はじめまして。
|゙、\,,_Å,,//|. 現在、発行されているジャンプは2009年42号。
i .ノ― 、 ,― l .
l ((・)) ((・)). 本日から葦原大介先生による
i. 三(_,人_)三 | 「賢い犬リリエンタール」の連載がはじまりました。
. ○/ ヽ 凵 ノ .
||☆| ̄`.-´ ̄l なお、この漫画はRD−1のふしぎな力によって
∪⌒∪" ̄ ̄∪. 1日に1話ずつ連載されるもようです。
連載中スレの楽しみ方や関連スレについては
>>2-3を、
あえて連載後の視点も交えて各話で語りたい方は、
>>4をごらんください。
参考 連載中スレ保管庫
http://rensaityu.bufsiz.jp/
*連載中スレとは?(保管庫テンプレより)
連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に
『連載されているもの』として語り合うスレです。
過去の作品を現在進行形で楽しめ、一話ずつ掘り下げてじっくり語り合えるので、
今までと違った面白さが見つかるかもしれません。
*注意点
漫画が連載されているものとして語り合うのですから、当然先の展開など知りません。
「真のラスボスはこいつ」「主人公には実はこんな秘密が」「こいつ死ぬんだよね」
などといったネタバレ発言はご法度。
ただし現在連載されているまでの情報で予想、推理可能な場合は、
その旨を添えた上で書き込んでもかまいません。
連載当時に本当に先の展開を予想出来ていた人もいるんです、
むしろ予想が当たる人がいて当然なのです。
絶対に先の展開を言い当てるなとは言いませんが、言い当てすぎるのも問題です。
空気を読みながらやりましょう。
*特殊ルール
連載中の時空にもどったつもりでお楽しみいただくのが基本ですが
あえて現在の視点を入れて、当時のキャラの挙動について振り返りたい場合
またスレの進行等に関する意見をされる場合などは
マリーによる幽霊化コメントが推奨されます。
#このように
文頭に#をつけて発言してください。
紳士の心をもった連載中スレの住人であれば
幽霊化コメントだけをスルーし、
連載中のイメージ体を保つことができます。
また、日光(レス抽出)にあてれば逆に
幽霊化コメントだけを実体化させることもできるようです。
単にもう一回各話を掘り下げて見直したい!語り合いたい!
という需要などもあるかと思い、設定してみました。
うまく機能するかわかりませんが、よろしくおねがいます。
第1話、あらすじ投下開始します。
ごくふつうの、家族の写真。
10歳ぐらいの、目つきのわるい女の子と
14歳ぐらいの、おだやかな顔の男の子がうつっている。
それをキラキラとした目で見つめる、いぬ・・・の、ような生き物。
「こっちがお姉さん。ちょっと気むずかしいけど、根はいい子だ。
こう見えて拳法が強いから、いざという時に頼りになる」
「こっちがお兄さん。ふだんからのんびりしてて、気もやさしい。
物を作るのが好きだから、きっとおまえにもいろいろ作ってくれるぞ」
「私たちとはしばらく会えなくなるけど、
おまえにはお姉さんとお兄さんがいるからだいじょうぶだ。
いいね?」
『はいっ!』
第1話 賢い犬リリエンタール
どこかの空港。兄(15)と、てつこ(11)が、
空港の待合席で人を待っている。
「どんな子だろうね?」
『あわてなくても、もうすぐわかるわよ』ソワソワ
きょうは2人の両親が、久しぶりに何日か日本へ帰ってくる。
そして一緒に、てつこ達の弟もやってくるのだという。
てつこは口では否定するものの、弟に会うのが楽しみで仕方ないようす。
「弟が来たら、いっしょに拳法習わせる?」
『まさか!10年早いわ。まずは礼儀からしっかり教えて
どこに出しても恥ずかしくない弟にしないと・・・』
「教える気まんまんじゃないか」ハハハ
『え!?ちがうって、もう!』ドギマギ
そこへ小走りでやってくる、両親の仕事仲間らしき男性。
みかん箱ほどの大きさの、樹脂製のキャリーケースをかかえている。
「てつこちゃん!お兄さん!」タッタッタ
『早乙女さん・・・?』
「もうしわけない!博士たちは来れなくなった。
ちょっといろいろ事情があってね」顔を見合わせる兄妹2人。
「あの、ぼくたち今日、弟が来るって聞いてたんですけど・・・」
『え!?そうなの!?弟!?
ぼくはこの箱を、きみたちに届けるとしか聞いてないんだけどなあ・・・
なるべく早めに、人目につかないところで開けるように、だそうだよ』
「はあ」
『ごめん、ぼくもちょっと急いでるんだ。
博士には家のほうに連絡を入れてもらうように伝えておくよ!じゃ、また!』
タッタッタッ キャリーケースを手渡し、足早に去っていく早乙女さん。
「ごくろうさまです・・・」ポカーン
「・・・ふん。父さんたちのことだから、こんなこともあるかと思ってたわ」
「・・・・・・」
待合席を離れる、兄妹2人の後方。あやしい黒服の男達が
携帯で何者かと通信している。
「・・・まだ確認できていません。
はい。空港に着いたのは間違いありません。」
「・・・はい。引き続き『RD−1』を追います」
その手には兄妹が手渡された、あのキャリーケースの写真があった。
どうやら、ケースの中にある「何か」を追跡しているようだ。
場面変わって、人気の無いコンテナ置き場。
「ほら、開けてみなよ、てつこ!」
「はいはい、わかったわよもう・・・」
落胆からか、不機嫌なようすでフタを開けるてつこ。
(弟・・・会いたかったな・・・)
パ カ ッ
__.. -――- x¬ ニ
'´/`ヽ \ コ
, ' \ 人 リ
. / ___ 〓 、 < >
′ 〓 (::::::::::::::::( ))xxxx ', ∨ :
l l xxxx \::::::::::::::/ |
| l 一'⌒) ハ
| | ,_, ―ァ' / }
| ト、 `¨´_) ∠-‐'
. 丶_丿 >=== ̄===≠、
「「!?」」ビクッ 驚愕する2人。
ケースの中では、犬のような、ぬいぐるみのような
なんともいえない造形の生き物が、こちらを向いてほほえんでいた。
そっとケースのフタを閉めるてつこ。
『なわー!!なわー!!』ケースの中から、悲痛な?叫び声が聞こえる。
「変なのがいた・・・」『犬っぽいかおだったけど』「なき声が、変・・・」
『なわー!なわ・・・』パカ もう一度フタを開けるてつこ。
犬のような生き物は、涙目ながらもやはり微笑んでおり、
不器用な動きで、キャリーケースの外へ転がり出た。
手元のメモ用紙をカンペに、自己紹介する犬(らしきもの)。
『おほん!おほん!』妙に礼儀ただしい。
『はじめてまして!日野リリエンタールともうします!
どうぞよろしくおねがいます!』
2本足で立ち、人間の言葉をしゃべるリリエンタールにさらに驚く2人。
リリが預かっていた、両親からの手紙によると
なんと、弟というのはこのリリエンタールのことらしい。
(そんな・・・弟って・・・犬!?)ガーン
人間の弟と過ごすものとして、思い描いていた日々のイメージが崩れ
ショックを受けるてつこ。
「いやあ、そうだったのか!
はじめまして兄です、こっちはてつこ」
うれしそうに話しかける兄。
『きょうからおせわになります!』ペコリ
恐縮したようすで、頭を下げるリリエンタール。
「 イ ヤ 」ズ゙ーン
土偶のごとき表情で、リリを拒絶するてつこ。
『 な!? 』ガーン!!
ショックを受けるリリエンタール。
「何言ってんの・・・?どうぞよろしく・・・?
フフフ、よろしいわけないでしょ・・・
あ―――、甘く見てた!!父さんたちの変人っぷりを甘く見てたわ!!」ギギギギ
と、手近なコンテナを素手でねじり潰し歪めながら歯噛みするてつこ。
『!?』『!?』困惑するリリエンタール。
「いやあ、ぼくはべつに犬が弟でもいいけどなあ」
『わほっ!?』パァァァァ 目を輝かせるリリエンタール。
「しまった、兄貴も変人側(あっちがわ)だった・・・!」
目まいをおぼえるてつこ。しかし決然と主張する。
「イヤよ!あたしはふつうの人なの!
ふつうの犬はしゃべらないし!ふつうの人は犬を弟って言わないの!
変人のやることに、あたしをまきこまないで!!」
『まあまあ、そういうことはリリエンタールに言ってもしかたがないよ』
と、てつこをなだめる兄。
両親の手紙には続きがあった。
「『リリエンタールをねらっている人たちがいるので気をつけて・・・
あなたたちなら大丈夫だと信じています』?
・・・なにこれ、めんどう事のにおいがぷんぷんするんだけど・・・」
『うん、急いだほうがよさそうだ』
リリエンタールを連れ歩くのは目立つので、ぬいぐるみという事にして
てつこが持ったまま、家へ向かうバスに乗ることにする。
『ぬいぐるみ?』
「だまって力ぬいて人形のふりしてればいいのよ。バレたら放り出すからね」チッ
『はいっ!』ビシッ
リリが入っていたケースは、ちょうど通りかかった空港の係員のおじいさんに
ゴミとして回収してもらった。
「ふー、間に合った・・・」
なんとかバスに乗り、壁ぞいのイスに掛けるてつこ。
となりには、おばあちゃんらしき人に連れられた、幼稚園くらいの女の子。
ぬいぐるみに扮し、てつこの膝の上に座るリリエンタールを見て話しかける。
「わんちゃん!」
『リリエンタールともうします!』ニコリ+
すかさずほほえみ返してしまうリリエンタール。
ビキ・・・
背後で殺気立つてつこ。
(はっ・・・!)リリも、ぬいぐるみとバレてはいけないことに気づき、焦る。
「このぬいぐるみ、頭たたくとしゃべるのよ!すごいでしょ!」ドムドム
リリの頬を殴るてつこ。
『もうしわけない。もうしわけない』なんとかごまかそうとする2人。
「まあ、よくできてるわねえ!」「リリエンタール!」
感心したようすの、おばあちゃんと女の子。
バスの乗客は他に、女子高生が1人と、大学生くらいのおにいさん達が3人いる。
場面かわって、さきほどのコンテナ置き場。
さきほどとは別の、あやしい黒服の男たちが、係員のおじいさんを問い詰めている。
『し、知らん知らん!わしは何も知らん!』
「まあまあ、おちついてくれ、じいさん。おれたちはその箱の『中身』を追っててね。
その箱を捨てたヤツのことを思い出してくれるとありがたいんだが」
『だからわしは知らんと・・・』
「そう言わずに思い出してくれよ。
さもなきゃおれたちは、空港から出た全部の車・バスを襲わなきゃならなくなる」
『・・・!?』
肩まである長髪に、革手袋をはめた黒服の男。
煙草をくわえ、口元には薄い笑みを浮かべているが、目はまったく笑っていない。
「関係ない人を巻き込んじゃいけないよなあ。
こっちも手間が増えるし、だれも得をしない。
そうだろ・・・?」
『・・・・・!!』
「・・・RD-1の所在がわかった。蓮乃辺行きの連絡バスだ。
一番近い隊(チーム)は至急確保しろ」
一方そのころ、空港を離れ、高速を走るバス。
「リリエンタール、絵本よんであげるね!」
と、持っていた絵本をリリの目の前に広げる、となりの席の女の子。
「あらまあ、ずいぶん気にいっちゃって」ほほえむおばあちゃん。
「よかったらあげましょうか?」ほほえむてつこ。ガーン!!ショックを受けるリリ。
と、そこへ異常な車のエンジン音がひびく。窓の外へ目をやるてつこ。
オープンカーに乗った黒服の男数人が、バスにぴったり並走している。
なんとそのうちの1人が立ち上がり、1mほどもある斧を振り下して
バスの扉を破壊した!
ド ガ ッ
「な、なんだあ!?」
バスに乗り込み、運転手に銃をつきつける黒服たち。いずれもサングラスをかけている。
扉を斧で破壊した黒服Aが、銃をかざしながら乗客に言う。
「あー、だまれ、すわれ、じっとしてろ。
おれたちが用があるのは、この中の1人だけだ。
RD−1を持ってるやつ、おとなしく前に出ろ」
と、空になったキャリーケースの写真を見せる黒服A。
「運び屋の人相がわからんってのは面倒だな」
「ああ。目撃者のじいさんが口を割らなかったそうだ」
RD−1がリリエンタールを指すということ、そして目撃者が
さきほどの係員のおじいさんのことだと気づく、兄とてつこ。
なんとか黒服たちを撃退できないか考えるが、一般人もいるため身動きがとれない。
黒服たちはRD−1の形状や、誰がそれを運んでいるかということまでは知らないようだ。
「口を割らなかったってことは・・・
逆に考えれば、じいさんがかばいたくなるような相手・・・
女・子供か?」
『!!』
黒服Aは目の前の女子高生、その子をかばった青年らに次々銃をつきつけ、
RD−1を出せと脅しつける。関係ない人間を巻き込むことで
運び屋が名乗り出るのを待っているらしい。
絵本のかげで、真っ青になりふるえる女の子。
「あー、めんどくせえ!」バン!! と、いきなり窓ガラスを打ち抜く黒服A。
「きゃああ!!」かたわらの女子高生は悲鳴をあげる。
「運び屋に当たるまで、順番に撃っていくとするか!!」
『なっ・・・!!』『いやああ!!』
「もう、名乗り出るしか・・・!」思わず腰を上げるてつこ。
だが、その時―――
ゴ ポ ・・・・・
ゴ ポ ポ ・・・・・
ゴ ポ ッ ・ ・ ・ ! !
窓の外は水で満たされた、美しい海底の世界となっていた!!
「なに・・・!?」『魚・・・!?』「なんだ、こりゃあ!!?」
「・・・くじら号はきれいなさんごしょうのうみをいきます。
きれいなさかながたくさんついておよぎます。さかなたちは
くじら号がしまをだいぶはなれるまでみおくってくれました。」
青い顔のまま、手に持った絵本を読み上げる女の子。
読むことで、恐怖をまぎらわせようとしているらしい。
(何これ・・・夢?幻覚?)
「おわかれのときさかなたちはいいました。きをつけて。
うみのそこにはおそろしいかいぶつがすんでいるから」
フッ・・・と、バスの周囲に闇が降りる。
「どういう仕掛けだ・・・!?まさかRD−1の力なのか!?」いぶかしむ黒服A。
(RD−1・・・リリエンタールの・・・!?)
「おおうなばらにでるとおおきなマグロのむれにであいました」
窓の外に、マグロがあらわれる。
外の風景が、絵本のとおりになっていることに気付く兄。
「このガキ!!そいつをよこせ!!」
絵本をつかみ、女の子から取り上げようとする黒服A。
「いやっ!!たすけて!たすけて―――!!」
『ほぬ―――――!!』ガブリ!
「!?」 黒服Aの腕にかみつくリリエンタール。
『はなせい!はなせい!』ポカポカ おどろく乗客たち。
「きゃー!ぬいぐるみまでかってに動きだしたわー!」
「わあ、なんてふしぎな!」なんとかごまかす、兄とてつこ。
黒服Aはあっさりリリを振り払い、絵本を取り上げて閉じる。
しかしその途端、まわりは真の闇となり、
バスは真っ暗な空間へむかって落下しはじめた!
「うわっ!」「きゃああ!」「落ちてるぞお!!」
とっさに絵本をキャッチするてつこ。
それをリリエンタールに手わたし、女の子の目の前に広げると、
バスはザボン、という手ごたえとともに水の中にもどる。
しかし周囲には、さきほどよりはるかに暗い海が広がっていた。
てつこは、リリの体がなぜかうっすら光っていることに気付く。
(光ってる・・・?やっぱり、こいつのせい・・・?)
「ひっ!そ・・・外!」と、おびえた表情で、窓の外を指差す女子高生。
バスのすぐそばに、キバの生えそろった口をもつ、巨大な深海魚がせまっていた。
「で・・・でかい!」魚はバスの大きさほどもある。さすがにおびえる黒服B。
「おちつけ!!こんなもん全部幻覚だ!!
ここが本当に海の中なら、水が入ってくるはず・・・」
ガ シ ャ ン ! ! バキバキ
「きたっ!!」「きゃああ!!」 ギギギギギギギギ
深海魚にかまれ、立つこともままならないほど変形するバス。
黒服Cが発砲するも、効果なし。
「こわいよ・・・こわいよ・・・」おびえきって頭をかかえる女の子。
黒服Aが叫ぶ。「本のページを変えろ!!」
しかし、シーンを変えようとしても、本はすべてのページが同じ、
魚におそわれる場面になってしまっている!!
「こわいよ・・・だれかたすけて・・・」どんどん集まってくる、巨大な深海魚。
『もしかして・・・この子がこわがってるせい!?』
てつこは女の子に声をかけ、なんとか励まそうとするがうまくいかない。
「ねえおちついて、だいじょうぶだから!
ほら、リリエンタールもそう言ってる!」と、目配せするてつこ。
(リリエンタール、なんか気のきいたこと言いなさいよ・・・!!)
「こわくないですぞ」
平然とした顔で言うリリエンタール。女の子はキョトンとしている。
「おにいさんとおねえさんがいますので」
『・・・・・・』
(おにいさん?)(おねえさん?)
なんとなく、照れるバスの乗客たち。
「?」状況がよくわからない黒服A。
「おばあちゃんもいますよ」「運転手さんもいるよ」
「そうそう、みんないるから大丈夫だぞ!」「きっと無事におうちに帰れるわ!」
バスの乗客たち皆にはげまされ、泣きやむ女の子。
絵本のページに光が差し、壊れたバスがたちまち修復される。
周囲の景色にも光がもどる。
「明るくなってきた。いいぞ!」危機脱出によろこぶ、バスの乗客たち。
「・・・なるほど。そのガキがRD−1だったワケか。
つまりそいつを気絶でもさせれば幻も消えるってワケだ」
女の子に向け、銃のグリップをかまえる黒服A。
ふたたびおびえる乗客たち。しかし、
「ちがうちがう。RD−1はこっち」
リリを掲げ、あっさり黒服Aの前に差し出すてつこ。
「!? なん・・・」おどろく黒服A。だが、その一瞬のスキをつき
てつこが強烈な当て身をくらわせる!
「ぐはッ!!」運転席の脇までふっとぶ黒服A。
「こいつ・・・!!」銃をかまえようとする黒服BとC。しかし、
シ ュ パ ッ
兄が持ったドライバーにより、銃は一瞬で分解されてしまった。
「すいません。後でちゃんと直しますから」
カ カ ッ
すかさず黒服2人の顔面に、横から拳打を入れるてつこ。
『直さなくていいから』「そう?」 ドサッ 気絶する黒服B・C。
「ほ―――!!」「すごい・・・!」驚嘆するリリと女子高生。
「よし、ふん縛っちまえ!」「ひも、ひも」
協力して黒服2人を取り押さえる学生たち3人。
一方、そのスキにやや回復していた黒服A。体を起こし、
隠し持っていたデリンジャーの照準をてつこに合わせる。気付いた女の子が叫ぶ。
「だめっ!!」
ゴッ
海底から巨大なクジラの姿が現れ、バスの脇をかすめた。
「おおっ!?」「落ちる!!」
車体が大きく傾き、黒服Aの体は
みずからこじ開けた扉から、底なしの暗闇へと投げ出される―――
たッ たッ たッ
「ほああ!!」 バ ッ !!
自分も落ちるのをかえりみず、リリエンタールが飛び出し
黒服Aの足をつかんだ!
間一髪、さらにてつこがリリエンタールの尻尾をつかむ!
「落っこちちゃう!てつだって!!」
「はなさないでくれ!」縛られたまま叫ぶ黒服B。
なんとか2人を引き上げることに成功。一息ついた一同。
「なにやってんの!!あぶないでしょ!?」「ムチャはだめだぞリリエンタール」
リリをたしなめる兄と姉2人。
『だいたいこいつバスジャック犯人やんけ!あのまま落としたったらよかってん!』
『そうそう!』「落とせ落とせ!』と、学生の男3人。
「やめてください、こわがってます」と、女子高生。
『あっ、うそうそ そんなことしない!』『みんな なかよし!』
「そいつらの言うとおりだ。あのまま落としてもよかったはず・・・・
なんで助けた?」と、黒服A。
「なんで・・・・?」「?」「?」
質問の意味がよくわからない、といった顔のリリ。
そして答える。
「くらいところにおっこちるのは、こわいですぞ?」キリッ
「・・・・・!!」
「はっはっは、あんたたちの負けだよ」笑う運転手さん。
「・・・ふん」うなだれる黒服A。
絵本に新しい場面が現れる。
「じゃあ、おしまいまで読んでもらおう。きっとそれでうまくいくよ」と、兄。
笑顔で絵本のつづきを読む女の子と、リリを見て考えるてつこ。
(さっきあのまま黒服が落ちてたら、いまみたいには笑えなかっただろうな・・・
そう考えると、こいつのおてがら・・・?
まあ元々、こいつのせいかもしれないんだけど・・・)
(『くらいところにおっこちるのは、こわいですぞ?』)
(バカ、話がずれてるっての・・・)プッ 思い出し、小さくふき出すてつこ。
まんざらでもない、といった気分で思う。
(リリエンタール、変なやつ・・・!)
最後のページにたどりつき、バスは海の上へと浮上する。
外の風景はどうやら現実の世界。どこかの家の庭の中だった。
『こりゃ庭崎町のあたりだな』『わっ、バスがめりこんでる』
「ぬいぐるみじゃなかったのね」と、女の子。
『ぬいぐるみじゃなかったのです』と、リリエンタール。
バスの乗客たちとおわかれする、日野家の3人。
「だまってて、ごめんなさい・・・」
「ぼくらのせいで、みなさんをあぶない目にあわせてしまって」
『いやいや、悪いのは黒服たちだから』『結局みんな、無事だったし・・・』
「リリエンタール、またね」にこやかに手をふる女の子。
『はいっ!!またあう日まで!』
「よし、ぼくらも帰ろうか!リリエンタールもいっしょに!」
『はいっ!』
「いいよね?てつこ」
「はいはい、わかったわよもう!好きにしたら?」
『・・・でも、どうやってかえりますか?
あるいてですか?またバスですか?』
「なに言ってんの。うちは、ここよ」目の前の家を指差すてつこ。おどろくリリ。
「日野家へようこそ、リリエンタール!」
「よそ様に迷惑がかかるといけないから、うちに置いてあげるわ」
『ほああああ・・・!』パァァァ 目を輝かせるリリエンタール。
[ こうして、リリエンタールは日野家へやってきた。
それは ふしぎな日々の はじまり・・・。 ]
#第1話は以上です。一話めは60ページ近くあるとはいえ、長すぎたすんまそん
以降は4〜5レス程度におさまるでしょう
コミックスが手元になくてもいま読んだ気になれる程度にくわしく書くかんじです
紳士強盗の人キター!連載にも紳士出るのかなwktk
ほのぼのしてて好きな作風だけど、ジャンプで生き残れるか心配だ・・・
あとアクションシーンにはもうちょっと迫力がほしいなあ
#この頃のアキラが一番輝いてた・・・かもしれない
毎週月曜にリリエンタの感想を1話ずつ書くスレとは違うの?
例えば昨日発売のジャンプには当然リリエンタールは掲載されてはいないけど
仮に昨日発売号からリリエンタールが新連載の体で楽しむみたいな
趣旨を理解できず申し訳ない
>>25 #
2〜3行目の趣旨はあってるけど、連載の進行は1日1話設定す
あまりスパンが長いと保守できないし、後半になるにつれ
少年漫画板の作者総合スレとかぶってしまうことになるので
ワールドトリガー連載の報で、リリエン時代のファンが沸いてるの見たから
新連載開始前〜最初期ぐらいまでの間の回顧イベントのつもりで立てた
当時を思い返したい人、最近コミックス買った人
1話ずつもっかい詳しく語りたい人などに使っていただければと
#後半は掲載順情報も再現するので
当時の愛しさとせつなさと心細さを、みんなで思い出してね!
#
>>19 >「はなさないでくれ!」縛られたまま叫ぶ黒服B。
ジョーwww
>>27 血も涙もない
>>18 >「よし、ふん縛っちまえ!」「ひも、ひも」
あの大の男をグルグル巻きにできる長さのヒモ、どっから取り出したんだろう
てつこって何だよ
少年誌のヒロインがそんなイモい名前のわけあるか
>>27 葦原先生の巻末コメントって残ってますか?
実は自分リリエンタールを知ってジャンプ買い始めたのが12話掲載の53号からなんですよね
葦原先生のコメントも一緒に載せて頂けたら
当時こんな感じだったんだなぁと思い返せて懐かしいです
#
>>32 スマン、持ってない
というか自分も欲しいわ当時の巻末コメやアオリ集
たしか途中まで、データ作って投下してた人がいたと思うんだが・・・
新連載ではちゃんとwikiでも作って記録しておこう
ちなみに掲載順はバレスレのログ辿るだけでもなんとかなる
乗客の人たちいい人すぎだろ……
ほのぼのでいいけど、こういう作風がジャンプで受けるのか疑問
リアル中二世代からは善良すぎて気持ち悪いと思われそう
兄が開眼するタイプの糸目なのか否かについて
寝てる時だけ目を開いてたらおっかないな
乗客学生ズになごむ
あらすじは2レスに収まる程度に簡略化して欲しい(理想は1レス)
こんなに細かく書いたら、ただの無断転載
ドラえもん系か
犬が読み切りのときより賢くなってるのは良い改変だと思う
#よくみるとこの時点で
「あたしはふつうの人なの!」→「リリエンタール・・・変なやつ!(クスリ」
って、「変」であることについてまんざらでもない反応してるんだよな
てつこをデレさせるのが目的の漫画だった
42 :
マロン名無しさん:2013/01/30(水) 01:04:23.29 ID:abSLM2L2
#煽り文ってこれ?
始→見せられる1枚の写真!!そこに写るが犬の新たな帰る場所!!
終→"弟"への道のりは始まったばかり!!
#ageちゃった…ごめん
>>10 地味に小学生ぐらいの知能あるよな
これって育ったら頭身のびたりすんの?
#
>>7 これよりあと、早乙女さんの すがたをみたものは いない・・・。
>>44 8頭身のリリエンタールはキモイ
絵柄としてはむしろどんどん丸くかわいくなる予感
読み切りのときよりすでにかなり丸っこくなってる
#
>>42 そういうのだな
ピンチにシャイン!とかは覚えてる
>>31 空知ファン乙
戦闘員が幼女なのは少年向けとしてはどうなんだろう
バトル展開は考えてないのか?
#
>>48 そうだよね
全話持ってるけどどうしよう
ちなみに2話目は
扉→扉を開けば 不思議な世界がキミを待つ!!
扉A→☆心を震わす数奇な邂逅!
未来を変える力が宿る!
運命を紡ぐ新連載第2弾!(ルビは"だいにだい")
末→寂しさを埋められる"弟"にホントになれるよう頑張るのです!!
>>49 リリエンタールが成長して人間に変身できるようにすればおk
てつこが男で兄が姉ならよかったのに
糸目で理系の女子と申したか
第2話 賢い犬リリエンタールと
あかいかいだん
てつこの担任の先生(25)が家庭訪問にやってくる。
兄はてつこを先生に会わせようとするが、頑として聞かない。
『てつこは先生がきらいですか?』
「先生がというかなんというか・・・ね・・・
まあちょっと元気な顔みせるだけでも」
「あーもー!だから、イヤだって・・・」
と、てつこの手を引いて連れて行こうとする兄だが・・・
なんと、1階におりる階段が床に埋まり、なくなってしまっている。
そして廊下には、なぜか存在しないはずの3階へとつづく
階段があらわれていた。
よくみればまた、リリの体がうっすらと光っている。
「光ってる!やっぱりあんた光ってる!」
『?』『?』『ほめられた?』
「ちがう、ほめてない!」
3人はバスのときとおなじように、この階段のナゾをといて
なんとか1階へおりる方法を探すべく、上へと登ってみることにした。
階段の先には、階ごとに1つずつ部屋がつづいている。
場所や持ち主はバラバラらしく、見たことも来たこともないはずなのに
部屋は3人にとってどれも、なぜかなつかしい感じがするのだった。
階段をのぼりつづけると、やがて2階にもどった。上り階段はもうない。
が、窓の外をみると、もとの2階よりはるかに高い位置のまま。
「あーもう!こんなのどうしろっていうのよ!」
父の部屋のベッドに倒れこむてつこ。
リリエンタールはその部屋にある望遠鏡が、いままで見てきた
部屋の中にもあったことに気づく。
『わかった!わかりましたぞ!
いままでのぜんぶは、はかせとははうえのへやだったのです!』
なつかしい感じがしたのは、両親に「話で聞いた風景」だったかららしい。
「でも・・・どうやって1階にもどるの?」
『そうだなあ・・・先生も待たせっぱなしだし・・・』「あ」
てつこが望遠鏡で窓の外をみると、先生はトボトボと帰っていくところだった。
と、途端に窓の高さは元にもどり、1階への下り階段ももとどおりに戻った。
どうやらバスのときや、今回のようなふしぎな現象は
まわりにいる人の心が起こしたもの。
リリエンタールには、それを具現化させる力があるらしい。
てつこが「先生に会いたくない」と思ったから、階段がふさがったのだ。
「だったらなんで父さんたちの部屋が出てくるのよ?
先生と関係ないじゃない」
『それなんだけど、てつこ・・・もしかしておまえ・・・
父さんたちが帰ってこなくて、さびしいんじゃないか?』
「えっ!?あ、あたしはべつに、さびしいとかそんな・・・」
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l │ |:.:.:.:.l 5lxx`¨ ゝxx´!:.:.:.! ヽ.ヽ\
/ / | | |:.:.:.:.:ト-、u / ̄V ノ|:.:.:.| ⊂、ヽ ヽ ⊂⊃
/./ 、 ヽ. |:.:.:.:.:l __l> `ニ'_< |:.:.:.| \ _ノ ⊂ニヽ
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ヽ フ_,へ.._ { /`ヽ/ /,ノ レ ) | / / ̄ ,、 ∠'ニヽ
l ∨ /__l ヽ ' / ト、| 」、 \ _ノ ノ_, -, ⊂ン
_n_ ._n_ l _,_ノ ノ |:.:.:|\ ⊂´ -<_ ⊂⊃
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7∠ 7∠. く l / / ∠'ニヽ
く,rこ) く,rこ) /ヽ | // ⊂ン
『さびしくないですぞ。おとうとがおりますので』ニコリ+
「な・・・ ///カァァ ちがうって言ってるでしょ、バカ犬!」ズバーン!!
『おぶっ!』
なにはともあれ、無事にもどれて元どおり・・・
と思いきや、赤い階段はまだ廊下に残っていたのだった。 第2話 おわり
てぃん
よぷ
先生にはどう言い訳したんだろう・・・
>>58 「目を細めていたらうっかり寝てしまいました」
てつこタソ
ジト目かわいい!
>>58 「窓から逃げたのを追いかけていたんですが見失ってしまって」
もうAAあんのかよww
>>58 「なんとなくめんどくさくなったんで2人でお昼寝しちゃって」
あの部屋やお菓子はリリエンタールの能力で具現化したもの
ということは場合によっては消えるわけで
体に取り込まれたものが消えたら・・・どうなっちゃうんだ?
凄いワクワクするんだが この調子で一話完結メインでやっていって欲しいぜ
犬のドヤ顔やめろ
バスときの暗闇といい今回の空中窓といい
なんかの拍子に帰れなくなったりしたらと思うと地味に怖いな
ROOMのときみたいなマジで怖いサバイバルものもやってほしい
15歳と11歳と7歳程度?の子供だけで生活させるとか
日野両親は普通にネグレクトじゃね
しかもてつこは不登校?みたいな感じだな
兄も学校はどうしてるんだ
第3話 賢い犬リリエンタールと
ちょんまげのきし
きのう出現した赤い階段は、一日たっても元にもどる気配はなし。
このままだとどんどん、家がおかしなことになっていきそうな・・・
「・・・と、いうわけで、ふしぎパワーは禁止」
自分たちの手に負えなくなったら、リリは両親に送り返すというてつこ。
しょぼーんとうなだれる兄とリリエンタール。
てつこは拳法のけいこに出かける。
「だいじょうぶ。リリエンタールの力は人の心が引き金になってるんだから
今日はぼくが変なこと考えなきゃいいんだ」
ちょんまげに西洋鎧の騎士・ライトニング光彦が活躍するテレビを見て
のんびりする2人。リリエンタールは、光彦にあこがれているらしい。
しばらくして、兄は家事のためリビングを離れる。
1人でテレビをみるリリエンタール。
(リリエンタール、大丈夫って言ってたけど1人じゃさびしいだろうな・・・
はやく帰っていっしょに遊んであげなきゃ・・・)
そのとき、リリの体が光り、なんとテレビから
ライトニング光彦がとびだしてきた!
「おお、わんこよ!私が遊んでやるからさびしくなどないぞ!」ジャーン!!
光彦の出現に喜ぶリリ。だが「こんど変なことを起こしたら放り出す」
というてつこの言葉を思い出し、おびえる。
兄にバレないように、お菓子とお茶をうけとって、光彦をもてなす。
「おお!?なんと礼儀ただしい・・・」おどろき、リリの前にひざまづく光彦。
「わんこと侮って失礼した!
私は吉良・ライトニング・光彦と申す!どうぞお見知りおきを!」
『わ、わたくしは日野リリエンタールともうします!
どうぞよろしくおねがいます!」ビシッ
と、そこへ光彦を追って、大魔女ワリーゼ・カナリーナ(400)の
風船兵士がテレビから出現し、おそってきた!
わんこと遊ぶつもりで剣を置いてきてしまったため、ピンチにおちいる光彦。
異界への門を閉じる=テレビを消せば、自分達は元の世界にもどる
自分のことは心配するな、という光彦だが
リリエンタールは光彦を助けるため、果敢に風船兵士に飛びかかる。
「モギュ――――!!」ポカポカ 殴ってもびくともしない風船兵士。
しかし、頭のうしろにある栓を抜くと
たちまち空気が抜け、もとの小さな風船へともどっていった。
「や・・・やった・・・!やりましたぞ!」
と、そこへ昼食を作り終え、リビングへもどってくる兄。
リリエンタールの努力もむなしく、あっさり光彦と鉢合わせてしまうのだった。
「いやあ、はじめましてライトニング光彦さん。
うちの弟がおせわになったみたいで」
「いやこちらこそ。このようなさわぎを起こして、もうしわけござらん」
光彦が帰ったあと、ちょっと怒ったようすの兄。あやまるリリエンタール。
『もうしわけない!またへんなことをしてしまいました』ビシッ!
「べつにそのことを怒ってるんじゃないよ。
なんですぐぼくに言わないんだ。次からは困ったらすぐぼくに言うんだぞ」
『でも、ふしぎパワーが出たら追い出すとてつこが・・・』
「だいじょうぶ。てつこは強いし、ぼくはけっこうにぶいって
よく言われるから、多少のことじゃビクともしないさ。
それに、ぼくはけっこう好きだよ。リリエンタールのふしぎな力」
『・・・・・・!』パァァ
夕方、稽古から帰ってきたてつこを玄関で出迎える兄、リリ、風船兵士。
「てつこ、おかえり」『おかえりなさい!』「モギュー」
「・・・・・・!!」
「あんたまた何かやったでしょ!」『な・・・ばれた!?』
第3話 おわり
風船兵士は息を吹き込んだ者の命令にしたがう
つまりリリはカナリーナと間接キs
>>73 >そのとき、リリの体が光り、なんとテレビから
>ライトニング光彦がとびだしてきた!
ドラクエかよw いやなんとなく
みつひこは なかまになりたそうに こちらをみている
光彦はアニメなのか実写なのか人形劇なのか
実写だったら演じてる役者は別に存在することになるわけで
なんかちょっとこわい
80 :
マロン名無しさん:2013/01/31(木) 18:00:03.87 ID:F4j2D0XU
アニメキャラが立体で出てきたり人間大の人形が喋るほうが怖ぇーよ
演じてる役者がいても、
「ライトニング光彦」自身は、本人が本当に存在する世界から呼び出されてるようなもんだろうし(多分)、
問題無いんじゃないか?
中の人そのものと光彦が顔を合わせたりしたら
中の人は困惑するだろうな
いずれにせよ確かなのは
NHK教育でやってるっぽい感じが限りなくするということだ
400才か、そりゃもう色んな事知り尽くしてんだろうな・・・ゴクリ
「ごむぞう、キミにきめた!」
「モギュー!!」
あれ、違和感ない
兄が某ジムリーダーっぽい
先週のおかしがまた出てきたな
リリの能力があれば食糧問題解決じゃね
第4話 賢い犬リリエンタールと
すてきなおくりもの
風船兵士(ごむぞう)の出現に、不満顔のてつこ。
「あたし言ったわよね。変なこと起こしたら叩きだすって」
「まあまあ。昨日のことはぼくにも原因があったんだから・・・
がまんできるものじゃないんだよ。くしゃみやおならといっしょさ」
買い物に行くついでに、リリエンタールを
近所の商店街の人たちに紹介するという兄。
てつこは、これ以上変な家族と思われないように
あくまでペットとしてふるまうよう、リリにクギを刺すのだった。
スーパーにて、棚に詰まれたいっぱいのバナナにおどろくリリエンタール。
「ここはもしや・・・この町のおうさまのいえでは・・・!?」ゴクリ
商店街のみなさんに自己紹介しようとするが、
てつこに言われたことを思い出し、もじもじするリリ。
『わたくしめはいぬですので・・・その、ペット・・・』
「?」
「いやあ、リリエンタールはうちの弟ですよ」さらりと言う兄。
「犬が弟か!さすが博士、ふつうじゃねえなぁ!」「おもしろいわー!」
『そ・・・そうなのです!わたくしめは
てつことあにうえのおとうとなのです!』パァァ
しかし、てつこには弟として認めてもらってないということを知ると、
商店街の人たちは口々に言う。
「なんつっても、てつこちゃんは気むずかしいからなあ」
「いっしょに住んでてリリちゃんも大変でしょ?」
『ぜ・・・ぜんぜんたいへんじゃないのです!
てつこはいいてつこですぞ!!』
「えっ?」
てつこを悪く言われたと思い、怒るリリエンタール。
しかし兄の言葉で、それは早とちりであったと気づくのだった。
「そうだなあ」「根はやさしくていい子よね。礼儀正しいし」
「ほんとにてつこちゃんが好きなのねー」「いい弟さんだわー」
『・・・・!』パァァァ
帰宅したリリエンタール。
「あんた、ちゃんとうまくやったんでしょうね?」『はいっ!』
『りっぱなおとうとだとほめられたのです!』「なんでそうなる!?」ズドーン
夕飯後、兄とてつこからのプレゼントとして
イニシャル入りの、かっこいいスカーフをもらうリリエンタール。
兄が商店街に行ったのは、このためでもあったらしい。
スカーフを大事そうにしまい、てつこにニコッ!と笑いかけるリリエンタール。
「(うっ・・・こいつ、もう完全に弟になった気でいる・・・!)」
その後、空き部屋を片付けて、リリが寝る場所を作ろうという兄。
てつこは意外にもみずから、その役を買って出る。
「よかったな、リリエンタール!」『はいっ!』
ところが完成したリリの寝床は、ダンボールを切ったものに
サインペンで「犬」と描き、クッションを敷いただけの
イヤがらせとしか思えない貧相なものだった。
「てつこ・・・おまえこれは・・・」
「何よ。家の中で寝られるだけ感謝してほしいわ」
しかし兄妹の予想に反して、顔を輝かせて喜ぶリリエンタール。
『ほー!!ふかふかですな〜!』
「リリエンタール・・・無理しなくていいんだぞ?こんなのでいいのか?」
『?』『はい』『まえは石のゆかでしたので』
「・・・・・・!?」
リリが寝た後、リビングで過ごす兄とてつこ。
「考えてみたら、ぼくらはリリエンタールのこと何も知らないんだよなあ・・・
うちに来るまで、どこでどんなふうに暮らしてたのか・・・」
「・・・べつに、あたしはきょうみないわ」
そう言って、2階に上がるてつこ。
「・・・ふん」
口ではああ言いつつも、何か思うところある様子で、
寝ているリリエンタールに、そっと毛布をかけるのだった。
「むにゃ・・・ふかふかですな〜・・・」
第4話 おわり
家中をまきこむおなら・・・
こんなほのぼので大丈夫か?
スカーフつけたら一気にマスコットキャラっぽいオーラになったな
しかしそのドヤ顔やめろ
ニコリッ+
これぞ王道のツンデレ・・・ッ
てつこをデレさせるためにある漫画だな
打ち切りはこわいですぞ
第5話 賢い犬リリエンタールと
かわいそうな黒ふく
黒服のアジト・八城温泉旅館(の地下)に帰還する
黒服A・B・Cことサングラス組。
黒服の組織の力によって、警察から釈放されたらしい。
今後はRD−1の奪取を焦らず、まず調査を優先するという上役の男。
「RD−1の形態と所在を特定できたのはお前たちの手柄だ。
まあ温泉でもつかってのんびり休んでくれ」
「あ、それと。悪いが銃は置いていけ。一応、逮捕された分のペナルティだ」
温泉につかっている最中、任務の失敗をボンボン組(エリート組)に
からかわれるリーダーのアキラ(19)。
あっさり挑発に乗り、任務外にもかかわらず1人でRD−1の奪取にむかう。
一応リーダーだが、銃がないととたんにダメな感じになるらしい。
心配する黒服B・C。
場面かわって、日野家。リビングでおえかきをするリリエンタール。
生垣の外から中の様子をうかがうアキラ。
「くそっ・・・ほのぼのと暮らしやがって・・・!」
自分で描いた「スーパーうちゅうねこ」の絵を兄にみせるリリ。
日野博士とも、よく絵を描いて遊んだらしい。
「見てごらんよ、てつこ!これはかなり絵心あるんじゃないか!?」
「親バカ・・・じゃない、兄バカね」
このとき、実はリリは光っており、「また変なことがおこるかもしれない」という
アキラの不安な心に反応して、生垣から具現化したうちゅうねこが出現する。
「にゃーん」ガサリ
『(・・・・・・)』『(猫・・・か・・・?)』
「猫ぐらいあたしにだって描けるわ!」
塀の外で起こっていることは知るよしもなく
リリに対抗して、ねこの絵を描くてつこ。しかし、描き上げられたのは
なんともいえない、不気味かつ凶暴そうな生物だった。
『・・・・・・』ガクブル
「・・・・・・」思い通りには描けなかったらしいてつこ。
「・・・これは・・・虎よ。あんたの猫を食べるために生まれた・・・
題して『血も涙もない虎』よ」
『な!?』ガーン
同時に、アキラの元にも実体化したトラがあらわれ、ねこを食べようとする。
とっさにねこをかばうアキラ。
「なんだ・・・!?このラクガキみてえのは・・・!?」
『う、うちゅうねこは、じゆうに大きくなれるので
とらがきてもへいきなのです!』
「そんなのこっちだって大きくなるわよ。だって虎だもん」
追加される設定にあわせて、アキラの目の前でそれぞれ巨大化するねこと虎。
「やばい・・・これはあきらかに
やばい感じだ・・・」
『う・・・うちゅうねこは、空をとんでにげられる!』
「こっちなんか羽なしで飛ぶし」
『とうめいになって逃げられる!』「虎の鼻ですぐ見破るわよ」
『壁にとけこんでかくれる!』「壁ごと食べるし」
『目からおやすみビームをだす!』「この虎は眠らない虎なの」
アキラを背中にのせたまま、空をとんで逃げ回る宇宙ねこ。
「うおおお!!なんだこれはーーー!!」ドドドドドド
しかし設定のとおり、虎のほうがやや速い。
「うおおおお!!おいつかれるーー!!」
しかし間一髪、なぜか虎の姿がくしゃくしゃと丸まって消える。
リリが泣くので、てつこが自分が描いた紙を丸め、虎を消滅させたのだった。
『おおお、たすかったぞ、うちゅうねこ!』
「前もって言っとくけど、あんたの力でこの猫とか出さないでよ。
うちにはぜったい置かないから」
『(ギクリ)』
『で・・・でも・・・とてもかしこくてりっぱなねこだったら・・・?』
「どんな猫だろうと、ダ メ 」ドーン
『(ガーン!!)』
一方、黒服のアジト前。ねこにまたがったまま帰還したアキラ。おどろく黒服B。
「な、なんだそれは!?」「いや・・・おれもわかんねえ・・・」
かしこい設定が反映されたのか、ねこは人語をしゃべれるようになったようだ。
『はじめまして』「うわっ!?」
第5話 おわり
なんだとてめえ このやろう(そわそわ)
尻から火を噴いて飛行する虎・・・女子としてそれはアリなのかてつこ
完全に男子の絵だな
てつこ男子力高いな
野郎の入浴シーンなんぞ誰得だよそこは女性陣を出す所だろおおお
(たしかに)(たしかに・・・)
つーかサングラス組、ふろでもグラサンww
アキラも1話でグラサン落としてなかったら、かけたまま入ってたのか・・・?
上司の人、読み切りのトリガーキーパーで出てた
シュバイン(警官)と同じデザインだな
八城(ヤギ)温泉ってのはそんときヤギ角が生えてたからか
怒らせたらまた生えるかもしれない
血も涙もない虎がツボったw腹痛いwww
吉良ライトニング光彦とかスーパーうちゅうねことかのネーミングセンス好きだ
今週は笑った。リリエンタールとてつこのやりとりがリアル小学生の兄弟www
ただ絵柄も含めて些か子供向けすぎる内容だね。ジャンプ読んでる子供は
背伸びしたがるお年頃だから、生き延びるのは厳しそう
かわいそうな黒ふく(いろんな意味で)
監視方法としてその体勢はどうなんだ
テンプレどおり
シッ!見ちゃいけません! されてるしw
うちゅうゾウ うちゅうドリ うちゅうトラ リリもいる
>>112 元ネタはやはりそれなのかね
いい趣味してやがる
>吉良ライトニング光彦
よくみれば、どんだけ輝いてんだよってネーミングだなw
リリもそうだけど「光る」ことに関するネタが多いな
トラの横に小さな棒人間を描き足すことで「大きくなれる」ことを表現したてつこは
画力はともかく、なかなか頭がいいと思う
あと黒服のアジトが温泉旅館とか裏山
構成員は入り放題か・・・なにそれ就職したい
第6話 賢い犬リリエンタールと
おばけのあしおと 前編
日野家のおとなりさんで、てつこの友達の春永ゆき・さくら(12)が
旅行のおみやげを持って遊びにくる。
ひと目でリリエンタールを気に入ったゆき。
「あはははは、何この子おもしろーい!!」グルグル
『なわー!!』
「ねえ、この子わたしにちょうだい!!」
「いいわよ」
『な!?あにうえにもちゃんとごそうだんください!』
ゆきの楽しみは、こわい話でてつこを怖がらせること。
今回も旅行先から持ち帰った、恐怖のみやげ話を聞かせるべく参上。
船のガイドさんから聞いた怪談を、嬉々として話しはじめる。
ゆき達が旅行に行った地域には、現地の船乗りがみな避けて通る海域がある。
100年ほど前に沈んだ客船の、乗客の幽霊が出るというウワサがあるらしい。
数年前のある夜、ガイドさんと遊び仲間数人が乗った船がその海域に迷いこんだ。
船のエンジンは止まり、電気は消え、船はまったく動かなくなってしまった。
水も食料もあるから遭難の心配はないし、夜が明けたら近くの船に
救助してもらおう、そう皆で結論を出したそのとき、
コツ コツ コツ・・・
船室の外から、正体不明の足音が聞こえてくる。
船の上にいるのは、船室の中にいる仲間だけのはず。
不審に思った1人が外を見に行ったが、
その人はそれっきり、いくら待っても帰ってこない。
そのあと別の1人が、また探しに出たのだが、
「・・・その人も消えちゃったんでしょ?」
「うん、当たり」
『ひいーーー!もう、ばか!』
残った人たちもさすがに怖くなり、みんなで固まって
船の上をくまなくを捜したが、2人とも見つからない。足音の正体もわからない。
『一度戻って、落ち着いて考えよう』そう思って船室に入ろうとすると、
船室の扉に、無数の 子 供 の 手 形 が ・・・
『ぎゃわー!!』
『かんにんしたまえ!もうこれいじょうはかんにんしたまえー!!』
ひと段落したところで、お手洗いに立つゆき。
なんだかんだで怪談のつづきが気になるてつこは
さくらに話のオチを聞こうとする。
「べつに納得できるようなオチなんかねーぞ。
おれがどっちかっていうと興味ひかれるのは、100年前に沈んだっていう
客船のほう・・・」
そのとき、昼間にもかかわらず、フッとあたりが暗くなった。
窓の外を見ると、なんと家の外は一面の海。
バスのときの絵本の話のように、リリの力で怪談の世界が
現実になったのではないかと感づくてつこ。
コツ、コツ・・・。天井の上からやはり、だれかが歩くような足音が・・・
「さくら、早く続きを教えて!さっきの話のあとどうなるのよ!?」
こうして話が伝わっているということは、何人かは生還したということ。
しかし最初に消えた2人は、しばらくして死体になって見つかったらしい。
死因は2人とも「餓死」。1人は食堂で、食器を並べたテーブルに座ったまま、
もう1人は船の舳先で、双眼鏡を持って立ったまま死んでいたという。
『た・・・たすかった人はなんでたすかったのですかな!?』
「そうよ、そこが問題よ!」
「たしかに問題だな・・・ここにはボートなんてねえもんな」
『・・・? ボート?』
「助かったヤツらは、船を捨てて救命ボートで逃げたんだ」
第6話 つづく!
119 :
マロン名無しさん:2013/02/03(日) 12:33:19.88 ID:GRiknyUK
面白いスレだねまた読みたくなった
コミックス売ってるかな
ここで追加の幼女投入とは・・・
葦原さんはジャンプのロリテロリストやでえ
>>115 眠くないぜとか尻から火を噴いて飛ぶとかてつこの後付け設定の付け方は面白かったよ
でもあれが目の前ででかくなったらアキラじゃなくてもビビると思うw
ゆきたんの脇汗ペロペロ
変態だーーー!!
まさかのホラー展開ではじめての引き
バスのときといい、なにげに命にかかわる事件多いよな
>>120 幼女て一桁台じゃね
雪は12、少女だとオモ
> 『ひいーーー!もう、ばか!』
うんもう禿げ上がるほど同意するわリリ
何で怪談話の登場人物って、一人でウロつくんだバカ!って思う思う
おばけこわい
ゆきは兄のこと好きなのかな
聞いたとき頬を赤らめている
第7話 賢い犬リリエンタールと
おばけのあしおと
トイレから帰ってきたゆき。部屋のドアを開けると、そこには誰もいない。
てつこ達がいる「海に囲まれた家」は、現実とは別の空間にあるようだ。
天井裏の足音を聞きながら、幽霊対策を考えるてつこ達。
怪談から考えれば、この幽霊は壁や天井を通り抜けたりはできないし、
ひとりきりにならなければ大丈夫だというさくら。
「足音に近づかないのと、ひとりで行動しないこと。
それだけ気をつけてりゃ大丈夫だ」
「そ、そうね、そうよね!」
『なんとたのもしい・・・!』
今までのことから考えれば、誰の心が原因になっているのかがわかれば
家をもとに戻すこともできるはずだという、てつことリリ。
話しているうちに、幽霊の足音が天井裏から赤い階段をおりて
部屋の前までやってくる。とっさに窓の外にかくれるてつこ達。
どうやら、近づかなければ問題ないというわけでもないらしい。
外の景色は、てつこ達が知らないはずの、春永家が旅行に行った土地の風景。
このことからさくらは、原因になっているのは自分かゆきの心だと推測する。
素手で窓に穴を開け、鍵を開けて別の部屋に入るてつこ達。
1階にいこうとするが、階段は水没してしまっている。
「まさか姉貴も沈んだりしてねーだろうな・・・」
「やめてよ、縁起でもない!」
『ゆきはここにはいませんな。ゆきのにおいはぜんぜんしないのです』フンフン
「おお、そういやおまえ、犬か・・・!」
足音はぐるぐる追いかけてきて、結局もとの部屋にもどってしまう。
このまま逃げ続けるか篭城するか、と考えるが、足音はなぜか
赤い階段をたどって上へとあがっていった。
原因をさぐるために、階段の上にのぼってみようというさくら。
リリはおばけが怖いのか、あまり行きたくなさげ。
「行くにしろ行かないにしろ、暗すぎて先が見えねー。懐中電灯とかねえか?」
「あっ、あるわ。ちょっと待って」
しかし、そう言って2人から離れた一瞬に、てつこは姿を消してしまう。
部屋の床には、てつこが取り落としたと思われる懐中電灯。
その脇にうっすらと、小さな裸足の足音が残っていた。
(まさか、足音を消すために靴を脱いだとか・・・?幽霊が・・・?)
『ざぐらー!!でつこが・・・!でつこがおばけに・・・!!』
「おちつけ」
怪談によれば、さらわれた人の死因は「餓死」だから
そんなにすぐには死なない、というさくら。
「それよりも早く、おまえの鼻でてつこをさがすんだ」
『・・・!なるほど!!』
『てつこをたすけるのです!わたくしめが!』ビシッ
『こっちからてつこのにおいがする!』
『こっちだ!こっちからだ!』ズンズン
ちゅうちょなく階段を昇っていくリリエンタール。
「・・・・・オバケ怖いんじゃなかったのか?」
赤い階段で上に上がると、そこはなぜかボロボロになった
巨大な客船の中だった。何かに気づいたようすのさくら。
『む!?どうしましたかな!?』
「・・・いや」
「どうやら今回はやっぱり、おれの心が原因らしい」
第7話 つづく!
テンプレどおり、みごと1人きりの状況になってしまうてつこ。
ひいーーー、もう、ばか!!
冒頭のゆきのシーンがなかったら
マジでゆきは1階のトイレで溺れてそうで(語弊)怖かったな
掲載順推移
1→5→9→9→15→8→13
7話目だから一応シャッフルの範囲内・・・なのか?
打ち切りはこわいですぞ
さくら冷静すぎ
おれ友達んち行って
突然海の外が一面の海になったら、もっとテンパるわ
#「見えない相手と殴れない相手はダメ」って
てつこ、キルコさんと同類の武人マインドだなw
でつ こ
> 「おお、そういやおまえ、犬か・・・!」
肝心なとこ忘れてたわwww
てつこの為なら怖い階段もずんずん上がるリリ男前ー
なにげに「鼻がいい」ってスキルは
人間相当の知能でもってると有用だよな
探偵モノなら場合によっては一瞬で犯人が割れるレベル
犯人はあなたですぞ!(ビシッ)
>>132 マジでしゃれならん状況だよな
てゆーかさくら、もっと焦れw
第8話 賢い犬リリエンタールと
おばけのあしおと 後編
話に聞いた怪談の中で、自分が気になっていたことについて話すさくら。
100年前の客船の事故では、80人以上が波に飲まれるなどして死んだのに
怪談に出てくる幽霊の足音は1人分だけ。
そして事故の犠牲者について調べると、死因が「餓死」となっている乗客が
1人だけいた。
このことからさくらは、怪談の中で出てくる客船は、実は沈んだわけではなく
餓死したのは、逃げおくれて船に取り残された子供ではないかと推測する。
『こどものおばけが人をさらって、じぶんとおなじ目にあわせている・・・!?』
「あくまで想像だけどな・・・」
客船の中をすすむ2人。『ひい!?』
内部のラウンジには、十数体はあろうかという白骨化した死体が
怪談の中で餓死した2人のように、まるで生活しているときの姿のまま
並べ置かれていた。
『てつこ・・・てつこはぶじですかな!?』
においをたどって、奥へ走っていくリリ。
客間のベッドのひとつに、寝かせられているてつこを発見する。
『てつこ!よみがえれ、てつこ!』「うーん・・・」
「気絶してるだけだ」
階段まで戻ろうとする3人。しかし、背後でドアが開く音に振り返ると、
ドアの前に、白くすきとおった女の子の幽霊が立っていた。
「帰っちゃだめ・・・」 コツ・・・
『て、て、てつこは、おばけにはわたしませんぞ!』ガタガタブルブル
ふるえながらも、てつこの前に立ちはだかるリリエンタール。
しかし女の子の幽霊は、にこやかに自己紹介をする。
「わたしはマリー。この子はシャーロット。よろしくね」
マリーが言うには、いままで連れてきた人はみんな自分の姿が見えないし
しばらくすると、ネジが切れた人形のようになってしまうのだという。
「でも今日やっと、おしゃべりできる相手に会えたの。
ずっとここにいて、リリエンタール」
『そ、それは・・・』
このままでは自分達も餓死してしまう。
なんとか脱出して、もとの家に戻らなければ、というてつこ。
しかしさくらは、この幽霊の世界をすぐに終わらせる方法はある、という。
あまり気は乗らないが、と言つつも、さくらはマリーに言い聞かせる。
「落ちついて、おれの言うことをよく聞いてくれ。
おまえはもう、ずっと前に死んでるんだ」
「え・・・」
ザァァァァ・・・
とたんに、幽霊船の壁が破片となってくずれ、黒い空間の中に消えていく。
「さくら、どういうこと・・・!?」
「壁抜けができなかったり、靴ぬいで足音消したり、幽霊っぽくねえとは思ってたが
こいつはただ、自分が死んだことをわかってないだけなんだ。
だからこいつがそのことに気づけば、全部終わる」
白いマリーの体も、少しずつ破片となって散りはじめる。
「わたし・・・このまま消えたらどこにいくの?」
「・・・たぶん、天国に行くんじゃねーか?」
「てんごくってどんなところ・・・?」
「見たことはねーけど・・・いい所だってウワサだ」
「なんだかかわいそう・・・」
「しかたねえだろ。つきあって餓死するわけにはいかねえ。
成仏させる以外にどうできるっていうんだ?」
しかし、さみしそうにしているマリーを見て、リリエンタールは言う。
『てんごくなんて、いそいでいかなくてもいいのです。
マリーもシャーロットも、おうちにきたらいいのです。』
「え!?」
『わたくしめも、はかせとははうえにあうまでは
ずっとさみしかったのです。
でもいまは、みんながいるのでとてもたのしいのです!』
『おうちには、てつこもあにうえも、ごむぞうもいるのです!
きっとさみしくないですぞ!』
「・・・・!」パァァァ
「・・・ははっ!」リリの言葉に、笑うさくら。
(そうか、今やっと自分の心がわかった。おれは・・・
100年間もずっとさまよってる幽霊を、助けてやりたかったんだ・・・)
黒い空間がすっかり散って、4人はもとのてつこの部屋にもどってくる。
「まぶしい・・・」
「日野家へようこそ!!」
第8話 おわり
ただいまの掲載順 17位(ドベ4)
てつこ!よみがえれ、てつこ!
(沈んでない)船は2隻あった!!
さくらはドライなようで優しいな
しかもたよりになる
遭難した船が2種類あってややこしかった
あれ?ボートだっけ客船だっけ、みたいな
いやちゃんと読めば分かるんだけどね
そして今度こそ薄幸の幼女投入
147 :
マロン名無しさん:2013/02/05(火) 20:57:04.49 ID:b3WFGWNI
ょーじょ!ょーじょ!スケスケょーじょ!
ごめんあげた
こんなレスで・・・ビクンビクン
>>144 それ、ライトニング光彦っぽい台詞だw
さくらクール過ぎるホントに12か
ゆきはどこー?部屋にはいないし、まさか戻った家の下敷き・・・
波に洗われてた家はふしぎ空間(仮)に存在する日野家のコピーって感じかな
ゆきは・・・1階のリビングでくつろいでたんだよきっと
ゆきが居る場所にだれかが重なり合って転送されてきたら
原子の力で地球がヤバイ
>>149 みつひこの番組のなかで覚えた言い回しっぽいなw
第9話 賢い犬リリエンタールと
おばけのあしおと おまけ
『・・・と、いうわけですので、マリーとシャーロットを
おうちにすませてあげてほしいのです!』
「うん、いいんじゃないかな」ハッハッハ
「早っ!!兄貴ちゃんと脳みそ使ってる!?」
マリーを受け入れることには同意しているものの
幽霊船での被害の大きさを気にしているようすのてつこ。
兄は「てつこ達が未来の被害を防いだことのほうが意味があると思うよ」
と、まったく意に介さないようす。
一方、はじめて見る「本物の幽霊」に興味しんしんのゆき。
「・・・わっ、わっ、すごい、ほんとにさわれない!」スカ スカ
『こらっ!マリーであそんではだめなのです!」
「あれ?リリエンタール、おばけ苦手なんじゃなかったっけ?」
『おばけにもいろいろなじじょうがあるとわかったのです!』
『マリーとシャーロットはわたくしめが
日野家のせんぱいとしてめんどうをみるのです!』ビシッ
3時のおやつに、ゆき達が持ってきたおみやげを食べることにする一同。
マリーはまぶしいのが苦手なので、カーテンを閉めるリリ。
みんなで席につこうとするが、マリーはなんだかあまり元気がないようす。
「さっきてつこが言ったことを気にしてるのかもねー」と、ゆき。
『てつこはマリーがいたらイヤですかな?』
「うーん・・・そんな本気でイヤってことはないだろうけど・・・
元々、変化を嫌うヤツだからな・・・」
『ふむう・・・せんぱいとしてどうにかせねば・・・でも、どうすれば?』
「そういや幽霊って、物食えるのか?」と、さくら。
マリーがケーキを手とると、ケーキからもうひとつ透き通ったケーキがあらわれる。
それを食べるマリー。お茶も同じように、幽霊として取り出したものを飲む。
「カップまで幽霊に!すごーい!どうなってるのー!?」感動するゆき。
『マリーはすごいですかな?』と、リリエンタール。
「うん!!すごいよ!!」
「ねえ、それって人も幽霊にできるの!?」
ノリノリで自分も幽霊化してもらうゆき。生き物はまるごと幽霊になるらしい。
リリも幽霊化し、壁をすり抜けたりするようすをてつこにアピールする。
「てつこ!すごいですぞ!ごらんあれ!!」ジタバタ
ゆきのイタズラにより、てつこも幽霊化。
幽霊化した部屋中の人と物が、無重力のような状態でぷわぷわとぶつかりあい、ただよう。
「あはははははは!!」ゆき大歓喜。
「すごいでしょう!?マリーはすごいのですぞ、てつこ!!」
「わかった!わかったから・・・早く元に戻してーー!」
さくらがカーテンを開け、日光をあびると、全員もとにもどる。
てつこによる鉄拳制裁で、ダウンするリリとゆき。
『て・・・てつこ・・・マリーはすごいので・・・おうちに、おうちに・・・』ヨタヨタ
「やかましい」『おぶっ』
夜。なぜ昼間、リリエンタールがあんなにはりきっていたのか、疑問に思うてつこ。
「リリエンタールは・・・てつこにマリーちゃんのことを
認めてもらいたかったんじゃないかな」
「・・・・・・。あたしに・・・?
あのやり方じゃまるっきり逆効果なんだけど・・・」
「だよねえ。でも、まっすぐでリリエンタールらしいと思うけどなあ」
「・・・まったく・・・バカ犬なんだから・・・・」
いっぽう、屋根の上で話をする、マリーとリリエンタール。
『もうしわけない・・・マリーのいいところを、てつこにみてもらう
はずだったのですが・・・』
「わたしはへいきよ。みんなであそべてたのしかったし・・・
それになんだか、てつことも近くなれた気がするの・・・ありがとう」
『・・・!』
「バカ犬、マリー、ごはんよー!!」
『はいっ!』「はーい」
第9話 おわり
ただいまの掲載順 18位(ドベ3)
今回の深く考えるとこわいポイント
壁にめりこんでいるときに、日光をあびてしまったらどうなるんだぜ?
兄は幽霊になったのですかな?
>>155 もしや・・・壁と同化してしまうのでしょうか
しかし「光が苦手」という情報だけでカーテンを開け「元に戻る」を導き出す
さくらって何者なんだ
>>156 あにうえの服だけが浮いてるようですな
服の幽霊・・・?
表紙のごむぞうが便利すぎですぞ
一家に一匹?欲しいのです
>>155 「いしのなかにいる」状態に・・・
>>157 >しかし「光が苦手」という情報だけでカーテンを開け「元に戻る」を導き出す
>さくらって何者なんだ
これ思ったww そして浮いてる人間もいるのに容赦なく試す行動力
やはりゆきとは血を分けた姉弟か・・・
単純に、戻らなかった場合のことも考えるとこわいんだぜ
今週もゆきちゃんの脇が堪能できる週でしたペロペロ
右の脇は俺がいただいたベロペロ
\\
U ・3・) | |
と ) | | ガガッ
Y /ノ .人
/ ) .人 < >__Λ ∩
_/し' < >_Λ∩Д´)/
(_フ彡 V`Д´)/ / ←
>>159 / ←
>>160
俺はマリーの髪の毛をくんかくんか
_ =ニ∠__) ミ 、
,∠__) | ` 、─、
\ | >、_,)
ヽ | / :
l⌒l──⊂(・( ・)つ i !
ヽ、| /と(ε・ U ・3・) |\l
, -、/ /(ノ と )─‐l l ガッ
ヽ、\ _/ ( Y /ノ 人‐′
 ̄(_フ `|/ ) < >∧∩
_/し' ノノV`Д´)/ ←
>>162 (__フ 彡イ /
変態ホイホイだー!
てつこは俺がいただいていくぜ
U ・3・) | | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__Λ∩
_/し' //. V`Д´)/ ←
>>165 (_フ彡
第10話 アキラと スーパー宇宙ねこ
お絵かきをするリリエンタール。マリーにスーパーうちゅうねこの設定を説明する。
「宇宙ねこは何を食べるの?」
『ふむ、そういえば。すきなたべものはまだきめてないのです』
「きゅうりがいいとおもうわ。きゅうり食べそうな顔してるもの」
『ふむ、いわれてみれば・・・
では、だいこうぶつはきゅうりにけっていですな!』
黒服のアジト。宇宙ねこにきゅうりを与えるサングラス組のアキラ(19)。
「どうだ?猫。うまいか?」
「はい。たいへん歯ごたえが良く、みずみずしくておいしいです」ボリボリ
サングラス組B・Cは、猫のことをシュバインさん(上官)に報告したほうがいい
というが、アキラはもし猫が上の人間に連れていかれて
あやしい科学者に改造とか解剖とかされたら、と思うとそれはできないという。
『私も報告には反対です。私が人間に捕まることはまずないと思いますが・・・
アキラやサングラスのお二人が騒動にまきこまれることを懸念します』
「そ、そうか・・・」
いっぽう、シュバインの執務室。ボンボン組の2人が、アキラのネクタイ留めに
こっそり仕掛けていた、小型カメラの映像をシュバインに見せる。
「この妙な生き物、RD−1と関係あるんじゃないですか?」
「呼び出して説明させましょう」
「・・・いや。それはムリだ」
「あのな、おまえたち、よく聞けよ。
今回のアキラは正式な任務で動いたわけじゃない。
任務外の行動に報告義務はないんだ」
自分もアキラの上司として、盗撮映像をネタに尋問するようなことは
できないと言うシュバイン。
「うちは非合法の仕事も請け負う組織だが
組織の中までルール無用じゃ成り立たねえだろ。
俺がお前たちを『エリート組』と呼んでる意味を、もう一度よく考えてくれ」
「・・・・・!はい・・・」
ボンボン(黒)は食い下がるが、シュバインは今度はまともな手段で
猫について聞き出すように言う。そのやりとりを、壁にとけこんで
透明化した姿で、こっそり聞いているねこ。
ボンボン(黒)はシュバインの訓告にそむいて、ひそかにアキラを
とらえるために部隊を動かす。
ねこはアキラの部屋にもどり、そのことを報告する。
部屋を出て逃げようとするアキラだが、すでにほとんどの通路に
部隊が張っていて、地下へと追いつめられてゆく。
「こんなに早く猫のことがばれちまうとは・・・
盗み撮りとかふざけやがって、あの野郎!」
捕り物のことなど知るよしもなく、温泉でくつろぐボンボン組(白)。
「ふうー、極楽、極楽・・・」
非常用通路の扉の前で、ボンボン(黒)と手下に囲まれるアキラ。
気がつくと、近くにねこの姿が見えない。
「おとなしくしてくれると助かります。どうせ逃げられないですから」
絶体絶命かと思われたとき、壁の中から声がひびく。
「アキラ。目を閉じていてください」
壁から巨大な2つの目が浮き出し、瞳からまばゆい光が照射される。
設定にあった「おやすみビーム」の能力により、ボンボン(黒)と手下たちは
ぐっすり眠ってしまった。
「ひとまずは助かったが、これからどうする・・・?」
「シュバインさんを頼るのがいいと思います。
なかなか信用できる人物とお見受けしました」
「おまえ、シュバインさん知ってんのか・・・!?」
いっぽう、宿舎の一室でチェスに興じる新キャラの黒服2人。
「・・・何やら外がさわがしいな」「何かまたでかいヤマでも動いてるんスかね?」
「でかいヤマといえば、例の『RD−1』。ウワサによれば
RD−1のある家には、言葉をしゃべる『賢い犬』がいるらしいっスよ」
「ほほう、賢い犬・・・?」ピクリ
「それはなかなか面白そうじゃないか、ローライズ・ロンリー・ロン毛」
「ウィルバーさんの番っスよ。降参っスか?」
第10話 つづく!
ただいまの掲載順 11位
ねこが本当に、とてもかしこいりっぱなねこになっていてすごい
自分の知性を超えた存在を生み出せるリリエンタールまじチート
マリーの好物チョイスセンスに凶気を感じる
目だけ飛び出てる見開きでビクッとしたw
壁と同化→目だけ立体化?
そして・・・紳士キターーーー!!!
ねこねこ!
きゅうりが確かものっそい安かったんだっけw
>>172 6本以上入ってて¥70
やすすぎだろww無人販売かwww
紳士強盗きたああああああああ
紳士!!紳士!!( ゚∀゚)o彡゜
ロン毛も忘れちゃならねええええイヤッハァアアア
だから何で野郎の入浴シーンなんだあああああ
_, ,_ ∩
⊂⌒( `Д´)彡 おっぱい!おっぱい!
`ヽ_つ⊂彡
_, ,_ ∩
( `Д´)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
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し ⌒J
_, ,_ ∩
( `Д´)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂l⌒⊂彡
(_) ) ☆
(((_)☆
・・・よくよく考えたらつるぺた系しかいねーじゃねーかこのマンガ
400歳は結構でs
羊にされたか…
そのご 177の すがたをみたものは いない・・・
この組織に就職したい
#きょうは16時ごろあらすじ投下します。
新連載のジャンプが出る日まであと10時間フゥー!!
第11話 賢い犬リリエンタールと
紳士ウィルバー
夕飯前、買い物に行った兄の帰りを待つてつことリリエンタール。
呼び鈴にこたえて玄関を開けると、そこには見知らぬ黒服の男が。
紳士ウィルバーと、部下のローライズ・ロンリー・ロン毛。
RD−1、すなわちリリエンタールをねらう黒服の一味らしい。
優雅に玄関先にテーブルセットを広げつつ、紳士的に告げる。
「あなた方のお兄さんは、私どもが誘拐させていただきました」
「はあ!?」
いっぽう、どこかの応接間。兄がソファで目を覚ますと
テーブルにはお茶菓子と、紳士組の写真入りのメッセージカードが。
「『このたびは私どもの都合で、あなたを誘拐させていただきました。
たいしたおもてなしもできませんが、どうぞごゆっくり
おくつろぎください』・・・?」
「大変だ・・・!てつこたちの晩ごはんが作れないぞ・・・!」
「それにこのお菓子・・・!おいしそうだけど
食べちゃっていいんだろうか・・・!?」
『あにうえーーー!!』モニタごしに兄のようすを見て、叫ぶリリ。
「・・・兄貴を返してほしかったら、RD−1をよこせってこと?」
「フフ・・・察しがよくて非常に助かります。
しかしそれではこちらが一方的に要求を通すことになる・・・
あまり紳士的ではない」「?」
紳士はなぜか、チェスで2人のどちらかと勝負し
紳士が勝てばRD−1をわたす、という条件を出す。
「・・・ほかの勝負じゃダメなの?レンガに指で穴をあける競争とか・・・」
「それ、世界で何人ができるんスか・・・?」
チェス勝負を受けて立つリリエンタール。しかし当然まったくの初心者。
「ふむ、コマのならべかたは・・・」オソルオソル
「そこから!?あんたそんなので勝てるわけ・・・」
いっぽうの紳士。
「黒のクイーンは黒のマス・・・と」オソルオソル
「そっちも!?」
「はずかしながら、私チェスをはじめたのは最近のことでして」
ロン毛にチェスを習ったものの、まったく勝つことができず、
ほかの人間と対局したことも、誰かに勝ったこともないという紳士。
「くりかえされる敗北!勝利への飢え!・・・私は考えました」
「相手がもっと、弱ければいいのではないかと・・・!」
「(こいつ だめだ・・・)」
しかし一応、何度も対戦を経験しているだけあって
勝負では、完全に初心者のリリエンタールを圧倒する紳士。
「なんという強さ・・・眠れる力がめざめたかのようだ!
今の私を言葉で飾るがいい、ローライズ・ロンリー・ロン毛!」
「『大人気ない』ですかね・・・」
『ぐぬぬぬ』
苦しまぎれに突然、2つのコマを同時にうばうリリ。
『ずば――――っ!!!』「何!!?」
『このコマは、ライトニングみつひこ・・・!!
ほかのコマよりもずっとつよいのです!!』
「・・・なんと!そのようなルールが!?」「ありません」
「この場で新しいルールを作るとはなかなかの度胸・・・・
しかし、ニセモノのルールで勝負するというのならば
お返しするのもニセのお兄さんということになりますな」
『ノ―――――!!』
(ニセ兄:目がするどい、パーツがとがっている、やさしさがたりない)
「こんなの卑怯よ!バカ犬が勝てるわけないわ・・・」
「お言葉ですがお嬢さん、ウサギを狩るのにも全力を尽くすのが紳士・・・
勝負の前に優位に立っておくのが大人の戦い方・・・
大人の強さというものなのですよ」
「・・・!」
「さあ、勝負を続けましょうか!」
第11話 つづく!
次回予想
リリが光って、チェスボードの世界に突入
おっと掲載順をわすれた 16位だ
これは紳士回の評判が生死を分けるのでは・・・
登場人物全員に突っ込みどころがある世界になってきたww
ロン毛は言動だけは、読み切りより常識人っぽいが・・・
ローライズ・ロンリー・ロン毛、名前もファッションも凄いけど
話中唯一の常識人っぽいなあ
今回ボケが飽和し過ぎw
新連載開始とともにすっかり過疎っているなw
人いなくなっちゃったけど、ここはほのぼのしてて良かった・・
ワートリスレ殺伐としててツライ