ジャンたちはキャンプ場の管理人からダチョウ料理の店を教えてもらい、“ダチョウ通り(ストリート)”へ移動する。
多くの料理店が並んでいるが、汚れた服装の二人は入店を拒否されてしまった。
最後に残ったのは、すご〜く流行って無さそうな店だけ。
店に輪をかけてくたびれている店長が出てきた…・…
リストラされた一年前、一念発起して始めたレストランだが、なぜか流行っていないらしい。
「いったい私はどうしたらいいんでしょう!?」と詰め寄るほどに弱っているようだ。
それはさておき、出された「ダチョウのステーキセット」の肉は、締まっていて柔らかい!
絹のように繊細で血の嫌な匂いと味が全然しない!!
ところが、ジャンは「あんたはすばらしいダチョウ肉を調理で台無しにしやがった!」とステーキを叩きつける!!
所詮脱サラの素人ステーキだと言い放つが、「オレが教えてやる」と続けるジャン。
「キミ達はいったい何者なんですか!?」と慌てる店長に、
「さすらいの料理人ダチョウ天使's(エンジェルズ)とでも読んでもらいましょうか!」と、小此木が明るく笑う。
ジャンが教えるステーキの作り方は以下の通り。
・コショウは臭い消しだから最低でも焼く15分前にかけないといけない。
・逆に塩は早くかけると肉汁がでるので、焼く直前に。また、焼きながらだと肉になじまない。
・焼いた後は少し肉を休ませ、中心に集まった肉汁を全体になじませる。
焼く温度を尋ねる店長だったが、厚さ・大きさで微妙に変わるから、「それは自分で考えろ!!」と一喝されてしまった。
出来上がったのは、ジューシーで柔らかい、ため息が漏れるほどの絶品!
「あとはもうちょっと塩にこだわるんだな!!」と、自然塩を薦めるジャンに、小此木はどうして作り方を教えたのかと尋ねる。
その理由――ジャンは、「今度は恩返しをしてくれ。このダチョウ肉の仕入れ先を教えてもらおうか!?」と詰め寄る。
そこは「ダチョウの郷」という牧場だそうだが…
普通にダチョウ業者に処理の仕方聞けば解決するとおもうがな。
でもジャンにとってのハードルという描き方をしてしまった以上、
なんとかしてジャンが入手不能・処理不能ってことにしなきゃならん
まずサメの時みたいに、すでに処理済みの肉だとダメみたいな理由がないといけない
でないと業者に頼めば済むわけだからな
本人が肉処理できるかどうかの問題になるとしても、ジャンが無理と言われる理由といえばまず攻撃性
しかしジャンが無駄に攻撃的、鳥が臆病だからといってさすがに鳥がジャンを嫌うレベルが
肉処理不能になるほど極端ってことはありえないしな
それだったら殺生のニオイが染みついてるキリコや黄にも処理不能じゃないとおかしいし。
それにジャンは攻撃的一辺倒ってわけでもなく、ツンデレ的に風邪対策料理を作ったりと
キリコより心の料理に向いてる面もあるし、女装をこなすなどのいたずら心や小器用さも持ってるしな。
まともに説明のつく理由なんて作れるのかねえ・・・?
どこを縦読み?
>>4 た
す
け
て
し
に
そ お
倒
れる ・・・
ダチョウの郷へ移動した二人。
かわいいダチョウにはしゃぐ小此木を、ジャンは置き去りにしようとする。
慌てて追いかける小此木は、ふと同じような――ダチョウに興味を示す者と、事務所へ急ぐ者の二人組に気づく。
あの胸は、もといあの顔はキリコと楊だ!
「後を尾行(つけ)てたんじゃねーの?」と挑発するジャンに、「モタモタしてるからおいついちゃったのよ」と返すキリコ。
四人は競いながら事務所へ駆け込み、ダチョウ肉を出させるのだった。
それは、ジャンの包丁に抵抗するほどの筋肉の張りを持つ極上のダチョウ肉!!
血の味のしない、柔らかく締まっていて繊細な舌触りだ。
「ただのダチョウじゃねえんだろ!?」と社長に詰め寄るジャンだったが、「ただのダチョウですよ」と牧場に案内される。
たしかに見た目は他の牧場と同じ。
「強いて挙げれば、どこよりもリラックスさせるよう心がけている」と言う社長に案内され、中に入る四人。
すると、人なつっこいダチョウは小此木やキリコ、楊を突っついてきた。
だが、ジャンには怖がって近寄らないどころか、モーゼの“十戒”のように避けていく。
それを見た社長は慌てて、「ダチョウが怖がってる!早くここを出て行ってくれっっ!!」とジャンを牧場の外へ追い出すのだった……
一時的なストレスでもやばいのか?
生まれてからずっとストレス与えずに育てたダチョウが必要とかw
つまりダチョウをリラックスさせる中華が必要ってことか。
まだジャンはその域ではないからジャンには絶対無理って言ったんだな
邪悪なオーラを消す修行から始める必要があるなw
滝にでも打たれるところか始めるか
>>9 まずはダチョウの餌からかw
美味しい物を食べた食材はおいしい、とか…
そもそもストレスを感じたら何で肉が不味くなるんだ?胃に穴でも開くのかw
>>10 きれいな秋山w想像できねえwww
近づいちゃダメならトマホークでも投げて一気に命を奪うとかか
それを捌くレベルでの精密作業…
大谷の番組で子豚の着ぐるみ着ても邪悪だったからなー
>>12 ストレスで内分泌が変われば肉の食感なんかも変わるだろうしな
しかし「ジャンが手に入れることが出来ない」の理由がこれだとしたらお粗末だなー
肉をさばく前段階からを勝負に組み込まないと意味がないぞ
鮫対決みたいに肉の調達からやるんだろう
しかし鮫と違ってかわいい哺乳類を観客達の目の前で殺るのはどうなんだという気もするけどw
鳥類だろ!
会場で生きてるところからダチョウさばかせたら大騒ぎになるぞ
水槽にいれとけばすむサメと違って走るし泣くしでかいし蹴るしありえんだろ
衛生上もよろしくない
お前ら五行の事もたまには思い出してやれよ。
あいつ結構すごかったから、トーナメント終わったらまた出てくるんじゃない?
噛ませかもしれないけど、このままフェードアウトするのは惜しいキャラだよ。
四人はダチョウの郷を教えてもらった店長の店に移動し、考え込んでいる。
ずいぶん美味しくなったステーキでダチョウ天使'sをもてなす店長。
一方、ジャンとキリコはどうして追い出されたのか――どうして怖がらせてはいけないのか考え込んでいた。
そこに、店長が「熊なんかは興奮させろっていいますけどね〜」と話しかけてきた。
アドレナリンの作用により血糖値が上がり、指の先まで血を行きわたらせて旨みを倍化させるためだ。
だから、一流のマタギはわざわざ自分の姿を発見させ、襲いかかってきたところを殺すのだと、実は元製薬会社社員の店長が解説する。
「アドレナリン」、「心臓」、「血圧上昇」……
なにかを導くような単語だが、ダチョウの郷へ行ってハッキリさせるしかない!!
ダチョウの郷に忍び込み、1羽のダチョウを暴れさせる。
その上で首を跳ねると!
そこに社長が現れ、「なにをしてるんだ!?」とジャンの肩をつかむ。
振り向いたジャンはダチョウの肉を生でかじっていた!
悲鳴をあげる社長に、「グゲゲゲーーッ!マズイダチョウ肉だぜ!」とジャンは返す。
キリコもジャンを押しのけてむさぼり、確認する。
強い心拍により毛細血管が破裂、血生臭く変化した!!
この漫画はいつからゾンビ漫画になりましたか((((((((;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
自分の予測が正しい事を確認するために、夜中に私有地に忍び込みそこの住民(ダチョウ)を殺して飼い主の前で食す
これが「心の料理」の真髄です
勝手に忍び込んで、勝手に商品殺して、勝手に食って
「マズイダチョウ肉」発言
これは殴り飛ばされてもおかしくない
キリコもかなり秋山流に毒されて来てるな
一方全くぶれないジャン
どっちの心が強いかは明らかだ
キリコは本質的にはジャンとあんまかわらんからなー
積極的に喧嘩ふっかけるような真似はしないけど負けず嫌いで譲ることを知らんしな
心の料理を主張するほどの人格者じゃないから偽善臭いんだよなー
まあジャンに対抗心を燃やすあまり過剰反応になってるツンデレとでも思えば可愛いもんだけど
料理と胸以外はただのチンピラだよな
あの店ってみんな技術レベルから味付けまでバラバラっぽいが客足は大丈夫なんだろうか。
毛細血管の破裂により、血なまぐさくて水っぽくなったダチョウの肉。
また、暴れまわったことで乳酸がたまってしまったが、しかもグリコーゲンがなくなって、弾力のない筋張った物に変化している。
つまり、ダチョウは平常心のままでさばかなければならないのだが――
「先にお礼を言っておくわね。ダチョウ肉をマズくする原因が分かったのはあんたのお蔭ね、ありがと。
だけど残念だったわね。あんたは極上のダチョウ肉を手に入れる事が出来ないの!!絶対ッッッ!」
殺気立ち、警戒心を抱かせるジャンには、ダチョウをうまくさばくことができない!
それに気づき、「なんなんだよ、そりゃあ〜〜っっ!チクショオーーー!!!」とダチョウを投げ飛ばすジャン。
その時、拡声器から黄の笑い声が響く。
「秘密が解明されたらビックリして「ダチョーン」なんちゃって」
騒ぎに反応して録音を流すようにしていたらしい。
二人の行動は先読みされていた!
そして、ダチョウに触れないジャンはどうすればいいのか。
(フリダシどころかどん底までの後退だ!!!)
黄くだらないことのために手間暇かけてるな
しかし心の人は本当に性格が悪いな
>「秘密が解明されたらビックリして「ダチョーン」なんちゃって」
こりゃガチョーンって事か?
正直ギャグにもなんにもなってない気がするな
半歩先読めるくせに、笑いに関しては半歩先どころか10歩くらい後歩いてるな
ダジャレに対する反応も先読みされてる
材料の肉くらい事前に大会運営側で用意しておけよというツッコミはおいといて
どうやってジャンがこの問題を攻略するかだが、殺気も届かない遠間から射殺とかすればいいんじゃね
銃刀法その他は漫画だからということでひとつ
でもさばき方まで課題に入るんだったら
黄やキリコも苦戦しないまでも独特のさばき方の工夫を見せてくれるんだろうな
サメん時みたいに(といってもザザが水槽割った程度のことだけど)
以前大谷に着せられたブタの着ぐるみでも着ればいんじゃないのか?>ジャン
うーん、キリコもおいしいダチョウ肉手に入れるのは絶対無理ってレベルの邪悪さだよなー
嵐にもかかわらず、ドームの外には大勢の観客が開場を待っていた。
「半歩先」や「勝負」にこだわってるヤツらに「心の料理」が負けるわけには行かないと、気合を入れるキリコ。
一方、祖父の百蘭王からの電話を受けた黄は、アジアの王「百蘭王」のようなカビくさい称号は欲しくないと言いはなった!
「ボクはボク自身の力で世界中の「食」を牛耳るつもりだから。初代「黄蘭青」としてね!」
そしてジャンは、「どんな手を使っても勝ってやるッッ」と小此木を連れて開場へ。
さらに、大谷はダチョウの前で「三人まとめて再起不能の大恥料理を作ったら最高やで」と大笑いしているが――
ダチョウに蹴飛されてしまった。
いよいよ決勝戦が始まる!!
この段階でダチョウにちょっかいかけておけばそうなるのにね
アンモニア臭いサメのパックと違って、解体しないと分からないから、
さばくのに失敗したって言われたらどうしようもないな…
>「半歩先」や「勝負」にこだわってるヤツらに「心の料理」が負けるわけには行かない
「心の料理」の人はジャンにこだわりすぎだと思うけどな
てか、ジャンも小此木もバイク免許持ってたのねw
>>41 うろ覚えだけど、二人でキャンプの時に
二人ともバイク乗ってなかったっけ?
>>42 あぁ〜、そっかw
確か、湯水スグルとの対戦の時だっけ?<バイク
>>43 違う違う、相当初期の頃よ
ニワトリの中にウズラと赤飯入れて料理作った時
>>44 dクス、俺もファンとしてまだまだだな(´・ω・`)
>>45 いや、うろ覚えだから
これで「あの時にバイクなんか使ってないよ」とか言われたら
俺が赤っ恥なんだがwww
>「半歩先」や「勝負」にこだわってるヤツらに「心の料理」が負けるわけには行かないと、気合を入れるキリコ。
それを勝負にこだわってると言うんだけどなw
>>43 窒息鳥んときのだな
あれだと鬱血させたほうが美味いってことになってたがダチョウは勝手がちがうよな
大谷キリコジャンと揃っている空間でダチョウの処理がうまくいくとは思えないなw
今、ドーム外にいるんだけど、早く中に入れてくれねぇかな?
豪雨、マジ、パネェんだけど
黄「どうせ牧場に辿りつくまでが精一杯で、さばくところまで辿りつけなかったんでしょ。ボクがみんなの分をさばいてあげようか」
ジャン「カカカカ!秋山の魔法に不可能はないんだよ!誰かさんだけさばけないのは可哀想だからオレが全員分さばいてやるぜ!」
キリコ「ちょっ、な、何よ!私だってさばけるんだからね!この包丁の切れ味を思い知らせてやるわ。私が全員分さばいてやるわよ!」
黄・ジャン「どうぞどうそ」
2189名の中から、決勝戦に残ったのは五番町キリコ、黄蘭青、秋山醤。
そして、決勝での素材は大谷の顔に足型を残したダチョウ!
キラキラと可愛い顔で人なつっこいが、ジャンには近づかない。
ダチョウに嫌われる――悪人と見抜かれるというのが、大谷とジャンの共通点だと笑う観客達。
険しい表情のジャンを見て、キリコと黄はダチョウを馴らすことが出来なかったと安心するが……
あんだけ心とか言っていてジャンを内心恐れてるとか
心の人は勝負しか頭に無いよね
心の人は自己矛盾に気付いてないからな
もしくはダブルスタンダード
いまいちだなー
キリコが本当に心とか言うなら、ダチョウを捌けなかったジャンに自分が捌いたダチョウを施す位の度量が必要だろ。
ジャンのことだから予想を超える方法でダチョウ捌きをクリアしてしまうんだろうけど。
動き始める三人の前で、司会者はクルクル回ってポーズを決めるとダチョウ肉の欠点を解説する。
第一の問題点は、ストレスによって暴れると、毛細血管がズタズタになること。
ストレスを与えずにさばくなんて出来ないと司会者に文句をつける観客たちだったが、
「やかましいっっ!」と大谷に一喝されてしまった。
「出来るか出来んかやってみなけりゃわからんやんけ!グダグダぬかすなアホゥどもッッ!!
もし出来んかったら、そいつは21世紀に生き残る資格のない料理人ちゅうこっちゃ!」
出来なければ三人とも失格にするまで――(そうや!三人とも失格になったらええんや)と、グヒヒと笑う大谷。
だが、それに同意する黄とキリコの反応を見てとまどい始める。
(いやいや、でも秋山はダメに決まっとるわけやし……)
ところが、その後ろに立っていたジャンの声に驚いてしまう。
その手にあるおもちゃを見せ付け、「黄金のシンバルモンキーで、旨いダチョウ肉はオレ様のものだ、ケケケーーッ!」とジャンは哄笑をあげる!!
59 :
マロン名無しさん:2012/02/24(金) 22:52:32.80 ID:4DKhwbij
>>ストレスを与えずにさばくなんて出来ないと司会者に文句をつける観客たちだったが、
じゃあ、ダチョウの郷とかが卸してたダチョウ肉は何やねん。
多分に誇張してるんだとは思うが、それだけ捌くのに神経使わなきゃ食えたもんじゃなくなる上に
広い土地と常にストレスをかけない生活が必須ってなると、どの道ダチョウ肉なんて普及しないと思うわ
>>59 業者は専門技術や設備持ってるだろ。
ほぼぶっつけで料理人にやらせるんだから
観客がそんなのできるかとブーイングするのも別にへんなことじゃあないだろ
よく考えたら、一般的な料理大会があったとして
「決勝戦は牛の解体から始めてもらいます」
とか言ったらブーイングの嵐になるわな
そういう大会は都合よく大年寺三郎太みたいなのがいて
おおまかな解体は最初にやってくれたりするんだろう
しかし腕の立つ料理人で性格まともなやつ少ないな
李さんが一番かな
弥一もまともだろ
睦十も許容範囲
おとっちゃんは確かにまともキャラだね
娘の心()やら店の料理人が望月やらちゃんと教育出来てない点はあれだけど。
睦十も普通すぎて階一郎のライバルかというのが疑わしいくらいだ・・・・
黄はダチョウの群れと一緒に寝ている――と思いきや、横になったまま寝ているダチョウの首をハネていた!
「ひどいだまし討ちだけどある意味幸せだよな」と観客たちは興奮する。
一方、キリコはチーフタイを振りまわしている。
それにダチョウの注意を向けさせ、殺意を感じさせずにスパンと首を切り落とす!
「まさに天国行きのあっち向いてホイだな」と騒ぐ観客たち。
そこに、ダチョウをかかえたジャンが現れた!
「ケケケーーッ!どうだ、極上のダチョウ肉だぜ!!ヤツらに近づかなくても、
この黄金のシンバルモンキーを使えばこれくらい簡単に手に入るんだ」
一見ただの置物にしか見えないがどんな殺戮兵器が内蔵されているというのだ
おい、観客達の目の前でかわいいダチョウさんたちが・・・なかなかグロイぞ!?
しらじらしい予想だw
てかあんなに何匹も殺す必要あるのか?
いくらなんでも一匹で足りるんじゃないか?
ダチョウ一羽からわずか100gしかとれない超高級部位をふんだんに使いますw
「まあちょっと頭を使えばこれくらいの肉は手に入るんだ!!」と、ルビー色のダチョウ肉を手に、呵々大笑するジャン。
「ウ…ウソや!!そんなのウソやあ」と、大谷はいきり立つ。
黄やキリコのダチョウを盗んだんやと言いがかりをつけるが、ジャンは「秘密はそこにあるぜ!」と空きコンテナを指差す。
そこには倒れたカメラマンとおびただしいダチョウの血!!
彼を医務室に運ぼうとする司会者だったが、大谷は「その前にカメラや」とその中身を知りたがる。
ジャンがその相棒――黄金のシンバルモンキーをコンテナに置いたところからビデオは始まった。
ダチョウは人形で遊ぼうと集まるが、突然コンテナが閉まってしまう!!
隠れていたジャンは、「サルにつられて人間までは言ってきやがった!」と嘲りながら炭酸ガスのボンベを開く。
するとダチョウは仮死状態になり、ジャンは草でもかるようにさばいていく!!
「夢の中ではまだ遊んでいるだろう!!そして!そんなハッピーな気分のままで天国に行けるんだ!!最高に幸せだと思わないか!?」
もちろんカメラマンの意識も薄れていく…
これはアメリカのダチョウ牧場のやり方だと感心する睦十。
「鳥類は光り物が大好きなんじゃ!サルがサルをうまく使いこなしよったわ!!フォッフォッフォーーーッ!」
カメラマン向こう見ずすぎるだろう
大谷のもくろみ通りでジャンがダチョウに嫌われて
コンテナの中でダチョウ暴れてたら死んでるぞ
キャメラマンは酸素欠乏症になってるだろうから死んでた方がマシと思える具合の重度の障害をかかえたかもね
なんかジャンのやり方が一番スマートな気がする
失敗も少なそうだし
クセのないダチョウ肉に、黄に対抗するには食感の件もあるんだよな。
どんな料理でいくんだろうな
そういや調理法の話はでてないな
これぞ21世紀だという料理だっけ?すごい斬新な料理が出るかもね…それが中華と呼べるのかはわからんけど
21世紀なら国境が無くなって全てが和食と呼ばれるくらいにはなってるさ
ダチョウを手に入れたジャンは、「ちょっとは見直したぞ!!」と歓声を浴びる。
三人とも上等のダチョウ肉を手に入れた訳だが、まだ難題は続く。
ダチョウの肉は火入れの時間を間違えれば固くなる上、肉の味そのものに特徴がない。
逆に肉質は、脂肪が少なく筋繊維が多いため、舌にまとわりつくようなマットな食感で、非常に独特――
(こいつを料理するのはホネが折れる仕事だぜ!!)
しかし、「一番の難関はお前たち審査員だぜ!!」と、ジャンは大谷を煽る。
一方、キリコは21世紀の心の料理を作ろうと、ダチョウの血抜きを始め、
黄も「素材だの課題だのでボクを封じ込められると思ったら大間違いだぞ!!」と大量の食材を用意する。
そしてジャンはタルを手に大谷の前へ。
にんまり笑い、その中の「21世紀の料理」にうってつけの食材を示す。
「お前たちは食べなきゃならない!!審査員だからな!!」
「そ…それは…それは…」と、うぞうぞ蠢く物を指差す大谷。
「それはミミズやあ〜〜っっっ」
「楽しい楽しいダチョウ料理の始まりだ!作ったものは残さず食うんだぞ、ケケケケーーッ!!」
これはひどい
そういえばマクドナルドの肉は・・・とかいう都市伝説あったねw
ミミズ肉は土地によっては良質のたんぱく源だし、
種類によっては選ばれた偉い者しか食えないごちそうらしい
五行んときにイモリやサソリが出てるのにいまさらミミズにひくのもどうかと思う
この調子だと青カビチーズとか虫糞茶とかもいちいちいやがるんだろうな
>>84 見た目のインパクトの話じゃないか?
サソリのから揚げに関しては俺も食いたいと思えたけど
これが食材だと言われて、大量のサソリ出されたら引くと思う
ミミズも調理後(ちょっと想像つかんけど)だと
意外と食べてみようかな〜って気分になるかも知れないけど
生きてるミミズがうぞうぞと蠢く様を見せられたら、やっぱキツいものがある
前フリみたいなもんか。
えーこんなもの食えるかよ→おっ、でも意外とうまそう という意外性と説得力を利用した秋山マジックか。
> ダチョウの肉は火入れの時間を間違えれば固くなる上、肉の味そのものに特徴がない。
普通にステーキにして美味しい肉やなかったん?
「火入れの時間を間違えれば固くなる」とか言われたら、あの脱サラリーマンお手上げじゃん。
サソリは余裕だわ
見た目はカニみたいなもんよ
普段見かけてきめえええええってやってるわけでもないし
日常で見かけてきめえええしてるゴキブリとか蛆とかじゃあるまいし
それも慣れだろ
蜂の子食うところもあるし、蛆ごとチーズ食うところもあるし
食用ゴキブリだって
仕返しにミミズを食べさせるなんて卑怯だと、観客から罵られるジャン。
大谷も、「きっとそのミミズはダチョウのエサやろ、そやろ!?なあ!?」とすがるように尋ねる。
が、ジャンは「ケケッ」と笑ってミミズの泥取りを始める!
「大谷おまえ、食用ミミズってのを知らねえのかよ。無知なヤローだぜ!!」
それに崔会長が、「ニュージーランドのマオリス島のミミズなら知っておるぞ!!」と答える。
8種類の食用ミミズがあり、そのうち2種は長老のみが食べられる……
「それは大変美味で、食べた後二日間は口の中に旨さが残るほどらしいぞ!!」
他にもアメリカには昔千種類のミミズ料理があり、中国では「地龍」として熱さましの漢方薬に使っている。
日本でも昭和59年、遭難した老人が10日間ミミズを食べて生き延びた記録や、天ぷらや酢のものとして出していた店もあったらしい。
「ゴタクはいいんだよ」と会長の解説を遮ったジャンはミミズを油で揚げ、
アミノ酸の塊、コラーゲンやミネラルを多量に含み、糖尿病・アトピー・血圧症・がん予防に効く食材だと審査員の前に出す。
そして、「これを食う事が出来ないヤツは、オレ様の料理にとやかく言う資格はない!!」と宣言。
しばしの間を置き、「ミミズぐらい屁でもない」と崔会長が口にする。
シャクシャクとした歯ごたえ……
他の審査員も進められ、「栄養については証明されている」とケペルが、「油で揚げて泥臭さがなくなってるみたいね」と麝香院が、
「やってらんないわ!!」とミケロッティが、それぞれかじり始める。
「わあ…!!」と歓声、長老が独り占めするのもうなずける味!!
コラーゲンの旨味と香ばしさ、鶏肉のせんべいのような、シャリシャリした歯ごたえ!!
大谷も「ほれれ(これで)文句ははるはい(あるまい)」と口いっぱいに頬張っている。
「ケケッ少しだけ見直したぜ!!」
が、(いかに旨かろうがゲテモノや)と大谷は仕返しを誓う。
ところが……
「今度はトンボとゲンゴロー、いってみようか!カカカカーーーーーッ!!!
21世紀は弱者が滅びゆくサバイバルの時代だ!!これくらいのモノが食えないヤツは生き残れないぜッッ!」
ジャン楽しんでるなーw
ジャンの揚げたミミズなら、おっかなびっくりでは有るけど
食べてみたいなw
なるほど未来はサバイバルな事になるという考えの料理?なのね。地球温暖化とか石油の枯渇とか実際将来怖いしなぁ…
会長さんはさすが会長だけあるな、ちょっと株が上がった
ミミズだーって トンボだーって♪
ゲンゴローだーって♪
みんな みんな生きているんだ♪
食材なんだ♪
かつてのサソリはむしろ食いたいとさえ思うし、ミミズもちゃんと調理してあれば多分大丈夫
トンボも調理してあれば何とかなりそうだが…ゲンゴロウは個人的にはちょっときついなあ
俺の料理は仕上げにこの変な虫を入れるのさ!
>>90 サソリの時の二番煎じな感じではあるが、
一見グロいものを、本番前に調理して実食させるのは上手いやりかただよな
グロさへの心理的な障壁が料理への好奇心や信頼にかわる
>>96 バオーを?
ジャンの料理食うなら、キモイ食材より薬膳料理のが怖いな
今までのジャンの料理の中で個人的に食ってみたいのは
(1)イモリやトカゲや龍の涙のやつ
(2)飲めるラー油チャーハン
(3)甘いレンコンスープ
(番外)ハトの血のデザート
(興味本位)体がめちゃ冷えるおかゆ
マジックマッシュのスープは?
21世紀はサバイバルの時代というジャンは、「これくらいのものが食えないヤツは生き残れないぜ!!」と、トンボとゲンゴローを取り出す。
しかし、キリコは「人間はそんなにバカじゃないわよ!!」と否定。
彼女の料理は「塩」を使うそうだ。
肉に塩をすり込むが、これはまだ普通の工程――
大谷が試食すると、「これは…フランスはブルターニュの塩やんか!」
「ハイそうです!!(まだ他にもあるけどね)」
「つまり、とことん塩にこだわった料理っちゅうわけか!?」と尋ねる大谷だったが、それはちょっと的外れらしい。
キリコは続いてダチョウ肉などをタルに塩漬けし、発酵を進めるために空調を上げるように指示。
塩辛い料理になると戸惑う観客だったが、司会者に味見をさせると――「こ…これは、これ甘いですよ、えええ〜〜っっ、な…なんで!?」
甘いマンゴー・パパイヤ・バナナを漬けていたからだ!!
キリコの料理は、塩の方が主役(メイン)。
「あたしはこれから“塩を食べさせる料理”を作ります!」
塩は最古の調味料でもあり、人間の体に最も大切なもの。
「あたしが21世紀に送りたいのは“塩の可能性”です!!」
おいしくて体に悪そうな気がするが
調味料対決の時にやれやw
>「ハイそうです!!(まだ他にもあるけどね)」
「神の舌」はもうだめか……
まあ、初登場の時から脳が分からんかったわけだけど
>>104 いや、「その塩」がブルターニュの塩なんだろ?
他にもあるってのは、用意した塩はブルターニュだけじゃないって意味のようだが。
甘い塩もあるし。
したり顔で塩の可能性とか言ってるけどどうせカリカリさんの料理をパクるんだろ
>>101 >キリコの料理は、塩の方が主役(メイン)。
心の料理どころの話じゃないな
ダチョウがテーマなのに塩をメインにしてどうする
それに塩食わせたら体に悪いだろ
いくらミネラルやビタミン補っても健康的な摂取量の上限は知れてる
狩衣さんの知識でカリウムでナトリウムを排泄させてバランスとるとしても
「塩を食わせる」レベルの料理は成立しないだろう
塩が主役ってホントに体に悪そうだな
1人前にどれだけの塩が含まれるんだか心配で仕方が無いぜ
下手すると門前払いレベルの食塩含有量とか…は流石に無いか
まぁドイツ人がいるし、ただ塩食わせたって勝手に自滅するだけだ
何か仕掛けでもあるんだろう
21世紀の料理なのかが謎だ。まだジャンの虫は分かるけどさあ
112 :
マロン名無しさん:2012/03/01(木) 12:58:05.55 ID:kNNDNFlx
枯渇しない資源で昔から使われる材料だから原点にもどるみたいな?
サバイバルせずとも手にはいるし。
保存食としての観点もあるとか?
保存食ならテーマに合うな
キリコは果物の塩漬けを作っているが、主役はあくまで塩。
「21世紀の料理」で、あらゆる味を持った塩を追求するそうだ。
果物の塩漬けから出た水分を蒸発させて出来た塩は、ほのかな果物の香りと甘さが広がり、最後に深みのある塩味が残る。
材料はブルターニュの原塩で、生成する前の塩だから、多少の不純物と多量のミネラルを含んでいると崔会長が解説する。
他にもキリコは小さな白エビ、パセリ・小松菜・ピーマンの塩漬けを作り出す。
キリコにゲテモノ料理だと言われたジャンは「お前の料理こそキワモノじゃねえか!!いくらなんでも塩が多すぎるぜ」と批判する。
しかし、キリコは「塩辛くなんてならないわよ!」と言い返す。
また、ジャンの言うように食料危機が起こっても、塩だけは絶対になくならないと続ける。
そこに黄がパチパチと拍手をしながら割って入った。
「ハハハーーッご立派な意見だね。立派すぎて肩が凝っちゃうけどね」苦笑する。
そして、21世紀の最大の問題点が見えてない――「もと身近に深刻な問題があるじゃないか!?」と歯を叩く!?
「何せ歯がなくなったら――“ハナシ”にならない!!歯歯歯歯歯歯ーーッ、さあ始めようか!!」
唖然とする一同……
黄は相変わらずだじゃれがつまらんなw
歯とはどういうことだろう…寿命が長寿化になるに従ってより長く歯が丈夫なままでいられるように歯にいい料理とか?
歯がなくなったらむしろ
歯無しになるんでは?
あれだろ、一昔前のSFにあったような顎が退化してどうこうみたいな
ここ数十年、昔と比べて顎の弱い子が増えたからきっと未来はETみたいになりますよーみたいな
あれって調理技術や保存技術が発達してなかった昔の方が顎を使う機会が多かったってだけで
際限なく顎が弱くなるなんてのは間違った未来予想じゃないかと思うんだが
>>115 お前英語圏に飛んであれだけの頻度でダジャレ連発できるか?
>>117 井上大助のからだの学習まんがでもそう言われてたな>未来人はあごが小さく歯が少ない
>>117 実際退化の真っただ中なんじゃね?
まあ中にはハプスブルク家みたいな異常な遺伝もあるだろうけど
> 「塩辛くなんてならないわよ!」
とはいってもやっぱり
> いくらなんでも塩が多すぎるぜ」
だな。ラー油まみれチャーハンもひどかったが
キリコの場合はいろんな塩作ったからといって、それら全てをごく少量ずつ使っても
摂取量をはるかにオーバーしてしまうだろう
まあルンメニゲが油まみれチャーハンにつっこまないくらいだから
話に都合が悪い部分はスルーされるんだろうな
心の人は審査員におじいちゃんや
初老の人がいる事に気を使ってください
塩分多すぎですよ
ってわけだな
ラー油はしらんけどオリーブ油は健康にいいから飲んでも大丈夫とかいうくらいだし、植物油ならわりと摂取してもいいんじゃないかとは思う。
でも塩分は確かに気になるな…
>>120 たかが数十年でそんな急激に遺伝子変わんないよw
人は歯ごたえが無いものばかりだと物足りなく感じるから
どの道ある程度は自然と鍛えられる
まー、さすがに食事がサプリや流動食だけって世界になるとは思えんしな
身体が未発達の子供は柔らかいものを好みやすいってことでしょ
今は気軽に柔らかいものを食えるけど、昔は嫌でも固いものを食べなきゃならない環境だったってだけで
黄は手持ちのカードが食感だからまあ歯に行くのもわかるが
心の人はよくわからんな
キリコはキャラを再構築したほうがいいな
せっかくの胸キャラなのにこんなに空回ってたらもったいない
ジャンにとっての小此木みたいな弟分キャラでもあれば
勝気さや姐御肌がうまく活かされるんじゃないか?
蘇州双龍譚 悪い奴ほどよく喰らう!
帝国大学医学部を中退した18歳の秋山階一郎、文学部中退の五番町睦十。
二人は中国でメニューにあるものを片っ端から注文、「中国大陸を食いまくってやる」と意気込む。
本場の厨房へ駆け込んで調理法を見ようとするが、ついに材料がなくなってしまった。
慢性的に食糧が不足していると謝る店主の言葉を聞き、実に情けない顔をする二人。
そこに「あやまる必要はないわよ」と桃明輝(トウミンキ;13)が登場する。
食料は日本軍が全部持って行ってしまったそうだ。
それを聞きいて考え込む二人の前に、日本軍の隊長、大谷月堂大尉(39)が巡察に来た。
中国を欧米の魔の手から守る、食料も奪われないように管理すると言っている。
しかし、息子の日堂(9)の誕生日だからと、上海ガニを用意するように強引に命じるのだった。
それを聞き、何やら企んだ二人は季節外れの上海ガニを獲りに行く。
夏のカニの身はやせていて、卵もなく、寄生虫も怖いと暗い顔の店主に、
「日本軍は全滅するんだ。あいつらが望んだこの上海ガニでな――!!カカカーーーッ!」と階一郎は笑いかける。
階一郎は味の薄さを補うために、上海ガニを老酒の上で蒸し始める。
そして睦十は「涼」を呼ぶ冬瓜スープを母知(チモ:ハナスゲの根茎)・金針菜(キンシンサイ:ホンカンゾウのつぼみを乾燥させたもの)・
山梔子(サンシシ:アカネ科の果実を乾燥させて物)・ブタの腎臓・枸杞(クコ)の実・スッポン・田ウナギの血と合わせて作り出す。
二等兵の分まであると聞いて、皆集まる一方で、食料を狙う黒い影が…
二人の料理は大好評だが、なぜか突然皆震えだした。
この料理は「睦十並びに階一郎冷却料理攻め」!!
「同胞の日本人を裏切る気か」と言う陸軍に、「旨い中華を食うためなら誰でも裏切るさ」と笑いかける。
そして、彼らが動けない間に、馬賊の一団が食料や武器を奪っていた!!
その頭目はなんと明輝!!
二人に感謝する彼女と、「この礼は絶対に返すで」と歯噛みする大谷。
「お前たちが奪ったのはただの食料じゃないんだ。「夢」なんだよ」と大谷を踏みつけ、二人は食い物の匂いがする次の街へ……
( Д ) ゚ ゚こ、この美少年があの日堂…だと…!?
これが…大谷…だと…?
大谷にいったい何があったし……
時って本当に残酷なものだな・・・
なんか大谷がやさぐれたのはこの二人のせいな気がしてきた
案外今の大谷でも、痩せればそれなりに美形になるのかもしれん
やだ…可愛い…!
ちょっと数年おきの大谷フォトギャラリーでも公開してもらえんもんかのう
ぽかーん
みんな言ってるがあえて言わせてもらおう
大谷……!
もうダチョウ料理とか消し飛んで全部持ってかれたなw
番外編の読み切りにここまでやられるか
明輝たんかわいいお
ツンっぽい明輝たんペロペ……大谷ィーーーーー!!!?
って感じだった
月堂→日堂ってことは、今の時代にはナイスミドルな土堂が…
大谷の子供ねえ。
出るかわからんけど漫画に出るならジャン達の同年代になるだろ絡ませ的に。
そして多分すごい美少年か美少女。
次のシリーズあたりに出てくるかもな…ジャンに惚れてキリコとジャンを取り合ってみたらおもろそうだけどw
「21世紀最大の問題点は“歯”だよ!」と笑う黄。
単なるオヤジギャグではなく、どんな料理でも歯がなければ食べられない。
しかし、黄の料理はどんな人でも食べられる、“話になる料理”だという。
どんな料理なのかと興味を示す観客に、見てればわかるよと言った黄はダチョウ肉を念入りにミンチにし始める。
続いて鹿筋(ルージン:鹿のアキレス腱の乾物)を油泡(ユウパオ:油で揚げてもどす事)する。
最後の料理だからと、本気の黄の動きはジャン以上の早さで、残像を残しながら両手で大量のレンコンをすりおろす!!
これらの工程を見て、ケペルは細かく、柔らかくしたものばかりだと気付く。
「ああそうか、わかった!それは未来人のための料理だろう!?」
人間は火を手にした結果、食べやすく調理するようになったため、歯とアゴが退化していった…
未来人の顔は長くなり、アゴが退化したために抜歯しなければならない!!
黄はそれを肯定しつつ、「もちろんそれだけじゃないぞ!!黄蘭青の魔法を見せてあげよう!!」と高笑いを上げる――
食感にも気を配ってるキャラという設定はちゃんと生きてるわけだな。
それにひきかえキリコときたら、心の料理というのも微妙だし
鉄パイプを斬る包丁の腕前は全然役に立ってないし(サメ肌をいじるときにちょっとつかったくらい)
>話になる料理
はなしになる料理
歯無しになる料理
あれ?ダメじゃね?
黄が作るのは未来人のための料理!?
が、それだけではないらしい。
「黙ってボクの料理を見てなさーーい、ハハハーーーッ」と笑いながら、すりおろしたレンコンをラップの上に伸ばし出す。
(遠慮なしのボクの料理は誰にも真似は出来ない!)と自負するその動きは、速いだけではなく「動線」に少しもムダがない!!
次の事を考えたその動きに見とれる観客だったが、ふと変なことに気付く。
何もなかった調理台の上に、レンコンが残っていた――いや、増えている!!
レンコンのペーストにアキレス腱・魚の卵・砕いた豆腐・蒸した金華ハムを巻き込んで、ラップでレンコンの形に作り直している!?
単なるニセモノ料理ではなく、食べやすくなった再生(リメイク)料理!
「21世紀の料理」というあやふやな課題では、なにを作ってもいい事になってしまったと、睦十が大谷を笑っている。
しかし、(まだまだこれからや。とんでもない弱点にはダチョウにはあるんや!!)と、口元を隠しながらニタリとする大谷……
また弱点かよ。
リーマン涙目だな。
黄の料理はすげー柔らかいのかな?
だとしたら食感的に微妙な気がするなあ。やっぱある程度噛みごたえがないと
>>151 まず最初にクリアしなければならない弱点は解消されてたんだから
他にどんな弱点があろうと解消された上で出荷されてるだろうから大丈夫だろ
あの店にカッコウが鳴いていたのは主人の腕のなさが原因だったし
話になる料理ってことは歯なしにする料理なんじゃない?
すりおろしたりして柔らかく見せかけておいて、実際はガチガチに固めてあるとか。
昆虫料理や塩料理と比べると
レンコンベースの黄の料理が一番食いたいかもしれない
まあ完成品見ないとなんとも言えないけど
昆虫と言うかハチノコは食べた事があるけど、そんな変な味でもなかったよ。
蝉はカニに似てるって聞いたことあるし。
だからジャンが調理したら虫も美味くなりそう。
あと、ハチノコ食べた日はギンギンになったww栄養価は高いと思う。
とんでもない弱点にはダチョウには
ミミズとか、ハチノコとか、柔らかそうなものには抵抗がある。
まだサソリとかの方が食べやすいかな?
そうすると、柔らかい黄の料理は…
ダチョウの“とんでもない弱点”を克服出来るわけがないと、大谷はまだあきらめていない。
最大の難題は「ダチョウ肉の特徴のなさ」をどう克服するかだと、睦十も気にしている。
「筋が多かったり固かったり、大ありじゃないですか〜」と反論する小此木だったが、睦十が言ってるのは肉の味のこと。
クセがなく食べ易いが、肉そのものに「これがダチョウ肉だ」という特徴がない――
どうやってダチョウの旨さを感じさせるのか?
小此木はあっさり思考を停止させ、楊に尋ねる。
楊は脂を補う――「例えばブタの背脂をピケしたり」と答えるが、繊細な味のダチョウ肉は他の脂身に負けてしまうそうだ。
「グヒッ、グヒヒッ」と難題を楽しむ大谷に、「まだ苦しめるネタがあるのか?」とジャンが余裕の態度で話しかける。
焦りつつ、「どんな調理をするんや!?」と返すが、「ダチョウの味について考えてるんだろう?」と見透かされてしまった。
それを踏まえて上で、選んだジャンの調理法は――「オレはダチョウには火は使わねえ!“生”で調理するぜ!!!」
マットな肉質を生かせるし、手間のかからないからサバイバルにむいている。
それを聞いて、(食う気をそぐゲテモノに、万人向きじゃない生肉でくるとはな!!)と大谷は喜ぶ。
だが、生ならばただ切ればいいだけなのに、ジャンは箱に肉を吊るしている!?
「この箱はつまり魔法の箱よ!」
ダチョウ肉をつるし、手にした袋の中身を入れると、「いつの間にか極上のまろやかな味を持つ肉に変化するんだよ!!カカカーーーッ!」
袋の中で何かがワサワサザワザワ動いている。
そこから黒い影が箱の中へ……
いつの間にかって製作者にも完成時間がわからないなんて制限時間がる大会じゃ致命的だろ
「いつの間にか」だから時間はそんなにかからないんじゃないか?
問題は袋の中身が動いてるって事だ…
>>160 いや、別に具体的な時間を明らかにする義務なんてないし。
吊るして箱に入れたから
「燻製とかそんな感じかな?でも生って言ってるしな」とか思ったんだけど
袋に入った謎のざわ…ざわ…してる物と一緒に入れるじゃわけ解からんな
生と言うからには生なんだろう
刺身か
なんだろう、特定の虫の酵素が柔らかくして生でも食べられるとか…?
てかやっぱり虫なのかなぁ
スライムだろうなダチョウ肉に浸透させて美味しくさせるとか何とかで
元々ゲテモノ料理というか、節足動物のオンパレードだったしな。
袋の中で何か蠢いていた以上、これもきっと虫だろう。
もしかしてゴキ……なんでもない
俺が審査員ならこの時点ですでに黄の勝ちにするわ
秋山も五番町も駄目だ
日本もパイランワンの支配下に入るべき
もしかして肉の中に潜り込む回虫みたいな奴を入れたのか?
やばい吐き気しそう
肉を食べられたら元も子もないし…
ナメクジみたいに表面を歩くしかできないような虫っていないかね
>>168 ジャンはサソリやイモリの実績があるから
対ヒキメみたいな嫌がらせ目的じゃない場では
たとえゴキブリ使ってても信頼して食おうと思う
ああでも冷えすぎ料理作った事があったか
>>173 肉を食わない、フンもしないってことまで考えると
虫などの小動物は難しいかもな
小さいほど摂食・排出サイクル短いし。
植物ってことは考えられないかな
175 :
マロン名無しさん:2012/03/06(火) 11:08:38.08 ID:BuBc5ihH
植物は動かないから多分違う。
食用ゴキって線はありそう。
あと、中国って虫の糞を茶として飲むんだよな?
その可能性はないだろうか?
「ワサワサザワザワ」っていう擬音は小さな物が大量にうごめくって事だから、虫なのは間違いないだろうな
展開的にゴキとしか思えないけどそれだと捻りないか
やっぱり皆考えることは同じようだな
ジャンが使うのは十中八九何らかの虫だろうし、マジで食用Gとか使いかねん奴だしなー
その正体とキリコの料理の1人前に入っている塩の量によっては、問答無用で黄の勝ちだな
21世紀の料理とか言い出した大谷が悪いわ・・・
巻き添え食らった審査員涙目
ジャン取り出した魔法の箱を見て「味は煮たり焼いたりせにゃ変化するはずないんや!!」と叫び出す大谷。
しかし、常識を覆すから「魔法」だと、「お前たちのチンケなモノサシじゃ測れない!!」とジャンは暴言を吐く。
そして、「マジックは最後にネタバラシするんだ!!」と続けると、キリコが「うまく逃げたわね」と割り込んできた。
自慢したがりのジャンが隠すのは、人に見せられないから――
「見せてしまったらもう誰も料理を食べなくなってしまう」ものが入ってると言われ、ジャンは黙ったまま……
そして、「下劣なヤツ!人格が下劣なヤツは作る料理も下劣なものになるのね!!やっぱりあんたには勝たせたくない!!」と敵意を露わにする、
「ゲテモノは正統派料理にはかなわないわよ!!」とキリコは赤黒い卵豆腐な様なものを取り出す。
崔会長が味見すると、「これは血の塊かあっ」叫んの出した!
豚の血を固めた「猪紅(チュイホン)」のダチョウ版、新鮮な血と酒・生姜汁で作った“血のプリン”は全く臭みがない。
血抜きしたダチョウ肉に、血を合わせて旨味を補おうとするわけだ。
「ワンワン泣きながら、キリコさんごめんなさい、僕が間違ってましたって言わせてやるからね!!」
……それ、正統派か?
というか、ジャンのパクりにしか見えないのは俺の気のせいか?
もう黄さんだけが頼りだ
ダジャレだけなら実害は無い
つかキリコの台詞ってジャンに負けた奴の事も貶してるよな
下劣な料理に勝てないヤツって事だし
ジャンは性格悪いけど、だからって
作った料理を貶すのは間違ってると思う
サメの臭み抜きには牛乳を使い、今回は血のデザートですか
お前はどんだけジャンに影響されてるんだと
心の人ツンデレだからしょうがないよ
黄は勿論、審査員すら目に入ってないもん
見てるのはジャンだけ
塩だらけになりそうな心の人の今回の料理は本当に正統派の範疇に収まるのだろうか
なにをするつもりなの分からない(はず)なのに、下劣とまで言うのはなぁ…
キリコはホントなんとかならんもんかな
血ってのは血卵デザートや鴨南蛮とかでもっと目立つことをジャンがやってるしな
作者はジャンの対抗馬にしたてたいんだろうけど、いろんな面で空回ってる
言ってることも勝ち方も納得いかんのが多い
「下劣なヤツ!人格が下劣なヤツは作る料理も下劣なものになるのね!!やっぱりあんたには勝たせたくない!!」
とか
「ワンワン泣きながら、キリコさんごめんなさい、僕が間違ってましたって言わせてやるからね!!」
とか、こんなことを、それも大勢の人の注視してる中で平気で言える人間こそ明らかに人格が下劣だよね
キリコはダチョウの血で作ったプリンと合わせ、深いコクと旨味を与えるようだ。
睦十も、チーズバーガーのようなものだと感心している。
チーズは乳、つまり血液が変化して出来た物だからだ。
「同じものを重ねて旨味を足す」と聞き、「茹で卵にマヨネーズをつけたり、アイスクリームに生クリームをのせる関係と同じですかねえ!?」と李が納得する。
「たしかにいい発想なんだけど、でも考え過ぎじゃないのかな〜」と水を差したのは黄。
ダチョウ肉が「21世紀の食材」と言われるのは、クセがなく食べ易いから。
「それなのにキミはワザワザ強烈なクセを持たせているんだ!!」
食べ易さはそのままに、もっと簡単に旨味をプラスできるものがあると、黄が用意したのは巨大なダチョウの卵!!
既にカラしかないということは……中身はニセレンコンの中の肉に混ぜていた!
「先人曰く――先んずれば人を制す!」
黄は既に味の対策をとっていた。
司会者はふと、別の割ってない、黒い卵に気付く。
慌ててそれを制する黄。
「…あのね、あんた余計なものまで見なくてもいいんだよ!!こっちは最後の最後に出す“とっておき”なんだから。」
中華で黒卵つったらピータンか?
たしかに味に強い個性を出せそうだ
あとダチョウの卵はタンパク質の変性のしかたが違うとかで
熱しても白くならんとか聞いたことがあるな
>>190 心の中だけで思ってたら意外といいキャラに思えるかもしれん
黄はすでにダチョウの卵を練り込み、肉に特徴を付けていた!!
とはいえ、残る二人も調理を進める。
キリコはダチョウ肉のハムと血のプリンを薄切りにし、特製の塩と一緒に積み重ねる!!
黄はレンコンモドキを蒸し、レンコンの形をはっきりさせる。
素早い動きで調理を進めるが、まだまだ食材が残っている……
(ボクの料理は柔らかくて食べやすいだけじゃないんだよ)
そしてジャンは――
(キリコも黄もムダな努力をしてやがる!この秘密の箱で、おまえらなんか跡形もなく吹っ飛んじまうんだぜ!ザマーミロ)
あの箱はC4だったのか
なるほど、相手を殺しちまえば
不戦勝で勝利だもんな
>特製の塩と一緒に積み重ねる!!
チーズバーガー理論は納得してもいいんだが
やっぱ塩の量は説得力ある説明は無理だろな
心の人…これはもう駄目かもしれぬ
絵的なインパクト優先なんだろうが、あれだけ塩そのもの食ったら死ねるな
もし実際に再現するんだったら、薄く伸ばして挟む感じかね
描きにくいし遠目だとハムとプリンだけが重なってるようしか見えんけど
キリコと黄の二人で、事実上の決勝戦を行ってると、ゲテモノばかりのジャンに否定的な観客たち。
たしかにジャンのコンセプト――「食糧危機が来る!!」というのは支持されづらいと同調する小此木に対し、
睦十は「秋山が用意した箱と袋の秘密がわからんうちは、まだ不利だとは思えんわい!!」と答える。
用意した箱に耳を当てると、ゴソゴソ音がする……
「そろそろだな」と呟いたジャンは炭酸ガスを取り出すが、「もう死んでるんだぞ!!」と野次られてしまった。
ところが箱を開けると、中の肉が真っ黒になっている!?
ガスをかけ、また蓋を開けると今度は肉が白い!!
「おっとヤバイ、ちょっと早かったか」とジャンは笑いながらふたを閉める。
そして、布で隠しながら肉を取り出すと、「うわあ、今度は元通りの赤い肉に戻ってる!?」
それだけではなく、肉の切り口には白っぽい、脂身の様なものが!?
「なんやそれ!?なんで赤身肉にサシが入っとるんや!?」と慌てる大谷に、
「不可能を可能にする!!それが秋山の魔法だぜ!!」と、ジャンは肉を突き付ける!!
これ、黒いのは確実にゴキブリだよな……
サシはもしかしてゴキブリの卵……?
ミミズ、トンボ、ゲンゴロウで地中、空中、水中の虫ときてるから地上の黒いダイヤとよばれるアイツの可能性は高いな
Gの卵って白いんだっけ?
調べればすぐわかりそうだけど精神的ブラクラ画像を自ら見る羽目になりそうでな
卵は茶色や黒系だな
生まれたばかりの子供なら白だが
>>202 ここまで条件が出揃えばそのあたりで確定だろうな
動きの激しさから植物とは考えられず、小動物で、
黒かったのが炭酸ガスで残ったのが白いものとなると産卵か幼虫なら納得いくし
さらに幼虫が炭酸ガスを嫌って肉にもぐりこめば赤い肉にもどる
そのままもぐりこんだ幼虫がサシになる
切れば幼虫は死んで動かなくなるから問題ない
あとはどんな虫かが問題だな。
カブトやクワガタじゃでかすぎるけど、ああいう系の白い幼虫は土くささとかを上手く抜けば
クリーミーで旨いらしいし。
カブトクワガタと同じ生態の、もっと小さい甲虫かな
>>203 ボトル入りガムの半分くらいの大きさの黒いカートリッジに入ってる>Gの卵
これは白いサシの正体は何かの虫の幼虫ということでほぼ間違い無さそうか
カブトやクワガタのそれなら、それと知っていれば何とか食えるんだがなあ
食えねえよ
しかし21世紀→人口爆発からくる食糧危機って口実があるからキモイから減点ってのは通らんな
ちゃんとウマイと思わせることができさえすればサソリでもミミズでもアリ
でもそのへんの仕込みが下手だと「カエルの輸卵管?キモい」みたいなマイナスはあるし
長寿料理というテーマで、必要な栄養素を必要量だけ強制的に摂らす、
体のためにはこの上もなくいい料理を作っても、反感を買ったらおわり。
やっぱ審査員の感情までコントロールできて一流ってとこなんだろうな。
ジャンは反感かいまくりのマイナスからのスタートでも、そのあたりをしっかり押さえてることが多い
でもさ、肉の中に入り込むんだから、幼虫よりも寄生虫的なモノかもしれなくないか?
子Gが肉の中に入り込むとも思えないんだが…
成虫が黒くて幼虫が白くて肉に潜り込めるとなると…ハエかアブかな?
213 :
マロン名無しさん:2012/03/10(土) 12:34:10.72 ID:QQpfwNkp
料理漫画なのにこのスレ見て食欲なくなった。
でも虫の幼虫とはいえ酸素を必要とする生き物だからな
あくまで表面で蠢くだけで、体内に潜り込むことはないらしいが
それを利用したのがマゴットセラピーだし
幼虫だとすると産卵から孵化までが短すぎるかもね
まあ漫画だからなw
どうせ塩のかたまり食っても絶賛されたりするんだろうし
ダチョウ肉に混じった白いもの…肉のどの部分にもちゃんとサシが入ってる!
「どんなマジックを使ったんです??」と尋ねる司会者に、ジャンは「まだタネは明かせないと言ったろ」と応じつつも試食をさせる。
乱暴に突っ込まれた肉は、「まるでミルクの様な味だ!!口全体にまとわりつくような食感ととろけるようなこの甘さ…」。
濃密な深い旨みに、まさに奇蹟だと喜ぶ司会者。
(甘く見ていた!!)
(ちゃんとさばけることそのものが予想外だった。そのうえ肉に旨味まで持たせて…)と、青ざめるキリコと黄。
肉に細工をするために、普段なら隠しておくようなミミズやトンボを最初に出したのかもしれないと動揺しつつ、自身の料理に再び戻る……
三人ともラストスパートに入り、ついに終了!!!
ジャンの料理おいしいんだろうけどさあ。
このスレで正体がどんなんかわかったから絶対無理だ。
美味いんだろうけど……
美味いんだろうけどっ……!!
まだはっきりした正体はわからないが、昆虫・ゲテモノ系は確実だよな…
それでもジャンなら性格はともかく、腕は一流だから食ってはみたいけど。
いやー極上の味が保証されているとしても、ゴッキゴキ級のやばいブツだったら流石に食えねえからなあ
221 :
マロン名無しさん:2012/03/11(日) 00:30:28.17 ID:Pdg37wd+
健康に害がないなら食べてみたい。
先入観の問題だし、過去食べなかったものが知識の発達で食べられるようになるのは当然。
ナマコもイナゴバッタも食べられるし
生で食うってことは、咀嚼や消化が不十分なら体内でいらんことしたりしないかな
味がよくて病原性が心配ないならゴキブリだろうがハチノコだろうが食ってもいい
さすがにゴキの姿揚げとかだと勘弁してもらいたいが(火の鳥では無菌ゴキブリが市場で食材として売られてたw)
白いサシみたいな感じだったら気にならんと思う
でも虫だと知って拡大して見てみたらキモいんだろうな、蓮コラみたいに。
>無菌ゴキブリ
>蓮コラ
思い出させやがって馬鹿野郎…!_| ̄|○lll
食糧危機というジャンのテーマ解釈に沿ってるではないか
今は絶対に食えねえと思っているものでも、一度食べてしまえば平気になるというものもあるだろうが
仮にゴキならその1回がムリゲーだし、その1回を経験したとしても印象変わる気がしないなあ
本当にそれしか食べられるものが手に入らない状況に追いやられれば流石に…といったところか
雰囲気ブッ壊して済まないけど、愛蔵版から
大ファンになった俺だが
最近買い集めてる。オリジナルの単行本の
14巻の巻末に西条センセの台湾旅行記が載ってるのには驚いた!
成る程、大会前の小此木が出した、台湾風オニギリの賄いは
この旅行からヒントを得ていたんだな!?
>>227 嗚呼、こう言うのがあったのね
ごめ〜〜ん(´・ω・`)
調理が終了し、三人に拍手が送られる――「一応秋山もほめてやるぞ」との声も聞こえる。
キリコと黄は、(アイツの事を甘く見過ぎていた!!)と歯噛みする。
単なるゲテモノ料理なら、味は変わり映えしないのだが……
いよいよ審査が始まる。
「あたしからやってもらうわ」と進み出るキリコ。
次に、黄が「ボクが行かせてもらおうかな」と言うが、「勝手に審査の順番を決めるなよ」とジャンが声を荒げる。
青ざめたジャンを見て、ハッとした大谷が「あかん!」と一喝。
「ゲテモノ料理を先に試食したら、審査する基準がくるってしまうわい」と主張。
(何や知らんが秋山の料理には弱点があるんや。早く試食せにゃならんような弱点が!!こりゃええわ!!!)
こうして、まずキリコから審査が始まる。
(ミスった!!試食が一番になるように手を打つべきだった!!ヘタをすると魔法のネタがバレちまうぞ!!)
白い部分が蟲に戻るとか孵化するとか?
孵化だか羽化だかするのかね。
いや、そういえば炭酸ガス使ってたっけか。
ってことは、単に眠ってるだけって可能性もあるな。
審査順……大前の呪いかw
しかし時間切れ=蟲が動き出すとかだったら
今回ジャンは食材のマイナスイメージを逆手にとった作戦は用意してない様子で
時間切れ=ジャンの決定的敗北の上に会場パニックとかになるだろうから
黄が気をきかせるとかして一時的に時間切れ回避なんじゃないかな
やっぱ答えが蟲だったとして、食わずに真相が分かるより
食った後で真相が分かった方が面白いし
逆に食わずに真相が分かったら話が成立しないだろうし
審査が済んで点が入ったあと、同点とかでモメてる間に蟲が動き出してバレて
「とんでもないもの食わしよったな!」「カカカ―奪い合いしてまで食ったのはオマエラ自身だぜ」とかやってる方がジャンらしい
先に塩の固まり喰ったら後の料理の味が分からなくなりそうだな
・未来の料理の解釈
ジャンはキリコの言う通り人類に対する信頼感がないかもしれんが、サバイバルというのは説得力ある
黄はアゴの退化、確かに20世紀後半の短期間で日本に関しては固い物を噛むのが苦手な食生活になってきてるから
説得力あるし、かなり前から出てた黄の食感へのこだわりとも一貫性がある点で納得いく
キリコは調味料の原点・塩というけどあんま21世紀って感じがしないんだよなー
心の料理というキリコのテーマともうまくかみ合ってない
・ダチョウ料理として
まだ完成品をみないことには判断しづらいが、
ジャン…肉にサシを入れるなど、肉をメインに使っているっぽい
キリコ…いろんな味の塩を大量につくってた。それらを利用してダチョウを引き立てるのならいいが
塩を食わす料理と言いきってるところが気になる。ダチョウの血を使ってるからそこで評価できるか。
黄…レンコンがメインに見える。ただピータンっぽい黒卵があるのでそこでダチョウらしさが出るかも
特徴のないのが特徴なのがダチョウ肉じゃなかったっけ?
キリコ、黄、ジャンの順に審査されることになったが、試食が長引けばジャンの魔法が解けてしまう……
苦悶の表情を浮かべるジャンに、キリコは「時間をおいたらマズくなる料理でも作ったんでしょ!?」と先手を譲る。
「100%のジャンに勝たなきゃ意味がないじゃない」と続けるが、「なにをぬかすかあっっ」と大谷の絶叫に遮られてしまった。
旨さの持続時間も考えない料理人を作った方が悪いと言われ、(あたしも人の心配なんかしていられない!!)と自身の料理を並べる。
「 土卜
千 層 皿 而鳥 苗鳥 血(チェンツォンイェンアルミョウシエ:ダチョウ肉と塩のミルフィーユ仕立て塩がま焼き)!!」
21世紀の食文化はより洗練される――その時、最も重要になるのは最古にして最高の調味料、塩!!
ハスの葉でくるんで塩で蒸し焼きにした、白いラグビーボールの様な料理。
その中身はダチョウ肉と鮮やかな塩(黄色は果物、緑は野菜、ピンクはエビから作った)で、カラフルな砂糖菓子のようだ。
ダチョウ肉は塩漬けにして脱水、旨味を凝縮し、煙でいぶして香りを付けている。
そして、味は塩辛くないどころか野菜、果物、えびの味までする!!
血のプリンがまろみを加えているからだ!
だが、崔会長がそれ以外の風味に気付く。
それは、最後の塩の力!
今回はこういう事でおk?
心の人「べ、別に心配だからじゃないんだからね!
100%のジャンに勝たなきゃ意味がないから
先行を譲ってあげるんだから、勘違いしないでよね」
最大限の好意解釈
>>238ですらキリコの株は上がらんのう
しかしやっぱこんだけの塩食わすのか
同じ量の砂糖や油脂なら酷そうに見えて実際そうでもないけど
この量の塩は普通にヤバいだろ
カリイさんみたいに大量のカリウムを仕込ませるなどしてればまだ分かるが…
塩の致死量を改めて調べたところ、個人差があるにしろ数十から数百cだとか
心の人の今回の料理は、予想通り人によっては命に関わる程の食塩含有量とみて間違いあるまい
そのあたりの対策はしてあるのかコレ?
もし対策無しなら、うん、懸念していた通りキリコは0点でいいや
やっぱキリコはジャンと対決させようとすると無理が出るというか、
心の料理なのにジャンを否定してねじふせようとしたりして筋が通らないキャラになるな
どっちが勝ちとか関係無しで、三匹の子豚状態での競作とか春巻き対決のときの競争みたいな
ジャンをむりやり否定しようとしなくていい関係性にしたほうがキリコのキャラに合ってるんじゃないかな
>>239 実は崔会長の命をスナイピングしてるんだと思うんだぜ(´・ω・`)
キリコの料理に使われた、最後の塩とは何なのか?
大谷がにじり寄ったのは、塩がま焼きで使った焼けた塩!!
アルプス――南ドイツはヴァルヴァリア地方の天然岩塩の味がする!
「陸と海、それぞれから最高級の塩を用意してきおったか」と、感心する大谷。
一般審査員たちが、もっと食べようと特別審査員のテーブルへとなだれ込むほどの旨さだ。
そして、審査結果は99点!!
興奮する会場だったが、キリコは(100点じゃなきゃ安心できないのよ!!)と二人にどす黒い視線を送る……
どんだけ自分の心の料理に自信がないんだよwww
>ヴァルヴァリア地方
ワロタ
内陸なのに海賊でもいそうな地方だな
バイエルンならバヴァリアじゃね?
わかってた結果だがなぁ…
ドイツ人働けよ…
鼻かめばいんじゃね?でルンメニゲさんの賞味期限は切れた
文字通りしょっぱい試合
醤油の一気飲みだけで人はヤバいわけだから、あの量はなぁ
文字通りミルフィーユ的な料理に仕上がってりゃ、納得はいったんだがなあ
キリコの料理はほぼ満点の99点。
ミネラルを含んだ海塩と岩塩で増幅させた旨味や、肉と血、三色の塩のきれいなコントラストが絶賛された!
ただ一つの欠点は、ダチョウ料理と言うよりも塩料理になったこと…
「まだ1点あるじゃねえか」と青ざめながら自らを鼓舞するジャンだったが、
「キミは大谷に嫌われて90点以上取ることすら難しいんだから!!」と黄に笑われてしまった。
その黄はテーブルを2つ用意させ、「水芙蓉蓮藕(スイレンロンリェンオウ:黄蘭青風 21世紀のレンコンの詰め物)」を並べる。
桂林(けいりん:仙人が住む山)そっくりの料理――青のりと髪菜(パーツァイ)で山の緑と岩肌の水ゴケを上手く表現している。
黄の料理の基本理念は「まずは視覚で圧倒する!!」
試食が始まるが、「なんじゃあ?これは…」と驚く審査員たち。
「は…歯ごたえがない!!まるでマシュマロのようにフワフワとしている!!!」
肉もレンコンも、すべてのモノが一瞬にしてはかなく溶けてゆく…
全部同じ柔らかさ統一されている!!!
「フフッ、見た目で威圧し、中身でド肝を抜かせる――これくらいの事はしないとね!!」
全部同じ柔らかさじゃ、ダメじゃねーか
宇宙食のパック料理みたいなもので、食感が無いんじゃ食べた気にならないだろ
技術レベルとしてはすばらしいんだろうけどすぐ飽きそうだな
キリコ、心の料理なんて言えない視線だったなぁ
1点入れなかったのは、崔会長かな?
食事という気がしなさそうな料理だが、元からそういうものだと思って食べれば問題ないのではと思う
が、事前に説明がないとつらいわ
決勝よりも準決勝の料理の方がうまそうだな
>>253 ダチョウ肉を生かすことより何をやってもいいというテーマを重視したからね
大谷が悪いわ
21世紀の料理とか曖昧なテーマしたのが失敗
「栄養学的にも問題ない」
ケペルさん適当すぎるだろw
でもさぁ、歯応えの無いレンコンって、普通に考えてゲロマズじゃね?
>ただ一つの欠点は、ダチョウ料理と言うよりも塩料理になったこと…
栄養面でもかなりやばいわな、塩料理
それで99もらえるのが仕様なんだもんな
>>250 さすがにもうひとひねり入れてくるだろ
まだピータンも見せてないし、ついさっきキリコがダチョウ料理になってないと言われたばっかなのに
ダチョウ度の低い現状の料理で黄が同じ欠点さらして終わるはずもない。メインのタネ明かしは次回以降だろう
>>257 まあ大谷は元々駄目なヤツだからな
睦十主催だとどんな課題になるんだろうな
キリコの料理を評価するのに99はやりすぎだよな
90点台だったら、まだギリギリで納得出来たかもしれない
逆に塩の料理が99点なら
黄の歯ごたえが無いってだけの料理(技術は凄いけどさ)で
高得点出されそうだよな
半歩先とか言う癖に意外と先の読めない黄が100をとる事はありえないよな。
全員同点引き分け再試合って展開はどうだろうか?
食材はいくらでもあるし、その場のアドリブで料理作ってもあの3人なら面白い物が出来ると思う。
全く歯ごたえのない黄のレンコン…
(どんな食材からでも思った通りの食感を出す事が出来るんだ!!)
そこに、「ま、ちょっと柔らかすぎる気もするけどな」と、もの足りなさそうな審査員の呟き。
それは次々に広がり、「カスミか雲でも食ってるみたいで楽しくないんだよ!!」と不満げだ。
「バカな一般審査員から噛む楽しみを奪ってどうするんだよ!!自分の技におぼれやがって!!」と嘲るジャンだったが、
「やっぱり…そう思う?」と笑顔で返されてしまった。
「ボクがなぜ同じ山を二つ作ったと思う?」とチャッチャッと並べたのは
「荷華蓮藕蓬(ホオフアリェンオウポン:黄蘭青風 現代人のためのレンコンの詰め物)」!!
同じような料理だが、試食すると「ガリィッ」とすごい音が響く。
「う…うまい!固くてうまいでえ!!このレンコンは…!!レンコン本来の心地良いこの固さ!!ビックリしすぎて、ア…アゴが閉じんでえ!
レンコンだけでなく、ダチョウ肉の弾力、ネチッとしたカラスミ、押し豆腐の固さ…
それぞれが自分の存在を主張し、食材がドレミを奏でるよう!!
黄はまたしても“半歩先”を読んでいた。
食感だけを変え、自身の料理のスゴさを分からせたのだった。
水芙蓉蓮藕(スイレンロンリェンオウ)の材料はすりおろしたレンコン・ミンチ状のダチョウ肉・
柔らかいアキレス腱・生の卵・ハチミツで蒸した金華ブタ。
一方、荷華蓮藕蓬(ホオフアリェンオウポン)はそのままのレンコン・細切りのダチョウ肉・
水泡(スイパオ)で弾力を出したアキレス腱・干してカラスミにした卵・千切りの金華ブタ。
後者では、ダチョウの卵を皮蛋(ピータン)や鹹蛋(シェンタン)にして混ぜてある!
「僕がこの料理を作った理由は、みんなの将来を心配しているからなんです!!
このままだと歯が退化して食感を楽しめる料理が食べられなくなっちゃうだろ。
それじゃつまらないじゃないか。食感の魔術師の僕の腕が存分にふるえなくなるしね。ハハハハーーーーッ」
こっちはうまそうだな
や、やるな……今回は素で半歩先読まれたわ
前回の失敗からキチンと学んでいた訳だな
普通に失敗ざまあとか思ってたw
同じ見た目で別の食感っておもしろそうだなー、食べてみたい
これはさすがに一本とられたな。
ぐうの音も出ねえぜ。
さて、食感の懸念も払拭したわけで得点どうなるのかな?
減点要素は何だろう…ちょっと思いつかない。まさか100点とるのだろうか
というか二品目の草冠五並びの料理って今回の課題とは関係なくね?
だから二品目と比べると課題の一品目はものたりないと最初にもどりそう
減点要素か
キリコが塩料理って叩かれたように、レンコンメインだろwってのはちょっと強引過ぎるか
黄は中国でも最強クラスなんだから黄が100点で優勝って展開でもいいよもう
>>266 でも前回歯ごたえなしの欠点だけが分かってる状態で話が終わった時点で
今回そこをカバーしたプラスアルファが来るのは読めただろ
>>270 キリコと比べたらはるかにまともだし、二段仕立てで最初駄目っぽいのを見せたあと
まともなもの作る二段仕立てのギャップ構成は演出としても有効だから
キリコが99点なら100点じゃないとおかしいと思う
欠点挙げるならまだダチョウ度が低いことくらいか。せいぜいレンコンの穴一つ分だし
どっちかっていうとレンコン料理だもんな
心の人のが塩料理だというのであれば、これもレンコン料理と言われても文句は無いな
キリコが人の食い物を作らず、ジャンは恐らく抵抗の無い人にとっては至高の料理だが人を選びすぎる料理だろうから
本当にジャンが前述の通りだったら、俺にとってというか読者の多くの人は消去法で黄の優勝だと思うのだろうな
キリコばっかり叩かれてるけど
正直言って俺は本当に食べるとしたら
ジャンのが一番嫌な気がする。
まあまだ正確に何なのかわからんけど
お前らだってキリコがゲテモノ作ったら全力で叩くだろ?
キリコはツッコミどころ多いのに作中で変にいい扱いになってるところに不満があつまりやすいんだろ
ジャンはちゃんと嫌われ者らしく作中で不当な扱いをされたりもしてるから変な嫌われ方しなくてすむんじゃね?
料理で何つくったかだけでキリコが叩かれてるわけじゃないだろ
というか、今回のキリコの塩料理ってゲテモノ料理だよな。
下手物料理というより毒
殺人料理
ていうか単純に美味い料理を作ればいいというわけじゃない審査員達って触れ込みだったはずなのに
こいつらもう完全に味しか見てないよね
噛みしめる喜びを感じる料理と、のどごしを楽しむ料理――
21世紀の人のためのすごい料理を作っても、頭の悪い審査員達はもの足りないと文句を言うだろうと黄は読んでいた…
とはいえ、現代人の将来を見据えた“哲学”を持った料理だと評価されている。
「料理に哲学を持ちこむなんてどうかしてるぜ!」と舌打ちするジャンだったが、
「料理で反論してくれないとね」と、黄は余裕の態度だ。
ところが、得点は99点!
「ダチョウ肉の旨さが感じられんのや!!グヒッグヒヒヒッ」と、笑う大谷が9点をいれたからだ。
それに、100点を出しては百蘭王に支配されてしまう。
(まあ黄の料理にもたしかに欠点があるわけやから、普通に評価しても9点ぐらいやったけどな)
「ククッ、おまえも大谷には嫌らわれているようだな。まだ1点もあるんだぜ!!」
そう言い放ったジャンは(魔法はまだ解けてない!!)と確認する。
「ここでオレが100点を出せば、おまえ達はオレに劣る料理人という事になるわけだなあ!!カカカカーーーッッ」
>>280 たしかに栄養学も嗅覚も美意識もほとんど関係なくなってるな
>>281 >「ダチョウ肉の旨さが感じられんのや!!グヒッグヒヒヒッ」と、笑う大谷が9点をいれたからだ。
当たり前すぎるつまらん理由だったか…
キリコ99点の時点で先の展開が盛り下がることが約束されてたようなもんだな
>「ここでオレが100点を出せば
90点は取れても99は大谷の意地悪で無理だろう
ジャンが100点→虫(?)という弱点が用意されてるから無理
ジャンが99点→延長はもうイラネ
ジャンが98点以下→黄とキリコの決戦はもっとイラネ
どう転んでも微妙だなー
99点で再延長?となったところで魔法が解けて大惨事で中止、とかかなw
とはいえ大谷が9点入れるのもなかなか難しそうだけど・・・
しかしダチョウ肉そんな旨さないんだったらいつぞやの店長はホントどうなるんだという感じだ
それにしても黄も性格悪いなぁ
まあ初登場時の対戦相手へのあの態度からして性格悪いのは予想出来たが
大谷って金さえ積めばどうとでもなるけど舌だけは一級品って設定だったよな…
味で気絶させるくらいすれば100点くれるんじゃね
キリコが最初に試食だった理由がわかった
あの塩分が回って、ジャンの試食の最中に審査員の老人が血圧異常で死ぬか運ばれるかするんだな
それで審査がうやむやになって終わりだ!
キリコは反省のため店を出て修行の旅に
遊び相手が欲しいジャンもなんだかんだ理由つけてついてく
行き先は中国
黄は黄でちょうど中国が地元なので決着をつけるべく先に帰国して待ちかまえる
百蘭王とかいう伏線も生きるし、五行もいるし、序盤のザコ役として陸一族もいるし。
中国編開幕だな
「心の準備は出来ているんだろうな!?」とジャンが並べたのは“ゲテモノ料理”!!
「義 大 莉 而鳥 苗鳥 肉(イーダァリーアルミョウロウ:21世紀の生き残りをかけたダチョウ肉のカルパッチョ仕立て)」!
結構まともな仕上がりになっている。
食用のミミズは泥取りしてから油で揚げられ、ゲンゴローも頭と羽を取りシナモンをまぶして揚げている。
トンボも同様に、頭と羽を取って揚げられている。
グロテスクな食材に対する恐怖心を、きちっと丁寧な料理法で好奇心に昇華させた!!
「虫達は大丈夫そうだな!!」と安心したケペルが次に興味を示したのは、霜降りになったダチョウ肉…
そこに、「いつまで眺めているんだよ。料理は見るもんじゃねえ、食べるものだぜ!!分からねえ事は審査の後に説明してやるからよ、ククッ」とジャンが発破をかける。
ところが、大谷は「ダメや!!こんなの食いものじゃないですやんか!」と審査拒否。
「無理に食わなくてもいいんでっせ」と他の審査員にも同意を求めるが、崔たちどころか観客からも孤立してしまった。
(変なこと言うてるのは百も承知や!!)と、早く食べさせようとしたジャンに対抗する。
が、「……いや、いい!」とジャンは大谷の皿を奪う。
「だったら大谷――おまえは食うな!」
絶句する大谷を尻目に、ジャンは「そんな審査員ばかりならオレは降りる」と宣言する。
棄権してもかまわないが、そうなっては大会が台無しになるし、世間も黙ってないだろうと脅し始める。
(あいつのペースに巻き込まれるな!魔法のネタがバレちまったら、間違いなく誰も食わねえ!!)
どんだけヤバイんだよw
逆に考えれば
わざわざそれだけリスクを背負うってことは
食べさえすればとてつもなくうまいんだろう。
まあこの状況では俺なら絶対食わんけど
291 :
sage:2012/03/17(土) 22:28:12.77 ID:N00pwjBL
ミミズやゲンゴローでも食べる審査員ですら正体がバレたら食べなくなる食材っていったい・・・
やっぱりゴキブリなんだろうか
>食用のミミズは泥取りしてから油で揚げられ、ゲンゴローも頭と羽を取りシナモンをまぶして揚げている。
>トンボも同様に、頭と羽を取って揚げられている。
>グロテスクな食材に対する恐怖心を、きちっと丁寧な料理法で好奇心に昇華させた!!
この辺えらいよな。
これだけでもキリコや黄より10点くらい上回ってもいいくらいだ
でもミミズまで食わせてるのに、それをふまえてなおヤバいとなると考えにくいな
あの白いのがなんかの幼虫だとして、短期間でサナギになって成虫になったりすれば大パニックだろうけど
短期間でそこまで成長しないだろうしな
ミミズがあるから、純粋にキモさでヤバいわけじゃなく、幼虫がフンをするなどの味的・品質的なヤバさが一番ありえる
自身の棄権をちらつかせつつ、審査員に早く食べるように圧力をかけるジャン。
審査員も観客もジャンに同調するが、大谷だけが「邪魔ものがいなくなってスッキリするわ」と言い放つ。
「決勝まで残った者に対してなんて言い草だよ!!それに見た目はちゃんと出来れるじゃないか!?どんな味がするかすごく興味があるよ!」
(ワシかて本当は興味ありありなんや!!)と思いつつも引き延ばそうとする大谷を、「いいかげんにしたまえ」と崔会長がたしなめる。
ミミズもちゃんと食べれたし、司会者はダチョウ肉を絶賛していた。
「試食拒否なんかするわけない」と崔はかぶりつく。
「ホ…ホワァァッ!こ…これはすごい!すごいぞォォ!!」
戸惑う審査員たちを尻目に、崔は何枚も一気に食べ続ける!
つきたてのモチのようなしっとりした食感と、すごい弾力!
しかも、五番町や黄のように旨味を重ねるのではなく、肉そのものの旨味を増幅させている!!
上品で甘みのある謎のサシ…
それに、ミミズ・トンボ・ゲンゴローもシャクシャクといい歯ごたえを出しているし、クロレラ・モロヘイヤ・アルファルファも新鮮でぱりぱりしている。
「ウマくて当然。そもそもゲテモノなんて世の中にはねえんだ!!あるのはウマイものとマズイものだけだぜ!
たとえ21世紀が暗黒の時代でも、オレはウマイ物を探し出して料理してやるぜッッッ」
食糧難の時代でも、秋山の魔法は不滅だと哄笑をあげるジャン。
審査員も次々に食べ始め、崔会長は大谷の分まで箸を伸ばそうとする。
が、大谷はついに、「この皿はワシのもんやで」とむしゃぶりつく!!
そもそもゲテモノなんて世の中にはねえんだ!!あるのはウマイものとマズイものだけだぜ!
これは名言だな
ふむ。
やっぱり美味いことは美味いんだな。
崔会長いじ汚いなぁ……
もしや、大谷の美味い物を食わずにはいられない性格を利用して
大谷にジャンの料理を食べさせるための崔会長の芝居か?
ところでサシの正体は伏せたままで採点いく気か?
正体不明じゃケペルさんの栄養評価(笑)ができないぜ
専門審査員は決勝だけとかの方が良かったかもな
>>294 だから心の斬鉄さんの塩料理はキワモノと評したんだな
サシの正体がヤバいもんだとわかっていても食べたくなるなぁ
「これは…この皿はワ…ワヒのもんや!ワヒがくうんやああっっ」と、ついにジャンの料理に食いついた大谷。
とろけるような甘いダチョウ肉、きめ細やかでマットな食感、クリーミーでチーズ以上の鮮烈な味!!
「“神の舌”はおまえの意思とは無関係に素直に料理を味わってしまうって訳だ!!」とジャンに冷やかされてしまった。
そして、一般審査員も特別審査員の分まで食べようと流れ込んでくる!
しっとりした生肉と、そのクドさを消すアルファルファ、クリスピーな虫たち。
そして豆板醤と黒酢で引き締まった味!
「カカカーーーッこの勝負はどうやらオレの勝ちで決まりそうだな!」
(皿には肉の一片も残ってない!最後まで魔法が解ける事なくみんなの腹におさまったんだ!!)
(まさか)と青ざめるキリコ・黄の前で、まず一般審査員が満点の50点を入れる。
だが、特別審査員の方は――大谷がまだ点を入れていない!
(ワシは負けるんか?そ…そんなんイヤや、でも……自分の舌にウソはつけん)
観客に野次られ、ジャンも「最後ぐらいキッチリ終わらせろ!!」と胸ぐらをつかむ。
その後ろで、ジャンの「魔法の箱」にかかっていた布が、モコモコ膨らんでいた……
うわー
これはwktkせざるをえない
>ジャンの「魔法の箱」にかかっていた布が、モコモコ膨らんでいた……
さー、鬼が出るか蛇が出るか、はたまたゴキが出るか!?
そうきたか、不覚にもワラタw
俺らはwktkだけど食っちまった審査員の心境やいかにw
イモリ、サソリ、ミミズ、ゲンゴローまで実際の食材の旨さという最高の説得力食わせといて
今回のサシ肉も同様に旨さの説得力があるのに、その説得力を打破するほどのマイナスイメージとなると
汚い物という先入観と嫌悪感が強烈なゴキブリくらいしかないよなぁ
ホヤとかイソギンチャクとかのキモさでも実際うまければ気にならんし
イモムシとかでも、ちゃんと調理してあって食った時わからなくて、食ってみて味が旨ければ
あとで聞いてもそこまでいやだとは思わないと思う。
後味がエグいとかなら気持ち悪いけど、それもなさそうだし
ジャン自身が恐れてるのがただ事じゃないなw
やっぱ料理的にも話題性的にもはるかにジャン>>他 だな
キリコには悪いけど塩てw
ブルターニュだのアルプスだのこだわっても塩の塊じゃあな…
「往生際が悪いぜ」と大谷の胸ぐらをつかむジャンの後ろで、「魔法の箱」にかかっていた布がモコモコ膨らむ。
それを見た観客のざわめきを聞き、ジャンは振り返る――と、血相を変えて布を抑える。
(まだ早い!バレちゃマズイんだ!!)
だが、布を突き破って黒い塊が飛び出してきた!?
そこから分かれて、大谷の鼻に止まったのは「ハ…ハエ〜〜!!」
それにふと気付いた大谷が皿を覗くと、肉の脂がまだついていた……
それがウゾッと動く!
「ウギャアアアアーーーッッ!!!ウ…ウ…ウジ!!ウジ虫が皿におるゥゥ〜〜〜ッッッ!!!」
「ウジ虫ぐらいで騒ぐんじゃねえよ、バカ大谷!」と殴るジャン。
「そのウジ虫をおまえらはウマイウマイとがっついて食ってたんだぜ!!
ダチョウ肉のたんぱくの味を保ったまま豊かなコクを与えられるのは幼虫――脂肪分やタンパク質を含んだ昆虫の幼虫が一番なんだ!
しかもこの肉にまんべんなくサシを入れるためには肉の繊維に入り込めるような小さなウジ虫がうってつけだったんだよ!!
21世紀に確実に生き残る生物はこれくらいだろうしな!カカカカカーーーーーッ」
ゴキじゃなくて一安心だったが…ハエかよ!
蛆かよ……
まぁゴキよりはマシ……なのか?
食用蛆なら食える気はするな
製造工程は見たくないがw
315 :
マロン名無しさん:2012/03/20(火) 23:44:45.95 ID:c9uoVpnb
確かに何とも言い難いが、これが未来料理だからいいものの、ただのダチョウ料理ならゲテモノすぎて負けたかもな
……ダメだ吐きそうだ
蛆かあ
ゴキほどの拒絶感はないが、大量にニョロニョロうごめいてるのを見てしまうとかなりキツいかもな。
肉食う時に、牛や豚や鶏の屠殺現場見てなければあんまキモく感じないのと同じで
サシの蛆がうごめく姿さえなければ結構平気かもしれん
うーん、とりあえず美味いんだよな?
それなら食ってみたいような気はするが……うーん。
オエー(AA略
小さい頃読んだはだしのゲンの影響でウジはどうしてもだめだ…
まあ、この場合まずいのは食材の蛆よりも飛び回ってるハエの大群の方だろうな。
この状況の中で食事しろと言われても確かにそれは無理だわ。
ゴキも成虫のハエもゴメンだけど蛆虫も同様だな
ただ前述の2種よりははるかにマシではある
額にもよるが、金をもらえるのであれば食べられそうだ
そして一度食べてしまえば、本当に美味しいのならこれまでのイメージを払拭して絶賛できそう
ウジムシか…確かに成虫のハエよりはマシだなぁ。
蝿パニックになって試合は御破算かねw
テッカマンブレード アキ とかで検索したらなぜかウジ虫の画像がヒットしたの思い出した
世界にはウジを食べる文化もあるしなぁ
ミミズやゲンゴローは食べたのにウジはアウトというのは少し理不尽かも
まあ確かにウジは嫌なんだけどね
ウジ入りチーズとか有名だしな
日本人には抵抗感が強いのは仕方ないけれど
肉にどうやって仕込むのかはともかくとして、蜂の子とかなら良かったんだろうか
まああの作中世界ではNGってことで納得するしかない
当のジャン自身がバレたらまずいって思ってるくらいだから
秋山のマジックでごまかすこともできないくらい嫌悪感があるんだろう
有名ってのもどこまで浸透してるかにもよるんじゃね?
一般審査員なんかはさすがに全員知ってはなさそうだし。
美味しんぼの鮭の刺身だかの話をちょっと思い出したけど、
いくら安全?とはいえ心証やっぱよくないんじゃないかなぁ…
でも塩の塊を平然と喰う連中だしな
抵抗感のレベルなら同じような物だろ
あの世界じゃ輸卵管はダメらしい
>>329 確かにwww
女の子は「気持ち悪い」って言うし
使ってると評価下がるからなw
「その通り!ウジ虫だ!!ダチョウ肉のサシになっていたのは、ちっちゃくてかわいくてコクのあるウジ虫だぜ、カカカカーーーーーッッ!」と、
ジャンは汗をたらしながら哄笑をあげる。
繊細でクセのないダチョウ肉を生かすサシは、昆虫の幼虫の脂肪!!
その中でも使いやすいのがハエ――東南アジア原産、アメリカで飼育される無菌の食用バエ!!
“魔法の箱”の中で幼虫を生みつけたハエを、ジャンは炭酸ガスで眠らせていたのだった。
ハエがたかって黒い肉になり、ウジ虫が覆って白い肉になり、潜り込んだからピンクの肉に戻ったわけだ。
ドームの中だからハエは出られない……
そして、ケペルは嘔吐し、「やはりおまえは最低の料理人じゃ!!」といきり立つ崔会長達。
だが、21世紀の――サバイバルの料理、「ウジ虫ぐらいで怒ってどうするんだよ!」とジャンは宣言!
イタリアにある「カッチョ・マルチョ」というウジ虫入りのチーズを紹介し、「ウジ虫ぐらいでビビってるなよな!」とあおる。
タネあかしを終えたジャンは、「あとはおまえが10点を入れれば終わる。おまえもオレの料理に群がっていた一人なんだからよ!!」と大谷に言い放つ。
しかし、大谷は「キサマはこのワシがブッ殺したるわーーーっっ」とジャンにつかみかかろうとする。
が、突然ダチョウが割って入り、ジャンを蹴っ飛ばした!!
「これは…ダチョウたちの反乱じゃあ!!」と叫ぶ睦十……
大谷怒りすぎだろw
ダチョウも助走つけて蹴りを入れるレベル
・・・つか、もはや収拾不可だろw
どうするんだこれwww
崔会長はおかわりまでしようとして何怒ってんだよ
五行さんなら反撃が来るレベルだぞ
ジャン失格で2人で延長戦やっても締まらんしな
いろんな意味で秋山の魔法が圧倒的すぎるw
>>「料理は勝負だぞ!!サバイバルなんだぞ!!」
流石ジャン ぶれないなぁ…
>そして、ケペルは嘔吐し、「やはりおまえは最低の料理人じゃ!!」といきり立つ崔会長達。
ミミズやゲンゴローはゲテモノ扱いするのは良くないみたいなこと言ってたのに・・・
会長は騙されるのはよくなかったんだよ
最初から言っておけば…食べられなかったかもしれんけどw
生で食わされたらさすがにきついかな
食用バエを作っている(食べる文化の)人たちに失礼だとは思わんのか!
ケペルもうじの栄養学的分析はできんようだな
何か知ってたらもっともらしく語るんだろうけど
サバイバルの時代に、「無菌」ハエは調達できないとか、もっともらしい事言ってほしかったなぁ
牛牧場よりはダチョウ牧場+無菌ハエ養殖の方が効率いいってことじゃね
知らんけど
今更だが、神の舌を持つと豪語するピザは
虫などのゲテモノに手を出さずにそんな大層な肩書きを名乗っていたのかと
確かにw
神の舌を名乗るならダチョウのありえない脂肪分を
味わいから「これは食用蛆か!」って読めんといかんな
>が、突然ダチョウが割って入り、ジャンを蹴っ飛ばした!!
>「これは…ダチョウたちの反乱じゃあ!!」と叫ぶ睦十……
もうドタバタが収拾つかなすぎて
ドリフのBGM流していいレベルだな
ここでジャンの評価をウジのキモさ原因で下げまくらないと
どう考えても塩やレンコンに圧勝すぎるからなあ
その話の都合で、蛆食文化を知ってるであろう大谷・会長・ケペルあたりも
無知キャラにならざるをえないとはな
お前ら虫に寛大すぎないか?
俺は一切食いたくないぞ今回の料理は
ウジ抜きでも、ちょっと引くレベル
無菌の保証があれば、(あと見てる前でウゾウゾ動かないよう手が打ってあれば)ウジさし肉かなり食ってみたい
この大会で出てきた料理の中では食ってみたいランキング上位だな
塩はイラネ
レンコンはまあまあ
個人的にはザザビーの料理は毎回(豆腐以外)食ってみたいと思わされたな
せめてしゃぶしゃぶあたりにしてくれ
生はいやん
酢でしめるなどしてウジを殺せんかな
生でなくても、ウジを茹でて裏ごしした脂肪を塗ってミルフィーユみたいにすればよかったんじゃね?
そうやってつかうなら、ウジじゃなくて、ハチノコみたいなメジャーな幼虫の方がいいよね
ウジは味ではなく肉の間に入っていくことから選ばれたみたいだし
でもうめえうめえ言っといて「キサマはこのワシがブッ殺したるわーーーっっ」は無いだろw
突然、ダチョウが秋山を襲い始めた!!
怖いジャンに、炭酸ガスで眠らされたこと、仲間がバラされたこと――恐怖心か怒りか、ダチョウたちが反乱を起こした!!
大喜びする大谷だったが、暴走したダチョウは大谷も司会者も蹴り飛ばす!
観客席になだれ込み、トンボやハエの籠を蹴り開け、会場はジャンのせいで滅茶苦茶だ……
しかし、睦十は近づくダチョウを軽くひねり、「最高の料理を作ったのに、ツイてないヤツよ」と秋山を憐れむ。
材料を隠さなければならないジャンの料理が優勝するのは難しいが、「21世紀の料理」だと高く評価する睦十。
「そもそも日本人は虫を毛嫌いしすぎるんじゃよ」と、ウジ入りのチーズやフランスのセップ茸を挙げ、
虫は汚いどころか旨いという考えが一般的だと紹介する。
「“サバイバル料理”に合った最高の食材、まさに21世紀に残すにふさわしい一品じゃよ!!」
ダチョウはドームからあふれ出し、道路や地下鉄へ……
ついに大会は中止になるが、睦十は「優勝したら対決する約束じゃったからなあ」とジャンとの勝負をすることに。
まだまだ力不足だが、3人ならばやりがいがあるとキリコと黄も勝負に誘う。
「久し振りに中華大帝の料理を見せてやろうぞ!!ウハハハハーーーーーッ」
その後ろ、武道館のてっぺんでダチョウが鳴いている……
第2回若手中華料理人選手権 最終結果
小此木タカオ ベスト16進出
セレーヌ楊 ベスト8進出
五番町霧子 決勝戦進出(99点)
黄蘭青 決勝戦進出(99点)
秋山醤 決勝戦進出(点数なし)
優勝該当者 なし
サブタイ通り、本当に滅茶苦茶だなw
やっぱこの漫画はこうやって終わるのが良く似合う
>「久し振りに中華大帝の料理を見せてやろうぞ!!ウハハハハーーーーーッ」
ついに睦十と直接対決か
お題が気になるな
今年も素材の悪印象やダチョウパニックなければ優勝だったわけだし
実質二年連続優勝だから睦十もちょっとは認めてくれたのかな?
ただ弥一でもジャンの一段上から見てるイメージなのに
それが睦十とじゃ勝負にならないんじゃないかって気もするなあ
地下鉄ワロタわw
線路をダチョウの大群が爆走してくるという予想通りの絵面だったのにめっちゃワロタw
睦十との勝負はどうするのかな
流石に3人とも対等な条件では勝負にならないと思うし
なんつーか、ドリフの爆発オチを彷彿とさせる結果だなw
中華や漢方でも冬虫夏草とかあるしな。
結局世界の食通>>今回の審査員5人 ってわけだな
>>361 蠅パニックと大谷パンチだけでも十分ドリフのオチBGM向きだったが
ダチョウまで暴れた上に優勝者なしとはまさにドリフ
この料理漫画とは思えないハチャメチャっぷりが楽しいww
しかし大谷の神()の舌…
いよいよ最終目標の睦十と対決か。
ひょっとして本当にこの漫画の最終決戦?
それか中国編になるのか?
直接対決じゃない春巻対決で少しぶつかったくらいだが
ここで睦十の存在感を見せ睦十圧勝→ただし負けたジャンら(たぶん便乗してキリコらも対戦するはず)が
自分でも気づいてない各人の伸びてる部分を適確に見抜いて、ジャンらの成長確認イベントになってた
→もう少し修行(場合によっては中国編)またはジャンの父親登場
ってとこだろう
黄が出て百蘭王が出たけど、最終的に百蘭王の後継っぽい黄が微妙な終わり方したんで
その不完全燃焼さをフォローするために近々中国編はやりそうだな
366 :
マロン名無しさん:2012/03/23(金) 10:45:00.78 ID:6Zr8x8VW
次はスケールでかく世界大会かもな?
本場は我が国!中国
ヨーロッパ、アメリカ
オセアニア
そこに、辛さなら我が国の専売特許!とか言って韓国とかが紛れたり(笑)
五番町飯店の意地を見よ!日本てきな
世界の中国料理大会ってのも面白いけどシュールな感じだなw
ヤンのフレンチみたく中国料理を各国風にアレンジした中華料理が出るのかな
302:マロン名無しさん:2011/11/21(月) 00:59:50.33 ID:???
>>300 フレンチに合わせるとネタが狭くなるから
いろんな国の特色が出た中華ってのもいいかも
ベトナム中華のグエン!
タイ中華のカオサイ!
インド中華のシン!
チベット中華のダライ!
韓国中華のキム!
ロシア中華のアナスタシア!
ハワイアン中華のモコ!
イタリアン中華のルイージ!
メキシコ中華のホセ!
イギリス中華のチャーリー!
369 :
マロン名無しさん:2012/03/23(金) 20:28:24.82 ID:6Zr8x8VW
むしろバックボーンがフリーの世界大会に
鉄鍋を使いこなすジャンや霧子が参加するとか。
中華のネタ切れ対策にもなるし
洋食や和食を貶すジャンは批判を受けそうだが(笑)
ついに鯨料理の人が主力クラスになるわけだな
371 :
マロン名無しさん:2012/03/23(金) 20:30:01.36 ID:6Zr8x8VW
もう料理漫画を逸脱しても面白そうだがな。
身体を鍛えるついでにマラソンとかムエタイを習うとか(笑)
ジャンのキャラなら何でも活かせそうだ。
既に世界編終わったようなもんだから
次は宇宙編とか魔界編とか
>>371 ゆでたまごじゃないんだからw
キャラがエキセントリックだったりパフォーマンス過剰ではあっても
料理漫画の枠は守るだろ
大会終了後の五番町飯店で、「キリコさんが一番だったと思っているぜ」と祝福する店員達。
楊も「相手が悪かったな」と、小此木も「予選落ち確実と思ったのに」と慰められている。
しかし、大会中止の元凶の秋山は「店にとってマイナスでしかない」と散々な言われようだ。
大会に負けたら出て行くといったジャンを、腕ずくで叩き出して「心の料理」を世界に広めようと意気込む店員達を、
「なにが世界じゃ」と睦十が水をさす。
珍しく、コックコートを着ている……
「山ザル、キリコ、黄のセガレ」の三人と勝負しようとする気合の表れだ!
「若手ばかりの料理大会で優勝したぐらいではまだまだヒヨッコ同然!!
世界どころかまだこの店すら継ぐ事は出来んという事を分からせてやる!!」
一方、黄も百蘭王から「優勝はお前のものだったと言って間違いないだろう」と次の百蘭王に指名されていた。
が、「アジアの百蘭王」では物足りない、「世界の黄蘭青」になるんだとあっさり拒否。
「フン、それならお前の好きにしろ!!だが、その前に――五番町睦十との勝負!それには絶対勝つんじゃ」
年寄りだとなめている百蘭王だが、黄は(老いてますます熟練の域に磨きをかけているよ!!)とため息をつく。
そして、ジャンは包丁の刺さった階一郎の墓石の上に座り込む。
「やっと睦十がオレと勝負する気になったんだぜ!!もうじきあんたの願いもかなう。うれしいだろ、ジイちゃん」
それは、「おまえは日本一の中華料理人ななるのじゃあ」という呪文のような言葉。
「日本一になったら、次は世界一になってやる!」と意気込むジャンだが、大会終了後の睦十の行動を思い出して汗を流す。
「これくらいの料理はちょろいもんじゃ」と、睦十は決勝での料理をそれ以上の味で再現したのだった!!
「まあ秋山の料理はウジ虫なしじゃがの!」
(あの睦十に勝つ……やらなきゃならねえんだ!!)
全員の料理の上位交換って世界の塩シリーズ涙目だろ
やっぱ3人ともまるで勝てそうにないな
格の違いを見せ付けられてまた平常運転へと移行するのかな
>大会に負けたら出て行くといったジャンを、腕ずくで叩き出して「心の料理」を世界に広めようと意気込む店員達
何故だろう
こいつらが心の料理を広める云々言っているのを見て失笑してしまった
キリコも含め
心の料理ってのがどんだけ偽善臭いかってのを強調してんだろう
作者が
こりゃ勝ち目ないわw
絶望的な勝負としか思えん
例えて言うならドラゴンボールのナッパ戦で悟空が来るまでの絶望感
ウジ虫なしでジャン以上とかどんな化け物だよ……
これ、対戦前に木の洞で瞑想しに行って、
そのあと回想でジャン少年やるんじゃね?
百人のヤンキー料理人相手に勝負する少年ジャン
普通にチンピラ相手程度なら勝てるんじゃ
鮫捕まえるしな…
客席から投げ込まれたゴミを全て包丁でたたき落とす反射神経もな
多分バキのザコキャラくらいとなら張り合えるレベル
頑張ればモトベさんくらいまでは勝てるかもな
睦十とジャンたちとの対戦が始まる。
「年寄りの冷や水」と冷やかす黄だったが、「この鋼の体はだてではないぞ」とビキビキイッと力瘤を見せつける!!
60年間鉄の鍋を振り続けて出来あがった体!
どうしてすごい体を維持しているのかと疑問に思う店員だったが、それは階一郎との決着がついていないから……
が、睦十は「おまえたちにはわからなくていいんじゃ!」と本心を明かさない。
対戦課題は、ハンデとしてジャンたちに選ばせることになった。
黄はかつての百蘭王のように、ギョーザを選択。
「もちろん味の方がメインだけどね!!」
キリコは「今度こそあなたの春巻を越えるものを作ってみせるわ!!」と春巻で競う。
それに対し、「頼もしい孫じゃわい!!」と笑う睦十。
ジャンは「麺で勝負を挑ませてもらう!!」と指を突き付ける。
前大会で作った「刀削麺(ダオシャオミエン)」がキリコ・楊に負けたことに納得がいっていないからだ。
「しつこい」と言われるが、「回転刀削麺以上の技出すからな、心しておけよ」と挑発する。
そこに、「ちょっと待ったあっっ」と大谷が乱入してきた。
「旨い物のある場所は匂いで分かるんや。ワシをさしおいて料理勝負で旨い物を作ろうなんて言語道断やで!!」
実は、ダチョウに蹴られた後、伸びたフリをして彼らのやり取りを聞いていたらしい。
「負けたらどうすんねん!?おまえの価値は料理の腕だけや!!負けたら何もないのがおまえや!!
そんなおまえが負けたらどないすんのか聞きたいで!!」とジャンにつめよる。
執念深い大谷はまだジャンを潰す事を考えているようだ。
「いいぜ!!約束してやるよ。負けたらこの腕をくれてやる!!
おまえの望み通りへし折って、鍋も包丁も握れないようにすればいいさ、カカカカーーーッ!」
回転刀削麺以上の技だと?
横回転に縦回転まで加えるのか…
順当に話が進むなら挑戦者3人とも負け、よくて最後の1人が引き分けだろうな
つーか大谷もジャンが実質無敗で来てると認識してるんだなw
刈衣ナトリウムマジックにやられたのや
大人数料理で初歩ミスやらかしたのは知られてないんだな
それは大谷の見てないところだしな
敢えて言うなら五行戦が一番危なかったんじゃないか?
392 :
マロン名無しさん:2012/03/25(日) 09:17:37.60 ID:FTKq3Qgo
五行と蟇目は良いキャラだったから勿体無い。それ以外は噛ませか小物臭強い
五行は誰彼かまわず攻撃をかますし、たれ目はジャンの腕を折ったからな
しかし骨折時期があったから日々研鑽必須の刀削麺の腕はどれくらい回復したんだろうか
睦十に負けたら、二度と包丁を握らない――自身の腕を潰すと宣言するジャン!
睦十は「自分の実力を推しはかる事も出来んとは情けない料理人じゃ」と止めるが、ジャンは約束を取り下げるどころか、
「片方だけじゃ不公平だよな。オレが勝ったらおまえは舌を抜いてオレの前に二度と姿を見せるな!!」と続ける!
「ついでに睦十!オレが勝ったらこの店はオレがもらうぜ!!」
「バカなこと言ってんじゃないわよ」とつかみかかるキリコに、ジャンはさらに条件を突き付ける。
「おまえには“心の料理”を捨ててもらわねえとな。おまえが心を入れ替えて“勝つための料理”をするならば、この店に置いといてやってもいいぜ!」
そして黄にも、彼が睦十に負ければ「百蘭王の名をオレが継ぐ」と宣言する。
(陸一族以外のヤツに渡すわけにはいかないよ!)と青くなる黄……
「ただ勝つだけじゃ面白くねえだろ!?勝ったついでにおまえらが大事にしてるものを根こそぎ奪ってやるぜ!!」
いよいよ対戦が始まる。
まだまだヒヨッコだと、睦十は3人まとめて相手にしようとする。
が……ガタンと倒れてしまった。
そして、心配して駆け寄る店員を振り払おうとした時、ポケットから「最強の調味料」が落ちてしまった。
それは納得できる料理を作るための、「睦十X」!
しかし、その完成を間に合わせるために無理をしたツケが出てしまい――
そのまま起き上がることなく、睦十は救急車で搬送される事に……
(゚Д゚)ハァ?
煽りまくると思ったらそういう逃げかよ
なんという肩透かし・・・
398 :
マロン名無しさん:2012/03/25(日) 22:23:32.12 ID:FTKq3Qgo
じゃあ不戦勝だから後は決勝の続きだな
ファイッ
>>393 その間足ででも練習してたんじゃね?
新技=足利用刀削麺
>>394 あーあ、回避しちゃった
意識不明のまま料理作ってて、3人それぞれが自分の負けを認める出来だったみたいなオチで睦十死亡かな。
鍋の前で立ち往生とかで。
そして伝説へ
打ち切り漫画かよw
それか意識朦朧とした睦十の回想で
階一郎との対決編やるかもな
一度美少年大谷やミンキ出してるから過去話やりやすいはず
402 :
マロン名無しさん:2012/03/26(月) 01:19:32.28 ID:KVuTxgyj
>>399 パフォーマンスにはなるが味にメリットねぇww
作業がはやくなるのか
むつじゅうXってネーミングがもろ中2
マジレスするとは思わんかったw
これはネタ切れで連載終了ってことか?
真面目な話チャンピオンの打ち切りってどうやって决まんの?
編集の意向?アンケートが長期間悪かったら?
純粋にネタ切れじゃね
特にジャンの料理は毎回凝ってたから
数週にわたってやるやる詐欺で盛り上げといてこれはないわーという感じ…
ホントはちゃんと試合やる気だったのに急に打ちきり決まったのかと邪推してしまう
(おまえと決着(ケリ)をつけるまでは、ワシは死なんぞ!!!)と階一郎の顔を思い出しつつ、倒れる睦十。
そして――階一郎の隣に、睦十は埋められた。
ジャンは睦十の最期を回想する……
病院のベッドで、「こんなすげえ調味料を作れるヤツがそう簡単に死ぬもんかよ!」と、
「睦十X」を手にジャンは睦十を揺さぶる。
「早く起きてオレと戦え」と叫ぶ――と、なんと睦十は起き上がり、「やっと現れたか、階一郎!!」と叫び出す!!
しかし、そのままズルルーーと倒れ、脳波が停止。
「さあ勝負じゃ、階一郎!!ファッファッファッファーーーーッ!」
「おおよ睦十、やっと来たか!待ちくたびれたぞォッッ!!」
「結局おじいちゃんのライバルはあくまで階一郎さんだったんだね」とキリコは言うが、
「どいつもこいつもオレから逃げやがって!!」と睦十の墓を蹴りつける。
(目標が消えちまうなんて……そんなのアリかよ!?オレはこれから誰に勝つことを目標にすればいいんだ!?コンチクショウッッ!!!)
何だかんだいって睦十を上に見ていたんだな
睦十にとっちゃ幸せな死に方だったのかもなあ……
弥一は眼中にないのか
百蘭王がボケたのは、ライバルがいなかったからかな?
>>408 ホントにしんでやがんの
ジャンが打ちひしがれてるのはなかなかいいな。
どうせ爆発的に立ち直るんだろうけど
前にオリジナル調味料対決なんてのもやったんだし
Xを超える調味料でも創れば?
黄の道案内をしつつ、睦十の墓へと駆ける大谷。
(これで日本中華料理界の二大巨頭がいなくなったんや。やっとワシの時代が来たで!!!)
が、その表情でバカなことを考えているのは丸わかりだ。
ところが、墓からズラッと喪服を着た人々が並んでる。
睦十をバイブルとあがめる料理人や、
「女房のまたいとこの友人のボーイフレンドが五番町飯店で働いていた」という、自称姉妹店の店長までいる。
が、ジャンは「キサマらの様なザコ料理人にいくら墓参りしてもらったってちっとも嬉しかねえんだよ、とっとと帰りやがれ!!」と吐き捨てる。
その言葉にいきり立つ面々だったが、「本当に供養したいのなら、自分の店に戻って腕を磨け!!墓参りより修業の方がよっぽど睦十は喜ぶぜ」と言われて言葉に詰まる。
ところが、老婦人にいきなり傘で殴られてしまった。
「遠くからわざわざ来てくれた人たちにその暴言はなんだい!!みんなあんたと同じように悲しいんだよ。
全くいつまでたっても素直な気持ちが出せない不器用な子だね」
彼女は桃明輝、ジャンの祖母だ!!
大谷と因縁のある馬賊……
階一郎が死んだ時も来なかった彼女が、どうして来たのか?
ムシの知らせか、睦十にジャンの事を頼まれたからだった。
「あたしはおまえを迎えに来たんだよ!一緒に中国においで!」
階一郎も睦十も死に、ジャンのようなはねっ返りは日本の手に負えない。
彼らですら歯の立たない料理人がゴロゴロいる中国へ……
ちなみに、彼女の店では蟇目や五行も修業しているらしい。
これは中国で百蘭王と闘う展開かな
今は衰えた感があるけどかつては睦十と階一郎以上の料理人だったし
なるほどこれで中国行くと、今まで
驚き役で小此木、解説役でヤンや弥一だったのが
驚き役で蟇目や五行、解説役で明輝バアちゃんになるんだな
ばあちゃん、年の割には巨乳なんだなw
こうきたかミンキw
階一郎とくっついてたとはな
それともジャン母の母である可能性もあるのか
419 :
マロン名無しさん:2012/03/28(水) 00:25:22.43 ID:oinEO67C
>>416 蟇目と五行が雑魚役か…
強い敵が味方になると弱体化するってのは天津飯やクロコダインが例だな。
というか、こういう蟇目や五行と黄はやはり再登場の複線か。この作者は小物の扱い方が露骨だからな
つーか蟇目ってこれからなんかありそうな感じのまま消えちゃった感があるんだよな
途中で路線変更されて捨てキャラになったのかねえ
今回サルベージされて良かった
>小物の扱い
残念ながら現状ではヤンもすでに切り捨てられてるようなもんだよな。贔屓されてるキリコ以外はなかなか生存競争厳しい
あと、次シリーズの前くらいには望月が小此木に負ける小話とか入りそうだな
中国修行編か?
一区切り付きそうだし、タイトル変更とか取材休載とかするのかね
外伝でもはさむか。
誰が良いかな。
やっぱ刈衣花梨外伝か
423 :
マロン名無しさん:2012/03/28(水) 02:40:10.30 ID:oinEO67C
それなら多分スグル外伝じゃね?
ジャンが強すぎて敵は小物に見える。だから蟇目と五行と黄は際立つわな。スグルはまぁ良いキャラクターだが
先の展開にそなえてジャンの親父にスポット当てるとか。生きてるんだっけ?
過去編で、親父本人は直接出さず、その周辺の人物(多分酷い目にあってそうな大谷とか)を中心に
明輝は、中国にある自身の店へとジャンを誘う、
広い中国には睦十や階一郎でさえ歯が立たない料理人がいるらしい。
が、ジャンはいままで音信不通だった人間の言う事は聞けないと拒否する。
しかし、彼女の店で蟇目と五行が修業し、見違えるくらいの実力を身につけていると聞いて、
(生意気な!)と同行を決心した。
「オレはもっともっと勝負して、もっともっと強くなるぜ!!カカカカーーーーッ!」
ところがキリコも、「秋山だけが力をつけるなんてダメよ!」と彼女の店に行こうとする。
とまどうジャンと五番町の面々だったが、明輝は「料理の出来るものは大歓迎さ」と許可を出す。
しかし、彼らが行くのは中華の本場!
「覚悟しておきな!生ぬるい日本育ちの若造には、中国の風は厳しいからね!!アハハハハーーーッ!」
だが、ジャンは「どんなヤツでも勝てばいいんだろ!!」と、
キリコも「心の料理に国境なんてないんだから」とひるむ様子を見せない。
3年後――
小此木は「火の通りを均一にするために厚さ大きさをそろえてきるように!」と後輩を指導するまでになっていた。
彼の作る料理に合格点を出した弥一に、
「いまや望月さんを抜いて鍋をまかされているんですからね。いやちょっと努力しただけなんですけどね〜〜アハハハハーーーッ」と返す。
そして、弥一は「秋山とキリコが三年ぶりに帰ってくるそうだ!!」と皆に伝えた!
崔会長を通じ、日本中に衝撃が走る。
空港では大谷がシンパを引き連れて腐った卵を用意していた。
ところが、入口の方で職員が誰かを押しとどめている……
ワニや鹿の角、アルマジロなど、ワシントン条約違反の食材をたっぷりかかえたジャンとキリコだ!!
「オレ様を法律で縛れるわけないだろうが!!」と、髪を伸ばした醤はチベット山椒を職員の口へ!
四川山椒の原種で、辛さも香りも上に行くから脳髄から末端神経まで麻痺してしまう!!
さらにジャンはそれをバラまき、職員や近くにいた大谷の皮膚や体ををしびれさせてしまった。
「ウマイものを作るのに法律なんか関係あるか」と言うジャンをたしなめるキリコだったが、結局ブス・サルと罵り合い始めた。
ちっとも変ってないとあきれる楊、中華料理界は騒がしくなると笑うスグルに、「だってジャンはジャンだもん!!」と言う小此木……
鉄鍋のジャン!/終劇(おわり)
え・・・
これで終わり・・・?
パイランワンの立場ねえよ!
へ?
…え?終わり???・(;゚д゚)
え?打ち切り?
嫌なら、見るなよカス
法律違反も何のそのとは心の料理ここに極まれりだな
とりあえず最後の
望月ざまああああああああああああ
>最終話
あーあ
>いまや望月さんを抜いて
まあ当然だろう
望月がクソすぎた
え?最終話?え?え?え?
……まあ終わっちまったものは仕方無い
キリコの中国同行は最後の最後にホンのちょっとだけ
デレたと考えていいのだろうか?
あの二人が付き合うなんて考えもつかんが
ハプニングでいいから一度くらいキスくらいして欲しいかったわ
もちろん3年間の間にヤることは…ないな
まさか終了とはなぁ。中国編じっくり見たかったorz
ツンツンしてる2人だから、デレるとなると
見ててこそばゆくなるようなじれったいやりとりしそうで鳥肌が立つ
そのあたりはライバルとしてストイックにやってると思う
ただ、カゼひきかけたときにさりげなく薬効あるデザートを作ってやる的なやりとりはけっこうありそう
花言葉で会話するように、普通の賄いに隠し味を入れてサインを送り合ってそう
ェー
いきなりすぎる最終回だろ条項
衝撃の結末(エンディング)
3年ぶりに帰国したジャンとキリコ。
しかし、群馬県赤城山――そこにある睦十と階一郎の墓で異変が起きていた!!
墓の中から、機械化された階一郎と睦十が現れる!!
「ゲガガガガーーーーッ!よく戻っていたな我が孫よ!!どれだけ上達したか、この「中華の覇王」が見てやろうぞ!!」
「フォッフォッフォーーッ!図に乗るなよ山ザルめ!!どれほど修業したか知らないがまだまだヒヨッコよ。
キサマに中華の真髄を教えてやるまではこの「中華大帝」もオチオチ眠っておれんわ!」
この物語の真の恐怖は、実はここから始まる!!
帝都を襲う二匹の悪魔、地獄からよみがえったこの老人達から逃げる事は出来るのか!?戦う事は出来るのか!?
「待っておれよ秋山醤!そしてキリコもな、フハハハハーーーーッ」
どうする秋山醤、五番町キリコ!!
これは無いわ
西条、打ち切りになってやけくそになったかw
階一郎骨一つ残らず焼けたんじゃあ…番外編みたいなもんだからか
西条これ本誌でやってたら伝説になってた
ジジイが甦ってくるよりジャン達が魔界に行く方がいいな
ええと、なに?
とりあえずメカにはメカで学天則にでも料理作らせればいいんじゃないかな。
地獄の国取りでもやりに地獄へ戻ってください
2ちゃんの嘘バレレベルじゃねーかwww
本日30日は楽屋裏、明日より鉄鍋のジャンRを始めます。
なんというかわりとびm・・・いや十分面白かったけどね。
ジャンのキャラは破格というかキャラが立ってていいんだけど
ライバルが不在な感じで盛り上がりに欠けたかな。
ちょっと惜しい作品だったのかなぁ、という感じ。
覇王様お疲れ様っす、Rも楽しみっすよぉ〜
ライバルたるべきキリコが微妙だったな
その都度でてくる新キャラも当たり外れが大きかったか。
で、もう楽屋トークいくの?
楽屋トークでいいのか?
とりあえず蟇目とか五行とか、キリコよりもっと活かせそうなヤツが居たのに上手く使わなかったのは残念だね。
ジャンが最後まで悪物だったってのはなかなか良かったと思うけども。
料理漫画って後攻断然有利だが、先手ならではのハメ手が出てくるのは面白かった
当時びっくりした
本場・中国の特級調理師たちが、たった一人の料理を貪っている…
口ではうまくないと否定しているが、その手は皿から話す事が出来ない!
「料理は勝負だ!!オレの勝ちだ!」
そう言い切った人物は、二代目「中華の覇王」だ!
一方、東京・六本木ビックヒルズでは「ビッグ大谷日堂杯」が開催されていた。
「日本の料理界はこの日堂様におまかせやで」と審査委員長の大谷は大喜びだ。
予選は麺勝負――「撥魚児(プオユイル:ゆるくといた記事を、皿のふちから落とすように削って白魚のような形にした麺)」を
「水と寝かし時間が足りん」と見抜きながら、見回りを続ける。
司会者は大谷を「料理界の指導者ですよ」と褒めつつ、バックアップしている「十三龍(サーティーンドラゴン)」の財力にも感心している。
しかし、(アホかこいつ、世の中「金」やないで、舌こそすべてやで」)と大谷は嘯く。
炎の冷や排骨麺(バイグウミエヌ:揚げた骨付きロースを乗せた麺)で、Aブロックを通過したのは六本木「崑崙」の沢田。
“炎と氷の料理人”だと、名乗りもバージョンアップしている。
「八宝珍猫耳朶(パーパオチャオ マオアールドウオ)」で、Cブロックを通過したのは「東洋楼」の荀。
料理は「伝統」――しかし、東洋楼の400年ではなく荀が創る「伝統」!!
二人はハイタッチし、「目つきの悪い疫病神」が出てないらしいことに安心する。
この大会は1回戦に出るだけで百万円、2回戦で二百万、優勝で1億!
そのうえ、全国ネットの放送で店の宣伝にもなるからみな気合が入っている。
両面焼きソバ、河粉(フォーファン:きしめんのような形の米の粉で作った麺)、ワンタン、伊府麺(卵麺を揚げて油抜きしたもの。即席麺の原点)……
さまざまな麺で勝負がなされている。
なかには超ミニのメイド服の料理人、「極東中華厨房(ファーイーストチャイニーズキッチン)」の大谷水月(16)もいる。
潮州両麺(黒頭とグラニュー糖で食べる焼きそば)を作りつつ、落ちかけた皿をお尻で戻す荒技――と黒のレースの下着を披露する。
そして、超ボンデージのメイド服も…中身はむくつけき大男!!
トチくるっ…能天気、いやフェミニンなよそおいの、「十三龍ロス支店」ブルー・メナール(26)だ!
優勝候補の彼が作っているのは全部つながった一本の麺、「一根麺」!!
バートリー・フーズのチェーン店、十三龍のメンバーが多いようだ。
審査が進むごとに、残るのは十三龍(ウチ)だけと佐藤田・エリザが見つめている……
五番町飯店の小此木達は中継を見ているが、睦十はこの大会を「しょうもないもん」だと切って捨てた。
そして話題は、半年前に中国から帰国してすぐ行方をくらましたジャンへと移る。
キリコには何の連絡もないようで、「二人の間に進展はなかったわけか」と呟くと殴られてしまった。
ところが、Hブロック、坦々麺の審査――練りゴマアイスのタレで食べる麺、調味料を練り込んだ麺、ソバガキのようにレンゲで食べる「麺」にまじって、
汁なし、2本の色違いの坦々麺を出した、目つきの鋭い人物がいた!!
登録名「名無し」、秋山醤!!!
ジャンの料理は「超力招来坦々麺(チャオリーザァオライダヌダヌミュヌ)」。
「二代目覇王の“間違いなく勝つ麺料理”だぜ!とくと味わえ、カカカカカーーーッ」
ジャン復活!
髪の毛伸びてるなーこっちのが格好いい
あれ、メカ爺さんは?
えっ?
大谷水月(16)ってまさかの大谷娘かよ!?
>>458 沢田筍コンビはどうでもいいが
今回のみどころはそこだな>大谷娘
まさか無印の最後のほうの若大谷がフラグだったとは・・・
性格は悪そうだけどかわいいなw
そういえば日堂坊やはモダン(笑)でハイカラ(笑)な美少年だったな
睦十?
>>461 あの美少年をどないな風に時空調理したら
あないな下品なオサーンになるんやかw
まさか十数年たって続編読めるとは思わなかったw
これは期待。
未消化の伏線ってあったっけ?
個人的には弥一の本気をみたい。
勝つ事しか考えない「とんでもねー野郎」、「審査員殺し」と言われるジャンの登場に、大谷も腰を抜かす。
「有名人なの?キミ」と尋ねる司会者を遮り、沢田が「キサマをシャットアウトしてや――」と宣言しかけたが、
「邪魔だ」とどかされてしまった。
二人を無視して「審査を続けろや」と皿を並べるジャン。
坦々麺(ダヌダヌミェヌ)――本場四川省では、売り子が担いで売ったことにちなんで名付けられた。
元々は食べてすぐ活力を得るための、労働者向けの軽食……
ジャンを警戒しつつ、審査員たちは試食に入る。
見た目は汁無しの和えそばだが、うまそうな香りはしない……
そして、ずいぶん大きなトウガラシが乗っているが、箸でつまむとボロロと崩れてしまった!?
脆いトウガラシだと訝りつつかじると、「ん!?旨いぞ、このトウガラシ!」
酸っぱくて甘い後味――インドのカード・チリだ!!
唐辛子をヨーグルトに漬けて乳酸発酵させたのち、40度で乾燥、さらに揚げたもの。
酸味・旨みが大増殖された、熱帯が生んだ魅惑の調味料をもんでふりかける!
中華でない物を使った、正統の様で正統でないだと、興味をひかれる審査員たち。
さらに、もう1本の麺は黒ゴマ・醤油・酢を麺状に固めたものだった!
口の中で混ざり合って坦々麺となり、噛めばゴマの豊かな香りが出てくる…
ゼラチンで合わせ、冷やし固めたから、口の中で溶けてるらしい。
意外にもちゃんと作っていると動揺する審査員たち。
予選を無事通過するかもしれないが、スポンサーの十三龍の料理人が二人もいる以上、
ホームタウン・デシジョン(地元判定)に負けてしまうのではないか……
審査員は、どれもうまかった以上はスポンサーを推そうとするが――突然鼻血が噴き出した!
まさかまた毒料理、「秋山にもホドがあるぜ」と他の料理人が殴りかかろうとする!!
だが、それを制したのは当の審査員だった!
「これは毒じゃない!だってほら、力が漲るゥウウウーーーッ!!!」
しかも、頭脳は妙に冴えてくる。
これこそジャンの「超力招来坦々麺(チャオリーザァオライダヌダヌミュヌ)」。
そもそも坦々麺は労働者のための小菜(シャオサイ:小ぶりの麺や軽いおかず類)で、
疲れた体を癒し、午後からの労働のために食べるもの。
ゴマ・ラー油・酢もエネルギーを補充し、脳や体の回復を助ける――
そこに力を入れたジャンは、アーユル・ヴェータに基づくインドマッサージで使う「セサミオイル」を改良し、
回復と強壮のオイルを作ったのだ!!!
黒ゴマオイルに、阿膠(ロバの煮皮)、スッポンの甲羅、当帰(セリ科の多年草の干した根)、海馬(タツノオトシゴ)、
海竜(ヨウジウオ科の魚を乾燥させたもの)、魚 月票 膠(コイ科の魚の浮き袋を煮詰めて煮皮にしたもの)を加えたオイル!!!
「超力招来坦々麺なら、死んだ人間だって走り出すだろうさ!」
ここまでレベルの差を見せつけられてはと、審査員は満場一致でジャンを推す!!
「カハハッ、ま、当然だな。オレの料理は魔法だもの。
料理は勝負。勝つためには容赦しないぜ、オレは。カカカカカーーーーーッ!!」
秋山にもホドがあるぜw
これはジジイどもを魔界から甦らせて勝負する伏線か
ダヌダヌミュヌって言ってるジャンを想像すると可愛いな
いままで個人の利益に左右された審査があったのって五行戦の社長と大谷ぐらいだっけ?
ジャンの魅力が簡潔に表現できててストーリー展開は期待できそうだ
画風はちょっと間が抜けた感じもするけど。
びきちーんじゃねぇよwwww
この担々麺うまそうだなあ……食べてみたい。
予選を通過したジャンだったが、会場の外に出ると、胸元の包帯から血がにじみ出ていた……
ヤツらを倒すまではまだ倒れるわけにはいかないと汗を流す。
一方会場では、「全然変わってないぜ、あのバカ」と笑う沢田は、掌から炎を出す。
荀もグローブに仕込んだナイフを見せびらかし、二人は「料理人は皆魔法使い」と気合を入れる。
(魔法勝負なら負けないわよん♥ )と笑うブルー、(腕ずくで粉砕したる)と黒酢ドリンクの缶を握りつぶす水月。
そして、(審査員でも魔法を使えるんやで。「神の舌」の恐ろしさ思いせれや!!)と二枚舌どころか
ゴーマン・自慢・ウソ・ハッタリの四枚舌をびろるろんとさせる大谷。
そしてエリザも、「誰よりもリアルな魔法使いはあなたなのにね」と、手品のようにティーポットを出した佐藤田十三を褒める。
会場では本線で使う食材が運ばれていた。
檻の中には生きている食材もあるようだが……
一方、ジャンはトイレの個室で包帯を巻きなおしている。
そこに、何者かがバンバンバンッと個室のドアを確認する音が響く。
とうとうジャンの前に現れたのは、キリコ!!
「やっと見つけたこのヤロー」と胸ぐらをつかむと、ジャンは苦痛に呻く。
キリコは包帯を巻きつつ、どうしてこんな大会に出るのか、そしてこのケガは何なのかと尋ねる。
が、ジャンは「ブチのめしたいヤツがいる」と答えるのみ。
十三龍を一人残らず魔法の餌食にする――ジャンはトラックに襲われたことを回想していた……
着替え中やらトイレに襲撃するなんて本当にエロい心の持ち主やで
なんだこのひょろひょろ執事キャラとロリは。
重要キャラなのか?
477 :
マロン名無しさん:2012/04/03(火) 10:56:44.84 ID:ArfShvyZ
改心した五行じゃね?
会場ではブロードウェーのようなショーが開かれていた。
十三龍が日本進出するためのデモンストレーションパーティーになってきたと、沢田は苛立つ。
客席では、「十三龍がどんどん増えるといいなぁ」「とにかく料理がオニウマだってさ」と言うサクラもいるようだ。
「人間てのはいいかげんなもので、まずい料理でも演出や宣伝でうまく感じたりするもんですしね」と呟く佐藤田。
事実、人間は果物の香料を嗅ぎ、砂糖水を飲めばオレンジジュースやリンゴジュースだと錯覚する……
これが姑息な手段だと言うのはジャンと同意見だが、エリザはバームクーヘンを貪りながら「地道なアピール」だと訂正する。
予選を通過したのは16人――そして1回戦の課題は卵!!!
ちなみに、水月はナース服に着替えているし、大谷は卵のかぶり物をしている。
観客は「卵料理なんて楽勝じゃーーん」と拍子抜けした表情だが、
「料理は“卵で始まり卵で終わる”という」と、気を引き締める荀。
用意された卵はダチョウ、ウズラはもちろんのこと、烏骨鶏やよく分からない青や赤の卵、爬虫類の卵、なぜか冷蔵庫に入っている物……
無限にある卵料理とその材料!
「イヤな題材できやがるぜ」と荀は笑う。
「審査方法は早い者勝ちの勝ちぬけとする!もちろんまずいモンは論外やど」
ジャンは敵ばかり作るから、足を引っ張られる。
そして他の料理を先に通過させればいい――と、いうのが大谷の魂胆だが、それはジャンもお見通し。
「しかし堕ちたな、“神の舌”がヤツらの“姑息”のひとつかよ」
「言うとれや、おまえのようなアホには十三龍とワシのどちらが頭か分かるまい」
そして、キリコは傷ついたジャンが最後までもつのか心配していた……
>気を引き締める荀。
>「イヤな題材できやがるぜ」と荀は笑う。
ドラゴンボールでいえばウーロン・プーアル程度の位置にいるキャラがかっこつけてもなあ
480 :
マロン名無しさん:2012/04/04(水) 00:25:06.37 ID:13LKcyGg
や む ち ゃ
ヤムチャ以下
チャパ王とかナムくらいかな。
483 :
マロン名無しさん:2012/04/04(水) 09:14:08.56 ID:13LKcyGg
チャパ王は元王者といえど近年は予選落ちだからな…
チャパ王やギランやパンプット、もうけっこ、オトコスキーあたりたちがこんなセリフはいたら笑う
機内の菓子から生きた「ウジ虫」
485 :
マロン名無しさん:2012/04/04(水) 20:07:19.94 ID:WBpubX2y
失礼致します。
この度オリジナルマンガを描き上げたのですが、
もしよろしければご感想やご意見を頂けませんでしょうか?どんなことでも
構いませんので、是非よろしくお願い致します。
http://addman.jp/sumioi/ 墨追〜すみおい〜 第一話
1回戦を担当する10人の審査員の持ち点は10点で、先に80点以上を取った8名までが通過。
十三龍からは、
ロス店:ブルー・メナール、リッチモンド店:ルーシー・ウォルター、トロント店:アリー・ストリゴイ、シャーロットタウン店:カーチス・プライス、
セントルイス店:マッド・エドガー、ハワイ店:ジャック・オケント、香港店:ぺジエ・カタリ、オクラホマ店:ソフィ・ローテンベルグ、
デトロイト店:ブラド・アルカード、シンガポール店:ユージー・ウルフマン
他に、極東中華厨房:大谷水月、六本木「崑崙」:沢田圭、
中華薬膳「藤田」:藤田寛一、横浜「東洋楼」:荀智英、北海道「胡 オ賓 王」阿武隈源氏、登録名「名無し」無所属:秋山醤が参加!!
いよいよ勝負が始まるが……誰も動かない!?
早い者勝ちだが、「最低8番目までに作ればいい」とブラドが戸惑う司会者に説明する。
「十三龍にもわかってるヤツはいるんだな」と舌打ちした沢田は、「まさか1回戦から使うハメになるとはね〜」と巨大な鉄板を運ばせる。
「リエちゃんユウちゃんマナミちゃんヒナコちゃんジュンコちゃんチナツちゃんエミちゃんカコちゃんありがと!」
一方、ルーシーは小型PCで十三龍特製の料理レシピを検索する。
「これさえあればどんな課題でもラクラククリア♥アキバで29800円!!」
ソフィは調理台をガシャガシャ動かし、動きやすいように配置を変えている。
阿武隈は相変わらず熊を探し、ユージーはたくさんの包丁を並べている……
あっけにとられる司会者だが、ちゃんと卵を選ぶブルーたちを見て安心する。
沢田と荀は「どれだけ料理を愛しているか、おまえを負かすことで思い知らせてやる!」とジャンに宣言。
が、ジャンは「“善は急げ”と言うが“悪はのんびり”だ!!」と動こうとしない。
(オレの卵料理…急いではならないんだ。勝つために!!)
荀の顔はだいぶ変わったから、今までの印象を覆してくれると期待
沢田は人望(?)はあるみたいだけど、料理はどうかな?
クマーの人は熊がメインというポリシーで毎回ここまではこれるので地味に優秀だよな
クマのおっさん出るたびに見た目変わってる気がする
前回は背が伸びた料理は努力の人(名前忘れた)にみえた
薬膳やトドまでいるのかーw
個人的にトドは負けても良いから一度ブレイクしてほしいな
沢田とかはもういいや
ソフィは「ツイスター」の異名通りに、腕を回転させながら卵を割り始める。
「料理はビックリ箱」が口癖のカーチスは、割った卵から卵白だけを取り出している。
水月は「料理はパワーや!」のモットー通りに、ダチョウの卵をカンカンとハンマーの柄で割り、意外にでかいスケールを見せた。
切り刻む事が大好きなユージーは、ホビロン(孵化寸前の卵)を使い、観客の注目をあびる。
元科学者のルーシーは温度を測りつつ、細かく調理し、
自分の食欲を満たそうと料理人になったジャックは、大胆にもキャビア攻めのようだ。
予選に残った十三龍の面々は、さすがにムダのない動きで観客を魅了する。
ブラドは、「毒料理人(ポイズン・シェフ)」のジャンを時代遅れだとこきおろしつつ、ピータンをあげ始めた。
そしていよいよジャンが動き始める。
キリコは他の料理人と卵の奪い合いをすればキズが開くと納得しているが、
観客達はゆっくり卵を選ぶジャンを覇気がないとみかぎるのだった。
ところが、ジャンはある卵を見て「マジかよこれ」とにやりとする。
それから、蓮の葉、ハトの卵、龍崗鶏(ロンコンカイ:広東省の地鶏)を手に調理台へ。
他の料理人に野次られるが、「他のヤツらが何を作るかわからねーのに、ガリガリがんばるバカがどこにいる!?」と返す。
だが、ジャンの手にする食材を見て「あいつが作るのはアレかあ」と観客がざわめく。
「――と考えるヤツは、間違いなくヤツの罠にはまるわな、なあキリコちゃん」
バァインと胸を揺らして現れたのは、楊!!
「まったくその通り」と太鼓持ちのような小此木も一緒だ……
小此木は解説なくても理解できるくらいスキルアップしてるのかな?
一般レベルなら問題なく理解できるんだろうけど、ジャンとやり合えるレベルだとどうなんだろうな
小此木はプロとは違う独特の突拍子もない感性を持ち続けててほしいな
そのためにはプロ料理人としての常識や知識が多少欠けててもかまわん
つか、おまいら
各キャラのデザインは旧・新どっちが好き?
9割方旧だな
新キャラの大谷娘とかオカマメイドは結構いい感じ
神戸にいたはずの楊だったが、テレビを見て駆け付けたらしい。
三人ともジャンの料理が気になるが、観客は「ハスの葉包みでキマリじゃん」と言っている。
十三龍の面々も、「ハトの卵をゆでる」「鳥肉をブツ切りにする」「味付けは塩とショウユとオイスターソースかな」と話しかける。
「いまどき“鳥肉とハトの卵のハスの葉包み”なんてちっとも珍しくないよ、バーカ!!」
だが、ジャンは一言も言い返さず、皆フヌケになったのかと嘲る。
しかし、ジャンは目を閉じて――手に全神経を集中させ、関節の軟骨に、的確に包丁を入れている!!
(美しいじゃない)と感心するブルー。
そして、ジャンが取り出したのは茶色い卵!?
佐藤田は(ほほ〜う)と目を見開き、阿武隈以外の皆が微かに漂う匂いに興味を示す。
(なんだ!?あいつ…なにを用意した!?)
499 :
マロン名無しさん:2012/04/06(金) 21:09:59.75 ID:W9RU2woT
クマさんの脱落フラグ
クマさんは毎度、多少は活躍してもらいたかったんだがなw
501 :
マロン名無しさん:2012/04/06(金) 22:33:11.30 ID:W9RU2woT
さわだや筍や大前みたいなんはキャラクターも立っていて若干活躍するが、
毎回予選でボコボコのくまさん
普通かませは1〜2回で終わるのに脅威のリサイクル率。
カナディアンマンやスペシャルマンが何度も本戦を戦ってるようなもんか>沢田ら
トドはカニベースみたいなもんか
503 :
マロン名無しさん:2012/04/07(土) 09:02:41.67 ID:EBpcf7vD
沢田や筍は成長した描写があるのに、クマ野郎だけないと思ったら…
この作者は意外性のある使い方をするが、反面かませの扱いも使い捨てだからな(笑)
普通にクマの匂いがキツいからよその匂いなんか気付かないだけだろ
505 :
マロン名無しさん:2012/04/07(土) 18:34:37.45 ID:EBpcf7vD
そこまで考えていて、くま親父がレギュラーになったら神漫画だな
ジャンが取り出した卵は、佐藤田が遊びのつもりで置いた卵らしい。
(あれを発見し使うとは、さすがと褒めておくぞ、秋山醤!!)
しかし、ジャックは(どうせショウユか何かで煮ただけのモノなのさ)と、また(他の料理人もたいした料理は作ってなさそうだし)と、余裕の態度だ。
(あとは通過するだけ!無問題(モウマンタイ)!!)と最初の審査を受ける。
審査員は以下の10名。
月刊「美食王」編集長:菅谷ミツル、財閥御曹司:甘えん坊将軍、「呑天」チェーン社長:紅御英誉、創建フーズコーポレーション社長:来栖カオリ、
焙烙寺住職破戒僧:宇合坊(うまかぼう)、英泉流華道家元:英泉碧子、灘黄金酒造社長:土橋修一郎、全日本中華料理連盟会長:崔信典、
推理小説家:緑川朱門、世界の神の舌:大谷日堂
ジャックの料理は「鶏尾凍彩虹蛋(チーウォートンサイフォンタン:数種の卵の冷製カクテル仕立て)!!
角切りのヤーコン(アンデス高原産のキク科の根菜)のシャキシャキ感と数の子・キャビアのプチプチ感を
ふわっとしたやまいもでうまくくるんでいると好評だ。
トッピングにはイクラとカタツムリの卵など、いろいろな卵を使っている。
が――得点は32点!
「キレイはキレイだけどそれだけね」とニコニコしながら否定する英泉。
スピードに気を取られ、うまくて高くて珍しい卵を合わせているだけだと、笑顔でひどい事をいう審査員たち…
大谷が集めた一流の美食家、評論家は小手先の料理では納得させられない!
(こいつらこそ審査の魔法使いや!!)とほくそ笑む大谷。
敵は日本人の料理人、そして10人の鬼審査員だと気を引き締める残る十三龍だったが、
ジャンは「アホのおかげで審査員どもの傾向もつかめたなぁ〜」と笑いだす。
「噛ませ犬のお試し君、ごくろうだった!!」
だが、沢田は「オレの料理を見てあわてんなよ」と挑発、「へぇ」とジャンは片目を開く…
スグルさん何やってんのよ
スグルじゃねえかwwww
何やってんだw
あれがスグルなんてド直球なことするわけないだろw
甘えん坊将軍、どう見てもあれスグルじゃね?www
何であんなとこにいんだよw
>>509 もしあれがスグルじゃなかったら、先着5名に高級中華満願全席おごってやるよww
511 :
マロン名無しさん:2012/04/07(土) 23:24:50.59 ID:EBpcf7vD
スグルさんなにやってんすか
刈衣はいないな
沢田…成長していそうな描写はあったが、突っかかり方から小物臭が抜けねぇな
刈衣さんファンの俺、おいてけぼり(´・ω・`)
>>512 下手に隅の方で登場してることを思えば
登場していない=思いがけないメインキャラとして参戦もありえると思えるだけ幸せだろう
514 :
マロン名無しさん:2012/04/08(日) 02:04:06.12 ID:2LbQBmV3
刈衣さんがいる時点でスグルなのは明白
もしくはそっくりな兄弟か(笑)
キリコ補正がないし、マンネリしたヌーベルシノワもないから新鮮だな
純粋に本来のジャンが未知の相手に無双するバトル漫画として楽しめる
前作の微妙さの一因はキリコ補正であったか
516 :
マロン名無しさん:2012/04/08(日) 11:03:14.48 ID:2LbQBmV3
キリコがいなけりゃ一つイスがあくからな(笑)
それにコテコテと心は毎回同じようなコンセプトになる。
ジャンは勝つためだから、あらゆるジャンルをつくる。そこが斬新さの違いだ。
前作の五行とかも評価が高かったが毎回薬膳料理作られても読者は飽きる
刈衣さん今いくつなんだっけ?
この大会が終わったらスグルがジャンに再び勝負を挑む展開になりそう
三年も経ったなら刈衣さん子供の一人や二人産んでそうなのになぁ
スグルの子とな?
万太郎ry
妊娠してるから活動してないかもしれんしな。そのうち出るんじゃね
ああ、スグルの子という意味かw
まだ目を閉じたままのジャンを見て、(一発オレの料理で目を醒ましてやっか!)と気合を入れる沢田。
フレンチトーストと卵焼きという「ヘンな組み合わせ」に戸惑う司会者は、いつもと同じ器具だと続けて鉄板に手を伸ばす。
が、沢田にパシッと弾かれてしまった。
超アツいから危ないのかと尋ねると、沢田はコップから水を流して解説する。
ドギャババッと立ち込める水蒸気――だけでなく、片方には氷柱が出来ている!!
「200度のところでフレンチトーストを焼き、マイナス23度のところでアイスクリームを作る。
炎と氷が一体となっているんだよ、この鉄板は!!」
仕上げにグローブから炎を出し、「夢想成真金銀蛋雪氷(ムンシャンツェンゼンキンインダンシェントン:
彼女達[あなた]に捧げる特製アイス二種盛りさいころフレンチトースト添えアンズソース)」の完成!!
ジャンやキリコに負けてもファンの女の子は見捨てなかった。
彼女達のためにも今度こそ勝ってやる!!
その評価は「ブラボー!!」
鉄板の概念を覆し、しかも出来たてほどおいしいアイスクリームの特徴にかなっている。
烏骨鶏の卵だから、紹興酒と黒酢のフレーバーでも黄身の味が生きている一方、麩のフレンチトーストで軽さのバランスも取った一品!
さらに、アンズソースのさわやかさで濃厚さをきちんと押さえている。
そして、89点!!
歓声を上げるファンの女の子と、観客達。
「蟹 才八 四 蔬 鹹 蛋 大 良 女及(ハイパーセイソーハムタンダイリョンナイ:大良水牛乳の塩漬けと自家製鹹蛋添えのミルク炒め)」を手に続くのは、荀。
「大 良 炒 鮮 女及(ダイリョウチャウシンナイ:広東風卵白ミルク炒め)」と、
「蟹 才八 時 菜(季節野菜の蟹肉あんかけ)という、広東伝統菜(ツァイ)のコラボレーション!!
さらに、ナッツのような食感のオリーブの核、コクのある水牛のミルクの塩漬け、あんかけのスルリとしたのどごしで見事に進化させている。
野菜・卵白・蟹肉が生む緑・白・赤のコントラストも好評で、83点をたたき出した!!
「やるじゃん日本の料理人」と叫ぶ観客、「腕を上げたなあ」と笑う楊、「二人目通過…か!」と睨むブラド、
そして目を閉じたままのジャン……
沢田ちょっとだけパワーアップしたな
ヤムチャが髪切って再登場したような感じ
荀って日本人?
それはおいといて、誰も突っ込んでないけど、オリーブの「核」も広義の卵のつもりだったのかな?
まず沢田と荀が通過したわけだが、ジャンは(要は8番以内に通過すればいい)と余裕の態度で蒸し始める。
が、「のんきなもんやね」と水月が話しかけてきた。
「子供はあっちいってろ」と返すが、怒った彼女に蹴られてしまい、そのまま動けなくなるジャン……
水月はそのまま審査員のもとへと向かうが、なんと胸を押しつけながら料理を並べだした!!
「えげつない!!」とどよめく観客だったが、水月は(全てを武器にしてどこが悪い!!)と笑顔のまま。
彼女の料理は「烏 魚 而取 苗鳥 蛋 麺(ウーユイアルミョウダヌミュヌ:カラスミとダチョウの卵麺の合えそば)」。
最も高級で濃厚すぎるクセを持つサルディニア産のボッタルガトンノ(マグロのカラスミ)と、それを生かすダチョウの卵麺。
のどごしをよくするダチョウのクビヅルで取ったスープと、しつこさを緩和する芹菜(チンツァイ:中国セロリ)も好評だ。
彼女の得点は87点。
男性審査員はオッパイに騙されたのか9〜10点だが、5点を入れた女性審査員のやっかみでバランスがとれて…いる?
「気合を入れろよ十三龍」と野次る観客達に、「では行くか!」とブラドたちが進む。
ブラドの料理は「魚子皮蛋無花果(ユイズーピータンウーホァグォ:揚げピータンとイチジクのシシャモの卵ソースかけ)」。
生臭そうだが、王攵 王鬼 露 酒(メイクールーチュ:バラ科ハマナスの花の香りをつけたお酒)で下味をつけたおかげで甘い香りを放っている。
黒焦げのシシャモをミキサーにかけるという大胆で香ばしいソースは、サクッとした薄い衣にからんでいる。
イチジクのもったり感・皮蛋のサクサク感・シシャモの卵のプチプチ感が合わさって、84点を獲得!!!
続くソフィは「蘇 飛 女及 王 月 餅(ソフィナイワンユエピン:ソフィ特製カスタードあん入り月餅)」、
ハート型の月餅が、どうして卵料理なのかと戸惑う審査員たち。
なんと中身がカスタードあん、卵たっぷりの皮が生みだす、洋菓子と中華のコラボレーション!!
90点で通過した!
アリーが出したのはたんなる色つきゆでタマゴ……と思いきや、白身だけ!?
白身スープと生クリームで味をつけ、もう一度殻に戻して蒸した「干貝無黄蛋(カンペイウーファンタン:黄身なし卵の干し貝柱あんかけ)」!
赤い卵は唐辛子とパプリカ、黒い卵は海苔で着色したらしい。
85点を出して、あっという間に3人通過!
(こんなのは朝飯前!!前菜みたいなもんなんだよ。どんな料理が出てこようがあわてる必要は全くなし!!)
6人通過したが、さっきの水月のケリのせいか、ジャンは全然動かない。
(ひょっとして…ヤバイ!?)と汗を流すキリコ……
528 :
マロン名無しさん:2012/04/09(月) 21:36:17.82 ID:/WFlma+L
朝飯前とか言いながら沢田に負けてる十三龍さんの2人ぱねーっすww
中身をカスタードあんにして高得点って、イマイチ基準がよくわからんw
皮に卵を使った月餅って、それ卵料理か?
干貝無黄蛋はおもしろいし、作ってみたいな
作り方が単純なだけに、スープの味が難しそうだけど…
朝飯前って前菜じゃなくて夜食だよな
>>530 例えばカスタードあんのどら焼きが卵料理かとか言われると、正直疑問符がつくよな
合格出来るのはあと2人だが、まだ9人も残っている。
が、ジャンは水月に蹴られたせいで、ケガが開き、固まったまま…
そのケガは、エリザと出会ったときに出来たもの。
ジャンがアメリカで店を渡り歩いていた時、エリザから「おまえ」呼ばわりされた上、「雇って“あげる”」とまで言われてしまった。
当然断るジャンに、彼女はドーナッツを食べながら遠隔操作でトラックを動かしてぶつけてきた!!
ジャンを足蹴にし、「十三龍」を名乗るエリザ……
ジャンの回想と体のシビレを強引に止めたのは、キリコが投げた烏龍茶の缶だった!
そのまま倒れてしまうが、「それでも二代目覇王かよ!?」と発破をかけられ、むくりと起き上がる。
(こんなところで痛いだの具合が悪いだのと甘えているヒマはねーんだ
何よりも大切な鍋の前にいる真最中なんだからよ)
秒単位で食感が変わる蒸し料理の最中に、なにをボケていたのかと料理を再開するジャン。
(弱音を吐いている間に、料理(つく)れ!!)
ハスの葉包みを開いて高温の油をかけると、いい匂いが会場いっぱいに広がる……
これが愛の力か
ヤッてんのかねえ、この2人
三代目覇王の出番はいつかのぅ?
ジャンの料理が立てる、魚の粕漬けを焼いたような、強烈にお腹がすく匂いに興味を示す審査員たち。
どこかでかいだ事のあるような、妙に郷愁を誘う香り……
「ちょっといい匂いをさせてるからってそれがなんだよ」と吐き捨てたペジエは、ブルーにも同意を求める。
が、「悪いけど、お先に!」と嫌な予感がしたブルーは審査員のもとへ。
(バカなヤツね。なぜこんな香りがしてくるか分からないなんて、とんでもない脅威よ。それをお気楽過ぎ!)
逃げるが勝ちよ、と「鴛鴦柘榴翅(ユィンヨンセッラウチー:フカヒレ入り中華風煎り卵と蟹肉とウニの炒め、二種の茶巾包み蒸し)」を出す。
料理人は不気味だが、白と黄色の茶巾包みが、野辺に割く菜の花のようだ!!
卵白・全卵の薄焼き卵で茶巾に作るのは潮州料理の王道だが、黄ニラと水蓮菜(スイレンツァイ:アブラナ科の水中で作られた高級野菜)が結んであるのは珍しい。
頂湯(ティントン)スープのあんをかけた白い茶巾にはフカヒレ・炒り卵・中華ハムが、もう一方にはカニとウニとフカヒレが入っている。
見た目の美しさとぜいたく感があいまって、本日最高の94点!
あと一人――かけ出したのは熊源!
「『軟炸千層狗熊(ロワヌザアチェヌツェンゴオシャン:熊肉の中華風タルタルはさみミルフィーユ仕立て)』だぜ」と笑顔で差し出す。
「ううむ」とうなった結果、得点は61点!
甘えん坊将軍、うまか坊、大谷らは高得点だが、崔会長たちは0〜2点しか入れてない!?
ここまでばらけたのはどうしてか?
「この短時間の中で“熊”を素材にここまでの料理に仕上げたのは評価に値する。
ただ熊にとらわれ過ぎて、衣にスッポンの卵を使ったり、タルタルソースを挟んだり、卵料理と呼ぶには少し強引すぎたかもしれないね」
熊肉を葱・生姜・烏龍茶でボイルし、醤油と酢でからめて揚げたことで、短時間にもかかわらず熊の臭みを上手に抜いている。
それをハチミツ・黒酢・ブラックペッパーで下味をつけ、淡菜(パオツァイ:四川風ピクルス)入りの中華風タルタルソースと重ねてから
網油で包み揚げるという、すごく手の込んだ工程だ。
「わざわざ熊肉を使うより、白身魚の方がタルタルとベストマッチだったと思うけど…でもそれなりにおいしかったよ」とは甘えん坊将軍の弁。
「ま、しょうがないな。だってオレは“熊源”だもの!熊料理以外作るわけにはいかねーよ。
でも楽しかったぜ、次は課題に“熊”も入れてくれよな」とニカッとする彼を見て、「漢だぜ」とわく観客達。
(なんで通らんかったんや)と悔しがる大谷、そして慌てて仲間内でも順番を争う十三龍の面々。
だが、突然審査員の前に皿を投げられた!
「満員電車でも荷物を置いた方が勝ちなんだぞ。8人目はオレだ!!」と、宣言しジャンはカカカッと笑う……
クマさんかっけー!
クマーになら抱かれてもいいかも
542 :
マロン名無しさん:2012/04/11(水) 22:28:51.00 ID:KPqQIM0h
これは熊に拘らなければと思うが熊に拘ったからこそ腕が上がったんだろうな。
無印キャラのきなみレベルアップしてるなあ。
>>542 無印の時点でパワーアップしてた河原が居ないのが悲しいな
ぶっちゃけカスタードなんかより上だわな
クマがイケメンすぎて困る
熊料理以外作る訳にいかないってのは、成長後の話だよな?
前作では鯨料理作ってるし。
あんまその辺について言及しても台詞が冗長になるから
要は自分の店で扱うようなものしか作るわけにはいかないってだけじゃね
クマさん色んな意味でナイス
満員電車同様、「料理の審査も先に皿を置いた者に優先権がある!!」と言い放つジャン。
まるっきり子供のような理屈を聞き、「オレたちの方が先に出てきたんだぜ!!」と反論する十三龍たち。
それを、「やかましい!!」と大谷が一喝する。
「ビッグ大谷杯」でみっともない争いは許さん、「人としてのマナーは守れ」と言うが、「人格は最低のヤツじゃなかったの?」とあきれる観客。
「秋山、とにかく一番悪いのはおまえや!!良い料理人は“良い料理”を作り、悪い料理人は“悪い料理”を作る。よっておまえの料理は――」
ところが、佐藤田からの無線に遮られてしまった。
残り全部審査して、最高点を取ったものを通過者にすればいいと佐藤田は命じる。
(秋山が“あの卵”を使ってどれほどの料理を作れたのか見てみたいしな)
それを受け、大谷は苦い顔をして「まあしかし、ワシも人格ある方やし」と全員審査を伝える。
(覚えとれよ佐藤田……いつか全部ひっくり返したるからな!!)
審査の順番はジャンケンで決められ、まずはぺジエの「大 良 炒 鮮 女及(ダイリョンチャオシェンナイ:卵白のミルク炒め)」から。
が、あっさりと65点!!
王道そのままの、個性のカケラも見えない料理。
次のルーシーはただのゆでタマゴ――と思いきや、卵のフラン(洋風茶碗蒸し)。
「三層蒸鶏蛋塔(サンツォツゥンチータンター:3種の味の茶碗蒸し、卵の殻仕立て)」
赤い層はニンジンのピューレと鹹蛋(シェンタン:塩漬け卵)を混ぜたもの、緑・黒はホウレン草・黒ゴマペーストとキクラゲを卵液に混ぜたもの。
スを入れずに、うまく三層に時間差で蒸している。
とはいえ、得点はギリギリ通過の80点。
そして、いよいよ不思議な香りのするジャンの料理の番。
一口食べると、体に震えが走るほどの旨さ!!
そして、ジャンは大谷の言葉を訂正する。
「良い料理人は確かに良い料理を作る事が出来るさ。
だがなあ、“悪い料理人は何でもできる”んだぜ!!カカカカーーーーッ」
基本的に大谷(おっさんの方)はダメなヤツだな
前作でもジャンのを見抜けず2度も同じようなヒントもらったりしてるし
場や使ってる料理人を全然仕切れてないし
>残り全部審査して、最高点を取ったものを通過者にすればいいと佐藤田は命じる。
もし残った全員が80点未満だったら通過者なしになったのかな
>>551 そりゃそうだろレベル低い料理人お情けで入れるより切り捨てた方がいい。
しかし十三龍主催者、スポンサー側の人間なのになあ。
上と下の実力差が大きいのかねえ?
審査員を震わせ、陶酔させるジャンの「龍崗鶏(ロンコンカイ:広東省の地鶏)とハトの卵のハスの葉包み」。
にやけた顔を必死に隠す大谷だが、それでも箸が・笑いが止まらない!
「これで決まったな。8人目はこのオレだ!!」
「勝手に決めんなよ」と審査待ちの十三龍がいきり立つが、ジャンは彼らを勝手に審査し始める。
カウボーイの「鮮 女及 蟹 肉 翅(シェンナイシェロウチー:卵白の茶碗蒸し フカヒレのあんかけ)」は、せいぜい70点;
ハチマキの「椒塩死胎蛋(ヂャオシェヌスータイダン:ホビロンの揚げ物香草スパイス炒め)」は卵にたまったゆで汁というアイデアがよいから80点;
キタローもどきの「賽 虫旁 蟹(サイパンシュ:卵白と白身魚の淡雪炒め)」は山東省の伝統料理そのままで「60て〜〜ん」;
藤田の「陰陽両極虫燕蛋(インヨンリョウケッチョンインタン:鶏のキンカン詰め陰陽両極仕立て)」は
鶏のキンカン(親鶏の体内でまだ白身と黄身に分かれていない卵)を冬虫夏草と一緒に腹に詰め、燕の巣入りのスープを張ってオーブンで蒸し焼きにしたもの。
「なかなかいいぜ、90点やろう」
「……マジで嫌なヤローだよな、おまえって!」
そして、審査員が出したジャンの料理は96点!
素材の選び方・調理法に一寸の狂いもない、「シンプル・ズ・ベストの一品」と頭を振る崔会長。
龍崗鶏は皮もしっかりしていて黄色い脂身もとてつもなく旨い。
ハトの卵はゆでて素揚げされ、表面に火ぶくれが出来たことで調味料が絡まりやすくなっている。
これらをハスの葉で蒸すことで、鶏の旨味が調味料と溶け合っている。
「だが、ひとつだけわからなんのが」と続ける崔を制したのは大谷。
「50年前にたった一度だけ食べた事があったわ。これは幻の卵「糟蛋(ザオダン)」や……!!」
四川省の田舎で主に調味料として使われていたもの。
皮蛋(ピータン)・鹹蛋(シェンタン)と合わせて「三大蛋」と呼ばれていた時もあった。
しかし、あまりに手間がかかるために幻となってしまったのだ。
その作り方はアヒルの卵を薄皮を傷つけないように叩き、殻に細かな亀裂を入れる。
そして酒粕・赤砂糖・白酒・塩を合わせたタレに2カ月漬け、薄皮を剥いてから酒に1〜2日浸す。
それからもう製法が失われてしまった調味料・香辛料に漬けて、密封したまま1年寝かして完成!
中国本土でもまず食べられない、「まさかこれを口にできるとは」と大谷は喜びつつ、
糟蛋を用意した佐藤田・使いこなしたジャンを警戒する。
「荷葉糟蛋鶏塊(ホイエザオダンチーコワイ)」を作ったジャンは、大谷も知らされていなった糟蛋を用意した人物――
この大会の黒幕が、「本当の敵!!」と会場をねめつける。
成長したな薬膳の藤田
鼻をかめば良いと言われていた頃が嘘のようだ
脳みそがわからなかった大谷も、めちゃくちゃレアな食材を言い当てたってことから成長している気がする
きれいな大谷時代でのことは爺さんズとのトラウマと共に記憶が鮮明に残ってるんだろ
全員審査して上位八名が二回戦進出とかだったら、十三龍ボロボロじゃね?
>>556 50年前に喰ってるんだから、前作の頃でも答えられただろ
加工度が高ければ前作の脳みその時みたいにわからんのじゃないかな
藤田は全体で3番目の高得点である91点を取るが、特別ルールのため通過ならず。
残りもほぼジャンの採点通りで、「8人目の通過者は秋山醤選手と決定いたします!!」
これにより、二回戦に進出するのは以下の8名。
荀智英;沢田圭;大谷水月;アリー・ストリゴイ;ソフィ・ローデンベルグ;ブラドアルカード;ブルー・メナール;秋山醤。
二回戦までのインターバルの間、ジャンはトイレでキズの様子を確認していた。
楊たちも合流し、驚いているが、ジャンは「無問題(モウマンタイ)!」と平気な様子だ。
が、そっけない態度をキリコにエルボーで突っ込まれて呻きだす……
ところが、キリコは「こいつを完全体に修復する!!」と言い出した。
中国で習った整体術でゴキボキ筋のゆがみを治すと、ジャンの痛みが薄らいだ!
そして、卵の白身――つまり、プロテインでキズをふさぎ、卵殻膜で覆って雑菌を防ぐ。
さらに脇の下に熱冷ましの牛肉を挟みながら、コルセット代わりに包帯を巻いて完成!
「ただ…こうして完全体になってもあいつらに勝てるかどうか――」
狙い撃ちにされて、「さっさと負けてきやがれ!!」と笑いかける。
「そりゃ無理だ!オレは負ける料理は作った事がないんだ」
どんな課題でも勝つと続けるが、佐藤田が決めた課題は、中華の料理人にとって非常にやりづらいものだった……
ジャンがエヴァになっとるw
せめて包帯の代わりに大根の桂剥きでも巻いておけば美味しく食べることができたものを
563 :
マロン名無しさん:2012/04/15(日) 00:41:26.49 ID:E6CQh0W/
ジャンの嫁も
キリコの夫も
こいつらしか無理だ
>>562 あとでキリコが美味しくいただくんだろ>牛肉や卵殻膜
565 :
マロン名無しさん:2012/04/15(日) 09:20:04.63 ID:E6CQh0W/
完全体ってキリコさん…ドーピングじゃないんだから
でも、傷口にばんそうこう貼ったり、捻挫をテーピングするだけでだいぶ変わるもんだからなぁ
食い物を粗末にすんなよw
十三龍の控室では、負けて料理人達が立たされていた。
さらに、ブラドが彼らの包丁をたたき割る!!
「洗い場から修業のやり直しだ」と、スポンジと洗剤と顔をもみくちゃにするが、それを止めたのはブルーだった。
今回のルールでは、腕のいい料理人ばかりが勝ちぬけるとは限らないと取り成すが、沢田達の方が「いい腕だったのは確かだったけどね」と続ける。
「でもやっぱり、秋山醤!!ヤツこそ我らが敵。ま、ヤツの相手はわたしじゃなきゃ出来ないわね!」とほほ笑むが、ブラド達もジャンと勝負がしたいと反論する。
「んまっ、わたしに逆らうの?生意気なコたちね」
別の控室では、水月がスク水に着替えていた。
「地味かな」と言っているが、大谷に「料理で勝負せんかい、我が娘ともあろう者がホンマ情けないわ」と怒鳴りだす。
が、「甘っちょろい事言うとるなあ〜パパは」と反論。
「この美貌も、ナイス・バディも!知恵も勇気も!もちろん料理の腕前も!!全てをマックス・パワーで使ってこそ“本物の勝負”やろ。
そんなんやからいつも秋山になめられてんやで」とたしなめられてしまった……
「まあパパは安心して見とってくださーーい、キャハハーーン」
控室――ではなく、従業員室ではキリコたちがジャンのために料理を作っていた。
ジャンはめまい・ふらつき・微熱・精力増強に良い「山薬甲魚湯(シャンヤオジャユウタン:
山薬(ヤマイモのでんぷんを乾燥させたもの)と龍眼肉(龍眼の果肉を半乾燥させたもの)入りスッポンのスープ)」を飲み、
良質なタンパク質を含む牛肉を貪っている。
「もっと食べたいか」と尋ねるキリコに、ジャンは「食べてやってもよいぞ」と答える。
「わかった」と言いつつ消化に良い「山薬鶏蛋黄粥(シャンヤオヂダンホワンジョウ:ヤマイモと卵黄のオカユ)」を差し出すキリコ。
また、楊も痛みやけいれんを緩和させるために、「ウチのママン直伝あま〜〜いオムレツ」を差し出す。
「料理の大会でよかったよね〜」という小此木が食材を取ってきたらしい。
「そーゆーのひょっとして得意?」と尋ねる楊に、「昔ちょっとね♥」と笑う小此木。
彼が出したのは中華の料理人なのに、うどん!?
一番消化の良い温泉卵のトッピングを褒めるジャンは、ついに万全の体調に!!
そして、「心配かけやがって」と睦十と李が会場にやって来た……
小此木成長しやがって…
>「もっと食べたいか」と尋ねるキリコに、ジャンは「食べてやってもよいぞ」と答える。
こ、これがツンデレって奴なのか…?
小此木ホント成長したな
こりゃヤッてるかどうかは微妙になってきたが
少なくともキリコはジャンでオナってるくらいの関係はあるな
トラックにはねられた割りに元気だなアンブレイカブルボディか
ヘタレの小此木がストーブ前だからな
時代だわ
片腕折られても料理するくらいだしな
さすがに両腕折られたら無理だったが
>>568 >そして、「心配かけやがって」と睦十と李が会場にやって来た……
ついにサイボーグジジイの片割れが動き出すのかwktk
美月はどっかの誰かよりはるかにコテコテだな
かつて佐藤田は「XIANGFAN(シャンファン)」のシェフを務めていた。
田鶏(テエヌヂー:食用ガエル)のフリッターはスポイトに巻き付けられていて、食べながらソースを流し込む!!
また、アイスと見まごうようなサーモンのムースなどで、「料理は楽しい」という事を客に教えていた……
――私は料理人だ。しかし物理学にも精通している。
生理学・宇宙工学・美術・錬金術まで習得、あらゆるものの成り立ちを見透かせる!
そうして彼は、いつの間にか魔法使いと呼ばれるようになったのだった。
そして、今から3年前。
エリザの父から彼女の「食育」とバートリー・フーズの食品開発を依頼された――が、
「この大会が終わったら、私を解雇してもらえませんか」と、エリザに申し出る。
「厨房の魔法使い」に戻りたくなったと聞き、エリザは苛立った表情を見せる……
一方会場では、二回戦の課題が発表されていた。
「“エビ料理”で競ってもらいますッッ!!!」
うーん、砂糖田って実はジャンの親父と実は面識あるんじゃないかなー
過去に大きな影響衝撃を受けたせいで、
同じ土俵で勝負するより、ジャン父とは違うベクトルから料理を攻める形をきわめていった結果
こうなったとか
海老料理か
海老を使った中華料理は多いけど海老がメインというとエビチリぐらいしか思いつかない
次の課題はエビ料理!
大型のイセエビ・オマールエビ・ロブスターから、中型の大正エビ・クルマエビ・シバエビ、さらには小エビのテナガエビ・ボタンエビ・アマエビ、
そして淡水系のアメリカザリガニ・ブラックタイガーまで用意されている。
ポピュラーな、「オレにも作れそう」な課題だとざわめく観客たち。
が、料理人達は皆苦い顔をしている。
どんな料理でもおいしくなり、他との差がつけづらいからだ。
「ボクなら大好きなエビチリを作るなあ」と能天気な小此木に、
楊はあきれてエビチリは「鉄人・陳建一さんのお父ちゃんの陳建民氏が作った、オリジナルのエビ料理なんや!!」と解説する。
ミソと殻の香ばしい風味を味わう、殻つきの有頭エビを殻つきのまま炒め煮した長江の「干焼大蝦(カヌシャオターシャ)」を、
ケチャップ・豆板醤などで日本人向けにアレンジしたもの――
この試合では、最も有名なエビチリを超えるエビ料理を作らなければならない!
また、試合形式は1対1のタイマン。
クジで決められた対戦相手は――
秋山醤VSアリー・ストリゴイ;ソフィ・ローテンベルグVS大谷水月;沢田圭VS荀智英;ブルー・メナールVSブラド・アルカード!!
十三龍同士の戦いもあり、クジに細工はなかったのかと安心する観客たちだったが、
キリコはジャンの調理台が十三龍に囲まれている事を気にしていた。
だが、「それほどの心配はいらないと思うぞ」と言いつつ弥一が現れた。
指をワキワキさせ、心躍らせるジャン……
真の料理人はチンケな策謀や妨害など通用しない!!
エビ通の俺から言わせてもらえば今、エビ通の間での最新流行はやっぱり、バナメイ、これだね。
○秋山醤VSアリー・ストリゴイ×
×ソフィ・ローテンベルグVS大谷水月○
?沢田圭VS荀智英?
○?ブルー・メナールVSブラド・アルカード×?
上2つは勝敗見えてるな
下2つは組みかえの末に沢田と荀が負けかなー?
かつて、ジャンは家庭科の調理実習も教師の体罰にも負けず「料理は勝負」と全力で調理していた。
そのころから「誰にも負けない料理人になれ」という階一郎の教えを守り、「何をしてでも勝つ料理人」になろうとしていた……
そして現在、ビッグ大谷杯2回戦の「エビ料理」対決が始まる。
ブルーはイセエビを手に、「エビのチリソース炒め」を作ると宣言。
「何を作るかばらすなんてオレをなめてんの?」と言うブラドも、「実はオレも“エビチリ”でございます!!」と宣言。
仲間割れかと戸惑う司会者に、「最初から仲間じゃなかったし」と答えるブラド。
対する沢田と荀は「いい意味でのライバルってヤツだな!」と腕を組む。
が、本音は(仲良しに見せておいて損はない――裏切るのはいつでもできる!)
また、二人ともわざとらしい笑顔で、「エビチリ」を作ると言い合う……
そんな二人を見て、「男同士の友情っていいものよ」と言うソフィだったが、「キショ」と笑う水月。
ソフィは彼女の服のセンスを「ヴァカじゃない!?」と評するが、水月は「オバハンには出来ん格好やろ」と余裕で返す。
口論は白熱し、負けた方が言う事を聞く事になってしまった。
水月が負ければ眉を剃り、ソフィが負ければ水着で秋葉原のホコ天を歩く事に……
ちなみに二人ともエビチリを作るらしい。
(アホ水月め、ホンマ大丈夫かいな?パパ気が気やないで〜)と苦い顔をする大谷。
司会者は最後にジャンたちのもとへ移り「ひょっとしてまさか?」と尋ねる。
「ピンポーン、オレたちも“エビチリ”を作る事にした!!」
どよめく会場、「考え直せ」と叫ぶ大谷。
が、ジャンは「エビチリは必ず勝てるエビ料理なんだよ」と大谷に詰め寄る!!
いかん、エビチリ食いたくなってきた
ジャンって小学校行ってたのかよ
軽く衝撃だわ
俺もエビチリ食いたくなってきたわ
冷凍物でいいからコンビニにあるかな
眉剃っても描けばいいだけだからリスク少ないよな
「エビチリ」ならば勝てるとは、どういう事なのか?
小此木は「ボクの予想通りだったね」と笑っている。
「ただわかんないのは、優劣はどうやってつけるの?」
楊は「“ただのやない”エビチリを作るつもりなんや」と解説。
完成度の高いエビチリでは、とても難しい事……
エビチリを大別すれば、有頭・殻つきのもの;食べやすい小エビのむきエビで作ったもの;今風に独自のアレンジを加えたもの。
弥一はエビチリの「次の形」が見れると喜んでいる。
エビチリの原型は、楊が言う「乾焼有頭大蝦(ガンシャオヨウトウダーシャ)」だけでなく、
新大陸から来たトマトを使った、北京料理の「蕃茄大蝦(ファンチェダーシャ:エビとトマトの煮込み)」という説もある。
ちなみにトマトは「西紅柿(シーフォンシー)」というらしい。
調理は進み、各人がエビを取り分ける。
ブルーはイセエビを;沢田はアカザエビ(手長エビ)を;荀はオマールエビを;ソフィはクルマエビに似たエビを;
水月はイセエビを;アリーはブラックタイガーを;ブラドはなぜかバナナを;ジャンは……山盛りのクルマエビを用意していた!!
「独り占めはダメでしょう!?」とエビを回収し出す司会者だったが、「オレのエビチリは10人分作るのにこれぐらいのエビを使うんだよ」と蹴り飛ばされてしまった!!
「安心しろ、“最高!”で“最強!”のエビチリを作ってやるからよ。クククククーーーーッ!」
>「独り占めはダメでしょう!?」とエビを回収し出す司会者だったが、「オレのエビチリは10人分作るのにこれぐらいのエビを使うんだよ」と蹴り飛ばされてしまった!!
大量の海老が必要というと海老味噌を掻き集めて使うぐらいしか思いつかないな
意表を付いて殻を食べさせるエビチリというのも面白そうだが
エビでチリソースを作るとか
作り方知らないから適当なこと言ってるとは思ってるが
1匹からは少量しか取れないものを大量にかき集めると考えるのがフツーだよな
となるとやっぱりエビ味噌が本命だよなあ
寿司なら尾のとこのとんがった身を集めるってものあるが
中華で味のことを考えれば何のひねりもなく思い浮かぶのはミソだろうな
眼とか集めて美味くなるとも思えんし卵ならそこまでの数いらんだろうし
そんなのよりは黄青蘭のラー油みたいに
何重にも味を重ねるためにあれだけの量を使う方が面白味はあるが
ジャンのがルール的にOKならば、適当な理由つけてまっさきに会場のエビ全部自分の料理に使うと宣言すれば勝てるよねw
きちんと全部使いきれなかったら量も読めないバカ料理人って事になって採点以前の問題だな
大量のエビの殻から出汁を取ってソースに使うというのもありそう
>>593 >寿司なら尾のとこのとんがった身を集めるってものあるが
「将太の寿司」でそういうのなかったっけ?
山もりになった、「10人分」のエビ……
ジャンは何を考えているのかまったく読めない。
が、予選で使ったカードチリとゴマ油、1回戦での糟蛋(ザオダン)のように、アリーは単なる「ハッタリ」だと考えていた。
そして、(ハッタリなら十三龍の最も得意とするところ!!)と笑いだす。
司会者は「まさに“秋山にもホドがある”」とあきれるが、ジャンにギロッと睨まれてしまった。
慌てて逃げた先では、ソフィが調理している。
手の熱が伝わらない、ババババと素早い動きで調理しているのは、日本では取れない「天使のエビ」らしい。
ソフィのスピードに感心する司会者だったが、
水月は(料理はスピード勝負やないねんで、パワーやで!!)とニタリとして、イセエビの頭を真っ二つにする!!
3年前、彼女の両親は借金を残したまま事故で死に、親族からも見放されてしまった…
そこに現れたのが、父の遠い親戚だった大谷!!
「おまえのおとーちゃんは腕のいい料理人やった。経営はダメダメやったけどな」
無言のままの水月に、「返事くらいせんかい」と手を伸ばす大谷。
握手かと思いきや、「そんな力じゃ鍋を振る事も出来んど!!」と彼女の手をギリギシ締めつける!!
(なんや!?貴様(キサン)!)と彼女はギャンと大谷の手を握り返し、悲鳴を上げさせる!!!
「いい握力しとるやんか。おまえのおとーちゃんも力持ちやった。これならおまえも立派な料理人になれるわ!!
よォし!!おまえはワシが引き取ったる、グハハハハーーーーーッ!」
そして、今――
水月はまな板を真っ二つにするほどの“力”で、料理界を制そうとしている!
なんか鉄をも切れる包丁を研いだ心の人が馬鹿みたいだな
あれ、大谷がすごい良い人に見える
もしかして水月の親父ってマガジンでやってたフタツキか?
祖父・喜(ヒトツキ)、父・喜喜(フタツキ)という名前と腕は良いが経営はダメダメという所がしっくり来るんだが
養子かぁ
これで水月のヘタレ負けフラグが解消されたな
しかし日堂もガキのころは美少年だったのにな
なんだ、水月は大谷の実子じゃなくて養子だったのか。よかった、よかった…
沢田は鉄板の上で、背を開いたアカザエビに火を通している。
これではエビの種類が変わっただけのありきたりなエビチリだが、そう思わせる事が沢田の演出!
荀はこれまで意表をついた料理に負けてきた。
一発逆転で“驚きのエビチリ”に変えようというのが、沢田の作戦!!
一方荀も、司会者に「ごくフツーの“うまい”エビチリ」を作ると話していた。
沢田が今まで負けたのは派手なパフォーマンスに頼っていたから。
(つまり、キチンと真面目に美味を追求したものに弱い!!)
そう判断した荀は、王道のエビチリで沢田を粉砕しようとする!!
ふと目があった二人は「ウワハハハハーーーーッ」と笑いあうが、目は笑っていないような……
一方、ブラドは「フシュルルル〜〜ッ」と息をもらしながら、石垣島のバナナとバナナエビを調理している。
近寄った司会者を、「仕事の邪魔をするんじゃねえ」と押し倒す!
「最高のエビチリを作ってやるからよ!!」と言い放つが、「ホントにできるの?」とブルーが水をさす。
ただうまいだけではなく彼のエビチリを超えなければならない。
「今まで誰も食べた事のないゴージャス!ゴールド!エレガント!!そんなエビチリこそわたしにふさわしい!!」と彼は自己陶酔している。
しかも、ブラドのエビチリは予測できると言い放つ。
そして、相手にふさわしいのはジャン――
(アイツがやる事だけは予想がつかないわ)
指を指した先、ジャンの調理台の上あったはずの大量のエビが消えている!?
沢田も荀も本人がそういうタイプだったらそうじゃない相手に負けることのほうが多いだろ…。
エビを何かに混ぜたか?
味っ子だったらイワシグラタンのイワシをマカロニに詰めるとかやってたが。
>>607 >味っ子だったらイワシグラタンのイワシをマカロニに詰めるとかやってたが。
もやしだな間違いない
エビの身の中にすりつぶしたエビの身を注射器で注入か
エビが消えたと驚く観客と審査員たち。
が、「ちゃんと見てみい」と大谷が指差した先には、たくさんのボウルに詰まったエビが!
大谷は鍋に入ったエビの頭とたっぷりの油から、コクのあるエビ油を作るつもりだろうと予測する。
(しかし…秋山め、失敗しとるわ)とニィッと笑う。
殻をむいているから、香ばしい風味が出ない!
次世代のエビチリを楽しみにしている審査員たち――
紅尾(呑天の社長)はいいものを自身の店のメニューに取り入れようと、来栖(創建フーズ社長)は料理人を引き抜こうと考えているし、
宇合坊と英泉は食べる事を楽しみに、菅谷(美食王編集長)はスターを作ろうとたくらんでいる。
土橋(灘黄金酒造社長)は彼の酒に合うエビチリ、緑川(推理小説家)はインスピレーションを起こす刺激的なエビチリを求めている。
甘えん坊将軍が注目しているのはジャン・水月・ブルーの3人で、大谷は(最後に勝つのはワシじゃ)とニタリとする。
観戦しているキリコは、大量のクルマエビとその中身、捨てられずにいる殻から、「とんでもなく贅沢なエビチリになりそうね」とジャンの料理を予想している。
だが、弥一は「他の料理人も注目しろよ。どれもこれも最高のエビチリになるはずだ」と皆をさとす。
水月は酒でフランベし、最高のソースを作ってもう完成!
対する“ツイスター”ソフィも出来上がり、無駄に時間をかけてもうまいものは出来ないと、二人は審査員のもとへ……
611 :
マロン名無しさん:2012/04/23(月) 08:33:31.57 ID:D3dPsypK
酒に合うエビチリか。紹興酒や麦酒ならともかく、本場の味付けは日本酒とは微妙かも
>>611 和のテイストを織り込んだエビチリなら日本酒に合うかもしれない
613 :
マロン名無しさん:2012/04/23(月) 20:54:02.38 ID:D3dPsypK
醤は本場中国に拘るとこがあるから和風はあまり想像つかんなあ
審査員がどう勝つんだろうか。
春巻のようなソフィのエビチリと、短く切った蕎麦のような衣にくるまった水月のエビチリ。
初めてみるエビチリのスタイルに驚く審査員たちは、まずソフィの料理から食べ始める。
ソフィの皮は春巻ではなく、ホロホロとしたパートフィロ(とうもろこしと小麦粉で作った極薄の生地)に包まれている。
エビのプリプリ感との対比、またチリソースの酸味と辛みが絶妙のハーモニーを生んでいる!!
彼女が目指したのは、「女の子向け」に、オシャレに進化させたエビチリ「爽脆奇妙蝦(ジャツェイチミョウシャー:エビチリの春巻仕立て特製マヨネーズ添え)」!!
有頭殻つきのエビチリは口から殻を出さなければいけないし、かといって殻がなければうまみが出ない。
マヨネーズソースは好みでつけてもいいから、欲張りな女性にもピッタリだ。
また、彼女が作ったのは「天使のエビ」――別名ブルー・シュリンプと呼ばれている。
これは水質の良い、広いスペースで飼育されているだから、クセがなく固すぎない!!
(わたしはこの大会で優勝し、全ての料理をキュートでファニーなものに変えてやる!!)と、自信満々のソフィ。
だが、「いい気んならんとけや」と水月が水を指す。
今まで笑いながらひどい点数をつけていた――口先だけだと言われ、ソフィは慌てて審査員に向き直ると、彼らはフルフルと首を振る……
次は水月の「秘製龍髭球(ビチイロンスチュウ:イセエビのカダイフ巻きピンチョス仕立て秘法チリソース添え)」
一口食べた審査員に、衝撃が走る。
「これはアレですな!」「なるほどコレを使ってきたか〜!!」
「わかるように説明してくださいよ」ととまどう司会者をいなし、紅尾はまず衣の説明に入る。
「これはカダイフといって、ギリシャやトルコで製菓材料として使われているものだ」
「OK結論は出た」と楊枝を置く審査員たち。
すると、司会者はソフィと水月をお立ち台の上へといざなう。
勝者の上にくす玉が開くらしく、「演出に凝ってみました」と司会者が解説する。
くす玉は水月の上で開いた!!
一方ソフィは足下の水槽の中へ!?
「なぜ私が落ちるの!?なぜ水槽!?答えなさいよ審査員!」
『違いはソース・アメリケーヌ!!』と、皆声を合わせる!
審査員息合いすぎだろ
こうまで揃うと、ブックがありそうだな
勝負では負けたけどエビチリ春巻美味しそうだな
10対0という大差で水月の勝利!
説明を求めるソフィに、決定的な差があったと崔会長が答える。
軽いパートフィロとホロホロしたカダイフ、両者互角の衣勝負だったが、水月はソース・アメリケーヌを作ってきた!
これは甲殻類の殻を炒めてうまみを抽出した贅沢なソース。
名前の由来は19世紀中ごろのアメリカ帰りのフレンチ・シェフが作ったからとも、ノルマンディの古い呼び方「アルモリック」が変形したとも言われている。
「コテコテでくどいだけじゃないの?」と反論するソフィに、甘えん坊将軍は「キミはここまでやったのかな!?」と水月が使った木ベラを示す。
なんとイセエビの殻が食い込んでいる!!
イセエビの頭と殻、ミルポワ(セロリ・ニンジン・トマト・タマネギなど)、ニンニク・チリパウダー・ローリエなどを炒め、ブランデーでフランベ。
さらに魚湯(ユイトン:魚の出し汁)で煮込み、濾し器に移してから絶妙の力加減で殻を叩き濾したらしい。
普通はイセエビのトゲが焦げてソースが刺す味になってしまうが、微量のカレー粉で簡単にクリアした!!
「二人のエビチリはどっちも勉強になったけど、少しだけ腹が立ったわ!!」とキリコは水槽を指差す。
「一生懸命な料理人を笑いものにするなんて、バラエティと勘違いしてるんじゃない!?」
そして、水月は自身の水着に手を伸ばし、「約束守ってもらうで」とニィッと笑う。
ここで脱いでスク水を渡すのかと興奮する観客、小此木達だったが下には超ビキニを着ていた(それはソレで好評だ)。
水月はスク水を投げつけるが、それをつかんだのはブルーだった!!
「あなたたちの勝負は終わったわ。あとは蛇足というもの」と、スク水を歯で引き裂く!!!
620 :
マロン名無しさん:2012/04/24(火) 21:44:39.05 ID:ISLUTLF5
キリコとブルーさんかっけー、けどザザビーとブルーキャラかぶるな
小此木とコテコテって出来てるよね
以前あまりに美味すぎるレトルトカレーに驚いて
原材料のとこみたらアメリケーヌソースが書いてあった
ブルーさんイケメンすぎる・・・
ソフィを慰めるブルーに対し、「他人を心配してるヒマがあるのか」とブラドが挑発する。
彼のエビチリは「泡椒香蕉蝦段(パオジャオシャンヂャオシャドワヌ:バナナとバナナエビの泡辣椒(バオラオジャオ)入りチリソース炒め)」。
クリアなオレンジ色のソースがかかっていて、バナナの皮の器に盛られている。
単なるバナナではなく、イモに似たホクホク感と適度な酸味を持つ石垣島の堂々としたバナナ、
泡辣椒(唐辛子を花椒、白酒、食塩水などに漬けて発酵させたもの)の独特の旨味と酸味を味わえる。
揚げたバナナの甘さと辛さが交互にきて、やめられないおいしさ!!
今までブルーに一歩先んじられてきたが、今度こそおまえに勝つ番だと、ブラドはお立ち台の上へ。
ブルーの料理は「干焼黄油龍蝦圓(カンシャオホワンイウロンシャユエン:イセエビのチリソースエシレバター包み)
なんとイセエビの団子の中に、トリュフ入りのエシレバター(フランス・エシレ社の乳酸発酵させた牛乳で作るバター)が入っている!
これがソースと混ざり合って濃厚かつソフトな辛みに仕上がっている。
ソース自体も溶き卵入りのマイルドなもので、さりげなく置かれた「銀絲捲(イースーチャン:糸のように細い麺生地を巻き込んだ中華の蒸しパン)」で、
フランス料理のようにすくって食べることもできる。
そして、審査結果は――7対3でブラドの足元が開いた!!
が、落ちるよりも速く脚を広げて踏ん張るブラド。
崔会長は、「キミのエビチリとの差は“驚きだよ”」と解説する。
泡辣椒とバナナの意外な組み合わせはよくできているが、ブルーのトリュフバターを包むという奇想天外なアイディアにはかなわなかった。
分かれた点数は、「ブルーの方が“少しだけ上”だったという事だ」と言われ、「また“少しの差”かよ」と吐き捨てたブラドは水の中へ……
しかし料理だけ見れば別にどっちが勝っても驚かん内容だな
どっちのキャラを話の都合上勝たせることになってるかだけの違いだな
で、勝たせる方にもっともらしい理由つけてるだけにしか見えん
前のアメリケーヌも特別なソースってわけじゃないし
何をすごいことにするかによって簡単に評価かわりそう
漫画なんてみんなそうだろ
ソフィといいブラドといい負けた方の春巻の方が美味しそうに見える
満足げなブルー、そしてブラドの顔を見て、ジャンは(クサい友情ごっこしてやがる)と嘲笑う。
(料理は勝負!!料理人はいつでも孤独なんだよ。甘っちょろいヤツらめ!!)
ところが、対戦相手のアリーも「甘っちょろいヤツらだ」と言っている。
しかも、「もしアイツらがオレの相手だったら、二人ともひとたまりもなく負けていたな〜〜!」とかなり自信がある様子だ。
彼のエビチリはなんと緑色!?
「碧緑香辣有頭蝦(ビィリュイシャオラーヨウトウシャ:緑のエビチリ媚薬風味)」からは、
桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)、陳皮(ミカンの皮)か、なんともいえない香りが漂っている……
一口食べると、皆辛さに悶絶する!!
「だけど辛いだけじゃないよ。辛さの向こうに何種類もの複雑なスパイスの香りが見え隠れしている!」
その秘密は油のうまみ、スパイス油!!
ハラペーニョ、青とうがらしの泡辣椒(パオラオジャオ)、クロレラで色と辛さを出し、
桂皮・花椒・黒胡椒・丁香・陳皮・朝天辣椒・八角・草果・山奈・茴香・沙参・甘草・白豆蒄・月桂樹・トウガラシ・ニンニク・ショウガ・ネギ・豆板醤で作った
香辣豆板醤の香りで脳を刺激しつつ胃腸を活性化させる!!
(辛いが誰もがやめられない。これだけのスパイスがブレンドできるのはオレだけだ!)
が、ジャンは虚仮おどしのエビチリだと切り捨てる。
「色と辛さでおどかしただけ――そして偽物のうまさは、“本物”の旨さの前では軽く消し飛んでしまうんだよ。ホラ、こんなふうに」
そう言ったジャンは、自身の皿でアリーのエビチリを机から叩き落とした!
「さあ食え。“本物のエビチリ”はうまいぜえ!!」
>「碧緑香辣有頭蝦(ビィリュイシャオラーヨウトウシャ:緑のエビチリ媚薬風味)」
なんとなくビールに合いそうだな
楊さんも調味料勝負の時にこいつと対戦すれば緑色のエビチリと特定できたものを
けっこうくってみたいけどな
ジャンのエビチリは殻付きなのに有頭ではない……
ミソの旨味が抽出できないうえ、むかれていないので食べにくい、実に中途半端なエビチリだ。
大谷はイヤガラセをせずに自分の仕事だけをした十三龍に呆れつつ、(コイツが中途半端なエビチリなんか作るわけないやろ)と試食する。
一口食べた審査員は、皆驚愕の声を上げる!
殻の中はすり身で食べやすく、詰め直して揚げたから殻の香ばしさも味わえる。
また、すり身にはクワイのみじん切りやブタの背脂が加えられ、食感と旨味を補強している。
ソースにはエビ油が使われているが、それ以上の味の奥行きがある……
その正体はエビミソ!!
あの大量のクルマエビから糸クズみたいなエビミソを集めた――
小さじ一杯のエビミソを取るのに、クルマエビ50〜60匹は使うから、ジャンは300匹以上のエビを用意し、
「頂瓜原味球節蝦(ディンゴワユアヌウェイチュウヂェシャ:究極のエビチリ 秋山流 背徳のエビミソ300倍風味)」を作ったのだった!
実際、有頭殻付きのエビチリは殻の旨さもミソのうまさも使ったエビの本数だけ。
300倍のうまさに、皆感動のため息を上げる。
宇合坊は皿までなめ、英泉は崔会長の料理を横取り、バリバリと歯をむき出しにして貪っている。
とまどうアリーに、ジャンは「“感動”と“反応”の差だよ!!」と言い放つ。
アリーが起こしたのはただの“反応”で、即効性はあっても瞬間だけ。
しかし、ジャンの料理の感動は“心”に残り続ける!!
「おいクソ秋山……おまえの料理がうまかったわけやないわ。エビミソとエビ油がうまいだけや……」と言いつつ、大谷は皿をなめまわす。
「舌だけは裏切れない。それがおまえのいい所さ!!カカカカーーーッ!」
「覚えとれよ」と弱々しく言う大谷を始め、審査員は満場一致でジャンに点を入れる。
「おいおいまだ台に乗ってねーぞ。しょーがねーな。おまえ落ちて来いよ、カカッ」とジャンは余裕の態度でアリーを馬鹿にするのだった。
このエビチリは実に美味そうだな、食いたい。
あれだけ山盛りだったのに300匹しか無かったとは意外だな
まあ賞金も一億円以上あるようにしか見えなかったし
何のひねりもなく多くの人が予想できるエビミソとはw
637 :
マロン名無しさん:2012/04/28(土) 07:20:10.89 ID:3KI7XI2y
心を意のままにする料理か、食べやすさを考える心の料理とはまた別の形の心料理だな
英泉さん美人だと思ったら…w
なんか二口女を連想したわw
最後の二人は荀と沢田。
荀は「桜蝦帯大剪蝦(インシャータオタアチェンシャー:荀風オマールエビの桜エビ入りチリソースかけ日本の香り)」。
あっさりしすぎているオマールエビを独特の香りを持つ桜エビで補った、伝統と新しさのコラボレーション!
対する沢田は「雪 米羔 黄 茹 汁 長 臂 蝦(シェガオホァンチェズチャンベイシャ:近未来風黄色いトマトのエビチリソース シャーベット仕立て)」。
下はパウダースノーのエビのシャーベット、上は黄色のフレッシュトマトで作ったみぞれ状のチリソースだ。
舌の温度で溶けたエビと、ピリ辛ソースのさわやかさが心地よい、超未来のエビチリ!
ところが、審査員は「もういいや」と点を入れ、なんと二人とも落ちてしまった!
荀の料理はエビの相乗効果を狙った非常によく考えられているが、ソースがうますぎてオマールエビの影が薄くなってしまった。
また、沢田の料理はソフィストケイトされた、新しすぎる――5年早すぎた料理。
その結果、5対5の優劣付かず同点負け!
彼らの料理は他の料理と遜色ないが、不運は組み合わせに合った……
「なんでもう少しつまらんエビチリにしなかた!?」と沢田は荀を殴り、荀も「この女タラシめ」と殴り返す。
「友情が薄っぺらなことが判明しました」と、司会者は水槽ごと二人を退場させる。
以上で2回戦が終了し、水月・ブルー・ジャンで決勝戦をする事になった。
そして、ジャンはもう一つの目的――“奪われたアレ”を手に入れようと主催者の席を睨みつける……
沢田の方のシャーベットは…あんま食いたくないな。
やっぱ中華料理は温かくないと。
友情は薄っぺらかもしれんが、ある意味下手な友達よりはよっぽど仲良しだなこいつら
>>640 量も少ないしな
でも中華らしさとか自分で金払って食事として食うとか抜きにすれば
目新しくて面白そう
>その結果、5対5の優劣付かず同点負け!
同点だからどっちも失格って、それ審査方法に問題ありなんじゃ・・・
大谷も同点負けが通るならジャンと黄の時にすれば良かったのに
それともあの時の反省を生かしこうなったのか
つか審査員があらかじめ同点と分かっててニヤニヤしてるところがダメだろう
自分の一票だけじゃ同点になるかどうかなんてわからんわけだから
引き分けが成立するように事前の示し合わせがなされてるとしか考えられん
やっぱ今までの不気味なほどのリアクションの揃い方から見ても
半分以上はブックができてるんだろうな
ブックってルールブック?
脚本とか筋書きのことだろ。代表的なとこではプロレスとかでも使う用語。
審査員だけで相談できる機能はあるだろうな
佐藤田は決勝に乗り込もうとするが、エリザに縛られてしまった。
「ずっとわたしひとりの魔法使いよ」と言う彼女に対し、泳ぎ続ける魚・飛び続ける鳥と同様、「料理人は死ぬまで料理していたいんですよ!!」と主張する。
決勝戦を前に、水月は新たな衣装を用意する。
それはコックコート!
「遊びはここまでや」という彼女に、会場は興奮する。
背中に書かれた「神の腕力」はどこかで聞いたようなフレーズだが……
決勝の課題は牛肉料理!!
(この課題は使いたくなかったんやが、秋山を潰すため、ワシは鬼になるで)とニタリとする大谷。
中華で牛肉というとチンジャオロースとかオイスターソース炒めとかしか思いつかないな
今大会
今までだってろくに中華してなかったからなあwww
ヤンのコチュジャンが中華の枠から出てて減点されてた頃がウソのようだw
サブタイで一瞬同誌の某三つ子を思い出したのは俺だけじゃないはずだw
決勝戦の課題はウシ!!ビィィフ!!
大ざっぱで普通な食材に観客の期待は低い。
が、この課題はジャンを潰すための大谷の策だった。
そして、ブルーも水月もそれに巻き込まれてしまう……
小此木は単純に『牛肉とピーマンの細切り炒め』や『牛肉のオイスターソース炒め』などを挙げ、
「簡単じゃん」と笑うが李と楊に殴られてしまった。
それは、中国料理で“牛肉らしさ”を出すのは難しいから。
牛肉料理の原点は、農耕牛の廃物利用だから固くて臭くてまずいもの……
それを解消するために水にさらして血抜きや軟らかさをだし、“牛肉らしさ”を消し去る方向に進化してきた。
とはいえ、日本の牛肉はおいしいし、ブタよりも高級感があって客に喜ばれるから五番町飯店でも牛肉料理を出している。
決勝では古典的な牛肉料理を、今の牛肉のレベルに合わせてどう生かすかがポイントになるだろう。
ます牛を選ぶ三人だったが、いきなり生でかじり出した!!
彼らの予想通り、用意されたのは全部オージービーフだった!
「安い肉ばかり集めたってことかよ、それはひどい!!」とどよめく観客たちに、
大谷は「喝ッッ、外野は黙(だあ)っとれい!!」と一喝する。
まず、オージービーフは全て登録牛で、品質保証とトレーサビリティが確立されて入れて、BSEや成長ホルモン牛問題もなく世界一安全だ。
さらに広い農場でストレスなく伸び伸びと育てられた健康な牛肉で、「これを使わん手はないやろ、どや!?おまえら!!」と力強く主張する大谷。
それに納得する観客だったが、“みつどもえ”でオージービーフの決勝戦とは荒れそうだ……
睦十やキリコは、オーストラリア産ならではの問題である「アレ」をジャンはわかっているのかと心配するが、
ジャンは「オージーならオージーとしてふさわしい料理にするまでさ!」と丸ごとの牛を肩に担ぎ、調理台へと進む!!!
しかし、大谷は(やっぱり引っかかりよった、アホ秋山めーーッ)と笑いだす……
ダチョウもそうだったけど、
中華の課題としてはかなりイジワルだが、今後の食の問題として考えるといいトコついてるんだよな日堂のオッサン
「みつどもえ」のキャラがでてるw
そういえば、清朝とかの遊牧民は馬料理を食べてたのかな?
食べずに埋葬するケースが多かった気がするけど…
>>654 とはいえ、さすがにダチョウ肉は普及しなかったな
「普及させるよ」
「いや、オレが普及させるよ」
「いやいや、オレが普及させるから」
「「どうぞどうぞ」」
おい、前回のサブタイがみつどもえだからか三つ子がモブに出てるw
これはのりおが描いたのか、それとも西条が描いたのかどっちだ?w
牛肉って無印時代にやったじゃん
決勝の課題はオージービーフ。
小此木は不健康でも霜降りの和牛も用意してくれてもよかったのにと言っているが、
キリコは「成長のないヤツ」と冷たい目を向ける。
脂の多い肉は中華には向かず、シンプルに塩・胡椒して網焼きにするのがベストだからだ。
そして、オージービーフには「グラスフェッド」と「グレインフェッド」の二種類があると解説を続ける。
最後まで牧草で飼育されるグラスフェッドは脂の差しがほとんどなく、肉本来の味がする。
対してグレインフェッドは、ある程度の牧草飼育を経てから穀物飼料を与えられたもので、
肥育された期間によっては霜降り和牛並みのものまである。
ジャンが選んだのは固くて草臭くて日本人がまったく受け入れないグラスフェッドだった!!
(自然そのものの草臭さは火を入れて初めて立つんや。やっぱ中華料理人は牛肉知らずやで!!ゲヒヒヒヒーーーッ)
しかし、ジャンは(オージービーフの常識はこのオレ様が変えてやるぜ!!)と炉を積み重ね始める。
水月も調理を始めるが、誰よりも真剣なのは十三龍の、つまり大会の主催者の名を背おったブルーだ。
2年前、ホテル・ブルックリンの料理人だったが彼は、誰からも力を認めらないうっ屈から、仲間と一緒に夜な夜なバイクで疾走(はし)っていた。
(ああ!夜の空気がワタシには優しいわ)
そして、ある夜トゲのついたゴツい車に仲間が返り討ちにあい――その中から現れた佐藤田にブルーはスカウトされた!!
「おまえのゴージャスでゴールドでエレガントな料理は、三流の客にはただ派手なだけの料理にしか見えないんだよ。オレとともにやろうぜ!!」
(あいつだけは認めてくれたワタシの世界。佐藤田のためにもワタシは勝つ!!)
661 :
マロン名無しさん:2012/05/02(水) 07:54:22.02 ID:hcPSrRhY
アッー
ごついオカマキャラは何故か性格がイケメンな奴が多いよな。
663 :
マロン名無しさん:2012/05/02(水) 21:35:23.87 ID:hcPSrRhY
そら見た目に魅力ないなら中身みがかな
中華の牛肉料理は、例えば牛肉四季餃子(ニュウロウスーチーチャオズ:牛肉とインゲンのぎょうざ)、
虫豪 油 牛 肉(ハオヨウニュウロウ:牛肉のオイスターソース炒め)、火敦 牛 肉(ドゥヌニュウロウ:中華風ビーフシチュー)など。
だが、それではオージービーフの特徴が出せない。
水月はピーマンを切っているが、お米も炊いている。
青 椒 牛 肉 糸糸 丼(チンジャオニュウロウスどん)を作っていると予想する者もいるが、
中身はなんと赤米に黒米、これを混ぜてオーブンの天板に敷き詰めている。
そして、オーブンの扉をあけっぱなしにしたまま火を入れ始める。
ドンブリではなくオコゲを作ると予想を翻す観客もいるが、
(おまえたちにすぐわかる料理なんか作るわけないやろが!)とペロリと舌を出す水月。
対するブルーはレバーを状切りにしている。
「いっしょに炒めて…風味はクミンで…」としどろもどろに予想する観客だが、ブルーは薄切りの仔牛の牛肉で巻きだした。
ニューヨーク仕込みの中華料理だから、コテコテの中華の料理人には想像もつかない領域にいるのだ!!
最後のジャンは、何個も炉を積み重ね、巨大な火柱を上げている――が、それがフッと消えた。
「よしよし、だいぶ温まってきたな!どいつもこいつも肉の旨さというものを教えてやるぜ!!」
>そして、オーブンの扉をあけっぱなしにしたまま火を入れ始める。
>ドンブリではなくオコゲを作ると予想を翻す観客もいるが、
>(おまえたちにすぐわかる料理なんか作るわけないやろが!)とペロリと舌を出す水月。
焼いた米にオージービーフなどの具を挟んでライスバーガーにでもするのかね
666 :
マロン名無しさん:2012/05/03(木) 21:38:56.95 ID:ja3HQ3Ik
しかし、それでは素朴だなぁ。
積み過ぎだと観客が驚くほど高く重ねた炉に、どうやって牛を入れるのか?
ジャンは炉の上にポールを渡し、牛に繋げたロープを持ったまま、脚立の上から一気に飛び降りた!!
自身の体重で無理なく吊り上げる様子を見て、「目立ちたがり〜」と笑う水月。
一方、エリザは佐藤田に向かって十三龍にとどまるよう説得していた。
3年前、サプリメントを主食にしながら株取引をしていたエリザのもとを訪れた佐藤田――
食べ物への好奇心を持たせるようにするためだが、(ヘンな趣味の服装も直すか)というのが彼の感想。
最初のサプライズはスシで、その上に茶色い泡「醤油のムース」が乗せられている!!
デザートはすっぱいグレープフルーツだが、ミラクルフルーツを食べてからだと甘く感じる!?
「魔法みたい!!」と興奮するエリザに、「料理は魔法です。いつでもあなたにサプライズをお見せしますよ」とほほ笑む佐藤田。
悪趣味な服装は直せなかったが、もう佐藤田の料理がなくてもやっていけるようになった。
「これからのあなたに必要なのは、同じ年の友達とかボーイフレンドとか、規律ある学校生活だと思いますよ」
それぞれに進むべき道があると言いながら縄から抜け出した彼は、「秋山から奪ってきたアレはどこに!?」と尋ねる。
が、エリザは「裏切り者ッ!!」と歯噛みするのみ……
料理は魔法か、かっこいいな
お嬢様珍しくロリ?キャラでかわいいけどなんか既視感あるなw
ジャンは吊るし上げた牛肉をビニール袋に詰め、掃除機のホースで圧縮し始めた!?
が、水月は(グラスフェッドじゃムリムリやで!!)と笑う。
味は彼女が選んだロングのグレインフェッド(穀物肥育期間200日以上のリッチな味わいの肉)の方が上だと余裕の態度だ。
ブルーも炙った肉を味見せずに草臭い肉を選んだジャンを(せいぜいそこから勉強し直しなさいな)と見つめる。
ところが、ジャンは観客席にいる小此木に向かい「オレの代わりにここで料理をやれ!!」と指差した!!
他にやる事があるからだというが、「アホかいおのれは」と、大谷は代理を認めない。
すると、そこにエリザに顔を引っ張られたままの佐藤田が現れた!!
「届けものがあるんだ」と差し出したのはジャンのバッグ!?
「ワタシが拾ったのよ、勝手に返すな」と殴るエリザを無視し、「中身も無事だ」と「秋山ノート」を見せつける。
勝手に中を見られ、憤るジャン……
>ジャンは観客席にいる小此木に向かい「オレの代わりにここで料理をやれ!!」と指差した!!
あのジャンが自分の代理を任せても大丈夫と思うぐらいの腕はあるんだな小此木
もともと努力家ではあるし、日本一の中華料理屋で鍋を振るってるわけだしな
今大会の本線に出場してる連中ほどじゃないにしても、基礎的な技術に関してはその辺の店の料理人より上になったんだなあ
672 :
マロン名無しさん:2012/05/04(金) 23:32:29.58 ID:JmGaNkCf
しかし代理ありならキリコや弥一のが出来るはずではある
ジャンは認めないだろうけど、本人以上の腕って判断されると困るし、
絶妙なバランスだったのかも
蟇目だっけ?に腕折られたときも任せてなかったっけ?
ジャンの中では機会があれば任せたいポジションなんだろうかね
階一郎が、中華の覇王が書き残したノート……
中国での修業中、キリコが手に取っただけでもジャンが本気で怒った程のものだ。
その登場に弥一も大谷も強い興味を示す。
早く返せと手を伸ばすジャンだったが、「真の強者が持つべき物だ!!」と佐藤田から勝負を挑まれた。
それを受け、(ノートも優勝も覇王の名も、全部オレ様のものだ)と調理を続ける。
ビニール袋から出てきたジャンの肉は、なんとドドメ色に変色していた。
しかし、焼けていないように見えるが……?
ふと、弥一はジャンの足元に散乱するキウイ・パイナップル・パパイヤ・マンゴーなどの果物の残骸に気付く。
全てタンパク質分解酵素を持つものばかりだ。
つまり、この酵素と炉の余熱でオージービーフを“超熟成”させたのだ!!
1/3もある変色した部分を削ると、なかから綺麗な肉が現れる。
が、ジャンは変色した肉の方を鍋に移した!!
(ここから先が本物の“極旨”の真髄なんだよ!!)
>が、ジャンは変色した肉の方を鍋に移した!!
>(ここから先が本物の“極旨”の真髄なんだよ!!)
牛肉のスープでも作るのかな
綺麗な方の肉をしゃぶしゃぶみたいに変色肉で作ったスープで湯掻いて食べるって感じで
変色といっても酵素で分解されてるだけで腐ってるわけじゃないからなぁ
分解されてるってことはいっそうアミノ酸のうまみが出てるってことだから
再利用するとすればダシでもとるくらいしか考えられん
どす黒く変色した肉を煮込みだしたジャン。
やたらアクも出てくるが、キリコはダシをとってるのではないかと考える。
また、ジャンは削った残りの肉を炉で再び焼き始めた。
ふと、キリコはジャンが選んだ果物と、グラスフェッドの関連に気付き、「あいつ…ひょっとして」と叫び声を上げる。
残る二人――水月はせっかく作ったオコゲをバラバラに砕き始めている。
ジャンの果物ペーストと腐れ肉の出し汁はポイントが高いが、(しょせんはそこまでや)と切り捨てる。
(一介の料理人が、一流の優しくて美しいパパを苦しめ続けてると聞いた時…絶対やっつけたると決めたんや!!)
ブルーはとてもいい香りのソースを作っている。
とにかく佐藤田と秋山を戦わせない――そう考える彼の脳内では、悪魔そのもののジャンの前で自身が決めポーズを付けている。
そして、調理終了の合図と同時に、ジャンの料理が出来あがった!
優しいかどうかは身内だから置いとくとして、美しい…?
まあ、美意識は人それぞれだよ……ね
681 :
マロン名無しさん:2012/05/06(日) 23:11:32.12 ID:dkDdh3cV
ブルーさん…プリキュアみてぇなポーズwww
借金肩代わりしてくれたとはいえ、お世辞にも良い出会いじゃ無かったのに何だこの持ち上げっぷりはw
「じゃあまずワタシから」と動き出すブルー。
水月はまだ順番は決まっていないと抵抗するが、「言った者勝ちよ」と追い出されてしまった。
そんな彼の料理は「奇鮮牛仔澳寶配(イチシェヌニューツワイオパオペイ:仔牛のサプライズ巻きデリシャスなオーストラリア)」。
薄切りにしたヴィール(仔牛肉)でレバー・カキを巻いた、NY仕込みの洗練された料理だ。
レバーはともかく、カキは合うのかと戸惑う審査員たちだったが、
一口食べて「やはりそうきたか〜!!」と感嘆の叫びを上げる。
緻密な計算で重ねられた味が、王のようなブルーの美意識のもとに集結した、ゴージャスオージー!!
ヴィールはやわらかくクセがないため、濃厚なレバー・カキと相性がいい。
また、添えられたキャビアやカキ、そしてもちろん牛肉はオーストラリア産だから、
土地が、その国の歴史が育んだハーモニーを奏でている。
また、甘いトウモロコシのペーストが食材をうまく繋げているだけでなく、利尿効果のあるそのヒゲも添えられている。
これは、ヴィールとレバーを同時に使うことと同様、薬膳の「一物全体(一つの生命は丸ごと全体を食べるのがよいという考え)」の考え方だ。
審査員全体が超絶賛し、点数はなんと100点満点!!!
「ホホホホーーーーッ!ま、こんなもんかしら!!この点数を超える事はもう不可能!!ワタシが優勝決定よ。ホホホのホーーーッ!!」
トウモロコシのヒゲフライねぇ。ちょっと食べてみたい
> NY仕込みの洗練された料理だ。
何だろう、美味そうな気がしない。
イギリス経由のオーストラリア料理のアレンジだな
カーペットバッグステーキって肉切り開いた中に牡蠣を詰めた料理
オーストラリア案内で読んだことある
カーペットバッグステーキって聞いたことはあるがうまそうに思えんのだよなー
せっかく中華なんだからコーンとかでまとめずに
どっちもオイスターソースの濃厚さでまとめる方が調和するイメージがわきやすい
100点満点を出し、くるくる回りながら「ホホホホーーーッ」と笑うブルー。
一方、キリコは「あの」大谷がどうして満点を出したのかと戸惑う。
水月も、(ひょっとしてパパ裏切るつもりか!?)と顔を曇らせる。
そんな彼女は余裕の態度のジャンに見送られ、「鍋杷澳牛肉粒(グオパアオニュウロウリィ:おこげとオージービーフのピリ辛炒め四重奏仕立て)」を並べる。
崩したおこげはそのままでも、レタスや餅(ピン)で巻いて食べてもいいらしい。
シャクシャクパリパリと食べる審査員は、戸惑いの表情を浮かべる。
小気味いいが、軽い食感――クリスピーでスカスカな感じだと、褒めてるのかけなしているのかよく分からない。
最初に気付いたのは崔会長、「こいつは『空気』を食べさせる、驚異の『食感料理』じゃよ!!」
あんかけなど児戯に等しい、おコゲ・野菜の食感と牛肉・牛タンの存在感!!
しかも、白米・黒米・赤米を混ぜたおコゲだから、微妙な食感と味の違いが料理に深みを与えている。
重いという肉料理の常識を、若い世代ならではの遊び感覚で覆したその才能が評価され、また100点満点!!
(やっぱパパは最高や♥)
そして、キリコが大谷の狙いに気付く!
これで他の審査員が満点を入れても、大谷が9点を入れればジャンは負けが確定してしまう!
パパがブルーに満点入れたところをみると娘を信用してないのがうかがえて悲しくなる
>これで他の審査員が満点を入れても、大谷が9点を入れればジャンは負けが確定してしまう!
普通に考えればジャン大ピンチだけど
結局のところ今までも大谷って悪だくみしかけて失敗したり
ジャンの料理のうまさにいやいや良い評価入れざるを得なくなるなど
引き立て役になってしまってることが多いんだよな
ジャンを引き立てるための前フリにしか見えん
新作になってから審査がずいぶんご都合主義で出来レース臭くなったな
本命:ジャンは100点以上の評価(すごすぎて点を入れられないなど)で勝ち
対抗:同点延長
大穴:大会自体が中止などうやむや
論外:素直にジャンが99点以下で負け
大谷って舌だけは正直なのに9点とか押せるのか?w
>「鍋杷澳牛肉粒(グオパアオニュウロウリィ:おこげとオージービーフのピリ辛炒め四重奏仕立て)」
美味しそうだけど牛肉料理というよりおこげ料理だよな
だな。重いという肉料理の常識を覆したと言ってるけど
空気を食わせる食感料理ってのは肉に関係なくてあくまでおこげの要素なんだよな
おこげ料理なんだから肉料理の常識からはずれてて当たり前
料理でトーナメントなんて説得力が難しいから大変だよなぁ
しかし1人に1週はかけすぎじゃ・・・テンポ悪いな。打ち切られないか心配だ
腕が極まってるから発想の勝負みたいになってるし前作より大変だわ
まさか敗けはないと思うし・・・ジャンも同点になったら全員優勝で一旦試合終わり?
あのメガネも乱入して決勝するのかな
ジャンに悪い点をつけずに、他の二人に良い点を付けるという、大谷の逆転の発想!!
これで「秋山」の名を消す事が出来ると喜ぶ大谷だったが、ジャンも実は笑いをこらえていた。
楽な審査員だと言いながら、炉で焼いた肉を切っただけの料理を出す……
が、これにスープをかけて「原澳地香灼金草牛(ユアヌオデイシャンヂィオヂンツァオニュウ:
超熟グラスフェッドの熱々スープがけ、ワイルドオーストラリアの香り仕立て)」の完成!
シャブシャブ仕立てにして火を入れた肉に喜ぶ審査員だったが、「見え透いた褒め言葉はいらないぜ!」といつも通り憎まれ口を叩くジャン。
「そういう態度ならば――」と辛口の審査で臨もうとするが、その牛肉らしい牛肉に感動する!
「食べやすいだけだな」と言いながら、貪り続ける審査員たち。
「旨いだけ、肉が旨いのは当たり前だし!!」と箸が止まらない!
699 :
マロン名無しさん:2012/05/10(木) 01:21:06.14 ID:64YJeJUy
今まではわずかながらにも中華の要素があったが、今回のジャンの料理ばかりは全く関係ねぇな
周りは塩と上乗ってるのはローズマリーかな?
なんか刈衣さんの羊のロースト思い出した
>超熟グラスフェッドの熱々スープがけ、ワイルドオーストラリアの香り仕立て)」の完成!
汁をご飯にぶっかけて食べたくなるな
料理と呼ぶには単純な、薄切り肉にダシ汁をかけただけのジャンの一皿。
だが、審査員たちは「当たり前にうまいだけ」だと言いながらガツガツ食べている。
(何か秘密があるはずや!)と、大谷は皿の縁に飾られた塩をなめる。
(フン!ただの岩塩や――岩塩!?)
そして、キウイ・マンゴー・パパイヤ・パイナップル……グラスフェッド…
この皿には、オーストラリアが見える!!感じる!!
そして、皿の底にあった餅(ピン)で全員がはっきり気づく。
隠し味が全てオーストラリアだ!
オーストラリア産の果物、グレートビクトリア砂漠でとれる岩塩、オーストラリアの大自然そのものグラスフェッド!
また、肉を焼いたのは牧草で、一緒にダンパー(開拓時代に焚き火で作ったパン)に似せた餅も焼いていた。
しかも、牛が食べるハーブまで練り込んでいて、肉の野性味を引き出している!!
「オーストラリアの風が吹き抜けてゆく……!!」
ケンカ腰の態度と正反対のおとなしい料理を見て、「多少成長したようだな」と呟く弥一。
残る問題は点数だけだ……
>隠し味が全てオーストラリアだ!
>オーストラリア産の果物、グレートビクトリア砂漠でとれる岩塩、オーストラリアの大自然そのものグラスフェッド!
>また、肉を焼いたのは牧草で、一緒にダンパー(開拓時代に焚き火で作ったパン)に似せた餅も焼いていた。
これ中華料理というよりオーストラリア料理じゃ・・・
日本料理の冷やし中華だって中華の調味料等を使えば本場より美味くなるんだから
今回のオーストラリア素材の中華もそういうことなんだろ
雄山乙
オーストラリアといえば雁屋だなw
707 :
マロン名無しさん:2012/05/11(金) 12:29:09.66 ID:MeZofFm4
調味料も中華か?
道具は中華だなw
ジャンの料理は炸(ザア:揚げる)・炒(チャオ:炒める)・油爆(ユウバオ:油どおし)といった工程が全くない、
中華としては極端に油の少ない画期的な一品。
審査員は「肉とすいとんなんて地味だし貧乏くさい」と言いつつも10点満点を入れる。
だが、大谷だけがまだ点を入れていない。
ブルーはまだしも、経験の少ない水月では、何度も決勝をすればには負けてしまうだろう。
また、余裕の態度だったのは何回でも100点を取れると確信している上、満腹気味の審査員には汁ものが有利だったから。
(舌に正直に10点を入れるべきか…それとも意地を通して9点を…)と迷いながらも、
ホヒホヒレロレロとスープをなめ続ける大谷。
ふと、甘えん坊将軍が0点を入れてる事に気づく!!
ジャンの事を嫌っているのかと驚きつつ、(舌を裏切らんですむ!!)と10点を入れる。
すると、合計は100点!
思わず「ウソやあ」と叫ぶ大谷だったが、甘えん坊将軍はビニールテープをはがして「1」を見せる。
迷っていた大谷にキッカケを与えるためだったらしい……
これからどうするのかとざわつく会場だったが、佐藤田が登場し、「再決勝はない!!」ときっぱり否定した。
「この勝負、優勝者は私が決定する」と、彼はエリザに締めつけられつつ宣言する。
>「この勝負、優勝者は私が決定する」と、彼はエリザに締めつけられつつ宣言する。
ブルーはともかく水月は牛肉料理じゃなくて米料理だろって理由で落とされそう
スグ… あ、いや、甘えん坊将軍グッジョブww
甘えん坊将軍のそっくりさんは前作ではジャンが好きすぎて勝負挑んてた奴だしな!
どう転んでも大谷や他審査員<<佐藤田を見せつけるためのデモンストレーションだろうな
美月勝ちはまずないとして
同じ100点でも実質ジャン圧勝ムードのこの状況下で
A:ブルーを勝ちとする場合
身内贔屓というよりは、多くの審査員が文句言いつつもジャンの料理に一番惹かれている状況で
ブルーが優れていてジャンが劣っている点を論理的に示すことで佐藤田の凄みを見せつつ
ノオト返してもらいたいジャンが食いさがる
再決勝がないんだからこの場でのジャンのリベンジマッチも認めないだろう
→日時を改めてジャンの佐藤田グループへの再挑戦
B:ジャンを勝ちとする場合
>「真の強者が持つべき物だ!!」と佐藤田から勝負を挑まれた。
醤油ムース寿司などで佐藤田の料理人としての能力も一部披露してるから
ただノオト明け渡すんじゃなくて後日佐藤田と対決(大谷杯は前座扱いで他のやつら<<佐藤田)
なんか大谷もショボくなったな
こんなの中華じゃない!0点!位言えよ
いやそこは甘えん坊将軍が天才だから仕方ない
大谷は昔からあんなもんだろ。
というか初期ならいくらうまくても平気で0点とかしてただろうな。
いつのまにか舌の感覚≧感情なキャラになってる。
「優勝者は私が決める!!」と宣言する佐藤田に、「試食もしておらんクセに」といきり立つ大谷。
だが、あっさり「優勝は、秋山醤。おまえだ!!」と指差す。
大谷は「ワシの『ビッグ大谷杯』で…秋山なんぞを」と立ち上がり、崔も「全員同じ100点なんだぞ!!秋山を推す理由を述べよ」と続ける。
それは、課題がただの「牛肉料理」ではなく、「オージービーフ」を使った料理だったから。
その特性を把握し、真の旨さを出しつくしたのはジャンだったから。
ブルーも水月も反論するが、ギリギリ100点と、200点もらってもおかしくない満点とではレベルが違うとジャンは主張する。
「おまえらの皿には『力(オーラ)』が足りなかったのさ」
技術や味やセンスではなく、料理の着地点(完成形)に迷いなく付き進む“超”集中力が生むもの!!
それには内心大谷も同調している。
とうとう「今日はこのへんにしといてあげるわ!!」「覚えとれよアホがーー!!」と捨て台詞を吐く二人。
そして、ジャンの優勝が決定した!
だが、賞金の一億円には目もくれず、エリザに首を絞めつけられたままの佐藤田のもとへと進み、
「そろそろノートを返してもらう番になったな、腹をくくれよな、『サンバガエル』くん♥」と睨みつける。
〈サンバガエル〉
体長4〜5センチ。ドイツからスペインにかけて生息。オスが卵を守る習性がある。
すると佐藤田は、「真の決勝戦を行う」と司会者に伝える。
服ごとエリザを引き離すと、その下にはコックコートを着込んでいた!
そして、課題はジャンが決めてもいいと言い放つ。
「なめてんのかよ、ケッ。それじゃあ男料理『スブタ』でいこうぜ!!」
豆腐料理の時、試食(完食)しないで0点入れてたなぁ…
しかし今更だがよく食うな審査員連中
全員フードファイトで結構なとこまでいけるぞ、あれだと
人のノートを盗みながら、「勝負に勝ったら返してやろう」と言う――
「そんな男の風上にも置けないヤツには作れないヤツには作れない男料理『酢豚』を作ってみろ!!」
とジャンは課題を決定し、自身が負ければ1億円も返すと宣言する。
佐藤田は、勝負を受けると言いながら、掌からコック帽をニュッと出した!
そして、いよいよ第1回『秋山杯』が開かれる!!
大会名を変えられて怒る大谷だったが、他の審査員はおいしものが食べられるなら、と気にしない。
賛同者を得られず、大谷は黙り込んで了解するが、それは秋山の足を引っ張るため……
一方、ブルーと水月はお互いがどうして納得したのかと尋ね合っていた。
ブルーはただ、ジャンと戦いたかった佐藤田に従っただけで、
水月は憧れだった「お父ちゃん」と同じことを、「皿のオーラ」について、ジャンが言ったから。
「今のパパもメッチャいい男やけどォ」と補足する彼女に、「アンタわりと屈折した生い立ちだったの!?」と驚くブルー。
そして、「確かにいい男ね」と大谷を評する……
ジャンが選んだ酢豚とは、豚肉に衣をつけて揚げ、糖醋(タンツウ)あんでからめるだけ。
シンプルだが切り方などの調理法は数知れず、実力差が如実に出る。
本物の魔法使いは、「厨房の魔術師」佐藤田ではなく『秋山』だと証明するための勝負だ。
だが、佐藤田は「秋山ノート」を読んで、ジャンの祖父・父の魔法は見破り済みだと言い放つ。
そして、「おまえ自身の魔法を使え!!」と挑発する。
(ジイちゃん…!オヤジ…!!)
男の風上にも置けない
男料理『酢豚』を作ってみろ!!」
「今のパパもメッチャいい男やけどォ」
そして、「確かにいい男ね」と大谷を評する……
やたら男を強調してるな今回
日堂がいい男だったりメナールが言ってたりするからちょっとギャグっぽくなってるけど
男料理ってなんだよw
722 :
マロン名無しさん:2012/05/14(月) 08:56:08.73 ID:4KavcNlf
テツナベのジャンアッール頂上決戦か
女の料理ってじゃあ何なんだよって気が
…例えどんな料理を挙げても心の人とか水月とかがそれ作る事を想像するとなんか違う気がしてきそうだがw
まあ心の料理の人が全然心の料理じゃない漫画の続編だから
深く考えてはいけない
725 :
マロン名無しさん:2012/05/14(月) 17:50:21.21 ID:w3JI3JBA
>>722 よく間違われるけど頂上作戦なんだよな…
後々の伏線だろうけどどんな作戦なんだろう
親父結局料理人だったのか、前作じゃまるで言及されなかったが
ジャンにとってはお父さんの思い出の味って事だろ。
ジャンのお父さん過去回想でいいから出てほしいな。
階一郎の魔法も爆の魔法も、見破り済みだという佐藤田。
それはチンケな料理だと続ける彼に対し、(こいつは許さねー!)と「男料理」で勝ちにいくジャン。
小学生の時の家庭科の調理実習――
『ママがいつも作ってくれる料理』で母を亡くしたジャンが何を作るのかとからかう教師を、ジャンは鉄鍋で殴りつける!
ジャンが作るのは男の料理・勝つための料理!!
課題がロ古 ロ老 肉(クウラオロウ:酢豚)だと聞き、興味深そうな李。
ロ古 ロ老とは「ものしりのおじいさん」という意味だが、ここでは酢に漬けるという保存法のこと。
また、調味料を煮詰める時の「グツグツグルグル」という音の当て字という説もある。
砂糖:酢:醤油または塩が3:3:1で作る糖醋(タンツウ)の甘酸っぱい味は全世界で愛されている。
そして、ジャンが取り出したのはガツ(ブタの胃袋)!
対する佐藤田は、大量のサイフォンを用意していた!?
これ相手の方がいろいろ手の内残してそう
五行との対決の最初の方を思い起こさせるわー
>『ママがいつも作ってくれる料理』で母を亡くしたジャンが何を作るのかとからかう教師を、ジャンは鉄鍋で殴りつける!
この教師、クズすぎる・・・
逆に考えるとまわりが真っ当すぎるとここまでのレベルには達しなかったんだろうな
…あれ、周りが真っ当な料理は心の人は?
732 :
マロン名無しさん:2012/05/15(火) 08:13:13.72 ID:DPlIMbS/
だからお嬢さんはワガママになったんだろ。
まぁジャンもキリコも祖父が妥協を許さない厳しい者だから腕は一流になったけどな。
望月に限らず五番町のシェフは皆、一緒に働いているのに若いお嬢さんにすら勝てないのを悔しがれと思うがな
コポコポゴボオッと、音を立てる佐藤田のサイフォン。
ジャンは(酢豚を作るのに、コーヒーを使ってくるのか)と目を見開く。
だが、赤ん坊の時に死に別れたオヤジに繋がるたった一つのもの――あのノートで、秋山の魔法で、佐藤田を粉砕しようとする!!
一方、観客席の楊達も「どういう料理人やねん」と戸惑っていた。
そこに、「佐藤田は天才よ!!」とブルーと水月が登場した。
ダンディーな五番町飯店の弥一と李たち、一流の料理人達と「佐藤田の勝利をともに喜びたくて」来たらしい。
だが、「やめぃや!」と水月のひじ打ちがさく裂!
彼女は楊とキリコのファンで、「妹みたいに扱こうてください」と握手、腕組みをする。
男はきらいで、「女の子の方がずっとええ」らしい……
静かにしてろと彼らに苛立ちながらも、ジャンはガツを酢と片栗粉でもみ洗いして余分な脂肪を取り除き、下茹でする。
そこに、むせかえるような酢の香りが漂う…!!
佐藤田はサイフォンに柑橘系系のスパイスを入れ、酢をわかしていた!
しかも、酢自体も赤・黒・透明など、何種類も用意されている!!
まるで化学しているかの料理だな…あれ?
クッキングスクールや刈衣さんより面白そうだな
刈衣さんの上位互換って感じか
いや、刈衣さんには萌え要素があるので互換とまではいえない
佐藤田はロリ幼女が纏り付くオプションでなんとか
「料理は魔法」と秋山の魔法か・・・なんとなくかっこいいな
高度に発達した科学は魔法と判断がつかないとも言うし
あの幼女キリコ以上にイラネ
佐藤田はオレンジ・レモンの皮・八角(ウイキョウの果実)・丁子(クローブの蕾)・黒胡椒などでスパイス酢を作ろうとしているようだ。
煮詰まってしまう鍋と違い、スパイスなら酢を対流させる一瞬でいい香りだけを包み込む事ができるのだ!!
対するジャンはガツの中に豚肉と野菜を詰め、それを丸ごと酢豚にするようだ。
「いけそうだぞ〜!」と能天気な小此木に、ブルーは「佐藤田は魔法使いなのよ!!」と余裕の態度だ。
佐藤田が続いて用意したのはフードプロセッサーで、肉をミンチにする。
そして、すり身になった肉をパスタマシンで伸ばし、肉麺を作っている!!
マジで何やってんだ
>煮詰まってしまう鍋と違い、スパイスなら
日本語がおかしいぞ
肉麺?珍しい麺料理・・・?これからどうやって酢豚作るんだYO
>そして、すり身になった肉をパスタマシンで伸ばし、肉麺を作っている!!
そういえば中華一番でも牛肉麺というのがあったな
肉麺に酢をかけてあんかけ焼きそば風酢豚にでもするのかね?
『ビッグ大谷日堂杯』改め『ビッグ秋山杯』の闘いは続く。
大谷はまだ自分の名前にこだわっているが、笑殺されてしまった。
苛立つ大谷を見て、何か考える様子のエリザ……
ジャンは調理を続け、シ歯水(ルウスイ:八角・丁字・陳皮などの香料入りの、塩または醤油ベースの煮込みダレ)でガツを煮込んでいる。
そして、これに薄い衣をつけて揚げ出した。
対する佐藤田はコーヒーサイフォンで鎮江や山西省の黒酢、四川の陳年保檸酢(ちんねん(ビンテージ)ほにんず)、
浙江(せっこう)の赤酢、フランスのワインビネガー、イタリアのバルサミコなどにオレンジやレモンの皮の香りをまとわせた。
また、用意した肉麺を揚焼きにし始める!
崔会長は、二人とも「温故知新」の料理だと感心する。
ジャンは、古典を踏まえた王道の料理、佐藤田は魚麺(魚のすり身で作ったカマボコのような食感の麺)に裏打ちされた斬新な料理。
一方、会場の隅ではエリザが大谷に何か取引を持ちかけている。
大谷からは「サンバガエルのオタマジャクシ」と言われてしまったが……
そんなエリザ達や、わざと怒らせた佐藤田を見ながら、ジャンは誰が何をたくらもうと関係ないと余裕の態度だ。
(気に入らなければブッ飛ばせばいいんだ。それが料理だ!!料理は勝負!!)
(気に入らなければブッ飛ばせばいいんだ。それが料理だ!!料理は勝負!!)
負けフラグだが負けたとしたら今後どうすんだろうな
リベンジとかだと話が大きくなりすぎるし
ビッグ錠杯…
調理が終了し、まずはジャンの審査から。
岩石のようなゴツい料理『秋山式男料理・酢豚』、『玉龍雪山ロ古ロ老肉(ユイロンシェシャンコウラオロウ:秋山流岩石酢豚ガツの詰め物丸ごと揚げ)』!!
ちなみに玉龍雪山とは、雲南省にある人類未踏の山のこと。
そして、その味は審査員を驚愕させる!
ガツの臭みを下処理でなくし、その弾力ある食感とサクッとした衣の対比が素晴らしい。
また、素揚げしたので酢豚にしては斬新なタロイモやレンコンの食感も楽しめる。
それだけでなく、塩漬けの青山椒の実と泡菜(パオツァイ:四川風ピクルス)の
さわやかな風味とまろやかな発酵酸味が隠し味に入っているからさっぱりと食べ続けられる。
また、使った黒酢は階一郎秘伝の烏梅(ウーメイ:梅の実をいぶして乾燥させたもの)を漬け込んだもの!
久しぶりの味だと喜ぶ崔だったが、甘えん坊将軍はチョコレートのビターな甘みに気付く。
階一郎の黒酢、ジャンの父がノートに走り書きで残した「ガツの詰め物酢豚」というキーワード、そしてジャン自信の解釈で出来あがった「秋山家の歴史の一品」!
出来あがったのは「最強の味わいの酢豚」だと佐藤田を挑発するが、
「私が目指す物はそんな所にはないよ」とかわされてしまった。
「佐藤田十三が作っているものは料理ではない。夢だ!!おまえは地道に『おいし〜〜い料理』を作ってろ」
謎の球体を片手に、佐藤田はそう宣言する。
>ガツの臭みを下処理でなくし、その弾力ある食感とサクッとした衣の対比が素晴らしい。
内臓の酢豚というのも食感が良さそうで食べてみたい
うーん、普通に考えればジャンの負けの流れだが
最後のデムパ発言を見ると佐藤田が天狗になって空回り自爆もありえるか?
「ただの料理人に堕ちたおまえはもう魔法使いじゃないなあ」とあざ笑う佐藤田。
酢豚を並べ、手にした茶色い球体をその上に投げる!
驚く審査員達の前で、その球体が酢豚の上で溶け始めて「ロ下一跳ロ古ロ老肉
(シャーイーティャオコウラオロウ:佐藤田特製びっくり酢豚近未来風)」が完成する!!
飴細工で出来た球体の中から、甘酢が流れ出る。
ちなみにただの飴ではなく、コーラを煮詰めて作った飴らしい。
しかも、一緒に水素を入れていたから軽やかに皿まで投げられたのだった!
両麺黄(リャンメンフォア:両面焼きそば)の手法でこんがり焼かれているが、
麺の間にはフレイバー酢につけた、しっとりとしたドライフルーツも仕込まれている。
李は、中国には無い「干煎伊府麺(カンチェンイーフーメン;両面焼きそばにを具材の上にもり、スープでつけ麺のように食べる)」を
日本で食べて驚いたことを思い出していた。
古典の知識と進化の過程を熟知した上で、佐藤田は未来系酢豚を作ってきた……
ジャンは、(点数なんか見なくても、個の勝負オレの勝ちに決まっている!!)と息巻いているが、結果は100点対100点!
「どちらが上かという勝負なら、どうなっていたやら!?」と哄笑する佐藤田だった。
審査員の舌の上限超えたのか
互角か
一番つまらん結果だが
他の結果だといろいろ今後に響きそうだしな
こんなセリフを出すって事は佐藤田は自分の料理の方が上だったと思ってるんだな
これはサドンデス勝負か
何品ぐらいの勝負になるかな。
佐藤はああ言ってるがジャンも勝ったと思ってるから
その点では互角だろ
両方食べてから点出してるんだし、どっちかの方が上だと思ってるなら
同点にはしないだろ。上限云々は関係ないと思う
前の対戦でジャンが同点でも格(オーラ)が違う云々で勝ち上がってきた事に対するあてつけ(牽制)みたいなもんか
その時みたいに後で料理を出した人が100点を超える料理なら点数上は同点にはなるが勝敗は決めたりするしな
秋山家三代の歴史を完成させたジャンと、ただ旨いものではなく娯楽性を備えた料理の未来形を示した佐藤田。
決着つかず、再試合となってしまった。
「100点でも負けにされたのにね」とブルーたちはぼやいているが、「ギリギリの100点だったじゃん」と小此木に突っ込まれてしまった。
一方、エリザは「わたしが大谷に命じたんだから」とジャンの勝利を主張している。
「十三龍の顧問」という対価を示していたが、大谷にハリセンで叩かれてしまった!
『神の舌』は誰の命令も聞かない、「人は裏切っても舌は裏切らん」と舌を伸ばして見栄を切る大谷。
そのカッコよさに観客は盛り上がるが、それは自信を信用させるための策略だった。
そもそもジャンを勝たせるつもりはないし、構築・パワー・エネルギーが段違いの佐藤田には『料理は勝負』だけでは勝てない!
佐藤田が出て行けば自動的に顧問になれるから、(小娘には後でゆっくり取り入ればええわ!!)
当事者の二人も再試合には異存なく、司会者は次の課題を尋ねる。
「次はおまえが決めていいぞ」とジャンにふられた佐藤田は、わざとらしく「とびっきりのいいものがあった!!」と手を打つ。
「水料理なんてどうだ!?」
どういう意味かと戸惑う会場と、料理にとって最も大事な水に目を付けるとは「まあまあやるな」と笑うジャン。
「次は本気の本気でやるぜ!!覚悟しておきな、カエルヤロー!!おまえがまだ秋山の魔法を見切れていないのもわかったしな」
「フフン?本気の次は本気の本気!?小学生か!?それに秋山の魔法は見切ったと言ったはずだ!!」
水…りょうり・・・だと?
今回はさすがに予想もつかない、一体どんな料理ができるんだ?
中華一番だと中国は黄河の濁った水みたいな悪い水をしみこませないために
油で膜をつくるとかやってたな
水環境が劣悪な状態での水分をどうこだわるかってことか
出汁は水質違うと引けなかったりするな
軟水じゃないと昆布だし出ないとか、硬水だと肉の灰汁が出にくいとか
低温で淹れる緑茶や冷やし中華も日本ならではの水料理か
何を持って水を喰わせたとするかだな
美味しんぼでは水は一番始めにあったっけ。つまり水をそのまま出す・・・のはさすがにありえないか
めちゃくちゃ喉が乾く料理を出す→絶品の水料理を出す→うめえ!
水月の女体盛りでいいよもう
水料理とは、いったい何か?
小此木はオカユや水ギョーザ、はたまた水中料理ショーなどと言っているが、弥一には見当がついているらしい。
浄水器の使用や、炊飯・和風だしをとるのに適した軟水とカルシウムの補給・アクとりに適した硬水の使い分け――
「しかし水というのは……そんな単純なものではない。もっと繊細なんだ。
軽やかだったり、重かったり、まろやかだったり、スッキリしてたり……」
つまり水を的確に使いこなすということだが、「しかしそれは我々には……」と李は汗を流す。
佐藤田は「念のため見せておこう」と、用意された水の中から何種類ものボトルを取り出す。
そのままケトルで沸かした水と、ビーカーを用いて混ぜ合わせて沸かした水を用意し、
“ジャンピング(高い位置からお湯を注ぎ、空気を混ぜて茶葉を攪拌・味と香りを引き出すこと)”で紅茶を入れる。
飲み比べを薦められた審査員は、その味と香りに感心する。
香りのたちやすく、味も抽出しやすい軟水で入れているからだ。
一方、次の紅茶は薄い色・少ない香りで、コクがあるともアクが強いともいえる。
硬水中のカルシウムやマグネシウムが茶葉に影響したらしい。
最後の3つめは味も香りも一番!!
渋みも無く、一番バランスが良い。
それは、佐藤田が調合した『ブレンド水』で入れたものだった!!
『水ソムリエ』のように、水の特性を理解し、あらゆる料理に対応させるのが水料理。
「秋山、おまえにそれが出来るかな!?」と佐藤田は挑発し、
中華料理人にとっての弱点である『水』を持ち出され、「これはやられるぞ!」と弥一は声を漏らす……
食材の水でも利用すんのかね
廃油を利用してアキレス腱の干物を短時間戻ししてたじっちゃんの技とかあるし
中華の覇王ともなれば土地土地で水の硬軟や成分が違うことくらい知ってるだろうし
美味しんぼなら、どこの水かが重要で取りに行くところがメイン
それをシンプルに調理とかだろうけど
この流れだと会場にある水を利用なんだろうか
将太の寿司で水さがしやってたな
神の味覚を持つ審査委員長が選んだ水と同じ水を探せといわれて
佐治さんが同じ水をみつけて勝ち
将太くんは違ってたので負けだが、審査委員長よりもっといい水だったという実質勝利
何だっけ中華一番って漫画で中華、中国は水の質があんまり良くなかったとあったなあ。
しかし水料理なんてようはどれだけこじつけてこれは水が重要な料理と屁理屈できるかだなあ。
>>767 >食材の水でも利用すんのかね
食材の水なら果汁とか血液とかを使いそう
>>770 そのパターンでいくと完璧なブレンド水に対して不味い水で上手い料理出すジャンの勝ちってパターンになりそうだw
冷静に考えるとそれって水料理勝負のカテゴリ的に問題あるけどww
天国饅頭といい、水中料理ショーといい、小此木の発想はひどいなw
後者は見てみたいけど
中華料理人は『水』が弱点――
中国の水の殆どは黄土で濁っているから、涼開水(リャンカイスイ:一度沸騰させて冷ました水)を使ってきた。
だから、神経質に水にこだわらず、むしろ野菜を茹でるときには塩と油を数滴入れ、まずい水を含まないようにコーティングしている。
ちなみに、これには色ツヤを良くしたり、沸点を上げることで短時間で火を通し、栄養成分の流出を食い止める効果もある。
そして、水のかわりに油にこだわってきた。
ゴマ油・ネギ油・ニンニク油・ラード……無数の調味料として、また無限の調理法の道具として!!
「つまり、中華料理と言うのは油で水を制してきた文化なんだ」
“いい水との付き合い方”を経験していない中華料理では、佐藤田に勝てない!!
佐藤田自身も『秋山の魔法』を守る程度のジャンでは、秋山ノートに水に関する記述が無い以上、勝利を確信していた。
かつてエリザに振舞った料理では、量は多いものの油をカットしてカロリーを減らし、
硬度1000以上の天然微発泡水に含まれるナトリウムで肉などの旨みをしっかり感じさせていた。
他にも無味無臭のピュアウォーターで口の中をさっぱりさせたり、
消化を促すフレッシュハーブを浸けた軟水をしめに持ってきたり……
「料理に合わせて水を変えるのは、これからは当然のことになるでしょう」
(水を熟知しているものにとっては、水そのものが魔法なんだよ)と、笑いながら大量のボトルを用意する佐藤田。
だが、ジャンはポリタンクを肩に担ぎながら、秋山にも水の魔法はあると宣言!!
「こいつがそれだ!!」と細長い魚の鋭い牙で威嚇し、
「しっかりやれよ、初心者レベルの魔法使いさんよ。カカカカーーーーッッ!」と高笑いをあげる!
>>773 >水中料理ショー
ドリフでそんな感じのコントあったの思い出したw
776 :
マロン名無しさん:2012/05/22(火) 22:20:28.63 ID:iCoqUuVc
ようやく無印の熱が戻ってきたな
面白い
777
百蘭王ならともかく日本がホームグラウンドの秋山なら大丈夫だろうな。
中国の風土どうこうは関係ないだろうし。
水料理の食材として、ジャンが持ち出したのはグロテスクなウツボ!
3匹を体に絡みつかせながら運んでいる……
通常、ウナギと同様に頭を釘で固定して出刃で裁くのだが、ウツボはより暴れるので、尻尾を切り落として脊髄の中に針金を入れて処理する。
しかし――なんとジャンはブツ切りにした!!
「秋山にもホドがある」と驚く観客たち。
ウツボの生命力は凄まじく、首だけになってもジャンの顔に噛みつくほどだ。
が、ジャンは「だがそれがいい!!」と、そのイキの良さに喜ぶ。
女性の審査員は引くかもしれないと戸惑う李だったが、キリコは観客の注意を引くのが演出――小細工だと考えている。
対する佐藤田が選んだのはリンゴ。
「この勝負でおまえにとどめを刺す!ハハハハーーーーッ」
秋山にもホドがある
だがそれがいい!!
慶次かw
無印の頃みたいなノリだなw
リンゴの水料理ってうまそう
リンゴ?
ヤン「すでに我々が2000年前に通過した場所だッッッ」
ウツボのブツ切りって浜口さんみたいな料理出すのかwww
ウツボを使った水料理というとスープでも作るんだろうか
「うまい!!“一日一個のリンゴで医者いらず”だ、ハハハハーーー」と、リンゴをかじって哄笑を上げる佐藤田。
煮てよし焼いてよしの万能アイテムだと納得する楊。
繊維質が豊富で、余分な塩分を排出するカリウムを含んでいる。
また、整腸作用もあり、「お腹の薬」と呼ばれるほどだ。
アダムとイヴがリンゴを食べて知恵をつけたように、「このリンゴによって料理界に新しい知恵を授けよう!!」と見栄を切る佐藤田。
「ま、それはそれとして」とトマト・日向なつ・菜の花・ワカメ・暮坪カブ・ニンジンを用意し、ミキサーにかけだした。
それらのジュースが『水』だと予想する観客だったが、佐藤田はジュースをネル・ドリップで濾し始めた!
そして、グロテスクさではウツボといい勝負のカサゴを調理台へ。
料理に期待を寄せる審査員たち、そして大谷は(誰も気づかなければおもろい事になるんやが……)とニタリとする。
「私が何を作るか予想できているか!?」とジャンを挑発する佐藤田だったが、「オレを撹乱しようとしてるんだよな」と言われてしまった。
食材を全部使うように“見せかけて”いる!!
リンゴには手をつけていないから、「カサゴ料理にはリンゴを使わないんだ、間違いなーーい!!」とグリグリ指を突き付ける。
「おまえは二品作る気だ!!」と言われ、冷たい表情で見つめる佐藤田、(やっぱりバレておったか〜)と頭を抱える大谷……
食べかけのリンゴ口に入れたまま喋らんで下さいw
この漫画、旧作の頃からそれがデフォなのがちょっとね
というか料理マンガって口に食べ物入れて大口で喋る奴ばっかだよなw
噛みながら喋るとか米粒みたいな食いもんのかけらを飛ばすくらいなら多々あるが
咀嚼中の口内をわざわざ描くのはかなり少数派だと思うよ
791 :
マロン名無しさん:2012/05/25(金) 12:48:04.35 ID:Dy+rNrb2
佐藤田が良いキャラすぎるww
無印時代の熱さが戻ってきたか
しかし佐藤田なんて名字ないだろ
藤田か佐藤ならわかるが
里田なら読みやすいのにな
両者とも、見てくれが悪いが旨くなる魚を持ちだしてきた。
その個性を引き出すポイントは水だから、ネタバラシは問題ではない。
佐藤田は(少しぐらいネタをバラされてところで痛くも痒くもないが、不愉快には変わりないな)と全力の調理でジャンを黙らせようとする。
彼が取り出したのはチタン鍋――鉄鍋のジャンVSチタン鍋の佐藤田!?
これは軽く、錆びにくく、金属臭がない。
酸にも強いので食材の味を変える事が無く、アレルギーやアトピーなどの影響も少ない。
だが、熱伝導がよすぎるために使いこなすには技術が必要だ……
それに、煎(チェン:油で両面焼きつけること)したカサゴと『水』を入れると、すごいアクが出てくる!?
どうやら“超硬水”を使ったようだが、そのままでは素材が締まって固くなってしまう。
が、水を全部捨て、再び野菜ジュースをドリップして出来た透明の“野菜水”を加えだした。
フレンチのブーム、「トマト水」にヒントを得たのだろうか。
ただし、カブの辛味・トマトの酸味・ニンジンの甘味・日向なつの甘味、酸味、苦み・ワカメの塩味を複合したクリアな旨味を出そうとしているようだ。
ちなみにミキサーを使っていないのは、全体的な丸みよりも魚の輪郭を浮きだそうとしているのだろう。
ジャンのほうを見ると、ただウツボを煮ているだけ……
(しょせんおまえは不肖の二代目、偽王だよ)と笑い、調理に戻る佐藤田だったが、ジャンはひそかに何かを握っていた。
(おまえが二品作ると見破っても、オレの勝ちにはつながらない。でもな、オレも二品作るとなれば……勝ちに繋がるんだよ!!クカカカカーーーッ!)
わざわざ予想できるか聞いておいて、不愉快になるって小物だなぁ
>>791 >藤田か佐藤ならわかるが
実際に後藤田とかいるだろ
>不肖の二代目
三代目扱いじゃないのな
まあ父親は覇王を継ぐ前に死んだっぽいし
いよいよ佐藤田がリンゴを手にする。
(世界はペテンでいっぱいだ!!大事なのは『ペテン』と『魔法』は違うという事!!)
変色したマグロに一酸化炭素を吹き付けて鮮やかな赤に戻したり、蛍光灯に工夫して、陳列品を鮮やかに見せたり……
(ペテンには怒りがつきまとう!魔法は夢なのだ!!)
すさまじい速さでリンゴの皮をむき、小さなリンゴをカポカポとくりぬき、小さくカットして酒をかける。
これからどうするのかと、彼のトリコになる観客たち。
3年間の蓄積が、新しい魔法の方程式を生み出している!!
が、ジャンは(まだ気づいていないのかよ)と佐藤田を馬鹿にしていた。
(そもそも魔法にはレベルがある!)
単純な魔法に複雑な魔法、全てが重なり・結びつきあい、解きほぐされて完全な魔法になる!!
佐藤田は複雑な方程式でペテンにかけようとしているが、ジャンは(ごくごく単純な魔法で皆のド肝を抜いてやるぜ!!)と意気込む。
どうやらジャンはクラゲをボイルしているようだ。
小さなメキシコ産キャノンボールクラゲの子供、通称「姿クラゲ」!
海水温の上昇により、それまで一般的だった大連産のクラゲが水っぽくなってしまったため、注目されている物だ。
しかも、二品だとワザワザ見せつけるように調理している。
観客の叫びと大谷の解説を受け、「どこまでも私と張り合おうというのか」と呟く佐藤田に対し、
「やっと気がついたか。後で『ズルイ』とか言われたくないんでな」と笑うジャン。
彼らの調理を見て、甘えん坊将軍は「うまい『水料理』なんて分かるのかなあ」と皆に尋ねる。
すると、「灘黄金」の土橋が「二人とも実にすばらしい!!」と答えた。
二人は酒造りに欠かせないものと同じ、本当に良い水を使っているらしい。
そして、そこから美しい空気も発生している。
「それはマイナスイオンとかのことかね」と尋ねる宇合坊に、そんな胡散臭いものではなく「ただの『水』と『空気』だよ」と答える。
清浄(きよ)らかなる美しい料理、鍋の熱気さえも清涼(すず)やかで、魂までも浄化されてしまいそうだ。
「私は嬉しい!!『水』が大事だと証明する料理勝負!!そして『灘黄金』こそ最高の酒!!」
が、大谷は(この酒バカが!雑味も使いようや!「水清ければ魚棲まず」ちゅうやろが!!)と否定的だ……
なんという清々しいジャン
日堂も大変だな
クラゲ料理というと酢の物ぐらいしか思いつかない
そうこうしてる間に俺は刈衣さんと逆さクラゲで
二人の『水』へのアプローチとは一体どんなものだろうか?
たんに食材からだけでは分からない、彼らの思想・意図の投影……
佐藤田はいつの間にか冷凍していたリンゴを取り出し、ミキサーにかけて裏ごし、煮詰め始めた。
これを再び凍らせ、抜 糸糸(パアス)にする!!
本来は衣で揚げた材料に飴をからめてるものだが、直接氷にからめるとはすばらしい技術だ。
調理は進み、弥一は「意図的に『水』を際立たせさせようとしている!!」と判断する。
一方、ジャンは「水も料理の一部ととらえているんだと思う」とキリコが続ける。
「だってホラ」と指差した先で、ジャンはタライにウツボ・山椒・トウガラシを投入し、刺激的な空気を生み出した。
四川の「水煮牛肉(シュイズウニュウロウ:牛肉の辛み煮)」のウツボ版のようだ。
「辛い物を食べたら水も美味しく感じる」というトンチのつもりかと冷やかす観客だったが、
キリコもどう『水料理』に仕立てるつもりなのか分からない。
ウツボや油、唐辛子、山椒などと、『水』とをまったく同格にとらえているのだろうが……
そして、調理終了間際、ジャンが佐藤田に耳打ちする。
「『水』を操るだけがいい料理を作るんじゃねーんだ。うまい料理を作れる者は『水』すらも操れるってことよ。
覚えておけ!!カカカカーーーーーッ!」
水を操るってなんだ。
水を選ぶ佐藤田と違って水に味付けするってことか体液とかで水を作るのか。
何でもいいけど、調理パート長いな。
さっさと完成させれ。
>ウツボや油、唐辛子、山椒などと、『水』とをまったく同格にとらえているのだろうが……
ウツボを煮込んだ辛い汁も美味しく飲める料理ってことなのかな
「お先にどうぞ、カエルくん!」と笑うジャンに見送られ、佐藤田は「わかったよ、ウツボヤロー」と言いながら審査員のもとへ。
(誰にもこれ以上の水料理は作れない!!)と考える彼だったが、残ったジャンにエリザが耳打ちする。
「おまえ、今からでも私が審査員に入れるようにしろ!」
ジャンを勝てせ、佐藤田を戻そうとする考えだったが、「バカバカしい」と無視されてしまった。
「だいたい、スゲー的外れな事言ってるぞ!!」
佐藤田の料理は「大水旋流海賓(ダアシュイシュアンリウハイビン:中華風アクアパッツァ佐藤田風――カサゴの水煮――)」と
「蘋果玻璃球(ピングォブォリイチュウ:金箔入り水のデザート、びっくりリンゴのガラス玉入り)」。
その味は、「超クリアーーーッ!!!」
軟水と硬水、野菜水を使い分け、干貝(カンペイ)の潮の風味が楽しめる。
また、「デザートはどうかな」と一気に飲んだ土橋は、いきなりむせ出した!?
リンゴ飴の中身はシャーベットではなく、リンゴのリキュール!!
電子レンジで中身だけとかしていたらしい。
いっしょに飲めばカクテルが出来あがる。
進化し続ける料理の最先端にいると自負する彼の点数は、100点満点!!
エリザは「もう100点を取ってしまったわ」とジャンを責めるが、「心配しなくても佐藤田は負ける」と余裕の態度だ。
「しかも、負ける原因はお前だ。“佐藤田潰し”ご苦労だった!!クカカカーーーッ!」
飴の球から液体が!てサプライズは面白いけど酢豚と被ってね?
わざとだったら言及してほしかったな
あと野菜ジュースを透明になるまで漉したら水!て
アプローチは弱点じゃないだろうか
でもジャンも濃い味の料理っぽいから
上に出てる美味しんぼや将太的な
至高の水で米を炊くとかの展開じゃないだろうし、どう持っいてくのかな
日本酒びいきの灘黄金が、リキュールを嫌って…ってのは流石にないか
五行の時といい、審査員の個性はあっても、得点はほとんど一致してるのが残念
ばらけたのは熊源の時ぐらいか?
シャーベットは水じゃなくて氷だろ
エリザが佐藤田を潰したとは、一体どういう事なのか?
それはジャンの料理――「水盥雷神龍(シュイグワンレイシェンロン:ウツボと龍瓜の辛味煮タライ盛り)」を見ればわかるらしい。
ダイナミックにタライに盛られたウツボをドッと皿にのせると、スープがギンギラギララァッとしている。
すごい油の量と、ハンパじゃない辣粉(ラーフン:唐辛子の粉)!!
水煮牛肉の魚版『水煮魚(シュイジェンユイ)』は、上海で桶に盛られて『水桶魚(シュイトンユイ)』としてだされている。
だが、『水煮』であっても油や辣粉まみれの魚という印象が強いと、佐藤田はジャンの意図を汲みかねている。
審査員が食べると、辛さにシビれだした!!
体の中の“湿”を除くための、発汗作用を高める四川ならではの辛さだ。
が、龍瓜(ロンクワ:蛇のように細長い瓜)が辛さを緩和し水分を補っている。
また、半透明のくずきりのような蕨根粉(ヂュエグヮンフェン)、甘い豆もやしの食感もよく合っている。
なにより、ウツボの脂っぽさを超軟水で煮込み、油と香辛料で独特のクセを制している事が評価されたが――
「それだけじゃ50点だな」と言われてしまった。
残りは黙々と食べている大谷が知っているらしい。
「流石だね、ナガレイシだね、ケケッ」とジャンに冷やかされて「煮汁だけを味わってみればええ」と皆に伝える。
唐辛子と油まみれのタレだが、ウツボの旨みがしっかり出ているのにスッキリしている!
通常はスープで煮る料理だが、超軟水でダシを取れば素材の持ち味を失うことなく旨味を引き出す事ができるのだ!!
が、大谷は独創性がみじんもないと内心佐藤田の勝利を確信している。
しかも、二品目はただのクラゲの和えものだ。
「彩彩拌迷イ尓水母(サイサイバンミイニイシュイム:いろいろ野菜と姿クラゲの和えもの)」を、
どこが『水料理』なのかと訝りながら食べる審査員たち……
エリザが佐藤田を潰した…いったいどうゆう事なんだってばよ
殿様蛙、雨蛙、蛙に色々あるけれど
こーのー世ーに一匹
佐藤田さんは五行さんにあっさり負けそう
ジャンの二品目、「彩彩拌迷イ尓水母(サイサイバンミイニイシュイム:いろいろ野菜と姿クラゲの和えもの)」は、
クラゲの足のシャリシャリ感とカサのコリコリ感が楽しめる。
カサを器に見立て、野菜を――大量のウド・ミョウガ・紅芯大根・ネギ・ショウガなどが入っているため食べやすいが、他にも理由がありそうだ……
「クラゲを戻すのに湯を使うのは当たり前だし、塩抜きにも普通の水を作っているようだし」と、審査員は佐藤田を推している。
妙なのどごしのよさがあって食べやすいが、どこが水料理なのか?
が、大谷は「こんなもので〜〜」と涙を流しながら食べていた。
「それほどすごい水を使っていたという事か!?」と驚く崔会長だったが、それは悔し涙だった!!
「そうさ、この料理に使った水は――実は水道水、蛇口をひねっただけさ!クーーークククカカカカーーーッ!」
この料理のポイントは合えダレを『水』で割り、薄めたということ!
“水増し”には悪いイメージがあるが、100%果汁ジュースを適量のミネラルジュースで薄めれば喉ごしが良くなるし、
ドレッシングの油っぽさ、クドさを消したり、カクテルを飲みやすくすることが出来る!
そして、水勝負でワザと水道水を使い、ウマいと言わせてプライドをズタズタにするため……
とはいえ、日本の水道水は世界一安全だし、浄水器で雑味を除いたせいで、スープの味が薄くなったと言われてつぶれてしまったラーメン店もある。
「さすが大谷センセだなァ、全部分かってるゥ、オレが説明するまでもないか」と言ったジャンは佐藤田に向かい、
「おまえは水を際立たせすぎた、水のために料理があるんじゃねえ!!料理のために水があるんだぜ!!」と宣言する。
そして、得点はまた同点の100点!
815 :
マロン名無しさん:2012/05/30(水) 21:30:49.24 ID:fPFiga3D
一見とんちっぽいが、料理にとって一番大切なのは美味しさであるし、水を使って美味しい料理をつくるという意味ではアリだな。
ただ、もし大谷の舌が錆び付いて解釈できなけりゃ、ジョンの負けだったな。
自分でいくら解釈を説明しようが審査員の判断が大切だし食べた人の満足が一番だからなぁ。
816 :
マロン名無しさん:2012/05/30(水) 21:31:56.31 ID:fPFiga3D
変換候補にジョンチャンソンがあったから間違えた
ジャンね。
>100%果汁ジュースを適量のミネラルジュースで薄めれば喉ごしが良くなるし
そうか?試してみたけど普通に飲んだ方が美味いぞ?
818 :
マロン名無しさん:2012/05/30(水) 21:49:15.30 ID:fPFiga3D
グレープやオレンジは100%は濃いかもね。
適量じゃなかっただけだろ
ああ確かに100%で濃縮還元のジュースは濃すぎると思う事はあるな
なるほどジャンやるねえ
大谷悔しがりながらも評価するところはいいな
ツンデレとは少し違うがギャップによる引き立て効果の点では同じだな
全国どこでも蛇口をひねっただけの水を直接飲めるのって、世界でも日本くらいしかないからなあ
それに昔はカルキ臭さが強かったけど、今はその辺もかなり改善されてるし
この前、中華料理屋で飲んだ水がちょっと苦い…って思ってたら、ポットにレモンが入ってた事があった
水道水そのまま出してるところってやっぱ少ないのかな?
ミネラルウォーターとかよりも水道水の方が美味しいと常々思っていたから納得
水勝負でも再び同点!
「再々勝負かよ!?」と興奮する観客だったが、土橋は「この水勝負、どちらかといえば秋山に分がある」と手を挙げた。
その理由は、真の『水の使い方』を知っていたのはジャンだったから。
ただ薄めるという原始的な使い方で、料理は理屈抜きで『おいしい』・『食べやすい』だけでいいということを再発見させてくれた。
しかし、水の使い方ならば佐藤田もちゃんとしていたと、大谷は引き分けを主張する。
(佐藤田にはまだまだ無限の引き出しがあるはずや。持久戦に持ち込めば有利になる!!)
そんな状況を見て、エリザも佐藤田の勝ちを確信している。
だが、勝てば佐藤田と離れるし、負けさせたらそれは佐藤田を潰した事になるとジレンマに陥っている。
一方、キリコは「秋山の勝ちよ!!」と何かに気付いたようだ。
佐藤田の『理解力』、ジャンの『使い方』のどちらを取るかと迷う審査員たちは再々試合へと意見をまとめつつある。
ところが、「本当にいいのか!?それで。もう一度やったら、完璧にオレが勝つぞ!!」とジャンが言いきった。
「だってこいつ、もう料理が出来なくなっているんだもんよォ」
それは言葉通り、執事生活で「お嬢様相手のおママゴト料理」に馴れきってしまったから。
真剣勝負の連続に耐えきれず、手の震えが止まらなくなってしまった。
「本当なの!?」と驚くエリザ、「たった二試合でヘタリやがって、お嬢様相手にままごとの続きでもやってろ」と笑いながら罵るジャン――
が、突如後ろからキリコに殴られてしまった……
こんなことしないと出番もないんだろうなキリコ
初戦が引き分けだった時点で、もう3~4戦位して結局引き分けかジャンが勝つと踏んでいたんだが
これは予想外の展開だ
まさか打ち切りコースじゃないだろうな
467 名前:第二醤 やさしい悪魔(2/2)[sage] 投稿日:2012/04/01(日) 21:07:15.24 ID:???
審査員は、どれもうまかった以上はスポンサーを推そうとするが――突然鼻血が噴き出した!
まさかまた毒料理、「秋山にもホドがあるぜ」と他の料理人が殴りかかろうとする!!
598 名前:第二十一醤 料理は力(パワー)!![sage] 投稿日:2012/04/20(金) 21:15:06.31 ID:???
山もりになった、「10人分」のエビ……
ジャンは何を考えているのかまったく読めない。
司会者は「まさに“秋山にもホドがある”」とあきれるが、ジャンにギロッと睨まれてしまった。
779 名前:第五十四醤 怪魚の正体[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 21:11:06.32 ID:???
通常、ウナギと同様に頭を釘で固定して出刃で裁くのだが、ウツボはより暴れるので、尻尾を切り落として脊髄の中に針金を入れて処理する。
しかし――なんとジャンはブツ切りにした!!
「秋山にもホドがある」と驚く観客たち。
意外と速い決着だな
本当に打ち切りになりそうで怖いんだが・・・
いや、打ち切りはないよwww
だってチャンピオンだよ?バキくらいしかキラーコンテンツないのにそこそこ人気あった作品の続編切らないって。
きっとジャンの親父が実は生きてるとか描きたくなって早めに風呂敷畳んだだけだって。
敵が弱体化で決着はもやっと感あるから
再戦かかませ化はあるかな
最先端料理はネタは多いだろうし
現黄や現キリコ、睦十は置いといて
漫画的に今まで戦った強キャラの中では最強扱い?
佐藤田=記憶を失った秋山父ってオチで解決だな
>>831 五行のゴミ食わせチートが作中最強だと思う
いくらなんでも若すぎるだろw
やっぱり五行が最強な感じがするな。
黄と五行には再登場してほしいよ。
五行は強制的に自分の勝利に投票させる料理とか作れそうな勢いだ
2品作って限界になった佐藤田と、まだ100品でも作れるジャン……
「これが料理人と執事の違いってヤツですか」とジャンは罵詈雑言を浴びせる。
が、背後から現れたキリコに殴られてしまった。
「ったく!自分こそとっくに限界を超えているくせに」
そして、勝負は引き分けにしようと提案する。
佐藤田は「続ければ私の勝ちはなかったのに」戸惑うが、「続けなくてもコイツの勝ちよ」とジャンの傷だらけの体を示す。
限界まで勝負をし続けるのが『秋山』という料理人!
「それになんでコイツがこんな傷を負ってるのか知ってるの?」
こんなダメージの料理人と引き分けても、それ自体で負け!
(もしかしてそのケガ、お嬢様が…!?だとしたらワタシは執事としても料理人としても失格だ……!!)
引き分けだからと、秋山ノートはキリコが、賞金は佐藤田の手に渡る事になった。
「五番町キリコが最強って事?腕力勝負かよ!」
「……おまえが負けたの!?あんなヤツらに言いたい放題言われて……わたしのせい!?」と涙を流すエリザ。
執事をやめてもいいから、「次はちゃんと勝って!!」と号泣するエリザに、「もちろんですよ」と佐藤田は答える。
ブルーと水月も、あの体で戦っていたのかと驚き、再戦を誓うのだった。
そしてビッグ秋山杯終了後、ジャンは気絶したまま五番町に運ばれていた。
ノートはキリコに隠されてしまい、しかもボーズ頭になっている……
秋山醤――五番町飯店に復帰!!!
案外あっさりとした決着だったな
次回からは小休憩って感じで無印の春巻回みたいな話をやるんだろうか
春巻回好きだな
しかしジャンが強キャラになり過ぎててエピソードが作りにくそうだ
怪我でピンチってカードも切っちゃったし
正直ハゲもいいけどボサボサ髪がかっこ良くて好きだったのでちょっと残念
キリコは秋山の体を気遣ったんだな
愛のパンチ、俺も受けたいです
>>840 あのジャン完全体を作ったのはキリコさからな
何処をどう突けば壊れるかわかってるんだろうな
美月とキリコでパワー対決したら年増のキリコの方が勝つのかなやっぱ
エリザと佐藤田より
スグルと刈衣さんのほうが良かったな
甘えん坊将軍が食卓に並んだ料理をバクバク食べている。
それは、蟇目・尾藤・伍が開発した極上で最高の冷凍食品!
「湯水グループが『食』業界に進出するには、ぜひともキミたちの力が必要なんだ」と、仮面を外してスグルは素顔を見せる。
これからは科学の料理の時代、特出した力は全体の利益に結び付いてこそだと持論をぶち、
まずは冷凍食品で『食』を支配すると宣言し――刈衣に同意を求めた。
現状では99%の確率で成功するだろうが、残り1%を補うのに第4の『超料理人』の力が必要になる!
「そう!そしてその第4の男こそ、このボク…」「ではなくて、秋山醤です!!」と刈衣がスグルを遮る。
その秋山は五番町でまた働く事になった。
キリコに促され「よろしくな、バカヤロども」と挨拶する。
が、「バカヤロは余計」と、オーナーになったキリコに殴られてしまった。
望月を始め、どうしてまたジャンを雇うのかと反対するが、十三龍や崑崙、東洋楼の進歩に負けないため、
カンフル剤としてのジャンが必要なのらしい。
まだ納得できない皆に、「やる気のないヤツはどんどん脱落しろ、邪魔だ」とジャンは言い放つ。
たとえば、五番町の新入りはもうやめているが、「人も店も同じだ。やる気のない奴は辞めていく。ダメな店は潰れていく」
「『秋山』というカンフル剤、オレ様の効き目はかなりキツいぜ!!」
ついてこれなければ、消えゆく料理人になるだけ!!
「じゃあ、まずはホイコーローあたりをいってみるかなっと、カカカ」
やっぱりスグルじゃねぇかww
こんな正体バレバレなマスクキャラなんてそうは居ないな。
ザザビー本郷を捻り過ぎてイマイチな設定にした反省からか?
つーか、蟇目や五行は分かるが、尾藤てw
あんな噛ませ犬キャラ今更引っ張り出してきてどうするつもりだ?
そして、スグルはどうして百蘭王みたいな主張をしてるのですかね?
まさかのリュウジ再登場とわw
せめて蟇目や五行並にパワーアップしていてくれりゃいいんだがw
五行キター
前作でばあちゃんがひとくくりにしてたけどヒキ目とはセットなんだな
>尾藤
で、お前はそんなとこでなにしてんだ
>十三龍や崑崙、東洋楼の進歩に負けないため
漫画の中では噛ませ犬でも
他の有象無象とくらべれば彼らはひとにぎりのトップクラスなんだろうなw
クリリンみたいなもんか
あの世界の地球が人外魔境すぎるから戦闘で活躍できないだけで
他の星系とかだったら敵無しって言っても過言ではないからな、Z戦士って
実は戦闘力1500程度もあれば、宇宙トップクラスのエリート扱いだし
850 :
マロン名無しさん:2012/06/03(日) 01:26:11.02 ID:oQ2lm9s6
尾藤もあらゆる中華料理店を負かして荒稼ぎしていたからレベルは高いんだろう。クリリンみたく
素で思い出せないんだが誰だ…
XOジャン辺りの人?
まさにそのXOジャン辺りの人の事。
通称「XOジャンのリュウ」こと尾藤リュウジさんですよ。
甘えん坊が大方の予想の裏をかいてストレートにスグルだったのだから
今回はリュウジと見せかけて兄のリュウイチさんだよ
れいほうかよ
リュウジと熊源ってどっちが上なのかな
どっちも沢田クラスにさえ負けるイメージだけど
リュウジは大会の予選を突破できるとは思えん
昔の小此木(幸運時)>熊>リュウジ≧昔の小此木>ミスター
こんなもんだろう
「まずはホイコーローあたりから教えてやるか!カカカーーッッ」
五番町の料理は王道でうまいが、「本物ってヤツはもっと奥が深いんだぜぇ〜〜!!
ケケケッ。秋山醤というカンフル剤が毒にならなきゃいいけどな」
ジャンはホイコーローなのに、なぜか豚バラではなく皮つきモモ肉を用意している。
一方、蟇目達は早速五番町へと移動していた。
「五行、おまえの気が変わらないうちにって事だろうな」と冷やかす蟇目に、
五行は「バアサン(明輝)が死んだ途端に店を乗っ取ろうとして失敗しやがったくせに」と返す。
「フフッ、まさに寄せ集めっスね」と尾藤は突っ込んだが、「おまえが言うなよ、リュウジ!」と息もぴったりな二人だ。
湯水グループを使い、明輝の部下――さらにジャンをも仲間にしようとする蟇目、
秋山を叩き潰すためにスグルのもとについた五行……
(二人とも考えてる事が丸わかりっスよ!!料理人は本来そんなもんじゃないでしょ、料理人は全て大谷センセが統べるものなんだよ!!)
大谷の諜報者として来た尾藤だったが、「裏切りは許さねーぞ実はオレは心底おまえを信用していないんだ」
「そうだな、そしてオレはもっとおまえを信用していない」と二人に釘を刺され、青ざめてしまう。
五番町ではジャンが回鍋肉について解説していた。
元々は四川の家庭料理で、“回”とは茹でた肉をもう一度鍋に戻すという意味。
昔は余った皮つきのモモ肉を茹でて保存していたので、その調理法として生まれた。
茹で汁でスープも作れる合理的な料理だ。
五番町の回鍋肉は豚バラを茹でてスライスし、キャベツ・ピーマンを炒めて甜麺醤(テンメンジャン:中華風甘みそ)などで甘辛く味付けしたオーソドックスなもの。
「オーソドックスで悪いか!?」と反論する従業員だったが、「だが!それは日本人の考えた日本人の口に合う回鍋肉にすぎない!」と言われてしまった。
「ゴタクはいいけどよォ」と、望月が炒めすぎで固くなってしまうと注意するが、「これだから何も知らねー奴は嫌いだ」と馬鹿にされてしまった。
そして、具材は青蒜苗(チンスワンミョウ:葉ニンニク)だけだ!?
その味は――
「う…うめーじゃん」
油が出来って固いと思いきや、旨みが凝縮している!
また、豚の甘い脂が絡まった葉ニンニクが妙にウマい!!
以前働いていた中国人が賄いに作ったものと同じで「あれが本当の回鍋肉だったって事かーー!?」と驚く従業員。
「白肉(パイロウ:茹で肉)を反り返るまでに炒めた肉の旨さと、その脂が絡まった旨さは格別だろ!!」
「……で、これだけか?」と弥一が尋ねる。
3年間明輝のもとで研さんを積んだ成果、「これだけのハズがないだろ!!もっと見たいなら見せてやるぜ!!」
くわッッと目を見開き、「次はお前もやれ」とキリコを促す……
>五行は「バアサン(明輝)が死んだ途端に店を乗っ取ろうとして失敗しやがったくせに」と返す。
え・・婆ちゃん死んじゃったの・・・?
途端にの部分の解釈によっては
明輝が死んだ時にそなえて、死ねばすぐに乗っ取れるように乗っ取り工作を着々と準備していたが
明輝が死ぬ前に発覚してしまった(=失敗した)ということで
まだ生きてるかもしれん
「やっぱ、あの3人じゃ心もとないなぁ」と、スグルは自身も入れた四天王で挑もうと刈衣に提案する。
が、湯水グループと日本経済界のため、「雑事にかまけていないでください」と却下されてしまった。
しかし、お金でも権力でもどうにもならない料理の世界はスグルの憧れだ……
一方、五番町でジャンが出したのは柔らかさ重視の五番町飯店のものとは違う、本場四川の人たちが故郷を思い出すほどに愛してきた家常菜(ヂャチャンツァイ:家庭料理)。
とはいえ、これは日本人にはまだ早すぎる。
が、「本場を知ってうちのを作るという意識が大切」だと李が解説する。
次に作るキリコの回鍋肉はモモの白肉(パイロウ:茹で肉)とゴーやとカボチャで作るようだ!?
調理しつつ、キリコは大会終了後のジャンとの会話を思い出していた。
「返したらまた逃げるんでしょ」と秋山ノートを胸に隠すのを見て、「怪しい2人、怪しい会話」と冷やかす小此木。
ジャンは「料理は勝負なんだよ、オレ一人でいいんだ」と主張するが、
「料理と料理人の性格だけは自慢なのよ、だから居心地が悪くなったんでしょ」とキリコは余裕の態度でにらみつける。
戦い続け、五番町を“料理は勝負”に染めてみろと挑発され、「そんなにカンフル剤が欲しいのかよ!?」とあきれるジャン。
「必要なの!この店にも、あたしにも!」
「言葉通りなのか!?それとも別の意味が隠されているのか!?」と解説する小此木だった。
「ま、いいか。こっちも実はこれがあるんだし!」と、ジャンは股間からキリコファイルを取り出した!!
「お互い様だろ!?」「うっ…そーね!」
危機感を持たせ、五番町飯店を進歩させようというのがキリコの考えだが……
キリコの回鍋肉の味付けは芽菜(ヤーツァイ:四川の漬物)のみじん切りと干辣椒(カンラージャオ:タカの爪)のみだ。
なんと、漬けものの塩分だけの回鍋肉で、妙にさっぱりしてうまい!
回鍋肉の定義は、茹でた皮つきの豚モモ肉の塊を反り返るまでによく炒めたものだけだとキリコは解説する。
野菜は違うものの、これは四川の宜賓(イービン:漬けもので有名な市)にある香辣回鍋肉(シャンラーホイコーロー)だと続けた。
「なるほどね〜それじゃ、次はボクがやってもいいかな」と、なんと小此木が手を上げた!?
このノートのやりとりってジャンを背後から襲って拉致した後の
目覚めた直後の話ということでいいんだよな?
もしかしてジャンって股間にキリコのファイルを入れたまま大会に参加していたのか・
性格が自慢……だと……?
ジャンとキリコの関係って何かいいな
しかし前作の実力者二人プラス一人を出したり恋愛示唆っぽい描写をしたり、テコ入れなのか?
テコ入れのどさくさで
ザコキャラが意外なデキる一面を見せるパターンはけっこう好きなのだが
さてリュウジがそこまでやれるか?
新作になってから審査員のリアクションがわざとらしすぎて出来レースに見えたりと
演出が下手になってるだけに、せっかく料理のアイデアが充実してても結果ショボく終わりそう
沢田みたいに
もったいない
>料理と料理人の性格だけは自慢なのよ
料理も性格も駄目な望月は一体・・・
望月は雑用で料理人じゃないって話なんだよ、きっと。
「必要なの!この店にも、あたしにも!」
そしてこのお腹の子にも父親が必要なの!
身内から性格が自慢って言っても何の根拠にもならん。
こういうのはせめてお客が言わんと。
キリコらしさが出てていいじゃねーか
以前もジャンを負かそうとして勝負を気にしてるのに
料理は勝負じゃなく料理は心とか言い張ってたわけだし
性格と腕の両方がいいのは弥一と李さんくらいか
睦十に鍛えられてたんだろうな、と思われる弥一はともかく
李さんの完璧超人っぷりはなんなんだろう?
あの人何者だよ
>>872 従業員はおろか料理長にすら悪態つくジャンですら一目置く存在だからなあw
今のジャンでも弥一と李さんにはまだ敵わないんだろうか
「ボクね、面白い回鍋肉思いついちゃった。作るから食べてみて」と用意し始める小此木。
従業員たちは、「また失敗しなきゃいいが」と心配する……
半年前までは三番鍋タイになったのに、失敗しまくって3週間で降ろされてしまったらしい。
それを聞いたジャンは、(こいつにこれ以上失敗はさせない!)とサポートを申し出る。
しかし、「もう僕に手助けはいらない。心配性だな、ジャンは」とキリキリと包丁を回す。
(あの時は、ワザと失敗していたんだよ!!)
三番鍋タイではジャンのサポートをしたり、指導を受けたり出来ない!!
ジャンにつけば「風当たりも2分されるだろうし」と格落ちを決心した小此木だったが、すぐにジャンはいなくなってしまった……
(でもこうしてジャンは帰ってきたんだし、今度は本気でやるぞォ!!)とチョコレートを砕いて入れ出した!?
甜麺醤(テンメンジャン:中華風甘みそ)の隠し味なら分かるが、意外と大量だ。
「大胆な事やりやがるなあ」と、心配そうなジャンとキリコだったが、小此木は「二ヒヒッ」と笑顔のままだ。
その具材は揚げて煮崩れを防いだタロイモにトック(韓国の餅)、さらにラズベリーまで!?
デザートみたいだとためらうが、「い…意外といい!?」
この料理のポイントは、粒黒コショウのピリ辛、ラズベリーの酸味でうまく甘さを引き締め、味のないタロイモやトックで甘さを半減させている事。
仕上げの岩塩の粒も効いている。
「分かってるね、ジャン!」と手を打った小此木は、塩チョコ・コショウチョコにヒントを得て初めて作ったらしい。
「よくやった。腕を上げたな、小此木」と褒めるジャンや「奇抜すぎるけど面白いわ」というキリコ、「味もギリギリセーフだ」と弥一まで……
一般受けしないし、店でも出せないが、他の料理人にも「小此木みたいに自由な発想」で何か作るように促す弥一。
そして、店の前には蟇目達が到着した!
チョコレートとラズベリーか
怖いもの見たさで食べてみたい気もするけど・・・
思いつき料理は当たり外れが怖いw
トータルでプラスになる程度の実力はついたのかな。
ジャンと小此木ラブラブ過ぎだろ
前回のキリコのプロポーズもどきなんて忘却の彼方だぜ
スグルや蟇目だって似たような意味でジャンLOVEだろ
新シリーズは五番町vs湯水グループ側料理人の対戦と見せかけて
本テーマはジャン争奪戦かもしれんな
小此木いいキャラになったなぁー
料理勝負の時は驚き役で
日常パートの時は仲裁役やジャンから上手く話を引き出す役
それに加え物珍しい料理を作る役までこなせる様になったか
しかしいくらジャンのためとは言え手抜きしまくって自主降格ってのは料理人としてどうなんだよ
鍋から見習いに降格されたら給料も下がるんだろうな
日本一の中華料理店の鍋だといくら貰えるんだろ?見習いもだけど。
>>881 ジャンのサポートをすれば小此木自身のレベルも上がりますやん
職場で他の人と協力して作業やってる時に意図的な失敗するのって迷惑行為なんじゃって話なのでは
ていうか問題なのは客のほうだろ
心の料理を掲げる五番町的には大問題だ
ワザと失敗しなくても、ジャンのもとにつきたいって言えば…
反感が増すだけかな?
小此木のチョコレート味の回鍋肉、なんという意外性!!
驚く従業員たちだったが、(これ以上の回鍋肉を作れって…作れないとオレたちは小此木以下って事になる。これが、キリコさんの狙いか!!)
そんな彼らを尻目に、小此木は「ホイっと作ってコローっと解決、ニャハハハーーッ」と能天気に笑っている。
良い刺激を受けて意識を変え、それを料理に反映させる。
そのためにはジャンを引きとめないといけないと考えるキリコ。
だが、尻込みして誰も回鍋肉を作ろうとはしない。
「後日の宿題にでもしますか」と言う李だったが、「新しい発想の回鍋肉ぐらいいきなり作れなくて何が料理人だ」と、蟇目達が現れた。
チョコレート味の回鍋肉を見て、「おもしろい物を作ったな」と言いつつも、
「老舗の地位を守っていくのも大変なこった」と冷やかす蟇目、「次世代にアピールってわけか。さすがだね、ナガレイシだねキャシャシャッ」と笑う五行。
従業員たちは二人の名は覚えていたが、尾藤は「そして、あとおまえは…えっと誰だっけ?」と言われてしまった。
「XO醤のリュウ!忘れないでくれよォ〜」
彼らが来たのは偶然でもなく、同窓会なんてやるつもりもなく、ジャンを誘拐するため!
ジャンは相手にしないが、3人は勝負を挑み、「勝てばお前の好きにしろ、しかし負ければ一緒に来てもらう。湯水グループにな!」
甘えん坊将軍と手を組んだのかと驚くジャン。
ちなみに、小此木は彼の正体に気付いていなかったらしい。
「まずは回鍋肉で勝負と行くか」と言いだす3人をキリコは止めようとするが、ジャンに口をふさがれてしまった!
「わかった、勝負だ!作って見せろよ、おまえたちの回鍋肉を!」
「そうこなくちゃ!」と不気味に笑う3人、「勝手に決めるな!」とわめくキリコ、回鍋肉を作らなくてすみ(ラッキー、屈辱を味わわなくてすんだぜ)と喜ぶ望月……
そして、スグルは五番町飯店へと脱走しようとしていた――
作者は「流石だねナガレイシだね」を気に入ったようです…
相変わらずだなミスターw
>>885 失敗作は客には出さないんだろうけど遅れそうだな
>>888 作者は「秋山にもホドがある」がお気に入り
ホイコーローか
ザコのリュウジ→順当に噛ませと言うのも面白味が無いので
フロックで蟇目とかよりいい評価を得るかも
調味料にアイデンティティがありそうだからハーブ系で工夫したホイコーローか
蟇目→本当なら技術的にもセンス的にも、他2人やジャンや小此木なんかを含めてトップということで
一応花を持たせつつ、目の付けどころかなんか別の理由で評価を下げられる負け要員とみた
麺料理の黒酢のときのジャンみたいな
五行→物理的にありえんやつ。使用ブタニクが数年も熟成したハムなのに
屠殺したての血のしたたるレアさになってたり
逆に新たな敵と相対し共闘するチームバトル展開とか
蟇目・五行・リュウの三人とも、勝手にジャンと勝負しようとして回鍋肉を作り始める。
(何か面白い材料はあるかな?)と調理場を探し出したリュウはあるものを見つけ、
(待っててくれよ、大谷センセ!秋山だけでなく、この店の連中も全員あんたの下僕にしてやるからさ)とほくそ笑む。
一方蟇目は、(まずは小手調べだよな)とジャンを屈服させるために長期戦を挑もうとする。
が、五行は目的のため(この秘薬を使えばいいのさ)と皆を動かなくさせた上でジャンを連れ出そうとするするが――
「ここは正々堂々料理だけで勝負しろ」と蟇目に止められてしまった。
(一秒たりとも眼が離せない)とキリコは歯噛みする……
「合わせる具材や味付けに定義はない」と、リュウが選んだ食材はブタの脳みそ!!
「食通で名高い秋田様の賞味会用に特注した材料なのに」と止めようとする従業員たちだったが、ボイルされてしまった。
それを網の上にのせ、なべ底に敷き詰めたチップで瞬間燻製する!!
「おいおい、飛ばし過ぎじゃねぇか」と冷やかす蟇目は、「ごくごく身近な米」を選んでいた。
「まるで炒飯になっちまうじゃねぇか」とどよめく従業員たちを、「まったく発想が貧困なヤツらだ」と嘲笑う。
そして五行は、「いささか拡大解釈だけど、回鍋肉の定義をよく理解さえいればこんな発想もアリって事なんだよ、キャシャシャーーーッ!!」と
子豚丸ごと1匹の干し肉をブツ切りにする!
これも「秋田様の賞味会用に何か月もかけて作ったもの」だ……
「フフフ、小此木くん。ずいぶんぶっ飛んだ回鍋肉なんか作っていたようだけど、まだ子供の遊びだぜ!料理はお客様に出せるものじゃないとな!
つまり商品価値がないと!!発想は自由に!!味は手堅く!!」と蟇目は笑い、
「ごもっとも!」と小此木は答える。
「わかったか、料理はそれも含めて全て才能さ!ハハハ」
「いや、料理は成仏だけどね、キシャッ」
「いや、料理はXO醤でしょ!ケケケッ」
小此木、かつてはまかないを味見した蟇目に舌が腐るってフルボコにされてたのに
ずいぶん成長したなあ
発想に技術が追い付いたから、あとはそれを昇華するだけの段階まできたか
小此木もたれ目さんに名前を覚えられるくらいには成長したのか
>「おいおい、飛ばし過ぎじゃねぇか」と冷やかす蟇目は、「ごくごく身近な米」を選んでいた。
>「まるで炒飯になっちまうじゃねぇか」とどよめく従業員たちを、「まったく発想が貧困なヤツらだ」と嘲笑う。
そういえばミスター味っ子で米を野菜として扱ったサラダというのがあったな
あれと同じ理屈かね
食通の秋田様すげー
多分王者のような風格を持った人なのだろうな
ん?リュウジ<<<他はいいとして
立場的には五行<蟇目なのか?
>「食通で名高い秋田様の賞味会用に特注した材料なのに」
>「秋田様の賞味会用に何か月もかけて作ったもの」
秋田書店(掲載誌)の不興を買って打ち切りが決まったのを
遠まわしにほのめかしてるんかね
若造におちょくられてた大谷に比べて
真摯に手間暇金かけて持て成されてるな
>>901 大谷は出された料理にケチ付けてくるからなぁ
そりゃ対応も違うっしょ
でも大谷は舌に嘘つけないんだから
文句言われるならそれはそれで仕方ないのかも
調理する蟇目達を見て、(なかなか面白い回鍋肉を作ってくれそうだぜ)とほくそ笑むジャン。
そして、他の従業員たちも真剣に作業を見守っている……
これがカンフル剤――秋山醤の効き目!
まず完成した蟇目の回鍋肉は、「新波外婆熬鍋肉(シンバイワイポアオグオロウ;回鍋肉のヌーベルバーグ、お婆ちゃんの回鍋肉オレ流)」だ!
まるで肉の多い炒飯だが、「肉から出た脂をまとった米がやたら甘くてウマイ!!」
ちなみに、健康のためにキリコが選んだ胚芽米を使っている。
これは普通に食べるとパサついているのだが、蟇目は炒飯にしてパラパラと食られるように調理した。
レタスとカキ玉、トマトが具材の茹で汁のスープも好評だが、「回鍋肉炒飯」ではないと蟇目は訂正する。
これは米を「野菜」としてとらえた回鍋肉。
米を主食とする国は意外に少なく、ヨーロッパでは肉や魚料理のガルニ(付け合わせ)として添えられている。
しかも、蟇目は懐かしいお婆ちゃんの顔を思い出すような、ほっとする食材として選んだ。
「おまえが自慢げに作った王道すら超えた、極道回鍋肉だぜ!」
そう挑発されたジャンは、「まだ自分の回鍋肉を作っちゃいない」と動き出すが、
「蟇目ごときに踊らされるな、熱くなるのはオレ様の料理を食べてからにしろ!」と五行が制する!
彼の回鍋肉は「天大第一回鍋肉(テイエンチャァディイホイグォロウ:世の中で一番おいしい回鍋肉―子豚の干し肉とドクダミの回鍋肉―)」!!
中華でもその感覚通用すんのかねえ?>米が野菜
今回のホイコーロー対決は五行が漫画でしかありえん無茶をやってくれればそれでいいや
蟇目の回鍋肉美味しそうだな
回鍋肉風炒飯として出せば日本でも普通に受け入れられそう
まあいくら違うとゴネても、あれだけ米の比率が高ければ
どうあがいても回鍋肉炒飯だよなw
回鍋肉炒飯ってあるようで無いしそれはそれで面白いんじゃないかな?
五行の回鍋肉は炎をあげて完成する。
フランベで百酒(パイチュウ)の香りをまとわせた!!
手間をかけて作った干し肉を使われ、「回鍋肉ごときにもったいないことしてくれるぜ」と従業員達がぼやく。
炒め合わせたドクダミは凄く苦そうな上……裏の犬の通り道から、小便がかかったものを取ってきたらしい。
が、弥一や李、ジャンにキリコ、小此木までも食べ始めていた。
「ドクダミがシャキシャキしているうちに食えよ」と発破をかけられ、皆も口にするが……
フランベした時に酸化したはずの油の味もせず、ドクダミはえぐみはあるものの干し肉の力強い旨さと抜群の相性だ。
塩味の回鍋肉で、豆鼓(ドウチ:大豆を発酵させて作った干し納豆のようなもの)の旨味と朝天辣椒(チョーテンラージャオ:四川トウガラシ)の辛味がポイントのようだ。
「しかし、その解釈ではまだ50点ですね」と李が解説する。
「これは薬膳の「一物全体」の理念に則った素晴らしい解釈の回鍋肉です」
例えば蜜柑を食べる時、実だけでなく薬用の陳皮(皮)・橘絡(キツラク:白い筋)・橘葉(キツヨウ:葉)までも利用する。
他にも、大きな魚の切り身よりも小魚を頭から尻尾まで、豚肉も内臓・尻尾・骨・肉までも用いる。
つまり、全体をもって一つとする考え方。
また、側耳根(ヂュアルグン:ドクダミ)は別名魚腥草とも言い性質は辛・微寒で肺・腎臓・膀胱に良い――つまり、清熱解熱作用と利尿効果が期待できる。
「裏食医のお前が体に良い回鍋肉だって?人をツブさない料理を作るなんて、ずいぶんおまえも地に堕ちたもんだな」
が、「甘い!表裏一体、全ての物には良い麺と悪い面が存在し、それらは全て紙一重のところにある」と笑みを崩さない。
「3年間の修業の成果を見せてもらおうじゃないか」と続け、ジャンも「お前も蟇目も絶対に及ばない回鍋肉を作って見せってやる!」と受ける。
「おいおい、勝手に進めるなよ」とリュウが割り込む。
望月は「いまさら“XO醤のリュウ”なんて言われても…珍しくもなんともないし」と舌打ちするが、顔面に蹴りを入れられてしまった!
「てめー、なめんなよ。XO醤は最高の調味料なんだ!!」
ぐりぐりとえぐりながら、「尾藤リュウジ特製の最新最強のXO醤がどんなものか思い知らせてやる!」と宣言するリュウ!!
ミスターw
そもそも五行と蟇目はわかるがリュウジって前作登場時は瞬殺の噛ませ犬じゃなかったか…?
他にまだ使ってないまともなライバルいなかったのか。
今回は大人しい料理を作ってきたな五行
無印では暴走して自滅していたからその反省だろうか
いいぞリュウジもっとやれw
ドラッグ入れまくりのブラックXO醤を用いて五行も真っ青の裏料理でも作るんかなw
ビルを隠れながら進むスグル。
年老いているが東京を知り尽くしている、運転手の御神田のもとへとたどり着いた――
と思ったら、運転席には刈衣が座っていた!
「もっと責任を持った行動をしてください」と言われ、「いやその刈衣さん」と反論しかけるが、ギャンと睨まれてしまった。
一方五番町では、リュウが「江湖飄香回鍋肉(ヂャンフウビャオシャンホイフォロウ)」を出していた。
白肉(パイロウ:茹で肉)に合わせたのは瞬間燻製した豚の脳みそで、スモーキーな香りがする。
しかし、もうひとつ別の、そそられる香りもする……
試食し、「なんだこの濃厚さ!!」と叫ぶ従業員たち。
フォアグロや白子のように濃厚な脳みそだが、瞬間燻製したので食べやすい。
そして、もうひとつの香りは茶樹茸やポルチーニ、キノコを使ったXO醤!
「フフフ、面白いだろ?肉を食べながら森の香り、いや、ふくよかな森に咲く花の香りとでもいおうか」
リュウはコックコートを脱ぎ、弾帯のようにつなげたXO醤を見せつける!
「XO醤の産湯をつかり、母親の乳を含むより早くXO醤を口にして育ったんだ」
身体の80%はXO醤で出来ていると言っても過言ではないと自慢する。
そして、最新最強のXO醤がその「錦上添花(ヂヌシャンティエンホア:極上の香りがする)XO醤」!!
四川の牛肝菌(ニウガンジュン:ポルチーニ)、茶樹茸、虎掌菌(フージャンジュン)を合わせて出来た、誰も考えた事のなかったキノコのXO醤!!
たしかに、今までXO醤は海の材料がほとんどだったと口々にほめそやす五番町の面々。
「なるほど、キノコのXO醤とは考えたぜ。だがこの回鍋肉は失敗だ。うるさすぎるぜ!!」
そういうジャンにキリコも同調する……
結局噛ませ犬だったかw
見事な落ち担当w
XO醤と具の相性が悪かったのか、それともXO醤そのものに欠陥があったのか
>「XO醤の産湯をつかり、母親の乳を含むより早くXO醤を口にして育ったんだ」
>身体の80%はXO醤で出来ていると言っても過言ではないと自慢する。
まあこの漫画はキャラ立ててナンボなわけだけど
リュウジは滑ってる上に馬鹿に見えるだけだな…
こいつは再登場させる意味なかったな
ザザビーの方がマシなレベル
ブルーとちょっと被ってるけど
小此木って今どのクラスだろう
スグルと渡り合えるくらいになってるのかな
沢田なんかも一応成長してるから
その成長した沢田あたりと互角クラスかちょっと下くらいとみた
でも十三龍の半分くらいには勝てそうな気がする
男爵ディーノみたいに
やられ役の小物キャラが意外な一面を見せて活躍するのは好きなんだが
XO醤にそれを期待していいものかどうか
今更五行らと一緒に登場の機会をあたえられたことに賭けて
もうすこし期待して見てみようか
ジャンも珍しく、キノコのXO醤を「たいしたもんだ」と褒めるが、「ケケケッ、こいつは失敗だ!!残念だったな」と続ける。
「どーゆー事だよ」と尋ねる従業員にジャンはテーブルの上にカサブランカを乗せる。
良い匂いが漂うが、そのせいで料理の味も香りも台無しになってしまった。
が、回鍋肉の匂いも少しうるさすぎると気付く。
「スモーキーな香りとキノコの香り、どっちか一つのほうが良かった気がするぜ」
長く嗅いでいると頭痛さえする、テーブルフラワーとしてはタブーのカサブランカのように、
リュウの料理も二つの香りが皿の中でケンカしてしまっている!
食べる前にかぐ匂いから、飲み込んだ後にも残る余韻の香りまで、食べては始終香りに包まれている!
「つまりお前は香りを使いこなす力量がなかったって事なんだよ」と嘲笑うジャンに、
「オレには二つのにおいはちっとも負担にならないぜ!!」と反論、「XO醤を使えない料理はオレの存在意義がないってんだよ!!」と続ける。
「キノコのXO醤を使いたかったんなら、シンプルに脳みそをスモークなんかしない方が良かったと言ってるだけなのに」とあきれる従業員たち。
「だがまあ、これで分かったぜ。三人の力量が。三年たってもちっとも進歩してない力量がさ」
そして、いよいよジャンが「二代目覇王の回鍋肉」を作ろうとする!
キリコは「本当に大丈夫?絶対に負けない?絶対?」と尋ねるが、
「心配はいらない。これから作るのは地球的大解釈の回鍋肉だ。定義さえしっかり理解していればここまでOKってことなんだ、カカカッ」とジャンは答える。
「それはぜひとも見たいもんだね!ニャハッ」と、スグルと頭を抱えた刈衣が現れた。
「甘えん坊将軍参上!我は覇王の料理を御所望であるぞ。ニャハハハハ!!」
キリコどうしたんだ?可愛いじゃないか…
地球的大解釈の回鍋肉ってなんなんだろう
豚を丸ごと一頭使う回鍋肉とかか?
今回、リュウジの料理が問題になったのは、カサブランカを持ってきたからだけのような…
五番町の従業員たちは別にそれまで気にしてなかった訳だし
あと、「テーブルフラワーとしてはタブー」なのに、何で五番町にあったんだろう?
928 :
マロン名無しさん:2012/06/11(月) 22:01:44.03 ID:Nd9p+GMz
リュウジの言い訳は確かに心の料理としては最低だし、食べる人の評価を大切にしなきゃ自己満だな。
とはいえ、よほど敏感でなければ美味しいと感じるという点ではそれなりに良い料理だよね。
まぁスモークしないほうが良いから改良点はあるってレベルではあるけど
>>927 いつから試食をしている場所を食卓だと勘違いしていた?
930 :
マロン名無しさん:2012/06/11(月) 23:37:58.13 ID:Nd9p+GMz
リュウの霊圧が(ry
>>924 >「どーゆー事だよ」と尋ねる従業員にジャンはテーブルの上にカサブランカを乗せる。
簡潔な行動で説明してしまうのはかっこよすぎるなー
>「オレには二つのにおいはちっとも負担にならないぜ!!」と反論、
>「XO醤を使えない料理はオレの存在意義がないってんだよ!!」と続ける。
>「キノコのXO醤を使いたかったんなら、シンプルに脳みそをスモークなんかしない方が
>良かったと言ってるだけなのに」とあきれる従業員たち。
前回といい、おバカキャラをつきつめるつもりなのかな?
ある意味望月より馬鹿だろコレ
>>925 やっぱもう貫通済みなんだろうな
ジャンが作るのは、地球的拡大解釈の覇王の回鍋肉。
その食材は12〜15kgはありそうな巨大な脂肪の塊だった。
「まさかあれは…嘘だろ」と口をあける蟇目、「触るな!!」と青ざめる弥一……
中国の八珍の一つ、「駝峰(トゥオフォン:駱駝の瘤)だ!
ちなみに八珍は時代により異なるが、近代は駱駝の瘤・オランウータンの唇・燕の巣・熊の手・山犬(ヒョウ)の胎児・
鹿のアキレス腱・蛙の脇腹の脂肪・猿の脳みそと言われている。
1席10万もする来月のミニ満漢全席のために、万難を排して手に入れた貴重な食材だが、キリコは「私が責任をとる」とジャンに使わせた。
「では遠慮なくやらせてもらおうか」と、ジャンは駱駝の瘤を直方体に切り、茹で始める。
怒りを隠せない弥一に、「好きにやらせてあげてよ」とスグルが話しかける。
が、湯水グループなら電話一本で手に入れられると笑いけられ、「そういうことを言ってるんではない」と弥一は更に怒りだす。
スグルは「ここは湯水グループじゃないんだ。神聖な調理場だ!!」と頭をグリグリされてしまった。
一方キリコは、秋山を引き抜こうとするスグルがどうして駱駝の瘤を使わせるのか、勝たなくていいのかと考えていた。
しかし、ジャンはただ笑いながら料理を作っている。
(いつもいつも相手を見下ろしている。今度こそその根性叩き直してやる!)
そして、スグルの本心は、ジャンの「渾身の回鍋肉」に勝つこと!
また、刈衣に命じで誰かを呼んでいるようだが……
ジャンは調理を続け、「そもそも「回鍋(ホイコー)」とは一度茹でるか蒸すかした食材を、もう一度鍋に戻して調理するって事なんだよ」と解説する。
「地球的拡大解釈をすれば、肉はブタ肉でなくてもありってことなんだ。わかったか、カカカカカーーーーーッッッ」
宇宙的拡大解釈なら人肉もありか
ラクダのコブってことは脂肪の塊だよな
脂っこそうだけど味付けでどうにかするのかね
奇妙な食材使っただけでは凄いとは思わんなァ
月並みな米やドクダミやキノコ醤の方が好感が持てる
ジャンにプラスアルファがあるかどうかだな
究極的解釈だと肉を使わんでもOKとかなりそうだなw
>駱駝の瘤・オランウータンの唇・燕の巣・熊の手・山犬(ヒョウ)の胎児・
>鹿のアキレス腱・蛙の脇腹の脂肪・猿の脳みそ
燕の巣・熊の手・鹿のアキレス腱・蛙の脇腹の脂肪・猿の脳みそは聞いた事あるが、それ以外は初耳だわ…
つか、脳みそと胎児・唇はグロそうだ
>>937 帆立や烏賊を使った海鮮回鍋肉というのも美味しそう
そんな貴重な素材の一つを使ったのに酷評されたヤン可哀相…。
あれは輸卵管
ジャンのいう「地球的拡大解釈」にあきれつつも、駱駝の瘤に興味を示す五番町の従業員たち。
脂肪の塊だが、意外と繊維がしっかりしている。
見た目通り、サラシクジラをもっと脂っこくした食感のようだ。
しかし、脂肪だから特出した味はない。
だから味付けが大切なのだが、脂身は味がからみにくい……
ジャンは5年物以上のどす黒い、卑β 県 豆 瓣 醤(ビーシェンドウバヌジャン)を取り出す。
また、凄まじい発酵臭の「資中冬尖(ズゥヂョンドンヂェン:四川のからし菜の漬け物)」、保寧酢(ホニンス)、
永川豆鼓(ヨンチュアドウチ:四川豆鼓)、干松菌(ガンソンチン:中国の乾燥松茸)、火腿(ホートイ:中国ハム)、干貝(カンペイ:干し貝柱)、
蝦(虫偏を除く)仔(シャーズ:エビ子)、香辛料の粉、紅茶のような液体を入れる。
どうやら特製の調味料を作っているようだ。
発酵臭や香辛料の臭いがだんだん変化し、食欲をそそる香りに変わってきた!
そして、蟇目よりおもしろい解釈、子豚丸ごと1匹よりスケールの大きい、キノコ以上の香瓣XO豆瓣醤(ジャンラーXOドウバヌヂャン)を使った、
「九龍飄香回鍋肉(ヂィウロンピャオシャンホイグォドゥフォン:無限大の風味をまとった駱駝の瘤の回鍋肉)」の完成!
未体験ゾーンの味と食感で、キリコも(奥が深すぎ…アイツ!!)と汗を流す。
正直、リュウジの茸XO醤やキリコ・蟇目のありふれた材料を工夫して作った回鍋肉の方が美味しそう
たしかに今回のはおいしくなさそう、漫画だから旨そうって思わせてくれないと
今回のジャンの料理は全然凄そうに見えない
登場時にXOジャン持ってるだけで強くなった気でいた前作のリュウジみたいな空回りっぷりを感じる
期待を煽る「秋山の魔法」らしさがなさすぎる
やっぱ漫画はいくら派手な道具立てを並べても演出がかみあってないと弱い
周囲のリアクションとかウンチク語りとかでひとつひとつ凄さを確認し読者に印象付ける作業がないとダメだな
946 :
マロン名無しさん:2012/06/14(木) 09:01:03.79 ID:QRf7o2Z/
今回は相手を負かすためだけの料理だからな
だからそれぞれの長所よりもうワンランク上のスケールにして言い負かしたいだけじゃね
駱駝の瘤は脂だが、一度茹でて炒めたからむしろ香ばしい味がする。
そして、「資中冬尖(ズゥヂョンドンヂェン:四川のからし菜の漬け物)とはクセのある者同士、引き立て合っている!
作った醤は絶妙なバランスで食べやすく、「以前のお前だったらうまさだけを追求して、お仕着せがましい料理を作っていたに違いない」と弥一は褒める。
だが、どうすればフレッシュでやさしい香辛料の香りを残す事が出来るのだろうか?
普通は炒めたり煮込むと、味はなじむかわりに香りが飛んでしまうものだが、キリコは以前試していた、マジックスパイスウォーターを使ったのではないかと推理する。
これは香辛料を煮だした液体で、直接入れるよりもよりソフトな香りがつくのだが、「香りだけのためだけじゃないぜ」とジャンは笑う。
ほのかな苦みで味を引き締める作用もあるのだ!
「上っ面のうまさだけを追求したお前らの料理とは奥深さがケタ違いなんだよ!!」と嘲笑い、
蟇目が作ったのは所詮回鍋肉炒飯で、夏にぴったりの五行の料理は冬ならどうするのか、またリュウジの料理は香りを使いこなせていないと次々にこきおろす。
が、「コイツが食べての事を考えて食べやすい料理なんか作るわけないじゃないの」とキリコに殴られてしまった。
「偉そうにしたり顔で何ほざいてんだよ!!」と怒るジャンだったが、皆買いかぶりだったのかとキリコの発言に納得する。
そして、ジャンの料理は家庭料理の回鍋肉というカテゴリーから外れている分、蟇目の解釈が秀逸だったキリコは続ける。
しかし、「性格はサイテーだけど、あんたの腕だけは信用しているからね」と耳打ちするのだった。
「ウォーミングアップはこんなところね、さあ次が本番よ!いいわね!」
ジャンの回鍋肉はそれなりに美味しそうだけど他と比べて凄味があるかと言われると無いよなぁ
それに夏にぴったりの五行の料理は冬ならどうするのかって、それ言ったらラクダのコブなんて珍しい食材が常に手に入るとは限らないだろって難癖も通っちゃいそうな気が
回鍋肉の定義の「家庭料理」ってのが、取ってつけたような感じだな…
>>948 結局いつでも入手できて容易に調理可能なチャーハン最高って事ですね
素晴らしい料理だが、家庭料理のカテゴリーから外れてしまったジャンの回鍋肉。
キリコの機転で勝負なしになったが、次は本当のガチンコ勝負だ。
すると、「フカヒレ勝負なんかどうかな?」とスグルが提案する。
彼が招待した経同盟の「お偉方」がよく食べているので審査しやすいうえ、
勝負は別として湯水グループが立ちあげた「シェフのフカヒレ料理シリーズ」のレシピに買い取りたいそうだ。
ジャンが負けてもお金は入ってくるから「悪い話じゃないだろ?」と笑いかけるが、
その場合は、商品化に向かないなどと文句がつけられ、ジャンが引き抜かれるだけになるのではないかと危惧する……
しかし、(冷凍食品にできない料理を作って勝って、スグルの鼻を完璧に明かしてやるぜ!)と、ジャンは挑戦を受ける。
そこに、経済団同盟の淫井妖蔵(日本バンカーズクラブ会長)、真淵圭(ユニバーサル重工代表)、真淵角(ユニバーサル開発代表)、
森田広治(リミッツ自動車会長)、石坂累主(ソフトドア社長)たちが登場する。
「三度の飯より経済!親の死に目より経済だ!それが我々経同盟である!!!ハハハーーーーッ!!」
彼らは独創的な発想・企画力を持つスグルをバックアップすると宣言する。
「それを理解したうえで勝負に挑んでほしい」と続ける。
ジャンは「それでもオレは勝つ」と睨みつけるが、「材料費を1人1000円以内に収めること!」とさらに難題を追加されてしまった。
湯椀(タンワン:スープ椀)に散翅が2〜3本のスープなら分かるが……
千円以内でフカヒレ料理はキツイな
安いフカヒレを使うか、少量の散翅に思いきり味を詰め込むかで分かれそう
>>950いいこと言った
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒)
/ o━ヽニニフ))
しー-J
冷凍食品にフカヒレねえ…
手作業で冷凍フカヒレをモヤシに仕込んで死にかけてた奴がいたなあw
冷食にするなら加工した春雨をフカヒレ風と銘打って売った方がいいような気がする
しかし大会といい今回の披露会といい
もうちょっと話にインターバルを取ってもいい気がするなあ
>>955 中華和え物とか冷やし中華にたまに入ってるフカヒレ風春雨旨いよな
あれ単独で売ってないものか
勝負の課題は1000円のフカヒレ料理!
少量でも安価に食べられるフカヒレシューマイや餃子、肉まんは大ヒットしているが、あくまでフカヒレの存在感を生かしたものを作らなければならない……
「湯水スグル君がほれ込んだ料理人なら、これくらいこなせて当たり前だろ!」と言う淫井だったが、
当のスグルは「フカヒレに含ませるスープの材料だけでも1000円くらいはいっちゃいますよ」と否定的だ。
しかし、この難題をくぐりぬけた料理人こそ、彼らが支援している湯水グループに必要な料理人――
「彼にお金を預ければ、1000倍になって還って来る!ワハハハこれこそがマネーゲーム。汗水たらして働いているキミたちには到底わからないだろうね」と、
経同盟たちはポーズを決めながら見下す……
「財界の星」と褒められたスグルの頭をペシペシ叩きながら冷やかす望月だったが、森田にその腕をゴギゴリと握られてしまった。
「ただ料理好きのお金持ちのお坊ちゃまというのは一面にすぎないんだ」と2年前の事を話し始める。
湯水グループが請け負っている海外新都市開発――
砂漠のど真ん中に海や川、森林までも用意し、光熱費はタダの太陽光発電でまかなっている。
しかも、湯水スグル自身が国家から指名されたらしい。
完全循環型の都市に驚く経同盟たちだったが、スグルが彼らを待たせて40kmも離れた農場にいると聞かされて、更に驚く。
なんと、大量のイナゴを獲っていた!!
その唐揚げを勧められてとまどう彼らだったが、虫臭くないうえシャクシャクとした軽さに病みつきだ。
捕まえてから1日絶食させて、体液や糞を出させてから、3分茹でて二日天日で干したらしい。
また、日本と違って殻が硬いから佃煮には向かないそうだ。
食料危機を見据えてタンパク源に目を付けるとは、「さすが金儲けの天才君だ」と褒める淫井だったが、
スグルは「ただイナゴを無駄にしたくなかっただけ」だとさらりと流す。
「皆を喜ばせようと思いついたことをやったら、付随してお金が入ってきちゃっただけさ」と言うスグルを、
「それこそがまさに神童!!!」とまた褒めるのだった……
「彼のアイデアが日本の経済を発展させると確信したんだよ」と五番町の皆に言う淫井に、
「スグルに乗っかってテメぇらが潤いたいだけだろ」と蟇目は言い返す。
ジャンも、日本の経済なんか考えず、私腹を肥やそうとしているだけだと同調する。
「お前たちは間違ってるぜ。世界を動かすのは経済でも湯水スグルでもない!
世界を動かすのは食いもんだ!!ウマいもんだ!!そしてこのオレ、秋山ジャンだ!!」
それを1000円のフカヒレ料理で証明してみせる!!!
世界を動かすのは食いもんだ!これは至言だな
このスレを動かすのはミスターだがな
望月はどこまでいっても望月だなぁ
でも2ちゃんやってない読者にとって望月ってそんなに気になる存在でもないような気がするよな
2ちゃんだけでのアイドルミスター望月って感じじゃね?
当たり前のことを
1000円のフカヒレ料理の難しさを知った上で、淫井は「不可能ならその程度の料理人だったってことだ」と挑発する。
それを受けて調理へ挑む蟇目達だが、どこにいるのかジャンは見当たらない…
フカヒレとはヨシキリザメ・モウカザメ・ジンベエザメ・ホオジロザメなどのヒレのこと。
ちなみにコバンザメ・チョウザメなどは硬骨魚なので、サメの仲間ではない。
上海料理では繊維が細かくゼラチン質の多いモウカザメの尾びれが珍重され、
広東料理では1本1本の長さと太さを求めてジンベイザメの天頂翅(テンジョウチ)や、ゼラチン質の少ない背ビレや胸ビレが使用されている。
また、最近は食感が落ちる第2背ビレ・腹びれ・尻ビレまでも製品化されている。
そして、今は真空パックが主流だが、元々は専用の網で挟んで型崩れを防ぎ、葱・日本酒・紹興酒を加えて火にかけた後、流水にさらして戻していた。
アンモニア臭が取れるまで、大きなものでは1週間・日本酒13升も使用する……
いろいろと李から説明を受けた小此木の前に、ジャンが登場して経同盟に冷たいコーラを差し出した。
「口の割には気がきくヤツだなぁ」とグビグビ飲むが、ゴパァァドバババと皆泡をふき出す!!
驚く皆の前で、コーラの氷がはじけて泡を吹きあげる。
氷の中に入っていたラムネに含まれる重曹と、コーラの中の二酸化炭素が結びついて細かな泡を爆発的に生みだしたのだった。
ちなみにこれはジャンが五番町の皆にのませるつもりだったらしい。
「我々をなんだと、心証を悪くするような事をなぜ…」と叫ぶ真淵兄弟に、ジャンは「心証なんてクソくらえだ!!」とさわやかな笑顔を返す。
「-50点からのスタートでも、軽く勝って見てやるぜ」と言われてしまった…
>氷の中に入っていたラムネに含まれる重曹と、コーラの中の二酸化炭素が結びついて細かな泡を爆発的に生みだしたのだった。
>ちなみにこれはジャンが五番町の皆にのませるつもりだったらしい。
ミスターに飲んで欲しかった……(´・ω・`)
967 :
マロン名無しさん:2012/06/18(月) 10:21:11.66 ID:Csi3jw/X
弥一、リー、キリコ、小此木、ヤン「なんだこれはー」
でコーラはくのか胸熱
無印単行本の料理コーナーの雰囲気思い出す
瓶コーラにラムネ放り込んで手のひらで塞いで振りまくるのはガキの頃にやったわ
ラムネガイザーを飲まされ「お前に点数はやらない!!」と怒る経同盟だったが、ジャンは「オレのフカヒレ料理で歓喜のヨダレを垂らさせてやるぜ!」と言い放つ。
その後ろで、「大きく出たな」と蟇目;「でも勝つのは五行道士、このオレだ」と五行;「おっとリュウジ様ですよ」とリュウ……
小此木は「経同盟VS料理人なの!?」と青ざめるが、キリコはあくまで湯水グループVS五番町飯店だと言う。
蟇目達もそれぞれの思惑があるし、自身を駒としか見ていない経同盟に対しては不満を抱いてるはず。
そして、経同盟は元々スグル側の人間だが、湯水グループを乗っ取ろうとしているようだ。
そう解説された小此木は、次に1000円でフカヒレ料理を作れるのかと尋ねる。
ポイントは、1000円を逆手に取り、その突破口を見つけること……
蟇目はフカヒレを選び終わったのか、なぜか段ボールをあさっている。
そこには従業員たちが仕事の後に飲んでいた、ワンカップの酒の空き瓶が!
それを煮沸し、次に鞄から取り出したRCカーのタイヤに新品のタワシを付けている!?
そしてジャンに、最初に出会ったときから、明輝の下での研修時代まで、いつも好敵手で引き分けだったと話しかける。
「だが今度で決着をつけてやる!」
蟇目が用意したのは立派なアオザメの尾びれをほぐしたもの。
「誰もオレがどんなフカヒレ料理を作るか想像がつくまい」と、アオザメの尾びれをRCカーに付けたタワシでひき始めた!!
「蟇目檀こそ、天空を駆けのぼるただ一頭の龍!!我を『龍王』と呼べい!!ハハッハハッッ」
しかし、「ケッ、弱い犬ほどよく吠えるってか」とジャンは挑発する…
ラジコンの車じゃ天に昇れないだろ
蟇目兄さん何やってるんすか
フカヒレに傷つけて味がしみ込みやすくしたんじゃね?
つーか何故ラジコンを持ってるw
乙!ジャンももうすぐ終了か…えらく中途半端な時期に次スレになっちまったね。
今の所唯一生き残っている連載中スレだから活気づいてほしいな
ジャンが終わったらこのスレ卒業するわ
短い間だったけど楽しかったよ
ありがとうね
だんだん食材の説明やらが多くなって、文章量が増えてきたのが残念
ちょっと回りくどくなった気がした
それでも、ナガレイシとかの掛け合いは楽しいんだけど
試合以外のインターミッションがなくてワンパターンになってしまってるのがなぁ
ジャンの勝負はもういいよという気になってしまう
ああそれはあるな
ジャンの格が上がりすぎて料理そのものでは悪戦苦闘できないし
微妙だねぇ
五行や蟇目、まさかのイロモノ・リュウジまでつかってこれじゃ
先が思いやられる