おつです!
197 :
マロン名無しさん:2012/10/14(日) 13:01:30.07 ID:Ho/yhHnn
ほしゅ
198 :
マロン名無しさん:2012/10/27(土) 22:17:40.12 ID:wPcq0e5n
ほしゅ
過疎ってるんで地味に投下。
シュガシュガルーン 安野モヨコ 全8巻 講談社
魔界の国ロワイヨームに住む半人前の魔女のショコラは、ある日次期女王候補に選ばれる。
もう一人の候補は、ショコラの親友であり、現女王キャンディの娘でもあるバニラだ。
ショコラの母も以前キャンディと女王の座を争った魔女(故人)であり、その娘同士がまた争
うことになったというある意味因縁の相手だが、二人は無二の親友だ。どちらが女王に選ばれ
ても二人の友情は変わらないと話す。
修行と審査のため人間界に降りる二人。が、魔界とは勝手が違い、人間界では魔法が利きに
くく 魔法の道具も持っていない。文字通り上空から落下しているところを、 教官かつ保護者役
であるロッキン・ロビンに助けられる。 ロビンは人間界でロックスターとして活躍中。
人間界には他にも魔女や魔法使いがかなり紛れ込んでおり、皆著名人だ。
人間界に魔女や魔法使いがいる理由がある――それは、人間の心(ハート)を奪うため。
人の心を惑わし、奪う。しかし、決して奪われてはならない。それが魔界の掟だ。
女王候補の二人はこれから人の心を奪うために奔走しなくてはならない。より多くのハートを
手に入れた者が次代の女王になるのである。
ショコラとバニラは共同の家を与えられ、修行のために人間として萌黄学園という私立の学校
の初等部(5年生)に転入することに。
お手本として、職員室で女性教師陣のハートを一気に奪って見せるロビン。
魔法を使って見てみれば、「想い」を持つとその人の胸にハートが見える。時を一瞬止め、結晶
化させたハートを回収すると、奪われた人間には何の自覚もなくハートゲットとなる。
一瞬で心を掴み、奪うロビンの手並みに感心するショコラとバニラ。
頑張ろうと思うショコラだが、思わぬ壁にぶち当たる。それは魔界と人間界の違い。魔界では男
女区別なく人気者だったショコラだが、彼女の勝気でやや意地悪な性格は魔界では受けが良くて
も人間界ではサッパリだったのである。逆に魔界では散々な評価だったバニラは気が弱くて可憐
なところが男心をくすぐり、受けが非常に良い。
緊張のせいで呪文を忘れたバニラはハートを回収できなかったのだが、この逆転現象にショコラ
は戸惑う。そんなショコラを気にする男子が一人。クラスメイトのアキラだ。
話しかけようとした彼のハートに気づいたショコラは、魔法でそれを回収する。
初めてのハートゲットに喜ぶショコラとバニラ。しかしそれも束の間、アキラに詰め寄られる。
アキラはショコラとバニラが人間界に落ちてきたときそれを望遠鏡で目撃していた。誤魔化そうと
するも、アキラは彼女達を宇宙人と疑ったまま。しかもゲットしたばかりのハートを取られてしまう。
揉み合いの末、転がったハートを拾った美少年に動揺するショコラ。彼は伝説の魔法使いの肖像
画にそっくりだった。返してと怒るショコラに、「礼も言えないのか」と冷たくハートを返却される。
ショコラは自分が悪くても絶対謝らないし、滅多にお礼も言わない。今まではそれで何の問題も
なかったし、むしろチャームポイントですらあったのだが……。
一方、気の小さいバニラは、モテてもハート回収どころではなく、ショコラのように強くなりたいと思う。
落ち込むバニラにショコラは魔法でお菓子の雨を降らせて元気づける。
コンサートから戻ったロビンは色とりどりのハートを山ほど持ち帰っていた。
ハートには種類があり、色で区別される。真紅のハートは情熱の愛、ピンクは甘い恋のときめき、
バイオレットは情欲、などなど。その感情の種類により価値(感情のエネルギー量)が違い、魔界の
単位「エクル」でその価値を換算することができる。
また集めたハートでお金のように魔界のアイテムを買うことも可能だ。
ショコラが取った薄い黄色の色のハートはほとんど価値のない「ピス(おしっこ)」と呼ばれる
ものだった。驚いたときに出るハートである。それを聞いてショコラも流石にガッカリする。
雨が降りだし、今日出会った美少年のことを思い出す。伝説の魔法使い「氷雪の貴公子」に
そっくりな彼は雨の匂いがした。何故か彼のことが気になってしまう。
雨の上がった翌朝、バニラは水たまりを探し歩いていた。雨上がりの透き通った水たまりには、
魔界への通路である水晶の扉が隠されているという。バニラは魔界に帰りたかった。争いごと
自体嫌いだし何より相手が親友のショコラである。ハートも取れる自信がない。
しかし犬の散歩中のアキラに出くわしたバニラは、犬に押し倒されてのパンチラにドキッとした
アキラのハートを勇気を出して見事初ゲット。色はオレンジ(ときめき)だった。
こうしてハートゲットデビューを果たし喜び合う二人だが、ゲットできた理由は分からなかった。
まだまだ先は長い。雨上がりの空にかかる虹。この虹のように色とりどりの豊かな感情を持つ
人間は不思議な奴らだと思うショコラだった。
以下、ハートの価値リスト
真紅(情熱の愛):3000エクル
バイオレット(セクシーな欲望):2500エクル
緑(友情):2000エクル
ピンク(甘い恋):1000エクル
オレンジ(ときめき):300エクル
ピス(ビックリ):5エクル
※友情は基本的に奪いません。
シュガシュガルーン主な登場人物
ショコラ=メイユール(加藤ショコラ)
強気で明るい女の子。魔性の魔女と呼ばれた故シナモンの娘。
バニラ=ミュー(愛須バニラ)
ショコラの親友。内気で優しい女の子。現女王キャンディの娘。
ロッキンロビン
ショコラとバニラの保護者兼教官。人間界ではロックスター。女好きのナルシスト。
御門アキラ
ショコラのクラスメイト。宇宙・天体好きでショコラ達を宇宙人と疑う。犬を飼っている。
ピエール
中等部生徒会長。ファンクラブもある謎の美少年。伝説の魔法使いグラースにそっくり。
デューク
ショコラの使い魔。赤黒縞模様のカエル(オス)。怠け者。
ブランカ
バニラの使い魔。白いハツカネズミ(メス)。高飛車でショコラを敵視する。
キャンディ=メイユール
ロワイヨームの現女王。優しく美しい大人な女性。政治抗争に巻き込まれつつある。
ウー&ソウル
魔界の双子の魔法使い。ショコラをいつも取り合っている。そこそこ頼りになるナイト。
おつ!
名前間違った・・・
×キャンディ=メイユール
○キャンディ=ミュー
教官のロビンに駄目だしされまくるショコラは、赤かピンク・オレンジを取っての挽回を考える。
ターゲットに選んだのは、先日の美少年。中等部の生徒会長でファンクラブもあるピエールだ。
生徒たちからはもちろん、なぜか学園内でも特別扱いだ。
ショコラはそんなピエールに接近するが、バニラは彼から嫌なものを感じ警戒する。しかし人の忠告
を聞くようなショコラではない。
その心配が的中し、澄ました態度ながらも可愛いところも見せるピエールにショコラは惹かれ始める。
ショコラの胸にはオレンジのときめきハートが輝いていた。人間に恋をしたら魔女失格。裁判にかけられ
姿をカエル・蛇・ネズミのいずれかに変えられ、千年もの間追放されるのだ。
ショコラは絶対に好きになるまいと気を引き締める。
そんな中、ショコラを隠し撮りする地味な少年がいた。クラスメイトで新聞部員の西谷だ。
彼の胸にはショコラを想うオレンジのハートが。アキラにショコラが宇宙人だと聞き西谷は隠れて
観察していたのだが、可愛い女の子だと思う。それから西谷は新聞部の取材にかこつけてショコラを
構い倒すように。その勢いに押され、なかなかハートを取るタイミングを掴めない。
アキラは西谷がショコラを好きになって変になったと言う。直接ショコラにそんなことを言う無神経な
アキラに西谷は絶交宣言。また、これまで控えめなまとめ役だったにも関わらず、暴走を始め、
新聞を独断でショコラネタ一色にしてしまい、友人が皆去ってしまった。
そんな西谷にショコラは呆れる。好きなら直接言えば済む話なのに、なんでこんな回りくどい暴走を
するのか…。
なんでか分からないけどそうせずにはいられなかったと言う西谷の胸のハートがオレンジからピンクに
変化する。そしてショコラは西谷のハートを回収した。これで全てが元通りだと思いながら。
…けれど、少し寂しい気分がするのはなぜだろう?
ハートを失った西谷からはすっかり恋心が消え去り、彼はいつものように新聞部の部室へ向かう。
部室内ではまとめ役の西谷がいない中、自己主張をする子だらけ。西谷がいないとどうにもならないと
彼らは気づく。そこに西谷が戻ってきた…。
「おっせーよタコ」「うっせーな」
友情は、恋のように消えてしまうことはないのだ。
ロビンが持ち帰ったのは魔界通販ブックという冊子。空飛ぶほうき等魅力的な魔法の道具を
この本を使って買うことができる。
まずは《枝》――スティックと呼ばれる魔法の杖(500エクル)を自力で手に入れるのが大人への
第一歩へあり、レベルアップへの大前提だ。
母シナモンもオプションが沢山ついた美しいスティックを持っていたことをショコラは思い出す。
しかしショコラもバニラも人間でいうと10歳程度の子供だ。普通は大人にしか許されない《枝》を
使わせることに、実はロビンは反対だった。上が無茶を押し通しているのことを二人は知らない。
西谷からゲットしたハートは結局ピンクではなくオレンジ(300エクル)だったため、《枝》を買うには
まだ届かない。ショコラは自分なりに人間界に合わせた態度で頑張るも失敗続き。その上クラスの
子の恋を応援するためにエクルを消費。その間にもバニラはオレンジを2つゲットし、差は広がる。
修行10日目、一時魔界に戻っていたロビンが帰宅し、最初の成績発表が行われた。現在バニラ
900エクル、ショコラ310エクルでバニラの圧倒リードだ。しかもショコラの成績は歴代最下位。
このままでは女王どころか一人前の魔女さえ怪しい。愚痴るショコラに「遊びに来たんじゃない」と
ロビンは冷たい。バニラが母親の女王陛下からの差し入れを渡されているのを見て羨ましく思う。
優しい女王キャンディはショコラの分もお菓子を送ってくれたが、こんなとき自分も母親に相談した
り励ましてもらったりしたかった。せめて母親の形見の日記が見れればと思うが、鍵がなく開かない。
珍しく沈むショコラの様子を察してバニラが部屋を訪れる。ずっとショコラのようになりたいと思って
いたバニラに、女王キャンディは「自分らしさを磨けば輝きはより強い」と返してきた、と。
それを聞いてショコラも自分を無理に変えようとしていたから苦しかったことに気づく。
ライバルにそんなヒントを教えるなんて馬鹿なバニラ。でもそんな優しさがバニラらしさだ。
自分は自分らしく強気でいこうと思うのだった。
(´・ω・`)
クラスの悪ガキ・三村と対決したショコラは、衆人環視の前でベルトを奪ってズボンを落とし退散させる。
被害者だった女子達からは喜ばれるが、それ以来男子には更に怖がられ、三村のイジメの標的にされ、
カエルを机に入れられたり、弱点を探られたり…しかしショコラは平気だ。
恥をかかされたのは女子達も同じ!文句があるなら正々堂々と来い!というショコラに、今度は三村は
蛇を持ってくるが、ショコラより周囲が大騒ぎになってしまう。毒蛇でもない蛇なんてそんな怖いものでも
ないと二人は言い、意外と気が合うことに気づく。
三村は悪くない容姿だが少々怖い雰囲気があり、いつも女子から怖がられていた。
それにムカついて女子をいじめていたらしい。ショコラも他の男子にはおっかながられるが、三村には
かわいこぶらなくても地で仲良くできる。ドギツイからかい合いをしたり、二人ともアグレッシヴで楽しい。
熱愛の噂は広がり、バニラはショコラのことがまた心配になる。
まさか三村のことを好きになったのでは?とという疑問に大丈夫だ、とショコラ。
それに万が一好きになっても、そもそも人間にはハートは奪えない。と言うショコラにロビンは反論する。
もし、魔女であってもそのハートが深い真紅になってしまえば、例え人間相手でもそれを捧げなくては
ならないのだ。しかし魔女のハートは人間と違ってたったひとつしかない。魔女がハートを捧げるという
ことは死を意味するのだった。つまり人間にも警戒する必要があるのだ。
ショコラとピエールの微妙な雰囲気を気にする三村からピンクのハートをゲットしたショコラはやっと《枝》
を手に入れる。とっくに《枝》を購入していたバニラだが、ショコラが手に入れるまで先に進むのを待って
いた。自分だったら待たないとショコラは呆れるも、バニラは最近別行動になりがちで完全にライバルに
なってしまうのが寂しかったのだ。
杖を手に入れて最初にできるのは使い魔の召喚。しかし二人一緒に召喚魔法を使ったのに、現れたのは
バニラの使い魔<ブランカ>だけだった。
翌朝ショコラは以前三村に机に入れられた縞模様のカエルを見つける。
三村と仲良くなったのはこのカエルがきっかけだった。三村に見せようとカエルを持っていくが、ハートを
失った三村はショコラに冷たかった。
ハートを奪ったのは自分なのだから仕方ない。寂しくなんか、ない。
俯くショコラに気づいたアキラは、ショコラの縞模様のカエルを見て、地球外生物じゃないかと大げさに驚く。
そしてなんとそのカエルが突然喋り出した。ハッとして今のは腹話術だと誤魔化したショコラ。
そう、このカエルは昨日ショコラが召喚したはずの使い魔<デューク>だったのだ。
恐ろしく怠惰なデュークにショコラはムカムカ。デュークはショコラの元気がないのに気づき元気づけよう
としていたアキラのハートを育てろと言う。あのアキラがそんな優しいはずないとショコラは思うが、彼の
その後の言動を見て気遣われていたらしいと考えなおす。
さりげなかったので、全然気づかなかった。男の機微に疎いショコラはまだまだだ。
しかし疎いショコラから見ても不自然なほどあからさまに接してくるのがピエールだ。先日も昼食に誘われ
たのだが、それに参加するということは親衛隊(メンバーズ)と呼ばれる彼の美少女ハーレムに入ることと
同じことらしいと聞き、呆れて突っぱねていた。
なおも接近してくるピエールに、勝気なショコラはこっちが取り込んでやろうとデートの誘いを受ける。
その少し前、ロビンは魔界で重大な報告を受けていた。
魔界の王国ロワイヨームに敵対する勢力「オグル」が、魔界の支配権を得るために女王候補がいる萌黄学園
に魔界の始祖であった魔術師の後継者を送り込んでいるようだ、と。
オグルは悪魔に近い存在で、非常に危険だ。もし女王候補の二人がハートを奪われてしまったら……。
その後ロビンから聞いた二人は、学園に潜むオグルはピエールだろうと推測。薄々そうじゃないかとは思って
いたが、さくっと笑顔で命を狙われていたのだと思うとショコラもかなりショックだった。「こっちがハートを奪っ
てやる」とバニラやロビンの前では息巻くが、相手はハーレムまで作っているような男だ。不安が拭えない。
ショコラは残りのエクルを使い、あるものを注文する。
210 :
マロン名無しさん:2012/11/17(土) 23:19:56.62 ID:pNqRVli5
ほしゅ
翌日、ピエールとショコラの噂を聞いたメンバーズが接触してきた。彼女らが黒い嫉妬の闇でできたハートを
胸に抱いているのをショコラは見る。ハートを奪うのは自分もだが、あんなハートを抱かせるやり方は良くない。
黒(ノアール)のハートは奪うものさえ害する危険なものだ。
速達で届いた魔界アイテムは「すかしプレート」という、その名の通り物をすかして見れるというアイテム。
母シナモンからピエールに勝つヒントが得たくて日記を読むために買ったものだ。が、宅配のお兄さんによると、
それは使い捨てな上、帳面は1ページ目しか見れないと聞き大ショック。500エクルもしたのに大失敗な買い物
をしてしまった。
シナモンの日記は初めから鍵がない。ショコラが人間界に行く事になったら渡してくれと祖父に託され、今は
ショコラの手にある。母は自分に何を伝えたかったのか?プレートを日記にかざしてみると、ショコラへ向けた
メッセージが書かれていた。
「女王としていちばん大切なことを教えてあげます。ハートを奪っても相手に感謝の気持ちを忘れないこと、
自分を愛してくれた人に心からのキスを忘れないことよ、プリンセス」
もっと色々聞きたかったが、使い捨てのプレートはあっさり消えてしまう。プリンセスとは一体?
初めて母親に触れ合えた気がして、涙ぐむショコラ。と、それを目撃して動揺するアキラ。
「心からのキスを」という言葉に心揺らぐショコラだが、別にアキラに愛されたわけではない。今の標的は
ピエールだ。学校の厨房にいるピエールを見つけ出すと、彼は大嫌いな人参を一生懸命つついていた。
以前ショコラが嫌味で好き嫌いのある男は嫌いと言っていたのを覚えていたのだ。
それを聞いてショコラはまたどきっとしてしまう。
ピエールの元へショコラが行くのを見たバニラが心配して追いかけてきていたが、ショコラがピエールのハートを
取れたと勘違いしたことをきっかけに、ショコラが「バニラは普通にしてるだけで簡単にハートが取れていいね、と
言ってしまい、バニラを怒らせてしまった。
基本さっぱりしたショコラに対して、バニラは優しいが一度怒るとしつこい。ツンツンモードになったバニラに、
つまらないアイテム買うより《枝》にオプションをつけるようチクチク言われる。
ショコラの《枝》は棒きれのままだが、バニラの《枝》には既に魔法の効果のついた様々な宝石がついていた。
庶民のショコラを軽蔑し、プリンセスなのだからと縁を切るよう言うブランカを、バニラは窘める。
昔からショコラはバニラにとって憧れで、強くて明るくて、友達もBFもいなかった自分をいつも守ってくれた。
しかしそんなショコラだからこそ人間界での戸惑いが大きいのかもしれない。
怒らず助けてあげなくてはと自制する。
一方ショコラは相変わらず。何もオプションがない状態でピエールに挑もうとする無謀さにデュークは呆れる。
これが次期女王と謳われたシナモンの娘とは…。魔女シナモンは有名人だったようだ。しかしあの日記には
疑問が残る。なぜショコラを「プリンセス」と読んでいるのか?普通に考えればプリンセス(王女)はバニラだが
もしかして、本当は前回の女王試験で女王になったのはシナモンではなかったのだろうか?
そんな疑問をバニラとブランカに聞かれてしまい、ブランカは激怒。バニラは魔法の香水を作りショコラに
プレゼントするも、「女王は私のママだから」と固い態度を崩さない。
お互い自分の母親に誇りを持っているのだ。ショコラは愚痴ばかりだった自分の態度を反省する。
翌日、ショコラはバニラからもらった香水をつけてみた。すると、周囲からいい匂いがすると顕著な反応が。
この香水、相手が一番好きな匂いに感じるというものだったのだ。いともあっさりと男の子達からピンクや
オレンジのハートが手に入り、ショコラは驚く。
喜び感謝するショコラ自身もこれまでとは少しずつ変わってきていた。ただモテアイテムとして便利と思って
いた香水だが、アキラからはカレーの匂いと言われ、必ずしも好きな匂い=ときめきとは限らないらしい。
そうやって試行錯誤し、失敗を重ねながらバニラも頑張っていたのだ。
三日後、溜まったハートを使い、ショコラの《枝》にはいくつものオプションがついていた。今日はピエールと
のデートの日。感謝とお詫びをこめて、ショコラはバニラの部屋にスミレの花を降らせて出かけていった。
ピエールとの水族館デートは途中まで順調に見えたが、メンバーズが乗り込んできて嫉妬で修羅場に。
豹変したピエールは巨大な結界を張り、彼女たちの黒(ノアール)を奪う。なぜ害のある黒のハートを奪って
平気な顔をしているのか…。嫉妬や憎しみは人間の持つ最も強い感情だとピエールは言う。
圧倒的な魔力の差を見せつけられ、ショコラは戦いを挑むも、ハートの奪い合いでもやはり圧倒的な力の差が
物を言い魔法で惹きつけられてピンクになったショコラのハートはピエールの元へ。
こんな簡単に死ぬのかと思っていたところへショコラが結界の外に送った魔法が届きデュークが結界を破って
助けに現れる。ピエールの結界をあっさりと破り退散させる。デュークは一体何者なのか?
帰宅したショコラはロビンから命を危険に晒した叱責を受ける。王国とオグルの戦いに女王候補は関わるなと
強く言われ、ピエールがこれ以上彼らに接近しないよう、二人には警護として騎士団を派遣すると言う。
ショコラには分からないことだらけだ。なぜ、ピエールは女王候補の命を狙うのか。そもそもなぜ王国とオグルが
対立しているのか。なぜ害のある黒のハートを集められるのか。王国はオグルをどうするつもりなのか。
ロビンもデュークも何も教えてくれない。
ショコラは魔界に魔界に行って調べてみようと考えるが、バニラは大反対。自分たちがやるべきことは女王修行で
あって、オグルやピエールとの戦いではない。正論だが、納得できないショコラは、ロビンを尾行したり魔法の道具
を騙したり、頭を働かせ魔界へ戻ることに成功する。
懐かしの故郷に帰ってきたショコラは森の番人・ウーとソールの双子と再会するが、彼らの<どっちがショコラと
結婚するか>の喧嘩に巻き込まれ王宮殿の屋根が壊れ宮殿内に転落してしまう。
王宮の破壊と侵入の罪で三人はあっさり警備隊に捕まり魔法封じのある牢屋に入れられる。
以前は明るかった王宮がなぜか暗いことにショコラはウーとソールによると、最近魔界ではエクル不足らしい。
魔界では全てのエネルギーがエクルで賄われているため、エクル不足で街の明かりがよく消えているという。
ロビンのような一人前の魔法使いにかかれば人間界でいくらでもエクルが取れるのに、一体何故だろう。
ショコラが魔界に戻ったのはオグルについて調べるためだ。
警備隊長のグラシエ大尉は、「オグルにとって魔界人は獲物でしかなく狙うことに理由はない」と言うが……。
脱獄を図るショコラの前に女王キャンディが現れる。宮殿の老朽化を理由に女王は彼らを無罪放免にしてくれた。
バニラの母であるキャンディならきっと分かってくれると、戻ってきた理由を打ち明ける。
なぜ、オグルが私達を憎むのか知りたくて来たと。そして黒のハートを取る理由も。
そんなショコラの勇気を女王キャンディは賞賛し、魔法で遠い過去を映しだした。
魔界はそもそも人間界にいた七人の魔法使いが作ったものだ。
六人の魔女と一人の魔法使い。その「一人の魔法使い」がかの「氷雪の貴公子」グラースであった。
六人の魔女全ての夫だった彼だが、その影響力を懸念されたり嫉妬の結果、六人の妻全員から裏切られ封印され
地の果てに閉じ込められた。彼の子孫も追い出され、辺境の地に住んだ彼らは「オグル」と呼ばれ迫害された。
そして長い時が経ち、今彼らは王国に戦いを挑まんとしている。
「さて――悪いのはどちらかしら。迫害した王国か憎み続けるオグルか…。私達に裁く権利はあるのかしら」
分からないと言うショコラに女王キャンディはよく考えるように促す。
オグルは自分を殺そうとしたと主張するショコラに、やられたらやり返す血の応酬を終わりにしたいのだと女王は言う。
魔界人もオグルも元は同じ一族なのだから。
女王は今後は騎士団を送るのでオグルに近づかないように告げる。こちらからけしかけることはしたくないからと。
人間界に戻るよう言われたショコラは城を出て、束の間の友人たちとの再会を楽しむ。
魔界の甘い匂い、ドギツイ会話のやり取りが懐かしかった。友人達のひとりモカの両親は結婚している。
一見当たり前のように聞こえるが、実は魔界で結婚している人はとても少ない。
そもそもハートをひとつしか持たない魔界人がどうやったら結婚できるのか?ショコラの疑問の答えは、お互いの
ハートを交換して相手の命を預かるのだということだった。魔界の結婚は命懸けなのだ。
おっつ
ほし
ほす
クレイモア続き
書けるとこまで
あと
>>42指摘の通り、テレサの間違いです
ありがとう
<5巻 scene25〜>
内心で覚醒者・プリシラへの復讐を願い続けていたクレア。
彼女は、はじめて覚醒者討伐に参加することになる。
覚醒者討伐はチームであたることになっており、今回チームを組むのは4人。
・ナンバー6 ミリア 【リーダー。チーム内で最も強い者】
・ナンバー15 デネヴ
・ナンバー22 ヘレン
・ナンバー47 クレア
デネヴ、ヘレンはナンバー47(最下位)で協調性に欠けるクレアを嘲笑い、
3人は険悪な雰囲気。
翌朝、4人は覚醒者討伐に出立する。
しかし現れたのは、男の、予定より遥かに強い覚醒者だった。
<6巻>
実は、今回の覚醒者討伐チームは
「限界を超えて覚醒しかけたが戻ってきた戦士(半覚醒)」かつ
「揉め事を起こしやすいなど、組織にとって扱いづらい戦士」で構成されており、
組織によって、討伐失敗による死を仕組まれていたようだった。
クレイモアは女しかいないのに、なぜ男の覚醒者がいるのか?
【リーダー】であるミリアは組織の裏事情に通じていた。
「初期に作られていたのは男の戦士」
「男は覚醒への衝動を抑えられずに短期間で覚醒するため、女だけになった」
とミリアは説明する。
彼女は組織への復讐を心に秘めて、組織の暗部を探っていたため、
組織の処分対象になっていたのだった。
4人は大苦戦しつつも、覚醒しかけたことで得た能力を駆使。
からくも勝利する。
(戦士随一のスピードを持つミリア、欠損部位の再生能力を持つデネヴ、
四肢伸縮できるヘレン、妖気探知で相手の動きをみるクレア)
今回知ったことを胸にしまい、4人は再会を誓って別れた。
---------------------------------
表向きは組織に従順な姿勢を示すようになったクレア。
やがてより強い覚醒者討伐の指令が下る。
今回のチームはなぜかたったの二人だった。
相手は組織のナンバー4・オフィーリア。
「仲間・人の命を何とも思わない、血塗られた凶戦士」と
ミリアが警告した相手だった。
<7巻>
ナンバー一桁の中でも上位戦士のオフィーリア。
圧倒的な強さを持ち、覚醒者をひとりで倒してしまう。
さらに「限界を超えて覚醒しかけたが戻ってきた」クレアを見て、
すでに覚醒者だと決めつけて殺そうとする。
クレアは互いが生き残るため、ラキと再会を固く誓い、別々の道へ別れた。
しかし右腕を失い、絶体絶命のクレア。
それを助けたのは、かつてのナンバー2・イレーネだった。
テレサ討伐隊のひとりであり、プリシラ覚醒に立ち会ったイレーネは
左腕を失いながらも命を取り留め、組織から逃れて隠遁生活を送っていた。
クレアはイレーネに匿ってもらい、高速剣を習う。
出立の日、クレアは餞別としてクレアに己の右腕を斬り渡した。
クレアは全てが済んだら返しに来ることを約束して、右腕を自分のものとした。
しかしクレアと別れた直後、イレーネは組織の追手による粛清で命を落とす。
一方、イレーネから大きなダメージを受けていたオフィーリアは、
怒りから限界を超えて覚醒していた。
一本角の化物(プリシラ)に兄を殺されて以降、激しく覚醒者を憎むオフィーリア。
彼女は自身が覚醒した事実に気づいて泣き叫ぶ。
同じ者に執念を抱いていたことを知ったクレアは静かに言う。
「私は組織のナンバー47クレア… 一本角の化物… プリシラの首を狩る者だ」
<8巻>
オフィーリアの叱咤を受けながら、クレアはとうとうイレーネの腕と高速剣を使いこなし、
オフィーリアの首を狩った。
---------------------------------
組織から行方をくらませて、ラキを探すクレア。
それを組織の追跡者、ナンバー3ガラテアが追っていた。
そんな中、クレアは"深淵の者"リフルに出会う。
元ナンバー1の覚醒者であり、突出した力を持つ三体は"深淵の者"と呼ばれていた。
・北のイースレイ(男の戦士時代のナンバー1)
・南のルシエラ (姉・ラファエラとの精神同調を使った覚醒実験に失敗して覚醒)
・西のリフル (最初期の女戦士ナンバー1)
リフルは幼い少女の姿をしていたが、才知に長け、
愚直だがやたら固いダフ(男時代ナンバー3の覚醒者)など、多くの妖魔を従えていた。
彼女は、北のイースレイが『記憶を失った女の覚醒者(プリシラ)』を
手に入れて以降、勢力を伸ばしだしたこと、
それに応じて自分や南のルシエラも手駒を増やしていることを説明した。
<9巻>
ナンバー3ガラテアから「他人の妖気に同調・コントロールができる」ことを学んだクレアは、
西のリフルに覚醒させられ、限界を超えた直後のジーンを引き戻すことに成功する。
ナンバー9ジーンは深くクレアに感謝して「クレアの為に自分の命を使う」と話す。
クレア、ガラテアは"最強の突き"を持つジーンの力を借りて、どうにかダフの優勢に立つ。
しかし圧倒的な力を持つ西のリフルには手も足も出ず、
リフルは「半覚醒」状態にあるクレアとジーンをおもしろがり、そのままダフと去って行った。
クレアに組織に戻るよう促すガラテア。
しかしクレアとジーンの反抗にあうと、
ふたりは"深淵の者"との戦いで死んだことにして、見逃してくれる。
しかし嘘はすぐに露見。
ガラテアは命も危ないような任務におくられてしまう。
そしてクレアとジーンは新たな追跡者・ナンバー5ラファエラに見つかっていた。
かつてクレアと組織の仲介人をしていたルヴルが登場して、
「人手不足解消のため、北の戦地に赴けば首を刎ねない」と条件をだす。
北のイースレイの扇動により複数の覚醒者が村を襲っていた。
集められたクレイモアは総勢24人の大部隊。
クレアは過去の覚醒者討伐で再会を誓った3人、
ミリア(No.6)、デネヴ(No.15)、ヘレン(No.22)は互いの無事を喜ぶ。
今回も【リーダー】を務めるミリアは、ジーンを含む4人にだけ真実を語る。
「この作戦… 成功の確率はゼロだ」
覚醒者の行動の後ろに北のイースレイがいる。その討伐が本質であること。
しかし"深淵の者"イースレイを倒すことは不可能。
つまり今回の24名は組織の時間稼ぎの捨て駒にすぎなかった。
<10巻>
ミリアは強引なリーダーとして24人をまとめ上げ、的確な指揮を執った。
劣勢の中、クレイモアたちは親交を深めながら、3体の覚醒者を撃退することに成功する。
しかしそれは小手調べにすぎなかった。
イースレイは獅子王・リガルド(男戦士元No.2)をはじめとする覚醒者27体を送り込み、
クレアたちクレイモアもろとも、北の村を根絶やしにすることにした。
一方、北にいたラキは奴隷として売られそうな中、なんとか脱出に成功。
不思議系少女と、その保護者らしき青年に出会い、
長い間、いっしょに旅をすることになる。
それは偶然にも記憶を失った"一角の化物"プリシラと、
"深淵の者"北のイースレイだった。
ラキは二人の正体を知らないまま、一緒に南に向かって出発する。
<11巻>
獅子王・リガルドたちの強さに歯が立たないクレイモアは瞬く間に人数を減らした。
仲間の死に激昂したクレアは四肢だけの覚醒(完全妖力解放)に成功し、
獅子王リガルドを倒す。
しかし最後にクレアはとうとう限界を超えてしまい、元に戻れなくなってしまう。
人としての死を願うクレア。
しかし瀕死のはずのジーンはクレアを抱きしめた。
かつてクレアがしたように、妖気をあわせ、ジーンはクレアを人間に引き戻す。
ジーンの亡骸にクレアは嗚咽を漏らしながらも、
大剣を握り締め、勝ち目のない最期の戦いに向かっていく。
しかし圧倒的な戦力差を覆すことはできず、すべての命が消えた。
---------------------------------
北のイースレイは東(組織の土地)、西(リフルの土地)に
それぞれ覚醒者を送り込んでいた。
組織はナンバー1アリシア、ナンバー2ベスの双子を使った精神の共有に成功していた。
双子はベスに二人分の意識を預けることで、アリシアを完全覚醒して戦わせることができる。
ただし意識同調の弊害として(組織にとっては都合がいいが)、
双子はほとんど自我がなかった。
覚醒体のアリシアは組織が命ずるがままに、攻めてきた11の覚醒者をあっさり皆殺しにする。
双子のアリシア、ベスの成功は、以前に姉妹を使った精神共有を参考にしていた。
姉妹の時は、精神を受け持つラファエラ(妹/No,2)の心の弱さが原因で、
ルシエラ(姉/No.1)は"深淵の者"となり暴走。組織が壊滅しかけた。
そしてラファエラは元ナンバー5として復帰、過去の決着を求めて彷徨っているのだった。
---------------------------------
その頃、"深淵の者"北のイースレイ自身はラキ、プリシラとともに南に進んでいた。
自身の部下を東(組織)、西("深淵の者"西のリフル)の足止めに使い、
"深淵の者"南のルシエラと一対一で決着をつけるためだった。
クレイモアここまで
続きは書ける人がいたらよろしく
訂正
下が正しい
他にも間違ってたらごめん
>>221 >出立の日、【 イレーネ 】は餞別としてクレアに己の右腕を斬り渡した。
>>222 >・南のルシエラ (【 妹 】・ラファエラとの精神同調を使った覚醒実験に失敗して覚醒)
>>223 >クレアは過去の覚醒者討伐で打ち解けた3人、
>ミリア(No.6)、デネヴ(No.15)、ヘレン(No.22)と再会し、互いの無事を喜ぶ。
228 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:24:23.36 ID:???
暇なのでクレイモアの続き。
[11巻]
北の街ピエタの戦いを制した覚醒者の群れは、
北の地にある組織のアジトへと向かった。
彼らの前に立ちふさがったのは、
クレイモアのNo.1, No2のアリシアとベス。
アリシアは双子であるベスと精神と共有する、という方法で、
理性を失わない完全覚醒を成し遂げていた。
アリシアは一体で覚醒者の群れを全滅させてしまう。
二人の力に驚愕するガラテア(No.3)。
この精神の共有という実験は、姉妹のクレイモアによって
過去にも行われ失敗したはずだったが…
覚醒者の群れは西の地にも向かったが、
リフル、ガフが相対しこちらも全滅する。
一方のイースレイは目的通りに南の地へと到着した。
全ての部下は、その時間稼ぎとして捨て駒にされたのだ。
イースレイは南を収める深淵の者、ルシエラと対決する。
深淵の者同士の戦いは鮮烈を極めた。
そして、戦いを見届けるクレイモアNo.5 ラファエラ…
229 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:27:44.25 ID:???
[12巻]
かつてのNo.1ルシエラとその妹ラファエラによって
行われた実験は失敗し、ルシエラは覚醒者となって暴走した。
片目を負傷し、用済みとなったラファエラだが
扱いに困った組織は彼女の処置をナンバー剥奪に留める。
死人同然となるも、姉を探して放浪の旅を続けるラファエラ。
時が立ち、組織の人手不足(テレサの事件による)により
ルヴルからの誘いがかかる。
ラファエラの目的は、姉ルシエラの抹殺だった。
ルシエラの情報を対価に、ラファエラはNo.5として復帰した。
深淵の者同士の戦いはイースレイが勝利した。
からくも逃亡したルシエラの前にラファエラが現れた。
泣いて再会を喜ぶルシエラは、未だ覚醒者特有の
歪んだ精神で、イースレイへの復讐を叫ぶ。
ラファエラは抱擁する腕に力を込め、そのまま姉を殺した。
それから7年が経過した。
北のピエタ廃墟での、覚醒者討伐の任務。
メンバーの一人、クラリスのNo.は47。
クレイモアとしても不完全で、完全に実力不足のクラリスだが
組織は積極的に覚醒者討伐を行うよう
方針を変えており、深刻な人員不足らしい。
だが覚醒者も徒党を組むようになり、クレイモア達は敗北。
クラリスも早々に意識を失い、大ピンチに。
230 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:29:32.60 ID:???
クラリスが意識を取り戻したとき、そこに覚醒者の姿は無く、
辺りは血の海で、メンバーも一命を取り留めていた。
クラリスは北の地に立てられた何十本もの剣、
おそらくは7年前の戦士の墓標を見つける。
だが剣の数は17本、死んだ24人の戦士には7本足りない…
クラリスから離れ、彼女を見下ろすミリア、デネブ、ヘレン。
止むを得ず助力した3人だが、勘付かれてしまった。
だが7年間で全く妖気を出さなくなった自分たちを
見つけるのは不可能。組織もそれほど暇ではないだろうと、
クラリスを放置して撤収する。
7年前、生存確率ゼロの任務の前に、
ミリアが取った策は、妖気を消す薬を半分飲み、
気絶した時点で仮死状態になる、というもの。
そして戦いで生き残ったのは7人。
ミリア、デネブ、ヘレン、クレア、そしてシンシア、タバサ、ユマ。
7人は任務で死んだことにして、北の地で隠れ住んでいたのである。
そんな中、未だにラキを求めて廃墟を探すクレアは、
地下牢で彼の痕跡を発見。ラキは生存していると確信を持つ。
皆が反対する中、南に向かう決意を固めたクレア。
そしてミリアの組織壊滅という目的もあり、
一同は7年振りに北の地を離れるのであった。
231 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:31:49.97 ID:???
クラリスは組織に戻り幹部に報告するが、
ミリアの思惑通り、北の7人の存在はほとんど無視された。
クラリスは新たな任務として現戦士No.4のミアータの世話をすることに。
ミアータは強力であるが精神が幼児退行した問題児だったが
幸いにもクラリスは、ミアータの"ママ"として気に入られる。
南に向かった7人。超レーダー能力のタバサを中心に周囲の妖気を探り、
クレイモアの一団と、西のリフルとの衝突を察知。
放ってはおけず、助けに向かう。
[13巻]
新世代のクレイモアNo.3オードリー、No.5レイチェルは
リフルに善戦する(かませ的に)が、やはり敗北。
ミリアたちはリフルに囚われた二人を救い、脱出する。
だがクレアはその場に留まり、7年前からの情勢の変化を知るため
リフルからの条件を飲み、情報を聞き出す。
覚醒者たちの群れは西はリフル自身により、
北は組織のアリシアによって全滅した。
そして南でのルシエラとイースレイの戦いは、辛くもイースレイが勝利した。
深淵の者による三竦みが崩れ、リフルはイースレイのスキを狙って動いたが、
戦うことはできなかった。そこにプリシラがいたからだ。
リフルは、プリシラの強さが自分たちを凌駕することを初めて知り、
引くしかなかった。プリシラの下に付いたイースレイの真の目的は、
唯一プリシラを倒しうる手段、深淵2体での共闘を阻止することだったのだ。
232 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:35:06.67 ID:???
そんなわけで今やリフルは戦力を求めて活動中。
"あるもの"を手に入れたリフルは
その関係で妖気探知のできる戦士を探しているらしい。
リフルが出した条件は彼女の仲間になることだったが、
クレアはやっぱ無理、と逃げ出す。
クレアは深淵を倒すまでは無理でも
欺いて逃げ切るぐらいの実力は身に着けていたのである。
[14巻]
クラリスとミアータに、組織を離反した元No.3、ガラテアの粛清任務が命じられた。
ガラテアは完全に妖気を隠し、更に超強力な妖気探知で
どんな追っ手からも逃れて身を隠しているが、
ミアータの野生の直感なら探せるかもしれない、とのこと。
クラリスは妖魔やミアータを恐れつつも、共に旅を続け、
聖都ラボナへと辿り着く (ラボナは3巻でクレアが戦った街)
二人は衛士のシド、ガークらの協力を得て、
教会のシスターに化けていたガラテアを見つけ出す。
ガラテアは能力強化のために盲目となっていたが、
その力は未だ健在で、ミアータと互角以上であった。
二人は妖気を消す薬で聖都に潜入したが、
ガラテアの妖気探知の前にはお見通し。またガラテアの目論見どおり、
街にクレイモアが現れたことで、聖都に隠れていた覚醒者が動き出す。
233 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:37:13.55 ID:???
覚醒者 鮮血のアガサ。元No.2であり強大な力の持ち主だが、
ガラテアと、他のクレイモアが協力すれば勝てるはずであった。
だがクラリスもミアータも融通が効かず、
覚醒者が現れてもなお、優先事項はガラテア粛清である。
これはガラテアも大誤算。ミアータがミスに気付いた頃には
すでに大ダメージを受け取り返しのつかない状況となっていた。
ラボナの兵士達の努力も叶わず、アガサの刃がクラリス達にせまる。
その瞬間。アガサの四肢が弾けとんだ。
そして周囲には七人の影が…
[15巻]
聖都に到着した北の7人。
その卓越した連携はアガサを圧倒し、難なく撃破する。
ガラテア討伐の任務を放棄したクラリス達に、
組織に戻らなければいいと告げるミリア。
だが組織を壊滅させるというミリアに対し、ガラテアは怪訝な反応。
今の戦士とは戦わずに、組織を壊滅させることができたとしても
組織が無くなれば、人々は妖魔に対抗する術を失ってしまう。
矛盾を突きつけられたミリアは、己の知る全てを話す。
234 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:39:50.61 ID:???
この矛盾はミリアもすぐに気付いた。だが調査をすすめると、
辺境の集落では、クレイモアの組織どころか、
妖魔の存在すらまるで知らないことを知った。
古より人を喰らう存在である妖魔。
クレイモアの存在意義、だがそんな言葉はウソであり、
妖魔は組織の中から生まれているのでは?という推論に至った。
調査をすすめるミリアは、更なる事実を知った。
この世界は実は辺境の小島でしかなく、
大海を経て途方もなく広い大陸が存在する。
その大陸では二つの勢力が戦争を続けているが、
最近、一方の勢力が強力な種族を引き入れたことで情勢が変化した、
そして相対する勢力が取ったのが、人を怪物に変える悪魔の研究、
いわゆる覚醒者である。だが覚醒者は自軍においても手に負えない。
この地は、そんな覚醒者を制御するための実験場なのだ、と。
その場の誰もが驚愕する中、ガラテアは協力を了承する。
一行は聖都の人々からも受け入れられた。
シドたちの情報から、ラキもクレアを探して聖都を訪れ、
西の地に向かったことを知る。
235 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:41:18.95 ID:???
西の地、かつてのラキの故郷。
未だに妖魔に怯える村を、少女を連れた一人の剣士が訪れる。
少女は村人に潜む妖魔を見抜き、剣士は一刀の元に切り伏せた。
剣士は逞しく成長したラキだった。ラキは疑心暗鬼の村人たちと和解。
そんなラキの元に、現戦士No.6のルネが現れる。
妖魔を難なく倒したラキを怪しむルネ。
だが少女(プリシラ)がとてつもない存在だと見抜き、
それでも最後まで共に居ようとするラキにも呆気に取られる。
ルネはクレアを探しに協力すると告げ、二人を見逃すのであった。
クレアを求め、村を離れるラキとプリシラ。
一方のルネは、その帰路でリフルに捕まってしまう。
聖都ラボナ。
ミリアはクレアを気遣ってか、組織との戦いの前に、
皆にやり残したことを済ますように告げる。
そしてヘレン、デネブはそれぞれの故郷に里帰り。
クレアはシンシア、ユマの二人を(監視役で)連れて西の地へ。
ミリア、タバサは聖都でその帰りを待つことになった。
236 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:46:50.13 ID:???
[北の7人]
クレア…元No.47、一応主人公。特技は妖気探知と高速剣。
高速剣は妖力開放が必須なため、新たに元No.8フローラの風斬りを習得。
別れたラキを探すことと、皆には伏せているがプリシラへの仇討ちが目的。
ミリア…元No.6、7人のリーダー格。特技は一瞬の高速移動"幻影"
新たに妖力使わない真・幻影を習得。組織壊滅が目的。
デネブ…元No.15、ほとんど主人公キャラ。
特技は超再生。二刀流を会得
ヘレン…元No.22、デネブとは腐れ縁。
特技は四肢の伸縮で、ジーン同等の閃空剣も会得。
シンシア…元No.14、妖気同調での回復役。
タバサ…元No.31、広域の妖気探知役
ユマ…元No.40、お荷物役。みんなの人気者。
[他のクレイモアなど]
ガラテア…元No.3、"神眼"の二つ名を持つ妖気探知のスペシャリスト。
組織に離反し、聖都ラボナで盲目のシスターとして隠遁生活中。
クラリス…現No.47、 クレイモアとして不完全な"色付き"。
組織の機密を知ったことで、聖都ラボナに避難。
ミアータ…現No.4、 実力充分な幼女。クラリスと共に聖都へ。
ラキ… イースレイの教えを受けて一流の剣士として成長。クレアを探して西の地へ。
[覚醒者]
プリシラ…ラキに同行。最強であるが普通の覚醒者以上に精神が曖昧。
イースレイ…北の大物。プリシラのためにルシエラを撃破したが…
リフル…西の大物。イースレイに対抗するため、その時に
拾った"あるもの"を制御しようとクレイモアの戦士を探している。
ルシエラ… 元・南の大物。7年前に戦士ラファエラにトドメを刺されたが…
クレイモア乙
えー
ほしゅ
ほ
ほ
保守
243 :
マロン名無しさん:2013/01/20(日) 19:18:50.10 ID:c0t2K13S
アラカワシン ボクと魔女の時間
寅ヤス サイクロプス少女さいぷ〜
内藤泰弘 血界戦線
高野真之 MOON EDGE
小川麻衣子 ひとりぼっちの地球侵略
あさの 麻宮さんの妹
岡本倫 極黒のブリュンヒルデ
一度にたくさんのお願いですいません、よろしくおねがします
保守
ほ