>>1乙です。
ありがとうございます。
前スレ、最終分を残して容量を越えてしまい、途方に暮れておりました。
とりあえず最終分だけ投下しますが、コピーはしばらく残しておいて、
前スレが落ちてしまったら再投下できるようにしておきます。
「明日、おめぇを牢屋敷に送る。刑が下るまでの間だが、牢内の暮らしはきついだろう」
イチは俯いたまま、八木の言葉を聞いている。
「それが済んだら、俺の前には現れるなよ」
驚いたイチが顔を上げた時、八木は背を向けていた。
「往来で膝を折り頭を下げる秋津の姿を見て、今のおめぇにとっての弥一は、こいつなのかと思った」
言い終えて八木は、自らが携えてきた風呂敷包みを手に取った。向き直った八木の手には、酒徳利と猪口が握られている。
「誠之進と酒を酌み交わしたい。最初で、最後のな」
「平左…」
八木は白洲に降り、イチと同じ目線に屈みこむ。
「大きくなったのに、そうやって泣いちまうのは変わらねえな、誠よ」
渡された猪口を手に、イチは泣き続けた。
翌日、イチは小伝馬町の牢屋敷に送られた。
八木は虚偽の密告で誤ってイチに縄をかけたと申し出る。
沙汰によっては八木の家禄は引き下げ、出世の道はほぼ閉ざされることになるであろう。
イチは五葉の頭目ではなく、五葉の悪事に加担した協力者という扱いで死罪を免れるが、市中にて鞭打ちの上、江戸より追放の刑となった。
後日、群がる見物人達の前に引き出され、イチの刑が執行された。
腕には凶状持ちの刺青が入れられ、下着姿で何度も鞭打たれる。
おたけは見物人に混じってその様子を眺めていたが、ふいっと背を向け、消えてしまった。
鞭打ちが終わると、イチは同心達に江戸外れの橋まで連行された。
「ここより放免とする。江戸十里四方への立ち入りを禁ずる」
欄干に掴まり立ち、やっと歩けるという風情のイチを、八木は無言で見送った。
イチがふと顔を上げると、橋の向こうにすっきりと背筋を伸ばして立つ、旅装束の政が見えた。二枚の笠を小脇に携えている。
「…おめぇ…刀は」
「もはや無用のもの。刀は無くともお守りいたす。これまでと変わらず」
政は晴れやかな顔をしている。
「皆もそれぞれ歩を進めているはず。約束している。西の地で、また共に集まろうと」
晴れた空の下、楓が紅い葉を揺らした。
【終わり】
スレたてとさらいや乙です
余韻の残るいいラストだな
アニメもこっちにすればよかったのに
スレ立て&さらい屋乙保守
即落ち防止保守
安達哲の「さくらの歌」をおねがいします
ほしゅ
本屋で表紙を見て気になったので
明治カナ子「坂の上の魔法使い」
Tiv「ぼくラはミンナ生きテイル!」
東冬「嵐ノ花 叢ノ歌」
をお願いします!
過疎ってる保守
14 :
さくらの唄:2012/02/20(月) 13:30:40.97 ID:???
■登場人物
市ノ瀬利彦(いちのせとしひこ)
絵の才能はあるが無気力な主人公。富士桜ヶ丘高校の三年生。マドンナ的存在の同級生・仲村真理と担任の三ツ輪先生に憧れを抱いている。両親は海外赴任のため不在。姉と二人暮らし。
仲村真理(なかむらまり)
桜高のマドンナ的存在。利彦とは別クラス。実家が金持ちで豪邸に住んでいるお嬢様。でもお高くとまっておらず割と普通の女の子。
三ツ輪裕子(みつわゆうこ)
利彦のクラスの担任。美術教師。男子の憧れの的存在だが物語の最初で妊娠のため産休に入る。
市ノ瀬詠子(いちのせえいこ)
利彦の姉。三ツ輪先生とは同窓生。元ヤンキーの美人だが、夫のDVで離婚し、実家に戻ってきた。サバサバしたいいお姉さん。
金春久吉(こんぱるひさきち)
利彦の叔父。不動産の社長。子供がないため利彦を後継者として可愛がる。しかし、893屋さんと繋がっているあこぎな地上げ屋。
金春の妻
名前は出てこない。利彦を偏愛し、詠子には超冷たい。見た目はクリーチャー。
ノヒラ(野平)
利彦のクラスメイト。地味で痘痕顔、内気で暗い性格。夢は映画監督。趣味は機械工作。
コミックス全三巻(※三巻のみ青年コミック)
15 :
さくらの唄:2012/02/20(月) 13:32:59.91 ID:???
■一巻のストーリー
担任の三ツ輪先生が妊娠し産休に入ることになる。元々、無気力だった利彦はいよいよ学校に行く理由がなくなったと感じる。しかし三ツ輪先生が利彦には絵の才能があると渡した画塾のパンフレットを見て絵を描くことを決意する。
翌日、同級生と喧嘩して逃げ込んだ先の教室で真理と出会う。そして真理も同じ画塾に行っていることを知り、早速入塾。絵画を通し、真理と少しずつ親しくなる。
しかし、そこに相続税対策で自宅を売ったので少しの間、間借りさせて欲しいと金春夫妻がやってくる。久吉は強欲な地上げ屋、妻は下世話な噂が好きなクリーチャー。
元々、金春夫妻が嫌いだった詠子はあまり家に寄り付かなくなる。出ていくあてもない利彦は夫妻と暮らし始めることになった。
金春夫妻に悩まされつつも最後の文化祭で映画を撮ることになる。その映画撮影を通してクラスメイトのノヒラとも仲良くなっていく。
16 :
さくらの唄:2012/02/20(月) 13:35:06.94 ID:???
ごめん。改行してなかった。
■二巻
クラスは違うが真理に映画出演を頼もうとしたところ、話の流れで二人で
映画を見に行くことになる。真理と一緒に映画を観に行き、少しいい雰囲気に。
しかし帰宅すると久吉が詠子の下着を漁っており詠子目当てで来たことを公言、
また妻が自分を狙っていることに気付き嫌悪感と危機感を覚える。
そんな環境におかれ、利彦は増々、純真な真理の存在が心の支えにしていく。
映画撮影のため、ノヒラと真理の家の庭を撮影に行くと、
豪邸と場違いに気後れする。更に真理の父(画商)の客として、
官房長官、美大の学長が来訪しており、利彦やノヒラを
真理の友達として相応しくないとばかにする。
しかし、その夜に利彦が久吉の甥だと分かると手の平を
返したように態度が変わる。全員、久吉には頭が上がらない
人間ばかりだった。
利彦の前に突然、三ツ輪先生が現れ流産したことを告白される。
真理からオペラ鑑賞を誘われるが、三ツ輪先生に絵を見てもらうため
三ツ輪先生の家へ。夫がいる家で三ツ輪先生に筆おろしをしてもらう。
実は久吉が三ツ輪先生の夫が持つマンション欲しさに罠を仕掛け、
借金を背負わせていた。三ツ輪先生はそのストレスで流産。
久吉は利彦を跡取りにするため、借金のカタとして三ツ輪先生を
利彦にあてがっていた。
やがて利彦の住む町は久吉の権力と金で支配されていく。
17 :
さくらの唄:2012/02/20(月) 13:42:02.69 ID:???
■三巻
利彦は金春の後継者としてVIP扱いされ、どんどん非日常に落ちていく。
(権力を使って有名人とヤっちゃったり好き放題)
急に羽振りのよくなった利彦に対し、クラスメイトも敬遠し始める。
そんな中、文化祭で放映する「さくらの唄」が完成する。
利彦はノヒラの編集・映像技術センスにショックを受ける。
そしてある日、家に帰ると軒下で街の感じのよかった店主が家の前で
自殺しているのを発見。久吉の悪質な地上げに対する無言の抗議だった。
利彦はやはり絵を描きたい、三ツ輪先生を自由にしてほしいと
久吉に訴えるが、これまでいい思いをさせてやったのに!と
久吉の怒りを買う。
そして文化祭当日、久吉の命令で「さくらの唄」と三ツ輪先生と
利彦の情事をノヒラが撮影したビデオがすり替えられ、大勢の前で
放映され、利彦はみんなから唾棄される存在に一転する。
学校に居場所をなくし、久吉の跡を継がせようとしたのだ。
詠子はそのことを知り、久吉を刺そうとするが、久吉や893に犯され、
写真(*1)を撮られる。利彦は久吉に反抗し、高校に通い続ける。
そんな利彦に久吉は更に怒り、利彦の居場所はどんどんなくなっていった。
続く
18 :
さくらの唄:2012/02/20(月) 13:42:17.16 ID:???
ノヒラも映画を台無しにされたため、怒りに燃えていた。
利彦とノヒラは久吉殺害を計画し、軽い気持ちで爆弾を作り始めた。
久吉が真理を本格的に狙い始めたことを知り、利彦は久吉の車に
爆弾を仕掛けた。爆弾自体の威力は大したことなかったが、
元々心臓が悪かった久吉はショックで死亡。
利彦は久吉の遺産を三ツ輪先生に渡すことを決意。
その頃、利彦が受けた美大にきていたアメリカ美術界の権威
マルセル・クリスプが利彦の描いた絵を見て
「その気があればアメリカに連れて行きたい」という程、
認めていた。
そんなことはつゆ知らず利彦は久吉に渡された詠子の写真(*1)を
見ていたところに詠子がやってきて喧嘩→近親相姦が始まるw
そこに利彦がマルセル・クリスプに認められたことを知り、
嫉妬した真理がやってきて姉とヤっている利彦を見て大笑いする。
その後、利彦は世界的に認められる画家に、真理は富士桜ヶ丘高校の
美術教師になる。三ツ輪先生は世界的画家に性を手ほどきした
情熱的な教師としてマドンナ扱いにw
最後は真理の「最初から自分を信用してやればよかったのよ」という言葉で終わり。
なんかうまく書けなかったけど最後は大団円になってましたw
乙でした。
途中までは汚れた青春を描いた悲劇的な話かと思いきや最後まさかのハッピーエンドwwwワロタww
なんでそこまでドロドロで最後だけうまくいってんだよw
西の善き魔女 5巻〜ラストまでお願いします。
誰が女王になり、そもそもヒロインの母親が言っていた言葉の意味はなんだったのかが
知りたいです。
22 :
マロン名無しさん:2012/02/25(土) 21:45:03.67 ID:QunG2WO7
ほしゅ
さくらの唄、乙でした。
なんか想像と違うw
すげードロドロ漫画と聞いていたのに
最後の急転直下でギャグにしか見えないw
皆さんお久しぶりです。まとめ管理人です。
長らく更新が滞っていてすみませんでした。
どなたか前スレのログ持ってる方いませんか?上手く拾えず困っていまして
あとテンプレ整理していて思ったんですがPart24でなくPart23の様な気が…
>>24 いつもお疲れ様です、ありがとうございます。
Part○○がどこかで1つとんでるってことですか?
どなたか福島鉄次「砂漠の魔王」、うしおそうじ「どんぐり天狗」をお願いいたします。
27 :
まとめの人:2012/03/03(土) 23:52:10.97 ID:???
再度まとめの人です。ログをいただけたので全てのあらすじ・リクエストまとめました
>>25 ありがとう。助かった!!
>>26 そう。多分前スレ立てる時に番号間違えてるっぽい
>>27 まとめの人おひさしぶり
ありがとうございます
それじゃ前のスレがPart23(実質22)、このスレがPart24(実質23)で、
次のスレタテのときはまたPart24を立てればいいの?
30 :
ナニワ金融道:2012/03/10(土) 01:16:02.40 ID:5P0jQLSm
ナニワ金融道
長い話なので最初の部分だけでもとりあえず投下。
1〜5話(短期集中連載分:掲載時は「踏み越えてしまった人々」)
主人公・灰原は会社の倒産で金融業を志すも、借金履歴があるためどこも採用してくれない。
ダメもとで受けに行った帝國金融では、取り立てに同行して会社が倒産する瞬間を目の当たりにする。
しかし、灰原は「これほど本音で勝負する業界は他にない」と採用を志望する。
社員に採用された灰原は、先輩社員・桑田の指導の下で融資の営業に取り掛かる。
営業をがんばった結果、融資契約の申し込みが飛び込んでくる。
申し込んできたのは土建会社・高高建設の社長・高橋で300万円が必要らしい。
桑田は巧妙な手口で社長の娘(公務員)・正子を連帯保証人にサインさせる。
融資に向かう途中で、融資金を着服する(300万円から1万円を抜き取った)桑田。
灰原が指摘すると桑田は「見つからなんだらすべてが許される」と自分の行いを正当化する。
融資から4か月後、高高建設は不渡り手形を出して倒産してしまう。
帝國金融は借金の残り252万円(利息込)の回収に桑田と灰原を向かわせる。
高橋からではなく、娘の正子から借金の回収を行う桑田。
正子は労働組合からの借金で帝國金融の負債を払う。これで融資契約は終わったように思えるが…
31 :
ナニワ金融道:2012/03/10(土) 01:17:33.11 ID:5P0jQLSm
後日、他のサラ金から高高建設の借金回収の依頼が舞い込んでくる。
取り立てた金額の半分が報酬となる契約で債務を受け取る桑田。
再び正子を追いこんで、他のサラ金から借りさせて借金の回収を図ろうとする。
その際、借金できる金額を増やすため、桑田は正子に保険証の生年月日を偽造させる。
こうして、退職金を含めて580万円全額を桑田は正子から回収する。
桑田は取り分だと灰原に50万円を渡す。桑田曰く「不労所得みたいなものだから痛くもかゆくもない」らしい。
正子の苦労を心配する灰原だが、桑田がそれをたしなめる。
桑田曰く「金融とは良心を売って金を儲ける商売。」なのだそうだ。
2か月後、灰原たちは繁華街で正子と出会う。あの後、他のサラ金の借金は900万円にまで膨らんでいるそうだ。
灰原は「罪滅ぼしをさせてくれ。」と正子に頼み、正子を自己破産させる。
自己破産が成立し、これからやり直そうとする正子に会いに行った灰原。
しかし、灰原は「金融を自分の天職に決めた」と言い、高橋一家と決別することを話す。
「感傷に浸るのは今日までだ」と灰原は金融業の道を進むことを決意するのであった。
以上ここまで。
ちなみに正子はナニ金の中では(あれでも)一番美人に描かれていたりします。
ほしゅ
二宮ひかる「ベイビーリーフ」お願いします
ほしゅ
35 :
マロン名無しさん:2012/03/28(水) 22:09:24.97 ID:SEb/lgaF
ほしゅ
36 :
マロン名無しさん:2012/04/01(日) 11:52:09.43 ID:QIkqP+p9
ほしゅ
未解決リストから「クレイモア」
書けるとこまでなので後は書ける人に任せる
38 :
クレイモア1:2012/04/01(日) 18:55:24.04 ID:???
その世界では人を食べる妖魔が存在していた。
妖魔は禍々しい外見と飛びぬけた身体能力を持ち、
人に化けて村に紛れ込んでは人間を食べる恐ろしい存在だった。
少年・ラキのいる村にもとうとう妖魔が紛れ込んだようだ。
数日ごとに血まみれになった村人の死体が転がるようになり、
村人は"クレイモア"を呼ぶことを決意する。
"クレイモア"は人と人に化けた妖魔を判別して、
妖魔を退治している組織と、そこに属する者の総称。
莫大な報酬と引き換えに妖魔と闘う。
人間が妖魔に対抗する唯一の手段ではあったが、
妖魔の血と肉を取り込むことで力を手に入れた半人半妖の"クレイモア"たちは
畏怖と嫌悪の対象だった。
また妖魔に近い彼女たちは銀色の目を持ち、"銀眼の魔女"とも呼ばれていた。
(男の実験体はことごとく死ぬため、"クレイモア"はすべて女性)
ラキの住む村に訪れた"クレイモア"は外見こそ若い女性の姿だったが、
噂通りの銀眼を持ち、華奢な体にむきだしの大剣(クレイモア)を携えていた。
無表情のまま冷徹に受け答えをする彼女に村長は腰を抜かす。
「想像以上に恐ろしいな。あれじゃまるで… 妖魔の方に近い気がするよ…」
39 :
クレイモア2:2012/04/01(日) 18:58:09.02 ID:???
村人たちがクレイモアを恐れる中、ラキだけは彼女に興味を示す。
被害者夫婦の子供だったラキは、
妖魔を退治してくれるクレイモアに好意を持っていた。
家に戻ったラキは妖魔の本性を現した兄に殺されそうになるが、
からくもクレイモアに助けられる。
(妖魔は血肉を食うことで相手の身体と脳を得て、肉親さえだませる)
目の前の惨劇に恐怖で支配されていたラキだったが、
ふと彼女の孤独な姿を思い出して、クレイモアを追いかけた。
去っていくその背にラキは大声で感謝を述べた。
本当は両親を殺されて怖かったこと。くやしかったこと。
だから、妖魔をやっつけてくれたお姉ちゃんのことを忘れたりしない。
「俺、ラキってんだ。ねぇ、お姉ちゃん名前 教えてよ」
去っていく彼女は、ラキに背を向けたままようやく一言答えた。
「クレアだ…」
---------------------------------
クレイモアは戦士が妖魔を退治した後に、
黒服の男が報酬を回収する手はずになっている。
黒服の男は金の回収をするだけではなく、組織と戦士の連絡係でもあった。
クレアを担当している黒服の男・ルヴルは次の依頼を告げる。
仲間(クレイモア)を手配したとルヴルは話すが、
妖魔が早いペースで食人をしていると知ったクレアは仲間を待たずに出立してしまう。
クレアは無事に妖魔を倒したものの、
独断で走りがちなクレアは組織に目をつけられる存在だった。
40 :
クレイモア3:2012/04/01(日) 18:59:26.46 ID:???
少年・ラキは荒野を渡ろうとする途中で行き倒れ、クレアに助けられる。
ラキは家族に妖魔が紛れ込んでいたため、自身も妖魔でないかと疑われ、
村を追われていた。
ラキと同じく、兄に化けた妖魔に家族を殺された自身の過去をクレアは思い出していた。
そして同じように村人から拒絶されたことも。
クレアはラキが落ち着ける村までは、料理番として付いてくることを許した。
ラキは料理番としてクレアと旅を始めたが、
半人半妖であるクレイモアの生態は驚きのものだった。
食料は2日に一度、少量を口にするだけでいい。一週間飲まず食わずでも耐えられる。
そんな中、クレアはルヴルから"黒の書"を渡された。
クレイモアは妖魔の力を人間の意思で操っている存在。
力を使うにつれてその存在は妖魔に近づき、いつかは妖魔になってしまう。
自分の限界を認識したクレイモアは人であるうちに死にたいと願い、
殺されたい相手に"黒の書"(自分を示す印の書かれた黒い紙)を出す。
(クレイモアには個人を識別する印が与えられており、剣や衣服についている)
そして今回、クレアが黒の書を受け取った相手は、同じ時期に組織に入ったエレナだった。
エレナは以前と変わらぬ姿のままでクレアを待っていたが、限界は近い。
とうとう見た目にも妖魔化が始まったエレナは人間でいるうちに死にたいとクレアに願った。
ラキは仲間を殺してはいけないと泣きながらクレアに訴える。
クレアはラキの懇願を聞きながら、エレナを斬った。倒れながら、エレナは言う。
「ありがとう……クレア…。これで…」人のままいける…。
エレナを埋めて、彼女の大剣を墓標にした。
墓の前でクレアは語る。
「幼い頃に組織に入った私にとって…生涯において唯一の友だった」
無表情でうつむくクレアの横で、ラキは号泣している。
「どうして…どうしてこんなに辛いのに妖魔と闘うんだよ。
闘わなければ…エレナも死なずにすんだし…クレアだって…」
クレアは答える。
「それが私たちの…存在理由だからだ」
41 :
クレイモア4:2012/04/01(日) 19:00:23.17 ID:???
今回の依頼地は聖都・ラボナ。
神の名の下に一切の妖しの術・道具・者を排斥する町。無論、クレイモアも入れない。
そのためクレアはラキと古美術を扱う姉弟としてラボナに潜入していた。
わずかに妖力を抑える薬を飲んでいるため、クレアの銀眼は一時的に元の色に戻っている。
ただし、妖魔と人を見分ける力も損なわれるため、歩いて捜査をする必要があった。
クレアはさっそく依頼人であるヴィンセント司祭に接触して調査を始めた。
聖堂の警備兵2人(ガークとシド)に正体がばれたクレアは対峙することになるが、
その時、妖魔が現れて、クレアはとっさに2人を庇って大怪我を追ってしまう。
妖魔の正体は洗礼の間に安置された殉教者の死体だった。
警備兵・ガークとシドの助けを得てクレアはからくも勝利するが、
負傷したクレアは肉体と精神の限界を超えて妖魔化が始まってしまう。
限界を悟ったクレアはガークに殺してくれるように頼んだ。
長剣を構えるガーク。
ラキはクレアを抱きしめて、自分を救ってくれたクレアに感謝の言葉を伝えた。
「だから…クレアが死ぬんだったら俺も一緒にいくよ」
限界を超えたと思った次の瞬間、クレアはそのまま姿を保っている自分に気づく。
妖力の暴走が止まっていた。
信じられないという顔をしているテレサにガークは言う。
「最後はあんたが救われたのさ。その少年にな…」
クレアは泣きながらしがみついているラキをやさしく抱きしめた。
翌朝、クレアは出立する。
見送りに立ったのはヴィンセント司祭とわずかな兵士だけっだったが、
彼らはクレアへ礼を述べて、見送りに立てない者たちの感謝の気持ちを代弁した。
クレアはラキをこの聖都・ラボナに残すつもりだったが、
ラキの希望通りにふたりで旅を続けることになる。
42 :
クレイモア5:2012/04/01(日) 19:01:44.72 ID:???
第77期182番目の戦士・テレサ。
軽い言動とは裏腹に最強の戦士(ナンバー1)であり、どんな妖魔でも妖力解放なく惨殺する。
人形のように整った顔で妖魔を斬る彼女は「微笑のテレサ」と呼ばれていた。
ある時、彼女は殺した妖魔に玩具として連れまわされていた少女に出会う。
口もきけず心も閉ざしていた少女はなぜかクレアに懐いてついて来ようとする。
クレアは何度も邪険に振り払うが、あきらめない少女に根負けして、
次の村までの面倒をみることにした。
少女の名前はクレア。
美しく清らかで愛に満ち溢れた双子の女神・クレアとテレサにちなんだ名前だった。
クレイモアたちは鉄の掟により、偶然でも人を殺すことを禁じられ、
殺人を犯した戦士は仲間のクレイモアに狩られることになっていた。
それを知る盗賊たちにテレサは身体を狙われるが、
半人半妖の証がある腹部を見ると一様に顔を背けて去っていった。
少女は泣きながらテレサを抱きしめた。
「……くない…の? いたくないの…?」
少女が口を聞いたことに驚いて、テレサは目を見開く。
テレサはもう痛みはないのだと説明するが、少女はなおもテレサを抱きしめた。
少女は出会った時からずっとテレサのつらさ、苦しみ、さみしさを感じていた。
妖魔に大切なものを奪われ、信じていた者たちからは裏切られ捨てられて。
少女は自分が傷ついているからこそテレサの痛みを感じ、
自分が一番されたいようにテレサを抱きしめようとしていたのだ。
それを悟ったテレサは銀色の瞳から涙を流して、少女を抱きしめた。
次の村に到着したテレサは、いつも通りに妖魔を退治する。
テレサはクレアに村に残るように言い、人として幸せになるべきだと諭す。
村人の思いやりにも触れて、クレアは泣きながらテレサを見送った。
その直後、村は盗賊に襲撃される。
クレアを傷つけられたテレサは激昂して掟を破り、盗賊を皆殺しにしてしまう。
クレアはテレサに生きる意味を見出し、ふたりで組織から逃げることを決意する。
一方の組織は組織のナンバー1であるテレサを始末するために、
ナンバー2〜5を集結してテレサ討伐隊を結成する。
43 :
クレイモア6:2012/04/01(日) 19:04:57.80 ID:???
ナンバー4を争うソフィアとノエル。
高速剣を持つナンバー3、イレーネ。
そしてナンバー2は数か月前に印を受けた新人・プリシラ。
どんくさく理想論に固まったプリシラだが、潜在能力はテレサ以上と言われ、
妖魔への強い憎しみを持っていた。
揺るぎないナンバー2と目されていたイレーネさえも凌駕するプリシラだったが
テレサはさらに圧倒的な実力差をみせてプリシラをねじ伏せる。
クレアと出会って感情の揺れを見せ始めたテレサはプリシラを見逃すが、
組織の裏切り者に情けをかけられたプリシラは逆上して妖力を暴走させてしまう。
泣きながら殺して欲しいと願うプリシラにとどめを刺そうとするテレサ。
その油断した一瞬に、プリシラはテレサの首を刎ねた。
そして妖力を抑えきれないまま、覚醒者となったプリシラは呟く。
「ああ 内臓食べたい」
イレーネ、ソフィア、ノエルを順番に斬り捨てたプリシラは、
なぜか人間であるクレアには目もくれず、村の方へと飛び去って行った。
それからテレサは村を彷徨い、黒服の男を探していた。
そしてとうとう出会った眼鏡の男・ルヴルに駆け寄って、テレサの生首を差し出した。
「あたしに… あたしの中にテレサの血と肉を」
そして私は自らの意志で組織の門をたたいた 初めての者になった
---------------------------------
妖魔の中には特に強い"異常食欲者"がいる。
異常食欲者とは年月を経て食欲が増し、狡猾になった妖魔。
…というのは表向きの説明(嘘)で、本来の名前は"覚醒者"という。
覚醒者とはプリシラのように、クレイモアが限界を超えて妖魔になったもののこと。
組織の不始末を隠すため、覚醒者の名前・由来は一般人に伏せられている。
「クレイモア」ここまで
乙です
どなたかおとめ妖怪ざくろをお願いします
クレイモア乙です
>>42 >口もきけず心も閉ざしていた少女はなぜかクレアに懐いてついて来ようとする。
>クレアは何度も邪険に振り払うが、あきらめない少女に根負けして、
>次の村までの面倒をみることにした。
ここクレアじゃなくてテレサの間違いでは?
48 :
マロン名無しさん:2012/04/14(土) 18:47:30.38 ID:H10zlchN
ほしゅ
49 :
マロン名無しさん:2012/04/18(水) 21:57:49.09 ID:7BYWqUEj
ほしゅ
未解決リクエスト表から幻想水滸伝3を予約しとく
藤子不二雄「春子の日記」お願いいたします
【世界観】
伝承では、真の27の紋章が世界をつくったという。真の紋章を宿す者は、巨大な力を得て不老となる。
この作品では、火水土風雷の五行の真の紋章が話の中心になる。
人間以外にもダック(アヒルの獣人)、リザード、コボルト、エルフなどなど多様な種族が存在する。
【舞台】
グラスランド
草原や森、山岳など未開発の広大な地。様々なクラン(部族)・種族が暮らしている。
カラヤ、リザード、ダック、チシャ、セフィ、アルマ・キナンはシックスクランと呼ばれる。
ゼクセン騎士を「鉄頭」と呼び嫌う者が多い。
カラヤクラン:草原に住み狩猟を生業とする武闘派の部族。
ゼクセン連邦
グラスランドの西にある新興の商業国家。
評議会が政治を取り仕切る議会制で、騎士団を乗する。評議会と騎士団は対立気味。
グラスランドの人間を「蛮族」と呼び、長らく戦闘状態にある。
ハルモニア神聖国
グラスランド、ゼクセンの北側にある超巨大宗教国家。他国への影響力も大きい。
真の紋章を集め研究する謎に包まれた国。
辺境警備隊:傭兵を集めて組織されたもの。正規軍とは別物。
【主人公】
ヒューゴ
グラスランド、カラヤクランの少年。女族長ルシアの一人息子。真っすぐな性格。
クリス・ライトフェロー
ゼクセン騎士団の団長。「銀の乙女」と呼ばれる。母は亡く、父ワイアットも行方不明。生真面目。
ゲド
ハルモニア南部辺境警備隊第12小隊の隊長。隊員4人。寡黙だが隊員からの信頼は厚い。右目に眼帯。
カラヤクラン。ヒューゴの子ども時代。
親を亡くした子どもグリフォンをフーバーと名付けて村で育てるヒューゴ。
臆病なフーバーだがヒューゴの世話により立派に成長して彼に懐く。
しかしグリフォンは猛獣。母ルシアは、フーバーをこれ以上置いておけないと商人に売ると言う。
その夜、ヒューゴはフーバーを村の外で放す。しかし、直後フーバーは冒険者の罠にかかってしまう。
ヒューゴが助けようとしているところに狼の群れが襲いかかる。怯えるフーバーを守り戦うヒューゴ。
彼の絶体絶命のピンチにフーバーは覚醒し狼を蹴散らす。そしてフーバーは戦士としてカラヤの一員となる。
ゼクセン。クリスが騎士団長になるまで。
クリス5歳のとき、騎士である父ワイアットがグラスランドとの戦闘で行方知れずに。
13歳で仕官学校に入学。鍛錬するが「女のくせに」と認められない日々。
16歳で騎士団長ガラハドの従騎士に。ワイアットを讃える団長に父の生存の可能性を聞くが、否定される。
サロメ、レオ、パーシヴァル、ボルス、ロランと出会う。友好的だったり、女であることを揶揄されたり。
舞踏会で警備中のクリスをティント大統領の娘リリィは踊りに誘う。固辞するクリスをリリィはビンタして侮辱。
クリスもビンタし返す。パーシヴァルがクリスを連れ出し、リリィにあんなことができるとはさすがと言う。
数年後、ゼクセンとグラスランドの戦い。団長ガラハドのもと、隊長となったクリスや上記5名の騎士も参加。
騎士団優勢かと思われたがグラスランド側の奇襲により、団長・副団長ともに死亡。
父のように慕うガラハドの死に泣き崩れるクリスを叱咤するサロメ。壊滅しかかる騎士団。
襲いかかるリザードを斬り伏せクリスは叫ぶ。
「剣を取れゼクセンの騎士たちよ!ここで犬死にするが汝らの役目か!?」
その姿に忠誠を誓うサロメ。
騎士団の危機を救ったクリスを、人は「銀の乙女」と呼ぶようになる。
カラヤクラン。ルシアはゼクセンとの休戦を提案。先の戦闘での被害は大きい。
白い悪魔クリスさえ現れなければと嘆く村の男たち。
ヒューゴは、幼い頃からの教育係であるジョー軍曹(ダック)に稽古を付けられる。
ヒューゴと親友ルルは兄貴分のジンバに、先ほど自分たちが見た光景を話す。
何もないところに急に3人の人影が現れ、炎の…結界で…遺跡…など話して去っていった。
顔色を変え、それは誰にも話すなと言って出かけるジンバ。
ヒューゴはルシアから休戦協定の親書をゼクセン評議会に届けるよう言い渡される。
最悪殺される危険がある。だからこそ族長の息子にしか任せられない。
翌日、ジョー軍曹、ルル、フーバーと共にヒューゴは出発する。
ゼクセン首都ビネ・デル・ゼクセ。クリスは騎士団長代行と英雄扱いの重責に疲れていた。
サロメら5名の騎士と従騎士ルイスはクリスを励まし支える。サロメは評議会員が伝書鳩を使うのを目撃。
クリスが帰宅すると、ワイアットを探す奇妙な老人がいた。父は戦死したと告げると老人は去る。
自分は父の顔すら覚えていないと思うクリス。老人は若い男に姿を変え、ここにいないならカラヤかと呟く。
翌日、クリス、サロメ、ボルス、ロランは休戦交渉のためグラスランドへ。
一方ヒューゴらは、好奇の目とぞんざいな扱いに辟易しつつも親書を届け、ビネ・デル・ゼクセに宿泊。
カラヤクラン。ゲドは仲間(エース、クイーン、ジャック、ジョーカー)を連れてジンバを訪ねる。
ジンバはしばらく不在だが泊まっていけと言うルシア。カラヤの少女アイラに案内を言いつける。
ゲドたちは賞金首“炎の運び手”を探しており、グラスランドの情報をジンバに聞きにきたと言う。
“炎の運び手”とは――
50年程前、ハルモニア軍がグラスランドに侵攻。「炎の英雄」と仲間の“炎の運び手”がそれに抵抗。
彼らを中心にグラスランドの者は戦うが、両陣営を巻き込む大爆発が起こる。
それを機に、炎の英雄たちは姿を消し、ハルモニア軍も撤退。古い戦いと英雄たちの伝説だ。
ヒューゴは宿の外に騎士が集まるのに気付く。脱出し、カラヤクランへと急ぐヒューゴたち。
カラヤ、リザード、チシャの長や代表者と、クリスらゼクセン騎士団の間で休戦協定が結ばれる。
ルシアたちは帰途、リザード族長ゼポン殺害の知らせを受ける。
激昂するリザードとカラヤは騎士団に襲いかかる。
奇襲の知らせを聞き驚くクリス。
正攻法では奇襲を受けた部隊を助けられないと言う軍師サロメは
カラヤの村に火をかけ敵の気を逸らし、突破することを進言。
躊躇するクリスだが決断を迫られる。
ゲド一行はアイラの案内で村から離れた場所にいた。
アイラは大地から何かを感じ取ると、村が大変だと急ぎ帰る。
アイラとヒューゴは別々の場所から火を上げるカラヤの村を見て愕然とする。
村に着いたヒューゴたちは、逃げる村人から、騎士団が襲ってきた騙されたんだと教えられる。
惨殺された村人を発見し、母を探しに走り出すルル。その目の前にクリスが現れる。
剣を取り襲いかかるルルをクリスは返り討ちに。
ヒューゴはルルにすがるがルルは死亡。動揺するクリス。
ルルの仇とクリスに斬りかかろうとするヒューゴをジョー軍曹は止める。
すまん…と言い残しクリスは去る。
焼け野原となったカラヤの村。
ルルの墓の前で憔悴するヒューゴ。その頭を軍曹は撫でる。
カラヤの男が泣くなんてダメだと言うヒューゴに軍曹はひとこと言う「いいさ」
軍曹にすがりヒューゴは泣き叫ぶ。
グラスランドとゼクセンの国境にあるブラス城。騎士団の居城。到着前にクリスは倒れる。
夢の中――父と母、殺されるガラハド、カラヤの民を殺戮する騎士団とボルス、
何で殺したと問うヒューゴと息絶えたルル。クリスは苦しむ。
城で目覚めたクリスは、皆から今は休み体調を整えるよう諭され心配される。
※ここで団長代行ではなく団長と呼ばれている。
サロメはビネ・デル・ゼクセで評議会に報告する。
蛮族の村を見事焼き払ったと言う評議会に、カラヤ焼き討ちは脱出のためのものと言うサロメ。
リザードクランに侵攻せよと言われるが、騎士団の疲弊を理由に断る。
未報告の件もすでに知られていることから、評議会の耳がやけに早いことを指摘するサロメ。
クリスと騎士団を侮辱する評議会員の発言に怒り、退出する。
岩山を削った大空洞を住処とするリザードクラン。ルシアらカラヤの民はそこに住まわせてもらうことに。
族長ゼポンが殺害されたとき、色々と妙なことがあったとルシアに話す現リザード代表デュパとバズバ。
休戦協定の最中、急に騎士団の大軍がリザードクランを攻めてきた。そこにはクリスの姿が――。
それはおかしい、クリスは休戦協定の場にいたはずと言うルシア。
また、そのときの騎士団の動きが妙だったと言う。バズバはおとりと気付くがすでに族長は殺されていた。
大空洞への案内をするシバは、同じ話をヒューゴたちにする。
族長殺害の直前に1人のリザードが部屋に出入りしたことから、疑心暗鬼になっている、とも。
大空洞に着いたヒューゴとの再会を喜ぶルシアに、ルルの母ルースに話があると言うヒューゴ。
うなだれてルルの腕輪を差し出すヒューゴに、息子の死を察するルース。
大空洞にリザードたちのたむけの唄が響く。
ゲド一行とアイラ。焼き討ちのとき村に行こうとするアイラをゲドは止めた。
あのときアイラは地面に手を当て大地の声を聞いていた。
たくさんの悲鳴の中、笑う気持ち悪い男の声があった。人でも精霊でもない男。
きっとあいつが皆を殺したんだと言うアイラ。
ゲドはゆうべの事件やジンバの消息を調べるため、カレリアに戻って情報整理すると言う。
村人を殺した犯人を探すため、アイラはゲドたちに付いていくことにする。
いきり立つリザード。そんな中ヒューゴが出奔。クリスのもとだろうとジョー軍曹とフーバーは追いかける。
自分が間違ってることはわかってる、でも……行かなきゃならない。ヒューゴはひとり歩く。
ブラス城。クリスはルルのことを気に病んでいた。武器だけ払うこともできたのに、思わず手が…。
パーシヴァルはイクセ村のお祭りにクリスを誘う。気晴らしになると行くことに。
パーシヴァルはイクセ村出身。彼の友人バーツからトマトをもらったり祭りで踊ったり、クリスに笑顔が戻る。
ひとりになったクリスに話しかける男。騎士団長と気付いている男に警戒するクリス。
男はナッシュ・クロービスと名乗るが、明らかに胡散臭い。彼はこの村にカラヤの報復があると言う。
彼を完全に信用したわけではないが、村人の安全を優先するクリス。そのときカラヤとリザードが村を襲撃。
騎士団長とバレたクリスに、父の仇とカラヤの少年が向かってくる。それを返り討ちにするクリス。
クリスは思う。銀の乙女と人は言うが……私の手は殺してきた者の血で真っ赤だ。
クリスとナッシュは崖に追い詰められる。
村を焼かれた気持ちが分かるかと言うルシアに、休戦交渉を破り先に奇襲したのはそっちだと言うクリス。
それに対しデュパは、族長ゼポンを殺害したのは貴様だろうがと叫ぶ。
何のことかわからないクリスだが、カラヤとリザードは治まらない。クリスとルシアの一騎打ちになる。
クリスの剣がルシアの鞭に絡め取られたとき、ナッシュが割って入る。
貴女の所の居候が帰ってきたらよろしく言ってくれとルシアに言い、クリスと共に崖下の川に飛び込むナッシュ。
カラヤとリザードは撤退したが焼き払われたイクセ村。バーツのトマト畑も滅茶苦茶に。
到着したボルスはパーシヴァルを殴りクリスを守れなかったことを責める。サロメの情報で川下を探すことに。
岸に上がり、川下の城で休ませてもらおうと言うナッシュに、お前はハルモニア人だろうと問うクリス。
サロメによると、評議会の耳がやけに早いのはハルモニアの人間が情報を流しているからとのこと。
何が目的か聞くクリスに、ナッシュは情報を流したのは自分ではない、クリスの父を探していると言う。
父は戦死したと言うクリスにナッシュは告げる「貴女のお父上は生きてますよ」。呆然とするクリス。
川下の城ビュッデヒュッケ城。城主になって2週間の少年トーマス。城の住人は7人と犬5匹。
ヒューゴは泊めてもらった恩返しに城の修理をしていた。そこへクリスたちが訪れる。
人払いをして父の説明を求めるクリスに、炎の英雄と運び手の話をするナッシュ。
炎の英雄はハルモニアから“真の火の紋章”を盗み、戦いを終結させた。彼の側にいた2人の男も真の紋章を所有。
その内の1人がクリスの父ワイアット・ライトフェロー。50年程前の話だが真の紋章の所有者は不老。
17年程前、ハルモニアは彼がゼクセンにいると突き止めるが、彼は姿を消す。そして今はグラスランドに。
クリスは涙を流す「私を捨てて……一人で逃げたと言うのか?」
部屋の外に佇むヒューゴ。このドアのむこうにあいつがいる!
迎えにきたボルスたち。クリスはサロメに父を捜しにいかせてほしいと懇願する。
事情をサロメに説明するナッシュ。2人は知り合い。大陸全体の問題になるかもしれず一刻を争うという。
承諾する代わりにナッシュに情報を求めるサロメ。クリスとナッシュの旅が決まり城を後にしようとした時
背後からクリスに斬りかかるヒューゴ。剣で受けるクリス。
村とルルを返せと言うヒューゴに、せめて自分の手で、とクリスは一騎打ちをする。
ヒューゴの攻勢をかわし、彼の喉元に剣をたてクリスは言う「お前、人を殺した事ないだろう?」
動揺したヒューゴは剣を弾かれる。次は殺す気でいくと言うクリスに、再び剣を取り、挑むヒューゴ。
その様に我慢できず2人の間に飛び出すトーマス。すんでのところで剣を止める2人。
ケンカなんかしないで、どうして仲良くできない?と訴えるトーマス。
我に返り力が抜けるヒューゴ。クリスはヒューゴの名を尋ね、そして一つだけ教えておくと語る。
自分一人倒しても別の騎士が跡を継ぐ。これは戦争。仲間を助けたければ戦で勝て。
チシャクランの長老サナと会談するジンバ。封印を解くと言うジンバにサナは呼びかける。ワイアット…と。
遺跡の扉の前に4人の謎の男女。
仮面の男、女魔術師、コートの男、そして以前クリスの家に老人に化けて行ったユーバーと呼ばれた男。
女魔術師は呪文を唱えるが扉は開かない。
簡単に世界の命運をかけた扉は開かないと言う仮面の男。「行こう、我らの待ち人は近い」
幻水3の3巻以降はまた改めて書きます
簡潔にまとめられず長くなってすみません
依頼人じゃないけど乙。
志水アキ、絵が好きなので幻想読んだけど途中で脱落したんだ。
続きも期待してます。
ああ志水アキだったのか
ちょっと読んでみよう
ゲド一行は、ハルモニア辺境軍がグラスランドへ向かうのを見る。二国間の休戦条約は今年で期限切れ。
グラスランドの危機を知らせに戻るかと聞かれ、仇を討つまで帰らないと言うアイラ。
グラスランドとの境に位置するハルモニア領カレリア。アイラはカラヤ衣装から洋服に着替える。
ゲドら12小隊に絡む14小隊。隊長デュークは先ほどの辺境軍の話をする。
神官将ササライと軍師アルベルトが、炎の運び手狩りを口実にグラスランド侵攻。
発案は“仮面の神官将”。いきなり神官将に抜擢された正体不明の男。
ゲド一行の次の目的地は虫使いの村ルビーク。
※謎の4人組の仮面の男=仮面の神官将、コートの男=アルベルト。
出発前クリスは私事で団を離れることをサロメに詫びる。クリスとナッシュを見送る5騎士とルイス。
サロメは彼らに言う。ハルモニアが動き出し、評議会もそれを察知している。
クリス不在の間に働いてもらうと言い、サロメは笑む「汚れ役は我々だけで良い」
ビュッデヒュッケ城。事情をトーマスに話すヒューゴ。トーマスも自分のことを話す。
トーマスの母はゼクセン人に間違えられてグラスランド人に殺された。そのとき彼は思った。
なぜ生まれが違うだけで人は憎しみ合うのか、どうしたらみんな仲良くなれるのか。
そして城主になった今、この城を国や身分に関係ない自由商業地にしたいのだと語る。
城外で悩むヒューゴ。そこに歴史学者アップルと生徒シーザーが通りビュッデヒュッケ城へ行きたいと言う。
グラスランドの歴史を調べる2人。アップルは50年前の戦いについて話す。
真の紋章を得た炎の英雄は、運び手を率いてハルモニアへ侵攻。
人質5千人と引き換えに英雄は捕らえられ、反乱した部族や町は焼き払われ奴隷に。
脱出した英雄はグラスランド独立を唱え、再びハルモニアと対峙。
そのさなか起こる大爆発。10日続いた炎。ハルモニア地方軍は全滅、グラスランドにも多くの死傷者が。
そして二国間で50年間の不可侵条約を結び、英雄たちは姿を消す。
大爆発は英雄が起こしたとも言われるが真相は闇。しかし彼のおかげで今のグラスランドはある。
その晩ヒューゴは考える。真の紋章の所持者は不老、炎の英雄はまだ生きているかもしれない。
強大な力……オレにそんな力があれば……。
翌日、手配書の出ているヒューゴを匿っていると評議会員とその私兵が城に押しかける。
出頭すると言うヒューゴにシーザーは逃がしてやると言う。
シーザーの策と城の者たちの協力でヒューゴは見つかることなく城を出る。
その際、兵たちの話を聞く。ハルモニアの侵攻、セフィクラン壊滅、次はチシャクラン。
一人でもいい、仲間の命を救いたいとヒューゴはチシャへ急ぐ。
城の者に協力してくれた礼を述べるトーマス。トーマスのお客様は私たちのお客様と言う門番セシル。
シーザーたちは既にいない。司書アイクは言う。デュナン統一戦争の新同盟軍の副軍師の名がアップル。
彼女は今、軍師の名門シルバーバーグ家の家庭教師。つまりシーザーはシルバーバーグの人間。
そんなにすごい人たちなのかと驚くトーマスたち。
※デュナン統一戦争とはゲーム幻水2のときの戦い。幻水3の15年前の話。
虫兵の村ルビーク、“生きる事を許された”村。今は神官将が滞在中。
アイラは村の女性イクと出会う。配給のほとんどは虫のエサ。ここでは人より虫が大事。
虫兵の青年フランツを、ハルモニアに魂を売った犬と罵る村人。フランツは訴える。
炎の英雄など助けにこない、仮面の神官将は戦功次第でルビークを二等市民にと言ってくれている、と。
そこに謎の4人組の1人、女魔術師セラが現れ内輪もめを止める。ゲドを見つめ、去るセラ。
イクはフランツを気遣うが、彼は一人にしてくれと言う。涙ぐむイク。
夜、イクの家に招かれたアイラ。ルビークは以前グラスランドだったが、50年前の戦争でハルモニア支配下に。
グラスランドのことを聞かせてと言うイクにアイラは話をする。
情報収集するゲドたち。仮面の神官将がルビークの総指揮官。虫兵は明朝チシャ侵攻のため出発。
しかし仮面の神官将はとどまり“虫使いの祭壇”へ行くという。
そこはかつて“炎の英雄の祭壇”と呼ばれていた。
ゲドのもとに黒猫が現れ喋る。これ以上我々に関わるな死ぬぞ。黒猫はセラが変化した姿。
ネズミに警告をしたと言うセラに、仮面を外し応じる神官将。その顔はササライに瓜二つ。
朝。イクはフランツを止める。なぜハルモニアのためにそこまでするのか。
フランツは言う、ルビークのためだと。昨日のことを謝るフランツに涙を流すイク。虫兵出発。
山を登り祭壇へ向かうゲド一行。ハルモニア支配下となったとき破壊されないよう祭壇の名を変えた。
岩壁に手を付いたアイラは気付く。この奥に村の仲間を殺したヤツがいる!
そこに立ちふさがる14小隊。アイラはひとり先走る。
仮面の男とセラを遺跡で発見するアイラ。仮面の男は始末しろとユーバーに命じる。
狂喜の笑みを浮かべたユーバーがアイラの首を絞める。何もできないのかと涙する彼女に剣が向けられる。
そこに割って入るゲド。ゲドは殺すなと言う仮面の男。ユーバーの強さを見たゲドは呪文を唱える。
そこに追いついたエースたち。ゲドは凄まじい雷の魔法を使う。膝をつくユーバー。
仮面の男がゲドに声をかける。辺境警備隊ごときが神官将に剣を向けるのか。
追って処分を受けろと言い、3人は去る。
戦士失格だと落ち込むアイラの横で、矢の手入れをするジャック。それを見てアイラは少し気を持ち直す。
エース、クイーン、ジョーカーはゲドの力について話をする。
真の雷の紋章の所有者――黒髪眼帯で炎の運び手の一員、もしやゲドは……。
それは本人に聞くのがスジと言うエース。
ゲドはジンバ(ワイアット)と会い、仮面の神官将のことを話す。
ハルモニアの意向ではなく独断で動いているようだ。狙いは自分たちか? ジンバは自分の封印を解くと言う。
ゲドが右手の手袋を取るとそこには真の雷の紋章が。一人で戦う、12小隊は解散すると言うゲド。
そこにエースたちが現れる。ゲドが何者でも関係ないと言う彼らを、ゲドもまた受け入れる。
ゲドたちと別れ、ジンバはひとり進む。
ダッククランでもてなしを受けるヒューゴ。外から叫び声が上がる。
熊の毛皮をまとい斧を持ちダックを捕まえて大漁だと叫ぶ大男ハレックと
それを止めようとするカマロ自由騎士団の男ムーア。何だかんだで和解。
2人は炎の英雄が復活したというチシャクランへ行くと言う。共に出発するヒューゴ。
ハルモニア軍を率いるササライとアルベルト。
ブラス城。何かを言うレオとロラン。動くのはまだ早いと言うサロメ。
大空洞。ルシアとデュパの演説。今こそグラスランドの力を示す時と武器を振り上げるカラヤとリザード。
多くの者がチシャを目指す。
幻水3続きます。
>>52で、ハルモニア神聖国を「グラスランド、ゼクセンの北側にある」と書きましたが
4巻の地図を見るとグラスランドとゼクセンの「南側」でした。
まとめ管理人さん。可能でしたら訂正お願いします。すみません。
66 :
マロン名無しさん:2012/04/29(日) 10:54:45.47 ID:B1gC4IDN
ほしゅ
67 :
マロン名無しさん:2012/05/02(水) 00:46:55.54 ID:VuEdiVkg
ほしゅ
屋上から飛び降り自殺をしようとするシーン。
A:「近づくな。近づいたら飛び込むぞ」
B:「いや、別にいいよ。好きにすれば」
A:「ほ、本当だからな」
B:「だからどうぞ」
そのうちにバランスを崩し
フェンスにしがみつく。
A:「あぶね〜。死ぬかと思ったじゃね〜か」
すまん誤爆。
70 :
まとめの人:2012/05/04(金) 19:48:04.43 ID:???
皆さんいつも乙です。ここまでまとめ済み!
>>65 直しました。幻水3懐かしいなあ
まとめの人いつも乙です
カンタレラ/氷栗 優
12巻の内容をお願いします
クリスとナッシュは巫女の村アルマ・キナンを目指す。
族長ユイリはクリスを待っていたと村に案内する。そこにいたのは巫女の少女ユン。
50年前に大爆発が予言されたのと同様に、ユンが災いの予言をしたという。
『風と炎が争ううちに五行の力を乱す者が破壊を行う』
以前の大爆発以上の災いがグラスランドを襲う、ハルモニアの侵攻もその兆しと言う。
この世の出来事はすべて精霊が導く“縁(えにし)”によると考える彼女たち。
戦争や自分の苦しみも縁の一言で済ますのかとクリスは反発し退出する。
ハルモニア侵攻を黙っていたことでナッシュを責めるが
クリスをゼクセンから引き離したかったと彼は悪びれない。
その晩、村で“魂送りの儀式”が行われる。
送り手ユンの最後の語り相手に選ばれたクリス。ユンはワイアットの話をする。
彼はシンダル族の秘法で真の紋章の力を半分封印し、その“鍵”をここ“水の祭壇”に隠した。
そして今、災いにそなえ封印を解く。その鍵を開くため今夜ユンは命を捧げる。
10日後、大空洞から続く高速路で封印の扉が開く。ワイアットはそこにいる。
ユンを止めようとするクリスだが、彼女の意志は堅い。ワイアットに会うべきと言うユンに
自分は父に捨てられたと躊躇するクリス。ユンは2人ともそっくりと笑う。
外の世界のことをユンに話すワイアットが、一番気にかけていたのがクリスのこと。
ユンは微笑む「あなたのお父様は間違いなくあなたを愛していらっしゃいます」。
クリスは涙を流し、父に会いたいとユンにすがりつく。
儀式の時間。ユイリたちが迎えにくる。
クリスはユンにひざまづき、ゼクセン流の敬意の表し方と言ってユンの手の甲にキスをする。
最後にユンは言う。ワイアットに死の予言が出ていると。クリスは娘として父を救うと宣言。
魂送りの儀式。ユンは精霊となり、雨が降り注ぐ。鍵は開かれた。
次は同胞チシャを救うと言うユイリにクリスは共に戦うと申し出る。青ざめるナッシュ。
良いのかと問うユイリにクリスは言う「これも縁というやつだろう?」。
儀式を眺める仮面の神官将、セラ、ユーバーの3人。封印が解かれるのを待つと言う仮面の男。
大空洞のシンダル遺跡と例の場所、二手に別れると言い彼らは姿を消す。
チシャに着いたヒューゴたち。そこにシーザーとアップルもいた。族長サナが現状を話す。
降伏しなければハルモニア軍1万が侵攻。対するチシャ側は村人200人。
勢力差は明らか、命を粗末にせず逃亡か降伏しろ、と意見するシーザー。
炎の英雄が現れたという噂はデマ。諦めの空気に包まれるチシャクラン。
ハルモニア軍本営。グラスランド侵攻計画をササライに説明するアルベルト。
炎の英雄もいずれ捕捉すると言う。仮面の神官将と知り合いか問われ、はぐらかすアルベルト。
ササライの副官ディオスは報告に来たフランツに、ササライからの厚意と言って軍糧を与える。
チシャにジョー軍曹とフーバーがやってくる。勝手したヒューゴを叱った後、軍曹は
カラヤ・リザード・ダックの援軍が半日で到着すると伝える。それを聞きシーザーも協力。
ヒューゴとシーザーはフーバーに乗り空から偵察。
ハルモニア軍本体は後方に控え、前線には2千程の兵。内部で揉め事。
虫の餌ではなく兵に糧を求める虫兵に、虫のオマケはわきまえろと連隊長らは見下す。
その様子に戸惑うヒューゴ。戦争のしわ寄せは弱者にくると言うシーザー。
彼が目指すのは弱者や敵にも目を配れる軍師。叔父マッシュ(※ゲーム幻水1の軍師)の言葉だ。
チシャで戦いの準備。シーザーは皆に言う。
生き延びることが最優先、どれだけ準備しても負けるときは負ける、覚悟しておけ、と。
戦い開始。虫の嫌いな草を焚き、先鋒の虫兵をおびき寄せる。
ハレックの大声量でかつての同胞ルビークの民に呼びかける
……はずが、ただ雄叫びをあげるハレック。作戦失敗。虫が放つ火の玉が村を襲う。
グラスランド人同士の戦いにヒューゴはたまらず、フーバーに乗って虫兵のもとへ向かう。
もうやめろ“カーナークラン”の戦士たち、とグラスランド時代の呼び名で呼びかけるヒューゴ。
それに対しフランツは、グラスランドも炎の英雄も我々を捨て石にしたと叫ぶ。
そのとき平原に火が上がる。真の火の紋章をかたどった炎。炎の英雄復活と見せかけるシーザーの策。
動揺する虫兵たちの態勢を立て直すため、フランツは虫兵を撤退させる。
代わってハルモニア軍が進軍。しばらくはしのぐが、勢力差の前に防壁は崩れ落ちる。
村に突撃するハルモニア騎兵。その前に単身飛び出すヒューゴ。
そのとき矢の嵐が騎兵を襲う。アルマ・キナンの援軍。ヒューゴたちはハルモニア兵と刃を交える。
自分が斬った敵兵とクリスに斬られたルルが重なり、泣きながら剣を振るうヒューゴ。
軍曹はチシャ側で戦うクリスを目にし、驚く。
カラヤやリザードの援軍到着。ハルモニア軍退却。クリスはユイリに促されチシャを去る。
軍曹に声をかけられ、自分も人を殺した、あの女と同じだと涙を流すヒューゴ。それを見つめるサナ。
ハルモニア軍本営。虫兵を粗雑に扱い、その力を活かせず敗北した連隊長を処分するササライら。
炎の英雄について、本当に復活したにしては子供だましとアルベルトは断ずる。
ササライは人払いをして、喋る鳥ドミンゲスJr.からナッシュの監視報告を聞く。
チシャ村。族長たちの話し合い。グラスランドが団結しハルモニアに対するべきと言うユイリ。
だがカラヤとリザードはゼクセンに備える必要がある上、炎の英雄なしにグラスランド統一は難しい。
サナはヒューゴに真の火の紋章を受け継いでもらいたい、ヒューゴの可能性に掛ける、と言う。
大空洞から続く高速路。ルシアに言われ、サナについていくヒューゴ。
炎の英雄も普通の人間と語るサナに、何だか知り合いみたいと言うヒューゴ。
封印を解くサナ。炎の英雄に会い、真実に向き合う勇気があるなら来るよう言う。
ヒューゴが踏み出し、転移した場所は炎の英雄の部屋。そこには彼の服と武器の棍があるのみ。
サナは炎の英雄――彼女が愛した人物――について語る。
平和な世では真の紋章は重荷。炎の英雄は紋章の力を捨て、サナと共に老いる道を選んだ。
炎の英雄はもういない。気落ちするヒューゴに、あなたが炎の英雄になるのだと言うサナ。
その意思があるなら棍を取れと言われ手を伸ばすヒューゴ。
それを制止する声。ゲドが現れ、真の紋章を受け継ぐことの重さをサナに問う。
周囲の協力があればと言うサナの言葉を否定するゲド。ヒューゴは英雄にふさわしい資質と言う彼女に
英雄などいらない、真の紋章持ちは自分とワイアットで十分と言うゲド。
炎の英雄が恋人サナにも話さなかったこと――真の五行の紋章がもたらす苦しみ
それをゲドがヒューゴに教えようとしたとき、ユーバーとセラが現れ紋章を渡せと迫る。
ゲドはサナたちを守るように、ユーバーらと対峙する。
幻水3続きます
乙!
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」をお願いします!
>>79 ありがとうございます!
面白いですね
でも主人公が成長したりとかは無いのかぁ
今のところ全くなし。
たぶん今後もないと思う。
男ヲタでやると痛々しくて見てられないのを
女キャラにしたおかげで何とか受け入れられるような漫画。
海月姫や妄想少女オタク系のような可愛いデフォルメはない。
彼氏いるんだよーと年下の子に嘘ついて自慢してたものの自爆したり
声優イベントに行って他のヲタを見て「あいつ痛すぎ」と思いつつ自爆したり
ひたすら痛々しいネタばかり続く。
完全ネタギャグ漫画だから成長とかやらないだろう。
最終回になったらいきなりやるかもしれないが。
ラヴァーズキス未解決なんだー意外
予約しとくわ
吉田秋生のラヴァーズ・キスいきます。
舞台は鎌倉。ひとつの流れを複数の人物の視点から見る物語です。まとめ下手で申し訳ない。
vol.1『悪い噂』
高校3年生の川奈里伽子は、夜明けの浜辺でサーフィンをしていた藤井朋章と出会う。
同級生の朋章は医者の息子でイケメンだが、高級マンションで毎晩悪い仲間とどんちゃん騒ぎ、女を妊娠させてパパの病院で堕ろさせた――など悪い噂ばかりの『ろくでなし』。
しかし初めて会話を交わした朋章は『思ったよりフツー』で、里伽子は意外に思う。
その後、あっという間に2人は付き合っていると噂が立ってしまい(里伽子自身もビッチで評判が悪い)、仲の悪い妹・依里子にも頭ごなしに咎められうんざりする里伽子。半ば腹いせで、「噂をホントにしちゃう気ない?」と朋章に言ってしまう。
「ウレシーなあ」などと喜んでみせた朋章だが、浜辺で会ったときとは違いその目は冷たかった。
デートは盛り上がるはずもなく、2人はとげとげしい雰囲気のままホテルへ。いざセクロスというところで、朋章は里伽子が震えていることに気づく。
「ほんとにいいのか?」と問うが、里伽子は「冷たい手――海のせいばかりじゃないね…」とだけ答える。
その後、図書室で勉強している里伽子の元へ朋章が現れる。
朋章と話しているとなぜかイライラしてしまう里伽子は、「ここじゃ迷惑になる」と言う朋章に、つい「妊娠なんて超迷惑なこと平気でさせるくせに」みたいなことを言ってしまう。
すると朋章は逆に「今度ムシャクシャしたときはバイブでもキュウリでも別なモンを使ってくれ」とバッサリ。
朋章は本気で怒っていた。思いの外ショックを受け、やけ酒しながら泣く里伽子。
そこへ偶然朋章が通りがかる。里伽子は酔った勢いで「この間はごめんなさい!」と謝りに。
里伽子が泥酔しているとわかり介抱する朋章。里伽子の親友の尾崎美樹に「酒屋の娘なんだから飲み方ぐらい教えてやれ」
と言うが、美樹は険しい顔で「うっせーんだよ、てめーなんかそこのメス犬のケツでも撫でてな!」と凄む。
どうやら知り合いらしい2人。
結局、具合が悪くなった里伽子は朋章が抱えて連れて行った。それを複雑な表情で見送る美樹。
朋章宅のベッドに寝かされた里伽子は、
「藤井くん、どうしてわかったの。あたしほんとは怖くて…」
とうわごとのように言って眠りについた。
目覚めた里伽子は何も覚えていなかった。そこで朋章が高級マンションなどではなく伯母の古いマンションで暮らしていること、
実家からは援助を受けずバイトで生計を立てていることを聞かされて驚く。
「あんまり自分を粗末に扱うなよ」朋章はそう言い残してバイトに出かけていった。
なんとなく朋章と顔を合わせづらくなった里伽子。
あるとき、子供の頃に同じピアノ教室に通っていた後輩・鷺沢高尾が朋章と親しそうに話しているのを目撃。
自分自身に戸惑いながらも「藤井くんのバイト先なんて…知らないよね?」と高尾に訊く。
が、「…知りませんけど」と言われ「変なこと聞いてごめんなさい」と慌てて去っていく。
――もう二度とだれかと恋をすることなどないと思っていた。今日この時までは。
ここまで川奈里伽子視点。次から鷺沢高尾視点です。
ごめん間違った、まだ里伽子視点だ。
vol.2『冷たい月』
泊まった日に借りたタオルを未だ返せずにいる里伽子。返してしまえば関係が終わってしまう。
そんな折、高尾が朋章のバイト先がわかったと教えてくれた。
――いつまでも引き伸ばしていても仕方ない、結果が同じなら、もう終わらせてしまおう。
一方朋章は、里伽子のことを「笑っているのにちっとも楽しそうじゃない」とバイト仲間に語る。
バイト仲間は静かに笑って「なんだ、それじゃ昔のお前じゃん」
朋章のバイト先に現れた里伽子。「この間はありがとう…それからごめんなさい」
という言葉に、朋章は「俺もヒドイこと言ったからおあいこ、チャラにしようぜ」と背を向ける。
出会い方が悪かったんだ、諦めよう、と里伽子は自分に言い聞かせた。
そんなある日、依里子の友人・緒方篤志が里伽子を訪ねて教室に来た。
そこで突然、朋章が学校を辞めるという話を聞かされショックを受ける里伽子。
美樹に「ちゃんとほんとの気持ち伝えた方がいいよ」と背中を押され、朋章の自宅に行ってみることに。
伯母さんを彼女と勘違いし去っていく里伽子を追いかける朋章。里伽子は夜の浜辺にいた。
「夜の海は引き込まれてしまいそうになる」と言う里伽子に「俺は本当に引き込まれてしまったことがある」と朋章。
「そんな夜にサーフィンなんかしたの?」
「いや、入水自殺」
朋章の言葉は波の音にかき消され里伽子の耳には届かなかった。
朋章の自宅に戻る2人。朋章は、夏に学校を辞めて小笠原諸島に行くと言う。
理由を訊かれると「家にはいられないから」ときっぱり。
その切羽詰まった響きに里伽子はそれ以上追及することができなかった。
「強いなあ…藤井くんは」と、里伽子は自分自身のことを話し始める。
小さい頃から『いい子』だった里伽子。高校に入って好きな人ができ、いざセクロスというところで彼氏の手が冷たいことに凍りついた。
里伽子は小学生の頃、担任にいたずらされたことがあり、その手がとても冷たかったことからトラウマになっていたのだ。
先生に嫌われたくなくて拒絶できなかったという里伽子。
そのときもやはり、本当は怖くて仕方なかったが彼氏に嫌われたくなくて言えなかった。
人の顔色をうかがってばかりの自分が嫌でたまらない、と里伽子は涙を流す。
「俺の手は…まだ冷たい?でもこうしてると、どんどんぬくもってくるだろ」
朋章は里伽子を抱きしめる。「もう1人で泣くな」
2人は初めて愛のあるセクロスをする。そしてそこから急速に親しくなっていった。
里伽子にとって、それまでが嘘のように毎日が輝いて見えた。
7月。いよいよ別れのとき。江ノ島でデートする2人。
行かないでと言いそうになる気持ちを抑え、「…いつか話して。話せるようになったらでいい」と抱きつく里伽子。
「…きっと来いよ、夏休みに。待ってるからな」とキスをする朋章。
駅のホームで朋章を見送る里伽子。反対側のホームにはなぜか高尾と緒方の姿もある。
笑顔で別れる2人。だが里伽子は涙が止まらない。
――泣くもんか、泣くもんか。遠ざかる電車から目をそらして、思い切り夏の最初の風を吸い込んだ。
ここまで川奈里伽子視点。次から鷺沢高尾視点です。
おつ。
真面目な話を真面目に書いてんのに、「セクロス」で笑った
なぜそこだけふざけるw
ラバキス続きいきます。アッー要素あるので注意。
vol.3『Je te veux』
中学時代、高尾は朋章と同じバスケ部だった。仲の良い先輩後輩だった2人。
顔よし頭よし性格よし金持ちとスーパー中学生だった朋章だが、
いつからか暗い表情をするようになり、高校入学時にはすっかり荒んでいた。
高尾は今も朋章のバイト先に顔を出したりとそこそこ親しくはしているが、
なぜ朋章が「いかにもタラシって感じで好かんわ」と、
後輩・緒方篤志に言われるような男に変わってしまったのががわからない。
あるとき、高尾は朋章が工事現場で汗を流しているのを見かけて驚く。
「俺ビンボーなのよ」と笑いながらウーロン茶を飲む朋章。
その上下する喉や汗ばんだ肌からなぜか目をそらしてしまう高尾。
色んな話をしているうちに、平和だった中学時代に戻ったような錯覚を覚える。
だが噂通りの悪い男に見えることもある。一体どれが本当の朋章なのか。
――鷺沢、知りたい?俺のこと。教えてやるよ。
そう言って朋章は高尾にキスをした。
というところで目が覚める高尾。お約束の夢精付きでムンク状態。
その日、妙に意識してしまう高尾だが、冷静を装って朋章と雑談。
すると里伽子に声をかけられる。「藤井くんのバイト先なんて…知らないよね?」
高尾は咄嗟にこう答えてしまう。「…知りませんけど」
里伽子が去った後、なぜ嘘をつくのかと緒方に責められ「お前に関係ないだろ!」と怒る高尾。
「そんなに好きなんですか?」という問いに、朋章への恋心を自覚する。
里伽子に嫉妬する自分が嫌になり、高尾は結局バイト先のことを教えた。
本当に里伽子が来たので隠れる高尾(『冷たい月』で里伽子が来たとき高尾もいたってこと)
足早に去っていく里伽子を見て(変わってないなあ、りかこちゃん)と幼い頃を思い出す。
りかこちゃんは緊張してたり気になることがあると、決まって早足になる癖があった。
ある日、音楽室でピアノの練習をしていると、朋章がひょっこりと現れる。
なんか弾いてーと言われ色々弾いていると、ドビュッシーの『月の光』を聴いて
「…月の光って、人を狂わせるよな」とぽつりと呟く朋章に高尾は心を奪われる。
次の『Je te veux』を「何て意味?」と不意に問われ、一瞬言葉に詰まってしまう高尾。
「…あなたが、"あなたが、欲しい"」
と、そこへ緒方が現れた。
――あっ、なんてこった、サイアクだ。
vol.4『好きやねん』
高尾の動揺には気づかなかった様子の朋章。ほっとしたのもつかの間、
緒方がいきなり「女妊娠させて親の病院で中絶させたってホンマですか?」
などとぶっ込んで高尾びっくり。だが朋章は顔色ひとつ変えず、
「おろしたのは親父の病院じゃない、残念ながらそこまでドラマチックじゃねえよ」
と言って去っていく。
激しく緒方をなじる高尾。そんな高尾の様子を見た緒方は、「…あいつなんやな」
と、高尾が朋章を好きだということを言い当ててしまう。
答えられずにいる高尾に予想外の展開が。「好きなんや、あんたが」
まさかのウホッ2連発。緒方もまた高尾に恋心を抱いていた。
高尾が里伽子を好きなら諦めようと思っていたが、朋章相手なら話は別と言う緒方。
物怖じしない性格の緒方と話すのは結構楽しいと思う高尾。
だがお互いの気持ちに気づいてしまった後も、今まで通りでいられるんだろうか。
朋章の自宅を訪れた高尾。手料理にwktkしたり楽しんでいるところでチャイムが鳴った。
「ともちゃん…いるんでしょう」女の声に慌てて帰ろうとする高尾だが、
朋章は「おふくろだ」と言って固い表情で引き止める。
応答もせず、ドアガチャの音が止むまで微動だにしない朋章。恐怖に近い緊張が伝わる。
母親なのになぜ?と疑問を抱く高尾だが、朋章は「うち過保護でさ〜」
とか言って誤魔化そうとしていたので、あえて誤魔化されたふりをした。
そんなある日、高尾と緒方は、朋章のバイト仲間の寛と美樹の兄・光良の話を聞いてしまい、
朋章が学校を辞めることを知る。同時に、2年前に稲村の海で入水自殺未遂をしたことも。
寛と光良が助けなければ朋章はおそらく死んでいたという。
ボンボンの気まぐれの狂言やないんですか、とドライな緒方。
しかし満月だったと聞いた高尾は、満月の稲村は狂言で入っていけるような海ではないと言う。
その後月日は過ぎ、朋章は里伽子と親しくなっていった。
緒方のように告白はできなかったけど、一緒に過ごした時間は宝物だと思う高尾。
そして旅立ちの日、ホームのベンチに座る高尾。依里子から聞いたので今日で間違いないと言う緒方。
「命捨ててまで断ち切りたい思うもんがあったんや、せめて気持ちよく見送ってあげまひょ」
いつの間にか訳知り顔の緒方にあれっと思う高尾。そこへ朋章と里伽子が現れた。
幸せそうに見つめ合う2人を見て、静かに涙を流す高尾。
里伽子は涙をこらえながら早足で歩いていく。緒方は高尾にそっとキスをした。
涙に濡れた高尾にタオルを差し出す緒方。
高尾はデジャブを感じ「どこかで会ってない?」と緒方に尋ねる。
「やっと思い出してくれはった」と嬉しそうな緒方。緒方が中学生の頃、2人は出会っていた。
水飲み場で顔を洗った高尾にタオルを貸した緒方。
そのとき、「ありがとう」と言った高尾の笑顔が忘れられなくて、好きになってしまったという。
もうダメだと思ったけど、好きなもんはしゃあないという緒方の言葉に納得する高尾。
朋章に手紙を書こう、緒方とももっと話してみようと思う高尾。
セミの声に夏を感じ、2人がわちゃわちゃやってエンド。
ここまで鷺沢高尾視点。次から川奈依里子(里伽子の妹)視点です。
やっぱ好っきゃねーん♪やっぱ好っきゃねえええーん♪
くーやしいけどあかぁん
あんたよう忘れられん
あきのアルオスメンテお願いします
94 :
マロン名無しさん:2012/05/27(日) 06:13:13.50 ID:RFlW9s4b
ほしゅ
ほしゅ
96 :
マロン名無しさん:2012/06/02(土) 07:42:46.37 ID:nRybByUO
ほしゅ
王家の紋章お願いします
「海賊姫〜キャプテン・ローズの冒険〜」をお願いします
99 :
マロン名無しさん:2012/06/05(火) 20:43:25.26 ID:tF0HoSAf
大山 和栄 赫い花、都わすれと
のがみけい 芥子の花お願いします。
100 :
マロン名無しさん:2012/06/12(火) 18:22:08.02 ID:WC0DdTSM
ほしゅ
仮面ライダー龍騎と電王お願いします。
>>101 漫画家の名前くらい書いたほうがいんじゃね
つうか漫画化されてんの?聞いたことねーぞ
104 :
マロン名無しさん:2012/06/21(木) 19:59:20.73 ID:8vje2twd
ほしゅ
「クロノクルセイド」が途中で終わってしまっているので続きをお願いいたします
最初から書き直してもらってもかまわないです
ほしゅ
107 :
マロン名無しさん:2012/07/04(水) 07:57:42.55 ID:r0HW/nv9
ほしゅ
30年前にマーガレットに掲載されていた「いとうもも」先生の作品知っている人いますか?
出してるコミックは…
「ぼくの部屋へようこそ」/マーガレットコミックス
「1歩だけあなたへ…」/マーガレットコミックス
「りんご箱通信」/マーガレットレインボーコミックス
おおまかな粗筋だけでも分かったら教えてください
ドロヘドロ
2005年までの展開がまとめにありますが
以降の補完をお願いします
ドロヘドロねーあれはおもしろいぞー
111 :
マロン名無しさん:2012/07/18(水) 04:17:30.76 ID:HcvV82Dc
ほしゅ
誘導されたから一応書いておきます
少女漫画作品捜索願スレ721さんへ
あのスレの710です。
做藤ナツミ「ミラクルリボンのおまじない」あらすじ
(ネタバレ含むので注意)
校舎裏の木に恋の願いを書いたリボンを結ぶと叶うというジンクスがあるが
今は禁止されていて風紀委員が毎回リボンを回収している。
風紀委員の上遠野は特にこのジンクスを嫌っていて厳しく取り締まっている
同じく風紀委員のヒロインつばめはそんな彼が好き。
でもつばめはみんなの想いを無碍にするような風紀活動に非常に罪悪感を抱いており
誰にも見つからないようにこっそりと回収したリボンを見つかりにくいところに結び直している。
ある日なりゆきで上遠野と一緒に帰ることになり、立ち寄ったショップで
「これが似合う」とリボンを見立ててもらう
翌日、そのリボンを付けてジンクスのリボンの回収作業をしていると
回収をやめろと詰め寄った女子たちに囲まれてしまう
つばめは結び直したリボンを見せて女子たちを納得させるが、そこに上遠野が現れ
風紀の資格はないからもう辞めろと突き放される。
泣きながらその場から走り去るが、彼に見立ててもらったリボンを見て
やっぱり好きだ、告白しよう!と誰もいなくなった木に戻って告白を書いたリボンを結び
「上遠野のバカー!でも大好きだー!」と叫ぶ。
ところが木の上に上遠野がいて聞かれてしまう。
ちょっと来い、と木のてっぺんに連れてこられ、見せられたのは
つばめへの告白が書かれた上遠野のリボン。
実はずっと前に上遠野もこのジンクスを実行したが全然かなわなかったので
腹いせで取り締まりをしていたのだった。
以上です
113 :
マロン名無しさん:2012/07/21(土) 06:36:28.09 ID:SLxJAqxn
これだけ読むと上遠野って子はただのやな奴に見えるんだが・・・w
114 :
マロン名無しさん:2012/07/25(水) 07:35:04.02 ID:QXtQfj9l
ほしゅ
115 :
マロン名無しさん:2012/07/28(土) 00:11:32.19 ID:UDj0jDjp
ほしゅ
116 :
マロン名無しさん:2012/08/02(木) 17:17:19.06 ID:aSU7WKUD
『アンダーザローズ 春の賛歌』の番外編として「ウィリアム君」が
掲載されたそうですが、ご覧になった方いますか?
是非詳しく内容を知りたいです。
「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」と
「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン(続)」をお願いします。
119 :
マロン名無しさん:2012/08/10(金) 07:47:56.69 ID:vpu0kRhC
ほしゅ
120 :
マロン名無しさん:2012/08/11(土) 01:00:10.54 ID:9ZIMSB02
作品名『鉄人指令Z』作者『棚下照生』1960年頃少年画報に
連載された作品ですが最後どうなったか知ってる方がおられたら…
タイトルから予想される通り『28号』まんまみたいなお話です
操縦器で動いていたのが ギャングのボスの脳を組み込んだ
頭部に換装して……その先がわかりません
当時雑誌とか定期的に買ってもらえず中抜けや最終回知らずも
結構あったのですがこの作品はなぜかいまだに気になりまして…
よろしくお願いします
還暦くらいの方でしょうか
同じ趣味の年長者に協力したい気持ちは山々だけど、
ちょっと前まで国立国会図書館の近くにすんでたから
収集してる雑誌バックナンバーを参照するとかで協力できたんですが
引っ越しちゃったからなぁ
還暦くらいの方でしょうか
同じ趣味の年長者に協力したい気持ちは山々だけど、
ちょっと前まで国立国会図書館の近くにすんでたから
収集してる雑誌バックナンバーを参照するとかで協力できたんですが
引っ越しちゃったからなぁ
おん 二重カキコしてしまった
124 :
マロン名無しさん:2012/08/11(土) 07:12:59.96 ID:9ZIMSB02
121さん 還暦くらいの名無しです
国立国会図書館…自分で探ってみる道もあるんですね
ありがとうございました
125 :
マロン名無しさん:2012/08/16(木) 13:06:00.55 ID:+9DMnopT
ほしゅ
126 :
マロン名無しさん:2012/08/20(月) 13:29:19.28 ID:zcdOExZE
ほしゅ
山岸涼子の「白い部屋のふたり」をおねがいします
>>109 当時書いたものです。
久々にスレ見たら続きリクがあったので溜めてた分を投下
ニカイドウの誘拐に巻き込まれ、煙に監禁されたカスカベ博士たち。
だがカスカベ博士と心が知り合いだったことで、一行は助け出される。
(心はホール生まれのハーフで、身体の問題で魔法が使えなかったところをカスカベが助けた)
博士たちは今のニカイドウの惨状をカイマンに知らせるため、
カスカベの妻だった魔法使いの家へと向かう。
だが家屋は荒らされ、中には十字目組織のチンピラがたむろしていた。
襲いかかる敵から逃げ回る博士たちに、心と能居が駆けつける。
魔法使いの弱点を熟知している十字目に、心も能井も苦戦するがなんとか撃退。
チンピラの暴走で家屋が炎上する。炎の中で、彼らが崇拝する十字目ボス(の人形)の
顔を見たカスカベは、その正体を掴む為にホールに戻る。
なお悪魔になっていた奥さんとも再会できました。めでたしめでたし
彼はカスカベの元患者だった。
ただの人間だった男"アイくん"は、魔法使いになることを願っていた。
そして魔法使いになれたとカスカベに報告して姿を消す。
次に会ったのは彼の葬式。カスカベも彼の死体を確認したはずだった。
しかし、彼の墓を掘り返すと、そこに在るべき死体は影も形も無くなっており…
一方、栗鼠は行方不明の会川のことを諦め、十字目のアジトに向かう。
ボス不在の組織は弱体化しており、かつての幹部たちは極貧生活を強いられていた。
彼らのリーダー「毒蛾」にケンカを売る栗鼠だったが、あっさり返り討ち。
だが毒蛾は栗鼠を殺さずに拘束、その様子から栗鼠は仇が十字目組織の人間だと確信する。
暇つぶしに昔を思い出す栗鼠。
魔法使いが出すケムリの量には個人差があり、栗鼠は生まれつき全くケムリが出せなかった。
そんな栗鼠が、魔法使いの落ちこぼれが集まる十字目組織に入ったのは必然だったといえる。
だが「黒い粉」も自分には効果が無く、栗鼠は組織で稼いだ金で魔法学校へ行く。
学校の授業もまるで役に立たなかったが、栗鼠はそこで親友「会川」と出会ったのだ。
130 :
ドロヘドロ:2012/08/29(水) 03:00:27.09 ID:???
一方、カイマンはバイト先の店長と協力し、煙の屋敷に潜入。
運良く一人でいたニカイドウと会う事ができたが、
契約の力で洗脳状態になっていた彼女と戦うハメになる。
手を出せず、一方的にやられるカイマン。二人の戦いは光も差さぬ地下へ。
やむなくナイフを手に取ったカイマンを、激しい頭痛が襲う。
苦しみ呻くカイマン。暗闇の中で、鏡に映った男が呟く。
(…また殺すのか? 仲間を。友を。)
そして追撃の為に地下へと降り立ったニカイドウは、
暗闇の中で何者かに背中を切り裂かれた。
駆けつけたアスはニカイドウを治療。傷口からはパートナーの契約書が出てきた。
正気に戻ったニカイドウは、気を失っていたカイマンを発見する。
「ニカイドウ…? お前が、魔法使いなら・・・!」その頭に噛り付くカイマン。
(お前は違う)返ってきたのはいつもの言葉。
だがカイマン達は初めて「口の中の男」が栗鼠と瓜二つの姿であることを知る。
騒ぎを聞きつけた煙から逃げるため、アスは二人を遠くの街までワープさせ、
たまたま居合わせた鳥太をニカイドウの姿に変身させて誤魔化すのだった。
結局、地下からはニカイドウを斬り付けた男は見つからなかった、
ニカイドウが一瞬見た顔はトカゲ頭では無かったものの、
正体不明のカイマンにニカイドウを託したことに、アスは一抹の不安を覚える。
だがアスに彼女を守ることは出来ない。
より高位の悪魔に、自分の行動を知られたのだから。
ニカイドウに化けた鳥太にすっかり騙されてしまう煙。
鳥太は鳥太で、自分に優しい煙にすっかり良い気分になってたり。
そして、ひょんなことから記憶を取り戻した恵比寿はファミリーを出て自分の家に帰るが…
カイマンとニカイドウ。
突然二人きりにされ、気まずい雰囲気に包まれる。
「…お前、スゲェ魔法使いなんだってな。」
『…別に、ただ珍しいってだけさ。』
「なんでホールで人間のフリなんてしてやがったんだ?」
『私の魔法のせいで、友達をなくしてしまったから』
「友達を?」
『私の魔法はとても危険なものなんだ。だからもう使わない。
私の魔法を目当てにした、煙のようなヤツからも逃げたかった。
だからホールへ行ったんだ。』
『私は人間になりたかった。』
132 :
ドロヘドロ:2012/08/29(水) 03:02:44.02 ID:???
「…なんでオレに手を貸した、なんでだ!?」
『人間を練習台として使う魔法使いたちと戦えば、
心の底から本当のホールの人間になれると思った。
それに… お前と、本当の友達になれると思ったから』
「オレは昔の記憶が無いんだぞ!顔もこんなだし、
オレが本当はどんな人間かわからなくても、お前はそれでいいのか!?」
『お前はどうだ。やっぱり私が魔法使いじゃ、ダメか?』
「ま・・・あ、魔法を使わないなら魔法使いじゃねェだろ?
それに魔法使いにもイイ奴いるしよ。
お前が魔法を使わないって約束できれば、だが。」
『約束する。』
「じゃあずっと、オレのダチだ。」
『本当のお前がどんなヤツであっても、私たちは友達だ!』
「おう!」
仲直りして、休息を取る二人。
ふと目を覚ましたカイマンは、最近使ってなかったはずのナイフが、
いつの間にか血まみれになっていることに首を傾げるのであった。
煙とニカイドウのパートナー契約は二人が近づけば復活してしまうため
二人は周囲の目を避けつつ、栗鼠がいるであろう十字目のアジトを探す。
道中でカイマンを十字目と勘違いした下っ端・夏木が付いてきたり。
そしてカイマンは、誘われるように寂れた廃校へと辿り着く。
二人を残し、強烈な頭痛に堪えながら廃校を調べるカイマン。
名簿に残されていた栗鼠の写真を目にした途端、カイマンの意識は飛んだ。
大きな包みを抱えた大柄な男。男が包みを破ると、そこには変わり果てた栗鼠の姿。
栗鼠の身体から大量のケムリが立ち上る。ケムリは人の姿に変わり・・・
狂乱状態で顔のウロコを引き剥がすカイマン。
ニカイドウが発見したときには、彼はボロボロの頭で気絶していた。
「オレ、この学校に通ってたんだ。そしてここで栗鼠と出会ったんだ。でも…でも…
オレは一体何者なんだ? オレ、オレの中に何か、すごく恐ろしいものを感じるんだ。
ニカイドウ、お前の事も傷つけるかもしれないよ。
そんなことになったらオレは…」
『…大丈夫だよ』
過去に怯えるカイマンを、ニカイドウは優しく抱きしめる。
いつの間にかカイマンの目にあった十字模様は消えていた。
傷だらけの頭を治療用のマスクで覆い、元気が無く塞ぎこんだままのカイマン。
煙の部下と交戦しても役立たず。
「わからないんだ。ナイフを持ったら、お前らまで斬ってしまいそうで…」
134 :
ドロヘドロ:2012/08/29(水) 03:06:07.21 ID:???
ようやく十字目のアジトがある街に到着。
ひとまず一泊してからアジトを探すことにする。
相変わらず元気の無いカイマンに、ニカイドウはとある提案を持ちかける。
『なぁカイマン。もし記憶が全て戻ったら、
お前は十字目としてこの世界で暮らすのかな。
・・・ずっと言おうと思ってたんだ。
お前が顔も記憶も元通りに戻ったら、
私の店を手伝ってくれないか。』
笑って頷くカイマン。
『本当は全部片付いてから言うつもりだったんだが、
なんだか、今言わなきゃいけないような気がして…』
ニカイドウの予感は当たっていた。
それが、カイマンと話した最後の夜となったからだ。
その二日前、アスは上級悪魔の拷問の末、
悪魔になる前の魔法使い『川尻』へと戻されていた。
そのせいで鳥太にかかっていた変身魔法も解けてしまい、
煙にニカイドウの逃亡を知られていたのである。
連投回避
煙の襲撃。相手の体内からキノコを生やす煙の攻撃の前には
魔法の効かないカイマンであっても手も足もでなかった。
カイマンは臓物をはみ出しながらも、
ニカイドウを助けるために戦うが、力尽きてしまう。
カイマン自身気付かなかったが、いつの間にか
その頭はトカゲではなく、人間のものに変わっていた。
(同時期に彼にトカゲ化の魔法をかけた恵比寿が死んだため)
カイマンの全身からケムリが噴き出す。それは栗鼠の姿を取り、呟く。
【さらばだ会川。お前は俺に殺される前に、他の奴に殺されてしまった…】
煙の激しい攻撃で、建物は崩れ落ちてしまった。
心と能井がかけつけるが、既に戦いの後。
そこで二人は、切り落とされたトカゲの首を見つける。
一方、本物のカイマンは川尻の瞬間移動の魔法によって助け出されていた。
(跡地に残ったトカゲの首は、カイマンが以前に心との戦いで斬り落とされて、)
(行方不明になった首だと思われる。何故こんなところにあるかは不明。)
だがカイマンの心臓はもう動いていない。
無意味だと思いつつも、カイマンの死体を抱えてその場から離れる川尻。
だが彼自身もボロボロの身体であり、限界が訪れて意識を失う。
ニカイドウの店…
「もういいんだ。自分が誰かなんて…思い出さない方がいいんだ…」
ニカイドウを手伝うカイマン。ふと気づけば、
血塗れのナイフを握っており、傍らには死体が転がっていた。
首の無い男と、カイマンだった男が向かい合っている。
「嫌な夢を見た…誰かを殺す夢だ…
俺の大切な人…前にも同じようなことが…」
「なんだって? 俺の名前?…なんだっけ」
栗鼠の顔が浮かぶ
「やめろ!」
(すげーことがわかったんだ。お前だけに教えてやるよ)
「栗鼠!ダメだ!」
切り落とされた栗鼠の生首に、ニカイドウの笑顔が重なる…
「オレをこのまま…死なせてくれ…」
何者かに治療されて目覚めた川尻、
そして目の前のマスクを被った男に尋ねる。
「私を介抱してくれたのか、おまえは一体…?」
「会川ってんだ。ヨロシクな。」
さらに連投回避
ああダメだ回避できない
追加の登場人物が〜
以上ドロヘドロ7〜11巻中盤でした
現在は16巻まで出ていますので
暇があったら続き書くつもりです
乙です。
12巻くらいまで買ってたなあ
>>134の「店をずっと手伝ってくれ」っていう提案のとき
ニカイドウがちょっと顔赤くしてるから
ちょっとプロポーズっぽい雰囲気があった気がする
手元にコミックス現物無いから確認できないけど
【カスカベ博士とアイ・コールマン】
約20年前、妻と別れたばかりのカスカベは、
魔法被害者の病院で一人働きながら、魔法使いの研究を続けていた。
そんなある日、カスカベの本を読んだ少年アイが訪れる。
「どうすれば魔法使いになれる?」
人間と魔法使いは身体の構造がまるで違う、不可能だと返すカスカベ。
だがアイは何度も病院を訪れ、いつしかカスカベの助手として働くようになる。
一年ほど経ち、いつもの魔法使いの死体回収で、
アイは廃物湖へと落ちた魔法使いを引き上げようとして重症を負う。
瀕死のアイの頼みで、カスカベは彼が密かに進めていた研究を任される。
それは魔法使いの身体の移植手術だった。
カスカベは無意味と思いながらも手術を完遂。そしてアイは息を吹き返す。
アイの治療を続けて半年以上が経ち、やがて歩けるまでに回復した。
「俺、あの湖に落ちた時、からだにまとわりつくドロと臭ぇヘドロの中で
この歪んだホールそのものになったような気がした。
そして、そこから這い出たとき、俺はきっと生まれ変わったんだ。
カスカベ先生。俺、魔法使いになったよ。」
散歩に行ったアイは、その翌日に死体となって発見された。
死因は急激な変化による気道の圧迫。ホールに来る魔法使いの仕業と判断された。
死体の顔はドブにさらされ、無残なものだった。
カスカベも立ち会い、アイの埋葬は行われた。
【恵比寿の死】
いつもの煙のビジネス試作品により、記憶を取り戻した恵比寿は
両親が待っているだろう自分の家へと帰る。
裕福だった家庭。だが家は自分のコピー人形に支配されていた。
生き残っていた乳母から、コピー人形は、
娘の行方不明に絶望した両親が悪人に騙されて作られたもので、
その凶暴さに手がつけられず、両親は既に家から去ってしまったという。
恵比寿はコピーに立ち向かうも、一瞬の油断で殺されてしまう。
恵比寿を追ってきた藤田が黒い粉を使ってコピーを倒すが、
このことでカイマンにかかったトカゲ化魔法が解ける。
その後、恵比寿は煙ファミリーに連れ戻され、キクラゲの魔法で生き返るが、
色々と不完全だったので恵比寿はまた頭のおかしい娘に戻る。
【ニカイドウの過去】
親切な夫婦に拾われ、兄の川尻、姉の八雲と共に育ったニカイドウ。
幼いニカイドウは自分の魔法が時間操作だと知らず、
川で拾われるはずだった八雲の運命を、拾われずに死んだものに変えてしまう。
ニカイドウは何度も魔法を使うが、正確な時間に戻ることができず、
結果、孤児の集まりだったニカイドウの家族は無かったことになってしまう。
その後、異なる運命を辿った川尻を見つけ窮地を救ったことで、
恩人として感謝されるようになるが、ニカイドウの心中は複雑である。
登場人物追加
■川尻
ニカイドウの仲間の魔法使い。元は家族だったことはまだ知らない。
裏切り行為がバレて悪魔から魔法使いに戻される。使用魔法は瞬間移動。
■悪魔ハル (春日部)
元はカスカベの妻の魔法使い。使用魔法は不明。
なおカスカベ博士の本名はヘイズだが、今は妻の名前を使っている。
悪魔は劇中でのチート存在だが、夫への想いは変わらないのかアイくん探しに付き合うことに。
■毒蛾
十字目ボスの側近達の中ではリーダー格。
栗鼠の秘密やボスの行方など過去のことを多少把握している。
■鉄条、佐治、豚、牛島田、
十字目ボスの側近の4人。魔法は使えないが相応の実力者揃い。
毒蛾ほどには過去の事件に関わっていない。
■アイ・コールマン
カスカベの元助手で元患者の少年。無謀と思われた魔法使いからの移植手術から回復したが、
その後に死亡。だがこの時点では墓の死体が行方不明。
>>141 酒のせいもあるけど赤くなってるね。
あの場面は様子のおかしいカイマンを心配してたせいもあるかと。
まあ二人見てるともう結婚しろ!って感じだが。
犬僕が知りたい
買う気起きないが、リリちよは結局はらまされたの?
正式名称も作者の名前も書かずお願いしますの一言もなしか
まとめサイト管理人さんもこんなのでWiki編集させられて大変だな
リクエストにあった「少年はその時群青の風をみたか?」を
書き込んでもよろしいでしょうか?
メモ帳にまとめましたが、長いです。
登場人物
シャーロック・ホームズ
稀代の名探偵にして、ケンジントン高校(男子校)の学生。無表情だが、情に厚くツンデレな性格。
意外と大雑把で同室のラウールのシャツを借りパクする事もある。同級生らが雑魚に見えている。
アルセーヌ・ルパン(ラウール・ダンドレジー)
大怪盗。昼間はシャーロックの同級生&寮の同室者ラウール・ダンドレジーとして過ごしている。
軟派な性格で、泥棒稼業の最中でも女性を口説く事を忘れない。人を驚かすのが大好きな根っからのお祭り男。
同級生らがカモに見えている。
モーリス・ルブラン
小説家志望で「ホームズ&ダンドレジーファンクラブ」の会長を務める少年。
ラウールの正体を知らずに、無邪気に「ルパン対ホームズ」の演劇にルパン役で出演させる。
その結果、ルパンの正体を知ってしまうが、以降も彼らの良き友人であり続ける。
エドガー・ニールセン
貧民救済のボランティアに青春を捧げ、医者を志す繊細な少年。子爵にして陸軍大臣の一人息子。
ジェームズ・モリアーティ
新任の数学教師。中性的な容姿と、穏やかな物腰で学校中の人気者になる。エドガーの良き相談役となるが・・・
ジル・アンダスン
ラウールが公園で出会った少女。
貧民街に在りながら、贅沢な暮らしをしている。身体が弱く、人形だけを友だちとしていた。
ジョン・アンダスン
3流のコソ泥。娘の為に盗みを働いては、部屋を飾り立てていた。
「少年はその時群青の風をみたか?」酒井美詠子
1・
19世紀の倫敦、
そこでは毎晩、ルパンとホームズ率いるスコットランドヤードの攻防が繰り広げられていた。
そして日中、新興の成金男子校・ケンジントン高校で、二人は何食わぬ顔で同級生として過ごしていた。
クールなシャーロックと派手好きなラウール。
モーリスなどの友人には正体を知られつつも、二人は学校中の人気者として二つの生活を楽しんでいた。
彼らの友人、エドガーの口癖は「群青の風が見えたら何かが変わる気がする」
心優しいエドガーは、厳しい父親が押し付ける進路に悩んでいた。
そんな折り、彼は新任の教師、モリアーティーと意気投合し、何かと相談をする仲になる。
一方、ルパンの元には謎の手紙が届いたり、先回りでお宝が盗まれた挙句に被害者が殺されたりと
不穏な事がおき始める。
そして、エドガーが心を砕いていた救貧院が放火により焼失。
残された手紙の特徴から、ホームズは「一連の出来事はルパンにあてつけている奴と同じだ」と推理する。
すっかり消耗したエドガーを彼の父親が強引に連れ戻しに来た。
学校の成績が酷いとモリアーティーに吹き込まれ
「医者など言語道断、軍隊に入れる」と大変な剣幕で宣言する父親。
医者どころか、人殺しをする軍人にさせられる・・・
あまりのショックにパニックになったエドガーを見て、シャーロックとラウールはモリアーティーに詰め寄る。
「心理学のサンプルとして、エドガーで精神破壊の実験をしたまで」
「同じ犯罪者として、ルパンに一泡吹かせる為」と哄笑して、去るモリアーティ。
二人は、壊れてゆくエドガーを見守ることしか出来なかった。
2・
あの日以来、泥棒稼業も出来ずに公園でボケっとしていたラウールは、ジルと名乗る少女に出会う。
貧民街の家に住みながら、豪華な服に豪華な調度品。
不自然に感じたラウールに、ホームズは彼女の父親、ジョンの正体を教える。
その頃、モリアーティーは次のターゲット「聖エドワーズの王冠」を盗み出す算段をしていた。
彼の盗み方は、自分は表舞台に出ずに他者に実行させるというもの。
今回の捨て駒として選ばれたのは、ジョンだった・・・
それを知った二人はジルの元に駆けつけ、体の弱いジルが高熱で倒れているのを発見する。
父親の正体を知っていたジル。
しかし、彼女は「大事なのはお父様が他人にどう見えるかじゃない。どういう人間かってことだもの!」と叫び
ラウールとホームズの心をかき乱す。
その言葉に自身のアイデンティティを取り戻したルパンは、颯爽と王冠を盗み出し、華麗な復活を遂げた。
3・
クリスマスも近づいたある冬の日、ラウール達は心を閉ざしたエドガーが、所領に連れ帰される事を知らされる。
彼の日記によく登場しているお気に入りの「群青の風」という絵を見たら、症状が良くなるかもしれないと
考えた二人は早速、絵を盗みに行く。
しかし、ギャラリーに先回りしていたモリアーティーの手によって、絵は奪われてしまう。
誰からも愛される「特別」なルパンに嫉妬するモリアーティーは、腹立ち紛れに絵を爆破してしまう。
しかし、少年達は走る。今日はクリスマス、だから奇跡が起きてもいいはずなんだ。
エドガーを連れて来た先には、一面の雪野原と、その景色をまるで額のように包み込んだ木枠を必死で支える救貧院の子供たち。
風よ吹け。そして、無理矢理にでも奇跡を運んで来るんだ・・・!
少年はその時群青の風をみたか?
FIN
名前が二つありますが、学内・公共の場などで発言している時はラウール、
泥棒として活動している時はルパンと書き分けています。
シャーロック・ホームズに関しては、どちらかに統一するべきでした。
分かりづらくて申し訳ありません。
154 :
マロン名無しさん:2012/09/16(日) 09:11:24.51 ID:IlWZKkpC
おつです!
いがらしみきおの「ぼのぼの」、最新刊までの大まかな流れを教えてください。
お願いいたします。
あー、ぼのぼの出てないのか…
じゃあ予約します。
157 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 14:52:43.62 ID:???
ぼのぼのいきます。大まかにとの事なので、
初期、中期、現在までの3つに分けて、キャラ毎の状況をまとめます。
■世界観
二本足で立って話す動物たちが、自然の中で暮らしている世界。
その片隅の、海に面した大きな森での、主人公たちの生活を連綿と描いたちょいシュール哲学ギャグな漫画。
サザエさん方式ではなく、ゆっくりとだが時間は経過している。
連載初期は幼児だった主人公陣は、36巻現在、おそらく中学生くらいかと思われる言動をするようになっている。
初期は現役バリバリだった大人たちの中には、老いを感じるものも出始めている。
■初期
・主人公陣
【ぼのぼの】
極度におっとりぼんやりした子ラッコ。
森を抜けた海辺の岩場に、父と二人だけで住んでいる。
不思議に思ったことを放っておけない性格。どんどん怖い空想を膨らませて自滅してしまう癖がある。
親友のシマリス君と一緒に、アライグマ君にいじめられたり、不思議な事を追及したり、新しい友達に出会ったり、
時には、森への侵略者の脅威にさらされたり、と様々な出来事を体験していく。
スローテンポで引っ込み思案な為、大抵の出来事は彼が困りながら傍観している内に展開していく。
常に傍観者である、というのがぼのぼのの特徴的なスタンスである。
【シマリス君】
小さくてかわいい子リス。
まだ幼いが、小動物ゆえか親元から離れて自活している。森の中の木の洞に住んでいる。
かわいこぶりっ子のいじめられっ子で、「いぢめる?」が口癖。その際はあざとく首を傾げる。
「シマリスはね、○○なのよ」「ぼのぼのちゃんは○○でぃす」とややおねぇな独特の口調で話す。
その上に体色がピンクだが、オスである。
その言動が半端なく嗜虐心を誘うらしく、アライグマ君を筆頭にあらゆる動物にいじめられている。
自分を全くいじめないぼのぼのと、親友同士になる。
158 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 14:55:31.33 ID:???
【アライグマ君】
ガキ大将のわんぱくな子アライグマ。
森の中の大きな木の洞に、父と二人で住んでいる。
気性が荒く、支配的で、子供らしい理不尽な暴力をしょっちゅう振るう為、
気の弱いぼのぼのとシマリス君には、一番身近な脅威である。
反面、案外面倒見がよく、遊びを考えるのが上手でカリスマ性があり、ぼのぼの達も彼を嫌っているわけではない。
背伸び知ったかぶりも多々含まれているが、物知りで顔が広い。
ぼのぼの達を子分扱いしてかまうが、普段はキツネやアナグマ等の対等な遊び仲間とつるんでいる。
・主人公達の家族
【ぼのぼの父】
ぼのぼの以上におっとりぼんやりしたラッコ。
ぷつぷつ途切れる独特の喋り方をして、独自の奇抜な健康法や日々の工夫を淡々と行う。
あまり岩場と海から出ず、森の動物たちと接触しない事もあり、謎の奇人扱いされている。
というか、本当に謎の奇人である。でも、ぼのぼのにとっては優しくて大好きなお父さん。
昔は岩場にラッコの群れが暮らしていて、父はそのリーダーだったらしいが、
今はぼのぼの親子以外にラッコの姿は無い。ぼのぼのの母についても触れられていない。
謎に包まれたお父さんである。
【シマリス一家】
父、母、長女ダイ、次女ショー、長男シマリスの5人家族。
寡黙で動じないがちょっと変な父、大らかな母、規律にうるさい上品なダイ姉ちゃん、いじめっ子の不良娘ショー姉ちゃん。
シマリス君は末っ子の長男として愛されかまわれ育ったが、
やたらに弟を説教し束縛したがるダイと、洒落にならない程いじめるショーから距離を置かせるため、父がシマリス君を家から出した。
姉達はその真意は知らず、わざわざ出向いてはシマリス君を説教したりいじめたりしている。
159 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 14:56:44.75 ID:???
【アライグマ一家】
父一人子一人の似た者親子。
おっとりした家庭的な母がいたが、家庭を顧みず気儘に放浪する夫に触発され、
アライグマ君が物心ついた頃、自分も一人で旅に出たいと言い出した。
父はそれを意外にも快諾し、以降男手一つでアライグマ君を育てている。
母は作中一度だけ様子を見に帰ってきたが、もう家族で暮らす意思は無いらしく再度旅立っていった。
アライグマ父は、気性の荒い捻くれ者で、息子を殴って育てるタイプ。
すぐに暴力を振るう上、カっとなると自分をコントロールできなくなる危険な親父。
だが、あちこちに顔が利き、森で暮らす知恵を知り抜いている上、手先が器用で色々な仕掛けや道具を作る名人。
アライグマ君にとっては、おっかないムカつく親父であり、遊びやエサ取りの師匠であり、素直じゃない尊敬の対象でもある。
森では古参で顔が広い。ヒグマの大将派閥で、スナドリネコさんの事を猛烈に嫌っている。
・主な子供たち
【フェネギー君】
アライグマ君の紹介でぼのぼの達と仲良くなった友達。
小さい方の砂漠に親子3人で住んでいる、フェネックギツネ。
底抜けに明るく陽気で、歌と踊りが大好き。
【プレーリードッグ君】
大きい方の砂漠に一人で住んでいるプレーリードッグ。ぬほりん。
全くしゃべらず、ほとんど動かないが、傍にいるだけで皆の心を癒してしまう不思議な力の持ち主。
アライグマ君でさえ、プレーリードッグ君のことはとても大切に扱っている。
160 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 14:57:52.02 ID:???
・主な大人たち
【スナドリネコさん】
シュっとしたかっこいいスナドリネコ。
ある日浜辺に傷だらけで打ち上げられているのをぼのぼの親子が見つけ、それ以来森に住み着く。
怠惰で寝てばかりだが、切れ者で喧嘩も強く、森でも秀でた存在として一目置かれている。
そのせいでヒグマの大将にライバル視され、森の長の座をかけた戦いに巻き込まれている。
図らずも勝ってしまっているため、望まずとも彼が森の長である。
嫌がっているが、面倒見はいいので、一応務めは果たしているようだ。
打ち上げられたとき面倒も見てもらった縁で、ぼのぼのと仲がいい。
ぼのぼのは、スナドリネコさんに憧れと尊敬を抱いている。
【ヒグマの大将】
森を治めていた大きなヒグマ。昔気質の人情家。
スナドリネコさんとの戦いで、自分が負けたと判断した為、けじめの為に森を去り山に籠っている。
森に妻子を残しており、息子ボーを一目見るため時々森に降りてくる。
スナドリネコさんより腕っぷしは強く、皆に慕われ皆の世話をよくする理想的な長だったのだが、
彼のめんどくさい美学の為にスナドリネコさんがやりたくもない長を押し付けられ、
本人は幼い息子と別れ一人山に籠るというめんどくさいことになっている。
それに皆つきあってあげるのだから、それだけ慕われているという事かもしれない。
【クズリの親父】
ヒグマの大将の参謀。策略家の食えないおっさん。大将を非常に慕っている。
顔が広く、森の生き字引的存在だが、いまいち皆に好かれてないのがご愛嬌。
変な仕掛けを作ることにかけては、アライグマの親父と一、二を争う工作名人。
ぼのぼの達より幼い、クズリ君という息子がいる。
161 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 14:59:10.48 ID:???
【近海のシャチ達】
岩場から小さく見えている島を中心に、シャチの群れが住んでいる。
シャチはラッコの天敵だが、ぼのぼの父がシャチ達に怖れられているため、ぼのぼのも今日まで無事である。
・スカーフェイス
通称スカーさん。ぼのぼの父の旧友。嫌われ者同士仲がいいのだという。
実は、二人は数奇な縁から、周囲に怖れられていた凶悪な大シャチを共に倒した仲。
結果、二人ともシャチ達から怖れられ、スカーさんは群れから孤立している。
・長老
シャチ達に慕われている老いたシャチ。よぼよぼでしょっちゅう意識を失くす。
ぼのぼの父とスカーさんのよき理解者。ぼのぼのも長老に会った際、孫の様に可愛がってもらった。
・その他
【しまっちゃうおじさん】
ぼのぼのの空想の中の住人
悪い子をさらっては、小さな岩室の中にしまっちゃうおじさん。
ぼのぼのの最大級の恐怖の対象。
162 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 15:00:37.55 ID:???
■中期
・主人公陣
【ぼのぼの】
ちょっと成長し、やたらに怖い事を空想して自滅することは少なくなった。
クズリ君、大将の息子ボー等、年下の子の面倒を見ようと試みるくらいにはお兄ちゃんになった。
自力で魚を獲れるようになり、川で食べ物を調達できるので、海辺を離れた森の奥まで行動範囲が広がった。
自分の意見を主張することもできるようになり、
傍観者から当事者寄りにシフト…しつつあるかもしれない。
【シマリス君】
外見はともかく、中身が劇的に成長したシマリス君。
かわいこぶりっ子を捨て、打たれ強さと理屈っぽさを身に付けた彼は、
いじめられっ子から、小うるさい奴にジョブチェンジした。
相変わらずアライグマ君にはよく殴られているが、果敢に屁理屈小理屈でがなり立て対抗している。
まめでよく気の付く所が伸び、料理上手で草葉の知識に詳しいオトメンに。
【アライグマ君】
無法ないじめっ子を卒業して、頼れる兄貴分として成長し始めたアライグマ君。
相変わらず乱暴ではあるが、気分次第の暴力を振るうことは少なくなった。
ぼのぼの達のことも友達として扱うようになり、初めて一緒に泊まりがけの冒険に出たのを契機に仲が深まっていく。
父親の知恵を吸収しながらも、父親より情緒的に安定したいい男に育ちつつある。
淡い初恋と儚い失恋も済ませ、仲間内でも頭一つ抜けて大人びた。
早熟で能力の高い子供の常として、森での日常に退屈し始めている。
163 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 15:01:51.88 ID:???
・その家族
【ぼのぼの父】
特に変化なし。依然謎に包まれたお父さんである。
【シマリス一家】
ダイ姉ちゃんが、恋愛そして結婚という激動をこなす。
シマリス君曰く、ダイ姉ちゃんは為になりそうなことが好きだから、らしい。
姉婿のピッポさんをシマリス君は嫌っていて、スカした腰抜けの威張り屋で嫌な奴だと思っている。
事実も大体そんなようなものだが、ダイ姉ちゃんはダメな男を説教するのが好きなので大丈夫かもしれない。
シマリス君は、家族のゴタゴタに振り回される星の下に生まれているのだろう。
ダイ姉ちゃんの結婚は、シマリス君を待ち受けている苦難の序章にしか過ぎない。
【アライグマ父】
親父自体には特に変化なし。
アライグマ君の体格の向上と共に、子を殴る父から殴り合う父子に変化しつつある。
まだまだ親父さんが優勢だが、いつか逆転する日が来ることが予見される。
よその子には結構優しく、特にぼのぼのとの絡みが多い。
164 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 15:02:37.87 ID:???
・主な子供たち
【フェネギー君】
フェネギーも恋をして、そして正面から玉砕して失恋した。
ぼのぼの達よりは、ちょっと大人である。
父母が山の向こうの砂漠に引っ越す際、迷ったが今の砂漠に残ることにした。
これで彼も、シマリス君同様一人立ち。
【プレーリードッグ君】
変化なし。変化が無いのが、プレーリードッグ君の魅力の一つ。
・主な大人たち
森の勢力図に大きな変化は無し。
大将は山に籠っているし、スナドリネコさんはなんとなく森を守っている。
初期に山のヒグマ達に襲撃された以来さしたる脅威もなく、クズリの親父は策略家というよりただの変な奴化し始めている。
大将不在の為、スナドリネコさんが長としての責務を果たしているかどうか、
クズリの親父が補助しつつそれとなく監視している。スナドリネコさんは、両者ともウザがっている。
165 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 15:04:32.12 ID:???
現在
・主人公陣
【ぼのぼの】
怒り、という感情表現をマスターし、まれに怒るようになった。
スナドリネコさんの前では背伸びと甘えがゴタ混ぜになり、怒りっぽくなってしまう。
森の子供世代でも、お兄さん寄りの年代になってきたようで、年下キャラが増えてきた。
だが、まだまだ精神年齢は齢より幼く、その為小さい子と遊ぶのが大得意。
シャチの長老が死んで、初めて身近な人の死を経験した。
そしてシマリス君と初めてのケンカをして、初めての仲直りをした。
ゆっくり、着実に成長しながらも、優しい心は失くさず、
現在苦闘している親友を、ずれたフォローとスローなテンポながら、隣で支えている。
【シマリス君】
シマリス君は、苦労性のしっかり者に成長した。
現在、激動の家族史の中、長男として辛い戦いを強いられている。
長くなるので、別項のシマリス一家にまとめる。
おねえっぽい独特な口調はそのままだが、口の立つ理屈屋に。でも、たまに結論が迷子になる。
打たれ強さと度胸の良さに磨きがかかり、アライグマ君の親父さんと怒鳴り合う雄姿を見せてくれた。
【アライグマ君】
アライグマ君は、頼りがいのある兄貴分に成長した。
親父さんの薫陶を受け、森で生きるスキルに長けた一人前のアライグマになりつつある。
平和な日常に退屈していた彼は、修行と称して一人旅に出た。
しばらく不在が続いたが、数か月の後に帰還。
旅先で、ささやかで感動的な恋をし、それを胸に秘めて帰ってきた。
親父との関係も良好、日常は平和の無風状態。
退屈と面倒見の良さから、皆の起こす騒動に突っ込んだり収拾したりする役割が多くなっている。
166 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 15:32:52.93 ID:???
・その家族
【ぼのぼの父】
ぼのぼの父は年をとった。中年になった。
本人はそれをおおらかに、自然なこととして受け入れている。
【シマリス一家】
激動の、そしてよくある過程を辿っている。
シマリス君は家族の変化にことごとく巻き込まれ、面倒を押し付けられている。
まず、ダイ姉ちゃんがピッポさんと結婚し、一男を儲けた。これがマホモである。
ピッポさんは彼の父親の反対を押し切って結婚したため、結婚後は一度も父と顔を合わせていなかった。
シマリス君はこの調停役に駆り出され、結局生まれたマホモをピッポ父に引き合わせることで解決している。
だが、ピッポさんのダメ男ぶりが炸裂。
ピッポさんは息子マホモを愛せず、ダイ姉ちゃんへの愛情も冷めて、離婚を視野に入れ始めた。
元からピッポさんの本性を見抜いていたシマリス君は大喜び、勇んで二人を別れさせようとしたが、
それが敵にバレてしまい、ピッポさんは嫌がらせのようにダイ姉ちゃんとヨリを戻し、仮面夫婦を演じることとなる。
性根の悪い男に姉と甥っ子を任せるしかなく、シマリス君の苦悩は続く。
この甥っ子マホモも頭痛の種で、しょっちゅう世話を押し付けられて連れて歩く羽目になる。
小動物だからか、それともシマリス君が遅い末っ子だからか、
シマリス君の両親は、既に高齢者の域に足を突っ込んでいて、病を患い、寝たり起きたりの生活になっている。
なので、シマリス君は毎日実家へ通って、両親の介護を続けている。
ダイ姉ちゃんは育児がある為非協力的、ショー姉ちゃんも当然のように協力せず遊び回っている。
お母さんは特に具合が悪く、お父さんも無口な為、家の雰囲気は最悪。
二人とも、病気が回復する見込みは無い。
【アライグマ父】
本人はさしたる変化なし、中年ながら現役である。
殴り合いはまだ優勢だが、息子に言い負かされたり説教される事が多くなってきた。
それでも父子仲は良好。割と理想的に父子関係の変化を辿っている。
167 :
ぼのぼの:2012/09/22(土) 15:36:03.62 ID:???
・主な子供たち
特に変化なし
・主な大人たち
【スナドリネコさん】
特に変化なし。
昼寝したり、魚釣ったり、散歩したりして暮らしている。
この頃、複雑な反応を見せるようになったぼのぼのに、抽象的な概念や、微妙なわびさびを教えるような言動が増えてきた。
長年ゴタゴタしてきたヒグマの大将との間に、友情を認めている。
【ヒグマの大将】
大将のめんどくさい美学は、年月と共に変化したようで、ある日山を下りて森に帰ってきた。
今は勝負云々を抜きにして、大将としてみんなの面倒を見ながら森で暮らしている。
だが、自分の老いも感じ始めていて、跡目をスナドリネコに継がせる為に、クズリの親父と一緒に色々画策している。
【クズリの親父】
いまや完全にただの変な親父である。頭がちょっとハゲてきたのを気にしている。
大将が森に帰ってきたので、右腕としてしょっちゅう行動を共にしている。
以上です。
段々画風も内容も適当になってきたのが残念ですが、まだまだ続きそうです。
乙です
なかなか面白そう
乙です。
アニメしか見てないから、初期のイメージのままだわ。
シマリスくんが理屈っぽいしっかり者…想像つかん…
170 :
マロン名無しさん:2012/10/01(月) 18:09:57.69 ID:olu6Qt4k
ほしゅ
171 :
ドロヘドロ:2012/10/02(火) 19:58:57.42 ID:???
カイマンの死により、その体から解き放たれた「口の中の男」のケムリは
十字目アジトで拘束されている栗鼠の元に戻る。自分の姿をしたケムリを見て驚く栗鼠。
そしてケムリは栗鼠と一つへと戻り、「カース」という怪物へと変貌した。
十字目の側近たちはカースに立ち向かうも、殺意を跳ね返す、という力の前に敗北、
毒蛾がカース対策を知っていたことで全滅だけは免れる。
カースは何かを探して、どこかに飛び去っていった。
その後、十字目側近たちは合流した夏木と共にバイトなどで
負傷した仲間の治療に当たるが、成果は微々たるものでまるで追いつかない。
限界とみた毒蛾は治療魔法を扱うグループを襲撃し、皆殺しにする。
魔法を使わない十字目特有の殺しが、煙に知られるリスクを知りながら…
会川へと色々尋ねる川尻。
だが会川は、カイマンやニカイドウなど、これまでの事は知らないと言う。
回復した川尻はニカイドウの救出に向かうが、
瞬間移動の魔法に巻き込まれて会川も付いていくことに。
二人はすぐに煙の屋敷にあるニカイドウの部屋に到着する。
ニカイドウはパートナー契約を頑なに拒んでいたことで
襲撃時に負った重症に回復魔法が効かず、日々衰弱していた。
だが会川にカイマンの影を感じ、彼を力ずく問い詰めるニカイドウ。
観念した会川はマスクを外す。
その顔は確かに、煙に倒される前の人間となったカイマンのものだった。
会川はニカイドウに別れを告げ、去っていった。
部屋に残されて呆然とするニカイドウ。
無理が祟りその身体は限界を迎え…
172 :
ドロヘドロ:2012/10/02(火) 19:59:57.84 ID:???
煙の屋敷を走る会川。
彼をいつもの頭痛が襲う。
「お前は違う…
!?
見つけた!!」
どこかの地で、カースは吠えた。
173 :
ドロヘドロ:2012/10/02(火) 20:03:19.04 ID:???
状況がまるで好転せず、苛立つ煙。
6年前の十字目ボスとの対決は、
相手の不調に命を救われたようなものだった。
十字目ボスが生きているかもしれない、恐怖は未だに煙を突き動かす。
辺境での些細な変死事件にも、腹心である心と能井を向かわせた。
顛末を知る手がかりとなるニカイドウの魔法は、本人の衰弱で躊躇していたが
ついに実力行使を決意して、彼女の部屋に向かう。
だが、異変は急に起きた。
6年前と同じ、謎の圧迫感と身体の不調。
再び十字目のボスが煙の前へと現れたのだ。
鳥太に託してキクラゲを逃がし、ボスに戦いを挑む煙。
思うように動かない身体と気付けないほど速い斬撃。
力の差は圧倒的で…。
異変に気付き、煙の下へ駆けつけた藤田が見たものは、
煙の生首を掴み、天井から逃げる男の腕であった。
煙が死んだ事実は、ファミリーに大打撃を与えた。
犯人は影も形も見つからない。
ショックを受ける者、逃げ出すもの者も多々。
そんな中ファミリーに残った心と能井は
敵に持ち去られた煙の死体を追跡する。
(栗鼠の死体探しのときと同様の魔法、省略)
心と能井は高級街のマンションに辿り着き、
ボス復活を察した十字目の側近たちと、図らずも遭遇してしまう。
激戦を前に、夏木を先に行かせる毒蛾たち。ボスの部屋で夏木が見たものは、
くりぬかれた煙の生首と、己に手術を施して血まみれで眠る大男。
目覚めた男は『壊』と名乗った。
十字目側近たちとの激戦を制した心と能井たちは、急激な身体の不調に襲われる。
十字目ボスである『壊』の出現を知るも、
すぐさま魔法によって二人の体はキノコへと変えられてしまった。
煙の魔法?混乱の中、絶対絶命の二人。
だが二人の体が急に消えたことで、ボスは二人を取り逃がす。
「見つけた…!」
そしてカースが出現、十字目ボスへと襲いかかる。
防戦一方の十字目ボスだったが、
アイ探しで近くにいたカスカベ・ハル一行の偶然の行動により
カースは目的を遂げる前に逃亡した。
(カースは悪魔の唄が苦手らしい。)
それから一ヶ月後、煙ファミリーは壊滅した。
[十字目グループ側]
煙の屋敷は十字目ボスと側近たちによって制圧された。
知らせを聞き、十字目組織に集う人の山。
だが十字目ボスは再び姿を消していた。呆れる側近たち。
心配する鉄条に、毒蛾は過去の真相を語る。
十字目ボスは、栗鼠の持つ特別な魔法を手に入れるため彼を殺した。
ところが栗鼠の魔法「呪い」は死んだ際に発動し、
相手の全てを奪わんとする恐ろしいものだった。
呪いを受けてしまい、何度もカースの襲撃を受けた十字目ボスは、
ホールへと脱出した。それが毒蛾の知る全てである。
十字目ボスは、仲間であるはずの十字目の人間ですら躊躇しない。
その事実に仲間思いの毒蛾は苦悩していた。
[煙ファミリー残党側]
一方、壊滅した煙グループ。
十字目ボスにキノコにされた後、姿が消えた心と能井は、
ファミリーの一人「消」の魔法で助け出されていた。
能井の回復に一ヶ月かかったが、心も能井の治療魔法を受け復活する。
文字通り地下生活を強いられていた煙ファミリー残党は、ようやく行動を開始。
煙の死体は脳内の悪魔型腫瘍を取り除かれていたが、
これさえ奪還すれば能井とキクラゲの魔法で蘇生できるのだ。
まずは煙が死ぬ前に逃したキクラゲと鳥太の探索に、藤田と恵比寿が向かう。
二人は十字目組織の豚、夏木の二人と交戦になるがこれを撃退。
キクラゲと鳥太を救出するのであった。
[会川、栗鼠]
平和な生活を求めて街をさまよう会川は
以前に栗鼠が住んでいたアパートで、重症の栗鼠と再会する。
悪魔の唄でカースから人の姿に戻り、会川に介護されて回復していく栗鼠。
だが栗鼠は平静を装いつつも、心の中では混乱していた。
「この前話していた奴、自分で魔法の検査をする機械だよ。
スゲーことがわかったんだ。お前にだけは教えてやるよ」
栗鼠が殺されることになった理由。
特殊な魔法が使えるかもしれない、という事実は
会川しか知らないはずだからだ。
彼が十字目グループへと密告したのでは?と悩む栗鼠は会川を尾行、
だが会川の行動は以前とまるで変わらない。
苛立つ栗鼠は、とうとう会川へと本音や疑惑をぶちまけ、
カースと化して十字目の側近たちのいる煙の屋敷へと飛び去って行った。
そんな彼を変わらず心配する会川…
[ニカイドウ, 川尻]
一方、煙が死んだことでパートナー契約が解除され、
瀕死の状態から回復できたニカイドウ。川尻の励ましを受けて
自分の「時を操る魔法」と向き合って失ったものを取り戻そうと決意し
修行により素の力を鍛えていた。そんな中、
ニカイドウの魔法が川尻の読んだ古い書物にあることを知り、
二人は変装して書物の残る煙屋敷へと潜入することに。
177 :
ドロヘドロ:2012/10/02(火) 20:12:32.54 ID:???
[そして十字目グループ制圧中の煙の屋敷へ]
キクラゲ探索時に、夏木に防御魔法が使えることが判明。
喜ぶ夏木たちに対し、ボスを恐れる毒蛾と鉄条は心中複雑である。
二人で話し合った結果、ボスを信じようと結論したところ、
探索に来たニカイドウと遭遇して戦いになる。
二人を撃退したニカイドウは、栗鼠を探していた会川と遭遇。
ニカイドウの問いに知らぬ存ぜぬの会川だが、共に行動することに。
隠し部屋で目的の書物を発見しての帰り道、
カース襲撃による騒ぎを聞きつけ急行する。
そこでは衆目の下、カースと夏木が戦っており、
なんと夏木の防御魔法はカースを打ち破ってしまった。
それを見た会川を、再び強い頭痛が襲う。
会川は痛みに苦しみながらも、ニカイドウと川尻に、
負傷した栗鼠のことを任せて走り去るのであった。
178 :
ドロヘドロ:2012/10/02(火) 20:13:37.93 ID:???
会川の体中から黒い液体が溢れ出す。苦しみ呻く会川。
「頭が痛い、もういやだ、もうやめてくれ…」
なぜ拒む?
お前ははじめから 存在しない
首から黒い液体が吹き出し、頭が切り落とされる。
会川の頭は脳髄でぶらさがり、その身体は立ち上がり、
切断された首から新たな頭が生えて…
夏木の魔法でカースを倒せることが周知となってしまった。
毒蛾は極秘任務の名目で、夏木を屋敷から遠ざけようとする。
はじめて単独の任務を与えられて、意気揚々と向かう夏木。
だが彼女の前に十字目ボスが現れる。
「お前が欲しい」 と言われ照れる夏木。
そして十字目ボスは、夏木を抱き寄せた後、
キノコ化の魔法をかけてバラバラにしてしまう。
夏木の首はボスに持ち去られ、他の部分は隠し部屋へと隠された。
(ニカイドウが書物を見つけたのと同じ部屋)
以上12〜13巻です。
続きはまた今度。
乙です!
181 :
ドロヘドロ:2012/10/07(日) 02:38:52.11 ID:???
[煙ファミリー残党]
煙の頭部を奪還し、死体を復元する。
だが脳の悪魔型腫瘍は抜き取られ、蘇生はできない。
闇雲に戦うより、十字目ボスの謎を探るのが先決とし、
潜入役には藤田が選ばれた。藤田は透明化の魔法を受け、
以降の十字目組織を尾行しながらチャンスを伺う。
[ニカイドウ、川尻、栗鼠]
栗鼠を連れてアジトに戻る。栗鼠と情報を交換し、
呪いを受けたカイマン(=会川)が栗鼠を殺した犯人だと
わかるが、理由がまるで思いつかず3人は悩む。
ニカイドウは修行により魔法への恐怖心を克服。
また書物の情報から、全力で出せるだけケムリを出してみることに。
建物を破壊し、天を貫くほどの莫大なケムリ。
ケムリは一つの形に収束し、ニカイドウの魔法が完成した。
早速、ニカイドウは川尻を連れて過去へと戻り、
死ぬ運命から八雲を救出。過去へとケジメを付けるのであった。
182 :
ドロヘドロ:2012/10/07(日) 02:41:11.26 ID:???
[十字目組織]
夏木と全く連絡が取れず焦る毒蛾。
そんな折、莫大な量のケムリによる爆発事件は
ボスの魔法使い狩りを加速させるのであった。
寝る暇もなく魔法使いを殺し続ける十字目たち。
その魔の手は、かつてカイマンがバイトした店である
レストラン丹波にまで及び、店員たちと十字目ボスとの壮絶な戦いが始った。
(省略) 後から駆けつけた毒蛾たちが見たのは、
真っ二つにされた頭部を外し、複数の頭部を伸ばしたボスの姿。
その異様すぎる光景に周囲は戦慄。やがてボスの頭は一つに戻るが、
その頭は会川のマスクを付けており、目にあるはずの十字模様も無かった。
さらにボスは店員の放った魔法をわざと受けて、ミートパイにされてしまう。
混乱した膠着状態、毒蛾たちはボスと共に撤退するしかなかった。
煙屋敷にて、仲間やボスを何とか回復させた毒蛾たち。
毒蛾は様子のおかしいボスを拘束し、一行は混乱のままその場を離れた。
やがて毒蛾は、隠されていた夏木の死体を発見する。
183 :
ドロヘドロ:2012/10/07(日) 02:42:26.72 ID:???
一方、十字目に紛れて屋敷に潜入していたカスカベ博士は
これ幸いとボスの監禁場所へと向かい、彼に話かける。
「私だ。カスカベだよ。君はアイくんなんだろ? アイ・コールマン」
会川の心の中にいた「首の無い男」
それは暗い眼差しをした少年の姿へと変わる…
会川の頭部が外れ、出現した新たな頭。
ドロドロに爛れた顔と、死体に付けられるプレート。
それは埋葬されたときのアイの姿そのものであった。
アイは這いずりながら、屋敷内のボスの研究部屋へと進む。
そこには魔法使い狩りで得た無数の頭部や、
脳内の悪魔型腫瘍から作られる黒い粉。
そして正体不明の巨大な生皮があった。
カスカベは興奮し、彼の戒めを解いて協力を願い出るが…
会川が目覚めたとき、そこには
致命傷で虫の息になったカスカベがいた。
部屋の中で見つけた夏木の頭部。
自分の存在、無力感に苦悩する会川。
そして異変にかけつけた側近たちの会話から
莫大にケムリを出して爆発事件を起こしたのが、
ニカイドウだと知ってしまう。
会川は自分を罵りながら、ナイフで
自分の身体をズタズタに切り裂き、意識を失った。
そして魔法使いの世界に、振るはずのない"雨"が降る…
184 :
ドロヘドロ:2012/10/07(日) 02:48:07.78 ID:???
■登場人物追記
[丹波社長]
14巻で再登場。4〜5巻でカイマンがバイトした"レストラン丹波"の社長。
すごく強いが肉弾戦派なので魔法は不明。
[福山]
レストラン丹波のバイト。
ミートパイ化の魔法でボスや十字目たちと渡り合う。
[キリオン]
丹波社長の奥さん。
極端に無口だが、マスクの下はショートヘア眼鏡の美人。
ボスが出す特殊な空気が効かず、ボスへと渾身の一撃を与えた。
"雨"も影響ないため、おそらく魔法使いではなくホールの人間。
以上、14〜15巻。既刊最後の16巻はまた明日。
このスレはWEB漫画の投稿も良いのかな?
作品の単行本化は決定してるので、全くのスレ違いってわけじゃないと思うけど。
OKならスレの保守代わりに書いておく。
>>186 そのマンガのストーリーを教えて欲しいというリクがあるんならいいんじゃね?
188 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 13:58:38.47 ID:???
[ニカイドウ組]
カイマン誕生の経緯を調べるためホールに戻った3人は、
時を操る魔法が残り4回しか使えないことを知るも、
栗鼠とともに、カイマンと初めて会った場所での過去を調べる。
十字目ボスはホールに脱出したが、カースから逃れられなかった。
それからは一方的な虐殺。カースはボスの荷物や
ボスが持つ特別な臓器、そして頭部を喰らい、そして体内に入った。
だが偶然にも手にしていたトカゲ化魔法がボスに罹り、呪いは中断された。
一度に複数の魔法にかかると、それ以上魔法の効果が進まなくなる。
カースは口の中へと閉じ込められた。
その後、過去のニカイドウは首のない死体を発見。
袋詰めにした死体はいつの間にか歩き出し、トカゲ頭が生えていた。
会川=十字目ボスであること。栗鼠が殺された理由。そして
カースが「口の中の男」になり、会川がカイマンとなった経緯を知った3人。
会川抹殺に向かおうとする栗鼠と、それを止める川尻。
そんな中でニカイドウの悪魔化が進行し、ツノに続いて尻尾が生える。
暴走したニカイドウは超人的な力でギョーザ作りに没頭。
その麻薬的なギョーザは喧嘩を仲裁し、3人はギョーザの虜になるのであった。
翌朝、正気に戻った3人は残された大量のギョーザ弁当を始末するため、
人のいる中央デパートに向かう。
[煙ファミリー残党, カスカベ組]
魔法使いの世界には振るはずのない雨。魔法使いの最大の弱点は
ホールの"雨"であり、身体の不調によりほとんど動けなってしまう。
地下にアジトを構えてしまった煙ファミリーの被害は甚大だったが、
比較的ダメージの少ない心の活躍で、ファミリーはホールへと脱出する。
魔法被害者病院を制圧し、新たなアジトにした一行。
またカスカベを連れたハルたちも病院に戻きて合流する。
そこに重症を負った毒蛾が運ばれてきて…
189 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 14:01:41.64 ID:???
[十字目グループ]
"雨"は十字目の落ちこぼれ達をも等しく苦しめる。
十字目の構成員たちは、ボスや幹部に助けを求めてさまようが
彼らの姿はどこにもない。構成員の一人 「八坂」は
利益を独占しているのだと幹部たちに不満を持っていた。
そんな中、毒蛾たちはボスの部屋で、
崩れた生首の海の中に、自殺したボスの死体を発見する。
死体は複数の頭部を伸ばして立ち上がり、
部屋にあった皮の衣が死体へと覆いかぶさった。
死体と衣は一体化し、正体不明の怪物が生まれた。
あまりの出来事に驚愕する毒蛾たち(と透明になった藤田)
だが怪物は会話もできず、転ぶと一人で起き上がれないような
無垢な存在だった。毒蛾たちにも敵意はないらしい。
怪物の意向を組んだ毒蛾は、共にホールへと向かう。
ホールに到着した毒蛾たちだが、これからどうするか全く当てがない。
とりあえず怪物の世話のために食料調達に出かけたことで
孤立した毒蛾は、八坂の襲撃を受けて怪物を奪われてしまう。
怪物は体中から伸びたチューブから黒い粉を出し続けていた。
八坂は反乱に付き合った仲間たちをも殺し、怪物を独占しようとする。
尾行中の(藤田)は、これを腫瘍奪還の絶好のチャンスと見て戦いを挑むが…
190 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 14:04:22.35 ID:???
【16巻までの登場人物の状況】
@怪物(会川)の周囲
■カイマン=会川=壊=アイ→?
同一人物。ホールの人間アイの研究により生まれた。
カース曰く「人間によって作られた魔法使いの肉片でできた化け物」
アイの人格も残っているようだが目的は不明。
複数の頭部を持つためか、頭部の致命傷をも無効化できる。
ホールの"雨"に似た空気を作り、魔法使いを無力化できる。
また魔法使いの頭部を利用し、その魔法を奪うことができる。
そのためか脳内に複数の悪魔型腫瘍を持つ。
十字目ボスである壊の行動原理は、より強力な魔法を手に入れること。
会川は独自の人格で、同じ顔だが目のまわりに十字のアザがない。
正体不明の怪物(人造悪魔?)に変貌。
怪物は自我や知性に乏しく、16巻の時点では人畜無害。
側近たちとともにホールに移動するが目的は不明。
無自覚に"黒い粉"を垂れ流していることで、八坂に襲われ
手足を撃たれて、頭部を切られて脳が露出している。
■八坂
十字目の新参。"雨"や幹部たちへの不満から、怪物と毒蛾を銃で襲撃する。
怪物の正体がボスと知らずに"黒い粉"生産機として奪うが
藤田に頭をふっとばされ死亡する。
■(藤田)
ケムリを弾丸にする魔法使いだが、銃を使った方が早い。煙ファミリーの下っ端。
臆病で組織想いなため、透明化魔法での監視役に選ばれた。
86話のレストランでの戦いで、花瓶を割って膠着を崩したのも藤田。
怪物の危機をチャンスと見て、怪物製"黒い粉"を使って八坂と戦うが
魔法強力になりすぎたせいで右半身が吹き飛ぶ。
死んだ後も透明なままなのでヤバイが…。
191 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 14:06:13.54 ID:???
A十字目組織
■夏木
十字目新参の少女。どんな攻撃も跳ね返す防御魔法が使えたが、
そのせいでボスに殺される。頭部はホルマリン漬け状態。
■毒蛾
十字目ボス側近たちの中心人物。ボスには強い忠誠心や憧れがあるが
夏木の一件での不信感が限界に達し、独自に調査を始めた矢先
ボスの怪物化でそれどころではなくなる。
八坂の襲撃後に、魔法被害者病院に運ばれて一命は取り留めるが、
煙ファミリーに捕まり、心の魔法でバラバラにされて拷問中。
■鉄条, 豚, 佐治, 牛島田
十字目ボス側近の4人。物資調達の間に毒蛾たちとはぐれる。
状況を知らないまま、黒い粉の跡を辿って怪物を追跡中。
Bニカイドウ組
■ニカイドウ
時を操る魔法使い。使用回数は残り3回。
修行の副作用で悪魔化が進行し、ツノと尻尾が生えている。
大量のギョーザ弁当を片付けるため中央デパートへ移動中。
未だにカイマンと店を再会することを望んでいる。
■栗鼠
呪いの魔法使い。十字目ボスに殺されて呪いを発動させるが
図らずも本体が蘇生されてしまい、呪いの達成も中途半端に。
行き場のない"呪い"と合体したことで心身ともに蝕まれており、
「口の中の男」だった頃のカースの記憶も知り始めている。
とにかく会川を殺さないと先に進めない状態であり、
十字目ボス=会川と知って殺す気満々。
■川尻
瞬間移動の魔法使い。元は悪魔だったが造反により戻された。
仲間であるニカイドウと栗鼠をサポート中。
192 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 14:08:17.02 ID:???
C煙ファミリー残党+
ホールへ脱出し、魔法被害者病院に居候中。
■煙
死亡中。頭部を取り戻して死体は復元されたが、
脳内の悪魔型腫瘍がないため蘇生できない。
■心
何でもバラバラにする魔法使いの殺し屋。拷問に便利。
ホール生まれなことで、ファミリーの一時的なリーダーになる。
■能井
何でも回復させる魔法使いの殺し屋。
回復魔法は非常に強力だが、プロレス的な戦い方なので
魔法封じができる十字目相手では倒されること多数。
ファミリーと共にホールへ。
■消
透明化の魔法を使う殺し屋幹部。藤田を透明にして監視役を命じる。
連絡がとれない藤田を案じつつも、毒蛾の情報から今がチャンスだと感じている。
■恵比寿
ファミリーに居候している元不良娘。
ボスを救ったトカゲ化魔法は、小遣い稼ぎに売ったビン入りのもの。
不完全な蘇生により頭がハッピーな状態だが、藤田を内心案じている。
■キクラゲ
犬?蘇生魔法が使える。
■鳥太 ■ターキー ■他ファミリー構成員多数
省略、ホールの病院でも優雅な生活を始めている。
193 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 14:15:27.23 ID:???
Dその他
■カスカベ博士
魔法使いの研究者。元患者のアイを捜索中。
アイと再会するも殺されかけ、奥さんにも警告されるが
探究心はますます膨れ上がる一方。(悪魔の奥さんも認める変態)
魔法被害者病棟に戻り、煙ファミリーと合流。
■ジョンソン
カスカベと友達の巨大ゴキブリ。カスカベに同行し病院へ。
ホールでのボスとカースの戦いを一応は目撃している。
■悪魔ハル
夫のカスカベに呆れつつもアイ君探しに同行中。ある意味最強キャラ。
また怪物の正体を知っており、悪魔全体でも注目されているらしい。
カスカベが煙ファミリーと合流し、そろそろ別行動を取りそうだが…
■悪魔チダルマ
魔のおまけ常連の大物悪魔。
怪物の存在を楽しげに見守っている。
■悪魔グラグラ
心の飼い犬。としてバカになった生活を楽しんでいた悪魔。
魔のおまけ常連。とうとう本編にも出てくる。
■バウクス先生
16巻で再登場。魔法被害者病棟の医者。
煙ファミリーの魔法使いたちにビビりまくりだが、
ファミリーの優雅な生活に順応してきている。
■13(サーティーン)
16巻で再登場。ニカイドウの友人。
まだニカイドウに気がある様子だが、
人間と魔法使いの壁は彼には厚すぎた。
194 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 14:16:43.58 ID:???
【お約束】
ホールの中央デパートに集う主要人物たち。
そして十字目の側近たちが見たものは
醜悪な本性を剥き出しにした怪物の姿であった。
ホラー成分たっぷりの17巻は2012/9/28発売。
過去の真相が次々と明かされていくが、
物語の結末は未だ闇の中
それが
.rー、
i′.)、 .(゙''┐
./-r_ | 'l .r┐ .'i .リ
l′ .\ i゙゙'i .| ! | ゙'::r〜'
! ] 厂l, .! ..| .| .| .゙l, .|
! ト .'!/ | ノ .! .] ゙'''冫
.| | ゙'′ .__ .| \、/′\ _,_
.| .「 .,,--''''⌒,/ _,,ノーr_ ,/ `\ .) .ト厂\----、,、
.] ゙'″ ゙''''″ ] /´./''r \ .| ._,/ト ]
.ノ .,/ト ..,--┐ .| 「 / .'┐ .┐ .)、 .,.-冖′ | ._.,、、 |
l′ .,,r′.i′ .] .| | ] ノ ゙'i \ ノ | ] .l'″ | |
| .,i′ 「 .!ノ'′ .:| .゙'┘ .] .゙'ー' ! .| \/′ _)
.\ .| .] .,.-、 _,ノ .'i_ .| 'i, _./
'| .! ] .,/ ″ .゙\_ _.. ト ゙〜'゙゙゙゙゙″
.] .] ゙!、r'′ ゙゙″| |
ト,/ .ト ]
′ .| .ト
.| .,「
.'ー'″
195 :
ドロヘドロ:2012/10/08(月) 14:18:27.16 ID:???
【オマケ】
巻末まんが 魔のオマケ
1巻:心や藤田が悪魔に新しいマスクを作ってもらう話
2巻:心が「呪い」をかけられる話
3巻:煙ファミリーの写真の話
4巻:死神の副業の話
5巻:大葉ギョーザの話
6巻:ニカイドウがホールで店を持つまでの話
7巻:恵比寿のよくある一日の話
8巻:ニカイドウの店を影で守る妖精ギョーザ男の話
9巻:魔法使いの舞踏会に心が槍を持って参加する話
10巻:エビフライがブームの悪魔チダルマがエビフライ男を作る話
11巻:カース戦の被害への対策で、毒蛾たちが悪魔イベントに挑む話
12巻:妖精ギョーザ男が大活躍の話 + チダルマ杯ベストヘアスタイル大賞
13巻:心を巡る女悪魔たちの壮絶な戦いの話
14巻:栗鼠と会川が死神と出会う話
15巻:悪魔チダルマが煙の御歳暮のステーキを食べる話
16巻:悪魔前後の自分の変化に悩む川尻が、栗鼠にちょっかいをかける話
17巻:雨の世界に残されたレストラン丹波の話
おつです!
197 :
マロン名無しさん:2012/10/14(日) 13:01:30.07 ID:Ho/yhHnn
ほしゅ
198 :
マロン名無しさん:2012/10/27(土) 22:17:40.12 ID:wPcq0e5n
ほしゅ
過疎ってるんで地味に投下。
シュガシュガルーン 安野モヨコ 全8巻 講談社
魔界の国ロワイヨームに住む半人前の魔女のショコラは、ある日次期女王候補に選ばれる。
もう一人の候補は、ショコラの親友であり、現女王キャンディの娘でもあるバニラだ。
ショコラの母も以前キャンディと女王の座を争った魔女(故人)であり、その娘同士がまた争
うことになったというある意味因縁の相手だが、二人は無二の親友だ。どちらが女王に選ばれ
ても二人の友情は変わらないと話す。
修行と審査のため人間界に降りる二人。が、魔界とは勝手が違い、人間界では魔法が利きに
くく 魔法の道具も持っていない。文字通り上空から落下しているところを、 教官かつ保護者役
であるロッキン・ロビンに助けられる。 ロビンは人間界でロックスターとして活躍中。
人間界には他にも魔女や魔法使いがかなり紛れ込んでおり、皆著名人だ。
人間界に魔女や魔法使いがいる理由がある――それは、人間の心(ハート)を奪うため。
人の心を惑わし、奪う。しかし、決して奪われてはならない。それが魔界の掟だ。
女王候補の二人はこれから人の心を奪うために奔走しなくてはならない。より多くのハートを
手に入れた者が次代の女王になるのである。
ショコラとバニラは共同の家を与えられ、修行のために人間として萌黄学園という私立の学校
の初等部(5年生)に転入することに。
お手本として、職員室で女性教師陣のハートを一気に奪って見せるロビン。
魔法を使って見てみれば、「想い」を持つとその人の胸にハートが見える。時を一瞬止め、結晶
化させたハートを回収すると、奪われた人間には何の自覚もなくハートゲットとなる。
一瞬で心を掴み、奪うロビンの手並みに感心するショコラとバニラ。
頑張ろうと思うショコラだが、思わぬ壁にぶち当たる。それは魔界と人間界の違い。魔界では男
女区別なく人気者だったショコラだが、彼女の勝気でやや意地悪な性格は魔界では受けが良くて
も人間界ではサッパリだったのである。逆に魔界では散々な評価だったバニラは気が弱くて可憐
なところが男心をくすぐり、受けが非常に良い。
緊張のせいで呪文を忘れたバニラはハートを回収できなかったのだが、この逆転現象にショコラ
は戸惑う。そんなショコラを気にする男子が一人。クラスメイトのアキラだ。
話しかけようとした彼のハートに気づいたショコラは、魔法でそれを回収する。
初めてのハートゲットに喜ぶショコラとバニラ。しかしそれも束の間、アキラに詰め寄られる。
アキラはショコラとバニラが人間界に落ちてきたときそれを望遠鏡で目撃していた。誤魔化そうと
するも、アキラは彼女達を宇宙人と疑ったまま。しかもゲットしたばかりのハートを取られてしまう。
揉み合いの末、転がったハートを拾った美少年に動揺するショコラ。彼は伝説の魔法使いの肖像
画にそっくりだった。返してと怒るショコラに、「礼も言えないのか」と冷たくハートを返却される。
ショコラは自分が悪くても絶対謝らないし、滅多にお礼も言わない。今まではそれで何の問題も
なかったし、むしろチャームポイントですらあったのだが……。
一方、気の小さいバニラは、モテてもハート回収どころではなく、ショコラのように強くなりたいと思う。
落ち込むバニラにショコラは魔法でお菓子の雨を降らせて元気づける。
コンサートから戻ったロビンは色とりどりのハートを山ほど持ち帰っていた。
ハートには種類があり、色で区別される。真紅のハートは情熱の愛、ピンクは甘い恋のときめき、
バイオレットは情欲、などなど。その感情の種類により価値(感情のエネルギー量)が違い、魔界の
単位「エクル」でその価値を換算することができる。
また集めたハートでお金のように魔界のアイテムを買うことも可能だ。
ショコラが取った薄い黄色の色のハートはほとんど価値のない「ピス(おしっこ)」と呼ばれる
ものだった。驚いたときに出るハートである。それを聞いてショコラも流石にガッカリする。
雨が降りだし、今日出会った美少年のことを思い出す。伝説の魔法使い「氷雪の貴公子」に
そっくりな彼は雨の匂いがした。何故か彼のことが気になってしまう。
雨の上がった翌朝、バニラは水たまりを探し歩いていた。雨上がりの透き通った水たまりには、
魔界への通路である水晶の扉が隠されているという。バニラは魔界に帰りたかった。争いごと
自体嫌いだし何より相手が親友のショコラである。ハートも取れる自信がない。
しかし犬の散歩中のアキラに出くわしたバニラは、犬に押し倒されてのパンチラにドキッとした
アキラのハートを勇気を出して見事初ゲット。色はオレンジ(ときめき)だった。
こうしてハートゲットデビューを果たし喜び合う二人だが、ゲットできた理由は分からなかった。
まだまだ先は長い。雨上がりの空にかかる虹。この虹のように色とりどりの豊かな感情を持つ
人間は不思議な奴らだと思うショコラだった。
以下、ハートの価値リスト
真紅(情熱の愛):3000エクル
バイオレット(セクシーな欲望):2500エクル
緑(友情):2000エクル
ピンク(甘い恋):1000エクル
オレンジ(ときめき):300エクル
ピス(ビックリ):5エクル
※友情は基本的に奪いません。
シュガシュガルーン主な登場人物
ショコラ=メイユール(加藤ショコラ)
強気で明るい女の子。魔性の魔女と呼ばれた故シナモンの娘。
バニラ=ミュー(愛須バニラ)
ショコラの親友。内気で優しい女の子。現女王キャンディの娘。
ロッキンロビン
ショコラとバニラの保護者兼教官。人間界ではロックスター。女好きのナルシスト。
御門アキラ
ショコラのクラスメイト。宇宙・天体好きでショコラ達を宇宙人と疑う。犬を飼っている。
ピエール
中等部生徒会長。ファンクラブもある謎の美少年。伝説の魔法使いグラースにそっくり。
デューク
ショコラの使い魔。赤黒縞模様のカエル(オス)。怠け者。
ブランカ
バニラの使い魔。白いハツカネズミ(メス)。高飛車でショコラを敵視する。
キャンディ=メイユール
ロワイヨームの現女王。優しく美しい大人な女性。政治抗争に巻き込まれつつある。
ウー&ソウル
魔界の双子の魔法使い。ショコラをいつも取り合っている。そこそこ頼りになるナイト。
おつ!
名前間違った・・・
×キャンディ=メイユール
○キャンディ=ミュー
教官のロビンに駄目だしされまくるショコラは、赤かピンク・オレンジを取っての挽回を考える。
ターゲットに選んだのは、先日の美少年。中等部の生徒会長でファンクラブもあるピエールだ。
生徒たちからはもちろん、なぜか学園内でも特別扱いだ。
ショコラはそんなピエールに接近するが、バニラは彼から嫌なものを感じ警戒する。しかし人の忠告
を聞くようなショコラではない。
その心配が的中し、澄ました態度ながらも可愛いところも見せるピエールにショコラは惹かれ始める。
ショコラの胸にはオレンジのときめきハートが輝いていた。人間に恋をしたら魔女失格。裁判にかけられ
姿をカエル・蛇・ネズミのいずれかに変えられ、千年もの間追放されるのだ。
ショコラは絶対に好きになるまいと気を引き締める。
そんな中、ショコラを隠し撮りする地味な少年がいた。クラスメイトで新聞部員の西谷だ。
彼の胸にはショコラを想うオレンジのハートが。アキラにショコラが宇宙人だと聞き西谷は隠れて
観察していたのだが、可愛い女の子だと思う。それから西谷は新聞部の取材にかこつけてショコラを
構い倒すように。その勢いに押され、なかなかハートを取るタイミングを掴めない。
アキラは西谷がショコラを好きになって変になったと言う。直接ショコラにそんなことを言う無神経な
アキラに西谷は絶交宣言。また、これまで控えめなまとめ役だったにも関わらず、暴走を始め、
新聞を独断でショコラネタ一色にしてしまい、友人が皆去ってしまった。
そんな西谷にショコラは呆れる。好きなら直接言えば済む話なのに、なんでこんな回りくどい暴走を
するのか…。
なんでか分からないけどそうせずにはいられなかったと言う西谷の胸のハートがオレンジからピンクに
変化する。そしてショコラは西谷のハートを回収した。これで全てが元通りだと思いながら。
…けれど、少し寂しい気分がするのはなぜだろう?
ハートを失った西谷からはすっかり恋心が消え去り、彼はいつものように新聞部の部室へ向かう。
部室内ではまとめ役の西谷がいない中、自己主張をする子だらけ。西谷がいないとどうにもならないと
彼らは気づく。そこに西谷が戻ってきた…。
「おっせーよタコ」「うっせーな」
友情は、恋のように消えてしまうことはないのだ。
ロビンが持ち帰ったのは魔界通販ブックという冊子。空飛ぶほうき等魅力的な魔法の道具を
この本を使って買うことができる。
まずは《枝》――スティックと呼ばれる魔法の杖(500エクル)を自力で手に入れるのが大人への
第一歩へあり、レベルアップへの大前提だ。
母シナモンもオプションが沢山ついた美しいスティックを持っていたことをショコラは思い出す。
しかしショコラもバニラも人間でいうと10歳程度の子供だ。普通は大人にしか許されない《枝》を
使わせることに、実はロビンは反対だった。上が無茶を押し通しているのことを二人は知らない。
西谷からゲットしたハートは結局ピンクではなくオレンジ(300エクル)だったため、《枝》を買うには
まだ届かない。ショコラは自分なりに人間界に合わせた態度で頑張るも失敗続き。その上クラスの
子の恋を応援するためにエクルを消費。その間にもバニラはオレンジを2つゲットし、差は広がる。
修行10日目、一時魔界に戻っていたロビンが帰宅し、最初の成績発表が行われた。現在バニラ
900エクル、ショコラ310エクルでバニラの圧倒リードだ。しかもショコラの成績は歴代最下位。
このままでは女王どころか一人前の魔女さえ怪しい。愚痴るショコラに「遊びに来たんじゃない」と
ロビンは冷たい。バニラが母親の女王陛下からの差し入れを渡されているのを見て羨ましく思う。
優しい女王キャンディはショコラの分もお菓子を送ってくれたが、こんなとき自分も母親に相談した
り励ましてもらったりしたかった。せめて母親の形見の日記が見れればと思うが、鍵がなく開かない。
珍しく沈むショコラの様子を察してバニラが部屋を訪れる。ずっとショコラのようになりたいと思って
いたバニラに、女王キャンディは「自分らしさを磨けば輝きはより強い」と返してきた、と。
それを聞いてショコラも自分を無理に変えようとしていたから苦しかったことに気づく。
ライバルにそんなヒントを教えるなんて馬鹿なバニラ。でもそんな優しさがバニラらしさだ。
自分は自分らしく強気でいこうと思うのだった。
(´・ω・`)
クラスの悪ガキ・三村と対決したショコラは、衆人環視の前でベルトを奪ってズボンを落とし退散させる。
被害者だった女子達からは喜ばれるが、それ以来男子には更に怖がられ、三村のイジメの標的にされ、
カエルを机に入れられたり、弱点を探られたり…しかしショコラは平気だ。
恥をかかされたのは女子達も同じ!文句があるなら正々堂々と来い!というショコラに、今度は三村は
蛇を持ってくるが、ショコラより周囲が大騒ぎになってしまう。毒蛇でもない蛇なんてそんな怖いものでも
ないと二人は言い、意外と気が合うことに気づく。
三村は悪くない容姿だが少々怖い雰囲気があり、いつも女子から怖がられていた。
それにムカついて女子をいじめていたらしい。ショコラも他の男子にはおっかながられるが、三村には
かわいこぶらなくても地で仲良くできる。ドギツイからかい合いをしたり、二人ともアグレッシヴで楽しい。
熱愛の噂は広がり、バニラはショコラのことがまた心配になる。
まさか三村のことを好きになったのでは?とという疑問に大丈夫だ、とショコラ。
それに万が一好きになっても、そもそも人間にはハートは奪えない。と言うショコラにロビンは反論する。
もし、魔女であってもそのハートが深い真紅になってしまえば、例え人間相手でもそれを捧げなくては
ならないのだ。しかし魔女のハートは人間と違ってたったひとつしかない。魔女がハートを捧げるという
ことは死を意味するのだった。つまり人間にも警戒する必要があるのだ。
ショコラとピエールの微妙な雰囲気を気にする三村からピンクのハートをゲットしたショコラはやっと《枝》
を手に入れる。とっくに《枝》を購入していたバニラだが、ショコラが手に入れるまで先に進むのを待って
いた。自分だったら待たないとショコラは呆れるも、バニラは最近別行動になりがちで完全にライバルに
なってしまうのが寂しかったのだ。
杖を手に入れて最初にできるのは使い魔の召喚。しかし二人一緒に召喚魔法を使ったのに、現れたのは
バニラの使い魔<ブランカ>だけだった。
翌朝ショコラは以前三村に机に入れられた縞模様のカエルを見つける。
三村と仲良くなったのはこのカエルがきっかけだった。三村に見せようとカエルを持っていくが、ハートを
失った三村はショコラに冷たかった。
ハートを奪ったのは自分なのだから仕方ない。寂しくなんか、ない。
俯くショコラに気づいたアキラは、ショコラの縞模様のカエルを見て、地球外生物じゃないかと大げさに驚く。
そしてなんとそのカエルが突然喋り出した。ハッとして今のは腹話術だと誤魔化したショコラ。
そう、このカエルは昨日ショコラが召喚したはずの使い魔<デューク>だったのだ。
恐ろしく怠惰なデュークにショコラはムカムカ。デュークはショコラの元気がないのに気づき元気づけよう
としていたアキラのハートを育てろと言う。あのアキラがそんな優しいはずないとショコラは思うが、彼の
その後の言動を見て気遣われていたらしいと考えなおす。
さりげなかったので、全然気づかなかった。男の機微に疎いショコラはまだまだだ。
しかし疎いショコラから見ても不自然なほどあからさまに接してくるのがピエールだ。先日も昼食に誘われ
たのだが、それに参加するということは親衛隊(メンバーズ)と呼ばれる彼の美少女ハーレムに入ることと
同じことらしいと聞き、呆れて突っぱねていた。
なおも接近してくるピエールに、勝気なショコラはこっちが取り込んでやろうとデートの誘いを受ける。
その少し前、ロビンは魔界で重大な報告を受けていた。
魔界の王国ロワイヨームに敵対する勢力「オグル」が、魔界の支配権を得るために女王候補がいる萌黄学園
に魔界の始祖であった魔術師の後継者を送り込んでいるようだ、と。
オグルは悪魔に近い存在で、非常に危険だ。もし女王候補の二人がハートを奪われてしまったら……。
その後ロビンから聞いた二人は、学園に潜むオグルはピエールだろうと推測。薄々そうじゃないかとは思って
いたが、さくっと笑顔で命を狙われていたのだと思うとショコラもかなりショックだった。「こっちがハートを奪っ
てやる」とバニラやロビンの前では息巻くが、相手はハーレムまで作っているような男だ。不安が拭えない。
ショコラは残りのエクルを使い、あるものを注文する。
210 :
マロン名無しさん:2012/11/17(土) 23:19:56.62 ID:pNqRVli5
ほしゅ
翌日、ピエールとショコラの噂を聞いたメンバーズが接触してきた。彼女らが黒い嫉妬の闇でできたハートを
胸に抱いているのをショコラは見る。ハートを奪うのは自分もだが、あんなハートを抱かせるやり方は良くない。
黒(ノアール)のハートは奪うものさえ害する危険なものだ。
速達で届いた魔界アイテムは「すかしプレート」という、その名の通り物をすかして見れるというアイテム。
母シナモンからピエールに勝つヒントが得たくて日記を読むために買ったものだ。が、宅配のお兄さんによると、
それは使い捨てな上、帳面は1ページ目しか見れないと聞き大ショック。500エクルもしたのに大失敗な買い物
をしてしまった。
シナモンの日記は初めから鍵がない。ショコラが人間界に行く事になったら渡してくれと祖父に託され、今は
ショコラの手にある。母は自分に何を伝えたかったのか?プレートを日記にかざしてみると、ショコラへ向けた
メッセージが書かれていた。
「女王としていちばん大切なことを教えてあげます。ハートを奪っても相手に感謝の気持ちを忘れないこと、
自分を愛してくれた人に心からのキスを忘れないことよ、プリンセス」
もっと色々聞きたかったが、使い捨てのプレートはあっさり消えてしまう。プリンセスとは一体?
初めて母親に触れ合えた気がして、涙ぐむショコラ。と、それを目撃して動揺するアキラ。
「心からのキスを」という言葉に心揺らぐショコラだが、別にアキラに愛されたわけではない。今の標的は
ピエールだ。学校の厨房にいるピエールを見つけ出すと、彼は大嫌いな人参を一生懸命つついていた。
以前ショコラが嫌味で好き嫌いのある男は嫌いと言っていたのを覚えていたのだ。
それを聞いてショコラはまたどきっとしてしまう。
ピエールの元へショコラが行くのを見たバニラが心配して追いかけてきていたが、ショコラがピエールのハートを
取れたと勘違いしたことをきっかけに、ショコラが「バニラは普通にしてるだけで簡単にハートが取れていいね、と
言ってしまい、バニラを怒らせてしまった。
基本さっぱりしたショコラに対して、バニラは優しいが一度怒るとしつこい。ツンツンモードになったバニラに、
つまらないアイテム買うより《枝》にオプションをつけるようチクチク言われる。
ショコラの《枝》は棒きれのままだが、バニラの《枝》には既に魔法の効果のついた様々な宝石がついていた。
庶民のショコラを軽蔑し、プリンセスなのだからと縁を切るよう言うブランカを、バニラは窘める。
昔からショコラはバニラにとって憧れで、強くて明るくて、友達もBFもいなかった自分をいつも守ってくれた。
しかしそんなショコラだからこそ人間界での戸惑いが大きいのかもしれない。
怒らず助けてあげなくてはと自制する。
一方ショコラは相変わらず。何もオプションがない状態でピエールに挑もうとする無謀さにデュークは呆れる。
これが次期女王と謳われたシナモンの娘とは…。魔女シナモンは有名人だったようだ。しかしあの日記には
疑問が残る。なぜショコラを「プリンセス」と読んでいるのか?普通に考えればプリンセス(王女)はバニラだが
もしかして、本当は前回の女王試験で女王になったのはシナモンではなかったのだろうか?
そんな疑問をバニラとブランカに聞かれてしまい、ブランカは激怒。バニラは魔法の香水を作りショコラに
プレゼントするも、「女王は私のママだから」と固い態度を崩さない。
お互い自分の母親に誇りを持っているのだ。ショコラは愚痴ばかりだった自分の態度を反省する。
翌日、ショコラはバニラからもらった香水をつけてみた。すると、周囲からいい匂いがすると顕著な反応が。
この香水、相手が一番好きな匂いに感じるというものだったのだ。いともあっさりと男の子達からピンクや
オレンジのハートが手に入り、ショコラは驚く。
喜び感謝するショコラ自身もこれまでとは少しずつ変わってきていた。ただモテアイテムとして便利と思って
いた香水だが、アキラからはカレーの匂いと言われ、必ずしも好きな匂い=ときめきとは限らないらしい。
そうやって試行錯誤し、失敗を重ねながらバニラも頑張っていたのだ。
三日後、溜まったハートを使い、ショコラの《枝》にはいくつものオプションがついていた。今日はピエールと
のデートの日。感謝とお詫びをこめて、ショコラはバニラの部屋にスミレの花を降らせて出かけていった。
ピエールとの水族館デートは途中まで順調に見えたが、メンバーズが乗り込んできて嫉妬で修羅場に。
豹変したピエールは巨大な結界を張り、彼女たちの黒(ノアール)を奪う。なぜ害のある黒のハートを奪って
平気な顔をしているのか…。嫉妬や憎しみは人間の持つ最も強い感情だとピエールは言う。
圧倒的な魔力の差を見せつけられ、ショコラは戦いを挑むも、ハートの奪い合いでもやはり圧倒的な力の差が
物を言い魔法で惹きつけられてピンクになったショコラのハートはピエールの元へ。
こんな簡単に死ぬのかと思っていたところへショコラが結界の外に送った魔法が届きデュークが結界を破って
助けに現れる。ピエールの結界をあっさりと破り退散させる。デュークは一体何者なのか?
帰宅したショコラはロビンから命を危険に晒した叱責を受ける。王国とオグルの戦いに女王候補は関わるなと
強く言われ、ピエールがこれ以上彼らに接近しないよう、二人には警護として騎士団を派遣すると言う。
ショコラには分からないことだらけだ。なぜ、ピエールは女王候補の命を狙うのか。そもそもなぜ王国とオグルが
対立しているのか。なぜ害のある黒のハートを集められるのか。王国はオグルをどうするつもりなのか。
ロビンもデュークも何も教えてくれない。
ショコラは魔界に魔界に行って調べてみようと考えるが、バニラは大反対。自分たちがやるべきことは女王修行で
あって、オグルやピエールとの戦いではない。正論だが、納得できないショコラは、ロビンを尾行したり魔法の道具
を騙したり、頭を働かせ魔界へ戻ることに成功する。
懐かしの故郷に帰ってきたショコラは森の番人・ウーとソールの双子と再会するが、彼らの<どっちがショコラと
結婚するか>の喧嘩に巻き込まれ王宮殿の屋根が壊れ宮殿内に転落してしまう。
王宮の破壊と侵入の罪で三人はあっさり警備隊に捕まり魔法封じのある牢屋に入れられる。
以前は明るかった王宮がなぜか暗いことにショコラはウーとソールによると、最近魔界ではエクル不足らしい。
魔界では全てのエネルギーがエクルで賄われているため、エクル不足で街の明かりがよく消えているという。
ロビンのような一人前の魔法使いにかかれば人間界でいくらでもエクルが取れるのに、一体何故だろう。
ショコラが魔界に戻ったのはオグルについて調べるためだ。
警備隊長のグラシエ大尉は、「オグルにとって魔界人は獲物でしかなく狙うことに理由はない」と言うが……。
脱獄を図るショコラの前に女王キャンディが現れる。宮殿の老朽化を理由に女王は彼らを無罪放免にしてくれた。
バニラの母であるキャンディならきっと分かってくれると、戻ってきた理由を打ち明ける。
なぜ、オグルが私達を憎むのか知りたくて来たと。そして黒のハートを取る理由も。
そんなショコラの勇気を女王キャンディは賞賛し、魔法で遠い過去を映しだした。
魔界はそもそも人間界にいた七人の魔法使いが作ったものだ。
六人の魔女と一人の魔法使い。その「一人の魔法使い」がかの「氷雪の貴公子」グラースであった。
六人の魔女全ての夫だった彼だが、その影響力を懸念されたり嫉妬の結果、六人の妻全員から裏切られ封印され
地の果てに閉じ込められた。彼の子孫も追い出され、辺境の地に住んだ彼らは「オグル」と呼ばれ迫害された。
そして長い時が経ち、今彼らは王国に戦いを挑まんとしている。
「さて――悪いのはどちらかしら。迫害した王国か憎み続けるオグルか…。私達に裁く権利はあるのかしら」
分からないと言うショコラに女王キャンディはよく考えるように促す。
オグルは自分を殺そうとしたと主張するショコラに、やられたらやり返す血の応酬を終わりにしたいのだと女王は言う。
魔界人もオグルも元は同じ一族なのだから。
女王は今後は騎士団を送るのでオグルに近づかないように告げる。こちらからけしかけることはしたくないからと。
人間界に戻るよう言われたショコラは城を出て、束の間の友人たちとの再会を楽しむ。
魔界の甘い匂い、ドギツイ会話のやり取りが懐かしかった。友人達のひとりモカの両親は結婚している。
一見当たり前のように聞こえるが、実は魔界で結婚している人はとても少ない。
そもそもハートをひとつしか持たない魔界人がどうやったら結婚できるのか?ショコラの疑問の答えは、お互いの
ハートを交換して相手の命を預かるのだということだった。魔界の結婚は命懸けなのだ。
おっつ
ほし
ほす
クレイモア続き
書けるとこまで
あと
>>42指摘の通り、テレサの間違いです
ありがとう
<5巻 scene25〜>
内心で覚醒者・プリシラへの復讐を願い続けていたクレア。
彼女は、はじめて覚醒者討伐に参加することになる。
覚醒者討伐はチームであたることになっており、今回チームを組むのは4人。
・ナンバー6 ミリア 【リーダー。チーム内で最も強い者】
・ナンバー15 デネヴ
・ナンバー22 ヘレン
・ナンバー47 クレア
デネヴ、ヘレンはナンバー47(最下位)で協調性に欠けるクレアを嘲笑い、
3人は険悪な雰囲気。
翌朝、4人は覚醒者討伐に出立する。
しかし現れたのは、男の、予定より遥かに強い覚醒者だった。
<6巻>
実は、今回の覚醒者討伐チームは
「限界を超えて覚醒しかけたが戻ってきた戦士(半覚醒)」かつ
「揉め事を起こしやすいなど、組織にとって扱いづらい戦士」で構成されており、
組織によって、討伐失敗による死を仕組まれていたようだった。
クレイモアは女しかいないのに、なぜ男の覚醒者がいるのか?
【リーダー】であるミリアは組織の裏事情に通じていた。
「初期に作られていたのは男の戦士」
「男は覚醒への衝動を抑えられずに短期間で覚醒するため、女だけになった」
とミリアは説明する。
彼女は組織への復讐を心に秘めて、組織の暗部を探っていたため、
組織の処分対象になっていたのだった。
4人は大苦戦しつつも、覚醒しかけたことで得た能力を駆使。
からくも勝利する。
(戦士随一のスピードを持つミリア、欠損部位の再生能力を持つデネヴ、
四肢伸縮できるヘレン、妖気探知で相手の動きをみるクレア)
今回知ったことを胸にしまい、4人は再会を誓って別れた。
---------------------------------
表向きは組織に従順な姿勢を示すようになったクレア。
やがてより強い覚醒者討伐の指令が下る。
今回のチームはなぜかたったの二人だった。
相手は組織のナンバー4・オフィーリア。
「仲間・人の命を何とも思わない、血塗られた凶戦士」と
ミリアが警告した相手だった。
<7巻>
ナンバー一桁の中でも上位戦士のオフィーリア。
圧倒的な強さを持ち、覚醒者をひとりで倒してしまう。
さらに「限界を超えて覚醒しかけたが戻ってきた」クレアを見て、
すでに覚醒者だと決めつけて殺そうとする。
クレアは互いが生き残るため、ラキと再会を固く誓い、別々の道へ別れた。
しかし右腕を失い、絶体絶命のクレア。
それを助けたのは、かつてのナンバー2・イレーネだった。
テレサ討伐隊のひとりであり、プリシラ覚醒に立ち会ったイレーネは
左腕を失いながらも命を取り留め、組織から逃れて隠遁生活を送っていた。
クレアはイレーネに匿ってもらい、高速剣を習う。
出立の日、クレアは餞別としてクレアに己の右腕を斬り渡した。
クレアは全てが済んだら返しに来ることを約束して、右腕を自分のものとした。
しかしクレアと別れた直後、イレーネは組織の追手による粛清で命を落とす。
一方、イレーネから大きなダメージを受けていたオフィーリアは、
怒りから限界を超えて覚醒していた。
一本角の化物(プリシラ)に兄を殺されて以降、激しく覚醒者を憎むオフィーリア。
彼女は自身が覚醒した事実に気づいて泣き叫ぶ。
同じ者に執念を抱いていたことを知ったクレアは静かに言う。
「私は組織のナンバー47クレア… 一本角の化物… プリシラの首を狩る者だ」
<8巻>
オフィーリアの叱咤を受けながら、クレアはとうとうイレーネの腕と高速剣を使いこなし、
オフィーリアの首を狩った。
---------------------------------
組織から行方をくらませて、ラキを探すクレア。
それを組織の追跡者、ナンバー3ガラテアが追っていた。
そんな中、クレアは"深淵の者"リフルに出会う。
元ナンバー1の覚醒者であり、突出した力を持つ三体は"深淵の者"と呼ばれていた。
・北のイースレイ(男の戦士時代のナンバー1)
・南のルシエラ (姉・ラファエラとの精神同調を使った覚醒実験に失敗して覚醒)
・西のリフル (最初期の女戦士ナンバー1)
リフルは幼い少女の姿をしていたが、才知に長け、
愚直だがやたら固いダフ(男時代ナンバー3の覚醒者)など、多くの妖魔を従えていた。
彼女は、北のイースレイが『記憶を失った女の覚醒者(プリシラ)』を
手に入れて以降、勢力を伸ばしだしたこと、
それに応じて自分や南のルシエラも手駒を増やしていることを説明した。
<9巻>
ナンバー3ガラテアから「他人の妖気に同調・コントロールができる」ことを学んだクレアは、
西のリフルに覚醒させられ、限界を超えた直後のジーンを引き戻すことに成功する。
ナンバー9ジーンは深くクレアに感謝して「クレアの為に自分の命を使う」と話す。
クレア、ガラテアは"最強の突き"を持つジーンの力を借りて、どうにかダフの優勢に立つ。
しかし圧倒的な力を持つ西のリフルには手も足も出ず、
リフルは「半覚醒」状態にあるクレアとジーンをおもしろがり、そのままダフと去って行った。
クレアに組織に戻るよう促すガラテア。
しかしクレアとジーンの反抗にあうと、
ふたりは"深淵の者"との戦いで死んだことにして、見逃してくれる。
しかし嘘はすぐに露見。
ガラテアは命も危ないような任務におくられてしまう。
そしてクレアとジーンは新たな追跡者・ナンバー5ラファエラに見つかっていた。
かつてクレアと組織の仲介人をしていたルヴルが登場して、
「人手不足解消のため、北の戦地に赴けば首を刎ねない」と条件をだす。
北のイースレイの扇動により複数の覚醒者が村を襲っていた。
集められたクレイモアは総勢24人の大部隊。
クレアは過去の覚醒者討伐で再会を誓った3人、
ミリア(No.6)、デネヴ(No.15)、ヘレン(No.22)は互いの無事を喜ぶ。
今回も【リーダー】を務めるミリアは、ジーンを含む4人にだけ真実を語る。
「この作戦… 成功の確率はゼロだ」
覚醒者の行動の後ろに北のイースレイがいる。その討伐が本質であること。
しかし"深淵の者"イースレイを倒すことは不可能。
つまり今回の24名は組織の時間稼ぎの捨て駒にすぎなかった。
<10巻>
ミリアは強引なリーダーとして24人をまとめ上げ、的確な指揮を執った。
劣勢の中、クレイモアたちは親交を深めながら、3体の覚醒者を撃退することに成功する。
しかしそれは小手調べにすぎなかった。
イースレイは獅子王・リガルド(男戦士元No.2)をはじめとする覚醒者27体を送り込み、
クレアたちクレイモアもろとも、北の村を根絶やしにすることにした。
一方、北にいたラキは奴隷として売られそうな中、なんとか脱出に成功。
不思議系少女と、その保護者らしき青年に出会い、
長い間、いっしょに旅をすることになる。
それは偶然にも記憶を失った"一角の化物"プリシラと、
"深淵の者"北のイースレイだった。
ラキは二人の正体を知らないまま、一緒に南に向かって出発する。
<11巻>
獅子王・リガルドたちの強さに歯が立たないクレイモアは瞬く間に人数を減らした。
仲間の死に激昂したクレアは四肢だけの覚醒(完全妖力解放)に成功し、
獅子王リガルドを倒す。
しかし最後にクレアはとうとう限界を超えてしまい、元に戻れなくなってしまう。
人としての死を願うクレア。
しかし瀕死のはずのジーンはクレアを抱きしめた。
かつてクレアがしたように、妖気をあわせ、ジーンはクレアを人間に引き戻す。
ジーンの亡骸にクレアは嗚咽を漏らしながらも、
大剣を握り締め、勝ち目のない最期の戦いに向かっていく。
しかし圧倒的な戦力差を覆すことはできず、すべての命が消えた。
---------------------------------
北のイースレイは東(組織の土地)、西(リフルの土地)に
それぞれ覚醒者を送り込んでいた。
組織はナンバー1アリシア、ナンバー2ベスの双子を使った精神の共有に成功していた。
双子はベスに二人分の意識を預けることで、アリシアを完全覚醒して戦わせることができる。
ただし意識同調の弊害として(組織にとっては都合がいいが)、
双子はほとんど自我がなかった。
覚醒体のアリシアは組織が命ずるがままに、攻めてきた11の覚醒者をあっさり皆殺しにする。
双子のアリシア、ベスの成功は、以前に姉妹を使った精神共有を参考にしていた。
姉妹の時は、精神を受け持つラファエラ(妹/No,2)の心の弱さが原因で、
ルシエラ(姉/No.1)は"深淵の者"となり暴走。組織が壊滅しかけた。
そしてラファエラは元ナンバー5として復帰、過去の決着を求めて彷徨っているのだった。
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その頃、"深淵の者"北のイースレイ自身はラキ、プリシラとともに南に進んでいた。
自身の部下を東(組織)、西("深淵の者"西のリフル)の足止めに使い、
"深淵の者"南のルシエラと一対一で決着をつけるためだった。
クレイモアここまで
続きは書ける人がいたらよろしく
訂正
下が正しい
他にも間違ってたらごめん
>>221 >出立の日、【 イレーネ 】は餞別としてクレアに己の右腕を斬り渡した。
>>222 >・南のルシエラ (【 妹 】・ラファエラとの精神同調を使った覚醒実験に失敗して覚醒)
>>223 >クレアは過去の覚醒者討伐で打ち解けた3人、
>ミリア(No.6)、デネヴ(No.15)、ヘレン(No.22)と再会し、互いの無事を喜ぶ。
228 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:24:23.36 ID:???
暇なのでクレイモアの続き。
[11巻]
北の街ピエタの戦いを制した覚醒者の群れは、
北の地にある組織のアジトへと向かった。
彼らの前に立ちふさがったのは、
クレイモアのNo.1, No2のアリシアとベス。
アリシアは双子であるベスと精神と共有する、という方法で、
理性を失わない完全覚醒を成し遂げていた。
アリシアは一体で覚醒者の群れを全滅させてしまう。
二人の力に驚愕するガラテア(No.3)。
この精神の共有という実験は、姉妹のクレイモアによって
過去にも行われ失敗したはずだったが…
覚醒者の群れは西の地にも向かったが、
リフル、ガフが相対しこちらも全滅する。
一方のイースレイは目的通りに南の地へと到着した。
全ての部下は、その時間稼ぎとして捨て駒にされたのだ。
イースレイは南を収める深淵の者、ルシエラと対決する。
深淵の者同士の戦いは鮮烈を極めた。
そして、戦いを見届けるクレイモアNo.5 ラファエラ…
229 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:27:44.25 ID:???
[12巻]
かつてのNo.1ルシエラとその妹ラファエラによって
行われた実験は失敗し、ルシエラは覚醒者となって暴走した。
片目を負傷し、用済みとなったラファエラだが
扱いに困った組織は彼女の処置をナンバー剥奪に留める。
死人同然となるも、姉を探して放浪の旅を続けるラファエラ。
時が立ち、組織の人手不足(テレサの事件による)により
ルヴルからの誘いがかかる。
ラファエラの目的は、姉ルシエラの抹殺だった。
ルシエラの情報を対価に、ラファエラはNo.5として復帰した。
深淵の者同士の戦いはイースレイが勝利した。
からくも逃亡したルシエラの前にラファエラが現れた。
泣いて再会を喜ぶルシエラは、未だ覚醒者特有の
歪んだ精神で、イースレイへの復讐を叫ぶ。
ラファエラは抱擁する腕に力を込め、そのまま姉を殺した。
それから7年が経過した。
北のピエタ廃墟での、覚醒者討伐の任務。
メンバーの一人、クラリスのNo.は47。
クレイモアとしても不完全で、完全に実力不足のクラリスだが
組織は積極的に覚醒者討伐を行うよう
方針を変えており、深刻な人員不足らしい。
だが覚醒者も徒党を組むようになり、クレイモア達は敗北。
クラリスも早々に意識を失い、大ピンチに。
230 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:29:32.60 ID:???
クラリスが意識を取り戻したとき、そこに覚醒者の姿は無く、
辺りは血の海で、メンバーも一命を取り留めていた。
クラリスは北の地に立てられた何十本もの剣、
おそらくは7年前の戦士の墓標を見つける。
だが剣の数は17本、死んだ24人の戦士には7本足りない…
クラリスから離れ、彼女を見下ろすミリア、デネブ、ヘレン。
止むを得ず助力した3人だが、勘付かれてしまった。
だが7年間で全く妖気を出さなくなった自分たちを
見つけるのは不可能。組織もそれほど暇ではないだろうと、
クラリスを放置して撤収する。
7年前、生存確率ゼロの任務の前に、
ミリアが取った策は、妖気を消す薬を半分飲み、
気絶した時点で仮死状態になる、というもの。
そして戦いで生き残ったのは7人。
ミリア、デネブ、ヘレン、クレア、そしてシンシア、タバサ、ユマ。
7人は任務で死んだことにして、北の地で隠れ住んでいたのである。
そんな中、未だにラキを求めて廃墟を探すクレアは、
地下牢で彼の痕跡を発見。ラキは生存していると確信を持つ。
皆が反対する中、南に向かう決意を固めたクレア。
そしてミリアの組織壊滅という目的もあり、
一同は7年振りに北の地を離れるのであった。
231 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:31:49.97 ID:???
クラリスは組織に戻り幹部に報告するが、
ミリアの思惑通り、北の7人の存在はほとんど無視された。
クラリスは新たな任務として現戦士No.4のミアータの世話をすることに。
ミアータは強力であるが精神が幼児退行した問題児だったが
幸いにもクラリスは、ミアータの"ママ"として気に入られる。
南に向かった7人。超レーダー能力のタバサを中心に周囲の妖気を探り、
クレイモアの一団と、西のリフルとの衝突を察知。
放ってはおけず、助けに向かう。
[13巻]
新世代のクレイモアNo.3オードリー、No.5レイチェルは
リフルに善戦する(かませ的に)が、やはり敗北。
ミリアたちはリフルに囚われた二人を救い、脱出する。
だがクレアはその場に留まり、7年前からの情勢の変化を知るため
リフルからの条件を飲み、情報を聞き出す。
覚醒者たちの群れは西はリフル自身により、
北は組織のアリシアによって全滅した。
そして南でのルシエラとイースレイの戦いは、辛くもイースレイが勝利した。
深淵の者による三竦みが崩れ、リフルはイースレイのスキを狙って動いたが、
戦うことはできなかった。そこにプリシラがいたからだ。
リフルは、プリシラの強さが自分たちを凌駕することを初めて知り、
引くしかなかった。プリシラの下に付いたイースレイの真の目的は、
唯一プリシラを倒しうる手段、深淵2体での共闘を阻止することだったのだ。
232 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:35:06.67 ID:???
そんなわけで今やリフルは戦力を求めて活動中。
"あるもの"を手に入れたリフルは
その関係で妖気探知のできる戦士を探しているらしい。
リフルが出した条件は彼女の仲間になることだったが、
クレアはやっぱ無理、と逃げ出す。
クレアは深淵を倒すまでは無理でも
欺いて逃げ切るぐらいの実力は身に着けていたのである。
[14巻]
クラリスとミアータに、組織を離反した元No.3、ガラテアの粛清任務が命じられた。
ガラテアは完全に妖気を隠し、更に超強力な妖気探知で
どんな追っ手からも逃れて身を隠しているが、
ミアータの野生の直感なら探せるかもしれない、とのこと。
クラリスは妖魔やミアータを恐れつつも、共に旅を続け、
聖都ラボナへと辿り着く (ラボナは3巻でクレアが戦った街)
二人は衛士のシド、ガークらの協力を得て、
教会のシスターに化けていたガラテアを見つけ出す。
ガラテアは能力強化のために盲目となっていたが、
その力は未だ健在で、ミアータと互角以上であった。
二人は妖気を消す薬で聖都に潜入したが、
ガラテアの妖気探知の前にはお見通し。またガラテアの目論見どおり、
街にクレイモアが現れたことで、聖都に隠れていた覚醒者が動き出す。
233 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:37:13.55 ID:???
覚醒者 鮮血のアガサ。元No.2であり強大な力の持ち主だが、
ガラテアと、他のクレイモアが協力すれば勝てるはずであった。
だがクラリスもミアータも融通が効かず、
覚醒者が現れてもなお、優先事項はガラテア粛清である。
これはガラテアも大誤算。ミアータがミスに気付いた頃には
すでに大ダメージを受け取り返しのつかない状況となっていた。
ラボナの兵士達の努力も叶わず、アガサの刃がクラリス達にせまる。
その瞬間。アガサの四肢が弾けとんだ。
そして周囲には七人の影が…
[15巻]
聖都に到着した北の7人。
その卓越した連携はアガサを圧倒し、難なく撃破する。
ガラテア討伐の任務を放棄したクラリス達に、
組織に戻らなければいいと告げるミリア。
だが組織を壊滅させるというミリアに対し、ガラテアは怪訝な反応。
今の戦士とは戦わずに、組織を壊滅させることができたとしても
組織が無くなれば、人々は妖魔に対抗する術を失ってしまう。
矛盾を突きつけられたミリアは、己の知る全てを話す。
234 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:39:50.61 ID:???
この矛盾はミリアもすぐに気付いた。だが調査をすすめると、
辺境の集落では、クレイモアの組織どころか、
妖魔の存在すらまるで知らないことを知った。
古より人を喰らう存在である妖魔。
クレイモアの存在意義、だがそんな言葉はウソであり、
妖魔は組織の中から生まれているのでは?という推論に至った。
調査をすすめるミリアは、更なる事実を知った。
この世界は実は辺境の小島でしかなく、
大海を経て途方もなく広い大陸が存在する。
その大陸では二つの勢力が戦争を続けているが、
最近、一方の勢力が強力な種族を引き入れたことで情勢が変化した、
そして相対する勢力が取ったのが、人を怪物に変える悪魔の研究、
いわゆる覚醒者である。だが覚醒者は自軍においても手に負えない。
この地は、そんな覚醒者を制御するための実験場なのだ、と。
その場の誰もが驚愕する中、ガラテアは協力を了承する。
一行は聖都の人々からも受け入れられた。
シドたちの情報から、ラキもクレアを探して聖都を訪れ、
西の地に向かったことを知る。
235 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:41:18.95 ID:???
西の地、かつてのラキの故郷。
未だに妖魔に怯える村を、少女を連れた一人の剣士が訪れる。
少女は村人に潜む妖魔を見抜き、剣士は一刀の元に切り伏せた。
剣士は逞しく成長したラキだった。ラキは疑心暗鬼の村人たちと和解。
そんなラキの元に、現戦士No.6のルネが現れる。
妖魔を難なく倒したラキを怪しむルネ。
だが少女(プリシラ)がとてつもない存在だと見抜き、
それでも最後まで共に居ようとするラキにも呆気に取られる。
ルネはクレアを探しに協力すると告げ、二人を見逃すのであった。
クレアを求め、村を離れるラキとプリシラ。
一方のルネは、その帰路でリフルに捕まってしまう。
聖都ラボナ。
ミリアはクレアを気遣ってか、組織との戦いの前に、
皆にやり残したことを済ますように告げる。
そしてヘレン、デネブはそれぞれの故郷に里帰り。
クレアはシンシア、ユマの二人を(監視役で)連れて西の地へ。
ミリア、タバサは聖都でその帰りを待つことになった。
236 :
クレイモア:2012/12/24(月) 01:46:50.13 ID:???
[北の7人]
クレア…元No.47、一応主人公。特技は妖気探知と高速剣。
高速剣は妖力開放が必須なため、新たに元No.8フローラの風斬りを習得。
別れたラキを探すことと、皆には伏せているがプリシラへの仇討ちが目的。
ミリア…元No.6、7人のリーダー格。特技は一瞬の高速移動"幻影"
新たに妖力使わない真・幻影を習得。組織壊滅が目的。
デネブ…元No.15、ほとんど主人公キャラ。
特技は超再生。二刀流を会得
ヘレン…元No.22、デネブとは腐れ縁。
特技は四肢の伸縮で、ジーン同等の閃空剣も会得。
シンシア…元No.14、妖気同調での回復役。
タバサ…元No.31、広域の妖気探知役
ユマ…元No.40、お荷物役。みんなの人気者。
[他のクレイモアなど]
ガラテア…元No.3、"神眼"の二つ名を持つ妖気探知のスペシャリスト。
組織に離反し、聖都ラボナで盲目のシスターとして隠遁生活中。
クラリス…現No.47、 クレイモアとして不完全な"色付き"。
組織の機密を知ったことで、聖都ラボナに避難。
ミアータ…現No.4、 実力充分な幼女。クラリスと共に聖都へ。
ラキ… イースレイの教えを受けて一流の剣士として成長。クレアを探して西の地へ。
[覚醒者]
プリシラ…ラキに同行。最強であるが普通の覚醒者以上に精神が曖昧。
イースレイ…北の大物。プリシラのためにルシエラを撃破したが…
リフル…西の大物。イースレイに対抗するため、その時に
拾った"あるもの"を制御しようとクレイモアの戦士を探している。
ルシエラ… 元・南の大物。7年前に戦士ラファエラにトドメを刺されたが…
クレイモア乙
えー
ほしゅ
ほ
ほ
保守
243 :
マロン名無しさん:2013/01/20(日) 19:18:50.10 ID:c0t2K13S
アラカワシン ボクと魔女の時間
寅ヤス サイクロプス少女さいぷ〜
内藤泰弘 血界戦線
高野真之 MOON EDGE
小川麻衣子 ひとりぼっちの地球侵略
あさの 麻宮さんの妹
岡本倫 極黒のブリュンヒルデ
一度にたくさんのお願いですいません、よろしくおねがします
保守
ほ