週刊少年チャンピオン1995年9号(1月25日発売)から連載された、『鉄鍋のジャン』について語ろう!!
この漫画のあらすじは、陰陽五行の力を借りて1日1話ずつ投下される。
時々裏の顔が出て、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
ネタバレ発言はご法度で、現在明かされてる情報でのみ語り合いましょう。
また、連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレへ。
次スレが立ったら/連載終了後は楽屋裏!
現代に戻って好き放題に語り合え!
連載中スレの楽屋裏 第33幕
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1315740241/
五行が手にした酒は、ジャンの濃厚な料理を洗い落とすための食前酒らしい…
ゴクリと飲んで「キシシ」と笑いながら勧めるが、審査員たちはおびえている。
裏があるのではないかとジャンとキリコは疑うが、結局審査員は口にすることにした。
東南アジアにある、パンの木の酒――五行が蒸留した特製で、80度以上の強さだ。
まず、玉海山関がキュッと飲み始める。
普通の人間ならブッ倒れるようなキツイ酒…その言葉を聞いて、ジャンは階一郎によってのた打ち回された過去を思い出す。
ジャンはいきなりオタマでグラスを叩き落とした!
「五行――おまえドリアンとアルコールの関係を知っていたな!?」
かつて、階一郎はジャンにドリアンとある種の酒を食べさせていた。
「料理は頭で覚えるものじゃない!体に染み込ませるものだ」
ダァンとジャンは倒れ伏す――体が動かず気持ち悪い…
「ドリアンはある種のアルコールと一緒に食すと体に変調を起す場合がある――」
そして、その度数が高くなるほど危険度が高くなる!
「この食い合わせは絶対やってはならない!!体に刻みつけたか、ジャン!これからもいろいろ教えてやろう。このやり方でな!!!」
そう、玉海山関も体がシビレて崩れ落ちる!
五行の料理は食べていないし、ジャンの料理のほかには五行も飲んだ酒だけ……
「なるほど、秋山のせいだったんだ!」
そう判断した観客たちは、「二度と料理が出来ないように腕をへし折っちまえ〜ッッ」と怒り狂いだした!
ドリアンと酒の組み合わせ、やはり使ってきたか!
現実では迷信と言われているけど、一応監修がついてるから本当の事なんだろうか?
とはいえ、これからジャンはどう弁解するのか見ものだ
とりあえず、「ある種のアルコール」でぼかしてるんだろうな。
蟇目の特製スパイスみたいに。
ジャンが階一郎に飲まされた後に、手当てを受けていたらその方法を持ちだしてくるかも。
いやジャンに前科があるとは言え、これは流石に観客がおかしいだろ
五行の酒飲んだ奴がぶっ倒れてんのにジャン責めるって
まあ現実で本当にヤバいんなら、そもそも「ある種の」とぼかす必要性はないわな
実際にこの食いあわせをやってみても平気だって話も多かったりするし
ドリアン関連のトリビアを使ってみたいけど、確証が取れないから曖昧にしたってとこか
>>2>>5 酒飲んでない他の奴が倒れてない以上、五行の仕業なのは明らかなのにな
五行有利にもっていきたい話の都合は分かるが、バカ観客(というか無理のある展開)だなw
仮に真相が分かってそれぞれは無毒、食い合わせのせいだとなっても
それはあとから仕掛けた五行が悪質って事にしかならないしな
もう観客の中に五行の手下がいるとしか思えない、絶妙のタイミングで煽ってるからなあ。
審査員も、普通の人間ならブッ倒れるようなキツイ酒って言っといてホントに倒れたら
ジャンのせいかよ…。やっぱり展開に無理があるわ。
なんかドリアンと酒のこと言いたくて仕方がないって感じだ。
それにしても「面白ければいいんだよ」って、秋山援護の指示出したプロデューサー
この状況どうするんだろうなw ねぇねぇ今どんな気持ちのAA張りたくなるwww
秋山叩きしてた時までならともかく、それをやめた現状でこれはなぁ
この展開やるのなら最後まで秋山叩きを続けるべきだった
まあ普通なら急性アル中を疑うわなw
とりあえず秋山叩きがしたい連中を集めているんだから、さもありなんという感じではある。
まぁ腕へし折られる程度で料理出来なくなるジャンじゃないんだけどな
>>11 途中がなければさもありなんだろうけど
今までの流れだとちょっと違和感あるよ
ジャンは観客からゴミを投げつけられてしまう。
五行にハメられたと、歯噛みする…が、気を取り直してとある食材を探し出す。
「秋山の魔法を見せてやる!」と宣言して取り出したのはガマガエル!
なんと、玉海山関の口の上で、絞り出した!?
白い体液を注ぐと、ガハァッと横綱が目を覚ました!
「オレが使ったのはアジア・ヒキガエル!強心剤「蟾酥(せんそ)」の原料となる耳腺を持っているカエルだ!!」
成分は強心性ステロイドのシノブフォタンとブファリンで、強心・鎮痛・解毒の特効薬!
「う〜やっぱ料理の審査なんか引き受けるんじゃなかった〜相撲取は相撲を取っているのが一番だ」
そう呻く横綱の口に、ジャンは気つけ薬だとカエルを突っ込んだ!
秋山が助けたのか?だが、あの酒は五行も飲んでいた――観客たちは混乱し出す。
ジャンはヒキガエルを五行に付きつける。
「上等じゃねえかオレの料理に泥をぬった事を後悔させてやるぜ!!!」
まったく料理してない、素材の味を生かした薬かw
…スタッフはカエル料理を予想していたのか、まさか、ドリアンとある種のアルコールで病人が出ることを予想していたのか?!
ガマの油は切り傷に効くんじゃなかったのかw
なんか料理勝負とかけ離れてきたなぁ。少なくとも、五行は旨い不味いであんまり勝負する気ないだろ。
前回の終わりと今回の冒頭では、観客が暴動を起こす直前くらいパニックになってるのに
ジャンが横綱を救いました、であっさり解決かよ
観客の9割以上はジャンを疑ってるなら、中には
「騙されるなー!本当に助けたかどうか分かんねーぞー!」とか
「今さら助けたって遅い!お前の犯行はここにいる全員が見てる!」とか
言いだす奴がいてもおかしくないと思うんだがな
まあこれ以上五行の妨害にページ使わずに、とっとと勝負に行きたかったんだろうけど
まあ五行の小細工が浅はか過ぎるからな
それで勝ったと思える五行もアホだし
それにつられてしまう観衆もアホ
秋山に知識があって、相撲取りの飲酒を止めようとした時点で五行はこのやりとりに関しては惨敗だろ
酒との食い合わせを披露して告発するより、蝦蟇で実際的な救命をした秋山の方が全然上を行ってる
>>17 ジャンが助けられなくても、食い合わせのことなり、他の4人は平気なのを言えば立場逆転だからな。
四回戦の自爆といい、大谷が裏の顔を心配してたのは五行がアホ・・・もとい切れて見境なくなるのを知ってたからかな?
五行が「邪道士五行」「裏五行」の異称に名前負けしないほどの
ジャンの強制発刊や五行自身の強制食わせ以上の物を見せられるかどうかだな
このままでは蟇蛙の方がマシに思えてしまう
訂正
蛙→目
>>18 つーか(現実での食い合せによる結果はさておいて)ドリアンとアルコールの関係を
審査員でも他の番組関係者でも、誰か一人でも知ってたら、その時点でアウトだわな
「ムダな遠吠えはやめな」と五行はジャンを無視し、ハクビシンの地獄鍋「火災樹(ホウツァイスー)」を審査員にふるまう。
沙茶醤(サーチャージャン:干し魚、干しエビ、干し玉ネギ、大豆油、香辛料を混ぜたもの)の赤いスープには肉、
白汁(パチャップ)の白いスープには野菜が入っているが、ハクビシン以外にも別の肉を入れていたはず…
(確かめてみるか!)と、ジャンはステージを去っていく。
それを見たキリコは、(まさか逃げる気じゃ…)と追いかける。
いよいよ審査が始まったが……病院へ行った横綱の代わりにホテル・ミラージュの社長、スポンサーの荒俣雷蝶が審査員に加わった!
「ブフフーン!」と鼻息荒く着席する。
(オレを勝たせようとあのブタ社長が出てきたか。いらぬお世話だ……でも、またそれもおもしろいかもな。キシシシシシッ)
沙茶醤に引き立てられたハクビシンの肉はとても良い香りで、柔らかく煮込んでいる。
芝麻醤(チーマージャン)のゴマダレは濃厚、トウガラシ風味のショウ油ダレは香ばしく、
腐乳(フウルウ:豆腐を発酵させたもの)はこくがあり、イカのワタで作ったものはしょっつるのようで日本人の味覚をくすぐる。
また、赤いスープは程よい辛さで、白いスープはまろやかなミルクシチューのようだ。
後者はハクビシンの骨と鶏ガラのスープに羊の乳とヨーグルトを加えたもの。
「乳製品は実に野菜の味を引き立てるのが上手です!」
審査員は「まさに“幸福に極み”!!!」と絶賛する。
ハクビシンをさばいた地獄絵図がなければ存在しない味――犠牲があってこその味。
「ゆえに料理は“成仏”!!」
荒俣はあっさり五行に点を入れる。
一方、ジャンはゴミを漁っていた。
キリコも合流し、手伝わされる羽目になる。
その結果、出てきた物は――
キリコは愕然とし、ジャンは泥試合のフィナーレを飾る事が出来ると大喜びする…
なんか豚おばはんが見るだけでむかつくな…
さて、ゴミ箱から見つかった物って…まさか犬の毛皮とかそんなんじゃないだろうな?
こんだけ伏線貼ってれば流石にブタババアの犬だと思うんだが
この作者の事だし、まさかのフェイク伏線の可能性もあるなぁ
荒俣って、荒俣宏からきてるかと思ったけど、
他の審査員に元ネタがなさそうだし、たまたまか…?
五行の料理が思ったよりもしょぼいというか、
美味いことは美味いんだろうけど、色々ありすぎてコレだっていうインパクトに欠ける。
「犠牲があってこその味」も、よく考えたら当たり前のことだしなぁ。
ところで荒俣社長、おもいっきり五行を贔屓しているけど
ちゃんと公平な審査のためジャンの料理を食べたんだよな。あの騒ぎの後でwww
>「ゆえに料理は“成仏”!!」
もうだめだなコイツ
ネタとして弱すぎる
これで見え見えの犬肉がオチだったらもう目も当てられないな
そもそも豚はジャンの料理食ってないのに審査すんなよwww
どちらの料理も甲乙つけがたいと評価されている。
突然、ジャンも五行の鍋を「旨い!さすがだな、カカカカーーッ!」とがっつきはじめる。
そして、「ハクビシンだけじゃとてもこの味はでない。なんの肉を使ったんだ」と審査員の興味を引く。
(こいつ…知っている!?なにをつかんできやがった!)と、焦る五行。
確かに、少し肉質が違う肉が入っている――
脂身は少なめの赤身の肉、柔らかくこってりしていてちょっと変わった香りがする。
江は、中国か韓国か、どこかで食べたことがあるらしいが、何の肉か思い出せない。
「なんの肉でも旨けりゃいいわよ!」と切り捨てたのは、荒俣社長だった。
「秋山のなんかとは比べ物にならないわ〜〜」とおかりを食べるが――中に何か固い物が入っていた。
それは、鈴!?
アレクサンダーの鈴!!
ジャンたちは見つけたのは、アレクサンダーの生首だった。
香肉と呼ばれる犬の肉は、中国では珍しくないし、それだけでは五行を非難できない。
ただ、問題は“誰の犬”か……
ジャンは「龍の涙」の秘密をばらされ、ドリアン料理では毒になるアルコールを盛られた。
「二度も大きな借りがある。ここらで一発倍にして返してやるんだ!!!カカカカカーーーッ!」
五行を問い詰める荒俣に、ジャンはアレクサンダーをバラしたのだと宣言する。
汗をかきながらもニタリとする五行は……
うわあああああああアレクサンダーーーーー!!
いくら犬の肉は食えるっても、こりゃひでぇよ…。・゚・(ノД`)・゚・。
誤魔化す!
揉み消す!
さぁ、どっちだ五行w
ごまかしももみ消しもできないだろw
多分開き直るんじゃね?
>>31 食い尽くす!!
全てを食べつくしてこそ浮かばれる!!ゆえに料理は”成仏”!!!
豚肉にするんじゃね?
生首持っているのはあくまでジャンだから
自分は別の犬使ったって言い張るんじゃね?
五行だめだな
犬の肉使いたいならどっかから持ってくりゃいいのにわさわざ飼い犬使うし。
五行の正体は自分頭いいと思ってる馬鹿だな。
>>35 首輪は持ってても、生首なんか持ってないぞ?
>>36 八珍やシャコ貝なんか用意してあるくらいだから、犬の肉があっても不思議じゃないよなあ。
裏モードの五行、暴走してから自爆しまくりだな。
まあ確かに鶴やトカゲやハクビシンがあるのに
なんで犬が無いのよって話だな
ボナバルトと女優、関係ないしーとおかわりしまくってたりしてw
控室で、ようやく大谷が目を覚ます。
よろめきながら外に出ると、荒俣が五行の顔を殴りつけていた!!
「よくも…よくもアレクを」と五行に怒りをぶつけるが、
「キシシッ、おかわりまでしたくせに、このブタ女め!」と五行は軽くかわし、返り討ちにあわせる。
ディレクターたちは慌ててCMを入れてとりおさえようとするが、
「おまえらごときがたばになったところでオレにかなうものか!」と、串を首筋に打たれてしまった。
「シャシャシャシャシャーーーーーッ!峰打ちじゃ、安心いたせ!なんちゃってな」
すると、スタッフはみな動けなくなってしまった。
この事態に呆然とする大谷だったが、さらにディレクターに詰め寄られてしまう。
そして、犬を料理に使ったと聞き、「ワ…ワシは知らん…知らん〜!(も…もうダメや、お終いや〜)」と弁明するばかり……
「してやられたぜ。おまえの勝ちだ、秋山――!」
「ケッ!そうとも、オレの勝ちだ!オレの魔法は無敵だ!!オレの魔法は必ず勝つんだ!!!料理は勝負だぜ!!!カカカカカカカーーーーーッッ!」
五行は少しばかり黙った後、ジャンに耳打ちし、笑みを浮かべる。
突然、観客たちがステージになだれ込んでした。
どうやら混乱に乗じて、彼らの料理を味見するつもりのようだ。
気がつくと、五行は去って行った。
そして、審査員席の「秋山」のランプが点灯する。
「ハハハーッ、よっしゃ、これでOK!やっぱちゃんと決着(ケリ)はつけておかないとねー」と大笑いする、小此木の仕業だ。
ジャンたちは混乱するステージを後にする。
「ところで、おまえら「食医」って知ってるか?」
それは皇帝の不老長寿を支えるための、医者より位の高い人たち――そう楊は解説する。
「じゃあ――“裏食医”ってなんだろな?」
「そりゃあんた――“命をのばす”の反対、暗殺者みたいなもんという事やないの?」
その返答に、ジャンは汗を流す。
(あばよ――“裏食医”の五行道士!)
審査員でも助走つけて殴るレベル
なんかグダグダな結果だな
43 :
マロン名無しさん:2011/10/25(火) 21:31:30.30 ID:c8AQXLiq
よく分からんオチだが、結局ジャンは勝ったのか?
いやまあ、一応五行は負けを認めてるけど。
敗因が「オーナーの犬の肉を使ったこと」って、料理勝負としてどうなの。
>>42 もしかして、この先ジャンが関わった試合は全部グダグダで終わるんじゃ?w
前回の大会も勝者不明ってグダグダ終わりだったし
針で峰打ちはないだろーと思ったけど、「串を打つ」とかけてるのか
五行は国に帰ればいいだけだけど、大谷は…
>>43 足の引っ張り合いに負けただけで、五行は料理人として負けたつもりは無いんだろうな。
というか、五行が変にジャンにちょっかい出して勝手に転んだだけな気がするが。
ただ、今回出た料理のうち、五行のであまり食べたいのは無かったな。
できればジャンのスッポンスープで、俺も「いよっしゃー!」って言いたいw
最初に出たスープはちょっと飲んでみたいかな。
飲むとは言わないまでも、匂いだけでも嗅いでみたい。
まあ、匂いだけ嗅げば十分な気もするけどw
思えば蟇目の使い方のあたりからグダグダしてたな
食べたいものなら龍の涙に一票
長生きはどうでもいいが、話のタネになる
グダグダに終わったけど、それはそれとして面白かったわ
料理漫画としては随分毛色が変わってて
さすがにまたこんな展開やられても困るけども
暴れてる時が一番輝いてるな五行
五番町飯店の厨房は炎と油の戦場――そして、料理人の戦場は厨房だけとは限らない!
ジャン、キリコ、楊、そして小此木たちに、出張料理の仕事が入った。
とある豪邸で、湯水スグルがジャンを待ち構えいた。
秘書の狩衣に、楽しそうだと微笑まれると、「あの秋山醤の大ファンなんだもの!」と答えた。
「料理は勝負だと言い切るゴーマンさ!勝つためには手段を選ばない非情さ!
そして料理のためなら人がどんなに傷ついても気にしない無神経な心!
そんな身勝手なヤツ見たことがない!でももうすぐそいつに会えるんだ!!ああ――ドキドキだぁ」
壁に貼られた99人の、悔しがる料理人の写真……
その100人目に、ジャンが選ばれたようだ。
スグルを励ます狩衣に、「大丈夫だよ、ボク天才だから!」とスグルは笑いかける。
湯水家に到着したジャンたちに、スグルはいきなり勝負を挑む。
ジャンはニヤリとするが、キリコは「仕事をキチンとするのが先決」と止めるのだった。
だが、スグルは「そっちはそっちで料理を作っておくれ!」と言いながら服を脱ぐ……
なんと、その下にコックコートを着込んでいた!
キリコが「相手しちゃだめよ!素人相手に勝ったところで自慢にならないわよ!!」と制止すると、
ジャンも「解ってる。相手が素人でも全力で叩きつぶすのがオレなんだが――」と答える。
「こんなボンボン叩きつぶすことすらバカバカしいからな、ウン!」
「そうじゃなくて…解ってないじゃないか!」
ジャンはまず「芙蓉蟹(フウヨウハイ:カニ玉)」を作り始める。
「勝負したけりゃ勝手にやってろ」とジャンは宣言するが、「解った…ボクはもっとおいしいのを作るよ!」と言われてしまった。
ジャンは両手に二つづつ卵を持ち、気合いを入れると一気に卵を割る!
しかも卵白だけ残している。
小此木に生クリーム、生のマッシュルーム、中国ハムを用意させ、作るのは「新式広東芙蓉蟹」。
まず等量の卵白、生クリームを混ぜる。
それに湯がいて薄切りした生マッシュルームと千切りにした中国ハム、塩・コショウ・水溶き片栗粉を加える。
「ニューバージョン!?」と驚く小此木に、楊が解説する。
基本の芙蓉蟹は北京、上海の物で、卵にカニ肉、シイタケ、タケノコ、ネギなどを加え、大量の油を上手に吸わせながら丸く焼く。
日本で発達した物は、基本形にアンをかけたり、タレで煮たもの。
トロミのついたものはまろやかなのどごしで日本人の好みに合っている。
広東の物は油が多くないのが特徴。
耐え終わった後に油を残さないのが広東料理の美学!
「皿も用意しておけよ」と指示するジャンの後ろで、こっそりスグルがジャンの油を入れ替えていた。
チャプリと油にお玉を入れると……「さ〜て、いよいよ炒めるぞ、カカカーーッ」とジャンは笑いだす。
(かかった――こいつ、ボクのかけたワナにかかった…!)
スグルがしらしめ油と魚油の場所を入れ替えたのだから、失敗する事になる。
(使う前に油を確かめるには基本中の基本!それをおこたるヤツじゃ話にならないぞ)とスグルはがっかりする。
そうして、スグルは調理を始める。
ジャンと同じように黄身と白身を分けている。
同じ物を作るのかと訝る小此木に、「まさか!ボク天才だよ、秋山と同じ物を作るわけないじゃないか」と否定する。
スグルが作るのは、「オムレツ・ムスリム」。
卵白を泡立てることで、淡雪のようにふわんとしたオムレツになるのだが、
「中華料理に対抗するのにフランス料理を持ってきても話にならんやろ」と楊はあきれる。
天才を自称する、「ボンボンの料理オタク」にいら立つジャンは、スグルの卵白に砂糖を入れる。
だが、気付かれてしまった!
「ヨソ見したスキにそんな事するなんてうれしいな!ボクを手ごわいと見たのかな?そういうヒキョウな事って大好きだぞ」
そして、なんとスグルはグラニュー糖を追加!
スグルは、「オムレツ・スフレ」に切り替えるようだ。
「ホラ!ボクって天才だから本気出さないと負けちゃうよ。
もっと楽しんでよね。キミを退屈しないようにするのは招待したボクの責任だもん。アッハッハッハッハーーーッ」
どうしてこうも金持ちのボンボンってまともな性格じゃないのが多いのか。
狩衣さんはおっぱいも平均的だし美人だしで結構好きなキャラになりそうだw
年齢となぜサングラスかけてるのかが気になるが。
スゴそうにみえてたいしたことなかった蟇目と五行の次はシロウトと来たか
いろんなイロモノがいるのにここに来てシロウトってことは
料理人が当たり前のようにやってる基礎中の基礎みたいな部分でスグルが惨敗ってありそうだな
でも望月とかよりはずっと使えるんだろうな
案外スグルは場繋ぎなんじゃないか?
大谷が失脚した代わりにスグルがスポンサーになって、師匠とか凄腕の料理人を連れてくるとか。
個人的には昔、家を飛び出したスグルの兄のアタルとかがいいなw
肉はジャンプに(・∀・)カエレ!!w
類は友を呼ぶというのか…なんで次々と変人がジャンの回りに現れるのかw
スグルは世界中のあらゆる料理を知っているから、どんな料理でも作る事が出来るし、作り変える事が出来る。
「『変幻自在』こそ料理の真髄だよ!!解ったかな、秋山。アッハッハッハッハァーー―ッ!」
「――フン!少しくらい料理が出来るからっていい気になるなよ。見せてやるぜ、お坊ちゃん!オレ様の『魔法』をな」
秋山の魔法と聞いて、スグルは目を輝かせる。
小此木にゆでさせたグリーンピースを裏ごしし、白い「芙蓉蟹(フウヨウハイ)」に混ぜていく。
秋山オリジナル芙蓉蟹――「春節淡雪(ツンチェタンシェ)」の完成!
それを盛りつけようとしたジャンを、キリコが止める。
「この料理は出せない!捨てろ秋山」
これは五番町の味と心を持った料理ではないからだ!
キリコとジャンがもめ合う中、小此木と楊はどちらの味方をしたらいいのかと迷う。
結局、キリコはスグルに羽交い絞めにされてしまい、狩衣に追い出されてしまった。
いよいよ審査が始まる。
会場には勝負に負けて悔しがる料理人の写真が飾られている。
審査員はスグルの使用人たちだが、ジャッジは公平に行われるそうだ。
まずは「スグル式オムレツ・スフレ」から。
まるで初恋のはかなさのような、甘い味だ。
そして、秋山の芙蓉蟹を食べた審査員たちは…
急に口汚くなり、「こりゃスゲエ!!」「超べリグ〜!」と褒めちぎる。
卵白の軽い仕上がりに、グリーンピースの青々とした風味が生きている!
口の中に春が広がり、雪解けの下から新しい生命の息吹が見える!!
「実はオレは知ってたんだぜ。オレの見てないスキに「しらしめ油」と「魚油」を置き換えたんだろ。
プロなら油の違いなんかオタマですくった時の感触…粘度の違いで解るんだよ、バカめ!」
「この天才のボクをコケにしたんだな、許さないぞォ」と、スグルは泣き出しそうになる。
そこにキリコがふたりまとめて「バカァ!!!」と殴る!!
「何が勝負だ!勝手な事ばかりしやがって〜おまえら二人ともガキのゴクツブシのクソヤローだ、ブッ飛ばすぞォ」
小此木のモットーも『料理は変幻自在』
同じように作っても、味が変わってしまう……そこまでひどくはないか?
>「この料理は出せない!捨てろ秋山」
>これは五番町の味と心を持った料理ではないからだ!
普段、「料理は心」とか言ってる奴のセリフとは思えないな。
せっかく使った食材無駄にするんじゃないよ、全く。
まあ、蟇目に作ったような毒料理なら捨ててもいいけどw
キリコ、キレたからって客を殴っちゃ駄目だろ…
それにしてもスグル坊っちゃんしょぼいなぁ
ホント素人の料理オタクなだけか
それでも望月よりスゴそうだけけどな
キリコはもうちょっと大人にならないと、信条の「料理は心」を体現できんな
李さんあたりだったら、こんなケースでも上手くあしらって、事を丸く収めたろうに
前々からそんな兆候はあったが、まだまだ掲げたポリシーに振り回されてる感じだ
料理の腕自体はまだしも、その辺が半人前扱いされる理由なんだろうな
>「この料理は出せない!捨てろ秋山」
何も捨てなくても誰かが喰えばええやん…
>粘度の違いで解るんだよ
やっぱジャン気づいてたか。
>スグルは泣き出しそうになる。
わがまま坊ちゃんうぜぇえええ!キリコがブチ切れるのも無理もない!
>>64 まあ聖人君子じゃなくてジャンと同次元のライバルみたいなもんだからな。トムとジェリー的な。
どっちかというとジャンの方がオトナというか、ちゃんとキリコを見てるところがあるな。
カゼひいたときは薬効デザート作って一緒に食ったし
ジャンのことで怒って何かを殴ってキリコが手を痛めたのを見て、通常なら即嘲笑するところを
一瞬真剣になったりしてたしな。
>坊ちゃんうぜぇ
さすがジャンみたいなのを主人公に据えるだけあって
癖のある性格のキャラを作るのが上手いなw
スゴそうに見えていまいちに終わった蟇目や五行に比べると期待できそう。
>>64 ただ、五番町飯店の看板を背負ってきている以上、勝手に店の味を変えるなという言い分は正しいはずなんだよ。
言い方と止めるタイミングがあれだっただけで。
まあ流石にキリコもこの件で反省して、少しは変わるんじゃないか?
問題は坊ちゃんがこのまま引き下がらないって事だろうな。
せっかくキャラも立ててきたんだし、もう一回ぐらいは勝負するだろうけど、止めに来るキリコをどうするかだな。
いっそ縛り上げて地下室に…………おっと、その先は少年誌では描けない、描けない。
なんかキリコは今のところおっぱい以外の全てが邪魔にしかなってないな
弥一は出張料理で起きた騒動について報告を受けていた。
が、ジャンもキリコも、悪い事はしていないと断言する。
二人を「バカ者どもが!」と叱る中、スグルが「勝負の続きをやろうじゃないか」とやってきた!
ジャンは自身の勝ちで終わったはずだと返答するが、スグルは「本気じゃなかった訳だし」と結果は引き分け、消化不良だと人の話を聞かない。
再戦を申し込まれてにやつくジャンだったが、弥一は当然料理勝負を却下する。
勝負は出来ないはずなのに、なぜかスグルは厨房で見学をしている……
「学校に行かなくていいのか?」と聞かれると、ズカズカと嬉しそうに語りだす。
どうやら、彼は大検に受かっているから、ヒマらしい。
「ボクって勉強もスポーツも努力した事ないけどいつも一番でさあ〜、つまんないよ学校なんて。
何でもできるんだよ、ボク天才だから!」
そんな中、料理だけがずっと奥が深い――
そう語りだす迷惑さは、秋山といい勝負だと評されてしまう。
営業時間が終わり、10時のブザーが鳴る。
「GO!狩衣さん」
地響きを立てて、湯水家の巨大なキャンピングカーが店の前に到着した!!
勤務時間外、店の外なら誰にも文句言われない!
弥一はあきれて帰ってしまった。
スグルが用意したのは子豚、「子豚の丸焼き」で勝負!!
自信がありそうなスグル――その理由は秘密兵器、特注のツールナイフだ。
これ一つで解体から細工までできるようだが……
>スグルは「本気じゃなかった訳だし」
出たよガキの定番言い訳。
何気にもう99話か、次回はカラーか何かかな?
相手が「五番町」ではなく、「ジャン」の料理を求めてた時点で、キリコはひどいよなぁ
ジャンは店の品位を貶めたといえなくもないか
行動力だけはあるなあスグル
スグル坊ちゃん、特注のツールナイフか…
どうみても大会の沢田や河原みたいに、長年鍛え上げた技には勝てない!の前フリだよなぁ。
料理のほうで、もう一つ仕掛けがないとジャンには勝てないだろ。
けど、子豚の丸焼きなんてただ焼くだけなのに、工夫のしようがあるのか?
>>74 炉も自前とかじゃね?金にあかせて取り寄せた最新技術のセラミックヒーターの遠赤外線効果とか
あとは「ただ焼くだけ」という先入観に対し、中華の豚丸焼のすごさを披露するとかかな
場合によってはレンコウパオイウワンチェンみたいな基本のおさらい回になるかも
ただ焼くだけとか言われたら各ステーキレストランはアイデンティティ全否定されるな
スグル坊っちゃん今回みたいに○○だったからで何回か再勝負やりそう。
実際本当に才能はあるみたいだし何か最後はジャンの弟子になりそう。
「一本の包丁で十分だ」と言っている中華の料理人は、頭が古い――
そう言いはなったスグルは、自身の特注ツールナイフの威力を見せ付ける。
鋭利な刃でノドを裂き、肛門から内臓を抜き去る。
次にノコギリの刃で骨を切り取り、骨抜きを行う。
最後に、柔軟な刃で筒抜き、あっというまに下ごしらえが終了する。
「ホー」とジャンは目を見開くが――
「フフン!バカ坊ちゃん、覚えておくんだな。料理は道具で作るもんじゃない。
ククククッ、中華包丁の真髄を見せてやるぜ!」
ギュルルルッと包丁を回転させ、シャーーッと一閃。
鋭く丈夫な刃で腹を掻っ捌き、厚く重い付け根部分で骨をたたき割る。
逆に先端は薄く、細かい作業もこなす事ができる。
「一本の包丁で全てをさばける刃を自分で研いでこそ、一人前の中華の料理人や!」と、楊はほくそ笑む。
「まあまあだね……」とスグルは言うが、(刃を十本仕込んでいるツールナイフが、君にかかっては一本分かあ)と汗を流す。
「おまえは道具に使われてるだけだ!」と追い打ちをかけるジャンは足で器用に刺叉を持ち上げ、子豚に突き刺す。
ジャンは「火考乳猪(カオルウチュウ:広東式の子豚の丸焼き)」を作るようだ。
伝統的な高級料理――開いた豚の内側に、五香塩(ウーシャンイェン:香料入りの塩)や、
柱候醤(デゥウホウジャン:みそにおろしにんにくや酒を混ぜたもの)を塗り、
糖水(タンスイ:麦芽糖と白酢をまぜてとかしたもの)をかけながら炭火でこんがり焼くだけ。
作業は簡単だが、糖水でツヤを出す加減、こんがりした色の出し方、回転させながらムラを作らずに焼くために、熟練の腕が必要だ。
「なにより大事なのは焼けた子豚の皮の旨さ!サクサクパリッとした皮に仕上げられなければ失敗ですね」と、李は解説する。
++
一方、スグルはもち米、こうりゃん、粟、ひえ、えん麦、欠実(けんじつ)を蒸したものを用意していた。
それに咸魚(シェンユイ)、鶏肉、干しエビ、そして干し貝柱を入れ、豚の腹の中に詰め出した。
豚の詰め物を五穀で作る工夫にと付いた五番町の料理人達は、ただの素人じゃないと感嘆する。
詰め物にすれば五穀が豚の旨味を吸う事を知っているからだ。
ジャンは皮を食べさせる丸焼き、スグルは腹の詰め物を食べさせる丸焼きと、好対照な料理を作っている――
豚を丸ごと蒸したスグルは、「では、これを油に入れる!それでいいね、狩衣さん」と確認する。
「焼くんじゃないのか?」と驚くギャラリーたちをしり目に、スグルは豚に油をかける。
「子豚の丸焼きは皮の旨さを味わう料理という事ぐらいボクも知ってるよ!
これで皮もパリッとなるはずだ。この丸焼は皮の旨さと詰め物の旨さをダブルで味わえる料理なんだ、ハハハハーーッ!!」
あまりジャンが負けそうな気はしないが
とりあえず両方美味そうだな
確かに両方美味そうなんだが
>「焼くんじゃないのか?」
って、子豚の丸焼き勝負じゃなかたのかよ?!
美味ければいいのかもしれないけど、蒸して油をかけるんじゃ子豚の丸揚げじゃないのか?
古くてスマンが「包丁人味平」で蒸した後に焦げ目つけたから焼き魚、みたいに騙されてるというか、なんか違うというか…
>「一本の包丁で全てをさばける刃
こっちの方が奥の深さを感じるよな
またカマセかスグルw
料理そのものとは別の刃物ひとつとってみても、シロウトらしい目先のにぎやかしと、
伝統ある技術の数千年の積み重ねである中華料理の地味な凄みとの対比になってておもしろいな
包丁描写から考えても
地味で芸なさげに見える「作業は簡単だが」の凄みを見せつける展開になることは容易に想像がつくな
どういう理屈がつくのかは分からんが、ジャンが馬鹿正直な作業で地道に焼くことで
欲張っていろいろやってるスグルの浅はかさが露呈するのはほぼ確実だろう
スグルと聞くとキン肉マンが思い浮かんでしまうキン消し世代
皮だけよりも、肉や詰め物の五穀までも食べられる、スグルの方が有利ではないかと判断する五番町の面々。
それを無視し、ジャンは落花生油(ピーナッツオイル)を塗って焼きの本番に入る。
そこにこの勝負を屋台か出店と勘違いした中国人観光客がやってきた。
どうやら、匂いにつられてきたらしい。
そんな敏感な人たちこそ審判にふさわしいと、スグルが提案する。
ジャンも、「大勢の前で思いっきり恥をかいてもらうぜ」と同意するのだった。
ジャンの料理は、「火考乳猪(カオルウチュウ:子豚の炭火丸焼き)」
対するスグルは「五穀全猪(ゴコクゼンチイ:子豚の五穀詰め丸揚げ)」
まずは火考乳猪から。
日本にこれを焼ける料理人がいたなんてと、感嘆している。
バクッ、サクッ、パリッと食べると――「脆(ツォエイ)!」と喜びの叫びをあげる。
それはサクサクして脆いという意味。
豚の皮がパリッ、サクッと砕けて口の中でもろくはかなく溶けていくこと――
中国人が最も喜ぶ、大好きな食感だと、李が解説する。
続くスグルの料理は、「まさに「糯(ヌオ)」!!」と評される。
これはおもちの様にモチモチネチネチしてる食感で、ファルスのもち米のためだ。
中国三大食感の脆・糯・滑(ホウ:滑らかな食感)のうち、二つを併せ持つと、スグルは自信満々だ。
「バカかおまえ」と、ジャンが冷たく呟く。
「そんな物でオレの料理を越えられると思ったのか!?甘ちゃんだな」
「そうね!やっぱ素人料理人は甘いわ」と、キリコも同意する――
こいつら来なかったら審査員どうするつもりだったんだ?
五番町で三大食感を味わえるのか不安になってきた
特に望月
はかなく溶けるって、詩的な表現だな
つか、「脆」言ってないよね、中国人達、スグルの料理に。
>>85 こいつら、どう見ても中国人のために料理作ってるけど、たまたま中国人が
通りかからなかったらどうするつもりだったんだ?
そりゃまあ、普通に五番町飯店の面々に審査員してもらうつもりだったんじゃない?
で、ミスターが全く見当違いな感想を述べては
キリコ、楊、李さんあたりからのツッコミ&解説タイム開始
>>88 たまたまキリコ達は残って見えるけど
大半は仕事終わりだし帰ってるんじゃない?
>>88 ミスターの他、小此木の「うわぁ、美味しいよコレ」に始まり
楊の「ホンマたいしたもんや」の負けフラグ立て、キリコの「アイツの料理は間違ってる」の駄目だし
といった試食の様式美が見れたんですね。わかります。
とりあえずスグル坊ちゃんが負けたときの言い訳は
「中国人の味付けに合わせてなかったからさ。日本人が審査員なら僕の勝ちだよ」
と予想してみる。
>皮だけよりも、肉や詰め物の五穀までも食べられる、スグルの方が有利ではないかと判断する五番町の面々。
>それを無視し、ジャンは落花生油(ピーナッツオイル)を塗って焼きの本番に入る。
>「バカかおまえ」と、ジャンが冷たく呟く。
>「そんな物でオレの料理を越えられると思ったのか!?甘ちゃんだな」
>「そうね!やっぱ素人料理人は甘いわ」と、キリコも同意する――
あーあ。ジャンやキリコ>>スグル>>>>五番町のモブ料理人の面々(望月含む)だな
引き立て役はこういう漫画にはつきものとはいえ、辛いなあ
「糯(ヌオ)」と「脆(ツォエイ)」のふたつの食感がある自身の料理が負ける訳がないと、スグルは反論する。
だがジャンは、もう一度試食してもらえばハッキリすると、皮を切りわけ始めた。
彼らは、オーソドックスにグラニュー糖をふって食べ始める。
続いて、片(ピェン)に甜面醤(テンメンジャン)とネギで。
実は、ただの甜面醤ではなく、甘酸っぱいマンゴーを練り合わせている!
「マンゴーの甘みとさわやかな酸味が皮を引き立てるゥ!!」
リンゴとシナモンの「蘋果醤(ピングォジャン)」、中国とは異なるオリジナルの「梅醤(メイジャン)」も好評だ。
「そんな工夫ボクだって」とスグルは叫び出す。
スグルの醤を付けて食べると、口の中がスーっとする!
砂糖と塩を沸かしたものにペパーミントの葉をみじん切りにして、とろみをつけたもの。
「へえ〜“薄荷醤(ハッカジャン)”か!おもしろいタレを作ったな。ちょっぴり見直したぞ、スグル!」
そして、詰め物はネギとショウガの風味を付けたショウ油で味を引き締めた、塩味の五穀。
甘い皮との対比が絶妙だ。
だが、「勝っているのは秋山の方ね!」と言われてしまった。
スグルの料理には、脆がなく糯だけだから!!
スグルの皮をかじると「バリッ」と音がする――「酥(スウ)」だ!!
脆に比べて歯ごたえがあり、バリッと砕ける食感で、パイ生地や揚げ物の衣に多い。
李の解説に、三大食感も知らない五番町の面々が感心する。
「なぜなら皮が“爆発”していないからな」とジャンが嘲笑う。
ジャンとスグルの料理の差はクッキーとせんべいのようなもの。
火考乳猪(カオルウチュウ)を焼く時に振りかけた、糖水(タンスイ)中の水あめと酢が皮の表面に膜を作り、
皮の中の水分の放出を防ぎ――はじける!
これが「爆発」、これこそが脆を生む!!
だが、糯と脆――「ボクとジャンは対等のはず!」とスグルはなおも食い下がる。
「フフン、対等!?解ってねぇな。子豚の丸焼きは皮が旨く食えてこそ価値がある!
詰め物なんかなくたっていいんだよ!!」
そもそも中国人が一番好きなのは脆で、糯や酥では勝負にもならない。
「最高どころか極上の脆を焼き上げた!同じレベルの料理で勝負したと思わないでくれよ、カカカカカーーーッ」
スグルは地面に座り込み、打ちひしがれたように見えるが――いきなり立ち上がって笑いだす!?
「もう一度!もう一度勝負だ。今度は本気の本気でやってやるからね」
「……おまえな」
次の勝負、肝料理で「天才湯水スグルの真の姿」を見せるそうだ。
その闘志に感動する刈衣と、無言のキリコたち……
スグルしつけぇwwww
勝つまでやめない気かこいつはw
ここまでしつこいといっそ清々しいなw
ちょっとだけ尊敬してもいいかも
100話で刈衣に手順を確認していたり、今回の最後の場面といい、
スグルは刈衣におだてられている/操られているんじゃないだろうか?
かわいいな>刈衣に手順を確認していたり
シロウトらしい負け方はしてるけど、チート能力と突出しすぎたキャラクターををうまく使いこなせなかった五行よりははるかに面白いな
ただ、キリコや望月の活躍の機会がかなり減ってしまったのは残念だ
最後のシーン見て、ちょっとスグルが好きになって来たw
でもこれは中国人の審査員で助かったんじゃないか?
俺なんかお米大好きだからスグルの方の料理が食べてみたいわ
はたしてスグルが勝つ日がくるのか
油入れ替えたりと小細工はしたけど使用人使ってヤラセみたいなことはしないから
自分の料理の技量は披露したいんだろうな。
三度目の正直はあるのかな
スグル坊ちゃん頑張るw。ジャンもちょっと呆れてるなwww
>>99 もし審査員が違ったら、クッキーとせんべいで、せんべいのほうが好きな人が居たかもしれないし
前の大会なら、刀削麺みたいに「秋山の料理には新しさがない」なんて判定が下ったかもしれないな。
ちなみに「三大食感も知らない五番町の面々」が審査員なら、どっちに軍配を上げると思う?w
>>101 李さんやキリコが解説するから、結局「へ〜。なるほどなぁ」
とか言ってジャンに票入れるよ
しかし五番町って、本当に有能なのは一部だけで残りは無能揃いなわけか
大丈夫か、この店
一般の会社とかだってそんなもんだよ
楊もあきれてるな
五番町の料理を学べると思ってただろうに、落胆してるんじゃないだろうか
「招聘」だから、基本的に楊は指導する立場だけど
大画面でゲームをしているスグルを心配する刈衣だったが、もう手は打っているらしい。
今まで勉強もスポーツも無敵だったのに、壁を乗り越えなければならない――
そう気合を入れた所に、フランスから空輸された内臓が到着する。
これがあれば百人力だ!!
一方ジャンは各種の内臓を検討していた。
代表的な鶏レバー、豚レバー、牛レバー、そして歯ごたえなら砂肝や大腸も良い。
万人向けの鶏レバー、臭みを生かすか殺すかがポイントの豚レバー、寄生虫の心配がないので生で食べられる牛レバー。
ジャンはまだ、何を使うか決めかねているようだ。
そこに、小此木がもう負けてやればと気軽に言う。
楊も、「あんなボンボンに勝っても自慢にならんもんね」と同意するが、ジャンは猛烈に否定する。
「オレは負けるのが一番きらいで、二番目にきらいなのが手を抜く事だぜ!
スグルが二度と包丁を持とうと思わねえように全力で叩きつぶしてやるんだ、ケケケケケーーーッ!!
それが秋山醤だ!!!」
人情のカケラもない発言だが、ジャンらしい。
そこに、スグルから連絡が入り、「首を洗って待ってろ」と言われてしまった。
そして、自身が使う材料がフォアグラだと明らかにする。
ただのレバーでは太刀打ちできない、三大珍味のひとつ。
しかも、フランス南西部ナンド県産のミュラール種という極上品だ。
それを選んだのは前回の反省から。
「ただ真正面からバカ正直に立ち向かっても勝てないんだってね。
ならば!ヤツに勝つためにはどんな手段もとるべきなんだ!
親の金を使ってフォアグラを取り寄せるぐらい“へ”でもないぜ!!」
そのうえで、ジャンにフォアグラを使うことを知らせれば、フォアグラも、それより高い素材も使わないだろう。
「ヤツはプライドの塊の料理人だからな、フッフッフ〜〜ッ
アイツに勝つためなら、卑劣なヤツとののしられてもかまわないよ」
「いいえ!いいえスグル様、正しい事ですわ。それは“最も効果的な方法”と言うんです」
まあ、ジャンなら確実に乗ってくるだろうなw
>ジャンはまだ、何を使うか決めかねているようだ。
>「オレは負けるのが一番きらいで、二番目にきらいなのが手を抜く事だぜ!
いいねー
性格はひどいところもあるけど、この部分にブレがないからいい
それに、スグルの性格からすると手を抜かれたって知ったら再戦だろうなぁ
でも、油を入れ替えたりするようなヤツだから、とにかく勝てばいいのかな?
>「オレは負けるのが一番きらいで、二番目にきらいなのが手を抜く事だぜ!
これって言ってるのがジャンのような性格の人じゃなければ
結構いい事言ってる気がするんだが
問題は「負けるのが嫌い」=「勝つための努力」じゃなくて
相手を叩きのめせれば手段は問わないになっている事だな
スグルは自分が真っ当な実力ではジャンに及ばない事をしっかり自覚した上で挑んでるのが新鮮だな。
このマンガって基本的に天狗だらけだし。
いや、スグルだって天狗だろう。
実力が劣ったとは思ってないよ、ただちょっと運が悪かったと思ってるだけ。
手を抜くのが嫌いだと言ってるけど、以前の大会の決勝で刀削麺作った時は
明らかに手を抜いてた的なこと言ってたよねジャン
この程度で勝てると思ってた的なこと
最高の技術で作った最高の料理を出せば勝ちは揺るがないと思ってたわけだから
料理自体には一切手抜きしてないだろう
まさか号泣しながら食った人まで票を入れないような採点基準だとは思わなかっただけで
しかし最高級のフォアグラはジャンでもひっくり返せないくらい美味いのか?
その辺の凄さは試合前にヤンと小此木が「ぬうっ!あれはフォアグラ」「しっているのか、ヤン」で解説してくれるといいが
これで「秋山の魔法」にすでに対抗策があったら笑える。
魁!男塾ならぬ魁!中華塾か
フォアグラとアンキモは同じくらいって栗田さんが
フォアグラもあん肝も食ったことのないオレにその例えは無意味!
けど陸のものに対抗して海のものはアリかも
真夜中、小此木は中華材料の倉庫のようなジャンの部屋にやってきた。
スグルとの戦いにむけて、試食役としてよばれたからだ。
フォアグラの味を覚えるため、ソテーにして食べる。
「う…うわぁお!コクがあって、こってりしていて、口の中でとろけるようだよ」
レバー嫌いの小此木が絶賛するほどの、強烈なインパクト――
そのうえで、フォアグラ以上の肝臓(レバー)を探すのだ!!
だが、出来ない…
ペースト状にして生クリームを混ぜたり、蒸したり、バターで焼いてフランべしても……
「こんどはレバーをブレンドして」と動き出すジャンに、「やっぱフォアグラ使えば良いんじゃない」と小此木が提案する。
だが、フォアグラを封じたスグルの策に、わざわざハマったうえで勝つのがプロだと、ジャンは否定する。
もう一度フォアグラを試食しようとするが――
小此木が適当に片づけたため、豚レバーペーストのぬか味噌漬け状態になってしまっていた!
一応試食するが、匂いが移って台無しだ。
だが、ジャンは「これならイケるかもしれない!」何かをひらめく。
そのまま、朝の4時にも関わらず、築地魚市場へと仕入れに行くのだった。
選んだのはカワハギ、その肝!!
とろけるようななめらかな舌ざわりと濃厚な味――
そういや初期の小此木は内臓料理嫌いなんだっけ。
今はなんとか食えるようになったんだな。
俺も、レバーは死ぬほど嫌いだが、アンキモは食えるな。
魚のレバーならいけるらしい。
フォアグラも食えるけど。
つまりカワハギの肝を豚のレバーベースト漬けにするってこと?
小此木に食べさせたのみたいに味が混ざってマズくなるんじゃないの。
>>120 きっとジャンに美味い内臓料理をご馳走してもらったんだろ。ウラヤマシ
しかし、この勝負の落とし所どうするんだろ?
今回の胆勝負を負けてもまた○○だったからっていいそうだし。
引き分けになるまでやるのかねえ?
スグル実際実力は本当みたいだし勝てないまでも引き分けはいけそう。
124 :
マロン名無しさん:2011/11/03(木) 00:23:06.48 ID:8xCLkkea
財力にモノを言わせて素材を手に入れるってのは最悪
>>122 質感で考えれば逆じゃね?カワハギのキモは何かに漬けるにはクリーミーすぎるだろ
逆にカワハギのキモに何かを漬ける方がしっくりくる
カワハギのキモは魚類のキモの中では安価な割に旨いからな
アンキモより美味いという意見もあるし。
何よりお手軽で庶民でも大量に楽しめる。カワハギなら小此木並の料理シロウトでもそれなりに扱えるんだよな
>>119 技術や知識にあぐらをかいてお高くとまってるんじゃなくて
ちゃんと影で努力を惜しまないところが好感が持てるなジャン。
最近ジャンのいい部分にしっかりスポットが当たってる感じ。
それを引き立てるために最適な人選が素人のボンボンだったのかな
>>125 へー、カワハギの肝ってそんなにクリーミーなのか。
あと思ったんだが、単純に肝を漬け込むんじゃなくて
ジャンが小此木とキャンプの時に作った鳥料理みたいに、もうひとつの肝を包むようにして焼くってのはないかな?
今回ジャンと小此木が一緒に研究してたのも、その伏線になりそうだし
なりより、あの流れから肝を漬け込みましたじゃ、安直過ぎる気がしてきた。
しかしフォアグラって完全に中華じゃないよな
まぁスグルは別に中華の料理人って訳じゃないから良いのか?
でもそれだとジャンと戦う意味は無いよなぁ
ヌーベルシノワちゃんはあくまで解説役なのなw
活躍せいよ
>>124 大丈夫、料理マンガで財力にモノ言わせて高級素材入手は負けフラグだからw
(自力で取ったというのは大丈夫)
俺アンキモ食った事はあるんだけど、あんま好きじゃなかったな。
普通のレバニラとかなら食えるんだけど。
フォアグラって実際そんなに美味しくないような…
財力もないのに超高級素材の竜の涙パクって来た秋山は最悪以下だな
>>129 万能ツールナイフといい、親の金任せの高級素材といいスグルはすぐに負けフラグを立てるよな。
まあ、負けフラグはおいといて、みんなアンキモ、アンキモ言いやがって。
しょせん他所のマンガの栗田さんの意見より、ジャンが選んだカワハギを信じるぜ。
きっとこのマンガではアンキモよりカワハギの肝が上なんだ!
五行ならフグの肝出すかもな
肝に猛毒がある品種でも漬けたりすればうまく毒がなくなるとか聞いたことがある
アンキモアンキモばっかり言ってるとゲームオーバーになりますよ!
むしろフォアグラが豚レバーペーストになってしまったんだから
ジャンが五行ばりの嫌がらせをしてせっかくの高級フォアグラをダメにすると妄想。
前の大会での大衆向け中華の時みたいに
五番町の面々に、小此木はジャンがカワハギの肝を選んだ事を伝えていた。
しかも、店先でカワハギをさばいた揚句、残りの身は「犬にでもくれてやれ」と言ったらしい。
まったく人の心を持っていない……
だが、ぽよよんと着替え終わったキリコたちは、「格が違うもの」と否定的だ。
あくまで脇役で、フォアグラのボリューム感、存在感にはかなわない。
「そして!魚の肝なら「あん肝」の方が上やろ」
フランス料理でもあん肝は認められているが、しょせん魚は魚。
それを聞いて、「ザマーミロだぜ、ヒャハハハハーーーッ」と望月は嘲笑う。
ゴッゴゴゴ…ガルガルガルンと音を立て、スグルがトラックにハコ乗りしながらやってきた。
「いざや見参ンン!!!遠からん者は耳に聞けえ、近くば寄って目にも見よォ!
我こそは万能の天才湯水スグルなりィッッ!!
なんちゃって、これ昔ジャンが言ってたセリフかな、アハハハハーーッ
ラリホー!労働者諸君、元気かい?」
妙にテンションの高いスグルがやってくる。
カワハギを選んだと聞いて、ピーヒャララと笑いだすと、
「勝負の前から大口たたかねえ方がいいぜ!」とジャンが現れた。
そして、勝負が始まる。
まずスグルが取りだしたのは、鴨のガラ。
ミルポア(セロリ、月桂樹の葉、パセリの軸などの香り高い野菜)を加えて――なんと炒め出した!
その後、ワインを加えて煮る。
出来あがるのは、フランス料理の「フォンドカナール(鴨のだし汁)」。
つまり、鴨の肝臓には鴨のソースを作るわけだ。
それに酢を加える。
黒酢――いや、「これは「バルサミコ」!しかもオークションで最高値をつけた、一本30万円の超ビンテージものだぞォ」
バルサミコとは、イタリアのモデナ地方で作られる、ブドウ果汁を発酵させて作る酢だ。
まろやかな甘味と芳醇な香りを持ち、煮詰めると甘いソースになる。
ところが、ジャンは「フフン」と笑うと名古屋コーチンの老鶏を取り出し、紅酢(あかず)とともにソースを作りだした!
「さーて、次はなにを真似してほしいかな!?
なんなら最後まで真似してやろうか、お坊ちゃん!カカカーーーッ!!」
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい! 生着替え!生着替え!
>一本30万円の超ビンテージ
ハイ、またスグルに負けフラグ立ちましたw
カワハギのキモだけ取って後は犬に食わせろって相変わらずひでぇなw
ケンタッキーの皮だけ喰って後は捨てろと言ってるようなもんだぞw
139 :
132:2011/11/03(木) 22:07:16.80 ID:???
>「そして!魚の肝なら「あん肝」の方が上やろ」
. , ― 、- 、 オレガ、マチガッテマシタ
<< ) ):::: : .
U( (U_つ::::.. .. .
それはともかく、
( ゚∀゚)o彡゚おっぱい!おっぱい!ぽん!ぽん!ぽよよん!!
もうスグルとの勝負なんてどうでもいいや。どうせ負けだろうし。
ミスターが「ザマーミロだぜ、ヒャハハハハーーーッ」って保障してくれたからなw
うむ今回も美味そうだ
…いやフォアグラだよ、おっぱいじゃないよ
断じておっぱい見て美味しそうだなんて言ってないよ
そんなにおっぱいの事ばかり考えるからおっぱいの事だって勘違いするんだよ
うんそりゃあおっぱい好きさ、でも料理漫画だよ美味そうって言ったら料理じゃん
ああもう、おっぱいおっぱい、おっぱいとにかくおっぱい
元エロマンガ家の本領発揮だなw
中華料理の黒酢って臭いのな
生ゴミみたいな臭いがする
キリコのフォアグラやヤンのカワハギが気になるのも分かるけど
スグルとジャンのおっぱい対決もちゃんと見てやれよお前らwww
内蔵料理といえば、ジャンが大谷に食わせた羊の脳みそだかの茶碗蒸し?
あれってうまかったのかな?
あの話って、キリコ共々食材当てクイズばかりやってて美味いのうまくないのの話をほとんどしてなかったような。
「金にまかせて芸のない物を作るなぁ」と、ジャンは笑いながら名古屋コーチン、紅酢(あかず)を取り出す。
紅酢とは南方の赤米から作る酢だと、小此木の疑問に楊が答える。
米酢と黒酢の中間の味で、ツンとくる酸味はなく、さわやかなキレ味。
これを煮詰めて酸味をとばすようだ。
ジャンはスグルの料理と同じ工程をふんでスープを作る。
これは、フォアグラに対抗できる“モノ”を見つけられず、苦しまぎれの手段なのか…?
(今まではマグレだったのか…ボクが本気を出したらすぐにボロを出してしまうなんて……)
だが、スグルはそのまま引導を渡そうとフォアグラを調理し始める。
血管を掃除し、小さく切ってから塩コショウ。炒めてポルト酒で風味付けする。
研究されつくしたフォアグラを調理する以上、“ちゃんとした”調理をしている。
そこにコンソメで戻した、干したキヌガサ茸を取り出す。
なんとこれにフォアグラを詰め、ギョーザの皮で挟んでラビオリにした!
金もかかっているが手もかかっている、独創性のある料理だ!!!
パーフェクトだと自賛するスグルに、ジャンは“肝”を取り出す。
「大口をたたくのは実際に勝ってからにしろと言っただろ!?カカカカカーーッ!!」
本気を出したらってお前…
そういえば、最初にキリコと肝対決した時に、
ジャンはフランス料理の手法を使ってたな。
今回相手はフランス料理だけど、あえて中華の材料で真似ることにポイントがあるのかな?
おしゃかさまのてのひらで踊らされてるスグル
スグル「今回は本気を出した(キリッ)」
スwwwwグwwwwルwwwwww
ああ 心に 愛が無ければ
スーパーヒーローじゃないのさ
肉は(・∀・)カエレ!!w
確かに初期の頃の肉のように小ずるい割に不思議と愛嬌があって憎めない点は同じだなw
つぎは牛丼対決じゃー
確かにあれだけボロクソにされてまだ挫けずに挑んでくるのは
心が肉のカーテンでガードされてるとしか思えん
正直、今回はいまいちだったな。
料理の部分、半分は前回やったことの説明でテンポ悪いし
ジャンが出した肝も予想通り、カワハギの肝を何かに漬けたっぽいし。
前回の露骨なサービスシーンといい、ひょっとして人気落ちてないか?
きっと”天才”スグル坊ちゃんじゃ駄目なんだよ。肉ネタになっちまうじゃねえか。
”神の舌”大谷を出せよ。ビンロウ子を飲まされた挙句、テレビ局に訴えられてそうな大谷をよぉ……
哄笑しながらジャンが取りだした肝は、カワハギのそれではない!?
「これは「白レバー」ってヤツさ!!」
赤褐色の鶏レバーと異なり、あまり運動しなかった鶏の肝臓――自然にフォアグラ化したものだ。
人工的ではないので、あまり出回らないらしい。
「ちょっと〜カワハギの肝を使うって話じゃなかったの?」
「ケケッ、スグルお坊ちゃまはお人よしだなぁ。すぐに人の言う事をうのみにする!」
だが、白レバーの濃厚さ、香り、味、舌ざわり――どれをとってもフォアグラには敵わない!!
「フォアグラに負ける物をどうしてわざわざ使うんだ!?」と言われ、ジャンはそっぽをむく。
「失敗をゴマ化すためにことさらハッタリをかましてきたんだ!!そうだろ、ハハハハハーーーッ」
そう笑って膝を打つスグル。
「そんなあ、ウソだろ!?カワハギの肝はどうしたのさ」と小此木はすがりつくように尋ねる。
その回答は意外なものだった。
カワハギの肝じゃフォアグラに勝てない。
そして、白レバーでもフォアグラに勝てない!
「でも心配はいらねえよ!!勝てない物を使って勝つ!!!それが秋山醤の魔法だぜ!!」
そこに、前回登場した中国人観光団がやってきた。
中国に帰る前にもう一度――という訳だが、なんと同じホテルのフランス人も連れてきてしまった。
「ちょうどいいギャラリー」と歓迎しつつ、二人は料理を続ける。
「でもカワハギの肝、どこで使うつもりだろ」とキリコは呟く。
カワハギでは勝てないから、なんてことは考える訳ない……
カワハギと白レバーを一緒に食べるのか?
それじゃあ単純だよな、ソースにでも入れるんだろうか?
でもコーチンと紅酢でソース作ってるみたいだしなぁ
まあどこかに使うんだろうけど何かカワハギ、白レバーいがいの第三の胆も出しそうな勢いだ。
いや、何かふき取ってる様子もあるし、やっぱり白レバーをカワハギの肝漬けにしたんだろう
でないと豚レバーのときの伏線が伏線にならなくなる
でも、素材が互角になった事で、結局は引き分けになるんじゃないか
わざわざフランス人が出てきたのは、スグルのフランス料理とジャンの中華を互いに贔屓して、中国人フランス人が店の前で揉める
そのせいで弥一からも、もう二度と勝負はするな、と厳命されてスグル編の終わり
中国人何しにきたんだよw
>>157 レバーペーストに漬かってレバーの味がうつるというあからさますぎるヒントがある
漬けるんだろ
で、カワハギの肝の味がうつるんだろ
前回三大食感の説明に中国人が必要だったように
今回はフォアグラ文化を持つフランス人の知識がジャンの技術を賞賛する流れだろうな。
ヨーロッパには肝を肝で漬ける文化とかあるのかもしれん
パテとかカナッペとかソーセージとかミートローフとか畜産加工技術がいろいろあるようだし
ソーセージで思い出したけど、前に中国には「血のソーセージ」があるって出てたから、
レバーの血管をあえて掃除しないことで味に深みを増させる……とかどうだろ?
むしろカワハギの肝の方がメインだったり
今回は「肝料理勝負」という事を知り、内臓料理が大好きな中国人・フランス人の観光客たちは大喜びだ。
「でも今回の勝負はスグルの勝ちデス!なんたってフォアグラはフランス料理の中でも最高の食材の一つ――
そして、我がフランス料理こそが世界最高の料理デース」
「ムカッ#でも材料の善し悪しで料理が決まるわけじゃないね。ようは腕の問題ね!
ちなみにフランス料理の技法は我が中華料理に全てあるけど、中華にあってフランス料理にない技法はいくつかあるね!!」
「ムカッ#中国人は食の芸術であるフランス料理を理解してナーイ」
お互いのプライドをかけたケンカが始まる……
そこに小此木がある疑問を投げかける。
「思うんだけど――…やっぱ白レバーっておいしいんじゃないかな!?」
ジャンはフォアグラ、カワハギ、そして白レバーと試食したうえで選んだ。
ならば、ジャンの白レバーはフォアグラより旨いのでは!?
リクツの上ではそうだが、ありえない話だ――「食べてみれば解る事や」と、楊は軽くソテーした物を皆に出す。
刈衣にも試食させるが、確かにフォアグラには勝てない味だ。
「普通の鶏レバーよりはフォアグラに近いけど…肝臓の甘味が希薄っていうか――濃厚さとコクが足りないよ!」
「脂肪が足りないからパンチ力がないんだ」
毒々しいまでのアクの強さがない!素材として弱い!インパクトがない!!
この差は料理法では詰められないのに、なぜ負ける白レバーを選んだのか?
ついに料理が完成する。
フランス人の希望で、まずはスグルから。
「ウイ ムッシュ(かしこまりました)」というとくるくる回りながら盛りつける。
「Raviolis de Satyre et au Foie Gras, Vinaigre Balsamique
(ラビオーリ ドゥサティール エオ フォアグラ ヴィネーグル バルザミク:
キヌガサダケのフォアグラ詰め ラビオリ仕立て バルサミコ酢風味ソース)」だ!
キレイな仕上がりで、香りも“トレビアン”!フランス料理の命であるソースは…と、チュルンと食べる――
「Cest Tre's Bon(セ・トレ・ボン:とてもおいしいデス)!」と叫び出した。
フォアグラの重厚感、シャキシャキしたキヌガサ茸の食感、ラビオリのツルンとしたのどごし。
付け合わせの温野菜は、レタスをダブルコンソメでゆがいたリッチでフレッシュな味わいだ。
しかも、バルサミコソースは鴨の味がする、フォンド・カナールがベースだ。
そしてただもんじゃない豊かな香り…
「どこの料理人だ?」と尋ねられるほどのほめっぷりに、スグルは笑いだし、ジャキィーンとポーズを決める。
「ボクは料理人じゃない!!!“ 万能の天才” 湯水スグルだぞ!!! 料理人としてあくせく働いてなんかいるものか、ハハハハーーッッ!!」
フランス人も中国人も本当に素人かよ
反応がでかすぎるわw
もし日本料理の審査してくれって言われても、ここまで詳しく批評出来る自信ないな
ああ、やっぱりスグルはフランス料理作ったのか。
確かに料理勝負とはいったけど中華料理勝負とはいってないしな。
二戦目はスグルも中華料理してたけど一戦目は中華料理じゃなかったしな。
>あくせく働いてなんかいるものか
ここらへん、ジャンも金のために働いてるって感じじゃないよな
ジャンは16歳だから、雇用してもいいわけだけど……
ひょっとしてスグルより年下?
そういやジャンって給料幾ら位貰ってるんだろ?
性格はともかく技術は超一級なんだし、かなり貰っててもいいとは思うが
いうても見習いだしな。
どんなもんだろう。
ミスターよりは少し上と予想w
ああ予定調和あわれスグル君
でも消化試合な展開でも十分おもろいね
絵の力?キャラの力?
スグルのフランス料理は、中国人たちにさえ好評だ。
だが、ジャンは余裕を崩さず「竜肝鳳珍(ロンコンホウチン)」をテーブルに叩きつける!
美しくまとまっているうえ、フォアグラにも負けないくらいの濃厚な香りがする。
また、脂肪分を補うためにこっそり豚の背脂もはさんでいた。
それを聞いて、キリコはふとひらめく。
(「竜肝」という料理名…「竜」は海の最高の物を表わす美称!)
そして、試食した観光客にズンと響く味――
「Je ne vous crois pas(ジュ ヌ ヴ クロワ パ:信じられない)!これが本当に鶏の白レバーなのデスカ!?」
嫌味な臭いはないのに、こってりとしたコクが出ている力強い肝臓(レバー)の味…
フォアグラより脂肪分が少ない分、レバーの風味が強調されている。
中国人たちも、複雑玄妙・味昧纏綿・驚天動地の味だと絶賛している。
背脂だけでは出せるはずのない濃厚な味――それは「カワハギの肝」を使っているからだと、キリコが胸を張って乱入してくる。
ガブリと食べると、予想通り。
白レバーをカワハギの肝に漬けこんでいた!!
白レバーの余分な臭いを牛乳で消し、裏ごししたカワハギの肝に竹葉酒(チクヨウシュ)と
柱候醤(チュウホウジャン)を混ぜたものに漬けこんだのだ。
「海の最高の肝臓で、陸の最高の肝臓を引き立てたって訳よ!!!」
つまり、安い材料でフォアグラに近い物を作ろうとはせず、勝つためにそれ以上の物を作ろうとしたのだ。
レバーをレバーでマリネするという、その発想に驚く五番町の面々。
だが、スグルはまだ白レバーでは勝てないと言った刈衣の言葉を信じている。
ところが、ジャンは両者の間には「決定的な違い」があると言い放つのだった…
>スグルはまだ白レバーでは勝てないと言った刈衣の言葉を信じている
頬を赤く染めた刈衣さんカワイイなぁ…
スグル爆発しろ
>>176 女執事とのこの関係性いいなあ
そのうちスグルの料理の師匠はこの女執事だった!とかいって
メガネはずすとジャン顔負けのはじけたシロウト料理人になるのかな
そんなありふれたベタな展開は流石にしないだろ…
スグルと刈衣は恋人同士よりも深い主従のきずなで結ばれている――
そして、「刈衣さんがボクを天才だと言っている!ならばボクは天才だと言われたボクを信じなければならんのだ!」と大声で宣言する。
だから自身のフォアグラの勝ちだという論理らしい。
その発言にニヤリとするジャン。
だが、もう結論は決まっているらしい。
「全員一致で秋山醤の勝ちとシマシタ!」
そう言われて乱心したスグルは「偽物の中国人とフランス人じゃないのか」とつかみかかる。
確かにスグルの料理は“サイコー”だった。
しかし、これは他のコックにも出来る料理――食材の組み合わせから味が想像できる料理だ!
それは当り前の事だと食い下がるスグルだったが、ジャンの料理は材料と完成品が解っても作れない料理。
カワハギの肝と調味料の割合、白レバーを漬けこむ時間――全て見当がつかない。
「それじゃ、勝敗の分かれ目は真似できるか出来ないかって事なの?
それほど言うのなら、ボクがジャンの料理を真似して見せようじゃないか!!」
「そりゃおもしれー!」と笑うジャンは、一晩漬けなければならない白レバーではなく、
「このカワハギと同じ物を作ってみろ」とあおるのだった。
だが、出来あがった物はエグくて臭くてひどい味……スグルの顔が真っ黒に染まる。
竹葉酒(チクヨウシュ)と柱候醤(チュウホウジャン)が少なければエグイ物になるし、多ければ肝の味を殺してしまう!
ジャンを天才だとほめる観光客は「フォアドボライユ ポワレ エーグル ドゥ アラジャン:
鶏レバーのポワレ、赤ワイン酢風味ソース、シェフ・ジャン風」と料理名を付けるほどの入れ込みようだ。
「つい本気を出してしまった」と言うジャンは、「次に勝負するのならそっちの女の方だ」と刈衣を指名する!?
裏でノウハウを教えていた刈衣と、勝負してみたい!!!
おお、次は刈衣さんとの戦いか。
股間が熱くなるな
対五行戦で「最も効率のいい手段」で包丁を腐食させたを取ったジャンと、
>>106で「もっとも効果的な方法」で金にものを言わせた刈衣……
泥仕合の予感
はじけキャラではなさそうだが、ある意味師匠ではあったわけか。
まあ金持ちのボンボンの面倒見役といえばいろんな方面で器用で有能だろうから
スグルよりは料理知識が豊富でも料理スキルが高くてもう何の不思議もないが
でもずっとグラサンってやっぱ異様だから
はずすとキャラ変わるとか、すごい美人とか、生来盲目とか何かあるんじゃないかなぁ
「この刈衣、生来目が見えん!」
>>183 むう、あれが世に聞く「手綱部の事案(てつなべのジャン)」
刈衣家(かりいけ)―――
江戸末期の開国期、当時の豪商・刈井質右衛門は日本の食生活が欧米化することを見据え、
名高い木村屋などに先立つこと数年、日本初のパン屋を開業した。欧米に追い付くことと、
パンが米の代わりになるのだという自負を込め、屋号は「米(べい)」とした。
パン屋のことを俗に「ベーカリー」というのは、この日本初のパン屋「米・刈衣(べい・かりい)」を起源とする。
以後、刈衣一族は文明開化期の日本における新たな食文化の最先端をリードする存在となる。
しかし、二代目当主・刈井宇都太郎(欧米化にあわせて、ファミリーネームをあとにし、パーソナルネームを簡略化した宇都・刈衣と名乗った)の代、
彼に悲劇がおとずれる。料理の研究の最中、煮えたぎった油が飛び散り、彼の両目を焼き焦がしてしまったのである。
新たな調理技術に集中するあまり、安全への配慮を怠ったせいであった。
この悲劇を教訓に、刈衣一族は目を守るため、幼き日より四六時中サングラスを身につけて過ごすことがならいとなった。
なお、不注意のことを「うっかり」というのは、二代目当主の宇都・刈衣の名に由来するのは言うまでもない。
―――民明書房刊 『刈衣なる一族』 より抜粋
刈衣「ふっ。さすがに我が刈衣家の恐ろしさくらいは知っているようだな。
今降参するというなら命までは取らずにおいてやるぞ?」
望月「今度こそわしの出番じゃーっ」
睦十「どけいっ!もはや貴様らの出る次元ではないわ!」
望月は富樫よりもサザエさんヘアの男(名前失念)ポジションだろw
わしが五番町飯店オーナー・五番町睦十である!
それは普通に言いそうだw
勝負の翌日、望月は相変わらずジャンに絡んでいた。
彼のまかないの唐揚げは大きさがバラバラで火の通りがめちゃくちゃな上、キャベツの千切りは百切りのようだ。
スグルのほうがよっぽど旨いと言われて、「どこがスグル以下だってんだよォ」とつかみかかるが、
「どこがスグル以上だってんだ?」と返されてしまう。
その上、「確かにおまえの料理は旨くねーんだからよ」と岩田にたしなめられてしまった。
だが、素人の女執事にも挑戦を挑むとは図に乗っているのは確かだ――
と、ジャンは「ただの素人の訳ないだろうが」と反論する。
これまで、彼女が細かい料理手順の指示をスグルに出していたからだ。
昨晩、ジャンと狩衣の勝負を拒否したスグルは「執事のほうが料理がうまかったらどうしようとかビビっているんじゃねーの?」と言われてしまった。
そこに刈衣が割って入り、主人を侮辱したジャンを鮮やかに転ばせる。
彼女には武道の心得と人体の構造の知識があるからだ。
「料理も同じ――食材の扱い方・栄養学・化学・人体生理学・物理の完璧な知識を持っていればどんな料理も作れると思います」
そう言って勝負を受けた刈衣花梨には、スグル以上の“なにか”がある……
そこに、出前――湯水家からの使いがやって来た。
その中身はウナギの炒め煮、ツバメの巣のスープだ。
何も考えずに箸をのばす小此木はウナギに舌包みを打つ。
みなも食べ出すが、何かおかしい……
ジャンは小此木に目隠しし、ぐるぐる回転させる。
再び同じ物を食べると、ウナギの味がしない!?
「これは“譜茶料理”ってヤツさ!」
本物が一切使われていないのだ!
ウナギは、豆腐・大和芋・レンコンをすり鉢ですり合わせて千切りにしたゴボウを加え、海苔の上にのせて揚げただけ。
あらかじめ包丁で身の肉質を描いておき、縮んだ海苔は皮のようになる。
植物性の物で取ったダシ汁に、酒・ショウ湯・砂糖・ネギ・ショウガを加えて作った中華ダレでにて、片栗でトロミをつければ完成だ!
一方のツバメの巣は細切りした大根に片栗粉をまぶし、蒸し上げて精進スープに入れた物。
「いつの間にこんな技を」とスグルに聞かれた刈衣は、「執事ですから」とさらりと答える。
相手に自身の腕前を知らせた上で、執事として恥ずかしくない勝負を正々堂々としたいようだ。
「なるほど、これがあの女の腕前か――やっぱり大当たりだったな。ククククククッ」(1/2)
とりあえず
ミスターざまああああああああああ
ミスターざまあww
しかし何度も思うが、なんであんなんで五番町飯店にいられるんだか
料理は下手糞、性格悪い、暴力…
ミスターがいれば、自然と「あいつのようにはなるまい」と思うだろ?
それ以上の精進するかどうかはともかくとして、少なくともクオリティの維持は期待できるってわけだ
つまり反面教師担当って事か
>>187-189
遅レスだがまったく違和感なくて吹いたわw
しかしミスターのブレなさは異常だな
小此木「ウナギ美味しー!」
ミスター(うん、これは美味いウナギだ)
五番町の皆「何かおかしい気が……」
ミスター(!?)
ジャンが目隠しで小此木に食べさせてネタバラシ
五番町の皆「やっぱり、おかしいと思ったんだよ」
ミスター「そうそう、何か違ったんだよなー」
>「執事のほうが料理がうまかったらどうしようとかビビっているんじゃねーの?」
普通ならそうなりそうなもんだけど、このスグルはなんか違うんだよな。
なんかお母さんに甘えてるような感じ。
スグルとの関係は教育係で母であり姉でもあり恋人でもあるって感じかねえ。
こんどはスグルが助手になるのかな体力的な意味で。
とりあえずかりかりさんがかわいい
そういえば、脚韻を踏んでるんだな
もうすぐ刈衣とスグルがやってくる…
ジャンは、栄養学や生理学よりも毎日の訓練の方がよっぽど役立つといつもの通りだ。
その態度に安心する小此木だったが、ドンと段ボールにぶつかってしまった――中から缶詰めが飛び出してしまう!!
急いで片づけようとするが、缶にはラベルが貼っていない…
泣き出す小此木に、ジャンが助け船を出す。
スプーンでカァンと叩くと、「これは竹の子の水煮だ」
クワイ、ヤングコーン、マッシュルーム、フクロ茸とどんどん音の響きだけで当てていく。
まるで税関の検査員のようだ。
「ありがと、ジャン。感謝感謝!」とはしゃぐ小此木は、またドンと刈衣にぶつかってしまった。
実は、彼女にも同じ事が出来るらしい。
取り出したのは、一種のスペクトラムアナライザー!
シュウハスウブンプ――望月は中華風スープと間違えたが――を調べる機械だ。
つまり、缶の中を通過した音波の変化で中身を当てる機械だ。
しかも、ジャンが黄桃のシロップ漬けを白桃のそれと間違えている事まで指摘する。
「フフフッ、料理人の勘なんてワリといいかげんなんですね。やはり数値の方が信じられます。
でもまあ、こんな中身当てゴッコはたまさかのお遊びですから気にしないでくださいね。
勝負になったらもっとちゃんと学問と知識を総動員して料理にとりかかりますから♥」
歯噛みするジャン――
とりあえずいつも通り
ミスターさまああああああああwwwwww
間違えた
ミスターざまあああああああ
相変わらずの望月ざまぁwww
>>204 ミスター様ワラタw
実際に機械でやろうと思うと、缶本体による音の変化が無視できないんじゃないだろうか
詳しくは知らないけど。
機械を使う料理人は河原以来。
どう差別化するかな?
>>207 仮にやることが全く同じだとしても
クッキングスクールの、上から目線で嫌われ者のキモ野郎と
作中でも一番といっていいほど魅力的な女性キャラとではすでに差別化されてるといっていい
機械に使われてる奴と機械を使いこなす人だろう。
コンセプトは素人に近い人が熟練の料理人を越すか同じ味だしその上でカリイさんは正しいんじゃない。
そうは言ってもかぶっているのは確かだし
結局ジャンに勝てるのは、キャラ補正ありのキリコくらいだろ
やっぱり次の勝負刈井さんの負けだと思うな
211 :
マロン名無しさん:2011/11/11(金) 09:24:50.28 ID:KOwsd5+V
純粋に勝ち負けより中身を楽しもうじゃないか
確かに刈井さんの中身(眼鏡取った素顔・裸)は大事だな
河原におっぱいが生えたら萌えた
ってことだろ
そうかグラサンとったら河原そっくりな可能性もあるのか
実は河原の姉とかで。誰得だけど。
やっぱグラサンって不自然だから何かしら意味があるだろうしな
読者に素顔を伏せておくためというのはしっくりくるな
名前の元ネタはカヒミ・カリィ
>>214 実はサイボーグなんでしょ、あの執事さん
蟇目のフェードアウトぶりから何か伏線だとか考えない方がいいと思う。
普通に外すか何となく最後まで外さないとかになると思う。
218 :
マロン名無しさん:2011/11/11(金) 18:51:16.21 ID:KOwsd5+V
蟇目は再登場させてもいいキャラクターだよな確かに。
料理人の勘よりも数値の方を信用する刈衣は、「キミをケチョンケチョンにやっつけてあげますからね!!」と宣言する。
そこに、弥一がやっていた。
なんと、彼女とジャンの勝負をバックアップしたのは彼だった!
それは、二人の勝負が五番町の役に立つからだそうだが……
弥一が選んだ課題は仔羊!
ジャンは包丁をべろりと舐めると、一刀両断!!
「カッカッカーーッ!オレはこの肩肉を使わせてもらおうか」
大ざっぱだが、手際が良い。
だが、刈衣から「ワタシにも切り分けてもらえます?」と頼まれてずっこけてしまう。
「さばいた事がないのによく勝負をする気になったな」
彼女が選んだのはアバラ骨のついたキャレ(背肉)だ。
調理を始める二人の後ろで、小此木が楊に今回の課題について尋ねている。
どうして羊料理が難しいのか?
意外とレパートリーが少なく――「シ刷羊肉(スウアンシャンロウ:北京のシャブシャブ)」ぐらいしかない――
南方の中華になじんだ日本では、北方で発達した羊料理は好まれない。
もっとも、仔羊なら独特な臭いもしないのだが。
ジャンはシチュー用くらいの大きさに切って、サッとゆでてショウ油とからめて素揚げ。
炒めたネギ・ショウガ・玉ネギを腐乳(フウルウ:豆腐チーズ)、赤ワイン、鶏スープで煮込むようだ。
一方刈衣はまだ肉の掃除をしている。
素人だから仕方がないが、手際が悪い……
その後、岩塩とコショウをすり込む。
ただ塩コショウしてるだけの料理のどこが学問なのかと言う望月は、弥一に叱られてしまった。
「チンタラやってると肉が腐っちまうぜ」とからかうジャン。
だが、彼女が作っているのは勝つためだけの料理――
「しかも使う調味料はこの岩塩だけよ!ウフフフフッ」
三週連続になるが・・・・・・・
望月ざまあああぁぁぁぁぁwww
ミスt(ry
ざm(ry
>素人だから仕方がないが、手際が悪い……
おいおい、可愛すぎるだろ…
キリコやヤンは周回差つけられてるだろコレ
まあキリコとかは胸があるから巨乳ファンには根強い人気が維持できるかもしれんが
勝つためだけの料理ってのが楽しみだな
思えばスグルも執事さんも、勝つためだけに料理やってる点ではジャンと同じなんだよなー
「勝つためだけが目的」の料理を作るという刈衣は、香草を取り出す。
勇気と大胆さのシンボルであるタイム、勝利者の冠に使われていたローリエ(月桂樹)、エストラゴン、そしてニンニクのスライスを乗せる。
願をかけるあたりにかわいげがあるが……
これらの香りを逃がさないように、一度取り除いておいた脂肪で挟む。
二人の料理がハッキリところに、スグルがスープを持ってきた。
「トマトジュースをコンソメでのばして、生クリームでコクをつけました。下には固まらせたコンソメゼリーが入ってるよ!」
料理勝負とは関係ないが、冷たいゼリーがのどを溶ける瞬間、まさに人肌で溶ける絶妙な味だ。
(スグル様偉い!!これで私の勝ちは確定です!)
調理終了!
まずはジャンの仔羊の煮込み、「如意胡羊鍋(ニョイコヤンウォー:中国の西方から来た羊とイチジクの料理)」
「この秋山ジャンが腕によりをかけた料理なんだからよ。正直にいえばお前らにはもったいない料理だぜ、カカカーーッ!」
激昂する望月だったが、「いつもの秋山じゃんか」となだめられてしまった。
だが、その料理に対しては望月も評価する。
クセのある腐乳と羊を合わせて旨さを出し、濃厚だがしつこくない味!
乾燥イチジクでほんわかと甘いアクセントをつけている。
味を重ねてマイルドな味にした、羊嫌いの人にも食べられる料理だ。
「顔に似合わぬソフトな料理に仕上がっているぞ!」という弥一の評価に小此木が突っ込みを入れる。
対する刈衣の料理は「子羊のロースト香草風味」!
手づかみでガブリと食べると、「ほ!!」と感嘆の声が漏れる。
見た目通りのワイルドな料理。
外側の岩塩のしょっぱさがキツイけど、肉はジューシーだ!
「ん〜♥一緒にスープを飲むと、いっそうおいしく感じてしまう!」
あとを引く、いくらでも食べたくなる料理だ。
――カリウム、ナトリウム、エンドルフィン。全ては学問です――
「な…なんか次から次へと食べたくなってくるぞ、不思議だ。なんで……??」
展開は普通な感じだけど
刈衣さんの言ってる事が解からんな
スグルがスープ出したから勝ちとか
カリウム・ナトリウム・エンドルフィンとか
スープが羊によく合うとしても、ジャンだって羊使ってるわけだし
カリウムやナトリウムなんて元素記号覚える時に聞いたくらいだし、味の勝負に関係あるのか謎
エンドルフィンに至っては脳内麻薬だし全く解からん
スーパードクターKの病院食の話で
「カリウムを控えてるから・・・・・・トマトなんかもっての他じゃねえか!」
ってのを思い出した。
トマトに含まれるカリウムが鍵なんだろうな。
エンドロフィンがよくわからんが
刈衣さんだけにカリウム・・・・・・・ ごめん、なんでもない
科学がどうこう栄養素がどうこう言ってるってことは
要するに五行膳をもうちょっと科学的に理由付けした感じの理屈で
こりゃ一本取られたって流れか?
刈衣さんがやろうとしてる意味合いでのナトリウムカリウムの話はわかるけど
あんま語るとネタバレになりそうだからいいや
スイカの利尿作用なんかもソレだよな
エンドルフィンはトレーニングやランナーズハイのときによく出てくる単語だな
こっちは香草の苦みや岩塩のしおからさがそれほど苦痛とも思えないから
よくわからん
>>227 いや、炯眼だな。
それでわざわざカリイ・カリンと頭韻を踏んでたわけだな。
久し振りに「望月ざまぁ」じゃない…ちょっと寂しい
スグルのトマトスープいいな。うちでも出来そうな辺りが
スグル様偉い!と言ってるあたり、このスグルの行動は元々打ち合わせてたもんじゃなくて
スグルが刈井さんのフォローとして独断でやったってことか
本当にこいつら仲がいいというか、息があっているというか
恋人以上の主従の絆とかいってるけど普通に五年後十年後ぐらいに結婚してそうもしくは愛人。
まあでもスグルの筆おろしは刈衣さんがやったんだろうな
スグルへの憎しみが芽生えた
スグルスグル言うとキン肉マンを呼ぶキン肉大王を思いだしてしまう
刈衣の料理を運ぶ手がとまらない…
しかも、スグルのトマトスープからも手が放せない。
それを目にしたスグルは「アッハッハッハァーーッ!」と大笑いし、刈衣の勝ちを宣言する。
「手が止まらない?あたりまえさ。これはそういう料理なんだよ!ウククククーーッ!」
「あなた達は今エンドルフィンに支配されているんですよ!」と、種明かしする刈衣。
エンドルフィンとは脳内麻薬物質のこと。
肉汁と脂身とあわさって緩和されてはいるが、岩塩が爆弾のようなショックを与えている!
そして、その痛みをやわらげるために、防衛反応として“快感”をもたらすエンドルフィンが分泌されるのだ。
とはいえ、これと同じような物は皆よく食べている。
塩の粒と油の甘さ、食べ出すととまらなくなる物――「そう!ポテトチップスです。いわゆるジャンクフードと呼ばれている物ですね」
だが、同じ原理なのに、ああまで効果が出たのはどうしてか?
その鍵は、トマトスープにある。
これには大量のカリウムがあり、飲むとナトリウム不足になる!
どちらも一緒に排出されるからだ。
「足りないナトリウムをどこで補うかと言うと、塩化ナトイウム――つまり塩で補うんです!
体が欲しがるものはおいしく感じるというわけだ。
「料理は学問です!!今回私は人体生理学を応用した料理を作ったんです。キミってまだそういうこと全然分かってないみたいですね」
弥一が期待した通りの、面白い料理だ。
そして、ジャンは自身の料理をゴミ箱に投げ込む。
「ケッ――味に味を重ねて作った料理も、結果が出なきゃただのゴミだろうが!」
ほう、ジャンが負けたか。
ああ、なるほどエンドルフィンが支配で
トマトジュースでナトリウム不足になるんだよね
んで塩が必要だからジャンが負けた……と
よーしOKさっぱり分からん
毎度のことだが、この漫画の登場人物はもう少し食べ物を大切にしろよ…
したり顔で解説してはいるけれど
この理屈だとスグルのサポートがあってこその結果だから
料理そのものでは別に勝ってないよな
スープを看過したジャンが甘かっただけで
ジャンざまぁ……って思われているんだろうな
これ、刈衣さんのは後を引くだけであって
料理として美味いのは、ジャンのほうだったんじゃないだろうか…
>>243 たぶんミスターは思っている。ただし理屈は解っていないw
まあでもジャンは科学的知識にもとづいてやったかどうかはともかく
医食同源の知識で胃袋を使おうとしたり
生理機能である満腹感を利用して大前君をハメたりもしてるんだよな
となると科学知識というジャンルからの「勝負」に勝てなかったジャンは完敗なんじゃね?
控室でまた血まみれになんのかなジャン
今度は血まみれかとおもいきやトマトまみれで、トマト使ったリベンジ料理でもやるのかな
>>244 ジャンクフードの理屈ってバラしちゃったしな
何となく話の流れをジャンが敗けたように持っていったが
つまるところ、調子こいて油断してたジャンから、奇策で一本取っただけと自ら明かしてしまった
逆に言えば、今度は刈衣さんが調子こいて解説なんてした結果
まともにやったら勝てないと、かえって底が割れてしまったわけで
奇策でも一本とったことには変わりないからなぁ
キリコから見れば中華料理としてはジャンが勝ちという判断をするかもしれんが
肝心のジャンが負けを認めてるんだからどうしようもない
元々料理人ではない上に技量もシロウトのカリイさんだからまともにやる方向になるわけないし。
ぶっちゃけ今回みたいに素人相手でなければ
「なんでもいいから勝てばよい」が身上のジャンからすれば、
今回のような流れでも十分敗北に値すると思うな
それこそマジックマッシュルームや大前の時のようなことをやり返されただけで、
それに対処できなかったのはジャンの甘さってことになるし
うん、ただ一本取られたのはジャンの甘さってのは事実なんだけど
刈衣さんの言っている「数字や科学の方が、料理人の技術や勘より上」ってのは成立しないんじゃないかなーって
「この勝負、秋山の負けだ!」と、弥一が判定。
複雑に味を重ねた食べやすい煮込み料理と、羊の旨味そのものを食べさせた料理。
皆が夢中になって食べたのは、刈衣の料理だった。
「クセのある羊の旨さを生かすも殺すも料理人の腕(センス)しだいってことだな!」とまとめる。
その間、ずっとジャンはゴミ箱の前で手を突いていた。
望月は「ケケケケケ」と、スグルは「フフッ」と笑い――そしてジャンはニヤリと笑う。
「オレはまだまだ甘ちゃんだ。だけどまぁ、オレ様の読みは的中したわけだな!」
やはり「料理は学問」と言う刈衣はただ者じゃなかった。
しかし、スグルよりは有能とはいえ、「学問だけでオレに勝てると思うなよ!」とジャンは左腕を突き付ける。
「最高の料理は鍛え上げたこの腕が作るんだぜ!!!学者のお遊びとは違うんだよ!カカカカーーッ!」
そのふてぶてしさに呆れつつも、その意見になびく五番町の面々だった。
しかし、弥一にはまだ思うところがあるようだ。
「おまえ達におもしろい物を見せてやる!」
それは、「刈衣式スーパー・プディング」!
だが、皆なにが“おもしろい”のか分からない。
ただのレモン風味のカスタードと、スポンジケーキを重ねただけ。
手間のかかる甜点心、「女乃王千層夾(ナイウォンチンツアンガブ:カスタードあんの重ね蒸し)」に似ているが…
「あれ〜これカスタードとスポンジの境い目がないやんか!」と、楊が気づく。
重ねたのではなく、一緒に―― 一度に作ったという事!!!
スポンジは焼き、カスタードは鍋で作るのだが、どうやって?
まずボウルにバター、砂糖、卵黄、小麦粉、バニラ、レモン汁、牛乳を加えて混ぜる。
もうひとつのボウルには卵白と砂糖を混ぜて固く泡立てる。
ふたつを合わせて軽く混ぜ、湯せんにしてオーブンに入れれば完成!
比重の軽い卵白は牛乳の上に浮く訳だが、その時、小麦粉・卵黄と共に上昇する。
これらが直火に焼かれてスポンジケーキになる。
一方、下に残った牛乳と卵黄は湯せんでカスタードクリームになり、スーパー・プディングの完成。
中華にはない技法――簡単だが、科学のなせる技!
「ウカウカしてると学者のお遊びにひれ伏す事になりかねませんよ!!」
クッキングスクールの人は出るのが早すぎたんや
なんか今回は普通に「へぇー」ってなった
254 :
マロン名無しさん:2011/11/14(月) 23:25:45.20 ID:SwX6/a1r
>>252 クッキングスクールの人はムラのない焼き方やらにこだわったが、知識で上回ったってほどでもないもの。仕上げに力入れていたが。
料理人が出来ることを機械で効率的にしたのがクッキングスクールさん。
料理人が出来ないこてを、機械で行うのがカリイさん
実際食べたことないけど、1層でも千(?)層でも全体の味は変わらない…よなぁ
ならこっちの方がいいかなぁ
境い目のあたりが面白い味になりそう。
>「この勝負、秋山の負けだ!」と、弥一が判定。
>やはり「料理は学問」と言う刈衣はただ者じゃなかった。
とりあえず話をすすめるにあたって、刈衣さんを下げる形にしないのは感心だよな、弥一もジャンも。
ジャンは負け惜しみ臭いとこもあるが、相手の長所を認めた上で料理人としてのアドバンテージを見せようとするところは評価できる。
>>254 真空調理は従来の技法の料理人にはむりな新技法だろう
それに体感的な経験を重視しない点でも料理人とはいいがたい。オペレーターだね。
刈衣さんがすごいのは、生理学の知識があったとしても、それを結果がわかりやすい形で披露できたことだね。
河原の場合、仮に彼があの機械を開発し、その長所を知った上で機械でしかできない調理を行ったとしても
河原すげーと思わせる要素があんまないんだよな。刈衣さんの場合は個々の知識はそれほど大したことなくても
それを身近に効果的に実践できてるとこがすごい
ジャンの龍の涙じゃないけど、演出なんかも含めて技量だしな。
なんかジャンも勝つまで絶対勝負をやめなさそうだよな
そういう意味じゃスグルと実はいい友達になれそうな気がしなくもないぞw
スグルと小此木ってノリが似てるな
259 :
マロン名無しさん:2011/11/15(火) 18:07:26.21 ID:ZH2crdwI
計算高いのがスグル
この漫画唯一の癒やしが小此木
260 :
マロン名無しさん:2011/11/15(火) 19:27:59.12 ID:PPlWuUhG
連載終了したろ
ジャンと刈衣の翌日、五番町飯店にいつもの活気はない…
ジャンが負けた上、刈衣に何も言い返せなかったからだ。
ちなみに、勝負は刈衣の体力が続かず延期になってしまった。
明日の課題は魚料理の中でも特に難しいとされる「蒸(ヂオン:蒸し物)」――
しかし、どうして素人が旨い料理を作れたのか?
李は、食べる人の事を考えた料理をめざしているからだと答える。
「ただ、私たちとはおいしさのメカニズムへのアプローチが違うみたいです」
そして、中国人の客が注文した「麻婆豆腐(マアボードウフ)」を作り出す。
「フフッ」と笑い、お玉を一閃、大量のトウガラシ油と豆板醤を加える!?
これは四川省から来たお客さんのための料理。
「五番町飯店の味ではありません!」
四川からの長旅で疲れ、料理を残してしまうような客たちに必要なのは、胃腸を活性化・発汗を促す四川伝統の辛〜〜い料理!!!
どうしてそんなものを作ったのかと尋ねるキリコに、
「五番町の味も大切だけど、お客さんに喜んでもらう事が一番ですよ!それが「料理する心」ってもんでしょ」と答える。
「は…はい!」というキリコの返答を聞くと、続けて「腕自慢・技自慢じゃ勝てないです」と秋山を諭す。
だが、ビタッとジャンは掌を突き付ける。
「オレは勝つ料理をやめる気はない!!オレは食べるヤツのためにする料理なんかまっぴらだ。
オレは自分のために料理をする!!!あの女に本物の中華料理人の腕前を思い知らせてやるぜ、ケケケーーーッ!」
一方、花梨は栄養ドリンクを飲みほしていた。
エネルギー充電、パワフル花梨!
そして、体力のなさ・技術の未熟さをカバーするという、最新調理機を用意している…
李△
刈衣さんは出てくるマンガを間違えてるとしか思えないくらいに
ただ一人で可愛らしくなっていくな
キリコお荷物化か…
李とのやりとりはいい話なんだけど、メインストーリーと全然関係ないんだよな残念なことに。
どうせ次も空気だろうし胸要員としての立場を除けば今や望月とたいしてかわらんじゃないか
手痛い敗戦の経験はあるから、なんだかんだでジャンもタフになったな
一本取られてもそれを糧に相手を見極め、最終的に勝てばOKってスタンスか
ジャンに勝つのが執事の役目と、スグルに宣言する花梨。
しかし、最新調理機を運ぶスグルの方が執事のようだ。
ジャンと花梨の勝負が再び始まる。
「清蒸鮮魚(チンツェンシェユイ:魚の蒸し料理)」のポイントはその“鮮度”!
五番町には良い魚しか置いてないので問題ないが――何より大切なのは蒸しかげん。
熱しすぎれば身がしまってパサパサに、もちろん熱が足りなければ生になってしまう。
魚の大きさによって蒸し時間が異なるため、なにより経験とカンがモノを言う。
ジャンが選んだのは大きく、蒸し時間が難しいクロダイ。
刈衣が選んだのは手ごろな大きさのフッコ(中型のスズキ)。
ジャンは見事な手さばきで下ごしらえを進める。
お湯にくぐらせて臭みとぬめりをとり、ウロコを立てて取りやすくする。
塩・コショウ・老酒(ラオチュウ)で下味を付け、叩いたショウガとネギの上に魚を乗せ、さらにショウガを乗せる。
鮮やかな手つきでセイロにクロダイを投入!
一方刈衣はモタモタと同じ手順を行い――「定温調理器」を持ちだした!
プログラムICカードは科学の頭脳と腕、魚に刺した温度センサーは科学の目!
「科学の頭脳と腕と目と、21世紀の炎が完璧な蒸し物を作ります!」
しかしよくわからんのだけれど
刈衣さんは腕は素人で知識だけの人ならやっぱり
スグルに入れ知恵して実行させた方がいいんじゃないだろうか?
前のポテチだってスグルも作れたはずだよな?
モタモタしている刈衣さんカワイイ!
しかし経験とカンが重要ならどう考えてもジャンが有利だよな?
あの電子レンジぽい機械はそれよりもスゴいんだろうか。
>>267 ほら、いるだろ。レシピ通りに作ればいいのに自信たっぷりに一工夫加える人ってw
まあ下処理なんかはスグルがやった方がよさそうだな
お湯にくぐらせる辺りはモタモタしてると茹っちゃうからな
んで今回出したのは定温調理器?
どんな物か知らないが美味い蒸し魚作れる物なんだろうな
>>266 >経験とカンがモノを言う。
刈衣さんの場合、データさえあれば「誰でもできる」というのが利点だが、それが欠点でもあるな。
まあそのデータの収集と実践はすごいんだけどさ。
スグルが負けた肝勝負と同じで
経験を積みかさねた料理人がその都度状況を見極めて作る蒸しに負けたりすんじゃね?
つーかこれで経験と勘の方が負けたら料理人側立つ瀬ないから
睦十や李さん的にもジャンに期待してんじゃないかな
とここまで考えて無意味な挿入エピソードに見えるマーボー豆腐が伏線である可能性が高いと気付いた。
刈衣さんは一般的な中華の蒸し魚として模範的なモノを作る
でもジャンは試食者のことまで考えて作る、みたいな?
ジャンはキリコの言う心の料理は否定してるけど
勝つためなら食う奴のことを観察して合わせたり、興味を煽って料理に気持ちを向けるなどの部分は優れているから
まあデータさえあれば誰でもってのは、つまるところ出来合い、それも缶詰レトルト冷凍食品あたりに行き着くわけで
同一のクオリティのものを安定供給って意味では、料理人を上回るのは確実だろう
ただ融通が利かないって面がどうしても出てきてしまう
その一方で、料理人の提供する料理ってのは、状況に合わせたファジーさが売りなわけで
でも店で食べる場合、客としてはやはりある程度は一定の味を求めるのもまた事実
食べるたびに味が変わってたんじゃ商売にならないだろうしね
>>272 それこそ李さんのスタンスでいいだろ
通常は五番町の味を守るが
状況に応じて意図的に五番町の味を逸脱することもある
まあ望月とかなら意図しなくても毎回味がかわりそうだけど
>>272 ある程度のクオリティの維持や基本の味を持つのは大前提として
例えばその日の天候や、客の要望や体調に合わせて若干の味付けを変えるとか
そういうのは飲食店の強みだろ
「変わらぬ味」ってのは、別に十年一日って意味じゃないんだし
D 品質が安定しない望月…論外。店は無理
C 品質を維持できるが、アレンジしようとすると失敗してしまう応用力不足…ダメな店
B 品質を変えられないマニュアル馬鹿…店としては悪くはない
A 品質を維持でき、アレンジもこなせる…店として上質
CよりはBが良いってのはあるだろうな。客に合わせようという気持ちは評価できても
それが失敗作になってしまうのでは本末転倒
まるで電子レンジのような「定温調理器」――
だが、同じマイクロ波を使っていても、後者は“電子料理人”と名乗れるほどだ!
たとえば、ローストビーフを作れば…
「ミディアムレアの部分がこんなにある!」
太さが均一でない肉を普通に焼けば、焼き加減が均一にはならない。
だが、マイクロ波ならば均一に熱する事が出来る。
温度センサーを使って、ベストな60度に合わせた訳だ。
プログラムに従って、誰がやっても、何度やっても同じ仕上がりの料理が出来る。
「ドジな小此木君でもジャン以上の料理が作れちゃうんだよ」とスグルに言われ、
小此木は大はしゃぎするが、これがあればクビになる事に気付いていない
そんな流れを無視して、ジャンはじっとセイロを見つめている。
脳裏に浮かぶのは、階一郎との修行――
蒸しすぎた魚に手を押し込まれて火傷したり、蒸したりず折檻されたり…
冷蔵庫からあふれ出すほどの魚を蒸して、やっとセイロの中の魚を見通すまでになったのだ!
素材自体の難易度が違うなら、同じ味だとしてもジャンが判定勝ちかな
本人は嫌がるだろうけど
それに、あんな風に穴があいてるのを出されたら嫌だ
しかし一体秋山爺さんの財力はどうなってるんだ
>>275の分類で行けば
D ドジな小此木君
C 目先のアレンジで大失敗したクッキングスクール君
B 誰がやっても何度やっても同じ仕上がり
A ジャン
になるんだろうな
>「ミディアムレアの部分がこんなにある!」
半生の部分がローストビーフの命なのか…
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ .`´ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ / 赤身魚を軽く炙って
(・∀・∩< レアの部分をいっぱい残せば
(つ 丿 \ 最高の魚料理になるんじゃね?
⊂_ ノ \_________
(_)
それカツオのたたきじゃね
いよいよ試食が始まる。
ただ、プログラムが正しければ、刈衣の料理は完璧に蒸しあげる…
つまり、ジャンがミスをすれば自動的に刈衣の勝ちになる!!
刈衣の料理は「清蒸鱸魚(チンツェンルウユイ:フッコの蒸し物)」!
キレイに切れ目の肉が立ちあがっているのは、上手に蒸された証拠。
身と骨がスムーズに離れ、ふっくらと柔らかい絶妙な火加減だ。
さっぱりとした梅醤(メイジャン)ダレが添えられた、清涼感のある料理。
しかし、どうして蒸し魚は魚の旨みがストレートに出るのか?
それは骨のエキスが身全体に染みわたるからだと李が解説する。
身の外に出たエキスもタレにすれば、全くムダがない。
結果、清々しいパーフェクトな一品になる!
定温調理器に感心する五番町の面々だったが、弥一はむしろプログラムした――料理を分析した刈衣自身を評価する。
ジャンは修業の成果を回想していた。
階一郎に突っ込まれた左手は、手の甲だけが火傷した…
その手は、五感は、ジャンが覚えた最高の蒸し方!!
出来あがったのは「清蒸鯛魚(チンツェンティアオユイ:クロダイの蒸し物)」。
だが、骨に近いところがまだ生の状態に残っている。
試食した皆は、「大失敗作を作っちまったぜ」と困惑するが……
>「大失敗作を作っちまったぜ」
望月が言ってるんだったら大成功ってことが保証されるなw
ジイチャン修行で最高の蒸し方ってことならそれで勝ちなんだろう
生が残った蒸し料理では、ジャンの負けだと皆が叫ぶ。
だが、李や弥一、キリコは『生』という言葉に引っかかりを感じる。
スグルと刈衣は手を叩くが、「ククッ、クアーッカッカッカカカカカカカカーーーッ」とジャンに嘲笑われてしまった!?
逃げる望月を押し倒し、ジャンは「極上の一本を食わせてやろうってんだからありがたく思えよな」と試食を押しつける。
渋々口にすると――
「な、なんだ、これ?……刈衣さんのよりもふっくらとして、刈衣さんのよりしっとりして、刈衣さんのより甘みを感じる!」
生でもなく火が通りすぎでもない、この食感!!
骨の周りがミディアムレアに仕上がって、火の通ったところはふんわりジューシー。
定温調理器よりも旨みエキスが流れ出ないため、みずみずしい肉質になる!
魚丸ごとの旨さが広がる、香港でも最高レベルの物だと李が絶賛する。
しかも、クロダイのメスは未成熟の卵を抱え、脂が一番乗っている旬の魚だ。
オスの白子のタレが重なり、深みのあるコクが出ている。
老酒(ラオチュウ)と生抽(サンツォウ:濃口ショウ油)で味を調えている。
だが、一番良いのは蒸し加減。
弥一も普段の客ではなく、通の客には同じ蒸し方をすると賛同する。
定温調理器の“ワリといい出来”とは違う、“極上”の蒸し魚だとジャンが高笑いを上げる。
それを定温調理器でできるのなら、もう一度勝負してやってもいいぜと、追い打ちをかけるが、
プログラムを組み直さなければならない上、出来るかどうか分からない……
それを聞いたジャンはビタッと指を突き付け、
「負けたならオレにひれ伏せ、刈衣花梨!!ケケケーーッ」と言い放つ!
確かに刈衣は「定温調理器にひれ伏す事になる」と言ったが……
キリコに楊、小此木さえも止めようとするが、ジャンは止まらない。
スグルが「勝負はキャンセルするもんね」と割って入るが、ジャンは不満そうだ…
ミスターのセリフがどことなくエロス
どんだけ刈衣さんが好きなんだよって話だよな
「な、なんだ、これ?……刈衣さんのよりもふっくらとして、刈衣さんのよりしっとりして、刈衣さんのより甘みを感じる!」
食い物の話とは思えないよな
どんなプレイを楽しんでるのやら
ミスターがおっぱい魔神なのはよくわかった
ホントのところ定温調理器でジャンの蒸し方はできないのか?
ローストビーフがができるから生の残し方はできそうだが、そうなるとジャンとか虐待じいちゃんの立場なくなるな。
極上ともなると非常に繊細な火の通し方になるだろうから
できるにしても、色々データ検証してどうプログラム組めば実現できるか
組んだだけでは机上の空論なので、本当にそのプログラムで大丈夫なのか実験してみて……
ってやると、結局料理人が練習して勘を養うのと変わらなくなる罠
料理の世界じゃなくても、日本の町工場の職人が最新鋭の機械でも作れない精度の部品とか作ってたりするしな
刈衣との勝負の翌日、厨房は活気に満ちていた。
刈衣の料理が刺激を与え、料理人として「おいしさの分析や追求」をし始めている!
ベテランの李もやる気を出しているが、ジャンはむしろ「勝ったオレにひれ伏せってんだ!!」と嘯いている。
そこにスグルからの手紙が到着――中には何と、「引き分けにしてやる!」と書かれていた。
1勝4敗だったが、素人が1勝したのは大きいらしい。
「確かにそうね」と、キリコもニンマリする。
そして、スグルはまだジャンの写真を百人目にすることをあきらめていないと綴られていた。
「あははーーっ、ホントしつこいヤツ。まるっきり秋山と同じタイプなんだね」と笑うキリコをジャンはにらみつけるが、
「しょせんオレの相手じゃねえ」と手紙を投げ捨てる。
「いや!どんなヤツが相手でもオレは必ず勝ってみせるぜ!!!」
結局、なにひとつ進歩していないジャンだった……
そこにまた、封筒が到着。
第二回中華料理人選手権大会が開かれる!
弥一が選んだ出場者は、キリコ・ジャン・楊・そして小此木!!
さらに、キリコ・楊・ジャンには、この大会の宣伝番組――家庭で出来る本格中華の奥義――への出演依頼も来ている。
楊は注目度を上げるため、キリコは心の料理を伝えるために同意するが、ジャンは眉に唾を付ける。
大会を、陰で糸を引いていたのは大谷だったから!!
「だから出ようぜ、おもしろそうだ!」
ジャンの想像通り、大谷は大会の前にかれらを潰そうとしていた……
引き分けにしてやるクソ吹いたw
こんだけ負けまくってるのに全然悪印象のない奴も珍しいなw
また大会かって小此木?
「だから」って、ホントジャンは噛みつきたがるなぁ
愛だよ
さて五行や蟇目の再登場はあるか
でも大谷が仕組むなら五行以上のボスキャラ的存在がほしいところ
五行とかで本場中国系ですら出してしまったから
クッキングスクール→刈衣さんみたいな上位互換路線が妥当なところかな
炎の沢田→業火の○○とかXOジャンのリュウジ→ゴマ油の××とか
あとはありがちなパターンとしては睦十・階一郎のライバルの孫とかかな
同門対決もありがちだな
ジャン父の弟子とか隠し子とか
ジャンにもっと性格の悪い妹がいたとかでいいかも
こっちは父母に料理を仕込まれてる
むしろジャン父が直接出てきてもいいかも。父親越えはチャンピオンなら当然のテーマだろw
あとは出てないタイプとして楊の上位互換、ヌーベル・シノワをより使いこなす料理人とかかな。
>>300 ジャック・シュンザンでも登場しますか
秋山父「理由?大ありだぜ」
>>300 フレンチに合わせるとネタが狭くなるから
いろんな国の特色が出た中華ってのもいいかも
ベトナム中華のグエン!
タイ中華のカオサイ!
インド中華のシン!
チベット中華のダライ!
韓国中華のキム!
ロシア中華のアナスタシア!
ハワイアン中華のモコ!
イタリアン中華のルイージ!
メキシコ中華のホセ!
イギリス中華のチャーリー!
>イギリス中華のチャーリー!
メシマズ国は(・∀・)カエレ!w
大前君とウナギ中華対決して勝つ予定
なんで良心派の李さんは出ないんだ…
テレビ局に着いたジャンたち三人は、強引なスタッフに連行されてしまった。
真っ暗な中、衣装を――いや、着ぐるみを着せられてしまった。
ブタの衣装!
「ゲヒャヒャヒャヒャーーッ」と笑いながら大谷が登場。
『第二回中華料理人選手権大会プレビュー
戦う料理評論家 大谷日堂と三匹の子豚たち――支配者は豚がお嫌い』の収録が始まる!!
一流ぶった、生意気な料理人をヘコこますので、一応観客の支持を得ているようだ。
「神の舌を持つ男!明日の料理界の支配者!!男一匹、大谷日堂ここにありじゃあ!!!ブハハハハーーーッ」
直々に伝授された奥義に従えば、ちゃんとした料理が作れるということだが……
そして、大谷が“教える”料理は――「鴨はええぞ!!!ゲハハハハーーーッ」
「ワシは鴨が大好きなんじゃ!!よって三人とも鴨料理を作れい!」
これは初期の、脳みそ当てられずにこっそりヒント出してもらった時の劣化コピーにしかならんだろうな
最近見せ場のないキリコとヤンのテコ入れか。
鴨といえば昔の内容読みかえしてたらこんなのがあった
>697 名前:第65話 返礼![sage] 投稿日:2011/09/24(土) 21:00:52.00 ID:???
>ホテル・ミラージュのオープン記念パーティーに集まった人々…
>大谷は五行に向かって、「コイツらみんな、ワシとおまえのカモ」と笑い飛ばしていた。
キャスト全員豚かよww
仮装しなくても豚だもんな>大谷
キリコとヤンを勝手に脱がして別の衣装を着せるなんて
全く羨ま……いや、けしからん
刈衣さん人気に対抗するには
着ぐるみで倒錯的に胸を強調するくらいしかなかったのだろう
ブタの着ぐるみを着たまま大谷の番組に出れば、大谷の手下とみられてしまう…
いら立つ三人の前に、本物の手下――下僕が現れた。
「ウイ・ムッシュー、ホホホホホーーー」とくるくる回りながら出てきたのはフレンチの達人・ジュリアーノ本郷!
大谷に愛想を振りまき、引かれながらも彼が手本を作り出す。
軽くローストした鴨の胸肉をブランデーでソテー、残りは“サンプレッセ”に入れると――“血”が絞り出される!
この調理法に楊が気づく。
これはフランスの老舗、「トゥール・ダルジャン」のスペシャル料理だ!
ジュリアーのは調理を続け、鴨のコンソメに血を加えてリエ(濃度を付けること)し、フォアグラを入れる。
なんと、こしてダシだけにする!
最後にブールモンテ(バターを練り込むこと)してソースは完成。
「あとは胸肉をエギュイエットに切って(縦長の薄切りして)ソースをかけるだけ♥
「なるほどな」とジャンが呟く。
世界でも有名な逸品を手本と言いだしたということは、それを越える物を作れというわけだ。
一方、大谷は「ムフフッ、フッヒッヒッ」と鴨をほおばる。
「窒息して、うっ血した肉は味が深く、血のソースはフォアグラの香りでゴージャスやあ!!
あ〜オイチイ!オイチイでえ」
これを越える料理を中華で作らなければならない。
アヒルを使うという難点をクリアして中華の代表「北京火考鴨(ペキンカオヤー:北京ダック)」を作るのもいいが、
大谷は必要な設備を省いていた。
全面戦争をしかけようとするキリコと楊。
だがジャンは、あのカバが最低野郎だって事はいつもの事だと「ブヒッ」と笑う…
>フレンチの達人・ジュリアーノ本郷!
また変なのが出てきたなぁ
しかし期待度的には蟇目や沢田以下だな
既存の知識を再現して喜んでるあたりはXO醤のリュウジレベルかな。
315 :
マロン名無しさん:2011/11/23(水) 07:44:40.64 ID:TaQVeZwR
最後の行
ジャンがブヒって笑ったみたいじゃねえか
えっ
>フレンチの達人・ジュリアーノ本郷!
どうみても楊用のカマセです。本当に(ry
いまいち影の薄くなっていた楊がかつやくするんだろうな、今回は。
そしてこいつの他に「和の達人」「中華の達人」がいて、その二人が大会の本命と見た。
ジュリアーノってイタリアっぽい名前だよな
アイアンシェフは(・∀・)カエレ!!w
「蘇れ、アイアンシェフ!」の掛け声とともに、死んだはずの階一郎じいちゃんが…
フランスで修業したというジュリアーノは、自信満々に高笑いをあげる。
母がフランス人の楊は、祖国が誤解されてしまうと拳を握りしめるのだった。
気合を入れ、「ガランティーヌ」をヒントにした料理を作ろうとする楊。
それも、大谷たちに予想外の料理を――
選んだのは丸ごとの鴨。
キリコは鴨と相性のいいフルーツを探し出す。
だが、ジャンはまだ何を作るのか考えていない…
ジュリアーノは部位によってかなり肉質が異なると説明し出すが、
ジャンからヘッドバットをくらってしまった。
鴨の一番旨いところはどこだ…?
楊はママンが作った鴨料理を思い出していた。
「カロリー高そうなんやもん!! ママみたいにデブになってしまうやんか!!」
そして、作りだした料理はさらしの上に鴨の皮とミンチ肉を乗せ、キノコと砂肝を巻いたもの。
大谷はガランティーヌ―― 一枚開きにした鳥で肉や野菜を巻いてフォンで煮る“アレ”やろ、と看破する。
「もっと手間のかからない、旨い料理があるやろが!!」と続けるが、
ミルポワ(ニンジン・玉ネギ・セロリなどの、香味野菜の角切り)のダシ汁であるフォンで煮込……まない!?
(フン!誰がお前らに読まれる料理なんか作るか!)
( Д ) ゚ ゚ あ、あんなにスマートで美人だった楊ママがあんなおデブに…!orz
白人の宿命だ
楊がスゲー張り切ってるのが、かえって不安になるな。
駄目駄目ってことはないだろうけど、微妙に空回りしそうな気が…。
ママン……
楊の鍋にはフォンドカナール(鴨のダシ汁)が入っていなかった!?
中華の香辛料だろうか、訳のわからない物が入っている。
「あんたらにわかる料理は作らんわ!」と一蹴された大谷は、「神の舌」と書かれたスプーンを取り出す。
味を盗もうとバットに手をのばすが、楊に蓋をされてしまった。
冷たさがにじみ出る目でにらみつけられ(ワシが何をしたって言うんや、アホめ〜〜!)と苛立つ大谷。
「まだワシの言いなりになる分別はあるはず」のキリコの下へ向かうと、用意されていたのは生のプラムと巨峰!?
「何を作るつもりや?」と言われたキリコはどす黒い顔を一変させ、「わかりませんか、大谷先生」と笑顔で答える・
“先生”と呼ばれて喜ぶ大谷だったが、先を読ませない料理は敵の印だと思い直す。
テンポよく皮をむき・種を取る。
また、ミンチした鴨肉が用意されているが……そして、鍋に張られたショーユ色の液体は?
大谷はスプーンを再び伸ばすが、包丁でたたき落とされてしまった!
「おあずけですよ、大谷センセ!!」
ジャン以外も敵に回し、呆然とする大谷をジャンが足蹴にする。
白い塊のようなものを持っている!?
>テンポよく皮をむき・種を取る
チ○ポよく皮をむき〜〜 に見えたorz
じゃあ種ってなんだw
は、置いといて、白い塊か。
小麦粉っぽいから、あの中に鴨を入れて蒸し焼きにしても、老鶏の時みたいに旨くはならんよなぁ
>白い塊のようなもの
単に豚の着ぐるみ脱いで運んでるだけじゃね?
お前ら……。ち○ぽとか種とか白いのとか……。
三人とも、大谷には理解できない料理を作っている。
ジャンは小麦粉を練った物を持っているが、鴨饅頭でも作るのだろうか?
キリコは鴨のミンチ肉にショウガのしぼり汁、中国ジョウ油、砂糖、コショウ、全卵、そして老酒を加えた。
味付けをしたのはわかるが、果物とどう合わせるのか?
「さっきから黙ったまんまだぞォ」とあおられた大谷は、「アレを作るつもりやろ!?」と看破する。
「そうです、あれです!」と笑顔で答えるキリコ。
だが、観客には分からない。
「アレと言ったらナニやがな」と解説する大谷に、「ハイハイそうですね、ナニですね」とキリコも合わせる。
続いて、「ミンチ肉に対する果物の扱いはまだまだやで」と切り込む大谷に、「よろしくご指導お願いします」と素直に答えるキリコだった。
キリコは料理を続け、肉団子をプラムに詰め、元の形にして揚げたうえで、煮始める。
また、巨峰の中にミンチ肉を絞り出して、赤い液体で煮るのだった。
大谷は、「まあまあの物が出来るやろな!」とOKを出す。
「さすが大谷センセ!!キリコの料理を理解したんだ!それでまあまあの出来とか言ってるんだから、すごいよホント!」と感心するジャン。
次はジャンの料理を当てなければならない!
主な材料はローストした鴨とめん生地。
「ブ…ブハッ、ブハハハハ――ッッ!そっそれは鴨南蛮じゃ!!!あたりまえすぎてバレバレじゃーーい!!」
だが、「オレがそんなの作るわけねえだろ、おまえもう喋るなよ!!」と豚のかぶり物をかぶらされてしまった…
「アレと言ったらナニやがな」
「ハイハイそうですね、ナニですね」
一々会話がいやらしくてけしからん
しかし大谷がここまで徹底して駄目駄目な噛ませ犬だと逆につまらんな
もう少し食い下がってこないとヘシ折るカタルシスがないじゃないか
めんと鴨を用意したジャンだが、作るのは鴨南蛮ではないらしい!?
キリキリーーッとめん棒を回転させてから、生地を伸ばしてきしめんのように切りだす。
と、すぐにめんをゆではじめた!!
ダダッと大谷たちの脇を駆け抜け、ジュリアーノが使っていたサンプレッセと血を取るための鴨を回収する。
なんと、肉を切り捨てて骨をしぼり、血を絞り出した!
血のスープを下品、おぞましいと嫌がるジュリアーノだが、大谷はそれに加えた熱い油の方を注目していた。
三度「神の舌」のスプーンを伸ばすが、ジャンに中華包丁で止められてしまった!
あと10秒でゆで上がる!もう手遅れだ!!
どうみてもちょっと変わった鴨南蛮を作ってるようにしか見えないけどなぁ
XO醤にたいに、最後に混ぜた調味料?で劇的にかわるんだろうか?
それにしても「神の舌」いくつあるんだ、二枚舌どころじゃねぞw
キリキリって、効果音の使い方がおかしいようなw
血と麺って、前回の大会と似てる組み合わせだけど、麺は普通の形か
平たい事に意味があるのかな?
血のデザートの次は
血のスープか
ああ、ひょっとしたら麺対決でジャン一人だけ大敗したことのリベンジの意味もあるのか?>ジャンの麺
ちょうどこのメンバーだったし
そうすると前大会とは逆に、キリコと楊の料理は作っている間はともかく
実際に試食したら、大谷がそこそこ味の秘密を当てる。けど、ジャンのだけ解らない。
「カカカーッ!そんなんじゃ次の大会は俺の優勝だな」ってジャンが勝ち誇る展開かもな。
読めないのはキリコと楊にゆずってやればいんじゃね?
ジャンはスグル・刈衣さん編の感じからすると
読めてるのになおかつスゴイみたいな感じになりそう
肝対決や蒸し魚対決みたいな感じで。理屈がわかっててもじゃあ実践できるのか?みたいな凄み
>>339 ああ、思い出した
でもあれ個人的には審査基準がおかしいとしか思えないんだよな
課題として提示されていたのは麺料理というだけなんだから、ジャンは何も悪くない
テーマそのものは伏せるにしても、隠しテーマがあるということだけは事前に言わないとダメだっただろ
でも当事者でない弥一が気づいてたくらいだから
そこまで思い至らなかったジャンの負けなのは仕方ないんじゃないかな
しかし心の料理という意味では
黒酢とか使って審査員を涙させたジャンの方が上な気はする
キリコは勝負に勝って実質で負けてるような
弥一的には、同じくらい美味いならフレッシュな感性を見せる料理の方が
審査員の心象が良いってくらいのことでは
ていうかいくらなんでも0点は酷いわw
せめて黒酢の人くらいは点を入れたやれよと
俺なら軽く八百長を疑ってしまう自信がある
八百長じゃなくても、大谷の分ジャンは―10点のハンデつきだからな。
今度の大会でもかなり不利だろ。
・・・ひょっとして今、大谷sageやってるのは大会審査員交代のための布石か?
「我々は君のオリジナル料理が食べたかったんだ」みたいなセリフがあるからな
明らかに課題要求を満たしていない扱われ方だったと思うな
俺がジャンだったらそんな要求いつされたんだよってブチキレですよ
そう考えると、あの時のジャンは大人だった
確かに次の大会もジャンは不当に点を落としそうだね
大谷みたいのは問題外としても、半ば自業自得だけど
>>346 >ジャンは不当に
観衆を煽って敵に回すことが多いスタイルというか、
そういう性格でキャラ付けしてるわけだから
色眼鏡で審査されるとこまで含めてジャンのキャラなんじゃね?
そのギャップを覆して勝つとか、
時にはそのせいで痛い目合うとか、
ちゃんとキャラを生かした作劇してると思う
ただ、時々ジャン叩きに説得力がないことが玉にキズだけど(麺のときとか、キリコの言い分とか)
ジャンの料理はあと10秒で完成。
いつの間にか、キリコも楊も仕上げに入っている!!
うろたえる大谷に追い打ちをかけるように、終了の銅鑼が鳴る。
これから試食してもらって「ご指導をあおぐ」訳だが、
観客はいつものように「こんな料理食わんでもわかる」とヘコませることを期待している……
大谷はあせりつつも楊の料理「黄河鳳捲(ファンフーフォンジァン)」の前へ。
鴨の親子に見立てたナスと小ナス、蒸し汁のゼリーをクラッシュしてそえている――
と、解説を先に言われてしまった。
まるで西洋料理のガランティーヌだが、鶏ではなく鴨を使った分だけ脂っこくなってるはず!
そして「失敗作」と宣言するが、ちっとも脂っこくない!?
さっぱりとした味わい、色が付いていないが、八角や陳皮の香りがする。
「…という事は、白滷水(パールウスイ:ショウ油をベースにした滷水に、
月桂樹の葉・陳皮・丁字・八角・桂皮・ショウガを加えて煮込んだもの)」で蒸し煮にしたんやな!」
そして、脂肪をそぎ落として、皮だけにしてミンチ肉を巻いているからクドくない!
また、食感を変化させるために砂肝やキノコを、香りづけにレバーをミンチに混ぜ込んでいる!
これほどまでに個性の強い素材をまとめあげるとは…
どこまでも鴨の旨味を追求した、「こてこて」の料理!
それを大谷に知らしめた楊は、一転して観客に「応援頼むで〜」と手を振る。
次はキリコの番だ!
まずは順当に大谷噛ませ犬か。
三連コンボやっても面白味ないのだが。
350 :
マロン名無しさん:2011/11/28(月) 04:49:48.82 ID:YFL5N4iC
大谷たんをいじめるのが楽しいマニア層を狙っているんだろうきっと
アッー
一口、二口食べただけであれだけ当てるだけでも十分凄いことのはずなんだけどな。
中には「神の舌」で味を盗んだときもあるのに、オリジナルの料理を一口も食べないで当てるってのは無理ゲーだろw
ていうか、いつの間にか当てっこゲームと化してるけど、料理が何であろうが文句なしに旨けりゃ良いんじゃないの?
キリコの料理は「湖蝶花舞」!
花に集まる蝶のような、美しい料理だ。
(これは冷たい前菜と温かい前菜の二種盛りやな?)
シャンパングラスにはクラッシュアイスと巨峰を、下の皿には煮たプラム――どちらも鴨のミンチ肉が詰まっている。
そして、鴨の腎臓と流行りのモロッコインゲンがあしらわれている!
試食しようとした大谷を、「食べる前に一言あるんでしょ」と司会が止めてしまった。
「料理は心」という信条、そして前回優勝者とくれば、(味方につけて損はない)と判断。
「なかなかええ料理やで」と大谷は褒め始める!
相性のいいフルーツと鴨肉をさらにまとめ上げたオリジナリティあふれる発想!
「ワシの助言を得れば優勝は間違いなしやで!」と続け、試食すると……キリコはにやりとしている!?
「か…辛い!!!これはなんなんやあ!?」
コチジャン(韓国の唐がらしみそ)で煮込んだプラムだ!
フルーティな甘い料理だと思っていたのに…
「これはどういう事や!?」と怒鳴りつけるが、
「まさか天下の大谷先生がプラムの甘みに包まれた料理だと思ってらした…そんなはずはないですよね!?」と笑顔でかわされてしまった。
「ブハ…ブハハハハ、キリコちゃんに一本とられてしもうたわい」と怒りをこらえ、巨峰を食べると…
「な、なんやこれ…こ…今度はめちゃ甘いで…??」
赤ワイン・砂糖・八角・丁子で煮ている!
どちらも前菜ではなく、主菜とデザートの組み合わせだった!!
辛さを優しく包む甘みで、幸福感を味わわせる!
「私は食べる人の心に残る料理を作りたいんです!!!」
薄暗い笑顔で、大谷の前に立ちはだかるキリコ。
(こ…こいつワシをバカにしきっとる!!)
だが、料理の味は「旨かったわい、驚いたわい!!」と言うしかない。
その反応をうけ、観客たちはキリコに声援を送る。
次はジャンの料理!
早くしないとめんが伸びると言われながら出したのは――
「どうみても鴨南蛮やんか」(こいつが一番ワシをナメくさっとる!!)
しかし麺が伸びるって冷めたら激マズになる料理に対して先出しするくせに何言ってんだって感じだな
まあキリコも御大層な事は口では述べてるけど
結局大谷を叩きのめしたいだけの料理だよな
嫌な方向に、心に残らせてる…
コチジャンって楊が使って減点になった調味料だけど、今はもう受け入れられてるのかな?
>>355 まあ、麺料理(しかも汁物)なら、それも仕方ないかと
料理の欠点や注意点は見たまんまだし、誰もがそのジャンルの前提条件として認識してるわけだし
伸びるまで冷めるまで放置してから試食して「不味いから0点」とか評価を下したら
「お前は何を言ってるんだ」と、審査員の態度が問題視されて当然だしな
大前の場合、ちょっと冷めるだけで激マズという欠点を知らずに提供したのみならず
レシピに手を加えうなぎを使ったことで欠点を助長してるんだから完全に失策
>>355 別にジャンは切羽詰まってはないだろ、あくまで余裕かました状態で、単なる屁理屈というか憎まれ口なだけだろ>伸びる
それに麺料理がのびてまずくなる一択ってわけでもないしな。伸びた状態を目的とした料理だってありえるし
そもそもジャンが鴨南蛮と言ってないから麺料理のつもりで出してるかどうかすらあやしい
>「食べる前に一言あるんでしょ」
何気に大谷を追い詰めてるよな、この司会w
五行のときもあるし、「さすが五番町、まるで読めない料理ですねー」と手のひら返ししないかな?
二度も秘密暴きに失敗したとジャンはあおるが、
「キサマの料理はただの鴨南蛮じゃい!」と大谷は返す。
ただ奇をてらった血のスープ……
しかし、大谷は試食し始めると、一気に4人前をドンブリで食べてしまった!?
「う…旨い!ごっつ旨い!!これはただの鴨南蛮やないで!!!」
その食べっぷりに驚く観客、呵々大笑するジャン。
(しまった!ワシとした事が…)
だが、大谷はスープの秘密を白状するようにとジャンにつかみかかる。
鴨のロースト・ニラ・塩・コショウで作ったトッピング、その強い味に負けないコシの強い平打ち麺…
「そんなこと言いたいんとちゃう!肝心なのはスープや!」
絞った血とナンプラーのスープ。
しかし問題なのはそれに加えた茶褐色のぺースト!!
「一体あれはなんや!?」
「いや…あのその秘密を暴くのがあなたの役目でしょう?」と、司会が割って入った。
「そうだよ大谷、頭を使え、アタマを!ケケケーーッ」
ジャンをにらみつけると、その手に持っている物に気付く。
それは鴨の頭!
「脳ミソや!!!血のスープに混ぜ込んだのは鴨の脳味噌のペーストや!!」
血の生臭さを飲み込み、コクと濃厚さと旨味を生み出した!!
さらに、血・ナンプラー・鴨肉・ニラといった個性の強い味を一つにまとめ上げるという、裏の役割もある。
「どうや秋山!大当たりやろが、ブヒャヒャヒャヒャーーッ!!」
「その通りだ大谷。よくわかったな、クククーーッ!」
そう笑うと鴨の頭をポケットにしまい、大谷にウインクする。
鴨丸ごと一羽の旨味がドンブリに溶け出した「紫雲全鴨」!!
濃厚すぎるほどの旨みを、そっけないほどの麺で緩和する――
「と、ここまで言えたら満点だったな」
だが、そんな事よりも「キサマ…ワザとワシにネタをバラしたんか」とジャンに詰め寄る。
「フフン、そうだ」
頭を見せなければ分からないような人間に、次の大会で審査のアドバイスをしてやろうか、とジャンが嘲る。
楊たちは大谷の舌の実力がアップしたのかと思うが、大谷はその屈辱を、恥を心に刻み込まれていた…
そういえば作中の序盤でも大谷は羊の脳みそが分からなかったな
なんだよw結局大谷三連続惨敗コンボの上に
脳みそが分からなくてヒント出してもらう屈辱もリピートかよ
出番がなさすぎたキリコと楊を久々に使うのを兼ねた
次シリーズに向けての作者の手抜きってとこか
しかし大谷使っちゃったし、次の大きなイベントってどんなのが来るかな
順番からすれば五番町飯店内での対決かな。望月が何やらかすか
あったな、羊の脳みそ。
コクを出すのに困ったときは何かの脳みそを使うのがこのマンガの定番になりそう。
>>364 ひっぱってもしょうがないし、もう大会突入じゃないか?
ああ、でも小此木のでなんかあるかもしれないな。大会にでる四人のうちでまだいじられてないし。
大会に出してもらえないミスターが「小此木のくせになまいきだ」とか言っていびるとかw
今までの中で一番素直にうまそうだし食いたいと思う。俺がそば好きなだけだけど。
第二回若手中華料理人選手権大会まで、あと3日!
今日のまかないは小此木、カキフライ・酢豚・麻婆豆腐のおにぎり!!
だが、冷たいまかないじゃパワーが出ないと殴られてしまった。
しかし、これは熱々のおにぎりだった。
火傷もせずに、どうやって握ったのか?
実は、台湾の屋台のように、ラップ・布巾で包んだのだ。
大会を控えて、結構考えているのに…
しかし、弥一にはデパートで買った具材だとお見通しだった。
しかも、熱いおにぎりなんてレンジで一発!
とはいえ、多少の進歩はある。
気を抜いていると、大会で小此木みたいなヤツにいっぱい食わされてしまうと、弥一は発破をかける。
楊はレストランの料理を、他のシェフのの知恵と情熱と自信を味わっていた。
一流のシェフの料理をコヤシに、美しいヌーベル・シノワで勝ちまくってみせる!!!
キリコは包丁を研いでいた。
トスッ、と木は切れるが、鉄パイプは切れない…
心の料理を作るため、なんでもぶった切る心の包丁を研ぎ続ける…
ジャンは針のついた列車と風船でタイマーを作り、それを背に料理の練習を続ける。
スピードを上げるだけでなく、背後の列車の動きすら把握できるような予感直感も磨き抜く!
(オレこそが一番の!最強の!!頂点の!!!料理人だッ)
なぜだろうジャンだけ遊んでるように見える
確かにジャンは遊んでいるように見えるな。
もっと他の方法はなかったのかとw
小此木の評価が地味に上昇しているけど、
油断して負けフラグが沢田あたりに立ってないかこれw
ジャンは遊んでるように見えるが、やってること、やりたいことはわかる
しかしキリコ、剣の道に人生を捧げたわけでもなかろうに、斬鉄の必要はあるのか、とも思う
>>370 クッキングマシーン河原あたりも危ない気がする
それにしても皆ちゃんと考察してるんだなぁ。オレなんか汗だくノーブラのキリコ、エロいとしか…
反省の意を込めて、ちょっとキリコの脇乳ペロペロハアハアして斬鉄されてくるお( ´・ω・`)ノ
おっと、お前だけにいいかっこさせないぜ!
ジャンの方がすごすぎてギャグに逸脱しそうだったのにあっさりキリコに先にいかれてしまったな>鉄斬り
>>372 クッキングマシーンは出んだろう
刈衣さんの下位互換だし料理人でもないし
仮面の男みたいなのは出そうだな。中身はジャンの親父か強化された蟇目あたりで。
今更だが紫雲全鴨、これやっぱりスゴイ鴨南蛮というだけで鴨南蛮には違いないんじゃ…
と思って見たら、南蛮の定義にはネギが含まれているとかどうとか
いらん恥かくところだったぜ
それじゃネギを全く見かけてないのに鴨南蛮と言い切った大谷はまるっきりただのブタじゃないか
ざわめく会場の中、ハイになっている小此木。
観客から料理人へ、じっとしてなんかいられない!
五番町で修行している間、自分の料理を作れなかった楊も、表には出さない物の同じような気持ちだ。
そして、ジャンは負けるためにやってきた参加者が多いと黒々と笑う。
(お望み通りたっぷりとていねいにミジメな負け方をさせてやる!!ケケケケーーーッ)
なんとなくその考えを察したキリコは、ペシとはたく。
(負けるもんか!あいつの好きにはさせないぞ!!
秋山を徹底的に叩きのめして、「心の料理」にはかなわないって教えてやるんだ!)
そんな4人を、相変わらずだと笑う男女二人の参加者……
テレビ局の面々は大勢の料理人をインタビューし始める。
相撲取りのように大きくなった東洋楼の荀、腕を上げたらしい熊源、相変わらず女の子を連れている沢田。
トリマキの多さなら大前も負けていない。
大量の機械を用意した河原、外車で乗り付けた変な料理人――そして五番町飯店の面々!!
ジャンに、「努力したものだけが旨い料理を作る」と大前は啖呵を切るが、「誰だ?おまえ」と本気で忘れていた。
打倒ジャンを誓う、前大会の敗者たち…
全参加者は2189名、まずは予選の三択クイズ!!
負け犬ども勢揃いか
懐かしや 負け犬どもが 夢のあと
>秋山を徹底的に叩きのめして、「心の料理」にはかなわないって教えてやるんだ!
何処が心の料理なんだ、それは
(復讐)心の料理って事だろう
>>380 結局、最終回あたりでデレるための秋山へのツンでしかないんだよな、キリコの考え方って。
ジャンに対して意識過剰すぎる
ジャンはめっちゃ努力しているんだが
とはいえジャンの過去や日常なんてそりゃ負け犬共は知らんよな
司会者のドリアン家津が、参加者を「ふるいにかける」ために三択が始まる。
「え〜〜!?ザンコクゥ〜〜」とアシスタントは三村屋ゆうこが茶化す。
小此木は迷いつつも、ジャンたちの後に付いていくことにした。
第一問、中国五大料理といえば、北京・上海・四川・広東料理。あと一つは?
@香港A湖南B台湾、どれだ?
ジャンは苦虫を噛むような顔をする。
分かって当然の嫌がらせのような問題。
とはいえ、分からない料理人も結構いる。
正解はAの湖南料理。
「簡単すぎる問題でしたね。それでも100人ぐらいは減りましたが…」と、バカにしてるような司会者。
この先、ジャンが引っかかるような問題が用意されているらしいが……
第二問、紹興酒の原料は、@米A麦Bコーリャン、どれだ?
答えは@のもち米。
500人ほど脱落してしまった。
次の問題は炎を扱うのと同じくらい難しい、「蒸(ヂオン)」について。
本場の料理店には“蒸番”という役割の人までいる。
問題は1個25g、豚肉と玉ネギが同量、肉の1〜2割のエビが混ぜてあるシューマイの蒸し時間。
これを50センチの蒸篭で蒸す訳だが――その蒸し時間は@7分A10分B13分のうち、どれだ?
ジャンは知識ではなく腕で料理を覚えているから、数値を言われてもピンとこないだろうというのが大谷の魂胆。
だが、ジャンはニヤリと歩みを進める。
選んだ時間のシューマイを食べるように勧める意地の悪い司会者。
7分では短すぎで、生の玉ネギがジャリジャリする。
13分では長すぎて、肉がかたくなってしまった。
正解の10分なら、具のジューシーさも失われていないし、玉ネギの甘味と歯ざわりが残っている。
失格者は押し出されるが、その中になんとジャンが混じっていた!?
だが、押し出そうとする係員を殴り飛ばし、宣言する。
「蒸し時間が10分だと!?それじゃ未完成だ!!!オレならばもっと旨くすることができるぜ、カカカカーーーーッッ」
ジーク蒸(ヂオン)!
クイズ番組見てると、深読みしすぎてどっちつかずって事あるよな。
ジャンは主人公だからなんだかんだで予選通過するだろうけど。
「蒸し時間が10分だと!?それじゃ未完成だ!!!オレならばもっと旨くすることができるぜ、カカカカーーーーッッ」
「まずはシューマイを10日間廃油に漬け込む!」
腐るだろwwwww
どの選択肢も選ばなかったジャンは予選落ち…と思いきや、係員を殴り飛ばすと、10分では未完成だと証明するらしい。
“正解”の10分は香港の料理店の蒸番がはじき出した数字だと、大谷はジャンの挑戦を受けて立つ。
ジャンは10分蒸したシュウマイを冷凍庫に入れると「おしまい!あとは取り出して蒸すだけだ」
単なる冷凍シューマイより、作りたてのほうが旨いとけなされてしまうが、キリコ・楊はふと気付く。
(肉と玉ネギ…冷凍…生の玉ネギ!!)
ジャンがさらに7分蒸したシューマイは、「ブッチギリで旨い!」と皆を驚かせる。
冷凍により玉ネギの細胞を破壊すると、そこから甘みたっぷりの水分(エキス)があふれ出るからだ!
「あのヤロ〜まだあんなマネを…」と呟くキリコ。
「おい大谷よ!ハンパな知識でいい加減な問題を作るな!迷惑するのはこっちなんだからよ、カカカカーーーッ!!」
もう完全に私怨マッチだなww
3匹の子豚で3連続赤っ恥かいたのに
また返り討ちで恥をかくか
大谷テコ入れ必要だろ
まあとことん駄目キャラ路線を突っ走ってもいいけど
下手すると望月の立ち位置を奪うレベルまで堕ちてしまうぞ
だがしかし蒸すこと以外の工程を用いていいのかという疑問があったりなかったり
それも含めて秋山の魔法だろ
屁理屈というか問題に対する言いがかりに近いが
「実際食ってみてそっちの方が美味い」と周囲を納得させて
自分の正当性を公然のものにしたわけだから
ケンカふっかけて勝つすべを知ってるという感じだな
料理人である以上、美味い料理を作られちゃそれで終わりだからなあ
それで手が勝手に動いたらイヤイヤするけどな
ジャンのシューマイは正解よりも旨く、予選通過!
キリコはジャンを祝福するが、「直接負かしてやろうと思ってる」と付け加える事を忘れない。
予選前、小此木がこぼした熱湯でジャンが背中に火傷してしまった時――
背中の傷を隠すため、服を脱がずに仕事をしようとしていた。
それを察したキリコは水をぶっかけて別室で着替えさせようとする。
傷を見て、ゴクッと喉を鳴らす。
傷の分だけ強くなった、これは勲章だと自慢するジャンだったが、
「腕がないからそんな傷をもらうことになる!」と睦十に言われてしまった。
なまくらな腕前だから――そう言われたジャンは、大会では優勝できるし、自信と同等なのは睦十と弥一ぐらいだと見栄を切るが、
前大会でキリコに負けたことを指摘されてしまう。
しかも、優勝できなければ追い出すとも…
それを受けて、ジャンはある提案をする。
優勝できなければ出ていくが、優勝すれば睦十との勝負の場を設けること!
「この大会で全員に勝ってやる!そしてあんたにも弥一にも勝ってやる!!秋山の料理こと最高だってことを証明してやるぜッ!!!」
だが、キリコは圧倒的大差で優勝して見せると水を指す……
予選最終課題はチャーハン!!
ただし、材料はクジで――新米・古々米・インディカ米から1つを選ぶのだ!!
どの米でも日本人の口に合う炒飯を作るのが、料理人の務め!!
ふっくらとおいしい新米は、その水分の多さが不向き。
古々米の水分は問題ないが、パサついていて味が格段に落ちる!!
パラパラとしたインディカ米はチャーハン向きだが、日本人には合わない…
ジャンに選択権を与えないのが大谷のたくらみ!
だが、ジャンたち三人は慌てない。
そして、いよいよ小此木が“自力”で勝負することになる…
ジャンの背中の傷の中にキリコが付けた傷があるかどうかが問題だ
勝負で勝つごとにキズ一つ
キズ一つごとに料理強度1万パワーずつアップ
それなんて野牛の超人?( ^ω^)
ジャン「腕がないからそんな傷(睦十の顔)をもらうことになる!」
小此木はどうなんだろうなぁ…
ここで脱落ってもの早すぎる気もするが
ここまで来たのもジャンやキリコ頼りだったわけだし
小此木は新米だろうな
新米くささがいまだ抜けてないだけに
あとラップ包みホカホカおにぎりが伏線になってると思う
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒)
/ o━ヽニニフ))
しー-J
。・゚・
∧,,∧ て 。・゚・。・゚・
(; ´゚ω゚)て //
/ o━ヽニニフ
しー-J 彡
∧,,∧
( ´・ω・)
c(,_U_U ・゚・。・ ゚・。・゚・ 。・゚・
━ヽニニフ
ところで小此木がこのチャーハンで予選を通過できたら・・・
ミスターざまあああああwwww
ということだな
406 :
マロン名無しさん:2011/12/05(月) 20:34:46.02 ID:zN6mrybe
キリコと小此木は新米、ジャンと楊は古々米だ。
そして――「ヤアヤアヤア!みんな元気だったかな、ちなみボクはインディカ米だよォ、まいっちんぐ〜〜!!」と妙なポーズを付けたのは、湯水スグル!
湯水グループ参加の中華全店に、自身を登録するというムチャをしたらしい。
スグルと刈衣のコンビ――スグルはヘッドフォンで呼びかけるが、データ集めに忙しい刈衣を怒らせてしまった。
相変わらずジャンとの勝負をあきらめていないようだが、ジャンの敵は大会参加者全員!
楊はもち米を混ぜて、古々米のパサつきをカバーしている。
さらにあんをかけて旨さを追求するコテコテの料理!
一方、小此木は大前の真似ばかりしている。
「米のとぎ方も、水加減も、具にカニを選んだことも、全部一緒じゃないか!
同じ新米だからって、そこまでマネされると気分悪いんだよね!!」
だが、料理があまりうまくないからと小此木は開き直る。
「プ…プライドはないのか」とあきれられるが、「ないの」と一言。
「プライドじゃ料理が出来ないもーん!おいしい物を作る時にはマネでもなんでもするよ!!」と笑顔の小此木に、「まあ…そうかな」とざわめく会場。
キリコは新米を炊く時、水を減らして油を加えてべとつきを抑えた。
さらに、温かいゴハンは黄身で金色にコーティング、冷ましたゴハンは白身で炒める。
温かければ黄身となじみやすく、冷めていれば焦げ付きにくくなるから――
「金銀チャーハンの対極盛り」の完成!
「結果が楽しみですね〜」と言うインタビュアーを轟音が遮る!!
「ドオッ、ゴオオオオオオ」と、巨大な火柱が上がる!
それに負けないほどの、「カカカカカカーーーッッ」というジャンの哄笑……
賛否両論あると思うけど、小此木のこの開き直りっぷりは個人的には好きだ
小此木も一見、常識人っぽいけど、レギュラー陣と付き合っていけるだけあって面の皮厚いよな。
小此木はこの調子で色んな料理人の長所を上手く盗んでいければ、いつか大物に育つかもしれないな
小此木は一貫して技術はないのを自覚してるのでその代用に使えるものは使うスタイルだろ
>「プライドじゃ料理が出来ないもーん!おいしい物を作る時にはマネでもなんでもするよ!!」
料理に限らず何でも流行った物には真似する企業とか店とかあるとはいえ…
なんか、アレだ。「朱に交われば赤くなる」
魔法ならぬ、料理は“模倣”か
まあジャンとのやりとりをはじめ、基本的に料理には真面目に取り組んでるみたいだし
美味しくなるように作り方を真似るってことは、翻せば技術の向上に貪欲ともいえるわけで
いずれ知識と技術が追いつけば、このプライドの無さもある種の武器になるかもな
小此木のやる事自体に批判はしないし
上手い人の真似すれば、そこそこ美味いチャーハン作れるだろうけど
大前じゃなくても、お店で厨房(の一部)を任されてるような料理人が集まって料理してるんだろうし
真似チャーハンで予選通過できるのかね?
>>411 >>一貫して技術はないのを自覚してる
自分の弱みをちゃんと理解してるってのは大きいよな
真似チャーハンで予選追加できる訳ないだろ。
例えば細かい調味料の量とか、火加減とかまではまだ分からないだろうし。
ありえないがもし小此木が予選追加するとすれば、奇跡的に大前君のより美味く出来てしまうか、
大前君とケンカして大前君が間違えて真似チャーハン持って行ってしまうか、だな。
え、料理バトルって相手の調味料すり替えたりするのが冗長手段だろ?
油一面にぶちまけるとか盛大に自爆してカマセにもならなそうな大前君を道連れって感じかな
くじ引きで当たったのとは別の米を混ぜて使うってありなの?
反則すれすれな気がするんだけど……
>>409 まかないを買ってきたもの加工してすますくらい根本的な技量はないが
発想力はけっこうあるもんな
春巻対決ではフェア物とはいえメニューに採用されてるし
もはや望月など足元にも及ばん領域にいるんじゃないか?
三枚目っぽい欠点に見えるかもしれんが
小此木の陽気さ大胆さ無邪気さはクセのある料理人と対抗していく中で
けっこう有効な武器だと思う
まあキャラ的に強敵には勝たせてもらえないだろうけど
上手くやれば前大会の使いまわしキャラ(沢田かスクールか熊源あたり)までなら勝たせてもらえるかも
>>420 もち米が過半数を占めるとかじゃなければいんじゃね?
実際、大したパーセンテージじゃないだろう
お前ら小此木に期待しすぎだろw
勝ち進まなければいけないキャラじゃないんだから好きにやらせてやれ
ちなみに人真似は別にアリだと思う
それで真似元より美味いなんていうオチさえなければ
とはいっても小此木と対戦状態になった以上、大前君と小此木なら小此木の勝ちとしか思えんよな
どうやって勝たせるのかは見当がつかんが
実直な大前君なら単純なチャーハンをしくじるはずがないしな
>>420 さすがに後者はありえん
ギャグチックにそうやって大前が負ける終わり方はありえても
次回になってすり変わったことを申請すれば簡単に覆ることだしな
ジャンがまた、何かをやった…
東ブロックであがった火柱は、なんとガスコンロの火!?
ガス管を潰して、ガスを独り占めしたのだった。
>>>>>>>>
「結構腕がいいから予選くらい楽勝よ!」とのんきにやっていた料理人達をわき目に、ジャンは古々米をセイロで蒸していた。
水分を補うためだが、「たかがチャーハンにそこまで気を遣うことはねえよな」と返されてしまった。
ふと、彼らはジャンの正体に気付く――「天下御免の卑怯者」!
縁起の悪いヤツと一緒になったと言われたジャンは、包丁の柄でガス管を潰してしまった!!
>>>>>>>>
料理がうまいからイヤガラセしたとリポーターに訴えるが、ジャンの目的はその火力!
黒こげにならないように、素早い動きで余分な油と水をとばしている!
そして、「もう時間だ!!オレは逃げる!そろそろ雨が降ってくるからな、カカカカーーーッ!」と
ラップをかけ、笑顔で走り出してしまった。
突然ドザザザーーと、雨が振って――いや、スプリンクラーが作動した!
皆のチャーハンが水びたしになってしまった。
「なんでチャーハンひとつ作るのに、こないなことになるんや!!」と、大谷は頭を抱える……
パワーゲイザー一つで大惨事とか…!
いくらなんでもやりすぎだろ、さすがに今回は引いたわ
司会者たちが炒飯じゃなくて、チャーハンっていってるのは中華料理とは縁がない人間だと皮肉ってるのかと思ったら、
ジャンもチャーハンって言ってた…
あんなになるもんなのかw
これって大会の責任者が責任を取らされるくらいの不祥事だろ
コンロから出るガスの量って上限決まってるだろうから
ガス管を潰して先にいる連中に回らなくなることはあっても、ああはならんような
>「なんでチャーハンひとつ作るのに、こないなことになるんや!!」と、大谷は頭を抱える……
大谷あまりにジャンに対し後手に回りすぎ
毎回してやられるだけのお邪魔虫キャラだとしても
もう少し歯ごたえがないとカタルシスもへったくれもない
三匹の子豚事件あたりからの良いとこ無しのヘタレっぷりがひどすぎる
その前の五行の時も悲惨なことになってたけど
巻きこまれて大前と小此木のチャーハンも水浸しに
まともなチャーハンを完成させてた大前は水浸しで台無しに
作り直したりしてるうちにタイムオーバー
未熟なチャーハンだった小此木は水がかかって逆に美味くなってしまう
発想力では非凡なものを持っている小此木は水浸しチャーハンを台無しとは考えず
ためしに食ってみたら意外と美味くなっていたのでラッキー、提出して合格
こんなところだろう
逆に五行の時に放送事故レベルの展開になったから、自粛させられてるんじゃないの?
その結果ますます放送事故レベルの展開になってるわけだがw
水浸しで旨くなるチャーハンってなんぞww
スープかけて食べるチャーハンとかってのがあるって話をどっかで聞いた事がある
味付け濃すぎてそのままだと食べられなかったのが水で薄まっておいしくなるってパターンじゃないの
いくらなんでも、ただの水浸し炒飯は評価されんだろ
せめてひと煮立ちさせて炒飯おじやにしようぜw
事故のどさくさにまぎれて冷凍チャーハンを解凍して出すんだよ
滝のような雨――スプリンクラーの中、ジャンは進む。
同じエリアの料理人を、皆全滅にして……
とまどう審査員だったが、旨いかマズいか判断するためだけにここに呼ばれたと言われ、納得してしまう。
ジャンはスープを取り出し、なんとチャーハンにかけてしまった!
「これが秋山の魔法で作った「上湯炒飯(ショントンツァオファン)」だ!!しっかり審査しろよ、カカカーーーッ!」
まるでお茶漬けのようだが、サッパリしていて食べ易い――と言ったのは、別のエリアの審査員!
水びたし騒動で暇になったらしい。
油っこくないので日本人好みのお茶漬け・雑炊のようだが、いつまでもゴハンがふやけない。
そう褒めると、「一般審査員は料理の素人だな!!」とジャンに言われてしまった。
ポイントはスープに油が浮いていないこと!!
余分な油は炎でふっ飛ばし、パリッとさせたからふやけないのだ。
金華ハムも加えた極上の上湯スープ(老鶏、豚のもも肉、鶏肉のミンチ等でダシをとったもの)と、
水分を補った古々米で、とびきり旨い、“日本人の口に合う”チャーハンを作った!!
いつの間にかカラッポになったスープが、その証明!!
火柱を使った理由は分かったが、そのために周りがどうなってもいいのか…
とまどう審査員を後に、ジャンは本戦出場許可証をひったくり、笑顔で会場を後にする。
441 :
マロン名無しさん:2011/12/08(木) 11:17:32.85 ID:7PnKRNcV
シュール
ジャンの炒飯はさすがに美味そうだな
名前ありのキャラは順当に残るだろうから、あとは小此木がどうなるかだけだな
五番町飯店にいる4人が皆、本戦出場!
小此木は、なんと大前が提出するチャーハンを取り違えたから通過したそうだ…
また、ジャンは上機嫌で、「練習なんかひつようねえよ」と言うほど自信に満ちている。
ガスの独占、スプリンクラーのワナ、そして上湯炒飯さえも妨害工作!
予選で出した、さっぱりしたチャーハンを食べた後では、油まみれの普通のチャーハンを通過させるような審査員はいないから…
しかし、スグルのオムライスのようなチャーハン、リゾットのような干しダコのチャーハン、蓮の葉で蒸したちまきのようなチャーハン…
少なくとも3人がジャンのワナをすり抜けてきた!!
それを聞いたジャンは「ふざけやがって!!」と歯噛みする…
大前君カワイソス(´・ω・)
ジャンの仕掛けた罠を潜り抜けたということはスグルの勝ちということでいいのかな?
その辺の雑魚はいざ知らず、有力選手はジャンに注目してるだろうし
モタモタ時間をかけて作るわけでもないだろうから
ほぼ同じくらいに料理が完成したのと、ジャンがラップを張った時点で何かヤバいと感じ、同じようにラップを張って難を逃れたとかじゃないかな
ま、どうやって罠を抜けたかの説明は無い気がするけど
「ふざけやがって!!」って、すごい傲慢だなぁ
ジャンらしい
とりあえず大前君に合掌
大は小を兼ねるとはこのことか
大前の料理は小此木名義で使う事もできる
前大会の噛ませ犬が今回もただ噛ませ犬だと面白味がない
沢田・筍・河原・熊源のうちの一人はダークホースとしておそるべき進化を遂げてると見た
ジャンのワナをかいくぐった3人を探そうかと尋ねる楊だったが、「勝ち進めば嫌でも顔を合わせるはずだ!」と気にも留めない。
「それにどうせ周りの料理人なんか全部敵なんだ。一人や二人増えたところでどうって事ねえよ、カカカーーッ!!」
ところが、大谷は審査員さえも敵だとほくそえんでいる。
だが、その「特別審査員」は自分の信念に基づいて審査するだけだと大谷には乗らない。
しかし、それこそが旨いだのマズいなどという次元を超えた、驚愕の審査を生むのだ!
32人の料理人を、一般審査員20名と特別審査員5名が評価する――
が、大谷と崔会長の2人しかいない!?
残りの3人はジャンを値踏みしていた!
ドイツ出身の栄養学者、ケペル・ハインツ・ルンメンゲ。
彼はジャンをチビでやせすぎだと錠剤をザラザラと手渡す。
アロマ・アーチストの麝香院紫苑はクンクン嗅ぎ、食材の入り混じった下品な臭いだと言い放つ。
ミケロッティ本郷はトータルビューティーコーディネーター。
ジャンの不細工な顔が気に食わないらしい……
いよいよ本戦の課題がされる。
それは「豆腐料理」!!!
ミケロ、なんか誰かに似てるような…?
>>453 いやいやいや、本郷って時点で気付けwww
ぼくも紫苑たんに くんかくんかして欲しいれす
>ドイツ出身の栄養学者、ケペル・ハインツ・ルンメンゲ。
ナトリウムカリウム等の生体機能を突いた刈衣さんが糸をひくスグル有利か
>ミケロッティ本郷はトータルビューティーコーディネーター。
炎パフォーマンスの沢田やヌーベルシノワで配置にも気遣う楊の有利要素
>アロマ・アーチストの麝香院紫苑
うーむ、料理はうまそうなニオイがしてナンボだからな…
その中でニオイが際立つ特異なものといえば五行の仏跳スープかドリアンくらいか
中華スパイス系の料理ネタでもあるのか
それともいろんな食材の臭み抜きのアラをつっこむ役か
審査員をクセモノにすることで噛ませ犬のザコキャラにも有利不利が生まれて
奥行きが増した感じだな
>>454 ああそうか、ジュリアーノの身内か?すっかり忘れてた
「始めるんだっつーーの♥」と、開始の合図の銅鑼が鳴る。
淡白で形も自由に変えられる、豆腐――そのオリジナリティをどうだすか?
五味をそなえた麻婆豆腐が有名だが、そのまま出してはまず不合格だろう……
「とりあえず、豆腐を早く選ぶんだ」と参加者が駆けだすと、大量の豆腐が待ち構えていた!
モメン・キヌどころか、オカラ・生湯葉・乾燥湯葉・豆腐乾・高野豆腐、さらには豆乳やすり潰した大豆まで…
唖然とする彼らに、司会者が解説する。
漢代に准南(わいなん)王が創作し、日本には鑑真が伝えたとか言われる豆腐は、江戸時代になって庶民にまで広まった。
その作り方は、まず、一晩水につけたダイズを粉砕して清水を加えて「呉」を作る。
それを2〜3倍に希釈し、30分ほど煮たてて青臭さを取って布袋で濾したカスが「オカラ」、汁が「豆乳」!
後者にニガリを加えた、ドロリとした固まりが「汲み豆腐」――それを押し固めたのが「木綿豆腐」、
一方、「絹ごし豆腐」は濃い目のやや豆乳を凝固剤で固めたもの。
凍結させれば「凍り豆腐」、それを乾燥させれば「高野豆腐」。
豆乳を加熱して出来たタンパク質の膜が「湯葉」。
他にも腐乳(フウルウ)など、たくさん用意されている。
混雑した豆腐置き場を尻目に、先に食材を選ぶ者も――彼らがジャンのワナをかいくぐった3人!
だが、ジャンは気にしない。
3人だけではなく、全員が敵!!
もちろん、楊もキリコも小此木も――
キリコは「最初から敵だと思ってるわよ」と冷静に言うが、
小此木は「小此木タカオと秋山醤の勝負ということなんだ!!」と妙なテンションになる。
キリコは審査員に大人も子供も居るのを見て、「みんなが喜んで食べる豆腐料理」を目指し、湯葉と豆腐を取る。
一方、楊は21世紀をにらんだヌーベル・シノワを作ろうと、リンゴを。
ジャンは味ではなく勝つための料理、「人が驚く料理」を目指し、イシダイをつかむ――
小此木、テンション上げるのはいいけど、豆腐から取りにいくなよ。何見てたんだw
そんな小此木も含めて、全員敵っていうあたりジャンはぶれねえなあ。
>>459 ダブルボインを強敵とか小此木を敵にもならないとはせずに同一で考えられる思考は見習いたいな
とりあえずジャン達3人と、先に食材を取りに行った3人は予選通過確定だろうな。
それに沢田・筍・河原・熊源を足して10人、32人から半分に減らすとすると16人で6人の空き。
ひょっとして小此木の入り込む余地があるのか?
小此木が入る余地なんてないだろ、さすがに…
今度は大谷が審査するし普通に無理たろう
あるとしたらあの特別審査員が変な点数をつけるぐらいか
マスク女は元暴走族と予想
>小此木は「小此木タカオと秋山醤の勝負ということなんだ!!」と妙なテンションになる。
小此木に負けたりしてな
ジャンが味より「驚かせる」を重視してるということは
小此木にもっていかれる可能性がある
混雑する豆腐置場を尻目に、食材や調理台を確保したジャンたち。
まずキリコはホタテ・干しエビ・ネギを潰した豆腐に混ぜ、それを湯葉で挟み、蒸しあげる。
老若男女、これを食べれば平安になるといわれる「蒸老少平安豆腐(ツォンラウシュウペンウォンドーフー)」をヒントにしたものだ。
次の調理人を探すリポーターに、ドジョウをつかみ損ねた小此木がぶつかる。
気を取り直して、楊の取材が始まる。
なんと、豆腐とひき肉の混ぜものをリンゴにつめるつもりだ!
さらに、リンゴと相性のいい砂糖も使うらしい……
新しい組み合わせでできる、新しい味!
次の調理人を探すリポーターに、再びドジョウをつかみ損ねた小此木がぶつかる。
ジャンの料理は、スープに焼いたイシダイと豆腐をぶち込んだだけ!
「こんな単純な料理で本戦を勝ち残ろうって言うのかい」と、予選で殴られたリポーターは声を荒げる。
もう調理は終わったと横になるジャン。
その時、別の料理人が観客の注目を集めていた……
小此木何やってんだw
作者が小此木課題勝ち抜けのための伏線を張ってるところだなw
他のドジョウを使っている料理人の料理とすり替えて合格という二匹目のドジョウを狙う気だ
うまい
料理漫画だけに
行き先はドジョウに聞いてくれ〜
そんなんで小此木が勝ったら、真似された奴にドゥジョウする。
山田くーん!
>>472の座布団3枚取っちゃってー!
ちょっ、厳しい。
おまえら、新キャラにダジャレ好きの料理人が出てもそうやって冷たくする気かW
ダジャレ好きの料理人は小此木だけで十分だw
476 :
第144話 スゴ腕ばかり!:2011/12/12(月) 21:11:23.11 ID:g09N5bNo
ジュババッと、異音が響く…
それはジャンのワナをかいくぐった料理人の一人が、揚げ物をしている音だった。
開いたアヒルの内側に、豆腐をぬりつけて揚げている!
どういう料理になるのかと尋ねるインタビュアーだったが、無言でかわされてしまう。
一方スグルは奇をてらった「ヘンなもん」を調理しているようだ。
そう非難されても、「あたりまえの豆腐で当たり前の料理を作っても勝ち残れるわけないだろう」とバカにする。
彼が使っているのは「百頁(バイイエ:押し豆腐)」――濃い目の豆腐脳(豆腐に凝固剤を加えただけのもの)と布を重ねて押したもの。
それで、カニ・カニミソ・フカヒレのアンを包む!?
一般には、炒め煮に使うのだが、「こういう風にも使えるってことだね」と決めるスグルだったが、
「さっさと次の仕事にとりかかってください」と刈衣に怒鳴られてしまった……
会場の一角では、異臭がたちこめていた…
それは「臭豆腐」の臭い。
香辛料・塩・ショウ油を加えて発酵させた豆腐!
臭いに抗議する料理人を殴り飛ばした男も、ジャンのワナをくぐりぬけた料理人だ。
(インパクトの強い豆腐を持ってきたな)と考え込むジャンは、終了間際に動き出す。
その手には焼けた石、そしてバキャアッと響く異音!!
ジャンはビビンバでも作るのかな
478 :
マロン名無しさん:2011/12/12(月) 21:20:49.14 ID:BAvAAImb
ちょ、この漫画まだ連載してたのかよ!
単行本、100巻超えた!?
>>480 圓楽じゃないの?
それはさておき、アドバイスをもらってるスグルって、反則だと思うんだが…
百頁を検索してみたが、紙とか布っぽく見えるな
こんな豆腐もあったんだなー
>>474 その場合
そうやっていじってもらえない方がはるかに厳しいだろ
ワイは日本人やが聞いた情報によると、もうじき中国はバブルがはじけて昔の貧乏な中国に戻るらしいで
みんなも知っての通りもう経済は破綻してて、取り戻すのは無理なんだそうや
その世界ではごっつい有名な政府関係者筋から聞いた確かな情報やで
まあお前らほどの頭の良い連中には、今さらなくらいのネタやな、かえって失礼かもしれん
お前らからすればもう常識的なくらいの知識やろ!!
>>484 カッカッカッ
流石だね大谷せんせ、ながれいしだねー
ギュババ、バキャバキャッと響く爆発音、そしてジャンの哄笑!
熱した石を鍋に入れて石焼鍋にする、大技!!
元々は秋田・男鹿半島の漁師の料理だ。
注目を集めるジャンだったが、大谷は余裕を崩さない。
彼を含めて5名の特別審査員の持ち点は一人10点、なぜか増えた一般審査員50名はそれぞれ1点が持ち点。
そして、大谷が一番手にジャンを指名する!
その料理は「白汁石鯛鍋(バッチャセッテウホゥ)」!!
ジャンは特別審査員に取り分けるが――「マイナス1点!」
ミケロッティは、「不細工な料理人が横柄な態度で給仕しても醜くて気分悪くなっちゃう」と吐き捨てる。
(このヤロウ……食う前からなに言ってやがる!)
一方、崔会長は脂の乗ったイシダイに合う、サッパリした豆乳スープだと驚く。
一つ一つの材料をきちんと味見しているまともな審査だが、内心(ご丁寧なヤツだぜ)との感想も抱く。
そして、麝香院はマスクを外して臭いをかくだけ…
ショウガの消臭成分と豆乳でイシダイの生臭さを消している;
また、焼けた石で急激に水分を蒸発させ、味をしまらせてている、と評価。
さらに、ケペルは植物性・動物性タンパク質は十分だと材料から判断。
カルシウム・マグネシウムは豊富だが、緑黄色野菜――繊維質やビタミンが少ないと続ける。
コレステロールや中性脂肪を低下させて肝機能障害を改善し、肥満を予防する大豆サポニンを多く取れるのはよしとしよう、というのが結論。
ジャンは旨いマズいという次元とは別の審査に歯噛みし、チラリと自身の麺を見る。
大谷は、出される料理は旨くて当然、それぞれにしか出来ない審査をすると言い切った!!
そして、その結果は15点!
イシダイが主役の魚料理だからというのが、その理由!!
「ふざけるなよ、おまえら…これはなんだよ!
このソーメン!これもオレの豆腐料理の一部だぞ、なぜこれを誰も食べない!?
さっさと食って点数をつけ直せ!!!」
>コレステロールや中性脂肪を低下させて肝機能障害を改善し、肥満を予防する大豆サポニンを多く取れる
ほほう、豆腐は肥満にいいのか…確かにカロリーも低いしな。
>このソーメン!これもオレの豆腐料理の一部だぞ、なぜこれを誰も食べない!?
単純に考えればそうめんも豆腐でできている、と考えたんだけど…豆腐で麺類ができるかどうかが不安だな
>>487 まあそれが妥当な線だろうな、白いし。
でも鴨南蛮で麺で引き算した前例があるから
ソーメンが豆腐製じゃないとしても驚かん
このそうめんも豆腐で作ったんだ、とちゃんと言えば喰ってくれそうなんだが
見下されるだけじゃね?大して驚きでもないし。
やっぱ冷凍シューマイの時みたいな、勝ち方をわかってるような出方をしないといかんと思う
毎度の事ながら料理は勝負と言う割に一歩間違えると理解されずに終わりかねない料理ばっか出すのな
492 :
マロン名無しさん:2011/12/14(水) 12:48:19.57 ID:pBcpPXPd
食えば心が惹かれる魔性の料理なんだろう
やみつきになる味みたいな
かっぱえびせんか
ジャンの意見に同意し、完食するように勧める司会者だったが、
大谷は腹のふくれそうなソーメンを食べては残り31人の試食ができないと断る。
青ざめるジャンを横目に、キリコの試食が始まる。
「鴛鴦千層豆腐蝦子献(インヨンヂンチャントーフーハーチィーヒィン:湯葉と豆腐のミルフィーユ仕立て蝦子のソース添え)」
薄緑色の秘密は、麝香院が嗅いだように枝豆!
ホタテ・干しエビであっさり仕上げつ、生クリームでコクとまろやかさを出している。
ソフトな食感の蒸老少平安豆腐を、焼いてサクサクさせた湯葉と重ねて蒸すことで新しい料理に変身させたのだ!!
湯葉ごしに透ける、緑の豆腐にジュリアーノはゾクゾクしている。
良質の植物タンパク、枝豆と豆苗の繊維質の組み合わせにはケペルも満足そうだ。
(どうだ秋山!これが本当の豆腐料理よ!!)
だが、ジャンはソーメンの器を手に立ったままだ。
「もう一度審査しろ!」と言われた大谷は、「人にお願いする時にはな――」と力づくで土下座させてしまった!!
しかも、「どんな事をしてもムダやあ!!」と足蹴にするのだった。
(ああッッ、こ…これや、ワシはこの日を待っとったんや!!秋山は屈した!!!ワシの天下が来たんやあッッ)
無理矢理土下座と無駄無駄キックは組み合わせちゃいかんだろ
どっちかにしないと頭悪い人だと思われるぞ
満腹にさせて他人の評価を落とすってのも考えてはいたのかな?
大前戦や予選チャーハンの時と比べて即物的だけど。
大谷どんどんダメキャラ化してるな
こういう出方すればあとで吠え面かかされるのは100%確定だしな
この調子なら小此木相手に大恥かくかもしれんな
大谷がどこまで堕ちるのかはおいといて、やっぱりソーメンが豆腐製なんだろうけど
崩れやすい豆腐をどうやって麺仕立てにしたのか気になるな
そこはジャンのお手並み拝見というところか
大谷に蹴られながらも、じっと土下座したままのジャン。
一方、キリコは91点をたたき出した!
帰り際に「あんたもう帰りなよ!」と声をかけるが、ジャンは拒否。
そんな事を話している間に、誰かに似ているアメリカ帰りの謎の料理人が合格!
彼の「棺材板起士海鮮(フルサーローチーシーハイシェン:臭豆腐の棺桶見立て揚げ中華風クリームシチュー詰め)」は90点。
棺桶に見立てたのは「ちょっとしたシャレ」らしい。
中をくりぬき、アワビ・ホタテ・エビ・ニンジン・カリフラワー、そして世界三大ブルーチーズ「ロックフォール」を詰めてある。
バーナーで焼き色を付け、臭いを消してコクを残す。
それでも残った臭みはロックフォールで相殺されているのだ。
さらに、海産物・野菜・乳製品と栄養バランスが取れた、「高得点をとっても当然の料理」!!
だが、更に上をいくものが現れた。
彼もやはり、予選ではジャンのワナをくぐりぬけ、本戦では93点と現在のトップ!
黄蘭青というらしいが、誰も知らない料理人だ…
彼の料理は「黄金脆麟樟茶鴨(ウォンカムチョイロンジョンチャアー:燻製アヒルと豆腐の包み揚げ)」!!
開いて蒸したアヒルの燻製に、荒みじん切りにしたピータン・鹹蛋(シェンタン:塩漬け卵)黄身・香菜(シャンツァイ)と豆腐を塗り、
酥炸(スーザー:小麦粉・浮粉・塩・水・卵白・油をといたもの)で揚げたものだ。
サクサクとした衣、柔らかな豆腐、パリッとしたアヒルの皮と柔らかな肉のハーモニー!
動物性脂肪は燻製にしてから蒸すことで程よく落ちているうえ、美しさも問題ない。
気を引き締めるキリコは、ふとジャンのソーメンの“秘密”に気付く――
やっぱり豆腐麺ぽいな
後はどうやって再審査させるかだけだな
どうやって再審査させるか、か
本命 観客や審査員を挑発して審査に追い込む
対抗 他の参加者(沢田レベルのザコ)を煽って勝負に持ち込ませ、そいつが審査要請するよう仕向ける
大穴 小此木が間違ってジャンのを出す
>大穴 小此木が間違ってジャンのを出す
そしたら小此木が予選通過しちゃうだろw
薄紅色のソーメンは、何を練り込んだのか?
そして、この香り…
(…たしかにこのソーメンを食べずに点数をつけられたんじゃ納得できるわけないわ!!)
しかし、土下座しても審査のやり直しはないのでは……
「心配するな。審査のやり直しは必ずある。秋山の魔法を見くびるな!」
それは、鍋が熟すから――
ジャンが手にした鍋がグツグツ音を立てながら、いい香りを――何とも言えない、食欲を刺激するにおいを漂わせる。
麝香院は、グラス(液体が煮詰まる時に、鍋の内側に出来るもの)の香りだと気付くが、どこからかまでは分からない。
審査は進み、セレーヌは95点で通過する。
「四喜喜泙果(スーシーピングー:リンゴの豆腐あん詰め蒸し物鹹蛋入り)」、
豆腐、ひき肉のコク、鹹蛋の塩気、リンゴの甘酸っぱさが一体となった料理だ。
ドイツでは「医者いらずの果物」といわれるリンゴには、塩分を排出する作用があるので鹹蛋の塩分も問題とならない。
二品目の「豆漿女乃火屯腐皮(ドウジャンナイドゥンフービー:湯葉入り豆乳の甘みスープ)」
湯葉を煮溶かして、適当な濃度の豆乳を作り、白キクラゲ・ギンナン・花の様なかき卵を加えてある。
湯水スグルも89点を出して通過する。
「蟹黄魚包百頁(シェホワンユイパオパイイエ:カニ肉とカニミソのフカヒレの百頁包み蒸し)」
百頁の白と中国白菜の薄緑がシンプルにまとまっているが、「ごっつう濃いい味」は好評だ。
そして……ついに崔がジャンの料理の香りに耐えきれず、立ち上がる。
サジを出すと、スッと鍋を引っ込めてしまった。
思わず声を漏らすと、「フフン!!食べたいか!?」と尋ねられる。
「え??う…そ…そりゃあ、キ…キミだって我々に食べさせるためにここにいるんじゃろ!?」
「ククッ――クハハーーーーーッ!秋山醤復活ゥッッ!!よくも土下座をさせたな。
さあ試食しろ!!もはやナベは熟したぜ!!カカカカカカーーーッッ!!!」
予定調和すぎるな
そのわりには引っぱり方がありきたり
そんな叩くようなもんでもないよ
普通に王道で燃えたわ
ナベは熟したってそれは調理時間中に完成してなかったって事じゃないのか
最初から普通に全部食って貰ってたら不発になるのかこれ
>>507 カカカカカーーッ
大谷、ひねくれたお前らが審査拒否することまでお見通しだったのさ
最初低評価のように見えてあとから点が上がるってのも一度やったパターンか
でもソーメン単品だけでいいのか?
他はもう試食されたのに。
そうめんと鍋セットで本当のうまみがわかるとか?
「ナベは熟した!!さあ試食をしてもらおうか!!」
料理の香りがどんどん濃厚になっていくが、これが「熟した」ということなのか!?
スープが煮詰まっていく過程で、鍋の内側にこびりついたものであるグラスの香り。
イシダイの旨味を取り込んだ豆乳スープがグラスになり、再び溶け戻されてスープの味をおいしくさせているはず。
ちなみに、土下座している間に熟したのは、焼いた石の持続力のおかげ。
審査員も観客も秋山の料理に集まるが、大谷は「再審査なんかやらせへんぞ!!」と暴れまわる。
(さっさと追い出すべきやったんや)と歯噛みする大谷に対し、ジャンは勝手にスープをめんにかけ始める。
だが、(ソーメンはどう転んでもソーメンやんか。豆腐料理とは呼べんのやで!!)と大谷は考え直し、それを黙認することに…
「白汁石鯛鍋(バッチャセッテウホゥ)」のシメになるソーメン、「心して食せよ。おまえら、カカカカーーーッ!!」
余裕を崩さない大谷だったが、「このソーメン豆腐だよ!!」という観客の叫びに表情を一変させる。
さらに梅干しを練り込むことで、濃厚なスープにあう清々しい味になっていると、崔は仰天する。
ケペルは「私は素直に謝罪しよう。誤りを誤りのままにしておくことは、このゲルマンの血が許さない」とジャンの評価を訂正する。
豆乳ベースの石焼鍋と、イシダイの旨味すべてを収めたスープと豆腐ソーメン、2段構えで大豆の旨味を存分に味わう豆腐料理!!
呆然とする大谷を「お前が思いつくことはオレだって思いつくんだ!!」と、ジャンは嘲笑う。
そして、結果は4位タイの90点。
試食しなかった大谷が0点を入れたのは、誰の目にも明らかだ。
「秋山醤、またもや大騒動のあげくの本戦通過となりましたァ!!」
やっぱ豆腐そうめんだったか。どうやって作ったのかが気になるが美味そうだ
石焼きに、更に意味があったんだ!
大谷は試食もしないって失格モノだと思うんだが
崔会長あたりが止めそうな気がするんだけどなぁ
ケぺルさんいい漢だな
好感がもてる
豆腐料理なのは納得だが、これ中華か?
>515
試食を拒否した大谷よりもよっぽど審査員してるよな。
以前はコチュジャンでも△だったが
今回はブルーチーズとかでもアリだし、タイトルを中国っぽく漢字で言えば大丈夫なんだろう
審査員5人のうち3人は中華かどうかなんてどうでもよさそうだし
豆乳って中国や台湾だと朝飯とかで日本より一般的だから良いんじゃないの
いきなり事実上の満点か
今後ジャンが大谷0点以外は満点で、相手が90点超という展開があったら見ものだな
他の3人はいいとして
ミケロッティはこのそうめん豆乳鍋で満点つけられるのかな
実は大谷、9点10点の高得点入れたけど、ミケロッティとかの評価で差し引いて、たまたま90点。
司会に言われても点を入れたとは口が裂けてもいえないから、横向いてプルプルしてたのかも。
>>516 楊「もはや………中華に見えぬほどのオリジナル」
小此木「これが…中華…?」
キリコ「秋山がやっているのだ。中華料理以外の何ものでもない」
「ニャハハハ〜〜ッ、大した事(こた)ァありませんよォ、五番町飯店の料理人なら、一回戦突破ぐらい当たり前じゃないですか〜〜」と、
にやける小此木は、皆から手荒い祝福を受けている。
ドジョウと豆腐の鍋を作ったら、なんとドジョウが消えていた。
しようがないから、ただの湯豆腐だと出したところ、なんとドジョウは豆腐の中にもぐり込んでいた!!――と、いう話は聞き飽きているが皆嬉しそうだ。
熱さから逃げたドジョウに、小此木自身も審査員も驚き、本戦通過!
二回戦に進出したのは、以下の16名。
東洋楼の苟智秀;六本木崑崙の沢田圭;香港の陸顔王;河原クッキングスクールの河原祐治;中華薬膳店藤田の藤田貫一;
出身・店も明かさない黄蘭青;台湾の陸麗花;胡オ賓王の阿武隈源氏;匿名希望・カリフォルニアの謎の料理人;
無所属の湯水スグル;新宿菜々館の俵屋朋次;上海の陸延雀;五番町飯店の五番町キリコ;セレーヌ楊;小此木タカオ;秋山醤。
偶然なのか、「陸」が3人もいる……
突然、審査員のミケロッティが匿名希望の料理人を呼びつける。
兄に内緒で大会に出た、本郷一族のツラ汚しだと罵る姿を見て、楊は彼がジュリアーノ本郷だと見抜く……が、
ゴーグルの下の素顔は何か違う。
彼の双子の弟、ザザビー本郷らしい。
美しさにかける中華料理を選んと非難されたザザビーは、「ロン毛のオカマヤロー」と言い返しジャンに向き直る。
ジャンを倒し、ジュリアーノよりも腕が上だと証明するのが目的!!
だが、ジャンは「どいつもこいつも一度はオレ達に負けた連中」と切って捨て、「初出場のヤツらはオレの引き立て役だ!!」と言い切っていた。
しかし、睦十は「そううまくはいかんじゃろうな」と判断。
“百蘭王(パイランワン)”という、中華料理界を牛耳る一族の王がこの大会に出ているらしいから…
小此木運良過ぎだろw
陸姓の三人は親戚だろうから百蘭王は百頁の親戚だな
やっぱジュリアーノ、サザビーの兄妹だったか。
つうか小此木強運杉だろw本戦で誰かのかませにするためとはいえ都合よすぎw
五番町メンバー キリコ ジャン ヤン 小此木
前大会メンバー 筍(字が出ない)、沢田、トド熊、クッキングスクール、薬膳
既出キャラもしくはその関係者 スグル、サザビー
陸一族? 香港の陸顔王、台湾の陸麗花、上海の陸延雀
新キャラ 黄藍青、新宿
中国系で百蘭王一族の可能性があるのは陸の3人か黄蘭青、可能性低いが筍ってところか。
16人ならトーナメント向きだが、1対1で8試合組むとして、
前大会キャラと新宿のやつは明らかに噛ませ犬、勝つとしても沢田か筍のどっちか一人だろう
新キャラのスグル、サザビー、黄、陸は残りそう。
トドはヤンにリベンジマッチで返り討ちにされるか、キリコの鉄切断の豪快さの引き立て役だろう
クッキングスクールは上位互換の刈衣さんを擁するスグル相手がお似合い
沢田はパフォーマンス派手だからサザビーの噛ませ犬がお似合い
薬膳の相手は知識タイプっぽい陸一族、延雀が上位互換で力の差を見せつけそう
筍はいろいろ謎がありそうな中国の黄の引き立て役
新宿のやつはどう見ても負けるためだけの存在なので、陸一族の引き立て役で、顔王の相手
小此木は負けるの見え見えの上に特別な技術もなく話題性ないので、一番話題性ができるのはジャンとの同門対決だろう
陸一族の女の子は女対決でキリコかヤン(ここは陸麗花が負けるかも)
この8試合だろうな。
まだ誰も気付いていなかった…今までの小此木は全てフェイクで、彼こそが百蘭王だったということに
ジャンと対戦する事になって本気出した小此木の雄姿が見れるわけか
誰が百蘭王なのかとキョロキョロする小此木に、呼んでみて振り返ったヤツがそうだと提案するジャン。
相手を徒に警戒させるだけだと、キリコにパカパカ殴られてしまった。
陸一族の頭首が百蘭王なのだが、陸姓の3人のうち誰なのか……あるいは皆オトリなのか。
40年前、睦十と階一郎は先々代の百蘭王に呼びつけられ、「これからワシの下僕になりワシの料理を広めよ!!」と言われたことがあった。
アジアの中華料理店は全て支配下にあり、いずれ世界中を支配下に――「日本人は不幸だ。そう思わんか」と続ける。
百蘭王に支配されていない日本では、彼の料理を味わえないから!
いきり立った階一郎に、百蘭王はギョーザで料理勝負を提案する。
しかも、味を競うのは「可愛想」だから数勝負でいいと!!
「まずはオレからだ!!」という階一郎が進み出るが、
「二人がかりでなくてどうして勝負になるのだ?おめでたいヤツらだ!!ハハハーーーッ」と笑われてしまった!?
そして、二回戦の課題は「餃子(ジャオズ:ギョーザ)」。
味はもちろん、スピードも審査対象になる。
奇しくも睦十たちと同じ課題。
その時の結果は引き分け…!
百蘭王は「包みの技」を使い、15分で600個ものギョーザを作ったのだ!!
睦十といい、階一郎といい、1つ上の世代はほとんど出ないなぁ
まあ百蘭王は睦十と同世代でないと話が繋がらないから仕方ないけど
534 :
ミスター:2011/12/20(火) 12:46:59.23 ID:???
多分望月が百蘭王だな
実は料理うまそうだし
一分で40個か。嫁に欲しいレベルだ
味を競うのは可哀想だから数で勝負って
始めから勝つ気マンマンじゃねーかwww
引き分けで意外だったのは他でもない百蘭王じゃないか?w
まぁ四十年前って言うと高度成長期の頃か?
その頃の日本人が中華料理本場のトップと引き分けって
実質勝ちと一緒だよな
中国では料理を「菜(ツァイ)」、軽食を「点心」と呼ぶ。
そして、ギョーザといえば「水ギョーザ」のことで、「餃子に勝る美味はなし」と言われるほどだ。
北部のギョーザは皮が厚く中身は豚肉で、主食として食べられている。
一方南部のギョーザは小さく皮も薄く、具はエビや魚と豚肉を混ぜたもの。
その形はかつての通貨、「元宝銀(ユエヌパオイヌ)」に似せてあり、お金に縁があるようにという願いがこめてある。
制限時間60分で一般審査員50名分、特別審査員5名分を作らないといけない。
小さな物なら300個はほしいが、簡単な包み方でも1個に5秒かかる…
かつて、階一郎たちは3秒で1個作ることが出来た。
手に取った皮に具を入れ、その瞬間に二つ折りにしてヒダを作る。
しかし、百蘭王は――並べたあんのうえに皮を置き、そのままつかんでしまうのだ!!
二回戦の組み合わせは、くじ引きで以下のように決まった。
Dブロックはザザビー本郷VS藤田寛一;河原祐司VS湯水スグル
Cブロックはセレーヌ楊VS阿武隈源次;俵屋朋次VS黄蘭青
Bブロックは小此木タカオVS陸麗花;五番町キリコVS沢田圭
Aブロックは苟智秀VS陸顔王;秋山醤VS陸延雀
さっそく「陸」と当たったジャンは、プレッシャーをかけて血祭りにあげてやると、指をポキポキ鳴らす……
意外性はないな。カード見た瞬間勝者が分かるとは
A 顔王とジャン
B 麗花とキリコ
C ヤンと黄
D サザビーとスグル
その次もD以外は鉄板すぎる
A ジャン(100%)
B キリコ(99%、麗花にヒロイン要素を見せればあるいは)
C 黄(100%)
D サザビー(60% 新キャラの方がネタが多そう)
まあ勝敗読めてても過程が楽しめる漫画だからいんだけどね
組み合わせを考えると、百蘭王最有力は黄か
流石に本郷さんがそうだということはないだろうし
陸の三人はまず違うだろうな
対戦にシャッフルがないとすれば、麗花があのキリコを破って凄さを見せ百蘭王って可能性はわずかにありそうだが
組み合わせ的にジャンに負けるの確定の男2人はありえん
正体不明の黄がいちばんあやしいし、ボス要素もある
本人も自覚してないが、キリコが百蘭王ってのもあるかもしれん
(真相)
失踪したキリコの父・睦五郎が先々代百蘭王のあとをついでいて、
このたび自分の娘キリコを次代に内定指名したことで
それに納得しない陸一族が日本の大会に殴りこみをかけてきた
黄は睦五郎の意を受けた代理料理人で、キリコを覚醒させるのが使命
睦十が「百蘭王が参加しているらしい」というレア情報をつかんだのは
息子睦五郎の消息を探っていたおかげ
まさかのキリコが裏返る展開か…
料理は心と口先では言いながら微妙にゲスい理由がついに明らかになるんだなw
むしろ楊が百蘭王の方が面白いな
最近他のキャラに押され気味だし
これだけは確実なのはたぶん陸一族だろう三人で最初に負けた奴は他の二人があやつは我らの中でも一番の未熟者よとか言う。
陸延雀はどのようなギョーザを作るのか…
そう考えるジャンに彼が手を伸ばし――握手かと思いきや、親指を下にビシィッと向ける。
ジャンの様なサルマネ野郎、それだけでなく、心がない形だけの中華料理をマネする日本人皆、陸家が全滅させてやると言い放った!
それを受けてジャンは、(少々つついておいた方がいいかもな)と「手よりも口が達者なようだな。“陸”なんでローカルな一族は聞いたことがないぞ」と挑発する。
それに乗った彼は(陸家の魔法を見せてやるぞ!!!)と意気込む。
下味をつけた干したナマコを戻し、「ウラウラウラウラァッ、ウラウラウララウラララァーーーッ」と一気にみじん切り!!
できたあんを竹の器に入れ、一瞬でピッピッと飛ばして皮を乗せる。
再び「ウラウラウラウララーーーッッ!!!」と百蘭王とおなじ“にぎり”で次々にギョーザを包む。
百蘭王ではないにしても、「面白いギョーザを作るわい」と弥一はにんまりする。
煮込みの得意な上海ならではの紅焼(ホンシャオ:醤油煮)したナマコの弾力ある食感、旨味のある豚肉の歯ごたえを合わせもつギョーザができるはず。
あっという間に300個のギョーザが完成。
だが、「フフン、カビ臭い魔法を使いやがって!!」とジャンは嘲笑う!!
うわぁ……親指下に向けるって、かませ犬っぽい挑発だなぁ
いいようにジャンに操られてるし
>心がない形だけの中華料理をマネする日本人
まあ、現実の歴史的には、文革で迫害されて日本や台湾へ人材や技術がだいぶ流出してるから
実はむしろ本場の料理屋より本場の流れを汲む中華料理屋とか、存外多かったりするんだけどな
中華の自負のもと他国他流を見下す烈くんはけっこう実力が伴ってたから良かったけど
陸くんの方はダメダメだな…
ウラウラウラーってセリフからもかませ臭がプンプンするな
延雀さんの未来に幸あれ
>>542-544 百(パイ)とはもちろんおっぱいのことを表す
蘭は英語でオーキッド
パイオーキッドつまり
おっぱい大きいのが現代の百蘭王
2人に絞られたな
552 :
マロン名無しさん:2011/12/22(木) 10:19:31.80 ID:9Swwhb+e
>>551 大谷センセか
五行に犬食わされたババアだな…
>>551 お前はおっぱいにしか目が無いのかw
いや、女のバイアランワンでも全然構わないんだが。
>>548 形だけ似せたゲテモノ日本料理屋を欧米のあちこちで開きまくってる中国人にこそ言ってやりたい
日本の中華料理やインド料理みたいな店も本国と比べたら微妙なの多いぜ?
>>553 なんかバイアグラっぽくなってるな
>>555 それは真似が下手というより日本人好みにアレンジされてると言った方が正しい
日本のカレーはインド人が喰っても旨いそうだからな
でも彼らが普段食ってる料理とは明らかに別ものだと認識されてるけど
日本人はパクリ(換骨奪胎)がお家芸だからな
オリジナルを質的にしのぐものを生みだすことも多い
その点が某アジアの三流パクリ国(該当国がいくつかありそうだが)とは違う
陸家一族、最高の奥義「にぎり」を見せつける延雀!!
「速さだけでなく味も最高だぞ!!」と具の説明をしながら自慢する。
しかも、あんを飛ばして並べたので、先々代の百蘭王よりも速い!
しかし、ジャンは「カビの生えた技がなんの自慢になるんだ。今度はお前が秋山の魔法を思い知る番だ!」と動じない。
大地魚(ダァディユイ:カレイやヒラメを干したもの)を焼いて粉にしたもの、大根おろしを肉に混ぜ、
自身の身長ほどのめん棒で生地を伸ばし、四角く切れ目を入れる。
そして、そこへ一気にあんを指の隙間から飛ばす!!
大地魚で味に深みを、大根おろしで自然な甘みと水分を補う――
そこまでは弥一にも分かるが、あの皮とあんの並べ方は……?
ジャンがドシッと台を叩くと、皮とあんが飛びあがる――
パンパンパンとギョーザを握るとあっという間にギョーザが完成!!
皮を丸く伸ばす手間がかからないので――「オレはおまえよりも数段早いんだ!!」
1戦目でこれだけ速さにスポット当ててたら後続は大変だなw
どうせ速さ(個数)のことは先の試合では忘れられるんだろうけど
これは流石に人間技じゃないな
エンジャクサン、相手は人間ではありませんので負けても落ち込まないで下さい
台自体が凹まないと反動で飛びあがらない…っていうのは野暮か
四角いギョーザって、丸型に比べて皮が多くなりそうだど、
あえてその食感を楽しませる工夫があったりするのかな?
よし、このままいくと漫画でしかありえん技の応酬になって
漫画的な描写がドンドン派手にエスカレートしていくなw
三郎太サンなんて腕が増えるしなw
今のジャンなら伝説のフラッシュ・ピストン・マッハ・パンチが打てるなw
>>561の予想通りなら、連載が進むとそれすらも児戯に等しい技になるわけだw
かつて、ジャンは「秋山階一郎式ギョーザ包み改」として順手のにぎりを教えられた。
負けず嫌いの階一郎は「改」の前、つまり技の出所を聞いたジャンを殴りつけていたが……
それをさらに改良したのがジャンの「秋山醤式ギョーザ包み改」。
階一郎と同じような延雀の握りではかなわない!
制限時間まで30分近く残し、二人は仕上げにかかる。
(カンジンなのは味なんだ)と、延雀は水ギョーザの命であるのどごし――それを生み出す茹で時間に集中しようとする。
しかし、ジャンが水ギョーザと揚げギョーザを作っていると言うレポーターに再び動揺する。
ジャンは手早く皿に盛りつけ、香菜を振りかけて完成!
「根性は悪いが腕はいい!!カッコイイぞこのヤロー」と、観客は大盛り上がりだ。
ジャンの料理は「北京平安水餃子(ペイヂンピンアンスイジャオズ:大根入り水ギョーザのジャン風かざり)」。
陸の料理は「上海東風水餃子(サンハイドンフンスイジャオズ:陸家秘伝にぎりギョーザの上海風)」。
審査員に向かって胸を張るジャンに対し、陸は目が泳いでいる……
他の「陸」は、もう根性で負けていると延雀を見限り、ジャンを警戒する。
ジャンのギョーザはなめらかで弾力のある水ギョーザと、そしてカリッと揚げたギョーザの重厚な味わいの対比が好評だ。
そして、大根のジアスターゼの消化を助ける作用、大きな水ギョーザと小さな揚げギョーザにまとめたセンス、大地魚の香りも……
一方、陸のギョーザは失敗作!!
安定感に欠ける順手のにぎりのせいで、ギョーザの口が閉まりきらなかったものが出来――
具のナマコの生臭さ、肉の油っこさが流れ出てしまったのだ!!
「進歩のないヤツ!!四千年の歴史ごとき、秋山の魔法はとうに到達しているんだよ、カカカカカーーーーーッ!!!」
延雀さんの扱いの悪さが想像以上だった件
せめてまともに仕上げさせてあげてよ
ジイチャンは元ネタを聞かれて怒る余計なプライドはあるけど、
素直に「改」をつけてたり、自分のが最終形ではなく、ジャンにもさらなる進歩を促すあたり
厳しくはあるが、料理に関しては純粋というか筋がとおってる人だな
「勝負あったな」「フフッ」とかスカしてる4人(沢田・筍・河原・藤田)
おまえらどうせ延雀以上にあっけなく負けるくせにかっこつけてw
勝負が見えてる試合が続くが、気になるのは小此木の試合だな
勝てないまでもフロックで陸麗花の実力をあばいたりするのかもな
フロックって?
カエル
92点対68点と、圧倒的大差でジャンの勝利!
延雀は会場の外で青ざめ、立ち尽くす……
そこにジャンがやってきて、「おまえが百蘭王(パイランワン)なのか!?」とにやりとする。
どうしてその名を知っているのかと尋ねると、「ウチらも知ってるわ」と楊達が登場。
しかし、わざわざ内密に来ているのだから明かす訳はない。
そして、「オレに勝ったくらいで百蘭王といい勝負が出来るなんて考えたら大間違いだ」と付け足す。
そこに、会場のざわめきが聞こえる――
陸顔王対苟智秀の第二回戦で、顔王がジャンと同じ「逆手にぎり」を披露していた!!
彼は蒸したギョーザを一瞬水に付けて鍋で焼くと、
「陸鍋貼(ルクオティエ:陸家伝来焼きギョーザ)」の完成!
一度蒸すことで油の吸収を抑えたパリパリの皮と、背脂を加えてふんわりジューシーな肉。
また、具の白菜のゆで汁をあんに混ぜてその旨味を加えている。
94対81で陸顔王の勝利!
どうして「逆手にぎり」が出来るのかと問いかけるジャンに、「あれくらい一度見ればすぐ出来る」とそっけない返事を返す。
その証拠に――陸麗華も同じにぎりを!!
会場を抜け出してギョーザ包み器を買ってきた小此木はついに泣き出してしまう。
フルーツとあんこの変わりギョーザを思いついたのだが……
麗華のギョーザは「浮珊瑚湖古城水餃子(フウーサンホォウグゥーツァンスイジャオズ:愛玉ゼリーとなつめあんにり水ギョーザの冷製仕立て)」!
中身は台湾名物「愛玉冰(アイユーピン:愛玉ゼリー)」と枸子の実、そして薄く小麦粉を感じさせない皮。
そのはかなげな甘さに対し、ナツメあんの力強い甘さが好対照!!
93対54で彼女の勝ち!!
顔王は「陸家四千年の歴史の前では、おまえの魔法など児戯に等しい!!」と言い放って去っていく。
>フルーツとあんこの変わりギョーザ
小此木、相変わらず腕は無いが発想は面白いな。
いずれ腕が上がった時はいい料理人になりそうだ。
今までミスターからいじめられてたから、いじめとかもしなさそうだし。
ところで麗華が動く時の乳の動きがそこはかとなくエロいな
最後は、四千年も順手のまま握り続けたことを、偉そうに言ってるだけなんだよな…
小此木は54点もの評価を得られていること自体が驚きだ
失敗餃子でも68点もついてるしどうなってんだこれ
>93対54で彼女の勝ち!!
>顔王は「陸家四千年の歴史の前では、おまえの魔法など児戯に等しい!!」と言い放って去っていく。
こう書いてあると、小此木ごときにたいしてお前の魔法と言ってるように見えるな
しかしひとりひとり点数つくなら一対一でなく
全員まとめて審査してもいいんじゃないか?
仮に次の勝負が99対98なら98点のやつは負けるのに
前の勝負で92点のやつはかt…
何でもないです
まあそれがトーナメント形式というものだしな
やっぱり一挙に審査して点数上位から順にとっていく方が望ましい気もするけど
次は五番町キリコ対沢田圭。
キリコは曲芸のような技ではなく、「料理は心」だと苛立っていた。
しかし、沢田はパフォーマーとしての力を見せようと張り切っている。
ギョーザの皮をピザのように回して広げ、みじん切りにした羊肉と大頭菜(ダァトゥツアイ:根カブの漬物)を筒状に包む!
蛇のようにとぐろを巻いた、「竜巻(トルネード)ギョーザ」の完成!
一つ一つ包まず、一度に何百人前も作れる――さすがビジュアル系料理人!
一方、キリコは中華鍋に油をなみなみと用意していた。
揚げギョーザ……ではなく、そそいだ卵がどんどん膨らみ、中華風煎り卵が出来あがる!
低温では油臭くなり、高温では焦げてしまう――その技術に崔会長が感心する。
その解説を聞いた観客たちは、「あれこそ魅せる料理だぜ!!」と釘付けだ。
普通に料理を作っているだけで魅了させることは、ヘタなパフォーマンスよりずっとカッコイイ。
キリコの料理は「南園花園餃子(ナヌユエンホアユエンジャオズ:ニラと卵の北京風ギョーザ)」。
卵の黄色とニラの緑が透けて見える、南国の花園の様な美しさだ。
そして、肉は少ないのに油を吸った卵のおかげで軽くジューシー。
あんをこねずに、さいばしを束ねて混ぜていたのもポイントだ。
「たしかに料理は曲芸ではない」とケペルがまとめる。
料理そのものに魅力がなければ……
そうしてみると、沢田の料理「竜捲餃子(ロンヂュアヌジャオズ)」は、新しいのは形だけ!!
オーソドックスな大陸の具のせいで、前大会と同じく、味ではなく見せ方にしか情熱を注いでいないと判定されてしまう。
93対74でキリコの圧勝!!
ジャンに「目立ちたがり屋め」と言われるが、「心の料理こそがひとをとりこにするのよ」と返すのだった。
沢田普通に叱られてるwww
「料理は味だよ」wwwそりゃそうだwww
沢田進歩なくてざまぁwwww
順当に噛ませ犬か
トーナメントの水増し賑やかしにはこういう試合も必要なんだろうけど
なくても別にいいい試合だったな
ぶっちゃけ沢田の料理って調理の派手さで客を喜ばせる心の料理だよね
味が伴ってないから評価が低いだけでキリコとほぼ同じ考えないのにこの言われよう…
キリコは見せるために故意にパフォーマンスではないにせよ、その作業がパフォーマンス的にも充実してたから
沢田の長所がアドバンテージにならなかっただけだろ
料理の作業で魅了させる部分が同等なら、味の差で評価されるのは当たり前のことなんじゃないのか?
次は黄蘭青VS俵屋朋次
俵屋は(料理なんざ早くて旨くて驚きがあればいいんだ!)と考えている。
「もっと真剣にやらなきゃダメなんだ」と言う店長に、ジャンもそういう料理で勝ち残っていると反論する。
彼の人を人とも思わぬ傲慢さ、突拍子もなさ、勝てばいいというエゴイストな考え――
それを見習って、驚きのギョーザを作ろうと小さなイカを選びとる。
他にはホタテのすり身、クワイとタケノコのみじん切り。
「なかなかおもしろそうだね。期待しているよ」と、黄は笑いかける。
カマをかけているだけだと無視する俵屋に、続けてクワイを荒く切ればシャキっとした食感が味わえるとアドバイスする!?
さらに、イカのミミを取れば皮の正体が解らないと続ける…
「知ったかぶりしやがって」と詰め寄るが、「イカの胴を皮に見立たもの」だとあっさり秘密をバラされてしまった!!
「じゃあ、おまえはどんなギョーザを作っているんだよ」と言いがかりをつけるが、「出来てからのお楽しみって事で」とかわされてしまった。
黄はラップの上に広げたマッシュポテトの様なものに、春巻の具のようなあんをのせ、真っ黒い丸いものをつつむ……
「少し気の利いた料理人なら、小ぶりのイカを見れば詰め物をするのかな〜ぐらいはわかるけど」とキリコは呟く。
しかし、どうしてワザワザそんな事を言うのか?
「気に入らねえな、あいつは……」とジャンはいら立つ。
黄は再び俵屋の厨房に入り、蒸篭の中でイカが少し重なっていると並べ直す。
「こういうところをキチンとしないと火の通りが均一にならないよ」と言われた俵屋は絶句する。
さらに、「キミの料理を思って言ってるんだよ」と追い打ちをかけられてしまった。
その上、完成予想図を手に盛り付けまで指示し始める。
「敵同士だろうが!アドバイスなんかするなよ」とついに怒鳴る俵屋に、
「どんな料理人も敵だと思ったことはないんだ。誰が作ったものでも良くなれば、日本の中華料理界の発展につながるだろ
いい料理を作るためならいくらでも知恵を貸すよ!!」と黄は笑いかける。
この大会に一番似合わない料理人――あるいは、ハナっから相手をなめきっているのか?
はやさの問題はどっか行っちゃったな
まあもともと勝負の主題だった訳でもないけど
>>583 やっぱりw>速さ勝負
でもまあ最初のジャンの対戦は時間けっこうあまってたから、
百蘭王情報引き出すためゆさぶりかける意味で速さを強調しただけで
時間的にはそれほどきつくないんだろう
百蘭王レベルの速さでないと通過できないほどタイトな時間設定だと
ヤンやスグルやサザビーとかも落ちるんじゃないか?
前から気になってたんだけど、赤い総帥専用MSじゃなくてザザビーな
サザビーの方が慣れちゃってるからなぁw
黄はゲロ以下の臭いがプンプンするぜー!ものすごく見下してるように見えるな
こいつが何とか王なのだろうか。蟇目みたくジャンに追い詰められたら豹変しそう
俵屋の料理は、黄につきっきりで指導されながら完成に近づく…
柔らかい言葉とソフトな態度で、真綿で首を締められるように料理を変えられてしまった。
しかし、それはどんなにアドバイスしても自分の料理には負けられないという自信の裏返し。
小此木は「あいつと勝負すると自分の料理が良くなるんでしょ、ラッキーじゃん」とプライドのない感想だ。
黄のギョーザが完成に近づく。
ラグビーボール大のギョーザを揚げた途端、二まわりも大きくなった!
うらごししたイモに練り込んだラードと浮き粉がはじける「八巣芋角(フォンチャオユイヂャオ:蜂の巣型の揚げギョーザ)」だ。
高温では焦げてしまうし、低温ではラードが溶け出して蜂の巣にならない。
あの大きさでうまく揚げるとは……
出来あがったのは「桂林三層塔炸餃子(グェンリンサンツンターザージャオズ:バクダンの三重包み蜂の巣揚げギョーザ)」。
対する俵屋は「桃花留園蒸餃子(タオホアリュウイェンヂォンジャオズ:小イカの海鮮蒸しギョーザ)」。
黄が自身のギョーザに包丁を入れると、プシャァッと紅酢のたれが飛び散る!!
ゼラチンでタレを固め、チリメンキャベツと海苔で巻いて作ったバクダンが破裂したのだ!!
蜂の巣がサクサクともろく壊れる食感、ねっとりとしたタロイモとタケノコ・干しエビをとろりと片栗粉で止めたあん、チリメンキャベツのシャッキリとした歯ごたえ。
油を吸った皮だが、紅酢のタレでクドさを抑えている。
まさに“大食感”――食べる音はオーケストラのハーモニーで、黄は総指揮者!!
一方、俵屋の料理も綺麗な盛り付けとクワイの食感が好評……
だが、それらは皆、黄に指示されたところばかり!!
俵屋は勝負を辞退してしまった。
「ねえ俵屋クン、「料理は半歩先」なんだよ、わかってる?」と黄がニヤリとする。
半歩先なら、誰の料理でも見破れるし、誰もが驚く!!
半歩先の料理を作るのが、21世紀の料理人!!!
えげつないやり方だなぁ・・・
これなら普通に負けた方がまだマシだろ
前回大会でコチュジャンを使った楊は、「一歩先」を行ってたってことか
楊VS黄も見てみたいな
これは実際にやられる方はたまったものではないな
実力差が無いと出来ない芸当だと思うが…まあ俵屋が弱すぎたんだろう
半歩先を読むって
スポーツとかゲームとかの勝負事では
勝つために必要なスキルだよな
この負けかたはさすがにキツイな・・・。
俺だったらしばらく立ち直れんし、下手したら料理人を廃業するかも知れん。
小此木はノーダメージだと思うがw
“料理は半歩先”とは、(控え目な言い方だが、誰にも負けないってことじゃねえか)とジャンは敵意をあらわにする。
そして、キリコも(半歩先で勝てるなんて言ってるようじゃ、“心の料理”なんて考えられないんだわ!!)と対抗意識を燃やす。
次の試合は楊vs阿武隈。
21世紀をにらんだヌーベル・シノワは簡単に先が読めない。
だから「今からウチが作るギョーザも読んでみいや!!」と楊は黄にも挑戦する。
前大会の因縁があるものの、「お互い頑張ろうね」と比較的なごやかだ。
楊はアンズ・チェリー・パイナップルなどのドライフルーツと塩漬けになったブタの背脂を用意する。
ジャンも楊のギョーザを読むように挑発するが、「ボクにはわからないよ」と言われてしまった。
半歩先が読めるのはウソだと微笑みながら、黄は控室へと帰る――
が、その笑いを不気味に反転させ、ディレクターにメモを手渡す。
楊のあんは月餅のそれと同じ。
どうやらデザートにするようだ。
そして、フォークの背でギョーザのふちに模様をつける。
パイみたいにキレイだが、ジャンは「あんな模様を入れなくても味は変わらないのによォ」と冷淡だ。
それに対し、「ああいうところにこだわる美意識がヌーベル・シノワなんだから。まあ、あんたには美意識なんてないんだろうけどさ」と一言多く擁護するキリコ。
喧嘩になりそうな二人の注意を、楊の料理へと小此木がひきつける。
揚げたギョーザをアメで接着し、積み上げる。
クロカンプッシュ(プチシューを山のように積み上げるお菓子)に似せているのだ!
「ジャンには思いつかない盛り付けだよね」と小此木に冷やかされるが、味はともかく盛り付けや飾りつけは本人のセンス次第だと反論する。
そこに黄からのメモが届く。
そこには楊の料理の完成予想図が書かれていた……
もはや噛ませ犬ですらないトド
どうみても勝者確定なのに噛ませ犬になってるヤン
トーナメントが変更されないなら次の試合も噛ませ犬確定のヤン
哀れすぎる
まぁ先の読める勝負に無駄な引き延ばしをしないのは評価する
今回の大会は黄がラスボス確定だな。
ラスボスを強く見せるにはそこそこ強い相手に圧勝しないといけないからなあ。
ヤンはその点ちょうどいい強さだしなあ。
これから楊は粉砂糖を振りかけ、アイスクリームを頂上に乗せ、イチゴを周囲に添える――と黄のメモには書かれている。
そこに、黄から小此木に電話がかかってくるが、ジャンが横取り。
「ハイ……ボク小此木でちゅ。何の用でちゅか?」
「ひどーーい!そんな幼児言葉は――」と言いかけるが、キリコに止められてしまった。
黄は相手が小此木だと信じたまま、「最後にアメがけ(砂糖細工)をすると思うんだ」と続ける。
「ケッ、人をナメるのもいいかげんにしろ、このウソツキめ」とジャンは吐き捨て、ガチャンと電話を切る。
楊は黄のメモそのままに、料理を完成させる。
「広州蝶炸餃子(ヂャンシュウディツアジャオズ:揚げギョーザのプロフィトロール仕立て、バニラアイスクリームのソース添え)」。
対する熊源の料理は、「露国一角鯨水餃子(ロングオイーヂャオヂンスイジャオズ:熊源風クジラ丸ごと中華風酢みそダレ添え)」。
楊の料理は小麦粉に植物性油脂(ショートニング)を練り込んだサクサクとかるい中華風タルト生地の皮。
油で揚げて甘くなったあんだが、ドライフルーツの酸味と冷たいアイスクリームのでさわやかにまとめている。
その見た目はミケロッティをうならせるほどの洋式だが、味はしっかり中華――「本当のヌーベル・シノワ」だと観客も感心する。
そして熊源はクジラ肉を伸ばしてくず粉を付けて茹でた皮。
中身はクジラベーコンとさらしクジラ。
ニンニクジョウ油とワインで生臭さを消していると好評だが……「これは日本食の一バリエーションよ」と言われてしまった。
タレに豆板醤が使われているだけ……
結果は97対78で楊の勝ち!
勝ち誇る楊だったが、黄のメモをみて青ざめる。
控室へと駆けこむジャンと小此木だったが、そこにはまた書置きが残されていた。
楊の料理を予測できたのに黙っていたのは謝っているが、他人とは喧嘩したくないらしい。
「追伸 ドーム大会だけにどうむ失礼なんちゃって」
黄は観客席でソース焼きそばを食べていた。
「ヘンな食べ物があるなあ。後楽園だけに“こうおら食えん”なんちゃって。ハハハーーーッ」
熊源中華作れやwww料理自体は美味しそうだけどさ
601 :
マロン名無しさん:2011/12/30(金) 00:50:51.32 ID:wOFIp54G
餃子自体が中華なんだから、味付けが和風でも良くないか?
熊源風クジラ丸ごと『中華風』酢みそダレ添え
これが熊源の限界ですた
ダジャレで変にキャラ付けされてるところを見ても
黄がこの大会のボスキャラか、あるいはその前座キャラ(たとえばキリコかザザが百蘭王で、覚醒させる使命を持って来たのが黄)なのは確定だな
と言うか全大会出場者たちがショボすぎだろ
・料理間違える
・前回と同じ敗因
・中華風の和食
露国は鯨にかかるのか、そしてクジラなのかイッカクなのか…
中国語が分かればいいんだけど
次の対決はザザビー本郷VS中華薬膳「藤田」の藤田寛一。
「ヘイ兄貴!見てなさいよコノヤロー!!あんたみたいなオタンコナスのフランスかぶれには想像もつかないギョーザを作ってやるからね!!」
全ての人種が入り混じったアメリカでナンバーワンになった、グローバルな料理を本郷一族にぶち込んであげるわよ、ホホホのホーーッ!!!」
兄弟ゲンカに気を取られつつも、ジャンたちは黄を捜しに行く。
会場に睦十と李がやって来た。
彼らと黄がすれ違う時――睦十がまとう最高の食材の匂いに、黄は驚愕する!
会場ではいよいよ審査が始まる。
ザザビーの料理は「楼蘭古道水餃子(ロウラアングゥードォウスイジャオズ:イタリア風仔牛わき肉の水ギョーザ、黒と緑のソース添え)」。
ペリメーニ(ロシアギョーザ)の様な形に、イタリアンのような盛り付け――味も中華とイタリアンの合体!!
仔牛肉と豚の背脂とキャベツを、塩・コショー・ゴマ油でシンプルに味付け。
そして、バルサミコ…ではなく中華の黒酢とヴェルデソース(ハーブ・アンチョビ・松の実・ケィパー・ピクルス・エクストラバージンオイルで出来たイタリアンソース)。
イタリアンにしてイタリアンに非ズ、絶妙のマッチングだ!!
対する藤田は「清水薬師水餃子(チンスゥイヨォスーヂォンジャオズ:藤田流薬膳ギョーザ)」
オーソドックスな形の蒸しギョーザ。
「鼻の通りを良くするギョーザでして…」と説明するが、面白みに欠けると言われてしまった。
あげく、ケペルは「ハナをかめばいいんじゃないのか?」評価する。
結果、92対65でザザビーの勝ち!
ミケロッティが「相手に恵まれたわね」と言ったせいで、また喧嘩が始まる……
睦十から黄の行き先を聞き、ジャンたちは走り出す。
売店の前で、黄は陸に詰め寄られていた。
「おまえに百蘭王は継がせない!!」と顔王が宣言している!?
>ケペルは「ハナをかめばいいんじゃないのか?」評価する。
実もふたもないなw
607 :
マロン名無しさん:2011/12/30(金) 22:08:53.37 ID:/SlIh2k4
> 全ての人種が入り混じったアメリカでナンバーワンになった、グローバルな料理を本郷一族にぶち込んであげるわよ、ホホホのホーーッ!!!」
ふーん、アメリカでナンバーワンねえ。
全くすごそうな気がしないのは気のせいだろうか。
>>百蘭王は継がせない
まさかの百蘭王はいなかった展開
はなをかんで済むくらいなら苦労はないと、鼻炎持ちは言ってみる
数十分〜数時間でも通りが良くなると、マジで世界が違ったように感じるというのに
>>607 アメリカの食文化を考えるとなぁ……
いや、そりゃまあ高級店は美味いことは美味いんだろうがさ
>イタリアンにしてイタリアンに非ズ、絶妙のマッチングだ!!
「これはイタリアンの一バリエーションよ」で切り捨てられないからいいよな、利用価値のあるキャラは。
黄蘭青が百蘭王だった!!!
それを聞いたジャンたちは、帰ろうとする陸延雀を呼びとめる。
負けてしまっては、もう“陸”ではないと言われた彼は、百蘭王の秘密を語り始める……
中華料理界を統べるもの――物流から販売まで、“食”は全て「百蘭王」が支配する!
「腹満ちて民背かず」という中国の諺を実践するために、皇帝ですら逆らえなかった。
次代の百蘭王候補は、陸一族1000人以上!?
彼らが生まれてから最初に口にするのは、母の乳房ではなく料理の基本、“塩”!!
まず鍋をふるうことをくり返しくり返し叩きこまれ、半数が脱落。
次の「百八厨房」で五行の扱いを学ぶ。
火(ホオ)では火の扱い、特に鍋の中の温度を;
水(シュイ)では料理に適した水の作り方を;
木(ムゥ)では穀物・野菜の扱いを;
金(ヂヌ)では鍋と包丁の技を;
土(トゥ)では陸海空の食肉全てを――
以上全てを究められるのはごくわずか…
ところが、次の百蘭王として孫の黄が指名されたのだ!!
だが、今の衰えた百蘭王には、自身の指名を通す力がない。
大会優勝者が百蘭王になればいいと言われてしまった。
しかし、黄は何も発言しない……
負けた延雀はもうコキ使われるだけだと自嘲するが、ジャンは「陸も黄もやっつけてやる!!お前たちのもくろみを御破算にしてやるぜ!!」と見栄を切る。
「黄青蘭の“半歩先”が上か、秋山醤の魔法が上か、勝負だ!!」
どこの民明書房ですか?
孫って
今の百蘭王や黄は陸一族じゃないのか?
さっき気付いたが
刃牙の海王に対抗して陸というネーミングなんだな
さてクッキングスクール君がどう噛ませ犬にされるか
単純に調理時間が間に合わないとかか
スグルがが黄みたいに調理器具の使い方を河原にレクチャーするかもしれんな
青蘭なのか蘭青なのかはっきりしろと
黄蘭青の正体を聞き、睦十もまた対抗意識を燃やす。
ところでスグルと河原の調理も終了していた。
「緑風舞金魚餃子(リューフォンウーヂンユイジャオズ:スグル式金魚ギョーザ)」対「湖水遊金魚餃子(フースイイューヂンユイジャオズ:河原式金魚ギョーザ)」!
ハイテクに頼った前大会と違い、自身の腕と一年の勉強(スタディ)の成果を見せようと意気込む河原に対し、
(初めて作ったのにこんな完璧なギョーザが出来てしまうなんて、ほんとボクって天才!!)とスグルはにやけていた。
ところが、スープの底に金魚が沈んで・死んでいると河原は指摘する、
彼の料理はゼリー状のスープを重ねて金魚を泳いでいるように見せているのだ!
鶏のひき肉と焼いたレバーで味の深みと食感を生み、浮き粉の皮が溶けるのを防ぐために冷製仕立てにしている。
涼しげな見た目と違い、濃厚な味わい……
対するスグルは下からバーナーで温める温製ギョーザ。
「大差ないわよ」と言われてしまうが、対流によってスープの中の水車が回りだす。
そして……金魚が泳ぎだす!!
一度蒸した小麦粉の皮で、温かくても形が崩れない。
ツルッとした小麦粉の皮、フカヒレとエビの具、極上の上湯スープ!
「腕も味わいも互角なら、パフォーマンス抜群の湯水君の方が――」
と、95対85でスグルの勝ち!
「天才スグル様と勝負だなんて100年早いと思うよ」とスグルは勝ち誇る。
ユニークで元気なヤツじゃな、と睦十も微笑む。
クセの強い料理人ばかり残った第3回戦は、秋山醤VS陸顔王;五番町キリコVS陸麗花;黄蘭青VSセレーヌ楊;ザザビー本郷VS湯水スグル!!
陸一族にもいえることだが料理名の訳のやっつけ感といったら…
それはそうと以外とやるじゃん河原!!
余計な一言は置いといて、河原はちゃんと成長したんだな。
「腕も味わいも互角」ってのが、素人料理人の限界なのかな
酷い敗因が増えてきたな
・料理間違える
・前回と同じ敗因
・中華風の和食
・「鼻をかめ」
・「金魚が泳がない」
しかし河原は進歩してたので好感が持てる
明らかな噛ませ再登場軍団の中では一番頑張ったんじゃないか?
(噛ませ再登場軍団)
94対81 苟智秀
93対74 沢田圭
97対78 熊源
92対65 薬膳藤田
95対85 河原
(その他敗者)
92対68 陸延雀
93対54 小此木タカオ
辞退 俵屋朋次
敗者の中でも点数高めなのは納得
第3回戦を前に、選手は一度解散したのだが…ジャンとキリコは冷戦状態になっていた!
次の課題は「調味料」!
たった1週間で、“新たな調味料”を作らなければならない!!
旨すぎて進化の壁となったXO醤を越える調味料と、それを引き出す料理を作らなけれならない!!
とんでもない課題だが黄は余裕を崩さない。
「まだ手を抜いておる」と睦十は判断し、真の実力を出す前に――正体を知らないと思っているうちに勝たなければ!!
しかし、小此木には気になることがある。
楊が勝ってしまえば、ジャンとは勝負できない。
でも、ジャンは百蘭王である黄蘭青と勝負したいから、正体を知っていることをバラしてしまうのでは!?
そう、小此木の予想通り、「黄、いや!百蘭王!!」と呼びかける。
キリコはその胸でガシッとジャンをホールドするが、ジャンの口は止まらない。
(自分のことしか考えていないヤツなんだ!!許せない!!)とキリコは苛立つが、
「むしろ感謝したいくらいやわ!」と楊はたしなめる。
(本気の百蘭王に完全勝利!!それこそがウチのコッテコテのヌーベル・シノワを味わ銃に広める最も効率のいいやり方やわ!!)
「ま!おまかせですわ、ハハハーーーッ!!」
ジャンはたしかに他人の事なんて全然考えてないし、ジャンは憎まれ役にいてこそ輝くけど、
>「まだ手を抜いておる」と睦十は判断し、真の実力を出す前に――正体を知らないと思っているうちに勝たなければ!!
この考え方って楊をナメてるよな。強い相手が全力出したら勝てないから全力出さなければいいね、ってことなんだから
むしろキリコの方こそ楊にキレられておかしくないだろ
一週間後、ジャンがもらした「百蘭王」という存在に、観客はざわめいていた。
日本中の中華料理店が吸収合併されてしまう……でも、メチャメチャ旨い料理が食えるんなら、いいかもしれない。
だが、大谷は(日本の料理界はスミからスミまでこのワシのもんじゃ。米一粒たりともやるもんかい)と敵意をあらわにする。
(秋山だの五番町だの百蘭王だのがなんぼ偉そうにしようと、「神の舌」の前にはひれ伏すのみやで!!)
それはさておき、「調味料対決」はまだ始らない――料理人がまだ来ていないから!!
一週間前の五番町の更衣室で、「オリジナルの調味料は以前から研究していたんだ」と、キリコは楊に話していた。
楊はチェックの下着はもっと貧相なボディ向けだと突っ込みながら、二人は倉庫へ。
ソラ豆の豆醤、唐からしの辛辛醤、合わせてつくる豆板醤、雑菌が入った腐った壺……
しかし、最後はさておき、楊が見たいのは「オリジナルの調味料」!!
「ひょっとて、具体的には何もできてないん?」と鋭く指摘すると、楊は神戸へ秘蔵の調味料を取りに行く!
羽田空港では麗花がバナナを食べながら、「日本のじゃダメね」と台湾へ帰ろうとしていた。
香港では顔王が自身の倉庫へ。
スグル邸にも「アレ」が届く。
臨海副都心の一流ホテルに泊まるザザビーは、何かの実をかじりながら「あたしのレシピは無尽蔵!」と余裕の態度だ。
そして、ジャンのおんぼろアパートに、黄から電話がかかってきた!!!
彼はラー油を作るらしい。
「だからさあ、キミもラー油にしない?二人で勝負にしようよ」
ありきたりな調味料とジャンは否定しつつも、「21世紀にふさわしい調味料」にすればいいと黄は答える。
「ありきたりの枠からはみ出す事は、キミの最も得意とするところだろ!?逃げるなら逃げてもいいけどさ」
「人をのせるのがうまいぜ、百蘭王!いいとも、勝負だ!!」
ついに、会場に二人の選手が到着する。
まずは湯水スグルVSザザビー本郷!!
李さんは香港出身だから、百蘭王には支配されてなかったのかな?
スグルとザザビーはまだなんにするのか全く分からんな…
ザザビーはまだ読み切れないけどスグルはアレだろうなぁ…
カワハギ肝タレ改か
逆に変哲もない調味料で格段に味がよくなる料理とか
過去の調味料の組み合わせだけで新しい味を作るとか
違った方向性で出してくる出場者はいないかね。
調味料なんだから応用性がないとだめだよな。
何か一つの料理にしか使えない調味料作って負ける奴でそう。
>(秋山だの五番町だの百蘭王だのがなんぼ偉そうにしようと、「神の舌」の前にはひれ伏すのみやで!!)
打たれ強いというか、都合の悪いことは記憶に残らないのか
どれだけ鼻をあかされてるか振り返ったことはあるのか大谷
この大会の前も自分から仕掛けたことで返り討ちにあって何度コケにされてきたことか
>「だからさあ、キミもラー油にしない?二人で勝負にしようよ」
トーナメントとはいっても、対戦枠を超えた勝負の仕方もあるわけか
これはなかなか面白い展開だ
こーいう展開の場合は大抵新キャラが勝つものだからスグルは不利だな
…なんていうメタ要素を華麗に料理してぶち壊すのがこの漫画だがはたして
あんまお約束を壊してないと思うけどな
一回戦なんて開始前から結果わかってたじゃん
ジャン・キリコ・黄ほど確実じゃないにせよ、まずザザビーの勝ちだろ
刈衣さんの良さが出ればそれでいいや
スグル自身はジャンに三連敗してるから
ここで勝たせても意味は無いよな
まあ正直どっちが勝っても次でかませだから割とどうでもいい
日本のバナナは駄目だとか言うけど100%輸入に頼ってんだから仕方ないだろ
調味料ってたいてい液体だから、気体の調味料(調匂料?)って出ないかな
それでどうやって味を変えるんだよw
添加物で、香料とかはあるけどなぁ
あくまで添え物だし、料理の中心には難しそう
スグルのノリを見て、応援しようとする観客に、応援なんかなくって天才は負けるわけないと返す。
対するザザビーは、苦労も挫折も知らない子供は大人の味には勝てないと、生のコーヒー豆を取り出した!
世界中で、国を挙げて奪い合ったのは紅茶、コショー、そして「情熱のアロマ」コーヒーだけ!!
試合が始まると、スグルは少しくすんだうす緑色のペーストを取り出す。
これはスグルの“命の種”!
12年前、湯水グループ総帥の湯水甲(34)、執事の刈衣一太郎(65)、刈衣花梨(14)、そしてスグル(5)が乗った小型飛行機が、
原因不明のエンジントラブルでトルコとシリアの国境付近に墜落!!
大人たちは死に、花梨も大けがを負ってしまった。
彼女は5日分の食料・水をスグルに私、町へと救助隊を呼びに行かせる。
(たぶん、それまで私の体は持たないでしょうが……)
ところが、スグルは食べ物と夜露を集めて帰ってきた。
それは野生のピスタチオ!
白色で殻状の核果がある、ウルシ科の植物でビタミン・たんぱく質を豊富に含む。
「一緒に生きるんだ、かりん!!ボクのお守り役だったんだろ!?最後までボクの面倒を見てくれなくっちゃね」
3日目から2週間後まで、野生のピスタチオで飢えをしのいだ――あの時ピスタチオで命をつなぎとめたんだ!!
スグルが取り出したのは、「翡翠醤(フェイスイジャン:ピスタチオから作ったミソ)」。
蒸したピスタチオにカマンベール・チーズを混ぜ、1週間乳酸発酵させたものだ。
舌にまとわりつくようなネットリ感とコク、発酵による程よい酸味!!
鳥料理によく合うと解説するスグルは、これとネギ・ショウガ・塩をアヒルの腹に詰め、表面に水アメをぬって焼こうとする!
命のピスタチオで作る、世界一の調味料。
「絶対世界一だ!!そうだろ、刈衣さん!?」
「ハ…ハイ、スグル様!!」
カリカリさんはあんだけ可愛ければグラサンなんていらんだろ
>スグルの“命の種”
卑猥なものを想像した俺はカリーさんに殴られてくる
>>640 事故の時に目を怪我してるから、傷が残っているのかもしれん
その辺は整形手術で消せたとしても、後遺症で弱視になって強い光に過敏になっているから保護目的とか
あるいは最悪義眼になってて、あまり人目に触れさせたくないのではないかと
何にせよ、意味ありげにグラサンと怪我ってファクターが揃ってるから
明言されてないにせよ、漫画的には何らかの関連があるとみて間違いないかと
現実だったら、単にファッションとして気に入ってるだけってこともありえるがw
>>640 刈衣さんはあの事故で失明してるんだよ
失明してないかもしれんが、目の部分にキズを負っていると見た
刈衣さん、スグルよりも9歳上なのか…
ということはスグルが今17?だとしたら26歳位か、なかなかの妙齢だな。
ますます刈衣さんが好きになっちまった
このカリカリ、生来目が見えん!
(最高の「翡翠醤」に天才湯水スグル。これ勝てなきゃウソだよね)
詰め物をしたアヒルに熱湯をかけ、皮をパンパンに張ってから水アメを塗る。
観客は北京ダックの作り方に似ていると言うが「アハハーーーン、そんなの目じゃないよ。もっともっとおいしいものを作ってるんだもーーん!!」
あとはローストしてお終い――「結構シンプルに作りましたね」と司会者も観客も戸惑っている。
「どんなにシンプルな料理でも、その素材を最大限においしく食べさせることが出来るんだもん」と答えるスグルに、
「そんな欠陥調味料で天才だなんてさ!!」とザザビーが笑いだす。
大人げないと司会者に評されてしまうが、「あたしの調味料と比べれば、すぐにわかるんだからね」ときっぱり言い切る。
ザザビーは生のコーヒー豆をゆで、油で揚げ始めた!
そして、ミキサーにかけてペースト状にすると――やわらかなコーヒーの匂いが漂い始める!
通常は豆の糖質が焙煎でカラメルに焦げるが、揚げることで好みの状態にしたのだ!!
湯水の欠点は香り!!!
人を魅了する香りがなくては、欠陥調味料しかできない。
「それだけじゃないわ」とザザビーが取り出したのは、なんとワニ!?!?
「ホホホホーーーッ“料理はユニバーサル”!!地球上のあらゆる人間を驚かせ楽しませるのがあたしの料理!
覚悟しなさい、スグルちゃん♥」
これはどっちが勝つかわからんな。
ザザビー新キャラだけどこの試合が長引くならキャラ的にいろいろ出しきれるだろうし。
北京ダックって言われてるけど、ジャンと競った時の豚料理もふまえてるのかな?
ザザビーの料理はコーヒー醤とワニの肉!
「イッツショータイムだわよ!!」と鮮やかな手つきで皮を剥ぎ、一気にさばく。
ワニ肉は薄ピンク色でトリ肉に似ているが、肉質も恐竜から進化したもの同士近いのかもしれない。
興味を引かれる観客に(人の注目を集めるって最高ッ)と流し目を送り、赤・青・黄のピーマンとベルギーエシャロットを投入。
塩とコショウで下味をつけ、酒・重曹・卵白・片栗粉でまとめて油通し。
「ホホホーーッ」と笑いながら調理するザザビーに、あきれつつもクギづけになる観客たち。
カイエヌペッパー、シーズニングソース、酒、そしてついに“コーヒー醤”を投入!!
ナッツ本来の匂いとほのかなコーヒーの匂いに恍惚とする観客、
「もうギブアップしなさい!!」と言うザザビー。
だが、「見せ方ばかりに気を遣うってことは、よっぽど料理そのものに自信がないんだね!」とスグルは受け流す。
一流の料理人は普通のものを使っても、料理そのものでワクワクドキドキさせる事ができる――「もうじきキミにもわかるはずさ、ウフフッ」
そう、ザザビーのコーヒー醤よりも、もっと胃袋を揺さぶる香ばしい匂いが会場を満たし始める!
炉で焼くことで、食材の香りを最大限に生かすことができたのだ。
「これからがすごい」と言うスグルがアヒルの串を抜くと、ドボドボドボボボと、肉汁が流れ出す!!
調味料と肉汁が合わさった、複雑なスープだ。
「ホーホホホーーッ、なにを偉そうに。これは匂いの勝負じゃないでしょ!!」とあっさりザザビーは前言を翻す……
ザザビーさんキャラはあれだけどちゃんと実力あるから良いな。
普通にコーヒーペースト食ってみたいし。
うむ、この大会の中で唯一勝敗が鉄板でない対決だけあって
両者の料理の長所をそれぞれじっくり描写しているな。
パターン的にはザザの勝ちだろうけど、内容的にはどっちが勝ってもよさそうな充実度。
試食してみたい。
これは普通に勝敗が楽しみな勝負だなあ
今のところ、スグルの方は良い話と料理そのもので魅せてはいるけど
肝心の新調味料の良さがまだ分からないな。
ちょうどスグル達の調理が終了した時、ジャンたちも到着した。
クルクル回り、ダンッと皿を審査員の前へ。
張り合っているせいか、全く同じ動きだ。
スグルの料理は「翡翠火考鴨(フェイスイカオヤァー:広東風アヒルの焼き物ピスタチオ風味)」。
翡翠醤は単に肉に味をつけるだけではなく、肉汁とあわさって絶妙の香りを生み出す。
また、タンパク質・脂肪・カルシウム・ビタミンEが豊富で、かつ日本人に不足しているナッツ類を使用しているのもポイントと、大谷はケペルのお株を奪う。
クセの強い肉の旨味を十分に引き出す名脇役だが、一番のポイントはカマンベール・チーズによる乳酸発酵!
麹菌を植え付けなくても簡単に出来る上、味を濃厚に仕上げている!!
続くザザビーの料理は現代風・女性好みの盛り付け。
「ロ加ロ非炒鰐肉(カーフィツォウオウロウ:野菜と鰐肉のコーヒーペースト炒め)」!
コーヒーの匂いは控え目で、食べやすいようにワンタンの籠に盛られている。
その醤は芝麻醤(チーマージャン)に近く、コクはあるのにクセはない!
ワニ肉を始め、サッパリした素材ならどんな料理にも使えそうだ。
飲料やお菓子ぐらいにしか使われないコーヒーを調味料にするとは、とんでもない発想力!!
自慢げなザザビーに「まだ勝負が終わっていないのよ。あとで泣いても知らないからね」と言うミケロッティだったが、
「個人的な感情から低い得点を入れないでよ」とやり返されてしまった。
取っ組み合いを始める二人を見て、司会者は慌てて審査員に採点を求める。
ジャンの評価は「いい調味料には違いねえが、どっちもオレの相手じゃねえなあ」。
その背後から、「もちろんあなた達三人も」相手ではないと、陸麗華が現れた!
88対89で――勝負は非情なもの――ザザビーの勝ち!
655 :
マロン名無しさん:2012/01/07(土) 21:28:07.93 ID:BZzUHZ8d
僅差だな。
ホントにどっちが勝ってもおかしくない勝負だった。
>「個人的な感情から低い得点を入れないでよ」
ジャンが大谷に対して直接文句を言ったことがあったっけ?
豆腐の時は全員に対して言ってたし、嫌われることは覚悟の上なのかな
まあその辺の連中相手なら、ハンデを負ってなお上をいける自信があるんだろう
むしろ秋山の魔法の一部をなしているといえなくもない>嫌われる攻撃的言動
意図的にやってるのではなく性格だろうけど、いったん審査員に反感をもたせておきながら
それを予想外の美味さでねじ伏せることで凄さが引き立つ
とはいってもミケロッティが以前言ってたように、
料理人の言動印象を含めて総合的な雰囲気も料理の一部という考え方も正しいので
そのリスクをあえて負ってるんだろうな。豆腐は最終的に試食してもらえたからいいものの、そのせいで失敗することも出てくるんだろうな。
負けさせるときの作者の言い訳として
それは前回の大会そのまんまじゃん
そういえば、準決勝で95点になったのも、おいしさとは別の評価だったな
スグルの「旨すぎるにおい」が審査のハードルを上げたのではないかと同情する。
スグルとザザビーの点数は以下の通り。
崔会長の技術点は9対9;大谷がつけた味の点数は9対7;麝香院の香りは10対10;ミケロッティの美しさは7対9;ケペルの栄養バランスは7対9で合計42対44。
一般審査員は46対45だから――純粋に味だけなら、スグルが勝っていた!?
「再試合やらねえかな」という観客たちだが、刈衣に膝枕されて白ワインを振舞われるスグルを見て「やっぱりあいつには同情しないぞ」と前言を翻す。
そこに「残念だったね1点差なんて。一点差なんてどっちが勝ったなんて言えないよ。差は1点なんだもんね」と小此木達が登場。
刈衣は「審査員に恵まれなかった」とフォローし、二人はイチャイチャする……
ところでキリコは陸麗華との試合に臨んでいた。
麗華はすでに、キリコの事を調べつくしている。
「料理は心」と正統派の料理を作っているが、見方を変えれば「いい子ちゃんの料理」――五番町の味から抜け出せず、意外性のあるものに弱い。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という孫氏の言葉を実践、料理は「傾向と対策」!!
「勝つための対策は十分できているわ」と言われたキリコは、“勝つための”という言葉に反応する。
(こいつもやっぱり勝負ガチガチか!)
麗華が取り出したのは台湾から持ってきたバナナ!!
変色を防ぐレモン汁を加え、つぶしてから砂糖・水・塩・ウコン・ターメリック・サフラン・クチナシを混ぜて煮始める。
対するキリコはエシャロットをみじん切りにし、アボガドを取り出す。
期せずして、果物調味料対決となった。
(傾向と対策では、昨日のあたしには勝てても今日のあたしには勝てないわ!人間は成長する生き物なんだからね!!)
「“料理は心”よ、勝つための傾向とか対策とか言ってるあんたなんかに負けないからね!!」
「ウフフッ、あんたにしてはおもしろい調味料を考えたみたいだけど、多少の誤差は計算済み!!予想通りよ!」
> やっぱりあいつには同情しないぞ
まったくもってその通りだから困るw
キリコの信条、もう正直に「料理は心で勝負」とかにしちゃえばいいと思うw
黙ってればいいんだが心と連呼していてそれで相手が屈服したりで認めたらそれは逆にキリコの負けだからな
あんたなんかに負けないからね!とか言ってる時点でもう駄目ですよねこの人
まぁ料理は心が本当なら
そもそも勝敗が決まる大会のような物には出ないだろうと
純粋な技量や知識量自体は卓抜してるんだろうが
人格面ではまだ歳相応に若いというか未熟というか、こうと決めた信条に振り回されてる感じだよな
「料理を提供する以上、いついかなる時も常に料理人とお客様の真剣勝負!」的な
質実剛健を体現したようなスタンスを目指すと、適度に力が抜けて変にピリピリしないでいいかもしんない
そういう達観をしてしまうとキリコじゃなくなるだろう
綺麗事は言っててもけっこう排他的で負けず嫌いな至らないところがキリコらしさなんだから。
包丁で鉄を斬って喜んでるような方向性だしな。
将来的にはどうだかわからんが、現状ではジャンと同じ穴の狢というか同族嫌悪というかw
口の利き方に違いがあるだけで、やってることは本質的にはジャンと変わらないからなぁ
押し付けがましさがある分、接する人によっては、むしろキリコのほうが鼻につく可能性も
(ただ勝つためだけに料理をしているヤツなんかに負けてたまるか!)
キリコは手早くエシャロットとアボガドを炒め、塩を加える。
その後、ミキサーにかけてスープ状にし、濾して煮詰めて水分をとばすと、「おっしゃ!!」と叫ぶ。
同時に麗華の調味料も出来上がる。
生まれ育った地に育つ、台湾バナナの事ならなんでも知っている。
今回のバナナの調味料もずっと研究していたものて、キリコのように珍しいからとやみくもに選んだものではない!!
ダメ押しとばかりに鶏のから揚げを作り始める。
酢豚のように、揚げ物と糖醋(タンツウ:甘酢)の組み合わせは世界中で愛されている。
しかも、この料理には南国的(トロピカル)な味と香りの糖醋を使用している!
アボガドの調味料に、これ以上の組み合わせを生み出せるのか!?
キリコはいつの間にか蒸しものをしている。
こってりしたアボガドには余分な油を使わない蒸しものを――「エビかカニか鶏肉ってところね」と麗華は言うが、
「そう?」とキリコは不敵に笑う。
大会前、キリコは五番町飯店のチルド室で食材を探していた。
かた、ささみ、バラ、キンメ、にんじん――全ての食材に絵入りの貼り紙が!!
切り身になると食材が分からないと言う小此木の仕業だ。
それくらい見分けなさいよ、と怒鳴りつけるキリコだったが、そのヘタなえにふとひらめく。
「そうだよ、アハッ、アハハーーッ!!」
牛の絵を握りつぶし、投げ捨てると「アレ」を探しに駆けだす!
「それだけしか思いつかないの!?」と余裕のキリコ。
彼女が取り出したのは「仔牛脳(ザァエニューナォウ:仔牛の脳みそ)」!!
台湾バナナを知り尽くしてるなら何で輸入に頼る日本のバナナにケチつけんの?
また脳みそか。これで3つ目だっけ?
>「そうだよ、アハッ、アハハーーッ!!」
スグルかw
キリコの食材「仔牛脳(ザァエニューナォウ:仔牛の脳みそ)」を見て、観客のざわめきが止まらない。
「食べてみたいなあ〜」と言う者もいれば、「ゲテモノじゃんか」と否定的な者も……
「脳みそを食った事もないヤツがなにを言ってるんだ!!」と一触即発!
全体的に麗華の方が食べやすいと好評で、小此木も脳みそを気持ち悪そうだと言っている。
そこに、「フグやタラの白子の様な味わいで、とてもおいしいんだぞ」と黄が現れた。
「木綿豆腐よりもちょっと固めで、舌ざわりはネットリまったり。一頭から一つしか取れない貴重さから、世界中でもてはやされている食材の一つだよ♥」
「ガチガチの正統派」と思っていたから、「僕にも予想できなかった」と言っているが――
「麗華のヤツきっと『そんなバナナ』って驚いてるぞ!!
キリコちゃんは『驚いてくれてアボガドう(ありがとう)』――う〜ん、イマイチ、アハハハーーーーッ」と続ける。
くだらないダジャレは、小此木のライバルになりそうだ。
黄は「これでどんな料理になるかわかったよ」懐からメモを取り出す。
麗華は心の料理の対策として、より多くの人間が喜ぶ料理を。
キリコはどんなに旨くても、好みが分かれる脳みそを出してきた。
「さあ、キミ達はどっちが勝つと思うかな!?」
麗華の料理は「香蕉軟鶏塊(シャンヂヤオロワヌヂイコワイ:鶏モモ肉の柔らか揚げバナナソース炒め)」。
バナナの醤で鶏モモ肉と青いバナナを炒めている。
鶏肉の中身はジューシー、外はカラリと揚げたもの。
バナナの香りと甘酸っぱさが鶏の油っぽさを消して味に深みを出す。
その上で、青いバナナの酸味でうまく締める。
また、ウコン・ターメリックの香辛料で透明感のある黄色を出し、緑のオリーブあしらっている。
広東料理の「檸檬煎鶏甫(レイモンチンカイブウ:揚げた鶏に酸味の効いたレモンソースをかけたもの)」に似ているが、
バナナの豊潤さと酸味が独創的だ。
対するキリコは「涼拌仔牛脳(リャンバンザアエニューナオウ:仔牛の脳みそのアボガド醤和え)」を出す。
ジャンが渡された黄のメモには、現物と同じ料理の図と、「五番町霧子【勝】」と書かれている…!?
>>心の料理の対策として、より多くの人間が喜ぶ料理
これって対策か?ジャンの客がビックリ料理と変わらないような
676 :
マロン名無しさん:2012/01/10(火) 22:45:18.53 ID:zXq4Hopy
審査員の好みを熟知していたならまだしも珍味料理は心の料理ではないような。
誰か突っ込まないのか
どういう理屈つけてキリコを勝たせるんだろうね
勝敗より、両者の料理のアイデアがそれぞれしっかりしてるところが(作者が)すごい。
スグルとザザビーの対決でもそうだったけど。
個人的にはメキシコのワカモレとか好きだからアボカドのは食いたいけど
調味料対決としてはバナナの方がもっと興味わくし食ってみたい
>>676 前回大会でカエルの輸卵管を使った楊が叩かれてたのにゲテモノ出してくるとかな…
679 :
マロン名無しさん:2012/01/11(水) 14:48:12.68 ID:npklSEsp
おっしゃ!とかそれだけしか思いつかないの?とか、心の料理をつくるやつの台詞ではない。相手への思いやりや作った人の愛情が感じられない。
見る人を魅了する沢田や計算しつくしたクッキングマシンの人の方がよっぽど良いよ。
キリコの料理は「涼拌仔牛脳(リャンバンザアエニューナオウ:仔牛の脳みそのアボガド醤和え)」。
淡いクリーム色の脳みそと、薄緑色のアボガド醤、周囲の鮮やかなニガウリと輝くライチの取り合わせが美しく、好評だ。
しかし、黄に読まれる程度の料理だとジャンは笑う。
審査員たちが試食すると、「すごい…!!これはすごいぞォ!!」
新鮮で流水にさらしているからイヤな臭いもせず、なめらかなとろける味!!
脂肪分の多いアボガドと、濃厚な脳みその組み合わせ!!
ネギとショウガもいいアクセントになっている。
「あんなグロテスクなものが」と戸惑う審査員に、崔会長は宗教・習慣によって食文化が違うと一喝。
「それに脳みそを食べている国の人たちに足しても失礼じゃぞ!!」
ケペルも、同種同食の観点から、頭脳労働する日本人に“脳”はうってつけだと評価する。
もちろんアボガド醤自体も素晴らしい――マスタード・酢でさわやかさ出し、醤油でひきしめている!!
「脳みそって旨いもんだったのかか」「いやいや、その旨さを引き出したアボガドの調味料がすごいんだよお」と観客は興味津津。
(そう――すべての人が食べたがる料理!それがあたしの心の料理よ!!)
そして点数が発表される…キリコは94点、麗華は91点!!
どちらも旨さは互角だが、中華の王道の麗華に対し、なじみのない食材を使ったキリコ。
「ならば、21世紀の中華料理を考えるとした場合、五番町キリコに軍配を上げるのが妥当であろう」と崔が伝える。
「今回は傾向を読み違えたから対策を誤ったの。この次は覚悟しておきなさい!!」と指を突き付ける麗華に対し、
「いいわよ!その時こそ本当に“料理は心”だって事をわからせてあげるから」とキリコは笑顔で答える。
そこにジャンが乱入し、「勝てないと思ったからゲテモノを出してきたんだろ!?おまえも勝つためだったらなりふりかまわずつっ走るヤツなんだよ!!」と言い放つ!
そして、黄のメモを渡されたキリコは(予測されていた…またしても)と歯噛みする。
「オレ様なら楽勝だけど…材料を見られても完成形を読まれてもヤツがかなわないような料理を作ればいいんだからな!
クククッ!!カカカーーーッ」と笑い、びりびりとメモを破るジャン!!
「キリコの料理は終わった。見せてやるぜ、秋山醤の調味料をな!!」
ジャンがキリコに対してスレの流れと同じ事を言ってワラタ
ケペルは同種同食なんて迷信なんていいそうだけどなぁ…
>>682 確かにw
同種同食って言うと中国的な発想かな?
麗華の「この次は覚悟しておきなさい」って言ってるけど
こういう捨て台詞は、ほぼ100%二人が再戦する事なんて無いよなw
キリコはゲテモノでも許されるかw
>なじみのない食材を使ったキリコ。
グルマン大谷や審査員なら脳みそ食わされても文句言わんだろうけど
楊の時は一般審査員だと輸卵管をキモがって減点ってのもあったのにな
キリコはジャンのイモリサソリみたいに効能ありそうというので気を引く努力もしてない
どうも変なキリコ贔屓があるな
予測されていて歯噛みするとか、もう完全に心の料理でもなんでもないよね
客のことなんて何一つ考えてないよねこいつ
真に客のこと考えて料理するなら、読まれようとどうでもいいと考えるはず
つか『調味料対決』なんだから
既存の料理を調味料で新しい味にした麗華の方が上の気がするんだが
キリコ株が下落中
作者はキリコの使い方を持て余してるのかな
心の料理というフレーズとキリコの言動がズレまくってるせいだろう
無駄に鉄を切ったりしてるし
「どうやら間に合ったみたいじゃな」と睦十・李が会場に到着した。
「もうキリコさんの対決は終わっちゃいましたァ」と小此木が伝えるが、百蘭王――黄蘭青を見に来たらしい。
彼とは違った意味で楽しみな、ジャンの試合が始まる。
日本制圧をめざす陸よりも、ジャンのほうが罵声を浴びせられているのはどういう訳か…
顔王は香港代表として、黄蘭青に勝たなければならないと心情を吐露する。
だが、ジャンも黄も、お互いの対戦相手を無視してラー油対決をしていると嘲笑われてしまった。
ジャンが取り出したのは大量の辣粉(ラーフェン:トウガラシの粉)。
だが、辛いラー油のどこが新しいのかと、「フアハハハハハーーーーーッ」と顔王は大笑いする。
「秘伝のカメの中身には勝てないぞ」と、取り出したのは醤油で煮詰めたようなバカでかい魚。
だが、妙に黒ずんでいるし、醤油の香ばしい匂いもしない。
「ウグ…グエッ!く…くさいっっっ!あの魚マジで腐ってるぞォ」
その臭いにジャンはハッとする。
「陸家の魔法を見せてやるぞ!この悪臭を放つ塩漬けが、最高の調味料となる瞬間を!!ハハハハーーーーーッッ!!!」
くさやみたいなもんかね。この手のマンガで秘伝とか先祖代々とか言い出すのは負けフラグだけど
生ゴミが腐ってドロドロになったようなにおいがする、顔王の魚……
ドームだから換気出来ず、ついに麝香院が倒れてしまった。
これは、香港では選ばれし者しか口に出来ない幻の魚、ネズミハタ!!
一般に「清蒸(チンジャン:丸ごとの姿蒸し)」で食べられる、ふんわりジューシーな白身魚。
脂ものっていて甘みも強く、野性味を秘めた奥深い味……
これを“鮒ずし”と同様、塩・赤米で交互に漬け込んだのが顔王の食材だ!!
丸ごと内臓まで漬け込んだため、キツイ香りがするらしい。
影しか見えないスピードで角切りにし、乾燥後にスープで蒸す。
顔王は、それを煎(煎り焼くこと)してからほぐした。
続いてエシャロット・青とうがらし・ニンニクのみじん切りとあわせて炒める。
そして彼の調味料の原料は、カメに溜まっていた深く透明で美しい液体!
すなわち「魚醤」!!
これをあわせて炒めれば、「老鼠斑醤(ラオシュウバンジャン:ネズミハタの醤)」の完成!
あんなに臭かった臭いがなくなった!!!
しかし、「所詮塩漬け魚の調味料じゃねえか、笑わせるぜ!小魚で十分じゃねえか!!」とジャンに嘲笑われてしまう。
「オレのラー油の引き立て役になってもらおうか」と桂花陳酒をズンドウに注ぐ。
ジャンの料理の匂い――むせかえるようなトウガラシの匂いがだんだんといい香りに変わっていく!
ズンドウの中には辣粉(ラーフェン:トウガラシの粉)だけではない。
何だかわからないものがいっぱい入っている!?
だから何?という感じで盛り下がっております
ジャンの事だから、激辛な調味料作って大谷泡ふかせそうだなwww
ジャンなら、黄から「ラー油勝負しよう」と言われてるから
ラー油以外の物出してきそうだな
具材と一緒にごはんにかけるタイプのラー油なんだろうか
ラー油ではありきたりすぎると否定的な観客たち。
しかし、逆にギョーザのつけダレ以外にも使えるとびっきりのラー油を作れば、日本での位置を高めることになる……!
それはさておき、ラー油を作るのは難しいのかと聞くと「小此木には無理ね」と否定されてしまった。
ジャンは水ではなく桂花陳酒(グエイホワチェンジォウ:キンモクセイの香りの酒)で辣粉(ラーフェン:トウガラシの粉)を練る。
そして200度の油を――高ければ焦げるし、低ければ味・香りが出ない――注ぐが訳だが、
ジャンは油に陳皮(チェヌピイ)・八角(バアヂャオ)・花椒(ホワジャオ)・桂皮(グェイピィ)を漬け込んでいた。
寸胴から漂うヒリヒリするようないい香り。
崔が「たしかによい香りじゃが」と言ったとたん、大谷が「ブッヒッヒーーッ!やはりラー油を出してきたことに疑問を持ちますやろ!?」と割り込んできた。
「どっから見ても普通のラー油。あれのどこが新しい調味料なのかと思いますわ!!やはり会長もワシと同意見でっか!?グヒヒヒッ」と強引にまとめる大谷。
しかし、ジャンは(オレ様がただのラー油を作るとでも思ってるのかよ、ケケケーー)とにたりとする。
「どちらの調味料も面白そう」とレポーターがジャンのズンドウに近づく。
すると、ムクッとその中身が盛り上がると――ジャンから飛び蹴りをくらってしまった!
「近寄るな!!大ヤケドしたいか」と叫ぶジャンの背後で、更に中身が盛り上がり、ドパァンと油が弾ける!!!
レポーターをかばって油を浴びたジャンは、呻きながらもコックコートを脱いで呵々大笑する!
「で…出来たぜ!!これが秋山醤のラー油だぜ、カカカカーーーーッ」
ジャンちゃんと司会守るのな。ただの豚と成り果てた大谷とは逆に株を挙げるのか
>>696 ジャンって敵対する人間と料理を食わせる人間以外には割とまともな対応してる気がする
>料理を食わせる人間以外には
料理人として致命的すぎるwww
>>697 なるほど、だから小此木には優しいのか。
700 :
マロン名無しさん:2012/01/15(日) 09:29:47.79 ID:HgYOWsCL
店の仲間は…まぁジャンを敵視しているしな
>>699 後、小此木は五番町飯店に来て、初めてのミスをやらかしたジャンに
元気になって貰おうと、下らないギャグを連発しジャンを勇気付けた
この事で、小此木はジャンにとって、唯一信頼できる
友となった
不用意に近づいたレポーターを、ジャンはラー油の爆発からかばう――これは「ゲップ」だ!
辣粉が水分の代わりに油を含む時に排出する水蒸気の爆発!!
ジャンを心配して駆け寄るレポーターたちだったが、「最強のラー油」が出来た証拠だとジャンは気にしない。
出来たのはルビーのような深紅色(スカーレット)、ラー油とは別物の奥深い香り!
「どんな味だろ」とカメラについたラー油を舐めると――ジャンに口止めされてしまった。
一方、顔王は小さなウズラを器用に開いているが、「デカい図体でチマチマやりやがって!イライラするぜ!!」とジャンにあおられてしまった。
そんなジャンが取り出したのはゴハン・レタス・とき卵・醤油の漬物――チャーハンの材料のようだが、ラー油はどこで使うのか?
なんと、炒め油の代わりにドバドバ鍋に注いでいる!
臭すぎるとか魚醤とかなんとか理屈つけて凄そうに見せててもいまいち凄く見えない上に
どうせ負けが確定しているウドの大木君が哀れでならない
この噛ませ犬確定の晒し物状態で何週引っぱられることやら
辛いもの好きにはたまらない展開だなあ
どんなチャーハンか普通に楽しみにさせてもらおうじゃないか
ジャンはあの大量のラー油をどう使うんだろうな?
ラー油を炒め油の代わりに使うジャン。
しかし、その量が尋常ではない!!
卵もゴハンも真っ赤になってしまう!?
「な…なんやそれは」と大谷が立ち上がるが、ジャンは「クカカカカーーーッ」と笑うばかり。
「そうか!!ワシらの舌を壊す気や!!」と大谷が言い放ち、それに同調した観客は「帰れ!!帰れ!!」とコールする。
だが、ジャンは気にとめずチャーハンを作り続ける。
銅鑼が鳴り、調理終了!!
料理を提出させようとする司会者だったが、「試食審査は陸顔王の料理だけや!!」と大谷が宣言!
豆腐料理の時は仕上げのソーメンを食べてもらえなかったが、「今度は最初から食べてもらえない!!」と顔王は嘲笑う……
ジャンの料理を先に食べれば舌が麻痺して味がわからなくなる寸法?
仮にそれで味で勝ったとしてもテーマの無視で負けだろ
レポーターが勝手に味見して全然平気そうだったからな
毒々しいほどの色で誰もが辛いと思いこんでるだけで実は甘酸っぱいとかじゃねえの?
使用してる原料とか奥深い香りとかレポーターの様子とか
ジャンが見たまんまのことをするわけないという漫画のパターンからも
激辛じゃないことだけは確かだろう
蟇目・五行の時には薬膳系の知識もある程度あることを見せてるし
刈衣さんには生体のメカニズムを利用した料理で痛い目にあった経験もあるから
たとえば持続性は短いがすさまじい辛さで、じわじわと口の中が痛みやほてりを感じる間もなく
エンドルフィン分泌させるとかして苦痛なく食わせるラー油みたいなものかもしれん
710 :
マロン名無しさん:2012/01/17(火) 01:15:37.57 ID:8hhv64HP
確かに単なる激辛ということは無いだろうな
というかそんな人を選ぶ嗜好の一品で勝てるわけが無いし
俺は激辛大好きだけど
前々回で観客席からは香りがいいっていう評価が出てたでしょ
もしかしてジャンが作ってるのは「香りを楽しむ、食べないチャーハン」じゃないかな
そして匂い勝負に持ち込むなら、
対戦相手のネズミハタは独特の臭みがどうしてもネックになるのに対して桂花陳酒で作ったラー油は香りが良い
ジャン有利になるね
麝香院さんの出番か?
ラー油だらけチャーハンの上からスープかけると
スープはピリ辛で美味しく飲めて
チャーハンにはちょうどいい辛みがつくとか想像した
普通のチャーハンにラー油少しかけても美味いよね
味はなんとかできても体に悪そう
717 :
マロン名無しさん:2012/01/17(火) 15:19:56.30 ID:8hhv64HP
鴨料理の時みたいに、強い味の調味料を薄い味のご飯で食べる料理になるのかな?
ジャンの試食はパスすると宣言する大谷。
それに続き、香り・美しさ・栄養素は食べなくても分かると言う残りの審査員たち。
そして、崔会長は「年寄りじゃから刺激物は止められておるんじゃ」と胸をかきむしる。
「臆病者どもめ!!」と言い放ったジャンは一歩下がり、顔王の審査が始まる。
「魚醤蒸肉餅(ユイジャンヂォンロウピン:ウズラ肉のたたき蒸し、幻のネズミハタ風味)だ!!」
ネズミハタの臭いを警戒する審査員たちだったが、肉とあわせて加熱されたことで、食欲をそそる香りに変わっている。
中国の家庭料理、鹹魚(シェンユイ:塩漬けにした魚を干したもの)と肉を合わせたものが贅沢な高級品に変化している!
ひき肉ではなくたたきなので、肉の旨味が生きているし、練り込んだクワイ・タケノコ・シイタケが良いアクセントとなっている。
シンプルな美しさも好評で、マニアックだが好きになったらやめられない料理――
濃厚なネズミハタの老鼠斑醤(ラオシュウバンジャン)と野性味あふれるウズラをサッパリとまとめた逸品だ!
一方、ジャンは自身のチャーハンを並べていた。
審査を突っぱねる大谷の口をわしづかみにし、ラー油を近づけるジャン。
「や…止めれえ、殺はれふう〜〜ッッ」
オタマでラー油を注ぎ込む――「あれ…辛くない…!いや、辛い…でも…旨い!どういうこっちゃ!?」
「そう!オレのラー油は“飲める”ラー油なんだ、クククッ」
旨いんだろうが、オタマ一杯って体にどうなんだ
大谷、土下座もさせないところを見ると本当にびびってたんだなw
一体どうやって食べさせるのかと思ったら
なんの工夫も無さすぎて逆に予想外だったな
とてつもなく辛そう→実はそうでもない というギャップが今回のポイントなんだろうから
あんな量を無理矢理飲ませるのが一番理にかなった演出だったのかもな
>>720 オリーブオイル使ってるわけでもないしな
いくらトウガラシのカプサイシンなどで代謝が上がるとは言っても
単純に油の量で不健康だわな。
どうせみんな掌をかえしたようにウマイウマい言って夢中でほおばって
顔王がスルーされ醤の勝ちなのは見えてるが
見どころは栄養学のルンメニゲ先生があの無茶な油の量をどう正当化するかだな
「栄養を取りたいなら栄養剤を飲めばいいんじゃないか?」
そうか、「鼻をかめばいいんじゃないか」の名言を生んだ人だったな
普通なら自分で飲んでみせるという実演によって打開するであろうところだが
ジャンは流石にえげつないことするなw
いくら激辛っぽくても、別に必ず全部平らげなきゃいけないわけでもないし
レンゲ一杯分に使われてるラー油の量なんてタカが知れてるんだから、審査拒否する理由になってないようなw
食ってみて辛すぎてダメってんなら、大前の時みたく一口で審査終わりってすりゃいいだけなんだし
>>727 そこはそういう冷静な判断以前の反応だから仕方ないだろう
それだけ秋山のやってることにパフォーマンス性が強いってことだろう
これがキリコや、化けの皮がはがれる前の五行とかだったら
一見無茶そうに見えるけど大丈夫なんだろうと思ってもらえたかもしれない
とんでもない無茶をやりかねないという前提ができてる秋山だからこそ
不信感があるし、このあと多分辛くないんだろうからその時のギャップも生まれる
すばらしい香りと旨さのインパクトが強く、ジャンのラー油は飲めてしまうと、大谷は戸惑う。
その反応に興味を示した他の審査員たちに、ジャンはチャーハンを突き付ける。
間近で見ると、ただの赤いチャーハンではなく、ゴハンの一粒一粒がラー油でコーティングされて赤い宝石のようだ。
一口食べると――本当に辛くない!!
いや、辛いには辛いが、辛さを超える香りと旨味が口の中に広がる!!
しかし、顔王は「大量の辣粉(ラーフェン)を使っていたじゃないか」と反論する。
ジャンは「お粗末な頭だぜ」と言いながら、ラー油の底に沈んでいる辣粉を渡し、味見させる。
すると、顔王に衝撃が走る――辛くないうえ、複雑な味がする!!
まだ分からない顔王を、これは韓国産のキムチ用とうがらしで作った最高級の辣粉だと嘲笑うジャン。
正確には、キムチ用の辣粉と辛みを補う一味とうがらしをブレンドしたらしい。
チャーハンの香り高さ、ルビーのような美しさは審査員に大好評!!
ラー油で炒めたのにくどくなく、醤油漬けの大根の漬物で味を引き締めている。
まだ日本人には抵抗のある顔王の料理よりも、ジャンの料理はシンプルな分、世界中の人間に受け入れられる!
和え物・炒め物・つけダレにも使える万能の調理料だとほめちぎり、ガツガツ貪る審査員たち。
大谷もテーブルの陰で食べているが、「たかがラー油やないか、0点や!!」とジャンに宣言……ただし、メシ粒をくっつけながら。
結果、90対81でジャンの勝利。
「百蘭王継承者の権利はおあずけだ。だが安心しろ!!黄蘭青はオレが対峙してやるからよ、カカカカーーーーーッ」
飲めるラー油か中々美味そうだ。
どっかの食品メーカーとコラボして実際に商品化されないかな。
つーか、ジャンに限らず料理漫画の料理実際に食べたい。
脳みそはおいしんぼでもあったし普通にいけそうだけどカエルはなあ・・・
これはマジでキタ!
今までこの漫画で出てきた料理の中でも1番食べてみたいかもしれん
しかしやはり90点満点というのはキツイな
得点の絶対数ではキリコとかに負けてるやんけ
最後の対戦は楊と黄。
彼女が用意したのは半年以上熟成させた壺の中――“いざ”という時の奥の手。
しかし、ジャンと黄がラー油勝負をしていると聞き、激昂!
「ウチの頭越しにラー油で勝負とかぬかしてるあんたやジャンには絶対負けへんからな!!」と、指を突き付ける。
調味料をバラされた黄は頭をかきながら大量の青とうがらしをとりだす。
「ハン!!あんたそれで緑のラー油を作る気やろ」と言い放つ楊。
それでは「粟米醤(スーミージャン)」には勝てないと、壺から出したのはトウモロコシのミソ!
「このとっておきの調味料を使って、ジャンがやる前にあんたをぶちのめしたる!!ええな!!ハハハハーーーーーッ!」
楊さんすごい噛ませ犬っぽいです。
なんで青いトンガラシから緑のラー油ができるんだよ
青っつっても真っ青な訳じゃないだろ
結局ケペルは油量には言及しなかったのか
>ウチの頭越しにラー油で勝負とかぬかしてるあんたやジャンには絶対負けへんからな!!
せめて一矢報いさせてやらないとあまりに可哀想だわこの人。
個人的にはいまのところ食ってみたい順位は
麗華のバナナチキン≧ザザビーのコーヒー鰐≧スグルのピスタチオアヒル>顔王のネズミハタハンバーグ≧ジャンのラー油チャーハン>キリコのアボカド脳
だな。
青唐辛子で緑のラー油てただのハラペーニョやん。
ヤンは見くびりすぎだろ
>>738 栄養学的な評価を下すには十分っていってたじゃん
「粟米醤(スーミージャン:トウモロコシのミソ)」に興味を示す審査員たちに、楊は味見を勧める。
しかも、西京ミソに似ているが、ずっと野性味があり、独特の味噌臭さがない。
今までにない調味料だから、黄にも予想できない。
しかし、「ボクはボクのラー油を作ればいいんだよな」と調理を始める。
それはなんと、熱した油に青とうがらし、レモングラス、エゴマの葉、クミンを加えてビンに詰めるだけ!
あれでもラー油は出来るとジャンは言うが、全然緑色にならない……
黄は中身をフライパンに移すと、ジャンのように青とうがらしの粉と熱した油を加える。
失敗したんだと観客・ジャンは笑いだすが、キリコは疑問の表情を浮かべる。
さらに黄は、塩漬けのとうがらしを炒め始める。
3回目の挑戦――「失敗なんかしていないんだ」とキリコは叫ぶ。
寸胴から中華鍋に移したあの油は…!?
こりゃ、そもそも緑色のラー油じゃないんだろうな。
誰も緑色にするとは言ってないのにな。
油に色素抽出するのが目的だとしても黄緑色は赤ほど綺麗には出ないのは当然だろうし
青唐辛子が辛いことから容易にわかることだが、赤の色素とカプサイシンは別物だしな
仮に緑のラー油作っても、それだけなら黄の負けだろうしな
元々ある調味料の色を変えただけで勝てるはずは無い
青唐のグリーンソースなんて前々世紀の調味料だしな
「アハハハハーーーッ、たかがラー油で何度も失敗しているようでは料理人失敗やで、黄蘭青!!」と、楊は包丁を突き付ける。
確かに、瓶、寸胴、そして中華鍋を使っても、緑色のラー油は出来ない。
しかし、キリコに続きジャンも黄の油の秘密に気付く。
「う〜ん、これを作るにはもうちょっと日数がほしかったなあ〜〜」と言う黄に、司会者が理由を尋ねる。
「青唐辛子でつくるラー油だけに、完成するまでは“あととうからし”い、なんちゃって!!」
シャレ言ってる場合じゃないだろと怒りだす観客を無視し、大きな伊勢エビを取り出す。
対する楊はマナガツオを條(ティヤオ:拍子木切り)にし、塩・コショウ。
そしていよいよ粟米醤(スーミージャン)を使い始める。
醤の味がハッキリすると、シンプルに威化紙(ウェイホアジ:料理用オブラート)で包み始める。
水分に弱いが、二枚重ねと手早い作業で対策している。
一気に揚げて仕上げると、「ダァーーッ」と腕を上げて勝利宣言。
黄の方を見やると――伊勢エビで出来た怪物、竜が睨み返していた!
しかも、浮いている!!
まさかかけた料理が浮き上がる調味料だったとは
楊のは普通に美味いんだろうけど、
漫画の演出的に見るとちっともおもしろそうじゃないんだよな
漫画としての華がないというか、料理に訴求力がないというか。
かといって黄のラー油がすごそうにも見えないけど。
実力は申し分ないのにアホの子だったんだな
ヤンはアホの子というよりはメインキャラ系列からはずれたというのが正しいんじゃね?
キャラが増えていく漫画が長編化するとドロップアウトしてしまう、DBの天津飯あたりの立場
アホの子はキリコだろう。心の料理とか言いながら包丁で鉄を斬ることに一生懸命になるなど方向性まちがってるし
そのくせ自分のおかしさや対抗意識むき出しなのは自覚せずに秋山の勝負志向をけなしてるし
ヤンはあの世界でも実力者なだけに逆にかませにされる悲しいポジションだな…窃ないぜ(つ∀`)
黄が作った竜のディスプレイ――
伊勢エビの殻で全身を、アシでタテガミを、ゼリーで目を作っている。
そして、透明の支柱で支えているので浮いているように見えるのだ。
楊は下品でおどかしだけの“時代もの”だと切って捨てる。
彼女の盛り付けは洗練(ソフィスティケイト)されたヌーベル・シノワの新しい形、「シノワズリー」!!
ミケロッティが「中国かぶれの西洋人が作った、中国っぽい文化」と解説する。
独特の洗練された雰囲気、そして優しい味わいも好評だ!
甘めの粟米醤(スーミージャン)と旨ののったマナガツオの組み合わせ、そしてそれを邪魔せず、サクサクサラサラした威化紙(ウェイホアジ)!!
付け塩の桂皮塩(グエイビイイエヌ:シナモン風味の塩)と龍井塩(ロオンジンイエヌ:緑茶の混ざった緑色の塩)の彩りもオシャレだ。
対する黄の料理――ディスプレー自体は100点だが、単なる“油炒め”……
そう呟いた崔が口にするのを黄が止めかけるが間に合わない。
「か…かか…か”ら”い”」と皆は目を剥く…!!
あー、つまり失敗したと見せかけて、何度も辛味成分を抽出してたってことか?
よし、舌を壊す気だから審査拒否だな
> ミケロッティが「中国かぶれの西洋人が作った、中国っぽい文化」と解説する。
褒めてんのか、これ?
単にジャンのやったことの逆なだけじゃん
真っ赤→一見激辛っぽい→実は飲んでも平気な辛さ
無色→一見辛さ出すの失敗っぽい→実は苦しむ程の激辛
作業工程で周囲がかってに失敗してると思いこんだ前フリがあるから過そうだけど
2回戦の料理を通してみればジャンや今回の黄の辛いエビ炒めって全然すごそうじゃない
>>754 亜流の劣化パクリならけなしてることになるけど
独特の模倣文化としてスタイルが出来てて評価されてるものだから
褒めてることになるんじゃねえの?
芸術の世界とかでも昔からあるだろ、他文化のエキゾチシズムを意識して作った名作やムーブメントみたいなのは。
見せかけも何も本人は色出すなんて言ってないし、作り方見りゃ辛さ出せてないわけがないのに。
読み返してみても、黄の極辛ラー油で炒めたエビが旨そうに見えん。
だいたい二口目から油断無く食わんと旨さが分らん様な料理が好評ってどういうことだ。
…とか思ってたが味仙の台湾ラーメン食ってなるほどこう言う事かと納得してしまった。
倒れるほど、ノドが焼けるような黄の料理。
彼の目的は緑ではなく、極辛のラー油!!
色を出さない方法で同じ油を三回使い、誰にも気づかれることなく完成させたのだった。
「ったく!!人の話も聞かずにがっつくからこうなるんだよ!!まだ盛り付けだって完成してなかったんだぞ!!」
黄はドライアイスを取り出し、「特辣玻璃龍蝦(トウラーポーリーロオンシャ:伊勢エビの透明ラー油炒め、マジックドラゴン盛り)」の完成!!
まるで透明なエビチリだとむせながら言う審査員たちの口に、バターを突っ込む。
乳脂肪が味覚を感じる部分と辛みを包み込んだので、皆落ち着いてきた――すると、また食べたくなる!
倒れてしまうようなスリル、辛いと分かっていれば旨味もエビの甘みも楽しめる。
「残念だったね。ボクのラー油が読めなくて。まあキミの料理も読めなかったけどさ。
でもね――料理の先を読むとか、相手の裏をかくとかそんなのは関係ないんだ。
本当の強者はそんな小さな事とは関係なく勝ち進むんだからね!!」
92対100で、黄の勝利!!
ただの100点ではなく、1000点、10000点にも匹敵する満点!!
これが1000点ねえ…
三度もトウガラシ使ってラー油作ってたのに辛さを全く警戒してないようなマヌケ審査だしなあ
まあ飲めるラー油よりは素材の色を殺さず辛さを仕込める方が応用度は高いけど
そんなのはスコヴィル値の高い調味料を少し使えばすむことだしな
龍の飾りをキリコが評価してるのもなんか違う
あんま説得力がなくて作者の都合で補正かけてるっぽくて興ざめ
この先も黄をすごい料理人と見せるためにいろいろ理屈つけるんだろうな…
透明だというのは確かに面白いし利用価値もあるかもしれんが、あとは激辛ラー油というだけじゃないか
どう考えても調味料としてはジャンのラー油の足元にも及ばないと思う
じゃあ料理そのものはどうかとなるけど、見た目というか盛り付け以外に特に評価すべき印象は受けないな
実際に食べたわけではないのでアレだが、やっぱりこちらもジャンよりはるかに劣る印象しかない
当然満点取られたことに対してなんて疑問しか浮かばねえ
>>760 応用度も低いと思うぞ
超激辛って明らかに万人受けはしないし、辛すぎる結果、かえってやれることって強烈な辛さを足すことだけになっちまう
ジャンのは色付け香りづけにも使えるし
飲めるって時点で、極端に辛さに弱い人以外には受け入れられるわけで
なんでもかんでも叩くんだなお前らは
ネタがワンパターンな感じでさ。ジャンの飲めるラー油の方が美味しそうだし。度肝を抜くような料理がみたいな
飲めるラー油いいよな、もし売ってたら買いたいよ
要するに作中での評価ほどの説得力やインパクトを読者に与えることが出来てないんだな
小此木はどうして黄のラー油が100点にもなるのかと尋ねる。
“赤い”ラー油の既成概念を崩したこと;誰にも気づかず辛さを加える事が出来ること;三種の旨味を詰め込んだこと……
ついでに言うなら、ジャンの90点を上回るからラー油勝負は黄の勝ちだとキリコが判定。
大谷が点を入れなかったから引きわけだとジャンは主張するが……
そこに青ざめた表情の楊がやってきた。
「100点じゃ誰も勝てないよ、しょうがない、アハハーーッ」と小此木が笑い飛ばすと、
「返り討ちにあってしまったわーー」とひきつった笑みを返す。
その言葉を真に受け、小此木は「あまり気にしていないみたいだねヨカッタ!!」とキリコに耳打ちする。
更に現れた李が、睦十が彼らを探していたと伝言を伝える。
黄の料理に感心する彼に、小此木はキリコたちの解説を鸚鵡返しにするが、
「それだけですか」と切り返されてしまった。
オーナーがつかんだ黄の料理の秘密とは……
「特辣玻璃龍蝦(トウラーポーリーロオンシャ)」はプリプリのエビとシャキシャキのクワイ、
「蜂の巣包みの揚げギョーザ」は食感のハーモニー、
「アヒルの燻製と豆腐の包み揚げ」ではサクサクの衣とネットリとした豆腐、パリッとした皮と柔らかな肉。
「蓮の葉包みのチャーハン」はシットリかつパラリとした食感。
つまり、五味と香りと美しさに加え、“食感”を武器にしている!!
料理は心、勝負、コテコテとは3つの武器しか極めていない者の言い草でしかない……
え?
この前スグルとの勝負で作った豚の丸焼きは?
他のかませ連中の料理は〜はいいんだ
いやー食感が優れているかどうかはともかく、それを評価に加えたとしても
ジャンのラー油にも炒飯にもやっぱり追いつけないだろうなあとしか
子豚の丸焼きは料理自体が食感が重要な要素で黄は食感が重要な要素でない料理にも食感を加えられるということじゃない。
海老料理は食感がかなり重要だと思うが
本来の食感を強化するだけでなく、変化したり別の食感を加えたりできるんじゃないの?
大雨の中、会場が開くのを待ち続ける客たち。
キリコは楊のいる控室で着替え終えると、「心の料理」は負けないと気合を入れて会場へ。
一方、男性陣はみな同じ控室にいた。
沈黙を続ける三人のなかで、口火を切ったのはザザビー。
「審査員も気が利かないわね。これから戦う三人を一緒にするなんてさ」と言うと、黄が謎をかけてきた。
「大雨とかけて、ナンパに行ったザザビーととく」
「そのココロは?」とジャンが尋ねると、「どちらも“ふられ”まくってます」。
爆笑する二人に、「面白くないわよ!!」と吐き捨てるザザビー。
彼はなんでもかんでもフランスが一番ではないと証明するために、勝利への決意を新たにする。
そして、ジャンは、コックコートに着替えようとする黄の背に――いや、体中に刻まれた傷に気付く!!
「修業の傷は料理人の勲章だ」とあっさり笑う黄に、たじろぐジャン。
(同じ傷をもってやがる……おまえだけには絶対に負けねえ!!)
ジャンたちは会場へ行き、黄だけが残った。
「あの島もいつもこんな雨が降ってたっけ」
雨の中で修業していた頃。
黄は刃の上で鍋をふるっていた!!
「おまえの変わりはいくらでもいるが、おまえの足の代わりはないぞォ、ハハハーーッ」と笑う百蘭王。
(死ぬような思いでつかんだ「半歩先」――食感で世界の頂点に立つんだ!!)
会場にいる大谷は水槽に囲まれてグフフと笑っていた。
(われながら素晴らしい課題を思いついたもんや!!あいつらの中でこれをクリアできるヤツはおらんやろ〜〜!?)
次のお題は珍しい魚かな?
もしかしてリュウグウノツカイとか?
深海魚…常温常圧では美味しく調理できないとか
シーマンだろ
水の中の生き物で変な奴…
タツノオトシゴ?
>「大雨とかけて、ナンパに行ったザザビーととく」
>「そのココロは?」とジャンが尋ねると、「どちらも“ふられ”まくってます」。
すぐに反応する辺り、仲いいなお前らw
>>779 傷心時であっても小此木のギャグに反応するジャンに何を期待するのさ
中華ってあんなでっかい水槽の必要な魚つかうか?
でかいといってもせいぜい内陸の淡水魚とかじゃねえの?
フカヒレつってもあれは使うのヒレだし
貝とかイカとかナマコなんかも基本干物だしなあ…
中華とあんま関係ないのならいっそクジラやイルカを持ち出して
シーシェパードに喧嘩売ってくれれば作者見直すんだけどな
クリアできないお題・・・
実はワシントン条約で保護されてて、調理すると罰せられるとか?
>>779 そもそもザザビーは『どっち』をナンパするんだろうかw
オカマヤローとか言ってたから、育った環境のせいでオネェ言葉っぽくなってるだけなんじゃね?
ザザビー、黄、キリコ、ジャンが入場。
誰が決勝戦に進むのか?
準決勝の課題として、床から水槽がせり上がってきた。
その中にはサメ!!
凶暴なホオジロザメやハンマーヘッド…
サメと言えばフカヒレ、魚唇(ユイチェン:サメの唇)、魚肚(ユイドウ)ぐらい。
それらの部位を取った残りの肉は、すり身にするぐらいで捨てられている。
「工夫次第できっと旨い料理になるはずやあ」と意図を説明する大谷だったが、
(サメ肉が旨かったら誰が捨てるか、ボケ)というのが内心。
ジャンは「犬も食わないサメ肉を選ぶとは、意地の悪い課題だぜ」と吐き捨て、睦十も「なんて無謀な…」と呟く。
「サメ退治と行くわよォ!!」と動き出すザザビーが、ふと陳列台に並べられた切り身のパックに気付く。
だが、ジャンは臭いをかくと投げ捨てる!!
「くさいくさい、カカカーーッ!アンモニアの臭いをなんとかしないと料理にならねえんだ。生きたサメをさばかせろ!!ケケケーーーーッ!!!」
これは臭いを何とかするフラグだな。さすがに鮫は捕まえられないだろうし…
西条絵とジャンのキャラのテンションから考えて
鮫をつかまえるくらいのことはしそうだけどな
キリコに至ってはこれでやっと鉄鋼切断包丁の攻撃力の見せ場だw
五行とか蟇目を見る限りこいつらが北斗の拳ばりの強さでもまぁ流せる
海に住む硬骨魚類は海水を飲み、えらや尿から塩分を排出して浸透圧を調整している。
しかし、サメやエイなどの軟骨魚類は体液中に尿素を蓄積して調整するので、死んだ瞬間からアンモニア臭がきつくなる!!
パックを片付けさせるジャンたちに(ひっかからんかったか)と舌打ちする大谷。
(まあ、これぐらいは知っておいて当然やな。でも、難問は一つだけやないんやで。後に行けばいくほど難しい問題が控えとるんや。グフフフフーーーッ)
ザザビーが銛で一突きすると、そこから流れる血に引かれて共食いが始まる!!
残る道具は小さなアミぐらいだが、それでは捕まえられないと大谷は嘲笑う。
だが、ジャンは気に留めず――同調した黄とともに水槽に飛び込んだ!!
そして、ドパァンと叩きだされるサメ!!
旨い料理が出来るなら、なんでもするのかと驚く観客たち。
「野蛮よねあいつら!もっと頭を使えば危険な事ないのに」と冷やかすザザビーは水槽を銛で壊している。
「なんて事をしたのよ」とキリコが言うが、「文句があるならこのサメ使わなくていいのよ」と返す。
絶句する大谷……
今更だけどお前ら破天荒過ぎww
サメと戦う料理人なんて初めて見たよw
パンチならまだしも蹴りはねーわw
>ザザビーが銛で一突きすると、そこから流れる血に引かれて共食いが始まる
今回だけはマジで無理かな……
と思った俺がバカだった
人類を超越しているジャンと黄の方が明らかにスゲーが
ザザビーの方が確かに上手い方法だと思えるのがまたなんとも
水中戦に持ち込めば、地上最強の生物に勝てるかも
一流の料理人ならサメにくらい勝てて当然ということか
料理人道は険しいな…
どんな生物だろうと食材ならば勝てるのがこの世界の一流料理人なんだろうな。
そのうちマンモスとかティラノサウルス相手になったりしてな
犬とか鮫とかサソリとかイモリ食材にしてるからな
五行との対決では石膏みたいな非生物食材まで使ってるし
ガマの油を飲ませたりもしてるから
少々のゲテモノじゃ驚かないな
現実にもコウモリの糞の中にある未消化の蚊の目玉の料理とか
茶葉を食わせた虫の糞の茶とかあるしな。
気持ち悪い食材や毒っぽい食材じゃもう話題性がない
他にインパクトあることをやろうとすれば
人肉食
人糞食
くらいしかないだろう。でもこの2つは漫画的にやらないだろう
>>790 全くのスレチだが、そういえば鮫と戦うゾンビってホラー映画なかったか?w
>>792 考えてみればガラス割れば済むだけだもんな、俺もバカだったw
…あふれた鮫をどうするかという問題はスタッフに任せる
キリコはザザビーに反発してたけど、水を抜くだけのつもりだったのかな?
サメを手に入れた彼らの手段に唖然とする観客たち。
しかし、鋭いキバを持つサメを生きたままさばくことは出来るのか?
しかし、ジャンは旨い物を作るためにはなんでもやると言いながら銛をサメの口に刺す。
そして、カメラマンをクレーンから叩き落とし、空いた所で吊るし切り!
いいアイデアだと黄たちも真似するが、まだ難題は続く。
黄が糸ノコを手にしているのは、サメの皮膚がエナメル質と象牙質の「楯鱗」で覆われているから。
そんなのはまだるっこしいと、ザザビーは電動ノコで、ジャンはナタで皮をはぐ。
しかし、キリコは包丁のまま――(極限まで磨き上げたこの包丁に、切れない物なんて無いわ!)
皆問題をクリアし、アンモニア臭を消す作業へ。
ザザビーとキリコは牛乳に、黄はミネラル水とワインビネガーに漬けている。
そしてジャンは塩水らしきものに漬けて煙でいぶし始める。
頭を抱える大谷と、サメ肉の処理なんか「へ」でもないと笑うジャン……
なんでキリコの包丁役に立ってるんだよwww
切り子がジャンから教わった臭み抜きの手法を使ってる
>(極限まで磨き上げたこの包丁に、切れない物なんて無いわ!)
どこの武芸者なんだよw
>>801 >キリコは包丁のまま――(極限まで磨き上げたこの包丁に、切れない物なんて無いわ!)
やっと切れ味を追求して無駄に鉄まで斬ろうとしてた包丁の出番があったなw
あの無駄な武力を鮫仕留める時に使わなかったんで今後どうするのかと思った
鮫肉と言っても想像しにくいからどんな料理出されても面白味に欠けるなあ…
作者の発想力鈍ってきてるんじゃないかな
一応本物の料理研究家がいるはずだけど…w
読者が想像できない味を旨そうに描けるかってのは難しそうだね
なんか早めに退場して解説に回るであろうヤンが勝ち組に見えてきたw
4人中2人勝ち抜けなんだから、黄とキリコが勝ち抜けかなー?
どう見ても噛ませっぽいザザビーと、上限90点のジャンでは黄とキリコには勝てないだろ・・・
でも黄とキリコでは盛り上がりに欠けるし、ジャンとキリコでは前大会と同じだしな。
黄とジャンになるんじゃないか?キリコはジャンのセコンドについてデレるとみた。
主人公とそのライバル抜きにして、ポッと出新キャラ二人による決勝とかだと面白いがw
黄とキリコが90点を超える良い点を取って
ジャンは90点で準決勝敗退?と思いきや
一般客が「他の審査員はみんな満点なのに大谷が0点なのはおかしい」とか言いだして
ジャンの再審査を望み、決勝は3人バトルとかじゃね?
命知らずの態度でサメ料理の難題をクリアしていく4人――「料理に命かけてるんだから」とザザビーは言い放つ。
抜群のサメ料理が作れると続けるが、「ブヨブヨとしてて水っぽく、いやな食感のまずい肉なんやで!だからわざわざ課題に選んだんや!!」と大谷が反論……
その理由を聞いて、「四人に恨みでもあるのかよ」といきり立つ観客。
「秋山にだったらわかるけど」と続けるが、当のジャンが「うるせえっ」と一喝!!
「最初からそんな肉だって事は知ってたぜ!!けどな――中華料理にはそれを旨いものに変える技がいくらでもあるんだ!外野は黙ってオレ達の魔法をみてりゃいいんだ!!!」
この程度で屈服すると思っているようでは、審査員失格と指を突き付けるジャンの後ろで、3人も腕を組んで同意している。
まず、ザザビーは生きたままの七面鳥を持ってきた!!
黄はサメの内臓まで並べ、キリコは米を炊いてサメの皮・キモ・ヒレを用意。
ジャンはいつの間にかたくさんのガスコンロを用意させている。
そして――「こいつが欲しかったんだ!!」とサメ肉の陳列台をけり壊した!?
大谷自爆ざまぁw
>>811 ザザビーは眼中なしなのな。
まあ今回の大会ほど勝敗やキャラの優遇不遇度があらかじめわかるりすぎる大会もないがw
テスト
ジャンは陳列台のケースで、サメを丸ごと煮るか焼くつもりなのか。
しかし、ザザビーは丸ごとだろうが切り身であろうが変わらない、そもそも丸ごとではグロいだけだと挑発する。
そんな彼の調理法は、一気にサメ肉をミンチにして炒め、エシャロットと合わせて七面鳥の腹に詰めること!
王道の手法でミンチにし、肉汁で旨さを補う。
そして、(念には念を入れなくちゃ)と、七面鳥の腸でソーセージにする。
中華ではなじみのない七面鳥、ヨーロッパ風のエシャロットを使っているが、紹興酒や五香粉(ウージャンフェン)で中華風の味になっている。
「無国籍で節操のない料理人ってだけよ」と吐き捨てるミケロッティに、「美味しい物を作るのに国境なんか関係ないわ!!」と言い返す。
「アメリカであらゆる国の料理を味わい尽くしてきたのよ!!わかって!?
21世紀の料理はユニバーサル!!世界が相手の料理なのよ!!!」
>アメリカであらゆる国の料理を味わい尽くしてきたのよ
多国籍っぷりに関しては味覚の逝かれたアメリカなんかよりは日本のほうが・・・と思うけどなw
国境〜というのは納得の意見だけど
とはいっても多民族ごちゃまぜ国家のアメリカの多様性の方が上なんじゃね?当たり外れの激しさまで含めて。
都会に限っても、チャンスを求めて来る「外国人」の量も多様さもアメリカの方が圧倒的に上だろうし
食糧輸入大国日本はいろいろ取りこんでるけど、日本で食える外国風料理は日本人にとっておいしくかなりアレンジされてるし
ヨーロッパからの食文化の蓄積からいえば太刀打ちできない部分も多いわけで
いや、チャンスを求める数と質ってのは必ずしも比例しないわけで……
あっちはとにかく大雑把だよ、冗談抜きで
あと本格○○料理とかに関しても、日本は本場の人かちゃんと本場で修行した人がやってることが多いけど
あっちは似ても似つかぬ(しかも不味い)ものが平然と出てきたりする
ミシェランのようなレベルの高いところの総数は国の規模が大きいだけあって
アメリカに軍配上がるかもだけど、平均だと日本が勝つかなーというイメージ(テキトー
平均レベルが高い=洗練されている=本来の料理の多様性が、料理人のアレンジで歪んでいる
とも言えるわけで、元の料理の多様性やアレンジャーの多様性が大きいアメリカの方が「あらゆる料理を味わい尽くす」には向いてると思う
単純に「日本であらゆる国の料理を味わった」というときの印象と比べてもやっぱアメリカだろう
それはそうと鮫の臭みはみんなちゃんと取れるのかな。だれか一人くらいは失敗しそう
ザザビーの料理はサメ肉のミンチを七面鳥とその腸に詰めたもの。
「中華だのフレンチだのイタリアンだの自分のワクを小さく区切ってせせこましい料理ばかり考えてるあんたたちとは格が違うのよ、ホホホのホーーーッ!」
しかしジャンは無視してバックネットによじ登り、手と足で包丁を持ち――落ちながらギャリギャリと金網を切りだした!!
つまり、コンロと陳列台との間のクッションとしたのだ!
おまけに、ケースを均一に温める効果もある。
そのパフォーマンスに対抗するつもりなのか、黄も巨大な鍋を取り出した!!
長い煙突の様なものが付いているこの「火鍋子(ホオグオズ)」は熱伝道のよい銅で出来ており、炭火とその遠赤外線で内と外から温める。
また、煙突が長いほど火力が強くなる、考え抜かれた鍋だ。
そしてサメ肉をフグ刺しのように薄く切り、一気に調理を続ける。
多すぎる材料とせわしない動き。
(ヤロー、鍋以外にも何か作ってやがるな)と、ジャンはにらみつける……
ジャンの包丁ってキリコの斬鉄包丁より凄くね?
アメリカみたいな移民の国だと、確かにいろんな国の郷土料理が味わえるけど、
アメリカ自体が歴史の浅い移民の国で、統一された味覚の基準をもってないから、上手にブレンドできない。
その点日本にきた食文化は日本食という基準があるから、どんな食文化も一旦日本向けにアレンジされて出まわる
料理はユニバーサルとかいうのは日本人なら特別に考えるまでもなく持ち合わせてる概念なので、それを持ちだしてドヤ顔されても・・・。
サメ肉のターキーとソーセージなんてありきたりな料理だけで他に工夫がないなら、ザザビーはもう終りだな
>>825 ザザビーはもう終わりって失礼だな
ザザビーがいつ始まってたんだ!言ってみろ!
前評判の時点でかませ犬っぽい上に
控室でジャンと黄にからかわれて
料理もしてないのに負けそうだったザザビーがこの段階で終わりだって言うのか?
そんなわけないだろ!とっくにザザビーは終わってたんだ!
まあ日本の中華料理界、いや大谷にとっては一番どうでもいい奴だからこそ
こいつ優勝させとけばいいんじゃねって政治的判断で持ち上げられる可能性も残ってるよきっとw
他3人はどれ優勝させても大谷にとっちゃ害悪でしかないからなあww
ユニバーサルらしいアメリカの日本料理屋の実態。手持ちの某本を参照
・経営者の過半数は中国人か韓国人
・日本語わかる店員がいる店はまだ良い方
・大抵は日本食自体知らない
・湯がきすぎて腐り落ちたような枝豆、スープは高濃度のお酢、いくら食べても無くならない洗面器大の冷や奴
・握りを頼んだらげんこつサイズの酢なしシャリの上に切り身が乗ってきた
・頼んでもないのにでかい抹茶アイスが来たと思ったらわさびだった
素早く動く黄だったが、いったい何をしているのか?
逆に、黄は皆の料理を読むことが出来る。
(ただ――秋山の料理はまだ読み切れないな)
ジャンは陳列台を鍋代わりに、油を注ぎ込んでいる。
そこに「ギャリィッ」と響く音――キリコだ!!
サメのウロコを包丁で削ぎ落としている。
ウロコが自らの顔に飛ぶのも気にせず、ギャリンギャリンと作業を続け、ついに1匹分の皮の処理を終えた。
四角く切って肝臓・ヒレと一緒にズンドウで煮込み、ウロコを洗いだす。
観客は「ちゃんとサメ肉も料理してくれよ」と野次を飛ばすが、既に肉はモチ米といっしょにハスの葉の中で蒸されていた。
ハスの葉と杏露酒(シンルーチュウ:杏の酒)で戻した杏の匂いがするだけでなく、
挽いたモチ米がアンモニア臭を吸収し、水分を補っている!!
(あたしが目指すのは誰もが喜ぶおいしい料理――それこそが唯一人の心を虜にすることが出来るのよ!!)
> (あたしが目指すのは誰もが喜ぶおいしい料理――それこそが唯一人の心を虜にすることが出来るのよ!!)
普通すぎて面白くないんだけど。
>>830 むしろそれさえあれば人の心をどうにか出来ると思ってるのが半端ねぇ
「誰も」にジャンは入っているのか…
キリコは文字の上ではいろいろ工夫してるんだなと納得いくが
やっぱうまそうなイメージが全然わかないんだよな…
ザザビーもそうだったけど
鮫というテーマは微妙だなあ
ザザビーのは下手なもん作るよりはよっぽどマシだろうが、どうにもありきたりな感じ
キリコは…モチ米も普通に食わせるのか?ぶっちゃけ美味くなさそう
というか所詮サメということだろうか…どいつもこいつも期待出来ないと思わされるものがある
完成品でその懸念を払拭してくれ
味気のないものを豊潤なるものに変え、人の心をひきつける、キリコの“心の料理”!
対するジャンは、会場を壊しまくってサメ用の鍋を完成させていた。
だが、料理はせずに冷凍庫の中へ。
何か足りない食材でもあったのか?
残る三人は調理を続ける。
サメ肉料理とは底意地の悪い課題だという李に、
生半可な課題だと四人とも満点になってしまうから、「かえって都合がいいのかもしれん」と睦十は笑い返す。
そこに、小此木が「ジャンがまだ出てこないんですよ」と割り込んできた。
マイナス50度の中、何か作業をしている……
心配した運営が糸ノコとハンマーで扉を壊そうとした瞬間、ジャンがもやしを手に現れ――倒れふす!!
「こ…氷漬け…だあ」と驚き、中でなにをしていたのか尋ねるが、「オ…オレは負けねえぞ!グガガガガ……」と笑うばかり。
その後ろには、大量の注射器が…!?
注射器…!?まさか……麻薬?
って、んなわけねーな、ジャンが料理放棄してそんな事やるとは思えないし
注射器を使うって事は何かの中に何かを入れたんだろうけど
冷凍庫の中ってのが理解できないな
あの大量の注射器はどこから調達したんだろうw
数本程度なら、何かを食材に仕込むって用途ってことで、本人ないしは会場で用意しててもおかしくないけど
寒い中じゃないと注入できなかったんだと考えると、本来不定形固体〜液体に近い物体に
注射器で何かを注入したってことかな
逆に抽出したとも考えられる
しかしあんな細い針を通るとなると、体積表面積の比率からしてすぐ凍りそうなもんだが
注射器が機能するもんかねえ?
>>837 本数は時間短縮のためだろう
注射器で何か詰めて再充填してまた詰めてより使い捨ての方がかなり速くすむ
わかった!これジャン得意の血の料理だろ。
温めたサメの血を注射器に用意しておいて何かの具材に注入、
>>838が言うように瞬間的に凍りつかせたのを仕込みにして、あのデカイ調理台鍋で解凍。
かぶりついた大谷が「なんちゅう濃厚な味や!」ってパターンだ。
睦十の満点になってしまうから…云々も前大会血のデザートで満点を取れなかったリベンジへの伏線だな。
>>836 観客の中にも「秋山…おまえ…まさか」って疑ってる奴がいたなw
麻薬成分に近い五行膳的なものを仕込んで、食べたらアドレナリンが出まくるようにしてんじゃねーの?
勝つためならジャンは何でもやるやつだからなー
冷凍庫の中で、ジャンは何をしていたのか?
寒さでフラフラになりながらも、「オ…オレは負けねえぞ!グガガガガ……」と笑うジャン。
その手にしているのは、ヒゲを取り除いたもやし。
だが、ヒゲ取りだけのために?
注射器を見た睦十は「覚醒剤でもやっておったんじゃないのかあ!?」と大笑いするが、(注射器の意味はまだわからんわい)心の中で汗を流す。
「もやしがなんなのかわからないようじゃ、おまえ達は勝てないぜ!!、ガガガッ、ガガガーーーーッ」
他に用意した食材は茹でたタケノコ・シイタケ・ニンジン。
これらを千切りにして、いよいよ皮を剥いだサメを油の中へ。
「ただデカいだけじゃねえか」と嘲る観客たちだが、内臓もないのに「ギョギョギョーーーッ」と暴れ出すサメに驚愕する!!
「暴れろ暴れろ!!キサマなんか油風呂でこんがりだァ!!!
こ…これが秋山醤のサメ肉料理、『断末ザメ油地獄の舞い』だァッッ」
ジャンだけでなく、司会者たちも油を被る危険もあるのに、そこまでして目立ちたいのかと咎める司会者だが、
「旨い物を作るためならなんでもするぜ!!サメは死んだ瞬間からまずくなるんだ!!一秒だって無駄には出来ねえんだよ」と反論されてしまった…
生きたまま丸上げで蟇目兄さん思い出した
今頃この大会をTVで見てたりしないんかなw
サメって魚類のはずだよな
何かモンスターみたくなってるw
モンスターみたいな魚類は現実にいるだろ
魚類に声帯は無いだろとか、あれなら油に入れる前にも暴れてるだろとか
実はあの注射器で鮫に大量の興奮剤を投与してたんだよ、ただの演出のためだけに
実はあれはもやしじゃなくて注射器からチュルンと出して凍らせた何か
素手でサメを油の中に押し込む、『断末ザメ油地獄の舞い』!
「なんてダイナミックで豪快な料理なんだ!!」と審査員たちは感動する。
暴れ死にゆくサメのグロテスクな美しさ、生きたまま揚げて尿素の分解を阻止し、水っぽさを防ぐ手法も評価されている。
心臓だけ残して生かし続け、暴れてもいいように巨大な鍋を用意していた――「行きあたりばったりの様で実に計算されつくしておる!」と感心する睦十。
だが、もやしはなんなのか?
仕上げは油通しした野菜・水溶き片栗粉を加え、「鯉の丸揚げ甘酢あんかけ」のようにして完成!
しかしザザビーは旨味成分のアミノ酸は死んでから形成されると否定的だ。
キリコもジャンに気を取られつつも自分の料理に集中する。
そして黄は冷凍庫の中に侵入していた。
そこに残されたバットを見ると、スポンジの上に棒状のものが1本……
「わかった!わかったよ秋山。寄せ集めでこんなすごい料理を作っていたなんて!!」
またど派手な無茶をやってるけど、まあでも一番ジャンを応援したくなるな
氷点下で身を張ったりしてるからなのか
他がつまらんから消去法なのかわからんけど。
ジャンのサメ料理の“奥の手”を見つけた黄。
冷凍庫から出ようとすると、ジャンに包丁を投げつけられてしまった!!
しかし、黄は動じず拍手を返す――「ハハハッえらいえらい!!ハハハーーーッ!」
「でもそれでボクに勝てると思ったら大間違いだよ!まだ第四の武器、“食感”をなめている!!」
そしていよいよ試食に入る。
ザザビーが「あたしから行かせてもらうわ!!」と言って並べたのは「火鶏鯊魚肝月昔腸(ホウチイサーユイガンラーチャン:
七面鳥のローストサメ肉ミンチ詰めフルーツソースがけ)」
美しい花火と串で止められたソーセージなどが刺さっている。
アンモニア臭がなく、レーズンの甘さとクルミのほろ苦さがいいアクセントになっている。
パサパサのはずのサメ肉は七面鳥の旨味で食べやすくなっている。
そして、プルーンを煮た赤ワイン・カルフォルニアのオレンジ・八角・丁子の甘酸っぱくて濃いソースが、サッパリとした七面鳥にピッタリ。
ミンチにはつなぎとして統一感を考えて七面鳥(ターキー)の卵、
ソーセージにはサメの肝臓(レバー)で奥深い味を、フカヒレで面白い食感を出している。
また、ヘルシーな七面鳥と魚肉、鉄分豊富なレーズン、カルシウムやビタミンEの多いクルミを使っていることも評価されている。
ヌーベル・シノワにはないカルフォルニアのおおからな風の料理!!
21世紀の中華料理は全ての料理を取り込んだ、ユニバーサルなもの!!
ミケロッティは「なにも言いたくないわ」と言うが、ザザビーの得点は92点!!
なんで黄はジャンが食感のことを知っていることを知っているんだ?
そんな話してたっけ?
すごいんだろうけど面白味がないというか、漫画的に引きつける力がないというか。
>>852 なにかもやしに仕込みをしたのが明白で、それが食感に関することだろうと半歩野郎は辺りをつけたんだろ
わかってたことだけど、92点しかとれない中途半端さからして、ザザビーもう駄目だ。
後の3人に抜かれるためだけの点数だろコレ。
ジャンと黄が決勝なのは間違いないから、次のキリコに95点ぐらいであっさり抜かれるんだろうな。
>>853 花火のショーアップも絵面的にはショボかったなよw
ザザビーは調味料対決でもスグルに味で負けたレベルだしな。仕方ない。
花火の煙って大丈夫だったのかな?
それこそ、調味料ならぬ調匂料とか
「私の“あとに”続くのは誰かしら」というザザビーに対し、「92点で偉そうに」と言うジャン。
しかし、フラフラな上、大谷の10点を確保できない状態ではと余裕で言い返す。
だが、黄ですらも分かっていないジャンの料理の秘密とは――?
笑うしかないほど巨大な「油爆海鮫(ユウバオハイジャオ:サメの丸ごと一匹揚げびっくりもやしのあんかけ)」がテーブルにダン!と載せられる。
生きたまま揚げたことでアンモニア臭がなく、水分が蒸発してブヨブヨ感もなくなっている。
魚唇(ユイチェン:サメの唇)もゼラチン質たっぷりでおいしく、黒酢が全体を引きしめている。
大谷はワシにふるなと言いながら食べ続ける。
鯉がサメに変わっただけの、珍しくもない料理だが、魚の丸揚げはこんなに旨かったのかと崔は疑問を抱く。
特に“あん”――そのなかでももやしが旨い!!
大谷はやっぱりコメントを拒否しつつ、食べ続ける。
が、最初に大谷がもやしの秘密に気付いた。
中にフカヒレが詰めてある!!
「そこそこボクの領域に近づいているみたいだ!」と汗を流す黄。
食感――パリッとしたサメ肉、ノド越しの良い黒酢風味のあん、ゼラチン質の魚唇、
極めつけはシャキシャキのもやしとツルリンとしたフカヒレ!!
「ケッ、それだけじゃ50点だぜ!!半分なんだよ!!それだけじゃ」
(まさかまだ……)と大谷がもやしをちぎると、その中にはサメのすり身!!
やさしい味わいと食感の“ダブル”二重構造がジャンの料理の正解!!
もやし全部に詰め物かもやしなんてひげとるだけでもうんざりなのに詰め物までするなんて。
ジャンの料理根性本当に半端ねえな。
一本一本にフカヒレor鮫のすり身か
一人前でもやってられない作業になりそうなのに
何人前もこの作業をやってたのか、しかも冷凍庫の中で……
バカじゃねえのwwwwww
思いついてもやらないだろ、普通wwwwwwww
まず、思いつく時点で大馬鹿野郎としかいいようがないけどwwwwww
しかし
水中から鮫を一発で叩き出したり
油の中で暴れる鮫を押さえつけたり
鮫が丸々乗っかった皿を一人で抱えたり
望月は良くこんなヤツに喧嘩売ったものだ
周囲を敵に回すキャラで売ってるとはいっても
勝つためなら努力と手間を惜しまないところは好感が持てるな
キリコよりよっぽど心の料理だよ
ミスターは身の程知らずだからな
石焼鍋の豆腐ソーメンもそうだが、ジャンは添え物ぽくてもきっちり課題の素材使ってくるのな
ジャンは冷凍庫で、もやしにフカヒレとサメのすり身を入れていた!!
何千本ものもやしに、根気よく――本物の料理バカだと黄に言わせるほどに!
その採点に悩む大谷に、ケペルが耳打ちする……
結果、95点!!
一般審査員が満点、特別審査員は皆――大谷でさえも9点!!
減点は試合に臨む態度のみ。
ザザビーが「秋山の事嫌いなんでしょ!?」と慌てると、大谷が絶叫する。
「ワ…ワシは大谷日堂やど!!天下第一の「神の舌」を持つ男やど!!
料理人が好きだの嫌いだので点が変わる男やないで!!見損なうなボケーーーーッッ」
「…も…問題は味や!」と目を逸らしつつ「味が悪ければ点は悪い!!味が良ければ点もいい!!
それだけのこっちゃ、なんか文句あるんかーーーい!!」と続ける。
大谷の態度が翻ったのは、「神の舌は裏切るなよ!!!」とケペルに言われたから。
そして、「決勝での料理を味わってみたいだろう!?」と本心を見透かされたから――
しかし、「おまえのいいところは自分の舌にだけは正直ってところだ!!」とジャンに嘲笑され、
(正々堂々とキサマを潰したる!!)と汗を流すのだった……
大谷ツンデレだなー
やるじゃないかケペル
そもそも態度が悪いから満場一致の減点ってどうよ?
これでジャンを置いてけぼりで心と黄の決勝なら笑うけど
どちらかがポカして脱落するんだろうな
今更態度で減点?これまで満点何回もあったのに…
ちょっと無理があるな
大谷が意地悪してたら86点か
まあ大谷は五行のときもひどいザマだったのに
その上大会前の三匹のこぶたショーでも大恥かいてて
今更メンツもクソもあったもんじゃないんだけどな
ベッドの上で「ハアハア」と激しい呼吸のジャン。
「あんな点じゃ嬉しくもねえけどな!100点は次の料理の時にでもいただくとするか!!クアーーッカッカッカッカッッ…ヵ…ヵ………」と、
審査終了後、嘲笑いながら白目をむいて気絶したからだった。
医務室で跳ね起きると、「実力以上の料理なんかするからブッ倒れるんじゃ」と睦十に言われてしまった。
余裕が無い料理――対するキリコは、八分の仕上がりで二分のゆとりを持った、サメ肉の炊き込みご飯。
会場に移動すると、キリコの「黄火悶鮫魚飯(ホワメンジャオユイファン)」が100点を出していた!!
審査員が点数を入れてからも、また食べ続けるほどの料理。
彼らの前には、何種類ものご飯が並んでいる。
いつの間にあんなにたくさん作ったのか…!?
え?100点?マジで?
キリコ覚醒キタ?
決勝どうなんだコレ?キリコvs黄?
黄の結果見たけどさ?
調理中に慌てて隠した黒い玉って何処で使ってた??
876 :
マロン名無しさん:2012/02/08(水) 21:12:02.61 ID:ZArs0YQI
ザザビーさん…
キリコが100点か。流石にジャンが決勝に残れないってのはないだろうから黄が落ちる?
睦十がいってた本気出す前に勝ってしまえ、をマジでやるのか?
そもそもいまいちパッとしない見た目な、キリコの料理のどこが凄かったんだろう。
まさか一品しかないジャンやザザビーと違って種類が多いから100点じゃないよな。
これは…今はまだコメントするのは控えておこうか
料理の詳細を見てみないことには
>>874 黄がポカしてジャンと同点(ジャンより下の点で黄が脱落することはないだろう)になるか
キリコが事後(たとえば黄の審査後)に減点されてジャン以下の点になるかで
決勝はジャンvs黄か、ザザには悪いけど3人決勝のジャンvs黄vsキリコになるかだろう
黄は半歩先で他人の料理を模倣するなど、相手に応じた出方をするキャラだから
黄の料理との相互作用でキリコの評価が下がってしまうことは十分考えられる
とくにこのクセのありすぎる審査員で全員が一律満点というのはこれから下がる前フリのように思えてならない
何で決勝二人だとみんな思ってるんだ?
前大会が三人決勝戦だから今回も三人決勝戦じゃね。
>>879 後出しで審査員が点を下げることはあってはならんでしょ
やっぱジャンの究極のライバルはキリコだから、決勝はキリコVSジャンになるんじゃない?
もしくはジャンは敗退して決勝はキリコVS黄、その後五番町飯店でキリコVSジャン雪辱戦とか。
>>880 二人勝ち抜けって言ってたじゃん
ぶっちゃけ黄が優勝でも問題無いんだよな
中国側からすれば百蘭王を決める大会だけど
日本側だとあくまで若手の大会だからな
黄が勝つ事で日本のトップである睦十や弥一を引っ張り出せるんじゃないか
審査終了後も、炊き込みごはんを食べ続ける観客たち。
その秘密――二分のゆとりとは、サメの卵を入れた基本の炊き込みご飯に、
揚げた皮やウロコといったトッピング、皮のスライス、フカヒレ、サメの肝と豆板醤といった和え物、
その上お茶漬けにするスープが並んでいること!!
つまり、シャリシャリしたウロコやカリッとしながら弾力のあるウロコ…どれも自由に組み合わせて味を変えることが出来るのだ!!
二分のゆとりとは、無限のバリエーション、食べる人が楽しむスキマ、旨さを追求できる可能性!!!
21世紀の幕を開けるにふさわしいサメ肉料理だと特別審査員までもむしゃぶりついている。
客を集めるぐらいの芸当は、前大会での血のデザートと同じだと声を荒げるジャンだったが、
それではなく、食べ手を喜ばせることが目的の料理だと睦十に殴られてしまった。
(料理は勝負だのは、所詮腕自慢の戯言よ!!あたしはどこまでも食べてくれる人たちのために作るんだ!心の料理に限界はないわ!!!)
一方、黄は会場中に散らばった客の前に、多数のテーブルを並べさせる。
「キリコさんが100点を取ってしまった――残念だよ。これじゃボクが100点を取ってもちっとも目立たない!!
ボクの料理は皇帝の料理!!これからこのテーブルに100点満点の花を咲きほこらせよう!!ハハハーーーーッ!」
これは食べてみたいな
でもサメの鱗の食感はそこまでいいのかな
以前ジャン&小此木が魚の鱗ごと低温油で揚げたように、処理はしてると思う
最後の黄の雄叫びはビンビンの敗北フラグじゃねーか
基本エナメル質だし、小型ならともかく、あの大きさのサメの鱗は食用に向かないんじゃないかなー
鱗一つの大きさもちょっとした歯くらいはあるように描かれちゃってるし
ま、その辺はフィクションとしての誇張ってとこか
鮫自体簡単に食べれる食材じゃないしな。
誰か実際に鮫食った奴にどんな味だったか聞きたい。
二分のゆとりって言ってるけど、もし不味い組合わせがあったらどうするつもりだったんだろう?
全部把握してるってことなら、そもそもゆとりはないわけだし…
これって中華?
炊き込みご飯やお茶漬けって和風じゃないの?
前にクジラの料理の時にタレに豆板醤使ってるだけって言われてるのがいたけど
それと同じように思えたんだが
米のおいしい食べ方については日本に並ぶ国はないだろうが
炊き込みご飯や茶漬けが和食にしかないと思うのは如何なものか
一応炊き込みご飯はもち米をつかった中華おこわらしいし、他の食材自体も素材・技法ともに中華料理の範囲内。
添えてあるスープをかけてお茶漬けにするのは審査員の自由にまかせてるから、
キリコが提供したおこわと副菜の鱗・皮・和え物・スープだけ見れば中華と言い張れる。
894 :
890:2012/02/09(木) 23:44:36.20 ID:???
>>893 なるほど、確かにそうかも知れんな
(料理の絵が見えないから、想像したのは日本食に近かった)
でもクマーがやったら和食って言われそう
好みに合わせてバリエーションを用意するってことだけで
ここまで高評価なのはうなずけないなー
まあジャンを必要以上に過酷な環境で頑張らせたのはこのキリコとの対比にしたかったんだろうし
春巻き対決んときに睦十が言ってたことを体現してるキリコは進歩したんだろうけど、
でも料理そのものがあんま魅力ないのが痛い
それにキリコは春巻き対決のときに頑張り過ぎる春巻きを作ってしまって苦しんでたけど
ジャンともども「うまい物作るためなら余力がなくて辛くても全然構わない」みたいな威勢のいいこと言ってたのに
ポリシー曲げてるのな
ゴメン実際に食べてもいないくせにこんなこと言うのも無責任だけど、キリコの料理マズそう
今までの3人の中では1番食べてみたくならない料理だ
ジャンのもサメ本体が美味いのかは疑問に思えるし、やっぱサメってのは無理があったか
今までの3人の中では一番食ってみたいのはザザビーのかなぁ
鮫メインの料理って感じはしないけど
俺もザザビーのが一番食べたいな。ジャンのはもやし以外は普通そうだし
俺は今の所キリコのが一番喰いたいな
お茶漬けは反則だわ
100点満点の花を咲かせてみせると、黄はテーブルに火鍋子(ホオグオズ)を並べ始める。
それだけでなく、前菜・メイン・デザートも――「百蘭王特製サメづくしのフルコース」の始まり!!
前菜を素早く取ったのは崔会長。
サメの煮こごりは牛肉・サメ肉・百頁(パイイエ)を層状にし、ゼラチンで固めたもの。
スーッと溶けゆく柔らかなゼラチン、弾力のある百頁、繊維状の牛肉、コリコリしたサメ皮とそぼろ状のサメ肉が、
「渾然一体となりながらも存在感を主張してくる!!」
メインの鍋はシャブシャブのように食べるサメ肉。
「鍋にくぐらせる時間は“2秒”でお願いします」という黄の注文に応えると、雲のように消えゆく食感の完成!
「う〜んミケちゃん感激。まさにジャスト2秒の魔法(マジック)ね!!」と褒めるミケロッティ。
乾物よりもコリコリしている生のフカヒレも好評だ。
デザートはあんこをもち米で包む「八宝飯(パーポオファン)」のアレンジ。
これは更にサメ肉のミンチで包み、また飾りのドライフルーツ・フカヒレの入ったシロップで食感を演出している。
「100点を取るかもな」と感心する観客に、黄は「まだみんな肝心なものの食感を味わってない」と笑みを崩さない。
それはシャブシャブ用のレバーの様な刺し身。
「まずワシが食わんとな」と、大谷がドカドカ走って箸でつかむと――
その刺し身がギュギュギュと、箸に!手に!巻きつき始める!!
「なんやこれ、気持ち悪い…!!!ギャアアアアアッ!」
ミケちゃんってwww
刺身には期待したいが、とりあえずキメェ上に怖いわw
もはや地球外生命体の肉と言っても信じるレベルだなw
箸に巻きつく刺し身!
ベリッと剥がし地面に投げ捨てると、「あ〜あ、もったいない」と黄に言われてしまった。
「せっかくの最高の食感――“サメの心臓”が一切れムダになってしまった!!食べ物を粗末にするなんてバチが当たるよ!!」
切り方が良いためでもあるが、サメの心臓はまだ動き続けてる!!
おびえつつもヤケクソで食べると、口の中で踊りながら、吸いつくような感覚!!!
黄の料理は食感のオンパレード。
100点間違いなしと黄も、審査員も――そしてジャンも確信している。
しかし、睦十だけは黄の重大な落ち度に気付いていた。
それがどの程度まで響いているのか、誰にもわからない!!
心臓か…美味しそうではあるけどグロいのはいけないよな。女子供にはきつそう
この漫画で食べ物を粗末にするなって台詞が出たの、初めてじゃない?
女性が輸卵管に抵抗を示すように心臓に疾患がある人は心臓料理が駄目って流れか
歯にくっつくから、入れ歯の人には食べれないとか?
陸十?だけはちゃんと料理の弱点を分かったのか、やはり格上っぽいな
大会終わったら戦うことあるんだろうか
料理を3品出していたが、食べる順番で不味くなる組み合わせがあるとか?
歯が弱い人は歯ごたえありすぎてダメだとか>食感
睦十の言葉と前回の内容を照らし合わせれば弱点は想像つくんじゃね?
気持ち悪いってことか
本当に減点理由が動くのがキモイからだったら…
案外普通にまずかったのかもしれん
睦十のセリフで負けフラグが立った黄だが、こうなるとザザビー以下wになるかどうか気になるなw
>「鍋にくぐらせる時間は“2秒”でお願いします」
この時間を守らない奴がいる可能性は高いな
タイミングが若干早かったり遅かったりする日ともいるだろうし。
>>918 あー成る程そこか。聞いてなかった奴がいれば自動的にアウトだな
920 :
マロン名無しさん:2012/02/12(日) 13:14:33.44 ID:wJeqt8IJ
違うな…
多分、食感に拘りすぎて味が淡白なんだ
>
>>918 守る気が無い奴は流石にいないと思うが、タイミングが少しずれただけで台無しになったり
2秒で〜のくだりを聞いていなかった(または聞き逃した)奴とかはいるやもしれん
対面式で、自分で茹でて盛ってあげられるならともかく
一番要の所を試食者のまる投げしてるんじゃ、どんな不味くなっても文句は言えまい。
>>921 いや、しゃぶしゃぶでもがっちり火を通すのが好きなやつは
最初から2秒より長くやると思うな
ゆで方なりにうまいんじゃなくて
台無しになるなら黄のミスだな
>>923 まあ最初はそうするかもしれないが、それで不味かったら2秒きっかりしゃぶろうとはしないものだろうか
自身の料理の落ち度に気付いていたら、「あんなシャブシャブの出し方はせんかったはずじゃ」と言う睦十。
それを裏付けるように、黄の点数は95点!?
動揺する黄よりも先に、大谷が「いったいどこのどいつが点を入れんかったんや!?場合によってはワシが相手やで!!」と躍り出る。
見渡すと、「味にド素人」の一般審査員が5人、点を入れなかったようだ。
「だってマズかったんだもん、黄の料理!」と言い放つ。
肝心ののしゃぶしゃぶがパサパサだったらしいが、別の審査員は水っぽくてグニャグニャと言っている…
「だいたい2秒キッチリで湯から引き上げろってのが難しいよ!!押しつけがましいしな。好きなように食べせろよ!!」
そう、彼らは熱が通った肉や、生に近い肉が好きだった――
2秒間熱を通したサメ肉が最も旨いのなら、自ら2秒間熱を通した他のサメ肉料理を作ればよかったのだ!!
でも、決勝はどうなるのか?
黄と秋山で延長戦をするのか――
(秋山は落としたい所やが…実はこうも落ちればええと思っとるし…延長戦の課題も用意出来んし…)
悩む大谷に、崔会長が「3人で決勝をやればよかろう」と話しかける。
二人とも100点をあげても恥ずかしくない料理だから、観客もその判断に歓声を上げる!!
ザザビーは「好きにやれば!?」と出ていき、
大谷は(ま…またしても秋山が残った!もう少しやったのに…首の皮一枚でつながりよった!!あの小僧めがッッ)と拳を握りしめる。
3人とも崔会長に同意し、それぞれ決意を固める――
(どっちが来ても問題なし!勝つための料理ではあたしには勝てないわ!!)
(まさかあんな落とし穴があったなんて…料理は奥が深いや!)
(ラッキー!!首の皮一枚で残った!!まだ料理が出来るわけだ。ならば決勝でもオレの料理を作ってやるぜ!!!秋山醤の料理をな!)
ザザビーさんお疲れ
料理自体に欠陥があったのに……
あー、やっぱり2秒制限が引っかかったか。
聞いていない奴はいなかったみたいだが、好みの火加減の問題がやっぱり出たか。
好きなように食いたいという気持ちは理解出来るし、2秒きっちりが人によっては難しいかもというのもわかるんだが
こいつら2秒きっちりを試してすらいなさそうなのが気になるな
2秒きっちりが正しい食べ方だと言われているんだから、それでも不味かったというのなら仕方の無い問題なんだが
マジレスすると人によって体感時間が違うから、ズレてたら味が変わることもあるんだろう
>>930 でもそこは
>自ら2秒間熱を通した他のサメ肉料理を作ればよかったのだ!!
これが正論だろ
今回はなにげに
余力があるかどうかでジャンとキリコの対比、
食べ手の自由度をどこまで許すかでキリコと黄の対比になってるな
キリコがヨイショされすぎな気がする
心の料理というわりには敵愾心むき出しだったりして言動に説得力がないとこが一番のネックだな
つーか半歩先を読む料理人が
料理人にとって一番読まなきゃならない食う人のリアクションを全然想定できてないってのは
かなり設定崩れだな
話の都合で欠点つくらなきゃならなかったから仕方ないんだろうけど
一人一人にタイムウォッチでも渡さない限り
キッチリ2秒は難しいよな
>>932 今回の2秒問題の正解は、最終的には人それぞれということになるんじゃないかな
今回のは、説明書通りに使わないのが原因でモノ壊したり不具合出して欠陥品だと言うようなものだし
2秒を実践しようとして出来なかったのなら話は別だけど
俺が黄の立場だったらまず間違いなく不満が残るだろうが、確かにそちらの意見も一概に否定は出来ない
でも2秒限定はデリケートすぎるからなー
もうすこし幅があればうまい状態を食ってもらえるだろうけど。
生で出されたものを勝手に火を持ってきて黒こげにしたせいでまずかったとかいうのなら仕方ないが
シャブシャブや焼き肉で加熱時間を指示されただけで任された時に
シロウトがどれだけ守るかということまで思いを馳せられないのはちょっとお粗末すぎる
程度問題だけど、
>説明書通りに使わないのが原因でモノ壊したり不具合出して欠陥品だと言うようなものだし
これが通るなら黄が時間を守ってないことにクレームつけたときに
周囲が納得して、文句言った審査員に再審査させることが通ると思うよ
それと、食い方の自由度に関しては、ちょっとポイントは違うが五行の強制飲食が否定される前例もある
客に任されてる範囲では自由に食いたいという要素はかなり大きいんじゃないかな
うまさを引き出す範囲がそれだけ狭いのなら
鍋を加工して、上から入れたら流れて出てくるまでちょうど2秒、食べごろ状態でダシから出てくる便利ナベ
みたいなとこまでやるくらいしないとダメだろう
まあメインの審査員はおそらく守ってたようだから
今回のケースは一般審査員の存在意義を改めて確認させてくれた話といえるかもしれない
>>930 たから爺さんにひねくれ者的な扱いを受けたんだろ
しゃぶしゃぶって「好みの火加減で食べて下さい」って料理だからなあ
日本の料理に精通してなかったということかな。中華料理にしゃぶしゃぶはないだろうし
火鍋 は 地域差ありますが、似ているとも言えます。
決勝までの一週間、ジャンは休みを取って課題を調べに行くことにしたようだが、なぜか小此木までも休んでいる。
周りが見えなくなる料理バカを“お助けマン”が見張るそうだが、皆(お前がいるから余計心配なんだよ)と思っている。
バイクで去った二人を、「ズル休みだよ」と切って捨てたのはキリコ。
五番町の名を出せば何でも手に入ると言っているが、それではジャンは納得しないだろうと、弥一がフォローする。
そして、キリコのもとに最終課題の食材が配達された。
決勝の課題は「21世紀の料理」!!
“これぞ21世紀だ”という料理を、21世紀の食材である「ダチョウ」で作るのだ!!!
過酷な環境で育ち、雑食で繁殖させやすい鳥。
また、高タンパク低脂肪低カロリーの上、羽、皮や脂の利用もできる。
ちなみに、気性の荒いブルーネック・レッドネック、飼育しやすいSAブラックなどが、日本でも飼育されている。
精肉業者に運ばれた肉を睦十がちらりと見ると――
「こんな肉料理するまでもないぞ、失敗してる!」
ダチョウは話題の今食材だからなー
北海道で食ったけどくせがなくてうまかったよ
けど、五番町飯店の名()で手に入れた肉は弥一が一発駄目だししてるし
大谷も変な笑い方してるよな。
何だろう?鮮度とか特別な仕入先を見つけてこなきゃ駄目って事か?
サメみたいに鮮度が大事なんじゃない?
ダチョウは1匹じゃ不味いんだろう
やっぱダチョウは3匹揃わないと
仕入れた肉が本当に見ただけで分かる程の失敗作なら、弥一ひいては五番町飯店からみて
流通に携わった全ての企業の信用度がヤバいんじゃないかな?
ダチョウ自体新しい食材だから下処理がずさんなんじゃね。
店じゃ全然見ないしすぐ手に入るだけですごいだろ。
弥一良いヤツだな。
ジャンみたいな人間に対しても親心を見せるなんて中々出来ないよ。
キリコの押し付けがましい心の料理よりも、よっぽど心ってのを感じるわ。
>>945 三匹のうち興奮してキレ芸かますのが美味しいんだなw
鶏と違ってダチョウって逆さづりにして下処理できんのかな?大きさ的に
キリコが仕入れたダチョウ肉を、ゴミだと切って捨てる睦十。
ただ、その言葉だけでは納得しないだろうとステーキなどを作るように指示する。
とりあえず料理し始めるキリコ。
スジが多くて切りづらく、大量の血が吹き出る。
ステーキにすると、なかなか噛み切れない硬さだ!
そして、口の中に広がる鉄臭い血の味!!
次はスジのないレバーだが、クセのないうえ大味で鉄臭い…
煮込みにしてもガチガチに固く、食べられないと皆から拒絶される。
切れ目・パイナップルでスジや固さの対策をしても、血なまぐさいのはどうにもならない!
悩むキリコの前に、「片づけが出来てないぞ!!今日は望月が当番だったな」と弥一がダチョウ肉をかついで現れた。
「少々えこひいきかもしれんがなあ」と机の上に置いたのは、極上のダチョウの肉!!
毎度恒例の
ミスターざ(ry
血生臭いって事はさばき方が悪いんじゃないの?
ジャンが小此木とのキャンプでウズラの首をねじって
血を巡らせ風味だかを良くする処理をしてたけど
ダチョウは血抜きを徹底的にするとか?
ダチョウって鳥といってもでかいし首長足長で他の鳥類と一線を画しているからな
逆さ吊りで首チョンパみたいな一般的な鳥のしめかたでは駄目なのは確かだろうね
:||:: \おらっ!出て来い
>>942! ドッカン ゴガギーン
:|| ::  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄_m ドッカン ☆
:||:: ___ ======) ))_____ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:|| | | | ̄.ミ∧_∧ | | ────┐||:: ∧_∧ < 血生臭いだけだぞ、ゴラァ!
:|| |___| |_..( ) | | .___ │||:: (´Д` ) \____________
:|| |___| |_「 ⌒ ̄ ,|.. |. .|.|||:: / 「 \ ::.
:|| |___| |_| ,/  ̄ .  ̄ ̄ ̄ │||:: | | /\\
:||:  ̄ ̄ ̄  ̄| .| :||│ ;, │||; へ//| | |. |
:||:: :; ; ,, :| :.| ||│ (\/,.へ \| | ::( .)
:||:: :; 冫、. . | .i .|:||◎ニニニニ\/ \ |  ̄
調理しにくい肉という点では同じかも知れんが
サメ肉という課題と比べればまともさにおいて天と地ほどの開きがあるな
今回は肉の紹介だけであんま進展がなかったけど、これは期待できる
958 :
マロン名無しさん:2012/02/15(水) 02:36:49.76 ID:Q7kU/Gfh
まぁ、飼いやすい繁殖させやすいで、あれだけデカいならとっくに食用にされてておかしくないもんな。
ダチョウ自体に何か問題が有るから美味しく食えないんだろう。
睦十が取り出したダチョウの肉は、鮮やかな色をした赤身の肉!
そして、手の中で踊っているような弾力を示している――それは入れた包丁を弾き返すほど!!
極上のダチョウ肉は生きていた時の筋肉の張りを維持しているので、
半分に切った断面に手を触れると、そのまま持ち上げることが出来る!!
アフリカの大地を時速80キロで走るその筋肉が、指紋にまで食い込んで離さないからだ!
「本物」のダチョウ肉に圧倒されるキリコは、「どこでこんな素晴らしいダチョウを手に入れたんですか?」と尋ねるが、
「ダメだ!」と拒絶されてしまった。
本物と失敗モノの違い以上を教えては不公平すぎるし、「一から十まで教えてもらって勝っても、嬉しくないだろう!?」
ジャンは「本物」を見つけられるのだろうか?
「…いや!ひょっといたらヤツには一生見つけられないかもしれんな、ハハハーーッ」と睦十は笑う……
一方、ジャンと小此木はダチョウ牧場に忍び込んでいた。
「これドロボーだよ」と心配する小此木だったが、「ちゃんと置手紙してきたから」とジャンは笑う。
それには「請求書は大谷日堂にまわすこと♥」と書かれていた。
(キリコが店でチンタラやってる間に、オレはこいつらでてっとり早くダチョウの真髄をつかんでやるぜ!!!ケケケッ!)
すみません
「睦十」を「弥一」に変えて読んでください。
大谷はちゃんと払うのかなw
弥一血まみれじゃないかw下手すれば通報されるぞww
ダチョウ肉ぶんぶん振り回す弥一見て、スラムダンク・花道のボール鷲掴み思い出した。
実は弥一、驚異的なアイアンクローで掴んでたりしないよなw
にしても、やっぱり凄い筋肉質なんだな。なんか脂身とか全然無さそう。
あとジャンには手に入れられないってどういうことなんだろう?
まさか弥一が一日で持ってこれたから『本物』は近場でしか扱ってなくて
わざわざバイクで遠出したまでジャンたちが盗んだダチョウじゃ駄目なんてオチじゃないよな?
>>964 >あとジャンには手に入れられないってどういうことなんだろう?
今までに出てる肉の欠点から普通に考えれば
>>953-955なんじゃね
さばき方や血抜きに特殊技能か特殊機械が必要で、
アナログなジャンには無理とか、変なプライドを持ってるジャンには無理とかだろう
「おまえごときに譲れると思っているのかよ」と言われたジャンは牧場からダチョウを盗み出してしまった。
血生臭くならないように放血(血抜き)してからシメるか、野性味あふれる味にするために首を絞めてうっ血させるか――
どちらがダチョウにふさわしいのだろうか?
まず首をぶった切ると、そのまま走り出してしまった!!
木にぶつかってやっと止まったが、小此木が近づくとまたシャカシャカと足を動かす!
思わずジャンに抱きついた小此木に、ジャンは「ニワトリなんか頭をハネても10mぐらい走り回るんだ」と冷静に解説。
だが、「俺たちはもっとグロいものをたくさん見なくちゃならないんだぜ」と、どこか嬉しそうだ。
放血し、調理するジャンだったが、出来た料理は小此木が泣き出すほどのマズさ!!
筋張ったステーキや揚げ物、煮込んで硬くなった肉、良いダシの出ないガラ…
(何よりマズイのがこの血の味!)
悩みこんだジャンの前に、キャンプ場の管理人が現れた。
無断で入った二人に怒り出すが、ダチョウを料理していたと聞いて興味を示し始める。
「てっきりダチョウ泥棒かと思っちゃったよ」と言われてギクリとする小此木に気づかず、
「ウマイだろ!!ダチョウ肉は」と笑いかける。
柔らかくひき締まった、クセのない肉だったそうだが……!?
弥一が用意した肉といい、一般に食べられている事といい、処理する方法は確立されてそうだな。
というか、材料を用意するのは料理人とは別の能力の様な気もするけど。
五行戦はサソリとかあって、楽だったろうに……
鮫まで自力で調理してしまった手前、今更ダチョウごときを処理できませんとか言えないだろ
決勝の舞台は牧場でダチョウを追いかけることから始まるとか
ダチョウ大暴走の回が今から楽しみだ
972 :
マロン名無しさん:2012/02/18(土) 01:03:28.67 ID:8nSEDf+M
ネタバレに近い予想している人がいるな。でもわざと当たっていない予想ばかりしていたらそれはそれでリアリティがないのかな。わからん
素で読める予想ならバレに近い予想でも自然、むしろ変にバレに近いことを避けるほうが不自然になることも。
逆に知らなきゃ分かりっこないような予想なら不自然で下手
リアルタイム読者の立場として説得力があるかどうかだな
8分の仕上げで2分のゆとりって辺りは普通に読んだら食べる側に裁量があるっていう読み方になっちゃうよね
対比されてる黄の失敗を踏まえた上で言えば
食べる方に委ねられてる部分があり、
しかもそれがマイナスにならないとこまで計算ずみでないとダメだな。
二分のゆとりってのも直前のジャンが頑張りすぎだったから言えたことで
ジャンが氷砂糖粥みたいなの作ってたら通用しない言葉。
>>972 安易に分かってる事実をネタバレして
「○○って展開だろ?予想出来るよ」ってよりも
「いや××かも知れん」って予想外の展開を出してくれる人の方が面白いとは思う
要するに芸があるかどうかだな
外し方も下手だとつまらんからな
各自考えましょうってことでメタトーク?はこのへんで
ところであらすじさん、キガタはどうするの?
キガタ最終巻が発売中止になっちゃったし。
住まいが都心に近ければ、国会図書館複写サービスを頼むってのも手だが。
Rまでやるの?
無印で終わり?
R・キガタもやるって言ってた
まず、Rはやる予定です。
キガタはスレの埋めもかねてコミックス未収録分をやろうかと思っていますが、
需要があれば1話からも「キガタやります」
ちなみに、雑誌は取り寄せで確保したので大丈夫です。
それは何よりです。
できれば単行本未収録分、スキャンして読みたいな。
スキャンとかふざけるなよ
死ね
>>320も思いっきりネタバレだが、こういうのは面白いな
連載時なら「ねーよwwww」で済ませられるしw
ジャン最終回→次の日Rの1話になりますか?