【バオー】荒木飛呂彦初期作品連載中【ビーティー】

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418荒すじ呂彦 3/4:2011/10/14(金) 22:01:44.74 ID:YivzvDSP
躊躇せず花を口にしてしまった事に悪ガキ共は驚き、転んだはずみで泥水がアイリンの左目の下にはねる。
悪ガキ共は慌てて謝るが……
「あたしの顔に何かつきました?」
アイリンはそう問うと、急に大粒の涙を流して泣き出した??!!
悪ガキ達は心配そうにするが、アイリンは自分でも訳が分からず、急に悲しくなったと答える。
――異変はそれだけではなかった。
アイリンのツインテールがピクピクと動き出すと、リボンをちぎってバサリと髪が下りた!

『くぉらァ――――ッ! ガキ共!お嬢様に何をしておるんじゃァ!!』
何が起きたのかわからない悪ガキ共は、老人の一喝で逃げ出してしまった。
老人はアイリンの顔についた泥水に気づくと、あわててハンカチでアイリンの顔を拭いた。
悪ガキ共は遠くから謝るが、決してこいつらはアイリンの事が嫌いな訳ではないのだ。
「胸はペチャンコ、いつもボーッとしてるけどカワイイ子、ほっとけないよなぁ」
…俗に言う「好きな子にはイタズラをしたくなる」年頃である。

              どこにでもいる女の子でした… 年齢は16という事です…
                誰も思わないでしょう、とても思えませんでした…

泣き止んだアイリンと目があった青年は、一礼するとおもむろに依頼をする。
「お願いがあって伺いました   ――――ある人物を『始末』して下さい」

                   この少女が『 殺 し 屋 』だと言う事を!

老人は青年を家に招き、そこで話をする事にした。

                      少女は老人と二人暮らしでした
            金糸を使った17世紀のダマスカス絨毯、ロココスタイルの18世紀の箪笥…
               一見普通に見えるが、歴史と芸術性を持つ重厚な家と家具類

「私の父はあなたの亡きお父様と友人でした」
それを知っていたから、老人も青年をアイリンに会わせたのだった。
そして依頼の内容は――――『大女ローパーを殺してほしい』とのこと!
419荒すじ呂彦 4/4:2011/10/14(金) 22:02:21.55 ID:YivzvDSP
「理由を言いましょう、私の住む町スウイング・タウンにも賭博は酒場を支配する犯罪組織がありました
 ある日、あの女はそこのボスを暗殺し、その座につきました
 ――その後、町は変わりました… ヤクザの世界の秩序がなくなったのです!
 ゴロツキが増え、殺人が増え、子供・老人までもが犯罪に巻き込まれています!!
 麻薬が町に流れました、大量に! あの女は学校にまで麻薬を売りさばいているのです!!
 奴は用心深く頭がいい! 暗殺者と裏切り者を防ぐ為、自分の屋敷には女の召使い以外置きません!』


とある洋服屋にて、店長に威圧をかけるローパー。
「どうしてもこのドレス、仕立てられないと言うのですか」
「そ… そうではございません、明日までは無理と言う事で、生地を取り寄せませんと…」
…無理もない。ローパーは身の丈3m以上はありそうな大女なのだ。
が、突如ローパーは恐怖に震える店長の胸倉をつかみあげる!
「私の体が大きすぎて、普通の生地では間に合わんと言うのですね」
「そ… そのような事は決して…」
『そう聞こえたのよッ!!』
ローパーは店長の顔を巨大な舌でひと舐めするとガラスへと弾き飛ばした!
「う… う… い…いつまでも… いつまでものさばれると思うなよ
 汚れた町の警察と裁判所はワイロで牛耳られても、友人の新聞記者が動いている!
 新聞に叩かれればお前はおしまいだ!!』
ついに我慢の限界に達した店長は叫ぶが、ローパーは平然とガムを噛んでいる。
…ふと、ガムを口から伸ばすと、ガムはたちどころに刃と化し店長の横っ面に突き立てた!!
『ホホホ――ッ! これは『特殊ガム』でね、体温以下になると瞬時に金属の様に固まるのです
 ナイフの様に尖らせるには訓練がいりますけど
 ――無礼な男! こんなカスみたいな男が私にたてつくとは!」



…数日後、新聞記者の家に送り主不明の小包が届く。いざ開けようとすると、何やら異臭が漂ってくる…。
小包を開けた新聞記者は、箱の中身… 店長の切り取られた 顔 面 に恐怖に震えだした!
<友達によろしく 新聞記者さんへ、逆らうとこうなる>とあるメッセージカードも添えて…。
新聞記者の家に悲鳴がこだましたのは言うまでもない。               <続く>
420マロン名無しさん:2011/10/14(金) 23:31:59.65 ID:???
今度は女の子が主人公か。少年誌で女の子が主人公とは意外だな。
421マロン名無しさん:2011/10/15(土) 00:27:02.97 ID:???
ネコを活けるのか
シュールよのォ
422マロン名無しさん:2011/10/15(土) 09:10:41.92 ID:???
殺し屋もの?
相変わらずいろんな部分がぶっ飛び過ぎてて
わけも分からずついていくしかない感じだがこれは期待w
423マロン名無しさん:2011/10/15(土) 16:07:28.60 ID:???
洋服屋さん、もうちょっと耐えればよかったものを。
424マロン名無しさん:2011/10/15(土) 17:59:06.94 ID:???
大女、自分がでかいのは気にしてるのか?ww
425マロン名無しさん:2011/10/16(日) 07:04:11.04 ID:???
シンディローパー?
グッドイナフ?
426荒すじ呂彦 1/4:2011/10/16(日) 22:00:15.45 ID:SU9iV0MD
  <ゴージャス☆アイリン 大女の館の巻・後編>


――そして話は現在へと戻り、青年は話を続ける。
「私の父です… 殺された洋服屋は お嬢様、お母様のドレスも仕立てた事もあります
 この国へ移住して50年! やっと築き上げた父の希望の人生をッ!!
 アイリンお嬢様、公正な裁きを!! 父の誇りと魂の尊厳を取り戻して下さいッ!!』
青年の涙の訴えに、アイリンは――――……「あなたは私に友情を誓えて?」と問いかける。
どういう事かと面食らう青年に老人が説明する。

「アイリンお嬢様に報酬はいりませんのじゃ
 家族のいないお嬢様は、永遠の友情のみに基づいて行動されるのです
 もし、いつか今度はお嬢様が困った時、あなたは彼女を助けてくれますか?」

そういう事なら…と、青年はアイリンの右手の甲に近いの口づけをした。



……そして、話は冒頭、ローパーに説明しだした青年へと戻る。
チェーンソーのエンジン音をけたたましく鳴らし、興奮状態のローパー。
『ホホホ――――ッ! 少女だと?少女が私を殺しに来るだと!?
 よし!少女が殺し屋だとしよう! そいつはどうやって私に近づくのだ?」
「彼女は… とても不思議な心を持っている」
『心… 心がなんだと言うのだ!』
「恐ろしい… フハハハ! もうすぐ見れるよ、見れるさ もう来てるかもしれん!」
あやふやな答えに、ローパーは至近距離に巨大チェーンソーを振りおろし青年を脅しつける。
『だから何がだ!? 貴様の言い回し、気に入らん!』
「彼女は“なりきる”んだ… 暗示にかかりやすい性格、ガラス細工の様に繊細な神経」
…その時、召使いの老婆がササッとその場から離れタオルを取り出したのを、誰も気づかなかった。

「彼女は『化粧』をすると……『性格』が変わる……
 “メイクによって『別人の性格』が持てる少女”なのだ!!』
427荒すじ呂彦 2/4:2011/10/16(日) 22:00:33.95 ID:SU9iV0MD
その時、ローパーが後ろの老婆に気づいた。
『お前、私の後ろで何をしている!?』
老婆は不気味に笑うと、「顔を拭いているのでございましゅ」と答えるだけだった。
他の召使いの女は気づく。この老婆は数日前に雇ったばかり…。

「『変装』では……ない…ぞ 彼女は“なりきってしまう”のだ!!
 恐怖が一夜にして人を老人にするように、彼女の精神は自分の肉体をも微妙に変えるぞ!!』

青年の言葉と共に、顔を拭いている老婆の手や顔がどんどん若返ってゆくではないか!
――――そして……ついに完全に若返り、アイリンが素顔を現した!!
老婆の化粧を落としたアイリンは、次に『戦いのメイク』を施す。
メイク終了と共に、アイリンの体は悩ましい声と身震いを起こし、少女の体から大人の女へと成長してゆく!!
『戦いのメイクは彼女に完璧のプロポーションと、残忍な殺し屋の性格を与えるぞ!!』

『 ゴ ー ジ ャ ス ・ ア イ リ ン ! 』

さながら魔法少女の様に少女から大人へと成長したアイリンがそこにいた!
ローパーの合図で手下達は一斉に弾丸を浴びせ、アイリンは思いきりのけぞってしまう!
…だが、アイリンは無傷!なんと弾丸を全てつかみ取っていたのだ!! 信じられん!!
ふと、アイリンの付け爪が剥がれると、まるでミサイルの様に性格に手下の眉間やのどに命中、息の根を止めた!
「あなた、体が大きいだけではありませんわね… なかなかすばやい動きで見切っていましたわ」
爪の一つがローパーの鼻頭に傷をつけた事にローパーは激怒し、チェーンソーを振るって襲い掛かる!
『招かれざる客でこの屋敷から出た者はいないッ!』

『死の舞踏始めますわ!』

アイリンは華麗なダンスで、まるで酔拳のようにローパーの攻撃を紙一重でかわす。
それだけではない。青年はアイリンの体から、バラの匂い… 多分香水の匂いをかぎとった。
その上、突如アイリンは服を脱ぎだし下着姿になってしまう。これは一体どういう事なのか!?
一部始終見ていた青年はすぐに分かった。これは“身体の動きをよく見せる為”なのだと。
『この! おちょくりおってぇぇぇっ!』
ローパーはハイヒールの踵で絨毯をひっかけ、そのせいでアイリンはバランスを崩しよろけてしまう。
428荒すじ呂彦 3/4:2011/10/16(日) 22:00:50.91 ID:SU9iV0MD
『もらったッ!!』  ――巨大なチェーンソーがアイリンの体を両断しようと迫る!

…だが、驚くべき事にアイリンは白刃取りでチェーンソーを受け止めた!
『ヌウ! どこにそんな力が!? 排気量400cc 重量80kgのチェーンソーの白羽、よくぞ受けた!!
 だがそなたの両腕はふさがり、体はどこへも逃げられん!どう戦うつもりだ!」
ローパーは大声で笑うと、特殊ガムで脳みそを抉り取ろうと準備を始める。
さらにアイリンをそのまま両断できてもいいように、腕に力をこめ始める。
徐々にアイリンは圧され、チェーンソーの刃がブラジャーを切り裂きわずかに乳首がのぞく。

『くらえい!!』そんな絶体絶命の中―――― ローパーは特殊ガムのナイフを噴き出した!!

――だが、アイリンは柔軟な体を生かして大きくのけぞり、見事ナイフを避けた!
「あなた、動きをやめなさい」
アイリンがそう言った直後、なぜかローパーは特殊ガムを口から落とし、ナイフ部分が彼女の腕を斬る。
そしてアイリンはチェーンソーから両手を放してしまう! 危ない!!
……が、ローパーは動かず、アイリンはその場から這い出してきた。
「『死の舞踏』終了しました」
ローパーは稼働するチェーンソーを身構えたまま、ピクリとも動かない。
どういう事か、「自分でも動かしたくない」と思っていたのだ。

「私は心の魔術師 あなたの精神は岩になりました、精神が岩になれば肉体も岩になります
 ――これが『死の舞踏(ダンス・マカブル)』!! 香水の香り! 周囲の空気の動き、光!
 一定のリズム! 音! 目の動き、手の動き、足の動き 一つ一つ決まった順序を組み合わせた動作!
 私は戦いを通じ、あなたの心へ暗示信号を送っていました
 『死の舞踏』は相手の心を操るダンス! あなたの精神はもはや私の奴隷ですわ」

アイリンは近くにあった姿見(鏡)をローパーの前へ持ってくる。
『死苦へのメイクアップ!』
鏡面のローパーにキスをすると、おもむろに鏡面のローパーの中心に口紅で縦一直線に線を引く。

「私・・・・・・・ 残酷ですわよ  悪の力をもって正義を行います!!』
429荒すじ呂彦 4/4:2011/10/16(日) 22:01:27.93 ID:SU9iV0MD
ローパーの腕は自分の意思とは正反対に、自らの体にチェーンソーを向けた!
(な… なぜか自分を切ってみたい… 切りたい!鏡の線の通りに! でも助けてッ!!)
――これは“催眠術だ!” ローパーは悲鳴を上げる事もできず、そのまま自分の体を両断した!!


戦いを終えたアイリンは拘束された青年へと歩み寄る。
「かわいそうに、ひどく殴られて ……でも、あなた…… 私の事しゃべりましたわね
 私はあなたへの永遠の友情のためここへ来ました… だが、あなたはそれを忘れました
 あなたのお父様に免じて、命だけは助けましょう 一度だけです、一度だけ… いいですね」
友情を裏切られたアイリンは涙を流しながら、青年の血を指につけると、それを舐めて去ってゆく。
「ま… 待って、ひとつ聞きたいのです」
「弾丸ね… 空砲にすりかえておいたのですわ、老婆の私の時に… まだ残ってますわ、本物の方
 演出ですわ、暗示への演出…… ウフフ」
アイリンは手袋のすそを引っ張ると、残っていた弾丸がバラバラと零れ落ちた。
――そしてアイリンはそのまま振り向かずにその場を立ち去って行った……。


                 イタリア・シシリーには代々殺人教育を受け継ぐ家系があった
               今世紀初め、その血族の男がアメリカに渡り、一大犯罪組織を作った
             彼には息子があり、息子には一人だけの子供―――― 女児 ――――がいた

                         だが、その子は幼くして両親を失う
                  彼女は自分の血統の特性を知り、その悪の力を善に向けようと
                          「美しき死神」になったのである
                       その名は―――― 『 ア イ リ ン 』!


「私、残酷ですわよ」                                        <終わり>
430マロン名無しさん:2011/10/16(日) 22:58:42.74 ID:???
わ た し
ざ ん こ く で す わ よ

431マロン名無しさん:2011/10/17(月) 13:22:25.16 ID:???
( ゚∀゚)o彡゚ちくチラ!ちくチラ! トーンも貼ってないただの線だけどなぜか興奮する…
この作品も何気に燃える台詞多いね。
432マロン名無しさん:2011/10/17(月) 14:49:52.06 ID:???
無垢な少女と残酷な殺し屋のギャップに何か燃える!
てか、化粧で老婆にも変身できるとか凄すぎw

残酷ですわよって何か記憶に残るな……
433マロン名無しさん:2011/10/18(火) 09:41:56.30 ID:???
やわらかそうなおっぱい……と思って見ていたら
大女の方も片パイ見えてることに気付いた
気付きたくなかったww

あ、最初の方でアイリンが泣いてたのって
泥が偶然「泣く」化粧になっちゃって……ってことだったのか!
434荒すじ呂彦 1/5:2011/10/18(火) 21:56:06.32 ID:4qQjnEIe
  <ゴージャス☆アイリン スラム街に来た少女の巻・前編>


冒頭、女性と戦闘中のアイリン御付の老人。
老人の仕込み刀は折れ、女性の服の背中が切り裂かれる。
女性の背中には―――― 「炎の中でもがき苦しむ手」のような刺青があった。
それもただの刺青ではない、よく見ると刺青の手が動いている!!
刺青に気を取られた老人は喉を切り裂かれてしまった!

(アイリンお嬢様! 逃げて下さい…「姿」を変えて
 あなたは世間知らずだが、きっと無事に生き延びるでしょう…)

――老人は飼っていたリスに伝達を託し息絶えたのだった。



その頃、恐るべき指令がアメリカ中を伝わっていた。
《ラポーナの娘ッ!復讐を受ける可能性あり!
 国中の宿泊施設、交通機関 警察 地下組織、全て手配せよ!
 性別女 イタリアン系白人16歳 5フィート7インチ
 重火器使用による死体の損傷には気をつけろッ!
 死体はできるだけきれいな形で持ち帰れッ!
 多分姿を“変えている”本人かどうか確認する為だ!
 少女の使う催眠術には注意せよ!
 その精神力は自らの肉体まで変化させてしまうほど凄まじいッ!!》
435荒すじ呂彦 2/5:2011/10/18(火) 21:56:20.62 ID:4qQjnEIe
                          男がいた――――
           男は生まれてからずっと心に虚無を抱え、人を愛せずその人生は空しかった
                      ゆえに、「殺人」を職業にできた

                    男はたった一人の人物に仕え「仕事」をした
                 その人物は男の「虚無」を大らかに包んでくれる信頼と
                     魅力と権力を持った人物だったので
              男は生まれて初めて生きがいを見つけ、彼の為なら死ねると思ったのだ

           だがある日! その人物はあまりにも権力を持ちすぎたので、敵の組織に暗殺された!
             同時に敵組織は男をも抹殺した、男は危険すぎる「才能」を持っていたのだ

                      男には妻がいなかったが、娘がいた
                娘の名はアイリン! 男の危険すぎる「才能」を受け継いでいた!



 ―スラム街―
パトカーがパトロールしに来たが、スラム街の入口で止まってしまった。
「パトロールはここまででいい! ターンしてメシ食いに行こう」
――ここから先は非常に治安が悪く、パトロール警官でさえも寄り付かない場所だったのだ。

がれきの上で18歳位の少年がチキンを食べていると、3本脚の野良犬がヒョコヒョコと現れた。
見かねた少年は食べかけのチキンを放ってやるが、犬はプイとそっぽを向き通り過ぎてしまった。
――ふと、何かを感じ取った少年は大急ぎでがれきの陰に身を隠しこちらを覗き様子をうかがう。
「…信じられねぇ!まさかな! 近くに仲間がいるはずだ… いや!やはり一人だ!
 少女だ! よそ者だ! よくここまで来れたもんだぜ、無事によぉ!」
少年が見たものは、たった一人でスラム街を進むアイリンだった。
少年はアイリンのハンドバッグをひったくると、転んだアイリンの腹を踏みつける。
『よォ――――し!おとなしく寝てなッ! まず金目の物だ! その後犯してやっからよォ!』
436荒すじ呂彦 3/5:2011/10/18(火) 21:56:33.71 ID:4qQjnEIe
ハンドバッグの中身を漁るが、中は化粧品だけで金目の物は一切無かった。
ふと、アイリンの顔を見ると全く怖がっていない事に気づく。
『てめー! 今襲われてんだぞ!怖がれ! イカれてんのかッ!それとも麻薬中毒かッ!?』
少年はアイリンを責め立てるが、アイリンの外見を見て違和感を感じる。
小奇麗な服、気品のある顔立ち…どう見ても上流の雰囲気だ。
(だが人種はおれと同じプエルトリカンだ!
 …そもそもこのゴミためのスラムにたった一人でいるってのがおかしい!
 襲ってくれって感じで! 何者だ!? どこから来た!?)

そんな事を考えていると、アイリンはすーっと手を伸ばし、少年の持っていたナイフの刃をつまむ。
少年は慌ててナイフを引っ込めようとするが… ピクリとも動かない! 細い指でつまんでいるだけなのに!
アイリンが指を放すと少年の腕も自由に動くようになるが、アイリンは少年の顔をじっと見つめている。
――するとアイリンは、どういう事か少年の体にひしっとしがみついた!
少年は一瞬戸惑うも、アイリンを払い除けたりもしなかった。
(な… 何だこの女…… わからねぇ……)

「ようよう マイケル! トッポイ女連れてんじゃね――――か! 見かけねぇ顔だなァ」
「オレ達にもまわせよ! 一緒にひっぺがそうぜ!」

突如物陰に隠れた、少年…マイケルよりもガラの悪い3人が現れた!
マイケルは向こうへ行きやがれと一喝するが、それが3人組の怒りを買ってしまう。
「なんか、自分でもわからねぇが… どうした事か、急に催眠術にでもかけられたみてぇによぉ…
 守ってやりたくなった――――っ!!』
マイケルはあっという間に2人をノすと、アイリンを連れてその場から逃げだした!



その後、バーに着くとマイケルは少女の名を問うと、少女はアイリンと名乗った。
「よし、アイリン 家出したのかなんか知らねえが、こんなゴミためみてぇな所にいちゃいけねぇぞ!
 メシ食ったら地下鉄まで送ってってやる!家に帰りな…
 …チェッ! 襲ったおれがこんな世話焼いているとはな… ところで何飲む?」
「シャンペンをいただきます」
437荒すじ呂彦 4/5:2011/10/18(火) 21:56:46.14 ID:4qQjnEIe
マイケルはカウンターに向かいコーラとホットドッグを2つずつ注文する。
マイケルが離れている間にアイリンの後ろの男が声をかけてきた。
「ハイ、カワイコちゃん いい粉があるの、メチャいい夢が見れる奴… 譲ってやるけどいらない?」
世間知らずなアイリンは男から粉を受け取ると、一礼してそのまま向き直る。
…当然金を支払わない事に男は激怒し袋を奪い返す!
『20$だよ!一袋! ボケたガキッ! すでにラりってんのか!?』
「お金持ってないの」
「なに、金がない?それを早く言ってよベイビー!
 だったら映画に出ない?普通で200$、縛るなら400出すわ キミなら絶対スターになれる!」
「スターに? 出るわ」
――世間知らずのアイリンの危機に、戻ってきたマイケルは男の顔面に肘鉄をかまし追い払う。
「消えな   おめ―――― 一体どういう生活してきたんだ?
 妙な奴と話なんかするんじゃあねぇ! 何でも信じる奴だぜ!」



 ―地下鉄入口―
「ほらよ! 金やるから自分家までの切符買ってきな」
――直後、そばにいた盲目の乞食が恵んでもらおうと近寄るが、マイケルはそれを一蹴する。
…ちなみに、今渡した運賃でマイケルの財布はもうスッカラカンだった。

気を取り直してアイリンの元へ戻ろうとすると… 今度は屈強な大男に金を渡していた!!
『おい!何してんだよ! こいつは切符じゃねぇ、馬券だッ!!
 くわ――――っ このアホ!闇馬券を買わされてらぁ――――っ!!』
怒ったマイケルは闇馬券売りを追いかけるが、闇馬券売りはすっとぼけ逆にマイケルをKOする。
心配になったアイリンは鼻血を出したマイケルに声をかけるが、逆に怒鳴られる!
『テメ――――ッ! 本当にここイカれてんのかァ――――っ!?
 信じるな、誰も信じるなッ! オレを見ろッ! 誰も信じないで生きてきたッ!!
 あいつも、あいつも あいつも! みんな信じるなッ!騙されるな!! わかったか!!』
道行く人々を次々と指差し、説教するマイケル。
「さあ! 家はどこだ、駅の名は?」
「もう・・・・・・ 家は無いの 父さんも、召使いのじいやも みんな死んだの……」
438荒すじ呂彦 5/5:2011/10/18(火) 21:57:41.31 ID:4qQjnEIe
――それを聞いたマイケルは、言葉が見つからず黙り込んでしまった…。



その夜、マイケルの住処。
アイリンをベッドに寝かせ、自分はソファで寝る事にした。
「別々に寝てやるぜ! こんな女の子の弱みに付け込むのは男がすたるからな!
 でも、しばらくの間だ…」



翌日―――― どうしても金が必要になった2人は店に強盗に入る!
だが、運悪く店側も店を守るのに必死だった。窮鼠猫を噛む!
「ちくしょう〜〜〜〜 今年はこれで4度目だ!もう強盗になんかになめられてたまるかッ!」
おやじは金属バットを取り出すとマイケルに殴りかかった!
だが、寸でのところでアイリンが発砲、金属バットを破壊するとおやじは戦意喪失してしまった。


――その頃、先日2人が立ち寄ったバーでは、あの麻薬密売人が少女の行方を尋ねられていた。
だが、男は知らないと言う。白人の少女がこの辺をうろついてたら無事ではすまないからだ。
「――でも、待って! なんかさあ、どこか『共通点』のある子なら見たよ… 別人だけどね
 そら!一種 特別の何か… って言うか、印象に残る『何か』よ
 もちろんその子は白人じゃなくってプエルトリカンだった… 別人よ…混乱させちゃったね!
 変装? 違う! あたし、化粧にはうるさいし 顔触ったし、
 映画のスカウトやってるから変装かどうか位わかるよ!」
男から写真を返してもらうと、その人物… 冒頭の女性は立ち去った。        <続く>
439マロン名無しさん:2011/10/19(水) 00:34:33.39 ID:???
「別々に寝てやるぜ! こんな女の子の弱みに付け込むのは男がすたるからな!
 でも、しばらくの間だ…」


なんかわざわざ言っちゃうところに荒木ひろひこらしさがにじみ出てるな
ピカレスクなBTとかにも共通する、作者自身の潔癖さというか善悪へのコダワリみたいなのがあるんだろうな
440マロン名無しさん:2011/10/20(木) 13:09:49.54 ID:???
戦いのメイクをしなくても、そんな簡単な動作だけで催眠術にかけることができるんだな。
441マロン名無しさん:2011/10/20(木) 13:15:38.84 ID:???
しかし前作からかなり間が空いてるとはいえ絵柄が変わり過ぎだな。
442マロン名無しさん:2011/10/20(木) 14:38:59.04 ID:???
>少女の使う催眠術には注意せよ!
>その精神力は自らの肉体まで変化させてしまうほど凄まじいッ!!
そういや、普通の(というか実在の)催眠術だと自殺とかまではさせられないんだっけか。
自己防衛本能の方が強くて自らを傷つけるような指示には従わないとかで。
443マロン名無しさん:2011/10/20(木) 19:28:48.28 ID:???
敵の方には催眠術って解釈されてるのか?
それともアイリンは化粧はあくまでも催眠術の手段として
使ってるだけなのかな
444荒すじ呂彦 1/3:2011/10/20(木) 21:59:26.44 ID:ICDkSOcH
  <ゴージャス☆アイリン スラム街に来た少女の巻・後編>


その夜、マイケルの住処。アイリンが飼っているリスが窓の方を指して妙に騒ぐ。
不吉な予感を感じ取ったアイリンはバッグから化粧品を取り出すと、マイケルに隠れるように叫ぶ。
「私を殺しに来た!」

――窓を見ると、冒頭の女性… 暗殺者がガラスを割って入ろうとしているではないか!

「一瞬のうちに殺さねばならないッ! さもないと化粧により変身されてしまう!
 変身による奴の動作は催眠術の要因となり、術をかけられてしまう!」
暗殺者はナイフを向けアイリンへと襲い掛かる!
アイリンはすかさず空中に散らばるガラス片をつまむと反撃に転じるが阻止されてしまう!
「アイリン・ラポーナ! その精神力は肉体をも支配する!
 人種を変えてスラム街に潜伏するとはなッ!盲点だった! そこまで変身できるとはな…」
その時マイケルは気づいた。暗殺者… 女の背中の刺青がうごめいている事に!

『くらえ! 刺青化幻掌(ファンターミィム・タトゥー)だッ!!』
冒頭で召使いの老人を殺した、刺青からのび太腕がアイリンに襲い掛かる!!
予想外の攻撃を回避できなかったアイリンは、肩口にナイフの直撃を受けてしまった!
『殺ったッ!』
勝利を確信した刺青の女はアイリンを突き飛ばす。
「いいえ… ここに来る前から ……あなた、すでに負けているわ…」
刺青の女はとどめを刺そうと床を蹴る  …が、足元の床が爆発、女の左足を吹き飛ばした!!
バランスを崩し床に手をつくと、今度は手をついた床が爆発した!!

(ゆ… 床に爆弾が! ま…まさか、無数の! すでに床に無数の爆弾が仕掛けてあるのかッ!!
 この防衛目的の為にあいつはこのスラム街に潜入したのか!
 し… しかし、なぜ奴は間違って爆弾を踏まずにこの部屋で生活できるのか!? あの男も!
 ――さ… 催眠術! あいつは敵に術をかけるのではなく、自分達にかけていた!
 それなら無数の爆弾を踏まずに生活できる!
 あの男も無意識に爆弾を避けて生活するようにしていたのか! そしてそこに私が踏み込んだ!)
445荒すじ呂彦 2/3:2011/10/20(木) 21:59:43.23 ID:ICDkSOcH
『手足の1本や2本! なんのこれしき!へこたれぬわッ!!』
重傷を負ったにもかかわらず、刺青の女は執念で立ち上がる!
それだけではない、背中が大きく膨らんでいる!

『刺青舞宙弾(ビュラレン・スペーシン・タトゥー)ッ!!』

背中から這い出た無数の蟻がアイリンの顔に張り付く!
しかもこの蟻、ただの蟻ではない!アイリンの皮膚を食い破って体内に侵入していくではないか!!
「この蟻に食えぬ物は薬品を塗ったあたしの体だけッ! …肉を食い破り、奥へ奥へ脳を食いちぎる!」
だが、アイリンは動じず殺しのメイクアップを開始する。
「見せてあげます、私の素顔を 化粧は私の体を変化させる…」
アイリンの顔の筋肉が動き、食い破った穴から蟻が押し出されてくる!
「化粧とは古代より儀式への装いであると同時に、疫病や毒虫からの防御でもありました
 私の殺しの化粧も同様!
 私は一方で自分の心を隠す為に化粧をするの 家族や仲間が死んだ悲しみを隠す為…
 血に潜む殺し屋の性質を隠す為… そして全てを信じる、心の底から!!
 そして一方で化粧は殺し屋の性質と肉体を引き出す!』
アイリンの肌の色、髪の色、そして体が少女から大人へと変貌し、刺し傷がみるみるふさがってゆく!

『ゴージャス・アイリンッ!    私残酷ですわよ」

アイリンは口紅を手にすると、一瞬で刺青の女に口紅を引き術をかける。
――すると刺青の女は口を大きく開き、そのまま閉じれなくなってしまった!
続いて背中の蟻が刺青の女の口を目指して昇ってゆく…。 口の中には薬を塗っていないから!
自滅した刺青の女は断末魔を上げると、窓から落下、墜落死してしまった!
446荒すじ呂彦 3/3:2011/10/20(木) 22:00:02.32 ID:ICDkSOcH
戦いが終わり、アイリンはマイケルと向き直る。
「騙すつもりはなかったの、心の底から装わなければ生きていけない」
「信じるよ…」
アイリンはそっとマイケルにキスをすると、「さよなら」と一言だけ別れを告げ、部屋を出て行った。


                           <エピローグ>
                マイケルは―――― アイリンの買った闇馬券で大穴を当て
               ロサンゼルスに出た2年後、ミュージシャンとしてデビューした
                 そのシングルは4週間、チャートの1位で600万枚売った
                    不思議な少女を歌った希望にあふれる曲だった


                    アイリンは―――― その行方は誰も知らない



  新聞記事より
トニー・ボウモント氏(51)怪自殺!
7日 シカゴの自宅で一人でいる時、巨大な植木ばさみを自分の口の中へ突き刺し自殺 動機は不明
――氏は表向きはホテル王であるが、次のように噂されている
ボウモント氏は犯罪シンジケートのボスであり、数か月前敵組織との抗争に勝利をおさめ
全米を支配下に置いたばかりである
なお、メイドの一人が事件後姿を消し、警察は必死の捜索中――――――
                                       <終わり>
447マロン名無しさん:2011/10/20(木) 22:08:29.49 ID:???
>刺青からのび太腕

のび太wwww
しかし蟻に体食われるってエグいな・・・
448マロン名無しさん:2011/10/21(金) 00:50:08.96 ID:???
またバオー的な技名キターw

そしてまた技名ミスもキターw
449マロン名無しさん:2011/10/21(金) 09:33:47.02 ID:???
自分たちに催眠術をかけて……か、発想の転換がイイ!
マイケルはアイリンの友情を裏切らなかったから幸運をつかめたのかな
450荒すじ呂彦:2011/10/22(土) 21:31:25.67 ID:???
楽屋裏開始

皆さんお疲れ様でした。
話の切れ目が分からず何話かくっつけちゃって今回は失敗したなー('A`)
451マロン名無しさん:2011/10/23(日) 01:43:56.35 ID:???
話数詰め過ぎて短くなったってのももちろんあるが
進行の日程自体も
もう少しゆっくりなペースで良かった気がするな

あんま参加者の色が出る余地がなかったというか
ただストーリーが流れて、要所で感心してみたいな
ハプニングやいい意味での意外性に欠ける連載中スレだった
452荒すじ呂彦:2011/10/23(日) 02:31:20.88 ID:???
レスどうもです。

>進行の日程自体ももう少しゆっくりなペースで良かった気がするな
例えば3日に1話掲載とか?

>ただストーリーが流れて、要所で感心してみたいな
言われてみればそうかも。話が短いのばかりで推理要素とかそういうのが少なかったし。
基本的に1話完結だからなー
453マロン名無しさん:2011/10/26(水) 14:08:10.56 ID:???
で、余りまくったこのスレの残りはどうすんの?何かやるの?
454マロン名無しさん:2011/10/26(水) 16:54:36.59 ID:???
まだ脱獄進行中とか動かないとかルーブルとかあんじゃね?
455荒すじ呂彦:2011/10/26(水) 17:26:46.89 ID:???
>>454
どっちも本持ってないです…

やるとしたら…そうだね、能力バトルの元祖とも言えるJOJO第3部を簡単なあらすじでやるかも。
(5行程度にまとめた超簡素な物)
456マロン名無しさん:2011/10/27(木) 01:31:13.21 ID:???
3部なら掲載時サブタイトルをちゃんと出してくれさえすればいいな
既読者向けに、言葉でのビジュアル描写抜きとかでも十分だ
457荒すじ呂彦:2011/10/27(木) 01:44:49.41 ID:???
掲載時サブタイトル?単行本のサブタイではなくて?
言葉でのビジュアル描写抜きって…例えばどういう事でしょうか?
458マロン名無しさん:2011/10/27(木) 02:00:58.24 ID:???
JOJOが3部から単行本で思い切ったサブタイトル変更してるのは有名でしょ
コミックスではたいてい敵スタンド名+通し番号の機械的なものになってる

ビジュアル描写は、
スタンドの形状だとかポルナレフの髪型とかの説明にいちいち文字をさかなくても読んでる人には伝わるわけだから、
5行クオリティならアヴドゥルがマジシャンズレッド出したとこを、当時まだスタンド名命名前とか、アヴドゥルがどんなルックスの奴で
マジシャンズレッドがどんな形状かなどの説明をしなくても
「アヴドゥルがマジシャンズレッドを出す」くらいで済ませてもいいのかもなってこと
459マロン名無しさん:2011/10/27(木) 09:53:09.50 ID:???
荒木の初期の絵は線がシンプルで見やすいな
今の絵も好きだけどこの頃(ビーティー)の絵も好きだ
460荒すじ呂彦:2011/10/27(木) 18:49:01.61 ID:???
>サブタイトル変更してるのは有名
ごめん、初耳(;´Д`) 調べてみたら幸い、雑誌時のタイトル網羅したサイトがあった。
http://www.remus.dti.ne.jp/~atsu-c/Library/t11_20.html

>ビジュアル描写抜き
この辺はメジャー作品だから考えた。
で、試しに第3部1話のあらすじを書いてみました、5行どころじゃなくなったけど。

ジョジョの奇妙な冒険・第3部  第1話「悪霊にとりつかれた男」の巻


警察に逮捕された高校生・空条承太郎。母親はこんな子ではなかったと嘆くが、一体何をしたのか?
聞けば何人ものゴロツキを病院送りにしたらしい。…だが、問題はその後だ。
看守は釈放だと鉄格子を蹴飛ばすが、承太郎は母親を冷たく突き放した。
承太郎は言う。自分には「悪霊」がとりついている、ケンカもこの「悪霊が」やったのだ、と。

「…だから… だからおれをこの檻から出すな」
承太郎と同室の囚人は嫌がり、他へ移してくれ、奴の言う事は本当だと叫ぶ。
――ふと、目を離した隙に、承太郎はいつの間にか缶ビールを飲んでいる!?
「だから言ったろう、「悪霊」だよ、「悪霊」が持ってきてくれるんだ」

怪現象はそれだけではなかった。他にもラジカセや雑誌がいつの間にか檻の中にあったのだ。
だがこの程度では釈放されてしまうかもしれないと考えた承太郎は、自ら悪霊の恐ろしさを見せる事にした。

承太郎の右手からもう一本人間の腕が現れたかと思うと、看守の拳銃を奪い、自分に向けて発砲した!
――だが、弾丸は悪霊が掴んで止めていた。
「おれの後ろに誰かがいる!最近とりつかれたみたいなんだ」


――その頃、大西洋・アフリカ沖では…我々が見覚えのある棺桶が100年ぶりに引き上げられていた。
                                     <続く>
461荒すじ呂彦:2011/10/27(木) 23:37:15.50 ID:???
↑こんな感じでよければ、レギオンあらすじ書き終ったらこっち書き始めます
462マロン名無しさん:2011/10/28(金) 01:14:25.51 ID:???
2部のラストからの方がよくね?
3部のラストとオーバーラップさせてる感動シーンもあるし。
リサリサ(エリザベス・ジョースター)は、みたいな後日談あたりから。

3部だと参加者多そうだからサクサク進んでも充実度高いかもな
逆にいろんなネタ出す余地があるから3日に1回ペースでじっくりの方がいいのかな
どっちだろう
463荒すじ呂彦:2011/10/28(金) 03:44:41.10 ID:???
なんか寝付けないな…

>3部のラストとオーバーラップさせてる感動シーンもあるし。
あの飛行場のシーンか。
あれどうするか迷ったけど、やっぱりここも追加した方がよさそうだね。
(ただし後日談は省くかもしれない)
464マロン名無しさん:2011/10/28(金) 12:35:16.75 ID:???
>我々が見覚えのある棺桶が100年ぶりに引き上げられていた
さっそく「あれ?あの棺桶ってエリナが漂流するのに使ってなかったっけ?」
ってツッコみてぇ!w
465マロン名無しさん:2011/11/20(日) 22:13:21.77 ID:???
バオー
466マロン名無しさん:2011/12/03(土) 20:23:26.18 ID:???
過疎ー
467マロン名無しさん
バルルバルル・・・・バルバルバルバル・・・・