ゴッドサイダー連載中 黙示録最終章

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798粗筋の目 1/3
週刊少年ジャンプ1989年(平成元年)40号 「ザ・グリーンアイズ」連載開始


   第1話:密林に眠る異変 の巻

              地球上の1/3の作り出していると言われる、大アマゾン川…
         ここは人類にとっても、世界中の全生物にとってもかげがえのない大自然である
      また、それと同時にここは世界に残された、唯一の人類の未踏の地… 「緑の地獄」でもあった


18年前、アマゾン上空。
赤ん坊を連れた若夫婦と生物学の権威・ダーズリー教授が乗る飛行機がミサイルによって撃墜された。


そして18年後の現在、初老の老人・蘭妙頼裳率いる探検隊がこの地にやってきた。
彼は毎年この地に息子夫婦を探しにやってきていたのだ。

やがて一行は尾翼が見つかったという場所に通じる、吊り橋へとたどり着いた。
蘭妙はガイドにここで帰りなさいと言うが、ガイドは帰らない。
「ガイドがいなくてどうするんですか? それとも私を気遣っているんですか?  …私が女だから」
ガイドが帽子を脱ぐとつややかな挑発が露わになる。ガイドは女性だったのだ!

恐る恐る吊り橋を渡っていると、マリア(ガイド)の手がチクリと痛んだ。
掌を見ると、蟻が手の平に牙を突き立てていた。
…と、言う事はこの橋の綱は食い荒らされてボロボロに…
マリアはとっさに橋にしがみつくよう叫ぶが、反応が遅れたポーター(荷物運び)が一人墜落死した。

なんとか橋を登ると、マリアの目の前に奇妙な石像があった。
この像の名は“緑の目(グリーンアイズ)”。言われてみれば目にエメラルドがはまっている。
これだけ怖い思いをしたし、いい目を見てもいいかなと太ったメンバー・瀬古田はつぶやく。
…が、後ろにいた生真面目の垣谷にさとされた。