ウイングマン連載中 ドリムノート3冊目

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1マロン名無しさん
週刊少年ジャンプ昭和58(1983)年5・6合併号にて「ウイングマン」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者がドリムノートの力を使う事で1日に1話ずつの速度で連載されるようだ。
時々ヒーローの夢を失い、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
ちなみに今日は週刊少年ジャンプ昭和60(1985)年20号の発売日だ。
なお、あらすじ書き込み中に割り込んだ奴、及び 未来からの侵略者は
必殺技のヒートショックを食らうので注意だ!

『君達!2ちゃんねるで僕と握手!』

連載中スレの楽屋裏 第30幕
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1258156090/
前スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1253706672/

※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、ウイングマンは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「正義の味方・A」とか「正義の味方・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!

※規制の巻き添えで書き込めない人は代理スレを利用しよう!誰かがレスを貼ってくれるぞ!
【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/5124/1257942756/
2代理:2009/11/29(日) 22:00:53 ID:???
第95話――【過去への巻】


ヒーローの夢を取り戻す為、タイムボールで(全裸で)アオイと共にタイムトラベルする健太。
しかし上空からは、夢を取り戻すのを阻止する為にヴィム&バクプラスが襲い掛かる!
ラークおとっつあんは美紅に耳打ちしながら説明する。

「美紅ちゃん、奴らをおさえるんだ タイムボールに近づけちゃいかん!
 タイムボールに強い衝撃を与えると、二人とも死んでしまう!なんとしてもヴィムを!」
「・・・・・・・・・・ハーイ」

事態を把握した美紅は緊張に顔をこわばらせつつ、空を飛びヴィムの迎撃へ当たる!
ヴィムはタイムボール破壊をバクプラスに任せ、自分は美紅の相手をする。
「フ こんな小娘が戦うというの」
屋上では、襲い掛かるバクプラスの前にラークが立ちはだかっていた!
「こいつには絶対触れさせんぞ!」


――その頃、全裸のアオイと健太はタイムボールで過去へと向かっていた。
「さぁ、ケン坊 子どもの頃に返りましょう
 気持ちを落ち着けて、何も考えず、そう 楽にして…
 どんどん どんどん 時間をさかのぼって――どんどん どんどん… この位でいいわね」
アオイの腕に抱かれ、リラックスした健太の体はどんどん小さく、幼くなってゆく。
中学生から小学生、園児となり…ついに幼児となる。
アオイは片手で幼児健太を抱いたまま、時間の出口を空けそこへ幼児健太を入れる。

「さぁ、ケン坊 子供の頃に戻ったわ… ヒーローが大好きだった、あの頃を思い出して
 これから時間を短縮して、15歳のケン坊に戻っていくわよ
 ヒーローを好きになっていく過程を追いながら…」
3代理:2009/11/29(日) 22:01:12 ID:???
若い頃の笑顔の両親、母親に抱かれウルトラマンレオの人形で遊ぶ幼児健太の姿があった。
「まずは3歳のケン坊 この頃からケン坊はヒーローが好きだったのね」
――とある日、ふすまに落書きする幼児健太は母に見つかりおしりペンペンされる。
厳しくも優しい母は、ちゃんとしつけの後褒めるのも忘れない。
「ケンちゃんの大好きな正義の味方だったら、お母さん うーんといい子いい子してあげるのよ」
「てーぎのみたた…」
。oO(ここがケン坊のヒーロー好きの原点ね、きっと)


――時間は跳び、6歳の頃の健太は福本達と一緒に神社でヒーローごっこで遊んでいた。
「タァー! ウルトラ仮面だ、この怪人どもめ!仮面キーック!」
必殺技をくらった怪人(福本)はよろめき、近くの落ち葉の山を撒き散らして爆発(のフリを)した。
「さぁ、次はきさまだ!」
怪人は2体いた設定だった。もう1人のジャミラのように服を被った友人に向かう健太。
…ふと、健太達が遊んでいる所へ、見知らぬお姉さんがやってきたかと思うと――
ジャミラは事もあろうか、お姉さんのスカートへ潜り込むとスカートを思い切りまくった!
「さぁ、どうだ 手出しできまい、ウルトラ仮面!」
「サソリ怪人がよみがえった ギギー」
…倒したはずの怪人(福本)まで起き上がって来た。
「最大のピンチのウルトラ仮面!このピンチを切り抜けられるのか!」
自演で実況する健太だったが――
ウルトラ仮面放送時間となり、3人連続でお姉さんのスカートをめくりつつ帰ってゆく!
ジェットストリームスカートめくりをくらったお姉さんは、かわいい顔も台無しで追いかける!!
『こらー ガキー 待てー!!』 「わー!」

――この様子を時空の狭間から見ていたアオイは半ばあきれつつ、心の中で嘆いていた…。
「この辺までは普通の男の子なのよね、
 人よりちょっとヒーローが好きみたいだけど…今みたいにビョーキな程じゃないわ
 次、10歳いってみようかね」
4代理:2009/11/29(日) 22:01:39 ID:???
一方、屋上でヴィム&バクプラスを阻止しているラーク達。
やはり美紅と非戦闘員のラークでは荷が重すぎ、しかもタイムボールを守っているので苦戦していた。
ヴィムのショットガンのようなビームを受けたじろぐ美紅。
「お嬢ちゃんはお家でおねんねでもしてた方がいいんじゃなくて?」
「わたし、あなたにはかなわないかもしれないけど…
 広野くんがヒーローの心を取り戻すまで、わたしが代わりに戦うわ」
「フ けなげね わたし、あなたみたいな娘、キライじゃないわよ  ――でも容赦はしないわ!」

回し蹴りを美紅に放つヴィムだが、ラークはそれ以上にピンチだった!
タイムボールの前に立ちはだかり、バクプラスを必死で押さえるラークだが、
組み合ったままプラスの目から発射された光線を受け苦痛の叫びを上げる!
「ぐあああ! くく… ア アオイ… 早く戻って来い………」


――その頃のアオイは12歳の健太を観察していた。
放課後、友人をヒーローごっこに誘うが、友人は小ばかにしたような顔で健太の誘いを断る。
「オレ達、もうやんねーんだ あんな幼稚な遊び
 いつまでもやってらんねーよ、ヒーローごっこなんてさ」
今度は福本を誘ってみるが、やはり福本も断り、別の友人とドッジボールを選んだ。
「ふくもと、オレの方が先に約束しただろ!」
「………悪いな… 健太、オレヒーローごっこやりたくないんだよ バカバカしいだろ?
 お前もそろそろやめろよ」
その一言にショックを受ける健太。

。oO(なんでだ、なんでなんだ
  みんなこの前まであんなに楽しそーにヒーローごっこしてたじゃないか、くそ――
  そうかよ、ごっこだからバカバカしいんだ 遊びだから幼稚なんだ
  ヒーローを本当にやればいいじゃないか!)

「『ヒーローを本当にやればいいじゃないか』…たどり着いたみたいね、
 ケン坊のヒーロー魂が誕生した所に…」
決意した健太を嬉しそうに眺めるアオイだった。
5代理:2009/11/29(日) 22:02:01 ID:???
自宅に帰った12歳健太は、テレビの真似もせず、自分の考えたヒーローをノートに描き出した。

「よし、できた! 名付けてウイングマン! チェイングで変身する」

――普通の大学ノートだけど、健太にはすでにこれはドリムノートそのものだった…。


そして中学に入学した健太。
「弱い者いじめはするな! 悪裂ウイングマン!!」
いじめの現場に自作の赤いウイングマンスーツを着こんでいじめっ子に立ち向かう健太!
「アホは引っ込んでろ!」
「あれ  くそー 正義の味方が悪に負けてたまるか!」
…パンチ一発で撃退されるも、不屈の精神で立ち上がり、いじめっ子を迎え撃つ!
「フフフ ここまでやればバッチリ思い出してくれたはずよ、ヒーロー魂を
 ケン坊をそろそろこっちに呼び戻す事にするか、えい」
…しかし健太はアオイの元へ戻らない!?もう一度試みるもやはり戻らない!
「どうしたのかしら、ケン坊が戻ってこない!!」
何度やっても時空の狭間に戻らず焦るアオイ!


――再び場面は屋上へ。美紅とラークはもう満身創痍になっていた。
「バクプラス、早くその球体を破壊するのだ!」
バクプラスの猛攻に耐え切れなくなったラークはテレパシーでアオイに呼びかけてみる。

《アオイ どうした、早く戻って来い!》
「あ お父さんのテレパシー… ダメなのよ、ケン坊を過去の世界から戻す方法を忘れちゃったの」
《なに!まずいぞ 今 敵に襲われていて もう もちそうもないんだ!
 早く、早くするんだ!もう…》
ラークの必死のテレパシーが途切れ、状況を知ったアオイはますます焦る。
「ガンバってお父さん 今思い出しそうなの えーと えーと… 確かこうだと思ったけど えい!
 ――ダ ダメなの!?」
6代理:2009/11/29(日) 22:02:23 ID:???
三度場面は屋上へ。
「は 早くしろ――――― アオイ〜〜〜〜〜〜!!!」
必死でタイムボールを守っていたラークだが、ついに力尽きバクプラスに殴り飛ばされる!
「おじさん!」
美紅がタイムボールを守りに走るが間に合わず――――「しまった!」

タイムボールは無慈悲にも、粉々に破壊されてしまった!

…ラークも美紅も愕然となり戦意喪失したのを見て勝ち誇るヴィム。
「さぁ、ウイングマンもアオイもいなくなったのだ、我々の勝利は決まったようなものね
 ――でも、あなた達はわたし達に逆らいすぎました、ペットには出来ません  殺します
 バクプラスはその男を殺りなさい、わたしはこの娘を殺します
 ホントにかわいそー わたし達にさからっていなければ、ペットとして一番可愛がってあげたのに
 残念だわ、サヨウナラ」
殺意をむき出しにしてそれぞれラークと美紅に歩み寄るバクプラスとヴィム。

『 待 て ! 』

――突如待ったがかかり、声の主を探すヴィム!
声の主は不敵に笑いながら給水タンクの陰から出てくる――
そう、ピンチに現れるのはやはりこの男しかいない!

『オレだ、広野健太だ! ヒーローのいる限り、悪の思い通りにはさせん!』

タイムトラベルの疲労の為か、疲れきったアオイを抱え、雄雄しく現れ正義の啖呵を切る健太!
ヒーローの夢を取り戻し、蘇った不死身の男!ライエル軍を叩いて砕く、健太がやらねば誰がやる!!
                                      <続く>
7マロン名無しさん:2009/11/29(日) 22:13:52 ID:???
>>6
キャ○ャ○ンがやらねば・・・

粗筋さん、代理投稿の方
ご苦労様です
8マロン名無しさん:2009/11/29(日) 23:15:58 ID:???
美紅ちゃん一人じゃ戦いは不利だぞ
ラークは科学者だし
しかし、戦士でないあおいさんが戦えるのだからラークも・・・?

ヴィムって美紅ちゃんみたいな娘が好みなんだろうか
9マロン名無しさん:2009/11/29(日) 23:22:00 ID:???
>>1新スレ乙! 代理してくれる人は超乙!

>>8
ポドリムス人はDPがあるから距離を置いての攻撃はできるだろうが、
組み付かれたらバクプラスの怪力で一気に押しつぶされそうだ…

なんにせよ、ようやく次号から健太の反撃開始で楽しみだ!
あとキャシャーンネタワロタww
10マロン名無しさん:2009/11/30(月) 00:13:21 ID:???
あおいさんは
健太と桃子との出会いにも
(間接的に)立ち会っているんだろうなあ

ラストで健太のヒーロー魂が復活したけど
学校で戦ってるんだし
布沢さんや桃子、セイギマン他も登場するかな


健太の歳からいうと
ウルトラマンレオは、5〜6歳くらいの頃に放送されていたはず・・・?
まあ、漫画だしなあ
11マロン名無しさん:2009/11/30(月) 06:55:17 ID:???
戦力的には期待されてなかったとはいえ、美紅ちゃん弱すぎ・・・
ヴィムのペットにされる美紅ちゃん・・・何かエッチな想像をしてしまう
12マロン名無しさん:2009/11/30(月) 08:53:31 ID:???
多分次回、アンノウンが助けに来てくれるさ!
13マロン名無しさん:2009/11/30(月) 09:26:17 ID:???
>>10
ヒロダーとりろもいるはずなんだが…ライエル編になってからめっきり姿見せないな。
まぁ、ヒロダーとセイギマンはいても役に立た(ry
14マロン名無しさん:2009/11/30(月) 12:07:34 ID:???
ライエロ編だけあって、ヒロダーがヴィムの後ろから
小ぶりなおっぱいわしづかみしそうな予感w

もしくはヴィムかバクプラスが誰かにエロい事しそうだ
15マロン名無しさん:2009/11/30(月) 20:52:46 ID:???
ちょっと読み返してみたが

りろちゃんはともかく
セイギマンやヒロダー、先生たちは登場「は」してるんだな
冒頭に少しだけとか、本編に絡んでこないから
影が薄いけど
16代理:2009/12/01(火) 22:01:38 ID:???
第96話――【チェイング!の巻】


タイムボールを破壊され、消滅したかと思われた健太とアオイ。

『よくもオレの大事なヒーローの夢を食べてくれたな!このお返しはタップリさせてもらうぜ!』

タイムトラベルで疲労したアオイをラークに預け、健太は正義の啖呵を切る!
ヴィムはバクプラスにビーム一斉発射を命じ、ヴィムの額とプラスの目からの光線が健太を襲う!
「二つのビームを合わせると破壊力が何十倍にも増すのよ!死になさい!!」
だが、もはや健太はただの正義感の強い男の子ではない!
ヒーローの夢を取り戻した正義の夢戦士、一声吼えて飛び降りつつ、怒りに燃える目で見据え――

『チェイング!』

爆風をバックにキーワードを叫び、全身がまばゆく輝く!
着地すると同時に、いつもより力強く見得を切る!

『悪! 裂! ウイングマン!!  ――ヒーロー復活!!』

ヒーローの夢を取り戻した健太を見つめる一同。
「広野くんてヒーローしてる時が 一番ステキなのね」
復活したウイングマン(健太)の存在に美紅はつい惚れ直してしまった。

ヴィムがバクプラスに命令すると、プラスは鈍重そうな見た目とは裏腹に素早い攻撃を仕掛ける!
ウイングマンはこれをあっさりと回避、片手でプラスの背中に手をつくと同時に
スプリクトフラッシュを発射、先制攻撃を仕掛けた!
ウイングマンは美紅の側へ飛び降りると、彼女を抱えラークの側に移動する。
「おじさん、美紅ちゃんも頼みます」
「ウイングマン!ジャマなのよあなたは!」
ウイングマンがヴィムに背を向けている隙に、ヴィムは剣を転送し背後から襲い掛かる!
だがこの攻撃もジャンプして回避、再び給水塔の側へ飛び移る。
17代理:2009/12/01(火) 22:01:59 ID:???
『なんだったんだ、さっきの爆発は』
『どうしたんだ』

ふと、ウイングマンの足元の屋上出入口から大勢の生徒がなだれ込んできた!
「わっ、やっぱり広野のヒーローごっこか!」
変身しているウイングマンとバクプラスを見た生徒はヒーローショーと思い込んでしまう。
――その生徒達の中には桃子もいた!ヴィムを確認した桃子は変身し、戦いに参加する!
「おお、ピンク 美紅ちゃんもあおいさんもダウンしてんだ、手を貸してくれ」
「オッケー! わたしあの怪物やっつける」
「あなたもわたしに逆らうの!」
ヴィムは桃子に切りかかるが、ウイングマンはクロムロープでヴィムの手を捕縛しこれを阻止する!
「今だピンク!」
合図と共にロープを振り上げ、ヴィムを空中に放り投げるウイングマン!

『すげー! やっぱり学校に来てよかったぜっ!これが楽しみで学校に来たんだからな』

…未だウイングマンの死闘は本当の戦いだと認知されておらず、興奮する生徒達。


一方、バクプラスと対峙する桃子は――
「プッ ヘンテコリン!バクの怪物なんて笑っちゃうよ」
気持ちは分かるが甘く見るな桃子!
まずは桃子の先制攻撃の蹴りが命中、次にパンチの連打! ――プラスはあっさりダウン! 弱ッ!!
「こいつ弱ーい」
「おーいキミ!油断するな、そいつは怪力だぞ!」
「へーきへーき、力が強いからってこんなのに負けないわ」
あっさりバクプラスをダウンさせた桃子は図に乗り、ラークの忠告も聞かず甘く見てしまう。
桃子は思い切りジャンプすると、トドメのモモコキックを放とうとするが……
言わんこっちゃ無い、バクプラスに両手で両足を受け止められてしまった!
18代理:2009/12/01(火) 22:02:51 ID:???
するとバクプラスは桃子の両足をゆっくり開き、図に乗った桃子におしおきのおっぴろげの刑を科す!
いいぞもっとやれ!バクプラス先生バンザイ!( ゚∀゚)o彡゚ぱんつ!ぱんつ!
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091201213737.jpg
『あら♥ あら♥ あら♥』
予想外のサービスシーンに鼻の下を伸ばしながら眺める男子一同!(約1名女子もいますが)

サービスシーンはすぐ終わり、桃子を捕まえたバクプラスは今にも喰らいつこうと大口を開ける!
「キャー リーダー、食べられちゃう!」
足をほぼ180度に開かれ、桃子はプラスの口を押さえて必死で抵抗する!
「ハハハ バクプラスはちょっと打たれ弱いだけなのよ、たかをくくったあなたの負けよ」
…ヴィム先生の仰る通りです。
とりあえずウイングマンはクロムロープでプラスの手を捕縛すると思い切り引き、
その弾みでプラスは捕まえた桃子を離してしまった。
――その隙に、ウイングマンはバリアレイバーを装備しバクプラスの尾を切り離した!
「い いけな…!」
バクプラスの尾を切り落とされ焦るヴィム。 …いや、バクプラスまでも様子がおかしい!

「とんでもない事をしてくれたわね、ウイングマン!
 そのシッポを斬ってしまったら―― バクプラスは自制が効かなくなり、夢を食べ放題食べ、
 どんどんどんどん大きくなってしまうわ!」
19代理:2009/12/01(火) 22:03:09 ID:???
ヴィムのその説明が終わるや否や、バクプラスは夢を吸収する電撃を辺りに撒き散らした!
「ああ 間に合わなかった!」
咄嗟にアオイはバリアを張りつつ桃子救出に向かうが、一足間に合わず桃子はへたり込んでしまった!
美紅はラークが張ってくれたバリアで、ウイングマンはアオイのバリアで助かったが、
野次馬に来た生徒達は次々と夢を吸われ倒れてゆく!
「ああ! みんなの夢が一つ残らず!」
バクプラスは夢を次々と食べ、瞬く間に10mを越す大型怪獣へと巨大化してゆく!

「もうだめだわ、わたしの手にはおえない!逃げなくてはわたしまでやられてしまう!
 もう誰にも止める事はできないわ!」

自分はバリアを張って夢を吸われずにいたヴィム。
制御不可能、暴走状態の巨大バクプラスを見て悲鳴をあげた!       <続く>
20マロン名無しさん:2009/12/01(火) 22:42:43 ID:???
桃子使えねーなw
貴重な戦力だと思ったのに
21マロン名無しさん:2009/12/01(火) 22:56:28 ID:???
桃子は基本お色気要員だから…
22マロン名無しさん:2009/12/01(火) 23:25:24 ID:???
バグプラスは暴走してもエロくならない
23マロン名無しさん:2009/12/02(水) 03:01:14 ID:???
前にも思ったけど
ライエル軍団の怪人は、知性=エロか

バクプラスは、色気よりも食い気だな
24マロン名無しさん:2009/12/02(水) 08:21:31 ID:???
相変わらず布沢さんどこいったんだ…りろも。
もしかしてもう出番ないのかな…?
25マロン名無しさん:2009/12/02(水) 08:41:05 ID:Ei80mumB
相変わらず学校のみんなは健太の戦いを
まだアトラクションショーと思ってるのか…
いつになったら健太の苦労は報われるのだろうか?

ところで今回の強引に足を開かれる桃子が
めちゃくちゃエロいと思ったのは自分だけか!?w
26マロン名無しさん:2009/12/03(木) 22:43:00 ID:QTtk8RMG
あれ?休載?
27代理1/4:2009/12/03(木) 22:56:52 ID:???
第97話――【夢の中への巻】


ウイングマンに尻尾を切られ、暴走状態になったバクプラスは制限無く夢を食べ巨大化した!
こうなると、もうヴィムの手には負えない、制御不可能だ!もはやヴィムは逃げるしかなかった!

「このままではバクプラスは破壊の限りを尽くす!地球の美しさが損なわれてしまう!
 要塞に帰って対策を考えねば!」

逃げようとしたヴィムだが、突如電撃がヴィムを襲う! ――バクプラスではない、ライエルだ!

《ヴィムよ、要塞への帰還は許さん
 困った事になったなヴィム お前の失敗だ、お前が責任を取れ
 これ以上破壊される前にバクプラスを殺せ―― お前がな、誰の手も借りずに》

「わたしがバクプラスを殺す…」
ライエルの非情な命令に戸惑うヴィム。出きるかどうか分からないが従うしかない。
「わかりました、わたしがこの手でバクプラスを殺します」

一方、バクプラスは目から破壊光線を出し屋上を破壊し始める!巨大化した分、威力も大きい!
「学校のみんなをどこか別の所に移さないと危険だわ!」
アオイはディメンションパワーで倒れた生徒達を一まとめに校庭へ移す。
だが、アオイはこのせいでわずかに戻った体力を使い果たし、再びダウンしてしまう!
「こんな体の時にみんなを瞬間移動させたりするから――」
倒れこむアオイを支え、彼女の体調を気づかうウイングマン。

「し しまった!」
ふと見ると、ラークは美紅ともどもバクプラスの光線を受け、2人まで夢を吸い出されてしまった!
「おとなしくするのです!」
傍らにはヴィムがいて命令するが、もはや制御不可能となったプラスはヴィムにまで攻撃してきた!
プラスは吸い出したばかりのラークと美紅の夢を食べ、ますます巨大になる。
28代理2/4:2009/12/03(木) 22:57:14 ID:???
。oO(やはり自制をなくしている… 口元の角を折ってしまえば夢は食べられなくなる
  とりあえず、角を…)

覚悟を決め、剣を召喚したヴィムはバクプラスに切りかかった  ――が、殴り飛ばされた!
「おっと」
だが、地面には叩き付けられなかった。なんと空中でウイングマンがヴィムを受け止めたのだ。
「ヴィム、女のお前じゃ無理だ オレにまかせろ」
「黙りなさい!」
空中でもめる2人だが、そんな事もお構いなしにバクプラスは目からの光線で2人を攻撃する!
その勢いで地面に落ちる2人だが、ウイングマンは受け身を取って着地したのに対し、
ヴィムは受け身が取れず地面に叩きつけられ苦痛にうめく。
バクプラスはそんな2人を見て大きく飛び上がり、押しつぶそうと飛びかかる!

『いかん! ソーラーガーダー シルエット!!』

とっさにウイングマンはヴィムの元へ跳びつつ、ソーラーガーダーを身にまとう!
――バクプラスの猛烈な踏み潰しが炸裂、校舎を破壊しつつヴィムを押しつぶした!
「ケン坊!」
ウイングマンの安否を気遣うアオイ。2人は無事なのか!?

…なんとか2人は無事だった。
ウイングマンは片手でヴィムを抱きしめ、片手のシールドでプラスの足を防御していた。
「なぜ… なぜ敵なのに助けた」
「んー 正義の味方の悲しい反射神経かな、ついつい助けちゃうんだ」
そんな事を話していると、プラスは足を離し再び校舎を昇り始める。また飛び蹴りをするつもりだ!
「サッサとやっつけるしかないな… 頼む、教えてくれ!奴の弱点を!  頼む…」

「………弱点は腹…あの中に夢がつまっているのだ 夢がプラスの中から無くなれば奴は死ぬ」

ウイングマンの真剣さに負けたのか、ついヴィムは弱点を教えてしまった。
「………………………サンキュー」
礼を言いつつ、ヴィムの肩をポンポンと優しく叩くウイングマン。きっとマスクの中は笑顔だろう。
29代理3/4:2009/12/03(木) 22:57:37 ID:???
バクプラスは再度飛び蹴りをしようと大きく跳びあがる!
「そうはいくか!ヒートレイバーでその腹をぶち破ってやる!」
ウイングマンもまた、プラスを迎撃しようとヒートレイバーを構え跳びあがるが、
巨体とスピードで攻撃を弾き返されてしまう!
「…よし」
一声吠えるバクプラスを見て別の戦法を思いついたウイングマンは、奴の口に飛び込んだ!、
急に口の中に入ってきたウイングマンにバクプラスは驚きつつも飲み込んでしまう!
「ああ ケン坊!」


――バクプラスの食道の中を進むウイングマン。
…気のせいか、先に進むごとに体がどんどん縮んでいく気がした…
だがこれは気のせいではなく、プラスの夢を凝縮する作用がウイングマンの体を縮めていたのだ。

そんな事も知らず、外のアオイは腹痛に苦しむバクプラスを見て困惑していた。
「もう、ケン坊ったらバカな真似するんだから!」


――夢が詰まった胃袋の中に到達したウイングマン。そこで彼は食べられた無数の夢を見る。
「こ これが食われた夢なのか…」

ふと、近くの夢に映像が映し出され――実体化する。それは自分(健太)とデートしている桃子!
「へ? オレとピンク! ピ ピンクの夢なのか…
 オレと手を組んでる、デートでもしているんだろうか… まいったな、こりゃ…」
頭をポリポリかきつつ照れくさそうなウイングマンだったが、夢の2人もこちらに気づいた。
「ね 見て、ウイングマンよ」
「どこのどいつだ、オレの真似しやがって…バカにしてる」
夢の2人はこちらを確認すると憎悪の目で睨む。
「広野くんの事をバカにする人は許さない! え〜〜い!」
唐突にモモコラリラートをウイングマンにブチかます夢の桃子!
その威力はすさまじく、ウイングマンはどこか花園のような所に吹き飛ばされる!
30代理4/4:2009/12/03(木) 22:57:57 ID:???
「何の騒ぎ?」
…そこは花園ではなく、花屋さんだった。…って、今の声は!? とっさに振り向くと――
「あなた誰?」
「み 美紅ちゃん! ――って事は、これは美紅ちゃんの夢なのか!」
「パパ ちょっと来て」
「なんだ」
夢の美紅に呼ばれ現れたのはまたも健太だった! 
「ゲー!またオレだ! 美紅ちゃんはオレとお花屋をして暮らすのが夢なんだ!
 ひゃ―――― こういうの見ると恥ずかしいな」
「何をブツブツ言ってるの!いたずらもほどほどにして下さい!」
照れるウイングマンを見事な一本背負いで投げ飛ばす夢の美紅!夢だからか異常に強いぞ!

――またしても投げ飛ばされるウイングマン!
その先には、どこかで見たようなシルエットが腕組みして待ち構えていた。
ウイングマンがその何者かの足にぶつかりようやく止まると…やはり、どこかで見たような足。

「きさま何者だ、オレの真似なんかして」
「ゲッ!これはもしやオレの夢!?」

――そこには、こちらを指差し敵意を剥き出しにしたもう1人のウイングマンがいた!  <続く>
31マロン名無しさん:2009/12/03(木) 23:17:52 ID:???
今週号(23号)は、ウイングマンがジャンプの表紙絵だが
GWにはいるから、いつもより発売日が早かったんだな

土曜だけど、22号がまだあるかな・・・と思って本屋に行ったのに・・・
買い逃した
32マロン名無しさん:2009/12/04(金) 01:06:43 ID:???
>礼を言いつつ、ヴィムの肩をポンポンと優しく叩くウイングマン。
健太の優しさが伝わってくる、地味ながらいいコマだと思ったよ
33マロン名無しさん:2009/12/04(金) 01:55:34 ID:???
バクプラスと戦うウイングマン
正義の味方の条件反射でヴィムを助けてしまったが・・・
これがきっかけで彼女に惚れられたりして・・・?
(このひたむきさがエロド将軍にあればなあ)

しかし
桃子ちゃんの夢は、健太とデートすることで
美紅ちゃんの夢は、健太と一緒に花屋をすることかあ
微妙に差があるなあ
34マロン名無しさん:2009/12/04(金) 07:24:18 ID:???
桃子はあこがれの段階で抑えてるが
美紅は現実で考えてるから具体的なんだろうな。
35マロン名無しさん:2009/12/04(金) 09:09:36 ID:???
ラリアートかます桃子の表情がいいなあ
36マロン名無しさん:2009/12/04(金) 09:18:57 ID:???
>>33
>桃子ちゃんの夢は、健太とデートすることで
「ハッピーベル」の回を思い出して泣けてきた(ノД`)

そう言えばあの後、結局二人はデートしたのだろうか?
37マロン名無しさん:2009/12/04(金) 16:06:50 ID:???
最終コマで電話鳴ってたし、デート自体はしたんだと思う。
ヒーロー特撮への理解や免疫も美紅よりはあるだろうから
映画が「大快獣ゴラジ」タイプでも平気だったとかw
38マロン名無しさん:2009/12/04(金) 16:37:44 ID:???
でも寝てたからなぁ。
最悪、取り次いだ親が厳しかったとかで誘えなかった…
という可能性も。

まぁ確かに桃子なら、ゴラジでも楽しそうに見るかもしれんがw
39代理1/3:2009/12/05(土) 22:01:08 ID:???
<祝・11巻発売! ―作者コメント―>
ハイ、皆さん、今回は桃子と久美子が挨拶するそーです。では、どうぞ。
 キャー、みんな元気ィ、森本桃子です。わたし、またふとっちゃってね、クスン。
小さいくせにふとめでやんなっちゃう。お菓子はひかえなくっちゃね。
 パシャッ、こら、立ち読みの現場写したわよ!立ち読みは罰金ものよ!
あ、言い遅れたけどわたし布沢久美子。あ、あっちで事件だわ!


【単行本中表紙】
 ・やや髪型を変えた大人びた桃子(布沢はどこ行った?)

【巻末付録・ポドリムス通信】
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091205200015.jpg


第98話――【過去の夢の巻】


ヴィムからバクプラスの弱点を聞いたウイングマンは、自らプラスの体に入り込む作戦に出る。
異物を飲み込んだバクプラスは腹を押さえ、腹痛に苦しんでいた――

アオイは何とかウイングマンを助けようとするが、ヴィムはウイングマンに助けられた恩も忘れ、
プラスが苦しんでいるうちにイレイザー砲で一瞬でチリにしようと目論む!
「待ってよ、中にケン坊が入ってるのよ!」
「――関係ありません!バクプラスをわたしの手で殺さないと、後でわたしがライエル様に…」
「なんて人なの さっきケン坊に助けてもらった事、忘れたの!!」
「…忘れてはいません、しかし彼もいずれはライエル様に殺される運命
 今、ここで殺されても同じ事―― さ、早くウイングマンより先にバクプラスを殺さなければ」
ヴィムは冷たく言い放つとイレイザー砲を転送した。
40代理2/3:2009/12/05(土) 22:01:31 ID:???
…バクプラスの中のウイングマン。
彼は今、自分の夢が実体化したもう1人のウイングマンと対峙していた!
「さてはキサマ、ニセ者だな!」
「へ? 何言ってるんだ、オレは本物だし、お前もオレの夢なんだから本物なんだ
 あ〜〜 自分で言っててこんがらかる」
…あらすじも混乱するので、以下夢ウイングマンを夢羽男と呼ぶ事にしよう。異議・異論は認める。

夢羽男は問答無用とばかりに大きくジャンプし、クロスバーンを仕掛けてくる!
だが、こちらはソーラーガーダー着用だ!右手を盾の様に構え、攻撃を受け止めるウイングマン!
――だったが、直後蹴りをくらってしまう!
「どちらも本物だと!? オレは一人で十分だ!」
夢の中で三度吹き飛ばされるウイングマンだったが、今度は無様に転ばず受け身を取る。
「くそ、戦い慣れしてやがる… あれ?今のは自分で自分をホメたのかね?」
ちょっと照れつつも、この厄介な事態にやむなくクロムレイバーを構え夢羽男に斬りかかる!
しかし夢羽男はこちらの弱点が見えていると言い放ち、余裕たっぷりにクロムレイバーを抜く。
クロムレイバー同士の剣戟が巻き起こる!
その時、このすさまじい剣戟の中で夢羽男は左手でウイングマンの右手を殴りつける!
「きさまは剣を持った時、逆の手があまい!」
さらに足元に蹴りを入れ――
「ちょっとの攻撃でグラつくバランスの悪さも弱点だ!」

――同じ力、互角のはずなのに押されつつあるウイングマン。
それもそのはず、どうも自分自身ではなく別の人格と戦っている気がしたのだ。
…などと考えていると、夢羽男はソーラーガーダーまで装備してしまった!

「フフフ オレはお前より戦いの歴史があるのだ、
 きさまと同じ様にオレもソーラーガーダーをつけるぞ! 勝負は決まったな、バクーッ」
41代理3/3:2009/12/05(土) 22:01:59 ID:???
「バク〜? バクーだと!? ――そうか、分かったぞ!
 ここにある夢はバクプラスに吸収されはじめた為、半分バクプラスの性格になってるんだ
 さっきから感じる違いはそこか!」
ようやく理解したウイングマンは本気を出し、クロムレイバーからヒートレイバーに持ち替える。
…では、あらすじも「夢羽男」から「ウイングバク」と呼称しよう。今度は異論は認めない。

ウイングマンがヒートレイバーを装備するとウイングバクもまたヒートレイバーを装備する。
「フッ ヒートレイバーか、同じ武器を使ってもオレの方が使い慣れてるのだ
 戦いの歴史が浅い、きさまにオレを倒す事はできん! バク――ッ!!」
ウイングバクはヒートレイバーを構えウイングマンに突っ込む!
咄嗟にウイングマンはヒートレイバーをヒートレイバーで防ぐと、
ウイングバクは左手でウイングマンの右手のガーダー部分をつかみ、ヒートレイバーを封じた!
「フッ やはりオレの方が上だな! 死ね!!」
――攻撃を封じられたウイングマンだが、焦る事もなく冷静のままだった。 そして鼻で笑うと――

『ダブルヒートレイバー!!』

なんと左手にもヒートレイバーを装備し、二刀流となってウイングバクの腹を貫いた!!
「お前の歴史はバクプラスに食われた時に終わってると言ったろ!
 過去の戦いしか知らないお前に、新しい戦法は思いつけないのさ!」
そのまま貫いたヒートレイバーでウイングバクの腹を切り裂き霧散させる。

「過去のお前に未来は無いんだよ
 ――それに、いくら同じウイングマンでも邪心を持ってたら、完全正義のウイングマンにかなう訳がないのだ」

鼻で笑って自画自賛するウイングマン。…自分で言っててかっこよすぎないか、その台詞?
ともあれ、手間を食ってしまったので急いで早く作戦を決行せねば。
ウイングマンはおもむろに壁(バクプラスの胃壁)にヒートレイバーをつき立て何度か切り裂く!
42代理4/5:2009/12/05(土) 22:24:09 ID:???
一方、外部ではヴィムとアオイの取っ組み合いのキャットファイトが行われていた。
そんな2人をよそに、バクプラスは腹を抱えて産気づき… もとい、苦しみだした!
そしてプラスが一声吠えると、腹が真一文字に切り裂かれ、中から光が漏れたかと思うと――
傷口からウイングマンとバクプラスに食べられた人々の夢が次々と飛び出してくる!
「やった! 夢がみんなの所に戻っていく!」

食べられた夢が全部出たのを確認した時、ちょうどウイングマンの身体の大きさも元に戻ってゆく。
腹を割かれ、夢を全部出され、怒り狂ったバクプラスはウイングマンへ突進する!
だが、弱ったバクプラスはもうウイングマンの敵ではない!

『デスボール!   行くぞ!  ヒートショック!!』

空中で大爆発する強敵・バクプラスの最期を喜ぶアオイ、対照的に愕然とするヴィムだった…
「やったぁ!さっすがケン坊」
アオイはウイングマンの勝利を喜ぶが、その傍らではライエルに強制帰還させられヴィムが消えた。

――食べられた夢は避難させ気絶した生徒達、ラーク、美紅の身体へと戻り、彼らが気がつき始める。
『あ! 校舎が!! 見ろよホラ!』
ふと、気がついた生徒の1人が破壊された校舎を見て騒ぎ始めた!
その騒ぎの声を聞き、屋上から校庭の様子を伺うウイングマンとアオイ。
「まずいよあおいさん、壊れた校舎を診てみんなが騒いでる!」
「ホントだ! よーし…」
アオイはポドリアルスペースを作成し、時間を止めるとその間にDPで破壊された校舎を修復する。

…ポドリアルスペースが解除され、時はまた動き出す。
「ああ、校舎があんなに壊れ・・・・・・・・・・・・・・・あれあれ??」 
目の錯覚だったのか、校舎は何事も無くそこにあったのでした。   ♪〜(゚ε゚( )
43代理5/5:2009/12/05(土) 22:25:11 ID:???
――戦いが終わり、元の姿に戻った健太は再び学ランを腕まくりし、大きく伸びをする。
「みんなも元に戻った! 校舎も元に戻ったし、ホッと一安心だ」
「よかったね、ケン坊も正義の夢が戻ってさ」
「うん、そう……」
アオイに笑顔を返し振り向く健太だが…… その視線はアオイのおっぱいとアソコ。
…いかん、タイムボールでヌードで抱き合った影響で変に意識しちゃってるようだ。

。oO(う〜 ホントに近頃どうかしちゃったぞ、なんでこんなに胸が…)  ドキドキ

顔を真っ赤にし慌てて目をそらす。思春期が分からないお年頃の健太くんでした。
「広野くん…」
「なんか変なのよ、近頃のケン坊…」
そんな健太を心配する美紅とアオイ。その様子を見ていたラークは知ってか知らずか微笑んでいた。



――要塞艦デストレス。

「ライエル様の命令だ、ウイングマンに手を貸し その手でバクプラスを殺さなかったからだそうだ
 許せ、ヴィム…」

ヘッドギアとマントを取られ、半裸のヴィムはバルドによって牢獄に幽閉されたのだった――
44マロン名無しさん:2009/12/05(土) 22:56:37 ID:SpibKaRw
おい、ヴィム幽閉されちまったよ
45マロン名無しさん:2009/12/05(土) 23:18:07 ID:???
ヒロダーの夢が健太を助けるという展開をほんのちょっと期待したが
当然そんなことはなかった
46マロン名無しさん:2009/12/05(土) 23:59:29 ID:???
>…あらすじも混乱するので、以下夢ウイングマンを夢羽男と呼ぶ事にしよう。異議・異論は認める。
待て待て待て待てwww もっといい名前は無かったのかww
47マロン名無しさん:2009/12/06(日) 00:23:57 ID:???
バクプラスの体内で自分の幻影と戦う健太だが
本体? のバクプラスと違って知性がありそうなのに違和感

あおいに照れる健太
ヒーロー馬鹿にも思春期が訪れたのだろうか
ラスト、ヴィムが囚われちゃったけど
身の破滅か改心の兆しか?
48マロン名無しさん:2009/12/06(日) 00:25:01 ID:???
じゃあ、「夢の中で本物に死を宣告する」ということで…
『羽死夢』なんてどうよ?
49マロン名無しさん:2009/12/06(日) 00:34:26 ID:???
今回、バクプラスを倒したが
翌日は仲額高の入試か・・・
マグネットプラスとの戦いはバレンタインデーだったが
今回の作中時間は3月10〜15日くらいにあたるのかな
50マロン名無しさん:2009/12/06(日) 00:43:53 ID:???
>>48
健太の股間がピンチです
51マロン名無しさん:2009/12/06(日) 01:12:21 ID:???
>>48
黒い天使はお帰りくだ・・・・・・

あ!ウイングマンも黒い!しかも羽根があるから天使っぽい!!
52マロン名無しさん:2009/12/06(日) 09:37:08 ID:???
>>48 >>51
あいつは、たしかキ○○マを握り・・・ 略
53マロン名無しさん:2009/12/06(日) 14:36:57 ID:???
入試だってスノー戦での気象現象やマグネット戦での電磁石の問題がたまたま出て無事合格ってパターンじゃないの?

理科以外の科目は知らん。
54マロン名無しさん:2009/12/06(日) 15:04:08 ID:???
健太はウイングマンになるため特訓しているから
(体力あるから)

スポーツ推薦で、何科目かテスト免除・・・な訳ないか
55マロン名無しさん:2009/12/06(日) 16:39:41 ID:???
>>54
そうか、なんだかんだで健太は結局体育会系の高校・大学に進学と見た!

それにしてもバクプラスもやられ、卒業の時期が近い…
ライエル編で終わりかな?それとも引き伸ばしになるのかな?
56代理1/5:2009/12/07(月) 21:57:49 ID:???
第99話――【合格?不合格?の巻】



異次元空間に浮かぶデストレスに悲鳴と打撃音が響き渡っていた。
――ヴィムは両腕を拘束され、バルドの姉・指揮官バルダの鞭で叩かれていた。

「敵に助けられたのはまだしも、敵に協力するとは許される事じゃないわね
 大体、物造りしかできない女に作戦を任せたのも問題だわね ――ええ?バルド!
 まぁ、私が帰ってきた限り、もう安心しなさい。地球ごときすぐに手に入れてみせるわ」

ヴィムの仕置きを終えたバルダはライエルの前にはせ参じる。
「久しぶりだな、よく戻ってきたバルダ」
「フッ イナ星の征服など片手間仕事ですわ
 ――イナ星でございます、どうですか お気に召す輝きでしょうか?」
控えていた配下のロボットに命じ、ジュエルドームに封じられたイナ星を差し出した。
「ウーム 美しい… でかしたぞ、バルダ さすがだ、お前達 二人でこの星をとってきたとはな」
「私とこのガルダンがやればそんな星、すぐに手に入れて見せますわ 地球も同じ
 地球もそのイナ星と同じ様な星、帝王ライエルともあろう人が なぜこんなに手こずってるの」
「口がすぎるぞ バルダ」
ライエルはバルダを諌め、バルダは自分達に任せてもらう事にした。

――ふと、気配を察知したバルダはその方向に鞭を投げる!鞭は物陰に潜んでいた者の手に巻きつく。
「何者だ」
「フフフ ま、仲良くやろうぜ」
…それはお馴染みキータクラーだった。
57代理2/5:2009/12/07(月) 21:58:16 ID:???
――翌朝
ベッドから起きる健太だが、いつもの元気が無い。
「あおいさん…」


家を出るとアオイが健太を待っていた。今日は夕島高の合格発表日なのだ。…健太、自信あるのか?
「ぜーんぜん無い、別に落ちてもいいもん」
「何言ってんのよ、美紅ちゃん悲しむよ 落っこちたらさ」


――夕島工
笑顔で健太を迎える美紅。3人で結果発表を見に行く事にする。
「美紅ちゃんは合格だよ」
「そんな事ないわよ、広野くんは? 広野くんの番号あった?」
お互いの受験番号を教えあい、番号を探す二人。ちなみに美紅は125、健太は132だ。

…125、125…… あった!美紅は見事に合格だ、おめでとう!
「ひょっとしてオレのも…   ん  んん〜〜〜!」
…131 133 134…
見事に不合格をくらった健太は笑顔が引きつる。
「どうしよう」
「なぁに、仕方ないよ(これで仲額高の生徒か… わぁ、あおいさんと一緒だ)」
「広野くん、落ちて嬉しいみたい…」
健太と一緒になれず、悲しそうに呟く美紅に慌ててごまかす健太。

「わたし… 夕島高やめて…仲額高にしようかな… 広野くんと一緒にいたいもん」

今にも泣き出しそうに見つめる美紅。その目を見て健太は戸惑ってしまう。ハッキリさせるべきか?
。oO(美紅ちゃんを嫌いになった訳じゃない、よく分からないんだ自分でも…
   なんとなく、心の中で今は… 今はあおいさんの方が存在が大きい気がして…
   こんな気持ちで美紅ちゃんに接しても… キズつけるだけじゃないだろうか… だったら…)
58代理3/5:2009/12/07(月) 21:58:40 ID:???
「ね、広野くん わたしも仲額高に行く」
「だめだよ、そんな事で進路を決めちゃ!夕島高の方がいい学校なんだし、折角受かったんだから」

『くそ――!!』
ふと、こちらに気づいた男子生徒が突然健太に馬乗りになって殴りかかってきた!
「こいつめこいつめ!オレのくるみちゃんを奪いやがって!夕島高に落ちたのもお前のせいだ!!」
「やめなさい!」
殴られて頭に来た健太は何の事だと男を払いのける!…すると男は週刊誌を開いて健太に突きつけた。 

《美森くるみ 年下の恋人発覚》

――その雑誌にはそんな見出しで、かつて健太がスタジオでザシーバからくるみを救った写真、
七宝焼きをもらって見送る時の写真が載っていた!
「やった、ケン坊も有名人じゃない!」
「な なんだこれ!」
雑誌の記事を読んで怒りに手を震わせていると、今度は嫉妬に狂った男がまた健太に襲い掛かる!
「くそー なんてうらやましい奴だ! 殺してやる!そしてオレもっ!」
健太は男の顔面に雑誌をつき返し、デタラメだと教えその場を3人で走り去る!


街中をひた走る3人。
「ケン坊、どこ行くのよ!」
「家だよ、家!あんな本に載っちゃったら、ふらふら外を歩いてらんないよ!」

――ふと、電気屋のテレビに野次馬が群がっているのを見た健太は足を止める。
そこにはくるみが先程の雑誌の記事について記者からインタビュー責めにされていた。
《それは… やっぱり…》
《はっきりしてよ、ね 恋人なんでしょ どうなの、ねぇ くるみちゃん》
「あれじゃ、くるみちゃんかわいそーだ!」
しつこい記者にしどろもどろなくるみを見てイラだった健太は思わず声を上げてしまう!
59代理4/5:2009/12/07(月) 21:59:06 ID:???
その声にテレビを見ていた野次馬も健太に気づき、健太が噂の男だという事に気づいてしまう!
「あ――――! この男だ、くるみちゃんとつきあってるって中学生は!」
「こんな奴のどこがいいんだ!」
「わー 逃がすなー! どこまでつきあった!聞き出せ!」
恐るべしマスコミの洗脳力に逃げ出す健太とアオイ! 美紅を置いてけぼりにしたのも気づかずに…
路地裏に逃げ込み、アオイのテレポートでその場を離れる2人。


一方、スタジオでは相変わらずしつこいマスコミにくるみは困惑していた。
「くるみちゃーん そろそろ白状してよ」
「だからさっきから言ってる通り… ただの友達だって…」
「そんな訳ないよー もっと深い仲だって情報も入ってるんだよ」
「そうそう、全く中学生とニャンニャンしたって噂も…」
いやらしい笑いを浮かべつつそんな事を吐く記者に、さすがのくるみもキレた!
「なんですかそれ! 言っていい事と悪い事が……」

『そうだ! 言っていい事と悪い事がある!』

――突如、マスコミの後ろにワープしてきた健太は怒鳴り散らす!いいぞ健太、もっと言ってやれ!
だが、当然の如く記者は健太にも詰め寄り出す!
どういう仲か、結婚の予定は、くるみのどこが好きなのか… 色々と聞き出すマスコミ!

『 あ ――――  う る さ ―――― い !! 』

いい加減健太もブチ切れ、大声を上げてマスコミを怒鳴り散らし、アオイは思わず耳を塞ぐ!
『そんな事はどうだっていいだろ!あんたらには関係ない事だ!
 それにオレにもちゃんと好きな人がいるんだ!!』

――その台詞はTV中継されていた。置いてきぼりになった美紅は電気屋のTVを見て頬を赤らめる。
「え  やだ、広野くん」
60代理5/5:2009/12/07(月) 21:59:28 ID:???
再びスタジオ。
「ホント、それじゃどんな娘だよ!」
…餌を与えちまった。ますます健太に詰め寄るマスコミは名前やつきあい暦を尋ねてくる。
「どういう仲なの!」
「具体的に教えてくれない!?」
「くるみちゃんはその事知ってんのかい!?」
「まさか嘘なんじゃないだろーね!」
次々質問攻めにされる健太は口ごもっていた。誰を好きになろうとオレの勝手じゃないか!
そんな健太の頭には、先程の美紅の言った『一緒にいたいもん』の一言があった――
「本当のところ話してよ!」
「どーなんだい! 黙ってちゃわかんないでしょーが!」

。oO(美紅ちゃん だめだよ… オレは オレは…)
とっさに口から出た言葉とは言え、マスコミの猛攻に耐えられなくなった健太は――

『 こ の 人 だ よ 、 こ の 人 が 大 好 き な ん だ !! 』

真っ赤になってすぐ隣にいた、あこがれのお姉さん的な存在であるアオイの腕を引っ張った!
――健太の決断の言葉に、美紅は衝撃を受けていた――       <続く>
61マロン名無しさん:2009/12/07(月) 22:12:16 ID:???
なんか最終回近そう
62マロン名無しさん:2009/12/07(月) 22:21:38 ID:???
ライエル軍団って、三人(と怪人)しかいないのかと思ったら
新幹部が登場・・・どSか?
合格発表を見に行く健太たち
(先週掲載分の三日後くらいかな)
ようやく?ついに?健太とくるみに熱愛報道
くるみちゃんの登場は約一年ぶりだな
前回登場はいつ頃だったかなと考えちゃった

そしてラストは
報道陣の前で爆弾発言
いろんな意味で健太に転機が訪れる?
63マロン名無しさん:2009/12/07(月) 22:31:21 ID:???
ガルダンって甲冑戦士かな
それともロボットかな

「ケツを見たから元気百倍!」とか
「アオイのおっぱいをおもいっきりさわりたい・・・」とかは
言いそうにはないが・・・
64マロン名無しさん:2009/12/07(月) 23:31:05 ID:???
>>63
ライエル編はバクプラスまでもエロい行動してたからな、ガルダンも例外ではないのかもしれない。
しかしガルダン、悪役にしてはもったいないくらいのカッコいいデザインだな。
改造されて味方に・・・・・ って、そういえばウイナルドがいたな。
ウイナルド最近見ないがどうしたんだ?最後に出たのはいつだっけ?
65マロン名無しさん:2009/12/08(火) 04:35:24 ID:???
ライエル軍団は皆、肌の色が黒い……

あんなに美紅ちゃん一筋だったのに、ケン太の告白に驚いた!
TVの前で、「やだ広野くん」って言う美紅ちゃんがとても不憫に思えてならない…
66マロン名無しさん:2009/12/08(火) 06:54:29 ID:???
前回のラストで幽閉されたヴィムが鞭打ちの刑に。
そんな目にあっても反抗的で強気な態度が色っぽいなあ。
バルドの姉さんってことだけど、バルドがヴィムに好意を寄せてるっていうのは
知ってるのかな?
67マロン名無しさん:2009/12/08(火) 08:53:46 ID:???
幼さが残るヴィムに対し、アダルティなバルダ登場か!

なんか気にいっちまったよ、
2人揃ってぜひスノーかSマグネ先生にイタズラされて欲しいw
68マロン名無しさん:2009/12/08(火) 09:44:51 ID:???
どSなバルダと男嫌いなヴィムとは反りが合わないんだろうなあ
エロド将軍は仲裁に入って
逆切れされたりして・・・
69マロン名無しさん:2009/12/08(火) 09:57:21 ID:???
くるみちゃんのスクープが凄い今更なタイミングな件
もしかして七宝焼貰ったのってつい最近!? 2個目??
70マロン名無しさん:2009/12/08(火) 14:00:51 ID:???
くるみちゃんのスキャンダル

今更なのは
ひょっとして、事務所が仕掛けた話題集め?
71マロン名無しさん:2009/12/08(火) 16:39:10 ID:???
>>66
実は超ド級のブラコンで、作戦失敗の制裁を口実に悪い虫を退治してる説に一票。
72マロン名無しさん:2009/12/08(火) 21:15:56 ID:???
>>69-70
そういえば今更すぎる話題だな。
まぁ、マスコミお得意のでっちあげ記事の裏づけ写真とか、そんなんだと思うが。

しかしなりゆきとはいえ、健太ついにあおいさんに告白したか…
美紅もある程度は分かってたとはいえ、これからどういう三角関係になるのか
73代理1/6:2009/12/09(水) 22:01:53 ID:???
第100話――【大破局の巻】


「は…」マスコミの猛攻に、ついに自分の想いを正直にぶちまけた健太は我に帰り固まってしまう。


――この様子を電気屋のテレビで一部始終見ていた美紅。
。oO(…自分の気持ちに… とうとう―― 気がついちゃったのね… 広野くん…)
健太の告白に衝撃を受けつつも、その顔は嬉しそうにも、悲しそうにも見え―― その場を後にする。


その続きはまだ放送されていた。
《その隣の人が好きだっての、ホントなんだろうね》
《くるみちゃんをかばってデタラメ言ってるんじゃない?》
《ねぇねぇ、どうなの!?》
――いい加減しつこいマスゴミについに健太がブチ切れた!
「あんたら〜〜〜〜 もう怒った!! 堪忍袋が大爆発だ!!」
その直後、ホントに現実に大爆発が健太の横で起きた!?

健太達は一斉に何事かと振り向くと―――― そこには、謎のロボット(ガルダン)がいた!

ガルダンは驚く記者のカメラを破壊しつつ健太に歩み寄る。
健太の前に立ちはだかると、剣を彼の首の横につきたてターゲッテイング、データ検索を行う。
「広野健太だな… 今日はキサマを殺しに来たんじゃないから安心しろ フフフ」
そしてガルダンはマスコミに向け、地球に宣戦布告を行う!

「我々は地球を頂く ついては、きさまらをペットとして飼ってやる、ありがたく思え!
 おまえらにも選択する権利を与える、各都市にエネルギードームを設置してある…
 素直にペットになる奴はその中に入れ、ペットになるのがやな奴は入らなくてもいいぞ
 だが、ペットにならない奴は死んでもらう
 ――さぁ、どうする? 死かペットになるか、二つに一つだ ハハハハハハ!」
74代理2/6:2009/12/09(水) 22:02:18 ID:???
「これは大変だわ」
もちろんこの宣戦布告は全国中継され、この番組は桃子も見ていたのだった。

「そうは行くか! オレがいるんだ、きさまらの好きにはさせん!  チェイング!!」

『おおっ、変身した!』
大勢のマスコミの目も気にせず、変身しガルダンへ先制攻撃の蹴りを放つウイングマン!
だが、ガルダンは拳を振り上げつつ蹴りをあっさりと払ってしまい、苦痛にうめくウイングマン。

「そう死に急ぐなよ! いいか、おまえらのどんな兵器を使ってもオレを倒す事はできんぞ!
 よーく考えるんだな、ペットになるか、死ぬか! 3日だけ待ってやる!」

ガルダンは高笑いしつつ、破壊した場所から歩き去って行った――
我に帰ったマスコミは一斉にガルダンを追う派とウイングマンに質問する派に分かれる。
「こっちの変身少年も記事になるぞ!」   …もうめんどくせぇんで記者の台詞省略します。

「強い、本当に強いぞ あいつ こんなのは初めてだ、敵の大規模な攻撃なんて…」
「ケン坊、しっかりしてよ!ケン坊!」
ガルダンのすさまじい強さにまだへたり込んだままのウイングマン。
「今までの戦いを考えると、なんて甘かったんだ こんなシビアな戦いは初めてだ…
 オレなんかが地球を守りきれるんだろうか…?」
「何情けない事言ってんの! 自信を持ってよ!」
人の気も知らず、地球が滅ぶかどうかの瀬戸際に質問攻めするマスゴミを無視しくるみが声をかける。

「そうよ広野くん、たよりはあなたしかいないのよ
 それに、何もあなただけに戦わせたりしないわ 私達も一緒に戦う 私達も変身できる様にして
 何も広野くん、ひとりで戦う事ないもの そうでしょ? ね、広野くん」

――真剣な眼差しでウイングマンを見つめるアイドル・美森くるみ。
「わかった… みんなも変身できるようにするよ」
ウイングマンはしばし考えると、その提案を承諾する。
75代理3/6:2009/12/09(水) 22:02:42 ID:???
『さぁ、もう一度変身するとこを見せてよ!』   ――あーーー書いてて腹が立つ!(Byあらすじ)

「もう あなた達はこんな時に…何考えてるの!」
いい加減しつこいマスゴミを蹴飛ばして追い払ってくれるアオイ様!
…だが、マスゴミもただでは転ばず、しっかりアオイのパンチラ写真を撮っていたのでした。



――テレビで堂々と地球征服宣言がされたにも関わらず、人々は絵空事と信用しなかったのだった…
 当然、各地のエネルギードームには誰一人として入らなかったのである…



その頃、デストレス内部では作戦会議が行われていた。
「あまりにも突拍子も無い出来事なので信用していないようです、実力行使に出るしかありません」
だが、地球の美しさを重要視するライエルはそんな作戦を認めるはずが無い。
しかしその点についてもバルダはちゃんと考えがあったのだ!

「アオイという娘を使えば問題は解決します。
 その娘に壊れた物を超能力で元に戻させればいいのですから まぁ、見ていて下さい
 …ではバルド、次の作戦を進めるのだ 地球人をちょっと驚かせておやり」



――その頃、布沢は真次のアパートに来ていた。
「はぁ 今日も真次さんいない…引っ越しちゃったのかしら? …私に黙って? そんなぁ…」
やむなく帰ろうとする布沢だったが、帰り道に真次が待ち受けていた。
「ちょっと話があるんだ」

真次は人気の少ない所に布沢を誘い出す。
。oO(こんな寂しい所に連れて来て…何しようってのかしら)
…真次の正体を知ってか知らずか、ともあれこれからの事を妄想し思わず鼻の下を伸ばす。
76代理4/6:2009/12/09(水) 22:03:07 ID:???
「あのさ、君らもう卒業したの? 学校には行かないの? みんなともう会う事無いの?」
「え、いいえ まだよ 明日卒業式だもん、みんなとは明日また会うわ」
「へぇ そうなんだ」
「(もう、じれったいわね こうなったらわたしから…)ねぇ、真次さん… おねがい」
勇気を出し、真次にキスしようとそっと近寄り目を閉じる布沢。

真次はそんな布沢に応えるべく―――― 布沢の胸に ナ イ フ を 突 き 立 て た !

「し 真次さん!?」 
大きく目を見開き崩れ落ちる布沢!
「お前はもう用済みなんだ、
 お前をペットにしとくと愛するヴィムとの仲がややこしくなるかもしれないからな
 死んでくれ、どうせ もう生きてたって仕方ないんだからよ  ――成仏するんだな」
真次はバルドの姿に戻り、倒れる布沢に見向きもせず踵を返し立ち去った…
「ま 待って…」
か細い声で呼び止めるも、すでに真次…バルドの姿は無く、力尽きる布沢!
――だが、突如上空からアンノウンが現れ、布沢を抱えて飛び去って行った――



――3日後、健太達の卒業式。そしてこの日は全人類がペットになるかならないかの運命の日だった。
廊下でおしゃべりする美紅と桃子。
「リーダーとうまくいってないの?」
「ううん、そんな事ないわ この前テレビ見たのね …私、いつかこうなるって気がしてた」
「もっと積極的になんなきゃ! いいの?このままで」
…昔の自分の姿を美紅に重ねた桃子はアドバイスするが、桃子以上に内気な美紅にはできなかった。

一方、健太は先日のテレビを見た生徒達から芸能学校に行くのかと冷やかされていた。
。oO(みんな この前の事を信じてないんだ… なんという緊張感の無さだ)
そんな不安を抱えていると、突如健太の後ろから呼び止められた。
77代理5/6:2009/12/09(水) 22:03:31 ID:???
「広野おにいさま」 健太が振り向くと―― そこには久々に登場のりろがいた。
「ずっと学校に出てきてなかったみたいだけど、ダメじゃないか」
「へへへ だって勉強つまんないんですもの
 それより見ましたわよ、テレビ 今はリメルとは別の敵と戦ってますのね
 水くさいですわよ、一言声をかけてくだされば私も戦ったですのに」
「やぁ、やっぱりりろちゃんは小さいから…」

「やぁ、広野先輩 卒業おめでとう! 明日からの学園の平和はボクに任せてください!」

そこに現れたのは… これまた懐かしい、学園刑事ヒロダー!
「あなたなんかに任せられませんわ!」
「何を、この小娘!」
…2人のアホなやり取りに、健太は本当に今地球が侵略されようとしているのか不安になるのでした。

美紅と桃子が立ち話している所に健太がやってくる。
「美紅ちゃん、ちょっと来て 話したい事があるんだ」
ふと、桃子の後ろから忘れ去られた、どっかで見たような連中が駆けつける。
「やーピンク とうとうセイギマンも解散の時が来たんだなー」
「今日の解散ショーは派手にやろうな!  …あれ?リーダーは?」


――体育館横で話す健太と美紅。
「ね、ねぇ、美紅ちゃん TVであおいさんがどうのこうのって、あれはさ あの場を逃れる為の…
 だから気にしないでね」
顔を引きつらせながらもぎこちなく、懸命に言い訳する健太。

「いいの ――いいのよ広野くん わかってるの …こうなるのが遅かったのかもしれない
 わたしが広野くんと一緒にいる時間なんて、あおいさんと広野くんの時間に比べたら…
 それに会ってたって、いつも今みたいにぎこちないし…
 広野くん… あおいさんといる時はすごく楽しそうなのよ
 二人とも、心から接してるって感じなの だから、いつかこうなるって…」
78代理6/6:2009/12/09(水) 22:03:53 ID:???
ポツリポツリと話す美紅の目にはうっすらと涙が浮かんでいた… それでも美紅は話を続ける。
「わかってた、わかってたけど怖くて言えなかった… もしかしたら勘違いと思ったりして
 引っ込み思案すぎたの、わたしって… だから、これから積極的になろうと思って…」

――そう言うと、突然美紅は健太の顔を引き寄せ唇を重ねた――
…かと思うと、うつむいたままその身体を健太から離す。

「ごめんね、わたしいつまでも広野くん好きなの! でも広野くんは忘れて、わたしの事!」

美紅はそう叫びつつ、健太に顔も見せずにその場を走り去るのだった…
。oO(くちびるがちょっぴり触れただけのキスだったけど… すごくあったかい気がした… でも…
   ゴメン、美紅ちゃん…… もう、こう言うしかないんだ)
自分の唇に手を当て考え込む健太。

   シュオン   シュオン   シュオン
――ふと、周囲に何やら妙な音が響いた。辺りを見回すと――校舎が徐々に消えていくではないか!

『な 何! 校舎が… 校舎が消える!?』              <続く>
79マロン名無しさん:2009/12/09(水) 22:27:15 ID:???
バルド死ね
80マロン名無しさん:2009/12/09(水) 22:39:28 ID:???
なんだこの急展開、色々あり過ぎて何から語ったらいいのかわからねえ
81マロン名無しさん:2009/12/09(水) 22:40:03 ID:???
もう卒業式か・・・
82マロン名無しさん:2009/12/09(水) 22:49:39 ID:???
公衆の前で告白した健太、テレビ局に現れるガルダン
テレビで堂々と地球征服宣言が行われた・・・
ギャグ回はもうないのかな、どシリアス化しそうな感じ

ペットにならない奴は抹殺する宣言
愕然とする健太
バルドに刺される布沢さん
(エロドは改心すると思ってたのに)

スノープラスやマグネットプラスの頃は
エロに頼るな、硬派にやれとは思ってたけど
今週からは、明確な死人がでないとか
安心して読めなくなるのかな
83マロン名無しさん:2009/12/09(水) 22:51:12 ID:???
来週号は
連載100回記念巻頭カラーみたいだな
84マロン名無しさん:2009/12/09(水) 22:55:55 ID:???
ついに100話か!休載を除いても完全に2年経ったな…
てか、今回話詰め込みすぎ!急展開しすぎ!

マスゴミが! パンモロが! 布沢さんが! りろが! ヒロダーが! 学校が!

ああもう、どこから話せばいいんだ!
あと、あらすじさん、マスゴミの台詞乙です(´・ω・`)
85マロン名無しさん:2009/12/09(水) 23:05:38 ID:???
死ねバルド! 氏ねじゃなくて死ね!
アンノウンが何とかしてくれそうだから布沢さんは助かると思いたい…

プラス戦がまだほほえましいと思えるほどの超シリアス路線に入ってしまったな。
引き伸ばしするかどうかは分からないが、やはりライエル軍との最終決戦が近いのか!?
86マロン名無しさん:2009/12/09(水) 23:20:46 ID:???
今週号のラストが卒業式の日だから
作中日時では、まだ85年の3月20日前後なのか

休載期間もあったから、(個人的に)月日の感覚が混乱気味だったので
ライエル編になってから時々日数推測していたが
すごい3月になりそうだ

先週号は読みそこねたんだが
今週から怒涛のシリアス展開が始まるのかな
何人か書き込まれているが
ヒーロー物のパロディ風漫画だと安心して読めなくなるのかな
87マロン名無しさん:2009/12/09(水) 23:56:06 ID:???
リメル編は異次元だったからいいんだが、
ライエル編は確実に三次元に攻めてきているから… 次回から多数の死傷者が出る予感…_| ̄|○lll
88マロン名無しさん:2009/12/10(木) 00:06:16 ID:???
今週号の健太の台詞
「今までの戦いを考えると なんて甘かったんだ
 こんなシビアな戦いははじめてだ」

それは、全ての読者が感じる事です
89マロン名無しさん:2009/12/10(木) 00:59:12 ID:???
おまいら、久々に出たりろとヒロダーについてはスルーですか。

…まぁそんな事言ってる状況じゃないのはわかってるよ…orz
90マロン名無しさん:2009/12/10(木) 01:32:13 ID:???
セイギマンやヒロダーは3ヶ月ぶり、りろちゃんは半年ぶりくらいの登場かな
皆、久しぶりだなあ
りろが「広野おにいさま」って言うところをみると
結構仲良くなったのかな

以前にも書き込んだけど
ヒロダーとりろちゃんとは結構お似合いだと思う

怒涛の急展開の中、活躍できるか不安だけど
91マロン名無しさん:2009/12/10(木) 06:42:45 ID:???
>>90
ヒロダーはりろと一緒に異次元から戻ってきたから、どっちも半年振りでは?
9290:2009/12/10(木) 07:11:46 ID:???
ちょっと確認できないけど

前回登場は
くるみ  コンサートのとき?(84年2月頃)
りろ   ポドリムス決戦のとき?(84年11月〜12月頃)
セイギマン  マグネットプラス編の冒頭(85年2月頃)

ヒロダー  スノープラスの編の冒頭(85年1月)だったかな
93マロン名無しさん:2009/12/10(木) 09:05:35 ID:???
>ヒロダー
ああ、そういえば布沢さん尾行しようとしてたっけ。
すっかり忘れてたw
94マロン名無しさん:2009/12/10(木) 10:02:17 ID:???
時系列がイマイチ判らない箇所があるんだけど
布沢が刺された日の3日後が卒業式で、布沢は「明日が卒業式」って言ってて…?
多分布沢のセリフが間違ってただけなんだろうな
95マロン名無しさん:2009/12/10(木) 20:58:57 ID:???
>>94
ガルダンの地球征服宣言、猶予期間は3日間

1(〜2)日?たつが、エネルギードームに誰も入らず
ライエル軍団、期限切れと同時に実力行使を決定

卒業式前日、布沢さんがバルドに刺される

猶予期間終了
卒業式当日、学校の校舎が消えた !?

かなと推測するけど
96マロン名無しさん:2009/12/10(木) 21:43:04 ID:???
バルドはチョコの時のギャグキャラ化で
改心して生き残りの目も見えたかと思ったけど
こりゃ駄目だな、救えねえ
97マロン名無しさん:2009/12/10(木) 21:55:46 ID:???
>>96
チョコを泣きながら頬張るとか
ギャグキャラ化してたから
昨日も書き込んだけど
布沢さんを刺した時は大ショックだったよ
98粗筋!ウイングマン! 1/5:2009/12/10(木) 22:00:00 ID:N5EZceu8
第101話――【大攻撃の巻】


<連載100回突破記念巻頭カラー:水着姿で戯れるウイングガールズ・りろ・くるみ>


下駄箱で靴を履き替えている美紅は、突如身体が浮かび上がった!
その様子は美紅だけでなく、他の生徒達―― 学校中に及んでいた!

「校舎が消える!」
唯一、外に出ていた健太は難を免れていたが、何もできず眺める事しかできなかった。


そして消えた校舎は…突如、どこかの街のビルの屋上に道路を跨ぐ形で出現した!
『なんだ! が 学校が出てきたぞ!』
突如現れた校舎に当然の如く騒ぎ出し、パニックになる人々!
校舎がビルの屋上に着地すると同時に生徒達も床に次々と落ちてゆく。
「なんなの、今のは… え!? ここはどこなの!?」
突如代わった景色に驚く美紅!



――そんな事が起きている事も知らず、仲額中に向かうアオイ。
「ケン坊もとうとう卒業か… 勉強もろくにしてないのに、よく卒業できたなぁ
 花束渡してホッペにチュッでもしてやるか   ホッペにチュ……」
ふと、アオイの脳裏に先日のマスコミの前での健太の告白が浮かび、思わず赤面してしまう。
「なぁに、あれはレポーターから逃げる為に出た言葉よ、そんな事ある訳ないもん」
そう自分で言い聞かせるが…アオイさん、ではその引きつった笑いと不自然な歩きはなんですか。
結局、明らかにとまどっているアオイでした。
99粗筋!ウイングマン! 2/5:2009/12/10(木) 22:00:44 ID:N5EZceu8
…それにしても、なかなか学校が見えてこない。もう見えてもいい距離なのだが。
改めて校門に着くと―――― 学校が無くなっている事に驚きを隠せないアオイ!
「ケン坊!一体どうしたの、学校は」
「消えちゃったんだ、突然!」

「学校は東京さ」

突然現れたバルドに身構える二人!
「オレ達は学校の連中を人質にしたって訳さ、連中を殺されたくなければ おとなしく捕まれ」
バルドは人質を盾に健太を脅迫するが、当然健太は断る。正義の味方は悪の言いなりにならない!
「アホ言え、みんなはオレが取り返す、きさまらを倒してな!」
「そうよ、ケン坊 その意気よ!」
しかしバルドは健太が拒否する事も予想内だった。

「オレ達も次の作戦は考えてある、もうすぐ地球はオレ達の味方となり、お前は人類の敵となるのだ」

意味深な台詞を残しバルドはその場から消え去った。…どういう事だろうか。
気にはなるが、とりあえず東京へと急行しようする健太だった。
アオイのテレポートで校庭から消える2人、その背後の桜の木の陰にはキータクラーがいた。
「やるな、バルダとか言う女… この大胆さはリメルにもなかったものだ、面白くなってきたぞ
 広野健太よ、昔の様には助けんぞ どうするかじっくり見せてもらうぜ フフフ」



――東京の校舎内はパニックになっていた。
「リーダー リーダーはどこへ行ったのかしら」
卒業生の中で唯一、事態をおぼろげながら把握していた桃子は冷静に健太を探す。
…ふと、外を見ていた生徒が校舎に近寄るガルダンを目撃する。
「かっこいいなぁ」
「バカ、何言ってんのよ! 今からあいつに殺されるかもしれないのよ!」
事態を把握していないか、先日の宣戦布告テレビを見ていないのか、のん気な男子を一喝する桃子。
ここに来ていたのはガルダンだけでなく、UFOまで現れていた。
100粗筋!ウイングマン! 3/5:2009/12/10(木) 22:01:31 ID:N5EZceu8
『地球人共よ、テレビカメラを用意し 今から起こる事を全国に流すのだ
 まだ我々の力を信じていないようだから、これから面白いものを見せてやる』

UFOからの声が流れると、ガルダンは突如校舎を攻撃し、壁を破壊して教室を向き出しにする。
そして背中のバーニアをふかし、教室内へと飛び移る  …一体何をするつもりなのか。
「みんな逃げるのよ!」
とてつもない嫌な予感を感じた桃子はクラスメートに逃げる様に叫ぶ!
全員一目散に逃げ出すが、ドアを開けるとすでに廊下には無数のロボ兵士が配備されていた!
『ナカニハイレ』
ロボ兵士は生徒達に銃をつきつけ、戻るように命じる。生徒達はやむなく教室へ戻る…。


――都会テレビ
UFOの放送を聞いたテレビ局スタッフは大騒ぎになっていた。
「お おい この前の奴らが町ですげぇ事やってるぞ!それをオレ達に撮れってよ!」
「おもしれぇ!急げ、他の局のやつらよりいいポジションにカメラを置くんだ!」
…その時、くるみはジュースを買いながらこの騒ぎを耳にしてしまい青ざめる。
「――大丈夫よ、いざとなれば 広野くんが助けてくれる…」



再び場面は校舎へ戻り―― 破壊された教室の壁から、水泳の飛込台のような板が4つ並んでいた。
――板の上には手を拘束され、地上を背にして逃げられない様に足を固定された女子がいた。
「オイ、どうしたんだ?ゲームをするんだ、もっと楽しそうな顔をしろ ――早く投げろ!」
「は はい」
教室内では、ガルダンが別の女子にダーツを持たせ、早くに投げるよう命じていた。
ダーツは――――的の男子の頬をかすめ見事に外れる!
「あー はずれだ いいか、人間に当てないと後ろの人間が死ぬぞ」
ガルダンの説明に後ろを見ると、先程の女子が乗っている板が少し短くなる!
101粗筋!ウイングマン! 4/5:2009/12/10(木) 22:02:13 ID:N5EZceu8
「2回目で的に当てないと、後ろで立ってる奴のボードが消えて、地面に真っ逆さまって訳さ
 ちなみにその針には猛毒が塗ってあるぞ どうだ、スリルたっぷりのゲームだろ」

――なんと恐ろしい殺人ゲームだ!ダーツが当たっても、外れても、必ず前後どちらかが死ぬ!
恐怖にかられた射手の女子は、声を震わせながらガルダンの命令を拒否する。
「早く投げねぇとてめえを殺すぞ」
ガルダンはレーザーソードを抜き、女子を脅しつける!
怯えながら投げたダーツはまたしても外れ――板の上の女子の顔は恐怖で固まり地上へと落下する!!
「ああ、ひでぇ!本当に落ちた!」
「ああ 今 人が落ちました! これはただ事ではありません!」
外にはUFOの指示通りに無数のマスコミと野次馬が集まっていた。   頼む、誰か助けてやって!

《これは夢でもなんでもありません、この上で本当に殺人ゲームが行われているのです!》

その中継は全国の人々が見ていた――。


校舎内ではロボ兵士が2体、人間がいないか見回っていた。
ふと、ロボ兵士は下駄箱の美紅を見つけると捕獲しようと追いかける!
――だが、ここで美紅に会ったのが運の尽き!美紅はバッジをつけ変身するとロボ兵士を蹴散らす!
しかしロボ兵士は美紅の足をロープで捕らえて捕獲してしまった!
「ツカマエタ ウエニツレテイコウ」



――その頃、東京上空ではアオイに抱かれてようやく校舎を発見した健太がいた。
さっそくアオイはそのまま校舎の中にテレポートする。
そして健太達は二手に分かれ、健太は学校中を、アオイはりろやヒロダーを見て来ることに。

アオイはりろのいたクラスに向かうと、そこにはクラスメート共々縛られたりろがいた。
…と、同時にドアの側にいたロボ兵士に両側から銃を突きつけられるアオイ!
102粗筋!ウイングマン! 5/5:2009/12/10(木) 22:02:54 ID:N5EZceu8
一方、美紅はガルダンのいる教室へと連行されていた。
「隠れていただと! よし、その娘をボードに乗せろ
 一番はしに乗せろ、一度の失敗で落ちる様にな フフフ」
ピンチの美紅だったが、今はディメンションスーツを着ている。これを着ている限り大丈夫だ…
ガルダンはおもむろに右手を美紅に向けると、美紅のバッジを吸い寄せ奪ってしまった!
「知っているぞ このバッジをつけていると、飛んだりできるってのはな」
直後、ディメンションパワーを失い普通の制服姿に戻る美紅! 
「も もうダメだわ」 下を見ると、高さは恐らく数十メートル… もはや助かる術はない!


…その頃、健太は三年の教室をあちこち調べていたが、A組にもB組にも誰もいなかった…。


「お前が投げろ」 ガルダンは無造作に女子を一人、射手として選ぶ。
「あたしできなーい! できないよ――――!!」
――それは、美紅にとっての一番の親友、きよみであった!
「やらねぇと自分が死ぬんだぞ!」
ガルダンは嫌がるきよみを無理矢理引きずり、的の男子の前へ引きずり出す。

「ここか!」 だが、ちょうどその時殺人ゲーム現場へ健太が駆けつけた!
健太の目に真っ先に飛び込んだのは、ちょうど真正面にいたボードの上の美紅!

一方、ガルダンはレーザーソードを抜き放ち、きよみに投げろと脅していた。
しかしきよみも人間…それも親友を殺したくなく、涙目で必死に拒否を続ける!
「 や れ ! 」 レーザーソードがきよみの頬を焦がし、最後通告をする!
「うわ――――!  ごめんなさい!」
目をつぶったままダーツを投げるきよみ!当然、ダーツは外れてしまう!

。oO(広野くん… さようなら)

「み 美紅ちゃん!?」
ボードが消え、健太の叫びもむなしく… 美紅は奈落の底へと落ちていった――――  <続く>
103マロン名無しさん:2009/12/10(木) 22:19:53 ID:???
100回記念巻頭カラーまで来たかあ
とりあえず扉絵はサイコーだ
煽り文句は、週刊誌を宣伝する電車の中吊り広告みたいな・・・
照れるあおいさん可愛いな

・・・でも・・・
中学校で行われる殺人ゲーム(毒矢で的当て)
毒矢が当たって死ぬ生徒
投げ手が失敗たため墜落する生徒
トラウマになりそう

美紅ちゃんは助かるのか
104マロン名無しさん:2009/12/10(木) 22:30:45 ID:???
話がダークすぎる…まるで仮面ライダー(1号)の初期の頃のようだorz
女の子の恐怖に固まる顔が忘れられない…。・゚・(ノД`)・゚・。

ホント、これまでのリメル編・プラス編がまるでうそのようだ
105マロン名無しさん:2009/12/10(木) 22:45:35 ID:???
もしかして生徒マジで死んだの・・・?
106マロン名無しさん:2009/12/10(木) 22:51:06 ID:???
>>105
美紅が橋?の上で「も もうダメだわ」と呟いてるコマ、地上を見ると…_| ̄|○lll

頼みの綱のウイングガールズもまだ捕らえられてるし…助けられないのか!?
107マロン名無しさん:2009/12/10(木) 22:59:18 ID:???
ライエル軍団に戦闘員(雑魚兵士)が登場したなあ

殺人ゲームが強烈すぎるが・・・
108マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:01:53 ID:???
>>107
戦闘員、今まで登場しなかったよな。
今回の総攻撃にあわせて急遽量産したのだろうか?
109マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:05:40 ID:???
>広野健太よ、昔の様には助けんぞ
アンノウンも無しか。
そういえばバグプラス戦でも出てこなかったな。
美紅と親父で大ピンチだったのに。
110マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:08:44 ID:???
とりあえず、美紅の微パンチラ、貼っとく
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1260454050234.jpg
111マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:17:38 ID:???
貴様あ状況もわきまえずにこんなものを………





                                GJ!
112マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:20:14 ID:???
>「オレ達も次の作戦は考えてある、
> もうすぐ地球はオレ達の味方となり、お前は人類の敵となるのだ」

なんとも不吉な……デビルマンか、デビルマン化なのか?
113マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:28:16 ID:???
バルド「俺たちがこんな暴挙に出たのはウイングマンのせいだ!」
114マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:39:16 ID:???
宇宙人は「ウイングマンと」戦っているんだ
ウイングマンが地球にいるから、地球を攻めてくるんだ
と煽るつもりか?

ザン○ット3みたいな ?
115マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:42:10 ID:???
とりあえずこれを貼っておく
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091210233949.jpg

>>109
アンノウンもダメか… もう美紅を助ける手段は無いのか!?
…いや、1つある!ウイナルドがいた!
ただ、あれから1年以上経ってるとはいえリメル編(三銃士)で大破したから…
116マロン名無しさん:2009/12/10(木) 23:43:49 ID:???
>>114
ザンボットは超がつくほど欝ストーリーだったな、正義のスーパーロボットアニメなのにorz
バルドの「お前は人類の敵になるんだ」というのはまさかザンボットそのままに?
だとしたらジャンプ作品とは思えないほど、バッドエンドになっちまうぞ!
117マロン名無しさん:2009/12/11(金) 08:01:00 ID:???
しかし
なんで一気にハード路線になったかなあ

王位争奪編準決勝をやってるキン肉マン
聖帝王サウザーと戦っている北斗の拳
こっちに寄らなくてもいいのに

亀仙人に弟子入りしたDB
ソフト路線に方針転換した? CH
パロディ任侠物? の新連載・男塾
こっち路線で、少し真面目な内容です
でいいのになあ
118マロン名無しさん:2009/12/11(金) 08:46:28 ID:???
生徒達や松岡先生は、健太の戦いを信じなかったツケがきそうだな
ガルダン編で福本やセイギマン、松岡先生も死にそうな予感…

ま、まさかりろやくるみが再登場したのは
死んで見せ場を作るため!?
119マロン名無しさん:2009/12/11(金) 15:58:40 ID:HyxqqQvX
もしおれが人質の生徒だったら、的じゃなく落下を選びたい…

毒で苦しむよりは落下で即死の方がまだマシかと、
こんな暗い気持ちになってしまう…orz
120マロン名無しさん:2009/12/11(金) 16:58:33 ID:???
投げる役よりは的か落下が良いな・・・
121マロン名無しさん:2009/12/11(金) 18:03:21 ID:???
射手だと生き残れるかもしれんが、
強制的にとはいえ殺人犯になってしまうからな…orz
122マロン名無しさん:2009/12/11(金) 18:36:32 ID:???
まさかとは思うが、健太がじきに変身するだろうとして
そこで今人質になってる生徒職員に
「解放して欲しければお前達の手でウイングマンとその仲間を殺せ」
とか条件が出されたり、仮にそれをかわして逃げ延びたところで今度は世間全体に
「これ以上の攻撃がイヤなら以下同文」
とか突き付けられたりした日にゃ…
123マロン名無しさん:2009/12/11(金) 19:35:39 ID:???
>>122
これ以上、ザンボットの二の舞はやめてくれ…_| ̄|○lll
124マロン名無しさん:2009/12/11(金) 20:15:58 ID:???
いやいやいや、ザンボットは迫害とブーイングから始まって
徐々に理解者を得ていったんだから逆、むしろもっと酷いかも。





ナントイウ醜イ姿ダ
ドウシテ僕ハコノ生物ヲ守ロウトシタ
125マロン名無しさん:2009/12/11(金) 20:34:31 ID:???
>>124
それって、なんてマ○ズ?
126マロン名無しさん:2009/12/11(金) 20:46:43 ID:???
余計バッドエンドじゃねぇか!。・゚・(ノД`)・゚・。
127粗筋!ウイングマン! 1/4:2009/12/11(金) 22:00:00 ID:xNWvr1Wr
第93話――【大防衛戦の巻】


『美紅ちゃん!』
健太の叫びもむなしく、殺人ゲームの犠牲となり地上へと落ちる美紅!

《ああ また一人落ちました!》
『警察はまだかー! レスキュー隊を呼べー!!』
地上では実況中継するマスコミと、様子を見守るしか出来ない野次馬であふれていた。

「離せ、離しやがれ!!」
一方、健太は美紅救出に飛び込もうにもロボ兵士に押さえつけられていた!
ようやく振りほどくも、今から変身して飛び込んでも間に合わない!
だが、それでも美紅を救いたい――
迷わず美紅が落ちた場所へとダッシュする健太だが、その前にガルダンが立ちふさがる!
「どこへ行くのだ、え?ウイングマン フフフフフ」
構っているヒマは無い!脇を通り抜けようとするが、あっさり捕まり生徒達の方へ投げ飛ばされる!

。oO(あ あおいさん!あおいさんはどうしたんだ! くそー、美紅ちゃんが死んじゃう!)

投げ飛ばされても、自分の事より美紅の事を心配する健太。
頼みの綱のアオイもいない… いや、ある!たった一つだけ方法があった! ――間に合え!
見守る生徒達をバックに、受け身を取って着地する健太。

『ウイナア!ウイナルド・シルエット!』

――悲鳴をあげ、地面が迫りつつある美紅!
だが、寸での所で飛んできたウイナルドが美紅を受け止める! 間一髪!!
突如現れた謎のロボットが少女を救い、マスコミや野次馬達は歓声を上げる!
美紅が死ななかった事に舌打ちするガルダン、一安心する健太。
128粗筋!ウイングマン! 2/4:2009/12/11(金) 22:00:42 ID:xNWvr1Wr
この様子は当然、UFO内部でも監視されていた。
「あの娘、ウイングマンにとって重要な娘らしいな あんな小道具を出してまで助けるとは…
 こうなったら、あの娘を捕らえるのも面白いな、ウイングマンのアキレス腱になるはずだ!」
指揮官のバルダはロボ兵士に指示し、UFOをまだ飛んでいるウイナルドに向かわせる。
「まずい!ウイナルド、捕まるな!」
敵の思惑を察知した健太は叫ぶが、まだ変身していなかった為ロボ兵士に捕らえられてしまう。
「うるさいぞ!」
ガルダンは健太の首を片手で締め上げ、生徒達へ向かって投げ飛ばす!

『広野――――! 助けてくれ!』 『どうなってんだよ、おい!』

ふと健太は後ろを見ると、助けを求める福本達がいた。どうやら3年生は全員ここに集められたようだ。
ガルダンのすさまじいパワーに冷や汗をかく健太だが、空を見るとウイナルドが捕獲されていた!
キャプチュードビームに捕まったウイナルドは美紅もろともUFOへと収納されてゆく…
「う いかん、ウイナルド! ――くそ!」
「ハハハ お前の救援は情けないな、捕まったぞ
 いよいよお前の立場もまずいな、あの娘 お前にとって大切な女らしいからな フフフ」


――UFO内部
「女とロボット、捕獲しました」
「ウム  フフフ、さて… その女は残してロボットは捨てろ」


ウイナルドがUFO内部から出てきたかと思うと、主砲の一撃で破壊されてしまった!!
「ウイナルド!」
「フッ あのロボットはいらないらしいな」
《ああ ロボットが破壊されました! 女の子は捕まったと思われます!》
相変わらず仕事熱心に実況中継を行うリポーター。
129粗筋!ウイングマン! 3/4:2009/12/11(金) 22:01:25 ID:xNWvr1Wr
――その頃、捕らえられた美紅はロボ兵士に押さえつけられ、バルダの目の前へと連行されていた。
「さーて、どうしようか…」
まずは強烈な平手を1発見舞うバルダ!そして倒れた美紅の制服を次々と剥ぎ取ってゆく!
そして最後に残ったパンティを引き裂き、美紅は靴下以外、全裸になってしまった。
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091211215608.jpg
「フフフ かわいいこと」
恥しさと恐怖で震える美紅を愛おしそうに見つめるバルダだった。
これからどうするのかと男子読者が妄想(と股間)を膨らませていると、服を差し出し着ろと命じる。
美紅は恐る恐るその服を着ると、なぜか身体の力が入らずへたり込んでしまう。
バルダ曰く、この服は力が入らないようになる服だそうだ。
この服を着ている限り、バルダ達が美紅を牢に閉じ込めていなくても逃げられないのだ!
「そこに座ってじっくり私達の征服劇を鑑賞してな、ホホホ」



一方、地上では機動隊が現れていた。
「バカなマネはやめなさい! 飛行船を下におろしなさい! キミ達のしている事は…」
拡声器で説得する刑事だが、そんなもん侵略者に効く訳無い!
「フン、アホどもめ」
ガルダンが機動隊を見下していると、突如ドアを開けて機動隊が教室へなだれ込んだ!
「フッ まだ逆らうのか… よっぽどバカだと見えるな」
何十人もの機動隊員が盾を構え、一斉にガルダンへ突撃するも、予想通りびくともしないガルダン。
ふとガルダンは片手で隊員の首をつかみ地上へと投げ捨てる、それを次々と繰り返す!
「ひっ、たすけ…!」 「や やめろ!」 「ギャッ!」
悲鳴と断末魔が響き渡り、次々と無造作に隊員を投げ落とすガルダン!
健太は静止の声を上げるが、ロボ兵士に殴られうめいてしまう。


――ついに隊員は2人になり、ガルダンは1人ずつ隊員をつかむと、何を思ったか自らも飛び降りた!
隊員の断末魔と共に地中へめり込み土煙を上げるガルダン!
「やったか?」 刑事達は息を飲み、土煙が晴れるのを待つ――
130粗筋!ウイングマン! 4/4:2009/12/11(金) 22:02:15 ID:xNWvr1Wr
そこには無残にもガルダンに落とされた機動隊員の死体があった…が、ガルダンの姿が無い?
――いや、穴から這い出てきた!生きている!!

『ロケットランチャー、用意!  撃て!!!』

今度は自衛隊が出撃、ガルダン目掛け無数のロケットランチャーを発射する!
ランチャーは次々とガルダンに命中、辺りは爆煙に包まれる!  その様子を見守る健太達…
突如爆煙の中から突如無数のミサイルが嵐の様に発射され、周囲は阿鼻叫喚の地獄絵図と化す!
「つ 次だ!」
自衛隊の指揮官は号令を出すと、左右から戦車が現れ一斉に主砲を命中させる!

――しかし戦車砲の直撃を受けても、ガルダンは全くの無傷で笑っていた!

《い い 生きてます! 本当に地球の兵器は何も通じないのか! 彼は一体何者なのでしょうか!》
「ハハハハ これが地球の兵器か!まるでオモチャだな!!」
高笑いをあげるガルダンに、リポーター他人々は絶望を感じ始めていた――    <続く>
131マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:10:22 ID:???
132マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:14:00 ID:???
今週の冒頭
とりあえず美紅ちゃんが助かってよかったよ
ウイナルド、ポドリムスで壊れたと思っていたが復活していたのか・・・また壊れたけど

今週はガルダンを取り押さえようとした機動隊に犠牲者が・・・犠牲者続出だな
続く自衛隊の攻撃も通用しない
SF風にリアルになってきたなあ
133マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:16:51 ID:???
ウイナルドキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
…と思ったらあっさり撃墜されるとは…('A`)

その上警察機動隊も犠牲者続出とはな_| ̄|○lll
美紅が助かったのはいいんだが、今度は別の意味で貞操の危機が!

地球の兵器が侵略者に利かないのはお約束だが、健太、こんなのに勝てるのか!?
134133:2009/12/11(金) 22:17:58 ID:???
リロってなかったから>>132と内容かぶりまくりだorz
135マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:23:46 ID:???
>>133
同じ漫画を読んだ感想なんだから
内容が似るのは仕方ないですよ

私も
言いたい事が既に書き込まれているけどどうしよう
と考える事ありますけど
136マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:26:36 ID:???
つまりそれだけインパクトがある所が共通つーことだね

137マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:38:13 ID:???
今週も犠牲者続出だったけど
先週よりはショックじゃなかった
機動隊や自衛隊は大人で、時に命を賭ける事もある
というイメージがあるからかな

バルダ、拘束服を着せるために美紅ちゃんを裸に剥くなんて
どSのうえにエロダ姐さんだな
138マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:42:18 ID:???
>>117
どうせ他の漫画もそのうちシリアス化すると思うな
どうも最近のジャンプにはそういった傾向が見られる

たとえばDBにだっていずれは世界を滅ぼそうとする大魔王とか出てきそうだし、
魔王とかが出ないCHでは案外レギュラーの誰かが死亡とかあるかもね。
139マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:51:15 ID:???
>>138
CH は、メインキャラの一人が死んだけど
ソフト路線に方向転換した?ような

コミックスでまとめ読みしようと待っているので、ジャンプで読んでないけど
今は、たしかヤクザの娘をガードしてるような
140マロン名無しさん:2009/12/11(金) 22:55:40 ID:???
CHて何?
141マロン名無しさん:2009/12/11(金) 23:00:30 ID:???
>>140
CH
今年ジャンプで連載が始まった「シティハンター」の略
142マロン名無しさん:2009/12/11(金) 23:10:11 ID:???
ああ、もっこりちゃんか!w

自分はシリアス系の絵が苦手なんで読んでないな。北斗の件も。
キン肉マンやウイングマンなどの、半シリアス絵が好きなんだが、
まさか前回からウイングマンまでハードなシリアスになるとは…_| ̄|○lll
143マロン名無しさん:2009/12/12(土) 00:27:34 ID:???
ミニスカでノーパン
144マロン名無しさん:2009/12/12(土) 00:30:43 ID:???
ウイナルド久々に出たと思ったら、あっさり撃墜されるとは…('A`)
桂は旧ガーダーやウイナルドとか、もう描くのめんどくさくなったのだろうか?
145マロン名無しさん:2009/12/12(土) 00:32:39 ID:???
美紅ちゃんがついに!
いやまさかまたニセモノか幻覚に違いない!!
146マロン名無しさん:2009/12/12(土) 00:38:12 ID:???
バルダが美紅ちゃんをハダカにむいたのは、
あの服を着せる為だったみたいだけど、そんなことことより、
バルダ、美紅ちゃんをむきたかっただけじゃないかと・・・。
147マロン名無しさん:2009/12/12(土) 01:07:05 ID:???
>>144
旧ガーダーは単に新型に置き換わったから
148マロン名無しさん:2009/12/12(土) 01:27:44 ID:???
>>147
でも、対Sマグネ先生戦でソーラーガーダー奪われた時装備してたから、
全く使えない訳(着用不可)でもなさそう。
状況しだいでは使えると思うんだが、やっぱデザインが複雑だからかな?
149マロン名無しさん:2009/12/12(土) 01:43:34 ID:???
>>148
使う意味が無いだろう。旧型より優れた新型があるんだから。
マグネ戦のようにソーラーガーダーが使えない時くらいしか使い道がない。
150マロン名無しさん:2009/12/12(土) 02:23:25 ID:???
>>146
たしかに。
逃亡防止なら、普通に牢に閉じ込めておけばいいのに。
少なくともハダカにむいて、変な服を着せるよりは
手間はかからないはず。
151マロン名無しさん:2009/12/12(土) 02:29:16 ID:???
>>148
たぶんソーラーガーダーがある限りは、旧ガーダーが使える状況なんて無いと思う
おそらくは完全上位互換なんじゃないの
使う機会はソーラーガーダー封印されたときだけだな
152マロン名無しさん:2009/12/12(土) 02:30:53 ID:???
新型より優れた旧型なんて存在しねえ!
153148:2009/12/12(土) 12:03:33 ID:???
それもそうか。
旧ガーダーが好きな自分としてはもっと活躍させて欲しかった…(´・ω・)
154マロン名無しさん:2009/12/12(土) 12:32:38 ID:???
>>152
それ、なんてジ○ギ?
155マロン名無しさん:2009/12/12(土) 14:51:32 ID:???
>>143
美紅ちゃんに限ってそれはないっ!…と思いたい。
でもそうするとパンツも支給品ってことになるけど、
服はともかく与えられた下着をはくって何かイヤだな。
156マロン名無しさん:2009/12/12(土) 18:44:04 ID:???
ガールズのお尻はSマグネの「ボーッとしてると」以来?
あれとは随分雰囲気が違うけど
157マロン名無しさん:2009/12/12(土) 19:59:25 ID:???
新しい服をもらって一息ついたのも束の間、機能もデザインも大変な服だな。
ギリギリのミニスカはともかくとして、胸の開きが大胆過ぎる。
肩まで丸出しだけど、どういう仕組みでずり落ちて来ないんだろう?
ライエル軍の科学力?
158粗筋!ウイングマン! 1/4:2009/12/12(土) 22:00:44 ID:acoUFfmR
第103話――【大兆戦の巻】


「オレの名はガルダン 最強のロボットだ!」
複数の戦車砲の直撃を受けても無傷のガルダンは名乗りを上げる。
「踏み潰せ」
自衛隊指揮官の指示に、戦車は一斉にガルダンに向かって動き出す!
「戦車に踏み潰されればひとたまりもあるまい」

――だが、ガルダンは迫り来る戦車の主砲をつかみこれを受け止める!
戦車は0距離の主砲をガルダンにぶちこむが、やはりビクともしない!!
「ムダだムダだ!」
戦車の砲身をまるで粘土のように曲げ、後ろから迫ってきた戦車もまた砲身を掴んで受け止める。
またも砲身を曲げるかと思いきや、気合と共に戦車を軽々と持ち上げ他の戦車に叩きつける!
爆発炎上した戦車を今度は近くのビルの上へと投げつけ、人々は悲鳴を上げて逃げ惑う。


「バカ共め、どうあっても我々に逆らう気なのかい 面倒だ!このまま地球を宝石に変えようか」
この様子を見ていたバルダは一瞬そう考えるも、それはライエルの意思に背く事になるのでやめた。
ライエルの意思は<地球人は地球の輝きを汚す存在なのでペットにしてしまおう>という事だった。
「とにかくウイングマンがジャマだ、さっさと片付けないとね
 お嬢ちゃんにも手伝ってもらうわよ、ホホホ
 その服を着ている限り、あんたはわたし達の人形なのよ」
そう言って隣の座席に座っている美紅を眺める。美紅は力が入らない事に困惑していた…。


突如、UFOの下部艦首が開き何かが吊り下ろされる。 ――それは美紅だった!
それを見た健太は憤慨し暴れるが、ロボ兵士に抑えられたまま身動きが出来ないでいた。

《広野健太、ガルダンと戦って勝ったら この娘を返してやる》

突如、UFOの放送が周囲に響き渡る。いつもの健太ならその条件を飲むが、まだ困惑していた。
159粗筋!ウイングマン! 2/4:2009/12/12(土) 22:01:25 ID:acoUFfmR
美紅をあのままにしておけないが、あのすさまじい強さを誇るガルダンに
何の作戦もないまま戦っても勝ち目が無い。それどころか自分が殺られる……。
。oO(だ だめ、戦っちゃいけないわ わたしを手放すつもりなんて無いんだから)
吊るされたまま健太を気遣う美紅。

「さぁ、どうする 広野健太!(さぁ、もう一息だ)」
バルダは美紅に電流を流し苦しめる!すぐにでも助けに行きたい健太だが、まだ戸惑っている!
。oO(美紅ちゃん! なぜ出て行けない!ガルダンが怖いのか!ガルダンをやっつける自信がないのか! )
――何もできない健太は自分を責めていた。


「だめよケン坊!動揺させられてるのよ! 今の状態で戦っても負けるだけだわ!」
りろと仲良く捕らえられていたアオイは声が届くはずもないのに大声を上げてしまう。

。oO(来ちゃダメ、広野くん… 私の事はもう…いいから…
   だから… あ… あおいさんを… 悲しませないで…)

電撃を受け続け苦しむ美紅は、ボロボロになりながらも自分の事よりも健太の心配をしていた。
なかなか出てこないウイングマンをおびき出す為、バルダは執拗に美紅に電撃を浴びせ続ける!
悲鳴を上げて悶える美紅を見ていられず、健太は目を伏せてしまう…

『 や め ろ !  やってやる、このオレがお前を叩きのめしてやるぜ!』

ついに勇気を奮い起こし叫ぶ健太!
。oO(フ… かかったな、これだけプレッシャーを与えたらパワーは半減するはず
   しかも、ガルダンには『とっておき』がある…)
餌に食いついた事にほくそ笑むバルダ、必死で健太を止めようとする美紅。

その反面、健太は後ろの3年生一同から罵声を浴びていた…
『広野、お前があのバケモンに勝てる訳ないだろう!』
『何考えてんだよ!』
『今のうちにあやまっちゃえ!許してもらえるかもしれないぞ!』
160粗筋!ウイングマン! 3/4:2009/12/12(土) 22:02:07 ID:acoUFfmR
――そんな罵声の中、たった1人の支援者がいた。 …それは桃子だった。
「リーダー!  勝ってください… おねがい…」
「勝つさ、正義の味方は必ず勝つんだから」
涙を流し、懇願する桃子にウインクしつつ、笑顔で答える健太だった。
そして校舎から飛び降りると、落下しながらチェイングしまばゆい光を放つ!
着地と同時に変身完了し、雄雄しく立つ広野健太―― いや、夢戦士ウイングマン!
「フフフ 身の程知らずめ」
ガルダンは奇襲をかけるでもなく、腕組みしウイングマンを待ち構えていた。
《で 出ました、この前の変身少年です!
 しかし、いくら変身できるとはいえ、戦車を潰すロボットにかなうのでしょうか!?》
ウイングマンに期待しつつ実況を続けるリポーター。


「行くぞ!」 バリアレイバーを抜き放ち戦闘準備するウイングマン。
それに対しガルダンはミサイルを乱射するも、ジャンプでミサイルをよけるウイングマン!
「ジャンプしたか ――フッ、よし 弱点分析回路作動開始!」
ガルダンは過去のウイングマンとプラスの戦いの記録を分析・解析を始めた。
ガルダンも飛び上がり、空中に浮かぶウイングマンの首を掴むと横のビルへと投げ飛ばす!
「コンティニパンチ!」
「コンティニパンチは肩だけに注目し、肩の動きに合わせパンチを垂直に打ち込む」
分析通りに垂直に殴りつけ、コンティニパンチを破るガルダン!
さらに追い討ちでアームバルカンを撃つも、ウイングマンはソーラーガーダーで防御する!

ガルダンとの延長戦が不利と悟ったウイングマンは即効で決めようと、デスボールを打ち出した!
「行くぞ、ヒートショック!」
デスボールで動きを封じられつつも、ガルダンは冷静に分析、弱点と思われる箇所に注目していた。
「ハハハ ヒートショック敗れたり!」
デスボールに捕まえられながらもレーザーソードを抜くガルダン!奴にはデスボールも効かんのか!?

「完全武装の様に見えるソーラーガーダーも、
 極めて重要な部分がヒートショックの瞬間に無防備となる!  ――そこだ!そこが弱点だ!!」
161粗筋!ウイングマン! 4/4:2009/12/12(土) 22:02:49 ID:acoUFfmR
デスボールのエネルギーを身にまとったままこちらに向かってくるガルダン!
「な なに!?」
そして―― ガルダンは剥き出しのソーラーシールド部分を攻撃、破壊してしまった!!  <続く>
162マロン名無しさん:2009/12/12(土) 22:12:29 ID:???
あれ弱点だったんだ。
あんなに露骨なのに気付かなかったよ。
というか中の人攻撃できるのか。
163マロン名無しさん:2009/12/12(土) 22:18:40 ID:???
というか見た目的にも、シールドのエネルギーがレイバーに移動した点で、
中の機械むき出しだったからね。
ヒートレイバー初お披露目の時から「ここ危ないな」と思ってたが、やっぱ狙ってきたか!

てか、攻撃方法全て封じられてるじゃねーか!どうやって倒すんだよガルダン!
164マロン名無しさん:2009/12/12(土) 22:42:19 ID:???
それ以前にデスボールが効かない時点で
必殺技としては破られてるよなあ
165マロン名無しさん:2009/12/12(土) 22:50:07 ID:???
ファイナルビームもおそらく無理だろうな。
という事でガルダンを倒す方法を考えてみた。

本命:デルタエンド(ライエル編に入ってから一度も使ってない!)
対抗:新必殺技(ラストバトルに向けて)
大穴:ドライバーレイド
論外:ヒートウォッシャーで防水されていないのを祈る
番外:敗北、連載打ち切り 現実は非情である
166マロン名無しさん:2009/12/12(土) 22:54:09 ID:???
リメル編ではウイングガールズで
一番サービス悪かったのに
ここ数週の美紅のサービスぶりときたら、、
桂先生の心境の変化なの?
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/niji7/src/1260625877315.jpg
167マロン名無しさん:2009/12/12(土) 23:33:47 ID:???
>>165
ヒートウォッシャーも面白いかも。
マグネ戦で使い道を限定された「使えない武器」だと強調して
忘れた頃に伏線消化と。
168マロン名無しさん:2009/12/12(土) 23:55:52 ID:???
弱点といってもデスボールで動きが封じられていることが前提なんだから本来それは弱点ではないんだよな
そこが弱点だというよりも、むしろなぜデスボールが通用しないのかの方が大問題
169マロン名無しさん:2009/12/12(土) 23:59:14 ID:???
>>167
ヒートウォッシャーの意外性にも期待したいが、
こんな大惨事を招いた強敵ガルダンが、
ネタ武器で倒されるとは思えない・思いにくいんだよな…
170マロン名無しさん:2009/12/13(日) 01:02:02 ID:???
>>163
ドリムノートで具現化した物でも機械的な弱点とかあるんだな・・
171マロン名無しさん:2009/12/13(日) 02:23:05 ID:???
美紅ちゃんへの仕打ちエグイなぁ。
手首だけで宙吊りってだけでもかなりきつそう・・・。
しかもあの高さだし
172マロン名無しさん:2009/12/13(日) 03:26:19 ID:???
挑発を乗らないよう諌めるあおいさんと、
あおいさんと健太の事を気遣う美紅ちゃん。

あおいさん、一見冷静な判断のように思えるけど、
恋敵になった美紅ちゃんを見捨てるように健太に言っているとも取れる。
一方、とんでもない目にあいながらも一歩引いた感じの美紅ちゃん。

健太、あおいさん、美紅ちゃんの三角関係にも注目。
173マロン名無しさん:2009/12/13(日) 03:40:48 ID:???
>>
服のせいで逃げられないんだから宙吊りはないよなぁ。
それにバルダ、健太の出方に関係無くはじめから電気浴びせる気まんまんだな。
174マロン名無しさん:2009/12/13(日) 03:54:11 ID:???
美紅ちゃんは、リメルと戦っていた時も崖から落ちて怪我しているな
今回は人質か

ヒロインも大変だな
175マロン名無しさん:2009/12/13(日) 07:48:08 ID:???
電撃を受け悶える美紅。
最初こそはたまらず大きな悲鳴を上げるけど、
一時の中断の後は、健太に心配をかけまいと必死に耐え悲鳴を抑える。
健気だなあ。
あれ?でもあの服着てると動けないはずじゃなかったっけ?
176マロン名無しさん:2009/12/13(日) 09:12:15 ID:???
>175
カエルの実験みたく電気ショックを与えると筋肉が動く原理じゃね?

でもノーパンで晒しものになってる美紅ちゃんを
そのままにしておけとあおいさんは言ってるように思えるなあ
177マロン名無しさん:2009/12/13(日) 09:23:15 ID:???
今ジャンプが手元にないので読み返せないんだが

美紅ちゃん
服を破かれて、拘束着に着替えるように言われてたところは読んだけど
このスレでの見解は「美紅ちゃんはノーパン」なの?
178マロン名無しさん:2009/12/13(日) 09:44:28 ID:???
ノーパンでしょ。
パンツは破かれたけど、渡された形跡はないし
179マロン名無しさん:2009/12/13(日) 09:50:20 ID:???
やるっきゃ騎士なら

バルダ「美紅、お前確か下はすっぽんぽんだったよな〜」
美紅「いやーっ! 広野君、きちゃダメーっ!
   あたしなんにもはいてないんだからーっ!」
180マロン名無しさん:2009/12/13(日) 10:56:55 ID:???
>>179
月刊ジャンプは読んでないけど、まだ連載してるのかな?
あの漫画は、男も女もやたらと脱がされてたなあ
181マロン名無しさん:2009/12/13(日) 15:00:55 ID:???
>>175
>>176
その機能はリモートでオンオフできるんじゃない?
今は力が入らないだけだけど、
きっと着た人間を自由に操れるリモートコントロール機能が付いるとみた。
182マロン名無しさん:2009/12/13(日) 15:56:27 ID:???
>>177
>>178
前にも言ったけど、美紅ちゃんに限ってそういうのはあって欲しくないなあ。
プリーツで白いミニスカだからテニスのスコートのイメージかな?
そうならアンスコ一体型とか。
183マロン名無しさん:2009/12/13(日) 18:10:58 ID:???
アンコ型とぬかしたか貴様
184マロン名無しさん:2009/12/13(日) 18:53:09 ID:???
ノーパンかどうか確かめようと、紙面を斜め下から覗いたヤツ



ノシ
185マロン名無しさん:2009/12/13(日) 18:53:57 ID:???
ないわ〜
186マロン名無しさん:2009/12/13(日) 20:29:13 ID:???
アオイはともかくサブキャラの桃子に
人気押され気味だからね。
この際、もっとヒドイ目にあって
サービスして欲しい。
187マロン名無しさん:2009/12/13(日) 20:30:50 ID:???
もう面倒だからノーパンでいいや
でも、ライエル軍の科学力によって決してめくれないスカートということで
188マロン名無しさん:2009/12/13(日) 20:38:04 ID:???
>>186
力が入らない、ノーパンミニスカ、宙吊り、電撃、寒風に人質晒しもの…
これ以上ヒドイ目って一体何?
しかし、こう書いてみると本当ヒドイな
189マロン名無しさん:2009/12/13(日) 20:55:32 ID:???
お前ら、この大惨事に注目するのは美紅ばかりですか
190マロン名無しさん:2009/12/13(日) 21:05:37 ID:???
あおい:何もせずに捕まってる
桃子:無事
久美子:アンノウンが助けた
191マロン名無しさん:2009/12/13(日) 21:15:08 ID:???
>>189
そりゃもう連載始まって以来の美紅の大惨事ですから
192マロン名無しさん:2009/12/13(日) 21:55:15 ID:???
ちょっと本筋に戻るけど、
宙吊り状態の美紅ちゃんを見せ付けられただけでも、
健太のことだからガルダンとの決戦を決断してそう。
電撃は健太への警告かな。
ガルダンがピンチになると、美紅ちゃんにまた電撃?
193粗筋!ウイングマン! 1/5:2009/12/13(日) 22:00:01 ID:dR75xCsh
第104話――【大武装の巻】


「そこがソーラーガーダーの弱点だ!!」
デスボールで動けないはずのガルダンは、デスボールエネルギーを身にまといながらも
内部機械剥き出しのソーラーシールド部分を狙って攻撃、破壊してしまった!
「なぜだ! なぜデスボールをくらったのに動けるんだ!」
「デスボールのエネルギーを吸収したのさ」
ソーラーシールドは爆発、さらにガルダンはウイングマンを蹴飛ばし校舎から叩き落す!


その時、1台の車が現れ、中からくるみとマネージャーが降りてくる。
苦戦するウイングマンに青ざめるくるみ――…
「あーあ、やられちまった バカか!? 何やってんだ」
ふと、くるみの目の前の青年が劣勢のウイングマンを見て舌打ちし毒舌を吐く。

『ちょっとあなた!そんな言い方ないでしょ!
 彼は今まで陰でみんなの命を守ってくれてきた人なのよ!それを!!』

青年の毒舌にムカついたくるみは大声を上げ、青年を怒鳴り散らし、回りはざわめき始める…。


膝をつくウイングマンに余裕たっぷりで降りてくるガルダン。
「最大の必殺技、ヒートショックを使わずしてオレに勝てるかな?」
そう言うが早いか、レーザーソードを抜き放ちウイングマンへ斬りかかる!
だが、ウイングマンも負けてはいない!左手のヒートレイバーでガルダンの右手を切り落とす!
「フン 大口を叩いてる割にはスキがあるぞ!」
「スキ? スキだと? きさまなんぞには腕一本斬られた位では負けないという余裕だ」
息を切らすウイングマンだが、ふと斬られた腕を見るとピクピク動き…空中に浮かぶ。
斬られた腕は物質変化し―― なんと大口径ビームガンへと代わった!
194粗筋!ウイングマン! 2/5:2009/12/13(日) 22:00:42 ID:dR75xCsh
「クックックッ 斬られた手は武器となり、無くなった手はエネルギーが物体化し再生される
 ちょうど地球にいるトカゲのシッポの様にな すなわち!オレの身体は全身兵器と言う訳だ!!」

再生した腕でビームガンを持ったガルダンはウイングマンを撃ちまくる!
銃撃を転がりながら避けたウイングマンはヒートレイバーでガルダンの左足を切り落とした!
「ムダな事を… いくら斬ってもお前が不利になるだけだぞ、クックックッ
 ウイングマンよ、お前は自分で自分の首を絞めてるんだぜ」
斬られた足もまた物質変化し、バズーカのような兵器へと変わる! もちろん左足も再生している!

。oO(と とても勝ち目が無い! パンチは効かない、光線なんかハネ返されるだろう…
   通じると思ったヒートレイバーは逆効果になってしまう…奴には弱点が無いのか、弱点が!!)

ガルダンの異常なまでの強さに弱気になりつつあるウイングマン。
だがそんな事もお構いなしにガルダンはビームガン・バズーカを乱射してくる!


…その頃、捕らえられたアオイはりろに耳打ちしていた。
「りろちゃん、私達もこんな所でのんびり休んでられなくなったわよ」
「ニゲルナドトカンガエルナヨ」
見張りのロボ兵士はアオイに銃を向ける。
「おあいにくさま、もう考えちゃったもーん」
ロボ兵士に蹴りを入れるアオイ、その隙にりろも別のロボ兵士にかみつく!
アオイはりろの『声』で手錠を壊してもらい、自分もまたりろの手錠をDPで破壊する!
自由になったアオイとりろは見張りのロボ兵士を倒し、他のみんなも自由にしようとする。
「ウウ… モウユルサン!」
まだ動けるロボ兵士はこちらに銃を向けた!
「みんな、耳をふさいで! ――さぁ、りろちゃん!あいつらに何か言ってやんなさいよ!!」
――出るぞ、久々の破壊音波! りろは力をためている!

『 あ な た 達 の や っ て い る 事 は い け な い 事 で す わ ー!!』

破壊音波でついに戦闘不能となるロボ兵士!りろ、お手柄!
195粗筋!ウイングマン! 3/5:2009/12/13(日) 22:01:45 ID:dR75xCsh
――3年生が集められた3−E。突如ドアが開きアオイが突進、ダブルラリアットで見張りを突き落とす
「ケン坊! 今助けに行くからねーっ!!」

「ムッ いかん、ウイングマンの仲間が動き出したな!
 厄介な事になったらまずい、学校をジュエルドームに封じ込めろ!」
バルダの指示に従い、部下はUFOからビームを放射すると、アオイ諸共学校を封じ込めた!
「な 何だ、学校が!」
学校が徐々に小さくなり、何らかのドームに封じられるのを見たウイングマンは驚愕する!
「よそ見している余裕があるのか!」 執拗に撃ちまくるガルダン!
その時、吹き飛ばされたウイングマンは偶然にもガルダンの頭頂部をつかんでしまう。
すると弱い電流が流れ、ウイングマンの手を痺れさせてしまう!

ガルダンの後ろに落ちるウイングマンだが、何やらガルダンの様子がおかしい…?
電子音を響かせ、目のランプが消え一時停止しているように見え・・・・動き出した!

「オッ、まだ生きてるのか しぶといじゃねーか」
。oO(何だ、今の反応は?) 
気にはなるが、ある事を思い出したウイングマンはガルダンを挑発する。
「ガルダンよ、まだ試してない技があるんだけど」
「フン 何をやってもムダだ」
「やってみなきゃ分かるか!
 いくらキサマでもバラバラになればおしまいだろう!  ――――ブラーンチ!!」
キーワードを叫ぶと、ウイングマンは赤・黄・青の3体へと分身する!
そう、ライエル編に入ってから一度も使わなかった必殺技、デルタ・エンド!!

ガルダンは3体のウイングマンに持ち上げられながらデータ検索を行うが、当然データが無い!
『デプスゾーン 完成!』
「どうすればいいんだ!」
流石のガルダンも未知の技には戸惑いを隠せなかった!

『ショック!!』
196粗筋!ウイングマン! 4/5:2009/12/13(日) 22:02:28 ID:dR75xCsh
親指を下に向け振り下ろすウイングマン!  ――大爆発!!
「やった!」
上空のデプスゾーンを見上げるウイングマン。ついに最強の敵・ガルダンを撃破!



デプスゾーンが解け、爆煙が晴れると―――― ガルダンはまだ生きていた!!
しかも爆散した頭部以外の身体は無数の兵器となっていた!
「ハハハハ デルタエンドとはこの程度の技か!! ますますオレを強くしてしまったな!!」
全身武器庫となり高笑いをあげるガルダン。
打つ手が無くなったウイングマンだが、ガルダンの頭だけが破壊されていない事に注目していた。
「成仏するんだ!!」
体中の無数の火器を乱射するフルアーマーガルダン!
疲弊したウイングマンは無数の攻撃を避けきれず、ついにダウンしてしまった――
『やられたのか!』 『死んじゃったの!?』 『動かないぞ!』
不安のあまり、口々に叫んでざわめく野次馬。
「そんな!」
ウイングマンが負けた――――!? 今にも泣きそうなくるみだった…。

「どうだ、地球最強の戦士はこのざまだ! これがお前らを守ってきたという男の姿だ!
 さぁ、オレ達の前にひざまずけ! ペットになるのだ!」

勝利を確信したガルダンは勝どきをあげる。その様子はジュエルドーム内のアオイ達も見ていた。
「そんな事で、そんな事でやられてどうするのケン坊!」
「リーダー!」 『広野!!』
口々に声を上げるアオイ、桃子、生徒達。吊られたままの美紅も死なないでと必死に願っていた――
197粗筋!ウイングマン! 5/5:2009/12/13(日) 22:03:09 ID:dR75xCsh
…そんな人々の声援を受けてか、わずかにウイングマンの指がピクリと動く。
『おお! やったぁ、立ったぞぉ! いいぞーーー!!』
人々に詰め寄るガルダンだが、その背後ではウイングマンが立ち上がろうとしていた!
「バ バカな」

「フッ おぼろげながら見えてきたぜ、キサマの弱点が…!」

フラつきながらも立ち上がったウイングマンは一筋の光明を見出していた…   <続く>
198マロン名無しさん:2009/12/13(日) 22:10:27 ID:???
おいおいおい!ガルダン無敵すぎるじゃねぇか!
まさかデルタエンド無効&武器として再生とは思わなかったよ!

>ウイングマンは偶然にもガルダンの頭頂部をつかんでしまう。
これはまさか「論外:ヒートウォッシャー」が弱点なのか?
頭頂部、電子頭脳むき出しっぽいし!
199マロン名無しさん:2009/12/13(日) 22:10:45 ID:???
ガルダン
切断された身体は武器に変化する
失くなった部分はエネルギーわ物質化して再生する
って、どんな化け物だよ
頭は壊れないようだけど・・・

あおいさんやりろちゃんが反攻開始
健太も反撃を開始する・のかな
200マロン名無しさん:2009/12/13(日) 22:23:27 ID:???
>「あーあ、やられちまった バカか!? 何やってんだ」
チッ、暴言男のウスノロめ! お前が変わりに殺人ゲームで死にやぁよかったんだ!

きっぱりと言い放ったくるみちゃんよくやった!
これで世間も健太の功績を認めることになるんだろうな。

で、やっぱトドメはまさかのヒートウォッシャーか!?
201マロン名無しさん:2009/12/13(日) 22:37:41 ID:???
>>200
ロ○○は改心したから、あの人も改心するさ

目の前で常識を超えた光景を見せられたら
平静ではいられないわな
健太を応援できるくるみちゃんの方が珍しいかな
202マロン名無しさん:2009/12/13(日) 22:53:17 ID:???
>ロ○○
意味が分からん(´・ω・`)

でもくるみちゃんは以前TV局で健太の戦いを目の当たりにしてるからな…
203マロン名無しさん:2009/12/13(日) 23:00:55 ID:???
>>201
カナディアンマンじゃね〜の?
ロビンは「チッ あのウォーズマンのうすのろ野郎」で微妙に違う。
204マロン名無しさん:2009/12/13(日) 23:09:42 ID:???
ああ、ロビンの方だったかw おれはカナディのつもりでネタ書いたんだが…
王位争奪は長いな。ウイングマンの方が先に終わりそうだが。
205マロン名無しさん:2009/12/13(日) 23:35:23 ID:???
>>199
もうロボットって感じでもないな。
なんかイライラするこの存在。
206マロン名無しさん:2009/12/14(月) 00:09:22 ID:???
物理的破壊力じゃなんぼやってもパワーアップされるだけ。
精密機械中の精密機械である電子頭脳には水分ぶっかけ、
しかも塩水こそが天敵と言えるので俺もヒートウォッシャーに一票
207マロン名無しさん:2009/12/14(月) 00:33:24 ID:???
ネタ武装から一転最強装備に大出世コース!
ヒートウォッシャーはやれば出来る子だと思ってました
208マロン名無しさん:2009/12/14(月) 06:28:48 ID:???
ヒートウォッシャー大人気だなw 俺も一票!
209マロン名無しさん:2009/12/14(月) 08:07:34 ID:???
今回は、電磁石作戦は使えないのかな

ヒートウオッシャー大人気だな
考えた事もなかったよ
210マロン名無しさん:2009/12/14(月) 08:45:23 ID:???
ああ、電磁石作戦もあったか!
ヒートウォッシャーが1番有効そうだが、あんなほぼネタ武器を
こんなシリアスな戦いに使うだろうかな…?
211粗筋!ウイングマン! 1/5:2009/12/14(月) 22:00:00 ID:x/PPqWWI
第105話――【大逆転の巻】


「オレの弱点が見えてきただと――――? このオレに弱点があるのか!」
その言葉がガルダンの逆鱗に触れたのか、いっそう激しく乱射してくるガルダン!
…戦いをモニターしていたバルダも困惑していた。本当に弱点に気づいたのか、ハッタリなのか…?

――その時、タイムリミットとなりウイングマンの変身が解け地面に倒れこむ健太!
「ただのガキに戻ったか」
ダメージを受けすぎた健太はなかなか立てないでいた。

。oO(ガルダンの弱点を叩くには… 金属の細長い棒が必要だ! そうだ、針金さえ手に入れば…)

「この辺に金物屋は無いか!」  突如、野次馬に声をかける健太!
《ど どういう事でしょう、突然金物屋の場所を聞いています!》
なんだか分からないがとにかく実況を続けるレポーター、場所を教える野次馬。
バカにされたと思ったガルダンは健太をいたぶって殺そうと決意する!


同時刻、ジュエルドーム内の校舎では健太のピンチを救おうと、アオイはテレポートを試みる!
……が、テレポートできなかった。りろも同じく。どうやら何かの力が働いているらしい。
「どうするんですの、早くしないと広野おにいさまやられちゃいますわ」
焦るりろだったが、ふとアオイは名案を思いつき桃子を探し出す。
「みんなで力を合わせてここから脱出するのよ、さ 変身して!」
…桃子を見つけたのはいいが、桃子は何かをためらっている。

「でも私… こんな凄い戦いで、私なんか出て行ったらかえってリーダーに迷惑かけるだけだもの」
「何言ってるの、こんな時だからこそケン坊を助けてあげなきゃいけないのよ!
 さ、早く変身して 今、桃子ちゃんの力が必要なの…」
212粗筋!ウイングマン! 2/5:2009/12/14(月) 22:00:43 ID:x/PPqWWI
弱気になる桃子を叱るでもなく、アオイは桃子の手にそっと自分の手を載せ彼女を励ます。
「………………分かったわ えい!」
変身を終え、桃子・アオイ・りろはお互い手をつなぎ円陣を組み、力を合わせテレポートを試みる。
――成功した! 3人が突如消えた事に生徒達は驚いている!


消えた3人は着地に失敗、尻餅をつきつつも健太の近くに現れた。
「お いいとこに来てくれた!
 オレはこれから針金を探しに行く! キミ達はガルダンを引き止めててくれ!」
「 針 金 ? 」
思わずオウム返しするアオイを放置し走り出す健太。
ガルダンは待ったをかけるが、アオイ達は健太に言われるままガルダンを足止めする。

観戦していたバルダは3人がジュエルドームから脱出した事に歯噛みしていた。
「とりあえずウイングマンの動きを阻止しろ!」

――健太は針金を求めひた走っていた。
《おお 変身少年が針金を求めて走っています! 一体針金をどうするのでしょうか!》
。oO(針金だ! 針金さえあればガルダンを倒せる!)
走る健太を上空から砲撃するUFO!
「くそー 追ってきやがったか! こうなりゃチェイングだ!」
。oO(広野くんがんばって! 何しようとしているか分からないけど、何とか金物屋にたどり着いて!)
UFOから吊り下げられ、嫌でも健太を見る事になっている美紅は神に祈っていた。

走るウイングマンは教えられた道の一つ目の信号を通過し二つ目の信号に差し掛かる。
――そしてようやく、切り札の針金がある金物屋にたどり着いた!
「あった! ごめんください!」
店長のおやじさんもウイングマンの戦いをテレビで見ていた。
「おおっ キミはっ!」
「針金を… 針金をください!」
213粗筋!ウイングマン! 3/5:2009/12/14(月) 22:01:28 ID:x/PPqWWI
同時刻、金物屋に入ってしまったウイングマンを歯噛みしつつバルダは部下に砲撃を命じた!
非情にもUFOは金物屋目掛けて一斉砲撃を開始する!
「どんなのがいいかな」
「これだ、これください!」
――しかし、ウイングマンはある重大な事に気がつき、稲妻級の衝撃を受ける!
  
『  お  金  を  持  っ  て  い  な  い  !  』

「そんな物はいい、これを持っていきなさい! ワシらの命はキミに託されとるんじゃから!」
そう叫んで針金をウイングマンに手渡すおやじさん! ありがとう、あなたもヒーローだッ!!
「ありがとう、おじさん!」
「ガンバレよーー!」
お礼を述べ走り去るウイングマンだったが…
「ん   あれ〜」 ……おやじさんはガレキの山にたたずんでいたのでした……orz


執拗に追ってくるUFOを避けるためドライバーレイドで地下から行く事にするウイングマン。
「…しまった、逃げられたか くぅ… 一体針金で何をすると言うのだ…」


同時刻、アオイ達はガルダンの足止めもできずやられていた。
「くそ〜 ちょこまかと逃げ回りやがって… 見ていろよ」
ガルダンはこれまでキャノン砲の下についていた頭部を被ると一人ずつ分析を開始する。
まずは桃子!
「フッ、なるほど エッチな事にはやたらと弱い…のか  それ!」
分析完了したガルダンは、人差し指から破壊力の無さそうなビームを桃子の下半身に当てる。

「今の光線は下着をなくす光線だ、どうだ 飛び回れまい!」
「なんですって!」
214粗筋!ウイングマン! 4/5:2009/12/14(月) 22:02:08 ID:x/PPqWWI
このシリアス状況になっても読者サービスは忘れない桂正和、そしてガルダン先生!
ガルダン先生は桃子に向けて火器ではなく風を送り込み、必死でスカートを押さえる桃子!
「風力アップ」   ――耐える桃子! ( ゚ω゚)-3-3 フンス フンス
「さらにアップ」  お、もう少し! ( ゚ω゚)-3 フンス   ---・ プッ    ←なんか飛んだ
『ああ! やめて――――っ!!』
――ついにスカートがめくれ、桃子のかわいい生し………りが……… あれ?パンツはいてる…? 
「ああやだ〜〜 みんなに見られちゃったぁー」
へたり込んで泣く桃子。 …安心しろ、ちゃんと下着はいてたから…_| ̄|○lll
アオイに本当の事を教えられ喜ぶ桃子でした('A`)

「バカめ、ひっかかりやがって きさまらの動きを封じるためのハッタリさ   ――死ね」

――お前が死ねや!!!!(#゚Д゚) ←※期待を裏切られたあらすじ&男子読者の心の叫び
「そこまでだ!」
だが、そんなガルダンへ天誅を食らわすべく待ったがかかる!
野次馬がざわめき、モーゼの如く次々と野次馬を分けてウイングマンが針金を掲げながら現れる。
「ガルダン、キサマの最期だ!この針金でオレはキサマを倒す!」
《問題発言です! 戦車を潰すロボットを針金1本でどう倒すと言うのでしょうか?
 しょせん中学生なのでしょうか、何かカン違いしているとしか思えません》
言いたい放題のレポーターは一応ウイングマンに勇気を出して近寄り、インタビューしてみる。
「今のご気分は?」
「今夜は最高ー!」
…果たしてウイングマンに勝算はあるのか。アオイ達を始め、成り行きを見守る一同。
215粗筋!ウイングマン! 5/5:2009/12/14(月) 22:02:53 ID:x/PPqWWI
バカにされたと思ったガルダンはふざけるなとウイングマンへ重火器を乱射する!
しかしウイングマンは大きく跳んでこれを回避するが、ガルダンもまた迎撃しようとジャンプする。
「ジャンプをした時首を掴めば、キサマが次の攻撃に出られない事は
 さっきの事でわかってるだろうに バカな奴め!」
そして先程と同じ様に、空中でウイングマンの首を掴むガルダン。
――しかしウイングマンはこれを狙っていた!力一杯、針金をガルダンの頭部の隙間に突き刺した!
するとこれまでと違い、ガルダンは苦痛にうめきだした!

「キサマの弱点はその頭のスキマだ!
 さっき、オレが偶然そこに触った時キサマの動きが止まったのを見逃さなかったのさ!
 どんな攻撃を受けても、キサマの頭だけは壊れもせず武器にも変化しなかった!
 それはなぜか!? ――それは頭がとても大切な部分だからだ!
 だから頑丈にできてるし、形も変えられない!
 弱点だと分かってても攻撃しにくい!
 そこで考えたのが、針金をスキマに突き刺し そこにビームを発射する必殺技だ!」

ウイングマンは一通り説明すると、右手のソーラーシールド部分を展開し――――
新必殺技・フラッシャービームを針金に向けて放射した!!

『フラッシャービーム!! 針金は避雷針がわりになり、ビームがキサマの頭脳を直撃するのだ!!』

無敵のガルダンも電子頭脳への直撃を受け悶え苦しむのだった!       く続く>
216マロン名無しさん:2009/12/14(月) 22:11:19 ID:???
シリアス続きの中ちょっとギャグ調だったな。
217マロン名無しさん:2009/12/14(月) 22:31:23 ID:???
だな、やっぱりウイングマンは多少ギャグがあった方が安心して読める。
しかし結局新技かよ!ヒートウォッシャーが効果的だと思ったのに!
218マロン名無しさん:2009/12/15(火) 00:22:40 ID:???
健太が「ガルダンの弱点をつくには針金が必要だ」って言い出すから
何をするのかと思ったよ
頭部の隙間に針金を突き立て、ビームを伝導させるなんて
考えなかった
(頭部の隙間を攻撃することは考えたけど)

金物屋の主人
事件の現場から近い場所にいるのに、テレビの中継を見ているんだな
なんか違和感を感じる・・・
今回、桃子ちゃんがエロ攻撃うけていたけど
やっぱり、シリアスすぎないほうがいいな
219マロン名無しさん:2009/12/15(火) 01:41:44 ID:???
今週は、健太が再変身していたな
やっぱり攻撃を避けながら金物屋を目指すのは
生身では無理か

しかし、今回で逆転できないと後がないな
220マロン名無しさん:2009/12/15(火) 01:55:26 ID:???
>今回、桃子ちゃんがエロ攻撃うけていたけど
そのせいか今回あらすじさんが暴走してたなw

フラッシャービームよりもヒートウォッシャーが有効だと思うけどなー
221マロン名無しさん:2009/12/15(火) 06:52:37 ID:???
上を見上げれば美紅なんて今でもずっとノーパン(?)でがんばってるのに、
桃子、その程度で大騒ぎしない!
222マロン名無しさん:2009/12/15(火) 07:05:59 ID:???
そういえば美紅を人質に取られてるんだった。
ガルダン戦はようやく逆転できそうだけど、
美紅が足かせにならなければいいけどなあ。
バルダがまた美紅に何かやりかねない。
223マロン名無しさん:2009/12/15(火) 07:48:33 ID:???
>>221
桃子ちゃんはスノープラスにケツを見られたからな・・・?
224マロン名無しさん:2009/12/15(火) 09:45:48 ID:???
アンスコはどうした桃子!
スカートめくられる事が既に弱点ならかなり弱体化したな…。
ディメンションスーツのデザインをスカート型から変えろ、ってのだけは許しがたいが一番手っ取り早い対処法だろう。
225マロン名無しさん:2009/12/15(火) 10:20:49 ID:???
>>218
というかビームって針金を伝わるもんなんだな、勉強になった
226マロン名無しさん:2009/12/15(火) 10:54:42 ID:???
電撃ならともかく、
ビームだったら針金が溶けそうだがな
227マロン名無しさん:2009/12/15(火) 15:00:04 ID:???
>221
本当だよ。
しかも美紅ちゃんのノーパンは、下手したら全国放送どころか
全世界に中継されているかもしれないんだから
228マロン名無しさん:2009/12/15(火) 15:48:38 ID:???
おまえら、新必殺技よりも美紅の話題が大事ですか
229マロン名無しさん:2009/12/15(火) 17:47:22 ID:???
いかにも対ガルダン専用になりそうなぽっと出の必殺技だからなぁ…
230粗筋!ウイングマン! 1/4:2009/12/15(火) 22:00:02 ID:dHwO+nXn
第106話――【大勝利の巻】


無敵のガルダン相手に針金を何に使うのかと思いきや、針金をガルダンの頭部に刺し込み、
新必殺技・フラッシャービームで電子頭脳に直接ダメージを与えたウイングマン!
「これでキサマも最期だ!」
悶え苦しむガルダンに、犠牲になった人々の怨みを晴らすかのように二度・三度ビームを発射する!
ガルダンのピンチにUFOからの援護射撃が行われるが、これに気づいたウイングマンは
寸でのところでソーラーシールドでこれを防ぐ。

「ガルダン、戻って来い! すぐに手当てをしないと爆発してしまうぞ! 戻って来いガルダン!」
 早くガルダン! ガルダン!」
UFOから何度も呼びかけるバルダ。それに応じ、ガルダンもフラフラと戻ろうとする。
「死ね!」
――しかし、バルダはガルダンの様子がおかしい事に気づく。
…どういう事か、ガルダンは死ねと連呼しながらUFOへ向かってくる!
「しまった、すでにコンピューターが故障していたのか!
 早く上昇しろ!ガルダンはこの船に体当たりする気だ!」
咄嗟に部下に命令するも時すでに遅く、ガルダンはUFOに体当たりした!
ガルダンは高笑いしつつ、UFOの装甲片や配線にまみれ爆発!

――それが無敵の戦闘ロボット・ガルダンの最期だった。

…爆発の破壊力は予想以上にすさまじく、UFOの舵が効かなくなってしまう。
自分が創りあげたガルダンを破壊され、尚且つUFOも小破させてしまったバルダは苛立ち、
部下に命じ何とか舵をウイングマンに向ける様にする。特攻をかけるつもりだ!
「この船をウイングマンにぶつけろ! ウイングマンを殺せ!!」
ウイングマンに迫る巨大なUFO!ウイングマンは避けきれずに特攻を受けてしまう!
…幸い、ソーラーガーダーのおかげで何とか無事だが、このままではやられてしまう。
「ハハハ ウイングマンよ!跡形もなくつぶれてしまえ!!」
一方、美紅は傷つきながら戦うウイングマンの無事を祈る事しかできなかった――
231粗筋!ウイングマン! 2/4:2009/12/15(火) 22:00:42 ID:dHwO+nXn
地上でこの様子を見ていたアオイ達は、何も出来ずただ見守る事しかできなかった。
――そしてついにUFOはビルに衝突、ウイングマンを押しつぶしてしまう!
「フフフ バカな奴め!わたしを怒らせるからいけないのだ!」
「ケン坊、早く!早く出てきて、お願い!」
アオイ達は潰されたウイングマンの元へ駆け寄るが、はたして生きているのか!?


…その時、UFOの先端がわずかに動いた事にバルダや人々は驚きの声を上げる!
「へ へへ この位で死んでたまるかよ」   ――やはり生きていたウイングマン!
《おお、生きています!これはすごい! これは本物の救世主かもしれません!》
ようやくウイングマンの力を認め、リポーターまで喜びの声を上げる。

「美紅ちゃん! 美紅ちゃんを助けないと!」
ビルとUFOの間から脱出したウイングマンは美紅を救うべく急行する。
バルダは大事な人質を取られてはなるまいと部下に美紅を引き上げるよう命じる。
ウイングマンの救いの手はあと一歩のところで届かず、美紅はUFO内部へ収納されてしまった。
それならばと艦橋へ飛び込むウイングマン!
「美紅ちゃん!」
「キサマにこの小娘は渡さんよ、学校とこの娘はライエル様への手土産にするのだ!」
そう言うとバルダは美紅を何かの機械の上に突き飛ばす。
「そうはいくか!」
「ライエル様の手の届くところまで飛んでけ」
ウイングマンは美紅の元へと駆けつけるも、ボール上のバリアで包まれた美紅は外へと打ち出される!

「フフフ 今すぐなら取り戻せるかもしれないぞ
 だが、お前には行かせない わたしの相手をしてもらおう ムン!」
バルダは鞭をウイングマンの左手に巻き付け足止めの為に戦い始める!アオイ達の相手はロボ兵士!
バルダの攻撃を跳び上がって回避するウイングマンだが、バルダはさらに剣を抜き斬りかかって来る!
この攻撃もジャンプで回避するが、バルダは鞭を引っ張りウイングマンとの間合いをつめる。
「鞭は叩くだけではなく、こういう使い方もあるのだよ ハハハハ!!」
バルダの剣がウイングマンのガーダーの無い部分を貫き、落下し苦痛にうめくウイングマン!
「もうわたしから逃げられないよ、かわいがってあげるからね」
232粗筋!ウイングマン! 3/4:2009/12/15(火) 22:01:24 ID:dHwO+nXn
。oO(くう… どうやって戦えばいいんだ!接近戦なんかやった事ないからな)
地に伏したまま悩むウイングマンを強引に立たせ、連続突きを繰り出してくるバルダ!
ウイングマンは回避するので精一杯、この鞭をどうにかしないと勝ち目が無い!
隙を見て鞭をヒートレイバーで斬り落とそうとするが、異常に堅くて斬れない!
「フッ わたしの鞭はそう簡単には切れんぞ!」
ガーダーの上から剣を突き立てるバルダ!この剣はガーダーすら貫く切れ味だった!
ウイングマンのピンチにアオイ達はロボ兵士の拘束を振り払い、彼の救援へ向かう。
苦痛でうずくまるウイングマンの首へバルダのトドメの突きが迫る!
「キャー 間に合わない!!」

――だがウイングマンは左右に引っ張った鞭で剣を防いでいた!
「フッ 鞭にはこういう使い方もあるんだぜ!」
「なっ! わたしの鞭で避けるとは!」
「今だ! デスボール!!」
驚愕し油断したバルダにデスボールを発射、命中させる!
「しまった!わたしが わたしが負けるのか! こんな奴に負けるのかぁーー!」

『そうさ、負けるんだよ!悪は必ず負けるのさ!
 罪も無い人々を何人も殺し、美紅ちゃんをあんな目にあわせた奴は地獄に落ちるんだよ!!
 くらえ俺の怒りを!  ―― ヒ ー ト シ ョ ッ ク !! 』

殺された人々の怨みと正義の怒りを乗せたヒートショックでバルダを切り裂いた!!
爆死するバルダ、ようやくバルダの鞭から開放されたウイングマンに駆け寄るアオイ達。
「みんな外に飛び出せ!UFOが爆発するぞ!」


――ウイングマン達は全員脱出し、大爆発を起こすUFO!
《やった、やりました! 変身少年が大勝利をおさめた模様です! これで地球は救われました!》
勝利を喜ぶリポーターと歓声をあげる人々。
ふと、ウイングマンが空を見上げると、先程撃ち出された美紅がまだ空中に浮かんでいた。
「美紅ちゃん! まだ捕まらないでいてくれ!」
全速力で美紅の救出へ向かうウイングマン!
233粗筋!ウイングマン! 4/4:2009/12/15(火) 22:02:13 ID:dHwO+nXn
「広野くん…」
半ば放心状態の美紅だったが、ふとこちらへ向かってくるウイングマンに気づく。

「やった、まだ捕まっていなかったか! 待っててね、もう少しのしんぼうだよ!」
ウイングマンが迫ったその時、ボール状のバリアが解け落下してしまう美紅!
「やった!ドームも消えたぁ… と、喜んでる場合じゃない! 急がないと落っこっちゃう!」
悲鳴をあげながら落ちる美紅をスピードを上げ手を伸ばすウイングマン。
「美紅ちゃん、もう大丈夫だ」
。oO(広野くん…)
二人の手があとわずかの所まで近づく…


――と、その時突如巨大な手が現れ美紅の身体をつかんでしまう!
「フフフ ウイングマン、この娘はまだ渡さんぞ キサマにとってかなり大切な者らしいからな」
半実体化したライエルの映像だった!片手にはジュエルドームに封じられた学校を持っている!
「地球人共よ、わたしはまだ地球をあきらめた訳じゃない、近い内に必ず頂くからな」
ライエルの映像はそう言い残すと暗雲の中に消え去った…。

《あ あ あの巨人は一体… 我々はまだ助かった訳ではないのでしょうか!》
喜んだのも束の間、まだ地球のピンチが過ぎ去っていない事に絶望するリポーター。
「ライエルめ〜…」
拳を握り締め悔しがるウイングマン―― と、その時タイムリミットとなり変身が解ける。
変身が解けると同時に張り詰めた神経も緩み、空中を真っ逆さまに落ちる健太!
アオイ達3人は墜落する健太を協力して受け止める!
「ケン坊しっかりして!」

「あ あおいさん… 美紅ちゃんを取り戻せ無かったよ くやしいよ… あおいさん… あお…」

「ケ ケン坊!」 「リーダー!」 「おにいさま!」
心身共に疲れ果てた健太は3人の腕の中で気を失ってしまった――――     <続く>
234マロン名無しさん:2009/12/15(火) 23:39:40 ID:???
健太、結局ガルダンを完全に倒す事はできなかったか…まさか自滅とはな。
本当に最強の敵だったよ…幾多の死者まで出しやがって。
そしてバルダももう退場か、あっさりしすぎ!バルダのエロ期待してただけに少々残念だ。
235マロン名無しさん:2009/12/15(火) 23:42:12 ID:???
ライエルの手の中の美紅が可愛い
236マロン名無しさん:2009/12/15(火) 23:56:44 ID:???
>>234
そんな君にこれを預けよう。(オマケ付)
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091215235431.jpg
237マロン名無しさん:2009/12/16(水) 01:44:15 ID:???
やっとの思いでガルダンを倒した(自滅した?)と思ったら
バルダと連戦か・・・
ガルダン戦を引っ張ったせいか
バルダにあっさり勝ちすぎな気がしたな

バルダの衣装って
パンツ部分の布が腕に繋がっているみたいだから
動きにくいんじゃなかろうか
238マロン名無しさん:2009/12/16(水) 01:56:04 ID:???
バルダ・ガルダンにやっと勝利
健太の卒業式(の日)が終わったな
(現実ではもうすぐ夏休みだが)

今回の勝利で健太が「人類の敵となる」ことはなくなるのかな
学校と美紅ちゃんとがライエルに捕われちゃったけど
239マロン名無しさん:2009/12/16(水) 06:59:43 ID:???
美紅自身の予想通り、最初から美紅を解放する気はなかったみたいだな。
最後まで荒っぽい扱いが気になったけど、バルダの手から離れたのはよかった。

ドームが消えて落下する美紅。
今日何回死にかけてるんだろう。

>>235
リアルに人形っぽいね。
捕まる瞬間の電撃は余分だけど。
240マロン名無しさん:2009/12/16(水) 08:47:17 ID:???
必殺技
ヒートショック・デルタエンドは出てきたが
ファイナルビームは出てこなかったな
241マロン名無しさん:2009/12/16(水) 08:49:46 ID:???
>>240
反射されでもしたらえらい事になるからな。
今はもう封印した技なんだろう。
242マロン名無しさん:2009/12/16(水) 09:36:48 ID:???
おまいら、死闘の果てに倒れた健太が心配じゃないのか
243マロン名無しさん:2009/12/16(水) 10:47:45 ID:???
「ウイングマン」は、「キン肉マン」や「北斗の拳」等とは、読者の質が違うよなあ

ヒーロー物(のパロディ的)漫画だから
皆、変な安心感をもって読んでるのかな
自分も、健太がピンチになっても安心してたし
(だから殺人ゲームがトラウマになる?)

女の子ファンが多いのか、思春期むかえた中高生男子ファンが多いのか
ウイングガールズを愛でる人は多いけどな
244マロン名無しさん:2009/12/16(水) 16:39:25 ID:???
>>240
だって一般人に被害を与えかねないという理由で封印されたわけだからなあ
そりゃ使えないよ、ヒーローとしては
使えば勝てるってわかってるなら別だけど、十中八九通じないし
245粗筋!ウイングマン! 1/6:2009/12/16(水) 22:00:01 ID:JN7PugS2
<祝・12巻発売! ―作者コメント―>
今回のカバー、ウイングガールズですが、「ウイングマン」という作品は、ほとんどこいつらで
もってたようなもの。大変世話になった。こいつらとも長い付き合いで、他人とは思えないんだな、
これが。ボクは今の所、こいつら以上のキャラクターを創っていない気がする。
だからウイングガールズから乳離れ… じゃなく、キャラ離れして大人にならなきゃ。


【単行本中表紙】
 ・大きなリボンでおしゃれをした美紅

【巻末付録・ポドリムス通信】
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091216215804.jpg


第107話――【赤い風船の巻】


「あおいさん ボクもポドリムスに行くよ、一緒にポドリムスを再建しよう
 そしてポドリムスで暮らすんだ」
健太は想いを打ち明け、アオイの胸に抱きついた。
「嬉しいわ、ケン坊 わたしいつもその言葉を待っていたのよ」
――優しい言葉とは逆に、アオイは短剣で抱きついた健太の背中を一突きした!
不気味な笑いを浮かべたアオイは――倒したはずのバルダの変装だった!

「ハハハハ バカな奴め、ウイングマン 我々に逆らったりするからだ」
「ククク その剣には毒が塗ってあるんだぜ」

いつの間にかバルダの傍らにはバルドまでいた。
「キサマはそうやって人知れず苦しみもがいて死んでゆくのさ! ハッハッハッハッ!!」
「た 助けてくれ…」
苦しみもがく健太を、ライエルが、ヴィムが、バルドが、バルダがあざ笑いつつ消えていった――
246粗筋!ウイングマン! 2/6:2009/12/16(水) 22:00:43 ID:JN7PugS2
『  わ  ぁ  ぁ  ぁ  ぁ  っ  !!!  』
悲鳴を上げて飛び起きた健太!――それは悪夢だった。
息を切らす健太を驚いて見つめる看護婦…… って、ここは病院か?
看護婦は健太にまだ横になっているように言い優しく介護する。
「あいつつ… 頭がぁ…」
「頭痛がするのね、無理もないわよ 一週間眠りっぱなしだったんだから」
――と、その時医者が病室に入ってくる。
医者は健太の様子を見、問題ないと判断するが念の為あと一週間位休むように言う。

「もー大丈夫です、ホラ この通りピンピン! 色々とお世話になりました、それじゃ!」

「それじゃあ って、 お おい、キミ!」
…が、健太は飛び起きると、医者が止めるのも聞かずに強引に退院してしまう。
いつライエルが攻めてくるか分からないのに寝てられない。
制服姿に着替え、病院の廊下を歩いていると、ふと中年と青年の男性に呼び止められる。
「広野健太くんだね、ちょっとお話を…」



「防衛庁の人?」 場所を変えて病院のロビーで話す健太達。
「はい いやー この世の中に変身できる人間がいるとは、恐れ入りましたよ」
「ホントですよ、それにあのバケモノみたいなロボットを倒したんですから、
 もう我々は脱帽するばかりです」
こうまで言われると悪い気はしない健太は照れくさくなって頭を掻く。  …で、話と言うのは?
…青年と中年は顔を見合わせ、しばしの沈黙が流れる。

「その前に、私達の前で変身してもらえませんか?」
…ここで!? 敵もいないのに変身するのはなんかテレてしまうが頼み込まれ変身する健太。
「んー …じゃあ…  チェイング!」
健太を中心に、まばゆい光がロビーを包み込み、2人の男性は思わず声を漏らす。
「はい、ウイングマンです」
「いや、これはすごい」
247粗筋!ウイングマン! 3/6:2009/12/16(水) 22:01:25 ID:JN7PugS2
――その直後!
『 あ のー  こ こ に サ イ ン し て 下 さ い 』
ウイングマンの周囲には老若男女を問わず、無数の患者や看護婦・医師が集まってきた!!!
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091216215934.jpg
「ちょっと今、大事な話をしているから後でね」
「あ ああ 別にかまわない…のに」
青年はファンを解散させるが、ウイングマンはいつの間にかマジックを持ち出していたw
「いつの間にマジックを…(;゚ω゚)」

…ささやかなギャグも入ったし、本題に戻ろう。
「ご覧の通り、キミは今や国民の英雄なんですよ、テレビをごらんなさい」
青年に言われ、そばにあったテレビを見るウイングマン。
そこには、彼を称える歌「スーパーヒーロー・ウイングマン」のレコーディングの様子が流れていた。
先日の戦いでテレビは全局ウイングマン一色、彼を題材にした映画も製作決定したそうだ。
――なお、レコーディングで歌うのはくるみだった。さらにコーラスにはりろが。
「りろちゃん! またみんなに催眠術をかけたりしないだろうなぁ」
くるみと一緒に歌うりろを見て、かつての戦いを思い返し微笑むウイングマンだった。

「あの美森くるみが記者会見した時に、わたし達も変身できる様にしてくれって頼んだそうですね」
「え ああ はい」
「キミに頼めば変身できるようになるのかね?」
「例えば一緒に戦ってた女の子も、キミに頼んで飛べる様になったのかな」
「第一キミもどうして変身できるようになったんだい?」
「教えてくれないか、あの巨大な敵と戦うにはキミの助けが必要なんだ」
防衛庁の真摯な相談にしばし考えたウイングマン。
するとそっとソファーから立ち上がり、ドリムカセットからドリムノートを取り出し2人に見せる。
「これです、このノートに書くと変身できるんです」
ドリムノートを受け取り、パラパラとめくる中年。入手方法はとりあえず秘密にしておく。
防衛庁の相談とは他でもない、我々も変身できるようにして欲しいとの事だった。
「キミのように、ウイングマンに」
248粗筋!ウイングマン! 4/6:2009/12/16(水) 22:02:06 ID:JN7PugS2
。oO(どうしよう…) 防衛庁の言葉に悩むウイングマン。
自分やアオイ達が戦うより、大人がウイングマンになる方がライエルを倒せるかもしれない…
そう判断したウイングマンはこれを承諾する。
「よーし、分かりました みんなでウイングマンになって戦いましょう!」
「おお、そうか!わかってくれたか!」

『おお いたいた、ウイングマンだ!』

喜ぶ防衛庁だが、突如多くのマスコミがこの場へなだれ込んできた!
「いけね、じゃあちゃんと変身できるようにしときますから!」
質問攻めにあってはさすがのヒーローもたまったものではない!慌てて外へ逃げるウイングマン!
だが、まだ追いかけてくるので仕方なく空を飛んで逃げるのだった。



――とある丘に降り立つウイングマン。
「まったく、記者は苦手だ」
愚痴りつつも振り返って町並みを眺める――

「オレはこの地球を、ここに住んでいる人達を救えるんだろうか… そして美紅ちゃんも…」

不安になってたそがれるウイングマン。 …ふと、風船が飛んできて近くの木に挟まった。
下を見ると、こちらを見上げる男の子がいた。
「飛ばしちゃったんだな、よーし  ――はい」
空を飛んで風船を取って男の子に渡すと、風船が戻ってきた事とウイングマンに大喜び!
男の子はウイングマンに握手をせがみ、ウイングマンもそれに応えて握手をする。
「わぁい、ウイングマンに握手してもらった!わぁーい!」
風船をブンブン振り回して喜ぶ男の子… そんなもんだから、また風船を飛ばしてしまう。
「よし、もう一度取ってきてやる」
ウイングマンが飛ぼうとした矢先、男の子は彼の足をつかんで止める。
「いいよ、お兄ちゃん もういいよ だってそんなに何回も飛んだら疲れちゃうだろ
 悪い奴らと戦えなくなったら大変だもん」
249粗筋!ウイングマン! 5/6:2009/12/16(水) 22:02:48 ID:JN7PugS2
そうこうしている間にも、風船はゆっくりと上ってゆく…
「そーか、わかったよ」
「じゃあね、お兄ちゃん ボク、この手洗わないんだ!明日もその次も洗わないんだ!」
「ご飯の時は洗えよ」 男の子の激励を受け、手を振って見送るウイングマン。

「そうだ、弱気になっちゃだめだ、がんばらなくちゃ 美紅ちゃんを何としても取り戻さなくちゃな」

小さな男の子の激励がウイングマンの心を固めたのだった。
「フフフ ケン坊らしいや」
「あ あおいさん!」 ――いつの間にか背後にアオイが来ていた。



公園のベンチに座って、この一週間の事をアオイに色々聞く健太。
「…でね、ウイングマンまんじゅうなんか出ちゃったりしてんのよ
 それからさ、ケン坊のお母さんなんかにも取材が来てさ――

健太父「昔っからヒーローごっこやってたんですよ、でもこんなになるとは思ってませんでした」
健太母「えーえー、立派になりましたよ(A∀`)」

 ――なんてさ、泣きながら言ってるの」
「困ったもんだ」

アオイは一通り話し終ると、しばらく黙った後健太と同時に呼びかけてしまう。
「それでさ」「あのね、あおいさん」
とりあえず健太がアオイからどうぞとすすめ、今度は布沢の話をしだすアオイ。
…しかし、考え事をしていた健太の耳には、もうアオイの言葉は入っていなかった。

。oO(あおいさんにこの気持ち伝えないと… 夢にまで出てくる位だしなぁ…
   何も言わない内に… オレ死んじゃったりしたら…)
250粗筋!ウイングマン! 6/6:2009/12/16(水) 22:03:30 ID:JN7PugS2
「ねぇ、聞いてるのケン坊!」 「あおいさん!」
上の空の健太に大声で呼びかけるアオイ。…と同時に健太も大声でアオイの名を叫ぶ。

「オレ… オレ… あおいさんと一緒にポドリムスに行くよ
 この戦いが終わったら、一緒にポドリムスに行く それで、それで…
  あ お い さ ん と 結 婚 し た い ん だ ! 」

顔を真っ赤にしつつ、告白しアオイの手を握る健太! これにはアオイも真っ赤になってしまう。
「何言ってるの、ケン坊 おかしいよ、美紅ちゃんはどうするのよ」
「美紅ちゃんは大丈夫だ、強い娘(こ)だもの 分かってくれる」
「ダメよ、わ…わたしが許さないわ、そんな事!
 今はただ美紅ちゃんを助ける事、学校を取り戻す事、ライエルを倒す事――
 それだけを考えなくちゃ!」
「ちゃんと考えてるさ! だからあおいさんと一緒にポドリムスに行く事を目標にしたい!
 その目標を必ず達成する為にライエルをこの手で倒したいんだ! ――だから…!」

「お取り込み中悪いんだけど、火を貸してくれる?」

アオイの腕を掴んで詰め寄る健太だが、突如声がしたので振り向くと――
「え   ヴィ、ヴィム!」
そこにはいつもの服ではなく、カジュアルスーツに身を包んだヴィムが目の前にいた!

「のんびりラブシーンできなくてかわいそーね、今頃ライエル様が東京を襲ってる頃だわ」
『 え え !? 』
ヴィムの忠告を受けた健太とアオイはこうしちゃいられないとテレポートで東京へ向かった!



――その頃、東京は――
デストレスの砲撃で辺りが破壊され、悲鳴と怒号が入混じり人々が逃げ惑う地獄絵図と化していた…
                                                <続く>
251マロン名無しさん:2009/12/16(水) 22:33:11 ID:???
>一週間眠りっぱなし

美紅、一週間も捕まったままなのか?
プラス怪人達のエロさを考えると
一週間もあれば
ライエル、バルドの幹部クラス
プラス怪人達から末端の戦闘員まで
敵の男たち全員に犯されてるな
252マロン名無しさん:2009/12/16(水) 22:36:53 ID:???
253マロン名無しさん:2009/12/16(水) 22:44:51 ID:???
健太、1週間も眠りっぱなしだったのか…
つーかそれですぐ立てるとは、さすが戦いで鍛えた体だな。
普通ならよろめくだろうに。

久々に登場の健太の両親。うれしいやら恥ずかしいやら誇らしいやら複雑そうだなw
そして松岡先生達、仲額中の連中もこれで健太の戦いが本物だったと認めたろうな。
せめて最終回で卒業式、松岡先生からお詫びと激励の言葉を送ってあげて欲しい。
254マロン名無しさん:2009/12/16(水) 22:48:58 ID:???
大勢のウイングマンを引き連れるとなるとかなり壮観だろうな。
多分それが最終決戦だな。
255マロン名無しさん:2009/12/16(水) 22:52:11 ID:???
ヴィム、お前何しに出てきたんだ?
あおいと健太のデート?を邪魔しにきたのか?

あおいさんが独り言のように語っている
「布沢さんがさー」も気になるけど
256マロン名無しさん:2009/12/16(水) 22:58:33 ID:???
そら東京破壊なんて本来はライエルもしたくない。
ウイングマンに早く来てほしいから。
257マロン名無しさん:2009/12/16(水) 23:09:06 ID:???
>「布沢さんがさー」も気になるけど
そういや布沢さん、バルドに刺されて重体なんだよな。
きっとその事だと思うんだが… もしくは「最近見当たらないのよ」とかかな?
258マロン名無しさん:2009/12/16(水) 23:10:41 ID:???
あっという間に12巻発売か。
巻末お便りコーナーのヴィムの歌がなんかかっこいいのと切なさがうまくマッチしてるな。
259マロン名無しさん:2009/12/17(木) 00:12:23 ID:???
>>256
普通に考えると、ヴィムは
「東京を破壊されたくなかったら迎え撃ちに来い」
という挑戦状を伝えにきたんだろうなあ

健太のデートを邪魔しにきたようにしかみえないけど
260マロン名無しさん:2009/12/17(木) 02:23:04 ID:???
地球を護る決意をする健太
風船を飛ばしてしまった子と出会うが、あの子は健気だなあ
昔の健太だったら
「逆境からの大逆転がヒーローの醍醐味
 松岡先生見てますか〜」
と思っただろうか


1年生の3学期にヒーローになり
2年生の1年間、リメル達と戦う、仲間もできた
3年生の春先、リメルを倒した思ったらライエル軍(コウモリプラス)が登場
3学期はほとんどプラス戦
卒業式当日にガルダンと戦い
今は4月、ホントなら高校生?

人知れず? ショー扱いされながら戦ってきたのが報われるな
261マロン名無しさん:2009/12/17(木) 02:41:02 ID:???
ケン太の身長って何cm位なんだろうか?
今回の防衛庁の2人よりは随分低そうだし、あおいさんよりも低いし……
あおいさんは、どんどんでかくなっている気がしないでもないけど…w
165cm位かな?
262マロン名無しさん:2009/12/17(木) 06:14:26 ID:???
>>261
子供の身長のままでは映えないから、ドリムノートの力で少し身長が伸びていると脳内保管している
263マロン名無しさん:2009/12/17(木) 08:39:52 ID:???
大勢のウイングマンって戦力になるのか?
最初期のケン太なんて満足に飛ぶこともできなくなかったっけ
264マロン名無しさん:2009/12/17(木) 09:08:48 ID:???
塵もつもれば山となる。

ガンダムとジムみたいなもんだよ
265マロン名無しさん:2009/12/17(木) 12:01:45 ID:???
ヴィム、お前幽閉されたんじゃなかったのか?
266マロン名無しさん:2009/12/17(木) 14:13:53 ID:???
>>264
「フッなぜここに誘い込んだかわかるな?」
「たとえ自衛隊?の人でも、変身したり空を飛んでの戦いは!」
「そうだ、訓練無しではなあ!」
「そんな理屈っ!!」

こうですか、わかりません
267マロン名無しさん:2009/12/17(木) 15:21:00 ID:???
空飛ぶのは慣れが必要だろうけど、それ以外の肉弾戦なら自衛隊や格闘家の人ならわりとすぐ順応できそうではある
昔ケン太がスペックをうまく扱いきれなかったのって素の身体能力が低かったせいだし
268粗筋!ウイングマン! 1/6:2009/12/17(木) 22:00:03 ID:LaOFZf3F
第108話――【ウイングマン軍団の巻】


東京を襲撃するデストレスをビルの屋上から睨む事しか出来ない防衛庁の人達。
突如、防衛庁の人々の前に健太とアオイがテレポートしてくる。
「おお、広野くん! 我々はどうやったら変身できるのだ!」
「すいません、事が急なもんでまだ書いてないんです すぐ書きます」
――健太はドリムノートを取り出すと… もう最後のページのわずかのスペースしかなかった!

。oO(しまった、最後のスペースしかない!
   対ライエル戦に備えて、体を大きく出来る様に書こうと思ってたのに…
   このスペースじゃ二つも書けない…! しかし… そうだ、約束は約束だ!)

一方、デストレスの破壊行動を中継していたレポーターがいた。
《東京が火の海に包まれてます! 自衛隊はどうしたのでしょうか、ウイングマンは!?
 我々はこのまま殺され…  ん?  何だあれは!》
こちらに歩み寄ってくる無数の人影に気づくレポーター。

《ウ ウイングマンです! ウイングマンの大群がやってきます! これはどうした事でしょう!》

――それは、土煙と共に勇ましく歩いてくる無数のウイングマン軍団だった! 
そんな彼らを驚きつつも、必死で中継するレポーター。

《よく見ると、先頭のウイングマンを除いて他は少しずつ形が違います!ニュータイプのウイングマンです!》
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091217215456.jpg
レポーターの言う通り、確かに他のウイングマンはツノ・胸飾りがややシンプルになり銃を持っていた。
テレビカメラに向け叫ぶウイングマン。

『みんな一緒に戦おう! ウイングマンになって戦うんだ!
 チェイングと叫べばみんなもウイングマンになれる、みんなで力を合わせてライエルを倒そうぜ!
   叫  べ  、  チ  ェ  イ  ン  グ  !!  』
269粗筋!ウイングマン! 2/6:2009/12/17(木) 22:00:44 ID:LaOFZf3F
――ウイングマンの言葉は全国の家庭に流れた!
まず最初の仲間は――ウイングマンの理解者、美森くるみだった!近くにいたのか!
「わたしなるわ! わたしもウイングマンになる!」
国民的アイドルのくるみがウイングマンになるのだったら、それに勇気付けられる人も多かった。
『オレもだ、このまま黙ってやられてたまるか!』
『オレもあの無敵のヒーローになれるなんて、最高ー!』
『ウイングマン みんなでなれば こわくない!』5.7.5
あちこちから人々の決意の叫びが聞こえ始まる。
「よし行くぞ!」

『   チ   ェ   イ   ン   グ   !!!!!   』

ウイングマンの合図と共に、人々は一斉にキーワードを叫び、変身ポーズを取る!!
――東京の街は、今 人々の勇気のまばゆい光に照らし出された!



デストレス内部。
「ラ ライエル様、どうしましょう 大変な事に」
まさかウイングマンが大勢になるとは思わなかったヴィムとライエルは困惑していた。
「フッ 何をあせってんだ
 ――何人いようが、しょせん即席ウイングマン 恐れるにたりないぜ」
困惑するライエル達に物陰からアドバイスするキータクラー!おかげでライエルは納得してしまう。



一方、上空には無数のウイングマンが羽ばたいていた!
《おお、次々とウイングマンが飛び立っていきます! 人が自分の力で空へ飛び立ってゆくのです!
 それでは我々も変身したいと思います!  チェイング!》
実況中継していたレポーター、カメラマンも変身する!
270粗筋!ウイングマン! 3/6:2009/12/17(木) 22:01:26 ID:LaOFZf3F
…しかし、いくらウイングマンになれたといっても、キータクラーの言う通りになってしまった。
あちこちでうまく飛べないと困惑する量産ウイングマン!
そんな彼らをデストレスは砲撃で撃ち落としてゆく!
リポーターが実況中継していると、ふと猛スピードで何かが大量にこちらへ向かってくる!

――それは敵の増援ではなく、新たなウイングマン部隊だった!
《どちらから来たんですか?》
「埼玉です、テレビ見てて感動したんです! それでオレ達もって思って…!」
《ウイングマンになれた感想を》
「最初、身体に痛みを感じましたが、それが過ぎればもう最高です!」
《しかしこれは心強い事です、これからもドンドン地方からやってくると思われます!》
人類が一致団結した事に喜びを隠せない、興奮気味のリポーターだった。



――ウイングマン部隊が次々撃ち落される中、甲板に1人のウイングマンがアオイと共に降り立った。
「やはり最初に降り立ったのは、本家のお前か この中には入れさせんぞ」
数体のロボ兵士を引きつれ、ウイングマンを出迎えるバルドは剣を抜く。
「フン 意地でも入ってみせるさ!」
ウイングマンもまたバリアレイバーを抜き、戦闘準備に入る!
バルド将軍と夢戦士ウイングマン、掛け声と共に斬りかかり、両雄合間見える!

二人が戦っている間に他のウイングマン達も甲板に降り立ってくる。
バルドは戦闘員(ロボ兵士)に命じ、ウイングマン部隊の相手をさせる!
ウイングマン部隊は初の戦闘にとまどい、困惑しつつもこれを迎え撃とうとする。
「わ こ こっちに向かってくる!」
「よーし、武器を使うんだ! コンティニパンチ!!」
一人のウイングマンがコンティニパンチで攻撃するが、どういう事か隣の味方を殴ってしまう!
「わわわぁ!止まんないよぅ!!」
「いて! オレは仲間だぞ!」
271粗筋!ウイングマン! 4/6:2009/12/17(木) 22:02:07 ID:LaOFZf3F
「あーあ、しょせん素人ね 昔のケン坊と同じで身体がついていかないのね 助けてあげなきゃ」
…そんな彼らを様子見していたアオイはロボ兵士を殴り飛ばしながら、彼らの救援に向かう。
『マテ』
「キャ! どこ触ってんのよ!!」
突如、他のロボ兵士におっぱいをワシづかみされて悲鳴をあげるアオイ! いいぞもっと(ry
アオイはそのロボ兵士に回し蹴りを食らわせると、桃子とりろも駆けつけてくれた事に気がついた。
「桃子ちゃん!りろちゃん!」
「これ、みんなウイングマンなの? すごーい!」
「最強の軍団ですわね」
「そーでもないのよ、あれ見て」
アオイの言われるまま見ると、向こうではパンチが暴発したり足が抜けない連中がいた…。
そんな彼らに若干の不安を浮かべた桃子とりろは思わず無言で大きな汗をかくのでしたw



一方、バルドとウイングマンの戦いは…徐々にバルドが圧していた。
「フッ 今日のきさまは剣が甘いな 邪念を持ったままオレと戦うなんて、なめられたもんだな!」
――確かにウイングマンは迷っていた。
美紅とアオイの事で考えていたウイングマンはその悩みが剣の動きに現れていたのだ。
油断したウイングマンはバリアレイバーを弾き飛ばされてしまった!
「そんなに弱いとは思わなかったぜ、オレの姉貴を倒した奴だ
 もう少しは手ごたえのある奴だと思ってたがな! 姉のカタキ、死ね!!」
バルドはウイングマンにトドメを刺そうと大きく剣を振りかぶる!

――その時、どこからかナイフが飛んできてバルドの足元に刺さる!
…そのナイフはバルドが真次に変装していた時、布沢を刺したナイフだった… という事は!?
ナイフが飛んできた方向を見上げると、そこにはディメンションスーツに身を包んだ布沢がいた!
布沢はこちらへ飛び降りるとバルドの元へと歩み寄る。
「生きていたのか…」
「あなたのお手伝いするわ、真次さん」
――まさかこの場で敵に回るとは思わなかったウイングマンは驚きを隠せない!
272粗筋!ウイングマン! 5/6:2009/12/17(木) 22:02:49 ID:LaOFZf3F
。oO(何? なんだ、この女… とことんアホらしいな、オレに殺されかけたというのに…
   …フッ まぁいい、また利用してやるぜ)

…驚いているのはバルドも同じだった。布沢がどういう魂胆か分からないが、ならば利用するまで!
「布沢さん!」 「どうしたのよ布沢さん!」 「久美子ちゃん!」
アオイ達が布沢に呼びかけるも、布沢は何も応えない――
それどころか、布沢は足で地に落ちたバリアレイバーを蹴飛ばしウイングマンから遠ざけてしまう。
バルドは自分の剣を布沢に差出し、ウイングマンを殺すように命じる。
「一体どうしたんだ! ちょ、ちょっと待てよ!」
布沢はウイングマンににじり寄り、ナイフと剣の二刀流でウイングマンに斬りかかる!
「フフフ オレも助太刀するぜ」
バルドは蹴飛ばされたヒートレイバーを拾うと、布沢の後ろからこちらへ歩み寄ってくる。
布沢とバルド、2人の敵と3本の太刀筋に防戦一方のウイングマン!
布沢は一瞬、ほぼ横にならんだバルドを見ると――剣とナイフを振り上げる!
『死ね!』

だが、その剣は―― ウイングマンではなく、バルドの腹につき立てられていた!!

「うっ!何ぃ〜!?」
苦痛にうめき崩れ落ちるバルド。 ――それは布沢の復讐を果たすための芝居だった。
「乙女心をキズつけると怖いのよ」
一見穏やかな顔だが、布沢の内心は激しい怒りに燃えていた。
だが布沢は苦痛にうめくバルドを見ると、今までの楽しかった真次との記憶が蘇り隙を見せてしまう。
「…真次さん…」
バルドは苦痛に耐えつつ立ち上がると、腹に刺さった剣を抜いて布沢を睨みつける。
「布沢さん!キミを騙し利用した男だ、一気にトドメを刺すんだ!」
ウイングマンの声に我に返る布沢だが、その眼前には布沢を刺し殺そうとするバルドが迫っていた!
「フッ やられる前にやってやる!!」
273粗筋!ウイングマン! 6/6:2009/12/17(木) 22:03:33 ID:LaOFZf3F
――その瞬間、何かが布沢の両脇をすり抜けバルドへ命中した!
…それは、ソーラーガーダーをまとったウイングマンのデスボールだった。
バルドの動きを封じたウイングマンは布沢のすぐ横を通り抜け、ゆっくりと歩み寄る。

「とことん汚い奴だぜ 女の子を騙し、泣かせる奴は―― 最後には女の子で泣く訳だ
 な!? バルドさんよ!!  ヒ ー ト シ ョ ッ ク !!! 」

泣く布沢を抱きしめたまま、鬼畜将軍・バルドを一閃するウイングマン!
バルドの断末魔の悲鳴が響き渡ると同時に、アオイ達も戦闘員が片付いたと報告を受ける。

「布沢さん、今は悲しみを忘れて戦う事だけを考えよう、死んだら後で悲しむ事も出来ないだろう」

ウイングマンは布沢の両肩に手を置き、そう彼女を励ますが…
アオイは気づいていた。ウイングマンの今の言葉は自分自身にも言い聞かせていた事を。

『さぁ みんな、力を合わせて戦おう! 戦艦の中へ突入だ!!』

バルドも戦闘員も片付き、みんなの声援を受けいよいよ戦艦内部へと突入する!   <続く>
274マロン名無しさん:2009/12/17(木) 22:56:34 ID:???
大勢のウイングマン
これは燃えるわ。
大半が素人でも頼もしい。
275マロン名無しさん:2009/12/17(木) 23:08:52 ID:???
>>274
同意!あまり期待してなかったけど、さすがこれだけ揃うと燃える!
そして人々がチェイングするシーン、何気にくるみちゃんもいるね。
布沢さんも生きてたし、バルドのゲス野郎も死んだし、安心したよ。

>『ウイングマン みんなでなれば こわくない!』5.7.5
ワラタww よく読んでみれば確かに575だw
276マロン名無しさん:2009/12/18(金) 01:37:54 ID:???
中にはマシなのもいるかもしれないしね
277マロン名無しさん:2009/12/18(金) 01:39:15 ID:???
「チェイング」と何十回叫んだだろうか…
オレ、変身しないよ……
278マロン名無しさん:2009/12/18(金) 02:16:14 ID:???
ドリムノートの空きスペース
最終ページに少ししか残ってない事にびっくりした
大学ノート2冊分くらいあるようなのに・・・
全てウイングマン(ガールズ)に関する事か?
ドリムノート=ウイングマンといってもいいけど

今回、なりたい者が皆変身できるようにしたけど地球人側だけだろうな
「数の力」で押してるけど、戦死してる人もいるんだろうな
279マロン名無しさん:2009/12/18(金) 02:37:18 ID:???
健太達が敵基地に侵入
慌てるヴィム(あんたがメッセンジャーになったんだろ?)
迎え撃つバルド、そこに乱入してくる布沢さん

生きていたのか布沢さん(でも彼女が刺された事は誰も知らない?)
謎の戦士はライエル側の人間だったのか?
と思ったら、寝返るフリをして隙をうかがっていたのか
布沢さん、バルドに惚れてたから辛かっただろうな

バルド、今回で倒されてしまった・・・対決に数週はかけると思ったが
(一時期、改心することも期待したんだがな)
ひょっとして物語をまとめに入って、進行を早めているのかな
280マロン名無しさん:2009/12/18(金) 07:28:13 ID:???
ライエル側には見えなかったけどなあ。
一応キータクラーとしては客人だが、
ライエル配下として動いたことは(多分)ないし。
281マロン名無しさん:2009/12/18(金) 13:45:50 ID:???
>>278
>>236見て思い出したが、ティール戦の反省点も踏まえているはず。
例えば
「悪意を持ってチェイングする事はできない」とか。
282マロン名無しさん:2009/12/18(金) 19:19:24 ID:???
変身した人間がウイングマンの技の知識を瞬時に得るとかって能力もありそうだ
283マロン名無しさん:2009/12/18(金) 20:09:07 ID:???
ドリムノート
ウイングマンを書いた1ページ目に
「邪念を持たない人も変身できる」
「デザインはオリジナルとは少し違う」
「変身すると、能力が自動的に理解できる」
とか追加書き込みすれば

最終ページに書き込まなくてもよかったのかな
そこまでの能力はないかな
284マロン名無しさん:2009/12/18(金) 20:10:45 ID:???
>――その瞬間、何かが布沢の両脇をすり抜けバルドへ命中した!
かっこいい演出なんだが、つっこんでいいか?
1:もし布沢さんが動いたらデスボールが当たってしまう危険性は考えなかったのか?
2:デスボールとデスボールの間隔が明らかに布沢さんの幅より狭いはず

なんだかなー
285マロン名無しさん:2009/12/18(金) 20:12:46 ID:???
7日間捕われてた美紅ちゃんの話題は出ないのね
286マロン名無しさん:2009/12/18(金) 21:06:44 ID:???
>>285
そんなことより学校まるごと全員拉致の方がニュース度は高いだろ。
ダーツゲームの女の子はみんな無事なのか?
287マロン名無しさん:2009/12/18(金) 21:08:08 ID:???
>>284
切らなければ大丈夫
288マロン名無しさん:2009/12/18(金) 21:56:55 ID:???
>>286
最低1人がお亡くなりになっています…。・゚・(ノД`)・゚・。
289マロン名無しさん:2009/12/18(金) 21:58:13 ID:???
>>287
デルタ・エンドのデプスゾーンみたいに、
内部に少しずつダメージ与えていないとは言い切れない
290粗筋!ウイングマン! 1/5:2009/12/18(金) 21:59:59 ID:LhludVyQ
第109話――【夢のウイングマンの巻】


『みんな、いいか!  スプリクトフラッシュ一斉発射!』
戦艦の分厚い装甲を破壊すべく、ウイングマンの合図と共に一点攻撃を仕掛けるウイングマン部隊!
「どんな厚い壁でも、みんなで力を合わせれば撃ち破れるはずだ!」
――雨だれ、石をうがつ。その諺どおりについに装甲に大穴が開き、あちこちで連鎖爆発が起こる!
爆発と火災がおさまったのを確認したウイングマン達はいよいよデストレス内部へ突入する。


突入したものの、まずは何をするべきか。
ウイングマンは少し考え、これから何が起きるか分からないのでまず美紅救出を決定する。
…問題はどこにいるのか、だ。
「あおいさん、ディメンションパワーでどうにか探し出せないかい?」
「え ええ やってみるわ…」
…しかし敵もさるもの、テレパシーを使ってもそう簡単に見つかる訳はない。
ふと、アオイはいい機会なので健太の気持ちをハッキリさせようと一芝居打つ事にした。
「聞こえたわ、美紅ちゃんの声 『広野くん助けて』って…
 でも、ディメンションパワーで聞いたんじゃないわよ、
 美紅ちゃんの心の叫びをわたしも『心』で受け取ったの」
「心…で――」
「だからケン坊にも聞けるはず いいえ、絶対聞こえるわ!」
ウイングマンは全神経を集中させ耳を澄ませる――――
微動だにしないウイングマンを見守るアオイ。やはり無理だったか、聞こえるはずがない…

「き… 聞こえた…!」

――まさか本当に美紅の心の叫びが聞こえたのか?いや、幻聴ではない、確かに聞こえた!
アオイ達を誘導し走り出すウイングマン!
《こ これはすごい! 人質の女の子の居場所がわかったらしいです、
 心の叫びを聞いたのでしょうか!》
奇跡が起きた事に感動し実況中継を続けるレポーターだった。
291粗筋!ウイングマン! 2/5:2009/12/18(金) 22:00:41 ID:LhludVyQ
その頃最深部では、ヴィムが侵入してきたウイングマン部隊に焦り、ライエルと対面していた。
「ウイングマン達が人質の所に向かっています、どう致しましょう」
「フッ 心配するな… 手は打ってある… ――ククク 愛する者を救う…か…
 確かにあの美紅という娘とウイングマンには『愛』が感じられる しかし、そこが奴らの弱い所だ
 愛などという甘い感情を持つものが、ワタシを倒せる訳がないのだ」
。oO(愛か、確かに私に愛を語ったバルドはブザマな死に方をしたな…)


「ここだ…」
同時刻、大きな扉の前にたどり着いたウイングマンは渾身の力を込め、重い扉をゆっくりと開く。
扉を開くと―― 数m先に美紅がいた!
「ひ… 広野くん…」
「美紅ちゃん ――もう大丈夫だ」
ようやく再会を果たしたウイングマンと美紅だが、突如床が大きく揺れだし下に沈み始めた!
その床…いや、これはエレベーターだ。エレベーターはどんどん下がり、最下層へと到着する。
――そこにはライエルが座したまま、ウイングマン達を待ち受けていた!
「ああ ライエル!!」
《出た! 敵の総元締めだ!》
「そんな小娘を取り戻した位で安心するなよ、こっちにはこの人質があるのだから」
そう言ってライエルが右手に持ったジュエルドームに封じられた校舎を見せびらかした。
以下、囚われの生徒達の悲鳴と怒号だが、印象的な物を2つ。
「これはどーせまた広野くんの仕業だわ、卒業式を妨害して何しようっての!」
「これは悪党の仕業だ、このヒロダーが相手になってやる!」

…話を元に戻そう。ライエルは抵抗すればこれを握りつぶすとウイングマン達に脅しつける。

「その宝石のような物が握り潰せるとは思えんがね!」

――どこからともなくビームが飛んできて、校舎のジュエルドームをライエルの手から弾き落とした!
それは相変わらず敵か味方か正体不明のアンノウンだった!
「 今 だ ! 」
その隙に一斉にライエルに飛び掛るウイングマン達!
292粗筋!ウイングマン! 3/5:2009/12/18(金) 22:01:28 ID:LhludVyQ
続いてアオイ達も攻撃に加わろうとするが、ふと美紅から呼び止められる。
「あおいさん わたしバッジ無くなっちゃったの だからディメンションPで戦えるようにして」
「美紅ちゃんはそこで休んでなさいよ、色々大変だったんだから」
「いや! どうしても戦いたいの…!
 だって…広野くんの力になれるの、これが最後かもしれないんだもの」
疲れているだろうに、そして最後という言葉も気になるが…美紅の気持ちを察したアオイは承諾する。
「ありがとう… でもその前にこの服脱がして、これ着てると動けないの」
桃子に服を脱がしてもらい、アオイのDPで戦闘服姿になる美紅。相変わらず美紅の乳首は出ないのね。

――夢アオイ、小川美紅、森本桃子、布沢久美子。さらに今は桜瀬りろもいる!
「さぁ、久々にウイングガールズが4人揃ったところでエンジン全開よ!」
アオイの激励に張り切る3人とりろだった!

「お前達の相手はわたしがするわ!」
ウイングガールズの元へ向かってきたのは剣を持ったヴィム。女同士の戦いが今始まる!
「よし、みんな ウイングガールズサンダーアタックよ!」『 O K ! 』
合図と共に一度ヴィムから大きく離れ間合いを取るウイングガールズ。
「フッ 逃げるのが精一杯なの!」
「行くわよ!  ――ワン!」  桃子と美紅の腕をジャンプ台にし、大きく跳ぶアオイ!
「ツー!」 アオイに気を取られている隙に、腕を組んだままの桃子と美紅が下からアッパー!
「とぅ! スリー!」 続いて布沢が渾身の力を込めたキックを放つ!
「アタック!」 フィニッシュは上空から再びアオイが強烈な平手打ち!
名前通りの電光石火の攻撃、これぞジェットスト… もとい、ウイングガールズサンダーアタック!
連携攻撃を受けたヴィムは床へと叩き落される!
『やったね♥』  手を叩いてはしゃぐ4人でした。


一方、数の多いウイングマン部隊についにライエルはしびれを切らした!
「ええい!ちょこまかとうるさい奴らめ! ブラストフラッシャーをくれてやるわ!!」
293粗筋!ウイングマン! 4/5:2009/12/18(金) 22:02:10 ID:LhludVyQ
その名を聞いたヴィムは血相を変えて叫びだす。
「ええ!? ブラストフラッシャーを!? 
 あの武器は非常事態の時使うもの! 今使えば私も巻き込まれてしまいます!」
「こうなった以上、お前などどうなっても構わん!
 お前の変わりになる奴はこの宇宙にくさるほどいるわ!」
「そ そんな!」
ライエルはヴィムを見捨て、周囲にすさまじい破壊力のエネルギー波を放った!
その破壊力にウイングマン部隊は悲鳴をあげ、次々とやられてゆく!

ブラストフラッシャーはデストレスの一部を破壊し、そこからビルの屋上へ次々と落ちてくWM部隊。
爆煙が晴れると、そこには今まで玉座に固定され座っていたライエルが立ち上がっていた!
「フフフ 地球人共め このワタシが立ち上がった以上、ただではすまさんぞ」

ビルの屋上のWM部隊を見渡したアオイは本物(ソーラーガーダー装備中)がいない事に気づく。
「あ! あおいさん、あそこ!」
桃子が下を見ると、以前のバクプラスの時のように、ガレキからヴィムをかばっている本物がいた!
「だ 大丈夫か、ヴィム」
「ウ ウイングマン また…あなたに助けられたのね…」
「キミはかわいそうな奴だ、味方に裏切られる程惨めなものは無いからな… さ、早く行くんだ!」
ウイングマンはガレキを押し上げヴィムを逃がす。
「ウイングマン お前と言う男は…」

――今、ガレキを押し上げた力がウイングマンの最後の力だった――
力を振り絞ったウイングマンはその場から逃げる事も出来ないほど満身創痍だった。

。oO(こ これでオレもおしまいか… あの時巨大化出来る様に書けば……
  ………いや…… これでよかったんだ、みんなの心に正義の魂を呼び起こせた…のだから…)

「フフフ 騒がしい奴らめ、どうした 動けないのか え? ハハハ
 爆発のショックでもう飛び回る事もできんのか…
 よーく見ていろ、今 ウイングマンを踏み潰してやる ハハハ」
立ち上がったライエルは倒れたウイングマンの元へと歩み寄り、踏み潰そうとゆっくり足を上げる…
294粗筋!ウイングマン! 5/5:2009/12/18(金) 22:03:10 ID:LhludVyQ
《ああ ウイングマンが踏み潰されてしまう! どうしたんだウイングマン、立ち上がれ!!
 お願いだ立ってくれウイングマン! この程度で倒れるキミではないはずだ!》
「立ってぇー! もう 頼りはあなただけなのよ!!」
「立ってー! 広野くん!」
「広野くん!」
「立ち上がって!戦わなければ殺されてしまうわー!!」
絶体絶命のピンチに、レポーターが、くるみが、アオイ達が次々と立ち上がれと叫ぶ!

『立て、立ってくれウイングマン! 立てー!立てー!ウイングマン! 立て立てウイングマン!!』

力の限り精一杯の大声を上げてウイングマンに声援を送るウイングマン部隊!
その声は健太の耳にしっかり届いていたが、身体が動かない――――!

。oO(もう一度―― もう一度 この身体に力を……  力 を !! )

身体が動かない事を悔やみ、マスクの中で悔し涙を流しつつ神に祈る健太…
――健太の心の底にある、『巨大化したい』という願いとみんなの祈りが同調し、
  ドリムノートに異変が… そして奇跡が起ころうとしていた!
ウイングマン部隊の身体から次々とエネルギーが抜け出し、元の姿へと戻る人々――
《そ 空を見て下さい、幾重もの光の帯が舞っているぞ!》
「ウイングマンの方に向かっている!!」
抜け出たエネルギーは光の帯となり、倒れたウイングマンの身体へと集ってゆく…
『ああっ!』
奇跡に驚きの声を上げるアオイ達!そこには――――


《 ウ  イ  ン  グ  マ  ン  が  巨  大  化  し  て  い  る  !
            身体を燃える炎の赤に染め、無敵の戦士として甦ったのかぁっ!!》

ライエルと互角の大きさに巨大化したウイングマンがいた!  <続く>
295マロン名無しさん:2009/12/18(金) 22:09:18 ID:???
>美紅ちゃんはそこで休んでなさいよ、色々大変だったんだから

すげー、意味深、、
やっぱり、レイ、、、、、
296マロン名無しさん:2009/12/18(金) 22:31:50 ID:???
>「これはどーせまた広野くんの仕業だわ、卒業式を妨害して何しようっての!」
>「これは悪党の仕業だ、このヒロダーが相手になってやる!」
松岡先生もヒロダーも、ニュース見てなかったのか…?
もしくはあの殺人ゲームに居合わせなかったのか?
相変わらず信じてもらえてない健太カワイソス、まぁ事件が解決すれば信じてもらえるだろうけど

今回も前回以上に燃えた!奇跡が起きると思っていたが、まさかここで巨大化とは!
…しかし何で体が黒じゃないんだ?
297マロン名無しさん:2009/12/18(金) 23:19:04 ID:???
レッド変身スパークって奴だなきっと。
298マロン名無しさん:2009/12/18(金) 23:23:17 ID:???
>>297
赤い虎乙w

あれはロボットが無茶苦茶ダサかった…
299マロン名無しさん:2009/12/18(金) 23:34:25 ID:???
>>289
言い切れないって、それは俺ら読者から見てだしなあ
作ったケン太には言い切れることなんじゃない?
300マロン名無しさん:2009/12/18(金) 23:39:31 ID:???
多少ダメージがあっても
変身してれば平気じゃない
301マロン名無しさん:2009/12/18(金) 23:53:02 ID:???
巨大化きたか!
まさかまたVSラガールの時みたいに人が組み合わさってるんじゃないよな?
302マロン名無しさん:2009/12/18(金) 23:55:16 ID:???
あれだけ大勢のウイングマンがいる中で、全裸に自ら志願してなる美紅は
7日間の間にそんなこと気にならなくなるくらいのことをされたに違いない
303マロン名無しさん:2009/12/19(土) 00:00:51 ID:???
>>301
>VSラガールの時みたいに人が組み合わさってるんじゃないよな?
そういえばそんな事もあったな、すっかり忘れてたww
でもラストバトルにそんなネタは無いと思うぞ!
304マロン名無しさん:2009/12/19(土) 00:18:59 ID:???
靴ビームでライエルと張り合う巨大ウイングマン想像して泣けた・・
305マロン名無しさん:2009/12/19(土) 00:24:15 ID:???
>相変わらず美紅の乳首は出ないのね。
せっかく大きく胸の開いた服で、ポロリを期待してたのに。

健太は1週間寝たきりですぐ動き回ってたけど、美紅もずっと動けないままで
すぐ戦闘モードとはその辺はちゃんときたえてるのかな。
306マロン名無しさん:2009/12/19(土) 00:28:09 ID:???
>>304
シリアスになりつつあるのにそんな事やったら俺は泣くぞww

>>305
健太と一緒にジョギングしてるシーンもあったし、体操部だし
それなりに体は鍛えてるんじゃないかな?
桃子はヒーロアクション部でトレーニングしてそうだが、布沢さんはどうなんだろう?
307マロン名無しさん:2009/12/19(土) 00:29:36 ID:???
そういえば赤いウイングマンと言えば、健太が最初に作った自前の衣装なんだよな。
今回の奇跡と何か関係あるのだろうか?
308マロン名無しさん:2009/12/19(土) 00:50:05 ID:???
>>306
布沢さん、新聞部の記者としてスクープを狙うため
体を鍛えてはいるんじゃないかな
桃子ちゃん>布沢さん≧美紅ちゃん かな

4人揃って戦う事が少なかったのに
ウイングガールズサンダーアタックなんていつ考えたんだろ
309マロン名無しさん:2009/12/19(土) 01:24:44 ID:???
今回、美紅ちゃん救出に成功、よかったな
(一部読者に期待されてる?レ○○はないよ・・・ヒーロー物だし)

学校の内部描写で
松岡先生とヒロダーが出てたな(死んでなかったんだ)
多分外部との連絡手段は切断され、テレビも映らないんだろうなあ
セイギマン達は生きているんだろうか

くるみちゃんは今回も登場してた(戦死してなくて安心)
ヴィムも助けられてたな(健太に惚れるなよ)

ついに立ち上がったライエル
(キングダ○クみたいに立つとは思ったんだ)
奇跡の力で巨大化したウイングマン
最終決戦だ
(10分たって素に戻らなきゃいいけど)
310マロン名無しさん:2009/12/19(土) 02:13:41 ID:???
>308
ウイングガールズサンダーアタックとかドリムノートに
技が書かれているんじゃないかな。叫ぶと勝手に体が動く、みたいな。

>309
ここ最近のシリアス路線から考えると
美紅ちゃんが無事だったとは考えにくい。

くるみちゃんはウイングマンに変身して
戦ってたんだよね。
その姿も見たかったな。
311マロン名無しさん:2009/12/19(土) 07:35:33 ID:???
美紅ちゃん無事救出されてよかった…と思う一方でちょっとHな展開も
期待してたのも本音。(服を脱がしてもらうシーンはあったけど)

あおいさんの美紅ちゃんへの態度が冷たいのが気になる。
「心の叫び」なんて無理難題をふっかけたり、
救出時も最初は美紅ちゃんを放置していこうとしたり、
美紅ちゃんの必死の懇願にも適当にあしらって片付けようとしたり。
あの乱戦の中で動けない体のまま放置ってある意味殺意に近いかも。
312マロン名無しさん:2009/12/19(土) 10:37:17 ID:???
>ここ最近のシリアス路線から考えると
美紅ちゃんが無事だったとは考えにくい。

激しく同意。
プラス怪人のエロさや、殺人ゲームを行う
ライエル軍の非道さを考えると
残念ながら美紅はもう、、、
アオイは気付いてるけど
鈍感な健太(今はアオイに夢中)や
桃子たちが気付いてない方が自然な展開。

313マロン名無しさん:2009/12/19(土) 10:54:45 ID:???
ウヌ〜 ウイングマンをヤングジャンプ化しおって!
314マロン名無しさん:2009/12/19(土) 11:24:47 ID:???
>>313
スグル乙
315マロン名無しさん:2009/12/19(土) 14:24:16 ID:???
>>308
スノープラス戦の再変身時の連携に名前付けただけじゃないかな?
アクションの流れがほぼ同じだし
316マロン名無しさん:2009/12/19(土) 14:33:30 ID:???
ヤンジャンだったら美紅ちゃんの捕われた7日間は描かれたのだろうか?
将来的にはそういう雑誌間での移籍の可能性もあるのかな?
317マロン名無しさん:2009/12/19(土) 14:39:40 ID:???
美紅ちゃんが男の娘だったらいいんだけどな…
318マロン名無しさん:2009/12/19(土) 15:56:05 ID:???
男の娘? 男の子じゃなくて?
一応、美紅の髪型をした男なら、桂先生の読切時代に出てたけど。
(実際には男が美紅の髪型のカツラをかぶってた、桂だけにw)
319マロン名無しさん:2009/12/19(土) 20:04:05 ID:???
そりゃ父親がいるんだし男の娘だろ・・・
320粗筋!ウイングマン! 1/5:2009/12/19(土) 22:02:06 ID:jmR+TuAI
第110話――【これからが勝負!の巻】


「…ん  これは一体…?」
傷つき倒れたウイングマンは人々の声援を受け、ライエルと互角の大きさに巨大化し復活した!
「キサマに巨大化する力があったとは!」
この事態にはさすがの帝王ライエルも驚きを隠せないでいた。

ウイングマンの背後のビルの屋上にいた桃子は彼を指差し、美紅に呼びかける!
「美紅ちゃん、ねぇ、あの色!ウイングマンの色!」
「…え? あ、ああ!! あの赤いのは広野くんが自分で作ったウイングマンの服の色だわ!!
 身体の色を赤にして、巨大化できるようにドリムノートに書いたのね」
納得する美紅だが、ドリムノートの事を何でも知っているアオイはこれを否定する。
「違うわ… ケン坊はそういう事を書かなかった どうしてこうなったのかしら…」
さすがのアオイもこれには予想ができず、驚きの表情のままウイングマンを見上げていた。

一方、巨大化したウイングマンは身体が軽くなり、力がみなぎってくる事に我ながらも驚いていた。
「キサマがどんなに大きくなろうが、ウイングマンはウイングマンだ! ワタシの敵ではない!」
ライエルはウイングマンを殴りつけるとその勢いでウイングマンも吹き飛ばされる!
オフィスビルを破壊しながら倒れるも、今のウイングマンには蚊に刺されたようなものだった。
「やせ我慢を!するんじゃない!!」
ライエルは倒れたウイングマンの首を掴み、また殴りかかろうと拳を振り上げる。
しかしウイングマンは自分の首を掴んでいるライエルの手を両手で掴むと思い切りブン投げた!
いくつものビルを破壊しながら倒れるライエルは急に強くなったウイングマンに驚く。
。oO(な なんだ、ものすごいパワーだ あいつにあんなパワーがあったのか?)

それならばとライエルはブラストフラッシャー(以下BF)を放ちウイングマンを苦しめる!
苦痛の悲鳴をあげ、後ろに倒れるウイングマン! …まずい、後ろにはアオイ達がいる!
倒れるウイングマンと共にビルが崩れ、人々は空中に投げ出されてしまう!
咄嗟にアオイは空中にバリアを作成し、人々をこの中へ避難させた。
「地上にいると危ないから、この中に入っててね」
《ああ 間一髪、助かったぁ》 ほっと一息つくリポーター達だった。
321粗筋!ウイングマン! 2/5:2009/12/19(土) 22:02:48 ID:jmR+TuAI
――いくら巨大化したとはいえ、BFの直撃を受けたのでは立ち上がれない!
「フフフ BFをくらって生きていられた奴はいない!」
勝ち誇りつつ、動けないウイングマンににじり寄るライエル!
「がんばれウイングマン! さぁみんなも一緒に応援するのよ!」
『よーし! ウ・イ・ン・グ・マ・ン!ウ・イ・ン・グ・マ・ン!ウ・イ・ン・グ・マ・ン!』
ウイングマンのピンチに布沢は声援を送り、人々も布沢の命令を聞いて一斉に応援する!
。oO(な なんだ みんなの声援を聞いていると力が沸いてくる!)
人々の声援を受け、再び立ち上がったウイングマンにライエルは驚愕する!
――その様子を空から見守っていたアオイ。

。oO(こ これは もしかすると… ケン坊は本物のヒーローになったんじゃ…
   とにかくドリムノートに異変が起きてるのは確かだわ、
   変身してから10分以上経っても、まだウイングマンのままだし
   それにあのウイングマンの赤い色… 今、みんなの期待と夢を受けて
   ケン坊のイメージしたままの赤いウイングマンに、
   完璧な正義の味方になったんじゃないのかしら…)

ライエルは腕輪の飾りを剣にしてウイングマンへ斬りかかって来る!
「ムッ! ウイングマン ソーラーガーダー・シルエット!!」
ソーラーガーダーを装備し、左ソーラーシールドでライエルの剣を受けるウイングマン!
その体勢のまま右クロムレイバーをヒートレイバーと化し、ライエルの胴を横一文字に薙ぐ!
。oO(ぐぐ… どう見ても今までのウイングマンとはパワーが違う…)
徐々に押されつつあるライエル。人々も歓声と声援を送るが、その背後では太陽が沈み始めていた…。

「こうなれば第2の必殺技、ジェットクラッシュだ!」
ライエルは兜を深く被りなおし、さらに両肩からドリルの様な刃物を出すとウイングマンに突進する!
ライエルの巨体とビルに挟まれうめくウイングマンは次々とビルを破壊しながら吹き飛んでゆく!
こちらもすさまじい威力だ!ソーラーガーダーが無ければやられていた!
ライエルは倒れたウイングマンに追い討ちのBFを放ち、ウイングマンの絶叫が周囲に響き渡る!
再び動けなくなったウイングマンに人々は力の限り、必死で声援を送る。
声援を受け起き上がるウイングマン。
322粗筋!ウイングマン! 3/5:2009/12/19(土) 22:03:45 ID:jmR+TuAI
「フ どうやらみんなの声援はオレのエネルギーになるらしい!
 人々の期待がある限り、正義の力は無限だ!!」

瓦礫の上に雄雄しく立ち、再び身構える夢戦士!
「そ そんなバカな!」
何度も復活してくるウイングマンにライエルから焦りと恐怖が見え始めていた――


ふと、ウイングマンはヒートレイバーが薄く消え始めている事に気づく。
――と同時に胸のフュエルシグナルがアラートを発しながら点滅する!
「しまった!ソーラーエネルギーが無くなりかけてる!」
「フッ そうか、夜になったんで太陽エネルギーを吸収できなくなったのか、バカめ!」
《た 大変です!ソーラーガーダーのエネルギーが無くなった模様です!》
ウイングマンはソーラーエネルギーが完全に無くなる前に決着をつけようとデスボールを撃ち出した!
しかしライエルはブラストフラッシャーをバリア代わりにし、デスボールをハネ返す!
ハネ返って来たデスボールはウイングマンに辺り爆発してしまう!
「フッ ソーラーエネルギーが無いという事は、キサマは負けたも同然!
 何度立ち上がろうと、デスボール、ヒートショックが使えなければワタシを倒す事はできまい!」
形勢は逆転し、再びウイングマンはピンチに陥ってしまう!


――戦いを見守っていた人々の誰かが突然アオイ達に向かって声を上げた。
「キミ達!我々を防衛庁まで瞬間移動させてくれ、いい考えがあるのだ!」
「え… はい、わかりました  えい!」
何だか分からないが、アオイは言われるまま防衛庁の人達をテレポートさせる。

「さぁ、じっくり料理してやるぞ いくぞ!アイアンハンド! 粉々に砕いてやる!」
ライエルはエネルギーを両手に集め、すさまじい握力でソーラーガーダーの肩を砕き始める!
苦痛に大声でうめくウイングマンに成す術もない!
「地球人共よ、よーく見ておけ これがウイングマンの最期だ!」
323粗筋!ウイングマン! 4/5:2009/12/19(土) 22:04:30 ID:jmR+TuAI
その時だった!
《ん!? なんだ、向こうから何やら飛んで来るぞ 
 ああ! 自衛隊のヘリコプターだ、救援に来たのかー!?》
レポーターの実況に夜空を見上げると、確かにヘリが数台こちらに向かってくる!
…しかしライエルに地球の兵器は一切効かない、どうするつもりだ!?
するとヘリの大群はウイングマンを取り囲み―― 一斉にサーチライトで照らし始めた!
「光だ…」

《なるほど、そういう訳か!
 ウイングマンに光を与え、ソーラーエネルギーを復活させようとしているのです!
 我々も及ばずながら、手持ちの物で出来るだけウイングマンに光を与えたいと思います!》

レポーターの説明で状況を把握したバリア内部の人々は全員、ライターやマッチで光を灯す。
「わたし達も身体を光らせて、ケン坊に光をあげるわよ!」
ウイングガールズ+りろもディメンションパワーで身体をまばゆいばかりに光らせる!

《テレビの前の皆さんも協力して下さい!ありったけの物を光らせて下さい!
 ウイングマンを助けたいという心があれば、きっと伝わるはずです!》

レポーターの実況はさらなる奇跡を呼び込む。
…ある家庭はご主人が奥さんに命じていた。 「おーい、懐中電灯持ってこい!電気スタンドもだ!」
…とあるロウソク屋では店主が従業員に命じていた。「家にあるろうそくを全部つけるんでぃ!!」
――そして、日本中の民家や建物が一斉に明かりをつける。 今、人々の想いは一つになった!!
ウイングマンのフュエルシグナルが輝き、ヒートレイバーも色濃く再起動した!

『ソーラーエネルギー チャージ完了!!』

《やった、ウイングマンのパワーが戻った!》
人々の想いと希望、夢がこもった多数の光を受け、ソーラーエネルギーが全回復した!
324粗筋!ウイングマン! 5/5:2009/12/19(土) 22:05:12 ID:jmR+TuAI
「速攻で勝負だ! デスボール!!」
「バカめ、ブラストフラッシャーではね返してやるわ!」
バリア兼用のBFをジャンプで回避し、空中から時間差でデスボールを撃ち出したウイングマン!
――今度は見事にライエルの身体を捕縛したデスボール!
「しまった!」
「最期だな、ライエル!」
東京タワーをバックに、空中からヒートショックを見舞おうとするウイングマン!

「ワタシがこの位で… キサマなどに ――やられる訳がないのだ!!」

「うあ、デスボールが破られた!!」
なんと内部から強引にデスボールを破壊したライエル!
「愛だの正義だのを語る者に負ける訳が無いのだ!」
空中のウイングマンにショルダータックルをかけるライエル!ウイングマンは東京タワーに激突する!
「愛が大きければそれだけ弱点も多くなるのだ!
 声援などに頼っていたんでは、お前の力も大したこと無いと言う訳だ!
 そしてキサマの様な正義の者がいる限り、悪もまた絶える事は無いのだ!
 だから地球を平和にしたければ、キサマが死ぬのが一番なのだよ!
 さぁ、今度こそキサマの首をへし折ってやる!」
東京タワーにめり込んだウイングマンにBFで追い討ちをかけるライエル!
悲鳴を上げるウイングマンに人々はまた声援を送る!

「何を言うかライエル 愛は… 愛は… 最高のエネルギー源だ!!!」

不用意に近寄ったライエルにカウンターの蹴りを放つウイングマン!
その蹴りはすさまじく、ライエルは東京タワーのてっぺん近くまで蹴り上げられる!

「そして! 悪がいるからオレがいるんだ!!」

素早くウイングマンはライエルの後を追い、ライエルの足を掴むとタワーの天辺に串刺しにした!
                                              <続く>
325マロン名無しさん:2009/12/19(土) 22:12:44 ID:???

今週も燃える展開だな!
( `・ω・)   ウイングマン!おれも光を捧げるぜ! 
    (), ボッ
 σ ̄

326マロン名無しさん:2009/12/19(土) 23:00:25 ID:???
皆の思いで初期の赤いウイングマンに
皆が光を出してフォロー
デスボールが通用しないライエル
負けないウイングマン
今週は熱すぎる
ラストバトル(になると思う)にふさわしい一戦だ
327マロン名無しさん:2009/12/19(土) 23:14:55 ID:???
>>325-326
その場に居合わせた人々だけでなく、
日本中(恐らく世界中?)の人々がひとつになって協力するのがいいね!

・・・誰だ、「そんな遠くまで光は届かないだろ」と無粋なツッコミしてるのは!
328マロン名無しさん:2009/12/19(土) 23:54:36 ID:???
こりゃ完全に最終回一話前って感じだな・・・!
329マロン名無しさん:2009/12/20(日) 00:02:55 ID:???
東京タワーを巨大怪獣等悪役が破壊するのはよくあるが
ヒーロー側の武器にするってのは初めて見たな。
これで致命傷は食らわしたと思うけど……リメル戦のしぶとさを考えると
まだ更に二転三転もあるかな?
330マロン名無しさん:2009/12/20(日) 00:21:21 ID:???
>>329
串刺しだけじゃダメージは大きそうだが、
致命傷にはなってないからあと2・3週は決着つかないだろうな。
さすがラスボス?だけあって強い…!

ガルダンもある意味強かったな。向こうは結局自滅だったし。
331マロン名無しさん:2009/12/20(日) 02:15:16 ID:???
前週(35号)を買えなくて読んでないから
冒頭、何故ウイングマンが巨大化してたのかわからなかった
「行け ウイングマン!!」と言っているのが健太を巨大化させた人かな?
と思っちゃった・・・
(実況しているテレビ局のアナウンサーみたいだな)

(ドリムノートの力で)皆の声援を受け巨大化、ライエルと互角に戦う
皆の協力でエネルギーチャージ
総力戦、最終決戦だなあ
(ヒートショックでなければライエルは倒せないのか? とも思うが)

ライエルが東京タワーに串刺しになるラストは
少しショック
332マロン名無しさん:2009/12/20(日) 07:29:00 ID:???
ライエル、自分で悪って言っちゃったよ。
悪いことをしているという自覚はあるんだな。
根はイイヤツなのかも。
333マロン名無しさん:2009/12/20(日) 08:43:21 ID:???
地方在住だから実感わかないけど
東京タワーは東京の象徴なのかな?

モスラが繭をはったし、ゴジラも壊した事あるような
334333:2009/12/20(日) 08:45:33 ID:???
何度となく壊され
今回はライエルが串刺しになった
335マロン名無しさん:2009/12/20(日) 09:37:00 ID:???
むしろ地方の方が象徴として実感しないか
336マロン名無しさん:2009/12/20(日) 11:46:32 ID:???
>>335
私は、そう思うんだけど
周りの皆は違うみたい


今回、東京タワーが破壊されたから
テレビ等の全国放送に支障がでるな
ライエル戦の実況アナウンサーの仕事もここまでかな
337マロン名無しさん:2009/12/20(日) 12:02:15 ID:???
いま!上空まで蹴り上げられた上足首を掴まれたライエルが
背中からこちらに向かって振り下ろされてきます!
ものすごい勢いです!いよいよ最期!
さようならみなさん!さようなら(グワシャーン)
338マロン名無しさん:2009/12/20(日) 12:37:29 ID:???
東京タワーは日本の象徴だろう
ライエルの「絶対悪」は何だか分かるな。
健太の「絶対正義」も、悪がいなければ畏怖すべき力。
「悪」がいてこそ「正義」が成り立つ訳だし。
339マロン名無しさん:2009/12/20(日) 12:38:30 ID:???
>>337
今回のMVPはアナウンサー達だと思ってるので、そんな事になったらおれは泣くぞ!。・゚・(ノД`)・゚・。
340マロン名無しさん:2009/12/20(日) 21:19:12 ID:???
>>337
最近復活したゴジラ
1作目にそんなシーンがあった気がするな

ウイングマンでは
あおいさんが作ったバリア内に皆保護されたみたいだが
341粗筋!ウイングマン! 1/3:2009/12/20(日) 22:00:00 ID:MX/Q/MKk
第111話――【執念の亡霊の巻】


腹を串刺しにされ、初めてライエルの悲鳴が夜空に轟いた!
――すると東京タワー全体にBFのエネルギーが流れ込み、自分の技のエネルギーで苦しむライエル!


…しばらくすると東京タワーのあちこちで爆発が起こり、ライエルもろとも爆散する東京タワー!
「やった!」
《ついに! ついに悪のドンをやっつけた!》
「やったぁ、やったぁ!ウイングマン万歳!」
歓声をあげるレポーター、手を取って勝利を喜ぶ布沢達。

「ハッ!」 「ムッ!」
アオイが異変に気づき、つられてウイングマンも振り向くと――

「キサマも一緒に地獄の底へ連れてってやる〜!」

爆煙の中から、タワーが腹に刺さったままのライエルが現れた!まだ生きていたのか!!
「し しぶとい!」
「フフフ もうパワーコントロールロッドなど要らぬ!
 ブラストフラッシャーの全エネルギーをキサマにぶつけてやる!
 今までのブラストフラッシャーの50倍もの威力だぞ!」
ライエルは両肩に刺さっていた棒のような部品を取り外す。
「やめろ! そんな事をすればキサマも死ぬぞ!」
「こうなった以上、キサマを殺せるならそれで本望だ!!  死ね!!」
フルパワーブラストフラッシャー(以下FPBF)をウイングマンに向けて放つライエル!

――しかし、FPBFは突如2人の間に割って入ったデストレスに当たった!
「ハッ まさか、その戦艦に乗っているのはヴィム!! やめろ、やめるんだヴィム!!」
ウイングマンの予想通り、デストレスを操縦していたのはヴィムだった。
342粗筋!ウイングマン! 2/3:2009/12/20(日) 22:00:43 ID:MX/Q/MKk
「フッ 敵に助けてもらうばかりじゃ情けないわ 借りはちゃんと返す!
 ウイングマン… お前のおかげで男の素晴らしさが少し分かった気がするわ
 ――――お前は 本物の戦士だ」

――それがヴィムの最期の言葉だった。ヴィムはデストレスもろともライエルに特攻をかけた!
『ヴィム!!』
ライエルはデストレスの大爆発に巻き込まれた!
《ああ、戦艦も大爆発だ!! これじゃ、いくらなんでもライエルは死んだでしょう!》


「バカな、死に急ぐなんて!死ぬのは悪人だけで十分だ!
 お前は そ その気さえあれば、オレ達と一緒に暮らせたかもしれないのに、なんて事を…!」
…燃えさかる残骸に落胆するウイングマン。最後にもう一度ヴィムの名を叫ぶと――

『 キ サ マ も 地 獄 に 来 る の だ !! 』

突如、火炎の中からまだしぶとく生きていたライエルが飛び出してきてウイングマンの首を絞める!
《信じられない、まだ生きている!》
『うそ!?』
これにはさすがのアオイ達も驚愕する!
『地獄へ来い、地獄へ! ウイングマン!!』
狂ったように叫びつつ、執拗にウイングマンの首を絞める不死身の魔神、帝王ライエル!
「こ この執念は… 執念の亡霊め! キサマ一人で地獄へ行って来い!! トドメだ!!」

――ウイングマンはダブルヒートレイバーを振り上げると、ライエルの首を切り落とした!!!

血を噴出しながら胴体から離れるライエルの首。そして胴体もゆっくりと業火の中へと崩れてゆく…
肩で息を切らしながら、まだ警戒を緩めないウイングマン。
《やったか?》
「やったわよ」
レポーターの声に応えるかのように呟くアオイ。
ウイングマンはまだ油断せず、拳で汗を拭いつつ警戒している。
343粗筋!ウイングマン! 3/3:2009/12/20(日) 22:01:36 ID:MX/Q/MKk
…それからしばらく経ったが、もうライエルは起き上がってこなかった。
《ど… どうやら今度こそ倒せた模様です! やりました! ウイングマン、やりました!!》
喜びを隠せないレポーターの実況に安堵するウイングマン。
――突如、デストレスの残骸から無数の光が夜空に向けて飛び上がった!
光は鮮やかに夜空を染め上げ、いくつもの軌道を描きつつ散り散りになってゆく――
「これは… 学校を封じ込めていた宝石じゃないか」
《宝石がまるで流れ星の様に星空に消えてゆきます 平和の到来を象徴する様な鮮やかな光景です!》
「惑星が元の位置に戻ってゆくのね… 今頃はポドリムスも元に戻ってるわね」

不死身の魔神、帝王ライエル、及びその軍団を壊滅させたウイングマン。
勝利を確信すると、拳に力を溜め、思い切り振り上げて勝どきを上げた!!

『うう…   や   っ  た   !!!!!』

《我らが英雄、ウイングマンが地球の平和を守りぬいた! キミこそ真のヒーローだ!!》
ウイングマンの勝利にレポーターは彼を褒め称え、人々もあちこちで歓声をあげる。


      ――ライエルの身体から開放された星々はそれぞれの宇宙に帰っていった……
      ――こうして―― ウイングマンは地球の… 宇宙の星々の平和を取り戻した
           まさしく、健太はヒーローの夢をその手に入れたのだ 
                                                   <続く>
344マロン名無しさん:2009/12/20(日) 23:01:52 ID:???
やったあああああああああ!!

リアルで叫んじまったよ、しかも立ち読みでorz
さすが悪の帝王ライエル、しぶとかった!

星もポドリムスも戻ったし、流れからすると最終回近いかな?
345マロン名無しさん:2009/12/21(月) 01:50:27 ID:???
ついにライエルを倒したなあ
(東京タワーやヴィムを失ったのは惜しまれる)
しかしウイングマンも巨大化したせいか
ライエルは怪人みたいで巨大感を感じなかったな

健太も念願だったヒーローに
「正義の味方」になったんだなあ
(ちゃんと素に戻れたんだろうか)
346マロン名無しさん:2009/12/21(月) 01:59:28 ID:???
ウイングマン大好きなんで、まだまだ終わらないでもらいたい…
ケン太達には悪いが、新たなる敵出現で次のシリーズが始まらないかな……

地球を、そして宇宙の星々を救い「本物のヒーロー」になったケン太
素顔も知られてるし、これからどうやって過ごしていくのかな〜
347マロン名無しさん:2009/12/21(月) 06:33:18 ID:???
ついにライエル撃破!本当にしぶとかったな!


>>346
ザンボット3みたいに敵がいなくなったら、迫害されなきゃいいんだが…
やはり「正義」が存在するには「悪」が必要なんだなと思ったよ。

348マロン名無しさん:2009/12/21(月) 06:47:23 ID:???
しかし結局この最大のピンチにキータクラーもアンノウンも現れなかったな。
もう出ないのだろうか?
349マロン名無しさん:2009/12/21(月) 07:49:27 ID:???
>>347
ジャンプの他の連載漫画
本宮ひろ志氏の漫画や
少し前まで連載されていた「ブラックエンジェルズ」だったら
性犯罪・権力の腐敗・汚い芸能界・自衛隊反乱・正邪の逆転等はありそうだけど

ウイングマンはそこまでいかないと思う
(という事は連載終了か?)
350マロン名無しさん:2009/12/21(月) 08:53:13 ID:???
ライエル倒したのはいいが、まさかヴィムが死ぬとはな…orz

バルドに見切りつけた今、彼女仲間化に期待してたのに…
351マロン名無しさん:2009/12/21(月) 16:22:24 ID:???
次でエピローグやって完結かな…
352マロン名無しさん:2009/12/21(月) 18:14:07 ID:???
ヴィム無駄死にorz
353マロン名無しさん:2009/12/21(月) 20:22:32 ID:???
いや、50倍のフルパワーブラストフラッシャー食らったら
真・ウイングマンでも無事だったかどうか分からないから
それ防いでくれただけでも無駄ではないんじゃね?
354マロン名無しさん:2009/12/21(月) 21:42:25 ID:???
巨大化の際に量産型はみんな変身を強制解除されてはいたが
今後はどうなるんだろう、まだ変身できるとしたら、あまり考えたくないが
犯罪や軍事利用とかいう危険性もなしとはしないんだが…
エロドが言ってた
「もうすぐ人類は我々の味方になりお前が敵になるのだ」
も気掛かりだし…
355代理1/3:2009/12/21(月) 22:00:08 ID:???
第112話――【キータクラーの巻】


ライエルとの死闘の翌日…破壊された街は、アオイとラークのディメンションパワーで修復された。
そして、ウイングマンを称えるパレードとショーが行われようとしていた――

パレード控え室で雑談しているアオイと美紅。
「ああ、バテバテ あんな大掛かりな仕事、こりごりよ 大都会の再生なんて…」
「ご苦労様、それにしてもライエルは思ったよりも弱かったね」
「ガルダンよりも弱いわよ、きっと」
「そうじゃないわ、ライエルが弱いんじゃなくて ケン坊がすごく強くなったのよ、きっと」
「そっか、広野くんが強いのか… 広野くん…」 
少し寂しそうにうつむく美紅を見て、アオイもいたたまれなくなる。

「あおいさーん 何、話って オレ今日は忙しいんだからさ、早めに済ませてよ」
大声をあげて控え室に入ってきたのは―― 純白のタキシードでおめかしした健太。
するとアオイはおもむろに健太と美紅の手を取り、強引に手を繋がせる。
「仲直りしなさい」
「仲直りって…? 別にオレと美紅ちゃん、ケンカした訳じゃなくってさ… その…気持ちの…」
「何言ってんのよ、ほらほら しっかり握手しなさい!」
「そういう問題じゃ…」
「いいのよ、あおいさん わたしはもう…」
戸惑う健太と美紅の話を聞こうともせず、アオイは2人に背を向け強引に話を進める。
「いやー悪かったわ、あんまりわたしが刺激したのがまずかったのよね ケン坊、思春期だもんね
 心が不安定な年頃って、自分の気持ちもよくわからなくなるものなのよ」
「違うよ、ホントにオレあおいさんが! 心臓だってドキドキして… 夜も寝られなくて…!」
「あおいさん、わたし もう大丈夫だから、それより… 
 気持ちごまかしてるのあおいさんだわ、あおいさんだって広野くんの事大好きなくせに!」
真っ赤になって反論する健太と冷静に反論する美紅と対照的。

「もう あんた達は! わからず屋!ひっぱたいてやる!!」
356代理2/3:2009/12/21(月) 22:00:49 ID:???
言うが早いか、いきなりアオイは両手を振り上げ――
美紅には触れる位の優しい平手、健太には手加減無用の全力ビンタをブチかます!w
「あんまり困らせないでよ!」
「いてー いてーよ!あおいさん!」
「あおいさん…」
真っ赤になってそっぽを向くアオイ、頬を押さえて涙目の健太。

「ケン坊はホントに美紅ちゃんが好きなのよ
 ……だって、美紅ちゃんを助ける時、心の叫びを聞いたじゃない…
 ――ホント言うと、わたしには聞こえなかったのよ」

背を向けたまま芝居だった事を暴露するアオイ。それでも健太には美紅の声が聞こえていたのだ。
――つまり、健太の本当に好きな女性は―― 小川美紅。
「まぁ、頭を冷やして… よく考える事ね」
そのまま振り返りもせずその場を後にするアオイ。
「明日の卒業式が終わったら、ポドリムスに行くよ」
健太の声に一瞬足を止めるも、アオイはそのまま立ち去っていった。

。oO(……ケン坊! しょうのないやつ!
   美紅ちゃんとケン坊は結ばれるべき二人よね… だから…もう、ああするしかないんだわ!
   でも、そうなれば これでホントにさよならになっちゃうんだよ、ケン坊…
   ケン坊がいけないんだからね、強情っぱりの大バカなんだから…)



――時間となり、いよいよ健太…ウイングマンを称えるパレードが開始された。
《さぁ広野くんを乗せた車が走り始めました! 大勢の人々が英雄を一目見ようと駆けつけてます!
 ご覧下さい、彼が地球を救った勇者です!》
ウイングマンの胸のWマークを模したプレートをつけた車に乗り、人々に笑顔を返す健太。

。oO(ヒーローか… ヒーローになったんだ、憧れだったヒーローに!
   なったんだ なったんだ! オレはヒーローになったんだ!)
357代理3/3:2009/12/21(月) 22:01:31 ID:???
ちょっと緊張しつつも、人々に笑顔を返す健太――
直後、一瞬周囲が輝いたかと思うと、健太の姿は車上からこつぜんと姿を消していた!
《ああ 広野くんがいない! 一体どうしたんだ!》


――その頃の健太は何者かに首を絞められもがいていた!
「だ 誰だ!オレの首を絞めるのは…! 離せ!!」
何者かの手を振りほどく健太!するとどこからか声が聞こえてきた。
「広野健太 お前は今、オレの作り出した異次元空間・第二三次元にいるのだ
 見ろ、お前から周りは見えるが 周りからお前は見えないのだ、声も聞こえんぞ!」
――声の説明の通り、健太の周囲は白っぽい世界となり、周囲にはスタッフが騒いでいた。

「今日は記念日だ! 本物のヒーローになったキサマと、そのお前を倒すこのオレのな!!」

『キータクラー!!』
謎の襲撃者は健太のライバル、キータクラーだった!         <続く>
358マロン名無しさん:2009/12/21(月) 22:25:37 ID:???
ライエルを倒したと思ったらキータクラーが挑戦してきたか
普通、この手のキャラは
ラスボス前くらいにでると思うんだけどな

ライエル軍団は完全に当て馬にされたな
359マロン名無しさん:2009/12/21(月) 22:44:27 ID:???
しかし、キータクラーは
いつ頃健太(ウイングマン)の可能性を見込んだんだろうなあ
360マロン名無しさん:2009/12/21(月) 22:49:44 ID:???
キータクラー「さあウイングマンに変身しろ!この俺と戦え!」
ケン太「チェイング!」

キータクラー「え……ちょっ、タンマ!まだその大きさなのかよ!?勝てるわけねーじゃん!!」
361マロン名無しさん:2009/12/21(月) 22:53:03 ID:???
健太、やっぱり心の底では美紅が好きだったんだな。それを確かめるためにあおいさんは…
あおいさん、ポドリムスに帰るって事はやっぱりあと何回かで最終回なのかな。

キータクラー、最後の最後で奇襲をかけてくるとは!
アンノウンになるのはもうやめたのか? いや、本当にライエル編のアンノウンはキータクラーだったのか!?
362マロン名無しさん:2009/12/21(月) 22:56:35 ID:???
>>360
ここまで引っ張ったんだから対抗して巨大化ぐらいはしてくださいよ北倉さん
363マロン名無しさん:2009/12/21(月) 23:09:06 ID:???
>>360
ワロスwww いくらなんでもそんな決着はつけないでくれww
364マロン名無しさん:2009/12/21(月) 23:26:56 ID:???
北村先生の変身が解けて
キータクラー巨大化
365マロン名無しさん:2009/12/21(月) 23:32:28 ID:???
健太、夢にまで見た本当のヒーローとなってうれしそうだな。
序盤の「松岡先生見てますか」をもう一度言って欲しい!
今ならクラスメートも松岡先生も、事実を把握してるだろうし。

キータクラー、強い敵と戦いたいと言っていたから今出てきても驚かんが、
彼はライエル編で一体何をしていたのか…?
366マロン名無しさん:2009/12/22(火) 02:10:33 ID:???
松岡先生
今年初めまで放送していたアニメ版のせいか
「北倉先生大好き〜」の印象が強いけど
漫画では、現実的な教育者なんだよなあ
367マロン名無しさん:2009/12/22(火) 06:54:42 ID:???
美紅の「心の叫び」が聞こえたというのは、
心が通じ合ってるというよりも、ヒーローの勘だと思うんだけどな
あおいの去り際のセリフが気になる
ディメンションパワーで健太、美紅を無理やりくっつけるとか?
368マロン名無しさん:2009/12/22(火) 12:42:18 ID:???
あそこまで破壊された大都市をたった2人のディメンションパワーで修復できるとは…
ラーク親子が味方でよかったよ。万能すぎだぞ、ディメンションパワー。
<DP能力まとめ>
・破壊光線
・サイコキネシス
・テレポート
・時間移動
・物体再生
・特殊空間作成(ポドリアルスペース、今回の第2三次元)

キータクラーとの決着もつきそうだし、引き伸ばしはなさそうだな。
ここらでどんな最終回になるか予想してみないか?
おれは「将来、健太は地球を救った功績を買われて防衛庁のお偉いさんになる」と予想。
369マロン名無しさん:2009/12/22(火) 16:29:49 ID:???
卒業して終わり
370マロン名無しさん:2009/12/22(火) 20:23:11 ID:???
>>368
バクプラスの時のように、美紅と花屋さん経営するとか
371代理1/5:2009/12/22(火) 22:00:12 ID:???
第113話――【宿敵との決着の巻】


「それじゃあ、ウイングガールズの皆さん、そーいう事でお願いします」
――健太が消えた事も知らず、ステージの上ではスタッフと打ち合わせが続いていた。
「なんかわたし達、スターになったみたい」 「ホント」
いつもの戦闘服姿の4人。布沢と桃子は手を取り合って喜んでいる。

「ねぇ、美紅ちゃん ――明日に延期になってた卒業式が終わったらお別れね」

「え? お別れって…」
「みんなの記憶を消して… わたし、ポドリムスに帰るわ」
「そんな!いやだわ、そんなの!!」
「もう決めた事だから… わかってね、美紅ちゃん」
アオイは美紅に優しく微笑むと―― 突然、2人の身体がステージの柱に吸い寄せられた!
柱に磔にされた2人は、瞬く間に何かドームのような物に包まれてしまった!
そのおかげで桃子達や観客はパニックに陥ってしまう!

「電磁バリアだわ、こんなのを作れるのは―――― キータクラー!!」
ステージ最前列にいた健太の両親、松岡先生もパニックになっている!
「ああ あおいちゃん! なんてことでしょう!!」
「夢さん、小川さん! 気をしっかり持つのよ、今誰かが助けてくれますからね!」
…パニックになる人々をなだめるスタッフだが、実はこちらもパニックに陥っていた。


一方、異次元空間の健太はキータクラーの説明を聞いていた。
「今 アオイと美紅をステージの上で電磁バリアに封じ込めた
 30分以内にこの戦いにケリをつけないと、二人は窒息死する!
 今が9時10分、9時40分には二人共死ぬ!」
「なに! きたないぞ!」
。oO(フッ どうとでも言え、キサマの力を100%引き出す為にはどんな事でもする!
   本当の力を出したおまえを倒すのだ!)
372代理2/5:2009/12/22(火) 22:00:46 ID:???
戦うしかなくなった健太は怒りに燃えチェイングする!
『  悪!  裂!  ウイングマン!!』
「剣を抜け、剣で勝負だ!!」
両雄、剣を抜き放つ!ウイングマンとキータクラー、正義と悪の宿命のライバルの戦いが始まった!

…勝負に応じたものの、この中では正義のウイングマンが圧倒的に不利だった。
この異次元空間は『周りからはこちらが見えない』ので、下手に剣を振るうと誰かを斬ってしまう!
向こうがよけてくれない以上、こちらが注意するしかない!
そして2人の剣戟の音が異次元空間に響き渡った――

バランスを崩したウイングマンは、後ろの男性にぶつかるまいと必死でこらえる。
体勢を立て直したウイングマンはキータクラーに斬りかかるが、キータクラーはジャンプで回避!
同時にウイングマンの後頭部に蹴りを入れ、ウイングマンはパレード車に吹き飛ばされる!
「何だ!? 今フロントガラスがひとりでに割れたぞ!」
周りからはこちらが見えないので、当然その反応になる。さながら透明人間。

「いかん!もう5分もたっちまった!」
「時間など気にしてる場合か!」
時計に気を取られた隙に背後からキータクラーが襲い掛かる!
――とっさにウイングマンは左手で防御するが、ガーダーをつけていないので怪我を負ってしまう。
「ガーダーをつけた方が身の為じゃないのか!? どうだ!?」
剣を構え突進してくるキータクラー!
ウイングマンは大きくジャンプしつつ、お言葉に甘えてソーラーガーダーを身にまとった!
気がつくと、5分経っているのに体の色が変わっていない… この中では変身時間は無制限なのだ!
――突如、キータクラーは指からDPビームを放ち、寸での所でウイングマンはこれを避ける!
ビームはウイングマンを大きく逸れ、背後のビルの壁に大穴を開ける。
「剣で戦うと言ったのに ビームを使うのは汚いぞ! …へん、ハズレだぜ」
「出て来い、ドクターラーク!」
「へ?」
373代理3/5:2009/12/22(火) 22:01:11 ID:???
ウイングマンは素っ頓狂な声をあげ、ビルの大穴を見ると―― 現れたのはアンノウン!
「さすがだな、キータクラー 気配に気づくとは」

「ああ、あいつは!」
「影からウイングマンの援護をしようとしてるのは分かっているのだ!マスクを取れ、ラーク!!」
キータクラーに言われ、マスクを取るとそこには見知った顔があった。
「みんなは私の事をキータクラー、お前だと思ってたようだがな」
「ああ あおいさんのお父さん! じゃ、今まで助けてくれたのは…!」
ライエル編で助けてくれたのはアオイのおとっつあん、ドクターラークだった!!
「誰にもジャマはさせない、1対1の勝負だ! キサマはこの中に入ってろ!」
そう叫ぶや否や、キータクラーはラーク目掛け電磁バリアのエネルギーを放つ!

「ウイングマン、ドリムイレイサーだ!こいつは一こすりで1ページ全部がきれいに消える!
 いざとなったらこいつで古い武器を消し、新しい武器を書き加えるんだ!  ――それ!!」

ラークは説明と同時にドリムイレイサーを投げると、その瞬間電磁バリアに包み込まれてしまった!
「ああ! きっと助けますよ!おじさん!」
ウイングマンはドリムイレイサーをキャッチするとドリムカセットの中にしまいこむ。
「さぁ、邪魔者はいなくなったぞ! 来いウイングマン!」
「やだ! あおいさん達を助けるのが先だ!」
ウイングマンはキータクラーに背を向け、アオイと美紅のいるステージへと駆け出した!


人にぶつからないように注意しながらすり抜けつつひた走るウイングマン。
――ステージが見えてきた!
だが、安心したのも束の間、ウイングマンの目の前にキータクラーがワープしてきた!
「行ってもムダだ、勝負が決まらない内はどうやってもバリアは解けない」
「ならば、キサマを今倒す! ヒートレイバー!!」
バリアレイバーをソーラーシールドに差込み、無敵の剣・ヒートレイバーを作り出す!
374代理4/5:2009/12/22(火) 22:01:35 ID:???
「デスボール!!」
キータクラーに迫るデスボール!…しかし、キータクラーは余裕たっぷりで笑っている!
キータクラーは素早く近くの女性客が座っていたパイプ椅子を掴むと、デスボールへ投げつけた!
パイプ椅子に当たったデスボールは―― 無意味にパイプ椅子を封じ込めてしまう。

「フッ デスボールはこの程度で破れる なにしろ最初にぶつかった物体を囲ってしまうからな」

――さすがキータクラー、伊達にウイングマンの戦いを観察してはいないという事か!
舌打ちするウイングマンをよそに、今度はキータクラーが仕掛けた!

「フッ それでは今度はこちらから行くぞ!  遠 近 自 在 剣 !! 」

キータクラーはその場で動かず、剣筋が見えないほど高速で剣を振り回した!
しかしウイングマンは冷静に技を分析、後ろががら空きなのを見抜く。
そう判断した彼は、剣が届かない高さまでジャンプし後ろに回り込もうとする!
キータクラーは一笑に伏すと、空中のウイングマンの身体に無数の斬撃が走り墜落する!
「な なぜだ、剣の届かない所だったのに…  ん?」
地に伏したウイングマンはキータクラーの足元の妙な跡に気づいた。

。oO(あれは… 足をすった跡… そ、そうか…!うかつだった…!
   身体は動いていないように見えて、実はものすごいスピードで移動して
   元の位置に戻ってきてたんだ! あの技の隙をつく方法は無いのか…?
   ガーダーも削られてる、こいつぁ無防備の首を切られたらアウトだ)

ガーダーを見ると無数の傷があった。
ふと、ソーラーシールド部分が太陽光を反射したのを見て、ある事を閃いた。
キータクラーは再び遠近自在剣を繰り出しつつ、ウイングマンの間合いへ近づいてくる!
。oO(一瞬だ、一瞬しかチャンスは無い!)
キータクラーの剣に耐えて一瞬の隙を待つウイングマン!
「そらそらどうした!」
375代理5/5:2009/12/22(火) 22:01:54 ID:???
その頃のアオイと美紅はそろそろ息が苦しくなってきていた。
そしてウイングマンもまた、キータクラーの攻撃に苦戦していた。
「よけているのが精一杯らしいな、ハハハ!」
――その言葉をしゃべったせいで、キータクラーは一瞬気を抜いた! 今だ!!
ウイングマンは真上に向かって大ジャンプする!
「跳んでもムダだ  …なに! ウイングマンが!! チッ、まぶしい!」
ウイングマンは太陽を背に浴び、キータクラーを怯ませた!
キータクラーがもう一度空を見ると、もうそこにはウイングマンの姿は無かった…
「ここだ!」
別の方向からキータクラーに奇襲をかけたウイングマンはキータクラーを思い切り蹴飛ばした!
剣を落とし倒れるキータクラーにヒートレイバーを突きつけるウイングマン。


――ついに最強のライバル・キータクラーとの決着をつけたウイングマン。
「負けだ… オレの技がなぜやぶれた」
「足元の砂がすれているのを見てな」
決着がつき、異次元空間から開放され、その体勢のまま元の三次元に戻るウイングマン達。
突如現れたウイングマンに観客も驚いている
「フッ キサマの強さは土壇場になった時、敵の弱点を探し出すその目だ
 数々のピンチを切り抜けてきて、一段と強くなったらしいな… さ、殺せ!」
負けを認めたキータクラーは電磁バリアを開放し、アオイと美紅はステージ上に落ちる。
「ケン坊とキータクラーが… 勝ったのね、キータクラーに買ったのね、ケン坊!」
知らない間にウイングマンとキータクラーの戦いが起きていて、ウイングマンの勝利を喜ぶアオイ。
しかし、ステージの上方から何者かの腕が現れたかと思うと…

『 う !』

―――― ビ ー ム が ア オ イ の 胸 を 貫 い た !! 
                                   <続く>
376マロン名無しさん:2009/12/22(火) 22:18:30 ID:???
アンノウン2号がおとっつあんとは・・・!
後付けかと思ったが、思い返せば無理はないかも。
車爆破の後に警官としてすぐ現れたり、
バグプラス戦で出てこなかったり。
377マロン名無しさん:2009/12/22(火) 22:49:43 ID:???
ついにキータクラーとも決着がついたか!
数週はかかると思ったけど、案外あっさり決まったな。(まぁ人質取られてたし)


…って・・・・・
うわああああああああ!!! あおいさーーーーーーん!!!???
378マロン名無しさん:2009/12/22(火) 22:49:57 ID:???
>>376
アンノウンの正体はおれも驚いた!
伏線も何もなかったね、確かにおとっつあんがいた時は出てこなかったけど…
1号の時みたいに、キータクラーの檻の前に現れるとかそういう伏線あってもよかったんだが。

それにしてもあおいさんを狙撃したのは誰なんだ!?
最終回直前(?)に来て新キャラってことはないし・・・
379マロン名無しさん:2009/12/22(火) 23:56:35 ID:???
健太、本当に強くなったな。序盤キータクラーにてこずったのがうその様だ。
キータクラーもかっこいいライバルキャラとして強くなってうれしい限り。



・・・・・なんて事言ってる場合じゃない!
あおいさん!あおいさんがあああああああああああ!!!!
380マロン名無しさん:2009/12/23(水) 01:20:00 ID:???
>>379
俺としてはキータクラーの方こそが序盤が嘘のように強くなったように思ったw
381マロン名無しさん:2009/12/23(水) 01:41:00 ID:???
冒頭のウイングガールズは、パレードのために変身しているのかな
今回、キータクラーとの戦いが決着した
(前回?は、剣で斬られても頭が痛むだけだったのにな)
ラストにあおいさんが撃たれた?

あおいさんが決意した「ああするしかない」は
健太達全員の記憶を消すつもりなのかな
でもできるのかな
382マロン名無しさん:2009/12/23(水) 01:57:39 ID:???
今回、アンノウン(2号)の正体がドクターラークと発覚したな
(読み返してみて思ったが)
唐突にでてきたドリムイレイサー(新)
これを健太に持たせるために
アンノウン(2号)の正体がドクターラークになった気がしてならない

ドリムイレイサーは重要な伏線になるのかな
383マロン名無しさん:2009/12/23(水) 03:12:24 ID:???
ウイングガールズは英雄となってアイドルなんてレベルじゃない凄い人気なんだろうな
過去にピンクがパンモロやすっぽんぽん晒したときのビデオなんて出回ったらとんでもない値がつくのでは・・・
384マロン名無しさん:2009/12/23(水) 08:04:30 ID:???
あおい「ああするしかない」

健太らに死んだと思わせて姿を消す芝居ではないだろうな
385マロン名無しさん:2009/12/23(水) 08:47:39 ID:???
>383
テレビ出演のことの記憶が消去されていないのはくるみのスクープの件で
明るみに出ているので、そのビデオが出回っている率は高いよね

それに美紅はつい先日、ノーパンでつるされて、なおかつたくさんのウイングマンが
いる前で全裸になっているわけだから、それでこれだけの公衆の前に出てくるのは
ある意味、すごく吹っ切れてるんだろうな。
386マロン名無しさん:2009/12/23(水) 10:46:36 ID:???
>>380
そういえば、クロムレイバーで頭どつかれてうめいてたもんな…w
387マロン名無しさん:2009/12/23(水) 12:00:44 ID:???
今週号、金欠で買えなかったが
あおいさん撃たれたのか?

きっとドリムノートの力で助かるよ
多分・・そうでなきゃ死んじゃうじゃん・・・orz
388マロン名無しさん:2009/12/23(水) 12:53:18 ID:???
フフフ心臓が常に左胸にあるなんて自分の常識だけで考えるんじゃないわよ、
先天性右心症といって右にある人もいるのよ…この私のようにね!
389マロン名無しさん:2009/12/23(水) 12:56:02 ID:???
>>381
>でもできるのかな
今回、都市を修復したしDPにできない事はないと分かったし可能だろう。


>>384
だったらアオイを撃ったのはラークって事になるが、腕が違うし、大体封じ込まれている。
一体誰なんだよ、犯人は!
390マロン名無しさん:2009/12/23(水) 12:56:13 ID:???
>ドリムイレイサーは重要な伏線になるのかな
ドリムイレイサー使えるという事は書き込む事が増える→連載延長 かな?
正直終わって欲しくないような気もする。

しかし誰もあおいさんの心配はしないのか?
391マロン名無しさん:2009/12/23(水) 14:18:53 ID:???
>>388
その手があったか!宮下乙!!





…ってそれハッタリだったじゃねえか!!オワタ(泣)
392マロン名無しさん:2009/12/23(水) 14:21:41 ID:???
>>388
そうか、うっかりしてた!アオイ達はポドリムス人!
内臓構造が三次元人と違うと言う設定でもおかしくない!
(例えば脳の下に心臓があるとか)

…とはいえ、仮にそれだったとしても重傷そうだ…
393マロン名無しさん:2009/12/23(水) 20:20:11 ID:???
キータクラーさんは強さもだけど序盤の
入浴中のアオイさんをシードマンに狙わせて人質にしたり
シチューにシードマンの種仕込んだりしてた小悪党ぶりが
なかったかのようなライバルっぽい物言いだ

394代理1/8:2009/12/23(水) 22:09:01 ID:???
最終話――【正義の味方の巻】  雑誌版スキャン:ttp://sakurachan.dip.jp/up/src/up15701.zip


宿命のライバル・キータクラーとついに長年の決着がついたウイングマン。
アオイはウイングマンの勝利を喜ぶが、その直後、何者かが放ったビームがアオイの胸を貫いた!!

――血を吐き、倒れるアオイ――
この光景はウイングマン、美紅、桃子、布沢に激しい衝撃を与え――時間がゆっくりと感じられる。
美紅達や観客席のあちこちから悲鳴が起こる。

「 あ お い さ ん !   うああっ! あおいさ――――ん!!」

キータクラーを放置し、血相を変えてアオイの元へ走るウイングマン!
「血が 血があふれてくる!」
真っ青になった桃子達には何も出来なかった。倒れたアオイは苦しそうに狙撃者を確認しようとする。
「あ あいつは… いったい……!?」
…狙撃者はステージのセットの上に立ちはだかり、こちらを見下ろしていた。

「分からないか… 無理もないな、今まで見ていたのは仮の姿だったのだから… ワタシだよ
 宇 宙 の 帝 王 、 ラ イ エ ル 様 だ ! 
 お前らを皆殺しにするまで、死んでも死にきれんのだ!」

瀕死の身体を推して息を切らしながら現れたのは――帝王ライエル!
「ライエルだと!? まだ生きていたのか!」
舌打ちするキータクラー。――しかしなぜその姿に?

「あの巨大な姿はワタシの『鎧』であり、帝王としての象徴なのだ
 その中に入り、『象徴』を動かしていたのだよ」

――つまり、ウイングマンが必死の思いで倒したライエルは巨大ロボットだったのだ!
395代理2/8:2009/12/23(水) 22:09:23 ID:???
「なんでいまご… ゴホン! ゴホ!」
「しゃべっちゃダメだ!」
ウイングマンに抱きかかえられたアオイは、気管に血が流れ込み咳き込んでしまう。
「必ず最後は勝つ!それがワタシの信条! やられたままでは引き下がらんぞ!」
言うが早いか、ライエルはビームガンを連射してくる!
咄嗟に桃子達はバリアを張ってビームを防ごうとするが、そのビームはバリアを貫通してしまう!
――幸い、ビームはバリアを通過時に屈折し、美紅達の腕をかすめただけで致命傷にはならなかった。

「ウイングマンよ オレはきさまの強大な正義の力に引き寄せられてここまで来たのだ
 どうしても、その正義の力をねじふせたくてな!
 分かるか! きさまが正義を振りかざす限り、アオイのような犠牲者が出るのだぞ!分かるか!!」

。oO(そ… それじゃ、オレがあおいさんをキズつけたとでもいうのか! そ そんな!)
ライエルの言葉に激しいショックを受け、ウイングマンは戦意喪失してしまう!
ウイングマンが精神的にこたえているのを確認したライエルは、、今のうちに始末しようと目論む。
「キサマが死ねば、全ては丸くおさまるのだ!!」
ライエルはセットの上から飛び降り、こちらに近寄ってくる!
「オレが オレが あおいさんを… うう…」
「ケ ケン坊… しっかりして…」
「そうだ! みんなキサマのせいなのだよ!   ――死ね!!」
ライエルのビームガンからビームが発射され、周囲に血が吹き出した!!
固まる美紅、松岡先生、健太の両親、桃子、布沢―― 言葉も出なかった。

――だが―― ウイングマンは無事だった。キータクラーが間に割って入ってかばってくれたのだ!

「こ この死にぞこないめ… キサマの言ってる事を聞いてると、はらわたが煮えくり返るぜ」
ビームを受けた腹の傷の痛みに耐えつつ、ライエルを押さえるキータクラー!
「血迷ったか!キータクラー!!」
「何を言うか! ウイングマンはオレに勝った男!
 その男をキサマごときに殺られてたまるか! そんな事はオレのプライドが許さん!!
 ――今だウイングマン!ライエルをやれ!ヒートショックでしとめるんだ!!」
396代理3/8:2009/12/23(水) 22:09:44 ID:???
暴れるライエルを必死で押さえるキータクラーだったが、戦意喪失したウイングマンは――
「いやだ! もう正義の味方はやりたくない!!」
アオイを抱きかかえたままそんな事を叫んでしまう。
「何言ってるの… ケン坊 夢だった、本当の正義の味方に やっとなったんじゃない
 バカな事を………」
「夢なんてもうどうだっていいんだ! あおいさんが あおいさんが助からなきゃ、オレ……!」
その言葉にアオイは悲しくなり、弱った体でウイングマンの身体を強く抱きしめる。

「バカ! ケン坊のバカ! 悲しい事言わないでよ!
 一緒にポドリムスに行くって言ってくれたじゃない!結婚してくれるって言ったじゃない!
 これじゃ! このままじゃ何にもならないよ! 夢を捨てたら何もできないよ!」

ウイングマンのヘルメット越しに至近距離で必死に説得するアオイ!
そしてライエルはキータクラーを離そうと、何度もキータクラーの体にビームを撃ちまくっていた!
ビームは何本もキータクラーの腹を貫通し、辺りにキータクラーの血が飛び散る!
――しかし、ウイングマンはまだ迷っていた。

「わたしは 正義の味方に燃えるケン坊が好きなのよ! 夢を追いかけるケン坊が好きなのよ!
 お願いだから、情けない事言わないで! お願いだから、もう一度ウイングマンの勇姿を見せて!!
 お願いだから!  ――お願いだから!!」

ボロボロと涙をこぼしながら説得するアオイの言葉に―― 健太の心に再び戦意が燃え上がった!
ウイングマンはそっとアオイを床に寝かせる。
「あおいさん、すぐライエルを片付けるから待ってて そしたら病院に行こう、それまで死んじゃ…」
「バカね… わたしが死ぬわけないでしょ 自慢じゃないけど、不死身なんだから…」
――ウイングマンの言葉に精一杯の笑顔で応えるアオイだった。

「キ キータクラー!いい加減にしろ! この手を離せ!」
ウイングマンはそっと立ち上がると、暴れるライエルを押さえるキータクラーに向かう。
「どけ、キータクラー あとはオレがなんとかする!」
『フッ お前に負けた時、既にオレは死んだも同然なのだ!! 躊躇うな!! デスボールを撃て!!』
キータクラーは相変わらず深手を負いながらも、暴れるライエルを必死で押さえていた。
397代理4/8:2009/12/23(水) 22:10:03 ID:???
「あおいさん よく見ててね 正義の味方のウイングマンの姿を!!」

キータクラーの最期の願いを聞き入れ、デスボールを撃ち出すウイングマン!!
デスボールはキータクラーもろともライエルの動きを封じ込めた!
「やれ、一気にやれ! ウイングマン!!」

『あおいさんを、あおいさんを あんな目にあわせやがって…
 あおいさんの代わりに! キサマが死ね! ライエル!!  ――ヒートショック!!!』

憎しみを込めた必殺のヒートショックが、キータクラー諸共不死身の帝王ライエルを斬り裂いた!!
周囲に不死身の帝王ライエルの断末魔が響き渡る!
「やったね… ケン坊……」
ウイングマンの勝利を喜ぶアオイだが、その声はすでに弱弱しくなっていた…
『粉々になれ! 粉々に!  粉 々 に !! 』
爆発するデスボール内部を睨みつけるウイングマン。
「キータクラー… お前の事は忘れないぞ…!」
最後の最後で味方になってくれた悪の戦士でもある、宿命のライバルに言葉を贈るウイングマン…


――全ての決着がつき、たたずむウイングマンの背後から美紅が呼びかける。
振り向くと、美紅は涙を流しつつ拳を握り締め、布沢と桃子は嗚咽している…
「あ… あおいさんが… あおいさんが…!」
美紅の言葉に再び衝撃を受けるウイングマン!

そこには―――― すでに冷たくなったアオイが横たわっていた・・・・・・

「あ… あおいさん… あおいさん?  ――あおいさん!!」
フラフラとアオイの元に歩み寄るウイングマン。それとほぼ同時にラークも駆けつけた!
「ハッ アオイ!!」
その時、ちょうどウイングマンの変身も解け元の姿に戻る健太。
398代理5/8:2009/12/23(水) 22:10:22 ID:???
「うそだろ、あおいさん… 死んでなんかいないよね…
 だって言ったじゃないか、わたしは不死身だって… いい加減に返事しろよ! しろよ!!
 ケン坊って… ケン坊って言えよ!! ケン坊って!!  うああああっ!!」

アオイの体を抱きかかえ、号泣する健太!
…少しの間を置き、顔を上げた健太は、突如ドリムノートを取り出した。
そして―― ものすごい勢いでドリムイレイサーで記録を消し、何かを書き込んでゆく!
「な なにをするんだ!」
健太の突然の行動に驚きを隠せないラーク!
「ドリムノートにあおいさんが生き返るように書くんだ!」
「ム ムリだ! いくらドリムノートでも、人の命を復活させるほど万能じゃない!」
「全ページ消して! 全ページに書けば! どうにかなるでしょ!!」
「そ そんな事をしたら! ウイングマンの全てを失ってしまうぞ! ムダな事はよすんだ!!」
「かまうもんか! あおいさんが生き返るなら、ウイングマンなんか!!」
見る見るうちにドリムノートの記録は消され――
「ラストだ!」
ついに最初のウイングマン変身記録のページも消して、『あおいさん生き返る』と書き込む。

――息を切らしながらアオイの様子を伺う健太…
「…………あおいさん…」
…しかし、ラークの言う通り命の火が消えたアオイは目を閉じたままだった。

「そ そんな… そんな… そんな! そんな!! 生き返れよ! あおいさ――――ん!!」

――アオイの体を抱きかかえ、健太の号泣が周囲に響き渡っていった――…
その声は、東京の街へ、日本中へ、地球全体へと響き渡るほどだった。
399代理6/8:2009/12/23(水) 22:10:42 ID:???
そして――――場面は再び日本、とある街中へ戻る。
なぜか、日本… いや、地球全体の時間が巻き戻っていた。
物語の第1話と同じ内容の雑談をする福本と健太の姿がそこにあった。
「ギャハハハ! お前もとうとう女の子に興味を持つ様にになったか
 しっかし、クラスの中で名前も知らない奴がいるってのは異常だぜ
 保健委員だろ、確か小川美紅だ」
「おがわみく…」
「ホレたな」
「ち、ちがうよ!」
「そーだよなー ヒーローには女の子を好きになってるヒマなどないからな」
…もちろん冗談だ。健太の肩をバンバン叩く福本。
福本からも正義の味方のマネをするのは潮時だと言われる。授業が潰れなくなるのは残念だが。
「中学生にもなって、正義の味方なんてやってたら 美紅ちゃんに嫌われちゃうぞ」
    ドキッ
そう言って2人は別れる。

「…そーだよな 将来を厳しく見つめたら、正義の味方なんかになれる訳ないし……
 いや、でも もしかしたらなれるかもしれないし… う――む」
半ば現実を直視しながらも、やはり夢は諦めきれない健太は、ふと、道端の電柱を見上げる。

「な なんだろ、この電柱が妙に気になる…」

しばらくその電柱を眺め、気のせいだと思いつつ再び歩き始める健太。
――その直後、女生徒とすれ違う。
.。oO(あれ…… どっかで… この顔…… 誰かに似てるような… 似てないような…)
その顔は、健太は記憶に無いようだが髪が黒い以外はアオイそっくりだった。
気になる健太はつい女生徒の顔をじーーーっと見てしまい、女生徒に怒られてしまう。
「なんだよ、人の顔をジロジロ見やがって!」
「き きみ 正義の味方に向かって、なんて口のきき方だ!
 それに女の子がそんな言い方しちゃダメだ!」
…ジロジロ見ていた健太の方が悪いのだが、つい反論してしまった。
400代理7/8:2009/12/23(水) 22:11:02 ID:???
「なんだと、てめ〜…」
食って掛かる女生徒だが、女に弱い健太は誰かに似ていた、と説明しつつ尻込みしてしまう。
健太を睨んでいた女生徒は突然、寂しそうな顔をする。
「?」 戸惑う健太だったが、女生徒はいきなり健太の襟首をつかむ!

思わず怯える健太だったが、女生徒は―――― そっと健太の頬にキスをした。
真っ赤になって固まる健太の隙をつき、女生徒は自分のカバンと健太のカバンをすりかえる!
「うわあぁっ!キスされた! 知らない女の子にキスだれたぁ!
 み いや 小川さんに嫌われちゃう〜〜〜〜!  ひぇ――――っ!!」
パニックになった健太は一目散に逃げ帰ってしまった。


。oO(わたしってダメね… ちょっとケン坊の顔を見に来ただけなのに、気持ちが揺れちゃって…)

――そう呟きつつ変装を解く女生徒。その正体は、やはり生きていたアオイだった。
カバンを持ったアオイは電柱へと歩み寄りながら、いつもの姿に戻る――


――でも、もうさみしくないんだ… ちゃんとケン坊にお別れできる…
  だって… わたしの中には、いつでもケン坊がいるんだもの…
  わたしの命は ウイングマンの全てなんだから…
  すりかえたケン坊のカバン、ここに置いとくね
  あらすじでは、後で美紅ちゃんが拾ってケン坊に届けてって……なるのよね…… よっ、色男
  …じゃあ、ケン坊 おしあわせにね……

アオイはすりかえたカバンを電柱の下へ置くと、ゆっくりと浮かび上がる・・・

「さようならケン坊! あなたはきっと正義の味方になれるよ? ホントに……」

サ ヨ ウ ナ ラ ・・・・

走り去る健太のはるか後方で、アオイは異次元空間へと消えていった――
401代理8/8:2009/12/23(水) 22:12:02 ID:???



       ケ ン 太 が 夢 を 持 ち 続 け る 限 り 、
                ウ イ ン グ マ ン は 現 れ ま す 

「正義は必ず勝つ!」
今日も平和に、手作りの衣装を着て美紅を抱き、笑顔の健太。後ろに松岡先生がいるのも知らずに…。


            そして 健太が『正義の味方』である限り、

           大きく羽ばたく日が いつか また… きっと




              ウイングマン ―WING-MAN―

                      完
402マロン名無しさん:2009/12/23(水) 23:13:44 ID:???
北村先生の正体は誰だったんだ?
403マロン名無しさん:2009/12/23(水) 23:22:54 ID:???
ついに… ついに終わったのか、ウイングマン。桂先生3年間お疲れ様でした!

まさかドリムイレイサーで全記録消すとは思わなかったよ、
そして地球全体の時間が巻き戻ることも…(それもタイムボールとは比較にならない能力)
アオイは結局本当に不死身だったし、本当に万能すぎだろ、ディメンションパワー&ポドリムス人!
健太もキータクラーも本当に成長した。キータクラーはダークヒーローとして輝いた。

ただ、最終回にしてはページ不足だったのか少々物足りない感じがするな。
単行本で書き足しある事を願う。
404マロン名無しさん:2009/12/23(水) 23:23:08 ID:???
>>402
そういえば北村先生、麗一戦以降出なくなったね。
キータクラーだったのかも不明だし、何の為に出てきたのか…
それ以外に回収されなかった謎(伏線)てある?
405マロン名無しさん:2009/12/23(水) 23:43:17 ID:???
これまでの記憶が全部無くなるって寂しいなあ
406マロン名無しさん:2009/12/24(木) 00:12:18 ID:???
セーラー服の黒髪アオイさんいい!!
407マロン名無しさん:2009/12/24(木) 01:57:04 ID:???
せっかく地球の英雄になったのに地球人たちの記憶が無かったことになったってのが悲しいな・・・
408マロン名無しさん:2009/12/24(木) 02:00:48 ID:???
小遣い少ないから
(8月に)ライエル戦やってるのを隔週で読んでたが
夏の終わりと同時に最終回かよ・・・

前号の内容しらないが、あおいさん撃たれてるじゃないか
ライエル(本体)今更出てくんなよ
元気な姐さんキャラとしての最終回を期待してたのに
409マロン名無しさん:2009/12/24(木) 02:15:26 ID:???
あおいさんだけ記憶が残り、永遠に想い続けていくだけなんて、かわいそうだな……
410マロン名無しさん:2009/12/24(木) 02:20:54 ID:???
ラスト
ドリムノートの力で生き返るあおい
彼女だけが85年時点の力量をもって83年からやり直す
よってリメルなんか一蹴
・・・なんて思ったんだけど

ウイングマンに関する全書き込みを消してまで
健太は「あおいの復活」を願った
ドリムノートによりあおいは生き返ったが
健太が「ウイングマンの歴史」を捨ててまで願った事により
83〜85年の健太達の体験・歴史がなかった事になり
地球だけが83年に巻き戻された
という人もいるな
411マロン名無しさん:2009/12/24(木) 04:55:07 ID:???
これってひょっとしてライエルもどっかで復活してるの?
412マロン名無しさん:2009/12/24(木) 09:05:54 ID:???
ライエルも復活したら、キータクラーも死んでないし
ウイングマンも存在する訳で…

ただ時間が巻きもどっただけでなく、
すると1話の健太も記憶はないけど変身できたと言う事になるな。
これがタイムパラドックスという奴か?
413マロン名無しさん:2009/12/24(木) 12:19:30 ID:???
第1話の松岡先生との問答を足掛かりに猛勉強して
将来は警察の技術課あたりに進んだりしてな。
悪化する重犯罪や難事件対策用の特殊装備としてそれこそ宇宙刑事の
コンバットスーツらしきものの開発に本気で打ち込むとか。
414マロン名無しさん:2009/12/24(木) 13:29:20 ID:???
言われてみりゃ特撮好きな桂先生の事だ、
次回作は戦隊ぽいウイングマンに対し、宇宙刑事物かもな
415マロン名無しさん:2009/12/24(木) 14:31:30 ID:???
いや、もしかしたら仮面ライダー系かウルトラマン系かもしれん
416マロン名無しさん:2009/12/24(木) 20:40:50 ID:???
どうしても分からない。
あおいさんが生き返ったのは
ドリムノート全消しして願いを書き込んだからなのか、
時間が巻き戻ったからなのか、
それともそもそも死んでなかったからなのか… どれなんだろう?
417マロン名無しさん:2009/12/24(木) 20:58:27 ID:???
時間が戻ったといってもリメルやライエル一味は死んだままなのかな
そうでないとたいへんなことになるよな
418マロン名無しさん:2009/12/24(木) 21:51:19 ID:???
> 「キータクラー… お前の事は忘れないぞ…!」

1ページ後には忘れてるような気がするが…
419マロン名無しさん:2009/12/24(木) 22:09:29 ID:???
>>417
敵が死んだまま時間が巻き戻るってのが腑に落ちない。

>>418
健太は忘れないように心がけていても、結果的にあおいさんのせいで
キータクラーどころかこれまでの戦いを忘れてしまっているよね…
キータクラー哀れ(´・ω・`)
420マロン名無しさん:2009/12/24(木) 22:50:12 ID:???
回収されていない伏線と言えば。
序盤、ドリムノートが開かなくなるのは何故だったんだろう?
書いた文字が消えるのは、いつかおとっつあんが説明していたけど、開かなくなる事については言及していなかったよね。
421マロン名無しさん:2009/12/24(木) 23:08:46 ID:???
誰も傷つけたくない……、その思いがこの終わり方だったのでは無いのだろうか

当初は美紅がヒロインで健太の恋人だった
が、連載が進むに連れ、健太、読者、そして作者までが
あおいを好きになっていった……

美紅はいじらしく、優しく、そして可愛く、別に何か悪いことした訳ではない
只、皆があおいの魅力に惹かれていっただけだ…

このままでは美紅が不憫過ぎる…
そう思って出した答えが、『出会う前まで戻す』
だったのでは無いのだろうか……


あおいだけは、全て覚えていて寂しい思いをするだろうが
でも愛する人が、自分の一番大事なもの(ウイングマンのすべて)を捨ててまで、
自分を生き返らせてくれたという想い・事実があるので
ある意味幸せなのかもしれない…

422マロン名無しさん:2009/12/24(木) 23:18:49 ID:???
>あおいだけは、全て覚えていて寂しい思いをするだろうが
>でも愛する人が、自分の一番大事なもの(ウイングマンのすべて)を捨ててまで、
>自分を生き返らせてくれたという想い・事実があるので
>ある意味幸せなのかもしれない…

な、泣ける…せつねぇ…!。・゚・(ノД`)・゚・。 そう考えると、また涙がボロボロと…!
やはりウイングマンの全てと引き換えにあおいは生き返ったのだろうか。

423マロン名無しさん:2009/12/25(金) 19:59:59 ID:???
気づいたんだが、仲額中の人質を救出するタイミングがもっと早ければ、
セイギマン達もウイングマンになれたかもね。
そう考えると少し惜しい気がする… 彼らならいつでも3人でデルタエンドできそうだしw
424粗筋!ウイングマン! /8:2009/12/25(金) 22:00:01 ID:7tIB3DoA
<祝・13巻発売! ―作者コメント―>
『ウイングマン』の夢の世界と、長い間お付き合いして下さいまして、ありがとうございます。
おかげ様で、全13巻も出ました。アニメにもなりました。レコードも出ました。歌も歌いました。
私自身、色んな思い出があります。今回、大幅に書き足して、この完結巻を皆様にお送りします。
お家に持って帰って、じっくり味わってみて下さい。
何かを感じ、思い出として残していただければ幸いです。


【単行本おまけページ】
・デマ・コマーシャル集
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091225215409.jpg
・次巻予告集
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date123270.zip
・扉絵コレクション
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date123271.zip
・ポドリムス通信スペシャル
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date123268.zip




単行本版最終話――【正義の味方の巻】


(途中まで同じなので省略、>>398の途中から)
425粗筋!ウイングマン! 2/8:2009/12/25(金) 22:00:52 ID:7tIB3DoA
「あおいさん、すぐライエルを片付けるから待ってて そしたら病院に行こう、それまで死んじゃ…」
「バカね… わたしが死ぬわけないでしょ 自慢じゃないけど、不死身なんだから…」
――ウイングマンの言葉に精一杯の笑顔で応えるアオイだった。

「キ キータクラー!いい加減にしろ! この手を離せ!」
ウイングマンはそっと立ち上がると、暴れるライエルを押さえるキータクラーに向かう。
「どけ、キータクラー あとはオレがなんとかする!
 お前を巻き込む訳にはいかないよ! どいてくれ!!」
だが、キータクラーはどかなかった。
「何を寝ぼけた事を言ってる!遊びじゃないんだぞ!チャンスを逃すな!!」
「でも!」

「優しさを捨てろ! 鬼になれ! でなければこいつは倒せん!!
 ――思い出せ!オレがお前を苦しめた事の数々を!! オレは悪だ、お前の敵だ!! 悪を討て!
 お前は  正  義  の  味  方  なんだろう!?」

ただひたすらライエルの猛攻に耐えながら、血を吐きながらウイングマンを説得するキータクラー!
今だ手を離さないキータクラーにしびれを切らしたライエルは攻撃方法を切り替える。
「キータクラー、 手を離さぬならこの手をもぎ取ってくれる!」
「ぐああ! 早くしろ!! お前に負けた時、すでにオレは死んだも同然なのだ!! ためらうな!!」
怪力でキータクラーの腕を締め上げるライエル! 周囲にキータクラーの骨がきしむ音が響き渡る!
「ちくしょぉぉっ! デスボール!!」
デスボールはキータクラーもろともライエルの動きを封じ込めた!
「やれ、一気にやれ! ウイングマン!!」
ライエルは抵抗を諦めず、デスボールのエネルギーを吸い取ろうとする!
「そうはさせるか!」 キータクラーは電撃を放ち、ライエルのエネルギー吸収を妨害した!
「キータクラー、ライエルをこっちに向けろ!!」
覚悟を決めたウイングマンはキータクラーに指示し、彼も言われるままライエルをこちらに向けた。
歯噛みするライエルが見たものは――

「あおいさんの命の代わりに、きさまの命をもらう!
 死ね!  死ね!!  死ね!!!  ライエル!!!!  ヒ ー ト シ ョ ッ ク !! 」
426粗筋!ウイングマン! 3/8:2009/12/25(金) 22:01:34 ID:7tIB3DoA
『鬼』となり怨念のオーラを纏ったウイングマンは呪詛の言葉を吐きつつライエルを斬り裂いた!
周囲に不死身の帝王ライエルの断末魔が響き渡る!
「やったね… ケン坊……」
ウイングマンの勝利を喜ぶアオイだが、その声はすでに弱弱しくなっていた…
「粉々になれ! 粉々に!!」
爆発するデスボール内部を睨みつけるウイングマン。
――ふと、デスボール内部にキータクラーの姿が浮かび上がる。
「キータクラー! 待ってろ、今デスボールを解いてやる! 外に出してやるぞ!」
救いの手を伸ばすウイングマンだが、キータクラーはビームをウイングマンの足元に当て拒否した。
「な!?」
宿命のライバル・悪の戦士キータクラーは満足そうに微笑むと、爆発の中に消えていった――
「 キ ー タ ク ラ ー !!     お前の事は忘れないぞ…!」


――全ての決着がつき、たたずむウイングマンの背後から美紅が呼びかける。
振り向くと、美紅は涙を流しつつ拳を握り締め、布沢と桃子は嗚咽している…
「あ… あおいさんが… あおいさんが…!」
美紅の言葉に再び衝撃を受けるウイングマン!

そこには―――― すでに冷たくなったアオイが横たわっていた・・・・・・

「あ… あおいさん… あおいさん?  ――あおいさん!!」
フラフラとアオイの元に歩み寄るウイングマン。それとほぼ同時にラークも駆けつけた!
「ハッ アオイ!!」
その時、ちょうどウイングマンの変身も解け元の姿に戻る健太。

「うそだろ、あおいさん… 死んでなんかいないよね…
 だって言ったじゃないか、わたしは不死身だって… いい加減に返事しろよ! しろよ!!
 ケン坊って… ケン坊って言えよ!! ケン坊って!!  うああああっ!!」
427粗筋!ウイングマン! 4/8:2009/12/25(金) 22:02:15 ID:7tIB3DoA
アオイの体を抱きかかえ、号泣する健太!
…少しの間を置き、顔を上げた健太は、突如ドリムノートを取り出した。
そして―― ものすごい勢いでドリムイレイサーで記録を消し、何かを書き込んでゆく!
「な なにをするんだ!」
健太の突然の行動に驚きを隠せないラーク!
「ドリムノートにあおいさんが生き返るように書くんだ!」
「ム ムリだ! いくらドリムノートでも、人の命を復活させるほど万能じゃない!」
「全ページ消して! 全ページに書けば! どうにかなるでしょ!!」
「そ そんな事をしたら! ウイングマンの全てを失ってしまうぞ! ムダな事はよすんだ!!」
「かまうもんか! あおいさんが生き返るなら、ウイングマンなんか!!」
見る見るうちにドリムノートの記録は消され――
「ラストだ!」
ついに最初のウイングマン変身記録のページも消して、『あおいさん生き返る』と書き込む。

――息を切らしながらアオイの様子を伺う健太…
「…………あおいさん…」
…しかし、ラークの言う通り命の火が消えたアオイは目を閉じたままだった。

「そ そんな… そんな… そんな! そんな!! 生き返れよ! あおいさ――――ん!!」

――アオイの体を抱きかかえ、健太の号泣が周囲に響き渡っていった――…
その声は、東京の街へ、上空へ、関東平野へ、日本中へ、地球全体へと響き渡るほどだった。
428粗筋!ウイングマン! 5/8:2009/12/25(金) 22:02:56 ID:7tIB3DoA
そして――――場面は再び日本、とある街中へ戻る。
なぜか、日本… いや、地球全体の時間が巻き戻っていた。
物語の第1話と同じ内容の雑談をする福本と健太の姿がそこにあった。
「ギャハハハ! お前もとうとう女の子に興味を持つ様にになったか
 しっかし、クラスの中で名前も知らない奴がいるってのは異常だぜ
 保健委員だろ、確か小川美紅だ」
「おがわみく…」
「ホレたな」
「ち、ちがうよ!」
「そーだよなー ヒーローには女の子を好きになってるヒマなどないからな」
…もちろん冗談だ。健太の肩をバンバン叩く福本。
福本からも正義の味方のマネをするのは潮時だと言われる。授業が潰れなくなるのは残念だが。
「中学生にもなって、正義の味方なんてやってたら 美紅ちゃんに嫌われちゃうぞ」  ドキッ
そう言って2人は別れる。

「…そーだよな 将来を厳しく見つめたら、正義の味方なんかになれる訳ないし……
 いや、でも もしかしたらなれるかもしれないし… う――む」
半ば現実を直視しながらも、やはり夢は諦めきれない健太は、ふと、道端の電柱を見上げる。

「な なんだろ、この電柱が妙に気になる…」

しばらくその電柱を眺め、気のせいだと思いつつ再び歩き始める健太。
――その直後、女生徒とすれ違う。
.。oO(あれ…… どっかで… この顔…… 誰かに似てるような… 似てないような…)
その顔は、健太は記憶に無いようだが髪が黒い以外はアオイそっくりだった。
気になる健太はつい女生徒の顔をじーーーっと見てしまい、女生徒に怒られてしまう。
「なんだよ、人の顔をジロジロ見やがって!」
「き きみ 正義の味方に向かって、なんて口のきき方だ!
 それに女の子がそんな言い方しちゃダメだ!」
…ジロジロ見ていた健太の方が悪いのだが、つい反論してしまった。
「なんだと、てめ〜…」
食って掛かる女生徒だが、女に弱い健太は誰かに似ていた、と説明しつつ尻込みしてしまう。
429粗筋!ウイングマン! 6/8:2009/12/25(金) 22:03:43 ID:7tIB3DoA
健太を睨んでいた女生徒は突然、寂しそうな顔をする。
「?」 戸惑う健太だったが、女生徒はいきなり健太の襟首をつかむ!

思わず怯える健太だったが、女生徒は―――― そっと健太の頬にキスをした。

真っ赤になって固まる健太の隙をつき、女生徒は自分のカバンと健太のカバンをすりかえる!
「うわあぁっ!キスされた! 知らない女の子にキスされたぁ!
 み いや 小川さんに嫌われちゃう〜〜〜〜!  ひぇ――――っ!!」
パニックになった健太はマヌケなポーズで逃げ帰ってしまった。


。oO(わたしってダメね… ちょっとケン坊の顔を見に来ただけなのに、気持ちが揺れちゃって…)

――そう呟きつつ変装を解く女生徒。その正体は、やはり生きていたアオイだった。
いつもの姿に戻ったポドリムス人・アオイは健太のカバンを抱き、立ち去る健太を見送る…


――でも、もうさみしくないんだ… ちゃんとケン坊にお別れできる…  だって…
   わたしの中には、いつでもケン坊がいるんだもの…
   わたしの命は ウイングマンの全てなんだから…
   ケン坊といっしょにいた時間、楽しかったよ  本当に楽しかった――

アオイはすりかえたカバンを電柱の下へ置くと、ゆっくりと浮かび上がる・・・

「あなたはきっと正義の味方になれるよ♥ じゃあね、ケン坊……」

サ ヨ ウ ナ ラ ・・・・

走り去る健太のはるか後方で、アオイは異次元空間へと消えていった――
430粗筋!ウイングマン! 7/8:2009/12/25(金) 22:04:24 ID:7tIB3DoA
              ――――夢だったのか……

             …いや 決してそんな事はない…

「あら」 「広野って学校の名物男、正義の味方じゃない…」 「え、広野くんの?」
美紅・きよみ・友人の3人がその場に通りかかり、健太のカバンを拾い上げる。

     時が戻り、記憶をなくしても…… 健太は様々な体験をしてきたのだから――――

          ――戦いのキズは健太の体に深く刻み込まれている

美紅は健太の母親に通され、健太の部屋にお邪魔していた。
まさか憧れの人が来るとは思わなかった健太はポリポリ頬を掻きながら照れくさそうに笑う。
美紅もまた、微笑みながら健太を見つめていた。

          ――キズだけじゃない、やさしい心  命の尊さ……

         夢から 現実へとなったウイングマンは 消えたが……

       ケ ン 太 が 夢 を 持 ち 続 け る 限 り 、
                ウ イ ン グ マ ン は 現 れ ま す 

「正義は必ず勝つ!」
今日も平和に、手作りの衣装を着て美紅を抱き、笑顔の健太。後ろに松岡先生がいるのも知らずに…。。

            そして 健太が『正義の味方』である限り、

           大きく羽ばたく日が いつか また… きっと


              ウイングマン ―WING-MAN―
                      完
431粗筋!ウイングマン! 8/8:2009/12/25(金) 22:05:05 ID:7tIB3DoA
                  ファイナル・メッセージ
               『夢に向かってガンバって――――!!』

「正義の味方」で始まり「正義の味方」で終わるこの物語は、ある一人の、
どこにでもいる様な少年が、正義の味方になるという非現実的な夢を実現させてしまうお話です。
しかも、この場合の正義の味方とは、テレビでやっているような――変身して悪を倒すという、
極めて現実離れした英雄(ヒーロー)の事です。
少年は、こんな正義の味方に本気でなろうとしていたのだから、アホとしか言い様が無いんですが…
なんと、異次元から来た女性との出会いがきっかけで、アホな夢を実現させてしまうのです。
アハハハ、マンガだなぁ…… でも、この世の中、科学では解明されない事も多い訳で、
本当に異次元と言うのがあったりして…
そこに異次元人がいたりして… ひょんな事から異次元人と出会ったりして…
こう考えていくと、この少年の夢も、“非現実的”の一言で片付けてしまうのはちょっと……
と思えませんか?

 人は皆、それぞれ夢を持っていると思います。大きな夢でも、小さな夢でも、
「こんなこと、できっこないや」ってあきらめないで、この物語の少年の様に、夢に向かって
ガンバってほしいのです。夢が大きければ大きい程、人生やりがいがあるってもんじゃないですか!
この少年の夢は、すっごく大きくて、人に命をも与えてしまうほどです。
だから、イキイキとして、明るかったのでは?

 実は、わたしも「正義の味方になれたらなぁ…」と思った事があるのです、ちょっとだけど。
残念ながら、夢は実現しませんでした。でも、この物語を読んで、「正義の味方になりたい!」と
思った読者諸君!!ぜひ、その夢を実現させてほしい。
いつの日か、キミが、あなたが、正義の味方となって、世に現れる時を、わたしは待ってます。
 その日が来るのを夢見て………。
                                                  桂 正和
432マロン名無しさん:2009/12/25(金) 22:53:04 ID:???
単行本もついに最終巻か… そして最終回書き足しきたー!

キータクラーが熱い!まさにハカイダーのようなダークヒーローの鑑だ!
満足そうに微笑むキータクラー、お前の事はずっと忘れない!

そして最後、アオイとの別れもかなり変わったね。
その後のモノローグが雑誌版よりめちゃくちゃ泣ける…!

ありがとうウイングマン! ありがとう桂先生! おれはこの名作を一生忘れない!
433マロン名無しさん:2009/12/26(土) 00:07:46 ID:???
かなりキータクラーに配慮してるな。
デスボール解除できるなら死ななくて良かっただろうに
あそこまで格好良くしなくても。
434マロン名無しさん:2009/12/26(土) 06:10:46 ID:???
あおいとの別れが切なすぎる…。・゚・(ノД`)・゚・。
435マロン名無しさん:2009/12/26(土) 13:32:21 ID:???
卒業式の朝以降
セイギマンを見た覚えがないんな
生きてはいると思うんだけど
436マロン名無しさん:2009/12/26(土) 16:06:05 ID:???
お前ら、単行本書き足しと雑誌版のラストどっちが好き?
(聞くまでもないかな?)
おれはもちろん単行本版だが、雑誌版はあっさりしすぎなんだよな…
437マロン名無しさん:2009/12/26(土) 16:54:54 ID:???
単行本だな
キータクラーもそうだが、ライエルもこっちのほうがずっとラスボスっぽい
438マロン名無しさん:2009/12/26(土) 16:58:15 ID:???
好きなのは単行本版かな

衝撃的だったのは、先に読んだ雑誌版のほうだけど
雑誌版は淡々と終わった感じも受けた

見比べると書き足し・改稿(少し絵が違う)があるせいで
単行本のほうが別れの物悲しさが倍増してる


単行本で書き足しがあるなんて
小遣いの残りがなかったからといって
最終回(のジャンプ)を立ち読みで済ませるんじゃなかった
439マロン名無しさん:2009/12/26(土) 17:22:57 ID:???
自分は一長一短、かな。
あおいさんが電柱の上に行くシーンの台詞は雑誌版がいいかな。
後の単行本版の書き足しはせつなくて好みだが。

あと単行本の次巻予告、あれ元ネタがあったんだな。まさか時代劇まであるとは思わなかったがw
最後はやはり自分の作品から、か。
440マロン名無しさん:2009/12/26(土) 21:00:11 ID:???
>>438
>衝撃的だったのは、先に読んだ雑誌版のほうだけど
>雑誌版は淡々と終わった感じも受けた
恐らく締め切りとページ数の都合だろう。本当にお疲れ様でした、桂先生。
次回作もヒーロー物やりますよね? ね?
441マロン名無しさん:2009/12/26(土) 22:31:05 ID:gJkiTnFe
むしろ俺としてはどんな作品でもいいから、このまま桂エロを極めて欲しいw
442マロン名無しさん:2009/12/27(日) 00:28:49 ID:???
>戦いのキズは健太の体に深く刻み込まれている
単行本読むとリメルやライエルたちは、倒されているのだと解った
でも記憶がないケン太は、鍛えられた自分の体に驚くだろうなw
443マロン名無しさん:2009/12/27(日) 00:58:55 ID:???
敵を倒した都合のいい時間巻き戻しって…なんか変だよね。
ドラえもんでもそんな都合のいいことはなかったし。
444マロン名無しさん:2009/12/27(日) 07:39:52 ID:???
実は時間は経過しているけど皆忘れてるので
時が戻ったように錯覚している
445マロン名無しさん:2009/12/27(日) 11:49:08 ID:???
>>444
ああ、それだと敵が死んだままなのも納得いくんだが…無理がある
446マロン名無しさん:2009/12/27(日) 13:46:29 ID:???
>>444
それに殺人ゲームで落下死した女子中学生や
要塞デストレスやガルダンに破壊された街も
そのまま?
447マロン名無しさん:2009/12/27(日) 13:48:56 ID:???
>>444
それに要塞に拉致られた
美紅の純潔も、すでに、、
448マロン名無しさん:2009/12/27(日) 13:49:13 ID:???
破壊された町についてはキータクラー戦の冒頭でラーク親子が修復してくれてる。
(とんでもねぇ能力だな、ディメンションパワー)

死亡した生徒達や機動隊員(つまり地球人)も時間が巻き戻ったから生き返ったのか?
だとしたらリメル軍やライエル軍も生き返るはずなのに、彼らだけ死んでる(?)のがご都合主義すぎるんだよね…
449マロン名無しさん:2009/12/27(日) 13:59:41 ID:???
健太の知らないところで死んでるってことで
450マロン名無しさん:2009/12/27(日) 17:12:04 ID:???
ご都合主義?、とんでもございません…
すべてドリムノートの『力』なのです!!
451マロン名無しさん:2009/12/27(日) 17:33:23 ID:???
でもドリムノートの全記録消されたじゃん
452粗筋!ウイングマン! :2009/12/27(日) 21:02:49 ID:O2oBzR9y
話題も尽きたようなのでこれより舞台裏とします。

皆さんお疲れ様でした。
大規制のせいですっかり人が減ってしまったけど、それでも無事連載終了しました。

思えばウイングマンは自分にとってのバイブル…
自分がヒーロー好きになったのも、健太と同じくオリジナルのヒーローを考え、
実際に衣装を作ったのもウイングマンが元でした。

そして雑誌スキャンをくれた学園刑事385氏、終盤の各サブタイトルを教えてくれた方、
某ウイングマンファンサイトの方にこの場を借りてお礼申し上げます。
453マロン名無しさん:2009/12/27(日) 22:26:30 ID:???
>>粗筋乙


連載中を機に1から読んだが、
初期は見づらいな。
454マロン名無しさん:2009/12/27(日) 22:41:43 ID:???
>>453
ありがとうございます。
見づらいのは絵が?あらすじが?
455マロン名無しさん:2009/12/27(日) 22:46:55 ID:???
>>454
紛らわしくて申し訳ない。
漫画の方です。
456粗筋!ウイングマン!:2009/12/27(日) 22:59:38 ID:???
把握。
まぁ作者にとってはデビュー間もない週刊連載ですしねぇ。

今DNA2のあらすじ書いてるけど、ホント絵の進化がすごいね。
457マロン名無しさん:2009/12/28(月) 00:45:43 ID:???
>>あらすじさん
お疲れ様でした。とても楽しかったです!
そもそも連載中スレッド自体知らなかったのですが、
「ウイングマン」ということで参加させてもらいました。
あれからプリンターを購入し、今ならわざわざ送らずともw、提供できたのに…
その節は某管理人さん、お世話になりました。ありがとうございました。

ウイングマンは今でも一番好きな漫画です
458粗筋!ウイングマン!:2009/12/28(月) 00:55:51 ID:???
>>457は雑誌版最終回を送ってくれた学園刑事357氏?
プリンタ購入乙です! …プリンタじゃなくスキャナかな?

連載中スレは初参加でしたか。
ぜひ参加した感想を聞かせて欲しいすね。
(できれば前スレで言ってた、ウイングマン未読の方も)
459マロン名無しさん:2009/12/28(月) 02:15:54 ID:???
>>458
みんなの感想読むのがホント楽しかった!
自分は当時(純粋な心w)を振り返るのが、少々難がありましたがww
いろいろ思い出しながら、参加させてもらいました。

ウイングマンは自分にとっては「青春」そのものです
460マロン名無しさん:2009/12/28(月) 03:05:41 ID:???
━━デマ・コマーシャル━━
     
     【特報】


地球・ポドリムス…共に人々は平穏に暮らしていた

が、しかし…
宇宙からの侵略者、そう「ライエル」の復活!!



両人類はかつてない恐怖に怯えていた……



 地球
母:美紅が営む花屋
破壊された壁などを修復する健太との息子:正太

攻防が繰り広げられている二人の上空から突如、空間が裂けビキニの女性が落ちて来た
「たすけて、ケン坊…」


通常の生活をし、変身出来なかった健太は、ある人身事故で人々を助け
帰らぬ人となっていた…

昔と少しも変わらない、あおい…
健太の死を知り愕然とするも、平和を取り戻す為、ノートを正太に託す

ドリムノートをあおいに渡され戸惑う正太…
「あなたのお父さんが作ったウイングマン!全て書き記してあるわ…」
461マロン名無しさん:2009/12/28(月) 03:06:50 ID:???
 亡き父の部屋
ドリムノートを広げる正太…

「変身の掛け声は…『チェイング』!」

「う」……その時、正太の体に激痛がはしる!!



果たして正太は人類を救う事が出来るのか…?
そして、父親が叶えられなかった、あおいとの恋の行方は……

 

30年の時を経て、熱いヒーローが蘇える!
あの仲間たちも再び集結…!?
キータクラーは正太の、戦いの師に!!?

劇場版【ウイングマン】
〜ウイングマン二世誕生〜



その時、全俺が泣く……




おすぎ>>う〜ん、いまいちだわ、
敵と、息子の名前が安易よね……
462マロン名無しさん:2009/12/28(月) 10:43:40 ID:???
ネタ投下乙。
まぁ連載終了後、本当にキータクラーの復活と言うPCゲームは出るんだけどね。
続編連載して欲しいが、今の桂先生がやるとZマンみたくなると思ったが…
ヤンジャンの短期集中連載見る限り、ウイングマンの心は忘れてなさそうだ。

463粗筋!ウイングマン!:2009/12/28(月) 22:28:04 ID:???
あらすじを書いている時、終盤何度泣けてきた事か…
「年を取ると泣きやすくなる」ってホントでした。
特にウイングマン巨大化、人々が火をともす所、単行本版最終回…。
464マロン名無しさん:2009/12/29(火) 01:57:12 ID:???
>>463
わかるな〜w
オレは自衛隊のヘリコプターが照らすとこだな…

あと読み返す度、「叫べチェイング」のとこで、声出してしまうんだよね……
465マロン名無しさん:2009/12/29(火) 04:59:03 ID:???
続編も読みたいけど、完全版は出ないのかな?
466粗筋!ウイングマン!:2009/12/29(火) 10:47:22 ID:???
>>464
同志!
その回では何気にろうそく屋がギャグだね。ろうそく専門店なんてないつーのw
今なら東急ハンズとかになるだろうね。

>>465
単行本、ハードカバー、文庫とすでに3回なってるけど、完全版は欲しいね。
カラーページ収録、雑誌版最終回も収録、がんばれ桂くんを収録… 読みたい。
「頼み込む」辺りで発案してみようか?

ところで前から予告していた「ヴァンダー」ですが、
このスレもまだ半分位残っているので1月1日から再利用したいと思いますがいいですか?
(できればキリよく500からはじめたい)
467マロン名無しさん:2009/12/29(火) 13:24:50 ID:???
あるよ、ろうそく専門店。
468マロン名無しさん:2009/12/29(火) 13:49:51 ID:???
ロウソク屋って
あっても不思議じゃないな
(現代では珍しくとも)

以前、昆布だけを扱う店を見てビックリした事があるが
昔は一般的だったようだし
469粗筋!ウイングマン!:2009/12/29(火) 15:15:10 ID:???
ダブルのツッコミ食らった…無知な自分が恥ずかしいw
470マロン名無しさん:2009/12/29(火) 15:19:22 ID:???
( ´,_ゝ`)プッ
471マロン名無しさん:2009/12/29(火) 22:25:12 ID:???
ウイングマン、スパロボとか何かのゲームにコラボで参戦しないかねー。
一応ファミコンジャンプには出てたけど、仲間キャラではなくSTGの自機だったし…
472粗筋!ウイングマン!:2009/12/29(火) 22:51:13 ID:???
>>471
こんなんで我慢して下さい(´・ω・`)
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091229224759.jpg
でもスーパー特撮大戦の「アニメヒーロー版」みたいなのが出れば、
確実に出そうではありますな。

あと折角なんで、これも貼っておこう。
鳥山明VS桂正和の田舎戦争(Drスランプより抜粋)
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091229224833.jpg
473マロン名無しさん:2009/12/29(火) 23:25:07 ID:???
当時,桂先生は,千葉の市原に住んでたんだよな。ウイングマンも風景が田畑
と住宅の多い市原の八幡地区に似てるので、やっぱり千葉が舞台なんだろうな?
474マロン名無しさん:2009/12/29(火) 23:41:01 ID:???
漫画家が地元を元にする事はよくある事。その可能性は高いだろう。
それにしても不覚にもDrスランプのふっとんだでニヤついちまったww
475マロン名無しさん:2009/12/30(水) 00:14:45 ID:???
桂 対 鳥山
「どっちが田舎者だ?」
と誌上で言い争いしていた頃は
この二人はホントに仲悪いのかな、どこまで洒落なんだろう
と心配したな
476マロン名無しさん:2009/12/30(水) 12:41:18 ID:???
>>472
で、上のウイングマンの写真はなんぞ?なんかガンダムっぽいMSと戦ってるが…
477粗筋!ウイングマン!:2009/12/30(水) 14:39:59 ID:???
「MST」というフリーのブラウザゲームの画面ですわ。
自分の運営してる所ですが、「試作MST」でググれば行けるかと。
基本はMS Tacticsというゲームでして、ガンダムのMS同士が戦うゲームです。
機体やパイロットを育成して、他人と競う。
サイトにも寄るけどMSだけでなく、うちではスーパーロボットや特撮も扱ってます。
478マロン名無しさん:2009/12/30(水) 23:54:20 ID:???
ええかげんひつこいのはわかってるが
エロ「もうすぐ人間は我らの味方になりお前が敵になるのだ」
は結局なんだったんだろう。
ダークな展開を編集サイドに制止されたか、それ以前に早めにまとめなきゃ
いけなくなったかでプロットを放棄したんだろうか。
しかしそれなら単行本化の時点でセリフの書き換えとか調整があっても
よさそうなもんだったが…
479マロン名無しさん:2009/12/31(木) 00:05:38 ID:???
桂が忘れ(ry …いやいや、もしくはザンボットみたいな展開を予定していたがお流れになったか。

俺はエロドが健太にブラフをかけた、と脳内補足している。
480マロン名無しさん:2009/12/31(木) 08:51:55 ID:???
ガルダン戦後半からまとめにはいった気がするけど

あのまま続いていたら

「お前らがこんな目にあうのは
健太がこの中学(街)にいるからだ」
と煽られて
「健太さえいなければ・・」
と地球人から逐われる展開になったかな
481マロン名無しさん:2009/12/31(木) 09:46:54 ID:???
結局、アニメ夢戦士版の失敗が
連載を早期終了させたって事で。
予想された展開は上記のほかに
アンノウンがキータクラーで
助けた布沢と共に第3勢力(ライエルとは対立)
捕まった美紅は健太のアオイへの
気持ちに絶望してライエル軍の戦士
として立ちはだかる
(敵の男達に・・・されたのを匂わせて)
って感じかな。
当時のアニメ、ザブングルやエルガイムは
エルチやクワサン等、ヒロイン級が
敵で現れるのは定番だったしね。
482マロン名無しさん:2009/12/31(木) 11:17:21 ID:???
(原作から入っただけに、アニメ版は苦手だけど)
当時はアニメブームだったから
原作そのままをアニメ化する事ができたかもしれないけど・・・
1話完結でいくと、オリジナル話を大分いれないと1年持たないな

子供向け(ちびっ子向け)にしないと
スポンサーの玩具が売れないし
483マロン名無しさん:2009/12/31(木) 11:24:31 ID:???
>>480-482は改行の仕方とか似てるが同一人物だろうか?

>>481読むとやはりザンボット展開やりたかったようだな。
となると美紅EDではなく、アオイEDだったかもしれん。
(三次元にはいられなくなり、ポドリムスで暮らす)
ただ、結果的にDPで記憶改ざんできたから、ポドリムスで暮らす事はなかったかもしれないが…

>>482
(アニメ未見だが)そもそもアニメ化するのが早かったと思う。
ライエル編突入後か、せめてリメルとの決戦辺りでアニメ化してくれれば
ライエル編までアニメにできたのに…ソーラーガーダーで動くアニメを見たかった。

そういえばソーラーガーダーのフィギュアあったんで紹介しておく。
アマゾンで「MANGA REALIZATION ウイングマン -TAKEYA Ver.- 」を探すのじゃ!
484マロン名無しさん:2009/12/31(木) 11:52:52 ID:???
>>483
>>480>>482は私ですが
>>481は違います

携帯から書き込みしているので
改行とか、上手くいっているかよくわかりませんが
485483:2009/12/31(木) 12:00:50 ID:???
そうでしたか、失礼しました
規制中乙です… 早くこの規制解いて欲しいよな…
486マロン名無しさん:2009/12/31(木) 13:21:12 ID:???
>>483
>>481読むとやはりザンボット展開やりたかったようだな。
勝手な妄想なんだけど、、、

もっとも現在の桂のZETMANとか読むと
ザンボット展開に行った可能性もあったかも?
487粗筋!ウイングマン!:2009/12/31(木) 14:02:00 ID:???
ZETMANは途中から読まなくなっちゃったな。
シリアスすぎるのと、なかなか変身しない、話についていけなくなったのが理由。
(後者は単に自分がバカだから、と言う事もあるでしょうが)
やはり自分にとってはウイングマン〜ヴァンダーの
「萌え・エロ・シリアス・ギャグがほどよくミックスされたヒーロー」が好きっぽいね。

ウイングマン後半のシリアスさからして、ザンボット等のシリアスを入れたかったのは今なら理解できる。
488マロン名無しさん:2009/12/31(木) 14:07:09 ID:???
>>487
あと、終盤シリアス路線を目指したのは
アニメ夢戦士がギャグ路線に反発したからかな?
東映なので宇宙刑事シリーズみたいなヒーローもの
と思ってアニメ化許可したのに
ふた開けて見ればギャグマンガなんて
桂が病気になるのもわかる気がする。
489粗筋!ウイングマン!:2009/12/31(木) 15:18:42 ID:???
>ふた開けて見ればギャグマンガ
アニメ未見だけど、アニメは原作以上にギャグがすごかったの?
(以前、健太が変身前に前口上垂れてた、と聞いたけど)
…実は近所でDVD-BOXの1巻買ったものの、1話だけ見てそれ以降は見ていないのよね。
やっぱ台詞が分からないと楽しめないorz
(ある程度なら単行本片手に見れるけど)
桂先生が病気になったのは肺炎だけど、胃潰瘍だったらストレスが原因だろうね。


あと話は変わるけど、「1日22時にヴァンダーをやる」と書きましたが
本日22時にヴァンダー予告編をやります。
できればそれまでにキリよく500レスまで行っておきたいな。
490マロン名無しさん:2009/12/31(木) 15:27:38 ID:???
どうすれヴァインダー
491マロン名無しさん:2009/12/31(木) 15:33:07 ID:???
おーい北村くん!>>490の座布団全部もってってー!
492マロン名無しさん:2009/12/31(木) 20:44:11 ID:???
某所を見ると桂先生の代表作はウイングマンと電影少女が代表されるてるな。
ウイングマンは初連載だし、電影少女はメディアミックスにもなった上に15巻と長かったから分からなくも無い。
ところであらすじさん、桂作品は何を連載予定?
493粗筋!ウイングマン!:2009/12/31(木) 20:57:33 ID:???
ヴァンダー、レモンはあらすじ書き終えました。
今はDNA2執筆中、その次はシャドウレディですね。
DNA2はほとんど読んだ記憶が無いので
いちいち純太(主人公)のキザっぷり・スーパーサイヤ人っぷりに吹くw
494マロン名無しさん:2009/12/31(木) 21:05:17 ID:???
あれ、電影少女は?桂正和コレクションは?
495粗筋!ウイングマン!:2009/12/31(木) 21:15:51 ID:???
電影少女は持ってますが、恋愛モノはどうも苦手なのでパスしました。
(と言っても当時よく読んでたけど…)
あと単行本で強引な修正が萎える('A`)
コレクションはスキャンした物が無いので書けません、ごめんなさい。
496マロン名無しさん:2009/12/31(木) 21:24:16 ID:???
レス早ぇーなw そういう事か、承知しました。そして乙でした。
ところで>>489のレス、なぜ予告編をやる必要が?
497粗筋!ウイングマン!:2009/12/31(木) 21:41:42 ID:???
某ファンサイトによると、こうありました

 1985年 少年ジャンプ51号 ・・・ 次号から連載開始する 『超機動員ヴァンダー』 の予告用カットとして、
                     ウイングマンからヴァンダーにバトンタッチしている絵が掲載されています

この為に用意しておいた物もあります
498マロン名無しさん:2009/12/31(木) 21:47:46 ID:???
ほう、それは楽しみだな。期待してます!
499粗筋!ウイングマン!:2009/12/31(木) 21:54:06 ID:???
         ※ウイングマン連載中 これにて連載終了※

           ご愛読頂きありがとうございました。
500超機動員アウトライン:2009/12/31(木) 22:00:01 ID:Vl+amxsu
超機動員ヴァンダー 連載中

週刊少年ジャンプ昭和60(1985)年52号にて「超機動員ヴァンダー」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者がパワーソルの力を使う事で1日に1話ずつの速度で連載されるようだ。
時々女性恐怖症が発症し、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
なお、あらすじ書き込み中に割り込んだ奴、及び 未来からの侵略者は必殺技を食らうので注意だ!

連載中スレの楽屋裏 第30幕
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1258156090/
前スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1253706672/

※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「第一話・A」とか「第一話・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!

※規制の巻き添えで書き込めない人は代理スレを利用しよう!誰かがレスを貼ってくれるぞ!
【代理スレ】ウイングマン連載中 ドリムノート2冊目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/5124/1257942756/
501超機動員アウトライン:2009/12/31(木) 22:00:42 ID:Vl+amxsu
週刊少年ジャンプ昭和60(1985)年51号 巻末予告


        あのヒーロー漫画家、桂正和が新ヒーローを引っさげて帰ってくる!

            『超機動員ヴァンダー』、次号52号より連載開始!

     予告特別イラスト:ウイングマンとヴァンダーの二大ヒーローがガッチリ握手!
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20091231210958.jpg
502マロン名無しさん:2009/12/31(木) 22:14:55 ID:???
おおおおおお!!! 桂先生の新連載予告キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
新ヒーローとウイングマンの握手カッコEEEEEEEEEEEE!!!
ウイングマンと対照的に今回のヒーローは宇宙刑事系か!?楽しみだ!
503マロン名無しさん:2009/12/31(木) 22:31:56 ID:???
>>413
>将来は警察の技術課あたりに進んだりしてな。

まさか本当に健太の成長した姿が出るのか!? これは期待!
504マロン名無しさん:2010/01/01(金) 04:18:13 ID:???
肝心なのはお色気があるのかどうか、それだけだ!
505超機動員アウトライン 1/9:2010/01/01(金) 22:00:53 ID:9Iac1UNE
SCENE-1:【ヴァンダー誕生<前編>】


            198X年、地球に大きな流星が飛来した
             流星は三つに別れ、日本に落ちた…
    三つの流星のうち、二つの小さな流星は、それぞれ住宅街に吸い込まれていき―
           核である大きな流星は、ある平原に落ちた…

          のちに人々は、この流星を『魔の流星』と呼んだ
      この流星が地球に落ちた時から、恐怖の時代が始まったからである…

   信じにくい事だが、地球には無数の地球外型惑星人、いわゆる『宇宙人』が潜入していた
         UFOに乗ってやって来て、どこかでじっと身を潜めている者、
             地球人になりすまし生活している者、
       他には宇宙に出ている宇宙飛行士とすり替わるというケースもある
               それらが活動を開始したのだ


――街中を歩く、平凡な女子高生。
すると彼女は突如凶暴な正体を現し、通行人を生きたまま貪り食い始めた!

                  人々は恐怖した

              異星人は我が物顔で街を徘徊した
          異星人にナイフは効かない、異星人には銃も効かない
             異星人にとって人間は…… 敵ではなかった

――バーで酒盛りする異星人達。
通報を受け駆けつけた警官は銃撃するが、異星人は炎を吐き警官を焼き殺し大笑いする!
506超機動員アウトライン 1/9:2010/01/01(金) 22:01:38 ID:9Iac1UNE
だが―― ある日の事。警視庁ではお偉いさん方がマスコミに対し記者会見を開いていた。

「地球外惑星人犯罪部を設立しました。これからは惑星人も一個の人と考え、逮捕し
 場合によっては処刑を行います 本庁に本部を置き、各国・各地に支部を置きます
 支部にはそれぞれ調査員と超機動員一人が控えています。
 超機動員はパワーウェア(以下PWと略す時有り)という、超科学の戦闘服を装着します
 右に立っているのが超機動員一号、ファスターです、パワーウェアを着た超機動員は無敵です!」

お偉いさんの横には、宇宙刑事のような戦闘服を着込んだ超機動員が立っていた。
このおかげで、一時 超機動員は惑星人の脅威となった     ――が、しかし…



  ―地球外惑星人犯罪部・第三支部 夕木署―
うら若き女性がサービスシーン… もとい、シャワーを浴びていた。
その女性の内太ももには妙な形のマークのような痣があった。


会議室で男性が2人話をしている。
薄汚れた白衣を着た、無精ひげを生やした中年男性がこれまでの事を説明中だった。
説明していたのは、第三支部の技術士・沢田敏男。

「超機動員課ができて、2年ほどたつが 今では惑星人もより凶暴に、より凶悪になってきた…
 この前現れたバル惑星人、あの鉄を喰う奴だ 奴の放つビームに超機動員ジャイロンは敗北した
 パワーウェアでは惑星人達を逮捕するのがきつくなってきた
 ――で、スーパー能力を持つパワーウェアをと考えて、開発改良したのが…
 この『 ヴ ァ ン ダ ー 』だ!」

沢田は壁に貼った図面を叩く。そしておもむろに上官らしき男の隣に座り、話を続ける。
「このニューパワーウェア、『ヴァンダー』は男女の愛がエネルギーだ
 …で、このヴァンダーには男だけでなく、女の子も一緒に入ってもらう
 その女の子は決まっていて、あとは キミを採用するかどうかなんだ」
507超機動員アウトライン 3/9:2010/01/01(金) 22:02:19 ID:9Iac1UNE
「なるほど」
「今から行う最終テストでキミを採用するかどうか決めるが、全支部六千人の男の中から
 その女の子に合う男性をコンピューターが5人選び、
 昨日までの厳しいテストで たった一人残ったのがキミだ
 だから、恐らく最終テストにもパスすると思うよ
 たぶん、キミとその娘にヴァンダーに入ってもらう事になるな」
そして沢田は辺りを見回す。その娘を紹介しようと思ったのだが、いつの間にか消えていたのだ。

「おい、その女がいねえなら、腕っぷしの強い男を連れてくるからよ 女なんか使うのやめようぜ!」
そんな事を言い出したのは、第三支部超機動員課課長、山鳴厳次。
――桂正和の漫画を男ばかりのムサい漫画にするつもりですか課長!
「ダメです!ヴァンダーは男女の愛がエネルギーなんですから!」
「ケッ なんでぇ! だいたい、どうして男女の愛なんか使うんでぇ!」
「もう いちいち…あのですねぇ!ワタシの研究によると、女は男より精神面で優れているんです!」
「ウソつけぇ!」
「体は男の方が頑丈でしょー! 女が精神面、男が体力を請け負う訳ですよ!
 さらに二人が愛し合っていれば、色んな面で都合がいい訳です! お互いにかばいあうとかね!」
「それで男女の愛がエネルギーかよ! ケッ!女はきらいだ!
 理屈なんかいらねぇ! とにかく女を使うのはいやだ! 女なんかクソくらえだ!」
大声で説明する沢田に対し、頑なに女性を使うのを拒否するホモ課長!

「こんにちはぁ♥ 森村みなほでぇ〜す! ピチピチの19歳、よろしくぅ〜〜♥」

――直後、いきなりパイナップルヘアのキャピキャピ娘が部屋に乱入してきた!
ハンカチで汗を拭きつつ苦笑する沢田、盛大にスッ転ぶホモ課長、目を見開き驚く男性!
沢田は顔を引きつらせながらみなほにどこに行ってたか尋ねる。
「シャワーです、男性の前に出るのに 身だしなみはエチケットでしょ?」

…まぁいいか。とりあえず沢田はみなほを男性に紹介する。
「ボクは茶頭政夫 体には自信あります」 政夫は椅子から立ち上がってみなほに敬礼する。
コンピューターが選んだ基準は「ハンサム・スタイル重視」かと思えるほどのルックスだ。
「キャー ルックスは合格だわ♥」(♥▽♥)←注:みなほ
508超機動員アウトライン 4/9:2010/01/01(金) 22:03:01 ID:9Iac1UNE
 ―訓練所―
「それじゃ、最終実戦テストを行う まず、『武装変』…すなわちパワーウェアの着方を教えよう
 まず、このペンダントをつけてくれ。この中にパワーウェアが入ってる
 …で、みなほくんの持つ この『アーマメントガン』で―― ペンダントを撃つ」

言われるままみなほは政夫のペンダント目掛けてアーマメントガンを撃つ。
「すると、キミの体はパワーウェアに包まれ
 みなほくんの体は 簡単に言うと、愛情エネルギーにかわりパワーウェアの一部となる」
2人の体が光り輝いたかと思うと、みなほだった光は政夫の光へと吸い込まれてゆく!
光がおさまると、そこには武装変した政夫… 超機動員・ヴァンダーが立っていた。
「右横を見てみな! ――な、いつも一緒にいるって事さ」
政夫は沢田の指示に従いヘルメット内部の右横を見ると、内部モニターに全裸のみなほが映っていた。


武装変も済み、テストが開始される。テストの内容は攻撃を回避するのみ、80点で合格。
沢田は調整室へ入ると、小さな戦闘機のようなダミーが数機現れた。
《ガンバってくれよ、茶頭くん》
「OK! まかせといてくださいよ」
《キャッ すてき♥》

――テストが開始された。しかし、調整室ではホモ課長が不安を拭いきれないでいた。
「おい、大丈夫なのか! あんなスットビ娘使って 変えた方が…」
「いいんです! ヴァンダーの頭脳として、あの娘はうってつけなんです…」
「なぜだ、ワシにはどーも理解できん!」
「そーでしょうね、一見何でもない娘だから… でも… 彼女には一種の特殊な能力があるんです
 窮地に追い込まれると頭脳がコンピューター並に働くんです 正確に、細密に…
 人間離れした頭脳に変わるのです!」
拳を握り締め、みなほの隠れた能力を力説する沢田だった。


…一方、政夫は…訓練中だというのに、歯を光らせてみなほをナンパしていた!!
メンクイなみなほはもうすっかりメロメロになっていた!
509超機動員アウトライン 5/9:2010/01/01(金) 22:03:42 ID:9Iac1UNE
。oO(キャー すてき、こういうすてきな人がパートナーだったらいいなぁ〜って思ってたんだ
   やったー このすてきな人が彼氏になるのね! そーしていずれはだんな様…
   幸せな結婚生活♥)

…相変わらず目をハートにし、妄想まっしぐらのみなほだった。訓練に集中しろよ二人とも!
そんな2人におしおきだべぇ〜するかのように、ダミーが一斉に攻撃を仕掛けた!
イチャイチャして油断していたヴァンダーは避けきれず、直撃を受けあちこちが爆発する!
訓練とは言え、この攻撃はペイント弾とかではなく実際にある程度の破壊力を持っている!
「こ こんな雨あられの攻撃を避けろって言うのかよ!」
予想以上の攻撃に驚愕する政夫!

。oO(キャー このままじゃやられちゃう! この人は絶対合格させないと!
   でもこのままじゃダメだわ! どうにかしないと! どうにか!)

――沢田の言う通り、窮地に陥ったみなほは特殊能力を発動する!
《右に頭をずらして!すぐに左下に動いて!》
みなほの指示通り動いたヴァンダーはダミーの攻撃を回避した!
「うわっ 避けられたぞ!」
《やったぁー その調子、その調子♥》
「へ へへ ざっとこんなもんさ」
《すてきー! さっすがわたしのだんな様になる人♥》
みなほの妄想がうっかり口に出てしまい、思わず聞き返す政夫だが、みなほは何でもないとごまかす。

調整室でデータを見ていた沢田はそのデータをホモ課長に見せる。
「ホラ見て下さい、彼女コンピューターと同じ答え出すでしょ」
「しかし50%だぞ! 半分しか当たってないじゃないか」
「これからもっと正確になりますよ」

《キャー 右ななめ20ccm 右横10cm!》

「ホラ、どんどん正解率を上げていく」 沢田の言う通り、今のみなほの正解率は76.8%だった。
正解率が上がるにつれ、みなほの動きの指示はどんどん細かくなってゆく…
510代理6/9:2010/01/01(金) 22:07:50 ID:???
《左前に45cm!右横に22.45cm! 》
ついにみなほの正解率は99.999%、コンピューターと同じになった!本領発揮だ!
――その瞬間、パワーウェアが輝きだし、ビームサーベル(剣の仮称)のビームの刃が勢いを増す!
「な なんだ! パワーウェアが変だ!」
《右下に52.36cm!左に2.653cm!》
「うわ、細かい! とにかく右の次に左だな!」
ヴァンダーの素早さに沢田とホモ課長は一瞬消えたように見えた。
その瞬間、ダミーが2機撃墜される!政夫は自分がやった事に我ながら驚いていた。
もちろん、驚いていたのは政夫だけじゃない、沢田とホモ課長も驚いていた!
「いつの間にやったんだ!」
「あまりにもものすごいスピードで動いたので見えなかったんだ!
 みなほくんの必死さと、彼を思う気持ちが高まってヴァンダーの機動性が高まったんだ!
 茶頭くんの反射神経もなかなかいい! これはいけるぞ!」


――しかし、茶頭の体はヴァンダーの機動性についてきていなかった。
次々と人間離れしてくる動きに政夫の体中の筋肉が痛み出し、Pウェアに体が引っ張られ始める!
《左後ろに12.3cm!左上に50.4cm!前に26.32cm! キミにパートナーになってほしいの!
 右上に6.26cm!がんばって!》
体中が痛み出し、息切れしもはや体力の限界に来ていた政夫だった。

『うるせぇこのやろう!ゴチャゴチャぬかすな! だまってろ!女なんかに援護されてたまるか!!』

――ついにブチ切れみなほに怒鳴る政夫!
《ムッ 女なんか!? あ、そー だったら一人でガンバってね》
みなほは機嫌をそこね、モニターから姿を消した…
すると急激にパワーダウンし、ビームサーベルのビームの刃も消えパワーウェアが重くなりだした!
疲労とパワーウェアの重さにより動けないヴァンダー目掛け、ダミーの攻撃が降り注ぐ!

「あっ!武装変が解ける! いかん、テスト中止だ!」
危険を感じた沢田はテストを中止させる ――と同時に、2人の姿が元に戻り空中に放り出される!
政夫の顔面に尻もちをついてしまうみなほ。それが政夫にトドメを刺した。
511代理7/9:2010/01/01(金) 22:08:13 ID:???
「ぴ ぴ ぴ ぴんくのぱんちぃ〜〜」
「サイテー こんな男キライ!」 慌てて立ち上がり、おしりを押さえ気絶した政夫を睨むみなほ。


途中までは上手くいってたのに失敗し、残念がる沢田。
「ザーンネン 恋人ができると思ったのに わたし、ちょっと遊んでくるねー」
沢田が止めるのも聞かずに、みなほは訓練室を出ていってしまった。
ホラ見たことかと怒鳴るホモ課長をなだめつつ、沢田はみなほを捕まえにゆく。


――外に出たみなほはタクシーを止め、後楽園… もとい、後薬園遊園地へと向かった。
「見回りです」 入口の係員に警察手帳を見せ、あっさり通るみなほ。職権乱用だーーー!
そしてみなほはトイレで制服から私服に着替えると、まずゲームコーナーへ向かった。
そこにはゲームに熱中する男性がいた。何気なく覗き込むと、350万5千点のハイスコア!

「最初の1機でずーっとやってんだぜ、天才だよ 敵を一つ残らず潰してるんだ、ほとんど神ワザ」

驚くみなほにゲーム中の男性の友人が説明する。
…ふと、ゲームに熱中する男性は異様な気配を察知する。見上げると――みなほと目が合った。
。oO(え 何? この感じ、わたし…)
胸の高鳴りを感じるみなほ。

『  う  わ  ー  !  や  っ  ぱ  り  女  が  い  た  !  』

みなほに滅茶苦茶驚く男性!    ――直後、ゲームの自機がやられてしまう。
「ねぇ、いっしょにあそぼ」
みなほは男性の手を握り、嫌がる男性を強引に連れ去ってしまった!
「お おい!  …大丈夫かな、あいつ 女性恐怖症なのに…」
512代理8/9:2010/01/01(金) 22:08:31 ID:???
…ややあって。顔を真っ赤にして手を離せと叫ぶ男性。
「ははーん キミ、女の子に弱いのね」
意地悪そうに笑いながら冷やかすみなほに、相変わらず真っ赤になりながら否定する男性。
「ちっ しょうがない、つきあってやるか!」
一緒にジェットローラー(絶叫マシン)に乗ろうするみなほだが、係員に一人乗りだと止められる。
「わたし、こーゆー者なんだけど ね、いいでしょ」 つ【警察手帳】 職権乱用だーー!(その2)
…いや、職権乱用どころじゃない。安全面も無視し、強引に男性の上に乗るみなほ!

ジェットローラーが動き出し、互いに自己紹介する二人。
「わたし、森村みなほ 19歳でーす キミは? お仕事何してるの?」
「ふ 藤枝弘紫(ひろし) 20歳だ! そこのステージでやってる、怪獣ショーのアトラクション」
後楽 …もとい、後薬園遊園地といえばヒーローショー。向こうでセイギマンショーをやっている。
「あ このカッコウ 悪者の下っぱ役ね」
「う うるさい たまには主役だってやるんだぜ!」

――そんな事を話していると、突如ジェットローラーの下から地面を割って惑星人が現れた!
「鉄の匂いがする オレの大好物、オイル付き鋼鉄だ」
惑星人の出現に辺りは大騒ぎになってしまう!


――同時刻、パトカーでみなほを探していた沢田とホモ課長。
「大変です、後薬園遊園地にバル惑星人が現れた模様です!」
署からの連絡を受け、ホモ課長は運転していた警官に急行するよう指示する!


再び遊園地。みなほ達が乗っていた絶叫ジェットローラーは止まってしまった。
「ん?  そ 外を見てみろよ!惑星人だ!」
弘紫の叫びで下を見ると、バル惑星人はジェットローラーの柱をむさぼり喰い始めた!
みなほは悲鳴を上げて弘紫に抱きつく!
「おい!抱きつくな! ギャ―――― ムネが!ムネが!」
「ちょっとー 何おびえてんのよ!」
女性恐怖症の弘紫はみなほにおっぱいを押し付けられ、別の意味でこっちも悲鳴を上げていた…。
513代理9/9:2010/01/01(金) 22:08:47 ID:???
駆けつけた沢田は隣の警官の双眼鏡を奪い、ジェットローラの上にみなほがいるのを確認する!
「バル惑星人! 鉄ならいくらでもくれてやる! だからそれは喰うな!」
「――ん  いやだ!オレはハラペコなんだよ!」
惑星人が警察の説得に耳を貸す訳が無い。当然、拒否された。
課長は部下に念の為に救急車を呼ばせ、刑事に取り押さえるよう命令する。
「近づくな!」 バル惑星人は頭の角から無数の光線弾を放ち、刑事達を足止めする!
「超機動員ジャイロンを呼べ!」
バル惑星人の放った光線の流れ弾がジェットローラーに当たり、被害が拡大してしまう。
「奴はすでに一つの街を喰い潰している!このままほっといたら大変な事になるぞ!」
「ジャイロンはまだか!!」

ジェットローラーのあちこちでは客の悲鳴が起こっていた。
乗っている子供の母親が課長に助けてくださいとすがりつくが、人間には手が出せない!
そんな事もお構いなしに、まるでシロアリが家を食い荒らすように鉄柱を食い荒らすバル惑星人。
鉄柱を喰われ、ジェットローラーはどんどん傾いてゆく!

再びみなほはひめいを上げ、弘紫に抱きつく!
「キャー もうダメー!」「オレもダメ〜〜〜!」
――ふと、みなほはある事を閃いた! 「ねえ!わたしの事好き!?」
「な なんだ、やぶから棒に! 今会ったばかりなのに、好きとか嫌いとかって!!」
そんな事を言っている間に、ジェットローラーはどんどん傾き、逆さまになる弘紫とみなほ!
「でも何か感じない!? 『かわいいなぁ』とか『おちゃめだなぁ』とか!」
「感じないよ!」
「ねぇ、何とか好きになって! じゃないと、わたし達死ぬのよ!」
「そんな事言ったってー わっ、それ以上近づくな!」
「じゃあいいわ、今から形だけでもわたし達は恋人同士よ!」
『 え ! ? 』
             ――そして、みなほは弘紫にキスをした――

――その直後、ついにジェットローラーは倒壊してしまった!
それと同時にジェットローラーからまばゆい光が発せられた!
その輝きは、みなほの太ももと同じマークを空中に浮かび上がらせていた。    <続く>
514マロン名無しさん:2010/01/01(金) 22:46:30 ID:???
ウイングマンの後継らしいエロ熱い漫画みたいで何より。
しかし愛がテーマというのが、いかにもドロドロしそうで少々不安だ。
515マロン名無しさん:2010/01/01(金) 22:51:41 ID:???
新連載キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!! 今度は警察ヒーローか!

>>514
ウイングマンの後継らしく、終盤のシリアスな雰囲気も引き継いでるな…
冒頭のむさぼり食われる男性、焼き殺される警官がグロい…_| ̄|○lll

しかし右前に○cmとか、よくそんな細かく動けるなw
あとみなほの職権乱用にワラタw
516マロン名無しさん:2010/01/02(土) 00:07:51 ID:???
今度の主人公は女嫌いか。それに加えてホモ疑惑の上司… これは見ものだww
それにしてもヒロインのヘアスタイル、何とかならんのか?何あのパイナップルヘア。
517マロン名無しさん:2010/01/02(土) 01:20:27 ID:???
シャワーシーンで髪おろしてた時はイケてただけにちょっと残念だな。
まぁ素材は悪くないから俺は気にしないぜ。
518マロン名無しさん:2010/01/02(土) 11:23:55 ID:???
ヴァンダーのタイトルロゴ、まんまメタルヒーローの雰囲気でかっこいいな
519マロン名無しさん:2010/01/02(土) 13:12:34 ID:???
遊園地でセイギマンショーやってるって事は、微妙にウイングマンの世界とリンクしてるのかな?
(ウイングマン単行本最終巻の特別おまけにも、「謎の新ヒーロー」としてヴァンダー出てるし)
520マロン名無しさん:2010/01/02(土) 14:50:01 ID:???
2人乗りはいろいろ想像できて良い
521マロン名無しさん:2010/01/02(土) 16:22:42 ID:???
超人バロム1… いや、ウルトラマンAだな
522超機動員アウトライン 1/5:2010/01/02(土) 22:00:00 ID:iSoo7nNl
SCENE-1:【ヴァンダー誕生<後編>】


『なんだ、この光は!?』
ジェットローラーの車両から飛び出た光の球は、他の車両全てに飛び回ってゆく。
「ム 今 なにか!」 まばゆい光に手をかざしつつ様子を見る沢田。

ジェットローラーは地面に落ち、爆発してしまう。
「ジャイロンはまだ来ないのか! 救急車は!?」
叫ぶ課長をよそに、先程課長にすがりついた母親は力なく息子の名を呼びショックで崩れ落ちる。

『 マ マ ! 』

――空中から母親を呼ぶ声。見上げると、ヴァンダーが無数の子供達や客を抱え舞い降りてきた!
子供達や客を地面に降ろし、母親に泣きつくまことを見て腕組みして悦に浸るヴァンダー。
「うーむ 初めていい事をしたなぁ」
ヴァンダーがここにいる事に驚きを隠せない沢田。

。oO(ヴァンダーがなぜここに!? さっきものすごいスピードで動く物を見たのは目の錯覚じゃない、
  ヴァンダーが子供達を助けているのを目にしたんだ!…それにしても、誰がヴァンダーの中に!?)

一方、課長はヴァンダーの中の人に警察だという事を明かし、緊急事態なので協力するように命じる。
「ホントですか! ホントにやっていいんですね! オレ、刑事になりたかったんだよねー
 向いてないかと思って諦めてたけど、ラッキー!」
「こいつ、なんかカン違いしてんな」
喜ぶヴァンダー、マスク内部モニターではみなほも喜んでいた。
《それなら話は早いわ、わたし達 気が合いそうだし!》
突然女性の声がして、目を右にやると… 裸のみなほ。

『ギョエ〜〜〜ッ!!  お お お おんぎゃぎゃめもまへへみつへてう〜〜〜!』
(訳:女が目の前で見つめてる!   翻訳担当:アラスジーノ・エロイッシュ)
523超機動員アウトライン 2/5:2010/01/02(土) 22:00:42 ID:iSoo7nNl
「恥しいじゃねぇか!」 パニックになったヴァンダー(弘紫)は顔を押さえて悶えてしまう!
「な なんだおめぇー! 急に恥しがりやがって!(ワシを見て照れたんかな?)」
…ヴァンダー内部でそんな事が起きているのも知らず、つられて赤くなる課長。 もうホモ確定!

「そんな事よりさっさとあいつを捕まえて来い! ワシはホモの趣味はねぇんだ」

課長は悶えるヴァンダーを突き飛ばし、あらすじにホモ呼ばわりされたのを気にしたのか否定する。
「ちょ ちょっと警察手帳見せてください!」
訳も分からず手帳を見せる課長。ヴァンダーはそれをひったくるとバル惑星人へと向かってゆく。
「おい! 警察だ!おとなしくしろ!」
「それがどうした! オマエも食事のジャマをするのか!」
ドラマのように警察手帳をバル惑星人に見せるヴァンダーだが、ツッコミの光線をくらってしまう!
《何してるのよ!》
「刑事はやっぱり警察手帳を見せないといけないと思って… 逮捕状の方がよかったかな?」
《バカね、だいたい わたし達刑事とは違うのよ!》 みなほにも怒られる弘紫。
みなほに怒られる間にも容赦なく無数の光線がヴァンダーに襲い掛かる!

《わたしの指示に従って! 剣を使うのよ!右の腰にある剣!『クリスタルロッド』って叫んで!》

みなほは本領発揮し、弘紫に指示を送る。
「ク…  クリスタルロッド!!」
弘紫がキーワードを叫ぶと、ヴァンダーの腰に固定されているロッドのグリップが解除される!
《まず右に12cm 左に5.2cm 左下に2.4cm動いて!》
「バカ野郎!そんなに細かく動けるかよ!!」
怒鳴りつつも、ヴァンダーは伸ばしたクリスタルロッドの刃で全ての光線を防いだ!
「なんて事だ! 今ヴァンダーの中に入ってる奴は並の反射神経じゃないぞ!
 敵の光線を全部 剣で受け止めている!」
「課長、すごいですね あの超機動員」
「おお、ジャイロン 来たか!」
驚く沢田の後ろには、ようやく超機動員ジャイロンが到着していた。
524超機動員アウトライン 3/5:2010/01/02(土) 22:01:26 ID:iSoo7nNl
今度こそいけると期待する沢田。その証拠にヴァンダーはみなほの細かい指示に見事に動いていた!
《言う通りに動いてるじゃない》 「い いいじゃねーか、死にたくねぇんだから」
みなほの声に一瞬横目で右モニターをチラ見する弘紫。 …そこには、笑顔のみなほがいる訳で…

『ギャー! 目の前でみつめるな――――!!』

またしても顔を覆って悶えるヴァンダー!しかし光線は容赦なく襲ってくる!!
「なんだ、また急に恥しがったぞ!」「あぶない!」
沢田達の声が聞こえたのか、我に返る弘紫! これではさすがのみなほの能力でも避けきれない!

――しかし、とっさにジャイロンが身を挺してヴァンダーをかばってくれた!
「さ 早く体勢を立て直して! あいつには処刑命令が出てるから、思う存分やりなさい!」
「処刑って… 殺すのか!」
バル惑星人は手すりを引き抜き、それをヴァンダーへ投げつける!
手すりはヴァンダーにからみつき、バル惑星人はそのまま空中へと投げ鉄骨へ叩きつけた!
その弾みでクリスタルロッドを落としてしまい―― ロッドは刃を上にして瓦礫に突き刺さった。
「キヒヒヒ きさまの体もうまそうだな、チョイと堅そうだが…
 コナゴナに砕いて一口サイズにしてやる!」
バル惑星人は動けないヴァンダーに光線を放つ!光線はヴァンダーに当たり、苦痛の悲鳴を上げる!

《あいつをおとなしくさせるには、必殺技の『Vα(ブイアルファ)』しかないわ!》

「必殺技はいいけど、このままじゃ身動きできないよ!
 ――うわ、落ちる! まずい! このまま落ちたらあの剣に串刺しだ!
 助かる方法は無いのかよ!」
《あるわ! このまま手を離して下に落ちるの》
みなほの指示通り、捕まっていた手すりから手を離し下に落ちるヴァンダー。
・・・・・・・・って、下には刃を上に向けたクリスタルロッドがあるんだぞ!!!

――落下したヴァンダーは、クリスタルロッドで 心 臓 を 貫 い て し ま っ た !
525超機動員アウトライン 4/5:2010/01/02(土) 22:02:09 ID:iSoo7nNl
『なに!?』 驚く課長とジャイロン、警官、バル惑星人!
「あいつバカか? 自殺しやがったぜ!」
あざ笑うバル惑星人だが、ヴァンダーの体には異変が起きていた――
たぎるマグマのように自分の体もろとも周囲の大気を振るわせるヴァンダー!
ついにヴァンダーの体は爆発してしまう!    ――――いや、違う!
「!? な なんだ!!!」

ヴァンダーの体は無数の光の粒子となり、バル惑星人の体をショットガンのように粉砕してゆく!

――汚い肉塊と化した惑星人のいた所を通過した光の粒子が集まって、再びヴァンダーの姿へ戻る。
ヴァンダーの初戦闘・初勝利に警官や人々達から歓声が巻き起こる!
…状況がさっぱり分からず呆然となっている弘紫にみなほが説明する。

《今のが必殺Vαよ
 ペンダントにクリスタルロッドを差し込むと、クリスタルロッドのエネルギーが
 パワーウェアにプラスされて、Vαをやる事ができるの》

――戦いが終わり、おもむろにヴァンダーにツカツカと歩み寄る沢田。
同時にヴァンダーの武装変も解除され、弘紫とみなほの姿が現れる。
沢田は弘紫の名を尋ね、正直に答える弘紫。

「よし、キミに今日から超機動員ヴァンダーになってもらう」

「へ? 超機動員? 刑事とは違うんですか?」
「いわゆる刑事という、捜査員とは違うな」
沢田の勝手な行動を一喝するホモ課長。沢田は自分が責任を取ると言う。
…しかし、弘紫も弘紫で刑事じゃないならやらないとそっぽを向いてしまう。
(だが、本音はあんな怖い思いをするのがいやなだけらしい)
「え〜! やってよー せっかく恋人ができるってのにー その為にこの計画に参加してんだから」
「おめーもカルイ事考えてんな」
思わず本音を漏らしたみなほにツッコミを入れるホモ課長でした。
みなほは弘紫の腕にしがみつくが、弘紫は必死の形相でみなほの腕を払う!
526超機動員アウトライン 5/5:2010/01/02(土) 22:02:55 ID:iSoo7nNl
「うぎゃー!さわるなさわるな!! ほーらほら、こんなのと一緒にやってられませんよ!」
「えー そんな事言わないで」
苦笑しつつ弘紫をなだめる沢田は説明する。

「大丈夫、大丈夫 ぜったい大丈夫
 初めてパワーウェアをつけてあれだけ使いこなせたんだ、キミ達の息も合っていたみたいだし
 それに、こんな仕事やれる自身が無いのかもしれないけど、例えば…
 このジャイロンを着ているのは 女 の 子 だ、男のキミがおじけづいてどうする?」

「ま なんとなくバカにしてない?」
…意外な事実。言われてみればポーズや腰つきが女の子っぽい。
弘紫は勝手にゴツくてブスいジャイロンの素顔想像図を思い浮かべる。
女がやっている以上、断ったら臆病者になってしまう… まぁ、一応警察関係だし引き受けるか。
承諾した弘紫に嬉しそうにしがみつくみなほ。即効で振り払う弘紫!
「わっ わっ ひっつくな!
 それにしても、女がこんな事するのは感心しないな! 女の子ならおしとやかにして欲しいね!」
「……(汗)」 ←注:冷や汗をかくジャイロン

『やったー ヴァンダーの誕生だ!』

ジャイロンを一喝する弘紫、子供のように無邪気に喜ぶ沢田と平和な光景。
「う――む あいつも女嫌いと見た、なかなか見込みのある奴… フフフ」
そしてホモ課長も弘紫を認め、今後の活躍に期待するのでした。        <続く>
527マロン名無しさん:2010/01/03(日) 00:45:12 ID:???
エロ要員2人確保
528マロン名無しさん:2010/01/03(日) 01:22:53 ID:???
>>527
誰と誰の事?
529マロン名無しさん:2010/01/03(日) 01:28:53 ID:???
>>528
みなほとジャイロンの中の女の子
530マロン名無しさん:2010/01/03(日) 11:01:50 ID:???
え??? ああ、ジャイロン女の子だったのか!見落としてたぜ!
それにしてもVαは名前のシンプルさ+必殺技発動がデルタエンド並に斬新だな!
まさか剣を自分に突き刺すとは…

あとあらすじさん、1話のサブタイトル間違ってますぜ。「恋人探し」だったな。
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100103105731.jpg
531超機動員アウトライン:2010/01/03(日) 12:29:54 ID:???
おお、これは失礼しました!
532マロン名無しさん:2010/01/03(日) 16:01:24 ID:???
>>530のメンバー勢ぞろい見ると、まだ女性キャラいるみたいだな。
ファスターともう1人の超機動員と比べると、ジャイロン滅茶苦茶身長低いな!
…いや、ファスター達が2m超えてるのか?
533超機動員アウトライン 1/6:2010/01/03(日) 22:00:00 ID:nJqmKHU0
SCENE-2:【超機動課の仲間たち】


<一つの事件を解決した弘紫は、その腕を見込まれ
 みなほと一緒に関東地区を担当する地球外惑星人犯罪部・第三支部 夕木署に連れて行かれた…>

沢田、課長に続いて夕木署へ入る弘紫。
。oO(うーむ… 超機動課ってとこは、やっぱり猛者ばかりなんだろうなぁ…
   おとなしくしてたんじゃ、その雰囲気に飲まれてしまう…)
弘紫はコワモテやナイスミドルの男達が集う場所を想像していた。
――そんな連中相手には、やっぱり…

<以下妄想>
『でや!』  掛け声と共に飛び蹴りをブチかましつつ、部屋へ乱入する弘紫!
「藤枝弘紫20歳! 将来は刑事になりたいです!!」 …こういうのがいいだろうなぁ。
「そうか刑事か! オマエみたいなのはこんな所じゃもったいないな!
 わかった、刑事にしてやる 捜査一課に行け!」
「ラッキー♥」 …なんて事になるかも…
<妄想終了>

そんな事を考え、ニヤニヤしながら沢田達の後に続く弘紫。 弘紫、うかつに笑っていると…
「何ニヤニヤしてるの?」   ほら、みなほがしがみ付いてくるぞ〜(・∀・)=ャ=ャ
「うっ ああっ! ひっつくな!」
こういう仕事につけたのが嬉しくてね、とごまかす弘紫。
みなほは弘紫が自分の事を考えていたのじゃなくとっても残念そうだ。

「ところでジャイロンさんはどーしたんですか?」
「先に来て3階で待ってるはずだ」
弘紫の問いに答える課長。 ――――ふと、弘紫は辺りを見回すと、「ある人」に気がついた。

受付に呼ばれたみなほが戻ってくると、弘紫の姿が見えない。
「お? 今ここにいたはずだが」
534超機動員アウトライン 1/6:2010/01/03(日) 22:00:43 ID:nJqmKHU0
――その頃、当の弘紫はと言うと…… いかにもなブスくてゴツい女性に歩きながら話していた!
「…なぁ、あんたジャイロンの中に入ってた人だろ
 さっきは顔が見えなかったけど、なんとなく分かるんだ」
「何の事よ」
「ごまかすなって、一応刑事になろうとしてるんだ オレには自信があるんだぜ
 (しかし話やすいなぁ この女の人、『女』を感じない)」
2人はスタスタ早足で歩きながら会話を交える。
「しかし、まぁ 女のやる仕事じゃないよな でも生活しなきゃなんないもんね
 それにしたって、毎日のようにああいう場所に立たされて大変だろ」
「ちょっとクサイのを我慢すれば、なんて事ないわ
 ――どうでもいいけど、あんた どこまでついてくるの?」

…え?(;゚д゚)  気づけばいつの間にか女子トイレに入っていた弘紫!

しかもマズイ事に、別の女性とハチ合わせてしまった!
「スケベだねぇ、あんた」 この女性はただの掃除のおば… もとい、お姉さんだったのだ!!
ハチ合わせた女性よりもすさまじい悲鳴を上げる弘紫!


…同時刻、みなほ達。
「あ 今 弘紫の声が聞こえたような… 逃げてないのかしら」
念の為、沢田も入り口の警官に聞いてみたが外には出ていないと聞き、心配ないとみなほを諭す。
「とにかく中に入って待つとしよう、ジャイロンくんがパワーウェア着たまま中で待ってるんだ」
「弘紫にパワーウェアの説明するためですね」


―その頃の弘紫は屋上にいた―
女子トイレに入ってしまった超大失敗を嘆き、冒頭で妄想した派手な乱入方法を実行しないと
派出所に回されそうになる事を懸念していた。
「こうと決めたらとことんやるのがオレの主義だ、派出所でとことんやるのはいやだからな」
弘紫は屋上のフェンスにロープを結びつけ、ロープを降り窓の外目的地の超機動課を探す。
535超機動員アウトライン 3/6:2010/01/03(日) 22:01:30 ID:nJqmKHU0
―同時刻、超機動課―
消えた弘紫を渋る課長、心配ないと言う沢田。 …窓の外に本人がいるのも知らずに。
弘紫はターザンの様に反動をつけ、窓をブチ破って叫び声を上げつつ乱入した! 器物破損ーー!
『とりゃああああっ!! 藤枝弘紫20歳! 子どもの頃の夢は刑事になる事です!!』
『 バ カ モ ン !! 』 目を閉じたまま直立し、敬礼して叫ぶ弘紫は回りに気づかない!
それどころか、大きなタンコブを作った課長に怒鳴られる!当然だ!!
「キサマのような騒がしい奴に刑事がつとまるけ!
 このとっぴな行動と考え方は宇宙人相手がピッタリでぇ!!」
「やだ! いくら『こんな』仕事でもしばらくはとことんやりますが、いずれは刑事になります!」
…『こんな』仕事呼ばわりされた課長は怒り、ジャイロンにもんでやれと命令する。
ジャイロンは弘紫を背負い投げで窓から木の枝めがけブン投げた!

「くそーっ この怪力ブス! どーせひでぇ顔してんだろうが!
 こういう荒っぽい連中の気迫に負けまいと自分なりに考えたんだ! 何がいけないんだよ!」

木の枝に逆さに宙吊りにされ、ジャイロン達に暴言を吐く弘紫。
「言いたい事はそれだけか? 目ン玉ひんむいて、よ――く見やがれ!」
「よーく見やがれって、何を…」
「キサマはこういうゴツイ奴らの中に勇ましく飛び込んだつもりだろうが、
 このジャイロンにしたって… おい、武装変を解いてみろ」
課長の指示で武装変を解くジャイロン。 その素顔は――

「こんにちは、藤枝弘紫くん わたし、岡本慶子  怪力ブスはひどいと思うな…」

…前作、ウイングマンの小川美紅を少し大人っぽくしたような、かわいい娘だった!
弘紫は文字通り目が点になり固まってしまう。
「この位で目が天になっちまったら、目がなくなるのを覚悟しやがれコンチクショー!!
 この課のやつらをよっく見やがれ!  ――おーい!」
課長の合図に、隠れていた残りの課のメンバーが姿を現すと――

『は――――い 弘紫くん よろしくねー♥』 「みなほもいるよ!」
536ひみつの検閲さん:2024/07/11(木) 00:15:09 ID:MarkedRes
このレスは権利侵害の申し立てや違法もしくはその疑いにて不可視または削除されました。
削除日時:2012-09-02 10:39:50
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537超機動員アウトライン 5/6:2010/01/03(日) 22:02:58 ID:nJqmKHU0
――早速超機動課に連絡が入ってきた。
「事件です、HI-2地区に惑星人が出現したとの事です」
かおりの言葉に慶子が驚いた。その場所は慶子の家の近所なのだ!課長は弘紫達に出動命令を下す。 
出動しようとした矢先、沢田は3人を呼び止める。
「ヴァンダーに武装する二人にそろえた車が下にある、弘紫とみなほはそれに乗りなさい
 慶子くんもそれに乗ってくといい   ……と、弘紫くん キミ、バイク乗れるよね」
「え、まぁ 一応」
「よし、だいじょーぶだ、行ってこい!」


そして―――― ヒーロー物にはお約束の専用マシンが地下駐車場から発進する!
車の中ではみなほが運転しつつ、慶子の年齢を尋ねていた。
「慶子ちゃんはいくつなの? 18? 19?」
「え 21よ」
「えー! わたしや弘紫より年上〜!? じゃ、『ちゃん』じゃなく『さん』だわ」
「童顔なの、グスン」       ――またしても慶子の意外な事実が判明したのだった…。
「弘紫はハタチだけど子供っぽいもんねー」 
――お約束のクシャミをする弘紫。 
「ズー… バイクは乗れるけど、免許持ってないんだよねー」  公務員無免許運転ーー!
――とりあえず、マシンを走らせ現場に急行する3人。



通報を受けた家を訪ねる3人。
「こちらで惑星人出現の通報しませんでしたか?」
しかし、出てきた奥さんはドアチェーンをかけたまま知らないと言い放ちドアを思い切り閉める!
「え〜〜〜! そんな!! 確かにここから通報されたんだぞ!」
玄関先で怒鳴る弘紫を止めるみなほ。あの奥さんは明らかに何かを隠している!
「んー 何かあるわね…」
そう呟く慶子。彼らも警察、捜査令状がないと踏み込めないのだ。
538超機動員アウトライン 6/6:2010/01/03(日) 22:03:39 ID:nJqmKHU0
しかし、その家の中では――
「ク ク ク ありがとう、かあさん…」
「うう〜〜 どうしてこんな事に…」
惑星人となってしまった息子を嘆く母親がいた事を、3人は知る由もなかった…


マシンに乗って走る3人。ガセだったのだろうか?
とりあえず、マシンでこの辺りを見て周り、あとでもう一度さっきの家に行こうという事にした。
――突如、住宅街十字路から誰かが飛び出してきた!
「あ! あぶない!  ――こら、あぶないでしょ…」
車のキャノピーを開けて注意しようとするみなほ。
しかし、飛び出してきたセーラー服を着た惑星人はみなほに襲い掛かった!
「出た! 惑星人だ!!」
『 武 装 変 ! 』
弘達より早く武装した慶子はジャンプし、異星人を迎撃に向かう!
「オレ達もやろうぜ、武装変ってやつ」
――しかし、当のみなほがアーマメントガンを忘れてしまっていた!なんてこった!!

一方、ジャイロンは1つ気になっていた。あの異星人のセーラー服、どこかで見た事がある…。
その事が気になったジャイロンは、クリスタルロッドをロープ状にして
異星人の腕を絡みとって動きを封じた!

『やめて! やめて慶子!   そ れ は 智 子 な の よ !! 』

「え!? かあさん!?」
こちらに走り寄り大声でジャイロンを止める女性。異星人は慶子の姉妹だったのだ!  <続く>
539マロン名無しさん:2010/01/03(日) 22:32:29 ID:???
弘紫の想像を課長が正確に理解してて笑った。
しかしこうも女だらけとなると少々やりすぎという気がするな。
皆それなりに役割(事件やエロ要員として)を考えられてるんだろうか。
540マロン名無しさん:2010/01/03(日) 22:55:15 ID:???
結局1話の茶頭くんは配属されてないのか。6000人から選ばれた超優秀な人材なのに…
そのうち他の超機動員として出てくるかな。
541マロン名無しさん:2010/01/03(日) 23:16:48 ID:???
>>540
茶あたまくんなら降格されて平巡査になったようだよ?

しかし3話目でいきなり変身不能か!
ウイングマン以上に変身不能に陥りそうだな、この作品。
ガン盗難・紛失・故障、パートナー行方不明・旅行・病気・死亡とか…
542マロン名無しさん:2010/01/03(日) 23:17:05 ID:???
>>540
6千人といっても相性で5人に絞られてるんだぜ。
厳しいテストでたった1人残ってるんだから優秀には違いないだろうが。
愛の力でない戦士ならいいライバルになるかもね。
543マロン名無しさん:2010/01/03(日) 23:41:01 ID:???
>>540
連載が続けばその内、強化パワーウェア装着者として出るんじゃないか?
544超機動員アウトライン 1/4:2010/01/04(月) 20:14:17 ID:g+fLzeRb
SCENE-3:【人間らしさが飛ぶ】


襲い掛かってきたセーラー服姿の惑星人を迎撃するジャイロン(慶子)!
しかし、現れた母親にその異星人は慶子の妹、智子だと知らされる!

「そんな!これが妹!」 「そうよ!だからそれ以上キズつけないで!」

――手が出せない以上、捕まえるしかない!
みなほがアーマメントガンを忘れ武装できない弘紫は異星人に飛び掛るがアッサリ弾き飛ばされた!
弾き飛ばされた弘紫は――――みなほとぶつかり、ミニスカートの中に顔をつっこんでしまう!
悲鳴を上げつつ、かろうじておしりと顔面密着は避けた弘紫!  弘紫、、オレと変われ!

「智子、私よ!気がついて!」 説得するジャイロンだが、智子は知らないと言って襲い掛かる!
やむを得ず、ジャイロンは腕から麻酔ガスを智子に吹きかけて眠らせると同時に武装変を解いた。
「智子… どうしてこんな…」 ――とりあえず、眠った智子を家につれて行く事にした。

「やぁ、智子ちゃんつかまりましたか?」「ええ、おかげさまで…」
坂道にさしかかった時、風景画を描いている気の良さそうな老人に声をかけられる母親。
「どうしてこんな姿になってしまったのかねぇ…
 何か悩んでたみたいだったから、自分を見失って惑星人にでも身を売ってしまったのか…?」
娘が悩んでいた事を知らなかった母親は、老人にその時の智子の様子を教えてもらった。


<以下回想>
――あれは学校の帰りだったのでしょう、えらく落ち込んだ感じでしてねぇ…
「やぁ、智子ちゃん 今帰りかい? ……何があったんだい、話してみんかね すっきりするよ」
そう言うと、老人は優しく微笑んだ。
智子は老人の笑顔に釣られ、些細な事で親友とケンカして1週間も口をきいていない事を話した。
自分が悪かったと認めている智子はすっかり自己嫌悪になり、人間をやめたいと嘆く。
事情を聞いた老人は絵描きの自分ができる精一杯の慰めとして、智子の似顔絵を描く事にした。
<回想終了>
545超機動員アウトライン 2/4:2010/01/04(月) 20:14:59 ID:g+fLzeRb
「…と、まぁこんな感じだったんだが… そのすぐ後、こんなになってしまって…」
老人は残念そうに事情を話し、母親も事情を理解する。
慶子は早く智子を家に連れて行こうと母親を急かし、母親は老人に一礼する。
立ち去る母親達を絵を描きながら見送る老人。――その顔がニヤリと歪むのを誰も知らなかった。



―岡本姉妹の家―
家の前ではご近所のオバハン共が智子が怪物になってしまった事をヒソヒソと話をしていた。
「あらー」 「こりゃひどいなー」
母親は弘紫達を智子が暴れたままの家にあげて説明する。
「こうなった事、ご主人にお知らせになりましたか?」
「主人は… 2年前に… 主人は惑星人の事件に巻き込まれて… この家を建ててすぐの事でした
 家のローンなど残ってましたが、慶子がよく働いてくれますので…」
「ええ、慶子さんは優秀ですから…」
弘紫は冷や汗をかきながら、超機動員の給料が高い事を始めて知ったのだった。
そして弘紫達のいるリビングに智子を寝かしつけた慶子が入ってくる。

その直後、玄関のチャイムが鳴った。母親が出てみると―― ご近所のオバハン達が数名?
「ごめんください ちょっとお話があるんざぁますが…
 率直に申し上げます ――――どこか他へお引っ越しなさってもらえませんですか?」
「は?」
「は?、じゃないざぁますわ わたくし達大変迷惑をしてますのよ!」
「お姉さんは… なんですか、惑星人とかを捕まえる仕事とかで…
 妹さんはその惑星人におなりになったとか… 私達、変な事に巻き込まれたくないんですのよ
 あなたがたがいると、わたくし達まで被害を受けますの、
 現に息子は勉強が手につかないんですのよ、おたくの怪物を見てから…」
…こちらの気も知らないで言いたい放題のオバハン共に母親は目を伏せてしまう。

『やい!てめぇら!! 勝手な事言いやがって!
 何が嫌なのか知らねぇが、そんなに嫌ならてめぇらがどっかに行きやがれ!!』
546超機動員アウトライン 3/4:2010/01/04(月) 20:15:40 ID:g+fLzeRb
――話を聞いていた弘紫は激怒し、オバハン共を一喝し蹴るマネをしながら追い払う!
オバハン共は弘紫に怯えながら、ブツブツ文句を言いつつ退散した。
…一部始終を見ていたみなほは嫌な気持ちになる。

。oO(…あーイヤ、こういうの… なんで人間同士いがみあわなきゃいけないのかしら…
   どうして笑いあえないの? ただでさえ惑星人の為に嫌な世の中なのに…
   せめて人間同士は争わないでいてほしいのに… どうして…)

そんな事を考えていると、突如廊下で慶子が倒れた!母親が抱き起こすとひどい熱がある!
「ハードな戦いの後にショックな事があったもんだから、疲れがドッと出たんじゃないかな」
弘紫は心配し、母親は慶子に肩を貸して2階へ上がっていった。

みなほは慶子の安否を気遣いつつも、すぐさま明るくなり弘紫に抱きつく。
「さっきの弘紫、すてきだったわぁ♥」
「うわっ!ひっつくな!  バッカやろう!こんな時によくそんなキャピキャピできるな!」
「え だって… みんな暗くなってるから明るくしようと…」
「だ――! うっさい! 大体ね、馴れ馴れしいんだよな!
 今日知り合ったばかりじゃないか! オレはきみの恋人でもなけりゃ、友達でもないんだぜ!
 も もう ひっつくなよな! うっとおしいからパトロールでもしてこいよ!」
――いい加減我慢の限界に来た弘紫はみなほのベタベタさに嫌気が差し怒鳴りつける。
その言葉を聞いたみなほは悲しそうな顔をし――
。oO(あ… ちょっと言い過ぎたかな…)
弘紫も自分の言葉に後悔するが、みなほはすぐにニッコリ微笑みパトロールに行くと外に出る。

岡本家の玄関を出るみなほ。
――直後、みなほの目には後から後から涙がボロボロとこぼれ落ちる…
。oO(やだ!こんなの… こんな暗い雰囲気、大ッ嫌い!!)
嫌気が差したみなほは泣きながらその場から走り去った…
547超機動員アウトライン 4/4:2010/01/04(月) 20:16:23 ID:g+fLzeRb
―その頃の岡本家―
「何かあると困りますので、ボクはここにいます」「よろしくお願いします」
弘紫は小さな椅子を持ってきて、姉妹の部屋の前で待機し母親は弘紫に一礼し部屋へ入る。
。oO(あの娘… みなほって言ってたっけな …どうしてるかなぁ)
言い過ぎた事を後悔しつつ、弘紫はぼんやり考えていると―― 突如部屋から悲鳴があがった!
ドアを思い切り開けると、智子が部屋に浮き上がり、部屋中のモノを振り回し暴れていた!

「人間はいやだ! 人間らしさなんて無くていい! わたしは人間をやめる!」
そう口汚く罵りながらモノを振り回す智子!咄嗟に弘紫は母親をかばう!
――空中を飛び交うモノの中には、モノ以外にも、何か奇妙なモノが飛んでいた。
弘紫はそれを1つ手にとって見ると… 担任に挨拶している素顔の智子が映っていた。
続いて他のモノをキャッチして見てみると部屋を掃除する智子、犬をかわいがる智子の姿が…。
「人間らしさを全て捨ててやるわ! ピローグ惑星人のルールに生きるのよ!」
智子の叫びに弘紫は理解した。この映像は――『 人 間 ら し さ 』だ!
「智子ちゃんが獣になってゆく!」
「獣なんかではない! わたしはピローグ惑星人だ!」



その頃、みなほは…トボトボ歩く内に、先程の絵描きの老人の元へ向かっていた。
「やぁ、さっきのおじょうさん 何か辛い事でもあったのかね? どうじゃ、1枚」
優しく微笑む老人の笑顔につられ、似顔絵を描いてもらうみなほ。
「…生きていると悲しい事が多いじゃろう 人間なんていやじゃろ?」
「…ええ そうね… うん 最低(サイテー)だわ!」
あっという間に似顔絵を描き終えた老人。その出来栄えに喜ぶみなほ。
「おじょうさん、ホントーに人間はイヤかな?」
「うん! あーもう! うさちゃんにでも生まれ変わりたい気分よ!」

「そうか… じゃあ、生まれ変わらせてあげよう」

老人はそう呟くと、みなほの似顔絵の顔をペンで大きく囲む。
――その途端、みなほの顔が痛みだし、顔… いや、頭が消えてしまった!   <続く>
548マロン名無しさん:2010/01/04(月) 20:28:06 ID:???
顔が消えた!
もったいない・・・
549マロン名無しさん:2010/01/05(火) 06:40:52 ID:???
3話目にしていきなりピンチに…
みなほ、AMガン忘れるわ、やきもち焼いて敵に捕らわれ(?)るわ、使えんなー
やっぱエロ要因か。
ウイングマンのシードマン戦もそうだったけど、プラス戦のギャグ含んだ戦闘シーンが見たいものだ。
550超機動員アウトライン 1/4:2010/01/05(火) 22:04:36 ID:gzXx5Fzr
SCENE-4:【なみだは復活】


『顔が… 顔が無い!!』 顔、いや、頭部が消え失せ、みなほの手が頭を触ろうとするが空を切る。
「すぐ楽になる これでおじょうさんもピローグ惑星人の仲間だ
 人間をやめられるんだ、うれしいだろ」
「…あー だんだん気持ちよくなってきた… なんだかうきうきしてきたみたい…」
みなほの消えた頭部が徐々に現れ始めたが―― その頭部は、智子と同じ惑星人の頭になっていた!
「なんだか人間が憎くなってきたわ」
「フフフ それはおじょうさんの心の底にある、人間への憎しみが表に出てきたからだよ」
「そうだわ、弘紫を! まずは弘紫を八つ裂きにしてやる、あいつを!」
みなほ… いや、元みなほのピローグ惑星人はそう叫ぶとその場を駆け出した!


―同時刻、岡本家―
2階の壁をぶち破り外に飛び出す智子!
。oO(智子にあやまろう… いじわるしすぎたもんな…)
ちょうどその頃、智子の友人が岡本家に近づいていた…
姉・慶子はすかさず『何か』を智子の背中に投げつける。『何か』は見事智子にくっついた。
智子は友人にぶつかりながらその場を走り去る。
「なんなの、今の…」
「まずい、早くとっつかまえなくちゃ!」
弘紫も2階から飛び降りた!  
そして友人は岡本家の壁に手をついて苦しそうな人がいたので声をかけていた。
「あ あの どうかしましたか?」
――弘紫は着地失敗して尻餅をつき、痛がっていると苦しんでいた人物…みなほが襲い掛かった!
「あ あの服は… みなほ! なんであいつがこんな姿に!?」
みなほは弘紫に馬乗りになると、弘紫の顔を思い切り殴る!
「この! この! 人間ほどみにくいものはないんだ!」
551超機動員アウトライン 2/4:2010/01/05(火) 22:05:30 ID:gzXx5Fzr
その時、通報を受けたのか、サイレンを鳴らしつつパトカーがやってきて中から沢田が降りてくる。
弘紫は何度も殴ってくるみなほにやめろと叫ぶが、一向に攻撃をやめないみなほ!
「こんな事してる場合じゃないんだ!」
倒れた弘紫が勢いよく起き上がると、勢い余ってみなほに覆い被さってしまう。
――その時、惑星人と化したみなほの顔が、顔だけみなほに戻った!
。oO(忘れかけてた この温かさは…)
「弘紫…」
「よぉ、正気になったか」
「みなほちゃん、どうしたんだ! そのカッコウは?」
「あ 沢田さん」
…そういえばなぜ沢田はここが分かったんだ?
「カンタンだよ、遠くに離れててもキミ達のメカをチェックできるんだ
 メカのある位置なんか、すぐ分かる メカがあれば大概キミ達もいるだろ」  …なるほどね。
そして沢田がここに来た理由は、みなほが忘れたアーマメントガンを届けに来てくれたのだった。
「あー これじゃ智子ちゃん追うの不可能だね」
「え 智子がどうかしたんですか!? さっき出てったの、智子なんですか!」
頭を抱えて悩む弘紫に叫ぶ智子の友人。ちょうどその時家から母親も出てくる。
「あ おばさん! どうしたんですか、智子ちゃん!」
「あ、ひさよちゃん」
ひさよは母親にどうして智子があんな姿になったのか問いただすが、母親もよくはわからなかった。
ただ一言、「人間をやめる」と…

――ひさよは智子が変わってしまった事に思い当たる事があった。
ケンカしたひさよと智子は、智子の声を無視し、他のクラスメートにも無視するように言う。
ひさよの言葉に同意したクラスメートは、全員智子を無視しはじめたのだ。

慶子がレーダーを確認する。智子は駅に向かっている!
もう起き上がっていいのか気づかう沢田達。しかしなぜ智子この動きが分かるのか?
…予想通り、慶子が智子に投げた『何か』は発信機だったのだ。
「慶子くん、顔色が良くないよ、家に居た方がよくないか?」
「でも… 智子が心配だから…」
沢田の気遣いをありがたく受けつつも、妹が心配な姉・慶子。
552超機動員アウトライン 3/4:2010/01/05(火) 22:06:14 ID:gzXx5Fzr
――その傍らでは、正気に戻ったとはいえ、完全ではないみなほの意識が薄くなっていた。
「みなほ、武装変して行こうぜ 智子ちゃんは凶暴化している」
「う うん  ――行くよ」  ピローグ惑星人のまま武装変する2人。

『 武 装 変   完 了 ! 』

Pウェアをまとった弘紫!その体には、みなほの太もものあのマークが光を放って浮き出ていた。
。oO(また あの形の光だ… どうしてこんな光が出るんだ?)
ヴァンダーの輝く体をまぶしがりながらも、あのマークを不思議に思う沢田だった。
専用バイクに跨るヴァンダーを呼び止め、慶子はレーダーを渡す。これで智子の場所が分かる!
『サンキューッ!!』現場に急行するヴァンダー! 続いて沢田達も後を追う事に。



発信源の駅に辿り着いたヴァンダー。駅構内は怪物(智子)の出現にパニックになっていた!
「この土地を離れて、他の場所で仲間を増やそう、ふたりで」
「ギギ そうね」
主犯格であるあの老人も、イーゼルを抱え智子一緒にと移動していた!

『 待 て ! 』

バイクに乗ったまま階段を降り、2人に静止の声をあげるヴァンダー!
「どこに行くんだ、智子ちゃん!」
「我々のジャマをするな! 我々はこれから仲間を増やすための旅に出るのだ!」
智子に近寄ろうとするヴァンダーに立ちふさがる老人。
「絵描きのおやじ! てめー惑星人だったのか!
 おまえがみなほも智子ちゃんもあんな姿にしたんだな! とにかくそこをどけ!」 バキッ

「この… 若造が… わたしの顔に手を出すとは… う〜〜〜  う〜〜〜  許 さ ん ! 」

ヴァンダーに殴られ、怒り心頭の老人はついにピローグ惑星人としての正体を現し、
すさまじい念動力でその場にいたヴァンダーや駅員、乗客達を天井に張り付けた!
553超機動員アウトライン 4/4:2010/01/05(火) 22:07:21 ID:gzXx5Fzr
念動力に苦しむ弘紫だったが、さらにまずい事にモニター内のみなほも惑星人になってしまう!
惑星人となったみなほはパワーウェアを操り、弘紫の首を絞めて殺そうとする!

老人だったピローグ惑星人(以下、ボスピローグと呼称)はヴァンダーの体から
ピローグ惑星人のエネルギーを感じ、みなほピローグが内部に入っている事を察知する。
はたから見るとマヌケに見えてしまうが、みなほはPWを操り弘紫への攻撃をやめない!
「ホゥ 中のおじょうちゃんは みなほと言うのか」
ボスピローグは床に転がるヴァンダーへ蹴りを入れると、みなほに人間の心を捨てるように言う。

――すると、突如モニターに幼い頃のみなほが映し出された。
「ゴハンを食べる時にお手手を洗わないと、ママにしかられちゃうんだよ」
何事かとモニターを眺める弘紫。またしてもモニターが乱れ、今度は小学生時代のみなほが映る。
「ねぇママ どうして人間同士で殺しあったり、憎しみあったりするの? 変なの」
弘紫は気づいた。もしかしたら、さっき智子が放出した人間らしさと同じではないか?
今はパワーウェアの内部にいる為、『人間らしさ』が外に出られないのだろうか?
…今度はサイドモニターではなく、メインスクリーン(ゴーグル部分)に映像が映し出された!
「世の中辛い事ばかり わたしがバカやって、みんなが楽しくなるんなら それでいいんだ」
そこに映し出されたのは、つい最近のみなほが弘紫に抱きつく映像だった。さらに――

「わたし弘紫が好き でも弘紫はわたしの事、きらいみたい…」

――今度は、涙をポロポロこぼして泣くみなほの姿が映し出された。
「みなほ… そうだったのか… そんな事考えてるなんで知らなかったから… オレ…
 キミの事を誤解してたみたいだ… ごめんな… ごめんな、みなほ…」
ようやくみなほの気持ちに気づいた弘紫は思わず涙をこぼす。
弘紫の涙が頬を伝い、パワーウェアに触れると―― 突然、みなほがいるモニターが輝いた!
モニターの輝きがおさまると、ピローグ惑星人と化していたみなほは完全な人間へと戻っていた!
《弘紫… あ、危ない! 右に16cmよけて!》
咄嗟に叫ぶが、油断していヴァンダーはボスピローグの直撃を受けてしまった!  <続く>
554マロン名無しさん:2010/01/05(火) 22:39:34 ID:???
中途半端なみなほはちょっと笑える。
弘紫はこんなみるからに危険なみなほとよく武装変する気になったなw
緊急事態ではあるが。
555マロン名無しさん:2010/01/05(火) 22:57:31 ID:???
>>554
中途半端なみなほ…ってピローグ頭に地球人顔の状態?w

しかしこうしてみると、みなほって本当にいい子なんだなと思うな…
556マロン名無しさん:2010/01/06(水) 06:47:03 ID:???
バイクかっこええな。名前は無いのだろうか?
智子、いじめが原因でこうなったのか… いじめ、かっこわるい。
先生や学校はいじめになかなか真剣に対応してくれないんだよな…orz
557マロン名無しさん:2010/01/07(木) 00:57:34 ID:???
おじさんすごい超能力だな
558超機動員アウトライン 1/4:2010/01/07(木) 22:00:00 ID:PFyQrKmO
SCENE-5:【Vβ(ブイベータ)すごい!】


みなほが戻ったのはいいが、油断したヴァンダーはボスピローグの爪をまともに喰らってしまう!
ボスピローグの爪はパワーウェアの胸部装甲に穴を開けてしまう!
モニター内のみなほもこれ以上ダメージを受けるのは危険と判断、とにかく避けるように言う。
しかし、キズを受けたせいか、パワーウェアが思うように動かない!
その隙に智子が背後から忍び寄り、ヴァンダーの右腕に噛み付いた!
「いて――――! 素肌まで貫通してる!」


―同時刻、夕木署・超機動課―
パワーウェアをチェックしていた陽子は、パワーウェアのあちこちが故障し始めた事に気づく。
回線を開き、ヴァンダーヘルメットの左モニターに突然陽子の顔が映し出されビビる弘紫。

《よく聞いて! 胸部MP回線切断、TO回路破損 必殺技Vαは使用禁止です、
 ムリに行うと爆発しますよ、いいですか
 右腕の損傷は戦力に影響なしです、それからその惑星人がどんな罪を犯したのか、教えて下さい》

《弘紫うしろ!》陽子との回線に気を取られ、智子に捕まり動きを封じられるヴァンダー!
「クックック 八つ裂きにしてやる」


「やめて智子! わたしのせいなら謝るから! だからそれ以上罪を重ねないで!!
 ごめんなさい、もう無視したりしない! だから、だから!!」
――その時、智子の親友・ひさよが現場に駆けつけ、智子の腰にしがみつく!
「ひさよちゃん、こっちに来ちゃダメだ!」
惑星人と化した智子の顔はひさよの声が届いたのか、一瞬穏やかになる。
しかしボスピローグは人間の心を捨てるように叫ぶと、再び智子は凶暴な顔に戻ってしまう!
凶暴になった智子はますます『人間らしさ』を放射し、どんどん凶暴になってゆく!
559超機動員アウトライン 2/4:2010/01/07(木) 22:00:42 ID:PFyQrKmO
「ああ、また! 智子!それ以上『人間らしさ』を捨てないで!」
「人間らしさ?」駆けつけた母親はそう叫ぶも、後から来た沢田にはどういう事か分からなかった。
その横では武装変できない慶子が駅員にこれ以上ホームに人が来ないように指示していた。
「そうか、あれは『人間らしさ』を形にしたエネルギー体なのか
 ああやって人間性を失っていくんだな… なんて恐ろしい」

ボスピローグは智子にヴァンダーを押さえている様に指示し、ヴァンダーの弱点を探っていた。
「残念だが、きさまの心にはつけこむ隙間が見当たらん
 だから、このスケッチブックできさまの顔を描いても我々の仲間に変身させる事はできんが…
 これにはこういう使い方も出来る」
ボスピローグはスケブにヴァンダーの全身画をささっと描くと、体のあちこちに×をつける。
すると絵で×をつけた実際のヴァンダーの部分が爆発する!
「うわ!  人間の心のもろさにつけこんでくるなんて! 最低だぞ!」
「フン、心の隙を見せるおまえらが悪いんだよ
 人の心の隙につけこめば、いくらでも仲間は増やせる!
 地球はやがて第二のピローグ星になるのだ!」
ボスピローグはヴァンダーの絵に次々×印を書き込み、パワーウェアのあちこちが爆発する!


―同時刻、夕木署・超機動課―
課長は今の会話を本庁のコンピュータに送るよう指示し、惑星人の処分を決めようとしていた。
「胸部破損、左手接触不良! これ以上攻撃されたらパワーウェアが機能停止します!」


―同時刻、ヴァンダー―
この攻撃を喰らっていたら智子まで傷つけてしまう事を懸念するヴァンダー。
すると、モニターからみなほの弱気な声が聞こえてきた。
《弘紫、ゴメン わたしのせいでこんな目にあっちゃって…》
「ううん、キミのせいじゃないよ オレがもっと早くキミの考えてる事を気づけばよかったんだ
 ――さっきは冷たくしてゴメン…  あの世で会ったら仲良くしような」
560超機動員アウトライン 3/4:2010/01/07(木) 22:01:29 ID:PFyQrKmO
《弘紫…》 弘紫の言葉に胸を撃たれたみなほ。その『愛』に今、奇跡が起ころうとしていた!

「手を離して智子! あんたを殺人者になんかしたくない!」
ひさよの叫びも空しく、智子は一向に手を離さない!
そうしている間にボスピローグはヴァンダーの心臓を抉り取ろうと爪を振りかぶりながら迫る!!
――その瞬間、ヴァンダーの体が光り輝き、智子の拘束を振り解いて
体全体が『光の矢』となってホームの中を飛び回る!

『うおおおおお! パワーウェアがおかしいぞ!』
《弘紫大スキ!大スキ!大スキ!大スキ!! わたし、弘紫を絶対守ってあげちゃう!》

モニターには涙を流しながら喜ぶみなほの姿があった。これが愛情エネルギーの成せる技か!?
…しかし設計者である沢田も、予想を超えたエネルギーに驚いていた!


―同時刻、夕木署・超機動課―
パワーウェアをチェックしていた陽子達も、この異変に驚いていた!
「し 信じられないわ! パワーウェアが全て順調に動き出したわ!」
陽子の言う通り、スクリーンに映し出されたパワーウェアの破損箇所が全て自己修復したのだった!


―同時刻、ヴァンダー―
着地したヴァンダーの体からはオーラの様な物が発せられていた。
「燃える! 体が燃えるようだ!」
さっきまでのパワーウェアの重さがまるで嘘だったかのように軽い!反撃へと転じるヴァンダー!
ちょうどその時、再び陽子から通信が入ってきた。
《弘紫さん、本部よりピローグ惑星人に対する判決が出ました
 ピローグ惑星人は人の心理の隙間を利用する悪質な犯罪を犯した上、
 極めて危険な存在であるため… 宇宙留置所に永久追放  ――との事です》
「宇宙刑務所ったって… どうやってそこに送るんだよ!?」
ボスピローグの攻撃を回避しつつ叫ぶヴァンダー。
561超機動員アウトライン 4/5:2010/01/07(木) 22:02:11 ID:PFyQrKmO
《Vβ(ブイベータ)だわ!
 今までは逮捕し本部に連れて行ってから留置所に護送してたみたいだけど…
 ヴァンダーは直接Vβで犯罪者を送れるんだって
 両方のクリスタルロッドを抜いて、両肩に刺して!》

みなほの指示に従い、ヴァンダーはダブルクリスタルロッドを抜き肩にロッドを差し込む!
――クリスタルロッドのエネルギーが両拳に集まり、拳が赤い光を帯びる!
「捕まってたまるか! 智子、盾になれ! オレの変わりにあの技を受け止めろ!」
ボスピローグの命令で智子がボスピローグの前に飛び出してきた!

《いけない、Vβは時間が経つと発射してしまう! 早く智子ちゃんをどけないと!》

智子が盾になった事に舌打ちする弘紫。Vβ発射のタイムリミットが刻一刻と迫る――
「お願い、もうやめて!」
ひさよが智子に飛びつくが、理性を失った智子はひさよを強引に引き剥がそうとする。
「智子!」 「智子! 正気に戻りなさい!」

『  智  子  ――――!!!』

ひさよ・母親・姉の心の叫びが重なる! その叫びを聞いた智子は理性を取り戻し崩れ落ちる!

『 今 だ 、 V β ! 』

崩れ落ちる智子の隙を狙い、ヴァンダーは両拳のエネルギーを直接ボスピローグに叩き込んだ!
「なんだ! すげー、腹の穴の中に宇宙ができてる!」
「これがVβだ! エネルギーをぶつけた部分に小さなブラックホールができて、
 そこから自分が吸い込まれてしまうのだ!」
驚く弘紫に興奮気味に解説する沢田!

――そしてボスピローグは断末魔の叫びを上げ、胴体のブラックホールに徐々に吸込まれていった…
562超機動員アウトライン 5/5:2010/01/07(木) 22:02:52 ID:PFyQrKmO
…主犯格のボスピローグを倒し、事件は解決した。
「すげー…  あ、智子ちゃんは…?」
Vβの威力に驚きつつも、智子の様子を伺うヴァンダー。
――智子は静かになっていた。死んではいないようだが、元に戻ったのだろうか?
ひさよは嬉し涙を浮かべつつ、智子の名を呟く。

『 ガ ―― ッ !! 』

――智子はまだ元にもどっていなかった!野獣と貸した智子はひさよの腕に噛み付いた!
                                               <続く>
563マロン名無しさん:2010/01/07(木) 23:02:07 ID:???
新必殺技キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!! こっちも武器を自分の体に刺すのか!
ウイングマンでも使わなかったブラックホール兵器とは…すげぇな!

ようやくピローグ惑星人倒して事件解決… と思いきや、まさか被害者が戻らないとは!
仮面ライダーとか戦隊は事件を起こした怪人を倒せば自然に症状治癒とかするから、これは斬新だ
564マロン名無しさん:2010/01/07(木) 23:19:51 ID:???
そういえばヴァンダーは宇宙刑事がモデルだと思うが、
剣はクリスタルロッドが相当するがビームガンは持ってないのかな?
565マロン名無しさん:2010/01/08(金) 22:43:43 ID:???
新連載巻頭カラーでブーメラン持ってなかったっけ?
ビームガンは普通腰に刺してるはずだけど、見当たらないしどっかに収納されてるのかな?
566超機動員アウトライン 1/5:2010/01/09(土) 22:00:00 ID:GfsSsncS
SCENE-6:【愛情シューティング】


ボスピローグを倒したのも束の間、元に戻っていなかった智子はひさよの腕に噛み付いた!
ひさよは悲鳴を上げ、母親はやめなさいと叫びつつ智子へ走り寄る!
しかし智子はうるさいと一喝し、母親の胸を爪で切り裂いた!
――幸い、母親に怪我は無かったが、シャツを切り裂かれブラジャーが見えてしまう。
『 お 』年増女の色気に当てられた沢田は思わず声を出してしまう。  その気持ち分かるぞ!
「『お』じゃないですよ沢田さん… こんな時に!」 一喝して沢田の腕を捻る慶子。
「いっ! あ、いや すまん」
ついには慶子まで武装変し智子を何とかしようと駆け出したが、沢田はそれを止める。
「そんな弱った体では、パワーウェアは負担になるだけだ!」
ひさよは沢田に駆け寄り、智子を元に戻す方法が無いか聞き出す。
「ある 一つだけある、もうあれしかないだろう… わたしの言う通りにするんだ、いいね?」
「はい」沢田はひさよの肩を抱き、何かを指示するのだった。


――智子は今だ暴れていた。ヴァンダーの静止の声も、姉・慶子の叫びも届かない。
『うるさい!』慶子の叫びを一喝し、手から念動力を放ち智子を柱に吹き飛ばして縫いとめる!
「おまえら全員はりつけだ!」


―同時刻、駅改札口―
野次馬がざわめく中、ホームから出てきたひさよは駅員に電話の場所を聞いていた。
「お願い、家にいてちょうだい」
ひさよは神に祈りつつ、電話をかける――  トゥルルルル  トゥルルルル…   …ガチャ
「はい もしもし?」 『あ 先生!』     ――祈りは神に届いた!


―同時刻、ホーム―
智子の宣告どおり、周囲の人間は全員あちこちにはりつけにされていた。
応援の警官が降りてきたが、階段そばにはりつけになった沢田がこれを止める。
567超機動員アウトライン 2/5:2010/01/09(土) 22:04:29 ID:GfsSsncS
「く… 来るな! キミ達のかなう相手じゃない、巻き添えをくうだけだ!」
「騒ぐな!」
智子は念動力で沢田の後頭部を柱に打ちつけ強引に黙らせる!
「ヴァ ヴァンダー! キミのパワーなら智子ちゃんに近づけるはずだ!」
「はい!取り押さえます!」
ヴァンダーは肩のクリスタルロッドを抜き放ち、背部のバーニアを吹かしながら動き出そうとする!
「じたばたするな!」
だが、パワーを上げた智子の念動力により、ヴァンダーは再びはりつけ状態にされてしまう!

再び、全員動けなくなった状態に逆戻りしてしまう。
「さーて どいつの心臓からえぐり取ってやろうか」
ひさよは階段半ばから智子の名を叫ぶが、警官に行くなと阻止される。
「おねがい、もうやめて…」
慶子の呟きに気づいた智子はニヤリと笑うと、まずは慶子の心臓を取ろうと狙いを定める!

人差し指の爪で慶子のシャツを服を真っ二つに切り裂き、ブラジャーを切り取り――
上半身からパンティまで露出されてしまう!
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100109220352.jpg
『やめて智子!!』
むき出しになった胸に智子のナイフのような、鋭い爪があてがわれ一筋の傷が走る!

「殺して下さい、この子はもう人間じゃない、智子じゃない! この子は この子は!」
慶子の危機に母親は絶叫を上げる!
――そして肝心のヴァンダー(弘紫)は…   こちらも別な意味で大ピンチだった!

「ただでさえ女の子に弱いのに、服着てない女の子なんか見たら力入らないよー!」

「フフフ そうなのか、だったらもっと動けなくしてやる つけてる物を全部取って…」
『やめて!』
弘紫の叫びを聞いた智子は、ヴァンダーを無力化するため笑いながら慶子のパンティに爪をかける。

…その直後、無数の足音が響き、智子の動きが一瞬止まる。何だ、せっかくのサービスシーンが!
568超機動員アウトライン 3/5:2010/01/09(土) 22:05:19 ID:GfsSsncS
『きた!』
作戦が成功し、思わず声をあげる沢田!その作戦とは――

智子の名を叫びつつ、階段からホームに一斉に降りてきた智子の担任教師とクラスメート達だった!
『智子!悩みがあったらなんでも先生に言ってくれ!』
『誰もあなたの事、本気で嫌ってないんだよ!』
『ゴメンなさい智子! もう仲間外れなんかにしないわ!』
涙を流しつつ必死で説得する教師や生徒達。
彼らの言葉に一瞬、智子の脳裏に楽しかった日々の記憶がよみがえる!
ピローグ惑星人としての能力が一瞬緩み、慶子は膝をつき、そのおかげで慶子達は解放された。
「これだけ多くの智子を思う愛情があれば、元に戻るんですね!」
一筋の希望が見え、喜んで沢田に言い寄るひさよ。その側では生徒達が智子の名を呼んでいる。
…しかし、沢田はまだ警戒している。これで完全に戻るとは思っていない。

「・・・・・・・・・わ… わたしは…    ピローグ惑星人だ!!」

――案の定、元に戻らなかった智子!それどころか、また『人間らしさ』を放出する!
「今だヴァンダー!『人間らしさ』を片っぱしからクリスタルロッドに集めろ!」
大声でヴァンダーに指示を出す沢田!
クリスタルロッドはエネルギーを吸収する剣。
その為エネルギー体と化した『人間らしさ』を吸収する事ができるが、一体何をやらせるつもりか?

空中を飛び交う『人間らしさ』を全て集めたヴァンダーは沢田の次の指示を待つ。
その沢田は―― これから行う事を母親に説明していた。
「お母さん、よく聞いて下さい
 これからやる事は大変危険です、下手をすると智子ちゃんは死んでしまいます
 でも、あの子を元に戻すには、これしかないのです …二つに一つです、どうしますか?」
沢田の言葉に母親はしばし沈黙し考え―― 口を開く。
「………やって下さい  もしもの時があったとしても…人間の姿で死なせてあげたいですから」
母親の承諾を得た沢田は、次の指示をヴァンダーに出す  ――――『Vβだ』と!
「Vβ!? そんな事したら智子ちゃんはこの世界からいなくなっちゃいますよ!」
まさか智子にVβを繰り出すとは思わなかったヴァンダーは驚きを隠せない!
569超機動員アウトライン 4/5:2010/01/09(土) 22:06:02 ID:GfsSsncS
「この方法しかないんだ!
 クリスタルロッドで集めた愛情エネルギーをVβで一気にぶつければ元に戻るはずなんだ!」

ヴァンダーはなぜ元に戻るのか説明を求めるが、今は呑気に説明している時間は無い!
そうこうしている内に、智子は生徒達を皆殺しにしようと襲い掛かってゆく!
『くそー!  元に戻ってくれよ!! Vβ!!』
ヴァンダーは祈る気持ちで智子の背中にVβを撃ち出した!
――智子は一瞬うめき――――  そして  爆  発  し  た  !

固唾を呑み様子を見守る沢田達。母親も、慶子も、生徒達も誰一人言葉を発しない…
――次第に、爆煙が晴れてくる。…その中にいたのはヴァンダー1人… いや、智子を支えている!
次第に気がつき、ゆっくり目を開ける智子。慶子と母親は智子の前に歩み寄る。
「お母さん… お姉さん… わたし…一体…?」
どうやら惑星人になっていた時の記憶は無いようだ。慶子と母親は智子の名を叫び抱きしめる!
『 智 子 ―― !! 』…涙を流しながら抱きしめる母と姉に、さっぱり状況が分からない智子。
『 お め で と う  智 子 ! 』
さらに担任と生徒達に囲まれ、ますます状況が分からない智子でした――



――ようやく今度こそ、本当に事件が解決したので武装変を解く弘紫とみなほ。
「沢田さん、どうしてVβやったのに、智子ちゃん 宇宙に放り出されずに元に戻れたんですか?」
「フフフ それはだな、ピローグ惑星人の魂だけがVβによって宇宙留置所に行って
 智子ちゃんの体はみんなの愛の力で残ったって訳さ」
「愛の力?」
弘紫は沢田に説明を求め、沢田の言葉に思わずオウム返しで問うみなほ。

「あの智子ちゃんを囲む、たくさんの愛だ 智子ちゃんが自分を捨てても、
 周りの人は智子ちゃんの思い出なんかを持ってる訳で、智子ちゃんの全ては絶対なくならないんだ
 ――とにかく、多くの愛を与えれば 自分をなくした分なんか、すぐ取り戻せるだろう
 他にピローグ惑星人になった人も、大きな愛を与えれば元に戻るな
 私には自信があった! 愛があれば、どんな困難でも乗り越えられる、と!!」  どっぱーん!
570超機動員アウトライン 5/5:2010/01/09(土) 22:06:47 ID:GfsSsncS
イメージとしてバックに大波を荒立て、力の限り力説する沢田博士!
「ホントに自信ありました?」
「・・・・・・・・(;゚∀゚) 」
ジト目でツッコミを入れる弘紫に対し、沢田は・・・・・・苦笑を浮かべて黙ってしまいましたw

「わたしも弘紫の愛で元に戻ったんだもんね」
そう言って嬉しそうに弘紫と腕組みしようとするみなほ。
「だ――――!! な なんの事だよ!」
弘紫の女嫌いは治っていなかった!相変わらず顔を真っ赤にして腕を振りほどく!

「チェッ つまんないな また惑星人になろうかなぁ…」
「へ?」

――みなほのやきもちに一瞬、マヌケな顔であっけに取られる男・藤枝弘紫でしたとさ♪
571マロン名無しさん:2010/01/09(土) 22:09:33 ID:???
かなりご都合な気がするけど、
可愛い顔に戻って何よりだ。
慶子は前を留められる服でなによりだ。
572マロン名無しさん:2010/01/09(土) 22:15:22 ID:???
「愛情シューティング」って変なサブタイだと思ったが、そういう事だったのか。
でも先生よ、その説得(名前呼び)だと、智子とデキてたと誤解されるぞw

慶子のサービスシーンハァハァ 危うくグロ展開になりそうだったが、ならなくてよかったな…
おばさんのブラにも不覚にも欲情した俺_| ̄|○lll おばさんなのに…
573マロン名無しさん:2010/01/10(日) 06:30:44 ID:???
ウイングマンに続き、ヒーローものとして期待してたんだけど…
なにかが違う……
ウイングマンは夢の力(ファンタジー)で、ヴァンダーは愛の力(現実的)か……
話が進めば、もっと好きになっていくかな?

作者は桃子のこと相当お気に入りだったんだな>>みなほ
574マロン名無しさん:2010/01/10(日) 12:09:56 ID:???
>作者は桃子のこと相当お気に入りだったんだな>>みなほ
桃子がお気に入りなのはなんとなくわかるが、なぜみなほ?
575マロン名無しさん:2010/01/10(日) 14:23:04 ID:???
性格は違うけど、顔・スタイルは桃子似ってことじゃね?
576マロン名無しさん:2010/01/10(日) 15:04:15 ID:???
見返してみたけど、そんなに桃子に似てるかな…?
577マロン名無しさん:2010/01/10(日) 17:49:58 ID:???
>>573
デザインもヴァンダー格好悪くは無いけど、ウイングマンの方がシンプルなのに
やっぱ格好良いな
578マロン名無しさん:2010/01/10(日) 19:39:04 ID:???
シンプル・イズ・ベスト か
579超機動員アウトライン 1/7:2010/01/11(月) 22:00:00 ID:N+Ym3z5+
SCENE-7:【高熱地帯を行け!<前編>】


―警視庁―
暗室で謎めいた男が2人密談していた。
「…例の第三支部に誕生した、男女の愛で動くヴァンダーは 予想以上に性能がいいのです」
「それでは、やはり手をうった方がよさそうだな」
「ヴァンダーの排除命令を出しますか? 超機動課の連中など、私の一言でどうにでもなりますから」
「いや、無闇にそんな事をすると怪しまれる 
 それより私に考えがある… スパイを使って仲間割れをさせればいい」
熟年男性が対談している、椅子に座った相手の顔は影に包まれ見えない。一体誰なのか?

「へー あんたみたいに偉い人もスパイやの? あんた警視監※なんやろ
 それも自分より地位の低い人物に使われ取るなんて」
※警視監=警視総監の次に偉い人。警視庁のNo,2だ。

密談の場に唐突に現れたのは、20歳位の関西弁の女性だった。
「ム こ こんな小娘をスパイに…」
「簡単な仕事や、ヴァンダーの男をうちのもんにしたらええねんやろ?」



富士の樹海上空を飛ぶセスナ。そのセスナには超機動課のかおりが彼氏と一緒に乗っていた。
「どうだ、たいしたもんだろ、かおり もう教官抜きでも飛べるんだぜ」
「もう、じゃなくてやっと、でしょっ 義男  ――でも、空の上のデートなんて素敵ね」
――そんなイチャつきっぷりを見せられていると、あらすじ書きやモテナイ男の怨念か、
突如セスナの操縦桿が効かなくなってしまう!
「だめだ、下に吸い込まれている!」
――そしてセスナは真っ逆さまに墜落してしまった!   あらすじ→Σ(;゚д゚) え、俺のせい?
580超機動員アウトライン 2/7:2010/01/11(月) 22:00:42 ID:N+Ym3z5+
…幸い、木々がクッションになり爆発炎上墜落死は免れた。
気絶したかおりとよしおの周辺に、木製人形のような無数の怪物が集まってくる!
――いや、1人だけ人間がいた!バンダナを巻いた青年だ。
「中の人間を連れて行け」
木の怪物の指揮官らしい青年は怪物に指示し、2人をどこかへ拉致するのだった…



―翌朝―
夕木署に駆け込む弘紫の姿があった。
「なんですか、こんな朝早くから呼び出して」
「緊急事態なんでぇっ、ぐずぐず言うな! 今すぐみなほと弘紫に富士の樹海に行ってもらう!」
「え―― 今からー? この寒いのに〜〜〜!?」
驚き愚痴る弘紫に文句は惑星人に言えと促す課長。
どうやら樹海でセスナやヘリが消息を断つという事件が何件か起きているらしい。
課長は陽子に指示すると、コンピューターの画面には無数の行方不明者のリストが映し出された。
「これだけの人間が消えている
 1ヶ月も前から起きてたらしいんだが、上の人間が腰を上げるのが鈍くてな…」
「でも、そんなに急ぐ事もないんじゃないですか?」
「そーよねぇー 一分一秒を争うううえ訳でもないでしょ?」
そんな愚痴を吐く弘紫とみなほ。 …こいつら本当に警察関係者か?
「バカモン! その行方不明者の中には、この課のメンバーのかおりも入ってんだ!!」
『え! かおりが!?』
関係者が消えた事に驚き、緊張の糸が張り詰める一同!
「仲間が事件に巻き込まれたんだ、それでも眠いとか言ってられるか?」
続いて課長はセスナが消えた辺りのデータを見せ、富士の樹海のあるポイントを示す。
「オレ達がこんなとこ行ったら迷うだけですよ!」
――弘紫の叫びが部屋中に響くが、すでに課長はその道のプロを3人待機させていたのだった。
581超機動員アウトライン 3/7:2010/01/11(月) 22:01:24 ID:N+Ym3z5+
 ―富士の樹海―
木々に隠れ空から見えない位置の富士山の岩肌に巨大な洞窟が作られていた。
――その中では、行方不明となった人々が奴隷として重労働を強いられていた!
ふと、奴隷の男性が倒れてしまう。そばにいたかおりはその男性を助け起こすが、
疲労した男性はそのまま事切れてしまった…。

「いや―― 助かります、あなた方のおかげでたくさんの労働力が手に入りました」
「なーに、造作もない事です 我々は木々を自由に操れます
 植物のオーラを使って、飛行機を引き寄せるくらい簡単な事」

かおりの頭上の吊橋から声が聞こえた。そこには――惑星人と冒頭の青年、中年男性数名がいた。
「それにこちらこそ礼を言わねば。
 こんな住みやすい所を提供してくれたのだから しかも住みやすい様に穴まで掘ってくれて…
 地中からは栄養が採りやすいんですよ」
「持ちつ持たれつって訳ですか、穴を掘るのは我々の為でもあるんですから」
どうやら今回の惑星人は植物タイプのようだ。――では、中年男性の目的は一体?

ふと、彼らの元へ詰め寄る男性がいた。――それはかおりの彼氏、義男だった!
「おい、どういう事だ! 今の世の中手作業で働かせるなんて! 死人も出てるんだぞ!」
「お前らは黙って働けばいいんだ!」
掴みかかる義男を蹴り飛ばすバンダナ青年!義男は連中を睨みつける事しかできなかった。
「余計な出費をせずに、多額の利益を得られるに越した事はないからな
 フフフ ここに埋まっている鉱石を全て掘り出せば… 考えただけでよだれが出る話だろ?」
金の亡者の中年はどうやら地球人のようだ。

――その時、見張りの男が警察のヘリがこちらへ向かってきた事を中年男性に知らせてきた。
「なに、警察!? 警察の犬は殺しても構わん、手はずを整えてくれ」
「わかった」
中年男性はバンダナ青年に指示を下した。
582超機動員アウトライン 4/7:2010/01/11(月) 22:02:06 ID:N+Ym3z5+
…その頃、滝の泉のそばにはバトルスーツに身を包んだ女性がいた。
女性はおもむろにスーツを脱ぎ、泉へ飛び込んだ!  おおっ!( ゚∀゚)o彡゚ぬぅど!ぬぅど!
「姉さん お客だ、ここに来たらよろしく頼むぞ」
水浴びする女性はバンダナ青年の姉だった。青年は照れる事も無く淡々と喋る。
「……わかったわ、タップリかわいがってあげる
 ――でも、ここまで来るのに二重 三重の壁があるのよ、無事ここまで来れるかしら?」
濡れた髪をかきあげつつ、おっぱい丸見えで邪悪な笑みを浮かべる姉だった…   テカ アソコミエソウ
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 ―同時刻、富士の樹海上空のヘリ―
「富士の樹海って言ったら自殺の名所だぜ! そんな所行くのやだよ!」
「どうにかなるわよ、わたし達ヴァンダーじゃない」
弘紫の言葉ももっともだが、ヴァンダーになった所でどうにかなるとは思えない。
とりあえず、ヘリが指定場所に着地すると、3人の男性が2人を出迎えてくれた。
「弘紫です、もうあなた達が頼りですからよろしく頼みますよ」
彼らが樹海のベテランだった。チビデブメガネな岩井、ダンディな石田さん、ノッポハゲの大野さん。
「日本のジャングルなど、迷わなければ危険などないんだから安心しなさい」
石田は笑顔を浮かべ、今だ困惑している弘紫を誘導してゆく。


樹海を進む一行。 …しかし、どうも辺りの様子がおかしい。おかしすぎる。
「富士の樹海にはこんな植物は無いはずだぞ、これじゃまるでアマゾンだ」
「それにこの暑さ、今、冬だぜ? 信じられねぇな」
異変に呟く石田さん、頬を伝う汗を拭う弘紫。あまりの暑さにみなほはタイツを脱ぎだした。
――直後、みなほのそばを何かが飛んできた! 木の枝に刺さったそれは…『矢』だ!
さらに矢は無数に降り注ぎ、弘紫達の体を起用に木に縫い止める!
『なんだ!?』

「かんにんしてやー ちょっとしたジョークやさかい、助太刀に来たんや――――」
583超機動員アウトライン 5/7:2010/01/11(月) 22:02:48 ID:N+Ym3z5+
見渡すと、そこには熱地帯の木に紛れて、冒頭の女性が笑顔で座っていた。弓を構えて。危ねぇな!
「ビックリするじゃない! ジョーダンにも程があるわ!」
怒鳴るみなほの横で、女性のパンチラを見てしまい、真っ赤になって木の下にへたり込む弘紫。

「あんたが藤枝弘紫はん? よろしく うち、関西の第四支部から来た京本なつき」

「あ ど・ど・どうも」
弘紫に擦り寄るなつきだが、やはり弘紫はあまり顔を合わせず適当にあしらっていた。
。oO(なかなかいい男やないの、本気でこっちのモンにしてまおかな)
そう、なつきは冒頭でもあったようにスパイなのだ。
…だが、弘紫を気に入ったなつきは舌なめずりをし、弘紫の貞操を奪おうと目論む。(なんか違うな)
蛇が出た芝居をし、弘紫に飛びつくなつき! なつきに抱きつかれ悲鳴をあげる弘紫!
――その背後では、当然みなほがやきもちを焼いていた。
「弘紫はんもヘビ苦手なん?」
「違うわ、この人女の子に弱いの」
ビビって木にしがみつく弘紫を見てみなほに尋ねるなつき、正直に答えるみなほだった。
なつきを怪しむみなほは本当に第四支部の人間か問い詰める。第一、助けが来るなんて聞いてない!
「何の事?」

――突如、木の枝がみなほのミニスカートの後ろをめくり、ゾクリとするみなほは悲鳴をあげる!
「どうした!?」
「今 おしりを何かが撫でたの!」
「気のせいだよ、大体こういう所にそんな軽装してるのが間違いなんだよ」
冷静に話す石田さん、ごもっともで。 でも桂正和の作品にエロスは必要な訳で(ry

――などとバカをあらすじが書いていると、今度は後ろで悲鳴が上がる!
「うわっ! 助けてくれ!!」
振り返ると岩井が木のツタに絡まれ、上に持ち上げられていた! しかもその木には大きな口が!
怪物化した木はその大きな口で岩井をムシャムシャと喰ってしまった!!
それどころか、弘紫までツタに首を締められ上に釣り上げられる!
584超機動員アウトライン 6/7:2010/01/11(月) 22:03:29 ID:N+Ym3z5+
「ぶ 武装変だ!」
「いいけどペンダント持ってるの!?」
「大丈夫だ!服の下に下げてる!」
「OK! 武装変!」
承諾したみなほは上にいる弘紫に向け、アーマメントガンを撃つ!

.。oO(いよいよヴァンダーの登場やね、お手並み拝見と行きますか )

――例のマークの輝きを放ちつつ、武装変したヴァンダーはそのパワーでツタを引きちぎる!
異変はこれだけでは済まなかった!
周辺の木の根が地中から起き上がると、木の根が冒頭の木の怪物へと変化し囲まれてしまった!
『なんだ、こいつらは!?』
ヴァンダーはクリスタルロッドを抜くと、襲い掛かる木の怪物を次々となぎ払う!
背後からなつきの悲鳴が聞こえ、振り向くと怪物にさらわれそうになるなつきがいた。
ヴァンダーはなつきをさらおうとする怪物を倒しなつきを救出する。
「大丈夫か!?」
「ええ、ちょっと油断しただけです」

…しかし、この様子を面白く思っていない人物がいた。それはもちろん、みなほだ。
《こら弘紫!そんな娘に優しくする事ないわ!》
「そんな事行ってる場合じゃないだろ!」
《なにさ!この浮気者!》
ヴァンダー1人で痴話げんかが始まり、そのせいでクリスタルロッドが短くなってしまう!
《いつまでも肩に手なんかまわしてないでよ!》
「怒るな! ケンカするとヴァンダーの力が無くなっていくだろ!」
《ふ〜ん! 弘紫のバカ!》
みなほの機嫌を損ねたせいで、クリスタルロッドは完全に消えてしまった!
この様子を見たなつきはいともあっさりチームワークが乱れた事を内心、ほくそ笑んでいた。

ヴァンダーは後頭部を怪物に殴られつつも、仕方なく素手で戦う事にする。
近寄る怪物をちぎっては投げ、ちぎっては投げ…ツタに捕まり怪物をなぎ払う!
『アーアアーッ! ターザン気分だぜ!』
585超機動員アウトライン 7/7:2010/01/11(月) 22:04:11 ID:N+Ym3z5+
    ベシッ
…調子に乗ったヴァンダーは対面の木に激突した!  「…っとありふれたギャグをやっちまった」

――そんな事をしている内に、ガイドの連中が木に喰われてしまった!
『助けてくれ! ヴァンダー!!』
手を伸ばして救いを求める石田さん、それが彼の最後の姿だった…
恐怖に怯え、しがみつくなつきを励ますヴァンダー!  …これがますますみなほの機嫌を損ねた。

《この―― 抱き寄せるな! 弘紫 もう許せない!》

――愛情をエネルギーとするヴァンダーにとって、これが決定打となってしまう!
完全に怒ったみなほのせいで、エネルギーが無くなり武装変が解けてしまった!

『どうすんだアホ――――!! これじゃやられるのを待つだけじゃねーか!! ヽ(`Д´)ノ 』
『そんな事言ったって、弘紫がいけないんだよー! エ〜〜〜ン!。・゚・(ノД`)・゚・。 』

…怪物に取り囲まれる3人。さらに弘紫は女2人に抱きつかれ硬直状態。
トドメに武装変も不可能と大ピンチ!! この窮地を弘紫をどう脱出するのかッ!!  <続く>
586マロン名無しさん:2010/01/11(月) 22:44:03 ID:???
姉さんの裸もみなほの尻もエロくてよい
よだれが出そうだ
587マロン名無しさん:2010/01/11(月) 23:14:36 ID:???
姉さん… あそこ見えそう…(*´Д`)ハァハァ
588マロン名無しさん:2010/01/11(月) 23:32:58 ID:???
三角関係ネタは王道だな。
今シリーズはずっとこんな感じでピンチが続くのかな。
589マロン名無しさん:2010/01/11(月) 23:45:25 ID:???
お前ら、エロだけじゃなく冒頭の警視庁内の密談についても語れよw

敵は内部(警察関係)にもいるという事か。もしくはラスボスが警察内部にいるのか?
なつき、展開上読者にはスパイと分かっているから感情移入できないな…
590マロン名無しさん:2010/01/12(火) 00:12:32 ID:???
みんなもちつけ
いくらおっぱいおっぱいでも、十中八九惑星人なんだ、
第1話アバンの女子高生のアレみたいに、身の毛もよだつ人食いが
皮一枚被ってるだけなのかもしれないのだぞ…



…え、今週号三冊買ってる奴が言っても説得力無いって?
591マロン名無しさん:2010/01/12(火) 04:03:26 ID:???
三冊買ったのか、すげ〜www

>>589
同じく、なつきに感情移入はできないが、下半身は反応してるぜー!
592マロン名無しさん:2010/01/12(火) 06:32:14 ID:???
>第1話アバンの女子高生のアレみたいに
思い出させるなボケぇ。・゚・(ノД`)・゚・。

…それでも破れた皮におっぱいが見えている辺り、桂先生はスケベと確定したが。
593マロン名無しさん:2010/01/13(水) 01:40:40 ID:???
喧嘩するとパワーが下がるってことは、二人が結ばれた時には
それは、それはとてつもない力が出るのかな?
その時はもう、無敵状態w??
でもジャンプじゃ無理っスね……
594マロン名無しさん:2010/01/13(水) 02:16:53 ID:???
それは最終話まで引っ張るのが王道だな。
弘紫の下半身のロッドをみなほに刺し込むと最後の必殺技Vω(ブイオメガ)が発動。
595マロン名無しさん:2010/01/13(水) 06:37:35 ID:???
>>593-594
結婚ネタはあるかもしれんが… って、お前らwww

おれは逆にウルトラマンAのように、単独でも武装変可能になるか、
みなほの方が安全地帯で精神だけPWの中に入るようになる、と予想。
596超機動員アウトライン 1/5:2010/01/13(水) 22:00:00 ID:QVDj12i7
SCENE-7:【高熱地帯を行け!<後編>】


「こうなったら―― 戦うしかない!」
武装変ができなくなった今、生身で戦うしか生き残る術が無くなった弘紫!
弘紫の格闘で怪物を次々倒していく、伊達にアトラクションショーのバイトはやっていない!
アクロバティックな動きで次々攻撃を避け、攻撃を当てていく弘紫!

「へへへ どんなもんだい! 伊達にアクションショーやってたんじゃねーぞ!」

怪物の攻撃を伏せて避ける弘紫だが、怪物のローキックが弘紫の顔面を直撃する!
顔を押さえて痛みに耐える弘紫に、頭上から怪物が襲い掛かる!
気配を察知した弘紫はすぐさま上を向くと、怪物の足に手をかけ、膝蹴りで足をへし折った!
怪物は足から緑色の血を流し、苦痛の唸りをあげていた。

「ギョエ、気持ち悪い奴だなぁ! 木のくせに緑の血を流しやがる!!」

。oO(――『木』?  そうか、よーし)
――弘紫の言葉にみなほの頭脳が回転しだした!
「ちょっとあんた!」
みなほはなつきに駆け寄ると、なつきのミニスカを引き裂き、超ミニスカにしてしまった!
『な なにするん!?』
「怪物退治に使うのよ! そんな格好じゃ弘紫はもう近づかないし、一石二鳥だわ!」
スカートを押さえて真っ赤になるなつきに説明するみなほ。
みなほは破いたスカートを怪物の頭に当てると思い切り高速でこすり、摩擦熱で火を点けた!
燃え上がる木の怪物は巨大な松明となり、みなほはその怪物を抱えて振り回した!
『来るか、この!』

…木の怪物を一掃したみなほは今のうちに、とその場を走り去る。
。oO(…大胆な事をする奴だなぁ…(;゚д゚) )    ←呆れて物も言えない弘紫
597超機動員アウトライン 2/5:2010/01/13(水) 22:00:42 ID:QVDj12i7
 ―しばらくして―
洞窟まで逃げ延びた3人はその場で足を止める。
「ハァ ハァ もう大丈夫だろ…
 石田さん達がやられちまったんだ、とりあえずここから脱出して作戦を立て直そうぜ」
「うん」
「あきまへん! 人質はどないするんです!?」
「しかし…」
「任務を放棄する訳にはいきまへん さ、この洞窟怪しいですわ、行きましょ
 (今 ここでやめたらチャンス逃げてまう… この仕事のうちに二人を引き離し、
  弘紫はんをウチのものに…)」


…なつきの言葉(作戦、とも言う)どおり、洞窟を進む3人。かなり深そうだ。
。oO(洞窟に入って正解やったわ、これだけ暗ければ弘紫はんにくっついても
   あのやかましいみなほに気づかれずに済む… しめしめやわ)
そう考えたなつきはとなりにいる弘紫の腕にしがみつく。
「弘紫はん、ウチこわい しがみついててええやろ?」
「何してんのよ、あんた…」
『ひゃっ みなほ!!』
――弘紫とおもっていたのは実はみなほだった!

「どさくさにまぎれて何しようとしてんのよ!!」
「あんたこそ! まぎらわしいとこにいんといて!!」
「おいおい、ケンカしてる場合じゃないだろ」
…なつきの危険性を知ったみなほは、何が何でも弘紫を死守しようと決意する。

――そしてみなほとなつきは偶然にも同時に弘紫の腕にしがみつく!  なんとうらやましい!

同時に抱きついた事により、みなほとなつきは互いをにらみ合い、火花を散らす!
当然、女性恐怖症の弘紫はひっつくなと叫ぶが・・・
『 だ っ て 〜〜〜〜   怖 い ん だ も 〜〜〜〜 ん 』
――またしても同時に喋ったせいでキレイにハモった。 お前らホントは気が合うんじゃないか?
598超機動員アウトライン 3/5:2010/01/13(水) 22:01:23 ID:QVDj12i7
。oO(――ったく、これだから女は… と言っても、ここで突き放してもかわいそーだしな…
   ええい、オレさえ我慢すればいいんだ…)
「よし、くっついててもいいぞ」
『 わ ー い 』  またしてもハモるみなほとなつき。  お前らホントに(ry
。oO(両脇にいるのは女だと思わなきゃいいんだ、男と思え、男と…)
そして弘紫は想像力を総動員させ、みなほ達を男に置き換える…   ボワワワワ

。oO(オ オエ〜〜〜  これでもいい気持ちがしねぇや…)

自分の想像した男とムサイ男に吐き気を催す弘紫でした。よかったね、ホモ疑惑晴れてw
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洞窟を進むうち、なつきが転んで足をくじいてしまった。
「大丈夫か?  …あ あれ? どこにいるんだ!? みなほ、そこ動くなよ」
「もう!」
…そして、みなほはただ一人、暗闇に取り残されてしまった…    「えーん こわいよー」

さて、弘紫はと言うと暗闇の中、なつきを探していた。
「ひえー 真っ暗でなんも見えん おーい、どこだよー 返事しろ…   う 」
突如横穴から伸びてきたなつきの手によって捕まった弘紫。
「しっ… うち、弘紫はんに一目ぼれしてしまったの うちの気持ち、分かって…」
暗闇の中、弘紫に告白するなつき。
しかし弘紫の目はなつきのおっぱいの谷間と破れたミニスカから見えるパンティに目が行っていた。
目と口を三角形にしながらも、つい本能でそこを見入ってしまう弘紫!悲しいかな男の本能!
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「弘紫はん…(…これで弘紫はんはうちのもの…)」
硬直する弘紫になつきの唇がゆっくりと迫る・・・・・・・・

――予想通り、弘紫はやめてくれと悲鳴をあげながらなつきを突き飛ばして逃げ出した!
599超機動員アウトライン 4/5:2010/01/13(水) 22:02:05 ID:QVDj12i7
しかし弘紫は逃げる最中、無我夢中で走る余りトラップスイッチを踏んでいた!
こういうのは映画「インディ・ジョーンズ」でお約束の通り、洞窟中が振動し地面が崩れ落ちる!

『なんだこりゃー! 下は溶岩じゃねーか!』
『弘紫!その子とその穴で何してんのよ!』

溶岩の熱と明りでこちらの様子がみなほにバレた弘紫。
しかも崩れ落ちた地面の下には、巨大な蜘蛛の巣が張ってあった!   ……と言う事は……
「アホ――――! そんな事言ってる場合じゃねーだろ、助けろ!」
弘紫は蜘蛛の巣に捕まり落下を防いでいたが、べたつく蜘蛛の糸で服があちこち破れる。
ギリギリで岩の上にいたみなほに救いを求めるが、案の定みなほはまだ怒っていた。

「罠に獲物がかかったか、久しぶりだな ――ホゥ、人間か どんな味がするのかな… ククク」

なつきの後ろから現れたのは、人語を話す巨大なクモ! ――ここは蜘蛛の巣穴だったのだ!
「た 助けて――! キャッ この綱、ベタベタする!」…そりゃそうだ。『クモの糸』ですから。
しかしそれでも巨大クモに食われたくない一心で、糸に捕まりながら逃げるなつき。
そのうち足を滑らせ、クモの糸の粘着力でスカートやシャツが破れ半裸になってしまう! ハァハァ
そのうえ、もがく内に手足がクモの糸にからみついて動けなくなってしまう!
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「からまって取れなーい!」

なつきの危機に弘紫はみなほに武装変するように促すが、まだみなほは怒っている!
「そんなにあの子が気になるの!?」
「バカ、人の命がかかってんだぞ!」
人の命がかかっている、その言葉にしぶしぶ承諾したみなほはアーマメントガンを撃つ!

『武装変!!!』

洞窟内をあのマークの輝きが明るく照らし―― 武装変完了!
ヴァンダーは背部のバーニア…ジェットノズルをセットし、なつき救出へ向かおうとする!
600超機動員アウトライン 5/5:2010/01/13(水) 22:02:47 ID:QVDj12i7
…ふと、弘紫はヘルメット内部の何かのランプが点滅している事に気づいた。 
「お おい なんか点滅してるぞ!」
《え? ああ、これね 武器は使えないって印よ》
「キ キミが怒ってるからエネルギーが足りないんだよ! 怒るな!」
《そんな事言ったって、感情は止められないわよ エネルギーを使わない武器なら使えるわよ》
「なんだそりゃ!」
《Vブーメラン、背中にあるの》
指示通り背中に手を回すと、確かにジェットノズル上部にブーメランがセットされていた。

巨大クモは動けないなつきに襲い掛かるが、ヴァンダーはVブーメランを投げ阻止する!
「ヴァンダー!」
「今、助け…… ん  ゲ――――! モ モ モ モロ見え!!」
ノズル噴射で空中を飛びなつきに接近するが、なつきのセミヌードに驚いて恥しがってしまう!
おかげで体の力が抜け、ジェットノズルの噴射力まで低下、溶岩に落下しそうになる!
とっさにヴァンダーはクモの糸を掴み落下を免れるが、それでもピンチには変わりない!

「小僧 よくもやりやがったなグ―― きさまの弱点はこいつか、ならば…」

ヴァンダーの弱点に気づいた巨大クモは目の前で半裸のなつきをちらつかせる!
いいぞ巨大クモ、もっとやれ! いや、クモ先生と呼ばせてください!
「うりうり」
「や やめてくれー! 力が入らない、落ちる――!!」
《もう、弘紫ったら情けない!》           <次号に期待しつつ、続くッ!>
601マロン名無しさん:2010/01/14(木) 00:23:57 ID:???
両手に男の想像で笑った。
602マロン名無しさん:2010/01/14(木) 00:24:42 ID:???
摩擦熱で火をおこすって
かなり凄いな。
サバイバル出来るわみなほ。
603マロン名無しさん:2010/01/14(木) 01:05:31 ID:???
弘紫、ホモ疑惑解消おめwwww
>>601
おれもこのシーンでワラタわww

Sマグネ先生に続き、クモ先生か… って…
スパーダ! アニメ版ウイングマンのスパーダじゃないか!!
604超機動員アウトライン 1/5:2010/01/15(金) 22:00:00 ID:xk+WEb7i
SCENE-8:【そして弘紫にも!】


ヴァンダーが女の色気に弱い事に気づいた巨大クモ先生は、目の前で半裸のなつきをちらつかせる!
「なーに、下を向けば いやらしい物を見なくてすむ!」
「そーは いかん!」
クモ先生はご丁寧にも、わざわざ下に回りこんで半裸のなつきをヴァンダーに見せ付けた!
「ギョッ! もうダメだ!!」
《やー もうわたし怒らないから、弘紫も裸に負けないで!
 ホラ、武器も使えるようになったよ! あとは弘紫がしっかりしてくれれば!》
みなほの感情が落ち着いた証拠に、武器使用ランプの点滅はおさまっていた。

突如、クモ先生はお尻から糸を出すと溶岩へ落ちそうになったヴァンダーの体を絡め取った。
「お おまえ いい奴だったんだな、危機一髪のとこ助けたりして」
「何の事だ! これからお前は地獄の苦しみを味わうんだよ! ――そりゃ!」
クモ先生は絡め取ったヴァンダーの体を溶岩へ向かって落とした!
『溶岩の中につっこむ! もうだめだ!!』

――しかし、クモ先生は糸を巧みに操り、溶岩ギリギリの所でヴァンダーの体を止めた!
…溶岩の表面に浮き出た泡が破裂し、その飛沫がヴァンダーのヘルメットを少しだけ溶かす!
そしてクモ先生は糸を巻き取り、今度は頭上の半裸のなつきにヴァンダーを近づける。

『下も地獄、上も心臓に悪い! くそ〜〜〜!!』

全男子読者から見ればうらやましい(?)状況なのだが、弘紫にはとっても有効だった!
溶岩、なつき、溶岩、なつき、羊羹、なつき…とヨーヨーの様にヴァンダーを弄ぶクモ先生。
《ひ 弘紫 このままじゃダメよ!勇気を出して! 女の子の裸なんて怖くないんだから!》
「そ そうだな… ガンバってみる」 おりしも糸が巻き上げられ、上へと戻るヴァンダー。
「上に行った時がチャンスだな! 手は使えない、一撃必殺のキックをくらわすしかない!」
「そろそろトドメをさすか」
ヴァンダーの気合の雄叫びが響き、必殺のケリが炸裂しようとした矢先、クモ先生はクイッと糸を操る。
『あれぇ!?』
605超機動員アウトライン 2/5:2010/01/15(金) 22:00:42 ID:xk+WEb7i
――強引に軌道修正されたヴァンダーは、あろう事かなつきのおっぱいに顔をうずめてしまった!
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「キャッ! あーん 弘紫はん、顔を動かさんといて」
――トドメを刺されたのはクモ先生ではなく、弘紫の方だった!
ヘルメット内部で鼻血をたらしながら、目を見開いたまま気絶してしまった弘紫!
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《弘紫! 弘紫!! 気絶しちゃったの〜〜〜! もうバカ!! こんな時に!》
…ちなみに、なつきはと言うと… 弘紫が気絶した事も知らずに誘惑していた!
「いややわ、弘紫はんたら… うちのムネ、ええ気持ちやった?」  (*´Д`)ハァハァ

《この女〜〜! この期に及んでも、まだ弘紫を誘惑しようっての!?  もう許さな――い!!》

ついにブチキレたみなほ!
一方、動かなくなったヴァンダーにクモ先生はトドメをさそうとにじり寄る。
――しかし、気絶したはずの弘紫なのだが、なぜかヴァンダーは動いている!
「き きさま 動けるのか!? 糸をたぐりよせて何をする!」
なんとヴァンダーはクモ先生のアナr …もとい、おしりに入り込んでしまった!
『ギッ!  うっうっ は 腹の中に入るな!』  …ちょっと卑猥なシーン。
クモ先生はクモなのに表情を歪め―― 思い切り目を丸くする!
「ギッ   グッ    ――う うっ!」
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100115215851.jpg

《体が使えなくなっても、精神力だけで戦うわ!!》

――クモ先生の腹をぶち破ってヴァンダーが外に飛び出してきた! 先生オイタワシヤ。・゚・(ノД`)・゚・。
《やっつけたのかしら、やったー♥》
苦痛にうめくクモ先生を見て、やっつけたのかと思うみなほ。
「ざ 残念だな この位じゃ死なんぞ… ククク
 お前こそ手足はやっぱり骨抜きじゃないか、プラプラだぞ」
…そうなのだ。みなほの精神力で動いてるだけなので手足が動かせず、
まるで糸の切れた操り人形の様なヴァンダー。しかし、それを悟られたらまずい!
606超機動員アウトライン 3/5:2010/01/15(金) 22:01:24 ID:xk+WEb7i
みなほは精神力でヴァンダーの体を操り、クモ先生に体当たりをかける。
…それは、まるで子供が手に持ったソフビ人形をぶつけるような動きだった。
《どお? 骨抜きになんかなってないわよーだ!》
…しかし、相変わらず手足をプラプラさせたままなので説得力皆無。
「十分骨抜きじゃねーか、ここで戦ってる限り、きさまに勝ち目はないぞ!」
《うるさーい! クリスタルロッド!》
みなほはクリスタルロッドを腰から外そうとするが、今の状態ではロッドがつかめない!

《…そーね、ムダな抵抗だわ 観念するわ この剣を抜いて、一息にわたしを貫いて》
何を思ったのか、急に諦めクモ先生に剣(クリスタルロッド)を抜かせるみなほ!
「ほう、ものわかりいいじゃねーか」
言われるまま、前足で器用にクリスタルロッドを抜くクモ先生。
「最初からそうやって、おとなしく………してればいいんだよ!」
これはみなほの作戦だった!クモ先生の動きに合わせ、位置を微調整するみなほ!

――作戦成功! クリスタルロッドは見事、ヴァンダーのペンダントの位置を貫いた!

「バカな奴め」
《バカはあんたよ  ――Vα!》
Vαを発動させたヴァンダーは、その体を光の粒子散弾に変え、クモ先生を貫いた!  …南無。
巨大クモを倒したヴァンダーは、光の粒子から元の体へと戻る。
《ざっと こんなもんね》
冷や汗をかきつつ、なんとか窮地を乗り切り喜ぶみなほ。
…しかし、窮地はまだ去っていなかった! ヴァンダーの体は 溶 岩 の 上 に浮かんでいた!
《ん   ………  うああちっちっ――!!》
再び精神力でヴァンダーの体を浮かび上がらせるみなほでした。
607超機動員アウトライン 4/5:2010/01/15(金) 22:02:06 ID:xk+WEb7i
…ややあって。
武装変を解き、気絶した弘紫を開放するみなほとなつき。
「もう、洞窟抜けるのも命が……け……  ん?」
みなほがそう言い掛けた時、洞窟の天井が崩れ、大量の水が流れ込んできた!
みなほとなつきは溺れそうになりながらも、必至で弘紫にしがみつく!
「みなほは手をおはなし!」
「なんでよ!」
「弘紫はん、聞いて みなほったら、わたしがいるのに危険な必殺技使うたんよ、死ぬ所やったわ」
弘紫は溺れそうになりながらみなほを咎める。
「仲間がいるのにそんな事するなよ!」
「何言ってんのよ!あーしなかったらこっちがやられてたのよ!大体自分は気絶してたくせに!」
――とりあえず、見苦しい痴話ゲンカは水に流してくれ。文字通り。状況通り。

文字通り水に流された3人。弘紫はやっとの思いで岸に辿り着き、女2人はその背にしがみついていた。
「大体、お前がすぐに怒ったりしなきゃ、あーゆう事態にならなかったんだ!
 お前はヴァンダーの搭乗員に向いてないよ!」
「なによ!」
…岸につくなり、また痴話ゲンカの続きを始める弘紫とみなほ。
「そりゃ向いてないかもしれないけど、弘紫だってだらしないじゃない!
 あ―――― どうしてこんな男選んだのかしら! 弘紫のバカ――――ッ!!」
かわいい顔も台無しになる位に顔をゆがめて怒鳴るみなほは弘紫にだだっこパンチで殴りかかる!
…両手を離したせいで、みなほだけまだ水から上がっていなかったので、また流されてしまった!
「みなほ!」 「助けて!」
叫ぶみなほと弘紫だが、すでにみなほの姿は見えなくなっていた…

「まずいなぁ、どこまで流されたんだろう」
「大丈夫、そんなにあせらんでも 即席の川やろ、すぐに流れが止まってまうわ」
確かに川から流された訳じゃないからな、大量の水が降ってきただけだし。
急いでみなほの後を追おうとする弘紫は… なぜか靴と靴下を脱いでいる!?
「何でクツとクツ下脱ぐん?」
「オレ、嫌いなんだよ このグチュグチュする感じが気持ち悪くってさ」
608超機動員アウトライン 5/5:2010/01/15(金) 22:02:48 ID:xk+WEb7i
川を岸沿いに下っていくと、確かになつきの言う通りここで流れが止まっている。
「待ちくたびれたわよ」
――現れたのは、あの水浴での下が見えそうな程の素晴らしいヌードを披露してくれた女性だった。
しかも今度はあのバトルスーツに身を包んでいる…
「何!? キサマ何者だ!」
ふと気がつくと、女性の後ろには、ツタで吊るされ気絶したみなほがいた!
「あの女、あのお方と同じマークをももにつけてるが、何者なんだ!」
あのマーク… そう、2人が武装変した時に現れるあのマークの事だ。
「知るか! あのお方ってのは、きさまらの首領(ドン)か!!」

「フフフ お前らの上役でもあるのさ」
「なんだって!? 警察の中にきさまらの首領がいるってのか!?」

女は身をひるがえし、水の中に逃げ込んだ!?
――女は水の中で手を振り上げると、大量の水が巻き上がり弘紫に降りかかる!
。oO(こ これが水かよ… まるでコンクリートの塊みたいだ)
予想以上の水の破壊力に動けないでいる弘紫に女が殴りかかり、ふっとばされる弘紫!

「ムッ 何!? きさまもこのマークをつけているのか!? きさまらは一体!?」

女は倒れた弘紫の足の裏に『あのマーク』を見つけ、驚きを隠せないでいた!  <続く>
609マロン名無しさん:2010/01/15(金) 22:37:21 ID:???
みなほすごいな。
手足なしで大蜘蛛倒した。
自爆ぷちどっきりのVαはこんな使い方もあったんだな。
610マロン名無しさん:2010/01/15(金) 22:43:47 ID:???
展開早いな。
もう親玉が警察上層部だって伝わった。
611マロン名無しさん:2010/01/15(金) 22:51:46 ID:???
>>610
3話前ですでにバレてますが…

弘紫とみなほがペアになったのは運命だったのか。あのマークつながりで。
あとあらすじさん、
>――とりあえず、見苦しい痴話ゲンカは水に流してくれ。文字通り。状況通り。
誰がうまい事言えとwww
612マロン名無しさん:2010/01/16(土) 01:12:00 ID:???
>>611
>3話前ですでにバレてますが…
弘紫達に伝わったのは今週だろう?
613マロン名無しさん:2010/01/16(土) 11:07:39 ID:???
そうだった、すまん。

しかし展開速いな… 人気無くて打ち切り喰らいそうなのか?
614マロン名無しさん:2010/01/17(日) 02:24:15 ID:???
打ち切り心配だな……
615超機動員アウトライン 1/4:2010/01/17(日) 22:02:21 ID:OtqBpH/q
<祝・1巻発売! ―作者コメント―>

読んでいただければわかる事でしょうが、この作品は少々スケベです。
作品が少しばかりスケベだからといって、作者もスケベだろう、などとは思ってはいけない。
わたしは健康的な青年です。
 お話変わって、この『超機動員ヴァンダー』の主人公二人が武装変する時に出す謎の光は
第2巻で明らかにされます。お楽しみにね。


<単行本おまけセクシーページ>
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<単行本ゲスト:歌手・長山洋子コメント>
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616超機動員アウトライン 2/4:2010/01/17(日) 22:03:03 ID:OtqBpH/q
SCENE-9:【めざめる力】


倒れた弘紫の足の裏に、あのマークがあった事に驚く女性!

「これはまさしく我々の首領、ゾルド将軍が落としたパワーソルのマーク!!
 こんなに早く、しかも同時に見つかるとはな! ハッハッハッ!!」

「なんだ、そのパワーソルとかなんとか言うやつは!」
「お前がそれを知ってどうする… まぁいい、冥土の土産に教えてやる」

「我々ギラング惑星人は選ばれた者のみ『パワーソル』という、
 高エネルギー体を身につける事ができるのだ
 ゾルド将軍はパワーソルを二つも身につけてお生まれになったお人さ…
 だから、ゾルド将軍はひとつの町を一分たらずで廃墟になさる事ができる
 パワーソルは持ち主の力を何千倍にも高める作用をする
 だから、二つもあればその位朝メシ前なのさ
 地球人のお前らにパワーソルを使いこなせる訳がない! 宝の持ち腐れだ、さぁ返せ!」

そう言うが早いか、女は掴んだ弘紫の足をねじり折ろうとする!
「あ いててて!! ちょっと待て! どうしてオレ達がそんなもん持ってるんだ!?
 何かの間違いじゃねーのか!?」
「いや、このマークはパワーソルのマークだ
 地球に来て地上に降りられる前に将軍はパワーソルを二つとも落とされてしまったのだ
 ――それがおまえらの体に落ちたんだろうよ」
SCENE-1の冒頭の謎がついに明かされた!…しかし、なんの為に地球に来たのか?
「フッ 当然、侵略のためよ!」
再び女は弘紫の足をヘシ折ろうと力をこめ、弘紫は苦痛の叫びをあげる!
「冗談じゃねー! それならなおさらこの足はやれねーよ!」
右足で女のこめかみを蹴り上げる弘紫!
617超機動員アウトライン 3/4:2010/01/17(日) 22:03:46 ID:OtqBpH/q
…その頃のなつきは… 岩陰に隠れて震えていた。
「ひぇ〜 壮大な話になってきちゃったわ、うちの出る幕じゃあらへんわ」

弘紫は女に向かって突進する!
しかし女は水をすくい上げると、なんと弘紫はその水の壁にぶつかって痛がる!? Σ(;゚д゚)
「いってー! 水にぶつかってコブ作ったのなんて、初めてだ!」

「わたしは生物以外なら、なんでも手に触れるだけでその物の性質を変えられるんだ!
 水も鉄板のようにできるのさ!」

なんという超能力! 女は手刀を振り下ろすが、間一髪でこれをよける弘紫!
。oO(この反射神経、人間離れしてる… やはりパワーソルの影響か… これは厄介だわ…)
今までの弘紫がパワーウェアの尋常ではないスピードについてこれたのも、
少なからずパワーソルの力が弘紫の体に影響を与えていたのだった。

女(いい加減名前出てくれ、仮の名前も思いつかん)はまずは弘紫の動きを封じようとする。
水を操り、ねばついた性質に変えて弘紫の腰を絡め取って動きを封じてしまった!
動きを封じられ、動けなくなった弘紫をなぶり殺しにするかのようにメッタうちにする女!

――弘紫が弱った事を確認すると、一旦離れて間合いを取り、水面を掴みあげるとそれをねじる。
すると弘紫のいた場所に竜巻のような水柱が上がり、弘紫の体がしぼられてしまう!
さらに女は2つの波を作り出し、その波を弘紫にぶつける!
「今 水はコンクリートのように固いのさ! はさまれてペシャンコになるといいわ!」
コンクリートと化した大量の水は弘紫に降りかかり、彼を押しつぶす!

…弘紫は腹をやられ、血を吐いたものの死ななかったがかなりの重症だ。
それでも弘紫は這いずりながらもみなほへと向かう。
「うう… み みなほ… 武装… 変だ…」
「フッ あの娘の所に行きたいのか? それなら死ぬ前にあいさつでもしてきな!!」
女は見た目とは裏腹に、軽々と弘紫の襟首を掴みあげるとみなほ目掛けて弘紫をブン投げる!

――投げられた弘紫は、空中でもがく内に―― 偶然にも、2つのパワーソルが重なった!
618超機動員アウトライン 4/4:2010/01/17(日) 22:04:26 ID:OtqBpH/q
重なったパワーソルは互いに共鳴し、超エネルギーが2つのパワーソルの間でスパークする!
その瞬間、弘紫とみなほの体は光り輝き――周囲の大地や水が弾け飛ぶ!
その光景は、さながら……天変地異。世界の終末のような光景だった。
着地する弘紫の体はパワーソルの超エネルギーをオーラのようにまとっていた!
それどころか傷も体力も全回復し、厳しい眼差しで女を見据えている!
――女はこの光景に見覚えがあった。

「ハッ 確か… 将軍がマークとマークをクロスさせた時に、これと同じ光を放射なさっていた
 これはパワーソルがその力の最大限を出す前兆だ!
 くそー! こうなったら殺られる前に殺ってやる!」

女は滝に向かって駆け出し、滝に背を向け両手で水を叩くと――
「ムン! ツォリャッ!! 水竜どもよ、やつに喰いつけ!!」
滝の水から無数の水竜を召喚した! 咆哮をあげながら弘紫に襲い掛かる無数の水竜!

『カッ!』
――しかし、弘紫は手をかざし、気合の1つで無数の水竜をかき消してしまった!!   <続く>
619マロン名無しさん:2010/01/17(日) 22:13:22 ID:???
足をもぎ取ろうとするとは
乱暴すぎて吹いた
620マロン名無しさん:2010/01/17(日) 22:45:27 ID:???
女戦士、名無しであらすじさん泣かせだな(´・ω・)
あらすじさんの苦悩がしのばれる…

あのマークはパワーソルというのか。かっこいい響きだ。
単行本のおまけセクシーイラストにハァハァ
621マロン名無しさん:2010/01/18(月) 13:46:03 ID:???
パワーソル二つとも落とすなんて、将軍様まぬけだなw
622マロン名無しさん:2010/01/18(月) 19:43:12 ID:???
財布落としたみたいに言うなよw
何か不意のアクシデントでパワーソルを落としたんじゃないか?
623超機動員アウトライン 1/4:2010/01/19(火) 22:00:00 ID:Mxwf8FeP
SCENE-10:【ひとつとった!】


女戦士(以降、こう呼称する)の能力より生まれた無数の水竜を気合1つでかき消した弘紫!
水竜をかき消しただけでなく、弘紫のエネルギーは周囲の地形までもどんどん変えてゆく!
「バ バカな! パワーソルのエネルギーを出し切ろうというのか!? 
 そんな事をしたら命を落とすぞ!」
女戦士は―― 荒ぶるエネルギーの影響で崩れる崖に飲まれて消えた。

そして弘紫は崩れる崖に吊るされたみなほを救出する。
「弘紫はん こわ――――い!!」
向こうでなつきが悲鳴をあげているが、弘紫は気づかないようだ。
地形がすっかり変わり、川は土砂混じりの激流となって、採掘現場へと流れ込む!
「に 逃げろ!」
犯罪者の一味は哀れ、激流に飲み込まれるのだった。


…一方、この様子を見ていた惑星人と犯罪者達とバンダナ青年。
弘紫(パワーソル)のすさまじい力を目のあたりにした惑星人は感嘆した。
「すごい… あの青年の力が欲しい…
 そしたらこの地球を我々の住みやすいジャングルにするのも可能だ」
「それは困りますぞ、我々の生活の場が無くなる ハハハ
 ともかく、あの力があれば地球を我が物にする事ができる ――おい、あの男を連れてくるんだ」
男は惑星人にゴマをすり、バンダナ青年に命令するが――青年はダメだ、と命令に逆らった。
「なぜ逆らう! それなりの報酬は出すぞ!」
「そういう問題ではない、あの力は我々のモノだからさ
 ――好きできさまらの手助けをした訳ではない! きさまらを利用して、人を集め
 『あの力』の所持者、パワーソルを身につけた人物を探していたのさ」
「パワーソルだと、するとおまえらは!?」
「そうだ! 我々はギラング惑星人!パワーソルは我らがゾルド将軍のモノなのさ!」
バンダナ青年はそう叫ぶや否や、男を蹴り上げる!
624超機動員アウトライン 1/4:2010/01/19(火) 22:00:42 ID:Mxwf8FeP
惑星人はその名に聞き覚えがあった…
「ゾルド将軍だと!? 我が星、グリモス星はゾルド将軍に侵略されたのだ!にっくきギラング人!」
バンダナ青年はもはや用済みになったグリモス惑星人、拉致首謀格の男を殺そうとする!
その辺の植物のツタを引きちぎると、これをロープ代わりにしてグリモス惑星人と男を縛り上げる。
「じゃあな!」
バンダナ青年は周囲を破壊し、あちこちが連鎖爆発を起こす!
「フフフ パワーソルは手に入ったも同然だな」



――その頃、弘紫達も気がついた。
周囲を見渡す弘紫。すぐそばにみなほもなつきもいる。
「弘紫さん! みなほちゃん!」
『助けが来たのかー!』
「かおりさん! ――って事は、この人たちは行方不明になった人達なのか!
 ラッキー!とうとう探し出せたぞ! さ、なつきちゃん いつまでも座ってないで!」
そう、弘紫達は気絶し、濁流に流されているうちに、ここ採掘現場に流れ着いていたのだ。
弘紫に声をかけられるなつきだったが、あの『力』を目の当たりにしたなつきは
とても自分が入り込める世界ではない事を思い知っていた。もう、二人の仲を裂くのはムリだ…。

…その時、犯罪組織の部下達が弘紫の前へ現れる!
「バカめ、そうカンタンに大事な労働力を渡すもんか!」
「フン、おまえらなんかオレの気合一つで吹き飛ばしてやる!」
「気合だぁ?」
「何言ってんの、弘紫?」
「キミのももにマークがついてるだろ、それと…」
「え!もものアザ見ちゃったのね!
 誤解しないでね、イレズミじゃないのよ これ、一年前突然現れて…」
「ああ、分かってるよ」
――そんな事を話していると、犯罪者達は一斉に弘紫に襲い掛かる!
「安心しろ、キミのマークとオレのマークをあわせたら、すげぇパワーを出せる様になったんだ!
 まぁ、見てろよ」
625超機動員アウトライン 3/4:2010/01/19(火) 22:01:24 ID:Mxwf8FeP
弘紫は襲い来る犯罪者達を睨みつけると、手を突き出し気合を飛ばす!!
『カァッ!!』

                 …し――――――ん……

「おーい、誰か吹き飛んだか?」
「あ あれ!? すげぇ力が出ねぇ!!」
能力が発動せず焦る弘紫!みなほも呆れて変な目で見ている!
力を使い切ったのか、夢だったのか? …いや、そんなはずはない!
困惑している弘紫に角材で殴りかかってくる犯罪者だが、弘紫はすばやくこれを回避する!
――多勢に無勢、こうなったら武装変だ!
しかし、犯罪者達は弘紫だけでなくみなほ、なつきにまで襲い掛かっているので武装変できない!
みなほは次第に追い詰められ、岩まで後ずさる…

…その時、岩の上からみなほの肩を何者かの足が踏んづける。あのバンダナ青年だ。
「パワーソルを返してもらおうか」
バンダナ青年の言葉が聞こえた弘紫は、こいつもパワーソルの事を知っていた事に驚愕する!
みなほに青年から離れるように叫ぶが、油断した弘紫は犯罪者に殴られてしまう。
「パワーソルって何の事よ!」
石をバンダナ青年に投げつけて反抗するみなほ。
だが、バンダナ青年は見た目地球人だが、その正体はギラング惑星人!
すばやい動きでみなほに詰め寄ると、みなほの腹に強烈な一撃を見舞う!
うめき声をあげて倒れるみなほ。青年が目に映るのはみなほのパンツ…じゃない、腿のパワーソル。
バンダナ青年は倒れたみなほのもものパワーソルに手を伸ばす――

「おい、やめろ! 人間の足がそう簡単にもぎ取れるもんか!」
犯罪者達に捕まりながらも、必死で叫ぶ弘紫を一笑に付すバンダナ青年。
「もぎ取る? フッ、姉さんはそうしようとしたのか…
 フフフ オレはそんな事しなくても取れるのさ…」
青年は笑いながらみなほのももに手の平をつける―― 苦痛に小さな悲鳴をあげるみなほ!
周囲にエネルギーがほとばしる音が響き渡り、青年の手が光り輝く!
626超機動員アウトライン 4/4:2010/01/19(火) 22:02:18 ID:Mxwf8FeP
『ハハハハハッ! パワーソル、ひとつ取ったぁ!!』

――みなほのパワーソルは奪われ、青年の右手の平に転写されていた!!
呆然となるみなほを放置し、悔しがる弘紫に近づく青年。
「次はお前の番だ!」

『待て! そこまでだ、裏切者め! 警察の犬もきさまも、この場で処刑だ!』

――突如静止の声で周囲を見渡すと、青年はマシンガンで武装した犯罪者集団に囲まれていた!
「チッ 生きてやがったのか!」                             <続く>
627マロン名無しさん:2010/01/19(火) 23:15:31 ID:???
パワーソルを取られるシーンがエロ過ぎる(;´Д`)ハァハァ
628マロン名無しさん:2010/01/19(火) 23:20:13 ID:???
おいおい、弘紫のパワーソルも取られちまったじゃねぇか。こりゃ弱体化確定だな。

やっぱり茶頭を筆頭に、パワーウェア量産して戦うのか?
629マロン名無しさん:2010/01/19(火) 23:56:39 ID:???
超機動員部隊か…
それはそれで燃えるが、それじゃウイングマンと同じ展開になっちゃうな。
こっちは警察機構という構成上、多くの味方がいても問題はないんだけど…
630マロン名無しさん:2010/01/21(木) 04:31:16 ID:???
パワーソル、シールみたいに貼り取り出来て、なんだかなーって感じだな…
結局、茶頭が能力的には弘紫より上ってことだよな?
みなほの好みは別として……
631超機動員アウトライン 1/5:2010/01/21(木) 22:00:00 ID:j9lUV8ia
SCENE-11:【オカマじゃないゾ!】


みなほのパワーソルを奪ったバンダナ青年(ギラング惑星人)。
しかし突如、裏切った犯罪者集団に取り囲まれ、無数のマシンガンの銃口を向けられていた――
「覚悟しろ、ギラング人!」
「警察の男よ、我々に協力を誓えば命を落とさずに済むが、どうだ?」
首謀格の男は弘紫に囁きかけるが、当然弘紫は拒否する!
とりあえず弘紫には考える時間を与え、グリモス惑星人はバンダナ青年の処刑を開始する。
「よし、ギラング人は処刑しろ!」 号令の元、一斉に青年を狙う犯罪者達!

「やめておけ! オレはあの女のパワーソルを奪い身につけた! お前らなど目じゃないぞ!」

青年は奪ったパワーソルを見せつけ、警告を発する。
しかしグリモス惑星人は一瞬怯むも、構わずやれと号令を下す。
――だが、青年は集中砲火をものともせず、目にも止まらぬスピードで一人の犯罪者を狙う!
『ムン!』
青年が犯罪者に手の平を突き出すと―― 手も触れずに、その男の頭を粉砕した! グロい!!
首謀格の男が驚いている隙に、青年は男を人質に取る。
「さぁ、撃てるものなら撃ってみろ!」
「や やめろ! 撃つな!!」
…今や、男と青年の立場は完全に逆になっていた。
青年はパワーソルのエネルギーを発動させ、男の頭を潰そうとする!
「死ね!」

《ドラン ドラン 助けて…  ドラン、助けて!》

「ムッ! 姉さんが、姉さんがオレの名を… 姉さん…今行くぞ!」
突如姉からのテレパシーを受けたバンダナ青年ことドラン。やっと名前が判明した!
ドランは緊急事態が起こったのを察知し、姉を救うべく男を放り出し駆けつける!
632超機動員アウトライン 2/5:2010/01/21(木) 22:00:42 ID:j9lUV8ia
『今だ、撃て!』
主犯格の男は部下達に命令し、無数の銃弾がドランを襲う!

「ええい、ジャマをするな!  とああっ!!」

ドランは体からパワーソルのエネルギー弾を放射し、部下達を一瞬の内にほぼ全滅させてしまった!
「きさまのパワーソルは必ずいただく、それまで生きてるんだぜ! フフフ」
弘紫に向け捨て台詞を残し、その場を立ち去るドランだった…

「うう… それにしても、オレとは違ってパワーソルの力を武器として使っている…
 これは二つともやつらの手に渡ったら、とんでもない事になるぞ…」

弘紫はパワーソルの力に戦慄を覚えながらも、とりあえず両脇を拘束している犯罪者をふりほどく!
そして近くに落ちていた銃を拾い上げると、銃口をグリモス惑星人に向ける!
「――――我々に協力する気がないというのか」
「あったりまえだ!!」
グリモス惑星人に向けて発砲する弘紫!
――しかし、エネルギー弾はグリモス惑星人の胸に反射され、弘紫の銃を弾き落とした!
『バカめ!』
生き残った犯罪者達は弘紫に向けて銃を撃ちまくる!
弘紫はショックで呆然と座り込んでいるみなほを救いつつ、物陰へと隠れる!
「みなほ! こら、しっかりしろ!」
放心しているみなほをユサユサとゆする弘紫。次第にみなほは我に返る。
「ひ ひろし…」
「何してんだよ、ボーッとして!! 武装変行くぞ!」
「ダメよ!こんな近くで弘紫に撃ったら、体に穴あいちゃうよー!!」
さすがの変身用のアーマメントガンでも、至近距離だと殺傷能力がある事が判明、歯噛みする弘紫!
633超機動員アウトライン 3/5:2010/01/21(木) 22:02:20 ID:j9lUV8ia
――しかし、弘紫には名案があった!
「みなほ、あいつの胸に向かって撃て!」
「え、どうして!?」
「いいから早く!」
弘紫は物陰の上に強引にみなほを押し出し、グリモス惑星人に向かってアーマメントガンを撃たせた!
「バカめ、無駄な事を」
――予想通り、アーマメントガンのエネルギーは反射され、こちらに向かってきた!
『ムン!』 弘紫は服を引き裂き、ペンダントをあらわにし―― 見事武装変する!!

『 超 機 動 員  ヴ ァ ン ダ ー !!  おまえら全員逮捕する!』

「くぅ!超機動員だったのか!!」
「わたしに任せろ!」
ヴァンダーはグリモス惑星人に向かってジャンプするが、男は無防備ななつきを捕らえようと迫る!
迫り来るヴァンダーに向けてオーラ砲を放つグリモス惑星人!
「ムッ こんなの簡単によけてやる! みなほ、どうよけるか計算するんだ!」
《OK!》
――みなほは目を閉じ、計算能力を発動させようとするが…

《・・・・・・・やだー!全然わかんない!今までみたいにピーンと来ないよー!》

みなほのあの驚異的な計算能力はパワーソルのおかげだったのだ!
それを奪われたので、今やみなほの頭脳はコンピューターどころか、一般人と変わらなくなっていた!
おかげでヴァンダーはオーラ砲の直撃を受けてしまった!
「次はこれだ! 幻覚オーラ!」
グリモス惑星人は何か霧のような物を出すと、ヴァンダーの体を包み込んだ!


――弘紫は浮くような感覚に陥り… 気がつくと雲の上のような場所にいた。
弘紫が体を起こすと――――目の前には、金太郎の腹掛けをした女の子が微笑んでいた????
女の子は悩ましげな笑みを浮かべ、腹掛けを脱ぎだした!! これは予想外のサービスシーンだッ!!
634超機動員アウトライン 4/5:2010/01/21(木) 22:03:10 ID:j9lUV8ia
その頃の現実世界の弘紫は…パワーウェア内部で鼻血を出しつつ悲鳴をあげていた!
《弘紫! 弘紫どうしたの!?》
「今 こいつは『女』の幻覚を見ている… 女はこいつの弱点だ、
 このまま幻覚を見続ければ、精神がボロボロになる」
《うっそー! こんな時、わたしどうしたらいいのー!?》
読者には嬉しいが、弘紫には地獄のようなこの光景。今だ弘紫は幻覚を見続けていた。


…さて、めくるめく快楽の幻覚の続きを皆さんも見てもらいませう。
先程の金太郎娘に生おっぱいを押し付けられもがく弘紫。
ふと気がつくと―― 女の子は増えていた!しかも下着姿で4人!( ゚ω゚)-3-3 フンス フンス
「ふふふ 弘紫くん、遊びましょ…」
「カワイイ たべちゃいたいわ」
「わたし好みよ」
女の子達は口々に弘紫を誘惑しながら、突如弘紫の頭にパンティをかぶせた!
『ギャ――!! こ こ こ これは パ パ パ パ …!!』
「わー 似合うわー」
――悲鳴をあげる弘紫に襲い掛かる女の子達!弘紫はどんどん服を脱がされてゆくッ!
…そして弘紫に口紅を塗り…ん?(;゚ω゚)  ブラジャーをつけさせ…んん??(;゚ω゚)
あろう事か、女の子達は弘紫に女装させてしまった!
『キャー にあうわー 弘紫さん♥』
『もう抱きしめたくなっちゃう♥』
……という事で、女の子に一斉に抱きつかれ悲鳴をあげる弘紫だった。


現実ではグリモス惑星人が勝ち誇っていた。
「ハハハ その男は一生この幻覚の中から出られず、死ぬまで苦しみ続けるのだ」
パートナーであるみなほはどうにかできないか必死に考えていた。
635超機動員アウトライン 5/5:2010/01/21(木) 22:03:54 ID:j9lUV8ia
《どうにか、どうにかできないかしら… 弘紫を苦しめてるのが女なんだから… そうだわ!
 弘紫を苦しめてる女達を他の男に向けさせれば…
 わたしは今、パワーウェアの一部だから弘紫の脳に直接男のイメージを送って
 幻覚の中に登場させられるかも…! よし、一か八か…》


―再び弘紫の幻覚世界―
みなほの作戦は成功し、男のイメージが弘紫の幻覚世界に実体化する――――
「ねぇねぇ、キミ達 ボクとオシャレな店でお話でもしない?」
『いやよー』
「んー じゃあ、ボクのBMWで海岸線でも飛ばさない?」
BMWという単語に心が揺れ動いたのか、女の子達は相談し始めた。
「ねぇ、どうする?」
「この子寝ちゃってるしぃー いいわ、行きましょ」
…そしてキザな男は女の子達を全員連れて行き、ようやく弘紫は気がついた。
「ん… 女の気配が消えた… ふぅ、助かったぁ…」

『な なんだ!幻想オーラが弾き返された!?』

幻覚世界の弘紫が起き上がると同時に、ヴァンダーを包んでいたオーラが弾き飛ばされた!
《やったわ! わたしって根本的に頭いいんだわ!》
――多くの男子読者の予想を裏切り、喜ぶみなほであった…  ヨケイナコトヲ   <続く>
636マロン名無しさん:2010/01/22(金) 00:41:47 ID:???
近くでは変身できない設定に意味はあるのだろうか?
伏線?
637マロン名無しさん:2010/01/22(金) 00:49:09 ID:???
>>636
>さすがの変身用のアーマメントガンでも、至近距離だと殺傷能力がある事が判明、歯噛みする弘紫!
こういう事じゃね?
638マロン名無しさん:2010/01/22(金) 00:51:29 ID:???
離れて撃ったら今度はペンダントの狙い外して身体に当たる事は無いのかね
639マロン名無しさん:2010/01/22(金) 01:59:05 ID:???
金太郎コスプレ女たまらんな〜
下着姿より全然イイ!
640マロン名無しさん:2010/01/22(金) 06:27:25 ID:???
>>637
ほら、あれだ。強力な懐中電灯だと思おう。
遠くからだと適度に明るいし熱も無いが、至近距離だと熱い。
それと同じで至近距離だとある程度の攻撃力がある、と。

弘紫頭脳プレー炸裂だな。反射を利用するとは。
でもパワーソル取られて弱体化は否めないからこれからどうするんだろうか?

>>639
おお、同志発見!
641マロン名無しさん:2010/01/22(金) 07:36:59 ID:???
最近ジャンプが読めないけど
連載一回目だけ読んで
なんか、色々盛り込みすぎて設定倒れになりそうかなあ
と思ったが

(あおいさんっぽい子もいたが)
妄想姉ちゃんたちが可愛かったから・・コミックスが出たら買おうかな・・・
642641:2010/01/22(金) 07:48:05 ID:???
今回久しぶりに読んだんだが
色々煮詰まってそうな気がする
643マロン名無しさん:2010/01/22(金) 13:18:37 ID:???
パワーソルは、弱いであろう初期をカバーするだけのものだったりして。
健太のように修行が必要なら、弘紫を選抜しにくい。
ヴァンダーとして立場が決まった上での修行ならアリかも・・・?
644マロン名無しさん:2010/01/22(金) 13:53:16 ID:???
ドランはキータクラーの様なライバルになるのか、バルドの様なヘタれになるのか。
645マロン名無しさん:2010/01/22(金) 20:00:11 ID:???
それ以前に結局ドランの姉の名前が分からなかったのが気にかかる。
バルド→バルダのように桂式に関連がある名前だとしたら、仮にどう呼べばいいのだろうか?
646マロン名無しさん:2010/01/22(金) 20:08:32 ID:???
姉でいいじゃん
647マロン名無しさん:2010/01/22(金) 20:10:01 ID:???
ドラ美なら妹になるし、ドラ子が妥当?
648マロン名無しさん:2010/01/22(金) 22:11:13 ID:???
無難にドラン姉でいいんじゃね?
それにしても展開が速い。速すぎる!打ち切り確定で巻きが入ってるのか?
649マロン名無しさん:2010/01/23(土) 15:54:08 ID:???
ドラン姉エロい、もっと活躍してほしい
650超機動員アウトライン 1/6:2010/01/23(土) 22:00:00 ID:P1+U2S1D
SCENE-12:【幽霊ほど怖いものはないのよ】


みなほの活躍で女性攻めの幻覚から解放された弘紫。
「幻覚オーラをはねかえすとは!」
グリモス惑星人は自慢の攻撃を外され、戸惑いを隠せないでいた!
「ひぇ〜〜〜 気分が悪い…」
しかし、弘紫の目の前にはグリモス惑星人が殴りかかろうと迫っていた!

《左よ! 左によけて!    ……って、ゴメンゴメン右だった、右!右!》
                          ――バキン

「お 遅いよ…」
みなほの言う通りに避け、モロにカウンターを喰らったヴァンダー!
《ごめ―――ん カン違いしちゃった、おハシ持つ方が右でお茶碗持つ方が左よね、
 うん よし! もうバッチリよけられるわ!》
みなほの声はグリモス惑星人にも丸聞こえだった。
「ほう、それではお手並み拝見するか…」

――そして……… みなほの指示通り避けるヴァンダーは、全て直撃を喰らっていた…。

「ぜ… 全部はずれ… じゃ… ねぇ…か…」
最後の顔面パンチが効いたのか、ついにダウンしてしまうヴァンダー。
「フッ 口ほどにもない、今まで強かったのはパワーソルが二つ揃っていたからか? え?」
よろめくヴァンダー。やむを得ず、弘紫はみなほの助けを借りず、黙って見ているように言う。

「威勢がいいな! ならば、これはどうだ!」

グリモス惑星人はまたしてもオーラを放つと――オーラは何か人型を形作ってゆく。
「さぁ、この三人相手にどう戦う?」
『ゲッ! 石田さん! 岩井さんに大野さん!!』
それは、樹海の人食い植物に食い殺された樹海のガイド役の3人だった!!
651超機動員アウトライン 2/6:2010/01/23(土) 22:00:42 ID:P1+U2S1D
この様子を見たみなほはパニックになり、幽霊となんて戦えないと怯えてしまう!
「こんな奴らにやられてたまるかよ!」
――それでも弘紫は真っ向勝負で幽霊に戦いを挑む!

《 い や ―――― !! 》

『うぉ!?』 みなほの恐怖心はすさまじく、大きくパワーウェアをのけぞらせてしまった!
「どうしたんだよ、みなほ あれは幽霊じゃないよ、『オーラの人形』さ、怖がる事ないって
 見てろよ! こんな奴ら、すぐやっつけてやるから!!」
気持ち悪がるみなほを諭し、ヴァンダーは幽霊達に向かう!

――しかし… 恐怖心はすぐには拭えない。みなほの恐怖心がパワーウェアに作動し、
ヴァンダーは自分で自分を殴ってしまう!
『いて! 何やってんだよ!』 涙を浮かべながらみなほに怒鳴る弘紫。
《だってぇ、触れるのもいやなんだもん》
「それにしてもすげー精神力だな、パワーウェアを勝手に動かしちゃうんだから…
 そんなに嫌なのか」
《おばけほど怖いものはないわよ!》
「困ったなぁ… そうか…  じゃあ…」
必死で何か対策を練る弘紫。 わずかな時間が流れ―― みなほに自分を見る様に指示する。

『 こ の 顔 で も 見 て 気 を 紛 ら わ せ ろ !! 』

――弘紫は思いっきりアホな顔をしてみなほの気を逸らす作戦に出た!w
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100123215316.jpg
《ぷっ! ぷぷぷぷぷぷっ!! ギャハハハハハッ!!》
予想もしなかった弘紫のアホ顔に思わずみなほは噴出し、爆笑してしまう!
『よし 行くぞ!』
勇ましく幽霊に立ち向かう、超機動員ヴァンダー!!  (でも、その中の弘紫の顔は…w)
652超機動員アウトライン 3/6:2010/01/23(土) 22:01:23 ID:P1+U2S1D
…しかし、ヴァンダーの攻撃はことごとく3人の体をすり抜けてしまった!
石田達の幽霊はヴァンダーの体に掴みかかり、その動きを封じてしまう!
『な なんだこいつら! ホントに幽霊みたいだ!!』
《え? 幽霊!?》 我に返って再び恐怖心に囚われるみなほ!

『オレの顔を見ろ!』

――またしても弘紫はみなほの気を紛らわすためにアホな顔をするのだった!w
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相変わらずみなほは笑ってしまったが、幽霊達は力を込め、ヴァンダーの装甲がきしみ始めた!
「くー! こいつらはオレをつかめるのかよ! オレはつかめないのに!!
 卑怯だぞ! このままじゃバラバラにされちまうぞ!!」
――パワーウェアのあちこちに大きくヒビが入る音が周囲に響き渡る!
さらにまずいことに、動けないヴァンダーにグリモス惑星人が追い討ちのオーラ砲を撃ってきた!
直撃を受け、幽霊もろともダウンするヴァンダー!内部の弘紫は苦痛にうめいていた…。

《やだ! 弘紫! おもしろい顔してよ、でないと…  ハッ
 キャ――! 幽霊が抱きついてるー! 離せー 離せー! もう!!》

みなほのすさまじい精神力がパワーウェアを動かし、だだっこの動きで幽霊を振りほどいた!
「お! 奴らが離れた! よくやったぞ、みなほ!!」
《え〜ん 怖かったよ〜っ》
幽霊の拘束から開放されたヴァンダーはすばやくクリスタルロッドを抜き、惑星人へ投げつけた!
クリスタルロッドは見事惑星人の胸辺りに突き刺さり、惑星人は苦痛にうめく!

『よし! Vαでトドメをさしてやる!』
ヴァンダーは惑星人に刺さったロッドを抜くと、必殺技を発動すべく、自分の胸へロッドを向ける!
「ムッ あの大グモを倒した技か! あんなのを喰らったらたまらん!」
グリモス惑星人は再び幽霊にヴァンダーを拘束させると、自分はヴァンダーの手をつかみ、
クリスタルロッドの刃を胸ではなく『首』へと向ける!
「この剣を胸ではなく、首に刺したらどうだ ハァ ハァ」
残った力でグリモス惑星人はヴァンダーの首を刺し貫こうと徐々に力を込める…
653超機動員アウトライン 4/6:2010/01/23(土) 22:02:05 ID:P1+U2S1D
『それ 殺れ! もう一息だ! 一気にやってしまえ!』
崖の上からこの戦いを見ていた主犯格はなつきを人質にしたままグリモス惑星人を応援していた。
――しかし、主犯格の男が油断しているのを見たなつきは、男を突き飛ばし逃げ出した!
「弘紫はーん!」 …何を思ったのか、なつきはヴァンダーの後ろの小山に昇り始めた??
「あの娘、何をするつもりだ ――ええい!面倒な事になる前に! 死ね!!」
グリモス惑星人はなつきに警戒しつつも、最後の力で一気にロッドをヴァンダーの首へと近づけた!

――その時だった!  『あぶな――――い!!』

なつきが思い切り大ジャンプしてきたかと思うと――ヒップドロップでロッドの上に落ちてきた!
――その瞬間、今にも首に刺さりそうだったロッドは装甲を削りつつ、見事に胸に刺さった!!
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100123215410.jpg
『し しまった!!』
「やった! なつきちゃん、ありがとう!!  ――い! く! ぞ!!」
ヴァンダーの体にクリスタルロッドのエネルギーが駆け巡り、大気が震えだす――
グリモス惑星人は恐怖にかられ、逃げ出すがもう遅い!!

『 V α !!』

光の散弾となったヴァンダーはグリモス惑星人を背後から貫き――再びヴァンダーへと戻る。
そしてそのまま腰を抜かした主犯格の男に歩み寄る…
「抵抗するか!」
「参った!」
…結局名前が分からずじまいであらすじ泣かせだった主犯格の男も逮捕され、事件は解決した。

「弘紫はーん 人質のみんなはこっちよ」
なつきに誘導されると、そこには巨大な檻があり、人質全員が捕らえられていた。
「みんなの姿が見えないと思ったら、こんな所に閉じ込められてたのか 今、出してあげるよ!」
――そして人々は解放された。
654超機動員アウトライン 5/6:2010/01/23(土) 22:02:50 ID:P1+U2S1D
洞窟から全員出てきて、助かった事を喜ぶ人々、久しぶりの太陽光を浴びる人々…。
「ヴァンダー、ありがと…」
ヴァンダーに握手し、お礼を述べるかおり。ヴァンダーもまた照れくさそうにしていた。

…その頃、グリモス惑星人にアマゾンの密林の様に変えられていた富士の樹海も元に戻っていた。
「なんだか急に冷え込んできたわ」
「この寒さが普通なんだぜ、冬なんだから あの惑星人が暖かくしてたんだ」
…そう言えば忘れていたが、今はまだ冬だった。空を見ると、雪がちらほらと降ってきた。

「パワーソルがひとつ無くったって、オレ達は負けない!」
《苦戦ばっかりだったくせに》 パワーウェア内部で強がる弘紫、ツッコむみなほ。
…と同時に、突如左モニターに陽子の顔が映し出された!
《ヴァンダー! ヴァンダー!》
「あ 陽子さん」
《どうしたの、応答がないから心配してたのよ》
「妨害電波が出てたんだな、きっと ご心配なく、我々は無事です、人質も無事救われました
 救援を送ってもらえるとありがたいんですが…
 あ、それから… ボク達に樹海を案内してくれた三人が…
 惜しい人をなくしてしまった気がします…  以上」

…その頃…
「我々は一体…?」
――木の怪物に喰われたはずのガイド達は、全員木の上で気絶から目覚めていたのでした。
655超機動員アウトライン 6/6:2010/01/23(土) 22:04:02 ID:P1+U2S1D
 ―警視庁―
なつきにスパイ行動を命じた男の前にドランが音も無く現れた。
「パワーソル、一つ取りました」
「一つ? もう一つはどうした」
「は… それは… 姉が負傷したもので…」
『バカモノ! 一つ取った位でノコノコ戻ってきたのか!! 二つなければワタシには意味は無い!!』
「ですが! これでヴァンダーの力は弱まったはず
 しかも、向こうに1つ こちらにも1つ 同等… いや、こちらの方が上です」
「フン、それがどうしたというのだ!  …………… ム 待て…
 フフフフ いい考えを思いついたぞ… ヴァンダーを倒すアイデアを!」
スーツ姿の男… 彼の脳内には不気味なアイデアが浮かんでいた。



 ―とある平和な商店街。―
『救世主現る! 超機動員ヴァンダー 難事件、次々と解決!』…という見出しの新聞を読む青年。
「これで、もう惑星人達もはばをきかせられないな」
デート中の青年は彼女と一緒にヴァンダーの存在を喜んでいた。

『おおい、見ろ!』

――突如、誰かが声をあげた。その声に振り向く青年。そこにはヴァンダーがいた!
『ヴァンダーだ!!』
人々は目の前に現れた英雄に群がり、子供達はヴァンダーの足に抱きつく。
青年の前にツカツカと歩み寄るヴァンダー。青年は子供のように無邪気な目をして駆け寄っていく。
「ヴァンダー! や やぁ、ガンバってくださいね、これからも」
手を伸ばし、握手を求める青年。
「ああ… ありがとう…」
青年に向け、礼を言いつつ・・・・・・・クリスタルロッドを抜いた!?

――刹那、ヴァンダーは何の罪も無い青年を頭から一刀両断、惨殺してしまった!!!  <続く>
656マロン名無しさん:2010/01/23(土) 23:41:34 ID:???
なつきGJだが、よくVα成功したな。
胸に合わせるんじゃなくて上から力を与えるだけだから、
へたすりゃ腹を・・・。
657マロン名無しさん:2010/01/23(土) 23:45:22 ID:???
あきらかに偽ヴァンダー
ウイングマンでボツになった「人類の敵になる」作戦?
ストレス貯まりそう・・・
658マロン名無しさん:2010/01/23(土) 23:53:33 ID:???
序盤の弘紫のアホ顔に笑ったと思ったら、ラストで第1話のトラウマ再び…!((((((((;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
659マロン名無しさん:2010/01/23(土) 23:55:08 ID:???
なつきちゃん内通者なのに邪気を感じないな。いまいちどういうキャラかわからん。
660マロン名無しさん:2010/01/24(日) 02:10:19 ID:???
偽ヴァンダー登場か……、今後の展開が楽しみだ
ちょっとずつ好きになってきたかも!
661マロン名無しさん:2010/01/24(日) 09:51:03 ID:???
死んだと思ったガイドさんたちが生きていたのに
ラストで死人が出るなんて・・・
ウイングマン(の初期)のデパート店員みたいに
軽目に済ませてくれたらいいのに

惑星人が地球人を襲う描写がハードだから
いまいち作品に馴染めないんだよなあ
662超機動員アウトライン 1/5:2010/01/25(月) 22:00:00 ID:QdpxzmIb
SCENE-13:【黒と白】


新聞記事にもされ、人々の前に現れた超機動員ヴァンダー。
人々が彼を取り巻き、子供は無邪気にヴァンダーの足にしがみつくというほほえましい光景が―――
突如、ヴァンダーは握手を求めてきた青年を一刀両断、惨殺してしまった!!

『ヴァンダーが世界を救うだと!! 何のカン違いだ、オレは見ての通りだぞ!! ハハハハハ!!』

クリスタルロッドを抜いたまま、無残な死体を見下し高笑いをあげるヴァンダー!
殺された青年の彼女は青年の名を狂ったように叫ぶ――
「そんなバカな! 今まで頼りにしてた警察が、超機動員が人を殺すなんて!」
「しかもヴァンダーが!」
よもやの殺害現場を目の当たりにした人々は怯え、子供達は泣きながら親にしがみつく。
群れる人々を蹴散らし、ヴァンダーは向かいのバーへと向かってゆく。
「ここで待つとするか」



―夕木署―
「うーむ パワーソルねぇ…」
弘紫の足の裏のパワーソルを虫眼鏡で観察する沢田。
「偶然にしても、オレとみなほにこのマークがついてたなんて不思議ですね」
…いや、もしかするとパワーソルの力が二人を引き合わせたのかもしれない。
「しかしガッカリだなぁ… 今までヴァンダーが強かったのは、パワーソルの影響だったなんて…
 わたしの開発した愛情エネルギーシステムがほとんど活かされてなかったんだ
 もう一度研究してみるか、愛情システムを」
事実を知り、心底残念がる沢田だった。
「それよりも本当なのか、警視庁の中に地球征服を目論むやつらがいるって」
「ええ、確かにそう言ってました このパワーソルを欲しがってた奴らが」
663超機動員アウトライン 2/5:2010/01/25(月) 22:00:49 ID:QdpxzmIb
――と、その時超機動課のドアが開き、課長と慶子が血相を変えて飛び込んできた。
「弘紫!! みなほ! …いるじゃねぇか!!」
「じゃあ、やっぱりデマか悪質ないたずら…?」
何事かと課長に尋ねる弘紫。
「どうしたもこうしたも、ヴァンダーが街で人を殺したという通報が入ったんだ」
課長の言葉に驚愕し、緊急出動しようとする弘紫とみなほ!
ふと、慶子が弘紫達の樹海事件の疲れを考えて変わりに出動しようとするが、弘紫はそれを止めた。
「大丈夫です! 2週間も前の事ですし、ヴァンダーのニセ者なんてオレが許せないですから!
 行くぞみなほ!」
「ほいきた」
――みなほに合図し駆け出す弘紫。…しかし、弘紫は今までと違い、みなほを何か意識していた。

。oO(愛情エネルギーで強かったんじゃないんだ なんとなくガッカリだなぁ…
   ん〜 なんでガッカリするんだ! …もしかして、オレ こいつの事が…)

みなほの横顔を見ながら自問自答する弘紫。
「やだ弘紫、そんなに見つめないでよ♥」
「バ バカ そんなことしてねーよ! ホラ、急がねーと!!」
弘紫に甘えつつ飛びつくみなほ。そんなみなほを相変わらず赤くなりながら振りほどく弘紫だった。



…その頃、ニセ者のヴァンダーが入ったバーには野次馬がざわめきながら集まっていた。
「こんにちは」
バーに入った偽ヴァンダーは女性客のスカートを思い切りめくりつつカウンター席に着席する。
「酒だ! 何でもいい、出せ!」
「そ そのヘルメットで飲めますか?」
マスターに詰め寄ると、怯えながらマスターはもっともな事を言い返す。
イラついた偽ヴァンダーはマスターの襟首を掴みあげると、さっさと出せと脅す!
「ひい!  こ この店のスペシャルカクテルを差し上げろ」
「は はい ――どうぞ」
マスターに言われ、マフラーを巻いた青年店員は恐る恐る偽ヴァンダーへカクテルを差し出す。
664超機動員アウトライン 3/5:2010/01/25(月) 22:01:32 ID:QdpxzmIb
――しかし、偽ヴァンダーは何かを感じ取り、急に立ち上がると青年のマフラーを剥ぎ取った!
…そのはずみで青年のカツラが落ちる!
露になった青年の首と頭は、地球人のものではない、異形の造詣…惑星人だという事を示していた。
「やっぱり惑星人か、そんな『ニオイ』がしたぜ! 警察としてはほっとけないな」
怯える惑星人と偽ヴァンダーの間にマスターが割って入って彼をかばう。
「こいつはいい奴なんです、どうか穏便に…」
『いい奴だぁ!? こいつはオレのカクテルの中に毒を入れ、殺そうとした!!』
「そんな!」 「言いがかりだ!!」

『黙れ! 殺人の容疑で死刑!!』

言いがかりをつけた偽ヴァンダーは善良な惑星人をクリスタルロッドで袈裟斬りで殺してしまう!!
『何をするんだぁ!』
断末魔と血飛沫を上げ倒れる善良惑星人!怒ったマスターは偽ヴァンダーへつかみかかる!
「凶悪犯をかくまった罪は重いぞ! ――お前も死刑だ!」
「助けて!」
偽ヴァンダーはマスターまで処刑しようと、クリスタルロッドを振り上げる!

『  待  て  !!!  』

――バーの入り口にで静止の声を叫んだのは、もう1人のヴァンダー!
『またヴァンダーだ、どういう事なんだ!』
もう1人のヴァンダーに人々は混乱し始める!
「なに者だてめーは! こんな事してただじゃすまんぞ!」
怒りに燃えるヴァンダーは偽者の化けの皮を剥がそうと、クリスタルロッドを抜いて切りかかる!

バーの中で2人のヴァンダーの戦いが始まった!
偽ヴァンダーもクリスタルロッドを抜いて応戦すると、なんと本物の持つロッドが斬られてしまう!
その隙に偽ヴァンダーは本物をハイキックで真上へ蹴り上げた!
665超機動員アウトライン 4/5:2010/01/25(月) 22:02:13 ID:QdpxzmIb
 ―同時刻、バーの真上の部屋―
その部屋では、徹夜明けの女性が階下の騒ぎ(ヴァンダーの戦い)の騒音で眠れないでいた。
『キャッ!』
――突如、ベッドを破壊しながら蹴り上げられたヴァンダーが女性の部屋に現れた!!
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「な 何よ あんた!」 寝込みにいきなり現れたヴァンダーに当然驚く女性!
ヴァンダーは脳震盪を起こしているのか、すぐには状況を把握できないでいた。
――正気に返ったヴァンダーは目の前の光景に、バイザーから目が飛び出るほど驚いた!!

『どっひゃ――――っ!! うぎゃー パパパ パンツ見ちゃった!!』

ヴァンダーはパンツ一丁で寝ていた女性の足の間に現れていたのだ!!真っ赤になってパニクる弘紫!
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《そんなに大騒ぎする事でもないでしょ!》
「な な な 何言ってんだ! ジロジロ見てエヘエヘした方がいいってのかよ!!」
《それはそれで困るけど…》

そんなやりとりをしていると、階下から偽ヴァンダーが追い討ちをかけてきた!
『なんなの、あなた達は!』
戦場はバーから女性の部屋に移り、ヴァンダーはVブーメランを投げつける!
しかし偽ヴァンダーも冷静にVブーメランを抜くと、右手からエネルギーを込めて投げつけた!
空中でぶつかり合うVブーメラン!  ――しかし、偽者の方が本物のブーメランを切り裂いた!!
姿形、クリスタルロッドだけでなく、Vブーメランまで使った事に驚くヴァンダー!
――弘紫は息苦しいまでの威圧感(プレッシャー)を感じ取っていた…。
ベッドの上の偽ヴァンダーは本物へと襲い掛かる!

「オレの力は全てキサマを上回っているのさ!
 キサマと違って オレはパワーソルを使いこなせるからな!!
 パワーソルは武器をパワーアップする事もできるのさ!」
666超機動員アウトライン 5/5:2010/01/25(月) 22:03:05 ID:QdpxzmIb
――偽ヴァンダーの武装者はドランとその姉だった!
偽ヴァンダーは強烈な膝蹴りを食らわすと、その勢いでヴァンダーは外へ飛び出してしまう!
そのまま受け身も取れずに地上へ落ち――その上に偽ヴァンダーが着地し追い討ちをかける!
「フフフフフ まだ、まだだぞ」
コンクリートにめり込んだヴァンダーを強引に引きずり上げる偽ヴァンダー。
弘紫もまた、パワーソルの事を聞き、偽ヴァンダーの正体がつかめていた。
「体の色が白と白ではまぎらわしいだろ」
――突如、偽ヴァンダーは側にあったバイクを重量挙げの様に持ち上げると、
右手からエネルギーをバイクに送り込み―――― 持ち上げたままのバイクを大爆発させた!!
「なに!?  …こ これは!!」
炎上する偽ヴァンダー!そのカラーリングはどんどん黒くなってゆき… 

『これがオレの真の姿!ブラックヴァンダー!! 黒は我々ギラング人の象徴の色!
 白のヴァンダーは地を這い! 黒のヴァンダーが世界を制するのだ! ハハハハハハ!!』

――燃え盛る火炎の中、漆黒のヴァンダーが白いヴァンダーを見下していた…!   <続く>
667マロン名無しさん:2010/01/25(月) 22:08:30 ID:???
すぐに正体がバレて良かった。
それにしても、そっくりに作ったのに見分けにくいからと
わざわざ黒くするドランは何を考えてるんだろう?
こういう奴は好きだが。
668マロン名無しさん:2010/01/25(月) 22:49:51 ID:???
ギラング人の象徴の色だからだろう。
白いのは敵対する組織の色で我慢ならなかったとか。

それにしても冒頭の惨殺死体が1話以上にグロすぎる…_| ̄|○lll
イボ頭の惑星人はあのイボが生理的に受け付けないがかわいそすぎる。

そしてこんな時でもお色気を忘れない桂先生はさすがとしか言えないw
669マロン名無しさん:2010/01/26(火) 03:41:48 ID:???
さすがだよな…w

今更だけどヴァンダーが白いのは、前作(ウイングマン)を意識してかな?
670マロン名無しさん:2010/01/26(火) 06:36:27 ID:???
>>669
あ、言われてみればこちらも対照的やね。
片やタイツ系、片やメタル系。色も黒と白だし。
671マロン名無しさん:2010/01/26(火) 06:37:56 ID:???
わざわざヒーローそっくりに作りながら
本物と偽物とを区別つくようにするのは
偽ウルトラマンやショッカーライダーの頃からのお約束だな


(ホントの理由は、子供向けだから・・・だろうけど)
672マロン名無しさん:2010/01/26(火) 20:24:16 ID:???
ヒーローのニセ者といったら、明らかに読者(視聴者)から見ればあちこち違うのが丸分かりだったけど、
ウイングマンもヴァンダーもそういう所はなかったな。
673マロン名無しさん:2010/01/27(水) 01:26:29 ID:???
>>670
同じヒーローものだけど、ウイングマンに似せない様、
桂先生いろいろ努力してるよな……
スケベなのは一緒だけどw
674代理1/4:2010/01/27(水) 22:15:18 ID:???
SCENE-14:【B(ブラック)ヴァンダーの脅威】


「さぁヴァンダー!足を出せ!パワーソルをいただく!!」
偽ヴァンダーはバイクを爆発炎上させると、その体色をギラング人の象徴である黒に染め上げた!
ダメージを受け、うずくまるヴァンダーを見下すブラックヴァンダー!(以下BV)
…ヴァンダーの背後では、バイクの大爆発に巻き込まれた一般人が無数に横たわっていた…。
『誰か! 誰か119番に電話を!』

――当然、弘紫はやれるかと拒否する!
《弘紫 あいつらは樹海の時の戦いを参考にして作られた偽者なんだわ!
 奴らの知らない武器で攻めれば…》
「知らないのっていうと…Vパルザーか!! よし!」
みなほのアドバイスを聞いた弘紫は、パワーウェアの両腰にセットされているパーツを引き抜く。
左右のパーツを組み合わせ、展開するとビームガン『Vパルザー』となる!
そしてVパルザーのエネルギーチューブを手首に接続し、安全装置解除!

『エネルギーチューブ接続! Vパルザー!!』

Vパルザーを連射し、BVに命中させる!
「どうだ!」
BVはよろめき、ヴァンダーを飛び越えると近くの階段の手すりの上に着地する!
「逃げてもムダだ!!」
さらにヴァンダーはVパルザーを撃つが、今度はわずかの動きで回避するBV!

「あまいな! Bヴァンダーはきさまに劣るところは無い!」

――なんとBVまでVパルザーを装備していた!
BVのVパルザーはヴァンダーに命中し、本物のVパルザーとは比べ物にならない爆発をあげる!
弘紫は奴らが知らないはずの武器を装備している事に驚きの色を隠せない!
675代理2/4:2010/01/27(水) 22:15:42 ID:???
「このBヴァンダーがヴァンダーをまねて造ったと思ったら大間違いさ、機能は全て同じだ
 警視庁に保管してあるヴァンダーの設計図を見て造ったのだからな」

――その直後、ヘルメット内左モニターに陽子が映し出され、現在のダメージ状況を教えてくれた。
《弘紫くん! 胸部OV回路破損 もう一度そこに攻撃を受けたら、ヴァンダーは動けなくなるわ!》
「あ 陽子さん! 沢田さんを出して下さい!」
弘紫に頼まれ、陽子は沢田と変わり、モニターに沢田が映し出された。
《どうした! 偽者相手に苦戦してるのか!?》
「あいつ偽者じゃないんです! ヴァンダーの設計図を見て造ったとか…!」
《なんだって! どうして設計図なんか… まぁいい、気をつけろ!
 こっちでもどうしたらいいか、考えてるから》


――バイクが爆発炎上した際に発生した火災を鎮火する為、次第に消防車と救急車が集まってきた。
放水開始する消防士を見たBVはある事に気づいた!
「フッ 水か… 姉さん、力を貸してくれ」
《いいわよ》
BVはすばやく消防士の元へとジャンプすると、消防士から強引に消化ホースを強奪する!
「まずい! あの姉貴は水を自由自在に操る事ができるんだ!」

『バルカンウォーター!!』

そしてBVはホースの水を物質変化し、大量のショットガンのような水圧弾へと変える!
『ウオオオ 水が鉛玉のようだ!!』
反撃も回避もできず、ヴァンダーは文字通り手も足も出せないでいた。
《弘紫くん、体中が破損しているわ! これ以上やられたら、生命もあぶないわ!》
チェック担当の陽子からも警告が出されるが、今のヴァンダーにはどうする事もできない!

「くそっ! まるでVαみたいだ… ん!? Vα!!」
思わず呟いた自分の言葉に弘紫はVαでトドメを刺そうと考え付く!
すばやくVパルザーで消化ホースを切断し、ヴァンダーは自らの胸にロッドを突き立てようとする!
『行くぞ!』
676代理3/4:2010/01/27(水) 22:16:02 ID:???
…しかし、その時みなほから警告が入る。
《待って! あいつもVα使えるはずよ! 同士討ちになったら勝ち目無いわ!》
《それだ!Vαだ!Vαで倒せるぞ! Vαは設計図の中に入ってないんだ、やつらは知らない!》
みなほの警告の直後、間髪いれず沢田からアドバイスが入る!
沢田からのアドバイスを聞き安心した弘紫はVαを実行しようと決めた矢先――――
「ほぅ、Vαか 待ってたぜ!」
「何!? 待ってただと!?」
――ヴァンダーとBVのやり取りを聞いた沢田はすぐさま待ったをかける!
《待ったぁ!! Vαをするな! あの自信はおかしい!》
弘紫は沢田がコロコロ意見を変えるのを愚痴ってしまう。
《Vαを知る為に、わざとやらせようとしてるのかもしれない… ここは用心をして!
 …ひとまず戻って来い!》
《ダメよ、逃げるなんて! このままあいつをほっとけないわ!
 大丈夫… だと思うわ、女のカンがそう言ってるもの》
沢田やみなほのやりとりは外部に聞こえない。ヴァンダーに早くVαをやれと急かすBV!

《戻って来い!》
《Vαをやるべきだわ!!》

――みなほと沢田の意見に文字通り左右から板ばさみされ、迷う弘紫!
「ええい、じれったい! Vαをやらないのなら!!」
しびれを切らしたBVがクリスタルロッドを抜き、こちらに飛び掛ってきた!
思わずヴァンダーは自分のクリスタルロッドを投げつけるが、あっさりと弾かれてしまった!
《バカ弘紫! あのクリスタルロッドを投げちゃったらVαできないよ!
 もう1本はすでに失くしてるんだから!》
「そっか、しまった! ――いや、よかったんだよ!これで帰るしかないだろ!」
弘紫が一安心したのも束の間――――

『クリスタルロッドが無いなら、オレのを貸してやるぜ!!』
677代理4/4:2010/01/27(水) 22:16:19 ID:???
――なんとBVはヴァンダーの胸にクリスタルロッドを突き立てた!!
「じ 自分から敵に技をやらせるなんて、どう考えてもおかしいぞ!!」
《今更そんな事言ったって! こうなったらVαの威力を信じるしかないわ!》
弘紫達の意思に反し、パワーウェアはVα発動準備に入ってしまう!!

――そして、ついにVαが発射された!

『これがVαか!! ――パワーソルバリア!!』
Vα発動を確認したBVは、右手のパワーソルを突き出しバリアを張った!
光の散弾は完全に防がれ、実体化したヴァンダーはバリアのエネルギーで大ダメージを受けてしまう!
『うわぁぁぁっ!!』 苦痛の悲鳴を上げ、地に倒れるヴァンダー!
「Vαがやぶれた」

「なるほど… 今のが Vαか!!」
――地に伏したヴァンダーを見下ろし、BVは消防車に近寄ると軽々と抱え上げる!!

「Vαの一部始終、見せてもらったぞ! 今のデータを元にVαを分析すれば!!
 このBヴァンダーもVαを使う事が出来る!! 」

BVはそう言い放つと、持ち上げた消防車をヴァンダー目掛け投げつけ、下敷きにしてしまった!
『ぐあああ!』
『これでBヴァンダーは無敵だ! ハハハハハ!!』
《弘紫、しっかりして! 弘紫!!》

――消防車に押しつぶされた弘紫は、みなほの呼びかけにも応えず、完全に気を失っていた――
                                    <続く>
678マロン名無しさん:2010/01/28(木) 00:41:27 ID:???
みなほの女のカンは使えないな。
こんなんで話し続けられるか不安。
679マロン名無しさん:2010/01/28(木) 08:38:49 ID:+Opurz0b
ヴァンダーめちゃくちゃ弱体化したな…
どうすんだよ、これから…
680マロン名無しさん:2010/01/29(金) 03:00:16 ID:???
結局、ヴァンダーの力はパワーソルの力なのか?
開発陣が嘆くな
681マロン名無しさん:2010/01/29(金) 03:36:36 ID:???
必殺技が破られるのは新必殺技フラグだな。順番として次はVγ(ブイガンマ)だろうか。
682マロン名無しさん:2010/01/29(金) 06:37:24 ID:???
その次はVΔ(デルタ)で3人に分身して(ry
683マロン名無しさん:2010/01/29(金) 11:01:38 ID:???
ここでウイングマン登場とかして共演してくれたら燃えるな!



…え?記憶無くした?
漫画で設定無視はザラだからいいんだよ!
684マロン名無しさん:2010/01/29(金) 13:42:06 ID:QUQvD0N6
扉絵のブラックヴァンダーが超かっこえぇ!
>>683
それは是非読んでみたい!!
685マロン名無しさん:2010/01/29(金) 14:26:51 ID:xmoz7HGY
それにしても扉のBVがめちゃくちゃかっこいいな!
光沢、金属感がすごい。

ウイングマンのソーラーガーダーで培った画力は伊達じゃないな!
686マロン名無しさん:2010/01/29(金) 14:27:58 ID:xmoz7HGY
うは、リロードしてなかったから被ったw
687マロン名無しさん:2010/01/29(金) 16:00:10 ID:???
>>684-685
お前らが武装変してヴァンダー助けに行けw
688代理1/5:2010/01/29(金) 22:23:46 ID:???
SCENE-15:【涙のみなほ】


ブラックヴァンダーが投げつけた消防車に押しつぶされ気絶した弘紫――

「数時間後にはVα使用可能となる、これでBヴァンダーは完璧だ
 ヴァンダーよ、あとはオレにまかせてお前はそこで眠ってな、永遠にな! ハハハハハ!!」

圧勝したBVは高笑いを上げながら空中へと飛び去っていった…。
《弘紫!弘紫!! 返事して、死んじゃいや!》
みなほが呼びかけるも、弘紫は応えないでいた…。

「早く消防車をどけないと、下敷きの奴が死ぬぞ! …だめだ、びくともしない!!」
消防士がヴァンダーの上の消防車を押すが、人間の力ではどうにもならなかった。

――その時、上空から再び黒い人影が舞い降りてきた!BVが戻ってきたのか!?
黒い人影は消防車の側に降り立つと、消防車を押してヴァンダーの上からどかした。
『弘紫くん、しっかりして!』
ヴァンダーを抱え起こし声をかけたのは―― 超機動員ジャイロンだった! 一安心するみなほ。



―夕木署・医務室―
手当てを受け、ベッドでひたすら眠る弘紫。その側にはみなほが座っている。
ふと、ドアが開いて沢田が入ってきた。
「あ、沢田さん  …いまだに信じられないわ、あんなのの下敷きになったのに、
 頭にちょっとケガした位で済んだなんて…」
「パワーウェアが守ってくれたんだよ、その代わりパワーウェアの方はガタガタだけどね
 今、大急ぎで修理してるけど
 それより… みなほくん、ちょっと話があるんだ、来てくれないか?」
「話… ですか」
689代理2/5:2010/01/29(金) 22:24:10 ID:???
 ―超機動課―
『やっほー! お話ってなんですかぁー♪』
部屋に入るなり、思い切り明るくふるまうみなほ。…だが課長以外、みんな沈んだ顔をしている。
「どうしたの…? みんな、おっかない顔して」

「率直に言うぞ ――――みなほ、お前に超機動課から抜けてもらう」

開口一番、課長の口から出たのは…『クビ』の宣言だった。みなほは無表情でしばし固まり――
「つまんないジョーダン☆」
思いっきり気の抜けた顔で真に受けないみなほ。
「もっと課長さん、自分のキャラクターを生かしてジョーダンを言えばいいのに
 例えば『みなほ、お前さんにはこの仕事から足をもらってもらうぜ』とかね、
 でも、まぁ どっちにしてもネタがつまんないからダメね
 ヤングを笑わせたかったら、もっとギャグをみがいてね、応援するわ」
――鼻をこすりながら、江戸っ子っぽく言うみなほ。
「ジョーダンじゃないよ」
…しかし、課長は本気だった。
「ジョウダンじゃないよ ・・・・・・・・・・・ジョウダンじゃない?」
(↑ドロボウヒゲをつけて、ビートたけしのモノマネで)
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100129211742.jpg
『 み な ほ !! 』 みなほのくだらないジョークについにキレる課長!!
――そして、しばしの沈黙が流れ…… 

「いやです」

…真顔に戻ったみなほはきっぱりと言い放つ。
「いやじゃねぇ、これは命令でぇ! おめぇは もうヴァンダーに…!」
「分かってます! もうパワーソルが無いから、頭の回転も鈍くなったし、
 今回の事件だってわたしの判断がいいかげんだから、弘紫をあんな目に合わせちゃったし!
 でも! でも!! わたし、弘紫から離れたくない!」
690代理3/5:2010/01/29(金) 22:24:27 ID:???
「アホ! そんな都合で…! 何言ってやんでぇ!!」
「わたし! 訓練してヴァンダーの頭脳になれるようにガンバりますから!」
「そんな余裕ねぇんだ! おめぇは頭の回転の良さを見込んで連れてきたんで、元は民間人!
 使いもんにならねぇのは、即クビでぇ!!
 それにおめえはやっとできた男だから、離れたくねぇんだ!! 即席の恋人はしょせん即席でぇ!!」
「課長、それは言いすぎだわ」 みなほと課長は口論し、ヒートアップする課長を陽子がなだめる。

『違います! わたし、弘紫のこと、ホントに好きです!
 即席だろうが、なんだろうが! 今は本気で好きです!
 それに… それに、この仕事だって! ホンキです! みんなが笑って暮らせる為なら、
 わたし! わたし・・・・・・・!!』

――大声で反論するみなほの目から、後から後から涙がこぼれ落ちてくる。
「……泣いたってダメだ、もう変わりも決まってるし
 必要ねぇもんは必要ねぇんだ! 家に帰ぇんな、就職口はオレが手配しといてやっから!」
『 い や ―――― !  や め た く な ―――― い !! 』
嫌がるみなほの肩を掴み、部屋の外へ強引に押し出す課長。

『課長のバカー! 死んじまえー!!』
…部屋を追い出されたみなほは悔しさのあまり、暴言を吐きつつドアを蹴り飛ばす。
――ふと、背後に人の気配を感じ、振り返ると――

「今までご苦労やったわね、みなほ 今日からうちがあんたの分までガンバるから」

『なつき!』
――そこには、樹海事件で一緒になったなつきがいた!
「パワーソルなくて、普通の娘に戻ったんやから、普通の生活しなはれ」
反論できないみなほは涙ぐみ、顔を真っ赤にして黙り込んでしまう…。

『もう こんなとこ、大爆発して消えてなくなっちゃえばいいのよ!!』

悔しさのあまり、物騒な事を言い残しつつその場を駆け出し――泣きながら夕木署を飛び出した。
691代理4/5:2010/01/29(金) 22:24:44 ID:???
 ―超機動課―
敬礼しながら入室してきたなつきの目に最初に飛び込んできたのは――女性陣に叩かれ中の課長。
「課長、ひどい! あんな言い方ないわ!」
女性陣ほどではないが、沢田も課長に反論する。
「そうですよ、もうちょっとなんとか、言い方が… かわいそうですよ いい娘なのになぁ…」
「――だから、ムリにでもやめさせたんだ、死なせたくなかろう
 この仕事は意気込みだけでやれるほど、やわじゃねぇんだ
 能力のねぇ奴がやっても、死ぬのがオチだからな
 弘紫には会いたきゃ、いつでも会えるだろう… 別に、もう会うなと言った訳じゃねぇしな」
――真っ赤になって課のみんなに説明する課長。これはみなほの身を案じてのせめてもの情けだった。



 ―医務室―
「ん んん・・・・・ みなほ……」
気がつき始めた弘紫。その目に入ってきたのはボンヤリとした女性。
「いややね、うち みなほやないわよ」
なつきに驚き飛び起きる弘紫。――急に飛び起きるものだから頭痛がし、うめいてしまう。
「いけまへん、じっとしてないと」
なつきは弘紫の安否を気遣い、そっとみなほが超機動課を辞めた事を伝える。

『え! みなほは超機動課を辞めたのか! どうして! どうしてだよ!!』

――弘紫のうろたえように、なつきは弘紫にみなほが好きだったのか尋ねる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・ べ、別に そんな事ないよ」
「ホンマ? でも今、すっごいうろたえとったよ」
「や、それは あまり急な話だから…」
「よかった… 今日からうちがパートナーやから、よろしくね」
「なつきちゃんが?
 …そうか、オレ、なんとなく なつきちゃんの方が話しやすかったんだ うまくやれそうだね」
。oO(――オレがみなほの事、好きな訳じゃないんだ キャピキャピしたのは大の苦手なんだから…)
692代理5/5:2010/01/29(金) 22:25:07 ID:???
 ―超機動課―
なつきと一緒に課に戻る弘紫。
「みなほ、辞めたんですって?」
「お、弘紫 もう起きていいのか?」
「みなほくんの件、キミに黙ってやってしまったけど、弘紫くんはどう思う?」
「――ボクは構いませんよ、ボクが決められる事じゃないだろうし…」
申し訳なさそうに言う沢田に、やや戸惑いながらも返答を返す弘紫。

今、課のみんなはブラックヴァンダーの事で話し合っていたそうだ。さっそく弘紫も話に加わる。
「ヴァンダーの設計図を見て造ったって事は、警察にスパイがいる…可能性が高いと思われます」
…しかし、弘紫はみなほの事が頭から離れなかった。

。oO(オレがみなほを好きな訳ないんだ… あんなキャピキャピ…)

――それでも弘紫の頭の中は、みなほとの楽しかった、辛かった思い出が駆け巡っていた。
『弘紫、聞いてるのか!!』 課長からの喝が飛び、我に返る弘紫。


その直後、超機動課の扉が開いたかと思うと、誰かが入ってくる。
「警視監!? なぜこんな所に…」 急な警視監の登場に思わずあっけに取られる課長。
警視監は不敵な笑みを浮かべ―――― 背後から、無数の黒スーツの男達がなだれ込んできた!
『なんだ!?』 黒スーツの男達はあっという間にパワーウェアチェック装置等を陣取ってしまった!

『今から第三支部は我々が使う! 直ちにキミ達は立ち退くんだ!
 ――その際には、パワーウェア『ヴァンダー』、専用オートバイ『ヴォルバー』、
 専用カー『ダンガー』全て置いて行く事!』

『なんだって!?』
――あまりにも急な命令に驚く弘紫達だった!            <続く>
693マロン名無しさん:2010/01/29(金) 23:39:55 ID:???
やっとみなほを追い出して
なつきがパートナーになれたのに
強制撤去ってどういうこと?
694マロン名無しさん:2010/01/29(金) 23:54:35 ID:???
冒頭の黒い影に一瞬ウイングマンかと思ったのに…
それにしてもジャイロン久しぶりだな。
何気にマシンの名前も判明したが、一体この展開はなんなんだ?
先が読めない…
695代理1/3:2010/01/31(日) 22:00:00 ID:???
SCENE-16:【スパイだ!】


超機動課に現れた警視監の突然の命令により、黒スーツの男達に課を占領されてしまった!

「キミ達のやり方では成果が上がらない、第三支部を降りてもらう
 ――まず、パワーウェアを渡してもらおうか」

…さすがの課長も、相手が警視監では逆らう事はできない。
沢田に指示すると、沢田は吉田にパワーウェアの修理が出来たかどうか内線で尋ねる。
「至急、超機動課へ送ってくれ」

――警視監はまた不敵に笑う。
「それから… 京本なつき… お前はスパイだな…ちゃんと調べはついているんだ、白状したまえ」
『 な ! ? 』
警視監の言葉に弘紫達は驚愕する!
「な なんの事……? うちにはさっぱり……」
「とぼけてもダメだ、スパイにはこの場で死んでもらう 大事にならないうちにな」
。oO(こ このオッサン…裏切る気? いや… もう、うちには用なしって事やね…)

事態を把握したなつきに尋ねる弘紫。
「なつきちゃん… 本当なのか…?」
「う うそや! うちがヴァンダーの中に入ったら困るんで大ウソついてんのやわ!!
 こいつこそゾルド将軍の手下やないやろか!」

『 ゾ ル ド 将 軍 !? 』

なつきの激白に再び声を合わせて驚く弘紫達!
「フッ 何を訳の分からぬ事を…… お前のような小娘のたわ言を誰が信じるか」
「いや、オレは信じるぜ どっちかというとあんたの言ってる事の方が妙だしな」
『何を言うか!』
696代理2/3:2010/01/31(日) 22:00:23 ID:???
警視監に反論する弘紫だが、課長から待ったがかかる。
「まぁ待て ――警視監、あなたの話もとっぴで… もう少し、納得いくように…」
「わたしの言っている事がうそだとでも? 退去命令の通告書でも見せれば納得するのか!」
「…え… ええ… 少なくとも、今よりは納得できるかと…」

――その時、電子音が鳴り響き、コンピューターにアーマメントガンとペンダントが転送されてきた。
それに目をつけた弘紫は、課長の静止の声も聞かずにそちらに向かって駆け出した!
コンピューターの前に座っていた男はアーマメントガンとペンダントを手に取るが、
弘紫は咄嗟に男の腕を蹴り上げてアーマメントガンとペンダントを弾き飛ばした!!
2つは空中に放り出され――弘紫はペンダントを奪い取る!
床に落ちたアーマメントガンはかおり達の近くへ落ち、かおり達は拾おうと一斉に飛び掛る!
『そうはいくか!』
――だが、あとわずかの所で黒スーツの男にアーマメントガンを奪われてしまった!
男は警視監へアーマメントガンを投げ渡そうとするが――
『そうはいかんわ!』
なつきは男の顔面へ飛び蹴りを喰らわせ、その弾みで男はアーマメントガンを落としてしまう!

『よし、なつきちゃん 武装変だ!!』

しかし、警視監は2人を武装変させまいと男達に取り押さえるように命じる!
「いかん、二人を取り押さえろ!!」

――だが……黒スーツの男は弘紫を警視監に任せ、全員なつきの方へ行ってしまいましたw
「チッ!みんな女の方へ行きおって!」 「こら、離れなさい!」
沢田他の課のみんながなつきから男達を引き離そうとするが、恐るべきスケベ根性で離れない!!
「ええい、ペンダントをこうしてやる!」
もがく内に警視監は弘紫からペンダントを奪い取ってしまう!
男共にもみくちゃにされるなつきはなんとかアーマメントガンを撃つ!
697代理3/3:2010/01/31(日) 22:00:39 ID:???
――突如弘紫は警視監の拘束から逃れるが… 武装変していない??
後ろを振り向くと…… そこにはヴァンダーが立っていた!

――ヴァンダーの中身は…当然、ペンダントを奪い取った警視監。
《キャッ! こんなオッサンと一つになるのいややわ! 早く武装変解きたいわ!》
…ものすごく嫌がったなつきのおかげで、武装変はあっと言う間に解けてしまう!
「おー あせった、一時はどうなるかと思ったぜ」
一安心した弘紫はすばやく警視監からペンダントを奪い返し、距離を取るとなつきに武装変を促す!

なつきは弘紫の合図と共にアーマメントガンを発射し―――― 武装変、完了!!

ヴァンダーは黒スーツの男達の襟首をつかむと、次々と文字通り窓から投げ捨てる!
「そりゃ! そりゃ! ――あんたの番だ」
歯噛みする警視監まで遠慮なく外へ投げ捨てるヴァンダー!
…ヴァンダーを中心に、みんな仲良く揃って窓の下を見下ろすと―― 突然現れた黒い影!

『 ブ ラ ッ ク ヴ ァ ン ダ ー !! 』

「こいつらは口で言ってもわからないんだ、力づくで追い出すしかないのさ」
ヴァンダーは咄嗟に仲間に逃げるように叫ぶ!
――と同時に、BVはヴァンダーの首を掴むと外へと投げ飛ばした!
向かいのビルの壁にめり込むヴァンダーに殴りかかるBV!
しかしかろうじてヴァンダーはその場を離れ攻撃を回避する。
「ふぅ、危ない 今度はこっちから行くぞ!
 まさか、まだVαを使えはしまい! 今のうちにこっちがVαでやっつけてやる!!」
「Vαを使えないとでも思っているのか?」
「まさか! さっきまで使えなかったのに! そんな訳が!」

『そんな訳が!  ――――あるのさ!!』

『なに!?』
BVはロッドを胸に突き刺すと、黒い光の散弾となりヴァンダーへと襲い掛かった!!  <続く>
698マロン名無しさん:2010/02/01(月) 06:30:37 ID:???
「おとといきやがれ」と全員で下を見るコマがなんかかわいいと思ったら…!
今のヴァンダーに勝ち目あるのか!?
699マロン名無しさん:2010/02/01(月) 08:48:07 ID:???
ついにヒロシ達にも首領の名前が判明したな。
なんだかんだでみなほは戻ってくるだろうが、なつきがどうなるか予想できん
700マロン名無しさん:2010/02/01(月) 20:05:00 ID:???
みなほ復帰は思ったより早そう
701超機動員アウトライン 1/5:2010/02/02(火) 22:00:00 ID:i4z3c6SV
SCENE-17:【なつき散る!】


Vα使用可能となったBヴァンダーは黒い光の散弾となりヴァンダーを襲う!
『逃げ切れない!』

『とぁっ!』 ――刹那、横からジャイロンが飛び出してきて、ヴァンダーに体当たりをかける!
そのおかげでヴァンダーは黒Vαの直撃を避けれたが、変わりにジャイロンがダメージを受けた!
『ジャイロン! 危険だ、あんたは出てこない方がいい! 奴は並みの強さじゃないんだぜ!』
「指くわえて見てられないわよ!」
黒い光の散弾は再びBVの姿へと戻っていた…

『お前らみたいなのが、一人だろうが二人だろうが、オレには関係ない!
 しかも、お前らには万が一にも勝ち目が無いのさ
 なぜなら―――― このPウェアの中には、姉さんの他にみなほとかいう娘も入ってるからな!』

『なんだって!?』
まさかみなほが人質になっているとは思いもしなかったヴァンダーとジャイロンは驚き戸惑う!

――夕木署から泣きながら飛び出してきたみなほを、ドランの姉は
 「アーマメントガン・マイナスビーム」で吸引、エネルギー体と化し人質にしたのだった。

「これでこの娘はBヴァンダーの一部だ… 人質にとったも同然」
「これでヴァンダーは手も足も出せないという訳だ ――まぁ、こんな事しなくても勝てるがね」
『卑怯な事を!』
クリスタルロッドを抜き放ち襲い掛かるジャイロン!
「お前の相手はこっちだ!」
BVの背後からヴァンダーが襲い掛かるが、BVは目にも止まらぬ速さで攻撃を回避する!
――しかし、ヴァンダーも以前より早くなっていた!
702超機動員アウトライン 2/5:2010/02/02(火) 22:00:42 ID:i4z3c6SV
「へへへ 今度のパートナーは気が合うんだよ、それでヴァンダーの力もアップしてるのさ!
 Bヴァンダーだか何だか知らねぇが、すぐにやっつけてやる、行くぞ!」

《待って! ――やられるの、こわおまへん?》
「怖いもんか、そんなんじゃ勝てるのも勝てないよ、強気でなくっちゃ」
《・・・・・・・・・・・・・そうね、それ位の気迫がないとね…》

弘紫はBVのパワーソルを取れば弱体化するはずと睨み、右手を集中的に攻撃する!
しかしクリスタルロッドで右手を切りつけるも、BVのパワーウェアを切り裂けなかった!


「何事だ、一体」「あ、署長」 外が騒がしいので署長が様子を見に来てしまった。


『クリスタルビュート!! 今よヴァンダー! Vβで右手を宇宙に送っちゃいなさいよ!』
ジャイロンは背後からクリスタルロッドをビュート(鞭)状にしてBVの両手を封じた!

その頃、地上でこの戦いを見ている男がいた。
男はニヤリと笑うと、手に持った小さな何かのスイッチを押すと、急になつきが苦しみだした!
「どうしたんだ、なつきちゃん!」
《わ わからん 急に胸が苦しくなって…》
『キャー! 早くして!!』
暴れるBVはクリスタルビュートの束縛から抜け出そうと必死だった。
『行くぞ!』
ヴァンダーはクリスタルロッドを両肩に突き刺し、久々のVβを発動させBVの右肘にブチ当てる!
Vβを知らなかったBVは苦しみもがく!

『ぐおおおお! こんな技もあったのか!
 ――くそ! パワーソルごと右手を宇宙に飛ばされてたまるか!!』

――なんとBVは底力を出し、パワーソルのある右手首を自ら切り落としてしまった!
その直後Vβが発動し、小型ブラックホールはBVの右手を引きちぎり吸い込んでしまった!!
703超機動員アウトライン 3/5:2010/02/02(火) 22:01:26 ID:i4z3c6SV
――切り落とされたBVの右手首はパワーソル諸共道路に落ちた。
そして先程スイッチを入れた男はツカツカと落ちた右手首に歩み寄り、自分の右手を重ねると……
パワーソルのエネルギーが男の右手へと転写された。

…同時刻、初心者マークをつけたカップルを乗せた車がわき見運転しながらこちらへ走ってきた。
「キャ、前!!」
車の目の前には、先程の男! 車は――さながら鉄柱にめりこんだように大破してしまった!
傷一つ無く、男は炎上する車を見て笑っていた――



『うわああああ!!』 ――上空では、右手を失った苦痛にのた打ち回り暴れるBVがいた。
《よくも、よくも弟の腕を!!》
怒りに燃えるドランの姉の精神力はすさまじく、ビュートもろともジャイロンを振り回す!
振り回されたジャイロンはヴァンダーへ激突し、二人はその勢いで夕木署の壁に激突する!
『死ね、ヴァンダー!!』
『死ぬのはお前らだ!』
追い討ちをかけるBV、迎え撃つヴァンダー!
《弘紫はん、うち怖い!!》
「怖がるな! 奴らは傷ついているんだ、こちらにも勝ち目はある! 行くぞ!!」
怖がるなつきを勇気付け、白と黒のヴァンダーのクリスタルロッドが交差し―― 相打ちに!!

「くっそー! もう一度アタックだ!」
《あせらないで、弘紫くん!
 無理をしてもしもの事があったら、あんただけでなくなつきちゃんまで傷つくのよ!》
《そ そうや、ここは考えて戦おっ!》
ジャイロンとなつきののアドバイスに一瞬考える弘紫だが、うずくまるBVを見て考えを改める。
「……………いや、敵はひるんでいる! 今 攻撃を仕掛けた方がいい!」
704超機動員アウトライン 4/5:2010/02/02(火) 22:02:06 ID:i4z3c6SV
この戦いを見ていた沢田はヴァンダーがまずい状況に陥っている事を見抜く。
「このままではヴァンダーはパワー負けしてしまう…
 敵は弟の腕をとられた姉の怒りと、弟を思う気持ちがパワーを上げているが、
 弘紫にはなつきちゃんを思いやる気持ちが無いから…」

「そこまでだ、ヴァンダー」

ふと、戦いに水を差す男が現れる。
「あ、本庁の超機動隊長 なぜこんな所に?」
思わず声をそろえてしまう沢田と課長。

「なつきの体にしかけた時限爆弾はあと30秒で爆発する ――嘘だと思うならそれでもいいぞ フフフ」

突然そんな事を言い出す超機動隊長。当然、弘紫もなつきも信じられない。
「き きさま 何者なんだ! ――あんな妙な奴の言う事なんか、信じるな!」
《弘紫はん、武装変解きましょ
 うちの力もここまでや… 弘紫はんがうちの事、ホンマに好きやったら、
 少しはうちの事 気にかけてほしかった…》
うつむき加減にポツリポツリと言葉を漏らすなつき。
「気にかけるって!? 一体何言ってんだ! 今だって気にかけてるじゃないか!」
《とにかく! あと15秒位しかないわ! もし本当なら、弘紫はんも一緒に爆発してまうんよ!!》
――なつきの言葉に弘紫は武装変を解く。   …12
705超機動員アウトライン 5/5:2010/02/02(火) 22:02:53 ID:i4z3c6SV
『Bヴァンダー! 今、定員オーバーにしてあげるわ!』
何を思ったか、なつきはすでに武装変しているBV目掛けアーマメントガンを撃った!   …11 
エネルギー体となったなつきはBVに吸い込まれ、囚われのみなほのエネルギー体をを救い出す。
「みなほはうちと交替や、あんたは外に出なはれ  ――あんたらも道連れや!!」   …9
なつきがBVの右モニターに映し出され、慌てるドラン!
「しまった! ね、姉さん! 早く武装変を解かないと!!」
――しかし、ダメージを受けたBVのパワーウェアがスパークし、武装変が解けない!  …6
うめき膝をつくBVの前にみなほが投げ出される。   …5
『い いけない! もう間に合わん!』   …4
覚悟を決めたなつき。 しかしその表情は一瞬にして崩れ――   …3  …2

『でも… でも うち、本当は死にたくない! 弘紫はん助けて! 誰か助けて!!』  …1

――なつきの叫びが言い終わるや否や、大爆発を起こすBヴァンダー!!
                 それが、京本なつきの最期の言葉だった――――

『なつきちゃん!  ――なつきちゃん!!』
地面に這いつくばったまま、救えなかったなつきに手を伸ばし、悲痛な叫びをあげる弘紫!
…その後ろには、不気味な笑みを浮かべた超機動隊長が佇んでいた…   <次回、最終回!>
706マロン名無しさん:2010/02/02(火) 23:20:43 ID:???
うわあああああああああ!!なつきちゃーーーん!!

結局ヴァンダーは実力でBVに勝てないままなのか…!
しかも来週最終回と言うし、ゾルドにどうやって勝つんだよ!
助けてウイングマン!ご都合主義でもいいからさ!!
707マロン名無しさん:2010/02/03(水) 07:36:32 ID:???
なつきちゃん……。・゚・(ノД`)・゚・。

爆発寸前の微妙な表情の変化、最後の叫びがせつなすぎる…!
708マロン名無しさん:2010/02/03(水) 21:22:28 ID:???
まさか殉職するとは
709マロン名無しさん:2010/02/03(水) 22:08:52 ID:???
現実なら爆発しても肉片はある程度残るだろうが…
データ化(?)したなつきちゃんの遺体は何も残らないんだろうな…orz
遺族は悲惨すぎる。肉片にすら会えないとは。・゚・(ノД`)・゚・。
710超機動員アウトライン 1/6:2010/02/04(木) 22:00:00 ID:pm/Pyv6S
SCENE-18(THE LAST SCENE):【愛の力】


「パワーソルをいただく!」
超機動隊長は這いつくばったままの弘紫の右足首を掴みあげると、
そのまま持ち上げブーツ越しに左手にパワーソルを転写し始めた!
弘紫はパワーソルを奪われまいと必死で抵抗するも、超機動隊長は微動だにしない!


――パワーソル転写終了…
『戻ってきた! パワーソルが二つ、わたしの元へ! 再び!!』
パワーソルを取り戻した超機動隊長の体は巨大化し、服が弾け跳び、4m位の全裸の大男となる!
これが超機動隊長の正体――ドラン達が言っていたギラング惑星人の首領、ゾルド将軍!!
「なんて事だ!超機動隊長が惑星人だったなんて!!」
これには沢田達も驚きを隠せなかった!

「まさか警察の中に地球の侵略を狙う者がいるとは考えもつかなかったろう、
 フフフ それが狙いなのだよ
 なくした二つのパワーソルが見つかるまではと、ジッと待っていたのさ
 …その間に他の惑星人が侵略せんよう、超機動課の設立を考えた訳さ
 惑星人の反乱に手を焼いていた警察は、わたしの相談を快く受け入れてくれたよ」

これまでの計画を話すゾルド将軍。
「パワーウェアの技術もきさまのものなのか!」
「そうだ」
沢田の問いに答えるゾルド将軍。まさか警察が知らず知らずに地球侵略の手助けをしていたとは!
ありったけの憎悪の念をこめてゾルド将軍を睨む課長。

『さぁ、全ての者が私にひざまずく時が来たのだ! 地 球 は わ た し の 物 だ !! 』

――言うが早いか、ゾルド将軍は手始めに夕木署を素手で破壊し始めた!
弘紫は歯噛みすると、そばで気絶しているみなほを抱え起こす。
711超機動員アウトライン 1/6:2010/02/04(木) 22:00:41 ID:pm/Pyv6S
「みなほ、起きろ! 戦うんだ、武装変だ!!」
「あ… ひろし…」
「武装変だ!」
「え、だって わたしクビに…」
咄嗟に弘紫は課長に取り消しですよねと問う。非常事態だ、課長も即答する!
「え、本当! やったぁ!」
「お おい、ふざけてる場合じゃないんだから」
嬉しさのあまり弘紫に抱きつくみなほ。弘紫は赤くなりながらも、昔の様に強く拒絶はしなかった。
「あ」
「なんだ?」
――弘紫のこの変化に気づいたみなほは一瞬驚くも、なんでもないとごまかす。
。oO(弘紫が初めてあーいう顔して笑ってくれた…)

『ゾルド! それ以上好き勝手はさせないぜ!   武 装 変 !! 』

力強くゾルド将軍を指差し、弘紫とみなほは地球の運命を賭けて武装変する!
武装変したヴァンダーは崩れた夕木署の瓦礫の上に飛び乗り、力強く見得を切る!

『 超 機 動 員  ヴ ァ ン ダ ー !! 
 パワーソルがあろうとなかろうと、きさまを倒してやる!』

『ムダな事だ!おとなしくわたしの侵略激を鑑賞していろ!!』
そう叫びつつ、ゾルドはヴァンダーを叩き潰そうとする!咄嗟にヴァンダーはこれを回避する!
ヴァンダーはVブーメランを投げるが、ゾルドに当たらなかった!
「フ どこに投げている?」

…弘紫とみなほの超人的な強さの秘密はパワーソルにあった。
今、二つのパワーソルは奪われ、二人はただの普通の人間… その上、訓練さえ受けていない状態。
これではいくらパワーウェアを着ていても…
712超機動員アウトライン 3/6:2010/02/04(木) 22:01:24 ID:pm/Pyv6S
――沢田が危惧した通り、ヴァンダーはゾルドの攻撃を喰らってしまった!
「くっそ――――!! このままじゃやられちまう! どうすればいい、みなほ!?」
《弘紫の思ったとおりやって、わたしついてく》
…しかし、その時弘紫の心の中では異変が起きていた。

。oO(なんだ? こいつの顔見てると戦うのが怖くなってくる… これは…
  『怖くないんやね… うちの事、本当に好きやったら 少しはうちの事も考えて欲しかった…』
  ――――そういう事だったのか… オレ、みなほの事…)

弘紫の脳内になつきの言葉がよみがえる。そのため、恐怖心が芽生えてしまったのだ。
『 死 ね ! 』
考え事をしていた為、ヴァンダーはゾルドの巨大なパンチを喰らってしまい、悲鳴をあげる弘紫!
「フン、たわいない」
ダウンしたヴァンダーを見下ろすゾルド。一般警察官はただ眺めているだけしかできなかった。
「これまでか……」
目を覆うかおりをよそに、絶望感を覚える課長。

『 パ ワ ー ソ ル 砲 !! 』

不意にゾルドは両手を合わせて空中に向けると、パワーソルのエネルギーが空中に飛び上がり、
エネルギーは空中でいくつかに散ると、街の着弾地点で大爆発を起こした!

「これがわたしの力だ、降伏しろ わたしにひざまずけ  ハハハハハ!!」

燃え盛る業火を背に勝ち誇るゾルド将軍――
「何を言う そう簡単に地球を渡せるか!!」
声の主は…瓦礫をかきわけ、立ち上がるヴァンダー!
ゾルドはうっとおしそうにヴァンダーを見下すと、今度こそ息の根を止めようと身構える!
――だが… 立ち上がったのはいいが、弘紫はまるで蛇に睨まれた蛙の様にそのまま動けなかった。
《どうしたの!? ただじっとしていたらやられるだけよ!》
713超機動員アウトライン 4/6:2010/02/04(木) 22:02:06 ID:pm/Pyv6S
『できない! もしヴァンダーがやられたら! みなほ、君まで死んでしまう! そんな事は!』

弘紫は恐怖心だけでなく、みなほを気づかうあまり、戦う事を恐れてしまっていた。
《弘紫…… わたし、平気だわ! 弘紫と一緒なら、どんな事になったって!》
「みなほ」 涙ぐみながら弘紫を勇気付けるみなほだった――


「そうだ」ふと、何を思ったか沢田は半壊の夕木署内部へ走っていく。向かう先は―― 超機動課!
沢田はコンピューターを使い、ゾルドを倒す方法を検索し始める。


…ややあって。
ヴァンダーヘルメット内部左モニターに沢田が映し出された。
《弘紫くん、やつを倒す方法がありそうだぞ》
「沢田さん! それ教えてください!」

《まず、あのパワーソル砲を撃つ瞬間に パワーソルに向かって飛ぶ!
 発射される前だから、パワーソル砲のエネルギーをヴァンダーに蓄える事ができる…と
 その体で・・・・・・・・・・・・・・やつに体当たり?》

――直後、再びゾルドの攻撃が直撃し、苦痛にうめく弘紫!
「ぐほ! それでどうするんですか!」
《ダメだ、この方法は取れない!》
「なぜですか!」
《成功率99.9% ただしヴァンダーの生命維持率は0.1%! すなわち君達も死んでしまうんだぞ!》
――ある意味、それは弘紫達には死刑宣告と同じだった。沢田も弘紫も無数の脂汗をかく…
…そして、しばしの沈黙が流れる。

「そ それも運命なんですよ みなほと出会ったのも、ヴァンダーを着る様になったのも…
 地球を守るために命を捨てるのも… 運命なんです!
 それに… ボクら、ふたり一緒だから…… 怖くないですよ!」
714超機動員アウトライン 5/6:2010/02/04(木) 22:02:57 ID:pm/Pyv6S
――覚悟を決めた弘紫はにこやかに答えた。その様子を見た沢田は確信した。
。oO(これは…『愛』だ! 今のヴァンダーには愛がある、これならいけるかもしれない!
   わたしの愛情システムが間違っていなければ……!)

その時、ゾルドがヴァンダーに向けてパワーソル砲の体制に入った!
「一気に潰してやる、パワーソル砲でな!  ――つぶれてしまえ!!」
ゾルドの両掌にパワーソルのエネルギーが集中し始める!
すかさずヴァンダーはゾルドの掌に飛び込み、全身にパワーソルのエネルギーを蓄えた!
「な なにをする!」
――弘紫とみなほは微笑みを浮かべ、お互いを支えあう――
「行くぞ、みなほ」 《うん》

『 と あ ー っ !! 』
ヴァンダーは気合の掛け声をあげ、ゾルドへと体当たりをかける!
その威力はゾルドの巨体を大きくのけぞらせるほどに強化され、ゾルドは苦痛のうめき声を上げる!
『や やめろ! うおおおおお!!』
戦いを見守る課長達の声はゾルドの叫びにかき消された!

『  愛  の  力  を  お  も  い  し  れ  ぃ  !  』

 ズ  ゴ  オ  オ   ォ  ォ  ォ  ……
ゾルドに特攻をかけた弘紫の叫びは――――大爆発と共に消えた・・・・・・
『ヴァンダー!!』
大空に散った英雄の名を叫ぶ課長達! 直後、沢田も夕木署から出てきて空を見上げる…
715超機動員アウトライン 6/6:2010/02/04(木) 22:04:01 ID:pm/Pyv6S
「弘紫… みなほ…   ん?」
『見て!』
沢田が何かに気づき、陽子の声で一斉に空を見上げる課長やジャイロン、警官達。
彼らが見た光景は……


爆煙が晴れた大空に、人々は弘紫とみなほの姿を見た
2つのパワーソルに守られ、微笑みながら抱きあっている姿を――――


                       ・
                       ・ 
                       ・
             弘紫とみなほの愛は 巨大な悪を倒した

            そして 宇宙に愛の歴史が始まった……

                                           <超機動員ヴァンダー 完>
716マロン名無しさん:2010/02/04(木) 22:56:12 ID:???
終わった…のか… やはり打ち切りだったのなorz
ウイングマン結局出なかったし、デザインや設定好きなのに残念だ
717マロン名無しさん:2010/02/04(木) 23:19:29 ID:???
残念
718マロン名無しさん:2010/02/04(木) 23:26:06 ID:???
しかしライエルと違い、正体現したらフルチンというのはかなり情けないです、ゾルド将軍w
719マロン名無しさん:2010/02/05(金) 00:33:46 ID:???
ライエル戦は熱かったが
ゾルド戦は勢いだけだw
カットされなかっただけマシだが
720マロン名無しさん:2010/02/05(金) 06:31:47 ID:???
カットはされなかったが、打ち切りはされたな
721マロン名無しさん:2010/02/05(金) 14:15:41 ID:???
>「これがわたしの力だ、降伏しろ わたしにひざまずけ  ハハハハハ!!」

わ…わかりましたからソレをしまってからおっしゃってください/////
しかし、グリモス惑星人の回想にチラッと出てたバトルスーツや、
ギラング技術の粋を集めた純軍事用パワーウェアとかやりようはいくらでも
あったろうによりよって身長4メートルのむくつけきふるちんとか一体誰得……
打ち切りでヤケになったのか?
722マロン名無しさん:2010/02/05(金) 20:04:43 ID:???
>>721
ワロスwwwあの場にいた全員そう思ってたろうなwww
せめて北斗の拳のように、筋肉肥大化・上半身裸にしておけばまだかっこよかったのに…w
あれではラスボスの威厳も何もあったもんじゃないよな。

ラストで幻かどうかわからないが、弘紫とみなほもヌードになっちゃったけど…
そういえばあのラスト、弘紫とみなほは結局どうなったんだろうか?俺は特攻死したと思うんだが。
723マロン名無しさん:2010/02/05(金) 23:00:59 ID:???
見た目もほぼ人間、しかもフルチン。女性達はどういう目で見ていたのか気になるなw
連載が続けば訓練で成長しただろうに、打ち切りは非常に惜しまれるな。
724超機動員アウトライン:2010/02/06(土) 22:00:02 ID:IW4U6lBY
<祝・2巻発売! ―作者コメント―>

“はずだった”の多い作品です。ストーリーをもっとこうする“はずだった”。
こういうキャラが出る“はずだった”。
あー、くらい、くらい、過ぎ去った事はもういいんだ!明日を見つめよう!
 お話変わって、私は今ジャンプでの新連載に向かって奮戦中です。この本を買ってくれた人は
別として、「桂正和」を忘れちゃった人に「この人は、まだ生きてるんだよ」と教えてあげてね。


<DATE:1 登場しなかった超機動員たち>
・超機動員ファスター 30歳   超機動員テック 25歳
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100206215117.jpg


<DATE:2 謎のマシン『ヴォルバー』『ダンガー』>
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100206215212.jpg


<DATE:3 登場しなかった惑星人たち>
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100206215238.jpg


<単行本ゲスト:ジャンプ放送局局員・土居孝幸コメント>
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100206215302.jpg
725マロン名無しさん:2010/02/06(土) 22:21:48 ID:???
30や25の戦士追加はジャンプではあまり受けないかも。
職業考えたら自然な年齢だけど。
726マロン名無しさん:2010/02/06(土) 22:52:15 ID:???
ジャンプで大人主人公と言えばキン肉マンやケンシロウ、コブラなんかがいるが
それでも20そこそこなんだっけ?
25は微妙だが、確かに30は完全オッサンだもんな…商業柄おかしくは無いが、絶対人気出ないだろう。
それでもジャイロン以外に活躍する超機動員を見たかった。

あと最後の特別ゲスト、まさかのどいん登場ワラタwwwwwww
727マロン名無しさん:2010/02/06(土) 23:31:42 ID:???
表紙がなつきの半裸とは・・・
売れ行きが心配だw
俺は普通に買ったが。
728マロン名無しさん:2010/02/06(土) 23:48:09 ID:???
>>727
お前よく買えたな… 俺、恥ずかしくて兄ちゃんに頼んで買って来て貰ったよ…w
729超機動員アウトライン:2010/02/07(日) 21:35:25 ID:???
書き込みが尽きたようだしこれより楽屋裏とします。

年末の大規制もあいまって、ヴァンダーはあまり伸びなかったな…
やはり人気が無かったからですかね。
連載開始前のサプライズもあまり反響が無かったのが非常に残念でした。
730マロン名無しさん:2010/02/07(日) 21:51:11 ID:???
ウイングマンスレ内で収まるとは
731マロン名無しさん:2010/02/07(日) 21:51:49 ID:???
それはともかく
あらすじ乙
732超機動員アウトライン:2010/02/07(日) 21:55:22 ID:???
乙ありがとう。

>>730
2巻と短いのと、ヴァンダーの人気の低さで最初からウイングマンと同じスレで間に合うな、
と思ってたら見事に当たりました。
ちなみに現在で448kbなので、900まで行けば埋まるかも?
733マロン名無しさん:2010/02/07(日) 22:03:47 ID:???
ヴァンダーについての感想があったので貼っておく
ttp://www7.ocn.ne.jp/~khhworld/jump/jump_02.html

↑のページで言われてるが、
>みなほのキャラクターには珍しく腹が立った。はっきり言ってみなほはDQNだ。
これも不人気の原因のひとつだったかもしれないね。
734超機動員アウトライン:2010/02/07(日) 22:22:12 ID:???
>>733
そこ読むまでみなほDQN説は全然感じなかったな…

当時自分はヴァンダーの最終回をリアルタイムで見てたな。
母の友人の家に連れて行かれたとき、そこでジャンプを読んだ記憶がある。
あの最終回を見て、「なんて恥ずかしい最終回なんだ!」と思ったなw
ゾルドの全裸に弘紫・みなほの全裸…
ところであのラスト、当時は特攻死したと思ったけど、楽屋裏で「死んでなかった」って話もあったね。

楽屋裏になったし、皆さんがウイングマン・ヴァンダーで「期待してた回」ってどこか、よかったら教えてください。
735マロン名無しさん:2010/02/08(月) 00:11:23 ID:???
打ち切り喰らわなかったらきっとゾルド将軍、パワーウェア形態で第2ラウンド開始
になるはずだったんだよ。
時間がなかったばかりにフルチンのまま撃破されるはめに・・・。
736マロン名無しさん:2010/02/08(月) 01:16:15 ID:???
どっちかというとなつきにこそ全く好感が持てなかったけどなあ。
スパイだったのは事実で、しかもやむを得ない事情があったとかいう訳でも
なさそうだったし。あるいは連載が続いてればその辺のフォローもあったかもだが。
あと特攻も、当時は普通にパワーソルに守られて生還かと思っていたが
死亡説も結構多いのな。
まあ考えてみれば本来の持ち主のゾルドを全然守らないというのもヘンだし。
なつきの件も含めてせめてもう一週分あれば随分違っていたかも?
737マロン名無しさん:2010/02/08(月) 07:51:59 ID:???
マンガに於いては99.9%の確率で死ぬ、と言うのはイコール0.1%を引き当てて助かる、という意味だからな。
物語のメイン要素でありながら最終回までロクに役立って無かった愛情システムの力で助かったんだと思う。
738マロン名無しさん:2010/02/08(月) 19:29:01 ID:???
最後、生死をはっきり描いていないからどっちとも取れるな
739超機動員アウトライン:2010/02/08(月) 20:29:23 ID:???
「変身ヒーロー」というジャンルは漫画においてはかなり冷遇されてるよね
数年前にチャンピオンでやっていた「悪徒」も打ち切られたし。
やはり変身ヒーローはTVに任せておけと言う事か。
740マロン名無しさん:2010/02/10(水) 23:15:46 ID:???
アシの黒岩も同じ末路たどってるよな>ヒーロー物
741超機動員アウトライン:2010/02/11(木) 18:49:36 ID:???
あと49kbなのに話す事が尽きた(´・ω・`)
742マロン名無しさん:2010/02/13(土) 01:17:10 ID:???
ところで「アウトライン」てどういう意味?
743マロン名無しさん:2010/02/13(土) 04:00:49 ID:???
>>742
あらすじ
744マロン名無しさん:2010/02/13(土) 10:51:38 ID:???
ああ、なるほど。
さすがHNをパロってるあらすじさんだけの事はある。

…もっと早く気づけよおれorz
745マロン名無しさん:2010/02/13(土) 11:48:58 ID:???
他の超機動員も含めてのチームもの展開とか、話のバリエーションも作り易かったろうになあ
746マロン名無しさん:2010/02/13(土) 12:48:33 ID:???
>>745
警察と言う組織上、多人数なのは問題ないんだけど
そしたらウイングマンのラストと同じになっちゃうんだよね…
せいぜい、あと2人追加までが限界かな?
(レスキューポリスがコンセプト似てるかもしれない)
747マロン名無しさん:2010/02/13(土) 13:34:16 ID:???
最後の最後でウイングマンがゲスト参戦してくれたら… と思ってた時期がおれにもありました(AA略
748超機動員アウトライン:2010/02/19(金) 20:33:07 ID:???
ブックオフ閉店セールで、ウイングマンDVD-BOXの上巻が10000円で売ってたので購入したよ!

まだ1話しか見てないけど、やはり動くウイングマンはいいね…
やはり字幕がないと台詞はわからないが、ある程度は単行本片手になんとか分かる。
749マロン名無しさん:2010/02/20(土) 13:21:26 ID:???
アニメ版は見てたけど
DVDを購入するには微妙なんだよなあ

うまく言えないが
原作のシャープさ、スマートさが再現しきれてない気がしたから
750超機動員アウトライン:2010/02/20(土) 14:22:46 ID:???
ある程度は情報知ってるけど、原作のシャープさ云々は気にならないかな、個人的には。
連載1年後にアニメ化したから原作に追いついてしまい、
アニメオリジナルの話を挟むと声がわからんのよね。

ただ、今でもオリジナルのマッハとパワーはいらんかったなとは思う。(そこまでまだ見てないけど)
751マロン名無しさん:2010/02/25(木) 01:35:11 ID:???
>>750
おもちゃで一儲けしようと考えたけど、発売出来なかったみたいな…>マッハとパワー
自分も別にいらなかったと思ってる

声が分からないとは?セリフが聞きづらいってこと??
752マロン名無しさん:2010/02/25(木) 06:39:33 ID:???
変態仮面や魔王スレでも聴覚障害者って言ってたな、あらすじさん
753超機動員アウトライン:2010/02/26(金) 19:17:40 ID:???
変態仮面・ウイングマン両方のスレでマルチになってしまいますが、1つ質問。
単行本の作者コメントや読者のおたよりコーナー等もできるだけ抜き出しましたが、
こういうのって文庫版や愛蔵版なんかには載っていないから抜き出したんですが…
正直、需要あったのかな、と今でも思う。
単行本でしか読めない物だし、皆が喜んでくれたらそれでいいんですが…要らなかったかな?
754マロン名無しさん:2010/02/26(金) 19:59:30 ID:???
いや、非常に懐かしく読ませてもらいましたよ。
読み返すのはいつも文庫版なんですが、やっぱりリアルタイムの雰囲気はジャンプコミックスですしね。
あとは好みの問題なんですが、実際の刊行のタイミングで単行本の情報があった方がそれらしいとは思うんですが。
でも最終巻の情報を出すタイミングとか難しそうですもんねえ。
755超機動員アウトライン:2010/02/26(金) 20:23:33 ID:???
感想ありがとうございます。
ジャンプだと大体2ヶ月に1回の発行なんでしたっけ?
それを再現すると発行のタイミングが悪くなったり、悪かったりするんですよね…
コメント次第では一部修正したり、掲載できなくなったりとかね。
756マロン名無しさん:2010/02/27(土) 03:24:17 ID:???
昔気にしていた頃の記憶では
ジャンプ本誌掲載分がコミックスなるのは三ヶ月後
三ヶ月間隔でコミックスがでる
このサイクルは作品によっても違ってくる
だったと思う(自信ないけどね)

コミックス発売ネタ
ウイングマン連載中に
発売日にそって話題をふってみたけど反応薄かったから(ネタ不足なのもあるけど)
厳密に合わせるほどの需要はないと思います
757超機動員アウトライン:2010/02/27(土) 10:34:17 ID:???
意見またありがとう。3ヶ月か…長いね。
この頃は読者のお便りも連載中のペースより先の展開の感想を書いちゃってるから
少々やりにくかったのは確か。
758マロン名無しさん:2010/02/27(土) 22:09:16 ID:???
そう言えばあらすじさん、オリジナルヒーローを考えたとか言ってたな。
ぜひうpってくれ!
759超機動員アウトライン:2010/02/28(日) 22:21:47 ID:???
では黒歴史だが、折角の機会だし晒してしまおう。

<当時友人に作ってもらったタイトルロゴ>
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100228221453.jpg

<変身前>
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100228221549.jpg

<変身後>
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100228221519.jpg

<自作絵のウイングマン>
ttp://sakuratan.ddo.jp/imgboard/img-box/img20100228221619.jpg

<当時色々な友人に描いてもらったヒーロー絵>
ttp://dilon.sakura.ne.jp/index/dilon.zip(約1MB)
760マロン名無しさん:2010/02/28(日) 23:27:29 ID:???
ちょwwwww どこで撮ってんだwwww
761マロン名無しさん:2010/02/28(日) 23:34:51 ID:???
ヒロダーぐらいになら勝てそうだ
762マロン名無しさん:2010/03/06(土) 01:41:59 ID:???
個人的にタイツが赤じゃなく、黒だったら格好良いと思う
変身前はイケメンですねw
763超機動員アウトライン:2010/03/06(土) 12:31:32 ID:???
>>762
ありがとうございます。
最初はその予定だったんですわ。でも、手持ちが赤のジャージしかなくて…
だけど実際着てみると、そんなに悪くないかなと思う。

ちなみに本物の自分はイケメンどころかブサメンでございます。
764マロン名無しさん:2010/03/24(水) 21:24:30 ID:fO2WPR5d
保守
765超機動員アウトライン:2010/03/29(月) 20:55:10 ID:gJNP5KSJ
4月1日、PM11時からこのスレの残りを利用して
「プレゼント・フロムLEMON」を連載開始します。
なお、残り容量が少ないので、すみませんがあらすじは避難所に貼って、
こちらにアドレスを貼る形式となります。
766マロン名無しさん:2010/03/30(火) 09:11:37 ID:???
お疲れッス。
っていうかまだLEMONやってなかったんだ
767プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/01(木) 22:00:00 ID:3QhigFyA
週刊少年ジャンプ1987年33号にて「プレゼント・フロム LEMON」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者が天使の歌声で歌う事で使う事で1日に1話ずつの速度で連載されるようだ。
時々声が出なくなって、変な時期に合併号になる事もあるが気にしないでくれ。
なお、あらすじ書き込み中に割り込んだ奴、
及び 未来預言者は大崎さんによって芸能界を追放されるので注意が必要だ!

『毎日パンツはきかえてるかーい!』


※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。

なお、スレの残り容量が少ないので、
『あらすじは避難所に貼ってURLを貼る』という形式で進ませてもらいます。
万一規制とかでレスが書けない場合はそちらに書き込みましょう。
書き込みできる誰かがこちらに転載してくれるかもしれません。

避難所スレ:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/5124/1257942756/
768プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/01(木) 22:01:17 ID:3QhigFyA
769マロン名無しさん:2010/04/01(木) 22:34:48 ID:???
桂先生の新作キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
…と思ったら、あれ?今回は変身ヒーロー物じゃないの?
いや、もしかすると次回から何かの力に目覚めるのか??
770マロン名無しさん:2010/04/02(金) 06:31:58 ID:???
今度は歌手の漫画か。初挑戦の路線、うまく描けるかな?
771マロン名無しさん:2010/04/02(金) 07:07:40 ID:???
親父… あと一歩の所で夢がかなったのに…
さぞかし無念だろうな…(´;ω;`)
772プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/07(水) 22:00:00 ID:hwqWTzZI
773マロン名無しさん:2010/04/08(木) 22:21:08 ID:YaKXYx3R
774プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/09(金) 21:06:32 ID:Cb5OSVmU
775マロン名無しさん:2010/04/10(土) 00:10:29 ID:???
お好みのアングルワロタw
776マロン名無しさん:2010/04/10(土) 11:58:05 ID:???
>>775
そんなシーンをちゃんと画像貼ってくれるあらすじさんが大好きだww
777プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/10(土) 21:57:39 ID:Z8UNKBwq
778マロン名無しさん:2010/04/11(日) 00:43:03 ID:???
回りくどいな大崎。
期待の人材に無茶な試練与えて何人も潰してきたんだろうな・・・
779マロン名無しさん:2010/04/11(日) 00:47:05 ID:???
>♪キミとォ シロォミィの 日の丸ベントー ブースカー♪
>♪チンチンチン ア―― 水色ォーのシャポー♪
歌詞を知らないからってこれはひでぇw そりゃファンは怒るわ!

>――しかし必殺のデルタ・エn …もとい、スカートめくりは腕をつかまれ未然に防がれた!!
あらすじさん、ウイングマン自重w 確かに同じ作者だけどさw
これは必殺技強化フラグだな。きっと次はパンツおろ(ry
780マロン名無しさん:2010/04/11(日) 18:25:44 ID:???
13巻のあおいさんをみるといまでも きゅ〜んとなる☆
消防のときはないたな〜

当時コスプレという言葉すらしらんかったが 林間学校のときウイングマンショー
を友達とやったw オリジナルヒーロー戦隊も考えてみんなで公園で練習した☆

ウイングマンてきくと楽しくなる♪ 
781マロン名無しさん:2010/04/11(日) 22:00:00 ID:???
782プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/12(月) 22:03:12 ID:8FR12ECN
783マロン名無しさん:2010/04/13(火) 00:28:58 ID:???
漫画らしく早い展開だね
784プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/13(火) 21:59:59 ID:cAqR+kam
785プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/14(水) 21:17:29 ID:nMe4Zoam
STAGE9:天使の声    <表紙:レオタード姿のセクシーなこのえさん>

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/5124/1257942756/237-241n
ttp://sakurachan.dip.jp/up/src/up16857.zip
786プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/14(水) 22:11:54 ID:nMe4Zoam
訂正
STAGE09:このえの作戦
787プレゼント・フロム・あらすじ:2010/04/15(木) 20:53:36 ID:???
〜〜完全にレスが無いので無念の打ち切りとさせて頂きます〜〜
788マロン名無しさん:2010/04/15(木) 22:38:32 ID:???
次の作品を始めました。よかったら参加お願いします。

アウターゾーン連載中
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1271336154/
789マロン名無しさん:2010/04/16(金) 09:27:40 ID:???
大規模規制中なんで書き込みたくても何もできない人多数だと思いますよ
790マロン名無しさん:2010/04/28(水) 16:34:57 ID:???
>>784
24した
791マロン名無しさん:2010/04/29(木) 12:02:15 ID:???
あすじアンチ死ねよ、しつこい
ちょっとアップしたくらいで一意騒ぐな
792マロン名無しさん
>>791
ねぇねぇ 今どんな気持ち?
        ∩___∩                     ∩___∩   
    ♪   | ノ ⌒  ⌒ヽハッ    __ _,, -ー ,,    ハッ   / ⌒  ⌒ 丶| ♪通報されて警察くるかもしれないけど
        /  (●)  (●)  ハッ   (/   "つ`..,:  ハッ (●)  (●) 丶    ねぇ今どんな気持ち?
       |     ( _●_) ミ    :/       :::::i:.   ミ (_●_ )    |   ねぇねぇったらー
 ___ 彡     |∪| ミ    :i        ─::!,,    ミ、 |∪|    、彡____    
 ヽ___       ヽノ、`\     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●   / ヽノ     ___/
       /       /ヽ <   r "     .r ミノ~.    〉 /\    丶      
      /      /    ̄   :|::|ニコニコ ::::| :::i ゚。     ̄♪   \    丶    
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