【バキ】板垣関連作品総合バレスレッド【餓狼伝】80

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416文字バレ
1967年、ベトナム。
周囲に死屍累々の米兵、半笑いでその中の一人を踏みつける勇次郎。
米兵(何故…、この男には…、弾が当たらない…?)
意を決して自動小銃の引き金を引くが、勇次郎が眼前から消えていて
次の瞬間兵士は血まみれになって倒れる。
米兵「こ…こいつが…弾丸を避ける…人食い鬼(ふりがなで”オーガ”)…」
勇次郎[躊躇した間が、命取になったな、ヤンキー」
(うつぶせの米兵の背中に強烈なパンチで、米兵が逆くの字に曲がる)
−回想シーン終了−
烈たち解説三人組の上段の観客席入り口がアップになり、今到着したらしい
勇次郎とストライダムが、戦いの様子を眺めながら歩を進めてる姿が1ページ
ブチ抜きで描かれる。
ピクルを追い詰めてるバキをストライダムが驚愕の表情で賞讃するが、勇次郎は
「俺の傭兵時代にようやく追いついたってとこだ」と余裕の表情。
勇次郎「攻め…、捌き…、間合いの奪い合い…戦いを有利に進めるのに一番必要
     なのは、あのスピードだ。
     戦場で死の危険に常時身を晒して、俺はアレの速さをモノし、バキは一発で
     即死もあり得るピクルの拳に身を晒して、それをモノにしたってわけだ」
観念したピクル、壁を蹴ってバキに飛びつくような感じで反撃に転ずるも、バキが真上に
蹴り上げたカウンターキックが顎を直撃し、のけぞりながら腹を地面に強打する形で
倒れ込み、その背中にバキがニードロップのように膝を落とすと、回想シーンのように
ピクルが逆くの字にのけぞって悶絶し、口から嘔吐物をぶちまけながら、ティラノを
倒した時、倒されたティラノと目で会話した記憶を想い出す。
(「俺を…お前の”強さ”の中に刻み込んでくれ」屍になりながら目がそう訴えてるティラノ。
うなずき、涙を浮かべながら、その肉を食べるピクル)
息絶え絶えに仰向けになるピクル、鋭い眼光で自分を見下ろすバキと目が合い、一瞬、
起き上がって戦いそうな鋭い眼光になるも、次のコマでは満足げな笑顔になって、ゆっくりと
コマ数をかけて倒れ込み、仰向けで大の字になる。
右手を挙げて勝利のジェスチャーのバキの姿を1ページで描いて終わり。

板垣「一途な拳だけが勝利の女神を呼び戻す、挫けんな大毅!」