【らき☆すた】木冬かがみが大学でぼっちになっているようです 26
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3 :
名無しかわいいよ名無し:2009/08/19(水) 00:24:27 ID:PmWfkDg7O
かがみ「どうしてあたしがぼっちに…」
かがみ「どうして」
かがみ「どうしてYO!YOYO!YA-HA-!!」
かがみ「これだ!」
伝説のラッパーkagaminの誕生の瞬間だった。
デビューシングル
「bochだみん!」は脅威のオリコン一位
例文1
かがみ「また便所飯か…」
かがみ「…」
かがみ「なんで自宅のトイレで便所飯してんだろ…」
例文2
かがみ「やれやれ便所飯か…」
かがみ「…」
かがみ「自宅のトイレで便所飯って刺激的よね…!アムッ。おいし〜このコンビニ便当☆」
例文3
かがみ「便所飯キター!」
かがみ「…うます!」
かがみ「自宅のトイレで便所飯テラぼっちみんみん…!」
例文4
かがみ「うひょー便所飯ぱねぇわ!」
かがみ「…」
かがみ「あたし…馬鹿だ…」
もうマジで終わりでいいんじゃないか
寂しい気はするけど過疎過ぎだし
>>6 それを決めるのは終わろうとする者たちではなく続けようとする者たちだ
みなさんぼっち漫画描くのに何かソフトつかってます?
9 :
名無しかわいいよ名無し:2009/08/19(水) 17:34:00 ID:swGOR5LB0
オレ続けようと思う者なんだけど、終わってもいいんじゃないか?
続けようとする者だけど、続けていいと思うよ。
かがみんに友達が出来ないのならそれでいいよ
つかさ「お姉ちゃん、ウチは家族が多いんだからトイレでご飯食べるのやめてよ!
もう・・・ダメ」
かがみ「ごめんごめん。習慣てなかなか抜けないのよねw」
それでもトイレに漫画や小説を並べこなたの写真を壁に張るなど
やりたい放題のかがみ
こなたの写真を剥がすとそこにはみゆきの写真が…!
まさか…
かがみ「トイレが詰まったわ!その上水が止まらない…」
こうして世界は水に飲まれて滅びました。
かがみは、こっそり作って置いた、ノアの箱便器に乗っていたので無事でした。
めでたしめでたし
ついにはトイレに食器棚を取り付けるかがみ。
かがみ「ふう。水も使えるし食器も洗える。いい環境よねw」
かがみ「帰って来たら便器が和式になってるorz」
ただお「こうするしかなかったんだ」
19 :
名無しかわいいよ名無し:2009/08/20(木) 08:34:05 ID:gDuVuCN9O
>>18 かがみ「…まぁいいや…入るか」
まつり「いい加減にして!」
「19歳女子大生です、私の処女をもらってください、一晩限りのお付き合いでかまいません」
ポチっと
入れ食いといわれる出会い系サイトに書き込んだのに全然反応がないわ
あたしかがみんお電話ありがとう!
>>8 なるほど、それを聞いて描いてうpるわけですね
つgimp-painter-
かがみ「帰って来たら便器が汲み取りになってるorz」
ただお「こうするしかなかったんだ」
かがみ「それでも便所に住むわ」
次の日
つかさ「お姉ちゃん、ご飯だよ」
かがみ「つかさ〜!助けて〜!」
つかさ「あれれ何処?」
かがみ「便器に落っこちちゃったのよ」
つかさ「本当だ。首まで浸かってるね」
ただお「このままじゃ臭いから、次の汲み取り迄待ちなさい」
つかさ「汲み取りの後、サンポールとハイターを流し込んで消臭してから出してあげるね」
かがみ「わかったわ」
次の日
かがみ「眠いわ」
つかさ「眠ったら頭が潜り込んで死ぬよ。じゃ、トイレ使うよ」
かがみ「直撃はやめてね。…みぎゃー!」
こうしてかがみは、汲み取り迄の一週間を耐えました
かがみ「汲み取りが終わったわ」
ただお「それサンポール」
つかさ「それハイター!」
ただお「消臭が終わったら水で流すからね」
こうして便所の汲み取り槽一杯のサンポールとハイターは反応し、木冬家一同と参拝客等は絶滅しましたとさ
めでたしめでたし
8月23日は何の日か知ってるな?
ヒント
20日はかなたさんの誕生日。
21日はそうさんの誕生日。
かがみんみんみーんみんみんみんみん
737スレか
この板の圧縮直前のデットラインって何時間ぐらい?
キャラ個別は8時間くらいだけれど
29 :
名無しかわいいよ名無し:2009/08/22(土) 07:57:37 ID:DsXzPT7jO
かがみ「大学うぜぇ…あたしを重要視できない大学なんて糞だわ」
糞みたいな大学に入ったのが悪い
かがみ「つかさが大学受験?ふざけるな…徹底的に妨害してやる!」
かがみ「え?うそ!つかさが国立大に受かった?!」
ミキ「そうなの、あの子家計に負担掛けたくないからって頑張ったみたい」
かがみ「そ、そう・・(くそっ、私大に入ったあたしへの当てつけかよ!)」
かがみ「もしもしつかさ…?おめでとう」
つかさ「お姉ちゃん!あたし受かったよ!」
かがみ「よかったわね」こんちくしょう
つかさ「これでお医者さんへの道が開けたよ〜」
かがみ「え?なんだって?」
つかさ「おねえちゃん、大学生って楽しいね。新しいお友達もいっぱいできちゃった」
かがみ「そ、そうねw」
つかさ「それでね。新歓コンパで男のコとメール交換しちゃったの」
かがみ「よかったわね(ちっ!)でも遊んでばっかじゃだめよ」
かがみ「学生の本分は勉強なんだから」
つかさ「ボーイフレンドとかできちゃったら、どーしよーww」
かがみ「(人の話し聞けよ、ボケ!)」
つかさ「おねーちゃん大学生でその髪型、ギリギリアウトだよ」
かがみ「オマエモナー」
1年って早いな
2年たったけど学年が一つしか上がってないわ
つかさ「おねえちゃん、1回留年しちゃったじゃない・・」
かがみ「え?いつ?!」
ただお「この前渡した学費、払って来たのかい?」
かがみ「払ったわ?」
つかさ「お姉ちゃんお寿司ご馳走してくれてありがとぅがごふぁ!」
かがみ「やだわつかさったら」
ただお「?」
かがみ「学費何とかしないと、バイト募集剛田雑貨店、か」
言葉遣いぐらい勉強してから投下しようなボケ
かがみ「あたしって孤立してるのかなぁ…」
かがみ「あたしはぼっち…」
かがみ「ぼっち…」
かがみ「ぼっちんちん!!なーんて全裸で飛び出したくなるような…」
つかさ「…」
かがみ「つ、つかさ?!いたの…?」
つかさ「…」
かがみ「待って!いかないでつかさ!つかさ!つかさぁぁぁぁ!」
つかさ「…」
現実
精神科医「かがみさん!かがみさん!聞こえますか!」
かがみ「つかさ…!ちんちん…つかさちんちん…!」
つかさ「…」
(∪=ω=.)
バター犬
あたしかがみ。大学で足をかけられ頭を打っちゃった!それからなんだか記憶があやふやなの…
かがみ「ただいま〜」
つかさ「おかえり〜」
かがみ「おぅちんちんおはよう」
つかさ「遅かったね。もしかして男の人とか一緒だった…?」
かがみ「もぅ…ちんちんそんなことあるわけないでしょ?」
つかさ「お茶入ってるよ。お姉ちゃんも飲む」
かがみ「うん。ありがとうちんちん飲む飲む」
バシャアアアアアア
つかさ「うるせぇぇぇぇああ!!!!!頭から飲めやぁあああ!馬鹿姉ぇええあええ!!!」
かがみ「ぎゃあああああああああ!!ちんちん熱いぃぃいいいい!頭とけちゃうううう!!!」
まつり「…どうしてこうなった…」
そして被虐に目覚めるかがみ
あたしかがみ。大学で足をかけられ頭を打っちゃった!それからなんだか記憶があやふやなの…
かがみ「ちんちんこのソーセージ美味しいわね」
つかさ「いいから黙って食べてよ。お姉ちゃん」
かがみ「なによ!こんなに、ちんちん、おいしいのに何も言わないほうが…」
バシャアアア
かがみ「ぎゃああああ味噌汁あっつぅぅぅぅ!!!ちんちん禿るぅぅぅ!!!」
つかさ「変なところであたしを挿入すんなぁぁぁぁぁ!!」
かがみ「なんで!あたしはただちんちんの料理がおいしいから…つい」
つかさ「あたしは柊ちんちんなの…」
かがみ「へ?」
つかさ「お姉ちゃんの中ではあたし、柊ちんちんなの!?」
かがみ「なに言ってるのあたしたちの名字は大木でしょ」
つかさ「柊じゃ!じゃあお姉ちゃんの名前は?」
かがみ「えっ…それは…」
つかさ「頬を赤らめるなぁぁぁぁ!!!」
これはちょっと・・・
あたしかがみ。大学で足をかけられ頭を打って記憶があやふやなの。双子の妹ちんちんが反抗期。姉のあたしにお茶や味噌汁をぶっかけたりで大忙し…
いのり「ねぇかがみ、この子はつかさなんだよ?つ、か、さ」
かがみ「なにいってるの?物心ついた時からちんちんって呼んでたもん」
いのり「かがみ、いい加減にして」
かがみ「いのり姉たまこそ!」
いのり「ね、姉たま…」ホワワーン
まつり「かがみ!かがみ!」
かがみ「なぁに?まつり姉たま」
まつり「これはありだな」
つかさ「ねーよ!!なんであたしだけちんちんなんだよ!なんの恨みがあんだよ!」
かがみ「ちんちん!自分の名前がそんなに気に入らないの!?」
ただお「かがみ…この子はつかさなんだよ。かがみは頭を打って記憶が狂ってしまったようだね」
かがみ「お父たままでちんちんの味方して!」
ただお「お…お父…」ホワワーン
みき「かがみ!かがみ!」
つかさ「お前らマジ加減にしてください!!」
マジキチ
かがみが実は男の子だったら最高だな
あたしかがみ。大学で足をかけられ頭を打っちゃった!それからなんだか記憶があやふやなの…
つかさ「今日はこなちゃんとゆきちゃんにひさしぶりに会うのに…」
かがみ「ちんちん!早くいくわよ」
つかさ「うるせぇ!外であたしの名前を呼ぶな!!」つかさ「あーあ先が思いやられるよ…」
こなた「やほー!つかさとかがみん」
かがみ「ご主人たま!久しぶりー♪」
つかさ「…」
こなた「…」
こなた「へ?ご主人たま?あたしが?」
みゆき「ご無沙汰です。お二人とも…」
かがみ「おーピンク豚」
みゆき「…」
つかさ「…」
こなた「…」
申し訳ないけど面白くないです
まあ保守してくれているとおもっておこうぜ
ごめん書いてる本人ですら面白くないなと思ってしまった。
実際言葉で言われると結構しゅんとなるけど…
いやスルーされるほうが辛くないか物書きなら
>>57 俺必死だったんだよ
このままじゃかがみんに友達ができちゃうんじゃないかって…
必死だったんだよ…!
>>58 俺嫁?それともぼっちでない柊かがみは美しくないから?
いいこと思いついた。
漫画描けばいいんじゃね?
62 :
名無しかわいいよ名無し:2009/08/28(金) 20:41:47 ID:QlM/kuYu0
ここは、古めいた大学の校舎。
少年の名前は相良(さがら)じゅんや。今年、この公立大学の法学部に入学した一年生である。
彼の通行を阻むかのように、周りを元気良く飛び跳ねているのは、"青いロングヘアー"の良く似合う女の子。
かがみ「それでね、今度そのお店に一緒に行きたいなと思って。」
じゅんや「・・・・。」
かがみ「ソースケ!聞いてるの?今日行こうね、絶対約束だからねっ」
じゅんや「・・・・。」
じゅんやはむすっとして無表情のまま、うんともすんとも言わず。
かがみが手を振りながら、またねと言って別の教室の方向へ去っていくと、じゅんやの友人A・Bが話しかけて来た。
友人A「おい相良、誰だよ今の女の子?」
友人B「すっげーかわいい子連れてたな!紹介してよ」
じゅんや 「あぁ、あいつ同じゼミのヤツなんだけどさ・・・俺も最初はいいなって思って声をかけたんだが、でも
あいつヘンなんだよ・・・。俺のこと好きなアニメのキャラクターと重ね合わせてるみたいでさー・・・」
友人A「は?何だって・・・?」
じゅんや「あいつはウィスパードっていう超能力者で、そのカを狙うアマルガムっていう悪の組織から
狙われてるんだって。俺はあの女を守るために軍事組織ミスリルから送られてきた戦士って設定らしい。
なんかそういうことなんだって勝手に押し付けられた。」
友人A「頭おかしいんじゃねえのwwwwwww」
友人B「うわww特殊なストーカー?www怖ぇ」
じゅんや「笑い事じゃないんだけど・・・なんかいつもずっとついてくるしさ。本気で迷惑」
友人A「そりゃボディーガードだから一緒にいなきゃダメなんだろ」
友人B「おまいもまた・・・、ようそんなヤツに気に入られたな」
じゅんや「なんつーか、その好きなアニメキャラも苗字が相良だかららしいんだよね・・・」
友人A・B「ひぃwwwwwwwwww」
かがみんはキャラなりの楽しさを知ってしまったのです・・・。
63 :
名無しかわいいよ名無し:2009/08/29(土) 00:24:49 ID:6+3ebqbXO
かがみぃぃ
__ /,!
ハ '"´ ̄ ̄``´ /‐ '∠., _
/ U ,イ 、_ ` 、
__r‐{ -// ,' / / i ヽ ̄``
:::::ム:::::7 / ∧ ,/,/ l 丶
::://:::/ ,' u / X// ! |/ ヽ
;/ !:://l ! / ,/ l/`'" 、,/!ヽ | l. ',
!l//:::|l i. / リ i. | ト、 .!
!l/'''7リ ,l/ ////// ! l , l ヽ! バカ・・・恥ずかしいじゃないの!!
| !`l. / / ̄ ̄`i ハ. ,! ハ!
l `'l/ー 、 / / 〉l/,/
. ! | | `iー--、-',-‐、i" |/
! l ! /7ヽ、....7M. ハ! i !
. ! !| ,!{ /.丶...ヾ,ハK. | | |
ハ | |.| |........ヽ..........i.ヾ ,! |
!i.i. | |.| |......、...i..../....|.[|,ノ ! !
!| l | }.| |.......ヽ|./........l,..} i |
千鳥かがみん可愛いよ
わたしの名前は木冬かがみ。某大学の2年生。
いまだにぼっちで友人はできてない。
しかし、彼氏ができた。
ぼっちであまりに寂しく、もしかしたらこなたに出会えるかも?
そんな気持ちでネトゲを始めてみたが、もちろんこなたに出会えるはずもなく
不慣れなゲーム世界で迷ったあげく、ソロで潜ったダンジョンでモンスターに囲まれてしまった。
絶体絶命のピンチ!その時に助けてくれた戦士が彼だった。
その後も彼は不慣れな私をなにかと助けてくれ、ゲームのコツなんかも親切に教えてくれた。
また、彼が入っているというギルドも奨めてくれた。
ネトゲのギルドというと悪い噂もいろいろあるので少し不安もあったのだが
思い切って入団してみたところ思いのほか常識的ないい人が多く良いギルドだった。
一人を除いては・・。
ゲームにも慣れギルドのみんなとも親しくなり、今度オフ会にも参加することになった。
リアルの彼と会える?!
どんな人なのかな?私と同じ大学生?それとも社会人?年下?
まさか、こなたみたいに女の人ってことは??
期待と不安が入り混じっていたが、それでも楽しみにだった。
少なくともぼっちの寂しさは忘れていられた。
(続く)
wktk
ギルドってなんですか?
一人を除いてのひとりが根性の腐ったこなただったらベタ過ぎて笑う
うっ、オチを読まれたか・・
構わん続けてくれ
わたしの名前は木冬かがみ。某大学の2年生。
大学ではいまだにぼっちで友人はできていないけど
寂しさを紛らわすために始めたネトゲの中で彼氏ができた。
そして今日はオフ会、ついにリアルの彼と会えるのだ。
ちょっと気合を入れてオシャレをし、待ち合わせの場所へと向かう。
待ち合わせ場所の喫茶店前にはギルメンとおぼしき一団がいた。
かがみ「あの、新世界旅団のみなさんですか?」
「そうですよ。あ、もしかして、かがみんさん?」
かがみ「は、はい」
「待ってましたよ。ぼくがリーダーのファーガスです」
三十代くらいの恰幅のよいおじさん(失礼)が応えてくれた。
全部で12、3人くらいのけっこう多彩な集団だ。
その中で一番長身の二十代くらいの男性が話しかけてきた。
「こんにちはかがみんさん。ぼくがラグナーこと○○です、よろしく」
この人だ!ソロで困っていた私を助けてくれた親切な人!
かがみ「あ、あなたが?あの、いつも親切にありがとうございます。感謝しています」
ラグナー「いやとんでもない。僕もかがみんさんと一緒で楽しかったし、今日は会えてうれしいです」
かがみ「え?そんな・・」
ゲーム内のキャラクターのままの感じのいい人だった。
実際に会うまで不安だったが、勇気を出してオフ会に来て本当によかった!
ファーガス「えー、まだ、ひとり来ていませんけど僕が待っていますので」
ファーガス「とりあえずみなさんは先に入っていて下さい」
「はーい」
ファーガスリーダーを残し、他のメンバーはみんな店内に入っていく。
かがみ「まだ来ていない人って?」
ラグナー「ララさんじゃないかな?」
かがみ「え?ララさん?」
ララさんというのは感じのいい人ばかりのギルドの中で唯一自分勝手で問題のある人だった。
しかも、なぜか私に特につらく当ってくる人だった。
かがみ「あのー、ララさんてどんな人ですか?」
ラグナー「うん、ちょっと小柄で大人しい感じの女の子だよ。かがみんさんよりちょっと年下なんじゃないかな」
かがみ「そうですか・・」
心の中に不安な気持ちが広がっていくのを感じた。
(続く)
wktk
会ったことも無いのに彼って?
そこが廃人の廃人たる所以なのだよ
かがみんに友達をつくらせないぞという保守
夏休みだってのに買い物のときにしか外出しないかがみ保守
だってインフルエンザ怖いじゃない
ヽ、__,..-:‐:‐-ィ':ヽ:-‐::-:.、_
_,.-‐='ニ´: : : : : : : : :;{: : : : : : : : : :`ヽ、 .
´ ̄>: : : : : :/: : :/::/|: : :.::|: : : :`ヽ: : :ヘ ;
.,ィ'/: : : : : : :/:: : :;j: :| ∨: :::|V: : :ヘ::.:\: :ハニ:=‐-.、 .
; 〈:/:.:,ィ´: : : : :j:: : ::/|: :| V: ::| ∨: : ハ::: :ヘ:: :}:::\::::/ ;
j/::j: : : : : ::|::__,ノ'|: j u V:.:|ヽ、:__: ::|:::: ::ヘ::|::::::::\
\:|: : ::i: : ::|:.:/ __|:/ ヽ:|___ \:.:|::: : :ハリ:::::::::/;
; |: .:::|: : ::|;/ィチ弐" ....... ゛オ弐z∨:::: : : |:\:/
: |:.;/:|: : :ハ\:゜:.. , ..:::/:∨:::.:ト:|::: :| :
レi: ::|: ::|.-}:::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:u::;r-'|:.:|:::::: :| ; ケホホッケホッケッホッ
|: ::::ヽ:|:| ヽ| ,|/|:::||/:i::::: .:|
|i: : ::::|i:| : `,ニ=‐r--r‐<. |::| |:|:::::: :|
|:|: :::::|'|:| / r:j {ア \; |::| .||:::::: :|
|:| : :::| |:l/ |-‐-/ \|:| |!::: : :| .
: |:| : :::|.|::j\ | ./ ,/ハj |::: : :| ;
; |:|: ::::| |:{ {\ | / /} } |:: : :.|
ぼっちみん
かがみちゃんは処女?
初体験はきゅうり
つかさ「お姉ちゃんにカレシが出来たみたい」
こなた「うわ。やったじゃん。それでどんな人」
つかさ「……まだ会ったことないって……」
皆「?」
わたしは木冬かがみ、大学2年生のぼっち。
今日はネトゲのギルドのオフ会の日。
生まれてはじめてのオフ会だが、ネトゲ世界での私の「彼氏」と会うために勇気を奮ってやってきた。
喫茶店内の一番大きなテーブルを取り囲むようにしてギルドのメンバーが座っている。
私も女性のメンバーに挟まれるようなかたちで席に着いている。
本当は「彼」の隣に座りたかったが、さすがにそんな勇気はない。
でも「彼」の正面の位置だ。
「彼」は私の方を見てにっこりと微笑んでいる。
恥ずかしくなって思わずうつむいてしまう。
リアルの「彼」は私がイメージしていた通りの優しそうな人だった。
全員が飲み物の注文を行ったあと、まだ来ないリーダーと「ララ」さんを待ちながら思い思いに話しをはじめた。
みんな初参加の私を気遣ってか、私が参加したクエストの話題を中心にして話しを盛り上げようとしてくれている。
みんないい人だ。
「彼」も私が話しについていけるよう気を使ってくれている。
なんかうれしい。
やっと私の緊張が少しほぐれきた頃にリーダーが店内に入ってきた。
ファーガス「みなさーん。ララさんが到着しましたよぉ」
ちょっとおどけた口調で報告するファーガスリーダーの後ろに小柄な女の子が見える。
中、いや小学生?
店内が薄暗いせいか逆光になっていて彼女の顔がよく見えない。
でも、どこかで見たような・・?
「おそくなってすみませんでした」
か細くちょっと幼い感じの声、だけどこの声は?まさか!
かがみ「ゆたかちゃん?!」
ゆたか「こんにちは『かがみん」先輩。すみませんけど、ここでは『ララ』って呼んでいただけませんか」
全員の注目が私とゆたかちゃんに集まる。
ファーガス「あれ?なんだ二人とも知り合いだったんだ?」
ゆたか「はい。『かがみん』さんは高校の先輩なんです。ね、『かがみん」先輩w」
かがみ「え?ええ、そうです」
私が知っているゆたかちゃんとなにか雰囲気が違った。
ファーガス「じゃあ、ララさんも座ってね。えーと、かがみんさんの横がいいかな」
ゆたか「いえ。私はおにいちゃんの横でいいです」
そう言うとゆたかちゃんは私の正面の「彼」の横に座った。
(ゆたかちゃんが「ララ」さん?なにかと私につらく当ってきた彼女がゆたかちゃんだったなんて・・)
ゆたかちゃんが私を見ている、初めてみる挑戦的な表情だ。
私は胸の動悸がはげしくなるのを感じていた。
続き乙
ほすみん
ほほぉ・・・
リア充に混じるかがみん、…あれ?
ぼっちみん
かがみ「おまーん」
何かぼっちねたを探そうとDVD見てたら普通に萌えて終わった。
俺には無理だ('A`)
ぼっちねたとか自分の生活から探せばすぐ見つかるだろ…JK
スレが消えたと思ったら移転してたのか
とうとう潰えたのかと思って焦ったが、ひとまず安心
100 :
柊つかさ:2009/09/10(木) 23:08:56 ID:K2guwLt1O
華麗につかさが100ミコス
101 :
名無しかわいいよ名無し:2009/09/11(金) 00:29:43 ID:KVNCrD52P
ageミコス
「おーっす、こなたー」
私の一日は人形に朝の挨拶をすることから始まる
「おはよー。今日も講義だるいからサボることにするわ。あ、そうだこなた、今日一緒にどっかに行かない?この前駅前に美味しいケーキや見つけたのよ」
傍から見れば私は人形に独りで話しかけている寂しい女。
でも私にはこの人形をこなたに見立てて一緒に過ごすしかないの・・・
本物のこなたには2年前に絶交されてしまったから・・・
>>102 明治政府陸軍少将・桐野利秋「おはんには、こな犬という愛犬が居るでごわそう」
消えたと思ったらこんな辺境まで追いやられてたか
ぼっちにはぴったりだな
もだ続いてんのかこのシリーズwwwww
ぼっちには存在の薄いぼっちと変に浮いてるぼっちがいるけど
かがみはどっち?
107 :
名無しかわいいよ名無し:2009/09/12(土) 13:35:00 ID:CKoMJqnC0
いくら同じ大学とはいえFラン学生なんかと一緒にいられないわ
悪いけど私は部屋に戻らせてもらうわよ
>106
スレ的には浮いてるぼっちかがみんが多いような気もするが
どっちもアリじゃね
おはみん
ねるみん
おきみん
ひるみん
113 :
名無しかわいいよ名無し:2009/09/15(火) 14:20:03 ID:Zshhy5Zm0
昼ご飯くらい一人で食べなさいよ
子供じゃないんだから
かがみ「そろそろ夏季休みも終わりだわ・・・また一言も話さず家と大学往復の毎日か」
♥
117 :
名無しかわいいよ名無し:2009/09/17(木) 03:25:22 ID:NhHS4X4vO
813:03/23(日) 22:02 [sage]
これまでのJ禁サクル一覧
赤西×亀梨 2360サークル
赤西×上田 690サークル
赤西×中丸 12サークル
赤西×聖 185サークル
赤西×田口 424サークル
赤西×山P 330サークル
赤西×錦戸 213サークル
赤西×ヨコ 888サークル
赤西受け 0サークル
820:03/23(日) 22:05 [sage]
>813
西スガー><
でもJ禁結構浸透しましたね^^;
827:03/23(日) 22:08 [sage]
西担良かったですね^^
839:03/23(日) 22:08 [sage]
>818
知ってると思うけど
この世の中西受けなんて存在しないよ
このスレまだあったのかよw
ハートマークの出し方が全然分からないわ。
>>122 ベトナーム ホーチーミン
ベトナーム ホーチーミン
ニャンさん乙
かがみ「何でこなたの自殺スレの方が賑わってるのよ。納得いかねー」
126 :
名無しかわいいよ名無し:2009/09/18(金) 19:58:17 ID:/PPZ9QZR0
>>118 かがみ「ナマ物はまだ私にも手が出せないジャンルだわ」
原作ではかがみは大学で楽しくやってるんだろうか
かがみ「友達?い、いるわよ!」
会話形式の短いSSは需要ありますか?
かがみ「パラレルワールドには大学で楽しくやってる私もいるんだろなー、はぁ・・」
かがみ「交代してくんないかなぁ・・」
では今から投下させて戴きます。
135 :
寂寥の渦1:2009/09/19(土) 22:33:23 ID:XX1K6Gog0
みさお「よっし! やっと授業終わったぜ」
あやの「みさちゃん、お昼からほとんど寝てなかった……?」
みさお「そうだっけ? あ、そだ。あやの、今日は何か予定あんのか?」
あやの「う〜ん……特に無いかな」
かがみ「あれ? 今日もデートじゃないの?」
あやの「柊ちゃん、そんな毎日デートしてるみたいな言い方しないでよ」
みさお「そうだぞ〜、あやのは週1って決まってんだから」
あやの「みさちゃんまで……」
かがみ「そういえば峰岸のお相手ってどんな人なの?」
みさお「………………」
あやの「………………」
かがみ「あれ? どしたの?」
みさお「いや、なあ……?」
あやの「ねえ……」
かがみ「何よ? 気になるじゃない」
みさお「柊ってさ、5年も同じクラスだった割にはウチらのこと、全然知らないよな」
かがみ「え? いや……何よ急に」
あやの「み、みさちゃん……」
みさお「ってかずっと同じクラスだったこと自体、柊は気付いてなかったんだよな」(2・73)
あやの「みさちゃん、私たちのこと”背景”って言ったくらいだもんね」
かがみ「ああ、いや、それはさ……」
みさお「どうせあのチビッ子たちの方がいいんだろ〜。この薄情者〜」
かがみ「ちょっと待ちなさいよ」
あやの「柊ちゃん?」
かがみ「前から思ってたけどさ、同じクラスだから仲良くするって別に決まってるわけじゃないでしょ?」
みさお「……は?」
かがみ「だからさ、人の交友関係なんてそれぞれなんだから、私が薄情者なんて言われる筋合いないっていうの」
みさお「…………」
かがみ「だろ? 私がどこのクラスの誰と付き合おうが私の勝手じゃない」
あやの「柊ちゃん、それは言い過ぎだと思うわ」
かがみ「峰岸、日下部の肩持ちたいのは分かるけどさ」
あやの「柊ちゃん、友だちは似たタイプが集まるって認めてたでしょ?」(2・92)
かがみ「…………?」
あやの「試験勉強してた時のことよ。あれって泉ちゃんと妹ちゃんを私たちに重ねてたのよね?」
かがみ「うっ……確かに……」
あやの「あの時、ハッキリ”友だち”って言葉を使ってたわ。だけど……」
かがみ「…………」
あやの「さっきのみさちゃんへの言い方――友だちに対する言葉とは思えないわ」
みさお「そ、そうだぞ! あやの、よく言った!」
かがみ「な、なによ、2人して……」
みさお「柊って結構ウチらに対しては距離置くよな」
かがみ「そんな事ないじゃない。もしそうだったら今だってこうやって話してないわよ」
あやの「苗字で呼び合ってるのがその証拠よ」
かがみ「だ、だったらそれはそっちも同じでしょうが。私のこと”柊”って呼んでるじゃないの」
みさお「聞いたか? ”そっち”だってよ。完全に線引いてる証拠じゃね?」
あやの「そうね…………」
みさお「さっきの試験の時の話だけどさ、あやのがお菓子作るの得意だってあの時まで知らなかったんだよな?」
かがみ「……そりゃ……そういう話する機会なんてなかったし」
あやの「5年も?」
かがみ「…………」
みさお「その割には結構ズバズバもの言うよな。特に私にはさ」
かがみ「な、なによ? この上まだ何言うつもりよ?」
みさお「あやのに”私の教育間違ったんじゃないか”とか、無計画で自堕落だとか」(3・27)
あやの「言ってたわね、確かに。それにズボラだとも」(3・67)
かがみ「わ、悪かったわよ……。っていうかよくそんなに憶えてるな」
あやの「言った方は忘れてても、言われた方はよく憶えてるものよ」
かがみ「た、確かに……」
あやの「う〜ん……」
みさお「どした?」
あやの「さっきから考えてたんだけど、やっぱり柊ちゃんから壁を作ってるような感じがしてきたわ」
136 :
寂寥の渦2:2009/09/19(土) 22:34:19 ID:XX1K6Gog0
みさお「たとえば?」
あやの「私たちのこと、”仲いいけどケンカしたことあるの?”とか」(3・126)
みさお「そういや、私がゲームやるのも意外そうだったよな」(3・135)
かがみ「いや、だってあの時はほんとに日下部がゲームやるとは思ってなかったし」
みさお「柊とはクリスマスも遊びに行ったことないんだよな」(4・82)
あやの「もうかれこれ数年の付き合いなのに」
みさお「ロト6は当ててくんねーし」(4・20)
かがみ「あれは私のせいじゃないだろ」
みさお「せっかく遊びに行ってんのに本読んでるし」(4・22)
かがみ「あんたがアポなしに急に来るからだろ」
みさお「プリンのカラメルの時なんか私のこと、思いっきりバカにしたし」(4・30)
かがみ「誰だって悩みなさそうに見えるだろ」
あやの「それ、前にも言ってたわよね?」(4・113)
みさお「ニボシとかムンクとか……」(4・54)
かがみ「っていうかさっきから多すぎだろ」
みさお「柊は私をバカにして愉しんでるんだ! あやの〜〜」
あやの「よしよし」
かがみ「べ、別にバカになんかしてないわよ!」
こなた「やふ〜」
みゆき「お邪魔します」
あやの「珍しいね。みんなでこっちに来るなんて」
つかさ「えへへ、一緒に帰ろうと思って」
みさお「チビッ子、聞いてくれよ。柊がさぁ――」
こなた「ふむふむ。つまりみさきちは度々かがみにバカにされて悔しい……と」
かがみ「だからバカにしてないって――」
みさお「かがみは結構ズバズバもの言うからね〜。遠慮しないっていうか」
あやの「泉ちゃんもそう思う?」
こなた「その時はあまり感じないけど、後になって振り返ってみたらヒドイなってのはよくあるよ」
かがみ「ちょ、ちょっと。こなたまで何言うのよ?」
つかさ「お姉ちゃん、落ち着いて……」
こなた「でもそれって私も同じなんだよね。だから、その、ごめん」
みさお「…………なんで私に謝るんだ?」
こなた「私もみさきちにヒドイこと言ったからね。それはちゃんと謝らないと」(5・46-47)
みさお「ああ、あのことか」
こなた「うん、ほんとにごめん」
みさお「へー、チビッ子もそういうの、一応気にするタイプなんだな」
あやの「それにしては謝るの遅すぎないかな? おまけに知り合って日も浅いのにあんなコト……」
みさお「あやの、いいって」
あやの「でも……」
みさお「悪いって思って謝ってるんだ。それ以上言う必要はないって」
あやの「う……ん……」
みゆき「峰岸さん」
あやの「…………?」
みゆき「泉さんが何を仰ったのかは存じませんが、非礼を詫びるというのはなかなか難しいものです。
時間が経っていようともそういった気持ちを持つことが大切ではないでしょうか」
みさお「お、いま眼鏡ちゃんが良いこと言った」
あやの「そう、ね」
みさお「チビッ子も気にしなくていいぜ。あやのだって私の代わりに怒ってくれてるようなもんだし」
みゆき「お二人は本当に仲がよろしいのですね。羨ましいです」
みさお「小っちゃい頃から一緒だったからな」
あやの「ごめんね、泉ちゃん。私、みさちゃんの事になるとつい……」
こなた「いいよ。元々は私が悪いんだし」
みさお「チビッ子は悪いと思ったらちゃんと謝るんだな。ちょっと安心したぜ」
こなた「…………?」
あやの「……そういえば柊ちゃんが謝ったことなんて一度もなかったわよね」
かがみ「ちょっと待ってよ。なんでそこでまた私の話になるわけ?」
あやの「あら、大事なことじゃない」
こなた「かがみってやたらと他人にしっかりしろとか言うよね」
みさお「ああ、あるある。そのくせ自分はだらしなかったりするんだよな」
つかさ「う〜ん……言われてみれば確かに……。でも家ではしっかりしてるよ?」
137 :
寂寥の渦3:2009/09/19(土) 22:35:09 ID:XX1K6Gog0
こなた「しっかりしてたらダイエットダイエットって言わないよ」
みさお「だよな。間食やめられないのも結局はだらしないからだしさ」
みゆき「あの、かがみさんが口うるさく言われるのは皆さんを想ってのことかもしれませんよ?」
かがみ「みゆき……フォロー嬉しいけど、”口うるさい”ってのはやめてくれない?」
みゆき「はっ!? これは失礼しました」
みさお「これからやろうって時に宿題やったか? とか」(4・129)
こなた「受験生なんだからもっと自覚持て、ってよく言われたよ」
みさお「いや、チビッ子はほんとに自覚持ったほうがいいんじゃね?」
こなた「な、なにおぅ!?」
あやの「まあまあ……」
みさお「あ〜でも私たちだけじゃなかったんだな。柊にイラッとしてたの」
みゆき「く、日下部さん……!!」
つかさ「ごめんね。お姉ちゃんも悪いと思ってるんだろうけど言い方がキツイから」
かがみ「ちょっとちょっと! なんであんたが謝ってんのよ!」
みさお「チビッ子なんてしょっちゅう言われてそうだよな〜」
こなた「まあ実際、いろいろ言われてるけどね」
あやの「どんな?」
こなた「バレンタインの思い出はゲームの中だけだって言ったら、”あんたの将来が心配だ”って」(1・12)
みさお「言いそうだよな。ちなみにあやのはそのテのイベントの時は大忙しだぜ?」
あやの「み、みさちゃん!!」
こなた「そういえば風邪ひいたからってお見舞いに行ったら、第一声が”帰れ”だったよ」(1・19)
みさお「うわ……ひっでーな」
かがみ「違うわよ。こいつがおちょくりに来たからよ」
こなた「私のこと、社交性ゼロとも言ったよね?」(1・30)
みゆき「そんな事ありませんよ。泉さんはとても外向的な方ですし」
こなた「”私たちと知り合う前に友だちいたのか”っていうのにはさすがに傷ついたよ」(1・30)
みゆき「かがみさん……それはさすがに言いすぎなのでは……?」
つかさ「そういえばお姉ちゃん、こなちゃんにはずいぶん厳しいよね」
あやの「みさちゃんに対してもよ」
こなた「みさきちはどんなこと言われてるの?」
みさお「詳しい話は遡ってくれれば大体分かるぜ」
あやの「っていうのもあんまりだから、つい最近の話だと――」
かがみ「わざわざ思い出さなくていいっての」
あやの「みさちゃんを”アレ”呼ばわりしたのは許せなかったわ」(6・90)
みさお「なにぃーー!?」
あやの「笑って取り繕ったけど、本当はすごく悔しかったのよ? あの時は――」
こなた「調理実習の時だね。私もついついみさきちと張り合っちゃうんだよね」
つかさ「峰岸さん、お料理上手だもんね」
あやの「妹ちゃんもお菓子作るのが得意なんでしょ? 今度教えてほしいな」
つかさ「いつでもウチに来てよ。あ、でもお姉ちゃんがいない時のほうがいいかな……」
かがみ「つかさ、あんた気を遣うとこ間違ってるから。だいたいこいつらの話鵜呑みにしちゃ――」
みさお「柊には散々バカにされてるけど、決定的だったのはこの前のテストの時だな」
こなた「テスト?」
みさお「英語の長文読解のところで中国人がどうこうって例文あっただろ?」
こなた「そんなのあったっけ?」
みさお「……おいおい、どっちがバカキャラなんだよ?」
こなた「むぅ……」
みさお「でさ、漫画とかに出てくる中国人ってなんで皆、語尾が”〜アル”なのか気になったわけよ」
こなた「あ〜そういえばそだね」
あやの「その時に柊ちゃんが言ったのよね。試験中はもっと別のことに頭使えって」
こなた「それはそうなんだけど、もうちょっと言い方があってもいいよね」
みさお「いやさ、別にそれはいいんだよ。間違いじゃないし。柊、その後にこう言ったんだ」
こなた「…………?」
みさお「”ああ、考えても分からないのか”ってさ」(6・109)
つかさ「…………」
みゆき「…………」
こなた「いくら何でもヒドイよ。私とかつかさでも同じこと言ったんじゃない?」
みさお「それはどうか知んねーけど、柊はそういう奴だぜ」
みゆき「かがみさん……見損ないました」
138 :
寂寥の渦4:2009/09/19(土) 22:36:39 ID:XX1K6Gog0
かがみ「あ、そ、それは悪かったわ。確かにちょっと言い過ぎだったかも……」
みゆき「ちょっとどころではありませんよ。人を貶すなんて最低の行為ですよ」
かがみ「な、なんでみゆきにそこまで言われなきゃならないのよ!?
だいたい私、あんたには何も言ってないじゃない」
つかさ「お姉ちゃん……そういうところが反感買ってるんじゃない……かな……」
かがみ「は? どういうところよ?」
つかさ「その、お姉ちゃんってさ、私も含めてこなちゃんや日下部さんにだけなんか冷たいよね」
みゆき「たしかに……」
つかさ「でもゆきちゃんや峰岸さんにはそういうところ無いでしょ?」
みさお「言われてみればそうだよな」
こなた「要はアレだね。かがみは自分より上か下か決めてるんでしょ」
かがみ「な、なにがよ?」
こなた「みゆきさんは頭良いし、峰岸さんはおっとりしてるから遠慮して強く出られないと」
みさお「で、私やチビッ子には遠慮なくズバズバ言うんだよな」
こなた「つかさは妹だからそれこそ好き放題言えるしね」
みゆき「そういえば……私が以前、眼鏡をかけなかったので皆さんにノートをお借りしましたが、
その件でも失礼な発言をされてましたね」(1・104)
つかさ「ああ、あったね。あれって割れちゃったんだっけ?」
みゆき「そうなんです。それで最初はつかささんと泉さんにお借りしたわけですが……」
こなた「あの後、かがみに見せてもらったとか?」
みゆき「ええ……借りておいて申し訳ないのですが……」
かがみ「こなたのは字が汚くて読めないし、つかさのは最後までまとめきれてなかったからね」
みゆき「その際にあの……”あいつらは役に立たない”と……」
かがみ「それ、内密にしてくれって言ったの、みゆきよね? なんでここで喋るわけ?」
こなた「自分が失礼な発言しておいて話をすり替えるのはどうかな〜」
みさお「だよな」
かがみ「ちょっとあんたたち、ほんとにいい加減にしなさいよ。私に何の恨みがあるのよ?」
あやの「みんな柊ちゃんに不満があるのよ。それは分かってもらわないと」
かがみ「っていうか何でそんな急に槍玉に挙げられるわけ!?」
みさお「そんだけ我慢してたってことだろ?」
みゆき「皆さん、かがみさんにはそれぞれに憤懣があるかと思います。ストレスを溜め込むのはよくありません。
折角ですからここで吐き出して気分を落ち着けてはどうでしょうか?」
あやの「賛成ね」
こなた「私も〜」
かがみ「お前らな……さっきから散々言っといて――っていうかみゆきもどういうつもりよ?」
つかさ「まあまあ、それで皆の気が済むんだから」
かがみ「ふん! どうせつかさも言いたい事があるんでしょ!?」
つかさ「え? ええっと……」
みさお「妹〜遠慮しなくていいぞ。柊には何度もバカにされてきたんだろ?」
つかさ「――うん」
みさお「じゃ決まりだ。あ、その前にちょっと気になってた事があるんだけどさ」
みゆき「なんでしょう?」
みさお「時々さ、括弧が付いてるのって何だ?」
みゆき「それはですね、話題として挙がっている内容が原作何巻の何ページかを示しているのですよ」
あやの「どういうこと?」
みゆき「たとえば(1・19)ですと、1巻の19ページの出来事を指しているわけですね」
つかさ「なるほど〜〜」
みさお「じゃあ柊が一度ならず二度までも私らと5年間同じクラスだったのを忘れてた、って話をした時は?」
みゆき「(6・85)となりますね。実際には日下部さんの発言の後ろに付きますが」
みさお「おお〜! さすが眼鏡ちゃん!」
こなた「違うよ、みさきち。”みwiki”さんだよ」
みゆき「いえ、あの……それほどでも……」
つかさ「ゆきちゃんは学年トップなんだよ」
みさお「じゃあその眼鏡ちゃんからいってみようか」
みゆき「へ? あ、えと……」
こなた「あ〜みさきち、さっきも言ったけどみゆきさんは何も言われてないんだよ」
みさお「あ、そっか。眼鏡ちゃんは柊より”上”なのか」
みゆき「ひとつだけ許せない事はありましたよ?」
あやの「高良ちゃんが静かに怒ってるわ……」
139 :
寂寥の渦5:2009/09/19(土) 22:37:47 ID:XX1K6Gog0
かがみ「みゆき……?」
みゆき「かがみさんが私を”平均以下”だと言ったことです」(2・135)
こなた「言ってたね」
みゆき「些細な話と思われるかもしれませんが、あんな屈辱を受けたことはありませんでした……」
あやの「高良ちゃん、人一倍努力してる感じだもんね。博識だし」
みさお「つまり柊が眼鏡ちゃんを”下”に見た瞬間だったわけだ」
こなた「だよね」
かがみ「そ、そんな目くじら立てるような話じゃないじゃない。みゆき、プライド高いだけじゃないの?」
あやの「プライドだったら柊ちゃんだってずいぶん高い気がするけど」
かがみ「ど、どこがよ!?」
あやの「私が知ってる限りでも相当みさちゃんのこと、扱き下ろしてるよね?」
かがみ「そ、それはだから……私も言い過ぎたってさっき――」
あやの「みさちゃんを叩いたの、憶えてるよね?」(4・114)
みさお「………………」
あやの「あの時、柊ちゃんに元気が無かったからみさちゃん、相談に乗ってあげようとしてたのよ?」(4・113)
かがみ「…………」
あやの「それを何? 毎日が楽しそうだの、悩みが無さそうだのなんてよく言えたわよね」
かがみ「うっ……それは……」
あやの「そのくせ柊ちゃんの悩みなんて結局ダイエットの事だったんでしょ? くだらないわ」
こなた「なんか峰岸さんってイメージと違って怖いね……」
つかさ「そ、そうだね……私たちの出番ないかも……」
かがみ「じゃ、じゃあ日下部が悩むことなんてあるの? いっつもお気楽そうにしてるじゃない」
あやの「知ったふうなこと言わないで。みさちゃんのコト、何も知らないくせに」
かがみ「…………!?」
あやの「5年も同じクラスだった事すら気付かない柊ちゃんに偉そうに言われたくないわ」
みさお「あ、あやの……」
みゆき「まさかこんな修羅場になるとは思いませんでした……」
つかさ「あ、あの〜。こなちゃんも言いたい事があるんだって。だから――」
こなた「えっ!? 私ッ!?」
みさお「チビッ子、言っちゃえよ!!」
こなた「えと、え〜〜っと……」
かがみ「何よ? 言いたい事があるんならハッキリ言えば?」
こなた「うん、と、いま思い出したけどかがみってけっこう場を白けさせるよね」
つかさ「あるよね」
かがみ「……いつ?」
こなた「流れ星に願い事3回言えるかってつかさと話してた時さ。
かがみ、”どう考えても現実的に無理だ”って言ってじゃん」(2・130)
みさお「夢がないよな〜。宝籤一等当てても貯金するって言うくらいだしな」(4・112)
つかさ「それで願い事を早く言う練習してたら、”そんなのより勉強したほうが早い”って言われたよ」(2・127)
みゆき「かがみさんは現実的なのですね」
つかさ「う〜ん、そうでもないかも」
みゆき「…………?」
つかさ「前の初詣の時にね、お姉ちゃん、熱心にお祈りしてたんだ」
みゆき「何をですか?」
つかさ「私たちと同じクラスになれますようにって。お姉ちゃんだけずっと違うクラスだったから」(2・16)
みゆき「そういえばそうですよね」
こなた「そのくせ御神籤は吉凶は本人の頑張り次第で所詮運試しでしかないって言ったり」(2・19)
みさお「矛盾してるよな。っていうか柊はそんなにうちらと同じクラスになりたくないのかよう?」
かがみ「べ、別にそんなんじゃないわよ!」
こなた「でさ、そう言っておきながら今年の初詣ではちゃっかり合格祈願したらしいよ」(6・27)
あやの「それで落ちても実力不足だって潔く認めるのかしら?」
かがみ「そ、そりゃ……誰だってそういうお願いくらいするじゃない」
こなた「現実的なのに?」
かがみ「あんただって一度くらい、”神様仏様”とか言ったことあるだろ?」
つかさ「私とこなちゃんは”今年も皆で仲良く出来ますように”ってお祈りしたけどね」
こなた「血液型診断の時もそんな感じだったな」(1・126)
つかさ「こなちゃんがバイト始めた時なんか、”よくあいつを採用する所があったな”とか、
”労働に勤しむ図が想像できない”とか言ってたよ」(1・38)
みさお「柊ってさ、うちらには厳しいのに自分にはけっこう甘いよな」
あやの「というより自分勝手なだけじゃないかしら」
140 :
寂寥の渦6:2009/09/19(土) 22:39:00 ID:XX1K6Gog0
かがみ「なによ皆して――」
みゆき「私もだんだんそんな気がしてきましたね」
こなた「あ、そうそう。みさきちさ」
みさお「ん?」
こなた「私のこと、チビッ子って呼ぶでしょ?」
みさお「ああ、ちっちゃいからそう呼んでるけど? 嫌ならやめるぜ」
こなた「そういうんじゃないよ。別に何とも思ってないし。そうじゃなくて」
みさお「うん」
こなた「実は私のこと、最初に”チビッ子”って言ったのはみさきちじゃないんだよ」
みさお「柊か?」
こなた「正解。よく分かったね」(2・7)
みさお「この話の流れじゃそれ以外ないだろ」
みゆき「泉さんはかがみさんからずいぶん手酷いことを言われていますよね」
こなた「つかさもだけどね〜」
あやの「どんなこと言われるの?」
こなた「家にベルを置いてた時期があってさ。ほら、メイドさん呼ぶ時みたいなやつ」
つかさ「ああ、あったね〜」
こなた「メイドさん来ないかな、なんて言ったら、”ホンモノのバカだろ?”って斬られたよ」(4・41)
みゆき「まぁ……」
こなた「成人式で振袖着るって言ったら、七五三みたいだとか」(2・28)
みさお「わはは。そりゃピッタリだな!」
こなた「みさきち、さっきからどっちの味方なのさ」
みさお「もちろん、あやのの味方だぜ」
あやの「みさちゃん……」
みゆき「こういうのをフラグが立った、というのでしょうか?」
こなた「お、みゆきさんも分かってきたねえ」
みゆき「私なりに勉強しましたから」
みさお「同じ勉強勉強でも柊とは違うよな」
かがみ「………………」
こなた「……? どったの、かがみん?」
かがみ「さっきから好き放題言ってくれるじゃない」
あやの「今まで散々好き放題言ってきたのは柊ちゃんでしょ?」
かがみ「そう? 私は至極真っ当なことを言ってきたつもりだけど」
こなた「だからって何でも言っていいわけじゃないじゃん」
かがみ「あんたには言われたくないわね」
こなた「なんでさ?」
かがみ「あんただって相当な毒舌家だろ? 自覚無いのか?」
みさお「まあそりゃ一理あるよな。現に私に――」
こなた「認めるけどさ、私はかがみみたいに後に引きずるような言い方はしないよ?」
みゆき「泉さんはユニークさがありますものね」
かがみ「へえ、私に宿題やら課題を任せておいてよくそんな図々しいこと言えるわね」
つかさ「そこ突かれると私も弱いかも……」
みさお「だよな……でも妹には眼鏡ちゃんがいるんだからさ、今度からそっちに頼めばいいんじゃね?」
つかさ「うん……そうする。日下部さんは?」
みさお「あやのがいるからな。頼りになるぜ」
こなた「とか何とか言ってさ、本当は優越感に浸ってたんじゃないの?」
かがみ「どういう意味よ?」
こなた「バカの面倒見て、自分は優秀なんだって思いたかったんでしょ?」
かがみ「………………」
あやの「柊ちゃんにそんな気がなくても、周りにはそう見えてるのよ」
みさお「だからさ、これからはもうちっと穏やかに行こうぜ。な?」
つかさ「私もそう思う、かな」
かがみ「ああそうよ。あんたたちの言うとおりよ!」
みゆき「か、かがみさん……?」
かがみ「グータラでどうしようもないあんたたちの面倒を見てあげてたのよ。
そのおかげで無事に卒業できるんでしょうが」
あやの「ちょっ、柊ちゃん! いくらなんでもそれは言い過ぎ――」
かがみ「峰岸は彼氏と仲良くやってればいいでしょ? ロマンスの欠片もない連中なんて相手しないでさ」
みさお「今のは聞き捨てならないよな」
かがみ「ああ、悪かったわね。あんたたちは幼馴染だったもんね。固い絆で結ばれてるってやつでしょ?」
141 :
寂寥の渦7:2009/09/19(土) 22:40:05 ID:XX1K6Gog0
みさお「………………ッ!!」
こなた「かがみ……今のはちょっと……」
つかさ「そ、そうだよ。日下部さんと峰岸さんに謝って……」
かがみ「別に謝るようなことじゃないじゃない。あ〜いいわよね、女同士の友情って」
みゆき「貴女には失望しました……」
かがみ「失望? ずっと前からしてたんじゃないの?」
こなた「か、かがみ……それって完全な逆ギレじゃん」
かがみ「ふん、寄って集って勝手放題罵った挙句に逆ギレだって? あんた、何様のつもりよ?」
こなた「何様って……」
みさお「あ〜なんかバカバカしくなってきたぜ!」
あやの「私も」
みさお「しょっちゅう隣のクラス行って淋しいとか思ってたけど、もうどうでもいいや」
あやの「そうね。どうして柊ちゃんを中心に立てて背景なんて考えたのかしら」
みさお「あれだよ、ほら、気の迷いってやつ」
あやの「そうかもね」
みさお「ってわけだ。チビッ子、柊はお前にやるぜ」
こなた「えっ!?」
みさお「”うちのかがみ”って言ってただろ。私らもういいから」(4・115)
こなた「ちょっと待ってよ。こうなったら私だってもうどうでもいいよ」
かがみ「私をモノみたいに言って果てはそれか。あんたらに振り回されるのもうんざりだわ」
つかさ「お姉ちゃん!!」
かがみ「ねえ、みゆき。こんな連中放っておいて勉強会でもやらない? 医学部狙ってるんでしょ?」
みゆき「勉強も大切ですが皆さんとのお付き合いも大切ですので。それにかがみさん」
かがみ「…………?」
みゆき「仮にもご友人にこんな辛辣な言葉をかけるような方とはご一緒できそうにありません」
かがみ「あっそ。みゆきはこいつらと違って悧巧だと思ったけど、すっかり毒されちゃったみたいね」
みさお「何だと!?」
かがみ「つかさ、帰るわよ」
つかさ「え、あ……えっと…………」
かがみ「つかさ!!」
つかさ「あの……ご、ごめんね、みんな!!」
みさお「ちっ! なんだよ、柊のやつ」
こなた「あんな子だとは思わなかったよね」
みゆき「以前から空気の読めない方だとは思っていましたが」
あやの「いいのよ、これで。わざわざ私たちが合わせる必要なんてないわ」
こなた「なんかスッキリしないね。どう? これから皆でカラオケ行かない? 親睦を深める意味でもさ」
みゆき「いいですね」
あやの「ふふふ、いつもみさちゃんとばかりだから新鮮だわ」
みさお「チビッ子〜アニソンばっか歌うなよ〜〜」
こなた「私はかがみと違ってちゃんと空気読むからね」
みさお「でも皮肉だよな」
こなた「なにが?」
みさお「このメンバーって柊を通して知り合ったわけだろ」
あやの「確かにそうね」
みゆき「人の出会いは偶然の重なりです。そこは特に思いを巡らすところではないと思いますよ」
こなた「そだよ。いちいちかがみのお陰とか思う必要ないって」
みさお「う〜ん……だよな!」
こなた「そうそう」
あやの「じゃあ行きましょ」
・
・
・
・
・
142 :
寂寥の渦8:2009/09/19(土) 22:41:07 ID:XX1K6Gog0
ふと2年前の出来事を思い出す。
っていうか何度目よ、これ。
さっさと忘れ去りたい過去なのに、ついついあの時の事が頭に浮かんでくる。
おかげで記憶から消えるどころか、繰り返し思い返しているために却って鮮明に残ってしまった。
なんであんな風になったのかは今でも分からない。
あいつらが言うように、心の中では私の口調に棘があると思っていたのだろうか。
そんなつもりは全然無かったのに。
漫才みたいなあいつらのボケに、私はただ冷静に突っ込み役をやっていただけだ。
白けるとか意味が分からない。
だったら私もあいつらに合わせていたらよかったのだろうか。
一緒におどけて、一緒にバカなこと言っていればよかったのだろうか。
自分が優等生だなんて思ったことは一度もない。
ただ妹がいる手前、頼りになるお姉さんでありたかったのは事実だ。
だから勉強もした。スポーツも日下部には及ばなくても平均以上の成績を維持した。
こなたや日下部の面倒を見たのもその延長だった。
優越感に浸りたかったわけでも、見下していたわけでもない。
だけどあいつらは私がそう思っている、と思っていた。
『グータラでどうしようもないあんたたちの面倒を見てあげてたのよ。そのおかげで無事に卒業できるんでしょうが』
なんであんなこと言ってしまったんだろう。
代わる代わるに責められて、つい弾みで出てしまった一言だ。
あの時、すぐに謝っていればこうはならなかったのかもしれない。
「………………」
似たようなことを大学に入ってしばらくしてから言われた。
どういうわけか私の周りにはとりあえず法学部を選んだ者ばかりいて、何を目指しているのか、
将来どうありたいのかというヴィジョンを何ひとつ持っていなかった。
それこそこなたや日下部みたいな。
その時はそういう人もいるんだという程度に考えていた。
人生は長い。
皆が皆、私と同じ歳で将来の夢を決められるわけじゃない。
私だって小学校時代には、総理大臣になりたい、なんて卒業文集に書いていた。
頭では分かっていた。
だけど……。
仮にも大学に入ってこれから専門分野を学ぶというのに、自分の進路が決まっていない連中が危機感も持たず、
サークル活動やらコンパやらに明け暮れているのが不愉快だった。
どうしてもっと真剣に考えないんだろう。
自分のことなのに?
そんな私の想いが知らないうちに言葉に出ていたのだろうか。
”柊さんと喋ってるとバカにされてる気がする”
”固いよね、あんたって。だったら私らなんか相手にしないで勉強してればいいでしょ”
”つまんねー奴”
席が近かったというキッカケだけで話すようになった友人たちは、次々に私から離れていった。
自業自得……なのだろうか。
私は何も間違っていないのに?
そんな彼女たちだって危ない時には私に試験の範囲を聞いてきたり、ノートを写させてくれと頼んできたのに。
どうして私がしてあげた事はいつもいつも仇で返されるんだろう?
143 :
寂寥の渦9:2009/09/19(土) 22:41:57 ID:XX1K6Gog0
「………………」
携帯を開く。
誰かからメールでも来ないかと期待していたけど、件数は相変わらずゼロ。
「つかさ……」
妹とは疎遠になった。
つかさは料理学校で気の合う友人を見つけ、勉強と称して食べ歩きに出ることが多くなった。
「こなた……」
こなたとはあれ以来、やりとりをしていない。
噂で日下部と同じ大学に入ったと聞いたけど、本人からはそうした報告は一度もなかった。
「みゆき……」
みゆきは希望通り医学部への進学が叶ったらしい。
私は彼女に一度も勝てなかったわけだ。
「日下部……」
もちろん日下部との交わりも途絶えた。
今頃はこなたと仲良くやっているのだろうか。
「峰岸……」
彼女は去年、彼氏と結婚したらしい。
盛大な披露宴が開かれ、日下部はもちろんこなたたちも招待されたと人伝(ひとづて)に聞いた。
だけど私のところにはそんな誘いは来なかった。
正直、何をどう間違ったのかが今でも判然としない。
なんで私だけがこうなったのかが分からない。
何がいけなかったのだろう。
私はこなたみたいにゲームが上手くない。
つかさみたいに料理が得意じゃない。
みゆきほど頭が良いわけでもない。
日下部みたいにスポーツが得意なわけでもない。
峰岸みたいに彼氏がいたわけでもない。
「なんでよ……私の……どこが悪かったっていうのよ…………」
次の試験のためにノートの整理をしていた私は、開いていたページが濡れているのに気付いた。
終
以上で終わりです。
改行がうまくいかずお見苦しい点はご海容ください。
それでは。
原作補完率たけえ
SSなのになげえ
かがみへの不満がひっそり高まって爆発したってことか
渦の中心は止まってるから気づけないね
面白かった
かがみ「ああああああああああ月曜日月曜日月曜日いいいいいいいいぃぃぃぃ!」
>>135-143 うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああかがみんかわいそうだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
かがみん僕が心の隙間埋めてあげるからね
(^^)なんという長編
>>142 >っていうか何度目よ、これ。
二重の意味で上手いと思った。
乙。
かがみ「あたしやっぱ総理大臣になるわ!」
投票数:79レス 07:27:04現在
■第1試合
1位 33票 宮永咲@咲?Saki?
2位 32票 木之本桜@カードキャプターさくら
3位 9票 柊かがみ@らき☆すた
■第2試合
1位 34票 西沢歩@ハヤテのごとく!
2位 26票 日塔奈美@さよなら絶望先生
3位 12票 久遠寺右京@らんま1/2
■第3試合
1位 30票 晃・E・フェラーリ@AQUA/ARIA
2位 28票 桜咲刹那@魔法先生ネギま!シリーズ
3位 16票 西野つかさ@いちご100%
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/vote/1253408638/
私がぼっちでいることで
誰か一人に友達が出来るかもしれない
私はそういったことに幸せを感じる
わけないじゃない寂しいわよ
今日もぼっち。まあ、いつもどおりね。変化のない毎日で、いい事だわ。
私は安定を好んでるんだから、丁度いいわよね。
……ああ、そうそう。明日、あのラノベの発売日だわ。
「こなたー、あんた明日暇?」
いや居ないんだった。私は今、ぼっちだったっけ。
携帯電話解約しようかしら
もう鳴らないし
携帯「待って!解約しないで!」
かがみ「だって電話もメールも来ないのよ」
携帯「わかりました。なんとか着信しましょう」
かがみ「なんとか……って」
携帯「ピョロロロロ〜」
かがみ「あら、着信!?電話?メール?こなた?つかさ?」
携帯「残念、アラームですた。プゲラ」
かがみ「チキショー」
ガシャ
携帯「………」
北海道プレーンヨーグルト返せw
SS初投下、いくわよ。
「もしもし、かがみ?」
「あ、お母さん。久しぶり」
「久しぶり、じゃないわよ。引越し以来電話もよこさないで」
「あー……ごめんごめん。ちょっと色々忙しくって」
「全くもう。ねぇ、夏休みになったんだから1度くらい帰ってきたら?」
「……どうしよう、かなあ」
「男の人連れてきたってお父さん怒らないわよ?」
「ちっ違う、そんなんじゃないって」
「うふふ。ならそっちの生活が楽しいのね」
「そんなところかな。つかさは最近どう?」
「頑張ってるわよ。お父さんには隠してるけどいい人できたみたい、ふふ」
「へぇ、そうなんだ……」
「ねぇ、かがみ」
「うん?どうしたの」
「お勉強ははかどってる?」
「それは大丈夫」
「お友達はできた?」
「まあ、それなりに」
「サークル?っていうのには入ったの」
「いや別に……。でもほら、ゼミっていうのがあるからさ」
「そう。お母さんかがみのこと心配だったけど、声聞いたら安心しちゃった」
「あはは」
「じゃあちょっとお金大目に送るから、夏休みをエンジョイしなさい」
「えっ、うん、ありがとう」
「今度はそっちから電話かけてきなさいよ。父さんもかがみの声聞きたいって言ってたわ」
「そっか……、じゃあ」
「そうそう。お野菜沢山送るからちゃんと自炊すること」
「えぇ、面倒臭いなぁ」
「うふふ。それじゃあまたね」
「うん。また」
柊かがみは受話器を戻した。
ディスプレイから漏れる光が部屋をうつして、すぐ消える。
缶ビールとビニール袋の間を抜けてベッドに倒れこむ。
それからしばらく、ぼーっと天井を眺めていた。
楽しい大学生活。
それとは程遠い自分の現状を確認する。
いつから、どうして、なんてことは考えつくした。
考えることすら放棄していたように思える。
今の私は両親に顔向けすることができるのだろうか。
きっと無理だ、無理に決まってる。
泣いて甘えてしまうのが関の山だろう。
だから帰れない、弱い私を知られたくない。
「つかさ、ちょっといいかしら」
「どうしたの?お母さん」
「旅行に行きたい気分にならないかしら」
「えっ、竜二クンと旅行するの許してくれるの?」
「だーめ。大学卒業するまでは我慢しなさい」
「えー……じゃあ何で旅行なんて」
「京都にいってみたいと思わない?」
「京都……あ、お姉ちゃん!」
「そう。夏休み長いんだから1回くらい行けるでしょう」
「うんうん、全然だいじょうぶ」
「かがみも向こうに慣れてる頃だろうから、観光案内でもしてもらいなさい」
「うん、でもお金ないかも……」
「はい。お父さんには内緒のお小遣い」
「えっ?こんなにいいの」
「いいのよ。大目に渡しておくから高校の時の友達も誘うといいわ」
「お母さんありがとう!早速こなちゃんに電話してみる」
「あらあら。うふふ」
携帯「ぷはー。壊れたかと思った」
かがみ「今度馬鹿にしたらホントに壊すわよ」
携帯「まぁまぁ。いま床に叩き付けられていい案が閃いたのだ」
かがみ「な、なによぉ。聞くだけ聞くわ。言ってみなさい」
携帯「街中で他人が携帯使ってるのを見ると妬ましいでしょう。パルパルパル」
かがみ「べ、べつに。(ちくしょう当たってるわ)」
携帯「だからかがみさんが街を歩いている時、携帯を鳴らしてあげます。」
かがみ「?」
携帯「そしてかがみさんが通話するフリをすれば、誰もがぼっちとは思わないでしょう」
かがみ「虚しいわよ。虚し過ぎる」
携帯「じゃあ、やめますか?」
かがみ「やるわよ。やるに決まってるでしょ」
携帯「そ、そうですか……」
街中。どいつもこいつも携帯で話したりいじったり。
携帯「ピョロロロロ」
かがみ「(大声で)あら、電話だわ。誰かしら。」
かがみ「もしもし。」
携帯「……」
かがみ「はい、あ、お久しぶり」
携帯「……」
かがみ「あら今どこに……まあ!」
携帯「なあ……」
かがみ「(急に小声で)な、何よ」
携帯「虚しくないかい?ププ」
かがみ「だから最初に言ったでしょ!!」
かがみ「はあ。ヒマだわ」
携帯「暇ならしりとりしましょうぜ。僕からいくよ。ぼっち」
かがみ「ち、ち、ってやらないわよ」
携帯「っていうか暇な時こそ僕を使って誰かと……」かがみ「だからその相手がいないのよ」
携帯「でもアドレス帳には沢山のお友達が登録されてるじゃん」
かがみ「友達……か。」
携帯「違うんですか。特にひと昔前は『イズミコナタ』さんと言う方とは結構通話されてるじゃないですか」
かがみ「確かに高校時代はよく喋ったけど。でもいつも私からかけてばかりで彼女からかかってくることは無かったわ。」
携帯「久しぶりにかけてみたらどうです?またはメイル。」
かがみ「いいよ。もうずっと話してないし。多分他の人と仲良くやってりわ。私なんか電話しても迷惑がられるだけよ。わかるわ」
携帯「でも話したい、いや会いたいんじゃないの?」
かがみ「そりゃそうだけど……」
携帯「そうかそうか……よし、任せろ」
かがみ「え?」
携帯「ピカーーーッ」
かがみ「うお眩しっ」
続きほしゅみん
165 :
163:2009/09/24(木) 02:23:03 ID:shHFOXtLO
続き書いたらハッピーエンドになってしまったので皆に申し訳ない。
いま投稿するか迷ってる
かがみ「深夜にドアノブをガチャガチャしないでよ・・」
ここはhappy ending OKだぜcome on
キチガイ収容所の自殺スレと勘違いすんなよ
かがみ「ん……あれ?……夢?おーい……」
携帯「……」
かがみ「そうだよな。携帯が喋るわけないか。ぼっちスレ恒例夢オチか」
携帯「ブブブブブ……」
かがみ「ひっ?びっくりした!ってこなた?」
かがみ「もしもし……」
こなた「やふー。久しぶりだのう〜。元気かい?いとしのかがみん」
かがみ「ど、どうしたの?久しぶりじゃないの」
こなた「へ?何言ってんの!」
かがみ「え?」
こなた「さっき、『たまには会おう』ってメールくれたのかがみんじゃないのさ」
かがみ「???(まさか?)」
こなた「あれ?もしかして間違えて送ったのかな?」
かがみ「え、いや、間違いないよ!あんたに送ったのよ。さ、最近会ってないからたまにはって。あ、でも忙しいなら……」
こなた「とんでもない。かがみんのお誘いを断るわけにはいかないよ。っていうかずっと電話もメールも来ないから嫌われちゃったのかと思ってたよ……」
かがみ「えっ? そ、そんなことないわよ!」
こなた「私はいつでもいいよ。会ってくれるならかがみんの都合に合わせるよ!」
かがみ「あ、ありが、とう。じゃあさ……今度のに、日曜日に……」
こなた「うん。うん。いいよ。ん?どうしたの?ねえ。な、泣いてるの……?」
169 :
名無しかわいいよ名無し:2009/09/24(木) 11:32:46 ID:N9eWBaFoO
HappyEndも良いな
漏れさ、最初「ぼっち」じゃなくて「ビッチ」に見えたorz
ツンデレな電話だなw
かがみ「おはおなにー」
173 :
161:2009/09/25(金) 13:05:37 ID:QjJag5JZ0
ないの。みきさんにスポットを当てたかったから
最近このスレの存在知って、まとめサイトを半日で隅々まで全部見てしまった。
かがみファンとして、リアルぼっち大学生としてドンピシャ過ぎた。
はっきり言って面白すぎる。
ここまで自分とリンクしてるなんて!
食い入るように読んだ。画像も保存した。
このスレの上の方でもういいだろという声もあり残念だけど、スレが継続する事を密かに祈ってます。
今はピンピンしてますが、堕ちた時にでも自分も投稿してみようかな、なんて思ってます。
ま、自分の体験談をそのまま描いてるのも少しはあるしねえ
176 :
名無しかわいいよ名無し:2009/09/26(土) 14:02:24 ID:5cRbKSSW0
>>144 読んでてすげー、似たような経験あるからドキドキした。
こういう空気が読めないところがかがみんなんだよなぁ…。
ぼっちになるのは大学時でなくても大丈夫でしょうか?
SSの構想があるのですが、高校時代ですでにぼっちという設定なので、
スレタイから逸出してしまうのですが……。
ぼっちスレに相応しい寂れっぷりでつね
漫画かく
>>178 俺の嫁と呼べるほどかがみの事愛してるが、不幸な女の子ほど萌える。
女の子を守ってあげたくなる男の性って奴。
こなたを自殺に追い込む病的なスレと違って、SS師からは悪意を感じないけどな。
>>181 ありがとうございます。
なるほど、その方法がありましたか。
完成次第、投下させていただきます。
>>182 俺も高校時代からぼっちだったから是非読みたい!
結構色んな事できて楽しいよ。
パソコン、デジモノにそう抵抗ない人なら満足できると思う。
でも、ぼっちにはオススメできない。
びっくりするほど2chブラウザが使いやすすぎて、元々あんまり見てなかった俺も中毒になってしまったw
かがみがぼっちになるなんて今の僕には理解できない
その考えをアンインストール
むしろ原作にぼっちのかがみが居ないなら
普通に流れてたあの日常をこの手で
終わらせたくなるもんだろ…このスレ的に考えて
あくまでも日常の延長としてぼっちの穴に放り込まれたかがみの苦悩が見たいんだよ
かがみ「もうおしまいだわ…どうしよう」
高校卒業した途端、それまでの日常が全て無に帰すのを
おまいも経験したろ?
経験した・・・
今日QMAやってたらきふゆかがみっていたけど
194 :
193:2009/09/29(火) 22:33:05 ID:Vn7GN3jOO
まさかここの住人?
フヒヒ・・
かつての荒れに荒れたこのスレも、今は閑古鳥が鳴く始末
これこそぼっち
しゃーない
スレ住人にも見捨てられつつある、かがみん可愛そう。
どこまでぼっちなんだこの子は・・・!
_ _ _
, -/ `゙ -.、: : : :`゙ ‐ .、
,. --、ム-// \: : : : : : :`: .、
/ 、7_{_____ \: : : : : : : .:\
. / フ: : : : : : : : : : : :  ̄ミ: : : : : : : : :ヘ
/ ,. ォ-':/iヘ:ヽ. 、 : \: : : : : ミ|: : : : : : : i : ハ
イ_,. ァ'′ : |: :,' .l: :ヽ.ヽ.\:. :\ : : : |: : : : : : : |: : ',
/ :|: : : : :l: :| l: : : ー――--\ : l: : : : : : : |: : : :!
. /: : l: : : : :i|/| : l : : : : \: : \\ヾ.| : : : : : : |: : : :|
/: : : i: : : : :/l:|: : l: : : : : : : イ⌒/外、.| : : : : : : l: : : :|
,' : : i: :i: : /|: :l:._,,: : : : : :.:.:.:.i什:::::::ハ ゝ: : : :i : l: : : :|
i: : /|: :', : : : l ,,イ /ヘ:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨心ノij|: : : : .:l : lヽ: : !
|: ,' l: : ',: : : l {i i::::::ハ:.:.:.:.::.:.:.:.:.゙ゝ--○: : : : :| : l ノi: :|
|/ |: : :ヽ.: :トゝ弋ンj :.:.:.: |: : : : ,': : l: ∧:!
|: : : : ヽ:',∧:.O''" , l: : : /: : /: ,' リ
. ',: : : : :|:ヾ: i _, -っ ,|: : /_|: /|:.,'
. ヽ: : : l \: ヽ 、___'‐'"´ ,. イ,|: /:.:.l:∧l,'
\ | ヽ:,-y-、_ヽ: : ̄: :_X:.:レ:.:.:.:":.:.:.\
ヽ ,.. ┴イ-i ハ _,.-<ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.
iィ====`イ_メ:.:..:.\\ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i ト、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:./ \:.:.:.\\ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i l ヘ
かがみ「夏季休みが終わってとうとう後期が始まる・・・ハァ・・」
かがみ「『今年から日記を書くわ』ってあれから9ヶ月が過ぎた…。読み返してみるか」
1月1日
一人で年を越した。誰が遊び来てもいいようにお菓子たくさん買っておいた。
1月20日
今年入って初めて人と話した。
1月31日
正月用意しておいたお菓子やっと無くなった。
結局一人で全部食べた。
2月3日
一人で豆を撒いた。涙出てきた。
かがみ「うっうっぐす・・・ひっく」
>>201 ワロタ
一人で豆撒いちゃうかがみん糞可愛いっwwww
203 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/01(木) 09:02:41 ID:QEQSNp2n0
かがみ「おにはーそとー……、鬼でもいいから誰か来なさいよ全く」
なんて可愛いんだかがみん!!
かがみんのキャラソン聴きながらSSを読む。
か、かわいすぎる
206 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/01(木) 19:39:12 ID:qEuq6+/MO
新刊でたらちょっとは賑わうかな?
こなた「」
>>206 漫画って読んだ事ないんだよなぁ。
アニメしか知らないんだけど漫画も萌えられるかな!?
アニメと話違うの?だいたい同じ?
オレはそもそも美水の絵がダメだ
堀口始め、京アニ作画陣だから楽しめた。
話も漫画はイマイチだな・・・。
210 :
208:2009/10/02(金) 11:05:43 ID:nYMqQLd7i
>>209 わかるわぁ。俺も絵がダメだから読んでない。スレでうpされる絵は例え下手でも可愛く見える不思議。
原作つまらないもん
まったく笑えないし
まだこのスレであげらてる漫画のほうが面白い
213 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/02(金) 22:16:10 ID:s3R3plO+0
わお、久々のぼっち漫画ktkr
>>212 可愛いなぁー
頭悪いというか変な維持張ってるというか、こういう変な子って萌えるわぁ。
かがみんのFigma(冬服ver.)買いました。
これでいつでも死ねる(´ー`)
かがみ「東京オリンピック落選か。東京で開催すれば競技に『ぼっち』が加わると思ったのに。そうなれば私が出れば金メダルよ」
私も絵挑戦してみるか
4コマなら描けそうだ。
終わらせてやれよ
終わらないよ。
始まってすらいないんだもの。
道理だ
かがみんの暗黒時代
教養時代が青春時代の象徴であり、専門課程に移っても教養時代の話題で幾度となく盛り上がる
しかし教養でボッチという名の暗黒時代を送ると、専門でも暗黒時代の延長戦を強いられる
ボッチであるがゆえに過去問が入手できず、定期試験が始まると脳内でリア充どもに向けてライフル乱射
しかもノートのコピーを強請られて貴重な時間を失う
もちろんそんな暗黒時代だから恋愛や就活はうまくいかず、将来に光を見いだせない
就職をあきらめて最後に残された大学院へと進むしか道が残されない
大学院には他大学から入ってくる学生や留学生が多くおり、全体の人数もさほど多くないので、暗黒時代のリベンジを果たす
話し相手も出来たし、博士課程へ進学予定なのでみんなが一目置いてくれる
そんな心地よい環境に麻痺してしまい本当の暗黒時代の到来を見過ごしてしまう
博士課程進学により人生のすべてを失うことを……
続き希望
226 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/04(日) 21:19:31 ID:BI04INT50
kagamin!!
今4コマ書いてるんだが、漫画の絵って難しんだな・・・
新型で休講になったかがみ
かがみぼっちスレにぼっち漫画投稿するのに夢中になりすぎて就職出来なかったかがみ
ホントは高校時代もぼっちだけど充実した高校時代の四コマ漫画書いて第二のさくらももこを目指すかがみん
かがみ「台風で休校にならないかしら」
やっぱかわええ
かがみ「台風凄いわね。ちょっと用水路の様子見てくるわ」
>>234 すげえ!かわいいわぁ
4コマ書こうかなって言った者だけど2コマ目で挫折。
絵かけるっていいな
なんだ、ちょっと描いてくる
かがみ「おっと、危ない流される所だったわ」
用水路にウンコなんかしちゃダメだよかがみん
以前、SSの構想があると言っていた者です。
8割がた書き終わったので今夜投下いたします。
文量があるので数日に分けますがよろしくお願いします。
おお ご苦労様です
楽しみにしてます
夜が近づく
247 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/09(金) 20:51:04 ID:rNUZ4w4M0
さてそろそろ・・
皆さん、こんばんは。
ただいまより投下いたします。
249 :
空谷の跫音1:2009/10/09(金) 21:05:11 ID:Sw0Py8GV0
昼休み。
「柊は冷たいよな〜」
本気なのか冗談なのか、みさおが口を尖らせて言った。
「まあまあ……」
どっちつかずの相槌を打つのはあやのの役どころである。
彼女自身は穏健派で摩擦を好まない性格なのだが、みさおの陽気な性格からくる言動と、
それに比して現実的なかがみの冷静な突っ込みというやりとりに関してはまんざらでもないようである。
ひたすら仲裁役を買って出るあやのは両者の掛け合いを楽しんでいるようらしかった。
「でもみさちゃん、それならナンバーズとかミニのほうがまだ当たる確率は高いと思うけど」
「おいおい、あやのまで夢のないこと言うなよ。どうせなら2億狙ってみたいじゃん」
「それはそうだけど……」
「何とかの誤謬がどうとか言ってたけど、なんか説得力あったぜ」
ギャンブルにはさして興味のないあやのは、夢を買う宝籤ひとつとっても堅実な道を選びたがる。
話はみさおがロト6を買ったという発言から始まった。
ロト6とは1〜43までの数字から6個を選び、当籤数字と一致した数字の個数で配当が決まる籤である。
みさおは小遣いに余裕があるとつい何口かを申し込むのだが予想は悉くはずれ、投下資本すら回収できない。
その話を聞いたみゆきは申し込む度に数字を変えるのではなく、これまでに出た回数が最も少ない順に
6個選び、継続して同じ数字で挑戦した方が長期的に見れば得だと助言した。
全ての数字が等しい確率で抽籤されるなら、そのバラつきもいずれは平均化するだろうという見方だ。
「だからさ、今回は”この売り場から当たりが出ました”って書いてないところで申し込んだんだぜ」
これもみゆきの言によっている。
「長い目で見たらそうかもしれないけど結局、一回一回の確率は同じでしょ?」
みゆきの弁とそれに同調するみさおに対し、水を差したのがこのかがみの一言である。
(みゆきだって確率論の根本くらい分かってるだろうに)
半分呆れ顔でずばりと指摘するかがみ。
「それに普通の籤と違って自分で番号選ぶんだから売り場はどこでも関係ないんじゃない?」
よせばいいのに、彼女はなおも現実的で辛辣な言葉をぶつけた。
さすがにここまでくると、
「なあ、あやの。柊って私のこと嫌いとかじゃないよな?」
みさおもこう泣きつきたくもなってくる。
「大丈夫よ」
あやのも宥めはするが、今のは身も蓋もないのではないかと思った。
かがみはしっかりしていて勉強もでき、常識的なものの考えをする点では頼りになる。
だが反面、四角四面で融通が利かず、歯に衣着せない口調は人によっては受け容れがたい。
みさおは物事を大雑把に捉える性格でうまく受け流すが、傍でそれを聞いているあやのは
取り繕うように仲裁こそするがその実、この口調の冷たさだけは苦手だと思っている。
(柊ちゃんもそこまで言うことないのに……)
と言いたいところを苦笑いで表現するが、あまりに婉曲すぎてかがみには到底伝わらない。
「まあでも買ってみたくなる気持ちも分からないでもないけどね」
やはり呆れた様子のかがみがこの話題を締めにかかる。
歳の割に現実的な彼女は籤の類を厭う。
望む成果や結果は己の努力でのみ掴み取るべきだという考えが根底にあるらしい。
実際、定期テストの点数も試験勉強の度合いに応じて上下している。
「さて、と……」
わざと聞こえるように息を吐き、かがみが立ち上がった。
「ちょっと出てくるわね」
「なんだよ〜また隣のクラスか〜?」
すかさずみさおが問う。
「まあ、ね――」
このやりとりも今では当たり前になっている。
授業が終わると同時にB組に向かうこともあれば、今のようにみさおたちと二、三言葉を交わしてからの場合もある。
共通しているのは休み時間の少なくとも半分はB組で過ごしているという事実だ。
「やっぱ柊冷たい……」
「まあまあ、みさちゃん」
去りゆくかがみの背中に聞こえよがしにみさおが呟く。
この瞬間こそがみさおに”背景”と言わしめたのである。
「………………」
幼馴染に倣ってかがみを見送るあやのは寂しいとは思わない。
(私は背景だなんて思ったことないよ、みさちゃん)
そもそも背景が存在するためには前景が必要である。
250 :
空谷の跫音2:2009/10/09(金) 21:06:33 ID:Sw0Py8GV0
みさおは勝手にかがみを前景に置き、相対的に自分たちを背景と位置付けたがそもそもその前提が間違っている、とあやのは思っている。
(私たちから見れば私たちが主役なのに)
何故わざわざかがみを中心に据えなければならないのか。
永い付き合いであるあやのも、このみさおの考え方だけはいまだに理解できないでいた。
「むぅ〜〜あやの〜〜」
「…………?」
またか、とあやのは思った。
かがみの、自分たちに対する扱いに彼女はたびたび愚痴をこぼす。
(もう、なんでそう柊ちゃん柊ちゃんって……)
と考えるが、間違ってもそんなことは口にはできない。
まるでかがみに嫉妬しているみたいでスッキリしないのだ。
「歴史のここ教えてくれよ。次、当てられそうなんだ」
机に突っ伏した状態でみさおが教科書を突き出した。
「あ……そっちだったの……」
昼休みも20分を過ぎると、廊下には男女問わず生徒の姿が多くなる。
大半は食事を終えて談話に花を咲かせているが、それに紛れて異性の交遊に戯れている組もある。
「ふう…………」
仲良さそうに話をしている生徒たちを見ると、かがみは無意識にため息をついてしまう。
人混みが嫌いなわけではない。
休み時間の廊下が嫌いというわけでもない。
ただ――。
この賑やかで不愉快な雰囲気にあっては気分が落ち着かない、というのが実際のところだった。
「おーっす、遊びに来たわよ」
どちらかと言えば行動的なかがみは、よそのクラスの戸を開けるのに抵抗感は持たない。
もともと休み時間の教室は人の出入りが頻繁だから、これといって気兼ねする必要もない。
「あ、お姉ちゃん」
つかさが手を振った。
「お待ちしておりました」
みゆきがにこりと笑う。
この反応からかがみがB組に来るのが恒例となっている事が窺える。
「こなたは?」
入るなり小学生と見紛うオタク少女がいないことに気付く。
「こなちゃんならさっきジュース買いに行ったよ」
「そうなの?」
「今日のはクリームが濃かったって言ってた」
「ああ……」
コロネの事かと思い当たる。
(あれ…………?)
その時、ふとかがみは自分が何かに対して安堵している自分に気付く。
何に、かは分からない。
目の前にはつかさとみゆきがいる。
そしてこなたがいない。
この状況にかがみは何故か心安らぐものがあった。
「かがみさん、どうなさいました?」
変化を悟ったみゆきがおずおずと声をかけた。
「ん? あ、いや、別になんでもないわよ」
かがみ自身、心の変化の理由に気付いていないためにこう返すしかない。
「ふぃ〜、なんか今日は混んでてさ〜。あれ、かがみ来てたんだ」
ブリックパックのミックスジュースを飲みながらこなたが戻ってきた。
かがみを見て特徴のある丸っこい唇をややつり上げる。
(………………ッッ!!)
この時だった。
かがみは急に胸がざわつくのを覚え、食後の満腹感が膨満感に変わったような息苦しさを味わった。
「かがみ……?」
眠そうな顔が近づいてくる。
反射的にかがみは目をそらした。
251 :
空谷の跫音3:2009/10/09(金) 21:08:47 ID:Sw0Py8GV0
頬が赤くなった彼女に、
「ツンデレだね、やっぱり。そんなに私に会いたかったのかな〜?」
よく分からない指摘をするこなた。
しかしこの常態化した雰囲気が、今だけはかがみを不快にさせる。
「うりうり〜〜」
その反応を楽しむようにこなたがツインテールをぐいぐいと引っ張る。
「さわんなっ!!」
かがみは乱暴に振り払った。
「…………?」
「………………?」
つかさもみゆきも呆気にとられて、顔を真っ赤にしているかがみを見つめた。
「かがみ……?」
平素、こなたはよく彼女を怒らせる。
悪戯好きなキツネは嫌がるのもお構いなしに寂しがり屋のウサギを揶揄(からか)ってはその反応を楽しんでいた。
人に構われることを内心では求めているウサギは時に疎ましいキツネにきつく当たることもある。
それがいつものやりとりだった。
「…………ごめん。なんか調子悪いみたい。私、教室戻るわ」
最後はこなたの顔を見ることもなく、かがみは逃げるように教室を出て行った。
「お姉ちゃん、どうしちゃったんだろう……」
「心配ですね……」
つかさはすぐにその後を追おうとしたが、足が竦んだようにその場から動けなかった。
「………………」
一方、直接の原因となってしまったこなたも困ったように俯くばかりだった。
(私……気に障ること言っちゃったのかな…………?)
いつも通りのやりとりだったハズで、特にかがみの神経を逆撫でする発言はなかった。
が、このあたり見た目に反して真剣に考えるこなたは、どのタイミングでどう謝ろうかと思案した。
「あれ、もう戻ってきたのか?」
あやのに歴史のレクチャーを受けていたみさおは、大きく伸びをした際にかがみを認めた。
そのまま自分たちの方に来ると思いきや、かがみは少し離れた自分の席につくと長大息した。
2人は無言のまま視線を交わす。
「さ、あともうちょっとだから」
みさおがまたかがみに気をとられないように、あやのは教科書を差し出して先を促した。
「うえ〜年号かよ〜。ここが一番苦手なんだよな」
「苦手だからこの際克服しちゃいましょ」
「また今度ってことで……」
「だ〜め」
「うぅ…………」
次の授業で当てられそうな範囲だけ聞くつもりだったみさおは、いつの間にかちょっとした家庭教師役となっているあやのの
静かな熱意に押されて渋々ながら教科書を覗き込む。
ただでさえ苦手な科目で、しかもやる気のない今では全く頭に入らない。
結局、あやのが上手い語呂合わせを考えついて年号を2つほど覚えたところで昼休みは終わってしまった。
この後、予想通り担当教師は抜き打ち気味にみさおを指名した。
予習のおかげで難なく回答できたものの、再び突っ込んだ質問をされると答えることができなかった。
「分かりません」
と言ってから着席したみさおに、あやのは両手を合わせた。
(ごめんね、みさちゃん)
なにも彼女が謝る必要などないというのに、ヘンなところで律儀なあやのはみさおが答えられなかったのは、
自分が至らなかったからだと思っているようである。
「………………」
そのちょっとしたやりとりを眺めていたかがみは、ぎゅっと胸が締めつけられる想いがした。
申し訳無さそうな困り顔のあやのと、意にも介していないみさおの恬淡さ。
それらが彼女から平静を奪っていく。
252 :
空谷の跫音4:2009/10/09(金) 21:12:36 ID:Sw0Py8GV0
かがみが最近になってしばしば感じるようになった苦しみは、放課後になっても容赦なく襲ってくる。
それを齎(もたら)したのはみさおの、
「柊、たまにはうちらとカラオケ行こうぜ」
というごく自然な誘いだった。
年頃の女子なら気の置けない仲間と連れだって遊びに繰り出すのは普通だ。
生真面目なかがみも、放課後に寄り道なんて……という考えはない。
しかし彼女にとってありがたい誘いは精神の不安定さもあって、素直に喜べるものではなかった。
その原因はおそらく、”うちら”というキーワードがみさおの口から放たれたからではないか、とかがみは気付き始める。
(なんだろう……この感じ…………)
かがみは自問したが、その答えを殆ど得ていることを分かっていて彼女は敢えてそれに気付いていない振りをした。
「あやの、けっこう歌上手いんだぜ?」
このちょっとしたみさおの台詞がかがみの心を抉剔(けってき)した。
体がかあっと熱くなる。
マラソンを走り終えた時のような激しい動悸。
天地がぐるりと急転したかのような感覚。
続いて嘔吐感。
それらが順番に――先を争うように襲いかかり、彼女が必死に保ってきた意識を悉く食い荒らしていく。
「おーい柊〜聞いてるか〜?」
みさおがチャームポイントの八重歯を覗かせた。
この仕草ひとつでも男の心を大いに擽るだろう。
もちろん彼女にそうした意図はない。
「あ、あのさ…………」
「ん?」
「私、今日はやめとくわ。こなたたちと先約があるから」
胸を締めつけられるような痛みを縫うようにかがみが言った。
「………………」
いつものみさおならここですぐに口を尖らせていただろう。
ぶーぶーと不満を垂れてはあやのに泣きついていただろう。
しかし彼女はそうはしなかった。
マンネリ化した反応に飽きたわけではない。
先約がある、というかがみの断り方が不自然だったからだ。
そこに気付けないほど蒙昧なみさおではない。
「なあ、柊」
お気楽少女は一転して真面目な顔つきに戻り、
「なんか隠してんじゃね?」
「…………ッ!!」
こういう時、かがみはウソを吐くのが下手だ。
この質問が予想できるものであったなら彼女にも心構えができたハズだが、ずばりと核心を衝く問いかけをしたのはあのみさおだ。
「なんかヘンなんだよな」
「な、なにがよ!?」
自分に都合の悪い追及があった時、その躱し方に慣れていない者は平素に比べて饒舌になるか声調が不自然に上がる。
或いは視線を落ち着きなく彷徨わせる、頬が紅潮する、発汗するなどの反応をする。
かがみはその全てをやってしまった。
ギャグマンガのキャラのような滑稽な狼狽ぶりを披露したかがみは、その所作だけで既に十分すぎるほどに
真意を吐露してしまっている。
「なんていうかさ、心ここにあらずって感じだし」
みさおにしては妙に鋭かった。
万事にお気楽に構える彼女は自身のことには鈍感でも、他人のことには鋭敏になる瞬間があるらしい。
例えば今のようにさらにかがみにボロを出させようと、ぐいっと顔を近づけるという動作も面白半分ではなく、
相手を慮ってのことである。
「な、何にもないわよ」
友人の顔が間近に迫り、照れているのか焦っているのか、かがみは耳まで真っ赤にして俯いた。
こうなっては言葉による否定は何の意味も持たない。
いかに上手い切り返しを思いついたとしても、それを放つのは所詮はウソの吐けないかがみである。
形にもならない誤魔化しが、みさおの疑念をさらに強くするだけだ。
「ごめんね、先生に用事頼まれちゃって……」
その時、苦笑混じりにあやのがやって来た。
授業が終わって早々、ひかるが資料整理をあやのに頼んでいたのである。
「お、やっと終わったか〜」
みさおがひらひらと手を振る。
253 :
空谷の跫音5:2009/10/09(金) 21:13:56 ID:Sw0Py8GV0
その動作にかがみが向き直った。
「…………!!」
その途端だ。
一時は治まっていた激しい動悸が再び襲ってきた。
あやのの顔を見た瞬間に――。
それがどれほど失礼な行為であるかをきちんと認識した上で、
「ああ、時間だからゴメンっ!!」
その顔を見るなりかがみは逃げるようにして教室を飛び出して行った。
残されたあやのは困ったようにみさおを見た。
「柊ちゃん、どうしたの?」
「ん〜〜」
よく分からない、と言いかけて口を噤む。
(柊って意地張るところがあるからなあ……)
何やら悩みを抱えているのは間違いなさそうなのだが、その内容までは誰にも分からない。
「柊ちゃん、最近ちょっとヘンじゃない?」
「あやのもそう思う?」
「うん、なんとなく――」
あやのがこう答えたのは、かがみと居る時間が少ないからだ。
様子がおかしいと気付く前に彼女は早々とB組に出かけてしまう。
「ま、なんか相談したいことがあるんなら向こうから言ってくるだろ」
「そうかな……柊ちゃんってそういうところ意固地だから、自分から言うとは思えないけど」
「………………」
「どうしたの?」
「いや、私と同じこと考えるなあと思ってさ」
「そうなの?」
みさおは少し嬉しくなった。
見た目も中身も自分とは全然違う幼馴染みと意識を共有できていると実感できた喜びだ。
その後、予定していたカラオケはキャンセルし、あやのが買い物に行きたいと言うのでみさおも付き合う事になった。
日頃いろいろと支えてくれる彼氏に何かお礼がしたいから、というのがその理由だ。
「兄貴の好みねえ……そういうのはあやのの方がよく知ってるんじゃねえの?」
どうせなら喜ばれる物をと考えながら教室を出る。
「あれ……?」
廊下に出て何気なく視線を横に向けたみさおは思わず声をあげた。
視界に入るのはB組の教室。
室内にはこなたとつかさの姿があった。
かがみは――いない。
「みさちゃん?」
会話を断ち切り、みさおはそのまま教室に入っていく。
「あ、日下部さん」
気付いたつかさがパッと顔を上げた。
「珍しいね、みさきちがこっち来るのって」
「え、あ、ああ……」
生返事でみさおは教室内を見渡す。
「どしたの?」
「なあ、柊こっち来なかったのか?」
「うん? 来てないよ?」
「そっか……」
「あ、お姉ちゃんならさっきメールあって、用事があるから先に帰るって」
ほらほら、とつかさが携帯のディスプレイを向けた。
「………………」
つかさの言うように、先に帰るという旨の文面がある。
用件を伝えるだけの素っ気ない文章だ。
「柊の奴、私がカラオケに誘ったらチビッ子たちと先約があるって断ったんだよな」
「先約? 今日は別に何も予定ないけど……」
こなたが眠そうな目を少しだけ開いた。
「ほんとか?」
「ほんとだって」
「ふうん……」
みさおはこなたを疑うような目で見た。
当の本人は自分は本当に何も知らないと頻りにかぶりを振っている。
254 :
空谷の跫音6:2009/10/09(金) 21:15:25 ID:Sw0Py8GV0
「そういや昼間もヘンな感じだったよ。私が怒らせちゃったんだと思うけど」
「ああ、そっちでもか」
「心配だね、かがみは私の嫁だから」
「そうだな。なんからしくないよな。柊はうちのだけどな」
「いやいや、私のだから」
「いやいやいや、うちのクラスだし」
「いやいやいやいや、いっつも一緒にいるの私たちだし」
「いやいやい――」
「もう2人とも、つまらないケンカしないの」
見かねてあやのが割り込んできた。
”つまらないケンカ”と一蹴されたみさおたちはその一言で一気に熱を冷ました。
あやのはこの話題を切り上げたがっているようだ。
それを空気を通して感じ取ったみさおはここで思案を巡らせることはせず、
「チビッ子からも聞いといてくれよ」
と、先ほど自分がしようとした事をこなたに託す。
だが言われた方はキョトンとした顔で、
「それならみさきちの方が適任じゃないの? クラス一緒なんだしキッカケも多いでしょ?」
さりげなく辞退する。
「あ〜ダメだダメだ。私らだと柊、身構えちゃってさ」
「こっちでも一緒だよ。意地っ張りだからね、かがみんは」
と、今度はかがみの性格がどうだという話になる。
互いに違和感を持っていることを知った2人は、先にかがみに心情を吐露させた方が勝ち、
という子供っぽさ全開の勝負を約束した。
勝つのは私だ。
いや自分が勝つ。
と相変わらずくだらない張り合いを再開しかけるも、あやのが半ば強引に割って入って有耶無耶にする。
かがみは心配だがあやのの買い物にも付き合ってあげたいみさおは、いまだ所有権を主張し続けるこなたに折れる恰好で教室を後にした。
今夜はここまでです。
日を置いてじっくりと投下していきたいと思います。
ではまた。
256 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/09(金) 21:20:24 ID:rNUZ4w4M0
たのしみだ
ここも荒らし来やがったJ
J (´Д` )
>>255 難しい漢字が多くて若者(23歳)の私には読めない漢字がいくつかあったけど、面白かったです。
中高の頃、まさに女子の間でこういうのありましたね・・・
私は傍観者だったけど、凄く辛かった。
( ´Д`) J (´Д` )
|
|
|
( ´Д`) J (´Д` )
なにこの流れ?
>260
投下の後いつも同じような感想付けていると
自画自賛弁当持参がばれますよJさん
面白くないんですよ愚痴吐き捨て私小説は
スレ違いっぽかったから読んでないけれど
あっちとこっちじゃ需要が全然違うもんなw
>>264 なにこいつ荒らし?
俺このスレ最近きたからよくわからんけどJって人?のSS面白いと思うし、別に趣旨外れてる訳じゃ無いじゃん。
そういう心無い書き込みやめようよ。
盛り上がってるならともかく、この過疎スレにJさんの投稿は貴重だよ。
267 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/10(土) 23:07:45 ID:B1T8ZsYB0
>>266 ネカフェの店変えてまで自己弁護お疲れ様です
多くの人間を不愉快にさせた荒らしのJさん乙です
>>267 ちょっとまってくれw
IDのケツにiがついてるからiPhoneだろうが^^;
俺はこのスレの実情について知らないし、本当にJさんが荒らしの人でみんなが迷惑しているのならば申し訳ない。だから特別必死になって擁護するつもりはない。
だが、新参者の意見としては純粋に面白いし大変ありがたいと思ってるよ。
269 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/10(土) 23:45:49 ID:IhzMDsRo0
続きまだかなあ
このスレには原理主義者が居るってこった。
俺もだけどね。
そうかぁ?まとめサイト全部読んだ限りそうは思えないけどな。
272 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/11(日) 07:15:29 ID:80mTrSL20
まとめサイト落ちた?
メンテ中かな
メンテ中だったみたいだね。
現在は問題なく見れるよ。
みなさん、こんばんは。
本日分の投下参ります。
275 :
空谷の跫音7:2009/10/11(日) 21:20:07 ID:ucg0gPip0
「………………」
もう数えきれないくらいのため息をついたかがみは、足早に学校を出た。
先に帰る旨のメールは既につかさに送ってある。
追い越す生徒たちが楽しげに談笑しているのに苛立ちを覚えながら、彼女は駅近くの寂れた喫茶店に入った。
すぐにウェイターがやって来る。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
そちらこそ決まりきった質問をするな、と悪態を衝きたいところを堪えてアイスコーヒーを頼む。
何でもよかった。
とにかく人の出入りの少ない所で喉の渇きを潤し、落ち着くための時間が欲しかったのだ。
「わたし…………」
目を閉じると心配そうに顔を覗き込むみさおが映った。
その後、申し訳なさそうに教室に戻ってくるあやの。
2人の残像が瞼の裏で重なる。
それを引き金に起こる動悸。
彼女は自覚してしまったのだ。
ここ最近の胸のざわめきの正体を。
(……いや、そうじゃない。私はずっと前から分かってたんだ。分かってて気付かない振りをしてただけ…………?)
柊かがみは誰に対しても――自分も含めて――素直になれない。
「分かってたのに……」
もの悲しげな店内のBGMが、彼女に中学時代を想起させた。
・
・
・
・
・
中学時代。
それまでの6年間とは違い、中学では学業成績を意識させられる。
小学校にもテストというものはあったが定期的なものではなく、しかも問題用紙は担任教師の手書きによる柔らかさがあったため、
受ける側は全く身構える必要はなかった。
いちおう点数がつけられ、良くも悪くも通知簿や家庭訪問で話題に上るもそれが即、重要な意味を持つ事柄にはなり得なかった。
勉強しようが怠けようが自動的に中学には進学できるから。
だからその6年間に関しては何も考えずに学生生活を送っていればよかった。
だが中学ではそうはいかない。
早熟者はこのあたりから進路を意識し出すし、そうなると俄かに教室は張りつめた雰囲気になる。
これまでの狭いコミュニティから一転、各学区から上がってきた他人たち共々に同じ教室に詰め込まれる圧迫感。
期待よりも不安の方が大きかった。
中学校は厳しいところだ。先生は恐い人ばかりだ。規律にうるさいところだ。
こうしたイメージが先行してしまい、入学当初は誰の顔も緊張に彩られていた。
案の定、かがみはつかさと別のクラスに分けられた。
右を見ても左を見ても知らない生徒ばかり。
不安が募る。
そんな境遇にもめげず持ち前の気丈さで乗り切っていたかがみは、2年生こそつかさと同じクラスになれるようにと強く願っていた。
だがその願いは叶わず、彼女はまたしても妹と切り離されてしまった。
社交性のあったハズのかがみは1年の早い段階でそうするべきだったのに、積極的に友人を作ろうとはしなかった。
つかさの保護者としての立場を優先するあまり、自身の付き合いに関してはなおざりにしてしまったのだ。
それが仇となったのが、この2年生の時からである。
特に女子は仲良しのグループを作りたがり、一度できたそれを改めることを厭う。
気がつくとかがみの周りには大小いくつものグループができていた。
特定のそれに属していなかった彼女が孤立するのは自明の理である。
ここにつかさがいれば少しはマシだったかもしれないが、柊の末双子は揃い揃って孤独の憂き目を味わう羽目になる。
そんな時、声をかけてきたのがみさおとあやのだった。
幼馴染みだという2人は緊張感とは無縁のみさお、その陰に隠れて淑やかな佇まいのあやのという見た目も中身も対照的な組み合わせだった。
話しかけられたことで弛緩したかがみは、彼女には似つかわしくないほど饒舌になりすぐに2人と打ち解けることができた。
みさおもあやのも、未知の人に対して垣根を作らない性格だったのだ。
この時、かがみはまだ、”打ち解けた”と認識していた。
276 :
空谷の跫音8:2009/10/11(日) 21:21:19 ID:ucg0gPip0
友だちの輪は自然に広がっていくものだから。
今回はこれがキッカケで新しい友人ができたのだ、と。
その程度にしか思っていなかった。
しかし間もなく、その認識が誤りだったことに気付く。
同年、夏休み。
当時は個人情報取扱いについて五月蠅くなく、同級の者たちは配布された連絡網によって互いの家の電話番号を知り得た。
携帯電話も普及していたが今ほど浸透はしておらず、中学生に持たせるのは早いと考える親が大半だった。
みさおから柊家に電話がかかってきたのはそういう背景があってのことである。
「うちに遊びに来ねえ?」
前置きを嫌う彼女はこの頃から既に男の子っぽい口調だった。
この頃、学校生活に慣れてきたかがみにはクラスに友だちが数人いたが、
最も親しかったのはみさおとあやのだった。
「じゃあ今から行くわ」
予定のなかったかがみは即諾。
人見知りの激しいつかさはこういう時はたいてい姉と同行するのだが、
この日はたまたまみきと買い物に出かけていて不在だった。
「あ、そだ。柊、アルバム持って来てくれよ、アルバム」
「アルバム? 小学校の?」
「そうそう」
みさおには深い考えはなかった。
ただ新しくできた友だちがどんな小学校に通っていて、どんな事をしていたのかに興味があったに過ぎない。
「分かったわ。もうちょっとしたら出るから」
「オッケー。お菓子用意して待ってるぜ」
突然の申し出ではあったが、かがみがアルバムを物置から探し出すには時間がかからなかった。
卒業して半年も経っていないのだ。
どこに片付けたかくらいはすぐに思い出せる。
みさおに聞いた道順を辿る。
通りに面した小さな庭のある戸建。
それが日下部家である。
(そういえば遊びに来たのはこれが初めてね)
3人で遊ぶ時も決まって外で待ち合わせていた。
普段、学校でおしゃべりに耽っていてもどちらかの家に行くという話はなかなか出てこなかった。
行かなくとも次の日にはまた学校で会えるからだ。
「お、待ってたぜ。こっちこっち」
初めて来るということもあって、みさおは通りの中ほどでかがみを待っていた。
「けっこうオシャレなところに住んでるのね」
「まあな。でもちょっと前まではこんなに綺麗じゃなかったんだぜ」
「そうなの?」
彼女によれば数年前、近くで大型ショッピングモールの工事が始まった途端、それに合わせるように
道路から何から整備が施されるようになったらしい。
歩道が無機質なアスファルトから不規則な模様のレンガに置き換わると、がらりと印象が変わったという。
「お邪魔します」
律儀なかがみはこうした挨拶を決して忘れない。
「はーい、いらっしゃーい」
みさおが母親の真似をしておどけた。
彼女の部屋は2階の突き当たり。
薄茶色のドアを開けるとそこには――。
「あ、柊ちゃん」
あやのがいた。
彼女はテーブル上の臙脂色の表紙の本をまじまじと眺めていた。
「適当にくつろいでいてくれよ。ジュース淹れてくるから」
みさおはドアを開け放ったまま階下に降りていった。
(………………)
かがみが胸のざわめきを初めて感じたのがこの時だった。
臙脂色の表紙の本とは、あやのたちの小学校の卒業アルバムだったのだ。
277 :
空谷の跫音9:2009/10/11(日) 21:22:43 ID:ucg0gPip0
「へえ、それが峰岸たちの学校のアルバムなんだ?」
「うん」
かがみはあやののすぐ横に座り、彼女に倣ってページを追っていく。
大小さまざまに紙面を覆う写真。
まず校長と校歌が紹介され、その次に教職員たちの集合写真。
その後はクラス単位での活動が記録されている。
遠足、運動会、音楽発表会、修学旅行――。
「ああ、それはイチゴ狩りに行ったやつだな。2年の時だっけ」
という声にかがみが顔をあげると、お盆にジュースとビスケットを乗せたみさおが立っていた。
「こん時はあやのがさぁ――」
「もう! その話はやめてよ」
したり顔のみさおに、あやのは些か狼狽した風を晒した。
「柊、アルバム見せてくれよ」
「え? ええ、いいわよ」
かがみは鞄の中からアルバムを取り出す。
こちらは藍色の表紙だ。
が、装丁や構成はどこの学校も似たり寄ったりである。
3人は両方のアルバムを比べるように並べ、順番に1ページずつめくっていく。
「へえ〜柊んとこは組体操が無かったんだ?」
「うん、危ないからってPTAが反対したらしくてね。昔はあったみたいだけど」
「校外学習っていう言い方は共通なのね。遠足でいいと思うけど」
「そのほうが締まりがあるからじゃない? そういえば峰岸たちって修学旅行はどこに行ったの?」
「九州よ。地獄巡りとかハウステンボスとか」
「同じね。こういうのってどこの学校も行き先は同じなのかな」
「兄貴は長野にスキーに行ったらしいぜ。年によって違うんじゃね?」
という具合に彼女たちは互いに記憶を辿りながら、あるいは重なりあるいは相違する6年間を振り返った。
その中でつかさの話は殆んど出てこない。
時たまに忘れ物をしたつかさがかがみに借りに来るというお決まりのパターンができていたため、
その場に居合わせるみさおたちは一応は双子の妹がいることを知っている。
だがつかさ自身、用を済ませるとそそくさと教室を出て行ってしまうため接点が持てなかったのである。
アルバムを繰りながらつかさについて触れられたのは、
「妹ちゃんって昔は髪長かったのね」
というあやのの一言のみだった。
――女は3人寄れば姦しい。
この俚諺は条件に合致する全ての場合に当てはまるものではない。
場を取り巻く空気はアルバムの中ほどまで進んだ頃に変わり始めた。
”○○年卒業生 〜〜6年間の歩み〜〜”
というタイトルが躍るページには、全校生徒が関わる行事の中で卒業生だけをピックアップした写真が並んでいる。
校外学習と称した演劇鑑賞会や春秋の運動会、ボランティア活動などの種々の軌跡が収められている。
「あ、これこれ。自然教室の2日目。写生大会の時」
みさおが中段の写真を指差した。
旅館を出、森林に向かうみさおとあやのを後ろから捉えたものだ。
「この後、急にヘビが飛び出してきてさ。あやのってば私にしがみついてきたんだよな」
「み、みさちゃん!」
「”助けて〜”って、あん時のあやのには笑ったよなー」
「へえ、そうなんだ」
「でさ、旅館に戻ったら部屋に荷物まとめるための紐を置きっぱなしにしてたんだよ。
そしたらあやのがそれ見て、”また出た〜!”って走っていくんだぜ」
「みさちゃん……恥ずかしい話はやめてよぅ……」
「峰岸ってヘビ苦手なんだ?」
「得意な人なんていないよ、ヘビなんて……」
「だからってあれは怖がりすぎだろ。ただの白い紐なのにさ」
「あの時は気が動転してたの!」
八重歯を見せて笑うみさおに、あやのは耳まで真っ赤にして反駁した。
「秋の遠足の時もそうだったよな。コオロギが頭の上に止まってさ」
「うう……早く忘れてよ……」
「でも絵がむちゃくちゃ上手いんだぜ。この写生大会の時のだって入賞してるしな」
「そうなんだ……」
「私なんかじゃ絶対ムリ。絵なんて全然描けねーもん」
「でもみさちゃんだって体育大会で2位になったじゃない」
「いやいや、ああいうのは1位じゃないと意味がないんだよ」
相槌を打っていたかがみは疎外感を感じている自分に気がついた。
思えばアルバムを……という話になった時点でこうなる事に気付くべきだったのかもしれない。
この2人との間にある途轍もなく大きな隔たりを感じ取るべきだったのだ。
臙脂色のアルバムを通して、みさおとあやのは思い出話に花を咲かせている。
そこにかがみが入り込む余地はない。
自分と彼女たちとは違う小学校だったから。
行事の中身は同じでも共に過ごした時間はゼロなのだ。
時折、主にみさおがかがみの学校ではどうだったかと話を振ってくる。
その時には話題に加わることができる。
が、今となってはそれすらも彼女にとっては苦痛だった。
『柊んトコは?』
『そっちは……』
『うちらの学校じゃ……』
こうした言葉を投げかけられる度、かがみはいちいち隔たりを感じさせられる。
敵対的なものではない。
だが区別をつけられているようで、どうしても”1対2”という構図から抜けられなくなってしまう。
「あやの」
「みさちゃん」
部屋に上がってから、この呼称を何度聞いただろうか。
かがみは思った。
自分にとってこの2人は、出会った時から”日下部”と”峰岸”だった。
親しくはなった。
しかし打ち解けたのではない。
柊かがみ、日下部みさお、峰岸あやのという3人グループを形成したわけではなかった。
柊かがみという少女が、既に完成されているコンビの中に入り込む恰好となっているのだ。
だからこそ互いに名前で呼び合う2人に対し、彼女は名ではなく苗字で呼んだ。
最初からある垣根がそうさせていたのだ。
(………………)
いつしか2人はかがみそっちのけで思い出話に沸いていた。
和気藹々と盛り上がる彼女たちを見ているうち、かがみは急に恐れを抱くようになった。
決して対等の立場に立てないという恐怖。
3人組ではなく、永遠に”2人の中に加わった部外者”という立場から逃れられない恐怖だ。
たとえばこの先、みさおかあやのと揉めるような事があれば――。
きっと彼女たちは互いに庇い合うだろう。
たとえかがみが正しかったとしても…………。
彼女に左袒することはないだろう。
幼馴染みという間柄が生む絆は強い。
一見仲良しを演じていてもそこに亀裂が生じれば、結びつきの強い者同士はよそ者を容易く切り捨てる。
(なんか居場所がないみたい…………)
そう彼女が思うのは、今もアルバムを繙(ひもと)き自分には分からない話題で盛り上がっている
2人が否応なしに視界に飛び込んでくるからだ。
「――柊ちゃんってば」
「え…………?」
いつの間にか相槌を打つのも忘れて自失していたかがみは、目の前にあやのの顔があることに気付いた。
「大丈夫?」
体調が優れないものと思ったらしい。
あやのは心配そうにかがみの顔を覗きこんだ。
「あ、うん。なんでもないわ」
心中を悟られまいと彼女は大仰に手を振って笑んだ。
・
・
・
・
・
「思えばあれが最初だったのよね」
考え事をしていても体は自分が欲するものを無意識に求めるらしい。
既にグラスのコーヒーは半分ほどがかがみの胃の中に消えている。
しかしほろ苦い液体が空腹を満たすのとは対照的に、彼女の心の中は時間を追って空虚になっていく。
「同じクラスでじゃれ合ってても、日下部たちとはどこか違うのよね……」
その原因は繋がりの強弱にある、とかがみは分かっている。
付き合いの長さが絆の深さを育むのあれば、彼女は決して2人には及ばない。
永遠にその距離は縮まらないのだ。
(………………)
これはただ成り行きによるものだけではない。
かがみ自身、積極的にその差を埋めようとはしなかった。
みさおと居ることが苦痛なのではない。
あやのと話すことが辛いわけではない。
この2人と共に過ごす時間が耐え難いのだ。
ところが現実は孤独感を味わう者に対して常に辛辣なシチュエーションを用意してくれる。
みさおとあやの。
彼女たちはいつも一緒にいた。
姉妹のように。
かがみが見る限りでは片時も離れずに行動していた。
それが距離を縮められない理由だった。
(だってそうじゃない……いつも私は一歩退いたところにいるんだから……)
この柊かがみという才媛は本音と建前の持つ意味をよく心得ている。
心得ているからこそ自ら本音を曝け出すような真似はしない。
(ホントはもっと仲良くなりたいなんて言えるわけないじゃない……!!)
彼女は幼い頃に強くなることを覚えた。
そのキッカケを作ってくれたのはつかさだ。
二卵性のため双子の妹といっても、性質はずいぶんと違う。
自分と違い引っ込み思案で勉強も運動も苦手な妹。
両親は逆に何でもそつなくこなすかがみに何度となく、
『かがみはしっかり者だ』
と言っては褒めそやした。
利発な彼女はその褒め言葉の裏に、”だからお前がつかさの面倒を見てやってくれ”という意味を読み取った。
この勘繰りは強(あなが)ち間違いではなかった。
柊つかさはいのりでもまつりでもなく、かがみにべったりだったからだ。
”妹を守ってやれるのは自分しかいない”
という使命感に近いものを彼女が抱くようになったのは小学校に上がった頃である。
誰かを守るためには自分が強くなくてはならない。
甘えや依存に溺れているようでは妹はおろか、自分すら守れなくなる。
子供ながらにそう達観したかがみは強さを求めた。
勉強もスポーツだけではない。
規則正しい生活を送り、朝は早くから自分で起きて勉強を怠らず、夜は更かさずに寝る。
実に模範的な生活スタイルを確立した彼女は、完璧主義とは行かないまでも、
万能の姉として誇れる存在でありたい、そう思われたいと強く願うようになった。
完璧になれなかったのは彼女に料理の才がなかったからだ。
こればかりはつかさの足下にも及ばなかった。
たったひとつでも妹に劣る分野があるということは、かがみにとってはストレスである。
彼女はその苛立ちを努力によって克服するのではなく、間食という逃避に奔って解消した。
その結果、体重が増えるという副作用を起こす。
そうしたジレンマに苛まれながらも、かがみは理想の姉として振る舞うことに腐心した。
挙句に得たのは強さを隠れ蓑にした狷介不羈。
強さを求めた彼女は、その源は意固地であることだと読み違えてしまっていた。
弱さの露呈を殊更に恐れるようになったかがみは、本音を晒すことを禁忌だと決めつけた。
本当はもっとみさおと話したい、あやのと遊びたいと思っていてもそれは決して表には出てこない。
弱みを曝け出すことになるから。
それではまるで自分が彼女たちより格下で、親しくしてくれと頼み込む恰好になるではないか。
(今さらできないわよ……)
かがみは拳を握り締めた。
そんな彼女の性質を”ツンデレ”という言葉で片付ける少女がいた。
(そうか……だから…………)
昂ぶった感情を抑えようと、かがみは静かに目を閉じた。
途端、記憶に新しい光景が暗闇の中に広がった。
・
・
・
・
・
陵桜に入ってしばらく経った頃。
やはりと言うべきかつかさと離れ離れになったかがみは、幸か不幸かみさおたちと同じクラスになった。
中学時代と変わらない3年間を送ることになるのか。
かがみはつい悲観的な予想をしてしまう。
後に”背景コンビ”と自蔑する2人とのこれまでの付き合い方によって、彼女は進んで他人に話しかける勇気を持てなくなった。
初めて見る顔ぶれの中にも、きっと以前から繋がりのある友人がいるに違いない。
かがみがいくら新しい出会いを求めても、みさおにとってのあやののような存在が必ずちらついた。
(私にも幼馴染みがいて陵桜の生徒だったら良かったのに……)
残念ながらそんな人間はいない。
このクラスの中で最も古い付き合いなのは、やはりみさおたちなのだ。
諦観しかけていたかがみだったが転機は突然に訪れた。
最近、つかさが妙に明るいのだ。
その理由を問うと、泉こなたというクラスメートと親しくなったかららしい。
つかさが外国人に声をかけられて困っているところをこなたが助けてくれたのがキッカケで仲良くなったという。
その話を聞いたかがみは些かショックを受けた。
自分よりもずっと内向的な妹でさえちょっとした理由で友人ができているのである。
「そうなんだ。じゃあ姉としてお礼を言わなくちゃね」
と余裕の振る舞いを見せたかがみだったが本心はそこではない。
礼を述べる旁、あわよくばその泉こなたに近づきたいというのが本音だ。
つかさを介しての友だちならば自然に付き合える。
何よりそうすることで窮屈な現状から抜け出せるのだ。
つまり背景コンビと自分、という構図からの脱却。
即ち次は自分がみさおとなり、つかさがあやのとなり、泉こなたが柊かがみの立場になる。
2対1という疎外感を味わわずに済む。
(別にその泉さんって人に疎外感を感じさせたいわけじゃないわよ)
本人にその意図はなくても、結果的にこなたを犠牲にして自分が3人の中で優位に立ってしまう構図は変わらない。
「今度紹介してよ。その泉さんって人」
こうしてかがみはごく自然な流れでつかさの教室に入り込み、こなたとの接点を得た。
以来、彼女は学校での大半をつかさたちと過ごすようになった。
幸い学級委員長つながりで話すようになったみゆきも同じクラスにおり、彼女も含めて4人の仲良しグループを形成するに至った。
オタクのこなた、博識のみゆきという濃いキャラクターではあったが、そこにつかさが介在しているお陰で違和感なく溶け込める。
しかも運の良いことに2人とも過去の付き合いというものを持ち出してこない。
(もしかしたらこなたとみゆきも陵桜で一から人付き合いを始めたいって思ってるのかも?)
かがみは思った。
この2人からは中学時代や小学時代の話を全く聞かない。
(あからさまなオタクとかみゆきみたいなお嬢様っぽい人はみんな敬遠するのかもしれないわね)
そうなると彼女は安心できる。
自分と同じく交友関係が狭い者同士、傷を舐め合うよう――ただし互いに相手に悟られないよう――に生きていける。
常識人でしっかり者という立ち位置をキープしながら、かがみはこの関係が崩れないように努めた。
別段難しいことはない。
勉強嫌いのこなたに対しては呆れながらも宿題を写させてやったり、分からないところを教えてやったりするだけでいい。
これはつかさへの扱いと同じなので簡単だ。
またこなたがオタクである事から、多少その方面の知識も身につけておく。
こうすれば彼女のボケにも的確なツッコミができるし、必要なら話を合わせることもできる。
一方で才女みゆきとの付き合い方はこれまで通りとはいかない。
彼女は自分よりも博学で瑶林瓊樹の淑女だ。
こなたたちのように優等生というキャラを貫いていては見劣りしてしまう。
都合の良いことにみゆきは秀才で間違いはないのだが、天然という別の面もある。
おまけに歯医者に対する極度の恐怖心が彼女自身の欠点として露呈してしまっている。
かがみはそこを巧みに衝き、みゆきが時たまに見せる弱さを慰撫する役目に回った。
普段は逆立ちしても敵わない相手だがこの時だけは自分が上にいることを実感できる。
グループを形成するにあたり、彼女は2人を名で呼ぶことにした。
よそよそしくならないように親しみを込めて。
垣根を作らないために。
みさおたちの区別という意味もあった。
自分のことを苗字で呼ばせないためでもあった。
彼女はそれなりに幸せだった。
みさおたちと居ては決して得られなかった居心地の良さがあった。
かがみはつかさに感謝した。
彼女がいなければこの小さなコミュニティは成立し得なかっただろう。
ある日のことだった。
その幸せをあっさりと瓦解させ得る一言が、意外な人物から発せられたのだ。
何の脈絡もなく、突然に――。
昼休み、お弁当を持ってかがみがつかさたちの教室を訪れた時だ。
「かがみってよくここに遊びに来るけど、クラスに友だちいないの?」
恐らくこなたは何の気なしに放ったのだろう。
しかしその言葉は恐ろしいほど鋭利で冷たい牙となって、かがみの心を容赦なく抉剔した。
かがみは辛うじて吐き気を堪えた。
こなたがこれを言うと予想できたなら、彼女もここまで心身の苦痛を味わわずに済んだかもしれない。
ショックには変わりないが覚悟を決めることくらいはできたハズだ。
「あんたと一緒にするな」
カラカラに渇いた喉はたったそれだけの言葉さえ容易には発声させない。
だがこう言うしかなかった。
今のかがみにはこれ以外の答えはない。
”いる”とも”いない”とも言っていないことに、こなたは気付いただろうか?
かがみは敢えて真正面からこなたを見た。
そうしなければ激しい動悸に打ち負かされ、今に気を失いそうだったからだ。
「なんだ、てっきりハブられてるのかと――」
彼女がどういう意図でそう言ったのか、かがみには分からない。
単なる掛け合いの延長だろうか。
泉こなたという少女はしばしば毒を吐いては周囲の空気を変える。
これはただの毒舌の為せる業なのだろうか。
あるいは彼女はバーチャルの世界に身を置く振りをしながら、その実は現実の人間の機微には極めて敏感で、
孤独感に苛まれていた自分に本心を吐露させるために敢えて核心を衝く一言を叩きつけたのだろうか。
かがみには分からなかった。
彼女にできる精一杯の抵抗は、
「あんた、私らと知り合う前って友だちいたの?」
自らを棚に上げて反駁することだけだった。
これがどれほどの効果を持ったかは明らかではない。
物事に対して斜に構えるこなたなら、この程度の切り返しは意にも介さないだろう。
だがかがみの立場からすれば、それが虚しい仕返しだったとしても言わずにはいられなかった。
クラスに友だちがいたら何だというのか?
いなかったとして、それがどうなるのか?
そういう意味の言葉をぶつけてこなたを詰りたくなったかがみだが、仮にそうしたところで得られるものは何もなく、
むしろ漸く完成させた居心地の良いグループを解消させてしまう恐れがある。
そこまで瞬時に思考を巡らせたかがみはそれ以上の追及はしなかった。
否、その話題に触れないようにした。
自ら傷口を押し広げる必要はない。
安定した関係性をぶち壊すことに意味はない。
友だち――。
これは密かにかがみが欲しがっていたものだ。
1人より2人、2人より3人……。
多ければ多いほど彼女は安心できる。
ただし誰でもいいというわけではない。
友だちという存在は諸刃の剣であることを英邁な彼女はよく心得ている。
数を増せば増すごとに分裂する傾向があるのだ。
多数となった時、何を条件にかそれらは別個のグループを形成してしまう。
これを防ぐ手立てはひとつ。
スタートラインを同一にすることである。
つまるところ集った全員が互いに初対面である状況から始めなければならない。
こうすればグループに偏りができなくなる。
ただしこれで慢心してはいけない。
友だちを蝕む病は先天的なものだけとは限らない。
次に注意を払わなければならないのは後発的な事象――付き合い方である。
常に友だちと過ごす密度を等しく保たなければ均衡が崩れてしまう。
それをよく知っているかがみは、休み時間になるとすぐにつかさのクラスに駆けて行った。
少しでも3人と一緒にいられるように。
もしこれを怠れば自分を除く3人の結束が強くなり、いつしか柊かがみはその輪から閉め出されてしまうだろう。
――付き合いの深さによって生じた差はいかなる方法を用いても埋めることはできない。
中学時代、達観したかがみが既に学んでいることである。
そんな彼女だからこそ許せない言葉があった。
陵桜最後のクラス替え。
クラス割を見る前から殆ど諦めていたかがみは、一縷の望みを抱いて貼りだされた表を目で追った。
真っ先にこなたの名を見つけ、次いでみゆき、つかさの名を同欄に認めたかがみは、
そのすぐ上にあるハズの自分の名前がないことに気付く。
今年も駄目だった。
覚悟していたハズなのに、かがみは強い力で全身を締めあげられているような苦痛を味わった。
そんな時に声をかけてきた少女――。
「おーっす、柊。クラス割どぉ?」
聞いてくれるな、と彼女は思った。
たったいま受け容れた事実を、陽気な声で蒸し返されたくない。
「おっ、また同じクラスじゃーん。中学時代も合わせるとこれで5年連続か〜?」
そう言われて漸く気付く。
”5年”という言葉にではない。
自分の名前がC組にあるという事実にだ。
「えっ――?」
思考の海に溺れていた彼女は、気の利いた返事ができず無意識的に息を吐いていた。
その時だ。
「いるよなー自分の第一目標以外目に入らない薄情くんてさー」
明らかに当てつけと思われるみさおの一言。
「私らはさながら背景ですぜ」
あやのも横におり、拗ねる幼馴染みを相変わらずの困り顔で慰めるという役を演じていた。
『ちがう!』
そのたった一言がどうしても出てこない。
かがみは知っていた。
みさお、あやのとは中学2年の頃からずっと同じクラスだった。
気がつかないハズがない。
この2人は中学の時、孤独感に押しつぶされそうになっていた自分に手を差し伸べてくれた無二の友だち。
優しく、自然に接してくれる稀有な存在。
自分を孤独から救い出しては新たな孤独に陥れる、自称”背景コンビ”。
もちろん2人にそんな意図など微塵もないことをかがみは分かっている。
悪意がないだけに彼女はこの2人といる時間が苦痛だったのだ。
裏表なしに付き合ってくれるみさおたちに比し、勝手に人間の黒い部分を妄想しては避けている自分が短矮に思えてくる。
――惨めだ。
一方通行の友情は決して交わることはない。
みさおといればあやのの、あやのといればみさおの影が必ずそこにある。
孤独を超えた疎外感を否応なく味わわされる。
(背景なのは……私のほうよ…………!!)
授業が終われば足繁く隣のクラスに通う1年をまた繰り返すのか…………。
かがみは憂鬱になった。
今日はここまでです。
これで半分ほど終わりましたので次々回くらいに完結します。
ではまた。
かがみ「今、私のほう見て笑った?」
285 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/12(月) 04:20:25 ID:Sj3dHUbH0
こなた自殺スレのキチガイは死ね
自殺スレの基地外を追い出した実績のある紳士の復活をキボン
287 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/12(月) 09:47:42 ID:FAanQlP00
柊かがみの憂鬱
面白かった〜
次回が楽しみだ。
しっかしよくこんな文章かけますよね
この手の話は、自分が経験するか、深く物事を考えるかしないとできませんよ
すごい!
あれ?
ここぼっちスレであってんですよね?
292 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/12(月) 23:35:14 ID:DSTTTe9l0
>>290 髪伸ばしたつかさ可愛いがかがみはロングの方がいいなw
>>291 ぼっちになって何もやることないと妄想ばかりになるの
ageてしまってたスマン
でも乙
294 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/12(月) 23:45:29 ID:FAanQlP00
次は13日の9時に投下?
続き
可愛い絵と殺伐とした絵が同居するのがぼっちスレの醍醐味か
つか過疎ってても絵師に恵まれてるのな
296 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/13(火) 00:32:23 ID:4IdIyfBA0
オナニー小説うぜえな
>>296 じゃあ読まなきゃいいだろ
それとも君がSSを投下してくれるのか?
298 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/13(火) 01:14:48 ID:4IdIyfBA0
ははは小学生かおまえ
死んでいいぞ
私のことで喧嘩はやめてよね
,
, ィ//____
/´ ̄: : :!: : : : : :.`ヽ
┌‐ァ´/:/: :.l: ∧: :.!: : :`ヽ: \
Y´:{:/: : /__:イ:/ !__!、:.!: : :ヾー ゝ
{:::::/:{: /´/l/ l/ `}:|: : l: :}
`Y: イ '''''' '''''':::::: :|: :|
|∧!:/ (●), (●)、.:|
|l: 込. ,,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
|:!:. ート、''`^-=ニ=- ノ ' :::::::|
|:.ヽ: :| ` ァ-ャ<. |: :l:.|
|: :.}: :| /l ></ ト、 |: :l.:|
|: :.|: :|/ |/}::::{ヽ!l V: :イ.:|
|: :.|: :| /| { .》::《 | |∧/ !:.|
|: :.|: :|〉 l l .{:::::} l l | |:.:|
>>299 ぶさキモ・・・
荒らしと一緒だよ、それ
長編大作の人、今夜も楽しみにしてますぜ〜!
302 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/13(火) 15:56:38 ID:r+1jUZ+k0
申し訳ないのですが今夜は投下できないので、明日か明後日になってしまいます。
今QMAやってたらまたきふゆかがみが出て来た
>>302 わ、、わかちました!
まったり待つことにします(*'-'*)
腹話術はしなくていいです
みなさん、こんばんは。
本日分の投下参ります。
・
・
・
・
・
ストローが空気とともに液体を吸い上げる時特有の下品な音を立てた。
「…………」
汗を掻いたグラスは2杯目のコーヒーを歪になった氷を使って催促した。
が、かがみはそれを無視して頬杖をつく。
彼女は頭痛に悩まされていた。
喉の渇きは癒えたが、空腹にこれは刺激が強かったらしい。
或いは陰鬱な過去ばかりを立て続けに思い出し、脳が訴える苦痛の種類を間違えたのかもしれない。
(急に冷たいものを飲んだからに決まってる)
彼女はそう思い込むことにした。
辛辣な現実の積み重ねはもううんざりだ。
自ら人気のない喫茶店にやって来たのだ。
惨めな想いなどするものか。
ひとり強がるかがみは涙を流している自分に気付かない。
記憶というものは実に厄介だ。
憶えておきたい事柄ほど容易く抜け落ち、忘却してしまいたいものほど強く鮮明に残ってしまう。
さらに手に負えないのは、それらがある関連性を以って強固に結びついている点だ。
この関連性を断ち切るのは極めて難しい。
そうしようと意識した途端、それらは本人の意思とは無関係に記憶の底に膠着(こびりつ)く。
「はぁ…………」
こうしてため息をつくと幸せが逃げていく、とみさおが言っていた。
「はあ…………」
だから連続で出るのだとも。
ネガティヴとはおよそ無縁で勉強を嫌い、体を動かすことを好む日下部みさおは、
面倒見の良いあやのが居なくては単なる自堕落の怠け者になっていたかもしれない。
みさおがポジティヴを体現できるのは、あやののお陰なのではないか。
かがみは思った。
能天気と嘲ることもできたが、彼女のそれは単にその言葉だけでは片付けられない。
ただ明るいだけならどこにでもいる。
五月蝿いだけの人間ならどこにでもいる。
日下部みさおはそう単純ではない。
彼女は周囲を巻き込むのが上手いのだ。
底抜けの明るさで無神経に自分のペースに引き込み、陰鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれる。
しばしば子供じみた言動に対してかがみは呆れ顔で返していたが彼女自身、
そうした掛け合いを楽しんでいた節もある。
思い返せば声をかけるのは決まってみさおからだった。
物怖じしない性格によるものなのか。
静より動を好む性分だからなのか。
実はかがみの心に気付いており、孤独感を紛らすためのアプローチだったのか。
それは本人にしか分からない。
しかし彼女のそうした性質が時にかがみを救い、時に傷つけたのは間違いない。
そのみさおでさえ、ため息をつくと幸せが逃げると知っていた。
(でも私……思いっきり叩いちゃったのよね…………)
あの瞬間、終わったとかがみは思った。
どんな理由があろうとも手を上げるのは許されない行為だ。
かがみはそれをした。
「わたし…………」
みさおに触られたのはあれが初めてだった。
かがみの現実的なツッコミに、泣きついたみさおの頭を撫でるあやのを何度も見てきた彼女は、
自分もあんな関係になりたいと冀(こいねが)った。
たとえ叶わぬ夢であろうとも。
単なる友だちではなく昵懇の間柄として。
だからみさおに脇腹をつままれた時、かがみの頭の中はぐちゃぐちゃになった。
気がつくと――みさおの頬を張っていた。
「いろいろショックでかくて……」
あの取り繕いは虚しかった。
こんな時にさえ素直になれない自分が、かがみは大嫌いだった。
(そうよ、ショックだったのよ……日下部があんな……)
スキンシップと表現すると些かの語弊が生じるが、紛れもなく彼女の望む関係性だったハズだ。
それを自らの手で台無しにする。
たとえ無意識だったとしても……行動が引き起こす結果に差異はない。
偏りながらも何とか成立していた仲はこれで破綻した――かがみはそう思っていた。
だが柊かがみはみさおという人物を正しく見てはいなかった。
彼女はその後も、何事も無かったかのようにかがみと接した。
叩かれた事を怒るでもなく恨むでもなく。
謝罪の言葉すら求めずに同じ関係を保とうとしてくれたのだ。
「私は……もしかしたら態と嫌われようとしたのかも知れないわね……」
いくらか冷静になるとこうした思考もできるようになってくる。
彼女の本心と真っ向から対立する仮説だ。
が、理由には頷けるところがある。
敢えてみさおに嫌われる行動をとることで激怒させる。
みさおを第一に考えるあやのなら、必ず彼女に味方して一緒になってかがみを批難しただろう。
会話するどころか、視線すら交わすこともなくなるかもしれない。
そうして”背景コンビ”と疎遠になる。
そうすればつかさたちと戯れる事に正当性を持たせられるし、何者にも気兼ねする必要もなくなる。
(そうかも知れない…………)
休み時間ごとに教室を出ていたかがみだが、そこに罪悪感がなかったわけではない。
自分を友だちと慕ってくれるみさおたちに対する背信感だ。
これがあるから彼女はどっちのグループでも定着できないでいた。
「でもいくら居心地が良くないからってあんなコト――」
生真面目なかがみはそういう強硬手段を厭う。
フェアなやり方ではないと認識している。
悧巧だが籌(はかりごと)を用いて相手の出方によって身の振り方を決めるのは卑怯だ。
(………………)
記憶と記憶とを繋ぐ強い関連性は、かがみにそのすぐ後の出来事を思い出させた。
悪いことばかりではない。
かがみとしては避けたかった事態だが、自分を含めこなたとみさおが顔を合わせてしまったのだ。
互いに顔を知っている者同士、どちらか一方を無視する訳にもいかない。
迷った末、かがみはつかさグループとみさおグループを紹介することにした。
どうせ逃れられないのなら開き直って自分には両方と交友があると明らかにしてしまったほうがいい。
「こんな時期だけどよろしくな」
「こちらこそ」
彼女の危惧に反して険悪なムードにはならなかった。
3年も中頃の今になって共通の友人を介するグループが顔を合わせるなど、傍目には滑稽な一場面である。
「かがみはうちのだから」
「いいや、うちんだ!」
極めて意外な出来事が起こる。
柊かがみを巡って2人が所有権を争い始めたのだ。
片方はずっと同じクラスであることを強みに、片方は日頃の付き合いの長さを武器に。
その時の嬉しさをかがみは生涯忘れないだろう。
自分が必要とされていると強く実感できる瞬間だったのだ。
同時にみさおたちを蔑ろにしていた自分を憎む。
「柊ちゃん、人気者だね」
そう言って笑うあやのは少し寂しげだった。
「所有権主張されても嬉しくないわよ……」
かがみはそう誤魔化したが、内心ではそんな言い方しかできないことが牴牾(もどか)しかった。
本当は体いっぱいを使って喜びを表現したかった。
嬉しい、ありがとうという言葉を叫びたかった。
だが時は既に遅く、強さを求め本心を隠すことに慣れた彼女は、心情を吐露する方法を忘れてしまっていた。
(あの時、素直に喜んでいればよかった…………)
後悔ばかりだ。
「んー? 柊、照れてんの? 嬉しーの?」
「かがみはカワユイねぇ〜」
にやけた顔で髪を触ってきた2人には感謝してもし足りない。
(垣根を作ってたのは……私だったの……?)
かがみは考えた。
そもそもみさおにしてもこなたにしても、敬遠する素振りは一切なかった。
同級生なのだからそれは当然だ。
特別な間柄ではないし、気を遣う理由もない。
(日下部と峰岸の間柄には敵わなくて……だから避けてたのは間違いないけど……)
思い至る。
(といって、つかさたちと一緒にいて心から満足してたってワケじゃない……。
日下部たちに対する申し訳なさもあったし何より…………)
何より、彼女はつかさたちのグループであぶれないようにと、そこにばかり気を揉んできた。
その意味では安堵よりもむしろ常に緊張感を持っていたハズだ。
心安らげるところはどちらにもないのかもしれない。
(でも……少なくともあいつらは私のコト――友だちだって思ってくれてるのよね……)
ここは揺らぎようのない事実である。
彼女たちが裏表のある性格で表面上は仲良しを演じていて、後ろでは罵詈讒謗の限りを口走っているというのであれば、
もはやかがみには救いはない。
しかしあの時、そういう演技をする事にメリットのない状況で2人は所有権を争っていたのだ。
差別意識も何も持たない、単純明快なみさおとこなたには心から感謝しなければなるまい。
(なのに私ったらすぐに隣のクラスに出かけていたから…………)
彼女が習慣的に行っていた逃避はある日、意外にも担任の口から発せられた言葉によって改めて自覚させられることになる。
「あー、柊…………」
なぜかその担任は言いにくそうに、唇を殆ど動かさずに彼女に言った。
「学級委員長だがな。他に立候補している生徒がいるんだが……彼女に任せてもいいか?」
休み時間になり、担任はかがみを廊下に呼び出してこう切り出した。
「え、どうしてですか?」
直前のレクリエーションでは学級の係や委員決めが行われていた。
大多数の生徒はこういう役を引き受けたがらない。
したくもない用事の増える厄介な仕事だからだ。
かがみは多くがそう思っているのを知った上で立候補していた。
が、その他の委員が押し付け合いの末に決まっていく中、学級委員長だけは保留扱いにされた。
「いや、その子も意欲的なんだよ。いろいろ考えたが、彼女の方が適任だと思ってな」
「そんな……」
かがみは進んで泥を被ろうとしているのではない。
体の良い雑用係を担うのは彼女が聖人君子だからではない。
ひとつには将来のためという理由がある。
学級委員長を歴任しているとなればウケがよく、多少なりとも進学に有利に働くと思っているからだ。
打算を嫌うかがみもこの魅力には抗いがたい。
しかしそれはあくまで副次的な効果であって、本意はそこにはない。
かがみは学級委員長という役柄そのものが欲しいだけなのだ。
文字どおりクラスの長となるその冠は、みゆきと出逢わせてくれた特別なものだからだ。
たとえ離れ離れになっていても学級委員長という仕事を通して彼女と関わることができる。
そのキッカケに利用しているに過ぎないのだ。
「どうして私じゃ駄目なんですか?」
感情的にならないように気をつけながら、しかしかがみは明らかに不服そうな目を向ける。
口調こそ穏やかだが言葉尻は憤りをさえ感じさせる。
「うむ…………」
生徒の信頼を失うことを恐れる担任は、どう説明すべきか思案した。
しかし日頃の成績を見ているだけに、彼はかがみが優秀であることを知っている。
「まあ、なんだ。柊、しょっちゅう別のクラスに出向いてるだろ。いや、それが悪いというわけじゃないんだ。
ただな、委員長というのはクラスのまとめ役だから、な。柊には向いてないと思うんだよ。
クラスの中には柊と打ち解けてない者も多い。仕切るのは難しいんじゃないかな」
下手な誤魔化しは通用しないと悟ったこの担任は素直に打ち明け、彼女の良心に訴える方法を選んだ。
「………………」
「それに部活もやってないだろ? 体裁というか何というか……示しが、な……」
理解こそするが納得はできないかがみ。
しかし言い返すこともできない。
自分のクラスを蔑ろにする者がリーダーシップを発揮できるハズがない。
この点を衝かれると反論の余地はない。
何度かのやりとりの末、かがみは立候補を取り下げた。
つまらない役柄のためにクラスに縛られるくらいなら、自由に隣の教室に出入りできる立場のほうがいい。
彼女はそう判断したのである。
(別にいいわ。みゆきとはいつでも会えるんだし)
心中で負け惜しみを散々にぶちまけ、かがみは軛(くびき)から脱した。
「はぁ…………」
もう何度目とも知れないため息をつく。
既に逃げる幸せなど残っていないのではないかと思わせるほど、深く陰鬱な。
「でもため息が出るってことはまだ幸せが残ってる証拠なのかもね」
妙に理屈っぽいかがみは屁理屈に近い論理で自己弁護した。
みさおも同じ事を言ったかもしれないと想像し、かがみはここに来て初めて笑みを見せた。
「あの、お客様……」
ウェイターがおずおずと声をかけてきた。
「恐れ入りますが長時間のお座席は他のお客様のご迷惑となりまして……」
という言葉にかがみはかれこれ1時間近く座っていることに気付く。
見回すと閑散としていた店内は一転、多くの利用客の憩いの場と化していた。
「あ、す、すみません……!!」
慌てて立ち上がる。
羞恥心から顔を真っ赤にしたかがみは、勘定を済ませると逃げるように喫茶店を後にした。
時間は普遍の概念でひとつの例外もなく等しく流れるものだが、その感じ方はそれぞれだ。
矢のように過ぎると表現することもあれば、千度の秋を巡るようと喩えることもある。
かがみの場合はどちらかといえば前者の方で、
「もう8月なのね……」
2ヶ月ごとに世界の名画が表れるカレンダーを見ながら呟くのである。
春、彼女は見事に志望校への入学を果たした。
敢えて実家から通えない距離の大学を選び、独り暮らしを始めたのは過去との決別の意味が強い。
家族に甘えず自らの力で生きていくなど、強さを求めてきた自分にはピッタリではないか。
それに独りでの生活なら自然と料理の腕も上がるに違いない。
そして何より……。
「………………」
疲労感があったのは間違いない。
表面上、強い人間を装ってはいてもその実は孤独を恐れているハズのかがみは、その本心と矛盾する選択をした。
誰といても疎外感からは逃れられない。
こなたのあの一言でそれに気付かされたかがみは自ら距離を置いた。
関係が崩れるのを恐れて言いたいことも言えず、心中ビクビクしながら対等の立場を維持するためだけに
半ば監視まがいの行動をとり続けることに疲れ果てたのだ。
もはやそれは友だち付き合いとは呼べない。
馴れ合いですらない。
疎外される苦痛に比べれば、孤独による痛みなどは遥かに優しい。
これは孤独ではなく孤高なのだと言い訳もできる。
集団の中に独りで居続けるくらいなら、いっそ初めから誰もいない場所に身を置くほうがいい。
だから彼女はそうしたのだ。
家族にだけ所在を教え、知人が到底見当もつけられないような安アパートを借りた。
これが柊かがみの新たなスタートとなるハズだった。
「どおりで暑いわけだわ」
高校時代にはたとえ休日でも規則正しい生活を心がけていたかがみは、自堕落とはいかないまでも
当時に比べれば怠惰な過ごし方にスタイルを変えていた。
自ずと上達するだろうと思われていた料理の腕もその兆しが見えていたのは最初だけで、
いつしかカップ麺やスーパーの惣菜が卓の大部分を占めるようになっている。
ゴミ出しに関しても当初は律儀に選り分けていたが、最近では指定袋に何もかも綯い交ぜに放り込み、
指導を受けそうなゴミは袋の中ほどに配置する、見えないように紙で包むといった狡猾な手段を用いるようになった。
「あ〜〜…………」
やる気のない長大息はそれを吐き出した本人に不快感しか齎さない。
もし近くにつかさがいれば、彼女はこんな声すら漏らすことを憚っただろう。
妹の視線がない今、かがみが緊張感を持つ理由はない。
(それにしても……)
講義のない日は無聊だ。
時間があれば予習復習に邁進していたが、今日はそんな気分にはなれないらしい。
脱力感に襲われたかがみは、ぼんやりと窓の方を眺めた。
遠くで子供の戯れる声が聞こえる。
サッカーボールの跳ねる音が断続的に響く。
(楽しそうね……)
寂しがり屋のかがみが自ら親元を離れるに至った経緯は、過去との決別だけが理由ではない。
心のどこかではやはり自分のよく知っている人物の近くにいたかったのだ。
だが――。
背伸びをしてまで興味のない医学への道を進む気にはなれなかった。
この歳になって包丁も満足に扱えないのに料理学校で続くとも思えない。
上位の成績をキープしていた自分が、こなたやみさおのレベルに落とすのも勿体無い。
あやのには……彼氏がいる。
大学生活に慣れれば異性との付き合いも積極的になろう。
そうなれば今度こそ自分の居場所はなくなる。
女とは同性との友だち付き合いと異性との交遊を両立させられない生き物なのだ。
結局、もともと視野に入れていた法学部ということに落ち着く。
みゆきやつかさほどの熱意はない。
ただ学んでおけば他日、それが実を結ぶだろうという楽観的な思考によるものだ。
この選択は間違いではない。
が、彼女の場合は正しかったともいえない。
18年間、極めて特殊で狭い世界の中で、必死に極少数との人間関係の安定に腐心してきたかがみは、
地方地方から集まる大勢とうまくコミュニケーションがとれなくなっていた。
初めて見る顔、顔、顔。
陽気な者、陰気な者、インテリ気取り、外向的、内向的、孤独を愛する者。
陵桜とは比にならないほどの多種類の人間を前に、かがみは射竦められてしまう。
新たな出会いに対する免疫ができていなかった彼女は誰と話すにも臆病になり、それが相手に伝播してはやがて敬遠される。
あまりにも早すぎる出会いと別れのサイクルを繰り返し、気がつくとかがみは独りになっていた。
見た目勝ち気なツリ目の少女が怯懦な面を晒す様は、傍から見れば何とも疎ましい存在に映るらしい。
大学にも行かず、かといって遊びに繰り出さない理由がそれだ。
「はぁ…………」
暇つぶしにテレビを点けるが、適当にチャンネルを変えたところで消す。
芸ノー人が群れて遊びに興じているところを観て何が楽しいのか。
「ああ、無駄な時間を過ごしてるわね……」
漸くそれに気付いたかがみは鞄からテキストを取り出す。
どうせ同じ時間を過ごすなら勉強していたほうが遥かに有意義だ。
そう思い、ノートを開いたところで携帯が鳴った。
(この着信…………!!)
手に取り、相手の名前も確認せずに通話ボタンを押す。
『おーっす、柊。出るの早えなー』
みさおだった。
舌足らずの喋り方は相変わらずだ。
屈託のなさ、と言い換えてもいい。
誰に対してもフレンドリーに接してくれる彼女は、特定の個人に繋がる携帯とはいえ”もしもし”の一言もない。
「久しぶりね。元気?」
『おう、私はいつだって元気だぜ。柊はどうだ?』
即答するみさおの明るさが電話を通して伝わってくる。
「うーん、まあボチボチね……」
かがみは少し声を大きくして言った。
日中、誰かと会話する機会の殆どない彼女にはちょうどよいリハビリとなる。
『そうかあ? 柊のことだからてっきり夏バテしてるのかと思ったぜ』
「わ、私はそんなことないわよ」
『兇暴なくせにけっこう夏風邪ひいてたじゃん?』
「兇暴はよけいだっ!」
久しぶりに話をするというのに、みさおはわざわざかがみを怒らせるような事を言う。
「あんたこそどうなのよ? ちゃんと講義出てるんでしょうね?」
『出てるってヴぁ。あーでも、あやのもいないから自分でレポート提出しなくちゃなんないんだよなー」
「当たり前だ」
不思議だった。
みさおとあやのという組み合わせにアレルギーに近い感覚を持っていたハズなのに、今のかがみは何故か
”あやの”という言葉を出されたことで心が温かくなるのを感じた。
以前ほどの胸の苦しさはない。
「でもホント久しぶりよね。なんかずいぶん永いこと日下部の声聞いてないよう――!!」
そこまで言って口を噤むが既に遅い。
『ん〜? なんだ、柊? もしかして寂しかったのか〜?』
もともと高い声をさらに半オクターブ上げてみさおが言う。
中途半端なところで言葉を切ったために、彼女に付け入る隙を与えてしまったようだ。
「ち、ちがっ! そんなんじゃないわよっ!」
『あははは。相変わらず誤魔化し方がヘタだよな』
「違うって言ってるでしょ!?」
『んなに怒るなって。可愛い顔が台無しだぜ?』
「なっ――――!?」
みさおはまるでどこかから自分を見ているような口ぶりで弄ぶ。
かがみは慌てて窓の外を見た。
(そんなワケないか……)
一瞬、本当に見られているのではないかという気がしたのだ。
『あ、そだ。大事なこと忘れるところだった』
急に声のトーンを変える。
「あんたも相変わらずだな……」
自分から電話を掛けておきながら肝心の用件を忘れるのは、みさおによくある事だった。
『今度の週末、海に行かねえ?』
「また急な話ね」
『えー? まだ10日もあんじゃん。十分余裕見てるって』
このあたりの感覚はみさおとかがみでは大きく違う。
何事も前もって準備しておきたいかがみにとって、10日後の予定は急な話だ。
対してみさおの場合は、たとえ翌日でも都合をつけて段取りをする行動力がある。
こういう行き当たりばったりな展開は、中学、高校と彼女に振り回されてきたかがみにとっては序の口である。
「ん〜まあ特に予定はないけど……」
『そっか。じゃあ柊もOKだな!』
明確な返事を待たずにみさおは勝手に決めてしまった。
まだ大丈夫とは言ってない、とかがみは即座に切り返そうとしたが、
(………………)
何かひっかかるものを感じ、開いた口を閉じた。
(柊”も”……?)
鋭敏な彼女は違和感の正体にすぐに気付く。
臆病なかがみはその実体を掴むことに逡巡したが、有耶無耶にしたくないという想いに勝てず、
「ねえ、日下部」
妙に改まった静かな声でその名を呼んだ。
『ん? どした?』
間延びした返し方からして相手はかがみの変化には気付いていないようだ。
「……他には誰が行くの?」
彼女にとっては恐ろしい、しかししておかなくてはならない質問だった。
この直後の返答によっては心中穏やかではなくなる。
「あやのとチビッ子は行けるって言ってる。妹も何とか都合つけるらしい。
眼鏡ちゃんは論文とかが忙しいから今回はムリだってさ」
「そ、そうなんだ…………」
わざわざ改まってまでした質問に淀みなく答えられたかがみは、暫く呆然となった。
覚悟はしていたが予想通りの答えである。
『……い、柊〜〜。聞いてるか〜〜?』
受話器の向こうの声がずいぶん小さく聞こえる。
「あ、あ、うん……ゴメン。ボーっとしてたわ」
『大丈夫かよ? 今日は早めに寝ろよ』
「そうするわ」
その後、何を話したか彼女は憶えていない。
気がつくと電話を切ってベッドに突っ伏していた。
空虚だった。
容易に想像のつく回答は、心の準備をしていたハズのかがみに冷たい刃をあてがっていた。
一時的に忘れ去っていた孤独感が襲いかかる。
「………………」
あやのの名前が出てきたのが理由ではない。
彼女は常にみさおとセットだから、今さらいちいちショックを受けるような事ではない。
問題はもっと別の――もっと深くて些細なところにある。
(なんでよ……なんでみんな知ってて私だけ知らないのよ…………?)
中学時代、痛感させられた友だち付き合いにおける順序。
みさお、あやのを上位に、自分を下位に置いていたあの頃。
どうやら同じ大学ということでみさおはこなたとずいぶん親しくなったらしい。
もはや自分はあやのどころか、こなたにもつかさにもみゆきにも及ばないのだと思い知らされる。
(なんで私が最後なのよ…………)
誰かが遊びの計画を立てた時、交友関係の中でどういう順序で企画を伝えるかは思いのほか重要だ。
一番に連絡を受けた者は発案者にとって昵懇の間柄だ。
次に受けた者は一番手には及ばなくても深い友情を育んでいる。
その後に受けた者はそろそろ発案者からどういう位置づけをされているかを考えなくてはならない。
4番、5番手あたりになるともはや順位云々ではなく、単なる”友だち”か”知人”のレベルにまで落ちる。
(………………)
海に行く、という計画は誰が立てたものだろう。
遊びに関して積極的なのはみさおとこなただから、このどちらかと思われる。
しかしこなたは活動的なオタクであるが、そういった風光明媚には興味も示さず、
都心あたりで開かれるコアなイベントにしか目を向けない。
……そうなるとやはり発案者はみさおだ。
誘いの電話を掛けてきたこともそれで説明がつく。
「海、か…………」
さらにこなたがあっさりと了承している事が、かがみの心を深く抉っていた。
彼女の知る泉こなたはこの手の誘いを面倒がって断るハズだ。
海で戯れるくらいなら徹夜でネトゲに没頭する。
それがこなただと思っていたかがみにとって、先ほどの答えはショック以外の何物でもない。
インドア派のオタクが底抜けに元気なみさおの提案に肯(がえ)んじる。
冗談とはいえ自分の所有権を巡り争った事もあるあの2人が、同じ大学に進んだというだけでそこまで親しくなったのか。
そう思うとかがみは途端、世界から取り残されたような気持ちになる。
こなたの性格ならすぐ傍にあやのがいても、いちいち居心地の悪さを感じたりはしないだろう。
付き合いの長さから来る空気の違いにも動じないに違いない。
もしそれがこなたの強さだというなら、かがみは彼女に遠く及ばないことになる。
「最悪だ……」
何と比べて最悪なのか、かがみはベッドに突っ伏したまま呟いた。
(どうやって断ろう……)
開きかけた教材も何もかも放ったらかしにしたまま、彼女は時間が経つのを許した。
今日は以上です。
次の投下で完結します。
ではまた。
乙
317 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/14(水) 22:53:51 ID:zRu5HcrV0
∧∧ ♪
('(゚∀('ヽ
♪ ('ヾ, ` )
` 、,, /〜ぐっどじょぶ!いいぞいいぞ!!!
(_,/
>>316 最近は絵師さんこなくなった。
ジャンボ氏ならやってくれるかも知れない
絵師が三峰徹だったら泣きます
>>320 画風どころかアングルまで安定
泣けるね
やけくそは絶対居る。
>>314 あなたのファンです。
高校編から読ませて頂いておりますが、ついに大学編にきたか!と思った次第です。
続編が楽しみです。
関係ないけどさ、うぃんどうずについてるオンラインリバーシってあるじゃん?
あれって世界中の見知らぬユーザーと対戦ってことになってるけど本当は自分のPCの中で完結してるって本当?
あれだけが外の世界とのつながりだと思ってただけにもしそうならホントに辛い。。。。
325 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/15(木) 13:59:49 ID:mAlSKOml0
チラ裏文士さんはいいご身分だじぇい
スレの保守にも保管庫にも協力しないじぇい
自分のストレス発散のための公開オナニーだじぇい
スレを汚してオレカコイイじぇ、びゅびゅっびゅ
死んだらいいんだじぇい
チラ裏絵師さんはいいご身分(ry
かがみは可愛いなあ
あーあどうしてこういうグズが湧くんだろ
まじで絵師さんにも文書師さんにも頑張ってほしい!
まとめサイトだってチラウラオナニーばっかじゃねーか
所詮読者は他人のオナニー鑑賞やろ
>>322 やけくそは新都社で漫画描いてるよ
らきすたとは関係ないけど
あと、つかさビッチwikiの管理人の人も漫画描いてる(顔芸2の人)
この人はらきすたの漫画描いてる。他にもいるかも・・・
つかさビッチとかまだあったのかw
>>332 やけくその漫画は見つけたけど途中からしか読めなかった
顔芸2ってどこにあるの?
335 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/16(金) 02:00:56 ID:UkgsGn7q0
枕元の携帯がお知らせランプを誇らしげにてんめつさせている
久しぶりに仕事をして嬉しそうだ。
だけど私はただ携帯を眺めているだけ
だって見なくてもどんなメールかわかっているから
世の中にはyahooメールという便利なものがある
そう、メールの送り主は私
お知らせランプも「新着メールが届いています。」の表示も
メールを開けば消えてしまう。
もうちょっと点滅し続けてもらおう
電池が切れるまで。
337 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/16(金) 13:21:30 ID:CJT123It0
直後に自分でGJつけたらばれることくらいは学習したんだジェイ
しかし文士気取りがオナニーしてる単語の羅列のチラ裏でしかないんだジェイ
自殺スレ派生のリアルキチガイはさっさと死んでいいんだジェイ
冬コミ ぼっちかがみん合同誌企画
しかしもう遅すぎた
そりゃぼっちに合同誌なんて作れるわけないもんな
>>334 顔芸2に関して
直リンは避けたいので、少年vipで神無月という作者名で
探してみて。今はパチスロの漫画描いてる
絵師もSS職人もROM専もみんなぼっち
マウンテンプクイチは神
プクイチが居なくなるなら自分がプクイチ並に
なればいいじゃないかと思ったけれど…なかなか難しいな。
前回の投稿から3日が経つ。
早く完結読みたいよー!!!
JR西船橋駅で中間改札で財布を落としたらしく、後ろから女性が走ってきて財布を渡してくれたな。
俺 「ありがとうございます。お礼を・・・」
女性「いえ、そんなつもりで拾った訳では無いので...中身大丈夫ですか?確認してください。」
俺 「全部揃ってます。 あ...」
女性「どうかしましたか?」
俺 「僕の心があなたに奪われています。(ニコッ」
女性「...」
あの時の女性の顔が忘れられない。
あれが本当の「うわっキモッ」って思った女性の顔なんだろうな。
その後俺は総武線車内でずっと泣いてたw
346 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/17(土) 18:01:02 ID:2lC8AmU+0
>345
イイハナシダナァ(⊃Д`)
みなさん、こんばんは。
最後の投下となりますがよろしくお願いします。
悶々としたまま一日が過ぎ、二日が過ぎた。
学生の本分は学ぶことにあると言い聞かせながらどうにか講義こそ受けるものの、
ざわめく心は本来優秀な少女から容易く集中力を奪い、自己嫌悪の種を蒔く。
コンビニで買ったパンと牛乳で空腹を満たし、午後からまた勉強。
かがみは食堂が嫌いだった。
あそこはいつも人が群れている。
大小無数のグループが我が物顔で蔓延っているのだ。
(ふん、集まらなきゃ何もできないなんて弱い人間よ)
心中でそう吐き捨て、人気のない木陰で昼食をとる。
みさおとの電話以来、彼女は日本語を発していない。
(寂しくなんかないわよ)
そう思いながら、彼女はチョココロネを乱暴に齧った。
(寂しくなんか……)
手は震えていた。
風に乗ってどこかから人の話し声が聞こえる。
鳥の囀りと車の行き交う音がそれに混じる。
「駄目だ…………」
わざわざ人の姿のない場所を選んだことが裏目に出た。
牛乳を一気に飲み干してゴミ箱に叩きつけると、かがみは校舎に背を向けて歩き出した。
平常心を掻き乱された今では受講するだけ無駄だ。
明日からまた頑張ればいい。
彼女は自分にそう言い聞かせてアパートに戻った。
自分が強くありたいと思えたのは、傍につかさがいたからだった。
守りたい妹。
それが近くにいるだけで姉は強くなれた。
強くなろうとすることができた。
その反動が彼女を脆弱にさせた。
姉の庇護を受けてきた可愛い妹は、実家から料理の専門学校に通っている。
勉強嫌いの彼女にしては順調なようで、料理の腕を日々上達させているらしい。
その成長の過程は本人からのメールの他、家族からの報告で知ることができた。
「ただいま……」
誰もいない部屋に向かっての呟きほど虚しいものはない。
鞄を投げ出したかがみは洗面台で顔を洗う。
(ひどい顔……)
鏡に映る自分は一気に歳をとってしまったようだ。
大学生活で得られたものは遅鈍ながら増えていく法曹の知識だけで、
その代償として実に多くを失ってしまったのではないか。
かがみは思った。
無理をせず実家から通える大学を選んでいれば、少なくとも家にいる間は家族に囲まれて過ごせる。
四六時中、中にいても外にいても孤独感に苛まれる憂き目には遭わずに済んだハズだ。
「………………」
もはやため息すら出てこない。
少なくとも3年はこの生活が続くのだ。
まだ半分も来ていない今から挫折してどうする。
かがみはそう思うのだが、思うだけで行動には移せない。
勉強しなければ学費を出してくれた親に申し訳ない。
自分のしている事は明らかに間違っていると分かっているのだが、
逆境を撥ね退けるだけの気力は湧いてこない。
力の泉はとっくに空になっている。
インターフォンが鳴った。
安いクイズ番組で正解時に鳴らすような甲高い効果音。
低賃料のアパートはその値段に相応の入り口を提供してくれている。
どうせ何かの勧誘だろうと踏んだ彼女は聞こえないふりをした。
最近多いのだ。
毎日の健康のために牛乳をと迫る営業に、どこよりも世界情勢を縷述していると謳う新聞の勧誘。
何の宗教か、3分だけ祈らせてくれといきなり合掌する者もいる。
孤独に免疫のできていないかがみだが、こういう人間関係は望まない。
「しつこいわね」
インターフォンは鳴り止まない。
一度目と二度目の間は数秒あったが、それ以降は間隔に緩急をつけて断続的に鳴らされている。
「もう!」
下手な勧誘なら怒鳴りつけてやろうと、かがみは勢いよくドアを開けた。
「うおっ!? あぶねーなー!」
瞬間、ドアの前に立っていた女性が頓狂な声をあげた。
「え…………?」
「何度鳴らしても出てこないから留守なのかと思ったぜ」
みさおだった。
半袖のカジュアルシャツにホットパンツという夏らしい恰好である。
久しく見る彼女はやはり元気を体いっぱいに表現したような快活さを漲らせていた。
運動系のサークルに所属しているのか、もともと小麦色だった肌はさらに健康美を際立たせている。
「え、え……? なんで……?」
よく知っているが、あり得ない状況にかがみは目を白黒させた。
「なんでってことはないだろ。もしかして私の顔忘れたか?」
悪戯好きの子供のように笑うみさお。
八重歯をちらっと覗かせる笑い方も変わらない。
急とはいえこの来客に玄関先で立ち話させるのは非礼だ。
散らかってるけど、と前置きしてかがみは彼女を部屋に通す。
入室するなり、その様相にみさおは訝しげな視線をかがみに向ける。
背を向けている彼女はそれに気付かない。
「適当に座っててよ。お茶淹れてくるから」
「あ、ああ、悪いな急に押しかけて」
「あんたはいっつもそうなんだから……」
言葉ほどの悪意を感じさせず、かがみはコップに麦茶を注いで戻ってきた。
出されたのはそれだけだった。
小さな卓に向かい合わせに座る。
(前の柊だったら絶対お菓子も出してくれるところだよな……)
麦茶を一気に半分まで飲んだみさおは、ふとそう思った。
(それに…………)
失礼にならない程度に室内を見回す。
平積みにされた雑誌。散乱するレポート。脱ぎ捨てられた私服。
いくら人の目がないからとはいえ、これは整理したほうがいいのではないかと彼女は思う。
(――つっても私の部屋も似たようなもんだけど。でもあの柊がな……)
高校時代、たまにかがみの家に遊びに行っていたみさおは、彼女の部屋が綺麗に整頓されていることに
いつもいつも感心していた。
どうして同じ女で同い年でここまで違ってしまうのだろうという疑問があった。
その想いはあやのに対しても抱く。
全てが兄の影響とは思えないが、自分が粗野で男っぽい言動しかできないことにコンプレックスを抱いていた。
だからこそ自分とは正反対のかがみが、ここまで堕ちる様が信じられなかったのだ。
「でも、どうしたのよ? 私がここに住んでるって日下部に話したっけ?」
疑問調だがもちろん彼女は家族以外に住居を知らせていない。
中途半端な人との繋がりを恐れてのことだった。
高校時代、あれほど関係を崩さないようにと気を遣ってきたこなたやみゆきにさえ教えなかった。
携帯電話の番号とアドレスまで変えようと考えていたかがみだったが、そこは辛うじて踏み止まっている。
「妹に聞いたんだ。あやのもだけど、妹の料理も旨かったぜ」
「そ、そうなんだ……」
「卵って思い通りに料理できるようになるのに5年かかるらしいな。あんな簡単な食材なのにな」
直接、柊家を訪ねた彼女はつかさに姉の住居を聞いたらしい。
その際に味見をしてほしいとオムレツを振る舞われたという。
かがみの胸中は複雑だった。
自分の住んでいる場所を知りたいのなら、わざわざ遠回りせずに自分に聞けばいいのに、という想い。
みさおに知られた事で口の軽そうな彼女からあやのやこなたにまで住所を伝えられるのではないかという不安。
それらが連鎖し絡み合う。
かがみがアパートの場所を知らせなかったのは高校当時の人を遠ざけたいという理由もあったが、
場所を知らせておきながら誰も訪ねてこないという最悪の事態を避ける意味もあった。
もしそうなったら――その時の孤独感は計り知れないものとなる。
(柊に訊いても答えてくれなさそうだったし)
かがみの思考を読んだみさおは内心でそう呟いた。
みさおが住所を知っている理由は分かった。
では次にかがみが訊ねたいのは、なぜ突然やって来たかということである。
が、これを問うのは難しい。
どんな訊き方をしても、来客であるみさおに対して迷惑がっていると思われてしまう。
「それで…………」
どう切り出そうかとかがみが視線を下に向けた。
(――――ッッ!!)
目の前には足を崩したみさお。
ホットパンツから覗く小麦色の脚線美が、かがみの視線を釘付けにした。
引き締まった足は筋肉の歪さを感じさせない。
むしろ健康的でシャープな流線型は、たとえ同性であっても見る者に憧憬の想いを抱かせる。
子供っぽい体育会系の面はそのままに、今は大人の女性としての魅力も十分に溢れている。
「急に来てごめんな」
妙なかがみの視線に気付いたみさおはひとまず詫びを入れた。
「ちゃんと連絡してからの方が良かったんだろうけど、気を遣わせちゃ悪いと思ってさ」
つまりもてなしの準備をさせたくないという意味だ。
「いや、別に……私はヒマだったから構わないけど」
気が乗らなかったから午後の講義はサボった、という事実を隠す。
「でもどうしたのよ? いたからいいけど留守だったら――」
「それならそれで帰って来るまで待ってたさ」
「………………?」
あまりにも無計画すぎる、とかがみは思った。
「なんで……?」
「気になってさ」
「は…………?」
「心配だったんだよ、柊が」
拗ねるようにみさおが言う。
頬は少しだけ赤い。
「この前電話した時、なんか元気なさそうだったから」
「そ――」
それだけの理由で来たのか、と言いかけたかがみは慌てて口を噤んだ。
「――そんなこと……ないわよ」
語尾が弱い。
本来言うつもりだった台詞を無理やりに軌道修正したが、そのチグハグな返しがみさおにちょっとした疑念を抱かせる。
彼女はわざと数秒の間を置くと、しっかりとかがみを見つめながら、
「それに来週末の返事もちゃんと聞いてなかったしな」
敢えてこの話題をぶつける。
誘いの電話ではかがみが明確な返事をしないまま、みさおが勝手に了承したと結論付けてしまっていた。
その際の彼女の不自然さは顔を見なくても分かった。
(ああ、やっぱりそうか……)
かがみの表情に翳りが見えたところでみさおは確信する。
”海に行く”ことには反対していないようだ。
(どうやって断ろうか考えてるってところか)
かがみは沈黙を貫いている。
「なあ、柊――」
「その話なんだけど……」
「分かってるって」
既に多くを知っておきながら、友人に全てを言わせるほどみさおは無神経ではない。
気を遣わせまいと彼女は大袈裟な素振りで残りの麦茶を流し込んだ。
「私だって無理強いするつもりないし」
「…………」
「…………」
「…………」
「近いうちにどっか遊びに行かないか?」
「…………」
かがみは聞こえないふりをした。
過去、彼女からのこの提案になんど苦しめられてきたか。
悪意がないと分かっているが、だからこそみさおを責められずその所為で重ねて苦痛を味わわされる。
それにこの流れでまた遊びに誘うとはどういうつもりなのだろうか。
いい加減、断ることにも疲れてきた彼女はやはり黙り込むしかなかった。
「私とだぜ?」
「えっ…………?」
何か言ってきても反応するまいと決めていたかがみは、思わぬつけ足しに顔を上げた。
「あやのもチビッ子も誰も誘わないで、うちら2人だけでさ」
「え、ど、どういう……?」
「温泉巡りとか面白そうじゃん。どっか旅館探してさ。ああ、でも今だったら涼しいところのほうがいいか。北海道とかは?」
「ちょ、ちょっと待って! ちょっと待ってよ」
勝手に話を進めるみさおを慌てて制止する。
言が飛躍し過ぎていて、賢しいかかみにもついて行けない。
「なんで急にそんな話になるのよ?」
困惑するかがみにみさおは太陽のような笑顔を見せて、
「悪りぃ、喋ったら喉渇いちゃった。お茶淹れてくんねえ?」
空になったコップを突き出す。
「………………」
拍子抜けしたかがみはコップを受け取らずに無言のままに立ち上がり、冷蔵庫からピッチャーを持って来た。
「はい、2杯目からはセルフサービスなのよ」
「へーへー」
みさおは口を尖らせながらも麦茶をなみなみと注ぐ。
が、喉が渇いたというのはウソだったようだ。
お茶を欲しがったのは単なる口実。
自然に話の流れを断つ彼女のお得意の方法だった。
「――ごめんな」
何の前触れもなくみさおが謝った。
言葉どおり彼女はすまなそうに目を伏せる。
「な、なにがよ……?」
はじめて見るみさおの真剣な表情にかがみは動揺した。
「知らないうちにずっと柊に辛い想いさせてたんだな」
「何の話……?」
かがみは空気の変化を感じ取る。
3人で受験勉強に取り組んだ時でさえ、彼女はこんな顔はしなかった。
いま目の前にいるのは日下部みさおの姿をした別人なのではないかとさえ思えてくる。
「柊さあ、うちらといてもあんま楽しそうじゃなかったじゃん? 冷めてるってのとはちょっと違うけど。
最初は、”ああ、そういう感じの奴”なのかなくらいにしか思ってなかったんだ」
「………………」
「もしかしたら馴れ合いとか好きじゃないのかも知れない。クールな奴なんだって。
でもよく見てるとなんか違うなって分かってきたんだ」
「ち、違うって……? 何がちがうっていうのよ?」
かがみは怖くなってきた。
たったこれだけのやりとりの中、みさおの言葉には彼女の意識に鋭く突き刺さる何かがあった。
これからみさおはとんでもない事を言い出すのではないか。
突然に家を訪ねてきた不自然さも相俟ってかがみの頭は混乱していた。
「私といる時はわりと普通なのに、あやのもいると歯切れが悪くなるっていうかさ。
逆でもそうなんじゃないかと思って訊いてみたら、やっぱりそうだった。なあ……柊――」
「………………」
「私やあやのが嫌なんじゃなくて、3人でいる時が嫌なんだろ?」
「…………ッッ!!」
呼吸が止まる。
凄まじい速さで心臓が脈を打つ。
体の震えを抑えようと拳を握り締める。
このみさおという少女はかがみに似て、言いたいことをストレートに叩きつけてくる。
下手な小細工や駆け引きを抜きに。
「……だよな。今のでハッキリしたぜ」
動揺を悟られまいと抑えてきたかがみの努力は無駄に終わった。
どんなに鈍い者でも彼女が本心を隠しているか否かくらいはすぐに読み取れる。
「柊も幼馴染みだったらよかったのにな――」
その呟きをかがみは聞き逃さなかった。
もはや惚ける必要も問い返す必要もない。
みさおはかがみの本音に気付いているのだ。
(私とあやのは小さい頃からの付き合いだけど柊は中学からだもんな……。
3人でいたって取り残されてる気になるのも当然か……)
今になって本当に喉が渇いたみさおは麦茶を口に含む。
何の味もしない。ただの水道水のように感じた。
「実はさ、なんとなく分かってたんだよ。柊が疎外感感じてるの」
「………………」
「できるだけそういう想いさせないようにって、柊にはよく声かけてきたつもりだったけど――。
結果的にかえって柊に嫌な想いさせちまったんだよな……」
「そ、そんなことないわよっ!」
叫んだ彼女の瞳は濡れていた。
「中学の時、私が独りだったところに話しかけてくれたのはあんたたちじゃない。
あの時……あの時はその…………嬉しかったわよ……」
5年以上隠し続けてきた本心を、それを最も看破する能力に乏しいと思っていたみさおにあっさり見透かされ、
かがみはもう少しで素直になれそうだった。
「日下部たちがいてくれなかったら、中学の3年間はずっとつかさだけだったかもしれない。
だから、だから……今まで一度も言ったことないけど、ほんとに感謝してる」
「ひいらぎ…………」
あの勝ち気で凛とした少女の姿はない。
偽りの強さで塗り固めた鍍金が剥がれ落ち、自身も忘れていた弱さを裸出させた可憐な少女だ。
「2人と一緒にいると楽しかった。でも正直……寂しいっていう気持ちはあった。
日下部と峰岸みたいな仲になりたいのに絶対になれないんだって……だって……!!」
「…………」
「全然時間が違うんだもん! 一緒に勉強したり遊んだりした時間が全然違う!!
小さい頃の思い出もない! 小学校だって違う! これじゃ……これじゃちっとも埋まらないじゃないッッ!!」
「柊……」
「私だけが違うのよ。いつも……わたしだけが――!!」
これまで気丈に振る舞うのが当然だったかがみが今、涙を流しながら声を上げている。
(だからいつもチビッ子たちと一緒にいたのか)
みさおは小さく頷いた。
「つかさとも同じクラスになれなかった。でもあの子がこなたやみゆきに会わせてくれた」
彼女の心を読んだように、かがみが訥々と話し始めた。
「陵桜入って最初にできた知り合いだったから……それなら大丈夫だろうって思ってた。
お互いに何も知らない状態だったら私にもチャンスがあると思うじゃない」
「あ、ああ……」
「でも甘かった。やっぱりクラスが違うっていうのはそれだけで不利だったのよ」
微妙な言い回しにみさおは眉を顰めた。
普通、友だち付き合いを語るのに”不利”という言葉は使わない。
「つかさは……こなたやみゆきとどんどん親しくなっていったわ。だってそうでしょ?
同じクラスなんだもん。私がいくら頑張って休み時間ごとに会いに行っても追いつけないのよ。
全然足りないのよ……時間が、時間が足りないのよ……!!」
かがみは殊更に”時間”という言葉を繰り返した。
彼女にとって友だちとの間で最も重要視すべきは、やはり”時間”でしかなかったのだ。
「私だけが取り残されてる気がした。ううん、実際そうだった。こなたに、こなたに訊かれたことがあるもの。
”自分のクラスに友だちいないのか?”って……。まともに答えられなかったわ。
だって私……私は日下部や峰岸と友だちでいたいって思ってたけど、2人の気持ちなんて分からないじゃない。
同情かもしれないじゃない。だったら私が友だちなんて思ったらバカみたいじゃない……!!」
「同情……?」
「そう、よ。中学の時、私が独りだったから……それで憐れみで声をかけてきたんじゃないかと思って……。
ごめん、日下部……こんなコト考えちゃいけないって分かってる! 分かってるけど……!!」
「…………」
「こなたにそう言われて――私、どうしたらいいか分からなくなった。
こっちだったら何も気を遣わなくていい、普通の付き合いができると思ってたから……。
また同じようなこと言われるんじゃないかって……そう思ったらどこにも居場所なくて……それで……!!」
「もういい。もういいんだって」
いつの間にかみさおはかがみのすぐ横に座っていた。
「柊がそんな想いしてたのは――してるのは私のせいなんだよ。私、バカだからさ。
あ、いや……んなの理由になんねえか。もっと早く気付いてれば良かったんだよ。
私たちはそんなつもりは無かったけど、考えてみりゃ柊に分からない話をしたこともいっぱいあったよな」
「………………」
「無神経……無神経だったよ、うん。そっか……チビッ子たちともそんなに上手くいってなかったのか……。
それでもしょっちゅう足運んでたのは――あいつらとの関係壊したくなかったからだろ?
そんなのでも私たちと居るよりは楽だったから……そうなんだろ?」
みさおはそっとかがみの肩に手を回した。
「なん……でよ……?」
「え……?」
「なんで! なんでなのよ!?」
「ひ、ひいらぎ!?」
「ずっと我慢してたコト……ずっと隠してきたのになんでそんな簡単に見通すのよッ!?」
「お、おい! 落ち着けって!」
「何のためにずっと黙ってたと思ってんのよッ! 全部……全部台無しじゃない!!」
「ひいらぎ……」
みさおはプライドを捨てて無様に落涙するかがみの体を引き寄せ、優しく包み込んだ。
抑えていた気持ちを一気に吐き出した彼女は、昂ぶる感情を泣くという方法でしか表現できない。
悔しくもあり、惨めでもあった。
彼女の言うようにみさおは5年間の想いをあっさりと見破った。
どっちつかずの態度をとって曖昧な関係を続けたきたこれまでの努力が無駄になった事への脱力感。
それを見破ってしまったみさおへの悔しさ。
必死に押し殺していたと思っていた浅はかな自分が惨めだった。
「うぅ……うああぁぁぁぁぁぁっっ!!」
かがみは泣いた。
羞恥心などとっくに捨て去っている。
親にも、姉にも、妹にも。
誰にも見せたことのない情けない姿を。
よりによって最も見せたくない相手に曝け出してしまっていた。
「おーい、そろそろ落ち着いたか〜?」
みさおがおどけて言った。
彼女の腕の中で嗚咽を漏らしていたかがみはばつ悪そうに頬を赤らめ、
「お、落ち着いてるわよ……」
まったく覇気の無い声で答えた。
今のかがみにできる精一杯の強がりだったが、伝った涙の跡がそんな彼女の強がりを虚しくさせた。
照れ隠しのつもりか、すっかり汗を掻いてしまったコップを鷲掴みにして麦茶を一気に呷る。
こういう時の柊かがみは可愛い。
「ま、なんだ。柊の泣き顔は私しか知らないってことで――」
みさおがしたり顔で言う。
「バ、バカ! 泣いてなんか――」
”みさおしか知らない”という事実にくすぐったさを覚えつつも、
「……ないわよ」
口ではやはりツンデレぶりを披露した。
そんな素直になりきれない少女を、みさおは真剣な眼差しで見つめる。
その視線に息苦しさを感じたかがみは、しかしその場から離れようとはしない。
自分を打ち負かした相手に対してとれる選択肢はそう多くない。
勝っていたのは成績だけ。
体力も社交性も他人の心を読み取る力も。
そのどれもが、かつてバカキャラと称された少女に遠く及ばないことを思い知る。
「あやののこと、嫌わないでやってくれよな。私が言うのはルール違反だと思うけど……。
あいつはあいつで柊のこと、気にかけてたんだ。あやのは私なんかよりずっと頭いいから。
多分、柊がどんな想いでいたかも分かってると思う」
「嫌わないわよ。嫌うわけないじゃない」
自然と笑みが零れた。
(――って私がこう言うこと自体、柊に疎外感感じさせてるんだよな……)
みさおは思った。
あやのは幼馴染みで無二の親友。
それに自分の兄と付き合っているという現実もあって、殆んど身内同然に扱ってしまう。
そうなるとその場に居合わせるかがみは自然と他人ということになる。
その垣根が今の彼女を作ってしまったのだと後悔する。
「さっきの話だけどさ」
「どの話?」
「その、2人だけで遊びに行くって話」
「うん」
「柊はどっか行きたいとこ――あ、いや、まだちゃんと返事も聞いてないのにそれはないか……」
「…………」
「ひいらぎ……?」
視線をそっと向ける。
一度は止まった涙が再び流れた。
だが先ほどのように取り乱す様子はない。
「泣いてなんかないからね。目にゴミが入っただけなんだから」
みさおは微苦笑した。
このあたりの反応の仕方は今も昔も変わらない。
「日下部…………」
「ん……?」
「その……ありがと……」
孤高を貫いてきたかがみは他人に弱さを見せることと謝意を示すことを意識的に避けていた。
そういう機会に恵まれなかったという理由もあるが、強さを求めるあまり育ってしまったプライドの高さが、
彼女からその類の言葉を奪い去っていたのである。
「お礼言われる筋合いないって」
むしろ自分こそ謝っても足りない、とみさおは言った。
「行くわ」
「え?」
「さっきの話、私はどこでもいいわよ。ちょっとくらいサボったって構わないわよ」
「お、おお。そっか、うん。じゃあどこがいいかな。2人ならパックのほうが安いのか? それか――」
「日下部、ちょっと待って」
「どした?」
「2人じゃない。峰岸と3人で、よ」
みさおは目を白黒させた。
折角かがみの疎外感を解消させようとしているのに、その本人からあやのを誘うとなれば話にならない。
それでは過去の二の舞になる。
「いいじゃない。峰岸だって都合のつく日あるでしょ?」
本気なのか冗談なのか、かがみは淀みなく言った。
「柊……でもそれじゃ……」
「だって私じゃあんたの面倒見切れないもん。やっぱり保護者はもう1人いるでしょ?」
「んなっ!? ひっでーな!」
まさかそんな理由だとは思わないみさおは口を尖らせて抗議した。
しかしかがみが悪戯っぽい顔でないのを認めたみさおは、彼女なりのジョークだと気付いた。
「日下部と2人だけっていうのも、もちろん楽しいと思う。今までそんな事、一度もなかったから。
でもそうしたらまた偏っちゃうじゃない。峰岸との差が開いてしまう。それは嫌なのよ」
「柊…………」
「これから3人で思い出いっぱい作ってやるわよ。今まで足りなかった分、いっぱい作ってやるわよ。
あんたと峰岸と私で――3人で……そのほうが楽しいに決まってるじゃない」
そう言う彼女の顔には、もはや涙の跡も霞んでしまうほどの凛々しさが戻っていた。
2人との差は決して埋まらない。
時間は誰にも等しく流れるのだから、そのために努力するだけ無駄だ。
変えられない過去を嘆くより、未来の可能性に懸けるほうがよほど意義がある。
2人との思い出がないのなら、今から作ればいい。
「ほら、こういう予定はさっさと決めないと時間がもったいないわよ」
言うなりかがみは携帯を取り出し、アドレス帳からあやのの連絡先を呼び出した。
自分からあやのを誘いことに意味がある。
今まではみさおあやの間での連絡ばかりだった。
そこに自分が割り込むことで居場所を作る。
3人が多くの意味で対等の付き合いができることを証明してみせる。
もし彼女たちがいつまでもかがみに対して一歩距離を置いた位置に居続け、”背景コンビ”であることに甘んじるつもりでいるなら、
この先、かがみは永遠に疎外感を味わっていたに違いない。
幼馴染みという名の肝胆相照らす仲で完結したいのであれば、かがみを締め出してしまえばいいことだ。
しかし彼女たちは違った。
みさおも、あやのも、本当の意味でかがみと昵懇の間柄になりたいと思っていたのだ。
3人がそれぞれに作った垣根を、それぞれが取り除こうとしている。
遠回りし数年の歳月を要したが、その時間は決して無駄ではなかった。
「あ、もしもし。峰岸? うん……いま大丈夫?」
嬉々とした表情のかがみ。
その様をすぐ横で見つめるみさおは感心する。
(やっぱ柊は強いよな…………)
聡明で生真面目で優しくも厳しい彼女。
自分に無いものをいくつも持っているかがみを、みさおは羨ましく思った。
逆立ちしたって敵わない存在。
それが柊かがみだ。
いつも傍にあやのがいてくれた彼女には、孤独感に苛まれる痛みは分からない。
かといって誰かが傍にいる喜びを感じることもなくなっている。
峰岸あやのが、彼女にとって空気のような存在だからだ。
だからみさおには永遠にかがみの傷を理解することはできない。
しかし”理解しようとする”ことはできる。
「峰岸も大丈夫そう。日時が決まったら――今度は日下部から教えてあげてよ」
電話を切ったかがみが弾んだ声で言う。
「あ、ああ…………」
しばし見惚れていたみさおは、つい生返事してしまう。
「なによ? ボーっとして」
「ん、いや、なんでもねえって」
みさおは大袈裟に手を振った。
(言えねえよな、カッコいいと思った……なんて)
自分はそういう事を頬を赤らめて告白するようなキャラじゃない。
誤魔化しがてらに温(ぬる)くなった麦茶を注いで呷る。
(そうだな。こんなに頑張ってんだもんな。だったら……)
喉を潤して体温をいくらか下げたみさおは、改めてかがみに向きなおった。
これから3人でたくさんの思い出を作るというのだ。
そこに隔たりがあってはならない。
本当の、真なる意味で”友だち”として歩む準備ができているのなら――。
そうしたいという意思を自ら示すことだ。
「な、なによ……?」
かがみは誰かから無言で見つめられると、つい顔をそむけてしまう癖がある。
その際、口を尖らせ頬を紅潮させてしまうのもまた癖だ。
――いつものかがみだ。
「予定が立ったらさ、そん時は――」
みさおは満面の笑みを湛え、
「そん時はいっぱいいっぱい遊ぼうな、かがみ」
意地っ張りな友だちの手をとった。
「…………ッッ!?」
この瞬間を――。
この瞬間を彼女はどれほど待ち望んだだろうか。
どんなに努力をしても得られなかったもの。
気を揉んだ挙句に空回りばかりしていた、他人との関係。
それらが今、漸く実を結び、花咲いたと実感したかがみは……。
三度目の涙を流した。
「お、お〜い! 泣くところじゃないだろ?」
しかしその反応をある程度予想していたみさおは、ただただ微苦笑する。
「バカ! 何度も言わせないでよ。泣いてなんか……ないって言ってるでしょ……っ」
もちろんこう返してくることも予想済みだ。
「かがみって案外泣き虫なんだな〜。初めて知ったぜ〜」
だからみさおは笑い飛ばしてやった。
大仰に。大袈裟に。
ぼやけた視界の中にツンデレと揶揄される少女が顔を真っ赤にして俯いている。
「あんただって泣いてるじゃない」
「泣いてねえって。私は……」
言われて彼女は漸く気付く。
「あ、あれ……?」
ゴシゴシと目をこする。
指先は濡れていた。
「はは……なんでだ? なんか涙が止まんねえ」
今度は袖で拭ってみる。
それでも溢れ出る涙は止まらなかった。
今度はかがみがそんなみさおを可愛く思ってしまう。
大人の女性と腕白な子供とが同居する彼女の仕草は、庇護心や母性本能を擽る。
「ほんっと、あんたには敵わないわ」
一瞬、物憂げな表情を見せたかがみはすぐに笑顔に戻り、
「ハンカチ貸してあげるから。どうせ持ってないんでしょ?」
薄桃色のハンカチを取り出し、そっとみさおの目元に当てる。
「お、おお……」
反射的にビクリと体を震わせた彼女は、柔らかい綿の感触に身を預けた。
その時、かがみは言葉に表せない心地良さを感じていた。
体がふわりと浮くような、妙な気分だ。
あやのもこんな感じなのだろうか。
かがみは思った。
この感覚をいつまでも味わっていたい。
そう願う彼女は珍しく頬を赤らめることなく、
「ありがと――みさお」
ごく自然にそんな言葉を呟いていた。
終
以上で終わりです。
お目汚し失礼しました。
お読み下さった方、応援下さった方にお礼申し上げます。
360 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/17(土) 22:26:54 ID:2lC8AmU+0
あーやっと終わったか。二度と来るなよ。
いいこと考えた。
ちょっとチラウラ描いてくる。
誰か保管庫に紳士の漫画うpしてくれ!!
人気投票で一位なのに保管されてないのはおかしい!!
364 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/18(日) 00:04:23 ID:2QdEtPUs0
まらん
かがみんのおしっこおいしい!
日本人:かがみんのおしっこでご飯を炊きたい
イタリア人:かがみんのおしっこでパスタを茹でたい
フランス人:かがみんのおしっことチーズで牛肉を煮込みたい
中国人:かがみんのおしっこを使って麻婆豆腐を作りたい
ドイツ人:かがみんのおしっことソーセージをおいしく頂きたい
アメリカ人:ハンバーガーとかがみんのおしっこで朝ごはんを食べたい
>>359 おもしろかった。キャラクターのことちゃんと見てるな。
かがみんのおしっこ、食事に使うのはさすがにキツイが、直飲みならしたいな。
かがみんのマンコに口を当てがってクリを鼻の穴にセットしながら全部飲み干したい。
かがみん顔を赤らめて「やだ恥ずかしい」なんて言うんだろうな。
369 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/18(日) 10:17:44 ID:lGTHkgBp0
かがみんが一日履いて蒸れた状態でオナニーして汚れと愛液がたくさん染み付いたパンティーの上から鼻押し当てて思い切り匂いをかいで、ドン引きと恐怖で引きつったかがみんの可愛い顔を見ながら脱がしてクロッチ部分を舐めて吸い付くしたい。
371 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/18(日) 13:44:32 ID:y5lu1YP00
がちゃ
かがみ「あっパトリシアさん。お帰りー」
パティ「オゥ、かがみ来てたデスカ〜」
がちゃ
みなみ「かがみさん、いらっしゃ〜い」
かがみ「あっゆうちゃん、お帰り〜」
がちゃ
かがみ「キャー!おじさん、トイレのときはちゃんと扉のカギを閉めてください///」
そうじろう「ひゃー、かがみちゃんゴメンゴメン・・・」
かがみ「ねえ、こなた。このマンガの続きある?」
こなた「っていうか、かがみなんで自分の家に帰らないの・・・?」
ケータイ見るのが嫌になったんだろ
このスレwww
>>374 日本語喋れよマジで。
このスレ、だけじゃわからないじゃないか。
376 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/18(日) 19:53:40 ID:4/cvkjI+O
かがみのおしっこがトイレに流れてしまっているこの現実
勿体なさ過ぎる
新刊97ページ右みたら涙出て来そうになった。
新刊出てたのか、ちょっと買いに行かないと
焼酎をかがみんのおしっこで割って飲みたい
ぼっちの話しようぜ
かがみん「みんなさみしい時なにしてるんだろ」
383 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/19(月) 01:59:43 ID:9yILWIxm0
かがみ「おしっこしたい・・・・・・。でも1か月1万円生活のためには今日はもうトイレに行けないし・・・・・・」
かがみは手にしているフルメタルパニックの小説から何度も目を離しては、足を何度も何度も組み換え腰をくねらせる。
集中力はもうほとんど残っておらず、尿意との闘いだ。
なぜ、トイレに行かないのか?
かがみは人と触れ合うことのない寂しさを紛らわすために黄金伝説の節約系の企画を一つ一つ試すことにしたのだ。
1か月の支出を細かい項目ごとに精査して、日常生活にあらゆる制限を設けたのである。
平日は昼食場所も兼ねてある8号館西側のトイレの個室で用を足している。
しかし、今日は土曜日であり、授業はないため家でくつろいでいた。
伝説開始後に初めてくる土曜日である。
バイトもなく、さらには大学に友だちのいないかがみは家にいるしかなかった。
外出など予定にはなかった。
生真面目な性格ゆえ、一度決めたことは守り通す。
そんないつもならプラスに働く性格でさえ今回は仇となった。
「ぅぅぅ・・・・・・。ちょっと漏れちゃった。どうしよう・・・・・・」
ふとキッチンに目を向けると黄色いマグカップが目に飛び込んできた。
数か月前にこなたがふらりと遊びに来た時に忘れて帰ったリトルバスターズの ドルジBigマグカップである。
アニメイトで購入したものだ。
「仕方がない。ごめんね、こなた」
かがみはマグカップを手に取るとその場でデニムのスカートを脱ぎ棄て、ショーツを下ろした。
そして、マグカップを落下地点に据えて、放出。
「はぁぁぁ・・・・・・。きもちいい〜♥」
マグカップになみなみと注がれたかがみんのおしっこ。
泡が立っている。
「なんだかビールみたい・・・・・・。捨てるのもったいないし、トイレに流したら水道代がかかるし・・・・・・・」
かがみののどがゴクンと鳴る。
少し重みがあるマグカップを口元に運ぶ。
そして一口含み、口中で転がし飲み込む。
何度かそれを繰り返した後、ごくごくと飲みほした。
「意外といけるわね」
かがみは満足げに唇をぺろりと舐めまわした。
「こなたにも飲ませたくなっちゃった」
かがみはベッドに投げ捨ててある鳴らない電話を手に取るとこなたの番号を表示させ、通話ボタンを3か月ぶりに押した。
>>383 まーた変態野郎の一方的な落書きか
と思ったら意外にしっかりした文章でワロタwww
不覚にも勃起した。
>>370 げ、消えてるじゃん。
4コマx6作品で良くできてたから保存しようと思ってたのに。
もう一度うpお願いで来ませんか><
>>370のファンなら消されるとわかってたはず。
保存しておいた俺は勝ち組。
388 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/19(月) 15:14:26 ID:01yI2QsV0
>>387 昨日一日見てなかっただけなのにヒドイ言われ様だ・・・。
390 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/19(月) 15:40:25 ID:01yI2QsV0
>>387 そうだよな、24時間支度警備のお前は勝ち組だ
392 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/19(月) 17:05:54 ID:F1dS/FdU0
支度わろた
つかぼっちスレでその煽りはどうなんだ
みんな専ブラ使ってないのか?
一々画像保存するなんて煩わしいと思うんだが
そういえばぼっちかがみんってコタツが似合う
7巻買ってきた
かがみん大学行っても実家通いなのな
かがみ「今日と後3日行けば休み・・頑張れ私」
>>396 ギコナビ使ってるけど、勝手に保存なんてしてくれるのか?
能く考えたら
>>396の云う通り専ブラって色々あるもんな
ギコナビはキャッシュ機能付いてなかったんだっけ?
いいこと考えた。
暫くあとで一枚絵かく。
404 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/21(水) 01:59:52 ID:F9bjPTrT0
かがみ「あれ?新学期ってもう始まってるの?」
408 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/22(木) 01:08:02 ID:lt3NM9Rm0
ぼっちの生活をそのまま描いた漫画をみたいのは俺だけでいい
絵師を追い出したら駄目だぜ
かがみは流れ星に何を願うのか
おしっこやうんこ以外を欲しがったら
追い出したことになるとか流石に酷くないか?
>>412 一生懸命考えたレスがそれなんだね、死んでいいよ
415 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/24(土) 12:24:17 ID:10tBU5BI0
かがみんのおしっこで炊き込み御飯作りたいね。
茶色いものがついてたからオコゲかと思ったら違った
インフルエンザでかがみん孤独死
418 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/24(土) 22:23:37 ID:aHrTbROQ0
>>415 そのご飯にうんちカレーをかけて食べたいな
貼るのは自重しときまつね
大学で人間関係築けずに授業終了後は家に直帰
こんな生活を繰り返していると、唯一話す機会がある異性は弟の彼女
そして俺は彼女をほんわりと好きになってしまった
かがみんにもそんな展開がある気がする、つかさの彼氏に恋心
>>420 切ないな・・・
弟はその娘とやりまくってんだぜ
あんな事やこんな事。
そのシチュエーションを漫画化するんですね、分かります
雨の日は外に出なくていいから落ち着くかがみん
まとめwikiってもう機能してないの?
スレが移動したときとかリンクされるし、
ろだには画像あげられてるから
全く機能していないわけではない。
そりゃ、ちゃんとしたぼっちSSが投稿されればテキストページも更新されるでしょ。
情報源であるこのスレ自体が過疎ってるわけだから自然な現象。
貼るのは自重しときまつね
どんなもんでもいいから貼ってくれ
>>428 しかし
原作補完率高かった>>135-
かつてない大長編>>249-
が投下されても誰も保管庫に
SSの質とかはよく分からないし好き好きと思うけれど…
それ殆どスレ違いじゃね?
空気読めない
J
自殺スレが死んじゃったね
皆で冥福を祈ろう
( ´Д`) J (´Д` )
再来週あたり何か描く
このスレで投下された主要な小説をまとめwikiに保管しますた
440 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/29(木) 01:19:11 ID:7aBiigmX0
或る日、学校にて
こなた「ねえ、つかさ。ちょっといい・・・?」
つかさ「え?こなちゃん、どうしたの?そんな真剣な顔して」
こなた「えっと・・・、ここで話せるようなことじゃないからさ」
こなた「学校終わったらアキバ行かない?@ほぉ〜むで話すよ」
つかさ「うん、私は全然いいよ。」
つかさ「でもお姉ちゃん来てくれるかな〜??」
こなた「いや、かがみは来ない方がいいかな・・・」
つかさ「え?お姉ちゃんも一緒に行くんじゃないの?」
こなた「うん。今日はつかさと二人きりで話したいと思って」
いつになく真剣な表情のこなた。
つかさ「こなちゃん・・・。うん、わかった。詳しくは後で聞くね」
441 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/29(木) 02:17:00 ID:7aBiigmX0
アキバ:@ほぉ〜むカフェにて
こなた「つかさ、ここ空いてるよ。ここにしようよ」
つかさ「うん。ここならメイドさんが働いてるとこよく見えるね」
こなた「でさ、つかさ。さっき学校で言ってたことについてなんだけど・・・」
つかさ「うん。なになに?」
こなた「この前ね、かがみがあたしの家に泊まりにきたんだけどね」
つかさ「あ、そう言えばそうだったね」
つかさ「私はちょっと家の用事頼まれてたから行けなかったけど・・・ごめんね」
こなた「いいよいいよ、そんなの気にする事ないよ。仕方ないし」
こなた「で、泊まりにきた次の日にかがみ帰ったんだけど」
つかさ「うん」
こなた「かがみ帰ったあとに部屋掃除してたらさ、かがみの靴下が出てきて」
つかさ「靴下??」
こなた「どうやら前の日に履いてた靴下をかがみが忘れて行ったらしくて」
つかさ「へー、お姉ちゃん意外と鈍臭いんだね〜」
こなた「うん。それが、鈍臭いだけでは終わらなかったのだよ」
つかさ「へ?」
こなた「かがみんの靴下、ものすごく臭かった」
つかさ「こなちゃん、わざわざお姉ちゃんの靴下かいだんだ・・・^^;」
こなた「違うよ!かいでなんかいないよ!」
こなた「もうさ、鼻つまんでも漂ってきたんだよね、臭気が」
つかさ「そんなに臭かったんだ?」
こなた「最初部屋の掃除してたら何かにおう!って思って」
こなた「隣りの部屋で人が死んでるんじゃないか?って思うぐらいのにおい」
こなた「段々怖くなっちゃってさ・・・そしたら、かがみんの靴下だったよ」
つかさ「ふーん・・・。で、でも靴下って誰でも臭くなるし・・・」
こなた「つかさ。そんなもんじゃないんだよ。本当に」
つかさ「こなちゃん?」
こなた「あたしの顔ちゃんと見て。わかる?」
つかさ「えっと、何が??」
こなた「あたしの鼻。ちょっと右に曲ってない?」
つかさ「ほ、本当だー、こなちゃんどうしたの??」
こなた「臭いと鼻がひん曲がるって言うけど、本当だったんだね」
つかさ「え!ってことは・・・お姉ちゃんの靴下のせいで?」
こなた「うん。あたし、結構自分の鼻気に入ってたんだ・・・」
こなた「明日手術受けます」
つかさ「え、ほんとかよ!!?」
過疎じゃないわよ
規制中でみんな書き込めないだけなんだから
444 :
名無しかわいいよ名無し:2009/10/31(土) 23:11:34 ID:nByfOLu10
ほんとだ。書き込めないや。
書き込めないから貼れない
ごめんなさい書き込めてるし貼れてました
かがみん
かがみ「自慰しかしらない」
お前ら、かがみんバカにするのやめろシwwww
451 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/03(火) 06:27:11 ID:iAUGoD6v0
>>450 読んだ。
もう少しだけ字が大きかったらいいかな。
帰る用意してるとこのかがみんに萌えたよ。
大学って一回孤独になったらとことん孤独だもんなあ。
まんがかいた
ブックマーク整理してたららきすた関係にぼっちまとめサイトがあったので久々開いてみた。
で、いまそこから飛んできた。
まさかまだこのスレあったなんて!
懐かしい
454 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/03(火) 16:47:30 ID:iAUGoD6v0
かがみん今日は何色のパンツ??
>>450 おい、なんで俺の思い出が漫画になってるんだ??
>>450 2p目リアルだな
テンパって物音立てちゃうところとか、周りがほんわかと何かを察する空気とか
>>450 泣いた。
やっぱ絵があると説得力あるわ。
458 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/04(水) 22:03:52 ID:PbpAq0o60
こなた「かがみん」
かがみ「なに?こなた」
こなた「パン!」
かがみ「ちょっとあんた!いきなりお尻たたかないでよ!」
こなた「パン!」
かがみ「やめなさいって、こなた!」
こなた「パン!」
かがみ「怒るわよ!」
こなた「パン!」
かがみ「本気で怒るわよ!」
こなた「パン!」
かがみ「こ、こなた・・・?」
こなた「パン!」
かがみ「・・・」
こなた「パン!」
459 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/04(水) 22:07:19 ID:PbpAq0o60
つかさ「お姉ちゃん」
かがみ「なに?つかさ」
つかさ「パン!」
かがみ「ちょっとつかさ!?何でお尻たたくのよ!?」
つかさ「パン!」
かがみ「やめなさいって、つかさ!」
つかさ「パン!」
かがみ「怒るわよ!」
つかさ「パン!」
かがみ「本気で怒るわよ!」
つかさ「パン!」
かがみ「つ、つかさ・・・?」
つかさ「パン!」
かがみ「・・・」
つかさ「パン!」
460 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/04(水) 22:09:24 ID:PbpAq0o60
白石「柊ー」
かがみ「なに?」
白石「パン!」
かがみ「バン!!!」
白石「・・・」
かがみ「ハローワーク込みすぎwwwwww」
462 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/05(木) 02:42:02 ID:/oA4C9d10
ぼっちにとって必修はきつい
465 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/05(木) 21:36:15 ID:ajYghPAr0
こなた「最近かがみん、こっちの教室に来ないねえ」
つかさ「だって、こなちゃんがお姉ちゃんのお尻たたいたりするから・・・」
こなた「ちょっと!つかさもかがみんのお尻たたいたじゃん!」
つかさ「あれは、こなちゃんに言われたから!・・・」
みゆき「オロオロオロ・・・」
こなた「みゆきさんは黙ってて!」
つかさ「ゆきちゃんは黙っててよ!」
みゆき「あ、あの〜・・・まだ何も・・・」
みゆき「・・・」
つかさ「ねえ、こなちゃん」
こなた「なに?つかさ」
つかさ「もうさ、お姉ちゃんのこと虐めるのやめない?」
こなた「!!」
つかさ「お姉ちゃん、かわいそうだよ・・・」
こなた「つかさ!!」
つかさ「え?」
バキッ!!
つかさ「!!!」
みゆき「つ、つかささん!!!ちょっと泉さん!?」
こなた「妹だからってつけあがって・・・かがみんはあたしのなんだから!」
つかさ「うぐぐぐぅうぅぅぅああああぁあ・・・・」
こなた「かがみんはぼっちになればなるほど可愛いよ。それを邪魔するんなら・・・」
みゆき(つ、つかささんが危ない!)
みゆき「泉さん!!」
こなた「ん??」
みゆき「コマネチ!」
こなた「・・・・」
こなた「これでも食らえや」
ドンッ!!!
みゆき「う!!!う・・・、お、オエエエェェェェェェェーーー!!!」
こなた「おいおい、こんなとこでゲロ吐くんじゃないよ」
つかさ「うううう、ゆ、ゆきちゃん、く、くっさーーー」
みゆき「!!!!」
つかさ「い、い・・・・行こう、こ・・こなちゃ・・・ん・・・・」
こなた「うん!行こう行こう!ゲロ魔人のみゆきさんなんかほっといて!」
みゆき(コンチクショウ、コレモゼンブヒイラギカガミノセイダ)
466 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/05(木) 22:18:03 ID:8oTCQVmi0
自殺スレで相手にされないからってここでチラウラ投下すんなよばーか
別にええやん
このスレでは久々みゆきさんの名前みた
自殺スレ復活してるのか
あっちは荒れてたな
便所飯のやつ、つかさが中学生くらいに見えるけどかわいいな
絵描いてる人たち頑張ってくれ
>>472 絵描きスレのほうで質問したらいいかも
>>472 ペンタブとかパスツールとか使えばいい。あとはゴミが目立たないような加工をするとか。
ペンタブか…。結構高いよね?アレ
もうこれ以上人づきあい増えるの面倒でバイト一つしかしてないからなぁ…。
加工はもうちょい勉強してみます。レスくれた人ありがとう。
そろそろ学園祭。かがみんは当然自宅待機に違いない。そして俺も。
476 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/08(日) 09:42:41 ID:S3mY2ITg0
>>472 ピクシア(無料ペイントソフト)で取り込んで
・色調補正(曲線が右下に向かうように点をいじる)
・明るさとコントラスト(明るさを大、コントラストを小)
をいじってみるといいかもしれません
あとは、白で塗るとか。
自分はフォトショも持っているけど、ピクシアばっかり使ってます
478 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/08(日) 13:54:41 ID:zJbvp4dv0
タバコ、好きじゃないんだけど吸ってる。
一回吸うとニコチン中毒になるから好きでもないのに吸ってしまい、いつの間にか次の一本を求めている。
でも私の場合はちょっと違う。
確かにニコチン中毒ではあるけど、喫煙スペースに足を運ぶ口実が欲しいから。
「あれれ? あれれ?」
と言いながらバッグを探り、スカートのポケットやジャケットのポケットに手を突っ込む。
ライターが見当たらないふりをするだけで、スモーカーたちは私の手に落ちるのだ。
ぶっきらぼうにライターを差し出す者、「どうぞ」とほほ笑みながら差し出す者などなど。
スモーカーは同類に対しては優しい。
だから私はそれを利用する。
「あ、すみません。助かります」
なんて心にもないことを言いながら火を借りるのだ。
運が良ければ火が点いている数分間、会話が得られる。
「タバコ500円に値上げだってね。たまらないよね」
「あはは。やめようと思っているのに吸っちゃう」
なんてどうでもいいことを話しかけられるだけでうれしくなれる。
私が人と接点を持てるのは学内ではここだけ。
2限目の授業が終わって昼休みに入る時は私にとっては苦痛の時間だ。
学食に行こうとするグループ、その場でお弁当を食べ始めるグループ、授業中の私語の続きをするグループ。
このまま学食に行けば一人ぼっちの私は心を痛める。
教室に留まっても同じだ。
こんなときは教室を出るに限るが、行き場がない。
どこに行ってもグループとグループ。
午後の授業もあるから帰宅できないんだよね。
こんなときに喫煙スペース!
ここなら一人でいてもおかしくない。
友だちはみんなノンスモーカーですよって顔していればいい。
1本目の火をもみ消し、メールを打つふりをして、2本目に火をつける。
教室を出て喫煙スペースに行き、2本目を吸い終えるまでに10数分は稼げる。
動作はあせらずゆっくりやるのがコツだ。
昼休みなんて15分も経てば流れが変わってる。
午後の授業がないので帰宅する人、午後の授業のために留まる人で分かれる。
留まる人が学食から次の行動へ移り始めるのがだいたいこの時間。
入れ替わるように人波をかき分け、法学部から少し遠いところにある学食まで足を運び、リア充どもが去った学食へ。
午後の授業を受ける人が学内に押し寄せてくる昼休み終了10分前までに食事や用事を済ませておかないと惨めな思いをさせられる。
だから昼休みの一服は欠かせないの。
479 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/08(日) 14:51:04 ID:zJbvp4dv0
1年生のうちは教養科目がほとんどで、専門科目はあまり無い。
でも専門科目は面白いよね。
みんなもそうでしょ?
教養科目なんて高校の延長にすぎない。
いや、延長なんかじゃない。
程度が低すぎる。
たった13回の授業回数ではやる内容が限られてくるのは解るよ。
でも適当に黒板に書いてブツブツと一方的にしゃべってるのを見ると高校以下だって思えてくる。
自分が書いたテキストを使ってるんだから、教育しようというよりも本を売りにきてるのかと思っちゃう。
期末試験ではテキストのみ持ち込み可なんて言うからみんな買うんだよね。
私? 私は図書館で借りてるよ。
だって興味がない科目のテキストなんて買うだけムダじゃん。
一人ぼっちだから、空いた時間は図書館に通うしかない私だからこその知恵。
リア充どもは高いカネを払うといいわ。
一番困るのが、ノートも持ち込み可のケース。
リア充どもは過去問なんかを融通し合うけど、彼らだけではノートは補完出来ない。
サボりがちってのもあるだろうし、授業なんて真面目に聞いていないし、板書だけしか書いていないノートなんて意味がない。
ノートは美しく解り易くまとめるのが私の主義。
授業中は友だちとおしゃべりばかりしてないで集中しないとね。
ま、私にはそんな友だちいないけど……。
そんなノートを狙うハイエナがいるのが悩みのタネ。
「ノートコピーさせてもらえませんか? 本当に緊急な用事で出られなかった回があるんで……」
緊急な用事ってバイトでしょ?
「何月何日の分ですか?」
お人好しな私はいつの分がないのか尋ねてみたけど、彼は要領を得ない返事をする。
「自分でコピーするからいいですよ」
要するに全部でしょ?
ノート取ってないか、ノート取っていても意味不明だから他人に頼ろうとしているんでしょ?
私は私の貴重な時間を搾取されるつもりなんてないから「時間無いんで……」と言って断ろうとした。
「明日返します」
意味分からない!
借りパクされても私はあなたを見つけられないのよ?
バカじゃないの?
私が渋っているとさらに、
「飯おごりますから」
さっき時間無いって言ったでしょ?
私は絶対に貸さないつもりでいた。
コピーに付き合えば、試験前で長蛇のコピー機の順番待ちで時間はロスするし、貸して帰ればほぼ借りパクだって知ってたからね。
しかし、相手も引き下がらない。
妥協案として、今日はダメだけど次回ならOKということにして私はその場を離れた。
向こうもOKした。
つまり、向こうは私の存在を知っているってことだよね。
ま、いつも前の方に座ってたらそりゃ目立つよね。
よし!来週はノートを忘れたことにしておこう!
そう決めて喫煙スペースに足を運んだ。
480 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/08(日) 15:18:15 ID:zJbvp4dv0
あと、出席点なんてのはいらないと思う。
あんなのがあるからリア充どもが押し寄せてきて、私の座る場所がなくなる。
気が付いたらリア充が八方にいたなんてことがあったな。
三人掛けの机で私を真ん中にして周りが全員友だち同士。
出席点目当てにしてるから、私語ばかりでうるさい。
出席カードを配って書き終えるまでは帰らないからたちが悪いよね。
しかもあるときなんてひどかった。
何だか背中がむずむずする。
せっかく集中していたのに途切れちゃった。
すると後方から「すみません、すみません」と声がする。
誰かに話しかけられるのは5日振りだなと思って振り向くと、申し訳なさそうな顔をした派手な女がいた。
こなたの方が100倍かわいいなんて思ってると、
「今から病院に行くんで……。出席カード代わりに出してもらえますか?すみません」
この人ずるいな、ウソだよなって思って黙ってると、「お願いします」って言ってくる。
「解りました」
「ありがとうございます」
と言ってカードを4枚渡してきた。
集団で病院? ヘンなパーティでヘンなことしてヘンな病気に集団感染?
そんなわけはない。
授業に出たくないだけ。
私だってヘンなことしてみたいよ、なんて思いながら受け取ったカードを周りから気付かれないように破り捨てちゃった。
教養科目でも一番嫌なのが英語。
しかもネイティブが講師の英会話の授業。
いつも2人組になって会話をさせられる。
友だち同士で受けてる人はいいよ。
でも私は他のぼっちを探さなければならない。
大学で出席率100%の授業なんて、まず考えられない。
だからこの授業でも……。
出席者が奇数人だと……。
誰か一人が生贄として先生とパートナーを組まなければいけないの!
これだけは何としてでも避けたい!
自分はぼっちですって公言しているようなもんだから。
出席者が奇数人だと解ると私は先生の合図の前から誰に声をかけようかと目を泳がせてしまう。
あるとき、この人に声をかけようって思っていたのに、横取りされて先生と組んだ時なんて生きた心地がしなかった。
みんなの視線が痛かった。
笑われているように思えた。
だから私はそれ以降、女の子と話したこと無さそうなお風呂嫌いなデブメガネの近くに座るようにした。
いかにもしゃべり下手な感じで、とても気持ち悪い。
私のように偶然が重なってぼっちになったわけではなく、なるべくしてぼっちになったって感じ。
出席人数が偶数なら彼も取りこぼしはない。
しかし、奇数なら誰かが取りこぼす。
私はそうならないために彼をターゲットにしたのだ。
もし奇数だった場合、彼が声をかけようとした相手にすかさず私が割り込んで「お願いします」と頭を下げる。
彼はぼっち歴長そうだから私よりもぼっち的洞察力があり、誰に声を掛ければいいか解ってるはず。
私は間違えてパートナー持ちに声をかけて自爆した経験があるからまだまだだ。
声をかけられる方だってキモデブよりも、自分で言うのもアレだけど平均より少し上くらいの女の子と組みたいでしょ?
非道かもしれないけど、ぼっちはぼっちで強く生きていかなければならないから綺麗ごとなんて言ってられない。
お姉ちゃん、ほらスレに活気がだんだん戻って・・・
お、お姉ちゃん!しっかり!!
ほら見えるでしょ!こんな書き込みがや絵が・・・お姉ちゃん、起きて!!
おねえちゃん、おねえちゃん!!
「へんじがない ただのしかばねのようだ」
485 :
453:2009/11/08(日) 22:36:53 ID:LufWQ8QW0
保管庫のマンガ、イラスト、SSだいたい見尽くした。
みんな鬱になりそうで素晴らしい!
俺が投稿したSSも残ってたw
私ごと想い出話しで申し訳ないけど好きだったスレに再会できてホント嬉しい。
俺が嵌ってた時はスレが1週間から10日単位で消費していった。保管庫はほぼ毎日更新、自殺スレとも行き来してた。
もう大学卒業しちゃったけど暫く棲ませて下さい
かがみ「月曜日がきちゃった・・・・」
かがみ「過疎みん」
真相に救いがあるだけ幸いだなw
確かにw
最後のコマ、自殺スレだと練炭使うとこだね。
:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : : ヽ i
::::::::::::::::::::::: : : : :: ヽ 本当は起きてたりしてw
:::::::::::::::::: : : : \ ヽ キャハハ
:::::: ::: : : : ∧ ∧
::::: : : :: : \ Λ_Λ*‘∀‘) Λ
: : : : : . ( ^∀^) )(^ワ
___ (_, ,_ )ヽ ( ) | | ∩
/ ⌒'⌒ / \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄
__/_____/|| ||\_____\_
_|||_____||/|| ||\||_____|||_
||| し し . || || || || |||
:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : : ヽ i
::::::::::::::::::::::: : : : :: ヽ 呼んでみよっかw
:::::::::::::::::: : : : \ ヽ せーのっ「○○〜〜〜!!!」
:::::: ::: : : : ∧ ∧
::::: : : :: : \ Λ_Λ‘∀‘*) Λ
: : : : : . ビクッ (^∀^ ) )(^ワ
___ (_, ,_ )ヽ ( ) | | ∩
/ ⌒'⌒ / \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄
__/_____/|| ||\_____\_
_|||_____||/|| ||\||_____|||_
||| し し . || || || || |||
いいなあ
高校の時はあんなに輝いてたのにすっかり卑屈になっちゃって
みゆき「誰が輝いていたって?」
みゆきさんは大学でも社会人でも渋いいぶし銀の働きを見せてくれるに違いない
規制で書き込めなかった
上の漫画の人いいかがみん描くね
おいおい日曜だってのに書き込みゼロかYO!
ただでさえかがみんはぼっちだってのに…
今起きた。助けてかがみん
みゆきさんもぼっちなの?
おっぱいおばけ
コメント欄、自殺スレのキチガイだな死ねよ
かがみ「こなーた!」
こなた「?」
かがみ「メリークリスマス!」
こなた「?」
かがみ「メリークリスマス、泉こなた!」
若瀬いずみが大学でぼっちになってるそうです
四人組の中で一番ぼっちになりそうなのは間違いなくいずみ
Pってなんですか?
p2
いいぞもっとやれ
かがみ「今年も一人で温泉旅行…」
>>518 507です。
GJです。絵柄が良いです
このスレで最期と聞いて飛んできました
523 :
名無しかわいいよ名無し:2009/11/25(水) 12:40:45 ID:F5siaQo/O
このスレで最期だって?
って事はあと3年は大丈夫だなHAHAHA!!
かがみ「鷲の電車はこんどる」
朝、目が覚める。朝だから目が覚める。
それならずっと夜で構わないのに。
義務感、責任感。そういった後ろ向きな圧力に引きずられ、今日も私は動き出す。
駅。人の掃き溜め。
あっちは三人むこうに四人、その隣にカップル二人。その真ん中に、私一人。
それぞれの笑い声に囲まれて、電車はゆっくり動きだす。
あちら、スキーのお話。こちら、来週の飲み会のお話。みんな何かを話してる。
その真ん中で私は、何をしていいかわからないから、一人携帯電話をいじくりまわす。
何を見ていいかわからないから、話題の映画の記事と、下がり続ける株価の記事を、ぐるぐるぐるぐる見回していた。
電車が止まる。一つ目の駅。あと四駅。あと二十分。
新しい人たちが乗り組んでくる。三人と二人と二人。授業のことを話してる。
そんななっても私は、なにをしていいか、やっぱり分からなかったから、一人携帯をさわってる。
早くするべきことがほしい。駅に着けば少なくとも、大学に着くまでの5分間、何も考えずに歩くことができるのに。
あと十五分
あと十分
あと五分
その間私は、なにをしていいかわからなかったから、ただただ携帯をいじってた。
「あの、ここ優先席の近くなんで、携帯使わないほうがいいですよ」
四つ目の駅で乗り込んできた、真面目そうなお兄さん。隣に女の子を連れている。
そうなのだ。ここは、優先席だった。
「あ、すみませんでした。うっかりしていました。教えていただきありがとうございます。」
そう言ったはずの舌と唇はすっかり乾いていて、薄気味悪い、小さな、連続した空気の擦れる音だけを発してしまう。
爪先まで紅潮した指はまるでいうことを聞かなくて、私はぽろりと携帯を落っことす。
「あっあっ あぅぁ」
今度はきちんと声が出る。意味のない気持ち悪い悲鳴。何人かが、こちらを向いた。
『○○大学前〜○○大学前〜』
駅に着いた。みんな一斉に降りていく。
そんな中で私は、必死に携帯を探していた。
携帯がない。携帯がない。携帯がない。
やっとそれを見つけたとき、電車は私を乗せたまま、再びゆっくり動き始めていた。
私はなにをしていいかわからないから、少し場所を変えて、また、携帯に指をかけた。
ただ、どうしようもなく寂しい。
かがみ「らき☆すた二期をやらないと過疎のままだわ」
どんまい
いや、意外とぼっちの数が減ったという可能性も…
かがみ「3回目の司法試験に落ちた・・・」
かがみ「大麻で逮捕された話はどうなったのかしら」
てsと
tesuto
寒いのに過疎みん
536 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/01(火) 23:06:00 ID:31GowJKv0
かがみ「今年は何か投稿しよう!って思いつつ、2009年もあと一ヶ月ね」
年始も年末も2009年のうちに変わりなし。この一カ月のうちにネタを出せば何の問題もない。
ていうかこのスレは慢性的なネタ不足なわけで、もうなんでもこいよ
かがみ「来年は本気出す!」
539 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/04(金) 07:32:19 ID:zacuR3HVO
何に対して本気出すの?かがみん
かがみ「来年は評価基準に『コミュニケーション能力』と書いてある授業も取ります!」
かがみ「冬の寂しさなんてなんてことないわ」
コミュニケーション学教授「面倒くさいから出た人全員優でいいや」
かがみ「!?」
|\ ___
l \ / /
| Y‐|_ /
イ ̄>zノ-┴-≦ミヽ、
. / /イ´ 小. `ヽ\
/ f'// 〃/ | `ヽト、 \_
./ い| /^/ / | YV | ∧゙ー
.l い: / ! / | zュ!_∨. | .ハ
.∨ハ ∨ ィ气 うヾ!i Y | ,ハ
Vハ X´)ハ ドハ.!´/} |\|
V .ハ 〈代辷! `‐'′レ' |
. ぃ、ゝ ',`" ´ _ノ ハ|
レ'V\ ヽ、_ '`_ ,<´ ∨
. / jヽ! トーイ /|
〈rー‐- 、._ \ j ,イ./ L_
ヽ |`ヽV/ノ/ |_ ヽ-、
トj \|‐ァ人 `レ′/ `ト、_)
__ 」ハ. \ ハ j |-、.l
-`ヽ. / | ハ \ ヽ'´ト| / ! |
ハ \7┬〉、 \V ./ ∧ |
ヽ / `ヽ! ト 〉、__, イ l
\ \┬―个、_ ノ /
\ └┬'癶ア丶-‐'
ヽ、__ノ`′
この写真を付けてショップに制服を売りに行くかがみ
一日に5レス以上なんて何日ぶりだろうか
546 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/04(金) 18:44:31 ID:h+q09UXx0
かがみ「私を誰か育成してぇえええええ!!!」
547 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/04(金) 19:10:22 ID:lJu7Wf0j0
べっ別に伸びてほしいわけじゃないんだからっ
548 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/04(金) 19:39:34 ID:h+q09UXx0
かがみ「ロリじゃないっていってるでしょ?!」
かがみ「寂しいよー」
かがみ「またこなた始め昔の知り合いと鉢合わせすることを期待して駅や本屋といった人の集まるところへ赴くも
逆にリア充やカップルばかり目に入り打ちのめされる週末が始まるお…。」
551 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/05(土) 07:21:56 ID:Ru1YLr3D0
かがみ「寂しくなんかないんだからね!」
552 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/05(土) 20:45:32 ID:MH0Pjvb80
柊さんちょっとノート貸してくんな〜いwwwwwwwww
保管庫のイラスト(過去絵)をニコ動にあぷしてくれねーかな。
だめ
OK。
かがみ「クリスマス死ね」
かがみ「生きろ」
かがみ:「そうだ、一人用のクリスマスケーキでも買おうかしら」
お店に買いに行くのは恥ずかしいから通販よね、グーグル検索と・・・
かがみ:「・・・余計なお世話よ!! ムカつくわね!!!」
かがみ「♪インストール〜インストール〜こぉのぉほぉしの無数の塵を〜」
クリスマスまで後15日
クリスマスは25日だからあと16日でしょ
これだからクリスマスに縁の無い人って・・・
かがみ「痒い!まんこ痒い
>>562その日しか彼女と一緒に過ごせないからさ。
>>563その日しかバイト休む都合が着かなかったからね。
シフト変わって貰ったしさ。
アンカーまちがうなよ情弱携帯
>>562 お風呂入っていないからおしりの穴がもっとかゆいわ
>>559 一つだと〜
いーまーのーぼくーにーは
わかってたまるかってんだ!バシーン
シーン…
かがみ「恐れを知らない戦士のように振舞うしかない…」
ここはアンチスレじゃないんだけどなあ。
これだけぼっちかがみファンがいるってのに・・・
なんだ俺たちはアンチかがみんだったのか
573 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/11(金) 21:05:19 ID:Gx4+Mzfi0
ア、アンチじゃないんだから!
改めて本編を見ると強がってるように見えてしまう・・・
575 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/11(金) 23:27:54 ID:6uNEMYCy0
午前の授業が終わると同時に、私はいそいそと教室を後にした。
午後からバイトがあるわけでもない。
友だちと待ち合わせってわけでもない(待ち合わせをするような友だちなんていない)。
教室の空気が嫌だから私は飛び出したのだ。
「弁当なんて外で食べなさいよ」と心の中でリア充どもに吐き捨てる。
リア充どもは食堂でも、カフェでも、図書館でも、教室でも周囲の迷惑なんてお構いなし。
私のようなぼっち(べ、別に友だちがいないってことじゃないから!他人に迷惑をかける人と付き合いたくないだけなの!)の居場所を奪ってるなんて気付いてないのよね。
授業中だって最前列に座ってるメガネくんのことをキモイキモイって陰口叩いてるし。
やってることが中学生、いや、小学生レベル。
休み時間に一人でぽつんと座ってたら、何を言われるかわからない。
そんなわけで居場所を奪われた私は、休み時間突入とともに、文句も言わず(私は優しいから)、お手洗いに駆け込むの。
さて、食事でもしようかしら。
と思って半畳ほどの私の城に入ると、一枚の張り紙が目に飛び込んできた。
《トイレで食事をするべからず 学生係》
何これ! 意味分かんない!
大学側の横暴だ!
大学も授業妨害を繰り返し、私の安息の邪魔をするリア充どもの味方だったのね!
頭に血がのぼった私はその貼り紙を乱暴に八つ裂きにし、サニタリーボックスに叩き入れた。
私はにおいがするようなものは食べないし、包装を破るときだって細心の注意を払って音を殺している。
クズだって一片も残さないように何度も注意してから、ここから出ていくのに。
なのになぜ?
すると城の外から聞こえてきた声に耳を疑ったわ。
「何これ? 便所飯禁止だって」
「けっこうスリリングで楽しかったのに」
リア充どもの声だ!
最近、便所飯(世間的にはこう呼ぶらしいけど、私にとっては立派な食事よ)がマスコミで取り上げられたことがあった。
それでリア充どもが面白がって真似をしていたらしい。
許せない!
教室でも図書室でもバス停でも私たち孤高の戦士(こう表現するとちょっとはぼっちもカッコ良くなるでしょ?)から居場所を奪っておいて、最後の砦まで奪うなんて!
ギギギ……とトイレの入り口が閉まる音がする。
私は城を飛び出し、リア充女を追った。
入口を一歩出て右を向くとリア充女どもはいた。
派手な服装に高そうなバッグ。
大学は勉強をするところよ!
あいつら絶対に許さないんだから!
576 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/11(金) 23:29:42 ID:6uNEMYCy0
結局私は食事を非常階段で済ませて、3限目の教室へギリギリ滑り込んだ。
後ろの方はリア充でいっぱい。
でも平気よ。
私は真ん中よりもちょっと前の辺りに座るようにしてるから。
でも、なんだか様子がおかしい。
あ、そうか。
今日は中間試験をするんだっけ。
リア充ネットワークはすごいわね。
試験があるってだけでいつもの2割増しだなんて。
ていうか民法I〈総則〉は必修なはずよ。
みんないつもサボりすぎ。
私だってたまにはサボりたいのに……。
ううん、1年生のうちからサボり癖がついてないだけマシだと思わないと。
というわけで私は今日は前から3列目の席に腰を下ろした。
5分位遅れて、30代半ばの准教授が登壇し、試験前に少しだけ雑談を始めた。
この先生はいつも雑談が多いのよね。
まともにはじめなさいよ!って言いたくなっちゃう。
授業はとっくに開始されているのに、試験情報を聞きつけたリア充どもが次々に入室してくる。
後ろの方は満杯なので前に押し寄せてくるのがつらい。
「えー、なんでー。人多すぎじゃない?」
ギャルイントネーションでしゃべる声が聞こえる。
どんなツラか見てあげるわ、と思って声の方へ目を向けると、あいつらだ!
私の城を奪ったあいつらだ!
この授業取ってたのね!
あろうことか私の真後ろに腰を下ろしやがって!
怒りの炎が燃え上がった。
普段は大人しい私も何とかして報復してやろうかと思って知恵を巡らせたわ。
でも、怒りで脳がオーバーヒートしてたみたいで妙案は浮かばない。
しかし、天は私に味方した。
「すみませーん、今日テストですよね」
ギャルAが私の背中をツンツン突く。
私は振り返って、「え、あ、はい」なんて返事をしてしまった。
このときは、「違いますよ、だから帰ってもいいですよ」とでも言えば良かったと一瞬後悔したのよね。
でもギャルAは、
「すみませんが、私たち用事があってあまり授業に出られなかったんですよ」
なんてバレバレのウソを吐く。
サボりかバイトでしょ? それはあんたたちの都合じゃないの!
「これ必修ですよね」
とギャルB。
必修と解っていながらサボったの?
あんたたち救えないわね!
「解答し終わったら用紙を少しずらしてもらえませんか?」
それってカンニング?
こんなんでよく大学に受かったわね!
国立よ? 入試でもカンニングしたのかしら?
許せないわ! いや、むしろチャンス!
「解りました」
私は大学入学後初めての満面の笑みを浮かべた。
准教授サマの雑談も終了し、問題用紙と解答用紙が配られた。
小問が10題と大問1題がA4の問題用紙に書かれてある。
小問は1問1答、大問は論述。
小問だけで60点もある。
後ろから、「論述のやつは大丈夫です」と声がした。
さすがに論述のカンニングは面倒な上に、丸写しだとマズイと思ったのかそんなことを言ってくる。
「解りました」
私はそう答えて開始の合図とともにシャーペンを走らせた。
577 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/11(金) 23:31:25 ID:6uNEMYCy0
一週間後、私は城で食事を済ませ(大学側の横暴には屈しないわ)、授業の開始を待った。
今日はテストがないので先週のように人は多くなかった。
むしろ普段よりも少ないくらい。
試験の翌週は安全日だと思ってるのね。
安全日と思って安心すると痛い目を見るのよね。
これはみんなには秘密だけど、つかさも大学入学直後に安全日だと思って冒険しちゃって、大変な目に合って泣きついてきたっけ。
結局は杞憂だったけどね。
そんなわけでギャルA&Bはもちろんいなかったわ。
「中間テストの採点したけど珍回答があったぞ」
いつも通り准教授サマは雑談から入る。
「俺がサービス問題で六法とは何か答えろって問題出しただろ」
私の心は踊る。
「魔法、蓮舫、大鵬、白鵬、旭天鵬、超電磁砲って答えたバカが2人もいて、アハハハハ」
面白いのか途中で噴き出してる。
さすが私よね!
「自分の兄弟は何親等かって問題は2 "頭身"だってよ。アハハハハ、おまえの兄弟はドラえもんかよ、アハハ」
珍解答の紹介は20分にも及んだわ。
そう、あのとき私は小問の答えはウソを書いたの。
小問をウソの解答で埋めて、後ろの二人に見せてから論述問題を解いたの。
ギャルA&Bが適当に論述問題を解答して退出(リア充の法則よね。問題を埋めたら試験中であっても帰っちゃうのよね。ぼっちの洞察力をなめてもらっちゃ困るわね)してから、私はちゃんとした答えを書いた。
ちょっとボケすぎかな、と思ったけど、あいつらが馬鹿すぎで助かったわ。
「この2人は単位なしだな。絶対単位やらん」
期待通りの結果ね。
私の城を奪おうとした天罰を下してやったわ。
私の邪魔をするリア充は絶対に許さないんだから!
かがみんぼっちっちgj
策士だなかがみん!
しかし、この後リア充集団による凄惨な私刑が…
なんて嫌な想像してしまう
好きになりすぎて…ポストに尿かけた女逮捕
一方的に好意を寄せた女性(22)の家の玄関ポスト内に何度も尿をかけたとして、埼玉・鷲宮町の女子大生・柊かがみ容疑者(22)が器物損壊の疑いで逮捕された。2人は高校時代同級生で、女性はストーカー被害の相談をしていたという。
警察の調べに対し、柊容疑者は「好きになりすぎてやってしまった。高校時代から約1000回やった」と話している。
581 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/12(土) 13:44:41 ID:0104yxfv0
俺の顔に直にかけてくれ
583 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/13(日) 00:24:38 ID:/1AUgbNk0
>>575-577 俺も後ろの人からカンニングさせろって言われたことあるからかがみんの気持ちわかります
等親と頭身みたいな漢字の書き間違えはオマケしてくれそうだけどな。
「2」は合ってるんだし。
アホがかがみんの手の平で躍らされている話もいいな!
オマケねーよw
全てのリア充に鉄槌を!
われらはぼっち!孤独に戦い続ける孤高の戦士!
586 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/14(月) 12:00:25 ID:l61bv6680
>>577 >これはみんなには秘密だけど、つかさも大学入学直後に安全日だと思って冒険しちゃって、大変な目に合って泣きついてきたっけ。
かがみんばらしてるw
つかさの安全日に中田氏冒険秘話詳細よろ
「安全日と思って安心すると痛い目を見るのよね。」て、かがみんには一生縁のない教訓だな。
かがみんってアタックしたら簡単に付き合えそうな雰囲気がいいよね
修学旅行の時あんなブ男にもドキドキしてたかがみんは可愛いかった
かがみ「男は安全日ってないのかしら」
かがみ「単位きついわ…。」
かがみ「ウエストもきついわ」
かがみ「でもパンツのゴムはユルユルね」
かがみ学校池
今年の講義は今日と月曜と火曜だけだぞ
頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ頑張れ
明日を忘れてた
とにかく頑張れ頑張れ頑張れ
よし、明日も昼休みが終わるのを待つのを頑張ろう
来週は楽しみのクリスマスだね。かがみんは何か予定ある?
冬季休みは実家に帰るのかがみん?
祝日の23日にゆっくり帰るわ。アンタ達はどうなのよ。
田舎帰っても友達はいない
かがみ「長野の高ボッチ高原に登るわ」
忘年会シーズンは過疎わね
かがみ「沖縄のまん湖行きたい。」
かがみ「フォローしてくれない」
かがみ「ぼっち飯なう」
608 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/24(木) 14:58:49 ID:VR64my1S0
かがみ「ハッピーメリークリスマせない」
609 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/24(木) 22:04:12 ID:+f1GzquN0
かがみ「イブは自分でまんこ弄ってるだけで過ぎてしまった」
614 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/26(土) 02:23:07 ID:4G9Lf6MWO
かがみ「特売ケーキおいしい」
615 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/26(土) 17:03:47 ID:AIZSAhS50
かがみ「私と同じ売れ残りね」
特売ケーキ「しかし私は買われた」
おいかがみん、こんなん言われてますけど…何か言い返せよ…
………………………………。
619 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/28(月) 10:03:25 ID:IisW7swy0
高校時代は明るく活発だったかがみんが・・・
さて明日はこのスレ的なかがみん本は出ないのだらうか?
じゃあ俺が描く
早くかけよ
>>625 しばらく待って下さい
(さっきビッチ描いたばかりなので・・・)
世間は帰省ラッシュらしいけどここは規制ラッシュね
629 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/30(水) 21:12:43 ID:VaqZTbRF0
寄生ラッシュだよ
630 :
626:2009/12/30(水) 21:15:57 ID:1kmfv2kw0
631 :
名無しかわいいよ名無し:2009/12/30(水) 21:30:38 ID:VaqZTbRF0
わーい
1コマめのこなたもどぎシュールw
>>630 ・・・やけくそ氏だよな?
絵柄少し変わったがやはり味がある。
かがみ「けいおん二期キター! あずにゃんペロペロ…(カタカタ」
かがみ「うんたん♪」
かがみ「いきなり移転されてびっくりしたじゃない!!」
>>633 はい
自分的にはアニメ絵に似せたいのですが、どうしても
個性が出てしまいます
移転しててびっくりした・・・
大みそかに落ちるとはさすがかがみんスレと思ったら移転か
あれ?IDが?
>>637 いや、似せなくていい。
むしろこのままで頼む。
絵描きは個性が大事だ!
かがみ「あけおめ!今年こそぼっち脱出!!」
また投下乙
やけくそ氏キター
今年もヨロシク(^-^)/
かがみ「何よ、去年の年末年始はあんなに荒れてたのに、この過疎っぷり……もうおしっこでご飯炊いても、母乳で味噌汁作ってもいいから、一人にしないで…」
やけくその復帰は喜ばしい限り。
マウンテンぷくいちとか、もうここ見てすらないやろ。
アラバマさんのことか
アラバマ…かがみぼっちスレの知名度爆増に貢献した百合絵師。
アラバマはブログをパス無いと入れなくしてるな。
なもんでpixivの方しか見てないわ。
自殺スレも寂れたものよ
自殺スレに投稿していた当人達が自殺したんだな
つまり自分で死ぬ方法を書き残していたのか。
人間何かを残して死にたいというが。
かがみ「元日から誰とも喋ってない」
かがみ「初音ミクの痛車が川に落ちたって!?
あれは初音ミクじゃなくて初音ミクのコスプレしている私よ!」
落ちみん
^^;
かそみん
でもくじけない
かがみ「移転したのかー」
かがみ:「アナルバイブさいこー、やめらんない」
かがみ「久々にSSでも書くか」
かがみ「自主休校で4連休よ」
669 :
マロン名無しさん:2010/01/12(火) 12:50:16 ID:a296YJEZ
今まで騒いでやつらはようやくぼっち脱出できて
かがみだけがぼっち脱出できなかったってことじゃないのか。
もう死んじゃえよ。
ここに飽きたかスレが無くなったと思ったかだろ
みんな孤独に耐えられなくて(ry
673 :
マロン名無しさん:2010/01/14(木) 00:18:22 ID:/ediDV2s
新作が来た!これで勝つる!
剥げ銅
ぼっちを黙らせる呪文出たww
4年だけど何もしてない
卒業出来そうにもない
死にたい
死ねばいいやん
しんじゃいや〜ん
死んじゃらめぇぇぇぇ(>_<)ビェェーン
681 :
マロン名無しさん:2010/01/16(土) 12:45:12 ID:nO3CRUE+
新ジャイアン
682 :
マロン名無しさん:2010/01/16(土) 18:53:13 ID:rA42g6CK
惨めな自分が好きだった。どうしようもなく華奢で繊細で小指でツンと押されれば即倒してしまうような、
不安定さに依存して浸っていた。いつか白馬の王子様が迎えに来てくれるなんて期待を持つこともなく、便所の
貞子としての役割を全うしていた。人間というのは二種類に分けられる。自分の価値を世界に合わせる為に向上
する人間と、世界の価値を自分かそれ以下に格下げする人間だ。この前の講義で覚えた。すかさず異を唱えたか
ったのだけれど、心の奥で毒付く程度に留めておいた。もう一区分される人間、そいつは世界の価値が崇高であ
ると理解したまま自らを蔑めることができる。例題人物を挙げるなら芥川龍之介といったところか。最も彼は才
能が溢れすぎてていたから、死後に晒し上げられるハメになってしまったのだけれど。何て可哀想に。まぁ特例
は置いておくとして。そんなマゾヒスト共が表舞台に上がることなんてない。ましてや大学の教授様という勝ち
組の象徴である権威をぶら下げた方々が直視できるはずもない。透明人間はどんなに逆立ちしても見えない。
舞台に上がるでもなく、舞台を演出するでもなく、舞台を眺めるでもなく、舞台から外れた川原でダンボールに
くるまって精魂果てる瞬間を心待ちにしているような連中。そんな一部に私は食い込んでいた。世界を斜めに見
てやろうにも、近視かつ遠視につきピントがぼやけまくる。でも、それって、案外素晴らしいものかもしれない
よ。誰にも邪魔されず誰にも感知されずに、自分だけの世界に延々と浸っていられる。トリマリンよりも心地の
いい自虐スパイラルが肉ごとを引き裂いてくれる。上位層との差異を感じる度にゾクゾクするんだ。だからお願
い、あなた達は在るが儘に己を尊んでいて。私は一人、世界を置いて新たなビッグバンを確立してみせるから。
もし叶わなかったとしても笑わないで欲しい、なんて言わない。むしろ大袈裟に太鼓判を押してゲラゲラと下品
な金歯を覗かせながら罵ってくれ。だから、失敗なんてしない。私は私の世界を握り締めたまま永遠を実現して
みせるから。願わくばこの遺書が、似たような感性を共有してくれる同士の元に届きますように。柊かがみ。
683 :
マロン名無しさん:2010/01/16(土) 18:55:25 ID:rA42g6CK
題名「便所の落書き」
かがみ「あれ?新学期ってもう始まってるの?」
687 :
マロン名無しさん:2010/01/18(月) 23:38:06 ID:zXBH66b/
クパァッ
乙w
月刊法律w
かがみ「ぼっち合同誌」
誰が得するんだよ…
俺とかかな…
かがみ「わたしはまんこを弄った……」
かがみ「ふぅ・・・」
かがみ「今度、アラバマさんとガンガンさんの合同誌が出るのね・・・
ぼっちネタはあるのかしら・・・」
暇なかがみだった
>>696 乙。一瞬プラグスーツ着たアスカに見えた
さて、一番厄介な相手と組んだかがみんがどうするか・・・
リア充が以外に好みで困る///
かがみ「おまん〜」
かがみ「Pixivのつかさ絵師100人って、このスレ的に見覚えあるの多いわね」
かがみんの春休み
かがみ「カップルだらけ…。うっ……なんで映画館とか来ちゃったんだろう……」
かがみ「大学の図書館でDVD鑑賞。ふふ、なんて文化的…ついに私も勝ち組ね」
かがみ「ネットで落とせば部屋で観放題だわ!…はて、こんな時間に誰か来たようね」
かそみん
やけくそ待ち
現実にもスレにも人が居ない。
人類は滅びてしまったに違いない。
707 :
マロン名無しさん:2010/02/07(日) 22:39:45 ID:jD+r5/6W
らき☆すた おしゃべりCDVol.2(柊かがみ)のご紹介
かがみんのおしゃべりCDがランティスより、3月24日発売予定です!
孤独なあなたも、そうでないあなたも、お楽しみに。
かがみ「宣伝が露骨すぎるわよ」
かがみの独り言CD
>>710 リア充おもしれーなぁw
スイーツの方も絡めてくれ。
楽しみにしてるぜ。
ほほぉー、さすがにいい個性しとるわな。
キャラが生きとる生きとる。
わしゃあ、お任せするわい、
>>710さんよぉ。
>>711 スイーツOK
>>712 どなたか存じませんが、絵師ならば描きましょう
いや、描いて下さい・・・お願いします
あと、3枚目の没地アパートの屋上にこな犬がいます。気づきましたか?
むしろ絵師じゃなくても描きましょう
みんな描きましょう
大学生じゃないので描きにくいです
かがみ「指入れOKか……」
乙
かがみ切り替え早ええなwww
描きましy………描きます
顔芸がw
おいこのスレ過疎り杉だろ
ぼっちかがみんきっとこのスレのこと指加えながら見てるぞ
かがみん引きこもりすぎ…
しかも家ではスウェットか…まぁ楽だしな…
きっと毛玉付きまくってるんだろうなぁ
コタツはノートパソコンの周りはまぁまぁキレイで
自分の周りにリモコンやらポテチやら飲みかけペットボトルやら漫画の積み重ねでコックピットみたいになってるんだろうな
かがみ「ごっふふっふ」
かがみ「ごふっふっふごふっ」
かがみ「もふっもふっ」
おもしろい
素晴らしい
736 :
マロン名無しさん:2010/02/21(日) 07:38:29 ID:pUySXbm5
737 :
マロン名無しさん:2010/02/21(日) 08:05:43 ID:pUySXbm5
こな犬って描かれた本が気になるw
>>741 乙。色々と酷すぎるwww
俺の唯はこんなんじゃないやい(´・ω・`)
743 :
マロン名無しさん:2010/02/23(火) 00:22:17 ID:AFCOLwNl
744 :
マロン名無しさん:2010/02/23(火) 19:27:56 ID:QstWqrfp
このスレここに移転してたのか
747 :
マロン名無しさん:2010/02/25(木) 19:00:33 ID:xSPR9Mde
まぁ、ここに今更興味ある人なんて少ないと思うけどさ
rkstなんてもう過去の遺物でしょう…
それでもかがみんだけは大好きだけどさ
残念だが当然
おしゃべりCDは、二期への布石か?
そういやツンデレCDってもう発売されたっけ?
どこまでネタでどこまで本当かわからないw
オレも気になったから調べてみたけど、本当にツンデレCD発売してないんだな
こんな変なスレ立られたり本編でも出番減ったり、なんだか不遇だなかがみんは
ここ、変なスレだったのか…。
え?本スレだろ?
かがみんぼっちスレだよ
え?かがみぼっちスレって本スレじゃないの?
もしかしてかがみってリア充なの?
嘘だろ…
かがみんの正統派ファンスレだよ
けいおん信者の怒りの書き込み↓
761 :
マロン名無しさん:2010/02/28(日) 22:36:35 ID:cM68p2YY
かがみんウヒョヒョwwww
むしろかがみんは、
かがみ「あずにゃん・・・ハアハア、ぺろぺろ」
の方がしっくり来る。
すっごい疲れた精神状態でも寝る前の運動は欠かさないのね
鯖復活したのに活気も糞も無いね
鯖落ちてた間、かがみんどうしてただろう
かがみ「22…2ちゃんにっ2ちゃんに繋がらない!!?何で!!?専ブラ!!?PC!!?さ……さささささささささ鯖!!!!?
復旧はっ!?早くっ!?助けてっ!!誰かっ!!!誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か
誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か誰か…誰…か………鮮人…ども……畜生……許さ…な……い………」
| |
| ∩ |
__ノ .| | | _
| | .| | ∩ / ) ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―- | | .| | // \ノ(◎)
_____/ /" ̄| ヽ_| |__/// )
/ / / ( | |^o^)///
| |/⌒゙ / / ( ^o^)/
.\ヽ__ノ_/。 ゚ / .\
.\\ ノ___./ 。 \
.\\::::::::::::::::: \\
\\::::::::::::::::: \\ ┼ヽ -|r‐、. レ |
\\_:::::::::::_) ) d⌒) ./| _ノ __ノ
ヽ-二二-―'
768 :
マロン名無しさん:2010/03/05(金) 13:41:54 ID:zjnbO/1t
おわるな
はじまってすらいないもんね
なんかかきます
待ちます
俺も待つ
正座して待ってる
やけくその同人誌を
>>775 3枚目のビッチが地味に首折れてるように見えるんだがw
かいた
>>779 読みました。3年前の様子も見てみたいです
781 :
マロン名無しさん:2010/03/07(日) 16:26:45 ID:GF1TG6qs
某消失みたいな平行セカイに飲み込まれたかがみんを見たいワ
うそつけ
疑心暗鬼と自虐はぼっちの華
>>780 かいた。すこしあきた。
もっとたくさんのひとがかけばいいのに。▼
かがみはきずつきたおれた
かがみはたたかいにやぶれた▼
ぼっちかがみんのほうがやりまん公衆便所かがみんよりはまだマシ
なんなのこのスレ
屑の集まりだなw
うんおまえほどじゃないけどな
くずでごめん
かがみ「相変わらず寂しいスレね。
………………規制されてなければ営業に行ってみようかしら」
795 :
かがみ:2010/03/11(木) 20:19:53 ID:???
体重が
あっという間に
また減った。
漫画描くの難しいな
なんかいつも描きやすい同じ角度(右)になっちまう
そしていつの間にか時間が結構経ってる
797 :
かがみ:2010/03/12(金) 22:56:39 ID:???
なんか分かる
私もこなたのこと考えてるといつも時間が経っちゃってるのよね・・・
あおりのアングルの胸の描き方が難しいわ・・・
やばい。ビッチがちょっと可愛い
801 :
マロン名無しさん:2010/03/15(月) 11:34:38 ID:NemgdMyE
ワロタw
このスレには描く人は1、2人しか居ないのか
いつの間にかそのようで。
自殺スレはまだ何人かいるの?
おはよう、かがみん
こんにちは、かがみん
60分1万だと・・・!
やたら冷静だなw
過疎だな・・・
ビッチ何が言いたいんだ・・・
持ってきたぜ客よw
(∪=ω=.)
か「新しいローターが届いたわ・・・」
(∪=ω=.)「・・・・・」
(∪=ω=.)「あんあんお」
822 :
かがみ:2010/03/28(日) 10:14:27 ID:???
授業中に、あの子はもうセックスした。
あの子はまだしてない。なんて考えながらすごすと楽しい。
かがみ「今週はついに入学式ね。サークルに合コン、彼氏とデート、楽しみだわ!」」
※一部性的な表現が含まれます
もうすぐ25だけど友達が一人も出来ませんでした
私の方がマシね
こなたもみゆきもずっと連絡つかないけれど間違いなく友達だから
私 に は 二 人 も 友 達 が い る の よ ! ! !
もう春か・・・
かがみがぼっちっじゃなくなりました
ぼっち花見
メッセサンオー騒動
こなた「ふぅ、最近通販は虎やメロンでやってるから何とか被害に遭わないで済んだよ」
こなた「しかしホントに個人情報垂れ流しだな。ひよりん達は大丈夫かな……あれ?」
こなた「ヒイラギカガミ?」
無縁死したかがみん
かがみ「まむこーなた〜〜」
学校行くのめんどくさい
あいぽん買ってもコミュニケーション取れないやつは真性のぼっち
新規ぼっちたち書き込みなさいよ
一人で歩いてる人を見ると
かがみ「あれ、入学式ってもう終わったの?」
かがみ「」
シュールな絵の人復活してる
いいね
鬱スレ案内所キボンヌ
今までのまとめとして、
ぼっちかがみのプロフィールみたいなページをまとめサイトに作ったら面白くない?
柊 かがみ(ひいらぎかがみ)
誕生日 199X年7月7日
あとはなんかぼっちかがみはこうだ!みたいな特徴とかをいろいろ・・・
845 :
マロン名無しさん:2010/04/12(月) 18:24:07 ID:oUi3p2/Q
会話:コンビニ
携帯:メール・パケット半額、通話サービスなし、ぼっち専用プラン
作者によって違いすぎるからそれはないと思うんだ。
京都の大学行ったり多摩の大学行ったり
性処理の目的だけのキープ扱いに気づかない馬鹿がみが妥当だな
何か話しなさいよ
ぼっちなう
うんこなう
かがみ「一人温泉旅行は楽しいわね。さて、そろそろ死ぬか」
ヤケクソ来ないなぁ・・・唯一の楽しみなのに。
連載が週刊から月刊に変わったのか?
じゃあ、じぶんがかきます
期待してる
かがみんが危ない!
ビッチお持ち帰りしたい。
てか、もう一人居なかったか女キャラ?
おっつ乙
>>865 そっちも見れなかったけど、Google Public DNSを使ったら接続できた
>>863 俺が・・・俺がかがみんって呼んであげるよ(´;ω;`)ウッ…
嘘つけ
868 :
マロン名無しさん:2010/04/25(日) 16:36:11 ID:GYxWyM98
俺ってかがみだったんだ
こなた「二期やらないのはかがみんのせい」
かがみ「ゴールデンウィークの予定がないわ」
何か最近ろだにぼっちと関係無い絵が貼られているんだけど
王大人「死亡確認」
GWか。早いな。
忘れもしない2年前のGWに大生板が荒れはじめ、ぼっちスレも巻き込まれて突然落ちてしまったんだよな。
2年間ずっとぼっちか。
俺もだ。
一晩で500レスくらいつくほど荒れてたのも今じゃ懐かしい思い出
SS何個も未完のままフェイドアウトしたのもいい思い出。
教授ノリいいな
続き来たのか
木冬かがみ専用ろだの中村さんって・・・まさかな・・・・
不摂生で生理がこないわ
満子、かがみ化して来たな
888 :
マロン名無しさん:2010/05/12(水) 01:00:28 ID:QPHee6tf
ナイスビッチ
かがみが死んだ世界に行ったら友達ができただけで消えちゃうね
できないので心配ありません
隣に誰も座ってないあたりいいですね
強いな
キアヌ・リーブス、公園のベンチでの1人ランチをパパラッチされる
(痛いニュース)
トイレで食べればいいじゃない
一人で飯食う=ぼっちって発想が貧困すぎるだろ
901 :
マロン名無しさん:2010/05/31(月) 22:51:01 ID:mOMdTxQV
ぼっちスレなのにそれはないだろww
廃棄弁当を事務所でこっそり食べるコンビニバイトかがみ
903 :
マロン名無しさん:2010/06/02(水) 02:30:14 ID:Uw7wP7fJ
こなた「私もついに初体験しちゃったよ。あんなに太くて大きいのが入るなんて思わなかったな」
かがみ(太くて大きい!? おちんちんってそんなに大きいの? ぶらぶらぶら下がってるだけじゃない)
つかさ「私なんてアナルとおまんこに二本入れられちゃった。気持ちよかったなぁ」
かがみ(アナル入れられて気持ちいいの? たしかに3日ぶりに太いウンコが出たときは気持ちいいけど)
みゆき「私なんて中田氏4P祭りのあと生理が遅れて焦りましたわ」
こなた「で、かがみんは最近エッチしてるの?」
かがみ「そ、そうね。こないだ危険日に中田氏されて焦ったけど、彼氏が安全日で助かったわ」
こなた「……」
つかさ「……」
みゆき「……」
かがみ「あ、バイトの時間だから先に行くね」
こなた「かがみのあれってギャグ? ボケ? マジ?」
ビッチちゃん(´・ω・`)
かがみが持ってるのマラカスかとおもた
足さばきwww
910 :
マロン名無しさん:2010/06/03(木) 23:38:29 ID:bbOXiZjr
911 :
マロン名無しさん:2010/06/04(金) 12:37:34 ID:zsOXkQ3J
912 :
マロン名無しさん:2010/06/06(日) 13:51:27 ID:hKIRIjpw
転校したとして
ハルヒの高校ではやたらハルヒに絡むため、うざがられ存在抹消
けいおんの高校では、軽音部の連中のリア度にはついてけず。しかし秋山とは意気投合
ABでは開幕即死
とらドラでは大河に圧倒さる負ける
とらぶるではララにオモチャにされる
咲たちにたかられ金鶴 学園都市では戦いに巻き込まれ便所で死亡
北斗の世界ではモヒカン達に……
ドラゴンボールではクンッ!
ビッチやばい
なんちゅうデザインの携帯だ
917 :
マロン名無しさん:2010/06/08(火) 00:50:46 ID:Ey0Gn0Lf
なんでenterがあるw
かがみ「今日はシックスナインの日ね」
かがみとおんなじことを考えちまったなんてorz
かがみ「ワールドカップだわね。私も別の意味のWCなら使い方に長けているわ。」
柊さん「アフリカに行けば私も構ってもらえるかしら・・・」
3ヶ月後、そこには元気に路上強盗をするかがみんの姿が!
する方かよ
アフリカの大学でもぼっちになるかがみ
元気にブブゼラを吹くかがみ
大学のヤリチンにあっさり処女を奪われ捨てられるかがみ
929 :
マロン名無しさん:2010/06/21(月) 02:05:03 ID:Y25xSDiH
大学生活のかがみんの気持ちわかるわー 仮面中だからあと6カ月しかいなくていいけどw
来年も落ちてずっと仮面やってろww
本当に誰だよ
あの頃に帰りたい
933 :
マロン名無しさん:2010/06/25(金) 20:32:43 ID:AJD7py2a
かがみ「あかりってしほ以外に友達いないのねー」
委員長って誰だっけ?
935 :
マロン名無しさん:2010/06/27(日) 19:25:19 ID:JWkX77Kg
保科智子か
(^^)なんという過疎
やったらあとあと面倒そうな女と敬遠されるかがみん
かがみ「これもすべてみゆきが悪いんだわ……」
どうしたw
お前らがもっと感想書かないからヤケクソのテンションが落ちてるじゃないか。
そもそも人がいないんじゃ・・・
細々と続けようぜ
レイプされても相談する相手がいないかがみん
短冊に書く内容を今から何パターンも考えておくかがみ
945 :
マロン名無しさん:2010/07/05(月) 22:23:44 ID:mMriTqrb
おまえの人生だってぼっちだったはずだろぉぉぉおおおお!
946 :
マロン名無しさん:2010/07/05(月) 22:30:22 ID:mMriTqrb
かがみ「皆、知ってる?非リアは死んだらエンジェルビーツの世界に行くんだって。
私なら確実に戦線のエースでしょうね。
でも自殺した人間は行けない世界らしいわ・・・残念ね」
947 :
マロン名無しさん:2010/07/06(火) 13:04:17 ID:rzXL/xpn
連投してしまう程の寂しさ
俺もageて上げよう
かがみ「ぼっちさげ」
甜菜
33 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2010/07/04(日) 04:11:11 ID:2MqEoshT0
ヽ、__,..-:‐:‐-ィ':ヽ:-‐::-:.、_
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34 名前:名無しかわいいよ名無し[] 投稿日:2010/07/07(水) 04:27:18 ID:+eLbonggO
かがみん
35 名前:名無しかわいいよ名無し[sage] 投稿日:2010/07/07(水) 05:26:04 ID:/0GWgpXB0
大学生なんだからセーラー服はやめようよ
あ、イメクラの制服か
誕生日なのにカラダを売るかがみん
短冊に願いを込めるかがみ
ツイッターのぼっちbotが泣けてくる
@kifuyu_kagami
かがみん誕生日おめでとう
長寿スレ
かがみ「訴訟は起こさないであげるから手口を教えなさいよ。依頼人は適当に誤魔化しとくわ」
かがみんペロペロ(^ω^)
このスレ立つ時に上手くたどり着けなくてそれっきり忘れてたけど
さっきたどり着いたぜ。
過疎っているようだけど11か月分のログ一気に読むとお腹一杯になるw
・・・かがみって一緒にいて窮屈というか息苦しいというか・・・そんな一面ある様に感じる。
ゆっくりしていきたまえ
かがみってそれなりのコストかけていないとすぐにみすぼらしく老けるような気がする
オナニーだけで黒ずんでいくかがみのまんこ
和戸
962 :
マロン名無しさん:2010/07/20(火) 18:23:48 ID:VLO3tMgU
かがみさん、やたらグチばかりツイートすんのやめてください。
二十歳過ぎたら下着も売れないわ
>>962 は!
今なんか聞こえたような気がしたけど…
気のせいか…
むなしい
成り行きの処女なんて何の価値もない
かがみーん・・・(+_+)
スレ寂れすぎ泣いた
なんかネタ出しなさいよ
具体的には何一つ大学のことを知らない奴が書いてるにせよ原作が大学生になっちゃったらもうこのスレはきついと思うわ
ぼっちの大学生としての自分の投影に使いにくい、かといって二次創作にするならSSや漫画書く人は多くの人が見てくれる場所に出したいだろうし
ヘタウマの人もオリキャラ書いてるしらき☆すた絵はぼっちから離れてる、やけくそがpixivに移ったらもうここには何もない
このスレが終わることでかがみんがぼっちから開放されるなら、それでも……
いよいよこのスレも26で終わるのか・・・。
楽しかったな。
最近きた新参なんだが昔はもっと活気というか勢いがあったの?
>>972 いろんな人がぼっちSS、ぼっち漫画、ぼっちイラストを投稿してたよ。
まとめサイトに行ってみるといい。
わざわざ新参君にありがとう
よく見てみればスレ数、26もきてたんだな
もっとわいわいやってた時に来たかったよ
勢いがあった頃は荒れてたよ
今もアニメキャラ個別板のかがみ本スレに粘着してるけれど
かがみに負けたクズキャラ信者の最萌え厨が必死に荒らしてたから
1スレ丸々あらしのレスのみとかもあったし
今のtwitterみたいな1レス短文ネタで居心地のよいスレを作ろうとする奴と
SSやイラスト(感想)の長文系が対立したりもあった
大学生活板だったから何でもありだったし大学生活板の崩壊の危機にも巻き込まれたし
977 :
sage:2010/07/29(木) 23:56:34 ID:q8FlfCW2
2008年初めごろから見始めてずっとロムってたけどここにきて初カキコ。
かがみぼっちスレって妙に引きつけるものがあったよね。
優等生で人望も厚そうなかがみ。だけどちょっとのきっかけでぼっちになってしまう脆さも持ってそうなかがみ。
それをアラバマ氏をはじめとするすご腕絵師や筆師がかつての充実した日々から孤独に堕ちていくかがみをリアルに描いていて、
このてに集まる人たちの共感を呼んで寄りどころになり、ここまで残ったと思う。
なんか普通の底辺スレと違うものがあったよね。
終わっちゃうのがなんか寂しいな。
971
2年近くロムっててsageもろくにできんのか
活気が少なくなって寂しいのは同意
アラバマ氏のおかげでこなかがに目覚めたのはいい思い出
オレはアラバマなんかよりやけくその方が好きだった。
>>983 サンキューあの人か・・・
いやまだ続けて良いと思うよやけくその漫画も連載中だし
永遠にぼっち
さて次スレの需要はあるのか
俺がぼっちである限りかがみんもぼっちなのだ
>>986 あるよ
勢いだってこの板の中では若干高い方だし
高いとか嘘だろw