もしジョジョキャラがハルヒのSOS団に入ったらpart7

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331アフターロック・in・シベリア
「ばっ、バカなァ―――テメェは! テメェの本体は―――『パンナコッタ・フーゴ』は、焼け死んだハズゥ――――!!?」

それは―――そう。フーゴさんの、『スタンド』……『パープル・ヘイズ』!

「テメエは……ウソだろォ―――!? テメェは、『フーゴ』のところから、ここまで離れられるスタンドじゃァねぇハズだァ―――!!」

男は既に、私に注意を払う余裕はなく。自分の体に掴みかかる、『パープル・ヘイズ』を前に、有りっ丈の狼狽を晒しています。
『パープル・ヘイズ』は、帽子掛けを床に放り出すと、男の首と、右腕を掴み、今にも殴りかかるような剣幕で、男の顔面をにらみつけています。
ああ、でも―――この距離じゃあ。

「そうだ―――!! テメェの『ウィルス』は、光がなけりゃァ―――どこまでも繁殖し続けるんだぜェ―――!?
 このオレだけじゃねェ、このクソカスオンナまで、ドロドロになっちまうってことだァ―――! テメェに、それが出来るのかよォ!? えェ、『パープルなんとか』よォ!!?」

「……ガァァァァァァァァァ――――!!!!」

男の言葉を遮るように、『パープル・ヘイズ』が、声を上げました。 天を仰ぎながら、大きく口を開け―そう。自らの口を荒く縫い付ける『糸』が、引きちぎれるほどに、大きく―――!!
そして、首を振り下ろすと同時に! 男の首筋に―――『噛み付き』ました!!

「グァァァァッ!!? なっ何だとォォォォォ―――!!!?」

……暗闇の中でも、わかります。パープル・ヘイズに噛み付かれた男の首が……見る見るうちに、ボコボコと泡立ち、変形してゆく様が――――

「フッ……フザケるんじゃねェェェ――――!! 聞いてねェぞォォォ、そんな『攻撃』はァァァァ――……ガッ……バァァァァァ!!!」