もしジョジョキャラがハルヒのSOS団に入ったらpart7

このエントリーをはてなブックマークに追加
329アフターロック・in・シベリア
「グエァァアアッ――――ッ!!!?」

口の端に血の泡を立てながら、魚と男が、同時に痛み喘ぐ―――!!

「ごおおおおォ……ノォォォォ……クソアマがァァァァァ!!!」

体を震わせながら、再び、巨魚が口を開け、私に向かって、がむしゃらに体を叩き込んでくる!
その威力は、さっきの非じゃない―――『メリミー』は、防御を行う。
けれど、猛烈な勢いを孕んで叩き込まれた体当たりを前に、私の体は、容易く後方に吹き飛んでしまう。

「あぐっ!!」

私の背中が、硬く冷たい壁にたたきつけられる……
横隔膜がせり上がり、息が詰まる。後頭部に鈍痛が走る……

「『メリミ』……ッ!!」

頭が洗濯機の中に放り込まれてしまったかのように、意識が揺らぐ。
だけど、防御を、攻撃をやめるわけにはいかない。今やめてしまったら――!