戦いを終えたヒソカが選手用の通路を歩いていると、そこで一人の女が彼を待っていた。「お疲れ」
「さ さっさと腕(キズ)みせて」
No.055 ヒソカは…
「前から思ってたんだけど 今日の試合見ててはっきりしたよ」女は右手と左手両方を受けとると、両腕の肘から先を失ったヒソカを椅子に座らせる。
「あんたバカでしょ わざわざこんなムチャな戦い方してさ あれって何?パフォーマンスのつもりなの?ま あたしはもうかるからいいんだけど」
女は針を取り出すと、自分のオーラを糸状に紡ぎ出した。そして、左腕の切り口から覗く骨や神経等の位置を一瞬で目に焼き付ける。
「腕まわりのオーラ消して まず左手から」ヒソカがオーラを消した途端、左手の先から血が噴き出した。
「それじゃ止血ね」女はヒソカの左腕の切り口の少し上の位置に糸を巻きつける。するとすぐに出血は止まった。
「いくよ」――念糸縫合!!
女は目にも止まらぬスピードで糸を走らせる。女は最後に自分の歯で糸を絶ち切った。
「ハイ終わり!血管・骨・神経・筋肉 ほぼ100%つなげたよ」女が右手でなにやら引っ張る動作をすると、もげた腕が元通りくっついてしまった。
試しに左手に力を込めると、指がピクピクと反応した。「見事だ♥」
「次 右ね 今度はあんた腕持ってて」女は同じように右手も見事に縫合してしまった。
「いつ見てもほれぼれするねェ♥ 間近でキミの念糸縫合を見たいがためにボクはわざとケガをするのかも♥」
「い――から左手2千万 右手5千万払いな ホレとっとと」女が掌を上向けて睨んでくる。
「ところどころちぎれてるけど自分であとは処置してね あんたのバンジーガムとドッキリテクスチャー使えばなんとかなるでしょ」
「ああ…隠しといた方がいいかな♥ その方が戦闘中に自力で元に戻したっぽいもんね♥」
ヒソカはどこからか無地のハンカチを取り出した。「タネもしかけもないただのハンカチを」
――“伸縮自在の愛(バンジーガム)”で!!腕にはりつけ!!“薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)で!!肌!!を再現!!
(早い…)傍で見ていた女は感心する。(このスピードなら相当の使い手でも何が起きたかわからずに腕が治ったように見えるだろうね)
ヒソカはこの2つの念能力を使いカストロを倒した!!
“伸縮自在の愛”自分のオーラをガムとゴム両方の性質をもつものに変える!!至るところにはりつけることができ好きな時にはがせる!!
よく伸び!!すばやく元に縮む!!ちなみにこの名はヒソカが子供の頃大好きだったチューインガムの商標名からとっている!!
“薄っぺらな嘘”自分のオーラに思念(イメージ)の力を加えあらゆる質感を再現!!(ただし紙のように薄っぺらなものにしか写し出せない)
つまり非常に上質なカラーコピーのようなもので 触られてしまえばすぐニセモノとバレてしまうが だからこそだましがいがあるとヒソカは考える!
こちらも昔大流行したいたずらシール入りの菓子が名前の由来となっている!!
13枚のトランプをまいて気をそらし 同時に放り投げた右腕とスカーフは…ドームの天井と地面に “伸縮自在の愛”ではりつける!
その時それぞれから伸びているオーラは ヒソカ側の右腕とつながっている!!
さらには13枚のトランプも地面にはりつけられており そこからちぎれんばかりに伸びた13本のオーラの先端はヒソカの左手ににぎられている
ヒソカはスペードのAをカストロに投げる際に 13本のオーラも同時に放ち トランプから伸びている13本のオーラを カストロの全身にはりつけた!!
ではなぜカストロはそのことに気づかなかったのか?
ヒソカは念の基本技の一つ「絶」(オーラを消す・気配を絶つ)を応用し 限りなくオーラを見えにくい状態にしていたのだ!!
ただしこれには弱点がある!同じく基本技の「練」(オーラをためる・増幅させる)を習得した者ならば
眼にオーラを集中させ注意深く見れば見破ることが可能なのだ(もちろん生半可な集中力で成せることではないが)
もちろんカストロは「練」を習得している!だがヒソカは異常な手品でカストロの注意をそらし さらに自分が本気を出していないことをアピールし
自身のオーラが少ないことが余裕からきているかのごとくカモフラージュまでしているのだ!!
悪魔の周到さで準備がうまくいっていることを確認したヒソカは トランプと同じ要領で左拳の先端から伸びたオーラをカストロのアゴにはりつける!!
――準備完了!
すでに地面に落ちたスカーフにはすでに“薄っぺらな嘘”で肌の質感が再現されており(もちろん裏にしてかくしている)
カストロに左腕を攻撃された瞬間 スカーフの右腕の“伸縮自在の愛”を発動!!
まず右腕が戻り その傷口をスカーフが覆い隠す!!右腕が復活(したかのように見せる)!!
しかしこの手品(パフォーマンス)は逆にカストロを少し冷静にさせてしまう結果となる
実際にちぎれた腕が元通りになるというあまりに不可思議な現象が 手品の範疇を超えて念によるものだとカストロに気づかせてしまったのだ
(つまり厳密には“薄っぺらな嘘”は役に立たず ヒソカは“伸縮自在の愛”のみで勝ったといえる)
ただヒソカはこの微妙なカストロの心理変化を見逃さなかった 落ちつきかけたカストロの精神を再び ゆさぶる!!
頼みの分身(ダブル)さえも簡単に弱点を見つけられてしまい(実はそれでも冷静に戦えば善戦くらいはできたはずだが)
カストロは精神的に追いつめられ―― 結果 倒れる
ヒソカは確信する!!ヒソカはこの2つの能力が自分に最も適していると確信する!!
カストロのそれとは違い 敵に能力が知られても全くマイナスにならない応用力がこの能力にはある!!
「じゃああたしは戻るわ」「もう?」
「仕事終わったんだから当然でしょ 念糸の強度にも限界があるんだから 腕の組織が全部完全にくっつくまでムリしちゃダメよ」
女ははたと立ち止まった。「あ!!そーだ 肝心の用事 伝令(メッセージ)の変更よ」ヒソカはじっと聞き入る。
「8月30日正午までに “ひまな奴”改め“全団員必ず”ヨークシンシティに集合!!」
「……団長もくるのかい?」「おそらくね 今までで一番大きな仕事になるんじゃない?今度黙ってすっぽかしたら団長自ら制裁にのりだすかもよ」
「それは怖い♥ ところでどうだい?今夜♥一緒に食事でも……」ところが女はバタンとドアを閉めて部屋を出て行ってしまった。
「残念♥」
ヒソカは服を脱ぎ捨てるとシャワーを浴び始めた。その背中には「4」の数字が入った蜘蛛の刺青がある。
≪ヒソカは語らない ヒソカは過去を語らない 過去にあんまり興味がないからだ おそらく明日にはカストロの顔さえ忘れているだろう≫
ヒソカは上半身裸のまま髪を拭きながら部屋に戻ってきた。
≪ヒソカは属さない≫
そのとき鏡に映る蜘蛛の刺青が目に入った。「ん あ またはがし忘れた♥」
ヒソカはパリパリと背中の布を剥がしていく。蜘蛛の刺青だと思われていたそれは、あっという間にただのハンカチに変貌してしまった。
「旅団(クモ)か… 新しいオモチャも見つけたし」――そろそろ狩るか…♠
≪ヒソカは自分以外の誰にも属さない 自分が最強だと理解しているからだ≫
旅団らしき女に話しかける時の
ヒソカの語尾が全部ハートマークな件
彼なりに甘いヴォイスを心がけてるんだよ
ナチュラルに出てきたけどあの女の子もクモってことはクラピカの仇なんだよな
女の子の名前が気になる
冨樫のセンスからして
縫い針使うから「針子のハリコちゃん」だな
いきなり口説いて普通にふられるヒソカがちょっと意外だった
ヒソカが非日常のカタマリみたいな印象だったからか
ヒソカを恐れるでもなくそれどころかけんもほろろにふるとは
さすがヒソカが口説くだけのことはあるな
今までのヒソカだと性生活が想像できないかんじだった
性欲は完全に戦闘欲に変換されるとか、死姦みたいな猟奇趣味とか
でも、口説いたりシャワーを浴びてるヒソカを見てたらセックスしてるとこも容易に想像できるようになってしまったぞ
クモをそろそろ狩るかという発言からすると
あの口説いてた女までも惨殺する気なんだろうか
「そろそろ狩るか」なんて軽〜く言えちゃうってことは
少なくともクモ全員敵に回しても単独で勝てる自信があるんだよな
クモ全員<ヒソカ
反則級の強さじゃね?
なんかナレーションとかポーズとか演出がジョジョっぽいw
念も個人ごとの特殊能力が出てきてスタンドっぽくなってきたな…w
スカトロがヒソカに洗礼を受けて1年くらい だっけ?
スカトロは9回戦ってる
で最近までヒソカはハンター試験にいた
結構ヒソカ闘技場に常駐してんのか?
>>17 なんで?
戦うのは3カ月に一回でいいんだろ
しかもヒソカ3回も不戦敗してるってことは6〜9か月は留守にしてたってことだぞ
常駐どころかものすごい留守がちだと思うけど
今回スカトロと戦ったのは、ゴン達をストーキングするために闘技場に来たらたまたま会ったんだろうし
それよりスカトロだよ
200階に上がって初戦がヒソカでそこで念に目覚めて
それから9戦負けなしってことは
少なくとも3ヶ月おきには(9戦もして1年ってことはたぶんもっと短い準備期間で)試合してたってこと
いつ修行してたんだこいつ
修行しては、成果を試しに試合してたとか
カストロは、念をしっかりとした師匠に教わっていたら、
容量の無駄遣いしなかったんだろうか?
ヒソカのクモのナンバー、一桁なんてすごいな
つーか4番ってのがなんとも「らしい」な
この番号、ヒソカはニセモノだけど、本来刺青なんだから不変なんだよな
やっぱり加入時期なんだろうか?
いくら強くてもグループつくりだして4人目にヒソカいれたとしたらすごい判断だな
ここでまさかの旅団四天王発覚とかか
そういえばクラピカと組むつもりなのかヒソカ
それともクラピカ利用してひっかき回したところをいただくとか
一方的に見えた試合も
カストロがそれなりに強いから
いろいろ考えて戦ってるのが分かって良かった。
本当に一方的ならパフォーマンスや糸女の治療なんかの為に腕切らせたりしないだろw
いや、実際あれはわざとだろ?
ヒソカの腕って糸子(仮)の念で繋がっているんだよな
これって彼女が気が抜けて癒着するまでに念を解除すれば手がポロリと落ちるわけだ
どれくらいかかるのかは知らんけど一時も気が抜けないならあの値段も納得だよな
第一回人気投票!!結果発表!!何と応募総数37648通!!
第1位 キルア 13728票 ●とんがり具合が○ ●弟にしたいっ!!
第2位 クラピカ 13498票 ●意志が強い ●男なの?女なの? ●好き好き好きっ!!
第3位 ゴン 3829票 ●かわいい♥ ●応援したいNo.1 ●友達になりたい!!
第4位 ヒソカ 1846票 ●ミステリアスな魅力でいっぱい!!怖いけど好き!!
第5位 レオリオ 1015票 ●オレの兄貴になって!!●実は真面目そう ●クール!?
第6位 イルミ(ギタラクル)520票 「?」 ●意外に目がかわいい。 ●何考えてるんだろ?
第7位 サトツ 471票 「ふむ感激ですな」 ●ハンターの良心!! ●素敵なおじさま!!
第8位 ハンゾ― 322票 「次もよろしくたのむぜ」 ●ケッコ―いい奴!! ●ナイスな二枚目半!!
第9位 ポンズ 294票 「投票してくれた人ありがと」 ●超かわいいっす♥ ●僕も刺されたい!!
第10位 カイト 243票 「礼をいうぞ」 ●もっと登場させて!! ●今、どこにいるの!?
次点(第11位) ウイング 187票 「次はトップ10内ねらいます」 ●家庭教師にしたい!! ●お婿さんにしたい!?
12位 ポックル 158票
13位 キルアの母 125票
14位 カルト 91票
15位 シルバ、ジン 85票
ちなみに作者18位 「たくさんのおハガキありがとう!」
No.056 修行再間
「キルア君ゴン君 今日から2人がズシと共に修行をすることになります」「押忍!」「ゴン君 この2か月間よく約束を守りましたね」
「誓いの糸のおかげです 実は何度も誘惑に負けそうになったんだけど この糸を見つけてると少し 心が落ち着いてくるんです」
「そういう念を込めておきましたから」「え!?ホント?」「いや…… ウソですけどね」「……」ウイングさんってこんな人だったかとゴンは呆れる。
「でもさ 何で約束を守ったかどうかわかんの?もしかしたらコイツこっそりズルしてるかもしれないじゃん」キルアの言いようにゴンは少々頭に来た。
「誓いの糸が切れていないからですよ ゴン君 久々ですが“纏”をやってみてくれませんか」「いいの?」「ええ」
ゴンが胸の高鳴りを覚えている横で、キルアは頭を掻いた。(やべ オレやれるかな〜〜〜)
(本当に久しぶりだ うまくできるだろうか)
ゴンは目を瞑ると、体にぴたりとオーラを纏わせた。
「ズシ…どう思う?」「す…すごいっス!全身のオーラがよどみなく流れているっす 静かでなだらかで……それでいて力強いっす!」
「できた!よかった!!忘れてたらどうしようかと思っちゃった」安堵するゴン。
「泳ぎ方や自転車の乗り方と同じく一度覚えたらまず忘れませんよ もちろん高度に使いこなすためには努力を怠ってはいけませんがね」
「でも…前よりすごく短時間でできたよ!全然“纏”の練習なんてしてないのに」「君が毎日“点”を続けた成果です さ 左手を見てみなさい」
「え あ!!」見れば誓いの糸はボロボロに切れてしまっていた。「切れてる!なんか変な文字がかいてある…」
「あれ!?風呂でゴシゴシ洗ってもとれなかったって言ってただろ」
「君が約束を破ったら切れるように結んであったのです 私の念でね」「……」(そんなこともできるのか…)ゴンとキルアはしきりに感心した。
「……ねェ ウイングさん ヒソカとカストロの試合観た?」「ええ観ました」「ヒソカの能力って何なの?」キルアがやっと疑問を口にした。
「切れた腕を飛ばしたり元通りにしたり あんなことオレ達でも出来るの?」
「う――ん難しい質問だね 一つずつ答えていこうか ゴン君はその対戦をビデオで見たかい?」
「ううん まずウイングさんの許可をとってからと思って」
「!」ウイングの片手にはそのビデオテープがあった。「じゃ 見ながら説明しようか」
ウイングはヒソカがトランプとスカーフを放り投げた場面で画面を一時停止した。「どうかな?」
「……だめだ!」「全っ然見えねーよ 本当にここでヒソカの左手から オーラの糸が出てんの!?」
「ええ ヒソカは自分のオーラを限りなく見えにくくする技をここで使っています “絶”を応用した高等技術で“隠”といいます
以前ゴン君がギド戦でやった方法でも見破れなくはないですが… あれじゃ反撃のしようがないですし 何より命がいくつあっても足りません」
「はーい」と答えるゴン。どうやら反省しているらしい。
「まず第1の質問 ヒソカの能力は一体どんなものか?その答えは自分たちで見つけなさい
君達2人の課題は “練”を習得しヒソカの“隠”を見破ること」
「……2人?」ズシがおずおずと尋ねた。「あの…師範代 じゃ自分はどうしたらいいすか?」
「ズシ 君の力ならもうヒソカの“隠”は見破れるはずです」「!!」「……自分…が?」「2人の前で“練”を見せてあげなさい」
ズシは息使いを整えると、キルア戦で使ったあの構えを取った。――「練」
すると、ズシのオーラが遥かに圧迫感を増した。(すごい力強さだ!!大きさはオレ達と同じ位だけど オーラが充満してるのがわかる!!)
「そのオーラを全て眼に集中!」「押忍!!」――「凝」!!
「さあ この場面のヒソカの体からオーラは見えるかい?」「……はい…!」「そのオーラはヒソカの体から何本出ているかな?」
「……13本…だ…と思うっす…!」「残念!だがいい線いってるよ」「ぜぱぁっ はぁっ はぁっ 本当に見えたっす」
「すばらしい上達ぶりだよズシ」「お 押忍 ありがとうございばす!」
「現在は持てる力の全てを“凝”に注いでようやくヒソカの“隠”を見破れる程度のレベルだけど
この調子で鍛錬を積めば“凝”を行いながら戦えるようになりますよ」ウイングはそう言ってTVの電源を落とした。
「“凝”は未知の相手を一戦交える時の常套手段です 相手の能力を知ろうとせずに戦っていては到底常勝は望めませんからね
わかりましたね まずは“練”の習得!そして応用技の“凝”を覚える!そうすれば第1の質問の答えは自ずと見つかるはずです」
「そして第2の質問“ヒソカと同じ能力を使えるようになるか?” 答えはYesでもありNoでもあります
ヒソカの能力が何であれ念能力を用いている限り同じ念の使い手ならば覚えられるはずです
ただしそれはあくまで可能性が0ではないというだけの話です 念能力はその人の個性に大きく影響されます
一人一人好きなことや得意な分野が違うように念にも得手不得手があるのです だから念の種類によってはヒソカが5年で覚えたことでも
私なら10年かかるかもしれないし あるいは一生かけても修得できないかもしれません
もし真剣に念を極めたいなら誰かの能力をマネしようとするのではなく まず自分の資質を見極めることが大切です!」
キルアはある言葉を反芻した。――資質か
「何を思い 何に怒り 何を好み 何を求めるか 何処を旅し誰と出会いどんな経験をするのか…それら全てが君達の念を形づくるのです!
君達はまだ発展途上です 器もできていない できるだけ自分の器を大きく育てなさい そのための修行なのです
そして同じくらい遊んで人生を楽しみなさい」「押忍!!」
「ゴン君 戦闘準備期間がどの位残ってるかわかりますか?」「あ えーとギドと戦ってから2か月たってるから…」
「正確には62日です」「じゃ あと28日あります」「キルア君は?」「オレは1日ずれてるから27日かな」
「よろしい それぞれ最終日ギリギリに登録して下さい キルア君は6月9日にバトル!ゴン君は6月10日にバトル!
それまでに“凝”をクリアすること!!」
ゴン達3人はウイングと別れて天空闘技場に向かって歩いていく。
「いや――びっくりした しばらく休んでるうちに差つけられちゃったね―――」
「いやいやそんなことないっすよ まだ90階でウロウロしてる程度すから」ズシは照れている。
「さっきの修行復習しようか」「そだな オレの部屋行こーぜ」
エレベーターに乗っていると、嫌なオーラを察知したのか3人は警戒し始めた。「…キルア ズシ」「押忍!」「お客さんだな……」
エレベーターを降りると、あの200階クラスの闘士であるギド達3人が待ち構えていた。
「あんたらもしつこいな―― 嫌われるよ そんなんだと」「まあそう邪険にせずいつ戦うのか教えなよ 君らとぜひ戦いたいからさ――」
ゴンとキルアがズシに耳打ちする。(同じ200階クラスの闘士なんだ あの3人)(ゴンさん真ん中の人と戦いましたよね)
(新入り狙いの連中らしくてよ オレらと戦って勝ち星かせぐつもりなんだよ)
「オレら結構あせってんだよ そろそろ〆切でさ―― ね――戦おうよ なんならサービスでオレの能力見せちゃうよ ここで」
左手の無い能面のような男がこの場で念を使おうとしている。ズシだけは身の危険を感じたのか身構えた。
「オレは6月10日に戦闘日を指定する」「オイ ゴン!」「なるほど準備期間切れギリギリまで戦わないわけか それじゃダメだよ」
「オレの〆切が5月29日なんだ その日にしなよ」「てめーの都合なんか知るかバーカ 行こうぜ」キルアが悪態をつく。
「ゴンちゃーん 絶対君と戦うからね―――」「……」ゴンはしばらくその男を見つめていたが、キルアとズシと共に去って行った。
男はちらりとズシの横顔を眺める。「絶対ね」
なんぞこの投票差w
ポンズに刺されたいとか言ってる奴w
死者に鞭打つようだがカストロはなんでこんなとこでわざわざ自分の能力披露したんだろう
ヒソカに勝てても次の人がばっちり研究できちゃうじゃん
念ってビデオとか介しても見えるんだな
2位と3位の差がきめぇwwwww
前回の話が投票期間中だったらヒソカの得票は倍くらいになってたかもなw
幽白と同じじゃないか
幽助は最初2位だったよ
桁がおかしいだろw
「それぞれの個性を伸ばす」って、ハンターは一貫してそういう思想なんだな
ジャンプではなかなか新鮮
ウイングの11位に対してズシは名前すら挙がってない…
上位2人は1万票くらい組織票だろうか
>「君達はまだ発展途上です 器もできていない できるだけ自分の器を大きく育てなさい そのための修行なのです
>そして同じくらい遊んで人生を楽しみなさい」
すごく・・・亀仙人です
>>46 上位二人からそれぞれ一万票ずつ抜いたら、まあ自然なランキングになるかな
組織票って上位にはあんまり有効な手ではないけどね
小学生くらいには男女問わずキルアが一番人気ありそうなのはわかる
“隠”ってのは幽白のイチガキチームの連中がやってたようなものか。
「霊気ってのは洗練すれば霊力の低い者には見えなくすることも可能」と
幻海が言ってたヤツ。
お前らズシがなんか狙われてるっぽいの無視ですか…
ウイングさんがなんとかしてくれるよ
せめてズシがおにゃのこなら
ショタコンなんだろ
実はズシはおにゃのこ
ヒソカやカストロに比べるとせこいなあ
運営的にもこれでいいのか
そういえばヒロインはまだか
糸の人は敵っぽいし
>>52 ズシは俺たちの心の中に生き続けるよ
いつまでも…いつまでも…
>>58 ヒロインいらね
バトル漫画においてはほとんど場合、完全に空気だし
幽遊白書のなんとかって女とか
あり得なくもないな
短髪にして眉を太く描いて体育会系の話し方してるけど本当の名前はシズ
No.057 約束
「体内にエネルギーをためるイメージ 細胞の一つ一つから少しずつパワーを集めどんどんどんどん増えていく…
たくわえたその力を一気に――外へ!!!」ゴンとキルアは同時に“練”を行った。「……」
「だいぶ慣れてきたね」「練ったオーラを纏でとどめるタイミングが少し難しかったな」「少…」一緒にいたズシは余裕の二人を見て焦りまくる。
(何っっっつ――上達の早さっすか――!!そのタイミングを覚えるのに自分が何週間かけたことか!!)
「でもまだズシのオーラに比べると力強さがまだ足りないね」「もう少し“ため”のイメージの練習すっか」
「い いや!!もうカンベンっす!!体を休めるのも修行の一つ 今回はもう終わりましょう!!」ズシが慌てて止めた。
「そっか?まだまだいけんぞ」「だめっす!!」(たった半日で追いぬかれたら立ち直れないっす!!)
「じゃあまた明日な」「お休み―――」ゴンとズシがキルアの部屋を去った後、キルアは気持ちを切り替えた。「さて……と」
ゴンと別れてウイングの部屋に戻ろうとするズシの後を、あの左手の無い能面顔の男が尾けていた。
「!?」(? 体が…)ズシの体を、男のオーラが大きな拳を握りしめるように包み込んだ。(体が動かない!!)
(声が!?息も!?…一体!?何…が…)意識を失ったズシは、背後に立つ能面顔の男にもたれかかった。「おっと」隠れていた車椅子の男も現れた。
「やめとけよ」「!」そこに現れたのはキルアだった。「こんなカビ臭くてせこいマネしなくてもさ オレが相手してやるよ いつがいいんだっけ?」
「……」「心配しなくても勝ちはゆずるからさ なんならあんたら全員に一勝ずつプレゼント!!そんでいいだろ?」
「ゴンは一度師匠との約束を反古にしてるからさ―― どんな事情であれもう一回約束破ったら念を教わるのやめちゃうと思うんだよね
たとえ師匠がゆるしてもさ それじゃ困るんだよ ゴンと戦りたいならあいつのスケジュールに合わせろよな それならあいつは喜んで戦うぜ」
「…くくく オ―ケイ 君達が戦ってくれるなら オレ達もわざわざこんなことはせずに済むしね」
車椅子の男が続ける。「だが……疑うわけじゃないがこれから一緒に登録しにいこうか そうしたらこいつは無傷で君に渡そう」
「はいはい いいっスよ――― そのかわりこれが最初で最後だからね」キルアは男達と共に受付に出向き、用紙に記入する。
「5月…29日と さ これでいいんだろ?」「ああ それじゃ返そう」キルアは気を失ったままのズシを背中におぶった。「よっと」
「あ も一度言っとくけどこれっきりだぜ もし約束を破ったら… ……えーと ま いーや やめとこ」「何だよ気になるな――」
キルア達のやりとりを陰から見ていたギドは、携帯でゴンの部屋に電話をかけた。
「もしもしゴン君かい?ちょっと部屋の扉の前を見てくれるかな?それで大体の事情はのみこめるだろう?
これからオレが言うことをよく聞いて実行してくれ このことを誰にも話さず言う通りにしてくれさえすれば
明日からまた何事もなく3人で修行ができる」
キルアはズシを背負ってウイングの部屋へと向かいながら呟いた。「ふう―― カタギはつれーぜ」(殺しやめるのって けっこう大変だな――)
しかし、ズシの足は靴を片方脱がされていたのだった。
片方の靴だけがゴンの部屋の前に置かれていたのを見て、ゴンはズシの身に何かが起きたことを察した。(ズシ…)
次の日、帽子を被ったキルアがゴンの部屋のチャイムを鳴らすが、返事はなかった。「あれ?先に行ったのかな?」
仕方なく一人で街を歩いていると、ダフ屋の姿が目に入った。
「さあ――いらっしゃい チケットあるよ ゴン対サダソの一戦!!今買っとかないと後悔するよ―――!!」キルアはピクリと足を止めた。
「チケット一枚くれ」「あいよ――」キルアはダフ屋に話しかけた。「おっちゃん オレにも一枚」「はいよ――」「……このさ サダソってどんな奴?」
「片腕の闘士だよ 能面みたいな顔した奴さ こいつの見えない左腕につかまったら最後だぜ 別名新人ハンターって呼ばれ…」
男は恐怖を感じて言葉を飲みこんだ。キルアが冷たい目つきで視線を走らせている。「あのヤロウ…」
同業者の男が固まったままの男に話しかけた。「どうした?」「キルアだ」「え?」「200階クラスのキルアだよ」
「お―――確かゴンより先にサダソと戦う予定だろ?何だあいつ自分が次に戦う相手のこと何も知らねーのかよ
やっぱりガキだな それじゃ勝てるわけがねーぜ」「いや… 賭けるぜ キルアが勝つ方に5万」
キルアがウイングの部屋に行くと、ズシやゴンの姿もあった。「やあ 昨夜はズシが世話になったみたいだね ありがとう」「押忍!!」
「いやいや んであの後体は平気か?」「ええ大丈夫っす!!やっぱり疲れてたんだと思うっす」「キルアが見つけたんだって?」「ん?ああ」
「ズシと別れた後部屋に電話があってさ “君の友達が闘技場正面口の端で寝てる”とか言われて見に行ったら本当でさ(大ウソ)
んでここまで運んでやったわけ」「心配おかけしました もう何ともないっす!」
「あ でさ ウイングさん 昨日のビデオもっぺん見せてよ オレもう“凝”できるよ」「!!」
キルアは練を行うと、目にオーラを集中させて画面を見つめた。
「15本だろ?トランプへ13本 スカーフへ1本 あとうまく隠してるけど右腕を投げててそこに一本 続きを」
ウイングは次のシーンをキルアに見せた。
「ヒソカは…ヒソカのオーラはまるで伸び縮みしてるみたいに見えるな それとも磁石みたいに引き合う性質があるのか…
でないと腕がくっついたりアゴめがけて正確にとんでくる理由が説明できないおそらく前者かな?
粘着性のゴムみたいにオーラを駆使してるのか それなら… 奇術の大部分が説明できる…」
ズシは衝撃を受ける。(レベルが…違いすぎるっす……)
「いいでしょう 合格です いやあ……まいりましたね まさか2人ともが一晩で“凝”をクリアしてしまうとは」「!」
「ゴンも…か?」「うん でもオレはヒソカの能力まではわかんなかった」
「――で キルア君 君も望みは“課題はクリアしたから早く試合がしたい”ってことかな?」
ゴンが言い訳を始めた。「い いや 別にぬけがけとかじゃなく ほら急にムラムラと戦いたくなってさ」(考えることは同じか…)「わかってる」
「ああその通り!実はオレもう戦いたい日も決まってるんだ 5月29日!オレの誕生日(大ウソ)」「!」ゴンはそれで事情を察したらしかった。
「ええ いいでしょう 私もかなり君達の上達ぶりを見くびってました 決戦日までの鍛錬は全て“纏”と“練”にあてなさい
修行と息抜きと睡眠の時間は等しくとるようにね」
ウイングの部屋を後にする二人。
「キルア」「ん?」「あいつらキルアも脅迫したんだね… 腹立つな――」「ああ…でも一番気がかりだった師匠の許しは得たし」
「ズシも無事に戻ってきたしね でも…わざと負けるのは…まあガマンできるけど あいつらがまた同じようなことをズシにしてきたらと思うとさ…」
「大丈夫」キルアは何かを決意したようだった。「心配いらない」
サダソは控室の大きな鏡に向かってほくそ笑んでいた。
「今日キルアちゃんに勝って6勝 次にゴンちゃんとやって7勝 そしてあと3回同じようなカモを見つけて勝てば…
くくく フロアマスターか… それでオレも一勝の富と名声を約束されることに…」
突然、サダソの顔が真っ二つに引き裂かれるようなイメージが襲った。
サダソの背後には、キルアがナイフを突き付けて立っていた。
「動くと殺す 念を使うと殺す 声を出しても殺す わかったらゆっくり目を閉じろ…
約束を破ったらどうなるかわかったか?わかったらゆっくり目を開けてオレの顔を見てよく聞け」
サダソは顔中汗まみれで震えている。
「2度とオレ達の前に汚ねェ面出すな 約束だぜ?」
キルア 不戦勝
さすが13728票だレベルが違うぜ
久々にダークサイドきたな
あっさりバック取られてるサダソ見てると
キルアの進入に気付いたカストロさんはやっぱかなりの実力者だったんだな
念が重火器とパワードスーツ兼ねたものだとしても、正面から戦うわけじゃなきゃキルアレベルならどうにでもなると・・・
前回の失敗を踏まえたんじゃないのかな
欲張らずに約束守ってれば一勝は譲ってもらえたのに
カストロ=念の修得度の低い新参のキルアでもチェックを怠らず
潜在能力を見抜きフロアレベルで警戒
サダソ=人質を取って脅すしか能がない上
恨みを買う事にも配慮せず警戒を怠り有頂天で背後を取られる
話にならんな
ウイングは真相に気付いてるから許可を出したのか?
念の登場ですっかり忘れてたけどキルアはゴンよりはるかにヒカソに近い強さだって前にいってたな
今回社すっとした
>>73 あるいはカストロさんの忠告を聞いて大分前から絶したのかもしれんぞ
キルアの誕生日が5月29日でないことだけはわかったがいつなんだろう?
しかし一時停止だかスローだかで目だけに気合入れて見ればなんとか判断できるレベルじゃ
実戦でヒソカのオーラ見抜くことはまず不可能ってことだよな
>「ふう―― カタギはつれーぜ」(殺しやめるのって けっこう大変だな――)
確かカタカタお兄ちゃんに殺しなんて真っ平だとか言っていたような…
それとも心の奥底では殺したいとでも思っているのかな、何時か帰ってくると言ってたオトンの読み通りに
>>83 もはや習慣になってるんだろうな
まあ今のところは我慢してるんだから突っ込まないでやれ
もう間食はやめようって言っておいてついつい手が伸びるようなもんか
88 :
マロン名無しさん:2009/08/01(土) 23:35:36 ID:4G+NHoOT
>>78 >やあ昨夜はズシが世話になったみたいだね ありがとう
このセリフから見て真相に気付いてると思う
なんとなく
念がビデオに映るってのがなんかどうもしっくりこないな
カメラっておおざっぱに言うと光を記録してるもんだから
見えないものが映るには可視領域外の光まで記録できる特別な機械を使わないと
まあ、写るはずのないもんが写ってる心霊写真みたいなもんだと思うしかないか
>>89 ウイングさんが入手したビデオテープはきっと念を記録するための
心源流オリジナルの特殊なテープだったんだよ
唐突に出てきたキルアの帽子はアレか?
天空闘技場で結構有名になったから顔を隠すつもりでかぶってんのか?
キルアはズシが片足裸足なの気づかなかったのか
>>89 じゃ特別な機械使ったんじゃねーの?
今回みたいに実際ニーズがあるわけだから不思議はない
不戦勝ってことはあいつ棄権したんだよな
他の奴らはどうなんだろう
劣等感でキルアとゴンの修行の妨害するなよズシ…
妨害って・・・
ズシはすごく可哀そうな立場なんだぞ?
あのくらい大目に見てやれ
実際、せっかく休ませようと思ったのに
人質騒ぎのせいではりきった二人にあっさり抜かれちゃったんだしな
前々回はヒソカが、今回はキルアがおいしいところを持っていったな
そろそろ主人公の見せ場が必要だ
ズシは修行に付き合うだけでもいい奴だぞ
必死で受験勉強してる横で特にガリ勉でもない奴がガンガン成績上げていったらどうよ
ズシはいい子だよな
俺ならグレる
>>97 いや、そう見せかけて人気投票2位の出番が来ると見た
>何だあいつ自分が次に戦う相手のこと何も知らねーのかよ
やっぱりガキだな それじゃ勝てるわけがねーぜ
スカトロのことか―――――――――――!!!
なんかキルアもいつの間にか絶を覚えたっぽいけどいつ習得したんだ?
野山で自然に身に付けていたゴンとは違い、キルアは元から覚えてたわけじゃないっぽいのに
>>102 むしろ暗殺稼業をしてたキルアこそ
幼いころからみっちり気配の消し方=絶を覚えさせられただろうよ
>>94 多分サダソから情報が伝わる前に他の二人の部屋に行って同じようにナイフを突きつけてきたに違いない
ギドやサダソは一度ヒソカと戦ってこてんぱんにされればいいのに
そういえば休みがちの死神ヒソカはまだ天空闘技場に留まっているんだろうか
もしもまだ居るんだとしたら、登録だけして試合すっぽかしてるヒソカにしちゃ滞在期間長くね?
>>106 滞在してるだろ
そもそも今回天空闘技場に来たのだってゴンをストーキングしてたからだぞ
今もきっとストーキング中だよ
ゴンと天空闘技場で戦う約束もしてるしな
>>105 それだけは絶対にしないように、もし組まれたら不戦敗でいいやとか思ってんじゃね
10勝しても挑戦権得るだけだったと思うんだが
サダソさんはフロアマスターにも人質取るつもりだったのか
フロアマスターにも家族や恋人はいるだろうから
人質取るまではできるだろうが、脅す前に殺されるだろうにバカだな
念を知らないで上がってくるような新人ばっかり狙う奴らだから、実力は低いと思う
200階レベルで足の引っ張り合いし過ぎて、ここ何十年もフロアマスター挑戦者がおらずフロアマスター連中隠居気味だったりして。
幽白でも人質使った駆け引きあったよな
結局は色々な意味で実力も伴った奴が
実際にはコトを起こさず臭わすだけが一番効果的っていうのが
冨樫の持論なんだと思う
実力ちゃんと描写しちゃうと少年漫画のインフレが(ry
>>113 蔵馬のやつね
でもさ、あれ当時も思ったんだけど
敵が卑しい性格で嬲り殺そうとしたから負けちゃったけど
動きとめてる間に一撃で屠れば勝ってたと思う
飛影が「バカな奴だ。あんな方法は殺してくださいと言ってるようなもんだ」
って言ってたけど
そうか?どこが?と思った
読みの脅し方はうまいと思ったな
ゴン=フリークス 2戦2勝1敗 (3/1 ギド戦TKO負け 5/30 サダソ戦不戦勝) 6/4 ギド戦予定 6/10 リールベルト戦予定
キルア=ゾルディック 1戦1勝0敗 (5/29 サダソ戦不戦勝) 6/4 リールベルト戦予定 6/9 ギド戦予定)
No.058 再戦
「あいつは…あれは闇の世界で生きてる奴の目だ 絶望的だったぜ… 目が合った瞬間に自分が喰われる立場の生物だと
思い知らされる程の力の差を感じた あいつを子供だと思ってあなどったのがそもそも間違いだよ」
サダソは荷物を纏めて出て行った先でリールベルトと電話で話していた。
「オレは消える 殺されたくないからな 気をつけろよ 次はきっとお前達だ」「……」それっきり電話は切れてしまった。
「どうする?」同じ部屋の中にいたギドが尋ねた。
「オレはやるぜ!!どんな汚い手を使ってもな あと少しでフロアマスターなんだからな
フロアマスターの称号さえいただけばもうこんな場所に用はない 講演・アドバイザー・無条件での新流派設立等々 看板をかかげるだけで一生安泰だ
サダソを脅してオレの方には来なかったのはオレの能力が未知だから警戒したんだろう 慎重に行動すれば決して対処できない相手じゃないってことだ」
「違うね」「!!」いつの間にか、キルアがドアに背を向けて立っていた。
「あんたの能力なんて関係ない 単に忠告ならいつでもできると思っただけさ いつでもどこでもできるぜ
あんた達がぐっすり寝てる時 クソしてる時でもね… 言っとくぜ…ルールは守れよ 何でもアリになったら結局得するのはオレ達なんだぜ?」
キルアが部屋を出て行き、凍りついたように動かなかったリールベルトとギドがようやく言葉を発した。「……フッ くっくっく」
「やっぱり悪いことしちゃいけないな!正々堂々と戦おう!!」「……うん」呆れつつも同意するギドだった。
「さて ゴン君 キルア君 今日は試合ですが体調は万全ですか?」「はいっ」
「ゴン君は一度戦った相手 あえて助言はしないでおきましょう 何か対策はありますか?」
「うん え――と ウイングさん実はね あれを使おうと思ってるんだけど」
ゴンが指さしたのは、部屋の隅に立てかけてあった釣り竿だった。
(釣り竿?)ズシはきょとんとする。一方、ウイングはその用途を察したようだった。「……なるほど」
「さあ――― いよいよ注目のリベンジマッチが始まります!!ギドVSゴン!!3・11決戦で病院送りにされたゴン選手!!どう戦うか!?
今日は何と釣り竿を持っての登場!!はたしてどんな攻撃をみせてくれるのでしょうか?」
「ポイント&KO戦!!時間無制限一本勝負!!始め!!」審判の開始の合図と共に、ゴンはギドに向かって走り出す。
「お―――っと開始と同時!!ゴン選手猛ダーッシュ!!」「!!」
「あっと!?しかしギド選手もそれを予期していたか しょっぱなから竜巻独楽で応戦!!
ここにただ突っ込んでは前の二の舞!!ゴン選手 手が出せないぞ!!」
ひたすら自分で回り続けるギドに、ゴンは構えを取りなおした。(やっぱり読まれてたか)
(くくく お前の考えなどお見通しよ)―― 一度まわり始めたオレを止めるのは至難!!そこで誰もがまわり始める前に攻撃!!と考えるからな
「どうした?そっちがこないなら オレから行くぞ!!」
「“散弾独楽哀歌(ショットガンブルース)”!!!」すると、いくつもの独楽が真っすぐにゴンに向かってきた。
(!! まわりながらでも独楽を飛ばせるのか!!)
「この独楽は“戦闘円舞曲(戦いのワルツ)”とは一味違うぞ!!独楽全てをきさまめがけ飛ばしている!!くくく 到底よけきれまい!!」
しかし、ゴンは身じろぎもせず、身に纏うオーラを高めた。――「練」!!!
ゴンはそのまま独楽を全て受けてしまった。「何ィ!!?」
「な 何と正面から全ての独楽を受け切ってしまいました―――!!あきらかに2か月前とは別人!!」
(くっ…念による防御力がケタ違いに上がってやがる!オレの独楽ではもう倒せないか……!)
客席で観戦していたキルアが分析する。
(ゴンの動体視力ならバカ正直に正面から飛んでくるだけの独楽なんか 全部竿でたたき落とせたはず)
(それをあえて体で受けたのはより相手に精神的なダメージを与えるためだ)
(あいつも相当怒ってるってことだな ズシを利用されたことに…)
「!」「今度は」ゴンはヒュッと竿を振って見せた。「オレの番だ」「さあゴン選手 一体どんな技を使うのか!!」
(釣り竿による攻撃…… 考えられるのは……一つ 釣り針をオレの体にひっかけて 回転を止める…!!だがそううまくいくかな…?)
ギドは回転するスピードを上げた。ゴンはギドを睨みつけると、ついに竿を振って針を飛ばした。
「いったぁ――――――――――――!!ギド選手めがけて一直線――――――――――!!」
(くくく やはりか!!だがムダ!!)針はギドの体に引っかかることなく、回転によって弾き飛ばされてしまった。
「あ――っっとはじかれてしまった―――――!!ギド選手にはもちろんダメージな―――――し!!」
浮きがボトリとギドの足元に落ちる。「くくく残念だったな!!オーラをまとい高速回転をしているオレには針をさしこむすきまもない!」
「これでいいんだ!!」「!?」ゴンは床に落ちた針を滑らせると、石板の隅に引っ掛けた。
「おりゃあ―――――――――――――――!!!」「!!!」ゴンが思い切り釣り竿を引くと、ギドを乗せた石板が宙に浮きあがった!
「!!!」「なんとォ―――――――――――――――――――――――リングの石板ごとギドをひっくり返した―――!!この手があった――――!!」
「ぐわっ」ギドはそのまま床に叩きつけられてしまった。慌てて身を起こそうとするが、目の前に怒りに燃えるゴンが立っていた。
「わっ 待ってくれ まいっ…」しかし容赦なく、ゴンはパンチを繰り出した。「!!!」
「ゴン選手 なんとギド選手の鉄製義足をぶち折った!!これでは試合続行不可能でしょう!!」
「そっちがどんな手段でも使うなら こっちも同じことだ もう一度ズシに手を出してみろ 次は全力でその顔ぶっとばす!!」
「勝者!!ゴン選手!!」会場で観戦していたウイングとズシも、モニターを見ていたヒソカも満足げに笑みを浮かべている。
「さて 行くか」続いてキルアがリングに上がった。「さぁ―――――そして本日のメインイベント!!キルアVSリールベルト」
まあ、数d持ち上げることの出来る人間がハンマーでぶったたかれたぐらいであんなダメージ受けてたのもなんかヘンと言えばヘンだし、これで正常?
121 :
マロン名無しさん:2009/08/02(日) 23:46:45 ID:dlmy4sEC
釣り糸の強度w
ゴンらしくていい
9日に予定されてたギドVSキルアは義足の修復が間に合わなくてキルアの不戦勝か?
キルアならどうやって戦うのか見てみたかったのだが
リールベルトってルーズベルトから来てんのか?
>>123 「まわり始める前に攻撃」を素で実行して心臓抜いて勝利
のような気がする
サダソはどこまでも小心者だな
身の振り方が上手いと言うべきか
なんか今回、内容が薄い気がする
ヒソカの戦い見ちゃったからゴンの戦い方がつまんない
投げた独楽ってどうやって回収してるんだろうか
やっぱ試合後に手作業で一つ一つ拾ってるのか?w
新流派設立とか言っているが、左腕のない逃亡くん、クルクル回って独楽を投げるギドさんに
戦闘スタイルはわからんが恐らく下半身不随のトンガリ髪じゃ弟子は出来そうもない点
弟子といえばズシだが、マンツーマンで指導しているウイングさんの滞在費は誰が捻出しているんだ
今はファイトマネーで事足りているだろうけど初期はどうしていたのか気になって仕方がない
>>130 きっとズシはいいとこのボンボンで高い月謝払ってんだよ
>>130 ズシが才能がある(ゴンやキルアには劣るだろうが)のを見込んで
「念願通り最上階に行ったら返して下さい」ってことで基本的には自費で賄ってるのかも
そうは言っても念能力者は一握り 子供で使いこなせるなら相当稀少
だからズシは道場の期待の星で、
立派に稼いでこれるようにと村中からカンパもらってはるばる来たのかも試練
石盤がはがされて使えなくなってしまい
筋肉操作済みのヒソカが別の闘技場からリングを担いで運んでくるんですねわかります
>>135 それはリールベルトの能力だろう
車椅子で足が使えなくなったからこそ、念を両腕に集中させてトグロ並になったパワーが奴の武器
次回はリング担ぎの余興からスタートだ
>>130 特にギドの戦い方はあんまりかっこいいものではないしな
それに「困ったらとりあえず回っとけ」
「それでも敵が倒れなかったらそのまま一時間待機」などと教えられて従う方がどうかしてる
そういえばゴンの押し出し攻撃はどうなったんだ
>>138 「どうなったんだ」ってどうなってればいいんだ?
相撲業界なら押し出し一本でカッコイイと人気を集め、
引退後もたくさん弟子を取る人は居るよな
ギドたちをそんなに馬鹿にしてやるなよ
あんな体なんだからそりゃあ老後の生活の心配くらいするさ
>>136 ちょw両手塞がっちゃったら車椅子漕げなくね?w
はっ!まさか頭の上に…
ギド達は念を磨いてればそれなりの職にありつけると思うけどなあ
高いチケット代を払ってわざわざ会場まで応援に来てくれるウイングさんとズシはいい奴だな
用たしてるときに警告は勘弁して欲しい
そのまま殺されるのはもっと嫌だ
あれか
ゴンの釣竿・釣り針はオリハルコン製か
釣り糸は何でできてるんだ
念入れてるから強くなってんだろ?
え、もうそんなことできんの
まだ練までしか修行してないのに
出来なかったら念をまとった回転ギドに当てるなんて危険を冒さないでしょ
自分の身体じゃなくて物体に念を通すって
意外と簡単なテクなんだろうか
ギドは独楽に念を込めてるだろうし、
ヒソカはトランプに念を込めてるだろうけど、
先週それがヒソカの能力とは言われなかったし
基本なんじゃね?
>>152 そりゃ基本だろうけど
ゴン、キルはその基本中の基本の4大行すらまだ3つしか修めてないんだぞ
>>153 その基本を修めてないゴンに負けたギドさんにできるんだぞ
つかギドとか洗礼組は我流で覚えたんだろうし、
纏が使えればそんな難しくないんじゃね
それじゃあ今、攻撃を受けた場合、服だけボロボロになんのかって話だし
>>150 言ってる意味がよくわからないが…なんで危険なの?
冨樫のことだし、物体に念を通すことが出来るようになるならそれはそれで描写がありそう
>>154 でもあれは纏ったオーラの中に服があるって感じで服にオーラを通わせたわけじゃなくね?
ギドができるのはそれがギドの特性だからじゃないの?
ウイングさんが言ってたように独楽に思い入れがあったからとか
だからそうすると、独楽が飛んできたりしたら体は無事でも服だけ破けちゃうじゃん
それにキルアがゴンなら叩き落とせる、とか言ってたし、
釣り竿で独楽を弾けたってことなんじゃないの
ギドの特性っていうのもあそこまで動かせることが特性だってことにも聞こえるし
それは強度の問題でゴンにも少しならできるでしょう
>>157 だからそうじゃなくて、服は着ている状態なら勝手にオーラの内側にあるから大丈夫なんだろ
でも手にもった釣竿はオーラを通わせないとダメだろって話なんだが
さらに糸と針にもな
160 :
マロン名無しさん:2009/08/03(月) 02:04:54 ID:+lXOOrXR
野生児なら釣竿を使いこなす技術も習得しているはず
よって実は念も糸も関係なくただの技術で石版を
無理か
なんで釣竿にオーラが通ってないことにしたいのか意図が読めない
普通に漫画に描いてあることを素直に受け取りゃいいのに
>>157 釣竿でコマを弾けることと釣竿に念を通わせられることは特に関係ないと思うけど
>>161 普通に漫画に描いてあることだけを素直に受け取ってみた
1.釣竿や釣り糸釣り針に念がこもっているかどうかは描写されていない
2.でも石番を引っ掛けて持ちあげても切れないほどの異常な強度を持っている
3.ゴンはまだ練までしか習得しておらず、発の修業も始めていない
結論
釣り糸や釣り針が特製なのかな?
>>163 >描写されていない
されていないだけで念は篭められているかもしれない
そう考えれば特に問題のない場面
>>164 そこで3が問題になってきて最初に戻るんじゃないか
纏さえ使えれば誰でも簡単に物体にオーラをこめて強化することができるのかな
っていう疑問に
>>162 釣り竿にハンマーを叩き落としたら普通、折れるでしょうが
なんでそんな必死に否定したいんだろうか
答えなんて富樫ぐらいしか知らんだろう
みんな一話を思い出すんだ
冒頭でありえないほどでかい魚を釣ってたじゃないか
ただ単に釣竿の強度がすごいってことで何も問題ないと思うぜ
大地に支えられてもいない物体がどれだけ高速で飛んでこようが
宙に浮いてる以上弾いて軌道逸らすくらい既存の釣竿の強度で充分に思うが
逸らすのと叩き落とすのは別だろう
投手の投げた野球のボールを釣り竿で叩き落とせるか?
だがゴンなら…ゴンならやってくれる!
>>170 例えがおかしい
それは普通にできるだろう、ホームラン打てとか言われてるわけじゃないんだから
>>169 そんなこと言ったら、そもそも飛び回るコマなんか怖くないって話しになっちゃうじゃないか
釣竿ってジンの特別製じゃなかったっけ?
あれなんで見たんだっけ?小説かな?
楽屋裏でルールを読んでから書き込みましょう
ゴンはこのまま怪力キャラで行くのかね?
まだ全然キルアの方がパワーある訳だけど
>>176 頭脳戦ってタイプじゃないから
きっと怪力キャラ路線のままだと思うけど
一応ひらめきもあるな
怪力キャラかぁ
最初は瞬発力がすごいみたいなキャラだった気がするぜ
最近(ゾル家のあたりから?)ゴン変わったよな。いろんな意味で
>>178 いやあ、一話冒頭から
「ああ、よくある怪力少年主人公ね」って感じだったぞ
野性児に近い設定なのにパワーはレオリオにも劣るんだよな
まあレオリオはパワーもなかったら何があるの? って感じにはなるけど
182 :
マロン名無しさん:2009/08/03(月) 20:55:56 ID:BOvffrCz
初めの方でヒソカ四天王とか言ってる奴らは本当にハンタ読んでいるのか?釣りなのか?
とりあえず前スレ埋めようか
「さあ本日のメインイベント キルアVSリールベルト!!一体どんな戦いを見せてくれるのでしょうか!?」
「約束を守らなかったのはそっちだから もう負けてやんないぜ」不敵に宣言するキルア。
(闇の世界の住人か このガキがいくらその道のプロでも 天空闘技場はオレの土俵だ!!
この四角いリングの上ならオレの方が上だってことを思い知らせてやる!!)
No.059 及第
「ポイント&KO制時間無制限!!始め!!」開始の合図と共にキルアの姿は忽然と消えてしまった。(消えた!?)
しかし消えたように見えたキルアは実は高く飛び上がっていて、リールベルトのバックを取った。(背後!!)――“爆発的推進力(オーラバースト)”
突然車椅子が急発進し、背後から殴りかかったキルアの拳は空振りに終わった。
「お―――っと 猛ダッシュで危機回避!!ためたオーラを一気に噴出することで得た推進力を利用し自在に車椅子を操ります!!」
キルアは飛びすぎちった、と舌を出した。
続いて、リールベルトが取り出したのは2本の鞭だった。「“双頭の蛇(ツインスネイク)”」
――“双頭の蛇による二重唱(ソングオブディフェンス)”
「さぁさぁ出ました “双頭の蛇による二重唱” すさまじいスピードでうねる2本のムチは完璧に自身を守りつつ
攻撃の機をうかがうかの様に間合いをつめる!!さぁ―――どうする キルア選手!!」
「はっ!!いきなりの奇襲か!!残念だったな この型にもちこめばもはやお前に勝機はないぜ!!
見ればわかるだろう 常人にこのムチの動きを見切ることは不可能!!狭いリングの上では逃げも隠れもできんぞ!!」
ところがキルアは鞭の動きを見定めると、2本とも手で掴んでしまった。
「常人じゃねーんだよ 悪(ワリ)−けど」――何ィ〜〜〜〜〜〜!?
「だが…」リールベルトは鞭の持ち手にあるスイッチを押した。――“双頭の蛇の正体(サンダ―スネイク)”!!!
「!!!」すると、キルアの体を電流が駆け巡った。
「驚いたぞキルア!!2本のムチを見切ったのはお前が初めてだ だが“肉を切らせて骨を断つ”の言葉通り
ケガを覚悟でムチを受け止めた奴なら他にもいた!!そんな選手のためにはこれ!!両方合わせて100万Vの電流をプレゼント どんな大男でも身動きすらとれず気を失う!!
ムチに逆らうバカ共はこのサンダ―スネイクのエジキと」
言い終わらないうちに、キルアが突然鞭を勢いよく引っ張り、リールベルトは高く高く飛ばされてしまった。「な!!?」
「電流は効かない 拷問の訓練は一通り受けたから でも“効かない”ってのは“我慢できる”って意味でさ
痛いことにかわりはないんだよね だからちょっと頭来た」「ひっ……」鞭を手放してしまったリールベルトはただただ落ちるのみ。
「あ――らら その高さから床に激突したら死ぬな どーする?」「た 頼む 受けとめてくれ!!」「オ―ケイ」
しかしキルアは鞭を持ち、あえて電流を体に流したままで構えた。「安心して落ちてきな」
「……!!」リールベルトは真っ青になったがどうすることもできない。
電流を帯びたキルアに受け止められ、リールベルトも感電してしまった。「ギィエアァェ」
「どんだけ痛いかわかったか バ――カ」気絶したリールベルトにそう言い残すと、キルアはリングを去って行った。
「リールベルト選手 失神によるKOとみなし!!勝者キルア選手!!」
通路で待っていたゴンがキルアを迎えた。「ナイスキルア!」「おう!次はゴンの番だぜ」
「さっきのはオレ以外じゃ出来ない勝ち方だからな あの電気ムチは一度でもくらったらいくらお前でも気ィ失っちゃうぜ どう戦う?」
「大丈夫 手は考えた」(観ながらちゃんと戦ってたか やっぱりお前も実戦派だ)
ギド戦不戦勝のキルアは、客席でゴンの戦いを見守った。
「さぁ――― 先日キルア選手に敗れてあとがないリールベルト選手!!今日はゴン選手のすばやさを警戒してか始めからムチw取り出しております!!
対するゴン選手 今日は何も持っておりません」
「ポイント&KO制時間無制限!!始め!!!」
リールベルトは開始と同時に鞭を振り回した。
「あ――っと いきなりの“双頭の蛇による二重唱”!!リールベルト選手 一気に勝負を決める気だ!!おっとゴン選手しゃがみこんだぞ」「!?」
「おりゃ!!」「な――――――――――――――――――――――――んと!!今度は素手で石板をひっぱがしたァ―――!!」
「そりゃ!!」「んでもってぶん投げた――――――――――――――――!!これはムチでは防ぎきれ―――――――――――――ん!!」
「“爆発的推進力”」リールベルトは慌てて車椅子を発進させた。「うおおっ かろうじて脱出―!!」
キルアにはわかっていた。(わざと逃げ道を残したな…)
「!!」「あ〜〜〜 しかしゴン選手 予想してたかのごとく先回り!!」
ヒソカが呟く。「コンマレベルの時間で逃げなきゃならないこの場面 方向転換しているヒマがないから前方に進むしかない♠
しかも急激なダッシュによって体のバランスも崩れ どうしても一瞬ムチの動きは止まらざるを得ない♦」
――そこを捕える!!
「!?」ゴンは両手でリールベルトの腕をがっしりと抑えた。そのまま猛烈な力で手首を締め付けると、リールベルトは鞭を取り落としてしまった。
すると、ゴンは奪った鞭の先をリールベルトの首に巻きつけた。「これがスイッチか え――と出力を最大にして スイッチ ――オン!!!」
実際には電流を流さなかったのだが…リールベルトはキルア戦での恐怖を思い出してか失神してしまった。
「なんちって」ゴンはぺろりと舌を出した。
「リールベルト選手 失神KOとみなし!!勝者ゴン選手―――!!!」
「!」引き返すゴンは、選手用の通路でヒソカが拍手をしているのに気付いた。
「いや――お見事♥ 前の戦いも含めて十分及第だ♥ 場所・日時ともキミが決めていい♣ いつでも相手になるよ♠」
ヒソカはそう言って去って行った。
念は?
基礎能力向上すれば、それだけで勝てると。
武器を手に入れていい気になった(もしくは「洗礼」で基礎を鍛えられなかったからから)相手とはモノが違ったか
>>189 ゴンキルは技を使えるほどのレベルじゃないから念以外をメインにして戦わざるを得ない
リールベルトは念を機動力に使ってて攻撃には使ってない
それだけのことだ
ところで実況のお姉さん普通に念について知ってるみたいだな
>>189 爆発的推進力…
しかし解説がオーラなんちゃら言っているのが違和感
観客は念の事なんてわかっていないはずなのに
リー子は、200階までに溜めた金で高性能車いすでも特注すればいいだろ……
何、念を無駄に使ってんだよ、
そもそもあのムチ捌きがあれば、自分の流派なんて高望みせずSM嬢育成学校でも立ち上げれば良かったんだよな
どんな念を使うか選んで決めたんじゃなく
脚が使えないから、その代わりをするための念が無意識のうちに発現したんじゃね。
>>196 なんで?
別に変な発言じゃないと思うけど
しかし念能力には愉快な名称を付けるのが決まりなのだろうか
能力名まで明かさなかった隻腕の人は「神の見えざる手」とでも名付けていたと見た
>>198 すげーそれっぽいwww
で、ルビは「ゴッドハンド」?
イルミもあんな顔してあんな名前やこんな名前を…
なのか
しかも解説のねーちゃんが技の名前を知ってるということは
自分でつけた名前を吹聴してまわってるってことだよな
インタビューとかされ「あれはオーラバーストという技です」とか答えてんのかw
ウケルwww
>>201 外野が勝手に名付けてるって可能性もあるぞ
>>201 あれ、リトさんが、かわいく見えてきたぞ
リールベルトの電気鞭を見て思い出したんだが
200階以降は武器OKだったな
なんか剣とかそういうのをイメージしてたんで気に留めなかったんだけど
武器OKなら銃とかバズーカ持ち込んでもいいのか
200階までガチンコで殴り合って上がってこれる銃士が居たら面白いな
格闘術と狙撃と組み合わせたバトルは見てみたい
が、今は念だな
あれだけ酷く負けたのに律儀に次の試合も頑張っちゃうリールベルトたん萌え
>>191-192 副音声で念が見えてる人用と見えてない人用の二声実況してると脳内保管しておいた
つまりあの実況お姉さんは凝の達人で、
ゴンキル「いざフロアマスター挑戦!」
↓
「フッフフ、では私がお相手しましょう」
↓
ゴンキル「な、なにーっ!あなたは実況の!!?」
という流れ
208 :
マロン名無しさん:2009/08/04(火) 04:30:13 ID:r4bRUf45
三戦のうち二戦が不戦勝
結果的にはキルアが一番得しているが、
神(冨樫)によって出番をことごとく削られていると言えなくもない
サンダースネイク(100万ボルト)がどれほど凄いのかよくわからないので
ピカチュウ10匹分と思っとくことにした
>>207 実は「ハンター試験はまだ終わっていない」というのは、
天空闘技場でそれなりのクラスに進出しないとハンターとして認められないってことだったりして
もちろん実況の女性は試験官でプロのハンター
>>201 技がバレてないことからインタビューを受けてないと思われるヒソカは大正解だなw
石板って故意に破壊していいものなのか?
ゴンの釣り竿はそれなりに活躍してるのにキルアのスケボーはあっさり消えたな
解説が普通にオーラだのなんだの言ってる…もう設定がよくわからん
>>210 仮免で一年間守り抜いて初めて正式認定されるとか思ってたわ
念を覚えないと直ぐ奪われるんじゃね?
と思ったんだけど念を覚ええるような奴らなら軽くハンター並に稼げるだろうから薄いか
観客ならともかく運営側が「なんか知らないけど勝手に倒れた!」とかいうレベルじゃ困るから
実況の人は凝ぐらいは使えて当然だろう、審判の人はたぶん暇なフロアマスター。
思ったんだが
ハンター試験の試験管のリッポーも念使えるんだよな?
じゃあいつが捕まえるのに苦労した解体屋も念の使い手だったんだろうか?
キルアよく勝てたな
>>217 捕まえるのに苦労したなんて描写あったけ?
捕まえたのは一般の警察でリッポーのところに収監してるだけ。
一般人レベルの警察なら十分な脅威だろ。
ジョネスのあの無茶苦茶な握力とかは、無意識で念を使ってたんかなぁ
じゃあキルアの「ちょっと自分の肉体を操作して盗みやすくしたけど」も無意識の念?
ジョネスは純粋な怪力じゃないの
苦労して覚えた念を無意識で使われたらたまらん
無意識でつーか我流で念を覚えた奴はでるだろうけど。
そういう新キャラは本当に化け物なみの実力であってほしい。
>>223 我流だと基本がなってなくて戦闘だけでいったら逆に弱いかもよ
普通じゃない変な念の使い方を覚えちゃって特技として面白いことができるとかはあるかも
ヒソカってどういうふうに念覚えたんだろ
師匠について教えを請うのが想像できない
強い奴ならそれなりに敬意を払いそうでもある。
でも、「はいはい」とかなんか偉そうに学ぶ姿が思い浮かぶ。
>>225 意外に簡単ですねとか言って
免許皆伝を3日とかでしてそう
ズシとキルアみたく念能力者でも素でヒソカの方が強くて、そういう能力者をボコボコにして念の事を吐かせたんじゃない。
実際キルアは念使わずズシが念能力全開で戦っても殺す気なら勝てるでしょ。
「いよいよ今日から“発”の修行に入ります これをマスターすれば念の基礎は全て修めたことになります
あとは基本に磨きをかけ創意工夫をもって独自の念を構築していくだけです それでは始めましょう」
No.060 合格
ウイングがホワイトボードになにやら図を描きながら説明している。
「“発”とはオーラを自在に操る技術 つまり念能力の集大成ともいえます 放出系・強化系・変化形・操作系・具現化系・特質系の
6つのタイプに大別されます そこで大事なのは自分に合った能力を見つけること 念能力はその人の個性と深くつながっています
一つは生まれもった才能!もう一つは生活の中で磨かれた才能!例えばゴン君の場合 柔軟でバネのある筋肉は生まれついてのもの
研ぎすまされた五感は大自然を遊び場にして培われたものです 同じように念能力もその人が生まれつき持っているオーラの性質によって
6つのどれかにわかれます もしもこれから覚えようとしている能力があっても 自分のオーラの性質と合わなければ苦労することになるでしょう」
「これが属性の相性を示す表 六性図です」
強
/ \
放 │ │変
│ 発 │
│ │
操 \ / 具
特
強化系…ものの持つ働きや力を強くする
変化形…オーラの性質を変える
具現化系…オーラを物質化する
特質系…他に類のない特殊なオーラ(後天的に特質系オーラに変わることがたまにある)
操作系…物質や生物を操る
放出系…オーラを飛ばす
「近いものほど会得の相性がいい 例えば生まれもつオーラの質が強化系ならば強化系の能力の覚えが最も早く力もつきます
そしてとなり合う変化系・放出系も相性が良いので覚えやすく 逆に特質系の能力は非常に覚えにくい
ヒソカの場合オーラをゴム状に変える能力を使っています これは変化系 ギドは独楽と自身の回転力を高め武器として使用しているので強化系
しかし手元を離れている沢山の独楽を武器として使うのは操作系の能力も要求されるため相性が悪く 性能はいま一つでしたがね」
「そしてカストロ 彼の虎咬拳はすばらしい威力でした 極めれば随一の使い手となっていたでしょう
おそらく彼の天性の資質は強化系に属していたはずです しかし彼は分身を作る能力を選んでしまった
これは具現化系の能力です しかも分身(ダブル)を操る操作系の能力も必要な複雑高等能力 どちらも強化系との相性は悪い
苦手な能力を会得できたのは弛まぬ努力と武才の賜 しかしその結果彼は才能のほぼ全てをその能力に費やしてしまった」
「要するに選択ミスってことだろ でもさ」キルアが質問した。「自分のオーラがどの系統に属してるかなんて調べる方法なんてあんの?」
「あります」ウイングは何の変哲もないグラスを取り出した。「水見式」
ウイングはグラスを水で一杯に満たすと、水面に一枚の葉を浮かべた。
「心源流に伝わる選別法です “発”の修行としてもこれを用います ここに手を近づけ“練”をおこなう その変化によって資質を見分けます」
ウイングがグラスに手をかざして練をした途端、水が勢いよく溢れだした。「水が…すごい勢いで増えてる!?」
「“水の量が変わる”のは強化系の証 私のオーラが強化系の性質に属していることを示しています」
「さあ三人とも試してみなさい」「勝った人からな ジャ――ンケ―――ン」
その結果、まずはゴンから水見式を試すことになった。すると、グラスの淵をチロチロと水が伝い出した。「お!ゴンも強化系か」
続いてはズシ。「む!!」今度は葉がユラユラと動き出す。「葉っぱが動いてるっす!!」「“葉が動く”のは操作系の証です」「お――ー」
「よっしゃ最後はオレだ」ところが、キルアが練をしても視覚的には何の反応も見られなかった。
「何も変わんねーぞ」「そうですね」「?」「もしかしてオレって才能ねー?」「いえいえ 水をなめてみて下さい」
「…………!?少し甘い……かな?」「ほんとだ これただの水じゃないの?」
「“水の味が変わる”のは変化系の証です さあこれで3人のオーラがどの系統に属するかわかりましたね
これより4週間はこの修行に専念し 今の変化がより顕著になるよう鍛錬を続けなさい」「押忍!」
三人は粛々と発の修行に励んだ。
そして、ある日のこと。
「もしもしゴンだけど」電話に出たのは私服(?)のヒソカだった。「やあ待ってたよ ボクといつ戦うか決めたかい?」
「ああ 7月10日に戦闘日を指定するから 天空闘技場で戦ろう!」「……オ―ケイ♦ 楽しみにしているよ♥」
「さあ それでは修行の成果を見せてもらいましょうか」
ゴンは一つ息を吐き出すと、ウイングの前で発を行った。グラスの水が見違えるほどに増水していく。
「おお!!」「すげ―――勢いだぜ!!」ウイングの頬に冷や汗が浮かんだ。「よろしい」
「次キルア君」「おう」続いてキルアも発を披露する。「いいぜ」「!」「すごく甘い!!ハチミツみたいだよ!!」
「まったく……たいしたものです 2人とも今日で卒業です」「!」「そしてゴン君 裏ハンター試験合格!!おめでとう!」
!?
「え」「?」ぽかんとする三人。
「念法の会得はハンターになるための最低条件 なぜならプロのハンターには“相応の強さ”が求められるから
邪な密漁者や略奪を業とする犯罪者を捕えることはハンターの基本活動 犯罪抑止力としての“強さ”がどうしても必要となる」
「しかし悪用されれば恐ろしい破壊力となるこの能力 公に試験として条件化するのは危険 それゆえ表の試験に合格した者だけを試す」
「なんだよ 最初からオレ達に教えるつもりだったのかよ」キルアが呆れる。「ええ “やる”と言ってくれれば」
「ちなみに心源流の師範はネテロ先生ですよ お2人のことは師範から色々聞きました」(あのジジイか…)キルアが心の中で悪態をついた。
「キルア君 ぜひもう一度試験を受けて下さい 君なら次は必ず受かります 今の君には十分資格がありますよ 私が保証しますよ」
キルアはちょっと照れつつも答えた。「……ま 気が向いたらね」
ゴンが思い出したように尋ねた。
「ねえウイングさん 他の人達が今どんなか聞いてる?」「ええ ハンゾ―とクラピカは別の師範代の下 すでに念を会得しました」「!」
「イルミとヒソカは初めから条件を満たしてます レオリオは医大試験受験後に修行を開始するようです
ポックルは“練”の修行にかなり手こずってるようですね」「みんながんばってるんだね!」「だな」
「最後に一つ忠告です 明日の試合くれぐれもムリをしないように!!」「は―――い」
ゴンとキルアを見送った後、ウイングがズシに指示を出した。「ズシ あなたはあと4週間同じ修行です」「押忍…!」
「自信を持ちなさい あなたの上達の早さは並じゃない 10万人に一人の才能です」「押忍!」
「ただあの2人が1000万人に一人の才能を持っていたというだけです」「押忍!」(なぐさめになってないっス……)
しかし、ズシの顔は晴れやかだった。「でも絶対いつか追いついてみせるっス!」
そして 決戦当日
さて、コップはあるから葉っぱを取ってくるか
ハンゾーさんも1000万人に一人の才能だって!?
ここに来たのって偶然じゃないの?何で全部把握してるのウイングさん
偶然だけと心源流の繋がりで全師範代に伝わってるんだろうね
多分合格者は電脳ページで「ハンター試験 合格後」とかでめくって
トップに来る心源流のサイトでこのことを理解して弟子入りするのが本来の流れなのだろう
念と習得具合と実力は比例してるんだな
忍法という特殊技術を修める中には、
ある程度その辺の素養を鍛える部分もあったんじゃね 座禅とか
纏絶練発や心源流っていうのも和風なネーミングだしなー
ポックルに脱落フラグが……
試験でも扱いが小さめだったし出番二度とないかもね
ポックルって「ふつうはそんなもん」ていう基準みたいな扱いだからこの扱いも仕方ないのかな
一般的にはそんなもん、だからこそ桁外れて凄い奴らの凄さが際立つっていう
あ、なるほど。ポックルはそういう役割を負っているのか
話の本筋に関係ないけど
他の変化も知りたいな
他にありそうなのって何だろう
放出系・・・・・水が飛び散る、霧になる、蒸発する
具現化系・・・葉っぱが増える、色が変わる
特質系・・・・・ありえないことが起きる
クラピカの習得の早さは
主人公補正じゃなくて「人気投票の結果」補正か
>>245 そこは一応「旅団への復讐心補正」とか
「斡旋所のねーちゃんに門前払いされて悔しかったプライド高い補正」とか言ってあげようよ
…どっちにしろろくなもんじゃねえw
>特質系・・・・・ありえないことが起きる
ぱるぷんて
キルアの水、味だけじゃなくて質もハチミツみたいな粘液になってる
どんな原理だwww
じゃあキルアの能力はオーラを蜂蜜にできることでいいの?
甘い物好きだからこんな能力になっちゃったの?
能力を拡大解釈して
「ハチミツのような粘性のあるオーラ」「相手を甘い気持ちにさせる能力」
ごめん、無理だった
>>249 どうしよう
こんな能力でこれからどうやって戦っていけばいいんだorz
蜂蜜を元にミツバチを・・・
ごめん、無理だった
クラピカはヨークシン編で因縁の旅団との決戦がまってるからなあ。
ヒソカやあの女を見るに旅団全員か上位メンバーは念能力持ちだろ。
このノリでいくとヒソカがこれやったらゴム味になるの?
ゴム味ってかガム味なんじゃね?
放出ってのがいまいちイメージ出来ない…
単純に霊丸みたいな攻撃が出来るってことか?
>>256 そうだろ
カメハメ波とかな
あと、手から気功だして心霊治療とかもあるから
ホイミっぽいことももしかしたらできるかもしれんぞ
リールベルトの車椅子動かすやつは放出でしょ
サダソは具現化系でいいのかな?
幽白で言えば
幽助→放出系(霊丸)
桑原→変化系(オーラを剣に)
蔵馬→操作系(植物を操作)
ってかんじかな?
飛影はどうなんだろう
黒龍波は召還だから放出でも変化でもないし、あえて言うなら操作系?
スカトロって実はものすごく器用だったんだな
強化系なのに具現化系で分身作ってさらにそれを操作系で操って
しかも分身作るための念を身体から放出してる(身体から切り離してる)んだから
もしかすると放出系能力も使ってたんじゃね?
>>266 いや、
桑原は
霊気で剣を作る→具現化
次元を切る→特質
で、
飛影は
妖気を炎の性質に変える→変化
だろう
まあその辺はのちのちわかっていくんじゃないの
>>261 それで才能使い切っちゃったけどな
普通に強化系の能力にしとけば、ヒソカも認めてくれたかもしれないのに
てか、ビーフストロガノフさんにはまともな師匠いなかったのか?
いたらそのくらい教えてくれると思うけど
具現化か操作を得意とする能力者がやったらもっと凄いことできるのかね
相手のダブルをつくるとか
>しかし、ズシの顔は晴れやかだった。「でも絶対いつか追いついてみせるっス!」
ズシ、どんだけ良い子なの
俺なら確実にすねる、ぐれる、いじける
仙水は放出系
刃霧は強化系+操作系?
御手洗は操作系?
神谷は操作系
天沼は具現化系
樹は特質系?
槙原も特質系か?
シャドーは操作系
タブーは特質?
コピーは変化系だけど記憶のコピーとかもあるから特質系か?
>>267 仙水は霊気を具現化した鎧とか纏ってなかったっけ?
テリトリー使いは全員特質っぽいけどな
ってか特質ってべんりだな
その他の能力は全部特質w
トグロは強化系か
キルアのハニーオーラはポンズ再登場フラグだろJK
>>269 ラスボスは100%中の100%に肉体操作したウイングさんですね
>>270 あーいう蜂はハチミツを食料にしないと思うんだ…
扉絵のリオレオかっけー
全てお見通しの上でもったいぶっていたウイングさんが原黒に見えてきた
>レオリオは医大試験受験後に修行を開始するようです
普通自動車免許程度のレベルだと思ってそうでむかつくな
レオリオとしては、念の修業する必要なんてなさそうだけどな
金さえあればいいんだから
ネテロが師範で師範代達が念を教える裏試験に携わってるということは
ハンター協会は心源流が深く関わっているということだろうな。
そもそも心源流の人間が協会を設立したとか。
カストロやギドが自らのオーラの属性と能力の相性を知らなかったことから
念を体系化・理論化したのは心源流のオリジナルの可能性が高いな。
闘技場のアナウンサーがいつの間にかオーラに言及してたように
そのうち念能力者が皆「俺の能力は○○系」とか普通に口にしそうだがw
もしレオリオが放出か特質だったら
相手を癒す能力とかが使えていいんじゃない?
その他の系統でもなんとか医術に役立つ能力として使いそう
>260,
>>262,
>>267 冨樫自身も自分の幽白をはじめ気やオーラ等が出てくる漫画の能力を
体系化したかったんだろうな。
2chの漫画系の板で「○○(漫画名)の能力を念の属性に当てはめたら」
みたいなスレが乱立しそうだw
なんかますますスタンドバトルちっくになってきたなぁ。
あんま能力を増やし過ぎると、分類不能で特質ばっかりになりそう
ヒソカの腕を繋げた女はオーラを糸状にする変化系なのか、
それともオーラで糸を物質化する具現化系なのか?
ヒソカの“薄っぺらな嘘”も変化系か具現化系か判らんな。
平面だと物質化ってほどのものとは考えにくいけど
一般人にも見えるものはやはり具現化系なのかな。
>>280 あー、それは俺も思った
でもきっと違う方向性を見出してくれると信じよう
>>282 スカトロのダブルが観客にも見えてたことからして
たぶんそうだろうな
でもバンジーガムのほうが得意だと仮定するとたぶんヒソカ自身は変化系で
だからこそ平面しか無理だし触ったらばれる程度にしか具現化系を使いこなせないのかもしれない
“錬”の延長線上ともいえる強化系を基本として高めたオーラを体から離す
放出系・操作系とオーラの質を変える変化系・具現化系の系統に分かれるのか。
で、特質は基本の対極にある、と。
オーラの変化を保ち続けるのは体と切り離さない方が楽というのは何となく解るな。
ほんと、良く出来てるというか冨樫はこういうのを考えるのが得意だなw
>>283 “領域”は能力効果範囲に特化してて上手くスタンドと差別化したなと思ったけど、
結局“医師”とか“水兵”とかスタンドっぽいヤツが出てきたしなぁ…。
医者免許を取ってから念を覚える
試験のバトルのときも怪我してるから少し休んでって後回しにしたよね
レオリオの性格かな
誰かも言ってたけど
レオリオは別にハンターにこだわる必要はないんだよな
ライセンス売っぱらって7代遊べるだけの金を手に入れれば
貧しい人のための医者になるって夢のための資金としてはじゅうぶんなんだから
せっかく念の存在を知ったんだから身につけて医療行為に利用するとしても
ハンターであり続ける意味はないし、ライセンスさえ持ってなきゃ狙われることもないんだから強くなる必要もない
まあ、俺だったらもったいなくてどんなに大金でも売れないけど
でも念を覚えないとこれからついてこられないだろうしそうでなくても普通の手段で医者になるなら勉強漬けだよな
レオリオの未来はいかに
>>289 漫画的には念がなきゃついてこられないだろうけど
現時点でのレオリオという人物設定では、念を覚えてまでついていく必要がないんだよ
人助けだけなら才能はあるが医者になれない人の資金援助とかでもいいよな
自身が医者になりたいわけだからそうはいかないが
>>290 そりゃそうだけどこのまま作品からフェードアウトしたらメインキャラに近い扱いなのにもったいないって思った
まあ念能力なんかなくても作者がその期になれば出番つくれるだろうけど
医者に限らず、人材育成に莫大な金銭エネルギーが必要な分野って
七代遊べる程の金が入るアテがあるなら、
基金作って法人登録して、運用益上げたり各方面にコネクション作ったりして
それだけでいっぱしの人物になれるよな
もちろんその分野の基礎はしっかりしてないといけないだろうけど
やや特殊なのもあるが基本的に身体能力あればクリアできるようなハンター試験で七代遊べる金とか
200階まで行く過程でその代ぐらいは十分暮らせそうな金入る闘技場とかこの世界は肉体労働者に優しそうだな
現実世界だって一流のサッカー選手にでもなれば
あとは遊んでくらせるぜ
現実世界のアスリートも、常人離れした身体能力って点ではハンターや念能力者と変わらんもんな
HUNTER×HUNTER 単行本第6巻発売(1999年10月9日 第一刷発行)
週刊少年ジャンプ H.11年19号〜26号、30、32、37・38号合併号掲載分収録
No.6 ヒソカの条件
もちろんシールですよ。
≪前巻までのあらすじ≫
ゴンは父のようなハンターになることを夢見て、超難関と言われるハンター試験に挑戦。
ついに最終試験までが終了し、ひとまず合格となったゴンたち…。その後、最終試験で失格となったキルアに会うため、ククルーマウンテンへと向かう。
“試しの門”をクリアし、無事、合流を果たすもそれぞれの目的のため、半年後のヨークシンシティでの再会を誓い、クラピカとレオリオは別れを告げた。
そして、ゴンは4次試験での借りをヒソカに返すため、キルアと共にゼロからの出発を期し、天空闘技場へと足を踏み入れた!!
No.045 レン
No.046 ネン
No.047 見えない壁
No.048 ヒソカの条件
No.049 戦闘開始!!
No.050 ゼツ
No.051 点
No.052 カストロ
No.053 ダブル
No.054 敗因
●HUNTER×HUNTER誕生秘話 画:とがしよしひろ王子
妻:直子姫「王子さま ハンター×ハンターの生まれたいきさつを!」
夫:義博王子「突然私の脳に神が降りてきたのだ!!その神の名はバモイ…」
ドス!!
王子、後頭部を姫に包丁で刺される。
義博王子「ボクちゃん色々なものを集めるのが好きだったのね 古本とかカードとかカンバンとかガイコツ関係とか」
直子姫「うんうん」
義博王子「それぞれ集め方にもいろんな手段があって面白くってさ でも共通するのは欲しかったものをゲットする瞬間の快感ね」
直子姫「わかるわー そのキモチ」
義博王子「なんとかハンターってタイトルのマンガはいつか描こうと思ってたんだけど どうせならいろんなハンターを描きたいと考えたのだった
ちょうどダウンタウンの番組やってて “何で2回言うねん”って言ってたからハンター×ハンターにしてみたのだワン」
●タイトルのはなし〜幽☆遊☆白書の場合〜
ハンターハンターのタイトルの由来は前記の通りであるが「幽☆遊☆白書」はすんなり決まったわけではなかった。
企画会議というものがあって、そこにネーム(下書きのようなもの)を提出するときはまだ題名が全く未定だったので
「ユーレイ入門(仮)と描いておいた。その後企画がOKとなったので正式にタイトルを考えようとなった時、最初に提案したのが「幽☆遊☆記」である。
いずれ妖怪と対決することも意識して西遊記をもじったのであるが、「実は同じ時期に珍遊記っていう漫画始まるんだよ。しかもあっちが先だしね〜」と
言われ、それならと思いついたのが幽☆遊☆白書である。別に〜伝でも〜物語でもよかったのだが、最初に思いついたのが白書だったのでこうなった。
要するにその場のインスピレーションだったのである。
●タイトルのはなし その2 〜レベルEの場合〜
実はこれも最初のタイトルではない。連載が決まった当初、話自体は1話分しかできておらず、私としては毎回(毎シリーズ)主人公を変えて
宇宙人ネタやろうと思っていたので題名は「エイリアンクライシス」としていたのだった。
しかし「少しストレートすぎるんじゃないか?」との指摘があり、考えた末「レベルE」とした。ちょうどビデオを借りていてそのタイトルが
「レベル4」だったので、という安直なきっかけであり、しかもレベルEのEはエイリアンのEのつもりだったのが
299 :
◆P9MoonSjzo :2009/08/06(木) 00:31:14 ID:zjXtoEZ2
「エイリアンはAだよ」とつっこまれ「E.Tの方です」と苦しい言いのがれをしたことを覚えている。
ちなみに作者の英語力は共通一次の自己採点で200点満点中70点というていたらくぶりである。
86P…色ぬりクラピー
118P…色ぬりゴンちゃん
138P…色ぬりヒソヒソ
158P…色ぬりレオリオ
178P…色ぬりキルくん
198P…でかすぎてコミックスの表紙に入りきれんかった絵(レオリオとキルア)
レオリオ:ようやく出ましたね6さつ目!!
ゴン:何のですか?
クラピカ:コミックスのことだよ
キルア:あれ?でもおかしーな 普通に毎週描いてりゃ確か8月くらいには…
レオリオ:いや――― めでたい!!
ゴン:これもみんなの応援のおかげ!これからもよろしくね!
キルア:手紙とかちゃんと読んでるぞ 読んでるなら証拠として○×して下さいとか言わないよーに
レオリオ:このページ 実は本編に関連性がないってことでカットされちゃう予定だったんだ
ゴン;でももったいないからね
クラピカ:せっかくだからね
キルア:でもカラーじゃないんだろ?
レオリオ:ってなところで
クラピカ:7巻もよろしく!
バモイドオキ神はシャレにならん…
しかし夫婦は仲良くやっているようだな
人間幸せだと書く字が大きく丸っこくなるらしいが
ハンタ誕生秘話のところの文字なんか特にそうだな
お、王子?姫!?(゚Д゚)ポカーン
>ちなみに作者の英語力は共通一次の自己採点で200点満点中70点
これで山形大教育学部入れたんだから他の教科はさぞ出来がよかったんだろうな
逆に感心した
やっと6巻出たよ
コンビニで売ってるかな
王子ってのは童話に出てくるイケメンの白馬の王子を想像するから違和感があるのであって
レベルEのバカ王子みたいなもんだと思っとけばまだマシ
おいおまえら、YOUNG YOUでも武内直子が冨樫との馴れ初め描いてるぞw
レオリオの話もどるけど
ライセンスあれば危険区域とか戦闘地域とか1人でズカズカ入って治療してそう
>お、王子?姫!?(゚Д゚)ポカーン
わざとだろ
わざとにきまってる
皆にそういうツッコミさせるためのネタだよ、うん
でなきゃこんなうすら寒くて痛いこと書けるはずがない
そう思いたい
311 :
マロン名無しさん:2009/08/06(木) 02:03:17 ID:EfxPnh6I
単行本では語られなかったけど来週からアニメ始まるね
超楽しみ
直子姫の描いた冨樫王子はかっこよかったぞw
313 :
マロン名無しさん:2009/08/06(木) 15:46:35 ID:BdGAbW60
幽白って気が付いたらバトル物って訳じゃなかったんだね。ある程度予想してたのか。
とそれから福島に住んでる自分はワンピースは見れるけどハンターハンター見れない。
てか何でたけしはやらないの。
とっさに出てきたのが白書っていうのもすごい話だ
>>313 バトル展開を予想だと?
ぜってー見栄張って言ってるだけだろ、冨樫
幽助不活編と霊界探偵編以降じゃ完全に別の漫画じゃねーか
体に霊体が戻ったら霊界探偵に任命されて、それに付随してバトル、ってくらいは考えてたかも
まさかあそこまでバトルまみれになるとは思ってなかっただろうけど
>>316 でもさ、最初から霊界探偵描こうと思ったら実は復活編っていらないんだよな
どう考えてもある程度人気があって連載続けられそうだから人気のバトルに移行しようかな
って感じの流れだったと思うんだけど
キルア空気読む気ゼロだなw
No.061 決戦
「ゴン選手!!VSヒソカ選手!!いよいよ注目の一戦が始まろうとしております!!
おっと先にゴン選手が現れた!!今日は手ぶらで登場です!!現在4戦して3勝1敗!!波にのってます!!」
客席からはキルアとウイングが見守っている。
「さぁ――― そして反対側のゲートが開き始めたァ!!ヒソカ選手の登場だァ――――――――――――――――――!!
現在9勝3敗!!勝てばフロアマスター 負ければ一転地上落ち まさに分け目の勝負!!
しかし闘技場(リング)に姿を見せればいまだ負けなし!!無敗神話は続くのかァ―――――――!?」
軽く腕をストレッチした後、ヒソカはゴンの視線に気づいて顔を向けた。ゴンの目は好戦的な光を宿していた。
「………」(そんな目で見つめるなよ♠)
ヒソカの股間に熱が集まった。――興奮しちゃうじゃないか…♥
(なんて禍々しいオーラだ…)ウイングは心配そうだ。(ゴン君… 無理はよせよ……!)
「ポイント&KO制!!時間無制限一本勝負!!始め!!」
「ふ!!!」開始と同時にゴンが突っ込んで行き、ヒソカに右ストレートを繰り出すが軽く避けられ、逆に肘鉄を喰らってしまった。
「!!」ゴンは急いで体勢を立て直し、顔面に向かって幾度もパンチを繰り出す。
しかし、やはりヒソカに見切られてしまい、手刀に気を取られたゴンはヒソカに蹴り上げられてしまった。
すぐに着地し体勢を整えると、ヒソカの傍らに回りこんでパンチをかますがあっさりかわされ、右ストレートをぎりぎり避ける。
再度顔面に向けてパンチを繰り出すも、余裕で避けたヒソカに逆に押し出されてしまった。
320 :
◆P9MoonSjzo :2009/08/06(木) 22:49:17 ID:zjXtoEZ2
「く〜〜〜〜っ」しかし、めげずに再びヒソカに殴りかかっていくゴン。「りゃあっ!!」
やはりヒソカはゴンのパンチを全部かわし、ゴンの顔に肘鉄を一発。しかしゴンはそのまま顔面に向かって渾身の力で蹴りを入れようとした。
防御の構えを取ったヒソカの左腕がビリビリと震えた。
ゴンは一旦ヒソカと距離を取ってから再びヒソカに向かっていく。ヒソカの拳左腕でガードすると、何度でもパンチを繰り出す。
それでも、ゴンは一度としてヒソカの顔を殴ることは出来なかった。
ヒソカは不意に左腕でフェイントを入れると、右ストレートを繰り出してきた。ゴンの頬に見事にヒットして、ゴンはそのままヒソカと間合いを取った。
「クリーンヒット!!1ポイントヒソカ!!」
観客はどっと沸いた。「すっ…すさまじい攻防です!!実況をさしはさむスキさえありませ―――――――ん!!」
「くくくどうした?まだボクは開始位置から動いてさえいないんだけどねェ……♦」「え?ホント!?くそ〜〜〜見てろよ」
(よ―――し 全部当てるつもりで攻撃するんじゃなく フェイントをまぜると効果があるんだな…)
(楽しんでやがるぜ ヒソカの野郎)観戦したキルアは冷静に分析していた。
(やっぱり実戦技術は天と地の差だ…!――でも弱味はある!!ヒソカが自分が格上だと自覚している だから逃げない!そこにつけいるスキはある!!)
(それならあの手だ!!)ゴンはヒソカに向かっていくと、フェイントを一つ入れ、素早い動きでヒソカを翻弄した後、
ヒソカから飛びのいて、なんとヒソカの側の石板を引っぺがした!
「だっ!!!!」「出たァ――――――!!!ゴン選手の石板返しィ―――――――!!!」
ゴンが石板に蹴りを入れると、細かく砕かれた破片がヒソカを襲った。(石板を砕いて石つぶてに!!)
ヒソカはそれでも破片をすべて防御するが、気づけばゴンの姿が見えなくなっていた。――ゴンは!?どこだ!?
石板の陰に隠れていたゴンは、気づかれる一瞬前に、ヒソカの頬に右ストレートをキメたのだった。
凝使ってる人は股間にオーラが集まってるのがわかるんだろうか
あれは股間にオーラが集まってるのか?w
血が集まってる表現だと思ったがw
BO★KKIだろ?
皆まで言わせんなw
うほっ いい眼つき
石板逃げてー
試験管ごっこの時とは違い
ゴンがヒソカにビビらなくなったな
トリックタワのトンネルに穴開けたり闘技場の床をひっぺがしたり
会場破壊に定評があるゴン
ヒソカwwwズギュ〜ンてwwwww
もうゴンは石板を具現化する能力とかにしたほうがいいんじゃないのか。
強化系から遠いからメモリの無駄遣いかもしれんが。
> 現在9勝3敗!!勝てばフロアマスター 負ければ一転地上落ち まさに分け目の勝負!!
今は200階クラスのフロアマスターは不在なのかな
確か前は挑戦権だったような気もするけど不在ならいきなりマスターになってもおかしくないか
フロアマスター(戦)という意味でも通じる気はするが…
全然フロアマスターが描写されてないこともあってよくわからないな
フロマスターになるとどうなるんだっけ? 世界最高の家?
スポンサーやら流派立ち上げできるらしいから
こっちのヘビー級チャンピオンみたいなもんじゃない。
ファイトマネーはでなくとも利権でうはうはと。
>>331 バトルオリンピアに出場できるだけ
それで優勝すると最上階が自宅にできる
>フロアマスターとは21名の最高位闘士のこと!!200階から250階までの各フロアをそれぞれたった一人の闘士が占有しています!
各フロアを一人が占有してるのに21人しかいないのかよ
200階以降のシステム、マジで意味不明
わかった
200階クラスで10勝するとフロアマスターになると同時に210階クラスへ行けるんだよ
つまり210階クラス以上は基本的に全員フロアマスター
で、何か条件を満たすとフロアマスターの資格を剥奪される
フロアマスター剥奪条件はクラス降格条件と同じかもしれないし違うかもしれないが
フロアマスターが現在21人ってことは恐らく違うんだろう
ゴン達の今回の目的はヒソカとの再戦だからフロアマスター関係はあまり詳細わかんないだろうな。
今後フロアマスター自体はでてくるだろうが。
フロアマスターってこの業界で権力だけはあるロートルで実力はとっくに衰えきってるんじゃなかろうか。
名目上師範で実技や試合は全くしない道場の爺とか、プロレス団体の社長みたいな存在でさ。
十勝する前に四敗すると脱落ってシステムもフロアマスターへの挑戦者自体殆ど出ないようにするためとか。
いわば達人は保護されてるってやつ。
ヒソカが期限ギリギリに登録して不戦敗とかダラダラしてるのを見てもフロアマスターと戦うことに魅力を感じてるとは思えない。
世界最高クラスの実力者たちならヒソカはとっとと十勝してとっくに戦ってるだろ。
ヒソカにとってはスカトロやゴンとの戦いの方が楽しいみたいに見える。
そろそろカストロなのかスカトロなのかわからなくなってきた件
∧_∧
[≧ヮ≦]
339 :
代理:2009/08/07(金) 23:08:55 ID:???
石板を砕いて目くらましをしたゴンは、ヒソカの顔に見事右ストレートを決めた。「クリティカル!!2ポインッ!!ゴン!!」
「何と――――――――――――!!ゴン選手にクリティカルヒットがでましたァ――――――!!
これでポイントはひっくり返って2対1!!ゴン選手リード!」
No.062 本気
「え―― しかし攻撃の印象ではヒソカ選手 それほどダメージを受けたようには見えませんが 今の得点やや疑問が残ります!!」
実況の隣に座っていた顔の濃い男が口を出した。「審判にはポイントをつける際の好みがあるんだよ」「ああそうなんですか」
「ダメージ重視でポイントをつける審判もいるし 戦闘や技術を評価する審判もいる 今のは石板をうまく攻撃に利用した所が
戦術点として高く評価されたわけだ」「なるほど!!で 誰?アンタ」
(よし!!!!)ゴンは思わずガッツポーズを取った。
ヒソカは微笑むと、ゆっくりとゴンの側に歩み寄ってくる。
「おおっと試合開始から始めて動いた!!口元には薄く笑みを浮かべております!!ここからが本当の勝負ということか―――――?」
すると、ゴンもヒソカに向かって歩き出した。「お!?」そして、対峙する2人。「おお!?」
ゴンは上着のポケットから、ハンター試験でヒソカに貰った44番のプレートを取り出すと、ヒソカに差し出した。
ヒソカはそれをしかと受けとった。「おおー!?」二人はそのまま戦闘態勢に戻った。
「今のは一体何だったんだ――――!?わから―――――――ん!!」
「念について…どこまで習った?」「? 基礎は全部」「そうか キミ強化系だろ?」「えっ なんでわかるの!?」
「くくく キミはカワイイなぁ♥ だめだよそんなカンタンにバラしちゃ♦」「〜〜〜うるさいな なんでわかったんだよ」
「血液型性格判断と同じで根拠はないけどね♦ ボクが考えたオーラ別性格分析さ♥」
340 :
代理:2009/08/07(金) 23:09:17 ID:???
ヒソカがゴンをビシッと指さした。「強化系は単純一途♥」これにはキルアも納得。(あってる…)ズシも横のウイングを見て納得。(あってる…!)
「ちなみにボクは変化系♦ 気まぐれでウソつき♠」ゴンは心の中で頷く。(あってる…!!)変化系のキルアも納得。(あってる…!!)
「ボク達は相性いいよ♥ 性格が正反対で惹かれあう♥ とっても仲良しになれるかも♦
だけど注意しないと変化系は気まぐれだから 大事なものがあっという間にゴミへと変わる♠」
ズシは手に汗握って見守っている。(操作系の性格も 教えてほしいっス……!!)
「だから ボクを失望させるなよ ゴン♠」ヒソカのオーラが一気に禍々しさを増した。
突如、ヒソカが猛スピードで迫ってきた。顔に肘鉄を喰らい、ゴンは吹っ飛ぶ。「!!!!」
そして、ゴンが床に叩きつけられる前に、ヒソカが素早く着地点に回り込んだ。これにはキルアも息を飲む。(速い!!)
「がっっ」背中に突きを喰らい、吹っ飛ばされたゴンが体勢を整える前に、もうヒソカはすぐ側まで迫ってきていた。
ヒソカの蹴りを慌てて避けるも、代わりになんと石板が観客席に突っ込んだ!
「……」「な……」見ていたキルアもウイングも絶句してしまっていた。
「な 何というキック力!!石板を観客席までけり飛ばしましたァ――――――!!」
ヒソカは再び間合いを詰めると、今度は両手を組んで殴りかかってきた。「ぎっ」慌てて距離を取ろうとするゴン。完全に押されてしまっている。
「速い!!速い!!!速――――い!!!!みせたヒソカ!!本気です!!」
「クリティカルヒソカ!!プラスポインッ!!3−2!!」
「目にも止まらぬ連続攻撃にクリティカルの採点!!あっという間に再逆転です とまどいのゴン選手!!なす術なく距離をとります!」
「どうした?かかっておいでよ♥」「やだね!作戦中」ゴンはべッと舌を出した。
(速いっ!!目では何とか追えるけど体がついてかない!!このままじゃやられっぱなしだぞ…)
341 :
代理:2009/08/07(金) 23:09:39 ID:???
「そうかそれなら… ムリにでもこっちへ来てもらおうか…♥」「?」キルアが気づいて叫んだ。「!!ゴン!!“凝”だ!!」
――しまっ……
なんと、すでにヒソカの左人差し指とゴンの左の頬はオーラで結ばれてしまっていたのだった。「何が起きるか わかるかな?」
「うわあぁああ―――ぁあ!?」「ああ――――!?ゴンがヒソカに引きよせられる――――――!?」
待ち構えていたヒソカは、右の拳でゴンに殴りかかった!
「これ“伸縮自在の愛(バンジーガム)”っていうんだ♠ よく伸びよく縮む つけるもはがすもボクの意志♣ もう逃げられないよ♥」
操作系の性格は人を動かすのが上手い指導者向きの人と見た
練の修行を上手い話術でさせなかったところからもそれが伺える
性格診断か、こういう設定はちょっと面白いな
344 :
マロン名無しさん:2009/08/07(金) 23:35:07 ID:iG1V1e3v
やばい、プレート返したシーンでちょっと感動した
>うるさいな なんでわかったんだよ
おまwwwヒソカ相手になんつー口のききかたw
占いを信じるならリオレオも強化系だな
スカトロといいゴンといい
ヒソカは強化系がタイプなのか
先週突っ込み忘れたがヒソカ入場シーンで
「殺せ―――」「死ねーてめー」「血ィ見せろ血ィ血ィ血ィ―――!!!」って観客が叫んでるのなw
暗黒武術会並みにガラの悪い客だなw
一番の被害者は石板
ゴン&ヒソカ「石板は友達だよ☆」
プレート返すのはもっと後かと思ってたがそれだといつまでたってもライセンス使えないから
早めに回収しないといけない伏線だよな
>変化系は気まぐれだから 大事なものがあっという間にゴミへと変わる
これはつまりキルア父の発言と合わせてゴンとキルア決別の伏線ということか?
最近やたらとキルアが嘘をつくと思ってたら
これの伏線だったか
仲間が敵になるって好きな展開だけどキルアが敵になったら勝てる気がしないw
…トンパは変化系だらうか
ゴンと話すとき語尾がハートが多い
なるほどな
スカトロも単純だったもんな
おまいらスカトロ好き杉www
>>356 蜘蛛の女と会話してる時は全部ハートマークだったけどな
ゴンもいつかそうなるかな
ああ、プレートの事があったからひたすらパンチ入れようとしてたのか
すっかり忘れていたけどかっこいいな
ウイングって単純一途かな
今までの描写からしてそんな感じではないけど
長い間一緒にいるズシには思い当たる節があるのか
>>351 逆に言うと、早くにライセンスが必要になってくるということかもしれない
カイトとも近々会うのかな
>>352 だろうなぁ、露骨だし。
つーか幽白に当て嵌めるの、性格診断は無理だな。桑原もろ強化系になっちゃう。
ハンター試験組で言うと、ハンゾーなんかは強化かな?
ヒソカの語尾は
ハート→奇術師らしくおどけている時/ときめいている時
ダイヤ→ちょっとときめいてる時
クラブ→通常
スペード→攻撃的な気分の時/凄んでみせる時
こんな感じの印象
仙水や戸愚呂は一途だな。単純ではないけど
というか仙水は特質とか放出かもしれんけど
>>364 そういえばカストロ戦の最後の辺りでは語尾に何も付いてなかったな
あの時にはもうカストロがゴミになって何の感情も無かったって事か
オーラ別性格診断はヒソカが言う通り血液型占いと同じで何の根拠もないから
今後現れるキャラで単純でも一途でもないけど強化型とか普通に出てくるんじゃないかな
俺A型だけど几帳面でも神経質でもないしな
トグロは清々しいまでに純粋な強化系だなぁ。
仙水は人格ごとに能力が変わると思う。
ミノル、カズヤは放出系、シノブはなんだろうねぇ。
シノブは具現化かな?オーラの鎧とか。
具現化てのがいまいち想像出来ないんだけど、キルアに脅されたオーラハンドの奴みたいに
オーラを何かの形に留めるのは具現化じゃないんだよな?
一般人にも見える、普通の物質を作り出すのが具現化?だとすると1番無茶苦茶な能力だな
まだ出てもいない放出系が俺のクラスで大人気
皆幽助をそのままイメージしてるみたい
放出系ってのが一番バトル漫画にありがちな能力っぽいもんな
波動拳とかカメハメ波とか飛び道具系の技だろたぶん
あと、サダソは一応具現化系だけど未熟だから物質化が中途半端だったんじゃないかと推測
強化・ふははー!爆肉鋼体!
放出・レインボーサイクロン!
具現化・魔法アイテムを作り出す才能
操作・低級妖怪を口八丁でいのままに操る
変化・妖気を自在に変化させる
つまり、鈴木は全ての性質を使いこなす天才なんだよ!
全て中途半端w
まあ、普通に考えれば変化系なんだろうな鈴木
>>371 サダソは具現化してないほうがバトルにおいては好都合なんじゃない?
常に服を具現化させておいて実はマッパとかできんのかな
世界中の衣装を求めて飛び回るコスプレハンターとかならやりそう
>>376 できるだろうけど
具現化系は何でも作りだせるとかあまりにも便利すぎるからきっとなにか制限があるはず
服を具現化なんてくだらないことに能力使っちゃうともったいないことになるかも
>>369 人格がシノブに代わると霊気から聖光気に変わって
鎧を作ってみたり、風をある程度操ってみたりって描写があるから
どれにも分類不可能な特質系ってやつなんじゃないかな?
でもこれで、幽白キャラの能力が分類できるね。
トグロ弟→強化系
兄→特質?操作?
武威→強化系
鴉→具現化系
みたいな。
具現化系はヒソカがいってたメモリってのが重要なんじゃない。
あまり特殊だとその特殊なものしか具現化できなくなるとか
>>372 結構納得しちまったじゃねーかw
しかし、妖気の変化とか言ってたあたり冨樫にはすでにそういうオーラへのイメージみたいのはあったのかもね
作者の中の超能力バトル漫画の要素を体系化したって感じか
具現化系がピンとこないけどカストロのダブルの延長線上をイメージすればいいのかな
>>384 延長線っつーかズバリそのものなんじゃないの
あt、桑原みたいに特殊な武器を念で作り出すとかたぶんそんな感じと見た
桑原が霊剣を飛ばした時に
「慣れない放出型の技を使うには〜」などとも言われてるな
しかしきっちり説明してきたな
念の設定や発想自体は別に斬新でもないっていうか
放出だの具現化だの今までの少年漫画でもよく使われてて
なんとなく雰囲気で読者が納得してたもんだが
ここまでばちっと体系だてるとはな
他の漫画家がこういう能力設定を使いづらくなりそうでちょっとかわいそうかもしれない
こんなにしっかりと体系化してるんだから似たようなものが実際にあるんだよね?
とりあえず座禅を組んでオーラを感じるところから始めるわ
389 :
代理:2009/08/08(土) 23:04:09 ID:???
「ヒソカ選手会心の右ストレ―――――――――トォ――!!ゴン選手ダウ―――――ン!!」
No.063 これから
――オーラをゴム状に変えて標的にはりつける能力!!バンジーガム!!!つけるもはがすもヒソカ次第!!
ヒソカがくいくいと手招きをした。「スタンダ〜〜〜ップ♥ ゴォ〜〜ン♥」
「クリティカルア――ンダウン!!プラス3ポイントヒソカ!!!6−2!!!」「一気に大差!!やはりヒソカの無敵伝説は続くのか―――!?」
観客からはヤジが飛んだ。「立てコラ――」「審判―!!ヒソカよりじゃねーか―――!?」「やれる!!やれる!!」
「やれるか?」「もちろん!!」立ち上がったものの、ゴンの体はふらついてしまっている。
「ああ〜〜〜 立ったもののダメージはかなり大きいぞ!!」
「さて…ここで問題 当たればタダで一発殴らせてあげよう♥ ボクはいつキミのほっぺに“伸縮自在の愛(バンジーガム)”をつけたでしょう?
@ヒジテツの時 Aクリーンヒットの時 Bクリティカルの時」ゴンはじっと考え込んだ。(いつ!?いつだ…!?)
「Bだ!!両手で殴った時だろ!?」「ブ――― 答えはC“オーラ別性格分析の時に飛ばしてつけた”でした♣」
ゴンはショックで目を尖らせた。(汚っ…!!)
(くそ…ちゃんと始めから“凝”を使ってれば…)
「さて…一つ!忠告しておこう♦ キミが“凝”を使っていればCの場合ならボクが飛ばしたオーラに気づいてよけることが出来ただろう♣
だがもし@ABの時なら?」「……」ゴンははっとして思い当った。
「気づいたかい?ボクは直接攻撃の時も“伸縮自在の愛”をつけることができる♦
オーラを“隠して”使うのは相手が油断している時だけ♠ 普通は相手を殴った時ついでにつける♥
殴る時ならオーラが見えようが見えまいが関係ないだろ?」
(そうだ…… ヒソカの攻撃をよけられなきゃ 隠したオーラを“凝”で見やぶっても意味がないんだ!!)
390 :
代理:2009/08/08(土) 23:04:34 ID:???
客席のキルアは顔をしかめた。(やっかいだぜ…!!思ったよりずっと性質(タチ)の悪い能力(ちから)だ…!!)
――ヒソカの“伸縮自在の愛”を防ぐためには ヒソカの攻撃を全てよけなければならない!!
ウイングが補足する。「防御もダメ…!!ガードしてもその部分につけられてしまう!!」
「……」「さあ… おしゃべりはここまで♣ それじゃそろそろ 戦闘再…」言い終わる前に、ゴンが猛スピードでヒソカに突っ込んで来た。
(逃げられないなら 向かうまでだ!!!)
ヒソカはそんなゴンを見てゾクゾクと感じてしまっていた。(ああ〜〜〜ゴン!!ゴン!!)
(いい!!!キミすごくいいよ!!!その瞳(め)その表情(かお)その心意気!!ああ 今すぐキミを)
――壊したい…♥
ヒソカの光悦と狂気が入り混じった顔を見て、ゴンはぞっとして、がむしゃらにパンチを繰り出した。「うわぁあ――――――!!」
(ああ……でもダメダメ♣ もっともっと熟れてから……)
「!!!!」ゴンの拳がヒソカの顔にヒットして、観客が目を見張った。
「おお―――――――――!!?ラッシュ!!ラッシュ!!ラッシュ!!ラッシュ!!ラッシュ!!ラッシュ!!猛――――ラ〜〜ッシュ!!」
(崩すのが もったいなくなるくらい 高く積み上がるまでの ガマン♥)
殴られっぱなしだったヒソカはニヤリと笑うと、ついに反撃に出た。――“伸縮自在の愛”!!
「!!」「ああっとまたしても一体〜〜〜〜〜〜!?ヒソカの左腕に引きよせられて自らパンチをくら〜〜〜〜〜〜う!!」
「ぐ…!!」ヒソカは再びバンジーガムでゴンを引き寄せると、今度は右手でパンチをお見舞いした。「がぎっっ」
ゴンは今度はダウンせず踏みとどまった。
(よし!!今のはガードしたぞ!!バンジーガムでいきなりひっぱられるのも少しずつ慣れてきた!!これから!!これからだ!!
怖い!!でもここで恐怖に負けたら この先どんな相手とだって戦えっこないぞ!!)
391 :
代理:2009/08/08(土) 23:04:57 ID:???
ところが、審判はサッと手を掲げると判定を下した。「両者クリティカル!!プラス2ポイン――――ン プラスダウンポイント1!!ヒソカ!!9―4!!」
「え!?ダウンじゃないよ!!すぐ起きたもん!ガードしたし!!」しかし審判は黙って首を振るばかり。
「審判!!おかしいぞ――!!」「どこに目ェつけてんだよコラァ!!」
「さぁ――て!?またしても疑惑の判定!!採点基準への不満がブーイングとなって会場を覆いつくしております!!
全体を通してややゴン選手に振りなジャッジに見えます!!」
(あと1ポイント ダウンはおろかまともに攻撃をくらってもおしまいだ くそ――これからなのに)
「………くくくくく 油断大敵だよ ゴン♦ 右の方を見てごらん♥」「!?」
ヒソカに指さされた方向を見ると、なんとゴンの左頬目掛けて石が命中した!「!!?」ゴンは吹っ飛ばされ、床に叩きつけられてしまった。
ヒソカは指を指す方向をくるりと転換する。「あゴメン♣ ボクから見て右の方だった♠」
「キミが審判に文句を言ったスキに左手のオーラを石に投げつけた♥ すかさず“伸縮自在の愛”ですばやく縮むように発動♦」
ゴンが急いで起き上がるが、もう試合は決まってしまっていた。
「ダウン&クリーンヒット!!プラス2ポイン11―4!!TKOにより勝者ヒソカ!!」
「え!?これで 終わり〜〜!?」ゴンは不満たらたらといった表情。
「大した成長だ♣ だがまだまだ実戦不足♣ あと10回くらい戦ればいい勝負できるようになるかもね♥
あくまで天空闘技場の中だけならだけど♠ だからもう キミとはここで戦わない♥
次はルール無しの真剣勝負(せかい)で戦ろう♠ 命をかけて♠」去っていくヒソカの顔は真剣だった。
392 :
代理:2009/08/08(土) 23:05:18 ID:???
――遠い… けど 全然届かないわけじゃない!!もっと念を磨いて ヒソカに負けない力を見つける!!
「この結果ヒソカ選手は10勝を達成しフロアマスターへの挑戦権を獲得しました!!健闘したゴン選手も次はがんばってもらいたいですね!!
それではこの変で200階闘技場から失礼いたします!!」
後に、ゴンVSヒソカ戦を担当した審判はインタビューを受けることになった。
「判定は公正だったと自負している ただ今日の一戦は組み合わせの関係上採点基準を下げてでも早めに終わらせるのがベストだとは考えていた」
このTV中継を見ていた人々が何やらぶちぶち言っている。
「テクニカルジャッジってやつだな」「何それ!?」
「審判によっては危険な試合だと判断したらガンガン点数を与えて早めに決着をつけることがあるんだ」
「へ―――」「それも考えてかけねーとなァ」「あ――あ ゼッタイ10―0でヒソカだと思ったのにな――」
そんな人々は気にも留めす、ゴンとキルアが横切っていく。
「さて これでようやく目標クリアだな」「うん」「さあ もうここには用がねーし 今度はお前ん家行こーぜ」
「ホント?」「おう ミトさんにも会ってみたいしさ」(そうか… もう半年以上帰ってないもんな―――)「うん」
ゴンとキルアは荷物をまとめると、天空闘技場から旅立っていった。
――バイバイ 天空闘技場!!
テクニカルジャッジを知らなかった事と、10―0でヒソカの予想の関係がわからない
審判はゴンが殺されないようにサッサと試合終わらせたかったんだな
いい人だ
あるいはショタコン
でもそんな心配しなくてもヒソカはまだゴンを壊すつもりはなかったんだけどな
まだまだ遠い、か
これでヒソカはまだ当分の間ゴンの目標な訳だ
しかしいずれ殺し合いなんて本当にするのかなあ
それにしてはこの二人には殺伐さが全然足りないと思うが
>>393 ゴンの攻撃がポイントになったのは審判がテクニカルジャッジで点を甘くしたせい
それさえなきゃゴンの攻撃なんかいくらやってもヒソカにはダメージなしと見られて0だったはず
と言いたいんだろ、そいつは
>>395 ヒソカもゴンを憎しみから殺したいわけじゃないもんな
それよりタチ悪い理由からだけどw
これがスポーツ漫画だったらなんという爽やかなライバル関係といったところ
フロアマスター涙目w
しかしバンジーガムは面白い能力だな。妖しい感じがヒソカの性格とマッチしてるし
思ったより便利だなバンジーガム
戦闘以外でもいろんな応用ができるもんな
念自体を断ち切る力とかを手に入れれば対抗可能だけど
引き寄せられるのなら、踏ん張る力を強化すれば良いんだ!
パワーさえあれば逆にヒソカをひっぱる事もできるよな
それってヒソカがずりずりよってくるのか
>>400 するとパンチを構えたヒソカがすごい勢いで近づいてくるぞw
それにつけるもはがすもヒソカしだいだから
踏ん張られて引っ張り」返されるのがヤバイと思ったらはがされちゃう
格闘能力でヒソカを上回っている相手には効果薄いと思ったけど相手の足を床にくっつけるとかもできそうだな
>>405 バンジーガムを石につけてゴンを攻撃したみたいに
武器をつけてヨーヨーみたいに使えば遠隔攻撃もできそう
あ、もしかして無限4刀流のときって・・・
スパイダーマンみたいにいろいろ出来るよな
見破られても使える応用力がどうのこうのが
ちょっとわかった
しかもバンジーガムだけで充分強いから
その裏でドッキリテクスチャーで小細工しても
その存在自体に滅多に気付かれない
バンジーガムすら隠せば本当に魔術師のように相手を翻弄出来るな
というかそれが最高の形で決まったのがカストロな訳だ
やっぱりヒソカが粘着質な性格だからこういう能力になったんだろうか
全然無敵でも万能でも、というかそれ自体は攻撃力さえないのに強力な能力だな
うまく表現できないけどおもしれー
強力っていうか便利なんだよな
応用が効きすぎる
>>410 気紛れで嘘つき、大事なものがあっという間にゴミに変わる
こういう性格って粘着質とは違うような気がするが
ひとたび気に入ったものには異常なまでに執着する
ってとこは粘着かなーと
興味を失ったら簡単にはがれるけど
念との関連はさておき、
ヒソカの性格を選びなさいって問題でさっぱりとべっちょりの二択だったら、
やっぱべっちょりを選ぶかなあ いろんな意味で
416 :
マロン名無しさん:2009/08/09(日) 03:06:47 ID:R/ghe3lQ
ヒソカ対フロアマスターが見たかったのにいいい
こうしてヒソカはフロアマスターに殺られ
ヨークシンに行くこと叶わず天空闘技場に骨をうずめるのであった
>ああ〜〜〜ゴン!!ゴン!!
いい!!!キミすごくいいよ!!!その瞳(め)その表情(かお)その心意気!!ああ 今すぐキミを
――壊したい‥
ぶwwww
律儀にゴンの試合を見に来てくれたウイングさんとズシはいい人だなぁ
ヒソカVSカストロ戦のチケットが15万ってことは今回のチケットも高かったろうに
ウイングさんに関してはゴルアが試合するたびに見に来てくれてるし
キルアとミトさんの掛け合いが楽しみなんだがw
キルアが急に「次はお前んち行こーぜ」なんて言い出したのに少々違和感がw
予想
ゴンとキルアを連れてクジラ島に帰ると
なんと幻影旅団によって金品強奪され島民は皆殺しにされてしまっていた
ゴンキルはクラピカと共に幻影旅団と闘うことを決意
ゴンとキルアはウイングさんに「バンジーガム」や「ダブル」のような必殺技(「発」?)
の習得方法を教わらないまま別れちゃったけどいいのか
ヒソカが再度ストーキングしてくじら島まで追ってきたらどうしようw
ミトさんが気絶してしまうw
先回りしてミトさんと馴染んでるかもしれないぞ
「いい!!!キミすごくいいよ!!!」のコマのヒソカの手とゴンをつなぐバンジーガムが
まるでヒソカのナニが勃ってるかのような形になってるのは偶然じゃなく狙ってるんだろーか
興奮して股間に集中線とかヤっちゃってるし
あっちでは「イヤッホゥ!ヒソパイアwwwwwwww」とかの実況スレが立ってるんだろうか
>>423 ウイングさんは「卒業」と言っていたからな。
これ以上は教えて身につくものではないということか。
いやにあっさり終わったな、天空編
>>426 ヒソカ「お母さん 息子さんをボクに下さい♥(殺人の対象的な意味で)」
天空編ってなんかかっこいいな
トーナメント開催かと思ったら途中でハプニング発生で中断
最上階を目指すかと思えば念を習得したのでスルー
9月からヨークシン行かなきゃいけないからそう長引かせるわけにもいかないしな
>>426 ミトさん「あら ジン 急に帰ってくるなんてどうしたの?」
>>421 初めての友達が自分の家に誘いに来てくれて、
公園(天空闘技場)で一通り遊んだから、
「次はお前んち行こーぜ」て感じでマジ子供感覚。
子供ってそうだよなw
>>435 いくら何でもそれは勘弁してくれw
ヒソカはまだ20代だと思いたい
まあでもヒソカなら何かジンに関係してても不思議じゃないが
>>435 それだと話が終わっちゃうだろ。こういうのはどうだ
ヒソカ「ただいま」
ミト「あらお帰りなさい」
ゴン「…え…?」
ミト「紹介するわねゴン、私の弟のヒソカよ」
まぁくじら島は出発時みたいに無事じゃないだろうなぁ
主に新人ハンターをターゲットにライセンスを強奪する新たな勢力「ハンターハンター」が出現すると予想
>>440 タイトルを活用するのはかっこいいけど新人ハンター狩りって微妙にかっこわるいw
>>439 ヒソカ叔父さんかよw
それだとミトさんもただものではなさそうだな
実は姉弟そろって念能力者だったり
そういえば丘の上の王子様ことアルバートさんは
アンソニーの叔父さんだった事を思い出した
けどヒソカ=実はゴンの血縁なんて大ネタはやるとしたら
連載もいよいよ大詰めになってからだろうな
ドッキリテクスチャーがあればなりすましも可能だから必ずしも本物である必要はない
クライマックスで切羽詰ってきたらルパンのようにベリベリっとやれば
>>443 そういや武内直子はキャンディキャンディをリスペクトしてたな
ジョジョでもシンプルなスタンドほどむしろ強いとか言ってたな。
ルフィもそうだが、ゴムの能力って凄く応用が利くんだな。
447 :
代理:2009/08/09(日) 22:55:52 ID:???
くじら島で、ミトがいつものようにシーツを干していると、懐かしい声が聞こえてきた。「ミトさ――ん」「ゴン!?」
No.064 帰郷
「も――― 帰ってくるなら先に教えてよ 何にも用意してないわよ」「いいよ テキトーで」
「何言ってんの せっかくお友達も来てるのに」「いえ おかまいなく」ミトはドタドタと忙しそうに動き回っている。
「合格したって電話くれてから全然連絡ないし心配してたんだからね!!」「あ 何か手伝おうか」「いーから座ってて」
「そーだゴハン作る間にお風呂入りなさいよ 服も全部出しといて 洗濯するから」「うんあとで」「今!!」
「10秒以内!!い――ち」服を抱えながらキルアが尋ねた。「いつもあーか?」「だいたい」
「いただきまーす」食事は和やかに進んで行った。
「……試験どうだった?」「やっぱり大変だったよ 会場までたどりついたのがたった400人くらいで 合格したのその中の7人だもん」
「そーだ見て!!これがハンター証(ライセンス)」「ふーん 結構普通ね」
ところが、しばらく手に取って眺めていたミトは突然ライセンスを折り曲げた。「わ――――っ」
「何すんだよも――」「冗談よ 本気でやるわけないでしょ」
家の外に出たキルアは、こっそりゴンに耳打ちした。「アレ ゼッタイ本気だったぜ」「うん!!」
「お弁当作ろうか――――――!?」「いいよ 森で何か採って食べる」
ゴンはキルアを連れて森の中に入っていった。「ここでカイトに逢ったんだ」「ふーん」
「友達のキツネグマもこの辺が棲み家なんだろ?」「うん でも多分姿は見せないよ」
「キツネグマのメスの方が極端に人間の臭いを嫌いからオレと会ったら奥さんとケンカになっちゃうし
森の長が人と仲良くしてたら他の動物に示しがつかないからね」
448 :
代理:2009/08/09(日) 22:56:14 ID:???
しばらく行くと、目の前に湖が広がった。「ここでよくコンと水遊びしたんだ」
「あ」「ん?」湖の縁に、活きのいい魚が何匹も上がっている。「“おかえり”ってさ」ゴンは頬を緩めた。
夜になって、満天の星空を寝転がって眺める2人。「ゴン お前これからどーする?」「ん―――?」
「8月はここでゆっくり休みながら色々情報収集して ヨークシンから本格的に親父を探そうと思ってる
おそらくいろんなハンターが集まってくるだろうから」「オレどーしよーかな――」「え?キルアもここにいて一緒にオークシン行こ――よ」
「ああいやそーじゃなくてさ お前えらいなーって話だよ」「?」「オレってないんだよな――― お前みたいにやりたいこと」
「やりたくないことなら結構あるんだけどさ 家にずっといることとか家業継ぐこととか なんかうらやましいよ お前が」「……キルア」
「オレ キルアといると楽しいよ」「な んだよ急に」ぽかんとした後、思いっきり照れるキルア。
「このくじら島ってさ 出稼ぎの漁師が長期滞在するための島なんだ 純粋な島民ってほんの少しで 子供もオレの他はノウコって小さな女の子だけ
勉強も自宅で通信スクールだったし だから同い年の友達はキルアが初めてだったんだ」
「オレだってそうだよ ずっと家にこもりっきりでさ 人殺しの技術ば―――っかり磨いてたからな ゴンが始めてだよ」
「キルアはオレといて楽しい!?」「あ?そりゃーまーな」「じゃ これからも一緒にいよう!」
「一緒にいろんな所へ行っていろんなモノを見ようよ オレは親父を キルアはやりたいことを探す旅!きっと楽しいよ!!」
「…そだな 悪くないな」「うん!」「よし!やりたいことが見つかるまでお前の親父探しにつきあってやるか」「オッケー」
「――ん?」「ん?」「そーいやお前の お袋さんって何してんの?」「親父のこと以上に聞きづらいんだよね 母親のことって」
「ミトさんがずっと親代わりでオレを育ててくれたわけだから そーゆーこと聞くのって何か悪い気がしてさ」「そんなもんかな」
449 :
代理:2009/08/09(日) 22:56:36 ID:???
「親父のことだってもしカイトに会わなきゃ ムリに知ろうとは思わなかったかもしれないし」「ま それでもお前はハンターになってたと思うけどな」
「2人とも交通事故で死んだって聞いてて でも親父は生きてるってわかった時 何となく母親の方は本当に死んでんだろーなって
勝手に納得しちゃってさ」「ひでー話だな そりゃ」
「ていうよりオレにとって母親はずっとミトさんだから 他にいないんだ だから聞くこともないし」星空を見上げ、ゴンが答えた。
「そか あ―――あ オレもミトさんみてーな母親がよかったなァ」「最高だよ ちょっと口うるさいけど」
実は、ランチボックスを持った女性が木陰でこの話を聞いてしまっていたのだった。
食器を片づけているゴンに、ミトが話しかけた。「ねェ」「何―?」「いつまでここに居られるの?」「ん―― 一ヶ月ちょい……かな」
「そしたら今度はジンを探しに行くのね」「…… うん!」ミトは黙って部屋を出て行くと、金属で囲まれた小箱を持って戻ってきた。
「これは…」「ジンから預かってたものよ あなたがハンターになったら渡してくれって」
ゴンは期待に胸を膨らませた。――親父が オレに…
「教えるわ 私がジンについて知ってること」
ミト「実は私もハンターで、ジンと別れるまでは一緒に茨城ハンターをやっていたの」
ゴンとキルアに気取られずに話を盗み聞き出来るミトさんパねぇっす
452 :
マロン名無しさん:2009/08/09(日) 23:07:12 ID:R/ghe3lQ
ミトさんは絶の使い手だったのか!
>>451 そういやそうだなw
きっとゴルアは気がゆるみきっていたんだようん
>勉強も自宅で通信スクールだったし
え?
意外と現代っ子ド真ん中だな、ゴン
僻地ではあるが
勝手にいないことにされる母親がちょっとかわいそうではある
どんな人だかしらんけど
魚がおかえりって言ってんのかと思ったww
俺もw
7/400というといわれるほど難関でもない気がしてくる
実際には会場にたどりつくだけで常人にゃついていけない話だったけど
実際は7/400/数万だしな。
多分散々議論済みだろうけど本試験会場への合言葉があれなら昼飯食いにきた土方のおっさんとか間違って連れてかれちゃうんじゃないの
まぁ多分お品書きには無いメニューなんだろね
この振り方だと、オカンは生きてるな。どっかの王族でチンピラ紛いのハンターとは一緒になれなかったとか
ありそう。
ミトさんもしかしてゴンキルの会話聞かなかったら
あの箱出すつもりなかったのかな
ハンター試験受けるのすら反対してたし
ミトさんは、ゴンを手塩にかけて育ててきたものの、
本当の両親にはどうしてもかなわないと思ってたんじゃないかな
だけどゴンキルの話を立ち聞きして、ゴンが自分のことをかけがえのない母親と認めてくれてるのを知ったから
両親の核心に迫る情報を教えても自分から離れていくわけではないと悟ったのかも
そ・れ・だw
ミトさんもまさか初めて連れてきた友達が殺し屋一族の息子とは思うまい
なんかキルアも妙に丁寧に猫かぶってるし
試験中タチの悪いストーカーに目をつけられた話はしたんだろうか
>>468 してないだろ
わざわざそんな心配かけるようなこと言わないと思う
>>457-458 亀だが自分も今の今までそう思ってたw
魚がアソパソマソみたく進んで「ボクをお食べよ」ってるのかとw
そうではなくてキツネグマがゴンの為に用意しといてくれたんだな
俺はてっきり、魚でおかえりという文字作ってたと思ったぜ
そんなクマ洒落すぎだろw
ところで
今回
・・・・・・・・・・・・・・・・絵が・・・・なんか
475 :
代理:2009/08/10(月) 23:18:39 ID:???
「ジンは私の従兄 一番古い記憶は…… ジンの後ろ姿ね 走っていく彼の後についていく私 3つくらいかな…」
――今想うといつもあいつの背中ばかり見てた気がする
「ジンが試験を受けたのはあなたと同じ12歳になる少し前……」
No.065 ジンについて
『ハンター?』『ああ』『島(ここ)出ちゃうの!?なんで?』『欲しいモノがあるんだ』
「結局何が欲しいのか教えてもらえなくて 口ゲンカして ――っていうよりあたしが一方的にわめいてたんだけど
それ以来会わないままジンは島を出た」
そこへおばあちゃんが2人分の飲みものを運んできた。
「ジンはあたしの長男の一人息子 ミトは次男の一人娘でね 交通事故で死んだのはミトの両親の方なのさ」
ゴンは驚いてミトの顔をまじまじと見つめた。
「ジンが島を出ていってすぐに… 年に一度行くか行かないかの旅先でね 後を追うようにジンの父親も漁から還らなかった」
「――そう」――全てはあいつが出ていってから……
「それからあなたの母親については 実は何も知らないの 試験を受けに島を出たジンが戻ってきたのは10年後
その時には赤ん坊のあなたを抱えていたわ」
おばあちゃんが説明を引きうけた。
「10年ぶりに帰ってきていきなりあたしに“このコをしばらく預かってくれないか”って言うんだよ
“母親はどうしたんだい”って聞いても“別れた”ってそれっきりでね あたしが“いいよ”って言おうとした瞬間だよ
この娘(コ)がそりゃすごい声で“ふざけないで!!!”って怒鳴って!もう島中に聞こえるかと思ったよ」「おばあちゃん!」
ミトが膨れっつらで制止した。
「それはいいの!とにかくその時“こいつにこのコは任せられない”って思ったの その後移して ――って話はもうしたわね」
「この娘ったらジンに“2度と島に戻ってこないで”って泣き叫んで大変だったんだよ」「おば―――――ちゃん!!」
476 :
代理:2009/08/10(月) 23:19:01 ID:???
「とにかく!!これはその時にジンが置いてったものよ」ゴンは箱を手に取ってじっと眺めた。
「それも何回捨てられたかわからないよねェ」「何度も捨てたのはおばあちゃんがまた拾って元の場所(トコ)に戻すからでしょ!!」
ゴンはドキっとして箱をさっと隠した。
「ほっほ 本当に捨てたい物なら家のゴミ箱に入れないで捨てるなり燃やすなりするもんさ」
ミトは否定できないのか、一つ息を吐いた。
「わかった?そんなもんなの」「?」「あたしがジンについて知ってること!!」ミトが拗ねたように言った。
「そう…… 何にも知らないのと同じよ あいつはここに何も残しちゃいないのよ その箱以外手がかりになるようなことは何にも」
「……」ゴンがなにやら考え込んでいる。「ジン…… ジン…ジン …うん うん!!やっぱいいや そっちの方が」
ゴンが満面の笑みでミトにせがんだ。「ミトさんもっと聞かせてよ!!ジンが小さかった時の話!!」
ミトが呆然としてゴンを見つめた。
「あれ?やっぱり変かなオレが言うと 名前で呼んだ方がしっくり来る気がするんだけど」
「ううんそうじゃなくて… ジンの子供の頃のことでいいの?」「うん!!ねェ ジンには同い年の友達っていなかったの?」
「え―――っと ああそうね 子供は私とジンだけで だからあたしは遊んでもらいたかったのにあいつすぐ一人でいなくなって」
おばあちゃんが付け加えた。「何度もあんた迷子になったんだよね」「へ―――」「も――――そんなことばっかり覚えてる」
「ジンを追いかけて山に入ったっきり帰って来なくてね ジンが一人で戻ってきてそれがわかって村中大騒ぎなんてことが度々さ
島中総出で山探しさね でも必ずジンが最初に見つけちまうんだ どんなとこでミトがじっとしててもね
あんまりそれが続くからあんた達2人のイタズラじゃないかってウワサが出たほどだよ」
477 :
代理:2009/08/10(月) 23:19:23 ID:???
「え――――!?そんな話あったの!?そんなことするわけないでしょ!!」
「だってお前ったらホントに見つかりにくいとこにばっかりうずくまってるんだもの まるで隠れてるんじゃないかってくらい」
「そーだったかな―――」
『ミト』海に面した岸壁の途中のちょっとしたスペースにうずくまっていたミトに、ジンが手を差し伸べた。『見−つけた』
『さ 帰るぞ』『……うん』
「そ―――だったかな…」ミトはすっかり思い出に浸っていた。
「あ!そーいえばこんなこともあったわ ジンと2人で舟に乗っててねー」「うんうん」
そのころ、キルアは一人で爆睡していたのだった。
翌朝、キルアは一部始終をゴンから聞いた。
「なるほど んでこれがその箱な ? あれ」キルアがあることに気付いた。「これ どーやって開けるんだ?」
「うん いろいろ試したんだけど どうしても開かないんだよ」「ちょっと力入れていいか?」「いいよ オレもやったから」
「んがっ!!」キルアが結構本気で力を込めるが、箱はびくともしない。
「だめだな フツ―の箱じゃねーよ ただの鉄箱だったら溶接されてたってこじ開けられるのに」「うん」
「何が中に入ってるかわかんないから ブチ壊すわけにもいかねーしな」何気なく箱を振ってみる。「音しねーな」「うん」
「ハンターになったら……か」箱を軽く放りなげてみるキルアだったが…あることに思い当った。
「そーか もしかして」「ん?」「まだ試してないことあるぜ」「え?」「ハンタ―になった今 なる前には持ってなかったものがあるだろ?」
「あ!!そっか ハンター証(ライセンス)!!」じゃん!!と取り出してみるが…。
「でも差し込み口とかもどこにもないよ」「いやちがうって」真剣そのものといったゴンにキルアが突っ込む。
「念だよ念!!」「あ」
478 :
代理:2009/08/10(月) 23:19:44 ID:???
箱を持ったまま念を使うと、箱を覆っていた金属はいともたやすくバラバラになった。「!!!」
「箱の中に…… また箱が?」「うん」キルアが金属の破片を手に取って調べてみる。
「ただの鉄っきれだ 全然接着した跡もない」金属の裏には特殊な模様が施されていた。「このデザイン 見覚えないか?」「これって」
「そうだ!!ウイングさんがくれた誓いの糸に似たような模様が描いてあった!!」
「ああ あれも念を使うと切れるように仕込んでたって言ってたよな どうやら念と似た力がこの模様にもあるみたいだな」「うん!」
「その箱は開きそうか?」「え――ち あ!もしかしたらここにカード差し込むのかも」
試しに隙間にカードを差し込んでみると、カチッと反応した。「ビンゴ!」
中に入っていたものは…。「指輪と テープと ROMカード」
「見ろ 指輪の裏にもあの模様 うかつにはめない方がいいかもな」「そお?それってジンがオレに何かするかもってこと?」「念のためさ」
「じゃあまずテープ聞いてみる?」「そだな あ ダビングの準備もな」「え?」「念のためさ」
早速、2人はデッキにテープを入れて再生してみた。
『……よぉ ゴン やっぱりお前もハンターになっちまったか それで一つ聞きたいことがある お前オレに会いたいか?』
479 :
マロン名無しさん:2009/08/10(月) 23:43:21 ID:zOeh+9pG
ミトさんはジンに対してはツンデレ
ミト(幼少期)の可愛さは異常
ジンが受けたのは今から20年前のハンター試験で、この時12歳だったってことは現在32歳か 若いな
子供のころのジンの髪型が至極まともな件
ゴンのあの謎の生え際は母親からの遺伝だったのか
あのばあちゃんはゴンから見たら曾祖母かよwww
なんという長生き
>>481 ゴンが今12歳だから
ジンが子作りしたのは20歳の時だな
「そーだったかな‥」の色気のある顔を見るかぎり
ミトさんは幼い頃ジンに淡い恋心を抱いてた可能性もあるな
将来はこの島で一緒に暮らすのを夢見てたのに、自分を島ごと捨てたジンが憎らしかったのかも
どう見ても最低男wやはり偉人はどこかのネジがいかれてるもんなんだな
>>484 な、なんだってー!?
俺二十歳なんかとっくの昔にオワタ\(^o^)/
ミト→ジン
ノウコ→ゴン
似たような関係だったりしてな
「お前俺に会いたいか?」
(中略)
「あー‥ 腹へったな‥」
プツッ ツーツー
>>489 だったりしてな
じゃなくてまさにそのものだと思うよ
ハンターハンターの最終回は
ゴンの息子がノウコに育てられて親父のゴンを探すところで終わるとみた
赤ん坊を連れて島に戻ってきたってだけで
ゴンがジンの血を分けた息子じゃない可能性もありそう
死んだ戦友が残した子で養子にしたとか
一国の大統領クラスの権力を持つジンに
親権を巡る裁判で勝ったミトさんはただものではない
ジン(12歳)が欲しいモノってなんなのかすごい気になる
>>493 ジン「親権は彼女に譲ります(ラッキー!厄介払いうめえww)」
>>491 ゴンが父親と全く同じ道を行くのだとしたら
一方で父親に反発してたキルアはどういう道を歩むのか気になる
>>493 その発想はなかった
ラスボスがミトさんか…
指輪って初期幽白の霊撃リングみたいに大して活躍しなさそう
ROMカードの方が話を左右する重要アイテムとみた
ミトさんが親権奪えたのは当時はただの駆け出しハンターだった。
自分が父親として不適格と自認していただな。
>>501 >指輪
いや違うな
はめると自分の肉の一部になって一生外せない結婚指輪とみた
なにとの結婚だよ
結婚って言ったらいいなずけだろ
きっとやっとまともなヒロインが出るんだよ
バアちゃん安請け合いしすぎだろwミトさんの反応が普通
>>502 ゴンを産ませたのってジンがハンターになって8年目だぞ
駆け出しじゃないだろ
前回の絵は、冨樫どうしたの!?って言うくらいアレだったが
今回はマシになったな
なんだったんだろうアレは
内容が把握できれば絵の荒れは…まあ…
しかしそのうち幽白みたいにまたうやむやにお茶を濁して終わらせるんじゃないかと
心配になってきた
ミトさん母親じゃなく女の顔になってたな
冨樫はこういう丁寧な心理描写がいいな
>>503 箱に入ってた指輪は多分あれだよ
カ●オストロ城の時計台にセットすると
水が抜けて湖の底から古代遺跡がry
幼少期のジンがゴンみたいな民族衣装風短パンルックじゃなくてよかったw
>念のためさ
だれが上手いこと言えと
>>513 このネタをやるためにオーラを使う能力の名称を「念」にしたんじゃないかと思えてきたw
>>494 実は有名なハンターだった母親を探すため と予想
>>506 バアさん「養育費おいしいですフヒヒwww」
番外編でジン主人公の話が見てみたい
扉絵でジンが釣り竿持ってるな
やっぱゴンの母親生きてんじゃね?
こうやってぼやかしておけば、後で伏線回収してもいいし、放っておいても良いから便利だな
漫画の父母キャラは10代や20代で結婚するキャラ多すぎです
>>523 最近は結婚年齢上がってるけど
ほんの少し前までは20代前半の結婚が普通だったし
もっと前なら10代の結婚も普通だったからな
というかあんまりオッサンオバチャンだと人気が出ないからじゃないの
なんで親キャラの人気を出す必要があるの?
主人公やメインキャラの人気があればいいんだよ
人気無いよりはあったほうがいいじゃん。
てか若い母親ってロマンだろ
そういえば幽助の母ちゃんも若かったな
幽助14歳のとき母親29歳だったんだよな
父親はDV男でさすが15歳を孕ませるだけのことはあると思ったが
まさかジンはそんな淫行働いてないよな
ミトさんがその辺のおばさんみたいなデザインじゃなくて本当によかったです
そういえば冨樫ってあんまり中年キャラ描かなくね?
そういえば
今のところハンターハンターではキルアのオヤジくらいだな
中年キャラ
トムパさんもときどき思い出してあげてください
ああ、トンパって中年だっけ
けっこう可愛い顔してたから忘れてた
鼻にばんそうこうとかやんちゃっぽいし
ハンター試験でキルアが殺した人は中年というより壮年かな…
あんまりいないね
537 :
代理:2009/08/11(火) 22:55:52 ID:???
No.066 テープ
『一つ聞きたいことがある お前オレに会いたいか 会う気があるならこのまま聞いてくれ… もしその気がないなら停止ボタンを押せばいい』
ゴンとキルアはラジカセの前に座り込んだまま次の言葉を待った。
『…… “イエス”ってことか それじゃもう一度聞くぜ 覚悟はあるか? ハンターってやつは手前勝手なもんだ
自分が欲しいもののために他のものを捨てていく 「できれば会いたい」って程度の気持ちならここでテープを切っといた方がいい 一分やろう』
「……どうする? ――って決まってるか」キルアが一応尋ねてみるが、ゴンは期待してそのまま待っていた。
『……ふ――― そんなに会いたいか』次の言葉にゴンとキルアはぎょっとした。『オレはお前に会いたくない』
『正直なとこ どのツラ下げて会えばいいのかわからねーしな なにしろオレはオレのため親であることを放り出した人間だ ろくなもんじゃね――
オレがこれを吹きこんでからお前が聞くことになる日まで最低でも10年以上の時を経ているだろう だがその間絶対に変わらないものがある』
『オレが オレであることだ』
その頃、ジンは自身の身長の何倍もある摩訶不思議な動物に乗っていた。
「ボ」と発声すると、下の動物も「ボ」と返し、さらにその下にいたまるで恐竜のようにとてつもなく大きな動物も「ボ」と鳴いた。
それが合図だったのか、巨大な動物は羽を広げると、一人と一匹を乗せて飛び立っていった。
『だからお前が聞いている現在(いま)も何処かでバカやってる それでも会いたきゃ探してくれ
だがさっきも言ったがオレはお前とは会いたくねェ 近づくのがわかったらトンズラかますぜ 捕まえてみろよ お前もハンタ―なんだろ?』
ジンの挑発に、ゴンはますます熱くなる心を止められなかった。「ふふん お前の親父も一筋縄じゃいきそーもねーな」「うん」
キルアが停止ボタンを押そうとすると、ゴンが待ったをかけた。「あ 待って」「?」「ジンはまだそこにいる」「!」
『……… ……あ―― 一つ言い忘れたぜ お前の母親についてだ 知りたければこのまま聞いてくれ 別にいいなら』
538 :
代理:2009/08/11(火) 22:56:15 ID:???
すると、ゴンは自ら停止ボタンを押してしまった。「いいのか?」「うん」「でももしかしたら手がかりがあるかも知れないぜ」
「ないよ 多分 勘だけど それに言っただろ オレの母親はミトさん!」
「ゴハン食べよ!」ゴンは部屋を出ようとするが、ラジカセの前にまだ座っていたキルアが異変に気付いた。
「ゴン!!止めたテープが勝手に動き出したぞ!!」「!」二人で同時に練を行う。「!! デッキにオーラが!?」
「念!!念でテープを巻き戻してる!!」「まさか現在(いま)!?どこかで!?」「まさか!!」
「念をこめたんだよ 10年以上前に!“停止ボタンを押したら巻き戻すよう”に!!」「なんで!?」「さーな」
あっという間にテープが巻き戻り、今度は録音ボタンのスイッチが入った。「!」「今度は録音…!そーか!!消す気だ!!自分の音声を!!」
ゴンがカチカチとラジカセをいじるも…。「ダメだ 止められない!コードも抜いたのに!?」
「悪いなゴン」「え!?」ラジカセを持って拳を構えるキルアに不穏な空気を感じ取るゴン。
「壊すぜ!!」ところが、キルアの右ストレートを喰らっても、ラジカセは吹っ飛ばされただけで傷一つ付かなかった。
「くそっ」ガンガン叩いたりしてみるが無駄だった。「……ダメだ 念でカードしてやがる」
『今度は録音…』『そーか!消す気だ自分の音声…』ラジカセを叩く物騒な音。『…ダメだ 念でガードしてやがる』
「ふー」キルアが諦めて停止ボタンを押した。テープには、なんとかラジカセを止めようと四苦八苦していた自分達の声が録音されてしまっていた。
「ダビング用のテープもやられてる」「なんでここまでする必要あったのかな」
「手がかりを残したくなかったってことだろな 音声からだけでも相当のデータが得られるから 身長・体重・性別・年齢・顔の造形やら
持病もわかるし 相手の心理状態だって読みとれる 背景の雑音から録音した場所が特定できることも多い」
539 :
代理:2009/08/11(火) 22:56:37 ID:???
「でももっと警戒したのは別のことだぜ」「?」「念能力だよ」
「機械よりはるかに優秀な解析が可能な念能力の持ち主がいてもおかしくはないだろ?例えば声を聞いただけで相手の全てがわかる能力とか」「そうか」「手強いな」「ん」
2人は改めて箱の中身を見た。「あと2つか 指輪はともかく問題はこのROMカードだな」「通常規格より小さいね これ専用のハードがあるのかな」
「え?知らねーの ジョイステ」「ジョイステ?」ゴンには初耳のようだ。「これゲーム機専用のROMカードだよ ジョイステーションっての」
540 :
マロン名無しさん:2009/08/11(火) 23:01:30 ID:6IVpZHJ3
バトルポカリくる―――!?
ジョイステか…油汚れに強そうな名前だ
なんか現在のジンが髭生やした幽助にしか見えないんだが母親は魔族か魔獣かなんかだろうか。
ジョイステジョースター
普通に母親について全部語られていたら笑うな。
今後実母との再開があったらテープで言っといただろ、みたいなやり取りがあったりして。
幽助には似てないと思うけどな
ゴンを老けさせた感じだとは思ったけど
こんだけ実の母親を徹底的に無視すると
いざ登場した時の反応に困るな
ジンの念能力は女を気付かぬうちに理はらませて、自律して動く人間と念の中間の存在を産み出させる能力で
ゴンはそれによって産まれた水戸の子
>「機械よりはるかに優秀な解析が可能な念能力の持ち主がいてもおかしくはないだろ?例えば声を聞いただけで相手の全てがわかる能力とか」
ええええええ
そんなに念能力って万能なの?
何系だよ
特質系ってやつか?
だとすると今後なんでもありにできるな
なにが起こっても念って言っとけば解決
10年以上前に込めた念でキルアのパンチ防ぐってすごいな念能力
ゴンが中年になってからハンターライセンスとっていてもたぶん防げるんだろうなあ
念を込めたのは再生した方のテープだけのはずなのに
終わったら巻き戻したのちラジカセ本体のほうの録音押して
本気のキルアでも壊れないほどのガードしつつダビング用テープのほうも潰すようにしとくとか
強化系と操作系でなんとかできるんだろうか。
>>549 警戒しすぎた12歳の想像力と思えば可愛いではないか
中二にはもう少し足りないかもしれんが
>>551 操作する対象にテープの内容を聞いた者は、デッキを壊す事はでき無いというのも含めればなんとか
操作・放出・強化とを複合した高等能力だよな
>>549 すべてがわかるはさすがにないと思うがストーカーに最適の能力だと思ってしまった
登場するとしても犯罪捜査とかに使われるんだろうけど
556 :
マロン名無しさん:2009/08/11(火) 23:35:49 ID:PgPh+Szj
>>554 んなことせんでもテープに「自壊する」って操作を
と思ったがそれはテープのもつ働きではないわな
意外と考えられてて驚く
でもそんな能力習得して、メモリは大丈夫なのか?
ジンの能力は聞き終わったテープをガードしつつ自動で巻き戻り録音することだけですとか嫌だよ
558 :
マロン名無しさん:2009/08/12(水) 00:09:09 ID:1KnXZEQV
>>557 そんなん操作系念の基本なんじゃね?
クラピカを門前払いした人とかもまさか
「オーラをドクロ形に変える能力」なんかじゃないだろうし
冨樫の得意分野=ゲームw
あ
>>552 待て
赤ん坊のゴンを連れて帰ってきたときに箱を置いていったんだからこの時のジンは二十歳を越えてるはずだ
なんだなんだ?
ハンター世界って幽白メンバーが存在するパラレルワールドだったのか?
一流ハンターのジンが言うからかっこよく聞こえてしまうが
実際はダメな親父の見本だよなw
>>541 グレープフルーツの香りとオレンジの香りがあるんですね、わかります
幽白…ゲームマスター天沼によって主要メンバーがゲーム世界に入り込む
レベルE…バカ王子によってカラーレンジャーがゲーム世界に入り込む
二度あることはry
ハンターハンターでも来るかもな
おい
キルアって家に閉じ込もってずっと人殺しの技術ばっか磨いてたんじゃなかったのか
なんでゲームに詳しいんだよw
兄貴があれだからだろ
ジンはしゃべり方も幽助っぽいなー
しかし、育てる気も無いのになんで子供作ったんだろ。
後先考えずにやっちゃったのか
適用に遊びまくってたらある日枕元に
「あなたの子です。責任とってください」と
ゴンも成長したらそんな人間になるのかもしれないのか…
>>566 イルミには対戦する友達がいなかったから弟に無理矢理やらせてたんだろうなw
間違えた
○ミルキ
×イルミ
>『絶対に変わらないものがある。オレが オレであることだ』
なんかすごくDQN臭い発言だな
ジンってそういう奴か
まあ、子供捨ててったし本人もろくなもんじゃねぇって言ってるし
やっぱDQNキャラなんだろうな
子供いたら変わらざるを得ないもんなぁ
それ以前に恋人出来た時点で変わらずにはいられないだろうが
ゴンはこれから親父狩りの旅か
嫌な言い方だなw
ジンが電脳ページで自分に関する話題を封じてるのって
もし許可しちゃったら鬼女に叩かれまくるからだったりしてw
ジンの乗ってるやつって怪獣みたいだな
なんだあれ
水見式やってみたらコップに小さな虫が沢山入ってきた
ウイングさん僕は何系ですか
581 :
代理:2009/08/12(水) 22:55:38 ID:???
No.067 人体収集家の館@
立派な屋敷の前に佇むクラピカ。その右手には以前とは違い鎖が巻かれている。「千耳会から紹介されてきたクラピカという者だ」
庭内には番犬が何匹も解き放たれていたが、クラピカを客人と認めたのか襲っては来なかった。
年老いた執事らしき男がクラピカを迎えた。「ようこそいらっしゃいました こちらへどうぞ」
2人はエレベーターに乗った後、高価な絵画が飾られた通路を歩いて行く。「こちらでお待ち下さい」
通された部屋には、既に5人の男女が待機しており、クラピカは本を読みながら時間を潰すことにした。
「合格ね」例の斡旋所で女が言った。「驚きだわ わずか半年程で念を習得してくるなんて」「私を覚えているのか?」
「まーね なんせ訪問客が少ないから あなたが前に来た時から今まで他の客は一人だけ あなたが思っている以上に仲介所(ここ)は見つけにくいのよ」
「――で どんな雇い主がお望み?」「ヨークシンで開催されるオークションに強いコネクションを持つ人物がいい 仕事の内容は問わない」
「強い権力を持つ依頼人は当然要求も厳しいわよ ハンター歴0年のあなたを雇うとは思えないけど」女がパソコンで確認する。
「3人いるわ あなたの条件で“経歴問わず面接で判断”っての 3人とも身辺警護込みの依頼よ 内容を読むから選んで
一人目拳銃マニア 特にミゼット社のブルS(スネイク)55 限定生産数のナンバー001求ム
2人目骨董皿収集家 ロド社製記念皿 1655年と1657年のもの
3人目……人体収集家 全身入墨皮の昇龍図極美品 ゼリー症児の頭部etc…… いい趣味してるわ」三人目の条件を聞いた時、クラピカは表情を変えた。
「さて……誰にする?」
「お待たせいたしました 契約に関する説明を行います」年老いた使用人がモニターのスイッチを入れた。
映し出されたのは、着物の女性2人を侍らせた、目のクマの濃い男。
「君らが証(ライセンス)を持っているか否かは問わない 要はこちらの望むものを手に入れてくれるかどうかだ」
582 :
代理:2009/08/12(水) 22:56:00 ID:???
「オークション開催まであと一か月あるが それまでにこれから渡すリストの中から一つどれでも構わないので探して来てくれ」
「どうぞ データカードでございます」
配られたカードの中には「クルタ族の眼球 死後緋色で定着したもの 頭部とセットがベスト 入手難度A」と書かれたものもあった。
クラピカの目つきが険しいものに変わる。
「どうした顔色が悪いぜ 胸クソ悪くなったか」もみあげまで達する髭をもったガタイのいい男が話しかけてきた。
「このリストはまだ序の口だぜ 所有するだけなら合法なモノに限ってる きっと正式に雇ってもらえりゃもっとヤバイもんを求められる
危機レベル最大の病原菌を保有している死体のホルマリン漬けとかな オレの依頼人で一番イッてたのは生まれたての赤ん坊を」
「黙れ」クラピカがぴしゃりとはねつけた。「私に話しかけるな」
モニターの中の男が話しを続ける。「それをクリアすれば正式に契約し 護衛と収集活動を担ってもらう では健闘を祈る」
クラピカは密かに誓った。――まずは取り入り信頼を得る
(画面越しに話していた人物はおそらく依頼主ですらない それが現在のオレと依頼主との距離……)
――この距離を限りなくゼロにする 相手が気を許し秘密の共有をも求めてくる程に
(コレクターは常に2つのモノを欲している 一つはより珍しく貴重なアイテム う一つは自分の収集成果(コレクション)を自慢できる理解者(なかま)
人体収集家同士の横の繋がりがあるはずだ 反吐の出る欲望を比べ合う下衆共の交友録)――必ず手に入れて一網打尽にしてやる!!
先程の髭の男がドアを開けて部屋から出ようとするが、ドアには外側からカギがかかっていた。「開かねーぜ」「!」
「一つ 言い忘れたが」画面の男が意地悪く笑う。「“強い”ことが雇用の最低条件だ その館から無事出られる位 “最低”な」
突然、ドアにいくつもの刃物が突きたてられた。乱入してきた黒づくめの男たちの猛攻を、髭の男は身軽にかわした。
続いて第二陣が銃を乱射してきたが、露出度の高い女は使用人を肉壁にして凌いだ。そして、ついにクラピカも攻撃に転じた!
クラピカ態度悪いな
奪われた同胞の眼を取り返すために、自分の誇りを捨てるような仕事に就くんだからそれくらいの態度は許してやれよ
クラピカ編か
打って変って緊迫してるな…いきなり使用人がかわいそうw
あの鎖っぽいのがクラピカの能力か
クラピカは操作系か
ズシの出番が遙か彼方へ遠のいたな
あの鎖をデビルヨーヨーのように「操作」するのか
単純に「強化」して、自転車のチェーンでしばく族の様になるのか
はたまた「具現化」されている鎖なのか
兄さんやっぱり来てくれたんだね
590 :
マロン名無しさん:2009/08/12(水) 23:42:08 ID:GzQbwVvp
>>583 初登場時からそうだったけど無駄に周囲の反発買ってるよな
そのあたりは抜群の適応力で千年以上生きた某妖狐を見習ってほしい
実は腕にシルバー巻いてみただけ に一票
性格的にも単純ではないしゴンとわざわざ被らすこともないだろうからやっぱ操作系かな?
使用人を盾にした女最悪
結果蜂の巣にされて死んじまったじゃねーか
あのヒゲ案外身軽だなw
>>593 あの場にいた時点で雇い主にしんでもいいって思われてたんだろうけどな…ますますかわいそうだけど
髭からどことなく桑原属性を感じる
クラピカ編の相棒だなこりゃ
人体収集家とか怖すぎる
もしクラピカがクルタ族の生き残りってバレたら生かしたまま人身売買に出されかねない
>クルタ族の眼球 死後緋色で定着したもの 頭部とセットがベスト
>頭部とセット
うわああああああああああああああ
クルタ族の目って全て幻影旅団が所有してるのかと思ったら違うのか
>>597 ヒゲが桑原ポジションについたらますますレオリオが空気にw
旅団は盗賊なんだからとっと売り払ってるだろ。
むしろ犠牲者の数だけ所有者いんじゃない。
そーいやまた衣装変わったな
ネビュラチェーン使いかw
中性的なとこもそっくりだな。そのうち実の兄がry
けっこう苦労してとったのに初仕事でライセンスの有無は問わない、か…
まああるに越したことはないんだろうけど
この仕事はお給料どのぐらいなんだろうか
クラピカは目という目的があるから、給料はあまり気にしないだろうけど、
それなりの念能力者なら天空闘技場でとりあえず二百階目指す方が割がよさそうだ
607 :
マロン名無しさん:2009/08/13(木) 01:18:45 ID:y9q+OH15
>>641 確かにエロ玉のツッコミは的確だったな
ごめん
でも、なんつーかうまく言えんが、
>>571の時点でぽっぽの陸上経路が多いんじゃね発言への勘違いを
軌道修正できた奴は少ないと思う
だからどうしたと言われると困るんだが、
なんかこう、むむむ
盛大に誤爆った
死にたいorz
どんまい
気にするな
>>604 クラピカの身内の誰かが実は生き残ってたって展開はありそう
それこそ初期の一輝みたいに敵として現れたりとか
クラピカの一人称が「オレ」に変わった件
>>583 クラピカは内心
人体収集家=反吐の出る下衆共
って思ってるんだからそんな奴らと同じ空気吸ってると思ったらイライラするだろ
ハンター試験の時からモノローグの一人称は「オレ」だったよ
今回も会話の時は「私に話しかけるな」って言ってるし、変わってないんじゃね?
クラピカの趣味は鎖だったのか
前から疑問だったんだが、例え緋の眼になるのを我慢したとしても
あの特徴的な民族衣装でクルタ地方出身てバレないか?
クルタ族の住処が全滅したのに、
クラピカが服を何種類か所持してるってことは、
どっかで普通に売ってる服なんじゃね
>>583 クラピカは幻影旅団に対する怒りが風化してしまうことを恐れるあまり
無意識のうちに普段から沸点下げてんじゃね?
>>583 重大な仕事を前にしてピリピリしてると予想
例えば学校のテスト前、一人で集中したいがために、
友達に「ちょっと今話しかけないで」って 言う奴いるじゃん?そんな感じ
受験前とか怖くて絶対に近寄れないタイプだなw
>>606 危険が伴う仕事だしそれなりに高いんじゃね?
そうじゃなければ特にプロハンターはやりたがらないだろ
>>583 あの場に居る人間(自分含めて)全員が人体収集家と同じゲスであると自覚してたからだろ
ゴンって主人公なのに空気だよな
今週はついに透けて見えた
クラピカの髪型が蔵馬みたいだったら完全に瞬だな
>千耳会
通販の会社は千趣会だっけかw
斡旋する仕事の情報が沢山入って来るという意味で「千の耳」なんだろうな。
念を覚えたてのクラピカはまず幻影旅団に勝てないよな
激突はまだまだ先か
てか1000万人に一人の才覚の速さで念を習得したはずのゴルアより早く念習得ってどんだけ
クラピカ才能ないとはいわないけどゴルアには劣ると思ってたのに
前にも言われてたけどゴンキルには2ヶ月の修行中断期間があるし
あとは復讐の一念
顔の描かれ方といいスカートといいクラピカどんどん女っぽくなってくな
まさかオカマちゃん…
鎖を操作する能力か。はっきり言って地味だな。
ローズウィップしか使えない蔵馬みたいなもんだろ?
千耳会のお姉さん、前よりピアスが増えてないか?w
>>628 妖狐みたいにグレードアップできたら、からすのときみたいに勝ち目はある
素肌に鎖なんて金属アレルギーが心配
>>619 確かにプロハンターはよっぽどの額じゃなきゃこんな仕事やらないだろうな
ライセンスで食うに困ることはまずないわけだし
クラピカって何系?
操作系か具現化系かな?
強化系の可能性もあるけどゴンとかぶるし
今まで出てきてないタイプだとしたら具現化系が一番ありそう
具現化系ならわざわざ普段から鎖だしてる必要ないじゃん
普通に考えれば操作系だろう
このスレはコミックスもってない人が多いのか
時代に取り残された人らが遊んでるだけなのかようわからんな
>>636 携帯からなんでURL貼れないけど
連載中スレの楽屋裏ってスレの
>>1読めばわかる
あのぉ・・・・・・・
斡旋所のおねーさんがコピry
人体収集家は幽白の鴉似で美しいものを愛でたい変態野郎だと予想
640 :
マロン名無しさん:2009/08/13(木) 11:19:28 ID:T0LliNhf
>>638 おねーさん「それは私の分身(ダブル)よ」
ラスゴマがクラピカっぽく線数本引いて暗転させただけってこれまたえらい手抜きだな
単行本では修正されるのか?
それにラストのアオリが「クラピカの『念』 いよいよ公開・・・!!」だと?どうせ鎖なんだろ
そんなことよりレオリオ出せよ。俺の予想だとレオリオの能力は医療用のメスみたいなのを具現化するか
メスを操作して対象を治療する能力だな。間違いない
メスを具現化ってメス使えばよくね?
ねぇさん数ヶ月で3人だっけ?しかこない斡旋所……
どうやって飯食ってるんだ?一人紹介するだけで結構もらえるのか?
くる日もくる日もただイスにすわる日々…耐えれん
>>643 しかもただのバイトじゃなくて念を使える「天才、超人、仙人」に類する人だもんな
スカトロと同じ超高等技「ドッペルゲンガー」も使えるし(笑)
才能の無駄遣いじゃないんだろうか
それこそ仙人みたいな人で斡旋自体を楽しんでるのかも
>>642 現実に存在する物で携帯可能な物ならあまり具現化する意味って無いよなぁ…。
実物を用意すれば済むことで、それこそメモリの無駄遣いだ。
だって現実に存在しないものを具現化するって何よ
好きなとこに瞬間移動できるドアとか、中が4次元空間になってる袋とか、そういうこと?
そこまで行ったらもう特質の範疇なんじゃないの?
具現化系に限らず複数系統を使うのが念能力じゃない。
例えば具現化系と変化系をあわせて如意棒みたいな使い方とか放出系とあわせて使い捨てのミサイルとか。
思ったんだが、武器とか分身みたいな高度なものじゃなく、
立方体とか球体とか「テキトーな物体」を具現化させるんだったら、
メモリを不足させることもなく具現化能力者ならだれでも比較的簡単にできるんじゃないか?
敵の足もとにいきなり出現させてこけさせたり、こっちに向かって走ってくる奴の目の前に出現させて衝突させたり、
敵を障害物で囲んでしまったり、自分の周りに出現させて防御壁にしたり、
意外と応用のきく能力かもな
パッと考えても携帯困難な兵器とかカストロのつかったような疑似生物とか
仕事次第では持ち込み困難な場所で銃を使うとかいろいろありそうだけど
あ、でもカストロの能力は捜査系必要とかいってたから強化系関係なくあの手の能力自体が効率悪いのかな
よくわかんないけど
>>650 でも、銃や兵器や爆発物は物質化しただけじゃただの形だけのモデルガンだし、
放出系や変化系の能力も混ざってないと機能までは完全に具現化できなさそう
そしてそれならわざわざ「飛び道具」として具現化させなくても
最初っから放出系や変化系の技を使えばいいだけの気がする
銃弾を持ち歩いて、銃だけ具現化とかだったら放出系の能力はいらないかもな
変化形や具現化系はよくよく考えて能力決めないと大変そうだな
やっぱり脳筋のカストロには無理だったな
具現化系は変身ヒーローを演じるにはぴったりじゃないか
>>657 見た目だけなら確かに
でも強化系能力を混ぜたバトルスーツにしないとただのコスプレ
いや、具現化系でただのコスプレして強化系で普通に身体を強化すればおkなのか…な?
具現化系の長所が分からんな
ただ具現化するだけなら普通の武器で問題ないわけだし
何か特殊な効果持たせようと思ったら他の系統の能力も必要になってくる
強いて言えば、自由に出したり消したり出来るってくらいか?
ヒソカは表面の質感だけだったけど
衣服とかに特化した具現化能力にすれば
ルパン真っ青の変装の名人になるのか
服のレパートリーも、元からお洒落好きで
いくらでも頭に入るような奴ならメモリ不足にならなそうだ
正体不明の探偵か殺し屋としてゾルディック家の敵対勢力として出てきたら面白いかも
もちろんお約束として戦闘能力は低くて、
巧妙に罠を仕掛けていいように翻弄されるキルア父とか見てみたいw
バトルよりは幻術使いみたいな支援系が向いてそうだ>具現化系
元はオーラなんだから
出し入れ自由
桑原の霊剣みたいに伸びたり縮んだり大きさを変えられるし
壊されても戦闘中に再生可能
武器を具現化するメリットといえばこんなとこかな
まあまあ悪くないと思う
正体はチビで、手足も具現化して身長自由自在とか
具現化系の長所を、と探すより、
自分が具現化系だったら何を具現化するかを考えるんだ
強化系より楽しそうだぞ
>>664 間違いなく理想の空気嫁作るわ
メモリー使い果たしてもいいw
メモリが足りないので話せるセリフは3つまでです
おまいら自分が具現化系だとわかったら仕事そっちのけで「嫁」を具現化させようとするだろうな
ハンター世界にもいるんだろうな
念能力を無駄に使ってるやつがw
嫁の具現化かー
しかし生物の、それも人間の具現化となると
具現化系能力はもちろん
人間一人作り出せるだけのオーラを放出する能力
人間らしい動きをさせる操作系能力
天才じゃないと無理じゃね?
具現化系で飯とかタバコみたいな消えものはつくれるんだろうか
飯は自分で食ったらエネルギー効率悪そうだけれど
>>664 強化系や放出系はシンプルなのが短所でも長所でもあるな
だからこそ強化系は単純一途な性格なのかもしれないが
飯の性質を強化する事は出来るのかなw
一粒で10日分ハラふくれる豆とか
>>670 念で具現化した飯を食べたとしても腹の中でオーラに戻っちゃうだけじゃないのか
そもそも飯もタバコも消えるんじゃなくて、うんこや身体の一部や灰や煙に形を変えるだけだぞ
毎日、具現化した念のおにぎりを蓄えておいて、
いざというときに全部食べれば、普通では作れない量の念を使えるようになるんじゃないか
>>666 セリフは
「好きよ」
「あなた、ごはんにする?お風呂にする?それともわ・た・し?」
「オウ、イエス」
の三種だな
>>674 手塚治虫の火の鳥で
人類が全滅したあと一人生き残った男がロボットで嫁をつくる話を思い出したよ
話せるパターンが少ないと、すげーむなしいんだぞ
>>673 それちょっと面白い
そういう能力者でないかな
>>673 具現化したものも元々は本人の念なんだから
本人のオーラ総量を超えて具現化したまま保存はできないんじゃないかな
特別にオーラを溜めておける術とか体質とかならともかく
679 :
代理:2009/08/13(木) 23:01:24 ID:???
No.068 人体収集家の館A
――“導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)”!!!
なんと、クラピカは薬指の鎖を器用に使い、飛んできた三発の弾丸を全て止めてしまった。
「!!!」髭の男は目を見開く。(驚いた 鎖で弾丸(タマ)を 止めるとは)
クラピカが弾を床に振り落とす、今度は刀を構えた刺客が襲いかかってきた。クラピカは上手く避けると二階にジャンプした。(銃3人 剣6人)
すると、二階にも剣士が待機していて背後からクラピカを襲う。(上にも剣2人)クラピカはシャンデリアに掴まると、階下の様子を観察することにした。
「フン!!お前達 殺気を消すのは 見事だが 実のとこ 腕はたいした ことねーぜ」髭の男が果敢にも剣の刺客に向かっていく。
「これならば 念をくりだす までもねー」そう言って、男は剣士の一人を殴り飛ばしてしまった。」
「!!」(なるほどな そういうことか わかったぜ)
その間、クラピカは参加者の立ち回りを観察していた。(あいつだ)クラピカは不意にシャンデリアから降り立つと、
くるりと渦を描いたもみあげの男の背後を取り、首筋に細い刃物を突き付けた。「ヤツらを止めろ 3秒待つ 1 2」
「オ―ケイ!わかったよ」すると、刺客達はまるで空気でも抜けたようにしぼんでいった。髭の男は一人納得していた。
「やはり念… 殴った感触(かんじ)で わかったぜ “人の形をしたオーラの塊だ”ってな だがそいつの念とは気づかなかった」
「……なぜわかった?」もみあげの男がクラピカに尋ねた。「常に人の側にいてうまくカモフラージュしていたが 上から観察しているとよくわかる」
「お前だけが攻撃を受けていないことがな 違和感に気づいたきっかけは2階から現れた攻撃者だ 奴らは私がシャンデリアに飛び移った後も
お粗末なことに階下へは行かず届かぬ私に向かって剣を振り続けた おそらくこう命じられたのだろう “一番近い敵を攻撃しろ”
単純な命令しか与えられずその攻撃技術も未熟 しかし人間大のオーラの塊を11体も遠距離操作で動かすパワーを持つ能力者
十中八九放出系に属する念能力者 駆使するオーラの大きさから考えて操作可能な限界距離は数メートル つまり能力者はこの部屋の中にいることになる」
680 :
代理:2009/08/13(木) 23:01:58 ID:???
髭の男が感心して口笛を吹き鳴らした。
潜入者は開き直って正直に告白した。「うむ 正解だ オレはシャッチモ―ノトチ―ノ オレも一応ハンターだ 館の主人に雇われている」
「まあいわば君達の先輩だ わかったら刀をおさめてくれねーか?まあ悪く思わないでくれ オレもボスに命令されてやったんだ
“殺すつもりで試せ”ってな こんなに早くバレるとは思わなかったぜ ま 君達4人の力なら館から脱出できるだろ がんばりな」
トチ―ノは解放されて椅子に座り込む。髭の男は警戒し出した。(もう一人 ここに混ざって やがるのか)
「フ…」クラピカが笑みを漏らした。「おそらくは撹乱のつもりで言ったのだろうが失言だったな 私が他に“潜入者”がいるかどうかを調べよう」
そう言って、クラピカは薬指の鎖をそれぞれ参加者の方に向けて調べ始めた。それまで何の反応も無かった鎖が、ある人物の前で激しく揺れた。
「いたな お前が“潜入者”だ」急に指差され、額にホクロのある男がぎょっとする。
「な……バカか 何を根拠に言ってるんだ ただ鎖がゆれただけじゃないか!!」「ダウジングってやつよ」小柄で出っ歯の女が言った。
「はっ それがどうしたんだ!?何の証拠にもならんぞ!!」「おそらく当たってるわ あなた指さされた時心臓がすごい音で鳴ったもの」
「もし濡れ衣ならジワジワと心臓の音が大きくなるのよ 誤解による不安と興奮でね でもあなた始めが一番大きくて
どんどん音色が静かに落ちついていった… 典型的な“嘘つき”の旋律なのよ あなた達2人とも」
髭の男がポキポキと腕を鳴らした。「決まりだな 2人も“お前”と 言っている 残った5人のうちの2人もだぜ?」
男が慌てて弁解を始めた。「待て待て待てありえないことじゃないだろ!?本当は5人のうち“参加者”が3人で“潜入者”が2人かもしれないだろ!?」
クラピカが小柄な女の方に鎖をかざした。「ちなみに彼も“潜入者”ではない」「あなたもねv(彼女よ失礼ね)」
「だからそれが信用できねーって言ってんだよ 時間の無駄だぜ ここでウダウダしてたって結論なんか出やしないぜ!?」
今度は髭の男が進み出た。「しょうがねェ オレが結論 出してやる」男は短冊に筆ですらすらと文字を描いた。「“オレ様が 殴ったモノは みな燃える”」
681 :
代理:2009/08/13(木) 23:02:33 ID:???
――“流離の大俳人(グレイトハイカー)”!!!男が念を込めたパンチで椅子を殴り飛ばすと、なんと椅子が自然に発火してしまった。
「!!」「くそったれ 燃えがイマイチ 駄作だぜ」「ちなみにこれは俳句というもので オレの祖国が誇る文学だ オレが詠み 誌した句は 実現する」
「説明終わり ここからが本番だ」男は新しい短冊を取り出すと、また一句読んだ。「“我が問いに 空言人が 焼かれ死ぬ”」
「嘘つきは 灼熱地獄に 落ちるわよ って読みかえてもよし 問うぜ あんたは“潜入者”か?」「…… 違う」クラピカが少し考えてから答える。
「違うわ」「違うわよ」女2人は揃って否定した。「あんたは“潜入者”か?」「……そうだ」さきほど刺客を放った放出系の男が素直に吐いた。
「心して 答えた方が 身のためだ お前は“潜入者”か?さあ返答を!!!」じりじり歩み寄られ、追い詰められた男はついに吐いた。
「ふ〜〜〜 答えはイエスだ お見事ご褒美に教えてやるよ オレはスクワラ 正式な証(ライセンス)は持ってないが操作系に属する能力を持っている」
「すでに“ある命令”を念じてある」「“何”に“どんな”命令をしたの?」「は!!それを教えたら採用試験になんねーだろがバカが 拷問されても言わないぜ」
色気たっぷりの女がトントンとスクワラの肩を叩いた。何気なく振り返ったスクワラの唇に、女が唐突にキスをした。
――“180分の恋奴隷(インスタントラヴァ―)!!!”
「アタシも操作系の能力者 アタシに唇を奪われた者をアタシの下僕に変える!!」女は四つん這いになったスクワラの顔面を何度も踏みつけた。
「ほらほらほらほらほらほら」「ああっ あ〜〜 もっとお踏み下さいませ!!」女はいつの間にかビデオを構えていた。
「ふふふふふ なんて恥ずかしいカッコかしら!!撮ってるよ!!ほらほら」「ああっああっ」
「さあ“何”に“どんな”念を込めたか言ってごらん!?言わなきゃ踏むのをやめるわよ!!」
「ああ〜〜言います!!私めは卑しい卑しい犬使い 館の中には私が念…様々な犬が放たれ…例えばマルチーズ…すると横からセント…がブルドックと共にry」クラピカと髭の男は青くなった。(なんて)(おっかねェ能力だ)
クラピカバショウセンリツヴェーゼ 館脱出
俺、操作系能力者を目指すよ
みんな赤の他人に能力説明しすぎだろwwwww
ヴェーゼ女なのか…クラピカとか目じゃない心労を抱えてそうだな
ヴェーゼじゃない、センリツだった
名前からして
もみ髭のおっさん→バショウ
キスで奴隷のねーちゃん→ヴェーゼ
心臓の音の女→センリツ
だろうな
分かりやすい名前w
いろんな念能力が出てきてものすごく面白いけど
同時にすごく突っ込みどころの多い回だなー
さあて
一つ一つ突っ込むぞ
>駆使するオーラの大きさから考えて操作可能な限界距離は数メートル
おい、クラピカ
もし犯人がオーラの放出量と捜査範囲が桁はずれな能力者だった場合は
その推理は的外れだろ
念能力なんて個人差ありまくりじゃないか
流離の大俳人があれば仕事なんて探す必要無いだろ
宝くじ 一等全部 当たったよ
なんという運命操作能力
グレートハイカーは実はブラフで殴ったものの熱を操作する能力なのさ
宝くじ おいらが殴れば みな当たる
ハンゾーとバショウの故国は同じだな
>>689 それが今回の一番の突っ込みどころだよな
そんな便利な能力があるはずない
冷静に見てみると
バショウ(おそらくこの名前だよね)が自称した能力は「詠んだ句が実現する」
でも今回バショウ(おそらくこの名前だよね)が見せた能力は
「殴った椅子が燃えた」だけ
「嘘つきが燃える」に関しては犯人が白状したために実際に発動したかどうかわからない
詠んだ句は2つとも「燃える」に関係すること
さらに「燃えがいまいち駄作だぜ」の発言
これらから推理するに芭蕉の能力は実際のところ条件をつけると念の炎が襲うってだけとみた
詠んだ句が実現するはハッタリだ!
俺様が キスした者は みな下僕
あとさ、
バショウのセリフ
よく見るとほとんどが5・7・5だw
697 :
マロン名無しさん:2009/08/13(木) 23:33:10 ID:T0LliNhf
>>694 もし炎に関する能力しか発現できないんだったら
オーラを炎に変える変化系かな
だとしたらハッタリ=嘘つきってことでヒソカの性格分析にも合致する
バショウの念は、作った俳句がハイクオリティーであるほど
威力が増すんじゃない?
本人も駄作だと効果いまいちっぽいこと言ってるし。
>>696 ほんとだ
先週は一度も5・7・5のセリフ無かったのに
さては冨樫、この一週間で芭蕉の能力決めたなw
バショウさん前回は話し方普通だったよね
>>698 例えば季語や枕詞を使うと威力が増すとか?
つーかバショウ(仮)が今回詠んだのって2句とも俳句じゃなくて川柳じゃね?w
クラピカ「能力初披露したのになんか空気…(´・ω・`)ショボ-ン」
日本人大活躍じゃねーかwww
トチ―ノは持っててスクワラはライセンス持ってないみたいだが他も1年前とか2年前にハンターになったんだろうか?
クラピカの能力、地味すぎw
でも5本指あるっぽいからまだまだ期待できるよね
っつーか正直ダウジングチェーンってどういう能力なのかよくわかんなかった
鎖を操作して防御したり占ったりでいいのか?
どの辺に念が絡んでるんだか分かりづらいな
燃えつながりで
2ちゃんねる ハンタ本スレ 炎上す
って詠んだら実際燃えるのかねw
>>704 わからんぞ
盗品のライセンスを手に入れた奴とかいるだろうし
たぶんセンリツって名前のキモい女、結局どういう能力なんだろうな
心臓の音がよく聞こえますっていうだけか?聴力を強化する能力者とか?
まあ、自分の能力についてペラペラしゃべるカストロ系バカどもの中ではなかなか賢明そうだな
俺様が 殴った奴の 家全焼
は出来るんだな こえー
>>708 キモい言うなw
俺は言葉づかいだけ見れば女らしくて結構好きだぞ
擬人化させれば萌えキャラになる
バショウさん セリフがみんな 五七五
おそまつ
>>710 擬人化とかいっちゃうお前のほうがひでえw
俺様に 見つめられたら 焼かれ死ぬ
も出来るぞ
今んとこ登場してる念能力で最強クラスじゃね?
ヒソカたん どこぞでひとり 燃えて死ぬ
俺様が 見つめた女 服焼失
も出来るぞ
センリツ「いやんエッチ」
(なんて おっかない能力だ)で俺の中でクラピカは男認定された
もちろん女の可能性もまだ十分あるだろうが
>>714 まあ殴ったら燃える、も念でガードしたら大丈夫そうだし
念で保護されてる相手には実力差次第じゃねーの?
むしろバショウの場合、今回みたいに能力わざとばらして
敵に警戒させて味方を動きやすくするチーム行動の支援が向いてそう
>>714 だからこそ
絶対この能力は裏がある
俺はたぶんハッタリだと思う
いくら特質系だとしても念でできることの限界を超えてるように思う
語られていない制限かなんかがあるんじゃないかな
でなきゃなんでこんな場末感の漂う仕事してるんだバショウ
芭蕉=奥の細道=あの仲介所→今に至る
確かにそんな万能能力ならこんな仕事をすることないんだよね
あるいはクラピカと同じで別の目的があるのかも
インスタントラブァーの能力何気にいいぞ!
なんたって拷問いらず偽造不可能なら敵捕まえてチュッチュッしとけば能力 作戦 など知り放題
本当に詠み記した句が実現する能力なら
良い句さえ作れば全ての望みがかなってしまう
それなら一日中、句を考えて暮らした方が有意義ってことになってしまう
ハンターなんかやめちゃうよ
>>715 ちょwどさくさでヒソカ殺すなよ!可哀想じゃまいか!
ヒソカたん ゴンとキルアに 萌えて死ぬ
>>723 問題は、
今回はスクワラさんがマシな顔だったからいいけど
ものすごくキモいオヤジだったら唇を捨てる覚悟ができるかというところだ
インスタントラヴァーは年頃の男相手じゃなきゃ使えないとか何かしら制限がありそう
念って精神的な影響受ける能力だろ。
バショウ自身ができないと思う事はできないんじゃない。
逆に絶対できると信じ込めたらある程度の無茶も実現できるとか。
俳句じゃなくて川柳だよね
インスタントラヴァー中のヴェーゼ(仮)が汗掻きまくって苦しそうな件
便利だけど体への負担が大きいんだろうな
あこがれの あのこをすきに できちゃった
もうバショウさんったら…こんな事してるからまともな仕事に就けなくなるんだゾ
>>705 操作した鎖で「目標物」を探索する能力なんだろ
地味だけど戦闘でも日常でも使えるダウジングって万能じゃね?
芭蕉の俳句は面白いけど紙に書いてる隙に殺られる可能性の方が高いし
ヴェーゼのキスも敵に近寄れなかったら無意味だし
お空から 女の子がね 落ちてきた
バショウさん…(´・ω・`)
>>728 それでも念、生き物の出すオーラを使った能力である以上
できることはかなり限られそう
ドラゴンボールのように「何でもかなう」ってわけにはいかないんじゃないかなー
たとえばギャルのパンティーが欲しいとか世界の王になりたいとか誰それを生き返らせたいとか
そういうことはたとえ良い句を詠んで芭蕉が信じてもできないと思う
インスタントラバーに比べると犬操作って地味だな
>>730 明らかに性的な意味で興奮しとるだけでんがなw
トチーノもメモリの無駄使いしてないか?
雑魚兵が12人いてもあんま意味なくね?
>>735 バーボンさんが涙目でこっちを見ています
>>735 ポンズさんが頬を膨らませてこっちを見ています
>>737 してるな
でも操作もお粗末だし具現化も半端だしスカトロほどの無駄遣いじゃない
スカトロほどの才能がないだけかもしれんが
半蔵やら芭蕉やら…日本はまだ戦国〜江戸時代あたりか?
念能力あるならライセンス持ってそうなもんだが
さすがに大勢のわんこを連れて試験参加は無理だからスクワラはハンターじゃないんだろうか。
でも天空闘技場のトリオはハンターライセンスとれる気がしない
天空闘技場も、わんこの持ち込みは禁止なのかもしれないな
ふと思ったんだけどね
俺はてっきり操作系ってのは操気弾とか鎖に念を通わせてネビュラチェーンとか
そういうのをイメージしてたんだが
キスした人間を操るとか犬を操るとか
なんか微妙に違うっぽい?
>>742 いやあれは本物の芭蕉さんとかではないと思うが
なんつー不便な
なんか初めっからお偉いさんの護衛のために考えられたような能力だよな
>>748はスクワラのことが言いたかったんだスマソ
>>738 >>739 そうか、あいつら操作系能力者だったんだ
なるほどねー
ポン酢はともかくバーボンはあれだけの蛇を持ち込めるはずもないし
どうやって島で会ったばかりの蛇たちを操ってるのかなーと思ってたんだよな
スクワラに残された義務が一つある
この漫画の作者(※犬)を操作して作画の荒れと休載を回避することだ!
>>751 来週からスクワラの下克上が始まって手始めにゴンがぬっ殺されるわけだな
ハンター試験からそうだったけどクラピカって何気に色んな武器を隠し持ってるよな
らんま1/2のムースを思い出した
>>747 ハンタの世界における日本の文化レベルが戦国時代並みなのかってことじゃね?
バショウさん
本当はただ殴ったものを燃やすだけの能力だったりして
あの説明はすべて犯人を自白させるためのブラフ
それはそれで大物だな
>>750 独学で念身につけたような奴なら、ハンター試験くらい楽に合格出来そうだけど
あれは念とは別のもんなんじゃないの?
>>756 そうともかぎらないんじゃないか
独学なら纏すらできない(知らない)かもしれないし
念使いといっても能力によっては不思議なことができるだけで強いとは限らないしな
念つかうなら纏は最低条件だろ
オーラ垂れ流しになるじゃないか
>>758 それは念=心源流をイメージするからであって
たんに超能力として認識して使ってる奴らには関係ないんじゃないか
何でも念能力にすると安っぽいよ。
蛇使いは単純に技術だと思う。
純粋な技術だった場合念であやつるスクワラとの間にどの程度差があるんだろうな
バーボンは出番が少なかったから比較はできないけど
強化系と組み合わせてかなり強い蛇にできんじゃねえ。
能力の名前がいちいち面白いよな
日本語に横文字の当て字で統一するのか?
ジョジョに影響されてるからだろう
>>759 心源流は念を体系立ててるけど、独学の連中にはそういうのを知らないヤツもいるんだろうな。
>>683 アバッキオなんかは仲間とはいえ新入りのジョルノには頑なに
能力を明かさなかったのになw
>>707 募集の時にライセンスの有無は問わないって言ってなかったっけ?
クラピカは所々に出るがレオリオが影も形もないんだが
勉強するところを漫画にしても面白くないだろう
レオリオ「ハンター許可証があれば無免許で医者をやっても大丈夫だったぜ」
レオリオは次に出てくるときは彼女連れ
>>767 順番だよ、順番
ゴンとキルアの話があって、次にクラピカと来たんだから、
この後はレオリオの受験勉強編があるさ
受験勉強しながらなんかするのは大変そうだな
念も使えないだろうし
レロレロは金がないからハンター試験を受けたんだから試験は余裕だろ
主席合格も出来ないのに金銭面の心配なんて本末転倒もいいところ
774 :
代理:2009/08/14(金) 23:00:30 ID:???
「“トイ・ランド”にアクセスして希望商品とこちらの住所を入力すれば 最寄りの店をいくつかデータ付きで紹介してくれる」
キルアが慣れた手つきでキーボードを叩く。
「例えば“なるべく安値で買いたい”って条件を入れれば その要求通りの店を探してくれるわけ」「ふ―――ん」
「ジョイステーションとロムカード 即日配達希望…と ――お あった ラッキー」「でもさ」ゴンが口を挟んだ。
「ゲームソフトがないとこのカードと本体だけじゃゲームはできないんでしょ?タイトルとか何も書いてないしどんなゲームか調べられるの?」
「そっか お前本当にゲームやったことねーんだな 貴重なヤツ」
No.069 グリードアイランド
すぐにジョイステーションとロムカードが手元に届いた。「お――― なつかしー」キルアが歓声を上げる。
「これってもう3世代前の型(タイプ)なんだけどなァ 未だに売れてるってすげーよな 隠れだけゲ―がいっぱいあるかららしいけど」
「(かくれダケ?)へー」ゴンがよくわかってないままに相槌を打つ。
※「隠れゲ―」(知られざる名作)と「だけゲ―」(その機種でしかできないゲーム)がミックスされた造語
「本来はここにソフトを入れるんだけど」「うん」
「ここを空のままにしてロムカードを差し込み パワーを入れると ロムカードの中身がわかるんだ どんなゲームが入ってるのかもわかる」「なるほど」
画面に表示された30ものブロックには全て同じ模様が入っていた。
「入ってるゲームは一つだけだな すげー容量だな 一つのゲームで30ブロック全部使い切ってる」
「無駄かもしれねーけど一応データをコピーしとくぜ」「うん」すると画面には“グリードアイランドをコピーします”という表示が出た。
「グリードアイランド…か 知ってる?」「いんや」キルアでさえも知らないようだ。
「でもこれでゲーム名もわかったから “トイ・ランド”で取り寄せることができるぜ」キルアが再びパソコンをいじり出す。「それ!」
ところが、結果は“該当件数は0軒です”という表示が出るのみだった。「あれ?」
そーいうの本末転倒とは言わんぜ
776 :
代理:2009/08/14(金) 23:00:52 ID:???
「条件に合う店がないってことだな 即日配達希望にしたからかな?とりあえず売ってる店全部リストアップするか」
しかし、やはり該当件数は0件とのことだった。「どーなってんのかな」
「う――ん “トイ・ランド”に登録してる店には一つも在庫がない…つまり売り切れか このゲーム自体市場に出まわってない可能性もある」
「市場に出てない…」「つまり個人が作ったゲームで元々売りもんじゃないか 何かの理由で発売禁止になってるゲームってこと」
「とにかく調べてみっか “ゲーム年鑑”なら今まで出た市販ゲームが全部載ってるから」キルアがカシャカシャとキーボードを叩く。
「あった!ちゃんと正規のルートで販売されたゲームソフトだ」
≪グリードアイランド ハンター専用ハンティングゲーム 制作販売元株式会社マリリン 発売年度1987年≫
「!」「ハンター専用!?」≪J5800000000≫「ごっ 58億!!?」2人は度肝を抜かれた。(※1ジェニーは約0.9円)
「なんちゅーデタラメな値段だ!?」「販売個数の100コってのは少ないの?」「っげー少ねーよ ゼッテ―なめてる!!」
「でもわかった こりゃ完全な売り切れだ 当然だけどな」「制作元に在庫はないのかな」「問い合わせてみるか」キルアが電話をかけてみた。
「グリードアイランドですか 少々お待ち下さい ――そちらはもう絶版になっておりまして再生産の予定はございません
開発は子会社が行ったものですが すでにその会社はなくなっておりまして……」「「う――ん」」ゴンとキルアは打つ手無しといった様子。
「だめだな中古市場にも出まわってねーや」「持ってる人を探し出してゆずってもらうしかないわけだね」
「正当な手段で行くと電脳ネットのオークションサイトに告知して 売ってくれるヤツが名乗り出るのを待つってのがセオリーだけど」
「――だけどお金はどーする?」「う〜〜〜ん」キルアが携帯で残高を確認する。「闘技場の金2人合わせても8億くらいか」「あと50億かァ」
「――とも限らないぜ」「え?」「個人の取り引きとなると売り手の言い値次第だから 市場価格より高い金を要求されるなんてザラだもん」
「「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」」2人が唸る。
777 :
代理:2009/08/14(金) 23:01:13 ID:???
「ま ダメもとで告知だけはしておこうよ」今度はゴンがパソコンをいじった。「まあ アクセスなんてこねーと思うけど」
「ゲームソフトグリードアイランド求ム 値段応相談 と」すると、予想外にもアクセスが集中し、3ケタ・4ケタと凄い勢いで増えていく。
「な……何で!?あっという間に1万件近くアクセスが…!!」
キルアはピンときた。「そうか…こいつら金目当てでニセモノ売りつけようとしてるんだ 額が額だからな… 考えてみりゃ当たり前だ」
「お手上げだな これ一つ一つとなんて交渉してられねーぞ 第一本物か偽物かもオレ達じゃ判断つかねーし」
「もっとディ―プなトコに入りこめば情報も豊富になるけど オレもあんま詳しくねーしなー」「ゲームと電脳ネットに詳しい人っていないかな」
キルアはある身近な人物を思い出した。「いた… 両方詳しいヤツ つーかアイツだったらグリードアイランド持ってるかも」「本当!?」
「でもやだなー こいつに頼むの」「誰 誰!?」キルアは執事室に電話をかけた。
「あ ゴト―?オレ キルア ブタくん呼び出して ――嘘つけよ アイツが外出するわけねーじゃん
10秒以内に電話に出ねーとてめーのフィギュアぶち壊すって伝えてよ」
続いて電話に出たのは眉間に明らかに不機嫌なミルキだった。「なんだよ忙しいのにも―― 言っとくけどオレの人形に指一本触れたら殺すぞ」
「冗談だよ 兄貴 怒んないでよコワイなぁ 実はさ――」話を聞いていたゴンは、イルミと話しているのかと勘違いして疑問符を浮かべている。
「グリードアイランド?ああ知ってる お前の口からそんなレアゲ―の名前が出るとは思わなかったな いや持ってない 欲しかったけどさ
販売当時オレ5歳だぜ 金なかったし 100本限定の商品に申し込みが2万件以上あったらしいぜ
58億ジェニーの“現金一括販売のみ”にもかかわらずだぜ?オレも後から方々手を打って探したんだけど持ち主さえ特定できない
いろんな意味で伝説のゲームだよ」ミルキはバリバリとスナック菓子をつまみ始めた。
778 :
代理:2009/08/14(金) 23:01:47 ID:???
「――で何お前 もしかしてグリード探してんのか?ムリムリやめとけよ オレでさえあきらめたんだから」
「へーえ 兄貴が手も足も出ないで降参してんのか」カチンときたミルキは思わず口を滑らせる。
「……ふん 昔の話だよ 今は心当たりくらいあるさ ただ労力と時間を考えると“そこまでして欲しいゲームじゃないしな”ってことだよ!」
「ふ――ん その心当たりっての教えてよ」「はっタダじゃやだね」「グリードアイランドのメモリーデ―タと交換ってのどう?」「!」
「……どーゆーことだ?」「ちょっとしたコネでさ ロムカードだけ手に入れたんだよ 兄貴ならこのデータを解析して
ソフト自体再生することも可能できるんじゃないの?」「……」ミルキは鋭い視線を見えない相手に向けた。
「その話…本当だろうな」「“取引き”で嘘つくほど俗呆けしてねーよ」「……わかった 心当たりは2つある」「ちょっと待った ケータイじゃやばいだろ」
「安心しろよ 盗聴したってそいつがどーこーできるレベルじゃない 一つはハンター専用のサイト 情報量の多さと信頼度はネットでも最高峰だ
ここでなら通常サイトじゃ考えられない貴重なお宝が行き交ってるらしい 一番可能性が高いとこだろ
オレならそのサイトに無断侵入するくらい出来なくはないけど ネット警察(ポリス)やハッカーハンター敵にまわすと仕事やりにくくなるし
正しく入るにはハンター証とアドレスが要る アドレスはロムカードが届き次第教えてやるけど でもさお前イルミにハンタ―受験禁止されてんだろ?」
「関係ないね もう一つは?」「ヨークシンのオークションって知ってるか?」「! ああ」
「今年のオークションにそのゲームが数本あるいは数十本流れるってウワサ どうやらある人物が大量に抱え込んでたって話でさ
まあこっちはガセネタの可能性も大きいぜ」「オッケイわかった ロムカードはいつもの方法で送る」
電話を切って、キルアがゴンに詫びた。「ワリ!話の流れでカードのコピーと交換ってことにしちゃった」「うんかまわないよ」
「そのかし2つの有力情報得たぜ まず一つ ハンター専用のサイトがあるって」「あ そうか証(ライセンス)を使うんだね!」
779 :
代理:2009/08/14(金) 23:02:27 ID:???
早速ゴンが証を取り出し、パソコンにセットしようとした。「バカ ここでやる気か!」キルアが慌てて止めた。
「自宅のパソコン使ったら住所がバレバレになるだろ ハンター証狙いの小悪党がゾロゾロ島に集まっちまうぞ」「あ いけね」
「こうゆうのは公共のパソコンを使ってやるんだよ ホテルとかサ店とかの ま 何にせよアドレスがわかるまでサイトにアクセスできないけどな」
「んでもう一つがヨークシンのオークション」「!」
「兄貴はガセかもって言ってたけど ある人物がゲームを何十本も今年のオークションに流すって情報があるらしい」
「もしかして……その人物がジンかも?」「ああ そう考えるとあながちガセじゃないかもな」
「ただしどっちにしろ手に入れるためには 莫大なお金が必要なわけだね」(58億の伝説のゲーム)―― 一体…どんなゲームなんだろう
その頃、ミルキはあるサイトで「グリードアイランド」を検索にかけていた。
≪グリードアイランド 1987年発売のハンター専用ハンティングゲーム。58億ジェニーという史上最高価格での販売にもかかわらず、
限定100本の商品に対し200倍の注文が殺到した。その後グリードアイランドは全く市場に姿を現さず、電脳ネット上で様々な情報だけが
飛び交う幻のゲームとなる。1988年、ゲーム自体に170億ジェニー、クリアデータ入りのロムカードに500億ジェニーという高額懸賞が
富豪バッテラ氏から懸けられたが名乗り出る者は一人も現れず、幻のゲーム伝説が不動のものとなる。この懸賞は現在も有効である……≫
「ふふん 面白い」ミルキが数台のパソコンを同時に操作し出した。「オレが伝説に終止符を打ってやる」
ちょwwwまさかのミルキ参戦とかふいた
なんというお前らの部屋
くじら島の最寄りの店に興味が尽きない
ミルキ兄さんかっけぇ
痩せたら素敵な目つきのイケメンになれるのに
あれ俺冨樫に自分の部屋見せた覚えねーぞ
>>783 ミルキがやせたら
あら不思議
こんなところにイルミさんが!
所持金が二人合わせて8億という事は、ストレートで200階に行くと4億円くらいになるという事だよな
2年かかったキルア初体験はその数倍は見積もっても良いはずなので
それを使い切ったお菓子代ってどんだけやねん
>>786 6、7割くらい税金でとられたかもしれない
菓子食ったままのベトベトした手でキーボード触るなよブタくん
>>789 そうだな
じゃあ、キルアの国はファイトマネーに9割くらい税金かけてんのかもな
>>786 お母さんがお菓子買ってきてあげるから通帳を預けなさい
>>773 それを言うなら、金銭的に無理とわかった以上、
金銭面をクリアしないで勉強を続けるのは無駄な努力。
なんでゴトーはキルアに嘘ついたんだろ
100本は少ないなーと思ったけど
毎年5人くらいしかハンター試験合格者でないんだったら
ハンター専用ゲームとしては妥当な本数なのかね
つーか、ハンター専用、59億、なんてアホみたいな話しで受注殺到って、
どんなプロモーションしたんだろうな
ミルキのフィギュアの中に幽白とセーラームーンがw
ゴンの中でイルミがゲーオタ認定された
>>796 ゲーム買うために58億だせるが2万人もいるんだな、この世界
天空闘技場でも思ったがなんかこの世界の経済おかしいぞ
金の価値は現実世界とほとんど変わらないのに
>>794 電話に出たくないミルキが居留守使おうとしてゴトーに協力させたんだろ
>>797 なぜか悟空もいるぞw
ミルキの調べたサイトに載ってたけど富豪バッテラって頭イカレてるだろ
802 :
マロン名無しさん:2009/08/15(土) 01:01:04 ID:AjpAqQVP
ミルキって念使えんのか?
冨樫の本気きたー!(趣味全開的な意味で)
ゲームをやりこむ暇があるプロハンター…
ミルキって戦闘能力どれくらいあるんだろ
肉体操作はゾルディック家の特殊体質?
ミルキは裏方的な役割で戦闘能力はそこまででもないんじゃね、みたいな話は前の出番の時にもあったな
だとしても肉体ひとつで容易に暗殺できる異常あんまり評価されてはなさそうだけど
>>803 いやいや
ハッカーとして能力は評価・珍重されると思うぞ
情報収集とか
確かにその辺で有能ならゾルディック家の一員足り得そうだな
盗聴とかライセンス狙いとかゴン一人じゃなくてよかったな
キルアの電話があっさり通してもらえたってことは、家族しか知らないゾルディック家専用回線みたいなのがあるのかな
>発売年度1987年
>「販売当時オレ5歳だぜ」
ミルキが高校生くらいの年齢だとすると、作中の現代の年代は
現実のリアルタイムとほぼ同じ2000年前後か。
1987年て自分が産まれた年だ
最近は中学生がにちゃんやってるのかよ
恐ろしい時代だな・・・
キルア 「あ ゴト―?オレ キルア」
ゴトー 「キルア様・・・!!(親にも似た感情を持つこのゴトーに電話を下さるなんて!感涙!)」
キルア 「ブタくん呼び出して」
ゴトー 「(チッ!なんだよ豚にかよ!豚とかどうでもいいよ。もっとキルア様と喋りたい)…ミルキ様は外出中です」
キルア 「嘘つけよ アイツが外出するわけねーじゃん。10秒以内に電話に出ねーとてめーのフィギュアぶち壊すって伝えてよ」
ゴトー 「(豚うぜー)…わかりました。ただいまお待ちください。
ミルキ様、キルア様よりお電話です。10秒以内に出ないとキルア様がフィギュアをぶち壊すそうです。」
ミルキ 「!?」
今が何年かわからなくなってきた
今年だよ
817 :
マロン名無しさん:2009/08/15(土) 16:04:39 ID:pgn1paKc
>814
不覚にもツボった
ハンター専用 ジン関係のゲームってただのゲームって事はないだろう。
ダービー兄弟みたいな魂を賭けるとかそれ相応のリスクがありそう
魂を賭けるだけのリスクがあるなら
それ相応のメリットもほしいな
そのゲームをやると現実に何か役に立つんだろうか
クリアデータが定価の9倍程になってる事を踏まえると
実際プレイする必要すら無さそうだけど
「グリード」って「むさぼり食う」ことだな。
「アイランド」をあえて「愛ランド」と読んで「愛をむさぼる国」という
…まあ、つまりエロゲだ。初回限定等身大フィギュアつき。
>>821 なるほど
それで58億の100本のソフトに2万人も注文が殺到したのか
すげえ納得できた
ハンター専用って実はガールハントのことだったんだな
ハンター専用ゲームは比喩で、ハンター試験の試験官になれる権利の事なんだよ
ゲームというかものすごいシステムなのでは
それだとROMカードの意味がなくなるじゃないか
ハンター世界のゲームレベルがこっちと同じぐらいとして3世代前とか言われてる
G.Iの発売日考えるとファミコンか良くてスーファミレベルの気もするが念で何とかしてるんだろうか
セーブ用のROMカードがあるってことは、プレステの同程度の性能じゃないか
ファミコンだとふっかつの呪文になってしまう
子供も作れるんだから
ハンター専用のギャルゲーと考えれば納得がいく
ただし稀にしか脱出できない
脱出って?
どんだけ妄想広げてんだよw
2次元の世界にどっぷりはまって脱出できないってことか
ばっか。ハンターゲーム専用だぜ。
きっと作成したキャラクターを具現化して好き勝手に出来るとかそっち系のゲームに違いない。
これなら好事家はいくらでも積むんじゃないか?
むしろゲームの中に入れるエロゲ
これだろ
・・・いくら念を駆使してもさすがにそんなめちゃくちゃは無理かorz
ハンターなら金で解決できることはどうにでもできそうだからな…きっとすごいものに違いない
アカシックレコード的なものと予想
836 :
代理:2009/08/15(土) 23:00:25 ID:???
No.070 ヨークシンへ
キルアの腕にどこからか鷹(?)が降り立った。「来たぜ 兄貴からアドレスだ」
ゴンとキルアはパソコン喫茶に入ると、早速ハンター専用サイト“狩人の酒場”にアクセスした。
証(ライセンス)ナンバーを入力し、ハンター証を差し込むと、トップページから中に入ることが出来た。
すると、いかにも酒場らしい画面に切り替わった。「いろいろカーソルあわせてみな」『どんな情報がおのぞみだ?』「こいつだ 右のバーテンダーが情報屋だ」
バーテンダーをクリックすると、画面が文章で真っ黒に染まった。「うわっ すごい量だな」「ゲームの項を」
「あったぜグリードアイランド いい情報(ネタ)頼むぜ」『グリードアイランドか 2000万いただくぜ』「え?」唖然とする2人。
≪情報提供料として2000万必要です よろしいですか? Yes No≫
「さすがにただじゃ教えてくれね――な でもこの額じゃしかたねーか」「なんか金銭感覚マヒしてくるな――」
ゴンは仕方なく再び付属の機器にハンター証を通した。
『OK それじゃよく聞きな グリードアイランドは 念能力者が作ったゲームだ』「!」『制作者の真の目的は不明』『特質系の能力者?』
『どうも複数らしい』『そいつ(等)は100本のゲームソフト全てに念を込めた』『ゲームをスタートすると念が発動』
『ゲームの中にプレイヤーをひきずり込む』『プレイヤーがゲームの中で生きている限りゲーム機はたとえコンセントを抜いても動き続ける』
『死ねば止まる』『セーブポイントさえ見つかれば戻れるらしいが……』『匿名を条件に所有者の一人が証言してくれた』
『このゲームは念能力者以外プレイできない』『私は50名のハンターを雇い(そのうち3名は証を持つプロだった)ゲームのクリアを試みたが』
『還ってきた者はいない』『誰一人』
「本当かな」「ハンターサイトの情報だぜ まず間違いない」さらにクリックすると、新たな情報が提示された。
≪ヨークシンシティで開催されるオークションには8月14日現在までに7本のグリードアイランドが競売申請されている模様。最低落札価格89億ジェニー≫
837 :
代理:2009/08/15(土) 23:00:47 ID:???
「はちじゅう」「きゅうおく…」キルアはお手上げとばかりに頭を抱えた。「やっぱ上がってんよ30億も―――!!」「うーん」
「ねェ これってオレ達も参加できるのかな?」「あ!?見ただろ最低でも89億!!オレらの入りこむ余地ねーよ!!」
「買う方じゃなく売る方でだよ」「!」「……そうか オレ達も何かお宝を探して競売に出すんだよ!うまくいけば大もうけできるかもな!!」
「よ――し 8億を元手に増やせるだけ増やしてみるか」「うん!!」ゴンが何気なく画面を見ると、そこにはグリードアイランドの補足情報があった。
≪総合入手難易度――G(易しい) 幻のゲームと呼ばれているがあくまで一般人レベルでの話。公の競売にも姿を見せ始めたことから
「探す」意味での難度は最も易しいH、金額面を考慮に入れ総合はGとした。(何しろ100本というソフト数は貴重品というには多すぎる。
現存するプロハンターの約6人に1人が所持できる計算になるのだから。≫
(この程度の品を入手できないようじゃ探せっこないってことだよね ジン)
「ふん… 面白いじゃん」キルアが隣のスペースからパソコンを持ってきて、ゴンの隣に座った。
「ゼッタイ手に入れてやろうぜ!!」「おう!」「まず一般ネットのフリーマーケットとオークションサイトだ」「そこで掘出し物を見つけよう!」
2人は一日中パソコンに明け暮れた…。
「残り…いくら?」「……2人合わせて1084万ジェニー」キルアが携帯で確認した。
「くそ―― あのジジイまんまとだまされたぜ!!」「最初の壺は2倍で売れたのにね――…」「今考えりゃそれが罠だったんだよ」
「小金をもうけさせて信用させてから大金をせしめる 詐欺の常套手段だもんなー」
「だから信用できる公共サイトだけにしようって言っただろ!!」ゴンが噛みつく。
「んなもん8時間やってもうけがたった985ジェニーだぞ!?80億かせぐのに何百年かかるんだよ!!」「減るよりいいじゃん!」
「おめーだって壺売れた時乗り乗りだったじゃねーか」「やるか!?」「おお」
冨樫(犬)先生のお言葉「十分な予備知識もなく画面のみで判断して高価な買い物をするのは危険です ひかえましょう」
838 :
代理:2009/08/15(土) 23:01:10 ID:???
「よ――し勝負だ!!」「お――やったら」2人は至近距離で睨み合った。「オークションまでの残り一週間でどちらがいっぱいお金を稼げるか」「お――お」
「542万ずつ持って8月31日夜9時の時点で多い方の勝ち!!」「面白え もし負けたら!?」
「勝った方の言うことを一つ何でもやる!!」ゴンの提案をキルアは飲んだ。「乗ったぜ カンプナキまでに負かしたら」
「いちについて よ――い ドン!!」2人はそれぞれ逆方向に駆けて行った。
その頃クラピカ達新人四人は言われたとおり貴重品を探し出して再び集結していた。
クラピカは名女優セーラの毛髪DNA鑑定書付きを、バショウはエジプーシャ石墓埋蔵品のミイラ右腕を、
センリツは龍皮病患者の皮膚を、ヴェーゼは一角族の頭蓋骨をそれぞれ持ち寄った。
「OK 4人とも正式に採用だ」以前モニターに映っていた男が、今日は直接4人と向き合っている。
「オレが護衛団リーダーのダルツォルネ よろしく ――さて!!諸君には早速任務についてもらう!
それはヨークシンまでのボスのガード!無事にボスをホテルの部屋まで送ること!!」ダルツォルネが地図を指して説明する。
「ヨークシン郊外のリンゴ―ン空港まで専用飛行船で行く 移動時間約35時間 そこからホテルまでは専用車をつかう 移動時間約90分
新入り4人は陣形(フォーメーション)の一番外を囲む 何か質問は?」
「ボスを狙う人物の心当たりは?」クラピカが尋ねた。
「くくく 答える価値のない愚問だな ま ありすぎて答え切れないと言っておこう ボスは裏社会の要人だ 恨んでる人間は売るほどいる」
「わかってないようなので言い直そう 恨んでようがいまいが要は実際に行動を起こすかもしれない人物の心当たりだ
敵が絞れれば動機・性格・環境がわかり対策が立つ 対策があれば護衛の安全度が増すだろう」ダルツォルネの目つきが険しくなった。
「わかってねェのはてめェだ オレ達は“誰が”“いつ”“どこから”“どんな方法で”襲いかかってきてもボスを守る
それだけ頭に叩き込んでおけばいいんだ 敵の姿を勝手に想像するな 近づく者全てが敵だ」ダルツォルネはタクトをゴミのように潰してしまった。
839 :
代理:2009/08/15(土) 23:01:33 ID:???
「来な 諸君 ボスを紹介しよう」立派な通路を歩いていくと、絵画に混じって不気味なオブジェが施されているのに気づき、ヴェーゼが立ち止まった。
「ちょっと あれは?」「ああ 本物の人間だ かつての仕事仲間だが オレの教えを守らず敵の偽情報に踊らされ勝手に敵を想像し
結果護衛団(チーム)はおろかボスを危険にさらした したがって処分した 諸君ら4人は彼の替わりだよ」クラピカら4人に緊張が走った。
ダルツォルネが、奥の部屋をノックする。「ボス 新入りを連れて来ました」「どうぞ」
豪華絢爛といった部屋の中央に座っていたのは、なんと年端もいかない一人の少女だった。
そして オークション当日
ヒロインキター
ボス?この子が
あぶない感じの娘だな
オークションの転売ヤーは良くないってことだな
>>841 この娘はボスの影武者で、あえて新護衛チームを宛がう事で敵の目を逸らす作戦と見た
え?マジでゲームの世界に入れるの!?
いくらなんでも念で説明できなくね?
特質系の能力者?
こりゃ開発者の一人はジンだな。
動機がパパこんなすごいゲーム作ったんだよー
みたいな理由だったりして。
採用試験で緋の目持ってきたやつがいたらクラピカどうしたんだろ
知らん振りして我慢するべきところだろうが、果たして耐えられたかどうか
ゲームの世界に入るって精神がってことだよな?
耐えられんだろな
生き死にに関わるという事は、分類としてはRPGとかSLGの冒険活劇系なのかな
いまハンター以外読んでないからよくわからんが
この流れは黄金の風のギャング入隊部分と被りすぎてる気がする
そのうち誰か念能力で時とめたりするぞ
でもみんなに大金を出させる理由は何だ?
DQやFFみたいなゲームで、ゲーム内で手に入れた武器、仲間にしたモンスターを持ち帰れるとか?
これで持ち帰って逃げ出したモンスターを捕まえるのが幻獣ハンターなんだよ
>>853 安かったら一般人にも買えちゃうからじゃね?
>>852 すでに念がスタンド並みに何でもありになってきてるからなー
前回のクラピカの同僚とか
今回の念で作ったらしいゲームとか
858 :
マロン名無しさん:2009/08/15(土) 23:53:29 ID:AjpAqQVP
こりゃグリードアイランド内の魔王役はジンだな
と見せかけてお姫様役
>>858 とみせかけて
ジンは敵の将軍に結婚を申し込まれているお姫様役ですね
わかります
話がデカくなってきたねえ
ゲームの中に入ってプレイってネタ
やっぱ冨樫好きなんだなー
幽白のゲームマスターとかレベルEのカラーレンジャーとか
またかよって気もするけどな
>>858 ジン「魔王を倒さない限りこのゲームから出られないのさHAHAHA」
ゴルア「「それはお前も同じだろーが!!」」
ジン「はっ!…しまったどうしよう」
グリードアイランドの内容は
最近富樫がどんなゲームにはまっているかが重要なヒントになると思う。
グリードアイランドが複数でつくったって事は念能力は複数人をかけあわせられるんだよな。
これならヒソカの言ったメモリ問題解決できるな。
複数人の具現化能力でそれこそゲームのアイテムを現実でつかえるとか。
今週のハンタ10P1コマ目の階段に
エキストラに混じって飛影っぽい人と蔵馬っぽい人がいる件
先週もフィギュアで幽白キャラ出たし嬉しい
ハンティングゲームってなんかこう動物等を捕まえるってことだよな
どう考えてもポケモンじゃね?
トレジャーハンティングかもしれんし
ガールハンティングかもしれん
ミニゲーム集だったらイヤだな
「オーラをここまで飛ばせたらクリアです」とみたいな
それってなんか修行っぽくていいね
>>870 いやだろ
落ちてくるブロックを念で操作してください
ブロックを平らに積み上げると消えます
みたいなミニゲーム集だったら
反射神経を強化して早押しクイズ!
みたいなミニゲーム集だったらすごくいやだ
ゴトーはちゃんとミルキに「いないって言って」と言われたら言うとこ聞くんだな
イルミはねこぢるで美形じゃないけど
ミルキはやせたら刃霧系で美形だと思う
いやいや、痩せたら肉でうもれて細くなっていた目がぱっちりsてねこぢるになるだけだよw
>>861 ゲームマスターは具現化、カラーレンジャーは実在する箱庭惑星にワープだったか。
グリードアイランドはどんな仕組みなんだろう?
>50名のハンターを雇い(そのうち3名は証を持つプロだった)
念は使えるがライセンスは持たないというモグリというかアマチュアの
ハンターが結構いるもんなんだな。
ライセンス持ちのプロが約六百人だから単純にこの割合を当てはめると
アマチュアハンターは数千人いることになるのか。
更に天空闘技場の200階クラスの闘士もいるし、やはり念能力者はかなり
多いことになるなw
あんなでかい生物がいんのかとびびったわw
この前のジンはゲームの中にいたんだな
あと一歩のところでゲームから逃げられるんだろうな
打ち切りならゲームの中で会いそうだがw
>>876 「現在この能力を一部でも使いこなせる者はごくわずか
それゆえ“天才”“支配者”“超能力者”“仙人”“超人”などと呼ばれ特別視される」
なんかもう全然ありがたみがなくなってきたな
あの女の子が人体収集家なんだよな?クラピカの素性がばれたらやばいなぁ
二人ともニャンニャンな関係になって
クラーピもボスも殺したくても殺せなくなるんだよ
ボスは二重人格
もう一つの性格になるとものすごいムキムキのマッチョ女になる
なにその無駄設定
センリツは何歳だろう
てか人間?
いまのところ一番思慮深いようにみえる。クラピカと仲良くやれそう
884 :
マロン名無しさん:2009/08/16(日) 15:40:55 ID:SGGHyeKE
随分休載なってるからストーリー忘れたんだが…
ハンターハンターの世界のハンターって、何をハントする職業だったっけ?
で、虫編とはどういった関係あったっけ?
ネタバレ
幻影旅団のボスは他人の能力を盗む能力
>>886 幽白じゃ一見無敵のようで結局雑魚扱いだった能力じゃん…。
ウソバレ乙
トグロ兄雑魚すぎるwww
鷹匠キルアの着てる服おしゃれだね
盗んだ能力は系統関係なく100パーセント発揮できるのか?
出来なきゃ相当弱い気がする
グリードアイランド逆にゴン達には難易度高くないか。
ゴン達頭使って金儲けより体使って希少なものハントするタイプだろ。
ゾルディック家への暗殺依頼には89億円かかるとかいう新設定が出てくると見た
>>891 そうか!
盗めばいいんだ
なんだカンターン
なんというピカレスク漫画
グリードアイランド情報入手ついでにハンターサイトで別のお宝情報やお仕事情報を入手して
ハンター業を始めて 資金ゲットしながらゴルアの成長も描いてくみたいな展開でもいいんじゃね
>>896 でもよかったけど
もう既に所持金1000万ちょいしかないから
ハンターサイトで情報を買うことすら至難
なんせグリードアイランドのあれっぽっちの情報が2000万だからなー
まじぼったくりwww
しかしさーイマイチ主人公の行動の動機が薄いよな
何か応援したくなるような理由があって親父探してるならわかるが
現状ただの自己満足のためだし
動機に関しては他の漫画も自己満足じゃね?
ワンピースの海賊王になるもNARUTOの火影になるも自己満足といえば自己満足
まあ、「オヤジを探す」って少年漫画の主人公にしてはちっちゃい夢だけどw
ゴンってパッと見はすごく主人公らしいキャラなのに
意外とそれほど主人公らしくないんだよな
いまいち魅力に欠けるというかおもしろくないというか
冨樫の苦手なタイプなのかも
みつばちはっちとか母を訪ねて三千里とか
親探しってのは結構、よくある動機だと思うがどうだろう
>>900 『少年漫画の主人公の』動機としてはショボイんじゃね?
>>900 そういうのは本当はお互い一緒にいたかったのに離れ離れになった親子の再会っていう
共感を呼ぶ王道の感動ストーリーだからなあ。だいぶ種類が違くね?
キルア・クラピカ・レオリオと周りの連中がそれぞれ悲惨な過去に基づいた
強烈な動機付けの目的があるから、ゴンの動機が薄く感じられるんだろうな。
それにしても水見式ってよく出来た設定だよな
俺いま忍者漫画描いてるんだけどちょっと引用させてもらおうかな
まあ心配しなくても
どうせそのうちものすごく強い人類の敵とか極悪人とかでてきて
その極悪非道ぶりにゴンがキレてそいつを倒すのが目的とかになるさ
ジャンプのお約束
悟空なんか強えヤツと戦いたくて突っ走ってたら世界を救ってしまったしな
そういや父親がとんでもない大物だったってのは幽助もだな
まあ幽助は向こうから迎え寄越したけど
ゴンの場合は会いたくなさそうだから
ラスボスクラスのはぐメタ探しって感じか
>>906 その黒幕こそが親父、というのがベタな展開だが
見た限り本当にそこらへんフラフラしてるだけみたいだよな
追いかける人間に対して最も有効な隠れ場所は背後なので
実は常にストーキングしていたという超展開をだな
あれ?それってヒソカ…
911 :
代理:2009/08/16(日) 23:00:35 ID:???
HUNTER×HUNTER 単行本第7巻発売(1999年10月9日 第一刷発行)
週刊少年ジャンプ H.11年39号,40号、42〜48号掲載分収録
No.7 これから
2度としませんから。
≪前巻までのあらすじ≫
ゴンは父のようなハンターになることを夢見て、超難関と言われるハンター試験に挑戦。ひとまず合格となったゴンたちは、
それぞれ新たなるスタートをきった!天空闘技場へとやってきたゴンとキルア。だが、次々と勝ち進む2人の前にヒソカが不気味に姿を現す。
彼はゴンに、戦うための条件として200階でも1勝を提示。そこで2人は、心源流拳法師範代のウイングにヒソカの強さの秘密でもある“念”の教えを請い、その力を開眼させ修行を開始した。
一方のヒソカはカストロとの試合に勝利、その狂気を露にし始めた…!!
No.055 ヒソカは…
>>2-5 No.056 修行再開
>>30-34 No.057 約束
>>67-70 No.058 再戦
>>117-119 No.059 及第
>>186-188 No.060 合格
>>229-232 No.061 決戦
>>319-320 No.062 本気
>>339-341 No.063 これから
>>389-392
912 :
代理:2009/08/16(日) 23:01:36 ID:???
●水見式オーラ選別法
グラスにたっぷりと水を入れて、その上に葉っぱ(軽くて浮く物なら何でもいい)を浮かべ「練」を行う。
その時の変化で自分のオーラがどのタイプに属するのかが分かる。
水の量が変わる→強化系
水の色が変わる→放出系
葉が動く→操作系
水に不純物が出現→具現化系
水の味が変わる→変化系
その他の変化→特質系
●ヒソヒソのオーラ別性格分析♥
強化系…単純で一途
操作系…理屈屋・マイペース
変化系…気まぐれでうそつき
放出系…短気で大雑把
特質系…個人主義者・カリスマ性有り
具現化系…神経質
※全てヒソカの独断と偏見です。
>>910 ジンはゴンに似てるけど、確かにまだ正真正銘の父親とは断定できないからな
本当の父親は別人って可能性もなくはないと思う
でもだからってヒソカ本人はちょっとw
せめて「本当の父親」を知っている、くらいにしてくれ
>>913 ヒソカはジンがたくさん持ってる顔のうちの一つなのさ
二度としませんからって何の事?
休載?下描き掲載?
だとしたら読む側としては非常に嬉しい言葉だが
>>914 実はヒソカはゴンを成長させるためにジンが作った分身(ダブル)
>>915 スカトロ戦あたりの下書き掲載じゃね 時期的に
>>916 分身だったら両腕切断されても血なんか出ないだろ
マチに接合してもらう必要もない
>>911 ○1999年12月27日第一版発行
訂正すまん
水見式をやってみたら
水の色が白くなってコップの中におたまじゃくしができて
コップからドクドクあふれだして葉っぱがネトネトの上で動いて
舐めるとしょっぱ苦い生臭い味になった
何系?
924 :
マロン名無しさん:2009/08/16(日) 23:43:22 ID:T4hCxb7W
ヒソヒソのオーラ別性格分析おもしれーw
あれを見る限りジンは特質系だな
ヒソカの独断ってのがいいね。
これないと今後ほぼ確実に例外が出て矛盾する。
>>918 二つ星ハンターの使う念だからものすごい再現度の人形で
ドラえもんみたいに食事もするし皮膚が切れたら血も…出ないか
でも何か説得力あるなあ
927はヒソカの性格分析の事ね
ヒソカは人間観察に長けてるっぽいもんな
強化系と放出系の性格を両方兼ね備えてるキャラって多そう
「短気で大雑把」は「単純」に通ずるもんな
性格診断でいくと
やっぱクラピカは操作系か
まあ鎖使ってるからそうだとは思ったけど
強化系がいれば水不足解消
レオリオは具現化系だな
あいつ些細なことですぐキレるし
得意な念を調べるための方法とかサラッといわれてるけど
普通の念能力より水見式のほうが物理的にすごいよな
どうなってるんだ???
強化系なんか実際に水の質量が増えてるんだとすると
宇宙の法則を根底から覆す力だぞ
>>934 だったら「短気」な放出系だろ
どっちかというと強化系的な性格だと思うけど
ゴンとかぶるから
強化系がポケットを叩くとビスケットが2つになるに違いないw
938 :
代理:2009/08/17(月) 00:11:32 ID:???
お疲れちゃん
最近来たものだけど休載も一週扱いするの?
これ何年の出来事だったか本当によくわからないんだが
背景何年だっけ?
>>941 1999年12月末
次から2000年突入
>>942 ありり、今日の分のはいきなりで笑っちゃったので
基本休載はなしね
>>905 こういうのは自重してくれ
自分は面白い事言ってるつもりだろうけど、周りは白けるだけだぞ
1999ってーと
ジャンプではNARUTOが連載開始されたころか
連載中スレではよくあるけど
当時の世の中がどうだったかパッと思い浮かばない&覚えてないから
発言が難しいな
特に連載当時に幼かった奴は参加しにくそう
ヨークシン編が9年前か…
>>946 時事ネタは必ずしも入れる必要ないし
そんな難しく考えてレスすることもないだろ
いやもちろん悪意のあるネタバレは禁物だが
>>948 時事ネタっつーか
他の作品を引き合いに出したりするときとかな
あれ?これってもう出てたっけ?って考えちゃうことはよくある
>>947 愕然とするな
時の流れの早さと冨樫のペンの進まなさ加減に
FSSよりはましかもしれないが…
>>949 ああ、それは自分もたまにある
余裕があるならちょっとググればすぐ出てくるよ
その手間が惜しかったら曖昧な記憶がソースの情報は持ち出さないのが賢明かも
なんというか
楽屋を見るのが今回初めて&連載中スレ見たことなかったから
おまいらが現代に帰ってきた姿を見て安心した
>>939 ちょうどヨークシン編から参加なんてツイてるな
多分一番盛り上がるところだろうし
思ったんだが、今出てる設定から皆が深く考察しててすごいな
特に新たな念能力が出てくると分析のためにスレが伸びまくる
ここの住人は操作系が多そうだw
ヨークシン編は楽しかったなあ
1999年って言ったら、ノストラダムスで騒いでた頃かw
ああだからノストラードなんだな
てかあれからもう10年か…
ああ、娘が予言者だから。
958 :
マロン名無しさん:2009/08/17(月) 21:57:55 ID:Os59v+df
まもなく筋肉番長ウボォさんの出番なわけだが、旅団メンバーやクラピカの強さって今のゴンキルと比べたらどうなんかな?
円が4メートルしか展開できないノブナガがショボイのか、数百メートルも展開できるお爺ちゃんが凄いのか
そりゃ爺ちゃんがすごいんだろ
実質的には団長殺せたわけだし幻影旅団よりゾルディックが上なんだろうな
クラピカの能力は旅団対策のために偏りすぎてるから普通に戦ったらたぶんゴルアが上
旅団とゴルアじゃ余裕で旅団が上
>>959 円は実力で範囲が変わるんじゃなくて気の質に左右されるんだろ
キルアは65cmしか展開できないし
円の範囲が狭い=弱い。ではない
>>961 でも円の範囲が広い=強い。ではあるぞ
捻出できるオーラの量がそもそもでかいわけだからな
ピトーなんかすごいことになってたし
形が「円」じゃなかったけどな
広範囲の円は放出系の素質が必要っぽいしな
ノブナガって放出じゃなかったっけ?
状況や条件によって強さは変わるってビスケ先生も言ってたからな
円は纏と煉の複合だろ?
放出系の素質は身体から念を離すことだから関係ないと思うぞ
たとえばヒソカのバンジーガムはヒソカの身体につながってる間は強靭だが
ヒソカの身体を離れると弱くなるって言ってたし
寺門くんは具現化系でおk?
ノブナガっていまだに戦闘シーンがろくにないからな…戦闘要員なのに
てかキルアはそもそも円が出来ないというより知らないじゃないのか
だからあれだろ、野球のピッチャーに例えて円がフォークだとしたら、
フォークがいいピッチャーは当然すごいけど、フォークが投げられないピッチャーがダメな訳じゃ全然なくて、
ストレートとスライダーが一級品ならいくらでも勝てる、って感じかと
ヨークシン編読んでた時は、ノブナガの発=円だと思って
なんか他の奴に比べると地味だなぁって思ったな。
>>959 ノブナガ曰く達人は50mで、ゼノは本気を出せば300mの円が可能。
そう言われるとノブナガがショボイように思えるが、本人が太刀の間合いの4mで
十分と思ってるから精神的な作用でそれが限界になってるんじゃないかな。
半径300mの球体を全部オーラが満たしてるんだぞ
そんな半端ない量のオーラを出せるのは人間じゃゼノとかネテロくらいだろう
仮にノブナガが精神的な作用でブレーキ掛けてるんだとしても
そこまでのオーラを練るのは無理じゃないかな
だから一般的には50mでも十分達人と言われるくらい凄いのに
300mの円が可能なゼノはケタ外れの化け物だってことだろう。
あまり先に語っちゃうと、これから先の楽しみが減らないか?
まあその時には出来ない話だけど、モチベーション的に
思ったんだが、ボスの自動筆記って
富樫の衝動的に漫画をかける才能の創作的な置き換えだと思った
実際ヨークシンは神展開だったし
「なんで出なくなっちゃったんだろ・・・」はそういう意味での隠喩だと思う
むしろ冨樫の「手が勝手に描いてくれたらなあ」っていう願望だろ
ヨークシン編ってそんなに神か?
おもしろいけどさ
べつに他のパートと変わらないくらいのおもしろさだと思うけど
神=誰が見ても異論なくブッちぎり一位の面白さ
という意味なら違うと思う。他のシリーズの方が面白いと思う人も
いるだろうし、ヨークシンつまんねーって人もいても不思議じゃない。
ヨークシンだけ「神」と言うほど突出してるとは俺も思わないな。
ヨークシンはDBでいうフリーザ編並に上手かったと思うけどな
それぞれ分散した物語が最後は一つに結ばれていく過程とか
ジャンプで読むにはダルいけどコミックで読むと面白い
フリーザ編はDBの腐り始めとして悪名高いと思うんだが・・・
やっぱ神展開かどうかなんて個人によって様々なんだな
でもフリーザ編は一番人気あるが
面白さの比較は荒れるでー
万人にうける話なんてそうそうないさ
あったとしてもそれは単に無難なだけだったりな
>>980 今読み返すと人造人間編も結構好きなんだよな俺。
こういうのは読んだ年代、時代、己の好みの変化で左右されるから揺るがない何かを持ってない限り断言は出来んと思う。
そーそ。
御飯偏(サイヤマンとかあのあたり)も当時はつまんねーと思ってたけど、後になって
読み返したらすげー面白いと思った
自分自身の感想や評価すら流動的よ
俺はフリーザ編までは星矢とか男塾とかのほうが好きで、
DB面白いと思うようになったのは人造人間編以降だな
面白いかどうかはともかく、フリーザ編までは色々考えて描いてる感じがしてた
セル編でも、まあまだ計算してるらしき場所はあった
ブウ編は完全に行き当たりばったり
よくあれで話が上手いことまとまったもんだと思うわ
あんまり上手いことまとまったとは思えないけどな
最終回もなんかしょぼかったし
ハンターはちゃんと終わるのかなぁ・・・
クラピカ・レオリオとはもう組まないのかな
たとえキメラアント編終わってもまだまだ伏線残ってるしなあ
でもインフレがヤバイことになてるから以前のようには戻れない気がする
「キメラアント編から数年後…」みたいなナレーションでいろいろ伏線残したまま打ち切りみたいな終わり方になると予想
念のバトルもおもしろいがハンターらしい話もみたいな
キメラ編の最初の方のカイトとかとの珍獣探しとか、
あのまま続けてくれればよかったのに
キメラ編は直属何とか辺りからおかしくなったな
カイト殺されるところまでの引きは凄い面白かったけどそれ以降は酷い・・・
王のデザインもひどかったな
フリーザとセルを足して割ったような
初めて見た時思わす噴いた
冨樫は昔からデザインセンスはないなw
仙水の鎧とかどうしようかと思った
軍儀してたのとかは好きだけどな
デザインはキャラ性でなんぼでも補えるからな
センリツとコムギも然り
凡百の美少女キャラよりよほど萌えるし惚れる
センリツは好きだけど全く萌えません
センリツは初登場時に比べたら随分マシになったけどな
最初はどう見ても妖怪だった
>>997 センリツのデザインもそうだし
額の中に埋め込まれたクラピカ達の「先輩」の描写とか
その当時おそらく冨樫はうめずかずおにハマってたんだろうな
旅団全員の名前読者にわかるのってどのへんだっけ。
シャルナークとか相当長い間さわやか君(仮)とか呼ばれてたような
1001 :
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。