No.036 光と闇A
「キルアの 兄貴…!?」思わぬ展開に、レオリオとクラピカはリング上の二人を凝視した。
「母さんと次男(ミルキ)を刺したんだって?」「まあね」「母さん泣いてたよ」
「そりゃそうだろうな 息子にそんなひでー目にあわされちゃ」やっぱとんでもねーガキだぜ、とレオリオがぼやくが…。
「感激してた “あのコが立派に成長しててくれててうれしい”ってさ」レオリオは頭からずっこけた。
「“でもやっぱりまだ外に出すのは心配だから”って それとなく様子を見てくるように頼まれたんだけど
奇遇だね まさかキルがハンターになりたいと思ってたなんてね 実はオレも次の仕事の関係上資格をとりたくてさ」
「別になりたかった訳じゃないよ ただなんとなく受けてみただけさ」
「……そうか安心したよ 心おきなく忠告できる お前はハンターに向かないよ お前の天職は殺し屋なんだから」
ここまで話を聞いて、ゴンは呆気に取られた。
「本当にそう言ったの?話には聞いてたけどすごい一家だなァ」「さらに 彼はつづけました」
「お前は熱をもたない闇人形だ 自身は何も欲しがらず何も望まない 陰を糧に動くお前が唯一歓びを抱くのは 人の死に触れたとき
お前は親父にそう育て(つく)られた そんなお前が何を求めてハンターになると?」
ただ話をしているだけなのに、キルアの全身からとめどなく汗が噴き出していいた。
「確かに… ハンターにはなりたいと思ってる訳じゃない だけどオレにだって欲しいものくらいある」
「ないね」「ある!今望んでることだってある!」「ふーん 言ってごらん 何が望みか?」しかしキルアは躊躇して黙り込んでしまった。
「どうした?本当は望みなんてないんだろ?」「違う!」
「ゴンと… 友達になりたい もう人殺しなんてうんざりだ 普通に ゴンと友達になって 普通に遊びたい」
「無理だね お前に友達なんて出来っこないよ お前は人というものを殺せるか殺せないかでしか判断できない そう教えこまれたからね
今のお前にはゴンがまぶしすぎて 測り切れないでいるだけだ 友達になりたい訳じゃない」「違う…」
「彼の側にいれば いつかお前は彼を殺したくなるよ 殺せるか殺せないか試したくなる なぜならお前は根っからの人殺しだから」
その時、レオリオがザッと前に進み出た。審判がその行く手を阻む。「さき程も申し上げましたが」「ああわかってるよ 手は出さねェ」
「キルア!!お前の兄貴か何か知らねーが言わせてもらうぜ そいつはバカ野郎でクソ野郎だ 聞く耳持つな!」
「いつもの調子でさっさとぶっとばして合格しちまえ!!」ギタラクルが喚き散らすレオリオを気づいて耳を傾けた。
「ゴンと友達になりたいだと?寝ぼけんな!!とっくにお前ら友達(ダチ)同士だろーがよ」「!」キルアがピクリと反応した。
「少なくともゴンはそう思ってるはずだぜ!!」「え?そうなの?」ギタラクルが聞き返した。「たりめーだバーカ」
「そうかまいったな あっちはもう友達のつもりなのか」ギタラクルは少々考えた後、結論を出した。「よし ゴンを殺そう」
「殺し屋に友達なんていらない 邪魔なだけだから」ギタラクルは針を取り出すと、つかつかとリングを去ろうとする。
「彼はどこにいるの?」「ちょ 待って下さい まだ試験は……」ギタラクルは寄ってきた審判の顔面にすばやく針を打ちこんだ。
審判の顔がグニャリと変形していく。「あ…?アイハハ」「どこ?」再度ギタラクルが尋ねると、審判は涙目で答えた。「とナリの控え室ニ」
「どうも」「あ ァあ」ガクガク震える審判を放置し、ギタラクルがドアの前に来ると、そこにレオリオ・クラピカ・ハンゾーが立ち塞がっていた。
「まいったなあ… 仕事の関係上オレは資格が必要なんだけどな ここで彼らを殺しちゃったら オレが落ちて自動的にキルが合格しちゃうね
あ いけない それはゴンを殺ってもいっしょか うーん」ギタラクルはしばらく悶々と考えている。
「そうだ!まず合格してから ゴンを殺そう!」キルアは目を見開いたまま、ただただ立ち尽くすしかない。
「それなら仮にここの全員を殺しても オレの合格が取り消されることはないよね」ネテロが頷く。「うむ ルール上は問題ない」
「聞いたかい?キル オレと戦って勝たないと ゴンを助けられない 友達のためにオレと戦えるかい?できないね
なぜならお前は友達なんかより 今この場でオレを倒せるか倒せないかの方が大事だから」
痛い処を突かれたのか、さらに追い詰められていくキルア。
「そしてもうお前の中で答えは出ている “オレの力では兄貴を倒せない” “勝ち目のない敵とは戦うな”オレが口をすっぱくして教えたよね?」
キルアが一歩下がろうとしたところでギタラクルがストップを掛けた。「動くな」
キルアはビクリと震える。
「少しでも動いたら戦い開始の合図とみなす 同じくお前とオレの体が触れた瞬間から戦い開始とする
止める方法は一つだけ わかるな?だが…忘れるな お前がオレと戦わなければ 大事なゴンが死ぬことになるよ」
ギタラクルの左手がキルアの顔にじりじりと近づいていく。
堪らずレオリオが叫んだ。
「やっちまえキルア!!どっちにしろお前もゴンも殺させやしねえ!!そいつは何があってもオレ達が止める!!お前のやりたい様にしろ!!」
キルアの額にギタラクルの指が触れそうになった瞬間、キルアは堕ちた。「まいった オレの…… 負けだよ」
レオリオとクラピカに衝撃が走った。ギタラクルはきょとんとしていたが、急に笑顔になると手を一つ叩いた。
「あーよかった これで戦闘解除だね はっはっは ウソだよキル ゴンを殺すなんてウソさ お前をちょっと試してみたのだよ でもこれではっきりした」
ギタラクルはキルアの頭に親しげに手を置いた。
「お前に友達をつくる資格はない 必要もない 今まで通り親父やオレの言うことを聞いて ただ仕事をこなしていればそれでいい
ハンター試験も必要な時期がくればオレが指示する 今へ必要ない」
サトツが語る。
「その後はぬけがらのようでした レオリオ氏やクラピカ氏が何を言っても反応さえしませんでした それが突然
レオリオ氏とボドロ氏の試合開始と同時でした そしてそのまま…」キルアは背後からボドロの胸を一突きしたのだった。
「委員会は彼を不合格とみなしました」
話を聞いてすぐに、ゴンは合格者の説明会場へと駆けていった。会場には、あのギタラクルも座っていた。
ポドロを気遣って試合延期したのにそれで殺されるとは
キルアの家族めっちゃ気になる
てゆーか遂にハンター試験合格したな
そうだな キルア関連に気を取られて半分忘れてたけどw
来週からどんな展開になるんだろ
キルアはレオリオを気遣ったんじゃ
重傷なのに殺してでも止めないとやばいのかポドロは
てか何でボドロなんやろ?
キルアはなにがしたかったのか疑問?
何がしたかったつーか、
自分の気持ちをぜんぶ押さえ込まれてしまった鬱憤を
ああして何かにぶつけるより他にどうしようもなかったんだろう
人の命はもともと何とも思ってないようだし
人殺しだっつーんならやってやる、とか、自分抜きで進むハンター試験をめちゃくちゃにしたる、とか
そーいうちょっとヤケになった気分もあったかもしれない
更に、自ら不合格になる為に一番手っ取り早い手段をも兼ねてるんだよな
ひょっとしたらレオリオと位置が逆でもそのまま殺してたかもしれない
それだったらポックルさんに矛先が向きそう
キルア「お前が雑魚だったばっかりにー!!」
髭が気に入らなかったんだろう
ほんとはポックルさんを気に入ってたんだよ
会長とかぶってるからムカついたんだ
No.037 光と闇B
合格者の説明会場に乗り込んだゴンは、つかつかとギタラクルの元に歩み寄っていく。
「キルアにあやまれ」「あやまる…?何を?」「そんなこともわからないの?」「うん」「お前に兄貴の資格ないよ」「? 兄弟に資格がいるのかな?」
ゴンはいきなりギタラクルの右腕を掴むと、強くこちらに引っ張った。椅子に座っていたギタラクルの体が浮き上がる。受験生達に衝撃が広がった。
着地したギタラクルは、心なしか驚いているように見える。
「友達になるのにだって資格なんていらない!!」ゴンは未だギタラクルの右腕を離そうとはせず、ギリギリと力を込めていく。
ギタラクルはそんなゴンになにかを感じ取ったようだ。(こいつ…)
ゴンはくるりと方向転換した。「キルアのとこへ行くんだ もうあやまらなくたっていいよ 案内してくれるだけでいい」「そしてどうする?」
「キルアを連れ戻す 決まってんじゃん」腕を締め付けられながらも、ギタラクルの表情は全く変化が見られない。
「まるでキルが誘拐でもされた様な口ぶりだな あいつは自分の足でここを出ていったんだよ」
「でも自分の意志じゃない お前達に操られてるんだから誘拐されたも同然だ!」
「ちょうどそのことで議論していたところじゃ ゴン」説明会を進行していたらしいネテロが割って入った。
「クラピカとレオリオの両方から異議が唱えられてな キルアの不合格は不当との申し立てを審議中なのじゃよ」
続いてクラピカが起立して発言した。
「キルアの様子は自称ギタラクルとその後において明らかに不自然だった 対戦の際に何らかの暗示をかけられて
あの様な行為にいたったものと考えられる 通常ならいかに強力な催眠術でも殺人を強いることは不可能だ
しかしキルアにとって殺しは日常のことで 倫理的抑制が働かなくても不思議はない」
レオリオがその後に続く。
「問題なのはオレとボドロの対戦中に事が起きた点だ 状況を見ればキルアがオレの合格を助けたようにもみえる
ならば不合格になるのはキルアじゃなくてオレの方だろ?」
「いずれにせよキルアは当時自らの意思で行動できない状況にあった よって彼の不合格は妥当ではない」クラピカがそう結論付けた。
「すべて推測にすぎんのォ 証拠は何もない 明らかに殺人を指示するような言動があったわけでもない それ以前に暗示をかけたとする根拠が乏しい」
これにはクラピカも同意せざるを得なかった。
「レオリオとボドロの対戦直後に事が起きたという点については問題はないと思っておる
両氏の総合的な能力はあの時点でほぼ互角 経験の差でボドロを上位に置いたがの
格闘能力のみをとればレオリオの方が有利とワシはみておった あえてキルアが手助けするような場面ではなかったじゃろ」
レオリオはちっと舌打ちをした。
「不自然な点なら他にもあるぜ」ポックルがクラピカに指摘した。「ヒソカと戦ってたときのあんたの様子だ」
「一体何を言われたんだ?お互い余力のある状態であんたに何事かを告げたヒソカの方が負けを宣言した
変だろ?オレとハンゾー戦やボドロとヒソカ戦のように囁かれた方が負けを認めるのはわかる 何らかの圧力をかけられたんだろうとな
だがあんた達は逆だ オレには何らかの密約がかわされたとしか考えられないね 不自然”が理由で異論があると言うなら あんたの合格も相当不自然だぜ」
「後ろ暗いことがないならあのとき何と言われたか教えてもらおう」「答える義務はない」「責任はあると思うぜ」
「ないな 私の合格が不自然なら 不戦勝でも合格も自然とは言えないな」頭にきたポックルはガタッと音を立てて立ち上がった。
ハンゾーがため息をつく。「おいおい オレはさっさと講習だけ済ませて帰りてーんだがな」
「どうだっていいんだそんなこと」ゴンが口を開いた。
「人の合格にとやかく言うことなんてない 自分の合格に不満なら満足できるまで精進すればいい
キルアならもう一度受験すれば絶対合格できる 今回落ちたことは残念だけど仕方ない それより
もしも今まで望んでいないキルアに 無理矢理人殺しさせていたのなら お前を許さない」
ゴンに握り込まれたギタラクルの右腕がギシギシと音を立てる。
「許さないか… で どうする?」「どうもしないさ お前達からキルアを連れ戻して もう会わせないようにするだけだ」
ギタラクルは空いていた左の手のひらをゴンに向けた。その瞬間妙な力を感じ取り、ゴンはバッと飛びのいた。
「さて諸君よろしいかな?」ネテロが声を掛ける。
「ゴンの言った通り自分の“本当の合格”は自分自身で決めればよい また他人の合否をうんぬん言っても我々は決定をくつがえすつもりはない
キルアの不合格は変わらんし おぬし達の合格も変わらぬ」
「それでは説明会を再開します まぁせっかくですから最初から説明しますね」
進行係が詳しく説明を始めた。
「皆さんにお渡ししたこのカードがハンター免許証(ライセンス)です 意外と地味だとお思いでしょうね その通りです
カード自体は偽装防止のためのあらゆる最高技術がほどこされていること以外は他のものと変わりありませんから
ただし効力は絶大!!まずこのカードで民間人が入国禁止の国の約90%と立入禁止地域の75%まで入ることが可能になります
公的施設の95%はタダで使用できます 銀行からの融資も一流企業なみに受けられます」
「売れば人生7回くらい遊んですごせますし 持ってるだけでも一生何不自由なく暮らせるはずです
それだけに紛失・盗難には十分気をつけて下さい 再発行はいたしません 我々の統計ではハンターに合格した者の5人に1人が一年以内に
何らかの形でカードを失っております
プロになられたあなた方の最初の試練は“カードを守ること”といっていいでしょう!次に協会の規約についてですが…」
「―さて以上で説明会を終わります あとはあなたたち次第です 試練を乗り越えて自身の力を信じて 夢に向かって前進して下さい」
「ここにいる7名を新しくハンターとして認定いたします!」
説明会が終わり、ゴンが再びギタラクルに詰め寄った。「ギタラクル キルアの行った場所を教えてもらう」
「やめた方がいいと思うよ」ゴンが舌を出す。「誰がやめるもんか」
「キルアはオレの友達だ!!絶対に連れ戻す!!」「後ろの二人も同じかい?」
そこで初めて、ゴンは背後にクラピカとレオリオが立っていたことに気付いた。「当然よ」
「……いいだろう 教えたところでどうせたどりつけないし キルは自宅に戻っているはずだ
ククルーマウンテン この頂上にオレ達一族の棲み家がある」
え?たったこれだけの講習で一日あけたの?
レオリオの方が有利っていうのはヒソカに負わされた怪我込みの実力なんだろうか
誰一人ボドロのことを気にかけてないな
よく知らんおっさんでしかないからな
ハンター試験が命がけというのは最初からわかっていることだし
一次試験からここにくるまででそれこそ何百人は死んでるわけだし
27 :
マロン名無しさん:2009/07/11(土) 00:14:02 ID:esY6BND5
カタカタさん早いとこ腕を振り払えばいいのに
やっぱ余裕から来てるんだろうか
とりあえず5人のうちの一人はポックルだろうな。
レオリオもやばそうだが、それ絡みでまた話が展開しそうだ。
ゴン→マリオ
キルア→ピーチ
カタカタ→クッパ
クラピカ→キノピオ
レオリオ→でっていう
清水→ルイージ
まぁ、レオリオはここまで全体的にしょっぱいが
明確に「戦闘力が低い」描写はないからな。
ヒソカにワンパンで負けたのは相手が悪すぎただけだし
むしろヒソカと二度の対峙で二度とも認められてるんだから大したものだ。
クラピカとレオリオとはここでお別れかと思いきやククルーマウンテンまで付いてきそうな雰囲気だな
>>22 >次に協会の規約についてですが…
この後、数時間に渡って説明があった
のかもしれない。
クラピカは多分ヒソカにクルタ族ってバレて脅されたんじゃなかろうか
初期のレオリオが言ってた「ライセンスを売れば7代遊んで暮らせる」って噂が本当だったことが驚き
ヒソカのヒソヒソの内容は作者も考えて無さそう。
この結果にするために思わせぶりな行動を描いただけで。
殺し屋がアジト教えちゃっていいのかw
>>33 案外ヒソカが趣味でホルマリン漬けの緋の眼をいくつか持ってて
それと交換っていう約束だったりして
クラピカのほうはともかくボドロへの耳打ちは永遠の謎だろうな
>もしも今まで望んでいないキルアに 無理矢理人殺しさせていたのなら お前を許さない
ジョネス戦で嬉しそうに心臓握り潰してましたが
>>38 家族皆殺しにしてやると脅したと予想
「ワイドショーのネタとしてもB級」とか言って
明らかに倫理観のちがうカタカタさんに「兄弟の資格がない」とか言うゴンも配慮が足りない気がする
カタカタさんがゴンに反撃しなかったのはヒソカから圧力でもかかったんだろうか
最終試験の8人の中で一番注目していたはずのクラピカに突っかかるポックルはツンデレ
レオリオに対する会長の評価が高くてびっくり
レオリオって純粋に自力で受かったの2次試験だけなのに
>>44 注目してたからこそあの決着に納得いかなかったのかもしれん
注目してた人と戦いたくない人の対戦は普通に見たかったんじゃないか?
ギタラクルがゴンの額に手を伸ばそうとした時、ゴンが何かを感じて後ろに飛びすさるよね
この「額に手を伸ばす」って動作、キルアの時にもやってたんだが
もしかして何か特殊な攻撃なんだろうか
キルアがボドロを殺したのって
「ムシャクシャしてやった。誰でもよかった」って奴かと思ってたけど
案外クラピカの言うとおりギタラクルの小細工かもしれんな
48 :
マロン名無しさん:2009/07/11(土) 02:50:18 ID:nYqA6Bku
試験終わって、おもったけど、一次審査がいちばん過酷だった気が。。
湿原で脱落してる160人ってたぶんほとんど死んでるよね?
サトツさん良い人そうなのに、なにげエグすぎ。。
しょっぱなのふるいにで、あんなトコとおらなくても。。
ガチで命掛けの試験とか3次、4次で用意してあるんだから・・・
>>48 しょっぱなのふるいだからこそ、ごっそり落とさなきゃダメなんだろ
あれぐらいで死んだり落ちたりする奴のために3次、4次試験みたいな人員や設備がおおがかりなものを使ってられないでしょ
過酷だけど基本的に必要なのは体力だけ(あとちょっとだけ戦闘力)の試験だったしね
ボドロさんにヒソカがいった事当てようぜ!
俺は例えばボドロさん腰に爆弾もってて
「ボクが腰に蹴りをいれるとキミは一生動けなくなるのかい?◆」
こんな感じだと予想
試験を振り返ってみると
本来ならハンターとしての頭脳を試すためのメンチの試験が
ハンゾーのバカがぶち壊したせいで
ほとんど肉体的な能力に偏った試験内容になっちゃってる
大丈夫か、今期の合格生?
このあとはジンの関係者から5人1チームのハンター武術会に招待されたり
魔界への穴を広げようと目論む幻影旅団と対決したりの肉体系イベントが目白押しだから問題ないよきっと
>>51 サトツが、(大げさな言い方だろうが)「本当は全員合格にしてもかまわない」と言っていたから、
人数絞れたら何でも良かったのかも。
でもあれだけ大勢、ただ脱落ではなく死なせておいて
今更そんな綺麗事みたいな事言われてもなあ
資格試験ごときで死ぬような輩はプロになっても何もできず死ぬ
現実の大学入試とかだってそんなもんだしな
まあうちらの住む世界とは倫理感やなんかが全然違うんだからそこつっこんでもな
しかしカタカタさんよ
余裕ぶって偉そうにしてるけど、あんた初登場の時、ヨダレだらだらだったんだぜ
あれは、変装のために刺した針が、予想以上にい具合にツボを刺激して
気持ち良くなっちゃったんだよ
No.038 ジン=フリークス
ネテロが改めて合格者達と向かい合った。
「さて これでもうこの建物を一歩出たら諸君らはワシらと同じ!ハンターとして仲間でもあるが商売敵でもあるわけじゃ
ともあれ次に会うまで諸君らの息災を祈るとしよう ――では解散!!」
合格者達は試験会場を後にした。
「いいのかい?殺し屋が自分のアジト教えちゃって♦」ヒソカがギタラクルに尋ねた。「うん 隠してないし地元じゃ有名だしね――」
「まあ彼らも行ってみればわかるよ オレ達と彼らじゃ住む世界が違うってことがね」
ヒソカの視線に気づいてギタラクルが自分の右腕を見せた。「これか うん 折れてるよ」ヒソカがたまらなく嬉しそうな表情を浮かべた。
「面白い素材だ ヒソカが見守りたいって気持ちがよくわかるよ」「だろ♥」(それだけにオレから見れば危険人物なんだよな)
ギタラクルは狂気を滲ませながらゴンを見つめた。――できれば今のうちに……
ふと振り返ると、ヒソカが鋭い目でこちらを睨んでいた。「ゴンはボクの獲物だ♠ 手出ししたらただじゃおかないよ♣」
「わかってるよ 短いつきあいだがヒソカの好みは把握した ――でヒソカ キミはこれからどうするんだ?」「じっと待つよ♦」
ヒソカはゾクゾクと快感に震えた。「果実が美味しく実るまで…♥」
「ククル―マウンテンか 聞いたことがねーな クラピカ どこかわかるか」レオリオが聞いてみるも、クラピカからは反応がない。
何か別のことを考えているようだ。「おいクラピカ」「ん?ああ何だ?」
「山だよ あいつが言ったククル―マウンテン!場所に心当たりはないか?」「……いや わからないな」
「だが調べればわかるだろう あとでめくってみよう」「うむ」しかしゴンにとっては“めくる”は初めて聞く言葉だった。
「よお」そこへハンゾーが声を掛けてきた。「オレは国に戻る 長いようで短い間だったが楽しかったぜ」
「もしオレの国に来ることがあったら言ってくれ 観光の穴場スポットに案内するぜ」
そう言って、“雲隠流上忍 半蔵”と書かれた名刺を手渡してきた。クラピカとレオリオは呆れる。(自己主張の強い忍もいたもんだ…)
ハンゾーと別れると、今度はポックルがクラピカに話しかけてきた。「さっきは感情的になってしまいすまなかった」「いや 私の方こそ非礼をわびよう」
「いや あんたが正しいからこそオレもムキになったんだ まさかあんな不完全なカタチで合格するとは思ってもみなかったからな
そのわだかまりをあの場でぶちまけたかったんだと思う」「……」
「だがもうふっきれた せっかく受かったからには最大限利用する 問題はこれから何を成すかだからな」
「オレはこれから世界を回って様々な未確認生物を見つけ出す いわゆる幻獣ハンターってやつだ
何か知りたい情報があったらいっしょに探ってやるぜ どうだい?」「うん」その言葉に甘えてゴンがポックルに頼んだ。
「ジンって名前のハンターのこと知りたいんだ どんなウワサでもいい」「ジン…か 写真とかあるかい?」「うん」
なにやらポックルが小型のモニターにペンでタッチしている。
「あんた達はあるか?」「いや 特にない」そう言って断ったクラピカをレオリオが意外そうに見つめ返した。
「そうか ま 何かあったらここに連絡をくれ ホームコードだからそのつもりで」「そうか これは私のホームコードだ」「これがオレの」
紙切れを交換し合っている三人を、ゴンが疑問符を浮かべながら傍観している。
「ゴンも教えてくれよ でないと連絡ができない」「いや あの ホームコードって何?」三人は呆気に取られる。
「そっか こいつハンターの仕事も知らないで試験に来たんだった」「ホームコードっていうのはいわば留守番専用の電話だよ」
――ハンターってのは大体が四六時中世界のどこかをとびまわっている商売だからな 情報収集のためにメッセージ専用の電話がどうしても必要になるんだ
世界のどこにいてもケータイ電話でその中から重要な情報を聞き出して行動できるようにするわけさ
「もちろん盗聴を考えて大事な情報は直接ふきこんじゃダメだ あらかじめ暗号をきめて情報交換はできれば直に会って行うのがいい」
「さっき“めくる”って言ってたのは?」「ああ それは電脳ページのことだ」「これは簡単に言えば電信の万能辞典というところか」
――自分専用の電話回線と登録ナンバーコードを買って入力すれば 世界中どこのパソコンからでも知りたい情報をとりだせるシステムだ
もちろん表層的な情報が大部分だしデマも多いが“辞典よりも詳しく知りたい”ぐらいの内容は全てここで知ることができる
「この電脳ページで何かを調べることを俗に“めくる”っていうんだ これがその登録カード」ポックルが説明する。「ふーん そうか」
「ホームコードとケータイ電話と電脳コード こいつはハンターの電波系三種の神器だぜ ゴンもそろえといた方がいいぜ」レオリオが勧めた。
ゴンが一生懸命覚えようとしていると、不意にクラピカが声を上げた。「あっ そうだハンターカードでもめくれるんだった」
「あ そう言ってたな」「え!?本当!?」どうやらゴンは聞いていなかったらしい…。
「しかもハンターカードなら無料で電脳ページを使用できる 早速使ってみるか?」
ゴンは使いたくてうずうずしていたのだが、なんとか堪えた。「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んやめとく!まだ使わないって決めたし」
「ホントに強情なやっちゃな」「まあいい 私のカードを使おう」とクラピカ。
「ま それじゃ ホームコードができたら連絡くれよ」「うん ありがとう」「達者でな」ポックルは去って行った。
「よし オレらも行くか」「あ ちょっと待って サトツさーん」ゴンが一人でサトツも元に駆けていく。「これ何なのかな?」「ん?」
「知り合いの落とし物なんだ オレ今までこれがハンター証だと思ってたんだけど」「ほう」
「素晴らしい これは二つ星(ダブル)ハンターの認定カードですよ」カードを裏返した途端、サトツの表情が変わった。
「ゴン君… これを落としたという 知り合いとは…?」「カイトって言う人だけど… 何?」
「このカードの本当の持ち主はジンというハンターですよ」「!!」
「ここに認定ナンバーがあるでしょう 君のハンターカードにも入ってますよ その下3ケタが第何期のハンター試験合格者かを示すものです
ちなみに今年は第287期生になります ――でこの番号 267期の合格者はたった一人だけ それがジンというハンターなのです」
「もう少し教えてくれる?その… ジンって人のこと」「ええ いいですが…」
「実は先程話したルルカ遺跡の発掘者がジンその人なのです それで彼のことを調べてみたのですが
一言でいうなら“ナゾ”です 彼自身のことはほとんどわかりませんでした 」
「電脳ページってわかりますか?」「あ ははは もちろん!!」笑ってごまかすゴン。「それをめくれば彼がどんな人物かわかりますよ」「うん やってみる」
改めてジンのライセンスカードを手にしたゴンの胸が高鳴った。(これが親父の…)
「ゴン君 よければそのカイトという人の連絡先を教えてもらえませんか」「あ … 実はね」
「――というわけで恩人ではあるんだけど ホームコードも知らないんだ」「なるほど」「もし彼に会ったら聞いておくよ」「お願いします」
「色々ありがとうサトツさん」「いえ あ ゴン君」去ろうとするゴンをサトツが引きとめた。「いや… 体に気をつけて」「うん!!じゃあね」
クラピカとレオリオのもとへ走り寄るゴンを眺めるサトツの傍らには、いつの間にかメンチとブハラがいた。
「不思議なコですね どうも肩を持ちたくなってしまいますよ」「んふふ 今サトツさんやばかったでしょ」「ええ うっかりしゃべるとこでした」
「ハンター試験がまだ終わっていないことを」
クラピカは自分のライセンスを使って電脳ページにアクセスしてみた。「まずはククル―マウンテンを調べてみよう」
≪ククル―マウンテン パドキア共和国デントラ地方にある標高3722メートルの山≫
「パドキア… 知らねーな どこの国だ?」「世界地図で確認しよう 現在地と 目的地 ――ここだ」
「パドキア共和国… 大丈夫 一般観光客でも行ける国だ 飛行船で3日といったところだな 出発はいつにする?」
レオリオとゴンが揃って口を開いた。「今日のうち!!」「了解 チケットを予約する」
「クラピカ 次はハンターのページで ジンってとこめくってみてくれる?」「わかった」
「ハンター… の人名リストで 入力 ――ジン… 何人かいるぞ ファミリーネームは?」「フリークスだよ ジン=フリークス」
ところが、ジン=フリークスを指定した途端、画面に大きな疑問符が表示された。「ダメだ」画面下には“極秘指定人物”と出ている。
「どういうことだ こいつは?」「電脳ページ上で彼に対するあらゆる情報交換が禁止されているんだ 電脳ネットワークの極秘会員に登録してるんだろう」
にわかに信じられない話にクラピカも眼を疑っている。
「ちなみに個人がこれに加入するためには 一国の大統領クラスの権力(パワー)と莫大な金が必要だ」
「…… ゴン お前の親父は予想以上にとんでもねー人物みたいだな」「うん」
“彼がどんな人物かがわかりますよ”サトツの言葉がゴンの耳に響いていた。
試験終わってライバル同士が仲良くなってる姿に和む
ええやん同期のつながりとか素敵やん
結局ジンがどんな人かわからなかったんだけど
ポックルいい奴だな
頑張って活躍してほしいもんだ
この世界ではちょっと調べればわかることを人に聞いたら「メクレカス」と言われるんだろうか
まだおわっていないって…これからの行動までチェックされるのか
「大切なのは何を成したか」ってサトツさんも言ってたし、
何か実績つくって認められないとプロといえども相手にされないってぐらいの意味じゃね
ポックルはこのままフェードアウトかな
ハンゾーやサトツさんはそのうち仲間化しそう
用は仮免状態で、後日何か試験かなにかして条件を満たすと
本免許貰えるのかな。
ジン受かった時にはトンパもう新人潰しとかやってた頃なんだろうか
毎年平均5人受かって1人紛失してるぐらいとして300年近くやってるとかプロハンターは相当いたんだな
ヒソカとカタカタさんはどこでどうやって知り合ったんだろうな
短い付き合いとか言ってるけどこの二人が短期間でこんな普通の
友達同士みたいに接するようになるなんて結構すごい事じゃね?
カタカタさんと話してるヒソカの顔、不気味さが随分消えてる気がする。
まあ「果実が(ry」とかは別としてw
ハンター試験の締めは単に「カードを守ること」だと思った。
けどそれなら普通に喋って良いはず。
この世界の世界地図は、リアルのをちょっとひねってて面白いな。
でかいオーストラリアみたいなのあるな
と思ったらあれアフリカか。
三年前のカイトの落とし物がジンの二つ星ハンター証てことは、
少なくともジンは三年以上今でも免許不携帯なんだ
二つ星ハンターがそんなんで不都合はないんだろうか
>>72 いやいやいや
年間平均5人なら100年で500人だぞ
一世代に世界中で500人なんて超絶希少じゃん
>>78 カイトは面倒くさがって申請してないって言ってたけど
今は三つ星なんじゃね?
>>78 ちがうってば
あれは二つ星ハンター認定カードでハンター免許証ではない
認定カードってのは賞状とかトロフィーみたいなもんじゃね?
82 :
マロン名無しさん:2009/07/12(日) 02:41:18 ID:shRUaMVE
>>78 一国の大統領クラスってことはどこだって顔パスなんじゃね?
>>72 トンパって三十年前から試験受けてたってニコルが暴露してたから
二十年前の試験でジンに会ってる可能性が高いな
ゴンってヒソカに気に入られてて本当にラッキーだよな
そうでならったら今頃カタカタさんに‥
クラピカがポックルに幻影旅団の情報提供を頼まなかったのはまだ完全に信用したわけではないってことなんだろうか
実はポックルが幻影旅団
>>85 それもあるだろうけど、せっかく和やかな空気になったのに
自分の暗い過去をあの場で話すのは気が引けるだろ。
それこそいつでも情報交換できるようになったんだし。
べつに暗い過去まで話さなくても
幻影旅団は既に特A級の賞金首として知れ渡ってるんだから
「幻影旅団の情報が欲しい」って言うだけで納得されると思うけどな
幻獣ハンターに賞金首の情報を求める必要はないと判断したんじゃないか。
専門は別にいるだろうし、クラピカはその専門になるために試験受けたんだし
キルアの家族って山の奥地で原始的な生活でもしてんの?
場所を知ってても誰も辿りつけないような秘境なのか
>>90 原始的な生活してたら殺しの依頼受けられないだろw
キルアが家を出た理由が実はオラこんな村嫌だ〜的なことだったりするのかと
カタカタさんやキルアみたいなのが居る地元じゃ有名な殺し屋家族・・・
警察涙目w
逆にマフィアみたいに街全体を治めるような立場かもしれないぞ。
ゴルゴみたいに意外と警察にも協力的な殺し屋かも知れん
>>88 幻影旅団はそうとうヤバそうな連中だから情報が欲しいと言ったら事情ぐらい聞かれる可能性は高い
クラピカは初登場時に「偽証は出来ない」と言っているからそうなったら結局話す事になるだろ。
ポックルが何か知ってると思えば追求しただろうけど、そんなわけでもないから
ニコルのホームコードと彼についての電脳ページの今後が心配でならない
まぁ実際あんなもん元々知らなかったゴンだから意味があっただけで
知ってる奴らなら「自分で調べるよ」って話だな。
HUNTER×HUNTER 単行本第4巻発売(1999年2月9日 第一刷発行)
週刊少年ジャンプ H.10年44号〜50.52号、H11年4、5号合併号掲載分収録
No.4 最終試験開始!
結婚しました。(詳しくは5巻で)
ゴンは父のようなハンターになることを夢見て、超難関と言われるハンター試験に挑戦中。4次試験は、受験番号のプレートを6点分集めること。
自分のプレートが3点、獲物(ターゲット)が3点、それ以外は1点になる。ゴンの獲物は、強敵ヒソカ!!ゴンは鳥が魚を捕える瞬間をヒントに、ヒソカが獲物を狩る時のスキを、サオで狙うことを思いつく。
そして気配を消し、その時を待っていた。一方、クラピカはレオリオとのチームプレイで、獲物のプレートをゲット。
だがその直後、2点分のプレートを求め、ヒソカが2人に迫ろうとしていた…!?
No.027 一触即発
No.028 大きな借り
No.029 キルアの場合
No.030 蠢く罠
No.031 九死に…
No.032 最終試験は?
No.033 最終試験開始!
No.034 合格第1号!?
No.035 光と闇@
26P…14Pのレオリオ
46P…42Pのヒソカ
66P…54Pのキルア
86P…78Pのゴン・クラピカ・レオリオ
106P…98Pのゴン
126P…116Pのゴン
146P…141Pのネテロ
166P…152Pのハンゾー
セーラームーンの作者と結婚したってマジ?超勝ち組同士の結婚だな。
しかしこの二人の子供は超売れっ子作家にならなければいけないようなプレッシャーを受けそうだ
むすろ作風で考えると
直子の明るいお天気と富樫のイカレたダークが合わさってぐれる
直子さんカラー上手いから冨樫に手ほどきを
103 :
マロン名無しさん:2009/07/12(日) 23:18:12 ID:shRUaMVE
冨樫いいいいい
結婚おめでとおおおおおおおお
まじか
直子、好きな男性のタイプは「頭が良くて性格が暗い人」って言ってたからな…
漫画みたいなカップリングだ
冨樫が結婚とは・・・
盗賊のふりして指輪をはめさせられたんですねわかります
同時期に人気絶頂を誇った漫画家二人が結婚とは
冨樫子供できたら放送禁止用語つけるとか言ってなかったか
心配せずに好きな名前を付ければいい
それがいつか世界の放送禁止用語となる
111 :
マロン名無しさん:2009/07/13(月) 02:14:49 ID:/4M2Tp2+
>>78 カイト、ライセンス落とすって問題な気が。。しかも他人の預かり物。
ジンとライセンス探し物がふたつになる。もっとよく見える目が必要だった。
邪眼の手術受けてるかもっw
>>111 ライセンスじゃねっつの
ただの認定カードだっつの
113 :
マロン名無しさん:2009/07/13(月) 10:44:38 ID:iFmqoO1s
エルフェンリート
ジンは最終試験(自分を見つける事)の手掛かりとして
認定証をカイトに渡したのでは?あれが2つ星ライセンスだとしても
1つ星ライセンスがあるなら十分だし
カイトもわざとゴンに置いてったんだと思う
>>114 だからライセンスじゃねーだろ
1つ星とか2つ星っての単なる称号でしょ
免許とはまったく関係なく勲章みたいなもんなんだろうよ
ジンが2つ星ということは持っていたのはハンターライセンス、シングル認定証、
ダブル認定証の3枚。ダブル認定証をカイトにあげてもシングルの認定証があるし
もうトリプルの認定証を得た可能性もある。
実世界と比べていいのかはわからないが
普通は1級を取得したからといって2級が剥奪される事はない
れる事はないので
ゴンが今まであれがライセンスだと思ってたって言ってただろ
別に運転免許じゃないんだからライセンスそのものに種類なんてねーよ
>>114 普通のハンター=1つ星ハンターではないと思うよ
星一つとるだけでもたぶん大変なことなんだろう
だから2つ星はサトツが「素晴らしい」っていうくらいすごい偉業なんじゃないかな
>>116 認定証と免許証は違うと何度言えば・・・
記録保持者が金メダルをどっかに忘れたようなもんか
ジンはその辺こだわりないんだろう
カイトは落としたんじゃなくてワザと遠回しにゴンに託したという考えはどうだ?
それをどう扱うかに興味を持ってる、悪くいえばテストしているとか。
No.039 侵入者
ゴン・クラピカ・レオリオは飛行船で国を渡り、電車に乗り継いでククル―マウンテンを目指した。
「見えてきたぜ 暗殺一家のアジトか… 実際見るといやーな雰囲気だな」「うむ…周囲の聞き込みから始めるか」
「まず宿を確保して作戦立てようぜ」クラピカとレオリオは慎重に事を進めようとするが…。
「大丈夫だよ 友達に会いにきただけなんだからさ」ゴンはあくまで脳天気だった。
レオリオ達が聞いてみると、店で働く恰幅のいい女が教えてくれた。
「ククル―マウンテン?ゾルディック家の観光かい?山景巡りの定期バスが日に一本ガイド付きで出てるよ
家まで行きたい?あはははは結構いるねーそういう客 とにかくバスに乗ってみな」
一行は言われるままバスに乗ってみた。するとバスガイドの女が景色の解説を始めた。
「皆様 本日は号泣観光バスを御利用いただきまして誠にありがとうございます 早速ですがデンドラ地方が生んだ暗殺一家の紹介をしていきましょう」
(見ろよ)レオリオがクラピカに囁く。(普通の観光客に混じって 明らかにカタギじゃねーような奴らが乗ってるぜ)
「え 皆様 左手をご覧下さいませ あちらが悪名高いゾルディック家の棲むククル―マウンテンです
樹海に囲まれた標高3722mの死火山のどこかに彼らの屋敷があるといわれていますが誰も見た者はいません
ゾルディック家は10人家族 曾祖父・祖父・祖母・父・母の下に5人の兄弟がいて全員殺し屋です
ではここからもう少しだけ山に近づいてみることにしましょう」
「おお」バスから降りた一行は歓声を上げた。巨大な門が行く手に設けられている。「おお… こりゃすげーな」
「え ここが正門です 別名黄泉への扉とよばれております 入ったら最後生きて戻れないとの理由からです」
バスガイドが説明を続ける。
「中に入るには守衛室横にある小さな扉を使いますが ここから先はゾルディック家の私有地となっておりますので見学できません」
「何―――?山はまだはるか向こうだぜ!?まさかあそこまで…」
「はい ここから先の樹海はもちろんククル―マウンテンも全て ゾルディック家の私有地ということです」
ゴン達は唖然として遠くに見えるククル―マウンテンを見つめた。「ねえガイドさん」ゴンが話しかける。「中に入るにはどうしたらいいの?」
「ボウヤ 私の話聞いてまして?」「うんでも」バスガイドの女は笑顔のまま青筋を立ててゴンに迫り寄った。
「中に入れば2度と生きて出られません 殺し屋の隠れ家なのよ」
「ハッタリだろ?」同じバスに乗車していた、あきらかに物騒な男が言った。
「誰も見たことのない幻の暗殺一家 奴らの顔写真にさえ1億近い懸賞金がかかってるって話だ」
「マジか?」レオリオは写真撮っとけばよかった、と後悔し始めた…。
「ウワサだけが一人歩きして伝説となり」「実際は大したことねェッてのがオチよ」
男達は守衛室の扉を取り壊すと、守衛の首根っこを掴んだ。「わわわ」「門を開けな」「こ 困りますよ あたしがダンナ様にしかられるんですから」
「心配すんな どうせあんたの御主人はオレ達に始末される」男達は守衛から鍵を奪って中へと入っていった。
放り投げられた守衛を心配してゴンが駆け寄った。「いててて」「大丈夫?」「ああ大丈夫だよ あーあ またミケがエサ以外の肉食べちゃうよ」「え?」
守衛室横に扉がゆっくりと開いた。そこから出てきたのは獣の腕と…人間の骨が二人分。それは先程の侵入者達の服を纏っていた。
「うわわわわ」「ひィィ―――!!」観光客は慌てふためく。
「時間外の食事はダンナ様に固く止められてるのにな―― ミケ――!!太っても知らないよ―――!!」守衛は呆れたように叫んでいる。
「なんだ!?今のは…」クラピカも事態を把握しかねているようだ。
「え 皆様御覧いただけましたでしょうか 一歩中に入ればあの通り無残な姿をさらすことに…」「いいからそんなこと」「早くバスを出してくれ―――!!」
「あんたら何してんだ 早く乗って!!」「あ えーと」ゴンは確かな口調で言った。「行っていいですよ オレ達ここに残ります」
バスガイドも観光客も守衛も、皆が呆気にとられていた。
「なるほどね―― キルア坊っちゃんの友達ですかい」守衛がゴン達に茶を出しながら相槌を打った。
「うれしいねェ わざわざ訪ねてきてくれるなんて あたしゃ20年勤めてるけど あんた達が初めてだよ 友人としてここに来てくれたのはね
雇われの身でこんなこと言うとバチが当たりそうだけど 本当に寂しい家だよ 誰も訪ねてきやしない
あんな連中はひっきりなしにくるんだけどね」守衛はゴミ箱に入れられた先程の骸骨を指さした。
「まぁ稀代の殺し屋一族だからしかたないけど 因果な商売だよねぇ… いや本当にうれしいよ ありがとう」守衛は深く頭を下げた。ところが…。
「しかし君らを庭内に入れるわけにはいかんです さっき君らも見たでしょ?でかい生き物の腕を あれはミケといってゾルディック家の番犬なんですがね
家族以外の命令は絶対きかないしなつかない 10年前に主から出された命令を忠実に守っている “侵入者は全員かみ殺せ”
あ 忠実じゃないやな 喰い殺してるから とにかくミケがいるからあんた達を中には入れられないね
坊っちゃんの大事な友達をガイコツにするわけにゃいかないからね」守衛はこう言って笑った。
「守衛さん あなたはなぜ無事なんですか?」クラピカが尋ねた。
「あなたは中に入るんでしょう?中に入る必要がないのならカギを持つ必要もないですからね」「……いいとこつくねェ」
「半分当たりで半分ハズレですね」「?」「中には入るがカギは使いません これは“侵入者用”のカギなんですよ」ゴンは首を傾げた。
「こういう連中は不思議なもので10人中8・9人は正面から堂々とやってくる そんで扉が開けられないと門をこわしてでも正面から入りたがるんだな
迷惑な話ですがね そこで脇の方にわざわざカギ付きの扉を設けたんですよ 侵入者は無抵抗のあたしからカギを奪い ミケに喰い殺されるって寸法だ」
――わざわざカギ付きの 「そうか…」クラピカは一人納得した様子。
「そして本当の門にはカギがかかっていない!」「その通り」「何!?」クラピカの発言が信じられず、レオリオが正面の門に向かった。
「むん!!ん゛ぎ……… ぎがが……」レオリオが全力で押してみるも、びくともしない。「押しても引いても左右にも開かねーじゃねーかよ」
「上に上げるんだったりして」
「単純に力が足りないんですよ」「アホか――――!!全力でやってるってんだよ」「まぁごらんなさい」
守衛はばさりと上着を脱いだ。「この門の正式名称は“試しの門”この門を開けられないような輩は ゾルディック家に入る資格なしってことです」
守衛の筋肉がパンパンに膨れ上がっていく…。彼の周りには、立ち上るオーラが見えるようだった。
「はっ」守衛が力を込めると、鈍い音を立てて門が開かれた
「ふぅ――― ごらんの通り 門は自動的に閉まるから 開いたらすぐ中に入ることだね」
「年々これがしんどくなってきてねェ でも開けられなくなったらクビだから必死ですよ
“試しの門を開けて入ってきた者は攻撃するな”ミケはそう命令されてもいるんです 1の扉は片方2トンあります」「2ト…」
レオリオは絶句した。「そんなもん動かせねーぞ 普通…」レオリオはしばらく考えて、あることに気付いた。「1の扉は… だと?」「ええ」
「ごらんなさい 7まで扉があるでしょう?」「ああ」「1つ数が増えるごとに重さが倍になってるんですよ」「倍!?」
「力を入れればその力に応じて大きい扉が開く仕組です ちなみにキルア坊っちあんが戻ってきたときは3の扉まで開きましたよ」
「3…てことは 12トン!!」素で間違えるゴンにクラピカが突っ込む。「……16トンだよ ゴン」
「おわかりかね?敷地内に入るだけでこの調子なんだ 住む世界が全く違うんですよ」「う―――ん 気に入らないな―――」ゴンがごねる。
「おじさん カギ貸して」「え?」「友達に会いにきただけなのに試されるなんてまっぴらだから オレは侵入者でいいよ」
重量を分散できそうにない門なのに地面に沈まないとか
ほんとゴンは自己中ワガママ野郎だなw
129 :
マロン名無しさん:2009/07/13(月) 23:26:01 ID:TDfWpBrs
守衛(?)が草野仁に見えた
ミケはよく服残してあんなにキレイに食べれたな
VSハンゾーの時といい今回といい…
とても長生きしそうにない性格だなゴン
四次試験までの良い子ゴンがウソのようだw
ハタから見てる分にはいいけど友達もしくは仲間だとしたら
厄介としか言いようがない性格だ
バスガイド冷静すぎるw
ククルーマウンテンのモデルって富士山?
バスガイドはゾルディック家とグルな気がしてきた
16トンの扉をクリアする12歳‥
キルアは会長とのボール遊びのときに、会長の足を鉄みたいだって表現してたけど
鉄柱なんか余裕でへし折れるんじゃね?
>>132 四次試験までのゴンはいい子だけど空気だから
ここにきてキャラ付けはっきりさせたのかな
そろそろ幽白のプーやレベルEのクライブみたいなマスコットキャラが出てもいいはず
侵入者として塀の中に入ったゴンがミケと拳を交える内に仲良くなって
仲間入りを果たすに違いない
>>137 ゾルディック家では、オリハルコンとかアダマンタイトを鉄と呼んでいます。
実家が観光地w
有名ってこういう意味だったのか
いくら怖いもの見たさでもこんなヤバイところ見物とかしたくねーよ普通
予想
ミケの正体は1話で出てきたキツネグマ
ゴンと別れてからゾルディック家に捕まって調教され人肉を喰い漁るようになった
>「3…てことは 12トン!!」
ゴンは「4トン×3」って考えたんだなw
まあ、小学生くらいだから自乗とか解らなくても無理はないが。
>>140 >レベルEのクライブみたいなマスコットキャラ
おい
>>144 むしろ観光資源として大切にされてるんだよ
そういえば通る奴の腕力に合わせて自分で調節する門って
幽遊白書の四聖獣編にも出てきたな
裏切りの門とかいうやつ
ユウハクのコミックおまけ漫画に、なんか暗い眼鏡同士のカップルが野球ゲームやってるシーンあったよね?
多分海藤だったと思うんだけど。今から考えたら、あれは冨樫と奥さんのやりとりだったのかな
なんかそれっぽい
あれ、クラピカだけ服変わった?
殺しのターゲットになりようもない一般人からしてみればちょうどいいスリルかもな。
守衛さんもいい人だし悪意を持って侵入しなけりゃ間違えて敷地に入りようもないだろし。
片方の扉だけに力入れて押せばいいから入る最低ラインとしては2トンだけで済むのかな
やっぱ曽祖父とかの全盛期は7の扉まで開くんだろうか
キルアって兄弟5人もいるのか
おとーさんおかーさん、ずいぶんハリキったね
誰も見たことないような謎の存在なのに何で家族構成までわれてんだ
依頼者への配慮で家族構成は公言してるんじゃね?
カタカタさんとキルさんには力の差が大きかったようにゾル家の家族によっても暗殺成功率は違ってくるだろうし
「前回の祖父と母の仕事は完璧だった!今回も暗殺を夜露死苦!」みたいな指名ができるし
守衛さんにインタビューしたとか
正直、ミケの強さはどんくらい?
単純な戦闘能力ならツェズゲラぐらい上回っててほしいが
いくら敷地には入らないとはいえ、観光名所にしてること、ゾルディック家に許可とってるんだろうか?
ゾル家本人らは気にしないかもしれないけど自分だったら無許可でこんなおっとろしい事業はできん
バスガイドさんが実はキルアの母親か姉なんだろう
>>157 はじめの頃は恐る恐る観光コース伸ばしていったのかもな
何の反応も無かったから今では堂々と門の前まで見物出来るくらい伸びてしまったと
むしろ無謀な賞金稼ぎのために玄関まで案内させてるんじゃないか?
後は連絡手段を持たない一見さんの依頼を受ける窓口代わりとか。
ハローページとかに広告とホームコードが載ってる気がしてきた。
載ってるかもしれないw
何せ忍者が名刺をくばる世界だからな
まあそれは冗談としても
超がつくほど一流の殺し屋一家なんだから
連絡手段がわからないような一見さんが雇えるレベルではないと思うぞ
子供が五人いるんなら普通に考えたら叔父夫婦やその子供いそうだがな。
やっぱり間引きしてんのか?
それとも分家は独立してんのかな?
ゴルゴ13みたいに、依頼方法は各国の要人や
裏社会のトップには知られてるんだろう。
>>148 あの頃はまだつきあってねーんじゃね?
それよりレベルEの部長の台詞が実感こもってる気がする
どっちにしろ勘ぐりだけど
ハンター協会が無視というか捕まえないのは
1、強すぎて手を出せない(ハンターのトップがネテロじゃw)
2、依頼や利害が絡まない限りお互い不干渉(プロ意識あるみたいだし)
3、暗殺家業はハンター協会に公認の職業。
もしくはキルアの祖父自身がハンター協会のお偉いさん。
3だと思っている。
依頼人が標的の首に賞金を懸けるわけだし、賞金首ハンターの亜種じゃないかと。
ハンター協会だって試験の名の下に虐殺を繰り返してるわけだし大して変わらんな
ヒソカが頼るほどの化け物が集まってるんだし、協会側もゾル家は何かと便利なんじゃね
ヤクザともちつもたれつでつきあってる刑事みたいなもんか
>>164 「抱かれたくない男ナンバー1だけど、
そんな自分でも好きだと言ってくれる人が一人いれば、
世界中の誰に嫌われようが平気」
ってやつか
>>165>>167 「ハンターの仕事は治安維持じゃなくて、何かを探し求める(狩る)こと」だからだろ
ハンター協会は犯罪者を取り締まる機関ではない
密猟者や犯罪者とかを見つけたら自分の能力に見合った範囲で逮捕協力をすることはあるだろうけど、それは本分ではない
ただし、殺し屋一家には賞金かかってるんだろうから、普通にブラックリストハンターには狙われてると思うよ
今まで無事なのはブラックリストハンターの中に殺し屋一家に勝てる実力者がいなかったってだけの話だろう
すなわち1と2が正解だよきっと
でもゾル家を野放しにしておくとブラックリストハンターの信頼が落ちるし、ハンター協会の沽券に関わると思うんだが…たたでさえ試験の遺族に恨まれているだろうに
協会側はそれを考慮しても何かもっと別の旨味があるとおもうんだゾル家には
例えば長男から上は全員ハンター免許持ってるんだよ
暗殺仕事の関係上
だから罪も免除 ハンター教会と持ちつ持たれつより所属してるのでおK
>>165 >依頼人が標的の首に賞金を懸けるわけだし、賞金首ハンターの亜種じゃないかと。
それはひどいよ
だったら金持ちはハンターを雇って誰を殺しても罪にならないってことになるじゃん
それこそハンターの沽券にかかわる
賞金首ハンターと殺し屋の違いは
ターゲットが「こいつは殺してもよい」と国や機関に認められた者(主に死刑囚級の犯罪者)であるかどうかだろ
だから金もらって殺しても犯罪にならないわけで
殺し屋の依頼とは根本的に違うだろう
金持ちってやたらデカイペット飼ってるよな
あれはペットとは言わないだろうが
本拠地がわかっていても狩られていないって事は敵対者を全て返り討ちにしてるって事だよな。
そんな裏の一大勢力をわざわざ狩ろうなんて欲ボケした二流だけじゃないか。
たぶんゾルディク家が頭角をあらわした頃はハンター達と血を血で洗う抗争の果てに今の地位を築いたんじゃないか。
>>170 信頼が落ちるもなにも実際倒せる奴がいないんだろ
別に無差別に一般人を傷つけたり支配したりしてるわけじゃないんだから
協会がわざわざ総力あげて潰すメリットもないんじゃない
ところで、カタカタさんやキルアにサインをお願いしたら書いてくれるだろうか
レオリオ「写真撮っとけばよかった」
っておい
つーか撮ったところでどうやって本人だと証明する気だ
ハンター自体非合法な仕事も平気でやるもんなんじゃないのかな
コケンコケンってそんなに締め付け厳しい組織なら
キルアの身元とか割れた時点でソッコー失格になってるだろうし
そもそもヒソカが二度と受験出来なくなってるはず
「協会」だからギルドみたいなもんで
軍とかみたいにきっちり命令系統がある組織じゃないだろうしな
ただ、ハンターにいろいろな特権が与えられているのは
先人たちの数々の功績が世界的に認められているからなわけで
それらの信頼を守るための最低限のことくらいは協会もするだろうけどね
だからこそヒソカなんか受からせちゃって良かったのか謎だけども
逆に考えるんだ。
非合法ではあるがゾル家自体が世間に認められる存在と考えればいい。
どこそこの独裁者を暗殺したとか、他の暗殺者の抑止力になっているとか
人質を取って立て籠もる凶悪犯を電話一本30分で出前のように暗殺するとか。
罪のない人間への暗殺依頼は高すぎて誰も頼めないんですね、わかります
>>181 なるほど
ゾルディック家の表向きの顔は小学校教師なんですね
ヒント:キルアが作中で殺した人々(ジョネス以外)
ヒント キルアは反抗期
ヒント;カタカタさんの性格
No.040 ゾルディック家@
「カギを貸して オレは侵入者用の門から入るよ もしカギを貸してくれなくても同じだよ ヘイをよじ登ってでも中に入るから」
レオリオが止める。「ムチャ言うなよ ゴン さっきの化け物見ただろ 片腕だけでお前以上の大きさあったぞ!!」「だって納得いかないんだもん」
「友達試すなんて変だよ 絶対そんな門からは入らない」
掃除夫はすっかり参ってしまったようだ。「確かに君の言う通りだとは思いますよ しかしねぇ 強行突破はムリですよ 絶対ミケに殺される」
「私も同感だ 時間はある 1の扉から入ることにしよう」クラピカがこう提案するが…。
「ゴン」ゴンは右手を出したまま動かない。(だめだ こうなっちまったら聞かねーからな)
「う―――ん 残念ですがカギは渡せませんや むざむざ坊っちゃんの友達をミケの餌食にするわけにゃーいきませんからね」
「じゃ ちょっと待って下さいね」掃除夫は守衛室の電話を掛けた。
「あ もしもし こちらゼブロです はい!実はですね……え〜〜 今ここにキルア坊っちゃんの友達という方が3人みえているんですが……はい…はい!
はい!すみませんはい!はい!ええ ええ わかりますすいませんはい!はい!失礼します」
ゼブロは頭を掻いた。「いや〜〜やっぱりしかられちゃったか」「屋敷に電話してくれたの?」
「いや ゾルディック家の執事にですがね 屋敷への連絡は全て執事を通すんですよ 家族まではめったにつながらないんです」
「もう一度かけてくれる?今度はオレが出るから」「ええ いいですけど いやな思いさせちゃいますよ」
ゼブロはこう断りを入れてからゴンに受話器を手渡した。
『はい ゾルディック家執事室』「あ もしもし ぼくキルアくんの友達でゴンといいます あの キルアくんいますか?」
『キルア様に友達などおりません』そのまま電話は切られてしまった。ゴンは即座にリダイヤルする。
『はい ゾルディック家執事室』「なんでお前にそんなことわかるんだ!!いいからキルアを出せ!!」
あまりの大声に、側にいたクラピカとレオリオがぎょっとした顔をする。
『……… 君… ゴン君といったかな?』「ああ」『仮にキルア様にゴンという名前の友人がいるとして 君がゴンだという保証はどこにもない』
「キルアを出してくれればわかる!!」『“声でわかる”と?あてにはならないね』
『キルアを出してくれればわかる!!』「!」受話器から先程のゴンの声が唐突に聞こえてきた。
『今のはただのテープだが 声を似せるだけでいいなら方法はいろいろある 次は“会えばわかる”かな?
たしかに全身そっくりのニセ者を用意する方法は限られてくるが それでも不可能ではないし
キルア様を狙う人物がゴン本人をおどして利用するという方法も考えられる 可能性がある限りキルア様は出せない
ゾルディック家は暗殺を生業にしている 自然敵も増える 余計な外敵から主を守るのは執事(われわれ)の勤め 悪いがお引き取りねがおう』
それきり電話は切れてしまった。
ゴンはつかつかと塀に向かって歩いて行く。「おい ゴン ゴ…」レオリオがクラピカに小声で呟く。「キレてるキレてる」
「おいってばよ ゴン!!」ゴンは釣り竿を音を立ててしならせると、塀のてっぺんに針を引っ掛けた。「おい やめろって ゴン!!」
「いいよ 2人は待ってて オレ一人で行くから」「そんなわけいくか!!まず冷静になれ二人とも」クラピカがなだめる。
「う〜〜〜ん しかたないねェ」ゼブロは心底困っているようだ。
「ゴン君 カギを渡しましょう これで門からお行きなさい」「待ってくれよオッチャン オレらが説得するからよ」
「そうですか?かなりゴン君の意志は固いんでしょう?そのかわり私も侵入者の門からついて行きます」「え?」
「私が一緒に行けばもしかしたらミケが私のことを覚えていて攻撃しないかもしれません まぁほぼ100%全員殺されるでしょうが」
「それはダメだよ そこまで迷惑はかけられない」「いいえ行きます 残っても同じことですから」
「いずれにしろキルア坊っちゃんの友達を見殺しにしたら もう坊っちゃんに合わせる顔がありません あなた達が死ねば私も死にます」
ゴンはしゅんと項垂れると、竿を引っ込めた。「わかったよゴメン おじさんのこと全然考えてなかったね」
ゼブロは感心する。(いいコだ… 芯が厚く仲間を信頼し 他人のために私憤をおさめる優しさを持っている)
(自分の力を信じ それと同じくらい3人いれば何とかできるという自信があるのだろう ミケを見ても物怖じしないのはおそらく…)
「ゴン君 動物が好きでしょう?」「え?うん」「やはりね ずっと野山を遊び場にしてんじゃないですか?」「うん なんでわかるの?」
「ゴン君 もう一度私が試しの門を開けます 今度はミケを正面から見てください」
試しの門を開けたゼブロの後に続き、ゴン達が敷地内へと入っていく。「おい… オレ達も入って平気なのか?」
「ええ 試しの門から入れば大丈夫です ミケ――――!!おいで!!(って呼ばなくてもくるんですけど)」
やがてゆっくりとした足取りでこちらに歩み寄ってきたのは、ゴンの体の何倍もある、感情を持たない目をした猛獣だった。
「ゴン君… わかったかな?あれが完璧に訓練された狩猟犬ってやつですよ 君が野山で見てきたどんな野獣とも全く違う生き物です
コミュニケーションをとれる自信があったんでしょう?ミケの瞳を見る直前まではね
ミケは今初めて見る人間の姿と臭いを記憶してます それ以上の感情は何も持ってません 機械と同じです
命令の条件が満たされれば 毎日顔を合わせている私をもためらいなく攻撃します ゴン君… こいつと戦えるかい?」
ゴンはぶんぶんと首を横に振った。「いやだ 怖い 絶対戦いたくないな」ゼブロはふっと笑みを漏らした。(本当に素直なコだな)
「よし じゃこちらへどうぞ」「え?」辺りはすっかり日が暮れ、満月が顔を出していた。「すぐ近くに私ら使用人の家があります まぁ泊まっていきなさい」
「交代の時間だよー」ゼブロが呼びかけると、家から別の男が姿を見せた。
「おっと 客人とはめずらしい ゼブロに気に入られるとは大した連中だな まぁゆっくりしていきな この家じゃそうもいかねェだろうがな」
「ちょっと開けてみてください 押して入るドアですよ」ゴンが試しに開けようとするが、妙に重い。
「これって」「片方200キロあります 常に鍛えないといけませんからね さぁ入ってみてください」レオリオが歯を食いしばって扉を開けた。
「スリッパどうぞ 片方20キロありますが ――お茶飲みますか?湯のみも20キロあるので気をつけて」そして椅子は60キロあるのだった。
「3人とも観光ビザでこの国に?」「ええ」「そうですか じゃあこの国にいられるのは長くて一か月ですね」
「もしよければ この家で特訓してみませんか?」「!」「もちろんこのまま山に向かってもいいんですが 多分それも納得いかないでしょう?」
「君達の若さがあればあるいは一ヶ月で1の扉を開けられるようになるかもしれない 3人がかりでも開ければOKだから決して不可能じゃない」
「試されるのは不本意でも」「他に方法がないのなら」「やるっきゃね――か」
「よっしわかった!!世話になるぜ!!」ゼブロは頷いた。
ゼブロは3人になにやら重そうなベストを差し出した。
「寝る時以外はこれを着て まずは上下で50キロからはじめましょう 慣れたら徐々に重くします」
ゼブロはレオリオの肩をぽんと叩いて笑った。「君なんか体格がいいから もしかして1カ月あれば一人で開けられるようになるかもな」
程無くして、なんとレオリオは一人で試しの門をクリアできるまでになっていた。
「わ―― すごいやレオリオ!!」クラピカが心の中で突っ込む。(10日で完治したお前もすごいが… 150キロ着てとびはねてるし…)
「いや〜〜驚いた… まさか2週間でやっちまうとは」「よ――っしゃ!!これで堂々と中に入れるぜ!!」
ゼブロは3人に期待し始めていた。(う――む 確かに… この3人ならもしかしたら 屋敷を見つけ出すことができるかもしれない)
レオリオ大躍進と言っていいのか
え屋敷って普通見つけ出せないの?
門が涙目じゃねーか
このご時世に亀仙流の修行方法を見るとは思わなかった
ミケ怖ぇーよw
力はレオリオが一番強いのか、一応
というよりも、ハンターを生業とするつもりもなく、
試験の足切りラインギリギリの基礎しかなかったのに
サラブレッドで超野生児のゴンや復讐の為に鍛えまくってるだろうクラピカ
以上のパワーを獲得できるのって凄くね?
医者の勉強といい、レオリオって本気で修行させたら何でも出来る超万能タイプなんじゃ…
レオリオにも医学以外で勝るものがあった。
こんな嬉しいことはない。
ミケ意外と可愛いとか思ってしまった
もっとこの世のものとは思えない生き物なのかと
>>192 亀仙流よりも俺は奇面組の雲童塊の実家を思い出した
おそらくハイティーンであろうレオリオが一番筋力があるのは普通では普通のはずなのにw
ヒソカやサトツさんだったらいくつまで開けられるのかな
ミケのモデルはボルゾイだな
犬なのに名前がミケでしかもあのでかさってなんかいろいろ間違ってる気がw
なんかさー
扉の隙間から骨を捨てた奴と腕が微妙に違うような…
あの手の絵からして鬼っぽい生き物だと思ったのに
4足歩行の犬っぽい生き物だったとはね
>>200 合格者の中だと、実家だからカタカタさんは当然として、
それより強そうなヒソカ、あとせいぜいハンゾーくらいでしょ。
サトツさんは多分開けられそう。
他には今回の試験官やってたハンターはだいたい開けそう。
ただし、無限四刀流(笑)の人はダメだ。
4次試験で陰から見守ってた試験官や
最終試験の時にいた黒服試験官達は微妙じゃないかな
ヒソカが密かに欲情してた美食ハンターたちならいけるかも
リッポーとか正直弱そうだが
ああいうのに限って余裕で一番上の扉まで開けたりするんだろうな。
>>206 一番上の扉ってことは7の扉256d
ねーよ
全盛期のリッポーなら小指一本で8の扉まで開ける
お前がリッポーの何を知っている
地上最大の生物アフリカゾウの体重がだいたい6〜7トン
つまり3の扉を開けたキルアはゾウ2頭を持ちあげられるってこと
7の扉256トンは40頭をまとめて持ちあげられるってこと
人間じゃねーな
リッポーって三次試験終了後から最終試験まで何気にサトツさん達と一緒にいたよな
なぜか一言も喋らなかったが
いや試験官だから当然だろ
トリックタワー自体は刑務所じゃないしあそこ勤務でもないんだぜ?
>>210 持ち上げるのと押すのとではまた違うんじゃないか
どっちにしろ人間技じゃないが
>>205 いや欲情はしてないだろ
単にメンチにムカついて殺気放ってたんだと思う
ヒソカはああいう女は好みじゃないんだろう
もっとも、ヒソカが普通に女にも欲情するのかは分からんがw
女としてはみてないけど
単純に「このヒトと戦ったら面白そうだなぁ」という意味で殺気を飛ばしてた可能性は高いだろ。
っていうか欲情ってそういう意味だろ。
たぶんブハラにも欲情してたな
>>203 そう考えるとミケ器用だよな(笑)
つかまれると肉球でフニフニしないかな…
No.041 ゾルディック家A
「ゼブロさん シークアントさん 長い間本当にありがとう!」「ええ 気をつけて行きなさいよ」「うん!」
「道なりに山を目指しなさい 屋敷は間違いなく山のどこかに建っているはずです
20年勤めていて実は山まで行ったことがないんだよ 役に立てなくてすまないね」「とんでもない」
小さくなっていくゴン達を眺めてゼブロが呟いた。「……」「大した連中だ」
「たった10日で3人とも門をクリアするとは レオリオ君にいたっては2の門まで開けちまったからな」
「そりゃプロのハンターになるくらいの奴らだからな」「彼らなら屋敷までたどりつけるんじゃないかね」「あっはっは そりゃムリだ」
「3年くらい前 賞金首(ブラックリスト)ハンターが100人くらい子分をつれて襲撃に来たことがあっただろ
たった一人の執事見習いに全滅させられちまったじゃねーか 当時10才位の女の子によ」
「いたいた あんまりビビってそのまま雇われちまったハンターが」「悪かったな」シークアントがふてる。
「いたって程思い知らされたからな 分相応ってもんがあるってことをよ 化け物ばっかりさ 雇い主も使用人も… あそこを一歩越えたらな」
「む…」ゴン達の行く手を阻むように、シークアントが言っていた執事服を着た少女が立ち塞がっていた。
「出て行きなさい あなた達がいる場所は私有地よ 断りなく立ち入ることはまかり通らないの」「ちゃんと電話したよ 試しの門から通ってきたし」
「執事室が入庭を許したわけじゃないでしょ?」「じゃ どうしたら許可がもらえるの?友達だって言ってもつないでくれないのにさ」
「さあ?許可した前例がないから」ゴンはカチンとくる。「じゃ 結局無断で入るしかないじゃん」「そういやそうね」
少女は足元に一本の線を引いた。「とにかく大目に見るのはそこまでよ ここを一歩でも超えたら実力で排除します」
ゴンはレオリオ達を制すると、一人で少女の横を通りすぎようとした。
ところが、少女が忠告した通り、線を越えた途端、少女によって殴り飛ばされてしまった。
一斉に武器を構えるクラピカとレオリオ。しかし、ゴンはそんな彼らを止めた。「手を出しちゃダメだよ オレに任せて」
「った〜〜 オレ達君と争う気は全然ないんだ キルアに会いたいだけだから」「……」レオリオ達は言われた通りに黙って見守っている。
「理由は何であれ関係ないの 私は雇い主の命令に従うだけよ」少女はビシッと杖を構えた。
ゴンは懲りずに少女の元を通過しようとするが、やはり少女に殴られてしまった。何度でも向かっていくゴンを、茂みの中から二つの瞳が見つめていた。
どれだけの時間が経ったのだろうか。ゴンの顔は醜く腫れあがってしまっていた。殴っても殴っても立ち上がるゴンに、少女の方が音を上げた。
「もう… やめてよ… もう来ないで!」しかしゴンは少女のもとにふらふらと歩いてくる。やむを得ず、少女はそんなゴンを殴り飛ばす。
しかし、ゴンは歩み寄ってくるのを止めようとはしなかった。
「いい加減にして!!無駄なの!!わかるでしょ!!あんた達も止めてよ!!仲間なん…」
少女はゾクリとして押し黙ってしまった。クラピカもレオリオも、どこか冷めた目で自分を見つめている。
「なんでかな」ゴンの頬を伝い、血が地面に滴り落ちた。
「友達に会いにきただけなのに キルアに会いたいだけなのに なんで こんなことしなきゃいけないんだ!!」
ゴンが少女に向けて右の拳を突き出す。少女はうろたえ、一歩身を引いた。「ねェ」「えっ」少女はどきりとして顔を上げた。
「もう足… 入ってるよ 殴らないの?」「あ…」少女は杖を振り上げるが、その手が戸惑いがちに震えている。
「君はミケとは違う どんなに感情を隠そうとしたって ちゃんと心がある キルアの名前を出した時 一瞬だけど目が優しくなった」
「お願い…」いつしか少女の頬を涙が伝っていた。「キルア様を助けてあげて」
パン
頭を撃ち抜かれ、少女は力なく崩れ落ちた。
「全く 使用人が何を言ってるのかしら」
現れたのは、中世ヨーロッパ風のドレスを着た、顔中に包帯を巻いた女と、
着物を着たおかっぱの少女(?)だった。
「まるで私達がキルをいじめてるみたいに ただのクソ見習いのくせして失礼な」
女がカメラを装着しているらしい目元をゴンに向けた。「あなたがゴンね イルミから話は聞いてます」
「3週間位前からあなた方が庭内に来ていることも キルに会ってありますよ キルからのメッセージをそのまま伝えましょう
“来てくれてありがとう すげーうれしいよ でも いまは会えない ごめんな”」
その頃、キルアは傷だらけの体で四肢を拘束されていたのだった・
カタカタさんの法名はイルミだと?
似合わないなんてレベルじゃない
使用人がまともなこと言ってるだけに無理矢理通ろうとしてるゴンがDQNにしか見えない
223 :
マロン名無しさん:2009/07/15(水) 23:43:10 ID:97anubw4
ゴンの必殺技=ゴリ押し
>>221 イルミネーションから取ったんだろうか
どっちにしろ似合わない
ザク母ちゃんきたー
226 :
マロン名無しさん:2009/07/15(水) 23:47:49 ID:Rs02wNBg
>>221 しかしゾルディック家の諸々はまともじゃないぜ
あのエビフライ頭の子死んだのか?
あの包帯はキルアに刺された傷がまだ完治してないってことなんだろうか
一緒に来た着物の子も家族なのか…
なんて統一感のない格好なんだ
>>222 ここ何話かで飛躍的にDQNレベルが上がったよな
このままどんどんそっち方向に逝っちゃうんだろうか
キルア精神イカレたんじゃないか?
あのメッセージも捏造で既にほぼ廃人状態と見た
>>229 きっとキルアは自分もコスプレさせられそうになったから家出したんだよ
殴られても殴られても真顔で向かってくるって軽くホラーだな
キルアスレがえらい賑わってるしw
キルアを拷問してるのはイルミ?それとも家族総出で?
どっちにしろゴン達逃げて――!
クラピカとレオリオの表情の意味がわかるようでわからんな
>>233 一発で息の根を止めればいいのにそうしないんだもんな
シークアントの時もそうだが
俺が門番ならこんなキチガイ余計通すわけにはいかんと思う。
ビビってそのまま使用人ってどういう流れなんだよw
なんか執事見習いの子が可哀想になってきた
あれで死んでたら救いがない‥
なんでゴンは
「友達と言えば歓迎される」、「それが拒まれたら俺はもうめちゃくちゃやるぞ」って、自分の基準でしか考えられないの?
警察来てもそう言って反抗すんの?
>>240 もし死んでたらゴンのせいで死んだことになるな
ま、ゴンは自分の好きなようにやってんだから、それで目的に近づきさえすれば気にしないだろう
244 :
マロン名無しさん:2009/07/16(木) 00:31:53 ID:25wNDC6F
>>241 ちゃうねん
ゴンくんはそういう「フツーの事」をキルアくんにさせとらんゾルディック家に怒っとんねん
冨樫は子供は殺さないんじゃないか?
>>244 そっか
でもこの家庭じゃ普通にはやってられないってのは執事さんとの会話でわかっただろうにな
友達の家は非合法的家業でしきたりも非常識
その家の教育方針について到底看過出来ない事をされて
今押しかけないともう友達に会えなくなるかもしれない
こっちから暴力振るったりはしないけど多少無茶してでも会いたい
立派な暗殺者になれよと英才教育施してた息子が家出して
兄が探してたらなんか変な虫がついてた
少し反省させないと、と連れ帰ったはいいが
非常識にも家まで押しかけてきて帰ってくれない
とりあえず使用人にはちゃんと仕事してもらいたいし口出しするな
ここまで両者とも突き抜けてたらもうどっちが正しいとかじゃないだろw
あとはワガママ通した方の勝ちだ
ゴンはキルアが望んでないのに人殺しさせられてると思ってて、
家に連れ帰られたキルアがまた同じことさせられるのを阻止するためにやって来た、と。
門番に止められたくらいじゃ諦めんわな
クラピカとレオリオもそれが分かってるからゴンが目的を果たそうとするのをじっと見守ってるんだろうな
ゴンの主張は賛同できるようなできないような微妙なところだ
ゴンはイルミにキレてたけど、イルミ自身も同じように育てられたんだろうしなぁ
>>240 頭ふっとんで生きてる訳ないから脳ミソぼんで死亡だろう
なんかで撃たれて衝撃で体ごと吹っ飛ばされただけだろ?
まあ普通はそれでも死ぬが
キルアの名前に反応したってことは仲よかったのか
あの描写なら生きてるともとれる。
執事少女年近そうだしキルアとのハートフルなエピソードがありそう。
守衛さんといい使用人はいい人達なのか。
すごい発見した
イルミ→ミルキ→キルアでしりとりになっとる
あの着物の子はアルマと予想
>>253 ほんとだ
冨樫にしては珍しい…かな、こういうの
真ん中はルで固定か
>>253 もう一人兄弟か姉妹がいて、マルイなら完璧ループ
アルナ、アルミ、アルム、アルス、アルノ、アルル、
アルル…
ぷよぷよを消していくのですね。わかります
ゾルディック5兄弟はこんな感じか
イルミ→ミルキ→キルア→アル◯→◯ル◯
ところでまさかとは思うが兄妹ではなく兄弟っていうからにはあの着物の子は男なのか
いや…まさか…しかし…
イルミはアルミだと予想してたのに
着物の子は女の子なのか?
女でも兄弟っていうだろ普通に
口で言う時はきょうだいだけど、書く時は普通兄妹だよな
冨樫そういうのちゃんとしてそうだから、やはり男…
普通に考えたら着物の子は祖母だろ
気合入れたら全盛期の姿に戻るぐらい造作もないこと
全盛期にしては小さすぎるような
全盛期でもちっちゃいばあさんいただろ。
No.042 ゾルディック家B
お前 新顔だな
カナリアと申します キルア様
これやるよ
いいえ お気持ちだけで十分です キルア様
様とかつけんなよ キルアでいいよ
そうはいきません 私は使用人 キルア様は雇い主ですから
なんだよー いいからさー オレと友達になってよー
申し訳ございません キルア様
ククルーマウンテンに雷雲が立ち込めた。
キルアは両手両足を拘束されたまま、すっかり寝入ってしまっていた。ミルキはそんなキルアに鞭を振るって叩き起こした。「起きろ!!」
「…ん… ああ兄貴お早う 今何時?」「……」ミルキは吸っていた葉巻をキルアの胸に押しつけた。
「いい気になるなよ キル」「あちち そんなァ オレすげー反省してるよ 悪かったよ兄貴」
ミルキは再度鞭を振るう。「うそつけ!!」キルアはペッと唾を吐きだした。「やっぱわかる?」ミルキは頭に来て押し黙る。
そのとき、ミルキの胸ポケットの携帯電話が鳴った。「はい!あ ママ?うんうん ! うんわかった」
「キル… お前の友達とうとう執事室の近くまで来たそうだぜ くくくどうするキル?オレがママに頼んで執事に命じてもらえば 三人とも…」
突然、キルアが自力で左手の鎖をぶち切った。「ひっ」
「ミルキ 3人に手を出したら 殺すぜ?」「く…」キルアに凄まれ、ミルキは青ざめる。
すると、不意にノックの音が聞こえてきた。「入るぞ」それは、「一日一殺」と書かれた服を着た老人だった。
「もうそのへんにしとけ ミル」「でもゼノじいちゃん!!こいつ全然反省してないんだぜ!!」「んなこたわかっとる」
「キル もう行っていいぞ」「はーい」なんとキルアは易々と自分で拘束具を破壊してしまった。ミルキは絶句する。「あ―― 痛かった」
「兄貴 オレ反省してないけど悪いとは思ってるんだぜ だからおとなしく殴られてやったんだよ」「……」
「キル… シルバが呼んどるからな」「親父が?…わかった」ゼノに言われ、キルアは部屋を出て行った。
ミルキは鞭を床に叩きつける。「くそ〜〜〜〜〜 甘いよ大体じいちゃんはキルアにさ だからあいつがつけあがるんだよ」
ゼノはそんなミルキの顔をじっと見つめてから答えた。「アイツは特別だからな」
「ミル… お前から見てキルアの力量はどうだ?」「…… そりゃすごいよ 才能だけなら長いゾルディック家の歴史の中でもピカイチじゃない?
それはママも認めてるしオレもそう思う でも暗殺者としては失格だよ ムラッ気があってさ
友達なんか作ってる奴にゾルディック家は継げないよ 要するにあいつは弱虫なんだよ 精神的にさ」「ふむ そういうことだな」
「ね その点オレは依頼があればいつでも誰でも始末するぜ そうだ今度の爆弾はすごいぜじいちゃん!!超小型でさ メスの蚊にとりつけて
その蚊が血を吸った瞬間に爆発するんだぜ!!火力はまだ爆竹程度で 蚊がターゲットを識別できないのが難点だけど」
「ミル お前は頭はいいがバカなとこが玉にキズだ」
屋敷の奥の部屋で、キルアが長髪の男と対峙していた。「キル 友達ができたって?」「……うん」
「どんな連中だ?」「どんなって… いっしょにいると楽しいよ」「そうか… 試験はどうだった?」「ん… 簡単だった」「……」「……」
「キル… こっちに来い」「え?」「お前の話が聞きたい」キルアは信じられないような気持で父の顔を見上げた。
「試験でどんなことをして 誰と出会い何を思ったのか… どんなことでもいい 教えてくれ」「うん」
ドレスを着て顔を包帯で覆った女が名乗った。「紹介が遅れましたね 私 キルアの母です この子はカルト」
ゴンはくるっと振り返って倒れているカナリアを見やった。レオリオが彼女を診ている。「気絶しているだけだ」「良かった」「……」
「キルアがオレ達に会えないのはなんでですか?」「独房にいるからです」
「キルは私を刺し 兄を刺し 家を飛び出しました しかし反省し 自ら戻ってきました」
「今は自分の意志で独房に入ってます ですからキルがいつそこから出てくるかは…」その時、女の目元の機械がピキッと反応した。
「まぁ お義父様ったら!!なんでジャマするの!?だめよ!!まだつないでおかなくちゃ」「?」「全くもう なんてこと」
「私急用ができました ではこれで また遊びにいらしてね」
ゴンが女を引きとめる。「待って下さい オレ達あと10日くらいこの街にいます キルア君にそう伝えて下さい」
「わかりました 言っておきましょう それでは…」
女は去って行ったが、カルトはその場に留まったまま、じっとゴン達を睨みつけてくる。
「カルトちゃん 何してるの 早くいらっしゃい」「はい お母様」そうしてカルトも去って行った。
レオリオがぼやく。「言っちゃなんだが薄気味悪い連中だな キルアが“自分から”ってのもウソくせえ ゴン このまま戻るのはしゃくだぜ
ムリにでもついていかねーか?」「うん…… でもそうすると彼女が 責任をとらされるような気がするから」「あ そうか」
するろ、カナリアがふっと眼を覚ました。
「私が… 執事室まで案内するわ そこなら屋敷に直接つながる電話があるから ゼノ様がお出になられればあるいは…」
ゴン達は、その僅かな可能性に賭けることにした。
そのころ、キルアの母親は怒りに震えて庭内を疾走していた。
「お義父様ってば… 私になんのことわりもなく… あらキルったら パパとばかり楽しそうに…許せないわ…!!」
「――でさ そしたらゴンがなんて言ったと思う?足は切られたくないしまいったとも言いたくないだって わがままだろ――?」「はははは 面白いコだな」
「キル 友達に会いたいか?」キルアはしゅんと項垂れてしまった。「遠慮することはない 正直に言え」
「思えば… お前と父子(おやこ)として話をしたことなどなかったな オレが親に暗殺者として育てられたようにお前にもそれを強要してしまった
オレとお前は違う…… そんな簡単なことに気づかなかった」シルバはキルアの頭にぽんと手を置いた。
「お前はオレの子だ だがお前はお前だ 好きに生きろ 疲れたらいつでも戻ってくればいい な…?」
「もう一度聞く 仲間に会いたいか?」キルアは少し間を置いて、今度こそ正直に胸の内を明かした。「うん!!」
「わかった お前はもう自由だ だが 一つだけ誓え」シルバが歯を使って右手の親指を破った。
「絶対に仲間を裏切るな いいな」キルアも同じように親指に傷を作ると、シルバのそれと合わせた。「誓うよ 裏切らない 絶対に!」
「キル!!」屋敷から出て行こうとするキルアの前に、母親が立ち塞がった。「ムダよ3人は帰ったわ 独房に戻りなさい」「いやだ オレ行くよ」「キル」
「!!」手を出そうとした母親の動きが止まった。「どけよ」母親は心酔する。(ああキル… なんて冷たい目ができるようになったの…!!)
次に母親はシルバの部屋に駆け付けた。「一体何を考えてるの!?お義父様もあなたも!!せっかくイルミのおかげでキルが戻ってきたのに!!」
「しばらく好きにさせとけよ」「だめよ何言ってるの キルが立派な後継者になれるかどうか 今が一番大切な時期なのよ」
「わかってるじゃねーか じゃあつべこべ言わずに黙ってろ」「……」「くっくっく いつか必ず戻ってくる あいつは オレの子だからな」
あんな深刻そうな引きで寝てるとかねーよw
血液感染マジ危険
また似てない兄弟もいたもんだな
つーか兄弟全員似てない
やっぱ死んでなかったか
ゴンがまた急に空気読んだな
どうもキャラが一貫してないような気がする
最初からどんな形でもあそこを突破されたらあの子の責任になることは分かり切ってないか?
自分に心を開いた彼女を活用した方が得だとわかってるんだよ
ハンゾウの時と同じ
ミルキも一見するとアレだが針を刺すとイケメンになるんだろうか
キルアの家族意外と話が通じる奴らじゃんと思ったのは自分だけだろうか
母親も含めて
イルミは針を抜いたらイケメンになった
ミルキは食事を抜いたらイケメンになるんじゃね?
親父は黒髪三白眼のキルア顔じゃなかったか…
キルアとは全然似てないな
ミルキー弱そうww
>また遊びにいらしてね
普通のおばさんじゃん
価値観がずれてるだけで家族は家族なりの愛情をキルアにもってんだな。
どうみても歪んでるけど。
イルミ−ミルキ−キルア−???−カルト
間にアルカがあるか?
ミルキは痩せたらイルミとそっくりじゃん
キルアは父親似だから他の人は母親似かな
母親は黒髪ストレートなんだな
じいちゃんが一番普通の人に見える
服装以外は
キルアの父ちゃんミックジャガーみたいだな
裏切る伏線がプンプンするんだが…
いつか必ず帰ってくる、か。
この親父も若い頃はレール通りの人生を嫌って家出して、その内やっぱり俺は生まれついての殺し屋だった
とか言って跡をついだという過去でもあったのか
母親は「殺し」を「勉強」に置き換えたら、まあ単なる教育ママと言えなくもないな。
父親は一見物分りが良い様に見せかけて腹黒いな…。
>お前は頭はいいがバカなとこが玉にキズだ
ワロタw
ミルキは勉強“だけ”出来るタイプの秀才だなw
294 :
マロン名無しさん:2009/07/17(金) 04:31:17 ID:mY/9w048
ゾルディック家の使用人の名前ってひょっとしてみんな動物から来てるのか
ゼブロ→ゼブラ
シークアント→シーラカンス
カナリア→カナリア
ミルキwまたおまいらが好きそうなキャラが出てきたなww
>>261 どうも末っ子らしいってのがミソだよな
兄弟5人とも男で、どうしても娘が欲しかった母親が、カルトを娘として育てたのかも
>>294 バカ王子は優秀な頭脳を人を困らせるためにだけ使うから余計タチが悪いw
カナリアとキルアのやり取りにちょっとホロリとした。そりゃキルアだって子供だもんな同世代の友達欲しいよな。
良かったな、ゴンと友達になれて。
ニコルに代わる新たな頭脳デブだな
ミルキは現時点でキルアより相当弱いんだな
別にデブで強くてもいいのにw
まあ技術開発担当、なんだろう
バカな事やってるみたいだがwww
>>300 いるんだよな男が欲しかったからって娘に男っぽい髪型と格好させる母親
逆もしかり
あの血液感染は
イルミの額に手をかざすのと同じように
実ななにか洗脳系の技だったりして
ゾルディック家はどこからこんな暗殺一家にほれ込む嫁つれてきたんだろ
>>307 類は友を呼ぶ
そんなことより
このパパとママが5人も子供作るほどハッスルしたというのが信じられん
309 :
マロン名無しさん:2009/07/17(金) 09:18:45 ID:h9s4ZgEc
祖父→父→キルアは直系遺伝で
あとの兄弟は母親似かな
まだ登場してないアルカ(?)は分からんけど
キルアと父親似てるか?
キルアが成長してあの父親みたいな容姿になるって
あまり想像できないんだが
>>312 絵柄が父と子で違うが、同じ絵柄で統一したら似てる
たとえばリアル系で描かれた父親に合わせてキルアをリアルタッチにする。
またはマンガアニメ系デフォルメで描かれたキルアに合わせて親父もそうする。
漫画的には
髪の毛の色が同じ→すげー似てる
髪の毛の色が違う→実は血がつながっていないのでは?
兄二人を差し置いて三男が跡取りで当然のようになってるのもその辺に理由があるのかも
だよな。ミルキはともかくとしてイルミは問題ない気もする。
てかキルアそんな強いのか?
野球で例えればキルアは145キロの速球が投げられる中学生みたいなもんじゃね
現時点では155キロ投げられるイルミには敵わないけど将来性が評価されてるとか
子供をたくさん作った夫婦に対する「がんばっちゃった」って夜の営みがお盛んです。
みたいなニュアンスで使われてるけど
実際頑張ってるのは経済的にとか、妊娠して出産を行う母体であって
別に夜の営み自体は五回や十回じゃ全然多い事にならんよな。
しかし5回して5人は確実に生まれない件について……
>>318 回数はね
でも家族になっちゃうと相手に性的魅力をだんだん感じなくなっちゃうらしいので
歳の離れた子供がたくさんいるとやっぱり
「ああ、いくつになっても仲睦まじいんだな」って思う
跡取りがキルアで決定したなら何でその下に子供作るんだ?
やっぱ計画性皆無なのか
生まれた瞬間に跡取り決定するわけじゃないだろ
7、8歳くらいになってこいつ才能あるな、ってことになったんじゃない?
そりゃ暗殺一家なんだから命を落とす可能性も高いし
生めるなら生んでおこうってことじゃない?
下の子なんて才能どころか産まれるかどうかも未定なんだから、
普通は上の子からだろ
けどイルミは「お前は最初っから俺と親父で跡取り教育した」みたいな言いぐさしてたし、
何かありそうっちゃありそうだな
実はキルアだけ試験管ベビーで
文字通り作られたものだったりとか
蚊に爆弾なんか取り付けてそれ逃がしたらどうする気なんだ
ジャギ様が怒りそうだが
実際兄より弟の方が優れることは多い。
これは才能の問題じゃなくて
他ならぬ兄が良くも悪くも数年先の人生のお手本になり
師匠や超えるべき壁になり
また、親の教育も前の兄弟のおかげで洗練されるからである。
イルミよりミルキの方が優秀とな
兄弟の才能がほぼ同等な場合のケースです。
弟の方が圧倒的に劣っていては超えられません。
>>325 設定としては使い古されてる感があるけどあえてアリかもな
もしかしたら一族の命令でミルキがつくったのかも試練
蚊に爆弾つけられるのは生物科学技術に長けてる伏線で
ミルキって念使えるの?GIに辿り着けなかったから使えなさそうだけど弟のカルトは念使えるしなぁよく分からん
ミルキは調査型なんじゃん?
No.043 ゾルディック家C
「あそこよ」カナリアに案内されて、ゴン達は屋敷へと辿り着いた。「ん!?」屋敷の前で執事服を纏った5人の男達が出迎えた。
執事達は彼らを屋敷内に通した。
「先程は大変失礼いたしました 奥様から連絡があり あなた方を正式な客人として迎えるよう申しつけられました ごゆっくりおくつろぎ下さい」
「ここが屋敷じゃないのか」クラピカが側に立つカナリアに小声で尋ねた。「ええ 執事用のすまいよ」
レオリオが真向かいに腰かけた髭を生やした眼鏡の男に断りを入れた。
「心遣いはうれしいが オレ達はキルアに会うためここに来た 出来ればすぐにでも本邸に案内してもらいたいんだが」
「その必要はございません キルア様がこちらに向かっておいでですから」「!!本当!?」「ええ もうしばらくお待ち下さい」
ゴン達は嬉しくて互いの顔を見て笑いあった。
「さて ただ待つのは退屈で長く感じるもの ゲームでもして時間を潰しませんか?」「ゲーム?」
執事はコインを取り出すと、軽く空中にはじいてキャッチした。「コインはどちらの手に?」「左手」答えは全員一致だった。
「御名答 では次はもっと速くいきますよ」ゴン達はよく目を凝らしてみた。「さあどちら?」「また左手」ゴンが代表して答えた。
「すばらしい」周りを囲んでいた執事達が拍手する。
「じゃ 次は少し本気を出します」執事の拳が複雑な軌道を描く。「さあどっち?」
レオリオが首をひねった。「ん〜〜〜 自信薄だが 多分右…」
「私は…… キルア様を生まれた時から知っている 僭越ながら親にも似た感情を抱いている…
正直なところ…… キルア様を奪おうとしている お前らが憎い」執事は額に青筋を浮かべ、口調をがらりと変えた。
「さあ… どっちだ?答えろ」今度はクラピカが代表して答えた。「左手だ」執事が左手を開くと、中のコインは潰れて変形してしまっていた。
「奥様は… 消え入りそうな声だった 断腸の思いで送り出すのだろう 許せねェ キルア様がくるまでに結論を出す
オレがオレのやり方でお前らを判断する 文句は言わせねェ」他の執事が、剣の切っ先をカナリアの首に押しあてた。
「いいか 一度間違えればそいつはアウトだ キルア様がくるまでに3人ともアウトになったら…
キルア様には“3人は先に行った”と伝える 2度と会えないところにな…」ゴンが口を開いた。「キルアは」「黙れ」
「てめェらはギリギリのとこで生かされてるんだ オレの問いにだけバカみてぇに答えてろ」
執事の拳の動きがさっきの比ではないほど加速している。「どっちだ!?」しかし、ゴンでさえもよくわからないほど執事の動きは速かった。
「モタモタすんじゃね―― 3秒以内に答えろ ――おいそいつの首かっきれ」カナリアを取り押さえている執事に向かって指示を出す。「OK」
「待て!!左手だ」レオリオが慌てて答えた。「オレは右手」「私もだ」クラピカとゴンは反対の手を選んだ。
執事が手を開く。コインがあったのは右手だった。「まず 一人アウトだ」
間髪入れずに執事はコイントスを再開する。
――だめだ!!見えない!!
「どっちだ?」クラピカはゴンの顔をちらりと確認してから答えた。「私は右手だ」「じゃ オレは左手」
「当たりは左手… これで残りは一人……」執事がゴンの顔を静かに見据える。
「いくぜ」「ちょっと待って!」「なんだ?ただの時間稼ぎなら一人ぶっ殺すぞ」
「レオリオ ナイフ貸して」ゴンは左目の上のガーゼを剥がした。「安心してよ 暴れたりしないから」
ゴンは借りたナイフで左目蓋に薄く傷をつけた。クラピカは納得する。(そうか 血をぬいて腫れを…)
ゴンは左目蓋をテープで固定した。「よしOK よく見える どんと来い!」「フン!」執事は再びコイントスでゴンを翻弄する。
「どっちだ?」ゴンが確信を持って答えた。「左手」「……やるな」
「じゃ こいつはどうだ?」加えて、二人の執事が側に寄ってきた。すると、なんと3人の執事達でコインを高速で交換し出したのだ。
「さあ…… 誰が持ってる?」
ゴンはニッと笑った。そしてソファの後ろに立っていた一見無関係の執事を指さす。
「後ろのこっちの人でしょ?」確かに、コインはその執事の手の中にあった。
執事達は一斉に拍手する。「すばらしい!!」
「ゴ――ン!!」その時、遠くにキルアの声が聞こえた。「キルア!!」
「いや―― 少し悪フザケが過ぎました 大変失礼いたしました しかし 時間を忘れて楽しんでいただけましたでしょう?」
レオリオが慌てて腕時計を見た。「あ…… もうこんな時間たってたのか いや―― あんた迫真の演技だったぜ」
にっこりほほ笑む執事。しかし、ゴンはそんな執事の顔を意味ありげに見つめている。
そこへ、鞄を背負ったキルアが皆の前に現れた。
「ゴン!!あとえーとクラピカ!!リオレオ!!」「レオリオ!!」レオリオが青筋を立てつつ訂正を入れる。「ついでか?」クラピカが突っ込む。
「久しぶり!!よく来たな どーした ひでー顔だぜ」「キルアこそ」そう言って友達同士で笑いあう。
「早速だけど出発しよーぜ とにかくどこでもいいから ここにいるとおふくろがうるせーからさ」
「じゃーな!!あ そーだゴト― いいか おふくろに何を言われてもついてくんなよ」
先程ゲームをやろうと言い出した執事が答える。「承知しました いってらっしゃいませ」
頭を下げたままのゴト―に、ゴンが話しかけた。「ゴト―さん キルアがいなくなったらさびしくなるね」
「いいえ… 私共執事は雇用主に対し 特別な感情は持ちあわせておりませんので」ゴンはベッと下を出した。「うそつき!」
「ゴン君」ゴト―がコインを投げると、比較的ゆっくりキャッチしてみせた。「さあ どっちです?」「左手でしょ?」
ところが、コインはゴト―の右手に現れたのだった。「!?」
「うそ…」「そう… トリックです 世の中正しいことばかりではありません お気をつけて キルア様を よろしくお願いいたします」
ゴト―が深々と頭を下げた。
後藤さんは両方とも右手の男だったんだな
339 :
マロン名無しさん:2009/07/17(金) 22:57:59 ID:mY/9w048
おまいら日本人なら後藤さんを応援するよな?
キルアってモッテモテだな
間違えてたら普通に皆殺しにされそうな勢いだったがゴトーどこまで演技だったんだろう?
本邸より執事の住まいの方が金持ちっぽい件
まあ単に趣味の問題なんだろうが
>>330 まてまてw
12年前のミルキは何歳だと思ってるんだ
>>342 本邸はなんだか屋敷っていうより要塞だな
先週突っ込み忘れたがキルアの父ちゃんの部屋にも番犬がいるのな
どんだけ犬好きなんだよw
今回はちょっと活躍したけど
レオリオとクラピカしばらく空気だったよな
やっぱあくまでゴンについてきてるだけだからかな
一番の被害者:カナリア
ゾルディック家の人はなんでこんなにキルアラブなんだ?
>>343 わからんぞ
ああ見えて三十代かもしれん
後藤かっけえ
惚れた
キルアのために一生懸命亀仙流を習得したのにリオレオはねーよwww
352 :
マロン名無しさん:2009/07/17(金) 23:40:53 ID:njW687z6
明日は土曜日やから俺も主を釣り上げてハンター試験受けに行こう♪♪
第一印象はうわぁって感じだったけど、ゴトーさんいい執事だな
本心が読めない事も含めて
後藤さんはゴンと電話してる時に額に青筋立ててたから
キルアを奪うゴン達が憎いってのは本心なんだろうなあ
必死に修行したのにキルアに適当にあしらわれたクラピカとリオレオ涙目w
>>348 ゾルディック家に心酔しているからこそ
ゾルディック家の将来を担うキルアをこの上なく大切に思ってるんだろうな
たまたまいいタイミングでキルアがやって来たからよかったものの
そうでなかったら三人皆殺しだったかもな
美しい魔闘家後藤
ミギーが3匹着いてるんですね。わかります
キルアも「3人に手出したら殺すぜ?」とか言ってるし
あれは照れ隠しかも
本心ゴンだけだろう
三人のうちどれがゴンか説明するのめんどいからな
イルミとのやり取りの際のレオリオの言葉にはキルアは結構救われただろうから
(同時に追い詰められもしただろうが)
案外大事に考えてると思うぞ。
ミルキって、暗殺者としての腕はどの程度なんだろう
戦闘力自体はそんなに高くなさそうだけど
家族の一員としてちゃんと受け入れられてるからには、それなりに結果出してんだよな
家にマトモな暗殺者が何人も居るから
ああやってバカな発明いっぱいしてダメ出しもらって
当たりの奴で効率底上げしてるんじゃね
暗殺対象によっては並みの能力さえあれば問題なさそう
ただ体型的に暗殺は向かなさそうだな
>「あ…… もうこんな時間たってたのか いや―― あんた迫真の演技だったぜ」
しばらく状況を把握できなかった
>>367 そういや誰かレベルEの雪隆とレオリオが似てるって言ってたけど
レオリオは全ッ然根に持たないな
雪隆はやっちまった事とか色々ネチネチ言うタイプだったけど
と思ったけどトリックタワーでトンパの事ネチネチ言ってたな
俺の気のせいだったw
雪隆とは全然似てないと思うけどな
世界が違うから比べてもしょうがないんだけど考え方も行動も全然違う
雪隆だって済んだことはネチネチ言わないぞ。
クラフトに嫌味言ってた時は現在進行形で巻き込まれていたわけで。
根に持つ性格だったらバカ王子と付き合えるかw
>「私は…… キルア様を生まれた時から知っている 僭越ながら親にも似た感情を抱いている…
>正直なところ…… キルア様を奪おうとしている お前らが憎い」
これは、心底ゴトーさんの本音なんだろな。
レオリオが迫真の演技って言ったけど、マジで殺気こもってたと思う。
もしこれがミルキでも同じことを言ってもらえただろうか
ミルキ友達いないから大丈夫だろ
というかゾルディック家は全員友達いないのか
イルミにはヒソカという気のあうお友達がいるよ
友達に会いに来ただけなのに勝手に執事に試されて、よくゴンきれなかったなw
ゲーム形式だから腹立つ前に夢中になっちゃったとかだろw
>>374 「私は…… ミルキ様を生まれた時から知っている 僭越ながら親にも似た感情を抱いている…
正直なところ…… 」
「正直なところ……?」
「さて、ゲームを続けましょう」
残念ながら親にも似た感情を抱いている…
No.044 天空闘技場
「ああ オレもそれだまされたよ タネあかしされるとハラたつくらいカンタンだぜ」「おそらくこういうことだろう? ゴン」
街中でクラピカが実演してみせる。「どっちだ?」「……左手でしょ?」ところが、コインが出てきたのは右手だった。「!?」
「なんで ね―― どうして!?」「要するに ゴト―はコインを2枚持ってたのさ」
「一枚を右手にかくし持ち もう一枚のコインを上げて 相手にわかるように左手でとる
この時少しコツがいる “どっちだ?”と聞く隙に拳を相手の目よりやや高いところにあげて 拳を握った状態でさりげなくコインをそでの中に落とす」
「ああ〜〜〜あ」ゴンは納得する。「残るのは右手のコインというわけだ」「その通り」キルアが頷く。「う〜〜〜 ハラたつ〜〜〜」
「まあそのトリックを使ったのは最後だと思うよ たとえゲームでもズルはきらいだから ゴト―は」キルアがそう補足する。
「………それにしても お前本当にガンコだな〜〜〜」「え?何さいきなり」キルアに急に顔を近づけられてゴンは訳がわからない様子。
「ハンター試験合格したんだろ!?ならハンター証を使えば 観光ビザなんてなくてもずっと外国滞在できるんだぜ!!」「オレ達もそう言った」とレオリオ。
「う〜〜〜 だって決めたんだもん やること全部やってから使うって」「をなんだよやることって」
「えーとね まずはお世話になった人達にあいさつに行って… なんとかカイトと連絡とって落とし物を返したいし… そして一番肝心なのは」
ゴンはバッと44番のプレートを取り出した。
「かくかくしかじかで渡されたこのプレートをヒソカに顔面パンチのおまけつきでたたき返す!!
そうしないうちは絶対ハンター証は使わないって決めたんだ!!」キルアが冷静に突っ込みを入れる。「ふーん ――で ヒソカの居場所は?」
言われて初めて気づいたらしく、ゴンは言葉に詰まってしまった。周囲はやっぱりな…と半ば諦めの空気。
「私が知ってるよ ゴン」ゴンは驚いてクラピカを凝視した。「本当?」「なんでだ?」「本人に直接聞いたからだ」
「……あの時か?」レオリオは、戦闘中のヒソカの囁きを思い出してクラピカに尋ねたのだが、そうではなかったらしい。
「講習が終わった後だ」「だが関係あるんだろ?」「まぁな」
「前から聞きたかったことだが あの時ヒソカに何を言われた?」しばらくの沈黙の後、クラピカがぽつりと漏らした。
「“クモについて”“いいことを教えよう♥”」
「ヤツに旅団のことを話した覚えはないから 一次試験の時にレオリオとの話を聞かれたか 他の誰かが話したか…
とにかく“クモ”は旅団のシンボルだ ゆえに旅団に近しい者はヤツらをそう呼ぶ それを知っていたヒソカの情報に興味があってな」
「なるほどな」(プライドの高いお前が甘んじて敵の試合放棄を受け入れた理由がわかったぜ)
「――で 講習の後ヒソカに問いただした」すると、“9月1日ヨークシンシティで待ってる”との返事が返ってきたらしい。
「……」「9月1日 半年以上先だね」「ヨークシンシティで何かあんの?」レオリオはピンときた。「世界最大のオークションがある!」「そうだ」
「9月1日から10日までの間 世界中から珍品・希少品 国宝級の貴重品が集まる もちろんその何十倍のニセ物もだが……
それらをめざし 海千山千の亡者達が欲望を満たすためやってくる 世界で一番金が集まる場所だ」
「旅団が来るのかな」「かもな 少なくとも関わりの深い連中はごまんと来るだろう というわけでその日ヒソカはヨークシンのどこかにいるはずだ」
「わかった ありがと!」
「じゃ 私はここで失礼する」「え?」「キルアとも再開できたし私は区切りがついた オークションに参加するためには金が必要だしな
これからは本格的にハンターとして雇い主を探す」「そうか…」「クラピカ ヨークシンで会おうね!」
「さて… オレも故郷(くに)へ戻るぜ」「レオリオも!?」
「やっぱり医者の夢は捨てきれねェ 国立医大に受かれば これでバカ高い授業料は免除されるからな」そう言ってハンター証を見せる。
「これから帰って猛勉強しねーとな」「うん がんばってね」「また会おうぜ」「そうだな次は」
「9月1日 ヨークシンシティで!!」
「あっという間に2人になっちゃったね さてどーする?」「どーするって特訓に決まってんだろ」「え?何の?遊ばないの?」
「お前な――」脳天気なゴンに、キルアが顔を引きつらせながら詰め寄った。
「今のまんまでほんとにヒソカを一発でも殴れると思ってんのか?半年どころか10年たってもムリだっつーの」「う……」
キルアに頬をぷにぷにと突かれて、ゴンは詰まった。
「いいかわかりやすくいうと これがヒソカ これがハンゾーな」キルアが床に二人の似顔絵を描く。
「ヒソカとハンゾーの力の差をこのぐらいだとすると…… お前との差は……」キルアは線を引いたまま、どんどん遠ざかっていく。
「ここ!かなりおまけでな」「……」コマから消えそうなくらい遠くに行ってしまったキルアに、ゴンは少々ムカつきを覚えた。
「じゃ キルアはどこなのさ!?」「オレか?まぁ……ここだろな(平常モードで)」(う―――ん オレってばけんきょ)
「へぇ〜〜 ハンゾーの方が強いの?」
「ふ――ん」「なんだよ」「キルアってやっぱりすごいなー」「真顔で言うな 恥ずいだろ」ちょっと照れるキルア。
「オレ自分と相手の強さの差なんかはっきりはかさないよ」「バーカ いいんだよ こんなのオレもてきとーなんだから」
「ゴンだってなんとなくならわかるだろ?経験つむとその精度が少し良くなるだけさ それに強い奴ほど強さを隠すのもうまいからな
あんまりこれに頼るのもよくねーよ」
「まぁなんにしてもヒソカは相当強い!」「うん!」「並大抵のことじゃ半年で一矢報いるのはムリだ」「うん」
「ゴン」「ん?」「金はあるか?」「…… うーん 実はそろそろやばい」「オレもあんま持ってない そこで一石二鳥の場所がある」
キルアが行き先を提案した。「天空闘技場!」
「地上251階 高さ991m 世界第4位の高さを誇る建物だ」キルアがネットで地図を見せる。
「闘技場はここだ ヨークシンはそのはるか下の大陸にある この飛行船の乗船券で金は全部使っちまった あとは稼ぐしかない」
「船から降りたらゼロから出発だな」「うん」「行こう!」「うん!!」
天空闘技場の前には長い行列が出来ていた。
「すごい行列だね―― これ全部参加者なんだね」「ハンター試験と違ってこ難しい条件は一切なし!相手をぶっ倒せばいいだけだからな」
「上にいくほどファイトマネーも高くなる 野蛮人の聖地なのさ」
やっと受付に辿り着くと、独特の制服を着た女性が二人を迎えた。「天空闘技場へようこそ こちらに必要事項をお書き下さい」
キルアが小声でゴンにもちかける。(格闘技経験10年って書いとけ 早めに上の階に行きたいからな)
「それでは中へどうぞ」「うわぁ〜〜〜」中には16つものリングが所狭しと並んでいて、選手や審判、観客達で賑わっていた。
「なつかしいな〜〜 ちっとも変わってねーや」「え?キルア きたことあるの?」
「ああ 6才の頃かな 無一文で親父に放りこまれた “200階まで行って帰ってこい”ってね そのときは2年かかった」
(6才のときとはいえ… キルアでもそんなにかかったのか)
「ヒソカクラスの奴と戦うなら それ以上の階の相手と戦わなきゃだめだ 急ぐぜ」「うん」
そのとき放送が入った。『1973番・2055番の方 Eのリングへどうぞ』
ゴンはピッと背筋を正す。「あ オレだ う〜〜キンチョーしてきた」
「ゴン お前試しの門クリアしたんだろ?」キルアが手招きをして、ゴンに耳打ちをする。「ならもうさ ただ思いっきり……」「え?本当に?」
「両者リングへ」ゴンの相手は、体格のいい大男だった。
「おい見ろよ ガキだぜ」観客がはやし立てる。「ヘイ ボウヤ逃げるなら今だぜ」「遊びじゃねーんだぜ ギャハハハ!!」
「死んでも知らねーぞ」大男が忠告する。「でかいの!!運がいいな――!!一発で場内へたたき出してやれや――!!」
審判が説明する。「ここ一階のリングでは入場者のレベルを判断します 制限時間3分以内に自らの力を発揮して下さい」
「それでは 始め!!」「一発で楽にしてやるぜ!!」男が勢いよくゴンに向かってくる。(ただ思いっきり……)
(押す!!)すると、手を触れられてもいないのに、男は場外へと飛ばされてしまったのだった。
観客がどよめく。「な!?なんだあのガキ!?」「ゴリラ以上のパワーだぞ!!」ゴンは自分でもびっくりしてしまう。「ふわ〜」(こんなに力がついてたのか)
「よし」客席にいたキルアがグッと親指を立てる。
審判は少々困惑しているようだったが…。「2055番」「あ はい」「キミは50階へ」
審判は手持ちの機械でなにやら印刷すると、ゴンに手渡した。「がんばって下さい」「はいっ」
『2054番・2039番 Aのリングへ』「よし」キルアは対戦相手をたやすくノックアウトしてしまった。
「おや キミは一度200階まで登ってるね 今の動きもすばらしかった 180階まで行きなさい」
「あ オレ50階でいいよ ゆっくりいきたいから」観客はざわめく。「もう一人バケモノみてーなガキが現れたぞ オイ」
「こっちにももう一人いた――!!」別のリングで観客が沸いている。キルアが振り向くと、そこには同じ年頃の、道着を着た坊主頭の少年がいた。
「50階の入階を許可します」
ついにヒロインキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
ハンゾーって大分強いんだな
まあキルアの見立てなら今のところ一番信用出来る感じか
てか50階とか200階とか多いよwwwどんだけかかるんだこれw
390 :
マロン名無しさん:2009/07/18(土) 23:13:35 ID:E4L6mm4X
>>388 あのポックルを一瞬で組み伏せれる位だしな
空気だった二人はついにリストラされたか‥
9月1日にヒソカの手で生首になってなければいいけど
>一次試験の時にレオリオとの話を聞かれたか 他の誰かが話したか…
どう考えてもカタカタさんです本当にry
ゴンのほっぺたぷにぷにが不覚にもちょっと可愛く見えた
ちょっとミケに食われてくるorz
>>389 冨 樫 が 途 中 で 飽 き る に50000リオレオ
流れから見てあの少年がアルカだな
キルアは二年間よく死なずに生き延びたな
天空闘技場を200階までクリアしたことで正式に後継者として認められたのかもしれん
間違いなくヒソカとイルミのどちらかがクモだな
幽白を踏襲して4人で話を進めるのかと思ってたのに
何気にキルア絵心あるなw
天空闘技場・・・・
なんか亀仙流の修業を終えて天下一武道会の予選をかるがる突破していく悟空とクリリンが・・・
ヒソカのひそひそ話に意味あったんだ
読者補完だとばかり
うちの姉がクラピカが出ないならもう読まないって言ってるんですがどうしたらいいですか?
>>398 ヒソカは知らんがイルミは殺し屋でガチ
あの坊主頭は多分仲間入りするだろうな
冒頭の魚釣りとか超聖水とか亀仙流修業後の武道会とか
ところどころデジャブるな
まあ、全部ありがちな展開と言えばそれまでだが
ヒソカはクモに恨み持ってるクラピカに情報教えようとしてるのに、当の本人がクモでしたーはないだろ
ギタラクルも世界的に有名なプロの殺し屋が旅団なんて大人数の盗賊団に所属なんてするはずないと思うが
>>408 ヒソカならお遊びで加入とかしちゃいそうだし
イルミも仕事で必要だからってハンターライセンス取るくらいだから
何か事情があって必要とあればクモぐらい入っちゃうんじゃないか
>ヨークシンシティ
オークションのもじり?
それとも「ヨーク新」でニューヨーク?
後者
ハンターハンター世界の地図でも現実のニューヨークと同じ場所にあるから
旅団ってどれくらいの規模の盗賊団なんだろ。
旅団って単語の意味的には数千人だが少年漫画的にはないな。
やはり幹部数名が強力で雑魚戦闘員が腐るほどいるたいぷかな。
>>412 旅団って軍隊の単位だもんな
軍と言えばDBのレッドリボン軍みたいな例もあるから
数千人も少年漫画的にありじゃないか
>>408 ヒソカならありえると思う>本人がクモ
ただしクラピカの仲間の殺害には関わってないと見た
冨樫的にはどうもヒソカをそういう「ガチで憎むべき敵」ポジに
置こうとはしてないように思えるから
>>408 むしろヒソカならバトル目的でわざとクラピカ挑発することありえるよ
自分がクモだって言ってさそってさ
>>412 脅しのためにわざわざタトゥー入れてるマジタニが団員ナンバーの存在を知らなかったり
それでいてそれまでその脅しが効いていたという事実から
旅団は知名度の割りにその実情は限られたものしか知らないという事になる。
(クラピカが知っていたのは深く踏み込んで調べたか、実際クルタ族が襲われたときに知ったのだろう)
このことから、旅団は末端構成員が複数いるような大規模集団ではなく
少数精鋭集団と考えた方が妥当だな。
少数精鋭なのに旅団とはこれいかに
>>412 へえ、旅団って数千人単位なのか。
俺はなんとなく数十人から百人単位の盗賊団だと思ってたよ。
プロのブラックリストハンターでも手を出せない連中が数千人もいたら
蝗の大群のように通った後に、ペンペン草も生えない状況になりそうだ。
うむ、旅団は師団の次にでかい軍勢の単位で
最低でも1000人は超える
あれかな
少数精鋭でも旅団並みに強いぞっていうアピール?
一騎当千みたいな
実際そんな感じだから後からその状態を目撃した人によって
旅団がとんでもなくヤバイという事実だけが残り
旅団の具体的な情報は殆ど知られないんだろうな。
生き残れたクラピカは非常にラッキーだったんだろう。
実際ほかの同胞は一人残らず皆殺しにされたんだろうし。
クラピカがどうやって生き残ったのか、気になるな。
一族の惨状見たクラピカの心境は、眼がえぐり取られた遺体があっただけに
ドラクエ4の勇者よりきついかもな。
>>421 幼馴染がクラピカをどこかに隠してモシャスを
正直に言う
"幻影"旅団て、なんともダサくて恥ずかしいネーミングだと思ってた
だから、重要そうに見えてその実体は雑魚い集団だろうと…
ヒソカが関わってきたことでようやく本当に凄い組織だと思えてきた
連載初期だったから冨樫も適当につけたに違いない
今更になって後悔して「クモ」なんてそれっぽい呼び名を出してきたんだきっと
>>423 冨樫のセンスはけっこう厨2的だから
本気で幻影旅団ってネーミングをカッコイイと思ってたかもよ
幻影の旅団なんだから、実際の意味での旅団と規模が違ってもおかしくないような。そのネーミングすらまやかしというか。
それか昔は大勢だったけど人数が減って小数になってるか、どちらにせよ漫画的にも扱い的にも少ない人数と思うよ
でも漫画的にも主人公サイドと敵対する悪の組織はお約束だから
それこそ四天王や名もない戦闘員がいっぱいいる大規模集団でもおかしくないかもよ
まあそういうのは大抵初期に出てくる上に今のとこ主人公とまったく絡みないけどw
それなら父ちゃん失踪と絡めれば初期からからんでたことになる
父ちゃんが旅団の黒幕ですね、わかります
闘技場の高さありえなくね?
>>429 それでも世界4位ということはもっと高い建物がまだ3つもある
ゴンパパは、世界中で子供作ってて、これからゴンはたくさんの腹違いの兄弟と戦うハメに。
その中の一人が旅団のボス
>>431 クラピカがアテナの化身なんですね、わかります
クモの腹にナンバーが入ってるって状況から見ても
少数精鋭で、一騎当千の強さを持つやつらなんじゃない?<幻影旅団
幽白の仙水編みたいな感じで、
ボスがまず強い。そんでもって今回は従う面々も強いって。
ヒソカが仮に旅団に通じてたら、仙水が旅団のボス。
樹にあたるポジにヒソカがいそうな感じ。
別に4ケタのナンバーが入っててもおかしくないけどな
ワンピースのバロックワークスみたいに幹部ほどナンバーが若くなるとかな
お前ら予想でよくそこまで熱く語れるな。
富樫は話大きくしたら途中ではしょるからな。
いいとこ旅団と対決になったらはちゃんと描写されるのは3、4人だろ
No.045 レン
天空闘技場 勝者のみが上の階に行ける格闘技場 1日平均4000人の腕自慢がより高い階を目指してやってくる
観客動員数は年間10億を超える 建物内部にはサービス用の各種施設が完備されており 高い階級の闘士は1フロア全てを所有することができるのだ
「こちらへどうぞ このビルでは200階までは1階単位でクラス分けされています
つまり50階クラスの選手が一勝すれば60階クラスへ行けます 逆に敗者は40階クラスへ下がるシステムです」エレベーターガールが説明する。
キルアが補足する。「100階をクリアすると専用の個室を用意してもらえるんだ」「へぇ――」
50階に着くと、先程の坊主頭の少年がエレベーターホールの前にいた。「押忍!」
「自分 ズシといいます!お2人は?」「オレキルア」「オレはゴン よろしく」
「さっきの試合拝見しました いや―― すごいっすね!」「何言ってんだよ お前だって一気にこの階まで来たんだろ?」「そうそういっしょじゃん」
「いやいや自分なんかまだまだっす」ズシはビシッと両手を広げた構えを取った。「ちなみにお2人の流派は何すか?自分は心源流拳法っす!!」
ゴンとキルアは顔を見合わせる。「別に……ないよな」「ええ!?」ズシは度肝を抜かれる。
「誰の指導もなくあの強さなんすか… ちょっぴり自分ショックっす」(なんだかな〜)キルアはなんだか調子が狂うようだ。
「ズシ!よくやった」「師範代!」そこへ拍手をしながら現れたのは、やや寝癖のついた眼鏡の男だった。「ちゃんと教えを守ってたね」
「押忍!光栄す 師範代 またシャツが」「あッ ゴメンゴメン」男は慌てて中途半端にはみ出たシャツをズボンの中にしまった。
「そちらは?」「あ キルアさんとゴンさんす」「はじめまして ウイングです」「オス!」二人もズシを真似て挨拶をする。
「まさかズシ以外に子供が来てるなんて思わなかったよ 君達はなんでここに?」「えーと まあ強くなるためなんだけど」
「オレ達全然金なくて小遣い稼ぎもかねてんだけど」「キルア ここの経験者なんです」
「そうか… ここまで来るくらいだからそれなりの腕なんだろうけど くれぐれも相手と自分相互の体を気遣うようにね」「オス!!」
「いらっしゃいませ キルア様ゴン様ズシ様ですね チケットをお願いします」受付に行くと、三人はそれぞれ封筒を手渡された。
「はい!こちらが先程のファイトマネーです」中に入っていたのは152ジェニー。缶ジュース一本分だ。
キルアは早速その金でジュースを買っている。
「一階は勝っても負けてもジュース一本分のギャラ だけど次の階からは負けたらゼロ!50階(ここ)なら勝てば5万はもらえるかな」
「5万か」「けっこうもらえるっすね」「100階なら100万くらいかな」「!!」ゴンとズシの顔色が変わった。
「150階を超えるとギャラも1000万も軽く越す」「いっ… キルア前に200階まで行ったんだろ?そのお金は!?」
「200階すか!?」ズシは初耳だ。
「4年前だぜ 残ってるわけないじゃん 全部お菓子代に消えたっつーの」「200階だと勝ったらいくらになるの?」「んーとね」
「正確に言うとオレ200階に行った時点でやめちゃったからわかんないけど 190階クラスで勝った時は2億くらいだったかな」
ゴンとズシは唖然とする。(200000000が4年でお菓子代に……)(一体どんなお菓子すか)
「おい 早く行こーぜ オレ達前の試合でダメージなかったから きっと今日もう1試合組まされるぜ」
控室に入ると、そこには体格のいい男達がゴロゴロ集まっていた。
「まぁこの階程度の相手ならまだ楽勝だよ 気楽にいこーぜ」「そお?」周りの選手達に睨まれても全く動じないキルア。
ズシが心の中で突っ込む。(キルアさん 声でかいす)
『キルア様』放送を聞いてキルアが立ち上がる。「お お呼びだな」『ズシ様 57階A闘技場へお越し下さい』「あら」
ズシは緊張して固くなっている。「押忍… 胸お借りします!」「おう まぁクジ運クジ運 次がんばれよ」
「じゃ先にな」「うん 2人共がんばって」ゴンが2人を見送る。「60階ロビーで待ってるからな」
ズシと一緒にいるのにそうはっきり言ってのけるキルアにゴンも少々呆れ気味。
「さあ皆様お待たせいたしましたァ―――――!!次の異色の組み合わせ!!何と少年同士の戦いです
しかしあなどってはいけません!!2人共1階ですごい戦いをして一気に50階クラスへやってきた強者です!!
それでは2人の戦いっぷりをVTRで御覧いただきましょう キルア選手はまさに瞬殺!!手刀一閃で相手はマットに沈みました
対するズシ選手は拳法を駆使し 的確な打撃を重ね 無傷で200kg以上ある巨漢を見事KO!!」
「さあ皆さんギャンブルスイッチの準備はよろしいですか―――!?それではスイッチオ―――――ン!!」
その結果、倍率はキルアが2.075、ズシが1.500だった。キルアはかちんときた様子。
「んん―――!?投票の結果 倍率ではズシが優勢!拳法の使い手というデータが有利に働いたのでしょうかー?」
ズシは心で泣いていた。(やばいっす キルアさん怒ってるっす)
「それでは3分3ラウンド P&KO制 始め!!」
ズシの構えを見て、キルアが感心する。(なるほど スキの少ないいい構えだ 一朝一夕でできる型じゃない オレの敵じゃないけど)
キルアはポケットに手を突っ込んだままスタスタと歩いて向かっていく。「おおっとキルア選手 大胆に間合いをつめてくぞ!」
「く…」ズシが思いきって正拳突きを繰り出す。「はァ!!」ところが、いつの間にかキルアはズシの背後に回り込むと、首の裏目掛けて左手を振り下ろした。
「ワリーな 150階くらいまではこれ一本で行くつもりなんだ」ズシはばったりと倒れてしまった。「クリーンヒットォ――――!!」
「うおっとォ キルア選手またしても一撃!!クリーンヒットとダウンで2P先制!!皆様御存知の通りP&KO制とは
クリーンヒットクリティカルヒットダウンから成り 優れた攻撃にはクリーンヒットとして1点 大変優れた攻撃にはクリティカルヒットとして2点
ダウンを奪えば1点が与えられます 合計10PとなればTKOで勝ちとなります」キルアは冷めた顔で腕組みをしている。(この一撃で終まいだよ バーカ)
「もちろんこの一撃で続行が不能とみなされればKO勝ち!!」審判がズシに駆け寄る。「やれるか?」
するとズシがスクッと立ち上がった。「はい 大丈夫す!」「立ちましたズシ選手!どうやらやれそうです」
「ファイッ!!」すぐに試合が再開された。(ちょっと手加減しすぎたのかな)
「は!!」「は!!」ズシが懸命に拳を繰り出すが、キルアは軽々と避けてしまう。キルアは再度ズシの背後を取ると、左手を音を立てて振り下ろした。
「またまたくらったァ―――!!ズシ選手ダウ――――ン!!―――がすぐ起きた!!審判のチェック前に起き上がればPはとられません!!」
キルアは舌打ちをする。
(やるな… 同じ攻撃は二度まともにはくわないか それにしてもどーゆー体だ!?今のはかすっただけで悶絶してもおかしくない一撃のはずだぜ)
一方、ズシも相手の強さに愕然としていた。(すごいす!!速さもパワーもケタ違い!!このままじゃ全く勝負にならないっす… あれを… やるしか…!)
ズシが急に構えを変えた。その途端、ものすごい重圧を感じ、キルアは思わず後ずさった。
「おお!?どうしたことか―――!?キルア選手 後ろに退いてしまったぞ」
「ズ シ !!」その時、ウイングの怒鳴り声が響き渡った。「ひっ…」ズシの体がびりびりと振動する。
あまりの大声に、ウイングの周りにいた観客は散りぢりになってしまっている。
「え〜〜〜 観客のと……とてつもなくバカでかい声援で一時試合が中断してしまいました さあ気をとりなおして再開していただきましょう」
60階ロビーで、ゴンが大人しく座ってキルアを待っている。その時、ようやくキルアが上がってきた。
「キルアこっち!見て!6万ももらっちゃった 少し時間がかかったね」「……」
「ああ ちょっと手こずっちまった」「けっこう強かったんだ?」「いや全然」
「素質はあるよ あいつ強くなる でも今はまだオレから見りゃスキだらけだしパンチものろい 殴りたい放題だったよ なのに倒せなかった
それに あいつが構えを変えたとたん 兄貴と同じイヤな感じがしたんだ」「!」「何か… わかんないけどヤバイ感じ あれきっと何かの技なんだ!」「……」「あいつの師匠が“レン”って言ってた」
試合後に、キルアは偶然ウイングの前に土下座するズシを見かけていたのだった。
「申し訳ありません師範代!」「言ったはずだよ ズシ “レンはまだ使うな”と」「すいません!!相手の強さのあまり…その…つい」
「うん 勝ち気は悪いことではない だがお前の目標ははるか先にあるのだろう?この塔の最上階に 目先の勝利に惑わされる者は自らの才能を削る者だぞ」
「押忍!」「ここにいる間千回負けることを覚悟しなさい」「押忍!」
「“レン”と 最上階か……」「ゴン… オレちょっと予定を変えるぜ 最上階を目指す!」
「うん!」しかしゴンは内心最初からそのつもりだった。
443 :
マロン名無しさん:2009/07/19(日) 23:09:51 ID:gEwuijOU
ズシが悟空の声で脳内再生された
恋か…どういう技なんだろう
>>434 いくらヒソカがゴンのことを気に入ってるっぽいとはいえホモではないだろwww
でも好きな者の壊れていく様を見たいって点では似てるかもな
まさかのレ(イガ)ン
キルアはやけに大人びてると思ったらお菓子大好きだったりとちゃんと年相応な面もあるんだな
ファイトマネーとして2億もの大金を貰っても平然としてるってことは
殺し屋時代の報酬も相当高くて慣れてるんだろうな
>>444 ズシはともかくイルミがそんな技使ってたらいやだw
キルアは先週の謙虚さ(自称)はどこにやったんだ
ちょっと待て
半年後の9月1日までに最上階に行けるのか?無理じゃね?
>>447 2億を4年以内に使い切る豪遊ぶりは果たして年相応と言えるのか
なんかキルアのリュックの中身は全部おやつな気がしてきた
またスタンド使いか
そのレンって技が使えると確定してるのは
ウィング、ズシ、イルミか。
会長やハンターの試験官、ヒソカ、ハンゾー辺りも使えそうだな。
心源流ってくらいだから正式名は漢字なんだろうな。
連、練、錬、煉、恋どんな当て字だろ。
硬貨がどう見ても日本円な件
キルア、実家も相当な金持ちだろうしなあ
うなる程ある家で育ったら、金なんて湯水と同じだろう
ウイング なんか軽そうな名前
ズシ なんか重そうな名前
ってことか?
ジェニー=円だとしたら微妙に缶ジュース高いな
っていうか自販機なのにキリ悪いな
あれ1ジェニー=0.9円じゃなかったっけ?
個人的には「廉」がいい
>>459 なんか納得した
そのうちズシの背後にズシッとかいう効果音が出てきたら吹くw
寿司が全く知られてなかったり、メンチに「小さな島国」呼ばわりされてる割には
日本文化結構広まってるじゃん
レンって錬金術の略?
ウイングの怒声、殺傷力ありすぎワロタ
本気でやれば声だけで人を殺せそうだ
ズシが「オラわくわくしてきたっす」と言い出さないかハラハラした
ズシは打たれ強いってか多分精神的にタフなんだろう
ど根性の桑原ポジションで仲間入りすると見た
あの審判達の制服のダサさはなんとかならないのか‥
俺冨樫の漫画大好きだけど衣装センスだけは擁護できない
471 :
マロン名無しさん:2009/07/20(月) 09:03:13 ID:VA2fTfrl
ちょっと抜けた癒し系師匠いいな
しかしそれだけに顔芸+怒声の破壊力がすげえ
472 :
sage:2009/07/20(月) 09:07:45 ID:VA2fTfrl
ゴンとキルアの師匠になってくれるのかな
どうも門外不出の技っぽいし
>>470 ハンターの世界ではあれが最先端なんだよ
100階クラスで100万か
わざと手抜きして買ったり負けたりで滞在階を調整すれば一財産築けるな
アモリ兄弟やニコル達は高望みせずに天空闘技場で地味に金稼ぎすりゃいいのに
アモリ三兄弟はともかくニコルは50階までいけないんじゃないか
キルアは超一流の職人が作る高級な菓子を嗜んでいたのか
それともその辺のコンビニで売ってるような安い菓子を怒涛のごとく消費したのか‥
最上階に何かあるのか?
最上階で勝てば天空闘技場まるごと手に入るとか?
ファイトマネーの資金源は何?
>>480 入場料として観客から巻き上げてるんじゃね?
菓子屋を店ごと買うとかケーキ屋貸切とかしまくったんじゃないか
ゲーセン貸切もやってそうだ
>>482 幻海の家みたく自室にゲーセンがあったりして
>>480 ギャンブルスイッチって言ってたから、
観客は選手の勝敗に金かけるんじゃない?
つまるところ賭博か
ズシ素直で礼儀正しいいい子だよな
ゴンはズシを見習って我が儘なの直そうぜ
ズシも負けず嫌いなところはゴンと似てないか?
賭け金は賭けた者同士で回ってるだろう
やっぱり別に観戦代も払うんだろうな
随分羽振りのいい客が多いんだな
>>489 一口100円とかでもいいんだよ
競馬とかロト6とかやったことないの?
現実の中央競馬でも売り上げ3兆、国庫納付3000億とかの世界だから
ハンター世界での天空闘技場が賭博の一大メッカとかならそう無茶な数字でもないかも
>>490 賭けってのはオッズさえ調節すれば親の総取りもできるんだよ
こんな感じか
単に格闘技好きで賭博に興味のない者や未成年、応援者は入場料のみ
ギャンブルがしたい者は入場料+ギャンブルスイッチを買う
それにしてもファイトマネー高すぎ
スイッチどんだけ高いんだよww
取れて千5百円とかあと入場料
ファイトマネーと運営費、人件費をまかなえるのか?舞台結構壊れそうだし
個室も用意してもらえる…
スポンサーから広告費とかとってんのか?
これが殺しとかなんでもありの闘技場だったらいくら出しても見たがる変人はいるかもしれないが
見たところ合法の健全な施設みたいだしな
優秀な格闘家とかの人材を探している資産家連中がパトロンなのかもな
そういえば選手は参戦料取られないんだな
>>476 金が欲しくてハンターになりたいわけじゃなかろう
>>496 競馬だって入場料200円で売り上げ年間3兆いくんだから賄えるだろ
スイッチもそんな高くないと思うぞ
スイッチつき年間シートとかあるかもしれんな
>>498プロレスとかと一緒で
怪我とかしても死んでも自己負担自己責任だからだろ
いやだって一試合で2億だろ?
そのレベルを何人もに払うって半端ないぞ
資産家の中には平気で何億もだす奴がいるんじゃないか?
掛け金に上限はないから
ハンターカードだって持主以外は使えないのに七代遊んで暮らせる金を払う物好きがたくさんいる世界だし
テレビ放映してるとか、キルアが子供っていうのもあって観戦者が一際多かったとか
テレビ放映はしてるかもな
スカパーみたいな有料チャンネルで年間費払えば全試合見られる
下は連戦&観戦料格安で、上はタイトルマッチ並みの日程調整&観戦料激高なんだろ。
キルアの2年も試合間のインターバルでかなり時間とられてるとか。
高い階層はそれだけ見ごたえのある試合が出来て
金持ちが掛け金とは別に観戦料10万ぐらい払うんだろ。
観客動員10億人とあるから一日約300万人くらい観客が来ている。
この中の1%ぐらいが特別な富裕層だとすると
3万×10万=30億
これなら闘技場側が90%ピンはねしても勝者にはファイトマネー3億行くわけだ。
テレビ放映してるならPATみたいに携帯やネットから券(ギャンブルスイッチ?)買えるのかもな
ついでにネット配信もしてるんだろう
ドバイが将来こんな感じになりそうだ
みんな天空闘技場の経営心配しすぎw
最上階クラスの戦いは
「挑戦者が勝つ方に66兆2000億円」とか言ってくる人がいるんだろ
>>512 最上階にアルカが囚われていて、泣くと高価な宝石を生み出すんですねわかります
ブタくん…いや、豚さんの性玩具にされてるから泣いてるんですね
わかります^^
最上階に君臨してるの誰だろ
ジン?
ジン出てきたら話終わっちゃうだろ
新キャラなんじゃないか
この漫画の世界観からするとこんなとこの
最上階で威張ってる奴なんて井の中の蛙だろ
>>512 天空闘技場もBBCの所有物だったりしてね。
今思うと、ハンター試験って霊光波動拳の候補者試験みたいだったな。
あれをもっと細かく、面白く、ボリュームをアップさせたみたいな。
天空闘技場はたぶん、垂金のところっぽいから
トグロ弟みたいなのが出るような予感。
最上階にいるのは恐らく世界最強レベルの猛者だろうから顔見せ程度じゃない。
ゴンとキルアがある程度レベルアップして世界最高位のレベルを知ってヨークシン編に移行じゃないかな。
天空闘技場にでる新キャラは後で再登場とか。
No.046 ネン
「ダウ―――ン だめだ 起き上がれませ―――ん!!キルア選手またしても一発KO勝ちィ―――!!
おっと隣の会場ではゴン選手がこれまた一発KO勝ち!!これで2人とも3日前に参加以来6戦連続無傷の勝利です!
手刀のキルアと 押し出しのゴン!!はたして2人の快進撃はどこまで続くのでしょうか!?そして止めるのは誰か!?」
「やった―――個室だ―――!!」ゴンとキルアは易々と100階をクリアしていた。
「もうお金の宿の心配はしなくていいね」「そいつはどうかな」キルアが忠告する。
「この個室は100階から落ちればすぐにチェックアウトだ 90階から上にあがれたことと100階以上に残ることは全く違う
100階のカベがあるんだ 100階を境に待遇がよくなるだろ?そうすると皆このクラスを死守しようとする
ありとあらゆる手で負けまいとする連中も多い 長くここら辺にくすぶってる奴ほどそれに長けてる
そんな連中につまづくと結構ここで時間食うぜ 気をつけろよ」
ところが、ゴンはそんな連中をあっさりノックアウトしてしまったのだった。どうも余計な心配だったようだ。二人は順調に勝ち進んでいった。
「ファイトマネーは指定口座にふりこみました」「どもー」通帳を見たゴンの目が点になる。
「ホントだ… 数字が見たこともないケタになってる つい1週間前まで無一文だったのに…」
「ちょっとくやしいな」「え?」「オレが初めて来た時150階まで登るのに2か月位かかったぜ」
「え―― でもそれって6歳の時でしょ?」「まぁ… そーだけどさ――」
「あ そーださっきTVにズシが映ってた」「見た見た あいつまだ50階にいたな」「……」
「キルアがすごくイヤな感じがしたっていう “レン”って一体何だろうね……」「ん―――」
「多分もっと上のクラスに行けば同じような奴がいるかもしれないから…」「それよかズシに聞いた方が早いんじゃない?」ゴンの指摘はもっともだった。
「“レン”はヨンタイギョウの1つっす ヨンタイギョウとはシンを高めシンを鍛える全ての格闘技に通じる基本っす」「!?」
「テンを知りゼツを覚えレンを経てハツに至る 要するにこれ全てネンの修行っす!!以上っす!!」「わかんね――よ!!」キルアが突っ込む。
そこへウイングが歩み寄ってきた。「ズシ!あなたいつから人に教えられるほど物を納めたのかな?」「うっ」
「ゴン君キルア君 昔の訓辞に“物事とは中途半端に知ることで何も知らないよりわからなくなる”とあります」
「生兵法は大怪我の元ってやつね でもオレは今知りたいんだよね それは兄貴の強さの秘密にもつながるから!」
「………君の兄さんもネンを使うわけか」「ああ」
「ねェ 今教えてくれよ どうせあんたが使わなくてもオレは必ずつきとめる でもオレだって半端に知るよりキチンと理解したい
あんたがちゃんと教えてくれれば オレも下手に我流で覚えようとはしないよ」「……わかりました 私の宿へ行きましょうか」
「ネンとは 心を燃やす“燃”のこと すなわち意志の強さ!四大行とは意志を強くする過程の修行
“点”で心を1つに集中し自己を見つめ目標を定める “舌”でその思いを言葉にする “錬”でその意志を高め “発”でそれを行動に移す
キルア君はズシの“負けない”という錬に気圧されたのです」キルアはなんだか釈然としない様子。
「実際にやってみせましょう キルア君 これから君を殺したいと思います いいですか?」
物腰柔らかに物騒なことを言われ、ゴンとキルアは呆気に取られる。「ああいいよ ムリだから」
「順序よくいきましょう “点”」ウイングは静かに構えを取った。「“舌”これは頭で思っても口にしても結構です」
「君を殺す」キルアに僅かな緊張が走る。
その途端、ウイングから邪悪な気配が発せられた。「……」たちまちキルアは逃げの体勢を取り、ゴンもゾクゾクと体を震わせる。
しばらくすると、いつものウイングに戻っていた。
「今のが“錬”です 錬(意志)が強ければ 発(行動)に足る」キルアは壁の隅に上に登って避難していた。
「錬はややもすると頑固に変わり 間違った考えを正そうとする柔軟性を失ってしまいます それゆえに心が充実しないうちはひかえた方がいい
君達もズシも今は心を鍛え育てる時期です もし燃について学びたければ 今は点を極めることのみに励みなさい
点を修めれば相手の気概に圧されることもなくなりますよ」ウイングはゆっくりと椅子に腰かけた。「ありがとうございました!!」
ゴンとキルアが外に出ていったのを窓から確認してから、ウイングがズシに指示を出した。
「さあズシ 今日の行を始めましょう」「押忍!」「まずは“纏”から」「押忍!」
「ウソ?」「ああ」キルアは騙されてはいなかった。「話はもっともらしいし 現にウイングの力も本物だとは思うけど」
「それだけじゃ説明できないことがある ズシの打たれ強さだ あの試合いくら倒しても起き上がってくるから ちょっと意地になっちゃってさ
最後につい本気だしちゃったんだ」「!」
ムカッと来たキルアは本気で右ストレートをズシの腹部に叩きこんだ。吹っ飛んだズシを見て、キルアは我に返った。――やべっ
「場外まで楽々ふっとんだァ――――!!これは素人目に見てもカンペキ病院送りコース直行ォォ―――!!」
キルアは本気でやってしまったことを後悔するが、ズシはふらつきながらもなんとか起き上がったのだった。
「おお―――っと起き上がります!!不死身だズシ選手―――!!しかし審判はクリティカルとダウンを宣言!!
合計11Pでキルア選手のTKO勝ちです!!」
キルアは何が起きたのかわからなかった。――バ…カな
「あれは意志の強さでどうこうなるレベルを超えてるよ 絶対他に秘密がある!」
そのころ、ズシはもやもやした気持ちを抱えて修行していた。「どうした?ズシ 纏が乱れているぞ」「……師範代 どうして2人にウソついたんすか?」
「ん?ウソ?もしかしてさっきの説明のことかい?」「そうっす!!」
「四大行は“纏”“絶”“練”“発”で意味が全然違うっす!!門下生じゃないからウソついたんすか!?」
「ウソじゃない 燃は心を鍛えるための大事な修行だよ “念”を使うためのね
門下生でない者に“念”を教えられないのは事実だ それ故方便で説くのが“燃”なんだ
“念”は使い方を間違えればおそろしい武器になってしまうから 例えば」
ウイングは読んでいた本のページを切り取ると、なにやら力を込めて缶ジュースに向けて飛ばした。
すると、まるで刃物のような切れ味で、缶の一部をいとも容易く切り落としてしまった。
「紙きれを刃と化し人を傷つけることも 逆に自らの体を纏につつみ守ることも可能
念は努力次第で誰でもできる だからこそ教える者は相手を選ばなくてはならない」「師範代…」
「その本自分まだ読んでないっす… ジュースも自分のっす…」「ああっ ごめ――ん」
「ゴン選手キルア選手 ともに190階一発クリア―――――!!」
100回で一度でも勝てば100万くらい貰えるのに、負けたら宿探しだから色々やってくると言われても…
>紙きれを刃と化し人を傷つけることも
ヒソカがトランプで人を殺傷した原理はこれか?
だとしたらヒソカは既に「念」を使える事になるな
まあ常に主人公の先を行くヒソカのポジション的に考えても
使えないはずはないけど
参戦料は無料で一回でも勝てば100万もらえるなら
やっぱファイトマネーの設定高すぎだろ
キルア、150階まで行くのに2カ月かかったって言ってるけど
190階で一回勝っただけで2億だったなら、2か月分の累計はものすごいことになってたんじゃないか
負けたら金が減るならともかく
ペナルティは階を落とされるだけだもん
1回勝って次は負けてを繰り返すだけで稼ぎがえらいことになる
天井に張り付いてるキルアに笑った
ウイングが腹黒い奴に見えてきたんだが
529 :
マロン名無しさん:2009/07/20(月) 23:41:19 ID:CdKOZdLB
大人のウイングが読むような本をズシも読むんだな
開眼したウイングカコイイ!!
手刀のキルアはともかく押し出しのゴンてw
もっとマシな呼び名はないのか
男塾で桃と邪鬼が
ハチマキを堅くしたり
針金に自在に操る気を使ったが
不評だったのか一回切りだったのを思い出した。
ウイングはキルアが嘘を見抜いてることには気付いたんだろうか
>>533 らんま1/2でも初期の良牙が
ベルトに気を通して刀みたいに電柱とかをスパスパ切ってたけど
一回きりだったな
コータローまかりとおるでも手拭いに気を通して刃物のように使う敵がいたけど
やっぱり一回きりだった
あんまり人気ない能力なのかな
>>459 あの寝癖と眼鏡からして将棋の羽生がモデルじゃないかw
羽→ウイング、でw
>>533 じゃあ“纏”はいわゆる気を纏うということかな?
>ポイント&KOルール
極真空手の分派の佐藤塾の試合がそんなルールだったっけな。
なんかあやふやな能力だなぁ
サイコキネシスみたいのとは違うんだよね?中国拳法の気孔、みたいな感じかな
>>541 サイコキネキス(念力)も気功もひっくるめたような能力なんじゃないか
門外不出ならゴンとキルア入門フラグだな。
ズシが主役補正であっというまにゴン達に追い抜かれるのが見える。
正直ズシは今回だけのゲストキャラかレギュラーになるのかレオリオ達の扱いみるにゲストキャラっぽいな。
ウイングさんとズシは天空編限定のキャラだろうな
ズシの目的は最上階って言ってたから
まだ50階でうろうろしてるズシが9月までに最上階に行けるとは考えにくい
ゴンとキルアはあっという間に最上階に行くものの
最上階の奴がネンとやらの使い手で敵わなくてウイングの門下生になると予想
>>546 ズシはお兄ちゃんなんだから我慢しなさい
実際少年漫画は主役補正という名の天才が努力>>>>>>凡人が努力だしな。
ズシはどうみても凡人が努力の方
「ハッタリの語源と言われています」
引用元を記さないと訴えられるぞ…民明書房に
「どんなとこかな?200階は」「さぁな オレもこっからは行ったことないからなぁ」ゴンとキルアはエレベーターに乗り200階へ上がっていった。
「キルア君とゴン君がもう200階に?」「はい!やっぱりあの2人はすごいっす!」ウイングは黙って何やら考えている。「師範代?」
「う――――ん しかたない…」
No.047 見えない壁
200階の通路に来たゴンは戦慄した。――何だろう!?いきなり魔物が棲む密林に迷いこんだみたいだ!!ただの真っすぐな通路なのに
キルアは同じように感じていたが、意を決して歩き出した。「行くぜ 行ってやる!」
しかし、不気味な気配はどんどん濃くなっていく。「くっ!!」――だめだ…!!これ以上進めない!進みたくない!!
「これは殺気だよ!完全にオレ達に向けられてる!」キルアが叫ぶ。「おい!!一体誰だ!?そこにいる奴出てこいよ!!」
すると、天空闘技場の制服を着た顔色の悪い女がひょっこりと姿を見せた。
「キルア様とゴン様ですね あちらに受付がございますので 今日中に200階クラス参戦の登録を行って下さい
今夜の0時を過ぎますと登録不可能になりますので御注意下さい」時刻は現在8時12分をまわっている。
「ちなみに200階クラスには現在173名の選手待機しております またこのクラスからあらゆる武器の使用が認められますのでお持ちになればどうぞ」
ゴンとキルアは顔を見合わせる。「あの殺気… あいつかな」「わかんねー」
「またこのクラスから原則としてファイトマネーはなくなります 名誉のみの戦いとなりますので納得された上で御参加下さい」
「!おい」そのとき、女の後ろに誰かの手がちらりと見えた。「!!」そこに立っていたのは、なんとあのヒソカだったのだ。「ヒソカ!?」
「なんでお前がここに!?」「別に不思議じゃないだろ?ボクは戦闘が好きでここは格闘のメッカだ♣ 君達こそ何でこんなトコにいるんだい?」
「なんてね♥ もちろん偶然なんかじゃなく君達を待ってた♦ 電脳ネットで飛行機のチケットを予約しただろう?
あれはちょっとした操作で誰が何処へいつ行くのかが簡単に検索できるんだ♣」
「あとは私用船で先まわりして空港で待ち後を尾けた♥ まあここに来るのは予想できたがね♦
そこで ここの先輩として君達に忠告しよう♥ このフロアに足を踏み入れるのは まだ早い♠」
ヒソカがこちらに手のひらを向けた途端、ゴンとキルアはたじろいだ。一方、女は帽子が飛ばされても何が起きたか理解できていなかった。
「どのくらい早いかは君達次第♦」ヒソカはその場にどっかと座り込んだ。「出直したまえ♣とにかく今は早い♦」
「ざけんな!せっかくここまで来たのに…」キルアが激昂するが、さらなる重圧が二人を襲った。「……!!」
「通さないよ♠ ってか通れないだろ?」「ぐっ…」――これは一体 なんなんだ!?
「無理はやめなさい」いつの間にか、ウイングが二人の後ろに立っていた。
「彼の念に対し君達はあまりに無防備だ 極寒の地で全裸で凍えながらなぜつらいのかわかっていないようなもの
これ以上心身に負担をかけると死にかねないよ」「これが燃だと!?あいつが“通さない”って思うだけでこうなるってのか!?ウソつけ!!」
「はい あれはウソ(みたいなもん)です」あっさり認めたウイングに、やっぱりか、と思うキルア。
「本当の念について教えます だからひとまずここから退散しましょう」「もし今日… 登録できなかったとしたらオレ達どうなるの?」
ゴンの問いに、居合わせた女が答えた。「ゴン様はまた1階から挑戦し直していただけます ただ…」「ただ?」
「キルア様は以前登録を断ってらっしゃいますから また未登録という形に
なりますと登録の意志なしとみなされ 参加自体不可能となってしまいます」
「ひとまず…退いて 0時までに戻ってこれるかい?ここに」キルアが緊張の面持ちでウイングに尋ねた。「君次第だ」
ウイングの部屋で、ゴンとキルアが念の手ほどきを受けている。ウイングが投げたいくつもの花は、見事に花瓶に刺さっていた。
「これが念です 念とは 体からあふれ出すオーラとよばれる生命エネルギーを自在に操る能力のこと!」
――生命エネルギーは誰もが微力ながら放出しているがそのほとんどはたれ流しの状態になっている
これを肉体にとどめる技術を纏といいます これによって肉体は頑強になり 常人よりはるかに若さを保てます
「絶は字のごとくオーラを絶つ技術 気配を消したり極度の疲労をいやす時などに効果があります 練は通常以上のオーラを生み出す技術」「!!」
「感じますか?」「ああ…圧迫感がある」「でもイヤな感じはしないね」「私に害意がないからです」(それにしても2人の感性の鋭さには驚かされる
――おそらく生まれ育った環境もあるだろうが 本人の資質によるところが大きい
「オーラは人間の内部から発するエネルギー!ゆえに人間同士の使用が最も効果的 いい意味でも悪い意味でも
邪念をもって無防備の人間を攻撃すれば オーラだけで人を殺せます 念の使い手から身を守る方法は1つだけ
自分も念の使い手になること 纏による防御のみ 自らのオーラで相手のオーラを防ぐ でないと…」
ウイングが壁に手を当て、目をカッと見開いた瞬間、壁に大きな亀裂が走った。「肉体はコナゴナに壊されます」
そのころ、ヒソカはトランプを向かい側の壁に投げては刺すのを繰り返していた。「まだ早い…♣」
ヒソカ、服装が替わってイメージが変わった。
554 :
マロン名無しさん:2009/07/21(火) 23:19:27 ID:BBszPth4
きたああああああああああああああ
つまり190階で負けてはを繰り返すのが一番賢いやり方ということか
ヒソカはどんだけゴンとキルアのこと好きなんだよwww
今度はストーカー行為か
変態の鑑だな、ヒソカ
知らないうちにヒソカにストーキングされていたとは怖すぎる
もしかしてキルアが似顔絵描いて強さ議論してるのをニヤニヤしながら聞いてたんだろうか
なんかアッサリ念を覚えられそうな感じだな
0時までに修得って
どんだけスピード展開
ヒソカは16時間も体張って通せんぼするつもりか
オーラねえ
こりゃそのうちかめはめ波を出す敵が出てくるな
>ボクは格闘が好きでここは格闘のメッカだ
ヒソカが好きなのは殺しかと思ってた
>>560 トイレはどうするんだろうね
それで思い出したけど
4次試験の時ってみんな野グソしてたんだな
紙はどうしたんだろう
来週あたりゴンがバトルポカリを習得するんですねわかります
>>557 ゴンとキルアがつまんない事で命を落とさないように
見張っててくれたんだろ。いい先輩じゃないかw
クラピカもポンズも野グソしてたんだなあ
ヒソカもイルミも野グソしてたんだなあ
ヨークシンまで出番ないかと思ったら前倒しで登場か>ヒソカ
ちょっと不意を突かれたぜ
>>563 みんなティッシュくらい持ってんじゃね?
常連は携帯トイレ持ってきてそう
ゴン「もうヒソカに会う目的は果たしたしわざわざヨークシンに行く必要ないよね。」
>「またこのクラスから原則としてファイトマネーはなくなります 名誉のみの戦いとなりますので納得された上で御参加下さい」
なん・・・だと?
じゃあ、あっという間に登らずもたもたしてた方が稼げたじゃないか!
>「ボクは戦闘が好きでここは格闘のメッカだ」
なんかこういう言い方をするとヒソカの趣味がすごくまともに聞こえる
またその場のノリで壁を壊しちゃって宿屋の人に怒られるウイングが目に浮かぶw
ここでヒソカが登場したという事はこのシリーズのメインは
やはりヒソカとのバトルなんだろうな。
ズシの仲間入り&レギュラー化イベントとか(に割くページ)はないと見た。
ゴンとヒソカの因縁の戦いも見たいが
個人的にはキルアとヒソカのガチバトルが見たい
>>553 何か微妙に顔も変わってね?
最初の頃に比べたら随分目が大きくなったっていうか開いてきたっていうか
ま、絵の変化を言うのは野暮だからハンター試験の時は
眠かったんだなと解釈しておくかw
ヒソカの靴、随分とヒールが高いなw
あれじゃ闘いづらくないのか
ズシがヒソカにどう評価されるか知りたい
>時刻は現在8時12分をまわっている
これって午後?午前?
午後だったら0時まで4時間ないぞ
4時間以内に念を習得?
ズシは多分、一般の人が念を学ぶモデルケース
これからゴンキルが高速で念を習得することになるから;^^)
念の価値を下げないように出した一時キャラだろう。
ウイングとヒソカはどっちが強いのかな
>>579 格闘術でいうところの基礎になるだろうな
発展形がどこまでのものかはわからんが
少なくとも今回は登録さえ出来ればOKなので
ヒソカの害意に対抗できる最低限の習得になるだろ
さすがに全部修めちゃったら怒るぞw
> >ボクは格闘が好きでここは格闘のメッカだ
この世界にもメッカは文字通りの意味で存在するのか
まあその辺は「翻訳」されていると思えば
あの世界の住人が使ってる言葉も日本語でも英語でもその他この世界の言語じゃないだろうし
試験の時メンチさんが「いいオーラ出してた奴いた」って
言ってたから冨樫先生は最初から念の概念は決めてたっぽいな
しかしヒソカは果実がおいしく実るまでずっとストーキングしてくるのか
結構執念深いな
しかも武器ありの闘いになるから怪我しないように守ってあげるとは
果樹園の人が売り物の果実が傷付いたり虫に食われないように手入れする感覚なのかもな
>>577 苺に例えるとズシは青いあまおう
おいしいけどまぁそこらにもいるよな
ゴンキルは青いももいちご
珍しいな実ったら食べてみたいな
こんな感じだと思う
まさかクラピカ達を差し置いて登場とはw
ヒソカは私利私欲で動いているだけなんだろうけど、結果として
ゴン達にはありがたい事になってるな
美味しく実った時が恐いがw
ヒソカの服木づちでスコーンとやりたくなる
ヒソカも人の子なんだよなぁ
もっと話が進めば家族とかも出てくるんだろうか
親の顔が見てみたい
虐待されて育ち、最初に殺したのが両親でした
とかそういうエピソードしか思い浮かばない
ヒソカって相当重要ポジションのキャラみたいだな
もしかして今後普通に仲間になったりするんじゃないか
「これが“念” 誰もが本当は内に秘めている力 現在この能力を一部でも使いこなせる者はごくわずか
それゆえ“天才”“支配者”“超能力者”“仙人”“超人”などと呼ばれ特別視される
眠れるこの力を目覚めさせる方法は2つ ゆっくり起こすか ムリヤリ起こすか」
No.048 ヒソカの条件
「ちなみにズシはゆっくり起こしました 彼はのみこみが早く努力を惜しまなかったのですごいスピードで纏をマスターしました 約半年です」
「それじゃだめだ!!オレ達は0時までに纏を覚えてヒソカの念の壁を突破したいんだ!」キルアがそう主張する。
「ならばムリヤリ起こすしかない」「それなら間に合うんだな?」「君達次第ですよ」
「時間内にオーラを体にとどめるコツを会得できるかどうか そこにかかっているわけですからね」
「これから君達に私のオーラを送ります 発とよばれるさっきみたいなやつです」「……」
「もちろん君達の体を壊すのが目的ではないから手加減はするが 荒っぽい方法であることに変わりはない
要するにビックリさせて目覚めさせるわけですからね 眠っている体に喝をいれて纏をおこしやすい状態にする
“眠っている”とは体中にある精孔という穴が閉じきっていてオーラがうまくめぐっていない状態のこと
私のオーラを君達の体内に一気に送ることによって 精孔をこじあけます」
「本来なら瞑想や禅などで自分のオーラを感じとり体中をオーラが包んでいることを実感した上で少しづつ開くものだから時間がかかります
天性の才能を持つズシでさえ3カ月必要としました しかし君達なら1週間!あるいはもっと早く目覚めるかもしれない それだけに残念です 不本意な方法しかとれないこの状況がね」
「……」「よくわかんないな ムリヤリであれより早く目覚める方がいいに決まってるじゃん」キルアが口を挟む。
虐待されてたなんて似合わない
きっと産まれてすぐに殺したんだよ
「これは外法とよばれる裏ワザですよ 正しい順序をふんでいない 未熟な者 悪意がある者が行えば死ぬことだってある!」
「だけどウイングさんは未熟でもないし悪意もない でしょ?」ゴンにそう言われ、ウイングは頭を掻いた。
「だから聞きたいな なぜ急に本当のことを教える気になったのか」キルアが尋ねた。
「惜しいと思ったのですよ 何も知らぬまま200階クラスに行けば必ず痛い目にあう あのクラスにあるのは全員が念の使い手です」「!」
「そして念を知らない者が上がってくると必ず洗礼をします すなわち念による攻撃!つまり私がこれから行う方法をさらに荒っぽくやるのです
“別に死んだってかまわない”というつもりで その攻撃に耐え生き残った者があそこに棲んでいます 選ばれた者として
しかしその代償は大きい 行けばわかります だから先に知っておいてほしかった」
「いろいろともったいつけておどかしもしましたが 君達ならこの方法で確実に目覚めるでしょう それだけの素質がある!資格も!
君達の錬 見事でした 上着を脱いでこちらへどうぞ そして背を向けて下さい」
――すごく熱い…!!それにウイングさんはさわってないのにぐんと押されてる気がする
――これだこの感じ 見えないぶよぶよが皮一枚へだてたとこでまとわりついているような この肌ざわりを何億倍もやな感じにすると兄貴の念になるのか
「行きますよ」ウイングが発をすると、二人の体中からオーラが噴き出した!
「おお!?」「これは!?」「それが生命エネルギー オーラです 今全身の精孔は開かれました」
「目に見えるでしょう?目の精孔も開かれてますからね」「こ これは」「湯気だ!!そう!!湯気みたいだ ヤカンの注ぎ口から噴き出す蒸気そっくりだ!」
「全身から思いっきり立ち上ってるぜ!!ほとばしってるけどこれってやばくねー!?」
「生命Eですからこのままのいきおいで出し続ければ当然疲れます いったんオーラを出し続ければ全身疲労で立てませんよ」「やっぱり!?」
「いいですか?オーラを体にとどめようと念じながら構えて下さい 目をとじてどんな型(ポーズ)でもいいです自分のイメージしやすい構えで!!
そしてオーラが血液のように全身をめぐっているよう想像して下さい 目をとじて頭のてっぺんから右の肩 手 足を通りそして左側へ…
そしてその流れが次第にゆっくりととまり… 体の周りでゆらいでいるイメージを思いうかべるのです」
直立姿勢でオーラをぴたりと纏わせた二人を見て、ウイングは言葉を失くす。――なんて 子供達だ
――自然体が最も纏を行いやすいことを教えられずに理解している そして一度のアドバイスでそれをマスターしてしまった
――すばらしい…が おそろしい…!
「ゆっくり目をあけて どんな感じですか?」
「……何か… ぬるい粘液の中にいるみたいだ うん……重さのない服を着てるみたいだ」キルアが感想を漏らす。
「そのイメージを常に持ち続けて下さい 慣れれば寝ていても纏がつかえるようになります」
ウイングは自分もオーラを放出し始めた。「!!」
「これから今度は敵意をもって 君達に念を飛ばします さっきまでの君達なら 今この場にいるだけでつらかったはず」
「……ああ あんたの“極寒の中 裸で”って例えた意味がよくわかった」「無事防げれば 彼の壁もやぶれるでしょう ――行きます」
「!」200階通路にそのまま居たヒソカは人の気配に気づいた。キルアとゴンは纏をしながら歩き寄り、無事ヒソカの念の壁を突破することができた。
「200階クラスへようこそ♥ 洗礼は受けずにすみそうだね♦ キミが天空闘技場に来た理由は想像できる♣ ここで鍛えてからボクと戦うつもりだったんだろ?」
「まさかそっちから現れるとは思わなかったよ 手間がはぶけた」「くっくく♥」
「纏を覚えたくらいでいい気になるなよ♠ 念は奥が深い♦」ヒソカはオーラでスペードの形を作ると、髑髏に変化させて見せた。
「はっきり言って 今のキミと戦う気は全くない♠ だが このクラスで一度でも勝つことができたら 相手になろう♥」
ヒソカが去っていった後、体の一部を失った選手が三人ほど現れて、意味ありげに新入りの二人を見つめていた。
>現在この能力を一部でも使いこなせる者はごくわずか
>あのクラスにあるのは全員が念の使い手です
>ちなみに200階クラスには現在173名の選手待機しております
え?
>「洗礼は受けずにすみそうだね」
やっぱりヒソカはゴンキルを守るために通せんぼしてたのか
果実が実るまではめちゃくちゃ心強い守護者だな
洗礼怖え・・・
キルアは200階まで行って戦ってたら9歳で洗礼受けてたかも知れんのか、とんでもない子育てだな
>>598 世界人口が地球と同じ約60億だとしたら
世界中の念使い人口1000人くらいまでは許してやろうよ
それ以上になるとさすがにアレだけど
>>600 だから「200階まで行って帰ってこい」=それ以上は行くなっていう指示だったんだろう
ヒソカは果実が実るまで待つつもりらしいけど
自分で育てる気はないんだな
なんならヒソカが念を教えてやればよかったのに
>>603 自分が一から十まで作ったゲームを、楽しんでプレイできると思うかい?
そりゃ師弟関係までいったら戦い方のくせとかも似ちゃうし相手の手の内が読めてつまんないけどさ
念くらい教えてくれてもいいじゃん
あれか
害虫駆除はするけど農薬や肥料はやらない自然栽培派か
ナチュラリストだな
>>599 ちょっと(いや、かなり)危険な人である事を別にすれば
普通にいい先輩キャラだよなw 強いし頼れるしやばい時は守ってくれるし
こりゃあ本格的にズシ涙目展開だな
>>605 教えるのはうまくないんでない
ウイングさんのあの方法をヒソカがやったら、勢い余って壊しちゃいそう
ゴンらもヒソカに教わるのはなんか怖いだろ
そうだな。教えてもらってる途中にあの4次試験みたいな顔になったら俺は泣く。
先輩wこれほどヒソカに似合わない言葉もないなw
念は聖光気をもっと一般化して進化させたような感じか
>「目に見えるでしょう?目の精孔も開かれてますからね」
「ジョジョ」でポルナレフが言ってた“感覚の目”で見るみたいなことか。
物理的な肉眼ではなく気とかオーラとかスタンドとかが見える超常的視覚というか。
洗礼=弓と矢ですね、わかります。
>>611 つーか、もろドラゴンb……いや、なんでもない
HUNTER×HUNTER 単行本第5巻発売(1999年5月5日 第一刷発行)
週刊少年ジャンプ H.11年6号〜8号、12、13、15〜18号合併号掲載分収録
No.5 ジン=フリークス
3巻の写真オレなんです。(とったのが元恋人の現奥さんなのだが)
ゴンは父のようなハンターになるのを夢見て、超難関と言われるハンター試験に挑戦中。ついに迎えた最終試験、不合格者はたった一人という
1対1の勝ち抜けトーナメントだ。反則なし、相手に「まいった」と言わせれば勝ちだが、死にいたらしめると即失格となる。
ゴンは圧倒的不利にありながら、退かない意志の強さをみせ、対戦相手のハンゾ―が自ら負けを宣言。不本意ながらも合格となる。
そして試合は進み、クラピカ、ヒソカと勝ち抜けていく中、キルアの前には、ギタラクルとして試験を受けていた兄の姿があった…!!
No.036 光と闇A
No.037 光と闇B
No.038 ジン=フリークス
No.039 侵入者
No.040 ゾルディック家@
No.041 ゾルディック家A
No.042 ゾルディック家B
No.043 ゾルディック家C
No.044 天空闘技場
26P…着せかえゴンくん(上半身裸のゴンのイラスト)
46P…ゴンに着せる服(?)ゴーグル、女物の下着、股に白鳥の首が付いたスカート、狸の着ぐるみ
66P…ゴンが普段着ている服と、うさぎ柄の下着、巨大魚のかぶり物
86P…女のカツラ、セーラー服、ルーズソックス、靴など
106P…99Pのミケ
126P…110Pのカナリア
146P…135Pのシルバ
166P…武内直子さんと結婚しました。@プロポーズする A結婚の準備する B結婚式・披露宴 Cハネムーン Dならんでお仕事
たくさんの祝福のお手紙ありがとうございました!!(もっとちょーだいね)
でも4時間はいくら天才とか言われてもお手軽すぎるだろ!
それの無理矢理起こしたらその後の修行の成長に差し支えがでるとかにしてもらわんと
ズシが救われん。
三人組の欠損部分は無理矢理起こした代償だろうし本来は副作用ありまくりな方法なんだろ。
たぶんセンスなければぶっ倒れて昏睡状態になるんじゃねえ。
だからウィングの腕がいいんだよ。
肝心のヨークシン編になってから、
無理やり起こした反動で苦しむって展開はありそうだ。
飛影が黒龍波を出したときに右腕を犠牲にしたみたいにさ。
あーでも、幽白の逆を書いてるような気がしないでもないから
案外、苦もなくとんとん拍子でレベルアップするかもしれん。
>「残念です 不本意な方法しかとれないこの状況がね」
>「よくわかんないな ムリヤリであれより早く目覚める方がいいに決まってるじゃん」
>「これは外法とよばれる裏ワザですよ 正しい順序をふんでいない 未熟な者 悪意がある者が行えば死ぬことだってある!」
>「だけどウイングさんは未熟でもないし悪意もない でしょ?」
>「君達ならこの方法で確実に目覚めるでしょう それだけの素質がある!」
結局ウイングは何を躊躇してたんだかサッパリだ
この先、無理に起こした副作用が描かれれば納得できるけど
無理矢理起こした弊害をヒソカにいじられるんじゃないか
「だからまだ早いと言ったのに」とかそんな感じで
>>619 「こいつら才能ありそうだから外法でやってやるけどよー
オレたちゃ数年苦労して身につけてんだよなー
ちょっとはびびらせたりもったいぶったりさせろよ チッ」
ウイング心の声
ウィングが躊躇したのは悪く言えば
>>621見たいな事で武道家と指導者的な意味からじゃない。
心身を鍛えるのが武道と考えてて、外法で一瞬ですごい技術手に入れたら心が歪むと考えたんじゃない。
どうせ200階に行きそうなのは見えていたし、
はじめの段階から普通に教えていれば良かったのではないだろうか
>>624 俺も、どうせ教えるつもりだったんなら燃とかいって煙に巻くなよ
って思ってたけど
>>621で納得w
ヒソカの念の壁を突破したゴンとキルアは、体の一部を失った三人の選手と対面していた。
車椅子の男が左手の無い男に囁いた。「……彼ら使えるみたいだね…」「そうだね」
時刻は10時37分を指していた。「行こう」「ああ」ゴンとキルアは受付に直行した。
No.039 戦闘開始!!
「200階クラスへようこそ こちらに登録の署名をお願いいたします 早速参戦の申し込みもなさいますか?」「え?」
「このクラスは申告戦闘制といいまして90日の戦闘準備期間を用意してございます その間であれば戦いたい日に戦っていただけるシステムなのです
もちろん毎日戦ってもらっても結構ですし期間内ギリギリまで戦わなくても問題はありません
一度戦闘を行えばまた90日の準備期間が与えられます ただし期間内に戦闘が行われませんと即失格となり
登録が抹消されてしまいますので御注意下さい 」
「一度戦えばってことは…… このクラスは何回も戦うの?」ゴンが質問する。
「このクラスをクリアするには10勝が必要となります しかし10勝する前に4敗してしまいますとこれまた失格となります
晴れて10勝いたしますと フロアマスターに挑戦することができます!!」
――フロアマスターとは21名の最高位闘士のこと!!200階から250階までの各フロアをそれぞれたった一人の闘士が占有しています!
もうおわかりですね?フロアマスターに挑戦して勝てばその瞬間からその階の支配者(マスター)となれるのです!!
「そんだけ?」「もちろん違いますとも!」受付の女がムキになって主張する。
「フロアマスターになればなんと!!2年に1度最上階で開かれる格闘家の祭典!!バトルオリンピアに出場する権利が得られるのです!!」
ところがゴンとキルアは喰いついてこなかった。(うっ 無反応!?)
「そんなことよりさ 最上階には他に何かないの?」「そんなこと!?」女が目をつり上げる。
「その大会で優勝すれば最上階が優勝者の家になるのよ!?
世界で最も高い私邸とよばれとっても名誉なことなの!!(高さ約1000mのペントハウスよ!!)
それに副賞として毎回超希少なお宝がいくつも贈呈されるわ!!」
しかしキルアの実家の所在地は標高約3700m。動じるはずもなかった。「どーする?オレ最上階の秘密わかったからもーいーや」
(ぐっ)女は詰まる。「オレもヒソカと戦えればそれでいい」女はついにブチ切れた。「まあ!?あんた達一体何しに来たの!?」
「じゃお前はここで一勝しなきゃな ……でも すぐは参加しないだろ?」「ううん やる!今までの相手とどれだけ違うのかわからないしね」
「じゃこちらの申し込み用紙にもお書き下さい!」女の声には怒りの色が滲み出ていた。
ゴンが言われたとおり申し込み用紙に記入していると、先程の三人組が後ろからじっとこちらを見つめていた。
「……何か用?」「いいや オレ達も申し込みをしたいから並んでるだけさ」
キルアはそんな三人を横目で観察していた。「ゴン こいつらお前と同じ日に戦いたいらしいぜ」「……」
ゴンは用紙の「いつでもオーケー」の項目にチェックを入れて提出した。「オレ いつでもOKです!」「だってさ」「元気がいいボウヤだな」
「それではゴン様は2207号室 キルア様は2223号室でお休み下さい 戦闘日は決定次第お知らせいたします」
ゴンとキルアはルームキーを受けとると、その場を後にした。
「あいつらが洗礼を受けた連中なんだろな 何も知らずに200階(ここ)にきてたらオレ達もああなってたってことか」
二人は2207室に足を踏み入れた。「うわ―― 広いね――」
「おい ゴン!」見れば、部屋の中のモニターに大きく文字が表示されている。
≪戦闘日決定!!225階闘技場にて 3月11日午後3:00スタート!!≫
「はやっ 11日っつったら明日じゃねーか」キルアがはっとして振り向く。横で、ゴンが纏を行っていた。
「たぶん明日は勝てない でもいいんだ はやく実感してみたいんだこの力で 一体どんなことができるのか」
「………」キルアは暖かく見守っていた。
「さあ 今日は大注目の一戦です!!破竹の勢いで勝ち上がってまいりましたゴン選手が早くも登場!!
対するギド選手はここまで5戦して4勝1敗とまずまずの戦績を残しています!!」
しかし、実はゴンとキルアはウイングに言いつけられていたことがあった。
「いいですか ゴン君キルア君 纏はあくまで防御が主体で攻撃力が上がるわけではないし 防御力が上がるといっても殴られれば痛いしケガもします
相手がはるかに強い念の使い手ならば 君達の纏を軽々と突き破って致命傷を与えることも可能です
ですから戦うのは2か月我慢して下さい!その間にできる限りのことは教えましょう」
ゴンは敵を前にしてゾクゾクと武者震いした。――ごめんウイングさん どうしても今戦ってみたいんだ
その頃、ウイングはズシとモニターで観戦していた。「ゴンさんファイトっす――!!」
ウイングは呆れて頭を掻いた。(やれやれ 困ったコだな〜〜〜)
「始め!!」合図と同時にゴンは纏を行った。「!」対するギドは独楽を上に放り投げる。
「ボウズ…… 初戦がオレでよかったな オレは非力だから死ぬことはなかろう」「!?」
「出ました!!ギド選手の舞闘独楽!!10コの独楽を自在に操り敵を攻撃するという彼独特のスタイルです」
「行くぞ 戦闘円舞曲(戦いのワルツ)!!」ギドが10コの独楽を一斉に放つと、独楽が複雑な動きでゴンを襲ってきた。「!?」
その内の一つが背中を直撃し、ゴンは呻く。(ぐっ…)――ぶつかり合ったコマが飛んできて攻撃してくるなんて!!
「クリーンヒットォ!!」「念を込められた独楽は何時間でも回り続けお前を襲う!複雑に舞い飛ぶ独楽の動きはもはやオレでも予測不能!!」
ゴンは戦慄する。(非力!?とんでもない あんな小さいコマなのにハンマーでぶん殴られたような衝撃だぞ!!)
非力といっても、200回まではステゴロで上がってこれるくらいの猛者なんだよな
下半身を完全に失っている時点で格闘者としては終わっているし、念で独楽をどうこうしている時点で関係なくなっているけど
オーラを見ることが出来ない一般観客にはこの戦闘スタイルはどう映っているのだろう
機械仕掛けの独楽くらいに思っているのかしら
ゴン……
見を案じて念教えてくれたウイングさんの約束破るなよ
ゴンはウイングを全く信じてないなw
ゴン悪い意味で一直線になってるな。
キルアもゴンを止めればいいのに
フロアマスターに興味ないのは分かるが、建物の高さと実家の標高を比べるのはどうだろう
そりゃ俺の平屋の実家だって標高なら東京タワーより高いさ
635 :
マロン名無しさん:2009/07/24(金) 23:49:03 ID:jklam+10
キルアとゴンの受付嬢に対する態度w
素直と言えば素直だけど
ゴンキルアクラピカリオレオみんな年長者を敬う気持ちがあんまり感じられないから
ズシに仲間に入ってもらって手本を見せてほしいw
なんでフロアマスターに興味示さなかったんだろ
ゴンもキルアもてっきりバトルマニアなのかと思ってた
幽白的に考えて
予想
最上階のフロアマスターはヒソカ
ウイングさんも既にフロアマスターだったりするんだろうか
おいおい念ってあんな事できるのかよ
本人と物を強化するだけじゃないんだな
ああいうことするにも修行が必要だろうし
そうなると纏だけでDBみたいなオーラのぶつけ合いすら出来ないゴンって
結局素っ裸で立ってるのとそう変わらないんじゃねーのか?
>戦闘円舞曲(戦いのワルツ)
適w当wすwぎwるwwww
これ捻りが無さ過ぎてすでにどっかの漫画で使われてそうなんだが
ギドがほとんど妖怪な件
>>638 何年もかけてついに最上階に上り詰めたズシ
最上階のリングで彼を待ち受けていたのはなんとウイングその人だった…
みたいな展開だったら燃える
>複雑に舞い飛ぶ独楽の動きはもはやオレでも予測不能!!
>オレでも予測不能!!
>オレでも
これってやばくね?
>副賞として毎回超希少なお宝がいくつも贈呈されるわ!!
ヒソカの出番がフライングしたものだから幻影旅団も天空闘技場に攻めてきたりしてw
>>643 来週は独楽が言うことを聞かなくなってギドを襲う展開だろうな
>>636 ゴン
ヒソカ>>>>>>>>>>>フロアマスター
キルア
ファイトマネー>>>>>>>フロアマスター
この試合が終わった後のウイングの行動が気になる
>複雑に舞い飛ぶ独楽の動きはもはやオレでも予測不能!!
つまり独楽をまわした後は敵がそれに当たるまでボーッとしてる、と
観客が怒らないか?
>「“レン”と 最上階か……」「ゴン… オレちょっと予定を変えるぜ 最上階を目指す!」
>「うん!」しかしゴンは内心最初からそのつもりだった。
>「どーする?オレ最上階の秘密わかったからもーいーや」
>「オレもヒソカと戦えればそれでいい」
をい
あれだけ少年漫画っぽく盛り上げといて
200階から仕組みが変わりすぎてよく分からん
10勝するとフロアマスターなんだな?
で、上の階に行くにはどうするの?
フロアマスターのまま201階に行くのか?
そしたら201階レベルの奴は全員200階のフロアマスターってことになる???
それともフロアマスターを棄権して201階に上がるのか?
そうすると実質200階のフロアマスターより実力上なのにバトルオリンピアに出場できないって変じゃね?
3ヶ月の準備期間とは長いな。
ヒソカのハンター試験参加のためか
本シリーズ終了後、ゴンがまたここに戻ってくる時のためか
最上階の家住めるようになっても、負けたら追い出されるわけだよな
そんな安定しない住居は嫌だな
まあこのクラスになれば、バトルの報酬はなくても
道楽家に気に入られればパトロンになってもらえたりするだろうし
家がなくなれば別荘に住めばいいじゃないとかそういうレベルだろう
というかむしろ天空闘技場が別荘だろ
もう十分富も名声も得てるんだしそんな所に住むより
自分の好きな場所に好きなデザインの豪邸建てるわ。
フロア手に入れたら、賃貸にしちゃうのも良いな。ステータスになるから見えっ張りな金持ちは借りるだろ
約束を守れないような人間になるなってミトさんに教わったのにすっかりグレちまったなゴン(´・ω・`)
オッスオラゴン!ワクワクすっぞ
>>636 「ハンター」では大体のキャラにとって戦闘は目的を果たすための
手段に過ぎないって感じだな。
戦闘自体が目的っぽいのはヒソカくらいか。
>>658 ゴンはウイングとの約束を破りミトさんとの約束も破ってたわけか‥
各階にフロアマスターと呼ばれる闘士が・・・
なにその聖闘士星矢の黄金12宮みたいな少年漫画っぽい設定w
それにしてもフロアマスターと階を上がるシステムが意味不明
>>636>>660 「何かのため誰かのために戦っているうちに、戦うこと事態が目的になる」って仙水が自虐的に
言ってたから、主人公たちがそうなるのはは避けているのかもしれん
戦闘はともかく
ゴンは既にスリル中毒だけどな
目的のためにスリルの伴うことをするんじゃなくて、スリルを味わうこと自体が目的になってる感じ
まあ、ハンターってのがそもそもそういう人種っぽいけど
>>663 樹の「お前らはまた別の敵を見つけ戦い続けるがいい」という台詞と合わせて
戦い自体が目的になってるバトル物漫画に対する痛烈な皮肉だったな。
No.050 ゼツ
「またしても背後から独楽が直撃ィ―――!!四方八方から攻めてくる舞闘独楽にゴン選手初めての大ピーンチ!!」
成す術もなく立ち尽くすゴンの顔面に独楽が直撃した。「ッ!!」ゴンはそのまま仰向けに吹っ飛ばされた。
「クリーン&ダウン!!P2(ポイントツ―)!!ギド選手早くも4P獲得!ゴン選手やばいやばい―――!!」
審判が確認する。「やれるか?」「もちろん!!」――数が多くて動きを見切れない!くそ―― どうする!?
「あっ ああっ」下の階ではズシがモニターに食いつき、手に汗握って観戦していた。
「師範代!!あれも念を使っているんですか!?」「ええ あれは発の一種」
「物質にオーラを送り込んでいるのです 念のパワーを使うとその物質が本来持つ働きや動きをより強力にできるのです
送り込まれたオーラは物質にとってみればガソリンや電池のようにパワーの源となるもの!
小さなものなら少しのオーラで!大きいものを動かすためには大量のオーラを必要とします」
「あの小さなコマならある程度の念の使い手であれば数時間位回し続けるのは比較的簡単です
しかしあのギドはそれに加えて別の強力な念をコマに送り込んだはず なぜならただオーラを加えてコマを回すだけでは
あれだけの攻撃力をコマに持たせることはできないからです そしてそれができるのは彼がコマに対して強い思い入れを持っているから
波調のあう者に対して物はより強い働きで応えてくれるものなのです」
ゴンはコマを避けようと懸命に考えている。(目で全部を追おうとしてもダメだ!!気配で感じとらなきゃ)
――コマには念がこめられている!!その気配を… 動きを感じとるんだ!!
ゴンは目を閉じて神経を集中させた。(……わかる!!)
ところが。「!!」――やばいっ 纏が消えかかってる!!
そのとき背後から独楽がゴンを襲った。「ぐっ」
「ゴン選手なす術な――――し!!これでPは6−0!!さあ後がなくなってきたぞ―――!!
たまらず場外へエスケープ――――!!―――――ってかはじき出された――――!!」
――だめだ!!気配を読むのに集中すると 自分の纏がおろそかになって解けてしまう」
「!」ゴンはある現象に気づいた。はぐれた独楽の一つが壁に向かって何度も突進している。
(はじかれてコマが外に… でもオレを襲ってくるわけじゃない)
「どうして?試合続行するかね!?」「ちょっと黙ってて 今考えてるから!!」「な… カウント10以内に戻らなければ負けとするよ!!」
審判はカチンときてカウントを始めた。
(そういえばコマの念にはそれほどイヤな感じがしない 他のコマは!?)「3!!」(てんでバラバラに動いてる ところどころでぶつかりあって…)
「4!!」(もしかしてコマは… オレだけを狙って襲ってくるわけじゃないのかな)
「おじさんはなんで場外にいるの?」「リングにいたら私まで攻撃されるからだ!5!!」
ゴンはその発言で確信した。「やっぱり!これはコマ相撲と同じなんだ!」「7」
ウイングが解説する。
「複雑な機械でも生き物でもないただのコマに高度な命令を与えるのは不可能です おそらくギドが念じたのは “邪魔者をはじきとばせ”
もちろんコマが邪魔者を認識できるわけではなく ただぐるぐると土俵を回り続け偶然ぶつかったものを“はじきとばす”だけ」
「9!!」――オレだけ目がけてくるわけじゃないなら コマ自体をそんなにこわがることはない!!
「ほっといて本人を攻撃だ!!」ゴンは自慢のバネでギドの元に一直線に向かっていった。「とうっ」そのまま蹴りをかまそうとするゴンだったが…。
「フン… わかったところでオレへの攻撃は 無駄だね!」「!?」なんとギド自身がその場で高速回転を始めたのだ。「な!!?」
「出たァ――― ギド選手の攻防一体必殺奥義!!竜巻独楽ァ――――!!ゴン選手に強ォォ烈なカウンタ――――!!」「うわぁ――――!!」
ゴンはそのまま観客席前の壁まで吹っ飛ばされた。「3Pォ!!」「審判はクリティカルとダウンを宣言!!」
「ぐ…」「これでとうとう合計9P!!これでホントのホントのガケっぷち―――!!」
ギドは回転を止めずに呟いた。「フフフ… オレは200階クラスにあがり…洗礼をうけてこの体になってから負けたことがない」
「自ら独楽と化し身を守りながら攻撃は舞闘独楽にまかせる 地味だが確実にPを稼げる戦い方ってやつさ」
キルアが観客席から叫んだ。「ゴン!!攻撃しないでほっとけ!!そのうちそいつ目を回すぞ!!」
すると、横にいた見知らぬ男が口を挟んだ。「ケッ…素人考えだなボウズ 訓練次第でそんな問題は解決できるのさ」
「一流のアイススケーターはぐっ…」「誰だよテメ―は」キルアのアッパーが炸裂して男は彼方に消えていった…。
――どうしたらいい…!?他に今のオレに何ができる!?
ウイングがモニターを見ながら冷静に解説する。
「倒す方法はいくつかあります 理論上はね ギドが疲れ果て纏を解くまで攻撃を続けるとか 彼の防御力以上の発でぶっ飛ばすとか
しかし前提としてどの方法にせよ大量のオーラを生み出さなければならない しかしゴン君は練を覚えていない
オーラを瞬時に生み出す術ももちろん知らない どれだけ早く大量のオーラを生み出し それを効果的に相手にぶつけるか
ゴン君にはどちらもない それを体得するには果てない修行とより多くの実戦を積むしかない ギドと戦うのは5年早い 彼もそれを痛感してるはず」
ゴンはゾクッと体を震わせつつも、夢中になって考えた。――どうすれば もっと戦っていられる!!
――あと1Pとられたら終わり!!でもまだ戦っていたい!!
「!?」(今のオレにできること それは…)
「ゴン!?」「な……」キルアとウイングは唖然とする。
――纏を解いた!?
ウイングが焦って食い入るように画面を見つめる。――なんてムチャなことを!!ただ解いただけじゃない!!あれは…絶!!
(自らの気配を完全に絶つ技!もちろん精孔も閉じられてオーラは消える!!普段微弱に流れているオーラさえ消すわけだから念に対する防御力は0!!)
――絶は教えていない!!私に会う前から独学で!?だとしたら絶と知ってて覚えたんじゃない
――おそらく生活の中で獣が獲物をつかまえるために自然に覚えるように そういう暮らしをしてきたのか あのコは…
――すごい資質を持っているわけだ ――だが… なぜ今…!?
――この状態で!!
キルアが目を血走らせる。「バッカ野郎 ウイングが言ってただろ!!念の攻撃を無防備で受けちまったら生身の体はひとたまりもないんだぞ!!」
(わかってる でも複雑なコマの動きを気配だけを頼りに感じとるためには 全神経を集中させなきゃ
今のオレには纏に気をとられてる余裕はないんだ!!)
ウイングは気づいてしまった。(まさか…始めから勝つ気はない!?あのコは命がけで)
――命がけで 修行をしているのか!!
「ははは 命がいらぬか小僧!!ならば望み通り死ぬんだな!!」
そのとき、ゴンの頭部目掛けて襲ってきた独楽を、目を瞑ったままのゴンは静かに回避してしまった。
「何!?」「なんと―――!!この試合始めてゴン選手が攻撃回避!!さあこれが反撃開始の序章となるか―――!!」
(感じる!!動きがわかる 今のオレにできること 全力で敵の攻撃をさけること)
――これでまた 戦える!!
会場の隅に立って観戦していたヒソカは、そんなゴンを見てますます欲情するのだった。
馬鹿な…一瞬で3年もポポの修行を受けた悟空に追いついただと?
ギドさん対戦相手から命懸けの修行相手になってしまいました。
前も言った気がするけど
ギドのこんな戦い方で観客は納得するのか?
独楽まわして自分も回ってあとは放置だぞ
>>672 一瞬ではないだろ
ヒソカのプレートもそれでゲットしたんだし
676 :
マロン名無しさん:2009/07/25(土) 23:58:00 ID:EWNZ8EKM
ウイングの気づかいを無駄にするなよ
677 :
マロン名無しさん:2009/07/25(土) 23:58:58 ID:qqRfDSyV
アニメ化しないかな〜
>リングにいたら私まで攻撃されるからだ!5!!
喋りながらカウント乙www
確か幽白にもあったな
波調のあう者に対して物はより強い働きで応えてくれるって説明でなぜか納得した
他の多くの格闘漫画にも当てはまる気がする
>>674 ハンター試験編のトンパみたいに、有望な若者が潰れる様や
生を断ち切られる刹那の表情を間近で見たいという歪んだ奴らが
観客席に多くいるのかもしれない
そいつら的にはゴンが痛めつけられれば満足なんじゃね?
で、どう攻撃するの?
ゴンが致命傷を負わないようにとわざわざストーキングして
何時間も座りこんで通せんぼしてあげてたヒソカ涙目
……と思いきや、むしろ喜んでるみたいだな
「右腕とう骨尺骨完全骨折 上腕骨亀裂 ろっ骨3か所完全骨折 亀裂骨折が12か所」
右腕を肩から吊るしてベッドの中にいるゴンにキルアが呆れて告げた。「全治4か月だとさ このドアホ」「……ゴメン」ゴンがぺろりと舌を出す。
「オレにあやまってもしかたねーだろ 一体どーなってんだこの中はよ!?あ!?」キルアに額を何度も突かれ、ゴンは詰まる。「う あう」
「念を知らずに洗礼を受けた連中の姿はイヤって程見ただろが!一歩間違えばお前もああなってたんだ!この程度で済んだこと自体幸運なんだぞ」
「ったく何のためメガネニイさんが教えてくれたと思ってんだか」
「う〜〜でもさ 大丈夫かなって思ったんだよね 何回か攻撃を受けてみて…まあ急所さえ外せば死ぬことは…」
すると、誰かがドアをノックする音が聞こえてきた。「はいよ――――」負傷した右腕の上にキルアが足を組み、ゴンは呻く。「おぉ〜〜〜〜〜」
(誰だろ?)訪問者の顔を見て、キルアは目を見開いた。
No.051 点
「ウイングさん」ウイングは後ろで手を組んだまま、黙ってつかつかとベッドまで歩み寄る。「あ……その ごめんなさ」
パン!
ウイングに頬を平手打ちされて、ゴンは言葉を失った。
「私にあやまってもしかたないでしょう!!一体何を考えてんですか!!何も知らずに洗礼を受けた人達を見たでしょう!!
君自身ああなっていても全くおかしくなかったんですよ!!」キルアが頭の後ろで腕を組みながら口を出した。「あ それ オレが言っといた」
ウイングは一つため息をつくと、ポン、とゴンの肩に手を乗せた。「全く…… この程度で済んで良かった 本当にもう……」
「ウイングさん… ホントにごめんなさい」「い――え 許 し ま せ ん」ウイングの顔が怒りのせいで、心なしか膨張して見える。
「キルア君 ゴン君の完治はいつ位になるか知ってますか?」「医者は2か月って言ってたけど」「わかりました」
ウソを付いたキルアはしてあったりと猫面に変化した。
「今日から2か月間一切の試合を禁じます!!念の修行および念について調べることも許しません!
今度これが守れないようであれば君に教えることはもう何もありません どうですか?」「わかった!ちゃんと守るよ 約束する」(キルア サンキュ)
ウイングはゴンの左手を取ると、小指に紐を巻きつけた。「誓いの糸です これを見て常に約束を忘れぬように」「うん」
ウイングが手招きをした。「キルア君ちょっと……」「ん?」
ロビーに出てから、ウイングがキルアに切り出した。「キルア君 君達の本当の目的は何なのですか?」
「いや目的って言われてもな―― 最初とかなり主旨変わってきてるし ズシとあんたにあわなきゃオレはこづかい稼ぎだけのつもりだったし
ゴンはヒソカって奴と戦うために武者修行に来てるんだ それだけだよ 200階クラスの連中のほとんどは最上階が目的らしいけど
バトルオリンピアだっけ?オレはあんま興味ないね ああ… ゴンは…うん わかんないけど」「……」
「あいつ口ではヒソカと戦えばそれでいいって言ってるけど 昨日の試合のやり方…あれは スリルを楽しんでるみたいだったからな」
キルアは昨日のゴンVSギド戦を回想した。
「こ… この攻防は一体いつまで続くのでしょうか?リングの上で弾け合う独楽の数はすでに50近くにはなっているはず!!
ゴン選手その複雑無限の独楽嵐をことごとくよけていますよけています!!その時間はもう60分をこえました!!
独楽を出し尽くしたギド選手も観客と共にただ見入るだけ!!」その時、キルアが声を上げた。「ばっ そっちはダメだ!!」「!!」
――逃げ場がない…!!
「くっ」飛んできた独楽を右手で受けて、ゴンはノックアウトされてしまったのだった。
「命さえ落としかねなかったあの状況を 楽しんでいた…と?」
「オレもよゆとこないわけじゃないからわかるんだけどさ オレなら時と相手を選ぶけど あいつは夢中になったら見境いなさそだしな
あ でも同じ約束を二度破るような奴じゃないから大丈夫!」――もしかしたら私は…
沈黙してしまったウイングを見て、キルアは何かを感じ取った様子。
「もう 遅いよ もう知っちゃったんだから オレも ゴンも 教えたこと後悔してやめるんなら 他の誰かに教わるか自分で覚えるかするだけ
責任感じることないよ オレの兄貴もヒソカも念の使い手だったんだから 遅かれ早かれオレもゴンも念にたどり着くことになってた」
「途中で降りる気はありませんよ むしろ伝えたいことが山ほどあります ズシが宿で待ってます 君も一緒に修行するといいでしょう」「……」
「いや いいや」「え?」「ぬけがけみたいでやだからさ ゴンが約束守れたら一緒に始めるよ」
去っていくキルアの背中に、ウイングが言葉を投げかけた。
「キルア君 ゴン君に燃える方の“燃”の修行なら認めると言ってください!“点”を毎日行うように!と」
キルアは了解したとばかりに左手を上げた。
「おいゴン」部屋に戻り、ゴンの姿を見てキルアは安心した。言われずとも、ゴンは目を閉じ心を一つに集中して目標を見定めていた。
キルアもゴンの横に座ると、目を閉じた。
“ジンがゴンを捨てたんじゃないの”“彼はオレの知る限り最高のハンターだ”“最終試験は「彼を探し当てる」こと”
“これがど…狩りより難しい”キツネグマの姿、カイトの顔ヒソカの顔、そして写真でしか知らないジンの顔が脳裏に蘇った。“ゴン”
――どういうことだ!?
斡旋所から追い返されたクラピカはわけもわからないまま歩いていた。
「自力でこの斡旋所を見つけたくらいだから頭が切れることは認めるよ だけど大事なお客にあんたを紹介するわけにはいかないね
経験不足とか言うつもりはないわ ヒヨッコでもいいっていう客はいるし あんたヒヨッコ以前なんだよねー」
「どういう意味だ!?ちゃんとハンター証は持ってると言ってるだろう!」「でもあんたの試験はまだ終わっちゃいない 見ればわかる」「!!?」
「何だと?」「……何が見える?」「? 何が?」「あたしの横にさ 何も見えないでしょ?」
女の顔の横には、ドクロのような模様を描くオーラがあったのだが、念を知らないクラピカに見えるはずもなかった。
「見えるようになったらもっぺんおいでよ それがここの最低条件…」
ズシの修行を見守りながら、ウイングは心ここにあらずといった様子だった。
――師範 もしかしたら私は とんでもない怪物を起こしてしまったかもしれません
(師範代……?)異変を察知してズシが振り向く。ウイングはオーラを放出させながら汗を滲ませていた。
>「でもあんたの試験はまだ終わっちゃいない 見ればわかる」
ああ、サトツさんがハンター試験はまだ終わってないって言ってたのって
念の習得のことか
じゃあハンターは全員念使いかよ
全員が“天才”“支配者”“超能力者”“仙人”“超人”かー
でも無限四刀流の人は、念修得してたようには見えないな
>ドクロのような模様を描くオーラが
さんざん本編で念について触れたのに
普通に幽霊かと思ってしまった
>>687 ヒソカに殺された名無しの四刀流の人とかもそうなんだよな
当然ながら「天才」や「超人」にも格の違いや才能の差はある、と
あ・・・そっか念の事か
>>688 あの剣に「投げたら戻ってこい」という命令をしていたとか
ブタの丸焼きの人は胃袋に「すぐ消化しろ」とやっていたんだよ
無限の人は尻からオーラが吹き出す念とかを習得してたんだろう
受付のおねーさんでさえ念使いって・・・
ウイングは「現在この能力を一部でも使いこなせる者はごくわずか」って言ってたけど
意外と一般的な能力なんじゃねーか
>>688 幽遊白書で例えると、これくらいの差があったんだろう。
無限四刀流(笑)の人:乱童戦の幽助
ヒソカ:暗黒武術会決勝の幽助
ハンターのライセンス所持者が一般的とか
合格者と受験者の比率を考えれば、全然稀少だと思う
受付のおねーさんは絶対堅気じゃない
>>696 いや、ライセンス所持者が一般的なんじゃなくてさ
少なくとも今分かってるだけで
ハンター全員+天空闘技場200階以上の闘士全員+イルミとか裏社会で凄腕の人+さらに斡旋所のねーさん
が念使いだぜ?
しかも斡旋所のねーさんの口ぶりじゃ裏社会では念使えないと話ならんくらいの常識っぽいじゃん
たぶんこれからも続々出てくるんじゃね?
ものすごい秘技っぽい登場の仕方のわりに実際は一般的だと思わないか?
>スリルを楽しんでるみたいだった
ゴン、バトルジャンキー覚醒フラグか。
>>699 バトルっていうかスリルだからなあ
戦闘じゃなくても冒険とか探検とかでもワクワクするんだろ
そして既に4次試験の時にヒソカからプレート奪うのにもゾクゾクしていたことから
ゴンはとっくの昔に(おそらく連載前から、へたすりゃ生まれつき)
スリルジャンキーとして覚醒してしまっていることがうかがえる
ておくれ
パチンコとか賭け事に走らないといいな
702 :
マロン名無しさん:2009/07/27(月) 00:32:34 ID:V78l7gQs
いや、冨樫ならやりかねん
平手打ち一発で許した(?)ウイングさんはいい人
ぬけがけせずゴンが完治するまで修行中断したキルアもいい人
トイレ君事件のとき、幽助はやってたな
あれ、中学生じゃ……
一時間も棒立ちしてたギドさんに拍手w
>>705 幽助は1話の時点で飲酒・賭博・煙草の常習犯って設定だったから
仕方ないが、不良でもなんでもない真っ当な少年のゴンがやっちゃダメだろ
クラピカキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
レオリオコネ━━━━(゚听)━━━━!!
レオリオは医大の入学試験で念を見せることができず落ちました
>不良でもなんでもない真っ当な少年のゴン
ゴ、ゴンって真っ当な少年かなぁ…?
なんか今までの行動を振り返ってみると
クラピカどうすんだろ
いずれ念の存在を知ったとしても、都合よくちゃんと教えてくれる師匠を見つけるのが大変そう
ゴン達は偶々いい師匠にいきなり出会えたけど、すごいラッキーだったよな
なんかキルアって意外と普通の感覚の持ち主だよな
ゴンは普通に見えて実はイカレてるタイプだな
>>711 念の習得はハンターとしての最低条件だから
教えてくれる人を探すのがハンターとしての初仕事なんだろうね
ゴルア達に相談を持ちかければ一瞬で解決する問題だけど
そんなことをしなくても一週間足らずで相当難しいとされる斡旋所を見つけたくらいだから余裕だよ
>>713 ゴwルwアwwwww
すんごく2ちゃんっぽくていいなw
>>712 ゾルディック家出てから殺人鬼っぽさを全く感じさせなくなったよな
やはり友情パワーは伊達じゃない
正直、「燃」をここで上手く使ってくるとは思わなかった
ハンターとして仕事始めたらまず念を覚えてないと相手されないのか。
ハンター試験(裏)は念の存在を突き止めそんで師匠探しが試験内容かな。
クラピカみたく門前払いされ続ければ念の存在にはたどり着けるか。
クラピカは服装がころころ変わるな
リアルでも独立起業には最初の壁が存在するけど
起業家はその前に組織の中で経験を積む事が多い
そういう意味では、究極の個人起業であるハンターが
最も基礎的な実力と人脈を得て、かつ他人に証明する為の
手形みたいなものでもあるんだろうな、念は
多分この先集団念道場みたいなのも出てくるかもなw
扉絵の欲情モードなヒソカに夜道で出遭ったら確実にチビる自信がある
723 :
マロン名無しさん:2009/07/27(月) 17:11:45 ID:xdBZMXNu
ヒソカがお見舞に来てくれたのかとおもったのに。。
No.052 カストロ
キルアが部屋に入ってきた時、なんとゴンは床で元気に逆立ちをしていた。「あ キルア 今そっち行こうかと思ってたとこなんだ」
「おま… ケガはもういいのか?」「うん ほら」ゴンはその場で軽く運動してみせた。「もうバッチリ 完全に治ったみたいだよ」
(こ こいつ)ぽかんと見とれるキルア。(全治4か月のケガをたった1か月で完治させやがった!!)
「ったくどーゆー体してんだよ お前変 ぜったいヘンだ」「キルアに言われたくないね」
「――ん?何か用があったんじゃないの?」「おう これこれ」キルアが2枚のチケットを取り出して見せた。「これなんだ?」「チケット?」
「ただのじゃないぜ ヒソカが戦うヤツだ」「!」「200階の闘士ってことで優先券がとれたんだ でもせこいよなー 金はしっかりとるんだぜ」
2人はそろって部屋を出て歩きだした。
「ヒソカ戦大人気だぜ すげー行列ができててダフ屋までいたくらいだ」「へ――」
「そいつからいろいろ聞いてきた やっぱあいつタダ者じゃないぜ 11戦して8勝3敗6KO KO数イコール死人の数なんだってよ
3敗はすべて不戦敗 戦闘準備期間がなくなったら登録だけして試合には来ないってことらしいな つまりヒソカは実際に戦えば負けなしってことだ」
「……だね」「その上に」「…うん(まだあんの)」「ダウン1回クリーンヒット3回のみ 実力はもう間違いなくマスタークラスだってよ」
「うわー まいったな――」しかしゴンは戦うのをどことなく心待ちにしているようだった。(……ったく 顔はちっともそう言ってね――よ)
「―で対戦相手はカストロってんだけど 唯一ヒソカからダウンを奪ってる男だ」「!」
「ヒソカが敵に与えた4Pのうち3Pがこのカストロによってだとよ 因縁の対決ってやつだな どうやらお互い申しあわせて戦闘日を指定したらしい
これで多少はヒソカの戦い方が分析できるぜ 本気のヒソカが見れるかもよ」「う――ん でもいいのかな ウイングさんとの約束が」
「ああ!!大丈夫に決まってるだろ ただ試合を見るだけなんだからさ」
「ダ メ で す」ウイングがぬっと顔を出した。
「試合観戦も念を調べる行為に相当します ゴン君君はあと1か月治療のみに専念なさい」「うん わかった」ゴンがどきどきしながら答えた。
「じゃ そーゆーことで」去っていくウイングに、キルアは内心、ストーカーかと突っ込むのだった…。
(言いつけをちゃんと守り 点のみを毎日行っているようだ 通常状態で微弱に流れ出るオーラのイメージがそれを如実に物語っている
彼らのそれは静寂の大河を彷彿とさせる)ウイングはため息をついた。(いかんな―― 私の方が心を乱されているではないか)
「しゃーねーな 試合は録画もしとくとして とにかくオレだけ行って観てくるぜ
何しろ一枚15万もしたんだからな これ一枚でチョコロボ君が1000コ買えるんだぞちくしょ――」(億万長者のくせに)ゴンが呆れる。
一人で部屋に戻ったゴンは、TVの電源を切ると誓いの糸を見ながら点を行った。しかし、好奇心が抑え切れないのか、ゴンの腕はわなわなと震えていた。
「ごらん下さいこの大観衆!!まだ決戦の1時間前だと言うのに会場はすでに超満員です!!
戦績は8勝3敗ですが敗けはいずれも欠場による不戦敗!!休みがちの死神奇術師ヒソカ
戦績は9勝1敗!!ヒソカに敗れて以来9連勝でフロアマスターに王手!!武闘家カストロ “借りは必ず返す”の公言通りリベンジなるか!?
今最もフロアマスターに近い男2人による対決までとうとうあと55分を切りました!!」
(へえ―― どんなゴリラかと思いきや)TVで中継を見ていたキルアは、整ったカストロの顔を意外そうに見ている。
「それでは前回のインタビューの様子を見ていただきましょう」“勝算がないなら戦いませんよ 2年前とは別人だってところをお見せします”
(お――― 結構言うね)自信満々のカストロを見て、キルアは少々興味を持ったようだった。(その自信が本物かどうか たしかめてやるぜ)
廊下で警備をしている男の横を気づかれずにすり抜けると、キルアはカストロの控室を目指した。
部屋のドアは半開きで、奥にカストロが座っているのが見える。(いた……)キルアが音もなく忍びより、ドアノブに手を掛けた瞬間…。
「私に何か用かい?」なんとカストロはキルアの背後に立っていたのだった。――な 何イ―――――――――――――――!?
部屋のカストロの姿は忽然と消えていた。(いない!)
(こいつは確かにあのイスに座っていた!!いつのまに… オレに気づかれないようにすばやくドアを開けてオレの横をすりぬけ背後に!?
絶対にありえない オレがドアから目を離したのはこいつが背後から声をかけた後だ そんなスキはなかった!!どうやって)
「いやぁ サインもらおうと思ってさ」「私の?――それは光栄だな キルア君」「え?」
「同じ200階クラスのライバルくらいチェックしてるよ ゴンって子は一緒じゃないのかい?」
「あら ぜーんぶバレバレなのね」「今日は敵状視察かい?」「いやいや ちょっとあんたを近くで見たかっただけさ」
「――で私の印象はどうだい」「相当やるね」「ありがとう キルア君の絶もなかなか見事だったよ」
「だが気配を消すならこの階に来る前からじゃなきゃ意味がない 君ほどの使い手の気配が急に消えたら私でなくても警戒するよ」
「この階にオレが上がってくる前からチェックしてたのかよ」「まあね」カストロの周到さにキルアは舌を巻いた。
「―――で聞くけど さっきの…一体どうやったの?」「残念ながら教えられないな いずれ君と戦うかもしれないしね」
「安心しなよ オレこれ以上天空闘技場で戦う気ないから」「そうかい?君のオーラはそう言ってないけどな」
「ははは冗談だよ 答えは試合でお見せする ――あ サインだっけ?」「やっぱいいや 色紙もってくんの忘れたし んじゃね」
「……バトルオリンピアで待ってるよ 君なら来れる」今度は完全に閉められたドアを眺め、キルアが嘆息する。(戦わねーっつ――のに)
「さ―― いよいよです!!ヒソカ選手VSカストロ選手の大決戦!!」
「感謝するよヒソカ お前の洗礼がなければ私はここまで強くはなれなかっただろう」「……くくくく♠ 誰が強くなったって?」
観客席にはキルアの姿があった。
「言っておくが お前に敗れて後の9戦 一度として全力で戦ったことはない 全てお前を倒すための 準備運動にすぎない!」
「始め!!」「行くぞ!!」カストロは真っすぐヒソカに向かっていった。
飛び上がってから繰り出した右腕の攻撃を、ヒソカは身を沈めて確かに避けたはずだったのだが…。
「!!」なんと次の瞬間、カストロの右腕の攻撃がヒソカの腰に直撃したのだ。「!!?」
「クリーンヒットォ!!まずはカストロ選手の先制打が炸裂――――――!!」「……?」ヒソカは考え込む。(よけたはずの右手が…?)
「本気で来い ヒソカ」
>お前に敗れて後の9戦 一度として全力で戦ったことはない 全てお前を倒すための 準備運動にすぎない!
こりゃ負けるわw
キャラデザの抜きっぷりで既にフラグがたってるよな>カストロさん
カストロたぶん死ぬな。
でもようやくヒソカの全力全開が見れそうだ。
最高峰の念バトルを期待。
ヒソカには死神って表現がしっくりくるな
おいおい、これで200階クラスかよ
下までと同じく10階刻みだとしても240階だか250階だかのマスターって完全に化け物じゃねーのか?
やっぱ観戦チケットべらぼうに高いのか
734 :
マロン名無しさん:2009/07/28(火) 00:22:15 ID:KZRluaYQ
ヒソカがまだ200階クラスだったのがびっくり
もっと上のクラスかと思ってた
なんとカストロはキルアの背後に立っていたのだった。――な 何イ―――――――――――――――!?
キルア「ありのまま今起こった事を話すぜ略 超スピードとか超能力とかそんなチャチなもんじゃねえ略」
カストロとキルアの建前ペラッペラな会話がなんかいい
カストロも凄いがウイングもっとすごくね?
738 :
マロン名無しさん:2009/07/28(火) 01:57:16 ID:JatQ7aZW
たぶん200階が一番上クラスだとおもいます。あとチャンピオンみたいなのが
21人、230〜250階にいるそうです。
ヒソカ:青い果実を陰ながら見守るストーカー
ウイング:期待の子供達を陰ながら見守るストーカー
あれれー?
チョコロボ君で和んだw
超高級料理ばっか口にしてたのかと思いきや
案外庶民的なんだなw
キルアはビックリマンチョコのチョコを捨てるタイプだな
>休みがちの死に神 奇術師ヒソカ
仕事しろwww
>>740 天空闘技場で以前手に入れた2億を全部玩具付きのお菓子に変えたとしたら‥
最強のコレクターだなw
カストロ「残像だ」
念で幻覚を見せたのか?
つーかたかがオーラでそんなこと出来んの?
リング上のカストロは幻で、本体はどこか安全地帯から幻を操っている、に1スカトロ
正直カストロよりヒソカの念能力の詳細が早く知りたい
カードを強化するだけじゃなく何か奥の手を持ってそう
>>735 俺も真っ先にそれを思い浮かべたw
まぁ噛ませ臭ぷんぷんだから時を止めるなんて最強クラス能力じゃないだろうが
なんか雰囲気がジョジョっぽくなってきたような・・・
チョコロボ食いたい
一瞬タイトルが「スカトロ」に見えて
いくら冨樫でもやりすぎだ!!と思った。
キューバのカストロ議長だろJK
カストロと思わせてスカトロのアナグラムと見た
キルアもキレたらイルミみたいな目になるんだ!多分
「本気を出せヒソカ 2年前の私とは違う 次は容赦しないぞ」
「先手をとったのはカストロ選手!!素早い手刀の攻撃をよけられず ヒソカ選手P(ポイント)を奪われました」
観客席にいたキルアは呆然としてしまっていた。(……?今のは何だ!?錯覚か…!?)
No.053 ダブル
「本気を出すかどうかはボクが決める♠」「そうか では早めに決断することだ」
カストロは左手に念を集中させると、ヒソカに向かって拳を繰り出した。
ヒソカは確かに避けたのだが、次の瞬間に攻撃を喰らって吹っ飛ばされていた。(よけたはずの攻撃が…?)
ヒソカは右腕一本で着地すると、次の攻撃に備えて体勢を整えた。続いてカストロが左側から蹴りを繰り出し、ヒソカが構えを取った瞬間…。
なんとカストロはヒソカの背後を取っており、右の頬を蹴られてヒソカは地面に叩きつけられた。「クリーンヒット&ダウン!!」
「なんとなんと開けてビックリ カストロ選手の一方的な攻めが続きます!!Pはこれで4−0!!しかし今…見たものは…私の気のせいでしょうか?」
「まだ気は変わらぬか いっそこのまま 何も解せぬまま死ぬか?」
「や…やれるか?」倒れたヒソカに駆け寄った審判は、傷だらけのヒソカの顔を見てぞっとする。ヒソカは不敵に笑っていた。
ヒソカは余裕を崩さず立ち上がると、膝の埃を払った。「気のせいかな?キミが消えたように見えたが…♣」
「そ――です!!消えたんです!!そう見えたんです!!」実況が賛同する。
「いや…それは表現が正しくないな♠ 目の前にいてボクにケリをくれたはずのキミが一瞬にして背後にいた…
……が一番近い表現だと思うのだが まだ何か違う気がする♦ 違和感…そうだな&clibs; 何か基本的な見落としをしている感じかな♥」
「無駄だね ただ逃げてばかりのお前ではナゾは解けまい なんにせよもう待たない 次は腕をいただくぞ
まだもったいぶるならそれでもよかろう その程度の使い手だったと思うまでだ」
カストロはオーラを練ると、両手で独特な構えを取った。「出たぞ虎咬拳!!まずカストロの方が本気になったぜ!!」
キルアは虎咬拳を知っているようだった。(虎咬拳…掌を虎の牙や爪に模し敵を裂く拳法 達人ならば大木を真っ二つにすることも可能だ)
(それに加えヒソカはまだカストロの本当の能力に気付いていない!!――ってオレもよくわかってねーけど)
――このままじゃヒソカはやられちまうぞ!!
「行くぞ!!」カストロがヒソカに真っすぐに向かっていくが、今度はヒソカは身じろぎもせずに立ちつくしていた。「!」
ヒソカは左手をこちらに向かって突き出している。「あげるよ♥」「フン 余裕かそれとも罠のつもりか!?どちらにしても腕はもらった」
カストロは左手に虎咬拳を使うと見せかけ…スッと背後に回り込んだ。「右(こっち)のな」
カストロはそのままヒソカの右腕を切り落としてしまった。観客がざわめく。
「全てが自分の思い通りになると思ったら大間違いだ」「これも計算のうちだね♣」「ほざけ!」
間髪を入れず攻撃を仕掛けてくるカストロをかわすと、ヒソカはもげた右腕をキャッチして見せた。
「くっくっく なるほど♥ キミの能力の正体は… キミのダブル だろ?」「……流石だな その通りだ」
「ダブル…?どういう意味だ!?」観客席のへのへのもへじ達がどよめく。
すると、カストロは今度はゆっくりと分裂して見せた。「!!!」確かに寸分違わず同じ容姿をした人間が二人居た。
キルアは納得する。(やっぱりあれは錯覚じゃなかったんだ!!カストロが攻撃をしかけた一瞬 あいつの体が2つに重なって見えたのは)
「これはどういうことでしょうか!?なんとカストロ選手が2人に分裂!?消えたと思ったら今度は増えた――!?まさか双子だったとか――!?」
ヒソカは右手を抱えるとぽりぽりと肩を掻いた。「ドッペルゲンガ―とかいうやつかい?」「まさしく」
ドッペルゲンガ―…もう一人の自分(ダブル)のことで一般的には本人に目撃されたものをこう呼ぶ
ドッペルゲンガ―の特徴として本人が疲労感や頭痛を訴えることが挙げられ これは本人のダブルが消滅すると治まる
このことからダブルは本人側から何らかの力を吸い取って出現するものと推察されている ダブルが本人のみならず
本人をよく知る数十人に同時に目撃されたケースや 本人に何らかの忠告をするケース さらには現実の女性を刺し殺した記憶も残っている
(参考文献:「超常現象の辞典」青土社)
キミの忠告通り逃げずに目をこらして見てみたよ♥ すると目の前のキミはやっぱり“消えた”が正しかった♦
ではなぜさっきはその表現に違和感を感じたか?消えたはずのキミだが気配は変わらずボクのそばにあり… むしろ消えるその直前…
増えたような感じがしたから…spades; キミは消える前に増えているんだよね♣」「そこに気がつくとはたいしたものだ」
「私は念によって分身(ダブル)をつくり出すことに成功した 先刻はまず分身が攻撃をしかけ私は死角に潜む
お前が反応する瞬間に分身を消し本体の私が攻撃する」
キルアが分析する。(ひらひらした服も死角を増やすのに一役かってるわけか ありゃあ相当の使い手でも戦闘中にカラクリを見破るのは困難だぜ)
「もちろん分身はただの幻覚(まやかし)ではなく消えるまではそこに実在するもう一人の私 それは分身の衝撃を受けて実感しただろう
つまりお前は2人の私を相手にしなければならない これが念によって完成した真の虎咬拳 名づけて虎咬真拳!!」
「お――っとカストロ選手そのままのネーミングだ――!!」
「次は左腕をいただく まだくだらぬ余裕をみせていたいか?」「うーんそうだな―――♦」
ヒソカはもげた右腕をくるくる回すと、なんと右腕の裂け目の皮膚を一口食べてしまった。「ちょっとやる気出てきたかな…?」
(;゚Д゚)
…こ、これも奇術…か?
だとしたらすげー特殊効果だけど
現実ではスパッときれいに切断されれば接合しやすいって聞くけど
これはちょっと切断面の損傷が酷いな。ドクターK呼ばないとw
カストロのいってることもようわからんがヒソカのほうがわけわからん
全部幻覚だったってオチか?
あ、あれだこんな時こそ念でくっつけたり…って無理か
そういう事が出来るなら「洗礼」受けて腕とか足なくしたりしないよな
ええー…じゃあヒソカの腕このまま?そんな事になったらゴン闘えなくね?
>>762 まさか
どうせなんかチート能力が出てくるんだぜ
>>761 スカトロの言ってることはすごく分かりやすいじゃん
要するにNARUTOの影分身だろ
普通の分身の術とかドラゴンボールの残像券みたいな幻じゃなくて
実体のある奴を念で作ったんだろ
ヒソカだからトランプに関係がある能力かもな
つまり
天津飯の四妖拳
じゃなくて
四身の拳か
>>767 「二人になったのは失敗だったねv」って展開か
作画wwwww
これ下書きじゃないか?
そろそろスカトロとカストロのどちらが正式表記か分からなくなってきたぜ
こんなにボロボロにやられるヒソカっていうのも何か新鮮だw
そういや無限四刀流の人にも怪我させられてたんだよな、実力的には天と地なのに
相手を見くびってちょっとやられる(けど最終的に勝つ)のがヒソカの癖なのかも
戦いが好きな変態さんだから
さっさと勝つんじゃ面白くなくて
あーやってこーやってここでちょっとやられたふりしてとか
いろいろ演出を練って戦い方や勝ち方にこだわってるんじゃね?
あれは奇術で造ったヒショカだよ
>>772 演出で腕切断までされるのかw
エンターティナーの鑑だな
腕をちぎられたのはヒソカが念で作ったドッペルゲンガーです
試験のときクラピカでもしばらく戦ってたりしたしな
そういえば、クラピカやレオリオはヒソカから攻撃を受けたりしてたが、
それが念発現の伏線だったりしないだろうか
>>776 念で攻撃したら念でガードしてる奴じゃないと身体の一部を失うほどのダメージになるし
才能のある奴ならその時点で念に目覚めちゃうんだろ?
だったら試験時点でのヒソカの攻撃は念ではないんじゃね?
779 :
マロン名無しさん:2009/07/28(火) 23:32:28 ID:61F2Oez7
ドッペルゲンガ―で地獄先生ぬーべー思い出した
>>777 レオリオは知らないうちに念に目覚めたから試しの門で一番だった説を思いついた
ヒソカはカリバリズム…?
ねーよ
防御力が上がるだけって言ってただろ
どんだけ念を使いこなしてんだよ
虎咬真拳が無限四刀流と同じ匂いがするんだが…
>>781 カニバリズムな
>>782 強化することもできるという話だから
腕力アップもあり得るが
纏もできないで垂れ流してる状態じゃちょっと考えにくいよな
>>780 確かにゴンは念とは知らずに独学で絶を覚えたわけだから
レオリオも知らずに発(?)を覚えた可能性もあるかも
じゃあゴンの回復が異様に早いのも
回復力を無意識に強化してるからか?
わかった!ヒソカはワンピースって海賊漫画のバギーみたいな能力なんだよ!
>>783 カストロは四刀流(笑)の人の強化版って感じだな
どうせ結果は一緒だろう
みすみす片腕をあげるなんてこの余裕は何なんだ
もしかして細胞が1つでも残ってれば五体満足で復活できるとかそういう体してんのか?
>>790 ヒソカさんは頭さえ無事なら再生できます
食べるとパワーアップするんじゃね
ゴンは片腕のヒソカと戦って、もし一矢報いたとしても
それで満足できるんだろうか
あれだ
鳳凰幻魔拳みたいに
実は戦闘開始からここまではすべてヒソカがカストロに見せてる幻で
現実には1秒も経ってないんだよ
>>790 ヒソカ「チョコロボ君になっちゃえ―――♥」
奇術師だから人体切断トリックとか得意なのかもな
試験しょっぱなで、他人の腕を消してたし、
案外、腕のストックが……
ヒソカがカニバリズムだとしたら、ゴンやキルアを果実と呼んでいたのは
例えでもなんでもなくまさか…
右手は元から義手だった、に一票
無駄な努力ご苦労様とかいってヒソカの分身が出てきて
本体無傷とかか?
しかし作画ひでーな
冨樫大丈夫なのか?
念が見えない人でも試合は楽しめるもんなのかな
ミスターサタンのようにトリック大会だと思えば
それはそれで楽しみは見出せると思う
いや、見えないカメハメ波とかだとつまんないかもしれないけど
見えない念だけでやりとりしてたらつまんないだろうけど
少なくともスカトロのドッペルさんは審判や観客にも見えてるようなので
念を見えるようにすることもできるんだろうし
ヒソカのトランプやギドの独楽は念が見えなくても「仕組みは分からんがなんかすごい武器だ!」って感じに見えるし
念を込めたパンチだとしたら念が見えなくても「なんかしらんがすごい威力のあるパンチだ!」っていう風に見える
問題ないね
そうだよね。念の試合が見れるならネットで情報が回ってても良さそうなのに
調べてみるとドッペルゲンガーの事をダブルっていうのも本当なんだな
ってことはマジで本に書いてある内容だろこれ
807 :
マロン名無しさん:2009/07/29(水) 07:07:57 ID:6MxlApog
>>800 そう言えばレオリオだけヒソカのトランプくらってたっ!
テンって防御力あげるだけなんだよね?トランプやコマとかページ
とかは、またべつな技なのかな?
808 :
マロン名無しさん:2009/07/29(水) 07:44:39 ID:nIXZelyS
でもさやっぱり観客とか念ってよび名わかんなくてもふしぎバワーで
で戦ってるの明らか分かるし、より楽しんで観るためにどんな力か、
調べようと思うだろうし、あれだけ公の場で念バトルずっとやってんなら、
念理解した解説者が絶対いるし、賭けだから予想屋さん?みたいのが、
いっぱいいそうだし、人気の予想屋さんとかには念能力者もいたりして、
ヒソカとか個人の能力まであるていど把握して予想たてる予想屋さんもいるはず。。
つまり、念能力者はぶっちゃけかなり一般的で(すくなくとも後楽園ホール通うひとが
日本チャンプの名前何人か知ってるってくらい)
大多数のハンター試験受験者、200回で洗礼を受けた人は、
情弱ってことに… 。。 特に後者は目も当てられません。。
闘技場内で200階クラス、テレビ中継までやってんのに…
ジンのように権力と金さえあればある程度の情報操作は可能なわけで
最上階のフロアマスターか闘技場の主催者的な人が情報漏れないように操作しているのかも知れん
念能力が無いと生き残れないなんて聞かされちゃ一般参加者のモチベーションだだ下がりだしな
見えもしない感じることもできないものに
「でもこういうものがあるんだよ」って言ってみても
幽霊話と同じくらいの信憑性しかないと思う
不思議なことって言っても今のところ観客からしてびっくりなのはスカトロのドッペルゲンガーだけ
他のは何やらすごいけど常識の範囲内だろ
そもそも少しでも念を使える者は超人や仙人とか呼ばれる超天才なのに
解説者や予想屋なんかよりもっといい仕事見つけるぞ、俺なら
ちなみに
ヒソカはどんな不思議なことをやってのけても
「奇術です」の一言で片づけられる
元々奇術師ってのはそういうもんだ
ヒソカなら念使いですらムリだろって言うようなことを平気でやりそうだ
不思議パワーが念能力まではわかっても習得法はわからないだろ。
ゆっくり起こすも洗礼で起こすも才能なきゃ無理だし。
なんかすごい攻撃受ければ念能力目覚められっても死ぬか身体の一部が欠損ときけばやる奴は限られるだろ。
814 :
マロン名無しさん:2009/07/29(水) 20:38:51 ID:xw1GmplX
> >810
すくなくともキルアが6才くらいの頃から、ずっと試合やってるんだからカストロみたいな
明らかな不思議パワー使ってるやつなんて何人もいそう。。
カストロしか不思議いないって、あえてヒソカ除いて、200闘士2人しかでてないよ。
ギドもコマも無理やり機械とかおもわなかったら不思議だし。
すくなくとも6年以上ずっとやってるんだから、自然にかんがえて観戦者のなかでは不思議能力は
一般的なものだと。。
普通の人だって、あきらか見える分や結果から、何試合かみてれば、
ヒソカみたいに全然わかなんもいるだろうけど、それなりに考察して
いけるだろうし。。
念能力者解説もおかしくないよ。プロ野球選手だって、世界チャンプだって
限られた才能持ってるひと解説やってるもん。
つーか本に書いたり指導して広く伝えようとする奴が絶対に出てくるよ
隠しておけるわけがない
まあ、後付設定だからそーいう扱いにせざるをえなかったのはわかる
「ちょっとやる気 出てきたかな?」右腕の皮膚を一口食べたヒソカに観客は呆気に取られる。「ヒソカの野郎…自分の腕を…」「いかれてやがるぜ」
「ボクの予知能力をお見せしようか♦」「おやおや!?ヒソカがスカーフで右腕をおおいかくしたぞ!!」
No.054 敗因
「おーっと 何と右腕が消えてトランプが宙を舞う!!何をする気だ――!?」床に1から13までのトランプが舞い落ちる。
「この中から1つ好きな数を選んで頭に思い浮かべて♥」カストロは警戒し構えたまま。
「いいかな?思い浮かべたらその数に4を足して さらに倍にする♥ そこから6を引き…
2で割った後最初に思った数を引くと…いくらになるかな…?」観客は一部が計算し始めるが、カストロは冷めた目でヒソカを見据えている。
「ボクにはその答えがあらかじめわかってた♣ 答えは…」「!!」なんと、ヒソカは腕先が無くなってしまった右腕の傷口に左手を入れた。
狂気に満ちた顔でぐりぐりと突っ込んでいくヒソカに、キルアにもカストロにも動揺が広がる。
そして、右腕から引きぬいたヒソカの左手には、血塗られたスペードのエースのカードがあった。「1だろ?」
またも観客が騒ぎ出す。(当たった)(何で!?)(マジ!?)
「い…異常…です!!まさに狂気!!悪魔の手品です!!自分の傷口にネタを仕込んでいました――!!
Pにもならない!!試合にも一切関係なし!!にもかかわらずです!!ヒソカの異常性ここに極まれり―――!!」
キルアは訝しむ。(何なんだ あいつの余裕は…?)
「記念にあげる♦」カストロに飛ばしたカードは、ぱしっと叩き落とされてしまった。
「下衆め…2度とふざけたマネができぬよう 左手もそぎおとしてくれる!!」「あっとカストロ選手の片方が猛然と突進―――!!」
しかし、ヒソカは余裕を滲ませながら左腕までも無防備に突き出した。「さっきから言ってるだろ?あげるって♥」
カストロは警戒して一瞬ためらったが、すぐにまた襲いかかった。「望み通りにしてやる!!」
「あっっっ ああ――――っ なんとヒソカ選手 残った左腕をも自ら献上―――――!!何を考えているんだこの人は――――――!?」
ところが、次の瞬間、カストロはあることに気付いてしまい、ヒソカの方へ向かわせていた分身を消してしまった。「な…に」
「やはり分身(ダブル)の方で攻撃してきたか…♠ もし本体で攻撃してきたらカウンターくれてやろうと思ったのに… 右(こっち)で♥」
「!? あれ!?!? 切られたはずの右腕が!?元に戻ってる――――――――――――――!!」
「くくくく これも手品です♦ さてどんな仕掛けでしょう?」
カストロは警戒心を強めた。(ウソだ!!こんな芸当が可能なのは念を使っているからだ 一体どんな能力(ちから)を…)
不意にヒソカが近づいてきて、カストロはザッと一歩引いた。
「くっくっく どうした?こわいのかな タネがわからないから驚く…奇術の基本だ♣
キミの分身をつくる力は素晴らしい だがもうネタはわかった♠ そこからどんな攻撃がくるかも大方想像がつく♣
それに対処する方法もね♥ 非常に残念だ♠ キミは才能あふれた使い手になる… そう思ったからこそ生かしておいたのに
予知しよう キミは踊り狂って死ぬ♠」
「くっ 黙れ!!」カストロは飛び上がると、2人に分かれて同時にヒソカに襲いかかった。
ところが、ヒソカはあっさりと本物を見切ってしまった。(な…なぜ本物(こっち)を…!?)
カストロの猛攻を、ヒソカはあっさりと避けていく。
「分身ってのは“通常の自分”を思念力(イメージ)で再現するものだからきれいなんだよね♠
戦いの際中についた汚れまでは再現しきれない♦」カストロはひどく動揺する。
「そんなことも 知らなかったのか…♠」ヒソカはゆっくり振り向くと、念を集中させた目で本物のカストロを睨みつけた。「う…」
「うわぁ―――――――――――――――――!!」
分身を使って前後から挟み込むようにヒソカに向かっていったカストロだったが、攻撃を仕掛けようとしたその瞬間…!
どこからか飛んできたヒソカの左腕が、カストロの顎を強打した。「!!!?」カストロは目を白黒させ、よろめいている。
すると、分身が跡形もなく消えてしまった。「ムリムリ 完璧に下アゴヒットさせたから しばらく自分の意志では動けない」
「だから次の攻撃をよけることもムリ」ヒソカが指を動かした途端、カストロの体目掛けて猛スピードで何枚ものトランプが飛んできたのだった。
「!?」――何!?一体どうやって攻撃を…!?いや そんな場合じゃない 分身を…!!
しかし、それは叶わなかった。「分身を使ってトランプを防ぐことはムリ 分身が出せないから」
まず、カストロの左腕にトランプが突き刺さり、反動で体が左側によろめく。
「念によって分身を作りだすには高い集中力が必要 キミがいくら自由に出したり消したりできると言ってもそれは正常な状態だからこそ」
続いて右腕を刺され、カストロの体は右側によろめいた。幾らもしないうちに、カストロの胸や腹部にも無残にトランプが突き刺さっていた。
「人間のように複雑なものを念で再現し しかも“自由に動かし”たりするのはすごく大変だ
どのくらい大変かというとその能力を覚えてしまうと逆に他の能力を使えなくなってしまうほど…
ボクはそれを“容量(メモリ)が足りなくなる”と表現している」
「君の敗因は 容量のムダ使い♥」カストロは絶命し、ヒソカは勝利を手にしたのだった。
結局カストロも「無駄な努力 ご苦労様」だった訳か
まあ四刀流の人よりはかなり頑張ったから俺だけでも褒めてやろう
やっぱり念で腕くっつけられるのか?
それとも会場全体に幻覚見せて腕は全然無事なのか?
わからん…
ヒソカの狂いっぷりがたまらない
{(X+4)*2-6}/2-X=1
Q.E.D.
結局腕からカード取り出したのはなんだったんだ…
あそこまで不可解な言動取られたら誰だってダブルで攻撃するだろうし
むしろ隙はできにくくなるだろうに意味がわからん
>「君の敗因は 容量のムダ使いv」
ひでえw そこまで一刀両断にしなくても…
カストロだって十分な天才だろうに
自分(ヒソカ)みたいな超天才と比べれば大抵の奴は見劣りするさ、そりゃ
ヒソカの能力なんなんだろうなあ
ここまで言うくらいなら複雑な能力じゃないんだろうけどさ
仮にカストロクラスのダブル作ってもメモリがオーバーフローしないとしても、
ダブルと同程度以上に複雑な能力持ってたらそんな事言わなさそうだし
トランプを自在に操る力じゃないかな
腕の中にワープさせたり、カストロに向かって飛んで生かせたり
どこのトランプマンだよって話だな
才能ない奴は用無し
才能あっても上手く活かせてない奴も用無し
ヒソカ厳しいなあ
>>826 ウイングさんがかるーくやってたのと同じじゃん
しかもウイングさんの方が投げた紙ヤワいし
>>823 計算に関しては、何選んでも答えが同じになる奴だろ
腕から出したのも、普通に手品の範疇じゃないか?
いや普通は腕から出したりしないけど、袖から出したと考えれば単純な手品じゃん
とりあえず腕は元通りになるんだよな?
でないとゴンも心置きなく闘えないだろうし
>>828 なんでトランプで死ぬの?
と読んでて思ったがウイングさんの紙がすぱっと刺さったのをふまえると全身にナイフ突き刺さったようなもんか…痛そう
で、結局ヒソカはこの闘い苦戦したんだろうか
それとも実は全然余裕で遊んでたんだろうか
何だかそれさえよく分からないな、面白かったけど
念で造ったカストロ2号だってヒソヒソの腕をチョンパ出来たんだから
あのトランプも念で出来ていたというのはどうかな
両腕も元々喪失していて念で造っていたというオマケ付きで
そういえば先週だったかヒソカ本体は別にいて闘ってるのはダブルという予想があったな
カストロのダブルを酷評してるから違うんだろうけど
手品のネタを仕掛けるならまず腕にいれるという作業を行わなければいけないから
痛そー
あーんスカトロさまが死んだ
あーんカス様が死んだ
あーんカスが死んだ
841 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 00:03:15 ID:VdfZebBo
ヒソカは戸愚呂兄みたいな再生能力持ってんのかよ
最強だな
自分がこの試合を生で見れるなら15万出してもいい
ヒソカの演出力(?)に脱帽
ヒソカって痛みを感じても全く顔に出さないあたりすごいよな
そこらへんがプロの奇術師っぽい
腕の切り口があれだけちぎれてんのに復活した右腕にその跡が見られないのって変じゃね?
やっぱ腕が落とされたあたりから幻覚だったんだよ
踊り狂って死ぬで童話の赤い靴を連想した
>>831 ぶっとい動脈切れようもんなら致命傷だな
貴重なイケメンが‥
今回のバトル面白かった
伊達に休載してないな
てかガノンドロフさんはあれで死んだわけ?
ただ気絶しただけじゃないの?
あの描写からはわからんな。確かに気絶しただけかも
どっちにしても作中においては死んだも同然なんだろうけど
>>831昔ブラックエンジェルに飛鳥という手品系(トランプ含む)の武器で相手を殺す元刑事がいてだな…
852 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 03:02:24 ID:8dJdpfKS
ヒソカの戦闘かなりおもしろいですね!
ヒソカの能力気になります。
カストロさんかあいそうでした。。
でもよくみたらトランプあんまり刺さってないですね!
ジョーの一撃で脚がきかなくて倒れたって感じ。
ヒソカはなんだかんだキツいコト言ってもお気に入りのコには
実は優しい!
それでいてグロいの期待してるお客さんに馴れ合いをみせないように
する配慮。。プロの鏡。器がちがいますね!
カストロはヒソカの愛をしっかり糧にしてこれからもがんばって
ほしいです!
もう出番はないでしょうが。
853 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 03:27:23 ID:olFnXTB5
最近ちょっと聞くツンデレってヤツはヒソカみたいなコをいうのかな?
>>819 無限のひとは四刀流破られたあとに念で32刀流出してるから、生首になる前に
もうちょっとがんばったんだよ!
>キミは才能にあふれた使い手になる‥そう思ったからこそ生かしておいたのに
>予知しよう キミは踊り狂って死ぬ
才能を上手く生かしきれなかったスカトロは
残念ながら殺されてしまったっぽいな
今度は生かしておく理由が無いし
思ったんだがカストロって自信家というかなんだかナルシストっぽいよな
分身の能力を考えついたのも、自分の他に最高と思えるものが見つからなかったからのような気がする
しかもウイングさんの説明によると、自分の思い入れの強いものに関する能力が望ましいらしいから、やはり‥
わかったぞ!実はヒソカは人間ではなくて、死者の念の集合体だったんだ
そして正式名称は死に神
これなら摩訶不思議な再生力も説明がつく!
先週の扉絵はそのことを示唆していたんだよ!
>>822 (2X+8-6)/2-X=1
(2X+2)/2-X=1
X+1-X=1
まで書かないと解りにくい…w
>>853 ヒソカは相手をエモノとしか見てないからツンデレとは違うだろう
ゴンのことだって、育った後に戦うために大事にしてるんだろうし
今回のカストロみたいに期待を裏切ったらあっさり殺しそう
>>855 つまり俺たちが何かの間違いでカストロさん的な能力を得てしまったら
ょぅι゛ょとかおっぱいお姉さんとかを作り出してしまうわけか
>>822 というかこれだけじゃ証明終了とは言わん
ヒソカの念能力は幽白の刃霧みたいなものだろう
相手の体中に的を作って、投げた物体が的目掛けて寸分狂わずに飛んでくるやつ
あれなら切り落とされた右腕やトランプを正確にヒットさせることができる
右腕が再生したように見せられたのは自分の右腕切り口に的を設けてどうにかしたのではないか
862 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 04:17:23 ID:OhqEUZE0
カストロだってまだ念使いになって8戦しかしてなくて、本気バトルの経験も
なかったわけだから、ヒソカ自身との戦いや、実力の伯仲した相手とかとの
戦いを経験したら、また一皮剥けるかも?
とかヒソカ思っるかもだから、まだツンデレのかのうせいが…!
スカトロってもしかして最強の俺が二人に増えれば二倍強くなる→もはや俺に敵はいない!とか考えてたんだろうか
だとしたらアホすぎる
>>862 ダブルの能力のためにメモリ使い切って、肝心のその能力も欠陥品だからなあ…
新しい能力開発するのは無理だろうし、もうカストロには見切りつけたんだとオモ
>>858 別にヒソカは日頃ツンツンしてる訳じゃないしな
むしろ口調はまるで小さい子供に接する時みたいで、
それがカストロみたいな堅物には逆に馬鹿にされてるように感じるんだろう
ヒソカはどっちかと言えばヤンデレだろう
867 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 04:37:23 ID:Izs4Twot
>>858.864
やっぱり伸び白なしって思われちゃったんですかね…
もうちょっと将来性の有る能力ならたすけてくれたかな?
一年ぐらいの修行でようがんばったカストロのご冥福をいやのります。
ヒソカが片腕しか復活させなかったのが気になる
トリックの関係で両腕は無理だったんだろうか
カストロはせめて多少精神的に不安定でもダブルを出せる訓練をしておくべきだったな
870 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 05:13:27 ID:Qf6y0Vxe
>>863 むしろ単純にそう考えたほうがよかったのかも、本体も、ニセ物も、
どっちも致命傷与えられるんだから、秘密のうちはあの戦法でいいけど、
(攻撃当たるんだから、始めから殺しに行くべきだったけど)
ばれたらいちいちけさないで一人足留めにして、も一個は一撃必殺ねらうとか
みたいにすれば結構いけそう…
まあ、ヒソカの能力わからないからけっきょくなんともだけど。。
あ、やっぱり能力謎なんだからソッコー殺しにいかなきゃだったね。
ごめん答えになってかったよ。。
871 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 05:39:16 ID:6/SRG/SZ
>>865 866
あの試合でカストロ殺さないであげてて、実はまだ期待してたら、
ツンデレかなって。。
でもよく考えたら、カストロ挑戦者の立場なのに、ヒソカの試合みて
能力の見当とか付けてなかったのかな?
まったく対策とかも考えて無さそうだったし、まぁ見限られても
仕方ない気がしてきました。
>>870-871 二つ以上のレスへのアンカはこうします
下げるのはメル欄に半角でsage
なぜID変えてるのか知らんけど
あと。。ていうのやめれ
2chの「洗礼」か
874 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 06:33:51 ID:loOZOwEV
>>872 ありがとうございます。
すみませんもう一つご指導よろしいですか?ID固定するにはどのようにすればいいのでしょうか?
>>874 漫画サロン板はそもそもageなければIDは出ない
半年ROMれとは言わないが、よくわからなかったら2ch初心者板行って勉強してこい
ヒソカの能力の詳細はゴンと戦う時に初めて明かされる感じだろうか
すげー気になる
やっぱり幻覚系なのかな
でも目の前の人間だけじゃなく会場中の人間に幻覚を見せるとしたら
それもかなり容量食う能力な気がするが
試合の流れ的には、ヒソカ側が一方的にカストロの念の謎を解いただけで
ヒソカはそもそも自分の能力について考える時間すら与えなかったな
ヒソカがやったことって右腕くっつけたのと左腕とトランプ飛ばした事だけど
どちらも現象自体は単純で、「切断をくっつけられる能力」
「物を念で強化して飛ばす能力」で片付けられるけど
それだけだと対処のしようがないというか、たとえば腕くっ付けるにしても
普通に考えたら最低限逆側の腕で傷口を当てたりする位は必要なはずだけど
左腕ぶっ千切られてる最中に治ってるし、どうしたら治せなく出来るかわからない
左腕をアッパーさせてから後も「どういう能力で飛ばしたか」を考えるヒマが全くない
結局カストロはヒソカの能力について何一つ理解できないまま嬲られただけ
情報戦描くのが上手すぎる
>>878 補足
腕が治ったことについて、それ自体の謎よりも
腕犠牲にする前に猟奇的な手品やったり
その後言葉で揺さぶって、どういう理屈なのか考える冷静さを奪った事が上手いと言いたかった
とりあえず
スカトロは超がつくほどのおバカさんだったわけだ
「逃げているだけでは分からない」とか言って何度も何度も能力を使ってあげて
しかも最後なんかサービスかって言うほどわかりやす〜いように能力使った揚句に見破られて
「流石だなその通りだ」とかいってあっさり認めて目の前で手品のタネを実演し
「私は念によって分身(ダブル)をつくり出すことに成功した 先刻はまず分身が攻撃をしかけ私は死角に潜む
お前が反応する瞬間に分身を消し本体の私が攻撃する」とか懇切丁寧に解説しだす始末
バトルにおいて自分の手の内を明かすことがどんだけ不利か分かってないのか?
最初に使ってたように攻撃する瞬間だけ腕や足をダブらせる戦い方でサッサときめてりゃ
キルアが言ったように「相当の使い手でも戦闘中にカラクリを見破るのは困難」だったはずなのにな
そのためのヒラヒラした服だったんだろ?
この使い方なら分身は汚れが再現できないとか全然関係なかったのに
「タネがわからないから驚く…奇術の基本だ」byヒソカ
常識だよな
ヒソカの能力はただトランプの切れ味をよくするだけじゃないと思う
それだけだったらウイングが即興で同じようなこと出来てたし
スカトロの敗因は「メモリの無駄遣い」ではなく
「調子にのりすぎ」っていう性格だな
>>880 曲がったことが嫌いで、能力を明かすことで正々堂々と戦えると思ったのか
もしくは暗示にかかりやすい体質でヒソカの誘導尋問に引っかかったのか
あるいは紳士気質なのか…
なんにせよバカだな
一回負けてる、しかも念の洗礼という屈辱を食らった相手に
「これだけ念を使えるようになった俺様カコイイ」をアピールしたかったのさ
スカトロは顔整ってるから一見理知的に見えるが実はただの脳筋だったという
ヒソカの洗礼受けて五体満足なままでいられるなら(ってかそれだけ手加減できるのなら)
ゴルアにも普通にヒソカが洗礼してやればよかったんじゃね?
上でもそのようなことを書いてた奴がいたが
ヒソカに念の洗礼を受けたとは限らない
200階に上がった時点で念は使えてたかもしれないぞ
スカトロはヒソカの傾向と対策練ってこなかったのがな
自分の念の発表会じゃないんだから
普通の攻撃と腕・足をヒットの直前にダブらせる攻撃を上手に混ぜて戦っていれば
ネタがバレる前に勝てたかもしれないのにな
殺すことはできなくてもポイント勝ちできた可能性が高い
>>887 カストロ自身がヒソカに「お前の洗礼がなければ私はここまで強くなれなかっただろう」って言ってた
念の洗礼って意味じゃなく、200階に上がっての初の戦いとか敗北って意味かもしれないけどな
んー、まあここまで念の話できてたから念の洗礼の可能性が高いか
戦いを終えたヒソカが選手用の通路を歩いていると、そこで一人の女が彼を待っていた。「お疲れ」
「さ さっさと腕(キズ)みせて」
No.055 ヒソカは…
「前から思ってたんだけど 今日の試合見ててはっきりしたよ」女は右手と左手両方を受けとると、両腕の肘から先を失ったヒソカを椅子に座らせる。
「あんたバカでしょ わざわざこんなムチャな戦い方してさ あれって何?パフォーマンスのつもりなの?ま あたしはもうかるからいいんだけど」
女は針を取り出すと、自分のオーラを糸状に紡ぎ出した。そして、左腕の切り口から覗く骨や神経等の位置を一瞬で目に焼き付ける。
「腕まわりのオーラ消して まず左手から」ヒソカがオーラを消した途端、左手の先から血が噴き出した。
「それじゃ止血ね」女はヒソカの左腕の切り口の少し上の位置に糸を巻きつける。するとすぐに出血は止まった。
「いくよ」――念糸縫合!!
女は目にも止まらぬスピードで糸を走らせる。女は最後に自分の歯で糸を絶ち切った。
「ハイ終わり!血管・骨・神経・筋肉 ほぼ100%つなげたよ」女が右手でなにやら引っ張る動作をすると、もげた腕が元通りくっついてしまった。
試しに左手に力を込めると、指がピクピクと反応した。「見事だ♥」
「次 右ね 今度はあんた腕持ってて」女は同じように右手も見事に縫合してしまった。
「いつ見てもほれぼれするねェ♥ 間近でキミの念糸縫合を見たいがためにボクはわざとケガをするのかも♥」
「い――から左手2千万 右手5千万払いな ホレとっとと」女が掌を上向けて睨んでくる。
「ところどころちぎれてるけど自分であとは処置してね あんたのバンジーガムとドッキリテクスチャー使えばなんとかなるでしょ」
「ああ…隠しといた方がいいかな♥ その方が戦闘中に自力で元に戻したっぽいもんね♥」
ヒソカはどこからか無地のハンカチを取り出した。「タネもしかけもないただのハンカチを」
――“伸縮自在の愛(バンジーガム)”で!!腕にはりつけ!!“薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)で!!肌!!を再現!!
(早い…)傍で見ていた女は感心する。(このスピードなら相当の使い手でも何が起きたかわからずに腕が治ったように見えるだろうね)
ヒソカはこの2つの念能力を使いカストロを倒した!!
“伸縮自在の愛”自分のオーラをガムとゴム両方の性質をもつものに変える!!至るところにはりつけることができ好きな時にはがせる!!
よく伸び!!すばやく元に縮む!!ちなみにこの名はヒソカが子供の頃大好きだったチューインガムの商標名からとっている!!
“薄っぺらな嘘”自分のオーラに思念(イメージ)の力を加えあらゆる質感を再現!!(ただし紙のように薄っぺらなものにしか写し出せない)
つまり非常に上質なカラーコピーのようなもので 触られてしまえばすぐニセモノとバレてしまうが だからこそだましがいがあるとヒソカは考える!
こちらも昔大流行したいたずらシール入りの菓子が名前の由来となっている!!
13枚のトランプをまいて気をそらし 同時に放り投げた右腕とスカーフは…ドームの天井と地面に “伸縮自在の愛”ではりつける!
その時それぞれから伸びているオーラは ヒソカ側の右腕とつながっている!!
さらには13枚のトランプも地面にはりつけられており そこからちぎれんばかりに伸びた13本のオーラの先端はヒソカの左手ににぎられている
ヒソカはスペードのAをカストロに投げる際に 13本のオーラも同時に放ち トランプから伸びている13本のオーラを カストロの全身にはりつけた!!
ではなぜカストロはそのことに気づかなかったのか?
ヒソカは念の基本技の一つ「絶」(オーラを消す・気配を絶つ)を応用し 限りなくオーラを見えにくい状態にしていたのだ!!
ただしこれには弱点がある!同じく基本技の「練」(オーラをためる・増幅させる)を習得した者ならば
眼にオーラを集中させ注意深く見れば見破ることが可能なのだ(もちろん生半可な集中力で成せることではないが)
もちろんカストロは「練」を習得している!だがヒソカは異常な手品でカストロの注意をそらし さらに自分が本気を出していないことをアピールし
自身のオーラが少ないことが余裕からきているかのごとくカモフラージュまでしているのだ!!
悪魔の周到さで準備がうまくいっていることを確認したヒソカは トランプと同じ要領で左拳の先端から伸びたオーラをカストロのアゴにはりつける!!
――準備完了!
すでに地面に落ちたスカーフにはすでに“薄っぺらな嘘”で肌の質感が再現されており(もちろん裏にしてかくしている)
カストロに左腕を攻撃された瞬間 スカーフの右腕の“伸縮自在の愛”を発動!!
まず右腕が戻り その傷口をスカーフが覆い隠す!!右腕が復活(したかのように見せる)!!
しかしこの手品(パフォーマンス)は逆にカストロを少し冷静にさせてしまう結果となる
実際にちぎれた腕が元通りになるというあまりに不可思議な現象が 手品の範疇を超えて念によるものだとカストロに気づかせてしまったのだ
(つまり厳密には“薄っぺらな嘘”は役に立たず ヒソカは“伸縮自在の愛”のみで勝ったといえる)
ただヒソカはこの微妙なカストロの心理変化を見逃さなかった 落ちつきかけたカストロの精神を再び ゆさぶる!!
頼みの分身(ダブル)さえも簡単に弱点を見つけられてしまい(実はそれでも冷静に戦えば善戦くらいはできたはずだが)
カストロは精神的に追いつめられ―― 結果 倒れる
ヒソカは確信する!!ヒソカはこの2つの能力が自分に最も適していると確信する!!
カストロのそれとは違い 敵に能力が知られても全くマイナスにならない応用力がこの能力にはある!!
「じゃああたしは戻るわ」「もう?」
「仕事終わったんだから当然でしょ 念糸の強度にも限界があるんだから 腕の組織が全部完全にくっつくまでムリしちゃダメよ」
女ははたと立ち止まった。「あ!!そーだ 肝心の用事 伝令(メッセージ)の変更よ」ヒソカはじっと聞き入る。
「8月30日正午までに “ひまな奴”改め“全団員必ず”ヨークシンシティに集合!!」
「……団長もくるのかい?」「おそらくね 今までで一番大きな仕事になるんじゃない?今度黙ってすっぽかしたら団長自ら制裁にのりだすかもよ」
「それは怖い♥ ところでどうだい?今夜♥一緒に食事でも……」ところが女はバタンとドアを閉めて部屋を出て行ってしまった。
「残念♥」
ヒソカは服を脱ぎ捨てるとシャワーを浴び始めた。その背中には「4」の数字が入った蜘蛛の刺青がある。
≪ヒソカは語らない ヒソカは過去を語らない 過去にあんまり興味がないからだ おそらく明日にはカストロの顔さえ忘れているだろう≫
ヒソカは上半身裸のまま髪を拭きながら部屋に戻ってきた。
≪ヒソカは属さない≫
そのとき鏡に映る蜘蛛の刺青が目に入った。「ん あ またはがし忘れた♥」
ヒソカはパリパリと背中の布を剥がしていく。蜘蛛の刺青だと思われていたそれは、あっという間にただのハンカチに変貌してしまった。
「旅団(クモ)か… 新しいオモチャも見つけたし」――そろそろ狩るか…♠
≪ヒソカは自分以外の誰にも属さない 自分が最強だと理解しているからだ≫
誰この普通にイケメンな兄ちゃんは
どこから驚いていいのやら…
とりあえず「属さない」とは言ってても一応クモな事は確定か
どこまで重要キャラだよヒソカ
髪型一つで随分とイメージが変わるもんだなあ
…ってそんなレベルじゃねーw
こんな丁寧な試合ネタバレ解説するとは思わなかった。
しかしあのねーちゃんは蜘蛛なんだろうけどヒソカは結局旅団員なのかそうじゃないのかどっちなんだ?
遅れてきたヒロインきたあああああああああ
ヒソカが女を食事に誘った事に物凄く驚いた自分がいる
ヒソカは顔にもハンカチをくっつけてドッキリテクスチャーを発動させたようです
903 :
マロン名無しさん:2009/07/30(木) 23:11:15 ID:wmaN62Sb
あの女、口調は幻海っぽいけど今までにないタイプだな
これさ、このまま普通の服着れば誰もヒソカだって気付かないんじゃね?
>過去にあんまり興味がないからだ
>「ん あ またはがし忘れた♥」
間違いないw
ただし子供のころ好きだったお菓子の商標名は覚えてるんだなw
もうキルアと甘味対決しろよw
バンジーガムはいろいろ応用が効きそうだけどドッキリテクスチャーって闘いだとあんまり使い道なさそうだな
戦いというよりどちらも奇術の面の方が強いからね
前に「ヒソカは髪型が変なだけで顔は普通に美形」説を唱えた奴が
ごくわずかにいたけど、その時はありえねーと鼻で笑ってしまった
正直すまんかった
唐突なヒソカのサービスショットに目が点になった
しかし背中広いなおい
まるまるヒソカオンステージw
影も形もない主人公w
惚れてまうやろ
まさか初のシャワーシーンが女じゃなくてヒソカとは
しかもかなり気合入れて描いてるじゃねーか冨樫
この医術に長けた女が偶然客席にいるのが見えたからヒソカは腕を献上する戦法に出たんだろうか
それとも初めから女と打ち合わせ済みだったとか?
前者だとしたらあのパフォーマンスは全て女に自分の魅力をアピールするためで、
あわよくばデートに誘うための作戦だったのかも
ほんとに腕もげてたのか…まったく痛そうなそぶりなかったのに
いかれてるなあ
下着も黒のトランクスか
素のヒソカはとことんまともなんだな
いや、黒ベタだから鮮やかな赤や紫ってこともありえる
腕2本治療のアフターケアなしでで7000万か、200階越えると金はもらえないらしいからわりと痛い出費なんじゃないのかこれ。
レオリオはこんなぼったくりな医者になってはいかんぞ、美人だけど
>>909 俺も俺も
ヒソカが美形って言ってる奴は夢見すぎだと思ってた
冨樫のお気に入りキャラ(多分)で扱い良くてよかったな
この女が蜘蛛であることを知らずに、レオリオが頼んで念能力の師匠になってもらってたりして
>>915 女に両腕切断のスプラッタで魅力アピールすんのかw
普通はドン引きされるだろ
やっぱりそれなりに負傷する事を見越して呼んでおいたんじゃないか?
腕切断される事まではヒソカも予想外だったと思う
>>901 お前はヒソカをゲイだとでも思ってたのか?
ヒソカは至ってノーマル
ただ強い奴には老若男女問わず欲情してしまうだけ
ああ、レオリオの医者になりたいってここにつながってくるのか
この美人のねーちゃんが手取り足取りで念を教えてくれるわけか
それじゃレオリオ修行にならんだろ
いや、立派な医者になったレオリオがこのぼったくり女を医療対決でこらしめる
全部自分で縫合した左手が2千万でヒソカの支えがあった右手が5千万なのはなんでだろう
逆に感じるんだが
右手の方が切断面の壊れ方が酷かったのだろうか
>>927 利き手だからじゃね?
ヒソカが右利きなのかどうかは知らないけど
>>927 仕込んだトランプを見せる時にグチャグチャと傷口壊したろw
治療難度の他に「自業自得だバーカ」といった意味合いも値段に含まれてると思う
>>927 切断面に手突っ込んでトランプ取り出すとか無茶やったから
右手の方が重傷だったんだろう
ああーやってたな、そんなこと
疑問が氷解したわ
まあとりあえず「頭さえ無事なら再生可能」とかそういう人外ではなくて
体は生身の人間だった訳だなヒソカも。
しかし生身の人間なら接合したとはいえしばらくは両腕が痛くて
寝られないくらいだと思うけど(試合中は脳内麻薬が大量に分泌されてたって事で)。
>>926 そういえばレオリオは法外な手術代ふっかけられたせいで親友を亡くしてるんだもんな
ぼったくり医師代表としてこの女性がレオリオに説教される展開が来そう
傷口をオーラで押さえると止血できるくらいだし
あの縫合面にオーラ流し込んどけば治るの早くなったりしそうだな
>>932 つーかヒソカは痛み止め感覚で麻薬くらい普通にやってそう
念で痛みを減らしたりできるんだろうか
ヒソカ全然、痛くなさそうなんだが
神経に針を刺すって普通なら失神するほどの痛さじゃね?
どんなときもポーカーフェイスを絶やさないのがマジシャンだからです
旅団らしき女に話しかける時の
ヒソカの語尾が全部ハートマークな件
乙
ダイ大の連載中スレみたいに省略されてないから読みやすい
そういう不用意な発言は…
乙
10年近くたつのにいまだにレオリオにスポットを当てた話は書かれてないんだなw
このままフェードアウトしそうで怖いよな
もしちゃんと描いたとしても、蟻編終わったとこでまとめに入りそうだし
溜まりに溜まった伏線はちゃんと消化してから終わらせて欲しいもんだ
果たしてレオリオが発を披露する日は来るんだろうか
>>939 いつもお疲れ様です
作画の件はオマケの様なものなのであまり無理しないで下さいね
レオリオの目的は医者になって人助けだから必ずしも念を身につける必要はないんだよな
>>946 でもハンター裏試験なんだから念を身につけなきゃ失格になってラインセンス取り消されたりして
裏試験?
斡旋所の必要条件が念だってだけじゃないの
まあどうせ無くしそうだから盗まれたり、奪われたりする前に、
さっさと売っちゃえば、医大の受験代金も生活費も大丈夫だ
マチがレオリオの師匠ってのはいい発想だなと思った
考えてみりゃ、レオリオは旅団にも顔割れてないんだよな
>>948 すでにここは楽屋裏になってるから
ゴルアが発まで習得した時に「裏試験合格おめでとう」って言われるだろ
発習得するのはGI編だろ
>>949 ホテルで演技したときに見られてるから
団長、マチは知ってるかな
シズクは多分忘れてる
>>953 レオリオがグルだったかどうかまではあれでは分からないんじゃないか?
シズクが「ラジオのやつもグルだよね」って言ってたから、
多分バレてると思われ
今回の話(ヒソカが旅団員だと判明&素顔披露)の時ってまだ
2chは無かったのかな?あったとしたらかなりの祭りになってそうだな
色々衝撃的だったし
別にマチは医者じゃねーんだからレオリオの師匠とかは違くないか
>>956 1999年の八月頃だから、その年の五月に出来た2chは既にあるね。
>>957 マチが医者だったらこれが本当のマチ医者w
山田く〜ん、
>>958の座布団全部持ってっちゃいなさい
このあたりからだなサボり癖がひどくなってきたの。
レオリオのエピソードは最終回で患者診てるコマがヒトコマあって終りになりそう
「オメーそれは最短でも4年は会わねーってことか?」
リアルで4年くらい出なさそうな気がしたが、
4年どころじゃなかった。
今出たら死にかねないからとりあえず新章までは出なくていいよ
回復系キャラとして活躍する
そんなふうに考えていた時期が私にもありました
放出系だし、何か他人を回復する能力になるんだろうなと思ってたけど
でも放出系の情報もガイドか何かであまり信用できない罠
回復系能力にしてもピトーのブライズとかクラピカのホーリーが既出だからなあ
単なる治癒能力なら今さらだしどうすんだろ
ピトーもクラピカも治せるのは外傷っぽいから
医者志望のレオリオは、特に動機が「親友と同じ病気の子供を〜」なので
外傷じゃなく病気を治せるような念能力を身につけるんじゃ
もしも連載が続いて再登場するとなったら
対ウィルス治療能力とかでバイオハザード的な人為災害への切り札になるとか。
それで敵から狙われるお姫様ポジションに。
あれ? まんま桑原のような……
流星街の変異した人たちを治療とかしたら格好いいんだけどな
レオリオならキレたゴンもどうにかできるんじゃないだろうか
>>969 キメラアントを人畜無害な生物に遺伝子改造するんですね、わかります。
念能力の系統が出たとき、冨樫スゲーって思ったんだよね。
幽白のキャラの能力もしっかり区別できるしって。
ヒソカの性格別分析も面白かった。
自分で勝手に〜は〜系だ、とかやって喜んでたw
てんでは別として幽白〜レベルE、ハンタと何となく繋がってる感じが
好きなんだよなぁ。
>>971みたいな、それ何てバカ王子って
キャラが出てきても違和感がない。
>>972 そうかなあ
幽遊白書もレベルEもハンターハンターも
世界観が違いすぎて全くつながってる気がしないけどな
幽白は妖怪とか魔界とか出てくるし
レベルEは宇宙人のSF(?)だし
ハンターに至っては完全に異世界だしな
人間と人外の関係みたいな感覚は繋がってる気がするな
人と妖怪と宇宙人とキメラ
>>973 972の言ってるのはそういう表層的なことじゃないっしょ
表層的な意味じゃなくて根底を流れる作風が似てるって意味なら
同一作者だから当然じゃないかな
幽白の初期はてんでをひきずってたし
レベルEは幽白の最後の方をひきずってた
旅団編のリオレオは、ハンター試験のときの短気っぷりが嘘のように落ち着いてたしな
語らなかっただけで、何か大きな修羅場を乗り越えてたのかも
纏だけとは言え念も身につけてたわけだし
ぶっちゃけハンター試験編が一番面白かったなー
この頃のわくわく感と明るさが懐かしい
>>974 繋がってるっつか、ちょっとワンパターン?て気がしなくもない
幽白もレベルEも最後は、人間が異形の存在を受け入れて共存していく、って〆だし
キメラアントも一部はそうなりそうだし
まだ冒険ファンタジー2作目でそんなこと言ってもなあ
面白けりゃ焼き直しでもいいけどなあ
もっともいまはどっちにしろ…
この連載スレが終わるまでには帰ってきてくれると信じる
なんだか最近「未来人帰れ」がピリピリしすぎてる気がするな
いちいち楽屋裏に誘導しようとしたりしてさ
明らかに設定分かってない奴もたまにはいるけど
多くの場合、現状の条件だけでじゅうぶんに推測可能なことを言ってるだけじゃん
次スレ
>>196だけど、
念の全貌がまだわかってない段階なので
>>195の発言はちょっと先取り気味なニュアンスがあるなと感じたので
万が一あの場で議論になるといけないと思ってけん制してみた
予防線を張りすぎると逆効果だってのもわかってるけど、
まあちょうどここ埋まってなかったし、いいかなと
無理にする必要はないんじゃね、牽制とか
普通に今の段階でわかる話だけしてればいいでしょ
未来レスなんて無視すればいいだけ
無視しないで議論になるなら連載中スレとして議論を楽しんでるって事だろ
ほとんどのみんなはわかって楽しんでるさ
確かに、議論がねじれた感じになる場合もあるようだけど
そうなってから対処しても遅くない
いちいちクギさして会話の流れを悪くする程の深刻な問題じゃない
てか195は別に牽制するほどでも無い
そう
過敏になってもいい事ない
まあまあ 肩の力抜いて楽しもうぜ
そうそう
後、ケツの力も抜(ry
992 :
マロン名無しさん:2009/08/04(火) 20:37:27 ID:1gGdjUYf
クソジャンプ
どーせNARUTO終了したらハンター開始だろw
体調不良だのアホな事言ってるけど、ジャンプの戦略だ。
「今は休んでていいですけど〜(ナルトが終わるまではね・・)」
夢を与える漫画もやっぱり金が一番らしい。
>>992 何をいまさら
ジャンプは漫画雑誌の中では一番商業的じゃん
富樫が何号から御願いしますで書けるわけないだろ。
今回のあらすじでウイングがあとは独自の工夫でって言ってるけど
GI編の修行の話なんかはモロ基礎練ぽかったよな
富樫が話を考えるのがめんどくさかったからだろうか
富樫義博=空気
(^_^)
富樫はドラクエ中w
いやモンハンかwww
1000だったら休載復活後の1コマ目のセリフが
キメラアントとの壮絶な死闘から数ヶ月後…
くじら島
回想シーン
富樫義博の次回作にご期待下さい。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。