文字バレ
ノーヴェを倒した覇王だが、自身のダメージも深く、武装形態を解除し、少女の姿に戻ったところで道端に倒れてしまう。
敗れたものの、意識を保っていたノーヴェ、スバルに通信し、戦闘中に取り付けたセンサーをもとに覇王の補足を頼む。
覇王がベッド目覚めると、横にノーヴェの姿が。ここはどこかと訝る覇王の前にティアナが現れ、「おはようノーヴェ、
それから…自称覇王インクヴァルト。本名アインハルト・ストラトス。Stヒルデ魔法学院中等部一年生」と告げる。
アインの荷物の制服と学生証から確かめたらしい。
さらにスバルが朝食をもって現れ、食事がてら事情を聞かせと欲しいと言う。
自己紹介が済んだあとで、なぜこんなことをしたのかとティアナが尋ねると、ノーヴェに答えたように、古きベルカの
どの王よりも覇王が強くあることを証明したいだけで、聖王や冥王に恨みがあるわけではないという。
それを聞いて、良かったとアインに微笑むノーヴェ。
朝食後、ティアナたちは湾岸第六警坊署に赴き、今回の件の報告を行う。署の廊下で自分は何をやっているんだろうと
悩むアインの頬に、ノーヴェがジュースの缶を押し当てる。ノーヴェはアインの横に座り、自分には古代ベルカ系に詳しい
専門家もたくさん知っているから協力できることがあるなら手伝ってやると申し出る。
その見返りは聖王たちに手を出すなということかと尋ねるアインにたいし、ノーヴェは、それだけではなくアインがストライク
アーツが好きだと思ったからだと答える。だがアインは好きとか嫌いではなくカイザーアーツは自分の存在理由の全て
だと言う。頑ななアインに対し、ノーヴェはカイザーアーツやアインの国のこと、こだわっている戦争のことを知りたいと望む。
アインは「私は…」と口を開き…
一方、ヒルデ魔法学院の図書室では、ヴィヴィオがコロナに「覇王インクヴァルト伝」や「雄王列記」、当時の歴史書などを
探してもらっていた。どうして急にこんな本をと問うリオに対し、さっきノーヴェからメールがきたからだと答え、放課後に
新しく格闘技をやっている子と知り合ったから一緒に練習しようという誘いに応じることになった。