【バキ】板垣関連作品総合バレスレッド【餓狼伝】72
25 :
7:
160 祈り
失神してるのかと心配する爺だがバカは触れようとするピクルの手をどける
“こッッ これがせいいっぱいッッッ”
汗まみれのバカは幼い頃ジャングルジムから落下した時を ブランコから落下した時を思い出す
呼吸困難に陥り口から血を吐きそうになるバカ。倒れたい、ひざを折ってしまいたい、寝ころんでしまいたい
両膝が巨大な岩を支えてるようだとやばそうなバカを劣と花山がよくぞ立ったままで…と驚愕
しかし―――野生は見抜いていた
目の前にいるかけがえのない遊び相手が――
一見何事もなく佇むんではいても――それは擬態
その実―――重大なダメージを負っている
本当はその場で転がり回りたいのだろう
(ピクルッッなにをしているッッ)(打ち込んでこいッッ俺は弱ってるぞッッ)
あれか 刃牙はピクルにアイキで対抗しようとしてるのか
これはもしや勇次郎戦を想定してのスパー?
しかしピクルはその場に跪くとやりすぎてしまったのだと後悔を始める
“この壊れやすい玩具を――乱暴に扱いすぎてしまったのだ…”両手をあわせ
“ああ…どうか元通りに…” その時、バキがピクルの両手をはじくと顔面にパンチ
敵が―――己の為に祈るという屈辱……
それを目にしたとき―――少年の気位はかろうじて
空前の肉体的苦痛を上回った
「#&*@☆★○※〒←↑(訳:俺のために――ッッ祈ってんじゃねぇぇっっ)」
血を吐きながらもファイティングスタイルをとる
■舐められ返された刃牙!!満身創痍の中、雄の誇りに火が点いたッッ!!