相変わらず佳織は下手っぴぃ扱いだなーっ。
仕方が無い。ちょっとかおりんの凄さ(隠し設定)に付いて説明してみよう。
まず、あの手牌弄りがあからさま過ぎるいかにも「初心者らしい振る舞い」の下手な演技と言える。
まるで昨日今日覚えた様な素人臭さだが、少なくともエントリー時には入部済みと考えて良いはず。
鶴賀はオンラインでも打てると考えると、どれだけ対局を重ねる時間があった事か。
ルールブック片手に一日1〜2時間を一週間も繰り返していれば、あそこまで無駄に手牌を弄る必要は無い。
本当に初心者なら、出来るだけ初心者と看破される行為は控えた方が良い。
むしろ牌の扱いに不慣れなはずなのに、山を崩したり見せ牌もせず器用に手牌を弄んでる事の不自然さが目に付く。
また初心者に多い鳴きが見られないのも気になる点だ。東1局2局とタコ鳴き出来そうな場面はあった様に見える。
ツモり四暗刻の聴牌時はちゃんと色で区切って縦のつながりを↑に乗せているのに、
リーチ後は萬子の↑に2pと7sの暗刻を無意味に乗せて遊んでる。手ジャミの域を超える酷さ。
しかしこれらは勝つ為ではなく、負けようとしてる演技。手牌形を他家に知らせようと弄ってるのではないだろうか。
蒲鉾に背中を押されて決勝の舞台に向かう描写的に、不特定多数の目に晒される事を拒みたい意識が伺える。
入部時に「大会参加自体」が目的と聞かされているだろう事は想像に難くない。
むしろもう敗退したいのだが中継されてる手前、明らかに不自然すぎる打牌で負ける事が出来ないのではあるまいか。
しかし、潜在的な強者によくある豪運の力が働き、素人っぽく手を狭める打ち方をしても勝ってしまう。
他のチームが卓につくまで佳織を素人と気付かなかったのは、ここまでそこそこの成績を残してしまった可能性が高い。
勝つつもりはないが、自分1人が大負けして迷惑をかける訳にもいかない。
手の内が晒されてるため、咲の様にバレバレな点の下げ方や負け方をする訳にもいかない。
その為、せっかく演じて醸し出した初心者臭さを消してしまう結果になったのでは無いだろうか。
何故こんな強引な考察をするのか。それはメタな視点から鶴賀を視る事で説明する。
要点を先に言っとく。『鶴賀』は『清澄』の設定を解体し、再構成して作られたチームであると考えられるからだ。
設定の再割当で「組み換え」や「置換」対比的に「反転」された部分はあるが、共通的相似的に受け取れる点を少し挙げてみよう。
*新興の部でギリギリ5人の選手。 *野心ある実力者に見出される在野の才能。 *旧縁の絡みで入部。
*全国レベルで目立つ期待の新入部員と不在扱いレベルで目立たない期待の新入部員。*ツインテ2人とポニテ&サイドテール。
*名実備えた指導者と実に徹する指導者。*感情表現豊かなマスコットと表情不変のマスコット。*成立済百合カプと成立直前百合カプ。
*常に口にされてるタコスと常に口の形がかまぼこ。*身に着けた猫グッズと身に付いた犬耳ヘア。*だじぇだじょとわはは。
主役チームと脇役チームなのでその演出や色づけに濃淡的な差があることは一考しても良いだろう。
そこで、咲クラスの超人的能力の設定が誰に割り当てられているのか。
咲はその能力を積極的に発揮して活躍している。
それと同じ様に、もしくは反転等して活用されていると思しいキャラが居れば、それが鶴賀の「牌に愛された子」である。
消極的な能力の発露が見て取れる妹尾佳織が、それに当たる訳である。
*初心者の振りを止めた新入部員と初心者の振りを続ける新入部員。
佳織(咲)が初めて和了った役満の四暗刻。また正に取って付けた『妹』キャラというのもある種の隠喩だろう。
全国に行くべき理由が咲にあるなら、佳織には行ってはならない理由があると考えるのが妥当で、
麻雀界の表舞台で華々しく活躍する家族がその理由であれば、
佳織には裏舞台で暗躍する家族に居て、それが全国行き(表舞台に立つ事)を拒む理由になっていると考えて良い。
まぁ、適当に考えたネタなんですけどね。