【バキ】板垣関連作品総合バレスレッド【餓狼伝】55
範馬刃牙 第132話/勝利の咆哮
歓喜の正拳突きが続くさなか、克己は気づいてしまった。
そして博士も。ピクルはただ休憩んでるだけ。
深手を負い攻撃の手段を失った克己など、野生の環境においては深追いの必要がない。
力尽き息絶えるのを待つだけでよいのだ。眠るピクルから涙が。
克己(これがそうか……)(徳川氏から聞かされていた…………………)
(ピクルは襲い来る者を 好 む )(好んだ物を 食 す )(食す時すなわち 別 れ の 時 )
(故に涙すると…)(ありがたい…………)
克己の観念した様子に、大観衆も異変にようやく気づく。
(この惑星誕生以来最強とまで言われる雄が……………)(俺を強敵と認めてくれる)
(報われた…………)(この思いに………)(どう報いる………)(どう応える…………ッッ)
ゆっくりとピクルが立ち上がる。弟子たちは克己に逃げて、生き延びてくれとざわめく。
だが克己はその逆。
(ピクルよ…………)(俺はもう―――)(十分だ………)
「持ってけ……」「この命ごと」
弟子「 ダ メ だ ア ア ア ア ァ ァ ッ ッ 」
悲痛な叫びもむなしく、ピクルの巨体が軽やかに跳ぶ。
着地したとき、その口には骨むき出しの克己の右腕が銜えられていた。
克己(なぁピクル…………)(俺は美味いかい…………………)
◆空手家の魂…右腕!!!奪られた!!!喰われた!!!失った!!!満身創痍の克己…ただ負けるのか!!?
コメント
「サラリーマンNEO」が
いい………。