部室に入るなり、斑目は腰を抜かしそうになった。
荻上さんとスーが並んで座っている向かい側の席に、全身を包帯でぐるぐる巻きにした男が座っていたからだ。
包帯男は声をかけて来た。
「おうこれはこれは斑目先輩」
「朽木君だったのか…」
荻上「最近スーちゃんが『るろうに剣心』にハマっちゃって…」
スー「我輩ノオ気ニ入リノきゃらデアリマス!」
斑目「志々雄真実か」
朽木「でも斑目先輩、このコス暑いですなあ。いつもこんな格好してたら、そりゃ体温上がって燃えちゃうのも無理無いですな…」
そう言いつつフラリと倒れるクッチー。
荻上「朽木先輩!?」
スー「志々雄同様、15分ガ限度デアリマスナ、コノこす」
斑目「て言うかこれ、皮膚呼吸出来てないだけじゃん!急いで包帯解かないと!」