1 :
マロン名無しさん:
熱血番長、一匹狼タイプからダメ男、ヲタのメガネ君まで
昔と今では好まれる漫画の主人公像が変わってきてると思うのですが
その辺り時代や読者の変化とあわせて語ってみてください。
以下、のび太でツッコむヤツのレスが続きます
3 :
マロン名無しさん:2008/07/12(土) 12:55:14 ID:3HeoUS7y
あれはアニメだが、やっぱりエヴァのシンジくんの出現以降、
急激にヘタレで受身型の主人公が増えた気がするな。
最近は自分から動く体育会系の主人公はあんまり受けない。
DAT落ちは近い
のび太よりもシンジよりもキサマノフだろ
俺様何様を地でいく悪人主人公はバスタードが最初?
>>3 そう思ってるのはオタ出身の編集者だけで
ヘタレ受身型が主人公の新連載は
少年漫画ではほとんど失敗してる気がするんだけど。
ジャンプの人気投票で1位取れる主人公は
今でもルフィとかネウロとか両津とか銀時とか
強気なタイプばかりじゃん。
シンジも漫画版じゃ結構熱血だしな
前歯全部折ってやる!とか
9 :
マロン名無しさん:2008/07/12(土) 23:25:43 ID:3HeoUS7y
>>7 まあ確かにそうかもね。
主人公にどこかしら熱さがないとストーリーが動いていかないだろうし。
少年誌なんかは展開を早くしないといけないというのもあるから結局、主体性のある主人公が残るのかもね。
ギャルゲーの漫画化とかだと別だろうけど。
11 :
マロン名無しさん:2008/07/13(日) 09:59:31 ID:AamQxgXL
60年代・・・熱血番長タイプ(石田国松、赤城忠治)
70年代・・・一匹狼・アウトロータイプ(ブラックジャック、デューク東郷)
80年代・・・等身大・軟派・サラリーマンタイプ(大原笑介、山岡士郎、春日恭介)
90年代・・・自閉症・等身大オタクタイプ(碇シンジ、浦島景太郎)
00年代・・・今までの焼き直し
なんとなくの印象・・・
12 :
マロン名無しさん:2008/07/13(日) 13:37:09 ID:wuVqpbVQ
諸星あたるみたいな女好きな主人公も最近みないな。
つラル
>>12 個人的にはGS美神の横島みたいな主人公好きなんだけどね。
女が寄ってくるの待ってるんじゃなくてとりあえず自分から行くとことか
ゆずらないとこはゆずらなかったり、女のためにすぐ命はっちゃたりして
意外と骨のあるところとか最高。
15 :
マロン名無しさん:2008/07/14(月) 11:50:59 ID:As81Ea2J
90年代以降に流行ったのは受身型のヘタレというより
トラウマを抱えた苦悩型の主人公じゃないの。
それまでは主人公が孤児だったりしてもグダグダした回想やトラウマなどの内面描写はあまりなかった。
エヴァ以降、文系、体育会系問わずやたらにトラウマを大安売りするようになった。
16 :
マロン名無しさん:2008/07/14(月) 12:29:24 ID:RstzjVRK
>>15 ついにはトラウマを戦わせる漫画まで出てきたぜ
サンデーのなんとかってやつ
ベルセルクのガッツは体育会系だがもろにそうだな。
作品の大半がトラウマの回想。
キャプテンの谷口みたいな、家が貧乏でもひたすら努力してがんばる主人公は最近流行らんのかね。
この間読み返したら涙がでた。
>>19 ムリムリ。
今の時代は社会そのものが糞だから
そんなの流行んないよ。
21 :
マロン名無しさん:2008/07/14(月) 22:30:09 ID:N6++mex5
ワープア・格差社会だから、これからは昔ながらに貧困からひたむきな努力で
のし上がる主人公が共感を呼ぶ時代がまたくるかも。
バブル時代に熱血等身大主人公を描いて
現代にカリスマやDQNな天才を描くあたり
やっぱ新井英樹は天の邪鬼
23 :
マロン名無しさん:2008/07/18(金) 21:49:39 ID:YRl5iQck
エヴァのシンジ君が
本宮ひろし漫画の主人公くらい男らしかったら面白かったのに。
今時「頭を使わず量だけの努力でのし上がる主人公」というのは
「最初から万能の天才な主人公」と同じように薄っぺらい設定にしか見えまい。
「適切な努力」が最近のトレンドだよな
むしろ要領よしがよいとされる今だからこそ
「頭を使わず量だけの努力でのし上がる主人公」
というのを読みたいと思うのはひねくれ者か。
考えないことでそれなりに苦労する描写があれば面白い話になると思う。
上で挙がってる『キャプテン』の谷口みたいに
無謀に「がんばる」だけで周りが協調してくれて成功掴める、
では少々甘っちょろい。
別に甘っちょろい話が悪いとは言わないけれど。
そりゃプレイボールだ
キャプテンの頃もノリは同じようなもんでしょう。
30 :
マロン名無しさん:2008/07/20(日) 23:48:06 ID:g2IlQx+p
谷口はなぜあんなに頑張れるのだろう。
特にトラウマやハングリーさが有るわけでもないしキャラも薄い。
野球をやりたいから。ただそれだけであそこまで頑張れるキャラクターは
今見直すとかなり新鮮に見える。
最近は最初から才能ある主人公が主流だし。
テニスの王子様なんて最初から必殺技つきで顔までジャニーズ。
昭和ウルトラの主人公、ケンシロウ、スグル、悟空、ぬーべ〜、遊戯、ルフィ、ガッシュのような主人公は好き
ルフィは初期に比べるとキチガイになってる気がするが…
ネウロみたいなのは合わないな俺的には
>>29 いや、キャプテンでまともな成績残してるのはイガラシ時代だけで、他は地区予選敗退
当時としては珍しく(今でも珍しいけど)、漫画の主題は努力して勝利する事でなく、
「キャプテン」としてチームメイトをまとめる事にあり、盲目的に協調してくれる訳じゃない
谷口マンセー&連戦連勝はプレイボールになってから
闇の方の遊戯は最初こいつ本当に主人公かと思うほど犯罪もしくは犯罪すれすれのことやってたのに
最後は他人を思いやる優しさを表遊戯から学んで随分丸くなった
>>30 テニスが美形揃いでデフォルトの能力が高いのは、あくまで腐女子狙いの為の戦略的なもんだよ。
作品ではちゃんとみんな努力してるし、その素晴らしさも描こうとはしてる。
ただ作者が下手だから伝わらないだけだ。
>>33 そうかな。
試合で負けたのに頑張ったからって記者が取材に来て
そのまま何だかんだでえらい爺さんがしゃしゃり出て再試合させてくれたり、
激しい練習を強いる谷口に抗議しようとした他のメンバーが
一人で練習する姿見た途端にマンセーモードになったり、
青葉との試合では爪剥がして疲労で倒れて指折った状態で投手やってと
イガラシと二人無茶しまくってるだけで青葉側の観客が都合よくこっち側に寝返って有利な展開にしてくれたり、
勝利第一だった青葉の監督が唐突に考え変えたり、
「がんばった」だけでやたら報われる展開のオンパレードだったけど。
努力の結果身に付けた実力で連戦連勝する主人公は悪くないと思う。
ただ、努力してるのを見た周りのキャラが勝手に右往左往して世話焼いてくれて勝てる主人公…ってのは甘っちょろい。
それが言いたかった。
あしたのジョーは周りが世話を焼いてくれてもライバルには勝てないし、むしろ破滅に向かっていく珍しいパターン。
白石のお嬢さんがしゃしゃり出て余計なことをしなければ、
ジョーも力石も死なずにすんだのに。
ジョーは死んだと明言されてないけど
>>37 アイシルや大振りのことですねわかります。
努力っていうか、ジャンプのバトルものにありがちな三日くらいの修行で主人公が急に強くなったり
オーラみたいのが出ていきなり覚醒するパターンはなんか嫌。
お手軽に成長する主人公にはどうも共感できない。
スラダンの花道は、技術面では最後まで基本に忠実だったから良かった。
花道ってむしろお手軽成長のハシリみたいな気がしなくもない
同じ梶原作品でも飛雄馬とジョーという主人公の対比は面白いかもしれない。
飛雄馬には親父という絶対的な存在があるがジョーにはない。
飛雄馬には巨人の星になるという絶対的な目標があるがジョーにはこれもない。
(ジョーは世界チャンピオンになりたくてボクシングを始めたわけではない)
単純に要約すると巨人の星は、巨人の星になるため努力してライバルと戦うという単純なサクセスストーリーだけど
ジョーはむしろあるかもわからない明日を見つけようとライバルを探す話。
時代の変遷とこの主人公像の変化を重ねて考えると面白い。
>>43 花道の場合、最初から身体能力的にはずば抜けてるわけで、たまに見せるスーパープレイはそれで説得力がある。
だけどバスケは素人だからすぐ退場しちゃうし、普通のシュートは入らない。
その辺りの技術的攻防は湘北の他のメンバーが担当してた。
相手のエースと対決するのはいつも流川だったし。
花道は最終回でも「左手はそえるだけ」ってシュートしてる。
それが土壇場で実を結ぶから「努力の大切さ」に説得力があった。
あれが山王戦前日の特訓とか、急に覚えたテクニックだったらご都合主義にしか見えなかっただろう。
急に強くなる主人公の増加を招いたのはやはりDBの大成功でしょ。
あの大ヒット以降、気だのオーラだの霊圧だのの量を数値化して
あとはその数字を増やす理由を適当にでっち上げて勝負を決める方式が蔓延した。
さすがにもう飽きられてるけど。
悟空は割と地道に修行してるんだけどな
最近のはホント短期間でレベルアップするよな
こないだ漫喫ではじめてブリーチ読んだときあまりの修行期間の短さにあっけに取られた
>>45 それに対してアイシルのセナは足が速いだけのモヤシチビ設定だったのに
試合では必ず相手の最強エースが相手で
何十回負けても一回勝てば相手が勝手に負けを認めて実力で超えたことになって
スピード以外の努力は全然しないのに
いつのまにかパワープレイでも一流選手と張り合えるようになっていて
競技歴半年で東日本MVPに選ばれるという厨っぷり。
しかもアメリカ合宿では本場のプロテストであちらの大学生に圧勝してるという。
最近の漫画はむしろ主人公を物語序盤から甘やかしすぎだから
すぐに描くことが尽きて空気になるんでね?
>>46 急に強くなる主人公の増加…火事場のクソ力
気だのの量を数値化…超人強度
キン肉マンなめんな
そうでないと今どきの読者の興味が続かないのかもね。
タッチの上杉なんか野球やるまでだいぶ時間かかったし
矢吹丈もプロになるまでの描写が長かった。
ドカベンも最初は野球やってなかったし。
昔はまだ読者に主人公の成長を見守るおおらかさがあったのかも。
今は社会も即戦力ばかり求めて人材を育てようとしない。
人件費が高くなればすぐに外国人労働者を輸入するような時代。
主人公の努力と成長なんて待ってられない時代なのかも。
努力は描かれるべきなのかもしれないけど、ジャンプの10週打ち切りに代表される人気出ないと即没な現状じゃ無理だろう
それに
>>50が最初は別なことをやってた例として挙げてる漫画はどれも最初からそれメインで始まったのとは違うような…
ドカベンは最初の最初は柔道
上でも言ってる人がいるようにジョーのボクシングは目的じゃなくて手段
タッチも主人公のたつや本人はともかく双子のかつやがやってたから伏線は貼ってあったし
今の漫画のパワーアップや成長のお手軽さは努力量が足りないだの期間が短いだのといった
体育会系、精神論的なところよりも唐突にその技・術や特訓方法、コーチが出てくる伏線の弱さが原因じゃなかろうか
「量をこなせば結果出る」から「とにかくやりゃあ結果出る」に変わっただけで「強引な成長」という本質には変化なしでは?
ジャンプの主人公はなんだかんだ言ってもまだマシな方だと思うがな
他誌(特にオタク系雑誌)のヘタレ主人公は本当にただのヘタレオタクだったりするし
上に出てるように、内向的主人公の隆盛はエヴァのシンジの影響ってのはあるかも知れんが、
シンジはイメージはともかく改めて見てみると、トラウマってるだけで基本は勇敢だしスペックも優秀じゃん
なんかこのスレの議題に限らず色んなものが、再生産されるうちに劣化・オタク化してる気がする
ジョーとか飛雄馬みたいな主人公は今やるとギャグにしかならないからな。
島本和彦は自分の書く漫画ではそれを自覚しながらギャグを混ぜつつ本気でジョーみたいな主人公を描いてる。と、インタビューで語ってた。
ジョーみたいな主人公を今そのまま描くとまんまギャグになってしまう。
かといってギャグだけだとただのパロディなので、本当の熱さを込めつつギャグな部分も自覚してるのだと。
元から才能があって恵まれた環境にいても熱血かつ目標のためにさらに努力を重ねる主人公ってのは描けないわけでもないしなあ
ハングリー精神は必要だけどハングリーな生い立ち、境遇は絶対必要まではいかないっていうのか
>>52 >シンジはイメージはともかく改めて見てみると、トラウマってるだけで基本は勇敢だしスペックも優秀じゃん
そうかなあ。漫画版は多少骨があるけど、アニメ版は壊滅的だったと思うけどw
普通の主人公ならそこでいくだろってところで、ことごとく引きこもってたような気がするし
特に操縦のセンスがある描写もなかったような。
で、最終回まで成長もしないし。
まあその辺は監督がわざと今までの路線から外したんだろうけど。
学生時代、漫画家志望の友人がいて
「これからはゼロ戦漫画が流行る」と言って
大真面目に普通の少年誌に投稿してた。主人公は紫電改のタカそっくりだった。
その後どうなったかはわからない。今となってはなんでゼロ戦漫画が流行ると思ったのかなんだか気になる。
>>55 52じゃないが、能力的には漫画版より上だし、それこそ見直してみれば分かるような
まぁその辺は完全にスレ違いなので気になるなら別の場所(エヴァ板とか)で話して貰うとして、
例えばアムロに置き換えてみてもいいんじゃない?
要は、内向的主人公の類も、繰り返すうちにより酷くなってるという話でしょう
>>51 努力の量を重ねて結果を出すのは、強引な成長なのか?
才能のあるやつが努力したら他より結果が出ました、というのはごう自然だと思うのだが
桜木とか上杉達也は
周囲から今までダメ人間扱いされてたのは
あくまで本人の責任だとちゃんと描かれてた。
セナとか三橋の描かれ方は
今までダメ人間扱いされてたのは
才能に気づいてくれなかった周囲のせいで
本当はこんなにいい子なんですよという
周囲への責任転嫁が透けて見えるのが鼻につく。
最近の漫画って
そういうところで主人公に甘すぎるんだよ。
エヴァのシンジ君ってのは庵野本人の思い入れもあるけど、基本的にはアニメ界の定型を外した末に生まれたものだと思ってる。
要するにお約束を嫌って作ったキャラクターなのだと。
アニメの場合、そういう主人公の定型外しは結構早くから試みられてて、例えば庵野がスタッフで参加してたマクロスなんかもそう。
主人公の一条輝は飛行機マニアのアイドルオタクで、パイロットとしても並よりましな程度の腕
(先輩のフォッカーや後輩のマックスの方が強い)でしかない。ライバルとなる敵キャラもいなかった。
良くも悪くも当時かなり新鮮なタイプだったといえる。で、同じ80年代、漫画の方はジャンプ黄金時代。
まだ単純明快なキャラクターの主人公が努力・友情・勝利で強敵を次から次に倒す物語が人気の時期だった。
90年代にその黄金律が陰り始めると、エヴァの登場と時を同じくしてゲーム・アニメ・漫画のメディアミックスが劇的に進む。
ここでアニメ界のシンジ君的キャラクターが一気に少年漫画になだれ込んできたのだと思う。
ゲーム系漫画雑誌などはいまだにシンジ君のフォロワー的なヘタレオタクが主人公であることが多い。
今度は漫画の方から新しい主人公像を打ち出して欲しいけど、いまのところ昔の焼き直し以外に見当たらないのが残念だ。
お前らシンジ大好きだな
好きではないけど、一つのスタンダードとなった主人公ではあると思う。
実際、漫画にもアニメにもシンジ以降新しい主人公キャラは登場してない。
あえていうならこれもシンジ君の改良型だけど電車男くらいか。
改良なのか?w
64 :
マロン名無しさん:2008/07/22(火) 21:12:06 ID:pts2eB37
そうして現代…
主人公キャラを考えるのがめんどうくさくなった三流作家たちは…
登場人物をすべて【美少女】にしてしまった
ラノベなんかモロにそうだな。
電車男は女のために自分を変えようと努力するあたりが
世界の終わりまで引きこもってたシンジ君よりましなのではと・・・
>>64 オタク化の行き着く先だなw
>>55=
>>60=
>>62=
>>66の人はやたらとシンジに拘るけど、
なんでもかんでもエヴァじゃなかろうよ。
新しいと主張するシンジ自体、アムロの焼き直し(内向的・大人への反発・やると天才型)に過ぎないし。
>>15の言うように、苦悩とか理不尽とかトラウマとか、
そっちの作品系統への流れにはなってるだろうけど、
エヴァがあろうがなかろうが、萌え化が進めばヘタレオタク主人公が増えるのは自明。
エロゲやギャルゲと同じで、読者が自己投影できる主人公が必要になってくるからな。
「冴えない自分と魅力的な異性」の組み合わせは、はるか以前の少女漫画からあるお約束でしょう。
で、そういう空気主人公を介することすらしなくなったのが、
>>64が言うような流れ。
そして子供は漫画を読まなくなってると
主人公の○○はどこにでもいる普通の高校生
っていう物語だと感情移入はしやすいけどワンパターンに陥りやすいな。
人気とりに走ってまわりを美少女で固めてギャルゲー化してしまうのが多い気が。
ジャンプですらとらぶるがあるからな。
エロラブ米は昔からあったけど、
あそこまで主人公が「媒介」でしかないのは初じゃないか?
そういう意味では現代的といえるのかも。
もう行動する主人公はいらない。それがどんな思想であれ正義であれ行動であれ
「世界の主人公として主体的に行動する」という時点で共感できない。
ただ物語の狂言まわしか、登場人物をそれこそ登場させる媒介だけがあればいい。
というのが時代の要請なのかもしれない。
>>73 時代の要請っていうが、
そういうキャラクターの総理大臣の支持率は右肩下がりだぞ。
萌えオタ→男キャラいらね
萌え漫画家→男描くのマンドクセ
という利害の一致から来てるのかと思ってた
結論としては萌えヲタが今の漫画をつまらなくしているというわけですね。わかります。
それも一つの流れとしてはあるね
もうちょい前に出てた、スポーツ主人公などの変化はまた別の流れだと思う
新しい主人公と言えば、そのうちキラやルルーシュみたいな、
「DQNだけど周囲がマンセーしている主人公(月と違って作者が無自覚)」
が漫画にももっと流れてくるかも知れない
テニプリの主人公がもうちょっと道を踏み外せばモロだった
そういう意味ではデスノのラストはあれで良かったんだろうな。
これからは主人公が敵を倒して行く物語より
最終的に主人公が倒されるべき物語が受けたりして。
そういえばデスノでも月が最後に負けて死んだ時に
「主人公なんだから当然勝つと思ってた。
こんなことなら最初からニア側を主人公として描けばよかったのに」
みたいなこと言ってる厨がいて( ゚д゚)ポカーン
ピカレスク物は主人公は最後に破滅して死ぬのがお約束だろうに。
最近でも「白い巨塔」がリメイクされてヒットとかしてるのにな。
>>62 主人公というよりは漫画としてのスタイル自体が一つの新しいスタンダードになった
好例と言うべきかも知れんが、マサルさんを挙げておく。
あれがヒットしてから似たような絵柄の漫画が商業誌ベースで次々と登場したからな。
不条理ギャグ系の劣化コピーは本当につまんなかったな。
表面だけ真似てるって言うか・・・
キラというかラクス教団はともかくルルーシュは意外としっぺ返し食らってる気がする
ギアスに限っていえば某脇役Sの方がよっぽど主役的外見・発言とそれに反する実際の行動、しかし責められないの
現代主人公3点セットを行ってると思う
作品にもよるけど主人公ってのは物語の主軸を背負わされる分、案外ちゃんと全体の流れにあわせて
転落したり更正したり復活したりをしてるんだよなぁ
それよりも2番手、3番手あたりで物語を背負わされないがゆえに自由だが出番と他のキャラクターへの影響力は多く
ゆえにDQN三昧だっていうのになぜかしっぺ返しはろくに食らわず、しかも主人公に比べれば些細な成長でやたら持ち上げられてハッピーエンド
なキャラが増えてるような気がする
主人公の親友だの恋人候補だのぐらいの主人公に絡むおかげで出番と人間関係を得てるキャラにね
大いにスレ違いだけど
>>81 コピー作品やキャラは大体そうじゃね?<表面だけ
梶原一騎の作品では主人公は最後に童貞のまま死んで
三番手かそれ以下のライバルのデブがヒロイン格のキャラと結婚して幸せになるのが
黄金パターンだったな。
>>44 巨人の星の主人公が飛雄馬から花形にかわったのはまさに時代の変化だろう。
最近のルルーシュは「しっぺ返しを喰らう様子」を見世物にするため
スタッフから必要以上にバカ踊りをやらされてる印象がある。
いくらピカレスクとはいえ、もう少し巧妙に立ち回れないものだろうか?
うわこんなところにまでルルーシュヲタが。
ギアスって最初の方をちょろっと見ただけだけど
登場人物全員結局何がしたいのかわからんというのが
最近の流行なのか?
>>46 ドラゴンボール以前の車田正美作品を無視してないか?
どんだけボロボロでも「俺の小宇宙よ奇跡を起こせ!」の一声で
いくらでもレベルアップが可能だったんだぞ。
アイシルはセナが弱気無個性過ぎてオラオラ系のヒル魔に実質的に主人公交代したけど、マンセーが過ぎて不評だな
>>88 星矢はドラゴンボール以後だよ。
超サイヤ人よりは前だけど。
>>86 デスノ二部の月もそうだったな
主人公の能力が高い上に、ある程度の立場を得てしまうと
転落させるための展開が不自然になってしまうのは良くある
>>79で挙がった「白い巨塔」なんかはその辺さすがに上手かったな
>>82 そういう糞脇役は意外と昔からいたような気もするがな
その手の脇だからお目こぼしされてた糞脇役の属性が主人公にまで感染してしまったのが今の主人公なのか
それとも主人公補正の拡大解釈(主人公の恋人補正、主人公の親友補正)と広がってしまったのがその手のキャラの跋扈なのか
どっちにしても相互に悪影響を与え合ってるな
昔より読者の人気補正が強くなったんじゃないか。
ストーリーの進行を担うために単純なキャラクター造形が多い主人公より
陰影のある脇役の方が腐女子とかの人気を集めることも多いし。
そんな読者の後押しもあって結構やりたい放題になる場合が多いのかも。
テニプリなんかはまさにそうだった。
ブリーチなんか突然、子供隊長がメインの映画やったしなw
>>54 キャプテン翼を思い出した
日向はライバルにはなれても主役にするには時代遅れ、みたいなもんだな
96 :
マロン名無しさん:2008/07/24(木) 21:30:00 ID:oZ4Y2EdS
腐女子狙いもあるんだろうけど、少年漫画の登場人物がやたら多くなってきてる気がする。
そういう脇役を引立たせるために主人公のキャラクターはむしろ薄くなってきてるような。
今、社会的に成功してる勝ち組っていうのはルールの中で真面目に努力してきた人間よりも
ルールの外側で先に利権を押さえてしまったり他人出し抜いて成功するような人間が多い気がする。
ITの起業家なんかもそうだし、デイトレなんかもそうだろう。
あるいはホリエもんとかミートホープの社長みたいな人間とか。
そうなると単なる主人公個人のサクセスストーリーみたいな話には共感できなくなっていくだろうね。
結局、いくらでも主人公補正が効いちゃうわけだし。
能動的な主人公が減ってるように見えるのはそういう社会の変化もあるのかもしれない。
上の方でトラウマ持ちの主人公の筆頭としてシンジが上がってるんだが、
トラウマ系列の主人公のはしりはボトムズのキリコだと思うんだがどうだろう。
少年兵として戦場に叩き込まれて、わけもわからず特殊部隊に入隊させられて
民間人虐殺みたいな非道な任務に従事させれて、急に転属させられたと思ったら
訳もわからないままに突然味方の基地を襲撃させられて、しかもその任務の最中に
ほかの連中に口封じで始末されかけて、生き延びるも基地襲撃の救援に来た部隊に捕まって、
犯人グループと勘違いされて拷問されて・・・・・
とまあ、イロイロひどい目にあってのがトラウマになっててな(特に民間人虐殺と味方の裏切り)
ずっとこの暗い影が主人公を付きまとってくる。
ただ、ボトムズのいいところはそんな主人公の人間としての再生と、不条理への反抗を描いた事だ。
ここでキリコがシンジ(TV版後半・劇場版)みたいなヘタレなら、今どきのアニメ、マンガなんだが
キリコは基本絶対にへこたれないからな。
「神にだって、俺は従わない」だしな。基本。
>>98 トラウマもちっていうか、内向的主人公のはしりはキリコというよりやはりアムロではないかという気もする。
アムロの場合、家庭環境とか、屈折したプライドとか大人への反感とか
より卑近なトラウマだが。
てかキリコのはいわば「背景設定」みたいなもんで、
アムロやシンジの与えた影響云々とはまた別
キリコとかシンジはアニメなわけで
漫画におけるトラウマ主人公の草分けは誰?
何気にネギは少年漫画の主人公としてはわりと理想的なんじゃないかと
>>102 有名どころだとやっぱり剣心じゃないか?
一応ジャンプの看板だったわけだし、時期的にもエヴァと近かったし
かなり影響力はあっただろう
昔、予備校の先生が少し分析していた。
受験戦争・詰め込みの頃は落ちこぼれ。
のび太とかまるでだめ夫とか、別ベクトルで暴走族とかの不良少年。
んで、学歴社会・格差社会になると血統。
「実は親(先祖)が伝説の…」「〜の生まれ変わり」
やっぱり世相を表しているのかも。
>102
「デビルマン」か「凄ノ王」あたりでは?
トラウマっていうか、暗い過去や背景をもった主人公は古くからいたでしょう。
梶原原作の漫画なんかはそれが王道。
矢吹丈だって孤児院育ちだし、空手地獄変牙の牙直人なんかトラウマが服着て空手やってるようなもん。
ただ、昔の主人公にとってはそういう過去の傷はあくまでも背景だったけど
今の漫画はより内面描写に重きを置くようになってるからトラウマそのものが主題になってる。
この変化はオタク文化の発生と重なる。若者は社会に背を向けて自分の趣味や内面に埋没するようになり、
社会的なサクセスストーリーや外交的な主人公に共感できず、むしろそういうものを斜に構えてこきおろすようになった。
このスレで度々あがってるエヴァのシンジ君なんかは母親を失ったという個人的なトラウマが
他者との関係をすっとばして黙示録的な世界の終わりに直結するという極端な展開になっている。
若者のオタク化の是非は置くとして、こういう主人公および物語の変化はよくも悪くも時代の流れと無関係ではない。
>>103 かなりの偽善キャラ&無駄にモテではあるが
才能がありつつ努力もし、暗い過去がありつつたまに焦点が当たる回以外はそのことで引っ張りはしない
バランスは悪くないんだよな
>>104 ただ、剣心の場合はある程度本人の中で消化されて(一旦、一応は)トラウマを乗り越えて道を見つけた状態からのスタートだったあたりが
現在進行形でトラウマする最近の主人公キャラとはちょっと違った気がする
後半の人誅の途中で再発してたけど
〉〉98、〉〉107
源流を考えることに意味があるのかわからないけど、少女マンガなんかには
わりと早くそういうタイプが見られると思うよ。
ただし、主人公としてではなく、二番手キャラとして。
「トーマの心臓」ではエーリクではなくユーリやオスカー、
「風と木の詩」ではセルジュではなくジルベール、
「地球へ・・・」ではジョミーではなくトォニィ。
キャラクター好きの人にとっては、主人公より人気が出るのはそういうキャラだったり。
最近の少年マンガでは、こういう手法をよく取り入れてるとは感じる。
シンジまで行くと相当のオリジナリティだけど、
剣心なんかは昔の少女マンガだコレwと思ったし、
ハガレンなんかはまんまだぞ。
ネギはアレだろ。ラカンが言ってたけど闇じゃん。やっぱ主人公は光じゃなきゃ。
小太郎が人間で関西弁じゃなくて技が黒くなければ正道になるかも知れん。
111 :
109:2008/07/26(土) 15:25:09 ID:???
マニュアル的に作り上げた感があるな>ネギ
少年漫画の場合、トラウマを抱えてたのは主人公よりもむしろ悪役やライバルだと思うのだがどうだろう。
黄金期のジャンプによくみられるのが、主人公に敗北することによって逆にトラウマを癒される悪役というパターン。
北斗の拳なんてほぼ全部そのパターンだった。
今は悪役やライバルのトラウマを主人公自身が抱えてるようなのが多いな。
バトルもなんかトラウマ比べみたいになってたり。
余談だけどジャギ様が偉大なのはこの安易なパターンに流されず、天地逆になろうとも
己が行く道を変えなかったところだな。
>>110 あんま闇というかトラウマ方向にいくのも困るけど
光が正道って考え方も勧善懲悪臭が強すぎて最近の子供には受けないだろ、たぶん
「子供向け」を持ち上げる大人受けになっちゃってる
王道や正道を自称するor信者がそういって持ち上げる作品やキャラにはろくなやつがいない
俺が長谷川裕一の「クロノアイズ グランサー」(星雲賞受賞漫画「クロノアイズ」の続編)を見限ったのは、
正義だの悪だの大上段に掲げている点が、時の流れという題材に随分そぐわなくなってきたから。
「正義とは何か?」を追求するような話としても、TPOをわきまえず押せ押せムードでやられると、
読者として扱いに困ってしまう。
作者本人も語ってることだけど、ジョジョのキャラクターなんて
トラウマがあったとしても絶対に流されないよな。
生きることに後ろ向きなキャラは主人公はもちろん
脇役のチンピラにいたるまで一人もいない。
(6部のすぐ自殺しそうになるやつだけ微妙だが)
超美形でなにをやってもクールで隙がない完璧な主人公というのは
上条淳士が最初に始めたのかな。
一時期はフォロワー的なのをよく見かけたけど、根付かなかったところを見ると
やはり作者の力量なのかね。彼の作品は、表面と雰囲気だけと批判されもしたけど。
その手の主人公が珍しいとも思わんが、そういうタイプの主人公は作品の内容を選ぶだろ
だから流行ったりはしないんじゃね
>>118 絵柄は全然違うけど、わたせせいぞうの漫画の主人公とかもそうだよ。
無駄なくらい紳士的で破綻なし。
上条漫画は主人公がかっこ良すぎる分、とっぽい顔した三枚目の脇役が
全てのヨゴレ役を引き受けてるのが見ていて痛々しく感じるときがある。
大事なのは主人公の設定より見せ方とストーリーだと思うんだ
最近のアニメから例を出すと牙とゼロの使い魔は
ちょっと喧嘩っぱやい主人公が異世界に召還されて
滅茶苦茶強くて特別な力を手に入れて
美女やお姫様と親しくなりながらも国家間の戦争などに巻き込まれていく
っていうところは同じなのに実際に見るとかなり印象が違う
異世界逃避ものは大概平凡な主人公がファンタジー世界でセレブになるという
見事に読者の願望に沿った展開になるな。少女漫画でも同じだ。
三浦健太郎のジャパンはちょっと違うけど。
物語の路線自体がしっかり決まってないと主人公が駄目になる
異世界に行って、逆に惨めな奴隷になっちゃうっていうと
家畜人ヤプーみたいな感じか。
やっぱりなんか夢が無いよな…
>>123 で、大抵は自信付いたところで自分の意思で帰るか強制送還されるかして、
まあ元の世界でもガンバッペッ、ってオチがほとんど。
「元の世界なんか忘れて異世界で力いっぱい生きるぞー」って清清しい主人公はあまりいない。
127 :
マロン名無しさん:2008/07/30(水) 12:01:57 ID:Btb/jeI+
最近の「トラウマ抱えてるキャラの方が格好いい」
みたいな風潮は確かに嫌だな。描き方も安易なのが多いし。
オナニー的に自分のトラウマと戯れてるような感じで。
本物のトラウマって、格好いいもんじゃないだろうし。簡単に癒されるもんでもないだろうし。
何かいい仕事一つできた、とかで簡単に癒されるのが多いな。
下手するとヒロインや仲間が逆ギレして殴ったり罵倒したりしただけで「トラウマ」が治ったりするからねえ。
「トラウマ」を気取るなら最後まで引きずり続けた方がよほど潔い。
シンジが「トラウマを持ってるキャラ」って言われてるけどそうじゃなくて、
唯一性というか個性のあるキャラとして新しかったんじゃないかと思う
別にエヴェ以前の漫画にも悩みや葛藤はあったけど、その人じゃなきゃいけないってのは少なかったと思う
ある意味恋愛漫画のように、このキャラクターがいなきゃ物語が進まないっていう形をとることによってシナリオが作られた
だからキャラクターありきの設定っていうのが新しかった気がする
キャラクターの個性それ自体を設定に組み込んだというか
エヴァは村上春樹の私小説みたいなものだと思ってる。
シンジは「僕」みたいな存在。
良くも悪くも主人公の視点からしか世界が描かれない。
そのネガティブな視点が絶大な共感を呼んでバカ売れした点も似ている。
同じ内向的主人公でもガンダムの場合はアムロの視点から物語は描かれなかった。もっと突き放して描かれてる。
富野自身も「自分の言いたいことはアムロよりむしろシャアが代弁した」と語ってたし。
(もっともこの作家の言うことは額面通り受け取れないが)
単に、ちょっとでも過去を引きずる素振りを見せたら「トラウマキターーー!」と騒ぐ読者が増えただけかもしれないな
>>86 ピカレスク(笑)
新しく覚えた単語を使いたがろうとやけになってるのはわかるが
やっきになる
>>102 ネギは当初「年上のお姉さん達に弄ばれる頼りない天才少年」だったが、
物語がバトル路線へ変化し、熱くていいとこ取りの主人公の面が強まるにつれて、
女性関係でも天然タラシ&攻めキャラに変わっていった。
そこには他の男キャラの存在が大きくなってきたことも少なからず関係してると見てる。
「ハーレム漫画のはずだったのに、他の男が出て来るのはいかなものか」とぼやくオタもいるが、
別に人気は下がらない。
「今時は」「こういいうのが受ける」と言う概括は、往々にして怪しい。
ネギの場合は他の男キャラがいても絶対的に惚れられる対象はネギ
or他の男キャラ寄りな女キャラははっきり言ってファンの絶対数や信者度合い的に微妙扱いなキャラ
なことが大きいと思う
むしろ、他の男キャラも存在することがかえって主人公のハーレム性を際立たせてるっていうか
エヴァ→ナギ
アスナ→タカミチ
刹那→このか
このか→刹那
人気どころは逆にネギメインじゃないぞ
エヴァや刹このはともかくアスナって人気どころか…
ああ、また劣化アスカかって評価なような
エヴァにしてもネギにナギ重ねてるところあるし
ハーレム云々より少年漫画としての評価の方が謎だろ、ネギは
創作としての大学生活漫画は自分の領域になかったものを書く漫画が凄く面白い
00年代は学生生活に関する漫画が凄く面白い
もちろん自分を投影しているのかもしれないけれど
良い意味でリアルになってきた リアルとフィクションの融合がうまくなった
141 :
マロン名無しさん:2008/08/17(日) 20:51:16 ID:pyAX4kq3
今は主人公より脇役の人気で稼ぐ時代なんだよ。
今の主人公はキモイダメ男ばっかり
主人公のキャラが昔に比べると落ち着いてるよな、普通に社会に溶け込めそう
いわゆる熱血主人公と言われる基地外一歩手前みたいなのが減った
かと言って「優しい(ということになってる)だけのヘタレ」でも「一見完璧超人風だけど弱いところもある優男」
でもない体育会系熱血主人公がいいかっていうと微妙なんだよな
今度は空気も流れも読めずに無駄に叫ぶわ周りのことを考えないわの無神経馬鹿の出来上がり
なかなか、バランスがいいか、突き抜けすぎて何も言うことはない主人公ってやつは出てこない
>144
その点で漫画版スクライドは主人公に限らず、どいつもこいつも突き抜けぶりが見てて爽快だった。
主人公がトラウマまみれでウジウジしてるのも嫌だが
あまりに単細胞だとそれはそれで退屈だしなあ。
そーかな
漫画自体の内容によっては、そういう主人公じゃないとダメなのもあるし、
切り離しては考えられないだろ
クローズの坊屋春道とかろくでなしブルースの前田大尊とか湘南爆走族の江口洋介とか
不良漫画はシンプルなキャラクターの主人公が多いな。
要は精神的に大人の主人公がいないんじゃね?
もしくは成長しない子供のままの主人公
人間的に完成してる、もしくはちゃんと成長していく主人公なら見ててイライラしないだろ?
成長というか構造の変化がない漫画が増えたかもしれないね
肉とかドラゴンボールぐらいまではライバルはころころ変わるし
レギュラークラスの格もゴロゴロ変化するけど。
ようは使い捨て辞めたって事かな?
肉はともかくDBは孫は一度死んだり超サイヤになったりしたあたりから成長というより人間離れした人格になっちゃったような…
脇役の使い捨てとかキャラの格とかじゃなくて主人公が成長しないorウザキャラに悪化するのが近年の漫画の問題なんだろ
あくまで問題になるのは主人公or(ストーリー上の意味や人気もないのに)作者の贔屓を受けてるキャラ
贔屓キャラまで入れちゃったのはそういうのが作者の言わんとする理想や好みを下手すると主人公以上に込められてる可能性もあるからっす
別に贔屓してもいいけど、気持ちの悪い贔屓は辟易する
155 :
マロン名無しさん:2008/08/24(日) 09:24:35 ID:2wCkEWUp
主人公がお手軽に成長していくパターンの漫画は沢山あるから
逆に主人公が衰えていくパターンの漫画なんてどうよ。
どんどんバトルが苦しくなるからストーリーにも緊張感が出るよ。
>>155 主人公も敵も2部になってどんどん劣化していく忍者漫画なら知ってる
2部になって主人公を降板させられた金髪忍者も知ってる
>>155 狂戦士の甲冑をつけて以降のベルセルクのガッツがそんな感じか?
ネウロは弱体化してるな、回復もするけど
>>155 力石以降のジョーとか百鬼丸もそうだったか
衰えるっていうか、成長しないで人間的に
どんどん堕落していく主人公だったら嫌だな。
カイジは精神的には成長しても社会的には堕落していったな。
カイジは精神的に成長してるのかw
黙示録、破戒録、堕天録の冒頭を見ると黙示録が一番マシに見えるw