1 :
マロン名無しさん:
ここはキン肉マンのSSを書きたい人や読みたい人のためのスレです。
投下はいつでも歓迎。
夢の対戦、熱い展開、好きなキャラの晴れ舞台など自由に。
良作に期待しましょう。
投下が始まったらなるべく邪魔せず、止まってる時は支援してあげてください。
試験的に立てたんで今のところこれだけ。
投下がない時は雑談とかでまったりしていければいいと思うよ。
にゃおーん
とりあえずネタ募集でもしてみるかなあ。
○○VS××って感じで書こうと思うんだけど、見たい組み合わせとか自由に言ってくれ
5 :
マロン名無しさん:2008/07/07(月) 21:58:16 ID:Chcbna4j
腐ってていいの?
>>4 毎回同じ事言ってるけど、面白いと思ってんの?
>>5 んー…まあ試験段階だし、ジャンルは別に何やってもいいと思うよ。
住人もついてないうちから縛っても仕方ない、使ってくれる人優先だよ
○○vs××スレのはずが
○○×□□スレにw
そっちでいいと思うけど。中身のある話になりそうだし
中身がない
ひとりよがり
妄想がひどい
改行で自己顕示
改行が嫌われるのは少なくともこれだけ理由がある
10 :
マロン名無しさん:2008/07/10(木) 20:38:18 ID:gNSGmeH9
ラーメンマン×ばっふぁろーまん
100トン×ミキサー大帝をお願いします
13 :
前ふり:2008/07/13(日) 22:48:33 ID:???
あの王位争奪戦の激闘からしばらく後。
正義超人たちの戦いの日々はひとまず終わりを告げ、それぞれが思い思いに毎日を過ごしていた。
所は中国。
「フッ……トアターッ!」
呼吸に合わせた緩急。踏み出された足と突き出された拳。
拳法着に身を包んだラーメンマンは今日も修練を続ける。
技の切れ、筋肉のしなやかさはプリズマンとの一戦から少しも衰えていない。
「郵便でーす」
ある朝、彼のもとに一通の手紙が届いた。
その日からしばらく、ラーメンマンは中国から姿を消すことになる。
唯一の手がかりは残された手紙のみ。
『最強の男が最強の男に挑みにきた
キン肉マンと戦ったのが一度なら俺と戦うのも一度
機会が君のドアを二度ノックすると考えるな』
所は変わって日本。
幾多の超人たちが命をかけて戦ってきたリングの上は、今では平穏そのもの。
かつて客席を埋め尽くした人間や超人の影も今はない。
だが、この日のキャンバスは静かに沈んだ。
続いてロープが、コーナーが揺れる。
誰もいない会場、リングの上に、人影がひとつ。
いや、ふたつ。
「遅かったじゃねえか……」
リングの上の大柄な超人の声が響く。
「手紙に場所も書かなかったくせに、言ってくれる」
リングに向かう弁髪の超人が苦笑混じりに答える。
田園コロシアム。
かつての決戦の地にふたりの超人が帰ってきた。
ラーメン×バッファかと思ったら
ラーメンvsバッファが来てるw
こっから変わるのかな
これは期待
普通にVSが読みたいな。
ゆでの2世らしさが十分に出ているね。舞台は初代っぽいけど。
「何のためにここにいるのか、言わなくてもわかるだろうな」
コーナーに寄りかかった巨体。
バッファローマンは太い首をゴキリと鳴らす。
「リングに上がった超人にそれを聞くのは野暮だろう。わかっているさ」
リングサイドに立つ拳法着の姿。
ラーメンマンはゆっくりとロープに手をかけた。
「待て」
リングに上がろうとしたラーメンマンの動きを、突き出されたバッファローマンの手が止めた。
「ただ戦うんじゃねえ。命がけで……真剣勝負でだ」
「何?」
真剣勝負。
正義超人同士の戦いとはいえ、リングに上がれば真剣勝負なのは当然だ。
そこに手加減などあるはずがない。
しかし。
「……どちらかが死ぬかもしれんぞ」
真剣勝負とはいえ見知った相手、特に正義超人同士が戦うとあれば、最後の一線……互いの命を奪うまではしないだろう。
しかしこの二人は違う。
七人の悪魔超人の首領格として猛威を振るったバッファローマン。
残虐超人の首領と呼ばれたラーメンマン。
二人はその一線を超えることができる。
いや、超えてしまうのだ。
うお、意外と反応があって驚いた。
人もいないし、sageなら書きながらまったりでも大丈夫と踏んだが…
遅筆でスマソ
簡潔までとは言わないが
適当な区切りまではまとめて書いて投下したほうがいいぞ。
変な所で切れてるとあとで読みにくいし、
楽しみよりフラストレーションを残して書き手として損。
ワクワクしながら読んでるけど、あんまり気負わなくてもいいと思うぜ
ゆでだし。
「なあ、ラーメンマンよ」
コーナーからバッファローマンが巨体を起こす。
細めた両眼はぎらついた闘志に溢れているが、どこか険しい。
「オレたちは、あとどのくらい戦えるんだ」
二度の超人オリンピック。悪魔超人との戦いに、超人タッグトーナメント。そして王位争奪戦。
休む暇なく続いたとはいえ、正義超人の戦いの日々は長かった。
その中でブロッケンJrやウルフマン、ジェロニモといった新鋭も出てきた。
ラーメンマンとバッファローマン。
二人は最前線で戦ってきたとはいえ、けして若くはない。
「今はオレもおまえも全盛期だ。だがあと五年……十年したらどうだ? そのうちガタがくるのかもしれねえ……戦えなくなった超人なんざ、生きてる意味がねえ……!」
ズン…!
キャンバスを踏み鳴らした音がコロシアム全体に響く。
「死ぬならリングの上だ」
ギラリと光る両眼がラーメンマンを射抜く。
「そういう覚悟があるんならリングに上がってくれ」
「…………」
バッファローマンの視線を正面から受けて、ラーメンマンはしばらく動かなかった。
最初に動いたのは脚ではない。
ロープを掴んだ腕が、肩が、大きく震えた。
「……リングに上がる時は、わたしも常にその覚悟をしていたものだ」
細く柔和だった目が、鋭く研ぎ澄まされる。
「すまなかったな、野暮なことを言った」
バサッ
跳躍。トップロープを飛び越えて、ラーメンマンはリングに降り立つ。
拳法着の上着は空中で脱ぎ捨てられた。
その胸には漆黒の胸当て。そこに刻まれた『闘』の文字。
ゴングはない。
しかし二人の戦いはたしかに始まった。
人間とはかけ離れた類い希な肉体と精神力、そして格闘能力を持つ闘い人のことを……人々は古来より超人あるいはCHOJINと呼んだ。
そう、超人とは闘い人なのである。
たとえ平和が訪れ、悪行超人の気配がなくなろうとも、それは変わらない。
その肉体が、血が、筋肉が、魂が。
存在が戦いを求め、リングへと引き付けられるのだ。
(なんだこりゃあ……)
コロシアムのゲート付近に立った軍服の超人は、口を開いたまま固まっていた。
戦いの日々は終わり、戦友たちもそれぞれの故郷へ帰ったはずだ。
それなのに、あれは何だ。
一人は同じチームでともに戦った戦友、バッファローマン。
一人は父の仇にして己の目標、ラーメンマン。
その二人が、同じリングに立っている。
戦っている。
ブロッケンJr。
彼がこの戦いに引き寄せられないはずがなかった。
リング上の二人の覚悟を感じとらないはずもなかった。
そして、彼にこの戦いを止めることができるはずがなかった。
彼はこの戦いの唯一の目撃者となる。
この頃はまだブロさんが行き方を見失って長いノンダクレ生活に入る前かな
>「オレたちは、あとどのくらい戦えるんだ」
>超人とは闘い人なのである。
>たとえ平和が訪れ、悪行超人の気配がなくなろうとも、それは変わらない。
この部分がその後の人生に一番影響を残してしまったのがブロだけに
この試合を見るのがブロってのは何気に意味深だな
「グッ……」
意外にも戦況は圧倒的だった。
バッファローマンの1000万パワーとラーメンマンの1000万の技、これを合わせて2000万パワーズ。
ならば、この二つがぶつかりあった時にどちらが勝つのか。
「相性が悪すぎたな」
息荒く、一方的に攻撃を受け続ける相手に向かい、構えを崩さずに言う。
中国拳法独特の、流れるように腰を落とした構え。
ラーメンマンの体には傷一つついていなかった。
「クッ……オオォーーーッ!」
雄叫びを響かせ、バッファローマンが走りだす。
ロングホーンを突き出した、まさに荒れ狂う水牛のような突進。
そのロングホーンが胸を刺し貫くぎりぎりまでひきつけて、ラーメンマンは跳躍する。
「回転龍尾脚!」
巨体を飛び越え、勢いをそのままに空中で回転したラーメンマンの蹴りがバッファローマンの後頭部に炸裂する。
突進に蹴りの威力がプラスされ、そのまま1000万パワーはコーナーに激突。
ズズン…!とリング全体を揺るがせ、鉄柱をも歪ませる。
「グガッ……」
不運にもロングホーンは鉄柱を挟み込んでしまい、バッファローマンの額が割れた。
血をしたたらせながら振り返ると、ラーメンマンは既に懐にもぐりこんでいる。
いいねェ純粋バトル
本編では夢の対決の状況だけ用意されて
実際に夢の対決はないというおあずけ状況ばかりだもんな
ガンガレ
「百戦百勝脚ーッ!」
宝刀一閃。
鋭い蹴りがバッファローマンの顎をかち上げた。
その威力に前傾姿勢のバッファローマンの体がピンと伸び、後ろに崩れる。
「グウ……ッ」
コーナーにもたれかかりながらも、バッファローマンは反撃の蹴りをくり出した。
しかしそこにラーメンマンはいない。
十分な距離をとり、油断なく身構えている。
「1000万パワーの一撃はたしかに脅威だ。だが当たらなければどうということはない」
1000万の技とは何も技の数だけを指しているのではない。
言わばそれは1000万パワーの技量。
ラーメンマンという超人の最も恐ろしい部分は、その試合運びの上手さだ。
バッファローマンの攻撃の予備動作を冷静に見極め、余裕を持ってかわす。
そこに生じた隙に可能な限りの攻撃を加える。
それが可能な判断力と技量。ゆえに1000万の技。
「へへ……ああ、そうでなくちゃいけねえ……ラーメンマンの技は1000万。オレの1000万パワーと同等……だから2000万パワーズだ」
額から血を流しながら、バッファローマンは心底嬉しそうに笑う。
「…………」
笑うバッファローマンに対してラーメンマンの表情は険しかった。
ここまでは自分の理想の展開と少しも狂いがない。
だからこそ、馬鹿正直に攻撃を受け続けるバッファローマンが不気味でならない。
無意味なことを続ける超人ではない。それはパートナーだった自分が一番知っている。
「グオオォーーーッ!」
しかしバッファローマンは繰り返す。
やはりロングホーンを突き出しての突進。
ラーメンマンはやはりぎりぎりまで引き付ける。
そして今度はしゃがみ込み、股の間をスライディングでくぐり抜ける。
同じ方法でかわせば対策を立てられているかもしれない。全て違う方法でかわす。
それができる技量をラーメンマンは持っている。
「潜水飛魚脚!」
スライディングの姿勢から反転、その勢いを殺さず後頭部への蹴り。
先程と寸分狂わず同じ位置に炸裂した。
名前を変えるのを忘れがちだ。
そしてやべえ、反応が返ってくるのが嬉しすぎる
今晩中に終わるかわからんのが難点だが…
がんばる
「ウゴォ……ッ」
さすがにダメージが蓄積したのか、バッファローマンの巨体が前に崩れる。
膝をつき、それでもこらえきれずに手をつく。
この戦いが始まって初めてのダウン。
この体勢を待っていた。
ラーメンマンが素早く切り返し、バッファローマンの背中にのしかかる。
執拗に後頭部に攻撃を集中させたのも、この体勢に持っていくため。
腰を支点に、相手の首の前でクラッチした両腕を引っ張り上げる。
「キャメルクラッチ!」
ブロッケンJrは戦慄した。
父、ブロッケンマンを惨殺したあの技。
自分も体得してはいるが、オリジナルは技のフォーム、腰の落とし方、そして引き絞る腕力そのものまでも、格が違う。
バッファローマンに父の姿が重なる。
バッファローマンが、死ぬ。
(やめろッ!)
叫んだつもりが声が出ていない。足も動かない。
本当はわかっている。
超人血盟軍として、かつてザ・ニンジャにそうしたように、バッファローマン自身がそれを望まない。
ソルジャー……キン肉アタルの声無しでも、どうしようもなくわかってしまう。
ブロッケンJrは一言も発さず、自分の手の甲に短剣を突き刺した。
そういえば戦ってる2人はブロが見てることに気付いてるのかな
ブロはゲートのへんにいるのかな
「バッファローマンよ、このまま二つに裂かれるか……ギブアップするか、選べ……!」
最後通告の間にもミシミシとバッファローマンの体がきしみ、反りあがっていく。
「い、言ったはずだぜ……死ぬならリングの上……死ぬも殺すも、覚悟の上だ……そうだろ……!?」
体が二つに裂けようとしている最中で、バッファローマンはまだ笑う。
「……そうだな。なら、終わりだ……!」
ギシ、ミシミシ……ブチッ
容赦なくフィニッシュに入るラーメンマン。
バッファローマンの腹部の皮が裂け、血が吹き出る。筋肉までもが少しずつ裂け始める。
「終わってみれば、あっけなかったな……!」
ギギギ、ミシッ……メキッ
ギリギリ……メリメリ、グキッ
「何……?」
もはやいつ裂けてもおかしくないほどに、バッファローマンの体は反り返っている。
骨がきしみ、皮がやぶれ、血が吹き出て、決着は目前。
なのに、決まらない。
これ以上反り返らない。
「この体勢を、オレは待ってたんだぜ……」
肉体が悲鳴を上げる中、終始笑ったままだったバッファローマンが口を開く。
「たしかに、キャメルクラッチは至高の必殺技だ……気を抜いたら、体がバラバラになっちまう……けどな、力比べなら絶対に負けねえのさ……!」
ラーメンマンの引っ張り上げる力。
バッファローマンの元に戻ろうとする力。
それはたしかに力比べだ。
体勢は圧倒的に不利、ダメージも大きい。それでもなお……
「1000万パワーは、伊達じゃねえ!」
>>31 多少乗り出して見てるけど、ゲートの辺りにいます。
ラーメンマンの1000万の技と並ぶ、絶対的な力。
それがバッファローマンの1000万パワーだ。
当たるまでの勝負なら、軍配は1000万の技にあがるだろう。
しかし同じ条件で、当たった威力での勝負なら。
「馬鹿な……腕が、上がらん……!」
少しずつバッファローマンの体勢は戻っていた。そのうえ、キャンバスに這いつくばっていた体も持ち上がっていく。
キャメルクラッチの体勢での力負け。
ラーメンマンでも初めての経験だろう。
「超人一〇二芸のひとつ、キャメルクラッチは……そう簡単に攻略できん……!」
体勢を起こすバッファローマンに合わせ、自分の重心を後ろへ傾けていく。
スタンディング・キャメルクラッチ。
体重をより効果的にかけることでその破壊力はさらに増す。
「超人一〇二芸だろうが関係ねえ……技を破るのは技を上回るド迫力パワーだッ!」
背中にまわした腕でラーメンマンを強引に引っぺがし、そのままコーナーに投げ飛ばす!
ドゴオッ!
「グホッ……!」
鉄柱に背中を打ち付け、ラーメンマンの体がしなる。
そしてキャンバスへ落下する……が、それより早く猛牛の突進が迫っていた。
「ハリケーンミキサー!!!」
ハリケーンミキサー。
バッファローマンの代名詞とも言える技だが、その正体はショルダータックル。
ただし、1000万パワーをフルに使ったタックルだ。
それはもはやレスリングの技ではなく交通事故に等しい。
きりもみ回転をしながら跳ね上がったラーメンマンの体はキャンバスに突き刺さるべく落ちてくる。
しかしそれだけではハリケーンミキサーは終わらない。
「ハリケーンミキサー!!!」
猛牛は再び突進する。
キャンバスへ落下するラーメンマンの体を再び弾き飛ばし、さらなる回転を加える。
さらに三発、四発……
衝撃と回転の渦。一度呑まれればそこから逃れる術はない。
並みの超人ならば。
さらなる追撃のために迫りくるバッファローマンの姿を回転の中でとらえ、ラーメンマンの目が研ぎ澄まされた刃のように光る。
かつてキン肉マンはこの体勢から反撃に転じた。
その方法とは。
>ショルダータックル
首から上も使ってないか?
「ハリケーン――――」
ガゴオッ!!
バッファローマンの動きが止まる。
ハリケーンミキサーによって蓄積された回転、その破壊力を利用した玉砕覚悟の頭突き。
それを寸分狂わず割れた額に受けて、火山が噴火するように血しぶきが舞った。
ラーメンマンの額も割れていた。
両者の血がキャンバスを染める中、二人の体が崩れ落ち……
ズン。
キャンバスを踏みつけた足音がコロシアム全体に響きわたる。
「――――ミキサァーッ!!!」
それでも猛牛の足は止まらない。
首だけでラーメンマンの体を、自身の技によって蓄積された衝撃を受け止め、そのうえで弾き返す。
それがハリケーンミキサーのフィニッシュだった。
ズゴオォ……ッ!!!
ラーメンマンの体はキャンバスに飲み込まれるように頭から突き刺さり、そのまま胴まで飲まれてようやく止まった。
バッファローマンは最後の突進の勢いのまま、コーナーを破壊してリング下にまで転落した。
>>35 初代コミックスで見た図解だとたしかショルダータックルだったと思ったが…
作中の描写だと当ててるのはロングホーンの側面だな。スマソ
まあ、体当たりって書くよりもかっこいいかなと思っちまったのさ…
決着はついた。
少なくとも、ブロッケンJrはそう判断した。
ようやくゲート付近からコロシアム内に足を踏み入れ、リングに駆け寄る。
中央に突き刺さったラーメンマンの体はピクリとも動かず、破壊されたコーナーの向こう側に落ちたバッファローマンの姿も見えない。
(もっと早く止めてりゃよかったんだ……!)
あまりにも静かになってしまったコロシアムに一人立つと、ブロッケンJrはそう思わずにはいられなかった。
「……だ、よなあ……」
小さく響いた声を聞き、ブロッケンJrの足はリングに上がる直前で止まった。
続いて、コーナーの向こうから立ち上がったバッファローマンが姿をあらわす。
額と腹部から流れ出る血をぬぐおうともせず、相変わらず笑い顔のまま、再びリングに上がってくる。
「まだ終わってねえよなあ! ラーメンマン!」
序盤から攻撃を受け続けたその体は傷だらけだった。
持ち前のタフネスでダメージ自体には耐えていたとしても、血を失いすぎている。
それでもまだふらつく足どりで、一歩、また一歩とラーメンマンに近付いていく。
「当……然だ……」
蚊の鳴くような声だった。
バッファローマンの重たい一歩のたびに揺れていたラーメンマンの体は、だんだんとその揺れ幅を大きくする。
少しずつ、不恰好に、埋まった体をキャンバスから這い出させていく。
「味わってもらいたい技は、まだ十分に残っているからな……!」
ようやく這い出したその顔は、割れた額から流れ出た血で真っ赤に染まっていた。
受けた攻撃がほぼハリケーンミキサーのみとはいえ、純粋なダメージ量では確実に上まわっているだろう。
脚は震え、立ち上がるのもやっとだった。
だというのに、ラーメンマンもまた薄く笑いを浮かべているのだ。
リング中央で二人は向かい合った。
お互いに満身創痍で、妙な笑いを浮かべたまま。
そして、ほぼ同時に振りかぶった。
ガゴオッ!
二人の拳は同時に相手の体に命中した。
(大馬鹿野郎だ……こいつら……!)
ブロッケンJrは悟った。
もはや二人ともリング内を動き回る余力が残っていない。
だから、足を止めての殴り合いで決着をつけようというのだ。
バッファローマンは最初から防御を捨てていた。
ラーメンマンと戦うということは、勝つということは、小細工無用の1000万パワーでねじ伏せてやることだ。
ロングホーンだけが武器ではない。
攻撃だけの1000万パワーじゃない。
この肉体が。防御無用のタフネスが1000万パワーだ。
全ての技を受けきって、パワーでねじ伏せてやる。
ラーメンマンはバッファローマンのパンチを胸当てで受けていた。
一撃で『闘』の文字に亀裂が入り、砕けた。だがそれでいい。
ハリケーンミキサーをくらったのは油断だった。
自分が一撃も受けず、攻撃を当て続けたというアドバンテージが生んだ油断。
だから後手にまわった。だからキャメルクラッチの引き際を見誤った。
もうかわさない。
潰されてもいい場所で、技で全ての攻撃を受けきる。
技で1000万パワーに押し勝ってやる。
これは力と技の意地の張り合いだ。
ドゴオッ!
ズガァッ!
ズドンッ!
バッファローマンの一撃はラーメンマンの体を確実に破壊していった。
しかし、ラーメンマンはその全てを左腕で受けていた。
攻撃をくり出す右腕、その右腕に力を伝える両脚は壊されるわけにはいかない。
そのかわり、この左腕は壊されてしまってもいい。
骨は砕け、攻撃が当たらなくても激痛が走る。それでもラーメンマンは左腕を盾にし続けた。
左腕で受けられない部分は肩で、胸で、頭で受けた。
肩が割れても、アバラが砕けても、頭にひびが入っても、完全に破壊されなければそれでいい。
そして右腕は鋭い突きをくり出し続けた。
ラーメンマンの突きはバッファローマンの胸の一点に集中していた。
お互いがどんな体勢からでも正確に、そこに吸い込まれるように叩き込まれる。
その一点だけがどす黒く変色していた。
だからどうした。
バッファローマンはラーメンマンの狙いに気付ても、何の対策も立てなかった。
一点集中。たかが97万パワーの一点集中だ。
その程度に耐えられない体ならそれまで。
その前に1000万パワーで叩き潰してやる。
ただただ正面から、全力で受け、全力で殴り続けた。
(こいつら……こいつら……!)
互いの攻撃が互いの肉体にぶち当たる鈍い音の中、ブロッケンJrは泣いていた。
悔し涙だった。
父の仇にして目標、ラーメンマン。
かつてのチームメイト、バッファローマン。
二人の意地の張り合いに、自分の割って入る隙などない。
いや、自分がここにいることにすら気付いていないのだろう。
なぜ自分が戦っていないのか。
なぜそこに立っているのが自分ではないのか。
ブロッケンJrは悔しくて仕方がなかった。
二人のどちらにもなれないことを彼は知っていた。
涙で時々かすむ視界で、二人の戦いを目を背けることなく見続けた。
「グハッ……!」
バッファローマンの口から血が溢れた。
1000万パワーの肉体に、ラーメンマンの技がようやく通った。
その攻撃の手が鈍り、明らかに遅くなった腕は軌道もみえみえだった。
だから何だ。
それでも、バッファローマンはその攻撃の手に全てのパワーを賭けた。
ラーメンマンの体は動かなかった。
もう左腕の感覚がなく、動かすことができなかった。
攻撃を受けられる全ての箇所で、既に攻撃を受けてしまった。
受けられない。かわせもしない。
軌道もみえみえのこの一撃で、自分が破壊されることをラーメンマンは悟った。
ならば。
攻撃が撃てなくなる箇所で受けるのではなく、ラーメンマンは最後の攻撃を選んだ。
「バッファローハンマー!」
「命奪崩壊拳!」
決着がついた。
ラーメンマンの命奪崩壊拳はバッファローマンの胸に深々と突き刺さった。
バッファローマンのバッファローハンマーはラーメンマンの首に思いきりぶち当たった。
これで立っていた方が勝者だ。
ブロッケンJrはロープを握り締め、決着の時を待った。
一分経過。倒れない。
二分経過。倒れない。
三分経過……
ぶんっ ぺしっ ぼすっ
二人はその体勢のまま、まだ殴り合いを続けるべく動いた。
もはやまともに当たってすらいない。
ラーメンマンに至っては破壊された左腕だ。
二人に既に意識はなかった。
ラーメンマンの体は突き刺さった右腕によって支えられていた。
バッファローマンの体もまたバッファローハンマーの姿勢のままもたれかかっていた。
それでもまだ互いの体が動いたのは執念、あるいは火事場のクソ力としか言いようがない。
とにかく決着はついていた。
ブロッケンJrはようやくリングに上がり、二人の体を両肩に担いで病院へ向かった。
道中、ブロッケンJrは涙を流し続けた。
二人の戦いぶりと、この二人とここまで戦えないであろう自分のふがいなさに。
そして未だ成長途上にある自分が全盛期を迎えた頃、おそらく二人の全盛期が過ぎていることに。
この一戦の後、二人は生死の境をさまよい、長い入院生活を余儀なくされることとなる。
また、唯一事情を知るブロッケンJrがこの戦いを口外しなかったため、新たな悪行超人があらわれたとしばらく騒ぎになった。
「この勝負はオレの勝ちだ! 最後の一撃で首の骨を砕いた感触がまだ右腕に残ってやがるぜ」
「それならわたしも最後の一撃、たしかに命奪崩壊拳で胸を貫いた。技の手応えからすれば、間違いなくわたしの勝ちだ」
「グム〜……だがオレはキャメルクラッチを破った! これだけでもラーメンマン攻略には違いねえ」
「超人一〇二芸という名の通り、私の技はまだまだある。それにあそこまで傷だらけになっていては、破ったと言えるかどうかもわからんな」
「な、なんだとーッ」
病院で二台のベッドの上に並んだ二人は毎日のようにこんな調子のやりとりを続けたという。
結局勝敗はわからず、バッファローマンは果たし状に書いた手前、再戦を言い出すことはついになかった。
勝敗は決しなかったが、はっきりしたことはひとつある。
バッファローマンの1000万パワー。
ラーメンマンの1000万の技。
互角の力と技が合わさって、2000万パワーズなのだと。
44 :
言い訳:2008/07/14(月) 07:15:39 ID:???
終わりです。
書きながらの投下はいかんな、朝になってしまった…
反応くれた人たち、おまいらのおかげで最後まで書けたよ。ありがとう
途中からノリが変わってしまったような…しかも超人十字架落としとか、九龍城落地とかも出せてない。
正直すまんかった。
書きながら最後まで迷ったけど、勝敗はつけれんかった。
とりあえずどっちも少しでも魅力的に書けてればいいなあ…と思った金曜日。
ブロッケンはこれで二世やさぐれ状態につながる…という妄想から出しました。
なんか泣いてばっかりでかわいそうになっちまったなあ。
もし次に書くことがあれば、ちゃんと書いてあげたいです。
最後まで読んでくれた人、ありがとー
それじゃあ、限界なんで仮眠とります。おやすみノシ
読みやすい。テンポ良いな。ゆでに見習わせたいくらいだ。
気合いやキャラの気持ちがこもってるな。ゆでに見習わせたいくらいだ。
途中からたしかに肉っぽくなくなったな。獏っぽさか。
前半はそれが適度に隠し味で効いてたのがよかったのか。
だがこの後半は後半である意味いい終わり方。特別編のシークレットカードらしくていい。
最後の2人のキャラはごく最近の2世の崩しっぷりを如実にトレースしてるな。
キャメルを耐えてスタンディングキャメルに移行したり、腹が裂けかける表現も
ごくごく最近の2世のオマージュか。
贅沢を言えばキン肉マンやカオスのトレースになっている部分に
キャラらしさの出る違いをつけて欲しかった。でも燃えた。
ブロッケンJrの人選もよかった。
とにかくいいものを読ませてもらった。乙。
乙!すげぇ面白かった!
キン肉マンで小説を書くのはなかなか難しいんじゃないかと思っていたがアツさが伝わってくる良作だった…
個人的にブロッケンの自分が全盛期の時周りはもう老いているっていうのは盲点だったな。確かにそれは切ないな。
とにかくゆっくり休んでくれ。神よありがとう
なにこの技の出し合い
>>45 実は手元にあるコミックスが二世の究極タッグ編だけでな…
プロローグでバッファの手紙を書くために原文を探し回ったのは内緒だ
>>46 ブロとかジェロは成長期のまま終わって二世では衰退してるからなあ。
不遇だと思うよ。
全盛期で大成したかは別として。
実は二次創作SS、書き上げたのは初めてなんだ。
ずっと読む側で過去ログをあさる日々だった。
ロビン、これで俺もSS書きの一員になれたかな……?
昔の肉スレなら叩かれて終わりのレベル
人がいないからデカい顔が出来るんだよ
SSは読者の二極分化が加速度的にすすんでいるよ。
読まない方では3行以上は読めないような活字アレルギーのゆ○り。
読む方では読むのが趣味書くのが趣味の連中が先鋭化。
読みやすくて燃えるいいSSだと思うが、
こんなにテンポも文の区切りもいい感じでも読めない人はいる。
逆にSSが好きな人にはこれでは物足りない。
でもそのどちらかに合わせるのは不毛でSSのためにならない。
というより逆に荒れたりして寿命が短くなる。
変化球に走らずにこんな風なのを続けてたら
そのうち合った人が集まってくるだろう。
一歩目を踏み出したことに改めて乙。
人、増えてくれればいいんだけどなあ…
とりあえず書けば反応が返ってくるかもしれないとわかったんで、これからも書いていけそうではある。
というわけで、対戦組み合わせのネタをください…
今回も
>>10があったんで書けたんだけども、俺が好きに書くとウルフとかカナディとかビッグボディとかマイナー祭りなんだ。
マイナーのが好きですけどね。
世間では冷遇冷遇また冷遇ときどき冷笑のウルフのでお手並み拝見したい。
できれば相手自由で2,3戦ほど。連戦でも、全く別場面でも。
できれば あーやっぱウルフか で落とさない方向で。
うお、反応早え
じゃあウルフで近いうちに書いてきます。
>落とさない方向で
本編なら死亡フラグw
出たとこ勝負だけど頑張ってみる
まとめサイトもないようなところで書けるかよ
外野の野次も着実に増えてきた
いきなり老害臭いのが来るようでは
先行きは期待し過ぎない方がよさそうだ
スルーしとけばいいのに
荒らしよりこういうしたり顔の頭の悪いやつの方が害悪
香ばしくなってまいりました
>スルーしとけばいいのに
説得力ねー
まあ1人駄作を書いたハリキリバカがいるから
しばらくオナニーは続くだろ
>>59 こういうのがいる限り先行き不安ですな
どうせクズ職人のなれのはてだろうが
その後もスレ立てては失敗ばかりしてた自称ペンタゴンを思い出した
駄作
ハリキリバカ
オナニー
自分はそれ以下の存在なんだろうな
>>60 お前もいい加減スルーを覚えろクズ
あと、肉スレに貢献したペンタの事を
お前みたいなヤジ将軍がとやかく言う資格はない
>>1から全部、ラーメンマン対バッファローマン書いてた奴の自演だったら笑うなw
誤解されそうな余地があるな
補足しておくか
こういうの(
>>59)がいる限り先行き不安ですな
どうせ(
>>59は)クズ職人のなれのはてだろうが
>>62 奴は貢献は大きかったらしいが
それを差し引いて余りある醜態を断続的に晒してたからな
いい頃の熱をリアルタイムで知らず
醜態部分だけ見た身としては
資格がないと言われてもあのひどい印象は変えようがない
人が寄りつかなくなるような真似をしてどうするんだ
>>55からの荒らしども晒しの意味もこめてあげておくぜ
ラーメンマンvsバッファローマン乙★!
自分
>>10ではないが
>>10のSSはまだでつか
燃える試合のあとは萌える試合キボンヌ
>>67 今いない人の悪口は欠席裁判みたいで良くない。
それに、知らない人にはどうでもいいことじゃないか。
知ってる人にとっては強烈な反面教師になっていることだろうから
各自、自己中心になってしまいそうな時のいい戒めだと思えばいい。
彼が今後現れたとしても、あの後で同じ過ちはもう繰り返さないだろう。
>>69 スラッシュものは該当板でないとまずいかと。
でも板的にまずくない範囲で期待。
リング以外での超人は読んでみたい気持ちがかなりある。
>>67 しらねーくせに偉そうな事言うな馬鹿
逆だ。最後に醜態さらしても有り余る貢献を奴はしてきた
お前みたいないてもいなくても一緒の奴と違ってな。
それに全盛期の肉スレなら、上に来たSSなんぞ
恥ずかしくて投稿出来ないレベルだ。来ても空気。
>>71 煽りや荒らし行為になってるぞ。
彼が貢献しているのは残っているログを見れば客観的に分かること。
全盛期のSSを比較対象にして現在のSSを貶すという非生産的なことに使うのは
それこそ全盛期のSSやその書き手に失礼だろう。
>>71が声を張り上げてたところでその態度では説得効果があるとは思えないのだが
どう思う?
全盛期を知らんから何とも言えんが、せっかく立ったスレなんだし活用しようぜ。
個人的にはロビンマスクとアリサの濃厚な夜の営みが見たい。100t×ミキサー大帝でもいいけどな…
というのは冗談で、出番の少なかったマリポーサチームかゼブラチームの活躍に期待しておく。
まあ、全盛期も何も所詮SSなんてオナニーだからな
ただだから読んでいるだけだし
スルー覚えろよサル
77 :
13など:2008/07/19(土) 00:08:12 ID:???
おお、人増えてきたかな
仕事が忙しくて遅くなったけど、ウルフSS土曜の夜に投下予定です。
遅くても月曜には投下できると思う。
ウルフイラネ
文章から中学生くらいと思ったら社会人かよw
作者の名無しのときの態度がもう…
最初はそこそこのものが来ればもうけものだと思ってたが
かなりしらけた
人増えたとかもうねw
83 :
13など:2008/07/19(土) 13:08:33 ID:???
何もしない人間ほどクレームつけますね
文句だけ言うんだったらスレから出て行ってください。
本当に迷惑ですから。
仕切り方が下手だなオイ
これじゃマンセーしてくれる信者以外来るなと言ってるととられてもしかたない
まっとうな注意なのに自分勝手な印象を与えるのはある意味すごいわ
マンセー者以外を全部排除したら
マジで3人くらいしか残らんぞ
キミ含めて
86 :
13とか:2008/07/19(土) 22:08:31 ID:???
予定が入ったのと進み具合で、今夜中の投下は難しそうです。
月曜までお待ちください。
待っててくれた人がいたらごめんなさい。
あと、SS以外で醜態さらしてすみません。
舞い上がってたみたいだ…申し訳ない。
>>83は俺じゃないです。
荒らしだけなのは困るけど、批判とかは全部ひっくるめて受け止めてます。
だから2chでやりたいと思ったんだし。
とりあえずSS以外はなるべく自重します
こんなので人が増えるの?お先真っ暗
>>83は俺じゃないです。
都合が悪くなったらバックレられる。
だから2chでやりたいと思ったんだし。
>あと、SS以外で醜態さらしてすみません
やはり名無しで自己マンセーや荒らしとケンカとかしてたのか・・
こらあかん
どのみちこりゃあもう駄目だな
こんなに小人数なのにこんなありさま
やっぱ2chで肉でSSスレは精神年齢の面で無理だったようだ
こりゃペンタゴンのガイドラインが必要か
過去ログ残ってればあのひどかったスレ特有のケーススタディと
>>13の一致する点が
面白いほど示せそうではある
>>89 SS投下以降は名無しでの発言は一切していません。
SS以外の醜態というのは、投下以降の舞い上がった発言のことです。
一応これからはトリをつけることにします。
夜中にグダグダ言い訳してる暇があったら書けよw
舞いあがった発言はこのスレでは醜態ですから盛り下がって下さいってか
何がしたいのかわからん奴だな
ためしにのぞいてみたけどSS1つだけか
この空気だめだわ
>>44 乙だけど切り貼り感漂ってるな〜
美味しい素材がゴロゴロ入ってるから読めるけど
味が溶け合ってなくて一つの料理になってないSSと感じた
煮込め
それと対応どんどん墓穴掘ってね?
ドツボの時はほとぼりさめるの待った方がいいと思ったんだが
頓挫
まあ、この雰囲気では書きたいとは思わないだろうな
期待はしてたんだが
SS投げ出す伏線は名無しではり終えたってわけか
98 :
えさ:2008/07/21(月) 00:47:09 ID:???
229 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2008/07/21(月) 00:45:22 ID:???
王位編はやはり肉チームが全チームとの対戦にして欲しかったな
何度も出てるネタだがこんな燃える展開は捨てがたい
マリポーサ戦 原作通り
ビッグボディ戦 ウォーズ復活
ゼブラ戦 ラーメン復活
ソルジャー戦
テリーvsアシュラ
ウォーズvsバッファロー
ラーメンvsブロッケンjr
ロビンvsネプチューン
スグルvsアタル
フェニックス戦
テリーvsサタンクロス
ラーメンvsプリズマン
ウォーズvsマンモス
ロビンvsオメガ
スグルvsフェニックス
誰かこれで書き直してくれ
自分でやれ自分で
ばかのひとつおぼえだな その対戦
投下開始します。
「ぐおっ……!」
腹部への強烈な衝撃。
足元には踏ん張るべきキャンバスがない。
慣れないアスファルトの上で体勢を立て直すことができず、体が後ろへ倒れる。
背後には受け止めてくれるロープもない。
コンクリートのビル壁に思いきり背中を打ちつけ、息が詰まる。
それでも相手は休まない。
胸に、顔に、次々と衝撃が襲いかかってくる。
その度に背後の壁に背中を打ちつけられ、意識が飛びかける。
「な、何をするんじゃ……」
前のめりに体が崩れかける。
暗がりの中、目の前に立つ影。
それに向かって手を伸ばした。
「ウルフマン……!」
つい先日、キン肉星王妃であるビビンバが子を生んだ。
キン肉マンに息子が誕生したのである。
キン肉星で連日セレモニーが行われる中、スケジュールの合間をぬって地球に、友たちにその報告に帰ったのだ。
テリーマンやロビンマスクをはじめとし、ラーメンマン、バッファローマン、ウォーズマン、ブロッケンJr、ジェロニモといった仲間たちが集まり、宴会が開かれた。
派手なスーツに身を包んだブタ面。それでもどこか憎めない、わずかに風格すら感じられる横顔。
キン肉マンは地球で見上げる月をしみじみと眺めていた。
キン肉星58代大王。その王座についてから地球を訪れたのは久々のことだ。
そして、そんなキン肉マンの少し後ろを行く超人が一人。
ウルフマンである。
キン肉マンにとって第二の故郷とも言える日本。そこで宿の手配を買ってでたのがウルフマンだった。
「いい月じゃのう……のうウルフ、そう思わんか?」
そう言って振り返ったキン肉マンの視界にウルフマンの姿はなかった。
代わりに腹部を凄まじい衝撃が襲った。
腹部へのぶちかましに張り手のラッシュ。
一発残らずくらったキン肉マンは膝をつき、荒い呼吸を繰り返す。
その正面に立ちふさがるウルフマン。
着物は脱ぎ捨てられ、いつの間にかまわし姿となっている。
はちきれんばかりの筋肉が月明かりよって影を落とし、まるで石像。
両眼だけがその中でぎらぎらと光っている。
「だらしねえ、この程度でダウンかよ……やっぱりてめえなんぞにキン肉マンの名前はもったいねえ、ゼイ肉マンに改名しやがれ」
ズ、ズ……
アスファルトの上を素足が這う。
両足の開き具合が均等になると、右足が真横に高々と上がった。
ズンッ
四股。踏み鳴らされたアスファルトに亀裂が走る。
そのまま上半身を低く、前に倒す。
立ち合いの姿勢だ。
「キン肉マン。オレと勝負しろ」
「ば、馬鹿言うんじゃないわいっ……こんな場所で、しかも不意打ちまでくらわせおって勝負も何もあるか!」
当然、キン肉マンは抗議の声をあげる。
立ち合いの姿勢をとったことで目線の高さは同じ。
キン肉マンからウルフマンの表情がようやくまともに見えた。
「……無理にでも、勝負させてもらうぜ……ッ!」
「ウルフ、おまえ――」
キン肉マンの言葉は途中で途切れる。
頭から突っ込んできたウルフマンが顎をかち上げ、さらには無理やり体を起こさせ、再び壁に激突させたからだ。
立ち合いからの姿勢からのぶちかまし。
人間の力士であってもその衝撃は2tにも及ぶという。
「お、が……っ」
正面からの圧力と壁にはさまれ、息ができない。
肩を押してもびくともしない。
岩のように張り詰めた筋肉の重みが絶望的なまでに伝わってくるだけだ。
まわしを掴むしかない。
相撲の土俵で戦うことになろうとも、それしか選択肢はなかった。
息苦しさに耐えながら、必死で手を伸ばす。
「お粗末だな……」
不意に圧力が緩み、ウルフマンの体が微かに離れた。
支えを失ったキン肉マンの体は前に倒れる。
その体重移動を利用しながら、ウルフマンは体を開く。
ズズンッ!
「ギャアァ〜〜〜〜ッ!」
吊り上げ気味の投げ。
落ちた先は当然、硬く分厚いアスファルトの上だ。
とっさに受身だけはとったものの、その破壊力はリング上の比ではない。
激痛に転げまわりながら、キン肉マンはひどく困惑していた。
立ち合い前の一瞬、まともに見えた表情。
ウルフマンは確かに泣いていたからだ。
正義超人ウルフマン。
その戦いの歴史はけして栄光の道ではなかった。
度重なる敗北に、三度もの死。
最後には最前線でリングに上がることすらできなかった。
超人相撲横綱、百万年に一人の大器と呼ばれた男は、悪との戦いにおいては未完の大器に終わった。
王位争奪戦を最後に平和を迎えた超人界。
それでもウルフマンはリングを降りなかった。
ハワイでのメーキャップレスラーの経験を生かし、様々な舞台でリングに上がり続けた。
ひたすらに体を鍛え、技を磨き、戦い続けた。
いつの間にか、ともに戦ってきた仲間たちはリングの上にいなかった。
「キン肉星58代大王……ご立派なこった。大王様になって性根まで変わっちまったらしいな」
超人レスラーへと転身したウルフマンのもとに、大チャンスが舞い込んで来た。
超人オリンピック。
横綱の新天地としては申し分のない舞台だ。
しかし、そこに立ちはだかる壁があった。
キン肉マン。
日本代表超人。
超人オリンピック前チャンピオン。
――大それた肩書きだ。
たるんだ肉体に臆病風。
並外れた勝負運に頼るだけの駄目超人。
ウルフマンの見たキン肉マンはそんな超人だった。
横綱は日本一の称号。
それこそが、日本代表超人にふさわしい。
本当の筋肉ってのをオレが教えてやる。
そして、ウルフマンは負けた。
それも不慣れな超人レスリングではなく、相撲での敗北だった。
超人相撲界の品位をこれ以上なく落とす屈辱だった。
「認めろっていうのか……」
痛みに転げまわるキン肉マンを見下ろし、涙を流すウルフマンの両眼が険しく光る。
「オレに勝った超人が、こんな腑抜けになったって認めろっていうのかよッ!」
転げまわるキン肉マンのスーツの襟首を掴み、無理やり立たせる。
苦痛に歪んだその顔を睨みつけ、再び壁に押し付けていく。
「……まあ、確かに不意打ちじゃあ正々堂々とは言えねえな」
ウルフマンの手が襟首から離れる。
「グウ……ッ」
キン肉マンは壁にもたれかかった姿勢でなんとか体を支えた。
それを確認し、ウルフマンは少し距離をとる。
今度は立ち合いの姿勢をとらず、正面から向かい合った。
「一分間だ。好きに攻めさせてやる」
仁王立ちでウルフマンは言った。
立ち合いからの正面衝突から始まり、倒すか押し出すか。
相撲は一瞬で勝負のつく格闘技である。
故に、相撲においての一分間はあまりにも長い。
勝負を決するには十分すぎる時間である。
「言いたい放題言ってくれるではないか……!」
リングの外では穏やかで臆病なキン肉マンとはいえ、ここまでされて火がつかないほど気の長い超人ではない。
すぐさま呼吸を整え、反撃に出る。
「ぬおおおーーッ!」
ビシィッ! バシィッ!
静まりかえったビルの間に水平チョップの叩き込まれる音が響く。
言葉通り、ウルフマンは避けずに胸で受けていた。
一発一発が胸板に食い込み、肌は赤く腫れていく。
それでもウルフマンはうめき声ひとつ上げず、体勢を崩さない。
「クッ……これならどうじゃい!」
ドシィッ!!
大木もへし折らんばかりの強烈なローキック。
さすがに体勢が少し揺らいだ。
この一発でウルフマンの太腿には青紫色の痣が浮かんでくる。
しかし。
「一分だ……痛くも痒くもねえな」
ウルフマンは揺るがない。
痛くも痒くもないはずがない。現に攻撃を受けた箇所は明らかに変色している。
やせ我慢のはずだが、まったくダメージを気にする様子がない。
「横綱ってのはよ、土俵の上で長いこと胸を貸すんだ。若手どものがむしゃらなぶちかましを正面から、何度も何度も受け止めなきゃならねえ」
ズンッ
再び四股を踏む。
キン肉マンは思わず攻撃を止めてしまった。
攻撃できない理由はなかった。
あるとすれば、過去に戦ったウルフマンからすら感じたことのない威圧感。
「今のてめえの攻撃じゃ、幕下にもなれねえぜ」
低く立ち合いの姿勢をとったウルフマンが、ドンとアスファルトに手をついて立つ。
「なんのっ!」
何度もやられてばかりではない。
負けじと体勢低く待ち構えたキン肉マンがぶちかましを組み止める。
多彩な技を持つとはいえ、キン肉マンは基本的にはパワーファイターだ。
再び壁際にまで追いやられつつも、今度は力負けしていない。
膨れ上がった筋肉がスーツの肩を、胸を、背中を弾けさせる。
純粋な力比べなら、けして負けはしない。
「みえみえの体重移動だぜ……ッ!」
ウルフマンの体がさらに沈んだ。
レスラーは腰を落とし、バランスを崩しづらい体重移動に長けているが、力士の腰はさらに低い。
キン肉マンの力の下側にもぐり込み、その体を引っこ抜く。
勢いのままに景色は反転し、アスファルトの地面が頭上に。
「居反り投げ! どすこ――――いッ!」
二人分の体重、二人分の力、さらにはアスファルトの硬さ。
とっさに首をかばって肩から落ちたとはいえ、その威力は必殺。
意識は遠のき、肩から首にかけては皮膚が裂け、血が吹き出る。
体の感覚は薄れ、目の前は歪んでいた。
その視界に黄色く光る二つの眼。
「まだ寝かさねえぜ」
やぶれかけたスーツの襟首を再び掴まれ、キン肉マンの体は立たされる。
「グ、ム……」
体が覚えているのか。
キン肉マンの両腕が上がり、脇を締め、顔の両側で拳が握られた。
肉のカーテン。
「やっと思い出してきやがったか」
ウルフマンの声に笑いが混じる。
今度は壁際まで追い詰めることなく手が離れていく。
壁の支えなしにキン肉マンは立った。
両足を肩幅に開き、地面を踏みしめ、体重を支える。
薄れていた意識が蘇る。リング上の感覚が蘇る。
バシッ バシッ
張り手、突っ張りの嵐が叩き込まれていく。
それでもキン肉マンに決定的なダメージはない。
キン肉族特有の肉体による鉄壁のガード。
ウルフマンがそれを体感するのは、これが初めてだ。
ようやくはっきりした意識で、キン肉マンは反撃のチャンスをうかがっていた。
パワーファイターの攻撃は総じて大振りだ。
生じた隙にカウンターを叩き込まれた時に受けるダメージも大きい。
今まで受けたダメージは超人の中でも一番、「奇跡の逆転ファイター」だからこそよく知っている。
バシッバシッバシッ
隙をうかがう。
バシバシバシバシ
隙をうかがう。
ババババババババ
隙が……ない!
ウルフマンの張り手のリズムは一定ではなく、毎回ランダムな体重移動から繰り出されていた。
そのうえ回転が速く、徐々に小刻みになってきている。
ダメージはなくとも圧力はある。
キン肉マンの体は少しずつ押されていた。
強引に前に出ることはできない。二度の投げによって前への体重移動を体が拒否している。
かといって横に動こうとすると、その方向から張り手が襲ってくる。
(これではきりがないではないか……!)
ダメージを受けもしないが、反撃もできない。
これでは戦いが永遠に終わらない。
しかし、現実派それではすまなかった。
「さあ、行き止まりだ」
キン肉マンの体は壁際に追い込まれていた。
しかも今回は壁と壁の間に生じる角部分に。
「ウルフ……おまえ、これを狙っておったのか……!?」
ウルフマンは答えず、代わりにとどめの張り手をふりかぶった。
なにこれ
違う漫画?
張り手、突っ張りとは、それ以外の殴打とは性質が違う。
ダメージを与ええることは二の次、本来の目的は相手の動きをコントロールすることだ。
丸い土俵の上でなら、ただ押すだけでよかった。
四角く、四隅にロープを張られたリングではそうはいかない。
超人レスリングには押し出しも寄り切りもないのだ。
しかし、唯一ここにだけは追い込まれてはいけない場所がある。
それがコーナーだ。
ウルフマンが超人レスラーとして目指すスタイルはこれだった。
そのためにどんな体勢からでも張り手を繰り出せる修練を積んだ。
ロープの反動や、体重移動を見極めて投げに移行する修練を積んだ。
張り手によって思い通りの方向へ相手を誘導する修練を積んだ。
超人レスラーとしてのウルフマンはようやく完成した。
超人レスラー、ウルフマンはパワー型ではない。
戦術重視のカウンター型だった。
「……オレはよ、てめえが戦わなくなるのを止めたかったわけじゃねえんだ」
とどめの張り手を振りかぶった体勢のまま、ウルフマンが口を開く。
「テリーマンにも、ロビンマスクにも、てめえにもガキが生まれた。オレたちは年をとったんだ」
鋼の筋肉。
それこそがウルフマンの誇りであり、最大の武器だった。
しかし、時間はそれを許さなかった。
超人レスラーとしてはブロッケンJrやジェロニモといった後世代の超人らと同じでも、ウルフマンは超人相撲でのキャリアがある。
その分だけ彼らより年をとっていた。
自慢の肉体を維持するトレーニングに必要な時間は増えていく。
そして十分なトレーニングを積んでも、ゆっくりと確実に肉体は衰えていく。
超人レスラー、ウルフマンはパワー型ではない。
しかし、本当はパワー型でありたかった。
「オレたちの全盛期は過ぎた。リングからいなくなるのは仕方ねえ……だが、てめえは絶対にやっちゃならねえことをした」
ウルフマンの全身に力が込められる。
「やってはならないこと……じゃと?」
「てめえは……超人レスラーだったてめえの記録を、全部自分で消しやがった!」
息子、キン肉万太郎の誕生から間もなく、キン肉マンは自らの戦いの記録を破棄した。
賞状、トロフィー、コスチュ−ム、映像……手元にあるものは可能な限り、全てだ。
「ロビンマスクもラーメンマンも、ウォーズマンやバッファローマンも、てめえとの戦いを覚えてる。刻まれてんだよ、体に!」
ウルフマンの両眼から再び涙が溢れ出す。
キン肉マンとの戦いは超人相撲界にとっての屈辱。
しかしウルフマンにとっては違った。
自分が無敵を誇った相撲で全力で戦い、負けた。
土俵の上で感じたキン肉マンのパワー、精神力、そして勝負運。
全てが、ウルフマンという超人の奥深くに刻み込まれている。
キン肉マンとの戦いは、ともに戦った歴史は、ウルフマンの誇りだった。
「キン肉マンって超人レスラーは、もうてめえだけのもんじゃねえんだッ!」
ズバァアンッ!
吠えるような声とともに、とどめの張り手が叩き込まれた。
その瞬間、キン肉マンは肉のカーテンを解いていた。
顔面に張り手を叩き込まれ、キン肉マンの後頭部は壁にぶち当たった。
コンクリートの壁に亀裂が入り、一部は崩れ落ちる。
両肩も壁に激突し、傷口から血しぶきが飛んだ。
「ウルフマン……すまなかった」
後頭部を壁に埋まらせたまま、キン肉マンの声が響いた。
蓄積されたダメージの大きさにも関らず、力を蘇らせ、体を起こしてくる。
そして、両眼に宿った戦意。
「最初にぶちかましをくらった時に気付くべきだった……ようやく思い出した……!」
全身からマグマが吹き上がるような、凄まじい筋肉の隆起。
傷ついても倒れても、何度でも強くなって蘇ってくる不屈のパワー。
火事場のクソ力。
7000万パワーを超える、「奇跡の逆転ファイター」の本当の力。
「戦うことが、わたしたちに超人にとっての会話だってことを!」
おっ、リアルタイムに遭遇。支援。
まだ途中だが、リクエストに答えてくれてありがとう。
「そうか……それなら、思い出すのが遅すぎたぜーッ!」
ウルフマンが立ち合いの姿勢から強烈な張り手を放つ。
しかしキン肉マンはかわさず、ガードもしない。
ラリアートの体勢で突っ込んでいく。
バシィッ!!
「ぐむ……ッ」
顎に強烈な衝撃が走る。
それでもキン肉マンは止まらない。
ガゴォッ!
「あがッ……」
右腕の隆起した筋肉がウルフマンの首をとらえた。
ガードすれば押し込まれるなら、ダメージ覚悟で突っ込んでいく。
奇しくもそれはウルフマンの理想としたスタイル、生粋のパワーファイター。
体勢を崩したウルフマンの体を抱え上げ、キン肉マンは宙を舞う。
ビルの間に超人レスラー、キン肉マンの必殺技の影が浮かぶ。
「キン肉バスタ――ッ!」
寝静まった街、閑散としたビルの間。
亀裂と破片にまみれたアスファルトの上に、ウルフマンは仰向けに倒れていた。
動く体力は今は残っていない。
48の殺人技のひとつ、キン肉バスター。
あの一撃を受けただけで立ち上がれなくなってしまった。
それでも、ウルフマンの顔は満ち足りていた。
宿まで運ぶという申し出を断られた後、キン肉マンはこういい残していった。
記録なんかなくても、わたしの中にはおまえたちとの戦いがちゃんと刻まれておる。
わたしは死ぬまでキン肉マンだ。
キン肉マンがそうしていたように、ウルフマンは月を見上げる。
少しだけ輪郭のぼやけた月。
「ああ……やっぱり、オレに勝ったやつは強かったじゃねえか……」
この勝負がウルフマンの現役最後の戦いだったことを誰も知らない。
超人はリングで戦ってナンボだろ
終わりです。
遅くなってすみませんでした。
ラーメンマンVSバッファローマンはとにかく戦闘中心だったので、今回はとにかくウルフマンという超人の有様を書こうとしました。
慣れない書き方だったのか筆が進まず、おそらくクオリティも低めです。
それでも自分のウルフマンという超人に対する思い(ネタじゃない方向の)は込めたつもりです。
対戦相手がキン肉マンなのは、ウルフマンが一番ライバル視していたのはやっぱりキン肉マンだと思ったからです。
そこから再戦の理由、ウルフマンのキン肉マンに対する思いなどを想像した結果、こういう形になりました。
変則マッチですみません。
今回も老いをネタにしたので、今度はちゃんと全盛期の戦いを書きたいなあ。
>>122 乙。
前作に続き、現役競技者生命が終わりつつある超人の悲哀がそこはかとなく漂っていてよかった。
誌上のウォーズとネプに別の角度から思いをはせてしまう。
126 :
125:2008/07/22(火) 02:30:13 ID:???
>>124 リロードしてなかった。
気持ちに焦点を絞った作風いいと思います。
ウルフはいじるのがお約束のキャラになって久しく
ゆでたまごでさえその立場でウルフを語る昨今、
ウルフの熱いSSは貴重でした。ありがとう。
>>115 肉らしく書くというのは本当に難しいと痛感してます。
俺の文章力が稚拙なせいかもしれませんが。
今後の課題です。
>>120 支援ありがとうございます。
自分で撒いた種とはいえ、白い目で見られること間違いなしの空気の中…泣けました。
>>123 俺もそう思います。
たぶんリング外は今日限りです。
でも壁を使うのはちょっと楽しかった。
>>126 ありがとうございます、本当に励みになります。
テガタナーズの時のブロがウルフマンの写真を見るシーンや、ジャンプでのガチスパーなど、ゆでがウルフを忘れてないのを見るたびにほっとします。
ツ マ ン ネ
元の漫画はおもしろいのにな
ウルフマン本編だと全然活躍してないからなぁ…
こういうSSは良いと思う。
オナニーにも色んなタイプがあるんだな、と思いました
酷い自演がいるな
何はともあれ乙
>>132 せっかくSS書いてくれた奴に自演とか言うなよ
それでも人間かてめえ
もうこのスレ終了だな
>>129は
>>131ではないぞ
と言ってもトリップなし名無しで
>>13が書き込んでないことが証明できないのと同じで
証明しようがないのが残念だが
◆6N0p5ddt2oは何もわるくないが
はからずも閉鎖的均質的でオナニー臭が漂う結果になってしまってるのは
どうにかすべきかもな
138 :
133:2008/07/23(水) 08:50:06 ID:???
このスレはクズの大博覧会やぁ!
よほど
>>1や職人に人望がないのか
救いようのないスレになっちゃった
141 :
マロン名無しさん:2008/07/25(金) 01:38:11 ID:RdxSlEqy
今570番目
>>10 他スレで見つけた
あまりに悲惨な状況なのではっておく
871 名前:愛蔵版名無しさん[sage] 投稿日:2008/07/28(月) 02:01:07 ID:???
バッファ「モンゴルマン!スパーリングしようぜ」
モンゴル「お、おお」
バッファ「チュッ…」
モンゴル「ちょっ!いきなりキスするなよ」
バッファ「誰も見てねえ。チュッ…チュプッ…チャプッ…ん。ほら、こんなに固くなってるじゃねえか」
モンゴル「やりてえ」
バッファ「待てよ、いまトランクス脱ぐから。サポーターはどうする?」
モンゴル「履いたままの方がいい。アアもう入れちゃうッ」
バッファ「俺のチンコもシコってくれよぉ…ああ、いい!…先イッちまうかもしれねえ」
モンゴル「まて同時だぞ?俺が出したらお前のから出てる風にしたい」
バッファ「アーもうダメっ、イクイクイクイクイグ〜っ!ふぁひあ〜っ!」
モンゴル「俺もイッてるッ!今イッてるぞッ!お前のケツの中で…くひゅぅ〜っ。俺のが出てるみてえ…」
バッファ「…ホレ、舐めろよ」
モンゴル「むちゃっ、めちゃっ、もちゃっ、ぬちゃっ、」
バッファ「フー…。んぱっ。今日のお前の、濃いなwんぱっ」
モンゴル「ぺちゃっ、お互い様だ。ぷちゃっ」
余計悲惨になった気がしなくもない
誰だこんなの書いたのは
今667番目
肉で燃える話や面白い話をつくるのはもう
物理的に不可能なのか
もういい加減落としてやれよ
ここはキン肉マンのSSを書きたい人や読みたい人のためのスレです。
投下はいつでも歓迎。
夢の対戦、熱い展開、好きなキャラの晴れ舞台など自由に。
良作に期待しましょう。
投下が始まったらなるべく邪魔せず、止まってる時は支援してあげてください。
試験的に立てたんで今のところこれだけ。
投下がない時は雑談とかでまったりしていければいいと思うよ。
企画自体は悪くなさそうなのに
大ゴケしてるのは何故だ
148 :
マロン名無しさん:2008/08/15(金) 00:07:51 ID:dBcVV0Y1
何故だろうな
準備不足または力量不足だろ
何の前フリや工夫もなしに
チラシの裏レベルのSSが来てても良くてスルー、悪けりゃ荒らされるのがおち