奇妙な劇場版のび太と竜の騎士

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11

始まるよ。

2マロン名無しさん:2008/02/24(日) 00:54:49 ID:yzfV6gXN
>>1
31:2008/02/24(日) 01:15:23 ID:TZjmTKMs
スネオ「…というわけで一匹のこらず絶滅したと考えるしかないんじゃないかな。」
ジャイアン「うむ!考えるしかないぞ。」
しずか「それしかないわね。のび太さんってロマンチストなのね。」
スネオ「というより夢と現実のくべつもつかない…。」
ジャイアン「単なるばかさ。」
のび太「…やれやれだぜ。」

僕は野比のび太。普通の子より少しとろいけど、恐竜だって信じるいたって普通の小学生さ。
…でも、あの『ドラえもん』が来てから、奇妙な人生を送ることになったんだけどね…。


のびた「(ドラえもんなら恐竜がいるってことを証明してくれるはずだ!)」

とりあえず家に帰ることにした。

男A「うおぉ!こりゃすげーや」
男B「お前何度見てもスゲー気持ち悪いなその一発芸!」
のびた「………?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

舞台は西暦2001年…
21世紀になって早三ヶ月がすぎた…

41:2008/02/24(日) 01:28:23 ID:TZjmTKMs
男A「うわーキモチわるう〜〜」
男B「何で穴の中全部耳入っちゃうかね〜〜」
少年「…どーも」
のびた「(あんなこと出来る人がいるんだからッ!恐竜だっているに違いないッ!)」

のびたははやる気持ちを抑え切れず、自分の家に向かって走りだそうとした。

少年「……?タクシーでも乗ってくかい?」
のびた「プ!僕に言ってるんですか?結構です!そもそもタクシーなんてこの辺に走ってないですよ!」
少年「日本人?日本語ペラペラだね。」
のびた「(…こいつ、ここは日本だぞ…。ジョークのつもりかい?外人さんッ!)」
のびた「あんたばかぁ?僕急いでるんで!」

そういい捨てるとのびたはその場から走り出した…
5マロン名無しさん:2008/02/24(日) 01:41:41 ID:zJrc/G9x
VIPでやれ
61:2008/02/24(日) 01:43:07 ID:TZjmTKMs
のびた「ドラえもん!!こうなればたとえ体を売っても人を傷つけてしまってもいい!!どんな手段をつかっても生き残りの恐竜を探し出すしかない!!スネオたちの首ねっこつかんでギュウと言わせたあと見せ付けるしかない!!!」
ドラえもん「おいおい、今日はなんだかヘビーだな。楽にいこうぜ。」
のびた「スネオをギャフンと言わせたいスネオをギャフンと言わせたいスネオをギャフンと言わせたい…」
ドラえもん「…お前の『信念』しかと心に響いたぞ。『○×うらない』ッ!」
のびた「うおおっ!?」
ドラえもん「どんな質問にも○×で答えてくれるぜ」
のびた「そりゃ手軽でいいネェェ!」
71:2008/02/24(日) 02:19:52 ID:TZjmTKMs
そんなこんなで地球上に恐竜が生き残ってる可能性が0ということが『○×うらない』で証明されてしまった。
のびた「(イラつくぜぇ…あのポンコツ、一瞬でぼくの夢をこわしちまうなんてよぉ…)」
のびた「つまんねぇな…」


そのころスネオ達は

スネオ「ジャイアン!でたらめにいじらないでよ!どっかとんでっちゃうよぉ!!」
ジャイアン「コ、コントロールがきかないだとォッ!?」
スネオ「僕のラジコン!!まってくれぇ!」

プルル……ザブン
機体のバランスを保てなくなったラジコンは無残にも川に落ちてしまった。
スネオ「買ったばかりだったのに…。」

ゴボボ…ゴボボ…

スネオ「ン?…」

「GYAHHHHHHHHHHH!!」

スネオ「あ!?あ!?あ!?あれは!?」

スネオが驚くのも無理はない。たったいまラジコンが落ちた川で奇妙な肉片が川の流れに合わせて乱舞しているのだ。

スネオ「ワァァァァァァァッッ!!!!」

もうラジコンなんてスネオにはどうでもよかった。ただこのばから離れたい。その一心で川とは逆の方向に走り出した。しかし運命のいたずらか、足がもつれて転んでしまった。
スネオ「ハァハァ、あ、あれ?」

実に奇妙だった。あれほど荒れ狂っていた川が今では50代半ばの親父の落ち着きでさらさらと流れていた。
スネオ「いや…、しかし…僕はあれを見たことがある…?」
8マロン名無しさん:2008/02/24(日) 02:20:30 ID:???
つまんねえぞカス
91:2008/02/24(日) 03:17:24 ID:TZjmTKMs
ジャイアン「よお、ラジコン見つかったか?」
スネオ「それよりも、だッ!!」
スネオは強引にジャイアンを自分の家へと引っ張って行った。
ジャイアン「離せェッ!!一人で歩ける!!」

ドゴォッ

スネオ「ぐぇっ」
ジャイアンの強烈な右ストレートがスネオの腹に思い切りめりこんだためスネオは気絶してしまった。
ジャイアンは渋々スネオを担いでスネオ邸へ向かった。
ピンポ〜ン
スネママ「あぁら、スネちゃまおかえ…キャアアア!!どうしたのスネちゃま!?」
ジャイアン「ちょっとな、いいからいれてよ。俺のこと待ってたんだもな、うずうずしてたんだろ?」
スネママ「そ…そんなこと…、わかったわ…あがって…」
ジャイアン「サンキュー。あとでな。」
ジャイアンはスネオを部屋へと連れていき、きつけに一発おみまいした。

メメタァ!

スネオ「あ…こ、こは僕の部屋?ジャイアンが運んできてくれたのか…。あれ?なんでベッドが壊れてるの?」
ジャイアン「しらねぇなぁ。それより話があるんだろ?言ってみろよ。」
スネオ「そ、そうだった!まずはこれを見てくれよ!!」
ジャイアン「…ジョジョの奇妙な冒険かよ。俺は六部のサバイバー編が好きだな!!なんかバキっぽくてよォ〜燃えるんだよなぁ〜」
スネオ「僕は断然、四部の透明の赤ちゃんの話だね。赤ちゃんを育てるのがいかに大変かってのをあそこまで的確に描いてるバトル漫画はないね。…ってそんなことはどうでもいいんだァ!これを見てよ!」
ジャイアン「なんだよぉ
、五部じゃねぇか。あんま見たことないんだよなぁ。あ!男同士ベンチの上でセクースしてるとこは見たことあるぜ!!」
スネオ「(そんな場面あったか…?)見てほしいのはこれだよ。」
ジャイアン「ふぅん?『ノトーリアス・B・I・G』ねぇ。きっもちわるいスタンドだな!これがどうしたんだよ?」
スネオ「…いたんだよ…」
ジャイアン「は?」
スネオ「いたんだよおぉぉぉぉ〜あの川でばしゃばしゃと餌に寄ってきた鯉みたくおよいでたんだよおぉぉぉぉ〜!」
101:2008/02/24(日) 03:32:33 ID:TZjmTKMs
ジャイアン「ゲハハハハハハハ!!!スネオどうした!?俺の一発がまだきいてんのか?」
スネオ「ほんとなんだよぉぉぉ信じてよォォォ!!」
ジャイアン「お前は漫画の読みすぎだぜ!!のびたと同じようなこといってんじゃねぇよ!」
スネオ「だってみたんだもぉぉぉぉぉん!!!ほんとにいたんだもぉぉぉぉん!!!」
ジャイアン「じゃあ何か?漫画のスタンドが現実に出てきたってことか?ガハハハ!じゃあ俺はスタープラチナがいいな!これで喧嘩も誰にもまけねぇぜ!シュッシュッ!」
ジャイアンは電灯からぶら下がっている紐でシャドーボクシングを始めた。
体を揺らしながら跳ね返ってくる紐を右に避けた。その時


ガオンッ


ジャイアン「ほえ?」
ジャイアンの後ろの壁にぽっかりと丸い穴が空いていた。
スネオ「こ、これはァ!?」
その真新しく出来た丸い穴から一人の男が部屋へと入ってきた。
バニラ「私のクリームを避けるとは…ただ者じゃ無いな?」
スネオ・ジャイアン「げえっ!?お前は!?」
11マロン名無しさん:2008/02/24(日) 03:38:46 ID:???
団塊と銀河スレより遥かにマシだけど多分奴らについて荒されるな
121:2008/02/24(日) 03:46:12 ID:TZjmTKMs
ジャイアン「お、お、お、お、お、おい、こいつってまさかぁ…」
スネオ「そのまさかなんじゃァないかな…バニラ・アイス…だっけぇぇ!?」
バニラ「ほう?何故私の名前を知っている?何故だ…なぜ…」
ジャイアン「スネオよぉ、さっきの話…信じることにしたぜ…」
スネオ「ハハハ…すごいや、こんなことって…………ママァァァァァァァァァ!!!!!」
バニラ「うるさい子供だ…そんな悪い子は正さねばならんな…」
ガジガジガジガブガブリ!
バニラは自らの体をスタンドに食わせ、みるみるうちに小さくなっていった。
ジャイアン「スネオォ!!とりあえず逃げるぞぉ!!」
スネオ「ママァァァァァァァァァ!!!!」
ジャイアンはスネオの襟をおもっきし引っ張って部屋の窓から飛び降りた。ここでガオンされるよりはマシだと思ったからだ。
131:2008/02/24(日) 03:59:11 ID:TZjmTKMs
そのころドラえもんたちは…

のびたはこれまで隠し続けていた0点のテストがママに見つかるのを恐れ、ドラえもんに相談していた。

ドラえもん「どこでもホォォォォォォル!!!のびたぁ、知ってるかよォ?地面の中にはなぁ〜空洞がたくさんあんのよぉ。それをさがしてくれるカワイコちゃんさッ!」
のびた「そこに0点を隠せば…こいつぁクレイジーだぜ!」

どこでもホォォォォォォルを設置し、フタを開けてみるとそこには巨大な空洞が広がっていた。
のびた「テストを置いて、っと」
ドラえもん「迷ったらやばすぎるぜぇぇ!探検は明日ゆっくりとやることにしねぇか〜??」
のびた「そうだねぇ、これで安心して家に帰れる!やれやれだぜ…。」

男「………」

平和が、すこしづつ、すこしづつ崩れていった…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
141:2008/02/24(日) 04:13:52 ID:TZjmTKMs
そのころジャイアン・スネオたちは…

ドオォォォォォォン!!

運よくスネ吉の車にボンネットに落ち、致命傷は免れた。スネ吉の赤いオープンカーはボコボコだ。
スネ吉「どうしたっていうんだい!!二人とも!?」
ジャイアン「いてぇ〜…」
スネオ「に、兄さん!!じ、実はかくかくしかじかで!!」
スネ吉「HAHAHAHAHA!スネオ、ジョークが上手くなったじゃないか?でもジョーク一つのために僕の買ったばかりの車をボコボコにするのはやりすぎじゃあないかい?」
ジャイアン「スネオォ!!いそがねぇとやつがきちまうぞぉ!!!」
スネオ「…そういやぁ、漫画だとあいつは吸血鬼で、吸血鬼だから…あっ!!」
ジャイアン「あっ!!」
スネオ「光に弱い!!!」
ジャイアン「ニンニクに弱い!!!」
スネオ「………」
ジャイアン「んだよぉ…、そんな目で見るなよォ…大体もう日が沈んでるぜ?」
スネオ「…シマッタァッ!!?日光の無い夜ではあいつに勝つ方法なんて、ないッ!!」
151:2008/02/24(日) 04:22:33 ID:TZjmTKMs
スネオ「しかもスタンドももっていない僕たちじゃぁ…」
ジャイアン「くそぉっ…なんかでねぇのかよぉ!!!スタープラチナ!!!クレイジーダイアモンド!!
ストォォォンフリィィィィィ!!!!」
スネオ「ま…てよ…?
じゃあなんで僕たちはあいつのスタンドが見えたんだ?」
ジャイアン「あ…、スタンドはスタンド使いにしか見えない…(一部例外を除いて)」
スネオ「て、ことはだ…」
スネ吉「おい、スネ…」

ガオンッ

スネオ「なんだ今のは…。………!!?なんだ…この腕は…スネ吉兄さん…どこへ行った?!」
ジャイアン「ハアハアーッハアハアーッハアハアーッ」
スネオ「スネ吉ニイサァァァァァァァァァンッッ!!!」
161:2008/02/24(日) 04:24:34 ID:TZjmTKMs
今日は寝るわ…
糞つまんないだろうけど頑張って面白いもの書いてくわ…
17マロン名無しさん:2008/02/24(日) 06:57:39 ID:???
いや、お前は頑張った
某スレより全然いいわ
18マロン名無しさん:2008/02/24(日) 08:57:57 ID:???
「ヴ」ァニラだ

バニラでもなけりゃマニラでもミニラでもねーぜこのトンチキがーッ!
191:2008/02/24(日) 10:02:31 ID:TZjmTKMs
すまんこ。わかってはいたが変換がめんどくさくて…。これから気をつけるよ。


ズオオオオオオオオ

夕焼けで赤く染まったスネオ邸の庭にクリームの中に入ったヴァニラが現れた。
スネオ「どこだよおぉーーー!!スネ吉兄さんーッ!!どこへ行ったんだァーッ!!!」
ヴァニラ「スネ吉は…」
ドドドドドドドドドド
ヴァニラ「こなみじんになって死んだ」
ジャイアン「ハアハアハアハア」
ヴァニラ「わたしの口の中は自分でも知らぬが暗黒の空間になっている…吹っ飛ばしてやったのだ…スタンド使いなんて者は…そうそういてもらってはこまるからな…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ヴァニラ「ひとりひとり順番に順番にこのヴァニラ・アイスの暗黒空間にバラまいてやる」
ジャイアン「ガタガタガタガタ」
スネオ「(スタンド使い…?じゃやっぱり僕たちは…)ジャイアン…」
ジャイアン「スネオ…、お前の兄さん…」
スネオ「何も言うな…。ジャイアン…。にげてくれ…。僕は戦う…。」
ジャイアン「ば、ばっきゃろおォ!!!お前を置いて逃げれるかよ!!俺も戦うぜ!!!もしかしたらスタンドが出てくるかもしんねぇんだよな!?」
スネオ「ジャイアン…、もしかしたら出ないかもしれないよ?それでもいいの?」
ジャイアン「ああ…、そんなことは関係ねぇ、大事な友達を見捨てて逃げるなんてヨォ、男がすたるぜぇっ!!」
スネオ「ありがとうジャイアン…。…覚悟は出来たか?ヴァニラ・アイス!!!!」
201:2008/02/24(日) 10:13:44 ID:TZjmTKMs
ヴァニラ「覚悟?それはこっちのセリフだ。一瞬だ…一瞬で楽にしてや…」
スネオ「このドグサレがァァァァァァーッ!!!」
ヴァニラ「(スネオが…こんなに素早くしかもとおくまで…こんな瞬発力があるなんて聞いてなかったぞ…)!!」
スネオの全体重をかけた拳がクリームの口から出していたヴァニラの顔面にめりこむッ!!!
スネオ「震えるぞハートッ!!燃え上がるほどヒートォ!!」
ヴァニラはそのまま二、三メートル後ろへ吹っ飛んだ。が、所詮小学生のパンチ。すぐにヴァニラは体勢を立て直した。そしてそのまま異次元空間へと消えてしまった。
211:2008/02/24(日) 10:21:57 ID:TZjmTKMs
スネオ「チクショオォー手ごたえはあったが…」
スネオ「(スネ吉兄さん…僕が小さい時からお節介ばっかかけてくれたよね…)」
ジャイアン「スネオォォォォォ!!!あぶねぇぇぇぇ!!!」
ヴァニラ「木から落ちてきた葉っぱが消えたことで気付いたか…しかし!!まずは一人だ!!」
スネオ「ジャイアン!?」ジャイアン「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ガオンッ

スネオ「ジャ、ジャイアン…?ジャイアン!!!!?」

ドドドドドドドドドド
221:2008/02/24(日) 11:01:05 ID:TZjmTKMs
スネオ「あ…あぁ…」
ヴァニラ「確実に倒す…だれであろうとこのヴァニラ・アイスの前では無力だ…」
ジャイアン「んっん〜〜〜♪実に気分がいいぞぉぉぉぉ〜〜♪」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ヴァニラ「ば、ばかな!確かにこの私はお前をガオンッしたはずだ!!」
ジャイアン「この内側からにじみでるエネルギー…実にいいッ!!」
スネオ「も、もしかしてジャイアン…!ああっ!!」
ヴァニラ「遅かれ早かれこうなることはわかっていたが!!」
ジャイアン「そうなんだよぉぉ、見えるかスネオ〜??俺のスタンドが!!!」
スネオ「そ、そのスタンドは!!!」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジャイアン「ダイバー・ダウン!!俺の体を地面に潜行させたッ!!!」

バンッ!
231:2008/02/24(日) 12:16:30 ID:TZjmTKMs
スネオ「うおおおおおお!!!やはり!やはり!僕たちにもスタンドがぁぁぁぁ!!!」
ジャイアン「いったいぜんたいなんでこうなったのか、俺には理解不能だがよぉ〜。出ちまったもんはしょうがねえ〜よなぁ〜」
スネオ「(ヴァニラは漫画のままのスタンドを出してきた…。だけどジャイアンのスタンドは六部のアナスイのスタンドだ…。ということはアナスイはこの世界にはいないってことか…?駄目だ…情報がすくなすぎる…)」
ヴァニラ「……」
ヴァニラはまた異次元空間へと消えてしまった。
ジャイアン「スネオ!!俺がスタンドを出したからってあのガオンッを確実に防げるってわけでもねえ!!一旦このばから離れるぞぉ!!!」
スネオ「そ、そうだね!じゃ、じゃあどこへ逃げれば……ドラえもんだ!!ドラえもんならなんとかしてくれるに違いない!!」
ジャイアン「わかったぜぇ!!とりあえずのび太ん家に向かうぞぉ!!いいかぁっ!なるべくジグザグにはしるんだぁ!!!」
241:2008/02/24(日) 12:24:48 ID:TZjmTKMs
そのころドラえもんたちは…

のびた「ドラえもんよぉ!!やっぱ明日までまてねぇよぉ!!あの空洞のことを思うと体が疼いちまってしょうがねぇんだよぉ!!!」
ドラえもん「落ち着けってのびたァ!しかたねぇな〜、特別だぜ!!」
のびた「さぁすぅがぁ〜!!話がわかるねぇ!この部屋からあの空洞に繋がるのかい?」
ドラえもん「おうよぉ!!ダイヤルを合わせれば…」
のびた「…どうしたの?」
ドラえもん「ダイヤル忘れちまったぜぇ!ガハハハ!!のびた、裏山まで行くぞ。」
のびた「…やれやれだぜ。」
25マロン名無しさん:2008/02/24(日) 12:26:01 ID:???
単なるジョジョ風ドラのネタを書くスレだと思ったのに
まさかクロスオーバーしちゃうとはw今後も期待。頑張れ
261:2008/02/24(日) 12:31:53 ID:TZjmTKMs
そのころジャイアンたちは…

ジャイアン「走れぇ!スネオォォォォォ!!」
スネオ「ハアハアーッ!…ジャ、ジャイアン、僕たちはいつの間にか『ねずみ捕りに引っ掛かったねずみ』になっちまったよーだ…」
そう、ジャイアンとスネオを走ることに頭が一杯でいつの間にか細い路地にはいってしまっていたのだった。
ジャイアン「し、しまったぁ!!!これじゃあガオンッを避けきれねぇ!」
ガオンッ
ガオンッ
ガオンッ
スネオ「ジャイアン!!追いつかれちゃうよぉ!!!」
271:2008/02/24(日) 12:42:23 ID:TZjmTKMs
ジャイアン「…ここで俺が食い止める…。スネオは先に行けぇ!!」
スネオ「や、やだよ!!!ジャイアンだってさっき言ったじゃないかぁ!!大事な友達を置いてけないよぉッ!!」
ジャイアン「ここで二人とも死んでしまったらそれこそどうするぅ!!いいか、お前はドラえもんにこのことをいいにいくんだ!!これは『逃げ』なんかぁじゃあないッ!!勝利へのッ!!ロードダァッ!!!」
スネオ「う…う…うわぁぁぁぁぁぁん!!!ジャイアンンンン!!死なないでよおォォォ!!!」
ジャイアン「フッ…、また会えたらいいな、スネオ…。…俺はこんなことで死ぬわけにはいかない……………ジャイ子…。」
281:2008/02/24(日) 12:56:28 ID:TZjmTKMs
ジャイアン「スタンドは、俺だってもってるぅッ!!ダイバー・ダウン!!!」
ジャイアンは自分の体を地面へと潜行させたッ!!
グググググッ
ヴァニラ「どさくさにまぎれて隠れたな…無駄だ…このヴァニラ・アイスからは逃げられない。さて、どこかな…?ジャイアン」
ドシュッ!
ジャイアン「お前の足元だぁっ!!くらえぇっ!!!」
ヴァニラ「そんな攻撃ッ!!」
ジャイアン「ちっ!!また消えやがったッ!!!」ガオンッ
ジャイアン「うぐっ!」
ガオンッ
ジャイアン「うおおっ!防戦一方じゃやられちまう!!ウラララララララララ!!」
ヴァニラ「ふははははっ!!あたらんぞぉっ!!!」
291:2008/02/24(日) 13:53:43 ID:TZjmTKMs
ジャイアン「ダイバーダウンッ!!!」
再びジャイアンは地面へと潜行した…
ヴァニラ「…スタンドを身につけようと、所詮は小学生。同じことの繰り返し。…このヴァニラ・アイスの勝利は確実ぅッ!!」
ジャイアン「ドラァッ!!」
ヴァニラ「無駄だと言っているッ!!」
ヴァニラは異次元空間へと消え、ダイバーダウンのパンチは空を切った。
ヴァニラ「おわりだぁぁぁぁっ!!!」
ドゥクシィッ!
ヴァニラ「ぐあぁっ!な、なんだと…?」
301:2008/02/24(日) 13:56:13 ID:TZjmTKMs
ジャイアン「俺がさっき…しっちゃかめっちゃかにパンチを繰り出したと思うかぁ?この世界のジャイアン様がよぉ、そんなバカなことすると思うかよぉ〜。
ダイバーダウンはなぁ、パンチのエネルギーなんかも壁に『潜行』させることができんだよぉ!!
そしておめーの弱点はな…………ヴァニラ・アイスッ!俺がどこにいるのかを確認しようとするとき!てめーはその暗黒空間から姿をあらわさないと外が見えないということさっ!
おっと…俺のパンチが一発だけじゃないってことはぁ、吸血鬼のオメーにもわかるよなぁ?」
ヴァニラ「くわぁぁぁぁぁぁー!!」
ジャイアン「俺のパンチを受けながらくたばりやがれっ!このドグサレがァーーッ!!!」
311:2008/02/24(日) 14:05:29 ID:TZjmTKMs
ドゴォドゴォドゴォドゴォドゴォ!!
ジャイアン「くたばれヴァニラ・アイスーッ!!!」
ガシッ!
ジャイアン「グ…ぐぐう…」
ヴァニラ「おれは死なん…苦痛を意に介しているヒマもない…
必ず貴様を仕留めるッ!必ずスネオを追い飲み込む!そして…残りの三人のスタンド使いどもを殺すッ!わたしが死ぬのはその後でいいッ!」
ジャイアン「(さすが吸血鬼…だぜ。やはり日光じゃないとこいつは倒せないのか…?
…三人のスタンド使い…?)」
グギャリン!
ジャイアン「うおおおおおおーーッ!」
グイイイ!
ジャイアン「まさかぁ…やめろぉぉぉ!!!その空間に手が入るとおぉぉぉぉッ!!?」
321:2008/02/24(日) 14:10:56 ID:TZjmTKMs
>>17>>25
支援サンクスです。こんなつたない文章ですが見てくれてありがとう\(^O^)/
期待にそえるようやってみます。
331:2008/02/24(日) 14:17:45 ID:TZjmTKMs
そのころスネオは…

スネオ「………」
スネオは迷っていた。確かにジャイアンの言うことは正しい。しかし…
スネオ「僕は…僕は…」
スネオはぶるぶると肩を震わせた。拳をぎゅっとにぎり血が滲み出ている。
スネオ「…ジャイアン、ごめん。僕は…君に勝利の二文字が刻まれているのがはっきりと見えた!
そして、僕はその勝利に立ち会ってみたいッ!!なによりッ!友達を一人で置いていけないッッッッ!!!」
ブシュアアアアアアアア


ド ド ド ド ド ド
341:2008/02/24(日) 19:55:30 ID:TZjmTKMs
そのころのび太たちは…


のび太「さ、さみぃぃぃぃぃぃぃよぉぉぉドラえもぉぉん!!!!」
ドラえもん「だからパジャマではくるなといったろぉ!!」
のび太「だって…空洞でそのまま寝ちゃったら困るじゃん?」
ドラえもん「別にパジャマ着てなくてもいいだろッ!」
のび太「…ぐう。」
ドラえもん「寝るなぁ!!!寝たら死ぬぞぉッ!!」

351:2008/02/24(日) 21:30:10 ID:TZjmTKMs
そのころスネオは…


スネオは成長していたッ!スタンドが発現したのも理由のひとつだろうッ!
だがッ!ジャイアンを守りたいッ!大事な友人を死なせるわけにはいかないッ!それがここまでスネオを変わらせた理由であろうッ!
スネオの目にはッ!ヴァニラのッ!敗北した姿しか写っていなかったッ!
のび太「やっぱ明日にしよっかな…。あれ?スネオじゃないか…」
スネオ「のび太ァッ!!それにドラえもん!!これほどまでに君達に会いたいと思ったことはないッ!!」
ドラえもん「(なんか暑苦しいな…)そりゃどーも。それで?こんな時間にどうしたんだよぉ〜スネオ〜」
スネオ「実は……」
361:2008/02/24(日) 21:37:22 ID:TZjmTKMs
スネオをはこれまで起こったことを全て話した。
ドラえもん「にわかには信じられん話だが…。」
スネオ「そりゃそうだろう…だがッこいつを見てもらえば君は『1+1は2という誰もが理解しきっているように』理解するだろうッ!」

ドドドドドドドドドドドドド

ドラえもん「こいつぁ、驚いたぜ!!!ホントに漫画の中のスタンドが目の前にいるなんてよぉ…。
しかし、よりによってこいつかよ…。影薄いぜ」
スネオ「それは周知の事実だ。」
371:2008/02/24(日) 21:42:48 ID:TZjmTKMs
ドラえもん「よし、じゃあジャイアンのところへいくぞっ!!相手は吸血鬼…、ならこれが必要だろう」
スネオ「こ、これは?」
ドラえもん「これから行こうとしてた空洞で使おうとしてたもんだ…。これはスネオに預けるぜ。スタンドを持ってない俺じゃあ返り討ちにされちまうからな。」
スネオ「…よしッ!行こうッ!ドラえもん!のび太ッ!」
ドラえもん「こいつぁヘビーだぜ!!」
のび太「…ぐう。」
381:2008/02/24(日) 21:55:50 ID:TZjmTKMs
そのころジャイアンは…


ジャイアン「うおおおおおおッ!?(ここで問題だ!このまま手を削り取られてしまったらそれこそ俺の人生にピリオドが打たれてしまう。どうすればいいか?

3択―ひとつだけ選びなさい

1―ハンサムのジャイアンは突如反撃のアイデアがひらめく

2―ドラえもんたちがきて助けてくれる

3―どうしようもない。現実は非情である。


俺が〇をつけたいのは2だが期待できない…
アメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場というわけにはいかねーゼ)

やはり答えは………
3しかねえようだ…)
チクショオォー!」
391:2008/02/24(日) 22:17:21 ID:TZjmTKMs
お風呂はいってきます。
40マロン名無しさん:2008/02/24(日) 22:41:08 ID:???
律儀に報告するなよw
411:2008/02/25(月) 00:49:37 ID:WEvNj8QN
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ジャイアン「な…なんだぁッ!!?」
夕焼けに染まった空から漆黒の闇にそまっていた夜の空。
その空に一筋の閃光が走っていた。
ズアアアアァァァァ
ヴァニラ「隕石……だとォッ!?」
ジャイアン「俺は夢をみているのかぁ!!?」

カツーン カツーン

スネオ「ジャイアン……カッコつけやがって」
ジャイアン「ス、ス、スネオォッ!!!」
スネオ「僕っていつもそうだ…いなくなってはじめてわかるんだ。ひねくれたがき大将だと思ってたけれど
いざというときは友達をいちばんに思うおめーが好きだった…
本当に誇り高い奴だったってことが今になってわかった」
ジャイアン「スネオ…ぐすっ」
スネオ「ジャイアン、もう安心だ。僕は君の手をつかんでるその薄汚いヤローをぶちのめすッ!!!
この僕のスタンドッ!
プラネット・ウェイブスでぇッ!!!!」
421:2008/02/25(月) 00:58:11 ID:WEvNj8QN
ドラえもん「覚えてないひともいるかもしれないので簡単な説明をするぜぇっ!
プラネット・ウェイブス
ストーンオーシャン八巻で登場した看守のスタンド。
宇宙空間から隕石を呼ぶことができる。隕石は本体に向かって落ちてくるが本体にぶつかる前に燃え尽きてしまう。隕石の温度は約3000℃。一度に二、三個呼ぶことができるらしい。」
のび太「そんなこと僕は知ってるよ?」
ドラえもん「起きてたのかよ…。まぁ、大人の事情ってやつだ。」
431:2008/02/25(月) 01:10:46 ID:WEvNj8QN
スネオ「隕石の軌道は………ヴァニラ!!てめーを通って僕に落ちてくるぅ!!!」
ズアアアアァァァァ
ヴァニラ「うぉぉ!!!」
シュンッ!
ジャイアン「また異空間に消えちまったぞぉ!!!」
スネオ「今のうちにジャイアン!!こっちにくるんだッ!!」
ジャイアン「Yes!!」
ヴァニラ「無駄だぁぁぁぁぁ!!!たとえ隕石だろうと核ミサイルだろうと何だろうと異空間に居ればあたらなぁぁぁぁいッッッッ!!!」
441:2008/02/25(月) 01:26:03 ID:WEvNj8QN
スネオ「やれやれお喋りさんは馬鹿を見るぜ?隕石は一つだけじゃあナイッ!!」
ズアアアアァァァァ

ズアアアアァァァァ

ジャイアン「俺も隕石と一緒にあのやろー殴るぜぇぇ!!」
ヴァニラ「石っころが二つ三つあろーがなかろぉがァ!!」
ガオンッ
のび太「ジャ、ジャイアンが…消えた!?のまれちまったのかヨォッ!!?」
ヴァニラ「ふふ…ふふふ…ははははははははははァ!!!実に気分がいいッ!!!
…しかし不思議だ…この私がッ!あんな子供一人殺しただけでこうも笑いがこみあげてくるとはなぁっ!!」
451:2008/02/25(月) 01:38:36 ID:WEvNj8QN
ズアアアアァァァァ
ヴァニラ「まだ隕石があったか…。だがこのような直線的なッ!!動きッ!!避けるのは実に容易ッ!!!」
ヴァニラはひょいっと隕石の右に回った。
ヴァニラ「容易容易ィッ!!!」
スネオ「お喋りは馬鹿をみる…まさにその通りだったな…」
ヴァニラ「何?」
ジャイアン「ん〜ーッ♪実にィッ、実に気分がいい〜♪」
ヴァニラ「な、なぜお前がぁっ!??」
461:2008/02/25(月) 01:47:49 ID:WEvNj8QN
ジャイアン「なぜ?そりゃあお前の横を通る隕石の中に潜行してるからなぁッ!!!こうして間抜けなお前の顔を間近で拝むことができるってわけよォ!
オメーは俺をガオンッしたと思ってたみたいだがよぉ、俺は周りの隕石の一個に潜行してただけッ!!!異空間にいる間は周りが見えないことがあだになったなぁッ!!」
ヴァニラ「ぐぅ…ッ」
ジャイアン「俺は今すぐよぉ〜、お前の肩甲骨をブチ割って!上半身を腰寛骨まで鯵の開きのように裂いてやりたいけどよぉ、
お前が吸血鬼ってんならしかたねぇ、これで我慢するぜッ!!」
471:2008/02/25(月) 02:00:05 ID:WEvNj8QN
プシュ

ヴァニラ「な、何を吹き付けたァァァァ!?!?」
ジャイアン「さっきスネオに渡されたドラえもんの道具『日光ゴケ』だよッ!」

『日光ゴケ』
大長編ドラえもんのび太と竜の騎士で登場した秘密道具。
太陽光線とまったく同じ光をだす。吹き付けたあとどんどんふえていく。

ジャイアン「これでテメーも終わりだ…。」
ヴァニラ「きさまぁぁぁぁぁぁーーッ!!キサマなああんぞにィィィィィーッ…」
シュンッ
ドラえもん「異空間に逃げても無駄だ…、体に付着した日光ゴケはどんどん増えつづける…」


ヴァニラ「ぐああぁぁぁぁ…!!」
どこからともなくヴァニラ・アイスの悲鳴が聞こえてきた。

バゴオオオオオオオン

日光を浴び、砂となったヴァニラは風に吹かれ夜の町に消えていった…
48マロン名無しさん:2008/02/25(月) 02:17:40 ID:lQhXpa00
普通に面白い
俺は好き
ジョジョオタだし
491:2008/02/25(月) 02:19:07 ID:WEvNj8QN
ジャイアン「ふぃ〜、死ぬかと思ったぜぇ!!しかし何で俺達が狙われるんだ?何でジョジョのキャラが俺達の世界に?」
ドラえもん「それをこれから調べてくしかねーってことだな。」
のび太「(あれ?僕ってなんか活躍したっけ?五部のフーゴみたいになるのは勘弁してくれよ…)」

スネオ「兄さん…」

バアアアアアアアア
スネオ「アア…ア…!兄さんッッッッ!!?」
パアッー
スネオ「げ…幻覚だったのか…それとも…」
ドラえもん「どうした?」
スネオ「いや…兄さんが空にいたようなきがしてさ…」
ドラえもん「きみわりいな。」
のび太「コラ」




スネ吉 死亡
ヴァニラ・クリーム 死亡


TO BE CONTINUED→
501:2008/02/25(月) 02:21:31 ID:WEvNj8QN
な…なんとかみんなのおかげでヴァニラ編終わらせる事が出来たよ…
今日は寝ます…
511:2008/02/25(月) 09:04:35 ID:WEvNj8QN
ウオオオオオッッッッ!!!
ヴァニラ・クリームじゃねえッ!!
ヴァ
521:2008/02/25(月) 09:05:45 ID:WEvNj8QN
ウオオオオオッッッッ!!!
ヴァニラ・クリームじゃねえッ!!
ヴァニラ・アイスダーーーッ!!!!
すまんこ(´・ω・')
531:2008/02/25(月) 16:51:06 ID:WEvNj8QN
平和な日常から一転、生死を争うスタンドバトルに巻き込まれた四人。
何故この世界にジョジョのキャラが現れたのか?
何故自分達は命を狙われるのか?
そしてこれからどうするべきなのか…
答えはいまだ見つからない…


のび太「とりあえず家に帰って寝るでFA?」
ドラえもん「ちげーっつってんだろォがよぉ!!!家に帰って寝てる間にまたヴァニラみたいなやつが命を狙いにくるかもしんねーんだぞォッ!!!ボケェッ!」
スネオ「だから僕達は裏山へ向かい、どこでもホォォォォォォルだっけ?それで地下にもぐり、そこでこれからのことについて話し合うわけさ。」
のび太「へー。それで家にはいつ帰るの?」
ドラえもん「家にはしばらくかえんないほうが良いかもしれないナァ。家族の命まで危険にさらしちまう。」
のび太「そ、そんなぁ!!!買ったばっかの『グラディウス〜突然やってきた転校生〜』が出来ないじゃないかァッ!!」
ドラえもん「どこでもドアで取りにいけばいいだろ…」
541:2008/02/25(月) 22:34:43 ID:WEvNj8QN
のび太「あ…、そういえばしずかちゃんは無事なんだろうか…」
ジャイアン「そのことだがヨォ、多分大丈夫だと思うぜ。」
のび太「何故そう思うゥ!!?」
ジャイアン「そう熱くなるなヨォ!実はヴァニラが言ってたんだけどよぉ、俺の他にスタンド使いが三人いるって言ってたんだ。」
のび太「それでそれで?」
ジャイアン「じゃぁ聞くがよぉ!お前ら俺のスタンドが見えるか…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
スネオ「見えるよォ!」
ドラえもん「見えちまうなぁ…」
のび太「メガネメガネ…」
ジャイアン「(さっきまで掛けてたじゃねぇか!!)スタンドは精神エネルギーだからメガネ無くても見えるもんはみえるはずだぜぇッ!」
のび太「メガネがあってこその僕だからね……装着ゥッッ!!!…見えるぜェッ!」
551:2008/02/25(月) 22:49:10 ID:WEvNj8QN
ジャイアン「と、いうことはだ…。スタンドはスタンド使いにしか見えない…、スネオはもうスタンドが出てきたからいいとして、
のび太、ドラえもん。
オメーらもスタンド使いってことになるな!!」
スネオ「ヴァニラが言ってた残りの三人のスタンド使いってのは僕達のことだったのか…」
ドラえもん「このドラえもんがスタンド使い…。未来の世界でもこんなに刺激的な出来事はよぉ!!!ありませんでしたぜェッッ!!!!」
のび太「僕が…スタンド…使い…」
ジャイアン「なんだぁどうしたのび太ァ、固まっちまってよぉ!!」
スネオ「そりゃあすぐに受け止めろ、ってのも無理な話か…」
ドラえもん「楽にいこうぜぇ!!のび太!!!」
のび太「あ……いやあね…その…『勃起』しちゃいましてね……興奮で」
ジャイアン「ダイバー・ダウンンンン!!!!」
スネオ「プラネット・ウェイブスゥッッ!!!!」
ドラえもん「地球破壊爆弾ンンン!!!!!」
のび太「NOOOOOOOOOOOO!!!!!」
561:2008/02/26(火) 02:30:32 ID:NBV8vUxm
なんやかんやで一行は裏山に到着。

のび太「…スタンド使いじゃないしずかちゃんは命を狙われる危険がない…そう言いたいわけだな?」
ジャイアン「そうゆうこった。」
ドラえもん「よし、この辺だな…、今からホォォォォォォルを設置する。」



ジャイアン「すげぇなッ!!!どこまで続いてんだこの空洞。」
のび太「わかんねぇ、そのうち探検してみようぜ。」
ドラえもん「日光ゴケで明るくしとくぜ。」
プシュ
のび太「アナルの外とおんなじに明るいッ!!」
スネオ「のび太、今なんつった?」
のび太「穴。」
ドラえもん「少し居心地がわりぃな…。これを使うか。
『岩細工セット』!!!」
のび太「それは?」
ドラえもん「このコテやヘラを使うと岩が粘土みたくなっちまう素晴らしい俺の道具さッ!!これを使って好きな所に部屋を作ってきな。」
571:2008/02/26(火) 02:59:12 ID:NBV8vUxm
明日ってか今日からテストだった。寝ます。
58自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/26(火) 13:49:49 ID:???
テストか…がんばれよ
591:2008/02/26(火) 21:28:53 ID:NBV8vUxm
テスト\(^O^)/オワタ
601:2008/02/26(火) 21:37:10 ID:NBV8vUxm
ドラえもんの『岩細工コテ』を使って、それぞれが好きな部屋を作っていった。

のび太「ヒャッハーーーー!!!!これで俺は地上のしがらみに縛られず、やっと自由ってやつを手に入れたぜぇーッ!!!
じゃあドラえもん、僕はマンガとかゲームとか身の回りのもんを持ってくるぜ。」
ジャイアン「俺もマイクにスピーカーに衣装持ってくるかな!」
ドラえもん「くれぐれも外人サンには気をつけろよぉ!!!妙に露出の高い服きてるやつとか神父とかギャングも注意しとけぇッ!!」
611:2008/02/26(火) 21:47:50 ID:NBV8vUxm
ドラえもん「スネオ〜、オメーも何か取りに行くのか〜?」
スネオ「いや…少し地底世界とやらを散歩してくるよ。」
ドラえもん「あんま奥いくなよぉ〜迷子の子猫ちゃんになっちまうからなぁ〜」


スネオ「…ふぅ〜、このわずらわしい世間をはなれ地底深くの静かな環境だけが…、傷ついたぼくの心をいやしてくれるだろう。」



ドドドドドドドドドド…

スネオ「チッ…、地底で騒いでる無粋なヤローはだれだッ!?」
スネオは地底深くへと進んでいった…
スネオ「どんどん天井が高くなってきたな……。
ヒェーーーー、こりゃ野球場より広いぞッッッッ!!!」

ドドドドドドドドドド

スネオ「ワァァァァァッッッッ!!!あれは!!?」
621:2008/02/26(火) 21:55:57 ID:NBV8vUxm
のび太ジャイアンドラえもん「恐竜だぁ!?」
のび太「テメー…恐竜は絶滅したとかいってよぉ〜、俺をからかおうとしてんじゃありませんかッ!?」
スネオ「だってみたんだもぉぉぉぉぉぉぉん!!!!」
ドラえもん「やれやれだぜ…。」
一行はスネオが恐竜を見た、という場所に言ってみることにした。



しぃ〜〜〜ん…

ジャイアン「どこに?」
スネオ「…………。」のび太「構ってちゃん乙。」
スネオ「だってだってみたんだもぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!」
泣きわめくスネオを諭し、一度最初の場所に戻りこれまでのことについて話し合うことになった…
631:2008/02/26(火) 22:06:36 ID:NBV8vUxm
スネオ「ぐすっ…」
ジャイアン「疲れてんだよお前。いろいろあったからな。」
のび太「…それで?なんで僕たちはスタンドを使えるようになったんだ?」
ドラえもん「わからん。」
ジャイアン「ちょっといいかよぉ〜。俺はどうせのび太がドラえもんの『もしもボックス』でジョジョの世界にしてくれ、って頼んだと思ってたけどよぉ。」
のび太「失敬なッ!!じゃあ何故俺たちの命が狙われるのかがわからんだろ!!」
ドラえもん「俺様がのび太に使わせるわけがねぇだろ。現にもしもボックスの使用記録を調べれば………」
ゴソゴソゴソゴソゴソ
ドラえもん「……あれれ〜?蘭おねぇちゃあ〜ん、もしもボックスがないよぉ〜?」
ジャイアンのび太スネオ「な、なんだってぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」
641:2008/02/26(火) 23:16:11 ID:NBV8vUxm
ジャイアン「ドラえもん、な…ここちょっとすわんなよ。ここ」
ドラえもん「はい」
ジャイアン「なあドラえもん、いい友情関係ってのには三つの『U』が必要なんだなあ……!」
スネオ「ああ…一つ目はな……『うそをつかない』だ。二つ目は『うらまない』…
そして三つ目は相手を『敬う』…」
ジャイアン「いいだろ?友情の三つの『U』だ」
ドラえもん「何か用でしょうか^^?」
ジャイアンスネオ「話をしてんのはこの俺達だッ!!!!!誰が質問していいといったこのボゲがッ!!!!!!」
のび太「こわ〜(°д°;)」
ジャイアン「もしもボックスがない〜?そりゃあちっちゃい事に思えるがぁ」
スネオ「大きなことだぞォォッ!!!!」
651:2008/02/27(水) 22:13:04 ID:/oh7BcDt
スネオ「………偶然にしては疑問が残りすぎる…」
ジャイアン「じゃあ、誰かがドラえもんからもしもボックスを奪ってジョジョの世界にしちまった……ってことか?」
スネオ「そうとしか考えられない…」
ドラえもん「一体、いつ、どこで、そして…誰がそんなことをしてくれたんだ…」
のび太「頭がパンクしそうだぜ…」
661:2008/02/27(水) 22:33:09 ID:/oh7BcDt
ジャイアン「あ〜あッ!!なんか考えるの面倒くせぇ!!…そーいやぁ腹減ったな」
スネオ「カップ麺ならあるけど…」
ジャイアン「ドラえもん!カップ麺作れるように、水道なんかだせないかしら。」
ドラえもん「ホント食い意地のはったヤローだぜ…、『どこでも蛇口』!!!
これを壁にくっつけるだけで水がでてくるぜ。」
ジャイアン「科学ってすげえぇぇぇぇぇ!!!!」
ドラえもん「ちゃんと終わったら水止めろヨォ!!」
671:2008/02/27(水) 22:56:47 ID:/oh7BcDt
そのころ地上では…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



グッチョ「ここ…ここみたいだ…」
どこでもホォォォォォォルが設置されてる裏山…
そこに明らか怪しい男たちがドラえもん一行の後をつけてたどり着いたのだった…
男「たかだかスタンドを身につけただけの小学生相手に大の大人四人がわざわざ戦いを仕掛ける、か……随分舐められたものだな、我々も」
ポーク・パイ・ハット小僧「ウィーンウィンウィンウィーンウィンウィン」
ペッシ「ウィンウィンウィンウィンうるせぇぞっ!!!…くそぉ…初の仕事が小学生相手でこんな変な野郎と組まされるなんてよぉ…」
ポーク・パイ「ばーーか。パイナップル頭のお前にはいわれたかねー。」
ペッシ「パイナップル頭じゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
男「うるせぇぞっペッシ!!!」
ペッシ「あ、兄貴…、でも兄貴もいやじゃないんですかいッ!?こんな仕事…兄貴はもっとなんかあったはずでしょォッ!!」
兄貴「ペッシ…確かにそうかもしれない…だが現にヴァニラの奴からの連絡が途絶えている…
あいつは強い…やはり普通の小学生じゃねぇってことだろう…
そして俺はどんな仕事だろうとやるときはトコトンやってやる……ぶっ殺す……そう思ったときは相手をすでにやっちまって全てが終わってるときだッ!!」
681:2008/02/27(水) 23:52:12 ID:/oh7BcDt
兄貴「しかし…あの狸……我々には理解不能な道具をもっているようだな…」
ペッシ「ンンンンンンンンッッッッ!!ンンンンンンンンッッッッー!!!駄目です兄貴!このマンホールびくともしやせん!」
ポーク・パイ「そりゃダイヤル式だ。ダイヤルはさっき盗み見して覚えてる。」
兄貴「さすがだなポーク・パイ・ハット。」
ペッシ「(チクショオォー!!ポーク・パイ・ハット!!今に見てろヨォォ!)」
兄貴「だが…いきなり突入するのは危険だ…ここはポーク・パイ・ハット、お前のスタンドの出番だ。」
ポーク・パイ「あいあい。『ワイアード』は水をはった皿を通して異空間を越え、地下の中が見れるぜ〜。ウィーンウィーン。」
691:2008/02/28(木) 00:06:54 ID:XikKi2jE
そのころドラえもんたちは…


岩細工コテで作った部屋でそれぞれが休息をとっていた。
のび太「ハアハアハアハア、しずかちゃん……しずかちゃん駄目だよ……ハアハアハアハア……アッー!!」
ジャイアン「おーれはージャ・イ・ア・ン!!!この世にはびこる悪ォッ!正義という名の拳でぇー!!正義という名の拳でぇー!!
歌えッ!歌えッ!ジャイアンッ!!
世界にッ、愛をッ、ふりまけぇぇぇぇッ!!!ジャイアンッ!!!
……ふぅー、なかなかいい感じだな〜。
おっ、カップ麺食おうかな。」
キュキュ、ジャアアア
ジャイアン「ふっふ〜んふふんふ〜ん♪」
ドラえもん「野郎どもぉぉぉ!!!俺のバギーで地底中を走り回ろうぜぇぇぇぇぇ!!!」
のび太「ビクッ!!……今行くよぉ〜。」
ガチャ
ドラえもん「迎えにきたぜっ!!…………男のコだもんね。しょうがないよね。」
のび太「イヤアアァァァァァァァ!!!!!」
ジャイアン「なんだ今の悲鳴?いってみっか!」
ガチャ
バタン!



ジャアアアアア…



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
701:2008/02/28(木) 00:42:55 ID:XikKi2jE
明日もテスト\(^O^)/
英語死んだ…
おやすみ
71自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/28(木) 02:38:51 ID:???
おやすみな
721:2008/02/28(木) 12:21:08 ID:XikKi2jE
スネオ「…………」
ドラえもん「おーいスネオォッ!スネオもバギー乗らないか…ってビデオカメラなんか持って何とんだよぉ??」
スネオ「よけいなお世話だ!!ついて来るな!!」
ドラえもん「チッ…、何で今時の若者はすぐキレる…未来なら精神コントロールで一から矯正してやんのによ…」


スネオ「僕がみた恐竜ははたしてマボロシか……。
性格上はっきりさせないと気がすまねぇよ…。」

スネオは自分が見た恐竜をはっきりさせるため、ビデオカメラを片手に地底深くへと単身乗り込むのであった。
この行動がスネオの運命を大きく左右するとは知らずに…。
731:2008/02/28(木) 12:34:01 ID:XikKi2jE
そのころ地上では…


ポーク・パイ「ウィンウィンウィーン。スネオの野郎が一人で行動を開始。ほかのやつらも奥へと進むぜ。…ん、何故か水浸しだぞ?」
兄貴「スネオは一人…、ほかのやつらも奥か…。そして『水浸し』…。いいぞッ!勝利のメガネは我々に微笑んでくれているようだ。」
ドドドドドドドドドド
ペッシ「…………………ッ!!
うわぁぁぁぁぁぁ!!あ…兄貴ィ!!!!や、やるんですかい!?地下ごとやるつもりですかい!」
兄貴「『ザ・グレイトフル・デッド』!
言っただろうがよォー、トコトンやるってな!!
ポーク・パイ!!オメーはここに残り、ワイアードで奴らを引っ張りあげちまえ!!
ペッシ!!お前はグッチョと協力し、のび太ジャイアンドラえもんをやれッ!!
グッチョ…お前のスタンド『サバイバー』は最弱のスタンドと言われているが…そんなもの使い方次第でどうにでもなる。
……そして俺は霧を散布しながらスネオを追う…。
負けるはずがない。完璧だッ!!!


よしッ!!『突入』するッッッッ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
741:2008/02/28(木) 12:35:37 ID:XikKi2jE
×勝利のメガネ
〇勝利の女神

なんだよメガネって…
751:2008/02/28(木) 20:15:15 ID:XikKi2jE
そのころ地下では…


ブォーーーーーン
ジャイアン「ハッハー!!のび太のノロマァッ!この広い地底の空洞でそれだけのスピードしかだせないのか。」
のび太「やれやれだぜ…。勝負はこれからだぜ。」
ポチ、ピッピピッ
のび太「こちらのび太!ドラえもん、グレートブースターを射出してくれッ!!」
ドラえもん「んなもんねぇよトンチキッ!!」
のび太「アクセル全開ィィィィィ!!」
グーーーーーン
ドラえもん「いくら地底でも暴走は危険だぜッ!!」
ジャイアン「何!?この俺の横につけるだと!!?『ダイバー・ダウン』!」
のび太「うおぉ!?」
ドガッ!
ドオォォォォォォン
ドラえもん「オメーら!!無茶するならバギー貸さないぜ!!」
のび太「死ぬかと思った…」




ビーッビーッビーッ

ジャイアン「なんだ!?」
761:2008/02/28(木) 20:22:41 ID:XikKi2jE
ドラえもん「『留守宅警報テレビ』のブザー!!?」
のび太「なにそれ?」
ドラえもん「本来は家で何かあった時に知らせてくれる道具なんだが、少しばかり改造してこの空洞に侵入者がはいりこんだときに教えてくれるようにした。」
ジャイアン「…ってことは侵入者か!!?」
ドラえもん「そうなるな…、こんなだだっ広い場所だと相手の恰好の的だ。一旦戻ろう。いいか!くれぐれも気をつけろ!!」
771:2008/02/28(木) 20:31:08 ID:XikKi2jE
そのころスネオは…


スネオ「ここだ…。」
スネオは恐竜の大群を見た場所にたどり着いていた。
恐竜は本当にいたのか?その謎をときあかすため、一人、進むのであったッ!


プルル…


スネオ「はて?なんだか覚えのある音が………。」


プルル…


スネオ「こ、こんな!!!あれは確か昨日、多奈川の底に沈んだラジコン……。
ラジコンの幽霊だァ!!!!
もういやだ!!お家帰る!!
ヒイヒイ。ハアハアーッ。ゼーゼー。
………ヘエ…。
あれ?見慣れないところにきちまったぞ。
お〜〜〜〜〜〜〜い!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

兄貴「………。」
781:2008/02/28(木) 20:47:01 ID:XikKi2jE
スネオ「大変だ……。迷子になっちまったぞ…。」
広大な地底世界。そんなところに一人投げ出された小学生スネオ。助けを求めるため叫び続けるが、返ってくる返事は、ない。
スネオ「クレイジーすぎるぜ…。
……ヒャア、大きな地底湖だな…。」
兄貴「…俺達チームはな…。そこら辺のナンパ道路や仲良しクラブで『ブッ殺す』『ブッ殺す』って大口叩いて仲間と心をなぐさめあってるような
負け犬どもとはわけが違う…。」
スネオ「だ、だれだぁっ!?
あっ、テ、テメーは!!!」
兄貴「『ブッ殺す』と心の中で思ったならっ!!その時スデに行動は終わっているんだッ!」
スネオ「(よ、よりによってプロシュート兄貴かよぉ!?しかもこの地底世界…、宇宙から隕石持ってくんのには大分時間がかかるッ!!いや、そもそも持って来れるのか!?)」
兄貴「たとえ小学生だろうと手は抜かねぇ…。まぁ、俺の『ザ・グレイトフル・デッド』をくらえば、小学生も中学生も幼稚園児も関係ねぇがなッ!!!」
スネオ「少しで早く隕石を呼ばないと…………ん?」
791:2008/02/28(木) 20:59:27 ID:XikKi2jE
ドス…
ドス…
ドス…
「フー、ウー…。」
ドス…

スネオ「なにか近づいてくる…。」
兄貴「……?(新手か?)」

ドス、
ドス、
「フーッ…フーッ…。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「な、なんだありゃあ!!?……竜に乗った…騎士…?」
竜の騎士「………。」
兄貴「(データにはない…何者だ?)おいッ!それ以上ちかづくんじゃあない!!
いいか五秒だ。五秒数えるうちに回れ右してお家にかえるんだ!!さもないとピッツァの具にしちまうぞ…」
スネオ「(い、今のうちに隠れろ)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
竜の騎士「(ふぅ…仕方がないか。)」
ジャキンッ!
竜の騎士は手に持っている槍を兄貴に向けたッ!そしてッ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

兄貴「やはりっ!!!テメーもスタンド使いかッ!!!」
竜の騎士「(こいつもか…)」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
801:2008/02/28(木) 22:29:48 ID:XikKi2jE
そのころのび太たちは…


ドラえもん「のび太ァッ!早くしろぉ!!」
のび太「ハアハアハアハア、待ってよお〜」
ドラえもん「チッ…、蝿もとまるようなノロマだな…。
………オォイッ!!なんでこんな水浸しなんだよっ!!!
さてはジャイアン!テメー…」
ジャイアン「あ、ああ悪いなぁ〜、止めるの忘れてたぜ!本当ゴメンよ〜」
ドラえもん「どいつもこいつも…気をつけろよぉ〜」
811:2008/02/28(木) 22:38:27 ID:XikKi2jE
ドス!
ジャイアン「……。なぁ…なんでどつくんだ?今オレ謝ったじゃん。わざとじゃないしさあ。」
ドラえもん「あ?オレ今どついたか?」
ドス!
ドラえもん「………。」
ドス!
ジャイアン「………。」
ドンッ
ドラえもん「なんだってんだよオォォォーー
オレ今そんな強くやったかよ?」
ドンッ!
ドンッ!
ジャイアン「なんだこの野郎ッ!」
ドラえもん「テメーこそそんな強くどつきやがってよォーーーッ!」
ボグオオォ
ガスボコバキッ
ドガッ!
のび太「こ、これはッ!?どこかで見たことがあるッ!!
しかしッ!早く止めないとどちらかが死ぬ!!!」
821:2008/02/28(木) 22:52:44 ID:XikKi2jE
のび太「そ、そうだ…これは『サバイバー』の能力!!!
早く本体を探さないと…ッ!!」
ドラえもん「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラァーーーーーッ!!!」
ジャイアン「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラーーーーッ!!!」
のび太「二人の動きが見えないッ!?こりゃあ早くしないと…」
ピシィィィィッ!!のび太「うわぁっ!!な、なんだってんだ!これは…糸?」
シャアアアアア
グルグルグルグル
ペッシ「ガリガリッ!ったくもう兄貴ったらよォー、あぶねーことするよなあー。オレまで年とったらどうしてくれるんだよ。」
のび太「やはりテメーかぁッ!!!(さて、大声張ったのはいいが俺にはスタンドはない…ここは逃げるか)」
831:2008/02/28(木) 23:02:26 ID:XikKi2jE
のび太「早くサバイバーの本体をなんとかしないと…僕一人じゃヤバイ!」
ペッシ「あっ!!テメーにげんのか!?」
のび太「逃げるんじゃない!退くんだ!!」
さすがのび太。逃げ足は早い。しかし
ガッシ!
のび太「ぐうぅえ!!こ…これは!!?天井に引っ付いてる虫から!!ワイアーと鈎針がッ!!こ、このスタンドはッ!!!『ワイアード』!?」
ペッシ「…にがさねぇ〜よぉ〜、ねずみ一匹もなぁ〜!!」
のび太「クッ!!(一体、敵は何人いるんだッ!?)」
84自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/28(木) 23:15:13 ID:YFbqGtsg
まだやってたんだ(笑)
851:2008/02/28(木) 23:35:13 ID:XikKi2jE
明日テスト最後なんで今日は勉強します。
あ〜、楽しんでもらえてるだろうか?
86自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/29(金) 00:30:17 ID:???
俺は楽しみにしてるぜ
87自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/29(金) 01:32:17 ID:???
>>85
大丈夫。wktkして読んでる
881:2008/02/29(金) 22:05:34 ID:UuAo0jVB
テスト終わったぁぁぁぁぁ!!!

みんなありがとう(´;ω;')
責任もって最後まで書くよ。
891:2008/02/29(金) 22:08:59 ID:UuAo0jVB
しずか「いきなり登場人物が多くなったんでここでまとめておきます。」
のび太「しずかちゃん!?無事だったんだねぇぇぇ〜!!」
ドグオッ
のび太「ぐえっ!…。」
しずか「少し眠っててね。」
901:2008/02/29(金) 22:18:41 ID:UuAo0jVB
【地下空洞・地底湖】

スネオ
[小学生]
[スタンド]
プラネット・ウェイブス

宇宙空間から隕石を落とす。

「地底世界に隕石を落とすには時間がかかるッ!ここは隠れてチャンスを待とう…」


プロシュート兄貴
[ギャング]
[スタンド]
ザ・グレイトフル・デッド

無差別に老化させる。体を氷で冷やせば老化のスピードは遅くなる。(スネオは漫画ですでに読んでいるので知っている)

「やるときはトコトンやるッ!!先にオメー(竜の騎士)を片付ける!」


竜の騎士
[竜の騎士]
[スタンド]
???

「攻撃してくるならやるしかない…」
911:2008/02/29(金) 22:36:23 ID:UuAo0jVB
【地底世界・どこでもホール付近】

のび太
[ノロマ]
[スタンド]
???
「早くサバイバーの本体を倒さないと…!今は逃げるしかないッ!!」

ドラえもん(暴走中)
[猫型ロボット]
[スタンド]
???
「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラァ!!!!」

ジャイアン(暴走中)
[がき大将]
[スタンド]
ダイバー・ダウン

パンチやキックのエネルギーを壁などに潜行させる。そして解き放つッ!
ジャイアン自身も潜行できる。
「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラァ!!!!」

ペッシ
[ギャング]
[スタンド]
ビーチ・ボーイ

壁や床に糸をたらし獲物を釣る。釣りバリに餌をつけることができる。(餌がエアコンのスイッチだったらスイッチに触った人の指に食い込む。)
「ポーク・パイ・ハットなんかよりよぉ〜、俺のほうが出来るってことを兄貴に見せてやるぜぇぇ!!!」

921:2008/02/29(金) 22:37:39 ID:UuAo0jVB
【地上】

ポーク・パイ・ハット小僧(地上からのび太を狙う)
[ある人の部下]
[スタンド]
ワイアード

水を張った皿から異空間を通過しワイアーで獲物をひっかける。ワイアーは二本ある。

「ウィーンウィーンウィンウィンウィンウィーンウィン」





931:2008/03/01(土) 00:03:06 ID:VZn6iRP3
スネオVS兄貴VS竜の騎士


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「誰だかしらんが……プロシュート兄貴と戦ってくれるのか…僕はここに隠れて『隕石』を呼ぶッ…」
兄貴「なにもんかしらねぇが…俺の邪魔をするってんなら、始末するッ!!『ザ・グレイトフル・デッド』!!!」
竜の騎士「(こ、これは…)」
スネオ「で、でたぁっ!!?あ、あれはヤバイッ!!!………アァアァァアッ!?ぼくの美しい肌がまるでほしいものようになってくぅぅ!!!?」
竜の騎士「(はやめに勝負をつけたほうがよさそうだな…)」
941:2008/03/01(土) 00:16:12 ID:VZn6iRP3
スネオ「えーっと、えーっと、そ、そうだッ!!」
ザブゥゥーーン
スネオ「水に入って体を冷やせば老化のスピードを遅く出来る!!!」
兄貴「…やはり小学生だな。そこに湖があれば泳ぎたくなるのが子供…」
スネオ「(ち、ちがーーーう!!!)お前のスタンドは無差別に老化させる…この上なく危険なスタンドだ。
しかしッ!!体を冷やせば老化を抑えられる!!!」
兄貴「!?…何故そのことをッ…………うおおおっ!」
ズビシッ!
竜の騎士「(お前の相手は私だ)」
シュバァァァ
ザシュ!
兄貴「くっ…は…速い!!」
竜の騎士「(勘のいいやつだ…)」
ズバァァァ!
兄貴「うおっうおおおおっ!!」
ズドドドドドド
スネオ「(すごい……!どっちも一歩もひかないぞッ…)」
951:2008/03/01(土) 00:30:31 ID:VZn6iRP3
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ザシュ!
ドガァッ!
シュバァァァ!
ドキンッ!
兄貴「うおおおおっ!!くらえっ『ザ・グレイトフル・デッド』!!」
ドッゴオオオオオオン!!!
兄貴「な、なんだァ!!?い、隕石だとぉ!!!」
スネオ「や、やった!!通った!!!
例え一個の隕石では駄目でも同じ所に二個、三個と落とせばッ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
竜の騎士「(く…っ、あの子供も普通とは違うのか…?)」
兄貴「これが俺達の 仕事かッ……」
96自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/01(土) 00:35:37 ID:???
若干、ジョジョ感が小さくなってきた気が・・・。

でも応援してっからガンガレ。
971:2008/03/01(土) 00:59:10 ID:VZn6iRP3
ズサアアアァァァァァ

ズサアアアァァァァァ

隕石が地底に降り注ぐッ!!

スネオ「ヒャッハーーーー!!!踊れェッ踊れェッ!!!」
兄貴「日本の小学生はキレてやがるな…ッ」
竜の騎士「(この石の塊……当たると危険だな…ならば!)」
竜の騎士は槍の切っ先をスネオにむけた。
スネオ「うっ……!」
竜の騎士「(少し黙らせるだけだ…!)」

ゴオオオ

竜の騎士「(……はっ!!)」

オ オ オ オ オ オ オ

兄貴「甘いんじゃねーか!!」
ドグオオオオッ!
竜の騎士「(!!)
981:2008/03/01(土) 01:09:19 ID:VZn6iRP3
ズギュュュュュン!!
竜の騎士「(うおおおおおおおお!)」
ドドドドドドドドドド
兄貴「グレイトフル・デッド!!
『直』は素早いんだぜ、パワー全開だぁ〜〜〜
『グレイトフル・デッド』の『直』ざわりはよおおお!!!」
スネオ「や、やられたぁぁぁ!!?ま、まるで干し柿のようにヨボヨボになってくぞォーーーッ!!」

ドドドドドドドドドド

兄貴「………。」

ドドドドドドドドドド

スネオ「…兄貴ィッ!プロシュート兄貴ィッ!やっぱり兄貴ィはスゲェーやっ!!」

ドドドドドドドドドド

スネオ「ハッ…!?俺は敵を何故褒めているぅ!?(さすがプロシュート兄貴…このカリスマ性は凄いぜ…)」
991:2008/03/01(土) 01:16:32 ID:VZn6iRP3
兄貴「おい…マンモーニのスネオ!」
スネオ「マンモーニ……?
し、失敬なッ!僕はマザコンなんかぁじゃあないぞッ!!
そりゃあ確かにたまに一緒にお風呂入ったり、お尻ふいてもらったりしてるけど…
そんなのみんなしてもらってるだろぉ!!」
兄貴「そりゃ立派なマンモーニだ…。」
スネオ「おいッ!!お前らはなんで俺達一般ピーポォを狙うんだァッ!?」
兄貴「『栄光』だ…」
スネオ「『栄光』…?それがどうした!!僕たちを殺せばその栄光とやらが手に入るのかヨォッ!」
1001:2008/03/01(土) 01:24:19 ID:VZn6iRP3
兄貴「フフフ………ハハハハハハハハ!!!!!
俺達はギャングだぜ?
しかも暗殺を仕事にしてる…そんな俺らが今からカタをつけるってやつにペラペラしゃべると思うか?
ん?思うか?」
スネオ「思う。」
兄貴「そうか。」
スネオ「(さすが兄貴……。流し方もカッコイイぜ。)」
兄貴「……一つだけ教えてやろう。
俺達の上には『絶対的なボス』がいる。そのボスの命令にはなんだろうと従う。
かつてのボスも強大な存在だった…。しかしッ!
それも過去の話ダッ!!
俺の仕事は、ボスの命令に従いッ、お前達を始末することだぁぁぁッ!!!」
1011:2008/03/01(土) 01:35:50 ID:VZn6iRP3
スネオ「や、やられるッ!!?(さっき隕石を連発しすぎたせいで次の隕石まで時間がかかるッ)」

「グギャアアアアアアアア!!!」


兄貴「!!?まッ!!まさかッ!キサマッ!馬鹿な!!」
竜の騎士「(さすがに…さっきのは腰にくるな…)」
兄貴「ぉ、俺のグレイトフル・デッドの『直ざわり』をくらってッ!!何で立っていられるッ!?」


「グアァァァァァァ!!!!!」


兄貴「それにこいつらはッ!!?
俺の理解を超えるッ!!!」
スネオ「ぁ、ああ…
やっぱりいたんだ…………
『恐竜』は………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

竜の騎士「(スケアリー・モンスターズ……可愛い私のペットたちよ…。)
1021:2008/03/01(土) 01:57:56 ID:VZn6iRP3
「グルルルルルルッ……」

スケアリーモンスターズ…
気付くとプロシュート兄貴の周りには血に飢えた恐竜たちが取り囲んでいたッ!
竜の騎士もまたスタンド使い。ここにきて、遂に本気を出したのである!!
そのころスネオは…
目の前にいる夢にまでみた恐竜がいるっ!!それも少なくとも10頭…
スネオは興奮していたッ!
恐怖もしていたッ!
それゆえッ!
チビッてしまっていたッ!!!
スネオ「ガクガクブルブル」
1031:2008/03/01(土) 02:11:55 ID:VZn6iRP3
竜の騎士「(さて…と…)」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

兄貴「(ま…まさか…ツイてないのはオレのほうか!?
あ…あいつが『直ざわり』をくらって無事なのが……いや、そもそもこんな小学生相手の仕事が
絶対に『おかしい事』だったんだ。
このプロシュートが小学生相手に…
全て最初からこのことが太陽が西から昇らないのと同じようにおかしい事だったんだッ!)」
スネオには全ての結果が見えていた。
スネオ「兄貴の『グレイトフル・デッド』はエネルギーを『老化』の方に使っている…スピードは向こうのほうが上だ…」
兄貴「うッ!おッ!おおぉぉぉぉぉぉッ!!!『グレイトフル・デッド』最大パワァァァァァ!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
竜の騎士「(この世は弱肉強食だ…残念ながらね。)」
竜の騎士の合図とともに恐竜達は一斉に兄貴に飛び掛かった。
1041:2008/03/01(土) 02:30:08 ID:VZn6iRP3
今日はここらへんで…
みんな、おやすみ!
1051:2008/03/01(土) 14:21:45 ID:VZn6iRP3
兄貴のグレイトフル・デッドを必死に応戦する。が、多勢に無勢。
恐竜たちはその恐るべき野性の本能をもって、兄貴に襲い掛かるッ!

「グルアァァァァァ!!!」
兄貴「キ…キサマらァァァァァァッ!!!」
「ギャアアアァァァァス!!!」
ズシャア!
グチョオ!
「グルルルルルルッ…」
スネオ「(ヒィィィィィ……見てらんないッ!)」



ピタァッ!

竜の騎士がまた何かの合図をすると、恐竜達の動きが止まった。

兄貴「ぐ…っ、……。」
竜の騎士「(何も命まではとらん。大人しく家に帰るんだ地上人。)」
スネオ「攻撃が…止まった?…あいつ、助けたのか…?」
スネオは竜の騎士の行動を理解するのに若干の時間を要した。
1061:2008/03/01(土) 14:30:13 ID:VZn6iRP3
ザッ、ザッ、ザッ

竜の騎士は恐竜達を引き連れ、スネオの方へと向かってきた。

竜の騎士「(………。)」
スネオ「は、はーーい!僕スネオ!言葉わかる?見たらわかると思うけど普通の小学生だよ!
たまに隕石とか落としたりなんかりしちゃったりするときもあったりしなかったり…。
で、でもまだ子供だし…」
スネオはチラッと恐竜の方を見た。
目があってしまい、またチビッた。
スネオ「ぼ、僕なんか骨川って名字だけに骨と皮しかないから食べても美味しくないぞぉ〜…?」

ドゴォッ!

スネオ「ぐぴぃっ」

竜の騎士のみねうちがスネオに入った。
竜の騎士「(お前は一緒に来てもらう…)」

竜の騎士は周りにいた恐竜にスネオをくわえさせ、そのまま地底深くへと消えてしまった…
1071:2008/03/01(土) 21:58:14 ID:VZn6iRP3
バイトで過不足5000円出した\(^O^)/オワタ
108自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/01(土) 22:03:07 ID:???
何してんだ、オメーはw
ところでこれは>>1000まで続くのか?
あと珍しく誰も荒らさないのが不思議だ
1091:2008/03/01(土) 22:06:26 ID:VZn6iRP3
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


兄貴「……このままじゃ……終わらねぇ………いや……終われねぇ……………ッ」
1101:2008/03/01(土) 22:08:44 ID:VZn6iRP3
>>108
始末書書かされる\(^O^)/

一応1000までには終わると思うけど…
みんないいやつばっかで嬉しい限りだよ…
1111:2008/03/01(土) 22:20:47 ID:VZn6iRP3
時は30分前に遡るッ!

のび太VSペッシVSポーク・パイ・ハット小僧



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


のび太「(……いってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!ワ、ワイアーが俺の顔に深く食い込んでいるッ!!)」
グイイイイィ!
ワイアーによってのび太の体がペッシの方へと引っ張られるッ!!
のび太「(ヤバイッ!このままじゃ殺されちまう!!
た、確かワイアードの弱点……SBR五巻ではジョニィはワイアーが出ている羽(僕の場合は虫から出てるな)に向かって『タスク』の爪を飛ばして迎撃したッ!!(羽とポーク・パイは繋がっている)
だけど………)」

グイイイイィ!

のび太「俺にはスタンドがなぁぁぁぁぁいッ!!!!やれやれだぜぇぇぇぇぇ!!!!!」
1121:2008/03/01(土) 22:30:35 ID:VZn6iRP3
誰が見てもスタンドのないのび太には勝ち目がないッ!!!
早くも主人公(一応のび太主人公だよ)が死んでこの奇妙な冒険に終止符が打たれてしまうのかッ!!?

グイイイイィ!

ペッシ「こりゃあい〜魚釣りだぁ〜〜!
兄貴ィッ!!初仕事で俺やりましたょぉ!!」
のび太は「お前何もやってないだろ…」と思ったが、そんなこと一々口に出す元気も無くなっていた。
グイイイイィ!
ペッシ「あと10m〜〜あと9m〜〜」

のび太「(ドラえもん……ゴメンね……僕もう駄目かもわからんね……)」

ドラえもん「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラァァッ!!!!」

1131:2008/03/01(土) 22:41:14 ID:VZn6iRP3
依然、ドラえもんとジャイアンは熱い戦いを繰り広げていた。
だが、兄貴の『グレイトフル・デッド』の能力で着実に老化していた。


ペッシ「ハッハーァッ!!!見ろよ!あいつらもどんどん老化していくぜえぇぇぇぇ!!
こりゃあヨボヨボのじいさんになっても戦い続けるかもなァーーー!!!
…って、あの青ダヌキ老化してねぇのか……?兄貴のスタンドはどんな生物にも効果があるのに………。
まあいいか。そんなときもあるよな〜〜。」
そう言うとペッシは手に持っている氷をガリガリッとかじった。
1141:2008/03/01(土) 23:10:12 ID:VZn6iRP3
ドドドドドドドドドド

薄れゆくのび太の意識。
のび太「もう…やられちゃうよ……………………」




ガサガサッ



のび太「……?(何?何の音?)」


ガサゴソッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「き、聞き間違いじゃあない!!確かに僕のポケットから音がするぞッ!!?」

聞き間違い?そんなわけはない。確かにポケットから音がした。
のび太はゆっくりとポケットに手を入れた。
1151:2008/03/01(土) 23:20:54 ID:VZn6iRP3
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


のび太「…………。……ッ!?なにか掴んだぞ……」
僕は手に掴んだ『なにか』を確かめるため、なにかを掴んだ右手を顔の前に近づけた。
こんなときにゴキブリとかは勘弁してくれよ…

そして、恐る恐る手を開いた…



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
のび太「うおっ!?」



「ギャアアアァァァァス!」
「プハー!シヌカトオモッタゼ…」
「ノビタァッコノヤロー!!」
「エーンエーン!」
「ナクナヨウルセー!」
「アンギャアーー!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


のび太「僕にぴったりじゃないか……
『セックス・ピストルズ』!!!」

ピストルズ一同「イェェーイ!!」
116自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/02(日) 08:09:49 ID:???
しかしピストルズは本物の拳銃がないと使えない。どうするのび太
1171:2008/03/02(日) 10:58:20 ID:3QXtB11w
そのころ地上では…

ポーク・パイ「ウィーンウィーンウィンウィンウィーンウィーン。なんだよ〜つまんない仕事だなぁ〜、呆気なくカタがつきそうだなぁ〜。」
ポーク・パイは地上からワイアーでのび太を引っ張り上げながら一人ジャンケンを始めた。
ポーク・パイ「ジャンケンポイ!あいこでしょ!あいこでしょ!」

ザワザワザワザワ…

風に揺られて裏山の木々が音をたてる。

ポーク・パイ「おおっ!?のび太のやつ、手に何か持ってるぞ?…スタンドか…?」
ポーク・パイは一人ジャンケンを辞めて、のび太の方を凝視した。
ポーク・パイ「ウィーンウィーン。さっさとやっちまうか〜。おりゃあ!」
ポーク・パイは自分の口からもう一本ワイアーを出したッ!(ワイアードは二本までワイアーが出せる。)
ポーク・パイ「これで終わりッ!」



男「それはちょっと……やりすぎじゃあないか?」

裏山にはもう一人男がいたッ!音を立てず、ポーク・パイの近くまでくるとは…この男デキルッ!

ポーク・パイ「えッ!!?お…お前…だ、だれだ!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


安雄「俺か?…安雄さ。」
1181:2008/03/02(日) 11:15:52 ID:3QXtB11w
【安雄】

のび太たちが野球をしているときなどにたま〜〜にいる、ちょっと太っちょの小学生。ちなみにのび太と竜の騎士には出ていない。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ポーク・パイ「ギィィーン。ガシャン。ギィィーン。ガシャン。
…オメー…安雄?(俺達が聞いてるのは、のび太、スネオ、ジャイアン、ドラえもんだ…)。」
ポーク・パイ「オメーもじゃまするってんならやっちまうぞォ!!」

安雄「僕…おしゃべりって苦手なんだよね。」

寡黙な男、安雄。決して原作でも凄まじいほどの脇役だから喋り慣れてないってわけじゃあないぞっ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ポーク・パイ「やっぱりお前もスタンドを出したかぁ!!」

「ぐあるるるるるるる」

そのスタンドは凶悪な顔つき、地獄にまで響き渡るような唸り声をあげていた。
まるで安雄の日頃の鬱憤を晴らすかのような凶暴なスタンド。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

安雄「パープル・ヘイズ……僕の愛馬は凶暴です。」
1191:2008/03/02(日) 11:25:49 ID:3QXtB11w
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


ポーク・パイは二本あるうちの一本を安雄に向けて放ったッ!
ポーク・パイ「先手必勝だぜ〜〜!!」

ギュイイイン


ドドドドドドドドドドッ!

パープル・ヘイズはそのばで怒涛のパンチを繰り出した。
ポーク・パイ「…?んなとこでパンチなんかして何やってんだ〜〜?どうやら馬鹿なスタンドみたいだな〜。
俺のワイアーを食らってしねぇ!」


バシュッ

パープル・ヘイズの拳からカプセルが飛び出し、ワイアーにくっついた!!

ポーク・パイ「えっ…?なんだこのカプセルわよぉ…」
ポーク・パイは思わずワイアーを自分のところに戻したッ!

安雄「さよならだ…」
1201:2008/03/02(日) 11:38:09 ID:3QXtB11w
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ピキ

ピキピキ

ピン!ピン!

ポーク・パイ「な、なんだぁ〜?割れはじめたぞーーーッ!?」

ピキキッ!

プッショォォェォォォォォ!

割れたカプセルからガスが噴出するッ!

ポーク・パイ「なあああああああああああんだってえええええええ!!!」
見る見るうちにポーク・パイの皮膚がグズグズに腐っていく!
ポーク・パイ「これはぁぁぁぁぁ…ウイルスかあああ!!?おれっちの体がああぁぁぁぁぁぁ!!!!
……………はっ!?」
パープル・ヘイズはそこにいた。
「ブッシャアアアアァーーーッ!!!」

ドドドドドドドドドドッ!

ドグシャアァーッ

ポーク・パイ「ふあああ〜」
ポーク・パイの体は見るも無惨にグチュグチュになってしまった…

1211:2008/03/02(日) 11:43:30 ID:3QXtB11w
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


安雄「よくやった。パープル・ヘイズ!
ウイルスは数十秒で完全に死滅する…」


突然現れた謎の小学生、安雄。
こいつもまたスタンド使いであった。一体この町にはスタンド使いは何人いるのだろうか……?



安雄「のび太……あとは君の仕事だ……。」


バンッ!
122自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/02(日) 12:02:19 ID:???
ちょw安雄ってwマイナーにもほどがあるだろw
アニメには安雄メインの話もあったが。たしか野球が上手いんだよな
1231:2008/03/02(日) 12:59:13 ID:3QXtB11w
そのころ地下では…


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


のび太「あれっ……?ワイアーが消えた……?」
のび太の顔に突き刺さっていたワイアーはポーク・パイが死亡したことにより消滅していた。
ペッシ「おいおい〜!!ポーク・パイの野郎なにやってんだよぉ!つかえね〜やつだよなぁ〜!!」
のび太「何があったかは知らないが……これはチャンスだっ!!!
いっけぇぇぇぇぇ『ピストルズ』!!あいつをやっつけろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


シ〜〜〜ン


「ノビタァ、拳銃モナイノニドーヤッテアイツヲブチノメセバイインダヨォ〜〜」

「オレタチハ『ピストルズ』ダゼェ〜」

のび太「(なにぃぃぃぃぃぃ!?!?
た、たしかに拳銃もないのにこいつらを発射することはできないッ!!じゃあなんでよりによって俺のスタンドがお前らなんだよおぉぉぉぉ!)」
のび太の特技はあやとりと射撃。セックス・ピストルズはのび太にはぴったりのスタンドではあるが、
拳銃自体がないのなら意味がない。
どうせなら『皇帝』のほうが良かったかなとのび太は思った。
1241:2008/03/02(日) 13:08:35 ID:3QXtB11w
ペッシ「こりゃあい〜やぁ!!!拳銃もないのに『拳銃の弾のスタンド』かよォッ!
じゃあ、何も恐いもんはね〜な〜〜〜!!!
俺の『ビーチ・ボーイ』で釣り上げてやるぜぇぇぇぇぇ!!!!」
のび太「(漫画ではプロシュート兄貴のやつが拳銃を持っててミスタを撃ってた…
だけどプロシュート兄貴もペッシといっしょにここに来ているとは限らない……)そうなると、選択肢は一つしかないな…」
ギュイイイン!
『ビーチ・ボーイ』がのび太に向かってき襲い掛かるッ!!

のび太「逃げよっ。」

ピストルズ一同「ニゲロォーーー!!!」
1251:2008/03/02(日) 13:25:10 ID:3QXtB11w
ペッシ「逃げ足の速い野郎だぁ!!!でも追う楽しみってのもあるよね兄貴イッ!!!」

のび太「ヒイヒイ……ハアハアハアハア…どうする、どうする………
………ハッ!!?か、髪の毛が抜け落ちてくるうぅぅ!?」

ドドドドドドドドドド


ペッシ「へへへ…走って逃げ回るってことはよぉ〜それだけボディがあったまるってことだ〜『カロリー』使うからね兄貴イッ!!
体があったまるってことはよぉ〜今ごろアイツはどうなってるかな〜〜?」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

のび太「………!」
「ノ、ノビタァ!!老化ノスピードガハヤクナッテルゾッ!!」
1261:2008/03/02(日) 13:37:14 ID:3QXtB11w
のび太「は、早くなんとかしなければ………」
「エーンエーン!ワシャシニトウナーイ!」

のび太の老化が進むにつれ、メガネのピントもあわなくなってきた。老眼ってやつになっちまってきているようだ。

ペッシ「じりじり追い詰めてやるよ〜〜〜」



ドッゴオオオオオオン!


ペッシ「な、なんだこの揺れはよぉ!?」

同時刻、地底湖付近ではスネオが隕石を呼ぶのに成功していたッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

ペッシ「ゆ、揺れて……ふらついて……」

ポロッ
パリーーンッ!

ペッシ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!こ、氷がぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ペッシは手に持っていた氷を落としたッ!
ペッシのこの慌てよう、それは氷が無いということは自身も『グレイトフル・デッド』の能力で老化してしまうことを意味する!!
127自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/03(月) 00:20:45 ID:gYOBaZ/V
おもしろい。
毎回楽しみにしてるわ!!
1281:2008/03/03(月) 10:49:28 ID:aeDS7Dz5
ペッシ「ち…ちくしょおお、オ…オレの体を冷やす『氷』が…オ…オレの『氷』がッ!」
のび太「うおおっ!この揺れ…何が起こったんだ!?」

ペッシの野郎は動揺していた。このままのび太を追うか?
いや、氷もないこの状況じゃ俺までヨボヨボのじいさんになっちまう。

ペッシ「グッチョだッ!グッチョのやつに氷をわけてもらわなければッ!!」
ペッシはビーチ・ボーイを解除してのび太を追うのを辞め、グッチョの元へと向かった。

1291:2008/03/03(月) 11:04:32 ID:aeDS7Dz5
のび太「…どうしたんだ?糸が…追ってこないぞ…?」
「コリャアチャンスダーッ!!!」
のび太「そ、そうだね!よし、もっと遠くに逃げ…」
「バカノビタァ!!ソウジャネーダロォ!!」
のび太「僕に向かって二度とバカというんじゃなあいッ!!
…それで何がそうじゃないんだ?」
「カンガエテモミロヨー!ナンデ、アト一歩ッテ所マデノビタヲオイツメタノニ、スタンドヲ解除シタンダ!?」
のび太「え?そりゃあ……あれだよ、あれ。ホラ、あれ。」
「……。多分ダケドョォ、アイツに『スタンドヲ解除シナケレバナラナイ何カ』ガオキタンダ!!」
のび太「『スタンドを解除しなければならない何か』…?」
「ソウダ…。サッキの揺レ…ソシテアイツモ老化ノ対象ダ…トイウコトハ…」
のび太「老化の対象…?でも漫画ではペッシはそれを防ぐために………あっ!!」
「『多分』ダケドョォ………アイツ『氷』ヲオトシタンジャナイカ?」
のび太「そうか…氷がないと自分も老化してしまう…そして氷が無くなり、スタンドを解除したってことは……あいつは今、もうひとりの仲間(サバイバーの本体)の所に向かっているということだッッッッ!!!」
ピストルズ一同「パチパチパチパチ」
1301:2008/03/03(月) 12:41:40 ID:aeDS7Dz5
ペッシ「ひいぃぃぃ…ひいぃぃぃ…老化しているぅ…俺の体が〜〜〜ッ!!」

ドドドドドドドドドド

ペッシ「いたッ!!!グッチョオ!!!氷を……氷をわけてくれぇぇぇぇぇぇ!」
シュンッ
ペッシ「ハッ!?」

「イタゾオォォ!!!『釣リ竿』ノ男ダァ!!ソレニ、モウ一人『男』がイルゾォ!!!」
「ノビタヲヨベェー!」
「ノビタァーッ!」
「ノビタァーッ!」

ペッシの数メートル先にサバイバーの本体、グッチョがいた!!

ペッシ「見つかったぁ!?は、早く、グッチョ…」



のび太「マンモーニのペッシ…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ペッシ「の、のび太ッ!!?」
1311:2008/03/03(月) 12:50:10 ID:aeDS7Dz5
グッチョを挟んでペッシ…そしてのび太…
遂にのび太はサバイバーの本体を見つけたのである。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「ペッシ………オメーはマンモーニ(ママッ子)なんだよ……ペッシ!ビビったんだ…
氷が無くなってよぉ…
そりゃあ確かに氷がイキナリ無くなったんだ衝撃を受けるのは当然だ!
だが!
俺ならッ!あともうちょっとでヤレるって『スタンド』を決して解除したりはしねぇッ!
たとえ腕を飛ばされようが脚をもがれようともなッ!
オメーは甘ったれてんだ!わかるか?
オメーには心の奥のところでビビりがあるんだよ!
そしてハッキリと言っておくぜ、
オメーは俺達には勝てねぇ!!!」
1321:2008/03/03(月) 13:01:17 ID:aeDS7Dz5
のび太「グッチョって野郎……いいか、今から三秒やる。いいか三秒だッ!
それまでにスタンドを解除しないとオメーのどたまにこの『ピストルズ』をぶちこむぜ…
いいか…いーーち、にーーー、さぁーーーーんッ!
いいや、限界だ!撃つねッ!!」
グッチョ「わ…わかった!解除する……、解除するから撃たないでけろっ〜!!」
グッチョは両手をあげながら後ろにニ、三歩下がった。どうやらスタンドを解除したようだ。

ペッシ「ば、バカヤロォ!!!そいつのスタンドは拳銃が無ければオメーのどたまに飛んでくことはできないだよぉ!!!」
グッチョ「……えぇ?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「お前らは力をもっているようだが…それに伴う精神の強さが欠如してたみてぇだな…」

ドドドドドドドドドド

ドラえもん「人間ってのはつくづく難儀な生き物だよなぁ〜〜〜」
ジャイアン「いって〜な〜ドラえもん、オメー殴りすぎだろぉ〜〜」

ペッシ「うっ……く………」
のび太「どうやら、役者は揃ったようだな…」
1331:2008/03/03(月) 13:12:01 ID:aeDS7Dz5
ペッシ「うあぁぁぁ…」

のび太「ジャイアン、悪いけどあのグッチョってヤローぶちのめしてくれないか?」
ジャイアン「人使い荒いよな〜〜のび太〜」
グッチョ「ひいぃ!!」
ジャイアン「さてと…オメーか?俺様の体を弄んでくれたのは?
ふ〜〜、サバイバー編はよぉ、漫画で見る分にはいいけど自分が戦うのは勘弁してほしいぜ〜〜。
まぁ生きているからいいけどよぉ!
んじゃあお喋りはここらへんにして…
『ダイバー・ダウン』!!!
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」
グッチョ「プギャー!」
ジャイアンの怒りの鉄拳を食らったグッチョは遥か向こうへと吹っ飛んでいった。

1341:2008/03/03(月) 13:25:20 ID:aeDS7Dz5
のび太「さて…と。」
ジャイアン「次はお前の番だぜマンモーニのペッシ!」
ドラえもん「マンモーニのペッシ……三対一だ。どう考えてもオメーに勝ち目はねぇ。大人しくオラオラ食らいやがれッ!!」
のび太「そうゆうことだ。所詮オメーはマンモーニ。俺らには勝てねぇ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ペッシ「うっ…ううっ…ううっ…」

のび太「……。」

ペッシ「ううっ…う……るせぇ……うるせぇ……」

ドラえもん「あ?」

ペッシ「俺達はもう後には戻れないんだ…なんとしてもお前達を始末しないと俺達がボスに始末されちまう…
………さっきから老化のスピードが遅くなっている…多分兄貴もスネオのやつにやられたんだろう…
ボロボロの体になっているんだろう…だのに兄貴は『グレイトフル・デッド』を解除しない…
何があろうとも任務を遂行するんだね兄貴…
わかったよ兄貴…!」
1351:2008/03/03(月) 13:32:28 ID:aeDS7Dz5
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ペッシ「兄貴の覚悟が!『言葉』でなく『心』で理解できた!
ぶっ殺すって思った時は兄貴ッ!」
ペッシは『ビーチ・ボーイ』を手に取り、凄まじいスピードでのび太の方へと投げたッ!

シュンッ!

のび太「ぐわあぁぁ!!!」
のび太の腕に釣りバリが食い込む!

ペッシ「すでに行動は終わっているんだね。」

ジャイアン「のび太ぁ!!」

グググググググググ

ペッシ「もう誰にもオレに向かって『マンモーニ』だなんて言わせねぇ…」
1361:2008/03/03(月) 21:59:26 ID:aeDS7Dz5
ジャイアン「てめぇコノヤロォ!!!」
ジャイアンはダイバー・ダウンでペッシに殴り掛かるッ!
ペッシ「兄貴の意志は……」
グイイイイィ
のび太「うわぁっ!!」
ペッシはのび太の体をジャイアンの方へと飛ばした!
のび太「ジャイアンよけてーーーっ!!」
ジャイアン「のび太ーーーッ!?」

ドッゴオン!

ペッシ「オイラがとげるッ!!」

のび太「やつは…」
ジャイアン「のび太…早くどけろ…」

ドドドドドドドドドド

のび太「甘くみていた…」
ペッシ「『針』はお前の体をどんどん通過してるぞ…
肘まで2センチ!
1センチ!
肘部通過ッ!」
のび太「本当にやっかいなのは『ワイアー』の男でも『サバイバー』の男でも『兄貴』でもなかった…
真に恐ろしいのは………!!」
ドドドドドドドドドド
ペッシ「『針』は今上腕骨間接下部を通過し胴体突入!心臓までの距離あと13センチ!!」
グオォォォォォ
ジャイアン「ヤローッ!!!のび太待ってろォ!!ドラえもんも何か道具ないのかよぉ!?」
ドラえもん「待ってくれぇ!!!」
のび太「真に恐ろしいのは…この『釣り糸』の男の方だった!」
1371:2008/03/03(月) 22:09:02 ID:aeDS7Dz5
ドドドドドドドドドド

「ダカラドーダッツゥンダヨーッ!!心臓ニ針ガ食イコンジマウゾ!!ノビタァァァ!!」

のび太「だから見せ付けるしかないんだ!この男の能力を倒すには!
こいつ以上の『覚悟』がある事を!!」

ジャイアン「オレの鉄拳をくらえーーーッ!!!」
ペッシ「俺は『ビーチ・ボーイ』を使いこなせるッ!だから無駄なんだよぉ!!」
グイイイイィ
ペッシは再びのび太をジャイアンに向かってとばした!
ジャイアン「二度も同じ手は…」
クイッ
ジャイアン「なに!?よ…避けれないッ!?」
ペッシ「二人まとめておねんねしやがれぇーーーーーッ!!」
グオォォォォォ
のび太「いや…それでいい…避けなくていいんだ。ジャイアン!!!『ダイバー・ダウン』で僕をペッシの方にぶっ飛ばしてくれぇ!!」

ドドドドドドドドドド
1381:2008/03/03(月) 22:17:10 ID:aeDS7Dz5
ジャイアン「な…!?」
のび太「いいから早くしろぉーーーー!!!!」
ジャイアン「くッ……『ダイバー・ダウン』!!!
ボラボラボラボラボラボラボラァ!!」
ドグオッ!!
のび太「ぐへぇ!」

ピューーーン

のび太はペッシの方へと飛んでいった!

ペッシ「な、なんなんだオメーは…だがそんなボロボロになって俺に近づいても何が出来るってんだーーーッ!!!
返り討ちだぁ!!ぶっ殺してやるッ!」

のび太「所詮…マンモーニ…だった…んだよ…オメーは…
……『ダイバー・ダウン』のパンチは…俺の体に…潜行してるんだぜ…」
ペッシ「はッ!!?」
のび「そして…解き放つ…」

ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラァ!!!
ドグオオオオッ!
1391:2008/03/03(月) 22:24:29 ID:aeDS7Dz5
ペッシ「ぶふうっ」

のび太の体から放たれた『ダイバー・ダウン』のパンチがペッシに直撃したッ!

のび太「『ぶっ殺してやる』ってセリフは…終わってから言うもんだぜ。
オメー達『ギャングの世界』ではな…。
ジャイアン、トドメを…」
ジャイアン「おう…」
ペッシ「ガブ…負け…たのか…オレは…オレは死ぬ…死ぬのか…だが…まだまだ…オメーらを…追っているやつは…いる…せいぜい…逃げるがいい…ガブッ」


のび太「アリーヴェデルチ!」
ジャイアン「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラァ!!!!」
バッゴオオォォォン
ペッシ「ごぼゲッ!」
140自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/03(月) 22:36:36 ID:???
こ、殺しちゃったの?!
ドラ達には殺しとかしてもらいたくないな…
1411:2008/03/03(月) 23:24:04 ID:aeDS7Dz5
死闘を繰り広げたのび太達。これからもこんなやつらが襲ってくるのか、それを考えるとため息しか出てこなかった。


ジャイアン「スネオ……そーだ!!スネオはどこに行ったんだ!?」
ドラえもん「スネオならビデオカメラを持って奥へと行ったな…」

三人はスネオを探すため地底深くへと進んで行った。

1421:2008/03/03(月) 23:30:50 ID:aeDS7Dz5
【地底湖付近】


ドドドドドドドドドド


ジャイアン「こ、これは…スネオの靴……」
ドラえもん「ひどい有様だなココ…スネオも戦っていたのか…?」
ジャイアン「スネオ…くそっ…!!」
ジャイアンは最悪の事態を予想していた。スネオの靴をにぎりしめながら大粒の涙をこぼした。

ポンッ

ジャイアン「…のび太…」
のび太はジャイアンの肩に優しく手を置いた。
のび太「大丈夫だよ、スネオは生きてる。あいつが死ぬわけないだろ?」
ドラえもん「そーだぜジャイアン!!どーせ今頃恐竜見つけてキャッキャッはしゃいでるだろうよ!」
ジャイアン「みんな……そうだよな…スネオは生きてる…誰一人死なないで元の世界に帰るんだ…」
1431:2008/03/03(月) 23:41:09 ID:aeDS7Dz5
これが友情ッ!
これが人間愛ッ!

ドラえもん「見ろよ、まだ奥へと続いてるぜ!」
ジャイアン「スネオは奥へと行ったのか………」
のび太「…行こう。」
ジャイアン「ああ…」
ドラえもん「GO…」

ドドドドドドドドドド
三人はスネオを探し出すため奥へと進むことを決意したッ!!
一体この先には何が待ち受けているのだろうか…

のび太「(これは拳銃……?プロシュート兄貴のか…?何でもいいか。これでピストルズを使えるッ!)」

「のび太は拳銃を手に入れた!」


ポーク・パイ・ハット小僧
死亡

グッチョ
再起不能

ペッシ
再起不能

兄貴
行方不明

TO BE CONTINUED→
1441:2008/03/03(月) 23:43:17 ID:aeDS7Dz5
>>140
俺もあまり殺させたくは無いから再起不能という形にしたよ。
ポーク・パイは安雄だから勘弁して(´Д`;)
145自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/04(火) 12:20:02 ID:???
ありがとう。1の配慮に感動
安雄は別にいいやw
1461:2008/03/04(火) 19:54:44 ID:qEjaNMBt
スネオ捜索開始から2時間後…

のび太「のび太達はナンジャ族という地底世界に暮らす、文明とは掛け離れた生活を送る部族に捕まっていた。

スネオを捜すために地底深くへと進んだのび太達。
深い深い洞窟を抜けた先には、光があり、木々が生い茂った世界であった。
そこは恐竜が闊歩する白亜期そのものの場所であった。
そこでのび太達はスネオのラジコンが飛んでいるのを見つけた。
しかし、タケコプターの電池が切れてしまい、仕方なく森を歩いていくことになった。
そして現れた本物の恐竜。
逃げるのび太達を尻目に恐竜は何者かたちの攻撃をうけ、倒れた。
そのもの達こそ「ナンジャ族」。
油断したのび太達はナンジャ族に捕まってしまったのであった……」
1471:2008/03/04(火) 20:06:55 ID:qEjaNMBt
のび太「果たして僕たちは生きて逃げ出すことができるのか…」
ドラえもん「のび太、何ブツブツいってんだよ〜?」
のび太「ぐう……。……はっ!?」
ドラえもん「寝言ッ!?」


ジャイアン「地底が夜になるなんて、どういうことだよぉ?」
ドラえもん「知らんッ!そんなことより、あれみろよ。恐竜を食べてるぜ。震え上がるぜ…。」
のび太「ロボットなのに?」
ドラえもん「未来の科学力なめんな。」

縄に縛られたのび太達。空は地上とおなじように真っ暗だ。

ジャイアン「よく見るとあいつら人間じゃねぇぜ〜」
ドラえもん「ブッサイクなヤローだぜ。まだ俺のほうが…」

ギロリ

ナンジャ族「ギース!!」
ナンジャ族「ゲベ!ゲベ!」
ナンジャ族「ガババ…。」

のび太「え?なに?ぼくをどうしよってんだよォ!!」

シャキン

ナンジャ族は腰蓑から石器のナイフを取り出した!

のび太「WAAAAAAAAA!!!いやだいやだァッ!!」
1481:2008/03/04(火) 22:12:41 ID:qEjaNMBt
ナンジャ族「ギ、ギ!」
今、のび太に向かってナイフを振りかざしたッ!
その時!


プルル…


ナンジャ族「ゴホッ!?」

プルルルーン

ナンジャ族「ダゴラベンベ!ボハボハ!」
ジャイアン「あれはッ!!スネオの『ラジコン』ッ!?」


トットットッ

のび太「だれか近づいてくるのかッ!?」

「グフ……グフ…」

のび太「竜に乗った……人間?
今の俺は何見てもおどろかねぇぜ…」

竜の騎士「(………。)」
1491:2008/03/05(水) 21:37:55 ID:4xbE9sNJ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ピュピュン!
ピュピュン!

ナンジャ族が竜の騎士に向かって矢を放った!
竜の騎士は鮮やかに盾でそれを防ぐッ!

ドドドッ

竜の騎士はナンジャ族の群れに突っ込む!

ナンジャ族「クワーッ!!!」

のび太「アイツ強い…ッ、だがッ!!
数が違いすぎるうううぅぅぅぅ!!」

ドドドドドドドドドド

ジャイアン「いやッ!!この感覚…まさかあいつもッ!?」

竜の騎士「(スケアリーモンスターズ!!)」
150マロン名無しさん:2008/03/06(木) 19:01:24 ID:???
1頑張れ
1511:2008/03/06(木) 19:42:58 ID:LW1WkTXV
「グギャアアアアアアス!!」

森の奥から血に飢えた恐竜が数頭現れた!

ドラえもん「きょ…恐竜!?あれ、恐竜のスタンドかッ!!」
のび太「いや、あれは本物の恐竜じゃあないか?あいつは操れるのでは?」
ドラえもん「俺もそう思ってた。」

「ギャアアアァァァァス!!」
ナンジャ族「グアァ!」

のび太「つ、強い…」
ジャイアン「あっという間にあいつら追っ払っちまった…」
ドラえもん「あの男、はたして敵か味方か。」
ジャイアン「敵には回したくね〜な〜」
1521:2008/03/06(木) 19:55:58 ID:LW1WkTXV
竜の騎士「(………。)」

ドッ
ドッ
ドッ

のび太「こっちに来るよ!!」
ジャイアン「もう好きにしてえぇぇぇぇぇぇ!!!」

ザシュッ!
のび太「うわぁっ!!!………縄を切ってくれたのか!?」
ドラえもん「やっとおれの出番だなッ!!『地球破壊爆…』」
のび太「まてぃッ!!縄を切ってくれたって事は少なくとも敵じゃないだろ!
しかもなんだ『地球破壊爆弾』って!君はそればっかだなぁ!」
ドラえもん「軽いジョークに決まってるだろ?これだからのび太は…。
やれやれ、『ほんやくコンニャク』!!」
1531:2008/03/06(木) 20:09:26 ID:LW1WkTXV
のび太「これを食べるとどんな言葉でもわかるようになるんだね。」
ジャイアン「誰に喋ってんだぁ?」

バンホー「私は竜騎隊士バンホー。怪我がなくてなによりだが、ここへ何しに来た?
まさかあの子供の知り合いか…?」
のび太「あの子…?まさかスネオ!?」
ジャイアン「スネオなのか!!?」
ドラえもん「こんな顔したやつ。」
ドラえもんはスネオの顔マネをした。映像でお見せすることができなくて残念だ。

バンホー「ああ…、我々が『保護』している。」
ジャイアン「やっぱり!!あわせてくれぃ!」
バンホー「そのつもりだ…。
だが、ここにはいない。首都エンリルまできてもらわねばならん。」

こうして、のび太達はスネオに会うためエンリルまで行くことになった…
1541:2008/03/06(木) 20:48:28 ID:LW1WkTXV
ドラえもん「エンリルって遠いのかい?」
バンホー「オア大陸にある。船でわたるのだ。」
ジャイアン「船?大陸?」
のび太「地底に海があるのかな?」

プルル…

ピタ

バンホーは飛んできたラジコンを槍の先に止まらせた。
バンホー「ナンジャ族が砦にあつまって不穏な動きをみせているか。遠回りして進もう。」
ドラえもん「ナンダトォ!?ラジコンを操っているだトォ!!」
バンホー「ほう、ラジコンというのか。川底でひろったが、珍しい機械だ。改造して辺境監視に役立てている。」
ドラえもん「改造!?あんたが?始めてみた機械を?」
バンホー「大学では電子工学を学んだのでね。」
ドラえもん「はん!地底世界に大学!電子工学!おつぎは巨大ロボットでもでてくるか?」
のび太「ドラえもんが言うと違和感があるのは何故だろう?」
ジャイアン「まぁ…ドラえもんこそアンビリーバボーの塊だからな…」
ドラえもん「あんまり褒めるなよぉ〜」
のび太「やれやれだぜ…。」
1551:2008/03/06(木) 21:04:09 ID:LW1WkTXV
のび太「そういえば…あなたも『スタンド』を…」
バンホー「(………。)そうだ。いつの間にか…身についていた。」
ジャイアン「恐竜を操れるのかい?」
バンホー「正確には生み出す、とでも言うのかな…。だから野生の恐竜は操れない。」
ジャイアン「生み出す?」
バンホー「これ以上は言えないな。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「(こんなにも優越感を感じることはあるだろうか?いや、ないッ!!
ふふふ…すでに僕はSBRを読んであいつのスタンドの事は知っている!
名前は『スケアリーモンスターズ』!!他の生物を恐竜化させる能力!!
ははは!読んでて良かったジョジョの奇妙な冒険!
はははははは!!)」

バンホー「あの子は何をニヤニヤしているんだ?」
ドラえもん「気にしないで下さい。可哀相なやつなんです。」
1561:2008/03/06(木) 21:16:09 ID:LW1WkTXV
そのころ【地底世界・港】


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


安雄「うまく入り込めたな…」
安雄は港にいた。

ズキッ!

安雄「くっ…古傷が疼くぜ…。」
安雄のぽよんぽよんの腹には大きな傷痕が。
安雄。過去に何があったのか?それを知るには安雄本人が語るのを待つしかないであろう。

ガタッ

安雄「だれだッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

サーレー「…オメーこそだれだ?…しらねぇ顔だな〜。
オメーものび太達の仲間か?」
1571:2008/03/06(木) 21:27:25 ID:LW1WkTXV
安雄「…………。」

サーレー「何もいわねぇってことは『仲間』ってことだよなぁ。
…しっかしよぉ〜、ホントふっしぎな所だよなぁ、ここ。
地底なのに明るいし、船はあるし、何よりアイツラ人間じゃねぇよなぁ。
昔見た映画で地底人ってのが出てきたけどよお〜、あれとはまた違うんだよなぁ。」
安雄「……一人か?」
サーレー「………ハッ!だからどうだってんだ?
他のやつらならのび太達をおってるんじゃねぇか?」
安雄「じゃあテメーは何でここに?」
サーレー「さあな…………オメーみたいのを始末するためかな?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

安雄「………。」
ドドドドドドドドドド

サーレー「スタンド使い!!じゃあ子供だろうが関係ねぇな!」
1581:2008/03/06(木) 21:38:25 ID:LW1WkTXV
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

安雄「パープル・ヘイズ…」

「ぐあるるるるるるるる」

サーレー「やべえ顔してんな〜。ホレ、こいよ!」

パープル・ヘイズはサーレーに向かって拳のカプセルを飛ばした!

ヒュン!

サーレー「飛び道具…だが遅いッ!『クラフト・ワーク』!」
サーレーのスタンド『クラフト・ワーク』はいとも簡単にカプセルをはじいた!

安雄「触ったか…終わりだな…」


シ〜〜〜ン


安雄「!?ガスが出ないッ!?………あれは!」

安雄の目に飛び込んだ光景。
サーレーがはじいたカプセルは空中で固定されていた!!

サーレー「これが『クラフト・ワーク』の能力…
触ったものをその場に固定する!」
1591:2008/03/06(木) 21:47:01 ID:LW1WkTXV
ドドドドドドドドドド

サーレー「へっへっへ…オメーの飛び道具なんて恐くねぇ〜ってことよ!」

安雄は思った。
サーレー。最初見たときコイツだれだっけ?ああ、五部のミスタと戦ったやつか…。物をその場に固定出来る能力。しかし僕のパープル・ヘイズの前じゃいかなる敵も無力!
ギタンギタンにしてやる。

内なる闘志を燃やす安雄。
そして安雄にすら覚えられていなかったサーレー。
今ここに、縁の下の力持ち(?)対決が始まった!

1601:2008/03/06(木) 21:55:22 ID:LW1WkTXV
サーレー「どれどれ…、一体お前のスタンドは何を飛ばしたんだ?」

なめ回すようにカプセルを見るサーレー。

サーレー「ん〜?これは…カプセルか…?」
安雄「……!」
サーレー「割れたら何が出てくるんだ?」
安雄「さあな…」
サーレー「ふむ…。じゃあお前で確かめてみるか。」

トントントン

サーレーはカプセルを指でたたきはじめた。

トントントン

サーレー「ちょこっとずつ指でたたくんだぜ。ちょこっとずつでも何回もたたけば固定されてるとこに
『力』はどんどんたまっていくからな。
おもいっきり殴っちゃぁだめだ…
狙いが正確じゃなくなるし相手に飛んでく方向がばれちまうからな…
そして……!
解除するッ!!」
1611:2008/03/06(木) 22:03:36 ID:LW1WkTXV
安雄「やばいッ!!!」

ドギャアン!

カプセルが安雄に向かってとんでいく!

安雄「うおおッ!!」

安雄は野球で身につけたヘッドスライディングで間一髪でカプセルを避けたッ!
サーレー「その慌てよう…当たったら相当ヤバイもんみたいだなぁ?」
安雄は急いでカプセルの着弾地から離れた。

地底人「な、なんだっ!?今の音は!!……あっ、お前ら一体…………ぐっ!」
安雄「しまった…見つかった!?しかもウイルスが…」
地底人「ぐああぁぁぁぁぁ……」
地底人はみるみるうちにウイルスのせいで腐っていった。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

サーレー「なっ…!……なんてスタンドだ…」
安雄「(くそ……騒ぎが大きくなる前に倒さないと…)」
1621:2008/03/07(金) 01:46:20 ID:ZLAiE5SU
ドドドドドドドドドド

サーレー「くそっ!殺人ウイルスかよ!危なかった…俺の『クラフト・ワーク』で固定させてなきゃ
俺も腐った死体になってた…」
安雄「(まさかアイツごときにしてやられるとは予想外だが…想定の範囲内だな)」
安雄の基準
想定>予想

「ぐあるるるるるる」
パープル・ヘイズはゆっくりとサーレーの方へと向かう!

サーレー「近づいてくるか!!だが、退くわけにはいかない…
ギャングに躊躇はない!」
サーレーもパープル・ヘイズに向かって走る!

安雄「いけっ!!パープル・ヘイズ!!!」
パープル・ヘイズのパンチがサーレーに繰り出される!
サーレー「『クラフト・ワーク』!!!
速さなら負けないッッッッ!!」

ドッ

安雄「カプセルは……」

パープル・ヘイズの右腕はピクリともしない。カプセルもだ。

安雄「遅かったか…!」
サーレー「大人をなめるなよぉ…」
1631:2008/03/07(金) 02:04:55 ID:ZLAiE5SU
最近書くペース遅くなってすまんこ。ラストは決まってるんだが、そこまでがね…
でもちゃんと書くんでヒマあったら見てくれ(^ω^)
164マロン名無しさん:2008/03/07(金) 12:37:08 ID:???
おう、楽しみにしてるぜ。頑張れよノシ
1651:2008/03/09(日) 21:36:49 ID:PXala8Yc
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

サーレー「ほらほらほらぁっ!!!」
クラフト・ワークのパンチがパープル・ヘイズを襲う!
安雄「……!!」
サーレー「ハーッハッハァ!左腕一本でいつまで防げるかなぁ!?
…そうだ、念のため左腕も『固定』させてやるかッ!!」

グオォォォォォ

安雄「『パープル・ヘイズ』!!発射しろぉ!!」

プシュ!

サーレー「…そんなこたぁ読めてるんだよ。『クラフト・ワーク』ッ!!」

ドッ!

クラフト・ワークの能力で発射されたカプセルは固定されてしまった。
サーレー「オメーがカプセルを発射してくるだろうと思ってたよ〜〜。『クラフト・ワーク』のパンチはさいしょっからカプセルを狙ってたんだよォ〜」
安雄「チッ…!(カプセルは後四個か…)」
1661:2008/03/09(日) 21:46:06 ID:PXala8Yc
そのころのび太達は…


のび太「そういや、ラジコンで何を監視してるんですか?」
バンホー「私は原始動物保護区の監察官だ。
地上ではとっくに絶滅した古代動物がわずかに生き残っている。
その貴重な動物達を密猟者から守ったり、地上世界へ迷いでたりするのを防ぐのが役目なんだ。
とくに世話の焼けるのがさっきのナンジャ族だよ。
がんこに文明を拒否して昔ながらの血生臭い恐竜狩りをやめようとしない。」

ジャイアン「ふ〜ん。」
ドラえもん「あー…、一つ聞いていいか?その『スタンド』はいつから、その、出せるようになったんだァ?」
バンホー「…………。」
ドラえもん「質問に答えろォッ!!!」
のび太「ちょ…ドラえもん…」
1671:2008/03/09(日) 21:56:44 ID:PXala8Yc
バンホー「…だからいつの間にかと言っているだろう。そうゆう君達はどうなんだ?
この『スタンド』という力…君達子供には非常に危険な力だ。」
ドラえもん「質問を質問で返すなァッ!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「(確かに…今の僕たちは誰も信用できない状況に置かれている。このバンホーってやつだって、
親切そうに見えるけどいつ僕たちに牙を向くかわからない…。
だけどスネオの場所を知っているのはこの人だけだ…)
ドラえもん、落ち着けよ。今はスネオのことだけ考えるんだ。」
ドラえもん「糞…」
ジャイアン「ガッハッハッハ!!のび太に諭されるなんてドラえもんも地におちたなぁ!!」
ドラえもん「だまってなッブタゴリラ!!」
1681:2008/03/10(月) 23:09:52 ID:JqmrzELG
そのころ安雄は…



安雄「四個………縁起が悪いな……。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

サーレー「カプセルも無限じゃあないみたいだな〜〜!!ってことはだ!
ゆっくり、焦らず、時間をかけてお前のカプセルを0にすれば………」
安雄「………。」
サーレー「俺の勝利は確実ウゥゥゥゥゥッッッッ!!!」
安雄「勝利ってのは思いもよらないとこからくるものだよ。『パープル・ヘイズ』!!!」

プシュ!

ドッ!

クラフト・ワークがカプセルを固定させる!
サーレー「俺にはきかねえって言ってんだろぉ〜〜〜」

1691:2008/03/10(月) 23:21:39 ID:JqmrzELG
安雄「……!」

プシュ!

ドッ!

サーレー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」

プシュ

ドッ!

サーレー「フンッ!」

安雄「これが最後のカプセルだッ……!」

プシュ!


だが安雄が放った最後のカプセルはサーレーの横を飛んでいってしまった。

サーレー「ばかめッ!!最後の一個だからって手元が狂ったかァッ!これで恐れるものは何もないッ!!」
安雄はサーレーが喋り終えるのを待ってから、不敵な笑みを浮かべた。
サーレー「…何が可笑しい?とち狂ったか?」
安雄「いや…やっぱり君は所詮『ミスタのスタンドを引き立てるために出てきた雑魚』ってことだね。」
サーレー「なにぃ…?なんでミスタの野郎を知ってる?それに………うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!??」
1701:2008/03/10(月) 23:31:02 ID:JqmrzELG
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


グジュグジュ

サーレー「お、俺の皮膚があぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

みるみるうちにサーレーの皮膚が腐っていく!

安雄「君は周りをよく見ないと駄目だ…。確かに最初君の周りには何もなかった。
だが、ここは港だ。港ということは船がある。船は動く。
後ろを見てみろ、いつの間にか船はすぐそばだ。
何も難しいことはない。君の横を飛んでいったカプセルは船に当たり、砕け、ウィルスがでた。
それに気付かなかった君は感染した。ただそれだけだ…」

サーレー「ぐおああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
1711:2008/03/10(月) 23:39:52 ID:JqmrzELG
安雄「ウィルスは数十秒で日光に当たると完全に殺菌される…。最後は呆気ないもんだな…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

サーレー「ふふ…ふ……た、確かに俺は助からない……だがよぉ…俺の楽しみ…って…知ってるか?
へへ…へ…『余裕たっぷりだった野郎の絶望に歪む顔』を見ることよぉ…!
俺はただではしなねぇ…オメェも道連れだ…
俺の『クラフト・ワーク』の能力を解除する…俺が固定したオメェのカプセル……
重力に従って地面に落ちる…落ちたとたん……………バンッ!
『クラフト・ワーク』……解除ッ………ぐふっ」

安雄「な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」
172マロン名無しさん:2008/03/11(火) 15:11:46 ID:3dlAMiqV
や…安雄ー!!!!!!!
1731:2008/03/12(水) 09:17:09 ID:hHqrT/eS
そのころのび太達は…


バンホー「まもなく港だ。」
ドラえもん「どーせ土と泥で作られた質素なもんだろ………って、ウオォォォォォォォォ!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
のび太「帆船だ!!」
バンホー「地上の帆船と違って地磁気を帆にうけて走るんだ。」
のび太達の目の前に現れた帆船。数は三、四はあるだろうか。
周りには地底人で溢れ、港は活気づいている。
ドラえもん「随分ハイカラじゃねぇか……おっと、前から気になってたんだかよぉ〜、なんでお前は地上のことに詳しいんだ?
俺ら地上人は地底世界の存在すら知らなかったのによ〜?」
バンホー「……。」
バンホーは手に持っていた槍をぎゅっと握った。少し手が震えているようだ。
1741:2008/03/12(水) 09:28:09 ID:hHqrT/eS
バンホー「大学の授業で習った…。」
ドラえもん「授業ねぇ…。」


トトトト

地底人がこちらに駆け寄ってきた。
バンホー「ん?どうしたんだね?」
地底人「はあはあ。すみません、俺の友達見ませんでしたか?ここらへんにさっきまでいたんですが…」
バンホー「すまない、今さっきここに来たばかりで見ていない。」
地底人「そうですか…、見かけたら船が出港するからと伝えといてください。」
そう言うとまた駆け足で帆船の方へと去っていった。
バンホー「そろそろ出港するようだ。」

のび太「ドラえもん、こ、これ……」
のび太はドラえもんをコンテナの陰に呼んだ。
ドラえもん「なんだなんだ?」
のび太「これを見て…」

ドドドドドドドドドド

ドラえもん「こいつぁ………ナンテコッタ。」
コンテナにべったりとついた血。
のび太達に戦慄がはしる。
1751:2008/03/12(水) 09:36:38 ID:hHqrT/eS
のび太「一体、何があったんだ…」
ドラえもん「だがよォ、何があっても不思議じゃねぇぜ。今の状況だと。
いつ次の追ってがくるかわからん。」
ジャイアン「こんなとこまで追ってくるやつなんているのかよ〜〜?」
のび太「漫画を読んでるかぎり、俺達にオアシスは存在しないぜ。」
ジャイアン「オアシスか…」
ドラえもん「そーいやオアシスってスタンドいたよなァ!!
もしかしたら向こうからオアシスがやってくるかもなぁ!!ガッハッハッハ!」
のび太「やめろよ縁起でもない…」
ジャイアン「なんかドラえもん最近濃いな。」

ドッドッドッ

バンホー「のりなさい、すぐ出帆する。」

ドドドドドドドドドド

一行、エンリルへッ!!!
1761:2008/03/12(水) 09:55:33 ID:hHqrT/eS
そのころ安雄は…



【のび太達が乗った船の中】

安雄「ハア…ハア…」

安雄は生きていた。
しかし安雄の右腕があった場所には右腕がない…

安雄「なんとか乗り込めたか…。船代は右腕か…。
だが、のび太達の命に比べたら俺の腕なんて安いもんさ…。」

安雄。ここまでしてのび太達を守ろうとするのは何故か?
安雄。君は一体…

ドドドドドドドドドド

安雄、エンリルへッ!!


サーレー 死亡



TO BE CONTINUED→
1771:2008/03/12(水) 21:59:19 ID:hHqrT/eS
のび太達(安雄も)は船にのりエンリルへと向かっていた。


のび太「地殻へもぐりこんでいく!!」

船は地殻を通り抜け、西南西に進んでいく。
オア大陸。地上でいうとアメリカ大陸の手前ってとこのようだ。

バンホー「君達は地底世界最大のオア大陸をめざしている。首都エンリルはその大陸の中央にあるんだ。」
のび太「ギョッ!」
ジャイアン「ウヘ!」
ドラえもん「プッ」
兜を外したバンホーはトカゲと人間を足して二で割った感じの顔をしていた。
一言で言うと『不気味』であった。
1781:2008/03/12(水) 22:05:05 ID:hHqrT/eS
バンホー「どうした?バンホーだよ。」
のび太「そういえばその声は…。」
ドラえもん「人間ばなれしてみえたから驚いたぜ。」
バンホー「君には言われたくないな。
私から見れば君達こそ人間ばなれしてみえるんだぞ。
まあいい。食事をもってきた。口にあうかどうか、わからないが食べてくれ。」
のび太「あの…いろいろ聞きたいことが…」
バンホー「またにしてくれ。政庁への報告書をまとめねばならんのでね。」

1791:2008/03/12(水) 22:17:22 ID:hHqrT/eS
ジャイアン「ふ〜…」
のび太「でも、やっぱし気味悪いよなぁあの人…。」
ドラえもん「スネオに会わせるとか言ってたけどよぉ。信用できねぇよな!!
この飯だって毒でも入ってたりしてな〜〜〜」
のび太「ゾクッ」
ジャイアン「スネオにあえてもそのあとが問題だよなぁ。俺達全員をすんなりと地上へ帰してくれるかどうか…。」
のび太「いきなり現れた『スタンド』に、僕たちの命を狙ってくる『追って』。
そして『地底世界』か…。」
ドラえもん「何にしろ、無事にいつもの日常に戻りたければまずはスネオを見つけるしかない。
それが進むべき道。いずれ決断しなくてはならない事柄……」
ジャイアン「…ドラえもんってよぉ〜」
のび太「たまに『男の世界』の住人になってるよな…」
1801:2008/03/14(金) 12:31:51 ID:WJzsruB2
なんだかんだで腹を空かしていたのび太達は、バンホーが持ってきた食事をあっという間に平らげてしまった。
ドラえもん「毒入ってたら死んでたな…」
ジャイアン「だからそーゆうことを言うなって…ゲプッ」
のび太「もう食べれないよ…ムニャムニャ」


数時間後


のび太「あッ、見て!」
のび太は窓の外を指差しながら叫んだ。
ジャイアン「大きな港だなぁッ!!!」
窓の外に広がる港は、前に見た港の数倍はでかく、船の数も桁違いに多かった。
のび太「ここがオア大陸か…」
1811:2008/03/14(金) 12:48:35 ID:WJzsruB2
そのころ安雄は…



安雄「ああ…そうだ。のび太達はエンリルというとこに向かっている。」
安雄は何かの機械を通して誰かと喋っているようだ。
安雄「問題は無い。右腕は無くなったが平気だ。………三人か…。それぐらいの数なら大丈夫だろう。それよりそっちはどうなんだ?
……………何?『スタンド使い』が町に集結しているだと?
……………ふふ、そうか…『あいつ』が………はははははははっ!!!!こそこそ隠れていればいいものを…。わかった。すぐにこっちを片付けてそっちに向かう。
いいか、くれぐれも『あいつ』を逃がすなよ。『あいつ』を倒せば全てが終わるんだからな…。」
安雄は喋り終わると機械のスイッチを切った。
安雄「ふぅ……。グレートな旅になりそうだよ…。」
安雄は窓の外から見える景色を眺めた。
安雄「全部…終わったら…久々に学校の授業ちゃんと受けようかな。」


安雄はゆっくりと立ち上がり、船を後にした。
1821:2008/03/14(金) 22:06:06 ID:WJzsruB2
同時刻、のび太達が乗った船とは別の船。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


少年「……おい、おい。聞いてるのか?聞いているのかと聞いているッ!!!」
ここは倉庫だろうか?狭い密室の中で少年が怒号を放っている。

ギロリ

セッコ「………。」

全身をスーツで纏った男が唯一露出している二つの目で少年を睨みつけた。

少年「ちっ……、お前に話しかけたんじゃあない。おいッ!隣にいるお前だッ!!」
チョコラータ「私か?すまないな、私が前に始末したやつを撮ったビデオを見てたものでな。
それで?何か用かいぼーや……?」
少年「変態ヤローが…」
少年がそう吐き捨てるとチョコラータは手に持っていたビデオカメラをセッコに渡し、少年の方に近づいた。

チョコラータ「口に気をつけろよ糞ガキ…。私には何故お前みたいなガキが私と共にいるのかが今、この瞬間全くわからない。
…ったくッ!新しいボスは何を考えているかわからんッ!」
少年「ボスは僕の凄さがわかる素晴らしい人だ。ボスが僕に声をかけてくれてから僕の人生は360度変わった!!
お前のようなやつには『ボス』は理解できないだろうね。」
1831:2008/03/14(金) 22:30:45 ID:WJzsruB2
チョコラータ「早く見たい……」
少年「………?」
チョコラータは立ち上がり、少年を見下ろした。
チョコラータ「早く見たいッ!俺はこーゆー生意気な野郎が死ぬところを見てみたいッ!!
いいか…?私は弱いやつが嫌いだ…。お前は弱いか?ん?」
少年「…くっ…」
チョコラータ「ふふふふ……わかったらガキは大人しくしてろ。」
チョコラータはまたセッコの隣に座りビデオカメラを見はじめた。
チョコラータ「いいところでよォ…ぶつぶつ」

少年「『恐怖を感じない人はいない』」

チョコラータ「おおッ!これまた良いアングルだ!………………何…?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
いつの間にかチョコラータが持っているビデオカメラからピストルが現れ、チョコラータの顔に銃口を向けている!
チョコラータ「な…なにをした貴様……」
少年「お前の恐怖のサインは『口角を下げる』」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

チャカッ

ピストルのトリガーがゆっくりと動きはじめた。
チョコラータ「お…おい…」
少年「おや……また『口角を下げ』たな?『観察』してわかった。お前はビビった時必ず口角を下げる。」
ドドドドドドドドドド
チョコラータ「グリーン…!!」
少年「無駄だよッ!!『恐怖のサインを見つけた時!我が『エニグマ』は絶対無敵の攻撃を完了するッ!!」
1841:2008/03/14(金) 22:43:34 ID:WJzsruB2
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

バァーーーーーン
ビシィィィ!

パタンパタンパタン

『エニグマ』の能力で紙になったチョコラータを少年は手際良く折りはじめた。
セッコ「うおうおうおうおっうおっうおうおっ!!」
エニグマの少年「これでわかったか?僕の強さが。僕の『エニグマ』は無敵。大口叩いたお前はこいして紙になっちまったな〜〜〜?
おい、聞いているのか?って聞こえないか〜〜〜!
港に着くまでそうやって大人しくしてろ。」
セッコ「…………。」
エニグマの少年「……お前は何を考えているかわからない。」
185マロン名無しさん:2008/03/14(金) 23:08:14 ID:VIEKyuU6
す…素晴らしいできだ…
1861:2008/03/15(土) 00:40:07 ID:Rpyegvl0
エニグマの少年はチョコラータが持っていたファイルを読み始めた。

ペラ

エニグマの少年「随分更新率が高いな…。
ふむ…『のび太』、ピストル型のスタンドか…。あやとりが得意?どうでもいい情報だろコレ。
…射撃は百発百中の腕前。へぇ…
『スネオ』…、隕石を呼ぶスタンド!?要注意だな…。こいつは現在行方不明か。
『ジャイアン』。エネルギーを潜行させるスタンド…。本体の格闘能力も高い…。…妹がいるのか。
…………クスッ。どんだけ似てんだよ。
そして『ドラえもん』…。こいつ……、機械人形なのか!?
スタンドは現在不明…。しかし四次元ポケットという未知の道具を持っている。一番気をつけないといけないのはコイツ、か…。
………何故ボスがこいつらの命を狙うのかはわからない。が、僕は命令に従うまで。死ぬまでボスについていきます…。
………………ん、まだページが……」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
エニグマの少年「や……すお…?」
1871:2008/03/15(土) 00:53:42 ID:Rpyegvl0
SBR最新刊はいつでるのかな〜、と思いを馳せながら寝ます。おやすみ。
188マロン名無しさん:2008/03/15(土) 07:14:25 ID:???
ディモールトベネ!!
1891:2008/03/15(土) 10:05:12 ID:Rpyegvl0
そのころのび太達は…



【エンリル市】

のび太「すぐスネオに会わせてくれるんじゃないんですかッ!?」
ジャイアン「約束が違うじゃねぇ〜かよぉ〜!!」
ドラえもん「テメー!!騙しやがったなッ!」
バンホー「勝手なことを言っちゃいかん。自分達が不法入国者だということをわすれちゃいかん。」


それからのび太達は数時間に渡り、事情聴取、持ち物検査、伝染病の有無などについてしつこく取り調べをうけたのであった…
1901:2008/03/15(土) 10:12:25 ID:Rpyegvl0
ドラえもん「あー、疲れた。」
のび太「これからどうなるんだろう……。」

ガチャ

ドドドドドドドドドド


のび太「……スネオ!!?」
スネオ「来てくれたの!?」
目の前にいたのはスネオッ!一体何日ぶりになるのだろうか。
スネオはこれまでの寂しい気持ちが爆発したのか、わんわん泣き叫びながらみんなのもとに駆け寄った。
スネオ「みんな…僕のためにこんなところまで……。」
のび太「良かったなぁ、無事で。」
ジャイアン「もう会えないかと思ったんだぞッ!!」
ドラえもん「恐竜に食われちまったかと思ったぜ!ワハハハハッ!!」
191マロン名無しさん:2008/03/15(土) 10:54:25 ID:???
面白くねぇw
192マロン名無しさん:2008/03/15(土) 22:55:36 ID:???
いや面白い
1931:2008/03/16(日) 23:00:48 ID:dNmsiWby
バンホー「君達が悪意の侵入者ではないことははっきりした。」
スネオ「てことは地上に帰してくれるの!?」
バンホー「…そのつもりだ。だが、一つ聞きたいことがある。スネオ君、洞窟で私に攻撃してきたものは誰なんだ?」
スネオ「兄貴です。」
バンホー「君のお兄さんなのか!?一体何であんなことに…」
ドラえもん「ちょwスネオの兄貴は死んじまっただろ!」
スネオ「………。」
ドラえもん「(いっけね!)あー、あれだ!スネオの兄さんは生きてるよ。俺達の心の中で思い出としてな…」
のび太「君はもう喋るな。スネオも、バンホーさんはジョジョ知らないんだから兄貴っていってもわからないよ!」
スネオ「そ…そうか…、バンホーさん、あなたを襲った人は『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画のキャラなんです。
それがなんでか…多分、ドラえもんの秘密道具のせいだと思うんですけど、
いま僕達がいる世界は『ジョジョの奇妙な冒険』が現実として存在している世界なんです!!!
そのせいで僕達は『スタンド』を身につけて……命を狙われるはめになっているんです…。」
1941:2008/03/16(日) 23:15:30 ID:dNmsiWby
シー…ン


沈黙が部屋をつつむ。

バンホー「………話が見えないな…。」
のび太「そうでしょうね。でもこれが現実なんですッ!現にあなただって『スタンド』をもってるじゃないですかァッ!」
バンホー「私は生れつきだが?」
のび太「いいや嘘だねッ!!」
バンホー「本当だが?」
のび太「嘘はいけないッ!!」
ドラえもん「もしもボックスで創られた世界で生きるものたちはその世界が真実だ。」
のび太「………どゆこと?」
ドラえもん「だからバンホー達にとってはこれが本当の世界なんだよ。言ってみれば俺達はお客さんだ。」
のび太「もっとわかりやすく。」
ドラえもん「だ・か・ら、この宇宙には無数のパラレルワールドってのがある。別の未来だな。
例えばお前がしずかちゃんと結婚する未来があるとする。もしかしたらジャイ子と結婚する未来があるかもしれない。
そしてこの二つは可能性があるかぎり別々の未来となって進んでいく。」
のび太「…?」
1951:2008/03/16(日) 23:35:27 ID:dNmsiWby
ドラえもん「まず、誰と結婚したか?その相手の数だけ違う未来があるってことだ。」
のび太「ああ…なんとなくわかる…」
ドラえもん「そこでもしもボックスの登場だ。こいつを使えば自分でパラレルワールドをつくれるってわけだ。
『ジョジョ』の世界にしてくれと言えば、『ジョジョ』が現実になったパラレルワールドの誕生だ。
…いや、誕生ではないか。『ジョジョ』の世界もパラレルワールドの一つとして最初からある。
もしもボックスは今自分がいる世界からそのパラレルワールドに行くための道具ってことになるな。」
のび太「…ぐう。」
ドラえもん「この世界も最初から存在してたってことはこの世界に生きる者にとっては『スタンド』は当たり前なんだよ。
当たり前つっても選ばれた者だけだけどな。」
スネオ「じゃあこの世界の僕達は?」
ドラえもん「もしかしたらいるかもしれないし、いないかもしれない。
俺達が生まれている『ジョジョ』の世界と、俺達が生まれていない『ジョジョ』の世界が存在するからな。」
のび太「君って実は頭いいんだね。」
ドラえもん「こんなの21世紀では小3で習うぜ。」
スネオ「……割り算は?」
ドラえもん「んなの
生まれた時から遺伝子操作で頭に入ってるぜ!!お前らみたいなナチュラルは21世紀にはいねぇよ。」
のび太「ぼ、僕の孫の時代にはそこまで進歩しているのか…。いや、でも未来が楽しみになってきた!もっと長生きして21世紀を満喫するぞ!!!」
ドラえもん「嘘に決まってんだろクサレ脳みそ。」
1961:2008/03/16(日) 23:51:12 ID:dNmsiWby

シュ〜〜〜

のび太「さて、なんの話をしてたっけ?」
のび太はドラえもんをおもっきし殴った右手をいたわりながら、テーブルにあった紅茶を英国紳士のようにすすった。

ドラえもん「…………。」
ドラえもんは壁にもたれていた。この青いオブジェはどの部屋に置いても絵になる。


バンホー「いきなりで頭がこんがらがっているよ…。
ふぅ…、助けてやりたいのはやまやまなんだがな…。地底人は地上の事に干渉してはならないという決まりがあってな。
すまんが手は貸してやれない。」
ジャイアン「てめぇ決まりがなんだ…」
のび太はジャイアンの言葉を遮ってバンホーに言った。
のび太「わかっています。地上に帰してくれるならそれでいいです。」
ジャイアン「おい!!いいのかよそれで!?」
のび太はジャイアンに耳打ちをした。
のび太「(俺にはどうもこいつら地底人が信用できねぇ…下手に関わるよりさっさと地上に帰してもらってもしもボックスを見つけた方がいい。)」
ジャイアン「…頼れるのは己のみか…。」
197マロン名無しさん:2008/03/17(月) 00:12:41 ID:hrAasl6C
おそらくボスはやつだな
198マロン名無しさん:2008/03/17(月) 13:33:48 ID:???
ああ〜このスレあったあああああ

昨日検索しても何故かヒットしないから落ちたかと思ってかなり(´・ω・`)ショボーンしたよ
なんか盛り上がってきたな。安雄のいうあいつって誰だろ?続き期待
1991:2008/03/18(火) 00:30:14 ID:picAaU2C
バンホー「話はまとまったかい?それでは帰ってもらおう。
…………というわけにはいかないんだ。法王の認可をうけるなど手続きで二、三日かかるんだ。」
のび太「二、三日か…(何事もなきゃいいけど)」
ジャイアン「しょうがねぇか。せっかく地底世界とやらに来たんだ。その間にあちこち見物しようぜ!すごい土産話ができるぜ〜〜」
スネオ「考えてみれば僕達がこの数日に体験している事はとんでもなく奇想天外な出来事だよなぁッ!
この体験談は世界中に一大センセーションをまきおこすぞ…。」
バンホー「あいにくだがそれは出来ない。
地底世界に関する記憶は、すっかり消去してからかえってもらうことになる。」
スネオ「なにもかも忘れちまうのかァッ!?」
のび太「地底世界にきてから僕達が話し合ったことも全部忘れちゃうってことか…?」
バンホー「そうなるな。」
のび太「くッ……。(雲行きが怪しくなってきたよ、全く…)」
2001:2008/03/18(火) 00:43:53 ID:picAaU2C
【エンリル市内】

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


チョコラータ「お前……夜道は気をつけろよ…この屈辱、私は忘れないぞッ!!」
エニグマの少年「せっかく紙から出してやったって言うのに、随分態度がでかいなァ?
また紙になりたいのか〜?」
チョコラータ「厨房が…。」
エニグマの少年「そんなことより僕達はこれからどうするんだ?のび太達の居場所はわかっているんだろ?
さっさと始末してしまおう。」
チョコラータ「お前はあいつらを甘く見ているな?…まぁ好きにするがいい、一応言っておくが今までに五人がやられている。
サーレーの奴は知らんが。
お前が始末したいと言うなら一人でやってみればいい。私達はお前がいなくともどうにでもなる。
…それじゃあ私はセッコのコンソメを探しに行くとしよう。セッコのやつ、コンソメ無いからって機嫌悪くなっちまって…。」
チョコラータはセッコを連れて市場の方へと歩き出した。
エニグマの少年「お、おいッ…」
チョコラータ「お前のスタンドは無敵なんだろォ?軽く捻ってこいよ!フヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!」
セッコ「コンソメエェェェェェェェェェェェ!!!!」
201マロン名無しさん:2008/03/20(木) 17:42:21 ID:???
1どうしたー?
2021:2008/03/20(木) 21:57:53 ID:t7+Nbfub
最近私生活が乱れちゃって…
今からまた書きます。
2031:2008/03/20(木) 22:05:54 ID:t7+Nbfub
そのころのび太達は…


【バンホー宅】

バンホー「出発まで遠慮なくくつろいでくれ。君達を追っているという奴らもここまでは来ないだろう。
何かあったら妹のローに言いなさい。」
ロー「ローです。お友達になってね。」
のび太「よろしく。」
スネオ「妹がいたのか…まさか妹も『スタンド使い』…?」
バンホー「残念ながら妹は普通だ。」
ジャイアン「結構かわいいじゃんよお〜。まっ!妹のジャイ子には敵わないけどよ〜」
ロー「あなたも妹がいるのね!是非会ってみたいわ!」
ドラえもん「やめときな嬢ちゃん…」
ドラえもんがボソッと呟く。のび太とスネオはうんうんと力をこめて頷いた。
2041:2008/03/20(木) 22:11:40 ID:t7+Nbfub
バンホー「市内を見物するといい。田舎へピクニックにいくのもいいだろう。ただし…。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

バンホーが指差した先には町並みに似合わない雰囲気を出している建物が佇んでいた。
バンホー「あの建物にだけは絶対に近づかないように。関係者のほかは立入禁止になっている。」
のび太「なんだろ、倉庫みたいだけど…。」
ジャイアン「別にみたくもねぇな。」

バンホー「では…。」
バンホーはいそいそと部屋を出ていった。
ロー「いってらっしゃい。」
2051:2008/03/20(木) 22:25:17 ID:t7+Nbfub
ロー「ふ〜、さてと。」
ローは大きくのびをして、洗面所に向かった。

キュキュ
ジャアアァァァァァ

キュキュ


のび太「………。」

ロー「あなたたち、地上人ってやつね。始めて見たわ。これからよろしくね。
じゃあその服脱いでくれる?」
のび太「あ、こちらこそよろしく!………って、いきなり何ヲ!?ま、待ってください、皆が見てますよ!!!…どうせなら二人っきりになってから…」
ロー「いいから早く服を脱いで。別にあなたの裸が見たいってわけではないのよ。」
のび太「は………?」
のび太は少しばかり考えて、それから僕みたいな子供には理解出来ない事なんだろうと思い、服をぬいだ。

のび太「はい。」

ゴシゴシゴシ

ローはのび太がぬいだ服で濡れていた手を拭きはじめた。

ロー「ありがと。」
ローはかわいらしい笑顔をのび太に振り撒いた。
のび太「………。」
スネオ「………。」
ジャイアン「………。」
ドラえもん「ジバンシーの二番のホオ紅でも買ってきますか?」
2061:2008/03/20(木) 22:34:58 ID:t7+Nbfub
のび太「それから僕達は地底世界を見学しにいった。
地底世界も地上とあまり変わらないみたいで、
劇場、コンサートホール、修学院、文書館、市場などを見た。
市場には妙に露出度の高い服を着ている人がいたけど見なかったことにした。
そして歴史博物館に行ったんだ。地底世界の歴史を知るためにね。
博物館には黄金の化石があって、ローは神の奇跡の印とか言ってたけど、
スネオに言わせると単なる置換化石ってやつらしい。
スネオの得意顔が鼻についたんでローにあれは置換化石だってスネオが言ってたよ、って伝えたらスネオを連れて奥へと行っちゃった。
帰ってきたスネオは何故だか泣いてた。
2071:2008/03/20(木) 22:47:21 ID:t7+Nbfub
ローが見せたいものがある、って皆で見たおっきい地図。
その地図は世界地図で色々な大陸が描かれていたんだ。でも不思議なことに一カ所だけ正方形の空間があったんだ。
ローの話によると今から六千五百万年前、あの地上の恐竜たちを絶滅に追いやった大災害のときに出来たみたいらしい。
一体誰がつくったんだろう?自然の神秘?
謎は深まるばかりだ………。
2001年〇月×日晴れ」
ドラえもん「何やってんだ?」
のび太「携帯で日記書いてた。」
ドラえもん「よく電波届いたな…」
のび太「細かいこと言うなよ。それより一緒にサイト運営してる皆、最近日記書いてないんだよね〜。
スネオ、ジャイアンはいいとして…安雄や毎日書いてた出来杉も書いてないんだよな〜」
ドラえもん「あっそ。」
ドラえもんは全く興味が無いようで市場で買った『地底どらやき男の岩石味』をもさもさと食べていた。
のび太「しずかちゃんも書いてないや…」
2081:2008/03/20(木) 23:02:51 ID:t7+Nbfub
その夜…バンホー宅


ロー「………。」


のび太「あれ?どうしたの?」
のび太は窓の近くでどこか憂いをおびたローを見つけ、多少の下心を持ってローに声をかけた。

ロー「のび太君……、ううん、なんでもないのよ…」
のび太「悩み事なら僕に言ってみてよ!心の悩みも体の悩みもドンとこいだ!」
ロー「……気を悪くしないでね?」
のび太「大丈夫だから言ってみてよ!」
ロー「私達地底人はトカゲから人間になったって言ったでしょ?
…昔に起きた大災害。あれがなければ地底人が地上で栄えていたかもしれない、ってあなたたちを見てたら思っちゃって…。」
のび太「………その大災害って何があったの?」
ロー「それはだれにもわからない。
でも今、それをつきとめるための大計画が進行中なの。」

大計画…。その言葉を口にしたローの口元が一瞬ニヤリとしたのは多分のび太の気のせいだろう。
のび太「大計画って?」
ロー「それは………いえないわ。
さぁ、もう夜も遅いわ。のび太君、おやすみ。」
のび太「……おやすみ…。」
209マロン名無しさん:2008/03/21(金) 12:20:13 ID:???
主ガンバレ〜
2101:2008/03/21(金) 21:52:37 ID:+EymQVZF
同時刻…寝室


スネオ「なぁ…ドラえもん。」
ドラえもん「何だ?」
スネオ「僕達…、このまま地底世界にいたほうがいいんじゃないかな…?」
ドラえもん「おいおい、急にどうしたっていうんだよォ!地上に一番帰りたがってたのはオメェだろ?」
スネオ「恐いんだ…」
スネオはベッドに腰掛けたまま肩を震わせている。
スネオ「恐いんだよォ〜〜!!!そりゃあ兄貴のためにも、もしもボックスを持ってるやつを突き止めてフルボッコにしてやりたいさッ!!
でも…その一方で地上には僕達の命を狙ってるやつらがワンサカいる。
恐いんだ……。僕はまだ…死にたくないッ……」
ドラえもん「………。」
ジャイアン「スネオよ…」
ジャイアンは搾り出すように声を出した。
ジャイアン「スネオ…、俺だって死ぬのは恐い。
けどな、俺の愛する人が死ぬのはもっと辛い。いつ俺達の家族が襲われてもおかしくねぇ。
俺は家族を守りたい。
スネオだってそうだろ?兄貴が…死んじまったのは悲しむべきことだ。
けどよ、お前の家族は兄貴だけじゃないだろ?
お前には愛する者がまだいるんだ。そして、それを守れるのはスネオ。お前だけだ。
スネオ、強くなれ。」
そう言うとジャイアンは部屋を出ていった。
スネオ「ジャイアン…、君は強いんだな…。」
ドラえもん「オメェだって強くなれるさ…」

2111:2008/03/21(金) 22:01:20 ID:+EymQVZF
ジャイアン「ウッ…ウウッ…ウッ…ヒクッ…ウッ…ジャイ子……」
ジャイアンは一人泣いていた。
スネオにはあんな偉そうな事を言った。でも自分だって恐い。
死にたくない。
一人になるとどうしようもなく不安になる。死の恐怖に押し潰される。
でも自分はまだ死ねない。
守るべき者がいるから。
ジャイアン「……このジャイアンには夢がある…ッ!!こんなところで立ち止まるわけにはいかないんだ……。」



こうして、それぞれの思いを胸に秘め、地底の夜は更けていった………
212マロン名無しさん:2008/03/21(金) 22:13:00 ID:???
楽しみにしてます頑張って下さい(`・ω・´)
2131:2008/03/21(金) 23:41:00 ID:+EymQVZF
みんなの応援に泣いた。
明日朝早いんで続きは明日にします。オヤスミッ!
214マロン名無しさん:2008/03/22(土) 01:40:52 ID:???
おつおつ
ゆっくりでもいいから気長に続けてくれぃ。ガンガレよー
2151:2008/03/22(土) 23:38:43 ID:bo1E38ZM
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

【東京都練馬区】


ボス「チョコラータ…………現在34歳元医者。かつてのボス、ディアボロが拾った「スタンド使い」…。
自分の患者を治療ミスと偽りわざと殺す。
何故そんなことをしたのか?
チョコラータは人の死を観察するときその好奇心は至上の幸福で満たされるからだ。
やつはその時全ての人間の優位に立っていると感じ…人生の真理まで理解できたと思っている。
……………素晴らしい。私はこういう男は大好きだ。
自分の夢のためなら他の犠牲は厭わない。
ふふふ……わかる、わかるよ。
お前は私の「世界」のためには欠かせない…。
………「新世界」?
ノンノン!
………「男の世界」?
ノンノン!
プッチもマンダムもカーズもDIOも甘かったんだよ!だから死んだッ!
だが私は死なないッ!
私は実現してみせるぞ……。それにはあいつらを始末しなければならない。
私の夢を阻もうとしてくるであろうからな。
……………私は過去を捨てた…。」
2161:2008/03/23(日) 00:54:55 ID:xS9OlBfS
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

【地底世界・エンリル市内】

チョコラータ「ほら……セッコ、今度は角砂糖だ…好きだろ?角砂糖…ごほーびだ。よく撮れたごほーびだ。」

ドンッ!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

町外れの森の向こう、そこにチョコラータ達はいた。

地底人「うああぁ…どうなってんだよおぉぉぉぉぉ、俺どうなってんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

この草原では地底の騎士団がいつも演習を行っていた場所。
今日も演習は行われていた。
しかし、ここには血気盛んな騎士達は見当たらない……。

地底人「たす…けて…」

いるのは「カビ」まみれになった騎士だけであったッ!

チョコラータ「地底人はどのように苦しむのか?人間と同じか?血のいろは?どんな声で叫ぶのか?……興味が尽きないッ!!!ここはまさに楽園だ…。
何も気にせず私の『グリーン・ディ』をつかえる…。」
セッコ「うああ!おっうおっおおーーーッ!」
チョコラータ「そうだすまない忘れてた。二個でいいか?」
セッコ「うああっうおっおおあっ」
チョコラータ「三個か!?甘いの三個ほしいのか?三個…イヤしんぼめ!!
いいだろう、三個やろう!!行くぞセッコ三個行くぞ!」
2171:2008/03/23(日) 01:00:04 ID:xS9OlBfS
ドシュウウゥゥゥーー!!

チョコラータがセッコに向かって角砂糖を投げ付けるッ!

バク!

バク!

バク!

それを華麗に口でキャッチするセッコ!!

セッコ「ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ」

チョコラータ「よお〜〜〜〜〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし
たいしたヤツだセッコおまえは」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


バンホー「くっ……」
2181:2008/03/23(日) 01:17:40 ID:xS9OlBfS
そのころはのび太達は…

プルル…

ロー「はじめてよ!空を飛ぶなんて!」
のび太達はタケコプターを使って竜をレンタルできるという牧場に向かっていた。
のび太「ね、面白いでしょ。なれると曲芸飛行なんかもできるよ。こんなふうに。」

クルリンコ

クルリンコ

ドラえもん「クルリンコって…。」

カァァァァァァァン!!!

ドラえもん「言わんこっちゃない。」
のび太は地底の天井に思いっきし頭をぶつけた。
ドラえもん「気をつけろよォ!タケコプターは無事か?」
のび太「僕よりタケコプターか…」
ドラえもん「天井が高いといっても洞窟の中なんだからよ〜」

パラパラ…

のび太「へんなこなが頭についた。」

ドドドドドドドドドド
ドラえもん「これは『日光ゴケ』!!!ポクポクチーン。
これでわかった!このコケは24時間ごとにしぼんぢまうんだ、だから地底世界も夜になる。
でもこれは22世紀のバイオテクノロジーが生み出した新植物なのだ。それが地底の岩脈に昔から自生していたとは………???」
2191:2008/03/23(日) 22:34:58 ID:xS9OlBfS
ロー「ここが牧場よ。」


牧場には数十頭の竜が放し飼いにされており、一日レンタルが可能となっています。比較的大人しい竜達ばかりなので初心者にも簡単に乗りこなせます。
牧場いいとこ一度はおいで!

ロー「ここの竜はレンタルなの。どこで乗り捨ててもひとりで帰ってくるのよ。」
スネオ「まぁ!可愛い!」
ジャイアン「ヨォシ、タケコプターをやめてこれで町へ帰ろうじゃん!!」
のび太「えーーーー!!?」
2201:2008/03/23(日) 22:40:41 ID:xS9OlBfS
ドラえもん「どっこらしょっと…。」
ジャイアン「乗ってみると簡単なもんだぜ!」
スネオ「ほんと!ライダー気分も悪くないねぇ〜」

のび太「ちっともいうこときかない。」
ドラえもん「やたらに手綱をひっぱんなよ。竜にまかしておきゃあいいんだ。」
ジャイアン「町まで競争しようか。」
スネオ「やろうやろう!」

スタコラサッサ

のび太「うぉおい!!ちょ、まっww」
竜を乗りこなせないのび太は一人置いてかれてしまったのであった…
2211:2008/03/23(日) 22:46:44 ID:xS9OlBfS
トボトボ…

のび太「グスン…。こうやって子供はグレていくんだ。」

ドッドッドッ


ロー「大丈夫?」
のび太「ロー!!君ってやつは……僕のために戻ってきてくれたんだね…。」
ロー「まぁそうゆうことにしといてあげる!ホラ、行くわよ!」
のび太「オッケー!君になら地ノ果てでもついていくよ〜」
ロー「じゃあ、腰を低くして…竜にまかせて…………あら?向こうからくるのは兄さんかしら?」

バンホー「………。」

のび太「(いいところで…)」
2221:2008/03/23(日) 23:01:48 ID:xS9OlBfS
ロー「兄さん!!」
バンホー「ロー…、それにのび太君。」
ロー「どうしたの?今日は騎士団の演習があったんじゃないの?」
バンホー「演習は中止だ……。兵は全滅した。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ロー「ぜ…全滅…?一体なにが…」
バンホー「地上人がいきなりやってきて……あっという間に皆は『カビ』だらけになって死んでいった…。」
のび太「『カビ』ッ!?もしかして…チョコラータか…?」
バンホー「ああ…恐らく君達を追ってきている奴らだろう…。」
ロー「ああ兄さんッ!!よくご無事で!」
のび太「よくあの『カビ』に出会って無事でしたね?」
バンホー「たまたま便意を催したものでね。草木の陰でひと踏ん張りしていた。」
のび太「つまりウンチっすね。」
バンホー「しかし…これは大変な事になった。大遠征を早々に実行しなければならない。」
ロー「大遠征?じゃあ、あの計画がいよいよ始動するのね!?」
バンホー「あぁ…、長い間の悲願がついに実現するのだ。
……それとのび太君。今回の事は全て祭祀長に報告することになる。
元はといえば君達がここに来なければ我が同胞は死なずにすんだんだ。それ相応のことは覚悟していてくれ。
それでは私は政庁に行く。」
のび太「そ、そんなァッ!?悪いのはあいつらじゃないかぁ…。なんでこんな目に……。」
ロー「………。」
2231:2008/03/23(日) 23:13:24 ID:xS9OlBfS
のび太「………。」
ロー「のび太君、そう気を落とさないで?兄はあんな事を言ったけど、きっと大丈夫よ。」
ローは突然の事に肩を落とすのび太を優しく励ました。

のび太「…そんな気休めはよしてくれ。きっと僕達は地上には帰してもらえないだろう。それどころか死刑になるかもしれないッ!!!」
ロー「そんなこと…」
のび太「どうせ君のその優しさだって嘘なんだろ!?君だって僕達地上人を憎んでるんだろ!?
あの大災害が無ければ地上で繁栄していたのは君達地底人だもんなァ!!!
君達にとって僕達は目障りなんだ!!
だからもう僕に優しくするのはやめてくれッ!!!!!」

のび太はこれまで思っていた事を全てぶちまけた。
偽りの優しさ、それが1番傷つく事を知っているのび太にはローの優しさが耐えられなかった。
のび太は一人町の方に歩いていった…。



ロー「のび太君………私は……。」
224マロン名無しさん:2008/03/23(日) 23:20:52 ID:xS9OlBfS
そしてまたローも竜に乗って町に向かった。

ドッドッドッ

ロー「…………。」

数分後…
バンホーの妹『ロー』はいつも通っている道の空気に違和感を感じた…
どこかいつもと違う…空気を

ロー「………?」






ロー「気のせいよね………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ザッザッザッザッ…


ロー「…………。のび太さん?のび太さんなの?」
ローは後ろを振り返ったがそこには誰もいない…
2251:2008/03/23(日) 23:26:31 ID:xS9OlBfS
ロー「………………。」

誰もいない?確かに足音がしたのに…
ローは不信を抱きつつも道を前へと進んだ。


ロー「……………………何か落ちてる………………ヒッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ローの前に落ちていた物……それはさっきのび太が牧場で乗っていた竜の『頭』であったッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エニグマの少年「『恐怖を感じない人間はいない…』いや、『恐怖を感じない地底人はいない』かな?」
2261:2008/03/23(日) 23:29:08 ID:xS9OlBfS
明日修了式だ…今日はここらへんで…
227マロン名無しさん:2008/03/24(月) 00:04:29 ID:???
主さん次も期待してます
2281:2008/03/24(月) 23:56:02 ID:imqWK00y
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ロー「だ………誰?も、もしかしてあなたが騎士団の皆を『カビ』だらけにして殺したの!?」
エニグマの少年「カビ…?残念だが、それは僕じゃあない。(チョコラータのやつ…何勝手な事をしているんだッ!そんな目立つ事をすると僕達の仕事がやりにくくなるじゃないか!)」
エニグマの少年は数秒黙り込んだ後、なめ回すようにローを上から下へジロジロと見はじめた。

ロー「………ッ!誰ッ!?聞いているのよッ!それに用が無いなら私は急いでいるから行くわよッ!!」
エニグマの少年「おっと、ちょっと待った。ふふふ…誰?そんなのどうでもいいことじゃないですか。あなたは毎日何十人とすれ違って行く人が誰なのか気にするんですか?
しないでしょ?それと同じですよ。
……………今見てわかったのだがあなたひょっとして恐がった時
『つば飲み込むクセ』ありますね?
どんな生き物だろうと『ビビった時』無意識の『サイン』を出すものなんだ。
恐怖に縮み上がった時のクセをね…自分で気づいてない?」
229マロン名無しさん:2008/03/25(火) 01:43:02 ID:qHbb5vYo
頑張れ、いつも楽しみにしてるぞ
2301:2008/03/26(水) 01:15:25 ID:BVUDSptb
エニグマの少年「実に僕は楽しませてもらってるよ…。今、あなたに注目されているのがすごく楽しい…
恐怖であなたがぼくを注目して見ている事がね…」
エニグマの少年はおもむろに胸ポケットから折り畳まれた紙を取り出した。
そしてそれをゆっくりと開いていく。

パタン

パタン

ロー「…………!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

紙を開くとそこに『地底どらやき男の砂利味』と『紅茶』が表れた。
ロー「……!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エニグマ「おやおや……また『つばを飲み込ん』だ。やっぱりそれがあなたのビビった時の『サイン』だ。」
2311:2008/03/26(水) 01:22:57 ID:BVUDSptb
ローは今までに感じたことの無い不気味さと『恐怖』を感じて、町とは反対方向に竜を走らせた。
ロー「に、兄さん…!!」
エニグマの少年「ハハハハッ!!!逃げたってもう遅いよッ!君が恐怖の『サイン』をみせるとき…
この瞬間を『エニグマ』は待っていたんだ…
君が『つばを飲み込む』この瞬間をなあ〜〜〜〜〜〜!!」

ブワァアアアアアアア

『エニグマ』はローをあっという間に一枚の紙にしてしまった…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エニグマの少年「さてと………次はのび太か…。」
2321:2008/03/27(木) 15:22:41 ID:TKKEp2Vw
そのころのび太は…


のび太「道に迷ってしまった…。」
アホなのび太は町へ向かう道をはずれて森に迷い込んでしまった。
のび太「おっかし〜なぁ〜、ここを真っ直ぐ行けば町に着くはずなのに…」
ふらふらと森をさ迷うのび太。
すると目の前に石が。見事足を引っ掛けるのび太。

のび太「きゃああああ!!!」

ドサッ!

のび太「いたたたた…もう踏んだりけったりだよ…」

地底人「誰だ!!?」

のび太「ヤバッ!誰か来た!?」
慌てて近くの草むらに隠れる。

地底人A「誰もいないな…確かに音を聞いたんだが。」
地底人B「はぐれ竜でも迷い込んだんじゃないか?」
地底人A「念のため見回っておこう。」
地底人B「そうだな。仲間にもしらせて…」


のび太「………行ったか…。」
のび太は地底人が行ったのを確認し、草むらから出た。
のび太「しかし…何をあんなに警戒しているんだ?」
のび太はふーっと息をつき、壁に寄り掛かった。
のび太「…壁?…… ここは…近寄るななといわれたあの建物じゃないかッ!!」
2331:2008/03/27(木) 15:28:35 ID:TKKEp2Vw
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

目の前に静かに佇む建物。壁はレンガで出来ており、あまりにも巨大だ。東京ドーム二個分ぐらいだろうか?


ザッザッザッザッ

のび太「!?また誰か来やがった!!」
のび太は反射的に建物の中へと逃げてしまった。
のび太「スタコラサッサ」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エニグマの少年「やっと見つけたよ………のび太君ッ!!」
234マロン名無しさん:2008/03/27(木) 19:45:53 ID:???
ヌシガンバレ〜
2351:2008/03/27(木) 22:37:05 ID:TKKEp2Vw
皆支援ありがとう!頑張るよ
2361:2008/03/27(木) 22:53:56 ID:TKKEp2Vw
そのころドラえもんたちは…



ドラえもん「おーいッ!!!のび太!!」
スネオ「ローさぁん!!どこにいるんだぁーーーーッ!?」
ドラえもん達はいなくなったのび太達の捜索を開始していた。

ドドドドドドドドドド

ドラえもん「『のび太』達が消えている……!どこにもいない!みんな捜している!
のび太達は数10分前、牧場から町までの道の途中にいなくなったッ!この状況だ…『新しい敵』に襲われたと考えてもおかしくねぇッ!!(何故か説明口調)
死んでるとは考えたくねぇッ!」
ジャイアン「そうだッ!まだ死んだと決め付けるのは早過ぎるぜ!!」
ドラえもん「……………(いやしかし、のび太が死んだとなれば俺はもうアホでマヌケなガキ相手に四苦八苦する事は無くなる…。ということは未来に帰ってゆっくりと残りの余生を送れるってことだ。)
だが、のび太がここで死んだとなると未来でセワシのやつが存在しなくなっちまう。セワシに仕えてるドラミが路頭に迷っちまう。
……ああっ、クソッ!!のび太を助ける?いや、のび太のためじゃないドラミの為だ。赤の他人と実の妹、助けるなら妹だろ?
誰だってそーする、俺だってそーする。」
ジャイアンスネオ「声に出てるよ……」
ドラえもん「ハッ!?」
237マロン名無しさん:2008/03/27(木) 22:57:29 ID:???
ドラえもんw
2381:2008/03/27(木) 23:01:59 ID:TKKEp2Vw
そのころのび太は…


のび太「やれやれだぜ…。」
のび太は階段を上へ上へと昇っていた。誰かもわからない追っ手から逃れるために。
のび太「一体、ここは何なんだよ…」
二段飛ばしで階段を昇っていく。永遠に続くかと思われた階段も終わりが見えてきた。
のび太「ハアハアハアハアハアハア!!……ドアか…。」
のび太はドアに手をかけ、ゆっくりとそれを開けた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「あーーーーーーーッ!?」
2391:2008/03/27(木) 23:12:56 ID:TKKEp2Vw
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

そこにあったのは、余りにも巨大な船であったッ!!
船はまだ完成していないらしく、何百という地底人が船を組み立てている。
のび太「大きな船!!」


ギギ…

のび太の後ろのドアが何物かによって開けられる!
のび太「!!」
のび太は慌てて物陰に隠れた。


コトン

コトン

のび太「(ひぃ〜〜〜〜〜)」

エニグマの少年「そこにいるのはわかっているよ……のび太君…。」
のび太「何ッ!?」

ドドドドドドドドドド

アニメ化とゲーム化されている1部、3部、5部以外は漫画のみの作品なので声を聞いただけではのび太には誰だか判別出来なかった!
のび太「だ、誰だテメー!?」
2401:2008/03/27(木) 23:30:01 ID:TKKEp2Vw
エニグマの少年「誰だなんてどーでもいいだろう?」
のび太「いいやよくないねッ!!もう一度聞くッ!オメェは誰だ!?」
確かに漫画を読んでいるのび太にとって、敵が誰なのかは勝敗を左右する重大なものだ。
しかしのび太はあえてしつこく話を延ばすことによって『セックス・ピストルズ』の弾を充填する時間を手に入れていたッ!!

のび太「ヒャッフゥーーーー!!やっぱお前が誰かなんていいぜッ!いけぇーーーー『ピストルズ』!!!」
ドウゥゥゥゥゥゥンドウゥゥゥゥゥゥン

のび太はエニグマの少年に向かってピストルズを発射した!

エニグマの少年「おっと……お前の行動は『賢い行い』ではないな。
この紙を見ろ。この紙の中にはお前と一緒にいた地底人の女がいる。お前の弾丸が紙に当たったらこの女は死ぬぞ?」
のび太「なにぃッ!?ピ…ピストルズウゥゥゥゥゥゥゥよけろおぉぉぉぉッッ!!!!」
「ヨケロッタッテヨオオォォォォ!?」
「ウワアアァァァァァ!!!」

ピストルズは必死に弾丸の軌道修正に励んだ。
「ヤバイーーーーッ!?船ニアタッチマウ!!!!」

ガンッ!!

のび太が放った弾丸は船に穴を二つ空けてしまった。
エニグマの少年「あ〜あ。だから言っただろ?」
2411:2008/03/27(木) 23:45:59 ID:TKKEp2Vw
ザワザワザワザワザワザワザワ…

地底人「し…………侵入者だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
地底人「さがせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


ドドドドドドドドドド

エニグマの少年「どうやら今回はここまでのようだな……。
のび太君、この女を助けたいなら大人しくここで死ね。
…と言いたいとこだが、あいにく僕はそんなチンケな事は嫌いなものでね。」
エニグマの少年が紙をパッと広げると中からローが出てきた。
のび太「ロー!!!」
エニグマの少年「だが次は無いぞ…すでにお前の恐怖のサインはわかった。いいか…?次に僕がお前の前に現れる時がお前の最後だ。」
エニグマの少年は『エニグマ』の能力で自身を紙にして、ヒラヒラと飛んでいってしまった。
のび太「『エニグマ』か…。とりあえずここから逃げ出さないと。」
2421:2008/03/28(金) 23:40:31 ID:eCTUxoCq
地底人A「早くみつけるんだッ!!!」
地底人B「くそッ!どこにいやがる!?」
地底人C「アッ!?」
地底人D「どうした!?見つけたのか!?」
地底人C「紙だッ!」
地底人E「言わなくてもみりゃあわかる。」
地底人F「そんな紙ほっとけ!!固まって動くな!俺は左を見てくる!」
地底人G「じゃあ俺も左を捜すッ!!」
地底人H「じゃあ俺も!」
地底人I「それなら俺も!」
地底人J「俺も行くしかないな。」
地底人K「え……、じゃ、じゃあ俺も…」
地底人FGHIJ「どうぞどうぞ。」
地底人L「オメェーラ遊ぶなコラァ!!!お前らは入口付近を見てこい!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「ノビタァッ!!コノママジャミツカッチマウッ!!!」
のび太「そう慌てるなNo.3。見ろ、そこに搬出用のコンテナがある。あそこに隠れよう。」
「ンナトコ、スグミツカッチマウゾォォォォォ!!!」
のび太「何もしないよりはマシだ。………よいしょっと。」
2431:2008/03/29(土) 00:02:40 ID:bwCipZ8G
のび太「…………。」

地底人「捜せぇッ!!必ず見つけろォ!!!」
のび太「(ドキドキ)」


ギギ…

「(ノビタッ!誰カクルゾ!)」
のび太「(どんどん増えるな…。)」

地底人「……あッ!?こ、これは祭祀長!!」
のび太「(祭祀長?バンホーが言っていたやつか?)

祭祀長「なんの騒ぎだ?」
地底人「そ、それが、侵入者が…」
祭祀長「侵入者……?ふむ………。」
祭祀長と呼ばれる男は考え込むように黙り込んだ。その祭祀長からはコンテナの中に隠れているのび太がビンビン感じるほどの威圧的なオーラを出している。
のび太「(こいつヤバそ〜〜〜)」
祭祀長「…………。そうだな、お前達は侵入者の捜索は切り上げて船の完成を急げ。」
のび太「(!?)」
地底人「ハ……、し、しかし侵入者は船に穴を開け…」
祭祀長「二度と言わすな。捜索をやめて、船の作業を、続けろ。」
地底人「ハ…ハイッ!!」
祭祀長が静かに、地の底から聞こえるような声でそう言うと、たちまち地底人達は捜索を止めて船の作業に取り掛かった。

のび太「(ウヒヒッ、ラッキー♪)」
祭祀長「さて…、そろそろ出てきてもいいのではないか?ん?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「な、なんやとッ!?」
2441:2008/03/29(土) 23:26:21 ID:bwCipZ8G
祭祀長「お前がそこにいるのはわかってる。いいから大人しく出てこい。少し話がしたいだけだ。」
のび太「話?この僕と何を話そうってんだい?」
のび太は『ピストルズ』をコンテナの外に出して周りの状況を確認させた。
「(ココニハコイツシカイナイゼ!)」
のび太「(そうか…一人だけならなんとかなるだろ。)」
もし何かあったとしても『ピストルズ』でどうにかなると判断したのび太はコンテナから出ることにした。

のび太「どっこいしょっと…さて、話って何ですか?………ってよそ見してんじゃあないよッ!!」
祭祀長「………おお、悪いな。」

「ノビタ…」
のび太「どうした?」
「今アイツ、俺ヲミテタ…」
のび太「…偶然だろ?スタンドはスタンド使いにしかみえないんだから。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

祭祀長「…………。」

のび太「(偶然……だよな…。まさかこいつも……?)」
2451:2008/03/29(土) 23:53:36 ID:bwCipZ8G
祭祀長「さて…」
のび太「……。」
祭祀長「私達の同胞が大勢殺されたのは知っているか?」
のび太「知っている……けど、それは僕達がやったんじゃないッ!バンホーさんが全てを知っているはずだ!さっき政庁に報告に行った!!」
祭祀長「誰も君達がやったなんて言ってないだろう?ただし、原因を作ったのが君達のは確かだがな。」
のび太「それは…チョコラータがッ…」
祭祀長「チョコラータ?君達を追っているというやつかい?…全く、地上人はどこまで野蛮なんだ。……あの船を見ろ。もうじき完成する。」
のび太「あの船は一体…」
祭祀長「……長い間の夢だった。六千五百万年もの間、はるかな先祖からうけつがれてきた夢…。
今、お前達哺乳類どもがわが物顔にのさばっている地上世界。そしてついに我々の地底世界にまで手を伸ばしてきた。」
のび太「手を伸ばしただなんて…!ここに来たのは偶然なんです!」
祭祀長「黙れ。偶然であろうと多くの同胞を死にいたらしめ、地底世界を混乱させているのは事実。
今回の事件を皆の者に知らせればお前達地底人の肩を持つものはいなくなるだろう。
もともとは我々の楽園だった地上…。再び恐竜人の手に取り戻すッ!!」
のび太「そんな…。………でも何でそんな事を僕に話すんだ?」
祭祀長「この戦いは神の祝福をもって行われる聖なる戦いだ。お前のような子供が知ったとして勝利が揺らぐようなものではない。」
のび太「神がなんだ!!地上にはパパやママや静香ちゃんがいるんだッ!そんな戦い、僕達が止めてみせるッ!!」
祭祀長「ふはははははははっ!!…ならば止めてみせろ。お前達が正しいのか我々が正しいのか。それは神が判断してくださる。
お前が未来を生きたいというのならなんとかしてみせろ。
行け。」
2461:2008/03/29(土) 23:57:07 ID:bwCipZ8G



ドラえもん「のび太が見つかった!?」
のび太「……。」
ジャイアン「このやろ、人に心配かけやがって!」
スネオ「どこにいってたんだい?」
のび太「うん、ちょっと………。皆、重大な話がある。」
2471:2008/03/30(日) 00:14:03 ID:tuaEhK54
ドラえもん「な、なんだってええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
ジャイアン「それはほんとかッ!!?」
のび太「間違いない、哺乳類がのさばっている地上を取り戻すといっていた。そのためのものすごくでっかい軍船が完成したんだよ。」
ジャイアン「おいおい…、随分スケールが大きくなってきたなぁ〜〜〜」
ドラえもん「劇場版だからな。」
ジャイアン「ただでさえ『ジョジョ』の世界になって大変だってのに、今度は地底人が俺達哺乳類に戦争をしかけるか…」
ドラえもん「収拾つくのかコレ?『戦いはまだ始まったばかりだ!〜完〜』とかなりそうで心配だぜ。」
のび太「さっきからお前はなにをいっているんだ。」
スネオ「……のび太の話によると僕達の敵は『地底人』、それに『エニグマ』と『チョコラータ』か…」
ジャイアン「まっ、『エニグマ』はチンケな『スタンド』だからな〜〜。恐怖の『サイン』をみせなければいいんだろ?
このジャイアン様が恐怖するかっての!」
スネオ「ママには弱いけどね…プッ。」
ジャイアン「ズキュウウウウウウウン!!」
スネオ「ぐああああああああッッッッ!!!!」
248マロン名無しさん:2008/03/31(月) 14:00:24 ID:???
支援
2491:2008/03/31(月) 23:51:56 ID:sWLQqfrY
ドドドドドドドドドド


チョコラータ「それでお前はぬけぬけと帰ってきたというのか?」
エニグマの少年「あそこで戦いを続けるのは得策じゃなかった。それにのび太の恐怖の『サイン』を見破ってきた。次は必ず始末できる!」
チョコラータ「のび太だけを始末しても意味がないだろ〜〜〜?ボスの命令を忘れたのか?
のび太、スネオ、ジャイアン、ドラえもんを始末してようやく俺達の仕事は終わるんだよ。
まぁ…お前のチンケなスタンドには元から期待していないがな。」
エニグマの少年「そのチンケなスタンドに紙にされたのはどこのどいつだ?
それにお前…地底人ども殺したらしいじゃないか?そんなことをして俺達の仕事に支障をきたしたらどうするつもりだ!?」
チョコラータ「ん?そうだな………………殺すか。全員。」
エニグマの少年「…………それで?これからどうするんだ?」
チョコラータ「お前の尻拭いをしてやる。体もあったまってきたしな、セッコ!……行くぞ。」
セッコ「うおっおおっ!」
250マロン名無しさん:2008/04/01(火) 15:30:07 ID:18Ar0zr4
なんという良スレw
2511:2008/04/03(木) 21:01:43 ID:+E9rEeGo
そのころのび太達は…


プルル…


地底人の思惑を知ったみんなは、地上の人達にこのことを知らせるため記憶を消される前に逃げ出すことになった。

のび太「夜が明けた…」
ジャイアン「もっとスピードはでねぇのかよぉ!?」
ドラえもん「無理いうな。空を飛べるだけありがたいと思え。な?」
スネオ「一回このへんで降りて進路を相談しないか?」
のび太「そうだな。そうしようドラえもん。」

2521:2008/04/03(木) 21:16:43 ID:+E9rEeGo


ドラえもん「それで?君達はこれからどのようにしたい?」
のび太「一応、公立の中学行って…まぁ、特になりたいものもないんで普通に高校行って卒業後はサラリーマンでいいかな、と思ってます。」
ジャイアン「俺は中学行った後は、まぁそれなりの高校行って卒業後は音楽関係の学校いきてぇなとは思ってます。
…あぁ、それは無いです笑。間違っても家業を継ぐという事はないっす。男は夢追ってなんぼでしょ?」
ドラえもん「そうか、スネオ君は?」
スネオ「あ、はい、僕は私立の中学行こうと思ってます。やっぱレベルの高いところで学んだほうが将来のために……………………って阿呆かオメェーらァッ!!!!!
この進路じゃねえーーッ!!!」
のび太「違うのッ!?」
スネオ「ちげぇに決まってんだろウスラハゲェッ!!!これからどんなルートで地上に戻るのかもっかい確認しようってことだよッ!!!!」
ドラえもん「あー、そっち?」
スネオ「そっちもこっちもないでしょう!!?何で地底世界のど真ん中で進路相談しないといけないんですかッ!!?」
のび太「地図もってきたんだ。この△印が地上への出入口と思う。」
ジャイアン「のび太やるぅ〜〜〜。」
ドラえもん「ここに行けばいいんだろォ?楽勝すぎて鼻でスパゲティーが食えるな!!」
スネオ「僕は心配で心配でたまりませんけどネッッッッッ!!!!!」
253マロン名無しさん:2008/04/06(日) 11:14:22 ID:???
1は元気か?
応援してるからガンガれよ〜
2541:2008/04/07(月) 02:11:20 ID:BptHYHLT
すまぬ。ジョジョを友達に貸していたもので…
ちょこっと投下します。
2551:2008/04/07(月) 02:17:50 ID:BptHYHLT
のび太「1番近いのがこれだ。」
ジャイアン「地上のどのへんだァ〜〜?」
ドラえもん「北アメリカ…いや、カナダ西部だろうな。あのジャングルを横断しますよってことだ。」
ドラえもんは目の前に広がるジャングルを指差した。
ドラえもん「おそらく、つーか確実に恐竜やナンジャ族がうようよいるだろーけどな。」
のび太「さけて通ることはできない。だろ?ドラえもん。」
ドラえもん「YESYESYESYES」
のび太「行こうッ!!みんなッ!!!」

ウオォォォォォォォ!!!
2561:2008/04/07(月) 02:27:17 ID:BptHYHLT
スネオ「ブルル…」
ジャイアン「どうしたスネオ?」
スネオ「いや…なんか悪寒が…」
スネオはぶるぶると震えていた。勿論、地底世界にきてもうがいは極力しているので風邪なわけがない。


バババババババババ……


のび太「あれ…?なんだろあれ…」
遥か向こうから『何か』がこっちに向かって飛んできている。
ジャイアン「鳥か?」
ドラえもん「ジャイ子じゃね?」
のび太「いや…あれは……」


ドドドドドドドドドド


のび太「へ、ヘリコプターだァッ!!!!!」
スネオ「これだよ…この不気味さだよ…
何で地底世界にヘリコプターなんだ…
そしてそれに乗っているのは…」
2571:2008/04/07(月) 02:38:03 ID:BptHYHLT
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「て、テメーらぁッ!!」

チョコラータ「セッコ、ちゃんと回しているか?後で撮れていませんでしたってのが1番嫌いなんだよ!」
セッコ「うおっおおうおっおお!」
エニグマの少年「確かに…ボクの『スタンド』はチンケな能力かもな。しかしあえて能力の説明をするといろんな物をこうやって『紙』にしてファイルしておく能力はバツグンなんだ。
本物の銃だって簡単に持ち歩けるし九州のトンコツラーメンだってホカホカのままファイルして地底世界で好きな時に食べる事だってできる。
もちろん…ヘリコプターもね。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


のび太「なんか喋ってるけど聞こえないな…」
ドラえもん「要約すると、自分はチンケな存在だけど銃だって持てるしラーメンだって食えるぞ、ってことだろ。」
ジャイアン「さすがドラえもん〜〜〜〜」
258マロン名無しさん:2008/04/07(月) 21:38:45 ID:???
おつです!
259マロン名無しさん:2008/04/08(火) 11:54:28 ID:???
1日一回の検索が欠かせない良スレ
2601:2008/04/08(火) 21:29:02 ID:xEjt65b2
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


チョコラータ「お前らどこにいくつもりだァ〜〜〜〜??逃げようたって駄目だよォ〜〜!!」

ジャイアン「のび太ァッ!!お前の『ピストルズ』でヘリを撃ち落とせよッ!」
のび太「わ…わかった!」
ドオゥゥゥゥゥゥゥン
ドオゥゥゥゥゥゥゥン
しかしのび太が放ったピストルズはヘリには命中しない!
のび太「だ…ダメだッ!遠すぎて狙いが定まらない!」

スネオ「ワアァァァァァァァァァァァッ!!?」
ジャイアン「スネオ!?………ウッ!」
スネオの右手にはいつの間にか『カビ』が発生していた。これがチョコラータのスタンド『グリーン・ディ』の能力ッ!
スネオ「僕の手があぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
のび太「スネオッ!高い所に登れッ!あいつの『カビ』は低い位置にいればいるほど繁殖するぞッ!!みんなもッ!木に登るんだァッ!!」
2611:2008/04/08(火) 21:37:40 ID:xEjt65b2
スネオ「言われなくてもわかってるよォーーーッ!!!」
みんなもこのスタンドの対処法はすでに知っていた!のび太の合図と同時にジャングルへと走りだした!
ドラえもん「木登りなんて…このドラ様が…」
スネオより早く木に登るドラえもん。
スネオ「ひいひいひい!」
ジャイアン「のび太も早く登れッ!!」

ドドドドドドドドドド

のび太「今気付いた……運動音痴の僕が木登りなんて出来るわけがないじゃないかぁーーーーッ!!!!やれやれだぜぇぇぇぇッ!!!」

グジュグジュグジュ

ジャイアン「早くしろオォォォォォォォ!!!!『カビ』が出てきてるぞオォォォォォォォ!!!!」
2621:2008/04/08(火) 21:48:54 ID:xEjt65b2
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドラえもん「………」
スネオ「の、のび太ッ!!!………あれ、そういやあドラえもんって…」
ドラえもん「………」

そう、お気づきの方もいると思うがドラえもんは22世紀の技術を駆使したハイテクロボッ!!
それ故にッ!!『カビ』など生えるわけがないのであるッッ!

バンッ!

スネオ「ドラえもんならのび太を助けれるッ!」
ドラえもん「何で俺がのび太のために…」
スネオ「のび太が死んだらドラミちゃんだって困るんだろッ!?」
ドラえもん「うッ…………しかしだな……あれを見ろよ。」
スネオはヘリの方を見た。正にその瞬間、ヘリからセッコが飛び降りたのであるッ!!
ドラえもん「今行ったらあのやろーと鉢合わせだぜ?スタンドも持ってない俺じゃやられちまうッ!」
スネオ「君には秘密道具があるじゃないかッ!!?それにのび太は君の親友じゃなかったのか!?このまま見捨てるのかッ!?」
ドラえもん「親友なんかじゃ……………………!!!!」
スネオ「…ど、どうしたんだドラえもん…?」
2631:2008/04/08(火) 22:04:33 ID:xEjt65b2
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ドラえもんは急に木を飛び降りた。
ドンッ!と鈍い音が地底世界に響く。
のび太「ドラえもん……助けに来てくれたの…?…君ってやつはやっぱり僕の親友だァッ!!!」
ドラえもん「チョコラータ………テメーは俺を怒らせたッ!!!!俺の全てを用いてテメーをぶっつぶすッ!!!!」
怒りに我を忘れる、こんなことができるロボットがいるだろうか?
そのオーバーテクノロジーともいえる猫型ロボットの手にはカビだらけになった『男の地底どらやき石灰石味』があった。

スネオ「まあそうゆうことだろうと思ったよ。」
ジャイアン「どらやき>のび太、か…」
のび太「……。」
264マロン名無しさん:2008/04/09(水) 12:14:08 ID:???
俺はこんなドラえもんが好きだw
2651:2008/04/09(水) 22:57:59 ID:t3WH6JB0
怒りに燃え上がるドラえもんッ!
今まで人生を共にしてきた大事な親友…『どらやき』を傷つけられた事はチョコラータを倒すには十分過ぎる理由だろう!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

チョコラータ「ヤツラ一人も死なないで『グリーン・ディ』の習性に気づきやがったぞ…」
エニグマの少年「やはりあいつらは僕たちの『スタンド』の事をしりつくしている…何故だかは知らないが。」
チョコラータ「セッコ…後は任せたぞ」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


ドラえもん「すでに俺はチョコラータ!お前をぶちのめしている光景を頭の中で思い描いているぜぇ〜〜〜〜〜!!
…だがその前に、全身スーツ野郎を叩きのめしてからでも遅くはねぇな〜〜」
のび太「ドラえもんッ!!チョコラータは僕たちに任せて君はセッコの野郎をッ!」

2661:2008/04/09(水) 23:11:16 ID:t3WH6JB0
2671:2008/04/09(水) 23:18:17 ID:t3WH6JB0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「ハッ!?」
のび太「……!ド、ドラえもんッ!!早くセッコのやつを倒すんだーーーァッ!!!」
ジャイアン「クソッ!『カビ』が!もっと高いところに登るんだァッ!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「すでに登っているぜ!ジャイアンッ!…だが僕たちの所の木がッ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「沈んでいるんだぜ!ジャイアンッ!」
のび太達を中心にジャングルの木々がズブズブと音をたてて地面に沈んでいく!
2681:2008/04/09(水) 23:32:39 ID:t3WH6JB0
スネオ「これが『オアシス』の能力ッ…!」
ドラえもん「チッ…、まってな!今、『秘密書類焼き捨て銃』でヘリを撃ち落と…」
ガシッ!
ドラえもん「何ッ!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
セッコ「………。」
いきなり足元に現れたセッコに短い足を捕まれたドラえもんは銃を地面に落としてしまった!銃はズブズブと地中に沈んでいく!
ドラえもん「て、テメェ!…お、俺の体が地面に沈んでいくッ!」
ズブズブズブズブ
セッコに捕まれ身動きのとれないドラえもんは地面へと埋まっていく!
ドラえもん「ウオォォォォォォォ!!?」
ドオゥゥゥゥゥゥゥン
ドオゥゥゥゥゥゥゥン
セッコ「……!」
のび太から放たれた『ピストルズ』をかわすためセッコは地中へと潜った!
ジャイアン「そして『ダイバーダウン』ッ!!」
ジャイアンは隣の木をドラえもんの方へと殴り倒した!
ジャイアン「それにつかまるんだッ!!」
ドラえもん「セッコの野郎……なめやがって…!」
2691:2008/04/10(木) 01:08:12 ID:+W3pg4u9
のび太「くっ…!この二人組相性が良すぎる!ドラえもんッ!そういやタケコプターは!?」
ドラえもん「あるにはあるけどバッテリーが切れる寸前だぜッ!」
のび太「それでもいいッ!!渡してくれぇっ!!!」
ドラえもん「今投げ……ボヘェッ!!」
またもや地中から現れたセッコのパンチがドラえもんのどてっぱらにヒットした!
のび太「ドラえもんッッ!!」
スネオ「タケコプターは!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ドラえもんの手から離れたタケコプターはのび太から10m程のところにあった!
のび太「あんなところに…!」
セッコ「………!」
スネオ「セッコの野郎がタケコプターに向かって地中を移動しているゥ!!あいつタケコプターを奪うつもりだァッ!!」
ジャイアン「ダメだ取られちまうッ!!!」
のび太「しかし『セックス・ピストルズ』!」
ドオゥゥゥゥゥゥゥン
「YYYEEEEEEHAHAAAAAHAAAA!!」
セッコがタケコプターをとるために地中から顔を出す!それをのび太は狙っていたッ!!
セッコ「…うおっ!?」
そして弾丸がセッコを捉えた!
ドシュウウン!
セッコ「うおおおおっ!!!」
のび太「さすがのお前でもこれは読めなかっただろ?」
2701:2008/04/10(木) 01:30:19 ID:+W3pg4u9
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

セッコ「あぐおああああああああ〜〜〜俺の顔ををををおあああああ〜〜あいつらああああぁ許さねぇぇぇぇぇ〜〜〜〜」

のび太「ドラえもん!!大丈夫か!?今のうちにタケコプターを…!」
ドラえもん「言われなくてもわかってらぁっ!!!とおッ!!」
ドラえもんはタケコプターに向かって飛びついた!
セッコ「おまえ…ら…よくもやってくれたよなぁぁぁぁぁぁぁ。うぶな事を…………じゃなくて…やぼな事を…は違う……うぐぐ………鯔な事でもなくて、鯖な事…」
ドラえもん「………(俺も忘れたぞ。気になるから早く思い出せ!)」
スネオ「味な事か?」
セッコ「!!」
ドラえもん「!!(それだッ!)」
セッコ「しってんだよオオォォッ!!国語の教師か、うう…うう…うおお、おっ、おっ、スネオぉぉぉぉオメーはよォォォ!!」
スネオ「……。」
セッコ「お、思い出した…!!ビデオを撮らなきゃあな……仕留めるのに時間はかからねーが………」
ガチャガチャガチャドラえもん「………。」
セッコ「えーと」
ガチャガチャガチャ
ドラえもん「馬鹿めッ!必殺ドラパァァァァァァンチ……」
ボギャア!!
ドラえもん「ぐおっうおっ!(さ…さっきから殴られてばっか…)」
セッコの蹴りがドラえもんの顔に直撃ィッ!
ドラえもん「(このパワーとスピードは…!)」
セッコ「サシのやり合いなら…地中に潜るまでもねぇ」
2711:2008/04/10(木) 23:03:51 ID:+W3pg4u9
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドラえもん「ペッ!……こんなもんかぁ〜〜?テメェのヘナチョコキックなんて俺様の超合金バディーには傷一つつけることはできないぜ〜〜〜!」
ドラえもんはうっとりと自分の体をさすった。
セッコ「……だったらその…自慢の体を…全身を…グチャグチャにしてやるまでだけどな…オレの『オアシス』でよォォォ!」
ドシュウウゥゥ!
ドラえもん「フンッ!」
グアシィィ
シュバァッ!
ドラえもん「…とっ!(くっ…今は大丈夫だが確実に俺の体にダメージが蓄積しているッ!)」
セッコ「……」
シュバァッ!
ドシュアアアアア!
セッコの怒涛の攻撃がドラえもんを襲う!
ドシュドシュドシュドオッドオッドオッ!
ドラえもん「うおおっ!!(こ、こいつ……反動だ…ヒジで地面を打っているッ!こいつは地面を『弾力あるもの』にしその反動を利用してパワーを増幅している!
だから速いッ!日頃の節約生活の反動を利用してバーゲンセールに飛び掛かる主婦のように…!!)」
ズドドドドドドドド
セッコ「『オアアアァアアアシスーーーーッ!!』」
2721:2008/04/10(木) 23:45:32 ID:+W3pg4u9
ドラえもん「ウグゥゥゥゥゥゥ!!」
セッコ「くらえッ!!」
ゴオッ!!
ドラえもん「ならば『こけおどし手投げ弾』ッッ!!!」

【こけおどし手投げ弾】
その名の通り投げると光と音だけのこけおどし手投げ弾。のび太と竜の騎士に登場。


ピカアアァァァァァ!
まばゆい光と鋭い音がセッコを襲うッ!
セッコ「な、なんだぁ……!!」
ドラえもん「これが科学の力、ちからァッ!!」
のび太「ドラえもんッ!今のうちにタケコプターを僕にッ!」
ドラえもん「俺に命令するなァッ!!」
ドラえもんは渋々のび太にタケコプターを投げ渡した!
のび太「ディモールトベネ!!」
2731:2008/04/12(土) 20:37:14 ID:UUkp+vqD
のび太「僕はいつも思うんだ…。この不思議な道具、今じゃ普通に使用しているが、実は物凄いことだよな。これを使えば空を飛べるんだぜ?その昔、ライオン兄弟が飛行機を発明したがそれまでは…」
スネオ「ボソッ(のび太!ライオンじゃないライトだ!)」
のび太「……それはそうと僕は今ッ!!これを使って空をッ!この大空をッ!地球の引力を振り切って飛ぶうぅぅぅ!!!」
のび太はタケコプターを頭に装着し、そして飛んだッ!!

プルル…


エニグマの少年「ん………お、おいチョコラータァッ!!!のび太のやつがこっちに向かっているッ!!!」
チョコラータ「なに〜〜〜〜!?」

プルル…

のび太「あと少し…あと少しなんだ…」

プ…プル…
ヘリまであと少しのとこで無情にもタケコプターのバッテリーが!
のび太「限界かッ!?…信じてるよ…『ピストルズゥゥゥゥゥ!!!!』」
ズドオォォォォォォン
ズドオォォォォォォン
ズドオォォォォォォン
「マカセロノビタァァァァァァァァ!!」
「ウオリャアアアアア!!!!」
「イヤアアッッフウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
2741:2008/04/13(日) 10:11:10 ID:lJfuoXBX
エニグマの少年「チョコラータァッ!!このままじゃヘリにやつの弾丸が命中するゥ!!早くヘリを上昇させろォ!!!」
チョコラータ「……いや、今から上昇させたんじゃあ間に合わない。………だがよ〜〜」
チョコラータは既に上半身と下半身を切り離していた!チョコラータは元医者。どこを切断すれば出血を抑えられるか知っている。そしてその切断面を『カビ』で包めば自由に動くことが出来る!
チョコラータの下半身はエニグマの少年の後ろにいた!
チョコラータ「初めて役にたってくれたな〜〜〜!死んだ仲間によろしく言っといてくれ。」
エニグマの少年「お…お前…!」
ドンッ!
チョコラータの下半身はエニグマの少年をヘリの外へ蹴り飛ばした!
エニグマの少年「うわああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

のび太「な、にィッ!?『ピストルズ』避けろォ!!」
「ダメダ!!ソンナ急ニィッ!」
ドグッ!
ドグッ!
エニグマの少年「うぐっ」
『ピストルズ』はヘリに当たる前にエニグマの少年の体によって防がれてしまった。
のび太「ああっ!!………チョコラータ…どこまで腐った野郎なんだ…!!」
2751:2008/04/13(日) 22:24:47 ID:lJfuoXBX
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ジャイアン「のび太ァァァァァァァ!!!」
エニグマの少年とのび太は下へ下へと落下し、体中がカビに侵されていくッ!
ドドドドドドドドドド
チョコラータ「やったッ!見せろッ!表情をッ!わたしに絶望の表情をッ!
よおーく見せるんだッ!希望が尽きて…
命を終える瞬間の顔をッ!
絶望をわたしの方に向けながら落下していけえええええええええうわはははははははははははははははははは!!!!」

ドッゴオオオオオオン!!!
チョコラータ「な、なんだーーー!!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
スネオ「マヌケなやつだ……僕が『プラネット・ウェイブス』で隕石をよんでいたことに気がつかないなんて…
まあ無理もないか、さっきドラえもんが投げた『こけおどし手投げ弾』の凄まじい音に合わせて隕石をよんだからな…。だけどここの岩盤が柔らかくて助かったよ。運も味方につけた…」
隕石が直撃したヘリは火を吹きながらヨロヨロと落下していく。
2761:2008/04/13(日) 22:36:13 ID:lJfuoXBX
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

チョコラータ「く、くそッ……だが地面はセッコの能力のおかげで柔らかくなっている!!飛び降りたって問題はないッ!!!」

バキョオッ!
セッコの頭を弾丸が貫いた。
チョコラータ「あぼっ」

のび太「僕が撃った三発のうち一発はヘリの頭上に待機させておいた…お前がヘリから頭を出してくる事をまってな…」
のび太の体から、皆の体からカビがきえていく…
のび太「だけど…これは賭けだった。お前が頭をだしてこなければ…スネオが隕石を呼ぶのに成功していなかったら…」

セッコ「チョコラータ……!」
セッコは思わず能力を解除した。

ジャイアン「のび太!!『ダイバー・ダウン』!」
ジャイアンはつかまってた木をのび太の方へと殴り折りのび太を木に引っ掛けた。

ドシャアアァ!
そしてチョコラータは…既に元の固さに戻った地面に落下した。
2771:2008/04/13(日) 22:37:54 ID:lJfuoXBX
×セッコの頭
〇チョコラータの頭

すまんこ
2781:2008/04/16(水) 23:22:25 ID:jj0W4wP6
セッコ「………」
ドラえもん「オメーももう終わりだなァ。潔くこの世界のドラ様の前に平伏したらどうだァ?」
セッコを取り囲むのび太達。
のび太「なあ……もういいだろ?オメーの勝利はすでに有り得ないッ!!!」
セッコ「…なんで俺がチョコラータのカスと手を組んでいたと思うゥ?
あいつは金を持っていたし、角砂糖投げて遊んでくれるし、そしてなにより『ボス』にその力を認められていた…。
うけっけ!俺はヨォ、はなから『ボス』に従う気はねぇ…。いつか『ボス』を倒し、莫大な金と地位、そして『ボス』が望むこの世界ってやつを手に入れるのさァァァァァァァ!!
だからチョコラータの仲間になって、チャンスを狙ってたがよぉ〜〜。
どーやらアイツは弱かったなァァァァァァァ負けちまったもんなァァァァァァァ!!
だから俺は…もっと強いやつを見つけて『ボス』を倒すッ!!」
のび太「まてッ!!『ボス』とは…『ボス』とは一体誰なんだ!?」
セッコ「……俺が知るわけがねぇ……と言いたいとこだがよォ。…『ボス』は今オメーらの町にいるらしいぜェ??…へへっ…それじゃあ俺は行くぜェェェェェ!」
のび太「行かせるかッ!!『ピストル…』」
2791:2008/04/16(水) 23:32:20 ID:jj0W4wP6
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

のび太「あ…あれは…!」

ボオッと光を発しながら巨大な船がこちらに向かってくる!
のび太「完成したのか……!!」
スネオ「クソッ!セッコのやつ、逃げやがった!!」
ジャイアン「船が来るッ…!」
ドラえもん「お手上げだ。タケコプターも使えねえしな。」
のび太「(『ボス』が僕たちの町に…。ママ、パパ、しずかちゃん…無事でいるだろうか?
『ボス』、お前の望みは何だ…?)」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


エニグマの少年 死亡

チョコラータ 死亡

セッコ 逃亡


TO BE CONTINUED→
2801:2008/04/17(木) 01:53:43 ID:N5UPiRIT
書いたやつ消えてる…
もうだめぽ
281マロン名無しさん:2008/04/17(木) 12:25:11 ID:???
主負けるなあ(ノ_・。)
2821:2008/04/17(木) 17:06:00 ID:N5UPiRIT
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
【東京】

ボス「………チョコラータがやられたか……」
薄暗い部屋の中。『ボス』と呼ばれている人物は窓際に置かれている木の椅子に腰掛けながら、ジョジョの奇妙な冒険を読んでいた。時折、パソコンに向かい何かをうちこんでいる。
ボス「やはり…やはり漫画で死に逝く者たちは現実でも死に逝く運命なのか…?
………フッ。元からあいつらには期待などしていないがな。只、時間を稼いでくれればいい。……この町から全てが始まり、全てが終わる。せいぜい頑張りたまえ。のび太、ドラえもん、スネオ、ジャイアン…。」
『ボス』はパソコンを閉じ、部屋をでていった。

ピッ

古びたアパートから出てきた『ボス』。もちろん周りの人間はこいつが『ボス』だと気づくわけがない。

ピッ

大家「お出かけかい?今日はこれから雨が降るらしいから傘もってきなぁ。」
ボス「…ちょっとね。雨か……血の雨が……。」

ピッ

大家「……え?」

ドオオオオオオオオオオオン!!!!!

『ボス』…。過去を捨てた修羅。これからも過去を捨てていくのだろう。捨てた過去の先に自分の望む物があると知っているから。
「ば、爆発だぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「いきなり…アパートが…」
「巻き込まれた人もいるぞォォォォォ!!!!」
ウーウーウーウー
ボス「傘……貸してもらうの忘れたな…。」
283マロン名無しさん:2008/04/18(金) 17:54:51 ID:???
データ消えるとつらいよな…昔やったことあるからよくわかる
でも頑張れ!みんな応援してるぞ!
284マロン名無しさん:2008/04/21(月) 23:48:47 ID:???
保守
285マロン名無しさん:2008/04/22(火) 22:54:26 ID:???
主頑張れ
2861:2008/04/23(水) 00:20:56 ID:V0GV8WwB
そのころ安雄は…


安雄「…腕がひとつ無くなってもなんとかなるもんだな。」
完成した巨大な軍艦。安雄はすでに乗り込んでいた。のび太達を助けるために。

プルルルルルル

不意に安雄の服から音がなる。
安雄の持っている通信機の音のようだ。安雄は服の内ポケットから通信機を取り出した。

ピッ

安雄「はい。……出来杉か。」
出来杉「「安雄君?良かった、無事だったんだね。大丈夫?ケガはしてないかい?」」
安雄「ああ、大丈夫だよ。腕を一つ無くしただけだ。そんなことより何かあったのか?」
出来杉「「そんなッ!!腕を!?……覚悟はしてたけど、これが僕達の現状なんだよね…。安雄君、実はそっちに一人敵が向かってる。気づかなかった僕のミスだ、すまない。
どうやらそっちに向かったチームにはもう一人残っていたらしい。」」
安雄「………そうか。それで?その一人とは?」
出来杉「「プッチ神父だ。」」
安雄「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!??」
2871:2008/04/23(水) 00:32:07 ID:V0GV8WwB
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

プッチ神父…。六部のボスにあたる人物。
ディオとは親友(少なくともプッチはそう思っていた。)で、ディオ亡き後ディオの意志を継ぎ「新世界」を目指した。
ホワイト・スネーク、C-MOO、メイド・イン・ヘブンとスタンドを変化させていった。
中でも時間を加速させる能力を持つメイド・イン・ヘブンの強さは凄まじく、承太郎、徐倫、アナスイ、エルメスと次々に殺害。
しかし、ウェザーの能力を受け継いだエンポリオによって倒される。
尚、プッチの『新世界』は一応実現した。(SBRはこの『新世界』の話らしい)

2881:2008/04/23(水) 00:51:18 ID:V0GV8WwB
安雄「プッチ…だと…」
安雄もプッチの恐ろしさは既に知っている。
あのプッチがここに向かっている、果たして倒せるのだろうか?そんな不安と同時にプッチを従えるほどの力量を『ボス』は持っている。それを改めて確信した安雄であった。
出来杉「「安雄君…、すまない…。」」
安雄「出来杉が謝ることはないさ。そっちだって今は大変なんだ。しかも『ボス』もそこにいるんだ。出来杉がいるから俺は安心してのび太達に専念できる。
プッチは俺が止めてみせるさ。」
出来杉「「ありがとう…。安雄君、君なら勝てる。今のプッチ神父はすでに緑色の赤ん坊と接触したらしく、スタンドはC−MOONだ。
ということはだ、ディオは既にこの世界にはいないんじゃないだろうか?あくまで僕の推測だが…
何故、緑色の赤ん坊と接触したプッチが地底世界に向かったのかはわからない。
知っているだろうけど、今の奴は満月の力を借りて『新世界』を創りだすことが可能だ。
奴が何を考えているのか…。いずれにしろ奴の行動には注意してくれ。」」
安雄「ああ…わかった。やってみせるさ。」
出来杉「「……プッチを倒せば君の戦いは終わりだね…。」」
安雄「終わりじゃないさ。『ボス』を倒して、そこで俺はやっと地球の素晴らしさに感謝する時間ができる。
……船が停まった。出来杉、俺が次にお前の声を聞くことが出来たら、最高のワインと最高のピッツアを用意しといてくれ。」
出来杉「「相変わらずだな君は。…それじゃあ、また…。」」

ピッ

2891:2008/04/23(水) 01:06:28 ID:V0GV8WwB
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


のび太「バンホォォォォォォォォ!!!」
船の中。脱走したとして捕われたのび太達。バンホーがのび太達に尋問をすることになり、狭苦しい部屋にのび太達を連れていった。
バンホー「どこまで面倒をかけるんだ、きみたちは。重ねていうがきみたちは不法入国者だ。
だがぼくは、きみたちをすくった。地上へ帰すと約束もした。
にもかかわらずきみたちは脱走した。しかも地上の厄介事を地底世界に持ち込み大きな被害をだした。
信頼を裏切ることがどんなに大きな罪がわかっているのか。
……妹のローも襲われたんだ。私の怒りも限界というものがある。」
ジャイアン「んなこといったってよぉ!!!!」
スネオ「こうするしかなかったんだ。」
ドラえもん「地上人を滅ぼすなんてきいちゃったらね〜〜〜〜〜〜??」
バンホー「なに!?だれがそんなこといった!?」
のび太「聞いたんだよ。この船はそのために戦いにいくんだろ、目的地はどこだッ!?」
バンホー「…君達に説明する必然はない。これ以上機密に首を突っ込むことはゆるさん!!」
2901:2008/04/23(水) 21:14:25 ID:V0GV8WwB
【会議室】


軍団長「バンホー、聖戦の門出に厄介な荷物をしょいこんだものだな。しかも、かれらはある意味で我々恐竜族の敵でもある。
この間の地上人による兵の大虐殺、それも彼等のせいだと言っても間違いはないだろう。遠征に支障がでるのはあきらかだ。」
バンホー「お言葉ですが、軍団長。確かに彼等はこの地底世界に大きな混乱を招きました。
しかし、彼等の気持ちもわかるのです。それに…、
軽率な処罰は野蛮な地上人がすること、神の御心にそむくと思います。」
軍団長「……………。よし、わかった。
遠征が終わるまで彼等の身柄は君にあずけよう。」


【操舵室】

地底人「目標地点に接近。」
地底人「浮上用意!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
291マロン名無しさん:2008/04/23(水) 22:40:52 ID:???
おつ!
なにげにもう終盤はいった?続きが楽しみだ
2921:2008/04/24(木) 00:01:32 ID:V0GV8WwB
カンカンカンカン

のび太「鐘が…なってる。船内が慌ただしくなった…。」
スネオ「ではいよいよ地上世界へ…?」
ジャイアン「ああ…俺らは一体どうなっちまうんだ…。
ジャイ子…もう一度話がしたい。お前と、そよ風の中で話がしたい…」
ドラえもん「オエェッ…」
のび太「どうしたドラえもん?」
ドラえもん「急に気分が…」
のび太「ロボットでも船酔いするんだね。」
ドラえもん「そんなんじゃねーよ…。ちょっと休ませてもらうぜ。」
ドラえもんはのび太の肩に寄り掛かった。
のび太「ドキンッ!」
日頃の悪態つきまくりの青ダヌキが嘘かのようなかわいらしさでのび太に身を預けていた。
のび太「か……カワイイ……おお………なんて…………なんてカワイイんだろう…ドラえもんが…僕にもたれ掛かって眠っている…
……………ハッ!?僕は一体何を……こんなロボットにドキドキするなんて…ドラえもんは只の友達じゃないか…それに僕にはしずかちゃんが…」
ドラえもん「素直になれよ?」
のび太「うっ!!」
ドラえもん「下半身は正直だなァ?」
ドラえもんはのび太の股間をさすさすしながら艶やかな表情でのび太を見つめた。
のび太「そ…そんなこと…!!く…くやしいッ…ビクビクッ!」
ドラえもん「ハーーーーーハッハッハッ!!!しょうがない男だなぁ!ここかァッ!?ここがいいんかァッ!!?」
のび太「イヤアアァァァァァァァァァァ!!!!!」
ジャイアン「……おまえら元気だな…。」
スネオ「プラネット・ウェイブスの技名、超級覇王電影弾とかどお?」
ジャイアン「ジャイ子オォォォォォォォォォォォ!!!!」
2931:2008/04/24(木) 00:27:29 ID:WdptY7rX
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


軍艦はゆっくりと地上に向かって地殻を進んで行く。

ジャイアン「でるぞッ!!」

懐かしい太陽の光。澄み切った空。
そこは紛れも無く『地上』であった。

のび太「あの山は…?」
ドラえもん「カナディアンロッキー!!目的地はキャナダだったのかッ!?」

ズババババババババババババッ!
不意に船を謎の揺れが襲う!
一同「どわぁっ!!!」

みよんみよんみよんみよんみよんみよん

スネオ「……やっとおさまった…。」
のび太「なんだい、今のは?」
ドラえもん「アッー!!」
ジャイアン「ウホッ?」
ドラえもん「地上の景色がすっかりかわっちまってるぜッ!!」
見慣れた風景から一辺、そこは見たことも無い植物が生い茂り、山は煙をふいている。
スネオ「白亜期の森だ!」
のび太「じゃあまた地底へもどったの!?」
ドラえもん「いや…太陽が出てる。やはりここは地上だ。マジモンの中生代へきちまったようだな。ということは……。」
294マロン名無しさん:2008/04/24(木) 20:55:23 ID:???
ちょwスネ夫東方流派www
2951:2008/04/27(日) 23:41:27 ID:uCXeAkLE
プッチ「この船はタイムマシン…ということだな?」
地底人「そ、そうでぇぇぇす!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

既にプッチは船にいた。
プッチは地底人の胸ぐらを掴み、問いただしている。背後には『C―MOON』の姿も見える。当然地底人にはみえていないが。
プッチ「目的はなんだ?」
地底人「そ、それは……」
グイイイ!
プッチはより強い力で地底人を掴んだ。
地底人「わわっ……こ、答えます!答えますから!人類が繁栄する前の時代に行って地上人を滅ぼすんです!」
プッチ「…………うぐっ…」
激しい頭痛がプッチを襲う。地上での満月は今日。満月を迎えることでプッチのスタンドは『メイド・イン・ヘブン』へと変化し、『新世界』を迎えることができる。
プッチ「…だが…ここでは駄目だ…オイ、今すぐ船の針路を変えろ。目的地は…ケープ・カナベルだ。」
ケープ・カナベル。地球で最も引力が弱いと言われている場所。例えプッチが満月を迎えたとしてもここでなければ本当の力を発揮することは出来ない。
プッチ「ハアハア……『ボス』さえいなければ今すぐにでもケープ・カナベルに向かっていたところを……早く針路を変えるんだッ!!」
地底人「俺に言われても困る!!操舵室のやつに言ってくれッ!」
プッチ「ならば操舵室はどこだッ!」
地底人「……言うわけがない。長年の夢だった時まであと少しなのだ!!お前ら地上人に邪魔させるわけにはいかないんだぁぁぁぁぁ!!」
地底人は全身全霊の力を込めて壁の非常用ベルを叩いた!

ジリリリリリリリリリリ!
プッチ「…残念だよ。これが君の『運命』だ。」
ドガッ!
『C―MOON』のパンチが地底人にめりこむ。
プッチ「裏返れ。」
地底人「わぎゃああああああああああ!!!」
2961:2008/04/27(日) 23:54:41 ID:uCXeAkLE
ジリリリリリリリリリリ!

のび太「なんだこの音は!?」
ドラえもん「どうやら何かあったみてぇだなぁ。」
ジャイアン「そりゃあ好都合だぜッ!今すぐこっから逃げ出そうぜ!」
のび太「そして…地底人の野望を止めるんだッ!!」
ドラえもん「いよいよ地底人との揉め事を終わらせる時が来たようだな。おまえら、セーブは忘れるなよ?」
のび太「ああ…地上に帰るんだ。みんなで。…と、待って、今復活の呪文を書き写すから。」
ジャイアン「のび太、今時はメモカだぜ?」
のび太「メモカ!?」
ジャイアン「んな面倒なことしなくてもよォ、セーブしますか?はい。でセーブ完了よォ!」
のび太「そんなバカな!?」
ドラえもん「いいから脱出だ。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「ん……、彗星?昼間なのにあんなに明るく…。」
2971:2008/04/28(月) 00:06:05 ID:N724fKTG
【船の外・海岸】

軍団長「我々はついにきたのだ!この地の果て時の果てに。
我々の先祖を地底深く押し込めたあの災害の日の寸前に。再び地上へと帰ってきたの!!
災害の真相は不明である。」

ドラえもん「通り抜けフープ!!」
のび太達は慌ただしい船内から抜け出した。海岸には数百の地底人が軍団長の演説に聴き入っている。

軍団長「だが、地球上の恐竜を一匹残らず絶滅させたという事実は、これが単なる自然現象であったとはとても考えられない。
何者かが…、悪魔のような強大な力をもった何者かが。
おそらくは宇宙からのからの侵略者が、我々の破壊しつくしたものと考えられる。
たとえ宇宙人であれ悪態であれ、このような暴虐を神が喜びたもうはずがない。
まもなく開始される戦いは聖なる戦いである!!
いざ奮い立て、勝利のために!!」
祭祀長「竜の子らに神の祝福あれ!!」
地底人一同「オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
2981:2008/04/28(月) 00:21:57 ID:N724fKTG
ドラえもん「見つからないうちに森の中へ行けッ!!」
のび太達は態勢を整えるため森の中へと走る。
スネオ「……彗星が…、ずっと大きくなっている。」
ジャイアン「スネオォ!!ボケッとしてんじゃねぇ!!……うっ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
のび太達の前に立ち塞がった男。
バンホーであった。
バンホー「油断していたよ。まさか逃げ出すなんてね。」
のび太「バ、バンホー……さん。」
ドラえもん「どきなよ。オレはテメーにケガを負わせたくはねぇ。」
バンホー「ケガ?この僕が?…舐めないでくれよ。今まで子供だと思って甘くみていたが…。今から行われる戦いは必ずかたなければならない。それを邪魔するというのなら、僕は君達をたおさなければならない。」
グルル…
森から2mほどの恐竜が数頭、のび太達の前に現れた。
のび太「くっ………だけど…僕達は止めなければいけないんだ。地上には…僕達の家族が、友が、愛するものがいるんだ。守らなくちゃいけないんだ。僕達は行かなきゃならないんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
一斉にのび太達は森に向かって駆け出した!
ドラえもん「いつもよりサービスサービス♪『こけおどし手投げ弾』!!!!」

ドッゴオオオオーーーーーンッ!!!
物凄い音と光がバンホー達を襲う!
バンホー「うッ……!………このまま逃がすわけにはいかない…!」
2991:2008/04/29(火) 17:46:06 ID:0asZOKqx
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ウーーーーッウーーーーッウーーーーッ

船の方でものび太達が逃げ出したことが知れ渡ったらしい。けたたましいサイレンが辺りに鳴り響いている。
地底人丙「地上人が逃げたぞッ!!」
地底人甲「おいそっちはどうなってる!?」
地底人乙「どうもこうもねぇ!侵入者だってまだ見つかってないんだ!!」

プッチ「君達は引力をどう思うかい?」
必死になって侵入者、プッチを捜す地底人を嘲笑うかのようにその脆弱な肉体をさらけ出す。
地底人丙「なにッ!?へっ、自分から姿を現すなんて余程のマヌケか…」
プッチ「それとも、一人で何とかなるという自信があるのか。」
地底人甲「なめやがって…。丙、乙!特訓の成果を見せるときがきたようだぜッ!!」
地底人乙「ああ…、見てろよ命知らずの地上人さんヨォッ!」
地底人乙はナイフで自分の指を切った!地底人乙「とりゃあッ!!」
そしてその指から出た血をプッチに飛ばしたッ!
プッチ「む…?」
地底人丙「ヒャハーーハァッ!!これでもうお前も終わりだァッ!乙の『血』がついたお前は、俺らの『スタンド』から逃れることはできねぇ!!!」
3001:2008/04/29(火) 18:01:30 ID:0asZOKqx
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

プッチが身につけていた十字架のネックレスが自身の体にめりこんでいく!

グググ

地底人丙「ハハハーッ!!どうやらそれは『鉄』だったみたいだなぁ!」
地底人甲「もうわかったろォ…、オメェの体は『磁石』になっちまったのさァーーー!!!」
地底人乙「俺ら三人がオメェの周りを取り囲むことで絶対無敵の攻撃が始まるのさァァァァ!!!内臓撒き散らして死ねえぇぇぇぇ!!!!」
プッチ「光栄に思うんだな。君達はこれから迎える新しい『世界』の糧となるのだから。」
グオオオオオオオオ地底人丙「な…なんだ?」
地底人甲「体がッ!ひ…引っ張られる!?」
地底人乙「ち…違うッ………引っ張られてるんじゃない!お…落ちてるんだァッ!!!!」
プッチ「わたしの肉体が『基本』だ。『重量』は逆転する。」
地底人達はプッチとは正反対の方向へと『落ちて』いった。地底人丙甲乙「わあああぁぁぁぁぁぁぁぁ……………」
プッチ「ふ……何も船で向かうことはない……一緒でケープ・カナベルに行ける方法があるじゃないか。『ボス』がいつか話していた(顔は見たことないが)………『どこでもドア』が。」
301マロン名無しさん:2008/04/29(火) 19:38:46 ID:???

ところでブンブーン一家のスタンドの名前ってなんだっけ?
3021:2008/05/01(木) 23:15:41 ID:nDyS3691
>>301
調べてみたが名前は無いみたい。
3031:2008/05/01(木) 23:20:34 ID:nDyS3691
【海岸】

軍団長「なにッ!?逃がしただとーーッ!!」
バンホー「甘えがありました…。相手が子供だと思ってつい…。」
軍団長「なにが子供だ!恐るべき科学兵器をもっているではないか!!
ひょっとして……、恐竜を絶滅させたのはやつらでは……。」
バンホー「まさか!」
軍団長「いーや、わからんぞ。これからもどんな道具をだして何を始めるかわかったものではない!」
3041:2008/05/01(木) 23:29:45 ID:nDyS3691
ドーーーーーーーーン!

逃げ場を失ったのび太達は覚悟を決め、森の中で敵を迎え撃つことにした。そしてドラえもんが出した日本風の城、ここを拠点として反撃の機会を伺っていた。

のび太「いくらなんでも目立ちすぎじゃないか?それにしてもよく城なんて持ってたな。」
ドラえもん「黙れ。どうせ森はすっかり囲まれている。俺達は戦うしか方法はねぇんだ。」
スネオ「その前に話し合えないかなァ…」
ジャイアン「売られたケンカだぜッ!やってやろうじゃねぇかあぁぁぁぁぁぁ!!!」
スネオ「世も末だな…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
城を四方に囲む何百という地底人の兵士達。そして遂に戦いが始まった……。
3051:2008/05/01(木) 23:44:41 ID:nDyS3691
バンホー「手加減はなしだ。砲撃開始ッ!!」

ボンボボンボンボボン!!
地底式戦車から何発もの砲弾が城に向かって発射された!

ドォォォォン!!
ドォォォォン!!
ドォォォォン!!
砲弾は城に当たる前に見えない壁にあたりのび太達には届かない。
ドラえもん「ハッハッハッハッハッハッ!!!無力だなァ地底人ども!そんなものでこの城のバリアが破れると思っているのかッッ!?」
スネオ「もうやらなきゃいけないみたいッ!!『プラネット・ウェイブス』!!ここは地上だぁ…思う存分隕石を落としてやるぜえぇぇぇぇ!!!」
ズアアァァァァァァ!
ズアアァァァァァァ!
宇宙の彼方から隕石が降り注ぐッ!
のび太「いっけーー!スネオォ!………って『プラネット・ウェイブス』の隕石って自分自身に落ちてくるんじゃ…」
スネオ「……あ。」
隕石が城に向かって落ちてくる!
ズアアァァァァァァ!
ジャイアン「バッキャローーー!!どんだけドジっ子なんだよスネオォ!!」
ドラえもん「フ……、あんな石ころがこの城のバリアを突き抜けるわけがないだろ?何たってドラ様の道具なんだからな…」
パリーーーーン!
のび太ジャイアンスネオ「えぇぇぇぇ!!!?」
ジャイアン「何が無敵のバリアだッ!光〇力研究所のバリアとどっこいどっこいじゃねぇか!!」
ドラえもん「マジンゴー!」
のび太「黙れッ!うひゃあああああ!」
間一髪で隕石を避けたのび太達。隕石はスネオの手前で消滅した。
ドラえもん「先が思いやられるな。」
3061:2008/05/03(土) 14:20:47 ID:kgw622KU
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

地底人「バリアが破れたぞッ!!あそこを狙えッ!!!」
ボンボボンボンボボン!
のび太「ドラえもん!!このままじゃ城が持たないよォ!!」
ドラえもん「うるせーーー!!この城は絶対無敵なんだァッ!!!あんな砲撃で壊れるようなヤワな代物じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
のび太「ダメだこいつ…早くなんとかしないと…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
スネオ「あんなに大きな彗星が…僕の『プラネット・ウェイブス』の隕石じゃあないぞ…」
のび太「ほっとけよ!彗星なんかにかまってる時じゃないだろ!!!」

バンホー「突撃ッ!!」
地底人「ワーーーッ!!!」
バンホーの号令のもと竜に乗った地底人、槍を持った地底人が城に向かって突撃してくる!
ジャイアン「来たぞッ!!」
のび太「ドラえもんッ!!」
ドラえもん「俺の科学力は世界一〜〜〜〜〜ッ!!」
のび太「バカッ!」
パシンッ
のび太の平手打ちがドラえもんの頬に炸裂した。
のび太「しっかりするんだ!!君はこんなことで負けるようなやつじゃないだろ!?いつも自分の道具に絶対的な自信を持って、22世紀のことを誇りに思って…そしてそんな高慢な君でも時たま僕に見せてくれる優しい横顔。そんな君を僕は大好きなんだッ!
ねぇドラえもん!いつものように僕を助けてよ!みんなを助けてよ!君の力がないと僕達は未来を迎えることが出来ないんだッ!!!」
ジャイアン「のび太…」
ドラえもん「………」
3071:2008/05/03(土) 14:33:49 ID:kgw622KU
ドドドドドドドドド地底人「ワーーーッ!!」
バンホー「よぉーし!城に取り付いたぞ!進め!進め!!」
地底人達は城の真下までたどり着き、かぎなわを塀に向かって投げ、城をヨジヨジ登ってくる。
スネオ「ヒイィ!どんどん登ってくるよ!!」
ジャイアン「ここまでか…」
ドラえもん「あきらめんのか〜〜?」
のび太「ドラえもん!?」
ドラえもん「チッ…、べつにテメーのためじゃないぜ。のび太にあそこまで言われて俺のプライドが許さなかっただけだ。」
のび太「ああ!それでもいい!」
ドラえもん「あーあ、暑い暑い。『天地逆転オイル』!!!」
ドラえもんは城を登ってくる地底人達に天地逆転オイルをかけた!
ドロ〜〜〜
地底人「!?」

グルリ

地底人「わあーーーッ!!!?」
天地逆転オイルがかかった地底人達は空へと落ちていく!
ドラえもん「一時的に重力を逆転させる恐ろしい道具よ!!」

グルリ

地底人達は天地逆転オイルの効果が切れるとそのまま地上へと落下していった。
バンホー「手強い相手だ!攻城やぐらをだせッ!!」
3081:2008/05/03(土) 14:47:36 ID:kgw622KU
ドンダンドンダンドンダン

巨大な移動式砦とでも言うのか、一つあたり五十人ほど乗ったやぐらが六つ、城に向かってくる。
ジャイアン「あんなのでじかにのりこんでこられちゃお手上げだぜ…」
のび太「ドラえもん何とかして!!」
ドラえもん「(ケンカ手袋を着けたのび太を送りこめば…しかしあの数だとせいぜい二つのやぐらを潰すのがやっとか…、スネオ、ジャイアンも使えばなんとかなるな…)」

地底人「どわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
のび太「あ、あ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
攻城やぐらは何の活躍も無しに城の方向に落ちていく。
バンホー「ぬおおおおおお!!!?」
ドラえもん「俺の城がァァァァ!?」
ドドドドドドドドドド
のび太「す、すごいやドラえもん!!『天地逆転オイル』はあんなにも強力なんだね!!」
ドラえもん「グレート……俺の『天地逆転オイル』はすでに空っぽだぜ…」
のび太「え……?うわわわわわわわわわ!!!!」
ジャイアン「な、なんだこれはァァァァァァァァ!!?」
スネオ「お…『落ちる』ッッ!?」
ドラえもん「テメーらぁッ!!城に捕まるんだァァァァァ!!!!」
309マロン名無しさん:2008/05/03(土) 23:51:19 ID:???
神父キター
3101:2008/05/05(月) 01:44:07 ID:DGZroWks
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

まさに地獄絵図ッ!あれほどまでに猛威をふるっていた地底人がまるで紙屑のように飛んで、いや『落ちて』いく!!
地底人「母さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
地底人「ひゅわあああああぁぁぁぁぁ」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

のび太「眼鏡が…落ちるッ!!」
スネオ「踏ん張るんだ僕うぅぅぅぅ!!ジャイアン大丈夫かぁーーーー!?」
ジャイアン「ジャ…ジャイ…!」
力のかぎり城につかまり、落下を防ぐのび太達。その横を地底人が叫びながら落ちていく。
ドラえもん「こんな真似が出来るのは…この俺以外には…ヤツしかいねぇ…」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

変化した重量の中をただ一人、悠々と歩いている人物。
プッチ「ここまでくると、ある種の感動を覚えるな…。」
ドラえもん「やはりプッチィッ!!」
3111:2008/05/05(月) 02:01:03 ID:DGZroWks
のび太「プッチ…!何故貴様がこんなところにいるッ!?」
プッチ「『ボス』の命令だ。最も、今となっては命令なんてどうでもいいがね。」
ドラえもん「…まさか…『新世界』を…」
プッチ「!…やはりお前達は別の世界の人間らしい。」
のび太「お前は全てを知っているとでも言うのかッ!?」
プッチ「いや…この私にも全てを知ることなど不可能だ。…ただ、お前達がこの世界にいてはいけない存在だということは知っているッ!」
ジャイアン「どーやら『ボス』とやらに変なことを刷り込まれちまったみてぇだな。」
プッチ「やはり子供にはわからぬことか…。ドラえもんとやら、『どこでもドア』をよこせ。」
ドラえもん「何?」
プッチ「お前達はすでに知っているのだろう?私はこれから『新世界』を迎えるための準備をしなければならない。そのためにケープ・カナベルに行かなければならん。
…『新世界』は必ず来る。お前達がどう足掻こうとな。イエス様は十字架にかかる運命を背負っていた。
聖母マリア様も息子を失う運命にあった。
人間には常に『運命』が付き纏う。人間の幸福において『克服』しなければならないのは『運命』だ……そのために私は『新世界』を迎え、『運命』を『克服』する!!
さあ!『どこでもドア』をよこすんだッ!!」
ドラえもん「だが断る。」
プッチ「なに〜〜〜 ッ!?」
ドラえもん「あいにく俺は仏教なもんでなぁ〜。」
3121:2008/05/05(月) 02:21:49 ID:DGZroWks
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

スネオ「『ボス』に従ってる時点で、オメェの望む『新世界』とやらもたかが知れてるぜ。」
ジャイアン「俺達にとっては『新世界』もオメェもどうでもいいんだよ!」
のび太「僕達は地底人との戦いを終結させ、そして『ボス』を倒すッ!!プッチ、邪魔をするというのなら容赦はしない。」
プッチ「……神よ、許したまえ。今から出る犠牲は決して無駄なものではありません。全ての人間が到達すべき『幸福』に必要な犠牲なのです。」
のび太「隙ありィィィィィィィィ!!!俺らをヒーローが変身するのを最後まで見ている優しい怪人だと思うなァァァァ!!!」
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
のび太はプッチ目掛けてピストルズを発射した!
プッチ「……」
バシッ!
バシッ!
だがプッチは易々とピストルズを防ぐ!のび太「速いッ!?」
プッチはゆっくりと城を登っていく。
スネオ「く、来るッ!」
ジャイアン「この不安定な状態じゃいつやられてもおかしくねぇ!」
のび太「ウオォオォオォオォオォオ!」
依然のび太はプッチに向かってピストルズを撃ちつづける!
バシッ!
プッチ「しかし無駄!」
ピストルズの弾丸をものともせず、プッチは歩みを止める気配はない。
3131:2008/05/05(月) 02:34:33 ID:DGZroWks
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

スネオ「わあぁ!!!」
ジャイアン「スネオッ!!」
プッチはすでにスネオを射程距離内に捉えていたッ!
のび太「クッ…中距離型のスタンド…?」
C―MOON「スネオ…」
のび太「スネオがやられるッ!?」
ズアアァァァァァァ!
スネオ「フッ、すでに『プラネット・ウェイブス』の隕石は呼んでいた!」
C―MOON「ウッ!?」
プッチ「後ろだ『C―MOON』!!」
ゴアァッ!
C―MOONは振り向きざまに隕石を殴った!
バキョバキョバキョ
スネオ「ウウッ!隕石が裏返る!?」
ドシュゥ!
C―MOONの腕から血が吹き出す!
プッチ「…!さすがに隕石を殴るとダメージが…」
3141:2008/05/05(月) 11:23:52 ID:DGZroWks
ズアアァァァァァァ!
ズアアァァァァァァ!
スネオ「隕石の雨はまだやまないぜェェェェェェ!!!」
C―MOONは隕石をアクロバティックな動きでかわしていく!
ジャイアン「ヒュウ〜♪やるゥ。」
C―MOON「始末スル…」
ドドドドド!
スネオ「わああぁぁぁぁ!!!」
C―MOONの柔軟な動きから繰り出される攻撃を寸前で避けるスネオ!
のび太「絶対に当たるなァァァ!!!裏返るぞォォ!!」
のび太はピストルズの弾を充填しながらスネオに警告した。
スネオ「そ、そんなこといったって避けるのも限界だよッ!!」
ガシイ!
スネオ「…なッ、にィッ!?」
スネオは城の手摺り部分に捕まってしまった!
C―MOON「スデニ裏返ッテイタ。」
スネオ「う…動けないッ!」
C―MOON「マズハ一人。」
ジャイアン「灯台もと暗しってなぁぁぁ!!くらえ!『ダイバー・ダウン』!」
城に潜行していたジャイアンがC―MOONの背後から狙うッ!
C―MOON「ヒッコンデイロ…」
ガシイ!
ジャイアン「何だとッ!!すでにここも裏返っていたと言うのか!?」
3151:2008/05/05(月) 11:40:35 ID:DGZroWks
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

のび太「『ピストルズ』!!!ジャイアン達の動きを邪魔してる部分を狙うんだァッ!!!」
「アイアイサーー!!」
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
C―MOON「遅イ……」
C―MOONは腕を振り上げた!
スネオ「や…やられる!!ママァァァァァァァァァァ!!!!!」
グアシャアア!!
C―MOON「グアッ!」
C―MOONの肩から大量の血が噴き出した!
のび太「なんだ…?どうしたんだ!!」
ドラえもん「本体…プッチの方に何かあったのか…?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

プッチ「ぐおお…、くッ…一旦C―MOONを解除しなければ…」
ズズズズズズズ
C―MOONを解除したことによって重力が元に戻る!
スネオ「うわわわ!」
のび太「待ってろ!今それを壊してやるから!」
ジャイアン「しかし…何があったんだ…?」
ドラえもん「考えてる暇はねぇ!!重力が戻った今のうちにプッチの野郎をぶちのめすんだッ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

プッチ「これは試練だ……、神よ…」
バンホー「ハアハア…ハアハア…神は…こんなことは望んでいない。貴様は…神の名を騙って暴虐の限りをつくす悪魔だ…」
316マロン名無しさん:2008/05/05(月) 18:43:16 ID:???
燃える!燃える展開だぜっっ!!
3171:2008/05/06(火) 00:51:07 ID:66LQjByK
プッチ「悪魔……?この私がか?フハハハハハハッ!!!何を寝ぼけたことを言っているんだ死にぞこないの地底人が。
お前達地底人も神の名のもとに人類を滅ぼそうとしているだろう!!
同じなんだよ…私と君達は。」
バンホー「…ああ、同じさ。神を使って自分達を正当化しようとしている愚か者さ!!」
プッチ「それではお前はこの戦いは間違っていると思うのか?」
バンホー「私…いや、私達の戦いは地底人皆の願いが起こした戦いだ…。永年願い続けていた戦いだ…。
私達の神は、貴様の神とは違うッ!
私は自分の信じた道を行くまでだッ!!」
プッチ「…どうやらそこにいる子供とかわりがないようだな。
下がれ…お前は私にとって試練の内にも入らない。」
3181:2008/05/06(火) 01:29:09 ID:66LQjByK
バンホー「うおおッ!!」
バンホーは渾身の槍の一突きをプッチに向けた!
バンホー「もらったァッ!」
スカァッ
バンホー「な……空振り!……裏返させた……!!自分の肉体を………」
グギャグギャ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴプッチ「お前は私にとって釈迦の手の平を飛び回る孫悟空ですらない。」
バンホー「……!!」
のび太「プッチイィィィィィィ!!!!」
プッチ「のび太…!全員がこの私を倒そうと集まって来ている!!だが…『C―MOON』!!」
ドドドドドドドドドド
重力が再び変化し始める!
のび太「『ピストルズゥゥゥゥゥ』!!!!」
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
プッチ「無駄だ無駄だ無駄無駄ァッ!!」
プッチは弾丸を弾き飛ばす!
ジャイアン「ウオリャアアアアアア!!!!」
ジャイアンはプッチに向かって城の上からダイブした!
プッチ「その希望にすがる心ッ!無残にもバラバラになるッ!!」
ジャイアン「届けえェェェェェェ!!!『ダイバー・ダウン』!!!」
ジャイアンは自分の腕と『ダイバー・ダウン』の腕を重ね、プッチに向かって突き出した!
プッチ「『重力』は私の肉体に対し逆転して落ちるッ!!」
ピタァッ!
プッチ「フ…」
ジャイアンの腕はプッチには届かなかった。あと数センチ…。
プッチ「ハハハハハハッ!」
パカッ
ジャイアンは強くにぎりしめていた拳を開いた。中には弾丸と、弾丸を抱えている『ピストルズ』。
「コンチワァ〜〜〜〜」
プッチ「…何者も私を妨害できるはずなどありはしないのだ…!私には『運命』が味方してくれるのだ…!」
ジャイアン「これも『全部、運命だった』ってことだろ?」
3191:2008/05/06(火) 14:36:01 ID:66LQjByK
ズキュウウウウウウン!
ジャイアンの手の平で『ピストルズ』が弾丸を蹴り飛ばした!
プッチ「ヌオオオオオオッ!!!」
プッチは咄嗟に頭を裏返させたが、弾丸は頭に大きなダメージを与えた!
のび太「やったか!?」
ジャイアン「いや、まだだッ!!!」
プッチ「ハア…ハア…」
ドドドドドドドドドド
プッチ「よくやった…と言うべきか…。最初にキノコを食べた者を尊敬する…毒かもしれないのにな……ただの幸運なバカがたまたま食べたら大丈夫だったのか………?
それとも……飢えで追い詰められた必死さが切り開いた発見なのか?」
バンホー「……」
プッチはヨロヨロと歩き出した。
のび太「おい…それ以上歩くんじゃあない。次は脳天にお見舞いするぜ?」
ドドドドドドッ…
船の方から地底人の軍勢が押し寄せる!
スネオ「チィッ!早くここを離れないと!」
ドラえもん「悪いがプッチ…。ここでゲームオーバーだッ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
プッチ「信じるものは救われる…」
ドドドドドドドドドド
スネオ「あ、あれはァッ!!?」
3201:2008/05/06(火) 14:54:26 ID:66LQjByK
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

プッチ「フッ…素直に感謝するか…」
兄貴「………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
のび太達の眼前に現れたのは、あのプロシュート兄貴であった。
バンホー「お前は…!!」
兄貴「貴様は…貴様だけは許さん…!俺はこの時を待っていたッ!!『グレイトフル・デッド』!!!」
ドガアッ!
バンホー「ぐおおっ!」
グレイトフル・デッドの攻撃をもろにくらったバンホーはその場で倒れた!
のび太「クッ!!『ピストル…』うわぁっ!!」
スネオ「また重力が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
プッチ「『運命』はやはり…このわたしに『試練』を与え『味方』してくれるようだ。」
ドラえもん「なんだとオォォォォォォ!!!プッチの野郎が空中に浮いていくぞォーーーーッ!!」
プッチ「『重力』は私を中心に働いている!つまり…私が箱の中に入れば箱は!私ごと宙に持ち上がるッ!『新月』はまたなくていいッ!
このまま空中に浮いて同じ重力の条件を体で感じて探せばいいッ!『新月』と同じッ!重力の影響の位置をッ!」
プッチは空中へと浮かんでいくッ!
3211:2008/05/06(火) 15:04:39 ID:66LQjByK
のび太「『ピストルズウゥゥゥ』!!」
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
ドオゥゥゥゥゥゥゥン!
プッチ「『C−MOON』!!」
ドドドドドドド!
ドキュウン!
プッチ「ぐおおッ!」
ドラえもん「当たったか!?」
のび太「当たった…しかし一発だッ!やつを止めるまでにはいかないッ!!」
兄貴「よそ見してんじゃねぇ!!」
グレイトフル・デッドの攻撃がのび太を襲う!
ジャイアン「のび太ッ!『ダイバー・ダウン』!!!」
ドゴオッ!!
のび太「グッ……う、生きてる…?」
ジャイアン「『ダイバー・ダウン』をのび太の体内に潜行させて致命傷を防いだッ!」
兄貴「俺はヤルと思ったときはすでに行動を終えているッ!そのままッ!お前のスタンドを掴んで『グレイトフル・デッド』の直ざわりだァァッ!!!」
ズキュウウウウウウン!
ジャイアン「ウオオオオオオッ!!」
のび太「ジャイアーーーーーンッッッ!!!!」
3221:2008/05/06(火) 15:17:09 ID:66LQjByK
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

のび太「ジャイアン!ジャイアン!!」
ジャイアン「うう…年金は貰えるのか……?」
兄貴「止めだッ!!」
ドラえもん「『タイムウウゥゥふろしきイィィィィィ!』!!!!」
ドラえもんはジャイアンの体にタイムふろしきをかけた!
パサッ!
兄貴「!?」
ドッゴォ!!
兄貴「ぐぅおッ!!」
タイムふろしきごしにダイバー・ダウンのパンチが兄貴の腹に入った!
ジャイアン「タイムふろしきで俺を新しくしたってわけねぇ。これで老化も恐くねぇ〜〜〜なぁ〜!」
のび太「ジャイアンッ!!!……しかしプッチは!?」
ドドドドドドドドドド
スネオ「あ、あんなとこまで……!」
ドラえもん「クソッ!!わかっていたのに止められなかったのかッ!!」
ドドドドドドドドドド
プッチ「感じたぞッ!(天にまします主よ、わたしを導いてください…わたしが間違った道を歩まぬよう見守っていてください……あなたの御心に我が身を捧げます。)」
3231:2008/05/07(水) 18:17:54 ID:nuUSMSPx
GW明けは死んでしまいたい。
324マロン名無しさん:2008/05/08(木) 08:14:29 ID:???
イ`

そういえば今更だけどなんで静出ないんだ?
3251:2008/05/08(木) 10:11:21 ID:iGwsMEQo
>>324
静は町で出来杉達と共に奮闘しております。
機会があったら出したいと思ってるよ。
3261:2008/05/08(木) 22:51:40 ID:iGwsMEQo
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

パァァァァァァァァプッチ「完成だッ!重量のパワーがッ!この体を貫いてくるうぅッ!」
オオオォオォオォオ
C―MOONの体がひび割れていくッ!プッチとC―MOONから光が溢れ出し辺り一面を包み込む!
バンホー「おおああああっ!」
スネオ「この光はぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ジャイアン「あああああああッ!!!」
ドラえもん「ぷぎゃあああぁぁぁぁ!!!」
兄貴「………!!!」
のび太「や…やられてしまった…!!起きてはいけないことが…!!」

ゴオォーーーーォォォォ!!
327マロン名無しさん:2008/05/16(金) 17:24:02 ID:???
作者生きてるか?
328マロン名無しさん:2008/05/17(土) 16:12:42 ID:???
支援age
五月病か?頑張れ1!!
3291:2008/05/18(日) 13:50:21 ID:r/EmZ2/8


のび太「……はっ!?」

どれぐらいのび太は気を失っていたのだろう。のび太が目を覚ましたころには辺りはすっかり暗くなっていた。
のび太「みんな!!」
ジャイアン「う…うーん…のび太…。」
目をこすりながらジャイアンはのび太の呼びかけに応じ、体を起こした。
のび太「ジャイアン!!……ここにいるのは…ジャイアンだけか…?」
のび太がいる場所にはジャイアンの姿しか無かった。
のび太は辺りを見回し、気を失う前と同じ風景であることを確かめた。スネオ、ドラえもん、バンホー、兄貴、そして…プッチはどこに行ったのだろう?

のび太は消えた皆の事を考えていたが、ジャイアンの声がそんな考えも吹き飛ばした。
どうやら何回ものび太を呼んでいたらしい。
のび太「……え?」
ジャイアン「…ボケっとしてんじゃねーーぞぉぉぉぉのび太アァーーーー!!!!」

3301:2008/05/18(日) 13:56:43 ID:r/EmZ2/8
ドシュウウウウウウウウウ!!!

のび太に向かって何かが飛んできた!

ドンッ!

のび太は誰かに押されて吹っ飛んだ。
ジャイアン「ぐわあぁッ!!」
ジャイアンだった。
ジャイアンはのび太の代わりに何かの下敷きになってしまった。
のび太「うう…あ、ああ…これは…」
のび太はジャイアンの事も心配だった。だが、ジャイアンを下敷きにした何かを見て言葉が詰まった。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「ド…ドラえもん…」
3311:2008/05/18(日) 14:07:06 ID:r/EmZ2/8
ドラえもん。
ドラえもんだ。
だが、いつも照り輝いていた青いボディーは土と泥で茶色くなり、所々内部の機械部分が露出していた。
のび太「ドラえもんッ!!!ドラえもんッ!!一体何があったんだ!!ドラえもんッ!!!」
ドラえもん「の…び太……ははっ…俺もぶざまだなぁ……。」
ジャイアン「重……い…」
ドラえもん「…のび太ぁ…やっぱあいつ強いわ……でもなぁ…俺は頑張ったぜ…?
……いいかぁ、のび太……オメーは俺がいなきゃ何も出来ねぇダメな野郎だけどよぉ……俺もオメーがいなかったら……」
のび太「…ドラえもん?」
ジャイアン「重……」
3321:2008/05/18(日) 14:14:49 ID:r/EmZ2/8
のび太はドラえもんの言葉の続きを聞くことは出来なかった。

のび太「何…やってんだよ……俺……」
のび太はドラえもんの見開いた目をゆっくりと閉じた。
のび太「なんで……気なんか失ってたんだよ……何で……」
ジャイアン「………。」
ジャイアンは黙っていた。多分、のび太と同じ事を思っていただろう。

のび太は視線を上に向けた。船の上にプッチが立っていた。
ドラえもんが奮闘してくれたのだろう。大きな負傷が見える。

プッチ「…………」

3331:2008/05/18(日) 14:15:51 ID:r/EmZ2/8
×負傷
〇傷
3341:2008/05/18(日) 14:33:46 ID:r/EmZ2/8
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「貴様……」
のび太はプッチに銃を向けた。
プッチ「やめておけ……お前達の事だ、私の新しいスタンド『メイド・イン・ヘブン』の能力も知っているんだろう?」
のび太「時を加速させる…だろ?」
プッチ「フ……。ならばそこにいる青ダヌキがああなったのは必然だとわかるだろ?もう『どこでもドア』もいらない。後は元の時代に戻って、『新世界』を実現する。」
のび太「……スネオは…他のみんなはどこだ…?」
プッチに銃を向けたままのび太は聞いた。
プッチ「プロシュートのやつなら今頃船の中をお掃除しているだろう…。あの地底人はそこにいるだろ?」
プッチはのび太の後ろの木を指差した。
のび太「…ウッ!?」

ボロボロのバンホーが木に引っ掛かっていた。死んでいるのか生きているのか…ここからではわからなかった。
のび太は最悪のケースを想像していた。
だが…聞かないわけにはいかなかった。
のび太「スネオは…スネオはどこだ…」
プッチ「ここだ。」
プッチはひょいと、まるでゴミ袋でも持つかのようにスネオを持ち上げた。
のび太「スネオォォッ!!!プッチ…貴様ァァァァァァァ!!!!」
プッチ「そう慌てるな。まだ殺してはいない。」
スネオ「う……」
のび太「スネオッ!!」
プッチ「だが……」
プッチは手を振り上げた。
プッチ「今殺すがな。」
のび太「やめろおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
3351:2008/05/18(日) 15:07:06 ID:r/EmZ2/8
プッチ「はっ!?」
プッチは振り上げた手をスネオに降ろす前に、何かの気配を感じ咄嗟に身構えた。
プッチ「……誰だ貴様は…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

安雄「僕かい?僕は安雄さ。」

のび太「安…雄…?」
その見覚えのある顔。
その豊満な肉体。
紛れも無く、
のび太「えと…誰だっけ…」
ジャイアン「ゴニョゴニョ(安雄だよ!!ほら、一緒に野球したことあるだろ!)」
のび太「…ああ!!あの安雄か!!もちろん覚えていたよ!!忘れるわけないじゃないか!」
安雄はクスッと笑い、のび太とジャイアンに言った。
安雄「いいか。まずあれを見てほしい。」
安雄は海の方を見るよう促した。

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

巨大な彗星が今まさに海に落ちようとしていた。
のび太「彗星…!!」
ジャイアン「あんなのが落ちたら俺達も…!!」
安雄「あれが海に落ちた瞬間、巨大な津波がここ一帯を飲み込むだろう。君達がするべきことは、スネオ、ドラえもんと一緒に船の中に入り地中へと逃げるんだ。」
安雄はスネオをジャイアンに向かって投げた。
ジャイアン「おっと!大丈夫か、スネオ?」
スネオ「…ああ…何とかね…」
プッチ「安雄と言ったかな?…船に乗り込むのは私一人だ。」
のび太「安雄君ッ!君はどうするんだい!?」
3361:2008/05/18(日) 15:16:57 ID:r/EmZ2/8
安雄「僕は…」
安雄は船から飛び下り、プッチを睨みながら言った。
安雄「このクサレ脳みそをぶちのめす。」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

プッチ「結果は一つだ。お前を殺し、のび太達も殺し、船で現代にもどり『新世界』を実現する。」

ジャイアン「彗星がッ!!」
彗星は大地をかすめ、はるか海の彼方に、落ちた。

カッ!

ドドオオオオオオッ!!!!!

爆風が全てのものを薙ぎ倒す!
地上にいた地底人達も吹き飛ばされ、のび太達は近くの木に必死に吹き飛ばされないようしがみついた。

ドゴオオオオオオッ!!!

プッチ「ぬうぅぅぅぅぅぅ!!!!」

337マロン名無しさん:2008/05/18(日) 18:21:18 ID:???
続きキター(・∀・)!
安雄キター(・∀・)!!
3381:2008/05/18(日) 23:48:50 ID:r/EmZ2/8
ポツ…
ポツ…

ザアアアァァァ…

彗星が落ちたことによって起きた衝撃が収まったかと思うと、彗星によって上空へと舞上げられた海底の土や石が雨となり降り注いだ。

安雄「のび太君…早く船の中に。」
のび太「安雄君も一緒にこいよォッ!!」
安雄「僕はここでプッチ食い止める。…今ここでのび太君達に死なれては困るんだ。それじゃあ今まで僕がやってきた事が無駄になる。
君達は希望なんだ。僕達を照らしてくれる光なんだ。」
のび太「安雄君…?」
のび太には理解出来なかった。
何故?こんな僕なんかを生かすために安雄君はそこまでするんだ?
希望…?僕達が…?

ドドドドドド……

遥か向こうの水平線から津波が押し寄せてくるのが見えた。
ものすごいスピードで地上を飲み込もうとしている。
安雄「さあ!!もう時間がない!!」
のび太「で…でも…」
ジャイアン「急げのび太ッ!!…安雄の信念は俺達が思っているよりずっと熱いものだ!
フッ…悔しいけどよ、今のアイツは俺よりカッコイイぜ。」
ジャイアンはスネオを抱えながら、のび太とドラえもんを船へと押した。
ジャイアン「…またな、安雄。」
安雄「ああ。また、な。」
3391:2008/05/19(月) 00:01:37 ID:r/EmZ2/8
安雄「船の中のやつも津波がきてることは知っているはずだ。君達はプロシュート兄貴に専念して。」
安雄は冷静だった。
いや、何も考えないようにしているのだろうか。

プッチ「…そうだな、そろそろ時間が無いな。
…障害となるものは全て排除しておかなくてはならない…
もし、お前をこのまま生かし、私がお前を見失ったなら……やがてお前は成長しいずれ私を倒そうとするだろう………
それが『未来の運命』だ!!…かわいそうとは思わないし、逃がすわけにはいかない。
決着は全てつける。」
安雄は黙ってプッチの話を終わりまで聞き、口を開いた。
安雄「お喋りは嫌いだ。」
3401:2008/05/19(月) 00:28:32 ID:iN1RMy6c
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

プッチ「小僧が…!『メイド・イン・ヘブン』!!時は加速するッ!一瞬で決着をつけるッ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

安雄はスッと残っている片腕を突き出した。

プッチ「ふはははははははァッ!!!崩れ落ちる自分の貧弱さを思い知れェエーーーーーッ!!」
ドシュウ!
シュウウゥ…
プッチ「!!(なんだ……これ…は…?『加速』していない…?)」
安雄「時を加速させるなら『遅く』すればいい……。『時門』…。ドラえもんの道具だ。」
安雄は腕をプッチに向けたままゆっくりと近付いていく。

プッチ「(ま…まずい…ッ!もっと『加速』して逃れなくては…!)」
安雄「無駄だよ。加速すればするほど『時門』によって時の流れは遅くなる。」
プッチ「こ…小僧が…」
安雄「僕だけの意志じゃあない。この『時門』はドラえもんが気を失う前にのび太に渡し、そしてのび太が僕に渡した。
みんなの意志が、引き継がれているんだ。
ドラえもんはチャンスを待っていたんだ…。お前が自分の『能力』に溺れるところを。
……時間だ。ドラえもんの道具は安物だからな。」
『時門』はジジ…と音を立て動かなくなった。
安雄「お前は『運命』に負けたんだ。」
プッチ「『神』のご意志だッ!『神』が望んだ能力なのだッ!私が死んだら人類の『運命』が変わってしまうんだァッ!」
安雄「お前は『神』じゃない。僕と同じ人間だ。」
プシュ!
3411:2008/05/19(月) 00:33:32 ID:iN1RMy6c
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

プッチ「やめろオォォォォォ知った風な口をきいてんじゃあないぞオオオオオ!!!!!」

カチッ

プッシュアアアアアアアア!

安雄の『パープル・ヘイズ』から放たれたカプセルは、プッチの体に当たり、砕けた。
プシュオオアアア!!
プッチ「ぐおばああああああ!!!!」









安雄「ABAYO…」
3421:2008/05/19(月) 00:46:10 ID:iN1RMy6c
のび太「安雄君ッ!急いで!船が地中へと潜り始めている!!今ならまだ間に合うよッ!」
安雄「ああ…運が良かったよ…今行く!」
安雄はきびすを返し、船へと走った。
ジャイアン「しっかしよぉ〜〜〜、頼もしい仲間が増えたよなァ!!」
のび太「そうだね。これでこれからもいけそうだよ!」
ジャイアン「オッ!なんだよ、のび太ァ〜〜〜〜!!やる気出てきたなァ!てっきり落ち込んでいるかと思ってよォ…」
のび太「……ドラえもんは死んでない。きっと生きてる。21世紀に連れていけばすぐ治るよ…きっと…」
ジャイアン「…だな。」
のび太「ほら!そんなことより安雄君を迎えなきゃ!!……………って、あ……れ……?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
窓から見えるはずの安雄の姿は無い。
そこに映るのは、地面の中であった。
ジャイアン「な…んで…いつの間に地中に潜ったんだ…」
のび太「…メイド…イン…ヘブン……」
3431:2008/05/19(月) 00:54:42 ID:iN1RMy6c
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

安雄「……生きていたのか…」

プッチ「『メイド・イン・ヘブン』………ふはは……私の最後の力だ………どう…だ…?これが…お前の………『運命』…だったんだ……そうさ…誰も…『運命』なんて…わからない………結果が出てから……初めて…それが…『運命』だったと…気づくのだ………」
プッチはそう言うと、動かなくなった。

ドドドドドド…
津波が、木を、人を、飲み込んでいく。

安雄「あーあ……また皆で…野球したかったな…」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!

ドドドドドド…
344マロン名無しさん:2008/05/19(月) 07:34:02 ID:???
や・・・ヤスオーーーーーーーーッ( ;ω;)
345マロン名無しさん:2008/05/19(月) 22:28:50 ID:???
安雄おおおおおおおお!!。・゚・(ノД`)・゚・。
346マロン名無しさん:2008/05/20(火) 14:41:17 ID:pzFik0Ex
テレビ放映の際に「ノイローゼ」(ノゼローゼ)「ノゼなんとか」を全部カットしたのは言葉狩りで有り、許し難い
3471:2008/05/21(水) 10:10:03 ID:Lw0WG/fi


ジャイアン「…クソォッ!!!!!」
ドンッ!
ジャイアンは抑え切れない気持ちを壁に自分の拳で放った。
のび太「あいつは…安雄君は…こんなとこで死んじゃあいけない人だった…!!」

地底世界で安雄と会ったのはほんの数10分。
しかし、のび太達の心に安雄の勇姿は、しっかりと焼き付いた。

のび太「どうして…、安雄君はあそこまでして僕達を助けようとしてくれたんだ…?」
ジャイアン「…さぁな。あいつは日頃から何考えてるかわからなかったからな…。」

安雄が言った、のび太達は希望。
のび太達はいまだその言葉の真意はわからないでいた。

のび太「ただ…一つだけはっきりしていることがあるッ!」
ジャイアン「それはッ!?」
のび太「僕達は、絶対に死ぬわけにいかないッ!安雄君の思いを無駄にしてはいけないッ!
そして、全ての元凶『ボス』をぶちのめすッ!」
ジャイアン「実にハッキリ…している。難しいことは何もねぇ〜…。
生きて、ボスを倒す。
たったこれだけだ。小学生でも『はい、そうですか』とすぐさま理解できることだぜぇ〜〜〜〜〜!!」

3481:2008/05/21(水) 10:22:39 ID:Lw0WG/fi
のび太「…静かだ。」

のび太達は安雄の言っていた通り、船で暴れているはずのプロシュート兄貴を捜していた。
ジャイアン「ああ…、命の煌めきが感じられねぇ。」
のび太「…ここの部屋にスネオとドラえもんを休ませておこう。」

スネオ「まって…、僕も…行くよ…!」
ジャイアン「馬鹿言っちゃいけねぇ。その怪我だぞ?」
スネオ「僕だって…安雄君のためにも…頑張らなきゃ…いけないんだ…」

のび太「やれやれだぜ。」
のび太はスネオの目をじっと見つめて言った。
のび太「その怪我で頑張るったって何が出来る?足手まといになるだけだ。
安雄君だって、命をかけてお前を助けたんだ。こんなとこでお前が死んだらあの世でアイツに合わせる顔がねーぜ?
兄貴は俺達に任せて、オメーは大人しく休んでろ。」
ジャイアン「のび太の言う通りだ。俺達が帰ってきたときのためにベッドでも暖めといてくれや。」
スネオ「…わかったよ。」

のび太とジャイアンは、スネオとドラえもんを部屋に残して兄貴を捜しに行くことにした。

スネオ「…待って!」
のび太ジャイアン「ん?」
スネオ「絶対…帰ってきてね…?待ってるから…」
のび太ジャイアン「…当たり前だろ…//」
3491:2008/05/24(土) 18:26:02 ID:9vE330hf
のび太「ジャイアン…。妙じゃないか?」
ジャイアン「ああ…俺もそう思ってたとこだ…。」
かれこれ30分は歩き回っただろうか。その間、プロシュート兄貴を見つけることは出来ず、大勢いるはずの地底人と会うことも無かった。

のび太「何があったんだ…。」
ジャイアン「のび太、どうやらここが『操舵室』みたいだぜ!」
のび太「『操舵室』…。さっき船は津波を避けるため地中へと潜航した。ということはここに地底人はいるはずだ。
ジャイアン!用心しろ…」
ジャイアン「おう。」
3501:2008/05/24(土) 18:38:20 ID:9vE330hf
バンッ!

ジャイアンは勢いよくドアを蹴破り、それと同時にのび太はピストルを構えながら部屋に入った。

のび太「うごくんじゃあないッ!ジッとしていれば何もしないッ!……お前は!」
祭祀長「君か…。」
部屋の中には数十名の地底人と祭祀長がいた。
のび太はピストルを祭祀長に向けたまま睨みつけている。

祭祀長「フ…まあそのような物を向けられるのは仕方ないか。
…もう私達はお前達地上人と争うつもりはない。」
ジャイアン「ほんとかよ!!」
のび太「………」
のび太はピストルを下ろした。
しかし目は相手を睨みつけたままだ。
祭祀長「どうやら…私達は大きな間違いをしていたようだ。
先程落ちた彗星…。あれが私達の祖先を滅ぼしてしまったのだな。……そうなのであろう?」

ドラミ「はい!」

のび太ジャイアン「ドラミちゃあんッ!?」
3511:2008/05/24(土) 18:45:49 ID:9vE330hf
のび太「ドラミちゃん!!!一体なんでここにッ!?」
ドラミ「あなたたちが大変な事に巻き込まれているって聞いてね。ちょっと未来から来ちゃったの!」

軍団長「…だが今だ信じられん。たかが彗星一個で…。なんとむごい…。神がこんなにも残酷な仕打ちをなさるとは!!」
祭祀長「神のみわざをあげつらってはならぬ。深い思し召しがあってのことであろう。
恐竜類の滅びが神の定めたもうた運命なら……従わねばなるまい。」
ドラミ「いえ!いくらなんでもそれはあんまりだと思うんです。救えるだけでも救いたいと…。」
祭祀長「?」
3521:2008/05/24(土) 19:05:13 ID:9vE330hf
ドラミ「確かお兄ちゃんの道具の中に…」

ゴソゴソ

ドラミはドラえもんのポケットを漁りはじめた。

ドラえもん「……(あんっ)」
のび太「ドラミちゃん!!実はドラえもんが…!」
ドラミ「ああ、お兄ちゃんなら大丈夫よ。ちょっとショートしてるだけだから。未来に戻して治療すればすぐ治るわよ。
ったく、お兄ちゃんったら!皆に心配かけて!」
ガンガンッ!
ドラミはドラえもんを二回ほど蹴った。のび太「ちょ…ドラミちゃん…」
ドラミ「いいのよ!のび太さんも蹴っておきなさいよ!」
のび太「え。…そ、そうだね。」
ガンガンッ!
のび太はドラミと共に日頃の鬱憤を晴らすかのように蹴りをいれた。
ドラえもん「………(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」
ジャイアン「ついでに俺もッ!」
ドラえもん「エターナルフォース空気砲ォォォォォォォォ!!!!!」
ジャイアン「ヌオーーーーー!!!」
ドラミ「あらお兄ちゃん、おはよ!」
ドラえもん「…おはようドラミ…。……おはようのび太!?」
のび太「ヒッ!?」
ドラミ「お兄ちゃん!私達に感謝しなさいよ!私達の蹴りで衝撃をあたえたから目が覚めたんだから!」
ドラえもん「クッ…!…ありがとう。」
のび太「古いテレビかよ。」
ドラえもん「…のび太、今なんつった?」
のび太「え!?いや、ド、ドラえもんはドラミちゃんには頭あがらないんだなぁ〜って…」
ドラえもん「黙れえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
のび太「メメタァ!」ジャイアン「お前ら素数を数えて落ち着けッ!!!」
スネオ「13 17 19!!」
ドラミ「あんたじゃないわよ。」
353マロン名無しさん:2008/05/24(土) 19:52:23 ID:???
ちょwドラミちゃん自重www
まさか来るとは思わなかった
3541:2008/05/25(日) 11:57:06 ID:6cD46b+c
のび太「ドラえもん…実は安雄君が…」
のび太はドラえもんが気を失っている間に起きた事を話した。
プッチを倒したこと…
地底人と和解したこと…
そして、安雄のこと…

ドラえもん「安雄のやつッ…!パープル・ヘイズなんてスタンドを持ってるから…」
ドラミ「どうゆうこと?」
のび太「ジョジョの奇妙な冒険五部をフーゴに注目して読んでごらん。」
(※フーゴが途中でいなくなった理由はパープル・ヘイズが強すぎたかららしい。)
ドラミ「へー、そうなの。ジョジョ読んだことないからわかんないわ。」
ジャイアン「ドラミちゃんはどんな漫画読んでるの?」
ドラミ「スラム街のダンク君、幽遊赤裸々白書、ブリーフ、新宿二丁目の夕日とかかしら。」
スネオ「(どこかで聞いたことあるやつばっかだな…)」
ドラミ「そうそう!お兄ちゃん、あれ出してよ!」
ドラえもん「『女王様セット』〜!」
ドラミ「バカ。」
グイィィィィ
ピシ!パシ!
ポタポタ
ドラえもん「ケ、ケレルゥゥゥゥゥ!!」
355マロン名無しさん:2008/05/27(火) 18:39:10 ID:???
続きを
3561:2008/05/28(水) 22:58:11 ID:OJAcEsrG
ドラミ「お兄ちゃん、実はね…」
ドラミはドラえもんに、彗星が地上に落ちてしまったことによりこのままでは恐竜達が絶滅してしまう事を話した。

ドラえもん「成る程。流石我が妹。優しいな。」
ドラミ「もう!バカ!」
ドラえもん「ハハッ、赤くなってるぜ?」
ドラミ「お兄ちゃんったら!」
祭祀長「…そろそろ話を進めてもらってもいいかな?」
ドラえもん「あ?…ああ、『桃太郎印きびだんご』に『ポップ地下室』。これを使えば恐竜達を救うことが出来るぜ。」
祭祀長「本当か!?」
軍団長「それで!?どうやって使うんだ!?」
ドラえもん「ググレカス。」
軍団長「え?」
ドラミ「意地悪しないのお兄ちゃん!!」
ドラえもん「こーゆう他力本願ヤローには世間の厳しさってのを教えてやらないとなぁ〜。レロレロレロレロレロレロレロレロ。」
軍団長「くッ…!!」
3571:2008/05/28(水) 23:03:51 ID:OJAcEsrG
【ドラミ説明中】



のび太「じゃあ僕達で協力して恐竜にきびだんごを食べさせて言うことを聞かせて、『ポップ地下室』で作ったシェルターに誘導すればいいんだね?」
ドラミ「冴えてるわねのび太さん。シェルターには『日光ゴケ』で太陽の光もあるし、地下水の川や海水も引いて、植物も色々移し替える。
どうやってやるかって?それは、」
ドラえもん「俺の道具を使えば余裕だ。」
3581:2008/05/28(水) 23:12:13 ID:OJAcEsrG
ボンッッッ!!


ドラえもん「これでシェルターが出来たはずだ。」
ドラえもん達は真っ暗なシェルターの中に入り、日光ゴケを吹き付けた。


のび太「うわぁ…」
スネオ「広いッ!!」
ジャイアン「これが地下室!?ちょっとした島ぐらいの大きさはあるんじゃねえか!?」
ドラえもん「これぐらいあったほうがいいだろ。」
スネオ「ちょ、ちょっと……、地底地図を見せて!」
スネオは地図を広げると、聖域と呼ばれている四角い場所を指差した。
スネオ「この地下室は聖域なんじゃあないかッ!?」
ジャイアン「何ッ!?」
のび太「ほんとだ!位置といい大きさといい…。」
スネオ「聖域は!!」
ジャイアン「ドラえもんが!!」
ドラえもん「つくっちまったよーだな!!」
3591:2008/05/28(水) 23:23:12 ID:OJAcEsrG
そしてのび太達は『桃太郎印きびだんご』を使い、恐竜達をシェルターへと誘導したのであった。


ドラえもん「…よし、これでここに住み着いた恐竜達は末永く暮らしていけることだろうよ。」
祭祀長「…まことにあなたがたは……、神のお使いに違いない。」
祭祀長と軍団長は地面に手をつき、のび太達に向かって深々と礼をした。

のび太「よして下さい!僕達は出来るだけをやっただけですから…」
ドンッ
のび太「キャッ!」
ドラえもん「(ああ〜〜〜〜〜!見えるッ!見えるぞッ!このドラの力に平伏す愚民どもの姿がッ!!正に、至福ッ!今!この瞬間!このドラは神となったッ!!)」
ドンッ
ドラえもん「パフューム!」
ドラミ「顔を上げてください。そんなことより、私達を現代の地上に戻してもらってもいいですか?」
祭祀長「ああ、当然だ。」
3601:2008/05/28(水) 23:27:49 ID:OJAcEsrG
友達だから

作詞・武田鉄矢


笑ってるきみは青空みたいだ
みてるとぼくまでほほえんでしまう

ちがう色したシャツきているけれどおんなじ色の夢を追いかけた
ずっと遠くの空の下まで
ルルルル
ふたりで旅した雲のように
ラララ

ぼくたちほんとは友達みたい
ぼくたちほんとに友達なんだ

いつまでもいつでも
友達だからね
友達だからね


3611:2008/05/28(水) 23:31:57 ID:OJAcEsrG


祭祀長「今や全てが明らかになった。大災害も今日われらがここにあるのも神の思し召しである。
すなわち恐竜族は地底で栄えよと。これが、神の御心だったのである。
われわれは今後もこの地底国を住みよい豊かな世界にするべく、努力をおこたってはならないのである!!」

地底人「ワアアァァァァァァァァ!!」

3621:2008/05/28(水) 23:45:32 ID:OJAcEsrG
【現代・裏山】

スネオ「学祭の裏山だ!帰ってきたんだ!!」
ジャイアン「この空気……美味ッ!」
ロー「皆…、せっかくお友達になれたのに…。」
のび太「……ローさん…。あの、すみません…。前は言い過ぎました…。それに…お兄さんも……」
ローはそっとのび太の口に手を当てた。
ロー「もういいのよ。…兄さんもきっと生きてるわ。きっとね…」
のび太「………。」
ジャイアン「そういやぁ…プロシュート兄貴はどうしたんだ?」
のび太「あ…!」
ロー「船にはあなたたち以外の地上人はいなかったみたいよ?」
のび太「え…?(どういうことだ?確かにプッチは船に兄貴が行ったと…)」
ロー「あなたたちも……これから大変だろうけど、頑張ってね。」
ジャイアン「そうだ…ジャイ子は無事かッ!?」
スネオ「ママは!?」
ジャイアンとスネオは町に向かって走り出した。
のび太「おまえらッ!!町は危険だっ!慎重に行動しないと!!」

ドラミ「…あーあ、のび太さんも行っちゃったわね。」
ドラえもん「世話のやけるガキ共だぜ…」
ドラミ「フフッ」
ドラえもん「何だよ?」
ドラミ「お兄ちゃん楽しそう。未来にいたときと全然違う。」
ドラえもん「…かもな。こんなスリル、未来じゃ味わえないからな。正に死ぬか生きるか。俺はこれを待っていたんだッ!!」
ドラミ「素直じゃないんだから。」
3631:2008/05/28(水) 23:54:33 ID:OJAcEsrG
【のび太達の通う学校】


先生「…であるからにして、ここの答えは…」
出来杉「………」
出来杉はぼーっと、頬杖をついて窓の外を眺めていた。
静「出来杉さん?」
出来杉「…静ちゃん…安雄君からの連絡が途絶えた。」
出来杉は窓の外をみたまま、静にだけ聞こえるよう小声で呟いた。
静はそれを聞いて俯いた。
出来杉「……(次はどう動く…?)」





プッチ 死亡

安雄 死亡

兄貴 行方不明

TO BE CONTINUED……
364マロン名無しさん:2008/05/28(水) 23:56:18 ID:cS+6DqBi
3651:2008/05/28(水) 23:57:58 ID:OJAcEsrG
これでスレタイの竜の騎士編は終わりです。一応この先の物語はまだまだ続くのですが、このまま続けてもいいものか…

皆の意見を聞こうッ!
366マロン名無しさん:2008/05/29(木) 18:09:03 ID:9Z7bBwCE
乙!
367マロン名無しさん:2008/05/29(木) 19:52:26 ID:???
今度はまた別の大長編でやるの?
368マロン名無しさん:2008/05/29(木) 20:02:14 ID:???
続きが気になるではないか…書け
3691:2008/05/29(木) 20:10:58 ID:GDumDPyG
>>367
一回劇場版から離れてオリジナルの話を挟もうと思ってるんだが…
どうだろね?
370マロン名無しさん:2008/05/29(木) 20:38:31 ID:???
おお!竜の騎士編終わったか!乙乙
オリジナルでも劇場版でもいいから続きを書いてくれ
371367:2008/05/29(木) 20:49:55 ID:???
>>369
OKOK次楽しみにしてます
3721:2008/05/29(木) 22:09:57 ID:GDumDPyG
それではもう少し皆には付き合ってもらおうッ!
3731:2008/05/29(木) 22:20:40 ID:GDumDPyG
【現代に戻ってから30分後・学校】


ジャイアン「そうか…、皆は授業中か…」
スネオ「僕達がいなくなってから一週間ぐらいかな?きっと大騒ぎになってるだろうね…」
ジャイアンとスネオは裏山のふもとにある学校に行き、窓から教室を覗いていた。
いつもと変わらない授業風景。正直ジャイアン達はほっとしていた。

ジャイアン「だが… 、この町にもスタンド使いどもが紛れ込んでいる。…ジャイ子が心配だッ!!」
スネオ「あッ!ジャイアン!」
ジャイアンはジャイ子が無事かどうか確かめるために学校の中へと向かって行った。
スネオ「僕は…ママが心配だ!」
スネオもまた、ママが無事かどうか確かめるために自宅へと走って行った…。

3741:2008/05/29(木) 22:32:39 ID:GDumDPyG
【学校】


ジャイアン「ジャイ子の靴は…」
ジャイアンは下駄箱にジャイ子の靴があるか探していた。
時々気になる女子の靴の匂いをかいだり…

ジャイアン「意外と臭いな………」
男「君…変わった趣味を持っているな。」
ジャイアン「ビクゥッ!!だ…誰だ、誰ですかッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ジャイアンはその男の姿を見た瞬間、誰だかわかった。
小学校には不釣り合いな学生服。その奇妙なファッション。独特な立ち姿。

ジャイアン「見ない顔だ……。そしてお前は……花京院典明ッ!!」

バンッ!

花京院「成る程…お前は何故か私を知っている…ということは『スタンド使い』!!
そして同級生の女子の靴の匂いを嗅ぐ行動……『敵』と見なして差し支えは無いなッ!!
『エメラルド・スプラッシュ』!!!」

バシアアアアアン!

ジャイアン「な…なにィ〜!」
3751:2008/05/29(木) 22:48:25 ID:GDumDPyG
ズババババババッ!

花京院のスタンド『法皇の緑』が放ったエメラルドスプラッシュはジャイアンに直撃し、ジャイアンは下駄箱の靴と共に吹っ飛んだ。

ジャイアン「ぐう〜ッ!……貴様、何か勘違いをしていないか…俺のさっきの行動は只の性癖だ!それで『敵』とか言われちゃたまったもんじゃねーぜッ!!」
花京院「まだ立ち上がる気か…だが悲しいかな、上手いこと言って逃れようとするものに明日は無い。」
ジャイアン「ケッ…、言ってもわかんねぇなら拳でわからせるしかねぇか…。誰が『正義』で誰が『悪』かをなッ!」
バターーーン!

花京院「ムッ!?下駄箱を倒し、靴を散乱させて身を隠したか…」
辺りに靴の匂いが漂う…

シーー…ン

花京院「しかしッ!!」

花京院「すでに下駄箱に『法皇の緑』の結界は完成していたッ!!これでお前は身体を少しでも動かせば結界に引っ掛かり『エメラルドスプラッシュ』を喰らうッ!(ジャイアンに聞こえるとばれるので小声)」

376マロン名無しさん:2008/05/29(木) 23:01:47 ID:???
今度は三部か?w
まさかの花京院相手でジャイアンどうなる!
3771:2008/05/29(木) 23:05:08 ID:GDumDPyG
ピンッ!

花京院「!!触れたなッ!とどめくらえエメラルドスプラッシュ!!!」

ズババババババッ!

エメラルドスプラッシュが靴の山を無惨にも切り裂いた!

花京院「これでわかったな…『悪』とは敗者のこと。つまりお前のことだ。
『正義』とは勝者のこと。そう、僕のことだッ!」

花京院は靴の山に近づき、足で靴を蹴り払った。

シャラーン

花京院「な…なんとッ!?いないッ!?」
ジャイアン「このジャイアンは…いわゆるがき大将のレッテルをはられている…
俺に逆らうやつの漫画をぶん取り、いまだ漫画を返してもらってねえヤツもいる…
イバルだけで能無しなんで気合いを入れてやった上級生はもう二度と学校でタメ口をいわねぇ。
どこで売ってるかわかんねぇ安い菓子を食わせるダチの家のトイレを糞まみれにするなんてのはしょっちゅうよ!!
だがこんな俺にも吐き気のする『悪』はわかる!!『悪』とは人の話を聞かないで踏み付けてくるやつのことだ!!
ましてや女子の靴をーっ!貴様がやったのはそれだ!あ〜〜〜〜ん!
俺のスタンド『ダイバー・ダウン』で地面に潜行してエメラルドスプラッシュをかわしたッ!!
やはり『正義』は俺ッ!俺の『スタンド』!
オラララララララララララ!!!」
花京院「うわーーーーーッ!!!」

ボッゴォーーーン
3781:2008/05/30(金) 00:01:27 ID:GDumDPyG
ジャイアン「俺も成長しているみたいだな…」
花京院「ううッ…」
花京院はその場に倒れ込んだ。

花京院「僕の負けだ…早くとどめをさせ…」

ジャイアンは花京院に女子の靴を投げた。

ポテン

ジャイアン「これでも嗅いで元気だせ…。
俺はお前に用は無い。妹を探している。
…あーあ、お前のせいでジャイ子の靴がどれだがわかんなくなっちまったぜ…。」
花京院「お前…『アイツ』の手下ではないのか…?」
ジャイアン「『アイツ』…?『ボス』を知っているのか!?」
花京院「いや…僕も『ボス』を捜している…。正確には僕『達』だが…。
どうやら君も『ボス』に敵対する一人のようだな…」
ジャイアン「そうか…俺らの他にも『ボス』に敵対するやつがいるのか…。
よしッ!お前に名誉を挽回させるチャンスをやろう!!俺と一緒に妹を捜してくれッ!」
花京院「ああ…僕も同行させてくれ。」

クンクン

花京院「いい…香りだ。」
ジャイアン「だろ?」
379マロン名無しさん:2008/05/30(金) 23:19:36 ID:???
ちょwww
3801:2008/05/30(金) 23:54:40 ID:Csirmzfp
その頃スネオは…

【スネオ邸】


スネオ「やっと帰ってきた…マイハウス…。
ここから全てが始まったんだったな…。」
スネオは門の所に立ち、しばらく自分の住む家を眺めていた。
庭にはまだスネ吉の赤いオープンカーが置かれていた。

スネオ「まだあるのか…?あれから一週間は経っているというのに…、ハッ!ママはッ!?」

スネオはただならぬ雰囲気を感じ家の中へと駆けて行った。

ガチャ


スネオ「ママぁぁぁ!!!僕だよ、スネオだよーーー!!」
3811:2008/05/31(土) 00:03:30 ID:+vfGl0ER
シーー…ン


スネオ「ママぁぁぁ……!誰もいないのか…?」


タタタタタッ


スネオ「!?」


シーー…ン



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「(確かに…何かが走る音を聞いた…!!)」



タタタタタッ



スネオ「まただッ!!…こいつぁ〜ヤバイ臭いがプンプンするぜぇ〜…」

3821:2008/05/31(土) 00:14:26 ID:+vfGl0ER
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


スネオ「(どうやら俺は『敵』のエリアにまんまと足を踏み入れてしまったようだな…
足音からして『敵』は小さい!!人間の走る音じゃない…小型の『スタンド』が俺の家を我もの顔で走り回ってやがる。許せねぇ〜…
ママの無事を確認したいのはやまやまだが、先にこの『敵』を何とかしねぇとな…)」


タタタタタッ


スネオ「!!…くッ!早過ぎて俺の『プラネット・ウェイブス』の隕石じゃまにあわねぇ!!」


キラリッ

スネオ「ハッ!?」

スネオは身の危険を感じ、慌てて飛びのいた。

3831:2008/05/31(土) 21:23:09 ID:+vfGl0ER
スネオ「うっ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオがかわした『何か』はスネオの家の200万相当の壷に当たっていた。

スネオ「つ、壷が…ドロドロに溶けているッ!!」
壷は粘土のように溶けていた。

スネオ「『ドロドロに溶かす』能力…!なんだ…思い出せ…誰のスタンドだった…!?」

ピカァッ

スネオ「う…後ろッ!?」

ドギャァ!

スネオ「これに触れたらヤバイッ!!」
スネオは近くにあった150万相当の花瓶を盾にした。

ドロドロ

スネオ「後ろからもくるとは…(敵は一体だけじゃねぇのか…?)」

タタタタタッ

タタタタタッ

スネオ「グレート。このスネオ、絶体絶命のピンチってやつかぁ〜〜?」
3841:2008/05/31(土) 21:29:02 ID:+vfGl0ER
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドギャァ!

スネオ「はああッ!」

ドギャァ!

スネオ「う お お お !!」

グサッ

スネオ「靴がッ!? …一旦2階へ逃げるしかッ!」
スネオはこのままここにいると無意味に命を失いかけないと判断し、2階へ逃げて態勢を整えることにした。

3851:2008/05/31(土) 21:38:07 ID:+vfGl0ER
【2階】


スネオ「ハアハアハアハアハア…自分の家で死にそうな目に合うとはなぁ…。まぁ、こういう事になるとはちょっとは予想してたけどよォ…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「ん…」
スネオは足元に何か落ちているのを見つけた。
スネオ「これは…ペロ。…これは『糞』!!?オエェェ!!………しかし、これでわかったぜ、敵の『正体』がよォ…。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「敵は『虫喰い』!!!ネズミだッ!!
俺の家でネズ公がいるって事だけで許せねぇよなぁ…。ミッ〇ーなら大歓迎だがよ。」
3861:2008/05/31(土) 21:46:56 ID:+vfGl0ER
スネオ「敵の正体がわかったのはいい。だが相手は生き物だ、警戒心が強くわざわざ射程圏内に俺を入れてくることはないだろう…。
一定の距離を保ちながら相手を仕留める機会を伺っている。『狩る』か『狩られる』か…。
とりあえずチーズでも探すか…。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

キイィィィィ

スネオ「………?」

キイィィ…

スネオ「なんだ…ママの部屋のドアがひとりでに?…俺の家に限ってたてつけが悪いなんてありえねぇ…。」

キイィ…

スネオ「!ママッ!?」
3871:2008/05/31(土) 21:52:54 ID:+vfGl0ER
バァンッ!

スネオはドアを勢いよく開けたッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「だれ…も…いない…?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

虫喰い「……」

スネオ「こ、こいつは…『虫喰い』…!
ドアの陰に隠れて待伏せていたのか…?」

虫喰い「……」

スネオ「この俺がネズミごときに罠に嵌められたというのかァッ!!?」

ズキュウンッ!!

スネオ「うおおおおおおおおッ!!?」
3881:2008/05/31(土) 23:32:31 ID:+vfGl0ER

グサァッ!


スネオ「う…うう…」

虫喰い「……」

スネオ「う…うふ…うふふ…」

虫喰い「!?」

スネオ「ふはーはっはっはっはっはっ!!!!この俺がッ!ネズミごときにッ!やられるとでも思ったかーーーッ!?
服の下に『ウルトラジャンプ』を忍ばせておいたのさーァッ!!!」

虫喰い「ギャギャ!?」

スネオ「『ウルトラジャンプ』がドロドロになっちまったじゃねーかぁ…
このタゴサクがァーーーッ!!!」
スネオは虫喰いを力の限り蹴り飛ばした!

虫喰い「ギャースッ!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

スネオ「まずは一匹ッ!」

3891:2008/05/31(土) 23:39:08 ID:+vfGl0ER

スネオ「ったく…いくら俺の命を狙うネズミだからって蹴り飛ばしたのは胸糞悪いぜ…」
スネオはティッシュ箱からティッシュを一枚抜き取り、虫喰いを包んで机の上に置いた。
スネオ「ナムナム…。
…だがよ、自分のナワバリにいる者は人間だろうが皆殺し…てめーさえよけりゃあいいという…
もはやこの地球上に生きていい生物じゃあないな…
恨むんなら『ボス』を恨むんだな…。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「よし…『狩り』の始まりだ。」
3901:2008/05/31(土) 23:45:22 ID:+vfGl0ER
スネオは2階にあるものを片っ端から引っ張りだした。

スネオ「ラジコンにビデオカメラ…扇風機、枕、パパの猟銃、一応チーズも持って行くか…」

ガサゴソ

スネオ「今の所、2階に虫喰いはいない…。1階には少なくとも2匹はいる。3階に…は分からないな。多分いないと思うが。
…ママはきっとどこかにいるさ…。」

3911:2008/05/31(土) 23:52:48 ID:+vfGl0ER
【1階】

スネオ「よし…」

ウィィィン

スネオは小さい車のラジコンにビデオカメラをくっつけたもの操作し、虫喰いの動きを探った。

ウィィィン

スネオ「家の中は全部頭に入っている。」

ウィィィン

スネオ「…無事に戻ってきたか。」
スネオはビデオカメラを取り、再生し始めた。

スネオ「映ってる…。…いた。台所に一匹。『用心深い』な、ラジコンから一定の距離を保ったままチーズにかじりついてやがる…。
……ここにも。応接間か。こいつ…ソワソワしてるぜ。いらついてやがるな。
…二匹で間違いなさそうだな。」
3921:2008/06/01(日) 00:00:24 ID:+vfGl0ER
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「人間様を甘くみたことを…後悔させてやるぜッ!!」

ジャキンッ!

スネオは扇風機と枕、チーズを装備し、台所へと向かった。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「…へっ、余程腹が減ってるよーだな。一心不乱にチーズにかぶりついてやがる。」

スネオは台所の虫喰いに向かってタコ糸で結んだチーズを投げた。

虫喰い「……?」

スネオ「こんなんで上手くいくとおもわねぇがよ〜〜。最高級のチーズだぜ。ネズミにもわかるだろ〜。」
虫喰い「………」

虫喰いはチーズに向かって少しずつ、少しずつ近付いてきた。
スネオ「ベネ!もう少しだ…。猟銃で確実に仕留めるためにはもう少し近付いてくれぇ…」
3931:2008/06/01(日) 00:08:22 ID:7AiVgqGG
虫喰い「………」

スネオ「いいぞ…いいぞ…よしッ!!今だッ!」

ドドドドドドドドドッ!

スネオ「!?『スタンド』を出したッ!?…だがやるしかないッ!!」
ズドォォォォォン!

スネオは虫喰いに向かって発砲した!
虫喰いも『スタンド』から弾を発射した!

ドンッ!

虫喰い「ギャースッ!!」
スネオ「命中したッ!?…ウッ!向こうの弾も飛んでくるッ!」

カンッ!

スネオ「猟銃がッ!!」

ドロドロ

スネオ「くそッ…!(何とか二匹目は始末できたが…。猟銃がオジャンになると辛いな…)」
394マロン名無しさん:2008/06/01(日) 00:30:08 ID:???
今日はスレ主筆がノッテるな。ガンバ
3951:2008/06/03(火) 00:42:00 ID:BPTZ65Bx
スネオ「敵の攻撃は遠距離、かつ正確な一撃必殺だ…。飛び道具が無いと対抗することが出来ないぞ…。」

スネオは台所を右往左往しながら何か武器になるものがないか探した。

スネオ「駄目だ…。包丁しかない。…『プラネット・ウェイブス』の隕石で家ごと潰すか…?いや、ダメだ。ネズミごときに家一軒犠牲にするなんて俺のプライドがゆるさねぇ…。
……仕方ない、のび太を呼んで『セックス・ピストルズ』で始末してもらうか(のび太に頼るなんて癪だけどよ〜)。」
スネオは携帯を取るためにポケットに手を突っ込んだ。

ゴソゴソ

スネオ「あれ?どこいったかなぁ。」

ゴソゴソ

スネオ「無い…。部屋に置き忘れたか?」

面倒だとは思いつつ、部屋に携帯を探しに行くため2階へと向かった。
3961:2008/06/03(火) 00:57:47 ID:BPTZ65Bx
スネオは応接間を横に通り過ぎ、2階への唯一の階段にたどり着いた。

ブーン

スネオ「!蝿……。うッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「(『虫喰い』!!い、いつの間に応接間から階段にッ!)…幸いまだ俺に気付いてねぇみてぇだな…。なら先手必勝ッ!!踏み潰してやるゥッ!!!」
スネオは階段にいる『虫喰い』を足で勢いよく踏み潰そうとした!

スネオ「うおりゃあああああ!!!……ああぁぁ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネオ「『虫喰い』の……死体ッ!?こ、こいつ、2階で俺が始末してティッシュに包んでおいたやつ……!!
お、お前は一体こんなところで何をやってるんだァーーーーーッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

グサァッ!

スネオ「なっ!!」
虫喰い「……」
スネオ「なにィ〜〜〜ッ!!さっ、刺されたッ!ね…鼠がやったっつーのか!?鼠が「死体」を運んで俺が通る階段の所において…
攻撃するタイミングを作ったっつーのか!鼠にそんな知能があるっつーのか!?」
3971:2008/06/03(火) 22:12:11 ID:BPTZ65Bx
背後からの『虫喰い』の攻撃を首に受けたスネオはヨロヨロと壁にもたれ掛かった…

スネオ「ああ…あっけねぇ…実にあっけねぇ…このスネオ、鼠にやられちまうとはなぁ…。兄さんゴメンね…仇をとってやれなくて。
はあぁ…身体がドロドロになって………いかないッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「やれやれだぜ…。スネオ、もう『虫喰い』は退治したぜ。立てるぐらいの元気はあるだろ?」

そこにいたのはのび太ッ!右手にはぐったりとした『虫喰い』の姿が。
スネオ「の、のび太ァッ!!…君ってやつは…いつも美味しいとこを持ってくんだな…。」
のび太「ああ。主人公だしな。しかし、これはどういうことだ?何故『虫喰い』がスネオの家に…。」
のび太は『虫喰い』を顔の前でブラブラさせながら言った。
スネオ「僕達が思ってるよりこの町は酷い状況だ。何でもありさ。『ボス』はどんな手を使っても僕達を殺そうとしているらしい…。」
のび太「……。スネオ、これで懲りたろ?これからは勝手な行動は慎んでくれ。
向こうはチームだ。僕達もチームで対抗しないと勝てない。」
スネオ「ああ、悪かったよ…。でも、ママが心配だったんだ。」
のび太「ママは無事だったのか…?」
スネオ「…どこにもいなかった…。」
のび太「そうか…。それじゃあ僕の家族もどうなってるか…。スネオ、悪いんだけど僕の家までついて来てくれないか?」
スネオ「さっきチームで行動しろって…」
のび太「僕と君のチームだ。」
スネオ「う、うん。」
スネオは納得するしかなかった。のび太の気持ちが痛いほどわかったから。
しかしこれが新たな戦いのきっかけになろうとは誰が思っただろうか?いや、だれもが思ってるはずだった…
3981:2008/06/03(火) 22:30:39 ID:BPTZ65Bx
その頃ドラえもん達は…

【裏山】


ドラえもん「さて…、俺らはどうする?」
ドラミ「そうねぇ…。実際私達の道具を使えば『スタンド使い』ってゆうの?あんなの敵じゃないわよ。」
ドラえもん「そうだけどよォ…。あいつらは俺が『秘密道具』を持ってるってことを知っている。(もしもボックスを盗んだぐらいだからな。)それ相応の対策はしてくるだろうぜ。」
ドラミ「うーん。じゃあこっちから攻めて行かないと。お兄ちゃん!『どこでもドア』を出して!一気に敵の本拠地に乗り込みましょう!」
ドラえもん「ちょww話終わるwwでもその方が楽かww
『どこでもドア』………」

ドラミ「………」

ドラえもん「………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ピタァッ


ボス「ドラえもーん……そんなことしてくれると困るんだよ…。だから、ね?ちょっと眠っててもらおうか。私の『ザ・ワールド』の手によってねッ!!」

プチィッ!!

ボス「君達の電源を切らせてもらったよ…。時は動き出す。」

ドラえもんとドラミは電源を切られ、その場に倒れ込んだ。
3991:2008/06/03(火) 22:39:27 ID:BPTZ65Bx
ボス「ふふ…ふはははははははは!!!ドラえもんを手に入れれば私は絶対無敵ライジンオー!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ボス「後は邪魔物を片付ければ…全てが完成するッ!!!」

4001:2008/06/03(火) 22:48:17 ID:BPTZ65Bx
そのころジャイアンは…

【学校】


キーンコーンカーンコーン

ジャイアン「授業が終わったみてぇだ。ジャイ子の教室は2階だ!花京院ッ!ついてきてくれ!」
花京院「わかった!急ごうッ!」

ダダァッ!


【2階】


授業が終わった夕方の放課後。今日は何して遊ぼうか計画を立てる子供。教室でくだらない話で盛り上がる子供。家でゆっくりしようと急いで帰る子供。
花京院「ふっ…。何故だか懐かしい気分になる。」
ジャイアン「俺は早く大人になりたいぜ。」
花京院「君にもいつかわかるときがくるさ。」
ジャイアン「そうゆうもんかね?…あっ、ジャイ子ッ!!」
花京院「あれが妹か?よく似ている。」
4011:2008/06/04(水) 00:30:46 ID:AtjQ69VF
ジャイ子「お兄ちゃん!?」
ジャイアン「ジャイ子ッ!!良かった無事で!!」
ジャイ子「お兄ちゃんこそ一週間もどこ行ってたのよ!!みんな心配してたのよ!」
ジャイアン「そうか、母ちゃんも父ちゃんも無事なのか!!」
ジャイ子「?」
ジャイアン「ジャイ子、実はな…」

ジャイアンはジャイ子に今まで起こったことを話した。


ジャイ子「そ、そんなことって…!!」
ジャイアン「信じられないのはわかる。だがこれが現実だ。でも良かった、お前が狙われてなくて…」
花京院「(わかる気がするが…)」
ジャイ子「あぁ…これが現実なのね…。でも『ジョジョ』の世界が現実になるなんて…。
…も、もしかしてそこにいる人は…」
花京院「花京院典明です。よろしく。」

ズバコーン

ジャイ子「きゃああああああ!!!!やっぱりあの花京院様なのねぇーーー!!
あなたの『法皇の緑』はいつ見ても痺れるのよォーーー!!
こんな機会滅多に無いわ!臭いかいでおこッ!!クンクン」
花京院「うッ…」
ジャイアン「ほどほどにしとけよ。」
4021:2008/06/04(水) 00:53:57 ID:AtjQ69VF
そのころ…


リゾット「おい…どうしたっていうんだ?そのぶざまな格好はよぉ。」
セッコ「う…うるせ〜〜!おま、おま、おまえら、あいつらは『強い』ぜぇ〜。甘くみてるとヒドイ目に会うぜぇ!!」
スクアーロ「お前みたいにか?」
セッコ「う…」
兄貴「こんな事を話すためにお前らと会っている訳じゃあない。あいつらに勝つためには協力するってことが大事だ。」
リゾット「協力?俺のチームとお前達とか?」
兄貴「いや、全チームの協力だ。」
ティッツァーノ「それは無理な話だ。プロシュートがわざわざここまで来るとは相当な事だろうと思ってたが…。」
リゾット「考えてみろ。今の『ボス』が仕切っているチーム…。ざっと数えただけで、お前のチーム、俺のチーム、アバッキオのチーム、ブチャラティのチーム、ジョルノのチーム、
そして他にも『ボス』がどこで集めたか知らんならず者のチーム、ヴァニラのように独自で活動してるやつもいる。
…プッチってやつも独自で活動してたはずだが、いつからお前のチームに入ったんだ?
…まあいい、やつも連絡が取れない。
プロシュート、これほどのチームが協力なんてすると思うか?答えはNOだ。
あいつらを始末したチームには『ボス』から莫大な報酬がもらえる。どのチームもそれを狙って躍起になっている。」
4031
スクアーロ「…そうだ。プロシュート達も俺達のチームに入ればいいんじゃねえか?」
リゾット「オイ…、何を勝手な事を…。」
ティッツァーノ「…確かに、このチームは今三人しかいない。プロシュート達が入ることで報酬への近道になるかもしれない。リゾット、どうだ?」
リゾット「…一人分の報酬が減るぞ?」
スクアーロ「別にそれぐらいかまわねーぜ。報酬が手に入らなかったら元も子もないしな。」
リゾット「……」
兄貴「おい…話の途中悪いが、俺はお前達のチームに入る気は無いぜ。」
ティッツァーノ「え!?」
兄貴「報酬なんか今の俺にはどうでもいい…。だがな、俺のプライドが傷付けられた事に対してあいつらにお返しをしてやりたいんだよ…。
だから協力するのかしないのか?それが聞きたい。」
セッコ「(こ…こいつ、何を言ってやがるうぅぅぅ!!チームに入れば色々美味しいじゃねぇかぁぁぁ!!)」
リゾット「勝手にやってろ。俺はお前の復讐に付き合ってる暇はねぇ。」
スクアーロ「気持ちはわかるがよ…」
兄貴「……わかった。邪魔したな。」

バタン


リゾット「……お前はどうすんだ?」
セッコ「うおっ!?お、お、おれは、…チームに入る…」
リゾット「チッ…。オイ!じゃああいつらの情報を教えてもらうぞ。ティッツァーノ!後で他のチームに連絡をしろ。…こいつの情報はいいネタになるからな…。」