ストーリーを教えてもらうスレ Part20

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1マロン名無しさん
暇がない、金がない、手に入らない、等の事情により、読めない漫画のストーリーを教えてもらうスレです。
次スレは>>950か、容量が450を越えた時にお願いします。

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ Part19
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1178945011/

まとめサイト(※全過去ログ保管済み)
http://malon.my.land.to/
未解決リクエスト表(※予約&進行中タイトルリスト含む)
http://malon.my.land.to/mikaiketu.htm

【リクエストされる方へ注意点】
その漫画が既出である場合があります。要望を出す前に、未解決リクエスト表にてご確認下さい。
どの程度のネタバレを希望するか、一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
(例:科白を含む等、出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの要望はご遠慮下さい。
即レスは期待せず、気長にお待ちください。

【教えてくれる方へ注意点】
要望が出ている漫画のストーリーはどんどん書いて下さい(※解説が終了した作品の加筆・修正も大歓迎)。
ただ、要望が出ていないものは敬遠される傾向にあります。
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの紹介はご遠慮下さい。
名前欄に作品名を入れていただけると、まとめやすくありがたいです。
時間を置いて数回に分けて投稿する際には、混交を防ぐため、最後に「続く」とお書き下さい。
書く際は予め予約していただけると、投稿の重複が防げて大変ありがたいです(※必須ではありません)。
また、書くのはよそうと思われた時には、面倒でも予約の取り消しをお願いします。
2マロン名無しさん:2008/02/05(火) 21:17:47 ID:vtvGxu4D
1乙
3マロン名無しさん:2008/02/06(水) 00:00:30 ID:???
おつー
4マロン名無しさん:2008/02/06(水) 16:12:07 ID:???
>>1乙です!
5マロン名無しさん:2008/02/07(木) 23:15:28 ID:???
ほしゅ
6マロン名無しさん:2008/02/08(金) 21:10:20 ID:rv2t+Hnx
未解決の物から

ほのかにパープル 全3巻 さいとうちほ

『初めて足を踏み入れて出会った2人が男と女だった時、2人は恋に落ちる』
京都・同命館大学の万葉図書館にはそんな伝説があった。
同大学へ進学した憧れの先輩からその話を聞いていた高3の紫野(しの)は、思い切って
「見たい本がある」と図書館で彼と会う約束を取り付ける。
しかし、そこで出会ったのは所属する部の揉め事から逃げていた晃生(あきお)という男性。
彼もまた図書館に入ったのはこれが初めてであった。
第一印象は最悪だったものの、晃生に惹かれ始める紫野。

数年前に母親を亡くした紫野は、父親と小学生の弟・聡との3人暮らしをしている。父親は
再婚を考えており、相手の女性との対面の日、晃生が紫野の前に現れる。
親の再婚によって2人は義理の兄妹になったのだが、やがて激しく愛し合うようになる。
紫野を義妹として見られない以上、自分が家を出るのが最良だと考えた晃生は自宅から
10分程離れた場所に部屋を借りた。
元々「晃生が娘に手を出すのではないか」と危惧していた父親は、紫野と晃生の電話での
会話を聴いてしまい、2人が愛し合っていると気づき激怒。父親と晃生は衝突する。

しばらくして、晃生は母親から1年間のアメリカ留学話を勧められる。翌年に控えた紫野の
大学受験のことや紫野が父親と恋人の衝突で傷ついていること、そして母親も息子と夫の間で
板挟みになって苦悩していることを聞かされて、彼はその話を了承した。
1年間お互いを信じようと2人は約束する。
紫野は同命館に入学し、その年の12月に晃生が帰国。気持ちは全く変わっていなかった。
そんな中、母親の妊娠が発覚。喜ばしいことだが、生まれてくる子は紫野、晃生両方とも血の
繋がりがある。ますます複雑な話になるのだった。
7マロン名無しさん:2008/02/08(金) 21:11:53 ID:???
↑入れ忘れ(1/2)

(2/2)

知人から借り受けた家で2人は同棲を始めた。授業料や生活費は自分達で賄う必要が出てきた為、
それぞれバイトをして支え合いながら暮らしていた。
晃生の仕事は留学がキッカケで知り合った東寺親子(父娘)の紹介によるものだった。
東寺は自分の娘が晃生に好意を抱いていることに気づいていた。また、彼自身も晃生の仕事ぶりや
人柄を買っていて、もっと重要な仕事を任せたい……そしてゆくゆくは娘婿&自分の片腕にしたいと
考えていた。

ある強風の日、旅行者の煙草の不始末のせいで住んでいた家が全焼してしまう。母親が大学に姿を
見せ、息子達の生活の助けになればと、夫に内緒で2人の為に金を用立ててくれた。
しかし、身重の自分を心配した夫が探しに来たのを知って、見つからないよう急いで帰る途中、川へ
転落して早産のショックで死亡してしまう。
母親を亡くした悲しみから、晃生は全ての責任は父親にあると責め立てる。
それから間もなく、晃生は仕事の都合で東寺と一緒に東京へ旅立ってしまう。
紫野と晃生は愛し合いながらも少しずつ離れていく。

妻を亡くしてからというもの、父親はめっきり弱々しくなり少し老けてしまったように見えた。
紫野は実家へ戻り、生まれたばかりの妹・あすかの世話をしながら大学へ通っていた。
晃生とのすれ違いを深く悲しむ娘の様子に、父親は「手遅れになる前に、東京へ行って晃生を
連れ戻してこい」と紫野を後押しして、今までのことを詫びるのだった。

パーティに出席していた晃生は、父親からの電話で紫野が東京へ向かっていると知る。
このパーティで婚約を発表してはどうかと尋ねてきた東寺に、晃生は「結婚相手は紫野だけだ」と
告げ、彼らを置いてその場を抜け出した。

それから10数年後のある日、紫野&晃生夫妻と食事の約束をし、聡と共に同命館を訪れた
あすかは万葉図書館へと足を踏み入れる。そこに居た1人の若い男性が彼女に微笑みかけた。
いい出会いの予感……で終わり。
8マロン名無しさん:2008/02/09(土) 14:55:42 ID:???
おつ!
9マロン名無しさん:2008/02/10(日) 15:45:57 ID:???
重たい話だな
10マロン名無しさん:2008/02/11(月) 19:37:08 ID:???
ほしゅ
11マロン名無しさん:2008/02/11(月) 21:05:49 ID:6lvGMqdP
しゅ
12マロン名無しさん:2008/02/13(水) 00:12:46 ID:???
13マロン名無しさん:2008/02/14(木) 22:33:47 ID:???
寂しいスレだなw
14マロン名無しさん:2008/02/15(金) 00:01:52 ID:???
ライアーゲームお願いします!
15マロン名無しさん:2008/02/15(金) 01:18:27 ID:???
要約で良けりゃ書ける
作戦の詳細を説明するとなると
まんまテキスト起こしする事から始めにゃならん。
16マロン名無しさん:2008/02/15(金) 20:04:20 ID:???
>>15
書いてくださるならおまかせします
17ライアーゲーム:2008/02/15(金) 21:15:10 ID:???
主人公は二人

女子大生の神崎直(カンザキナオ)
超が付くほどのお人好し。

天才詐欺師の秋山深一(アキヤマシンイチ)
母が巨大マルチ詐欺グループに騙されて自殺
その後、その巨大マルチを騙し返し、潰滅させた経歴を持つ。

簡単に粗筋を語ると
ある日突然、神崎直の元に現金一億円が送られてきて
それをキッカケに無理矢理、LIAR GAME(ライアーゲーム)という
バカげたゲームに参加する羽目になってしまう。
18ライアーゲーム:2008/02/15(金) 21:17:57 ID:???
『一回戦』
自分と対戦相手が一億円ずつ持っておりそれを奪い合うゲームで
ゲーム終了時に一億円を返済する事が条件
一億円よりプラスなら奪った金額が賞金になり
マイナスならば奪われた分を返済する必要がある。

ナオの対戦相手は偶然にも中学校時代の担任であった。
顔見知りという事で安心していたナオは、相手に騙されて一億円を丸々奪われてしまう
返してくれるように頼みに行くも、荒んだ生活で豹変した元担任に罵声を浴びせられてしまう。
友達に相談しても冗談としか思ってくれず、途方に暮れるナオは
『詐欺の事なら詐欺師に聞け』という言葉を本気にし、出所してきたアキヤマに全てを託す事にする。

(アキヤマが協力する条件は『ナオが受け取る賞金を山分け』にする事)

回収人に扮したアキヤマがタイムリミットを偽造して金を受け取り
それを本当の回収人に渡す事でナオの勝利となった。
5千万ずつ賞金を得たナオとアキヤマだが、ナオは自分の5千万を元担任に返してしまう
アキヤマも協力の条件は『ナオが受け取る賞金を山分け』だから
お前が受け取らないのなら、俺が受け取るワケにはいかない、と
アキヤマが受け取った5千万も相手に返すように促すのであった。
無事に終わったと安心するナオの元に
『LIAR GAME 2回戦のご案内』という手紙が届けられる…。
19マロン名無しさん:2008/02/15(金) 22:10:26 ID:???
おつ

これがドラマで人気あったやつなのか
20マロン名無しさん:2008/02/17(日) 16:41:08 ID:???
おちゅ
21マロン名無しさん:2008/02/21(木) 23:17:12 ID:???
22マロン名無しさん:2008/02/21(木) 23:50:35 ID:???
じゃあ未解決から、「カミヨミ」やってみる。
23カミヨミ:2008/02/22(金) 02:08:30 ID:???
柴田亜美「カミヨミ」
平成16年8月号から連載開始、現在既刊7巻
時代は明治時代中期、伝奇風
以前に書いていた「あやかし天馬」(こちらは現代)
の設定やキャラをいくつか持ち込んでいるが
外伝というよりはパラレル設定と考えて良さそう。
基本的には数話で一つの事件を解決する形式。
とりあえずプロローグでもある、第一の事件の(2巻まで)詳細を書いてみる。
24カミヨミ:2008/02/22(金) 02:14:10 ID:???
山口県・赤間関の小さな村で、村人が全員一刀両断されて惨殺される事件が起る。
それを調査するために、帝国軍・零武隊の日明大佐は地元の霊能者・ツゲ婆に協力を求めた。
だが、残留思念を読もうとツゲ婆が遺体に触れると、ツゲ婆も真っ二つになって死んでしまう。
日明大佐と同席していた丸木戸教授は事件が一筋縄では解決できないことを確信した。

その頃、東京の華族・近円寺邸では、カミヨミの菊理(くくり)が近円寺翁の知人の依頼を受けて死者の霊を呼び出していた。
霊が現れると、興奮したその遺族が儀式に使っている遺品に触ってしまい、腕から霊に取り付かれ、暴れだす。
同席していた菊理の許婚者・天馬が菊理をかばって飛び出すが、素手では役に立たない。
そこへ、菊理の双子の兄・帝月(みかづき)と近円寺家の使用人・瑠璃男が現れる。瑠璃男は、遺族の腕を死霊ごと刀で斬り落とした。
取り憑かれて変容し始めた腕は、切り落とすしかない。

そのあと、赤間関の事件で菊理へ依頼するために、日明大佐が現れる。
日明大佐は、菊理を体を張ってかばうだけで、実質役に立たなかった息子の天馬を
「この母の血潮から生まれ出たくせに、血をおそれるとは何事か」となじった。
25カミヨミ:2008/02/22(金) 02:20:49 ID:???
日明大佐が菊理を連れて行ったあと、近円寺邸に江崎という男が訪ねてくる。
故郷で起こった奇怪な事件の為に、カミヨミの姫の力を借りたいと言う。
菊理そっくりの帝月をカミヨミの姫と勘違いしたのを面白がって、
帝月は妹のふりをして江崎の村へ向かうことにした。

翌朝、馬車で移動中の日明大佐と菊理、そして協力者の丸木戸医師。
途中で嫁入りの行列を見かけて菊理が喜ぶと、日明大佐は菊理に、
「あなたと息子の結婚式には、私が着た婚礼衣装を着せてあげよう」と話す。
それに喜んだのも束の間、日明を狙って賊が馬車を襲撃。
賊を彼女が一刀で斬り殺した姿を見て、菊理は義母になる日明大佐が人を傷付けるのを見るのが辛い、
と丸木戸にこぼすのだった。

遺体から事件を詠みきれず、国に保護されるほどの霊能者である菊理も倒れてしまい、
事件の裏に潜む強大な存在を日明大佐は確信する。
今度は帝月の力を借りようとするが、すでに帝月は天馬と瑠璃男を連れて、
江崎の村へ旅立ったあとだった。
日明大佐が警察に事件の協力と、帝月達の捜索を依頼したころ、
帝月達は赤間関の平良邸へ来ていた。
江崎の主・平良夫人は村の子供が多く殺された事を話し、祭りで息子が着るはずだった鎧を媒介に、
息子の霊を呼ぶように帝月に頼んだ。

その夜、瑠璃男と天馬の寝込みを鎧を着た男が襲撃する。
瑠璃男が急所を刺しても、鎧男は死なず、逃げて行った。
26カミヨミ:2008/02/22(金) 02:23:39 ID:???
翌朝、帝月達の居場所を突き止めた、警視総監・八俣が平良邸を訪ねてくる。
八俣は、地元警察に殺害された6名の子供の遺体を墓から出して、調べさせる。
子供たちの遺体はそれぞれ、腕、脚など、体の一部が足りなかった。
結局、帝月、天馬、瑠璃男の三人は零武隊に身柄を押さえられ、
帝月は事件協力のために連れて行かれ、天馬と瑠璃男は零武隊の屯所に軟禁される。
江崎の手引きで二人は脱走した後、江崎につれられ、海辺の洞窟で平良夫人と合流する。

軍に連れて行かれたカミヨミを呼び出すために、今度は平良夫人が二人を拘束しようとする。
そこへ八俣が現れ、連続殺人犯が平良夫人であることを指摘した。
平良夫人は子供たちの遺体の一部をつなぎ合わせて、そこへカミヨミが呼び出した息子の霊をとりつかせて、
息子をよみがえらせようとしていたのだった。
だが、八俣の拳銃でも死なない江崎に勝てず、八俣も含めて結局平良夫人に3人はとらわれてしまう。
27カミヨミ:2008/02/22(金) 03:12:51 ID:???
現地の死霊から事件の概要をよみとった帝月が洞窟にやってきた。
帝月は平良夫人の真の望みが、息子だけではなく、
平家とともに壇ノ浦に沈んだ安徳天皇を復活させることだと指摘する。
平良家は源平合戦で敗れた平家の子孫だったのだ。
人質がいるため、帝月は仕方なく霊を呼び出し、安徳帝(in平良夫人の息子)を復活させるが、
結局肉体の方が持たず、死者の復活は失敗した。
帝月が江崎に、死者の復活の方法や、カミヨミについて教えたのはお前だろうと、問いただす。
帝月は生者の気配のない、江崎をはじめから疑っていたのだった。
すると、江崎の肉体が弾けとび、肉体の中からひと振りの剣が飛び出してきた。
壇ノ浦に安徳天皇とともに沈んだはずの三種の神器のひとつ、月輪・草薙の剣であった。
月輪の剣自身も、自分の継承者だった安徳天皇の復活を望んでいて、
海で事故死した江崎の遺体に取り憑き、平良夫人をそそのかしたのであった。

息子の復活に失敗した平良夫人は逆切れ、あらわれた月輪の剣を手に取り、帝月達に斬りつける。
が帝月を守ろうと、今度は天馬が平良夫人の腕を一刀に斬り落とす。
すべてを失い絶望した平良夫人は、そのまま舌をかんで自害した。
一瞬のみなの気の緩んだ隙に、今度は天馬が剣にとりつかれる。
洞窟を飛び出した天馬は近くで、作業をしていた零武隊の元へやってきて、
ただ、剣の衝動のままに、日明大佐に斬りつける。
一撃目を防がれて、正気を取り戻した天馬は、日明大佐に、
「これ以上剣のせいで被害のでないうちに、自分の首を落として欲しい」と頼む。
息子の覚悟を知った日明大佐が、「それでこそ日明家の男だ」と、天馬を褒め
その首を落とそうとしたまさにその時、それを制止したのは、
もうひと振りの日輪・草薙の剣を帝都から持参した菊理だった。
28カミヨミ:2008/02/22(金) 03:52:44 ID:???
月輪の剣にとり憑かれたままの天馬と日輪の剣を構えた菊理が対峙する。
天馬の持つ月輪の剣は、日輪の剣とともに日本を治めようと言うが、菊理は
「日輪はそれをのぞんではおりません」と返す。
二人を止めようと日明大佐が飛び出すが、天馬の方が早く、大佐は腹にけがを負う。
それを見て菊理は、月輪の剣に勝てるのは、日輪の剣だけ、
そして、日輪の剣を操れるのは、カミヨミ一族の姫だけなのだと言う。
戦いに向かう菊理は「花嫁衣装、着れなくてごめんなさい……おかあさま」と言った。

手出し無用を宣言され、菊理の覚悟を聞いた日明大佐は、せめてこの戦いを見届けるよう、
零武隊の部下たちにも、指示し、自分は情に流されて手出ししてしまわないように、と
自分の足を刀で地面に縫い付けた。
剣の力も借りて、菊理は天馬(月輪)と互角に斬り結ぶが、
もともと剣術の達人である天馬の方が優勢になる。
月輪の剣が菊理の胸に突き刺さったとき、兄・帝月達が現場へ到着。
わざと隙を見せて胸を貫かせた菊理は、そのまま剣を固定し、天馬の腕を切り落とす。
そのまま、カミヨミの能力で、月輪の剣を自分の肉体を使って封印に成功した菊理は、
カミヨミとしての使命を果し、天馬を守って死ねることを「わたしはなんて幸せなのでしょう」、
と兄へ言い残し、剣の憑依のとけた天馬の腕を、カミヨミの最期の力で繋いだ後
「ごめんなさい、天馬さま。痛かったでしょう」と言った。

天馬が目を覚ました時には、その腕には血まみれの婚約者の遺体があったのだった。
29カミヨミ:2008/02/22(金) 03:56:36 ID:???
自分で書いてなんだけど、いまいちわかりにくいような。

以上で2巻終了。
3巻からは、数年後、正式に零武隊に天馬が入隊したあたりからの怪奇事件簿。
30カミヨミ:2008/02/22(金) 04:10:24 ID:???
主な登場人物

日明天馬    1巻時で14歳。武士の家系で、母は零武隊の大佐。菊理を大事にしている。
        菊理姫のいいなずけ。剣術は達人クラスの実力だが、幼いころに試合で人を殺してからは、
        真剣が苦手。
菊理(くくり) 霊能力者カミヨミの女子。神剣を封印するほどの力があり、死者の思念を読んだりできる。
        おとなしくたおやかな性格。天馬大好き。
        1巻冒頭から、彼女の死は暗示されている。また、カミヨミの女は子供を産むと死ぬらしい
帝月(みかづき)菊理の双子の兄で容姿もそっくり。霊能力は強いが 
        カミヨミ一族に男が生まれることが異常で、鬼子扱い。
        わがままな性格。
瑠璃男(るりお)基本的に帝月の下僕。帝月ラブ。
        つねに刀を持ち歩いていて強い。源氏の末裔
日明蘭     陸軍・零武隊のリーダー・大佐。天馬の母。 
        作中で一番男らしい。
八俣八雲    警視総監でオカマキャラ。


       
31マロン名無しさん:2008/02/22(金) 22:37:38 ID:fAb+ERJx
真っ二つ…
32マロン名無しさん:2008/02/22(金) 23:41:26 ID:???
えええ
それで終わらないで続くの?
菊理とかはもう出番なしですか?
33マロン名無しさん:2008/02/23(土) 00:21:17 ID:???
菊理は回想シーンとかで出てくるくらい。
あとは天馬が幻を見るシーンとか。
柴田亜美作品なので、3巻以降は帝月がヒロインポジションで、
天馬ラブ全開になる。
34死がふたりを分かつまで 1/3:2008/02/23(土) 10:01:59 ID:???
【あらすじ】
時は近未来。技術の進歩に伴い犯罪も多様化し、警察の手に負えない凶悪犯罪も増加した。
そんな中、犯罪被害者達が自らの手で自分達の家族を守ろうと秘密裏に自警団を結成した。
その名も「エレメンツ・ネットワーク」。その目的は犯罪者狩り。
メンバーはそれぞれお互いの顔も名前も知らないが、ネットワークを通じて互いに独自の技術と情報を提供し、犯罪予防に役立てていた。

そのメンバーの一人、土方護はある夜、ヤクザに追われている一人の少女と出会う。
彼女の名は遠山遥。なんと、未来予知能力を持っているという。
土方こそが自分を救ってくれる人だと未来視した遥は、土方に自分を守ってくれるよう護衛を依頼する。
その期限は「死がふたりを分かつまで」。

こうして、孤独な刀使い土方護と未来を予知できる少女遙の果てしない逃亡劇が始まった――。
35死がふたりを分かつまで 2/3:2008/02/23(土) 10:03:22 ID:???
【登場人物】
土方護
推定年齢30歳前後?両目に酷い火傷を負っており視力が全くない。
しかし、視界をデジタル情報化することができる特殊なハイテクサングラスを付けているため、一応物を“視る”ことは可能。
特殊加工された単分子ブレードを杖に仕込んでおり、その刀捌きは達人級。
その腕前は飛んでくる弾丸を切り落とせるほど。そこから「ブレード」の異名を持つ。
刑事の中には彼を人殺しと呼ぶ者もいるが、その過去は謎に包まれており、なぜか犯罪者を酷く憎んでいる。
性格はリアリストの合理主義者。敵対する者に対しては冷酷無比で容赦しないが、遥に対しては優しい一面を見せることもある。

遠山遥
12歳の少女。未来視の能力を持っている。
そのため、その能力を欲しがった裏社会の闇組織に狙われており、家族は祖母を除いて皆殺しにされた。
自分を救ってくれる未来を土方に“視た”ため、土方に自身の護衛を依頼する。
が、その本当の理由はなんと土方が将来の旦那さんになる未来を予知したため。
当然そのことは本人に伏せているが、そのせいか土方に淡い恋心を抱いている様子を見せる。
自身の未来視能力のせいか、年齢の割に大人びたところがある。

井川
土方の相棒。基本的には土方の後方支援を担っている。
見た目はチャラチャラした格好をしているが、電子機器に強く土方のハイテク装備は全て彼が作ったもの。
過去に最愛の妹を犯罪で亡くした経験を持ち、そのせいか遥を救いたいと強く思っている様子。
36死がふたりを分かつまで 3/3:2008/02/23(土) 10:05:23 ID:???
遥を犯罪者から保護する依頼を受けることにした土方と井川。
彼女を追っていたヤクザのバックには大手企業エクソリッド社の影が見え隠れする。
未来視の能力を持つ遥を人体実験の材料として目を付けていたようだ。

土方は彼らの刺客を退けるも、そのやり口は一企業がやるような手ぬるいものではなかった。
調べてみると、エクソリッド社の背後には、さらにバルボア共和国というテロ国家が控えていた。
そこで、土方達は「THE・WALL」と呼ばれる海外の対テロ専門部隊と合流する。
「THE・WALL」は「エレメンツ・ネットワーク」の一部門だが、訓練された軍隊並に統率された規律と戦闘能力を持っている。

彼らと協力してバルボア共和国が派遣したテロ部隊を撃退する土方。
しかし、時既に遅く遥の情報は全世界の闇社会に流されてしまっていた。
こうなれば、あとは遥の能力を狙って次々と様々な組織が刺客を送ってくることになる。
しかし、土方は芋づる式に悪党共を退治できて丁度いい、と遥を守り通すことを誓うのだった。

その後は闇社会から刺客が送られてくる→土方が撃退→また送られてくる→撃退→以下ループ、を繰り返しながら少しずつ話が進む感じ。
以下続刊。
37マロン名無しさん:2008/02/23(土) 10:45:00 ID:UfrwaU1r

タイトルが気になってた

しかし未来が分かるのに、自分の家族が死ぬのを防げなかったのか
38マロン名無しさん:2008/02/23(土) 11:07:30 ID:???
>>37
正確には未来予知というより的中率抜群の未来予測なんだそうで
必ずしも全てが分かる訳ではないし分かったとしてもそれを防げるかどうかは別の話、らしい
まぁ、所詮12歳の小娘だしな
39マロン名無しさん:2008/02/23(土) 11:36:34 ID:???
カミヨミの人と死がふたりを分かつまでの人、乙です
40マロン名無しさん:2008/02/23(土) 14:39:33 ID:???
>>37
極端な例で言えば
今から1時間後に核爆弾が落ちてくるのがわかっても
どうしようもないってのと同じだね。
41マロン名無しさん:2008/02/23(土) 15:00:53 ID:???
1時間あれば、自動車で急げば爆心地の山を隔てた向こう側までは逃げられるんじゃナイカナ?
42マロン名無しさん:2008/02/23(土) 15:54:38 ID:???
だからそれが『死がふたりを分かつまで』の状況なんだって。
住んでる所が都会のど真ん中で真昼間の渋滞中だったらどうする?
通帳だのハンコだのは持ち出せるけど
家や持ち物、近くに住んでる知人友人全部失くしますよ?

逃げられるだろ、じゃなくて逃げる事しか出来ないの。
43マロン名無しさん:2008/02/23(土) 16:39:09 ID:???
「魔法少年マジョーリアン」をお願いします
4443:2008/02/23(土) 16:53:40 ID:???
すいませんもう未解決リクエスト表にありました
45トランスルーセント:2008/02/24(日) 15:46:12 ID:???
岡本一広 「トランスルーセント―彼女は半透明」(全五巻)

女性だけがかかる謎の奇病、透明病。
発病するとだんだん身体が透明になっていき、最後には誰にも見えなくなってしまう。

そんな透明病になってしまった女子中学生、白山しずか。
初期症状として身体が半透明になってしまい、大好きな演劇ができなくて苦悩する。
そのストレスから症状が進み、ついには身体が完全な透明になってしまう。
誰も私を見つけてくれない、と悲観して登校拒否になってしまうしずか。
そこを、クラスメートでいつも明るい少年、唯見によって励まされる。
透明な身体を綺麗だと言ってくれた唯見。その言葉に救われたしずかは症状が緩和し、元に戻った。

その後、精神が不安定になると透明化が進むが、安定すると元に戻るようになったしずか。
親友の女の子大河内さんや、透明病の末期症状として完全な透明人間になってしまった恵子さん。
そして片想いの相手、唯見。色んな人々との交流を経てしずかの成長を描いたほのぼの漫画。

ラストまで大した事件は起きず、最後もみんなと手を取り合ってこれからも頑張って生きていこうな感じで終わる。
ちなみに、大河内さんも唯見のことを好きになるが、頑張っているしずかに譲って告白しないまま終わる。
恵子さんは透明人間のまま恋人と結婚するが、子供ができると何故か透明病が治りその後幸せに暮らしている。
しずかと唯見は友達以上恋人未満のままで告白もせずに終わる。
46マロン名無しさん:2008/02/24(日) 16:02:40 ID:mXs/t36I
おつ
その病気って、身体はいたって健康なのかな?
47マロン名無しさん:2008/02/24(日) 17:43:18 ID:???
>>46
身体がどんどん透明になるだけで身体的な障害が出る訳ではないらしい
結局最後まで透明病が何なのかは明確には明かされないし

まぁ、透明病とは何なのか、よりも、身体が透明になったとしても人とどう付き合っていくか
が主題の漫画だしそこら辺の科学的考証はどーでもいいかと
48マロン名無しさん:2008/02/25(月) 00:44:19 ID:???
ストーリーはわかったが、面白そうなような、そうでもないような。
面白い?
49マロン名無しさん:2008/02/25(月) 01:13:13 ID:???
おもしろいよ
あらすじだけでは伝わらない部分が多い
感動と言うほどではないけどさわやかな話で読後感が良かった
50マロン名無しさん:2008/02/25(月) 02:57:31 ID:???
ビッグコミックスペリオールで連載していた
新井英樹の『キーチ!!』をお願いします。
今の『キーチvs』が面白いから買おうかと思ってるんですが
なんかエグイエグイ言われてるので内容知ってからにしようという事で・・・
詳しめに書いてくれたら有り難いです。
51キーチ!!:2008/02/25(月) 18:18:20 ID:???
【幼年編】
恐るべき幼稚園児、輝一。
無口で絶対に泣かず、破壊的なまでに暴力的な三歳児。
その気質から幼稚園で様々な問題を度々巻き起こすが、その分味方も増やしていた。
そんな輝一に対する両親の愛情は確かなもので、輝一も両親にだけは心を開いている。

しかし、ある日の昼下がり、輝一の目の前で両親が通り魔に刺し殺される事件が起こる。
初めは理解できず、暴れ回る輝一だったが、数日経ってようやく両親がもういないことを理解する。
滅多に泣かない輝一の目から大量の涙が溢れ出し、それから大声で泣き続けた。
輝一の祖父母達は対処に困って、とりあえず輝一を安静にさせておくことに。

だが、ある日輝一はフラっと家からいなくなってしまう。
死んだ両親の面影を探して一人で遠くまでやって来た輝一。
そこで一人の女ホームレスと出会う。通称モモちゃん。
モモはかつては旦那と子供がいた普通の主婦だった。
しかし、浮気して男遊びに夢中になり、家を留守にしている間に火事が起きて一人残された子供が焼死。
それ以来人生は転落の一途を辿りついにはホームレスになった過去を持つ。
輝一に死んだ子供の面影を見たモモは輝一を保護しようとする。
そして、輝一もまた行くところがないことからモモと一緒に生活することを選ぶ。

こうして、"ポチ"としてモモとホームレス仲間と一緒に生活することになった輝一。
モモの他に、常に躁状態のポクさん、大阪弁の常識人哲也、完全密封された段ボールハウスに潜む謎の引きこもり青年前田君。
など、個性豊かなホームレス仲間に囲まれて暫くは平和な日々を過ごす。
52キーチ!!:2008/02/25(月) 18:22:36 ID:???
ある日、ホームレス哲也に連れられて競馬場に行くことになった輝一。
そこで、馬を見ただけでその馬が"強い"か"弱い"か分かる、という輝一の特殊能力が判明する。
その能力のお陰で哲也は大金を手に入れることに成功する。

また、いつも誰とも関わろうとはしない前田君が、何故か輝一に興味を持つ。
彼の居城である段ボールハウスに入ると、そこには大量の札束や拳銃が。
輝一に対して欲しい物を一つあげるといい、また、死んだ両親に会う方法を教えると言い出す。
その方法は、「輝一くんも……死ねばいいんだ」。
まだ"死"という概念が理解できない輝一に対して、"死"とは何なのか教えてあげるという。
輝一に大量の札束を与えたあと、前田君は輝一と共に繁華街に向けて歩き出す。
何故か前田君は女装をしており、その香水の匂いに母親の面影を輝一は感じる。

そして、辿り着いた先には事務所帰りの一人のヤクザが。名前は道上。
どこか輝一の父親と似た雰囲気を持つヤクザであり、輝一は近親感を覚える。
そんな道上に対し、前田君は無造作に銃を撃ち放ち、両者は相打ちとなってその場に崩れ落ちる。
母親と同じ匂いの香水を付けていた前田君。父親と似た雰囲気を持つ道上。
二人が血塗れになって倒れているのを見て、輝一の脳裏に両親が刺された時のシーンが過ぎる。
輝一の精神は耐えきれなくなったのか錯乱状態に陥り、幼児退行を起こす。

漸く現場に駆けつけて、モモと哲也は輝一を保護するが、もうこの街にはいられなくなっていた。
ホームレス仲間のポクがお金目当てに警察に情報を売っていたのだ。
このままでは未成年者略取罪でモモは捕まってしまう。
哲也は前田君が残した金と競馬で稼いだ金をモモに託し、遠くに逃げるように諭す。

輝一とモモの二人は手を取り合って遠くの港町に逃げることに。
そこにはモモの古い友人、通称秋ポンが旅館の仲居として働いていたからだ。
53キーチ!!:2008/02/25(月) 18:26:06 ID:???
考えなしに子供と逃避行なんかしているモモを秋ポンは責めるが、結局二人を居候させることに。
が、その部屋は秋ポンとその愛人のヤリ部屋だったので、そこで二人のセックスを見ることになる輝一。
その光景は輝一の精神に幾ばくかの影響を残すことになる。

また、その縁で輝一とモモは秋ポンの愛人とも親しくなり、ある日三人でピクニックに出掛けることに。
だがそこで、モモの悪い癖が出てしまう。
かつて旦那と子供を放って浮気に走ったように、再びモモは秋ポンの愛人とのセックスにはまってしまう。
そうして、二人はお金を持ったまま港町から輝一を置いて逃げていった。

残された輝一を見て、秋ポンは彼を交番に届けることにする。
輝一を捨てるようで罪悪感を覚えるが、そんな秋ポンに輝一はいつか自分が迎えに来ると約束する。
短い間ではあったが、確かな絆が結ばれた二人。
しかし、少し目を離した隙に再び輝一が失踪する。
何かに導かれるように、輝一は夜の山奥へと入っていってしまっていた。
いなくなった輝一を必死に探す秋ポンだったが、途中で事故を起こしそのまま意識不明の重体に。

そして――数ヶ月が経過した。
ある山の麓街に、薄汚れた猿のような男児がフラリと現れる。
なんと、山奥でたった一人で生活していた輝一だった。
虫や草花などを食べて生き繋いでいた輝一。
4歳児にして壮絶な経験を経た輝一は、"ひとりで生きることは素晴らしい"という悟りを開いていた。
輝一は瞬く間に時の人となり、マスコミはこぞって輝一をヒーローのように祭り上げた。
しかし、そんな中輝一の母方の祖母だけは冷静な目で輝一を見ていた。
自分は一人でも生きられると頑なに主張する輝一に対し、いい加減子供に戻れと叱り飛ばす。
そして、輝一は父方の祖父母に引き取られることになった。
54キーチ!!:2008/02/25(月) 18:31:02 ID:???
【少年編】
それから数年後。輝一は小学五年生になっていた。
その壮絶な過去の影響か、輝一は友達を決して作ろうとはせずにいつも一人でいるような子供だった。
また、自分の信念を決して曲げず、たとえ大人だろうと気に入らない相手には決して譲らない。
そのせいで、何度も先生と衝突しては、最後には逆に先生を泣かしてしまう程だった。
また、暴力的なところは変わらず、気に入らない相手には誰であろうと容赦なく鉄拳制裁を繰り出す。
だから、何度も問題を起こしては転校を繰り返す毎日だった。
そんな輝一だったが、正論に対しては素直に納得する面もあり、要は曲がったことが極端に大嫌いな性格になっていた。

そして、輝一はまた転校することになる。だが、今度のクラスには一筋縄でいかない様々な問題が燻っていた。
しかし、そんなクラスメート達に「お前達に興味ないから俺に近づくな」と転校初日に言い放つ輝一。
向かってくるいじめっ子に対しても洒落にならない暴力で撃退する。
お陰で、転校早々輝一と絡もうとする子供はほとんどいなくなってしまった。
そんな中、輝一に並々ならぬ関心を抱いている少年がいた。
名前は甲斐。トップクラスの秀才であり、目端もきくクラスの実質的なリーダーである。
甲斐は幼少の頃、テレビに出てた輝一の"ひとりすごい"発言を聞いて感銘を受け、それ以来熱狂的な輝一ファンになっていたのだ。

ある日、輝一が学校をサボってそのままどこかに出かけるの見かけて後をつけることにした甲斐。
辿り着いたのは競馬場。カメちゃんと呼ばれるホームレスと共に馬に金を賭けていた。
例の見ただけで馬が"強い"か"弱い"か分かる能力を駆使して競馬で荒稼ぎをしている輝一。
カメちゃん曰く、輝一の年収は1000万を超えるものだという。
しかし、そんな大金を何に使っているのかは誰も知らない。
輝一こそが自分の待ち望んだ人物だと確信した甲斐は、輝一に一緒に日本を動かそうと持ちかける。
甲斐には、小五にしてこの腐った日本をどうにかしたいという野望があったからだ。
55キーチ!!:2008/02/25(月) 18:35:17 ID:???
そんなしたたかな甲斐に対し、輝一は今までの子供とは違って頑丈そうだという理由で興味を持つ。
輝一は早速甲斐に命令をくだす。それは、クラスのいじめられっ子佐治みさとを助けること。
自分の視界に不愉快なものが入るのは我慢できないが、自分が動くと全部壊してしまう。
そこで、みさとへのうっとうしいイジメを甲斐に失くしてもらいたいのだという。
甲斐のクラスへの影響力は確かなものなので、甲斐の働きにより表面的にはみさとへのイジメはなくなる。

しかし、納得いかないいじめっ子達は裏で陰湿なイジメをみさとへ仕掛ける。
それに気付いた輝一はあっさりキレて、イジメられてたみさと本人や傍観していた先生含めてクラス全員を叩きのめす。
当然職員室で問題となるが、甲斐が機転をきかしてどうにか大事にはならずにすむ。
輝一が自分のためにしてくれたと勘違いしたみさとは、以後輝一に何かと懐くように。
どうやら、みさとには輝一に助けて貰いたいことがあるようだった。

それは何と、児童売春。みさとは父親と二人暮らしなのだが、父親から月に何度か売春を強要されていたのだ。
それを聞き、汚いものが大嫌いな輝一はすぐさまみさとの父親を殴り倒す。
しかし、みさとの父親を殴ったところで何かが解決する訳でもない。
そこで、警察に届け出るも、みさとの顧客には政界のお偉いさんがいたらしく、捜査は圧力により止められてしまう。
何だかんだいって自分は無力な子供に過ぎないことを実感した輝一。
そこで、甲斐に協力を要請して問題解決に乗り出す。

とりあえず、みさとの協力を得て顧客名簿を手に入れることに成功する輝一達。
しかし、そこには何と甲斐の父親の名前が。
エリート商社マンであり、尊敬していた父親がクラスメートの女児を買っていた。
その事実のショックに挫けそうになるも、輝一に励まされどうにか立ち直る甲斐。
父親と決別することを決意する。
56キーチ!!:2008/02/25(月) 18:39:52 ID:???
その後、輝一に惚れ込んでいて熱狂的なファンでもあるジャーナリストの石塚を仲間に引き入れる。
輝一達のターゲットは、次期総理候補で政界の"しん様"こと政治家・曽根しん。
そんな大物までもがみさとの顧客となっていた。

とりあえず、曽根がみさとを買う様子をビデオに撮影し、決定的な証拠を幾つか集めることに成功する。
そして、それを全国放送のテレビで流して言い逃れできないような大スクープにする。
それが輝一達の作戦だった。しかし、石塚のコネで放送枠を取ってくれていたエフテレビにも圧力がかかる。
また、輝一の家にも何者かが放火をして、祖母が危うく死にかけるという事件が起きる。

作戦は全て無駄になってしまったが、輝一はまだ諦めていなかった。
こうなれば最後の手段として、ゲリラ放送を決行することを決意する。
幼少の頃知り合ったヤクザ道上の伝手で拳銃を入手した輝一。
輝一にどこまでも付いていくことにした甲斐と共に、国会議事堂前にワゴン車を停めて付近を占拠することに成功する。

輝一達は瞬く間に警官達に囲まれ、少年が起こした大事件としてスクープとなる。
それを利用して、輝一達はあるVTRを流してくれるようにマスコミに要求する。
その内容はとある女子小学生を巡る児童買春とそれに関わる政治家達の悪事。
政府の高官達は必死に止めようとするが時既に遅く、そのVTRは全国ネットで流されてしまう。
VTRが放送され、目的が達成されたことにより、大人しく投降することにする輝一達。
そして、突然の豪雨の中、輝一の短い演説を終えて事件は終結する。
57キーチ!!:2008/02/25(月) 18:43:22 ID:???
輝一達は直ちに警官達に確保される。
また、輝一に協力した石塚を初めとする大人達は逮捕されてしまう。
しかし、悪事を暴露された曽根を始めとする政府高官達は当然に失脚する。
また、輝一の行動はクラスメートの友達を助けるものだったと美談化され、あっという間に英雄視されることに。
世論的にも輝一達を罰するなという動きが高まる。

そんな中、輝一が競馬で荒稼ぎしていた大金の使い道が判明する。
なんと、事故を起こして以後意識不明になっていた秋ポンの入院費に当てていたのだ。
また、甲斐はマスコミに自分達を売り込み、輝一を日本の救世主にしようと動き出す。

一方、輝一の秋ポンへの想いを知ったみさとは輝一と共に秋ポンが入院している病院に赴いていた。
奇跡を信じるみさとだったが、やはり秋ポンは昔のまま眠り続けている。
落胆する輝一達。
しかし、病院からの帰り道で、なんと秋ポンが目を覚ましたという連絡が入る。
それを聞き、輝一は静かに涙を流すのだった。

「キーチ!!」・完――「キーチVS」に続く
58自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/25(月) 19:19:45 ID:???
>>51-57
乙です!凄く分かりやすい。
面白そうなので買ってみます。
激動の半生ですね、輝一・・・
普通もっと性格歪むような。輝一は極端過ぎる正義漢って感じ。

にしてもモモちゃんヒデェ
輝一を捨てた事に関してはお咎め無しですかい。
59自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/25(月) 19:40:42 ID:???
>>58
その後ぶくぶくに太った状態で愛人と爛れた性生活を送ってる様子のシーンが数コマある
が、まぁ、どうせその愛人にもすぐに捨てられてまたホームレス生活に逆戻りかと
子供死なせた経験から何も学んでないし
60自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/26(火) 03:10:24 ID:???
面白そうだけど、児童売春とかキッツいなあ
考えるだけで生理的に嫌なのでちょっと読めないかも
61自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/26(火) 10:07:14 ID:???
ど、どなたか前スレで途中だったブラッドハーレーの馬車の続きを…
62自治スレにてローカルルール議論中:2008/02/28(木) 13:55:49 ID:???
どなたか、プリンセスコミックス、津寺里可子先生の
「月に叢雲花に風」をお願いできませんか?
最後の結末まわりだけでもいいので。
63自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/01(土) 15:53:03 ID:???
日野日出志先生の『地獄の子守唄』のあらすじを教えて下さい。

子供の頃、親戚のお姉さんに無理矢理読まされそうになったところを
逃げ出したのですが、最近になって気になりはじめました。
でもやっぱり恐くて手が出せない(本に触れない)俺です。
64自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/04(火) 10:21:45 ID:???
村枝賢一「かもしか!」と、椎名軽穂「君に届け」のストーリーを教えてください。
65自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/04(火) 15:35:33 ID:CAxN6uel
保守age
66自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/05(水) 15:52:57 ID:FbHIQz0u
「御石神落とし」を知っている人、教えてください。
さらっとでいいので。
とりあえず歴史ものなのかを知りたいです。
67自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/05(水) 16:12:50 ID:???
>>66
18禁ではないけどエロ漫画だよ。
過去にタイムスリップして夜這いなどの風習のある田舎でやる話。
歴史ものとは言い難い。
68御石神落とし:2008/03/05(水) 20:32:11 ID:???
主人公の神成豪は民俗学専攻のフツーの大学生。
ライフワークである田舎に残る古い風習の調査で、
田舎駅に下りた豪は、御石神様という男根型の神様の御祭りを見つける。
豪も軽い気持ちで参加するが、幸か不幸か御石神様に取り憑かれてしまい、
御石神落としの風習で、村の家々を巡って女達を抱くことになってしまった。
そんなこんなで夢のような一日を過ごす豪。
知り合った少女から、御石神封じのしめ縄をしてもらうと、
豪の意識は遠くなっていった。

ふと気付くと電車の中。転寝から目覚めた豪は、
自分が見た御石神信仰の村が、50年も前に廃村になっていたことを知る。
だが御石神様が夢でない事を裏付けるように、
豪の腕にはしめ縄が捲かれていた。

きまぐれな御石神様によって過去に飛ばされて、
当時の大らかな性文化について思い知らされたり
御石神様の力で性関係に悩む人を助けたり、悪党退治したりする。
何人やろうが御石神様が落ちる気配は無く、かえって豪の女性関係は賑やかになり、
本来は彼女一筋な豪はいろいろと悩まされるのであった。
6966:2008/03/05(水) 20:42:56 ID:???
サンクス。
新刊の表紙をふと見て平安ものかと思い、
ネットで感想ググって平安の性風俗ものかと思ったけど、
そういうわけじゃないみたいだな。
70自治スレにてローカルルール議論中:2008/03/05(水) 23:56:43 ID:???
>>69
歴史物っつーより民俗物だと思う。
原作者は日本神話や呪術にまつわる
小ネタをちりばめた漫画ばっかり描いてる。
神社や神道が好きならこのオッサンの漫画は面白いよ。
(原作者の絵はアレだが)
71マロン名無しさん:2008/03/07(金) 21:06:35 ID:???
教えてください
やまだ☆かおるって人のまかせて!エルナってヤツ
小学生の時にたまたま読んでかなり萌えたんだけど、
当時サンデー買ってなかったんで最初の1、2話しか読めず…
調べても作者とタイトル名以外出てきません
覚えてる方、簡単なストーリーでいいから教えてください(´;ω;`)
72マロン名無しさん:2008/03/08(土) 14:57:06 ID:???
緒方てい「キメラ」簡単なあらすじお願いします
73マロン名無しさん:2008/03/08(土) 17:18:54 ID:???
あ、キメラ俺も知りたい
74マロン名無しさん:2008/03/08(土) 19:10:12 ID:???
>>72-73
前スレで8ヶ月前にリクエスト済です。
75マロン名無しさん:2008/03/10(月) 06:56:33 ID:AQG4i5Bd
「突撃!へっぽこ冒険隊」と「突撃!へっぽこ冒険隊 できたて」をお願いします。
76マロン名無しさん:2008/03/10(月) 09:48:30 ID:???
21世紀少年お願いします
77へっぽこ冒険隊:2008/03/10(月) 11:23:50 ID:???
へっぽこーず
TRPGのシステム、ソードワールドの新版で書かれたリプレイ。
前半と後半ではメインキャラクターが2名入れ替えする。

イリーナ…主人公。外見ロリロリ少女で怪力。神官戦士。
ヒース…イリーナの幼馴染。魔術師。
マウナ…ハーフエルフの少女。精霊使い。
ノリス…悪ノリする少年。盗賊。
ガルガド…ドワーフのオッサン。神官戦士。

このノリスとガルガドが、後半では以下二人と交代する。

エキュー…冷静な少年。戦士。
バス…ドワーフのオッサン。盗賊神官。


漫画の解説

「突撃!へっぽこ冒険隊」
へっぽこーず後半のパーティ構成で書かれた、
イラストレーター・浜田がエロに重点を置いて書いた漫画。
ヒースが魔法薬で女になったり、子供になってマウナと微エロ三昧、
変ななキノコを拾い食いして力が弱くなったイリーナがチンピラに絡まれるなど、
同人ノリのエロエロを中心に描かれている。

「突撃!へっぽこ冒険隊 できたて」
へっぽこーず前半のパーティ構成で書かれた漫画。
アツい展開に重点を置いて書かれたため、エロ推しは少ないが
古代遺跡の呪での精神交換ネタ(マウナ⇔ノリス)や学園パロディなど、
同人系のノリやエロネタは未だ存在。
78マロン名無しさん:2008/03/11(火) 15:03:15 ID:CCeDUo5l
>>77
ありがとう
ストーリーも教えてもらえますか
79へっぽこ冒険隊:2008/03/12(水) 22:45:52 ID:???
そうかこあれじゃストーリーじゃないな。

とりあえず突撃だけ。
全話オムニバス形式。

・エキューが姿隠しの魔法で透明になって女性陣の風呂を覗くが、
 バレてイリーナの殺人級の水鉄砲で折檻される。
・暗黒神官の企みを潰した恨みを買って暗殺者を差し向けられるが返り討ちにする。
・イリーナに弟子入りしたいと女の子がやってきて勝負に勝ったら弟子入りさせる事になる。
 勝負には負けるが「弟子じゃなくて同僚ならいいでしょ?」と同じ神殿にはいるというオチ。
・リドルを説くと願いを叶えてくれる呪いのツボを拾う。
 パーティが続々とリドルを間違え呪いでシング(触手モンスター)に。
 結局バスがリドルを説いて皆を元の姿に戻す。
・キノコの拾い食いで怪力がなくなったイリーナがしおらしくなって
 ヒースクリフとデートする。怪力はすぐ戻る。
・エキューがマウナにストーカー・セクハラ三昧し日記に書き起こす。
・ヒースが魔法薬で女になってしまう。別人の依頼者になりすましてパーティを
 解毒薬探索に連れ出すが最後にバレて怒られる。
・シンデレラパロディ。シンデレラ役がイリーナの怪力シンデレラ。
・ヒースが魔法薬で子供になって、それを知らないマウナと一緒にお風呂入ったり、
 一緒のベッドで寝たりする。
・へっぽこーずがケンカ別れしてパーティ解散の危機になるが、
 それはバトル中にモンスターにみせられた幻影だった。

できたてはまたこんど。
80マロン名無しさん:2008/03/13(木) 18:19:48 ID:???
>>79
ありがとう
81マロン名無しさん:2008/03/14(金) 09:57:13 ID:???
ハチミツとクローバー
まとめサイトには登場人物紹介しかないので、
ストーリーを最後までもすこし詳しくお願いします。
82マロン名無しさん:2008/03/14(金) 21:36:35 ID:???
愛と欲望の螺旋をお願いします。
絶版なのでどんな話か知りたくて。
83ハチミツとクローバー(1/3):2008/03/15(土) 01:04:54 ID:???
>>81
序盤のキャラ紹介はまとめサイトに既にあるものを読んでくれ。
ストーリー全部は長いのでキャラごとのラスト付近だけで許してくれ。
だいぶ前に読んだからすこしあやふや。
特に真山−山田−野宮関連が自信ない。誰か補完してくれ。

竹本祐太(たけもと ゆうた)
卒業に近づいても「自分が何をしたいのか」が見つからず、
自転車で『自分探しの旅』に出る。最終的に北海道のてっぺん、日本最北端まで。
途中大工の一家にお世話になったりして精神的にも肉体的にも強くなって帰ってくる。
それからしばらく青春する若者の象徴として扱われる。
はぐみに告白し、玉砕。
追い詰められたはぐみの助けになれなかったことから、
「自分でははぐみを支えられない」と諦める。

花本はぐみ(はなもと はぐみ)
絵を描くことは好きだったが、周囲の期待が重荷となり
『コンクールで評価される絵を描かかなければならない』と追い詰められる。
さらに事故で利き腕の靭帯を損傷していまい、今までのような絵が描けなくなる。
最終的に彼女が選んだのは、竹本でも森田でもなく、自分を支えてくれた修司だった。
修司と共に長野へ帰郷し、そこで好きなように絵を描くことにする。
84ハチミツとクローバー(2/3):2008/03/15(土) 01:06:10 ID:???
森田忍(もりた しのぶ)
初期から守銭奴で、失踪するたびに大金を稼いでいた森田。
彼の父は発明家(に近い小規模企業の社長)だったが、
彼の会社は大企業の陰謀で不当な条件でのっとられ、彼の発明も奪われてしまった。
父は病で亡くなる最期まで息子たちに「お前達は恨むな。自分の道を行け」と言っていたが、
忍と馨は大企業に復讐することを目的に育っていく。
復讐(会社をのっとり、陰謀の首謀者である社長を解雇)完了後は
奪い返した会社をどうこうするのに興味はなく、
父のように破天荒で子供っぽいルーカス監督の元で働くことを望んだ。
竹本同様はぐみに玉砕。

森田馨(もりた かおる)
忍の兄。忍と同じく守銭奴。本人は弟よりもクールなつもり。
会社の社長で、経営手腕に長ける。忍に仕事を斡旋しているのも彼。
彼は忍へのコンプレックスや父の願いに背いて復讐に走っていることから精神的に追い詰められる。
復讐完了後、失業させた首謀者の社長が失業後も家族と幸せに暮らすのを見てふっきれる。

真山巧(まやま たくみ)
彼はバイト先の社長、原田理花(未亡人)に惚れていた。卒業後はそのままバイト先に就職。
理花は亡き夫一筋なので真山は全く恋愛の相手には見られてはいない。でも真山はめげない。
理花にストーカーじみた愛情を持つがヘタレなので無害である。
山田を振った負い目から彼女に特別優しく接していたが、
その優しさによって山田が諦めきれず、逆に傷ついていることに気づき、山田をキッパリと振る。
想いが叶わずとも理花を支え続けることを決心。
85ハチミツとクローバー(3/3):2008/03/15(土) 01:08:13 ID:???
野宮匠(のみや たくみ)
真山の就職先の先輩。優秀。
青春の青臭さたっぷりな真山を見るたびに、青臭い頃の自分を思い出して自己嫌悪に陥るため真山に対しては複雑。
過去に真山と同じような葛藤があったらしく、
真山と山田が互いを慰めあっているようで結局お互い傷ついていることを察し、彼らがそれに気づくよう行動する。
はじめは真山と山田に自覚させるために山田にちょっかいをかけていたが、野宮自身本気になってしまう。
最終的に青春の青臭さを取り戻し山田に告白する。

山田あゆみ(やまだ あゆみ)
真山と野宮の項で大体述べたので特記することはない。
真山の優しさに甘え、真山を傷つけている自分を自覚し、キッパリ真山を諦める。
86ハチミツとクローバー(4/3):2008/03/15(土) 01:08:33 ID:???
ラストシーン
全員が卒業し、それぞれの悩みが解決に向かい、散り散りになっていく皆。
竹本も就職先へ向かう新幹線へ乗ろうとしていた。
そこにはぐみが見送りにくる。彼女は竹本に包みを手渡す。
はぐみに見送られる車内で竹本は包みを開けると、それはサンドイッチだった。
ハチミツが塗られた上に、四葉のクローバーが添えられたサンドイッチ。それが何枚も。
学生時代、原っぱで四葉のクローバーを探し、結局1枚も見つけられなかったのを思い出す竹本。
はぐみからの「いっぱいの幸せ」を込めたサンドイッチを食べながら、
『君を好きになってよかった』と竹本は思う。


『――オレはずっと考えてたんだ。
うまく行かなかった恋に意味はあるのかって、
今ならわかる。
意味はある。
あったんだよ、ここに。
時が過ぎて、何もかもが思い出になる日はきっとくる。
――でも、ボクがいて、君がいて、みんながいて
たったひとつの宝物を探したあの奇跡のような日々は、
いつまでも甘い痛みとともに、胸の中の遠い場所で、
ずっと、なつかしくまわりつづけるんだ・・・』
この作品は、ラストの竹本のこの独白に集約されていると思う。
87ハチミツとクローバー:2008/03/15(土) 01:09:25 ID:???
思ったより改行が多くて3分割できなかったorz
88マロン名無しさん:2008/03/15(土) 09:11:20 ID:???
ハチクロ乙です。サンクス。
89マロン名無しさん:2008/03/15(土) 12:37:44 ID:???
>>84
真山は理花への思いはかなったといえるかも
北海道へ行ったとき一夜を過ごしてたり外国へもつれていってもらえてるから
90マロン名無しさん:2008/03/16(日) 23:30:22 ID:???
>>82
ヒロインのまあやが母親の再婚がきっかけで双子の兄弟の泰我と龍我と暮らすことになった
しかし、まあやは義兄でもある泰我に体を陵辱されてしまう
その日からまあやは泰我と関係を持つようになるといった話
一応、完結はしているみたいだが結末は知らない
あと、番外編もあるみたい
91マロン名無しさん:2008/03/17(月) 10:53:33 ID:???
「MAYA 真夜中の少女」と「異国迷路のクロワーゼ」をお願いします。
92マロン名無しさん:2008/03/20(木) 09:32:05 ID:cDPEUaX9
93マロン名無しさん:2008/03/20(木) 09:49:20 ID:9wL6Os8v
「度胸星」と「なるたる」
どちらかお願い致します。
94マロン名無しさん:2008/03/20(木) 10:58:20 ID:???
>>93
両方ともまとめサイトにあります。
95マロン名無しさん:2008/03/20(木) 13:45:55 ID:???
>>90
ありがとうございます。
うーん、どんな形で完結するか知りたいので知っている方は引き続きお願いします。
96マロン名無しさん:2008/03/21(金) 00:42:34 ID:???
ミミア姫をお願いします。
97魔法少年マジョーリアン 1/2:2008/03/23(日) 13:05:16 ID:???
あらすじ
容姿も性格も正反対の小学生男子マサルとイオリの二人がひょんなことから魔法少女に変身して戦うことになる性転換魔法少女漫画。
が、なぜか出てくるキャラのほとんどが倒錯した想いを抱えているちょっとアレな漫画。

登場人物紹介
マサル
活発で乱暴な性格で、クラスの男子グループのリーダー。
上に姉が三人もいるのだが、家での傍若無人な振る舞いを見て育ったため女を生理的に忌み嫌っている。
そのため、見た目も性格もナヨナヨして女っぽいイオリのことが気に入らずいつもいじめている。
が、その本当の理由は、初めて出会った時に女と勘違いして一目惚れをしたことの反動のため。
おかげで、今でもイオリに対して複雑な感情を抱いている。
なぜか謎の異世界ウサギに地球を救うための魔法少女マジョーリアンに、イオリと共に無理矢理選ばれた。
異世界ウサギ曰くマジョーリアンとなって怪物を倒さないと地球は滅亡してしまうとかなんとか。
が、本人はやる気もなく女に変身することをひどく嫌っている様子。

イオリ
どう見ても女の子にしか見えない容姿に、性格もそこらの女子より女っぽいナヨナヨした男の子。
そのため、マサルを初めとするクラスの男子からはいじめられているが、女子からは人気がある。
母子家庭で母親の手助けをしながら育ったため、困っている人を見捨てておけない優しい性格をしており、家事なども得意。
その反面、誰からも必要とされないことを執拗に恐れており、マジョーリアンとして誰かの役に立つことに喜びを感じている様子。
自分とは違って男っぽいマサルとは仲良くしたいと思っている。
が、マサル自身がマジョーリアンに変身した女の自分に惚れていると勘違いしている。
98魔法少年マジョーリアン 2/2:2008/03/23(日) 13:10:20 ID:???
麻里
マサルの三人の姉の一人で、長女。大学生。
自分が美人なことを鼻にかけている面があり、わがままで男漁りがひどい。
が、たまたま怪物(イムドと呼ばれるマジョーリアンの敵、正体は謎)に襲われているところをマジョーリアンに変身したマサルに助けられ、以後お姉さまと呼んで惚れているらしい。
ちなみにその事実を知ったマサルはものすごいショックを受けていた。

真由
マサルの三人の姉の一人で、次女。高校生。
眼鏡にお下げで、いかにも委員長といった容姿をしており、性格も真面目で几帳面。読書が趣味。
いかにも男って感じのがさつで乱暴なマサルをあまり良く思っていない。
反面、礼儀正しく大人しいイオリのような子が理想の弟らしい。
そのため、小学生のイオリに対して恋愛感情っぽいものを抱いており、日々葛藤している様子。と言うかショタコン。

真央
マサルの三人の姉の一人で、三女。中学生。
かわいらしい容姿をしているが、性格は自分勝手でわがまま。
そのため、学校ではみんなから嫌われているらしい。
だけど、弟のマサルだけはそんな自分でも変わらず慕ってくれたため、マサルに並々ならぬ執着を抱いている。
その執着っぷりは、ちょっと偏執的な愛情に近いものがあり、マサルを押し倒して強引にキスしたことも。
おかげで、今ではマサルからは少し怖がられている。が、サドっ気のある真央は全く気にしていない様子。
ちなみにマサルがイオリの母親(若くて美人)に惚れていると勘違いしている。

そんなこんなで、マサルとイオリのコンビが魔法少女に変身して怪物と戦ったり戦わなかったりする漫画。
マジョーリアンとは何なのか、とか、なぜ魔法少女に変身するのか、とか、敵の怪物は何なのか、とか
なんか色々謎もあるみたいだが、その辺はおいおい判明するのやらしないのやら。
99マロン名無しさん:2008/03/23(日) 15:45:31 ID:???
なんだか設定を見るだけでもなんとなくドキドキする感じだな
100マロン名無しさん:2008/03/23(日) 15:54:40 ID:???
「キャットストリート」8巻に入る予定の話をお願いします。
7巻までは何とか読みました。
101ラバーズ7 1/2:2008/03/23(日) 23:05:52 ID:???
ヤクザが経営する変なコンビニ「ラバーズ7」。そこでの掟はただひとつ。
問題が起きた場合、全て卓球で解決すること。
そんな「ラバーズ7」で働く変な人達の人間模様を描いたラブコメ漫画。

添野なつき(16)
身長145pのちっこい女子高生で、お人形みたいなかわいらしい容姿をしている。が、性格は無口で無愛想。
と言うのも、男関係にだらしない母親と二人で暮らしてきたため(現在は家を出て一人暮らしをしている)、その反動だと思われる。
おかげで、その貞操観念は固く、自分が好きになる人はたった一人にするんだと強く思い込んでいる様子。
「ラバーズ7」で買い物していた時に万引きの濡れ衣を着せられ、潔白を賭けてのオーナーとの卓球勝負に負けたため、以後バイトとして働いている。
オーナーに父性に近い好感を持つ一方で、バイトの先輩のひろみに淡い恋心を抱いている。
が、頑固で照れ屋な性格が災いしてか顔を合わせば口げんかばかりしている。
ちなみに卓球部だった母親に似て、その腕前はかなり強い。

森岡ひろみ(17)
身長165pと、背が少しちっちゃいことがコンプレックスの普通の男子高校生。
過去に両親の離婚騒動が原因で少しグレていたことがあり、その時に「ラバーズ7」で万引き騒動を起こした。
そして、恒例のオーナーとの卓球勝負でこてんぱんに負けた後、下僕として「ラバーズ7」で働いている。
バイトの後輩でもあり学校の後輩でもあるなつきとは馬が合わないのかしょっちゅう喧嘩ばかりしている。
が、喧嘩ばかりしている内に情が移ったのか、なつきのことが好きになっている自分を自覚する。
しかし、なつきと同じ頑固で意地っ張りの性格が災いしてか、なかなかうまくいっていない。
ちなみに、バイトの後にオーナーと卓球勝負ばっかりしていたら、いつの間にかその腕前はかなりの物になっていた様子。
102ラバーズ7 2/2:2008/03/23(日) 23:11:24 ID:???
東ノ本宗則(33)
眼鏡をかけたインテリヤクザで、東ノ本組の若頭。
が、今更昔気質のヤクザもないだろうと、今はしがないコンビニを経営しており、「ラバーズ7」のオーナーでもある。
ヤクザだけあってキレさすとかなり怖いが、普段はただのヘタレ。
元卓球部部長だけあって卓球の腕前はかなり強く、ひろみを玩具にして遊ぶのが趣味。
ちなみに、なつきの母親とは卓球部の先輩後輩の間柄であり、高校時代に告白したが見事に玉砕した過去をもつ。
そのため、なつき自身に昔好きだった母親の面影を見たのかどうか、次第になつきに惚れてしまう駄目な人。
さすがに三十男と女子高生はないだろうと自分でも自覚しているのか、色々と葛藤する。
なつき自身はそんな宗則の葛藤を知ってか知らずか、父親みたいに懐いており、宗則の苦悩の日々は続く。

以上三人の三角関係が中心となるが、他にも宗則に惚れているオカマのスーさん(どう見てもすごい美人のおねーさんにしか見えない)
いつもニコニコ笑っている謎の苦労人、「ラバーズ7」の店長さん(名前不明)
宗則の姉で、宗則が困ることが大好きな姉御肌なしえ姉さん
など、変な人達の騒がしい毎日を描いた漫画。
ちなみに最後は、デートとかして良い感じになったなつきとひろみだったが
ひろみが同学年の女子と付き合っているとなつきが勘違いして二人の仲がややこしいことに
そんで、なつきを賭けてひろみと宗則が卓球勝負なんかをし出すも大事なのはなつきの気持ちだろ、てことでご破算
最後に、二人での帰り道でひろみがなつきに告白して終わり。
なつきが受け入れたのかどうなのかは曖昧な感じになっている(両想いなので多分付き合うんだろうが)。
103マロン名無しさん:2008/03/23(日) 23:54:37 ID:???
「こどものおもちゃ」、まとめサイトには簡単なあらすじのみ載っていますが、
詳しいストーリーを教えていただきたいです。
どうかお願いします。
104マロン名無しさん:2008/03/24(月) 20:11:20 ID:LkRJwPjz
 小山田いく「フォーナが走る」を
お願いします。
 黒幕の呂鬼が出てきてごみ捨て場で
異変の発生するところまでは読みました。
105異国迷路のクロワーゼ:2008/03/24(月) 22:16:12 ID:???
時は19世紀後半。場所はフランスのパリ。
そこにある商業施設"ロアの歩廊"も、時代の動きが激しい近代過渡期においてあっという間にもてはやされ廃れていった。
その片隅にある鉄工芸店"ロアの看板店"。主人公の青年、クロードはそこを一人で切り盛りしていた。

そんなある日、旅に出ていた祖父が久しぶりに店に帰ってくる。
極東の国、日本に旅行に行っていたという祖父は、クロードにお土産だと言って一人の少女を紹介する。
名前は湯音。子供にしか見えない小さい背丈に、雅かな和服を着こなす少女。
彼女は長崎一の看板娘だそうで、奉公先を探していたところを祖父が気に入って連れて帰ったのだと言う。
祖父は湯音を"ロアの看板店"で働かせてやってくれないかとクロードに頼む。
だが、クロードは言葉も分からない異国の少女なんかに店を手伝わせることはできないと最初は拒絶する。
と言うのも、商業施設"ロアの歩廊"は経営難で、もってあと一年の寿命だった。
50年の歴史を誇る職人達が築き上げてきたものを守るためにも、今は大事な時期だったのである。
しかし、身寄りもない異国の少女を放っておく訳にもいかず、クロードはとりあえず湯音を店に置いて様子を見ることにする。

健気で一所懸命な湯音はクロードの役に立とうと張り切るも、異国の地では勝手が違うため色々失敗してしまう。
その失敗を補うため、母の形見でもある自分の着物を売りに出す湯音。
それに気付いたクロードは、湯音の覚悟を知り、彼女に敬意を払って信頼することに。
自身の大事なものまで差し出してくれた湯音のため、いつか形見の着物を買い戻すことを約束する。

――こうして、家族の一員として迎え入れられた湯音は、クロードと共に寂れ行く"ロアの歩廊"を救うため異国の地パリで働くことになった。

と言った感じの、ほのぼの異国間交流漫画。
とりあえず、武田氏の美麗な絵と相まって、異国の雰囲気はかなり出ている良作だと思うがいかんせんまだ一巻しか出てないのでこんな感じで。
106MAYA 真夜中の少女 1/4:2008/03/25(火) 00:54:53 ID:???
ごく普通の高校生、境わたる。
わたるは自分のクラスに転校してきた美少女、深月真夜に「キミはもうすぐ死ぬ」と宣告される。
未来を予知したという写真には、顔の潰れたわたるが映っていた。
真夜は、クラスメイトの槙夫が受けているいじめを止めなければ、それにからんで必ずわたるが死ぬ、と断言する。
激昂して彼女を責めるわたるに、真夜は
「自分のしていることは、人を怖がらせるだけのお節介かもしれない。でも、未来から逃げないで欲しい」
と言った。
巻き添えを恐れたわたるは
「いじめっ子の呼び出しを今度こそ断りたい。一緒にいてくれたら勇気が出る」
という槙夫の電話を一方的に切るが、悩んだ挙句結局現場へ行く。
槙夫は校舎でバンジージャンプを強制されていた。騒ぎの最中、屋上から転落してしまうわたる。
槙夫ののばした手も虚しく墜落死かと思いきや、垂れ幕が木に引っ掛かり鼻の骨折だけで済んだ。
必死に手をのばしてくれた槙夫の勇気が自分を助けたのではないか、と言うわたるに笑いかける真夜。
真夜には、絶えず悪夢のように誰かの死が見える。
「悪夢をひとつ消してくれたね、ありがとう」
そう言って、真夜は次の『誰か』に死の未来を告げるため去って行った。
107MAYA 真夜中の少女 2/4:2008/03/25(火) 00:57:55 ID:???
後日、真夜と再会したわたる。彼女の住む喫茶店で、執事のアルフランから真夜の過去を明かされる。
彼女が6歳の時、真夜の父親が設計したビルの落成式で火災が発生。極限状態の中で『死』を予知する能力が目覚める。
父親は客たちを救うために尽力して焼死。母親もショックで倒れてしまう。
真夜は、母親が今際の際に残した
「恐れずに未来と闘って。あなたの能力はそのためにある。たくさんの人を救えるとてもいい力」
という言葉に従い、死の未来と闘い続けているのだという。
たった一人で未来に立ち向かう真夜のため、わたるは死の恐怖を払って彼女と共に闘うことを決心した。

死の運命に打ち勝つ者、自ら破滅を呼び込む者……大勢の死の未来と向き合い奮闘する二人。
その過程で、元超能力者の鷹音、ジャーナリストの脇田、超能力研究者の村川ら、さまざまな形で超能力に関わる人たちに出会う。
予知能力を悪用しゲームのように殺人を繰り返す死神、木場との戦いでは、真夜は『死』以外の予知能力とそれを他人に見せる力を得た。
108MAYA 真夜中の少女 3/4:2008/03/25(火) 01:00:51 ID:???
ある日真夜は、店を訪れた刑事に連行されてしまう。警察は、行方不明になった少年を見つけるために超能力者を集めていた。
サイコメトラーのあけなとチームを組み、少年の居場所を突き止めた真夜。しかし、二人が向かった先にいたのは、強力な能力者『チェシャ猫』
だった。
チェシャ猫の目的は、少年をおとりにした超能力者狩り。間一髪警察に救われた真夜とあけな以外、皆連れ去られてしまった。
先に誘拐事件を捜査していたFBIの超能力者、ベルウィックも死体で発見された。
ベルウィックは、母親の死後真夜に道を示してくれた恩人。衝撃を受ける真夜に追い打ちをかけるように、チェシャ猫が襲撃を仕掛け護衛の警官たちが
殺されてしまう。
戦うことを決意した真夜は、自らを仮死状態まで追い込み能力を強化する。
あけな、わたると共に戦いへ赴く真夜。
すべての黒幕は、死んだと思われたベルウィックだった。
超能力者による支配を目論むベルウィックは、そのための実験場に日本を選んだのだ。幼い真夜に近づいたのも彼女の能力を狙ってのこと。
真夜は、強化した能力と仲間の支えでなんとかベルウィックを倒す。
チェシャ猫は姿を消したが、彼も利用されただけの被害者だった。
109MAYA 真夜中の少女 4/4:2008/03/25(火) 01:04:30 ID:???
風邪気味で感覚がにぶっていた真夜は、少年、浩介が目の前で交通事故に遭うのを予知できなかった。
陸上での推薦入学を断念せざるを得なくなった浩介。リハビリを拒否して荒れる彼に、真夜は責任を感じて閉じこもってしまう。
ショックのあまり予知もできなくなった。
真夜を励まそうとわたるは浩介を無理やりマラソン大会に誘うが、真夜のことしか考えていないと指摘され落ち込む。
その直後、わたるも事故に遭って足を怪我してしまう。真夜はやはりそれを予知できなかった。
自分の事故のことは真夜に知らせず、必死にリハビリするわたる。その姿に感化され、浩介もマラソン大会に参加することを決めた。
大会当日、失意のまま日本を去ろうとする真夜は、テレビのマラソン中継でわたるの怪我を知る。
わたると浩介は、リハビリが間に合わず車いすでの参加だった。
以前、自転車でも登りきれなかった坂を必死で行くわたるを見て、真夜はゴールへと駆けつける。
車いすを捨て、皆が見守るなか助け合いながらゴールを目指す二人。へばる浩介に、わたるが喝を入れる。
「そんなんで未来はつかめない。未来はおれたちの現在がつくるんだ」
二人は、気力をふりしぼってゴールする。わたるの手をとる真夜に、笑顔が戻った。

浩介のオリンピック金メダル獲得を予言する真夜。
わたるの未来もひとつ予知したようだが、「努力してくれないと嫌だ」とじらす。
真夜とわたるの結婚式の写真と、真夜のモノローグでおしまい。


だいぶはしょりました。あいだあいだに細かい話が入ります。
110マロン名無しさん:2008/03/25(火) 04:17:18 ID:???
なつかしーマガジンの漫画だよね。
乙。
111マロン名無しさん:2008/03/25(火) 07:13:39 ID:???
MAYAとクロワーゼ乙です。
どっちも雰囲気よさそう。
112マロン名無しさん:2008/03/26(水) 22:40:45 ID:???
「雲のグラデュアーレ」をお願いします。
113マロン名無しさん:2008/03/29(土) 19:56:10 ID:e5FY9uQW
石川有悟「スプライト」と
「ゴルゴ13 告発の鉄十字」を
お願いします。
114マロン名無しさん:2008/03/29(土) 20:04:57 ID:???
巻来功士「片隅の人」を
頼みます。
115マロン名無しさん:2008/04/03(木) 01:05:39 ID:C+3eDjjU
保守age
116マロン名無しさん:2008/04/03(木) 15:15:57 ID:???
ドラゴンボールを頼む
117マロン名無しさん:2008/04/03(木) 16:34:26 ID:???
>>116
まとめサイトをどうぞ
118マロン名無しさん:2008/04/04(金) 23:23:14 ID:???
原案:半村良 原作:福井晴敏 漫画:Ark Performance 「戦国自衛隊1549」をお願いします。
119マロン名無しさん:2008/04/08(火) 21:37:11 ID:???
保守
120マロン名無しさん:2008/04/10(木) 00:05:01 ID:???
「エポトランス!舞」と、「思春期未満お断り」をお願いします。
121マロン名無しさん:2008/04/11(金) 01:28:06 ID:???
ロクニシコージのコグマレンサをお願いします。
監禁されチチェ語を覚えさせられる少女の行末がふと気になりました。
122マロン名無しさん[:2008/04/12(土) 02:13:42 ID:???
天使な小生意気の最終回を教えてください。
123マロン名無しさん:2008/04/12(土) 11:42:10 ID:???
天粉は、後だしが多すぎて、本スレでも、結局解釈が
別れまくりだったが・・。

めぐは、女に戻る(つか、男だと思い込んでたのはめぐだけ)
ゲンゾーとくっつく。
124マロン名無しさん:2008/04/12(土) 13:32:00 ID:???
キスしたけどくっついてはいないぞ
125マロン名無しさん:2008/04/12(土) 20:34:58 ID:???
さすがの猿飛をお願いします
126マロン名無しさん:2008/04/16(水) 03:19:47 ID:???
すうぱあかぐや姫をお願いします
127マロン名無しさん:2008/04/19(土) 11:04:06 ID:/KEjhn7M
西尚美「銀の星座」(女優を目指す若い女性の話です)
分かる方居ましたらお願いします。
128マロン名無しさん:2008/04/19(土) 13:00:41 ID:/V5QOvEB
彼の有名な、鋼の錬金術師ってどんなストーリーっすか?
129マロン名無しさん:2008/04/19(土) 13:15:20 ID:???
>>128
途中までならまとめにあるよ
130マロン名無しさん:2008/04/19(土) 13:20:45 ID:???
>>128
まとめサイトにあるYO
131阿佐ヶ谷Zippy:2008/04/19(土) 20:13:49 ID:???
未解決から…。

退魔士の主人公達が退魔をこなしつつ最終的に悪い奴を倒す話。
基本は一話完結のギャグベース。
後半が組織との対決なのでそこをメインにかきますね。

◆登場人物
篠原一樹:見習い。防御+浄化系。両親とは死別。
嵯峨トオル:陰陽師。人妻撃墜王。大食い。一樹の義兄。
庵原若菜:召還士。所長。実家は財閥。桐子とは兄妹のような仲。
服部桐子:事務員。忍者。霊象を一切受け付けない。天然。
武村恭一朗:犬神使い。呪殺屋。アニマルライター。桐子に一目惚れ。ファンシー中年。
戒狷:犬神。武村の保護者状態。一番の常識人。
甲斐史虎:召還士。情報屋。片眼。嵯峨ラブのMでSの人。ふーみん。
配島健司:言霊使い。八握剣。バイトのプロ。ハイジ。
武村犬丸:犬神使い。武村の甥。正統の証である戒狷を狙う。
ピエール:神父。クロード・アンリ・ジャンと体を共有している。
ジャン:正体は魔王バロール。光の神ルーにより邪眼を失い幼児化、zippyのアルバイトに。
長谷川光男:東退組の世話役。江戸っ子。
藤井梓焔:僧侶。V系バンドメンバー。長谷川の補佐も。
蒲田エクソシズム:退魔士。なりきりバカップル。
烏須沙摩明王:便所の神様。うっちゃん。
田中優介:地縛霊。後に烏須様の部下に。
シャックス:魔王。報われないギャグ要員。
早瀬明彦:編集者。武村の担当。ガチの人。若菜に惚れる。
132阿佐ヶ谷Zippy:2008/04/19(土) 20:29:20 ID:???
阿佐ヶ谷zippyは副業で退魔も行う探偵事務所。
依頼された除霊や呪詛の解除、無関係な宴会等をはさみつつ話は進行。

武村を襲撃した犬丸は配島に助けられ、秘密組織フォックステイルに参加する。
灰島は一樹の母の墓前にも現れる。
ピエール達は、謎の不死者と戦い撃退するがまたも配島に妨害される。
バイト中の配島に会った一樹は彼が組織に人質を取られている事を知る。

3人は新興宗教同士の闘争に巻き込まれるが様子がおかしい。
依頼人である教祖の側近は先に戦ったのと同じ不死者だった。
窮地に追い込まれた一樹はケライノを吸収し、信者や式神を浄化する雷撃を使う。

甲斐の調査で新興宗教と狐つきの関連を知った4人の元へ緑川夫人と名乗る女性が現れる。
彼女は組織の幹部で甲斐の左目を奪った人物だった。
組織は彼がトオルの依頼で調べていた事―一樹の母美沙緒の殺害を行っていた。

美沙緒の行方についてトオルと甲斐は配島を問い詰める。
互いに口を割らせる為戦闘になる両者。
居場所を聞いた一樹達が駆けつけると、トオルは全身を配島の剣に貫かれていた。

組織の命令で美沙緒の血縁を殺すべく配島と不死者―死刻虫が現れる。
配島は彼らを逃がそうとするが死刻虫と召還されたシャックスに妨害されうまく行かない。
窮地に追い込まれた一樹はシャックスを吸収しその力で死刻虫を破壊。
残った一体を仕留めたのは配島だった。
133阿佐ヶ谷Zippy:2008/04/19(土) 20:32:57 ID:???
一樹は母親の白祭の巫女としての力を受け継いでいた。
配島は白祭を守る剣であり、そのために組織を抜けていた。
和解を渋るトオルに配島は彼が人質に取られていたのは家族ではなく美沙緒だと告げる。

配島が抜けた事で犬丸は不安定になっていた。
死刻虫の作者であるDは組織の長である柊の新しい体に一樹が適して居ることを告げた。
新興宗教同士の争いの裏に組織と死刻虫の存在が有ることを甲斐は長谷川に報告する。
事態を重くみた長谷川の音頭で全退組一丸となり対策をとることになった。
己の死刻虫に自分の本意を知った犬丸は配島を追い組織を抜ける。
犬丸により美沙緒の首が組織の本尊に祭られている事を知る一樹。
父の霊を浄化した一樹は組織との決戦を決意する。

全国一斉に始まる死刻虫の一掃計画。
一樹達は本部へと突入する。
出迎えたDは組織の内情を語る。
始祖である柊は立川流始祖の弟子である柊寛、Dは死刻虫を作る為彼を蘇生。
他人の体で蘇生した緑川を含め幹部3人は不死者であること。
Dは殺せと言うが一樹には出来ない。
御神体を作り上げたDは、契約通りその力を授けた悪魔に魂を捧げ絶命する。

武村と甲斐は緑川を引き受け4人を先に向かわせる。
一樹の目が無くなる事で本領を発揮した2人は緑川を追い詰め呆気なく破壊する。

柊と対面する4人。攻撃を繰り返すが、柊の変色した血液は分身を作り出す。
再生を繰り返す柊に本体を探そうとする若菜だが検討もつかない。
だが、配島の落とした死返玉につまずいた一樹のまぐれパンチが柊を仕留める。
本体が解っても打つ手のない3人。
一樹の触れた死返玉が変色していることに気付いた配島はそれをぶつける。
死者には効果のない筈のそれがダメージを与える―死返玉は一樹が触れた事で生玉に変化していた。
生き返る事で再生能力を失う柊。
一樹は留めをさそうとするが、トオルと配島に先を越される。
134阿佐ヶ谷Zippy:2008/04/19(土) 20:37:46 ID:???
柊を消滅させるものの現れた御神体―美沙緒。
彼女は預言者を名乗り自らを滅する事を求める。
母の姿に手出しの出来ない一樹達の前で彼女は無言の涙を流す。
トオルが身を挺して彼女を止め、一樹に憑依した父親の言葉に御神体の動きが止まる。
配島は八握剣で彼女と御神体との繋がりを断つ。
一樹の歌う地蔵和讃は母を仲間の傷を癒やし、各地の死刻虫を浄化する。
トオルに礼を、一樹に愛を伝え両親は皆の力を受け成仏していった。

一樹は正式に嵯峨家の養子になる。
解決を祝った祝賀会が開かれ、またいつもの日常が始まった。

以上。

要約に出てないキャラも紹介にいれました。
書いてない部分がメインでもあるので読む事をお勧めして。
バロールがなんかしてたりピエール達がルーの配下だったりした気がするけど多分気のせい。

気が向いたら他のもかきます
135マロン名無しさん:2008/04/19(土) 21:39:04 ID:???
乙です。
でもところどころわかんない点が。

>3人は新興宗教同士の闘争に巻き込まれるが様子がおかしい。
>甲斐の調査で新興宗教と狐つきの関連を知った4人の元へ緑川夫人と名乗る女性が現れる。
>武村と甲斐は緑川を引き受け4人を先に向かわせる
この「3人」や「4人」とは?
wikipediaによると篠原、嵯峨、庵原がメインキャラらしいのでその3人?
「4人」の時の残り一人は?

>事態を重くみた長谷川の音頭で全退組一丸となり対策をとることになった。
この「全退組」というのはwikipediaを見て
>長谷川光男:東退組の世話役。江戸っ子。
の「東退組」が「東京退魔師組合」の略だとわかったので
たぶん「全東京退魔師組合」て意味かな?

>窮地に追い込まれた一樹はケライノを吸収し、信者や式神を浄化する雷撃を使う。
「ケライノ」とは?
ググったらハーピーっていう化物の一種らしいので敵がそれを使い魔にしてたって事かな?

あと
>己の死刻虫に自分の本意を知った犬丸は配島を追い組織を抜ける。
この一文の意味がよくわかりません。

もし良かったら教えてくださいな
136阿佐ヶ谷Zippy:2008/04/19(土) 22:10:28 ID:???
字数制限でゴリゴリ削ってたら案の定破綻('A`)

3人て書いてある所は原則一樹、トオル、若菜のzippyメンバー。
4人てなってるところは+配島です。
ラストで本部突入したのはこの4人と甲斐、武村、ピエール、クロードの8人。

ケライノの説明は作中にも無いんですが若菜の召還した妖鳥(多分)。

全退組はご指摘の通り。

犬丸の下りは
犬丸を素体として作った死刻虫が配島を奪還すべく彼に依存した台詞を言ってるのを聞いて、
死刻虫の言葉が己の本心だと気付いて彼を追って組織を抜ける。
って内容だったんですが略し過ぎた…

次は気をつけます
137マロン名無しさん:2008/04/19(土) 23:22:12 ID:???
いえいえ、基本的にはいい感じにまとまっててさっくり読めたと思います
他のも是非書いてほしいです
お疲れ様でした
138マロン名無しさん:2008/04/20(日) 01:33:15 ID:???
ジャンプの「さむらいうさぎ」をお願いします。
139オーベルジュろわぞぶりゅ:2008/04/20(日) 04:34:50 ID:???
未解決から。短いのでさっくり

高野輝はトンネルの中で謎の露天商から携帯を買う。
トンネルを抜けるとそこは異世界で一緒に居た友人ともはぐれてしまっていた。
森を抜けた所で謎の幽霊に助けられ、たどり着いた建物では謎の生き物に遭遇する。
彼の仕事を手伝った対価に輝はコインを受け取った。
途方に暮れる輝の鞄で鳴るはずもない携帯が鳴り響く。電話の主は記憶を失って居るらしい。
彼は輝に今の場所で先に進むこと・何事も感謝を忘れない事を助言する。

建物にたどり着いた輝は元の世界に今は戻れない事を知る。
建物はオーベルージュ(宿泊付のレストラン)、客でなければ従業員しか居られない。
輝は紅薔薇という少女と日没までに店長を探し出し許可を得られたら雇って貰う約束をする。
定刻間近、輝は崖の下で先の生き物を助けて戻ってくる。
出ていこうとした輝を引き留めた生き物こそ店長だった。

輝は住み込みで働き始める。
力を無くした魔女の紅薔薇、輝同様に漂流者になり妹を亡くした静寂、
気を抜くと消えてしまう性別の確定していないシェフの真幌場、
真幌場の母の分身のミント、体力バカの異世界の王子吹喜、
そして輝にしか見えない幽霊の玲府と電話の声。
従業員達の事情も把握し始め仕事にも慣れた頃、輝は弾みで携帯を壊してしまう。
修理も出来ず落ち込む輝、そんな折、吹喜の兄達が客として現れる。
店の料理とサービスに満足した彼らはミスト人のもてなしを依頼する。
ミスト人とは優れた人種で他の種族には神のような存在らしい。
ミスト人と確執のある紅薔薇は気が乗らず、店長も反対してその依頼は断られた。
吹喜の兄達はミスト人ならば携帯も直せるかもと提案する。
店には戻れないかもしれないと言われ輝は迷うが彼らと行くことを決断する。
吹喜の世界に向かう途中、輝は玲府と再会し彼が声の主だと知る。
トンネルを抜けた時、輝の足元に店長がぶら下がっていた。
140オーベルジュろわぞぶりゅ:2008/04/20(日) 04:39:01 ID:???
紅薔薇達は店長を迎えに来るが彼は輝から離れない。
やむを得ず紅薔薇は依頼を受ける事を提案し店長もそれを承諾する。
店に戻る途中輝は悪い魔女だった紅薔薇から力を奪ったのが玲府である事、
彼がミスト人で強すぎる力故に禁じられた他種族への干渉を犯した事で不安定な今の姿になった事を知る。
ミスト人に頼んで玲府を元に戻し、紅薔薇の力を取り戻す。道は定まった。

ミスト人に便乗して店にたどり着いた静寂の談によれば彼らの食事は水と砂糖のみ。
真幌場の奮闘と紅薔薇の旧知の魔女達の協力によりミスト人―霧胡は満足したようだ。
だが、掟を破った玲府を許す事は出来ないという。
それでも頼み込む輝に霧胡は従業員全員の封印を賭けた勝負を提案する。
勢いで受けてしまう輝、命運は彼女に託された。

夜明けまでに玲府を連れてくる事、輝はミスト人と同等の力を与えられ送り出される。
輝が力を御しきれない事を見越した面々は霧胡の隙をつき店長を援軍として送り込む。
紅薔薇は店長が玲府ではないかとずっと疑っていたという。
店長から手掛かりを掴む為、只待つのではなく始めたのがこの店だった。

漂う輝は力に流されている所を玲府に助けられる。
早速連れ戻そうとするが彼は霧胡の封印を逃れる為に安定して存在出来ない。
幽霊と声と店長と、彼の存在は3つに分裂してしまっていた。
声は輝の買った携帯に収まっていた。
手掛かりを求め2人は露天商の元へ。

再会した男は夢を売っているのだという。全ては彼が元凶だった。
ミスト人と違い積極的な干渉を好み彼らを超える存在である男。
輝は男に対価を払い玲府を元に戻して貰う。対価は最初に店長から受け取ったコイン。
間一髪店に戻った2人。だが、コインには紅薔薇の魔力が込められていた。
霧胡は勝負に買った褒美に輝を問答無用で元の世界に帰す。
141オーベルジュろわぞぶりゅ:2008/04/20(日) 04:46:58 ID:???
元の世界は居なくなった瞬間から時間が経っていなかった。
今までの事を夢と疑う輝の前に玲府が忘れ物を届けに現れる。
「またおいで」
そう言って彼は携帯を手渡した。

力を買い戻すため、紅薔薇は守銭奴が悪化していた。
存外に緩い玲府に吹喜は違和感を持つが、店長も彼なのだと言われ納得する。
静寂の為に女になりたい真幌場と見合いを勧める両親。確執は終わらないようだ。
輝は友人から玲府の事を問い詰められていた。
呼び出しの電話に逃げるように出発し迎えに来た玲府と店へと向かった。
紅薔薇の力を勝手に渡してしまった2人はその代金を働いて返す事になった。
他の従業員に比べ平凡な自分に輝はコンプレックスを持つが、
玲府は輝だけが彼を認識出来た事、彼にとって輝が一番特別な存在だと言った。
142マロン名無しさん:2008/04/20(日) 19:27:08 ID:???
乙です。
露天商から携帯を買うなよ・・・めちゃくちゃ怪しいわ
143イグドラシル:2008/04/21(月) 16:51:20 ID:???
ゼファーが見当たらないので世界樹の方だけ…補完よろしく

世界を食べ始めた世界樹を切り倒す為、1人の天使が地上に降り立った。
一面荒廃した大地で世界樹を探す間もなく天使―ユウノは飢えた熊に襲われる。
持っていた林檎を渡すと熊は落ち着き、彼は森の番人だったが謎の樹のせいで森は無くなったのだと言う。
樹を退治するもそれは世界樹の根の一部に過ぎず…
本体を倒すため旅立つ天使に護るべき森をなくした熊―ブライアンも同行を申し出た。

温室育ちのユウノは荒れた大地を歩き続け空腹で倒れてしまう。
ブライが口にしたのは天界の林檎でそれ故に彼は腹がすかないのだと剣―フロラは言った。
森を見つけたブライはユウノを置いて水と食料をを調達に行く。
番人の狼ファングと再会したブライは謎の虫に襲われる前に森を出ることを勧められた。
残されたユウノは虫に襲われていた。剣を振るうが空腹で力の出ないユウノには退治できない。
駆け付けたブライの一撃は襲って来た虫達を凪ぎ払った。
天界の林檎を口にした事でブライもまた力を得たのだという。
ファングに別れを告げ2人は先を急ぐ。

泉の森も又は泉を残し荒れ果てていた。
番人妖精クミンの話によれば東に謎の樹が生えてからおかしくなったのだという。
問題の樹を一閃するが本体は虫の姿になり泉へと向かってしまう。
フロラには世界樹以外の物は斬れない―あの虫も又世界樹の一部らしい。
駆け付けたブライとなんとか根を退治するユウノ。倒れ込むユウノ達の前に現れたのは神様だった。
下界に居るには未熟なユウノを誤って派遣してしまったことに気づき、連れ戻しにきたのだという。
力の無い天使に地上は厳しすぎる、だがユウノは地上に残る事を望んだ。
144イグドラシル:2008/04/21(月) 16:55:18 ID:???
世界樹の在処を聞きに2人は竜の本へと向かう。
途中、岩に刺さった剣を見つけたフロラは護身用に持つことを勧めた。
ブライが全力で抜けなかった剣をユウノはあっさりと抜いてしまう。
箒のように軽いというユウノに女剣士が襲いかかる。
剣はドラゴンスレイヤー、刀匠クロムが仕立てた最強の戦士にしか持てない剣。
ユウノにその資格があるか確かめたいと言う女、だがユウノにはまともな剣術の覚えすらない。
ユウノの手を離れた剣は地に埋まる程重くて彼女には扱えず、ユウノに持てるとは思えない。
女はエンブラと名乗り同行を願った。

エンブラの旧知だという小人の村は荒れていた。
山が枯れ皆麓に移り住んだのだという。剣を抜いたというユウノに老人は鞘を手渡した。
剣は人が竜に戦いを挑んでいた頃クロムが鍛えて刺した物で風雨に朽ちず一層輝きを増したという。
竜を倒す事も剣を手に入れる事も人にとっては同じだとエンブラは言った。

翌日、たどり着いた祠は世界樹の根がはびこっていた。
竜の姿をした根が襲いかかり、撃退するがエンブラの剣は折れてしまう。
床が抜け、落ちたブライを追いユウノは剣を残して飛び立つ。
残されたエンブラの本に番人である竜が現れる。
とっさに剣を抜くがそれがドラゴンスレイヤーであると指摘された途端持てなくなる。
竜は剣を作ったのは自分だと言った。

ユウノはブライを見つけるが地下を流れる水は崩落する。
滝の向こうに階段を見つけたユウノはブライを抱え全力で飛び立った。
エンブラはユウノを信じクロムと先に向かう。宝物庫は結界に守られ、人も世界樹も侵入できない。
剣の重さは名の重さだとクロムは言う、無垢な心で扱えば容易く抜ける、と。
ブライに抜けないのは獣の本性が道具を拒むからなのだと言う。
145イグドラシル:2008/04/21(月) 16:59:08 ID:???
無事渡りきったユウノは力尽き、目覚めたブライの本に根が襲いかかる。
駆け付けたエンブラにその場を任せ結界へと逃げ込む。
クロムは自分の森が荒れている事に気づいていなかった。
山そのものが崩れ始め、結界は意味を成さない。ユウノは2人をクロムに任せ、に向かう。
ブライとエンブラの援護を受け、根の竜を仕留めた。

クロムによると世界樹はミッドガルズという国にあるという。
エンブラはそのミッドガルズから来た人間で、それはイクドラシルと呼ばれているらしい。
クロムに送られ河辺までやって来た3人は魚で食事を取る。
最中、3人を襲った狐は剣を盗もうとするが重くて失敗する。
番人である狐―スニフは、剣と引き換えに妹を助けさせようとしたらしい。
罠にかかった妹を治す葉の近くにはブライの倍もある山椒魚が居るのだという。

山椒魚をかいくぐり葉を入手するが崖が崩れ根が攻撃してくる。
下敷きになった山椒魚の血で水面が染まる。根はユウノが天使だと気付くと自分を斬れと命じた。
動けないユウノをエンブラは一喝した。ユウノがやらなければもっと血が流れる。
根は言う、寄生した宿り木―ミッスルトーが世界樹本体を支配している。
根が正気を失う前に、ユウノは止めをさす。
砕けた幹から白い葉が舞う。枯れた木々に命が戻っていった。
蘇った山椒魚から逃げる3人、だが山椒魚は世界樹が狂った事を確認し冥界へ向かう。
妹は回復しスニフは礼に船を提供する。賊のものだったらしいそれで3人は海へ向かった。

山椒魚―ガルムの報告を受けヘルは天界へ向かう。女神―チエはユウノの為に調べ物をしていた。
ヘルは世界樹が魔の破壊の力を受けているのではないかと指摘した。
146イグドラシル:2008/04/21(月) 17:02:15 ID:???
港についたエンブラは外洋船を探すが3月は来ないという。途方に暮れるエンブラに男が船の入手元を尋ねる。
ミッドガルズからきたという怪しい一団に襲われる3人。その正体はまたも世界樹だった。
騒ぎに逃げ出す3人に男―エギールはその船は自分達の物だと言う。
彼はエンブラの名がミッドガルズの王女と同じだと指摘するが、彼女は偶然と否定した。

船を見つけた礼にミッドガルズまで送るという彼の塞まで行くが様子がおかしい。
宝を持ち逃げした彼の仲間が、売る為に女子供をさらいに着ていた。
ユウノが飛び人質になった女性を助け出す。
海賊達は天使に驚き手だしが出来ないが主犯の男は怯まない。
翼に価値を見いだした男はユウノを捕まえようとするが、ブライに邪魔され最後には落下し命を落とす。
船の中には子供が閉じ込められていた。
海賊達は元々身よりのない子供達だったのだという。

男はエンブラを追いミッドガルズからやって着ていた。ユウノ達を調べ回る男にガルムが話しかける。
この星は魔界の―破壊の力を受けるにはまだ早い。男は星の者の望みを叶えるだけだと言った。

裏切っていた海賊達はミッドガルズに戻るという。3人はそれに便乗する事にした。
風を読むエルフの少年ティレルに助力を頼むが大鮫白い悪魔に仲間を奪われた彼は外洋に出ようとしない。
ユウノはティレルと話をする。

世界樹兵を失った魔界の者は新たに駒を探す。彼が僕に選んだのは白い悪魔だった。

船はミッドガルズに出発する。エンブラは旅費として所持金全てを手渡した。
手袋の下には王女の証の特殊な刺青―たどり着けばなんとかなる。
順調に進む船に鷲が現れ、魔界が世界樹に噛んでいる事を告げた。
船を襲う白い悪魔。
ユウノは怯えるティレルに船を走らせるように伝え単身立ち向かっていく。

以下ゼファーに続くも未完
147夢喰見聞:2008/04/22(火) 02:34:42 ID:???
未解決消化

銀星館には貘が住む。今宵も悪夢を抱えた者達がその扉を開く。

蛭孤:貘。先代である梓をその悪夢に取り込み貘となる。蛭孤は貘の名で本名は黒須千寿。
朝比奈霧霞:梓の妹。兄を待ち銀星館を営む。
三角一二三:金持ちの道楽息子。霧霞に一目惚れし銀星館に下宿する。
戒吏:妄鏡堂の主人。妄想に生きる奇人。
シマ:戒吏の使用人。
朝比奈梓:先代の蛭孤。千寿の悪夢に食われた。
月白:貘。悪夢を供給させるため人を飼う。

蛭孤は客の夢を覗き、望むままに書き換える。
客は人だけでなく動物や物や死者等様々。
悪夢は終わるがそれは必ずしも幸福な結果とは限らない。
妄鏡堂は妄想に駆られた人を呼びそれを具現化する。
だが、それもまた望む結末に至るかは解らない。

梓は妾腹の子に生まれた自分の存在を憂いていた。母の死は自分が招いたのだと。
貘の蛭孤は滅する事を望み、梓に貘という存在を委譲する。
人であった梓は貘の蛭孤となった。

千寿は嗜虐心を満たす為だけに黒須に引き取られた。
千歳は痛みから逃げる為に妄想に逃げ込む、繰り返される虐待は妄想を悪夢に変える。
―貘ですら覗いただけで気が触れる程の悪夢。

初代の記憶の中で千寿の悪夢
148夢喰見聞:2008/04/22(火) 02:41:52 ID:???
未解決消化

銀星館には貘が住む。今宵も悪夢を抱えた者達がその扉を開く。

蛭孤:貘。先代である梓をその悪夢に取り込み貘となる。蛭孤は貘の名で本名は黒須千寿。
朝比奈霧霞:梓の妹。兄を待ち銀星館を営む。
三角一二三:金持ちの道楽息子。霧霞に一目惚れし銀星館に下宿する。
戒吏:妄鏡堂の主人。妄想に生きる奇人。
シマ:戒吏の使用人。
朝比奈梓:先代の蛭孤。千寿の悪夢に食われた。
月白:貘。悪夢を供給させるため人を飼う。

蛭孤は客の夢を覗き、望むままに書き換える。
客は人だけでなく動物や物や死者等様々。
悪夢は終わるがそれは必ずしも幸福な結果とは限らない。
妄鏡堂は妄想に駆られた人を呼びそれを具現化する。
だが、それもまた望む結末に至るかは解らない。

梓は妾腹の子に生まれた自分の存在を憂いていた。母の死は自分が招いたのだと。
貘の蛭孤は滅する事を望み、梓に貘という存在を委譲する。
人であった梓は貘の蛭孤となった。

千寿は嗜虐心を満たす為だけに黒須に引き取られた。
千歳は痛みから逃げる為に妄想に逃げ込む、繰り返される虐待は妄想を悪夢に変える。
―貘ですら覗いただけで気が触れる程の悪夢。

初代の記憶の中で千寿の悪夢を見た梓は己の滅する所として千寿を探す。
梓は関東大震災の焼け跡で千寿を見つけ妄鏡堂でその悪夢を具現化し取り込まれた。
梓の取り込まれた悪夢は蛭孤の鞄に収められていたが、悪夢に魅入られた梓は霧霞の事を覚えて居なかった。
蛭孤の記憶の欠落に気付いた月白は千寿について調べ始める。
149夢喰見聞:2008/04/22(火) 02:51:01 ID:???
すいませんだぶった…

月白は虐待されていた千寿の世話をしていた神志名という少女を見つけ出す。
一二三と蛭孤は彼女の夢に潜るが蛭孤は彼女の事も自分の姉の事も覚えていない。
神志名は千寿が死に身代わりにされことを恐れ、彼の治療をしていた。
彼女もまた黒須家の人間同様に壊されていく千寿に陶酔していた。
そして姉に依存する千寿に嫉妬を抱き、千寿を引き取りにきた姉を解体してしまう。
記憶の欠落はそれだけではなかった。生まれも、以前の所在も。
梓と会った時にも神志名は居たはずなのに。

一二三は月白が鞄から解き放った悪夢を奪うが月白は霧霞を刺す。
霧霞を救う為蛭孤は貘―不死の存在を霧霞に継承させようとした。
しかし、貘はそれに共鳴する者にしか継承出来ない。蛭孤の力は梓に継承される。
神志名は梓から逃げ梓は月白を喰う事を宣言し去る。

霧霞は月白から梓の所在を聞かされていた。
一二三は魘される霧霞に梓を連れ戻すと約束した。
蛭孤でなくなった千寿は立ち去ろうとするが一二三が彼を引き止めた。
梓は千寿の悪夢で東京を覆い尽くす。

東京は夢に囚われる。幸せだった夢は千寿の其れのように歪み始める。
一二三は夢に狂い霧霞を傷つけようとしてしまう。痛みに眠れない霧霞は影響を受けていなかった。
千寿は悪夢を取り払うべく梓を探す。一二三は拘束されたまま千寿を送り出し…呪った。

月白は戒吏を欺こうとして虚空に囚われる。
月白が開かせようとした扉は既に戒吏には開けず、その鍵は月白だと戒吏は言った。
千寿は霧霞を支え梓を見つけ出す。
霧霞の声は梓には届かず、彼女は蛭孤と一二三の気遣いを無碍にした事を悔いた。
梓は神志名を認識して居なかった。蛭孤は活路を見出す。
150夢喰見聞:2008/04/22(火) 02:55:26 ID:???
月白は己を滅する事で部屋自体も滅し虚空から抜け出す。
シマは妄鏡堂には妄想しない存在は異物でしか無いという。部屋は意識を持ち、妄想を思考して具現化する。
起こされた扉まま異物を放置された扉は己が扉である事を忘れ…
戒吏にすら開けられないというそれは既に扉という形態を持たず―己を人と妄想した。
眠った記憶を持たない―シマこそがその扉。扉を失った部屋は虚空へと姿をかえていた。
月白により眠らされたシマは扉へと戻され―同調した月白は鍵へと姿を変える。
千寿の指示で妄鏡堂に駆けつけた霧霞は扉を開け放つ。中を覗き見た神志名は発狂した。
千寿の記憶に欠けている神志名や姉の存在―それが示すもの。
妄鏡堂は梓の居る空間と繋がる―神志名は全てを思い出した。

あの日、余震に巻き込まれ千寿は死んでいた。
神志名は―千寿の代わりにされることを恐れ―梓は―己の滅する場所を求め―
生み出されたのは千寿が生きているという妄想。神志名は其れから解き放たれる。
蛭孤としての千寿は梓の妄想の産物だった。梓に真実を突きつければ悪夢は終わる―そして千寿も。

千寿は言う、妄想によって生み出された彼は梓自身で補完されていた。
だから、千寿の霧霞に抱いた思いは兄としての思慕―梓の思い。
扉に手をかける千寿を制し、霧霞は扉を開け放つ。
椅子に凭れる千寿の躯、千寿の悪夢の結晶は最初から存在していなかった。

死体を消そうとした月白の思惑は阻止された。
戒吏はシマを取り戻す為月白を鍵穴から外す。月白は鍵であり続ける事を望んでいたが。
梓は己を、蛭孤―千寿の過ごした時間を、人であった時の記憶を取り戻す。
霧霞は漸く兄を取り戻した。

正気を取り戻した一二三は2人に詫びるため銀星館を訪ねる。
千寿は梓に生み出され得たもの―霧霞や一二三と過ごした時間に思いを馳せ…
千寿を助け起こした一二三の腕の中には日溜まりだけが残っていた。
銀星館に巣くう闇はもう無い。


梓と千寿に関係無い序盤はばっさり切ったので本編を読む事を進めます。
151マロン名無しさん:2008/04/23(水) 21:34:07 ID:???
王家の紋章、アイシスが他国に嫁ぐ決心をしてからの話を
箇条書き、→表示、1レス以内とかでも構わないので
ざっと簡潔に教えてください。

キャロル誘拐→戦争勃発の繰り返しで読むのをやめましたが
相変わらずそのループが続くんでしょうか?
152マロン名無しさん:2008/04/26(土) 01:16:37 ID:???
保守
153マロン名無しさん:2008/04/26(土) 03:01:39 ID:???
解決済みとなっている上に超有名作品ですがお願いします。

「デビルマン」
wikiでは
>サタン以外の命が絶えた地球に神の軍団が降臨して物語は幕を下ろす。
となっていますが、これは残されたサタンが神の軍団とひとりで戦って
敗れることを示唆したラストなのでしょうか?
wikiの文章を読んだだけでの解釈なので、実際にマンガで読んだ印象を
聞かせて下さい。
154マロン名無しさん:2008/04/26(土) 11:36:09 ID:???
>>153
現物が見当たらないのでうろ覚え
荒廃した地球にサタンが1人座っていて、横には半身だけになったアモンが転がっている。
上空からは襲い来る神の軍団……
というカットで終わってた気がする

サタンは神の軍団と戦って敗れたとも
神の軍団すら滅ぼしたとも
読者の脳内で補完しろっていうことだと。

以下バイオレンスジャック→デビルマンレディーに続く。



……バイオレンスジャックによると
神の軍団は全てが滅んだ地球を再生させる為に着たらしいですよ(´・ω・`)
サタンとは「この時点では」戦っていないと思われます。
155マロン名無しさん:2008/04/26(土) 11:47:20 ID:???
>>153
遠くから巨大な神の軍団が迫ってきているが、
サタンはその軍団の方には目も向けずに岩場に座り込んでしまい
悲しそうに明の死体を見守っている

という絵で終了
サタンに神の軍団と戦う気が残っているのかどうかわからない、という感じ

絵はここに載ってる
http://page.freett.com/teioh0/comicslast.htm
156153:2008/04/28(月) 10:09:37 ID:???
遅くなりましたが、おふたりともありがとうございます。
読者の解釈にゆだねられているみたいなんですね。
157マロン名無しさん:2008/05/01(木) 01:47:00 ID:???
保守
158マロン名無しさん:2008/05/04(日) 20:04:49 ID:???
「黒の李氷・夜話」をお願いします
159マロン名無しさん:2008/05/05(月) 21:06:45 ID:???
山本ヤマト『紅 kure-nai』をお願いします
清水としみつの漫画の方じゃないです。
160マロン名無しさん:2008/05/08(木) 01:53:18 ID:???
保守
161マロン名無しさん:2008/05/08(木) 17:54:12 ID:???
「桃組プラス戦記」をお願いします。
162マロン名無しさん:2008/05/11(日) 01:10:35 ID:???
保守
163マロン名無しさん:2008/05/11(日) 21:47:13 ID:???
ジョージ秋山の「アシュラ」と「ザ・ムーン」お願いします。
164マロン名無しさん:2008/05/14(水) 01:42:26 ID:???
深遊「鋼殻のレギオス」とkashmir「デイドリームネイション」をお願いします。
165マロン名無しさん:2008/05/18(日) 10:08:22 ID:RnmHlPNi
.
166マロン名無しさん:2008/05/20(火) 04:08:48 ID:???
保守
167適当にジョジョ二部:2008/05/21(水) 05:07:05 ID:???
かつてある長命な種族が居た
彼等は太陽がダメな為地下に篭り静かに生活していた
その種族の中に一人の天才が登場した
「自分達はどの種族よりも恵まれているのに何故、日の光の下を歩けないのか?」
簡潔に書くとこう思った種族の一人カーズは石仮面を開発し自らを進化させようとする
しかし上手くいかない、純度の高い赤石を求める事になる
そしてやがてカーズの野望を危険視した他の一族をエシディシと共に滅ぼし
ワムゥや後のサンタナを連れ赤石探しの旅に出て当時の波紋戦士を抹殺、やがて2000年の眠りについた。
そして目覚めた後活動再開、赤石はよりにもよって滅ぼしたと思ってた波紋戦士達の手に
若き波紋戦士ジョセフとシーザーとの世界を巡り、赤石をかけた戦いが始まった。
サンタナ、エシディシ、ワムゥと次々戦い倒れて行く柱の男達
しかしカーズは赤石をゲットしナチス軍の紫外線照射装置を浴びるその瞬間に石仮面と共に装着
究極生命体(アルティメットシィーング)として復活(紫外線照射のおかげで日の光も克服)
全ての生命の頂点に立った、ジョセフとの激戦で火山に落とされるも
持ち前の知性で溶岩(=地球)すら克服、そしてジョセフを上回る波紋すら繰り出す
しかし火山の噴火(戦いのせいでよりでかく噴火した)に伴い空に舞い上がった岩盤上でジョセフとの最後の相対
しかし高速で飛んできたジョセフの腕(火山から復活する時が切り落とした)や石つぶてで
不覚を取りそのまま大気圏外→宇宙まで飛ばされる
宇宙空間で酸素を生成して噴射して戻ればおkと考えてたが、吐き出した酸素がすぐさま凍り
それが体内まで巡りだし活動停止の危機に晒される事になる
それを防ぐ為に体を鉱物化したが反って命取り、二度とその形態から戻れなくなり宇宙を彷徨う羽目になる

一方マグレ勝ちしたジョセフは岩盤の落下と共にその命は尽きようとしていた
がしかし漁船に救助されお手伝いだったスージーの快方と義手を作り
ようやっと皆の下に帰ってみればスージーが自分の生存を報告してなかった為
自分の葬式に参加する羽目になりましたとさ
168マロン名無しさん:2008/05/21(水) 05:28:49 ID:???
赤石(エイジャの赤石)について
簡単に言えばエネルギーを増幅させる力を秘めてます
つまり石仮面の機能を最大まで高めるのに
必要だったって事で良いのかな?

石仮面はカーズから見ると恐らく進化の為の道具なのかな?
人間→吸血鬼もある意味無数にある進化の内の一つなのかもしんないね
169マロン名無しさん:2008/05/21(水) 05:39:57 ID:???
それとまとめサイトのジョジョ六部だけど
説明不足な気がしたんで駄文だけど勝手に追記
って言っても既に語られてる解釈の一つに過ぎないけど

プッチのメイドインヘブンは多分まだ宇宙を一巡させてないと思われ
時計と時計の針で例えると宇宙の終わりと始まりが12の位置で
六部の始まり(刑務所)が1、最終決戦のケープカナベラルが2だとすると
神父は2の位置からメイドインヘブンを使って12を超えて1の辺りまで加速させ止めた
そこで止めたのはエンポリオ少年を生かした状態で新たな周回で2を超えると
またエンポリオあるいはその生まれ変わりと闘う運命が定められる為で
逃れるにはジョリーンや承太郎達と同じように殺して置き去りにしなきゃいけなかった

それと天国へ行く為のスタンドを手に入れるのに必要な
罪人の魂や友人というのは多分、DIOの持論だと重力や引力の様な人との縁や因果、絆に当る物で
プッチが悲しい縁や悲劇的な因果を断ち切る為に手に入れた能力は
それらから生まれたのかもしれない

プッチの末路は
ジョジョの歴代ボスが目的とは正反対の終わり方をしてるのを鑑みると
(吉良は荒木の好きなキャラと書きたい話があったおかげで多少救われてるが)
恐らく人の縁や絆、因果を壊したプッチ自身は人の縁や因果、絆から消滅した
というより元から存在しなくなったかもしれない

だからプッチに殺されたウェザー(の生まれ変わり)が最後に出てきた
でも神父(ホワイトスネイクの能力)の存在なしでは生まれる事は出来なかったF・Fは居ない
(だから劇中で明確に別れを告げるシーンが描かれた?)

最初にも書いたけどあくまで一つの解釈でしかないし
あの書き方だと読者が好きに考えればそれで良いんだろうね、と思う
エンポリオ一人だけパラレルワールド直行っていうのもアリ
170マイナス 1/3:2008/05/21(水) 18:20:33 ID:???
山崎さやかの「マイナス」が続きキボンだったので書いてみる。

新人教師の恩田は、美人で色っぽくて、有名大卒の秀才で、かなり完璧な女性。
だが、幼少期に父親に度重なる虐待を受けた経験から(逆らうと殴られる)
「嫌われるとひどいことをされる」「絶対に誰にも嫌われてはいけない」
という強迫観念に囚われているメンヘラーでもあった。
前半は、人に嫌われたくないあまりに恩田が異常な行動に出まくる話が続く。

根暗な女子生徒が、嫌いな者に陰湿な嫌がらせをしていることを知る恩田。
同僚にやめさせろと言われて注意するものの、改めるどころかますますエスカレートしてしていく。
「彼女の嫌いな人に、彼女のかわりに嫌がらせをすれば、彼女はもう嫌がらせをしなくなる」
と恩田は考え、密かに生徒たちに嫌がらせをしまくるが、恩田は当の女子生徒にすらドン引きされる。

女子生徒の友人は、実は以前から女子生徒の陰湿な行いを知っており、
恩田がやったことも女子生徒の仕業だと思ってしまい、
「流石にこれはひどすぎる、もう友達やめる。先生たちにも言う」と言い出してしまった。
「先生が勝手なことをしたせいだ どうにかしてくれないと先生を嫌いになる」
と女子生徒に怒鳴られ、恩田は焦る。

女子生徒と友人は仲直りする。
「一人で抱え込んで嫌がらせに走らず、ちゃんと相談して」「今までごめんね」なハートフル展開。
だが恩田はそのことを知らず、放課後、屋上に友人を呼び出した。
友人の手首を切りつけ、抵抗しようとする友人の腕を掴んで更に何度も切りつける恩田。
やがて友人は絶命し、これで女子生徒の件が外に漏れつことはなくなり、
女子生徒に嫌われる心配はなくなったとホッとする。
そこに現れた女子生徒は、恩田を非難する。
喜ばれると思っていた恩田はパニックになり、
女子生徒ともみ合いになり、彼女を突き落として殺害してしまった。

その事件は「女子生徒がケンカ中の友人を殺害した後に自殺した」ということで納まった。
恩田は「嫌われることを恐れる必要はない 邪魔な相手は殺せばいいんだ」と悟るのだった。
171マイナス 2/3:2008/05/21(水) 18:22:10 ID:???
恩田は嫌われるのを恐れなくはなったが、ちやほやされるのは嬉しいので
以前よりかは地が出ているものの表面上はいい先生を気取りつつ、裏で積極的に悪事を働くようになる。
その時期の異常行動の一つが、すでにまとめサイトにも載っている人肉事件。
(あれはあくまでも緊急事態だったせいであって、普段から人肉を食べたがっているわけではないが)

ある時、ヤンキー生徒に裏の顔を知られ、その上女子生徒の殺害まで暴かれてしまう。
だがヤンキーはそのことを通報するどころか恩田のエキセントリックな行動を面白がり、恩田の友達的存在になる。

校内で突然火事が発生する。みんな我先にと逃げ出し、恩田を押しのけ突き飛ばして去って行った。
大事にはいたらない小さな家事だったが、普段はもてはやされていても
いざとなったらみんな自分に振り向きもしないのだと知り、恩田は不安になる。
そんな時、不登校の生徒に勉強を教えることになるが、いきなりキレたその生徒に殴られてしまう。
恩田は呆然とし「嫌われたらひどいことをされる」という考えが蘇り、
またおどおどするようになるが、イケメン教師の頼もしい言動に惹かれ、
「ひどいことをされそうになっても誰かに守ってもらばいいんだ 結婚しよう」と決意する。

そんなこんなで交際スタート。だが、恩田に気を持っていた他の男性教師たちは、婚約を知った途端に恩田に冷たくあたるようになる。
流石のイケメンも、自分より上の教師たちには歯向えない。イケメンに対し不満を持つようになった恩田は、
学校の最高権力者である校長を味方につければいいのだと思い、校長と関係を持つようになる。
だがその事がイケメンにばれて婚約破棄になってしまう。
イケメンに現場を撮影されてしまったので、立場を考えた校長も恩田と別れ、恩田を守る者は完全にいなくなってしまった。
172マイナス 3/3:2008/05/21(水) 18:24:59 ID:???
男子生徒たちがAVの話をしているのを聞いた恩田は、
イケメンが撮影した自分と校長とのビデオが流出してしまったのだと勘違いし、
口止めのために男子生徒とセックスする。
なにかを知っているふりをすれば恩田がただでヤらせてくれるとの噂が広まり、
恩田は校内の男子生徒たちと次々にセックスをしてしまうようになる。
噂の真偽を問いにきたヤンキーをも誘う恩田。
「今のあんたはつまらない」とヤンキーは恩田を見捨てるのだった。

噂は女子にも広まり、淫行教師は早く学校を辞めろと責め立てられる。
顔がいいから調子に乗っているのだと言われ、恩田は整形手術をして
目もとを地味にしてくるが、それで許されるはずもなく、異常な行動を気持悪がられ、
退職勧告も間近となり、学校を逃げ出し地元へと帰る。

かつて虐待をしていたとは信じられないほど老けて大人しくなった父に、どうすればいいのかと恩田は聞く。
昔から恩田にとって父は絶対的な存在だった。父の言う通りにするのが正しい道だった。
だが父は「お前はもう大人なんだから自分で考えなさい」と突き放したことを言う。
恩田はそう言われてはじめて、幼少期の虐待されていたころから、自分の心が全く成長していなかったことに気付いた。

「自分で考えて行動し、その結果を自分で背負ってはじめて大人になれる」
そんな結論に達した恩田は、警察に行き、女子生徒を殺したことをはじめ、
自分が今までに行ったすべての犯罪を告白した。

そして数十年後。
子どもと遊んでいるヤンキーの前に、出所した恩田が晴れ晴れとした顔で現れた。
これからはちゃんと自分で考えて自分自身の人生を歩むのだとヤンキーに告げ、恩田は颯爽と歩みだしていった。
173マロン名無しさん:2008/05/21(水) 21:27:21 ID:???
乙です
なんか唖然とするしかない展開だけど
実際の漫画で見たら印象も変わるんだろうか
174マロン名無しさん:2008/05/21(水) 23:47:22 ID:???
より唖然とするw
175マロン名無しさん:2008/05/22(木) 01:17:16 ID:???
なんというか…作者は大丈夫なのか心配になるような話だね。

昔読んだweb漫画思い出した。
176すうぱあかぐや姫1/2:2008/05/22(木) 20:11:36 ID:???
竹取の翁の子孫、竹取ススキの家に巨大なタケノコが降りてきた。
そこから現れた『かぐや姫』は、竹取家に伝わるかぐや姫の(きったない字の)置手紙を盾に
ススキの家に居座ってしまう。
かぐや姫は、基本的に自給自足で単調な月の食生活に飽きて地球へやってきたのだった。
乱暴者で大飯食らいの居候との生活に不安を覚えるススキだったが、大騒ぎしながら暮らすうちに
なんだかんだで姉妹のように仲良くなっていく。

ほぼ読み切りがたのギャグ漫画なので、あとは人物紹介で。

かぐや姫
月世界人。長い黒髪に古風な着物の(自称)美少女(設定は十人並と思われる)。
食いしん坊でがさつ。言葉遣いも乱暴で、一人称はかろうじて「私」だが、あとは「〜だぜい」「〜だろ」「〜でい」等ほとんど男。
態度は悪いが結構友達思い。
男性に免疫がなかったり、足を出すのを恥じらったり(月のしきたり)、桃太郎を意識したり、女らしい面もある。
タケノコを出し、操ることができる(飛ばして攻撃する、芸をさせる、お遣いに行かせる)。
髪を好きなだけ伸ばせる。触手のように動かすことも可能。
羽衣があれば、速くはないが空も飛べる。
専用のロケット、通信機、ベッドは等持ち物はタケノコ型が多い。

竹取ススキ
地球人。小学五年生の女の子。
竹取の翁の(弟の)子孫。そのおかげでかぐや姫に居座られ、その他月の住人たちに迷惑をかけられることもしばしば。
文句を言いつつも宇宙人連中をそれなりにもてなしたり、逆にわがままを言ったりもする。
家はブティック。デザイナーのパパと料理上手なママとの三人家族。
177すうぱあかぐや姫2/2:2008/05/22(木) 20:14:18 ID:???
はまぐり姫
月世界人。かぐや姫の友達。
抜けていてはまぐりを出すくらいしか能がないため、よく「のーなし」「大ぼけ」と罵られている。
おっとり型で言葉も丁寧だが意外とちゃっかり。食い意地も張っている。
おまけに思い込みも激しいので基本的にトラブルメーカー。

女神様(アマテラス)
月の女神様。月世界人(おとぎ話の登場人物)は彼女を筆頭に女性だけで暮らしている。
発明好きで、かぐや姫のロケットも彼女が作った。
弟のスサノオ(火星の衛星で男性たちをまとめている)とは凄まじく仲が悪い。

桃太郎
月世界人。
スサノオに倣ってか月の女性たちとは仲が悪かったが、一度戦ってからかぐや姫の友達になる。
桃を出せる。かぐや姫に比べれば頭がよくて常識人。

金太郎
月世界人。
桃太郎の友達。なんでも切れるマサカリを持っている。ペットのクマは宇宙も飛べる。セリフが少ない。

その他、かぐや姫に求婚してきたナルシス王子(名前に反して顔は落書きのぞうさん)、どケチで人のものを平気でちょろまかすはちかつぎ姫等。

最終回は、かぐや姫へのラブレターの差出人がはまぐりのボケでわからなくなってしまい、疑われて憤慨した桃太郎と三人で手紙の主を捜す話でした。
特に最終回らしい感じでもないので、打ち切りかも……。
178マロン名無しさん:2008/05/22(木) 20:42:26 ID:???
ろまんがが完結したので続きを。

喜稔が童貞を捨てた相手は、同じ組織に所属していた殺し屋・紅梅であった。
紅梅は妖艶な美女であったが大変無骨な性格で、
セックスしたのも「練習用の板」になってあげただけでしかなかった。
それでも喜稔はそれなりに紅梅を思っていたのだが、紅梅は任務に失敗して帰らぬ人となってしまった。
その紅梅が組織のバイオテクノロジーによって、馬型(まくまくたちのような姿)になって甦り、喜稔のもとに現れた。
紅梅は、態度は淡々としていたものの、内心は喜稔のことをちゃんと思っていたらしく、
二人はいい感じになり、紅梅も宝塚家で暮らすようになった。

色々あって菊花は、優秀への自分の思いは恋愛感情ではなく、
自分が本当に恋心を抱いている相手はコンチだということに気付いた。
一方コンチもまた、菊花への恋愛感情を自覚するようになる。
だが殺人鬼であった自分がそんな感情を持ってはいけないとコンチは悩み、
出奔しようとしたり記憶喪失になったりとグダグダする。
(その際に、コンチの母親は悪い人たちに人身売買されていたこと、その客=コンチの父が日本人であることが発覚する)
記憶が戻るが相変わらずグダグダしたまま、そして五年後

宝塚家では、菊花とコンチの結婚式が行われるところだった。
コンチは五年以内に死ぬと予言されていた言葉通り、一年ほど前に一回死んだのだが、
菊花にボコボコに殴られたために奇跡的に蘇生した。
コンチが死んだのは、コンチの父親になにかをされたせいらしいが詳細は不明。
会場には皐月と優駿、喜稔と紅梅(バイオマスターに新たな体を与えられ幼女状態)も来ている。

ぽろりと漏らした発言から、実は出来ちゃった結婚で、
はじめてセックスをしたのは菊花14歳・コンチ25歳の時だと判明したために、
菊花の父が怒りだし、会場を逃げ出す菊花とコンチ。
たどり着いた先は菊花の母の墓だった。
その前で、菊花の母への思いは恋心ではなく母性に惹かれただけで
自分が愛しているのは今までもこれからも菊花だけだとコンチが告げてほのぼのとして終わる。

>>176 あさりちゃんの人かー懐かしい
179マロン名無しさん:2008/05/24(土) 12:49:31 ID:ZgbLelKF
今年に入ってから一度もまとめサイト更新されてないな
大丈夫か?
180マロン名無しさん:2008/05/24(土) 12:52:37 ID:???
まとめサイトは管理人の負担が大きすぎるからなあ。私生活忙しいなら仕方あるまい。
アフィもなしじゃモチベーション保つのも大変だしな
181マロン名無しさん:2008/05/24(土) 16:37:48 ID:???
開設してからだいぶ経ってるし
そろそろ代替わりの時期じゃないか?
大抵のまとめサイトは数年経つと
管理人の事情が変わってきたりして辛くなるらしいし。
長くやってると辛くても言い出せないことも多いらしい。
182マロン名無しさん:2008/05/24(土) 17:29:40 ID:???
管理人が1人だと辛いよな
183マロン名無しさん:2008/05/25(日) 17:42:09 ID:???
アフィ利用すればいいのに
184マロン名無しさん:2008/05/25(日) 18:37:56 ID:???
そういう問題でない場合もあるからなぁ
185かりん 1/3:2008/05/25(日) 23:32:28 ID:???
最近完結したし、補完リクされてるので最後の方だけ書いてみた。
あらすじと人物紹介はまとめサイト参照。

吸血鬼ならぬ増血鬼な女子高生のかりん。そのクラスメイトで純朴真面目少年の雨水君。
いろいろすったもんだあった末、二人はようやく相思相愛になって恋人同士になる。
暫くはイチャラブで平和な生活を送る二人だったが、他の吸血鬼一族達に不穏な動きが。

実は、吸血鬼達はここ数百年で次第に血が衰えてきており、滅亡の危機に陥っていた。
吸血鬼達の間に子供が全く産まれなくなっていたのである。
そんな中、たった一組だけ子供を産み続けている吸血鬼の夫婦がいた。
かりん達の両親である、マーカー家である。

マーカー家には何か秘密があると、他の吸血達が隠れて調査をしたところ、その秘密が判明する。
マーカー家は、その血の中に吸血鬼達の命の源"プシュケー"の力を抱えていたのだ。
吸血鬼にとって、血とは命の源。だからこそ通常の吸血鬼は人間を噛みその血を吸う。
だが、プシュケーはその命の源たる血を吸うのではなく自らの体内で作り出して他人に与える特殊な吸血鬼。
その血を飲むことで古来から吸血鬼達は血族の力を繁栄させてきていた。

しかし、そんなプシュケーは千年近く前に行方不明になっていた。
何千年も代々命を繋ぐ道具として吸血鬼達に飼われていたプシュケー。
そんなプシュケーを可哀想に想ったマーカー家の先祖が、千年近く前に誘拐して外の世界へ助け出していたのだ。
そして、かりんこそがそんなプシュケーの力を受け継ぐ唯一の吸血鬼だったのである。
186かりん 2/3:2008/05/25(日) 23:37:17 ID:???
かりんの血を手に入れれば衰退してしまった吸血鬼の力を取り戻すことができるかもしれない。
そう信じた他の吸血鬼一族達は総出でかりんを誘拐することに成功。
そして、他の吸血鬼の男をあてがってプシュケーの血を残そうと画策する。

当然、それに激怒するかりんの家族達と雨水君。
協力して吸血鬼達のアジトに乗り込み、死闘を演じたあとなんとかかりんを救出する。
諦めきれない他の吸血鬼達だったが、なんとかりんのプシュケーの力が消滅していることが後日判明する。
何千年も吸血鬼達の命の素として生きてきたプシュケーの力も、最後のプシュケーたるかりんの元で遂に消滅してしまったのだそうだ。

がっくり来る吸血鬼達だったが、そんな中吸血鬼の女性に念願の子供ができたことが判明(ちなみに父親はかりんの兄貴)。
何だかんだ言って、まだ完全に吸血鬼の血は衰退しきった訳ではないようだ。
一方、プシュケーの力を失ったかりんは、吸血鬼としての力も失いつつあった。
このままでは、近い内にかりんは完全な人間になるだろう。

そこで、かりんの家族達はかりんの吸血鬼としての記憶を完全に消去することを決断する。
太陽の下では暮らしていけず、夜の世界で何百年も生きることができる吸血鬼と、数十年で死んでしまう人間とが共存することはできない。
かりんが人間になるのなら、吸血鬼である自分達の存在は邪魔なだけだ。

こうして、かりんは吸血鬼に関する全ての記憶を失うことに。
あんなに大好きだった家族の記憶を一切失っているかりんに対し、彼女の家族に替わって守り続けることを雨水君は決意する。
そして、かりんにプロポーズをして、かりんも涙を流しながらそれを受け入れるのだった。
187かりん 3/3:2008/05/25(日) 23:38:50 ID:???
それから時は流れて――。

かりんと雨水君は結婚し、二人の間には元気で活発な女の子が産まれる。
ファザコン過ぎる娘に振り回されながらも、幸せそうな様子のかりん。
そんな彼女達を、ずっと、影ながら優しく見守り続ける吸血鬼一家の姿があった。

――ずっと、ずっと見守り続けているから。あなたたちの幸せを――

おしまい。

あと幾つか外伝的短編があるが単行本に収録されるのかは不明。以上。
188マロン名無しさん:2008/05/25(日) 23:51:04 ID:???
「ヨイコノミライ」を簡単にでいいので
最後までお願いします
189マロン名無しさん:2008/05/26(月) 00:06:39 ID:???
ZOMBIE-LOANをなるべく詳細にお願いします
190マロン名無しさん:2008/05/26(月) 17:51:03 ID:???
「かりん」乙です。ちょうど知りたかったんだ
191マロン名無しさん:2008/05/27(火) 18:21:14 ID:???
おつ
192マロン名無しさん:2008/05/28(水) 17:46:16 ID:???
「荒野の少年イサム」をお願いします
193マロン名無しさん:2008/05/31(土) 01:53:25 ID:???
します
194マロン名無しさん:2008/05/31(土) 16:14:46 ID:6qh6DSrm
>>64
「君に届け」椎名軽穂1〜6巻(以下続刊)

主要登場人物
黒沼爽子…陰気な見た目だが中身は純粋で素直。成績はトップクラス
風早翔太…気さくで爽やかな人気者の少年。爽子のことが好き
吉田千鶴…ちづ。大雑把で明るく義理人情に厚いスポーティな女の子。
矢野あやね…色っぽい見た目とは裏腹にクールで頭が良い。ツッコミ役。
真田龍…マイペースで無口。ちづの幼馴染。野球部所属。家はラーメン屋。
荒井一市…クラスの副担任で野球部監督。俺様気質。

もう夏だというのに高校一年生の黒沼爽子には未だに友人がいない
というのも爽子は見た目がすごく陰気なのだ
真っ黒な長髪、暗い目つき、青白い肌、笑うとまさにホラー。
そのせいか、周囲から霊感が強い、暗い、目があったら呪われると噂されている。
小学校以来の渾名も「貞子(@リング)」と筋金入り。
そんな彼女だが、内面はとても良い子で一日一膳がモットー。
皆のやりたがらないクラス委員や雑用も進んでやることにしている。

周囲に怯えられないようになりたい彼女の目標は、クラスメイトの風早翔太。
男女ともに人気がある明るく爽やかで優しい少年だ。
彼だけは爽子に皆と同じように挨拶したり、優しくしてくれる。
爽子の良いところにも風早は気付いていて、爽子が周囲と交わるきっかけも
作ってくれたり、もっと人に気持ちを伝えたほうがいいと言ってくれる。
195君に届け:2008/05/31(土) 16:15:57 ID:???
風早が主催する肝試しに誘われた爽子は、同じクラスの吉田と矢野が、
「肝試しで貞子がお化け役をやれば盛り上がる」と言ってるのを聞いてしまう。
普通なら怒りそうな会話に、爽子は自らお化け役を志願する。
そんなこと嫌々やらなくてもいいと二人は言うが、爽子は風早に言われたことを
思い出し、別に嫌々でなく人の役に立つことが嬉しい、と本音を言う。
風早の言うとおりにしたことで、二人に自分のことを分かってもらえたし、
少し仲良くなれた。お礼を言う爽子に、自分は何もしてないと風早は照れる。

肝試しは爽子のお化け役効果で大成功に終わる。
しかし風早が肝試しのときもサボって爽子と一緒にいたことから
「貞子が風早にせまっている」と噂が立ち、悪ノリしたクラスメイトが
「肝試し最下位の罰ゲームとして貞子と一週間付き合え」と言い出す。
それが罰ゲームなんて黒沼に失礼だ、と本気で爽子を庇う風早に、クラスメイト達の
見る目が変わっていく。
このままでは風早に悪い噂が立つと案じた爽子は、風早は自分にも皆と同じように
優しいだけで、自分が風早に惹かれてただけだと言い、そのまま教室を去った。
その日は一学期最後の日だった。
本当のことを言ったから後悔はしていないけれど、夏休みが開けたら今までのように
接してもらえなくなるかもしれない。そう考えると涙が止まらなかった。

先生の手伝いのために、夏休みに学校に来た爽子を風早が待っていた。
クラスの皆が謝ってたことを伝える風早に、普通の態度で接してくれたと爽子は感動する。
そんな爽子に風早は、自分のことを黒沼は分かってないと言う。
夏休みも爽子に会えると思っていいんだよね?と告白を受けるような言葉を告げる。
風早はまだ入学前に、道に迷っていたところを爽子に助けられたことがあり、
それで風早もずっと爽子のことを気にしていたのだった。
196君に届け:2008/05/31(土) 16:18:26 ID:???
と、ここまでが第一話。この時点では読切だったものがその後連載化。

二人は↑で両思いになったように見えるが
爽子の告白は「尊敬している」という意味だったことが発覚し、風早の告白は
意図が伝わらず不発に終わる。
その後少しずつ、人間関係を築いていき、そこで新たな問題に直面したり
青春真っ盛りな出来事もあったり、という漫画。
あくまで日常もので全体に一本道のストーリーという感じではないので
ざっと説明するのは難しい。
197マロン名無しさん:2008/05/31(土) 18:35:30 ID:???
絵柄はいい感じだがストーリーはめちゃくちゃありがちっぽいな
198マロン名無しさん:2008/05/31(土) 19:31:03 ID:???
>192
3悪は死ぬ。
199マロン名無しさん:2008/05/31(土) 20:23:46 ID:???
ウルトラジャンプで連載してる「クロスロオド」をお願いします。
粗筋を聞きましたがイマイチ分かり難いので、出来るだけ詳しくお願いします。
200マロン名無しさん:2008/05/31(土) 21:37:44 ID:???
>>194-196
乙です
201マロン名無しさん:2008/06/02(月) 13:37:39 ID:+s7w4unL
保守
202マロン名無しさん:2008/06/06(金) 00:15:56 ID:???
保守
203マロン名無しさん:2008/06/07(土) 18:11:47 ID:???
CLOTH ROAD(クロスロオド)をお願いします
204マロン名無しさん:2008/06/07(土) 21:58:14 ID:???
>>203
そのリクエストは4レス前で既出です
205マロン名無しさん:2008/06/08(日) 05:03:45 ID:???
未解決からヤミと帽子と本の旅人をまとめていたが
あまりの端折りっぷりに何をかいていいかわからなく……

端的に纏めると
・居なくなった姉を探していたら布切れになっていた。本体は姉を探して既に居ない。
・他人に乗り移りながら姉を探していろんな世界を旅するうちに自分の感情が本体の物だと気付く。
・姉は創造女神の化身だった。自分は世界を収めた図書館の管理人の使い魔のひとりらしい。
・管理人と姉は創造神をとりあった仲で姉妹。使い魔の本体は創造神の残した力。
・悪者を退治したせいで管理人分裂。姉探索を本体に任せ、管理人を探すことに。
・分身をあつめて管理人復活。主人公は創造神のレプリカの体を授かる。
・主人公に残った神の残滓が告げる「役目の為に姉を選んだがお前の事も好きだった」
・旅をして管理人に惚れた主人公が、分身でも残滓でもない自分の感情で告白。
・新婚モードの管理人とラブエロ生活。本体も姉をみつけてめでたしめでたし。

結論。ゲーム買った方がいい。
端折り方間違えててあちこちついていけない。

一応詳細テキストも作ってるけど需要無ければむしろデビチルまとめます
206マロン名無しさん:2008/06/08(日) 12:47:33 ID:???
本体って言葉の意味がよくわかりません・・・
詳細版があるならそっち読みたいです
207マロン名無しさん:2008/06/08(日) 17:48:06 ID:???
>>205
これ、ゲームを知ってる人にしかわからないまとめじゃないかな。
知らない人にはさっぱりわからん。
208マロン名無しさん:2008/06/08(日) 18:54:51 ID:???
漫画の方もゲームやってないとおいていかれるんだ……
ゲームやってなかったから涙目
了解、詳細版まとめるよ
209ヤミと帽子と本の旅人〜ロマンス〜:2008/06/08(日) 21:56:08 ID:???
居なくなった初美を探して家をでた葉月は気付くと巨大な図書館にいた。
初美の事を思う葉月の前にオリエンタルな風貌の少年が現れ
彼女が仲違いした事を無かったことに出来るという。
そこは世界を一冊づつ本にして収めている図書館。
その中には葉月が初美と仲違いする前のifの世界もある。
葉月はifではなく元の世界に戻る事を願うが、その本はは壊れてしまっていた。
失われたページを探し旅立つ事にした葉月。
少年は葉月にまぎれた異物を切り離すと姿を消した。

主人公は気がつくと葉月から切り離され床に転がっていた。
飼ってっていたインコのケンと迷子らしい小人の幼女に出会い、
今の自分が布切れに過ぎない事を知る。
初美は自分の義姉で、嫁候補で…彼女に謝る為に旅立つ事を決意する。
幼女に着込まれたまま彼女の赴くままに本の世界へ引き込まれる。

目覚めると棺桶の中にいて自分の上で女性が腰を振っていた。
ドロッセルハウスト―稀代の錬金術の末弟子―それが今の自分だった。
召還した魂の代わりに死体に入ってしまったのだと女性―リツコは言う。
主人公は彼女の助手として彼女が家庭教師をしているマリエル姫と会う。
姫が気にしたのは日本刀―元の世界から持ち込めた唯一の物。
絵をかくという姫のアトリエに案内されたが
そこに居着いた悪魔の退治を依頼され逃げ出してしまう。

気がつくとそこは図書館で…弾き出されただけで欠片は見つからず。
ちびに引きづられ駅に向かい別の図書館へと移動する。
女悪魔に宿った主人公は主の妹ミルカとセイレンと共に孤島で暮らす。
セイレンに不信感を抱く主人公、だがミルカを見失ってしまい……
気が付くとまた本からはじき出されていた。

夜行列車の世界では宝石商の男に宿るも主導権の無い意識にすぎず、
男が同室の男装の麗人に手を出すのに抗うこともなくつきあわさた。
宇宙庭園の世界では小間使ロボのエロスケに身を宿す。
210ヤミと帽子と本の旅人〜ロマンス〜:2008/06/08(日) 21:59:20 ID:???
竹取の世界では狐のメイリンに会い、実体の無い自分を認めてもらう。
メイリンに連れられて会った藤姫は初美に瓜二つだった。
だが、藤姫は耳で捉えられる声で主人公に語りかける―初美は心でしか話す事ができなかった。
初美の事を思い出していた主人公は、自分が「葉月」では無い事に気付く。
悩む主人公をメイリンと藤姫は励まし、旅へと送り出した。

図書館に戻った3人は同じように初美を探す葉月を見つける。
彼女に近寄ろうとした瞬間、主人公を切り離した少年が現れる。
少年―アーヤは主人公にコゲ、幼女にチビと名をつけ、コゲの正体について語り始める。
図書館の司書である「ヤミ」、彼女の持つ帽子をジョウ=ハーリーという。
帽子は「狩人」という分身を持ち、コゲは本体から切り離された迷子の狩人だという。
狩人の役目は異分子の排除とイブの警護。
イブは人を作った女神であり、世界を支配できる力を与えるという。
初美こそがそのイブであり、藤姫もちびもイブの化身。

失われたイブの欠片を探すよう促されるが、自身の感情が偽りと知ったコゲは悩む。
共に行くことを望む葉月。
アーヤは、コゲにアルカディアに行くことを勧めた―そこに求める答えがある。

アルカディアについたコゲはまた葉月の中に入っていた。
初美を、自らの答えを求めて街をさまよう。

一方、統治者であるガルガンチュアの元にはヤミのリリスが訪れていた。
彼女はガルガンチュアにイブの欠片を捜索させていたが成果はあがらない。
不意にリリスの体の自由が効かなくなる。
炊き込められた香がリリスの力を奪い暴走した帽子が彼女を陵辱する。
帽子の力を使えばイブの欠片を集めるのもたやすい。
ガルガンチュアはそんなリリスを嘲笑し、帽子の力を奪おうとする。
リリスは言う。力があっても得られない
211ヤミと帽子と本の旅人〜ロマンス〜:2008/06/08(日) 22:09:51 ID:???
※変な所で切れた('A`)

物がある―大切な人―ヤミ―

コゲは誰かの声をきいた。
構わず先を急いだコゲはガルガンチュアの元にたどり着く。
コゲの姿を見たリリスは彼を何故か「ヤミ」とよぶ。
先の声の主は彼女だったようだ。

目を話した隙にガルガンチュアの手に落ちかけるチビ。
慌てて割ってはいるコゲが香を倒しリリスの束縛が解かれる。
一応礼を言うリリスをそっちのけでチビを追う2人に彼女はへそを曲げる。
親しげに見えるリリスとちびだが、リリスはイブを嫌っているといった。
2人は姉妹なのだという。

力を持つというリリスにコゲは経緯を話し自身の意義を問う。
リリスは言う。ヤミとは役職の名だが個人―神「ヤミ=ヤーマ」の名でもある。
コゲにヤミの気配を感じるリリス。
それはコゲが狩人であることを差し引いても……

先刻から放置されていたガルガンチュアは
既に手に入れていたイブの欠片を使いちびを奪おうとする。
手元に剣もなく為す術のないコゲ。
気がつくと部屋は荒れていてガルガンチュアの姿も無く
――コゲもちびもリリスが助けてくれたのだ。
力を使い過ぎたリリスは小さな姿に分裂する。
リリスはコゲの初美を思う気持ちの真意を問う。
それは葉月の記憶ではあったが、狩人の本能はイブを守る。
リリスは言う。
葉月の記憶に関係なく、コゲの感情はコゲのものなのだと。
212ヤミと帽子と本の旅人〜ロマンス〜:2008/06/08(日) 22:12:12 ID:???
イブの欠片探しをちびと葉月に任せ、コゲはリリスの分身を探し始める。
リリスの分身は個性も様々で……全てを集め漸くリリスは復活する。
手伝った礼にリリスはコゲにヤミ=ヤーマ人形の体を与える。
コゲの中にあった幼いイブとリリス、そして見守るヤミの記憶。
ヤミは今意識体であり、力の為に自我が希薄になった彼は力を帽子に与え異なる存在になった。
リリスはヤミの妻になる筈だったがヤミはイブと結ばれ、
それが子孫繁栄のためとはいえリリスは納得出来ていなかった。

リリスを抱き寄せるコゲ。その口を借りてヤミは告げる。
ヤミは己の宿命故リリスを選ぶ事は出来なかった、彼女には自由に生きて欲しがった……と。
そしてコゲは自分の言葉としてリリスに好きだと告げる。
彼女の見せる多彩な表情にいつの間にか惹かれていた。彼女と出会う事―それが自分の存在意義。
リリスもまた――

ヤミとして生き始めたコゲの元にエプロン姿のリリスが現れる。
彼女に呼ばれてヤミが置いた本―タイトルは「ヤミと帽子と本の旅人」

・おまけ
足の踏み場もない程散らかった部屋を片付けるヤミ。
お冷やを口にし作業に戻るヤミにリリスは手伝う事を提案するが、
愛の巣を作るのはオスの仕事とヤミは1人作業に戻る。

茶化すケンちゃんを絞めた後、リリスは今の生活を不思議に思う。
違う物を求めていた2人が惹かれあい結ばれた事。
ケンちゃんはそれすらも神の作った必然ではないかと言った。

リリスはヤミを手伝いに向かう。
夫婦の共同作業と言う言葉に照れるヤミをケンちゃんは溜め息混じりに見ていた。

葉月は元の世界で初美と再会していた。
2人の幸せを願うヤミにリリスは2人よりもっと幸せになると宣言した。
213マロン名無しさん:2008/06/09(月) 06:05:23 ID:???
乙です。>>205と合わせて読んで、大体の筋はわかったように思えます。
でもわかんないとこがいくつかあります。

初美とか葉月とか言う人はどういう人で、それまでどういう暮らしをしてて、
彼らの「家」というのはどういうところにあったんでしょうか。

「オリエンタルな風貌の少年」とは結局何者だったんでしょうか?

「アルカディア」というのは何でしょうか?本の中の世界の一つの名前でしょうか?

>一方、統治者であるガルガンチュアの元にはヤミのリリスが訪れていた。
の「ヤミのリリス」ってどういう意味なのでしょうか?

>コゲの中にあった幼いイブとリリス
というところの意味もよくわかりません
214ヤミと帽子と本の旅人〜ロマンス〜:2008/06/09(月) 18:58:38 ID:???
>>213
解りにくくてごめん

>初美と葉月
(恐らく)現代日本で暮らしていた血の繋がらない姉妹。
#wikiまでひっくり返したら他作品に葉月の実兄がいることを確認。

>アーヤ
彼についてはキャラ紹介すらなし。
#ノベルとかwikiとか確認したらアダム(ヤミ=ヤーマ)に匹敵する存在とか
#ケンちゃんの正体(乾闥婆)の主とか書いてあった。
#同メーカーのBLゲーに出てる模様。そっちでわかるのかな。

>アルカディア
願いがかなうという理想郷。リリスが彼女の為に作った本(世界)。
ラストの愛の巣はこの世界にある。

>ヤミのリリス
ここの「ヤミ」は固有名詞ではなく司書の役職名。
「司書」であるリリスの記述の方がよかったかな…。

>コゲの中にあった〜
コゲは帽子=ヤミの司書としての力の一部。
リリスとイブを作ったのはアダム(ヤミ)なので
彼女達の成長を見守っていたヤミの記憶の一部がコゲにも残っていた。
っていうか読点の位置が悪いんだな(;´・ω・`)
215CROTH ROAD 1:2008/06/09(月) 19:20:12 ID:???
>>199 >>203

「CROTH ROAD」 脚本/倉田英之 漫画/Okama 
ウルトラジャンプ掲載 1〜6巻(以下続刊)

繊業革命とナノ・テクノロジーにより、コンピューターは繊維状まで極小化され生地と糸となり
人々の"服"となった時代。服飾ブランドが絶大な権力を握り、7つのトップブランドが星を支配。
服を造るデザイナーと、その機能を使いこなすモデルが時代の寵児となった世界。
その構造は貧富の差を生み、人々はモデル同士が様々な機能を内蔵したドレスを纏って
戦う「ウォーキング」で不満を発散させていた。

貧困街でデザイナーを目指す少年ファーガス。だが現実は三流モデルに酷使され、
親代わりの師匠グスタフは酒に溺れ、淡い恋心を抱く娼婦ペルリヌが客を取るのを見ても何も出来ない日々。
「僕は・・・一生ここからでられないのかな・・・」

ある日、グスタフが病に倒れ治療には莫大な費用が必要となる。自棄になるファーガス。そんな彼の前に現れる少女ジェニファー。
彼女はファーガスの双子の姉(妹?)で、慈善施設に捨てられていた赤子の双子は別々に育てられていた。
そして養母の死を機に、唯一の肉親のファーガスに会いに来たのだった。明るく前向きなジェニファーは事情を知ると
自分がモデル、ファーガスがデザイナーとなって「ウォーキング」に出場し治療費を稼ぐことを提案。
当初は乗る気でなかったファーガスも、覚悟を決め挑戦。元モデルのペルリヌの特訓を経て「ウォーキング」に参戦するジェニファー。

対戦相手は凄腕の流れ者モデルの美々介。圧倒的な実力差に防戦一方のジェニファー。第一ラウンドは凌ぐも、ドレスは大破し修復不可能に。
そこへ現れるグスタフ。一枚の布と作戦をファーガスに託す。急造のドレスで戦いに挑むジェニファー。意表を付く力技で奇跡的に美々介に勝利する。
216CROTH ROAD 2:2008/06/09(月) 19:28:59 ID:???
かくして治療費は出来たが、グスタフの症状は既に手遅れに。死期を悟ったグスタフはファーガスと共に工房へ。
最後に弟子の成長を見れた事を喜ぶグスタフ。そして自分が持参した布は、双子が捨てられていた時包まっていたもので
一流のデザイナーにしか作れない逸品で、両親の手掛かりだと告げる。泣き崩れるファーガスにグスタフは
自らを磨くための旅に出ることを命じ、工房から叩き出すと火を放ち炎に包まれる。グスタフの葬儀後、墓標に立つファーガス。
悲惨な末路だった師の人生に、意味があったのか思い悩む。そこへ街の人々が次々墓標に訪れ、口々にグスタフとその服への感謝を告げる。
その光景に心打たれるファーガス。そして双子は唯一の手掛かりの布を手に、両親探しの旅へ出発する。

大都市ビスコースへ到着した双子。早速、街の誇る検索システムで布の情報を検索する。
が、有史以来全ての布データを調べても情報が得られなかった。更に場に偶然居合わせた
デザイナーの姉パカテロと、モデルの妹クエンティンのムーリネ姉妹が布に魅せられ、
半ば脅迫する形で布の譲渡を要求。そして布の所有権を賭け「ウォーキング」で勝負をする事態に。

一心同体の信頼関係で結ばれた姉妹に対して、未だパートナーとして噛み合わない双子。
姉妹の完璧な連携に苦戦する。その最中、激しく言い争い互いの本音をぶつけ合う双子。
「あいつらに私たちの"仲の悪さ"を見せつけてやりましょ!」
本心から衝突することで、更なる信頼関係を築いた双子は姉妹の連携を打ち破り勝利する。

布の情報を得るため、更なる大都市を目指し旅立つ双子。その直前ファーガスは、ビスコース到着時から
何故か気になっていた中古のウォーキング・クローゼットのパンサーを調査。すると、そのAIのポシェットは
断片的ではあるが布の事を知っていた。双子はパンサーを購入し、7つのトップブランドの一つ"ロイヤルカストラート"を目指す。


ここ迄で2巻分です。続きは近日中に。
217マロン名無しさん:2008/06/10(火) 18:38:39 ID:???
服で闘うっていまいち想像がつかんな
服が変形してガンダムになるのか
218マロン名無しさん:2008/06/10(火) 19:07:42 ID:???
カードバトルや料理対決と似たようなもんじゃね?
実際にやってることは地味だが、
演出では化け物召還したり火山爆発したりスペクタルになるとかさ。
219マロン名無しさん:2008/06/10(火) 21:25:25 ID:???
>>217 >>216
ドレス=自在に変化する繊維(ナノマシン)の集合体なので、振袖が刃物になったり、解けて糸の結界になったり
高速移動を可能にしたり、全身が重火器の塊と化したりと様々。それらの制御に使うのがドレス各所のターミナルボタンで
その中枢がコアボタン。「ウォーキング」の基本ルールは、コアボタンが破壊されるか
戦闘不能になったら負け。デザイナーは試合中、ドレスの補助操作と修理・整備が担当。
戦闘は人体解体ショーがあったりと結構エグいよ。
220マロン名無しさん:2008/06/10(火) 22:18:54 ID:???
要するに、デザインに気を使ったパワードスーツか
221真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/11(水) 18:38:57 ID:???
長くなったのでとりあえず1巻分だけ。
もっと纏めたほうがよければそうします…

配達屋は悪魔達の攻撃から必死に逃げていた。
手にした荷物を彼のもとに届ける為に。

2000/07/31 東京 国立原宿小学校。
甲斐刹那は毎度のように幼馴染の要未来と揉めていた。
強くなる、病死した母との約束。なのに、刹那は未来にすら勝てない。
前日から世界を覆った黒い霧のせいで夏だというのに雪が降り出していた。
自宅に戻った刹那の前に爆発音と共に男が転がり込んでくる。
男は刹那に荷物を届けた後、絶命する。
男を追ってきた悪魔―ナイトメアの狙いは箱と刹那の父親の形見。
倒壊した柱で殴りかかるが、悪魔はそれを奪うと刹那の胸を貫いた。
夢……?全身をめぐる激痛がそれが現実だと告げる。
それらを奪われた瞬間、強くなりたいという思いが刹那を覚醒させる。
荷物と柱が炎上し、中から現れた銃が刹那の手の中に収まった。
壁ごと悪魔を吹き飛ばしたそこには、クールと名乗るケルベロスが居た。
彼は刹那のパートナーだといい、魔界を救う為に同行を願った。
悪魔が攻撃を放った瞬間、魔界への扉が開く。
クールが悪魔を撃退し、2人は魔界へと旅立つ。
未来、そして幼馴染の高城ゼットもまた、動きはじめた事態を感じていた。

刹那が手にした銃―デビライザーは悪魔の封印と召還を行う。
封印にはそれだけではなくヴィネコンという装置が必要だった。
魔界についた刹那はアイスランドの街フロストタウンを訪れる。
刹那が選ばれた理由、父親の形見は7つあるメシアの角の一つだという。
角はヒトミとあわせることでノルンの鍵になる。魔王の狙いはそれだった。
再び襲いくるナイトメア、クールの動きを封じられデビライザーを奪われた刹那。
窮地を救ったのは未来だった。彼女はグリフォンのベールを召還し敵を一掃する。
自分だけが選ばれた「デビルチルドレン」出ないことを知り刹那は臍をまげる。
2人が揉めている間に、周囲は魔王軍に包囲されていた。
222真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/11(水) 18:39:44 ID:???
ヘル城に捕らえられた4人。他の3人は尋問の為拷問され、刹那は己の無力を呪う。
いつのまにか牢の中に悪魔の少女が現れ、カウントダウンを始める。
カウントと共に要塞が爆発し、城内は騒然とし始めた。
少女はゴールデン盗賊団首領の娘、ダイアナと名乗った。
彼女の仲間に助け出され、デビライザーを回収に向かった一行は2人分のヴィネコンを発見する。
盗賊団にその場を任せ、彼らのアジトへ向かう4人を更に追っ手が追走する。
その時、追っ手と共に橇が大破。
舞い上がる雪煙から現れたのはフェンリル―ケルベロス一族の仇でクールの育ての親―
かつて、大魔王の命によりフェンリルの隊は反乱分子であるケルベロスを皆殺しにした。
クールの母も息子を安全な場所に誘導すると彼を守って焼死。
怒りに任せフェンリルを襲ったクールは軽くいなされるが、
彼が渾身の想いで放った最後の一撃はフェンリルの腕を焼き重傷を負わせた。
漸く見つけた力、フェンリルは部下のガルムと共に魔王軍を脱け配下を皆殺しにする。
来る革命の為、フェンリルはクールに戦う術を授けた。
彼らを理解できない刹那の甘さに、フェンリルは容赦ない一撃を加える。
今後の動きを思慮する一行……翌朝、目覚めるとフェンリルとダイアナの姿は無く――

手負いで帰還した盗賊団のダストは彼らを叱責する。
再びダイアナの奪還に向かう彼らに刹那と未来は汚名返上を願った。
ヘル城では配下のラタトスが失態の重責を咎められていた。
ラタトスはケルベロス一族の件の隊長である白い悪魔の話をフェンリルに匂わせる。
クールは言う。自分の村はいずれ魔王軍に滅ぼされた、その流れから逃れなくてはならない。
牢の中のダイアナに、フェンリルは手荒い扱いを詫びる。
刹那と未来はバイクで正面からヘル城へ乗り込む。
崩壊する城、その存在に固執していたヘルは激昂するがフェンリルに粉砕される。
フェンリルの手によって自由になったダイアナを発見した刹那たち。
ラタトスを撃退し、崩壊する城から脱出する一行。
彼らの前にフェンリルが現れ、ヘルから奪ったメシアの鍵を投げ渡した。
223真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/11(水) 19:20:25 ID:???
↑「メシアの鍵」は「ノルンの鍵」の誤り(´・ω・`)

ファンリルから受け取った鍵は2本。刹那の角と対になるヒトミは未来の物だった。
刹那は未来の事を何も知らない事に気付く。
街を襲う雪崩、総攻撃で壁を作ろうとするが雪は街を飲み込んで止まった。
雪崩と共に現れたヘル、クールの攻撃ではびくともしない。
やむなく崖におびき出そうとする途中、刹那は角を落としてしまうが気付かない。
崖からヘルを落す作戦は、怒りで自失していたように見えたヘルに通じなかった。
ダストは身を呈してヘルに一撃を与えるが、ヒビを入れただけで致命傷を与えられない。
彼の仲間であるネコマタは自らをヒビに向け放つように刹那に懇願する。
ダストの死を無駄にしないで――その想いに刹那は答える。
ネコマタの身体が襤褸切れのように宙を舞い……ヘルの身体に風穴が開いた。
崩れ落ちるヘルにまきこまれて崖から落ちかける未来。
その腕を掴んだ刹那の手の甲を未来はメシアの角で貫いた。
フェンリルはガルムと合流し、ゼットは大魔王の元に現れる。
ダイアナをフロストタウンの住人に預けたクールは彼女との再会を誓う―来世での―
未来を失った事で刹那は自失していた。クールの叱責も届かず……

とりあえずここまで
224マロン名無しさん:2008/06/12(木) 00:14:45 ID:???
乙です
225マロン名無しさん:2008/06/13(金) 22:04:53 ID:???
デビチル乙
あれ、やけにグロかった記憶があるなぁ・・
226マロン名無しさん:2008/06/14(土) 01:45:28 ID:???
>>223
GJ
勝手に補足
>その腕を掴んだ刹那の手の甲を未来はメシアの角で貫いた。
ってのは、刹那が落ちる未来を助け上げようとするんだけど、
刹那ごと落ちそうになったから角で刺して無理やり手を離させたということ。
227マロン名無しさん:2008/06/14(土) 02:21:25 ID:???
>>153-155
闘ってないと思うけど
世界が復活したその後サタンも神の軍団と同じ力を持っていて
それが原因でバイオレンスジャックが始まる
228真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/14(土) 02:46:45 ID:???
2巻分できますた。漫画で見ていただきたいグロさ。
>>226補足乙です。
この調子で行くと相当長くなるなぁ……

2000年冬―東京。
関東を襲った震度7の大地震により東京は壊滅状態になっていた。

未来が目を覚ますとベールが風呂の用意をしていた。
その背には悪魔の羽の紋章が刻まれている。
右手の回復を確認し、未来は気合を入れた。
風呂から戻るとそこにはゼットがいた――彼女を保護したのは彼だった。
意識不明の重体から短期間での回復に驚いてみせるゼットに未来はその存在自体を問う。
ゼットは笑って見せるだけ――未来は刹那のことを思った。

マーブルランド―ウエストロック。
ガンマン風の魔物が駆け込み、客は怪訝な視線を向けた。
マスターから受け取った水を飲み干すと、男はラセツ族が乗っ取られた事を告げた。
ラセツ族へ単身乗り込んだのは――刹那。
クールが放つ火球を合図にラセツ族は一気に刹那へと飛びかかる。

既にゼットの姿は無く――未来は刹那と長期離れた事が無かった事に気付く。
2人がまだ幼かった時、未来はデビライザーと共にベールを授けられた。
母はまだ幼い彼女に、いざという時は己と引き換えにでも刹那の命を守るように伝えた。
そして襲撃――その日未来が帰った時には自宅は既に炎に包まれていた。

単身飛び込んだ刹那は召還したザントマン達と共にラセツ達を蹴散らしていく。
229真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/14(土) 02:48:33 ID:???
泣き出しそうな空を見上げるゼット――晴れ間は長くは続かない。
未来は翌朝の出発を告げる。
ゼットは問う。たった一人で戦うのか、誰かのレールに乗りつづけるのか、何の為に生きているのか。
未来は答える。一人じゃない。みんなを――刹那を守る為に戦いつづける、ただ刹那に会いたい。
ゼットに請い、一人になった未来は川辺で一人泣いた。
一頻り泣いて……水面に映った自分の酷い顔に未来は吹き出した。
ベールと共に未来は旅立つ――あのバカに会いに。

遂にラセツの王ビビサナと対峙した刹那。
サラマンダーは彼を狙う刃から身を呈してかばい――呼び出したミズチが側近ごと王を吹き飛ばす。
男は警戒を呼びかける――あれがデビルチルドレン――。
王に銃口を向けたまま刹那は宣言した――「俺を殺してみろ!」

フェンリルはアバドン――裏切り者を追い詰めていた。
彼の行動で死んだ者の中にはあの配達屋も居た。
ガルムが残された家族の事を保証し、フェンリルによって壁に赤い華が咲いた。
刹那がラセツを抑えた事が知らせれる。
増えつづける裏切り者――一刻の猶予も無い。

クールは男からフェンリルの来訪を聞いた――ガンマン風のその男の名をワトーという。
刹那の部屋は蛻の殻で、驚いた二人に上方から声がかかる。
梁に捕まりトレーニングする刹那――彼の背中にも悪魔の羽の刻印がある。
マーブルランドはデーバ、ラセツ、シュラの三族により統治されている。
シュラは傍観し漁夫の利の姿勢。
一方デーバはアバドンからの情報を元に戒厳令を出した。
策謀に長けたデーバは軍事力に胡坐したシュラよりも厄介。
ビビサナは刹那が血の歴史の上に三王による均衡を崩した目的を問う。
刹那が見下ろした視線の先で未来が呟く――人殺し――
230真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/14(土) 02:49:37 ID:???
シュラは一人の少女を刺客として送り込む。
素性の知れない彼女を失う事は彼らの戦力に影響しない。
ラセツの街は宴に浮かれていた。
友好的な態度を示す人々に刹那は喜ぶが、クールとワトーはこの宴が逃避と鼓舞に過ぎないと告げる。
無理をする刹那を心配するクール――その頃、刺客は王の寝室に侵入していた。
刃を構えようとする王を彼女の配下であるアスモデウスとデモゴルゴンが挟み撃ちにする。
崩れ落ちる王――襲撃の報はラセツの本陣を混乱に陥れた。
刺客を追う刹那、彼の目に追い詰められた少女は未来に見えた。
少女の呼んだヴァンオーはラセツ族を次々と仕留める。
刹那はミズチによる氷撃で不意を尽きその隙に兵がヴァンオーを仕留める。
デモゴルゴンはラセツ兵を縦にしてミズチの顎を引き裂き、その隙にクール達がデモゴルゴンを仕留める。
配下を失った少女が放つ刃をザントマンが砕くがその頭部をアスモデウスが粉砕する。
クールとアスモデウスの一撃が互いを吹き飛ばし……クールが最後に放った一撃から刹那は少女を身を呈して守った。
殺すなと言う刹那、殺せと言う少女、血の海と化した戦場は正に修羅場だった。
ビビサナの死を知ったデーバは出陣。いよいよ開戦の時を迎えた。

デーバの先発隊がラセツ領に差し掛かる頃、王を失ったラセツではラセツオーがその場を取り仕切っていた。
焦るラセツオーを嗜めるワトー――現状では負けは見えている。体制を整えろ!既に手は打った――と。
意識を取り戻した刹那は少女の無事を気にした。
少女は無傷で拘束されている――だが助けてどうする?

出陣に向け兵を鼓舞するデーバ王インドラの元に先発隊全滅の報が告げられる。
生き残った兵が見たのは白い悪魔――ラセツ領へとフェンリル隊が到着した。
娘は名をエレジーという。大魔王の捨てた娘だとフェンリルは言った。
フェンリルは彼女を筆頭にしての進軍を決める。
反対するラセツオーに指揮権は既に無かった。
既に戦局はラセツvsデーバではなく魔王vs反乱軍の狼煙となっていた。
その意味で娘である彼女が長となるのは効果的だった。
エレジーは反抗的な態度を見せるが協力しなければ彼女の首を掲げるまで。
彼女はアスモデウスの同行を条件に承諾する。
231真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/14(土) 02:52:07 ID:???
翌朝、家族の出陣を見送るラセツの民の中でエレジーは刹那の身を案じた。
王となったエレジーを従えフェンリルは一同を鼓舞したが
当の彼女は滅びを確信していた。決戦の地はサウスロード。
フェンリルは手負いのアスモデウスをデビライザーに収める事を指示。
守られるだけの存在を嫌うエレジーは自らも先陣に加わる。
夜明けと共にデーバオーの砲撃、戦いの火蓋が落とされる。

エレジーはインドラの首を求め単身デーバ陣に飛び込むが刹那に諌められる。
裏切りに気付いたデーバ軍は彼女を狙い打ち、刹那もまた捕らえられ――
窮地を救った味方兵も頭をぶち抜かれて倒れる。本陣へ向かうラセツ軍。
脚を取られたエレジーを刹那が救い、
駆け寄った味方兵の千切れた手から剣を受け取り止めを刺す。
死ぬのか怖くないというエレジーを刹那は叱責した。
本陣へ向かう一行の傍で敵も見方も命を、自我を失っていく。
崖の上のデーバ本陣から網が放たれ
崖を上るラセツの兵たちは網を伝う電撃とインドラの砲撃に倒れる。
撤退を決めた瞬間――対崖の上にシュラの一軍が姿を現した。

シュラの王ヴリトラは動かない。戦況を見定めるまで動く気配が無い。
フェンリルは先にデーバを叩くことを指示したが
動揺したラセツ兵達はデーバから狙い撃ちされる。
エレジーの放った一撃はデーバの本陣を横一閃に薙ぎ払った。
エレジーの提案した戦局を変える方法――アスモデウスに乗り本陣へ突っ込む。
彼女は刹那に顔を寄せ瞳を覗き込む――刹那が見ているのは彼女ではない。
代替か、望まずに生まれ捨てられた自分は死んでいるのと同じ、
死んでいく兵を前に刹那が彼女を助けようとするのは偽善にすぎない。
クールは言う、彼女を総て理解はできないが、彼女も彼らを理解していない。
全ては救えなくてもやれることはやる、大切な人に会う為に。
エレジーは死んでなんか居ない――刹那はそう続けた。
232真・女神転生 デビルチルドレン:2008/06/14(土) 02:53:43 ID:???
彼女の代わりに2人がアスモデウスの背に乗る。チャンスは1回。
全軍で援護するがデーバ軍の総攻撃に撃墜されそうになる。
網が無ければ全員で突入出来る――エレジーは単身デーバ軍の流す電流を逆流させる。
しかし力及ばず――電撃を食らったエレジーの体から光の柱が昇る。
彼女から伸びた光の帯がラセツを守りデーバを、そして傍観していたシュラを襲う。
龍はフェンリルすらも狙うが、彼はそれを撃退する。
跡形も無くなった戦場でガルムは勝利に酔ったが、
フェンリルはこれを超える力と戦う現実に苦渋を浮かべる。
エレジーはそれでも死ねない己の身を呪った。

とりあえずここまで('A`)
ばっさばっさ死んでいく描写は不必要だったかな……
児童誌に連載してたんだぜ、これ。
233マロン名無しさん:2008/06/14(土) 11:26:09 ID:???
デビチルまた乙
コミックボンボンで連載している漫画はエロがあったり、グロがあったりするからな・・w
234子供たちは夜の住人:2008/06/15(日) 05:40:46 ID:???
未解決のものから

子供たちは夜の住人 高河ゆん

地上とは鏡のような存在である「御獄界」では太陽を「四天王」と呼ばれる悪魔が
それぞれ入った四本の柱で支えていた。それを女たらしでフェミニストだが
強大な魔力を持つ大悪魔・柴(さい)が実の母親である
まりあ(下級淫魔、ちょっと白痴っぽい)の願いで悪魔を開放してしまう
このままでは太陽が落ちてしまうので、この世界を統べる存在である将軍の命令で
人間界に四天王を捕まえに行く柴。

一方人間界では両親を事故で無くした由美と湊の高輪姉弟が住んでいた。
ひょんな事から弟の湊と出会う柴。実は湊の身体は黄金律といって
左右完全対称の身体で悪魔はその体液を吸収すると絶大な力を得る
湊に狙いを付ける柴だが、姉である勝気な由美に阻止され
とりあえず高輪家に居候する事に
(一応最終目標は湊を食べる事だが涙を舐めたりするキスだけでパワーアップする)

由美と契約によって一体化している土の能力を持つ四天王、道麻と
炎の能力を持つ炎路が加わり、擬似家族が形成されて…というコメディっぽい話。

ちなみに柴の父親は神父の竜でまりあを間違って契約で呼び出してしまったが
お互いに一目惚れし、愛し合っていたが事故で他界している。

最後は将軍になりすましていた偽者を柴が倒し、太陽を小さく分割して解決する
235子供たちは夜の住人:2008/06/15(日) 06:03:04 ID:???
登場キャラ


人間である神父の竜と下級淫魔のまりあから生まれた大悪魔
気まぐれで適当な性格(悪魔はみんなそういうもんらしい)だが魔力は凄い
フェミニストで女好きだが美形だったら男もまんざらではないらしい

高輪湊(みなと)
高輪姉弟の弟。普通の高校生。両親を事故で泣くし姉と
二人で暮らしている。左右対称の黄金律の肉体を持つために悪魔に狙われまくる
常識人で柴や悪魔に困惑している

高輪由美
高輪姉弟の姉。勝気な性格で一家の母親代わりの存在。
土の力を持つ道麻と契約によって一体化している
湊の肉体を狙う柴をホモだとちょっと誤解している

道麻
土の力を持つ四天王の一人。女性。由美と契約により一体化している
一体化することで由美が死ねば道麻も死に、常に身体の一部が繋がっている必要がある
(髪の毛一本でも可)温厚で真面目かつ義理堅い
236子供たちは夜の住人:2008/06/15(日) 06:03:50 ID:???
炎路
炎の力を持つ四天王の一人。女性。気まぐれで我侭。柴と戦うが意気投合し
高輪家の居候になる。

雷…四天王の一人。男性。雪を大事にしている。柴と戦うが負けて行方をくらます
雪…四天王の一人。男性。雷を大事にしている。柴に負け雷と共に行方をくらます。美少年

まりあ
下級淫魔で美貌かつほとんど白痴に近い知能を持つが、バカでパープーと言われる
神父の竜と愛し合い柴を生む。竜の魔法によって守護されているため手を出せない


人間の神父で強大な魔力と黄金律の肉体を持つ。意外に意地悪で粗野な性格。
間違った召還で出現したまりあに一目惚れし愛し合っていたが事故死する。柴は父親似

八部衆…一座・二葉・三輪・四門・五目・六道・七重・八尾
柴の愛人兼下僕で普段はアクセサリーのような形であり、人間型になる。
能力は一人一人では四天王に遠く及ばないが合体する事で竜に変身する

将軍
御獄界を統べる存在。生真面目で気まぐれな柴やわがままで何も考えてないまりあに
苦労している。偽者になりすまされトカゲにされてしまう
237マロン名無しさん:2008/06/15(日) 10:52:00 ID:OQfaNOnt
乙です。
238マロン名無しさん:2008/06/15(日) 21:36:35 ID:???
彼女たちのエクス・デイ
薬師アルジャン

を簡潔に教えてください
239マロン名無しさん:2008/06/15(日) 22:29:32 ID:???
スクールランブル
電波オデッセイ
花になれっ!

お願いします
240マロン名無しさん:2008/06/15(日) 22:56:49 ID:???
ARIA 天野こずえ
おおまかに起こったことを順にお願いします。
241マロン名無しさん:2008/06/16(月) 01:01:41 ID:???
>>240
おおまかでいいのなら今からやるよ……
AQUAもいるかい?
242ARIA:2008/06/16(月) 02:43:13 ID:???
AQUA1〜ARIA5まで 存外に面倒だったのでとりあえずここまで。
1行が1話、一段落が1巻分。

灯里、火星に到着。ウンディーネ(ゴンドラ漕ぎ)の会社アリアカンパニーに就職する。
灯里の漕ぎ方が逆向きであることが判明。アリシアに憧れる藍華と友人に。
高潮で街が水没。買い物に出て帰れなくなった灯里、藍華の部屋にお泊り。
月に一度居なくなるアリア社長、後を追うも迷子に。
藍華、シングル(半人前)に昇格。アリシアとピクニックに行った灯里、それが実は試験で無事合格。

灯里初めて客を乗せる。初めての客はサラマンダー(気候管理者)見習の暁。
アリア社長、片づけを手伝えず拗ねて家出。結局寂しくなって戻り2人は気付かず。
出店で夜光鈴を買う灯里。1ヶ月たち期限が切れるが灯里のそれは結晶になって残る。
アニメヒーローに憧れるアリア社長、失敗を重ねるが遂に幼女に人形を届ける。
花火を見に暁の居る浮島へ。灯里、本物の花火に感動する。
番外(時間軸はARIA3巻以降):
風邪で寝込んでいた藍華、抜け出すも自分の居ない世界に疎外感。灯里とアリスお見舞いに。

娘夫婦とはぐれた老人を案内。科学文明化されてない世界の好さを解って貰う。
衣替えと共に一日がかりで舟の掃除。灯里と藍華,アリシアのようなウンディーネになると約束。
互いに待ち人の来ない灯里と暁。灯里のペースに巻き込まれ、気付くと6時間が経過。
3人で稲荷大社を観光に。狐の嫁入りと遭遇し、持っていたお稲荷さんを手渡す。
昇級試験の噂もある舟のレースに参加した灯里達。マイペースな灯里は丸一日かけてゴール。

冬が近づくと現れる雪虫。彼らが旅立った後、初雪が降り始める。
灯里、初めての温泉へ。夜、アリシアの秘密の露天風呂で月見酒。
アリア社長の観察日記。袋に入るのとヒメ社長が好きで、お風呂は嫌いで、物には強気で。
ノーム(重力管理者)のアルと友人に。藍華、大人びた彼の魅力に惹かれる。
大晦日。それまでの一年を思い返しながら、皆で初日の出を迎える。
カーニバルの主役カサノバの正体を探る2人。猫妖精である彼に見入られた灯里をアリア社長が引き戻す。
243ARIA:2008/06/16(月) 02:45:32 ID:???
まだ中学生のウンディーネ見習い、アリス。負けず嫌いの藍華が勝負を挑むが灯里が花畑に戦線放棄して結局敗北。
廃線の線路と放棄された車両。社長の悪戯で夜桜の下で朽ちた車体に灯りが灯る。
代舟に隠された宝の暗号。いくつも隠されたそれが示したのはとびっきりの絶景。
アリシアに対抗心を燃やす晃。藍華がウンディーネになったきっかけはアリシアだが、灯里は藍華と晃の信頼関係に憧れる。
高潮の日、アリシアに想いを伝えたい暁は灯里と薔薇を集める。結局薔薇は水面に散らばるが暁は付き合わせた礼にその一輪を手渡す。

無人島への招待状はアリア社長からの贈り物。5人のウンディーネはつかの間のバカンスを楽しむ。
暑い昼間、夜光鈴を買いに出た灯里は猫の集まる店に迷い込む。それは暑さがみせた白昼夢だったのか。
方向音痴のシルフ(風追配達人)、ウッディー。彼を手伝った報酬に灯里が得た物、上空からのとびっきりの夕焼け。
伝説のウンディーネであるグランマに教えを乞う見習3人組。大切なのは世界の全てを楽しむこと。
3人だけで屋形船を出す事になった見習い娘。彼女達のもてなしに招待されたみんなは満足してその出会いに感謝する。

火星に着て最初に出会った郵便屋を手伝う事になった灯里。数日後、彼女の元に一通の手紙が届く。
アリスの先輩であるアテナはドジっ子で。彼女を今一尊敬できてなかったアリスだが、ある時彼女の無言の気配りに気付く。
流星群の夜、灯里と藍華はアルを伴って民家の屋上で。いつのまにか2人っきりになった藍華はアルの言動にドギマギ。
晃の厳しい指導を受ける三人娘。満潮に閉じ込められてしまい晃の叱責に怯えるが、晃は彼女達のその後の精一杯の努力を評価する。
カフェ・フロリアンでアリシアを待つ灯里は大柄な男性と同席に。広場と待ち時間を満喫した後、戻ったアリシアが彼が店長だと教えた。

眠くなったので残りは後日(´・ω・`)

今気付いたけどまとめの「暗号名(コードネーム)はBF」って
あ行じゃなくてか行だよね
244マロン名無しさん:2008/06/16(月) 02:55:23 ID:???
それに気付くとは…大した奴だ
245電波オデッセイ:2008/06/16(月) 15:49:27 ID:???
電波オデッセイいきます
結構暗い話に見えるけど基本電波ギャグです

主人公の原スミ子は幼児期のトラウマや世界との違和感が原因で
ひきこもりで不登校を続ける女子中学生だが、ある日所謂「デンパ」である
オデッセイという白衣でメガネの優しそうな青年が彼女の脳内で話しかけてくる。
彼曰く全ての人間はこの星に来た観光客であり、
いつかはビザが切れてどこかに帰らなくてはならない。
そして持ち帰れるのは思い出(オミヤゲ)だけだと言う事を告げられた原は
「オミヤゲ」を探す為に引きこもりを脱出し学校に通うようになった

原は別人のように元気に暴走しまくり、周囲の人間を巻き込んで皆でパーティーや
色々とイベントを企画して楽しむが、周囲の皆もそれぞれ苦悩やトラウマを抱えていた。

原の親友のトモちゃんこと丘本トモ子は心優しい少女だが太っていてそれを気にしている。
いつも痩せてスリムになった自分を想像しているが、太っている母親の心無い一言で
追い詰められ拒食症になりかけるが、オデッセイの力を借りた原が
トモちゃんの夢の中で入って励まし、そして母親の想いを知りトモちゃんは元気になる
246電波オデッセイ:2008/06/16(月) 15:50:01 ID:???
学級委員で原の事を何かと気にかけている幼馴染のキタモリの想い人である
野川美千代は文学少女で本や作文が好きな大人しい少女だが、実は体が弱く
病気がちで一年年上だった。そんな彼女はある日、一生懸命書いた作文が
尊敬する甲野先生に誰かの作文を写したと誤解され悪い点数を付けられた事から
先生に嫌われたと思い込みショックを受けて学校を休んでしまう
必死に闘病していた子供時代のトラウマが蘇り苦しむ美千代
そんな彼女を姿を見たキタモリは自分が原の言うオデッセイになると
オデッセイの名前で手紙を出す。その手紙に励まされる美千代
そしてキタモリの涙を見た甲野先生が美千代に話しかけ謝罪し美千代は元気になる
247電波オデッセイ:2008/06/16(月) 15:50:29 ID:???
皆で遊んだり充実した生活を送っていた原だが、そんなある日、二人暮しだった
母親が失踪してしまい一人家に残される原。(元々ネグレクト気味だった)
とりあえず生活の為に別れた父親のレコードを学校で売る原
本当はレアもののレコードを価値を知らずに売っていた原だったが
音楽少年のハセガワの勧めでレコード屋に売りに行き当座の生活費を稼ぐ
それを見ていたハセガワの事が好きな少女、チカの怒りを買い
原はイジメに合ってしまう。いつも元気な原だったがチカたちのイジメで
子供時代のトラウマがぶり返し落ち込んでしまう。
オデッセイに「自分でどうにもならない事は誰かに任せればいい」と励まされた原は
元気を取り戻し、イジメの原因を探り真相を突き止める。チカの家に行く原。
チカは優しいお婆ちゃんや普通に恵まれた家庭に住み、
何一つ不自由ない生活を送っていた。その中で手に入れられないものや
いらだちを喚き散らす事でしか発散できないチカに対し原はチカをボコボコにし
「私がいたいと思えばそれが立派なチケットなんだよ!」と叫ぶ
チカも怒りを発散させお互いに苛立ちを発散させあう。
チカはハセガワに告白するが玉砕する
248電波オデッセイ:2008/06/16(月) 15:50:50 ID:???
学級委員で地味で生真面目なキタモリはある日嫌味な教師の前で
英単語を間違え好きな女の子の前でオタク呼ばわりされてしまう。
風貌がオタクっぽい為にクラスメイトにバカにされ完全に自信を無くすキタモリ。
キタモリは本来それほど勉強は得意でもないが、必死にガリ勉して
今の成績を維持していた。自信を完全に喪失するキタモリ。
原たちが励ますために開いた花火パーティーとキタモリが
片思いする美千代の言葉で励まされるキタモリ

楽しい毎日を送るが、相変わらず母親は戻らず
時折子供時代のトラウマがぶりかえす原。
血まみれで泣いている子供の頃の自分の幻を見てしまう
オデッセイにまだ向き合わない方がいいと言われる。
「見るとあの子の痛みを思い出す」ため。

その頃、美千代も病気で入院してた頃の子供時代のトラウマに苦しんでいた。
体調を崩し入院する美千代。一年留年していた美千代は進学が難しくなった事で
みんなが自分を忘れてしまうと苦しんでいたが、担任教師である甲野先生の
励ましで子供時代のトラウマと向き合う事ができるようになる。
そんな野川の姿を見て、子供時代のトラウマの痛みを多少理解する原だった。
249電波オデッセイ:2008/06/16(月) 15:51:24 ID:???
そんなこんなで卒業し高校生になった原。キタモリは進学校に進み
トモちゃんは女子高に進んだ。原はキタモリと同じ学校の定時制に通いつつ
コンビニでバイトしながら生計を立てていた。そんなある日、原の元に
いなくなったはずの父親が現れる。父親は母親に原が死んだと聞かされており
原が一人で暮らしていた事も知らずにいた。父親に失踪した母親が
実は死んだ事を聞かされる原。とりあえず父親と二人で暮らす事にするが
独り言のようにあれこれと話しかける父。父親になる自信がなく
気づいたら家庭自体がなくなっていたと後悔していた。
父親が唯一父親らしい事をしようとと必死で当てた
公団住宅(今住んでる場所)を見上げる原。

原と父親は原が死んだと周囲に言っていた母親の真意を確かめるため
母の故郷へと向かう。空き家となった母の実家に泊まる原と父親
仏壇にスミ子とかかれた遺骨入れを見つける。母親は精神を病んでおり
母親の中で原は死んだ事になっていた。遺骨入れを開けると
中からおもちゃやボロボロの人形が見つかる。母親は原を見捨てたのではなく
原の子供時代のトラウマで自分を責め娘は死んだと思い込み精神を病んでいたのだった。
そして死期の近い原の祖父に会い、母親が最期まで原を気にかけていた事を知る
原は子供時代のトラウマと向き合いトラウマを励まし克服する
そして母親の幻を見た原はいつか母親の元に行った時
母親に自分が経験し、出会ったたくさんのオミヤゲを手渡す事を誓うのだった
250電波オデッセイ:2008/06/16(月) 16:07:41 ID:???
登場人物

原スミ子
主人公。女子中学生。基本元気で暴走しまくりの電波女と呼ばれるが
オデッセイに出会う(?)まではひきこもりで不登校を続けていた
公団住宅に母親(途中で失踪する)と二人暮しで多少ネグレクト気味で育つ
子供の頃のトラウマが泣いている自分の姿として見える。
ちなみに子供の頃のトラウマは母親にネグレクト気味に育てられたせいで
身だしなみができずに小学生の頃にイジメられていた事と
はっきりとは明言されていないが小学生の頃にレイプされ
その様子をロリータビデオとして売られていたこと
(体を傷つけられ裸で股間から血を流している描写がある)
多少おせっかい焼きだが基本自分のできる事だけをやる主義で
あまり押し付けがましいや説教臭い事はしない

オデッセイ
原の妄想の中にいる存在。白衣でメガネの優しそうな男性。
原に優しく、的確なアドバイスをする。人はみなこの星に来た観光客だといい
オミヤゲ(思い出)をたくさん見つける事を勧める

キタモリ
原の幼馴染で同級生。学級委員。地味で生真面目で融通が利かない性格だが
基本面倒見が良く原の事を気にかけている(恋愛感情はない)
野川美千代の事が好き。見た目がオタクっぽいのでバカにされつつもイジラレキャラ
一応優等生だが必死に勉強している

トモちゃん
丘本トモ子。原の幼馴染で親友。ちょっと小太りだが心優しくて夢見がちな少女
太ってる事をコンプレックスに思っている。ちょっと男の子は苦手
太ってるのは母親も太ってるからだと思い落ち込んで拒食症気味になるが
原の励ましで回復する
251電波オデッセイ:2008/06/16(月) 16:17:09 ID:???
野川美千代
キタモリの想い人。童顔だが体が弱く一年留年してるため一つ年上。
心優しい文学少女だが字がヘタなのと体が弱いのがコンプレックス。
担任の甲野先生を尊敬している。病気がちで進学が難しくなり
子供の頃の病気が酷かった時の自分がトラウマとして出てくるが
キタモリや甲野先生の励ましもあり元気を取り戻す

甲野先生
担任の先生。優しくて生徒想いの教師で原たちの事をあれこれ気にかけている。
2年留年しているため野川に共感され尊敬されている。
作中では明言されていないがすげこま君に出ている昆虫マニアのくぬぎと同一人物

ハセガワ
クラスメートでクールな音楽少年。原との仲を誤解される。中学生に興味はないらしい

PG
ハセガワの友達。エロい事に興味しんしんでPGとは読んでたエロ本の名前。

チカ
クラスメートでハセガワの事が好き。ハセガワとの仲を誤解して原をイジめる。
何一つ不自由ない家庭に育つがワガママというより不満を喚き散らす事でしか
発散する方法を知らない人間だった。原にボコられ心情を吐露し
ハセガワに告白するがフラれる
252電波オデッセイ:2008/06/16(月) 16:25:44 ID:???
原の父親
金髪でロッカー風。音楽好きで家に大量のレコード等を残す。
学生結婚し父親になる自信がなくのらりくらりとした態度を取っているうちに
家庭崩壊した事を後悔している。原は死んだと聞かされていた。
結構適当な性格で計画性があんまりない。

原の母親
原と二人暮しだったが失踪してしまう。ネグレクト気味で
原の事件のせいで原を嫌っていると思っていたが
本当は自分を責め精神を病んでいた。周囲には原は死んだと言っている
うちに本当に死んでしまったと思い込み失踪する。死んだと思い込んでいる
原の事を最期まで気にかけていた。現在は故人。
253マロン名無しさん:2008/06/16(月) 17:26:46 ID:???
>>242-243
ありがとうごさいます!
続き待ってます!
254ARIA:2008/06/16(月) 21:19:32 ID:???
>>242-243の続きいきます。ARIA6巻〜

先輩3人の出会いの話。いつか今のように過ごせなくなる事を恐れるアリスと、あの時も楽しかったけど今も好いというアテナ。
暁の兄の依頼でヴェネツィアン硝子を運ぶ灯里。文献から蘇らせたそれを偽者と呼ばれ落ち込む徒弟に、他人ではなく自分がどう思うかが大事だと灯里は言った。
アリシアはどんな大人になりたかったのか。転がした雪だまが大きな塊になるまで、不意に集まってきて手伝ってくれる人々。そんな人に彼女はなりたかったのだと言った。
アリスが見つけた火星猫の子猫、まぁくん。内緒で飼っていた事はすぐにばれて、子猫はオレンジプラネットの新しい社長として就任する。
アリア社長に貰った猫だけの鉄道の切符。切符を無くした子猫にそれを渡した灯里は、乗車できなかった代わりに車掌姿の猫妖精から額に判子を貰う。
番外:
念願の異世界に迷い込んだアリア社長。そこはみんなの性別の逆転した世界で。社長は元の世界に戻れた事を心の底から喜んだ。

アリシアのようになりたくて髪を伸ばしていた藍華。焦がして短くなってしまった髪に落ち込む藍華に、晃は藍華は藍華にしかなれないウンディーネになれと言った。
停電の日、怖くて寝れない灯里につきあって社に泊まるアリシア。普段は気付かない世界の一面に灯里は感動する。
サラブレット故に同期に溶け込めないアリス。他人を怖がる彼女にアテナは他人は自分を映す鏡、まずは自分から笑ってみせろと解く。
妙に知り合いの多い灯里。その秘密を探る2人は灯里の動向を観察し、彼女の居心地のよさと突飛さが新しい発見を導くからだと気付く。
髪を切ってからアルに会いに行けない藍華。2人に背中を押され差し入れを口実に会いに行った彼女にアルは短いのもお似合いですよと言った。
番外:
自分が人造人間だと信じる幼い暁。兄にからかわれ疑心暗鬼になる彼を母は自分にそうするように皆にも確認すればいいと言った。
255ARIA:2008/06/16(月) 21:20:45 ID:???
早起きした朝、舟を繋ぐ彩色パリーナの老朽に気付いた灯里は、アリシアに言われ新しいアリアカンパニーの彩色パリーナを作成する。
アリスの今日の自分ルールは影だけを踏んで帰ること。手出しをするアテナに正義の味方気取りは寄せというが、彼女はアリスの味方気取りなのだと言った。
幼い暁が度胸勝負をして兄貴と認めた相手、それが実は晃で。灯里は自分だけが関われない事を寂しく思うが、晃は彼女も今は輪の中だと言った。
藍華が自分への羨望だと思っていた視線は晃への嫉妬交じりの中傷で。許せないと泣く藍華に晃は彼女がないてくれただけで十分だと言った。
枯井戸の中に落ちた藍華とアル。アルの話す一番近いが故に互いに影響を与え合う月と母星に藍華は自分と彼の事を思った。
番外:
姫屋のエースだった若き日のグランマ。彼女は海を見つづける猫に惹かれ、彼のいた場所で彼を社長にしてアリアカンパニーを作った。

アリシアの裏誕生日に尋ねて着た晃とアテナ。戻らない彼女に諦めかけた時、会合を終えた彼女の舟が灯里達の前に現れる。
サンタも魔女も信じられなくなったアリス。彼女の為にアテナは魔女の姿で彼女の願いを叶えてみせる。
見習でも出来る渡し舟の仕事。他社の見習達と共に仕事をしながら、何度試験に落ちたとしても諦めずに一人前を目指す事を誓い合う。
うつりかわる四季を思う灯里。その全てに隠れた魅力を見出す彼女を、アリシアは本当のスノー・ホワイトと称した。
灯里を叱らないアリシア。理由を問うアリスに叱るのではなく導く事で失敗を学び、自分自身も成長したいと彼女は答えた。
星占いの結果に振り回される暁。占いはその日を素敵にするきっかけに過ぎないと灯里は言った。
256ARIA:2008/06/16(月) 21:24:00 ID:???
天賦の才に恵まれなかった晃。一人だけシングルだった彼女を変えたのは幼い藍華のくれた薔薇の花弁を足した四葉のクローバー。
海との結婚式に使う指輪。灯里は暁から偶然に、藍華はアルから、アリスはウッディーからせがんで。ウンディーネになってよかったと灯里は再確認した。
七不思議全てを体験した灯里。それは猫妖精との別れを示し、彼が最後に与えてくれたペンダントを宝物にする。
久々の完全休日。無くしたと思っていた小物入れを見つけた灯里はアリア社長と休日を満喫する。
アリスが学校を卒業した翌日、アテナとピクニックに出かけた彼女はダブルからプリマへと一段飛びに昇格する。彼女に与えられた二つ名は「黄昏の姫君」

と、いったところで最終巻が行方不明。
見つかったら続きいきますね。ゴメス。

>>244
ARIA既出じゃないか確認して、つい。単行本全巻持ってるので。
257マロン名無しさん:2008/06/16(月) 22:14:06 ID:???
>>245->>252
電波ギャグ・・・?この設定で?
一家離散とか虐待とか母の死とかレイプとかいじめとか、
めちゃくちゃ重そうに思えるが・・・
よくこんなんでギャグ漫画描けるな。すげえな作者
258マロン名無しさん:2008/06/16(月) 23:11:17 ID:???
「まりちゃん」シリーズお願いします。
いろんなシリーズがあるがどれがどれだか分らないので簡易でもいいので分るようにお願いします。
259マロン名無しさん:2008/06/16(月) 23:28:11 ID:???
>>257
主人公の原が電波ポジティブ系でさっぱりした性格だからなあ
明るいギャグパートがあって鬱シリアス要素が入ってくる感じ
260マロン名無しさん:2008/06/16(月) 23:34:32 ID:???
スクールランブルを天満中心でお願いします
261マロン名無しさん:2008/06/17(火) 00:11:09 ID:???
>>254-256
お疲れさまです!
262CROTH ROAD 3:2008/06/18(水) 19:21:59 ID:???
>>216の続き

ロイヤルカストラートへ向かう列車に乗り込むファーガスとジェニファー。
突如路線に割り込んでくる一台の列車。それはカストラートのトップモデル、ジェーン・メイの専用列車だった。
その傲慢さに怒ったジェニファーは、メイの信者と一触即発に。そこに現れ一瞬で場を収めるメイ。
その華麗さにジェニファーは魅了される。

ブランド名を冠した首都に到着し浮かれる双子。だが、メイから贈られた花が原因で逮捕されてしまう。
容疑は晴れ釈放されるが、所持品の布がカストラートの上層部の目に留まり、ファーガスは引き続き投獄され双子は離れ離れに。

カストラートの本社に連行されたファーガスは、囚われの老デザイナー・トーガと対面。トーガは例の布を作ったデザイナーで
師グスタフの友人、そして双子の父の師匠だと名乗る。そしてファーガスに「母親に会わせる」と言い、カストラート中枢へと案内する。

一方、見知らぬ地でファーガスを救う術も無く途方にくれるジェニファー。
唯一の希望を抱きメイの屋敷へ。メイに救いを求めるジェニファーは、使用人に門前払いを食らう。
だが門前で粘るジャニファーに興味を抱いたメイに、屋敷内に招き入れられる。

中枢へ向かう道中、トーガはファーガスに両親と布に関する因縁を語る。

30年前、織業革命に伴う環境破壊で星を覆うオーロ層が破壊。生命の生存の危機に晒された星を救うため
ブランドの垣根を越え、トーガ達デザイナーが召集。宇宙からの有害な光線から生命を守るため"星に服を着せる"という計画が実行された。
だが計画は困難を極め、進展が無いまま10年が経過。そこへ現れたのが狂気の天才デザイナー・ガーメント。一気に計画を進展させると
最も開発に難航した制御中枢に"人間=モデル"を使うことを提案。当時超一流のトップモデルだったアルジャンヌが選抜され
以降星は一人の女性の服に包み護られる。そしてガーメントとアルジャンヌこそ、双子の両親だった。

ガーメントが双子をサポートパーツに考えてることを知ったアルジャンヌは、グスタフに双子を託し市井へ逃れさせる。
そして計画が完遂すると、ガーメントはトーガから布に関する記憶を消し失踪したのだった
263CROTH ROAD 4:2008/06/18(水) 19:40:26 ID:???
全ての事情を知ったファーガスは、カストラート中枢で母アルジャンヌと対面。
星を覆う服と融合した異形の姿を目にしたファーガスは、思わず呟いてしまう。
「・・・・バケモノ・・・」
その一言はアルジャンヌを激しく傷つける。

一方メイの屋敷に招き入れられたジェニファーは、ファーガスの救助をメイに懇願。その願いの対価として試練を課すメイ。
傷だらけになりながらも、ジェニファーは試練を突破する。

依然カストラートに拘留されるファーガスは、自身の失言を悔やみ落ち込む。
そんなファーガスにトーガは、アルジャンヌの肉体が限界に近づいている事、それを救うにはガーメントを超える布を作り
アルジャンヌに着せる事、それを成し得る事が母への贖罪だと告げ、ファーガスに己が全ての技術を叩き込むと宣言。それに応えるファーガス。
そしてメイの使者を通じファーガスの決意を知ったジェニファーは、自分も成長を決意しメイに弟子入りする。

その頃カストラート上層部では、メイとの不仲から、美々介が発掘した少女ジュリエットを
トップモデルに乗り換えることを決断。密かに動き出す。

そして十ヶ月が経過。それぞれめざましい成長を遂げるファーガスとジェニファー。
時を同じくして、7つのトップブランドの覇権を競うバトル「クロスロオド」がカストラートにて開催される。

アルジャンヌへ着せる布を作り上げ、中枢へ向かうファーガス。契約解除をカストラートから告げられ、行動を起こすメイに同行するジェニファー。
そして7大ブランドのトップモデルによるバトルロワイアル「クロスロオド」が開戦する。激しい混戦の中、突如会場に乱入するメイ。
圧倒的な実力でモデル達を次々に駆逐。その混乱に乗じてファーガスの元に向かうジェニファー。残る一人となったジュリエットと激しく交戦するメイ。
幼くして自分と互角に戦うジュリエットに驚愕する。
「・・・驚いたな この娘天才だ・・・・」

母に渾身の作の布を差し出すファーガス。その時カストラート上空に現れる巨大飛行船。
そこから現れたのは失踪していたガーメントと、ジャーブラを筆頭とするモデル軍団。
大混乱に陥るカストラート。メイはモデル軍団に捕獲され、ガーメントはカストラートの防御システムを無力化し本社中枢へと向かう。
264CROTH ROAD 5:2008/06/18(水) 19:47:42 ID:???
その影響で激しく苦しむアルジャンヌ。自分の布が受け入れられない事態に当惑するファーガス。そこへ到着するジェニファー、そしてガーメント。
アルジャンヌへの新たな布を持参したガーメントは、実子の双子を目の当たりにしても「凡人」と蔑み興味を失う。
そして差し出された二枚の布から、アルジャンヌが選んだのはガーメントの布だった。新たな布を取り込んだアルジャンヌは仮死状態に。
ガーメントは十七ヶ月後に、彼女を救う布を完成させ現れると宣言し立ち去る。

アルジャンヌが節約モードへ移行したことでカストラートに異変が。上空を覆っていた布が効力を失い、有害な宇宙線が全土に降り注ぎ環境が激変。
環境対応チップを持たない建物、人々の服すらも崩壊し始める。崩れ始めた本社ビルから脱出を促すジェニファー。
母が自分ではなく、父の布を選んだことの敗北感から立ち直れないファーガス。そんな彼を殴り激しく叱責するジェニファー。
「いい? 人生もね クロスロオドもね 最後に勝ったものが勝ちなのよ!」
母に別れを告げ、ファーガスを担ぎ脱出するジェニファー。それに続くトーガは呟く。
「お前にそっくりだな アルジャンヌ・・・」
それを聞き微笑むアルジャンヌ。

一日にして極寒の廃墟と化したカストラート。その瓦礫の上に身体をガーメント達に調査され、無残に打ち捨てられるメイ。
それでも全ての希望を失った人々を前に優雅に振舞い、カストラートでの最後のステージを飾る。
265CROTH ROAD 6:2008/06/18(水) 19:53:02 ID:???
脱出した後も、依然として立ち直れないファーガス。励ますジェニファーに吼える。
「世界なんて無駄だ!人生なんて無駄だ!僕なんて無駄な生き物だ!」
その時、瓦礫の中から現れるパンサー。扉が開かれ内から無数の服が放出される。
それはファーガスが十ヶ月の修行中に作り続けた服だった。
その服は、全てを失い寒さに震える人々に笑顔をもたらす。その笑顔に、自分の存在価値を見出すファーガス。

一方ジェニファーはメイから「クロスロオド」を妨害し、全ブランドのお尋ね者となった自分と一緒に居るべきではないと別れを告げられる。
悲しむジェニファーに、ステージでの再会を誓い姿を消すメイ。そしてトーガはファーガスに、十七ヵ月後ガーメントがもたらすのは
アルジェンヌの命と引き換えの世界の崩壊であり、父を超え世界を救うため修行の旅に出ることを促す。

カストラートから旅立つ双子。そこに7大ブランドの一つ"ユニイズム"のトップモデル・カピスルが接触。双子をユニイズムへと招待する。


ここまでで4巻分です。続きは近日中に。
266マロン名無しさん:2008/06/21(土) 01:46:54 ID:???
なかなか燃える展開だな
なんで服である必要があるんだ?と気づいてしまうと
なんかマヌケな話に思えてくるのが難点だが
267CROTH ROAD 7:2008/06/22(日) 19:11:10 ID:???
>>265の続き

ユニイズムに招かれるファーガスとジェニファー。新参ブランドながら九億の人口を誇り
全世界の88%の服を作る下請工場の集合体であるユニイズム。その膨大な情報網から
ガーメントが起こした異変を解決した者こそ、世界の覇権を握る存在であり
ユニイズムがそれを成すには、双子の協力が必要と判断。紳士的ながら、脅迫する形で協力を要請。
更にそれに反発したジェニファーのエネルギッシュな遺伝子を欲したカピスルは、ジェニファーに求婚する。

その頃、7大ブランドの一つ"ニケ"に突如現れるガーメント。スポーツ部門に特化したニケの施設に目を付けたガーメントは
ジャーブラ達モデル強化のためニケ制圧を宣言。トップモデルのマチュピチュが応戦するも敗北。
かくしてニケはガーメントの支配下に置かれる。

ユニイズムとカピスルの要請に、双子は自身が世界を回ることが重要だと考え拒絶。
自由を賭け、カピスルとジェニファーは専用スーツを纏っての水泳・自転車・マラソンから成る競争「トライアスロン」で対決することに。
ステージ上の戦闘「ウォーキング」と違い、様々な環境に対応した競技用の"戦わない服"の製作に苦悩するファーガス。
試合直前でようやくスーツを仕上げる。

そして試合開始。必死でコースをこなすジェニファーに対して、余裕でクリアするカピスル。ゴール目前で力尽きるジェニファーを見て
勝利を確信するカピスル。だがスーツの機能を、最後の一糸まで使い倒したジェニファーが逆転勝利する。
そこへ7大ブランド"チャリオット"のトップモデル・アルヴァロが特使としてユニイズムに参上する。
268CROTH ROAD 8:2008/06/22(日) 19:16:51 ID:???
一方ニケを制圧したガーメントは、アルジャンヌに捧げる布の構想を得るため散歩へ。
そこでカストラートから脱出した、美々介とジュリエットに遭遇。
一目でジュリエットの才能を見抜いたガーメントは、美々介を排除し強引に仲間にする。

ユニイズム上層部と協議するアルヴァロ。軍事国家であるチャリオットは、ガーメントを世界の脅威と考え
トップブランドによる同盟軍の組織を提案。ガーメント討伐へ動き出し、実子である双子へも協力を要請する。
それに同意した二人は、次の交渉ブランド"世楽"へと同行する。

その頃ニケでは、同盟軍の斥候として派遣された香りを武器とする"グラウンドダーク"のトップモデル・フェロの
精神ガス攻撃によりガーメントが昏睡。フェロは発見され投獄されるも、それは内部へ侵入するための策略だった。
時間差で仕掛けたガスが発動し、混乱するジャーブラ達。それに乗じ脱獄したフェロは、マチュピチュと共にガーメント拉致へと動き出す。
トップモデル二人の奇襲に苦戦するジャーブラ達。だが捨て身の反撃でこれを撃退。
マチュピチュは逃亡するも、フェロは重傷を負い捕らえられる。

昏睡から回復したガーメントは、ニケ周囲に展開する同盟軍に宣戦布告。世界を覆うアルジャンヌの服の機能を流用し
同盟軍を殲滅する。その戦乱に紛れ、フェロを救出するマチュピチュ。が、逃走中ジュリエットと遭遇し戦闘に。
連携でジュリエットを追い詰める二人だが、その逆鱗に触れ惨殺される。ライバル関係にありながら
互いを命懸けで助け合った二人の行為を、理解できないジュリエット。
269CROTH ROAD 9:2008/06/22(日) 19:22:10 ID:???
一方、世楽に到着した一行。応対したのはトップモデルの馬琴。アルヴァロの提案を、価値観の相違から拒否。
激しい口論となる。その最中、何処かへ向かうパンサー。それを追った双子は、機織り工房でパンサーと酷似し共鳴するヤツフサと
そのAI・式部と遭遇。式部はポシェットに、自分は同じ図面を元に作られた"姉"だと名乗る。そして主人の元へ案内する。

工房深部に進む一行。永らくの鎖国で、独自の進化を遂げた世楽のテクノロジー"からくり"に驚愕するファーガス。
そして最深部で世楽の老デザイナー・源内と対面。双子の素性を知ると源内は、自分はかつて世楽に漂着した
幼いガーメントを拾った育ての親だと告げる。

フェロ達の死と、先行部隊の壊滅を知り総力を集結させる同盟軍。
ガーメント討伐に意欲を燃やす。一方ガーメント達は、余裕で食事を楽しむ。
そしてガーメントは、モデル達を人間兵器に編み上げることを宣言する。


ここまでで6巻分+最新話です。
270マロン名無しさん:2008/06/22(日) 21:26:12 ID:???
乙でしたー!
271マロン名無しさん:2008/06/24(火) 00:25:22 ID:???
クロスロオドの人、乙
なんか面白そうだな
272ARIA:2008/06/24(火) 01:52:43 ID:???
お待たせしました。>>242-243,254-256の続きいきます。

人形を連れた老人に出会う灯里。彼は彼女達は人の憧れと恐怖を受けて、微笑み、憂い続けるのだと言った。
アリスと比較される藍華を気にかける晃。先を越された事でスリップストリームに入ったようだという藍華に晃は通り名の一覧を投げ渡した。
プリマになり2人となかなか会えないアリス。きっかけを失ったと言う彼女に新作ピザを口実にやってきた2人は彼女の存在がきっかけだと言った。
「薔薇の女王」になった藍華は同時に支店長に就任。灯里も昇級試験を受け…彼女との出会いに感謝するアリシアが与えた通り名は「遥かなる蒼」
アリシアは灯里のプリマ昇進と共に寿退社。変化を恐れていた灯里は、変化そこがみんなとの出会いになり、素敵な明日に繋がるのだと気付く。

最終話
予約の客は現場を引退した郵便屋で。彼は彼女が予期した通りの立派なウンディーネになったと祝福する。
シャッターの下りた社内には楽しかった過去の幻影がつまっていた。いつかの幻影に背中を押され灯里はシャッターを開け放つ。
ウッディーは実家で鶏を飼い始め、藍華は支店長として充実した日々を送り、一人前になったアルは背も伸びて今でも藍華と仲良しで、
暁も一人前になり灯里を尋ねてくる回数が増え、アリスは3人で揃って休暇をとることを当面の目標として、アテナはオペラデビューを果たし、
晃の活躍は今も藍華の誇りで、アリシアは舟協会の要職についてグランマを補佐し―そんな報告を書いたメールの受取人は実は猫妖精で。
時は過ぎて、かつての灯里のように制服を着て現れた新入社員のアイの姿を見て、アリシアがそうしたように灯里は微笑んでみせた。

以上。お待たせしました。
補足しておくと最終話で新入社員として入社したアイはアニメ版での灯里のメール相手で地球住まいの少女。
原作の灯里はメールの相手が誰だかは知りません。他の不明点があればどうぞ。

スリップストリーム調べるのに2日かかた…さて、次はデビチルの続きだ!
273マロン名無しさん:2008/06/27(金) 00:30:27 ID:H30Tm4Tc
保守
274マロン名無しさん:2008/06/28(土) 01:00:07 ID:???
>>272
ありがとうございます!
乙かれさまでした。
275マロン名無しさん:2008/06/28(土) 04:03:04 ID:???
 柴田昌弘「レディ・シャッフル」を
お願いします。
276マロン名無しさん:2008/07/01(火) 01:01:44 ID:???
保守
277マロン名無しさん:2008/07/02(水) 03:04:48 ID:???
ちょっと古いけどラノベの「スクラップドプリンセス」お願いします
途中までは読んでいたんですが
最後あたりを教えて下さい
278マロン名無しさん:2008/07/02(水) 13:24:51 ID:???
>>277
ヒント:板違い
誘導しようとしたけどラノベ板には無いっぽい?
279マロン名無しさん:2008/07/02(水) 20:09:39 ID:???
無くてもアウトです
280マロン名無しさん:2008/07/02(水) 20:49:02 ID:???
生活板に結末を聞くスレみたいなのがあった
281マロン名無しさん:2008/07/03(木) 11:29:17 ID:???
あの映画・小説・ドラマ,etc.の結末が知りたい 14
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1197979370/

これだね。
282マロン名無しさん:2008/07/06(日) 01:34:57 ID:???
ここは商業誌に載ったものやコミックスになっているもの以外でも
リクエストしていいんでしょうか?
たとえばWEBコミックとか同人誌とか・・・
まとめサイト管理人さんの意見を知りたいです。
283マロン名無しさん:2008/07/06(日) 02:17:48 ID:???
いないよ管理人さん
284マロン名無しさん:2008/07/06(日) 02:37:00 ID:???
構わないと思うが答えは期待したらいかんな
過疎だし
285マロン名無しさん:2008/07/06(日) 13:00:07 ID:???
板的に考えて同人はアウトなのでは・・・
286マロン名無しさん:2008/07/06(日) 14:32:06 ID:???
まとめサイト消えた?
287マロン名無しさん:2008/07/06(日) 14:52:48 ID:???
鯖落ちでは
288マロン名無しさん:2008/07/06(日) 15:49:04 ID:???
潰された可能性もある。
それで何度か移転してるよね。
289マロン名無しさん:2008/07/06(日) 23:01:09 ID:???
捨てプリ
 パシフィカは実の兄フォルシスに刺され死んだ後、マウゼル教の神の
元へ。実はこの世界は人間の文明の発達による暴走を恐れた宇宙人によって作られた人類の「檻」でマウゼル教の神はその監視を任された元人間。パシフィカに世界の今後を決めてもらうため呼び出した。
 パシフィカは世界をあるべき姿に戻すことを選び、「神」は世界を
開放して消滅。パシフィカ復活。フォルシスの即位とか何やかんやあって、皆日常に戻ってED。うろ覚えだがこんな感じだったかと。
290マロン名無しさん:2008/07/07(月) 03:32:00 ID:???
>>277への反応っぽいが、ラノベは板違いなのでここでやられても困る
291マロン名無しさん:2008/07/07(月) 15:13:25 ID:???
リクエスト

作品名:帰ってください(語尾に『!』『。』が付いたと思う)
手塚賞受賞作(準入選だったかな)で作者は助野嘉昭

教えてもらうのはストーリーの流れ程度でいいです
(例えばワンピースなら、
『海賊を夢見る主人公ルフィが悪魔の実を食べ能力者になり、仲間と共に海賊王を目指す話』
程度で・・・
造語は注釈をいれてくれると助かります)

よろしくお願いします
292マロン名無しさん:2008/07/09(水) 00:07:09 ID:???
こないだ読み返したので、>>62の『月に叢雲花に風』やってみる。せっかくなので全体を
293月に叢雲花に風1:2008/07/09(水) 00:09:08 ID:???
『月に叢雲花に風』 津寺里可子 全15巻

女子高生の天竜若菜は、明るくてかわいくて優しい、どこにでもいる普通の女の子。
ある日ふとしたことから、代々天竜家の跡継ぎを守護してきたという妖怪、
雨男「叢雲」の姿が見えるようになる。
基本的には、若菜と彼女を取り巻く妖怪たちの、コメディあり、せつなさありの日常を描く一話完結物です。
おおまかな流れでは若菜の恋と、叢雲とその天敵の戦いが展開します。
294月に叢雲花に風2:2008/07/09(水) 00:10:27 ID:???
〜1巻〜
第1話『月に叢雲花に風』
若菜は、ボーイフレンドの矢部と初めてキスをした日から、妖怪雨男・叢雲の姿が見えるようになる。
天竜家の子孫を代々護ってきた叢雲は、若菜が生まれた時からずっと傍で見守ってきたと言う。
若菜以外の人間には見えず、いつも後ろをついてくる叢雲。矢部を快く思っていないような叢雲に
度々デートを邪魔され、若菜は反発する。ある日トラックに轢かれそうになった若菜を、叢雲はその身を
挺してかばう。若菜は感謝と共に彼の守護を受け入れ、不思議な日常が始まる。

第2話『鬼燐』
人間に育てられた雄狐のかすがと、人間に家族を殺された雌狐のもえぎ。
許婚同士の二人のいざこざに若菜が巻き込まれる。
かすがともえぎは和解し結婚。狐の小さな群れは山奥へ移住する。
去る前に、群れの老狐が若菜に「叢雲は龍だ」と教えるが、雨男だと言う叢雲の言葉を疑わない若菜。

第3話『おともだち』
変死者が続発する交差点。そこを通った若菜は、着物姿の子供・すずを見つける。
昔庄屋で子守をしていたすずは、濡れ衣をかけられ庄屋を追い出され、今の交差点のある場所で死んだ。
一人ぼっちのさみしさから、そこを通る通行人を次々と取り殺していたのだ。
若菜の優しさにふれ、すずは雨の中に溶けて消える。

第4話『神鳥』
龍である叢雲は昔、龍を喰らう鳥の神・ガルーダに力の源である珠を奪われ、日本に逃れ雨男に身をやつした。
その仇敵ガルーダが、叢雲のもとに現れる。目的は己が食べつくして絶滅寸前の龍を繁殖させる為に、雌龍を
探し、雄龍である叢雲を手に入れること。人間に化けて若菜に近づき利用しようとするが、若菜の反撃に合い、
神である自分は人間を傷つけるわけにはいかないと、いったん退く。
若菜を危険に巻き込みたくない叢雲は、自分の本性やガルーダとの関係を若菜に話せないと苦悩する。
若菜もまた、矢部に「俺と妖怪どっちが大切?」と聞かれたことや、デート中だった矢部を振り切って
ガルーダに襲われていた叢雲を助けに走ったことなどから、叢雲と矢部の間で揺れることになる。
295月に叢雲花に風3:2008/07/09(水) 00:13:19 ID:???
第5話『誕生日』
クリスマス。若菜は家の前で小猿を拾う。深夜、その猿が巨大化して若菜を襲う。
猿の妖怪と人間の間に生まれた血塊。彼は自らを世に送り出した妖怪と人間のどちらをも激しく憎悪する。
だが、若菜と叢雲の言葉に心を動かされた血塊は、優しかった母を思い出し、人間の姿を取り戻した後
静かに消えてゆく。

〜2巻〜
第6話『異形の恋』
若菜のことを「若菜姫」と呼ぶ蜘蛛男・不破が現れる。不破は昔の芝居の大道具であったハリボテの蜘蛛で、
芝居の登場人物である「若菜姫」に恋をしていた。何度公演を繰り返しても、筋書きの中で人間と結ばれていた
「若菜姫」。異形の者と人間とは相見えない、と語る叢雲。実らぬ恋情を若菜にぶつけようとする不破だが、
若菜との会話により幻の恋に別れを告げ、以降は若菜本人を「姫」と呼んで慕うようになる。

第7話『アリア』
寒い冬の日。見知らぬ美女に会っている叢雲。若菜は無意識のうちに嫉妬するが、その美女は、以前叢雲が
菌につかれていたところを救って土の中に戻した蝉の精だった。歌いたいと願い続け、結局外に出ることが
叶わなかった彼女は、真冬の朝、たった一度の舞台を歌い上げて消える。

第8話『日々是好日』
矢部の幼馴染・武井は、幼い頃天狗と取引をして、自分の為にのみ使える神通力を得ていた。
己の力を過信する武井は、いじめられっこだった昔矢部に助けられた借りを返そうとして、叢雲に戦いを挑む。
結果は惨敗で、武井はその戦いの最中巻き込まれた若菜を助けるために力を使い、神通力を失う。
追ってきた矢部の前に初めて見えるように姿を現す叢雲。矢部は叢雲に、「若菜はあんたにはわたさない」と
宣言する。一方反省した武井は、若菜に謝罪の手紙を書く中で、叢雲と龍との関連に気づく。
296月に叢雲花に風4:2008/07/09(水) 00:15:50 ID:???
第9話『夜啼き』
人間に殺された鳥の妖怪が、人間を次々と襲う事件が起きた。その鳥たちのまとめ役は、若菜が子供の頃助けた
九官鳥・くろだった。若菜に再会したくろは、若菜に愛を告げ、天国へ飛び立って行く。
その騒動の中、叢雲の旧友である日本の鳥族の束ね・鳥総(とぶさ)の暁が訪ねてくる。
暁は、同じ種でありながら逆らい続けた鳥族の王・ガルーダに、時が来るまで叢雲を見張るよう
命ぜられていた。自身や日本の鳥族の命を盾に取られ、友である叢雲を裏切ることに暁は苦悩する。

〜3巻〜
第10話『終の栖』
ペンションを経営する田舎の祖父を訪れた若菜は、そこで香港の女優、チェン・リーと出会う。
彼女は南海龍王の娘だった。はるか昔、成人したら迎えられるはずだった、父王と二人の腹違いの兄たちが
住む宮殿がガルーダによって壊滅。一緒に大陸の湖で暮らしていた母も、鳴蛇という妖怪に追われ天に昇った
ところをガルーダに殺された。
ペンションの近くの湖に住み着いていた、母の仇である鳴蛇を倒したリーは、まだ見ぬ兄二人の生存を信じ、
探し続けるという。叢雲はリーが自分の妹であると知りながら、何も告げないのだった。

第11話『僕は僕を忘れない』
行方不明だった天竜の祖父が夜に家の前に現れて消えた、と暁から教えられた若菜は、長野の祖父の家へ向かう。
そこには、青年の姿をした祖父がいた。しばらくするうちに、少年、幼児へとどんどん退行していく祖父。
戦時中に餓死寸前だった祖父に、日本兵の姿をとった叢雲が己の肉を与えたため、死期を前にした祖父に
不思議な力が働いていたのだ。戦争の悲惨な体験によって失っていた戦前の記憶を、叢雲に再会したことで
取り戻した祖父は、老人の姿に戻り、「戦友」に感謝を告げた。
297月に叢雲花に風5:2008/07/09(水) 00:17:25 ID:???
第12話『失楽園』
人間が破壊した自然を元に戻すために、人に苗を突き刺し、その人間性のままの植物に変えて回る芭蕉の精。
若菜は彼によって、桜の木にされてしまう。昔芭蕉に思いを寄せられたが、振ったために植物に変えられた
遊女葛城が極楽鳥の精として蘇り、「木になった者が一番愛している者の血をかければ元に戻る」と矢部に
助言する。自信のない矢部は叢雲に助力を求め、二人同時に桜の木に血をかける。若菜は元に戻り、芭蕉と
葛城も思いを確かめ合う。木になっていた間の記憶がない若菜は、矢部と叢雲の険悪な空気に首を傾げる。

第13話『月の爪』
若菜は小学校時代の友人・少夜から久しぶりに連絡をもらう。オフィスビル最上階の広くて殺風景な部屋で
暮らす少夜。小さい頃から幽霊や妖怪が見え、周りから疎まれていた彼女は、若菜の後ろにいつも居る叢雲に
思いを寄せていた。少夜が小さい頃話しかけていたのは、自分ではなく叢雲だったと気づく若菜。
会社社長で忙しく自分に物を与えるだけの父に反発し、父の再婚相手の弟に幼い頃から関係を強要されても
孤独感からそれを断ち切れないでいる屈折した少夜。だが、屈託なく友人として接してくる若菜や、オフィス
ビルの敷地にある岩につく一つ目の巨人・一丸の物言わぬ優しさに触れ、少夜は心を開く。

〜4巻〜
第14話『天使』
ある日叢雲の元に、ガルーダ付きの天上の楽師・プラティーシャが現れる。彼は、自分の命は叢雲の命運に
かかっているという。彼ははるか昔、ガルーダによって戯れに叢雲の龍の珠をその身に埋め込まれていた。
その際に目も潰された。迷子の天女・シシュを拾い、その子を育てながら静かに暮らしていた楽師だったが、
ガルーダが叢雲を見つけたと聞いて、逃げるよう忠告に降り立ったのだ。そんな中、流れの天女から、シシュが
ガルーダに征伐されたと聞く。止めるシシュを振り切って地上に来たこと、年頃になった養い子の自分に寄せる
思いに応えられなかったこと。楽師は自責の念とガルーダに対する憎悪を募らせ、若菜を守るために逃げない
と言う叢雲と共に、地上でその時を待つことを決意する。
298月に叢雲花に風6:2008/07/09(水) 00:18:55 ID:???
第15話『遠の眠り』
叢雲の知り合いの妖怪・逆髪が営む骨董品屋で、若菜は可愛い着物を手に入れる。その着物から手だけが現れ、
何かを伝えようとしていると感じた若菜は、着物をはおり、自分にとりつかせる。
手の主は、歌舞伎役者で女形の吉三郎。恋人だった武家の男に、男らしくなっていく容姿を厭われて捨てられ、
相手の名前を彫った腕を切り落とされ命を落としたという。いつまでもきれいな女でいたかったと嘆く吉三郎は、
若菜の先祖と一緒に吉三郎の舞台を見たことがある叢雲に、美しい姫姿をずっと覚えていると告げられ成仏した。

第16話『暁と闇』
叢雲が見えるようになってから、矢部との仲がうまくいかない若菜。矢部のことに関しては、叢雲とも
ギクシャクしてしまう。最近ずっと矢部とのデートを駄目にしていて謝りたいと思っていた若菜は、ある夜
楽師が持つ龍の珠の、願いを叶える力によって矢部の部屋に瞬間移動してしまう。薄い夜着一枚の若菜に
心揺れる矢部だったが、若菜が叢雲を振り切って自分の元に来たわけではないと、衝動を押さえ込み、何も
せずに若菜を家まで送る。「ずっと気づかないでいてほしい。後ろにいるのが妖怪でも、男だってことに」
と矢部は願う。

第17話『ふたつの顔』
河童・ひかげと、彼と手の皮一枚でつながった美女・ひなた。ひかげはその昔、川辺の屋敷に住む姫であった
ひなたを好きになり、彼女を殺して、手を肉で繋げることによってひなたを蘇生させ、喧嘩をしながらも
二人で一緒に仲良く暮らしてきた。彼らと知り合った若菜は、座敷童のような彼らの、家探しに協力する。
品の良い老女が一人で住む古い家に落ち着いた二人。だが、優しい老女を愛し、人間に執着を見せるひなたに
焦りを覚えたひかげは、家に火をかけ、ここを出ようと誘う。ひなたは繋がった手を切り落として老女を助け
出すが、ひかげと繋がりが解けた以上もう生きられない。二人は一緒に火の中に戻っていった。
299月に叢雲花に風7:2008/07/09(水) 00:20:24 ID:???
〜5巻〜
第18話『姫と私』
ある朝目覚めると男になっていた若菜。犯人はフェラーリに乗って突然現れたド派手な男。彼は叢雲の兄と
名乗り、乙姫の話し相手をすれば元に戻すと言って、若菜たちを竜宮城に連れて行く。叢雲と二人になった
兄・瑞慶は、父王の名を継ぎ王国を再建するため、叢雲に協力を求める。叢雲はそれを拒み、二人は戦い出す。
そこに現れた若菜を見て、兄は若菜を女に戻すことを条件に、叢雲を取り込もうとする。事情はわからない
ながらも、力ずくで意思を通そうとする兄に若菜は反発し、「女の子にもどらなくていい!」と叫ぶ。
決意して言ったものの、叢雲とともに放り出された浜辺で後悔に涙を流す若菜。結局、再び現れた兄は若菜を
元に戻し、叢雲に「あきらめないからな」と告げ去っていく。

第19話『薬』
神を超える力を欲し、神々の霊酒アムリタを盗んだ罪で地の底へ堕とされたアスラ。彼は薬にも秀でた楽師を
捕らえ、不死の霊薬を作らせようとする。叢雲を監視するために、秘密裏に自分の片目を楽師に預けていた暁は、
その危機を知り駆けつける。楽師が囚われた場所で酒造りをしている狢から助けを求められた若菜、叢雲、
兄、不破も楽師を助けようとするが、若菜と狢を盾に取られ、成り行きを静観することになる。できあがった
霊薬を、致死量と知りながら飲むアスラ。元は楽師と同族であったアスラは、ガルーダに囲われる楽師を
愛していて、神を倒すためにアムリタを盗んだのだと告白する。一緒に自由になろうと告げ、楽師が薬を飲むの
を見届けて、アスラは消えていく。しかし、身のうちに龍の珠を持つかぎり、楽師は死ねないのだった。

第20話『月射病』
ある夜現れて若菜を襲い、叢雲に纏わり付く首だけの女。彼女は、最近若菜が知り合った近所の地味なOL・
須磨子だった。月に憑かれた須磨子は、夜になると不満や欲求の固まりである首だけの姿となって、内向的な
昼間の自分に代わって、好きになった男性やその恋人を殺していたのだ。若菜の説得により、本来の須磨子
である胴体がやって来て自ら首を切り離す。首は月に吸い込まれていき、元に戻った須磨子は、自分の犯した
殺人が夢ではなかったと知り、警察に自首する。
300月に叢雲花に風の登場人物1:2008/07/09(水) 00:24:47 ID:???
<主人公>
天竜若菜…普通の女子高生。明るい。優しい。可愛い。ちょっぴりドジ。
     サラサラストレートヘア。制服はセーラー服。

<若菜の周りの妖怪たち>
叢雲………妖怪雨男。先祖代々天竜家の跡継ぎを守護してきたが、女の子の跡継ぎは若菜が初めて。
     長髪黒髪で着物を着ている。いつも傘を持っている。
     初期数話はお茶目な性格だったが、だんだん無愛想な堅物に。
     実は龍で南海龍王の第二子。

叢雲の兄…しょちゅう現れては、若菜を男に変えたり、困った悪戯をしていく叢雲の兄。
     金髪縦ロールで派手な服装。カメが変化したフェラーリに乗っている。
     普段は明るくてチャラチャラした感じだが、実際は高慢で計算高い性格。
     千年前に父王がガルーダに敗れてからは、イギリスに逃れ生き延びてきた。    
     南海龍王の第一子。名前は瑞慶。

チェン・リー …香港で女優をしている。日本にもファンが多い。
     迫力のある黒髪の美女。普段は宝珠に力を封じて、人間のフリをしている。
     会ったことのない二人の兄を探している。
     南海龍王の第三子。

不破………蜘蛛男。元は芝居の大道具として作られたハリボテの蜘蛛。
     短髪で黒いサングラス&黒のスーツ。
     若菜を「姫」と呼び慕っている。普段は矢部の家に居候している。

鳥総の暁…日本の鳥族の束ね役。叢雲の旧友。翼の生えた、ワイルドな外見。
     ガルーダに脅され、自分の片目を楽師に預け、叢雲を監視している。
     月夜野の狢が作る酒をいつも飲んでいる。
301月に叢雲花に風の登場人物2:2008/07/09(水) 00:25:54 ID:???
楽師………ガルーダ付きの楽師。ガンダルヴァ族。名前はプラティーシャ。
     翼の生えた、天使のような美しい男性。優しくて穏やかな性格。
     ガルーダによって叢雲の龍の珠を身体に埋め込まれ、目を潰された。

ガルーダ…鳥族の王。天上在住。
     龍族の奴隷にされていた母親の恨みから、神々に頼んで龍を食物とする身体にしてもらった。
     龍に対しては残虐だが、人間は傷つけない。

<若菜の周りの人間たち>
矢部………若菜の彼氏。サッカー部所属。爽やかスポーツマン。

武井………矢部の幼馴染。鋭いところがある。美少年。
     矢部を気にかけ、若菜との仲を取り持とうとする。

少夜子……若菜の友達。初登場時はいろいろあったが、以降は若菜の親友として出てくる。
     父親とも和解しつつある。普段はメンズの服を愛用。
302月に叢雲花に風:2008/07/09(水) 00:34:49 ID:???
ごめんなさい。<続く>書き忘れた
303マロン名無しさん:2008/07/11(金) 23:34:53 ID:2Ng9YrOw
樋野まつりの「とらわれの身の上」をお願いします。
304マロン名無しさん:2008/07/12(土) 00:38:35 ID:???
>>302
乙!
思わず読み込んでしまった
305とらわれの身の上:2008/07/12(土) 15:31:48 ID:???
>>303
大学生の黒石恵(男)は、昴上家の執事として代々仕えてきた黒石家に生まれるが、
当主とその家族は、12年前に事故で行方不明となっていた。
失踪宣告により死亡が認定され、当主の遺言で昴上家の屋敷を含む莫大な遺産が
黒石家に転がり込み、優雅な大学生活をしていた恵。
しかし、ある日突然昴上家当主の娘・鈴花(17歳)が中国で見つかり、帰国する。
両親は中国奥地で流行り病にかかり、鈴花が5つの頃死亡したらしい。

恵の父は大喜びするが、恵は折角の遺産がフイになってしまい反発する。
だが、鈴花と目があった途端、無意識に動悸がして、傅いてしまったのだった。
黒石家の人間には、実は昴上家の下僕として生きるよう、呪いがかかっていたのだった。
代々昴上家に仕えてきた一族と違い、今まで昴上家の人間に免疫がなかった恵は、
それまでの反動で、鈴花と目が合うことで、「下僕発作」とも言うべき豹変が起こるように
なってしまう。
「姫(※鈴花)のためなら、この黒石恵、たとえ火の中水の中。」
(ハッ!何言ってるんだ俺!?)といった感じで臭い台詞を吐くようになってしまう。

鈴花は庶民的ながらも可愛く育っていたが、中国生活が長いせいで日本語も不自由だし、
日本での生活も慣れないために、色々恵は手助けすることになり、段々とお互い恋愛感情が
芽生えていくのだが、いつも「下僕発作」が起き、上手くいかない。

黒石家は室町時代に世間を賑わせた大盗賊・黒猫丸の子孫で、ある武家から
「昇竜の掛け軸」を盗みそれを広げたところ、護り神である竜神が現れ、黒猫丸の子々孫々
百代先まで続く呪いをかけたのだ。
【我が守護する昂上一族に、お前達は身も心もささげ、死ぬまで仕えるがよい】

その掛け軸をあっさり手に入れ、竜神から「契約」を果たせば呪いは解けると言われた二人は
竜神の力の源である宝玉を探すために中国に行く。
んで、あっさり呪いを解いて終わり。
306マロン名無しさん:2008/07/12(土) 16:52:42 ID:6MLx3s2F
乙です
アニメとかにしたら受けそうな話だ
307月に叢雲花に風8:2008/07/12(土) 17:44:55 ID:???
第21話『妖つ影』
若菜の元に現れた不思議な影。それは少年に姿を変え、プルマディと名乗った。龍に教えを乞うため、バリ島
から師の呪術で魂だけやって来たという。暁と、龍の珠を持つ楽師は警戒する。天真爛漫なプルマディと仲良く
なる若菜。その会話の中で若菜は、以前会ったガルーダが龍を食べるということを初めて知る。龍の珠を持た
ない叢雲から気をそらせるため、兄が龍の姿を現す。それにつられ、プルマディの師がやって来るが、彼は
汚れた邪術を使い、自分の野望の為に龍を捕らえてガルーダに捧げようとしていた。自分自身はすでに師に
殺され、剥がれた皮を影絵の人形に加工する妖術によって存在していたと知るプルマディ。彼は師を術で燃やし、
自らの影絵人形も火にくべる。そして若菜に好意を告げ消えていった。

〜6巻〜
第22話『蜘蛛の糸』
病院の廃病棟に住み着く、幼い少女の姿をした蜘蛛の妖怪に不破が捕らえられる。死んだ人間から抜け出た魂の
化身である白い蝶を食べ続けた少女は、それらが卵になってもうすぐ自分から生まれてくるのだと語る。
少女は、不破を助けに来た若菜を、子供に与える養分にするのだと言って襲おうとする。寂しい少女に
同情しかけていた不破だったが、その姿を見て胎を決め、少女を撃退する。自分が食べた無数の魂が、天から
黄金の糸となって降り注ぐなか、少女は静かに息を引き取った。

第23話『黒い水』
夏祭りに来た若菜。少夜子と別れ、一人になった若菜は、神社の息子で気の触れた金魚マニアに拉致される。
黒い水の中で変種の人間を作るという彼の妄想の下、若菜は神社の地下の真っ暗な洞窟に閉じ込められる。
出口を求め彷徨い歩くうちに、若菜は少夜子に言われた言葉を思い出す。天竜家の跡継ぎを守護する叢雲とは、
若菜が子供を生んだ時点で関係が切れる。それでもいいのかと。歩き疲れた若菜はその場で眠ってしまう。
助けに来た叢雲は眠る若菜に呆れるが、寝言で自分の名を呼ばれ苦悩する。目覚めた若菜は叢雲にすがり、
どうしていつも助けてくれるの、いつまであたしといられるの、と詰問する。叢雲は何も言わずに若菜の唇に
指で触れた。若菜の中で、言葉にならない何かが、はっきりと形になろうとしていた。
308月に叢雲花に風9:2008/07/12(土) 17:46:19 ID:???
第24話『花の亡骸』
楽師がシシュの形見の羽衣を手にしているところに若菜が訪れ、恋の相談を持ちかけてくる。娘と若菜を重ねる
楽師。楽師は若菜に羽衣を着せ掛ける。そこにシシュに思いを寄せていた、天人のユーディアスが現れる。
ユーディアスは楽師の複雑な事情を知らず、楽師のことを「寵愛を受けておきながらガルーダ様を裏切り、
シシュの一途な気持ちを踏みにじり地上に逃げ出した卑怯者」と憎悪をむき出しにし攻撃する。その時、羽衣を
纏った若菜にシシュの魂が乗り移り、ユーディアスを説得する。そして、これがあると楽師様が苦しむから、と
いうシシュの懇願を受け入れ、ユーディアスはシシュの羽衣と共に天へ帰っていく。ユーディアスの攻撃を
甘んじて受けていた楽師は、ボロボロになりながら、亡くなった娘への後悔の涙を流す。

第25話『月夜雨夜』
自分の話をして相手の話を聞く。そのうち相手を好きになり、相手に成り代わりたくなって、相手の顔を剥いで
自分の顔に付け替える。獺の太郎丸は顔のない妖怪だった。好きな相手の顔を得ても、殺してしまっては返事は
返ってこない。若菜を好きになった太郎丸は、若菜の顔ではなく、叢雲の顔を得て若菜と暮らそうと画策する。
叢雲と対決した太郎丸だが、叢雲の呼んだ雷に打たれ、何もない真っ黒な顔で何処かへ去っていく。

〜7巻〜
第26話『百年の孤独』
オフィス街のビルの上、街に侵入する邪気を防ぐために守護神としておかれた女戦士の像・金剛。彼女は、長い
間守ってきたにも関らず自分を顧みようともしない人間たちに復讐しようとしていた。だが、若菜の優しさや、
金剛の寂しさを見抜く一丸(13話)の思いやり、若菜の父を守護してオフィス街に通っていた頃ただ一人金剛に
気付いていた叢雲の言葉などから、彼女はまた石像に戻って街の守護を務めることを決心する。
そして、若菜はそのビルの前を通るたび、金剛に手を振り声をかけるのだった。
309月に叢雲花に風10:2008/07/12(土) 17:47:30 ID:???
第27話『左側の夢』
矢部とデートの日。若菜は兄の悪戯でまた男になってしまう。生まれた子供を見せに来た狐のかすがが若菜に
化けて代わりを務めてくれるということで、「若菜の従兄弟の橋蔵」として若菜も遊園地に同行する。
矢部はそこでかすがから事情を聞くが、そのことは言わずに、「橋蔵」に恋敵叢雲のことを語る。「奴は若菜に
近づく男が気に入らない。何故なら奴は若菜のことが―」言いかける矢部を不破が遮る。俺の左側はお前の為に
空けてあると若菜に伝えてほしい、と「橋蔵」に告げて矢部は帰っていく。付き合う前に矢部の左側を夢見て
いた自分とはもう違うことを感じる若菜。叢雲の好きになった女性は左側にいてくれた? と尋ねる若菜に、
叢雲は「好きな女はいつも正面だ」と返す。

第28話『眠れる怪物』
最近龍について気になる若菜。ある日骨董屋・逆髪の店で、昔刑死した罪人・貞八から剥がされた、龍の刺青が
彫られた皮を見せられ、それに取り憑かれてしまう。身体に龍の刺青を浮き上がらせ、貞八の霊の元に導かれる
若菜。強い奴を倒して龍になると豪語する貞八を、叢雲は龍の姿に変化して倒した。本当は雨男じゃなくて龍
だったの? と叢雲に詰め寄る若菜。だが、楽師の力を借りれば何にでも変化できると説明され納得する。
実際は楽師はほとんど力を貸しておらず、叢雲の龍の本能が長い時を経て、奪われた珠の代わりに新しい力を
徐々にため込んでいると気付く楽師。

第29話『夕星』
ある夜現れた翼の生えた少年・夕星(ゆうずつ)。彼は、子供の居ない梟が死ぬまで抱いていた土の塊から生まれ
た妖怪だった。周りの精気を吸い取って、預けられた先の巣穴を全滅させてしまう夕星の面倒を暁がみていた。
暁を自分の一番星と呼び執着する夕星は、暁が好きな酒を造る狢、暁が会いに来る叢雲など、暁の周囲に居る者
全てを消そうとする。だが、昔は仲間の鳥の命を奪っていた暁が、頭領になってからは大地の気を吸い込んだ
酒だけで生き、仲間の命を奪うのを止めたこと、自分はそんな暁の命を吸い取って生きてきたこと、自分の中で
大事だったのは暁ではなく自分自身だったことを叢雲に教えられる夕星。彼は誰の力も借りないで生きられる
よう、いつか自分が暁の中で一番輝く星になれるよう、成長を誓って飛び立っていく。
310月に叢雲花に風11:2008/07/12(土) 17:48:33 ID:???
〜8巻〜
第30話『思い出せよ花の色』
若菜が出会った、桜の木でできた箪笥を担いだ老人。昔老人の家に生えていたその桜の木には桜児という精が
いて、彼は桜児を愛し、守ると誓っていた。だが現実の女性と恋をし結婚して子供をもうけた彼は、精を見る
力を失い、金に目がくらんで土地も売却した。老い先短い老人になってから、箪笥にされてしまった桜と再会
した彼は、悔やみ自分を責める。雨に守られている、と言う若菜に、「その手を離してはいけない。私のように
後悔で一生を終わらせてはいけない」と諭す。やがて力尽き生命終えた老人を、箪笥から現れた桜児が引き出し
に引きずり込み、同化していくのだった。その顛末を見届けた若菜は、とうとう叢雲に好きだと告げる。何も
言わずに立ち去る叢雲。楽師は「答えてあげてください。言葉ではなくとも…」と叢雲に訴えるが、「触れたら
それだけではすまなくなる」と叢雲は苦悩する。

第31話『射干玉の月』
写真集の撮影で来日したチェン・リーと再会した若菜。恋でもしているのかと問うリーに若菜は「好きって言っ
ても何も変わらない。真っ黒な月みたいに、反対側は光っているんだろうけど、あたしからは見えないの」と
答える。叢雲のことだと気付くリー。実の兄であると知らずに、叢雲に惹かれているリーは、複雑な心境になる。
また若菜も、リーと叢雲が二人でいると、入り込めない何かを感じるのだった。

第32話『火花』
ある夜やってきて、叢雲を外に連れ出すリー。それを見た若菜はショックを受ける。連れて行かれた先で、自分
が生き別れの兄であるとリーに明かす叢雲。突然恋を断ち切られリーは動揺するが、それでも兄との再会を感謝
する。一方、帰ってきた「叢雲」に若菜は散歩に誘われ、いきなりキスされる。だが、それは叢雲に化けた叢雲
の兄だった。自分と来れば、苦しみも悲しみもない毎日を送れると掻き口説く兄に、つらくても痛くてもそれが
生きているということ、自分の幸せだから、と撥ね退ける若菜。最初は弟を取り込むために近づいたはずなのに、
いつのまにか若菜本人に惹かれていると自覚する兄。やがて帰ってきた本物の叢雲から、リーとは兄妹だと教え
られる若菜。「叢雲は龍だってこと――?」若菜は呆然とする。
311月に叢雲花に風12:2008/07/12(土) 17:50:57 ID:???
第33話『雨』
叢雲が龍だと知っても実感が湧かない若菜。叢雲は現れた兄に、女優のリーが自分たちの妹だと教える。
そんなある日、若菜は街で叢雲の雨の気に惹かれる記憶喪失の少年に出会う。普通の人間には見えないはずの
叢雲や不破の姿が見え、己の中に「へみ(蛇)」がいると言う少年。街中で彼を見つけ、殺そうとしてきた女性・
彩子の話から、彼は一年ごとに、憑かれている蛇の脱皮によって記憶を失うのだとわかる。恋人として何年
一緒に暮らしても、毎年一度自分のことを忘れ去る少年を憎む彩子だが、自分が殺さなくても毎年彼は死ぬから、
と恨みを呟いて去っていく。昔の座を欲する零落した蛇神に憑かれ、人間でなくなった人間。自らの真実を知り
絶望する少年。

〜9巻〜
第34話『儚きもの』
蛇に憑かれた少年は、起居する公園の名をとって自らの名を入谷と決めた。彼は自分がどうして蛇に憑かれたか
知りたいと願う。街中で矢部と武井に遭遇するが、入谷にはっきりと自分を彼氏だと紹介しない若菜や、人間の
男なのに叢雲が若菜の傍から排除しない入谷に、矢部は苛立ち、武井は二人の仲を心配する。そんな折、小夜子
に招かれた山の別荘近くの爬虫類センターで、入谷に無数の蛇が近づいてくる。自分は人間なのか、それとも蛇
そのものなのかと悩む入谷。入谷の身体から大蛇が現れ、蛇たちを次々と飲み込んでいく。神のくせに人を苦し
めるなんてと糾弾する若菜に、蛇神は人の苦しみが己の快楽、自分を倒せば入谷も死ぬと言って再び入谷の中に
戻る。憑いている蛇は悪いものであっても、自分自身は人間であったと少し安堵する入谷。若菜は矢部、武井に
事情を話し、入谷は自分がたとえ記憶をなくしても、何度でも友達になってくれるであろう友達を得る。
312月に叢雲花に風13:2008/07/12(土) 17:52:36 ID:???
第35話『夜天光』
叢雲がリーと会っていた夜、外で、いるはずのない自分と若菜の姿を見かけた者がいる、と叢雲が若菜に言った。
兄との一件を知ったらますます兄弟仲が悪くなる、それを目撃したという絵筆の妖怪がどこまで話したか知り
たい、と若菜は会いに行く。画家の魂を持ちのっぺらぼうの彼は、人間嫌いでそっけないが、若菜を心配して
ついて来ていた楽師を描かせてくれるなら、と若菜の話を聞いてくれる。顔のない人が見えない人を描いている
不思議な光景に心を打たれる若菜。「外への眼を閉じて、自分の内側にある真実の眼で見るんだ」と諭す絵描き。
知られたくなかったのは、兄弟仲がどうこうではなく、他の男性に愛を告げられキスされたことを叢雲がどう
思うか怖かったからだ、と気付く若菜。あの日見たのは雨男の旦那と君だ、としか叢雲には言っていないという
絵描き。真実が見えるはずの彼の優しい嘘に若菜は感謝する。叢雲に真実を話そうとする若菜だが、叢雲は
それが兄であったと知っているようだった。

第36話『天の獄』
ある日、ガルーダが若菜の元にやってきた。叢雲の目をあざむき、二人きりになった彼は、若菜に龍について
語る。子を産む龍、雌の龍を探していると聞いて、リーのことが頭をよぎる若菜。しかし、リーの存在を知ら
ないガルーダは、若菜に一本角の龍(叢雲)の子供を産んでもらいたいと告げる。人間が孕もうが龍の子は
龍として産まれる、叢雲の命が惜しくば、叢雲の子を産んでその子供を自分に差し出せと。ガルーダに気付いた
叢雲が攻撃をしかけ、ガルーダは「お前は既に囚われているのだと肝に銘じよ」と告げ天に退いていく。
負傷した叢雲の傍で、捕食されるものとしての叢雲を思い、助けたくても恋人でもない自分が子供なんて
作れない、と苦しむ若菜は、叢雲には何も話せないのだった。
313月に叢雲花に風14:2008/07/12(土) 17:55:24 ID:???
第37話『一角獣』
突然、兄の悪戯で全ての人間が叢雲に見えてしまうようになった若菜。矢部や入谷も叢雲に見えて困惑している
ところに、兄がやってきて若菜をヨーロッパの古城に連れ去る。その城は、龍の王国が滅びてから西欧を転々と
していた時に所有していたものの一つだという。城の壁にかけられていた一角獣の角の効力で、若菜は元に戻る。
一角獣の横にかけられている美しい乙女の肖像。昔この地の領主が乙女に恋をして、一角獣と森の奥でひっそり
と暮らしていた乙女の目の前でその獣を惨殺した。悲しんだ乙女は自ら死を選び、領主は後悔したという昔話。
若菜を迎えに来た叢雲に、自分は龍を悪魔とみなす西洋に逃れ龍を罵る言葉を日々聞いてきたが、人間は一角獣
を聖獣扱いする、同じ一本角のお前とこの獣が重なって見える、と兄は語る。若菜たちが帰った後、肖像画の
乙女に向かって「また同じことをしてしまいそうだ」と話しかける兄。領主とは、兄自身のことだった。

〜10巻〜
第38話『幻の影』
ある日影を失った武井。そのままでは数日中に死んでしまうと叢雲から聞かされ心配する若菜。彼の影を奪った
のは、幼い武井に神通力を授けた天狗・豪山だった。3年の間豪山と暮らし、力を得る代わりに身体を与えて
いた武井だが、二人の間には取引以外の絆があった。余命幾許もない豪山は、影を返す代わりにまた山に帰って
来いと言う。だが衰弱しながらも武井は、「普通に生きることが一番大事だ。影はやるから人間らしくここで
死なせろ」と豪山を拒絶する。豪山は武井に影を返し、自然と共に朽ち果てるために一人山へ帰っていく。
相手を愛するが故に別れを選んだ二人を見て、いつか別れる時が来るのなら後悔したくないと、若菜は叢雲に
キスをする。
314月に叢雲花に風15:2008/07/12(土) 17:56:19 ID:???
第39話『雨間』
何もなかったかのように振舞う叢雲に合わせ、無理をする若菜。その状況に楽師は、育てた娘の愛に答えてやれ
なかった自分を重ね合わせ、また若菜には誰にも話したがらない時が二度あることを憂慮している。
最近評判の、雨の日にだけ現れる美貌の占い師・霖。彼を男だと思っていた若菜だが、ある夜現れて叢雲に言い
寄る霖は女になっていた。彼女は妖怪で、愛する相手に会った時性別が変化するのだと言う。面白くない若菜に、
霖は人間の彼氏がいるくせに嫉妬するなんて、と揶揄する。二つの世界があることは不幸だ、どちらを選んでも
後悔することになる、と若菜に語る彼女。楽になりなさいと、霖は若菜をビルの屋上におびき寄せ突然男に戻り、
若菜を転落させようとする。霖の迷いや苦しみを感じ取った若菜は、叢雲に阻まれ逆に落ちそうになった霖を
助ける。迷うことはあるけど、その時見える道に行くの、と語る若菜に、霖は本来の姿カタツムリに戻って
静かに去っていく。

第40話『無力の力』
楽師が隠し持つ暁の目玉。そのことに半ば気付き、楽師を挑発する叢雲の兄。暁は、お前はその体に俺と叢雲を
乗せているのだから気を付けろ、と楽師に忠告する。若菜が持っていた電池がなければ喋らない人形、自分も
それと同じで珠がなければ生きられない。昼間公園で見た檻の中で鶏に虐められていた目の見えない兎、自分も
それと同じで、いつ身に埋め込まれた珠の持ち主がガルーダに捕らえられるかわからない檻の中で死を待つ身
だった。夜半、楽師は公園に兎を助けに行く。そこに、楽師の持つ龍の珠の気に惹かれる入谷がやって来た。
龍になって力を得ようとする蛇神が入谷から現れ、楽師を襲う。追ってきた叢雲によって蛇神は入谷の中に退却
させられる。叢雲は自分の龍の珠は、今は楽師自身の能力となって新しく生きていると語る。


<続く>
315マロン名無しさん:2008/07/13(日) 17:00:51 ID:???
若菜は叢雲に恋をしていると自覚したのに矢部とまだつきあってるの?
316マロン名無しさん:2008/07/13(日) 20:24:01 ID:???
高木律「回游魚」「猫又」をお願いします
317マロン名無しさん:2008/07/15(火) 20:57:29 ID:???
>>315
そう
318マロン名無しさん:2008/07/17(木) 00:28:58 ID:0pXnXBrq
age
319マロン名無しさん:2008/07/19(土) 18:13:23 ID:???
「ヨイコノミライ」ってどんな話ですか?
簡単にでいいのではじまりから終わりまでのストーリーをお願いします
320マロン名無しさん:2008/07/19(土) 22:52:49 ID:???
古いですが、川野乃梨さんの「気になるMIYUKI」ご存じの方いたらお願いします。
おおまかなあらすじでかまいません。
321マロン名無しさん:2008/07/20(日) 23:51:39 ID:???
池田理代子「桜京」
大谷博子「由似へ」
をお願いします。
322マロン名無しさん:2008/07/23(水) 12:33:20 ID:???
age
323マロン名無しさん:2008/07/24(木) 22:59:30 ID:???
那州雪絵の「月光」お願いします
324マロン名無しさん:2008/07/25(金) 15:27:12 ID:???
「月光」やるよ
まずは連載前の読み切り「Over the ligtts Under the moon」から
325月光1:2008/07/25(金) 16:38:13 ID:???
月光連載前の「Over the ligtts Under the moon」1

女子高生・藤美はコンビニへ買い物へ行った。
有線放送でかかっていたロックバンドが気になっていると、
後ろを通りかかった男が「オーバーザライトってゆーんだよ」と呟いた。
その声がボーカルの声と同一だと確信した藤美は「運命の出会い」だと思い込み、
男が落していったペンダントを持って、オーバーザライトのコンサートへ行った。

コンサートが盛り上がり、ファンも含めての大合唱になったところで、
客席の上に、魚のような巨大生物が突如出現。
オーバーザライトのメンバーは、その生物の背に飛び乗って、生物ごと突如消え去ってしまった。

急に不思議な現象とともに失踪したロックバンドに、マスコミは大騒ぎ。
そんな中、テレビ番組を電波ジャックして、オーバーザライトのボーカルが現れて、
「君が持っている俺の大事なものを返してほしい」と日時・メッセージを残した。
自分が拾ったペンダントの事ではないかと思った藤美は、なんとか件のコンサート会場で、
オーバーザライトのメンバーと合流に成功。
一方的にマーカー(ペンダント)を返せと要求するボーカルに対し、
藤美は突如失踪したことを「ファンに対する裏切り」だとなじる。
ボーカルの態度に腹を立てた藤美は、マーカーを返さずに逃げ出した。
そのうち、奇妙な小動物のようなモンスターの群れに取り囲まれてしまう。
藤美に追いついたバンドメンバーが、結局藤美を救出。藤美は彼らの話を聞くことにした。
326月光2:2008/07/25(金) 16:39:33 ID:???
「Over the ligtts Under the moon」2

バンドリーダー・カマスの言う事には、彼らは4人は異世界からやってきた宮廷騎士団。
異世界を自由に行き来する生物・竜の暴走に巻き込まれ、行方不明になった女王を探しに来ているらしい。
竜を普通の術者が呼び出すのは難しく、大勢の人間の力が必要だという。(女王は力が強いので簡単に呼び出せる)
騎士団の4人はコンサートを利用して人間を集めて、竜を呼び出し、
一度自分たちの世界に帰って、女王捜索をやり直すつもりだったのだ。

マーカーとは、女王やこの世界を作っている理(ことわり)の力を借りるための媒体。
これをもっていれば騎士団は自由に空を飛びまわったり、遠あてのような超能力を使うことができる。
藤美は持ち主だったボーカル・カイトにマーカーを返し、カイトは藤美に再開を約束して別れた。



カイトは捜索の途中、たびたび藤美の元に立ち寄るようになった。
二人は空中散歩中に、夜なのに虹を見つける。カイトはあれは女王からの合図だろうと言い、藤美を地上に降ろして
虹の方へ飛び去ってしまった。
藤美も電車で同じ方向をめざす。
途中、駅で大量の例のモンスターを目撃した藤美は、彼らが女王を狙っているという話を思い出し、
モンスターの後を追う。
すると思ったとおり、モンスターにもみくちゃにされた老女を発見。思わずカイトの名を叫ぶと、
騎士団がすぐにやってきた。
老女はやはり、異世界の女王陛下だった。意外とこちらの世界が楽しくてつい、長居してしまったという。
すぐに元の世界へ帰るという女王とカマスの発言を聞いて呆然とするカイト。
藤美は「バカね!今まで気付かなかったの!?当たり前でしょ、あたしたち世界が違うのよ!!」
と言った。
カイトはマーカーを藤美に渡し、「またきっと来るから!」と叫びつつ、仲間にひきずられて、
女王があっさり呼び出した竜に乗せられて帰って行った。
女王は帰りがてら、サービスと称して、東京中の上空に竜の群れの幻を見せて帰り、
その不思議な現象は、長い間、世間を賑わした。そしてその真実を知るのは藤美一人である。
327マロン名無しさん:2008/07/25(金) 16:49:53 ID:???
Over the lights Under the moon の間違いだった。すまん。
328月光・キャラ:2008/07/25(金) 23:49:58 ID:???
Over the lights Under the moonのキャラ
高野藤美 普通の女子高生。たまたまカイトが落したマーカーを拾った。
     なんとなくカイトと惹かれあう。のちにカイトのマーカーごと異世界ユース・ドームへさらわれる。
     理の力を操る才能がある。
     
カイト  異世界ユース・ドームの宮廷騎士。力は強いが16歳と若く、性格的には悪ガキ。
カマス  宮廷騎士団の一部隊を任されている。元僧侶
サバ   宮廷騎士。16歳と若いが、宮廷騎士の中では最も才能を期待されていて、王の候補になったこともある。
エービー 宮廷騎士。地方領主フルブク太守の息子。7番目の子なので、宮廷勤めをしている。
329マロン名無しさん:2008/07/26(土) 01:50:50 ID:???


カイトというとどうもボーカロイドが浮かんでしまう
330月光3:2008/07/27(日) 01:57:06 ID:???
ここから連載版「月光」。
「Over the lights Under the moon」のそのまま続きです。


ユース・ドーム(光の半球)へ帰ってきた女王と騎士団一行。
騎士・カイトは騎士の証であるマーカーを手放したことを罪に問われ、謹慎処分を受ける。
騎士・サバは、地球滞在中に亡くなった養母の葬式のため、実家へ帰った。
王宮の人々はは女王帰還を喜ぶが、女王は浮かない顔。
自分がしばらく姿を消せば、次の王が出現するかもしれないと思っていたのだった。

帰還パーティの翌日、何の前触れもなく女王は眠るように亡くなってしまった。
次の王が決まらないうちに、現王が亡くなるなど、前代未聞の事態であり、
王宮の評議会は女王の死をしばらく国中に隠すことにした。
騎士団に非常招集をかけ、理(ことわり)の力だけは強いカイトの謹慎も一時保留になる。
しかし招集をかけたはずの騎士・サバは行方が知れなくなっていた。

そんな混乱のなか、天空宮を2人の男が襲撃する。一人は行方不明だったサバ。
もう一人はギンガと名乗り、女王の遺体を確認した後、自分こそが次のユースドームの王だと名乗る。
そして、サバこそが、デイス・ドーム(闇の半球)の王だと宣言した。
そして、いきなり上空にドーム・ヌイ(異世界の意・東京)への道を開き、ギンガとサバは東京へ飛び去った。
ギンガとサバの狙いが、藤美の元へ残してきたマーカーだと考えたカイトは、同僚エービーに頼み、
一緒に東京へ飛んだ。
331月光4:2008/07/27(日) 01:59:43 ID:???
一方、東京ではすでに10か月たっていた。
カイト達が東京にやってきたことを感知して、
藤美の持っているマーカーが反応を見せ始める。
カイトが約束通り会いにきたと思った藤美は近所のビルの屋上へ上がる。
藤美の狙い通り、カイトと再開を果したものの、そこをサバが襲撃。
藤美はビルの非常階段へ逃げ込むが、サバは非常階段ごとビルから引きはがして持ち上げ、
階段ごと、藤美とマーカーをユース・ドームへ連れ去る。
なんとかサバをカイトが撃退したものの、そこはユース・ドームの辺境だった。
運よく、新王審査団の飛行船に拾われたカイトと藤美は審査官・アヴァーヒに事情を話し、
天空宮へ連れて行ってもらう事にした。

七日の空の旅ののち、天空宮の評議委員・ロリスの案内で、藤美とカイトは女王の遺体を見舞う。
その時、王の部屋で奇妙な力が発生、騎士団達が駆けつけてきた。
同じくやってきた新王審査官・アヴァーヒの言うには、今「調和」と「反発」が同時に起こった。
つまり藤美かカイトのどちらかが、ユース・ドームの次の王である、と。

次の王を最終決定できるのは前の王のみ。
その王が既に亡いので、どちらが本当の王なのか、大僧正トクビレに判断してもらうことになった。
トクビレは病床にあり、ロチェ山から出られないので、こちらから出向くことになる。
ロチェの僧出身のカマスやアヴァーヒと共に、ロチェ山についてみれば、
そこは見知らぬ連中の支配下におかれていたのだった。
332月光5:2008/07/27(日) 02:27:49 ID:???
その頃天空宮へは、フルブク領からエービーの妹・チカが馬を飛ばし、
命からがら辿りついていた。
チカは、「最近変な人がフルブク太守である父に取り入って、女王が死んだと吹き込み、
王宮への反乱をおこそうとしている」とエービーに告げる。
それをギンガとサバではないかと考えたエービーは、チカに口止めをして一人でフルブク領へ向かった。
2日後、なんとか騎士団長はチカから、その内容を聞き出すことに成功する。
騎士団を総動員して、エービーに遅れてフルブク領へ向かう。
兄の身を案じたチカは女王に目通りを願うが、対応したロリスは彼女に女王がすでに亡いことを明かし、
「これからは王に頼らない時代がやってくる」と説いた。

ロチェ山ではカイト達一向は、謎の支配者に反対する僧の一団と合流を果していた。
戦闘に不向きな者や藤美をアジトに残し、カイトやカマスは謎の支配者を倒しに向かう。
カイトが謎の支配者(闇の半球から来たらしい)を倒すと、アヴァーヒやカマスをリーダーに
僧たちが一斉蜂起し、無事大僧正トクビレを救出した。
そして、あっさりトクビレは、藤美こそが王であると言った。
333マロン名無しさん:2008/07/27(日) 02:37:57 ID:???
続きは後日
334マロン名無しさん:2008/07/27(日) 21:14:06 ID:???
乙。
王かそうでないかってどうやって分るんだろう
335月光の人:2008/07/28(月) 00:19:43 ID:???
>>332の下から四行目 一向→一行の間違いでした。
>>334 大僧正はいろいろ極めてる人なので、
気(この場合理の力)とか見えるみたいです 

説明不足でわかりにくい点、多々ありそうなので、以下補足
336月光・補足:2008/07/28(月) 00:41:56 ID:???
異世界  地球のように球状で、ユース・ドーム(光の半球)と
     デイス・ドーム(闇の半球)に分かれている。
     それぞれが調和を取り合っていて、光の方で王が死ねば、闇の方でも
     王が同じく死んでいるはず。
理の力  ユース・ドーム側の大気に満ちている力の源。
     才能のある人はこれを操って、テレパシーができたり、宙に浮いたり、
     治癒ができたりする。魔力とか気とかそんなかんじ。
     操れる人はごく少数。
王    理の力をコントロールして、ユース・ドームでの気象などをある程度管理
     する人。地球風に言うと神さま。普通は現王が次の王を探して指名しておくものらしい。 
マーカー 宮廷騎士ひとりひとりに専用の理の力のコントロールを助けてくれる物。
     王がいないと作ったり、調整したりできない。
337月光6:2008/07/28(月) 02:13:32 ID:???
ユース・ドームにとっては異世界人なのに、お前が王だと言われて藤美は戸惑う。
そこへ、ロチェ山へも、フルブク領反乱の知らせが届いた。
次の王が明らかになれば、フルブク太守は王宮への反乱を起こせない。
カイト達はまだ戸惑ったままの藤美をつれて、トクビレの協力を得て、
竜を利用してフルブク領の戦端上空へ一気にワープする。

フルブク領では、到着した宮廷騎士団と、ギンガ・フルブク軍が睨みあっていた。
その上空へいきなり竜の群とともに、藤美達が現れ、戦場は混乱。
そこへ、新王審査官としてアヴァーヒが声高らかに新王誕生を宣言し、双方を収めた。
ギンガは竜の群に巻き込まれ、どこか別の世界へ飛ばされてしまった。

王宮へ帰ったのち、正式な審査をして女王と確定した藤美は、カイトと引き離されてしまう。
一方、評議会では異世界人の王をどう扱うかで紛糾していた。
異世界人は基本的に速やかに、元の世界へ帰す決まりなのだ。
教えの書によると、「王」はすべての世界にたった一人の存在。
つまり、藤美はユース・ドームにとっても、地球にとってもただ一人の王。
ずっと教えの書の研究をしていた、ロリスは言う。
「つまり、ユース・ドームが王に守られる時代は終わった」のだと。
評議員達がロリスの前衛的な考えに反対する中、大僧正トクビレがロリスを支持。
評議会は混乱を極めた。
338月光7:2008/07/28(月) 02:17:37 ID:???
カイトは藤美の元へ忍んで会いに行く。藤美は王になりたくない、帰りたいと言った。
藤美の意志を一切無視して事を進める役人たちに嫌気がさしていたカイトは、
藤美を東京へ返すと約束して、藤美をこっそり王宮からつれだしてしまった。

二人で逃亡している最中、今度はカイトの元から金目当ての悪者に藤美が誘拐される。
それを助けたのは、なんとサバ。
サバは素直に、藤美をこちらへ連れてきてしまったことを詫び、また、
自分が闇の王ではない事も認めた。
藤美が光の王である以上、闇の王も地球に生まれている筈だからだ。
サバは、ギンガの目的が王になることではなく、この世界を滅ぼすことだと言い、
また、ロチェ山の戦闘で割れたカイトのマーカーを調べろと言って去った。

カイトと藤美はまた王宮へ帰り、諸問題に向き合うことにした。
王宮へ帰ったカイトは、ロチェ山で捕らえたデイス・ドーム人のアン・ワンと引き合わされた。
アン・ワンはカイトの力は間違いなくデイス・ドーム人と同じ物だという。
自分がユース・ドーム人だと信じ込んでいたカイトは、いきなり敵扱いされたように感じて、混乱する。
339月光8:2008/07/28(月) 02:19:03 ID:???
その頃藤美は評議委員長やロリス、宮廷騎士団長を前に、
自分は異世界人だから、この世界の王にはなれない。
また、現在地球世界には王(神)はいないけど、人々は努力と知恵でなんとかやっている。
ユース・ドームでも同じことができるはず、と伝えた。

カイトがユース・ドーム人だと信じていられたのは、身体的特徴がユース・ドーム人と変わらなかったから。
様々な文献や記録を引っ張りだし、カイトの育ての父・ライオンが元宮廷騎士だったこと、
前女王の命令でデイス・ドームへ行ったこともあること、
また、カイトは異世界人と思われる女性から引き取った子供である事などが判明。
以上のデータから、アヴァーヒはカイトが実は地球人で、かつ闇の王だろうという考えを導き、皆に披露した。

4日後にはほとんどの調査が終わり、
・やはりカイトとその母・スギは、こちらへ紛れ込んだ地球人であること。
・彼女は混乱のまま、赤ん坊のカイトをライオンの元へ置いて去ってしまったこと。
・そのあとスギは、別の赤ん坊を誘拐していたこと(これがサバ)
などが判明。
そして、大僧正は藤美の時と同じように、カイトを闇の王だろうと言った。
そして、滅びに向かっている地球世界を救うために、二人は世界から遣わされたのだろうとも言った。
340月光9:2008/07/28(月) 02:21:33 ID:???
ギンガが、味方につけたデイス・ドーム人の軍勢とともに天空宮へ攻め入ってきた。
デイス・ドーム人はギンガに騙されているのだと、捕虜アン・ワンは言う。
空間に穴をあける術を利用し、ギンガは王の部屋を制圧する事に成功。
元々ギンガは、100年前に王の候補になったこともあるが、結局認められなかった。
それを不満とし、反乱をおこしたため別世界へ吹き飛ばされていたのだった。
それを100年かけて、空間に穴をあける術を身につけ、復讐する為に帰ってきたのである。

世界すべてに復讐するために、ギンガは術を利用して、地球世界とカイト達の世界をぶつけて消滅させようとする。
そこへサバが乱入してギンガへ攻撃。
サバは返り討ちにあうが、その隙に藤美が王の部屋のコントロール権を奪い返し、カイトがギンガに直接攻撃をして、
なんとかギンガを討つことに成功、世界は救われた。
341月光10:2008/07/28(月) 02:35:41 ID:???
藤美の女王としての初仕事は、前女王の葬式をすることだった。
そして、その場で、国民達へ宣言する。
「此度の葬儀をもって、王政を終わりにします」
国民はびっくり。評議員達はすでに納得済みの様子。
そして、裏手に引っ込んだ藤美とカイトは抱擁しあった。

これからは、ユース・ドームとデイス・ドームは協力し合っていかなければならない。
評議員達は自分たちの力だけで、政治をするのだと張り切り、
アヴァーヒはデイス・ドームへの使者へ立候補して、やる気まんまん。
藤美は東京へ帰り、カイトは自分が育ったユース・ドームで騎士を続けると決めた。
割れたマーカーの片方を藤美に渡し、カイトは
「これがあれば、どこにいても必ず見つけられるから。必ず会いにいく」
と言い、藤美が「待ってるから」と言った。
342月光11(終):2008/07/28(月) 02:44:05 ID:???
60年後 東京
夜の街を少女が歩いていると、街灯の上から青年が
「藤美!久しぶりだな」と声をかけてきた。
青年は人違いに気付き、空を飛んで少女の家の方へ向かっていく。
少女はあわててあとを追った。

「竜も少なくなったし、こっちとの行き来はむずかしくなるな。
 とりあえず、天空宮の修復がやっと終わったんだ、見にこないか?」
「そうねえ、それじゃ……」

少女が家に着いた時には、おばあちゃんの部屋は窓があいたまま、もぬけの殻だった。
343マロン名無しさん:2008/07/28(月) 16:40:38 ID:???
ユース・ドームがコンドームに見えて仕方がなかった俺の心は汚れている

月光は前にどっかで「おばあさんになっても現れるピーターパーン」とかいう感想を聞いたことがあるが、こういうラストだったのか
行き来が難しくなっているということは、もう藤美はもといた世界に帰らないのか
344月に叢雲花に風16:2008/07/29(火) 01:49:46 ID:???
〜11巻〜
第41話『花と龍』
夏の終わり。叢雲の兄のじいや・慈侍に連れられ、若菜と叢雲は南の海底の宮殿を訪問する。そこには、
ガルーダによって力を奪われ、怪物のような姿と化したかつての王国の左府・仁供がいた。動くこともできず、
最近とみに弱っていく仁供を元気づける為に慈侍は二人を連れてきた。仁供が気にしていた「兄王子が見つけた
地上の気に入りの花」若菜と、仁供のつらい気持ちがわかる、同じく力を食われた龍である叢雲を。兄について
話す叢雲と慈侍。昔、弟よりも上に立たねば気がすまぬ兄に何を取り上げられても貴方は黙って耐えていた、と
語る慈侍に、「今は違う。天竜という木に咲く花を手折る者は命なきものと思え」と言う叢雲。地上の島に戻り、
花が好きだと言った仁供に届けて欲しいとハイビスカスを摘む若菜を見て、散らぬ「花」があればよいのに、と
呟く慈侍。花は散ったら終わりじゃない、生きているから葉や実をつけて毎年次の花を咲かすの、と若菜は言う。

第42話『魔風恋風』
自分の不快な感情のままに人を傷つけてまわる鎌鼬・はやて。彼は叢雲の兄の入れ知恵によって、若菜の姿に
化けて人を襲おうとする。はやてを止めるために街へ向かう叢雲。部屋に一人になった若菜のところへ、兄が
やって来る。口説く兄を、「好きな人がいるから」と拒絶する若菜。兄は「逃げたければ逃げたまえ。私は
どこまでも君を追うよ」と宣言する。

第43話『さもあらばあれ』
江戸時代、名を上げることを夢見て故郷を飛び出した甚六。しかし江戸に着く前に行き倒れ、茸となって胞子を
飛ばしながら東京と名を変えた江戸にたどり着いた。やっぱり自分は何もできない男だったと絶望していた
甚六だったが、若菜や叢雲の言葉によって希望を取り戻し、新しい場所へ旅立っていく。
345月に叢雲花に風17:2008/07/29(火) 01:51:15 ID:???
第44話『鳴き龍』
叢雲が地下鉄に乗っていた男に襲われ、腕を切り落とされる。若菜は、自分が返事をしないためにガルーダが
叢雲を殺しに来たのではないかと思って恐怖する。だがその男は西洋から叢雲の兄を追って来た龍殺しだった。
なんとか、兄はここには居ないと納得させたが、次の日叢雲の腕を捜しに行く時もついて来る龍殺し。叢雲の
腕は、地下鉄に乗り合わせた、主を失った竜宮童子・大福が預かってくれていた。龍殺しは主を恋しがる大福を
嘲弄する。泣き出した大福の、物を破壊する竜宮童子の力で龍殺しは撃退される。混乱の最中現れる兄。
龍の宝に執着する龍殺しに、「私の宝は一輪の薔薇だ」と告げる。

〜12巻〜
第45話『人形姫』
それぞれ別の場所で合わせ鏡にすると、そこに道が通じる不思議な対の鏡。兄が持って来たその鏡で、若菜は
以前とは別の西洋城に連れ去られる。そこで聴覚視覚はそのままに、喋れず動けない人形のような状態にされて
しまった若菜。もとに戻るには王子のキスが必要だという。迎えに来た叢雲と一戦交えて兄は去っていく。
城から出ようとすると茨に阻まれ、城で一夜を明かした叢雲と若菜。翌日やって来た楽師は、自然の流れに任せ
てはと叢雲に助言して帰っていく。龍王の王子である叢雲にキスされれば戻るかもしれない、と焦れる若菜。
この状態の若菜を見て両親が病院に入れるだろうことも覚悟して、叢雲は彼女を家に連れ帰ろうとするが、その
前に「流れに逆らわないとするなら今は誘われるのも自然だ」と若菜にキスをする。若菜は元に戻った。

第46話『ホントウノコトダケ』
夜に帰らなかった若菜を探すために、若菜の母が友人たちに電話をかけていた。矢部はまた若菜が妖怪がらみの
事件に巻き込まれていたと知り、一睡もできなかった。矢部の不安定な状態を気づかって、せめて受験が終わる
までのあと半年、矢部に本当の気持ちは話さないで欲しいと若菜に釘をさす武井。若菜はそれでも矢部に話を
しようと決意するが、武井の牽制もあって結局伝えられない。夜、矢部は叢雲を呼び出し、二人は火花を散らす。
346月に叢雲花に風18:2008/07/29(火) 01:52:54 ID:???
第47話『銹びた月』
落としてしまった自分たちの卵を探すため、地上に降り立った天人カップル。若菜は彼らに協力するうち、
楽師がガルーダに目を潰されたこと、育てた娘を殺されたことを知る。辛い思いを抱えながら優しく穏やかで
あり続ける楽師を思い、若菜は涙する。卵を探し一人でいた楽師のもとにガルーダが現れる。ガルーダは
「おまえはどこにいても苦しみの呪縛からは逃れられない」と楽師に告げ天に帰っていく。

第48話『名前なき名の君』
若菜が逆髪の店で手に入れた香。焚くと煙の中に女性が現れる。彼女は薫物師・与兵衛の妻で、服用すると体内
から香を生じるようになる体身香を飲み、香る体を持っていた。ままならぬ事情で駆け落ちした二人だが、自分
の香る体が障害になると悟り彼女は自害した。この香は、彼女自身の血で与兵衛が作ったものだという。「犠牲
でも献身でもない。彼の最高の香になっていつまでも愛する人のものでいたかっただけ」と言う香の精。彼女は
幼馴染だった与兵衛ととんぼの飛ぶ野原で遊んだ愛しい思い出を若菜に語る。叢雲は彼女に頼まれ「秋津(とん
ぼ)」と銘を付ける。やがて香は尽き、秋津は先に逝った連れ合いめがけて飛び立っていくのだった。

〜13巻〜
第49話『真珠楼』
兄から、ガルーダが手出しできない龍がいることを聞く若菜。ガルーダの仕える神・ヴィシュヌが龍に情けを
かけて与えた真珠。それを持つ龍はガルーダが接近すると危険を感知し、またガルーダは出会ってもその龍を
殺すことができないという。叢雲がそれを持てば、自分も苦しみから逃れられるかもしれない。若菜はその
真珠を探しに海底の真珠が集まる空間・真珠楼を訪ねる。結局真珠は見つからなかったが、異物を包み込み宝石
に変える貝のように、自分の苦しみは自分の力で包み込もうと決心する若菜。ヴィシュヌの真珠は実は兄が
持っていた。若菜はそれを知らないが、ガルーダが現れる時はいつもいない兄に叢雲は気付いている。
347月に叢雲花に風19:2008/07/29(火) 01:54:48 ID:???
第50話『見ぬ間の桜』
若菜の家に来て、両親に勝手に交際宣言をしてしまう矢部。どうして急に、と怒る若菜に矢部は、本気だからと
返す。嘘はもうつけないと思った若菜は、叢雲に頼んで矢部と二人きりにしてもらい別れを切り出すが、そこに
ガルーダの手下が現れる。叢雲が龍だということ、ガルーダが若菜に言ったこと、一連の事情を知ってしまう
矢部。龍に変化した叢雲と空で戦い始めるガルーダの手下たち。戻ってきた龍の叢雲に寄り添う若菜を見て、
矢部は諦めないと決意する。矢部は「俺はこれから爆弾になる」と若菜に耳打ちし、叢雲にも聞こえるように
「今まで通り普通に付き合おう」と言う。ここで頷かなければ、矢部は若菜が秘密にしている事情を叢雲に
話してしまう。若菜は苦悩のうちに矢部の手を取るのだった。

第51話『薔薇のない棘』
矢部の彼女として明るく振舞う若菜。無理をしているような若菜を叢雲は心配するが、若菜は彼に事情を話せ
ない。そんな折、また若菜は対の鏡によって45話の城に連れ去られる。そこで兄から聞く龍の子供の話。相手が
自分より強い龍以外なら、相手が動物であれ人間であれ、龍の一番初めの子供は自分のコピーとして生まれる。
このことは神と呼ばれるものしか知らないと聞いた若菜は、ガルーダは知っていて自分にあの話を持ちかけたと
気づく。誰とでも子を生せる龍だが、自分の分身を預けるなら愛する女性でないと嫌だと語る兄。今までそんな
女性は一角獣の乙女と若菜の二人。自分が追いつめて殺した乙女の亡骸を埋めた城の薔薇園で、兄は若菜を
抱こうとするが、果敢に抵抗する若菜を見て、「強くなれ。私の一番望むものに育て」と退く。
348月に叢雲花に風20:2008/07/29(火) 01:56:02 ID:???
第52話『温室』
矢部に思いを寄せる下級生・寿美うらら。彼女の祖母はオサキ使いで、オサキ狐・蒐はうららの小さい頃から
彼女の望みを叶える為に動いてきた。望めば何でも「神様」が叶えてくれる。蒐の存在を知らず無邪気に我侭に
育ったうららは矢部に振られ、若菜がいなくなればいいと願う。若菜を襲った蒐を叢雲が撃退し、うららの祖母
の元へ連れて行く。祖母は敗れた蒐を生かして返してくれた叢雲に感謝して謝罪し、精神的に幼い蒐とうららを
一人前に育てることを誓う。うららもまた「神様」に若菜の消滅を願ったことを反省し、翌日無事に登校して
きた若菜に会い安堵する。蒐は、これからはうららと祖母を支えられる良い力を持ちたいと若菜たちに語った。

〜14巻〜
第53話『夢見るころはいつも』
若菜や叢雲の所には現れても自分には会いに来てくれない一番上の兄を求めて、リーが若菜の家を訪れる。父の
顔も見たことがないリーは、父王にそっくりな長兄には二重の意味で会いたいはずだと、若菜は兄をリーに会わ
せる為に奮闘する。ようやく顔を合わせた兄妹。若菜と出会ってから母の仇も討てた、兄とも会えた、あとは
永遠に叶わない夢だけが残ってしまったと語るリー。昔湖で母と二人暮らしていた頃、一度だけ地上に出た時に
出会った初恋の人。必ず迎えに参りますと言ってくれた彼だったが、人間が生きていられる筈もない遠い昔の
こと。リーは思い出を懐かしむが、実はその男とはガルーダだった。昔、目こぼしした、己が龍であることも
知らなかった娘。ガルーダは未だに彼女を探し続けていた。

第54話『赤い実』
死んだ腹話術師のジョージを操る腹話術人形のケン太。彼らに出会った若菜は、9年前に若菜がお嫁に行きたい
と駄々をこねて家を飛び出した時に会っていると教えられる。当時ジョージが撮ったビデオも見せられるが、
若菜は全く思い出せない。お嫁に行きたいと言っていた若菜の為にジョージが作ったというウェディングドレス。
幼児用のそれはもちろん今の若菜は着ることができない。ジョージが生きて笑っていて、僕の好きな小さな
「わあちゃん」のいるこの画面の中に入りたい、と激昂するケン太に、着られなくてごめん、変わっちゃって
ごめん、と若菜は泣く。
349月に叢雲花に風21:2008/07/29(火) 01:57:19 ID:???
第55話『空に咲く』
無理をしながら矢部とデートする若菜。若菜が席を外した時、どういう理由で彼女を束縛しているのかと矢部に
詰め寄る叢雲。兄は矢部に「君は昔の私と同じ一角獣を殺したい狩人だ。それは好きな女を追いつめる愛し方だ」
と諭す。一方空でガルーダの手下たちと出くわした暁は、ガルーダが叢雲と若菜の子供を作らせようとしている
ことを知りながら邪魔をする人間・矢部を消せと命じられる。暁はそれを撥ね付け、奴が最も欲しがっている
雌の龍を俺が知っていると伝えろ、と手下たちを追い払う。その夜ガルーダの手下に襲われる矢部。助けに来た
叢雲は矢部に「以前若菜と共にさらわれた時、あいつらに何を言われた?」と問うが矢部は口を閉ざしたまま。
やって来たガルーダと相対した暁は、叢雲の命と雌の龍を交換だと持ちかけるが、ガルーダはそれを聞き入れず、
交渉は決裂する。

第56話『月の傘』
矢部がガルーダの手下に狙われたことを不破から聞く若菜。矢部のもとに行こうとした若菜を叢雲がとめる。
私はお前を救えないのかと問う叢雲。話してしまったら叢雲が自分から遠ざかってしまいそうで何も言えない
若菜。そこへ、鳥たちの様子が変だといって、成長した夕星が暁を訪ねて来る。暁を捜しに空へ昇る楽師。
雌龍の居所を吐かない暁は空中で檻に捕らわれていた。暁を地上に、若菜たちの側へ連れ戻したいと思い、檻の
横で待つ楽師。ガルーダが現れると、楽師は暁の解放を条件にリーの素性と居場所を教えた。ガルーダは暁を
檻から出すが、今度は身中の龍の珠を抜き取ろうと楽師に襲い掛かる。それを庇う暁。自分の記憶、生きてきた
全てを楽師に預けていた片目に託したから、それを夕星に渡して欲しいと楽師に頼み、暁は死んだ。龍の珠の
力でガルーダを辛くも退かせ地上に戻った楽師は、夕星に暁の眼を渡す。夕星は叢雲に、暁の最期のメッセージ
を伝える。裏切りを詫び、「またお前と月を肴にして酒が飲みたい」と。
350マロン名無しさん:2008/07/29(火) 01:58:45 ID:???
>>343

>藤美はもといた世界に帰らないのか

作中ではあいまいなままですが、
「育った世界で、その世界のために頑張る。」 と繰り返し言っていたので
行き来が可能なうちに、普通に東京に帰ってくるのかもしれません。
351月に叢雲花に風22:2008/07/29(火) 01:59:21 ID:???
〜15巻〜
第57話『絆の傷』
リーの居所がガルーダに知られたと楽師から聞いた若菜は、香港にいるリーを心配し、いつでも逃げられるよう、
預けておいた対の鏡の片方を、常に合わせ鏡にしておくよう電話で忠告する。しかしその道を使って兄がリーの
龍の珠を日本へ持ってきてしまう。龍の珠がないリーは人間と同じで、もしガルーダが来ても太刀打ちできない。
心配した若菜は叢雲と兄と共に、香港へと向かう。パーティーに出席していたリーを見つけると、彼女は会場で
初恋の人に再会したと若菜に語る。その男がガルーダであったことも。若菜はリーに日本へ逃げようと誘うが、
三人を日本へ帰した後、リーは鏡の道を閉じて一人ガルーダのもとに残る。なぜ昔会った時に殺さなかったの、
と尋ねるリーに、何度でもその真っ直ぐな瞳に出会いたかったからと返すガルーダ。私を憎んでいるのでしょう
と問うガルーダに、今の私は貴方の腕に抱かれたいと願うただの女、と告げるリー。抱擁を交わす二人。

第58話『日に月に』
天界でガルーダに大事に扱われつつも、彼の龍に対する深い憎しみを感じるリー。龍を殖やすと言うが、貴方
以外の男性に抱かれるくらいなら死を選ぶと宣言する。リーに龍の力を取り戻させる為に、下界の鳥に埋めた
龍の珠を取ってくると言って出かけていくガルーダ。一方若菜のもとに夕星が現れ、若菜は暁の死を知る。
ガルーダと刺し違えても暁の仇を取りたいと願う夕星に、叢雲は復讐に生きることの愚かさを説く。龍を殺し
続けた為に己の首を絞める結果を招いたガルーダの哀れさ。そして一族を殺され絶望していた叢雲に「辛い時
こそ苦しい方を選べ。勇気があるなら生きろ」と言ってくれた、守るべき愛すべき者をくれた若菜の先祖の話。
夕星は暁の思いと共に生きることを誓う。矢部と下校中の若菜。龍の珠を狙ってガルーダが楽師に襲い掛かる。
龍の姿に変化した叢雲は、その手の中に若菜を守って、ガルーダと戦いながら天へ昇っていく。
352月光・キャラ2:2008/07/29(火) 02:00:24 ID:???
連載版「月光」のキャラ

藤美    異世界ユース・ドームに攫われてきた女子高生。
      のちに光の王(ユース・ドームの神に当たる)であることが判明。
      自分の生きるべきは地球世界だと考え、惹かれあったカイトとも別れ、東京に帰って人生を送る。
カイト   ユース・ドームの宮廷騎士だったが、実は地球出身で、かつ闇の王(デイス・ドームの神)。
      判明した後も、自分の育ったユース・ドームで騎士として、生活することを選ぶ。
アヴァーヒ ユース・ドームの新王審査官。
      ロチェ山で修行生活をしていた頃から、女傑として名を馳せていた。宮廷騎士団長より強いらしい。
      デイス・ドーム人のアン・ワンとも親しくなり、後にデイス・ドームへの使者となる。
ロリス   宮廷で書記官と評議委員を務めている。
      独自に予言書の研究・解読をすすめ、ユース・ドームに王の居ない時代がやってくることを予見していた。
      地球の話を聞いて燃焼機関を真似て製作するなど、理の力が使えない分、王の居ない時代にむしろ前向き。
トクビレ  ロチェ山の大僧正。前女王とも親しく、理の力に関しても超越した人物。
      予言書に関しては、ロリスと同じ解釈をしている。

サバ    元宮廷騎士。赤ん坊の頃誘拐され、そのまま誘拐した女(実はカイトの実母)に育てられた。
      人との交流も不得手で常に自分の本当の素性がわからないことに、不安感をもっていた。
      ギンガの策略には、自分の意思で加担していたが、最後にはギンガに逆らって殺される。
ギンガ   100年前に王の候補になったほどの術者だったが、結局王ではないと判明。
      反乱をおこして異世界へ追放されていた。
      空間に穴をあけて繋ぐ術が使えるようになって、復讐の為に帰ってきた。
      最後は、藤美とカイトに負け、死亡。
(前)女王 享年354歳。次の王を認定できないまま亡くなる。
      100年前の反乱の折、血縁であるギンガを死刑にすることができず、追放した張本人。      
353月に叢雲花に風23:2008/07/29(火) 02:01:10 ID:???
第59話『花も嵐も(前編)』
天界で叢雲とガルーダが戦う中、ヴィシュヌが現れる。ヴィシュヌがガルーダを止めている間に、叢雲は若菜を
連れてその場を逃れる。ヴィシュヌは龍族とも関わりが深い神。「友好を結んでもお前は心のどこかで私を敵視
しているだろう?」とガルーダに言うヴィシュヌ。だがガルーダは彼に恭順する姿勢を崩さない。一方地上では
若菜の不在を家族にばれないように奔走する不破と矢部や、夕星に止められつつも叢雲と若菜を追って飛び立つ
楽師の姿があった。リーのもとへは彼女の龍の珠を返しに兄が訪れ、幸せならばいい、と言い置いて去っていく。
やがて帰ってきたガルーダは、龍の力を取り戻したリーに、己の生い立ち、龍族に虐げられた母の恨みを語る。
復讐に凝り固まっていたガルーダの心を、生涯お側に置いてほしい、と真摯に告げてくるリーの愛が解きほぐし
てゆく。南の無人島に降り立った叢雲と若菜。若菜はずっと苦しんできた、ガルーダに言われた言葉を叢雲に
打ち明ける。二人はお互いの思いを解き放ち、ついに結ばれる。
354月に叢雲花に風24:2008/07/29(火) 02:02:28 ID:???
第60話『花も嵐も(後編)』
南の島で束の間の蜜月を味わう叢雲と若菜。やがて兄と楽師が迎えに訪れる。ヴィシュヌもやって来て、彼から
思いを通わし合うガルーダとリーの様子を聞いた若菜は安心する。そしてヴィシュヌの真珠について明かされる
事実。一粒の為にお互い争い殺しあった龍族。兄は真珠を手に入れる為にガルーダを手引きし、父王を殺させた。
しかしそれは全て、龍を減らすことで、龍を喰らってを力を得るガルーダの神力を削ぐというヴィシュヌの謀略
だった。そこにガルーダが現れるが、彼は「自分は何も聞かなかった」と今までどおりヴィシュヌに与する。
兄は叢雲に持っていた真珠を渡し、若菜と楽師を連れて逃げろと告げてヴィシュヌ・ガルーダ両神と戦い始める。
叢雲は若菜に真珠を飲み込ませ、兄のフェラーリに乗せ海に押しやる。ここに残る、皆と一緒に帰ると泣く若菜。
楽師は「いつか真珠を手に産まれてくるであろう、貴女の中に宿った命を守らねばならない」と彼女を諭し、
叢雲と共に戦いに戻る。家に帰りついた若菜は、留守を預かってくれていた矢部と不破に全ての出来事を話す。
叢雲や楽師や兄が戦っている間、自分にできること、目の前の日常の中で精一杯頑張ろうと決意する若菜。
春、大学生になった若菜。別々の学校へ進んだ友人たちと久々に会う。矢部とうららは友達以上恋人未満。入谷は
やはり記憶を失ったが、武井や小夜子が側にいる。蜘蛛の糸で空を翔る不破の下方を、フェラーリが走り抜ける。
道を歩く若菜の背後で葉擦れの音がする。「誰もいなくてがっかりするのはもう慣れちゃった。でも、振り返って
みようかな」若菜のモノローグ。前を向く若菜の後ろ、最終ページ右隅に描かれた着物の足。


<終わり>
355マロン名無しさん:2008/07/29(火) 22:24:51 ID:???
月光も月に〜も乙です。

月光はなんかちょっとレイアースとか月夜烏草子思い出した

月に〜は60話もある話をよくここまで・・・と感動した。
兄は何がしたいんだかよくわからん疫病神ですね
356マロン名無しさん:2008/08/01(金) 18:46:13 ID:???
age
357マロン名無しさん:2008/08/01(金) 22:26:58 ID:???
ふくやまけいこ「折紙姫」
をお願いします。
358マロン名無しさん:2008/08/02(土) 15:57:49 ID:0FcjUvwd
 網野成保「カゴメ」をお願いします。
359マロン名無しさん:2008/08/02(土) 18:31:03 ID:???
>>319
放課後に集まってヲタ知識を披露しあったり、有名漫画やアニメの批判を
繰り返すだけの、部誌すら満足に発行した事のない、ヌルい漫研に腹を立てた、
巨乳美少女に内部から引っかき回されて、漫研が分裂・崩壊させられる話。
その中で、本気で漫画創作に目覚めたり、将来の夢を悟ったりする者も出てくるが、
ある少女は(元から多少ケはあったが)完全に精神を病んでしまったりする。
わりと後味の悪い話。
360マロン名無しさん:2008/08/02(土) 21:04:14 ID:???
「海獣の子供」をお願いします。
361マロン名無しさん:2008/08/02(土) 21:42:16 ID:???
>>359

巨乳美少女は腹が立っただけでそういう行動に出たんですか?
特に深い意味はなし?
362マロン名無しさん:2008/08/02(土) 22:33:06 ID:???
>>361
巨は父親に新人賞狙いの漫画を描くことを強いられていた。
そんな巨はぬるい万軒の連中が軽々しく夢を語るのが許せなかった。
363マロン名無しさん:2008/08/03(日) 12:24:58 ID:???
島袋光年「世紀末リーダー伝たけし」バーバリアン編をお願いします
364マロン名無しさん:2008/08/06(水) 05:11:08 ID:???
稲瀬信也「星の海のアムリ」
ふる鳥弥生「図書館戦争 SPITFIRE!」をお願いします。
365マロン名無しさん:2008/08/06(水) 14:05:25 ID:???
>>364
ふる鳥版のみでいいのかな?(弓版は買ってないけど
単行本分のみでいいならざっくり纏めるけど
366マロン名無しさん:2008/08/06(水) 18:54:28 ID:???
>>365
お願いします!
367図書館戦争SPITFIRE!:2008/08/07(木) 00:45:27 ID:???
全然ざっとじゃないし……悪癖

図書館に採用された笠原郁は日々軍事訓練に勤しんでいた。
好成績を出したがゴール後に倒れ込んだ郁を教官である堂上は叱責する。
同室の柴崎に対して堂上の事を愚痴っているところを当人に見咎められ食事を切り上げる郁。
彼女が落とした手紙を堂上は拾うが郁は連れ戻されるから捨てといてくれと言い捨てる。
同じく教官の小牧に皮肉られ、確認した文面には訓練の事が綴られていた。
身体能力では群を抜く郁、それを認めつつも堂上はそれだけが全てではないと言う。

時は正化31年―昭和の終わりに制定されたメディア良化法による表現規制。それに対抗すべく作られた図書館の自由法。
良化委員会は銃火器を用いた検閲を敢行、自衛の為に図書館が組織したのが図書隊である。
両者の抗争が始まって30年が経過していた。

柔道で並の女子では相手にならない郁は堂上と組むことになる。
170の郁に対し165しかない堂上。郁は背丈をネタに挑発するが容易く一本を取られ、逆に挑発される。
キレた郁はその背中にドロップキック。セメントになった勝負は腕ひしぎをくらった郁のギブで終了。
自室で悪態をつく郁に対して柴崎は堂上をべた褒めする。

親に防衛部所属だと伝えていない郁。反対を知りつつ防衛員志願した理由を柴崎は問い詰める。
高校生の時助けてくれた図書隊員に憧れて……なんて言えるわけがない。

実地訓練を開始した郁は小牧と組んで館内作業を研修していた。
自分だけにキツい堂上を敵視する郁に小牧は自分だけが叱られる理由を考えろと言う。
小牧から見ても堂上は不公平だから、と与えられたヒントは陸上と訓練の違い。
車椅子の男性を見かけた郁は介助を申し出る。小牧のヒントから答えはでない。

翌日、堂上と組んでいた郁は蔵書破損の現場を発見する。
軽くいなした郁は嬉々として報告するが、きちんと確保していなかった犯人は反撃。
堂上は郁を庇って殴られるが、犯人を確保し直す。
368図書館戦争SPITFIRE!:2008/08/07(木) 00:58:10 ID:???
スポーツ気分なら辞めろと平手打ちで叱責され郁は凹んでいた。
柴崎は犯人の動機と確保者は郁の名前で出されていたことを知らせる。
自分の不甲斐なさに泣きそうで部屋を飛び出した郁はロビーで堂上に会う。
小牧の指摘の意味に気付いた郁は堂上を問い詰めながら泣き出してしまう。慰めるように頭に載せられた手。
小牧と同じ仕草なのに違和感があるのは身長差だと口に出してしまい殴られる郁。
部屋に戻る堂上の背中に郁は辞めないと宣言した。

5年前―郁が好きだった童話シリーズの10年ぶりの最終巻の発売日。
検閲の対象となっていたその本を買いに行った郁はその現場に居合わせ、とっさに服の下に本を隠してしまう。
良化隊員に見咎められ、万引きの汚名をつきつけられながらも本を守るため郁は出頭を申し出た。
突き飛ばされた郁を受け止めた男性は関東図書隊を名乗り、店内の書籍を図書館に収める見計らい図書とする事を宣言。
彼は郁が守ろうとした本を手渡した。郁は彼と再会するために図書隊を目指す。

総指揮官の玄田と組んで市街哨戒に出た郁は良化隊とおぼしき不審車両を発見。
民間書店を狙った検閲には図書隊は手出し出来ないと言う玄田を振り切り、郁は見計らい権限を使うを宣言し独断で走り出した。

書店では既に検閲が始まっていた。子供から絵本を取り上げる良化隊員の間に割って入る郁。
あの時の図書隊員と同様に見計らい宣言をするが一士である郁にはその権限がない。
なおも抵抗しバランスを崩した郁を駆けつけた堂上達が受け止めた。

軽率な行動を堂上に説教された郁は、あの時の図書隊員までバカ扱いされ「アタシの王子様」発言してしまう。
ツボにはまった小牧と呆気に取られた空気が水を差し、堂上は絵本を手渡す。
あの時の図書隊員を真似る郁を見送り、玄田達は堂上をからかいながら何かを決めた。
369図書館戦争SPITFIRE!:2008/08/07(木) 01:11:17 ID:???
座学の課題を与えられた郁は先日の車椅子の男性を見つけ介助を申し出るが断られる。
彼は利用者にもサービスの取捨選択権があると言いながらも郁のサービスを褒めた。

教育を終えた郁に下された辞令は図書特殊部隊所属―通常図書業務から大規模攻防までこなすエリート。
女子では初となる配属を素直に祝う柴崎と対照的に当の郁は戸惑いを隠せない。
任命を受けに司令室に向かった郁は同じく選抜された手塚に早々に喧嘩を売られる。
司令室に居たのは先の車椅子の男性―彼が基地司令だと郁は堂上に叱責される。
任命で告げられた推薦者は玄田、小牧、堂上の3名。彼らが上官になったことを郁は漸く知った。

図書特殊部隊に配属された郁と手塚は1ヶ月の特別訓練の為に先輩隊員たちと奥多摩に着ていた。
射撃で手塚との実力差を見せつけられた郁は、狙撃訓練の意図を問い日野の悪夢を知らない無知を叱責される。
図書隊結成のきっかけになった正化11年の事件を説明した手塚は郁の存在意義を疑い堂上に注意される。
負けず嫌いの郁は対抗心を燃やすが予算の問題で小牧から特訓許可は降りなかった。
手塚は自分と同じ立場を掴んだ筈の郁の不甲斐なさに苛立つ。玄田にその完璧主義を指摘されるが、揺るがない。

ヘリ降下で予想に反して好成績を残す郁に対し、高所恐怖症の手塚は無難にこなすものの他ほどの精彩はない。
しかし苦手な事で勝っても仕方ないと、郁ははしゃいだりはしなかった。

訓練の締めは玄田の気分で行われる2日間の野外行程。熊が出るという脅しに郁と手塚は動揺する。
電話で柴崎に愚痴る郁は図書館長が入院し、代理の館長が着たことを知る。
話し声に気付いた堂上が郁に声をかけ、熊の事についてのフォローを入れる。
珍しく優しくされたことと滅多にない笑顔を見て郁は酷く動揺した。

重装備での登山は辛く、田舎育ちの郁は管理されてない山道に愚痴る。
堂上と山の話をしたり、熊よけを咎められたりしてバテた郁は足元にきてしまう。
堂上は郁のスコップを手塚に持つように指示、不満気な2人に隊行動の意義を説く。
370図書館戦争SPITFIRE!:2008/08/07(木) 01:22:31 ID:???
堂上や手塚に負担をかける借りを遅れない事で返す郁。堂上の隊もなんとか日没までに到着した。
その夜、郁は何故か手塚が熊に襲われる夢をみてにやけていた。不意に騒がしくなった外から告げられる熊の出没。
テントに飛び込んできた塊に郁は叫びながら迷わず拳を叩き込み、漸くその違和感に気付く。
外では先輩隊員達がどっきりの札を手に呆気にとられていた。

関東図書隊に戻った郁にはめでたく熊殺しの二つ名がついていた。
教えてくれなかった堂上に郁は突っかかるが、玄田の采配で行われるそれを妨害できるかと言われ言葉に詰まる。
そんな二人を小牧は熊殺しご両人と呼んで茶化した。
小牧曰わく、熊どっきりは2人が新人の時に玄田が始めた物で、手塚同様予想通りの反応だった小牧に対して、
郁同様につかみかかった堂上に大うけした玄田が恒例化したらしい。
そもそもの原因が堂上だと言い食ってかかる郁。小牧はよく似た2人を笑いながら眺めていた。

そんな中……図書館に謎のリストが届いていた。

一巻はここまで。

図書隊との抗争が30年って書いてるけど
両法制定から30年の間違いです……
371マロン名無しさん:2008/08/07(木) 03:54:32 ID:???
乙です。
なんだかスポ根ラブコメっぽい
372マロン名無しさん:2008/08/07(木) 05:09:48 ID:???
原作の4巻はGガン並の恥ずかしさなんだぜ……
373マロン名無しさん:2008/08/07(木) 05:53:58 ID:???
Gガン・・・石破ラブラブ天驚拳みたいな感じですか
374マロン名無しさん:2008/08/07(木) 22:30:44 ID:MqNIJO9r
>>370
手塚と小牧はどういう反応だったんだ?
びびっただけ?
375マロン名無しさん:2008/08/08(金) 03:51:41 ID:???
「名探偵夢水清志郎事件ノート」をお願いします
376マロン名無しさん:2008/08/08(金) 06:18:23 ID:???
>>373
むしろその前の……あんまり言うとスレチなので自粛
読み返したら全体的に恥ずかしかった

>>374
普通に騙されて腰抜かしただけ。
これまでに殴ったのは堂上と郁のみ。
郁が変な夢を見たのは手塚の叫び声が聞こえたから。
377マロン名無しさん:2008/08/10(日) 00:46:39 ID:???
神坂智子『蒼のマハラジャ』をお願いします
378マロン名無しさん:2008/08/12(火) 18:50:56 ID:???
高橋亮子『坂道のぼれ!』『道子』をお願いします。
379マロン名無しさん:2008/08/13(水) 02:07:33 ID:???
>>377
飛び飛びになりそうだけど、やってみる。
380マロン名無しさん:2008/08/14(木) 18:05:46 ID:???
「夜刀の神つかい」をお願いします。
381マロン名無しさん:2008/08/17(日) 01:14:10 ID:???
保守
がてら鉄拳チンミでも、簡単に。

382鉄拳チンミ:2008/08/17(日) 01:31:07 ID:???
長江の田舎町で定食屋を切り盛りしている姉を手伝っていた少年・チンミが
大林寺の老師に見出され、相棒のサル・ゴクウと共に大林寺の弟子の一人として迎えられる。
拳法修行そのものを楽しむチンミは才能を認められ、様々な師に教えを受けたり、
修行仲間としのぎを削ったりしつつ、拳法家として一流になっていく。

大林寺が襲撃された時、先頭に立って敵と闘ったり、
そのうち実力が認められて10代で師範になったり、
弟子たちや、町の人を指揮して強盗団から、町を守ったり、
果ては、都の武術大会に出て、優勝しつつ、皇帝暗殺を防いだりする。

ここまでをコミック全35巻かけて描かれている作品
他に外伝と続編「新・鉄拳チンミ」全20巻が・「鉄拳チンミLegends」が連載中
383マロン名無しさん:2008/08/17(日) 10:11:22 ID:xbv9CoSw
乙です
長そうな話だなー
384マロン名無しさん:2008/08/17(日) 23:51:20 ID:???
保守

がてら今度は姫君の条件でも、簡単に。
385姫君の条件1:2008/08/17(日) 23:53:42 ID:???
剣と魔法系のファンタジー的世界観で、
基本的にはダリアン姫(多分16歳)とその護衛官キール(20代中盤?)のドタバタラブコメと、たまにシリアス。

パパリダ国王の第七子・ダリアン姫は次の王になって、国を豊かにしたいという夢がある。
王の子の中で、もっとも強い守護精霊を持つ者が次の王になれるので、
ダリアン姫は自分を守護してくれる精霊を探して回ったり、
悪さをする精霊を退治してみたり、迫害されている宗教団体に襲われても、
返り討ちにしたりする。
精霊は意外と人間の振りをして、人々と交流していたりして、
彼らや市井の人々と交流しながら、姫も成長したりする。
物語中盤で、ダリアン姫の方からキールに「私の夫になれ」とプロポーズするも、キールは、「姫はまだ子供だから」と断る。
実はキールは人間の振りをしているけど、正体は最強クラスの闇の精霊。
大好きな姫を王にするために、いずれ自分が彼女の守護精霊になるつもり。
386姫君の条件2:2008/08/17(日) 23:58:38 ID:???
後半は国を滅ぼしかねない禍いをおこす精霊がらみのごたごたをなんとか片付け、
国と現王を守護しているのが光の精霊であることが判明したり、
光の精霊はダリアン姫の母を吸収したので、ダリアンの母の姿だったり、
キールの正体がばれたりする。
キールが闇の精霊でも、全く気にしないダリアン姫は改めてプロポーズ、
根負けしたキールは人間として姫と結婚することに。
また、王位を継ぐことが決定。

その後、滅んでいなかった禍いの精霊のせいで、ダリアンが死にかけたことを心配したキールは、
結局人間の肉体を捨てて、ダリアンに断りもなく、守護精霊になる。
守護精霊は背後霊みたいなもんで、守護されている本人には全く見えなくなってしまう。

結局ダリアンは闇の精霊の一部を切り離し、キールの肉体に取り戻すことに成功。
ほぼ人間と変わらないスペックになったキール、このままではダリアンを守れないからと、
こっそり旅立とうとするも、ダリアンに先回りされて、捕獲される。
結局そのままダリアン女王の見聞を広げる旅に同行させられてしまった。 


以上コミック全8巻。一話目が読み切りだったため、
一話目から、読者にはキールの正体が闇の精霊であることは分かるようになってます。
387マロン名無しさん:2008/08/18(月) 14:22:04 ID:???
>>385-386
乙です。依頼者じゃないけど
設定が面白そうで気になってた作品だったんだ
なんか姫が豪気というかw素敵に女ながら王に向いてそうに見えるw
388マロン名無しさん:2008/08/18(月) 21:08:02 ID:Z1EO2Jbl
乙です
面白そうやね

そのくらい簡易でいいなら自分も書けそうなのあるな
389マロン名無しさん:2008/08/21(木) 02:19:22 ID:???
乙コールどうも。

保守
がてら、今度は北宋風雲伝を簡単に。

つーか、どんどん書かないと依頼ばっかり増えね?
390北宋風雲伝1:2008/08/21(木) 02:20:51 ID:???
中国の古典小説「三侠五義」をベースにした北宋時代の話らしい。

裁判官に当たる包拯(ほうじょう)は公明正大で、庶民からも慕われている。
主人公はその部下・展昭(てんしょう)。もともと侠客だったが、包拯の人柄にほれ込み、彼の元で活躍する。

包拯の元で、展昭と仲間達は犯罪者を捕えたり、幽霊からの訴えをさばいたり、
貴族や皇族でも犯罪者なら処刑したりする日々を送っている。
あとは包拯に息子を処刑された?(ほう)太師が、逆恨みして包拯を失脚させようとしたり、
展昭と並ぶほどの侠客・玉堂(ぎょくどう)をそそのかして、包拯を狙わせたりする。
玉堂も気のいいやつなので、結局包拯を気にいったり、展昭にライバル宣言したりする。

玉堂の片思いの相手で男装剣術好きの月華と、展昭が男女を超えた友情を育んでみたり、
結局恋愛に発展したりする。
月華も強いので、皇帝の護衛を手伝ったりしてるうちに、皇帝に気に入られ、さあ大変。
婚約した展昭ともひきはなされたりする。
そのうち、後宮で皇子の不審死が起こったり、皇后が自殺したりという騒ぎが起こる。
391北宋風雲伝2:2008/08/21(木) 02:23:46 ID:???
月華は名門貴族の娘だが、実は養女で、
本当は襄陽王という皇帝の叔父の庶子。
月華は後宮から襄陽王の元へさらわれる。
襄陽王は謀反を企んでいて、後宮での事件もこの人の仕業。
最初は皇帝への嫌がらせで攫っただけだったが、月華が自分の娘だと知り、
月華を餌に展昭を味方につけようとする。
そのうち何年か前に死んだ展昭の兄も、襄陽王に殺されていたことが判明したり、
実は展昭の兄の友人だった、襄陽王の部下が土壇場で展昭の味方になったりして、
襄陽王の野望はついえる。
どっちにしろ、皇帝と父方の親戚であることが判明してしまったので、皇帝の妃になるのは不可能になった。
なんとか時期を待って無事に展昭と月華は結婚できました。

以上、コミック全16巻  
↑だとだいぶ割愛していますが、本当は登場人物多いです。
392マロン名無しさん:2008/08/21(木) 22:40:06 ID:???
>>390
乙です。

ただ、自殺したのは皇后じゃなく貴妃。
393マロン名無しさん:2008/08/22(金) 01:39:36 ID:???
>>389
んなら俺の知ってる作品リクエストしろやーっ!!!!
依頼される作品は初めて目にするタイトルばかりで困ります…よ。
394マロン名無しさん:2008/08/22(金) 08:38:44 ID:???
有名タイトルはほとんど書かれてるからなあ…
395マロン名無しさん:2008/08/22(金) 09:28:07 ID:???
仮に依頼リストの中に知ってる作品があったとしても
数年前の依頼なんて、もう依頼者はこのスレ見てないよなあとか思ってしまう。
396マロン名無しさん:2008/08/22(金) 22:16:11 ID:???
別にリクエストを消化しようとしなくてもいいんだよ
書き手の書きたいものを書き、好きなようにすればいい。
リクエスト制はあくまで書き手と読み手の需要とかを
円滑にするためのものでしかないんだよ。
397マロン名無しさん:2008/08/23(土) 14:13:33 ID:pifumvCL
しかしずっとまとめサイトが更新されていないから
何が未解決で何が解決されたのかわかんないな
398マロン名無しさん:2008/08/24(日) 11:52:31 ID:???
しかたないね。
まとめなんてのは善意で作ってもらってんだから
飽きたり忙しくなったら放置はしょーがない。
399マロン名無しさん:2008/08/25(月) 15:38:41 ID:???
つか、流行り?的にはそろそろwiki化を考えてもいいのではという気がする
ゲームの方の同スレはされてなかったっけ?
まあwikiにも管理者は必要で、自分は時間的に無理なんだけどorz

>>395
依頼者がいなくなってても、
「自分もこれ知りたいけど依頼出てるから静かに待つか」と思ってる人や、
投下されることで「あ、こんな面白そうな作品あったんだ」と思う人も居るだろうから
未解決を消化するのは無意味ではないと思うよ
400蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:28:21 ID:???
第二次世界大戦に突入しようとする、独立間近のインドの藩王国
(州の中の郡のようなものだが、それぞれ王が居て独立自治)の王妃となった
イギリス人女性・モイラの、インド版細腕繁盛記といった趣の話。
【人物 その1】
●モイラ・ベル・バーンズ 14歳
駐印英国大使令嬢。活発で気が強く、利発な少女
●シルバ・アジット・シン 15歳
ラジャスタン地方、ジョドプール王国の跡取り王子
●ジョア・ホールディン
将来シルバが住む新王宮の設計を手掛ける英国人技術者 兼家庭教師
シルバとモイラの兄のような存在
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401蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:36:42 ID:???
●リチャード モイラの父、英国大使
●エヴリン(エヴィ) モイラの母
●ジャスワール王 シルバの父。80歳以上
●サヒバ 軍事大臣を務めるジャスワール王の弟
●マーサ モイラの祖母
自分とよく似たモイラを格別に可愛がっている
●ハワード リチャードの弟、モイラの叔父
●アメリア ハワードの妻。権威やお金に弱い、自己中な人【舞台】
インド、ラジャスタン地方のジョドプール王国。宝石産出国。
ヒンズー教徒、イスラム教徒(ムスリム)、仏教徒が住む。
インド都心部はイギリスの統治下にあるが、ラジャスタン地方は統治外。
他、モイラの移動により、ロンドン、パリ、カイロ、ニューヨークなど。
コミックス全10巻、文庫全5巻
402蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:40:54 ID:???
駐印大使である父の下に、ロンドンから母・エヴィと共に訪れたモイラ。
そこは金色の砂漠の小高い丘に建つ、広く美しいジョドプール王宮。
翌日、早朝に目覚めたモイラは王宮内を探索し、廊下で自分と同じ年頃の男の子と出会う。
男の子は高圧的な態度でモイラに接し、自分から名乗ろうともしない。
嫌な奴だとモイラが無視して探索を続けようとすると、男の子はシルバと名乗り「ベッドに毒蛇が居て、部屋に入れない」と言う。
モイラはシルバの部屋に入り、2人は協力して蛇を退治する。
「ところで、なんであなたの部屋に蛇がいるの?どうして人を呼ばなかったの?」
モイラの問いかけに、シルバは微妙な表情を見せる。
「この事は誰にも言うなよ」と高圧的なシルバにカチンときて「あなたが蛇を怖がって、一晩中廊下で過ごしたって言いふらしてやるわ。あなた、いつも命令口調で、すごく感じが悪いわよ」
403蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:45:25 ID:???
部屋を出ようとすると、真剣な顔で「誰にも言っちゃいけない」と
腕を取るシルバに気圧され、モイラはこの事を内緒にすると約束する。
自室に戻ろうとしたモイラは、漂うお香のような匂いに気づく。
エヴィに勝手な行動をしないよう釘をさされ、正装して現マハラジャである
ジャスワール王に会見したモイラは、王の弟・サヒバを紹介され、今朝と同じ匂いを嗅ぐ。
サヒバはいつもキャラという香木を焚いていて、この匂いはサヒバのものなのだと王は言う。
続いて王子として紹介されたのは、今朝の嫌味な男の子・シルバであった。
会見の場を抜け、庭に出る2人。
シルバによると、王には15人の妃がいて、6人の王子と10人の王女に恵まれたが、
5人の王子は次々に亡くなり、今ではシルバしか残っていないのだという。
シルバと共に王宮内に戻ったモイラは、暗い隠し部屋に案内される。
シルバが蝋燭を灯すと、無数の青い鏡をモザイク状に埋め込まれた部屋全体が
キラキラと光り、何万もの星が輝く夜空の下にいるようだった。
この美しい部屋は『蒼の部屋』と呼ばれ、シルバが産まれた時、第三王女が
「夢で青く光る星を見た」事に感銘を受けた王が作らせたものである。
404蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:47:00 ID:???
「青は神秘の色で、僕には神が宿っていると考えたんだ」と得意気なシルバに、「そうかしら?あなた、普通の子よ」と率直な意見を述べるモイラ。
シルバはムキになり、2人は掴み合いの喧嘩をしてしまう。
ボロボロになって戻ってきたモイラにエヴィは驚き、不安気に言う。
「モイラ、ここはインドなのよ。ダディは今、とても危険な仕事をしているの。ここの人達は、私達の出方一つで、敵になってしまうかもしれないの…ダディやマミィが死ぬのは嫌でしょ?」
暫くは大人しくしていたモイラだが、退屈で王宮内を散歩するうちに、シルバに矢が射かけられるのを目撃する。
シルバにはその事を告げず、モイラは言う。
「あなたは好きじゃないけど、友達になってあげるわ」
王子として大人に囲まれ、心を許せる人間がいないシルバが気の毒だった。
その翌日。退屈だろうとエヴィとモイラを伴い、町へ人形を買いに行こうと提案するリチャード。
優しい言葉で肩を抱く父は、キャラの香りを纏っている。
人形など売っているはずもない砂漠に出かけ、スーツ姿の外国人らしき人間と話をするリチャードを見て、モイラは疑念を抱く。
405蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:52:10 ID:???
王宮に戻ると、シルバの部屋置きの果物を食べた小間使いが死に、騒ぎになっていた。
姿が見えないシルバを心配して探すと、彼は蒼の部屋でうずくまっていた。
シルバの無事を喜び、泣くモイラに感激したシルバは
「君は僕の本当の友達なんだね。お願いだから泣かないで」
と、知り合ってから初めて命令ではない「お願い」をする。
そうして、モイラを抱きしめ、シルバも泣いた。
落ち着くと、シルバはモザイクが貼られていない壁の一角を指す。
内部は隠し戸棚になっており、人の肩幅ほどもある巨大なサファイアの原石が収められていた。
「500年前から王家に伝わる蒼の石だよ。僕の命を狙う奴らは、王家の印であるこの石が欲しいんだ」
それから2人は行動を共にし、親しくなっていった。
ある日、宝石の採掘場に案内されたモイラは、次々と掘り出される原石に、
何気なく「お金が余って困るわね」と感想を洩らす。
「だから、君の国は内政にまで入り込んで干渉してるんじゃないか」というシルバの言葉にハッとするモイラ。
続いてシルバは、彼が結婚後に入居する予定だという新王宮の建築現場にモイラを連れて行く。
「さっきの宝石は、ここの建設費用に充てられるんだ」
「王宮の人達はきちんとしてるけど、あなたの国の人は皆裸足で服もボロボロじゃないの。
こんな贅沢な宮殿を建てる前に、私ならみんなの家を建てるわ!」
「やあ、バーンズ大使のお嬢さんは何を怒ってるんだい?」
暢気に声をかけてきたのは、この王宮の建設を任されているイギリス人技師・ジョアであった。
406蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:54:53 ID:???
「確かにこの宮殿は贅沢だ。しかしある一方では、これだけの力がある国だと世の中に誇示する事で、大きな外敵への牽制にもなる」
大きな外敵とは、インドの植民地支配を目指すイギリスの事だ。
自国人であるジョアからそう言われ、モイラは気分を害するが、その分彼が信用できる人間だと感じる。
翌日からジョアはモイラとシルバの家庭教師として、王宮にやってきた。
モイラが来印して1ヶ月が過ぎた。
ある夜、苦手なラテン語の勉強をしていたモイラの部屋に、キャラの香りをさせたリチャードが入ってくる。
程なく「不審者が侵入したようだ」と訪れた王宮の兵士にリチャードは、モイラにラテン語を教えていたと言う。
シルバが心配になったモイラは部屋を飛び出すが、迷ってしまい、偶然に屋上の隠し倉庫を見付ける。
そこには不審者によって運び込まれたのであろう銃が山と積まれていた。
何とかシルバの部屋に辿り着いたモイラは、銃の事を話す。
シルバはサヒバが不審者の手引きをしたのだろう、と言う。
高齢で心臓の持病もあり、弟を信頼している父王には今まで言えなかったが、銃器を持ち込んでいると知っては、そのままにはしておけない。
父とサヒバが癒着していたら…とモイラは一人、胸を痛める。
407蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/08/26(火) 03:59:45 ID:???
翌朝、シルバとの謁見前に王は倒れ、王宮は混乱。
公妃達とサヒバに締め出されたシルバは、庭でモイラと話をする。
モイラは、シルバの母である第三公妃が去年、阿片中毒で亡くなったと明かされる。
内々に処理されたが、立場を妬んだ他の公妃達に殺されたのかもしれないという。
「よくこんな所に住んでるわね。イギリスに連れて行きたいわ。妻だって1人を愛し続けるの」
「でも、僕はこの国を守っていかなきゃならない。人々が安心して住める国を維持し、少しでも生活を楽にしてあげて、豊かで富める、白人に支配されない国…父王の夢なんだよ」
頼りないと思っていたシルバの決意の言葉に、モイラの胸は高鳴る。
王の容態は悪化し、事態は急変しようとしていた。
モイラは件の銃が心配になり、倉庫に向かう。
銃は既に持ち去られ、モイラは何者かに閉じ込められてしまう。
その夜、王は崩御。
遺体に寄り添うシルバに、サヒバは蒼の石の在処を尋ねる。
「あれは王位を約束された者にのみ、所在を明かされる物。叔父さんには言えません」
「若いお前に政治は無理だ。イギリス軍が攻めて来たら、どうするんだ?」
一方、倉庫で眠ってしまったモイラは何者かに屋上から投げ落とされる。
団扇の紐(貴人の部屋に風を送るように壁の穴から屋上に渡された紐)に掴まり、難を逃れたモイラはうまい具合にシルバのベッドに落下し、気を失う。
モイラが目覚めたのは、前王の葬儀が終わり、シルバの仮の戴冠式が行われた一週間後であった。
ドアの外にはシルバの命で警備の兵が付けられた。
仮戴冠式から戻ったリチャードを捕まえ、モイラは隠し倉庫で銃を見つけた事、何者かに殺されそうになった事を告げる。
「はは、大丈夫だよ。私達には英国政府がついてる。もうすぐイギリス軍が…いや、とにかく、もう少しの辛抱だ」
408マロン名無しさん:2008/08/26(火) 04:02:20 ID:???
データ飛んじゃったので、今日はとりあえずここまで。
先になるともう少し3939進みます。
409マロン名無しさん:2008/08/26(火) 07:48:00 ID:???
まだ一巻の半分です
410マロン名無しさん:2008/08/26(火) 14:15:03 ID:???
あだち充のタッチお願いします。
達也と和也と南がいて、和也が事故で死んじゃって達也が甲子園目指すという
おおまかな展開は知ってるんですが、
細かいところまでは知らないのでほどほどに詳しく書いていただけるとうれしいです。
411マロン名無しさん:2008/08/26(火) 18:11:15 ID:???
>>408
乙です。マタ〜リ待ってます。
412マロン名無しさん:2008/08/26(火) 22:46:16 ID:???
>>410
ほどほどってどのくらいw
おまいさんの言うとおりの話だからなぁ…
413マロン名無しさん:2008/08/26(火) 23:21:30 ID:???
>>412
そう言われるとどう言っていいのか…
ボリュームとしては全部で26巻あるそうですから2〜3レスくらい?で、
1巻につき平均で2〜3行くらい?
大まかにどんな出来事が起きたかを並べていただけると嬉しいです。
わがままな要望多くてすみません。
414マロン名無しさん:2008/08/28(木) 11:42:52 ID:???
大分古い作品ですが記憶が薄れたので「愛してナイト」
登場人物の名前もうろ覚えです・・・
415マロン名無しさん:2008/08/30(土) 23:06:38 ID:???
>>413 タッチ あだち充 全26巻

上杉達也と和也は双子(一卵性)だが、周囲の評価は真逆である。
馬鹿兄貴と評されるグータラでいい加減な兄・達也。
勉強運動共に出来、真面目で格好良くモテる弟・和也。
隣に住む二人の幼馴染・朝倉南も、和也同様、才色兼備なことから、
達也の駄目さ加減が際立っている。
南を一途に想う和也は、南との「甲子園に連れて行って」という約束を
適えるために和也は野球に打ち込む。
じきに非凡なセンスから、中学三年の頃にはスカウトが訪れるように。
しかし和也を見に来た高等部の野球部マネージャーで監督の娘でもある
西尾佐知子は、達也のほうが才能があるのではと見抜き、入部を促す。
達也も実は野球をやりたい気持ちはあったのだが、弟の和也の存在が
彼の中で大きかった。

明青学園高校進学後、南は和也の夢を応援するために、和也の入部と
同時に野球部のマネージャーになった。
迷った挙句、野球部への入部を決めた達也は、部室を開けようとした際に
南と和也が冷やかされているのを見て、同級生の原田に誘われるまま
ボクシング部へ入部することとなる。
達也は和也が真剣に南を想っていることを知っており、遠慮して争いを
避けてしまう癖が子供の頃からついているのだった。
成り行きでボクシングを始めた達也だが、「すぐ辞めるだろう」という
南や和也の予想とは裏腹に、意外にも真面目に取り組むようになる。
そしてだんだんと天性の運動神経を発揮するようになる。
416タッチ2:2008/08/30(土) 23:40:46 ID:???
一年生にして野球部のエースになった和也は、夏の甲子園地区予選に臨む。
偶然その初戦と同じ日にボクシングの練習試合でメンバーに選ばれた達也。
それを原田から聞きつけた南は、達也に「絶対勝って」と言うが、格上の
相手に経験不足を露呈させて負けてしまう。
一方、和也は試合開始直後にホームランを打たれるものの、勝ち上がった。
南は、達也の試合の結果を原田から聞き、達也を慰めようとするが
「余計惨めになる」と達也は拒否する。
「優しい女の子なら、黙ってキスするんじゃないか」そう言う達也の頬に
南はキスをする。

南は子供の頃から、実は達也のほうを好きだったのだが、和也に真剣に
想いを告白され戸惑う。和也も、南が達也を好きだと気付いているが、
諦めきれず、達也に真っ向から南を奪い合おうと告げる。

和也の奮闘で地区の優勝候補となった明青学園は順調に勝ち上がっていく。
地区予選の決勝戦当日、勝てれば南を甲子園に連れて行ける筈だった。
しかし和也は決勝戦に現れない。球場へ向かう途中で、和也は道路に
飛び出した子供を助けようとしてトラックに轢かれ、帰らぬ人となって
しまったのだった。

和也の死で、野球部は甲子園の夢を立たれ雰囲気も悪くなってしまう。
キャプテンの黒木は、ボクシングで活躍し始めていた達也の才能に希望を
見い出し、ボクシング部から引き抜く。
達也は、南を甲子園に連れて行くという和也の遺志を引き継ぎ、自分が
それを果たそうと思うのだった。
当初はキャッチャーとも仲が悪かった達也だが、和也のトレーニングを
参考にするなどして、徐々に才能を発揮し、注目されるように。
若干ノーコン気味ではあるが、球威は抜群のピッチャーになっていく。
417タッチ3:2008/08/31(日) 00:37:07 ID:???
野球部マネージャーとして達也を支えていた南は、新体操のキャプテンの
怪我による代役として短期間の約束で新体操部に入部するが、競技会で
3位に入賞してしまい、辞めるに辞められなくなってしまう。

2年生になって迎える夏の甲子園地区予選。一回戦はコントロール重視の
ピッチングで無難に勝利を収めた明青学園。二回戦は好投手・西村を擁する
勢南高校。達也と西村、両投手の好投で試合は0-0のまま延長に縺れ込む。
達也はノーヒットノーランに抑えていたが、四球が多く限界が来ていた。
11回裏勢南の攻撃、2アウト満塁で4番西村の打席。フルカウントから投じた
達也の渾身の一球。際どいコースだったが西村得意の高めで必ず振ってくる。
その筈だった。結果は押し出しサヨナラ。
達也の球が凄すぎて手を出せなかったのだ。明青学園、地区予選二回戦敗退。

甲子園の切符を掴んだのは、昨年の決勝戦の相手だった須見工であった。
須見工は春のセンバツにも出場し、準優勝を収める。

達也が3年になったとき、野球部監督・西尾が病魔に倒れる。
その代理監督としてやってきた柏葉英二郎。実は手違いで本来、兄の英一郎が
呼ばれるはずだったのだ。
強烈なしごきをし、体罰も辞さず、煙草やビールも練習中に飲み、
兼部状態だった南をマネージャーの座から追放した柏葉。
誰もが不信感を抱き始めるが、柏葉の優秀さも少しずつ伝わる。
センバツ準優勝の須見工では激しい練習を行っていることを知った達也は、
より頑張る決意をする。
結果的には柏葉の『野球への復讐』と称するしごきが確実に部のレベルアップに
繋がる形になった。
418タッチ4:2008/08/31(日) 01:04:58 ID:???
そして達也の最後の戦いが始まった。最後の甲子園への挑戦。
準々決勝で延長になるなど苦戦もあったが、準決勝では達也はノーノーを
達成するなどし、いよいよ決勝で須見工と対戦することに。
序盤、まとまったピッチングをする達也だったが、小刻みに相手に得点を許し
4回までで3-1とリードされる。「和也みたいなピッチングをするな」と言われた
達也は5回から本領を発揮し、直球のみで攻める。
8回に追いついたチームだったが、達也は超高校級の新田とは勝負するなと
柏葉に言われたのを無視してホームランを打たれてしまう。
9回表二死無走者。後アウト一つで甲子園への夢が絶たれる。連打で1・3塁となり
ここで須見工痛恨のエラー。明青が土壇場で同点に追いつき、試合は延長戦へ。

10回、達也は三塁打を放つ。一死三塁で4番松平。須見工は敬遠を選択する。
一塁が埋まれば併殺がある。この回にしかもうチャンスはない。
そう考えた達也は大きく外した敬遠球に、ホームスチールを試みて成功。
その裏をなんとか抑えた達也は、ようやく甲子園への切符を手にしたのだった。

ずっと目を患い、視力を落としていた柏葉はその直後、病院に担ぎ込まれる。
お見舞いに訪れた達也と南は、失明状態の柏葉にプレゼントを渡す。
「リンゴですよ。「しかしその感触は間違いなくボールであった。
ウイニングボールだとすぐに気付いた柏葉は、目の手術を受けたらすぐ
甲子園へ向かおうと思うのだった。

一方南は新体操でインターハイ出場を決める。
達也は甲子園の開会式をサボり、南を追いかけて会場の鳥取へ行き
「上杉達也は、朝倉南を愛しています、世界中の誰よりも」と告白する。
その後南は個人で総合優勝する。
明青学園高校野球部は甲子園初出場初優勝を果たす。
プロからも注目された達也だったが、甲子園でたった一人で投げぬいた身体は
限界に達しており自身で「ドクターストップ」と言い、プロ入りを辞すのだった。
419マロン名無しさん:2008/08/31(日) 01:05:46 ID:???
終わりです。
420マロン名無しさん:2008/08/31(日) 01:34:35 ID:???
>タッチ
依頼者じゃないが乙
読んだことあるのに、細かいところ忘れてるもんだなあ
421マロン名無しさん:2008/08/31(日) 01:51:53 ID:???
タッチ書いてくれた人ありがとう!
南は最初から達也が好きだったのか。しかも達也の方が出来が良かったのか。
422マロン名無しさん:2008/08/31(日) 05:57:45 ID:d++fFtKD
俺も依頼者じゃないけど読ませてもらった。ありがとう
423マロン名無しさん:2008/08/31(日) 10:16:37 ID:???
タッチの人乙。私も依頼者じゃないけど、大まかな内容しか知らなかったので面白かったです。
424マロン名無しさん:2008/08/31(日) 11:51:49 ID:???
書いた人ですが、×朝倉南 ○浅倉南だった。ご容赦ください。


柏葉英二郎の過去を書き忘れてた。

柏葉英二郎は明青学園野球部の部員時代に、兄・英一郎のバイク事故の
身代わりをしたことをきっかけに理不尽なイジメを受け、退部させられている。
そのイジメを影で仕組んでいたのが、英一郎だった。
柏葉兄弟は元々は仲が良く、英二郎は甲子園に行けなかった英一郎の
夢を引き継ごうと明青野球部に入部したのだが、エースの座を奪われるのを
恐れた部員に、英一郎が入れ知恵したのだった。
英一郎は努力家で人格者の一面を見せる反面、弟の才能に強く
嫉妬していたのだ。その出来事が英二郎を傷つけ、屈折した性格に歪めてしまった。

和也=英一郎、達也=英二郎と重なるように作中では描かれています。
425マロン名無しさん:2008/08/31(日) 15:40:49 ID:???
タッチ意外と読んでない人多いんだな
ちなみにアニメスペシャルで後日談が2つある
達也が大学に進学して色々あって再び野球を始める大学編
大学をやめて渡米、トライアウトを受けて1Aのチームに入団
人気が無くなった古豪が復活し奇跡の優勝を勝ち取るプロ編
426マロン名無しさん:2008/08/31(日) 15:46:51 ID:???
そんなのあったのか

タッチといえば、アニメで数回見ただけ、しかも弟が死んだときしか覚えてないや
427マロン名無しさん:2008/08/31(日) 23:08:45 ID:???
タッチ乙です。西村とか柏葉監督代行の話が好きだった。

>「優しい女の子なら、黙ってキスするんじゃないか」そう言う達也の頬に
>南はキスをする。

このシーンは唇じゃなかったっけ?
428マロン名無しさん:2008/08/31(日) 23:28:09 ID:???
そーいや新田妹ってツンデレに分類されるキャラだったな、今思うと。
429蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/01(月) 01:01:03 ID:???
>>407の続き
一方、シルバは新王として初めての会議に臨み、大胆な改革案を提案する。
しかし、長い伝統と今の生活に慣れきった大臣達に鼻であしらわれ、自分の若さを痛感する。
リチャードは会議を終えたサヒバと会い、モイラへの殺人未遂を追及するが、サヒバは何も知らないと言い張る。
サヒバは内乱を仕掛け、イギリス軍の加勢で勝利後、兄を廃位し自分が新王になろうと目論んでいたが、
兄の突然の死でシルバの即位が早まり、若いシルバを丸め込む方が簡単だと思い始めていた。
混乱に乗じてのジョドプール陥落をイギリス政府から命じられていたリチャードは焦り、モイラを利用しようとする。
モイラの口からサヒバの犯意をシルバに伝えてもらおうという訳だ。
そこへやってきたエヴィは「子供を巻き込まないで」と怒り、恐慌する。
王宮の医師に鎮静剤を打たれ、一時は落ち着いたエヴィだったが、段々と奇行に走るようになる。
5日目には息荒く薬を欲しがり、モイラの事すら認識できない状態になってしまう。
医師を呼び「まるで何かの中毒みたい…」と、恐ろしい考えに至ったモイラは注射器を奪い、医師を捕らえよとするが、逃げられてしまう。
その夜、注射器をシルバに見せたモイラは、中身が阿片溶液だと知る。
「5日間、薬が切れる度に打ってたのよ…マミィを助けて!」
シルバは全兵に医師を捜すよう、命令を下す。
折悪くジョアが、砂漠の向こうにイギリス軍を発見し、王宮へやってくる。
同じ頃、部屋に戻ったリチャードは、窓の下に転落死したエヴィを見つけ、銃を手にサヒバの部屋へ向かう。
リチャードが部屋に入ると、床には件の医師が息絶えていた。
「英国大使の妻を殺せばどういう事になるか教えてやる!」
リチャードはサヒバに銃を突きつけ、イギリス軍の要請書類にサインをさせる。
「私は王位が欲しかっただけだ。白人の支配など要らない…」
430蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/01(月) 01:06:29 ID:???
「これをイギリス軍に渡せば、この藩は終わりだ」
要請書を手にリチャードが立ち去ろうとした時、サヒバの側近が彼を撃つ。
銃声に驚いたモイラが部屋に戻ると、父の上着をかけられた母の遺体がベッドに横たわっていた。
気絶しそうになった時、リチャードがサヒバに放った二発目の銃声が響き、
モイラはシルバとジョアに支えられながら、サヒバの部屋へ向かう。
リチャードはシルバに「モイラに罪は無い」と言い残し、絶命する。
彼の手から要請書を取り上げたシルバは、モイラに渡す。
「イギリス軍にそれを持っていけば、君のダディの名誉は守れる。
彼らは君を安全に英国まで送り届けてくれるだろう」
「あなたはどうするの?」
「多少の抵抗はするつもりだ。僕はこの国の王だからね」
モイラは「イギリスの学校では、自分に恥じない行動をとれと習うのよ」と要請書を破り捨て、ジョアも同意する。
新月前の暗い3日間、イギリス軍は月が出るのを待っていた。
「月が出ないなら、砂漠は真っ暗よね。車や戦車で来てるなら、道が無いと走れないんじゃない?」
モイラの一言で、砂漠に慣れないイギリス軍を攪乱する為、民衆に頼んで道を消す事に。
まとまりの無い民衆を動かす為、シルバは宮中の宝飾品から宝石を外し(王宮から出られないので)報酬として与えた。
準備が整い、部屋へ戻ったモイラは、主の居ない父の上着を抱き、声を殺して泣いた。
目覚めると、シルバとジョアが傍にいてくれた。
月の夜、モイラ発案のこの作戦は成功し、イギリス軍は砂漠の真ん中で立ち往生。
ラクダに乗って現れたシルバは「過去百年に及ぶ我が藩と英国との友好条約は、
バーンズ大使の内乱画策の露見により、この場で破棄いたします」と宣言し、
イギリスの軍及び軍事目的での入藩を禁じる旨を記した書類にサインを穫る。
凱旋を果たしたシルバは、人々に「蒼のマハラジャ」と称えられ、王としての風格と輝きを身につけていた。
431蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/01(月) 01:17:27 ID:???
帰宮したシルバは蒼の石を2つに割り、跪いてモイラに片割れの石を捧げる。
「蒼の石は王位の印…この藩の半分は僕に、そしてもう半分は君に」
真の王となったシルバを止める者は誰もいない。
驚きながら、蒼の石を受け取るモイラ。
「一度に両親を亡くした君への償いでもあり、僕の心でもある。
君が傍にいてくれたら、僕は君の望むような王国を築くよ」
「ありがとう、シルバ…」
前王の喪が明ける1年後、本式の戴冠式で特別席(妃の席)に座ると約束して、モイラはイギリスに一時帰国するのであった。
【人物 その2】
●シバとパンディット
シルバの側近、ボケボケ2人組(たまに鋭い…こともある)
●ラージャ シルバとよく似たサウジ王の第16王子。少しワガママ
(本名は物凄く長ったらしい名前なので略)
使用人や国民には敬称で「エミール」または「エミール・ラージャ」と呼ばれる事が多い。
●シュテルン・エッカーブロイ ドイツ軍の大佐
●ヒヤシンス (ナタリー・シェルダン)
イスラムの戒律を知らずにエミールに嫁いだアメリカ人の元娼婦
●ウシャ・クマーリ ラジャスタン地方ウダイプル王家の姫
父はウダイプル王のいとこで、厳格なムスリム

ここから舞台はロンドン→パリ→カイロ→サウジ→再びインドへと移っていきます。
432蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/01(月) 01:29:39 ID:???
ロンドン。
インドでの事は誰にも言ってはならない、とモイラは固く口を閉ざす。
リチャードの死の真相は伏せられ、在任中の名誉の死という事で、英国王より勲章を賜る。
ロンドンの家にはサザンプトン(田舎)から叔父達が転がりこんでおり、
モイラを寄宿学校へ閉じ込め、自分達の養子にしようと画策していた。
それというのも、モイラの祖母・マーサはモイラを格別に可愛がっていて、リチャードには
ロンドンの家、ハワードにはサザンプトンの家を分けたものの、残る遺産を全てモイラに譲ると決めているからだ。
モイラは養子縁組みの書類へのサインは拒んだものの、無理やりに寄宿学校に入れられてしまう。
『牢屋のような学校』として名高いこの寄宿舎には高い塀が張り巡らされ、休日以外は外出も出来ない。
欧州各国はヒトラー率いるドイツと一触即発の状態にあり、イギリスのドイツへの宣戦布告も時間の問題であった。
モイラはシルバの事が気にかかり、インドへ手紙を送ろうと考えるが、規則でそれも叶わない。
絶望的な日々の中、王位継承の挨拶とイギリス軍へのインド義勇軍参加を表明するため、シルバが来英。
(軍事同盟は破棄しているが、対ドイツ戦では共闘する)
ニュースを知ったモイラはシルバと連絡をとろうと試みるが、校長に外出も電話も却下されてしまう。
記者会見で、シルバは「この国の、勇敢で可愛らしい少女を迎えに来たのです。
彼女は藩の恩人で、私に勇気と愛をくれました」と、モイラとの婚約を発表する。
そのニュースは朝刊の一面を飾り、驚いたマーサはロンドンの家を訪ねる。
「なんでモイラがそんな所に…」マーサは怒り、ハワードは慌てて寄宿舎に連絡を取るが、昨夜の内にモイラは脱走してしまっていた。
マーサはシルバの宿泊先を訪ね、2人は意気投合。
しかし、ここへ来ていると思っていたモイラは行方不明になっていた。
シルバは自分の側近であるシバとパンディットにモイラの捜索を頼み、帰印する。
433蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/01(月) 01:42:35 ID:???
一方、その夜のモイラ。
彼女は寄宿舎を出た所でシスター達に見つかりそうになり、駐車していた車のトランクに
隠れたのだが、車はそのまま郊外へ向かい、ロンドンから離れてしまった。
郊外の一軒家の前で車から降りたのは、ドイツ人の二人組。
トランクを出たモイラは、電話を貸してもらおうと家に入り、ロンドンの地図を見る。
イギリスとの戦争を控えたドイツ人の家に置かれたロンドンの地図、たくさんの赤い印…
これはヤバいと察知したモイラは逃げ出すが、2人組の追跡を受ける。
何とか追跡を逃れ、ロンドン行きのバスに乗り込んだモイラはシルバの宿泊先に向かうが、彼は既に帰国していた。
途方に暮れるモイラの前に、シバとパンディットが現れる。
「マハラーニ様(マハラジャの妃の事)探しましたよ」
怖い顔の2人組にモイラは混乱し、逃げようとするが捕まり、ホテルの部屋に閉じ込められる。
ひとしきり暴れ、疲れきったモイラが目覚めると、ベッドの周りはバラで埋めつくされていた。
今度はマーサを伴ったシバとパンディットの紹介を受ける。
シバ達に自分の写真が大きく載った朝刊を手渡されたモイラは不安になる。
昨夜のドイツ人達に顔を見られているからだ。
「それは大変!すぐにでも自家用機でインドに帰りましょう」
マーサと別れ、飛行場に向かうモイラ達。
その目の前で、ジョドプールの紋章入り自家用機は何者かに爆破されてしまう。
空が駄目なら海と提案するシバ達に「また紋章入りの船に乗せる気?」と呆れるモイラ。
「絶対に大丈夫です」と言うシバが用意したのは、なんと手漕ぎボート(一応、紋章入り)
夜の闇に乗じてボートでドーバーを渡り、フランス経由でインドに帰ろうというのだ。
底抜け珍道中のような旅が始まった事に、頭痛をおぼえるモイラであった…
続く
434蒼のマハラジャ書き人:2008/09/01(月) 02:07:47 ID:???
モイラの母親は転落死じゃないかも…と今見直して気づきましたorz
どうやら阿片による中毒死っぽいです。
すみません。
435マロン名無しさん:2008/09/01(月) 14:33:26 ID:???
まだ出てないと思うので「僕等がいた」のストーリーを教えてくださいー
出来れば詳しく
436マロン名無しさん:2008/09/01(月) 23:24:45 ID:???
>>427
そうだったかも。
結構記憶に頼って書いたので、間違いにはつっこんじゃってください
437マロン名無しさん:2008/09/02(火) 00:33:32 ID:Qa+c3JyQ
依頼はageでいいのかな?

いがらしみきおの「SINK」をお願いします。
どうしても怖くて読めない……。
なるべく詳しくお願いできたらと思います。
438マロン名無しさん:2008/09/02(火) 20:05:37 ID:???
よろしくお願いします
「ウルフにkiss」全2巻 85年に週刊少年ジャンプで短期連載
第1話だけ、一度読みました。うろ覚えですが、
大金持ちの老人の孫で、狼のような行動(食事の仕方、身体能力など)の可愛い女の子がヒロインでした
たまに思い出しては、あの後の話が気になっています。絶版のようなので依頼しました
439438:2008/09/02(火) 20:06:54 ID:???
原作:寺島優 漫画:小谷憲一 でした。書き忘れすいません
440マロン名無しさん:2008/09/03(水) 10:59:56 ID:???
タイトル「コロッケ!」
連載雑誌:月刊コロコロコミック
連載時期2001〜2006年
作者:樫元学ウ゛

よろしくお願いします
441マロン名無しさん:2008/09/03(水) 17:39:07 ID:???
コロッケ!のストーリーを書きます。
442コロッケ!その1:2008/09/03(水) 17:54:29 ID:???
コロッケ! 作者:樫本学ヴ 全15巻
連載雑誌:月刊コロコロコミック 連載期間:2001年3月〜2006年10月

【用語】
禁貨:×印のコイン。これを貯金箱(バンク)一杯に貯めると魔神バン王が出てきて願いを叶えてくれる。
それ故、バンカー達が血眼になって集めている。世界に何枚あるのか、誰が作ったか、それともこの世界に元々存在していた物なのかは一切不明。

バンカー:禁貨を集めている人。禁貨型のマーク「バンカーマーク」が特徴。
禁貨の為ならどんな悪い事でもする者が多いため、一般人からは忌み嫌われていることも。

貯金箱(バンク):禁貨を入れる入れ物。バンカーごとに様々な形状の物を持つ。中には生きているバンクもいる。
どこで手に入れたかは不明。
443マロン名無しさん:2008/09/03(水) 18:05:15 ID:X6AgFid5
伊藤潤二「死びとの恋わずらい」をお願いします。
444コロッケ!その2:2008/09/03(水) 18:11:08 ID:???
主人公は少年バンカー、コロッケ。死んだ父親バーグを生き返らせるために禁貨を集めている。
彼がおしっこをしていると、猫のような姿をしたバンカー、ウスターが襲いかかる。とりあえずコロッケは彼を殴り飛ばす。

一方、ふもとの町フライパンロックでは一般人の少女が大男のようなバンカー、アブラミーに襲われていた。
たまたま通りかかったコロッケはアブラミーを倒し、少女テトを救出。

そのお礼にコロッケはテトの祖父に占いをしてもらう。幼い頃コロッケとバーグの前に、黒マントの男が現れた。バーグはコロッケをその場から逃がし、黒マントの男に戦いを挑んだ。
その戦いは数日間続いた。コロッケはいてもたってもいられずに姿を現すと、バーグと黒マントの男との戦いが続いていた。
コロッケに気づいた黒マントの男は、彼に光の剣を投げる。バーグはコロッケを庇い、死亡してしまった。

旅に出ようとするコロッケだったが、アブラミーが再び襲いかかる。彼はコロッケのハンマーでとどめを刺そうとしたが、マンモス3頭分並の重さで持つことができなかった。
その隙にコロッケは必殺技、ハンバーグーでアブラミーを吹き飛ばした。そしてコロッケは禁貨を探すため、町を後にしたのだった。
445コロッケ!その3:2008/09/03(水) 18:28:08 ID:???
【バンカーサバイバル編】
コロッケはウスターに誘われ、優勝すると大量の禁貨が貰えるバンカー達の大会「バンカーサバイバル」に出場した。
1回戦は風船を割られると石化する風船サバイバル。コロッケとウスターは次々と他のバンカー達を倒す。その時、某国の王子バンカー、リゾットが出現。コロッケは彼に挑むも、彼の圧倒的な力の前に敗北。しかしコロッケは風船を割られずに住んだのだった。
夜、覆面を被ったバンカー、プリンプリンの罠にはまり、絶体絶命の危機に陥るコロッケとウスター。しかし、アブラミーが自滅し、2回戦に出場できる定員を満たしたので、プリンプリンはコロッケ達にとどめを刺さず。命拾いした2人だった。

2回戦は5人でチームを組み、カレーの材料を手に入れてカレーを作り司会者に食べさせるというもの。コロッケはウスター、リゾット、プリンプリン、そして黒衣に身を包んだ謎のバンカー、フォンドヴォーをチームを組む。
フォンドヴォーの姿を見て、コロッケは父バーグを殺した黒マントの男を思い込む。しかしフォンドヴォーは黒マントの男ではなかった。
コロッケのピンチを救ったフォンドヴォーは真実を話す。なんと彼はバーグの弟子だったのだ。

5人で力を合わせ、見事カレーの食材を手に入れたコロッケ。早速フォンドヴォーがカレーを作り、司会者に食べさせるも司会者の口からは失格という言葉が。
なんとコロッケ達が手に入れたルーはハヤシライスだった。その時、別のチームのT−ボーン、ドリアン、アンチョビ、ダイフクー、レバニラが現れる。
彼らはクリームシチューのルー。他のチームが戻ってこないとゆう理由で、バンカーサバイバルは中止に、だが、ウスターに煽てられた司会者は大会を続行することにした。
446コロッケ!その4:2008/09/03(水) 18:42:56 ID:???
敗者復活戦は、本物のカレールーを手に入れたチームが勝ち進めるというもの。
コロッケ達はカレールーを手に入れた。だがその時、流砂が彼らを飲み込もうとする。更にアンチョビが変身。なんとアンチョビはバーグを殺した黒マントの男だったのだ。
コロッケを助けようとするフォンドヴォーだったが、黒マントの男によって流砂に飲み込まれてしまった。これに怒ったコロッケは黒マントの男にハンバーグーをお見舞いする。
しかし、黒マントの男はチームメイトのドリアンを盾にし、ハンバーグーを凌いだのだった。

カレールーを手に入れ、コロッケ達は準々決勝へと進む。次はあらかじめクレーンゲームで手に入れた人形を奪う戦い。
まずはコロッケとリゾットの戦い。腕を上げたコロッケはリゾットを追い詰める。意識が遠のく中、リゾットは過去を思い出す。
リゾットはグランシェフ王国の王子で、突如国を侵略した悪者達から国を救うために戦っていたのだった。
立ち上がったリゾットはコロッケに魂(ソウル)キャノンをお見舞い。だがコロッケは立ち上がった。
激しい戦いの中、アンチョビがリゾットに言う。「君は僕の兄さん達が支配している国の王子だったのか」と。
一瞬の隙をつき、コロッケはリゾットに新技「ハンバーガー」を決め勝利。敗れたリゾットはグランシェフ王国へ急ぐのだった。
447コロッケ!その5:2008/09/03(水) 19:15:05 ID:???
次はダイフクー対プリンプリン。ダイフクーは伸びる腕でプリンプリンを苦しめる。プリンプリンの人形を取り、ダイフクーが勝利したかのように思えた。
だが、ダイフクーが取った物はプリンプリンの覆面。美形の素顔が晒されたプリンプリンは自分の過去と願いを語る。
彼は顔は美形なのにチビという事で周囲から馬鹿にされ続けてきた。そしてプリンプリンは禁貨を集めて身長を伸ばす事にしたのだった。
その隙にプリンプリンはダイフクーにトラップウン●をくっつけ、動けない隙にダイフクーの人形を奪って勝利するのだった。

次はウスター対T−ボーン。天然ボケなせいか、ウスターの嘘にはまり、一方的に攻められるT−ボーン。だが、月を見たT−ボーンに異変が起こる。
T−ボーンは獣の姿に変身していく…だが、彼は子犬に変身。ウスターは犬に変身したT−ボーンを殴ろうとするも、あまりの可愛さに攻撃をためらう。
そしてT−ボーンはウスターを思い切り殴り、彼を倒す。犬になったT−ボーンは人間の時よりもはるかに強かったのだった。

今日はここまで。また後日続きを書きます。
448441:2008/09/04(木) 16:06:58 ID:???
今日は書き込めるかな?
449コロッケ!その6:2008/09/04(木) 16:20:35 ID:???
続きです。

次の戦いはアンチョビVSレバニラ。しかし、突然レバニラが倒れ戦闘不能に。アンチョビが裏でレバニラを始末したのだ。
そして勝ち残った4人は準決勝へ。準決勝は巨大な豆の木の頂上に絡まった人形を先に取った方が勝ちというもの。
まずはコロッケ対プリンプリン。だが、プリンプリンはコロッケに敵わない事を悟り、棄権する。
そしてコロッケは豆の木を登るのだった。あまりの長さに苦戦。豆の木から落ちそうになるコロッケだったが、ハンバーグーの反動で頂上なで登り、人形を取ることができた。

次はT−ボーン対アンチョビ。2人の戦いは激しさを増す。夜になり、空からT−ボーンの骨ヌンチャクが地面に落ちる。T−ボーンが負けたと誰もが思ったが、彼は見事勝利。
そしてバンカーサバイバルは決勝戦へ。最後の戦いは、相手をゴールに叩きこみ、ぬいぐるみが入った箱を開けた者が勝利というもの。
互角の戦いを繰り広げる二人。だがコロッケはこのまますぐに勝っては自分と戦ったバンカー達に悪いと思い、T−ボーンを犬に変身させようとした。
T−ボーンは月を見て変身する…だが、彼はなんとアンチョビに変身。準決勝でアンチョビとT−ボーンが入れ替わっていたのだった。

激しい戦いの末、アンチョビは黒マント、更に究極体に変身。その可愛らしい外見とは裏腹に強大な戦闘力を備えていた。
アンチョビはコロッケを何度もゴールに叩き込み、箱を開けていった。コロッケも負けじとアンチョビに対抗する。しかしアンチョビは傷ついた身体を脱皮で回復してしまう。
だがコロッケは足を結んでそれを阻止。そしてコロッケはハンバーグーの連射「108(ワンオーエイト)ハンバーグー」でアンチョビを倒し、バンカーサバイバルに優勝した。
450コロッケ!その7:2008/09/04(木) 16:33:13 ID:???
その時、エアカーに乗ったテトと祖父が登場。2人は大会優勝者のコロッケに禁貨を届けにきたのだった。
更に衝撃の事実が明かされる。司会者の名前はポーと言い、テトの姉。そして彼女の祖父はかつてバン王を出現された事がある伝説のバンカー、タロだったのだ。
手に入れた禁貨を生きてるバンク、メンチに入れ、バン王を出現させるコロッケ。願いを言おうとするコロッケだが、なんとメンチが壊れてしまっていた。
タロによると禁貨が一杯になったバンクは割れ、二度と使えなくなるとのこと。この事を知ったコロッケは父を生き返らせる事を断念。代わりにメンチを生き返らせ、バン王により禁貨がたまっても壊れないようにしてもらった。

そしてコロッケ達は新たな旅に出たのだった。

【次の王様だ〜れだ大会編】
コロッケ達はリゾットの故郷、グランシェフ王国へと向かっていた。途中、プリンプリンの家でリゾットと再会。
彼は記憶を失い、敵となったフォンドヴォーに襲われ、プリンプリンの家族に保護されていたのだ。プリンプリンの父から次の国王を決める「次の王様だ〜れだ大会」が開催する事を知らされる。
コロッケはリゾットと一緒に出ようと言うが、リゾットはこれを断り、一人で国に向かうのだった。
リゾットはアンチョビの兄、カラスミの部下であるタンタンメンに襲われる。駆けつけたコロッケ達が彼を退けるとリゾットはコロッケ達と大会に出る事にした。

大会の予選は5人全員で崖を登るというもの。カラスミの部下との戦いの末、ウスターが犠牲に。代わりに新たな仲間、キャベツと共にコロッケは大会に出場するのだった。
451コロッケ!その8:2008/09/04(木) 16:46:04 ID:???
1回戦はT−ボーン対タンタンメン。砂の中から禁貨を手に入れた方が勝ち。
2人共互角の戦いを繰り広げる中、T−ボーンは流れ星を見て巨大な象に変身。だがタンタンメンの攻撃を受けるなり、そのまま倒れてしまう。
ポーによると、象になったT−ボーンは普段よりかなり弱体化するとのこと。タンタンメンは大量の砂を吹き飛ばし、禁貨を手に入れ勝利するのだった。

2回戦はキャベツ対ピロシキ。とても深いプールの中の禁貨を手に入れた方が勝ち。
ピロシキの圧倒的なパワーに苦戦するキャベツ。だが最後は全力を懸けた攻撃で、キャベツが勝利。
戦いの後、和解するピロシキとキャベツ。だが、キャベツに負けた事でピロシキはカラスミに始末されてしまった。

3回戦はプリンプリン対モッツァレラ。地下迷宮を走りまわる禁貨を持ったネズミを捕まえてゴールした方が勝ち。
騙し合いの末、禁貨を持ったネズミを捕まえ、ゴールに向かうプリンプリン。だがあと一歩の所でモッツァレラに襲われ、敗北してしまう…

4回戦はコロッケ対フォンドヴォー。壁を壊して禁貨を手に入れた方が勝ち。
戦いの最中、フォンドヴォーは記憶を失ったフリをして、カラスミの部下になっていた事が分かる。
彼の情報によると、カラスミはホワイトキーとブラックキーを手に入れ、禁貨の場所が分かる禁貨ゴーグルを狙っているとのこと。
フォンドヴォーは圧倒的な力でコロッケを苦しめる。バーグの強さはこんなものでは無いとまで言う。
ハンバーグーを見切られ、絶体絶命に陥るコロッケだったが、コントロールが難しい禁断の技ウードンで勝利。
452コロッケ!その9:2008/09/04(木) 16:55:41 ID:???
いよいよカラスミ対リゾットの戦いが始まった。最後は十字型のステージで相手を倒し、玉座に座った方が勝ち。
カラスミはブラックキーを司会のXOに預ける。カラスミは身体を水飴のように柔らかく、ダイヤのように硬くする能力の持ち主。
リゾットを苦しめるカラスミ。リゾットに「この世は力が全て」と言い放ったカラスミは過去を思い出す。

カラスミは弟アンチョビと父の3人で平和に暮らしていた。だが父は禁貨ゴーグルを作った直後、バンカーの集団に殺されてしまった。
そしてカラスミはアンチョビと禁貨ゴーグルを取り戻し、絶対的な力を手に入れる事を誓ったのだった。
リゾットは腕から光の剣「王国(キングダム)セイバー」を出し、軟化したカラスミを蒸発されて彼を倒す。
観客達に祝福され、玉座に歩み寄るリゾットだったが、そこには倒されたハズのアンチョビがいた。

彼はカラスミの野望に協力するためにここまで来た。更に倒したはずのカラスミが復活。なんとカラスミは気体にも変身できるのだった。
コロッケとアンチョビは退場し、リゾットとカラスミの戦いが再会。カラスミの「隕石(メテオ)インパクト」を受け、瀕死に陥るリゾット。
だがコロッケの激励でリゾットは立ち上がる。再び隕石インパクトで襲いかかるカラスミをリゾットはW(ダブル)王国セイバーで下すのだった。
453コロッケ!その10:2008/09/04(木) 17:02:38 ID:???
カラスミに勝利したが、2人の戦いの激しさでステージは崩壊する。唯一の家族であるカラスミを失いそうになったアンチョビは号泣。
そこでリゾットは、カラスミを助けようとするが、カラスミは軟化し、立派な王様になれとリゾットに言い残し、溶岩に落ちていった。
リゾットはグランシェフ王国の国王になるはずだったが、何とカラスミに処刑されたはずの国王と王妃が生きていた。フォンドヴォーがカラスミの目を盗んで匿っていたのだ。

兄を失い、悲しみにくれるアンチョビを見てコロッケはこの場にいる皆で禁貨を出し合ってカラスミを生き返そうと提案。
コロッケと仲間たち、大勢の観客やカラスミの部下が禁貨を出し合うが、バン王が出ず。その時、禁貨ゴーグルを奪った司会のXOが現れる。
XOは禁貨ゴーグルを奪うためにこの大会を開いたとのこと。そして禁貨のほとんどがニセ禁貨だった。
コロッケはXOを倒して禁貨ゴーグルを手に入れる。ゴーグルをかけ、大量の禁貨の気配を感じたコロッケは、禁貨を求めて駆け出して行った。
454コロッケ!その11:2008/09/04(木) 17:11:32 ID:???
【裏バンカーサバイバル編】
禁貨を探しに行ったコロッケはキャベツと再会し、共に禁貨を探す事にした。
砂漠では老婆がバンカー、レモネードに襲われていた。老婆を逃がし、レモネードに挑むコロッケだったがまるで歯が立たず。
一瞬で瀕死に追い込まれてしまった。ウードンを出そうとするコロッケだったが、制御できずにキャベツを巻き込みどこかへ飛ばされてしまった。

気がつくと、近くにオコゲ道場という建物があった。コロッケ達はここで修行し、強くなる事にした。
早速道場に入ると、砂漠で助けた老婆がいた。彼女こそがオコゲだった。コロッケは禁貨3枚を払い、修行を受けようとするも断られる。

コロッケはふもとの村、ウェルウェル=ダンダン村に吹き飛ばされる。そこでT−ボーンと家族に出会う。T−ボーンの父からある情報が。
禁貨が大量にある場所はピザの斜塔と言い、7人の闇のバンカーが守っているとのこと。
夜になると村人が一斉に獣化。コロッケは彼らを退け、再び道場へ。
オコゲに修行を断られ、獣化した村人と戦いまた道場への繰り返しを経て、コロッケは着実に力をつけていった。そう。これこそがオコゲの修行だったのだ。

そしてコロッケはウードンを完成。キャベツと共にピザの斜塔へ向かうのだった。
455コロッケ!その12:2008/09/04(木) 17:23:43 ID:???
ピザの斜塔にたどりついたコロッケとキャベツ。コロッケが「山の奥に禁貨が大量にある」ともらしてしまったので塔には大量のバンカーが集まっていた。
2人はウスター、プリンプリンと再会。その時、レモネードとその仲間達が出現。彼らはバンカー山賊団「BB7」と名乗る。彼らに挑むコロッケだったが、リゾットはそれを止める。
様子がおかしいリゾット。彼は数日前に起こった出来事を思い出す。

数日前、コロッケの場所を知ったテトと共にピザの斜塔に行ったリゾット。彼は扉を開けようとするが扉は開かず。
その場に居合わせたBB7はテトを人質にとり、リゾットにコロッケの妨害をするように脅したのだった。
コロッケはウードンで塔の扉を破壊。バンカー達が塔に入ったその時、謎の声が響く。突然裏バンカーサバイバルという戦いが始まったのだ。
裏バンカーサバイバルは塔での戦いに勝ち残り、最上階まで来た者が禁貨を得る事ができる。負けた者は壁に塗りこまれるという恐ろしい戦いだったのだ。

カラスミの部下、四獣士も来ていたが、主催者に歯向かったタンタンメンは早くも脱落。
その時、床が崩れる。バンカー達はとっさにロープに掴まった。よく見るとリゾットはBB7のヤキソバを助けていた。
ヤキソバは体内にテトを幽閉しているため、リゾットは彼を助けざるを得なかったのだ。
バンカーを馬鹿にする主催者。彼に怒りを向けるコロッケは失格にされそうになる。だがフォンドヴォーが司会者を攻撃したため、代わりにフォンドヴォーが脱落。
彼を助けようとするコロッケだったが、謎の女性サーディンに止められる。壁からフォンドヴォーの棺桶が浮き出た…
456コロッケ!その13:2008/09/04(木) 17:40:43 ID:???
2回戦。ドームに閉じ込められたバンカー2人が戦うという戦い。
運悪くコロッケはキャベツと、ウスターはプリンプリンと当たってしまった。

仲間同士での戦いを拒むコロッケだったが、ウスターを倒したプリンプリンを見て決意を固めたキャベツに襲われる。
やらなければ自分がやられる。コロッケは渾身のハンバーグーをキャベツに喰らわせ、彼を倒してしまう…
コロッケの悲しみが癒えぬ中、戦いは3回戦へ。今度は禁貨マークが付いたカブト虫「禁カブト」を手に入れ、虫かご型のゴールに向かったバンカーが勝ちという戦い。
禁カブトは8匹。つまり次に進めるのは8人。コロッケは木に化けたヤキソバに遭遇。彼に戦いを挑むも、リゾットに阻止される。

更にリゾットは手に入れた禁カブトをレモネードに渡す。リゾットがBB7に寝返った。そう思ったコロッケはショックのあまり駆け出してしまう。
禁カブトを見つけたコロッケだったが、サーディンに奪われる。コロッケは彼女に挑むも歯が立たず。サーディンに叱責されたコロッケは、リゾットを助けるべく彼の元へ。
一方リゾットは、禁カブトの配達が遅いとの理由でヤキソバにいたぶられていた。ピンチになったリゾットだったが、コロッケに助けられる。
その時リゾットは、コロッケに「ヤキソバに禁カブトを手渡しして欲しい」と頼む。言われたとおり、コロッケはヤキソバに禁カブトを渡す。
すると、ヤキソバは腹を開けた。リゾットに言われ、コロッケはヤキソバの腹を開けたままにする。
リゾットはその隙にヤキソバの腹を王国セイバーで貫き、彼を倒すと同時にテトを救出することに成功した。

今日はここまで。まだ続きます。
457マロン名無しさん:2008/09/04(木) 22:32:20 ID:???
主人公が自殺すると聞いて気になったので
「ヤサシイワタシ」をお願いします
458マロン名無しさん:2008/09/04(木) 23:03:18 ID:???
かなり嫌な気分になる漫画だったな
459マロン名無しさん:2008/09/05(金) 13:00:15 ID:???
ここ海外の漫画もおk?

]V(サーティーン)て題名の漫画で
海外と言っても英語じゃなくフランス語の漫画なんだが
460441:2008/09/05(金) 20:20:52 ID:???
お待たせしました。
「コロッケ!」のストーリーの続きを書きますね。
461コロッケ!その14:2008/09/05(金) 20:35:42 ID:???
ヤキソバの体内から禁カブトを手に入れたテトに負けじとコロッケは禁カブトを探しに行く。
リゾットはテトと共にゴールへ向かうも他のバンカーに襲われる。この危機を救ったのはなんとフォンドヴォー。
彼は主催者に落とされる際、自分のバンクである棺桶に隠れ、壁に塗りこまれるのを防いだのだった。
フォンドヴォーはテトと共に出口を探しに行く。そしてリゾットはゴール。

コロッケも禁カブトを手に入れゴールに向かうが、BB7のルッコラに襲われ禁カブトを奪われる。
そしてルッコラがゴールしたことにより、3回戦に出場する8人が決定。
禁カブトを手に入れられなかったコロッケが脱落しそうになったその時、勝ち抜いたバンカーの一人、グルテンが倒れていた。彼の持っていた禁カブトは脱走。コロッケはこれを手に入れ、無事勝ち抜く事が出来た。
462コロッケ!その14:2008/09/05(金) 20:51:50 ID:???
4回戦の舞台は主催者の部屋。コロッケは怒りのあまり主催者に攻撃するも、それは偽者。なんと本物の主催者は勝ち残った8人の誰からしい。
次の戦いは個室の中にいるバンカーを1人決めて戦うというもの。ただし、主催者を引いた者は失格。
まず最初はコロッケから。先ほどの戦いで苦しめられたルッコラを選ぼうとするも、誤ってマグロンを引いてしまう。
コロッケは影に潜る能力を持つマグロンを、空中に引き寄せて倒した。

次はルッコラ。彼女は誰が主催者なのか考えていた。コロッケ組とサーディンは怪しいと睨み、自分がよく知っている仲間のニガリを選んだ。
だが、そこには見知らぬ人物が。彼女は大会の主催者、Dr.フォアグラーを引いてしまい脱落。

一方グランシェフ王国ではカラスミが復活。リゾットとの戦いで溶岩に落ちた際、気体化して生き延びていたのだ。
グランシェフ王はカラスミに全てを話す。
禁貨ゴーグルが完成し悪者達に襲撃された日、カラスミ兄弟が去っていった後、国王が駆けつけた時にカラスミの父、フォアグラーが目を覚ます。
息子がどこに行ったのか聞くフォアグラー。だが、国王は何も知らず。フォアグラーは息子達をバンカーに殺されたと思い込み発狂。
彼はバンカーを根絶やしにするため、ピザの斜塔を根城に裏BSに挑むバンカー達を葬るようになった。
カラスミはアンチョビを探すべく、ピザの斜塔へ向かった。

次はリゾットの番。彼はレモネードを選ぶ。二人は己の信念、誇りを懸けて激しい戦いを繰り広げる。
最後は王国セイバーによる電撃でレモネードを下すリゾットだった。
463コロッケ!その16:2008/09/05(金) 21:04:42 ID:???
↑すみません。>>462は「コロッケ!その15」ですよね。

最後はT−ボーンがサーディンを選ぶ。その時サーディンが正体を現す。なんとサーディンはアンチョビだった。
彼はカラスミを生き返らせるために裏BSに出場したのだ。犬状態のT−ボーンと戦うため、壁を壊してT−ボーンに月を見せるアンチョビ。
犬になって戦闘力が上がったT−ボーン。だがアンチョビの力は揺るぎない。やがてT−ボーンは体力をかなり消耗し、人間に戻ってしまう。
立つこともできなくなったT−ボーンは棄権してしまった。

ニガリはコロッケ達に自分が主催者だという事を明かし、次の戦いを始める。
次は1対1のシンプルな戦い。勝ち抜いた2人が決勝戦へと進める。フォンドヴォーとテトは塔を脱出。カラスミも塔に到達。
対戦カードはコロッケVSリゾット。そしてニガリVSアンチョビ。

バトル開始直後、リゾットとコロッケの前にダイフクーが現れる。彼は2人を地上まで降ろし、カラスミが生きていた事、ニガリがアンチョビの父だという事を教える。
その事を知ったコロッケはアンチョビとニガリの戦いを止めさせようとする。だがその時、ダイフクーとタロが連れてきたXOがテトをさらう。
XOはテトを人質に、塔の禁貨を要求。コロッケはこの場をフォンドヴォーとリゾットに任せ、塔を再び登る。
464コロッケ!その17:2008/09/05(金) 21:11:22 ID:???
コロッケはアンチョビに戦いをやめるように説得。だが、彼はコロッケの言葉に耳を貸さず。
ついにはアンチョビとニガリは相討ちに。力尽きる直前でお互いを理解したアンチョビとニガリ(フォアグラー)だった。

一方フォンドヴォーとリゾットはテトを救出し、塔に戻るのだった。
アンチョビ、フォアグラーを失ったカラスミは、悲劇の種である禁貨ゴーグルを破壊。アンチョビとフォアグラーを生き返らせるため、旅に出た。
コロッケ達はフォンドヴォーから得た情報を元にピザの斜塔を倒し、裏BSで散ったバンカー達を救出。大量の禁貨を手に入れ、バン王を呼び出した。
だが、バン王は突如、5人のバンカーに捕らわれてしまうのだった。
465コロッケ!その18:2008/09/05(金) 21:37:32 ID:???
これが「コロッケ!」最後のシリーズです。

【ビシソワーズ編】
バン王をさらったバンカー達はバーグの居場所をコロッケ達に聞く。だがバーグは既にこの世にいない。
フォンドヴォーはバーグを連れてくるから1週間待ってくれと彼らに言う。5人のバンカー達は1週間後アイスピック山にそびえる氷の館に来るようにと伝え、その場を去る。
タロによると、彼らはビシソワーズ家という集団。かつてバーグ、タロを苦しめた強力なバンカーだと言う。
バーグとタロは世界を破滅させる力を持つブラック禁貨を彼らから奪い、バン王を呼び出しビシソワーズ家を封印した。
ビシソワーズ家を封印していた場所はピザの斜塔。コロッケ達が塔と倒したことにより、封印が解けたのだ。

氷の館に向かったコロッケ。BB7のレモネード、ヤキソバ、ルッコラもここに来た。
ビシソワーズ家はくじ引きで対戦相手を決める。ビシソワーズ家とコロッケ達が戦い、勝ち残った者達でグランドパーティーをしようと言う。
まずはフォンドヴォー、ルッコラ、ヤキソバ対ブーケガルニ。相手を操る能力と強力な破壊光線でブーケガルニが勝利する。

次はコロッケ、レモネード対スズキ。戦いの最中、レモネードの秘密が明らかに。なんと彼はビシソワーズ家の末っ子、シトロンだった。
ビシソワーズ家が封印される際、地球に降ろされたのだ。更にスズキの口から衝撃の事実が。
ビシソワーズ家の故郷、マッシュ星とコロッケ達の星、地球があと少しで衝突するとのこと。
スズキはレモネードを仲間に引き入れようとするも失敗。水のレーザーで反撃される。怒ったスズキは「完・運命(ファイナルデスティニー)ステッキ」でレモネードを相討ちにした。
結果、レモネードのバンク、チェリーとコロッケが勝ち残る。
466コロッケ!その19:2008/09/05(金) 21:58:02 ID:???
次はウスター、T−ボーン対ストロガノフ。巨大で怪力なストロガノフに苦戦するウスター。
ひょんな事でマッシュ星を見たT−ボーンは宇宙人のような姿に変身。ストロガノフを一瞬で消し飛ばした。

プリンプリンとダイフクーはウズラの部屋にいた。ウズラはいつもユバやブーケガルニにいたぶられるので、2人をグランドパーティーに行かせようとする。
一方プリンプリンとダイフクーはウズラにグランドパーティーに行かせようとする。
その時プリンプリンは、ウズラをトラップウン●で動けなくし、自分だけ部屋の出口へ。
リゾットとキャベツはビシソワーズ家のリーダー格、ユバと対戦。ユバの圧倒的な力に2人は歯が立たず。
ユバは必殺技「邪神(キング)アンゴルモア」で2人を下す。

こうして、グランドパーティーの対戦カードはコロッケ、ウスター、プリンプリンVSユバ、ブーケガルニに決定。
この戦いはメンチとチェリー、どちらかにブラック禁貨を入れるのが目的。メンチに入れれば地球が、チェリーに入れればマッシュ星が滅亡するという戦い。
ユバとブーケガルニ、2人の力は強く、コロッケですら彼らに太刀打ちできず。ついにはコロッケのハンマーからブラック禁貨を奪い取ったのだ。
戦闘中マッシュ星の長、マッシュ王から通信が入る。彼は星を守るためにマッシュ星からユバ達を集め、地球に派遣したのだ。
だが本当は、マッシュ王は星から逃げようとした人々を皆殺しにしてしまったのだ。ビシソワーズ家はマッシュ王が生き残るための捨て駒だった。

この事を知ったブーケガルニはユバを止めようとするも、任務に忠実なユバによって消される。
怒りに身を任せ、立ち向かうコロッケ。ユバも本気を出す。ユバの攻撃にくじけそうになるコロッケだったが、仲間の応援によって立ち上がる。
ついには今までで一番最強のハンバーグーでユバに勝利した。
467コロッケ!その20:2008/09/05(金) 22:18:48 ID:???
ビシソワーズ家との戦いに決着をつけたコロッケ達だが、地球とマッシュ星は衝突寸前。
急いでブラック禁貨を探すコロッケだが、見つからず。その時、ユバが立ち上がる。彼はブラック禁貨をバンクに入れた。
だが、ユバが禁貨を入れたバンクはチェリー。マッシュ星が消滅し、地球の平和は守られた。命令に背くのは初めてだと言い残し、ユバは力尽きる。
それと同時に、バン王が復活。いよいよバーグが生き返る。誰もがそう思ったが、コロッケは先ほどの戦いで散ったビシソワーズ家を生き返らせた。
コロッケは「父バーグなら絶対こうする」と思ったからだ。

1年後。禁貨が貯まらずに思い悩むコロッケ。その時、何者かがコロッケの目の前に。一方、リゾット達は仲間達と禁貨を出しあってある願いを叶えたらしい。
その願いとは、コロッケの父バーグを生き返らせる事だった。
コロッケはついに父親バーグと再会する事ができた。感動のあまり、バーグの胸に飛び込んだ…

しかし、コロッケ達バンカー達の戦いは終わらない。今日もどこかでバンカー達は禁貨を集めるために戦っているだろう。



コロッケ!はこれで終わりです。
468マロン名無しさん:2008/09/05(金) 22:54:48 ID:???
コロッケ!乙
469マロン名無しさん:2008/09/06(土) 09:35:41 ID:???
夏海ケイ「うみねこのなく頃に」
望月花梨「笑えない理由」

この二つをどなたかお願いします。
470マロン名無しさん:2008/09/07(日) 17:37:57 ID:???
週刊少年チャンピオンで連載されていた「私は加護女」をお願いします。
471蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/08(月) 03:39:00 ID:???
>>433の続き
ボロボロになりながらも、何とかパリに辿り着いたモイラ達は
シルバと連絡を取り、彼が義勇軍としてシリアに赴く事を知る。
自家用機爆破事件で不測の事態を察知したシルバは、モイラの下にジョアを派遣する。
フランスからは戦時下にあるイタリアを通過できず、モイラ達はパリで足止めを喰う。
そこで知り合ったのは、アラブ系フランス人だという貿易商・ハジャージ。
彼は新聞でモイラの事を知り、仕事に役立てるためか、何かと親切にしてくれる。
その実、彼はシュテルン・エッカーブロイというドイツ軍の大佐であり、件のロンドン地図を
モイラがどの程度記憶し、誰にどこまで話したのかを探るために近づいてきたのだった。
そんな事とはいざ知らず、貿易商なら船便に特別なツテがあるのでは、とモイラは大佐と懇意にする。
王の婚約者が他の男と仲良くするのはけしからんと、シバ達は何かと邪魔をする。
珍しくこれが功を奏し、モイラ達は大佐を出し抜いてカイロ行きの船に乗る。
インドへは行かず、カイロ経由でシリアのシルバと合流しよう計画だった。
カイロに着くなり、ムスリムであるパンディットは喜び勇んでモスクに出かけてしまう(シバはヒンズー教徒)
パンディットを待つ間、モスクの階段で休んでいたモイラは蒼の石を子供に盗まれてしまう。
子供を追ってシバとはぐれたモイラは、サウジの王子・ラージャの車に跳ねられ、気を失う。
モイラは足を骨折し、ラージャのカイロの屋敷(正確にはラージャの父王の別邸)に滞在。
モイラからシルバの事を聞いたラージャは、自分にそっくりだというシルバに
妙な敵愾心を燃やし「インドのマハラジャより、私の方が力がある」と蒼の石を捜索させる。
石はすぐに見つかるが、ラージャはそれを告げず、彼女を屋敷に留め置く。
ラージャには妃が3人居るが、内2人は20歳以上も年上、一番年の近い第3妃・ヒヤシンスとも10歳離れている。
同年代の女の子を身近に感じ、ラージャはモイラに惹かれ始めていたのだった。
472蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/08(月) 03:42:22 ID:???
同じ頃、カイロの英国大使館でモイラの捜索を頼んだシバ達はジョアと合流。
ラージャの屋敷に居る事は簡単に判明するが、モイラを帰したくないラージャは「蒼の石が見つかった」と、ジョア達と入れ違いにサウジへ。
騙されたと知ったモイラは屋敷からの脱出を試みるが、そこは砂漠のド真ん中。
途方に暮れたモイラが何気なく黒い水たまりに棒を突き刺すと、なんと、原油が噴き出す。
原油まみれになっているモイラの所に、やっとジョア達が到着し、再会を喜ぶ。
しかしその頃、カイロの屋敷から蒼の石が消えていた。
シルバの戴冠式は1ヶ月後に迫り、イギリスはついにドイツへと宣戦布告。
カイロ。
管理を任されていた使用人はドイツ人に石を売ってしまったらしい。
話を聞いたジョアは、モイラの見た地図はロンドン空襲予定地を印したものだろうと言う。
モイラが寝室で悩んでいると、窓からメモを包んだ石が投げ入れられる。
それはドイツ軍からの呼び出しであったが、そこへ折悪くヒヤシンスがやってくる。
彼女はアメリカからイスラムの事を何も知らずに嫁いできた、元娼婦。
ラージャはまだ性に興味が無いが、もう17歳。
ヒヤシンスは、自分が非処女だとバレれば殺されてしまうので、逃げたいのだという。
屋敷を抜け出した2人は揃ってドイツ軍に捕まってしまい、モイラはヒヤシンスのアクセサリーを千切っては落とし、道標を作る。
ドイツ軍の基地にはハジャージ=エッカーブロイ大佐が待っていた。
蒼の石を見せられ、ヒヤシンスを殺すと脅されたモイラは、架空の人物に地図の事を話したと時間を稼ぐ。
モイラの出奔を知ったジョア達はヨルダンに駐屯する
シルバを呼び寄せ、ラージャ率いるサウジ軍と共に、道標を辿ってドイツ軍基地へと急ぐ。
夜。
伝書鳩でシルバ達の基地襲撃を知らされていたモイラは、蒼の石を取り戻し、基地を脱出。
シルバ達に基地は爆破されるが、ヒヤシンスを人質にした大佐が現れる。
混乱の末、大佐は捕らえられ、皆はラージャの屋敷へ。
473蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/08(月) 03:48:13 ID:???
一夜明け、対峙するラージャとシルバ。
ラージャに「モイラのためなら地位を捨て、イギリスに住んでもいい。あなたは何を捨てられる?」
と問われたシルバは「彼女は私の藩の半分を握っている。私も藩も、半分では存在できない」と答える。
ラージャは負けを認め、モイラはシルバと再会を果たす。
その頃、結局戻ってきてしまったヒヤシンスは大佐を巻き込み、駆け落ちのような形で屋敷を脱走。
不貞を犯した女は死刑だと言うラージャに頼み込み、モイラはヒヤシンスとラージャとの離縁状を穫る。
知らせる術は無いが、ヒヤシンスは自由の身となった。
ロンドン空襲計画はイギリスに伝えられ、オープンになった事でドイツによるモイラへの脅威は去った。
そしてシルバ達は、海路インドへと戻る。
帰宮したモイラは、部屋付き女中のようにかいがいしく働く可憐な姫・ウシャと仲良くなる。
戴冠式当日。
着飾って特別席に着いたモイラは、隣の椅子にウシャが座っているのを不思議に思う。
なんとウシャは、大臣達が勝手に迎えた、第二夫人候補なのだった。
モイラはこの事実が受け入れられず、シルバと喧嘩。
モイラにはウシャを娶るつもりは無いと言いながらも、公にはっきりと断らないシルバに腹が立ち、
このままでは結婚は出来ないと思っていると、厳格なムスリムであるウシャの父・クマーリがやってくる。
キリスト教徒であるモイラにはピンと来ない事であったが、一度婚家に入ってしまったムスリムの娘は(既成事実が無くても)事実婚の状態であり、そのまま実家に戻れば笑い者、末は自殺しか道は無いのだという。
ウシャはよく気が利く優しい娘で、こんな関係でなければ…と悩んだモイラは暫く頭を冷やそうと、1人で家出(王宮出?)する。
474マロン名無しさん:2008/09/08(月) 03:54:17 ID:???
神坂/マハラジャバレ、毎度乙です。
475蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/08(月) 03:57:14 ID:???
さて、その頃カイロ―――
モイラが見つけた油田の売買を持ちかけられたラージャは、会う口実が出来たとジョドプールへ。
モイラは家出中だったが、ラージャはシルバが後宮に彼女を隠していると思い込み、暫く王宮に滞在する事に(ほぼ勝手に)する。
柄物の布で即席ターバンを巻き、シルバのふりをして後宮を目指したラージャは迷ってしまい、ウシャと出会う。
ラージャをシルバだと思い、素顔で話していたウシャは途中で別人だと気づき、ショックで気絶してしまう。
(ムスリムの女性は家族以外の男性に肌を見せないので)
ラージャも同じムスリムとしてマズい事をしたと思うのだが、やがて2人は惹かれ合う事となる。
一方、この時期ジョドプールは、ヒンズー教徒と英国支配を嫌った都心部からのムスリムが難民として押し寄せ、テント村が出来ていた。
シルバとモイラの馴れ初めを知らぬ難民達の中には、英国人というだけでモイラに反感を抱く者もいる。
身分を隠し、一旅行者として難民テントで貧しい生活に触れたモイラは、彼らの住む町を造ろうと思い立つ。
モイラを探し当てたシバ達から町の計画書と手紙を受け取ったシルバは、彼らに蒼の石を持たせ
「好きに使っていい。そして、私が帰国するまで王宮には帰らないように」と言付け、再びヨルダンへと旅立つ。
蒼の石を資金にジョアの手を借り、公妃の友人と偽り、藩民と難民の人足達に混じって町造りに参加するモイラ。
やがて身分が知れ、彼女を慕う藩民達と、英国人アレルギーの難民達は衝突、町造りもストップしてしまう。
蒼の石を砕き、宝石の力で何とか工事を再開した矢先、モイラは難民の過激派に狙撃され、脇腹貫通の重傷を負う。
安全な王宮に帰ろうというジョアの提言を断り、粗末な建築小屋で過ごすモイラに、危険を省みず自分達の為に尽力している、と2つの民は1つとなり、モイラの無事を祈る。
シルバの「私が帰国するまで入宮するな」という言葉の意味を知ったモイラは、やはり彼を愛している、と改めて思うのだった。
476蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/08(月) 04:01:41 ID:???
町も形になり、モイラの傷も癒えた頃、建築小屋にラージャがやってくる。
サウジに帰国するという彼の車にはなんと、ウシャの姿があった。
「初めて私を望んでくれる人に出会えて幸せです」と微笑むウシャにモイラは何も言えず、無事を祈りつつ、2人を送り出す。
ところがこれで治まらないのがクマーリである。
モイラからの手紙で経緯を知ったものの、納得できない彼はウシャを連れ戻すという。
まずはシルバ話し合おうと、クマーリとモイラは船でヨルダンへと向かう。
船旅の間にクマーリを説得しようと思っていたモイラだが、彼は「王家の結婚に愛など要らぬ」と譲らない。
追っ手をかわすため、夜の間に偶然にもこの船に密航したラージャ達は、食べ物や食器を拝借。
食器の紋章がジョドプールのものだと気づいたラージャは、モイラに会おうと貴賓室へ行き、クマーリと鉢合わせしてしまう。
実際に愛娘を目の前にするとクマーリも強くは言えず、ラージャがムスリムの総本山・サウジの王子という事もあり、態度が軟化。
しかしムスリムの掟では駆け落ちは死罪、モイラに啖呵を切ってしまった自分の立場も…と煩悶するクマーリ。
ヨルダンのアカバ港に着いた朝、ラージャ達は意を決し、モイラの部屋を訪れる。
一行はぞろぞろと船を降り、シルバを驚かせる。
ラージャ達をテントに案内し、砂浜で話すモイラとシルバ。
「出発前と話が変わっちゃったのよ。あの2人、愛し合ってるの、だから…」
シルバはモイラの言葉をキスで遮り「私の妃になるね?私だけを愛してるかい?」と抱きしめる。
「うん…」モイラは、会わない内に少し逞しくなったシルバの胸に顔を埋める。
ウシャはラージャと見合いさせる為に自分が王宮に呼んだ事にするとシルバが提案し、一件落着。
ラージャ達は程近いサウジへと帰って行くのだった。
続く
477マロン名無しさん:2008/09/08(月) 04:05:37 ID:???
>>474
ありがとうございます。
478440:2008/09/08(月) 10:52:10 ID:???
>>441さん

ありがとうございます。乙です!!
479水面(みなも)の下:2008/09/08(月) 17:07:49 ID:???
二重人格というものがある。
初めはそれなのか、と思った。

記憶を手繰ると小学生に入ったあたりから「それ」は自分の
なかに存在しており。
「それ」はなにかこう、思い通りにならない事態に苛立って
いるようで、酷いときにはこちらが思考できなくなる程の喚
き声を小一時間くらい発するときもあった。と、思えば「それ」
は図書館の本すべてを暗記してるかのような知識を持っており
、夜、眠れないときなどギリシャ神話(後に知ったのだが)を
話してくれたりもした。

成長と共に「それ」と心のなかで対話をし、いつしか友達の
ような父親のような妙な感情を持った頃、「それ」はこちらが
大人になるのを待っているのではないか、という確信めいた
気持ちが唐突に湧き上がってきた。

学校の勉強も、人付き合いも、巧くこなす術は全て「それ」が
教えてくれた。そう、「それ」の言うままにすれば万事OKな
のだ。

だが、その先に何がある?
「それ」の思うがままに生きてどうなるのか?
480マロン名無しさん:2008/09/09(火) 13:13:59 ID:???
タイトル:【ボボボーボ・ボーボボ】と第2部【真説ボボボーボ・ボーボボ】
作者:澤井啓夫
連載雑誌:週刊少年ジャンプ
連載期間:2001年〜2007年7月辺り

1部、2部両方お願いします。
481水面(みなも)の下:2008/09/09(火) 13:56:34 ID:???
そんな漠然とした不安を1人抱えたまま(「それ」はこちらの
思考を読むことは出来ないようだった)迎えた18歳の夏、
その出来事は起こった。

うだるような残暑がつづく土曜日の夜、DVDをレンタル
し、駐輪場で自転車の鍵を解除してるときだった。
「あの・・・駒場渉くん・・・だよね?」
顔を上げると見知らぬ、見たところ自分と同じ年頃の青年
二人が自分の自転車を挟み、立っていた。
「どなたでしょうか?」と聞き返す。こういう場合は「それ」
に聞いて対処してきたのだが、最近は自分で判断をするよう
努めてきた。
二人はしばしこちらを見た後、お互い向き合い、頷いた。
「きめりうす」
名前を聞いてきた方がこちらを向いてこう言った。
暫しの静寂。隣を自転車に乗った女子高生が通り過ぎて
いく。二人はさっきの言葉の反応を待っているように
無言でこちらを見つめていた。
ふいに背筋が寒くなってきた。実は今、自分はとんでも
ない奴らに目をつけられてしまったのではないのか?
漫画かアニメか何かに出てくるキャラクターを現実に
存在するかの様に語り合う滑稽な連中に。
いや、もしかするとクスリの常習犯かも、どちら
にせよ慎重に対応しなければ。
「それ」に聞きたい発作に襲われかけたとき、ふいに
心の中が逆流し始めた。
482マロン名無しさん:2008/09/10(水) 00:03:43 ID:???
>>479
誰の漫画ですか?ぐぐっても出ないけれど
483マロン名無しさん:2008/09/10(水) 04:22:40 ID:???
「放課後の国」と「カルネアデス計画」をお願いします。
484479:2008/09/10(水) 13:05:27 ID:???
>>482

スレ違いでした、ごめんなさい。
485マロン名無しさん:2008/09/10(水) 14:02:45 ID:???
マンガボーイズに連載されていた、「バチガミ」(原作:平井和正 作画:余湖裕輝)をお願いします。
486マロン名無しさん:2008/09/10(水) 22:37:15 ID:???
>>484
罠か
487マロン名無しさん:2008/09/11(木) 09:19:43 ID:???
誘導されてきました

【タイトル】スペースネット
【作者名】三鷹公一
【掲載年】00〜01年
【掲載雑誌】別冊コロコロ

主人公の名前とあらすじ(出来るだけ詳しい方がいいですが、簡単なものでも構わないです)をお願いします
488放課後の国:2008/09/13(土) 01:00:42 ID:???
放課後の国/西炯子
小学館フラワーズコミックス 全1巻
高三のクラスで浮いている“微妙班”のメンバーを軸に描かれる、全6話のシリーズ短編集。
【微妙班メンバー】
・藤崎 数学フェチのオールバック眼鏡。背も高いし、実はなかなか男前。
・今井 天文&占星学に詳しい微妙班班長。他人と筆談で話す黒髪眼鏡。あだ名は「ピー子」
・野口 ふんわりパーマの謎の美少年。いまいち掴めない性格。
・川本 微妙班のお母さん的存在。生徒会会計を務めるマジメな眼鏡女子。国語が得意。
・川野 ロック大好き、ちょっとズレてる高校生。英語が苦手。
・中間 数学好きという噂の不登校児。性別も外見も不明。

【一限目 数学の鬼】
高三の新学期。
数学フェチの藤崎は、同じクラスの数学が苦手な女子・川路あやりに我慢がならない。
お節介にも川路の家に押しかけ、スパルタ数学教師を買って出る。
その甲斐あって、川路は中間テストで赤点をクリア。
次は期末で60点だと燃える藤崎だが、川路はすぐ数学を投げ出してしまう。
藤崎は川路の母から、亡くなった川路の父が数学教師だったと知る。
小さい頃から父に「お父さんの子なのに、どうして出来ないんだ」と言われ続け、数学が嫌いになってしまったらしい。
根の深い問題に悩んだ藤崎は「これが出来たら消えてやる」と、川路が過去に解けなかった問題を出す。
川路は藤崎に励まされ、見事問題を解く。
「出来た…!」シャーペンを置き、泣く川路に藤崎はキスをする。
それからも藤崎の数学教師は続き、川路は期末で85点をとる。
「次は100点を目指すぞ」と言う藤崎に、川路は微笑む。
「ねえ、ひょっとして藤崎くん、始めから私のこと好きだった?」
「………!今ごろ気づいたのか!遅いっ!」
一限目 終
489放課後の国:2008/09/13(土) 01:49:51 ID:???
【2限目 理科の瞬き】
7月。微妙班のクラス=3年1組の男子生徒・竹原は故あって山奥の今井の家を訪問。
天井に天体図が描かれた不思議な雰囲気の部屋に驚く竹原に、今井は筆談で『君が来ることは分かっていた』と言う。
今井は天文学が好きで、派生して本格的な占星学も学んでいるのだった。
今井が喋らないのは、男にしては声が甲高く、昔からバカにされてきたかららしい。
そんなこんなで、今井は星が唯一のお友達という、孤独な人になったのだ。
星に絡めて様々なことを(筆談で)語る今井に興味を持った竹原は、彼の家に通うようになる。
ある日、全てを占星術で決めているような今井に「俺とも、星が言うから友達になったのか?」と竹原は怒る。
丁度停電になり、暗闇の中、今井は知り合って初めて、声に出して言う。
「僕は自分を占わないから、君が“運命”なのか分からない。でも、僕は君を拒む事も出来たんだ。それをしなかったのは僕の決断だ」
他人と深く関わる事を避け、表面上は誰とでも仲良くしていた竹原は「今井が大切な存在に
なったらどうしよう」という自分の気持ちを持て余し、今井と距離を置くようになる。
そんなある日、文化祭でプラネタリウム喫茶をやる事になった1組の面々は、今井に監修を頼む。
「お前が占いもやってくれたら、行列できるんだけどな」
なんとなく面白くない竹原。
「こいつに占いなんて無理。だって、こいつの声、すげえおかしいんだぜ」
言ってしまってから後悔し、教室から消えた今井を探す竹原。
窓枠に腰かけた今井に謝ると、今井は『大丈夫。僕には全部わかってた』と筆談。
「こないだ、俺が逃げた理由もか」『うん』
「嘘つけ、自分の事は占わないんじゃないのか」
『そんな事は占わなくても分かる』
「えっ?」竹原の見ている前で、窓の向こうに消える今井。
焦った竹原が慌てて窓から身を踊らせると、そこはベランダ。
「友達だからな」(肉声)
2限目 終
490マロン名無しさん:2008/09/13(土) 01:55:36 ID:???
ちと疲れたんで、3話以降は明日に投下します。
491マロン名無しさん:2008/09/13(土) 08:07:36 ID:???
乙です
なんかいい話だね
買ってみようかな
492放課後の国:2008/09/14(日) 10:43:37 ID:???
>>491
一冊だし、佳作だと思いますので、是非。

【3限目 保健体育と♂と♀】
保健委員長・堂薗ちよりは超潔癖症で、固い貞操観念の持ち主。
美化委員長の田ノ上と付き合っているが、手を繋ぐのも一苦労という清い交際である。
彼女は、微妙班の野口が学校の屋上にて一回300円でキスのアルバイトをしているという噂を聞く。
指導せねばと屋上に上がった堂薗は野口に迫られ、キスをされそうになる。
「男も女もみんな同じさ。君だって、田ノ上とこういう事してるんだろ?」
「きっと彼は、心の衛生が乱れているんだわ」野口をぶっ飛ばし、掴まれた手をクレゾール消毒しながら、堂薗は思う。
ある日、田ノ上との下校途中にキスをされた堂薗は何も言えず、走って帰宅する。
翌日、学校で会っても気まずい雰囲気の2人。
そんな中、堂薗は屋上で数人の男子にボコられている野口を助ける。
どうやら、キスのバイトの事でトラブルになってしまったようだ。
「こないだは悪かったな」「………」
「何かあったのか?」
「私“こういうこと”って、お互い心と心がしっかり結ばれていないと、してはいけないと思うの。でも…」
「してみたいんだ?」「呆れるでしょ?」
「いや、素敵だと思うよ」
雨になった放課後、田ノ上にコナをかけていた遊んでる風の女子生徒と喧嘩になり、雨の中に放り出される堂薗。
「ごめんよ、僕、ちよりちゃんに嫌われたのかと思って…」
「いいの…今日も、ちよりと一緒に帰って」
泥だらけになった堂薗にキスをしようとする田ノ上。
「私、汚れてるわ。でも、いいわ…」
それから堂薗が変わったかというと相変わらずで、田ノ上とはキス以上の進展は無い。
心の病ではなく、単なるスケベだという野口には「好きな人が出来るまではダメ」
と彼の唇にバッテンにした傷テープを貼り付けていった。
テープを見ながら「300円?」と屋上にやってきた女子生徒に、野口は「300万円」と答えるのだった。
3限目 終
493放課後の国:2008/09/14(日) 11:43:28 ID:???
訂正:川本は会計ではなく、元生徒会長。
今でもややこしい事や時に、現生徒会長に頼まれて面倒を見たりする…という設定。
【4現目 妄想の国語】
実績がサッパリで、予算をカットされた剣道部員・神村さつきは、
引退後も何かと生徒会に頼りにされている川本に近づく。
生徒会室に1人残り、自分のノートPCに何事か熱心に打ち込む川本は鉄面皮で、とりつくシマもない。
PCを鞄に納め、帰宅する川本は途中で神村の鞄と取り違えた事に気づき、急いで学校に戻る。
「み、見た?」「あーまー、だいたい」
優等生な表向きとは違い、川本はエロ小説(本人曰わく“ちょっとセクシーな青春小説”)を書き貯めているのだった。
それを読んで、川本に恋愛経験が無いと思った神村は、後輩の剣道部員・爽やかな内田少年を紹介する。
内田は小学校の頃、川本と同じ算盤塾に通っており、当時から彼女を好きだったらしい。
神村も同席した最初のデートは不発に終わるが、内田はメゲずに誘ってくる。
神村に弱みを握られている形の川本は、渋々ながら彼とデートを重ねるのだが、やはりいまいちピンと来ない。
「だって、デートって意味わかんないわ」
報告会を兼ねて、ファミレスで話し込む川本と神村。
「最終的にはセックスするだけなのに、映画を見たり食事したり」
「だってあんた、キスもした事無いんでしょ?」
「でも、この先どうなるかは全部知ってるわ」
そんな川本のキャラクターがかなり面白いと思った神村は、段々と親交を深めていく。
ある日のデート中、いきなり内田に迫られた川本は、彼の鳩尾にキックをかまし、逃げ出す。
恒例となった報告会にて「無理!あんな事されるなら、男の人とは付き合えない!」と言う
川本に怒り「分かった。もう面倒見きれんわ」と席を立つ神村。
厄介事が片付いたと思う川本だったが、エロ小説も筆が乗らず、神村と過ごしたたわいもない毎日が思い出される。
川本は神村のもとに走り、決死の覚悟で「友達から始めて下さい!」と告白(?)。
神村はキョトンとして「もう友達じゃん」と持っていた荷物を押し付ける。
「あんた、本当に小説家志望なわけ?」
「よけいなお世話よ」
4限目 終
494放課後の国:2008/09/14(日) 12:31:47 ID:???
【5限目 プリーズプリーズ英語】
夏。
文化祭でのプラネタリウム喫茶で皿洗いとナレーションを押し付けられた
微妙班は、微妙な共同体意識のもと、微妙な仲良しグループになりつつあった。
自然と、不登校のまま班に組み込まれているメンバーに話が及ぶ。
数学は藤崎よりも優秀だが、入学以来不登校だというその級友を誰も見た事が無い。
時々、担任とメールのやり取りをしているものの、彼(か彼女か)には登校する意志は無いようだ。
そんな日々の中、微妙班の中でも少し浮いているロッカー・川野は、帰国子女のクールな美人・竹田理恵に一目惚れ。
何とか彼女に近づきたいと苦手な英語を勉強する川野だが、彼女は英語が得意な小洒落たバーのマスターに夢中。
しつこい川野にうんざりした竹田は、彼の目の前でマスターの車に乗り込み、マスターの部屋へ。
「先にシャワー浴びる?」と手馴れたマスターが怖くなり、逃げる竹田。
自転車で追ってきた川野に「私、した事ないの」と打ち明ける。
「怖かった…」と泣きじゃくる竹田を抱きしめる川野。
放課後の海辺で、川野は自作の英語曲を竹田に捧げる。
「いい曲だけど、所々間違ってるわ」
「ちょっとは褒めようとか思わねーのかよ。勉強したのによ!」
「いい曲だって言ったじゃない。それに…」
竹田は川野の肩に寄りかかる。
「I LOVE YOUが入ってれば、あとの言葉に意味は無いのよ」
5限目 終
495放課後の国:2008/09/14(日) 13:35:23 ID:???
【6限目 社会の窓】
残暑厳しい9月最初の土曜日。
文化祭は来週に迫っていた。
不登校のメンバーは「中間健二」という男子である事が判明していた。
それぞれがバラバラに、それぞれの用事で微妙班の面々が街に出かけたその日。
中間はアマゾンにも置いていないという数学の理論書を注文しており、それを取りに、久しぶりに街の本屋へ。
そこでたまたま同じ本を注文していた藤崎に発見され、逃げ込んだ古着屋で
ジーンズを選んでいた川野に「ジーンズを譲ってくれ」と言われる。
中間はまた逃げ、息切れして座りこんだ所で、エロ文献を大量に買い込んだ川本にジュースを貰う。
「大丈夫?日陰で休んだほうがいいわ」
そこへ中間を追ってきた藤崎と川野が現れる。
「会長!そいつを捕まえといてくれ!」
またまた逃げた中間が飛び込んだのは、今井(と竹原)がバイトで講師を務めている天文学市民講座。
小学校時代の同級生だった竹原に発見された中間は最後に献血センターに逃げ込み、献血中の野口の隣のベッドになる。
散々走り回った中間は貧血を起こし、気絶してしまう。
気がつくと、野口が付き添っている。
「しばらく起き上がっちゃダメだってさ。なんだったら、俺、一緒に帰ろうか?」
野口の手には中間の保険証。
「ごめんな、見ちゃった。君、うちの班の子だろ?」
中間はまたも逃げようとするが、フラフラと倒れてしまう。
諦めて野口とドトールに入る中間。
偶然にも逆側の死角の席には、微妙班の4人(と竹原)が陣取っていた。
「なんで逃げるかな〜」
「怖がらせちゃったのよ」
「よく考えたら、3年もののひきこもりだもんな」
「最後だし、文化祭に来ないか誘おうと思ったんだけど」
「ああ、そうだなあ…」
話を聞いていた野口は無理をせず、このまま時間を潰してやり過ごそうと中間に提案する。
午後9時になり、さすがに大丈夫と2人が電車に乗り込むと、そこには微妙班の面々が…。
仕方なく、中間はボックス席で彼らに取り囲まれる。
496放課後の国:2008/09/14(日) 14:04:23 ID:???
「私達、あなたに会いたいと思ってたのよ。文化祭に来ない?」
「む…無理…」消え入るような声で、やっと答える中間。
「ま、そりゃそうか。俺が同じ立場でも無理だわな」
「そうよね、知らない場所だものね」
意外にもアッサリと場は収まり、夜の静かな田舎道を電車は走ってゆく。
「こんな遅い時間に電車に乗ってるなんて、初めてだわ。しかも、こんなメンバーで」
川本の呟きに、藤崎が答える。
「初めてで、これが最後だな、多分」
「みんな進路バラバラだもんね」
「半年後には、みんなどっか行っちゃうんだな」
「この班になって、こんな気持ちになるとは思わなかったわ。
6人目にも会えたしね。どいつもこいつもロクでもないけど」
藤崎は「また…」と呟き、「いや」と首を振る。
「また会えるわよ…会えなくても、大丈夫。そういうのを、友達って言うんじゃないかしら」
夏の名残の流星群が流れる。
「あんた達、さっさと願い事しなきゃ!」
「願い事願い事!」ワイワイと騒ぐ微妙班を乗せて、電車は走る。
地元の駅で別れ、野口と2人、バス停に歩く中間。
「送っていかなくて大丈夫?」「うん…」
「じゃあ、俺こっちだから。気をつけてな」
中間は背を向けた野口に声をかける。
「あの…」
「何?」微笑む野口は携帯を握っている。
「こんな時間にファミレス行ったことある?
6、7人でくだらない話するには最高だよ。
明日は日曜だし」
泣き出した中間の肩を抱き、野口は川本に電話する。
「あ、会長?俺。
まだ寝てないよね?」

放課後の国 終
497マロン名無しさん:2008/09/15(月) 00:26:44 ID:???
放課後の人、乙

面白そうだな。
依頼人じゃないけど、欲しくなってきたわ
498マロン名無しさん:2008/09/15(月) 08:51:37 ID:???
>>493
神村さつきって女みたいな名前だけど男ですか女ですか?
499マロン名無しさん:2008/09/15(月) 14:47:45 ID:???
原作:大槻ケンヂ 絵:大橋薫 の「くるぐる使い」をお願いします。
500マロン名無しさん:2008/09/15(月) 16:54:22 ID:???
>>498
女です。
501マロン名無しさん:2008/09/16(火) 11:36:09 ID:???
>>500
ありがとうございます
502蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/16(火) 23:36:38 ID:???
【人物紹介 その3】
●ジュリアス・ベネトン イタリアンマフィア
●ハシディーム ユダヤ人宝石商
●チャンドリカ ジョアと結婚したインドの医師
●ヘムラータ 前王の第一公妃
●ラジマタ 前王の第四公妃
●パティマラ 前王の第十王女。シルバの義姉にあたる
●ジャイ ラジャスタンで一番大きなジャイプール王国のマハラジャ
実在したマン・シン2世をモデルにしたと思われる
シルバより年長の幼なじみであり、よき相談相手
●ロイス・ハーベイ ハーバードの学生。アメリカ上院議員の息子
●ナルシス 旧王宮に住み着いたハリジャン(不可触賤民)の少年

モイラは一週間だけという約束でヨルダンに留まり、新婚気分でシルバの世話をする。
戦火が拡大し、モイラが帰国の準備をしていた夜、シルバとの打ち合わせに来ていた
英国兵が、モイラの祖母・マーサの乗った飛行機がスイスの国境近くで墜落したと言う。
遺体発見の報は無く、いずれスイス(永世中立国)に入るだろうと英国兵は気楽に言うが、そんな事を聞いたモイラが大人しくしているはずも無い。
真夜中、こっそりとシルバのテントを抜け出したモイラを、旅支度を整えたシバとパンディットが待っていた。
「民間の漁船を探して乗せてもらいましょう。ただし、ひどい旅になりますよ」
自分の勝手な行動に対するシルバの心遣いに感謝し、モイラはヨルダンを後にする。
一方、少し前のマーサは―――
大戦の影響でモイラとの連絡がつかず、おまけにアメリア達が租界してきており、憂鬱な毎日。
渡印する外交官に手紙を託そうと外務省へ出かけたマーサは、条件にぴったりの
亡きリチャードの旧友・ブラウン事務官と会い、半ば強引に公用機に同乗する。
その途中、スイスに近い森の上空でドイツ軍に撃墜されてしまったのである。
幸いにも無傷ではあるが、1人になってしまい、ここがどこかも分からない。
森を歩いていたマーサは、ドイツ兵に追われていたユダヤ人の少年を助け、収容所送りに
なるところを逃げ出し、スイスを目指しているという彼の家族と行動を共にする。
503蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/16(火) 23:41:10 ID:???
国境近くで、またも収容所に護送途中であった宝石商・ハシディームを助け、彼らと一緒にスイスに入る。
「私達ユダヤ人は、受けた恩、受けた悲しみを一千年の間、忘れません」とハシディームはマーサに謝意を表す。
戦況がましになるまで、とスイスのホテルに落ち着いたマーサは、イタリア人の2人組に誘拐されてしまう。
さて、漁船に乗り込んだモイラ達は、ドイツ軍艦に襲われそうになったところを、ジュリアス・ベネトンというイタリア人の青年紳士に助けられる。
シルバの友人だと言う(もちろん嘘)ベネトンの屋敷に通されたモイラは、彼がマフィアだと知る。
ベネトンはモイラに「マハラジャにお手紙を書いて下されば、インドへ送り届けてあげますよ」と言う。
ジョドプールの奥地には広大なケシ畑があり、彼はその採集権が欲しいというのである。
モイラは反発するが、マーサの身柄を抑えられ、仕方なく手紙を書く事に。
モイラが悩んでいると、シバ達が部屋に活けてある花を指差し「プクプク草だ!」と叫ぶ。
この花の絞り汁をインクにすると半日で文字が消え、インドでは子供が秘密の手紙などを書いて遊ぶものらしい。
ベネトンのチェックが入るため、消える部分には本当の事を書き、シルバに
届く頃には「お婆様は無事です。これから迎えに行きます」という文だけが残るようにする。
ヨルダンで便箋3枚にたった3行の手紙を受け取ったシルバは不審に思い、便箋に砂をかけてみる。
すると消えた筈の文字が浮かび上がり、シルバはモイラの苦境を知る。
そんな事とは知らないモイラ達は、自力でマーサを奪還しようと脱走しスイスを目指すが、マーサ共々ベネトンに連れ戻されてしまう。
504蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/16(火) 23:43:53 ID:???
ベネトンはシルバの許しが出たと喜び、部下達をジョドプールに派遣するが、彼らは手厚いもてなしを受け、王宮側に寝返ってしまう。
業を煮やしたベネトンはモイラ達を連れ、ジョドプール入りする。
ケシ畑の近くに自家用機を停めたベネトンはマーサとシバ達を解放し、モイラだけを残す。
その夜、シルバからの電信で、闇に乗じて藩民総出のケシ刈りが行われる。
翌朝、更地と化したケシ畑に呆然とするベネトン。
「ケシは広い砂漠にでも埋められたんでしょう。実がなるには早かったから、収穫は無理だったようよ」
モイラは涼しい顔で、シバに差し入れてもらったお茶を淹れ、ケーキを切り分ける。
「こっちには君という人質がいるってのに、大胆だな」
お腹を空かせたベネトンは、ケーキをパクつく。
「ここの人達は、マフィアよりケシに詳しい事は請け合ってよ。
それに、シルバのお母様も私のマミィも、ケシで死んだのよ」
モイラの言葉を聞きながら、ベネトンは気を失う。
「お帰りなさいませ、マハラーニ。今こそ王宮に戻り、藩民を守れとのマハラジャからご伝言です」
大臣達に迎えられ、モイラは久しぶりに王宮へと足を踏み入れる。
牢屋のベネトンは阿片入りだという(実はキツい禁煙薬)食事を与えられ続け、たまらず逃走。
彼は二度と阿片には手を出さないとモイラに誓い、這々の体でイタリアに帰る。
残された自家用機はジョアとチャンドリカへの結婚祝いとして、綺麗に塗り替えられた。
あとは大戦の終結とシルバの帰国を待つのみとなった。
その間、留守中に溜まった仕事を片付けようとするモイラだったが、彼女が処理した書類は全て後宮から突き返されてしまう。
前王の第4公妃・ラジマタが、まだ正式な妃でないモイラのサインは認められないというのだ。
後宮廃止を匂わすシルバに代変わりし、地位が脅かされると思ったラジマタは、権力の維持に必死であった。
後宮に出向いたモイラはラジマタに「よそ者の異教徒」と侮辱され、沈みこむ。
そこへデリーの議会に参加するため、シルバが一時帰国する。
505蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/16(火) 23:58:52 ID:???
シバの注進でモイラの苦境を知ったシルバは2人で後宮へ出向き、
公妃達に「モイラの言葉は私の言葉です。以後、そのつもりで彼女に
接して下さい」と宣言し、第1公妃・ヘムラータ以下はこれに従いモイラと和解する。
ヘムラータは気の優しい、お姫様然とした女性で(だからこそラジマタの横暴を許していたのだが)マーサとも親しく付き合っているのだ。
感激するモイラに、シルバは「僕達の母親を殺したのはラジマタだ」とうち明ける。
表向き和解したものの、気が治まらないラジマタは、ベレナスの王子と婚約中の第10王女・パティマラの婚礼を急がせる。
こんな大変な時期に言い出したのには何かある、とパティマラの婚礼調度をチェックしていたシルバとモイラは、50万ポンドのダイヤに目をひかれ、これを却下。
他は安っぽい木綿の衣装や中古の首飾りなどで、とても王家の姫の調度品ではない。
しかし、ダイヤに気を取られたシルバ達はこれを却下しただけで安心し、他を碌に見ずにOKしてしまう。
後宮では衣装合わせをしたパティマラが粗末な調度を嘆く。
このまま彼女が嫁げば、シルバ達は内外に恥をかく事になる。
程なくシルバは議会に出かけ、自分が今年中に挙式すると発表(今は秋)
報せを受けた王宮は大わらわで、パティマラを構っている暇はない。
捨て置かれたパティマラはモイラに直談判しようとするが、ラジマタに阿片を飲まされてしまう。
ある夜更け。
忙しく式の準備をするモイラの部屋にパティマラが現れる。
「私…モイラに会いたいの。知ってる?」「えっ?私に?」
「私…ああ、すぐ忘れちゃう…えっと…そう、モイラに会わなきゃ…」
呆けたように話すパティマラに亡き母と同じ症状を見たモイラは急いで医者を呼ぶ。
506蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/17(水) 00:06:59 ID:???
まだ初期の中毒ではあるが、完治は半年後という見立てであった。
診察の間もパティマラは「モイラに会わせて」と繰り返す。
「ラジマタ様が、婚礼に木綿を着ろって言うの。首飾りも指輪も、新しいものは何も無くて…モイラがそう言ったから仕方ないんだって…」
翌朝、ベレナスに花嫁急病と式の延期を申し入れ、モイラは後宮で徹底的な阿片捜索を実施する。
情報が漏れたのか、ラジマタは居ない。
ヘムラータは「ここには、目立たない階段がたくさんあるんですよ」とさり気なくヒントを出す。
公妃達の部屋の裏にひっそりと造られた階段を上ると、そこは小さな庭になっており、昨晩の内に刈り取られたであろうケシの花びらと、ラジマタのイヤリングが残されていた。
その頃、モイラの続き部屋で休んでいたパティマラのもとに、ラジマタ付きの侍女が忍んで来る。
「モイラ様から、気分が良くなるお薬だそうです」
パティマラが薬を飲もうとした時、モイラの侍女が様子を見にやってくる。
「あら?あなたラジマタ様の」
ラジマタの侍女は薬を自分で飲み干し、絶命する。
部屋に戻ったモイラは成り行きを聞き、ラジマタを捜索させる。
「ラジマタは死刑ですな」と言うパンディット。
「シルバに任せるわ。そんな簡単に殺したり出来ないわよ」
「お二人にはラジマタを裁く権利がお有りだと思います。お二人のお母様方は彼女に殺されたのですから」
同席していたマーサは、伏せられていたリチャード達の死の真相を知る。
計画が失敗したと知ったラジマタはそろそろと壁づたいに逃げ、偶然にも蒼の部屋に入ってしまう。
「何なのこの部屋は…真っ暗だわ」
手に触れたマッチを擦り、隠し戸棚を発見したラジマタは蒼の石を手に入れる。
兵士達がうろつく中、脱出方法に悩んだラジマタは、新王宮に運ばれるモイラの婚礼用の靴を納めた箱に潜り込む。
しかし、靴は衣装合わせに必要と鍵をかけられ、モイラの部屋に運ばれてしまう。
507蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/17(水) 00:58:17 ID:???
捜索開始から一週間、未だ発見されないラジマタ。
間近に迫った式の準備も進めなくてはならず、モイラは落ち着かない。
ある朝、衣装合わせに侍女達と靴の箱を開けたモイラは、ラジマタの遺体と蒼の石を発見する。
大きな騒ぎになっては困るモイラに、ヘムラータに相談しようとマーサは言う。
報せを受けたヘムラータは、王子を産んだ公妃達を連れ、部屋を訪れる。
「皆さん、あそこでラジマタが死んでいるそうよ」
ヘムラータの声に従い、ぞろぞろと箱を覗きこむ公妃達。
シルバ以外5人の王子の死には、全てラジマタが関わっていたのだった。
「やっと…長い苦しみの時が終わる…」
ヘムラータはモイラに「ラジマタは逃げている途中で後宮の窓から落ちたのです」と言う。
「そう発表なさいまし。葬儀は後宮で済ませます」
「公妃様…」戸惑うモイラ。
「ラジマタは自業自得です。こうなって、私達はあなたに感謝しているのよ。
安心なさい。秘密は絶対に漏れないでしょう」
その日の午後、ラジマタの死を発表したモイラは、かつて母と暮らした客間を訪れる。
窓を開けると、あの日と同じコットンツリーが、真っ赤な花をつけていた。
――マミィ、何もかも終わったのよ。もう、安心して眠っていいのよ――
夕方になると、デリーからシルバが帰宮する。
モイラは今までの事を彼に話し、2人はそれぞれに、金食い虫だと廃止しようとしていた後宮への想いを新たにするのだった。
その矢先、ヘムラータを含む14人の公妃達が揃ってシルバ達を訪れる。
ラジマタを放置したのは自分達の責任だと詫び、故郷に帰るという。
シルバ達は逆に彼女達に謝り、後宮に残ってくれるよう、頼む。
「未熟な私達2人に、これからも助言と協力をお願いいたします」
こうして後宮の存続が決まり、結婚式の準備に王宮はまた慌ただしく動き出す。
続く
508マロン名無しさん:2008/09/17(水) 10:57:27 ID:???
乙です!
509マロン名無しさん:2008/09/17(水) 12:24:49 ID:???
蒼のマハラジャ…読んでると泣けてきました。更新してる人、ホント乙です・゚・(ノД`)・゚・。
510マロン名無しさん:2008/09/18(木) 02:21:59 ID:???
乙!
安易に後宮廃止にならないのが面白いな。
511マロン名無しさん:2008/09/19(金) 23:18:21 ID:???
まとめwiki作り始めた。
…のはいいけど膨大な数のあらすじだなあ。
これだけの数をいろんな人が書いてきたんだと思うと感慨深い。
512マロン名無しさん:2008/09/20(土) 00:06:34 ID:???
>>508-510
恐縮です。
しかしこの話、結婚後も少し続きます。

>>511
乙です。
513マロン名無しさん:2008/09/20(土) 00:49:42 ID:???
>>511
おつです
ログ足りる?
できることあれば協力するよ
514蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/20(土) 01:11:23 ID:???
【位置関係】
文字では解りにくいかと思いますが、ちと説明をば。
インドは大雑把に描くと ▽ ←こういう形です。
この右の角が東パキスタン(現バングラデシュ)、左角が西パキスタン(現パキスタン)
ラジャスタン地方は西パキスタンの近くです。
文中の難民はほぼムスリムで、彼らはムスリムの多いパキスタンに行きたがります。
で、パキスタンのヒンズー教徒はインド内陸部へ向かおうとする為、衝突が起こります。
位置的にラジャスタンは衝突の舞台になりやすい、という背景があります。

新王宮の落成式。
ジョアに花壇植えの花を聞かれたモイラは、母が好きだった黄色いバラとプクプク草をリクエストする。
モイラの町は新たに学校や病院などが建てられ、広がりを見せていた。
今の王宮はヘムラータ達の住居に、シルバ達は新王宮に住む事になる。
式の記事が載った新聞を取り寄せたモイラは、ロンドンタイムスに心無い記事を書かれ「ここは招待しないで!」と怒る。
インドでは実家の年収の3倍の持参金を花嫁に持たせるのが通例とされているが、モイラにはそれが無い。
『前代未聞!持参金無しのマハラーニ!』という見出しの記事には、ご丁寧にも歴代マハラーニの持参品まで列挙されているのだ。
記事を見たマーサは、ヘムラータを訪ねる。
公妃達はモイラの調度をあれこれと整えてくれてはいるが、それは姑からの贈り物という範疇を出ない。
マーサはある決心をし、国際電話をかけまくる。
英国のサザンプトンでは、旅支度を終えたアメリアが式の招待状が来ない事を嘆き、息子のクリスとカートを呆れさせていた。
と、そこへ訪ねてきたのはロンドンタイムスの記者達。
同じく招待状が無い記者達は、ハワード(お忘れでしょうがモイラの叔父です)に便乗しようと思っていた。
親戚ではあるし、行けば何とかなるだろうと彼らは一緒に渡印する。
(結局彼らは式に参加できないのだが…)
515蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/20(土) 01:16:15 ID:???
結婚式が近づき、来賓が続々とジョドプール入りする中、ウシャを伴ったラージャが来印。
ウシャは「あの時あなたがくれた勇気で、私はとても幸せよ。今度はあなたが幸せになってね」とモイラの手を握る。
そして、いよいよ式の当日がやってきた。
新王宮は花で埋め尽くされ、2日間は新郎新婦別々に様々な儀式が行われる。
3日目にシルバとモイラは顔を合わせ、やっと式が始まる。
「私は彼女への愛と尊敬を失いません」
シルバは男尊女卑の当時のインドでは異例の誓いの言葉を述べる。
「私、モイラ・バーンズはこの日より、シルバ・アジット・シンに心からの忠誠を誓います」
祝福の花火が上がり、シルバは「逃げよう!」とモイラを連れて走る。
「ねえ、尊敬は余計だったんじゃない?」
「どうして?私は君を尊敬しているよ。自分の妻を尊敬してちゃいけないのかい?」
シルバはモイラを抱きしめ、キスをする。
4日目は花嫁の持参品と2人への祝いの品を来賓に公開するオープンセレモニー。
覚悟していたつもりではあったが、各国の首相や王族を目の前にすると気後れしてしまい、
持参品も無いモイラはまるで自信が持てず、顔を上げる事が出来ない。
次々と祝いの品々が読み上げられる中、ひときわ大きな歓声があがる。
「モイラ、見てごらん」
シルバに促され顔を上げたモイラは、信じられない物を見る。
「ロンドンっ子のマハラーニのために作られた、24金製50カラットのダイヤ入りビッグベン(時計塔)です!」
台座には『どんな時にも 同じ勇気で刻み続けよ M・バーンズ』との文字。
このためにマーサは余生をインドで終える決意をし、自分の財産を全て処分したのであった。
会場の興奮覚めやらぬ中、続いて読み上げられたのは、一枚の書類。
「これは素晴らしい!サウジのエミールからは、油田のプレゼントです!」
それは、あの時モイラが発見した油田であった。
翌日の朝刊一面には『これが世界一だ!マハラーニの持参金!』という記事が躍る。
パレードで藩民達の祝福を受け、2人はハネムーンへ。
516蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/20(土) 01:31:01 ID:???
3ヶ月にも及ぶ長いハネムーンを終えた、新王宮での朝。
気分良く寝室の窓を開け放ったモイラは眼下にアメリア達を発見し、一気にブルーに。
「私達、可愛い姪に一目会いたくて、ずっとお待ちしておりましたのよ」
シルバに紹介されたアメリアは上機嫌。
王宮の調度品を見ては矯声をあげ、執務中のモイラの部屋に来て羨ましがる。
「あなたはいいわねえ、いっぺんに地位も財産も手に入れて。叔母さんにも少し分けてくれないかしら?」
「叔母様、はっきり言っておきますけれど、私達の持ち物は王家の財産で、個人で持ち出せる物ではないんです」
「可愛くないわね。何よ、こんな野蛮な国。イギリスが引き上げたら飢えて死ぬわよ」
この頃、インドでは大戦の終結が近づくにつれ、独立への気運が高まっていた。
中央政府からは英国人が去り、ムスリムとヒンズーは右往左往し、各地で小競り合いが起きていた。
ジョドプールにも多くの難民が押し寄せていたが、モイラの町のお陰で落ち着いたものだ。
しかし、それに加えて独立への賛成派と反対派の藩王国同士の衝突もあり、藩外は混沌としいた。
シルバのもとには度々ジャイプール王・ジャイが訪れ、話し込んでゆく。
独立賛成派である2人は、反対派のハイデラバードの王家に説得に出向くが決裂し、身内と戦う事になる。
連日ラジオのニュースに聞き入り、気を揉むモイラ。
そんな時、町へ出たアメリアが難民の子供を「汚いわね」と突き飛ばし、報復に殴られて帰ってくる。
ハワードやカート達も呆れて帰国を促すが、アメリアは意地になって帰らない。
このままでは大きな事件を起こすかもしれないと、モイラがアクセサリーでも渡そうかと思っていたある日。
プクプク草の事を知ったカート達は紋章入りの便箋を拝借し、多数の宝飾品を書き込む。
これをモイラからの贈り物だと勘違いしたアメリアは、喜々として帰国する(後日談は描かれない)
一方、ハイデラバードでは賛成派と反対派が和解、シルバは無事に帰宮する。
517蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/20(土) 01:43:22 ID:???
その後程なく、第二次世界大戦は終結(1945年8月)
大統領から招待を受けたシルバはモイラとマーサを伴い、アメリカを視察。
モイラ達は機械化された農作業の様子や、高層ビルが建ち並ぶ街並に圧倒される。
やがて近代化の道を歩むインドのため、彼らはその足でハーバードに留学。
アパートを借り、家事をマーサに任せ、勉強で寝不足の日々が続く。
大学で上院議員の息子・ロイスと知り合ったモイラは「エッカーブロイ大佐を知ってる?」と質問される。
ヒヤシンスと消えた大佐は脱走兵扱い(逮捕→軍法会議→死刑)となっており、その日からモイラには尾行が付く。
「いい加減にして!私達は犯罪者じゃないわ。あなたのお父様に言って尾行を止めさせてちょうだい」
「静かに!」ロイスはモイラを男子寮の自室に連れ込む。
そこにはヒヤシンスと大佐が…
ロイスは街で街娼と思ったヒヤシンスに声をかけ、そのまま2人に転がりこまれてしまったのだ。
長い逃亡生活の間に2人は本当に出来上がったらしく、ヒヤシンスは大佐を愛していると言う。
彼らを助けたいとは思うが、脱走兵を秘匿したとなれば国際問題になるやも知れず、悩むモイラ。
そんな彼女に、シルバは「これを2人に持たせて、サウジの領事館にお行き」と手紙を渡す。
領事館は治外法権で、警察も手は出せない。
「知ってたの?」
「尾行がついているし、戦後処理で戦犯の名前は毎日、新聞に載っているからね」
「ごめんなさい、こんな大変な事を…」
「うまくおやり。君の手腕にかかってるよ」
その夜、モイラ達は体を覆い隠すアラブ衣装を身に付け、難なく男子寮を出る。
ハーバードには他国からの留学生も多く、アラブ人が不審がられる事もない。
領事館に入ったモイラは大使を通じてラージャと電話。
モイラの油田の管理人のアラブ人夫妻として、ヒヤシンス達は再びサウジへと戻って行くのだった。
1947年3月、イギリスからの使者が来印し、インドの独立を促す。
これを受けて帰国したシルバ達は独立予定日へのカウントダウンカレンダーを作り、藩民に配る。
518蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/20(土) 02:02:30 ID:???
町への視察で教師や医師の不足を感じたモイラは、残しておいた蒼の石(モイラの分)で奨学金制度を設立する。
奨学金で留学した者は、ジョドプールでの就職を義務付けられる。
独立まで2ヶ月半。
シルバは王宮中の銀製品をタンスから食器に至るまで、次々と中庭に運び出す。
「マハラジャはどうなさるおつもりなんだろう」
積み上げられた銀製品を見ながら、シバはパンディットに言う。
「なんだか、これを見ていると不安で悲しくなってくる…」
ある夜、寝室でシルバは言う。
「ねえモイラ、私達がマハラジャとマハラーニでなくなっても、誇りを持って生きていこうね…」
独立して一つの国となるという事は、即ちマハラジャ制度の廃止である。
忙しい日々に暇を見つけては、シルバは旧王宮に足を運び、歴代のマハラジャの肖像画が飾られた長い廊下で時を過ごす。
銀製品が中庭に出し尽くされ、シルバは近衛隊以外の軍隊の解散式を行う。
彼らは独立後の新政府軍に吸収される事になるが、およそ半数の兵士達はそれを嫌がり、農民となってもこの地に残ると言う。
「今、残ると言った者達は中庭に出向くように」
中庭には大きな天秤が設置され、その片方にシルバは腰かける。
「お前達に何も保障してやれない、これは私の気持ちだ。私の体重と同じだけの銀を持ち帰ってくれ。
日頃鍛えられた私の軍隊だ。60キロや70キロ抱えて帰るのに不自由はないだろう?」
そんなシルバを、モイラは驚きと尊敬の眼差しで見つめる。
――たとえこの王家が無くなろうとも、きっと誰も忘れはしないわ。
ジョドプールの蒼きマハラジャ、シルバ・アジット・シンを――
その頃から、モイラは度々、目眩や吐き気に悩まされる。
しかし、無理をして雑務をこなしてゆく。
独立まであと2週間。
経費削減のため、王宮の下働き200余名をリストラし、僅かながらも退職金を手渡す。
旧王宮では前公妃達の生活スペースを除き、大部分の部屋が次々に閉ざされてゆく。
鍵の音を聞きながら、懐かしく少女時代を思い出していたモイラは激しい腹痛に見舞われ、流産してしまう。
519蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/20(土) 02:33:35 ID:???
1947年8月15日、インド独立宣言。
夜には独立祭が催されるが、そこにモイラの姿は無い。
診察に訪れたチャンドリカは、少し怒ったように言う。
「あなたがそうやってベッドにいる限り、民から花火や歌も踊りも取り上げてるって自覚してるの?
もう産めないわけじゃないし、起きなさい。医者の私が保証するんだから大丈夫よ」
「嫌よ、1人にしておいて」
「もう!そんなのでよくマハラーニが務まるわね!」
「務まらないから立ち直れないのよ…私、シルバの足手まといになりたくなかった。
外国人の妃だからって言われるのが嫌で、必死だったの…」
その時、独立祭で王宮に集まった民衆達からマハラーニコールが湧き起こる。
「これだけ慕われていて、誰が外国人の妃なの」
身支度を整えたモイラはテラスに出て手を振り、大歓声を浴びる。
「なんだか、何も変わっていないような気がするね」
部屋に戻り、シルバはモイラの肩を抱く。
「さっきはテラスに出てくれてありがとう。みんな喜んでいたよ」
その夜更け。
祭の後の静かな町に、一発の銃声が響く。
「町外れで移動中のムスリムが発砲し、ヒンズー教徒を殺したそうです!」
シルバを近衛隊を率い、現場に向かう。
「マハラジャ、お供します」解散させたはずのムスリム連隊が付き従う。
「お前達…ありがとう」
彼らの活躍でその場は収まり、犯人は捕らえられる。
「ジョドプールはムスリムに便宜をはかっているはず。この藩内で発砲した者は、理由はどうあれ逮捕だ」
「ふん、まだマハラジャ気分でいるのか!もう王制は無いんだ、お前はマハラジャじゃない!
インドの新しい法律でそうなったんだから、俺を捕まえる権利なんか無い!」
犯人にそう言われ、シルバは独立後の変化を初めて思い知る。
「私はもう王ではないが、新政府に藩の統治権を委ねられている。
決定権は政府にあるが、犯罪者の逮捕くらいは出来る」
そして、これから本当の苦難が待っているのだった。
続く
520511:2008/09/20(土) 10:53:11 ID:???
>>513
ありがとう。では早速。
前スレ712からのログ(まとめサイトにのってない分)ってありますか?
持ってないので困ってるんだ…。
521マロン名無しさん:2008/09/20(土) 11:48:28 ID:???
522マロン名無しさん:2008/09/20(土) 22:23:05 ID:???
>>521
助かった!ありがとうございます。

>>469
「笑えない理由」 望月花梨 全4巻

中学1年生の内気な女の子・伏屋かな子はある事がきっかけで、
もう2年以上まともに笑っていない。
仲良くしていた同級生・秋庭瑛士に「ぶす」だと言われたからだ。
本当はかな子の笑顔はとても可愛いのだが、その一件以来眼鏡をかけて
更に目立たないよう振舞っていた。
そんな中、かな子と瑛士は再会。
過去のトラウマから思わず瑛士の顔を見るなり逃げ出してしまうかな子。
ビクビクした彼女の様子から改めて自分の言った言葉の重さに後悔してしまう瑛士。
実は瑛士はかな子にずっと片思いしているのだが、性格がツンデレなので
つい彼女を前にすると子供っぽくなってしまうのだ。
何とか誤解を解こうとする内に瑛士は、かな子の姉・あや子の友人の麗子と知り合う。
瑛士と接触するうち、彼を意識し始める麗子だった。
そして努力が実り、ついにかな子の誤解を解くことに成功する瑛士。
「やっと笑ってくれた」と初めて柔らかい表情を見せた瑛士に、かな子も
瑛士のためにもっといっぱい笑えるようになりたいと思うのだった。

それ以来かな子は眼鏡をやめてコンタクトにしてみたり、あや子と笑顔の練習に励む。
まだ完全に笑えるようにはならないけど、気が緩むと笑顔が出せるようになってきた。
そんな様子を見て誤解が解けた事に気付いた麗子は、複雑な気持ちを抱えていた。
523マロン名無しさん:2008/09/20(土) 22:24:55 ID:???
ある日かな子は校内でコンタクトを落としてしまうが、そこを麗子・あや子の
同級生である松島が助けてくれる。年上に弱いかな子はつい笑顔を見せる。
運悪くそれを物陰から目撃してしまった瑛士は、嫉妬心からつい
「他の奴の前で笑うくらいなら笑えなくしてやりたい」と思ってしまう。
そしてそんな事を考える自分に嫌悪し、あえてかな子と距離を置く。
避けられる理由がわからず戸惑うかな子。
チャンスと思いつつも落ち込む瑛士を放っておけず励ましてしまう麗子。
秋になり、このままでは嫌だとかな子は瑛士に謝ろうとするがふとした事から
「嫌われているから避けられている」と勘違いした上にショックからまた笑えなくなる。
ついにクリスマスになったが二人の関係は相変わらず。
謝りたくてもこれ以上嫌われたくて身動きが取れないと悩むかな子に、松島が
(委員会を通して親しくなった)気持ちを伝えろとアドバイスをくれた。
松島の言葉をきっかけに、かな子は瑛士が好きだと気付く。
そこに麗子の計らいで瑛士がやってくる。
「私の事嫌いでも避けないで欲しい。瑛士くんに嫌われたら笑えない」
かな子の言葉に真っ赤になりながら応えようとする瑛士だったが、お約束的に
クラスメイトの邪魔が入る。
再びかな子は笑えるようになり、笑うことを気持ちいいと感じるのでした。
ここまで2巻。次の3巻はまるまる麗子サイドのお話。
524マロン名無しさん:2008/09/20(土) 22:26:53 ID:???
かな子と瑛士がうまくいったと知ってから勉強に身が入らなくなってしまった麗子。
中学受験で失敗した志望校の受験ももう間近に迫っている。
自分の気持ちを押し込めていても仕方ないと、入試前日のバレンタインデーに告白する事を決心する。
そしてバレンタインデー当日。
瑛士の家を訪れるが、冷たく追い返されてしまう。
風邪を引いていて麗子にうつす訳にはいないとおもったが故の行動だったが見事に逆効果だった。
受験に失敗する夢まで見る程動揺してしまう麗子だったが、
本番直前瑛士の励ましを受け無事志望校合格。
しかし卒業が近付くにつれ、瑛士と離れたくないという気持ちが強くなってゆく。
志望校を辞めて今の学校に近い公立高校を受験すれば、友達としてでも側にいられる…。
けれど本当に自分は間違ったことをしていないだろうか。
不安感と片思いの辛さで揺れ動く麗子だったが、弟や瑛士の言葉で
やっと自分の気持ちに踏ん切りが付く。
公立入試当日に瑛士に思いを伝え、保留していた合格祝いとして
「思いっきり容赦なく自分を振って欲しい」と告げる。
初めて瑛士にあった春の日を思い出しながら、
麗子は心の中であありがとうとつぶやくのだった。

4巻はちょっと手元にないのでかなりうろ覚え。
確か教育ママなかな子の母親が現れ、二人の仲を(大げさに言えば)引き裂こうとするのだが、
それでも二人は確かな絆で繋がっているのでした的な終わり方だったと思います。
525マロン名無しさん:2008/09/20(土) 23:37:56 ID:???
乙です
麗子いい女ですね
526蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/21(日) 21:37:28 ID:???
独立を機に、今までヒンズーに抑えられていたムスリムの不満が噴出、東西パキスタンはインドからの分離独立を宣言。
各地で大規模な暴動が起こり、新政府はその対応に追われる。
そして、今までマハラジャの所有であった各地の公共的な建物や交通機関は政府の管轄となり、閉鎖されてしまう。
政府から派遣されてきた行政官は「政府の認可が下りるまで何もできない」と言う。
シルバとジャイは幾度となくデリーに出かけ、施設の許認可を訴えるが、
ムスリムへの対応で手一杯の政府の反応は鈍く、無為に3ヶ月が過ぎた。
そんな有り様に嫌気が差したジャイは、ある日のマハラジャ会議にて
「ポロの試合があるのでイギリスに行く」と言い出す。
会議を終え、ジャイと2人きりになったシルバは、彼の本音を聞く。
「あいつら(政府)は“国民のための国を造る”と言いながら、私の藩を無茶苦茶にする。
何もかも壊してしまえばいいさ。だけど、私はそれを見ていたくないんだ」
「逃げるんだね」
「私はもう、ただの一市民だよ。何の責任があるというんだ」
「ジャイ…私は見届けるよ」
皮肉な笑みを浮かべながら手を振る友を、シルバは見送る。
町には失業者や病人が溢れ、次第にスラム化してゆく。
そんなある日、マーサがふと「建物を買い戻せないもんかねえ」と洩らす。
「それだ!」と政府に交渉に出かけたシルバは、難条件を出される。
インフレ続きでルピー(インドの通貨)は急落しており、政府はアメリカドルでの支払いを要求。
更に、全ての施設を買い戻すのに300万ドルという、元値の10倍の値段をふっかけられる。
ドル不足に加え、何を売るかという問題もある。
「蒼の石を売ろうと思う。半分で君が造った町を、もう半分で私が買い戻す」
蒼の石を前に、シルバは感慨に耽る。
「この石は、きっとこうやって最後のマハラジャを救う運命にあったんだ」
さて、誰がこれを買ってくれるのか。
「米ドルをたくさん持っているお金持ちねえ…」
「そういう人、知ってるわよ」マーサは、今はニューヨークに店を構えるハシディームに連絡を取る。
527蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/21(日) 21:41:41 ID:???
話を聞いたハシディームは「恩返しは一千年有効ですよ」と快諾し、来印。
蒼の石を見たハシディームは「これがもう半分あったとは信じられない」と嘆息する。
「これだけの石をたったの300万ドルですか?」
「私達はお金が欲しいのではなく、ドルが欲しいんです」
ハシディームは微笑み、提案する。
「宜しい。では、これを担保に300万ドルをお貸しする、という事に致しましょう。
この石は、この王宮にあってこそ輝く物。いずれ私が責任を持ってお返しにあがります」
アッという間に300万ドルを手に入れたシルバは中央政府に出向き、全ての施設を買い戻す。
権利書の束を手に帰宮したシルバは、それらを部屋中に広げ、モイラは感涙にむせぶ。
モイラは閉鎖された施設を次々に開き、ジョドプールの看板を掲げる。
町には次第に活気と人々の笑顔が戻る。
これを聞きつけた他のマハラジャ達は次々にジョドプールを訪れ、よし我が藩もと勇んでデリーへ。
しかし、やはりドルが集められず、シルバに泣きついてくる。
シルバはその都度、丁寧に断っていたが、やがて「民族の誇りを捨てた裏切り者」と僻まれ、孤立していくのだった。
「ハシディームさんにお願いしましょうよ」
「駄目だよモイラ、金を借りるには担保が要る。そして、金を返さなければ担保は取られてしまうんだ。
失った物を取り返そうとして、持っている物まで無くしてしまうかも知れない」
「そんな事、皆さん解ってらっしゃるでしょう」
「どうかな…彼らはずっとマハラジャだったんだよ」
彼らは贅沢な生活しか知らず、シルバのような先見性も無い。
やがてこの危惧は現実のものとなる。
なんとかドルをかき集めて施設を買い戻したマハラジャ達は、運営費や施設に係る税金、借金の返済の事など全く考えていなかった。
資金繰りに困った王家の中には別荘や家具、宝飾品はもちろん、食器まで売りに出す者もいた。
そんな中「旅行に行ってたようなもんだ」と照れながら、ジャイが帰国。
「ご旅行にいらしたクマーリ様から嫌な噂を聞いてね。困っているんだろう?」
528蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/21(日) 21:56:37 ID:???
心強い味方を得たシルバは、ジャイにラジャスタン連合と州議会を作ろうと提案する。
2人は案を練るため部屋に籠もり、モイラは彼らの世話に忙しい。
暇なマーサは旧王宮に出かけ、池のほとりでバイオリンを弾く美しい少年と出会う。
話しかけても返事をしない少年に勝手にナルシスと名付け、何度か通う内、王宮の侍女の言で、マーサは彼がハリジャン(不可触賤民)と知る。
読んで字の如く、触れる事すら不可能な穢れた民として差別される、カーストの最下層・シュードラ(奴隷)より更に下の身分である。
彼らは物乞いで同情をひく手段として、健康な手足を切り落とす。
彼も父親に足を切られそうな所を助けられ、美少年だと誰かが王宮に連れて来て、そのまま居着いてしまったらしい。
ある日、同じく王宮に居着いている猿にバイオリンを奪われて困っていた彼に、マーサはバイオリンを返してあげる。
お礼のつもりか、彼は無言で指輪を差し出す。
「その指輪、いいデザインね」「ナルシスに貰ったのよ」
石はガラス玉の粗末な物だが、台座には繊細な細工が施されている。
「会ってみたいわ」「でも、口がきけないみたいなのよ」
翌朝、マーサと旧王宮に出向いたモイラが現地のウルドゥ語で話しかけると、彼はちゃんと返事をするのだった。
ボロボロのバイオリンで美しい音色を奏で、繊細な細工を生み出す
手先が器用な彼は、ハリジャンであるためか、名前を持たない。
モイラは彼をナルシスと呼ぶ事にし、くず石のルビーで作品を依頼する。
3日後、くずルビーは素晴らしいネックレスに変身していた。
モイラはお礼にと新しいバイオリンを渡し、彼をくず石を集めてある旧王宮の地下室に案内する。
「ここにある石で、好きな物を好きなだけ作って。
3日に一度、さっきみたいな素敵な宝石を作ってくれたら、何でも好きな物を買ってあげるわ」
「時々会いに来てくれたら何も要らない。ここで僕を気にかけてくれる人はいないから…」
「もちろん、3日おきに来るわ」
529蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/21(日) 22:05:45 ID:???
ナルシスの作品が貯まり、それらをボンベイの宝飾店に置いてもらおうと、シルバに無断で出かけるモイラ。
予定を変更し、折良くホテルで催されるアメリカ大使の歓迎パーティーに潜り込んだモイラは
即席セールスウーマンとなり、出席者達の夫人や娘にナルシスの作品を売りまくる。
作品は完売するが、その日はラジャスタン連合案を初披露する大事なマハラジャ会議の日でもあった。
モイラは前半をすっぽかした形になり、会議の途中に急ぎ王宮に戻る。
連合案とは、まずラジャスタンを一つの州とし、州都を決める。
そこに中央政府の承認を得た州議会を置き、議員は選挙で平等に選ばれる。
予算は会議で決め、金銭的にも助け合うというものだ。
しかしマハラジャ達は、自分の藩が州都にならず地方扱いになるのは嫌、
選挙をやるのも嫌、お金が自由にならないのも嫌、と嫌々尽くしで会議は難航。
大変な会議が終わるとシルバが「モイラ、君はハリジャンの少年と会っているようだが…」と言いかけ、モイラはそれを遮る。
「大変、もう5日も経ってるわ!ごめんなさい、話は後で聞くわ」
地下室はナルシスが荒れたのだろう、酷い有り様で、当の本人は部屋の奥に泣きながら座り込んでいた。
「ごめんね、怖かったの?」
ナルシスはモイラに抱きつき「もう来ないのかと思った」と子供のように泣く。
王宮に連れてこられはしたものの、ハリジャンだからと捨て置かれていたナルシスにとって、モイラはかけがえのない存在となっていた。
そして、その思慕がいつしか恋に変わるのに、時間はかからなかった。
そんな想いに気づかず、モイラは彼を弟のように可愛がり、教育を施そうと学校に通わせる。
「ハリジャンの少年の事だけどね」執務中、さり気なくシルバは切り出す。
「あの子はとてもいい子よ」
「だろうね、君は楽しそうだし…でも、最後に悲しい思いをするのは彼だよ。それを解ってるのかい?」
「解らないわ。生まれつき差別を受けるなんて、間違った事だもの」
「君が思う正義と私の考える正義とは、似ているようで違う。君にそれが解らなければ、話し合っても無駄だ」
「…解らないわ」
530蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/21(日) 22:38:22 ID:???
その日からモイラはマーサの部屋に転がりこみ、家庭内別居。
ボンベイのパーティーで名士の夫人達を飾ったナルシスの作品は口コミで評判が広がり、固定客が付き始める。
モイラはハシディームにナルシスの作品を送り、お墨付きを得る。
ニューヨークでの出店を決め、水仙の花をあしらった店のマークを考えたりと、夢膨らむ毎日。
その間もラジャスタン連合の実現に向け、シルバはモイラを伴って各藩に出向き、マハラジャ達の説得にあたる。
「デリーの会議に出席する。君も一緒だよ」
「お言葉の通りに致しますわ」
「3日は帰れないから、あの少年に伝えておきなさい」
旧王宮の地下室。
兵士からモイラの伝言を聞いたナルシスは、彼女がマハラーニであると知る。
――どうしてそんな身分の人が僕なんかに…ああ、聞いた事がある。ここのマハラーニは白人だって――
翌朝ナルシスが登校すると、彼がハリジャンである事が他の生徒達に知られていた。
「出ていけ、このハリジャン!俺達のマハラーニを汚すな!」
「マハラーニが外国人で何も知らないからって、お前が取り入ったんだろう!」
教科書を投げつけられ、苛烈な虐めを受けたナルシスは失踪。
教師達の「ハリジャンは助けられない」という断固たる態度や、捜索を頼んでも「ハリジャンは人間ではない」と動かない兵士達に、モイラは差別の現実を知る。
夕方まで闇雲に車を走らせ、ナルシスを捜すが見つからない。
王宮に戻り、泣きながらモイラはシルバに訴える。
「あなたの言う通りよ。私、よく解った。でも、あの子は人間よ!お願い、あなたから言って…
あなたの言葉なら誰か動いてくれるかもしれない…あの子を捜したいの」
「いや、君はまだ解ってないよ」シルバは苦い表情で言う。
「彼を見つけて、どうする?あの地下室に一生閉じ込めるつもりかい?」
「それは…」
「君の言うように、彼だって人間だ。心を持っている。傷つけば苦しい。
君は彼の傷口を埋めようとして、掻き回しているだけなんだよ」
「………デリーには1人で行って。私は彼を捜すわ」
「駄目だ。絶対に連れて行く」
珍しく強引に、シルバはモイラとデリー入りする。
続く
531まとめの人:2008/09/22(月) 12:33:03 ID:???
>>526
いつも乙です。

まとめWikiなんだけど、正直一人で今までのあらすじの移転作業が少し大変…。
どなたか手伝ってくださると助かるのですが…。
532マロン名無しさん:2008/09/22(月) 13:12:30 ID:???
あらすじってなかなかうまくまとめられないなあ
かける人はすごいよ、尊敬する
533マロン名無しさん:2008/09/22(月) 18:03:05 ID:???
wikiのアドレス教えてもらえれば休日とかに手伝うかも
534まとめの人:2008/09/22(月) 20:38:20 ID:???
ではアドレス。
ttp://wikiwiki.jp/comic-story/
本当に最低限のページしか作ってないから改善点たくさんあると思う…すまん。
535マロン名無しさん:2008/09/22(月) 20:59:45 ID:???
タイトルの後ろに「?」がついてるところを埋めていけばいいのかな
536まとめの人:2008/09/22(月) 21:36:23 ID:???
そうです。各ページ色がついてリンク張られてないもの。
537マロン名無しさん:2008/09/23(火) 10:38:27 ID:SGVDA6CC
他板より流れ流れて質問します。
マーガレットコミックス、桂むつみ作『月のひとしずく』
の結末知ってる方教えてください。
1巻だけ読んだのですが、2巻がどうしても手に入らなかったので…。
538蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/23(火) 13:14:51 ID:???
会議を明日に控えデリーの町を視察する2人。
車は町外れの寂れた場所に向かう。
「この一帯はハリジャンの居住地域だ」
五体満足な者の方が少なく、放置された犬の死体の横に蠅だらけで平気で座っている老人…
声も無く見入るモイラにシルバは呟く。
「これがいい事だなんて、私も思ってはいない。でも、インドには長い植民地の歴史があって、彼らの数は膨れ上がって…1人や2人の問題じゃないんだよ。
どんな差別があったとしても、国家が豊かになれば人々の心は広くなる。私達はまず器を作らなくてはならないんだ。
解ってほしい…私は彼らを嫌うかつての支配階級の中にあって、その器を作ろうとしているんだよ」
ナルシス失踪から20日が過ぎた。
シルバとジャイは互いの王宮で頻繁に会議を開き、根気よくマハラジャ達を説得していった。
公務をこなしながらも、モイラはナルシスの事が気になっていた。
立食形式での会食でマハラジャ達が同席する中、ナルシスが窓を叩く。
泣きながら自分の名を呼ぶナルシスに、モイラは思わず窓を開ける。
ナルシスは「怖かったよ、寂しかったよ」とモイラに抱きつく。
何事かとざわつくマハラジャ達の中、シルバだけが青い顔をしていた。
ナルシスは自分は余興に呼ばれたバイオリン弾きで、来る途中に川に落ち、楽器を落としたと説明する。
「どうやって王宮に入ろうかと悩んだ末に、このような座興を思いつきました」
20日間も外をさまよっていた彼の服はたしかに酷い有り様で、マハラジャ達は
「人騒がせな奴だ」と怒りながらも、これを信じたようだった。
モイラは化粧直しに行くと席を立ち、ナルシスを追う。
背高く茂ったプクプク草に隠れるように、彼はうずくまって泣いていた。
539蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/23(火) 13:17:42 ID:???
「あなたがマハラーニだなんて知らなかった。最後に一目だけ会って、どこかに消えようと思ってたんだ」
「あなたに新しい名前を付けるわ。ニューヨークへ行って、アメリカ人になりなさい。
そこにはカーストなんて無くて、誰でも通える学校があるのよ」
「僕を消したい?この花の汁のように」ナルシスはプクプク草を手折る。
「そうよ…今まであなたが会った人達と私は何も変わらないの」
「消えてあげる」
彼の手の中でプクプク草は握りしめられ、花を散らした。
シンディア・シング・バーンズ―――これがナルシスの新しい名前になった。
2ヶ月が過ぎ、ハシディームから、ナルシスのアメリカでの最初の作品である指輪が届いた。
シルバの出資でニューヨークに彼の店を出し、宝石を送る。
エキゾチックなデザインが人気を呼んだ彼の作品は売れ、ジョドプールの国庫を潤し続ける。
半年後。
近代インドの父、マハトマ・ガンジーの死を乗り越え、インドは平定を取り戻しつつあった。
モイラはシルバに頼んで一週間の休暇を取り、ニューヨークへ。
彼女が設立した奨学金制度で2人の学生を留学させ、宝石の輸出手続き、
更に、若くて腕のいい宝石職人達をナルシスの下に付けるためだ。
空港にはナルシスとハシディームが出迎え、ナルシスはすっかり小綺麗なアメリカ青年になっていた。
様々な手続きはややこしく、ムスリムを含む職人達の食事の面倒で多忙な日々。
全ての手続きを終え、モイラはハシディームに連れられナルシスの店を見学する。
店名は『ナルキッソス』、いつかモイラが描いた水仙がシンボルになっていた。
「今や、ニューヨーク中の人々がナルシスを知っていますよ。彼は学校のかたわらデザインをし、バイオリンのレッスンにも通っています。本当に一生懸命です」
「私が援助しているからですわ」
「さあ…それだけではないでしょう」
540蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/23(火) 13:27:00 ID:???
アメリカ滞在も余す所あと1日となった夜、モイラはナルシスの部屋を訪ねる。
彼はハシディームの屋敷に一室を与えられている。
「ごめんなさいね。あまり時間が取れなくて」
「謝らないで。僕はもう大人になったから、モイラは僕だけのモイラじゃないって知ってるんだ」
そう言いながらもベッドに顔を伏せたまま、少し拗ねているナルシス。
「あら、じゃあ明日はどうしようかしら?手続きは終わったのよ」
ナルシスは跳ね起き、顔を輝かせる。
「ほんと!? 僕ね、とっても美味しいアイスクリーム屋さんを見つけたんだ。ちょっと高いんだけど。あっ!そうだ、これ!」
ナルシスはタンスから100ドル札の束を4つ取り出し、モイラに渡す。
「宝石を売ったお金だよ。ハシディームさんに借金があるんでしょう?」
「こんな大金…」戸惑うモイラにナルシスは言う。
「学校で世界史を習うけど、どんな教科書を読んだって、マハラジャ以上に素敵な王様は居ないよ」
翌日。ナルシスが高いと言ったのは、公園のアイススタンドの10セントのアイスだった。
「あんな大金を持っていて、10セントが高いの?」
「高いよ!必要な物はハシディームさんがくれるから、僕は毎日1ドルだけポケットに入れて出かけるんだ。これを買ったらお金が崩れちゃう」
ハシディームはユダヤ人というだけで妻子を目の前で虐殺された。
「何もしないのに許されないのは僕と似てる。でも、彼に比べたら、僕は数倍幸せだ」
2人は揃ってアイスを食べ、公園で楽しい一時を過ごす。
シルバへの土産にとナルシス印のタイピンを貰い、モイラは帰国した。
そしてまたいつもの日々。
ラジャスタン連合はもう少しという所で足踏みしていた。
各種施設は買い戻しはしたものの、農民達は重税に苦しみ、問題は山積みであった。
それらを少しでも改善しようとシルバは単身デリーへ。
その途中、衝撃的なニュースが伝えられる。
デリー郊外にてラジャスタンの元マハラジャが乗った飛行機が墜落したのである。
マハラジャは病院に搬送不可能な程の重傷、近隣の民家で手当てを受けているという。
541蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/23(火) 13:34:44 ID:???
急ぎデリーに向かうモイラ。重傷を負ったのはジャイであった。
進歩的な彼は自分で自家用機を操縦していて奇禍に遭ったのである。
やはりニュースを聞いて駆けつけたシルバはモイラに彼を託し、会議に出席する。
一週間後、ジャイは意識を取り戻す。
「こんな大事な時期にバカげた事故を起こして…ニュースで配信されたから、皆(他のマハラジャ達)が押しかけてくるぞ」
会議を終え、憎まれ口をきくシルバに「それじゃあ、一気に連合成立と行こうじゃないか。私のやる事に口を出すなよ」とジャイは寝たきりのまま返す。
シルバと共に若きリーダーとして頼りにされているジャイを見舞ったマハラジャ達は連合反対派も含め一様に、彼の枕元で「死なないでくれ」と懇願する。
そんな彼らをジャイは「ラジャスタン連合は私の夢でした。これを成し遂げられずに生涯を閉じるとは無念です」と迫真の演技で陥落させてしまうのだった…
翌年3月、ラジャスタン連合発足式典が州都となるジャイプールにて行われ、ジャイから州議会の選挙概要が発表される。
「議員は選挙により選出される。かつてマハラジャであったというだけで議員にはなれない。
バラモンからハリジャンまで議席は用意されている」
「ハリジャンだと?」
「連合公約書に“すべての階級”と記してある」
「しかし…ハリジャンと議席を並べるなど…」
ざわめく会場にジャイは一喝。
「彼らとてインド国民である!連合を祝して、乾杯!」
杯を掲げるジャイにつられ、各所で杯が上がる。
何という一瞬…モイラは感激に胸の前で手を合わせる。
3ヶ月後。
読み書きが出来ない州民のため、マークを簡単な図形にして行われた選挙運動は大混乱であったが、元マハラジャ達は揃って当選。
中央政府にとって目の上のたんこぶ的な、役人に楯突く厄介な存在となる。
統治権を委ねられていた元マハラジャ達には、政府からお手元金として不労所得が認められていたが、これを廃止しようという動きが出てくる。
これを廃止されてしまうと、議員収入だけでは厳しい元マハラジャも出てくる。
542蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/23(火) 13:39:06 ID:???
「参ったなあ…」シルバの王宮の庭で、ジャイは頭を抱える。
「何か考えないといけないね。うちはニューヨークで宝石店をやってるよ。売れるんだな、これが…ね、モイラ」
「ええ、ロンドンやパリにも出店しようかと…夢が広がりますわ」
「君達を見てると、滅びゆく王家ってものを実感するよ」
いつものように皮肉っぽくこぼすジャイに、シルバは言う。
「誰も滅びたりはしない。滅びていい人間など居ない」
「………いい言葉だね。シルバ、君を見てると勇気が出るよ。
いつからこんなに強い奴になったんだろう。あのチビで怖がりの少年が…」
「ふふ…まだ毒蛇は怖いよ」
シルバの言葉に、モイラは彼と初めて会った日の事を懐かしく思い出すのだった。
夏。
休暇をとり、モイラはシルバとスリナガル(地名)の別荘へ。
たくさんの蓮の花が咲く池に小舟を出し、朝の訪れと共にポンポンと開く音を聞き、喜ぶモイラ。
明日も舟を出したいと言うモイラに「そんなに気に入ったのかい?」と驚くシルバ。
「明日だけでいいのよ。あなたにお話したい事があるの」
モイラは自分の懐妊を美しい蓮の花咲く朝日の中でシルバに告げようと思っていたのだが、翌日から何日も雨が続き、舟を出せない。
明日が雨ならもう言ってしまおうと計画を諦め、早朝に雨の音を聞く。
――ああ…また雨なのね――
と、近くでポンポンと音がするではないか。
モイラが身を起こすと、別荘の壷という壷に集めた蓮の花が活けられて、可愛い音を鳴らしているのだ。
「ありがとう、モイラ」シルバは彼女の手を握る。
「知ってたのね」
「徹夜でシバとパンディットが摘んでくれた花にそれだけかい?」
「感激で声も出ないのよ」
2人は寄り添い、いつまでも、次々に開く花の音を聴いていた。
やがて―――
男児、ガジュ・シング・アジット2世誕生。
古式ゆかしく王宮の塔よりラッパが吹き鳴らされ、人々は王子誕生を祝う。
543蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/23(火) 14:04:56 ID:???
ニューヨーク。
ジョアからの電話を受けたナルシスは、ハシディームを部屋に呼ぶ。
「王子様が生まれたんだよ!」

言いながら次々と彼が引き出しや戸棚を開けると、そこには総額200万ドルに及ぶ大量のドル札が詰まっていた。
喜びに湧く王宮をハシディームと訪れたナルシスは宮内に入ろうとせず、門の外でモイラを待つ。
「怒るわよ、ナルシス。あなたはもうアメリカ人なんだから!」
再会を喜び抱き合っていると、シルバの車が到着。
「シルバ、ナルシスよ。わざわざアメリカからお祝いに来てくれたのよ!」
「初めましてナルシス君。だが、ここはアメリカじゃなく、ジョドプールだよ。我が藩には、路上で抱き合う習慣は無い」
慌てて離れる2人。
「ようこそ。お客様は応接間にどうぞ」シルバはにっこりと笑い、ナルシスを迎え入れる。
応接間でハシディームがうやうやしく黒い箱の蓋を開けると、中から蒼の石が現れる。
「ナルシスからのお祝いの品です」
「しかし、これは借金のカタに…」
シルバが唖然としていると、ナルシスがおずおずと口を開く。
「ええと…ああ、マハラジャと口をきけるなんて夢のようだ…
でも、こんな時代を作ってくれたのはあなた達で…
僕は勉強しながら、少しずつあなたの偉大さに気づいてくる。そして思ったんだ。
蒼の石は王家の印…マハラジャの手元にあって輝いてほしい、って」
残りの100万ドルはナルシスがハシディームの跡継ぎになる事を条件に無効にすると言う。
シルバは蒼の石を手に取る。
石は喜んでいるように、キラキラと輝いた。
「ありがとう、ナルシス…こんなに素晴らしい贈り物はない…」
人目もはばからず、シルバは泣いた。
真夜中、シルバとモイラは2人きり、蒼の部屋に石を納める。
そして…
544蒼のマハラジャ/神坂智子:2008/09/23(火) 14:15:04 ID:???
ラジャスタンはジャイとシルバの提案で観光協会を発足。
王宮や別荘を博物館やホテルとして公開し、外貨獲得を目指す。
この企画は、狙い通り外国人に人気を博し、観光事業は軌道に乗った。
王宮には独立時に解雇された雑用係達が再雇用される。
彼らは再会を喜び、てきぱきと指示を出すシルバを見ては「昔と何も変わらない」と涙するのだった。

モイラは書きためていた回顧録をこう締めくくる。
―――今日も黄昏どきの風は心地よく、時が黄金色に輝きながら、過ぎてゆきます―――
【了】

現在もラジャスタン地方は人気の観光名所としてツアーが組まれ、彼らの王宮に
ホテルとして宿泊したり、公妃の持参品や宝飾品を現地で見る事が出来ます。
そして、今もマハラジャ達の子孫が暮らしているのです。
545マロン名無しさん:2008/09/23(火) 14:58:23 ID:???
>544
乙です!
怒涛の展開で面白かったです。
これって史実を基にした作品なの?
546マロン名無しさん:2008/09/23(火) 15:46:31 ID:???
>>545
あとがき漫画ではインド旅行の際、流出したらしき王家の写真を市場で買って
「こういう物語があったら面白い」と思った、と描かれてます。
シルバ部分は創作、ジャイは実在したジャイプール最後のマハラジャをモデルにしているみたいです。
547マロン名無しさん:2008/09/23(火) 16:29:04 ID:???
>>546付け足し
ですから、ジャイ(のモデル)が州議会や観光協会を発足させたのは史実です。
実際にポロが得意でイギリスに留学したり、機械類が好きで飛行機の操縦もこなす楽しいマハラジャだったようです。
彼のお妃様のガーヤトリーは回顧録を出版していて、そういう所からも着想を得たのではないかと思います。
548マロン名無しさん:2008/09/25(木) 00:49:27 ID:???
乙です
549マロン名無しさん:2008/09/27(土) 08:54:29 ID:???
乙!そして保守!
550マロン名無しさん:2008/09/28(日) 02:30:32 ID:???
保守がてらと思って、未解決リスト見てたんだけど、
「新カルラ舞う!の熊野編」依頼した人っている?

「新カルラ舞う!」コミック全巻持ってるけど、熊野編ってタイトルが見当たらない。
コミック未収録なのか、それとも
「真・カルラ舞う!」の和歌山編のことだろうか。
551マロン名無しさん:2008/09/28(日) 22:29:25 ID:???
>>550
依頼人じゃないけど、三話で打ちきりになってコミックス未収録の
「変幻退魔夜行 新カルラ舞う!(熊野の破壊神)1〜3話」では?
552550:2008/09/28(日) 23:35:30 ID:???
>>551
どーも。
じゃあ、自分には無理だ
553マロン名無しさん:2008/09/29(月) 08:01:19 ID:???
藤原カムイの「H2O」をお願いします。
幼少時に読んでトラウマになった漫画なのに、何故か内容を失念してしまったので。
554マロン名無しさん:2008/10/01(水) 18:19:30 ID:???
猫十字社さんの「宝石の女〜モーム・ビジュー」をご存知の方、お願いします。
刺青を入れた女が、夜の社交界の華になる話だったと思うのですが、
刺青をするに到る過程と、結末がわからず、単行本になっているのかも不明で…
宜しくお願い致します。
555マロン名無しさん:2008/10/02(木) 00:44:29 ID:???
>>554
ttp://www.kudan.jp/EC/mokuroku/photo-zasshi/b-lala1982-summer-3.jpg
別冊LaLa創刊号(1982年summer)読み切りで、コミックスにはなってないと思う。
自分も未読ですが、さすがに古書店での売価\4000には手が出ず…orz
556マロン名無しさん:2008/10/02(木) 12:13:48 ID:???
>>555
ありがとうございます。お互い、いつか目にできる日があればいいですね。
ご本人が同人で出されないかなあ(それも入手難度高そうだけど)
つーか4000円… 持ってたんだよ…一度は確実に手にしていたんだよ…色々orz
557マロン名無しさん:2008/10/03(金) 03:47:34 ID:???
かまたきみこさんの「空中飲茶飯店」をざっとでいいので教えて下さい。
558マロン名無しさん:2008/10/03(金) 23:39:13 ID:???
>>557
本当にざっとだけど…

設定など
世界的な大気汚染と資源の枯渇により、人々が環境保護に目覚めた遠い未来。
中国は長い年月をかけて国土と大気を改良。
石炭・石油を使わないクリーンエネルギーを発明し、国際会議にて批准された「京都議定書V」の宗主国となっている。
各国はこの秘密を知ろうと躍起になっているが、秘密は頑なに守られている。
この世界ではお茶が何より尊い宝とされ、政界に於いても「いかに素晴らしい茶葉を有するか」が評価される。
全ての茶葉は政府の茶協会に管理され、会長の毛(マオ)は絶対的な権力者。
貴重な茶葉の運び人は茶運師(サウジ)と呼ばれ、協会から任命される。
彼らはクリーンエネルギーで空を飛ぶ翅膀(チーバン)という着け羽根を与えられ、人々の尊敬の的。
高級品を運ぶという危険な仕事でもあり、彼らのほとんどは元軍人である。
各地に宿泊所を兼ねた飯店が設けられ、サウジ達はそこで休憩がてら、茶の品定めをする。
飯店には「来客」と呼ばれる若い外国人の茶師(お茶を淹れる達人)兼 鑑定人がおり、彼らは幼い頃から茶芸のみを叩き込まれ、感情を持たない人形のように育てられる。
そんな数ある飯店の中で唯一、空中に浮かぶ「空中飲茶飯店」を舞台に物語は始まる。
559空中飲茶飯店:2008/10/03(金) 23:41:55 ID:???
茶の運搬中に何者かに襲われ重傷を負った茶運師・クロダ(日系人)の甥・空也(くうや)は、急遽彼の仕事を引き継ぐ。
空也は初仕事で空中飯店を訪れ、美しい女性来客・茗(メイ)と出会い、一目惚れ。
初仕事の報告に茶協会を訪ねた空也は、協会の来客・朱(ジュ、男性)から来客の真実を聞かされる。
来客達は皆、外国の大企業や財閥の子女で、彼らが中国を裏切らないように取られた人質。
茶運師は来客を監視する役目も担っており、飯店の主人は来客を上昇指向を持たない人形として調教している。
中でも空中飯店の女主人・グイは過激で、暴力による恐怖と強烈な暗示で茗を支配しているという。
それを聞いた空也は茗を飯店から連れ出そうとするが、他のサウジ達に阻まれ、重傷を負う。
空也は秘境で飯店を営む元茶運師の老人・ウーに助けられ、傷を癒す。
茗は空也が与えてくれた一瞬の自由が忘れられず、外の世界に興味を持つ。
しかしグイに空也を殺すと脅され、再び心を閉ざしてしまう。
事件を知った朱は毛会長に空也救出を頼みこむ。
全快した空也は協会から特命を受け、各地の飯店で来客達の心を解放してゆく。
というのも、日本とアメリカが秘密裏に進めていた海洋事業で莫大な埋蔵量を誇る油田が発見され、資源の枯渇が解消される可能性が出てきたのある。
そうなれば、来客達は親元に返さなければならない。
以前からクロダはこの為に動いており、それを知ったグイに襲われたのだった。
グイは最後まで協会に反発するが、やがて折れる。
茗を空也に託し、クリーンエネルギーの実験施設も兼ねていた空中飯店を自ら崩壊させ、グイは姿を消す。
茗は中国に残り、ウーの飯店で空也の運ぶ至高の茶を淹れ続けるのだった。
終わり
560マロン名無しさん:2008/10/04(土) 14:54:53 ID:???
>>558-559
依頼者じゃありませんが、乙&ありがd。
561557:2008/10/05(日) 09:36:12 ID:???
こんな早くに書いていただけるとは!
>>558-559さん、ありがとうございました。
読んでみます。
562マロン名無しさん:2008/10/07(火) 22:06:00 ID:???
スレ違いなのを承知で質問させてください。
女の子がおかしい男とその家族?に軟禁され、家の中でしばらく地獄のような暮らしを強いられる。
その後その家のおばあさんの助けもあり、無事逃げ延びる。しかし腹の中には男との子供が・・・
という後味の悪い終わり方をした漫画のタイトルが思い出せません。
内容もうろ覚えでざっくりですし、どこかおかしいかもしれませんが・・・
もしよかったら教えていただけないでしょうか?
563マロン名無しさん:2008/10/07(火) 22:33:11 ID:???
>>562
こちらへドゾー

あの漫画なんだった? 28巻目
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1219995610/
564マロン名無しさん:2008/10/07(火) 22:44:34 ID:???
>>563
申し訳ありません、漫画系板は不慣れで、こういう主旨のスレを見つけることができなくて・・・
親切にありがとうございました!
565マロン名無しさん:2008/10/10(金) 02:41:32 ID:???
「セラフィム 2億6661万3336の翼」 原作/押井守 漫画/今 敏

をどなたかお願いします。
566マロン名無しさん:2008/10/13(月) 00:49:59 ID:???
別スレで取り上げられていた御茶漬海苔先生の「精霊島」のストーリーを聞かせて頂きたいです

血生臭いホラーが苦手なのですが少し興味があったので…
内臓系や血しぶき系なのでしょうか?
567マロン名無しさん:2008/10/14(火) 00:22:46 ID:???
>>158
まとめサイトに設定と一話のみあるようだけど、
あんな詳しく出来ないので、ざっと流れだけ近々やります。
568マロン名無しさん:2008/10/14(火) 16:01:38 ID:???
「東方儚月抄 〜 Silent Sinner in Blue.」をお願いします。
569黒の李氷・夜話/白井恵理子:2008/10/17(金) 01:47:30 ID:???
【サブタイトル、セイの転生】
●夏草幻想 成湯(せいとう) 殷(商)王朝の初代皇帝
●通魔鬼 張魯(ちょうろ) 道教の始祖
●冬虫夏草 魏徴(ぎちょう) 唐帝太宗の皇帝秘書監
●鬼神来迎 胡凱(こがい) 元寇の時に元の水軍を率いた司令官
 竹崎季長(たけざき すえなが) 壱岐地方にて胡凱を迎え討つ武将
 この話ではセイの魂が2つに別れ、皮肉な結果に…
●随尸鏡 登場無し
 老子が奪われた随尸鏡(ずいしきょう)を取り戻すため、喬国老の蔵に李氷が潜入する話。
 三国志に登場する周瑜と小喬の馴れ初め(創作)が描かれる。
●徐夫人の匕首
 荊軻(けいか) 秦の始皇帝を亡き父・荊軻の敵と恨む娘
 この回から天帝の部下(息子?)二郎神が登場。
 ここでは始皇帝付きの高官、荊軻の親友でもある高漸離(こうぜんり)
●殺気神 登場無し
 三国志の劉備の祖・中山靖王劉勝のお笑い話。
●蠱 セイ=霍子侯(かくしこう) 漢の武帝時代の武将
 二郎神=金日テイ(きんじつてい) 武将
●妖貴妃 登場無し
 後に楊貴妃となる玉環とその幼なじみの彫刻家 兼 絵師・柳青の悲恋話。
570黒の李氷・夜話/白井恵理子:2008/10/17(金) 01:50:59 ID:???
●鬼童子 登場無し
李氷が日本に行き、正倉院からセイの耳飾りを取り返す話。
 大江山の酒呑童子の話がベースとなっている。
●女カ神話(カ=女偏に咼)
 出会いから50年後、成湯が死に際に李氷を思い出す話。
 ジョカについては後述。
●送狼 王昭君 異民族との和平のために差し出される美女
●炮神演義
 セイ=姜子牙(きょうしが) 太公望の語源となった周の武将
 自分が建てた国=殷(商)を自分で壊す事になる。
 この話でのセイは成湯時代の記憶を持っていて、李氷の事も覚えている。
 二郎神=比干(ひかん) 殷の最後の皇帝・紂王の大臣
●黒の紫禁城 最終話
 セイ=毓賢(いくけん) 西太后の巡撫(軍事閣僚)
 二郎神=毓賢の部下

他に本編とは無関係のショートストーリーとして『赤い風車』『死相船』がある。
『赤い風車』は迷っている女の子の霊に李氷が赤い風車を買ってやり、成仏させてあげる話。
『死相船』は二次大戦での日本敗戦を李氷が予言する話。

【ジョカ神話】
約6500万年前に天地を支える柱がずれ、この世は荒れ果てた。
それを女神ジョカが修復したという中国の古代神話。
ジョカは5つの宝玉の心臓と半蛇(竜)の姿を持つ神とされる(人魚みたいなもの?)
571黒の李氷・夜話/白井恵理子:2008/10/17(金) 01:52:02 ID:???
 歴史の転換期に男装の麗人として転生し、辛い人生を歩むセイと出会っては悲恋を繰り返す李氷。
 セイは天地縫繕を行ったという女神・ジョカであった。
 古代、男神・伏義に「人界に女は不要」と言われたジョカは悩み、不安な気持ちのまま天地を縫い、人間を造った。
 傷ついたジョカは5つの宝玉の心臓の内1つを捨て、記憶を失った。
 老子は宝玉を拾い、それを心臓として李氷を造った。
 2人は宝玉により惹かれ合う運命にあり、ジョカは転生しながら無自覚に「人界に女は必要か」という問いの答えを捜しているのである。
 神話の女神として自分以上に崇められ、自分の描く歴史の邪魔をするように転生するジョカを疎んじた伏義は邪気と交わり、産まれた邪神・ナタを人界に遣わす。
 ナタは殷に妲己として降り、紂王をたらしこみ、国政を惑わす。
 成湯の記憶を持つ姜子牙として転生したセイは、自らの責任を果たすため、紂王を討つべく挙兵する。
 (紂王は殷の17代目、成湯が建国してから629年後)
 李氷の助けにより紂王の玉座に辿り着いたセイは比干(=二郎神)に阻まれ、失神。
 代わりに紂王に向かった李氷は、ナタの張った結界に力を奪われつつも、紂王を討つ。
 しかし紂王は伏義の分身であり、返り討ちに遭った李氷は心臓を貫かれてしまう。
 そこへ老子が現れ、息絶えようとした李氷を助ける。
 太上老として神々の師であった老子こそ、ジョカを転生させていた張本人であった。
 ジョカに失った心を取り戻してほしいと願っての事であったが、それは伏義との対立を生んだ。
 「あなたとは師であった頃から意見が合わなかった。天の法はこの私だ!」
 伏義は言い捨てて天界に帰り、老子は呟く。
 「李氷よ、つらい目に遭わせるが、恨まないでおくれ。ジョカが不完全なまま天地を縫えば、人の世は狂ってしまう。伏義にはそれが解らぬのじゃ…」
572黒の李氷・夜話/白井恵理子:2008/10/17(金) 01:55:55 ID:???
 そして、西太后の治める中国最後の王朝・清。
 西太后の信頼厚い女性将軍・毓賢として転生したセイは、義和団(“扶清滅洋”を目標に外国人達を排斥した秘密結社)討伐へ。
 義和団の頭目は記憶を無くした李氷であった。
 彼は自分の名も分からぬままナタに操られ、義和団を率いる。
 毓賢にはセイの記憶は無いが、義和団と戦う度に何故か悲しく、懐かしい李氷という名が思い出される。
 そして李氷もまた、不思議な感覚をおぼえる。
 どんなに兵と団員が入り乱れて戦っていようと、毓賢だけは見分けられるのだ。
 「あの娘は俺の何なのだろう?」
 やがて義和団は北京に迫り、毓賢はこれが西太后の企みである事を知る。
 西太后は有能で、夫(咸豊帝)に疎まれていた。
 しかし夫は外国人に北京を掌握されると(第二次アヘン戦争での敗北により、中国には大量の外国人達が流入した)真っ先に逃げ、残された彼女は政治家として生きる事を余儀無くされた。
 いくら有能でも「所詮は女」と能力を認められず、何もかも嫌になってしまった西太后は義和団を完全には鎮圧せず、意図的に国政の混乱を招いたのだった。
 毓賢は紫禁城に入った義和団を迎え討つが劣勢となり、追い詰められる。
 戦況を見ていた李氷は「この娘に手を出すな」と毓賢を庇う。
 「この娘は俺の…伴侶だ!」
 李氷の記憶が戻るとナタの術が解け、屍人形であった義和団員達の大半は消えてゆく。
 「何故こんな事を許したのです!この国がどうなってもいいというのですか!」
 毓賢は西太后に詰め寄る。
 「もう疲れてしまった。男達は何もかも放り出しておきながら、私が政治をすると文句を言う」
573黒の李氷・夜話/白井恵理子:2008/10/17(金) 01:58:34 ID:???
 ある日、西太后が庭園で悩んでいると、ナタが現れ、彼女を唆したのだと言う。
 ナタは李氷に取り憑き義和団を組織させ、西太后を焚き付けたのだった。
 「女が男より劣ると言うのなら、何故この世に女を造ったの!」
 西太后の悲痛な叫びが、毓賢のジョカの記憶を呼び覚ます。
 「そうだ…昔、伏義も同じ事を言った。私は迷った。自ら捨てた心臓を拾おうか、それとも砕いてしまおうか…」
 その答えを捜し続け、何度も転生し、李氷と必ず出会ってきたのだ。
 即ち、心臓を拾えば天地は縫合、砕けば天地は閉じられ、この世は終わる。
 「もう時間切れだ。結局私は李氷を選べず…後者を選択するのだ」
 セイは泣き崩れ、暗雲が空を覆い、地に亀裂が走る。
 「結局は伏義が正しいんだ。愛だの伴侶だの、無意味だ!5つの心臓が揃わず、こうして大地が崩壊するのさ!」
 邪神であるナタは楽しくて仕方が無い。
 だが、李氷はセイに近づいてゆく。
 「あんた、いつも重いもん背負ってんだな…そんなもん、1人で背負ってんじゃないよ。俺がいるだろ」
 「来ないで!私、もう自分を止められない!」
 「いつも、そばにいるから」
 李氷はセイを抱きしめ、息絶える。
 天地崩壊が始まり、李氷の宝玉の心臓は完全に砕け散ってしまったのだった。
 「私は君を愛していた…やっと分かったのに、もう君に会えない。私が殺した…」
 激しい自責の念に駆られたセイの叫びと共に、世界は眩しい光に包まれる。
574黒の李氷・夜話/白井恵理子:2008/10/17(金) 02:21:51 ID:???
 光に巻き込まれた二郎神が目を開けると、そこは6500万年前の世界。
 セイはジョカとなり、その周りを砕けた宝玉の欠片が取り巻いていた。
 「これは李氷の心臓。ずっと私を追ってきた。いつも助けてくれた」
 ジョカは欠片を1つに纏め、美しい球体を造る。
 「伏義、君はそんなに天帝になりたかったの?」
 ジョカは天に問いかける。
 天地縫合をした者が天帝となり、人の世の歴史を司る。
 天尊からその命を受けたのはジョカであり、それを妬んだ伏義は女をバカにし、ジョカを傷つけたのだった。
 「天帝の権力なんて、私は要らない。君がそうしたければ、何度でも世界を壊せばいい。私は何度でも縫い直して、男と女を造るよ。
私が李氷を愛したように、皆がそれぞれの李氷と巡り会い、心から彼を愛せるように、祈りをこめて―――」
 二郎神が天界に戻ると、伏義の姿は見えず、彼が柱に刻んでいた歴史が全て消えていた。
 そして、本当の歴史が始まる。
 老子と碁をさしていた李氷は老子の長考に飽き、散歩に出かける。
 「あっ、そこの彼女、何か占ってあげようか?こう見えても僕、天才占い師なんだぜ」
 李氷が声をかけたのは、きちんと女性の服を着た、美しいセイであった。
【終わり】

付記:ナタ(口に那、口に屯)は4万6千の殺戮を遂げるまで何度でも復活する邪神なのだそうです。
作中には、ジョカの光に飛ばされたナタが渋谷らしき街に復活する、ちょっと怖い描写もあったりします。
575マロン名無しさん:2008/10/20(月) 11:58:47 ID:???
保守
576マロン名無しさん:2008/10/22(水) 04:19:24 ID:/VBNUq+U
ほす
577マロン名無しさん:2008/10/22(水) 11:51:59 ID:???
>>569
おつです。158じゃないけどありがとう。
文庫の三巻だけ買えてなくて気になってたからうれしい。
578マロン名無しさん:2008/10/22(水) 22:20:20 ID:haEqLjDF
だいぶ前に『棺担ぎのクロ。』を書いた者です。
実は2巻が出てかなり経ってるんですが、謎が多すぎて何を書けばいいのやら…という状態です。
4コマなので次巻が出るまで長いですが、ある程度伏線が明らかになってから続きを書かせていただきます。
579マロン名無しさん:2008/10/24(金) 22:38:00 ID:???
捕手
580マロン名無しさん:2008/10/25(土) 13:21:53 ID:BS1PVrpV
セブンティーンコミックス津雲むつみ「赤い糸の伝説」1巻に同時収録されていた
「紅い花」をご存知の方、おおまかなストーリーを教えてください。
母も私もタイトル作・2巻の収録作の内容はよく覚えているのに、この作品だけ記憶がすっぽり抜けてるのです。
よろしくお願いします。
581マロン名無しさん:2008/10/28(火) 00:21:12 ID:???
ほす
582マロン名無しさん:2008/10/30(木) 07:16:48 ID:???
ほすほす
583マロン名無しさん:2008/11/01(土) 23:25:43 ID:???
ベクター・ケースファイルをお願いします!
584マロン名無しさん:2008/11/04(火) 07:10:14 ID:jD9E+6td
ほすほす
585マロン名無しさん:2008/11/04(火) 21:47:53 ID:???
緋色の椅子まだだよね?
読み返したのでまとめてきますね
586マロン名無しさん:2008/11/05(水) 00:55:33 ID:???
まとめにあるけど。緋色の椅子
587マロン名無しさん:2008/11/05(水) 01:28:31 ID:???
あれ、ほんとだ
>>1のまとめさんの方見てた、ごめん。
途中までやってたんでショックだ
ちゃんと検索することにする…


では卓球戦隊ぴんぽん5の続きやります
まだ出てないよね?
588マロン名無しさん:2008/11/05(水) 16:25:49 ID:???
>>587
ですね。
書き人さんが続き書けないって断ってましたし、よろしく。
589マロン名無しさん:2008/11/07(金) 01:56:41 ID:???
「女王様ナナカ」を詳しくお願いします。
気にはなっているのですが、なかなか手が出せなくて…
590マロン名無しさん:2008/11/07(金) 02:42:44 ID:???
「スクールランブル」
原作どういうふうに終わったのか教えてください
結局誰と誰がくっついてくっつかなかったのか気になります。


591マロン名無しさん:2008/11/07(金) 10:28:20 ID:???
>>469
「うみねこのなく頃に」書きます
まだ1巻しか出てないし、話の筋だけで推理できる内容にはならないと思いますがそれでいいですか?
592マロン名無しさん:2008/11/07(金) 13:17:55 ID:???
依頼主じゃないけど、どうぞどうぞ。
593マロン名無しさん:2008/11/07(金) 16:21:55 ID:???
「メイド諸君」
お願いします
594マロン名無しさん:2008/11/07(金) 18:18:32 ID:???
では「うみねこのなく頃に」投下します。
登場人物が多いので一覧を書きました、目を通しておくと分かりやすいかと思います。
途中連投規制あるかも。

公式HPで試し読みができるで、こちらもあわせて読むともっと良いです
ttp://www.square-enix.co.jp/magazine/tachiyomi/uminekononakukoroni/Contents/#
595マロン名無しさん:2008/11/07(金) 18:20:12 ID:???
舞台は1986年、六軒島(ろっけんじま)という伊豆諸島にあるらしい島。
ここは右代宮(うしろみや)家という富豪が島丸ごと一つを所有しており、豪華な屋敷を建て当主と
その息子一家、使用人だけで住んでいる。物語は、島を出た子息達がその家族を連れて、恒例の
親族会議のため屋敷に帰ってくるところから始まる。

・登場人物
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【右代宮 戦人】 一応の主人公。母親の死後、間を空けずに他の女性と結婚した父に反発し、母方の
   (ばとら)   祖父母の家に籍を置いていた。今回和解し、6年ぶりに親族会議に出席する。

【右代宮 金蔵】 分家出身だが、関東大震災で本家が壊滅したため右代宮家当主に抜擢された。
          卓越した手腕で財閥を建て直し、各界からの人望も厚い。度を越した西洋趣味かつ
          オカルト趣味。病身となってからは奇矯な行動が多い。余命半年を宣告されたが、
          気力で何度も持ち直している。

【右代宮 蔵臼】 金蔵の第一子、次期当主。非常に権高なため、昔から弟妹に嫌われている。
  (くらうす)   経営手腕にはあまり恵まれていないようで、投資と失敗を繰り返している。

【右代宮 夏妃】 蔵臼の妻。美人だが遊びが無く、真面目過ぎるほど真面目な性格。何かと落ち度を
   (なつひ)   探してくる小姑や、反抗的な娘の育て方に悩まされている。

【右代宮 朱志香】蔵臼と夏妃の娘。彼女の将来の夫が次々代の右代宮当主となるが、本人は相続に
   (じぇしか)  興味が無い。活発な彼女は窮屈な島の暮らしを嫌っており、何かと反抗的。
           男っぽい乱暴な言葉遣いをするが、割と乙女だったりする。

右代宮 江羽】 金蔵の第二子。茶目っ気のある家族思いの明るい女性だが、同時に野心家でもある。
    (えば)   一人息子を当主の座につけようと画策し、蔵臼一家を目の敵にする。

【右代宮 秀吉】 江羽の夫で入り婿。戦後身寄りを全てなくし、身一つで会社社長まで出世した。
           温和な性格で、荒れがちな話し合いの場を和ませることのできる好人物。
596うみねこのなく頃に 夏海ケイ:2008/11/07(金) 18:28:18 ID:???
【右代宮 譲治】 江羽と秀吉の息子。優秀で心優しい好青年。御曹司だが、父のように単身での
  (じょうじ)   立身出世を望んでいる。いとこ達のまとめ役。

【右代宮 留弗夫】金蔵の第三子。戦人の父。軽妙洒脱、女好きの伊達男で、先妻の死後すぐに再婚し
   (るどるふ)   戦人家出のきっかけを作った。会社を経営しているが業務内容はやや怪しげ。

【右代宮 霧江】 留弗夫の妻、戦人の義母。頭の良い女性で留弗夫の仕事上のパートナーでもあった。
           戦人の腹違いの妹にあたる縁寿と言う娘がいるが、親族会議には連れてきていない。

【右代宮 楼座】 金蔵の第四子。兄弟の中では比較的穏やかで常識的な性格。我の強い兄や姉の
   (ろーざ)  板ばさみになりがちで、何かと苦労している。(夫は長い間不在らしいが、
          離婚か死別か、事情が明らかになっていない)。育児ヒステリー気味。

【右代宮 真里亞】楼座の娘。歳の割に幼く、成績が悪く友人がいないという問題児。だが本来は
            無垢で愛らしい少女。オカルト全般を趣味とし、時に人が変わったようにのめり込む。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

親族達は空港で落ち合い、船で六軒島へやって来た。久方ぶりのバトラは島に違和感を覚えるが、
それはいつもいるうみねこ達の姿が見えないのと、かつてあった社が壊れて無くなっているためだった。
幼いマリアがそれを不吉の徴だと騒ぎ立て、人が変わったようになる。バトラはかすかな不安を覚える。

島には一族の住む西洋屋敷の他に、小さなホテルとしても通用しそうな程のゲストハウスがあり、
それが親族達の宿泊所だった。そこで、屋敷の使用人で、昔から奉公しているハウスキーパーの少女、
紗音(シャノン)と再会する。使用人はシャノンの他に、使用人頭の源次、老女の熊沢チヨ、
シャノンの「弟」の嘉音(カノン)、近年雇われた料理人の郷田がいる(シフト外の少年少女たちが
島外に数人いるようだが、登場しない)。金蔵の主治医の南條の姿もあった。
597うみねこのなく頃に 夏海ケイ:2008/11/07(金) 18:33:17 ID:uCZ6v3OH
当主・金蔵は親族揃っての昼食会にも参加しなかった。彼はここ数年非常に偏屈な性格へと変わって
しまっており、書斎を一歩も出なくても生活できるよう改造し、鍵を掛けて閉じこもっていた。
中で怪しげな魔術儀式をしているらしく、異臭が立ち込めるなど、異様な暮らしぶりをしていた。

昼食会の後、バトラ、ジェシカ、譲治、マリアのいとこ組は海辺へピクニックに出かける。玄関に
続くホールには、バトラが来ていた6年前まではなかったもの、「六軒島の魔女・ベアトリーチェ」
の肖像画と碑文が掲げられていた。
ベアトリーチェ(以下ベアト)とは金蔵の経歴の上に存在を噂される女性だった。金蔵はたった
一代で壊滅寸前の右代宮家を復興させたわけだが、その資本金として莫大な黄金を授けた女性がいる
という。金蔵はその女性を魔女であり、魔術師である自分が召喚したのだとうそぶいていた。ベアトの
正体は、外国人のパトロンかつ愛人であるとか、子供達が森へ迷い込まないよう考え出された嘘であるとか、
本当に魔女で、黄金の蝶の姿になって夜の館を飛び回っているとか、色々な解釈がされているのだった。

彼女の肖像の下には碑文が刻まれていた。これは黄金のありかを示しており、解いた者に黄金と
家督が譲られるという話であった。前半は謎めいた、いかにも場所を示したかのような文だが、後半は
生贄を捧げよ、殺せ等の物騒な言葉が並んでいて、結局全員が死んでしまうという恐ろしい内容だった。
いとこ達は、休憩時間中のシャノンと一緒になって謎解きに挑むが、もちろん短時間で解けるもの
ではない。思わず魔女などいないともらすバトラに、マリアは激しく怒った。マリアは魔女を
素晴らしい存在と信じているのだ。バトラ達はあわてて機嫌をとった。気をよくしたマリアは、
魔女を馬鹿にしたバトラとジェシカに罰があたらないようお守りを授けるのだった。
598うみねこのなく頃に 夏海ケイ:2008/11/07(金) 18:35:20 ID:???
いとこ達が旧交を温めている間、親世代は穏やかでない話し合いをしていた。弟妹たちは、クラウスが
当主の財産を横領していると決め付け、訴えない代わりに、遺産の前金を億単位で要求した。だが
クラウスは余裕綽綽だった。彼は弟妹達が経営する会社がそれぞれ危機に陥いり、大量の金が必要
である事を調べ上げていて、横領の事実はないとつっぱねた。すると相手方は「隠し黄金」を
見つけたのでは、と追求する。クラウスは事業に連続で失敗しており、彼が大金をどこからか用立てて
いるのは確かなのだ。勿論黄金の証拠などなく、クラウスは彼らの妄想と笑い飛ばすのだった。

夕方になり、天気が崩れ始めた。金蔵は魔女復活の儀式が始まったと叫び、書斎の窓から当主の証の
指輪を投げ捨てる。
いとこ達は海辺から戻ってきたが、屋敷前のバラ庭園でマリアが騒ぎ出した。午前中の到着時に、
しおれたバラを世話するといって飴の包み紙のリボンで印をつけていたのだが、そのバラが
なくなっていたのだ。癇癪をおこし、手がつけられなくなるマリア。騒ぎを聞きつけてやって来た
ローザは娘を激しく打擲した。一風変わっていて頑固なところのあるマリアはローザの悩みの種なのだ。
マリアは一人バラ庭園に放置された。

夕食の時間になっても戻らないマリアを探してひと悶着起こる。マリアは結局まだバラ庭園にいた。
嵐の中、傘を貸してくれた人がいたという。マリアはその人物をベアトだと言い、預かってきた
文書を読み上げた。内容は、自分を黄金の魔女ベアトリーチェであると主張し、金蔵との契約の満了と、
報酬として右代宮家の全てを貰い受けることを宣言した物だった。そして碑文の謎を解いて黄金を
手に入れた者がいた場合に限り、報酬を放棄するという条件が付け加えてあった。文書は、当主用の
封筒に当主の指輪で封蝋がしてあり、正当な物である事を示していた。
599うみねこのなく頃に 夏海ケイ:2008/11/07(金) 18:36:44 ID:???
大人たちは書斎に詰め掛けるが金蔵は扉も開かず相手をしない。魔女を名乗って財産を奪おうと
する者について、黄金について、激しい議論が沸き起こった。それは要するに財産の争奪戦であり、
若いバトラやジェシカは嫌悪感を抱く。
夜も更け、会議は一旦中断となった。クラウスは、自室の更に奥にある小部屋へ、ひそかに夏妃を
招いた。そこには純金の延べ棒が一本、隠されていた。延べ棒には右代宮家の証、鷲の紋章が
刻まれていた。金蔵が財界の有力者に担保として渡したものを手に入れたのだという。黄金は確かに
どこかに存在しているのだ。クラウスは今まで黄金伝説を否定し続けていた。
夫に信頼されていなかったと、夏妃はうちひしがれる。

バトラは休憩中の霧絵と顔をあわせ、意見を交わす。霧絵は、ベアトなる人物が、親族使用人18人
の中の誰かだと推理した。そこへ、やつれた様子のルドルフがやって来た。ルドルフは後で一家で
話したいことがあると言い、そして「今夜自分は殺されるだろう」と言い切ったのだった。
(2巻へつづく)
600マロン名無しさん:2008/11/08(土) 01:00:08 ID:???
ザ・ワールド・イズ・マインの、モンの悲惨な過去とはどんなものだったのか
教えてください、あと流氷の上に全裸でいた理由もお願いします
601マロン名無しさん:2008/11/08(土) 14:25:53 ID:???
>>537
既女板にレス来てましたよ。
このマンガは読んだことないので内容が合ってるかは知らないけど、一応コピペしときます。

> 183 名前:可愛い奥様 :2008/09/22(月) 03:37:44 ID:pegLYGnS0
> >>162
> サムとシゲは両方あかねが好きだったと。
> 高校時代から一目惚れ同士とわかってシゲは身を引いてロサンゼルスに留学。
> 曲もサムの兄がサムとシゲの差金でサムの兄に電話で何度も匿名でバヨリンで曲を聴かせて、最後はサムから楽譜をもらってサムが作った曲だとわかったと。
> スゥ姉さんはシゲの兄を追いかけて鎌倉へ、むつみはさだまさしをおいかけて長崎に旅立つ。
> 最後にさえがはじけて遊び人になったのがなんとも〜
602マロン名無しさん:2008/11/08(土) 15:09:39 ID:RFkNJWjY
さだまさし!?
どういう漫画なんだろうな・・・w
603マロン名無しさん:2008/11/08(土) 15:15:32 ID:???
>>601
あまりの脈絡のなさに笑ったwなんでさだまさしw
604マロン名無しさん:2008/11/08(土) 16:02:13 ID:???
未解決にある「ハッピー・トーク」って岡野史佳のやつだよね?
まとめてきますね
605マロン名無しさん:2008/11/11(火) 18:08:30 ID:???
保守
606マロン名無しさん:2008/11/13(木) 00:48:56 ID:???
未解決にある、ヨルムンガンドを発掘したから今度書くよ
607マロン名無しさん:2008/11/13(木) 01:06:42 ID:???
>>601
実在の歌い手ってなんでなんだぜ?長崎出身だからってことか?ww
608マロン名無しさん:2008/11/13(木) 10:43:51 ID:???
音楽やってるっぽいしさだまさし研究会にでも入ってたんじゃねえの読んでないから分からんけど
609マロン名無しさん:2008/11/13(木) 16:45:44 ID:???
>>608
>さだまさし研究会

サボテンキャンパスw
610マロン名無しさん:2008/11/14(金) 00:00:15 ID:???
>609
いやいやいや
何回か前のNHKのさだ番組にどっかの大学のさだまさし研究会の人たちが観客で来てたぞ
611マロン名無しさん:2008/11/15(土) 02:52:50 ID:???
とりあえず、ヨルムンガンドやります。

612ヨルムンガンド0:2008/11/15(土) 02:55:05 ID:???
高橋慶太郎「ヨルムンガンド」
サンデーGX誌連載中、現在既刊5巻まで。

まず1話目をざっと投下するわ
613ヨルムンガンド1:2008/11/15(土) 02:56:42 ID:???
ヨナ少年は武器商人のココ・ヘクマティアルの護衛の一人として雇われた。
すでにココの元にいる8人の護衛兼部下たちへの紹介もそこそこに、早速実践投入される羽目になった。
ココが今いる国の軍へ売るはずの荷物一式が、空港で差し押さえられてしまい、それを取り返さなければいけないのだと言う。
差し押さえたのは税関の保安隊だが、指示を出したのはこの国の内務次官。
軍の装備が強力になりすぎることで、近隣諸国とのパワーバランスが変わってしまうことを恐れたためである。
ココと内務次官との交渉は決裂、ココはヨナ達を連れて実力で荷物を取り返すために空港へ向かい、
内務次官は、ココたちが空港へ辿り着けないように、特殊部隊を派遣した。

ココがハンドルを握る車にヨナが同乗し、もう一台に部下・レームとバルメが乗り、空港へ向かう。
「君を雇うにあたって、君をとことん調べた…(略)…武器が憎いんだね?ヨナ」
ヨナはそれに回答しなかった。
614ヨルムンガンド2:2008/11/15(土) 02:57:41 ID:???
2台の尾行車に気づいたヨナがココに指示を仰ぐと、ココは「先手必勝!!一撃必殺!!」と叫ぶ。その声を聞き終わる前にヨナは車のサンルーフをあけ、後続の尾行車を小銃で撃つ。運転手ごと打ち抜かれて尾行車は炎上。
また、もう一台の尾行車にはバルメが乗り移り、乗っていた敵をナイフで皆殺しにしてしまった。

さらに現れた装甲車の上から、対戦車ミサイルがココたちの車に向かって撃たれるも、
ヨナが転がした手投げ弾がうまく相殺する。
2発目の装填が終わる前に、ヨナがミサイルを構えた敵を撃ち抜いて、撃退に成功。
報告を聞いた内務次官は負けを悟り、空港の保安要員たちを撤退させ、ココは無事に荷物を取り戻した。

ココは言う。
どんなに憎んでもヨナは武器を捨てられない。それの頼もしさを誰よりも知っているから、と。
「私に従え、ヨナ。私は武器商人。君とソイツとの付き合い方を教えてやる」

なぜ武器を売るのかと問い返したヨナに、ココは
「世界平和のため」とうそぶいた。
615ヨルムンガンド キャラ:2008/11/15(土) 03:12:47 ID:???
ココ・ヘクマティアル 大企業HCLI社のヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門担当にして、社長の娘。
   20代中盤くらいの美女?常に笑顔で、身内しかいないときはコミカルな行動をとる。
   
ヨナ(ジョナサン)  10〜12歳くらいの少年、無口無表情。
           親を殺されたりいろいろあったせいで、兵器が本当は嫌い。
           元山岳兵で、野戦行動に長けている。いろいろあって9人目のココの部下になった

レーム   中年傭兵、ココ部隊ではリーダー的なかんじ。
      ひょうひょうとして、つかみ所のない性格。もともとココの父の護衛をしていた。
      長距離狙撃が得意。ココがいない状況では作戦行動の指揮をとったりする。

バルメ   部下では唯一の女兵士。ココを盲目的に愛しちゃっていて、すべてがココ優先。
      ナイフが得意で、近接戦闘を最も得意としている。
616マロン名無しさん:2008/11/15(土) 03:25:32 ID:???
つづきはまた後日
617マロン名無しさん:2008/11/15(土) 22:53:36 ID:???
乙です
618マロン名無しさん:2008/11/19(水) 21:52:33 ID:???
卓球戦隊ぴんぽん5、続きの6話投下します。
前のバレ師さんのノリを目指したかったんですが、上手く省略できず、ただ長いだけになりますた
逆にわかりづらいかもしれないので、10話まで全部終わったら
全体を短くまとめたやつも投下しますね
619卓球戦隊ぴんぽん5 6話 1/4:2008/11/19(水) 21:54:00 ID:???
 市内大会当日、一回戦の相手は向ヶ丘。気合を入れる裕次郎。
「…ついにここまで来たよアッちゃん! また君と闘うために!!」
「だれでも来れるんだよここまでなら!!」
 だいたいあいつホケツだろ、あっそうか、とかやってると、
 その心配は無用だぜ! とアンソニー登場。 なぜかレギュラーが相次いで調子をくずし、出られることになったらしい。
 理由に気付いた石黒はものかげで山吹をシメるが、
「僕はただ紅くんの悲しむ顔が見たくなかっただけさ」と涼しい笑顔。
 一方裕次郎とアンソニーは火花を散らし合っていた。
「今日はこの前のようにはいかないぞ!」(この前:ラケット顔面直撃)
「そのセリフそっくり返すよアッちゃん!」

 顧問と監督が現れ、部員を一言はげました後見回りを口実にさっさとどっか行く。
 こんなとこでデートしてうれしいか!とつっこまれるけどきいてない。
 今回裕次郎は一番手。また出番なしにされるかと裕次郎は思っていたが、鹿内がそうしてくれたらしい。
「紅くんが負けて山吹くんが失格になっても石黒くんと水野くんでなんとかなると思って…」←冷静
 運よく向こうの一番手もドロンパくん(アンソニーのこと。アメリカ帰りだから)だった。
 喜ぶ裕次郎、その頭をよしよしする水野。ちなみに向ヶ丘の方も喜んでいた。
 向ヶ丘的には、相手の一番手を石黒と読んだ上での捨てゴマのつもりだったわけだが、裕次郎が相手なら勝てるかもしれない。
620卓球戦隊ぴんぽん5 6話 2/4:2008/11/19(水) 21:54:47 ID:???
 試合開始直後から裕次郎は絶好調。
(夢にまでみたアコガレの公式戦で相手がアッちゃんなんて やっぱりおれたちは宿命の二人だ!!)
メンバーが固唾をのんで見守る中、なんと20-0になる。どうやら上手く思考をそらしているらしい。
だがそこで「あ、あと1ポイントで1ゲームとれるぞ裕次郎!」と、興奮した石黒がおもわず声をかけてしまう。そのため、
「えっ? あっ! ほんとだ!!
 よーし白井さんにぎゃふんと言わせて部に昇格だ!!」
 と、裕次郎が我に返ってしまう(アッ!! しまった、あ、いやでもこれでいいのか…とふくざつな石黒)。
 
 やはりそれ以降、球を返せなくなる。ハッとする裕次郎。
(しまった! 勝てそうだと思うとどうしても卓球のことを考えてしまう!!)
「バカ! 集中すんな!! 余計なことを考えろ!!」
 石黒も叫ぶが、そういうときに限って考えてはいけないことを考えてしまうもので、結局あとはボロボロ。3ゲームすべてを落とし敗北した。
「…少しは腕をあげたようだな」ちょっと動揺しつつアンソニー。
「今日は勝ちをゆずったけど、この次はきっと負けないからな!!」
 負けちゃったよう諒ちゃん、ちくしょーくやしいよーんえーん、メンドーなやつだよおまえは、とかやってると、
「よーしまかせとけ、おれが仇をとってやるぜ」と、二番手の山吹の試合が始まる。
「イエローローズビューティフルサーブ!!」
 華麗に技をくり出すが、やっぱり顔面狙い、しかも当たったところから血が出る。
 今日のヒキョー技はトゲボールでした。
「…やっぱりおまえがたよりだぜ水野…」
 一発で失格した山吹を前に、非常につかれた石黒だったが、水野とのダブルスで勝ち、続く水野のシングルスも必殺技「隕石落とし」が決まり勝利、次の石黒のシングルスも「燃える黒龍号怒りのスマッシュ」が炸裂、団体二回戦進出が決定した。
621卓球戦隊ぴんぽん5 6話 3/4:2008/11/19(水) 21:55:33 ID:???
 9月、新学期。大会の結果が出た。
 団体戦はいいとこまでいったが、裕次郎と山吹がいっぱい反則して失格に。だが個人戦はなんと水野が5位、さらに石黒が県大会で優勝した上、全国大会でも2位と大活躍だった。
 おまえやめるとか言っといて去年よりスゲエじゃん!!との友人の言葉に、「逆境がおれを強くしてしまったのさ」と石黒。

   逆境1:青空の下で練習するのでボールが見えにくい
   逆境2:ボールが風に流されるので油断禁物
   逆境3:うしろにそらすと球拾いがメンドーなので反射神経が発達する
   逆境4:足をひっぱるやつら(裕次郎・山吹)

 こんなすごい結果出しても部にしてくれないの?と白井さんにかけあうが、
「約束は約束だからね」
 ちぇっ、と言いつつますます卓球への情熱を燃やす裕次郎は全然こたえていなかった。

 夕方、帰りの道端。白井はアンソニーを待っていたが、やってくるなり
「麻妃子、なにやってんだこんなとこで」とアンソニーは仏頂面でつれない。
 並んで歩き出すが、アンソニーは大好きな卓球の話をするのに夢中で、白井が何度もフラグを立てるための話をふっても全く気付かない。
 そこにたまたま裕次郎が通りかかり、白井に明るく声をかける。そして早速アンソニーと張り合いだした。
「こんどやる時はおれが勝つ!!」
「こんどやる時もおれが勝つ!!」(しかしレベルは果てしなく低い)
 楽しみにしていろじゃあなっHAHAHAHAHA!!とアンソニーが走り去る。彼は今年はじめて試合で勝てたので、一層やる気が充実していたのだった。しかし、
「……行っちゃった。いっしょに帰るとこじゃなかったの?」
 きょとんとする裕次郎のとなりで、白井が怒りに震えていた。
622卓球戦隊ぴんぽん5 6話 4/4:2008/11/19(水) 21:56:52 ID:???
 アンソニーはきっと今頃庭の卓球台で特訓やってるわ、と白井。
 おれももっともっと練習していずれ諒ちゃんを凌いじゃうぞ〜とか言ってる裕次郎に白井が切れる。
「あーもうあんたたちってほんとにそっくり! ドヘタのくせにハッタリばっかりで!!
 ハッタリはいいからとっとと上達してアンソニーを負かしなさいよ!!」
「こんどは負かすってば!!」
「アンソニーなんか自分よりさらにドヘタなあんたに負かされて
 卓球をやめたくなるくらいの大ショックをうければいいのよ!!」
 要するに以前練習試合の段取りをつけるなどの親切をしてくれたのはそういう理由だったらしい。
 さすがに裕次郎も気が付いた。白井はアンソニーが好きなのだった。
「…じゃ、卓球がキライだって言ったのは」
「……だってアンソニーあたしより卓球が好きなんだもん」
 裕次郎が白井に水をぶっかけられたのも、裕次郎が同じこと(「白井さんよりは好きだ」)を言ったからだった。
「ひでーほんとにタダの個人的感情なんじゃないかー」
「だからそう言ってるし悪かったって言ってるでしょっ!ウルセーやつ」
 卓球の方が好きだと、別に露骨に言われたわけじゃなかった。でもアンソニーが白井のいる櫻ヶ丘高校ではなく、卓球部のある向ヶ丘高校に行ったのはそういうことだと思った。(白井の方が一年先に受験なので自分からは合わせられない)
 ため息をつく白井に裕次郎が言った。
「白井さんは悲しそうな顔より怒った顔のほうがいいよ」
 なんですってとすぐさま怒る白井を、元気が出たと楽しそうに見る裕次郎。
 裕次郎は試合中、白井のことばかり考えていたことを打ち明ける。(単に気をそらすためだが)
 びっくりして赤面する白井。(内容は「なんでえ白井さんのバカヤロー」とか「今にみてろよ悪の生徒会−」とかだったが)
「おれがアッちゃんに勝ったら気がすむ?」
「え… もういいわよ、それは」
「不当なイジメされたけどお世話にもなったし、こんどはちゃんと勝つよ。
 そしておれたちもめでたく部に昇格だ!」
 ……で、こんどっていつ? えっ?さあ…。

第6話 完
623マロン名無しさん:2008/11/19(水) 21:59:45 ID:???
以上です
なんかこれ読むより実物探して読んだ方が早いかもしれませんが
7話以降はのちほど
624マロン名無しさん:2008/11/19(水) 22:00:52 ID:???
625ヨルムン:2008/11/20(木) 03:08:05 ID:???
キャラ・バルメのところに、「隻眼、巨乳美女」と書き忘れました。

以下2話目
626ヨルムンガンド3:2008/11/20(木) 03:11:17 ID:???
第2話「ガンメタル・キャリコロード」

国境線を越えて、トラックの輸送団が入国してきた。
HCLI社本部からの情報によると、戦闘ヘリ『ハインドD』の部品が15台分も積まれているらしい。
先日空港でひと悶着起こしたものの、ココが上手いこと軍との取引を成功させた事を知った、他の武器商人が参入してきたのだ。
これを軍に買われてしまうと、ココの商売の邪魔になる。
今回の仕事は敵のハインド納入を妨害することである。

ココは部隊各人に国防軍本部での交渉、武装、情報整理などの仕事を割り振り、ヨナだけココについてく

るように指示した。
ココは元諜報員という噂の武器商人・クロシキンの元へ向かう。その途中、ヨナへ拳銃を一丁手渡した。

「?自分の持ってる」
「ウン、予備」

白々しく、クロシキンにヨナを弟と紹介して同席させ、交渉開始。
と同時に軍司令部ではトージョとバルメが、クロシキンからのハインド購入を取りやめてもらうよう、司令官と交渉を始める。
627ヨルムンガンド4:2008/11/20(木) 03:13:08 ID:???
クロシキンと対面中のココにトージョから電話が入る。
ココはトージョに「いいぞ、それは食いついてきているんだ、空対空ミサイルのカードをきれ」と答え、電話を切った。

「なに、安売り合戦始めちゃうんだ?」
同業者同士、まあ、うまくやろうよとクロシキンは言うが、ココは彼をさらに挑発する。
激昂したクロシキンがガラスポットでココの頭を殴り、ココは血まみれに。
しかし、それに対し拳銃を構えたヨナを制止したのは、ココだった。
この部屋にはクロシキンの配下のスナイパーが照準を合わせており、妙な行動をとれば、ココとヨナが撃たれることになっていた。ココはそれを予想していたのだ。
ヨナの拳銃はクロシキンに取り上げられてしまった。

数分後、ココはちらりと時計を確認し、さらにクロシキンを馬鹿にしたような言動をする。
「ふざけたマネをすると…」
クロシキンが携帯電話を取り出すと、
ココは「スナイパー?かけてみれば?」とむしろスナイパーと連絡を取るように促した。
スナイパー宛てにかけた電話に、出たのはレーム。
すでにクロシキンの部下たちはココの部隊に制圧されていた。
そこへトージョから、司令官が交渉に応じ、クロシキンとの契約を破棄したとの連絡が入る。

これで、クロシキンを守るものは何もない。ココの合図に合わせ、ヨナがもう一丁の拳銃を取り出しクロシキンの頭を吹っ飛ばした。

任務終了後、ココの怪我を防げなかったことを気に病んだ様子のヨナ。
ココはそれを逆手にとり、全身にトイレットペーパーを巻いて現れ、
「ミイラ!」とやり、一瞬ヨナを笑わせることに成功した。
628マロン名無しさん:2008/11/20(木) 03:44:31 ID:???
つづきはまた後日
629マロン名無しさん:2008/11/20(木) 19:15:10 ID:???
>>628
乙乙
630マロン名無しさん:2008/11/22(土) 11:37:50 ID:???
ぴんぽん5の人、乙です!
続き期待してます
631マロン名無しさん:2008/11/24(月) 17:23:41 ID:???
羽衣翔「イース ソードマスター」ていう漫画の内容を教えてください
632マロン名無しさん:2008/11/24(月) 22:29:22 ID:???
高口里純の「伯爵と呼ばれた男」を出来れば詳細にお願いします。
633女王様ナナカ:2008/11/27(木) 23:05:16 ID:???
>>589
女王様ナナカ
徳間書店リュウコミックス 全1巻
原作は大槻ケンヂ、漫画は西炯子
1993年7月と1994年2月に少女コミック特別増刊号に掲載され、
月刊COMICリュウ2007年9〜10月号に最終話『ナナカふたたび』が掲載され、単行本化。
14年の間にすごく絵柄が変わっている。
内容は、SM女王様のナナカがプレイを通じて他人を救う、というか生まれ変わらせてあげる、というような話。

●エピソード1 女王様ナナカ

鬼城ナナカは幼少時、子供向け番組の中でボンデージ姿の敵女性キャラがヒーローをいたぶるシーンに性的な興奮を覚える。
長じて女子高に入学したナナカは、自分を呼び出した上級生に往復ビンタをくれてやり、一躍「美人で勝ち気な新入生」として高校の有名人になる。
そんなナナカも美術教師に恋をし、将来は彼のような美術教師になりたいと願う。
2人の関係はやがて学校側に知れ、美術教師はナナカに言う。
「2人で逃げよう。それが出来なければ、死のう」
駆け落ちの日、待ち合わせの駅に美術教師は来なかった。
待ちぼうけをくらったナナカは駅のトイレで手首を切り、救急車で保護される。
25歳のナナカは、人気のS女王様になっていた。
常連奴隷のヤクザ・吉成に専属契約を持ちかけられているが、永らく断っている。
「ナナカちゃんは素晴らしい女王様だよ。これで足にキスさえさせてくれればなあ…」
ナナカは素足に触られると「黒板を釘で引っ掻く音を聞かされているような不快感」を覚え、SMプレイの常道である奴隷の足キスを請ける事が出来ない。
ある日、ホテルの一室で吉成とのプレイを終えたナナカが休んでいると、若い男がやって来る。
21歳だと言い張る高校生・直也は、女性美術教師と駆け落ち予定であったが、厳しい父親に邪魔され、待ち合わせ場所に行けなかったのだ。
「恥ずかしい死に方をして、父の顔に泥を塗ってやりたい。俺を殺してくれ」
昔の自分を思い出したナナカは、直也に激しいプレイを施し、彼は気絶してしまう。
目を覚まし「なかなか死ねないもんだな」と呟く直也に、ナナカは
「あんたを殺したら、あたしは殺人犯。それについてはどう考える?」と問う。
634女王様ナナカ:2008/11/27(木) 23:10:30 ID:???
「そこまで考えてなかった」と言う直也を後ろ手に縛り、ナナカは彼の手帳を抜き取る。
ナナカは直也の駆け落ち相手である亜希子に電話をかけ、話をさせる。
「亜希子を高みに引き上げてやれるのは、あんただけよ」
それはかつて、ナナカが美術教師に言われたことだった。
違うのは「死だけが」という言葉が前についていたこと。
生きて、2人で愛の高みへと駆け上ってほしいとナナカは願った。
ナナカは素足へのキスを交換条件に吉成に見張りを頼み、2人を駆け落ちさせる。
そしていつものように、吉成との待ち合わせ。
「しかし聞けば高校生のガキと女先生だって言うじゃないの。逃げたはいいが、うまくやっていけるのかねえ?」
ナナカは意味ありげに微笑み「さあね」と言うだけだった。
その後、吉成への約束を果たそうとしたナナカだが、足を掴まれただけで悲鳴をあげてしまうのだった。

●エピソード2 ナスターシャ

中学・高校とナナカと同級生だった松子は、デブでグズで不細工。
駆け出しの絵本作家の彼女は、いつもスケッチブックを持ち歩いており、『ナスターシャ』という童話を製作中である。
ナスターシャという美女が、美しすぎるが故に誰からも愛されず絶望の旅に出かけ、自分だけの隠れ家を見つける。
だが、彼女の美しさを妬んだ魔女に氷の世界に連れ去られる。
彼女は旅人に助け出され、彼と森の奥で人知れず幸せに暮らしていく…という内容だ。
ある日、松子は電車でチンピラに絡まれているところをナナカに助けられ、久しぶりに会った2人は喫茶店へ。
そこで『ナスターシャ』のラフを見たナナカは現実逃避だと批判する。
「17の頃、あたしもあんたも、この世から逃げようとして失敗したじゃないか」
高校時代、松子はナナカの恋人だった例の美術教師に恋い焦がれていた。
想いは一方的なものだったが純粋で、ナナカと彼との付き合いを知った松子は自殺未遂をやらかした。
だが、それはクラスメートの嘲笑を招き、ナナカとの差を思い知らされる結果となった。
苦い思い出に席を立とうとする松子に、ナナカは自分の連絡先を渡す。
635女王様ナナカ:2008/11/27(木) 23:12:08 ID:???
その足で編集者の平野との打ち合わせに向かう松子。
ハンサムな平野は、現在の松子の秘かな想い人である。
ラフを見た彼は『ナスターシャ』を絶賛し「打ち合わせを兼ねてデートしよう」と夜の食事に松子を誘う。
平野に旅人のイメージを重ね、有頂天になる松子。
本格的に『ナスターシャ』を製作中の松子に「こないだは言い過ぎた」とナナカは電話をかける。
「松子は、まだ夢を捨ててないんだよね」「うん…」
「えらく傷つく事になるかもしれないよ?」
「大丈夫!」力強く拳を作り、松子は頷く。
平野との食事の日、おめかしをして出かける松子。
平野との会話は楽しく、酔った彼は松子を名前で呼び、松子の胸は高鳴る。
店を出た平野は「君の本は絶対売れる!ヒット飛ばそうな!」と松子の肩を抱く。
妄想の中で、松子は平野扮する旅人に抱き上げられていた。
帰りのタクシー。
泥酔した平野は何度も「お前の本は売れる」と譫言のように繰り返す。
幸せ気分の松子だったが、続く平野の言葉が心を刺す。
「なんてったって、お前の物語は負け犬の物語だからな」
「え…?」
「辛い事、嫌な事から逃げて、現実を拒絶して生きたい。一生自分のカラの中で暮らしたい、という話だ」
「そんな…あたしはただ、女の子の一つの理想を…」
「何言ってやがる!あんなもん、ハーレクインみてーなもんだ!もてない女が心の穴に詰め込むジャンクフードだ!」
ショックを受ける松子にかまわず、平野は続ける。
「売ってやるぞ!純文学の部署から外された俺には、売れる本出すしかねーんだ!もてねー女を慰める本だろうと何だろうと…」
途中から松子は心を閉ざし『ナスターシャ』の一節をブツブツと口ずさんでいた。
「ナスターシャは美しすぎて誰からも愛されませんでした…美しすぎて…」
やがて松子の住む最寄り駅にタクシーが到着。
「んじゃあ、松子、気ぃつけてな」
だが、松子は降りようとしない。
「あの、あたし、平野さんちに…」
「へ?おれんちに来たいの?これから?なんで?」
「好きだから…」
一世一代の告白を平野に笑い飛ばされ、降り出した雨の中、松子は惨めな気分でナナカを訪ねる。
636女王様ナナカ:2008/11/27(木) 23:15:36 ID:???
「言わんこっちゃない、とは言わないけどさ…」
松子にTシャツとタオルを貸し、コーヒーを淹れてやりながらナナカは言う。
「夢は絵本の中だけにしときな。あんたもあたしも、夢追っかけて一度失敗してるんだからさ」
松子はコーヒーカップを叩き割り、激昂する。
「いいじゃない、あたしが夢を追っかけたって!鬼城さんは途中までだけど夢を叶えた事があるじゃない!先生とできてたじゃない!あたしなんか、いっつもいっつも……!
知ってたわよ…夢は夢だって…あたし、逃げてるだけだって解ってた。でも…でも、一度くらい…」
黙って聞いていたナナカは仕事着に着替え、手慣れた様子で呆気にとられている松子を縛り上げる。
「あんたの自殺未遂、ずっと責任感じてたんだ…これからあんたはナスターシャ、あたしは悪い魔女だ」
「そんないきなり…」
「うるさいっ!お前はなんでそんなに美しいんだいっ!」
混乱する松子にナナカの鞭が一閃する。
「お黙り!あたしは、この体を使って旅人を誘惑した。それしか無かったからだ。
あたしに比べて、あんたは何と心の綺麗な事か。お前が妬ましい!なんでそんなに美しいんだいっ!」
ナナカに鞭打たれながら、松子は次第に心の澱が浄化されていくような気がした。
プレイの最後にナナカは言う。
「最後にキツい一発をくれてやろう。そうすれば、お前はもう秘密の隠れ家には帰れない。いいね?」
「はい…でも、優しくしてね…」
その後出版された絵本の中のナスターシャは、秘密の隠れ家を追われたが、かけがえのない友を見つけ、荒野で強く生き抜く決意をしていた。
絵本を閉じたナナカは吉成に「今日は魔女になりたい」と言う。
「いいねぇ魔女!ナナカちゃん、ピッタリよ!」
魔女ナナカに犬に変えられた(という設定)吉成は、恍惚の鳴き声をあげるのであった。
637マロン名無しさん:2008/11/27(木) 23:16:40 ID:HiLdbBS9
最終話は日曜日ぐらいに投下します。
638マロン名無しさん:2008/11/28(金) 03:35:59 ID:???
なんだかいい話なのかそうでないのか微妙な話だなw
639マロン名無しさん:2008/11/28(金) 13:18:26 ID:???
>>633-636乙です
>638同意すぎるw
微妙感から逆に読んでみたくなったw
640マロン名無しさん:2008/12/03(水) 23:05:23 ID:fNLRSHaI
ほしゅ
641マロン名無しさん:2008/12/08(月) 10:44:55 ID:Bf5lXmJP
642マロン名無しさん:2008/12/08(月) 15:18:40 ID:???
>>600
モンの母親は、田舎から東京に出てきて派手な生活をしていた女性。
とうぜん男性関係も複雑。誰のものとも知れないモンを身篭り、
両親への反抗や父親候補達への当て付けからか、出産。
しかし出生届も戸籍登録も行わず、ネグレクト状態で今まで通りに
男性を取り替えながらろくに家に帰らない生活を続ける。
そのうち、母親はヤクザの男と心中。親戚も戸籍も存在しないモンは
幼くして天涯孤独になり、そのまま住んでいた家を後にする。
(この間、当然モンは周辺住民や子供たちから激しくいじめられており、人間的な生活を送れていない)

その後、山中で暮らす頭のおかしい強姦空手野郎に拉致されたモンは、そこで
サバイバルの技術を叩き込まれながら生活するも、空手野郎はモンを放置して
警察へ自首。その後、モンは各地を転々としながら、本能のままに成長していく。
(ちなみに、そのころからクマのぬいぐるみを所持。まだ生きていた頃の母親が、ゴミ捨て場
 から拾い上げ「死ね」の言葉と共にモンに渡した)
643マロン名無しさん:2008/12/09(火) 18:42:14 ID:???
きづきあきらのメイド諸君!を始めから終わりまでお願いします
644マロン名無しさん:2008/12/11(木) 12:37:16 ID:???
ほしゅ

まとめサイト管理の人もいつも乙です
いつでも書いてやるぜ!でスタンバってるのに
なんで新しい依頼も未解決のもこう、俺の書けるのがないんだろうw
645マロン名無しさん:2008/12/11(木) 23:27:52 ID:???
魔太郎がくる!! のラストまでの流れをお願いします。
646マロン名無しさん
羽衣翔「イース ソードマスター」 最初からラストまでお願いします