赤松健VS久米田康治・畑健二郎

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126 ◆S/HOSHIJkU
 ある日のこと、窓をすり抜けて妖精が粂田スタジオに入ってきて言いました。
妖精「何でも願い事をかなえてあげましょう。ただし、あなたの願いをかなえると……」
粂田「どうせこの手の話にろくなことがないんだろ」
妖精「……あなたのライバルにも、あなたの願いが2倍かないます」
粂田「たとえば、ボクの漫画がもっと売れますように、と願ったら?」
妖精「あなたの漫画の売上げは伸び、あなたがライバルと思う人の漫画はその2倍伸びます」
粂田「そらみたことか、最悪だ……赤木公のヤローの漫画がこれ以上売れるのは許せん」
 アシスタントをしている弟子の魔枝が言いました。
魔枝「先生、赤木公と比べずに、自分の漫画が売れて幸せになればいいじゃないですか」
粂田「うるさい! 世の中は天動説なんだよ。他人を見下すことこそ、幸せなんだ」
 web日記のネタの打ち合わせをしに来ていた弟子の火田が言いました。
火田「先生、いい加減赤木公さんに絡むのはよしましょう。なぜか僕にとばっちりが……」
 弟子達のなだめる意見を聞かず、粂田はとんでもないことを言い出しました。
粂田「妖精よ、ボクの漫画が売れなくなるようにと願ったら」
妖精「あなたがライバルと思う人の漫画が2倍売れなくなるわ」
魔枝「な、何もそこまで……そうまでして赤木公を不幸にしたいんですか!?」
粂田「当たり前だ! ……しかし、確かにボクの漫画が売れないのは困る」
火田「普通に、ホシ・ルリと結婚したい、とかにしときましょう」
粂田「おまえ、それは普通じゃない……妖精よ、美女と結婚したいと願ったら?」
妖精「法律上はともかく、実質上、ライバルと思う人が二人の美人妻を持つことになるわ」
粂田「……それは絶対に許せん……くそ、何を願っても赤木公がボクの二倍幸せに……」
127マロン名無しさん:2008/04/01(火) 12:48:05 ID:???
 しばらくして考えた末、粂田はある方法を思いつきました。
粂田「そうだ、妖精、お前、赤木公の所へ行って奴の願いをかなえろ」
魔枝「えっ、願い事をかなえてくれる妖精をライバルに送るんですか!?」
粂田「赤木公が幸せになる願い事をすれば、その倍、俺が幸せになるわけだ」
妖精「では、赤木公の所へ行くことにします」
 そういうと妖精は窓をすり抜けて赤木公の住む高層マンションへと飛んでいました。

 その後、赤木公の漫画は売れゆきが伸びましたが、粂田の漫画は伸びませんでした。
かわりに、弟子の火田の漫画が大ヒットし、赤木公の漫画より売れたのです。
粂田「くそーどうして俺の漫画が赤木公より売れないんだ! 妖精は何をしている!?」
魔枝「……赤木公は先生ではなく火田くんをライバルと思っているのでは……」
粂田「……確かに最近、ボクをだしにして火田メインの話題が赤木公日記に多いな」
魔枝「先生の弟子であることを広めるのが、火田くんを貶めるに一番ですし……」

  ___  ノMiMiミミ ☆
  \`ヽjllб_бjl` /  コノ物語ハフィクションデス。
.   ,ゝと     つ    実在スル久米田康治、赤松健、畑健二郎、ホシノ・ルリ、前田クン
.   r ´ |  r /      トハ一切関係アリマセン。
      (__)ノ