金田一少年の事件簿連載中　七殺目

1992年―――週刊少年マガジン誌上にて、とある新連載が始まった。
その名は｢金田一少年の事件簿｣。
この漫画を一から語ろうというのが、このスレの立つ動機となったんだ。
なお、この漫画は巧妙にして大胆かつ狡猾で奇想天外な悪魔的トリックにより、
１日に１話のペースで22〜24時頃に掲載される事が明らかとなっている。
時々誤算から致命的なミスを犯して休載する事もあるようだが、見逃してやって欲しい。
そしてもし｢！？｣な事があれば“連載中スレの楽屋裏”に行ってみてくれ。
このスレの謎が全て解けるはずだ！

連載中スレの楽屋裏　第25幕(漫画サロン板)
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1193389271/
金田一少年の事件簿case36(懐かし漫画板)
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1195557008/
前スレ：金田一少年の事件簿連載中　六殺目
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1195256156/

このスレは連載当時に戻ったつもりで進行しています。
あらすじが書き込まれた話から先の展開や、先の時代の出来事は知らない前提で参加して下さい。
初参加の方は必ず上の「連載中スレの楽屋裏」のテンプレに目を通してルールを把握して下さい

【ＦＩＬＥ】
･オペラ座館殺人事件　　　　　・首吊り学園殺人事件　　　　　・黒死蝶殺人事件
･異人館村殺人事件　　　　　　･飛騨からくり屋敷殺人事件　 ・魔術列車殺人事件
･雪夜叉伝説殺人事件　　　 　・金田一少年の殺人　　　　　　・仏蘭西銀貨殺人事件
･学園七不思議殺人事件　　　・タロット山荘殺人事件 　　　　・魔神遺跡殺人事件
･秘宝島殺人事件 　　　　　　　・蝋人形城殺人事件　　　　　　・速水玲香誘拐殺人事件
･悲恋湖伝説殺人事件　　　　 ・怪盗紳士の殺人
・異人館ホテル殺人事件　　　・墓場島殺人事件

【ＣＡＳＥ】
・魔犬の森の殺人

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ】
・氷点下１５度の殺意
・誰が女神を殺したか？
・１／２の殺人者
・聖なる夜の殺人

【明智ＦＩＬＥ】
・証言パズル
・殺人ポーカー（省略）

【明智ＦＩＬＥ３】明智少年の華麗なる事件簿　問題編３
■被害者リスト
･内田(うちだ)…秀央高校Ｅクラス３年
■容疑者リスト
･赤沢次朗(あかざわじろう)…秀央高校特Ａクラス３年
･薬師寺かおる(やくしじかおる)…秀央高校特Ａクラス３年
･和島尊(わじまたかし)…秀央高校特Ａクラス３年

警備員は夜７時頃には何も異常はなかったと証言した。だがこの時、死体は既にあった。犯人は
背表紙を塗りつぶした本で偽の本棚を作り、死体を隠していたのだ。夜の闇の中、入り口から
軽くライトを照らしたくらいでは、普段通り整然とした本棚が並んでいるようにしか見えないだろう。
見回りが来る前に急いで偽本棚を作り終え、７時前に学校を出た犯人。その後朝一番に登校し、
死体を隠した｢本の壁｣を崩す。こうすれば検死結果と警備員の証言から、犯行時刻は７時から
７時半の間と判断され、７時以前に帰った真犯人は完全なアリバイを手に入れる事ができるのだ。
死体が本に埋もれていたのは、本の壁を崩した跡だったというわけだ。
そして昨日の図書室には５時半まで図書委員がいた。つまり犯行時刻は５時半以降。
犯人は５時半から７時の間に校内にいて、アリバイのない人物という事になるのだ。
友人の中でも特に、ワトソンとして明智への協力を惜しまない和島。彼と共にコンピュータ室を
訪れた明智は、学校のデータをハッキングして５時半以降に帰った者を割り出す。そこで分かった
予想外の事実。該当する人物は、明智の仲間である和島、かおる、赤沢の３人しかいなかったのだ。
そして図書室。明智は本棚の高さが気になった。仲間内で最も長身の自分でさえ上の板まで
届かない程だから、他の者も当然届かない。そのため偽の本棚を作るには、台に乗らなければ
ならなくなる。だが犯人が使ったのは、そばにある木製の台ではない。犯人の靴の裏に付いた
僅かな血痕が残っているのは、カウンター横にある重い鉄の台の方だった。しかしなぜ犯人は……？
疑問を持った明智は図書室を見回し、ある確信を得る！他の２人を呼ぶよう和島に頼んだ明智。
｢犯人は分かった！事件の真相はこれからこの僕が明らかにする！！｣
明智の下に出向いた赤沢とかおるは、自分達の中に犯人がいると知り驚愕する。だが明智はあくまで
冷静に語る。犯行の際の犯人の不可解な行動が、犯人を絞り込む最大の手がかりとなった事を。
｢その不可解な行動を取らざるを得なかった犯人―――それは…君だよ！君がこの事件の真犯人だ！｣

わかった。
警備員が犯人だ

いや図書委員が犯人だ

いや明智が犯人だ

いや金田一が犯人だ

どうぞどうぞどうぞ

明智「フ、私にかかれば他人に罪をなすり付けるなど造作もないこと…」

おれがはんにんです

巧みな印象操作っつｰか
ﾘｱﾙで読んだ時も､こいつそんなに金田一の親友ﾎﾟｼﾞｼｮﾝだったっけ?と首をひねりながら読んだから
全然衝撃とか無かった

>>11
ﾀｲ━━━━||Φ|(|´|Д|｀|)|Φ||━━━━ﾎ!!

【明智ＦＩＬＥ３】明智少年の華麗なる事件簿　解答編
あの状況から見て真犯人としか考えられない人物―――それは明智と最も親しい友人･和島！
｢本当に残念だよ……！君がこの事件の犯人だったなんて……｣
明智は自分の推理を述べる。まずアリバイがないのがここにいる３人だと判明した時点で、
真っ先に容疑者から外れたのはかおるだ。彼女は重度の高所恐怖症。偽の本棚を組み上げるために
長い間台の上にいる事など出来ないだろう。残るは和島と赤沢。トリックに使われた｢鉄の台｣が、
犯人確定の決め手となった。本来なら現場近くにあり軽い｢木の台｣の方が使われてしかるべきだろう。
しかし犯人には木の台が使えなかった。なぜならその台は古く、小柄な赤沢がどうにか乗れる程度。
それ以上の体重の者が乗れば、たちまち壊れてしまうのだ。犯人が赤沢なら鉄の台を使う必要はない。
すなわち鉄の台を必要とするのは体重の重い人物、和島しかいないという事になる。
全てを明かされ沈黙する和島。明智はこの後を彼の意志に任せるとしながらも、友人として告げる。
｢僕としては……月並みだけど自首することを勧めるよ…！
それが…君にとっても一番いい選択だと思う―――｣
この時和島は笑顔を見せ、明智に負けを認めた。彼は内田に脅迫されていた事を打ち明ける。
この前のクラス編成テストでカンニングをしてしまった所を、内田に見られていたのだ。
それ以来内田の言うがままになっていた和田。だがあの図書室での要求には、彼も我慢できなかった。
内田は下心丸出しの顔で、人気のない場所にかおるを呼び出せと命じてきたのだ。密かにかおるを
想っていた和島は、思わず分厚い本で内田を殴りつけてしまう。後は明智の推理通りだ。
告白を終え、このまま自首すると仲間達に背を向ける和島。そんな彼に明智は最後の質問をする。
なぜ自分に疑いがかかるようなトリックを、あえて使ったのか？すると和島は振り返って笑った。
｢その謎は君が解けよ『ホームズ』！これは『ワトソン』から『ホームズ』への、最後の挑戦だ！！｣
そしてもし謎が解けなければ、10年後明智の机に答えを書いておくと言い残し、和島は去った――

今がその10年後。結局解けずに｢答え｣を見に来た明智は、それを消したはじめに業を煮やしている。
だがはじめは今の話で、その答えが簡単に分かってしまった。はじめは明智に教える。
和島は罪から逃げるために、トリックを仕組んだのではないと。彼は謎を解かれるのを計算済みで、
明智に容疑がかかるトリックをわざと使ったのだ。｢ホームズの活躍を待つのがワトソンの役目｣。
だが罪を犯した自分はもう明智と同じ道を歩めない。だから最後に自分で作った謎を突きつけたのだ。
｢あの時あんたの活躍を心底待ち望んでたのは、他ならぬ犯人の和島自身だったんだよ！！｣
はじめも昔｢ワトソン｣だったから分かるのだ。祖父という｢ホームズ｣の活躍を楽しみにしていた、
｢ワトソン｣だったから。明智は母校を後にしながら、先程のはじめの言葉と、
かつて和島が語った夢を思い出していた。
―――お前が刑事になるんなら、俺監察医になってもいいぜ！
そんな明智の後ろ姿を黙って見送る１人の人物。
それは現在塾講師となり、今回模試を担当して秀央高校を訪れた和島だった。
―――あれからお互い、歩む道は遠く離れてしまったけど……俺はいつでも君の活躍を
待ち望んでるんだよ明智―――今でもお前は俺にとって、永遠の｢ホームズ｣なんだから………。

なんか前回の事件と被るな…

今思えば千家もどこかではじめに見破って欲しかったんだなと思った。美雪への思わせぶりな態度もきっと真実を伝えたかったからだ

しかしあんな高所恐怖症がいるもんかね
あれじゃ二階以上の窓の外は見れなさそうだし、階段の上り下りもできないんじゃないか
エレベーターはともかくエスカレーターだと駄目そうだ
子供の頃事故にでも遭ったのか…前世の因縁か

大学の後輩だが
三段の脚立が昇れないので
高いところの物を取るときは一番下の段にだけ上がるって
奴がいた。駄目な人は徹底的に駄目らしい。

>>18
確かに。
飛騨からくりのチビみたいにトラウマがあるのならともかく

なんか前回の魔犬の森とワザと被らせてる感じだな

>>18>>20
というか、逆に本当の高所恐怖症はあんなもんだよ。
よくみかれる高所恐怖症は、医学的に証明されてるわけじゃなく、自己申告の恐怖症だからああいうのはいないけど、
医者の診断もらうくらいのれっきとした高所恐怖症は平均台さえ無理。


けど推理物なんだから、エセ高所恐怖症で容疑をそらす奴だっていてもおかしくないし、もっとそこの説明がほしかったよなぁ。

[省略]短編５･鏡迷宮の殺人…遊園地の鏡迷宮で殺された未来の女子アナ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　はじめは被害者の仲間の１人のアリバイを崩す。

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ６】金田一フミ誘拐事件　問題編
はじめらに手伝ってもらい、フリーマーケットで潰れたコテージの備品を売りさばいてご機嫌のフミ。
しかし儲けた金を預けようと銀行に向かう途中、彼女を災難が襲う。丁度裏口から逃げる所だった
銀行強盗の顔を見てしまったのだ。そのまま誘拐されたフミ。それを知り血相を変える担当の剣持に、
はじめはフミを追う方法を教える。彼女の持つＰＨＳ｢ノラエホン｣には、半径100ｍまで居場所を
特定できる機能が備わっているのだ。その結果、フミは天元町２丁目のどこかにいる事が判明する。
その時犯人のいない隙を見たフミから、はじめのＰＨＳに連絡が入った。
ここは２階建ての木造アパートだと伝えるフミ。カーナビを盗み見て場所も大体分かるらしいのだが、
ここで犯人の男が戻ってきて話は中断する。慌てて通話状態のままＰＨＳをイスのクッションの下に
隠したフミ。しかし男の手で別のイスに縛り付けられてしまい、もはや身動きは取れなくなった。
一方、通話が途切れ焦る警察。そこに犯人の妻と名乗る女が現れた。彼女は泣きながら語る。
夫の名は相馬敦士。火の車だった会社がついに3000万の不渡りを出しそうになり、資金繰りに
必死だったのだそうだ。普段は従業員からも慕われている優しい人なのだと声を震わせる妻。
これ以上夫が罪を重ねないようにして欲しいと、彼女は剣持に深く頭を下げるのだった。

夕陽が射しかかる頃。犯人のアジトで助けを待ちわびるフミは、ふと何かを思いついた。
相馬にまず眩しいからカーテンを閉めて欲しいと頼むフミ。そしていきなり彼にクイズを出題する。
｢ホカホカあったかくてとってもおいしいんだけど、
コレを取ると冷たくて味がしなくなるものなーんだ？｣
きょとんとしている相馬に、フミは更にヒントを出した。同じように、全身毛だらけで走り回る事が
好きなものが、コレを取ると大きくなるのだそうだ。電話越しにこの会話を聞いていたはじめは、
一連のフミの言動を自分達へのメッセージだと捉えた。おそらく彼女は、遠まわしに自分の居場所を
知らせようとしているのだ。そして先程のフミの証言に合致する木造アパートが４棟探し出された。
Ａのアパートは30階建て赤井ビルの真正面で窓は西向き。２階は２つだけカーテンがかかっている。
Ｂのサテライトタワービル近くの木造アパートは２階が塾で窓は全て南向き、暗幕が降りている。
Ｃの天元病院そばの木造アパートは西向きで、２階にカーテンはかかっていない。
最後のＤのアパートは鏡張りで12階建てのマックスビルの近くにあり、窓は東向きで
２階は真ん中の部屋にカーテンがかかっているだけだ。この４つのどれかに、フミはいる。
地図を睨みながら今までのフミのヒントを反芻していたはじめは、突然声を上げる。
｢オッサン！わかったぜ！フミの居場所が！！謎はすべて解けた！！｣
一方フミのクイズを素直に考え込む相馬。だが何気なく近くのイスに座った時、フミのＰＨＳの
存在に気付いてしまった！たちまち顔つきを豹変させ、震える手でロープを握り締める相馬。
｢おまえ……まさか警察に……くっ…も……もう殺すしかないのか！？｣
心の中で必死にはじめに助けを求めるフミ。フミは一体、どうなってしまうのか……！？

フミ生存フラグ！

金田一のファッションｗ

ここで彼が登場ですよ。
フミの好きな人。

おれか？

このおっさんなかなかイケメンじゃね？

あったかくておいしい…毛だらけ…大きくなる…

卑猥だ…

ラーメンと毛の生え変わる時期に犬猫に体をなすりつけられたセーターと風船のことか？

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ６】金田一フミ誘拐事件　解答編
フミの居場所を特定する決め手は、ＰＨＳで送られた２つのメッセージにある。まずはクイズ。
これは監禁場所のアパートの地図上の位置を示すものだ。クイズの答えは｢丼｣の｢点｣。
｢丼｣の字から点を取ると井戸の｢井｣になり、冷たくて味のしない水となる。同じ原理で
走るのが好きな｢犬｣は点を取ると｢大｣になるわけだ。フミはカーナビの地図を見て、自分の場所が
十字路に囲まれた｢丼｣の点に当たる場所だと知った。そしてその条件に合うのはＡとＤのアパートだ。
次にカーテンのメッセージ。これはフミのいる部屋の窓の向きを知らせるもの。今は夕方だから、
夕陽が直接射し込む窓は西向きと考えるのが普通だが、はじめが指差したのは
窓が東向きのＤのアパートの方だった。合点の行かない顔の剣持にはじめは必死で訴える。
｢オッサン！もうこれ以上説明してる暇はない！俺の“推理”を信じてくれ！！｣
こうして警察は総力を挙げてＤアパートに向かう。その頃相馬は、ロープを握り締めて
フミににじり寄っていた。本気な彼の目に怯えるフミ。知らず知らずのうちに目が涙で滲んだ。
こんな時アニメなら、かっこよくヒーローが飛び出して助けに来てくれるのに―――
｢はじめのバカ〜〜〜！！早く来いよ〜〜〜〜！！｣
その時、部屋の戸を警察が激しく叩く。はじめと美雪もフミに向かって呼びかけた。間に合ったと
心底安堵するフミ。だがすっかり度を失った相馬は、フミの首筋にナイフを突きつけ叫ぶ。
｢その扉を少しでも開けてみろ！この子供の命はないぞ！この金はどうしても必要なんだ！｣
だがここで聞こえた妻の声に、彼は動揺する。その場には彼の会社の社員も全員来ていた。会社に
不渡りが出そうだと聞き、資金調達に走り回っていた彼ら。誰も相馬が罪を犯す事など望んでいない。
妻の、社員達の思いを知った相馬は、その場に泣き崩れた。ただただ謝り続ける彼に、妻と社員は
駆け寄る。一方ようやく助かったフミもはじめに頭を撫でられ、気が緩んだのか涙を見せるのだった。
ちなみに社員を呼んで犯人を説得するのははじめのアイデアだった。妻の話から、相馬がそれに
逆上するタイプには思えなかったのだ。また本当に凶暴な悪人なら、既にフミは殺されていただろう。

ところでなぜはじめは、夕陽が入らないはずの東向きの窓のあるＤアパートを選んだのか？
実はＡアパートは西向きではあるものの、夕陽は絶対に見えない。なぜなら西側に30階建ての
高層ビルが構えているからだ。逆にＤアパートの方は、窓の向こうに鏡張りのビルがそびえている。
フミは曇りガラス越しに射し込んで来るビルの反射光を、夕陽そのものとカン違いしたというわけだ。
ともかくもフミの命が助かった事を喜ぶ剣持。だがフミは、ケロリと殺されかけた事を否定する。
｢フミは自分であのオジサンについてったのよ♥別に人質なんかじゃなかったも〜ん♥｣
突然犯人を庇い出したフミに困惑する剣持。だがはじめもフミ側につき、彼は諦め顔で溜息をつく。
｢わかったよ！相馬敦士の逮捕状は強盗の件のみ！それでいいだろ？チビ金！｣
この呼び名に大ショックのフミ。日の暮れゆく町に、フミの怒声とはじめ達の笑い声が響くのだった。

チビ金ひでえｗ

短編は人死にが出ないこともあるな
誰も死ななくてよかった

人が死なない謎解きだったら怪盗紳士もそのうち出るか？高遠も再登場したし

「これ以上説明してる暇はない！」
これ以前説明してる暇もないだろｗｗ

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼　プロローグ
■登場人物リスト
･蔵沢光(くらさわひかる)…不動芸術高校３年。映画研究部部長
･星野かなえ(ほしのかなえ)…同校２年。映研部員。記録担当
･遊佐チエミ(ゆさちえみ)…同校１年。映研部員。役者兼雑用係
･泉谷シゲキ(いずみやしげき)…同校３年。映研部員。脚本担当
･真田コージ(さなだこーじ)…同校３年。映研部員。男優
･門脇靖浩(かどわきやすひろ)…同校３年。映研部員。撮影担当
･黒河美穂(くろかわみほ)…同校２年。映研部員。女優

美雪達と共に玲香の新作映画を見に来たはじめ。今回は玲香からチケットが送られて来なかった事が
気になるが、偶然お忍びで映画館を訪れた玲香がその訳を涙ながらに語る。作中のキスシーンを、
愛するはじめにだけは見て欲しくなかったのだ。その想いに舞い上がるはじめ。一方美雪は
ますます垢抜けていく玲香との差に落ち込み、１人映画館を後にする。そんな美雪を見つめる何者か。
｢キレイだ―――この憂いを秘めた美しさは―――そう…天上で青く輝くアンドロメダ………！！｣
それは天才高校生映画監督･蔵沢光。彼は美雪を今度撮る自主映画のヒロインにスカウトして来た。
その映画が賞を獲れば芸能界も夢ではないらしい。女優と監督が深い仲になるのもよくある話と聞き、
居合わせたはじめは断るよう祈るが、玲香のように女を磨きたい美雪は思い切ってＯＫするのだった。

そして不動芸術高校。心細げに映研へと足を運ぶ美雪に、いつの間にやら勝手について来たはじめ達。
はじめはマネージャー、佐木は付き人、フミは付き人助手だと、それぞれ自称して名刺を取り出す。
星野は戸惑いながらも気さくな態度で接するが、遊佐は露骨につっけんどんな態度をとる。
彼女はそもそも美雪がヒロインに抜擢された事自体が気に食わないのだ。その後部室に現れた蔵沢に
猛烈に抗議中の泉谷。彼はこの脚本を黒河のイメージで書き上げたのだと訴えるが、蔵沢は無視して
美雪を部員達に紹介する。そんな美雪を黒河と比べて無遠慮に品定めする真田。どうやらここでは、
部外者の美雪を歓迎する者の方が少ないようだ。佐木は佐木で８ミリ派の門脇にビデオを捨てられ
喧嘩している。そんな雑然とした雰囲気の中、香水の香りと共に噂の黒河が部室に現れた。
その超絶的な美しさに絶句するはじめ。美雪のために主役を降ろされたという話が信じられない程だ。
だが彼女自身は交代を気にした様子もなく、初対面早々得意のホロスコープで美雪を占うのだった。
その後、はじめ達は部員と一緒に昨年シネマ祭で準グランプリを受賞した作品を見せてもらう。
タイトルは｢大追跡｣。プロ顔負けのアクションもので、ビルからビルへ飛び移るシーンが
特に高く評価されていた。このアクションシーンは全て、スタントなしで真田が演じているという。
だが上映中、突如画面が真っ暗になった。やがて映画の代わりに次々と映し出される不気味な言葉。
『コノフィルムハ呪イノフィルム　見タ者ハ罪ノ重サニ準ジテ死ガ訪レル』
困惑する部員達。そして最後に浮かび上がったのは、禍々しい蠍座の紋章だった……！！

ま　た　不　動　ｋ
あ、違うか

さすがに不動高校ばっかり続けるのはまずいからな

さりげに金田一のプリクラの隣に黒犯人が写ってるｗ

玲香と美雪可愛いな、でも黒河さんもかなりの美人…

> ｢キレイだ―――この憂いを秘めた美しさは―――そう…天上で青く輝くアンドロメダ………！！｣
蔵沢は相当の電波

そういえば美雪はまだ演劇部やってるんだろうか

アンドロメダに蠍座か
このあと白鳥とか天馬とか出てきそうだな

くらさわあきらｗｗｗ
しかも付き人助手ってなんだフミｗ

キンキンキッズってｗ

今度の被害者・犯人は不動高校の人じゃなさそうだな。

不動高校生は今んとこ金田一と美雪しか出てないしな

遊佐って小娘なんか生意気そうだな

美穂は俺の嫁

黒河さんのＣＶは、どう考えても富沢美智惠以外に有り得ない。

>>50
美雪が犯人だったりしてな

黒澤さんは犯人じゃなさそうだ

美雪とレイカちゃんが今までで一番可愛い
ずっとこの絵柄でお願いします

>>51
だな。まあ空気で終わるだろ。

なんでだよｗｗｗ
被害者かもしれないし、犯人かもしれないだろ

被害者だとしても、証拠を見つけたから殺されたとかだろうな
被害者にしても犯人にしてもパンチが弱い

>>55

＞ 黒澤さん

って誰？

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼１
■登場人物リスト
･蔵沢光(くらさわひかる)…不動芸術高校３年。映画研究部部長
･星野かなえ(ほしのかなえ)…同校２年。映研部員。記録担当
･遊佐チエミ(ゆさちえみ)…同校１年。映研部員。役者兼雑用係
･泉谷シゲキ(いずみやしげき)…同校３年。映研部員。脚本担当
･真田コージ(さなだこーじ)…同校３年。映研部員。男優
･門脇靖浩(かどわきやすひろ)…同校３年。映研部員。撮影担当
･黒河美穂(くろかわみほ)…同校２年。映研部員。女優

｢サソリ座の惨劇｣―――今の映像を見た蔵沢は半ば呆然と呟いた。それに引きつる門脇、泉谷、真田。
部活終了後、はじめは星野に｢サソリ座の惨劇｣について尋ねる。それは｢大追跡｣の前に映研で作った、
お蔵入りのホラー作品のタイトルだそうだ。映画の中の殺人鬼｢スコーピオン｣が、画面から抜け出し
次々に人を殺していくストーリー。なぜか蔵沢達３年生は、この作品に触れたがらないらしい。
後日撮影が開始する。美雪はとちってばかりで泉谷達を苛立たせていた。次はレオタード姿で
手を洗うシーン。はじめも端役で参加する事になるが、ふと美雪が手に取った石鹸に目を留める。
不自然な反射光。危険を察知したはじめは、美雪が石鹸を使う直前に水を勢いよく噴出させて
美雪をビショ濡れにし、撮影を中止させた。怒り気味の美雪だったが、地面に落ちた石鹸を見て驚く。
そこには鋭いカッターの刃が忍ばせてあったのだ。さりげなく自分を助けてくれたはじめに
感謝する美雪。しかし濡れてスケスケになったレオタードへのはじめのスケベな視線に気付き、
思わずひっぱたいてしまう。そしてそんな２人を、影から監視する謎の人影。
―――邪魔な連中に消えてもらうつもりだったのに…あの金田一とかいう奴、なかなかめざといな！
その後、はじめは蔵沢に話しかけられた。名探偵の孫であるはじめと巨匠監督の孫である蔵沢。
互いに偉大な祖父を苦労するという蔵沢の言葉に、はじめは同意しなかった。
｢ジッチャンのことは誇りに思うけど……俺は俺だからさ！！｣
これを聞いた蔵沢は、自分もそんな風にあきらめられたらどんなに気が楽だろうと言い残し、去った。

美雪と一緒に映研部室に入ったはじめは、黒河の着替え現場に遭遇してしまう。激昂してはじめを
追い出した黒河。遊佐が言うには、黒河は同性にすら自分の着替えを見られるのを嫌うらしい。
またこの部室は内側からもキーがないと施錠できないという。
元々この建物は懲罰房であり、中に人を閉じ込められるようにできているのだそうだ。
その夜。泉谷は何者かに呼び出され学校にいた。空には蠍座が見える。もし蔵沢の言う通り、
あの呪いのフィルムに出てきた蠍座の絵が、あのお蔵入り映画に絡められていたとしたら……？
｢フン！バカバカしい…誰かがあの映画になぞらえて…あいつの復讐をしようとしてるなんて……｣
翌朝の体育館。いつまでも来ない泉谷に業を煮やし、撮影を始めようとする蔵沢。その時ひとりでに
ステージの幕が上がった。舞台の上に描き殴られていたサソリ座の絵。そして天井からしたたる血。
泉谷は無残にも天井から吊るされ、８ミリフィルムに巻きつけられた姿で絶命していた。
あの映画、｢サソリ座の惨劇｣のワンシーンにそっくりだと震える門脇。
｢これじゃ……俺たちみんな殺されちまう！映画の中の殺人鬼―――『スコーピオン』に……！！｣

>>59
化けるかも試練だろ

まあ山勘の予想ではスカした蔵沢が犯人！一番小物臭い門脇が被害者！

さっそく黒河さんでヌイタ

今までで一番猟奇的な殺し方かも
六星なみに芸術にこだわってるな

これで星野・遊佐・黒河の女3人は容疑者から外れるかな？
女には痩せてるとはいえ男の死体をあんなとこまで持って行けないだろ

いや、男でも無理だろw

ということは、なにかしろのトリックなのでは？

一人の力じゃ無理でも二人ならどうだ？

幕が上がる仕掛けを利用したんじゃ？

美雪演劇部のくせに演技下手なんだなー
というか作者、美雪が演劇部って事忘れてないか？
あと生徒会長って事も

役者担当じゃなかったんだろ
音響か何か

レオタード美雪、ニプレスぐらいしろよ
抜いたけどｗｗ

門脇死亡ﾌﾗｸﾞｋｔｋｒ

星野と遊佐、部長のこと好きっぽいな

>>75この２人のどちらかが犯人かも。
聖なる夜みたいに。

名前がカタカナなキャラが３人もいるのは何かの伏線？

美雪のレオタードと黒河のパンツで、既に２発。
事件解決までに何発抜けるかな？
そういえば「魔神遺跡〜」では事件解決後にも１発抜いたな…。
宗像先輩の青パンツで。

いちいちｵﾅﾇｰ報告する変態がいるよな

オナニーなんて下品なもの誰もしてませんよ
そのページを切り「抜いた」と報告してるだけですよ

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼２
■被害者リスト
･泉谷シゲキ(いずみやしげき)…同校３年。映研部員。脚本担当
■容疑者リスト
･蔵沢光(くらさわひかる)…不動芸術高校３年。映画研究部部長
･星野かなえ(ほしのかなえ)…同校２年。映研部員。記録担当
･遊佐チエミ(ゆさちえみ)…同校１年。映研部員。役者兼雑用係
･真田コージ(さなだこーじ)…同校３年。映研部員。男優
･門脇靖浩(かどわきやすひろ)…同校３年。映研部員。撮影担当
･黒河美穂(くろかわみほ)…同校２年。映研部員。女優

｢サソリ座の惨劇｣の殺人シーンそっくりに殺されていた泉谷。彼は殺害前、顔見知りに学校に
呼び出されていたらしい。事情聴取の結果、泉谷の死亡時刻にアリバイのある映研部員はいなかった。
つまり彼らのうちの誰もが、泉谷を殺す事ができたという事だ。その時はじめの足元に子犬が現れた。
ラベンダー荘での事件の後、近所の人に預かってもらっていたポアロだ。蔵沢に撮影に使うと言われ、
フミが連れてきたという。蔵沢は人死にが出た今も、強引に撮影を続行しようとしていたのだ。
部内の者はみな内心ためらいながらも、誰も彼に逆らえない。その中ではじめが声をあげた。
｢サソリ座の惨劇｣という映画を見せて欲しいと。フィルムは既に処分したと告げる蔵沢。
見たのは当時部員だった泉谷･真田･門脇、そして蔵沢だけという事だが、それは妙な話だった。
門脇は泉谷の死体があの映画のシーンにそっくりだと言っていた。
｢彼の死体を映画のシーンそっくりに仕立てられた犯人は…『サソリ座の惨劇』を見た人物しか
考えられないんですよ！？｣
ハッと一瞬表情を固くする蔵沢。直後彼は、フィルムを捨ててはいないがどこにしまったのかは
忘れたのだと、しゃあしゃあと前言を撤回するのだった。

その後、真田は１人、蔵沢への怒りをあらわにしていた。冷血で勝手な男。｢あの映画｣の時もそうだ。
そして泉谷が｢サソリ座の惨劇｣に見立てて殺されているのだとしたら―――
｢誰かが本多の復讐をしてるとしか…考えられないじゃないか……！！｣
次の瞬間、真田は何者かに背後から殴り倒された。その人物は虫の息の真田に、そっと耳打ちする。
｢な…！？お前が…！？“あいつ”の……？あ…あれはオレのせいじゃ……助けてくれ―――！！｣
間もなくして、はじめは星野達とともに部室に入った。蔵沢の言動に反発する遊佐と、懸命に彼を
フォローする星野。フミに蔵沢への恋心を見透かされ、星野は顔を赤らめる。そんな中はじめは、
大道具のダミー人形の手触りが不自然な事に気付く。剥ぎ取られた人形のマスク。その正体は
頭を滅多打ちにされ動かなくなった真田だった！その胸に血で描かれていたのは、サソリ座―――
度重なる凶行に苦りきる剣持。一方はじめは門脇から、８ミリ映画によくあるミスについて聞く。
同じシーンでもカットごとに撮る日が異なる場合があるため、時々服などを間違う事があるそうだ。
その時はじめは何かに気付く。そして映画｢大追跡｣をもう一度見返した。はじめが注目したのは、
主人公がビルからビルへ飛び移るシーン。ここではじめは自分の推理に確信を持った。
｢…………やっぱりそうか…！わかったぞ………！！あの時感じた『違和感』の正体が……！！｣
その夜、黒河宅。入浴前の黒河は、一糸纏わぬ姿でいた。何気なくその長い黒髪をかき上げる黒河。
この時あらわになったのは、背中に刻みつけられた、サソリの形をした大きな傷跡―――

◇マガジンノベルス６<雷祭殺人事件>発売

あのサソリ俺だよ俺

ポアロ久しぶり
つか黒河のパイパンは伏線か？

今回の事件はサービスシーンが多いなｗｗ
絵柄も今までで一番可愛いし

小説買った
時雨が悲しすぎる（ﾟ´Д⊂ヽ

死因はスカーレットニードルだな

黒河が犯人じゃないことはわかった
でも犯人の動機とはつながってるんだろうな
あのサソリは

ちょっと乳輪にトーン貼ってあるのに感動

また高遠が計画を立て容疑者リストの中に実行犯がいるって展開か？

>>84
ソレダ！

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼３
■被害者リスト
･泉谷シゲキ(いずみやしげき)…同校３年。映研部員。脚本担当
･真田コージ(さなだこーじ)…同校３年。映研部員。男優
■容疑者リスト
･蔵沢光(くらさわひかる)…不動芸術高校３年。映画研究部部長
･星野かなえ(ほしのかなえ)…同校２年。映研部員。記録担当
･遊佐チエミ(ゆさちえみ)…同校１年。映研部員。役者兼雑用係
･門脇靖浩(かどわきやすひろ)…同校３年。映研部員。撮影担当
･黒河美穂(くろかわみほ)…同校２年。映研部員。女優

部室に入ろうとした映研部員達は、入り口にぶちまけられたラベンダーの芳香剤の強烈な香りに
顔をしかめる。仕方なしに液を跳び越える部員達。この時剣持ら刑事２人も現れ、犯人は焦った。
―――こんな時になって警官が２人来るなんて計算外だ……！何とかしなければ―――！！
風通しの悪い部屋は暑く、遊佐は門脇に命じられて紙コップを配り、星野は一人ひとりに
お茶を注いでいく。全員が喉を潤したところで、はじめは部員達にある実験への協力を頼んだ。
それはある程度間をとった白線から白線へと跳ぶ事。皆が跳ぶ様子を、佐木はビデオに収めていく。
これはある事実の証明のための実験だった。はじめが最初に｢大追跡｣を見た時に覚えた違和感。
その正体を知った時、はじめはこの映画に隠されたある事実に気付いたのだ。それは主人公の真田が
土手をジャンプする時とビルを跳び移る時で、踏み切る足が違う事。普通特に意識しない限り、
利き足が変わる事はない。現に部員達が芳香剤を跳び越す時も実験の時も、踏み切る足は一緒だった。

一方真田は顔の見えるシーンでは全て右足で踏み切っていたのに、一番力のいるビル跳び移りの
シーンでは左足で踏み切っていた。なぜか？それはあのシーンで跳んでいる男が、左足が利き足の
別の誰かだったから。この映画は蔵沢達４人で作ったと言われているが、本当はもう１人、
危険シーン専門のスタントマンが５人目のスタッフとして参加していたのだ。なのになぜ蔵沢達は、
この５人目のスタッフをまるで初めからいなかったかのように扱っていたのか？黙り込む蔵沢に
代わってはじめが答える。アクションにこだわり、｢彼｣に次々と無茶な要求をしてきた蔵沢達。
｢そして例の見せ場の『ビルを跳び移る』シーンの撮影中、
ついに『彼』を殺してしまったんじゃないですか……？｣
跳び移りシーンに映っていた飛行船の影。はじめは既にこの飛行記録を調べ、撮影の日時も場所も
突き止めている。更に蔵沢達がぐったりした男を車に乗せていたという目撃証言もある。
だがここで、今まで口を閉ざしていた蔵沢が鬼の首を獲ったように笑い出した。
｢ついにボロが出たな！ヘボ探偵！！“あの時”俺たちは車なんか使っちゃ―――｣
ここでハッと我に返る蔵沢。はじめの誘導に乗り、彼は自分から１人の男を片付けた事を認めたのだ。
もはや隠し切れないと自供しようとする門脇に、取り乱して掴みかかる蔵沢。この時突然、
門脇が意識を失った。それどころか星野や佐木、剣持までも次々と倒れ出す。まさか蔵沢が
ウーロン茶に毒を！？そしてはじめも、立ち尽くす蔵沢を前にして床の上に力尽きた……。

門脇ﾀﾝ死んじゃったの・・・？
自供しようとしてたのに・・

caseになってから展開が早いこと

まさかの全員毒死＆蔵沢逃走エンド！？

ポアロを再登場さすたのかはなぜだ・・・
ラベンダー撒いたから
名探偵ポアロの活躍かと思ったのに

＞｢ついにボロが出たな！ヘボ探偵！！“あの時”俺たちは車なんか使っちゃ―――｣
これは思っていても口に出しちゃいかんな。

全員に眠り薬飲ませて
蔵沢のコップだけに遅効性の毒入れてると予想

経口で味もせず、あらがえないほど強い睡眠薬ってあるの？

手術の時とかの麻酔はあらがえないのはわかるけど、
あれって吸入か注射でしょ？

実は尻からいれてたんだよ

>>100
味は知らんが経口で強めのはあるよ
それを通常量の10倍くらい使えば何とでもなるんじゃね？
薬の通常量って、有効成分だけだと20mgとかだったりするし

>>102
そうか。
睡眠薬で自殺とかあるもんな。

って、どれだけ入れる気やねん！


>>101
尻から入れるって効果強いの？

>>99
全員・・・？
じゃあ蔵沢は自殺か！？

蔵沢が薬を入れたという展開はおかしくないか？
過去の犯罪がばれる事を予測しておかないと、予め茶に薬を入れておけないだろ

過去の犯罪がばれそうな気がする
↓
茶に薬を仕込んでおく
↓
推理の途中でわざとボロをだす
↓
皆が眠ったら逃走

こんな回りくどいことをする意味が全くない

座薬とか、即効性を高めるためじゃなかったっけ？

酒もケツから飲んだ方が酔えるんだよな

>>105
でも「犯人」は、オッサンたちが来たときに何かやってるんだよなぁ…？

オッサンたちの分の睡眠薬を入れただけじゃないの？

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼４
■被害者リスト
･泉谷シゲキ(いずみやしげき)…同校３年。映研部員。脚本担当
･真田コージ(さなだこーじ)…同校３年。映研部員。男優
■容疑者リスト
･蔵沢光(くらさわひかる)…不動芸術高校３年。映画研究部部長
･星野かなえ(ほしのかなえ)…同校２年。映研部員。記録担当
･遊佐チエミ(ゆさちえみ)…同校１年。映研部員。役者兼雑用係
･門脇靖浩(かどわきやすひろ)…同校３年。映研部員。撮影担当
･黒河美穂(くろかわみほ)…同校２年。映研部員。女優

ドアの向こうから響くフミの悲鳴で、はじめ達はようやく目が覚めた。カギのかかったドアを破り
外に出たはじめは、廊下の真ん中で倒れた門脇の刺殺体を目の当たりにする。そして死体の周りには、
蝋燭で形作られたサソリ座が。その角を曲がった所にある映写室からは映写機の回る音が聞こえる。
合鍵で恐る恐る扉を開けるはじめ達。中では蔵沢が１人、スクリーンの前に座っていた。
ポアロは彼の力なく垂れ下がった右手に吠え立てる。泣き叫ぶ星野。蔵沢は既に、息絶えていた……。
現場にあった蔵沢のカップからは毒物が検出された。また他の者が飲まされた睡眠薬は紙コップに
仕込まれていたそうだ。現に残った５つの紙コップからも、同じ睡眠薬が検出されている。
一方はじめは蔵沢の腕時計のベルトがブカブカになっている事に気付く。その手に握られていた鍵は、
映写室のものと部室のものだ。この２つはどちらも複製できず、またどの部屋も出入口は１つ。
つまりあの時、殺人現場は部室と映写室で、二重の密室ができあがっていたのだ。そしてはじめは
蔵沢が死ぬ間際に見ていたフィルムを見てみる事にする。切れた部分を専用のテープで繋ぎ、
映写機にかけられたフィルム。スクリーンに映し出されたのは、他でもないサソリ座だった。
続いて蔵沢の遺書らしきものが現れる。自らの犯行を告白する蔵沢。自分を含めた３年生４人は、
死んで償わねばならないと。あのスタントマンは例のシーンでビルに着地後、突風に煽られ転落。
蔵沢達は密かに彼の死体を埋め、殺人の事実を隠し通してきた。
だがこの罪の重さにずっと苦しんできたという蔵沢は、最後にこう締めくくる。
『この｢殺人劇｣を｢サソリ座の惨劇｣の主役であった｢彼｣―――本多影行に捧げる―――』

そして１人の青年の姿が映ると、間もなく映画｢サソリ座の惨劇｣が始まった。
やはり作中の殺人シーンと事件の殺害方法はそっくりそのままで、事件は犯人･蔵沢の自殺で
片付いたかに見えた。思わぬ真相に戸惑う遊佐と泣きじゃくる星野、そしてそんな星野を慰める黒河。
｢彼は―――暗い星の運命に負けたのよ……｣
そんな中、いきなり映画が｢サソリ座の惨劇｣からコメディに変わった事を、奇妙に思うはじめだった。
その後はじめは部室に届いた大量のフィルムを目に留める。泉谷の死後、蔵沢が注文したと聞き、
はじめは自身の疑惑に確信を持った。やはり蔵沢は自殺ではない。もし初めから死ぬつもりなら、
フィルムを注文する必要などないからだ。さらにあの｢告白｣フィルムでは、本多を死なせた事は
認めているものの死体のありかには触れていない。これもあのフィルムを作った人物が、死体の
場所を知らなかったのなら説明はつく。やはり蔵沢も、真犯人｢スコーピオン｣に殺されたのだ！
そしてこれまでの状況から考えて、真犯人は３人の女子部員達の誰かである事は間違いない。
しかし問題は二重の密室。どうやって密室の中にいながら、別の密室の中にいた蔵沢を殺せたか？
｢見てろよ……！この謎は必ず俺が解いてみせる！！ジッチャンの名にかけて！！｣

星野が犯人だな

ツンデレゆさちんが部長を永遠に自分のものにしたいから
（映画の中に閉じ込めておきたいから）
殺したと予想。
サロメっぽく。

今回犯人候補少ないな

星野さん、遊佐:本多の恋人または兄妹。黒河さん:本多が命の恩人で恋人(背中の傷はその時の事故によるもの)。
犯人だった場合の動機を考えてみた。そうすると個人的に黒河さんが犯人であって欲しい。でも高遠に殺されるのは勘弁

やっぱ本田が動機にからんでくるのかな？
黒河は被害者、犯人ってより、黒死蝶みたいに実は本当に犯人に殺されなきゃならないのは私なのよ！ごめんなさい的なキャラっぽいな

死んでるのに、動機に関わってないってのはさすがになさそう。

>>117
おっと、遠野の悪口はそこまでだ

トリックはともかく
皆が飲んだ紙コップを調べて
睡眠薬が検出されなかったカップ使ってた奴が犯人。これは証拠としていけるか？

犯人はどうやって睡眠薬を飲まずに済ませたんだ？
トリックを暴くにはそれからだな

二人いっぺんに殺すなんて
本当に展開早くなったな

>>120
毒とかのトリックで、自分だけ先に解毒とかしておく……とかは見たことあるけど、睡眠薬で同じようなトリックは無理？
馬鹿だからわからん

あらかじめカラシ水飲んでおくとか

飲んだ振りして捨てた…ってことはないよなやっぱり
佐木がいたもんなあ…

2人殺したあとに薬を内側に残して偽装すればいいんじゃない？
ラヴェンダー芳香剤は薬のにおいけしなのか、犬除けか

>>125
みんな同じ袋からランダムに紙コップ取ってるんだぞ？

>>126
そこであんたは自分の台本にこう書き加えたんだ
「真ん中の紙コップを取る」ってね

>>127
何となく佐木弟に死亡フラグが立ちそうな気がするので却下します

>>120
Ａ１年前から少量飲み続けて、耐性をつけていた。
Ｂ解毒剤を前もって飲んでいた。
Ｃ常に太ももをつねっていた。
Ｄ中国四千年の秘術
Ｅ毒は効かない体質なんだ…

>>125-126
それはコップの方に睡眠薬を仕込んでたということか？
ん？ペットボトルからは睡眠薬検出されてなかったか？
それと犬よけって、ポアロがラベンダー嫌いって犯人知らないんじゃないか

>>129
Cだな

ペットボトルに睡眠薬仕込んでたら自分も寝るだろ

どうでもいいけど黒河の火傷とかって多分事件に全然カンケーないんだろうな。

睡眠薬は飲みつづけていれば耐性つく。

結局、残った容疑者候補は女の子だけだ。（さすがに２回連続準レギュラー犯人で佐木ってことはないだろ）

泉谷をどうやって運んだかの謎はどうすんだろ・・・

スルーだろ
蒲生の死体を崖まで運んださくらや抵抗する男子生徒を
吊した浅野先生と同じように

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼５
■被害者リスト
･泉谷シゲキ(いずみやしげき)…同校３年。映研部員。脚本担当
･真田コージ(さなだこーじ)…同校３年。映研部員。男優
･門脇靖浩(かどわきやすひろ)…同校３年。映研部員。撮影担当
･蔵沢光(くらさわひかる)…不動芸術高校３年。映画研究部部長
■容疑者リスト
･星野かなえ(ほしのかなえ)…同校２年。映研部員。記録担当
･遊佐チエミ(ゆさちえみ)…同校１年。映研部員。役者兼雑用係
･黒河美穂(くろかわみほ)…同校２年。映研部員。女優

実質廃部となった映研の部室を片付ける女子部員達。身勝手に死んだ蔵沢の悪口を言う遊佐を、
黒河がたしなめる場面もあった。この時はじめは１ダース入りの紙コップを目にし、
フミに奇妙な質問をする。12−９はいくつか？当然３だと、呆れたように答えるフミだった。
警察を訪れ、押収品を調べるはじめ。犯人がボトルでなく紙コップに薬を仕込んだのは、
蔵沢に罪を着せるための細工の１つだろう。蔵沢は自分のマグカップしか使わないから、
全ての紙コップに睡眠薬が入っていたと考えられるこの状況では薬を飲まずにいられたのは彼だけ。
だが実際は蔵沢のカップには遅効性の毒が入っており、皆が倒れた後に彼は毒が回って死んだのだ。
つまり問題は、犯人がどうやって睡眠薬を自分だけ飲まずにいられたか、という事になる。
あの時は皆無差別に紙コップを取ったはず。しかしはじめは、同じく薬が入った残り５つの
紙コップを見つめているうちに見破った。ごく自然に、紙コップの睡眠薬を飲まずにすむ方法を！
―――そしてそれができる人間はただひとり―――
更に剣持からも意外な事実を聞かされ、ようやく事件の真相が見えてきたはじめ。残るは映写室と
部室の、二重密室の謎だけだ。はじめは現場の状況を再現してみる。特に引っかかったのは、
蔵沢の腕時計が異常にゆるく留めてあった事。そして映写機のフィルムが途中で切れていた事だ。
切れたのはフィルムを繋げるテープが外れていたため。丁度フィルムの内容がガラリと変わった所だ。
そしてはじめは思い出す。ラベンダーの香りを嫌うポアロが、あの時蔵沢の手に吠え付いていた事を。
はじめは映写機に駆け寄り、フィルムをとめるスプライシングテープをじっと見つめる。
｢わかったぞ………！二重密室のカラクリが………！謎はすべて解けた！｣
直ちに部室に集められた関係者達。本題に入る前にはじめは飲み物を欲しがった。
そこで遊佐が紙コップを出し、星野がジュースのフタを開ける。だがジュースを注ごうとする
星野の手を、突然はじめは止めた。これから犯人｢スコーピオン｣の正体を明らかにするというのだ。
｢今皆が手に取ったこの紙コップが、真犯人『スコーピオン』の正体を俺達に教えてくれるハズだ！｣

この推理の状況だと遊佐があやしいんだけど……
なにかできるとしたらコップ配ってた彼女だけだから。
でもなにをやったのかわからないのと、あと被害者の悪口を言うような自分も被害者になりそうな遊佐が犯人てありえるのかなあ。

星野かなえもボトルを開けたアクションを起こしてるけどトリックはイマイチわからん。つかポアロはラベンダーの匂いの他に、鍵も嫌いなのか？それとも腕時計に吠えていたのか？

どうやら「1ダース紙コップ」がキーポイントの模様
よくわからんが1ダースってのが都合いいんだろうな、犯人じゃなく作者にとって
んでわざわざ「1ダース紙コップ」って商品名になってんのも
金田一がトリック推理するのに都合いいんだろうな

1ダースって何個だっけ？14個？

１２

黒河が犯人って感じはしないなー
じゃあ星野か遊佐なんだろうけど
どっちもしっくりこない感じ？

>>140
あの時いた人数とコップの数が関係あるのかな？
12個あることによって必ず特定の誰かに持たせたいコップを持たせられるとか
…でも12人もいないしな。

>>143
星野だろ
豹変前「ばかな事言わないでよ。あたしは蔵沢さんを愛してたのよ。」
豹変後「ばかな男よね。本気であたしを愛してたんだからね。」

あえて黒河が犯人難じゃないかと思ってみる

>>145
どこのシックススターだよwww

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼６
真犯人は女子部員の中にいると断言するはじめ。だが唯一紙コップを使わなかった蔵沢に罪を
着せようとした犯人は、どうやって自分だけ睡眠薬を飲まずにすませたのか？その答えは、
あの時余った薬入りの５つの紙コップにあった。この紙コップを使ってお茶を飲んだのは９人。
しかし１ダース入りの紙コップの余りは、なぜか３つでなく５つだ。犯人はある理由から、
12−９を３ではなく、５にしなければならなかった。それは皆が集まった後、部室に剣持ら２人が
現れたため。実はこの１ダースの紙コップ全部に、睡眠薬が仕込んであった訳ではない。
犯人は自分が使うであろう上から７つめの紙コップだけ、薬を入れていなかったのだ。計画では
部室に集まる人数は、マイカップを使う蔵沢を除いて７人。予定外の２人の来訪に焦った犯人は、
きれいな紙コップ２個をゴミ箱から拾い上げて睡眠薬を入れ、封を開けた後の紙コップの束の上に
重ねたのだ。こうして12−９＝５という奇妙な式ができあがる。だが薬入りでない紙コップを１つ、
下手に選んで取ろうとすると不自然なのでは？ここではじめは告げる。この中でそれをごく自然に
取れる人物が、たった１人だけいると。そしてその事は、皆が取った紙コップが証明してくれる。
｢コップにこの飲み物が注がれる時、真犯人『スコーピオン』の血ぬられた正体が明らかになるんだ！｣
はじめは彼らのコップに飲み物を注いでいく。薬入りでない紙コップは、上から９番目にあった。
つまり最後に紙コップを取った者だけが薬を飲まずにすむ。意図的に最後の紙コップを取っても
不自然に思われないのは、紙コップを配る側の人物。そしてはじめがある女子部員に注いだ水が
血のように真っ赤に染まり、思わず彼女は悲鳴を上げてコップを取り落とした。
｢この事件の犯人は―――あんただよ！遊佐チエミ！｣

最後の９番目の紙コップに、水に赤く反応する薬を入れておいたはじめ。遊佐は映研で一番格下の
後輩、雑用を当然のようにやらされる立場だ。そこで彼女はその立場を逆に利用した。遊佐は
いつも通り紙コップを配る側として、当たり前のようにラストの紙コップを取る事ができたのだ。
そして今回の犯行動機は、兄の復讐。遊佐と本多は、親の離婚で別々に引き取られた実の兄妹なのだ。
しかし遊佐は本多との血の繋がりをただの偶然だと言い張った。たとえ自分が薬を飲まなかった所で、
部室という密室の中にいては蔵沢を殺せるはずがないと。だがはじめはそんな彼女に言い切る。
｢できるんだよ。あんたはこの部室にいながら―――あの『二重密室』を作りあげたんだよ！！｣
はじめは部室と映写室のカギを取り出すと、部室の扉をロックした。映写室にも既にカギが
かけられており、今はあの時と同じ状況。はじめはこの２つのカギを遊佐の目の前に掲げる。
｢今からこのカギを『二重密室』の壁をすり抜けて、死体発見現場の映写室に送り込んでみせよう！
あの時あんたがやったようにね………！｣

まあ今回はほぼ二択だったからな

星野かと思ってたのに…

あんだけ被害者に敵意を剥き出しにしてた奴が
犯人ってのは珍しい気がする

佐木「あっ紙コップ、僕が配ります」
遊佐「(マジかよ)」
にならなくて良かったね

地味な犯人だな
まだ星野のほうが・・・

>きれいな紙コップ２個をゴミ箱から拾い上げて睡眠薬を入れ、
封を開けた後の紙コップの束の上に重ねたのだ。

誰にも気が付かれず、
同じ部屋に2人の警官が居る中で、
この芸当ができた遊佐はマジシャン。

>>155
一応貼っとく
・時限発射のスカーレットニードルが仕掛けられていないか
・黒河が実は蠍座の女で、突然ナイフで刺してこないか
・映写機に爆弾が仕掛けられていないか
・紙コップに毒が入っていないか
・さそり注意報は出ていないか
・周りに燃えやすいフィルムはないか
・黒幕が高遠じゃないか

この点に注意しないとな

今回の事件、全体的に地味だねぇ……
千家を無理矢理犯人にした前回といいネタ切れ感がしないでもない。

>>156もう高遠は必須事項だな
個人的には遊佐が自殺しようとしたら黒河が本多の恋人だったと告白し(背中の傷のことにも触れる)そして遊佐を占い始めてあなたには生きていてほしいみたいてな感じで説得→遊佐逮捕エンドになって欲しい

時限発射の○○○が段々投げやりになってきてるなｗ

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼７
遊佐はあるトリックを駆使して、密室となった部室から同じく密室の映写室へとカギを移動させた。
そのトリックの最大のポイントは、映画｢サソリ座の惨劇｣。蔵沢があの映画を見ている状態で
殺された理由は２つあった。１つは蔵沢にフィルム上で犯行を告白させて事件を締めくくる事。
もう１つは｢フィルムを映写機にかける｣という行為自体が、二重密室を作る上で不可欠だったからだ。
蔵沢の横で回っていたフィルムの切れ端。その先端にはフィルムを繋ぐためのテープが貼ってあった。
あたかもそのテープが映写機の回る最中にはがれ、フィルムが切れたように見えるが、実際は違う。
フィルムの先には、テープでカギが付けられていたのだ。部室まで伸ばしたフィルムにカギを付けて
映写機を回せば、引っ張られたカギはドアの下をくぐり、ロウソク製のサソリ座を滑車代わりに
廊下を引きずられて映写室へと向かっていく。つまりあの時蔵沢の横で動いていた映写機は、
カギを映写室まで送り込むための動力源として使われていたのだ。あの時皆を薬で眠らせた遊佐は、
毒で死んだ蔵沢を映写室に運び、門脇も廊下に運んで殺害。次にフィルムを部室に引き込んだ後、
映写機を稼動させて映写室にカギをかけ、部室に戻る。そして部室にもカギをかけてそのカギを
フィルムの先に付け、うまく巻き取られていくのを見届けると自分も薬を飲んで倒れたというわけだ。
この時遊佐は、カギが廊下の角で引っかかってフィルムから外れないようロウソクで滑車を作った。
この事件が｢サソリ座の惨劇｣に見立てられた真の理由は、このトリックに使われたロウソクの滑車を
カムフラージュするためのものであった。またフィルムは、死体の腕時計のベルトに通されていた。
テープでとめたフィルムの輪がベルトに引っかかった事で剥がれ、その際に死体の手中にカギが
収まるという寸法だ。こうしてカギを映写室の死体に握らせ、二重密室を完成させた遊佐。

彼女にこのトリックに気付いたきっかけを問われ、はじめは答える。１つは途切れた
｢サソリ座の惨劇｣の続きがまるで違う映画になっていた事。これは以前はじめがフィルムと容器を
バラバラに入れた事を遊佐が知らなかったために起きた事態だ。もう１つは蔵沢の手の中のカギに
ポアロが吠えついた事。部室の出入口にはラベンダーの芳香剤が撒かれていた。そこを通ったカギに、
ラベンダーの匂いを嫌うポアロは反応した。これに気付いた時、はじめには真実が見えてきたのだ。
全てを暴かれ、遊佐は投げやり気味に蔵沢達の殺害を認める。なぜ事故死した兄のために殺人まで
犯したのかと、思わず責め立てる星野。だが遊佐は震えながら、被害者達への憎しみをあらわにする。
｢………事故ですって―――？冗談じゃないわ…………！あんなの絶対事故じゃない。
そうよ……おにいちゃんは蔵沢たちにだまされて、むりやり奈落の底に突き落とされたのよ！｣

動機も予想通りっぽいな

なーんか盛りあがらねぇー

何かマンネリだな
まぁ女の子が可愛いからいいけど

遊佐が六星並みに暴れたら神

色々な殺人術、そして格闘技をマスターした遊佐が銃持って大暴れか
そして風祭、いや高遠に頃され…なのか？

>>166その役割は黒河さんが担うでしょう

ネタ切れ感か…終わりも近いのか？
嫌だ！

>>155
黒河さんは遊佐の母だったりするのだろうか

あれ？犯人や動機は地味だけど
トリックすごくね？
結構感心しちゃったんだが

また
「聞いちゃったんだよ！あいつらの会話を！」
系の語りか・・・？だったらワンパターンすぎ。

【ＣＡＳＥ２】銀幕の殺人鬼　エピローグ
両親の離婚を機に一人暮らしを始めた本多の夢は、アクション俳優になる事。その夢の実現に
向かって励む兄に、遊佐はよく会いに行っていた。彼女は世界で一番兄が好きだった。
ある日遊佐が本多のアパートに寄ると、彼はちょうどある自主映画の撮影に出かけるところだった。
｢サソリ座の惨劇｣は撮り終わり、今はアクションの新作を作っているとの事。その台本を見た遊佐は
驚く。そこには12階のビルからビルへと跳び移る危険なシーンがあったのだ。必死で止める妹を、
下にはマットが敷いてあるからとなだめる本多。それでも嫌がる妹に、彼は言い聞かせる。
｢オレはこれでもアクション俳優志望だぜ！？命がけのアクションにやりがい感じてんだ！
たとえ自主映画でも、オレは手を抜きたくないんだよ！｣
何も言えなくなった妹を残し、撮影地へと向かった本多。遊佐が兄を見たのは、これが最後となった。
警察が行方を調べても手がかりはなく、彼の映画仲間すら分からないまま捜査は打ち切りとなる。
だがその仲間が何か知っていると直感した遊佐は、それから公開された自主映画を片っ端から
チェックし始めた。そしてあきらめかけた時、不動芸術高校の学園祭であの映画を見つけたのだ。
｢大追跡｣を観た遊佐は、ビル跳び移りのシーンも含め、顔の見えないアクションシーンは
全て本多が演じている事を確かめる。兄はこの映画で、アクション専門のスタントマンだったのだ。
だがパンフレットにもテロップにも、本多の名は載っていない。妙に思った遊佐は学園祭の後、
映研部室に足を運ぶ。ドア越しに聞いた真実は恐ろしいものだった。映像の迫力を重視した部員達は、
ビルのシーンでマットを外していたのだ。そして本多の転落を突風のせいにし、自分達に責任を
感じている様子は微塵もない。さらに真田は本多は怖がっていたから落ちた、ダミー人形の方が
よほど役に立つとまで言い出す。今後危険なシーンは人形を使うよう要請され、蔵沢も溜息をついた。
｢ああ…わかってるよ。ダミー人形ならビビッてとちったり、死んだりすることもないしな―――！｣

遊佐は怒りに燃えた。死んだ兄は人形以下だというのか？彼らはマットがあるから安全だと言って
本多にスタントマンを引き受けさせ、本番になってから理由をつけてマットを外し、嫌がる兄を
無理やり跳ばせたに違いない。しかも兄が命懸けで演じたあのシーンのおかげで準グランプリを
獲れたというのに、彼らは兄を名もないスタントマンとして、まるでいなかったかの様に扱っている。
｢許せると思う！？そんなの！！あたしは後悔なんてしてない……そうよ！あたしは惨めな思いで
死んでいったお兄ちゃんの恨みを晴らすために、復讐鬼『スコーピオン』になったんだから………！｣

それから２週間後。すっかり自暴自棄になって食事も手をつけないという遊佐に、はじめは面会しに
行った。生気を失った遊佐に、はじめが渡したのは壊れた腕時計。例のビルの近くの地下排水溝から
発見された白骨死体が身に付けていたものだ。兄の遺体が見つかったと知り、遊佐は涙ぐむ。
この時計は彼女が誕生日に贈ったものだった。感傷的になった遊佐は、再び兄の哀れな境遇を嘆く。
スタントマンとして日の当たらない危険な役を散々やらされ、死んで用済みになったら捨てられ……。
だがはじめはそれをはっきりと否定した。そして｢大追跡｣の撮影スケジュールから分かった、
ある事実を遊佐に伝える。主役の真田が出てくるシーンは、全て本多が死んだ日以降に撮られていた。
これは｢主役｣を事故で失った蔵沢達が、急遽真田を｢代役｣にして撮り直したという事だ。
｢『スタントマン』なんかじゃなかったんだ。もともとは『主役』だったんだよ…！本多影行こそが…！｣
遊佐の兄は裏方でなくアクション映画の主役として、誇りを持って挑んだのだ。
映画の一番の見せ場である、あのアクションシーンに。誰もがためらうであろうあのシーンを、
彼は恐れてなどいなかった。なぜなら彼が跳ぼうとするその先には、光り輝くアクションスターへの
道が開けていたのだから。はじめは尋ねる。もし本多主演だったら、｢大追跡｣はどう評価されたか？
｢決まってるじゃない……そんなの決まってるわ！間違いなく、グランプリよ！｣
この時遊佐は初めて素直な笑顔を見せ、そしてはじめの前で泣き続けるのだった―――

【アナザーストーリー】by短編集３
〜金田一少年の怪奇事件簿〜
被害者は金融ブローカーの五里押重蔵(ごりおしじゅうぞう)52歳。死因は圧死。
凶器はなにやら分厚くて重い巨大な鉄板のようなもので、まだ発見されていない。
悪趣味な城風の自宅の庭で、悪趣味な服を着たまま地面にめり込んで死んでいる被害者の姿に
異様なものを感じ取るはじめ。今回はなかなか厄介な事件なのだと、剣持も深い溜息をつく。
容疑者は既に３人に絞られ、それどころか一目で犯人が分かったと言い切りつつ、
明智の様子もどこかおかしい。ためらっているというか恥じらっているというか、
妙に逃げ腰でいつもの余裕がないのだ。
何はともあれ容疑者達の方に目をやるはじめ。その中の１人に、はじめの視線はクギ付けになる。
それはもの凄い美人で被害者の一人娘･響子(27)―――ではなく、
その後ろにぬぅぅ〜〜んと構える、被害者の親戚ぬりか……奴利壁(ぬりぺき)29歳……。
鋭い眼光、顔も胴も区別がつかない巨大でのっぺりとした真四角の風体、異常に小さな手足、
何より体の中央にはっきりと残る謎のヒト型。この圧倒的な存在感の前には、
いかにも怪しい被害者の友人･綾椎野竹之男(あやしいのたけのお)の姿もかすむ。
何か企んでいるのか何も考えていないのか、黙って突っ立ち、たまに体をぼりぼり掻く奴利壁(29)。
ちなみに凶器となったでかい鉄板のような物は、まだ見つかっていない。
(……たっ、たしかに犯人は一目でわかる…！―――だがその前にこいつ、人間か―――？)
(最終回ではやはりこいつの身の上話を…？)
新たに湧き上がる謎で頭がいっぱいのはじめの横で、剣持と明智はパトカーに乗れない犯人を
連行するため、トラックとクレーンを借りる相談をするのだった……。

妹属性の遊佐っち萌え〜

明智もたじたじ。
ははおもしろいな。

遊佐ぴょんに「お兄ちゃん」って呼んでほすィ。

もうネタぎれっぽいな。

本多も望んでマット外したんなら単なる事故死で
蔵沢達の罪は大分軽いと思うんだけどな。
死体遺棄と死人への言い草は問題だけど
遊佐は半分位は勘違いで人を殺してたって事で、
実は本多は主役でマットを外すのも承知していた！感動！
みたいにするのは何か無理があると思う

ぬりべき　さんの身の上話ﾏﾀﾞｰ?

いやマジでなんなんだｗｗｗ
鬼○郎呼べ、○太郎ｗｗ

番外編のシュールさにワロタ

本多兄ってニートだったの？

明智カワイイな。番外編を見てるとコンタクトを入れられなかったり、おでん好きだったり今回のことといい案外普通っぽいところが普段とギャップがあっていい

>もし本多主演だったら、｢大追跡｣はどう評価されたか？
>｢決まってるじゃない……そんなの決まってるわ！間違いなく、グランプリよ！｣

もしもの世界
「この『大追跡』はどうします？」
「主役の演技がいまいちだから選考外で」

奴利壁に全部持ってかれたな
腹抱えて笑った

＞（最終回ではやはりこいつの身の上話を…？）
ｸｿﾜﾛﾀ

誰か奴利壁さんが自殺しないよう見張っとけよ。
ああ見えて胸の中は罪悪感でいっぱいかもしれない

つまりマットはずすかわりにぬりぺきさんが下にいれば
お兄ちゃんは死ななかったということですか？

その発想はなかった

よし、オレが本多の代わりに、チエちゃんのお兄ちゃんになってあげよう！！

>>188
胸どこよ

>191　華麗に通報しました

なぁ、今までで一番絵柄が可愛くなかったか？今回の事件

>>193
え！？通報！？どうして！？

>>188
・時限落下の鉄板が仕掛けられていないか
・実は生きてた重蔵が物陰から小銭で狙ってないか
・綾椎野が実の親友で、突然ナイフで刺してこないか
・邸宅に爆弾が仕掛けられていないか
・庭に毒が仕掛けられていないか
・奴利の腎臓は大丈夫か
・地震速報は出ていないか
・周りに燃えやすいオブジェはないか
・短剣を隠し持っていないか
・響子が実は恋人で、一緒に死のうとしないか
だな

おにいちゃんと呼ばせてあんなことやそんなことまでするんだな！
俺もチエちゃんのおにいちゃんになってあげよう。

・時限発射のゲタが仕掛けられていないか
・鬼太郎が実は五利押の甥で、突然毛針で刺してこないか
・黒幕はぬらりひょんじゃないか

そういえば、一反もめんみたいなヤツいなかったっけ？

[省略]明智ＦＩＬＥ４･殺意の四重奏…少年明智は音大のコンサート中に起きた殺しの謎を解く
[省略]短編７･金田一フミの冒険…担任に連れられ鵜飼の村を訪れたフミが事件を推理する

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件　プロローグ
■登場人物リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者

この度ミステリー研究会の新部長に選ばれた美雪。前部長となった真壁は、相変わらず下心丸出しの
顔で美雪と就任祝いの握手をする。握手された手をこっそり拭きつつ、美雪はさっそく部長として
新入部員の１年生･エミリを紹介した。短いスカートと媚びた態度で男子全員の気を引くと同時に、
女子全員の反感を買ってみせた美少女エミリ。彼女が真っ先に挨拶に向かったのははじめだった。
はじめの名をある人から聞いて知っているというエミリは、｢とても楽しみ｣と謎の微笑を浮かべる。
そして部会後、はじめと同じクラスでミス研部員の村上草太は美雪に声をかけた。
演劇部と兼部にもかかわらず部長になった美雪に感心する草太。そんな彼に美雪は本心を打ち明ける。
実は美雪は、今回の部長就任をきっかけに様々なミステリーを読破しようと考えていた。
｢そうしたらほら、面倒な事件に何かと巻き込まれがちな―――…
誰かさんの役にもちょっとは立てるかなって……｣
その後帰宅したはじめは驚く。いつきが我が物顔で金田一家の夕飯をかき込んでいたからだ。
はじめに頼み事をしに来たいつき。今回は時価数億円はあるという宝探しの手伝いだ。
はじめは詳しい話をいつきの知り合いの和田から聞く。何でもその宝とは、島原の乱の際に
一揆軍と天草四郎が隠したとの伝説がある隠れキリシタンの財宝なのだそうだ。実際に明治には
天草上島の山麓で黄金の十字架やマリア像と思しき物も発見されており、伝説の信憑性は高い。
更にその十字架には、中に鉄の芯が隠されていた。その棒に刻まれていた謎の言葉。
『さんしゃる二　こんたろす五　くさぐさのでうすのたからしづめしづむる』
最後の一節は現代の言葉で、｢様々な神の宝をどこかに埋めるか沈めるかした｣という意味になる。
つまりこの文は、財宝のありかを示したものなのだ。しかし今までこの謎の言葉を解いた者はなく、
時価数億の財宝はいまだ天草の地のどこかに眠っている。いつきははじめをけしかけるように言った。
｢どうだ？金田一！この『ロザリオ秘文』の謎を解いて、眠れる財宝を拝んでみたくはねーか？
お前のその―――ＩＱ180の頭脳でよ！！｣

>>199
思い出した！！真壁だよ真壁！！

ミス研と演劇部まだ存続してたのかｗ

ミス研あんな事件あったのに
部員増えたのかｗ

>>204
ミステリーに興味ある人間からしたら
事件起こりまくりのミス研なんてよだれもんだろ

どうせ金田一には１円も手元に入らないに１００億バーツ賭ける。

美雪ってわりとけなげなんだね、てか村上は美雪のことが好きなんだね

>>204
不動高校ですよ？

というか現実に見つかってない（あるかどうかも分からんけど）物を
漫画内で見つけだしてお金持ちだ〜ってのもなぁ
あくまで有力な仮説を持ち出すだけで現物は見つからないと予想

今回の話はあれだ。
話を聞き付けたミス研部員達も宝探しに参加するが、
そこで再び連続殺人が…！って奴だよ。
部員が増えたのはまた減る伏線

じゃあ真壁が今度こそ犯人になるに1円

なんかファミコン時代のRPGに出てきそうな暗号だな

宝を発見
しかし崩落

ってオチになるだろどうせ

さんしゃる　→　三叉路

くさぐさ

デウス→神様

わかんねぇ…

草太は第二の千家な予感がひしひしとするぜ

暗号解読か、面白いな。
エミリは犯人じゃなさそう

草太が犯人に１００ペリカ

ま　た　不　動　高　校　か

>>217
さすがに二度はやらんだろWWW

>>216
いや、案外エミリが犯人かもよ？
だって不動高校だもん

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件１
■登場人物リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
･赤門秀明(あかもんひであき)…東大中退のトレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

週刊ケンタイの特別企画･天草財宝発掘ツアーに参加を決めたはじめ。船の上では同行メンバーが
顔を揃える。彼らのうち中田、矢木沢、赤峰、赤門、最上、そしていつきと和田の７人は去年の
佐々成政財宝発掘ツアーでも一緒だった。しかし互いの関係は必ずしも良好とは言えないようで、
中田と矢木沢は５年前にトラブルが、赤峰も去年のツアーの写真が問題になった事があるらしい。
またいつきも最上とは仲が悪く、そしてはじめも、もろに嫌いなタイプの赤門と反目しあうのだった。
やがて船は天草下島に到着する。メンバーを迎えたのは、目も覚めるような美少年の案内役･四郎。
彼の案内で殉教公園や切支丹館、正覚寺などキリシタン関連の名所を回るが、
ロザリオやマリア観音を見せられたところで、はじめにとっては退屈そのもの。
そこに中田が声をかけた。彼女はある情報から、宝のありかをここ正覚寺周辺だと睨んでいた。
彼女は悲報島の財宝を見つけた事でこの業界では有名なはじめと手を組もうと申し出たのだが、
はじめは軽く聞き流す。自分の情報とはじめの推理力があれば充分だと考える中田と異なり、
はじめはあのロザリオ秘文を解かなければ宝は見つからないと感じているのだ。
その時、船に乗り遅れた最後の参加者がやって来た。それは何とミス研１年のエミリ。
彼女は実はダウジングの名手で、宝探しには欠かせない存在なのだ。
はじめに気があるエミリは色気をふりまく一方で、連れの美雪にはライバル心を剥き出しにする。
それを横目に、はじめはふと地元の子供達がこちらをじっと見つめている事に気付いた。
｢でうす様の宝｣を探しに来たというはじめ達に、子供達は警告する。
｢やめといた方がいいよ！白髪鬼に、殺されちゃうよ……！｣
笑いながら駆けて行く子供達。はじめはこの時、言い知れぬ悪寒を覚えるのだった……。

バスト99.9
ウエスト55.5
ヒップ88.8
というナイスバディを誇ってそうなカメラマンだな

エミリのパンツ見たい。

ふ〜じこちゃ〜ん

不二子ちゃんﾜﾗたｗｗｗ

やっぱエミリ犯人なんじゃね？

いかにもｳｽﾗﾊﾞｶそうな金田一

村上はこないのか・・・

じゃあエミリが犯人だな

じゃあ被害者は四郎と中田と和田とエスパーする

四郎はむしろ犯人に見えるなー
怪し過ぎてむしろ無いかな？

外見的に男黒河って感じだしな。
連続して似たようなポジションキャラは出さないだろうし。

悲報島思い出すな

つまり四郎ｷｭﾝは実は女の子ってわけですね！

洋式便所のフタを何故か気にするはじめであった

なんてダルそうな雑誌名なんだ

週刊倦怠

誰が買うんだろうｗ

エミリちゃんは俺の嫁

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件２
■登場人物リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
･赤門秀明(あかもんひであき)…トレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

ダウザーの家系のエミリにダウジングを習うメンバー達。ここでもいつきは最上と睨み合った。
その後近くの古寺で皆がダウジングの実践トレーニングをしていると、はじめのロッドがある場所で
反応を示す。そこに金属が埋まっているとエミリが告げた途端、メンバー達は我先にと
その場所に群がり、一心にスコップを動かす。急に目の色を変えた彼らの姿に圧倒されるはじめ。
しかし掘り出されたのはほとんど価値のない寛永通宝で、一同は落胆する。
彼らが狙うのは、天草財宝の中にあると言われている、１枚１億はする貴重な天正菱大判なのだ。
日も暮れ、はじめは宿泊先の露天風呂で汗を流す。垣根の向こうの女湯では、胸の大きさを巡って
美雪とエミリが激しい火花を散らしていた。この騒ぎに呆れ、早々と風呂を出た赤門。
彼は神経質なたちで時間にもうるさく、待ち合わせには10分前に来るのがポリシーだという。
この時男湯に美女が入ってきて慌てるはじめ。だがそれは色気はあっても性別は男性の四郎だった。
このはじめと四郎のやりとりを面白がるいつき。女湯の最上は、豪快に笑う彼を｢相変わらず｣だと、
どこか嬉しそうに呟くのだった。同じ湯に浸かり打ち解けたところで、はじめは四郎に訊ねた。
正覚寺で子供達が口にした、白髪鬼の事を。四郎によれば、それは昔天草財宝を求めた男の
成れの果てだという。発掘中、落盤事故に遭った男。その髪は恐怖で真っ白になっていた。
そしてそれ以来、その男は白髪鬼となって財宝に近付く人間をツルハシで惨殺するようになる。
ただしこれはあくまで噂だと、四郎は最後に付け加えたのだった。

深夜の森。１人息を切らしてスコップを振るっているのは中田だ。彼女は自身の持つ情報から、
そこをロザリオ秘文の示す場所だと確信していた。もはや中田には、宝の事しか頭になかった。
｢誰にも渡すもんですか！子供の頃からの夢だった―――…この天草財宝だけは…誰にも―――｣
もちろん彼女は、自分をめがけ背後でツルハシを振り上げる者の存在など、気付きもしない―――
翌朝。美雪の朝風呂を覗くため男湯にスタンバイしていたはじめは、美雪の悲鳴でこれ幸いと女湯に
駆けつける。しかし事態はそれどころではなかった。露天風呂の中には、頭から血を流し、
胸には十字を刻まれた中田の一糸纏わぬ死体が、おびただしい白髪に絡まった姿で浮かんでいた……。

白髪鬼の仕業だー。

葉月が結構可愛いと思うんだが

つるはしが凶器って凶悪だなおい

素っ裸の遺体、エロイね

女の全裸死体ってことは犯人はエミリか不二子か葉月でほぼ決定ですねてかそうであってほしい

こりゃ、宝探しを装ったレイプだったのか

不二子ちゃんはちと怪しいが、カメラ持ってることから
証拠画像取っちゃって犯人に殺されそうな悪寒。

葉月はどうもいつきさんと浅からぬ仲らしいし。
消去法でエミリが犯人だろ。

今までのパターンから行くと、佐々成政財宝発掘ツアーで何らかのトラブルがあった可能性がある。
その事件の被害者と深い関係にあったエミリが…ってオチになりそう。

のぞかれる心配ないのに
バスタオル巻いてる美雪が気になる

中田さん生きてる時と死体で顔が違うぞ

死体の目のほうがかわいくね

>>247仮に美雪がもしタオル巻かず全裸だったらそれこそ出血大サービスだよ。あくまで予想だか今まで厳密に美雪の全裸って描かれたことないってことはきっと最終回奴利壁さんの身の上話の後はじめとの初体験の時に初披露。

赤門の神経質キャラは何かの伏線になる

歳の割にはいい体してますな

気になること

和田・・・何故か関西弁
エミリ・・・ダウザーの家系って何？？
赤門・・・東大中退の嫌な奴時点で殺されオーラが漂ってる
矢木沢・・・ロレックス
藤子ちゃん・・・他の人が手に入れた宝を横取りしそうな名前
葉月・・・いつきとの仲の悪さ
天堂・・・美少年


どこまでが伏線かなぁ

ふーじこちゃーんは高遠の変装

そんな高遠なら大歓迎

むしろ怪盗紳士で
もちろん犯人ではなくお宝横取りエンド

怪盗紳士www
懐かしいwwwww

「赤」峰藤子
「赤」門秀明

また名前になんかあるのかな

悲恋湖みたいに見知らぬ仲って訳でもないし、
魔犬みたいに名前に関する伏線（クイズみたいな）も出てないし、ただの偶然じゃないか？

マナ板に梅干し…美雪いつになく過激だな

>>232
ってことは犯人は主催者?　悲報島とかジェイソンとかみたいに。

>>246
証拠画像撮っちゃって犯人に殺され


それなんて佐木

>>258
鬼才現る

「浦」、「田」、「木」、「峰」、「堂」、「門」
一人以外は、全員地形に関する字が苗字に入っている
これは何か関係しているかもしれん

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件３
■被害者リスト
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
■容疑者リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･赤門秀明(あかもんひであき)…トレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

ツルハシのようなもので脳天を一撃されていた中田。警察は現場の様子から、中田は入浴中に
行きずりの強盗に襲われたと見るが、はじめは異を唱える。残された大量の白髪や胸の傷など、
ただの強盗にしてはやる事が猟奇じみている。それに黒い土が入り込んでいた中田の爪。
風呂に入りに来た者の爪にしては不自然だ。中田は夜中にどこかに土を掘りに出かけ、そこで犯人に
殺されたというのがはじめの推理だ。犯人は入浴中の犯行に見せかけるため、死体を風呂に
放り込んだのだ。素人に出しゃばられ面白くない現地警察は、はじめを現場から追い出すのだった。
財宝の手がかりを求め、死んだ中田の荷物をあさる赤門達。彼らは彼女のカバンから地図を発見する。
そこには三角池と勘太郎峠に印が付けてあった。もしや秘文の｢さんしゃる｣と｢こんたろす｣とは、
この２つの地名が訛ったものでは？最上のこの考えには、いつきもつい同調してしまう。
そして｢ニ｣と｢五｣が方角だとすると、示されるのは大江一帯。そこにあるキリシタンゆかりの地、
穴観音が明日の発掘場所に決まった。だがその道中、和田愛用のモバイルツールや資料、地図が
ぎっしり詰まったカバンが誰かに燃やされかける事件が起きる。そして現場には、長い白髪が―――
コテージに到着してひと段落つくと、いつきははじめと美雪を誘って四郎の家に赴く。
トレジャーハンターである彼の父に、その師匠である発掘王･蔵元清正の話を聞くためだ。
代々宝探しを生業とする蔵元家。その家系図をはじめ達は四郎の父に見せてもらった。この家系図に
はある謎かけがされているという。清正はその謎が解けた者に天草財宝の重要なヒントを与えると
言っていたそうだが、結局誰も分からずじまい。だが家系図の名前の共通点に目を付けたはじめには、
その謎が解けたようだ。またいつきは、清正が現在の蔵元財閥のトップ･蔵元醍醐の父親だと気付く。
醍醐は清正の財産をたった１人で相続していた。清正の死後、財産を巡って兄弟同士が殺し合いをし、
生き残ったのは醍醐だけだったのだ。財宝は人を狂わせると、四郎の父はしみじみと語るのだった。
四郎の家を後にし、自分のコテージの前でカギを探すはじめ。その背後には人影が迫っていた。
長い白髪を振り乱し、手にはツルハシを持った、禍々しい人影が―――

金田一ー、後ろ後ろー！

葉月がメガネを外したら変身するんだぜ

金田一をねらうということは
遠野みたいなターゲットのはっきりしない無差別殺人か？

財宝独り占め目的とかじゃね
金田一は業界で有名人らしいし

普通に考えて脅しか邪魔者抹殺じゃねえの？

金田一を狙うエンバーマーなエミリちゃんの仕業だったりして

>>264
考えすぎじゃないか？
そもそも名字ってのが地形が由来になってることが多いし

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件４
■被害者リスト
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
■容疑者リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･赤門秀明(あかもんひであき)…トレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

間一髪、はじめはツルハシの襲撃を避ける事ができた。だが白髪鬼は、またもはじめを狙って
ツルハシを振り上げる。しかしここで白髪鬼は動きを止めた。はじめの悲鳴を聞きつけたいつきが
近付いて来ていたからだ。素早く立ち去る白髪鬼。腰を抜かしたはじめのもとには、
いつきの他に矢木沢も駆けつけた。はじめは彼らに興奮気味に襲われた時の状況を語る。
そして白髪鬼が去り際に胸で十字を切ったと聞いた途端、いつきと矢木沢の顔は強張るのだった。

翌朝。メンバー達は電話でチェックアウトを済ませ、それぞれコテージを出た。はじめも美雪、
いつきとともに待ち合わせ場所へと向かう。道中、はじめはいつきに問い質した。白髪鬼の話が
出た時、いつきや他の連中の様子は普通ではなかった。彼らは何かを知っているのではないか？
いつきはためらいがちに口を開く。あれは佐々成政の財宝を発掘しに行った時の事。メンバーは
今回の参加者７人の他に、もう１人男がいた。彼は発掘中、落盤事故で土砂に埋まってしまう。
全員で必死で掘り出したものの、すでに彼の息はなかった。そして恐ろしいのはその死に様。
狭い洞窟に閉じ込められた恐怖で、男の髪は真っ白になっていたのだ。鬼気迫る形相や血まみれの
爪跡も合わせ、その姿は白髪鬼そのものだった。ひどい雨で運び下ろす事もできず、いつき達は
彼の死体をやむを得ずそのまま葬った。男には身寄りもなく、それが一番だろうと考えたのだ。
そして男がいつも胸にかけていた十字架を、最上が彼の胸に置いたその時、十字架に雷が落ちた。
それは死体の胸にくっきりと十字の刻印を残す。だがそれ以上にいつき達を恐れさせたものがあった。
埋める前には閉じていたはずの男の目が、まるで生き返ったかのように見開かれていたのだ。
もちろん死体はその後すぐに埋められた。だがいつきは怯える。もしや男は雷に打たれたショックで
本当に生き返っていて、そして生き埋めにした自分達に復讐しようとしているのではないかと。
中田が胸を十字に裂かれて死んだ時、あの時のメンバー達は皆そう思ったはずだと……。
やがて待ち合わせ場所に続々と到着するメンバー達。だが赤峰だけはいつまで経っても来ず、
はじめ達は彼女を探し回る。そして反応するエミリのダウジングロッド。その草むらには赤峰の
カメラやフィルムが散乱していた。はじめの悪い予感は当たる。奥深くにある隠れキリシタンの
墓場で、赤峰は絶命していた。ツルハシで頭を割られ、胸には十字の傷を刻まれて。和田は叫んだ。
｢や…やっぱりあいつの仕業やったんや！わてら全員殺されてしまう！！
白髪鬼になったあの男に…！竜崎三郎に―――！！｣

動機は竜崎の復讐

ふーじこちゃーんが殺られちゃってますがな（´・ω・｀）

こいつら全員死体遺棄犯だったのか

不二子ちゃんあぼん。しかし何らかの証拠写真がある筈。
和田ちゃんのバッグが焼かれたのも撮影防止の為だろ。

ﾌ〜ｼﾞｺちゃーん殺し、アリバイが問題

>>278
まさかの全員犯罪者だな
六角村みたいにいつき含む容疑者全滅か？

まさかのいつき死亡フラグ？でもレギュラーはさすがに佐木のこともあったしいつきは犯人に殺されそうになるが助かるって展開だろうな、葉月は犯人か被害者だろうね

動機が竜崎だとすると一緒に埋めた奴らは犯人から外れるのか

やっぱエミリが怪しいんじゃないか？

｢………事故ですって―――？冗談じゃないわ…………！あんなの絶対事故じゃない。
そうよ……おにいちゃんは樹村たちにだまされて、むりやり奈落の底に突き落とされたのよ！｣

藤子ちゃんは単なるネタキャラと思ってたのに殺されるとは…

矢木沢怪しくない？
白髪鬼が逃げた方向から来たし

竜崎三郎の閉じた目を開いたのは、
鳥丸奈緒子でしょ。

ふ、ふじこちゃあああああああああああん(T◇T)

ところで一晩で髪が白くなるってありえるの？
マリー・アントワネットのあれは創作だって聞いたことあるけど。

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件５
■被害者リスト
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
■容疑者リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･赤門秀明(あかもんひであき)…トレジャーハンター
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

赤峰の死体にも、やはり絡まっていた白髪。駆けつけた警察は、ツアー参加者の朝のアリバイを
調べる。ここのコテージは出発の際にフロントに電話で連絡を入れる事になっているため、
死んだ赤峰も含め、全員の出発時間は確かだ。また自宅から向かった四郎も出掛けにいつきからの
電話を取っており、証言に嘘はない。ちなみにコテージから集合場所までのルートは石段もあり、
車やバイクは使えない。ここで警察は、容疑を２人に絞った。赤門と最上だ。死体発見場所は
集合場所の途中に位置する。そして道中別れ道は多いものの、目的地までの迂回ルートはない。
つまり被害者を含めた全員が地図を見ながら同じ道を歩いた事になる。この狭い一本道では前を歩く
人間を追い越し、そのまた前の人間を殺すなど不可能だ。そうなると赤峰を殺せたのは、先に行って
待ち伏せできた赤門か、後から走って追いつけた最上のどちらかしかいないという事になる。
青ざめる赤門と最上。だがいつきは彼らをかばった。警察はつい前まで犯人は行きずりの強盗だと
言っていたはずだ。今回の件も、道の途中に潜んでいた強盗が赤峰を襲ったとも考えられる。
見込み捜査を告発する記事を書くとのいつきの脅しで、ついに警察は退散した。
窮地を救われた最上はいつきに笑いかけられ、つられて自分もくすりと笑うのだった。

結局朝の騒動で時間を食い、穴観音には行けなくなる。２人目の死者が出ても
宝探しをやめようと言い出す者は誰もなく、次の目的地は大浦の宗徒様に変更となった。
宗徒様とは、月に２回の大潮の時にしか歩いて渡れない石塚の事だ。
今日は近くに宿をとり、明日の大潮の日を待つ事にしたメンバー達。
だが赤門は朝まで待てなかった。天草財宝は子供の頃からの夢。彼は深夜に１人、
足元がぬれるのも厭わず海を渡って宗徒様に向かう。その時頭に覚えた衝撃。そして顔を伝う血。
振り返った赤門は、ようやく我が身に起こった事を知る。血まみれで困惑する赤門。
｢……ど…どういうことだ……？な…何で……お…ま…え……｣
そして容赦ない追撃。崩れ落ちた赤門を、ツルハシを手にした何者かが黙って見下ろしていた……。

●メンバーの朝の行動
　　　　赤門　　赤峰　　最上　　七瀬　　いつき　　金田一　　三浦　　矢木沢　　和田　　天堂(自宅から)
出発　6:24　　 6:30　　 6:35　　 6:38　　 6:40　　　 6:41　　　　6:44　　 6:46　　　　6:50　　 6:30
到着　6:50　　　　　　　 7:00　　 7:00　　 7:00　　　 7:00　　　　7:00　　 7:05　　　　7:10　　 7:00
●コテージから待ち合わせ場所までの地図
http://upload.jpn.ph/img/u09668.jpg

近道出来そうだな

最上はツンデレ

赤門はやはり今回のグロ死体要員か

葉月は犯人じゃないとみた。赤門が何でおまえみたいなことをいっていたけどアリバイの葉月が実際にやったてたら赤門からそんな言葉は出ないと思う、よって犯人はエミリ

>>296ミスったアリバイの→アリバイのない葉月ね

何でおまえ…


犯人は既に死んだ絹代か不二子ちゃんなんじゃね？

<<298さすがにそれはなくね？今回ちゃんと警察が来てるから警察がすでに二人の遺体を引き取ってると思う。

いつきと最上はいい大人のくせに
金田一と美雪みたいな関係とみた！

刺されても暫く気付かないってリアルで嫌だな…
ツルハシ凶悪すぎ

>>300
しっかしいつきさんは女子高生を躊躇無く食っちゃった前科があるしなぁ…

ょぅι゛ょを引き取ってる事も内緒にしてるに違いない

葉月がかわいい

>>293
同じく近道が気になる。
登場人物の誰も指摘しないけど何かあるのかな？

つるはしで頭カチ割って殺すなんて
普通思っても実行できないぞ

よっぽどの動機があるのか
遠野や六星なみにヤバイやつなのか・・・

>>302
少女漫画のヒーロータイプの一つである
「どうでもいい女は食えるけど、本命とは手もつなげない」
的な妙な純情タイプかもしれない

金田一の事件で一番人気あるのって何なのかな？

完全に読めたわｗｗ

犯人は葉月
わざと自分に疑わしい状況を作って逆に犯人だと思わせなくさせる

最終話では、いつきが「葉月…なんでお前がこんなことを！」と言ってお涙頂戴の展開

崖に氷の橋を作ってショートカットしたんだな

どんだけ大量の水と冷気を使うつもりなんだよｗ

四郎の怪しさは半端じゃない。土地鑑ありそうだし。

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件６
■被害者リスト
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
･赤門秀明(あかもんひであき)…トレジャーハンター
■容疑者リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

海を隔てた宗徒様を前にして、最上は財宝に思いを馳せていた。その時突然背後に何者かが現れ、
彼女は思わずその人物を引っぱたく。しかしその正体は、最上を心配して付いて来たいつきだった。
相変わらずの最上の財宝ロマンチストぶりに呆れるいつき。だが今回は、天草財宝に感謝していた。
｢なんつーか…おまえと―――こーしてまた会えたわけだからよ…………｣
初めて伝えた素直な気持ち。最上の胸も、おのずと熱くなった。やがていつきは靴を脱ぐと、
最上を抱えて海に入り、宗徒様へと向かう。想いを通じ合わせていく２人。しかしこの甘い雰囲気は
宗徒様に着いた所で終わる。なぜならそこで、彼らは赤門の無残な死体を目の当たりにしたからだ…。
赤峰殺しの第一の容疑者の死亡により、警察の目は一気に残る容疑者･最上に集中した。
いつきは必死でかばうものの、やはり状況的に彼女以外の者の犯行が不可能なのは事実だ。
だがはじめは、最上は犯人ではないと睨んでいた。もしそうなら、こんなあからさまに自分に容疑が
かかるような事はしないだろう。だからと言って、去年死んだ竜崎が犯人だとも思えない。
何かあるはずなのだ。周囲の者の目を真実から逸らすための、悪魔のトリックが。
｢どうやら一筋縄じゃいかない相手のようだぜ！この事件の真犯人『白髪鬼』ってヤツは！！｣
被害者が増え続けても、最上達は決して財宝をあきらめようとはしなかった。
そしてこれまでに手に入れた情報から、次の探索場所を三角池に決める。そこは池とは名ばかりの、
ほとんど干上がった湿地帯だ。到着早々、ダウジングロッドに何かの反応を感じたエミリ。
池は広いため、皆で手分けしてダウジングをする事にした。しかし結局誰も財宝らしき物を
見つけられないまま、集合時間が来てしまう。この池に宝はないと話が落ち着いた所で、
その場に１人足りない事に気付いたはじめ達。姿が見えないのは最上だ。
そして上空の一ヶ所に異常に集まるカラス。いつきは血相を変えてカラスが群れる場所まで走った。
そこで彼が見た信じがたい光景。最上は冷たい湿地の上に、その体を横たえていた。
近くに落ちていたのは注射器、白髪のカツラ、ツルハシ、そして遺書。いつきがいくら呼びかけても、
最上の目は開かない。薄暗い湿地帯に、いつきの慟哭だけが虚しく響いた―――

これは明かに犯人じゃぬぇー

いつきさんかわいそう涙、もう今回犯人死亡でいいよ、どうせ動機は遠野の時みたいに逆恨みでしょ。
瑞穂ちゃんと三人で仲良くくらして欲しかった…

俺の嫁が(;´Д`)

こういう性格の話で今さら言うのも野暮かも知れんが
いちおう状況的に最も有力な犯人候補だと目されている人を
あっさりフリーにさせて（偽装？）自殺をさせてしまう警察って一体・・・。

良さげなフラグが立った途端にこの仕打ちは辛いな（つД｀)

最近1話に複数の死体が出るのが多いな
正直印象薄くなるからやめてほしい

葉月に罪を被せたってことはこれで殺人は終わりってことだよね
四郎やエミリ以外はみんな殺される動機があるんだと思ってたけど
違ったのかな

いつきとうまくいった途端に死ぬとは…
てっきりレギュラーになるかと思ったのに

ここからいつきが復讐鬼に…なんてないか
でも金田一の推理で犯人が分かったら、殺しそうだな
…今回いつきの死亡フラグも追加か？

いつきさんｶﾜｲｿｽ
犯人許せんな

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件７
■被害者リスト
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
･赤門秀明(あかもんひであき)…トレジャーハンター
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
■容疑者リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

最上の死に打ちひしがれるいつき。警察の発表は、そんな彼に追い討ちをかけるものだった。
事件は犯人･最上の自殺で決着がついたというのだ。激昂するいつきに、石井警部は証拠を示す。
現場に散乱していた白髪のカツラ、ゴムマスク、衣装、そして極めつけは遺書だ。そこには恋人、
竜崎を事故死させた３人への復讐と、その目的を終え自殺するまでの経緯が綴られていたそうだ。
しかしはじめにはこれが自殺とは思えない。遺書は全てワープロ書きだった。本文だけならまだしも、
封筒の表書きまでワープロで打つのは不自然ではないか？また彼女は注射器の毒で死んだはずだが、
両腕とも袖はまくられていなかった。服の上から自分で注射するなど、ありえない話ではないか？
だが赤峰殺しの件ですっかり最上を犯人と決め付ける警察は、この訴えに聞く耳を持たないのだった。

旅館で考えをめぐらすはじめに、フミから電話が来る。はじめは宝探しに加われなかった事で
文句を言うフミを、白髪鬼の怪談で脅して黙らせた。そして電話を切り部屋に戻ろうとしたところで、
深酒中のいつきにでくわす。彼ははじめの存在に気付くと、ぽつぽつと語り出した。
最上とは佐々成政の財宝ツアーがあるずっと前から付き合っており、結婚まで考えていた仲だったと。
だから彼女が竜崎と恋人同士だったなどありえず、白髪鬼のはずもないと。竜崎が死んだ事件後、
つまらない事で大喧嘩をして別れてしまったものの、いつきは最上の事がずっと忘れられなかった。
そして今朝２人きりになった時に、彼女の方も同じ気持ちだった事が伝わり、やり直せそうな気が
していたのだ。それなのに―――いつきは悔やんでも悔やみきれない思いだった。なぜあの時、
三角池で彼女を１人にしてしまったのか。３人も殺され、危険なのは分かっていたはずなのに。
｢俺が―――俺が…あいつにずっとついてやっていたら…………！！
葉月は―――死なずにすんだかもしれないのによ………！！｣
愛する者を失い、絶望に暮れるいつきを前にしたはじめの中に、激しい怒りがこみ上げてくる。
―――許せねぇ……！！白髪鬼……キサマのやったことは絶対許せねぇ！！
―――冷酷非情なキサマの正体を…俺が必ず暴いてみせる！！ジッチャンの名にかけて！！

翌日、はじめは美雪と四郎を伴い、赤峰殺しの現場となったコテージを訪れた。
道の周りは藪が生い茂っており、やはり道以外のコースで待ち合わせ場所には行けそうもない。
真ん中の崖も人が登れるものではなく、残る可能性は待ち合わせ場所に向かうルートに一番近い
行き止まりだ。しかしその間には底なし沼があるためとても通り抜けられるものではなく、
現場検証は早くも行き詰まる。その後休憩にと入った喫茶店。そこのコーヒーカップは取っ手が
２つついた変わったデザインだった。ここで自分のだけ取っ手が１つ取れていると気付いたはじめ。
しかしマスターによれば、それだけは元々取っ手が１つのカップなのだそうだ。同じデザインの
カップのため、つい取っ手が２つあると思い込んでしまった。この時はじめは勢いよく立ち上がる。
｢そうか……！そういうことか―――…。わかったのさ！真犯人･白髪鬼が仕組んだ―――…
不可能を可能にする“心理トリック”の答えが！！｣

さっぱりわかんねーよｗｗｗｗ

要は思い込みを利用したってことだろうけど何のことやら

美雪の騎乗位ﾊｱﾊｱ

ある意味で今回が1番えろい

底なし沼・・・全然分からない。

あとの問題は動機。
なんで４人が狙われたのか。

ニセ遺書の３人が竜崎を死亡させたってのは無いでしょ。
いつきや和田や矢木沢だって関わってる。

でも動機が竜崎事件に無いとすると他に浮かばないんだよなぁ・・・

あれ？前出たファンブックによればいつきってバツ１じゃなかったっけ？

たぶん犯人が殺意を持っていたのは最初の三人で葉月は実は重要な証拠を目撃していたため殺害されたと考えてみた。葉月が殺されて黒死蝶以来久しぶりに犯人は死をもって償えって思った

目撃したから殺害ってわりには用意周到じゃない？ワープロ打ちの遺書とか毒とか。
赤門も抜け駆けしようとしただけで何かを発見した様子ではなかったし、
この2人に関しては計画的な犯行だと思う。
中田と藤子ちゃんはわからん。

異人館ホテルの花蓮みたいに犯人の逆恨みってのもあるからなー
葉月はそういったたぐいの動機かも

>>336
確かに自殺に見せかけて毒殺とか似てるよなー…
でもまさか整形した兄弟が混ざってるなんてことないだろう。

>>335
藤子も明らかに葉月を犯人に仕立てられるように
何らかのトリックを仕掛けてるから計画的だろ
そうなるとしょっぱなにやられた中田も計画だろう
この4人に何か殺される理由があったんだろうな

しかし中田といい赤門といい葉月といい財宝発掘が
子供の頃からの夢ってすごいな
どんな家庭だったんだ

>>338
美作、矢荻、柿本、バーコードの親戚かその子孫

バーコードで一発で顔がでるキャラって凄いよな

四郎かエミリが犯人臭いな

>>340
橘先生しか思い浮かばん

>>340
七十島だっけ

>>341たとえどんなに美しかろうが犯人だったら私は許さない

>>344
それじゃあ今のうちに
・時限発射のボウガンは隠したか
・実は生きてた竜崎に物陰から猟銃で狙わせているか
・いつきさんが実は葉月の恋人だから、ナイフを渡してあるか
・ボートに爆弾は仕掛けたか
・紅茶に毒を入れたか
・娘の腎臓はもうだめだ
・津波警報は出ているか
・燭台の周りに燃えやすいものを置いたか

これくらい注意しておいた方がいいな

殺る気まんまんｗ

燃えやすい電子機器だろ

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件８
■被害者リスト
･中田絹代(なかたきぬよ)…トレジャーハンター
･赤峰藤子(あかみねふじこ)…冒険カメラマン
･赤門秀明(あかもんひであき)…トレジャーハンター
･最上葉月(もがみはづき)…考古学助教授
■容疑者リスト
･三浦エミリ(みうらえみり)…不動高校１年。ミス研部員
･和田守男(わだもりお)…週刊ケンタイ編集者
･矢木沢亮(やぎさわりょう)…古美術商
･天堂四郎(てんどうしろう)…ツアーの案内役

喫茶店のカップから犯人の心理トリックを見破ったはじめ。そして蔵元清正の家系図から、
被害者達の隠された共通点にも気付く。このミッシングリンクが事件の本当の動機に繋がるなら、
はじめが犯人だと考える人物も何らかの形でそのリンクに関わっているはず。
はじめは剣持に犯人に関する調査を頼み、いつきには例のコテージにある罠を張ってもらう。
｢俺の考えが正しけりゃ…犯人は必ず網にかかる―――！！｣
その時かかって来たフミからの電話。フミは恥をかかされたとはじめに怒っていた。前にはじめから
聞いた白髪鬼の話を天草からの転校生にしたところ、そんな噂はないと一蹴されたそうなのだ。
四郎の言うように、白髪鬼の話は天草の子供なら皆知っているのではなかったのか？
はじめは愕然とする。実はこれも、犯人の心理トリックの１つだったのだ。
一方犯行を全て終えた犯人は、自室で１人身をひそめていた。震える手に握るのは１つのペンダント。
｢あとは……待つだけだ！あの男の命が尽きるのを……もう少し……もう少しの辛抱で―――…｣
その後剣持からの調査報告が来る。内容は全てはじめの予想通り。蔵元醍醐は病院で死にかけており、
そして“あの人物”にも、ミッシングリンクのつながりがあった！
｢謎はすべて解けた！！｣
散々な事態で終わったツアーに落ち込むメンバー達。彼らの前に現れたはじめは、
犯人は最上ではないとはっきり告げた。その時犯人は、トリックの決定的証拠がコテージの時計に
残っているというはじめの言葉に焦る。はじめにチェックされる前にと、
犯人はその夜のうちにコテージに忍び込み、証拠を消してひとまず安心するのだった。
翌朝のコテージ。うるさい石井警部を電話越しの明智の一喝で黙らせ、はじめは謎解きを開始する。
犯人は誰もが持っている自然な心理作用を利用し、恐るべきアリバイトリックを考え出した。
｢そして本当の殺人者―――“白髪鬼”は、この中にいる！！｣
その証明は、コテージの中の目覚まし時計が語ってくれる。はじめの仕掛けたトラップに
ハマっていれば、犯人は言い逃れの出来ない証拠をここに残していったはずなのだ。
｢罪から逃れるための―――焦りが生んだ……“自滅の足跡”をね！！｣

やっぱ、これまでの傾向から言ってエミリが犯人かねぇ…
アリバイトリックはさっぱりわからないが

被害者の共通点とそれが意味することは分かったが
犯人もトリックもさっぱりわからん

ってかコミックス一巻分じゃ収まらないだろこれ
前後編とかで二巻分けるつもりなのか？
おとなしくFILEのままで続けてりゃ良かったのに

不動高校だからエミリが犯人

殺された四人は醍醐の血縁者で金目当てで殺された感じであることはわかった。こりゃ犯人自殺しなくても死刑だね。そして明智最高！前は嫌いだったけど今は好きだ

つまんね

すまん誤爆

>>350-353
二回連続で可愛い女子高生が犯人てないわ

女子高生…つーか十代の女の子が遺産目当てに人殺しとか嫌過ぎる

遺産？財宝だろ

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件９
犯人の正体を暴く前に、１つ明らかにしておくべき事がある。それはこの事件の本当の動機だ。
竜崎の復讐というのは偽りの動機。子供達に広まった白髪鬼の噂も含め、犯人が用意した演出だ。
この手の怖い噂は出所も流布時期も定かではないものだ。だが少なくとも白髪鬼の噂は、ほんの
３ヶ月前までは存在していなかった。これはフミの同級生である天草からの転校生の話で確認できる。
犯人は犯行の下準備のために天草を訪れる度に、子供達に白髪鬼の噂話を話して聞かせていたのだ。
この小さな町でその噂は瞬く間に広がり、あたかもずっと以前から囁かれていたかのように
子供達の間に定着していく。犯人はこの噂を流す事で、容疑者が早い段階で財宝ツアーの関係者に
限られるのを避けようとした。事故死した竜崎をイメージさせる白髪鬼を登場させる事で
本当の動機から捜査の目を逸らせるメリットはあるが、標的４人を殺し終える前に容疑者が簡単に
絞られ、行動が制約される危険性もある。そこではじめ達が島に来る前から白髪鬼という架空の
怪人物の噂を広める事で、外部の犯行の可能性もあると警察に思わせておく必要があったのだ。
そして犯人がそこまでして隠したがった真の動機。それは蔵元コンツェルンの莫大な財産だ。
ここではじめは蔵元家の家系図を取り出す。その名には全てある共通点があった。
それは必ず｢月｣の字が入っている事。そして今回の被害者４人の名前にも、｢月｣が含まれている。
｢そうさ！全員蔵元醍醐の実子―――…血を分けた兄弟だったんだ！！｣

殺された４人は醍醐の子でありながらその事実を知らずに養子に出され、赤の他人に育てられていた。
そして子を預ける際、醍醐は里親に命じた。蔵元家は代々宝探しを続ける家系、だから子供達が
成長する過程で、一族の悲願である立山、天草の２つの財宝に興味を抱くように仕向けて欲しいと。
醍醐は里子に出す事で、自分の兄弟間で起こったような悲惨な遺産争いを防ごうとしていた。
自分が元々蔵元一族であると知らなければ、いきなり遺産が転がり込んで来ただけで幸運に思い、
もっと取り分が欲しいとは思わないものだからだ。既にはじめは被害者４人が醍醐の実子である事も、
彼らの他にもう１人実子がいた事も、剣持の調査で掴んでいる。だが犯人は５人目の子ではない。
５人目の子はもう死んでいる。一族の証明である、月の文字を含んだ名前の子をひとり遺して。
ここではじめは犯人に時計のトラップを仕掛けた事を明かす。赤峰･赤門･最上のコテージの時計を
元の時間から15分ずついつきにずらしてもらう一方で、自分は犯人の腕時計にこっそり同じ事を
しておいたと。そして全員の前でコテージの時計に証拠があると告げると、案の定犯人は
証拠を隠滅したつもりで自滅の足跡を残した。赤峰殺しのトリックのため、犯人はコテージの
目覚まし時計をある方法で狂わせていた。だから犯人ははじめの言葉を聞いて、夜のうちに時計を
正確な時間に戻しておいた。はじめが15分進めておいた、自分の腕時計を見ながら。
今はじめが入ったコテージの時計が指しているのは朝７時。だが現在の本当の時間は６時45分、
15分進んでいる。それは犯人の時計も同じだ。このなかでコテージの時計と同じ時刻を示した
腕時計をしている人物こそが、真犯人なのだ。はじめはメンバーの中で１人だけ自分の腕時計を
見せられないでいる人物の手を力強く掴み取った。その時計が示す時間は、まさに７時。
｢犯人はあんただよ！和田守男！あんたこそこの事件の真犯人…“白髪鬼”だ！！｣

和田さんは結構ノーマークの人多かったんじゃないかな、にしても遺産目当てで葉月を殺したなんて最悪すぎる

あいつら兄弟かよ！
てか和田さんかよ！！
やべえすげぇ面白いｗ

犯人が判明しても藤子ちゃん殺しのトリックがサッパリ分からない件

冷静に考えれば、和田はツアー客を選べる立場にいたんだよな…

動機は全く違うが悲恋湖を思い出した

和田！？
あのコテコテ関西弁で中年太りの和田！？
蝋人形城の南山さんみたいなポジションのキャラだと思ったのに・・・

養子に出した兄弟全員にさりげなく財宝への興味を抱かせるって
設定に無理がありすぎやしないか

ちょｗｗｗ和田とか空気ｗｗｗ

和田に銅鐸落ちてこないかなぁ…

>>369大丈夫どうせ殺害人数・動機があれだから死刑になる

しかしどう頑張っても和田に遺産はこないだろ

完璧に金銭目的の殺人って史上初？
最低の奴だな、だが和田の性格変貌に期待

ロシア人形は違ったっけ？＞金銭目的

何その事件
脳内妄想？

>>372
からくり屋敷も金銭目的じゃね？
息子に遺産相続させたかったわけだし。

うそ…
エミリか四郎みたいな美形タイプが犯人だと思ったのに

やっぱ動機は遺産なのか…。
にしても和田ちゃんみたいな虫も殺せないような人が４人も殺すなんて…。怖すぎる。

むしろ遺産が急に転がり込んだほうが破滅しそうなんだがどうか。

>>369
よし、いつものやつ頼む

>>379
>>345

あとは
・照明は落ちやすくなっているか
・教会の十字架に細工をしてあるか
・銃口を鉛で塞いだか
・パンに毒入りカプセルを入れたか
・トリックノートに欠陥トリックを仕掛けたか
・照明を銅鑼とすり替えてあるか
・危険防止のマットは外したか

>>345
もうだめだ吹いたｗｗｗ

・犬と犬笛は用意したか

・高遠を紛れこましているか

>>380
・いつきさんがナイフを隠し持っていないか

・スキー板に見せかけるタオルを凍らせてあるか
・死体隠しの為の本棚に見せかけた本の背表紙に塗り残しはないか
・人質がノラエホンを隠し持ってないか

それただの凶器の羅列じゃん
わかってねえな

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件１０
５人目の蔵元醍醐の実子。それは２年前に先立たれた和田の妻･明絵の事だ。そして醍醐の遺産の
相続人となるのは、明絵との間に生まれた娘･朋美。他の４人が死ねば、その莫大な財産は全て
醍醐の唯一の孫である朋美のものになるのだ。だがこの事実を暴露されても、和田は赤峰殺しの際の
アリバイを主張して無実を訴える。あの時コテージを早めに出た赤峰に寝坊した和田が追いつくには、
５人もの人間を一本道で追い越さなくてはならない。殺害現場はキリシタン墓地の近くの路肩なのは
はっきりしているため、コテージで待ち伏せして殺したわけでもない。赤峰がコテージを出たのが
６時半、和田が出たのが６時50分、そして集合場所までは徒歩20分の距離。その間にどうやって
自分に赤峰が殺せるのかと、和田は強気で反論する。しかしはじめはそんな彼を喝破した。
赤峰に追いつく必要はない、向こうから近付いてきてもらえばいいと。和田は人間の想像力を
利用した心理トリックで、20分も先に出ていた赤峰との距離をゼロにする事に成功した。
はじめがこのトリックを思いついたのは、喫茶店でカップの取っ手を見た時。はじめは美雪と四郎の
カップには取っ手が２つあるのに自分のは１つしかない事から、自分のカップだけ取っ手が
折れていると思った。しかしそのカップは元々取っ手が１つの物だった。はじめは他の２人の
カップから、想像力で最初からありもしないもう１つの取っ手を補って考えていたのだ。
明智によれば、これを空間補完効果と言うらしい。そしてはじめは、例の地図にも同じ事が
起きたのではないかと考えた。地図からは集合場所へのルートが１本しかない事がはっきり分かる。
他の別れ道はいずれも行き止まりか別方向への道ばかりだ。しかしこの地図に、いくつか焦げ跡が
ついていたらどうか？はじめはいつきのタバコを借り、集合場所への道に近い行き止まりの先に
焦げ跡をつけて見せた。すると繋がっていない道が、まるで１本の道のように見えるのだ。
地図に残された焦げ跡によって、赤峰の想像力は集合場所への近道を描き出してしまっていた。

事件前日、和田の鞄に火をつけたのは彼自身。渡した地図に焦げ跡があっても不自然でないように
したのだ。加えて赤峰殺害後赤門と最上を殺す事を前提に、この２人に一旦疑いの目が向くよう
時計に細工を施す。集合場所に10分早く着く癖のある赤門の時計を５分進め、目的地に15分早く
着くように、次に赤峰の時計は赤峰の５分遅れてコテージを出るよう10分早め、最上は更に
５分遅れで出るよう５分だけ時計を進めておいた。ちなみに細工をしたのは彼らの腕時計の方。
皆で風呂に入りに行った時にすばやくいじったのだ。こうして計算通り、赤門･赤峰･最上の３人は
５分おきにコテージを出て目的地に向かった。その後全員が出発した事を確認した和田は、
コテージを出て行き止まりルートへの分岐点に隠れ潜み、赤峰が戻ってくるのを待つ。行き止まりの
道を往復した分時間をロスした赤峰は、この時点で最後尾となった。和田はこの後赤峰を尾行し、
キリシタン墓地に来た所で彼女を殺害したのだ。後は焦げ跡付きの地図を新しいものにすり替え、
アリバイを確実にするため死体が早く発見されるよう、路肩にカメラやフィルムをばら撒いておく。
このトリックと同時に、はじめは犯人の正体にも気付いた。なぜならこのトリックが可能なのは――
｢一番最後にコテージを出た和田さん！あんた以外にはいないんだ！！｣
それでも言い逃れようとする和田。そこではじめは黙ってＴＶをつけた。ちょうどニュースで
伝えていたのは、蔵元コンツェルンの倒産。これには和田も動揺を隠せず、力なく崩れ落ちる。
彼があれほどまでして追い求めていた宝は、すでに幻になってしまっていたのだ。
｢あんたの負けだよ！和田守男……！いや―――“白髪鬼”！！｣

倒産とか…動機も最悪だが結末も最悪だな。

このトリックは秀逸

色んな意味で

こ　れ　は　ひ　ど　い

おおおお……なんか、すげえ自然なトリックだよ。
シンプルで盲点を突いていて無理がない。
ちょっと感動した。

金のための殺人って初めてじゃないか？

遺産欲しさに葉月を殺したのだから絶望たっぷりで和田には最期を迎えてほしい

いつきさんにぶっ殺されてしまえと思ったが、それじゃ瑞穂が路頭に迷うな…

顔に似合わず最低な男だな・・・

つかさ、蔵元コンツェルンの経営状況を全く把握してなかったのかよ…
ずさんにも程がある

考えてみたら今回の事件は凄い。
動機から怪人やトリックまで、全て人間の心理を利用したんだな
あの金欲しさだけの和田が、こんな上級読心術が出来るのか？

おそらく和だもたｋ

>>395
だよな。親または親代わりの人が殺人なんて犯した場合、その子供までつらい思いすることになるからなぁ。
いつきさん…大丈夫かな。

悲恋湖の「いつき氏ね」でスレが埋め尽くされていた頃が懐かしいくらい
いつきさんが人気者になったな

あのカーブは怪しいと思ってたけどまさか焼け焦げとは。

いつきさんと明智さん今回の事件と初登場時を比べると別人だね

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件１１
人を殺してまで得ようとした財産が無に帰したと分かり、呆然とする和田。そんな彼にいつきは
猛然と襲い掛かった。はじめ達が懸命に止めても、いつきの怒りは収まりそうもない。
｢放せ―――！こいつを殺す！こいつは遺産に目が眩んで……俺の葉月を殺しやがった男だぞ！！｣
だがそこで和田がとった行動に、その場の全員が絶句する。彼は命乞いをするどころか、
いつきに頭を下げて自分を殺すよう頼み込んだのだ。床に頭を血が出るほど擦り付け、挙句いつきに
すがりついて何度も殺してくれと叫ぶ和田。そのなりふり構わぬ姿にかえって冷静になったいつきは、
絶望に暮れる和田に事情を訊ねた。和田は涙も拭かずに語り出す。全ては娘のためだったと。
朋美は心臓と肺の病気で、このままではあと半年か１年の命なのだ。そしてその手術が出来るのは
アメリカの外科医ただ１人で、費用は最低でも8000万はかかる。和田が必死で金策して回っても、
集まったのはたったの2700万。不景気でマンションも大した金にならず、銀行も担保がなければ
ほんの少ししか貸してくれない。サラ金から出せる金もたかが知れており、行き詰まった彼が
最初に思いついたのは生命保険だった。しかし自殺をしても保険金は下りない。だからと言って
自分を殺してくれる者などいはしない。どうしようもなくなった時に和田が義父から聞かされたのが、
亡妻の本当の父が蔵元醍醐だという話だった。ならば金のあてが出来ると一瞬喜んだ和田だったが、
それは難しかった。養子の事実を知っているのは、里親を除けば現在意識不明の重体である醍醐だけ。
今朋美が醍醐の孫などと訴えても、誰も信用しないだろう。その上醍醐の遺書には、相続人は
５人の実子本人に限定すると明記されている。それ以外の者には、たとえ配偶者であれ子供であれ、
相続権は持てない事になっているのだ。打ちひしがれる和田だったが、ここで恐ろしい考えが
頭をよぎる。相続人が全ていなくなれば遺言はどうであれ、法律に基づいて孫の朋美に遺産が行く。
―――そうだ………他の相続人が全部死ねば―――！！
意を決した和田は義父から妻以外の相続人の名を聞き出す。この時彼は、悪魔に魂を売り渡したのだ。

何度も思い止まりながら、愛する娘を助けたいがあまり凶行に及んでしまった和田。
彼と同じく女の子を養っているいつきは、気持ちが理解できる分やり切れない思いだった。
はじめは頭を垂れる和田に言葉をかける。自分の娘の命を助けたかった気持ちは分かると。
｢―――だけどさ…あんたはハカリにかけちゃいけないものを…ハカリにかけちまったんだ……！｣
堰を切ったように娘の名を叫びながら慟哭する和田。こうして事件は、後味悪く幕を下ろした―――
その後はじめは、旅館で宝探しの資料と睨めっこしていた。エミリはそんなはじめにクッキーを
差し入れる。ふと十字型のクッキーの一片が欠けている形に目を留めたはじめ。そしてあのロザリオ
秘文を思い出すと立ち上がる。美雪達は、突然さんしゃる池に行くと言い出したはじめに戸惑った。
｢名探偵金田一耕助の孫として―――伝説の神童天草四郎に最後の挑戦だ！｣

やりきれねーよ、これほど漫画読後に作者を怨んだ事ねーよ

遺言があっても遺産全体の二分の一については請求によって孫含む法定相続人で分け合うはず…まあ倒産したけど

なんか都築さんの時と違ってなんか同情できない。葉月を殺したからねてか最終的に自分を殺してくれなんて頼むなら最初から殺し屋に依頼しろ。そしたら葉月は死ななくてもすんだはず

>>407
その殺し屋ってたｋｒｙ

いくら娘を救う為とはいえやっぱり短絡的だよ和田…
他の3人は兎も角、葉月なら事情を話せば遺産を分けてくれたかもしれないじゃないか。
倒産したから意味無いけどさ。

殺された被害者達が気の毒すぎて和田には同情できんが和田の娘は可哀想だなあ。
ただでさえ病気で命が残り僅かだってのに父親がこんな事件起こしちゃ生きる気力もなくなるだろ。
仮に病気が治ったとしても生き地獄な人生になるだろうな。
和田は確実に死刑だろうし。

ここでまたいつきが娘を引き取るフラグor知人に頼み込んで手術代カンパと予想

ん？天草財宝？そーいやすっかり忘れてたな。

いつきの知り合いはよく娘が重い病気にかかるんだな

そして着々と進行するいつきさんの光源氏計画

たぶん財宝を発見した金田一が殺されるんだろ
いよいよ終わりか

【ＣＡＳＥ３】天草財宝伝説殺人事件　エピローグ
あれから２ヶ月。今日はクリスマスだ。もって春までだという朋美の病室に、いつきは顔を出す。
朋美には父親は仕事で遠くに行っていると言ってある。彼女は無邪気に、まだ来ないサンタを
待ち続けていた。いつも素敵なプレゼントをくれるサンタ。大好きなサンタの正体が父である事も、
その父が自分のために罪を犯した事も、朋美は知らない。病院を出たいつきは思わず空を見上げる。
―――この世には―――…神も仏もねーのかよ？
その夜。サンタを待って眠れずにいた朋美は、ふと窓に目をやって驚く。
窓の外では絵本から抜け出たようなサンタが、にっこりと自分に笑いかけていたのだ。
窓から病室に入る際にずっこけてしまった、ちょっぴりどん臭いサンタ。けれど朋美は
憧れのサンタに会えて大喜びだ。そんな彼女にサンタはとっておきのプレゼントを贈るという。
それは秘密の宝物。昔天草四郎という少年が、貧しい人や苦しんでいる人のために隠した宝物だ。
サンタに言われるがまま、朋美は目を閉じて３つ数える。そして目を開けると既にサンタの姿はなく、
代わりに靴下の中にはプレゼントが入っていた。それは何やら文字が書かれた、大きな金色の板。
その美しさに感激した朋美は、窓を開けて白雪の舞う夜空に向かって呟く。
｢ありがとう―――…サンタさん…｣

留置所。全てを自供した和田は、刻々と近付く娘の死と、未だ生きながらえている自分の身を呪い、
早く死刑になりたいと自暴自棄になっていた。そんな彼の独房を訪れた剣持は、柵越しに語りかける。
娘は死なずにすむかもしれないと。何でもクリスマスの夜、朋美に天正菱大判という宝を贈った
奇特な人物がいたらしい。それが今日１億円で売れ、当然朋美の治療費に充てられる事になった。
この奇跡のような出来事に一瞬呆然とした和田は、やがて大粒の涙をこぼし始める。絶望の中、
たった１つの希望を与えてくれた見知らぬ誰かに、彼は何度も礼を言い続けるのだった―――

１人の女の子にプレゼントされた宝の話は、世間でも話題になっていた。しかし草太にその話を
振られても、全く興味を示さないはじめ。そこにいつきが現れる。彼も今回の事には驚いていた。
そして天草財宝は本当にあったのかと、はじめに探りを入れる。するとはじめはとぼけつつも答えた。
やはりさんしゃる池に、宝はあったのではないかと。あの池は巨大な十字架、即ちこんたろすに
見立てられていたと言うのだ。池の形は、ちょうど十字架の一番長い部分を外した形にそっくりだ。
そして｢二｣と｢五｣は、足の長さの比率。その一番長い部分の先に、宝は埋まっているというわけだ。
この話を聞き、自身の疑惑に確信を持ったいつき。彼ははじめの首を思い切り締め上げた。
｢お前が宝を掘り出したんだろ―――！ああ！？こそくなマネしやがって！！｣
残りの宝のありかを吐くよう脅しつけるいつき。冬の澄んだ空に、はじめの悲鳴が響くのだった。

朋美ちゃんが助かりそうってだけでも、少し救われた気がする
これからが大変かも知れないけど、生きてれば絶対希望はあるさ

はじめ（´；ω；｀）ﾌﾞﾜｯ
ヤベエ泣ける

この事件は犯人もトリックも話も久々に良かった

もし和田さんが最初に娘のことをいつきや金田一に話していれば事件は起きなかったと思うと…二人なら協力してくれたと思う。いつきさんは和田さんが死刑になったら朋美ちゃんのこと引き取るのかな一応葉月の姪に当たるし

そう考えると色々切なすぎる
朋美ちゃんにはなんて説明するのか…

金田一は残りの大判で金持ちになり
幸せに暮らしましたとさ☆

しっかし今回は高難易度だったな

金田一はいい奴

どんなにいい行動をしようとも魔犬で女子高生を監禁した事を忘れない

朋美ちゃんだけでも死なずに済みそうなのは良かったが、しかし後味の悪い事件
だったなあ。
そしていつきの光源氏計画は着々と進んでいるな。

やっぱ金田一はキラキラ絵じゃなくてこういう和風テイストのおどろおどろしい感じの方がいいな
次の事件の舞台はどこだろうか

上は北海道から南は九州まで足を運んでいるんだよな。


今度は逆に学校の中で事件が起こると予想してみる。

学校ではしょっちゅ(ry

つーか、エミリが宗像先輩に続いて不動高校の呪いを打ち破ってくれたぞ！！

千家、佐木の例があるから油断できない

ＦＩＬＥの前半で不動高校の呪いが酷すぎたから
意識して不動高校関係者なのに無関係なキャラを出してるような気がしないでもない。
アレだ、作者このスレ見てるよ。見てるよ。

不動高校の奇跡なら墓場島の二人と八尾もだな。
オペラ座や七不思議は容疑者のほとんどが関係者だから除外して。

とにかく、パンチラが見たい。

つttp://blog.houroki.com/images/pantira131c2.jpg.400px.jpg

[省略]短編８･白銀に消えた身代金…長野のスキー場。はじめは少年誘拐犯の正体を暴く。
[省略]明智ＦＩＬＥ５･幽霊剣士殺人事件…少年明智が参加したフェンシング強化合宿での殺人。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　凶器なき殺人の凶器とは？

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ９】フィルムの中のアリバイ　問題編
■容疑者リスト
･堀之内レオ(ほりのうちれお)…カメラマン
･美隅陽平(みすみようへい)…見習いカメラマン
･中神黎明(なかがみれいめい)…カメラマン

ある日、はじめが耳にした聞き捨てならない噂。何と美雪に、はじめ以外のラブラブの相手が
いるというのだ。それは同級生でミス研部員でもある、村上草太。まさか本当にあの２人が……！？
その日美雪に一緒に帰るのを断られ、ますます不安になるはじめ。しかも下校中に見かけた草太は、
誰かを待っている風だ。相手は美雪か？はじめの気も知らず、草太はガラにもない｢恋愛論｣を片手に、
風に散りゆく桜の花びらの中で感傷にひたっている。その時うっかり落とした映画のチケット２枚。
場所は日比谷、上映日は３月24日。その日美雪に用事があると知ったはじめの疑惑は頂点に達した。
来たる24日、日比谷。サングラスにコート姿のはじめは、カメラを手に物陰に潜んでいた。
―――今日こそ美雪＆草太の不倫疑惑の真相を突きとめてやるっ！ジッチャンの名にかけてっ！！

そして遂に、本当に、美雪が駆け足で日比谷にやって来た！だがこの時起こった思わぬアクシデント。
美雪ははじめの目の前で、ワゴン車にひき逃げされてしまったのだ。浮気調査も忘れ、血相を変えて
倒れた美雪に駆け寄るはじめ。頭を血に染めた美雪は、はじめの必死の呼びかけにも応えない―――
事故から１日経った今も、美雪の病室は面会謝絶。意識が戻れば大丈夫らしいものの内出血がひどく、
救急車の到着が遅れたら危険だったという。ワゴンが逃げずに美雪を病院に運んでいれば
もっと早く治療できたのにと、はじめはひき逃げ犯に怒りを燃やす。一方捜査の方は、
はじめがとっさにカメラでワゴンのナンバーを撮っていたおかげで一気に進んでいた。その車は
カメラスタジオの物で、休日はスタジオを借りたカメラマンが自由に使えるようになっているという。
つまりひき逃げ犯は昨日スタジオを借りたカメラマンという事になるが、その該当者は３人。
彼らはいずれも事故の時間のアリバイを主張していた。容疑者達はそれぞれ、
自分のアリバイを証明する６枚の写真を示す。彼らの主張はいずれも正しいように思え、
剣持は外部の者による犯行の可能性を考えようとしていた。だがはじめはそれを遮る。
そして署から出たがる容疑者３人の前に現れ、彼らの提出した写真に違和感があると告げた。
｢警視庁の写真に詳しい担当官に『あること』を確認してもらい―――謎はすべて解けましたよ！｣
容疑者達の用意した写真の中には、アリバイ工作のために捏造された虚構の映像が混じっていたのだ。
｢その映像を利用したトリックでニセのアリバイを作り上げたひき逃げ犯人は……この中にいる！｣

完全に読めた
犯人は草太

ﾅ､ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ

たしかに唐突に出てきた草太は怪しいな
天草にもチラッと出てたが
まさか作者はこんなあからさまに美雪大好きな奴が千家の変わりになると思ってないだろうなあ

いきなり瀕死になる美雪にﾜﾗﾀ

美雪は命がいくつあっても足りないなｗ

>>434
つttp://ranobe.com/up/src/up257220.jpg

↑グロ画像注意

このスレのバーロー版は無いの？

ない

また美雪瀕死か

>>443
ごめん、これって包茎が精液たらしてる画像なの？
初めてみたから衝撃的なんだけど、いまいち何が何なのかよくわからない

不動高校呪われすぎﾜﾛﾀwwww

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ９】フィルムの中のアリバイ　解答編
写真の写真を撮る事を複写という。犯人はこの複写のテクニックを使って、６枚のカットの中に
過去に撮った写真を混ぜてアリバイ工作をしていたのだ。ここではじめが取り出したのは、
美隅がオートで連続撮影したという自分が入った桜の写真。そこには不自然な箇所があった。
背景に小さく飛んでいる飛行機の移動距離がバラバラなのだ。均等な時間間隔で撮影する
オートシャッターならば、こんなことはありえない。つまりこれは機械ではなく、第三者の人の手で
連続的にシャッターを切った写真なのだ。それなのに美隅は、自分で撮ったと虚偽の証言をした。
それは事件時のアリバイ確保のため。彼は去年撮った写真を複写し、フィルムに組み込んだのだ。
｢美雪をひき逃げした犯人は………あんただよ！美隅陽平さん！｣
だが美隅は必死で反論する。去年の春アメリカにいた自分に、日本で桜の写真が撮れたはずがないと。
しかしはじめは既にそれも解明済みだった。水戸の偕楽園には、｢二季桜｣と呼ばれるものがある。
春と秋、年に２回花を咲かせる変種の桜だ。美隅は去年の夏に帰国し、そして秋に誰かと偕楽園の
二季桜を見に行って、今回の写真をその人に撮らせていたのだ。ここに来てついに全てを認めた美隅。

この写真を撮ったのは、一ヶ月前に病死した彼の恋人だった。美隅が恋人の病を知ったのは、
アメリカから帰った後。余命半年と聞かされ愕然としながらも、彼は彼女の好きだった花･桜を
死ぬ前に見せてやりたいと調べまわった。そして秋に咲く二季桜の存在を知ったのだ。美隅とともに
水戸を訪れた彼女は、その桜の美しさに感激する。そして最後に１つ、恋人に願いを託した。
｢今度春になってまた『二季桜』が咲いたら………この桜の写真、あたしのお墓に届けてくれる？｣
明日はその彼女の四十九日の法要。偕楽園の桜は今まさに満開で、美隅はなんとしても今日、
その桜を撮影して彼女の墓前に届けたかったのだ。だからどうしても警察に捕まりたくなかった、
四十九日が終わって桜の写真を届けたら自首するつもりだったと、彼は悲痛に胸の内を打ち明ける。
だがはじめはやはり美隅の罪を許せなかった。もし彼がすぐに病院に運んでくれていたら美雪は――
｢美隅さん……！かけがえのない人間を失う辛い気持ち…あんたならわかるはずじゃないか！｣
心から詫びる美隅。そこに電話がかかって来る。美雪が意識を取り戻したというのだ。
殺人者にならずにすんで良かったと、美隅に優しい言葉をかける剣持。美隅はそんな剣持に、
拘置所行きを一日延ばしてくれるよう頼み込んだ。今日どうしても偕楽園の桜を撮っておきたい、
それが終われば必ず警察に戻ってくるからと。しかしこればかりははじめの方から頼んでも、
剣持は聞き入れない。やっぱり警察は頭が固いと、溜息をつくはじめだった。
長い間護送車に揺られていた美隅。剣持に促され、ある場所で降ろされた美隅は言葉を失う。
そこは桜咲き誇る水戸の偕楽園だったからだ。道を間違えたと言いつつ美隅の手錠を外し、
カメラを持たせた剣持。いったん休憩だと５分の猶予を与えられ、美隅は何度も剣持に頭を下げる。
レンズ越しに見た思い出の二季桜は、太陽に照らされ美しく輝いていた―――
その後美隅からの手紙で、はじめは剣持の粋な計らいを知った。美雪も無事退院し、またいつもの
日常が戻ってくる。しかしはじめにはまだ気になる事がある。あの日美雪が日比谷に来た理由だ。
なんでもないと言ってごまかそうとする美雪。それがかえってはじめの疑心暗鬼に拍車をかける。
はじめの心配事の方は、まだまだ解決しそうにないようだ。

バレたら懲戒免職ものじゃないか、オッサン

これは三角関係フラグと見ていいのか

美雪、その気だったんだね

草太はじめの恋のライバルとしては微妙。男版玲香的ポジションぐらいじゃなきゃなぁ

二期桜ってぐぐって見たんだが、明らかに秋は春ほど華やかに咲かない
http://www.u-888.com/today/20071013/20071013.html
話としては面白いが

>>455
男版玲香というと
ロケ地で殺人の濡れ衣を着せられそうになったかと思えば
育ての親と実の姉が本物の殺人犯で
なおかつ誘拐経験もあり
更にベテラン俳優である生き別れの実の父を持つ
キムタクばりの男性トップアイドルって感じか

キムタクよりむしろ剛君（キンキキッズの）じゃないか？

>>457
改めて玲香ちゃんて
壮絶な人生送ってんだよなぁ・・

>>457
どれもこれも金田一と関わったせいです

なんかキバヤシが最近得た知識をそのまま漫画にしましたーって感じだな
二期桜とか知らなかったら推理のしようもないじゃん
山村美沙の二時間ミステリー見たあとみたいな読後感だ

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１０】殺人レストラン　問題編１
軽食＆喫茶｢大草原の小さな家｣。俺はそこの厨房で店主の女を殺した。冷凍肉ってヤツは
本当に人を殺せるもんなんだな。女は血まみれでキッチンの上に突っ伏している。
人が下手に出りゃ図に乗りやがって、金なんか欲しがったこの女が悪いんだ。
一服しているうちに気持ちが落ち着き、俺はあらためて店内を見回す。
アメリカンカントリーだかなんだか知らないが、年増のクセに少女趣味の気色悪い内装だ。
だがそうのんびりしてもいられない。
ついさっき、客が入って来そうになって冷や汗をかいたばかりだ。
とりあえず今は店内に死体を隠しておいて、夜になってから外に捨てに行こう。
だが死体を隠し終わったところでヤバい展開になった。
さっきの客が戻ってきて、ドアの向こうでここに入ろうと相談してるじゃないか。
冗談じゃない、今入って来られたらここから出られない！
ドアは今にも開く。俺は慌てて壁に付いた血の跡をカレンダーで隠した。あとは凶器の冷凍肉を……。
その直後店に入ってきたのは、ガキとオッサンの二人連れだった。俺はフライパンで肉を焼きながら
笑顔で奴らを迎える。そう、俺は店主のふりをする事にしたのだ。
ベンチシートに勢いよく座ったガキ。くそ、あのイスの中身がバレたらまずいぞ。
オッサンの方は俺のフライパンの中を覗き込む。そして肉を見た途端、くわっと目を見開いた。
｢君……この肉は……まさか…｣
な……何か感付いたのか！？バレたのか！？

｢リブロース………！！牛のリブロースは高い！！高いけどうまいんだよ〜〜〜コレが！！｣
舌なめずりするオッサンに拍子抜けする俺。何だったんだ今の｢くわっ｣は！？
もうさっさと注文をとろう。２人が頼んだのはホットコーヒー。
でも実は俺、コーヒーの淹れ方知らないんだよな……。俺が試行錯誤している間に、
バカ面のガキは無遠慮に店内を見回している。｢なるほど｣って何だ、｢なるほど｣って！
とガキに気をとられていたら、コーヒーの粉を一缶ほとんど空けてしまった。
これは濃すぎるだろう……でも待てよ、ここで超マズイコーヒーを出せば、奴らも退散するのでは？
俺は素知らぬ顔でそのコーヒーを出した。一口飲んだオッサンは、たちまちうめき出す。
フン、まずかろう。それに懲りてとっとと帰れ！だが次のオッサンの言葉は俺を唖然とさせた。
｢うっ、うっ、うまい！うますぎるっ！！苦みばしった大人の味だ｣
オイッ！？あんた間違いなく舌死んでるぞ！？そんなモンうまそーに飲むな〜っ！！
顔をしかめてるガキの方がよっぽど味覚は正常だ。しかしこいつら、一体どういう関係なんだ？
親子じゃなさそうだし、兄弟？友達？まさか少年エンコー？俺がそんな事を考えていると、
オッサンの携帯電話が鳴った。この時分かった衝撃の事実。何とオッサンは殺人課の警部だった！
一瞬ビビったが、どうも電話は容疑者逃走の報告らしい。やった、緊急事態発生！そら警部さん、
さっさと帰れ！だがこれはぬか喜びに終わった。犯人は既に再逮捕され、その上全面自供したという。
今日の仕事はなくなったと爽やかに笑うオッサンの後ろで、俺は絶望の涙を流していた。
ガキの方の用事もこれでなくなったらしい。ひと心地ついたら腹が減ってきたと言い出したガキ。
｢オッサン！この店で何か食ってこーぜ！｣
｢うむ、そーだな！ここのコーヒーもうまかったし！！ゆ〜っくりメシでも食ってくか！！｣
だ〜！！長メシですか〜！？笑顔でメニューを持って行きながら、俺は心で泣いていた。
つ………ついてね〜！神様〜！！もー人殺しなんてしませんから、どーか許して〜！！

これはﾜﾛﾀｗ

タロット山荘といい、作者は何気に倒叙ものが好きなのかな

なんか人の死を笑いにしてるって凄い不快なんだけど

よく見ろ。
「死」については誰も笑いにしてない。

短編ってイマイチ好きじゃないんだけど
今回は面白いね

まあ気楽に見ようぜ
今回のストーリー古畑スタイルだな
金成、三谷幸喜好きだってあったからやってみたかったのか？と思ったが原作は天樹か

笑い者にされてるのは殺人犯ね。
それも微妙だが、こいつの場合は自業自得だ。

それにしても、あっちこっちに突っ込みどころの多い犯人だがｗ

マガジン読んでて吹いたのは久しぶりだ
そ…そげな〜はこの先間違いなく流行る

金田一が付いてきたときの千家もこんな心境だったろうな

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１０】殺人レストラン　問題編２
俺が今すぐできると言ったカレーと牛肉ソテーを、ガキと刑事はそれぞれ注文した。
と言ってもカレーはレトルト、牛肉はテキトーに切ってここにあるスパイスを全部ぶちこむだけだ。
途中トイレへと乱暴に立ち上がるガキ。
お客様、席の立ち座りはお静かに！“あれ”を倒されでもしたら死体のありかが……！
さらにガキはトイレットペーパーが切れているからと、俺にストックの場所を聞いてくる。
当然答えられない俺だが、幸いガキは自分で天井棚にある紙を見つけたようだった。
そうこうしているうちにクリーニング屋がやって来た。どうやらユニフォームを届けにきたらしい。
出てきたのはよりにもよって、ピンクのフリフリエプロン！だがユニフォームと言ってしまった手前、
引っ込みはつかない。俺はヤケクソになってそのフリフリエプロンを着てみせると、
｢変わったシュミ｣だと怪訝な顔をする奴らに向かって引きつった愛想笑いをする。
｢そそ……そうかしら？いいい……意外と似合うでしょ〜〜？｣
た…耐えろ！今はこの屈辱に耐えるんだ……。こいつらをこの店から追い出すまでっ！！
俺は生命力を削り取られながらも、どうにか料理を客のテーブルに運ぶ。はからずも味は
良かったらしく、奴らは呑気にデザートも欲しいなんて言い出した。トホホ…また注文ですかい！？
そこで突然アラームが鳴る。レンジかメシかと、何を作ってたのか興味津々で聞いてくる２人。
そんなのこっちが聞きたいくらいだ！辺りが焦げ臭くなった事で、やっとそれがオーブンだと分かる。
｢パンを焼いてたのか！だめじゃんマスター！そんなことまで忘れちゃー｣
ええ、そうですね…。その時ふと床に目をやった俺は驚愕する。あの女の靴が転がってるじゃないか！
あいつらに気付かれないうちに処分しないと！俺は掃除のふりをしてチリ取りに靴を入れた。
だがホッとしたのも束の間、突然現れたネズミに驚いたガキが、イスから飛び上がる。
その拍子にイスが倒れ、中身が飛び出した！思わず悲鳴を上げる俺。
客は不思議そうに中からゴロゴロ転げ落ちた“もの”を見つめている。

｢これは…イスの中に…野菜が？｣
俺はとっさにそこが野菜のストックケースだとごまかした。そしてトマトやナスやピーマンの中から、
注文のあったスイカを取ってキッチンに向かう。どうか奴らに気付かれませんように……。
デザートのスイカと花びらクッキーをたいらげていく客達。その姿を見届ける俺は、もう心身ともに
疲れ果てていた。長い戦いだった……。もうお金はいらないから、早く帰って欲しい……。
勘定をすませ、店を出ようとする刑事。ついに終わった。俺が心からホッとしたその時、
ガキが刑事を引き止め、とんでもないことを言い出した。
｢オッサン！！忘れもんがあるぜ！まだ…残ってるんだよ！捜査一課刑事としての仕事がね！｣
急に目つきが鋭くなったガキは、俺に向かって堂々と言い放つ。
｢どうやら謎はすべて解けたよ！あんたはこの店の店主を殺し―――…
その場しのぎで店主になりすましていたんだろ！｣
ズバリと言い当てられて言葉を失う俺をよそに、ガキは続ける。
ここで殺人があった事を物語るはっきりとした証拠が、この店内に残されていると。
｢本物の店主の死体は、この店の“ある場所”に隠されているんだ！｣

ちょ、何か分かったような感じだったが
い　つ　分　か　っ　た

どうせ最初から分かってたのに知らんふりしてからかってたんだろ
つくづくＳだな金田一

この男、小野寺に似てないか？

ｗｗｗそういえばｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

えええええええ
てっきりイスの中に死体があると思ったのに

エプロンとかギターリクエストとか、いちいち男の慌てっぷりが笑える
でも普通は犯罪犯したらこんな感じになっちゃうだろうなあ…
今までの犯人冷静すぎ

「小野寺も金田一も須賀実の子供･･？
それじゃあ俺が殺したのは･････！」

事件って言うかもうコントじゃね？

>>479
ミエミエの引っ掛けだろｗｗｗ

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１０】殺人レストラン　解答編
｢ご冗談を！お客様！！私がニセ店主で店に死体があるなんて、そんなミステリーみたいなこと……｣
俺は内心ビクビクしながら、表面上は平静を装った。しかしガキは、俺がトイレットペーパーの
置き場所やオーブンの電子音を知らなかった事、ナイフとフォークの置き方が逆だった事などを
次々と挙げて、俺が部外者だと言い切る。奴は店の隅に置いてある踏み台にまで目をつけていた。
俺くらいの身長なら、この店のどこでも軽く手が届く。踏み台なんか必要ないはずだと。
｢それなのにここに踏み台がある…なぜか？それはあんたが本当の店主じゃないからなんだよ！｣
絶体絶命の大ピンチ！いや待て、まだ全部見破られたわけじゃない。俺は奴らに向かって叫ぶ。
｢だったらその死体はどこにあるっていうんだ！死体がなけりゃ殺人事件も立件されないぞ！！｣
だがガキは忌々しいほど冷静だ。死体のありかのヒントは、俺が出した料理にあっただと！？
ベンチシートの中から出したスイカをデザートにした時、ガキは妙に思ったそうだ。
｢冷た〜いスイカ｣とメニューにあるのに、常温で保存されているスイカを出すなどおかしいと。
しかもそれでいて、そのスイカはちゃんと冷えていた。
｢なぜだと思う？考えられるのはただ１つ―――あのスイカはさっきまで冷蔵庫に入ってたんだ！｣
ベンチシートが倒れた時に俺が青ざめたのは、その中に冷蔵庫の中身を移していたからだという事も
見破っていたガキ。その代わりに今、冷蔵庫の中には―――ガキは冷蔵庫の扉を開ける。
そしてついに、その中に隠していた女の死体と対面したわけだ……。恐ろしい事に奴は、
俺がチリ取りに女の靴を回収した事にも気付いていた。そして凶器が冷凍のリブロースだという事も。
分かってたんなら早く教えろと、リブロースを全部たいらげた刑事は今になって気持ち悪がっている。
一方俺は全てを暴かれ、その場に立ち尽くしていた。その時ふいに店のドアが開いた。宅配便だ。
最後のチャンスとばかりに、俺は外に向かって駆け出す。だが刑事はとっさに俺の腕を力強く掴んだ。
俺の体は宙を飛び、次の瞬間には背中から地面に叩きつけられていた。ああ、終わった―――

ガキは店に入り、壁のカレンダーを見た瞬間から俺を怪しんでいたという。このカレンダーは、
祭日に花びらマークが付いている。ところが７月15日というなんでもない日にも、そのマークが
付いていたのだ。ガキは女がこのカレンダーを、クッキーの型抜きの敷き紙に使っていた事を
言い当てた。そうやってクッキーを作っている間に、俺に襲われたのだと。そして女が調理台の上に
倒れた時、奇妙な偶然が起こった。女が抜いたサクラ型の穴を通して、頭から流れ出た血が
クッキーの台の下のカレンダーを紅く染め上げたのだ。その結果、｢15日｣という数字の上に、
紅い桜が綺麗に咲いた。現に花びらクッキーは、カレンダーの桜マークに形も大きさもピッタリだ。
壁の血の跡を隠すために掛けたカレンダーに、あんな目立つ血痕が残っていたなんて……。
もう笑うしかない俺をよそに、ガキはついさっき女宛に届いた小包を開ける。
それは花畑の中に建つ、小さな白い家の絵だった。その絵を見つめながら、ガキはつぶやく。
｢きっと死んだ彼女は、こんな家で暮らすのが夢だったんだと思うよ。
かなわぬ夢ではあったんだろうけど―――…｣
＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊
数日後。はじめは剣持から、例の事件の詳細を聞いた。あのニセ店主は一流大学の助教授で、
教授候補のエリートだったのだそうだ。それで学長の娘との縁談が持ち上がり、
それまで付き合っていたあの女店主と別れようとしたところ、法外な手切れ金を要求されたらしい。
話が済んだところで、はじめ達は何気なく目に付いた軽食屋に入った。
中では男の店主がフライパンで肉を焼きながら、愛想よくはじめ達を迎える。
どこかで見たようなシチュエーションに、思わず顔を見合わせてしまう２人なのだった。

金田一って普段の食事のときもこんなに神経をとがらせてるの？
疲れないか？

いままでの短編の中で一番面白かったわ
妹の店を一日任せられて…とか言ってたらどうにかなったかな？

何気に美雪が一切出ない事件は初めてでは？

こういうコメディータッチな作品も良いけど、
今回は女店主が死ぬ必要は無いような…。
殺人未遂が好ましいでは？

殺人の動機も糞だしな
長々と身の上話も長編と違ってできないけど

でも面白かったと思うな色々と

そりゃ死なないほうが好ましいだろうよ
どんな話でも

>>486
それ俺も思った。金田一っていちいち外食にでる度に少しでも不自然な事が
あると神経尖らして考えてんのかとw
いや外食だけでなく買い物にいく時とかでもこんな状態なら大変だな。

最初から神経尖らしてんじゃなくて、いきなり不自然な
カレンダーがばんと来たから少し注意深く見てたんでしょ
というかトイレットペーパーといいオーブンといい
フリルスカートといい金田一じゃなくとも変に思うｗ

15日が祝日かどうか以前に
血痕と印刷の区別ぐらいすぐにつきそうなもんだ。
血って乾くと汚い色になるし

だよなー
つーか、金田一が祝日だの祭日だのをちゃんと覚えてたのが意外だったわ

つーか亜樹直ってなんであんな凄いんだろ
漫画家で一番頭いいんじゃないか？

>>495
学校が休めるんだぞ！？

納得した

しょっちゅう休んでるきもするけどな

ところでさとうって金田一しか描いてないけど
もうずっとコレで食ってくつもりかのな

>>499
鉄人やQは？

剣持のオッサンは軽いトラウマモノだよな
殺人凶器を食べちゃったなんて…

妄想と現実の区別くらいつけような？

>>500
>>1

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件　プロローグ
■登場人物リスト
･魚住響四郎(うおずみきょうしろう)…雪影村住人
･太刀川都(たちかわみやこ)…雪影村住人
･蓮沼綾花(はすぬまあやか)…雪影村住人
･立石直也(たていしなおや)…雪影村住人
･島津匠(しまづたくみ)…雪影村住人
･社冬美(やしろふゆみ)…雪影村住人

東北行き列車に、はじめは１人揺られていた。行き先は雪影村。この小さな村にいる母の親友を訪ね、
はじめが村に滞在したのは５年前のたった２週間。だがその２週間ははじめにとって、
子供の頃の思い出のとても多くを占めていた。今はじめの手にあるのは、村の同い年の仲間と一緒に
校庭でタイムカプセルを埋めた時の写真。はじめは列車の中で、彼らとの日々を懐かしんでいた。
雪影村行きのバスの中。そこではじめが偶然出会ったのは魚住だった。かつてはギターのプロを
目指していた魚住。だが今は漁師の父の手伝いで休日も忙しく、ギターを弾く暇はないと笑う。
スラリとしていた魚住の指は、いつの間にか無骨な船乗りの指に変わっていた。
はじめは５年という歳月の流れを感じずにはいられなかった。
そして到着した雪影村。時が止まっているかのように、そのたたずまいはあの頃と変わっていない。
はじめを迎えに来たのは都だ。他の仲間達は皆、春菜の家に集まっているという。
仲間の中で一番大人しく、絵を描くのが好きだった葉多野春菜。はじめがこの村を訪れたのは、
彼女の死の知らせを聞いたからだ。春菜は昨日の朝早く、海岸で手首を切って自殺した……。
春菜の葬式の受付には、立石と綾花が暗い顔で座っていた。棺の前で打ちひしがれているのは島津。
今回はじめに連絡したのも彼だ。いつも無口な春菜ははじめの話になるとおしゃべりになり、いつか
皆で会いたいとずっと言っていたらしい。｢なぜ自殺なんか｣、それはその場にいる全員の思いだった。
その時冬美が遅れて現れた。地味なメガネ少女から都会的な美人への変貌振りに、
はじめは驚きを隠せない。地元の祭のミス桜雪祭にも選ばれたという冬美。
彼女は数珠を探していたために遅刻したと詫びた。修学旅行の時、寺で記念にと７人全員が買った
おそろいの数珠。まさかこんな形で使われる事になるとは、あの時誰が想像できただろう。

そして桜の咲き乱れる中、村のしきたりに従って春菜の葬儀が始まった。亡骸の上に置かれたのは
三本の矢。｢上送りの矢｣と言って、海の神、山の神、雪の神を表し、死者の魂は村を治める
この三つの神に連れられ、あの世へ旅立つのだという。明日の朝まで、遺体は寺に安置される。
この寺で明後日に行われる桜雪祭を、春菜は楽しみにしていた。
その後皆でやって来た雪影中学校。しばらく仲間と思い出話に花を咲かせていたはじめは、
この時初めて春菜の遺書の存在を知る。涙で滲んではいたものの、
筆跡は確かに彼女のものだったという遺書。その文句は謎めいたものだった。
『うれしい色だったはずが許されない色だったなんて　　　もうだめ　　　死ぬしかない』
それからしばらくして。仲間と別れ、２人で道を歩く冬美と綾花。冬美は春菜の死の理由を
知っているようだった。一方綾花はある事を冬美に打ち明ける。春菜が妙なものを買っているのを
見た、だから自分達の作り話を真に受け、生きていけないと思いつめたのではないかと。
初めて知った事実に驚きつつも、冬美はあくまで強気だった。
｢あの子が勝手にカン違いして死んだのよ！別にあたしたちのせいじゃないわ！｣
｢そうよね？そうだよね！｣
冬美の言葉は、怯える綾花の気休めにはなったようだ。
そしてそんな２人の会話を影から聞いていた人物は、思わずぐっと拳を握り締めていた―――
深夜。寺に忍び込んだ何者か。その手に握るのは、春菜の亡骸の上に置かれていた三本の矢。
｢山の神よ、海の神よ………雪の神よ……！我に復讐の力を与えたまえ…！
―――そして許しがたき者どもに……死の鉄槌を！！｣

5年前だったら小学生じゃないのか？
高3に進級したのか？

なんか今までの事件とオーラが違うな

雪影村の人たちも金田一なんかと関わってしまったため、殺人事件に巻き込まれるのか

仲良しグループ内で実はいじめがあったりしたのかな？

おお…いきなり鬱な感じのスタートだな

ノスタルジックな感じだね
美雪が出ないと、なんだか寂しい雰囲気になるなー

今まで意識してなかったけど、美雪には結構
場面場面をにぎやかにするオーラがあったのかも

レストラン短編から今回と美雪が２連続で出ないのは何かの伏線か？
その間に草太と浮気してたりするのか？

＞｢あの子が勝手にカン違いして死んだのよ！別にあたしたちのせいじゃないわ！｣
＞｢そうよね？そうだよね！｣

冬美と綾花の死亡ﾌﾗｸﾞｋｔｋｒ

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件１
■登場人物リスト
･魚住響四郎(うおずみきょうしろう)…雪影村住人
･太刀川都(たちかわみやこ)…雪影村住人
･蓮沼綾花(はすぬまあやか)…雪影村住人
･立石直也(たていしなおや)…雪影村住人
･島津匠(しまづたくみ)…雪影村住人
･社冬美(やしろふゆみ)…雪影村住人

明後日の桜雪祭に向け、慌ただしい雰囲気の雪影村。太刀川家のアパートの空部屋に泊めてもらった
はじめは、そこで毎年村に降る不思議な名残雪の話を聞く。この村ではもう300年以上も昔から、
４月21日から25日にかけて、朝６時頃から最後の雪が降るという。雪は１時間ほどで雨に変わり、
それが５日間毎朝繰り返される。そのためこの村では、山･海とともに雪の神も崇められているのだ。
そしてこの日もはじめは仲間と集まった。明日の朝、５年前に埋めたタイムカプセルを掘りに
行こうと盛り上がる仲間達。その時魚住から奇妙な話が出た。春菜の棺から、上送りの矢が
消えていたというのだ。一体誰が何のために……？いぶかる友人達の顔を、それぞれのやりとりを、
はじめは何となく眺めていた。バッテリーを組んでいた野球を辞めてしまった島津と立石。
突然美人になり、東京へ出てタレントになりたいと語る冬美。ギターをほとんど弾かなくなった魚住。
いつの間にか推理作家志望になっていた都。どこか昔のような元気がなくなった綾花。
―――みんな５年前のまんまじゃない、やっぱり変わってるんだ……。そしてこれからも―――
だがこの時、はじめはまだ気付いていなかった。
それ以上の変化が、彼らの間に冷たい｢影｣を落としていた事に……。

翌朝。はじめは６時前には、タイムカプセルを掘り起こすためにアパートを出た。都の言う通り、
外では名残雪がちらちらと舞い降りている。５年前にタイムカプセルを埋めた日の朝も、
こんな風に満開の桜に雪が降っていた。遅刻の冬美と魚住を置いて、学校へと向かうはじめ達。
うっすらと雪化粧をされていく桜並木の美しさに、はじめは思わず見惚れる。
皆が校門に着いた頃、魚住が追いついた。遅刻の理由を笑ってごまかす魚住。一方その時はじめは、
校門から校庭へと続く１つの足跡を見つけた。その先を目で辿るはじめ達。校庭の真ん中には、
白いコートを来た誰かが倒れていた。まさかと思い、慌てて駆け出すはじめ達。
倒れていたのはやはり冬美だった。冷たくなった冬美の首筋には、深く矢が穿たれていた。
これは春菜の棺から盗まれた上送りの矢に間違いない。思いもよらない事態に皆が言葉を失う中、
綾花の悲鳴だけが辺りに響く。雪の上の足跡は確かに冬美のものだけ。しかもこんな飾り矢では
遠くから弓で飛ばすなどできるはずがない。自殺か？それとも、不可能犯罪……！？

擬似密室のような犯罪ｋｔｋｒ。

でもそんなに難しいトリックじゃないだろ。
先込タイプのエアガンか何かに雪か氷と一緒につめてズドンでおｋ。

ピンクのフリフリか
イメージとしては黒だと思った

>>517
そうですか？　俺は白だと…。
それより、金田一！
読者にもパンツ見せろ！
読者は神様ではないのか？
さとうふみやさん、それとも天樹さんかな？

前から思ってたけど金田一のセクハラは
実際やったら女子から一生総スカンレベル

チカンする金田一キモーイ
チカンが許されるのは小学生までだよねーキャハハハハハハハハハ
って感じだな正に

矢が三本盗まれたってことは死ぬのは三人か
一本は綾花なんだろうけどもう一人は誰だろう

う〜ん、金田一じゃね？

三本目は実は黒幕が高遠で犯人がはじめに見破られた際それで高遠は犯人を殺すとみた
よって三本目は犯人用

いかにもトリックのための設定って感じ＞名残雪の話

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件２
■被害者リスト
･社冬美(やしろふゆみ)…雪影村住人
■容疑者リスト
･魚住響四郎(うおずみきょうしろう)…雪影村住人
･太刀川都(たちかわみやこ)…雪影村住人
･蓮沼綾花(はすぬまあやか)…雪影村住人
･立石直也(たていしなおや)…雪影村住人
･島津匠(しまづたくみ)…雪影村住人

校庭の淡雪の上には、冬美以外の者の足跡はなかった。それは現場にいた誰もが確認している。
そこから地元の警察は冬美の死を自殺と判断するが、はじめにはそうは思えなかった。
自分の首の後ろに矢を突き立てて死ぬなど聞いた事がない。それに冬美は昨日、ミス桜雪祭の巫女の
衣装合わせまでしていた。そんな人間が自殺するだろうか？おそらく彼女は、誰かに殺されたのだ。
だが今の段階で、１つだけの足跡については謎のまま。
この時はじめが気になったのは、１人異常に怯えた様子の綾花だった。
｢足跡なき殺人｣には、ミステリー好きの都も興奮していた。自殺などしそうにない冬美の性格は、
都も充分知っている。そしてこれが春菜の自殺と関係があると思わずにはいられなかった。

はじめはそんな都を連れ、冬美の家を訪ねる。彼女の母いわく、冬美は春菜の死から様子が
おかしかったという。親の前ではいつもどおりに振舞っていたものの、１人になるとひどく
落ち込んでいたそうだ。そしてある日、母が目撃したのは、自室で密かに泣いている冬美の姿だった。
『―――あたしのせいだわ……、あたしの…』
やはり冬美は、春菜の死に関わっているのだろうか？その復讐ならば動機にはなる。春菜は
目立たないながら、男達には隠れた人気があった。また、都にはもう１つ気になることがある。
春菜の父の事だ。自分が生まれる前に両親は離婚し、父親の顔を知らずに育ったと言っていた春菜。
だが半年前、彼女が｢お父さん｣と呼ぶ男性と会っているのを、都は偶然見ていた。黒いコートに帽子、
大きなマスクを身に付け、頬には大きな傷がついた、不気味な男だったと都は語る。
次に２人が向かったのは春菜の家。そこで偶然立石とも顔を合わせた。家に上がらせてもらった
はじめは、早速春菜の遺書を見せて欲しいと願い出る。これは春菜の母にとっては２度目の事だった。
実は以前魚住にも同じように頼まれ、遺書を見せたのだそうだ。そうしてはじめの前に出された
遺書には、宛名に｢今井龍矢｣と書かれていた。これは春菜の父親の名。彼女は母に隠れて、
父と時々手紙のやりとりをしていたようなのだ。その内容は前にはじめが聞いたものと同じ。
―――うれしい色だったはずが許されない色だったなんて　　もうだめ　　死ぬしかない
父親に出すつもりで書いたのだろうと、なぜ自分ではなかったのかと、嘆く母の姿は痛々しかった。
一方はじめは、この遺書を妙に思った。父親を慕って書いた文面にしてはどこかつっけんどんで、
まるで怒っているようだ。この時はじめは春菜の葬儀の際の記名簿も見つけ、広げてみる。
そこには確かに、春菜の父･｢今井龍矢｣の名が記されていた。
しかし帰りがけ、はじめが葬式に春菜の父は出席したのかと訊ねても、春菜の母は首を振る。
｢……いいえ。向こうも留守がちで連絡つかなかったのよ！｣
その答えに引っかかりながらも、とりあえず葉多野家を後にしたはじめ。
遠ざかって行くはじめの後ろ姿を、春菜の母は黙って見送っていた……。

なんか都が怪しすぎる

遺書がなんか後から書き直されたみたいに見えるんだが・・・

実は「お父さん」とはいわゆるパパの事

美雪より都の方がなんか好きだ

なんか遺書の雰囲気が怖いよー
「まるで怒っているみたい」という一の指摘すら怖い
絶対なんかありそう

ラストの春菜母が何か怖い。今回の黒幕かもしれん怖さ

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件３
■被害者リスト
･社冬美(やしろふゆみ)…雪影村住人
■容疑者リスト
･魚住響四郎(うおずみきょうしろう)…雪影村住人
･太刀川都(たちかわみやこ)…雪影村住人
･蓮沼綾花(はすぬまあやか)…雪影村住人
･立石直也(たていしなおや)…雪影村住人
･島津匠(しまづたくみ)…雪影村住人

今年の９月で、雪影高校は廃校になる事が決まった。生徒数は目に見えて少なく、
こうなる事は時間の問題だったが、やはり仲間達の間には寂しい空気が漂う。
その後はじめは１人雪影中学に出かけた。５年前の落書きを見つけ、懐かしくも切なくなるはじめ。
そしてその時｢父｣と題した春菜の絵も発見する。やはり頬傷の男は、春菜の父･今井龍矢なのか……？
ところで綾花も、ちょうど今雪影中に来ていた。彼女はテニス部の部室を掃除中だった。
高校生になってからも、時々ＯＧとしてテニスをしに来ていたという綾花。
今は部員不足で廃部になってしまったが、また部員が増えれば活動できるからと笑う。
しかしふいに、綾花の目から涙がこぼれた。突然の事に驚くはじめに、綾花は涙を拭きながら謝る。
｢ごめんね！泣いたりして―――イメージ狂っちゃうよね…昔は明るいのが取り柄だったのに｣
きまずそうに顔をそむけて帰ろうと促す綾花。そんな彼女に、はじめは何も言う事ができなかった。

冬美の葬式の日。はじめは冬美の家に向かいながら、島津に魚住がギターをやめた理由を尋ねる。
なんでも去年の桜雪祭の辺りから一ヶ月ほど村からいなくなり、戻ってきた途端にギターをやめたと
言い出して父親の仕事を手伝い始めたらしい。５年も経てば皆変わると島津はつぶやく。
そんな彼自身も、肩を壊して野球が出来なくなっていた。かつてはエースピッチャーだった島津。
力なく笑う彼の姿が、はじめには余計に悲しかった。
もう魚住の自信満々のギターを聴かせてもらったり、島津･立石のバッテリーに無謀な挑戦を
したりして、仲間達と無邪気に笑い合う時間は二度と来ないのだ。
やがて到着した冬美の家。冬美の母が警察にある事を証言している。冬美の靴が一足、春菜の葬式の
翌日になくなっていたというのだ。そんな事は冬美の自殺とは無関係だととりあわない警察。
しかしはじめはこれに反論した。靴を盗まれているのなら、いよいよこれは殺人事件に違いないと。
雪の上に残っていた足跡が冬美が来た時のものではなく、犯人が帰った時のものだったとしたら？
桜雪祭の朝は必ずほぼ決まった時刻に雪が降り出し、１時間ほどで雨に変わる。その事を知っていた
犯人は冬美を校庭に呼び出して殺害し、雪が降るのをその場で待ってから盗んだ冬美の靴を履き、
後ろ向きに足跡を付けながら現場を立ち去ったのだ。ちなみに足跡はその後の雨で消えてしまうため、
死体が履いている靴の跡と違うという事までは後の捜査でも調べようがない。
これを聞き直ちに殺人事件として捜査を開始する警察。一方はじめは感心する仲間をよそに、
葬儀の記帳をしようと記名帳に目をやった。そしてそこに記されたある男の名に、思わず身構える。
―――今井龍矢――！！あのほおに傷のある春菜の父親―――来てるのか…！？今…ここに……！

今回の犯人名は「今井龍矢」でいいのか？

事件の重要なポジションにいるけど、犯人じゃないってのじゃないの？

>>536
多分>>535はファントムとか７体目のミイラとかに
あたるものを言ってるんだと思う

つーか自分も学校行けよ金田一
当たり前のように村に残ってるけど
いい加減出席日数ヤバ過ぎだと思う

真犯人「今井龍也」はこの中にいる！！
・・・・・・・ﾈｰﾖw

>>538
ミクシの金田一コミュで見たが、一期の金田一は四日に一回事件に遭遇してる計算になるらしい
実際は泊まりがあるからもっとだとか。金田一はともかく生徒会長のみゆきがヤバイだろ

>>540
ちょｗ四日に一回って・・・・・酷い有様です。

なるほど！だから今回は美雪が同行してないんだな！

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件４
■被害者リスト
･社冬美(やしろふゆみ)…雪影村住人
■容疑者リスト
･魚住響四郎(うおずみきょうしろう)…雪影村住人
･太刀川都(たちかわみやこ)…雪影村住人
･蓮沼綾花(はすぬまあやか)…雪影村住人
･立石直也(たていしなおや)…雪影村住人
･島津匠(しまづたくみ)…雪影村住人

記名帳にある｢今井龍矢｣の名。はじめは都とともに注意深く葬儀場を見回すが、顔に傷のある大男は
見当たらない。もう帰ってしまったのか、警察が来て逃げたのか、ますます怪しさは深まるばかりだ。
葬儀から帰ったはじめは、すぐに魚住の家に向かった。もしはじめの推理通りの足跡トリックが
用いられたのなら、犯人は一体誰にその足跡を見せるつもりだったのか？このトリックは、
足跡が雪の上に残っている状態を誰かが見てくれなければ成立しない。つまり犯人は、
はじめ達があの日のあの時間に校庭にやって来る事をあらかじめ知っていた人物という事になる。
そしてそれを知っていたのは、はじめ達以外にいない。
そう、恐るべき事に、犯人ははじめの仲間である６人の中にいるのだ。
さらに足跡を付ける事ができた時間、すなわち雪が降り始めてから積もるまでの間に、
アリバイのなかった者が１人だけいる。その日遅刻して来た魚住だ。既に警察も彼に目をつけていた。
５時50分、雪が降り出す約10分前に漁師仲間のいる港をバイクで出た魚住。学校に着いたのは
６時20分だ。だが白バイが実際に港から学校まで飛ばしたところ、片道に20分しかかからなかった。
つまり魚住が仲間に合流した６時20分までには10分も時間がある。その間に冬美を殺し、
後ろ向きに足跡を付けて去る事は十分に可能だと警察は判断したのだ。無実を訴える魚住を強引に
連行しようとする警察。だがそこにはじめが待ったをかけた。どんなに飛ばしても６時10分より
早く学校に来られないなら、やはり魚住にはアリバイがある。あの時雪が降り出したのは５時58分。
魚住が６時10分に学校に着いたとしても、その時には既に校庭にうっすらと雪が積もっていたはず。
ならばどうやってその雪に足跡をつけずに、校庭の真ん中まで行けたのか？行く時の足跡があれば
それが残っているはずだ。こうして警察の推理を一蹴し、魚住の窮地を救ったはじめ。

次に向かったのは春菜の母が勤める隣町の食堂だ。はじめはここで春菜の母に気になっていた事を
問い質す。春菜の葬式に春菜の父は来なかったと言っていたのに、記名帳に今井龍矢の名が
あったのは何故か？もしや春菜の実の父親はここ岬町に住み、葬式にもちゃんと現れたのでは？
このはじめの質問を黙って聞いていた春菜の母は、突然おかしそうに笑い出す。春菜の葬式に来た
今井龍矢は、春菜の父とは別人だというのだ。この地方に今井という名は少なくない。
この店の常連客でもある今井は、昔葉多野家の近所に住んでいた事もあって葬式に来てくれたらしい。
一方春菜の父の方は、春菜の死の少し前から連絡が取れなくなったという。
当てが外れて残念がる都だが、はじめはそこに何か引っかかるものを感じていた。
その夜、雪影中学。無人のテニス部部室に入った綾花。彼女は少し慌てていた。
｢早く電気付け替えて“あれ”を探さないと。誰かに“あれ”を拾われたらあたし……｣
その時もう１人、部室に入ってきた。振り返った綾花は、相手が知った顔だった事に一瞬安心する。
しかしその手には、あの上送りの矢が握られていた。間髪入れずに綾花に襲いかかるその人物。
綾花は必死で逃げようとするも、ついに壁際に追いつめられた。
｢あなたなの………！！冬美を殺したのも………！｣
衝撃の事実にうろたえる綾花。そんな彼女に狙いを定め、犯人は矢を固く握り締めた―――
翌朝。テニス部の部室で、綾花は変わり果てた姿で見つかった。冬美と同じように、首の後ろに
矢を突き立てられて。このむごい仕打ちに、はじめは壁に拳を叩きつけて怒りをあらわにする。
｢許せねぇ……！！こんなこと……絶対許さねえぞ！たとえどんな理由があろうと―――！！
犯人の正体は俺がこの手で必ず暴いて見せる！ジッチャンの名にかけて！！｣

"あれ"が凄い気になるわｗｗｗ

あれ＝矢

立石か島津

あれ＝パンティ
もちろん、使用済み（未洗濯）

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件５
■被害者リスト
･社冬美(やしろふゆみ)…雪影村住人
･蓮沼綾花(はすぬまあやか)…雪影村住人
■容疑者リスト
･魚住響四郎(うおずみきょうしろう)…雪影村住人
･太刀川都(たちかわみやこ)…雪影村住人
･立石直也(たていしなおや)…雪影村住人
･島津匠(しまづたくみ)…雪影村住人

相次ぐ友の死に打ち沈む仲間達。そこで奇妙な事が発覚する。全員で買った例のお揃いの数珠が、
すべて盗まれていたのだ。はじめはこの時、冬美の｢仲間外れ｣という言葉を思い出していた。
おそらく綾花はあの夜、テニス部室に探し物をしに行ったのだろう。
現に現場の机や棚には動かされた跡があった。しかしそうなると妙な事が出てくる。
切れていた部室の電球と取り替えるために買ったのであろう電球の袋が、未開封のままだったのだ。
そのため今も部室の電気はつかないまま。という事はわざわざ懐中電灯を使ったのか？一体なぜ…？
はじめには思い当たる事があった。そしてテニス部室に赴き、部屋の隅からある物を見つけ出す。
―――見つけたぞ………！！となるとやっぱり犯人は―――！
だがあの人物には冬美殺しの時に完璧なアリバイがある。足跡を残さずに雪の校庭から立ち去る
トリックが、必ずどこかにあるはずだ。考え込みながら中学校を出たはじめに、立石が声をかけた。
はじめが学校に入って行くのを見かけていたらしい。そのまま立石宅にお邪魔する事にしたはじめ。
話は立石の将来の夢に及んだ。弁護士になりたい立石は、現在東京の大学を目指して毎日深夜まで
勉強に励んでいるという。彼にとって野球は、島津がいたからこそ続けていたものだった。
自分ではどう頑張ってもたかが知れていたが、島津には本当の才能があったと語る立石。
｢俺はあいつと一緒に野球やって、あいつが夢を実現してくの、近くで見てたかったんだよ……｣

はじめはその日立石の家に泊まった。翌朝目を覚ますと、窓の外ではちょうど４日目の桜雪が
降っている。木に屋根に降り積もる雪。だが窓から見える浜辺だけは、あまり積もっていないようだ。
実際に浜辺に出てみたはじめは、地元の男性から海岸に雪が積もらない理由を聞く。中学の理科で
習うような単純な答えについ笑ってしまったはじめ。だが直後、何かに気付いて表情を固くした。
｢そうか……！そういうことだったのか………！！｣
そして偶然にも、この地元の男性の名は｢今井龍矢｣だった。
彼は春菜の父親ではなかったが、ある事情から春菜の事をよく知っていた―――
やがて雪は雨に変わる。はじめ雨に打たれながら、浜辺の上をさまようように歩いていた。
｢うれしい色…………許されない色………か…｣
今になって分かる。｢死ぬしかない｣と書き残した、春菜の苦しみが。
全てを知ってしまったはじめの面持ちは悲痛だった。
｢…………なんてこった…………謎はすべて、解けた…！！｣

ええええ
結局「今井龍矢」は何だったの？

なんか鬱っぽいな

うれしい色……なんとなくわかった。
犯人は３人に絞れた。
けどﾜｶﾗﾝ

日本人のワーキングプアは100％自分自身の努力不足が原因の自業自得。
在日は身元調査で、相応の実力があるのに就職できないこともあるので、国が保護するのは当然の義務。

誤爆

今回は全体的に叙情的だなあ

たまにはこういう話もいいな

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件６
次の日の早朝、５時10分前。はじめは都のアパートを出た。目的地へと向かいながら見つめるのは、
５年前にタイムカプセルを埋める時に仲間達と撮った写真。皆無邪気で、仲が良くて、明るい未来を
信じきっていた頃の写真だ。それが今、こんなにも遠い。はじめは黙って写真をしまった。
やがてはじめは雪影中学校に到着する。校庭にはすでにはじめを待つ者がいた。はじめが２人きりで
話をしたくて呼び出した人物だ。はじめは｢彼｣を厳しく見据え、はっきりと告げる。
｢自首してくれ………！｣
それは彼を追いつめたくないはじめの切なる願いだった。しかし相手は一瞬顔をこわばらせたものの、
あくまで白を切ろうとする。そんな彼にはじめは自身の推理を突きつける。最初に気付いたのは、
綾花の葬式の際に皆の数珠が盗まれた時だった。おそらくこれは冬美と綾花殺しの犯人の仕業だろう。
しかしなぜ？その答えは綾花の殺害現場にあった。はじめはそこで見つけた数珠玉を取り出す。
これは綾花を殺す時に揉み合いになり、犯人がバラ撒いたものだ。この時彼は焦っただろう。
もし１つでも玉を拾い損ない、それを警察に発見されたら大変な事になる。なぜならこの数珠は
修学旅行の時に仲間と一緒に買った物で、彼ら７人以外はこの村で誰も持っていないからだ。
１人だけがなくしてしまっていたら、疑われる事は避けようがない。そこで犯人は考えた。
｢自分ひとりだけでなく…他のみんなの数珠もなくなってしまえばいいんだってね！｣
たとえ数珠玉から容疑者が仲間の４人に絞られも、自分１人に絞られるよりはずっとましだ。
だからこそ彼は人に見られるリスクを冒してまで、葬儀の時を狙って皆の数珠を盗み出したのだ。

そして容疑者４人の中から、はじめが｢彼｣を犯人と断定したのにも確かな理由がある。
あの部室の照明の電球は切れていたため、おそらく忘れ物でも探そうと夜に部室に戻った綾花は、
懐中電灯と新しい電球を持って来ていた。だが死体が発見された時、電球の入った袋は未開封のまま。
つまり綾花は電球を替える間もなく、真っ暗な部屋で犯人に殺害された事になる。しかしそれは妙だ。
犯人は数珠玉をバラ撒いて、それを一つ一つ拾い集めている。その際懐中電灯の光を頼りにするより、
電球を付け替え照明をつけた方が余程楽なはずだ。しかし犯人には、付け替える事ができなかった。
｢なぜなら犯人は利き腕の右手を、その時使うことができなかったんだからね｣
電灯の傘を両手を使わずに外す事は難しい。ましてや利き腕でもない左手一本では不可能だ。
｢―――そうだろ？島津！！｣
はじめの前で震えて黙り込む島津。彼は野球で肩を壊し、今は肩より上に右腕が上がらない。
数珠をなくした４人の中で電球を取り替える事が出来なかったのは、島津しかいないのだ。
今年最後の桜雪が降り始めるなか、はじめは再び訴える。
｢―――もう一度言うよ…！自首してくれ！！｣

犯人との個人会談は初パターンなのかな

なんの根拠も無いけど、都が犯人だと決めてかかってたorz

>>561
同じく根拠無しに都が犯人だと思ってたから
学ラン登場に出鼻をくじかれた

>>560
ぽいねぇ。
犯人が個人的な知り合いならこうする方がよさそうだ。

今回、怪人名？みたいなのは無かったんだな

サシの話し合いだからさすがにアクシデントは起こらないだろうな

これで高遠黒幕だったら
・高遠島津を殺害→はじめ｢絶対許さねぇ｣
・はじめ島津を高遠から守る→島津｢金田一ありがとな｣
って展開になる

肩壊したってのが怪しかったから島津だとは思ってた
でも確かに最初は都だと思ってたな…犯人はヤス的に

一応貼っとく
・時限発射の上送りの矢は仕掛けられていないか
・都が実は春菜の姉で、突然ナイフで刺してこないか
・サッカーゴールに爆弾が仕掛けられていないか
・タイムカプセルに毒が入っていないか
・雪崩警報は出ていないか
・周りに燃えやすいパンティはないか
・黒幕が高遠じゃないか

この点に注意しないとな

>>568島津が三本目の矢を隠し持ってないかは？

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件７
島津は未だに罪を認めようとしなかった。冬美殺しの犯人は、自殺に見せかけようと雪の上に足跡を
残して現場から去った。雪が降り始めてすぐにはじめ達と行動をともにした自分に、
そのトリックは使えないというのだ。しかしはじめは、すでにこの足跡の謎も解いていた。
あのトリックは自殺に見せかけるためのものではない。犯人は雪が降り積もるまで
現場にいる事ができた人物だと思わせるアリバイトリックだったのだ。
実は後ろ向きに歩いて立ち去る以外に、あの足跡を付ける方法がある。
はじめはそのヒントを海岸で得た。海岸に雪が積もりにくいのは、砂に含まれた塩分のためだ。
この事を知っていた島津は、靴の形に塩をまける道具をあらかじめ用意していた。
そして冬美が校庭の真ん中に向かって歩いて来たかのように、校庭に塩を薄く撒いていく。
そうしておいて冬美を集合時間より早く呼び出し、おそらくはこう言ったのだ。
『あの白いコート似合うよな。あれ着て来いよ』
これを聞いた冬美はちょっと嬉しい気持ちで、そのコートを着て校庭に現れたのだろう。
そこで自分が殺される事になるとも知らずに。
その後死体を塩の足跡の位置に運び、その場を立ち去った島津。あとは雪が降り出す頃に
はじめらと合流し、皆と一緒に冬美の死体を見つけて驚くふりをすればいい。
降りしきる雪も塩の足跡の上には積もらず、黒々と残って
あたかも誰かが歩いて足跡を付けたかのように見える。おまけに白いコートのおかげで
冬美の体の上に積もった雪は目立たない。さらに雪は１時間足らずで雨に変わり、
警察が詳しく調べるまでには足跡や塩をまとめて洗い流してくれる。
｢この季節、この時期に朝になると必ず降る淡雪―――桜雪…。この不思議な現象を利用した、
鮮やかなトリックだったよ！島津……！！｣

ついに観念したように、島津は溜息をつく。はじめを呼んだのは彼にとって大きな仇となった。
はじめは先日、島津が子供の頃に離別した本当の父親と会った事を打ち明ける。その名は今井龍矢、
春菜の父と同姓同名だ。１年前から付き合っていた島津と春菜。２人は結婚の約束すらしていた。
肩を壊した島津が絶望しないでいられたのは、そばにいて励ましてくれた春菜のおかげだった。
『野球ができなくたって匠君は匠君よ！！これから一緒に見つけようよ！
きっと見つかるよ！夢中になれる何かが！！』
その後春菜が貸してくれた本の影響で、島津は推理小説を書き始めた。ボールを握れなくなっても
ペンを握って何かできるかもしれない。そんな気に束の間でも春菜はさせてくれたのだ。
皮肉な事にその初めて書いた小説で使ったトリックこそ、今回の足跡のトリックだった。
冬美と綾花も島津の事が好きだった。島津と春菜が密かに付き合っているのに気付き嫉妬した２人は、
父親の名前の一致から彼らの仲を裂くささいな｢ウソ｣を思いつく。そしてその｢ウソ｣が、春菜を死に
追いやった。彼女の遺書にあった、｢うれしい色｣が｢許されない色｣に、これは父親に対する恨み言だ。
｢春菜は……お前の子供を身ごもってたんだろ！？｣
島津の目からは涙があふれる。はじめの言う通り、春菜のお腹には島津の子がいた。
だが島津はあの２人の話を立ち聞きするまで、その事を知らなかった。
春菜の葬儀の帰り、綾花は冬美に教えていた。春菜が薬局で、妊娠検査薬を買っていた事を。
この手の薬の妊娠判定は色で表れる。遺書につづられた｢色｣のくだりは、これを示していたのだ。
２人は父親同士が同姓同名だからと、春菜に島津とは兄妹だと嘘をついていた。
その時春菜の中で、嬉しいはずの妊娠は許されないものに変わった。

島津に聞かれているとも知らず、自分達のせいではないと互いに言い聞かせ合う２人。
｢何が勝手にカン違いしただよ！！お前らのくだらない『ウソ』で…春菜は死ぬほど苦しんで…｣
あの時の激しい怒りを思い出し、身を震わせる島津。そして自分すらも、彼は責めていた。
春菜が自殺する前日。突然家に来た春菜の言うままに、島津は子供時代のアルバムを見せてやった。
島津がトイレから戻って来ると、もう春菜はいなかった。開きっ放しになっていたアルバムには、
近所付き合いがあった春菜の父親が１歳の島津を抱いている写真があった。
自分と島津が血の繋がった兄妹だと、春菜が確信するにはこれで十分だったろう。島津は自嘲する。
｢何も知らない俺はあいつの苦しみに気付いてやるどころか、追いつめられた春菜に
とどめの一撃を与えちまったんだ！｣
冬美達ばかりのせいではない。あの時気付いてやれなかった自分のせいでもあると、島津は懐から
最後の矢を取り出した。自分を罰しようと、島津はその矢を自身の喉元に突きつける―――！！

うれしい色＝妊娠検査薬の色とは…
暗号っぽい言葉とか解くの好きだけど、
全く予想つかなかったよ

学生の身で妊娠って、たとえ好きな男の子供でも嬉しいもんだろうか
普通途方に暮れそうだ

まあそのへんは田舎だからと納得しておく

島津死なないって丸分かり過ぎだろこれ
玲香誘拐事件以来全くないからそろそろ犯人が死ぬ展開があってもいい頃

つか春菜、島津にも何も言わんと即・自殺ってのは短絡的すぎだろ

来週冒頭で島津に雷が落ち、記憶喪失になる展開だな

風祭×詩織
猿彦×紫乃
檜山×森下
須賀×緑
宗像×弥生
中津川×初音
島津×春奈　←New!!

檜山森下といい島津春菜といい、高校生なら避妊しろやと思ってしまう
まあドラマチックな展開にならないから仕方ないか

結局春奈のとーちゃんはなんだったんだ
島津の自殺を止めに来る役か?

>>579
多いわｗ

猿彦は傷心につけ込んで近づいた体目当ての女なんてどうでもいいだろうし
須賀は結婚しようとしてたけど、そのほかは何でこんなに考えなしなんだ？

【ＣＡＳＥ４】雪影村殺人事件　エピローグ
矢が島津の喉を貫こうとしたその時、どこからか飛んできた石が島津の手を止めた。その隙に
はじめは死に物狂いで島津の動きを封じる。石を投げたのは立石だった。校庭にはいつの間にか
魚住と都も来ている。立石は島津に打ち明けた。冬美達を殺したのが島津ではないかと、
本当はずっと疑っていた事を。島津が春菜と付き合っていた事に、立石は前から気付いていた。
だから春菜が自殺したすぐ後、冬美が春菜の｢上送りの矢｣で殺された時にもしやと思ったのだ。
｢………でもよ―――考えたくなかったべさ！ガキの頃から７年間、ずっとバッテリーを
組んできたお前が―――一緒に甲子園目指してたお前が―――…犯人だなんて…｣
立石の声は震えていた。何も言えないでいる島津に、はじめは語りかける。
｢もういいだろ？島津……。生きててもしょうがないなんて考えないでくれ！！
俺も立石も魚住も都も……お前がどんなヤツだって、生きてて欲しいって、そう思ってんだからさ…｣
今年最後の桜雪はいつの間にか雨に変わった。けれど誰もそこを動こうとせず、
黙って涙を流し続ける島津を見守っている。島津はその日のうちに、警察に自首した……。

はじめが東京に帰る日。仲間達４人は校庭でタイムカプセルを掘り起こした。
５年ぶりに現れた皆の宝物。魚住が入れていたのは自作のギター曲を収録したテープだ。
センスゼロのＢ面の曲名は｢春菜 ＭＹ ＬＯＶＥ｣。実は魚住は春菜の事が好きだったのだ。
カプセルを開ける前に既成事実を作っておこうと、１年前に春菜に告白していた魚住。
結果はあえなく玉砕。その後ヤケクソで仙台に乗り込んで
１ヶ月間ライブハウスのオーディションを受けまくったものの、やはり玉砕。
こうなれば父親の跡を継ぐしかないと村に戻ってきたのが、失踪事件の真相であった。

次にカプセルから出てきたのは都のパンツ。これは綾花のパンツだと勘違いしたはじめの仕業だった。
その後も島津の小学校の大会で優勝した時のウイニングボール、立石の大リーガーカード、
勝手にウインブルドン優勝記念と書いた綾花のテニスボール、都の日記帳と、次々と開けられる宝物。
そして冬美の宝物は、野球の試合の時の島津の写真だった。その裏にはこうあった。
『このタイムカプセルを再び開ける日までに、
島津君が好きになってくれるような女の子になれますように』
黙りこくるはじめ達。冬美はもうずっと前から、島津の事を密かに想い続けていたのだ。
最後に出てきたのは、春菜のスケッチブックだった。仲間達がそれぞれ一番好きな事をして、
一番輝いている時の顔のスケッチだ。無口な春菜だったが、本当は皆と一緒にいる時間が
一番好きだったのだろう。ひょっとしてこのタイムカプセルをもっと早く開けていたら、
何かが変わっていたかもしれない。はじめはそう思わずにはいられなかった。
そうして思い出にひたるはじめ達の頭上に、雪がちらつく。終わったはずの桜雪だ。
それはこの300年で、初めての現象だった―――

帰りの駅にて。はじめは仲間の見送りを受ける。都などは、別れ際に泣き出してしまった。
やがて列車は出発し、はじめが席でくつろいでいると、目の前に１人の男が座った。その頬に
ある大きな傷。動揺するはじめをよそに、男は問わず語りに語る。１人いた子供に先立たれ、
その葬式に間に合わなかった事。その子とは小さい頃に離れ離れになり、たまに手紙のやりとりを
する程度の間柄だったのに、失ってみるとぽっかりと胸に穴があいたように感じる事。
そして男は、以前はじめとそっくりな友人の似顔絵を娘からもらった事があると笑う。
そんな彼にはじめは多くを語らず、ただ穏やかに微笑み、一言返した。｢偶然ですね｣―――

【アナザーストーリー】by短編集４
〜美少女探偵 金田一フミ〜
とある小学校の休み時間。青柳君のフデバコ紛失事件に、フミはおどろおどろしい殺人事件の
幕開けを感じ取っていた。大ゲサだと言う呑気な青柳君に、フミは今クラスの女子の間で
流行っている本を見せる。それは消しゴム１コで相手を自由に操れる、恐ろしい｢呪いの本｣なのだ！
｢……ただの恋まじないの本に見えるけど｣
冷静な青柳君はさておき、フミは１人突っ走る。
｢フミの大切な青柳君を呪い殺すなんて、絶対許せないっ！！呪いの力には愛の力で応戦よ！！
ミラクルパワーチェーンジ！！｣
謎のステッキを取り出したフミは威勢よく叫んだ。そして次の瞬間、青柳君達の目の前には、
キュート(多分)なコスチュームに身を包んでポーズを決めるフミの姿が！
｢おじいさまの名にかけて！この世に解けない謎はない！！愛の美少女探偵フミ参上〜〜！！
―――てなわけで来週からアニメ『金田一』にかわって、『美少女探偵フミ』が始まるよん♥｣
アニメならコ○ンの方が面白いとつぶやく男子を瞬時に撃退した美少女探偵フミ。もはや敵なしと
思われた矢先、手ごわいライバルが現れた。新ヒロイン･フミを下品とけなす彼女の名は―――
｢新番組はラブリーキュートなみんなのアイドル、『ミラクル美少女スミレ』―――でキマリよ♥｣
天然シルクオーダーメイドのドレスを自慢するスミレとマネされて怒り狂うフミ。
２人の口撃は激しさを増し、戦いは白熱していく。
｢ちょんまげ女！！｣｢妖怪ビラビラ！！｣
そんな美少女ヒロイン２人の対決をよそに、青柳君のフデバコは無事他の女子が見つけてくれた。
一方女の醜い争いは、次の授業が始まるまで続いたのだった。

二三って小学校中学年のくせに変身ごっこやってるんだね、正直くだらなすぎて雪影村のしんみりとした空気ぶち壊しだよ

なんという鬱展開…

元凶は春菜だと思う
死ぬ前に母親なりなんなりに確認しろよ…

フミ空気嫁w

今回短かったしもうネタ切れなのかな

なあに、次の長編では盛り上げてくれるさ
何となくだけど絶世の美女が出る予感がする

いや黒河さんを越える人はいないだろう

[省略] 明智ＦＩＬＥ６･死者のチェックメイト…ロス時代の明智はチェスの盤上で殺人犯を追いつめる

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１１】血染めプールの殺人　問題編１
■登場人物リスト
･千木良澪(ちぎらみお)…桜恵大学医学生
･辻村牧雄(つじむらまきお)…桜恵大学医学生。千木良の取り巻き
･荻野千花(おぎのちか)…桜恵大学医学生。千木良の取り巻き
･四至本卓治(ししもとたくじ)…桜恵大学医学生。千木良の取り巻き

日曜日。はじめは美雪のバイト先である遊園地のプールに、なぜか草太と一緒にやって来る。
入り口では美雪がブランド尽くしの女子大生と揉めていた。
その高慢な態度が気に食わないはじめは、パンツをスッてその女子大生の撃退に成功する。
その後流れるプールでくつろぐはじめと草太。プールサイドでは、さっきの女子大生･千木良が
バイトの腰巾着３人を周りにはべらせていた。同じ医大生である彼らをアゴで使い、
威張り散らす千木良。自分勝手でものぐさな彼女は一切自分から動こうとせず、
取り巻きに日焼け止めを買わせたり駐車場の車の移動をさせたりしている。
もちろん彼らがバイト中である事などおかまいなしだ。
そのあまりの傲慢ぶりに、見ているだけで気分が悪くなるはじめ達であった。
しばらくして、千木良は急に気分が悪いと訴え出した。関係者用の休憩室で休むよう促す取り巻き達。
彼らは千木良がその場を去った途端、彼女の悪口を言い始める。
千木良は大病院の理事長の娘。３人はあくまで将来のために彼女に取り入っているのだ。
点検時間が終わり、再びプールに入り始める客達。流れるプールではじめ達に追いつこうと急ぐ
美雪に、千木良の乗ったボートがぶつかった。そのままひっくり返ってしまったボート。
直後、はじめ達が目撃したのは恐るべき光景だった。それは水中に広がる大量の鮮血と、
うつぶせになって漂う千木良の死体。そばにいた美雪は、思わず悲鳴をあげる……！

犯人は草（ｒｙ

ねーよｗ
犯人は美ゆｋ（ｒｙ

いや、犯人は金田い(ｒｙ

一人の客にバイトが群がるって不自然な絵だ
普通仕事にならんやろ

美雪の水着姿で抜いた…。

さすがに短編で美雪や金田一が犯人ってことはないだろ

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１１】血染めプールの殺人　問題編２
■被害者リスト
･千木良澪(ちぎらみお)…桜恵大学医学生
■容疑者リスト
･辻村牧雄(つじむらまきお)…桜恵大学医学生。千木良の取り巻き
･荻野千花(おぎのちか)…桜恵大学医学生。千木良の取り巻き
･四至本卓治(ししもとたくじ)…桜恵大学医学生。千木良の取り巻き

千木良の首を切り裂いたカミソリの刃はプールの底から見つかった。第一容疑者となったのは美雪。
大量の血がプールに広がった瞬間、死体の半径５ｍ以内には美雪しかいなかったからだ。
事件前に美雪が被害者と言い争っていた事も調べ済みだった警察は、すっかり美雪を犯人扱いする。
はじめはそれに真っ向から立ち向かった。美雪が犯人であるはずがない。
｢美雪の無実は俺が証明してみせるぜ！ジッチャンの名にかけて！！｣
早速はじめは剣持の助けを借り、調査を始める。最初に調べたのは被害者の乗っていたボート。
それは針で開けたような小さな穴のせいでしぼんでいた。そして次は関係者の事情聴取だ。
まずは辻村。あの時裏手でパラソルを整理していた辻村は、ドリンクが２つ立ったゴムボートに
寝そべる女性が、トンネルから出て来るのを目撃していた。もっともそれが千木良だという事は、
遠目には分からなかったらしい。そのボートが美雪とぶつかる瞬間まで見ていたという辻村は、
自分は千木良の父の病院に就職が決まりかけていて、彼女を殺す理由などないと訴えた。
彼曰く、以前女関係で千木良の機嫌を損ね、就職が駄目になりそうだった四至本の方が怪しいという。
次の証言者は四至本。事件発生時は食堂に行く途中だった彼が最後に千木良を見たのは、
気分を悪くした彼女が休憩室に向かう後ろ姿だったそうだ。また彼の方は辻村を疑っていた。
辻村は千木良家に婿入りしようと散々貢いだものの、彼女に全く相手にされていなかったらしい。

最後は荻野。彼女が美雪の悲鳴を聞いたのは、トンネル出口の監視台に登ろうとした時だ。
自分に千木良を殺す理由はないと語る荻野。やはり美雪の犯行だというのが彼女の意見だった。
はじめは剣持と当時の状況を整理する。千木良が休憩室に１人で向かったのは午前11時半頃。
それから12時半の事件発生まで、彼女は医大生の誰とも接していなかったようだ。
休憩室の出入口は、流れるプールのトンネル内にある非常口と建物裏手の通用口の２つ。
ちなみに通用口は客から全く見えない位置にある。またはじめは、
千木良のボートにコーラ500ｍｌ入りの紙コップが２つ置いてあった事を妙に思っていた。
ちょっと前まで気分が悪かった女性が、コーラ１ｌを一気に飲んだりするだろうか……？
美雪はひとまず警察署から帰されると、はじめ宅に寄った。今の状況に不安で胸がいっぱいの美雪。
美雪はうつ伏せの死体を誰かが抱えるまで、それが千木良だという事など気付きもしなかったという。
その時はじめの部屋に、はじめの母がタコ焼きを持って現れた。冷凍物にしては味がよく、
今焼いたような焦げ目もあるタコ焼きをほおばるはじめ。だが次の瞬間、何かがひらめき立ち上がる。
更に千木良の下着をスッた時の状況を思い出したはじめは、急いで剣持に会おうと家を飛び出した。
そんな慌ただしいはじめに溜息をつく美雪。だが草太は、さっきまで元気のなかったはずの美雪が、
いつの間にかすっかり落ち着いて顔色も良くなっているのに気付いた。
―――どうして………？もしかしてあいつを…金田一を信じているからなのか………？
そして警視庁。はじめは剣持に被害者の遺品を見せてもらっていた。ビキニの上下やアクセサリー、
化粧品といった物の中に、はじめは足りない物がある事を指摘する。それが示すのは犯人の正体だ。
｢謎はすべて解けた！！犯人はやっぱり、あの３人の中にいるんだ！！｣

プール経営者がかわいそうですぅ

これって草太失恋フラグのための話かよ

>｢謎はすべて解けた！！犯人はやっぱり、あの３人の中にいるんだ！！｣

ということは犯人は草太じゃないわけですね

というか草太の存在意義が分からない

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１１】血染めプールの殺人　解答編
バイトの最中だった辻村達に、プールにいた千木良が殺せるはずがない。そう思わせる事が犯人の
狙いだった。千木良の飲み物に睡眠薬を入れ、彼女を関係者用の休憩室にさりげなく誘導した犯人は、
完全に薬が効いた頃を見計らって休憩室に入り込んだ。そして用意していた注射器を使って熟睡中の
千木良から１?程の血液を抜き取ると、彼女をシャワー室で殺害し、血を水できれいに洗い流す。
出血が止まったのを確認するとトンネル内の非常口に死体を運び、ゴムボートにうつ伏せに寝かせ、
抜き取った血を分けて入れた２つのカップをセットした。その時血の凝固を防ぐ薬も混ぜておく。
後は点検のための休憩時間が終わると同時に、針で穴を開けたボートをプールに押し出したのだ。
小さな穴から空気が抜けていくボートは、やがて死体の重さに耐え切れずひっくり返るはずだった。
だがその前に、ボートは偶然美雪にぶつかってひっくり返った。この時水中に、カップの中の１ｌの
血が飛び散る。同時に浮かび上がった女の死体を見た者は、誰もが｢今人が殺された｣と思うだろう。
｢つまりこれは鮮血が飛び散った『その時』がまさに殺人の瞬間に違いないという、
我々の思い込みを利用した心理トリックなんだ！｣
ちなみに水中に落ちていた凶器のカミソリは、あらかじめボートに乗せてあっただけだった。
犯人はこれで完全犯罪をなし得たと思っただろう。しかし予想もしなかった被害者の気まぐれが、
犯人の正体をはっきりと示してしまった。事件前、はじめが千木良からスリ盗ったのは実は
下着でなく、ビキニの下穿きだった。すると彼女の遺品に足りないものが出てくる。それは下着だ。
千木良は水着を着たままここに来たのだから、当然泳いだ後、帰りは替えの下着を着けていくはず。
だが彼女の持ち物の中には替えの下着がなかった。実は千木良は、初めから水に入って泳ぐ気は
なかったのだ。だから替えの下着は不要であり、また時計やアクセサリーを外す必要もなかった。
しかしロッカーの中に残された遺品の中には、なぜか時計やイヤリングが入っていた。これは
プールの中の死体が時計などをつけていたら不自然に思われるため、犯人がロッカーにしまったものだ。

だがテンキー式のロッカーの暗証番号を、犯人はどうやって知ったのか？それは千木良が車の移動を
しなければならなくなった時。彼女はロッカーのカギと暗証番号のメモを渡し、ある人物に
車の移動を命じていた。そう、犯人はこの時車の移動を任された人物、荻野千花だった！
千木良のロッカーの暗証番号を知る必要があった荻野は、車の移動をアナウンスさせる事を
思いついた。その時千木良に付いて行き、暗証番号を盗み見るつもりだったのだ。しかしものぐさな
千木良は、暗証番号のメモを渡して荻野に全てを頼んでしまう。それは結果的には不運だった。
｢それがあんた以外に犯人はいないっていう―――決定的証拠になっちまったんだから…！｣
荻野は千木良に弱みを握られていた。１年前、莫大な借金を作った父親に逃げられた荻野は、
学費だけでも何とかしようと入試テストを横流しした。だがその事を千木良に知られてしまい、
それ以来小間使い同然にこき使われる事になる。耐えてきた荻野だったが、ある時とんでもない
要求をされ、ついに我慢の限界を超えた。千木良は荻野に、自分の代わりに国家試験を受けるよう
命じたのだ。これがバレれば大学にすらいられなくなる。仮に成功しても、自分はもう１年留年。
病気の母を抱え留年する余裕などなかった荻野は、この時遂に悪魔に魂を売ったと打ち明ける。
この告白を聞いたはじめは、荻野に語りかけた。たしかに医者になるのは大変だろう、しかし―――
｢人の命を助けなきゃいけない医者に―――人を殺してまでなりたかったのかよ？｣
荻野の胸に、はじめの言葉が突き刺さる。彼女は何も言えないまま、両手で顔を覆うのだった。
そして夏休み。美雪とはじめは、草太の田舎の千葉の海に遊びに来ていた。そこでもバカをやって
美雪に怒られるはじめ。その姿を見る限り、美雪の濡れ衣を晴らすためにはじめが活躍したとは、
草太にはどうしても想像できない。けれど今は夏休み。深く考えずにはじめ達と海を楽しもう。
―――金田一か…変なヤツだぜ、まったく！！

◇マガジンノベルス７<殺戮のディープブルー>発売

あのDQNが医者になってたら多くの死者が出てただろうから
こいつは正義だ

金田一と草太との恋愛フラグきたーー

>>609
そっちかよｗ

>>605
1.当て馬
2.二人じゃイマイチ寂しいから
3.ミスリード狙いの犯人候補
4.何となく
5.間男フラグ
6.金田一の恋人こウホッ

好きなものを

>>611
7.被害者候補

>>611
8.実は変装した高遠

高遠のモノローグ爽やか過ぎｗ

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１２】亡霊学校殺人事件　問題編１
■登場人物リスト
･国枝真紀(くにえだまき)…山科大付属高校美術部３年
･獅子島隆(ししじまりゅう)…山科大付属高校美術部２年
･鳴沢研太(なるさわけんた)…山科大付属高校美術部２年
･伊能耕平(いのうこうへい)…山科大付属高校美術部３年

プールで事件に巻き込まれたはじめ達３人は、気分転換にと草太の田舎の千葉の海を訪れた。
さりげなく美雪に海育ちをアピールする草太に、内心ライバル心を燃やすはじめ。だが今回は
はじめの方にも｢秘密兵器｣があるのだ。そして到着した古びた旅館には、はじめの推理通り
卓球台があった。実ははじめが卓球の鬼なのは美雪も知らない事。元卓球部の母仕込みの腕だ。
この旅行には、マル金印のマイボールとマイラケットもしっかり持参して来ている。
(今夜ここで俺の華麗なる｢ＨＫ｣ショットが炸裂する！素もぐり草太は美雪の目の前で
完全沈没するのだッ！！)
カッコよく草太を打ち負かし、美雪の熱い視線を受ける自分を妄想して張り切るはじめであった。
その後はじめ達は同じ旅館に泊まっている千葉の高校生と知り合う。美術部の合宿中だという彼らは、
はじめ達を卓球に誘った。ついにこの時が来たとばかりにいったん部屋に戻ったはじめ。
自前のユニフォームとハチマキでバッチリきめ、満を持して卓球場に登場！……したはいいが、
もう夕食の時間。すでに存分に卓球を楽しんでいた皆は、ポーズをとったままのはじめを素通りして
食堂に向かう。哀れはじめは１人むなしく、タヌキの置物相手に自慢の腕前を披露するのだった。

夕食後。部屋でスネるはじめを獅子島達は肝試しに誘う。行き先は旅館の隣の墓地の向こうにある
廃校、通称｢亡霊学校｣の１階女子トイレだ。花子さんが出るとの噂がある、そこの一番奥のトイレに
１番目の者がピンポン玉入りの缶を置いて帰り、次の者からその玉を１個ずつ取って来るというのが
肝試しのルールだ。クジ箱係の鳴沢に促され、次々とクジを引いていく参加者達。最後に引いたのは
電話が鳴って一時席を立った伊能だ。順番は決まり、１.国枝、２.草太、３.獅子島、４.美雪、
５.はじめ、６.鳴沢、７.伊能となった。早速肝試しが始まるが、怖がりの美雪は出発前に
はじめにある頼み事をした。やがてはじめの番が来る。トイレの一番奥の扉を開けたはじめは、
モップを幽霊だと勘違いして腰を抜かす。そこは物置だった。その手前にあるのが例のいわくつきの
トイレだ。早く済ませようとボールに手を伸ばすはじめ。この時ある大失敗をしてしまったが、
どうにかごまかす事に成功する。そしてラストは伊能。彼はどうした事か１時間経っても戻って来ず、
メンバー全員でトイレに探しに行く。缶の中は空のため、一応ここには来たとは分かるものの、
やはり伊能の姿は見えない。その時床に点々とシミが付いているのを見つけた国枝。
よく見るとそれは血の跡だった。背筋が凍るはじめ達。まさか本当に幽霊が伊能を……！？

◇アニメ映画<殺戮のディープブルー>公開

また草太かよｗｗｗｗｗｗ

まだ事件は起きてないっぽいけどとりあえず犯人は草太

草太も金田一と係わったために…

＞プールで事件に巻き込まれたはじめ達３人は、気分転換にと草太の田舎の千葉の海を訪れた。

金田一が同行してる時点で気分転換になるわけがない

今度こそ高遠の変装の草太ｸﾙｰ?

成り行き上、千家を犯人にしちゃったけど
千家ポジションのキャラは必要だったなー。と思って草太を出したんだろうな

というか今の時点で普通に千家より出番多いし準レギュラーぽいよな＞草太
でも俺は千家が恋しいぜ。

本気で準レギュラーにするなら
一度長編に出てきて容疑者になってほしい

卓球のくだり笑った

ていうか卓球が得意とか唐突すぎｗ

しばらくこれなくてレス一気読みしてきたが
名前欄に「自治スレにてローカルルール議論中」って入れてるのは同一人物？
携帯から見てるせいかすごく気になる

と思ったらマロン板全部がそうなってるみたいだね
手打ちしてるのかと思ってしまった
すまなかった

半年ROMってろ

>>623
そうだよな
草太と佐木2号が嫌いなわけじゃないけど
千家と佐木1号復活してほしいぜ
奴らをフェードアウトさせたのは失敗だったんじゃ

>>629
フェードアウトｗｗ

>>630
何か言い回し間違った気がしてたんだけど、やっぱ変だったか？

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１２】亡霊学校殺人事件　問題編２
■登場人物リスト
･国枝真紀(くにえだまき)…山科大付属高校美術部３年
･獅子島隆(ししじまりゅう)…山科大付属高校美術部２年
･鳴沢研太(なるさわけんた)…山科大付属高校美術部２年
･伊能耕平(いのうこうへい)…山科大付属高校美術部３年

血の跡をよく見ると、それはただの赤インクだった。伊能のイタズラだと思ったメンバー達は
拍子抜けして旅館に戻る。そのまま２時になっても帰ってこない伊能。しかし美術部員達は
誰も心配していなかった。伊能は普段から勝手な行動が多く、あまり好かれていないらしい。
特に彼がコンクールで入選を獲った作品ではちょっとした騒動が起きている。
女の裸の写真をＣＧ加工したコラージュ作品なのだが、それが国枝の裸だと噂になったのだ。
伊能はシラを切り通したものの、実際に彼と国枝は付き合っていた時期もある。
この話題には普段は明るい国枝も神経質になり、獅子島は特に気を使っているようだ。
一方草太は未だ戻らない伊能を心配している。彼は赤いインクにまつわる花子さんの話を知っていた。
戦前、例の一番奥のトイレで喀血して死んだ、結核患者の花子という女の子。白いブラウスは血で
真っ赤に染まり、まるで赤いちゃんちゃんこを着ているようだったという。そして草太が小学生の時、
イタズラ好きの女の子が自分の服に赤インクでちゃんちゃんこを描き、トイレで皆を脅かして
遊んでいた事があった。しかしその子は次の日、交通事故で死んでしまう。その女の子のブラウスの
両側が血で染まり、赤いちゃんちゃんこのようになっているのを、草太はこの目ではっきりと見た。
しかもその女の子の名は、｢花子｣。この恐ろしい話に、思わず身震いする美雪達だった。

翌朝。はじめは花子さんの悪夢を見て飛び起きる。やはり伊能は夜が明けても帰って来ず、
墓場付近を探し回るはじめ達。そこで見つけたのは｢花子之墓｣。そしてそのそばに、伊能は
冷たくなって倒れていた。彼のシャツは赤いちゃんちゃんこを着ているように真っ赤になっていた。
まさか本当に｢花子さん｣が、伊能を自分の墓に引きずり込んでしまったのか……！？
駆けつけた警察ははじめ達に調査結果を報告する。血に見えたのは、伊能のポケットに入っていた
赤インクだった。トイレの床に垂らしてあったのと同じ物だ。彼のポケットからはピンポン玉も
出てきた。これは肝試しで持って帰る物なので、伊能はトイレに立ち寄った帰りに襲われた事になる。
ちなみにはじめ達に容疑はかからなかった。被害者の死亡推定時刻は午後11時半から午前０時、
肝試しの最中だ。そして被害者がトイレに向かったのが午後11時半で、その時点から２時過ぎまで、
メンバーは全員一緒に行動を取っている。これ以上のアリバイはないと、警察は判断したのだ。
しかしはじめは確信していた。伊能を殺したのは通り魔でも、花子さんでもない事を。
―――伊能さんを殺した｢犯人｣はこの中にいる！それをはっきりと示す｢理由｣があるんだ！！
だが犯人はどうやって鉄壁のアリバイを得たのか？大きな謎がはじめの前に立ちはだかる……！

今回の話怖いよー
六角村や首吊り学園の時の怖さとは違う
オカルト的な怖さだ…

ふつう墓に刻むのって苗字だと思う＞｢花子之墓｣

いやあああああああああ

花子さんとはまたベタなｗ

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１２】亡霊学校殺人事件　問題編３
■被害者リスト
･伊能耕平(いのうこうへい)…山科大付属高校美術部３年
■容疑者リスト
･国枝真紀(くにえだまき)…山科大付属高校美術部３年
･獅子島隆(ししじまりゅう)…山科大付属高校美術部２年
･鳴沢研太(なるさわけんた)…山科大付属高校美術部２年

事件の真相を知ろうと、皆を連れて再びトイレを訪れたはじめ。はじめはなぜか一番奥にある物置が
気になった。また入り口の脇の壁で見つかった、新しく付けられたような白い線。
その後剣持に情報を流してもらったはじめは、それが石膏の跡だと知る。ちなみに伊能の死因は
毒殺。右手指先に針のようなもので刺した傷があり、そこから毒が入って即死したという。
加えて伊能が握っていたピンポン玉の指紋について聞いた後、旅館の娯楽備品貸出帳を調べてみた
はじめは、ようやく事件の犯人に確信を持った。残るは肝試しの順番を決めたクジ引きの謎だけだ。
はじめは草太や美雪と、当時の状況を再現してみる。そして思い出した。
クジ引きの最中、伊能が鳴り出した携帯電話に出ようと一度隣の部屋に行った事を。
｢そうか…わかったぞ！このクジに仕掛けられた巧妙な心理トリックが……！謎はすべて解けた！｣
日も暮れる頃、はじめは美術部員達をあのトイレに集めた。そして彼らに２つの事実を打ち明ける。
１つ目は肝試しの時、実は美雪は怖がって例のトイレには行っていなかった事。美雪ははじめに
自分の分のピンポン玉も取って来るようこっそり頼んでいたのだ。２つ目は、はじめがピンポン玉を
誤って全部トイレの中に落としてしまった事。そこではじめは小さくマル金印が付いたマイボールを
代わりに入れておいた。ところがはじめより後に行ったはずの伊能の死体が持っていたボールは、
マークの入ったはじめのボールではなかった。にもかかわらずその玉には草太と国枝を除く
参加者全員の指紋がついていた。それどころか本当は肝試しに参加しなかった美雪の指紋まで
あったのだ。はじめはその事を知った時、この事件の犯人が誰なのかはっきりと分かった。
｢怪談に見立てて伊能耕平を殺した狡猾な人物は…この中にいる！！｣

金田一の半ズボンが短すぎる件

前々から思ってたけど金田一はファッションセンスが酷すぎる

犯人は国枝

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１２】亡霊学校殺人事件　解答編１
真犯人を教えてくれるのは、伊能が持っていたピンポン玉に残された指紋だ。犯人は皆の指紋が
揃ったボールを、旅館での卓球の時に手に入れていた。だがそうなると気になる事が出てくる。
その玉にはじめの指紋も付いていた事だ。身支度をしていて夕食までの卓球に間に合わなかった
はじめが、ボールに触ったのは一回だけ。玉やラケットをフロントに返す直前だけだ。つまり―――
｢犯人は…その時玉やラケットを返しに行った人物―――…鳴沢研太！！｣
現にはじめが見た卓球用具の貸出帳には、鳴沢のサインがしっかりとあった。犯人と名指しされた
鳴沢は動揺しつつも、自分のアリバイを主張する。あの夜ずっと皆と一緒にいた自分に、
伊能を殺せるはずがないと。しかしはじめはとっくにそのトリックも見破っていた。
まずはじめは、肝試しの目的地が一番奥のトイレだと聞いて、皆まず一番奥の物置を開けていた事を
確認した。実際は｢花子さん｣のトイレはその物置の手前の扉。そう全員に体で覚えさせる事が、
トリックを可能にする第１の条件だった。そして第２の条件はトイレの怖さと暗さだ。
｢怖さ｣ゆえの焦りと｢暗さ｣ゆえの視界の悪さが、このトリックを成功させた。
皆の前で物置の扉を開けてみせるはじめ。そこはなぜかトイレに変わっていた！だがよく見ると、
それは便器の形をした発泡スチロールに木の蓋をかぶせただけの物。こんな物でも暗い個室の中だと
本物だと見誤ってしまう。肝試しの時ここを開けた伊能も、そう勘違いしてこのニセトイレに入った。
｢この個室が彼を殺すために作られた―――『自動殺人装置』だとも知らずにね！！｣

肝試しの順番ははじめ、鳴沢、伊能と続いた。はじめと入れ替わりに肝試しに出た鳴沢は、
トイレに着くと物置の中の物を全部出し、そこにニセの便器を置く。トイレの入り口に石膏の跡が
残っていた事から、それは石膏製だったと考えられる。そして伊能が取るはずだった最後のボールに
猛毒を塗った針を仕込み、缶に入れてニセトイレの隅に置いた。その後鳴沢と入れ違いでトイレに
やって来た伊能は、何も疑わず缶の中に手を入れて毒針で即死。このトイレは内開きで手を離すと
バネで自動的に閉まるため、のけ反り倒れた死体が転がり出る心配はない。そう、恐るべき事に、
あの時はじめ達が伊能を探しているすぐ横の物置には、すでに事切れた彼の死体が入っていたのだ。
そしてこのトリックを完成させる最後の条件が、あの赤インクだ。あのままトイレに長居されては
伊能の死体が見つけられるおそれがある。だから赤インクのわざとらしい血の跡を自ら発見してみせ、
伊能自身のイタズラのように思わせる事で、これ以上の追及を避けようとしたのだ。後は旅館に
帰って皆が寝静まった頃起き出し、ニセトイレを始末して死体を墓まで引きずって行けばいい。
はじめがこのトリックに気付いたきっかけは、物置を調べた時。肝試しの時とモップの位置が
変わっていると感付いた時だった。ちなみに伊能の死体にピンポン玉を持たせたのは、
彼がトイレに立ち寄った後に殺された事にしたかったため。だが死後に玉を掴ませて指紋を付けても、
指の傷から玉に血が付き、死体に握らせた事がバレる可能性がある。
そこで夕食前の卓球を利用して、伊能の利き手の指紋が付いたピンポン玉を手に入れたのだ。
｢だが結果的にはその玉に残った指紋が、自分が犯人であることを明らかにしてしまったんだよ！！｣
明らかになった真相に言葉を失う関係者達。しかし鳴沢は震えながら必死で罪を否定する。
自分の肝試しの順番が、唯一トリックを仕掛けられる伊能の前になったのは偶然に過ぎないと訴える。
だがそれは偶然ではなかった。鳴沢はある手を使って、伊能が７番目になるクジを引かせたのだ。
｢どうしても言いたくないのなら俺が代わりに言ってやるよ！
あんたがクジに仕組んだ心理トリックの“からくり”を…！！｣

わざわざこんな回りくどい事をしなくても…

すごい凝ったトリックを思いついたら試してみたくなるのが犯人の性なんだよ

トリック再現の為に偽便器を作る金田一
人殺しの偽装工作の為に偽便器を作る鳴沢

彼はわざわざ便器をこの旅行に持ってきていたのか

違う！たぶん石膏を持ってきたんだ！


それはそうとくじ引きトリック読めた。
銀幕の時と一緒やん。

もし、伊能が「あっ、俺手が痛いから卓球パス」とか言い出したらどうするんだ？

また別の機会を狙うだけじゃねーの

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１２】亡霊学校殺人事件　解答編２
ティッシュの箱でクジを準備した鳴沢は、伊能に７番目のクジを引かせるよう細工をした。
クジを引く最中に伊能の携帯を鳴らす事で、伊能がクジを引く順番をさりげなくラストに回したのだ。
携帯のリダイヤル機能を使い、ポケットの中から伊能に電話をかけた鳴沢。彼はあらかじめ
伊能の携帯の電池を切れている物とすり替えておき、隣の部屋の充電器に置いたままにするよう
仕組んだ。そうやって伊能を隣の部屋に追いやり、その間に他の者にクジを勧めて自分の番まで回す。
実はこの時点でクジ箱の中は空だった。鳴沢はこの時隠してあった６番と７番のクジを持って
さりげなく箱に手を入れ、クジを引くフリをしながら７番のクジを箱の中に落とし、６番のクジを
そのまま持って手を引き抜いた。こうすれば確実に伊能に７番のクジを引かせる事ができるのだ。
ついに負けを認めた鳴沢。彼は伊能を殺した事を全く後悔していなかった。鳴沢は告白する。
伊能は自分の妹を自殺に追いやったのだと。鳴沢の妹は、自宅の納屋で灯油をかぶって
焼身自殺していた。彼女が残した日記には、｢Ｋ｣という男に弄ばれた苦しみが書き連ねてあった。
その｢Ｋ｣の正体は程なくして判明する。賞を獲った伊能のＣＧを初めて見た時、鳴沢は愕然とした。
コラージュのモデルとなった女の足は、火傷の跡から見ても彼の妹のものに間違いなかったからだ。

モデルの女は恋人かと１人の後輩に問われ、伊能は軽く笑って返す。
｢ただのＡＶ女優だよ！ＡＶ女優！カラダがいいから気に入ったんだけど、顔がイマイチでさ〜｣
そして後ろに鳴沢がいると気付いた途端、伊能の顔は目に見えて引きつった。慌ててその場を
立ち去る伊能。全く悪びれた様子もなく取り巻きの後輩達と談笑する彼の姿を見て、鳴沢は決意する。
―――殺してやる！あんたは俺がこの手で…！！
だからこうなった今も後悔していない、死んだ妹もこれで救われたはずだと、鳴沢は言い切った。
だがはじめは、そんな彼に語りかける。今まで鳴沢のように、人を殺した者を数多く見てきたと。
｢だけどさ…人殺して……誰かが本当に救われたことなんか―――
俺……一度だって見たことがないんだ。鳴沢―――…お前だってそうだよ。
お前は結局『救われない魂』を、もうひとつ作っちまっただけなんじゃないか？｣
パトカーの中で、はじめの言葉を思い返した鳴沢はクスリと笑った。そして隣の刑事に打ち明ける。
トイレの床に赤いインクを垂らしたのは確かに自分だが、墓場に捨てた伊能のシャツに
赤いちゃんちゃんこのようにインクを垂らしたのは、自分ではないと。
ならば誰がやったのか？それは鳴沢にも分からない。彼は遠い目をしてつぶやく。
｢俺が殺した伊能の『救われない魂』は―――どこに行くのかな………？
やっぱりあの暗いトイレの中を、さまよい続けるんだろうか………｣

夏休みは終わり、秋。はじめは文化祭の準備も手伝わずに図書室にこもっていた。
納得行かないと、目を血走らせて科学や超常現象の本にかじりつくはじめ。何もせずにシャツが
赤インクだらけになるなどあるはずがない。何かそこに謎が隠されているはずだ！
｢このナゾは必ず解いてみせる！ジッチャンの名にかけて〜〜っ！！｣

ひいいいいいいいいいい〜〜

!?

伊能のシャツにインクを垂らしたのは高遠

高遠がおかっぱの女の子に変装して垂らしたんですね！分かります＞＜

短編にしては長くないか

もちろん次は
「亡霊学校殺人事件・解答編３」だよな？

やはり草太は高遠だったか・・・

なんとも後味が悪い…

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１３】瞬間消失の謎　問題編
■登場人物リスト
･村上草太(むらかみそうた)…ミス研部員２年。はじめの恋のライバル？
･三浦エミリ(みうらえみり)…ミス研部員１年。はじめの事が好き
･真壁誠(まかべまこと)…ミス研部員３年。元部長
･鷹島友代(たかしまともよ)…ミス研部員
･岡持武則(おかもちたけのり)…ミス研部員２年。弁当屋の息子
･京谷雅彦(きょうたにまさひこ)…ミス研部員１年

文化祭を控えた不動高校。草太がいるクラスの出店でタコ焼きをつまみ食いしていたはじめは、
美雪に捕まって展示の準備を手伝うようむりやりミス研部室に連れて行かれる。
今年のミス研の催し物は｢大ミステリー博覧会｣。会報や資料を生物室に、そして部員がそれぞれ
持ってきたミステリーに関するお宝を隣の標本室に展示するというものだ。時間がないからと、
役割分担を美雪に一任する真壁。彼は文化祭当日は出版社の人間を接待しなければならないらしい。
ちなみに一番責任が重いのは貴重品の見張り役だ。
美雪はその重大な役目を、目の前でエミリとイチャつくはじめに押し付けるのだった。
そして文化祭前日。展示室にカーペットを敷き、標本ケースも出し終えた所で、
部員達がお宝を披露する。真壁が持ってきたのは５、６万はする怪人二十面相初舞台のパンフレット。
鷹島はミステリーマニアの伯父から借りた、アガサ･クリスティ直筆のものらしい手紙。
エミリはロンドンのみやげ物のホームズのパイプ。美雪はコネで警視庁捜査一課から本物の
指紋採取セットを借りてきた。岡持はホームズが連載されていた雑誌｢ストランド･マガジン｣。
そしてはじめはジッチャンのモモヒキだ。ちなみに最も注目を集めたのは京谷のお宝だった。
大学教授時の父のコレクションだという、イギリスで出版されたホームズ全集初版本。
しかもドイルのサイン入りで、値段にすれば100万は軽くする代物だ。
予想以上の貴重品が集まり、あらためて見張り役がはじめである事に不安を隠せない真壁達だった。

準備が進む中、ふと美雪は自分のカバンの中から一通の手紙を見つける。送り主は｢ホームズの孫｣。
手紙にはずっと美雪を慕ってきた事、そのそばにいる名探偵の孫だというインチキ男の能無しぶりを
証明してみせるといった事が書かれていた。｢インチキ男｣がはじめの事を示しているのは明らかだ。
なぜかこのラブレターに不機嫌になった草太は、真壁から手紙を取り上げると丸めて捨ててしまう。
はじめ達がこの草太の態度を不思議がる中、エミリだけが草太の気持ちにピンと来ていた。
昼時になり、岡持屋の弁当が10人分到着する。お茶汲みのエミリ、弁当運びの京谷と、１年生は
よく働いた。そして皆が食事を終えた頃、草太が思いつめた顔で美雪に何か言おうとしたその時、
京谷が２通目のホームズの孫からの手紙を持って部室に駆け込んでくる。そこにはこうあった。
『君達の宝物の部屋で何かが起こる』
次の瞬間、貴重品部屋は真っ暗になった。騒然とする室内。間もなく誰かが電気を点け直すが、
ふとケースを目にした美雪は我が目を疑った。ケースの中に入っていたホームズ全集が消えている。
部屋が暗くなる前は確かにそこにあったはずだ。だがいくら部屋を探しても全集は見当たらない。
明かりが消えていたのはほんの20〜30秒。その間に誰も部屋を出入りした気配はなかった。
という事は、犯人は今もこの部屋の中にいるのか！？戸惑うミス研メンバーの顔を、はじめは見渡す。
―――だがどうやって…どうやって犯人はこの部屋から全集を消し去ったんだ―――！？

今度こそ犯人は草太か

また草太がｗ作者さんに気に入られてるのか…？
真壁結構好きだから出てきて嬉しい

鷹島さんってこんなに可愛かったっけ・・・

今回は犯人発覚してもお咎め無しっぽい気がするから
草太もそうだけど真壁や美雪ですら犯人の可能性がある　かも

草太でいいよ
今後いらないから逮捕されとけ

ま　た　不　動　高　校　か

ま　た　不　幸　高　校　か

真壁が金田一よりマトモに見える…

殺人の次は窃盗かよ！
ミス研は犯罪者の巣窟か

>>665
咎めなしになるかなあ
少なくとも金田一への挑戦ってだけで
全集を奪われた京谷が黙ってないだろ

金田一は何を用意してるかと思ったらジッチャンのモモヒキｗ
その手があったかｗ

今度は岡持か京谷が高遠の変ｓ（ｒｙ

>>672
文化祭に参加する高遠お茶目過ぎｗ
でも、窃盗事件ならどちらかというと
怪盗紳士が潜んでいそうだ

【ＳＨＯＲＴＦＩＬＥ１３】瞬間消失の謎　解答編
影も形もなくなったホームズ全集。この展示室は窓もなく、生物室を繋ぐ扉以外は出入り口もない。
電気が消えた一瞬の間に誰かが部屋の外に持ち出すなど不可能だ。消えたお宝の持ち主･京谷は
慌てふためく。そして元部長としてこの事態を大いに嘆く真壁は、全てはじめが悪いと言い出した。
｢そもそも貴重品の管理をしてるお前がたるんどるからこんなコトになるんだっ！！
さあ！さあ！どうしてくれるっ！？金田一ぃぃ〜！！｣
ワカメヘアーを振り乱してはじめを責めたてる真壁。だがそれをよそに、はじめは１人納得していた。
ほぼ密室状態の展示室から貴重な全集が忽然と消え、見張りを任されたはじめが責任を取らされる。
｢『ホームズの孫』の手紙にあった『俺のインチキぶりを証明する』とは、まさにこの事だったんだ！｣
つまりあの手紙ははじめへの挑戦状だった。どうするのかと美雪に問われ、はじめはニッと笑う。
｢もちろん受けてたつ！名探偵と呼ばれた―――ジッチャンの名にかけてね！｣
ならば明日の文化祭までに全集が見つからなければ全てはじめの責任だと言い捨て、
その場を去ろうとする真壁。だがその前にと、はじめは真壁に指紋を取らせて欲しいと頼んだ。
犯人扱いされたと思い激昂する真壁だが、はじめはここにいる部員全員の指紋を取るつもりだった。
なぜなら展示室での暗がりの20秒間に誰の出入りもなかったとするならば、
本を消した｢ホームズの孫｣はここにいる誰かという事になるからだ。
美雪がたまたま借りてきていた指紋採取セットで照合した結果、本の入っていたガラスケースに
残っていたのは、はじめ、京谷、岡持、真壁、草太の指紋。この中の誰かが犯人という事か……？
そんな折、美雪が出店でタコ焼きを貰ってくる。それを美味しそうに頬張っていたはじめは、
ふと先日出店で草太にタコ焼きを貰った時の事を思い出し、顔つきが変わる。
｢………そうか！！その手があったか…！｣
そして下校時間が過ぎ、夜。怪しい人物が１人、展示室の扉を開ける。
｢どうやらあきらめて帰ったようだな…！あいつ…。この隠し場所は絶対わかりっこない！絶対に…｣
だがその人物がカーペットに手をかけようとしたその瞬間、懐中電灯の光が目に飛び込んでくる。

目の前にあるのははじめの不敵な顔。犯人が今夜中に仕掛けを回収しに来ると睨んでいたはじめは、
あらかじめここで皆と待ち伏せしていたのだ。はじめは部員達の前で消えた全集の謎を解き明かす。
そもそも全集は、弁当を食べている時に既に運び出されていた。実は弁当の空箱の中に
全集は隠されていたのだ。今日届いた弁当をさりげなく展示室に持って行き、ブックケースから
抜き取った本を洗っておいた前日の弁当箱に収めた犯人は、本物の弁当も一緒に持って配りながら
一冊ずつ部屋の外に持ち出していった。こうして皆が弁当を食べ終わる頃には、
ホームズ全集はケースだけになる。犯人はあらかじめそのケースの繋ぎ目を外してテープで繋げ、
瞬時に平たく広げられるようにしていた。あの時本を運び終わった時点で例の脅迫状を見せ、
全員を展示室に集めて電気を消した犯人は、すぐさまガラスケースに駆け寄ってケースを広げ、
カーペットの下に隠したのだ。はじめがこのトリックに気付いたのは、草太が平たい紙から瞬く間に
タコ焼きの箱を作ったのを思い出した時だった。そしてこんな細工ができたのは、この中でただ１人。
｢京谷雅彦！！ホームズ全集の持ち主であるお前だけなんだよ！｣
何も言い返せず手を震わせる京谷。彼はやがて苦笑いを浮かべた。
｢僕の負けですよ…金田一先輩………！今回だけはね！｣
今回のトリックは偶然見破られただけだ、自分ははじめの推理力など認めないとわめく京谷。
はじめはそんな京谷を間近で睨みつけると、一言ですっぱりと切り捨てる。
｢推理勝負で俺に勝とうなんて、100万年早えんだよ！｣
気圧された京谷はついにその場から逃げ出してしまう。美雪への想いが高じて狂言を仕組んだ京谷を
ガキ扱いするはじめ。好きな女に屈折した態度を取り過ぎだと呆れてみせるが、そこで草太が一言。
｢へ〜〜〜じゃあ…お前ならどうするんだ？金田一｣
途端に固まるはじめ。しばらくしどろもどろになった挙句に、はじめが出した答えとは？
｢おっひょ〜〜！！薄いグリーンのピチピチ〜〜〜♥｣
美雪のスカートをめくり上げ、強烈なビンタをくらうはじめ。やはりはじめも小学生以下なのだった。

やっぱなんだかんだで一&美雪カップル好きだよ。別に玲香や草太やエミリその他恋のライバルが嫌いじゃないんだけどこの組み合わせが一番だよ。
てかこんなに期待されているのに高遠再登場まだってことは最終事件ではじめと全面対決するってことになるのかなぁ
まぁ最終的に高遠が死ぬのはほぼ間違いないけど自殺はマンネリだし、ただ死刑だと金田一ならではのドラマ性を求めるのは難しそうだから改心し事故死(搬送中車につっこまれるとか)か病死って展開になりそう

京谷面白いなw
またミス研の短編で出てきて欲しい

美雪のパンツ派手だな…。
周りの人たちがうらやましい！

薄いグリーンのピチピチｗ

指紋が出てきたから鷹島の手袋ネタが出てくるかと思ったけどスルーされたな

カバーを分解とかそれだけで骨董品の価値下がりまくりだと思う

>>681京谷にとっては
打倒はじめ>>>>>>本
だから

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件　プロローグ
■登場人物リスト
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者

60歳の誕生日を前に急死した、売れっ子ミステリー作家･山之内恒聖。彼はここ１年ほどは
公の席に出ることもなく、北海道の山中深くにある別荘にこもって執筆に没頭していたという。
山之内の終の住処となった別荘を、人はこう呼んだ。人形の棲む家、｢露西亜館｣―――

はじめの助手を自称する佐木は、この度ＨＰを立ち上げた。その名も｢金田一はじめ探偵事務所｣。
勝手に名前を使われ大迷惑なはじめだが、依頼者第１号が女性だと知ると興味津々。
しかしそれは愛犬ディカプリオちゃんを探して欲しいという、
厚化粧のオバさんからのしょうもない依頼。一瞬期待したぶん腹を立てるはじめをよそに、
佐木はもう１件の依頼メールをチェックする。それはおなじみ、いつきからのメールだった。
その後はじめは美雪、佐木を連れ、大手出版社･常談社に顔を出す。いつきから紹介されたのは
文芸雑誌編集者の宝田だった。最近亡くなった山之内恒聖を長い間担当していたという彼は、
なぜか数十億はある莫大な遺産の相続人の１人に選ばれていた。ただしそれには条件があるという。
相続人は宝田を含めて５人おり、全員が山之内と一緒に素人楽団を組んでいた親しい仲間だった。
事前に届いた案内状によれば、彼らはまだ相続候補者に過ぎないらしい。候補者達は
これから山之内の指示に従って北海道の彼の別荘へ行き、用意された暗号を解かねばならない。
そうやって隠された｢遺書｣を見つけた者だけに、遺産が与えられるというのだ。
はじめにその暗号を解いて欲しいという宝田。彼は案内状とともに届いた、謎の詩をはじめに見せる。
『楽団は朝礼で前から順に首を刈られた　さぁお次は数合わせ　
２番目の子の首を５番目の子の首の右に並べてみてごらん　楽しいリズムの始まり始まり』
しばらくこの詩に見入っていたはじめは、今回の依頼を引き受ける。
この時はじめは、なぜかこの不可解な暗号の誘いに乗らなくてはならないような気持ちになっていた。
それはあの恐るべき天才犯罪者とはじめの、宿命のなせる業だったのかもしれない―――

どこかの広場にて。陽気なピエロのお面をかぶった男が、子供達の前で人形劇を披露していた。
１人の女がやって来たのに気付いた男は、突然人形劇をやめて子供達に帰るように促す。
｢さあお帰り。優しいお母さんが待ってるお家へ…………｣
帰ってゆく子供達。人形を片付けだす男に、女は歩み寄る。彼女はある依頼の返事を聞きに来ていた。
｢あなたにはちょっとした恩もありますからね。お受けしましょう幽月さん｣
色よい返事に女の顔はほころぶ。いち奇術師の自分が期待に添えるかどうかは分からないと
謙遜してみせる男に、彼女は笑って言った。
｢いち奇術師？私にまでそんな事をおっしゃって？私はその仮面の下のあなたの素顔を
知っている人間ですよ……。そうでしょう？高遠遙一さん…………｣

高遠きたー、今回は倒叙っぽい。
幽月が犯人で高遠黒幕か

何故だろうか？
幽月から何とも言えない不気味さを感じる。

そりゃ指名手配中の連続殺人犯と親しくしてる時点で普通の人ではないだろう

ディカプリオちゃんの失踪がこの事件に深く関わっていく事を、
この時はじめは気付いていなかった…

ロシア人形ってマトリョーシカだよね？
それの見立てになるんならかなりグロイ死体になるぞ

>>688
ねーよｗｗｗ

序盤で「また草太か」と少し思ってしまったよ
佐木2号…銀幕で8ミリに対するこだわりみたいなこと言ってたのにやめたのか…
今度こそ本当に高遠ｷﾀｰ!「さあお帰り　優しいお母さんが待ってるお家へ…」って
何か含みがあるのか…？高遠の台詞じゃない感じだｗ

>>690
高遠はマザコンだから

>>690　そうか？動物が絡むというメッセージではあると思うんだが

敵がちょっと優しげな感じのことを言って心の隙を見せるのって
仲間化フラグの典型の様な気がするけど、この漫画に限ってそれはないかｗ

犯人は宝田
犯行の理由は娘のために大金が必要だから

幽月は片目隠してるから
幽霊族の末裔

>>694
またいつきの友人か！

敵が子供や動物に優しいってよくある設定だからなｗ高遠もそのパターン

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件１
■登場人物リスト
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人

湖の浮き島に建つロシア風建築の別荘･｢露西亜館｣。はじめ達はそこで執事田代の出迎えを受ける。
館にはすでに他の候補者が揃っていた。まずはミステリー評論家の神明。彼は夜にもならないのに
酒を片手に出来上がっており、まるで屋敷の主のように尊大に振る舞っていた。次は高校生の犬飼。
山之内とは家が隣同士の付き合いだったという彼は、素人探偵気取りで鼻持ちならない感じだ。
そして推理作家の梅園。ビジュアルで売るお色気作家だが、処女作で大賞を獲った後は
鳴かず飛ばずらしい。ちなみに梅園は、宝田が株で大借金を負っているという噂を聞きつけていた。
またこの時、はじめはメイドの桐江を神明のセクハラから救う。いきり立つ神明を諌めたのは、
最後の候補者･挿絵画家の幽月だった。彼女は神秘的に微笑みながら同伴の助っ人を紹介する。
その名はスカーレット･ローゼス。謎の仮面を被った奇術師だ。顔の火傷を隠すためだという仮面。
唯一あらわになっている彼の口元に浮かぶ不敵な笑みに、はじめはなぜか嫌な予感を覚えた―――
そして山之内のメッセージが公開される時が来る。山之内の顧問弁護士の代理人である有頭は、
上司から預かったビデオテープをデッキに入れた。間もなく画面に現れたのは、やつれきった男。
山之内の素顔を初めて目にしたはじめは、妙な悪寒を覚える。画面の中の山之内は告げた。
あらかじめ送っておいた暗号文に加え、もう１つメッセージが用意してあると。
それはそれぞれ弦楽器を持った、大きさの異なる５体の人形だ。第１バイオリンのコンスタンチン、
第２バイオリンのターニャ、ビオラのオリガ、チェロのエミール、コントラバスのイワン―――
『この５体のロシア人形こそが、全ての謎を解き明かす第２の暗号なのだ！』

>スカーレット･ローゼス
どう見ても地獄の傀儡師です。本当に(ry

スカーレットローゼスってバレバレw
高遠やる気ねぇな、前みたいにちゃんと変装しろよ

メイドの桐江さん萌えー♥

ローゼスっちが高遠とかバレバレすぎて
逆に別人だろｗｗ
ミスリードとみた

ローゼスﾜﾛｽｗｗなんというやる気のなさｗ

ローゼスは高遠じゃないな
俺は弁護士が高遠だと思う

神明とかいうオヤジは許せんな
桐江さんにセクハラしおって
一番最初に殺されちまえばｲｲﾝﾀﾞｰ

この漫画だとセクハラ＝死亡フラグ

頭かちわられて死にそうだな

絶世の美女ｷﾀｰ＼(^∀^)／
そこたんより可愛いおにゃのこは存在しません

仮面ダセえｗｗｗ

高遠やる気無さ杉だろｗｗｗ

いつきさん経由なのに今回いつきさん来ないのな。

一応指名手配中だし金田一もいるし変装でもしとくか
うーん…まあ金田一相手だし友達のスペイン土産の仮面でいいか
めんどいし。金田一だし

みたいな思考の結果が今回の変装なんだろうか

スカーレット・ローゼスとかカッコつけてる割に変装やる気ねぇｗｗｗ山之内がきめぇ

>>706
とか言って被害者一番乗りだったらどうする

>>712
自分もそれ気になってる。

高遠はどっかセンスがズレてるよな…



スカーレット･ローゼス(笑)

まあ地獄の傀儡子（笑）だしな

高遠は子供好き？だから、ネーミングも
小学生層をターゲットとしているんじゃないかな

幽月来夢とかって確実にペンネームだな

幽月と梅園があまり美人に感じられない

桐江さんが犯人だと思うのは俺だけ?
犬飼が犯人はマジ勘弁。

>>714
桐江さん被害者１番乗りってありえそうで嫌だな…
メイドだから屋敷中を行ったりきたりして働いてる訳だし
犯人に繋がる重要な何かを見てしまうか発見してしまってあぼーん
その時犯人が致命的なミスを犯してそれが最終的に事件解決の糸口になる…とか

心配しないでも第一の被害者は、どう見ても神明の親父。
ああいうイヤミなおっさんは必ず死ぬ。
一色とか、蒲生とか、橘とか、赤間とか･･･

神明とか梅園みたいなやつはまず死ぬよな
逆に有頭弁護士みたいなタイプは犯人でも被害者でもなく生き残りそうな気がする

>>723
悲恋湖のいつきは死ななかったじゃん

あとおっさんじゃないけど真壁もすぐ死ぬかと思ったけど生き残った

いつきは登場した時から、おびえる少女を一晩中慰めてあげる
素敵なおじさまだったじゃないか

>>722
その場合はむしろ、一番最後か、そのひとつ前くらいに殺されそうだな→桐江さん
緒形先生も火村さんも佐木兄もそうだったし→証拠を見つけた人達
あ、でも桜樹先輩は最初だったな

暗号解読でお金持ち繋がりってことで、秘宝島のメンバーにムリヤリ当てはめてみると･･･


神明→矢荻
犬飼→クリス
宝田→美作
幽月→茅
田代→名前忘れたけど財宝に潰された奴
桐江→碧
有頭→火村


梅園→美雪（他に浮かばなかった）

>>724
その裏をかいて有頭弁護士が犯人って可能性はどうだ？
弁護士として遺書をあらかじめ見れる立場にいるんだろ？

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件２
■登場人物リスト
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

候補者と同じクインテットを構成する５体の人形。部屋にはそれぞれ本物の楽器も用意してあった。
推理合戦に参加する証として、候補者達は自分のパートの楽器を手に取る。コントラバスは神明、
第１バイオリンは犬飼、第２バイオリンは梅園、ビオラは幽月、そしてチェロは宝田。
彼らは５日間この館に留まり、何十億という遺産を巡って知恵を絞る事になる―――
その後はじめは全ての鍵を束ねたマスターキーが、鍵つきのストッカーに保管されている事を知った。
田代いわく、昔は各部屋に貴重品が置かれていたため、鍵の管理は特に厳重にされているのだそうだ。
一方ローゼスは、幽月と２人きりになった所でようやく仮面を外す。その正体はやはり高遠だった。
指名手配中の身という事で、用心して素顔を隠して来たのは彼にとって正解だった。現にここには
彼の素顔を知る者が、偶然か宿命か３人もいる。そして高遠は幽月に、今回の件に関して本音を語る。
｢この館には……人間の醜い本性をさらけ出させる、ドス黒い『悪意』のようなものが満ちてる気が
してならないんです…。遺産どころの騒ぎではなくなる…そんな事が起きなければいいんですが…｣

雨が降り始めた頃、10時の鐘が鳴った。10時半からの夕食の前にと、
有頭は新たなビデオを皆の前で公開する。それは山之内から候補者達への励ましのメッセージ、
という形をとりながら、その実全員のプライバシーをあげつらうものだった。
犬飼の父の事業が失敗し、彼が可愛がっていた５匹の猟犬も含め借金の抵当に入っている事。
梅園が自動車事故で莫大な借金を負っている事。宝田が株で作った借金と、病床の妻を抱えている事。
幽月が火災による中毒で植物状態の弟のため、多額の医療費を負担している事。
神明が離婚により多額の慰謝料を請求されている事―――
これに怒りをあらわにしたのは神明だ。山之内は昔からこういう人間だったと彼は吐き捨てた。
｢人格者のフリをして、実は陰湿なやり方で人を陥れようと画策するような男だったんだよ！｣
すっかり機嫌を損ねて部屋に戻ってしまった神明に次いで、梅園や犬飼も席を立ち出す。
白けてしまった場の中で、はじめは今のビデオに隠された山之内の真意を考えていた。
その後神明は何が何でも山之内の財産を手にしてやろうと、人形のある東の塔を１人で訪れた。
｢前から順に｣という暗号から、人形の身長が関係していると睨んだ神明は、
それぞれの人形の高さを測っていく。コントラバスのイワンが20�p、チェロのエミールが30�p、
ビオラのオリガが40�p、第２バイオリンのターニャが40�p、第１バイオリンのコンスタンチンが50�p。
この時何気なく人形に触れた神明は、ふと妙な事に気付く。
｢なんだ…？これは………。―――どうして…人形が……？｣
しかしこの時、人形を見つめる神明の背後には、黒い影が忍び寄っていた……。

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!
お約束とフラグにたがわず神明ｗｗｗ

>>728
つまり、桐江が女装美少年なわけだな？
犬飼が自称ソロモンの末裔なわけだな？

桐江さんってそんな美人か？だったら黒河さんの方が美人だよ。確かに桐江さんはかわいいけど美人なのかという点は微妙

お約束どおりに神明あぼーんｗ

人形がどうかしたのかな？触ってわかる違和感って…
サイズが暗号に関係しているのはわかるけど。

人形の中に死体が入ってたんだよ

人形の（服の下の）胴体が入れ替わっていたとか？

犬飼結構いいキャラだと思うんだけど、犯人or終盤に
殺されるかしそうだなー

犬飼が猟犬飼ってるとかそのまんますぎて吹いたｗ

悪かったな！！！！
海野って苗字で海の傍に住んでて！！！！！

中身が入れ替わっていても触っただけなら気付かないんじゃないだろうか
自分は重さだと思ってる

>>739
736だけど、中身がただ人形同士入れ替わるんじゃなくて
全く別のものになっている、とかも考えた
発泡スチロールとかｗでも、意図が全く分からないんだよな…

自己紹介のコマのバックに薔薇が…
作者的にも、桐江さんは美少女なんだろうな。
嫁にしたい。

犬飼という名がフランス銀貨で出てきた副社長と同じなのが気になる

来週は、梅園あたりが動機だけで桐江さんを犯人と決めつけて、はじめに穴を指摘される展開だろうな

>>742
確かに、かなり珍しい苗字なのに被ってるｗ
作者は何か意図があってやってるのかな？

悲恋湖に出てくる金持ち親父の妻と、小説オペラ座の最初の被害者の名前はどっちも「聖子」だ。
たぶん偶然だと思うけど…

偶然じゃなかったらなんだろう。

犬飼は秘宝島殺人でいうクリスみたいな
ポジションだと思う

まさか犬飼の家の事情とディカプリオちゃんの失踪がこんなところで重なるとは

>>742,744,745
「そう…全ての事件は最初から一人の人物によって仕組まれてだよ！」
とか後付でやりそうwwww

仏蘭西で死んだはずの副社長が露西亜で復讐劇ってか？

弟説

確かに目元とか少し似ている気がする
それに犬飼副社長も犬好きっぽいオーラあるし

犬飼社長かなりイケメンだったけど犬飼君も中々可愛いな。
初登場の明智的ポジションと予想。探偵気取りっぽい

ロシアとフランスって意外と因縁深いんだよな
ソ連が絡むともっとカオス

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件３
■登場人物リスト
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

11時の鐘が鳴る。夕食のロシア料理に舌鼓を打っていたはじめは、
ふと天井のシミのようなものに目をとめた。田代に聞くと、そこはちょうど神明の部屋の辺りらしい。
彼は食事を運んで行った桐江がいくら呼びかけても返事がなかったという。
風呂場の水が漏れてシミになっているのではと思い立ったはじめは、皆を引き連れて
神明の部屋に向かった。鍵は開いており、嫌な予感を覚えたはじめは、恐る恐る浴室のドアを開ける。
出しっぱなしの湯で満たされた浴槽の中には、神明の変わり果てた姿があった。
無惨にも切り落とされ、ゆらゆらと漂うのは生首。
そして血に染まった湯の中には、コントラバスのイワンの人形が一緒に放り込まれていた。
慌てて｢時計の塔｣に駆けつけたはじめ達は驚愕する。置いてあったはずの人形が全て消えていたのだ。
しかしこれはまだ、恐るべき連続殺人劇の始まりに過ぎなかった―――

その後の有頭の調べにより、神明は撲殺された後で首を切断された事が判明する。
犯人がわざわざ首を切り落とした理由。それは見立てのためだというのがローゼスの意見だ。
例の暗号には、｢楽団は朝礼で前から順に首を刈られた｣とある。子供の頃、背の低い順番に並ぶのは
よくある事だ。そして浴槽に放り込まれていた人形は、人形の中で一番背の低いイワンだった。
つまり神明は、この暗号文に見立てられて殺されたというのだ。これに焦ったのは宝田だ。
その考えでいくと、次に狙われるのは２番目に背が低い彼の人形･エミールという事になってしまう。
さらに犬飼は気になる事を言い出した。山之内の初期の代表作には、｢露西亜人形殺人事件｣という、
館に集まった５人の人間が人形に見立てられて次々と殺されていくという話がある。
｢そして最後には誰もいなくなってしまった。ただ一人…真犯人･コンダクターを除いては―――！｣
しかしこんな事態になっても、この遺産相続レースは山之内の誕生日である５日後の深夜０時まで
終わらない。各々自室へと帰って行くメンバー達に、はじめは必ず部屋に鍵をかけるよう用心を促す。
この館は湖で外界と切り離された密閉空間だ。外から殺人者が侵入した可能性は極めて低い。
｢神明さんを残虐なやり方で殺した犯人―――『コンダクター』は、この中にいるかもしれないんだ！｣
自室に戻った宝田は、ドアの鍵をかけるとひとまずは安心する。
フロントのマスターキーは鍵付きキーストッカーにしっかり保管されているし、
ストッカーの鍵を肌身離さず持っている田代は遺産とは無関係だ。ドアに鍵をかけた以上、
誰も自分を殺せるはずがない。そう自分に言い聞かせ、やがて宝田は眠りについた。
しかし間もなくして。宝田の部屋のドアがガタガタと動いたかと思うと、何者かが室内に侵入する。
寝息を立てる宝田を見下ろす謎の人影。その手に握られているのは鋭利なナイフ。やがてその人物は、
力を込めてそのナイフを布団の上から突き刺していく。何度も何度も何度も何度も……。

宝田、犯人じゃないんだ
まあ、和田の二番煎じになっちまうし、妥当なトコだな

桐江さんの手作りボルシチ食べたい。

桐江さんだけは犯人であって欲しくないんだけど今までのパターンで碧やさくらみたいな美少女が犯人の場合エグい殺し方だったから不安
最初は幽月が高遠に殺人計画を立ててもらってたのかと思ってたけど違うっぽいね

宝田さん…








の奥さんカワイソス

>>757
では桐江さんが煎れてくれたロシアンティーは頂いていきますよ

>>758
＞桐江さんだけは犯人であって欲しくない

同意。
まあ犯人だとしても、さくらや千家以上に悲しい動機にしてくれればいいや。

首切り死体か・・・
殺し方まで秘宝島そっくりだ。

例によって見立てってやつだと思うけど。

この中の誰かが犯人っていうと、やっぱり存在的に桐江さんが怪しんだよなぁ…

例によって首を切ることに意味があるんだろうな
来週宝田さんの首だけが見つかるけど体は見つからず
再来週に幽月の首無し死体と見せかけた宝田さんの体が発見されるんだろ

例によって首を切ることに意味があるんだろうな
来週宝田さんの首だけが見つかるけど体は見つからず
再来週に幽月の首無し死体と見せかけた宝田さんの体が発見されるんだろ

和田は犯人で宝田は死亡…
鴨下は奇跡の存在だったか

>>765
高遠「バカな女さ…本気になって愛していたんだからな
　　　　こんなろくでもない男をよ」
ドンドンドン！
田代「許せ…息子よ！」

こうですか！？わかりません！

性別誤魔化すのは流石に……って幽月さんが男って可能性もあり？

幽月さんは確かに少し中性的だけど、それでも
やっぱり女に見えるな〜
幽月さん＝男がありなら、むしろ高遠が実は女っていうのもありだ

>>761
大丈夫だよ。今まで美人が犯人で動機がろくでもないのなんて…

紫乃…、鳥丸…
綾辻も微妙だったな…

不安になってきたぞオイ…

>>769
高遠が女だったら個人的にはいけるぜ！

>>770
不破と多岐川も元は美人だったな・・

>>772
不破は元からブ○、元は美人だったのは蓮子
弥生も若い頃は美人だったな

高遠って言われてみると垂れ目のせいか結構中性的だよね

それと蓮子は、動機だけなら割とまともだと思う。

蓮子は麻薬を取り締まるために警察官になった偉い人。
妹とあのタイミングで出会ったせいで･･･

10代後半まで荒んだ生活を送っていた状況から
警察のキャリアにまで上り詰めたというスーパーエリート

これどえらい超人だぞ

花蓮を殺した理由がちょっと逆恨みっぽかったのがマイナスなのかな

今回人が死ぬペース早くね？
何人死ぬんだよ
最終的には容疑者が2人くらいになったりしてな

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件４
■被害者リスト
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
■容疑者リスト
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

翌朝。目を覚ましたはじめは強烈な体のだるさを覚えた。それは佐木や美雪も同様で、
何か薬を飲まされたのかと不審に思う。だが時計の塔を訪れた途端、その眠気は吹き飛んだ。
人形が２体になっている。昨夜発見されたイワンの隣に、チェロのエミールが並んでいるのだ。
そして人形と同じチェロ奏者である宝田の死体が発見される。神明と同様、首を刈られた姿で……。
その後宝田の部屋のドアに隠し扉がある事が判明した。おそらく犯人はここから出入りしたのだろう。
元々ロシアの奇術師が建てたこの館には、田代ですら知らないカラクリが多く施されているようだ。
ローゼスとはじめの調査で、他の者の部屋からも様々な仕掛けが見つかる。
幽月の部屋には地下のワインセラーへと続く扉が、梅園の部屋の絵の後ろには金庫が、
犬飼の部屋の壁の奥にはアンティークドレスのコレクションを収めたクローゼットが隠されていた。
そして美雪の部屋の鏡はマジックミラーだと分かり、隣の部屋のはじめは大興奮。
しかしすぐに、美雪の手によって鏡はシーツで覆われてしまったのだった。

ローゼスの部屋には本人いわく、特に仕掛けはなかったという。はじめも自分の部屋はこの後１人で
調べる事にした。後は候補者以外の者の部屋。桐江の部屋に飾られた仮面の目には覗き穴があった。
隣には山之内の寝室があったという。有頭の部屋の壁には奇妙な文字が浮き出るようになっている。
そして最後の田代の部屋からは、特に何も見つからなかった。
こうして宝田以外の部屋には誰かが侵入できるような仕掛けがないと分かり、部屋の鍵さえ
締めておけば、皆安全のはずだ。合い鍵をしまうキーストッカーの鍵は１つだけで、複製も難しい。
また一つ一つのマスターキーをリングにぶら下げているヒモも丈夫で、とても切れそうにない。
その上ストッカー自体を叩き壊そうとすれば警報装置が作動する。つまりストッカーの鍵さえ完璧に
管理していれば、寝込みを襲われる心配はないという事だ。だが問題は、それを誰が預かるか。
そこでローゼスが名乗りを上げる。彼は自分が鍵を持つ代わりに、自分の部屋が
決して開かないように外から封鎖しても構わないと申し出た。結局彼の提案を全員が了承する。
はじめもローゼスをあまり信用していないからこそ、その案に賛成だった。
｢奇術師のあなたならひょっとしたらその鍵なしでも―――マスターキーを取り外したり、
あるいはマスターキーを使わずにメンバーの部屋に忍び込んだりできるかもしれない……。
それを防ぐ意味でもね……！｣
こうして夜になったらローゼスは鍵を持って部屋に閉じこもり、
メンバーはそれを確認した後、彼の部屋を外から閉鎖するという事で話はついた。
その後、ローゼスの部屋。高遠は何も仕掛けがないと言っていたはずの自分の部屋の浴室から、
１つの抜け穴を出現させる。抜け穴の奥を覗き込んだ高遠は、ニヤリと薄く笑った―――

有頭の部屋の暗号…分かる奴いる？

この暗号って伏線かもしれないな

各部屋の仕掛けって…高遠と金田一には何で看破できるんだよ…
見る人が見れば分かる違和感や不自然さ、セオリーがあるのか？

桐江さんの部屋に覗き穴があるとは…しかも隣は山之内先生の部屋とは…
覗いていたのは、まず間違いないだろう

山之内は桐江さんの着替えとか覗いてたのか。
うらや…、もとい許せんな。
恥じらう桐江さんに萌え。

次のコマの犬飼の沈黙が気になる

執事の部屋だけなにも無かったっておかしいだろ
なんかあるはずだ

高遠の部屋の抜け穴が執事の部屋に繋がってる

高遠嘘ついた
「仕掛けはない」って、あるじゃん！！

まあ高遠だし。
ところではじめは正体に気付いてるのかな。

スカーレット･ローゼス(笑)

名前：スカーレット･ローゼス（笑）
必殺技（中）：白薔薇の舞（笑）
必殺技（大）：地獄の仮面舞踏会（笑）

>>789
餅つけ
「危険な仕掛けはない」と言っただけだ
ただの暖炉ｶﾓﾖｰ

>>786
犬飼（くっそ〜あのジジイめ、いい歳こいて覗きなんかしやがって、畜生羨ましい。神名の親父といい超ムカつくぜ。あの親父同様殺してやれば良かった！）

食事に睡眠薬混ぜられるのって桐江さんか執事さんだけじゃね？

どうしても桐江を犯人にしたい奴がいるな。
桐江よりかは幽月のがよっぽど怪しいんだが。

流れ的に次の被害者は幽月だろうけど、襲われたるだけで殺されなければ確実。

>>795まあまあ
>>793は犬飼を犯人にしたがってるみたいだし

殺人の目的が山之内の遺産だから犯人は
やっぱり遺産ゲーム参加者の中にいるだろうな
ウルトラＣで別の目的なら田代か切り絵

>>797
悲恋湖みたいに過去に何かのつながりがあって
「復讐」って動機も考えられなくね？

そろそろお爺さんの犯人が出てきてもいい頃合。
よって犯人はﾀｼｰﾛ

有頭さんは怪しいところが無さ過ぎて、逆に怪しいんだが。
部屋の暗号とか意味深だし。

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件５
■被害者リスト
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
■容疑者リスト
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

はじめは暗号を解くために、より詳しくこの露西亜館について調べてみる。この館に塔は５つ。
｢時計の塔｣、｢北の塔｣、｢東の塔｣、｢西の塔｣、｢南の塔｣だ。そのうち最も大きく高いのは｢時計の塔｣。
他の塔もそれぞれ微妙に高さが違っている。さらにはじめは例のロシア人形にも再び注目した。
佐木のビデオ映像に映るオリガとターニャは、服装以外は全く同じに見える。
そしてその人形達が持つ楽器の見分け方を教えてくれたのは幽月だった。それは大きさだ。
バイオリンは60ｃｍ、ビオラは65から66�p、チェロは120�p、コントラバスは180�p以上と、
それぞれサイズが異なるために、違った音色が出せるのだ。またこの時幽月は、
かつて自分がしてしまった悪さを打ち明ける。彼女は以前山之内の連載作品の挿絵を描いた時、
自分で気付いたトリックの答えを挿絵に描き込んだ事があった。おかげで読者から大量のクレームが
押し寄せたものの、当の山之内本人は笑って許してくれたという。しかし幽月は今になって思う。
｢―――本当はあたしのこと、殺したいくらい憎んでたんじゃないかなって…………｣
表向きは人格者で通っていた手前、彼はあの時許すふりをせざるを得なかったのではないか？
先程桐江の部屋で見つかった覗き穴からも、山之内の裏の顔が何となく見えてくる。
｢人格者の仮面の下に隠れた、陰湿で執念深くて好色で……―――そして強欲で残忍な素顔が……｣

しかしそれはこの館に集まった連中にも言える事だと幽月は微笑する。彼女自身もそうだ。
髪で隠していた自分の顔の右側を、一瞬はじめ達に見せた幽月。そこにはひどい火傷の跡があった。
これは以前火事に巻き込まれた時のもの。その時彼女の弟は一酸化中毒で意識を失い、
山之内がビデオで言っていた通り、今は植物状態になっている。幽月ははっきりと言い切った。
｢だからあたしはどうしても遺産が欲しかった。どんな手段を使っても手に入れたい！
もちろん今もそう思ってるわ…｣
その後自室で暗号と格闘するはじめ。その時隣の部屋の美雪がマジックミラー越しに話しかけてきた。
はじめの方からは美雪の暗い顔がすぐ近くに見える。美雪は先程の幽月の話にショックを受けていた。
人格者で通っていたはずの山之内が、本音では憎んでいた幽月達をこの館に閉じ込め、
殺人が起こるような遺産争いをさせようとしているのだとしたら―――
｢殺人鬼なんかよりそっちの方がよっぽど怖い……。
そんなおぞましい本音を誰もが仮面の下に持ってるなんて考えたら……｣
すっかり落ち込んでいる美雪を、はじめは勇気づけた。人間は誰しも仮面をかぶって生きている。
重要なのは、何のために仮面をかぶるかという事だ。他人を傷つけないためにかぶる仮面だったら、
それは少しも悪い事ではないと。ならばはじめはどんな仮面をつけているのか？この美雪の問いに、
たちまち顔を真っ赤にするはじめ。しかし覚悟を決めたように、美雪に鏡に顔を近付けるように言う。
そしてはじめは鏡に触れるほど近付いた美雪の唇に、自分の唇をそっと重ねた。
もちろん美雪の側からは、この鏡越しのキスは気付かれる事はない。
きょとんとしている美雪をよそに、１人で照れまくるはじめだった。
その頃。館の一室に、犯人の押し殺した笑い声が響く。その手にあるのは、ビオラのオリガ―――

し･･･進展した！？

骸のパクリ！？

キスきたー
はじめかわいいよ。
やっぱしはじめと美雪って実は草太やエミリの妨害にあいながらというかそれがあるからこそ二人ともお互いの思いを強めていってる感じがする。実際短編で少しずつ愛をはぐくんでたような気がする

なんか気恥ずかしくなってくるなｗ＞キスシーン

最終回近いのかな…。
今まで鏡越しとは言えキスシーンなんて無かったでしょ？

なんか幽月がかわええ

なんだか山之内も悪人っぽいな
山之内も犯人に殺されてたとかないかな

幽月さんは好きだけど、人の作品を台無しにするようなイタズラは
許せないなあ…
ところで幽月さんが犯人だった場合、高遠の発見した財宝で
弟さんの植物状態を治したり、どこからともなく現れたいつきさんが
引き取って育てることになるんだろうか

殺したいほど憎んでたなら遺産相続人に選ばないだろ…ｊｋ

遺産相続人に選ぶことで殺すことができるとかは？
なんせ相続人は確実にここに来るわけだし、
山之内の遺志を継ぐ者が山之内が生前考えていたトリックを使用して殺すのも容易い……かもしれない。

殺人の舞台に集めるために選んだっていうことか

実際に襲わないで覗くだけで満足しちゃったのか？
あのじーさん。

表向きは人格者で通ってたから、実際襲うわけにはいかなかったんだろう。
そこらへんはちゃんと計算してたんだろうな。賢い爺さんめ。
生きてたら犯人でもおかしくないよ。

実はあのじいさんは生きてて高遠と共犯で弁護士へと変装を高遠にしてもらい潜んでいるとみた。
そして最期は高遠に殺される

本物の弁護士の死体は、梅園さんの部屋の隠し金庫の中…

殺人事件自体は終わり、逃げる高遠、追う金田一。
捕まえる寸前でやはり高遠に逃げられてしまう。
ちくしょうまた逃げられた……、とくやしがる金田一。
だがその瞬間、一発の銃声が聞こえた。
慌てて駆け付けるとそこには額を撃ち抜かれた高遠と銃を手に微笑む山之内が―――！



妄想終了。

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件６
■被害者リスト
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
■容疑者リスト
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

午前０時。自室でビオラを奏でていた幽月は、いつの間にかイスに座ったまま眠りこけていた。
その背後に忍び寄る影。その人物は握り締めたワイヤーを素早く幽月の首に巻きつける。
幽月が気付いた時はすでに、ワイヤーは彼女の首に深く食い込んでいた。
虫の息になりながら、最後の力をふり絞って振り返る幽月。
｢な……なぜ？あ………“あなた”が…｣

翌朝。田代達がいくら呼びかけても幽月は起きてこなかった。
はじめはすぐにローゼスの部屋の前のバリケードをどけ、出てきたローゼスとともに
マスターキーを取りに走る。ストッカーの鍵は確かにローゼスが持っていた。
夜の間も、彼は肌身離さず持っていたという。そして幽月の部屋の扉が開く。
部屋の中には首を切断された彼女の亡骸と、ビオラのオリガの人形が横たわっていた。
またも暗号に見立てて殺害された遺産相続候補者。桐江の悲鳴が響く中、はじめはこの部屋のカギが
ちゃんと室内にある事を確認する。さらにここは３階で、窓からの出入りは不可能。
｢これは完全な、密室殺人だ！｣
一方幽月の死体に歩み寄ったローゼスは、見開いたままの彼女の目を、そっと閉じさせたのだった。
幽月の部屋には、カギや針金が通せるような隙間も仕掛けもなかった。
だがこれを完全な密室だとする意見に、犬飼は反論する。ストッカーからマスターキーを取り出し、
部屋に堂々と出入りできる者が１人だけいるというのだ。それはストッカーの鍵を持っていた
ローゼスだ。彼の部屋の扉は外から封鎖されていたといっても、他に抜け穴があるとも限らない。
そして犬飼はもう１つ根拠を挙げる。宝田が殺された時も、幽月が殺された昨夜も、
皆異常にぐっすりと眠り込んでいた。これが犯人の仕込んだ睡眠薬によるものだとしたら？
昨日の夕食をチェックしていた犬飼は、食後のココアに入れる砂糖に着目していた。
ほとんどの者がその砂糖を入れてココアを飲んでいた中、虫歯があるからと砂糖を入れなかった佐木。
彼は昨夜は目が冴え、他の者と違って全く眠れなかったという。つまり睡眠薬は砂糖に入っていた。
そして佐木同様、ココアに砂糖を入れなかった者がもう１人いる。佐木のビデオには、ローゼスが
砂糖を断る様子がはっきり映っていた。これから殺人を行う犯人がわざわざ薬を飲むはずがない。
またそこでローゼスが部屋から外へ通じる抜け穴の存在を認めた事で、犬飼はすっかり勝ち誇る。
しかしこの時はじめは口を出した。睡眠薬入り砂糖をココアに入れて飲み干しても、
薬は飲まずにすむ方法があるというのだ。はじめは今から再現してみせるという。
｢睡眠薬入りの砂糖をたんまりカップに注ぎながら、睡眠薬を飲まずにココアを飲み干すトリックをね！｣

【アナザーストーリー】by短編集５
〜美少女探偵 金田一フミ〜
とある名古屋人資産家の屋敷。そこで時価１億円の名画が盗まれた！
容疑者は４人。バスタブに素っ裸で浮かんでそーなＦカップＡ子。性格あからさまに悪すぎて
真っ先に殺されそうなイヤ味Ｂ造。怪しすぎておめー！ゼッテー犯人じゃねえ！！ほーたいＣ介。
一見人が良さそうだがこーゆーヤツが犯人のカクリツ高いイイ人Ｄ男。美少女フミは考える。
―――名画を盗んだ犯人はこの中にいる！そして犯人の正体は―――
そんなフミの周りで好き勝手に言う外野３人。クラスメイトでフミをライバル視している星川スミレ、
以前狂言誘拐をやった政治家のクソガキ黒塚巧、いろいろあって今はいつきの家にいる都築瑞穂、
全員｢美少女フミ探偵団｣のメンバーだ(※フミが勝手に決めた)。
さっぱり推理がまとまらず面倒になったフミは、ミラクルパワーで難問解決を試みる。
｢おじいさまの名にかけて！この世に解けない謎はない！！愛の美少女探偵フミ参上〜〜！！｣
しかし華麗な変身を終えたところで、巧が言ってはならない一言を！
｢変身したってバカはバカじゃん！｣
直後に響いた鈍い音。その後窃盗犯は捕まり、名画｢ブルターニュのクラゲ｣は無事戻ってくる。
だがそんなのはおかまいなしに、フミは殴って気絶させた巧を犯人としてイイ人Ｄ男に差し出した。
Ｄ男は知らぬ間に現場にいてワケの分からない事をしている子供達４人をただ不審がるのだった。

幽月さんがあああああああ

「なぜあなたが？」ってことは犯人は相続候補者以外ってことか？

犯人は弁護士に変装した山之内でほぼ決まり

幽月さん…

桐江ﾀﾝ怪しくね？
直感でしかないが…

ＦカップＡ子でぬいてしまった…

幽月…（ノД｀）
「『あなた』が…」ってことは犯人はスカーレット・ローゼス（笑）……じゃないか

フミ…ｗ
ABCDに吹いたｗｗ

幽月さんみたいなタイプは最後まで（容疑者として）生き残ると
思ってたのにな…
今回の犯人はほぼ間違いなく高遠に殺されるんじゃないかな

幽月意外にあっさり死んだなー
結局高遠といつ知りあったのかどういった付き合いがあったのか語らずじまいか

幽月が犯人で高遠に殺人計画を依頼した上での事件かと最初は普通に思ってた自分は浅はかだった

裏を書いて幽月が殺されることすらも高遠の計画の内だったとかは･･･

ないか。
高遠だったら金田一に堂々と挑戦してくるよな。
玲香誘拐の時みたいに。

幽月さん好きだったのになー
年上のお姉さんキャラって生き残りの確率低いような気が
茅さんと怪盗紳士には頑張って欲しい

野中さんも死んじゃったしな

果たして梅園は生き残れるか……。

幽月さん人気すごいな
オレはどうも幽月さんは美人に見えないんだよね
火傷顔のせいかな？

ちょｗｗｗ
お前は幽月の火傷を見たのか！！

>>838
つ先週号

FカップA子は俺の嫁

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件７
■被害者リスト
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
■容疑者リスト
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

ココアは牛乳で作るため、時間がたつと表面に膜が出来る。犯人はその膜で砂糖を包み込み、
ココアに溶け込ませないようにしたのだ。こうすれば他の者達に合わせてココアに砂糖を入れながら、
自分だけ睡眠薬を飲まずにすむ。しかしなおもローゼス犯人説にこだわる犬飼は、
なぜ部屋にある抜け穴の存在を隠していたのかとローゼスに問い質す。するとローゼスは
事もなげに答えた。自分は｢外から侵入できる危険な仕掛けはない｣と言っただけだと。
抜け穴は部屋の内側からでしか開ける事ができないため、自分にとって危険ではなく、
そのために報告しなかったというのだ。推理が外れて面目がつぶれた犬飼は、
一瞬桐江の目を気にするような素振りを見せると、気まずそうにその場から立ち去った。

その後はじめは実際に抜け穴を確認するため、ローゼスの部屋を訪れた。容疑を晴らしてくれた礼を
言うローゼスに、はじめは最初から彼が犯人でない事は分かっていたと告げる。
彼ほどの天才が抜け穴のような簡単に発覚するものを使って、密室殺人などするはずがない。
｢そうだろ？ローゼスさん。いや！地獄の傀儡師―――高遠遙一！！｣
はじめはとっくにローゼスの正体を見抜いていた。仮面を外した高遠とはじめはしばらく睨み合う。
そして先に目をそらしたのは高遠。彼にはやらねばならない事があるという。犯人は高遠の
逃亡生活の手助けをした友人を彼の目の前で、あろうことか彼に真っ先に疑いのかかる方法で殺した。
｢犯罪芸術家を自称するこの私が―――こんな耐え難い侮辱を受けて、
すごすご引き下がれると思いますか？｣
氷の様に冷たい高遠の目。彼ははじめに、どちらが先に真犯人を突き止めるか勝負を持ちかけた。
｢もっとも私が勝てば誰も気づかぬうちに、犯人自身の死体が転がり出るだけですけどね……！｣
高遠の本気を感じ取ったはじめは、その勝負に乗る。そして約束させた。
｢俺が先に事件の謎をすべて解いたら、犯人の命は助けてくれ！｣
そんなはじめに、高遠はすでに密室トリックは解けていると告げる。
それでも勝つ自信はあるかと問われ、はじめははっきりと言い切った。
｢……ああ！必ず勝ってみせる…！！名探偵と言われた、ジッチャンの名にかけて！！｣
こうしてあらためて事件の謎を解こうと頭をフル回転させるはじめ。この時思い出した。
初日の夕食前の夜10時、大時計が５分進んでいた事を。しかし今、大時計の時間は正確だ。
そして初日の午後１時頃も、ちゃんと時間が合っていた事が佐木のビデオから分かった。
―――なぜだ！？いつ…誰が何のためにそんなことを！？

まーた推理勝負かｗ

今回犯人死なないフラグが立ったね

と思ったら的場のように事故死するとか

的場は事故死じゃないぞ

どうも犬飼クンは桐江さんのことが好きみたいだね

>>846
あれ、誰かと間違えたか？

ミルクの膜で砂糖包むって、あんなうまくいくものなのか？
そもそも鍋で暖めたんだろうから、人数分のカップに注ぐ際に膜が入るかどうか（しかもある程度の
大きさが必要）なんて分からないぞ？桐江が配ってくれたカップに都合よく膜が入ってたってことだな
ラッキーだったとしか言いようがないな

重ね重ねすまん
時間が経つと膜ができるって、鍋のことじゃないのか

そりゃ知り合いならあんな仮面じゃバレるよなｗ

事故死といえば湊屋さんを思いだす。

ここで犯人予想


梅園・・・0％　　どう見ても被害者キャラ。
犬飼・・・20％　自信満々に推理をしたと思ったら、金田一に指摘される辺りどう考えても秘宝島のクリス。
田代・・・50％　部屋から何も見つからないところが妙に怪しい。仕掛けを隠し持っている可能性もあり？
桐江・・・50％　犬飼との恋愛フラグが怪しいけどそれ以外に特に怪しいところがない。
有頭・・・50％　「公平な立場」ということは山之内の思惑に気付いていた可能性あり。部屋の暗号も気になる。


犯人が参加者以外だとしても問題は動機。
田代以外動機らしい動機が無い。
むしろ死んでいるはずの山之内のが動機ありそうなのが…

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件８
■被害者リスト
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
■容疑者リスト
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

塔の大時計は、有頭が田代に頼んで暗号解読レースの前に正確に合わせてもらっていたという。
窓の外に梯子があり、それをつたって時計の下側に降りていくと、針を調節するネジがあるのだ。
実際に降りてみたはじめは考える。なぜ犯人は５分間時計の針を進め、また戻したのか？
その時突然雨が降り始めて慌てて部屋に戻ったはじめは、あの時も急に雨が降った事を思い出す。
さらにここで目を留めたのは、窓から降りこんできた雨に濡れた人形の側のライトスタンド。
そしていったん全て消えて、“背の小さい順”に死体と一緒に現れた人形の事を思い返した。
｢そうか！！だから犯人は『暗号文』に見立てて殺人現場に人形を…！！｣
身長が同じターニャとオリガのうち、オリガが｢先｣だった理由もはじめには掴めた。
ここで美雪が、前もって調べていたそれぞれの人形の身長を教える。ちなみに楽器は
全部同じ大きさの20�pだったらしい。はじめはかつての幽月の説明を思い出しながら
暗号文を読み、熱心に何かを書き出していく。そしてペンを止め、力強く立ち上がった。
｢わかったぜ！この暗号の答えが！！｣

同時に第２の遺書の隠し場所も突き止めたというはじめ。今度は佐木が今まで撮ってきたビデオを
見たいと言い出した。館に到着した時に始まり、山之内のビデオ鑑賞をした10時頃、
メンバー全員の部屋の抜け穴調べの様子―――はじめにはここまでで充分だった。
｢やっぱり俺の記憶は正しかったよ。犯人『コンダクター』の正体がはっきりとわかった！！｣
更に犯人を追いつめる仕掛けも思い立ったはじめ。最後に残るは、幽月殺しの密室トリックのみ。
だがあの密室こそが一番の難問だ。マスターキーはしっかりストッカーにはまっていたし、
そのキーを虫眼鏡のような形のリングに繋いでいるヒモも外せそうで外せない。鍵の方が長すぎて、
ヒモの中をくぐらせる事が出来ないのだ。しかし高遠はすでにこの密室の謎を解いている。
彼が犯人の正体を突き止めたら、何のためらいもなく犯人を血祭りに上げるだろう。
―――そんなことになる前に、なんとしても密室の謎を解かなければ！！
自室で熱心にパソコンのキーを叩く梅園。突然扉がノックされ、彼女は怯えて振り返る。
｢だ……誰……？誰よ！そこにいるのは！？｣
ドアの向こうの人物は返事もせず、ゆっくりとドアを開けた……。

梅園ｵﾜﾀ

梅園さんのパソコン犯人にいじられそう
偽の遺書をでっちあげられる、とか

金田一は犯人が分かったようだけど
梅園は殺されちゃうのか…

梅園……もう少しで助かるってときに……。

これで候補者のなかで残ったのは犬飼だけか。
動機を「遺産を得るため」だと単純に考えれば犬飼が犯人だろうが、なんかそのまましぎてしっくりこないな。
やっぱここは田代・桐江・有頭あたりが犯人で動機も一ひねりってとこかな？

金田一→犯人はわかるけど密室がわからない
高遠→密室はわかるけど犯人がわからない

協力しあえば完璧なんだが………まあ無理だな。

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件９
■被害者リスト
･神明忠治(じんめいただはる)…ミステリー評論家。遺産相続候補者
･宝田光二(たからだこうじ)…文芸雑誌編集者。遺産相続候補者
･幽月来夢(ゆづきらいむ)…挿絵画家。遺産相続候補者
■容疑者リスト
･犬飼高志(いぬかいたかし)…高校生。遺産相続候補者
･梅園薫(うめぞのかおる)…ミステリー作家。遺産相続候補者
･田代富士夫(たしろふじお)…山之内家執事
･桐江想子(きりえそうこ)…山之内家メイド
･有頭大介(ありとうだいすけ)…弁護士
･スカーレット･ローゼス…奇術師。幽月の友人。正体は高遠

｢あと２日…それまでに残りを…。どうせろくでもない連中なんだ！あの男と同じようにどうせ……｣
息を切らしながら、古めかしい本のページを繰る謎の人物。手に取ったのは次の人形、ターニャ。
―――奪われた物を奪い返すためなら、何人でも殺してやる……！！
あらためてはじめが調べても、やはり幽月の部屋には鍵が通る隙間はない。
外に出られそうな抜け穴もなく、幽月の部屋から行けるワインセラーもそこで行き止まりだ。
だからと言って、鍵を持っていた高遠が犯人だとは思えない。彼は殺人を芸術だと思っている。
｢もしヤツが犯人なら俺に堂々と宣言して謎解きを挑戦的にふっかけてくるハズだ。
そういう男なんだよ。『地獄の傀儡師』ってヤツは……！！｣
はじめは今度は鍵自体に着目した。しかし鍵を繋ぐヒモはハサミで切れるような代物ではなく、
切ったとしても元に戻しようがない。紐の結び目を外そうにも、長さが足りず鍵が通らない。
やはりヒモが伸びるか鍵が縮むかしないと不可能なのか？否、もう１つある事にはじめは気が付いた。
｢この館はパズルの館だ。この密室トリックもパズルを応用したものだったんだ！謎はすべて解けた！｣

その後、騒ぎを聞きつけ集まったメンバー達。彼らは部屋に入るなり戦慄する。
目の前のイスに座っているのが、首のない女の死体だったからだ。皆その服には見覚えがあった。
そしてテーブルの上に載っていた生首。彼らの予想通り、それは梅園のものだった！
ついに犬飼１人となってしまった相続候補者。死体を調べたローゼスは、犯人の正体が分かったと
笑みを漏らす。ヒントは梅園の服に付いていた犬の毛。猟犬として飼われているポインターの毛だ。
｢そうですよね？犬飼君！家で沢山の猟犬を飼っている君なら、よく知ってるんじゃないですか？｣
犬飼は梅園と揉み合いになるうちに、彼女の服に飼い犬の毛を残してしまったのだと高遠は言う。
そして何よりの証拠は、犬飼が生きている事そのものだ。梅園がいなくなり候補者は彼１人になった。
ここで犬飼が暗号を解けば遺産は全て彼のものになる。これ以上の状況的証拠は他にない。
｢どうやらこの賭けは私の勝ちのようだね？金田一君！｣
唇を噛むはじめを尻目に、高遠は仮面を外す。有頭は彼が指名手配中の殺人犯だと気付き驚愕した。
高遠ははじめとどちらが先に犯人を突き止めるかの賭けをした事を皆の前で明かす。
はじめが勝てば犯人は法の裁きを受け、そして高遠が勝てば、彼自身が裁きを下す事を。
取り出されたナイフに青ざめる周囲の者達。
｢私は『地獄の傀儡師』として誇り高い犯罪芸術家を自称する者です。
その私をちゃちなトリックで陥れようとした罪は―――死に値する…！！｣
ナイフの刃先はぴったりと犬飼を指す。犬飼はうろたえながら打ち明けた。
梅園を死なせたのは事実だが、殺したわけではない。自分を犯人だと決めつけ
襲い掛かってきた梅園ともみ合っているうちに、彼女が勝手に頭を打って死んだというのだ。
首を切り落としたのはこれまでの殺人に紛れさせて自分に疑いをかけられないようにするため。
だが他の３人を殺したのは自分ではないという犬飼の訴えに、高遠はすでに聞く耳など持たなかった。
高遠のナイフは、何のためらいもなく犬飼の胸を貫く。
｢愚かなる『コンダクター』に、死を―――！！｣

まさかの候補者全員死亡…？

これは…初の金田一敗北展開か？

よく毛だけ見て犬種がわかるなあ

高遠ってこんなキャラだったっけ…路線変更か？

遺産相続候補者全員死亡
(あるいは犬飼をなんとか命だけは助かる)
主人公の金田一が負けるはずないし、やはり容疑者の中に犯人いるのかな

そして誰もいなくなったｗ

悲恋湖みたいにすでに死んだ奴の中に犯人がいるってのじゃねーの？

犯人は別にいるんだろうけど
勘違いで犬飼殺した高遠間抜けすぎ

悲恋湖パターンだろうね多分
推理しょぼいし高遠かっこ悪すぎｗ

犬飼君と高遠はグルです

遺産相続が動機ならこの展開はおかしい

過去に5人が山之内の死になんらかの形で関わっており
動機は山之内の復讐

>>873
つまりこうか？
犯人は桐江さん
彼女は実は山之内の娘
そして、さくら並に悲しい過去が…

たぶん犬飼は生きてるね。

高遠に言われて梅園の死体を発見した金田一はこのままでは犬飼も殺されてしまうと思う。
そこで金田一は自分の推理を話し、高遠に負けを認めさせ、犬飼の命だけでも守るために一芝居を…


と思ったけど一芝居打つぐらいならいつも通りみんなの前で推理を披露すればいいだけだな。

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件１０
高遠の刃にあっけなく倒れた犬飼。掴みかかろうとするはじめに、高遠は血まみれのナイフを
見せつける。多少頭が切れるだけの平凡な高校生が、犯罪のプロに太刀打ちできるはずがないと。
｢―――それとも、今度は君が、この刃の餌食になりますか？金田一君？｣
ナイフの血を舐め取りながら微笑む高遠の、狂気を帯びた瞳。
背筋を凍らせたはじめ達は一目散にその場から逃げ出す。高遠を残した部屋の外に
素早くバリケードを張って高遠を閉じ込め、ようやく安心するメンバー達だった。
翌朝。犬飼の部屋から残り２体のロシア人形が見つかる。やはり犯人は犬飼だったのだと、
皆が言葉を失う中、ふと桐江が声を上げる。山之内の暗号が解けたかもしれないというのだ。
彼女は人形の持つ楽器の種類は異なるにもかかわらず、全て同じ大きさである事に目をつけていた。
｢もしかしたらこの人形の背の大きさって、楽器の大きさと合わせて考えた時に
もうひとつの意味が出てくるんじゃないかって―――！！｣
楽器の大きさをそれぞれ実物のサイズに戻し、それと同じ比率で人形も拡大してみると、
見かけの人形の大きさは全く変わる。例えばイワンの場合背丈は20ｃｍで楽器も20ｃｍだが、
コントラバスを実寸の２ｍに戻すと、イワンの身長も２ｍになるといった風に。
そうするとエミールは180�p、オリガは130�p、ターニャは120�p、コンスタンチンが150�pとなる。
そして暗号にある｢首｣とは人形の名の頭文字の事。この５人を改めて背の低い順から並べ、
頭文字を拾っていくと、ＴＯＫＥＩ―――つまり時計となるのだ。
桐江はさらに続ける。暗号の｢２番目の子の首を５番目の子の首の右に……｣のくだりの通り、
２番目のオリガの｢Ｏ｣の右に５番目のイワンの｢Ｉ｣を置くと、｢１０｣となる。
つまり遺書は、この館にある唯一の時計である塔の時計が、10時を指す時に現れるという事なのだ。
そして午前10時。鐘を鳴らす時計を見守るメンバー達の目の前に、仕掛け扉が現れる。
その中には確かに山之内自筆の封筒が納められていた。５人もの人間が命を落とす原因となった遺書。
生き残った者達の前で、有頭は覚悟を決めてその封を開け、そしてゆっくりと読み上げ始めた。

｢私山之内恒聖の出題した暗号の謎を解き明かし―――この第２の遺書の在りかを突き止めた人間こそが｣
皆が固唾を飲んで聞き入っている中、有頭はちらちらと桐江に奇妙な視線を送る。
｢わ……我が遺産を―――我が遺産をめぐる連続殺人の真犯人、『コンダクター』である！｣
思わぬ遺書の内容に騒然となる一同。とりわけ桐江の動揺は大きく、その遺書は偽物だと訴え出した。
ここで名乗りを上げたのは他でもないはじめ。その手には１枚の折りたたんだ紙がある。
｢そう、遺書をすり替えたのは俺です。本物はこっちですよ！！｣
本物にはこうあった。暗号解読の期限到来時に神明ら５名の有資格者が１人も館にいなかった場合は、
遺産は資格者に限らず暗号解読者本人に譲ると。そうなると数十億の遺産は全てはじめのものに！？
だがそこでさらに意外な展開が待っていた。はじめが呼びかけると、隣の部屋からは高遠とともに、
死んだはずの梅園と犬飼が気まずそうに出てきたのだ。そう、全ては高遠も交えた芝居だった。
あの首なし死体は高遠のアイディアだ。胴体の部分は幽月の死体に梅園の服を着せたもの。
首の方はテーブルの下から梅園が頭だけ出し、ミラートリックで生首に見せかけただけのものだ。
はじめ達がわざわざこんな芝居を打った理由は２つある。１つは真犯人に残る標的である２人が
死んだと思わせ、これ以上の殺人を防ぐため。もう１つは２体のロシア人形を取り戻し、
今回の殺人事件の本当の動機をあぶり出すためだ。まんまとこの罠にかかった桐江は、
今気付いたかのように皆の前で暗号を解き明かし、自分に殺人の動機がある事を証明してくれた。
事前に暗号を解いて遺書を盗み見た彼女は、資格者５人がいなくなれば自分にも遺産を手にする
チャンスがあると知っていた。そしてそのために、５人全員を殺害する計画を立てたのだ。
｢違うかい？桐江想子さん―――いや！殺人者『コンダクター』！！｣
そもそも遺書が偽物だと分かった事自体が、彼女が犯人である事を示している。
あらかじめ本物の遺書の内容を知っていないと、偽物かどうかも分からないはずだからだ。
しかし桐江は青ざめつつも、依然として無実を言い張った。
そんな彼女にはじめは真っ向から立ち向かう。全ての謎が今、解き明かされる……！

えぇ！桐江さんが犯人！？マジで！
っていうか、よく暗号解けたな桐江さん

きっと、かつてないくらいに悲しい動機だよ…
神明も宝田も幽月も、萬屋なんか目じゃないくらいの鬼畜なんだよ…

キンダニ釣り乙
しかし一晩高遠・犬飼・梅園で過ごしたのかｗ気まずそうだなｗ
高遠も今回協力的だな

・時限発射の人形が仕掛けられてないか
・梅園が桐江さんの母親で物陰から狙ってないか
・田代が幽月の父親であきなり刺してこないか
・時計台に爆弾が仕掛けられてないか
・ココアに毒が盛られてないか
・人形の腎臓は大丈夫か
・大雨警報は出てないか
・近くに燃えやすい人形はないか
・包丁を隠し持ってないか
・犬飼が一緒に死のうとしてないか
・高遠が絡んでないか

全てチェックしろ、金田一！！何が何でも桐江さんを死なせるな！！

>>881
一番下の「高遠が絡んでないか 」にもろに引っかかっているわけだが。

他にあり得そうな展開といえば
桐江「クックックックック、逃げ場はない？本気でそう思っているの？」
金田一「なにっ！？」
桐江「あたしを甘く見てんじゃない？名探偵のボーヤ！」
といって美雪を人質に梅園さんと犬飼君を射殺

>人形の腎臓は大丈夫か
吹いたｗ

桐江「その斧で梅園と犬飼を殺せ！！金田一！！そうすりゃ他の全員は助けてやる！！」

とかもアリかな？

桐江さん高遠に殺されそうで心配…

>>885
で、その後精神的に追い詰められて窓から湖に向かって飛び降り自殺をはかる。湖から死体は上がって来ないで、後日記憶喪失で登場

>>886
・桐江さん逮捕。高遠手を出さず。
・「桐江想子には幽月来夢『本人』が裁きをくだすでしょう…」とか言って逃走
・後日、挿絵に恐ろしいトリックが…




こうですか？わかりません！＞＜

この場合、遺産はどうなるんだろうね
最初に暗号を解いたのは金田一だけど、犬飼・梅園は生きているし

桐江「(人形に向かって)さあ、あなた達！コンダクター最後の命令よ！あの二人を八つ裂きにしなさい！」

>>890
つまり密室殺人のトリックは人形にやらせていたということですか？

>>891
そう、人形笛を使ってね

>>887
そしてイケメン三兄弟の次男と結婚ですか？

さらに暮らしていた小さな村が全焼
何を逃れた産まれた子供とその幼なじみで恋人の二人は
引き取られ先の土地で、村を焼いた犯人らしい奴らを知り復讐を（ry

お前ら金田一に釣られ杉だろｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
桐江がコンダクターと思わせて真犯人を引っかける、いつもの手に決まってる

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件１１
高遠はナイフを片手に、冷たい微笑をたたえて桐江を見つめている。そんな視線にも気付かず、
桐江は追及を逃れようと必死だった。遺書が偽物だと思ったのはただの直感で、
自分があらかじめ遺書を見つけていた証拠はどこにもないと言い出す彼女に、はじめは告げる。
たった今、桐江が暗号を解いた事こそが証拠だと。
桐江は人形の大きさを、ついさっき思いつきで測ってみたと言っていた。
だがもしそうなら、あの暗号が解けるはずはない。なぜなら残り２体の人形が見つかる前に、
はじめは密かにエミールの人形をサイズの異なる別の人形にすり替えておいたからだ。
その人形のサイズを前提に暗号を解いても、出てくる言葉は｢ＴＯＫＩＥ｣、時計にはたどり着かない。
ならばいつ彼女はあの暗号を解読したのか？それはおそらく５体の人形を見てすぐだったはずだ。
第２の遺書が手に入れば、その情報と引き換えに誰かから利益を得られると考えた桐江は、最初の夜、
10時を待って時計の塔の窓から大時計の所まで降りていった。しかしその時雨が降り始める。
このままではズブ濡れになってしまうと慌てた桐江は、10時５分前だった時計の針を５分だけ進め、
隠し扉を開けて遺書を取り出した。５分程度ならと考えたのだろうが、
運悪くその時はじめも偶然腕時計を確認していた。そして後に、何者かが大時計を５分進め、
また戻したという奇妙な事実にはじめが気付いた事が、結果的にこの謎が解かれる糸口となったのだ。
あの時遺書を盗み見た桐江は、候補者全員が死ねば遺書の発見者に遺産が転がり込むと知り、
この連続殺人計画を思いつく。相続候補者でない自分に疑いがかかる可能性は低いとも考えていた。

だが彼女はもう１つのミスを犯していた。時計の下に降りる際、窓を開けっぱなしにしていた事だ。
窓から吹き込んだ雨は、窓際に置かれていた人形をびしょ濡れにする。そのままにしておけば暗号の
ヒントになってしまうと焦った桐江は、人形を持ち去った。だが全員殺し終えた後、急な思いつきで
暗号を解いてみせるというシナリオを成立させるためには、人形をまた戻しておかなければならない。
｢そこで彼女は考えた。この失敗を暗号に見立てて殺人を行うことで、巧妙にカバーする方法をね！｣
暗号文になぞらえるため、人形の背が低い順に殺人を行っていたわけではない。単に服が乾いた順に
人形を戻していったというのが真相だ。だから最初の神明の時は濡れている事がバレないよう、
人形は浴槽に浮かせていた。また同サイズのオリガとターニャの内オリガが先だったのは、オリガの
方が軽装だったため。つまりターニャの方が先に乾いていたら、殺されるのは梅園だったのだ。
その時突然、桐江ははじめを拍手で称え出す。あたかもはじめの想像力に感服したという風に。
だが今の推理に何の証拠もないと、彼女は顔を歪ませて笑う。しかし人形を見た時から
暗号の答えに気付いた事だけは認めた。それは今梅園が使っている部屋の金庫にあった、
トリックノートのおかげらしい。様々なトリックがびっしり書き込まれたそのトリックノート。
｢露西亜人形殺人事件｣のトリックの草案がある所から見て、このノートは山之内の物のようだ。
ただこのノートを見て暗号を解いただけで、犯人扱いはたまらないと嘆いてみせる桐江。
だがはじめはそんな彼女に決定的な証拠を突きつけた。佐木のビデオ映像を見ると、
人形の横にあるスタンドの傘が、初日と現在では模様が替わっている事が分かる。これは人形と同様、
雨に濡れた傘も犯人の手ですり替えられたためだ。では元の傘はどこに行ったのか？
それは他でもない桐江の部屋だ。彼女の部屋の映像には、同じ模様の傘がはっきりと映っている。
夜10時の鐘が鳴った時点のビデオに、桐江の姿だけがない事もはじめは確認済みだ。
これは彼女が遺書を盗み見、ひいては人形を持ち去った何よりの証拠。

追いつめられた桐江が、身を震わせて絞り出すように発した言葉とは。
｢…………幽霊よ…、山之内先生の幽霊の仕業よ！！遺産相続を巡って醜い争いを始めた５人に
罰を与えるために先生は、悪霊になって殺人事件を起こしたんだわ！｣
常軌を逸した桐江の言い分にあきれ返る梅園。しかしもはや桐江はなりふり構ってはいられなかった。
そもそも３番目の犠牲者･幽月の殺害現場は完全な密室だったと彼女はわめく。なのにどうして
自分が彼女を殺せたというのか？あげく桐江は一番向けてはならない者に矛先を向ける。
｢それともやっぱり高遠さん！！やっぱりあなたが犯人なんじゃない？あなただったら抜け穴から
こっそり外に出てマスターキーを手に入れる事ができる！！そして部屋の中の幽月さんを―――｣
｢よせっ！！｣
黙ってナイフを構えようとする高遠に気付き、はじめは叫んだ。
そして罪を認めてほしいと、往生際の悪い桐江に向かって必死に訴える。
｢あの部屋は最初から密室なんかじゃなかった！あんたは幽月さんの部屋を―――
密室に見せかけただけなんだ！！｣

あ、あれ…、な、何か…、桐江さんが…

そうか、神明先生の「どうして人形が…？」発言は、人形が雨で濡れていたからか
それにしても桐江さん、幽霊の仕業って…

安岡真奈美の再来か…

ナイフに気を取られてる内にココアに毒仕込まれないか注意しとけ。

桐江先生最高や！！
全部幽霊の仕業やったんや！！

＞幽霊の仕業
ありえるかも、マリアといい、伊能の赤インクといい

>>901
って事は、桐江さんは山之内にレ〇プされたとか…？

いや
神明･宝田･犬飼に三人がかりでやられた上、
幽月と梅園に彼氏を目の前で逆レ○プされたんだろう

遺産目当てだとしたら
父親が不治の病に冒されていたとかかな
都築や和田と逆のパターンで

俺的にはそろそろ自分の利益のためだけに
人を殺す救いようの無い外道な犯人が出てもいいと思うんだ

>>907
鳥丸はどうよ？

>>907 的場忘れてるぞ

>>901
コンダクターだけにココアを飲んで意識が混濁するわけだ

>>910
>>910
>>910

>>909
的場は別に自分の利益のために殺人した訳じゃない。
自分に不利益があるから殺人したんだ。

短編の犯人とかにいないかな？

桐江さんは豹変するかしないか
高遠が桐江さんを殺すか殺さないかってのが気になる

>>913
それなら殺人レストランの偽店主

そいつも純粋に金が欲しかったとは違うような

金を得ることだけが利益じゃないぞ

コンビニにまだマガジンが届いてないけど、どうしたのかな？

【ＣＡＳＥ５】露西亜人形殺人事件１２
桐江は抜け穴などを使わなくても、カギの掛かった客室全てに自在に出入りする方法を手にしていた。
どうやって？もちろんあのマスターキーを使ってだ。このはじめの言葉に美雪達は意外な顔をする。
そのキーはしっかりキーストッカーにはまっていたはずだ。しかし直後にはじめは、
一瞬のうちにキーを結んだヒモをほどいてみせる。確かにこの鍵を無理にヒモの中に通そうとしても、
ヒモの長さが足りなくて通らない。このパズルを解くには、発想の転換が必要なのだ。
鍵をまとめているキーホルダーは、虫眼鏡のような奇妙な形をしている。この形が重要だった。
はじめは余計な鍵束を大きな輪の方に送ると、外したい鍵だけを虫眼鏡でいう取っ手の先端に残した。
そしてそのヒモの結び目を、リングに沿わせながらゆるめていく。するとヒモとリングの間に
大きな隙間ができる。その隙間に鍵を通せば、あっけなく鍵はリングから外れてしまうのだ。
単純だが鮮やかな種明かしに周囲が感嘆の声を漏らすなか、一人絶句する桐江。
逃げ場をなくした彼女はやがて悔し涙を浮かべ、はじめを恨みがましく睨みつけた。
｢認めりゃいいんでしょ？認めりゃ〜！！そうよ！！あたしがやったのよ！！
あの３人を殺した冷血な殺人鬼……『コンダクター』よ！｣
エプロンを投げ捨て、ふてぶてしく笑う桐江の姿に、今までの素朴なメイドの面影は欠片もなかった。
なぜたかが金のために人殺しを？このはじめの問いに桐江は激昂する。｢たかが金｣などと言えるのは、
はじめが苦労知らずのスネかじりだからだと。誰一人身寄りのいない彼女にとって、金は全てなのだ。
金さえあればお腹を空かせたりしなくて済む。手をかじかませて働いたり、男に媚を売って
屈辱的な事をしたりしなくても生きていける。キレイな服も買えるし、住むところだって困らない。
｢そうよ！山之内の莫大な遺産があればこんなお城みたいな屋敷で使用人を抱えてお姫様みたいな
生活だってできる！！金！金！金よっ！！あたしは金が欲しかったの！山之内の残した
何十億という金が……！それがもともとあたしのものになるはずだったと思えばなおのことね！！｣

桐江は打ち明けた。露西亜人形の暗号の草案が書かれていたノートは、山之内のものではなく、
自分の父が書いたという事を。桐江の父は、主にロシアの古美術を扱う貿易商だった。この館を
建てた奇術師一族の後にこの館を買い取ったのも父。彼は本当は推理作家になるのが夢だった。
あのノートは、そんな父が学生時代から少しずつ書きためていたトリックノートなのだ。
｢いつか自分の手でこれを小説にして発表したい―――そんな父の夢をあたしはひざの上で
何度も聞いてきたわ｣
その頃、父の大学の友人だったという男が、時々金を借りに館にやって来ていた。ある日その友人と
ミステリー談義をしていた父は、作家修行中だという友人に自分のトリックノートを見せてみる。
しかし友人の評価は芳しくなく、残念そうに笑う父の姿を、桐江は今も覚えていた。
その後父は仕事先のヨーロッパで事故死。会社はあっという間に傾き、数年後には館も人手に渡り、
母も兄弟もない桐江は天涯孤独で施設に送られた。それからは話したくもないような人生だったと
彼女は自嘲気味に笑う。食うためにはどんな事でもやった。売春まがいの事も厭わなかった。
あの頃は生きていくだけで精一杯で、幼い頃の幸せだった時期の事など、思い出す余裕もなかった。
｢……そうね…いっそ思い出さないままだったらよかったのかもね……｣
本当は自分のものだったはずの富や名声を失ってしまった事に気付かないままだったなら、
人を殺してまで取り返そうとは思わなかったと桐江はつぶやく。
｢―――でも気付いちゃったのよ、あたし………皮肉な運命がもたらした偶然のおかげでね｣
桐江ははじめに訊ねた。昔落とした大金入りの財布を、思わぬ場所で偶然見つけたらどうするか？
｢拾うでしょ？当然！他に手を伸ばそうとしてる連中を―――押し退けてでも……ね！｣
この時桐江が浮かべた笑み。それははじめの背筋を凍らせるほど、残忍な笑みだった―――

マガジンようやく入荷した

＞｢認めりゃいいんでしょ？認めりゃ〜！！
今年の流行語にノミネートされる悪寒

桐江さんこっちの性格のほうが好きだな

犬飼涙目www

そこたんとお花見がしたい

なんだ不破、鳥丸と同類じゃん