聖闘士星矢 連載中! 第九感

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116マロン名無しさん
第百一話 忍びよる影!!

教皇と対峙する星矢。
教皇はここまで十二宮を突破してきた星矢を真の聖闘士だと讃える。
まるで善人のような教皇だが星矢は力ずくで教皇を連れて行くと拳を打ち込む。
それを微動だにせず受ける教皇。
教皇は平然としてアテナに刺さった黄金の矢は自分でも抜くことができないというのだった。
だが星矢は教皇だけが矢を抜くことができると聞いてここまでやってきたのだ。
諦められるはずもない。
言い逃れはできないといって星矢は流星拳を放つ。
しかし教皇はそれをかわしもせずことごとく身に受けてたじろぎもしなかった。
突然教皇は涙を流し自らの行いを悔いはじめる。
だがアテナの命を救うために一刻を争う今そんなことをしている場合ではない。
教皇は矢を抜くことはできないが方法はある。
教皇の間を抜けるとアテナ神殿がある。そこには神話から受け継がれたアテナ神像があるのだ。
はるかなる昔アテナは右手には勝利の女神(ニケ)を、そして左手には楯を持っていた。
いわばそのふたつこそがアテナの証でもあるのだ。
だがニケはここにはない。十三年前に幼いアテナとともにアイオロスが持ち去ったのだ。
星矢は見たこともないというが、星矢たちはいつも目にしていた。
ニケは沙織が常にもっていた黄金の杖にその姿を変えていたのだ。