あの作品のキャラがルイズに召喚されました part20
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part19
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1185603913/ まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ _ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
〃 ` ヽ . ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
l lf小从} l / ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,. ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!
((/} )犬({つ' ・投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
/ '"/_jl〉` j, ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
ヽ_/ィヘ_)〜′ ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
・ケンカなんかしちゃったら両成敗よ! 覚えておきなさい!
・投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
_
〃 ^ヽ
J{ ハ从{_, ・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。
ノルノー゚ノjし ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
/く{ {丈} }つ ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
l く/_jlム! | ・次スレは
>>950から。お願いね?
レ-ヘじフ〜l
乙なのですよ
1乙
4 :
DOD&M:2007/07/29(日) 15:22:10 ID:???
>>1 あじゅじゅしたー。
曖昧な物言いですいませんが、16:00頃に投下できそうなのね、きゅい。
/ / 、 \ ヽ 、
l / | \ ヽ ヽ ',
|/ / 人 ヽ, ', | !
|| !. l 、| / ヽ l /l |_, ! ヽ
ヽ |l | /ヾ|、 ノイ /! /_,|イ'l´ | \ なんで私ばかり次から次へと変な使い魔が…
〉!ヽ\|ー,‐≧、,ノ /_ノ≦___| / ト、 ヽ これもみんな
>>1が乙なせいだわ!
/ |\! ゝー'゙  ̄ ´ ゝ、_ノ 7 .! ヽ \
/ | | / |ヽ、| 〉
ヽ | l u u./. |:::::::メ, /
〉 r'゙/ ヽ ー─--、 / |::::::::::::}_ /
/ {./ |>- ` ー一'_, イ /:::::::::´::::::ヽ `ヽ
/ r'7 ノ:::::∧` >< / /:::::::::::::::::::::::ハ ` 、
/ /´/ ∧:::::::::∨ ,、 ∧ ヽ; -ー' ´::::::::::::}. \
. / |::/ /::::::\:::::∨ | /:::::ヽ \::::::::_,::::ハ \
〈 / /:::::::::::::::\ ヽ7::::/::ヽ ヾ´::::::::::::::::l \
ヽ / /::::::::::::::::::::::::`::^__´::::::::::l |::::::::::::::::::ヽヽ ヽ
思いついたの次々書いてたら無茶苦茶になってた
相変わらずdodの中の人haeeeeee
プロットぐらい決めてから書け
せめてフーケ戦までは一切つまらずに書き上げられるぐらいに練り上げてからこい
>5のルイズには同情してしまうな
まー一発ネタとして書いたにしても駄作にも程がある出来だったからなあ。
一発ネタだからこそ何が召喚されたのか一話で読者に分からせる必要があるわけだし。
そして召喚されただけで特に何があったわけでもないし。
ひょっとして召喚したかっただけ?
>>11 無性生殖で爆発的に増えつづける平成ギャオスだったらハルケギニアオワタ
せめてガメラもいっしょに呼べw
そろそろ一発ネタでタンノ君を
>>11 名前でしつこく言われるから選挙行こうと思ってたのに行けなくなったじゃねーかww
ハルキゲニアを[どうあがいても絶望]な状態に陥れるには何を召喚すべきでしょうか?
何その逆算
糸色望とか
SIRENの堕辰子+赤い水とか?
l::::::::::::::::::|_!::lヽ:::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::i、::! ノ
!:::::::::::::::::l-‐ェ!;ト ヽ:::::l ´!:::::::::::::::::::::::::::::l ` ヽ 幺ク 亡 月 | ┼‐ .|] |]
l:::::::::::::::::「(;;;)ヽ、__、::レ'´l:::::::::/l、:::::::::::::l / 小巴 三l三. ヽ_ノ / こ o o
!:::::::::/l:::l__,,,rタ"゙、;!)、__!::::/ノ 〉、::::::::l \
l::::/ lヽ! _ _ l;/´ ! >、::l / ルイズの胸に絶望した!!
ノノlヽ、_! r――‐┐ /_ノ:::| /
l::::::>、 レ,二二ェ! /i:::::::::::l  ̄ ̄|_ /ヽ、 /\ /\ /
l:::/ /::ヽ、 `ー-―-' ,ィ'::::!\:::::l (ヽ、//\/ \/ \/ \/
レ' ム-''´lヽ、 _,,./! ゙ヾ!__ヽ! ヽ´ヽ、ヽ
!  ̄ レ;'´ | (,ゝ、 \ ヽ l、
/| _,,.-/´ ;; .,,,-! ヽ、 ヽ、 | | ! l
/ 斤'"〇 /´ ,;;:''" _,l_ ヽ ヽ/ l | l
/; l、」_,,/ '' ゙;;/ ヽ、 〉 `ヽ l/
/!,r''´!/ / ';,/"゙''':;,,,,;;'' \ / ,!
/ l ,;; |l /`'';, ,, / ,;;''"゙'' l /
>>20 ハルキハルキっておまえらそんなにハルヒが好きか
>>20 ゴジラ
と言いたい所だが核エネルギー無いとどうにもならんよな
じゃあデストロイアで
つ スペースゴジラ
つ ギドラ族
つ ゲッペラー
つ イデ
つ シュテルンレジセイア
つ 木原マサキINグレートゼオライマー
大魔王召喚もいい感じに絶望してたんじゃね?
>>28 絶望してくれないと、餓死してしまいます。
グロンギ召喚でゲゲル開始
メダロット召喚したらおもしろいかなと電波を受けたが
やっぱりやめておこう
つ クトゥルー
つ 悪い魔神ブウ
つ FF8のアルティミシア
35 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:51:18 ID:uqiUaopS
黒い月とか? 絶望って量さ
クロコの砂は錬金されるんだろか?それとも生物という分類だろか?
風のクロノアの絶望の魔王でも送っとけ
>>37 希望の最後は死にあらず!!
なので真の絶望とは違う気がするんたぜ!w
つ 地球防衛軍3のマザーシップ(インフェルノ)
つ フリーザ様
つ バーン様
つ ソール十一遊星主
ソウルクレイドルのディアッカ吸収した主人公なら適度に絶望できますよ、と
いっそ名前が上がった奴ら全員召喚
前にもでたけどバイオミート
>>44 星船はたった一人の人類に負けちゃうんだぜ?
あー、でもゼロ魔世界にストーム1みたいな勇者は居ないかw
1巻時点で物言ってるのが多いな
虚無の魔法って異世界からサイト呼んだりしてるんだから
最終的にどんなに強い敵だろうが問答無用で異界送りとかできるようになってもおかしくない代物なのに
>>47 全部だと、ゼロ魔分がほぼ0なのに絶望した。
やっぱり堕辰子や堕慧児単独じゃ無理か。
>>50 ゼロ戦の代わりにストーム1が竜の羽衣になります。
55 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:02:35 ID:???
んじゃ、そろそろ投下するっすよー。
どうぞどうぞどうぞ支援
待ってました
支援w
59 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:04:56 ID:???
結論から言えば、破壊の杖を盗んだフーケが潜伏していると思しき場所に辿り着くまで、特に何のトラブルもありはしなかった。まぁ、巨大ゴーレムを操るフーケとしても、大空を羽ばたくドラゴン二頭が相手では、どうしようもないのだろうが。
そこは、森の中にある空き地、とでも形容すべき場所だった。魔法学院の中庭程の広さがあり、その中央に潜伏先らしい、小さな廃屋がある。
「わたくしの聞いた情報によれば、あそこで間違いない筈なんですが……」
カイムやキュルケと共に、アンヘルの背に乗ったロングビルが、眼下に移る建物を指差して言った。
広さ的に、このまま降り立つ事も可能ではあるのだが、空から直接向かっては、相手に感付かれる可能性が大きい。
少し手前の森の茂みへ、『フライ』、『レビテーション』によって、一行は静かに降下した。
目標まで、約五十メイル程の距離だ。そこで、彼等は作戦を練ることにした。
「奇襲が一番。フーケにゴーレムを作らせる間もなく沈めるのがベスト」
>>53 堕慧児式屍人って霊が死人に乗り移って出来る
堕辰子式屍人は赤い水でねずみ算式に増える
どうあがいても絶望だな
61 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:05:58 ID:???
真っ先に発言したタバサは、地面にその際の絵図を書き込みながら、その内容を説明し始める。
偵察兼囮役が、小屋内の様子を調べ、中にフーケがいる様であれば、それを挑発し外におびき出す。そして、一行による魔法の一斉攻撃でゴーレムの出現の間を与えずに倒す、と言うのが、タバサの作戦だった。
アンヘルのブレスによる殲滅もキュルケによって提案されたが、フーケからは有益な情報が得られるかも知れないこと、そして、盗まれた物まで破壊しかねないと言うタバサの意見から、それは却下されていた。
「偵察は……」
「そんなの、カイムとサイトしかいないじゃない」
サイトが言いかけた所を、即座にキュルケが返し、全員の視線が二人に向けられた。
「俺らかよ」
「…………」
溜息混じりに漏らした一言に、カイムは諦めろ、とばかりにサイトの肩を叩いた。
そうして二人は、剣を抜き放って小屋へと向かう。五十メイルの距離も、二人にかかれば二息程度のものだ。
支援
63 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:08:03 ID:???
カイムが先導し、サイトがそれに続くように小屋の様子を探っていく。中は埃まみれの朽ちた炭焼き小屋、それ以上でも以下でもなかった。人の気配は無い。
片隅にある大きなチェストを目に、もしや盗まれた物があれなのか? という意識が働いたが、どういう方法でフーケが潜伏しているか分からない以上、迂闊に踏み込むのは躊躇われた。
しばらくの熟考の後、サイトは後方待機している人間に誰もいない、という合図を送った。何かあっても、カイムと自分がいれば、ある程度の危機回避は可能であろうという判断からだ。カイムもそれに同意した上での事である。
慎重にキュルケ達は小屋に近づき、タバサによる罠の有無の確認が成された後、小屋の中へと入り込んでいった。その際、ルイズは見張りの番を申し出、ロングビルは周辺の警戒を買って出ていた。
「怪しいと思ったのは、そこのチェストだよ」
サイトが言うと、タバサはおもむろにそれに近づき、蓋を開いた。
「破壊の杖」
目当ての物は、実にあっけなく発見された。
「え、これで終わり? 確かにそれ、あたしも宝物庫で見たことあるけど……」
「……おい、待てよ、破壊の杖って、そりゃあ……」
前スレイャンクック召喚した椰子へ
99と判りづらい、せめて赤鳥と判るような赤い鱗や甲殻、大きな耳にクチバシ、さらには羽の表現を入れてくれ。
ただ、ミニマムサイズ召喚の着目点は良いセンスだった。
魔人探偵脳噛ネウロからサイを呼び出しても結構絶望的になりそう
66 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:09:20 ID:???
あまりに事が簡単に運びすぎている。
破壊の杖を前に、言葉を交わすキュルケとサイトを尻目に、カイムは小屋の外を出た。その時である。目の前に出現した巨大な影に、カイムは目を見張り、ルイズは叫び声を上げた。
「きゃあああああ!」
「…………!!」
ゴーレムだ。昨日に引き続き現れた巨大なゴーレムが、出現と同時に小屋の屋根をその腕で吹き飛ばしていた。
それに真っ先に反応したのはタバサだった。身の丈を超える杖を振るい、魔法による竜巻を繰り出すも、ゴーレム相手にそれはそよ風の如く消え失せた。
続いてキュルケが胸元から取り出した杖を一振りし、メロン程の大きさの火球を撃ち込むも、結果は同じことだった。
「無理よ! こんなの!」
「…………!」
キュルケが叫んだ時、カイムが手にしていた剣を腰に収め、背負っていた鉄塊を構えてゴーレムに斬りかかった。ゴーレムの腕が、一撃の下に粉砕されて地面に散らばる。
「すげぇ!」
サイトが喝采を上げるも、砕けた筈のその腕は周りにある土を取り込み、瞬時に再生して彼等を襲った。
私怨
しかし……この面子を相手に襲うのは無謀ですよフーケさん。
68 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:11:22 ID:???
「退却」
タバサの呟きにより、一行は小屋の外を脱出して、ゴーレムから距離を取った。
だが、そんな中で動かぬ者が一人。ルイズは、呪文を唱えてゴーレムにそれをぶつけた。相変わらずの失敗魔法だが、多少の効果はあったらしい。爆発にゴーレムが小揺るぎした。だが、それまでだ。
「馬鹿! さっさと逃げろ!」
「いやよ! わたしがあいつを捕まえれば、今までの汚名返上ができるかもしれないじゃない!」
「んな事言ってる場合か! ってうぉ!?」
言い合いをしている間にも、ゴーレムは容赦なく攻撃を繰り出してくる。しかし、それは鉄塊を携えたカイムによって、間一髪防がれていた。少しでも再生を遅らせようと、キュルケやタバサも呪文を唱えてゴーレムに追撃するも、せいぜいそれらは気休めにしかならない。
「…………!」
「とりあえず下がれ! 頼むから!」
「わたしにだってプライドがあるわ! ここで逃げたらわたしは貴族じゃないのよ! 敵に後ろを見せたら、そうしたらわたしのプライドは……!」
カイムが必死にゴーレムの相手をするも、やはり大きさと再生能力がネックだ。捌き切れず、ゴーレムの足蹴にその身体を吹き飛ばされた。
万事休す。迫り来るゴーレムの足の裏に、サイトが顔を青ざめた時である。
しえん
71 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:12:43 ID:???
「やれやれ、強情な娘よ。だが、その心意気は我が買ってやろう」
上空から急降下してきたアンヘルが、寸での所で二人をその足に引っ掛けていた。そのままの勢いでアンヘルは上空へ戻ると、隣接して飛行していたシルフィードに目配せし、キュルケとタバサの回収を促した。
「……助かったよ、アンヘル」
「あ、でも、ツェルプストーの使い魔が!」
「あやつなら心配ない」
吹き飛ばされたカイムではあるが、彼自身大したダメージは受けていないらしい。今度はキュルケとタバサを狙いだしたゴーレムを相手に、勇猛果敢に斬りかかり、攻撃を防いでいた。
「きゅい! ご苦労様なのね、あなたも一緒に乗って!」
タバサ達の元へと降りて来たシルフィードは、彼女達を乗せた後カイムに言うのだが、彼はただ首を振るばかりで、乗る意思を見せなかった。
「シルフィードよ! カイムの事なら案ずるでない!」
アンヘルがそう言うと、渋々ではあったが、シルフィードはアンヘルの隣へと二人を乗せたままやって来る。
鉄塊!鉄塊!
74 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:14:02 ID:???
「きゅい! アンヘルお姉さま、これからどうするつもりなの!?」
「サイト、すまぬがおぬしもカイムと一緒に足止めを頼めぬか?」
「ええ!? 俺にそんな事……」
「出来る。出来るのだ。そこの剣も、そう思っておるだろう?」
アンヘルはサイトに背負われた剣に、声を掛ける。返ってきたのは威勢のいい返事だった。
「当たり前よ! 俺さまを誰だと思ってんだ。相棒! 一丁あのゴーレムをなますにしてやろうじゃねえか!」
「そう言っておるが?」
サイトは少しだけ考える素振りを見せると、ゴーレム相手に戦うカイムの姿を目に、決心した様に頷いた。
「分かった。降ろしてくれ」
「おう、いい返事だ! 相棒!」
「よし、その前に、キュルケよ。我の足からこの娘の方は背に移してやってくれ」
「分かったわ」
キュルケは言われるままに、シルフィードの背から『レビテーション』を唱えると、アンヘルに掴まれてから大人しくしていたルイズをアンヘルの背に移した。
それを確認し、アンヘルは地上付近まで降下すると、足を離してサイトを地に下ろす。
支援
錆びたデルフに土のゴーレムを切ることは出来るのか?
素人のサイトはゴーレムに当てることが出来るのか?
出来る。出来るのだ!
77 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:15:51 ID:???
「ほんの暫くでいい、カイムと二人であのゴーレムを。後は我が何とかする」
「ああ」
迷い無く頷き、デルフリンガーを抜き放ったサイトはカイムを追う様に、ゴーレムに近づいてその一撃を足元に炸裂させた。ゴーレムのバランスが僅かだが狂う。
カイムが鉄塊による薙ぎ払いを逆足に放つと、そのバランスの狂いは更に大きな物へと変化した。
上空に戻ったアンヘルは、その光景を眼下に、自身のブレスの威力とその範囲を計算し始める。
「あの場所であれば、そう被害は広がるまい……」
紅蓮の炎が、アンヘルの口元から溢れては零れ出す。
「ちょ、アンヘル? くれぐれも二人には当たらないようにね?」
「わかっておる。ここらで我の本気と言うものを拝ませてやろうではないか」
キュルケの言葉に、若干おどけた様に答えたアンヘルは、再び眼下に目を向けた。
「カイム! 今度は俺が左をやる! あんたは右を!」
「…………!」
78 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:17:00 ID:???
即席ながら、カイムとサイトのコンビネーションは冴え渡っていた。的確にゴーレムの再生の間を狙い、その巨体をどんどんと削っていく。右拳を再生しようとすれば、左拳がデルフに斬り落とされ、左足で蹴りを繰り出そうとすれば、鉄塊によってそれを打ち砕かれる。
ゴーレムの方もそのおかげで上空のアンヘルに意識を傾ける余裕が無い様だ。
そうしている間にも、アンヘルはその身に力を漲らせ、灼熱の吐息を漏らす。
完全にゴーレムが両足を崩し、倒れこもうとした瞬間、アンヘルは大きく声を上げた。
「カイム! サイト! その場を離れよ!」
その言葉から一拍を置いて、ゴーレムの胴体程のブレスがアンヘルの口から発射された。
「「凄い……」」
ドラゴンの背に乗る者達は、一様に同じ言葉を漏らす。着弾したアンヘルの火炎弾は、ゴーレムの巨体を爆散させ、跡形も無く消し去っていた。
無論、カイムとサイトがその場を飛びずさって逃げたのを確認済みでの一撃である。
「あれではひとたまりもなかろうよ」
「きゅい! おかわいそうに、なのね!」
アンヘルはそう言って、得意気に頷き、シルフィードは形だけの同情の言葉を漏らした。
sienn
支援スタ
支援
82 :
DOD&M:2007/07/29(日) 16:19:47 ID:???
ほいー、今回はこんな所なのね。
あじゅじゅしたー。
支援
>>82 乙ガーザァーン!!
これはいい引き、次回も期待
おつかれです。
毎回楽しませてもらってる
ちょいと小ネタ投下していいかね?
出来良くないし解りづらいが
今日は小ネタの投下が多いな
だがそれがいい。
>>86 自身ないなら避難所に投下することをオススメする
タバサは不思議に思っていた。
最近はしばみ草のサラダが出てこないのである。
他の人達はなぜだかもの凄く嫌っているようだし、
毎回毎回残っているので、出すことを厨房の人達が諦めたのだろうか。
はっきりさせるために、厨房に聞きに行こうとしたら、
丁度誰かが厨房に入るところだった。
確かあの人はルイズが召喚した使い魔だっただろうか。
何故ここにいるのだろう。
そんなことを考えていると、その人はメイドに連れられて厨房の中に入っていった。
どうやら食事をさせてもらっているらしい。
自分も入ろうかと思ったが、中がなにやら騒がしいので、暫く待つことにした。
暫く立っても出てこないので、その日は仕方なく帰って寝ることにした。
次の日、また厨房に行くと、ドアが開いていたので中を覗いてみた。
見えたのは、例の人が食事をしているところだった。
少し視界を変えてみると、はしばみ草が在るのを確認した。
それさえ見れば十分だったので、さっさと食事にむかうことにした。
用意されていたはずのはしばみ草は出てこなかった。何故だろう?
厨房にいたあの人なら知っているかと思い、はしばみ草について聞いてみた。
こう返ってきた。
「そのはしばみ草は俺が飲み込んだ」
取り敢えず坂の上から突き落としておいた。
橘さんwwwwww
つまんね
ルイス・マウントバッテン伯爵を召喚。
気がつけば何故かトリステイン・ゲルマニア連合軍の総司令官に納まっており、レコン・キスタ壊滅で功をなす。
クロムウェル政権打倒の立役者として、アルビオン側からの申し出もあり、アルビオン総督に就任。
しかし、その後ラグドリアン湖で数名の側近と舟遊びの最中、レコン・キスタのテロリストにより殺害される。
なお、その現場に居合わせたギーシュ・ド・グラモン、ベリッソン、ド・ロレーヌ他数名の年若い側近たちは
いずれもマウントバッテン伯爵の愛人であったことが、彼の召喚者ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールの日記により
明らかにされている。
>>89 ゴロゴロ転がって骨折するのかw
ドロップ・ファイア・ジェミニ・バーニング「シエスタァアアアアアア!!」が出るのは確定だな
ダディャーナザァンももはや過去の人か…
今は謎の男だからな…
……かませ犬だったり、俺の体はボロボロだったり、誰かがやられるとパワーアップする人?
前スレで軌川十助の能力が云々と出ていたが
軌川十助がアイスに固執するのは凍らせて能力を少しでも弱めるため
ハルキゲニア→ハルケギニア
ギーシェ→ギーシュ
シェスタ→シエスタ
テファ→ティファニア
シルフィード→可愛さ異常
何で間違えるんだろ?
101 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:52:42 ID:eWp2rxJK
>>100 ティファ→テファ、ティファニア
じゃまいか?
まあ、下二行はネタなのかもしれんが……。
キマイラの龍王院弘ネタを考えてるんだが
おっそろしく武器が似合わない&武器持ちそうにないでデルフがいらない子に
>>98 強化フォームないほうが強いとかいわれてる人
ハガレンスレ受けるなwww自演してないよって言い訳してバレたら
ばれてるのはちゃんと分かってるとか開き直りやがった。
ご立派きてるなあ。
| /\ | /|/|/| ドドドドドドドドドドドド!!
| / / |// / /|
| / / |_|/|/|/|/| (´⌒(´⌒`)⌒`)
| / / |泡|/ // / (´⌒(´チャンスで連絡!!`)⌒`)
|/ /. _.| ̄|/|/|/ (´⌒(´∧ ∧⌒`)`)`)⌒`)
/|\/ / / |/ / (´⌒(´(,゚Д゚ )つ `)`)
/| / / /ヽ (´⌒(´⌒ (´⌒( つ |〕 /⌒`)⌒`)
| | ̄| | |ヽ/| 遅れるな!! ( | (⌒)`)⌒`)
| | |/| |__|/. ∧_∧ ⌒`).ドし'⌒^ミ `)⌒`)ォ
| |/| |/ (´⌒(´( ´∀` )つ ド ∧_∧⌒`)
| | |/ (´⌒(´( つ/] / ォと( ・∀・ ) 突撃――!!
| |/ ( | (⌒)`) ォ ヽ[|⊂[] )`)
| / (´ ´し'⌒^ミ `)`)ォ (⌒) |
相変わらずご立派だ。
いろいろな意味でご立派すぎるw
もしも召喚したキャラがかなりの重傷(ゼロ魔世界では治療不可)ならかなり面白そうだな。
なのはstsのスバルとかボドボドダディとかSIRENのヘタレ牧野とかとか色々
>>91 さて、次は君が書(ry
>>103 確かに師匠から学んだのは暗器ぐらいだからデルフピンチ。
対鎧、対怪物用に技量が劣るのを承知であえてデルフ持ったら身体能力上がって驚くとかしか思いつかん
>>104 そういうことはここには書くな。自重しろ。
って思ったけど気になってみてみたらあまりのひどさに吹いたw
>>109 うん…せめてやるなら毒吐きスレで…
そんなに言われてるので見に行ったら哀れすぎて泣けたw
投下っ……!今日二回目っ……!
>>110 だから避難所で
始めて見てきたがこれはひどいwwwwwww
椿ナイトクラブの三輪明仁のような貧乳フェチってのはどうかな
ご立派はワルドを心から応援したくなる希少な作品なんだぜww
武器…しかも剣って死ぬほど似合わないなw<龍王院
徒手空拳の暗殺者キャラ、というのは新機軸で面白そうだが、
使い魔としては性能以上に性格に難がありすぎるような。
キマイラから召喚するなら九十九の方が使い勝手はよさそう。
第三話「食事」
朝、カイジを待ち受けていたのは、ルイズの鞭であった。
「ご主人より寝坊する使い魔がどこにいるっ……! あぁ〜んっ……! ナメてるのかっ……貴様っ……!
ククク……これは躾けっ……ねぼすけな使い魔に対する愛のムチっ……! ククク……カカカ……」
「がっ……! ぐぁっ……! やめろっ……!」
容赦なく叩きつけられるムチっ……!
悲鳴っ……阿鼻叫喚っ……
ビシリ、ビシリとムチを打つルイズは恍惚とした表情を浮かべる。ルイズの中で何かが目覚めたようだ。
だが、救いは意外なところからやってきた。コンコンと扉がノックされる。
「ルイズ……入るわよ……! ククク……」
(ぐっ……ツェルプストーっ……何をしにきたっ……!)
入ってきたのは、褐色の肌に燃えるように真っ赤な髪のグラマーな少女っ……! そう、微熱のキュルケである。
「何をしにきた、って顔ね、ルイズ。あなたの使い魔を見に来たのよ。ククク……」
「きぃ〜っ……! はっ……ご、ごほん。アンタは何を召喚したというのよ……」
「サラマンダーだっ……貴様のような平民しか召喚できないゼロとは、根本的に違うっ……本当の使い魔たる幻獣っ……!」
(なんだ……まるで恐竜……! ジュラシック・パーク……! 見てないけどっ……!)
サラマンダーを見つめるカイジ。サラマンダーがカイジを見かえした、その瞬間であった。
カイジの右手の甲がぼんやりと光り、どこか熱を帯びたようになる。
次の瞬間っ……!
『我が名はフレイム……! はじめてお目にかかるっ……!』
支援……!
>>111 おっと!あんなスレに構ってる隙はないんだぜ〜
ざわ……ざわ……
支援……
「なに……? このトカゲっ……喋るのかっ……!?」
「あら、フレイムは韻獣じゃないから喋らないわよ? ふふ、使い魔さん、ほほの傷がワイルドで素敵だわ……それじゃあね、ゼロのルイズ」
「ぐっ……!」
キュルケと一緒にサラマンダーも出て行く。きゅるきゅると鳴くその鳴き声は、カイジには言葉として聞こえていた。
『またお会いしよう……幻獣の友人よ……!』
(一体……何がっ……まるで言葉がわかるようなっ……! 幻聴じゃねえっ……!)
ざわ…… ざわ……
混乱するカイジに八つ当たり気味にルイズのムチが飛んだ。
「おいっ……なにをっ……! 俺は何もっ……!」
「コココ……キキキ……主人の精神の安定を保つのも使い魔の役目っ……! これは愛情っ……! 愛のムチよ……!」
ムチを振るうルイズは知らない。
自分が引き当てた使い魔が、使い魔の王たる力を身に付けてしまったことを……!
食堂に行き、豪華な食事を前にしても、ルイズは非情であった。
「貴様は使い魔っ……外見がいかに人間にみえても、使い魔は使い魔っ……! 人間ではないっ……犬っ……!
だから食事は床で食べろっ……! そこで喰えっ……!」
ボロ…… ボロ……
カイジの流す涙が、粗末なスープに落ちた。
カイジの存在が全てのゼロ魔キャラを歪めるw
(人間としての尊厳っ……それをここまで踏みにじられなくてはならないのかっ……!
帝愛の強制労働所以下っ……尊厳の剥奪っ……! いっそ、ここから出て行きたいっ……!
がっ……駄目っ……! ここで食事を取らないことで、体力は落ちていくっ……確実にっ……!
雌伏っ……耐えろっ……! 生きてこその尊厳っ……!
そうだ……俺は奴隷だっ……だからこそ、皇帝を刺すっ……!)
カイジは飲んだ。地面に置かれた皿からスープを……! 犬のようにっ……!
と、ぽとりと鳥の皮がスープに放り込まれた。
「くれてやるから、食べろ……あと、皿は手に持って食べていいっ……! 誇りを持て……このルイズの使い魔としてっ……!」
俯くカイジ。かすかに体を震わせている。ルイズはすこし機嫌を直した。
(きっと感動しているのね……主人の優しさに……! ククク……たわいのない使い魔よ……カカカ……)
否っ……断じて否っ……!
カイジは俯いた顔で笑っていたっ……!
(ククク……言ってろっ……ガキっ……!
俺の誇りは、奴隷jは奴隷でも、Eカードのように皇帝を刺す奴隷としての誇りっ……!
哀れみをかけるならっ……好きにするがいいっ……! 俺の損にはならないっ……!
俺は皇帝を刺すっ……! それまでは、せいぜい夢を見ていろっ……!)
カイジは胸に入れたEカードにそっと手を当てる。
かつてカイジに悪夢を見せたEカードも、ここでは希望……皇帝を刺すという、カイジの希望そのものであった。
奴隷の心にともった、たった一つの灯火っ……光っ……!
人は、希望があるからこそ、生きることができるっ……!
第三話「食事」終わり
支援だ・・・支援を、するっ・・・・・・!
ギーシュ戦までは行きたいっ……!
がっ……駄目っ……!
るいずととらはどうするっ……!
ぐにゃあ〜
ここまでです
堕天召喚録カイジ読んでる最中、どのキャラも全自動であの鼻と顎が尖った独特の絵に変換される…
色々とズルイぞ、これw
>コココ……キキキ……
もう誰だよwww
冷汗と鼻はもう絶対条件だなww
とらもがんばるんだ作者!GJ!!!
使い魔の王っつーことはガンじゃなくてヴィンの方なのか?
>>126 更に俺は追加して皆の目が鷲巣みたいにwww
>>129 呼び出されたときに右手にルーンが刻まれていたから、間違いなかろうね。
常識で考えろルイズw
感動するわけがねーだろwww
ルイズという名前の別人だろ
>>125 長編二本は難しいだろうがガンバ!応援してるぜ
るいとらは見てないがなっ…!コココ…キキキ…!
触発されてなんか書いてみようかと思うんだが、超素人
なんかここは押さえとけ、みたいこととか文章の参考サイトとか頼む
とらさんはすごいな。俺も長編一本書いてるけど、浮気してちょっと小ネタ書くので精一杯だよ
スレのニーズに答えて二本とか…。職人の鏡だね
とらの人ノリノリだなw
原作読んでないがあの顔は知ってるので変換されてワロスw
>>135 書き終わったらちょっと時間を置いてから見直してみる。
書いてるときはノリノリで気付かなかった誤字脱字とか表現or展開がおかしいところとかゴロゴロ見つかるらしい。
>>135 ラノベ研究所
悪い参考としてNTとか理想郷見とけば
>>135 とりあえずおもしろい中篇長編を書きたいならコレはおさえよう
>66 名前:名無しさん 投稿日: 2007/07/28(土) 10:27:14 ID:ZzuxtBr.
>引っ張ってくる方の元ネタのパワー:マイナーだと如何しようも無い部分がある
>文章品質:読み辛いとその時点で飛ばされる。
>構成力:大まかで脳内でもどういう流れにするかプロットが無いと、天才じゃ無い限り無理
>アレンジ力:ゼロ魔原作をただなぞるだけだと、そりゃ原作読んで終わり
>原作への正しい理解:原作読んだ事無いのは問題外。墓穴掘って終わる。長編だと特に。他人の二次創作だけ見て作れると思うな。
>原作への愛:やっぱ文章に愛は出ちゃうものよ。二次創作には愛が大事。ただ自分がチヤホヤして欲しいから題材として選んだじゃ能力高くないと無理
>更新頻度:投稿直後の印象は大きいから、それが維持されるってのは大きい。投稿時の盛り上がりで劣っても、それで総合人気が高い作品もある。避難所への感想も投下時が多いしね
143 :
135:2007/07/29(日) 17:56:16 ID:???
レスくれた人ありがとう
サイトすごく参考になりそうなんで熟読するわ
アドバイスくれた人もありがとう。まずはゼロ魔2巻以降を買ってくることからはじめよう
>>142 こりゃいいね。テンプレに入れてもいいくらい
ファイブスターのすえぞうを召喚、というネタを考えているのだがストーリーが動かんorz
どうやって話にしよう……
>>145 動きそうになんだったら、動きそうなキャラを召還すれば良いじゃない。
>>135 前スレでイナズマの話が出たけど、多少俺Tueee!!でもかまわないから、動かしやすいキャラを選ぶほうが無難。
クロコダイルのような悪人とか、カオスヒーローのように従いそうにない人、
ヴィオラートのように、サイトとは能力の方向性が違う人は、難易度が高い。
問答無用の戦闘力を持つ人も、何人か呼ばれているし、このスレは比較的門戸は広いと思うので、ドンと来い。
最低限、ギーシュのシーンまではストーリーを作っておく。
カイジのように、文章になっている時点でネタ的な面白さがあれば、ハードルはかなり低くなる。
極端な話、ギャグは面白ければかなりの線まで許される。
>>145 俺も同様の題材で考えたことあるけど、
以前言われていた小ネタによる短編連作で書けるシーンだけ書くとか。
あとはルイズやシェスタとラブ米でなく、シルフィードとラブ米とか。
すえぞうのLEDドラゴン特性で、使い魔等が一斉にすえのためになんかするとか。
(例:自分のエサを分け与える。ワルドの竜が逃げようとしたワルドを咥えて差し出す等)
まぁ ガンバ
すえぞう召喚したら他のドラゴンが次元超えて普通に掻っ攫ってくと思うぜ。
あいつら封印でもあるし。
>>147 アドd
真剣に検討するとSS書くのって難しいんだな。職人まじ乙
俺tueeeはあんま趣味じゃないが、サイトと同じように無能力、現代出身だと展開考えるのが大変かとも思うし
特殊能力はあったほうがいいよね?
できりゃ何スレか前の愛野狩人みたいな俺yoeeeeeけど燃え展開が書きたいぜ
しかしゼロの使い魔は、ルイズが〜を召喚という形で、
他作品をクロスさせ易いんだよな。
153 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 18:37:57 ID:fmjJFa8r
ストーム1(祖父の孫の姉)召喚とかどうだろう。
当然、破壊の杖はジェノサイドガンで。
30メイルのゴーレムじゃ足元に着弾してもフーケ消滅w
クレア・スタンフィールドを召喚すればっ!奴なら、無能力と割と現代出身で俺tueeeeしてくれるっ!
>>151 召喚当時は役立たずだけど、ルイズと一緒にだんだん強くなる
という黄金パターンとかw
sage忘れすまん
エヴェンクルガのトウカを召喚、
ゼロとうっかりな使い魔を妄想中w
158 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 18:41:36 ID:gZ5bbRt9
>>151 俺YOEEEEとまではいかないがガンダールヴだけではギーシュに勝てなかった人(?)
・水銀燈
・碇シンジ
両方とも他板のSS。前者はミーディアムの力を発現させて逆転。後者は倒れるがそれにキレたママンが大暴走して逆転
…てことはこのスレではまだギーシュは決闘でカッコいいとこは見せてないんだな
まあいいか。ギーシュだし
>>156 罰として短編で良いからそのネタで書く事
>>158 逆にギーシュに速攻で謝る展開も一回書いてみたくなった
誰なら速攻で謝るだろうか?
阿部さん
>>158 うわぁぁぁぁぁ!俺もageちまった!スマン
163 :
sage:2007/07/29(日) 18:44:20 ID:pKKMfaoY
>>157 トウカがいったい誰にかわいいにゃ〜って言うのか期待
無垢な瞳のびんちょうたん
>>160 つ 「コンバット越前」
>「ごめんなさいごめんなさいごめんなさ〜い!!殺さないで〜〜〜!!」
イヤ、まぁ結局決闘はしたんだけどね。
びんちょうタンの健気さはトラウマレベル
ラブやんからカズフサ召喚
ルイズ終了のお知らせ
>>158 碇シンジは、銀の燭台を武器代わりに使用したため、ガンダールヴの発動条件を満たせず敗北。
素直にギーシュの寄越した剣を握ってりゃ、ガンダールヴ発動で勝てたんじゃないかな。
トウカならデルフリンガーもハブられずに済むなw
>>170 あれ?そうだったっけシンジ君?いかんいかん…クロス読み過ぎて記憶が混乱しとる
銀様は普通にガンダールヴしてたよね?
ふと思ったが、伊藤誠や鳴海孝之が召喚されたらどうなってしまうのだろうか。
スパシンなら勝てた…が、恐ろしくつまらん作品になっていたであろう
>>166 トラウマが発動するよw
SSで一番かわいそうなのはカマセ犬になるギーシュでもフーケでもワルドでもなく
お前なくても戦えるしってなるデルフな気がする
>>166 決闘後にはギーシュが、薔薇は女性を守るためにあるなんて二度と口に出来なくなるナ。
広場の隅で凹んでヴェルダンデに慰められてる姿が目に浮かぶ。
>>173 3大DQN主人公のうちの二人をどうするんだw
>>172 発動していたが、武器がもろすぎて耐えられなかった。
まともにガンダールヴ発動していて負けたパターンは見たことないな。
>>173 ギーシュの目の前でモンモンの首か裂かれたり、
ギーシュの目の前でヶティが投身自殺したりするに違いない。
>>173 ルイズに爆殺かキュルケに焼殺かタバサに轢殺かシエスタに監禁EDじゃね?
>>178 今、読み直したけど、発動した描写なかったよ。
て、いい加減スレちだね。自粛します。
フーケが救済されてるSSはそこそ見るがワルドが救済されてるSSはこの先出るのだろうか?
可能性としてはご立派
>>173 ルイズとシエスタを選べず、どっちにもいい顔する優しい孝之。
というか、基本はルイズに優しい。シエスタに対してはちょいうざがる正直な孝之。
脳内ではとにかく自己弁護に忙しい。俺は悪くない。仕方ないんだ。
そうこうしているうちにシエスタ精神おかしくなってコルベールに抱かれる。
半狂乱でキレまくる孝之。俺のものに手を出しやがってとハゲのことボロクソ。
シエスタを捨ててルイズの元へ。もう俺はルイズしか見ないよ!信じて!
捨てないでと迫ってくるシエスタ。もちろん抱く孝之。
ここでシエスタを再度捨てるか奴隷にするか選んで、感動のエンディング。
…戦闘に関しては知らんw
>>182 ワルドは作者が救済したくなる程のキャラでは無いのだろう。
ヒゲだし、マサルさんが召喚されたら救われるかもしれんが。
>>185 なんという君望。
シエスタは間違いなくマナマナ。
>>182 なまじ強いせいで、小物好きの俺としても魅力を感じないしな。
バックボーンが語られてないから、救いようがないってのが大きい<ワルド
>>182 10年かけて築きあげてきたキャリアと地位、先祖伝来の家柄・土地を放り投げてまで
レキンコスタに与した理由がハッキリしてないから、仕方がない。
足洗い邸のバロネス召喚。
……駄目だ、こいつが他人の言う事聞くはずが無い。
フーケは結構込み入った事情があるから救われるけど
ワルドは…何か悲運なエピソードが語られればもしかしたら…でも普通に欲深いだけな気がする
>>190 高学歴、高収入なのになんでオウムなんかに…
というパターンなのかもしれん。
というかワルドを救済するとしたら、
・原作にないエピソードを入れなきゃいけないのが辛い。
・理由もなしに悪人を救うするわけにもいかない。
この2つかな。
ルイズに召喚されたのが、悪人なら意気投合で何とか……ならないか。
>>193 「あんた誰?」
「私?私は麻原彰晃だ」
という酷い流れが浮かんだ。
ルパンワルドもレコンキスタ入ってないから本編ワルドとは完全な別キャラだしな
でもあのワルドの爽やかさは新鮮でアリwww
>>194 召喚された人が善人なら ワルド、てめえ許さねぇ
召喚された人が悪人なら 姑息な奴め、惨めに死ぬが良い
という感じかな
まだ語られてない時間に何があったか分かればなあ。
誰かに会ったとか何か言われたとかそういうのが全然出てないからオリ展開以外では救いようがない。
そういうのが出れば(エピソードしだいでは)人気が出るかも知れんが
>>197 こいつの能力では魔法が当たり前の世界では、
カリスマ性を獲得出来ない、ただの怪しいおっさんで終わりそうだw
ルパンのワルドは見てて本当に気持ちよかったなぁw
「楽しい」って感情がストレートに伝わってきたよ。
204 :
157:2007/07/29(日) 19:26:09 ID:???
>>200 ん、すまない事をしたな。
じゃあ、カルラが召喚されますたを妄想しようw
いいこと考えた。
「ずいぶん好き勝手にやってくれたな!!」
と叫びながら傷を負って渋くなった本物ワルドが偏在ワルド(自分を本物と妄想)をフッ飛ばせば良いんじゃね?
つーか流れはや!!
3日みてなかっただけで5スレも・・・
>>205 そこは都合よくガリア王がいるんだし、例の人形がワルドに入れ替わってたとw
……考えて見たら、能力を複写できるんだからワルド量産するとえらいことになるなー
偽者×偏在でスクウェアメイジが大量に出てくる。
>>205 そして本物ワルドがさらに好き勝手やるわけですね。
あれ?
もう、20スレ目か…。
流れが速いね。
初代スレは消費に約一ヶ月掛かってたから除くとして
2スレ目が建ったのが6/29
3日で2スレ分を消費しとるぞ
いっそのことワルド召喚てのは?
212 :
200:2007/07/29(日) 19:31:52 ID:???
>>204 いや別に謝らんでもw
カルラか、いいように遊ばれるルイズが目に浮かぶようだ
本物を裏切って味方についた偽者が…というのも王道だ。
>>207 うたわれるものに登場する虎耳の姐さん、たぶん素手でギーシュのゴーレム、
武器を持てばフーケのゴーレムを粉砕してしまいそうな、
トウカと並ぶガチの戦闘民族。でも良い大人の女。
声は攻殻機動隊の少佐だ。
カルラにはそれこそガンダールブの力なんて要らんよなぁ。
ゲンジマル喚んでエヴァングルガ航空闘法
カルラだと絶対デルフが折れるwww
>>217 うんにゃ、実際はそう大きくない。
筋肉が引き締まったモデル体型。
アニメはかなり増量されてる。
ってか、CGごとにかなり差があるんで、完全な巨乳キャラ以外はあまりあてにならんが。
>>216 で、絶対折れない、欠けない、でも並みの人間には扱えないデルフに改造される。
ここでムツミ召喚を妄想してた俺が通りますよ
ゼロと雑魚相手には定評のある使い魔w
只今、部屋のお引っ越し中につき。色々整理してたんだが行方不明だったゼロの使い魔原作が沢山でてきましたよ
執筆中につき全巻買い直した矢先のことでした。
どうしてくれるッ!
>>219 大人5人がかりでないと運べないピザデルフになるわけですね
>>220 7万涙目な展開しか想像できないwwwwwwww
>>223 「うわあおラッキー!これで家での資料用と外で読む持ち運び用とに分けて使えるぞ!」
とでも思えば良いのですよ。
>>226 『浄化の炎』は人工衛星からのレーザー砲撃だから使用不可だろう
まあこれ無くても大軍相手にマトモに戦える気がしないでもないがwwww
覚醒ハクオロさんが来ても、色んな意味で大変です
モンスターコレクション、カッシェ・アルデバル召喚のプロット練ってるけど、
あの伊藤節を文章にするのは難しいなぁ。
短い小ネタだが、おk?
>>230 女性メンバーが全員性的な意味で喰われるwwww
>>230 アルビオン軍のみなさーん
うたわれるものですよー
>232
OK
いいともー
>233
でも、ハクオロはひんぬー娘に手をださんからなぁ
>>233 違うだろ。
女性キャラ全員にハクオロが『喰われる』んだよw
上でマイナーは厳しいように書いてあるが好きであれば敢えてマイナー道に走りたがるのもまた職人なのよね
支援
242 :
232:2007/07/29(日) 19:53:15 ID:???
「宇宙の果てのどこかにいる私のしもべよ! 神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ!」
「私は心より求め、訴えるわ! わが導きに、応えなさい!」
ルイズが杖を振り下ろすと共に閃光、一瞬遅れて爆風が広がる。
また失敗か。ここにいる全ての者が思ったその時、爆発のあった場所から何者かが歩み出た。
「何だ、なかなか面白いところだな」
ややゆったりとした、ねずみ色というのか、奇妙な色の着物を着た人間は周囲を一通り
見回したところで、悠然と呟いた。
格好からして、この男は明らかに平民だ。この状況で、右手に持った銀色の容器を取り落とす
こともなく異様な落ち着きを見せているのは感心できるが、所詮は平民だ。
「ミスター・コルベール、もう一度召喚させてください!」
「ダメです! これは神聖な……」
「なるほど、そういうことか」
ルイズがコルベールに訴える様子を見ていた男は、納得したように頷いた。
「だが、樹花の夕食がまだだ。俺は帰らせてもらうぞ」
男は左手を虚空に掲げた。すると、銀色の何かが現れ、彼の手に握られる。
「ハイパークロックアップ」
『Hyper Clock Up!』
奇妙な電子音と共に、男は忽然と姿を消した。
ルイズとコルベール、そして周囲の生徒たちは呆気に取られ、呆然と立ち尽くした。
>>238 そうだよな。
キュルケ・シエスタに襲われるのは確定w
アンリエッタは誘い受けだろう。
フーケは見逃してもらうために・・・・
なんて羨ましいんだ
エロゲ厨たちいい加減自重しろ
ハガレンとのクロスって何処にあるん?ウィキ見ても無いんだが
>>242 てっきりハルケギニアまでトゥーフを買いに来たのかと
と言うか、今までの話すべて元ネタ知っていたやつっているのか?
>>250 見に行かない方がいい…半ばあそこは他のゼロ魔クロスと違って隔離されてるから…
ハイパークロックアップって異世界間移動も出来るの?
えっと、投下してもいいのかな?
どぞー
名前から察するに、通常のじかんの流れの外に身を置く技のように見受けられるが
>>257 逆に考えるんだ、ハルケギニアは異世界ではなく、過去または未来の地球だと考えるんだ。(AA略
ぼくとルイズは、爆発によって破壊された教室の修復と掃除を命じられた。
ぼくは新しい窓ガラスや重たい机を運び、元の場所に設置していった。
そして、煤や埃でいっぱいになった床を、丁寧に雑巾で拭っていく。
ルイズは、この原因を作った張本人だったけど、肩を落としながらぼくの様子を見守るだけで、何もしなかった。
だけど、文句を言う気にもなれない。あれだけの罵声を浴びせられて、それでも、気丈に振る舞えなんてことは、いくらなんでも酷だ。だから、ぼくは黙々と作業に取り組んだ。
「…コナミ。さっきはありがとね」
「何が?」
「その、私をかばってくれて…」
今のルイズは不気味なくらいに素直だった。
なんとなく、彼女の心の脆さを垣間見てしまった様な気がして、ぼくは一抹の淋しさを覚えた。
さっきの様子を見る限り、ルイズへのああいった仕打ちは、今に始まったことではないのだろう。彼女は今日に至るまで、ひとりぼっちでそれに耐え続けていたのだ。
小波良い奴だな支援
主人 公支援
貴族とはいえ、意外と可哀相なやつなんだな…。
そう思ったぼくは、にかっと笑ってみせた。
「きみが言ったろ?使い魔はご主人様を守ることが義務なんだって」
いつの間にか、ルイズは校庭の様子をじっと見つめていた。
「ルイズ。きみには悪いけど、ぼくは他の使い魔の様に火を吐いたり、空を飛んだりすることはできない。だけど、ぼくには言葉がある。ぼくは、ぼくなりのやり方で精一杯きみを守ってみせるよ」
ぼくは、この前、歴史の授業の最中に聞いたこの世界の偉人の名を語った。
「始祖ブリミルに誓ってね」
彼女の瞳に水気が増したのを、ぼくは見逃さなかった。普段は、高慢ちきで扱いに困るやつだけど、根は素直で優しい女の子なのだ。
劣等生としてのコンプレックスが、そんな彼女の性格を歪ませてしまったに違いない。
「いやになる。私ってなんでこうも駄目なんだろう…」
消え入りそうな声でルイズが呟く。どうやら、彼女の心は、ぼくが思った以上に、ぼろぼろになってしまっているようだ。
彼女の身体から常に発信されている根拠のない覇気が、今は微塵も感じられなかった。
「何の話?」
「いつも、失敗ばっかり…」
どうやら、ルイズは自己嫌悪の極地に身を置いているようだ。
いたたまれなくなったぼくの頭に三択が浮かぶ。
一つは『ひたすら、励ます』。
非常に妥当な案だ。
二つ目は『ひたすら、けなす』。
阿保か。できるわけがない。
三つ目は『ルイズをおとしめる様な歌を披露する』。
そんな真似をすることはできない。
1.支援する
2.私怨する
3.紫煙する
三択老師 支援
答えは決まった『ひたすら、励ます』である。
「自分を下卑するのはよくないよ。ぼくの友達がよく言ってた。どんな苦難にもめげず、常に前向きにある人こそ、本当の幸せが掴めるって。
幸せって小さい石ころのようなものらしい。だから、後ろ向きの人はそれを見逃しちゃうんだってさ」
ぼくと同じ美術部員だったあのコの言葉である。
ルイズは校庭を見つめたまま、何も言わない。
「……アイン・シュタイン」
ぼくは彼女に聞こえるように呟いた。
「アイ…?何それ?」
「ぼくの世界の偉人さ。彼は幼少時代、不遇の時を過ごした。アイン・シュタインはちょっと変わったやつだったんだ。
それが理由で、周りの奴らからは馬鹿にされ、嘲笑われた。だけど、大人になった彼を馬鹿にできるやつなんて、一人としていなかった。
彼が偉大な…、そう、この世界で言うなら偉大なメイジになったからだ」
鳶色の瞳が、ふっと暗くなった。
「元々、才能があったんでしょ…」
「違うんだ、ルイズ。彼は後にこう語ったんだよ。『天才は1%の才能と99%の努力で生まれる』ってね。ルイズ。きみが、他の誰よりも努力を重ねてきたのを、ぼくはよく知っている。きみは、必ずメイジとして大成するよ。ぼくの勘はよく当たるんだ」
後世の人々に感動を与え続けたこの言葉は、もちろん、全く別人のものである。
慣れないことをしたせいで、ぼくの頭はだいぶ混乱していたのだ。
「あんたなんかに保証されてもねぇ…」
ルイズが微笑む。その顔に詩織の面影を感じた。
ぼくは服に付いた埃を取り除く為、大袈裟にぱんぱんとはたいた。
「さて、全部、終わった。飯を食べにいこうよ。これだけ、頑張ったんだ、肉くらい食わせてくれるよね?」
「癖になるから駄目」
なんてやつだ。
ルイズを励ましたことを、ぼくは酷く後悔した。
落胆をあらわにしたぼくの姿を見て、ルイズが笑った。
「冗談よ」
この日から、ぼくの御飯が豪華になった。
しかし、拾う神あれば、捨てる神あり。
後日、何の因果か、命を賭けた決闘に挑むぼくの姿があった。
決闘の相手はギーシュという名の青年だ。
僕自身、彼に対しては何の悪意も感じていなかったし、おそらく、それはギーシュも同様だろう。
ギーシュと恋仲が噂されるモンモランシーという名の少女、全ては彼女の謀略だったのだ。
小波カッコヨス支援
1支援する
支援。
だけど、もう少し一回の書き込みに詰め込んだ方がいいんじゃない?
投下終了です。
支援
おつかれ
続き気になるな
モンモンはタカビーな意地悪キャラになるのかね?
乙でした
次回はモンモンが鍵となるか
>>191 教授の召喚術は召喚対象との対等な雇用契約だからな。
絶対コントラクトサーヴァントを受け入れないだろ。
あれ?
トーマス・エジソンと間違えてないか?
あと、アイン・シュタインじゃなくて「アインシュタイン」です
アルベルト・アインシュタイン
>>283 異世界風にアレンジしたんじゃないの?
本気でアイン・シュタインなんて覚え方してる奴いないと思うけど
乙です
続きがすごく気になる
すまんかった OT
>>281 それをいい始めると、アインシュタインはファミリーネームで、フルネームではないということになる。
ときメモ世界の偉人で、そういう言葉をいった人が居たんだということにしようや。
戯言の零崎って召喚したら面白そうだなって昨日思いついてさ。
勢いに任せて書いてしまった。
投下してもいいか?
だが断る
読解力が無い癖に誤字脱字や文章ミス指摘したがる奴はマジウザい
カモン。だが殺り杉には気をつけてくれよ?w
>>289 口付けする前にルイズがバラされないか?>人間失格
>>275 なんか、ちょっと長くするだけで、段落多にひっかかっちゃうんです。
いくつまでいいのかって、誰かご存知ないですか?
>>283 ありがとね。しかし、無知を暴露してしまったなぁorz言われてみると、確かにそうだよね。
バットかハサミかハサミ妹かハサミ弟で色々変わりそうだな
数分も持たずに自分は死ぬだろう。
零崎双識は今現在の自分のコンディションをそう判断した。
肋骨骨折、左腕骨折、左足骨折――そして脇腹からの大量出血。
今すぐに治療を受けたとして、果たして命が助かるかどうか。
勿論、そんなことはできないということを、零崎双識は理解していた。
「そろそろ死ぬんじゃねーか、兄貴」
「そうみたいだな、人識」
失血のせいか怪しくなってきた五感を頼りに、弟――零崎人識に軽口を返す。
殺人集団『零崎一族』の長兄として、死ぬ覚悟などとうの昔にできている。
それこそ、死を目前にして、軽口を叩ける程度には。
顔を上げると、白く光る何かが、双識を包み込もうとしている。
殺人鬼は鬼らしく地獄に行くのだろうか。
死ぬことを期待している自分に、思わず笑いが零れる。
視界が、白で埋め尽くされてゆく。
「私は、零崎双識は──」
かすれた声で呟く。
「『不合格』だ」
(零崎双識――不合格)
(第零話――了)
>零崎双識
なんて読むんだこれ
零崎双識は、自分がいつのまにか仰向けに寝転がっていることに気付いた。
まだこの世にいるのか、それともここはあの世なのか。
瞼を開けば、一面に広がる青空。
どうやら自分は助かった、いや、助かってしまったらしい。
だが、それにしてもおかしい。
確か自分は森の中で戦って死んだ、もとい気を失ったのではなかったか。
ならば、この青空はなんなのだろう。
ならば、一体ここはどこなのだろう。
大の字を崩すこともせずに考え事に没頭する双識。その視界に広がる青空に、影が落ちる。
双識の顔を、見知らぬ少女が覗き込んできている。
少女は不機嫌そうに口を開いた。
>>294 マジで知らなかったのかよ。
とっても、ときメモっぽい引用の仕方だと納得していたのに。
>>294 専用ブラウザ使えば表示出るんでおすすめ ここだと32行
>>297 ぜろさきそうしき だったkな
「あんた誰?」
双識は体を起こし、目だけを動かしてあたりを見回す。
まったく見覚えのない場所に全く見覚えのない人々。一人の中年を除いて、みな若者のようだ。
その上、全員が全員、そのまま秋葉原に行けそうなほどに変な格好をしている。目の前の少女も例外ではない。
呆然としている双識を見て、少女は顔を真っ赤にして怒り出した。
「なんで平民が召喚されてくるのよ!」
少女が叫ぶと、変な格好をした集団から野次が飛んだ。
「おいルイズ!平民なんか召喚してどうすんだよ!」
「やっぱり『ゼロ』だな!」
「うるさい!当然こんな『サモン・サーヴァント』なんか無効よ!そうですよねコルベール先生!」
どうやら教師であるらしい中年の男に食ってかかる少女。
だが、コルベール先生と呼ばれた男は、渋い顔で首を振る。
「ミス・ヴァリエール。この儀式が神聖なものだ、という説明は授業で説明したはずだ」
「でも……この男は人間の――それも平民です!使い魔なんて……」
「平民であろうとなかろうと、例外は認められない。ミス・ヴァリエール、諦めて『コントラクト・サーヴァント』を済ませたまえ」
どうやら口論は『コルベール先生』が勝ったようだった。
『教師』がいるということは、ここは『学校』なのだろう。
考えている双識の前に、少女が捨て鉢な様子でやってくる。
ひとつ盛大なため息をつくと、目を閉じ、なにやらぶつぶつと呟き始めた。
そして、ゆっくりと顔を近づけてくる。
「あんた、感謝しなさいよね。あんたみたいなひょろひょろした平民が貴族にこんな事されるなんて、普通は一生ないんだから」
「――ん?」
その言葉の意味を、双識は少しの間をおいて理解――
唇が触れて、離れた。
――した。
「……あ、あ……キス…………」
「ちょ、ちょっと!あんた大丈夫?」
俯き、尋常でないオーラを漂わせている双識を見て、少女は慌てた。
『契約』したことによって、何か重大なことがこの平民の体に起きたのだろうか?
不安に駆られた少女が双識の顔を覗き込むと――
双識は、ぽえーんとした、至福の表情を浮かべていた。
その筋肉が緩みきった顔を見て、少女は直感的に理解した。
――変態だ。
双識ならまあ大丈夫、なのか?
鋏が一緒に来てないのならデルフも有りか
アルベド召喚されないかな
「よーし、よし!夢じゃないよな?よし!……って熱っ!」
キスの喜びを噛み締める双識の手に、突然痛みが走る。
見ると、左手の甲に不思議な模様が浮かび上がってきていた。
無論、双識には何故こうなっているのかわからない。わかるのは、弟が頬にしている刺青よりは複雑だ、ということぐらい。
コルベールがこちらに寄ってきて、その模様をしげしげと眺めていた。
「さてと、みんな教室に戻るぞ」
コルベールの思い出したかのような一言で、さっきまで騒いでいた学生たちが宙に浮き上がった。
双識もさすがにこの出来事には驚いた。
しかも見たところ、種も仕掛けもないようだ。
舞い上がって周りが見えなくなっているというわけではない、と思う。
驚いている双識を尻目に、浮いている彼らは、少女に軽口を浴びせて遠めに見える大きな建物のほうへ飛んでゆく。
「ルイズ、お前は平民と歩いてこいよ」
「そうだそうだ!『ゼロ』にはお似合いだ!」
飛び去る彼らを見る少女の拳は、硬く握り締められていた。
>>300 ありがd。今後の参考にさせて頂きます。
支援
「何よ!あいつら!」
悪態をつきつつも、少女は浮き上がることはなく、彼らに言われたとおりに歩き始める。
自然と、その背中を追って双識もついていく形になった。
歩きながら物珍しさにあたりをきょろきょろと見回している双識の耳に、唐突に少女の声が届く。
「――そういえば、あんたの名前、まだ聞いてなかったわね。平民の名前なんて興味ないけど、一応聞いといてあげるわ」
その背中からは伺えないが、言葉に怒気が滲んでいるところを見ると、まだ怒りの収まらない表情を浮かべているのだろう。
普通ならば少女を宥めるべき状況である。が、双識は火に油を注ぐように微笑みで返す。
平民ごときに馬鹿にされた、と思ったのだろう。少女は猛烈な勢いで振り返り、口を開こうとする。
それを遮って双識は畳み掛けるように言う。
「――ああ、誤解をしないでくれ!
『きみたちは今現在のこの場では絶対的な強者なのだから、それぐらいの余裕を持ってもいいんじゃないかね』
と言っているんだ。決してきみを馬鹿にしているわけじゃあない!信じてくれ!」
双識のその言葉に少しは溜飲を下げたのか、先ほどよりも幾分か柔らかい口調で少女は言う。
「私の名前は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラヴァリエール。友達からは、ルイズって呼ばれてるわ」
>>304 マギレヤキセ
じゃなくてこのインポ野郎の人か!
「ルイズちゃん――か、実にいい名前だ!可憐なきみにはぴったりだね!」
「かっ、かわ……いい…なんて…………別に……」
先ほどの不敵さとは打って変わった態度に、顔を真っ赤にして口ごもるルイズ。
少女らしい様子に、双識の表情がだらしなく緩む。
「ツンデレだ……女子中学生のツンデレだ……」
半開きの口から訳のわからないことを呟く双識に、ルイズは顔を引きつらせる。
が、持ち前の精神力とプライドでなんとかそれ以上の決壊を押さえ込んだ。
「……そ!それより!私が名前教えたんだから、あんたも教えなさいよ!」
「名前も教えてもらったし、ルイズちゃんの頼みとあらば、名乗らないわけにはいかないねえ」
双識は両手を挙げると、勿体をつけるように「うふふ」と笑った。
長身痩躯と相まって、どことなくカマキリのような印象を与えている。
「――私は零崎双識という」
「ゼロ……?」
ゼロという言葉に、かすかにルイズの柳眉が逆立つ。
その変化に気づいているのかいないのか、双識は相変わらず飄々としている。
双識は知らない。
『ゼロ』が、魔法を使えない目の前の少女の仇名だということを。
ルイズは知らない。
『零崎』が、最も忌み嫌われる殺人鬼の集団であるということを。
――かくして『ゼロ』と『零』は出会った。
(零崎双識――試験再開)
(第一話――了)
投下終了です。
ご静聴、ありがとうございましたー
GJ! そして今のうちから叫んでおこう。
……ギーシュ逃げてーっ! 超逃げてーっ!!
GJ
歴代召喚キャラの中でも危険度の高いのが来ました色んな意味でw
>>70 今更だが
書き込んでさっきまたこのスレ見ていたら
丁度投下されてる途中だったんだから空気読みようがないんだが
そういう場合はどうすりゃ良いんだ?
>>315 マジレスすると投下始まってから少し時間たってる
リロードしろよ
>>315 専用ブラウザ入れて、書き込み直前に読み込みをマジお勧めする。
GJ
変態キャラの戦闘外の活躍に期待
>>315 書き込む前にリロードしろと、>>1にもあるだろう?
それでもかぶることはあるから、そういう時は
「かぶった、すまない、支援」
とでも書き込めばいいんじゃないか?
運が悪かったと思ってスルー。
うんや、兄貴は試験失格じゃないとあんまり殺さないっぽいので、家族思いのギーシュは一応補欠合格ぐらいするだろ
草木も眠る丑三つ時
セクハラ爺の秘書を務める傍ら地道に固定化の魔法を弱めていき
地味に宝物庫への侵入を果たしたミス・ロングビルこと土くれのフーケは
明らかにハルケギニアの技術からすればオーバーテクノロジーの産物である
見たこともない金属で出来た円盤状の物体を抱えあげた
中央に円形のメダルがはめ込まれたそれはフーケの指がメダルに触れたとたん
内側から弾け中から飛び出した毒々しい色彩の生体組織がフーケの全身を包み込む
(何かが、何かが私の体内(ナカ)に入ってくる…)
悪寒と快感が一体となった名状しがたい感覚に打ちのめされたフーケが意識を失うと同時に
フーケの肢体に張り付いて蠢いていたスライム状の組織は明確な形をとり
ゆっくりと歩き出した
>>304 アベルトと読んでしまった俺は「おいおい! なんつー傍迷惑な奴を召喚させる気だ!」と思った。
……アベルト・セフティなんて呼んだら、ルイズは確実に生き地獄だよなぁ。
324 :
魔:2007/07/29(日) 20:56:03 ID:???
支援
基本は専ブラ入れるのかなあ
ただPSPでは空気読めないから勘弁な
>>325 携帯やwiiで書きこんでるやつもいるから
それは言い訳にならない
329 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:04:12 ID:???
21:30くらいに投下予告をする!
予約入りまーす。
相変わらず早いな。
川島教授召喚
ハルケギニアの平民達の脳を鍛えて貴族に大反乱
川島教授なら脳を鍛えたところで満足しちゃうだろ
自発的に反乱が起こるかもしれんが
予約きたー
って、早いですねw
>>332 反乱成功しちゃったら、俺達が亜人や野良竜とかと戦うのか? と、考えて
反乱を自重する民衆達になるかも。
無双OROCHIの世界にガンダム無双とハルケギニアを参戦
戦国武将、三國武将、ガンダム、メイジの4つ巴の戦いに
>>334 ガンダムは流石に止めとけと言いそうになったが
無双の武将達なら簡単に対抗できそうだと思ってしまった
>>314 一番危険なのはだったのはあの黒ネズミだと思う
>>337 ホンダムのことかーっ!(バサラなので違います)
340 :
232:2007/07/29(日) 21:18:16 ID:???
DOD&Mさんの次、またいいですか?
三國vs戦国vsBASARAvsガンダムvs鬼武者vsハルケギニア
せっかく「雪風」のタバサがいるのに
シルフィードが一度も召喚されてないな。
ただし、戦闘妖精少女の方な
何故呂布がスモーに・・・・
ウェールズがガリアン召喚
単独でレコン・キスタに挑む
「雪風」と聞くと一番最初に駆逐艦を思いつくのだが。
駆逐艦召喚は・・・さすがに無茶だな
長門
戦艦ですよ
流石に時間を空けすぎた予約はどうかと思うぞ……
それぐらいに書きあがるかもしれないとか憶測でやってるのか知らんけど。
この銀河を統括する(ry
351 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:29:16 ID:???
ちょっち早いけど、そろそろ行きますよー。
352 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:30:44 ID:???
事が終わり、ゴーレムの形に影が出来た地面に降り立つ一行。
今になって緊張と疲労が噴き出したのか、へたり込んだサイトに肩を貸すカイムが、それをアンヘルに預ける様にしてもたれかからせた。
「ご苦労であったな」
「ほんとだぜ、まったく。すっげぇ疲れた」
「サ、サイトにしちゃ、よくやった方じゃない。特別に、ほ、褒めてあげてもいいかしら」
相変わらず肝心な所でどもるルイズに、サイトは苦笑いで返し、ゴーレムに対するとどめの功労者として、カイムはアンヘルの首を優しく撫でた。キュルケもそれに倣う。
しかし、ここで肝心な事を思い返し、シルフィードの傍らで立っていたタバサが呟いた。
「フーケはどこ?」
全員がハッとして、辺りに神経を集中させた。
そこで、辺りの警戒を行っていたロングビルが、茂みの中から身体を現した。
「ミス・ロングビル! あなたフーケは見かけなかったかしら?」
「いいえ、分からなかったわ。ごめんなさい……」
引っかかった?支援
354 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:34:40 ID:???
キュルケの問いに、どこか疲れた様子で彼女は答えた。
ゴーレムごと焼き尽くしてしまったのでは? という疑問も挙がったが、アンヘルに寄ると、ゴーレムの付近に第三者の気配は感じられなかったとの事。
五人で周辺を探ってはみたが、二時間程かけた捜索も、無駄に終わる事となった。
そして、いい加減にゴーレムとの戦闘もあり、疲れ果てた全員が小屋を前にし休憩の時間を取っていると、不意に破壊の杖が話題の種になり始めた。
「破壊の杖だなんて言うけど、一体これ、何なのかしらね?」
タバサが持っている、大型の筒の様な物を隣で座るキュルケが突付き、興味深そうに言う。
「学院の秘宝、という事しか知らない」
「でも、破壊の杖、だなんて大層な名前が付いてるんだから、そりゃあ、もう凄いんじゃない?」
素っ気無く言うだけのタバサに対し、何やら想像力を膨らませつつ、大げさなジェスチャーでルイズはその破壊の威力等を表している。
そんな中、ただ一人サイトだけがその杖に対し、真剣な眼差しを向けて考え込んでいた。
私怨
マチルダさんはやまらないでー
期待支援
時間を空けすぎた予約は他の人の投下への妨害になったりするから自重した方が良いかもな
358 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:37:09 ID:???
「サイトよ、おぬし何かこの杖に感じ入る所でもあるのか?」
アンヘルが問うと、サイトはタバサの懐から杖を抜き取り、まじまじと眺めてから言った。
「いや、これさ。俺知ってるわ」
「「え!?」」
思いがけぬ一言に、全員の視線が破壊の杖を手にしたサイトに向けられる。
そのサイトは、杖の色々な部分を触りながら、一人うんうんと頷いていた。
「ロケットランチャーって言ってさ。ここから、さっきのアンヘルのブレスに多分、近い威力の弾が発射される武器だ」
驚きの表情でサイトの言葉に聞き入るのだが、いきなりその様な事を言われてもピンと来ないのが現実だ。ましてや、アンヘルのブレスの威力を目の当たりにすれば尚更という物。こんな物であの破壊力に近い物を再現出来るとは誰も思いもよらなかった。
サイトはサイトで、見た瞬間から、これがロケットランチャーだとは分かっていたのだが、触った途端に扱い方までが頭の中にすぅっと浸透して行く様に理解できた事実に、驚きを隠せていなかった。
とりあえず、異世界云々については事が面倒になる為、今の時点では伏せておいたが。
「それ、使い方分かります?」
眉唾だと大半の者が思い始めている中、ロングビルだけが興味を持ったと言う様に、サイトの元に擦り寄るかの如き近き方をした。ルイズの表情がむっ、と歪む。
「え? あ、分かり、ますけど……」
「せっかくなんだし、ちょっと教えて下さらない? これ一つの為に、わたくし達危険な目に遭いましたもの。それがどんな物かくらい、詳しくしっても罰は当たらないんじゃないかしら」
身体を密着させて言うロングビルに、サイトは思わずどぎまぎしながら口ごもる。
それとは別に、サイト以外の人間は、「おまえは危険な目に遭ってないだろう」という冷静な突っ込みを心の内で行っていた。ルイズはその後、ロングビルに射殺せそうな視線をついでに送ったが。
空けすぎたら空けすぎたでその隙間に投下すればいいんじゃね? 支援
360 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:38:47 ID:???
「まず、これをこうして、ここをこう。そんで、最後はこれを押すと、ここから……って、危険なんですぐに直し……」
「ありがとう。良く分かったわ」
なし崩し的に説明を終えたサイトに、にっこり笑って礼を言ったロングビルは、発射準備の整えられた破壊の杖をサイトの手から取り、発射口を彼等に向けた。
「ミス・ロングビル!?」
キュルケが叫ぶ。
「一体どういう真似ですか!?」
ルイズが慌てて尋ねるも、返ってきたのは先ほどまでのロングビルの物とは打って変わった酷薄な笑みであった。かけていた眼鏡を取り外し、猛禽類の如き目つきで一行に視線を送る。
「ほんと、そこのドラゴンや平民の使い魔二人はイレギュラーだったわ。正直、今回は失敗だと思って焦ってたけど、最後の最後で報われた感じね」
この時点で誰もが悟った。彼女こそが土くれのフーケであるという事実を。そして、使い方を知っていると言うサイトにそれを尋ねた真意も。
「回りくどい真似をしたものね、フーケ」
「我ながらそう思うわ。随分手間を取っちゃったし」
キュルケの言葉に、自嘲した様に言うフーケだが、その表情は愉悦のそれだ。
サイト以外、破壊の杖に関しては半信半疑な為、どう動くか、と頭を動かしていたのだが、ここに至ってルイズ達を手で制するサイトの真剣な面持ちに、迂闊な行動を避け様と言う意識になった。
本能的に、あの筒で狙われている事に身体が恐怖しているのかも知れない。
いや、時間が空くからこそ予約するんだろう?
362 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:41:16 ID:???
「……獅子身中の虫、と言う奴だな」
「難しい言葉を知ってるのね?」
「人間が偉そうな口を聞く……」
アンヘルが苦々しげに言うのを、フーケは楽しげに見ている。ゴーレムの借りがあるだけに、尚更この状況が楽しい。フーケはこみ上げる笑いを堪える事が出来なかった。
サイトにカイムは、剣に手をかけてはいるものの、指先を動かすのと自分達が動くのと、どちらが速いのか、よく理解している。
「とりあえず、全員杖は捨てなさい。そこの使い魔君達も、物騒な物はお捨て願える?」
人を食った物言いだが、どこか有無を言わせぬ雰囲気に、全員は渋々と得物を地面に放り投げる。
全員の顔に、絶望の色が差し掛かった。
「色々としてやられたけど、結果オーライね。ま、それに、そこのドラゴンさんの背中に乗って飛ぶの、中々気持ちが良かったわ」
「抜かせ」
「そうねぇ……もしかしたら生き残るかもしれないあなたに、言っておくわ。再契約とかどうかしら?」
「御免被る」
「残念ね……いいわ。それじゃ、さよなら」
キュルケも、タバサも、ルイズも、サイトも、そしてカイムまでも、その目をつむった。だが、アンヘルだけは目をつむらなかった。
>>359 その合間に投下終わらなかったら面倒な事になるんじゃね?
思いっきり時間が空く事になる予約なら問題無い気ガス
30分ぐらいはかなり不適当だとは思う
繰り上げというモノがある・・・・・まあとりあえず支援だ
365 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:42:46 ID:???
「させぬ!」
「遅い!」
咄嗟にアンヘルは身体を起こし、全身でキュルケ達を庇った。
その程度では無意味、トリガーを押し、発射されたロケットにそんな確信を抱いたフーケだったが、彼女のあては残念ながら外れていた。
「ぐぅっ……!」
「何よ!? 話が違うじゃない!」
一同はアンヘルの呻き声に、その目を開けた。その先には、ごろりと転がったロケット弾がある。そこでサイトは武器の特性を思い返し、その顔を輝かせた。
近距離であるため、安全装置が働いて爆発しなかったのだ。人の身体であるならともかく、アンヘルならばそれを受け止めても致命傷には至るまい。
カイムと目配せしたサイトは、驚き戸惑うフーケに向かい、地面に落ちた武器を拾いながら走る。
「あっ!」
「今度はそっちが遅い! っても、二発目はないんだけどな、それ」
カイムがフーケの手からロケットランチャーを弾き飛ばし、サイトがデルフリンガーの柄で彼女の腹部を痛打する。それで終わりだった。フーケはそのまま地面に倒れ伏して昏倒した。
地に落ちた破壊の杖もそこそこに、皆、自分達を庇ってくれたアンヘルに向けて殺到する。
「アンヘル! 大丈夫!? 怪我してない?」
「わ、わたし達を守るだけ守って、い、逝っちゃったりしないわよね!?」
「…………すぐ帰って、治療する」
「すまねぇ……アンヘル。俺のドジで……」
「…………!」
「きゅい! アンヘルお姉さま!」
押し合いへし合う様にして群がる彼等に、アンヘルは苦笑いを噛み殺して言った。
「ぴぃぴぃとやかましい子らよ……ふん、おぬしらに心配される程、ヤワな身体はしておらぬわ」
それを聞き、皆一様に安堵の表情を浮かべる。そう言うアンヘルも、皆の無事な姿に、例えようも無い安心感を抱いていた。
366 :
DOD&M:2007/07/29(日) 21:44:36 ID:???
とりあえず、今回ここまで。色々言われてるみたいなんで、今後自重しときます。
んじゃ、あじゅじゅしたー。
あじゅじゅしたー!
空気読んで、投下する〜でいいよね。
いちいち予約なんかせんでも。
GJ!
こういうカタチでのフーケ戦は新鮮味があるな
召喚された使い魔の特色が出ていて面白い
乙〜
このDODではルイズがデレるの早いな
乙です
近距離→安全装置の流れは新鮮だなぁ
使わない状況と頑丈さが求められるし
GJ!
続けて投下したいけどいいかな?
>>368 予約制度は、雑談で盛り上がっているときに、投下前に雑談を終わらせるためにできたんだよ。
雑談と投下がかぶると、職人が不快なだけでなく、スレが荒れるから、予約はしたほうがいい。
予約からハンパに時間を空けず、間隔を詰めるのがBESTという事か!
投下中に喚く礼儀知らずは気にしなくてもいいっいよー
飯が挟まったり睡眠時間とか考慮して予約する人も居るんじゃない?
まぁ半端な予約はほかの人の投下が動きづらくなるし、その辺はケースバイケースで
ちょろっとだけど書けたので
見直ししたら15分後に投下します
予約状況
ホークアイの人→おとーさんでOK?
>>376 人が居ると雑談は必然的にある。
人が居ないときなら雑談もなかろうから、予約なしで投下してももんっだいなかろうけど、
反応が返ってこない状況で降下するのは、寂しいだろう?
予約しておけば、巡回中の人が見つけて投下時間に合わせて戻ってくることもあろう。
予約には、荒らしよけの意味と派別に、呼び水の意味もあると思う。
投下中の支援と、一言感想を楽しみにしている職人さんも居るだろうしな。
夜刃さんカモン!
>>231 遅レスだが、六門世界をどのように表現してくれるか楽しみなので応援する。
カッシェ単体だとラミアや邪眼の子は出ないんかな?
雑談以外にも、支援は必須だから、支援してくれる人いる?って意味でも予約はされるんだよ。
むしろそれが最大のポイントかも知れない
では、おとーさんの人の前に投下させていただきます。
夜刃の使い魔 第二夜『ルイズVSホークアイ??』
「へっ、ご免だね。誰か他の奴に頼めばいいだろ」
ルイズから使い魔についての事を一通り聞き終わって、開口一番ホークアイはきっぱりと言い切った。
時間は既に夜になっていた。
あれからこの学生たちの寮に帰り、そして今までお互い疑問をぶつけ合った。
此処は何処なのか、何故月が二つあるのか、何故人が飛んでいるのか。
内容はシーフ特有の話術でホークアイ主導で進んでいった。自分の側の情報は極力漏らさず、ルイズから十分な情報を得る。
よってホークアイはこの世界の状況などを理解し、この世界のメイジたちの事も概ね理解した。
それに反してルイズの判ったホークアイの情報は、口の中に危険なものを仕込む変な平民という認識だけ。
その結果の結論は、ルイズにとっては受け入れがたく、ホークアイにとっては当然のものだ。
「あんた、何言ってるのよ! 話を聞いてなかったの!? あんたは私の使い魔なのよ!」
「聞いてたさ。だからイヤなんだ。お貴族様の使いっぱしりになれって? 冗談じゃない。寝言は寝て言えよ、お嬢ちゃん」
ホークアイの居たナバール盗賊団は本来、あくどく儲ける者達のみを狙っていた。
彼らは、弱い民衆から搾取する権力者や支配者を良しとしない義侠の集団でもあった。
美獣によりその誇りを貶められ、略奪者の群れとなったが、その根底はホークアイの心の奥にしっかりと残っている。
同時に支配者の背負うものも、あのマナの剣を巡る戦いで感じ取った。
二人の王女、リースとアンジェラ。
二人はホークアイの嫌う王族だったが、支配するものとしての義務と責任を誰よりも果たそうと懸命だった。
その姿に感銘を受けたからこそ、背中を預け共に戦えたのだ。
今この目の前に居るお嬢ちゃんはどうだ?
貴族であると言う誇りはあるのだろう。だがそれだけに見える。
権威を当然のものとして享受して、それが何の意味を持つのか理解していないのでは無いだろうか?
そんな小娘に、共に戦うのでもなくただ『一生しもべになれ』と言われて、頷けるホークアイではない。
「大体虫が良すぎるだろ。勝手に人を呼び出しておいて、一方的に使い魔なんて役目を押し付けるなんてな」
「仕方無いじゃない! 私だってアンタなんか呼び出すとは思っても見なかったんだから! 使い魔のルーンだって浮かんでるでしょ!?」
「知った事か。じゃぁな、後は好きにやってくれ。俺は自分で元の場所に帰る方法を探すからさ」
ホークアイはルイズに背中を向け歩き出す。
ルイズは焦った。
折角成功した使い魔召喚の儀である。
どうもこの近くの国の者ではない様だが、
ここで何処かに行かれては、この先一生使い魔無しで過ごさなければいけない。
むしろ『使い魔に逃げられたメイジ』という新たな異名を得かねない。
只でさえ『ゼロ』という汚名を背負わされているのだ。これ以上の屈辱は負いたくない。
しかし今この黒装束の男、ホークアイはルイズを主と認めずに何処かへ去ろうとしている。
(行かせてはダメ!)
とっさにルイズは杖を取り、ホークアイの前に立ちふさがった。
「なんのつもりだい?お嬢ちゃん」
「い、行かせないんだから! ホークアイ! あんたは私の使い魔になるのよ!」
ホークアイの眼前へ杖を突き出す。何が何でも引き止めなければいけない。
(口の中に色々仕込むような妙な平民だけど、メイジに杖を突きつけれられれば大人しくなるはずよね)
そう思いながら力ずくでも従わせようとするルイズ。だが、不幸な事にそれは絶望的な行いであった。
支援を開始する
>>373 避難所の議論スレだったかでの議論で、
別に投下中でもこのスレのテーマに沿った雑談ならしてもいいんじゃね?
という話になってたと思うが。
もし異論があるなら避難所へ。
支援
>>390 そういう雑談から新たなアイデアとか生み出されたりするからねぇ
そしてそれいいな!って思った職人が作品を作ったり
実際の所、ホークアイは内心焦燥感に駆られていた。
今更ながらに自分のなすべき事に思い至ったからだ。
本来居るべき元の世界はフェアリーが新たなマナの女神となり平和が戻ったかに思えた。
だがよくよく考えてみれば、あの聖域での戦いで姿を見なかった者達が、本当に滅んでいるかどうか確証出来ない事に気付いたのだ。
真っ先に聖域へ乗り込んだはずの紅蓮の魔導師や黒耀の騎士はどうなった?その主の竜帝は?
死を食らう男は生きていた。確か、その主の仮面の道士を倒されたと言っていたが、アレの言葉を鵜呑みに出来るのか?
となれば、この目で確かめない限りは安心できない。
折角手に入れた平和を再び乱されてしまう。マナの女神を、生まれ変わったフェアリーを狙われてしまう。
もし仮にあの連中が本当に死んでいたならば、そういう野望を抱く他の者が現れないか夜の世界から監視しなければいけない。
少なくとも別の世界でのんびり使い魔などやっている暇は、無い。
だが目の前で杖を突きつけ主と宣言するこの少女をどうするべきか?
一思いに命を奪うのは簡単だろう。だが、それでは今後この世界で動くのに、世界を超える手段を探すのに少々やりにくくなる。
第一ホークアイもナイトブレードに至ったとは言え殺しが好きなわけではない。
無駄な流血は今でも好きではない。スマートなやりかたがホークアイの流儀だ。
「あのな、お嬢ちゃん・・・」
「ルイズよ!名前くらい覚えなさいよ!!」
「わかった、わかった。ルイズだな? 止めておきなってお嬢ちゃん」
「!!この、平民の癖に!!」
たしなめるホークアイの言葉は、結局ルイズの背中を押してしまった。
失敗も覚悟で目の前のホークアイへ攻撃魔法をたたきつけようとする。
私怨
まあ、公爵家の娘が使い魔に逃げられて退学になる訳にはいかないからな。
「だからやめとけって」
「え!?ん、んん!?」
しかし困り果てたようなホークアイの声と同時、何時の間にかベッドに組み伏せられ、口元を押さえられていた。
あまりのホークアイの速さに何が起こったのか理解できないルイズ。
唖然としたようにホークアイを見上げる。
「ふぅ、まいったな。このじゃじゃ馬っぷりはアンジェラを思い出すよ」
(身体のほうは、全然似てないけどな)
などと思いながらホークアイはため息をつくと、何処からか魔法のロープを取り出す。
目を丸くするルイズ。
「ん〜!! んん〜!!(何、何されるのよ!?)」
「本当はこういう使い方じゃ無いんだけどな・・・」
暴れもがこうとするが、ホークアイの素早い動きに物音すら封じ込められる。
そして・・・暗転。
翌日。
「ルイズ、まだ寝てるの〜? って、どうしたのよそれ!? まさか、新しい趣味にでも目覚めたの!?」
「ん〜〜〜!んむぅ〜〜〜〜!!!(違うわよ〜〜〜!! ホークアイ、覚えてなさいよ!!)」
何時ものようにルイズをからかおうと彼女の部屋を訪れたキュルケは、ロープでぐるぐる巻きにされ猿轡をはめられた少女を発見する事になる。
ルイズVSホークアイ 初戦:押さえ込み+ロープで捕縛でホークアイの勝ち。後に遁走。
支援するかしらー
投下中に雑談の是非を論議ですか?あんまりだよそれは。支援
>>397 良くも悪くも、支援としての役割は果たしてるんだしいいんじゃね。
度が過ぎるとあれだが。
逃げた使い魔は初めてだな
これは新展開に期待が止まりませんぜ
終わりです。
ネタ収集のために聖剣3久しぶりに始めたら止まらなくなりました。
>>397 だから前に議論したんだってば
あと、異論があるなら避難所にって言ってるデショ?
>>400 あじゅじゅしたー
>>雑談してるやつら
お前ら投下中くらい自重しろ
確かに、呼び出された側は別に一人で生きていっても問題ないわけだからな。
手に職のあるやつならなおさらだ。
サイトだって、現代の知識を活用すれば、色々とできる職業も多かったと思うし。
>>390 投下中は、投下中の作品に関わる雑談ならおk、という話だったと思ふ?
ルイズ・・・やはり相手が悪かったか
ほいだば投下しますね〜
>>402 ハ,,ハ
ブッ!! ( ゚ω゚ )
/ \
(⌒⌒⌒⌒ヽ((⊂ ) ノ\つ))
(お断りしますゝ (_⌒ヽ
丶〜〜〜〜 '´ ヽ ヘ }
ノノ `J
>>400 遅くなりましたが乙です〜
場所は変わって、トリステイン魔法学院の学院長室では決闘の一部始終遠見の鏡で見ていたオールド・オスマン学院長とコルベール先生がいました。
「伝説の【ガンダールヴ】か・・・」
オールド・オスマンは目を瞑り深いため息をつくと徐にコルベールに尋ね直しました。
「ミス・ヴァリエールの使い魔のルーンと伝説の記録に間違いは無いのじゃな?」
「はい、オールド・オスマン学院長。私もこの決闘を見るまでは半信半疑でしたが・・・」
額に光る汗を拭きながらコルベールは続けます。
「あらゆる武器を使いこなし、無敵の鎧を身に着け・・・巨人にもなったと言われております・・・。これは早急に王室に連絡した方がよろしいかと思われますが」
「いや、それには及ばんじゃろう」
コルベールの言葉にこう答えたオールド・オスマンは水パイプを手に取ると口へ運びながらこう続けました。
「王室貴族の阿呆どもにこの事を知らせればどうなるか・・・わかるじゃろ?」
コルベールは「あっ!」と気がつき再び汗を拭い始めました。
「どうせ研究と称して王室に連れ去り戦争でもおっぱじめるに決まっておるわい。そうなれば未来あるうちの生徒も悲劇に見舞われるじゃろうて」
苦々しく語るオールド・オスマンにコルベールも同意しました。
「まぁ、王室貴族連中なぞ煙に巻くのは慣れておるわい。それに・・・」
遠見の鏡を見ながらオールド・オスマンは呟きました。
「心優しき使い魔にはワシもちと興味あるしのう」
何でハガレンの話隔離されてんの?
支援!支援!
おとーさん久し振り!支援です
どうも
>>407みたいに投下に関係なく雑談したいやつがいるみたいだな
夏だから仕方ないかもしれないが
>>409 元々別スレ
私怨
ちょっとマテ、ガタールヴが何か強化されてマスw
>>405 いや、そうでもない―――というか、お前は現代の科学の進化の速度を甘く見ている。
たとえば、有名どころで相対性理論を例にすると、
あれは発見当初は、世界でも一流のレベルの物理学の知識と、
超一流の数学の知識がなければ、解くことも理解することもできない代物だったが、
今ではその物理と数学の知識は、普通に高校で習うレベルにまでなっている。
100年たたずに、世界最先端に知識が高校生レベルにまで一般化される、
それくらいの勢いで科学は進歩しているんだよ。
まして、あの世界は数学と物理は発達していなさそうだからな。
その日の夜、ルイズはベッドの中で今日の事を思い出していました。
失敗魔法で落ち込んでいた所を慰められた事
おとーさんの比類なき強さ
決闘相手だったギーシュさえ傷つけなかった優しさ
ギーシュが傷つけた二人と私へギーシュに謝罪させた思いやり
手を繋いだ時のぬくもり・・・
ルイズは部屋に帰った後、おとーさんに明日の虚無の曜日に街へ出て武器を買い物する事を提案しました。
今日の出来事でルイズとしては何かおとーさんに買ってあげたかったのです。しかし、おとーさんは武器は要らないと断ったのでした。
たしかにあれだけ強いおとーさんですから必要ないかとルイズは考えしょげていました。
そんなルイズを見ておとーさんは少し考えると明日自分のうちに招待したいと言ってきました。突然の申し出に戸惑いましたがルイズは行くことにしました。
「使い魔の家に行ったメイジなんて私が初めてだろうなぁ〜」
すでにおとーさんが家に帰った部屋でポツリとそう呟くと、ルイズは何故だが可笑しくなってきて一人でクスクス笑い始めました。
ちょww使い魔ご家庭訪問ww支援
しえん、しえん、しーえん
420 :
マロン名無しさん:2007/07/29(日) 22:24:20 ID:otkft2YE
おとーさんのルイズは可愛いな。
コロナと仲良くなりそうだ。
……支援
その時、扉をノックする音が聞こえました。扉を開けるとそこにはキュルケとタバサが立っていました。
「ななな、なにしに来たのよ」
「別に〜、ちょっとあなたの使い魔に興味があったから来たのよ」
「私も興味ある」
あからさまに嫌そうにしているルイズをよそにキュルケとタバサはズカズカと部屋に入ってきます。
「ちょ、ちょっと勝手に入らないでよ」
「いいじゃない。使い魔は・・・おとーさんだっけ?どこよ?」
部屋をキョロキョロさがすキュルケとタバサに諦めたルイズはため息をつくと正直に言いました。
「おとーさんなら帰ったわよ」
きょとんとするキュルケとタバサ、その直後キュルケは吹き出しました。
「アハッ!あんた使い魔に逃げられたの?」
ムッとするルイズはキュルケの言葉を否定しました。
「ちち、違うわよ!!毎日家に帰ってるの!明日の朝にはまた来るのよ!!」
ルイズの言葉に「へっ?」と間抜けな顔をして答える二人でしたがすぐに興味津々な顔をして根掘り葉掘りきいてきました。
結果、部屋についているもう一つのドアについて詳しく説明する事になりました。
説明の後、どういうわけかキュルケは中を覗くと言い出しました。
タバサはプライベートを理由に、ルイズはいつしかの夢の事が頭によぎり止めようとしましたがキュルケは聞かずにドアに手をかけました。
「ちょっとだけ。ちょっとだけだから」
キュルケがドアを少し開けて中を覗いていました。すると、ドアの向こうで誰かがくしゃみをするのが聞こえました。
その後、ルイズとタバサは気絶したキュルケを部屋まで運ぶのでした・・・
私怨
家庭訪問きたーw
以上で投下終了です
一週間色々悩みましたがこの方向で行くことにします
デル公?(´・ω・`)知らんがな
>>412 夏休み期間に入る前に議論になった時もこういう意見はあったと思うよ、
ジョジョスレでの議論の記憶とも混ざってるかもしれないけど。
自分と違う意見を全て「夏だから」と蔑むのはよくないね。
このスレの目的はSSの投下という1点のみではなく、
「あのキャラが召喚されたらどんな展開になるだろう」と
みんなで雑談して楽しむこともスレの目的のひとつなのだから、
特にどちらかを絶対的に優先させることも無いと思う。
投下乙でした
やはりおとーさんは和みますね。
キュルケ&デルフに黙祷。
GJ
おとーさん家はある意味ゼロ魔よりファンタジーだろうなw
カリフラワー再びw GJ!
発達しすぎたSFは最早ファンタジーなのだよw
そしてキュルケ、ご愁傷様・・・
高度に発達した科学は魔法と同じだとか何だとか
おとーさんの家はルイズにとって未知の魔法まみれだろうな
GJ!
テンプレに入れても見ない、見えない不思議EYEを持つ奴がいる。
『議論』は避難所でッ!
んじゃ続けて投下
今回は高刺激なTUEEE分が含まれています。
用法容量を正しく守って服用してください。
支援してあげるわぁ
俺のこの手が真っ赤に燃える!
支援するぜと轟き叫ぶ!!
ぶぁぁぁく熱ッ!
>>432来いフィンガーッ!!
支援!
トリステイン王国における絶対の存在。即ち貴族!
それは権力者であり絶対者、魔法なる平民とは圧倒的な力の差を持つ存在!それが貴族なのです。
力を持つ事で権力を得るは、義務を持つという事!
しかし力を持つ者、それが必ずしも正しき者で有るとは限らないのが、いかな世界にも付き纏う、非情なる世の常なのです。
それを目にした時、異なる世界よりの来訪者は、いかな判断をくだすのでしょうか?
それでは、機動武闘伝Gガンダム外伝『爆熱の使い魔』へ、レディーッ・ゴー!!
ルイズは今日も、代わり映えのしない一日の時間流れるとばかり思っていた。
とは言っても使い魔召喚の儀式の日以来、日々が慌しく騒がしく、代わり映えしなくてもそれは騒がしいのかも知れないのだが。
そんな風に油断していたら、“それ”は起こってしまった。
結論を先に言うと階段で派手に転んだ。
原因は?と言えば、パンティのゴムが切れて、突然ずり落ち、それに躓いた。
更に原因を追求すれば、ドモンが洗濯を請け負っている数多くの物の中で、繊細なシルク製品はルイズの下着類だけだった訳で。
つまりは洗い方がそぐわなかった為、へたったのだ。良く見ればゴム以外もヨレヨレである。
偶々盛大に転んだその無様な姿を見た人がいなかったから良かった物の、ルイズは当然怒り心頭な訳で。
「ドッモォォォォーーーーン!!!!」
頭に浮かぶは『処刑』の二文字。
ドモンは今頃は広場で何時もの晩飯後の時間を利用した、一日の締めの鍛錬をしている筈。怒りの声を上げていざお仕置きに!
ルイズは鬼の形相で全力で走っていった。ノーパンで!
うて、ドモン!!
( ゚∀゚)o彡°支援!支援!
支援してやるですぅ
うん、シルクは手洗いでないと不味くね?とは前々から思ってた支援w
ノーパン支援
さて、その場にはドモンはおらず。ギーシュが一人ワルキューレで奇妙な事を繰り返していた。
ワルキューレが、がっしゃがっしゃ全力で走ったと思えば、わざと木の根に躓いて転んだり、ワルキューレがワルキューレを投げ飛ばし、叩きつけたり。
「やあ、ルイズじゃないか。見てくれたまえ、このワルキューレの勇士を!」
ルイズを見つけたギーシュが、やたら嬉しそうに語りかけてきた。
「以前と違って人の身体を単純化した形で模して三層構造にしてみたのだよ。
お陰で転んでも、以前の様に無様に砕けたりしなくなってね。その代わり同時に二体しか錬金できないけど。
今は受け身を上手く取れるようにコントロールの訓練を――――――」
「知らないわよ、そんなマヌケなダンス。
それよりうちのド馬鹿使い魔は知らない?二足歩行の方よ?ちょっとこれから処刑しないといけないんだけど」
ギーシュの熱い語りは、微塵も聞いても貰えなかった。
「へ?し、師匠の事かい?そう言えば何時もは、そろそろ此処に来てもおかしくない時間なのに来ないなあ」
「じゃあ何処?何処にいるの?答えなさい。答えないと殺す。今直ぐ言わないと殺すわ」
殺し屋の目をしたルイズに胸倉を掴まれがくがく揺さ振られ、ギーシュは大慌てで思いつく事柄を並べた。
「わ、わわわわわ、そんな無茶な。た、多分また厨房で晩飯食べて、まだ戻ってないんじゃ無いかなー?とか思ったりして。
あ、ひょっとしたら風雲再起なら知ってるんじゃないかなーと思ったりして」
乾いた笑いをするギーシュを地面にたたき捨てるようにして、ルイズはざむ!ざむ!と怒りを込めた足音を立て広場から去って行った。
>>432 流派東方不敗の前じゃあ全てを許してしまうぜ
支援
キングオブハートが強いのは当たり前
さて時間を少し遡ろう。
今日の晩飯をドモンは楽しみにしていた。こちらで手に入る食材でも比較的簡単に作れ、それでいて今までその存在を忘れていた料理。それを思い出しマルトーに依頼していたのだ。
「おう、来たか我等の剣。注文していたカツドンだったか。出来てるぜ」
目の前に置かれたそれを見て、にやけ笑顔が止まらない。
「す、素晴らしい」
唾液が口の中に溢れてくる。
「これぞまさしくカツ丼」
まずは香りを確める。
「うむ、間違いなくカツ丼だ」
最近自作した、自前の箸を用意する。
まずは目の前で手を合わせ一礼。
「いただきます」
何時もの数倍丁寧に拝む。
箸を手にし、まずは恐る恐る、卵でとじられたカツを一口頂くべく箸を入れる。注文通り見事な卵の状態である。黄身白身が混ざり過ぎないように程々に掻き混ぜられ、そして程ほどに火通ったその半熟。
その卵が持ち上げたカツからトロっと垂れる。
「くぅっ。良くぞここまで再現をっ」
溢れる感動と共に頬張る。これまた注文どおりの出汁、本醸造丸大豆醤油や味醂が存在しない中、良くぞ此処までとプロの仕事に感極まってくる。
後は無心に掻き込むのみ。思う存分咀嚼し、飲み込む。
「卵とじで此処までとは、これは素材的にハードルの低いソースカツ丼ならば……ゴクリ」
これまた自作の楊枝で歯間をしーしーと軽く掃除して、その味の余韻を楽しんでいると、マルトーが話しかけてきた。
「中々新鮮な組み合わせだったぜ。あれでこんな味が出るとは、正直かなり今後の参考になったぜ。
しかしその、米を炊くだったか?密閉状態で茹でて蒸す手順は珍しいな。以前シエスタから聞いた事があったが……」
言われて気付いた。何時もここで食事を取る時は大抵はシエスタが甲斐甲斐しく面倒を見てくれるものだ。
「そういえば今日はシエスタの姿を見ないがどうした」
その言葉にマルトーの表情が曇った。
しかし、ゼロ魔の世界はゴムは存在するんだな支援
所詮樹液だからな支援
モット伯死亡フラグ支援
「シエスタは……もういねえ」
それは腹の底から搾り出すような声だ。悔しさが溢れている。
「先日王宮からの勅使で来ていた、モット伯って貴族に見初められて仕える事になってな。今朝早く迎えの馬車で行っちまった」
「その物言い。栄転という訳じゃあ無さそうだな」
「まあな。結局平民は貴族の言いなりになるしかないのさ」
それだけ言うと、マルトーは『さて仕事仕事』と言い残し下がっていった。
よく洗濯の時に顔を合わす、シエスタとも親しい他のメイドにも聞いてみたところ、そのモット伯という男、そういった形で気に入った若い娘を召抱える事が多々有るそうだ。
どの者も『可哀想だけど諦めるしか無い』『貴族には逆らえない』といった旨の事を諦めた顔で言うのみだった。
「ちっ。何処の世界でも権力を傘にきて好き放題って奴はいるもんだな」
ドモンが言い捨てると、先日手に入れたデルフリンガーが語りかけてきた。
「何時の時代もこんなもんさね。貴族は魔法使い、力がある者には逆らえねーのよ。ま、諦めるしかねえってこった」
「フン。ならばモット伯とやらを叩きのめせばいいだけの話しだろう」
「オイオイ、無茶を言っちゃいけねえ。
居るのはそのモット伯だけじゃねえ、屋敷にゃ沢山の護衛も居るんだぜ?『使い手』でも限度って物があるぜ」
「知った事じゃあない」
「と、取り合えずは話し合いで取り引きをするとかよお」
「その様な事をしても、別の者相手に繰り返すだけだろう」
「けどよ、相手は王宮のお偉いさんらしいじゃねーか。無茶をすりゃそっちからも何かきちまうぜ?」
「その様な腐れ王宮なら纏めてぶっ飛ばしてやる、キングオブハートの名にかけてな!」
「マジかよ。今回の相棒は随分と激しいね。ま、そこまで言うなら俺はどうしようも無いね。付き合ってやらあ」
一向に引かないドモンにデルフリンガーは諦めた。
国相手だろうがぶっ飛ばす!と息巻く男を如何止めろという訳で。
「さて、モット伯とやらの屋敷の場所を……そうだなギーシュにでも聞くか」
という事でドモンは、おそらく広場の低位置にいるであろうギーシュの元へと向った。そしてドモンを探しに動いたルイズとは擦れ違いになった。
多分かなり弱いゴムなんだろうけどな
支援
トリスティンというか、ゼロ魔の舞台は中世ヨーロッパがベースだから、蒸すと言う調理法はないと思う支援
支援なのー
醤油もシエスタ経由なんだろうか?
支援
その頃ルイズは馬小屋にいた。まずは風雲再起だ。
奴からドモンの居場所を聞き出す!そう息巻いてやってきた。
しかし風雲再起の姿が見えない訳で。
その場にいる者に取り合えず聞いてみる事にする。
「風雲再起はどこ?教えなさい。教えないと酷いわよ」
「ぶるるるる?」
ダメだ。
「風雲再起の居場所を教えなさい。これは命令よ!」
「ぶるるぅっ、ひひーん」
ダメに決まっている。
「う、うちの使い魔見なかったかしら?」
「ぶほっふんふんっぶるるっ」
実は教えて貰えているのかも知れない。しかし話しになる筈なかった。
さて、判らないとなれば風雲再起を見つけ出すのは厳しい。彼は好き勝手に学院内とその周りを動き回っているので、所定の時間に現れる以外でルイズが発見するのは難しい。自分の使い魔なのに……。
馬鹿な事をしていても仕方無いのでルイズは厨房へ向う事にした。
怒り心頭、怒りのスーパーモード状態のルイズに地面に叩きつけられて、ギーシュは一人ぽかーんとしていた。
そんな時、先程のルイズと同じ勢いで、ざむ!ざむ!と歩んでくる、楊枝をくわえたドモンの姿が目に入る。
本日のワルキューレの成果を見てもらおうと『師匠』と呼ぼうとした所で思わず口を押さえて黙ってしまった。
怖い。あの目は怖い。決闘で怒らせた時よりも怖い目をしている。先程のルイズの目よりも怖い。
言うなれば冷静なる怒りの目。生命としての本能部分が、あれはこの世でもっとも恐ろしい存在である!と訴えかけてくる。
「ギーシュ!」
「は、はいいっごめんなさいーっ」
名前を呼ばれて反射的に謝ってしまった。しかしドモンはその言葉を全く聞いていないようだ。
「モット伯とやらの屋敷の場所を教えろ」
「え?」
「先日、学院に王宮の勅使で来たという貴族だ。そいつの屋敷の場所を知っているなら教えろ」
「は、はは、はいっ!し、知って、おりっますっ!」
ギーシュは反射的に、びしっと立ち上がり。裏返った声で敬礼をしながら答えていた。
「では、話せ」
ドモンはぷっと楊枝を吐き出す。それはワルキューレに容易く深く突き刺さった。
原作がラノベなんだから、細かい歴史考証をしたってしょーがない支援
ドモンが強すぎる?
逆に考えるんだ。
ゴッドガンダムが出てきていないだけ助かっていると考えるんだ。
支援
459 :
マロン名無しさん:2007/07/29(日) 22:48:32 ID:vblYSKl+
怒れドモン!しかし怖すぎるよw支援
支援するかしら!
ギーシュから屋敷の場所を聞くとドモンは、親指と中指を天高く掲げて弾く。
パチンッ!
「来いっ!風雲再起いぃぃー!!」
そしてドモンの絶叫に応え、学院の外壁を飛び越え風雲再起が、文字通り風の如くの速さで現れる。
驚くギーシュの目の前で、風雲再起に飛び乗ったドモンは、これまた風の如く走り去ってしまった。
さて、モット伯の屋敷は風雲再起の足をもってすれば、10分とかからない場所にあった。
なるほど、いかにもな豪勢な屋敷だ。『何者だ!』と叫び行く手を遮る門番を其の侭跳ね飛ばし庭内へと一気に突っ込む。
「え、えええええええっ!お、おいおいおいおい。おめえ、いきなり突っ込んじまうのかよ」
デルフリンガーが悲鳴の声を上げた。
跳ね飛ばされた門番が笛を拭くと、次々と衛士や、奇妙な生き物が集まってくる。
「あれは何だ」
ドモンが顎でその犬に羽根が生えたような奇妙な生き物をさすとデルフリンガーがそれに答えた。
「ガーゴイルだあね。魔法で動く石像ってやつだ」
「ならば潰しても問題は無いな」
風雲再起に跨ったまま、ドモンはデルフリンガーに手を伸ばした。
「まだ一度も使った事は無かったな。良い機会だ。試し切りと行くか」
言うや直ぐさまデルフリンガーを抜き放つ。
それと共に左の手のルーンが輝いた。
そして突然力が溢れ出してくる。
「何だこれは。以前も何か有った気がしたが」
「知らねーのか?おめー『使い手』だろ」
「その『使い手』ってのは何の事だ?」
「この力は伝説の使い魔『ガンダールヴ』の物だろうが。それも知らなかったのか?」
デルフリンガーと言葉を交わしながらも、飛び掛って来るガーゴイルを次々と一瞬で斬って捨てる。
「知らん。何だその『ガンダールヴ』ってのは。ガンダムファイターならば知っているが」
背後から迫ってくるガーゴイルを、風雲再起が蹴り飛ばし粉々にする。
>>456 馬に聞いてみるとは……
おちゃめだなルイズ
> ドモンはぷっと楊枝を吐き出す。それはワルキューレに容易く深く突き刺さった。
…し、支援…
流派東方不敗はなぜか俺TUEEEEに清々しさを併せ持つ。武闘派だからか? ・・・支援
「武器をその手にすりゃあ、力が全身に漲って、武器を何者よりも上手く扱える。それが『ガンダールヴ』だ」
衛士が突いてきた槍を片手で掴み、其の侭圧し折る。
「フン、聞いた事も無いな。まあいい、その話しは後だ」
「お、おいいいいっ、挟み撃ちにされちまうぜ」
「雑魚は相手にするだけ時間の無駄だ!」
デルフリンガーを無視して、風雲再起を跳躍させ、屋敷前を守る衛士やガーゴイルを飛び越え強引に突破し、邸内へ強引に飛び込んだ。
久しぶりに“上物”を手に入れてモット伯はご満悦であった。
さて、どの様に楽しもうか?その“上物”を前に考えると興奮が止まらない。そんな時突然ノックがされ、慌てた声で報告が続いた。
「ぞ、賊が侵入いたしました」
その報告に続いて、何かを突き破る派手な音が、そして怒声が響く。
「出て来い!モット伯とやら!」
ルイズが厨房で聞き込みをしてみた物のドモンの行方はわからなかった。
ご満悦で晩飯を食べた後、其の侭出て行ってしまったそうだ。
厨房から出たところで、メイドがひそひそ話しをしているのが少し耳に入って来た。
「ドモンさん、シエスタの話しを聞いた後、走っていってしまったけど、もしかして……」
「ま、まさかぁ。モット伯の所に行っちゃったとでも?」
「けどドモンさんって結構直情的な所有るから……」
「ちょっと、あんた達その話しを詳しく聞かせなさい」
やっとで手掛かりを掴んだ!早速聞き込みを始めるルイズだった。メイド達は鬼の形相に怯えているが……。
なおルイズは未だノーパンである。
風雲再起なら、字を教えたら筆談で会話できる支援
TUEEEEだって職人の腕次第で美味しく頂けるんだぜ支援
ガーゴイルをあっさり蹴り飛ばす
風雲再起支援
ちょwwルイズwwww
このままだと痴女のルイズになるぞwwwww
>なおルイズは未だノーパンである。
ちょwwwwwwww支援
さて、ルイズはメイドから話しを聞いて、嫌な予感が止まらなくなった。
どう考えてみても結論が一つしか思い浮かばない。
『ドモンはモット伯に喧嘩を売りに行った』
スリに気を付けてと言えばスリを一網打尽にし。ギーシュが決闘だと言えばギーシュのみならず何人もの生徒を纏めて公開尻叩きにしてしまった前歴あるあの男なのだ。
間違いなくやる。やってしまう。
「め、眩暈がしてきたわ……」
モット伯は王宮の勅使も勤める有力な貴族であり、優秀な水のトライアングルメイジだ。街での大暴れを考えれば、ドモンは負けないかもしれない。
しかしその様な大物相手に大暴れして、ただで済む訳がない。
最悪というか、普通にお尋ね者誕生!それは間違いない。
「き、気の所為かも知れないわ。ええ気の所為よね。流石にそんな事する筈が……ないわよね?」
ルイズは自分にそう言い聞かせた。
『うん大丈夫!』と納得したところで、ギーシュが駆けて来た。
「ルイズ、きみが探していた師匠だけど、先程僕の所にやってきたよ。
物凄い勢いで、モット伯の屋敷は何処だと尋ねてきたけれど。何だったのだろうか」
大丈夫でなかった。
どうする?どうするルイズ。考えるのよルイズ!
思考を最大速度で走らせる。
追いかければ間に合うかもしれない。モット伯の屋敷へは人の足で一時間はかかる、ドモン相手でも、馬を使えば、いや、タバサに頼んでシルフィードの力を借りれば追いつける。
追い付いて止めれば。
「風雲再起に跨って物凄い勢いで飛んでいってしまってね。急ぎの用だったのだろうか」
ギーシュの言葉に、その案も却下された。
どれ位前にドモンは出たのかと聞いてみたが、あきらかに間に合わない。多分もう到着してるに違い無い。
さようなら、魔法学院。さようならトリステイン。ごめんなさい、お父さま、お母さま、姉さま、ちい姉さま。何か色々走馬灯の様にルイズの脳内を駆け抜けた。
響き渡った怒声に。モット伯の言う“上物”。つまりシエスタが驚きの表情になり『まさかドモンさん?』と呟く。
モット伯は慌てて部屋を飛び出した。
>>464 俺TUEEEEを本編でやって挙句の果てにソレがテーマでしかも最後の最後までやり通したからじゃないか?
だからこそ「今更だよな?」という先入観が先立ってしまうため
階段の踊り場から一階の入り口広間を見下ろすと、見事な白駒に跨り錆びた片刃剣を構えた一人の男がいた。
その男が此方へ向けて剣を突きつけてきた。
「貴様がモット伯か!」
モット伯は階段をゆっくりと進む。彼の登場で静まり返った屋敷に、二人の声が響き渡る。
「いかにも私がモットだが。この様な時間に何のつもりだ」
「俺の名は、ドモン・カッシュ。
シエスタを返して貰いに来た。それだけだ」
ドモンが下馬しながら問いに答える。
「返してもらうとは人聞きの悪い物言いだ。決して拉致をした訳ではない。
同意の元、モット家の正式な使用人として雇い入れたのだからな」
「フン。断る事のできぬ相手に同意とは片腹痛い。
そして抗う事が出来ぬ娘を手にかけようとは、それは畜生にも劣る下劣な行為だ!」
「だから何だというのだ。名も無き平民が私のような高級貴族に奉仕することは、この上ない名誉ではないか」
「乙女の心の嘆きを知ろうともせず、ただ屁理屈を捏ねて陵辱しようとは。成る程、言葉を理解できぬ犬畜生以下だったか」
「貴様!平民の分際で貴族を侮辱するか」
「貴族か。己を貴族と誇るならば受けるか?貴様のプライドをかけた決闘を。
この俺とのファイトをな!」
「何かと思えばくだらぬ事を。たかだかメイド一人の為に、決闘をしろと?
しかも、ただの下賎な平民相手に!」
「フン、逃げるのか。その平民相手にケツをまくって逃げると。
良いだろう、ならばシエスタは貰って帰るまで」
ドモンはズカズカと階段を上り、モット伯を眼中なしとばかりにその横を通りぬける。
それを止めんと伸ばしたモット伯の手を弾き飛ばす。
「男としての度胸の欠片も無い腰抜けが俺に触れるな!」
その言葉にモット伯が激昂する。
「平民相手に大人気ないと下手に出ておれば調子付きおって!
よかろう!貴様の決闘受けてやろうではないか!
平民が貴族の邸宅で武器を抜く事の愚かさ、思い知らせてくれる」
>>472 ドモンが強い?
当たり前だろ?
って感じだからなぁー。
支援
いいからパンツ穿けよw支援
モット伯それ死亡フラグwwww支援
ソニックブー支援
ルイズ糸色望化しえん
スカッ!とするであろう準備支援!
モット伯のその言葉に、シエスタが慌てて飛び出してきた。その姿は学院で着用しているメイド服と違い、胸元や背が大きく開いた物だった。
「止めてドモンさん!殺されちゃう。
伯爵この物の無礼をお許し下さい」
其の侭モット伯の前へと出て跪き、許しを懇願する。
「ならぬ、かような者を捨て置けば、ジュール・ド・モットの名が廃る」
しかしその様な言葉、怒りに燃えるモット伯に届く訳もなく一蹴される。
「下がっていろシエスタ」
ひとこと言うとドモンは突然シエスタをひょいっと持ち上げ階段の下へと放り投げた。
それを素早く風雲再起が宙で咥えて受け止め、そのまま己の背へと放り投げて跨らせる。
「任せたぞ風雲再起。下がっていてくれ」
少し風雲再起に視線を送ると、そのままモット伯に向って半身に構える。
「中々の名馬ではないか。あれは貴様を殺した暁には私が使ってやろう」
「貴様如きが俺を倒せるのならばな!」
交わされた言葉が切っ掛けとなり戦いが始まった。
「私の二つ名は『波涛』!
『波涛』のモット。トライアングルのメイジだ」
言うとモット伯が杖を抜き放つ。
「面白いトライアングルか。盗賊風情でないトライアングルと一度手合わせをしたかったところだ!」
モット伯が僅かに瞬きをした瞬間、目の前でドモンがそう語っていた。
腹へと膝蹴りが叩き込まれ、其の侭踊り場から転がる様にして広間へと、吹っ飛ばされる。
「どうした、どうした!
何ならそこいらの連中も纏めて掛ってきても良いんだぞ!」
咳き込むモット伯へと挑発が飛ぶ。
モット伯は吹っ飛ばされた拍子に、ぶつかり砕けた花瓶へと目をやり杖を振る。
水が意思を持った竜の如く舞い上がり、渦を巻きながらドモンへと殺到する。
むしろドモンがどこまで貴族相手に戦ってくれるかが楽しみだぜ支援!
たとえ異世界だろうとどこだろうと、変身ヒーローが変身して、そこいらの兵士と同じ強さじゃおかしいわけで、支援
>>472 何せ全勝での優勝を宣言して、実際それで終わったものなぁ。
試合以外では挫折とかいろいろあったけど。
スピニングバード支援
「水鉄砲風情が通用すると思うなッ!!」
それは右の掌で受け止められ飛沫と散る。
「こういう事もできる!」
声と共に散った飛沫が次々と氷槍へと姿を変える。
「確かにそこいらの雑魚よりは早いようだな」
ドモンは素早くバックステップをし、氷槍から間合いを取る。
「逃がさん!」
モット伯の気迫と共に氷の槍が次々とドモンへと振り注ぐ。
シエスタは串刺しにされるドモンの姿を思い、顔を伏せた。
しかし、聞こえる音は水が蒸発するような音のみ。
恐る恐る顔を上げると、掌を前面に掲げ不適な笑みを浮かべるドモンの姿があった。
「貴様が『波涛』ならば、俺は『爆熱』!!
その程度のちゃちな氷等ッ!」
ドモンの拳が熱を佩び灼熱し、刻まれし紋と共に輝く。
「お、おでれーた。相棒、武器も使わずに、おめえ何者だ!」
「な!?先住魔法だと!?」
デルフリンガーとモット伯が驚きの声を上げた。
「フン、魔法だと?寝言を言いやがって。
この流派東方不敗が奥義、魔法等と一緒にしないで貰おうか!」
まさか、撃つのか、あの状況から!!支援
ちょwwwwww
支援!
水鉄砲www
支援
モット伯逃げてー!支援
行きすぎた科学が魔法とほぼ同じものであるように、
行きすぎた武術も魔法みたいなものである
十二王方牌は立派な魔法支援
そーいや、石破天鷲拳は生身で発射がデフォでしたな支援
超級覇王電影弾も魔法でいいと思う支援
流派東方不敗の遠距離攻撃技は気合と根性ですよ支援
「何であれ、あれ以上の氷ならば受け止められまい!」
モット伯が再び杖を振るうと、床にぶち撒けられた水が瞬く間に姿を消し、空気が乾燥し、巨大な氷塊が宙へと現れる。
「いいだろう!ならば正面から受け止めてやる!」
ドモンはその手を指を氷塊へとかざす。
「自惚れるな!」
「はっ。その言葉は結果を見てからにしてもらおうか!」
氷塊は時間を置くにつれ、更に巨大に成長してゆく。
「 俺のこの手が真っ赤に燃える!
勝利を掴めと轟き叫ぶ!」
そして、それへのドモンの答えは、彼等が聞いたも無い口上であった。
練り込まれた気が、ドモンのその掌へと集中し赤熱化させる。
キングオブハートの紋章が、併せて閃光の如く輝きを放つ!
「再度言おう、平民ごときが自惚れるな!」
そしてモット伯の杖が降られ、氷塊がドモンへと叩き付けられる。
「ばぁくねつッ!
ゴッドォッ!
フィンガァァァァァーーー!!」
ドモンの裂帛の叫びと共に、カウンターで手刀が氷塊へと叩き込まれ、触れた氷が瞬く間に気化し霧となる。
衝撃と共に氷塊には次々と皹が走る。
「ヒィィートッ・エンドォォーーッ!!」
その気合の叫びと共に閃光が走り、氷塊が爆発四散し、欠片が広間にまさしく雨あられ降りそそいた。
ドモン説得力無いよ説得力無いよ
あんたの技も師匠の技も、シャッフル同盟の技もそれ以外のガンダムファイターの技も魔法じみてるじゃん支援!
スクリューパイルドライ支援
すごいな
これがGガン厨ってやつか
ドモンやりたい放題だなwwww支援
「お、おでれーた。本当におでれーた!相棒、本当におめー何者だ!」
「な!?ば、馬鹿な……。何だというのだ……」
ハルケギニアに生きる者達が、眼にもした事無いそれに驚愕の言葉が零れた。
「フン、ならば答えてやろう!
俺は、キングオブハート!流派東方不敗は、ガンダムファイターのドモン・カッシュだ!」
ドモンがモット伯へとずいずいと迫る。
その迫力に、眼力に、モット伯が気圧され後退る。
黙ってゆっくりと迫る圧力に耐え切れずに、モット伯は声を荒げ叫んだ。
「ええい!一斉に掛れ!やってしまえ!」
その言葉に様子を覗っていた、衛士達が、ガーゴイルが動き出す。
「貴様の貴族の誇りとやらはその程度って事か。
倒れ気を失うまで、戦い抜く度量もありはしない」
「言わせておけば!生きて帰れると思うな!」
「ふん、その取巻きも貴様の力だ。遠慮無く纏めて掛ってくるがいい!」
言葉を交わすと、ドモンは一気に敵の真っ只中へと飛び込んだ。
縦横無尽に突かれる槍を上体のみの動きで流れる様にかわし、次々と蹴りを叩き込んでいく。
指二本で斬撃を受け止め、剣を圧し折る。魔法の詠唱の体勢に入った者へと、近場の衛士を其の侭蹴り飛ばしぶつける。
それは何者もが、ドモンのその身体を掠める事すら許されない、あまりに一方的な戦いである。
JPを使うかWPを使うか―――本人や知っている人はともかく、何も知らない人から見たら黒魔法と白魔法の違いみたいなものだしな支援
原作ドモンでもこのぐらい余裕で出来そうだから困る
熱血漫画の恐ろしいところは、先住魔法の反射すら気合いと根性でナントカしそうな魅力を持つところにある。
支援
7万相手でもいけそうだな…支援
Gガン厨でなくてもこれは爽快w支援
>>501 特に3では体術は魔法もどきが多かったよな支援
昇竜支援
確かに、財力で人を雇うのも立派な力、力である以上腕力との交換が成立するわけだ支援
ショートレンジでは絶対的に不利と見たか、ドモンが周りの衛士を纏めて蹴散らした瞬間を狙ったかのように、次々と降り注ぐ氷の雨。
しかしそれを、まさしく目にも止まらぬ拳撃で次々と叩き壊し、時に蹴りで弾き返す。
そこに続けて後方より、空気の塊が叩ききつけられた。その風には逆らわずに宙に浮き、壁際へと下がる。
その様子に効果ありと見たか、次々と空気の塊が叩きつけられてくる。
しかしドモンは壁を蹴り、その空気の塊へと突っ込んだ。マントが螺旋を描く様に舞う。
「超 級 !
覇 王 !
電 影 弾 !!」
電光がドモンの身を渦と包みこんだ。それは空気の塊を弾き、大理石の床を削り飛ばし、天井より釣り下がる豪奢なシャンデリアをも巻き込む。
光の弾丸と化したドモンが一直線に駆け抜ける。その後には無惨な床と吹き飛ばされ割られ、巻き込まれ吹き飛ばされ、二つに割れた人垣のみ。
「な、何なんだと言うのだ……」
モット伯の声が震える。
場に満ちるは恐慌。己らの常識を覆す存在への恐れ。
衛士らが後方へと恐れるように下がり、それらに代わり残るガーゴイルが一斉に飛び掛る。
「木偶人形ならば遠慮は無用。斬り捨てる!」
ドモンが、すらっと再びデルフリンガーを抜き放った。
「はっきり言って、お、俺、必要か?」
それまでのドモンの鬼神の如くの活躍に、デルフリンガーの声が上擦っている。
そしてその手に握られると伝わってくる。心の震えが。遠き過去より一度も感じた事の無い程の激しい力の奔流が。
「う、うわっ。こ、これまたすげえな。
相棒、『ガンダールヴ』の力の源は心の震えだ。どんな感情でもいい。兎に角心が震えている事が大事なんだ。
で、おでれーた。なんだこの震えはっ!なんてえこったい。何でおめーはもう極めてんだ!
いや、俺は初めてだぞ。何だよこの心の震えは!生まれて初めてだぜ!」
ドモンの左の手のルーンが凄まじい輝きを発する。
「これぞ明鏡止水の境地」
ドモンの言葉と共に、デルフリンガーは水滴が落ちる瞬間すらも永き時に思える何かを感じる。
( ゚∀゚)o彡°支援!支援!
>>504 7万は普通の軍ならまず士気が保てないが、あの軍は普通じゃ無いので厳しいかも。
JPとかWPってジュツポイントとワザポイントでいいのか?
確かにデルフ要らない子ww支援
デルフを最大活用w支援
デルフ役立たずだけど、最高の相棒に会えてよかったね支援
明鏡止水とロマサガで思ったけど
無月散水って明鏡止水の反対か?
>>511 あの7万は普通に士気が崩れまくっていたから問題ない。
竜巻旋風支援
ゴッドスラッシュタイフーン支援
>何でおめーはもう極めてんだ!
まさにキングオブハート!支援!
支援
激しい心の震えを理性で完全に制御してるのが明鏡止水でいいのかな?
一瞬人大杉になったぞ支援
瞬間、その刀身の錆びが消し飛び、黄金の輝きを放つ。
ドモンの右の手のキングオブハートの紋章が同時に輝く。
「『ガンダールヴ』以外にも持ってるのかよ!反則だねこりゃ。
ん?くぅっ、熱い!熱いぜ相棒!」
刀身に熱さ。正しく爆熱が伝わるのを感じる。
中空にて一閃。まずは眼前のガーゴイルを斬り捨てたつもりだった。しかしその斬撃の衝撃が後方までも薙ぎ払う。
「む、これはガンダム並のパワーが!?」
上がりきったテンションが、明鏡止水の境地が相乗効果で更なる力を導き出し、ガンダールヴの力が爆発する。
「たりゃァー!!」
気合一閃、続けて縦に振りぬかれた剣撃が、屋敷を縦に割らんばかりの衝撃となる。
「やはりか……まるでゴッドスラッシュだな、これは」
瞬く間にガーゴイルを殲滅され、腰を抜かすモット伯らへと向き直る。
「ならばいけるか!
ゴッドスラッシュ!
タイフーーーンッ!!」
ドモンがデルフリンガーを構え、独楽の如く大回転を始める。
その回転に空気が飲まれ大渦と化す。屋敷のあらゆる物が巻き込まれ吹き飛ばされる。
破壊されたシャンデリアが、床を形作っていた大理石が、調度品が、ガーゴイルの欠片が、衛士達が、モット伯が巻き上げられる。
大渦は竜巻の如く荒れ狂い屋根を突き破り、屋敷の内部を次々と破壊し瓦礫と化していく。
すげぇぞドモン! 少しは手加減してやれw
タイフーーン!!キターーーーーーーーーー
支援
もうドモン自重してやれw
感情をエネルギーに変える機体に乗っていた以上、そいつは十八番だよな。
>>512それでいいはず。ロマサガでは、技と術で別のパラメータを使うんだ支援
ここまでTUEEEEEEEE!!やられるとギャグにしかならんなw
ヨガ・ファイ支援
屋敷全壊www支援
屋敷ごとwwメイド一人にやり杉だろwwww支援
右下に燃え盛る明鏡止水ゲージが見える
支援wもはや災害だなドモンw
ちょwドモンやりすぎw
旋風烈支援
ドモン、問答無用だよドモン支援
さて、ルイズは『もしかしたら止められるかも知れない。まだ間に合うかも』という一縷の望みに賭ける事にし、タバサに頼み込んでシルフィードでモット伯の屋敷へと向っていた。
「な、なんであんたまで来るのよ……」
シルフィードの上にはタバサ、ルイズの他にキュルケの姿があった。
「だって、ダーリンの事なんでしょう?」
「う、迂闊に一緒にきて、厄介ごとに巻き込まれても知らないんだから」
なお、ルイズ本人は忘れているが、今ノーパンである。
取り合えず、まだドモンが出発してから半時間と経過していないのだが、焦る気持ちが止まらない。嫌な予感が止まらないのだ。
その為かルイズはずっとそわそわし通しである。
「た、たたた、多分まだ何も起こってないわよね?
き、きき、きっと話し合いの最中よね?」
同行する事にぶーぶー文句を言っていたキュルケ相手に、確認を何度も取る始末である。
「そうね。あそこに巻き上がってる竜巻が話し合いと言うのなら、そうなんじゃないかしら?」
キュルケが指差す先を見ると、屋敷の方向で凄まじい竜巻が起こっているのが判った。
「か、かかか、カッタートルネードぉ?」
「モット伯は水のトライアングルメイジ。
カッタートルネードは風のスクウェアスペル」
慌てるルイズへタバサが淡々と説明する。
「き、きき、きっと屋敷の傍で、風のスクウェアメイジ……?そ、そそそ、そうよお母さまがお父さまと夫婦喧嘩しててててててて。
え、え、ええ。そうに違い無いわ」
「いいえ、あれは間違いなくモット伯の屋敷からね」
空の上からはモット伯の屋敷が、バラバラになっていく様が良く見えた。
兎を狩るのに容赦しないドモン萌え支援
ヲイヲイヲイヲイヲイwwwwwwwwwwwww ドモン自重しろwwwwwwwwwwww
キングオブハート自重ww支援
ノーパンルイズ自重www支援
斬撃技最強だとシャイニングフィンガーソードか、wktk支援
人間台風wwww
しかし、平民一人に衛兵含めてボコられました。
なんて訴えたら、社交界で二度と日の目を見る事はないぜw
いまだにノーパンっすかw支援
やべぇ、デル公明鏡止水に目覚めた!?支援
作者のノーパンに対する拘りに!ボクは敬意を表す!!!!
パワーグラデー支援
私怨
ドモンー他にメイドさんがいたらキケンー
ちょっとまてルイズ、夫婦喧嘩で竜巻だしてたんかいw
あの夫婦なら違和感ないですがw
デル公も最高の持ち手の前に最強化か!?
「これは……手を抜いたつもりが『ガンダールヴ』とは想像以上のパワーだな」
「これで手を抜いたって、おめーは何処のバケモンだ!」
ゴッドスラッシュ・タイフーンの回転が収まった後には、殆ど瓦礫しか残っていなかった。
所々に柱や壁などが残っている。
ぼとぼとと落ちてきた半死半生状態のモット伯や衛士等がぴくぴくと痙攣している。
「手は抜いておいた。命に別状は無いだろう」
「此処まで大破壊をしておいて、どの口が命を取らない手抜きってえ言えるんだよ!」
デルフリンガーはこの有様に呆れ通しのようだ。
屋敷から離れ避難していた、シエスタを乗せた風雲再起がゆっくりと戻ってくるのが見える。凄まじい展開と光景の衝撃に、シエスタは気を失ってしまったようだ。
「さて……と」
ドモンは地面に転がって伸びているモット伯の傍へと行くと、胸倉を掴んで引っ張り上げ、いきなりビンタをした。
「よ、容赦ねえな……」
再び鞘に納められたデルフリンガーが、少し泣きそうな声を出している。
「起きろ!」
更に数度ビンタをされるとモット伯は目を覚ました。
目を覚ましたのを確認すると、打ち捨てるように手を離す。
「さて……まだやるか?」
モット伯の股間は失禁によりぐっしょりと濡れ、豪華な衣服も見るも無惨に襤褸切れと化している。
混乱をしている彼はキョロキョロと周りを見回す。広がるのはかつての屋敷の残骸の瓦礫と、完全にのされた衛士達だ。
「手加減はして置いたから、全員命に別状は無い。
これ以上やると言うのであれば話しは別だがな」
モット伯は声を出す事もできず、首をブンブンと左右に振る。その瞳には覇気は欠片もなく、恐怖に怯えきっている。
それは完全に心が根っ子から折られ、打ち砕かれた目だ。
「ではシエスタは返してもらう。それでいいな?」
怯えた表情でコクコクと首を縦に振って答える。
とどめはやっぱり石破天驚拳なのか?支援
これは今からフーケ戦が楽しみ支援
これ以上の大暴れとかフーケ涙目ですまない
…もうやめて!もっとのライフ(財力も)はもうゼロよ!!
スーパーオナニーターイム
汝、暗転入滅支援
どう見てもやりすぎでかえってスカッとした支援w
こういう作品もあって良いと思う
支援ー!
ドモンかっけえ
デルフに禿同w支援
弧月支援
562 :
マロン名無しさん:2007/07/29(日) 23:18:55 ID:YQaHkQdk0
『完膚なきまでに』とはこの事か
このぶっ飛び方は紛れも無くGガンwww支援
TUEEEEEEEEE!!
もここまでいくと爽快に変わる支援
サイコクラッ支援
「二度とこの様な事はするな!例え小娘一人だろうが同じ事をしたと言う噂を聞けば……判っているな?次は命は無いと思え。
この俺が地の果てまで追い詰めて、この世から肉片一つ残さず焼き尽くしてやる。例え王宮を、国を嗾けようが、その時はまとめてこうだ」
言うとドモンは一帯を指差す。
「ま、まじで、できそうだから止めてあげて」
デルフリンガーは思わず小声でぼそりと漏らした。
「そうだな……約定の印として、二度と魔法は使えぬように、両腕を砕いて置くか」
ドモンは口元をニヤリと歪め、モット伯の両肩へと手をかけた。
モット伯はその行為に、泡を吹いて気絶した。
「フン、今のは冗談だ」
「冗談に聞こえねーって!」
泣き声のようにデルフリンガーは叫んだ。
「さてと……お出迎えが来た様だな」
羽ばたきによる風が吹き、シルフィードがゆっくりと空から舞い降りて来る。
その上には相変わらずぬぼーっとした表情のタバサと、手を振るキュルケと、乾いた笑いで虚空を見つめるルイズの姿がある。
「中々の剣だった。改めて礼を言うぞ」
降り立ったシルフィードから、最初に降りてきたタバサへとまずは声をかける。
タバサがこくりと頷き応えた。
「このマントとグローブも中々だ。あれ程酷使しても破れ一つ無い」
「お役に立てて嬉しいわダーリン」
礼を言われてキュルケが嬉しそうににっこりと笑う。
ルイズは『そ、そそ、そう。よよよ、よ、良かったわね』とブツブツと声にならない声を出している。
流派東方不敗だからこうなるのは別段不思議ではない支援
それにしてもこのドモン、ノリノリである支援
ルイズよかったね…特定の女に頭が上がらない以外はたぶん最強の使い魔だよ
支援
オナニーはせめて避難所でしてください
タイガーアッパー支援
なんせ衝撃のアルベルトともやりあえるからな>流派東方不敗支援
馬鹿貴族には良い薬さ…ッて利きすぎてトラウマになるなこりゃw
「ど、どどど、どうしよう。こ、ここここ、こんなになっちゃって。王宮に知れたら。あははははははは……ヴァリエール家物語−終劇−?」
「心配するな。貴様等の事は一切名前は出していない。
念には念を入れて、一切他言無用と脅しておいた」
ルイズの様子を察したドモンが、シルフィードの上で放心する彼女へと声をかける。
「あ、ああ。多分あの様子じゃ心配は無いと俺は思うね」
デルフリンガーが『とんでもねーとんでもねー』と繰り返す合間に同意する。
「あの竜巻は貴方が?」
タバサが珍しく疑問を口にした。
「そうだ。あれに耐えられるとは中々頑丈な剣だったぞ」
「正直、俺自身は折れると思ったがね」
「そう……」
ドモン等の答えにタバサは複雑な心情、珍しい何かを見る面持ちで少し目を細めた。
「それにしても、ダーリンって何者?
魔法使いじゃ無いのに、よくまぁあんな竜巻起こしたりして……まさかあれ先住魔法とか?」
辺りを見て回っていたキュルケが瓦礫を蹴り飛ばしながら、ドモン等の方へ戻ってくる。
「あ、あー。それは無いぜ。傍にいたから判る。あんな強引な荒技、生まれて6000年間、系統先住全て含めて一度も見た事ねえよ」
「どいつもこいつも直ぐに魔法魔法か。
フン、覚えておけ。これが流派東方不敗だ!」
SUGEEEEE爽快感
支援
俺アニメ見てないんだけど、こんな感じだったのか?w
エレクトリックサン支援
私怨
ドモン……流派東方不敗と言う系統の魔法に見えるヨ
東方不敗はすごすぎ
>>576 原作基準なら特にTUEEEEとも感じない程普通のドモンですよ支援
これが流派東方腐敗だ、で納得してしまいそうになるところが怖い支援
>576
ある意味、セーブしているような、そうでないような……
まあこんな感じで良いんじゃない?支援
支援
ギーシュもそのうち近いことが出来るようになるんですか・・・w
>>572 ニンテンドー64版スパロボかい?
ありゃ夢の競演だったなあ
虚無のルイズとキングオブハートのドモンもある意味夢の競演支援
585 :
マロン名無しさん:2007/07/29(日) 23:25:23 ID:otkft2YE0
大体こんな感じだ。
生身で他の話だったらガンダム九以上の性能を持ったモビルスーツの群れを全滅させて
愛の必殺技でコロニーサイズの敵を一撃で撃破、とかな。
東京でデスアーミー蹴散らしたときはこんなだったな
ルイズは現状を知ったことで、やっとで落ち着いてきたらしい。
「ま、まあ無事で良かったわ。本当に無茶するんだから。
モット伯とあんたの、どっちが無茶な目にあったかわかんないけど……」
言うとシルフィードの背から飛び降りた。
勿論ノーパンだ。
風圧でスカートが一瞬ひらりと捲れ上がる。
「なっ!?」
ドモンが少し呆然として硬直した。
「んまっ」
キュルケが口を手で押さえる。
「履いてない……」
タバサが指をさした。
「あ……」
ルイズはやっとで、本来最初の目的を思い出した。
そして避けた筈の最悪の事態が、たった今発生したと知った。
「こんのぉーーーーーーっ!!!!
お馬鹿ぁぁぁぁぁぁっ!!!!
あんたはパンティの一枚まともに洗えないのかーーーーーっ!!!!
ゴムが切れてたじゃ無いのゴムがぁーーーー!!!!」
そして吼えた後、流派東方不敗もかくや見事な飛び蹴りを放つ。
見える物が見えてしまい、流石のドモンも思わず虚を突かれ、硬直したままそのとび蹴りをモロに喰らう。
モット伯邸跡地にルイズの怒りの絶叫が響き渡っり、シエスタは漸くその喧しさで目を覚ました。
爆熱の使い魔 六章『甦る必殺剣!邪まなる心よ風に散れ』
ガンダムは全く知らないが面白いぜ支援
>>576 出てくるキャラがみんなこんな強さだからもっと濃いです。
支援
>>576 えーっと、さすがにゴッドスラッシュタイフーンとかは生身ではやんない。
屋敷をぶち壊すだけの力はあるだろうが、ここまで楽々にはできない、と思う。
ちなみに、本来のゴッドスラッシュタイフーンは防御用の技です。
大体、生身でビルを蹴り上げる人だからな>ドモン
「Gガンダム」の監督は「ミスター味っ子」の監督と同一人物
>>576 生身で高層ビルを真っ二つとかは日常茶飯事だから…
カブトからぼっちゃま、天道(一発ネタだが)参戦したから……
地獄兄貴参戦とか、むしろ加賀美参戦で!!そう思ったこともありました。
今日も面白かった
GJ
なんでもありなんだとようやく消化
小さなものから大きなものまで動かす力があるからな
>>596 中盤までの不器用で一生懸命な加賀美なら
旧シャッフル同盟は五体のガンダムだけで地球に落ちる多くのコロニーを押し戻したんだぜ?
>>589 あー・・・被害の程を見れば分かると思うぜ?w
GJ!!!
面白いっつーより楽しかったw
GJでした
非常に爽快だった!
乙です〜
後、私事ですが
まとめを修正してくれたかたありがとうございました。
俺TUEEEEEも限界を超えると爽快感しか残らないw
GJ!
GJ、ここまで来ると逆にスカッとしたw
ドモンは遠い未来、イーヴァルディの勇者の如く語り継がれるなww
>>593 じゃあさっきカツ丼を食った時は「旨いぞー!」って口から光線が出たのかw
なんだこのGJ展開の嵐はw
GJ
まだ出てない流派東方不敗の技は、
灼熱サンシャインフィンガー
超級覇王日輪弾
王家・索命陰霊拳
超級覇王雷撃弾
超級覇王聴演舞
劔覇千王気炎弾
背転脚
十二王方牌大車併
酔舞・再現江湖デッドリーウェイブ
電撃布(エレクトリッククロス) とかの布系
だな、最終回後に修行続けてんなら布系の技も習得していてもおかしくないな。
一応補填的に
蒸すに関しては、だから珍しいとマルトーが言ってる訳で。
蒸すと言う単語が出てくるのは、多分使い魔の翻訳特性みたいなもんです。
ゴッドフィンガーは、ジェスタ―ガンダムのファイターが生身でコピーしてたからそこに準拠
生身で無茶苦茶なタイフーンとかが出来てるのは流石にガンダールヴパワー
原作でやられてても不自然さ無いけど!
って感じに考えて書きました。
乙じゅしたー。
ていうかノーパンなのに馬とか痛くならんのか?
天道なしでフーケの相棒に兄貴……。
そして七万の敵@ワームを前についに現れたハイパーゼクター!!
いけるか?(ゼロ魔は友達から少し読んだ程度な罠)
乙じゅしたー
繋がらなくなったのも流派東方不敗が熱すぎたからか?ww
ジョルジュが生身で薔薇嵐起こしてたから問題はない。
投下するよ
GJでしたー
避難所の語らんかスレで色々書いてくださりありがとうございました。
とりあえずまあ……頑張ってみたいと思います
0時に投下しますが、途中からでいいですかね?
てかこのあとって凄い怖いorz
リーズのアトリエ支援
二大競演キター!!
支援連脚
予約二つ来た!
支援!
裏口の方にルイズたちが向かったことを確かめると、
キュルケはヴィオラートにもらった太鼓を叩き始めた。
「これで…一体何が起こるのかしら?」
あたりに規則正しい太鼓の音が鳴り渡る。
ゼロのアトリエ 〜ハルケギニアの錬金術師19〜
クソッ今日も眠れない支援
>>619 避難所での話題はできるだけ向こうで、ね?
その音を聞き流して、タバサは三叉音叉を見つめていた。
破壊の像が盗まれた時、一撃で土ゴーレムを崩壊させた道具。その使用法から推察するに、
おそらく、これであの岩ゴーレムを壊せという事なのだろうが、
これを安全に、確実にあのゴーレムに叩きつける方法が見つからない。何か簡単な方法がありそうなのだが…
答えを探しつつ風のルーンを唱え、飛来する矢を逸らし、太鼓の音を風に乗せる。
「ひえっ!」
飛来し損ねた矢と巻き上がる突風に、思わず声を上げたのはギーシュ。
デニッシュの籠を抱えつつ、自己の果たすべき役割について思いを巡らす。
ヴィオラートがギーシュに渡したデニッシュは、回復用のサポートアイテムだ。
トライアングルの二人のサポートに、一人だけドットのギーシュが回るのは理に叶っており、
そのこと自体について異論があるわけではない。ないが、しかし。
(こんなことはそのあたりの平民にだってできるじゃないか!)
何とか自分の貴族としての力を示そう。そう決意し、ない頭を回転させてみるが…
タバサが不意にギーシュの腕を引っ張り、今までギーシュのいた場所に逸らし損ねた矢が一本突き刺さる。
「ひっ…」
「気をつけて」
それだけ言うと、タバサはまた風の魔法を詠唱し始めた。
ほどなくして、飛来する矢が目に見えて減り始める。
「あらら…効き目は抜群ねえ。」
キュルケが一小節をたたき終わる度、一人また一人と傭兵達の足取りが重くなり、目つきが濁り…
ついには武器を投げ出し、座り込み、また大の字になって動きを止める。
「ふふ、残りはゴーレムさんとフーケさん、だけかしら?」
そう言いつつも、キュルケは演奏を止めようとは思わないようだ。
「まるで微熱に浮かされて倒れたように…何だか楽しいとは思わない?」
楽しそうに、そう囁いた。
1秒差の二人は結婚のまえに友達から初めてみるのが良いと思う。
編集中に投下おして、鯖落ちで変になってしまった……。
蒸すに関しては、元は基本的にないから珍しいとマルトーが言ってる訳で。
炊くと含めてるから判り難い感じですね。
しかしまぁ原作で実は蒸すとか存在してもおかしく無いかも知れない。
何せ近代の人間が飛ばされてきて、ぼつぼつ紛れ込んでるみたいだし。
蒸すって言葉は使い魔の脳の翻訳パワー
この辺ね。
なんとなく味っ子思い出して無駄にこってた
布系の技は確かハチマキで何か使ってたよね
傭兵があらかた片付いたのを見て、タバサはギーシュに顔を向ける。
「…な、なんだい?」
「ワルキューレ」
「ぼ、僕のワルキューレが?」
タバサはゴーレムを指し、音叉をギーシュに手渡すと、言った。
「七分の六を、一分の一にする」
ゴーレムの肩の上で、フーケは舌打ちをした。
今しがた突撃を命じた一隊が全滅したのだ。おそらくは風に乗って聞こえるこの音が関係しているのだろう。
歴戦の傭兵が、まるで訓練で潰れるひ弱な新兵のように疲労困憊し、動けなくなってしまう。
フーケ自身も、まるで微熱に浮かされたような倦怠感に襲われていた。
隣に立った仮面に黒マントの貴族に、フーケは呟く。
「これは…あの女ね。ねえ、どうするのさ。」
「あれでよい。」
「あれじゃあ、あいつらをやっつけるなんて無理じゃない?」
「倒さずとも、分散すればそれでよい。」
仮面の男はそう言うと、フーケに告げる。
「よし、俺はラ・ヴァリエールの娘を追う。」
「私はどうすんのよ。」
フーケはあきれた声で言った。
「好きにしろ。合流は例の酒場だ。」
男はゴーレムの肩から飛び降り、暗闇に消えた。
「ったく、勝手な男だよ。何考えてんだか教えてもくれないし…」
フーケは苦々しげに呟いた。
ゴーレムの足元では傭兵達が大の字になって転がっている。
フーケは下に向かって怒鳴った。
「ええいもう!頼りにならない連中ね!どいてなさい!」
フーケが、ゴーレムの足を一歩進ませたその時。
フーケの叫び声に反応したのか、太鼓に合わせて酒場の入り口から小さなゴーレムが六体顔を出した。
女騎士をかたどったのであろうその像は、それぞれの手に一本ずつの…
三叉の音叉を携えていた。
「あれは!!」
忘れもしない。破壊の像を手に入れ、逃げる途中に見たあの光景。遠目だったが間違いない。
あの女があの音叉を使って、一撃でゴーレムを崩壊させた。
あんなものが量産できるのか?それともフェイク?判断する間もなく、
氷嵐の竜巻がフーケに向かって駆け上る。水と風のトライアングルスペル、『アイス・ストーム』。
フーケはとっさに、ゴーレムの両腕を壁代わりにしてガードを試みる。
そして、女騎士のうちの一体を踏み潰そうとゴーレムの足を上げ、下ろす。
ゴーレムの足が下り始めた瞬間、酒場の脇の路地から勢い良く何かが飛び出す。
それは唯一本物の三叉音叉を持った、七体目のワルキューレ。
「これが僕の本命さ!」
他の六体は全て囮、他の六本は全てすかすかのフェイク。全てはこの一撃のために。
し・え・ん し・え・ん
壁代わりの手は動かせない。足はまだ地面に下りきっていない。
なすすべのないゴーレムに七体目のワルキューレが踊りかかって、
三叉音叉が、ゴーレムの軸足を叩いた。
「わ、ちょっとっ、これはっ!」
軸足全体が崩壊し、バランスを崩したゴーレムは倒壊。
壁を失ったフーケはアイス・ストームの竜巻に巻き込まれ、
はるか上空、はるか遠くへと飛ばされた。
フーケがアイス・ストーム空の旅を楽しんでいる頃。
ルイズ達は桟橋へと到着していた。
「桟橋なのに、山に登るの?」
ヴィオラートは言った。ワルドは答えない。
長い長い階段を登ると、丘の上に出た。そこから見える光景に、ヴィオラートは息をのむ。
巨大な木が、四方八方に枝を伸ばしている。
そして、その巨大な枝からぶら下がっている木の実のようなものが、果たして船なのであった。
「これが『桟橋』?これが『船』?」
ヴィオラートが驚いた声で言うと、ルイズは怪訝な顔で言い返した。
「そうよ。あんたのとこじゃ違うの?」
その問いかけに答えようとしたヴィオラートは、何かに思い当たって沈黙する。
(神の…浮船…)
その様子にルイズは肯定の意を感じ取ったのか、
「海に浮かぶ船もあれば、空に浮かぶ船もあるわ。」
こともなげに言い放つ。
ヴィオラートは答えず、ただじっと空に浮かぶ船を見つめていた。
投下おわりなんだぜ
乙。
戦闘があっさり終わるのもなんか新鮮。
GJ!
まそっぷ!!
GJ
フーケは星になった 思い出をありがとおッ!
スレのテンプレに「議論は避難所でやるように」という意味の一文を追加することを提案します。
提案に賛成、反対の意見がある人は避難所の議論スレに来てください。
GJなんだぜ
それでは残りの投下をしたいと思います
コイ!
「なにもない、辺鄙な村ですけど……、とっても広くて綺麗な草原があるんです。春になると春の花が咲いて、夏には夏の花が……。今頃きっと綺麗だと思います」
シエスタは遠くを見るような目で、頭上を見た。
そして、当麻の方をちらりと見ると、手をもじもじさして頬を赤くする。
「あ、あの……当麻さん?」
わかる。次の言葉が予想できてしまう自分がなんか悲しい。いや落ち着け。もしかしたらがある。
「どした?」
「その……、よかったらわたしの村に来ませんか?」
わかっていた。この展開はこれしかありえない、と。
しかし、それでもだ。
「ええええええ?」
わかっていても、こんな漫画ちっくな展開ないだろーと感じてた部分もあった。だから、結局は驚いてしまうのである。
「大丈夫かなーシエスタ」
「大丈夫、大丈夫。私たちが全ての事態を想定して叩き込んだんだから!」
やっぱり犯人はこの二人であったりする。
「あのね、今度お姫さまが結婚なさるでしょう? それで特別にわたしたちにお休みが出ることになったんです。でもって、久しぶりに帰郷するんですけど……。
よかったら遊びに来てください。トウマさんに見せたいんです。あの草原、とっても綺麗な草原」
「あーいや、行ってみたいけどさ……」
でも俺使い魔だからいけないなー、と言う前に、シエスタはこちらに近づこうとした。しかし、一冊の本に躓いてそのまま当麻の体に倒れ込む。
「わっわっ!?」
「っとと……」
突然の事態に、当麻もそのままベッドに押し倒される。
シエスタの息が地肌に感じる距離まで接近した。意識をしていなくても、二人の顔が赤く染まり、視線を逸らす。
当麻はシエスタが立ち上がるのを待とうとしたが、
その前に、最高のタイミングでルイズが部屋に入ってきた。
支援
固まる三人。沈黙が場を支配しているのだが、なぜかピキリという音が聞こえた感じがした。
「なにしてんのよあんたたち」
ルイズの声が、体が震えていた。表情が無表情だから余計に怖い。
「いや、えーっと……」
「人のベッドの上でなにをしようとしたの?」
「なにもしていませんルイズ様」
「そりゃあこれからやる予定だもんね」
「あー違うのですよ。落ち着いてくださいルイズ様。別にわたくしたちはやましいことなど考えておりませんよ」
「あ、あら? そうでしたっけ?」
ここにきて、シエスタが会話に参加してきた。
話をややこしくしちゃダメだー、と泣きたくなる当麻。何と言うか、ルイズの背後にオーラが漂っている。
「わたしは別に構わなかったですけど……」
ビキィ! とルイズのこめかみからよろしくない音が響いた。
(許せない。わたしが当麻の為と思って色々頑張っていたのに、その間にメイドといちゃいちゃしようとするなんて……)
そう考えると腹が立ってきた。ギュウッと強く編み物を握る。
「……もういい」
ルイズはきっと睨みながら涙を浮かべた。
悲しさと悔しさ、それに怒りがその表情には込められている。
「あんたなんかクビよ!」
「……はい?」
クビって、ああ使い魔って辞めることのできちゃう仕事なんですか。と当麻は場違いな考えを浮かべている。
「クビよ! あんたなんか野垂れて死んじゃえばいいのよ!」
「あら……、それならわたしと一緒に来れますわね」
シエスタはにっこりと笑い、当麻の手を引っ張っていく。
なんというか、この場においても冷静なシエスタも怖い。
実は二人にルイズの対策をちゃっかり聞いてたりしているのだが、そんなのはルイズにも当麻にもわからない。
「勝手にしなさいよばか!」
「え? 何ですかこの急展開はー!?」
当麻の絶叫が、寮内響き渡った。
私怨
一人、ルイズは部屋にいた。
ベッドに倒れ込み、腹いせに枕を力一杯叩き続ける。
「トウマのバカ、バカ! バカー!!」
ボフッ、ボフッ、といくら叩いても怒りは減らない。むしろ自分でもわかる程増えていっている。
ルイズは当麻の為に編んだセーターを思いきり壁に投げ付けた。そして、叫ぶ。
「トウマなんかキライ! キライなんだから!!」
いつの間にか泣いていた。わからない。でもいつ泣いたかなんてどうでもいいのだ。
なんでこんなに辛いのだろう? どうしてこんなに悔しいのだろう?
だって、自分で言ったではないか。野垂れ死んでしまえ! って。
そう望んだから言ったはずなのに、そう願ったから言ったはずなのに。
どうしてこんなにも後悔しているのだろう?
「ッ!」
ルイズは唇を噛み締める。こんな事を考えちゃダメだ。もっと違うこと……そう、詔を考えなきゃ。
ルイズは机に置いた始祖の祈祷書を取ろうとしたが、
何も見えなかった。
止まる事の知らない涙は、ルイズの顔を、視界をぐしゃぐしゃにしてしまった。
「なんで涙が……出るのよ! べ……別に、かな……悲しくないのよ!?」
答えてくれる使い魔はもういない。どれだけ叫ぼうと、どれだけ構ってもらおうと、この部屋には誰もいない。
また、一人になった。狭いはずの自分の部屋が突然広くなったような感触を覚える。
ここには、少年がいない。
自分の事を認めてくれた少年が、
自分の事を命懸けで守ってくれる少年が、
自分の悩みに対して答えてくれた少年が、
ここにはいない。もう、いないのだ。
「………………………………」
ひっく、と少女の喉が鳴咽を漏らした。
今のルイズには、顔を枕で隠すしか出来なかった。
もういいや、今の自分には何も考えられない。
だから、泣こ? 今まで溜めてた分だけ流そう?
一人、ルイズは恥じらいとか何も考えずに、ただただ泣くのみだった。
せつね
支援
シエスタと当麻は、結局あのままタルブの村まで行く事になってしまった。
「あー、着いちゃったんですね」
「はい、着いちゃいました」
シエスタが悪意なく笑ってくれるのに、なんとなく罪悪感を覚えてしまう。
たどり着くまでの三日間、当麻はシエスタの積極的なアタックの回避に精一杯で疲れきっていたのだ。
なにせ胸をこちらの体に当ててきたのだ。困る。いや嬉しいといえば嬉しいのだが、なんか困る。
他にもキスを迫ってくるとか、大学生以上お断りの展開とかもされてきたが、全て適当な理由をくっつけて断った。
とまあ、当麻にしては珍しく幾多のシエスタフラグを回避してきた。といっても、その分シエスタに色々と迫られたり勘違いされてきたが……。
「あ、こっちです」
それでも別に気にしなかったシエスタは、当麻に見せたいといった草原に連れていった。手を握って引っ張られる当麻は、楽しそうにしているシエスタを見て小さく笑った。
そして視界が急速に開けると、
そこには絶景が広がっていた。
普段、学園都市で暮らしてきた当麻にとって、なにもないだだっぴろい草原は見た事がなかった。
所々に花があるだけ。向こうの奥の方にある山までどれだけの距離があるのだろうか?
その山の近くに太陽が落ちかけていた。鮮やかな夕日が自分達を輝かせる。
感想の言葉などいらない。本当に綺麗な草原だった。
「どうですか? 綺麗でしょ?」
「ああ、こりゃあすげえな」
風がふわっと気持ち良くさせる。このまま倒れ込んで、寝てもいいぐらいだ。
よかった、とにこやかに笑うと、シエスタは両手を広げてぐるぐる回った。
今のシエスタの服は、いつものメイド服と違う、茶色のスカートに、木の靴、そして草色の木綿のシャツ。夕日をバックにしたせいか、凄く可愛く感じた。
「わたし、トウマさんとここに来れてよかったです!」
クルッとこちらに顔を向けてくる。純粋無垢な発言に、当麻はドキッとしてしまった。
この世界の人間であるなら、そのままこのルートに突っ走ってもよかったと当麻は思う。
しかし、それはできない。たとえどれだけ好意を向けられてもそれはやってはいけないのだ。
しかし……
それを言えない自分もいた。言ってしまったら、どうなるか予測できない恐怖に怯える自分も。
当麻は、黙って空を眺めていた。一体どうすればいいのかと。
「トウマさん?」
ひょっこりと、シエスタの顔が目の前に現れる。うおっ、と驚きながら重心を保てないまま尻餅をついてしまう。
「あ、ごめんなさい……トウマさんが反応しないから」
思わず差し伸べたシエスタの手を当麻は握る。
「気にすんなって、俺が悪いんだし」
「あ、そだ! もう一つ見せたいものがあるんですよ!」
当麻が立ち上がり、シエスタは空いた両手でパンと、胸に合わせて顔を輝かせた。
え? と尋ねる当麻に、シエスタは笑みを浮かべるだけであった。
「これです」
草原からそう離れていない場所に寺院が建っていた。どうやらその中に、ひいおじいちゃんが持ってきた道具が奉られているようである。
一体なんだろうなあ、と少し期待を持ちならがらもシエスタにていていった。
当麻は寺院の中に入る前からその形に懐かしさを感じた。
丸木で作られた門の形。石では泣くて板と漆喰で作られた壁。木の柱に、白い紙と縄で作られた紐飾り。
まさか、と思った当麻の足が自然と早くなる。いや、ありえないと頭の中で必死に否定してくる。
しかし、シエスタが指差した場所にあった物は、当麻の予想していたものであった。
――即ち、自分のいた世界にある遺品であったのだ。
「ひいおじいちゃんはこれを使って空を飛んだらしいんですけど……みんな信じなかったそうです」
シエスタの言葉を右から左へと流し、遺品を乗せてある台座に書かれた字を見る。
『海軍少尉上条東野、異界ニ眠ル』
あれ? とこの字を見て当麻はある事に気付く。
上条当麻は記憶喪失であるが、知識は残っている。確かこの名前は戦時中行方不明になった俺の……ひい……じいさん…………?
いやいや、さすがにそれはないでしょーと笑いながら否定する。しかし、脳は素直である。
でも、もしそうだったら? と語ってきた。むしろその可能性の方が高くないか?
って事は俺とシエスタの関係って…………
又々従兄弟?
当麻は言葉を失った。
大学生以上お断りって甘酸っぱすぎるってことか?
おお、シエスタと血縁ってのは新鮮だな
あれ?二つの世界では時間の流れが違うんじゃなかった……?
>>614 シルフィードに乗ってたから痛くない。
まぁだからこそノーパンだって忘れてたんだろうけど
以上です〜
ひいおじいちゃんは別にこうしても大丈夫ですよね……?
何となくしちゃいましたが……
もう少しで戦闘だー、頑張ろう俺
>>655 逆でしたorz
大学生未満お断りだよ……
>>657 そこの説明は後に書く予定ですー
一応今書くとそこの場面の描写が少なくなってしまうので……
先に書くべきだったかな……
>>509 >「な、何なんだと言うのだ……」
> モット伯の声が震える。
ここ、書き間違いじゃない?
「な、何なんだ……」もしくは「な、何だと言うのだ……」が正しいと思う。
誤字指摘ぐらい認めてやれよ、常考
誤字指摘スレあったっけ?
モット伯爵がどもっとっただけだろ
それこそ、たとえば文化的背景だとか云々かんぬんなら避難所行きもわかるけど……
ちょっとした誤字指摘ぐらいスレ内でやっても別に荒れないだろう?
GJ以外認めないつもりかよ
>>665 いや、無い。まとめwiki更新スレにでも言えってことじゃないのか?
今更だが双識兄さんにGJ! でも、あの人はもっとうざい性格だった気がする。
>>666 【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
少々遅レスだが
「天然自然の力を借り、それを気功弾として撃ち出す」という石破天驚拳は
ある意味エルフの先住魔法と被ってるな。
もしやエルフが「先住魔法などと呼ぶな」と主張している理由はっ!!?
所々添削ミスあったから取り合えず軽く直して上書きしといた。
指摘ドーモ
>>666 もっともなそうなこと言って誤魔化してんじゃねえよ
>>672 【一服中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧,,(´-ω-)(-ω-`)∧,,∧
( ´-ω)旦o) (o旦o(ω-` )
(_ o[( ´-) (-` )]o _)
└'ー-(_ )][( _)ー'┘
'ー'^ー' 'ー'^ー'
>>670 耳の長い師匠という、恐ろしい映像が脳裏をよぎったw
総エルフ流派東方不敗
成る程、エルフってだけで恐れられるわけだ
やばい、なごんだw
いいぞもっと荒れろ
その土地と一体になった(契約した)エルフは無敵だからなー
マジでエルフの流派があってもおかしくはないかもw
あまり特殊能力系じゃなく「剣士」として凄腕な人の召喚を見てみたいなあ。
つってもあんまり思いつかないんだけど。
>>676 よくたったの7千人で5百人ものエルフに勝てたなw
弟子入り直後のドモン並の未熟者が多かったんだろうか?www
>>675 ダグ星人ってレベルじゃねーぞw
投下予定ある? ないなら投下するけど。
むしろ土地と契約してるのに石破天驚拳で勝手に力を集められてネトラレでショックエルフ
>>680 剣士……リアルバウトハイスクールの鬼塚鉄斉とか?
>680
・・・剣心召喚とか?
剣士といえば黒い剣士ガッツかなあ
でもただの高校生だった才人がワルド四人とやりあえてしかも勝てるくらいになるんだから、
本職の戦士なんか来たらそれこそバケモン級になるんだろうな
>>680 サムライスピリッツのみなさん……
……竜巻出すわ炎や冷気を出すわ、どう見ても特殊能力系です
本当にありがとうございました
信長御前試合後エピローグ前のクサナギ未入手のヤイバとか結構適当かも
丁度暫らく行方知れずな時期だし
>>680 るろ剣
ワンピースのゾロ
ビバップのビシャス
スレーヤーズのガウリン
Fateのセイバー
ハンターハンターのクラピカ レオリオ ノブナガ
映画ブレイド
レオリオ?
>>654 ひいじいさんが同じ人物なら、又々従兄弟ではなく、又従兄弟なのでは?
上条が間違えただけかもしれんが……
>>680 藤木源之助、伊良子清玄
……やべ、ちょっと書きたいかも
石川賢版の柳生十兵衛は?
もっとも「魔界転生」の十兵衛だと、ガンダールブの力が必要なさそうだけど…
>>692 ガウリンじゃなくてガウリイじゃなかったか
子供にはやさしいお兄ちゃんみたいだから外見子供のルイズには優しいかもな
ここまで挙がってる中で、
>>685のトウカだけは聞いたこと無いなあ
>>698 最初は魔法を知らないだけだったのに
ルーンの影響で脳みそがスライムになっていくわけだな
鋼の13世とか
>>698 しかしデリカシーが無いからルイズブチキレ放題にw
サムライ7の7人全員召喚・・・・・・BASARAと被るな。
>>688 セルピコの方が貴族社会ではうまくやっていけそうな気がする
ていうか
>>682はまだかな
この流れに萎縮しちまったか?
>>703 多分前々から1000取りとかもしてる人だと思うんだが自分で書いてみてはどうだろうか
>>701 何回かこのスレで話に出てるな。
アニマ不能者である自分と魔法を使えないルイズを重ね合わせて
協力的になるかもしれない、とか
>>688 ガッツは本物所か100人斬りだからな……
一流中の一流な訳で。
しかも黒だと大砲とかついてるんだぞw
デルフも出番ないよな。武器?これがあるからイラネみたいに言われて。
手加減し易い武器が欲しいぐらいでゲットはあるかもしれんけど
破壊の杖ならぬ破壊の鎧とか言われてバーサーカ―な鎧でも楽しそうだ
709 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:03:44 ID:???
ちょい煙草買いに行ってましたすいません。今から投下します。
>>705 上手くやれてもあの性格じゃあなぁ…飄々とし過ぎてて返ってルイズの怒りを買いそうだ
レコンキスタが本来より早めに攻めて来る場面からスタート
魔法学院に残された生徒たちは状況打破の望みをかけて使い魔召喚に望むとか
サムライ7と聞いてこう、窮地っぽい状況から始まらんかなと妄想してみた
714 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:05:20 ID:???
毎度毎度、ゴメンヌ。 でも、こういう風な書き方じゃないとモチベーション上がらなくって。
まとめの人、ほんとごめんなさい。
土くれのフーケを捕縛し、破壊の杖の奪還に成功した。
その報告をキュルケ達が学院長室にて行っている最中、アンヘルに水のメイジによる簡単な治療が為されていた。とは言え、爆発もせぬロケット弾程度では、アンヘルにとってはダメージらしいダメージにはなり得ない。
学院からの思いもがけない厚遇に、アンヘルは逆に戸惑いを見せた。
「もうよい。この程度、怪我の内に入らぬ。ただの打撲に大げさなのだ。おぬしらも魔力の無駄遣いは止すがいい」
そう言ってメイジ達を下がらせたアンヘルは、周りから人が失せ、ようやく落ち着いたと、身体を横たえる。
思い返せば、よくよく自分は人間相手に甘くなっていると思う。
「使い魔の契約とやらが、我に何らかの変化を及ぼしたのか……」
前足のルーンを目に、何となしにそんな考えを抱くアンヘル。
元々、アンヘルの様なドラゴンは、人間を見守る役目を持たされた生き物だ。ある意味で、この世界に来てから行ってきた事は、その本能に根ざした物なのかも知れない。使い魔のルーンは、その後押しをしているのだろう。
カイム支援
717 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:07:11 ID:???
>>682 俺なんだ。
「赤子は水浴びを喜ぶ。……いつまでもさせてやりたい」
アンヘルは、誰に言うでもなく、身に秘めた人間への想いを口走った。
最後の扉が開かれぬ限り、季節は変わらない。この世界にはそもそも、再生の卵は存在しない。故に、本能によって人を殺す事は、もうないのだ。
「これが、我の生きる目的か」
そう結論付けた所で、寮から二つの影がこちらへ向かってくるのが見えた。夕闇のおかげで、少し見えづらかったが、片方は見間違えようも無い。カイムの姿がある。では、もう一人は一体?
「おぬしが、アンヘル殿じゃな」
白髪の、ローブに身を纏った如何にも魔術師然した老人が、アンヘルの名を確かめる様に呼んだ。その後ろに付いて来ていたカイムは、そのままアンヘルの横に並んで腰を下ろした。
「如何にも。そういうおぬしは、この学院の院長、オスマンで合っておるな」
「何故私の名を?」
「カイムから聞いた」
そう言うと、オスマン氏はわざとらしく驚いた様子を見せ、アンヘルに尋ねた。
「彼とは意思の疎通が?」
「我等は契約者だ。お互い伝えようと思ったことは言葉にせずとも伝えられる」
「……その契約者、とは言うが、具体的にどういう物か、教えてはくれぬだろうか?」
どうやら、この老人は報告ついでに、サイトを呼び止め、別世界について聞いたりしていたらしい。アンヘルは裏でカイムとのやり取りをし、それを聞いていた。
そして、今度はこちらに白羽の矢が立ったと言う訳だ。カイムは言葉を話せぬ故に。
アンヘルの答えを聞かぬまま、オスマンは言葉を続けた。
>>707 でもアニマの有無にかかわらず使える鋼の技術を生み出して、生まれつきの才能によらず誰もが戦えるようにしたギュスターブと
生まれつきの才能の極地な虚無のルイズではその後が正反対だからな
むしろはじめが近いだけに反発も凄まじくなるかもしれん
>>718 七万人のときの反発の理由になるんじゃね
>>713 ギーシュ「これは……引き分けと言うことか……」
セルピコ「お見事です」
ギーシュ「いや、平民とは思えない見事な動きと勇気。失礼した、許してくれルイズ、メイドの君も」
ルイズ「…………」
で、夜にルイズによってムチで「どうしてわざと負けたの?」といびられるセルピコ。
>>692 まて、Fateから剣士を召喚するなら真じゃない方のアサシンじゃないのか?
あいつは剣技を極めて魔法の域まで高めた化け物だぞ。
ちゃんと剣技だけなら作中最高の技量を持つとされてるし。
722 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:09:32 ID:???
「悪いとは思うたが、そこのカイム君とサイト君の剣の稽古、遠巻きながら見せてもらった」
「ほう?」
「生身の人間に、あの様な動きが出来るわけがないはずなのじゃ。伝説のガンダールヴである、サイト君であればともかくじゃが」
「やはり、あの小僧は何かしら特別な存在であったか。で、我等にも興味が湧いたと?」
アンヘルが尋ねると、オスマンは「そうじゃ」と素直に頷いた。
「どちらも、個人が持つにはあまりにも強大な力じゃ。その所在は明らかにして置きたい」
そう言うオスマンに、アンヘルはどう説明した物かと、困りながら言葉を紡いだ。
「恐らく、おぬしは我等がサイトとはまた別の世界から来たのは分かっていよう」
「…………」
「おぬしらの行使する術は、我等に行使できぬ。その逆も然りだ。それを前提の上で、言おう。我等は心臓を共有して生きておる」
「……何と」
「カイムは我と契約する事によって、燃え尽きかけた命を長らえ、強大な力を手に入れた」
その事実に、オスマンの目が見開かれた。
「だが、強大な力を得るには、得てして代償と言う物が必要になる。この契約を果たすに当たって、カイムが支払った物、それが言葉だ」
アンヘルの言葉を示す様に、カイムはオスマンの前でその舌を出した。そこには、言葉を封じる紋章が刻まれている。
「我等の契約とはそういう物だ。疑問は解けたかな?」
「……長々と話をさせてすまなかったな。老骨の知識欲を満たしてくれて、どうもありがとう」
「……それはよい。よもや、用はそれだけではあるまい?」
投下中だぜ支援
724 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:10:37 ID:???
オスマンは頷いた。
「おぬしらがこの世界に来た意味は、分からぬ。分からぬが、きっと、あるのだろうと思う」
「…………」
「奇しくも、こうして我が学院の生徒の使い魔として呼び出されたのだ。その事実だけで、私は、おぬしらの味方だ。それだけは理解してもらいたかった」
「随分とお人よしな事を言う」
アンヘルは苦笑した。
「今回の件で、借りも出来たことだしのう」
「それが本音か?」
「否定はせんよ」
顔を見合わせて、今度は互いに笑い出した。
「そうそう、それでだ。今日は我が学院の行事の『フリッグの舞踏会』がある。今日の功績を称える為に、カイム君を出席させたいのだが、借りていってもよいかね? おぬしには今回特別豪華な食事を用意しよう」
「構わん。それと、食事はありがたく受け取ろう」
オスマンにそう返すと、隣にいるカイムにアンヘルは顔を擦り付けて言った。
「カイム、おぬしも、楽しんで来い」
「…………」
それを聞いたカイムは、ほんの少しはにかみながら、オスマンに付いて学院の中へと戻っていった。
支援するぜ!
>>717 >「赤子は水浴びを喜ぶ。……いつまでもさせてやりたい」
おお……
>季節は変わらない。
おおお……こう取り入れるか。うまいねえ
アンヘル癒し系だな支援
728 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:12:12 ID:???
それからしばらくすると、何やら校舎内から楽器の鳴り響く音が聞こえ始めた。どうやら、舞踏会とやらが始まったらしい。
カイムとキュルケは楽しんでいるだろうか? そんな考えをくゆらせながら、流れ出る音楽に身を任せる。
「きゅい、アンヘルお姉さまこんな所にいたのね」
そんな中、どこからやって来たのか、ぱたぱたと羽ばたきながらアンヘルの頭上にシルフィードが声をかけてきた。
「おお、おぬし。今日はご苦労であったな」
「シルフィは何もしてないのね。がんばったのはアンヘルお姉さまと皆なのね」
「謙遜するでない。おぬしはおぬしの出来る事をやったさ」
「きゅいきゅい」
そう言い合いながら、音楽を楽しむアンヘルとシルフィード。
そこで、シルフィードから思いもよらぬ提案が出された。
「きゅい! アンヘルお姉さま、せっかくだから、シルフィ達も踊るのね」
「何? おぬし、我等の体躯でどうやって……」
「こうするのね!」
言いながら飛び上がったシルフィードは、音楽に合わせ、夜空に様々な軌跡を描いて飛び回る。
「……やれやれ、幼子の遊びに付き合うも、年長の務め、か」
苦笑し、アンヘルはシルフィードに続いて上空を飛ぶ。
バルコニーからその様子を眺めていたキュルケとカイムは、夜空で戯れる二頭のドラゴンを、微笑ましそうに肩を並べて見守るのだった。
俺もさせてもらう
支援という奴を
カイムって竜に愛情感じてたフシがあるけど、不毛だよな。
人間と竜じゃなあ
人間に変身する魔法をしるふぃーから習ってアンヘルが身につけることができたなら
二人で幸せになれるだろうに
731 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:15:20 ID:???
毎度お目汚しすまねぇ。ただ、どうしても書きたかったんだ。一巻分の締めは。
ともあれ。
あじゅじゅしたー。
GJ&あじゅじゅしたー、アンヘル様が最近俺の中で癒しキャラですよ先生。
>>730 姿も有るが寿命の問題もあるよな。
結構見かける命題ではあるが、それゆえ解決困難というか。
>>730 なんかそこら辺の問題はもう超越してるレベルだと思う、あの2人は
あじゅー
737 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:18:15 ID:???
ごめ、最後にこれだけ言わせて。
これ読んだ後でも読む前でもいいから、DODのCエンド出来れば見て欲しい!
それだけっ!
本当に、本当にありがとうございました。
DODはホント最後の最後が壮絶すぎて固まったからなぁ…
女性と寄り添うカイムなんて見せられると、おいちゃん涙でちまうぜ
乙じゅしたー
>>730 不毛ってもそれは外から、物質的社会的に見た場合では?
変身魔法身につけられた方が確かにいいとは思うが
>>731 あじゅじゅしたー。
ちょっと贅沢を言えばカイム側の描写も入れて欲しかった。
741 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:20:18 ID:???
>>740 加筆修正して、明日投下してよかですか?
DODのSSは2本ともクォリティタカスなぁ
>>741 早いなwww740じゃないがやりたいならおkよ!
Cエンドは何だったっけ?
VSアンヘルだっけか?セリフ的に
二頭の竜が夜空で踊る光景というのが素敵だ
>>708 鯨を元にしたでっかい怪物でさえ倒す男だからな。
でもフーケのゴーレムとかはさすがに術者を倒さない限りどうにもできない気がする。
竜殺しで斬ろうが、大砲で崩そうが再生しそうだからな
>DODはホント最後の最後が壮絶すぎて固まったからなぁ…
東京タワーと申したか
748 :
740:2007/07/30(月) 01:24:45 ID:???
>>741 すいません…。贅沢言って…。
キュルケが主人の珍しいタイプなので、どうなるのか見てみたかったんだ…。
ロックマンXのゼロとかどうだ?>剣士
>>699 あの石仮面みたいなのかぶってる
主人公にでてくるやつじゃね?
ゾイドとかだったら、普通に使い魔として機能すると気付いた。
連中、意思持ってるっぽいしな。
ゾイド乗りと契約するとかなり悲惨なことになりそうだが。
>>750 それもエロゲなんだよな…アニメにもなったし、なかなか渋いんだが…
>>749 ゼロかぁ
でもメンテナンスがずーっと出来ない状況は厳しくね?
>>753 なぜかくっついてきたサイバーエルフがきっとなんとかしてくれる・・・
>>751 そこでオーガノイドと契約>タルブの村に朽ちかけたゾイドですよ
>>686 シエスタって燕ちゃんと似てるな
>>690 セイギのニンジャかナコルルかリムルルで一本見てみたい。
>>755 シエスタの頬に長方形の化粧があると申すか
釘宮ボイスで「ストライクレーザークロー!」を再生して幸せになった
カイム支援
>>754 サイバーエルフってロックマンXじゃなくてロックマンゼロじゃなかったっけ
>>755 ジーク召喚とかだとそれなりに綺麗に話しになりそうだな
場合によっちゃ竜の羽衣どころか恐竜状態だがw
ゾイド漫画版の作者つながりで「怪奇警察サイポリス」の鬼塚勇気
マイナーすぎるか
ゼロって自己修復機能ついてない?ワイリーの最高傑作ならそんぐらいできそう。
>>762 あんな終わり方になるくらいなら第二部は要らなかったマンガだな。
>>761 竜の羽衣>飛行ゾイド
多分一番大人しいのはプテラスとかシンカーあたり。
でも竜と名がつくからにはそれらしいゾイド…。
プテラスは翼竜型だからOK。
あとはレドラーやレイノスあたりならサイズからしてもそうおかしくはない?
最悪>ギル・ベイダー⊂⌒~⊃。Д。)⊃
ゲームのやつならカプコンのヴァンパイアからバレッタとか
爆弾と弾薬に限りがあるのがネックだが身体能力だけでも超人だし
モット伯あたりを力で従属させて傭兵部隊を引き連れて暴虐無人に大暴れしてくれることだろう
問題は全然原作に沿った話じゃなくなるってことだが
ファリスの猛女を召喚
ガンダールヴの力で弱点が無くなって無敵になりそう
>>751 バン:フィーネとジークがセットでやって来る可能盛大。ブレードライガーは複座だから、乗り方教えるにはいいかもしれない。
ビット:風来坊にも程がある。ジャンク屋やってたおかげでコルベールと結託してなにやら作り出せそうではある。ライガーゼロはかなりゾイドの意思が出てたが、CASが問題
ルージ:マジメで努力型なので、ある意味理想的な従者が務まりそう。レ・ミィという前例があるので、ルイズの扱いも手馴れたものと想定。
>>767 ガンダールヴで命中率がアップしたヤツは想像したくないぞ。
アンデッド系とは相性悪いだろうけどな(一撃死した経験上)。
昼に零崎シリーズを投下したものですが。
あれからまた少し書いたので、投下してもよかですかね?
>>770 どこぞで言うところの「投下した」なら、というやつだ
>>765 竜の羽衣はストームソーダーと主張させていただく。
だが、朽ちたゾイドはゴジュラスというのが熱いと考える。
バンといえば
少年か青年どっちだぜ
>>770 形兆<投下するならはっきり言えと何度もいったよなぁ
投下し(ry
零崎双識の人間使い魔
>>768 村になぜかバトスト版のホバーカーゴが固定化されて保存。
中に四種のCASがあるとかだと俺が喜ぶ。
782 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:44:03 ID:???
>>770の次に、追加部分を投下したいんですがかまいませんねっ!?
双識がルイズの後をついて行くと、大きな建物の中の一室に案内された。
部屋自体は広く、至るところに趣向が凝らされている。ちょっとした高級ホテルの一室、という感じだった。
どうやら、この立派な部屋がルイズの部屋らしい。
くつろぐルイズに、双識は気になったことを尋ねてみた。
魔法のこと。
2つある月のこと。
この学園のこと。
使い魔のこと。
2つある月に関しては「常識でしょ」と一笑に伏されたが、
他のことは「こんなことも知らないなんて、随分な田舎者ね」と双識を馬鹿にしながらも、大まかな説明をしてくれた。
どうやらルイズは、これを双識を自分の使い魔として認めさせるいい機会だと判断したらしい。
「――というわけで、あんたは私の使い魔になったの。手の甲のルーンがその証拠よ」
「……何が証拠なのか理解できないけれど――きみのような女子中学生の使い魔になれるのなら、私としても大歓迎だよ」
郷に入っては郷に従え。
この世界――ハルケギニアの住人であるルイズのいうことに従ったほうが都合がいいだろう。
そう双識は判断したのだった。
とりあえずは、ルイズの作戦は成功したことになる。
支援
>>782 どんだけネタ貯蓄してあるんだよwww
>>782 進路、クリアー!
……クリアーだとちょいとマズイかな?
>765
竜の羽衣>レイノス
今まで弱気なへたれだった使い魔の平民が、乗った途端荒鷲に。
「それで結局――私は何をすればいいんだい?」
「さっき説明したでしょ!でも全部あんたには無理なことばかりじゃない!」
「確かに私は探し物は苦手だけれど、ルイズちゃん、きみを守ることぐらいはお安い御用さ!」
根拠もなく胸を張る双識に、ルイズは呆れる。平民ごときに――ましてやこんなひょろひょろに何ができるというのか。
「……無理しなくていいわよ。あんたに期待なんかしてないわ――そういえば、あんたどこの平民なのよ」
「多分ルイズちゃんは知らないと思うけどね。私は日本という国から来たのだよ」
「ニホン――確かに聞いたこと無い国ね」
実は国どころか世界が違うのだが、ここでその話をすれば余計話がこじれるので、双識は黙っておく。
「で、そのニホンで……あんたここに来る前はなにをしてたの?」
ルイズの何気ない質問。
そして、双識の何気ない返答。
「――殺人鬼をしていた、と言ったらきみはどうする?」
>>753 確かエックスかゼロどっちかは太陽エネルギーを使えるはずだから、できるだけ省エネすれば
それなりにいけるんじゃなかろうか
ゼロが使い魔
さて、支援の時間だ
>>763 エックスとゼロにはついてたはず。
シグマにもついてたよな?
エルフらしからぬエルフこと策士スイフリーあたりが召喚されたらどうだろう?
見事に一般的エルフ像を破壊してくれるのは間違いないとして、
フーケとかワルドとかの小細工も通じないだろうし、金とコネの理論が異境の地でどこまで通じるか。
「……はあ?」
常識と余りにもかけ離れた返答に、ルイズは思わず間抜けな声を出した。
今、この男は何と言ったのか。
――殺人鬼?
「何あんた?ふざけてるの?」
「いやいや、全くもってふざけているということはないんだよ、ルイズちゃん。私は殺人鬼なんだ」
飄然とした様子の双識に対して、ルイズは呆れ顔で首を振る。
その仕草は双識が殺人鬼であるということを信じている風には見えなかったし、事実ルイズは信じていなかった。
こんな針金細工のような平民に人が殺せるとは、どうしても思えなかったのだ。
「あんたふざけてるでしょ……まあ、殺人鬼でも何でもいいわ……一応釘刺しておくけど、この学園で変なことしちゃ駄目よ」
「きみがそう望むのであればそうしよう。何せ、私はきみの使い魔なのだから。それに、そのほうが『普通』なのだろうしね」
一瞬不服そうな顔をしたものの、すぐに笑顔になり、納得したように頷く双識。
双識の意味不明の言動に、ルイズはため息をついた。
「……なんかあんたに付き合ってたら眠くなっちゃった。もう寝るわ」
そう言うとルイズはボタンに手をかけて、唖然とする双識の目の前で、服を脱ぎ始めた。
双識は眼前で始まったストリップショーに釘付けである。
そして当然のように、ぽえーんとした表情を浮かべている。
「――やっぱりあんたは後ろ向いてなさい」
零崎双識の人間支援
「もういいわよ」という声に双識が振り返ると、もうルイズはベッドの中に入っていた。
ルイズが指を鳴らすと、ランプが消える。これも魔法なのだろう。
「あ、そうそう、それから――」
ルイズが言いながら白い何かを投げてくる。
双識が広げてみると、それは下着だった。
「洗濯しておきなさい。アンタはそれぐらいしかできないんだから。寝るときはそこの毛布を使いなさい。わかったわね。」
ルイズは一気にまくしたてると、それきり黙り込んでしまう。
双識が耳を澄ますと、静かな寝息が聞こえてきた。
どうやら、人に洗濯を押し付けておいて、さっさと寝てしまったようだ。
その余りにも身勝手な行動には、どんな人間であろうとも、例外なく怒りを覚えることだろう。
はたして零崎双識は――
「ルイズちゃんの下着……」
──変態だった。
(ゼロのルイズ――試験開始)
(第二話――了)
この変態めっ!w
しかしギーシュの行く末を考えるとやっぱ双識は怖いな、変態だが。
投下GJ!
ところで原作よく知らんのだが、
零崎双識って真性のロリかペドなの?
投下終わりました。
ご静聴、ありがとうございました。
双識は妹萌えじゃなかったかな。
>>799 一日にメールを百通も送るほどに、女子中学生に目がありません。
ストーカーよりたちが悪い、と原作では言ってました。
803 :
DOD&M:2007/07/30(月) 01:58:01 ID:???
>>800 乙じゅー。
ええと、じゃあそろそろ行きますよー。
804 :
801:2007/07/30(月) 01:58:06 ID:???
GJを忘れてました。
>>699 エヴェンクルガ族という、
人間よりも強化された獣耳の亜人の中でも、
とびきり強くて、なおかつ義を重んじる種族の女剣士、居合いに似た剣術を操る。
普段は凛々しいが、「うっかり属性」と「可愛いもの大好き属性」を持つ。
はいはいエロゲは筋違い
葉鍵板に帰ってくれ
807 :
DOD&M:2007/07/30(月) 02:00:50 ID:???
もしかしたら、期待してる人を裏切る結果かもしれないですけど、敢えて投げます。
>>724 と
>>728 の間の一コマって感じで。
アルヴィーズの食堂の上の階。
ホールになっているその場所で、舞踏会は執り行われる事になっていた。
既に準備そのものは万端で、料理や飲み物の類は生徒達全員が歓談と共に楽しんでいる。
先日キュルケによって買い与えられた服を身に纏い、カイムはバルコニーでサイトと共に、その光景をどこか遠い目で見つめていた。
「カイム、ほら、これも食えよ」
「…………」
「あ、それくれんの? サンキュー」
男二人、煌びやかなパーティーの中で浮いてはいるものの、サイトにとってもカイムにとっても、それは穏やかで過ごしやすい時間であった。フーケの件で同行していたタバサも似たような物で、一心不乱に卓の食べ物と格闘している。
だが、その穏やかな時間は、あまり長くは続かなかった。
ホールの壮麗な扉が開かれ、綺麗なドレスに身を包んだ二人の少女が姿を現す。
「「おおおおおお」」
ホールにいる男達の視線が、そこに一斉に集まった。
門に控えた呼び出しの衛士が、その少女達の到着を、高らかに名を読み上げる事で告げた。
ルイズとキュルケだ。
ようやくの主役の登場に、控えていた楽士達が音楽を奏で始める。
しえん
DODさんに挟まれるとはorz支援
810 :
DOD&M:2007/07/30(月) 02:02:53 ID:???
「へぇ……」
「…………」
バルコニーからそれを眺めていた二人の口からも、感嘆の息が漏れた。
その視線の先にある少女達は、次々と来る男性からのダンスの誘いを、断り、ホールにいる者達がダンスを始めても、それに目もくれなかった。
そして、一直線にバルコニーに向かい、お互いの相手に同時のタイミングで手を差し伸べる。
「べ、別に、キュルケに言われたから、あんたにダンスを申し込むんじゃないんだからね?」
「カイム。あたしと一曲、お願いしてもよろしいかしら?」
大方、キュルケに強く言い含められていたのだろう。ルイズはつっけんどんな物言いながらも、サイトに手を伸ばして、ダンスのパートナーになってくれと申し出ている。
そして、キュルケは最早他の男達は目に入らぬ、と言った様子で、カイムへとその情熱を露にしていた。
「か、カイム……どうしよ……」
「…………!」
>>806 一応、漫画にもなってるよw
コンシューマ化もされたし、というのは置いといて支援
812 :
DOD&M:2007/07/30(月) 02:04:48 ID:???
カイムは腰の引けたサイトの背中を、ばんっと力強く叩くと、にっと笑って見せた。
この時、サイトはカイムの言いたい事が頭で理解出来た気がした。『男なんだろう? ビシっとしろ』と。
それに応える様に、また男達も同時に女性の手を取った。
「あんた、ダンス下手だろうけど……我慢して踊ってあげるわよ」
「さぁ、カイム。行きましょう?」
そうして踊り始めた二組のカップルは、間違いなく今夜のパーティーの主役だった。
王族として暮らしたこともあるカイムのステップは完璧であり、キュルケとのコンビネーションは初めてながらも、誰もが見惚れる様なダンスだ。
対して、サイトとルイズは、たどたどしいステップながらも、それが逆に初々しさをかもし出し、周りからの高評価を得ていた。
どれだけ踊っていただろう? いつしか、踊り疲れたカイムとキュルケは、飲み物の入ったグラスを片手に、バルコニーで夕涼みと洒落込んでいた。
「素敵だったわ。カイム」
「…………」
「照れなくてもいいわよ。……そう言えば、二人だけの乾杯はまだだったわよね」
「…………」
「乾杯」
キュルケの言葉と共に、静かにグラスを合わせる二人。
「あら?」
そこで、キュルケが空に目をやると、そこには見慣れた影が二つ。
「……アンヘルったら、憎い演出するじゃない」
俺は支援でも頂点に立つ男だ
814 :
DOD&M:2007/07/30(月) 02:06:32 ID:???
ごめん、追記こんだけっ! 短くてごめんっ!
あじゅじゅしたー!
あじゅじゅしたー!
>>811避難所で結論が出るまでは控えようぜ…俺もアニメは好きだったけどよぅ
>>814 乙です
そして、カイム達の描写をありがとう
そういやカイムって王子だったなぁ
ずいぶん荒んじゃって……
しかしまだ誰もカイムが元王子だって知らされてないみたいだな
あじゅじゅしたー
てか本当に早すぎだろwwwwwww
822 :
740:2007/07/30(月) 02:11:42 ID:???
>>814 まさか本当に書いてくれるとは…
しかも早過ぎwww
起きてて良かった。本当にありがとうございます。GJ!!!
一日空けただけでこの速度、
職人さん全員乙
>>819 別段言う必要もないし、ルイズ達の世界の魔法も使えないから信じてもらえないんじゃないかな?
まあ、注目を浴びたくない、という理由もありそうだが・・・
>>791 シグマはどちらかというとゼロが存在するから消滅しないってだけ
エックスとゼロは体が半分以上失う大破状況から復活可能(動力炉止まってるはずなのに
大岡裁きの精神でよろしく
大岡裁き
大岡越前の考案した処刑法
両側から屈強なおっかさんが罪人を引っ張り、
生きたまま引き裂く。
岩本ロックマンXじゃ、エックスは無から再生しやがったし
ゼロは不死身(ゲームでも不死身だけど
>>799 実際に手を出してはいないな萌えてるだけで
あと双識はショタもいけるあれギーシュ許容範囲じゃね二つの意味で逃げて
大岡裁き、それは両腕と両脚に縄を巻きそしてそれぞれの縄の先を4頭の馬に繋ぎ、
それぞれ別の方向に走らせ体を引き裂くという伝説の裁き…
ルイズが徳川吉宗(マツケン)を召喚しますた
>>806 アニメ化されてラジオ、ドラマCDもあるな
大岡裂きスレになりました
つまりはルイズが大岡越前を召喚
普通に侍で聡明でツヨス
うたわれがダメならデモベもダメだろうw
デモベよりは呼び出しやすいキャラ多いと思う
忠相酷いw
もううたわれるものラジオ召喚で良いよ。
葉鍵や型月はイタイ厨が多い。
触らぬ神にたたりナシ。
やたら豆知識が増えるスレだな。
時代劇で妄想が広がって
子連れ狼召喚とか想像して盛大に吹いたわ
「ぜ、ゼロのルイズが子連れの平民を召喚しやがった……」
「あのボロイ格好は平民どころじゃないな……食うに困った子連れ家無しを無理矢理使うとは外道過ぎる」
>>675 師匠と同じ顔の胸革命を想像してEDになりかけた俺('A`)
いきなりだけどシルフィードの変化って
他人から見た認識を変えてるの?肉体そのものを変えてるの?
>>830 ギーシュ死よりも恐ろしい現象フラグwww
アッーーーー
>>845 体積が変わってるから肉体そのものを買えてる筈
何せ別に用意した服を着たり、後でその服をタバサにまわしたりしてる
>>850 仮に書いてくれる職人が来ても本スレでは厳しいな。
現在の住人の反応を見る限り。
とりあえず来るネタは拒まず
猿ものはウッキー
このスレいろんな作品があるから
それぞれの原作のアンチや厨
さらに夏だからゆとりやキチガイが集まってくる
>>849 ほほう、なるほど。
呪文が確か「我をまといし風よ 我の姿を変えよ」だったんで風属性の呪文だよな。
となるとゼロ魔の世界では風は分身作るだけじゃなく肉体作り変えたりも出来るわけか
つか元々エロゲ的世界観なのに、さらにエロゲを重ねるとかマジ勘弁してほしい
>>856 狼男みたいなグロそうな変身じゃなくて
魔女ッ子的変身と予想
>>843 自慢の胸で挟んでさきっちょをお下げで擽るまで読んだ
肉体を「風」に変化させて、さらにその一部を別の肉体に作り変えてるんじゃね?
そもそも「幻影」ではなく「分身」が作れる時点で、
分身の外見をある程度自由に変化させることは可能と考えたほうが自然だし。
とりあえず
先住魔法はなんかスゴイ
って事で
>>856 先住魔法は属性に縛られないとかじゃね?
そろそろ次スレの時期ですがー。
テンプレを改正するとか言ってたっけ?
>>829 ゼロは死亡フラグを生存フラグに変える男だからなw
>>864 今の時間帯ではなぁ…。
せめて日が昇ってからにしようぜ。
>>864 確か、
>>142を付け加えようと言う意見と、
議論は避難所で、の一文を入れようという意見が上がっていたはず。
ジャングルの王者召喚を夢想しながら寝る
ガンダールヴじゃねーよなきっと
でもルーン使わんでも素で動物と会話できるんだよなぁ
ルーン意味無いよなぁ
風って単語がつくのは単に風韻竜が使ってる先住魔法からかもしれんよ
>>857
嫌ならスルーしろ
んなことも出来ねーのかお前は?
大神が楽しみでしょうがない
戦闘ではアマ公って戦いになると闘争心の塊で相手を倒しきるまで止まらない暴走太陽状態だしな
相手をなめきった所は相変わらずだけど、ウシワカとの戦いなんて所詮は遊びらしいし(向こうはめっちゃ本気
>>870 黙ってたらオナニーネタのカスで埋め尽くされると思うとできねーですよ
>>870 ヒント:今は夏。いきがりたい年頃の子を相手にしちゃDAMEDAME
>>852 確かに。
書き込み方から見るに、同一人物が過剰アンチに走ってるんだろうけど、本スレではやめた方がいいだろうなぁ。
荒れるだけだろうし。
>>861 遍在の分身を人間型で作り上げてそっちに全部自我を移して元を分解とか?
自分自身が風になると、なんとなく安定しなくて危険な気がするんだが。
>>864 避難所の議論スレでテンプレ改正議論してるよ。
>>876 あれは先住魔法なんで人間の魔法とは原理が違うから考察しにくい
日本の剣豪だと誰が面白いかな。若い頃の宮本武蔵なんか
立身出世に燃えていたから公爵家の令嬢に仕えることは歓迎するかも
まあ犬扱いされるわけだが。
太閤立志伝5の吉岡流は技は低燃費のスタン攻撃で
最優クラスなのにかませだよな
あのゲームPC版は実質エロゲだし話題に出しちゃいかんかったかも
>>839 少し上を見るとよくわかったよ
枯葉信者の痛さはこういう自分の主張は常に正しいんだ、それが認めさせるまでずっと暴れ続けてやるって態度にあるんだろうな
>>879 古今東西の作品に登場する「宮本武蔵」を全員召還するルイズ
同一人物のはずなのにバラエティに富みすぎ。
個人的に荒木又右衛門を押してみる。
復職後の突然死が、実はルイズに召喚された神隠しだったとか。
wikiの「テンプレ」のページ更新されてるね。管理人乙です。
>>880 葉鍵型月は設定とかいかにもラノベだから使いやすそうだけど、ファンとアンチがアレすぎるからな
職人のためにもスレのためにも避けて通ったほうが無難そうだよな
何回も出てるがガッツが見たい。でも呼べるタイミングがなさすぎるよな
旅の途中で召喚したらその場でヌっ殺されそうだ
又右衛門というとどうしても魔界転生を連想してしまう
それも石川賢のほう
以前紹介されてたNTの「ゼロの使い魔S」読んだ。
なんかガンダールヴ軍団がSWのEP2のストームトルーパーに見えたさ。
型月系を荒れなくする方法は簡単だ
生き残れなかった奴を出せばいい、主人公クラスやヒロインなんて出してはいけない
>>887 その系統のネタ自体もう暗黙の了解できあがってるがな。
今DOD&Mをまとめて読んてきた
新宿の中心で俺が泣いた
ガッツは鷹の団黄金期の最後間際で抜ける事を仄めかす前が唯一のチャンスかもなぁ
残った側も不自然な失踪だからグリフィスが凹んで暴走する事がなくなってしまうが。
まぁガッツも暫しの修行的感覚である程度同意するかもしれん。
欠点は多くの人が望む黒い剣士じゃない事と、トレードマークのドラゴン殺しがない事
色々背負っててこそガッツなんだよね
スレイヤーズの故郷の姉ちゃん召喚とかどうさ
>>889 正直、DOD&Mは萌え小説だと思うのは異端か?
>891
俺TUEEEEEってレベルじゃねぇぞw
>>891 妹が泣いて逃げ出したくなるほど強い設定だったっけ?
たしかアニメだとあれとやりあうぐらいなら竹光で魔王に喧嘩売った方がまだマシだっていってたな
そういや零崎双識って鋏ないほうが強かったな。
>896
確か、本来魔王と戦うために龍神の加護を受けた戦士、だったかな?
あの世界で一番強いと言う設定だったはず。
>>898 アクアばあちゃんが水竜王の断片なのと同様に、
赤竜神の断片が赤竜の騎士じゃなかった?
記憶違い?
>>898 魔王シャブラニグドゥを四つに引き裂いて力尽きた、
竜神の意思と力の一部を受け継いだって設定じゃなかったっけ?
>>896 魔王の五体の腹心が作り出した将軍や神官クラスなら笑いながらはり倒せるくらい強いって設定だったはず。
よし、こうなったらくにのねぇちゃんすら恐れさせた
「自称・良家の奥様」ジョセフィーヌさんを召喚だ。
>>900 魔王は7つだ。4つの分身を残して滅んだのが神様の方。
で、完全消滅するほどのダメージは受けなかったから飛ばされた力の一部が姉ちゃんに入った。
光の剣クラスの武器を持ってたら、魔王の腹心とも戦える。
>>904 そうか? 人間に転生させられたガーヴにすら素手で受け止められてた気がするが。
光の剣はそれだけで魔王の腹心と同等の存在だろ?
異世界の魔王が同じ感じに作った物じゃなかったっけ
種死後の増長しまくったキラ・ヤマト召還。
ルイズに従わないわシェスタにエエ格好しぃでギーシュと決闘
そこで炸裂する例のセリフ
「やめてよね。キミなんかが僕に勝てるわけないだろう」
そのセリフに無念の涙を飲むギーシュ。
以後は一心発起して真面目に。
さらなる増長と共に、アンリエッタの気を引くためにアルビオンへ。
キラ、ワルドとフーケの誘い(綺麗事な理想で)にのって裏切り、
ルイズ達は何とか手紙だけを破棄に成功してズタボロで帰還。
一方のキラはガンダールヴという事でレキンコスタの幹部に。
期間後ルイズはオスマンの許可の元、キラとの契約破棄のため
使い魔召還の儀式を行う。
新たに選ばれたガンダールヴはギーシュだった。
二人はトリスティンへと侵攻してきたレキンコスタの指揮官となったキラと対峙する。
ここに努力をしない増長した作られし天才と、己の限界を超えるべく努力し続けた凡才が激突する!!
なんてな。
なんか種ってだけでもうイヤ。
まぁ、普通の人間が扱う分にはたいした威力は出せんのだろう。(それでも普通の剣に比べれば破格の威力のわけだが)
フィブリゾが力を引き出したときなんて異様な威力だったし。
精神力だかを光刃に変換するんじゃなかったっけ
だから並みの人間じゃ殆ど威力が出ない
>>907 最後の一文以外はイヤ。こういうのができる種以外の作品ってあるかねぇ
>>907 シェスタをシエスタと打てるようになってから出直して来い。
使い魔契約破棄は誰の許可があってできるって物じゃないだろう
基本的に死ぬしか無い
キラは敵として出すならまさに理想的なキャラなんだけどな
味方として呼ばれる話は見たくないわ
他世界の虚無ないし虚無に近しい属性の魔法を、
ルイズが使えるようになったりってのはアリかな?
>>915 虚無っつうか混沌で、
スレイヤーズの神滅斬・重破斬
ルイズのことだから、失敗して一緒に世界も滅びます。
光の剣は神側の存在が使って魔王を滅ぼしたとかいう話もあるし、
スレイヤーズ世界の5人の腹心とはちょっと違う立場にあるんだろうな。
麒麟を召喚→空術販売
ガイア幻想記のテム召喚したら……武器が笛だからガンダールヴ補正が効かないか
でもフリーダンに変身したら一気にパワーアップできるな
問題はハルゲギニアに闇の世界の入り口があるかどうかだが
ゲットバッカーズの士度召喚。
神の笛とガチンコバトル。
>>917 たしかロストユニバースの世界の神話だったよね
スレイヤーズで脳みそくらげ剣士は話題に出たっけ
正直強すぎてだめか
スプリガンは好きだけど素手のが強い面子ばっかだな
>>911 ギアズ
あともしかしたら ガンダム00 もそうなる?
剣士で話題に出てないのは…
ハーメルンのトロンって出たっけ?
大山トチローも一応剣士だったな。かなり強かったと思う。
桑原とかどうだろう 全然剣士じゃないか
>>922 ギアズオブウォーで合ってる?箱○持っとらんしわからん
>>919 闇の世界の入り口が各所にあって、ルイズとシエスタを避難させるとか考えるとおもしろいな
928 :
ナナシ:2007/07/30(月) 10:40:35 ID:prFXG8LZ
>>596 仮面ライダーの敵達はどうだろう。
アポロガイストとかデッドライオンとか
シャドームーン召喚でハルケギニア全土が泣いた!
とかか?
なんか、血の雨が降りそうだよな。
930 :
マロン名無しさん:2007/07/30(月) 10:54:49 ID:ju6RoCfO
お初です。
皆さんよろしく。しがない観客です。
ここに投下されるストーリーレベル高いですね〜。
文才が無いのでネタのみの投下を。
FE 暁のクリア後のアイクとかゼルギウスが召喚されるのはどうでしょう?
ageんなsageろ
932 :
930:2007/07/30(月) 11:04:16 ID:???
>>931しーません(汗)。
2ch初心者なので入れるのを忘れてました。
投下するなら投下してもいいですかって聞くより
何分に投下しますって言ったほうがいいよ。
935 :
930:2007/07/30(月) 11:11:33 ID:???
>>933すんません。ゴカイ発言を。
自分じゃあ話が作れないんで、話題のみの提供でした。
丸投げで悪いんですが、誰かかける職人がいればアイデアに、と。
何という針丸だしの釣り餌…
そんなえさに見事釣られた俺は一体orz
疲れてるんだ。きっとそうに違いない。
>>929 そしたら時空を超えて太陽の王子も現れそうだ
>>938 奴ら極普通に時空を飛び越えるからなぁ……。
召喚されても、自力で帰ってしまいそうなのが怖い。
>>941 そういやきてNEEEEEEEEE
orz
来てないねw
きっと次スレに来るのさwwwwwwwwwwwww
944 :
マロン名無しさん:2007/07/30(月) 11:29:14 ID:Gy7d1mGB
投下したいんだけど次スレ待った方がいいかな?
ごめん、下げ忘れてた
>>944 まぁ、昼間でスレの流れが遅いし、そんなに長くないなら投下していいんじゃね?
947 :
マロン名無しさん:2007/07/30(月) 11:34:03 ID:vAkoXxIh
>>891リナがルイズに召喚されて
魅惑の妖精で働いているナーガと出会うとかどうだ?
ナーガは偶然ハルケギニアに迷い込んだ的な
>>946 サンキュ、投下する
ZとZ
第一話「黒と白」
「世界のどこかにいる私の使い魔よ、現れよ」
薄暗い森の中に声が響いた。
土くれのフーケは苛立っていた。
宝を狙ってトリステイン魔法学院に潜入しようとオールド・オスマンに接近したまでは良かったのだが…、
あまりの度を越えたセクハラぶりにオスマンを殴って学院を飛び出してしまったのだ。
(あのジジイが悪いんだ、あんなに触りまくった上にあんなことまでしようとするなんて……グスン)
フーケは鼻をすすった。
タイトルも欲しいナリ支援。
最終回後のオリジナルARMS四人の誰かとか。
涼:トラップ、体術等サラリーマン直伝忍術の一部。年齢の割りにかなり完成した人格者。
隼人:明鏡止水+古武術。多分素手のガチでは一番強い。思い切り反抗しそう。
武士:超人的動体視力と反応速度。非常に穏やかながら芯も強い。
恵:軍隊格闘をかじった程度か?リーダーシップ持ち。同姓なので違った展開を期待。
951 :
ZとZ:2007/07/30(月) 11:41:53 ID:???
だから仕返しも兼ねて、自分の力で宝を強奪してやろうと決めた。
しかし相手は優秀な魔法教師達、一筋縄では行かないだろう。そこで必要としたのが優秀な相棒だ。
だがフーケは泥棒、今まで多くの人間を騙して来た。そんな自分が人間を信用する気にはなれない。
そこで使い魔を呼ぶことにしたのだ。使い魔は人間のように見返りや報酬を求めないし、主人を裏切らない、いらなくなったら殺せばいい。
良いことだらけだ。あとは使える使い魔が出るのを祈るだけ。
支援。
魔法教師というと、ネギまを思い出す。
>>950 次スレよろ
953 :
ZとZ:2007/07/30(月) 11:44:19 ID:???
・
・
・
キーン…と高い金属音が響いた。眼の前が急に明るく照らされる。あまりの眩しさに彼女は眼を手で覆った。
光が止み、眼を開けたフーケの前には黒光りする身体をした小型の[何か]が立っていた。
どことなく竜に似ている…、だが火竜でも風竜でもない、なんだこいつは?
「グゥルルルル」
警戒しているようだ。
どうするか…、何だかわからないが、ハズレではなさそうだ。契約するとしよう。
954 :
ZとZ:2007/07/30(月) 11:46:02 ID:???
フーケは彼を驚かせないようにそっと杖を当て、呪文を唱え、頬らしき所に唇を当てた。
使い魔の左肩が輝き、ルーンが現れた。契約完了だ。
ここでおかしな事が起きた。フーケの左手にまでルーンが現れたのだ。
「な、なんだいこりゃ!?」
慌てて擦ったり解除魔法を唱えたが消える気配が無い。それで今消すことは諦め、使い魔の方へ向き直って二つ尋ねた。
「あんた、名前は何ていうんだい?見た事無いタイプだけど、何て種族だい?」「グァオオー」と答えた。(やっぱり言葉が通じるはずないか、オーガノイドで名前がシャドーだなんてわかるはず無い。)
フーケはため息をついた。
955 :
ZとZ:2007/07/30(月) 11:47:28 ID:???
「あれ?今あたしシャドーって…?何だそりゃ?なんで…」
「グォアアー」
シャドーが鳴くとフーケの左手のルーンが輝いた。
「そうか、このルーンがあんたの言葉を伝えてるんだね。でもオーガノイドっていったい何なんだい?」
「グオオー」
「あんたにもわかんないのかい、変な奴だねぇ。そうそう、あたしゃ土くれのフーケってんだ。これからよろしくね」
「グァァー」
こうして、シャドーは土くれのフーケの相棒となった。
957 :
ZとZ:2007/07/30(月) 11:49:44 ID:???
私、ルイズは今とても幸せだ。
原因はこの前行われたサモン・サーヴァントの儀式で彼女が召喚した使い魔だ。
綺麗な白い身体、私にどこまでもついてくる愛嬌、ちょっと間抜けな表情。どこをとっても可愛い!
「ほーらジーク!おいで〜」
呼び寄せて頭を撫でてやる。
「キュアアー」鳴き声までかわゆすぎる。
と、ここで私とジークの愛を邪魔する邪魔者が現れた。
「ほ〜らジィ〜クおいで〜じゃないわよ!朝から晩まで一日中使い魔を眺めてるなんて異常よ!」
「五月蝿いわねツェルプトー!私がどうしようと私の勝手でしょうが!私とジークの愛を邪魔しないで!」
こう言うとキュルケは悲しそうに言った。
「初めて魔法が成功して嬉しいのはよくわかるわ、でも授業くらい出なさいよ。留年したらどうするの?」
958 :
ZとZ:2007/07/30(月) 11:51:24 ID:???
「だっ、だって授業なんか出てジークが誰かにさらわれちゃったらどうするのよ!こんなに可愛いんだから!」
ジークが奪われるなんて想像しただけで涙出て来た。
「誰も盗ろうとなんてしないわよ、こんな不気味な竜モドキなんて」
こいつ!私の愛しいジークに向かって不気味ですって!?竜モドキですって!?許さない!
「私の事はまだしもジークを馬鹿にする事だけは許さないわ!ツェルプトー!決闘よ!」
「はぁ、まぁそんな理由でも外に出てくれるならいいわ、あなた召喚してからずっと引きこもってるんだもの。じゃあ今夜でいいわね?私が勝ったらちゃんと授業出なさいよ」
「今夜ね、いいわ!私のジークを馬鹿にした報い!受けるがいい!」
959 :
ZとZ:2007/07/30(月) 11:53:11 ID:???
その夜、魔法学院
フーケは外から宝物庫を探っていたが手も足も出かった。何て厳重なんだ。
シャドーは少し離れて待機。ルーンのおかげで離れていても指示を出すことが出来るのだ。
突然誰かが近づいて来る気配。急いで物影に隠れた。以下()はフーケの思考
「さぁ!勝負よ!ツェルプトー!」(なんだガキか、焦って損した。少し様子を見るか)
「…あんた、ホントに勝てると思ってるの?」
「あんたなんかに誰が負けるもんですか!」(こっちのガキは五月蝿いね)
「キュアア!」(何?今の声?)
「ありがとう!ジーク!ツェルプトーなんかとっとと倒して今夜も一緒に寝ましょうねo(^-^)o」(キモい)
「ルイズ…その顔文字キモいからやめなさい」(同意)
「五月蝿い!いくわよ!ファイアーボール!」
・
・
・
「何も起こらないじゃない。やっぱりゼロのルイズね」
「そっ、そんなぁ〜。今の私ならいけると思ったのに…」(やっぱりガキだね)
960 :
930:2007/07/30(月) 11:55:47 ID:???
>>947ナーガは何かと力技が利くし、有りかもです。
今日は落ちです。観客席逝ってきます。
支援
>>956 ネギまはいつも蹂躙される側だからな
全力で支援。
フーケが召喚ってのは珍しいパターンでいい。
>>961 主人公が子供だから動かしにくいんではないかね?
963 :
ZとZ:2007/07/30(月) 12:01:02 ID:???
三人がそれぞれ息をついた次の瞬間。
ドォォォォーン!!!
「「え?」」(え?)
キュルケの背後の党が轟音と共に大爆発を起こし、党に穴が開いた。
「え?え…?何?ドッキリ?」
状況を飲み込めないルイズ。
眼を見開いて呆然とするフーケ。
いち早く自分を取り戻したキュルケがルイズの腕を掴む。
「ほら!とっととずらかるわよ!ばれたら退学になるかも!」
「え!?う、うん!わかった!行くわよジーク!」
「キュア!」
・
・
・
(どうやら行ったようだね)フーケは立ち上がると党を調べる。やっぱりだ!宝物庫に穴が空いている!
フーケは顔がにやけるのを抑えられなかった。
>>950 次スレ立てるときに投下後の
感想を入れるために次の投下は五分間は開けなさいって追加頼む。
965 :
ZとZ:2007/07/30(月) 12:05:25 ID:???
翌朝
フーケはトリスタニアのはずれにある森の山小屋にいた。
どうやらシャドーは優秀な使い魔のようだ。学院から逃走する時、自分を抱えてまるで黒いファイアーボールのようになって山の麓まで飛んでくれた。
(なかなか役に立つね。こいつを殺すのはやめだ)
しかしフーケは気付いていない。シャドーに運ばれた後森に入るとき、地元の農民に見られていたことを。興奮していて気付かなかったのだ。
支援
>>964 そういうのは避難所の議論スレで言ってこい
>>964 避難所でな。
てか950の人反応がないのだが大丈夫なのか?
968 :
ZとZ:2007/07/30(月) 12:08:42 ID:???
彼女は盗んできた宝『異界の書』に眼を通す。
「なんだい!この字は!」『異界』というだけあって全く読めない。
その時、左手のルーンが輝いた。読める。
(本当に便利だね、このルーンは)
「それにしてもきったない本だねぇ、文字が読めてもこれじゃ読めないよ。んーと…
なになに…………滅びの魔獣を甦らせてはならない。一晩で町は焼かれ、空を奪われ、希望は砕かれ、ついに我々ゾイド人は滅びた。
小鳥が歌い、人とゾイドが戯れ、日が暮れるまで笑いあったあの世界はもうない。滅びの魔獣を甦らせてはならない。
滅びの魔獣、その名はデ………ここから先は読めそうにないか、滅びの魔獣なんて物騒な名前だわ。それにゾイドってなに?」
フーケは書を近くの棚に放った。
969 :
ZとZ:2007/07/30(月) 12:11:56 ID:???
この物語のハルケギニアには世界各地にとても多くの遺跡がある。しかし、ほとんどが深い森の奥や地下、更には湖の底などにあるため、発見されている遺跡となると十指にも満たないかもしれない。それくらい見つける事は難しい。
そして、全ての遺跡には共通点がある。必ず最低一体、獣や幻獣の石像があるのだ。
因みにフーケは一つだけ発見している。とある深い森の奥の奥、光もささぬ闇の森、そこに1平方メートル程の地下への入口が隠されているのだ。
本当に偶然の発見で、それ以来彼女はそこをアジトとして使っている。今回も日が落ちたらそこに移ってほとぼりをさまそうと考えている。
第二話「獣王光臨」へ続く
970 :
ZとZ:2007/07/30(月) 12:13:21 ID:???
とりあえず第一話はここまでです。
第二話もできてるので、次スレできたら投下します
>>961 でもたまに蹂躙してるのも見かける
主に闇の福音さんとか闇の福音さんとか闇の福音さんとか
GJ! ジークの愛嬌に初っ端からデレるルイズが新鮮でよかったww
ゾイドをどうするのかと思ったが、遺跡から出すとはなかなか。
ただ、ゾイドバトルになったら魔法の活躍が微妙になるな。その辺の活用に期待。
あと、少し小出し投下しすぎではないかな? 連投規制も在るし、一度の投稿にもう少し文章量増やしても問題ないと思う。
GJ! ルイズがかわいくていい感じでした。
>>972 確か一レス32改行までいけたはず。
つーか次スレ大丈夫なのか?w
>>974 俺は高畑召喚とか読んでみたいな。
ルイズと同じくハンデ持ちの魔法使いだし。
ガンダールブは意味がないのでヴィンダールブあたりとして
俺、次スレができたら投下するんだ(←死亡フラグ)。
……誰も覚えてないかもだけどね。
979 :
ZとZ:2007/07/30(月) 12:34:50 ID:???
GJありがとう。素直に嬉しい。
>>972、
>>973 一回でどのくらい投下出来るのかわからなかったんだ、ありがとう。
あとタバサやキュルケならゾイドの弱点に気付くはず。戦えるようになる。
これからルイズとフーケのダブル主人公で話しを進める予定。
応援よろしくお願いします
981 :
978:2007/07/30(月) 12:38:55 ID:???
……まさに死亡確認だな(苦笑)
40分から次スレに投下しやす。
お気が向かれましたら、支援ヨロ。
982 :
950:2007/07/30(月) 12:40:35 ID:???
すまん、初めてで勝手が分からなくて手間取ってる内に重複させてしまった。どうしよう。
重複したほうを次スレとして使えばいいがな
あらら、まぁリロードは必須だよね。
とりあえず落ちなければ次スレに使えばいいよ。
ここ最近のスピード考えればすぐだ。
>>982 遅く立った方保守だけして維持して、スレを消費したら移動してみては?
2、3日で消費できますし。
そろそろ埋めるか
過疎っていても、5人以上は1000を狙っているので、油断出来ない。
>>1000なら政さん召喚
平民と見せかけて実は魚人なので意外と厚遇される
>>990なら星船(インフェルノ)とストーム1召喚
1000なら俺のSS最終回
1000なら、参院選が終わって暇なイエス召還
>>1000なら鋼鉄ジーグを召喚
いーまに見ていろレコンキスタ!全滅だぁ!
ここから加速
1000ならライダーマン召還
1000ならルイズは自分の母(現役時代)を召還
1000ならキョン妹召還
999だったらH召喚
1001 :
マロン名無しさん:2007/07/30(月) 13:02:28 ID:xIFNK3F4
1002 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。