あの作品のキャラがルイズに召喚されました part14
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>>1乙
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>>1乙……
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>>6
白面・・・の・・・Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
4人目の虚無の使い魔、もしかして白面の者やロードブレイザーのように、
人の負の感情を吸収してより強大になるような能力じゃないかなとふと。
眠いからこんな妄想が浮かぶんだな、寝よう。
言われてみれば似てるな
>>9 武器を自由自在に扱える力
魔道具を自由自在に扱える力
魔獣を自由自在に従える力
ときてるから四つ目もなんかを自由自在に使える力だと思うんだぜ
フラグを自由自在に操る力…(ボソッ
恐ろしく危険なものほどはっきり記録残せよボケって話だからな
恐ろしくても危険性は低い・・・わけないな、普通に厨っぽいのをちょっとひねったようなのじゃね?
恥ずかしくて口に出来ないものだったりして
ジョジョの方でこんな意見があった
使い魔の洗脳はハーレムを作るため
よって四つ目の能力はエロ特化
>>17 オーフェンの作者が書いた、シャンクってのに似たようなのがあった。
動物を食べる化け物の木を忘れている限り、その木は復活しない。
そのことを動物は忘れないように。
さて、動物たちは覚えていればいいのでしょうか、忘れればよいのでしょうか。
って感じ。
とりあえずバハラグに期待
サガのブルーかぁ・・・最後が分からんから召喚には適してるな
ゲートの魔術の事故でもいいし
リージョン移動は普通に異世界間移動みたいなもんだからな
前スレ1000に失望した
ごめんね取る気なかったのにリロードしないで書き込んだら偶然1000とっちゃってごめんね
テッカマンそのままを呼ぶより、ラダム樹召喚して
テッカマンルイズの話を・・・
>>25 ゼリーの角に後頭部強打して死ぬかフル―チェに顔面突っ込んで溺死すればいいと思うよ
まぁここで1000とった要望は叶えられないってジンクスがあるからいいやん
ルイズが邪気眼(の精神)を召喚したようです
ゼロ魔原作自体がある意味邪気眼の類型だし
>>26 虚無の系統が使える人間だけがテックシステムに適合するんだな。
始祖ブリミルはオメガ級のテッカマンで、4人の使い魔は手下のテッカマンエイジスとかそんな感じ。
デルフが恐れてた4人目の使い魔はラダムの支配を脱したテッカマンで、聖地でブリミルと相打ちになった
と考えればわりと話が続くな。
ブレード本編だってテッカマンは結局ブレード含めて6人だけだったし。
>26
学院がラダムに取り込まれ、不適合として排除されたコルベールの手でまだラダム寄生前だったルイズが助け出され逃がされる。
その後、ダガー=ギーシュ エビル=キュルケ アックス=ヴィリエ ランス=タバサ ソード=モンモランシー オメガ=オスマン達と死闘を繰り広げ・・・・
そうでも良いが、テッカマンはTwinBloodバージョンがかっこいい。
>>30 トリステイン魔法学院に入学したての頃カッコいいと思って
始祖の第四の使い魔のルーンがあるわけでも無いのに胸に包帯巻いて、突然胸を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」とか言いながら息をを荒げて
「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた
クラスメイトに「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・虚無(自分で作った設定で私の持ってる第五の魔法系統)を持たぬ物にはわからんだろう・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
テスト中、静まり返った教室の中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」
と言って教室飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる
錬金の授業でデモンストレーションしてて胸を痛そうに押さえ相手に
「が・・・あ・・・離れろ・・・爆死したくなかったら早く私から離れろ!!」
とかもやったシュブルーズ先生も私がどういう生徒が知ってたらしくその模範演技はマリコルヌ死亡で終了
毎日こんな感じだった
でもやっぱりそんな痛いキャラだとヤンキーグループに
「虚無の魔法見せろよ!虚無!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるさい奴等だ・・・失せな」とか言ってヤンキー逆上させて
ウィンディ・アイシクルくらったりしてた、そういう時は何時も胸を痛がる動作で
「貴様ら・・・許さん・・・」って一瞬何かが取り付いたふりして
「っは・・・し、静まれ・・・俺の胸よ・・・怒りを静めろ!!」と言って胸を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして休み時間が終わるのを待った
授業と授業の間の短い休み時間ならともかく、虚無の曜日に絡まれると悪夢だった
>ウィンディ・アイシクルくらったりしてた
タバサじゃねーかw
ジョゼフが似たようなことやってたのを思い出してむかつくとか
となるとテファも似たようなことを…
衝撃!!ガリア王家血みどろの政争は邪気眼が原因だった!!!!
あと、テファなら邪気でも許す。
む、胸が変なのね!
他の人たちを見る前の頃、それが普通だと思って
大して頑丈でもない包帯を胸に巻いて、突然胸を押さえて
「っあ! ……もう! またはずれちゃった……」とか言いながら息をを荒げて
「また胸が大きくなったかも……」なんて言ってた。
子供たちに「何してんの?」と聞かれると
「っふ、胸当て(自分で作ったブラジャーで私の持ってる第五の宝物)を持たぬ物にはわからないわよね・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
ご飯中、賑やかになった部屋の中で「うっ、こんな時にまで……こまったことね」
と言って部屋飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる
狩りの練習でデモンストレーションしてて胸を痛そうに押さえ相手に
「が・・・あ・・・離れて・・・怒られたくなかったら、早く私から離れなさい!!」
とかもやった。
子供も私がどういうことになってたか知ってたらしく、その模範演技はうさぎ死亡で終了。
毎日こんな感じだった
でもやっぱりそんな痛いキャラだとませた子のグループに
「胸当て見せてよ! 胸当て!」とか言われても
「まあ……あなたたちにはまだ早いわ。もう寝なさい」
とか言って子供を逆上させて泣かせたり、殴られたりもした。
そういう時は何時も胸を抑える動作で
「もう、また外れちゃったじゃない……」って一瞬怒ったふりをして
「っは……収まれ……私の胸よ、揺れを静めろ!!」
と言って胸を思いっきり押さえてた。
そうやって時間稼ぎして、夜が終わるのを待った。
平日と平日の間の子供たちが疲れた夜ともかく、虚無の曜日に絡まれると悪夢だった。
からくりサーカスのギイを召喚……
ハーレムキャラは荒れるか
「私は『疾風』の二つ名をもつ。 疾風のギトーだ。
さて……、諸君は最強の系統を知ってるかね? ミス・ツェルプストー?」
「『虚無』じゃないんですか?」
「邪気眼の話はいい。現実的な答えを聞いてるんだ」
「『火』ですわ。すべてを燃やし尽くすのは『火』の系統ですもの」
「残念ながらそうではない。『風』こそが最強の系統だ。
そうだな、ためしに、私の『風』『風』『水』『水』のスクウェア・スペルをくらいなさい」
エ タ ー ナ ル フ ォ ー ス ブ リ ザ ー ド
ギートがそう一言呪文を唱えると、一瞬でキュルケを周囲の大気ごと氷結させる。
キュルケは死ぬ。
邪気眼が本当にあったら!を書いたのが虚無のルイズ
ギートって誰よ
>40
・・・・・・キュルケか?
>>48は忘却と幻影の魔法を多重がけされている…!
原作知らずは絶対多いよなぁ。
ところで、お前ら楽しみにしてる作品ってなに?
俺は家庭教師とマーラ様がトップ2で、
その下にとら、鬼哭街と続く感じ。
それ全部と、アトリエとスクライドとしもべとおとーさん
逆襲が楽しみ(俺の嫁的な意味で)
このスレの作品全部好き
後、前スレ
>>1000はタバサとルイズに「いろいろと無いなお前ら」と言って恋
とらとしもべ
他にも楽しみにしてるのはあるが特に楽しみにしてるのはこの2作
いろいろとないなおまえら
アトリエととある主と使い魔かな。
「いろいろと無いなお前ら」
大作戦がギ−シュ戦まで続くのを祈ってるぜ−
るいとらと最終皇帝陛下と家庭教師
マーラ様以外と人気無いのか。
それとも避難所だから反応がないのか。
魔羅様は好きという次元を超越した存在
だって……
マーラ様は投下後のテンション上がってる時でないと口に出すのも畏れ多い…w
とらとアバン先生。あと別スレだが銀様
とらとご立派様、しもべの三つが特に。
質問、ゼロつながりでワンピのクロコダイル(Mr.0)召喚ネタを考えてしまったのだが。
投下してもいいのだろうか?
爆熱ととらが好きだな。
マーラ様は…なんとなく夜に見てるwww
止めない
すすめる
>67
「投下してもいいのだろうか?」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。
なぜなら、職人や、ゼロスレの仲間は、
その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際に投下しっちまって、もうすでに終わってるからだッ!
だから使う必要がねェーッ。
しもべ皇帝家庭教師剣狼爆熱
コンバットはクソ笑った
72 :
67:2007/07/23(月) 13:01:17 ID:???
では。
爆発の後に倒れていたのは、一人の男だった。
オールバックに纏めた黒髪、真横に奔った顔の傷痕、左腕のかぎ爪。
気を失っている男に当惑したルイズだったが、コルベールに促されて
契約の儀式を執り行う。ファーストキスの相手が誰ともわからない男だ
というのは抵抗があるが、仕方が無い。
呪文を唱え、口づけを交わし――不意に口の中に、違和感が広がった。
例えるなら、幼い頃、土遊びをしていてうっかり土団子を口にした時の
ような。眉をしかめつつコルベールに終了を告げようとしたところで、
ルイズはついに耐え切れなくなった。
「ペッ、ペッ……何よこれ! 口の中がジャリジャリする〜!!」
涙目になって口中の異物を吐き出す。その間に、男の手の甲に使い魔
のルーンが浮かび上がった。コルベールが歩み寄り、契約の成功を確認
する。
「ふむ。珍しいルーンだが、きちんと契約できたようだね」
「う……」
ルーンを刻む痛みによるものだろう、男が僅かにうめき声を上げた。
薄く開いた瞼、その奥に潜む鋭い眼光がコルベールを捉える。
ハルケギニアでも砂漠化が…
エルフの住んでる土地が砂漠だったっけ。
74 :
67:2007/07/23(月) 13:03:23 ID:???
「ッ!」
(この男……何という目をするのだ)
コルベールは寒気を感じた。かつて実験部隊にいた頃、毎日のように
見て来た輝きだ。自分の目的を達成する為なら、他の何を犠牲にしても
痛痒を感じない者がする眼。
「ここは、どこだ?」
体躯に似合う低い、ドスの効いた声で、男がコルベールに問いかける。
それに答えたのは、冷や汗をかく彼ではなく、背後から顔を出した少女
だった。
「トリステイン魔法学院よ。あんたは使い魔として、私に召喚されたの。
私はルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
あんたのご主人様になるんだから、挨拶ぐらいしなさいよね。あんた、名前は?」
(み、ミス・ヴァリエール……怖いもの知らずも程々にすべきですぞ!)
内心で盛大に悪態をつくコルベールに気付く事無く、ルイズは露骨に
不機嫌な顔で男に尋ねた。竜は流石に無理としても、せめて鳥や猫、犬
といった(ごくごく一般的な)動物を想像していた彼女にしてみれば、
人間が現れるなど非常に不本意な結果なのだ。その心の勢いのせいで、
この得体の知れない男に尊大な態度で接する事ができるのである。
>70
JoJo自重w
そして支援
76 :
67:2007/07/23(月) 13:06:54 ID:???
ついでに言えば、辺りから浴びせられる笑いもルイズの機嫌を損ねる
のに一役買っていた。
「さすがはゼロのルイズ。使い魔に平民を喚び出すなんてな」
「いやいや、あの顔の傷痕を見ろ。どこかの傭兵かもしれんぞ」
「魔法の代わりに金で使い魔を雇うのか? そりゃいいや」
「名前ぐらいあるでしょ。教えなさいよ」
嘲りの言葉を極力無視して、ルイズは再度問いかける。暫く怪訝な顔
をしていた男は、ややあっておもむろに口を開いた。
「おれは、クロコダイルだ。それとも、Mr.0の方が通りがいいか?」
「みすたー……ぜろ?」
オウム返しに呟くルイズ。途端に、広場は爆笑の渦に包まれた。
「ゼロ、ゼロだって!」
「ゼロのルイズが、ゼロの平民を召喚した!」
「さすがゼロ、俺達にできない事をやってのける!」
「そこに痺れる憧れる〜!」
「「「「なんてな、アハハハハハハハ!!!」」」」
ルイズは顔を真っ赤にして必死に耐えるが、それで喧噪が治まる筈も
ない。むしろ本人が何も言わないのをいい事に、ますます笑いが大きく
なる。「さすがにこれ以上は」と考えたコルベールだったが、彼が皆を
諌める前にクロコダイルが呟いた。
「黙れ、ガキ共」
77 :
67:2007/07/23(月) 13:11:04 ID:???
その一声で、騒がしかった広場が水を打ったように静まり返った。誰
も文句を唱えられない、威圧感に溢れた声。一瞬で黙り込んだ生徒達を
一瞥すると、クロコダイルはゆっくりと立ち上がった。調子を確かめる
ようにゴキリと首を鳴らすと、ようやく事態を飲み込んだ生徒達が罵声
を飛ばす。とりわけ、男子達は噴火した火山のようだ。女子もひそひそ
こそこそといった風ではあるが、不快感をその視線で表している。
ただ。
渦中にあるルイズとコルベールはその様子に構う程の余裕は無かった。
「たかが平民が、貴族に向かってその物言いは何だ!」
罵詈雑言が一言聞こえるたびに――。
「いくらゼロだからって、許さんぞ!」
すぐ傍らにいるクロコダイルが纏う――。
「この場でしつけてやろうか!」
肌を突き刺す程の殺気が、ぐんぐん強く鋭くなるのを感じるのだ。
そして、ついに。
支援
支援!!
80 :
67:2007/07/23(月) 13:15:46 ID:???
「まったく、学のない平民はこれだか「黙れと言った、小僧!」
何度目かの野次で、クロコダイルがキレた。
丁度声を上げたのはギーシュだったが、彼に向かって右手を突き出す。
その手が一瞬霞んだかに見えた直後、掌から夥しい量の砂が溢れ出した。
蠢く砂の濁流は、意志を持つ巨大な蛇のようにギーシュへと襲いかかる。
「うわッ!?」
自慢のゴーレムを披露する間もなく、ギーシュは砂に飲み込まれた。
そのまま押し流されて塔の壁に激突、目を回して気絶する。彼に取って
幸運だったのは、クロコダイルが力の具合を確かめる為に加減していた
事だ。もっとも、キレるタイミングで口を出したのが不幸であると言え
るかもしれないが。
あまりの光景に場を再び沈黙が支配する中、クロコダイルは懐の葉巻
を取り出した。口にくわえて、共に出したライターで火をつける。軽く
息を吸い込むと、慣れ親しんだ味が口の中に染み渡った。
「さて、言いてぇ事は山ほどあるが……」
紫煙を吐き出しながら、クロコダイルは辺りを見回す。一様に怯えた
少年少女を気遣う様子は微塵も無い。
「とりあえず静かにしろ。今度騒いだ奴は、殺すぞ」
怒気を滲ませた彼の言葉に、一同は首を縦に振るしかできなかった。
...TO BE CONTINUED
81 :
67:2007/07/23(月) 13:19:44 ID:???
以上、終了。
ゼロ呼ばわりで騒ぐ→ワニさんブチギレ→威圧( ド ォ ン !!)がやりたかった。
右手のルーンは、単に手の甲が右手しかないからで……バナナワニに乗せるか。
登場早々制圧する気か
さすがだ
レイズ魔ー
オープニング 空に浮かぶ双月…ロンリーウェイ!でゼロ魔の替え歌作りたいが難しす
涙キスで拭った〜
フーケ「あなた達王族は私から大切な物全てを奪い取っていった…だから、今度は私が彼方達から奪い取る番よ」
チャララッツ〜ロンリーウェイ!
84 :
マロン名無しさん:2007/07/23(月) 13:20:20 ID:XLEROB83
夢が海賊王の人キター!
85 :
マロン名無しさん:2007/07/23(月) 13:21:23 ID:ie3zqkCo
支援
ウルトラマンで書いてみたけど、自分の文才の無さに絶望して全消去。
つーかルイズが変身したら魔法関係ねえじゃんorz
水を受けない限り無敵の人か
風系で砂吹き飛ばされたらやはり戻れないのだろうか
風に乗って移動とかもしてたし。
スパイダーマンのサンドマンは砂になって空飛んでたな
>86
デル公やガンダールヴの状況を考えるに虚無や魔法が関係なくなっても今さらな気がする
>>86 いっそ、虚無の魔法とは、光の巨人に変身する魔法だったんだよっ!
と、設定を変えてみる。
現代のゼロ魔世界に4人の光の巨人がいることになるがw
>>86 そう気を落とすな。
ルイズと特撮がらみの少ない中、俺は応援しているぞ。
最大の問題はウルトラマンは人間の争いに不干渉=誰かを宇宙人にするか怪獣が勝手に出てくるかになっちまうことだな。
身勝手に力を使うりルイズを処罰しにゾフィーがくるから、
それはそれでよし。
じゃあ怪獣か宇宙人を召喚すればいいんじゃね
キスする前に踏み(ry
ゼットンだな
独特のピポポポな鳴き声が聞きたいぜ
ウルトラマン的に、先住民であるエルフの方を正当な住人と認識し、人間みんな○○人扱いとかw
セオリー通りならバルタンじゃね?
ガタノゾーア様は必須。
ウルトラマンは自分も考えたことある。
設定的に一番無理が無いのはティガかネクサスじゃなかろうか。
ネクサスはぶっちゃけ決戦存在って言っても過言じゃないし。
武者ガンダムで一つネタにならんかと考えてみた。
武者○伝あたりが一番違和感無いか?
バルタンならミクロから50mまで自由自在だなw
どうせウルトラマンやるなら、人間に変身できないでっかいままのウルトラマンに
ルイズも周りも右往左往、みたいのが見たいかも。
ハルケギニアならバルタン星人20億、移住できそうだな
__, -―――-、__ やあギーシュくん!
{●フ ::::::::::::::|::::::::::ヽ●ノ 君のポケットに香水の壜はあるかな?
 ̄ヽ::::::::::::::|:::::::::::::: ̄ヽ …え?香水の壜を落とした?
}:::::ヽ ::::|:::::::::/::::::::::| なんということをするんだ!
|⊂⊃、_l、_,::/⊂⊃::| あの香水の壜はモンモランシーが生んだ最高の死亡フラグなんだ
/⌒ヽ__|\ミニゝ._)三彡:/⌒i 私はとっくに決闘する準備を終わっていた
\ / 7|∨\ミ∨三イァ/ / それをしなかったのは最後の最後まで、
. / 〉| | { リ /ヘ、__∧ 君の魔法でこの事態を何とかしようと…
`ヽ7::| | ヽ /ヾVXソ ………決 闘 し て や る !
移住権代償にレコン・キスタ迎撃殲滅して英雄となるバルタン
>>105 ちょwwwwおまwwwwwwwwwwwww
その後人類側に危険視され虚無により英雄バルタン爆殺
激怒したバルタン側は人海戦術に乗り出し最終戦争へ突入する
>>105 ぺがっさにょろにょろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ウルトラマンに爆殺される直前のバルタン星人20億人入りの移民船を召喚すりゃいいんじゃね?
クロコダイルの人GJ!
しかしタバサと相性悪いなw
バルタン星人は人間の言うところの生命という概念の理解が無く、移住するに当たり人間皆殺ししようとしたわけで、
ハルケゲニアやって来たらあっという間にバルタンの星になるだけだな。
なら、科特隊でも召喚してみるか。
大人数を召喚してみたいのならマクロスあたりを召喚してみるのもありかも。
クロコダイルGJ、なかなか凶悪だよねこの人も。
クロコダイルつながりで思い出したけど、獣王クロコダインの話もあったな、あれけっこう面白かった。
科特隊呼んでどうする、呼ぶならキリヤマ隊長だけでいい。
ダダ…じゃなくて凪副隊長しかないだろ。
ハルケギニアも我々人類の物だ
エルフ一網打尽
ZONE OF ZEROまだー?
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';;;;;;;;i' /" ̄`ヾヽ、;;;;;;;;;;;;;j: :: :: :: ー ‐ '、 `ー゙='‐´i '' 〈.tニッ
. ';;;;;;l i,;' ソー-レ j''''''': :: :: :: :: :. 、_` ー ´ノi:. ゙、l'
. ';;;;;;!l 〈 ー- (_, :: :: :: :: :: :: :: :: :: :. ,´ !:::. ゙、
';;:::゙、`ヽヾ、_ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: . ' ,;;'´` . ゙i
`';;;;ヽ. `ー ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : : ;;' ,,,,,,゙、:. l
`;;;;`ー-‐':: :: :: :: :: :: :: :: :: ;; :: :: : , `‐'""゙゙,'ー;´
l;;'''': ::i :: :: :: :: :: :: :: :: :: ;;; :: :: :: ,' _,j、_.l
ノ'' .: .: `、:: :: :: :: :: :: :: :: :: ;;; :: : , r==ニ、_ノ 「レコン・キスタは完全粉砕した!
/`'、 .: .: .: .: .:、:: :: :: :: :: :: :: :: :. :;;, : , `ヾ`ー-´ i われわれの勝利だ! 聖地もわれわれトリステインのものだ!
ト、 ヽ.: .: .: .: .: 、 :: :: :: :: :: :: :: :: ;; ;;;;`ー-.,-' われわれを邪魔する者は二度と現れないだろう!」
ノ ヽ `丶.: .: .: .: . :: :: :: :: :: :: :: ::: . l
'"´丶 ヽ、 `丶、.: .: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :. ::. ノ
ヽ 丶、 丶、.: .: .: .: .: .: ..`ー┬―‐´
シエスタとほのぼの百合百合するAIDA付オービタルルイズマダー?
ルイズにチンコクピットを生やせと申すかw
ああ、だからシエスタが相手なのか
なんか納得
野郎のチンコクピットは汚い
だがルイズにチンコクピットが生えたら…?
AIDA様が見てる?
おまえら下ネタ大好きだなwちょっと自重しようぜw
お前ら、R-18へ帰れ
そうだ、ご立派なお方に申し訳が立たんと思わぬのか!
おまえら明るい内からなにやってるんだw
ゼロの使い魔イコー
「ゼロのルイズが平民を召喚したぞ!」
マイコー「平民?僕はピーターパンさフォー」
♪でんでんでんでででんてれれれれれ♪
ルイズ変態仮面召喚
↓
ファーストキスからは〜じま…
↓
│ _、_
│ ヽ( ,_ノ`)ノ 残念、それは私のおいなりさんだ。
│ へノ /
└→ ω ノ
>
>>132 ギシュー「おい平民、何だこのいなり寿司は!!手の熱が伝わって生暖かいぞ!!…全くこの学食も
質が落ちたもんだ…」
変態仮面「残念、それは私のおいなりさんだ。」
ギーシュ「うぎゃぁああああああああああああ…手…手の中で…固くなってる」
貴族一同ぶわっ(涙)
変態仮面「海老の…脱皮脱皮脱皮脱皮!!」
ギーシュ「み…耳をあま噛みするのは…ガクッ」
>>133 こいつ変態仮面じゃねぇw
誰かー!鉄人呼んでこーい!
うっほほちんちん
キュルケ「菊地桃子(ラムー)」
キュルケ巨乳パイパン説浮上
タバサ乳首の先っぽクロマティ…ポディション的にね
↑幕張知らない人怒んないでください
ワルド「私のルイズにこんな格好をして働かせた罪…決して軽くは無い!表に出ろ」
店長 「かわいい」
ワルド「?何故私の尻を撫でる?…!!!こいつ何かを狙っている!!HELPヘルプみーサイト!!」
サイト「お前の尻だよ…」ルイズ「ぶわっ(涙)」
カクカクカクカクちーん
ワルド「お穴が痛いの…」
>>136 ルイズ「初めてみんなと一緒にお風呂に入ったとき、タバサの先っぽ、真っ黒でした!!」
タバサ「!?」
「真っ黒でした!!」
タバサ「あたしは泣いた…生まれて初めて本気で泣いた……」
タバサが好きだった人がルイズの元カノになるのか
139 :
マロン名無しさん:2007/07/23(月) 17:10:01 ID:ie3zqkCo
自重しろ
何なんだこの急ブレーキは
いろんな魔王もいるし他の作品からも出してもいいと思うんだ
つ勇者
誰か勇者兼盗賊のSS書いてくれないかな
妄想できたならそれを文に書き起こせ。それで
>>142も職人の仲間入りだ
>>120 オービタルフレームはADA。AIDAはGU、両方召喚されてたな。
あるいはADAのAIDA感染を想定してるのか?
ADAの発音って、A(エイ)-DA(ダ)=エイダでいいのかな
>>83 あれは3年も前の事です
私のサモン・サーヴァントで現れた蒼い巨人と1人の少年
少年の口から出てきたのは意外な言葉
それは私達の世界を180度変えるものでした・・・・
そして今
私達は侵略者と戦う日々を送っています
ある人は武器を持って戦い、ある人は本を守る
私は失われた虚無の使い手として侵略者から狙われています
しかし私は恐れてはいません
何故なら私には愛する使い魔がいるから・・・・
「僕の名はエイジ!ハルケギニアは狙われている!!」
嘘予告 蒼き流星 ガンダールヴ 零ズ魔ー
素直にこんなのを見てみたい
多分タバサは敵になると思うが
>>142 勇者なら、ガガガ召還の短編があるじゃない。
光になったがw
>>105 あの生き残ったペガッサ星人が異世界で楽しく暮らす話を書けば、全俺が幸せな気分になる。
>>142 DQM+のDQ1勇者頼む
>142
じゃあ「勇者はつらいよ」かrああの大根勇者を・・・・・・
レイズナーは最終回が超展開だったような
>152
打ち切りだからしかたないべ。
>>142 勇者なら、ダイが召喚されてるな。
ロト紋のアルス召喚も見てみたいな。
破壊神を破壊した男まだー?
勇者と言えばラムネスな俺。
……だけどこいつ召喚すると「ラムネスの法則」が発動して邪神が誕生しちゃうんだよなぁ。
ダ・サイダーの方が話は動かし易そうだ。
カエル勇者まだー?
158 :
マロン名無しさん:2007/07/23(月) 18:08:58 ID:JcZhml9L
ルイズがガイバーTこと深町晶を召喚するってのはどうでしょう。
ギガンティックあるなら普通の人間相手なら七万いても勝てそうだし。
>>157 ヤツならルイズよりモンモンに召還されそうな気がする。
前スレでガイバーからはアプトム召喚が決定されました(嘘
ルイズはカエル嫌いだから最初は拒絶されそうだ
>>157 カエル勇者というのは
グレンのことなのか
カエル様のことなのか
それともミカエルのことなのか
あるいはサブレ王国の王子のことなのか
あとタペタもいるな
黄金勇者からパワーストーン召喚。
カエルと言えば、前にケロロ召喚で書いてみるって言ってた職人がいたなぁ・・・
>>142 盗賊で勇者というとどうしてもグルグルのニケを連想してしまう
クリアしたプレイヤーが勇者と呼ばれる星をみるひとから、あいね召喚してみるとか。
>>162 カエルのテーマin勇者の墓は俺の中でBest3に入る名場面
>171
みさは君の嫁だから。
まさかクロコダイルがやってくるとは。
弱点がバレるとかなりヤバいタイプだな(それを差し引いても強いけど)
>175
かわいい子には旅をさせろってコトで一つよろしく。
>>154 ダイ大と言えば、大魔道士召還って来ないもんかね。
多分ギーシュとは気が合うと思うんだ。
勇者か…
暗黒の世紀を終わらせる男とかは?
>>176 つまりは絵柄を再現して、初の漫画での連載か
ポップの方
師匠呼んだら多分オスマンとマブになる
どっちかってーとオスマンと意気投合しそうだがw
ここででろりん召喚。
弱すぎず強すぎず溢れ出る小物感。
きっと目立たないだろうな。
勇者ならハーメル召喚しようぜ
ルイズを地獄のマリオネットで操って戦わせたり
ルイズに着ぐるみ着せたり
ルイズを敵にぶん投げたり
>>184 最後の黒のコアを凍結させて、世界を救った後の彼なら微妙に成長してそうなw
あと、デルムリン島のモンスター達をあっさり倒せるほどの実力者だった事をたまには思い出してあげて下さい。
黒歴史から超者を・・・・
>>185 ライエル召喚したら契約した瞬間に鼻血吹いて死んじゃいそうだな。
しかし平日だと投下少なくてさびしいな
昨日は空爆のような勢いで作品投下されてたのに……
今日投下されたのって今のとこクロコダイルだけ?
>>186 確かに一般的に見るとかなり強いんだよな。
血筋的には師匠の弟なわけだから悪くはないし。
勇者といえばしんのゆうしゃだろう
でろりんは最後の最後で本物の勇者になった漢
>>186 意外に強すぎず弱すぎずでいいバランスかも知れんね。
召還直後、明らかにメイジな格好に一悶着あるだろうけど。
>>190 それはまぞっほ(魔法使い)だ
あと弟弟子なだけで本当に兄弟なわけじゃないと思う
北の勇者・金正日を召喚
何でだろうなー、でろりんだとギーシュのゴーレムとか雑兵数十人とかなら楽勝っぽいが。
7万の大群とかフーケのゴーレム相手だとルイズを小脇に抱えて逃げてる姿しか想像出来んw
ワルド戦? デロリンがこっちの世界で漢を見せる晴れ舞台デスヨ。
勇者なら柴田 亜美 (ドラクエ4コマ)を・・・
久々で失礼します。
投下して大丈夫かな?
よっしゃこーい
『見ないで―――キリランシェロ――お願いだから―』
女性の声・・・言葉をかけようにも声が出ない
『見ないで―――』
彼女の体が変容していく、月明かりのみが差す部屋で形容し難い音を立てながら―――
彼女の姿がなくなっていく、最早その面影はなくただ拒絶の言葉を発するだけで―――
夜中にオーフェンは目を覚ました 顔には汗が滲み動悸が激しい
「・・・・・久しぶりだな・・・この夢も・・」
オーフェンはそう呟きながら一人ごちた
己の名前を捨てた日
決意を秘め覚悟をしたあの日
師と共に学んだ家族との決別の日
(・・・昼間の決闘の疲れの所為か、夢見の悪い原因は)
オーフェンは体を冷やす為に外へ出た 夜風に晒され冷えた寝汗が冷たくて心地良い
夜空に浮かぶ二つの月を見上げながら思案する
まだ自分が少年だったあの日のことを 家族と共に過ごしていた日々を
月を一瞬影が覆った そのシルエットは彼の胸元のペンダントそっくりだった
強さの象徴とされる唯一の真なるドラゴン
影は一瞬旋回をしたかと思うと降りてきた
その背に乗っていた一人の少女がこちらを一瞥する
なんとなく会釈をする、するとこちらへとやってきた
「どうも」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
水色の髪に淡い水色の瞳、メガネをかけて杖を持った小柄な少女はただこちらを見ているだけだった
支援!
(・・・この沈黙は・・・・耐えられん)
「そ、それじゃ」
ようやく決心してその言葉を口にしその場を離れようとする
「あなた」 少女が口を開く
「え?」
「使い魔」
「あ・・・あぁ、ルイズに召喚された使い魔だ」
「タバサ」
「は?」
「名前」
「あぁ、タバサって言うのか 俺はオーフェンだ」
「この子はシルフィード」
隣のでかいとかげを見ながら呟く
「そ、そうか・・・そいつも使い魔なのか?」
少女はコクと頷く
またも会話が止まる どう切り出そうか考えているとタバサが口を開いた
「昼間」
「ん?」
「変な魔法使ってた」
「あ・・・あぁ・・」
(ギーシュをぶちのめした時のあれか)
「あれは何」
「魔術さ」
タバサは首をかすかに傾げた
「俺は異世界からやってきちまったみたいらしい、ここの魔法ってのとはまた別の技能のようだ」
「そう」
それ以上は何も聞かれなかった、二人と一匹で夜空を見上げていた
先刻とは違いこの沈黙、静寂が心地いいと思っている自分がいた
オーフェンに支援だ!
我放つ支援!
「タバサ、君はえ〜っと俺が召喚した時にもいたのか?」
少女は静かに頷く
「その・・・人間が召喚されるってのはやっぱり変なのか?」
少女は静かに頷く
「聞いたことない」
「普通はそいつみたいなもんなんだよな」
「シルフィード」
「え」
「シルフィード」
「あぁ・・・そう、シルフィードみたいな」
少女はまたも静かに頷く
ふと後ろから妙な気配がした、振り向くとそこには赤くてでかいトカゲがいた
「なんだコイツ・・・」
「フレイム」
「フレイムっていうのか、これも誰かの使い魔か?」
「キュルケ」
タバサは頷きながら答えた
「キュルケって奴の使い魔のフレイムでいいのか?」
タバサは頷く
「そのキュルケってのとは知り合いなのか?」
少女が頷く、と同時にトカゲがズボンを噛み引っ張ってきた
「うぉ!?なんだ、離せトカゲ」
「フレイム」
「え」
「フレイム」
「・・・・・離してくれ、フレイム・・・」
トカゲは引っ張るのをやめようとしない
(力ずくで引っ剥がすか・・・?)
「キュルケが呼んでる」
「・・・俺をか?」
「そう、行ってあげて」
「いやいや、そのキュルケってやつ知らないし」
「フレイムはただ主人の命令に従ってるだけ、悪くない、だから」
「とりあえず直接行って話つけろと?」
タバサは静かに頷く
(いきなりわけわからんが・・・仕方ない)
オーフェンは立ち上がる、その意志を汲み取ったのかフレイムはあっさりと離した
自分についてこいと言わんばかりに歩き出す
「それじゃぁな、タバサ」
「おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ」
・
・
・
トカゲ・・・フレイムに案内されたのは寮の一角だった
ドアを器用に開けると中へと入っていった
タバサの知り合いらしいが、一応何があるかわからないので身構える、
(人の気配はとりあえず一つ・・・だな)
意を決して中へと入る
「・・・失礼するぞ」
「随分と遅かったのね」
(女・・・?)
薄暗がりの中から浮かび上がったのは妖艶な女だった
燃えるような赤い髪と赤い瞳、褐色の肌で寝台に座っている
(ルイズやタバサとは随分違うな・・・色々と)
そんでもって支援
地人支援!
観察しながらそんなことを思っていると、赤髪の女は口を開いた
「初めまして、私はキュルケ 二つ名は『微熱』、よろしくね」
(なにが目的だ・・・?突然、しかもこんな夜中に使い魔まで使って・・)
「いつまでもそんなところに突っ立ってないでこっちにいらっしゃいな」
とりあえずキュルケの言葉に従う、近くの椅子に座ろうとするとそれを遮るようにキュルケが口を開く
「こっちよ、こっち」
ポンポンッとベッドを叩く 遠巻きにフレイムが睨んでいる 仕方なくベッドに座ることにした
「素直でよろしい、あなたの名前は?」
「・・・オーフェンだ、一体なんのようだ?」
女は腕を絡めてきた 豊満な胸の感触がする
「フフッ、昼間のギーシュとの決闘、見てて痺れちゃったわ
戦う時の貴方の鋭い瞳、その強さ、貴方しかいないって思ったの」
「言っておくが、俺を篭絡してなにかに利用しようなんて思っても無駄だぞ」
「なっ・・!?」
「そもそも俺を利用してもなんら得になることはないぞ、俺はこの世界の人間じゃないかr・・」
「オーフェン、あなた失礼ね!」
キュルケはひどく怒った様子である、オーフェンは突然のキュルケの怒りにキョトンとしてる
「私はいつだって本気で恋をしてるの、利用しようとか遊びとかそんな気持ちはないわ!」
炎のような瞳がオーフェンを真っ直ぐ、ただただ真摯に見つめる
(裏はないのか、となると純粋に好意を寄せてくれてるってことか)
オーフェンは恋愛事にはあまりいい想い出はない
少年の頃からハーティアが痛い目見てるのを見てきたし(姉の所為)
オーフェン自身、程度の差はあれ女という生き物は良く理解してる(姉の所為)
ここにくる前もボギー相手にトラブルに巻き込まれウンザリであった
「生憎だが俺は恋をしてる暇はないんでな」
「つれないわね、そんな人生つまらなくない?たまには情欲に身を任せるのも悪くないわよ」
キュルケは尚も誘惑をしてくる
オーフェンも一人の男、据え膳食わぬはなんとやらと言うし、
目の前の女は贔屓目なしに見ても上玉の部類だろう、好意を寄せて一夜を共にしたいという女性を前にして、無下に断るのも正直失礼だとも思う
(だが・・・)
先ほど見た悪夢を思い出す
親愛な姉の変貌、塔の決定、そして家族と思っていた師の辛辣な言葉
「あら、なに?貴方もしかしてEDとか?」
「ぶっ」
オーフェンは思わず吹き出した、いきなり何を言い出すんだこの女
「それとも女には興味ないとか?ソッチ?」
「阿呆か!不能でも男色でもないわ!!」
キュルケはクスクスと笑っている
「あはは、冗談よ じょーだん でもそういう誤解受けてもしょうがないわよ?
こんなにいい女が目の前にいるのに自制する男なんて普通いないわよ」
オーフェンはとりあえずあらぬ誤解は避けられたことを安堵した
「他に好きな子でもいるの?」
「いや・・・そういうわけじゃない」
姉への想いは愛情というよりもそれは敬愛である
無能警官は論外、その妹もお断りである
「じゃぁどうして?」
シエンスタ
聖!
オーフェンが答えを思案していると、唐突に窓が開け放たれた
「どどど・・どういうことだい、キュルケ!」
見知らぬ男だった、なにやら憤慨している
キュルケはあちゃ〜と言った感じで手を額に当てている
「急な予定って他の男と会うことだったのか!?」
「べっつに〜〜 たまたまよ、たーまーたーま!」
問答をしているとさらに他の男が現れた
(〜〜〜ッッッ!!!何人増えるんだよ・・)
ともする内に人数は膨れ上がり、オーフェンは面倒に巻き込まれる前に退散することにした
(これだけ揉めているということは今までバレてなかったのか・・?)
そんなことを思いながらルイズの部屋へと戻った
「あっー!!」
キュルケが気付いた時には既にオーフェンは部屋にいなかった
-----------------------------------------------------------------------------
以上です、待っていた人がいたなら大変お待たせしました。
所用と単純に書くのが難航してしまい長くなってしまいました、すいません。
時間はかかっても頑張っていきますので。
気長に待っていてくれるとありがたいです。
待ってたよー
ガンガレ、ガンガレ!
オーフェンの職人さん乙&GJでした
20時投下予約
乙!待ってたよー。
投下してくれるというんならいくらだって待つさ。
オーフェンの恋愛観は
キース「黒魔術士殿は、恋についてどう思われますかな?」
オーフェン「ま、落とし穴みたいなもんだと覚悟しておけば、あきらめもつくんじゃねえか?」
らしいからな。荒んでる。
>>194 まぞっほ召喚。
こいつを倒せばみんな私を認めて、「ゼロのルイズ」だなんて呼ばなくなる!
とフーケのゴーレムの前に飛び出そうとするルイズを捕まえて
「勇者とは勇気あるもの!!そして真の勇気とは打算なきものっ!!
他人に馬鹿にされたくないから死地に飛び込んで行くなんてのは、
本当の勇気じゃなぁいっ!!
なんてな……ワシのセリフじゃないぞ
ワシに魔法を教えてくれた師匠がいつも言っとった言葉のアレンジじゃ」
と叱咤してラリホーで眠らせる。
「……ワシもな 若い頃は正義の魔法使いになりたくって修行しとったんじゃよ
だけどあかんかった……
自分より強い怪物に出会うと……どうしてもふんばれなくてのぉ……
仲間を見捨てて逃げるなんてザラじゃった……
おかげで、結局は火事場泥棒や詐欺をはたらいて金を稼ぐ小悪党って有様じゃ……
……ふん、本物の勇気でなくても、自分より強い敵に立ち向かったお前さんは
若い頃のワシよりはずいぶんマシじゃなあ……
お前さんならいつかは本物の勇気を出して戦える魔法使いになれるかもしれん
そんなやつが今死んじまうなんてもったいないからのぉ……」
まぞっほかっこええ・・・
オーフェン待ってた
これからも頑張ってくれい
>>220 そこまでできるなら書いてくれよw
1巻だけで、「俺たちの戦いはこれからだ!」ENDでいいからさーw
>>220 まぞっほ…。・゚・(ノ∀`)・゚・。
一巻だけと初めからに拘らず、いきなり五巻とか八巻から始まったっていいよな。
>>224 いいんじゃね
初心者はいきなり長編書こうとしないで、書きたいシーンだけダイジェストに
連作短編形式にしちゃってもいいと思うよ
何か無駄に長くなったうえに真ネオ新ゲッターop聞きながら書いてたら無駄にギーシュをパワーアップさせてた
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
再び場所は食堂へ戻る。
そこでは四人と四匹がそれぞれ話をしていた。
「本当にごめんなさい、アナタ達を巻き込んでしまって」
シエスタはミュウツーへ何度も頭を下げていた。
だが、ミュウツーはそんなことなど気にせず、目を閉じ辺りの様子を探っていた。
そして人が集まりだしている広場を見つけると、ミュウツーはその広場の周囲を探ってから目を開け、シエスタに尋ねた。
「・・・ヴェストリの広場と言うのは『風』と『火』の搭の間にある広場のことか?」
「あ、はいそうです」
シエスタはそう答えると再び謝るのを再開した。
ミュウツーは場所の確認を済ませると再び目を閉じ、他の三匹が話を終えるまでと瞑想を始めていた。
ミュウツーが瞑想を始めてからもシエスタは謝り続けていたが、やはり気にしていないようであった。
>オーフェンの人
とりあえず、秋田節を再現してくれとまでは言わないから、せめて句読点ぐらいまともにうってくれ。
タバサとシルフィードは会話をしていることを知られないために、食堂の隅で話をしていた。
「・・・お姉さまごめんなさいなのね。だけどシルフィ、ヘタレのクセに女の子達をもて遊んだこと許せな――」
シルフィードが小声だが早口で弁解していたが、タバサはそれを遮って一言告げた。
「・・・ガンガンいこうぜ」
「きゅい?」
タバサの言葉に決闘を止められると思っていたシルフィードは首を傾げるが、さらにタバサは続ける。
「魔法使ってもいい」
「お姉さま本気なの?人間相手に魔法使ってもいいの?」
タバサは静かに頷いた。
「わかったのね!シルフィ頑張るのね!きゅいきゅいきゅーい!」
大声で騒ぎ始めたシルフィードに、タバサはとりあえず杖を振り降ろした。
ガンガンいこうぜ支援
キュルケは熱くフレイムを鼓舞していた。
「フレイム、やるからには徹底的にやっちゃいなさい!ギーシュごときに負けるんじゃないわよ!」
「カゲッ!」
騒ぎを聞き付け食堂に戻り話を聞いたモンモランシーもロビンに決闘を許可していた。
「ロビン、浮気者に制裁を与えなさい。負けたらご飯抜きにするから」
「ダ、ダネフシッ!」
ロビンはつるのむちで敬礼を返した。
それぞれの話が終わり、四人と四匹は広場へ向かって歩きだした。
だが、歩き始めてすぐにシエスタが気づいた。
「そういえば、ミス・ヴァリエールは?」
その言葉に全員が立ち止まった。
「・・・何で少し目を離したらそんなことになってるのよ!謝っちゃいなさいよ!」
「ご主人、だから私は騒ぎを静めようとしたのですが」
「うるさいうるさいうるさい!」
結局、部屋で決闘のことを聞いたルイズを落ち着かせるためさらに時間がかかり、広場へ到着したのはそれからさらに時間が経過してからのことだった。
その日は奇声から始まった
「ひでぶっ!」
心地よいまどろみの中にいたルイズはいきなりブーツで尻を蹴り上げられ冒頭の悲鳴を発してベッドから転げ落ちる
「起きたかご主人」
偉そうに腕組みをしてルイズを見下ろすのは昨日召喚した自称【只の平民】のアプトム
「ななな何すんのよこの駄犬!!」
「いくら呼んでも起きなかったのでな、絶対確実な方法を選択させてもらった」
怒り狂って鞭を振るうルイズだが自称平民の使い魔は痛がる素振りすら見せない
ルイズがへばるのを待っておもむろにネグリジェに手をかけるアプトム
「ちょっと、なに気安くご主人様に触ってるのよ!」
「着替えをさせるのも使い魔の仕事だと夕べいっていただろうが。心配するな、ご主人のような貧弱な体に欲情するほど
飢えてはいない」
確かにそうは言ったが着せ替え人形のように扱われるのはルイズのプライドが許さない
「い、いい!一人で着替える!!」
「人に下着の洗濯までさせといて今更清純ぶるんじゃねえこのスベタ」
「そ、そこはらめぇ〜〜〜!」
いろいろと大切なモノを失った気持ちのルイズがフラフラと部屋を出て食堂に向かうと後についてくるかと思っていた
アプトムは廊下の反対方向へと歩いていく
「アンタ朝食はどうするのよ?」
「要らん、さっき済ませた」
「…?」
そういえばいつもなら待ち伏せでもしているかのように嫌味な朝の挨拶をかけてくるキュルケの姿が見えないななどと
思いつつ食堂へと向かうルイズ
そのキュルケが朝から姿の見えないフレイムを必死になって捜していることを勿論彼女は知らない
しえすた
ヴェストリの広場は噂を聞き駆け付けた生徒達で溢れ返っており、いつの間にか観客席まで設けられていた。
「さあ諸君!もうすぐ決闘が始まるぞ!」
誰かの叫びに観客席から歓声が巻き起こる。
「えー、お煎にキャラメル、お弁当はいかがっすかー?」
「お茶やジュース、お菓子も販売しておりまーす!」
「各種決闘記念グッツもあるニャー!」
「弁当と記念グッツくださーい」
「こっちにジュースくれ!」
「はいよ!」
「やあ使い魔君使い魔君、スモークチーズはあるかい?」
「ニャーは使い魔じゃニャース!それにスモークチーズは売り切れニャ!」
「にょろーん」
決闘を止めるために送られたはずのミス・ミヤモトとミスタ・ササキとその使い魔の三人は生徒達相手に商売をしていた。
しえんすた
ちょw、ちゅるやさんwww
なんてなごむコンビ
そんな周囲の様子とは裏腹に、ミュウツー達とギーシュはお互いを睨みつけている。
ミュウツー達の後ろの観客席にいるルイズ達も同様である。
「使い魔の諸君、逃げずに来た事は褒めてあげようじゃないか」
「ギーシュ、お前こそよく逃げなかったなぁ!」
「使い魔達も手加減してやれよ!」
「うはwww実況スレ立ってるwwww」
「お前らギーシュに殺される前に降参しちまえよ!」
「どこにあるやら、次元の狭間・・・」
周囲からヤジが飛んでくるが、双方特に気にした様子はなかった。
「では、そろそろ始めようか」
ギーシュはそう言うと、薔薇の花を振った。
花びらが四枚、宙を舞い、それは四体のゴーレムに錬金された。
>>231 空気嫁
引き続き『使い魔の逆襲』をお楽しみください支援
sien
花びらが四枚宙を舞い、それは四体のゴーレムに錬金された。
身長はミュウツーとほぼ同じ程度の大きさだったが、
赤い鎧のようなボディ、
丸く黄色い瞳、
人の腕くらいなら簡単に噛み砕けそうな牙の生えた口、
鋭い爪が生え、奇妙な模様が描かれた腕、
重そうな体を支える強靭な足と尻尾、
体の左右からは鋭いトゲが生えており、
白い腹部にはデフォルメされたギーシュの顔が描かれている。
そんなゴーレム達が計四体、ギーシュとミュウツー達の間に現れた。
デザインおかしいwwww
グラードン?土だし。
「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね?」
ゴーレム達に歓声が送られ、それに答えつつギーシュが言う。
「僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュだ。従って青銅のゴーレム、『メカグラードン』がお相手するよ!」
ギーシュの杖を振るうとメカグラードン達は雄叫びを上げ、それぞれの獲物に向け突進していった。
歓声が学院内に響く中、ついに決闘が開始された。
支援
ロケット団の商魂はたくましいなw
その頃、学院長室では眠りの鐘の使用許可を直接取りに来た教師達とオスマン氏の議論が・・・
「常々申し上げておりますが蒼い子はいらない子でありまして翠の子は私の固有の嫁です」
「てめえはワシを怒らせた。翠こそいらない子じゃろーよ」
「オスマン氏やコルベール先生は蒼い子と翠の子に夢中みたいなので黄色い子は私がもらっておこう」
「私はきらきーとバカンスに行ってきますね!」
「先生、幸せになれよ・・・だが、銀に傅く権利は俺のものだ」
「ギトー先生が黄色い子と一緒に遊んでるので隅っこにいる薔薇の子はもらっていくぞ」
「銀と赤い子は私のだ」
・・・訂正、雛はどうした雛は?と言いたくなる議論を繰り広げていた。
「ところで、そろそろヴェストリの広場で決闘が行われるのでは?」
「おお、そうじゃったな。議論は中断して広場の様子でも見てみるとするか」
オスマン氏が杖を降ると、壁に飾られていた大きな鏡に広場の様子が映し出された。
オスマン氏とコルベール以外の者達はお互いに顔を見合わせると、『遠見の鏡』に映った広場の様子を眺めだした。
広場ではすでに戦いが始まっていた。
固有の嫁かよwww
使うって言ってたのはこれかwww
決闘止めろ支援www
前スレの「この雑談使ってもいい?」って質問、この人だったのか・・・支援
ま、マジで使われたwww
あの頭の足りない可哀そうな子は、逆襲の人だったのか
フレイムはメカグラードンの突進を真っ正面から受け止め、お互いに爪で切りかかっていた。
フレイムは自分の方が小回りがきき、力も若干勝っていたためこれなら勝てると油断していた。
そのため、背後から接近する気配に気づくのが遅れたのだ。
シルフィードは突進して来たメタグラードンを飛んで回避していた。
見た目が鈍重そうであるため、飛ぶことはできないだろうと判断したからだ。
確かにメタグラードンは空を飛ぶどころかジャンプもできなかったため、しばらく上空のシルフィードを見上げていた。
だが、攻撃できないと判断したメカグラードンはすぐに標的を変え、それに向かって突進して行った。
近くで他のメカグラードンと戦っていた、フレイムに向かって。
ぎゃあ私の発言が入ってる
誰がどこに使うのかと思ったらここに出てきたw
フレイムはすぐ近くにまで突進して来た新たなメカグラードンにようやく気づき、慌てて真横に向かって飛んだ。
だがそれでも避け切れず、新たなメカグラードンの突進がフレイムを襲い、戦っていたメカグラードンのメタルクローが横腹に炸裂する。
フレイムは吹き飛ばされ、キュルケが悲鳴を上げたが観客の歓声にかき消された。
フレイムは立ち上がったがダメージが大きく、フラフラになっていた。
相手が一体なら勝てそうな相手だったが、二体なら話は別だ。
さらにもう一体のメカグラードンまでこちらへ向かって来ている。
フレイムは玉砕覚悟で突っ込んで行った。
その時、上空から突風と木の葉が吹き荒れ、メカグラードン達に襲いかかった。
「ダーネフシッ!」
上空からロビンを乗せたシルフィードがフレイムの前へ降り立った。
先ほどの攻撃は彼らのようだ。
「早く乗るのね!きゅいきゅい」
フレイムが飛び乗るとシルフィードは再び上空へと飛び立った。
「ごめんなさい、まさかそっちに行くとは思ってなかったのね」
背中に乗せたフレイムにシルフィードが謝る。
「あいつらまとめてぶっ倒すのね!」
背中にいる二匹は頷いた。
きゅいきゅいがしゃべってもとる。
支援
ミュウツーたんの活躍マダー?支援
つかコテ消えてるぜ
三体から離れたところまでくると二匹は背中から飛び降り、すぐさまメカグラードン達が突進してきた。
フレイムとロビンは左右に飛び、シルフィードは上空へ飛び突進を回避した。
するとロビンが背中の球根からなにかをメカグラードンへ向け発射した。
それはメカグラードンに着弾すると一瞬で成長し、発生した根があっという間に体を包み込みんだ。
やどりぎのたねの根が関節部などに入り込み、動きが鈍くなったところにフレイムがほのおのうずとシルフィードのブレスがメカグラードンを包み、動きを完全に止めた。
「今なのね!」
「カゲ!」
「ダネフッシ!」
メカグラードン達の動きを止めると三匹は三方向に散会し、各自力を集め始めた。
フレイムは炎の火力を最大まで上げ、ロビンは球根に光を集束させ、シルフィードは呪文を唱え、広場上空に雷雲を出現させた。
準備が整い、三匹は同時に放った。
「カァゲェェェッ!!」
「ダネダァァァネェェェッ!」
「ライデイィィィンッ!!」
オーバーヒート、ソーラービーム、ライデインが三方向よりメカグラードンに向かって放たれた。
灼熱の炎と太陽光線と聖なる雷はメカグラードンに炸裂し、完全に破壊した。
「フレイムあなた最高よ!」
「ロビンよくやったわ!」
観客席から歓声があがり、キュルケとモンモランシーはタバサを抱きしめて喜んで飛び跳ねていた。
二人に振り回されつつもタバサも満更ではない表情を浮かべていた。
そんな周りの様子とは裏腹に、ルイズだけは不安そうな表情を浮かべていた。
ミュウツーは相手の出方を疑っていた。
何故なら、目の前にいるメカグラードンは他の三体とは明らかに異なっていたからだ。
「ほう、気づいたのかね?」
三体のメカグラードンを倒されてもまだ余裕の表情を浮かべていたギーシュが言う。
「君が一番強いだろうから、特別に他のゴーレムの四体分の魔力を注いで作ってみたんだ。気に入ってくれたかい?」
「人間よ、命までは取りはしない。すぐに降伏するのだ」
ミュウツーはギーシュに警告するがまったく聞いていない。
「見せてあげよう、本当のメカグラードンの力を!」
メカグラードンはゆっくりと口を開く。
そこにはロビンのソーラービームを遥かに超える光が集まっていた。
そして、メカグラードンはその光を放った。
ミュウツーは右腕を伸ばす。
だが光はミュウツーの右腕を貫き、観客席へ直撃した。
ルイズが直前で魔法を使い爆発させたが防ぎ切れず、ミュウツーの後ろにいた生徒達は爆風に吹き飛ばされた。
「「「やなかんじぃぃぃ!」」」
ついでに近くにいた二人と一匹は空高く飛んでいた。
ミュウツー以外の三匹は衝撃でそれぞれの主人の近くまで吹き飛ばされていた。
「いかに強力な使い魔といえど、至近距離からのこの攻撃にはひとたまりもないだろう」
残忍な笑みを浮かべつつギーシュが呟く。
ミュウツーは腕のあった所を押さえ、うつ向いている。
支援
おいおい、青銅製のグラードンなのに、いくらなんでも強すぎじゃあないか?
「ギーシュもうやめて!ツーはもう戦えないわ!」
ルイズの叫びは歓声にかき消され、ギーシュには届かない。
ギーシュはメカグラードンをミュウツーの前へ進めさせた。
メカグラードンが目の前まで来ても、ミュウツーは沈黙を保ったまま動かない。
その光景に多くの生徒は歓声を上げ、ギーシュは勝利を確信した。
ルイズは顔面蒼白になっている。
「や、やめ・・・」
「とどめだぁぁぁっ!!」
ギーシュの叫びに、メカグラードンは渾身の力を込めて腕を振り降ろした。
おれのよめがあああ
だが、ミュウツーはそれを受け止めていた。
「ナッナニィ!?」
それも、先ほど吹き飛ばされたはずの右腕でだ。
「警告したはずだ。降伏しろとな」
ミュウツーは再生した手から電撃を纏った黒い光球、シャドーボールを放った。
正面からシャドーボールを受けたメカグラードンは、ギーシュの頭上を越え天空の彼方へと消えていった。
切札までもが一撃で敗れ、ギーシュの戦意は喪失した。
「我が主人を傷つけ・・・」
「も、もうルイズをゼロなんて呼ばない」
「主人の友人達をも傷つけ・・・」
「か、彼女達にも謝罪する」
「食事をくれた少女を傷つけ・・・」
「当然メイドにも謝る!」
「この服をボロボロにした・・・」
「メイド服くらいなら修復する!」
ギーシュは何か言われる度に後ずさり、ミュウツーから距離を置こうとする。
「だから許し――」
「貴様を許すわけにはいかない」
そこまで言うと、ミュウツーはメイド服の胸ポケットから何かを取り出した。
何だ?支援
使い方は持った瞬間にわかったため、それを再生時に右腕に付着した血に付けた。
するとそれはみるみる膨れあがり、ミュウツーと同じ姿に変化した。
メイド服に入っていた人形、それは血を吸った者に変身し、能力をも完全に複写する魔法人形『スキルニル』であった。
一体いくつ入っていたのだろうか、いつしかギーシュの姿が見えなくなるほどのミュウツー達がギーシュを取り囲んでいた。
「お前への贈り物を考えていた」
ミュウツー達はギーシュに手を向けた。
「絶望を贈ろう」
ギーシュの顔は恐怖のあまり色素が消滅し、唇は血の気が失せ、目は限界以上に見開かれ、血の涙を流していた。
ちょwwwww メイド服>>>>>>>>ギーシュ 支援ww
気に入っていたのかメイド服?支援
メイド服着たまま戦ってたのかwww
「さてと、そろそろですな」
その様子を観客席に座って観戦していた少女が呟く。
「はいよ!お姉さんにまっかせなさい!」
少女の隣に座っていた深緑の短髪の女性はそう言うと、少女が宝物庫から借りてきた『破壊の杖』を取り出し、ギーシュに狙いを定めた。
「私の二つ名『シャープシューター』ゆいちゃんの実力、見せつけちゃうよぉ!」
「浮気者には制裁を!」
だんだん展開が混沌としてきたぞwww
絶望と言う名の贈り物…
塩酸〜カフェイン、芋粥、えのき〜田代!!
「ね、ねぇツー?ギーシュも反省してるみたいだし、許してあげたら?」
観戦席から降りてきたルイズがミュウツーに尋ねる。
その様子に、ギーシュにはルイズが天使に見えたそうだ。
だが、ルイズの救いの言葉は受け入れられず、彼らは一斉に力を解き放った。
「シャドォォォボォォォルッ!!」「はどうだんッ!!」「ジェイ!フェニックスッ!!」「オォォォバァァァヒィィィトッ!!」「ダァネ!ダァァァネェェェッ!!」
「かみなりッ!!」「カイザァァァ!ノヴァッ!!」「サイコ!カッタァァァッ!!」「ふぶきッ!!」「はかいこうせんッ!!」「カァゲェェェッ!!」
「ヘルッ!アンドッ!ヘブンッ!!」「ストォォォン!エッジッ!!」「ゴッドアンドデビルッ!!」「『破壊の杖』はっしゃあっ!!」「ギガデインなのねッ!!」
「ソォォォラァァァビィィィムッ!!」「超究武神覇斬ッ!!」「ギガインパクトッ!!」「じしんッ!!」「サイコキネシスッ!!」
ミュウツー達がほぼ同時に放った全ての攻撃は、一つとして狙いを逸れずギーシュに直撃した。
その瞬間、広場は激しい光に包み込まれた。
作者の脳が大変なことにwwwww
どっからスキルニル持って来たんだ?
あれはかなりのレアアイテムなんだが。
洒落にならん技が混じってるwww
お〜い、作者
酒に酔ったまま作品書いて投下するな
後で読み直すと後悔するぞ
ちょwポケモンの技じゃないのも混じってるwww
ミュウツー数匹ちょっとまてwwww
もう手遅れだ、ギーシュも作者も。
今回は終了です
ギーシュの生死は次回へ
>>254 ぎゃあつかってすみません
>>258 歓声にかき消されて聞こえておりません
>>266 予め言っていた通り無駄に強化し過ぎましたorz
>>280 わかってますがやり過ぎました
>>282 未成年です
ツーはスキルニル使える魔力あるってことか。
なんでギーシュを強く…?
未成年。
これはまず間違いなく中高生。
おめでたい頭の人ですね
やり過ぎの限度超えていたようですね・・・しばらくromります
>>289 高校生です
>>286 こういう事が積み重なってSSのスキルは上がっていくんだ・・・と思う。
だから気を落とすな。
本当に無駄すぎるのが、分かっていたならなんとかしようよ。
>>291 叩き煽りは2chじゃよくあることだからスルーするといいよ
>>250 >>252 で言われてるとおり、本当に頭が可哀そうな子だったみたいだね。
確かに、前々スレでのアンケートの取り方も、要領を得ない子供のやり方だったな。
あの時点で頭脳が間抜けとか言ってた人、どんだけするどいんだよw
叩きの続きは避難所で
せめてストナーサンシャインも入れてくれれば
叩きかあ?
>>295 彼にはあの時すでにでこの光景が見えていたんだよ。
これだけの技を食らってギーシュが生きている?ご冗談を。
頭の可哀そうな子扱いとか明らかに誹謗中傷の類いだろw
お前らの考える叩きってどんだけ凄いんだ
>>302 だってあれじゃね、自分で未成年だと明かすし。
個人的には面白かったけどなあ
>>300 もしかして、ずいぶん前に「あばばばば」とか言ってたのはこの作者なんだろうか?
なんかそんな気がして仕方ないんだが。
個人的には糞詰まらなかったけどなあ
まぁもちつけおまいら。
もっかい
>>220見てまぞっほに惚れ直そうぜ。
>>303 それはこの際どうでもいいんだ、いくらつまらなかろうがなんだろうが
スレの雰囲気を悪くしちゃあかん
つまらなかったら思いっきり避難所で毒を吐け
ここでやるのはダメ、他の投稿者まで萎縮しちゃう
>>301 そういうつもりじゃなかった、気分害したらゴメン
NGであぼ〜んできるようにタイトルをちゃんと全レスに入れといてくれ。
トリばれやなりすましであってほしいな。
作品はもともと流し読みしかしてなくて、特に楽しみにはしてなかったけど、
いくらなんでもこれはやりすぎ。
なぜ『スキルニル』を持っただけで使い方がわかったんだ?
ポケモンはよく知らんがミュウツーの能力なのか?
>>40 のテファの胸が、どんだけけしからんか、お前ら妄想しようぜ。
いきなり逆襲の人のテンションがおかしくなった感じなんだが、何かあったんだろうか…?
作者は間違いなく酔っている
翌日読み返して後悔するに100テラン
>>308 作者のレスの方が空気悪くしてる。
それにこれで萎縮するなら同レベルってことでしょ。
>>312 ミュウツーがガンダルーブじゃなくてミョズニトニルンだったんじゃないの?
劣化しすぎ。
みんなKOOLになるんだ
今、奇妙な使い魔スレが荒れてるから、こっちも飛び火してる説
COOLに、COOLに!
1日離れただけでこれか
夏だなァ・・・
とりあえずもちつけ
>>317 アホを叩いて常連職人が根こそぎいなくなったスレを知ってるから言ってるんだよ
自分に向けられていなくたって、ネガティブな意見渦巻くスレを好きになる訳ないだろう
最近はなんだか何処も荒れてるような気がするがね
話は変わるが、とうとうゼロのアトリエの予習とばかりに公式HPの
オフィシャルプレストーリーみているうちに
衝動で「ヴィオラートのアトリエ」を
通販で申し込んでしまった・・・。
エリーの時の調合ですら難儀してたのに大丈夫か、今から心配。
ああ、ヴィオラートってちょいイントネーションがなまっている辺りが気に入ってついつい・・・。
>>323 確かに今のようなスレの雰囲気じゃ投下したくなくなるよなぁ。
>>313 乳革命と言うくらいなんだから地上最強なんだろう
革命軍は地上最強ーーー!!!
>>326 すまん、俺も熱くなりすぎてた
自重する
お前らあんまり乳乳言ってると、巨乳ハンターの人がまた降臨するぞ。
>>313 人類としてありえないほど素晴らしいと私は信じる。
333 :
マロン名無しさん:2007/07/23(月) 21:16:48 ID:61N3ALYq
>>324 夏だからな。
で、だ。
こっちでの感想はマンセーレスだけにして、愚痴だの毒だのは避難所で吐かないか?
正直なところ、こんな空気じゃ良SSが投稿されても、そっちまでボロクソに叩かれそうでいやなんだよな。
>>317 避難所の雑談スレでレスしたので読んでね
巨乳ハンターを召還するの?
>>332 大きいのに崩れない、しかも無改造の天然物なんだろうな
エルフすげー
>>325 ザールブルグと違う所は品質が時間によって劣化したりするって所、まあ慣れだな
この作品は強くてニューゲームは無いが、自分がLvアップしてるからやり込む程に面白くなって行くよ
>>333 そげんこつ言わんとも 皆わかっとると思うたら
誰もわかっとらんじゃないか
このニンゲンどもめ!
巨乳より貧乳だろ…常識的に考えて
ヴィオラートって、よい子で好きだ
>>337 だがちょっと待って欲しい、エルフはやはり貧乳が一番ではないだろうか
巨乳より美乳だと考えるのは俺だけか?
「エルフを狩るモノたち」を読む限りではだな……
んじゃ職人さん来るまで雑談しますか
雑談のネタはさっき出したから出さないが
>>340 いや、そこはゼロ(ルイズ)から、ありえない(某エルフ)まで揃ってる虚無の使い手こそ最強と。
巨乳には夢が貧乳には希望がつまっている
乳に優劣はない
実際つまってるのはたかだか肉と血と脂ってとこだがな
巨乳には女性らしさが詰まっている。
貧乳には少女らしさが詰まっている。
どれがいいってものではないぜ。
大艦巨乳主義
品乳につまっている夢は量が少ないんじゃない
凝縮されてるんだ
貧乳繋がりで負け犬召喚。
竜の羽衣発見まで負け犬モード。
唐突だが質問
巨乳と貧乳
あなたどっち派?
>>349 うまい事言うなあ。テファがどんな奴召喚するのか今から既に楽しみだぜ。
>335
いや、せっかく皆無視してるのにまた書いて投下されるぞと。
>>352 犬みみモードとな?!
シエスタハァハァ……
大きさや形は問題じゃない。
大切なのは 感 度 だ ・ ・ ・ !
\\ 一 万 年 と 二 千 年 前 か ら 愛 し て る //
\\ 八 千 年 過 ぎ た 頃 か ら も っ と 恋 し く な っ た //
\\ 一 億 と 二 千 年 後 も 愛 し て る //
\\ 君 を 知 っ た そ の 日 か ら 僕 の 地 獄 に 音 楽 は 絶 え な い//
_ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩.
( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡
( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡
_ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩. _ _∩.
( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡
( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡. ( ⊂彡.
| | | | | | | | | | | | | |
し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J. し ⌒J
しかし…本気でどうでも良い話になるが、ルイズと某エルフを比べると絶望的な戦力差が有る訳だが
野郎2人の方も戦力差は絶望的なのだろうか? いや、知りたくも無いが。
感度だ!
大きさじゃない、感度が問題なんだ!!
畜生!
,,, ,,,,,, : .と お. 救 人 お
_ = ~~ ``ヽ_,=''~´ ´~ヽ : は こ お .の っ
_= ~ ヽ : 思 が う 命 ぱ
~=、 ミゞ、 , -彡 ヽ. : わ ま な. を .い
~=、、、Cl~evj <e~}6)_ 、、、ミ : ん し ん. .で
ミ.~~ /', ゚ ;'7 ミ7ヾ~- 、 : か い て
≡ (','゚, '.人 ゝ | ヽ : ね
`= `ー' iノ' | / |
~ーノノノノノ'′
_ ∩ピタ
(; ゚д゚)
し |
| |
し ⌒J
( ;´゚д゚) ・・・・・・・・・
c(,_U_U ガク
( ;´゚Д゚) おっぱいは何のためにあるんだー
c(,_U_U
_,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ
T | l,_,,/\ ,,/\
最近貧乳好きって名乗ってるやつは貧乳が好きなんじゃなくて幼児体形が好きなだけに見えるやつがほんと多いわ
貧乳好きなんじゃなくてロリコンもしくはペドだ
_ _ ∩ _ _ ∩ おっぱい!
( ゚∀゚ )ノ ))) ⊂ヽ ( ゚∀゚ )/
( 二つ おっぱい! ((( (_ _ )、 おっぱい! ⊂ ノ おっぱい!
ノ 彡ヽ γ ⊂ノ, 彡 . (つ ノ
(_ノ ⌒゙J . し'⌒ヽJ . 彡(ノ
>350
エンジェルリンクスだっけ?
>>361 ジョゼフ「そんなことよりサイト君、こいつを見てどう思う?」
サイト「すごく…大きいです……」
お前ら本当におっぱい好きだな
とEカップの私が言ってみる
哺乳類ってのは赤ん坊のとき何で育つ?愛だ。
哺乳類だけに限らないが動物ってのは人間も含めて、赤ん坊のとき愛情を与えられないとほとんど食事を取らなくなって衰弱死してしまう。
逆に愛情を与えられれば過酷な環境下でもそれなりに生きていける。中には捕食される立場の動物が捕食する側の動物の中で育つというケースもある。
愛情さえあれば別に母乳でなくたって構わないんだ。 粉ミルクでもいいし、赤ん坊が無事に食べられるものならとにかく何でも。
でもやっぱり母乳の方がいいんだよ。飲むときは肌というか、相手の身体に直接触れるからな。愛情が感じられると思わないか?
だから俺は母乳には愛情が詰まってるって思ってるし、胸の大きさに愛情が比例するとは流石に思ってない。
それでも胸が大きいことは女性として誇っていいことなんじゃないかなって思ってる。分かったか?
>>366 巨乳と貧乳の間に、次元の壁があるように
貧乳と無乳の間には、マリアナ海峡のごとき深い溝があるんだ
>>366 だよなぁ。
貧乳好きというだけでロリペド扱いされるから今の世の中は困る。
俺は20くらいでほぼ育ちきってるのに、乳だけ育たない女の人が好きなのに。
なんすかこの壮大なおっぱい談義はw
ふと気がつけばおっぱい談義という罠
これは好みの分かれるところですな!
いつからここはおっぱいについて語り合うスレになったw
>>378 ただし腹回りもそれくらいあるんだ
ちなみに私はでかかろうがちっちゃかろうが男だろうが萌えればおk
おっぱいは偉大だな
>>376 Eカップ程度じゃあそこまで衝撃をうける反応はしないだろ。
それくらいの大きさならそれなりに居るし。海外行けば普通だし。
GかHはあると思うぞ。
男はみんなおっぱいが大好きなのさ
大きかろうが小さかろうが
有ろうが無かろうが
ええい、美乳派はおらんのか!?
夏だな
キュルケが94のけしからんおっぱい。
それを上回るテファのおっぱいには、はたしてどのような形容詞がふさわしいのだおる。
女はやっぱり鎖骨だよな・・・・・・・
複乳とか駄目ですか
上でも出てるだろ、乳革命だよ
>396
何がけしからんて、あの歳でってのが一番けしからん!
女は手だろう。手だけならなお良しだ。
普通がいいって人はいないの?orz
おまえらいい加減に汁!
罰としておっぱい自慢のキャラが召喚されるSS投下な
巨乳もいい
普乳もいい
貧乳もいい
無乳もいい
なぁ・・・
テファが表舞台に立てばあのボリュームで戦争とか聖地とかどうでも良くなるんじゃね?
>404
今日の5の2だろう、常識的に考えて・・・・・・
>>罰としておっぱい自慢のキャラが召喚されるSS投下な
つまりキュルケがサイトに猛烈アタックするSSを書けということか?
虚無乳<無乳<微乳<貧乳<普乳<豊乳<巨乳<爆乳<魔乳<神乳
>>403 ちょうどよかった
この流れを吹き飛ばしてくれ
そもそも貧乳、乳、巨乳の線引きがいまひとつ分からん
>>413 100レスほどパイツァ・ダストすると、またあの荒れた空間に逆戻りだぞ?
人外ロリならそれで良い
>>414 脱がして前かがみになってもらえば判る。
言葉ではなく心で理解できる。
>>421 そんな……おいしい話があると思っているのか……?
俺の様な喪男に……
>403
つまり・・・リーザレイン最高!
ですか?
せめてゼロ魔と絡めて話そうぜ
殺人鬼乙
>>418 しかしゼロの使い魔に人外ロリは存在しない
>>366 いいこと言った。まあ、ロリもいいんだが、身長高くてムネペッタンのスレンダー少女も大好きだーッ! ビバ賓乳
-A 虚無乳
AAA 無乳
AA 微乳
A 貧乳
B 普乳
C 豊乳
D< 巨乳
F< 爆乳
H< 魔乳
巨乳には脂肪だけじゃなくて夢も詰まってる。
貧乳には揉んで大きくする夢がある。
それに優劣などあるだろうか?
いや、ない。
この際巨乳ハンターでもいいや
誰か召喚して頼む
>>431 OK、ならばアル・アジフか冥龍皇様の出番だ。
大きいとか小さいとかじゃなくてですね
きゅいきゅいが良い
タバサもいればなおよろしい
>>426 水の精霊を人外ロリにしちまえばよくね?
そろそろ流れを断ち切らないと危険な気がしてきた
きゅいきゅいはまだ幼生なんだろ?
あのおっぱいで人外ロリ。
結論:ゼロの使い魔に足りないものは人外ロリ
>>424 うぅむ・・・
俺はタバサとかルイズぐらいがいいな
>>418 ブルータス、お前もか
人外ロリと言えば、デモベのアルを召喚するヤツを書こうとしたことがあったなぁ。
結果としてはゼロ魔パート<<<デモベの修行パートの比率になっちゃったから没。
人外ショタがいい
>>437 きゅいきゅい人間外見verは普通に巨乳お姉さんだと思うが
>>433 アル・アジフは考えたんだが(ルイズ・マギウススタイル!)
でも魔道書ではガンダールヴの意味があるかどうか…
>>罰としておっぱい自慢のキャラが召喚されるSS投下な
アフロダイAか
タバサとルイズ、大きいのはどっち!?
ダイアナンだろう。
ちなみに俺はツンデレ入った貧乳のお姉さまを求めている。
>>431,
>>441 総合して考えるとデュミナス様+その子供3人召喚か。
何気にルイズとは相性良さそうだが、虚無と判明した時袂を分かちそうな気もする。
なあ、もう巨乳も貧乳もいいよ
美乳は別だが
それより魔王も勇者もいるんだからこーゆーの出さないか?
つ仙人
>>445 ルイズのほうが6cmでかい。
でも身長とか年齢も考慮するとルイズの負けだな。
太公望召喚ですか
>>450 なぜだろう、怠惰スーツがででんと脳裏に
>>440 確かに…
しかし、ルイズのブルマ姿が見れるかもしれんぞ
>>443 九朔か紅朔を召喚すりゃいいんじゃね?
まあ、この2人は自力で平行宇宙の壁を突破して渡り歩けるんで
自力帰還可能っぽいが。
>>448 あの一家は失敗している人はもちろん大好きだけど、別に成功者を妬んだりしないよ
失敗を否定したりなかったことにしようとする連中を嫌っているだけ
だから召喚直後にルイズのために学院が大変なことに
ルイズが馬鹿にされると自分のことのように本気で怒ってくれる、それが失敗一家クオリティ
>>443 じゃあ九朔でいいんでない?。
ヤツも一応半人半書だし。
>>454 ルイズのブルマ姿!!
貴様、俺の心の琴線をここまで揺れ動かすとは、相当な使い手のようだな!!
人外ロリロリ言ってると、ルイズとフュージョンした斬魔の続きが気になるでよ
>>457 ナルシストだし、「ルイズを守る使い魔(騎士)」という立場に馴染みそうだな
デウスマキナを禁じ手にすれば、そう反則的な強さも軽減出来るかも。
で、ルイズに惚れて「我も親父殿と同類なのか」
>>433 いるるんも良いが、あえて言うならいるるんと信長の百合であろうことは間違いない。
放浪の魔王が加わればなお素晴らしい。
ついでに土方さんと月龍皇さまとかも素晴らしい。
つーかおっぱいで100近く消費とかどんだけwwwwww
人外ロリというとワイルドアームズのベア子さんががが
電脳生命体だから実体ないので、サイトの脳内に常駐して召喚
都合のいいように誘導しつつ、サイトをロリの道へと
お前ら人外ロリ好きだな
>>460 ルイズと九朔はロリ言うほど外見年齢離れてねえッ
まあ、半公式のSS見る限り九朔がマザコンペドなのは間違いないが
469 :
マロン名無しさん:2007/07/23(月) 21:57:04 ID:w0sSQ9p/
>>450 スプリガンの朧とか考えてみたけど…ガンダールヴの意義が1ミリたりともなくなってワロタ
>>466 え・・・もしかして俺の方が間違ってる?w
おっぱいは宇宙の真理。
異論のある方はいらっしゃるか?
人外ロリ……意外と思いつかんと言うか、
何処まで人外と言っていいものか
あれだな、デモンベイン軍団の中に、
九朔とまだ見ぬパートナーの駆るデモンベインもいたし、
そういう方向のオチも可能
>>460 黒幕のそのまた裏にナイアさん(もしくは神父)がいるみたいな、
そんな デモンベイン2 ハルケギニア編?
ルール:機械神使用不可
クリア条件:不明
プレイヤー:メイン 九朔&ルイズ サブ紅朔&?
>>470 君はまだ気付いていないだけさ、おっぱいの素晴らしさに
>>462 みんなおっぱいに目がないサイトなんだよ
>>450 趙公明なら貴族だからゼロ魔世界となじむな
超乳とか豪乳はどこに入るのだらうか
ちょっと良いか?
九朔だと人外ロリじゃなくて人外ショタのような気がするんだが?
>>456 それもそうか。一度見直す為にR買って来るかな。
OG外伝待ちは遅すぎるし、その、アクセル隊長の前例も有るからさ。
……ロボット乗りは大抵、羽衣まで行かないと原作と余り変わらないから難しいよな。
>>461 こっそりネタバレするなよっ!?
>>479 ゲームのクリアボナス画像で女装してるんだしまいっか
>>474 デモンベインと途中で離れ離れという事も可能だろう
>>468 九朔は砕け散った自分の居た世界を元に戻すために旅しとったんじゃなかったっけ?
飛翔は最初のゲームで。
ナイアさんの次のゲームがゼロ世界に用意されてたら、クリアするまで帰ろうとはしないと思うんだが
>>472 ニトロだとモーラとか
ゆのはなのゆのは、クラナドで風子とか
伊吹萃香
東方は人外ロリ多いよな。
五光石をぶつけられて濃ゆい顔になるペド子爵
>>480 もしや宿命の交わる城をやっていなかったという人か!!
それはすまなかった。
でもイルルヤンカシュ様とナンナル様は俺の嫁。
>>479 たかがおちんちん一本や二本の誤差で細かいこと言うなよ
竜水和尚を呼べ
えと、投下いいかな?
492 :
マロン名無しさん:2007/07/23(月) 22:04:17 ID:UF3cHJqc
薔薇乙女達も人外ロリに分類されね?蒼い子は俺の嫁だけど
人外ロリと言えばマリアベル様。
しかしアビリティドレイン出来そうにない物が多いのが難点だな。せいぜい遍在ぐらいか。
いっその事アースガルズも持ち込んでフーケのゴーレムとOP映像っぽい大決戦するのも楽しいかもしれない。
SSが投下されるぞ!雑談は道を明け渡せ!!
とりあえず、だ。サクラは私と(霊的な意味で)一つになるために在る。
>>483 召喚された世界に魔道書、ルルイエ異本とか魔女信仰とかの存在を感知したら、
「後味悪いじゃねぇか、そういうの」
遺伝子を発現して、カタが付くまで留まるかもしれん。
これで流れが変わる!
さあ、支援だ!!
夕方
広場
もうすでに野次馬はいない。
キュルケやタバサやあのメイドもだ。
倒れたギーシュもすでに連れて行かれている。
残ったのはカイトとルイズの2人だけ。
年頃の男と女の2人だけの空間といえば聞こえはいいが、
何も話さない使い魔と何を話したよいのか分からない主人だ。
しばらく沈黙が続いていたがルイズはやっと声を出した。
「何やってんのよ、この馬鹿犬!」
違う。
「勝ったからよかったものの、下手したらあんた死んでいたのよ!
何よ、あんな『余裕です』って態度は!」
違う。
「それにあんたなんでそんな力があるのに黙っていたのよ!?」
違う!違う!違う!言いたいのはこんな事じゃない!
「この馬鹿!」
人外ロリがいいんじゃない。長い年月を生きた幼女が古風な言葉遣いでしゃべる姿こそ至高
>>483 飛翔自体がデモンベイン2のファーストステージである合衆国編のラスト部分らしいし、
エリア移動の合間のボーナスステージな扱いでいいんでねえ?
コレをクリアしないと次の正規ステージに進めないみたいな。
>>494 アカ&アオが標準装備されてるんだぜ?
コッパゲに分解されそうだがw
支援
主人として精一杯の虚勢を張るがそれも長くは続かなった。
「心配したんだから・・・!」
ルイズはすでに涙声だった。
初めてできた自分の使い魔が死んでしまうと思った。
最初は常識を知らない田舎者だと思ってがっかりした。
椅子を引けといったら遠くまで持っていくし、
常にそばにいろと言ったらトイレや浴室まで一緒に入ろうとした。
宙に浮いた時点で最初は貴族かと思ったが、服装を見るとそうは思えない。
しかし、彼女のわがままともいえる命令をカイトは嫌がることはなかったし、
教えたことは吸収していった。
彼女にとってこの学院ではじめてできた味方が傷つくのを恐怖していた。
「ひぐっ・・・えぐっ・・・」
すでにルイズはただの子供のように泣きじゃくっている。
ルイズは最近まで精神的に追い詰められていた。
食堂に行っても、授業でも、陰口を叩かれて本来皆が寝ている時間も勉強に費やして。
そんな生活のサイクルが毎日続いた。
いくら強くても人間なのだ。虚勢をはっても、いつかその壁は重みに耐えられず崩壊する。
ルイズ可愛いよルイズ支援
泣いてるルイズが一番かわいい支援
かつて、いじめを庇い自分が標的にされた少女がいた。
人間不信になり、自殺願望すら持っていた。
だが、彼女はネットワークの世界で救われ、普通の学生として復帰できた。
しかし、ルイズはどうだ?
追い詰められ、味方もいないこの世界で。
カイトには、世界で1番誇り高い貴族と自負した目の前の少女が、世界で1番弱い存在に見えていた。
レベルとかいう問題ではなくほかの何か。
それを今のカイトはまだ理解できなかったが。
「・・・ゴメン」
カイトは不安を与えてしまった主人に謝ることしかできなかった。
しばらくして気分が落ち着いたのだろう。
泣き止み、少し顔を赤くして
「へ、部屋に戻るわよ!」
そういってこの場に残された2人は部屋に戻っていった。
広場にはもう誰もいない。
だが、見ているものはいた。
「若いっていいのう・・・」
そのやり取りをまだ覗いていた学院長が呟いていた。
夜
ルイズの部屋
ルイズがベッドにうつ伏せになっている。
よっぽど泣いたのが恥ずかしかったのだろう。
そのベッドの横でカイトはやはりふわふわと浮いていた。
すでに30分もこの状態だ。
ルイズにとっても今日の変化のスピードについてこれないでいるのだろう。
何を言おうか迷っていた。
意を決してルイズが呼ぶ。
「カイト」
「ハアアアアアアアア」
やはり慣れないが贅沢は言ってられない。
「教えて、あの腕から出した光はなんなの?」
気になったのはギーシュを昏倒させた謎の閃光だ。
あの光は危険なモノだと心が警告していた。
あれはどの系統でもない。なんなのだろう。
しばらくするとカイトが答える。
「データドレイン」
「でーたどれいん?」
聞いたことのない単語にルイズは聞き返していたが、カイトはそれ以降何も言わなかった。
長い言葉は話すことができないようだ。
通訳がほしい。そう心の中で彼女は愚痴った。
>>464 むしろジョセフとかクロムウェルとかワルドとかアンリエッタみたいな悪役にとりついて世界をアレな方向に誘導。
そしてそれを防ぐべく追ってくる3メンバー。そしてガンダールヴの力で某ホムンクルス並みのARM適合を見せるサイト。
学園長またか
「はあ、それじゃもうひとつ。ギーシュから聞こえた『声』と『黒い点』は一体なんなの?」
質問が2つになっているが彼女は恐らくあれは同一のものだということを理解していた。
何となくだが。
しかし、その答えは聞くことができなかった。
カイトが震えていたのだ。
怒りなのか、恐れなのかカイト自身ですら分かっていなかった。
ルイズは目の前の光景に何もいえない。
しばらく経つと震えは止まったがこれ以上聞き出すことは出来そうになかった。
「今日はもういいわ、あなたもゆっくり休みなさい」
そういって、ルイズは就寝に入った。
朝聞いた質問を思い出す。
『あんた、本当に『平民』?』
彼はこの質問に対して首を横に振ったのだ。
平民では無いと言う、しかし、貴族でもない。
本当に一体何者なのだろう。
考えても疲れるだけなので頭から振り払い、彼女は目を閉じる。
彼女は夢の中で『追跡者』という言葉を聞いた気がした。
シエンスタ
一方、カイトは考えこんでいた。
なぜ、『The Wolrd』にいたアレがここにいる?
あれらはかつて自分達が追っていた1人のPCと共に消え去ったはずだ。
カイトは不安になっていた。今この世界にいるのは自分だけ。
『碑文』を持つものやその仲間達もここにはいない。
実際彼は無敵ではない。
3度、敗北もしている。1度目は碑文使いに。
2度目と3度目は同じ感染者に。
あれと同等の力が来たら、恐らく自分では対処できない。
カイトは目の前の少女を傷つけることだけは避けたかった。
いくら考えても仕方がないのでカイトはそのことを考えるのをやめたが。
ふと、ルイズの言葉を思い出す。
休みなさい、と。
そういえば以前彼の世界で1人のPCが部下に寝言(といえるのだろうか?)で
「逆行まぶしーんだよ、タコ」
といわれ凹んでいたのを見たことがある。
ハセヲ達も気の毒そうな顔で見ていた。
自分は寝ることが出来るのだろうか。
目の前の主人を見習って自分も目を閉じてみる。
そのうちに段々と意識が遠くなっていく。
そして次に目を覚ましたときは、
「とっとと起きなさい!この馬鹿犬!」
すっかり調子を取り戻した主人の姿だった。
「まったくおかしいわよ!立ったまま寝るなんて。」
彼女はすでに弱弱しい雰囲気をまとっていない。
これもカイトのおかげなのだろう。
その姿を見てカイトは口元が緩んだ。
ほんの数ミリの動きだったのでルイズは気づかなかったが。
「次からは横になって、私より早く起きなさいよ!」
それも使い魔の仕事なのだろう。彼は首を縦に振った。
しえんすた
今回はここまでです。
ツンデレとか簡単そうに見えてすっげー難しいことに気がついた。
至らない部分もありますが、これからもよろしくお願いします。
ツンデレと言えば魔戒騎士が召喚される話を一時妄想した
乙
なぁに問題なくツンデレてるよ泣き顔ルイズは凶悪です><
GJだ!
さて、ほかに投下される方はおられませんか?
GJ
パイヒドスw
乙
誰かブルマルイズを…
ようやく風邪が治って続きが書けたのだが……なにこの流れの速さorz
忘れ去られてそうだが、投下しても平気だろうか?
キャモン!
葉隠覚悟召喚…
セリフ回し難しすOTZ
反対する理由は無い存分にやりたまえ
アオは、窓から顔を出して、空を見ていた。
日が昇り空が白みだしてくる。鳥のさえずりが耳に心地よい。
世界は変われど、夜明けは変わらず、か。
それが嬉しくて、少し笑った。
自分をこの世界に呼び込んだルイズという少女は、ベッドでだらしない格好で寝ている。
大口開けて、毛布を蹴り飛ばしている姿はヒロインとしてはどうだろう。
「ほらほら、風邪をひくよ」
姿勢を整えてやり、毛布をかけ直す。
「……ん〜ちいねえさま、もっと〜…むにゃ」
幸せそうな顔で寝言を言っているが、起きる気配は無い。朝早いせいもあるが、夜更けまで転がっていた彼女の眠りは深かった。
「……ああ、姉様そんなにほほをつねらないで…んにゃ…」
かと思ったら、ひきつけを起こしたように身悶える。悪夢でも見ているのだろうか。
ルイズの百面相を眺めているのもおもしろかったが、そろそろ仕事を始めようとアオは思った。
とりあえず洗濯からだったが、一つ問題があった。
水場がわからない。
当然といえば当然の事だったが、さてどうしたものかと考える。
何気なしに窓の下に目を向けると、洗濯物を詰め込んだかごを持った人物が目に留まった。
写真とかでしか見たことはなかったが、あれはたしかメイドといった者ではなかったか。
「ちょうどいいや。あの人に聞いてみよう」
洗濯物を手に取ると、三階の窓から軽やかに飛び降りる。
「きゃあ!」
いきなり目の前に、人が降ってきたのだ。当のメイドにしたら、災難と言うほかない。
かごを取り落として、そのままバランスを崩して尻餅をつきそうになる
だが、それよりも早く右手をつかまれ、引き寄せられる。彼女は図らずもアオの胸にほほをよせることになった。
>>524 ちょっと荒れていた+宗教戦争が起こっていただけだ。
何、2chではよくあること、気にせず投下してくんねぇ。
支援!
!?!?!?!?!?
頭の中が真っ白になる。状況の変化に思考が追いつかない。
恐る恐る見上げると、見知らぬ男の顔が目と鼻の先にある。
その笑顔と青い瞳に、思わずくらっとくる。
……これは夢? 夢なの?
ならば楽しまなければ勿体ない。
彼女はゆっくりと目を閉じると、唇を近づける。
「大丈夫?」
その一言で、夢は覚めた。
「そ、それでは、あ、あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になられたという……」
「知ってるの?」
散乱した洗濯物を一緒に拾いながら、アオが意外そうな顔をする。
「ええ、なんでも召喚の魔法で平民を呼んでしまったて、噂になってますわ」
「そうなんだ。そういえば自己紹介がまだだったね。僕の名はアオ」
「変わったお名前ですね……。私はシエスタっていいます。貴族の方々をお世話するために、ここでご奉公させていただいているんです」
「ああ、やっぱりそうなんだ。っと、これで全部かな。はい、驚かせちゃってごめんね」
アオは謝りながら、拾った洗濯物をシエスタに手渡した。
「い、いえ、そんな。で、でもアオさん、なんで上から降ってきたんですか?」
「僕も洗濯しようとしてたんだけど、場所がわからなくて困ってたんだ」
「はあ」
「そうしたらあそこから、君の姿が見えたから」
ルイズの部屋の窓を指差し、当たり前だろういう顔で言うアオ。
この人物、思えばかならず最速で動いて何が何でもどんな困難も叩き潰して実行する、そういう存在だった。
「ええっと、じゃあ案内しますね」
シエスタは深く考えるのをやめ、歩き出した。
このとき彼女は、ある中年の女教師から預かった洗濯物を一つ回収し忘れるのだが、それはまた別のお話である。
当方に支援の用意あり!
さっそく靴下が!?
「うわぁ」
シエスタは目の前に広がる干された洗濯物たちに感嘆の声を上げた。
アオがお詫びにと、こちらの洗濯物までまとめてやってくれたのたが、そのスピード、手際たるや、メイドである自分が比較にもならなかった。いつもの半分以下の時間で洗濯が終わってしまったのだ。
「すごい! すごいですアオさん!!」
「そ、そうかな、はは」
シエスタの尊敬の眼差しに、照れるアオ。
「でもどうしましょう。こんなにしてもらったら何か御礼をしないといけないわ」
「いいよそんなの……そうだ厨房を貸してもらえないかな」
「厨房を、ですか? わりました、私からマルトーさんに頼んでみます」
「ありがとう」
アオは、にっこり笑ってみせた。シエスタの心臓が高鳴る。呼吸がとまる。
「どうしたの?」
「え、ええと、わ私、先に行ってますから!」
シエスタは両手をばたばたさせた後、顔を引き締めて駆け出していった。
ちょっと困ったような顔で、残されたアオの一言。
「……僕、厨房の場所知らないんだけど」
「朝ですよ、起きてください」
日も高くなり、まばゆい光が部屋の中に差し込んできている。
アオは、ルイズを起こそうと体を揺するのだが。
「ん〜、あと五分」
なんでこういう場合、必ず五分なんだろう。
アオはそう思いながら、とりあえず毛布をはぐことにした。
「な、なによ! なにごと!」
「おはよう、ルイズ様」
「はえ?」
ルイズは寝ぼけた声でアオを見た。
「……?? ……? ……! ……!!」
徐々にふにゃふにゃだった表情が赤く染まる。覚醒と同時に、昨夜の事を思い出したのだった。
ルイズは、顔を隠そうとしてベットから落ちると、一人で壁際に追いつめられた。
首をかしげるアオ。
「い、いつからそこにいたぁ!」
アオはさらに首をかしげると、まあいいかと思って、服を手渡した。
「昨日からだよ、寝ぼけちゃってるのかな?」
「そそそそソンなことないもん」
冷静になれ、冷静になるのよわたし。
服を受け取り、ネグリジェを脱ごうとして、ルイズの動きが止まる。
「あっち向いてて!」
「いいの?」
「いいの!」
支援
「おはよう。ルイズ」
なにやら憔悴した様な表情のルイズと部屋を出ると、声をかけられた。
「おはよう。キュルケ」
ルイズは顔をしかめ、いやそうな声で挨拶を返した。
「おはようございます」
アオも笑顔で挨拶する。
「あら、おはよう……へえ、あんたの使い魔ってほんとに人間なのね。平民を呼んじゃうなんてさっすがゼロのルイズ」
「うるさいわね。あんたには関係ないでしょ」
赤い髪の女の子、キュルケは、ルイズの言葉を半ば聞き流し、値踏みするようにアオを見た。
「良かったじゃない、なかなかの色男で。これでブサイクだったら目も当てられないところだわ。ねえ、色男さんあなたのお名前は?」
「アオといいます」
「アオ? 変な名前」
キュルケは、ルイズと真逆のベクトルに成長した体を揺らしながら笑うと、後ろを振り返り手招きする。
すると彼女の部屋から、真っ赤で巨大なトカゲが現れた。
「でも、どうせ使い魔にするならやっぱこうでなくちゃ。ねぇ〜、フレイムー」
キュルケは勝ち誇ったように言って、その背を撫でる。
「これってサラマンダー?」
悔しそうに尋ねるルイズ。
「そうよー。火トカゲよー。見て? この尻尾。ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダー? って、あら? どうしたのフレイム」
自分の使い魔の様子がおかしい事に気づいて、キュルケが怪訝な顔をする。
フレイムはアオとしばらく見つめ合ったと思うと、突然腹を見せてひっくり返った。
「フ、フレイム!? どうしちゃったの!?」
キュルケの言葉にも反応せず、硬直したように固まっている。いや、小刻みに動いてはいるが、これは……震え?
アオはそっとフレイムの腹に手をのばすと、優しく撫でながら、震えるサラマンダーだけに聞こえる声でそっと囁いた。
「大丈夫、僕は君を傷つけないし、誰にも傷つけさせない。だから、ね?」
きゅるきゅる。
フレイムはアオの手を一舐めすると、お辞儀をして去っていった。
「ちょっと、フレイム? どうしちゃたのよ〜」
あわててキュルケはサラマンダーの後を追いかける。
「あんた、なにしたの?」
ルイズの質問に、アオは、さあ? と首をかしげてみせた。
「うわあ」
アオが食堂の豪華絢爛さに驚くのを見て、ルイズが得意げに言った。
「トリステイン魔法学院ではね、貴族たるべき教育を存分に受けるのよ。だから食堂も、貴族の食卓にふさわしいものでなければならないのよ」
「すごいんだ」
「わかった? ほんとならあんたみたいな平民はこの『アルヴィーズの食堂』には一生入れないのよ。それを特別の計らいで入れてあげるんだから感謝しなさい」
「うん、ありがとうルイズ様」
ルイズは、椅子を引きながら素直に感謝の言葉を述べるアオに少し調子を狂わされたが、まんざらでもない表情で席に着いた。
「すごい料理だね!」
アオはテーブルに並べれた、朝食にしては豪華すぎる料理に目を丸くする。
そしてすぐさま暗い顔をする。
「ど、どうしたの?」
「こんな食事が用意されてるなんて知らなかったから、僕、お弁当を作っちゃったんだ」
「お弁当?」
アオの差し出した包みを開けると、中からサンドイッチが出てきた。申し訳程度に肉や野菜がはさまれたそれは、さすがにこの豪華さの中にあっては少々、いや、かなりみすぼらしい。
「いいじゃない、あんたが食べれば」
「うん、そうする」
アオは頷いて、ルイズの隣に腰掛けた。
しえ☆すた
支援
ルイズは最初、床に座らせる気だったが、さっきのキュルケの件で機嫌が良かったこともあり、そのまま許した。小さな肉のかけらが浮いたスープや固そうなパンの切れ端を用意していたのも内緒だ。
「偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします」
祈りを終え、料理に手を伸ばす。
丸ごとのローストチキンを切り分けながら、ルイズはちらりと横を見た。
隣で、もそもそとサンドイッチを食べるアオは、なぜか小動物を連想させる。
あれって、アオが私のために用意してくれたのよね。
そう思うと少しいたたまれない。
「ねえ、アオ。それ、わたしにも一切れちょうだい」
アオは、ルイズがひるむような笑顔を向けると、はいっどうぞと、彼女の皿に乗せる。
あむっとサンドイッチを口にした途端、彼女の目が見開かれた。
やだ、なにこれ! めちゃくちゃおいしいじゃないの!!
どう見ても貧相な一切れは、だが、今までのどんな料理よりも大きな感動があった。我を忘れ、一気に胃袋に収めてしまう。
「……ねえアオ」
「なにかな?」
「わ、わたしは、また作ってくれてもいいんじゃないかな〜って思うわよ」
もう一切れ、と催促しながら言うルイズに、アオは微笑んだ。
起き抜けルイズとフレイムの反応可愛いなw
支援
今回はここまで。
次回でやっとギーシュ戦まで書けそう。
GJ
それでもぽややんなら…ぽややんならッ!
ギーシュの見せ場を作ってくれる…筈ッ!
ぽややん、ええ話やホンマええ話やった
548 :
ゼロガー:2007/07/23(月) 22:42:32 ID:???
学園祭は盛況のうちに二日目を迎えていた
ガーゴイルとケルプの光線芸合戦がエスカレートして殺人光線の撃ち合いになったり
模擬店のメイド喫茶で売り上げNo.1に輝いたタバサに大差をつけられて二位に甘んじたキュルケが「このロリコンどもめ!」
とブチ切れたりしたがおおむね世界は平和だった
ある一箇所を除いて
学院の敷地内でもあまり人気の無い裏庭の一角にある桜の古木
その下で告白したカップルは必ず結ばれるという所謂【伝説の桜の木】の下でミス・ロングヴィルはマリコルヌに言い寄られていた
(勘弁してよ…)
テンパった表情で生まれる前から好きでしたなどと喚き続けているマリコルヌを見ていると思わずシャイニングウイザード
をブチ込みたくなってくる
意志の力を総動員して営業スマイルを浮かべるとロングヴィルは内心の怒りを押し殺し可能な限り穏やかな声で語りかけた
「気持ちは嬉しいけどマルコメ君…」
「マルコメ言うなーっ!」
ジャンプ一番セミの脱皮のごとく空中で脱衣しハート柄のブリーフ一丁でミス・ロングヴィルに踊りかかるマルコメ
「ぬう、あれはまさしく伝説の奥義“ルパンダイヴ”!」
「知っておるのか雷d(ry
「ラアラアラアッ!キャオッ!!」
榎調査隊を襲う山岳民族のような奇声をあげて飛び込んでくるマルコメを流水の足捌きで躱しつつひょいと両手を添える
運動エネルギーのベクトルを操作され風車のように回転して頭から大地に叩きつけられるマルコメ
強過ぎるぞ達人っ!!
「ちょっとやり過ぎたかしら…」
地面に大の字に横たわりピクリともしないマルコメを抱きかかえるロングヴィル
突然地面が盛り上がり大蛇のようにうねる桜の根が二人を空中へ跳ね上げる
咄嗟にフライの呪文を唱えて距離を取ったロングヴィルが見守るなか伝説の桜の木はビキビキと異音を発しながら恐るべき速度で成長していく
校舎一つを丸ごと覆いつくせるサイズに枝を伸ばした満開の桜の花の中から全身を桜色に染めた巨大オシリスがむくりと身を起こした
投下終了
キュルケwww
>>541 乙。
絢爛舞踏がよく生きてたよ。
とはいえ、豪勢な料理以上に衝撃を与えるのはやりすぎかと。
せいぜい、食べやすくて「あら」とか言っていつの間にか一切れ食べちゃってたとかの方が、あまり反感ないかも。
ところで、避難所にひんぬー派が喜びそうなおっぱいSSが投下されてたぜ?
ここで世界の選択です。
ギーシュが決闘に敗れる。これ決定。
その後、
1. アオに手をさしのべられる。
2. マリコルヌに手をさしのべられる。
さて、どっち?
>>551 2だな。
ようこそマリコルヌの世界へ。
>>551 3、モンモンとケティのダブルレディキックを受け爆散
>>548 ロングヴィルじゃなくてロングビルじゃね?
>>550 味でってんでなく、自分のために作ってくれたって部分でという意味なんでない?
GJである。
ガンパレは普通に同性でもHな雰囲気になるゲームだから困るw
せめて2で。
負けるにせよギーシュにゃ男の意地を見せてもらいたい。
そんな負け方に一票
>>551 4. マリコルヌ『が』手をさしのべられる
ギーシュ「さん」ならマルコの手を丁重に振り払い自分の足で立ち上がるな
アッー!
>>350 おっぱいはそろそろ自粛しようぜ。
ガンパレは2で。
ソックスハンター同盟を!!
>1. アオに手をさしのべられる。
つか魔王なら従わなければ殺すんじゃ
ガンパレで1を選ぶ事は「恋愛フラグが立つ」事を意味する!
1でい(ry
だいじょっぶだっ! Hな雰囲気になろうとも同姓相手ならば
どっち? とは聞かれないはずだっ!
つまり1お願いします。
百合はともかく薔薇は・・・悪くないかw
>>565 ほう…それはガンパレオケの方で男二人から「どっち?!」と聞かれた男の俺に対する挑戦か?
モンモンが腐女子化しそうな
569 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:00:47 ID:???
ちと投下します。
当方に支援の用意あり!
571 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:02:31 ID:???
ちと投下します。
支援する
貴様が投下する分だけレスを支援する!これで帳消し!
異性とか同姓とかはどうでもいい、ぬこと愛を育むんだ。
背後から包丁で刺してくるのは誰だろう
やっぱりシエスタかな
REDの伊東伊衛郎。
ゼロ魔世界には弓も届かないような遠方からの狙撃という概念は無いみたいだから
狭間筒での狙撃は相手がこちらの手の内を知らないなら対処しにくいだろうし、
火縄銃なので弾も単純なものでいい。
まあ「かなり遠くから常識外れなほど射程距離が長い銃の弾が飛んできているのだ」と気づかれたら
そちらの方向に防御魔法でも唱えつつ近寄って仕留めればいいので
メイジを相手にするにはやっぱり不安も残るが。
577 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:08:21 ID:???
…――――ジリリリリリィン! ……――ジリリリリリィン!! …―ジリィン! ―ジィン!!
あまり聞き慣れない音が耳を貫いた。
まさに耳を劈(つんざ)くと言える、鋭くて非常に脳へ覚醒を訴えかける音。
(…………うるさい)
目を閉じたまま、まだ半分以上寝たままのルイズは率直に思った。
この音はまるで、人を起こす為にあるものだ。
理性が嫌がっても、本能的に目が覚めてしまう音だ。
…――――ジリリリリリィン! ……――ジリリリリリィン!!
警鐘のごとく二度目を響かせるそれに、とうとうルイズは耐え切れずに目を覚ました。
「あ〜っ、もう! うるさいっ!! 何なの? 新手の嫌がらせ!!?」
怒り任せにかけ布を吹き飛ばして勢いよく起き上がると、音の発信源へと大声で怒鳴る。
しかし、巡らせた視線が音源を捕らえたときぷつりと怒りがどこかへ飛んだ。
ベッドの直後ろには真っ黒くてぺらっぺらで、小さくて鼻がでかい『何か』が立っていた。
ビ――ッ! ビ――ッ!
薄っぺらで黒いのは、先程とは違う音を小うるさく出し始める。
ルイズはしばらくぼーっとしていたが、昨日の出来事を思い出して顔をゆがめた。
「そうだった……こいつが私の使い魔になったんだっ、け……」
目覚めて早々、目の前で不気味に音を鳴らすぺらぺらな使い魔を見て、ルイズは盛大なため息をついたのだった。
ゼロの平面2
〜 薄っぺらで黒くてうるさい奴 〜
ゲームウォッチだかゲーム&ウォッチだか知らないが支援
579 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:11:30 ID:???
音と『こいつ』の存在のおかげで完全に意識を覚醒したルイズは、思い出したくもない昨日のことをさらにゆっくりと刻むように頭に浮かべた。
(え――――っとぉ……昨日私はこいつを召喚して、がっくりして、その後部屋に戻ったんだ。
それでこいつに、伝わってるかわかんないけど掃除と洗濯とやることを説明して、そのまま疲れて寝たんだっけ?)
寝る際に、こいつは人の形をしてるけど寝床に文句をつけなかった(と言うより気がついたら床に寝そべって寝てた)から、まぁ少し意外かなーって思ったんだけど。
……ちなみに、ベッドに向かう時ペラペラのこいつをうっかり踏みつけてこけたのは内緒にしておいた。
「……着替え」
ビ――ッ?
ポツリと呟くと、こいつは「何のこと?」とばかりに首をカクカクして傾ける。
ルイズは(こいつ、人の形してるくせに関節が無いのか?)と思った。まぁ、平面だし……
しぐさから見て、とりあえずこっちの言葉は通じているらしい。
「着替えさせて! って言ってんの」
ビ―――ッ!
あわてて「了解!」とばかりに手を掲げ、カクカクした変な歩き方でルイズに近づくと、
やはりカクカクした手つきで――――しかし、それでいて意外と器用に着替えを手伝いはじめる。
別にどうでも良いけど、こいつの体がどこか動くたびにカタカタピコピコなるのが朝っぱらだけに、
ルイズにはいい加減うざったかったりする。
本来なら「『サイレント』の一つでもこいつの体にかけちゃろかいィィィ!」て感じだが、
おあいにく様ここにいるのはかの『ゼロのルイズ』、そんな事をしたって爆発すること掛け値無しの100%絶対間違いなしである。
「……ちょっと言いすぎじゃない? 私だって――」
知ったことか、でございます。
と、いうか地の文にいちいち突っ込みを入れないでほしいでございます。
地の文(作者)に自問自答するSSは、たいてい駄文でございます。
ビッ?
黒いぺらぺらが音と共に「何のこと?」と首をかしげていた。
581 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:12:40 ID:???
「じ、じゃあ私は朝食の時間だから……」
着替えを済ませ、マントを靡かせてるように振り向くとに手を掛ける。
ルイズにこのぺらぺらした真っ黒い『何か』を食堂まで連れて行く度胸は無かった、
皆の前に『こいつ』を出したらまた何といってからかわれるかわかったもんじゃない。
貴族としてのプライドが、これ以上バカにされたくないという想いが働く。
やや、あくまで“やや”名残惜しそうにドアを開け、いざ、と戸口をくぐろうとしたときグイッと強い力で片手が引かれた。
「あ、あんたねぇ……」
振り向かずとも目だけを後ろに配らせ、ぺらぺらの小さな両手で自身の手を握るそれを見る。
ルイズの視線に気づいたそれは、「どこいくの?」と母に尋ねる幼い子供のように首を傾げた。
握られた手は振りほどこうと強く振り回すルイズを物ともせず、ただぐっと握り締めていた。
「…………わかったわよ」
しばしの見つめ合いの後(といっても黒いのに『視覚』があるかどうか不明)、
一応は連れて行くことを決めた。というかこのままでは埒が明かないから。この黒いの、
ルイズよりさらに小さいくせにとんでもない力で手を握っていたのだ。(ルイズが痛くないように、だが)
(しかしこいつ、何食べるんだろ……?)
引き連れて廊下を歩く中で、ルイズはこのぺらぺらした使い魔が一体何を食べれるのか、疑問に頭を捻った。
ビ――――ッ♪
sien
583 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:14:45 ID:???
ビ――――ッ
「ちょっと、どこ行ったの? お願いだから私に対しては常に『横向き』でいなさいよ!
『縦向き』じゃあんたどこにいるのか全くわからないんだから!!」
ビ――――ッ!
叫んでやると、それまで何も無かったところから音を放ちながらニュッと真っ黒いそれが顔を出す。
いや、厳密に言えばこの使い魔がルイズに対し、縦向きから横向きに変わっただけなのだが、
この使い魔は本当にぺらぺらで紙並みの薄さなので縦を向いていると一本の細い黒線が立っているだけに見えるのだ。
目を凝らしでもしない限り、見えないのである。
(全く……ほんとに何でこんな奴が私の使い魔なのよ……)
肩を落としてため息をつく。
心の中で思えば、余計に落胆した。
ルイズが食堂の前に立ったとき、ふと背後を見ると、
真っ黒くてぺらぺらの使い魔はまたしても姿を消していた。
「…………あんの、バカ――――――ッ!!」
ビ――――ッ
声に反応してか、どこかからあの音が反響していた。
ミスターかわいいよミスター
585 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:16:49 ID:???
ルイズが叫んでいたとき、Mrゲーム&ウオッチはパラパラ漫画のキャラクターよろしく
体を大きく前後に揺さぶるというコミカルなダッシュで来た道をなぞっていた。
ピコピコピコピコピコッ…………
通り過ぎる道にはこれまた不思議な電子音が残されていく。
来た道を戻るのは何か忘れ物をしたからなのか、それともただルイズから逃げ出しただけなのか、
表情の無いMrゲーム&ウオッチが何を考えているかは誰にもわからない。
突き進むゲーム&ウオッチの進行方向、に一人の女子がいた。
長くて赤い光沢のある髪、服越しでもわかるほどグラマーなスタイルを惜しげもなく+する端整な顔立ち。
ルイズの、『戦敵』と書いて『とも』と読める少女、キュルケだ。
「……あら? あれはルイズの……ちょっと!」
キュルケは猛烈な勢いで、しかしコミカルな走りを見せるゲーム&ウオッチを見るやいなや、声を掛けた。
その顔は面白いおもちゃを見つけた子供のように、だが確かに妖艶に笑っていた。
ビ――――ッ……?
ゲーム&ウオッチがやや通り過ぎたのち、ピタッと体を止めた。
薄っぺらな体を素早く振り返らせると、一歩一歩と距離を縮める。
「あなた、ルイズの使い魔だったわね? えーと、なんて名前かしら……」
ビ――――ッ!! ビ――――ッ!!
名前が疑問に挙がったとき、ゲーム&ウオッチはキュルケの予想以上の食い付きを見せた。
考えてみれば、彼はこの世界に来て、まだ一度も名前を呼ばれたことが無かったからだろう。
586 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:18:32 ID:???
「ビ――ッ? ……あなた、『ビ――ッ』って名前なの?」
ビィィィィッ!! ……ビィィィィィィッ!!!
フルフルと、いや、カクカクと首を振る。……違うようだ。
しかし、どうやら彼は『ビ――ッ』としかしゃべれないらしい。コレでは名前などわからない。
いくらルイズのとはいえ、人様の使い魔の名前を勝手に決めて言い訳はどこにも無い。
キュルケは仕方なしに、ベタだとは思いつつコレを『使い魔くん』と呼ぶことにした。
(にしてもこの使い魔くん……改めて見たらやっぱり相当変わった生き物よね。まるで人の影がそのままぽこっと抜け出してきたみたい)
ぺたぺたと頭を触ってみるが、見た目どおり彼は本当に平面だ。
この身体でどうやって歩いたり走ったり、それ以前になぜバランスを保って立っていられるのだろう?
(タバサが見たら不思議と言うか、興味を持ちそうね……)
今この場にはいない友の姿を思い浮かべ、ふふっと微笑が漏れる。と、
ビ〜〜〜〜〜ッ!!! ビ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!
使い魔くんが強烈な悲鳴を上げる。
はっと気づいてみれば、自分の手が使い魔くんの顔を紙を破るように前後に引っ張っていた。
必死で短い手足をばたばたさせる使い魔くんことMrゲーム&ウオッチ、本気で痛がっている。
「あら、ごめんなさ「キュルケ〜〜〜〜!! 人の使い魔に何してんのよ―――!!」……あら、使い魔くん。君のご主人様が来た見たいね」
やっと開放されたゲーム&ウオッチは、まさしく怒号の勢いでこちらに突進するルイズへと
相変わらずピコピコ言いながら向かっていった。
587 :
ゼロの平面:2007/07/23(月) 23:20:08 ID:???
とりあえずここまで、投下終了。
支援感謝。 ビーーッとな。
平面氏乙ー
ビーーッかわいいよビーーッ
乙彼ビィィィィィィィィッ!!(@場ヌ@ .:;)ノシ
投下します
ルイズは夢を見ていた。
(ルイズお嬢様は難儀だねえ)
(まったくだ。上のお二人はあんなにおできになるというのに。)
できのいい姉達と成績を比べられ、母のお説教から逃げ回る毎日。
「泣いているのかい?ルイズ。」
「子爵様、いらしてたの?」
生まれ故郷、ラ・ヴァリエールの屋敷の中で、忘れ去られた中庭の池。
それに浮かぶ小船が、現実に打ちひしがれたルイズの指定席であった。
「ルイズ、僕の小さなルイズ。君は僕のことが嫌いかい?」
「いえ、そんなことはありませんわ。でも、私まだ小さいし…」
私を迎えに来た子爵。こんな私と婚約しようという子爵。ゼロの私の憧れの人。
「安心しなさい。ぼくからお父上にとりなしてあげよう。」
ルイズは頷いて、その手を取ろうとした。
工房支援
その時、いるはずのない使い魔の呼ぶ声が池に響く。
「ルイズちゃーん、お父さんは怒ってないってー!もう、大丈夫だよー!」
なぜか、子爵にはヴィオラートの声が聞こえていないようだ。
「さあ。おいでルイズ。ぼくだけのミ・レイディ。」
聞こえないのか、それともわざと無視しているのか。
もしかすると彼は、ヴィオラートが嫌いなんだろうか。
自分が好きなヴィオラートを、彼も好きだと言ってくれないのはなぜだろう?
ヴィオラートが嫌いな子爵は、なぜか自分の知らない人のような気がしたので。
ルイズは子爵とヴィオラートを見比べて、立ち上がり、――――に向かって――――。
何かを選ぼうとしたその時、夢は終わりを告げた。
月の光差すルイズの部屋。
ランプの光で、黙々と何かの作業に打ち込むヴィオラートの姿があった。
ゼロのアトリエ 〜ハルケギニアの錬金術師13〜
ヴィオラートは二冊の本を見比べながら、ノートにびっしりとなにかを書き付けている。
ごくわずかに、ミョズニトニルンのルーンが光を放っているようだ。
「どうしたの、ルイズちゃん。」
そう言いつつも、ヴィオラートの手と目は機械的な作業を続ける。
「なにをしてるの?」
ルイズが問うと、
「うん、この世界の文字を解読してるんだ。」
なんだか途方もないことをあっさりと言い放った。
「マジックアイテム関連の本と錬金術書の比較なら、ルーンの力もちょっとは使えるみたいだから…」
「どうして。」
「え?」
「どうして?」
ルイズの問いかけに、答える言葉を探すヴィオラート。
「この世界に、錬金術書を残しておこうと思って…」
ようやく答えたその言葉に、ルイズは何かを悟る。
「帰るんだ。やっぱりいつか、元の世界に帰っちゃうんだ。」
「…」
「そう。そうよね。あなたには元の世界に、大切なものがいっぱいあるものね。」
静かに、しかし気持ちをいっぱいに込めて言葉を発するルイズ。
しかし、これ以上言えば、ヴィオラートを困らせるのではないか…
そんな思いがルイズに言葉を失わせて、
「な、なに?きゃ、ちょっと、ルイズちゃん!」
ヴィオラートに、やつあたり気味のぽかぽかぱんちをお見舞いする事になる。
二つの月が、二人を見守っていた。
支援
月の光が、あまねく大地を照らす頃。
遠く離れたトリステインの城下町、チェルノボーグの監獄で、
土くれのフーケはベッドに寝転び、ぼんやりと壁を見つめていた。
「まったく、かよわい女一人閉じ込めるのにこの物々しさはどうよ?」
苦々しく呟き、自分を捕まえた女のことを頭に浮かべる。
「大したもんじゃないの。あいつは。」
ルイズを抑えようとするのではなく誘導した状況判断、
落雷地点をフーケの近く、結果的には自分からも相当近い距離に定めた勇気、
そして最後の先住魔法、それをあの瞬間まで隠していた用心深さ。
いったい、あの女は何者なのだろう。まあ、今となっては関係のないことだが…
とりあえず寝ようと目をつぶるが、すぐにぱちりと開いた。
「おや、こんな夜更けにお客さんなんて珍しいね。」
黒いマントの人物が、鉄格子の向こうに立ったまま、フーケを値踏みするかのように黙り込んでいる。
「あいにく、ここに客人をお迎えするようなものはありませんが。」
フーケは身構える。おそらく、貴重な品々を盗まれて恨み骨髄の貴族が送りつけた刺客か何かだろう。
「茶飲み話をしにきた、というわけでもないのでしょう?」
鉄格子越しに魔法を使われたら手のうちようがない。
何とか油断させて、中に引き込もうとフーケは考えた。
黒マントの男が口を開く。若く、力強い声だった。
「土くれ…だな?話をしにきた。」
「話?」
男は両手を広げて、敵意のないことを示した。
「…何なら、弁護でもしてやろうか?マチルダ・オブ・サウスゴータ。」
フーケの顔色が変わる。それはかつて捨てた、いや、捨てさせられた貴族の名だった。
その名を知る者は、もうこの世にいないはずなのだが。
「あんた、何者?」
男はその問いには答えず、語り始める。
「アルビオンに…いや、新しきアルビオンに仕える気はないかね?マチルダ。」
「新しきアルビオン?どういうこと?」
「革命さ。無能な王家は潰れ、我々有能な貴族が政治を行うのだ。」
「でも、あんたはトリステインの貴族じゃないの。アルビオンと何の関係があるの?」
「我々は国境などに縛られない、ハルケギニア全ての将来を憂う貴族の連盟さ。」
男は間を置き、自らの本気を証明するかのように重々しく呟いた。
「ハルケギニアを統一し、『聖地』をエルフどもの手から取り返す。」
しぇん!
フーケは手を振った。なんという夢想家だ。
「私に協力しろって?その、夢物語に?」
「我々は優秀なメイジが一人でも多く欲しい。協力してくれないかね?『土くれ』よ。」
「協力…しないと言ったら?」
「まさか、その答えはないだろうが…そうだな。知ったからにはどうなるか、わかると思うが?」
フーケは笑った。
「ほんとに、あんたら貴族って奴は困ったモンね。最初から私の都合なんて関係ないんでしょ?」
「そうだ。」
男も笑った。
「だったらはっきり、味方になれって言いなさいな。命令もできない男は嫌いだわ。」
「我々と一緒に来い。」
フーケは腕を組んで、尋ねた。
「まあ、いいわ。それで、その素晴らしい貴族様の連盟とやらは、何ていうのかしら。」
「味方になるのか?ならないのか?どっちなんだ」
「これから旗を振る組織の名は、先に聞いておきたいのよ。」
男はポケットから鍵を出し、鉄格子を開けながら言った。
「レコン・キスタ。」
月が、地平線に沈もうとしていた。
以上です。
GJ!
ヴィオはほんとにルイズの良い友達になってるなあ…
GJ、ルイズのぽかぽかぱんちに萌えたw
ヴィオもルーンを上手く使ってていい感じ
錬金術残す気まんまんだなヴィオラート。
こりゃマジで錬金術の開祖とか呼ばれるんじゃね?
錬金術の始祖って呼ばれて、残した錬金術書が秘宝扱いになりそうな・・・
そういやヴィオって一応アイゼルの弟子って事になるわけか。
時においらは越智の「マリーとエリー〜」のFANなので、
あの面々が錬金術師の宿痾たる「すっとこどっこい」に感染してしまうという
そんな光景が浮かんでしまう。
>>601 乙〜
話は変わるけど、スレの消費スピードが上がったなぁ
乙
錬金術書なら虚無の書みたく融通の効かない物ではないし、聖書っぽく出回りそうだな
夏だからな!
>>606 >あの面々が錬金術師の宿痾たる「すっとこどっこい」に感染
ルイズやキュルケはともかく、なんだかやる気満々なコルベール氏まで感染しちゃうんだろーかww
投下してもいいですか?
夏、ってのもあるけど、ほとんどが雑談で流れちゃってるからねぇ・・・。
特におっぱいで100レス近く消費してるし。
かも〜ん
はりきってどうぞ〜
支援だ
では投下します。
フーケ戦が妙な方向に走ってますけどね。
ギーシュが気絶した丁度その時、宝物庫の中である異変が起こっていた。
ズズン・・・
・・・ピ・・・・・・
・・・・・・センサーに反応・・・衝撃感知
ドゴォ・・・
・・・ピピピ
・・・・・・衝撃感知・・・・・・衝撃感知
ドゴゴォォ・・・!
・・・・・・異常感知・・・・・・異常感知
・・・・・・衝撃増大・・・・・・エマージェンシー
ドグラシャァー・・・・・・!!
・・・・・・衝撃、警戒ライン突破・・・・・・何らかの攻撃行動と判断
・・・・・・休止モードより待機モードへ
・・・・・・各部チェック・・・・・・機関部オールグリーン
・・・・・・エネルギー残量・・・・・・イエロー・・・・・・要エネルギー補充
・・・プラズマジェネレーター起動
メイン思考回路オープン
マークW起動します
いや、それは既にゴーレムの登場から既に変化を始めていたのだ。
そして『それ』は目覚めた。
長い休眠モードが、その電子化された頭脳にノイズを走らせる。
(・・・・・・魔・・・・・・に、逆・・・・・・・・・か者・・・・・・!
お前・・・・・・、・・・学・・・・・・・・・は、無・・・・・・・・・!)
剣を手に向かってくる少年。異形の存在と不可解な現象を引き起こす少女がそれに続く。
(科学・・・・・・拠が・・・・・・! ・・・・・・的根・・・・・・無い!)
記憶回路のエラーか、浮かんでは消える幾つもの記憶。
それは『彼ら』と最後に戦った記憶。
特殊合金の装甲を貫かれ、機関中枢を破壊された記憶も。
屈辱と復讐に燃える念が、肉体を捨て去った今もそれを忘れさせない。
だからこそ、再改造で最後に残った生身の部分すら捨て去り、彼の理想・・・科学の粋を極めた身体と頭脳を手に入れたのだ。
そこまで思い出して
「・・・ココハドコダ」
自分がどこに居るのか疑問に思う。
たしか、あのガキどもから屈辱を味わった後、再度の改造を自分の身体に行った所まではメモリーに残っている。
そう、直後に極秘の研究所が原因不明の崩壊を起こして・・・衝撃で休眠モードに移行したのだ。
それから、どうなった?
今は何時だ?
ドグワシャァ!!!!
「!??」
再度の衝撃と破砕音。それでようやく『彼』は周囲を見回した。
見慣れない場所だ。
微かな明かりに照らされているのは、使途不明な物品から『彼』も目にした事もある物まで千差万別。
それが整然と整理され並べられている。
見れば『彼』もその中の一つとして扱われているらしい。
サイズは違うが、何かの模型のように木枠の中に収められているようだ。
ドガーーーーン!!!!
再度の衝撃。今度は何かが壁の向こうで爆発したかのような音と衝撃だ。
それらを、『彼』は遂に戦闘行動だと判断した。
「アノガキドモ・・・マダアノオカタニサカラッテイルノカ」
ならば好都合だ。新たに手にしたこの力を見せ付けてやろう。
ここが何処かは解からないが、都合がいいことに『武装」になりそうなものが山ほどある。
彼は動き出す。丁度近くにあったある物を内部弾倉へ次々と収納しながら、衝撃と大音響の元・・・今にも崩壊しかけている壁へ無数の照準を定めて。
「プラズマバルカン・プラズマキャノン・プラズマー・・・イッセイシャゲキ、ジュンビ」
声に応じて、各部の装甲が展開し、物々しい砲塔や銃身が姿を現す。
既に光の帯をまとい、破壊の奔流を喉元へ溜め込んで。
「ハッシャ!!!」
瞬間、滅びの閃光が脆くなっていた宝物庫の外壁を一瞬にして突き破った。
ギーシュの気絶と同時にゴーレムに挑みかかったキタロー達はこう着状態に陥っていた。
上空でシルフィードに乗ったキュルケとタバサは炎と氷の槍を降らせ続け、地上ではキタローがデルフリンガーと魔叉霧音の二刀を以って接近戦を挑み、ルイズが例の失敗魔法で幾度と無くゴーレムの手足を吹き飛ばす。
だが、ゴーレムのあまりの巨体と土から鉄へと変化した体、さらには破壊しても次々再生するため決定打を与えられないのだ。
肩口に居たフーケと思しきローブ姿の人影も、直撃を避けるためかゴーレムの身体の中へと姿を消している。
「久しぶりの相手が鉄のゴーレムとはキツイな!相棒、相手はもう少し選んでくれ!!」
「どうでもいい。というかうるさい」
「見つけちゃったものはしょうがないでしょ!!剣の癖にガタガタ言わない!」
ヤツか、ヤツなのか!支援!
満腹感も一段落したキュルケとタバサ。
お先に、とばかりシルフィードで先行してゴーレムを見つけたのは丁度その登場の頃だ。
無論フーケの噂は全員聞き及んでおり、一度は見なかった事にもしようとしたのだが・・・
「盗賊なんかに背中を向けたら貴族の恥よ!」
とのルイズの一声と、遠目から見たギーシュの奮戦に勇気付けられこうして戦うことになった。
なったのだが・・・
「も〜うイヤ!! 何でいちいち再生するのよ!!」
「全身鉄に練成されたのも大きい」
「炎も効き難いのよね・・・もしかして固定化もかけてるの?」
あまりに硬く丈夫で再生までするゴーレムに皆嫌気が混じり始めた。
もっとも、ゴーレム自体の動きは鈍い為、反撃をかわしつつ軽口に近い掛け合いは出来てはいるが。
特にキタローは半ば試し切りの感覚で居る為、ペルソナを使わずに戦っていた。
尤もいまのアクティブは戦の魔王シュウ。ゴーレムの拳の一撃さえ通用しない古の戦神だ。負ける気だけはしない。
一方、ゴーレムを操るフーケも同様に困り果てていた。
先刻のゴーレム使いの少年で足を止められ、今また学生ながらかなりの実力を持つ少年たちが彼女の盗みを邪魔している。
只でさえも時間が無い(と、フーケは思い込んでいる)のに、これでは何時あの厄介なゴーレム少女がやってくるとも限らない。
特に、あの良く判らない爆発の魔法は厄介だ。
威力がかなりあり、胴体まで吹き飛ばすには至らないが手足を狙われると一撃で吹き飛びかけ、壁を殴りつける事さえ出来なくなる。
更にその千切れかけた腕を信じられない動きの少年が切り飛ばすのだ。
(拙いわね・・・かなりの時間を無駄にしたわ・・・これはもう此処での仕事はあきらめるべきかしら?)
フーケにとって、仕事の失敗はそれほど問題ではない。
一度『名誉』を奪われた身だ。今更怪盗としての名が失敗で落ちようが大したことは無い。
だが、捕まったり命を落とすわけには行かない。大切な守りたい人が故郷に居るのだ。
「仕方ないわね・・・今夜は此処でさよならしましょう。無理をする事無いものね」
別に今夜どうしても盗まなければいけないわけではない。
また隙を見計らえば良いだけだ。今の生活を続けていれば、今夜のように力業をしなくてもいい日が来るかもしれないわけで。
・・・まぁ、あのセクハラに耐える日々を続けなければいけないのは頭が痛いが・・・
(・・・思い出したら腹が立ってきたわね。今度セクハラを理由に給料のアップを要求しようかしら?
文句は言えないはずだし・・・それで今夜の分を穴埋めするのも良いかもね・・・いっそ慰謝料で宝物庫の中の物でも要求して・・・)
そんな事を考えていたフーケは、その異常に気付けなかった。
「・・・・・・ゲキ、ジュンビ」
既にかなり破壊された壁の向こうから、微かな声。
同時に響く高周波音。
キタローとタバサが何事かと目を穴の穿たれた壁に向けた瞬間、それは起こった。
「・・・・・・ッシャ!」
そして・・・閃光!!!
一瞬で残る壁を消滅させ、尚勢いの衰えない閃光がゴーレムの胸の辺りに殺到する!
「な、何!?」
「キャァァァァッ!??」
「・・・!!!!」
「な、なんだぁ!?なんだってんだぁ!?」
「メギドラオン・・・いや、違う」
無数の悲鳴と驚愕。
>>495 「キョンシー様のお通りだ〜!生きてる者は道をあけろ〜!」を思い出した。
吹き飛ぶゴーレムの上半身。上半身で唯一の請った頭が数瞬後に落ちてきて、
「きゃぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜っ!!」
悲鳴と同時にズズン・・・と重苦しい音を立て残った下半身に着地する。
そして中からローブ姿の人影が混乱したように現れた。フーケだ。どうやら無事らしい。
だが、あまりの事態に何がなにやらわからぬ様子。
「な、なんじゃ今のは!?」
「光学兵器・・・いえ、プラズマ理論を応用した兵器のようであります」
「・・・プラズマ・・・確か、あの宝物庫には・・・」
学長室の観戦組も突如起こった破壊に混乱の色が隠せない。
と、メアリが何か思い出したように宝物庫のリストを取り出す。
「あの宝物庫の中で私の居た世界にあった物品は362個に上ります。その中でプラズマを起こしえるのは・・・只一つ。
10年前に持ち込まれた『白のゴーレム』・・・プラズマを動力源とした自律ロボットと推測された物です」
その声に答えるように、魔法の鏡の中の映像・・・塔の外壁に開いた穴から『彼』が姿を現す。
重厚かつ巨大な白い体躯。無数の兵器を全身に装備し、以前の巨大ながらもシンプルな形状から一線を画すシルエット。
そしてそんな身体になっても尚、自己主張の激しい・・・生身っぽく見える『顔』。
「ナンダ・・・・・・ココハ・・・・・・?・・・ツキガ、フタツアル??」
「な、なによあれ・・・」
「・・・ゴーレムが喋ってるの?」
「ロ、ロボット!?」
「ツ、ツキガフタツアルナド・・・カガクテキコンキョガナイ!!!」
驚く一同も気にせずそのゴーレム・・・いや、科学の信奉者にしてプラズマの伝道者、超改造教師オオツキMK-Wは月に向かい絶叫した。
支援
オオツキ先生ktkrwwwwwwww
以上です。
フーケさんが何気に無事なのは・・・ヒロイン候補だからかなぁw
プラズマじゃ!プラズマの仕業じゃ!
投下直後か
もうちょい待ったほうがいいか?
いやかまわんだろ
じゃあ30分くらいにアマ公いきます
ボス級の悪魔にも少ない専用カテゴリーを持つ教師・・・!
さすがキタロー、フーケがヒロイン候補でもなんともないぜ!
あと前に文を短く切りすぎててツッコミいれられましたが
制限ギリギリまで入れたほうがいいです?
ここで文を切ったほうが場面切り替わるしきりがいいかな〜と思ってブツブツ切ってたけど
>>634 きりがいいと思うところで切ればいいんじゃないかな。
ゼノギアスのエメラダが召喚された話。
せっかく平和になったからフェイのキムと楽しく暮らそうと思ったら
エリィとかいう女といちゃいちゃしてて全然かまってくれない!とすねて家出してたらその途中で召喚される。
ルイズは驚いていた。
自室に戻って、この使い魔の名前をあれこれ考えている最中だったのだ。
『それ』は突然声を荒げて使い魔に文句をたれ始め、頭上で真っ赤になって跳ねていた。
(何? 何? 何なのこいつ???)
今の今まで使い魔のそばで転がっていただけだったので気にも留めていなかったが、『それ』はどうやら生物であるようだ。
かなり小さい。真っ赤な体を…いや、淡い緑色に変色している。感情によって発光色が変わるらしかった。
よぉ〜く見てみると、それは極小サイズの小人のように見て取れる。
しかも人語を解している。忙しく飛び跳ねながら饒舌に喋っていた。
このような妖精(?)を、ルイズは見たことも聞いたこともなかった。
ぴょんぴょん飛び跳ねていた『それ』は、
「…ところであんたは一体誰なんでィ?」
ルイズにそう問いただしてきた。
………
……
…
「おいアマ公!
お前本当に昔あの化け物を退治したのかァ?
相棒のイザナギがよほど強かったとか、酔わせた酒がやたら強烈だったってオチじゃあねェだろうなァ?」
――場所は神州平原。
風神宮の赤カブトを討ち取ったアマテラスらは、一路神木村へと向かっていた。
アマテラスはイッスンの問いにも耳を傾けずに駆け抜けてゆく。
神木村の守護神木コノハナさまを祀る神木祭りはもうじきのことであった。
…現状のアマテラスとヤマタノオロチとでは力の差がありすぎた。
現に先ほどオロチの影が現れた際に、アマテラスは何もできずにいたのだ。
百年あまり昔、オロチをイザナギと共に退治した白野威が世を去った後、物の怪が蔓延り、世は乱れ、神々への信仰は薄れゆき、
復活したアマテラスは全盛期にはとても及ばないほどに力を落としていのだった。
かつて失った筆しらべの力を取り戻しつつあったが、まだ全ての筆神を集められたわけではない。
その力も、かつてのそれとは比べ物にならないほどに弱体化していた。
今のアマテラスがオロチとまともにぶつかって、果たして勝ち目はあるのか…
そこで、かつてイザナギがヤマタノオロチを退治した際に使ったとされるお神酒、八塩折之酒を分けてもらいにいく途上であったのだ。
コノハナさまへ奉げられる八塩折之酒は、いかなる妖怪をも酔わせることができるという霊験あらかたなお神酒。
今一度その八塩折之酒でもって、ヤマタノオロチに立ち向かわんとアマテラスはひた走る。
うお、アンカーミスw支援
「しかしよォ…
ウシワカの野郎に水晶のヘビイチゴは持って行かれちまうし、
スサノオのおっさんも何やら様子がおかしかったし…
全く、赤カブトを退治できたってのに幸先悪いねェ。
まァ。今はンなこたァ置いといて、神木村のお祭りを堪能するとしようかァ」
この分ならば夕刻には村へたどり着けるだろう。
イッスンはクシナダの造った酒の味を想像してゴクリと唾を飲み込む。
神木村のコノハナさまに奉げられるお神酒を、彼はちゃっかり味わう腹づもりらしかった。
サクヤの姉ちゃんを酔わせて云々かんぬんと、何やら善からぬ想像を働かせている模様。
…それはアガタの森が見えた頃の事である
アマテラスは小山の頂上から勢いよく跳躍し、空高く舞い上がった。
全身を風が打ち、アマテラスは気持ちよさ気に身を躍らせる。
が、
突如目の前に現れた鏡のような物体にぎょっと目をむいた。
疑問に思う暇さえなかった。
アマテラスとイッスンはなすすべなく鏡に吸い込まれ、そして―
sien
「信じられる訳ないでしょう!!」
「だから本当だっつってんだろォこのチンチクリン!」
「あ、あんたねぇ…貴族に向かってなんて口の聞き方なのよ!」
目覚めたイッスンは見た目美少女の異国人と意見交換を交わした結果…
案の定口論となっていた。
イッスンはまず現状の把握に努めた。
まずこの目の前に居るやたら高圧的な異国人の女の名はルイズ。
ここはハルケギニアの、トリステイン王国の、トリステイン魔法学院であるという事。
アマテラスと自分は、ルイズのサモン・サーヴァントによって召喚され、
しかもアマテラスはすでにルイズと契約を交わしてしまったという事。
訳の分からない事ばかりのたまうルイズをイッスンは一笑し、
「寝惚けた事を言うなィ、いいからここはナカツクニのどの―」
そう言いかけて、イッスンは停止した。
窓の空向こうに浮かぶお月様を見てしまったのである。
シエンスタ
ルイズはルイズでイッスンの説明を受けて爆笑していた。
まず判明したこと。
この犬の名はアマテラス、ちっこい小人はイッスンという名の旅絵師であるという事。
そして二人はナカツクニという緑溢るる美しい国にいた、というのである。
『ヤマタノオロチ』だの『カミキムラ』だの、ルイズには何一つ聞き覚えのない単語ばかりが飛んだ。
しかし極めつけはこれだ。
なんとこの犬が神様だというのだ。
ルイズは笑った笑った。
「こっ、こんなの神様だっていうの?
あんたの世界は随分おかしなか、神様がいるのね…」
まだ肩をひくつかせている、相当ツボにハマったらしい
「…信じてやがらねェなおめェ」
「というかね」
ひとしきり笑ってようやく収まったらしいルイズはアマテラスを指差し、
「こんな呆けた顔の神様がいるわけないじゃない」
ちなみに当のアマテラスはそ知らぬ顔で眠りこけていた。
異世界に飛ばされた事は、本人にとってはとるにたらぬ些事らしい。
ナカツクニはどうでもいいのか? おい?
支援スタ
「とにかく! オイラたちゃやらなきゃならねェことが山ほどあるんだよォ!
今すぐナカツクニに返しやがれィ!」
「…ムリよ、サモン・サーヴァントは使い魔を呼び出すだけの儀式だもの。
送り返すなんて真似はできないわ、
そもそもそんな異世界のことなんて聞いた事もないし、
大体あんたたち自分の意思であのゲートくぐって来たんでしょう?」
「ふざけんなァ!
あんな身動きもとれねェような状態で突っ込ませといて意思もクソもあるかァ!!」
真っ赤になってイッスンが叫ぶ。
あれを『自分の意思』とされてはたまったものではない、回避の選択肢すらなかったのだ。
「元の世界に帰る方法は?」
「知らない」
「どういう理由でオイラたちが召喚されたんだよォ?」
「知らないわよ、そもそもサモン・サーヴァントはハルケギニアの生き物を呼び出す魔法なのよ?」
「元の世界に返せ」
「だからムリだと(ry」
五月蝿げにアマテラスが顔をそらす。
二人の言い争いは続く。
「あのねぇ、そいつは私の使い魔になったんだから、今更何を言おうが手遅れよ。
勝手なことしないで」
「ケッ、誰がおめェさんの使い魔なんざになったりするかよォ!
アマ公、いくぞ!」
いつもの定位置に収まり、アマテラスを促すイッスン。
が…アマテラスは微動だにしない。
「…どうも『私の使い魔』はここを出てく気はないみたいだけど?」
ことさら『私の使い魔』を強調するルイズ。
「おい! …アマ公、お前まさかこのチビ助の下僕に成り下がるつもりじゃねェだろうなァ?」
「誰がチビ助よっ!」
「お前はだァってろィッ!!!!」
イッスンの剣幕に一歩後じさるルイズ。
「アマ公、耳かっぽじってよォ〜く聞きやがれェ!
今ナカツクニはなァ、復活したオロチの脅威に晒されてンだぞォ!?
事の重大性を理解してるのかよォおめェは!
こんなとこで足止め食ってる時間はねェンだよォ!
ほれ、行くぞッ!!」
…茶化せない真剣な空気だった。
アマテラスがゆっくりとイッスンに向き直る。
その顔は「何も案ずる事はない」とでも言いたげであった。
「………………」
支援
こんなんでも女神様支援
こいつと一緒に旅をして分かった事がある。
こいつはポァっとしているように見えて自分のやるべき事、成すべき事をしっかり理解している。
そしてその行動に間違いなど一つとしてなかった。
賽の芽を蘇らせ、幾多の妖怪を打ち払い、散り散りになった筆神をその身にとり戻しつつここまでやってきたのだ。
ならば今回の件も…そういうことなのかも知れない。
落ち着きはらっている点を見るに、こいつには帰る当てがあるのだろう。
たぶん。
おそらく。
「………………………………ケッ、ったく!
わァったよ! 付き合えばいいンだろォ付き合えば?
もう好きにしやがれェ!」
こうしてイッスンは折れた。
アマ公に本当に大丈夫なんだろうなァ?と念を押して。
全くの無反応だったが。
………
……
…
「…でよォ?
その使い魔ってのは具体的に何をするもんなんだァ?」
「…へ? あ、ああうん。使い魔は…まず主人の目となり耳となる能力を与えられるの」
「どういうことだァ?」
「使い魔が見た事、聞いた事を、主人も共有できるのよ」
「ほォ〜、そいつァ便利だねェ」
「でも私、なにも見えてこないんですけど」
「他には?」
「雑用とかまぁ色々あるけど一番重要なのはこれ、
外敵から主人を守護すること!
使い魔は自身の能力でもって主人を命を賭して守るのよ」
「…要するによくできた従者みてェなもんなんじゃねェか」
「ま、やる事はあまり変わらないわね。
従者との違いは、『使い魔は終生主に付き従う』って点かしら?」
「おいおいおいおいおい!
オイラたちゃ帰るべき世界があるって言ってンだろォ?
いつまでここに居る事になるんだかわかンねェが、死ぬまでおめェさんと一緒になんざいられねェっての!」
「別にあんたに言ってる訳じゃないわよ、私の使い魔はアマテラスだもの。そうよね?」
と、ルイズは己が使い魔に目配せする。
が、アマテラスは露骨に目を反らしやがった!
支援
>「でも私、なにも見えてこないんですけど」
突然丁寧語になったな
支援!この次の人がいなければ50分に投下しますぜ
「ちょ、ちょっとあんた! 私を主として認めたんじゃなかったの!?」
今の反応でイッスンは確信する。
こいつはナカツクニに帰る方法を知っているのだ。
「プフフフフ! 残念だったなァ嬢ちゃん?
アマ公のやつァおめェさんと一生を共にはできねェそうだぜ?」
「何でよ! なにが不満なのよ!?」
「大体なァ、考えてもみねェ嬢ちゃん。
いきなり有無を言わさず異世界に召喚されて
しかも訳の分からん奴に自分に仕えろとか言われておめェさん承諾できるのかィ?
誰だって元居た世界に帰りたいって思うだろォ?」
「………………」
少し冷静になるルイズ。
イッスンの言うことは、当然と言えば当然のことだった。
仮に、
仮にだがもし自分が召喚されたとして、異世界に飛ばされてしまったら…?
…論外だ。
そんな世界など行きたくもなかった。
…魔法も使えず、ゼロと蔑まされて、学院での生活は正直楽しいものとは言えないけれど、
この世界には家族がいて、大切な人がいるのだ。
それは、アマテラスとイッスンも同じなのだろう。
この時点でそこまで考えるルイズは初めてだ支援
「…………はぁ…分かったわよ。
ただし! あんたたちが元の世界に戻るまではみっちり働いてもらうからね!」
「みっちりって…嬢ちゃんあんたそんなに敵に狙われてンのかァ?」
「そんなわけないでしょ!
基本的には私の使い魔として、恥じない立ち振るまいをしていればいいわ。
私に恥をかかせるような真似をしたら承知しないんだから!」
「…………」
イッスンは少しだけルイズに同情した。
こいつにそんなの期待できるわけねェだろ…
「そういえばさ」
アマテラスの頭をポフポフ撫でるルイズ。
「あン?」
「…アマテラスはえっと、その、強いの?」
ルイズはかねてからの疑問を問うてみた。
呼び出してからこっち、そのことばかり気にしていたのだ。
ぶっちゃけ、あまり強そうには見えないが…
「ヘヘッ、アマ公の実力を舐めんなよォ?
そんちょそこらの妖怪ごときじゃあ傷一つ付けられやしねェぜ!」
実際そんなこともないのだが虚勢をはるイッスン。
しかし全盛期とは比べるべくもないが、それでもアマテラスは強力な使い魔と言えよう。
「ふ〜ん…」
やや疑わしいがそれなりに力を持った犬っころではあるらしい。
神様云々は微塵も信じていないルイズではあったが、唯の犬ではないのだろう。
少なくとも使い魔云々で級友連中にバカにされることはないかな…とルイズは思った。
翌日即撤回することになるが。
>>658 うほ。それじゃしもべのひとの後に行くぜ!
支援!
「…まぁいいわ。今日はもう寝ましょう。
いい加減眠くなってきたわ」
もう夜も深い時間帯だ、そろそろ寝なければ明日に響く。
「オイラたちゃどこで寝ればいいんだァ?」
「あんたたちは隅っこの方で寝なさい。
明日になったら藁の寝床、用意してあげるから」
どうも思いのほか手触りがよろしかったようで、アマテラスの頭をまだ撫で続けている。
ルイズはアマテラスの両の目をしっかりと見据えて、言った。
「いい?
あんたが元の世界に帰るまで、私が面倒見てあげる。
だからその時が来るまでは、あんたは私の使い魔よ?」
アマ公はほんとうにかわいいなあ支援
>>659 このイッスンみたいに理路整然と「想像してみろ」と言えばちゃんと考えてくれる子じゃないかなあ。
そうされないと想像すら出来ないんだからルイズ(というかこの世界の貴族全般)の思考の傾向がわかるけど
支援
じゃあ行きます
12
目を開いたウェールズの目に飛び込んできたのは、神の奇跡を目の当たりにした僧侶のような顔で驚愕する父ジェームズの姿で
あった。目からは涙がこぼれているし、祈るように指まで組んでいる。
なぜ父は泣いているのだろう。なぜ父は祈っているのだろう。
父だけではない。その場にいた人間全てが泣いていた。祈っていた。
そして、口々にある少年の名を叫ぶ
「バンザイ、ビッグ・ファイアバンザイ!」
父が少年に抱きつき、離れて地に伏せ祈りを捧げる。始祖ブリミルへの感謝をこめた祝詞だ。神聖な言葉の羅列による詩だ。
一国の王が使い魔に与える歌ではない。国の祭典や戦争の勝利など、国家的な祝いの場において、唄われる祝詞であった。
「おお……トリステインの若きメイジ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの使い魔よ。貴方は一体何者であるか。
アルビオンの王ジェームズ・テューダーが始祖ブリミルの名において問う。汝は何者也や。」
ひれ伏し、大地を舐めるように這いつくばるジェームズ国王。それは御使いに会った聖職者のような姿であった。
「やめてください。」
あわてて少年が父、ジェームズを抱き起こす。
「ぼくは何かに導かれるようにしてこの世界にやってきましたが、ただの人間にすぎません。ただ不思議な力があるというだけで、
あなたほどのかたが頭をさげるような人間ではない。」
「しかし、あなたはわが子ウェールズを蘇らせた。そのような魔法、聞いたことがない。」
蘇らせた?何を言っているのだ。僕はここにいるじゃないか。幽霊じゃないぞ。というか、なぜこんなに周りに人がいるんだろう。
しかもどうやらここは医務室らしい。怪我でもして運ばれたのか?
胸を触る。そこに、大きな穴が開いていた。開いて、血が滴っていた。
「げえ!」
そうだ、思い出した。私はあのとき内通者であるワルドという男に刺され、死んだのだ。いや、いまここにこうしているじゃないか、
どういうことだ?
そのときウェールズはおかしいことに気がついた。まだ大きな穴が開いて血があふれているじゃないか。普通これはまだ死んだ
状態じゃないのか?だが、その傷口も塞がっていく。一体どうなったんだ、私の身体は。
「ねんのため、もう少し打っておきましょう。」
>翌日即撤回することになるが。
普段のアマ公は食い意地だけのぼけぼけ犬だからな
ここまで
基本原作をなぞりつつ7巻まで行く予定です
オリジナル要素はほぼないです
というかマジ完結させられるか疑問
めちゃめちゃ長く連載されてる承太郎すら未だ4巻あたりだし
つーかなんかイッスンの性格違ってるような
かなりの熱血漢になってる気が・・・
>>655 じと目調で呆れてる風をイメージして書いてたけど合わなかった?
おお、とどよめく人々。針を交換して少年が妙な器具を身体に突き刺して、血を採った。
それを私の身体に注射する。すると再生速度が増し、あっという間にもとの肉体に戻った。もう痛みすらない。
「ウェールズよ」
と、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった父が話しかけてきた。
なんでも私に、あの使い魔の少年が「特効薬です」と言い自分の血をわけたところ、脈が止まった私が蘇ったのだという。
そんな馬鹿な!
「使者が蘇るというのですか…。そんな、馬鹿な。」
「だがあの少年と、伝説の使い魔として伝わっていたコウメイ様は、深い縁がある模様。もしやすれば、虚無の魔法とは人間の生命を
操る魔法なのかもしれない。現におまえは蘇った。目の当たりにすると、信じざるをえぬではないか。」
「そ、それでは……ラ・ヴァリエール嬢は虚無のメイジということになるのでは?」
うむ、と父王は頷いた。
「これはいまは公にしてはいかんだろう。なにより、お前の愛するトリステインの姫様に迷惑になるではないかな?」
ぎょっ、と息を呑むウェールズ。
「ご、ご存知だったのですか??」
「父を舐めるなよ。ラグドリアンの逢引から、知っておるワイ」
かっかっかっと笑うジェームズ王。それは国王の顔ではなく、父の顔であった。
「そ、そういえばコウメイ様から袋を預かっています。何かあればこれを開けてみよ、と。一体何が…」
あわてて話を変えようとするウェールズ。ニヤニヤしながら見ているジェームズ。いい親父だ。
そして、そこにはただ一言「生存を隠す事」と書かれた紙が入っていた。
竜を打ちのめし、怪鳥に乗ったバビル2世が降りてくる。
怪鳥が着地した。バビル2世が飛び降りた。自由落下ではなく、レビテーションのようにゆっくりと地上に舞い降りた。
バビル2世の超能力の一つ、浮遊能力である。
あっというまにアルビオンの人々がバビル2世を取り囲む。
ウェールズ王子復活の場に居合わせた人々は仏像のようにバビル2世を拝む。事情を知らない多くのメイジは、めずらしい使い魔で
あろうと思い込み、ロプロスについて熱心に尋ねてくる。途中炎を身に纏い、さきほどゆっくり落下したバビル2世の姿を見ていたものが
何人もいて、バビル2世はメイジか、先住魔法を使う少数亜人なのだろうと語りかけてくる。
>>669 乙です
大神はマジで感動したゲームだから続きが楽しみ
投下乙。
昼間紹介されてた筆神登場シーンのニコニコ動画で爆笑したなぁ>大神
今度買ってこようかな。
ウェールズ王子は、その光景を遠巻きに見ていた。
感動していたのだ。
伝説の使い魔「コウメイ」を従え、巨大な怪鳥を自由に操り、強大な敵と戦う少年。
ウェールズは子供のころ、多少の空想癖があった。一国の大権を握る身にふさわしく育てようと、父ジェームズは息子ウェールズを
軍隊式で徹底的、いやこういうときはテッテ的というべきだ、テッテ的に厳しく育てた。自由なるものは産まれたときから存在して
いなかったと断言してもよい。
そんな彼にとって唯一自由となるものが空想であった。
英雄の冒険譚に興奮し、悲劇に涙した。長じては精霊や妖精、妖怪や怪物の話に興味を持ち、公務の合間を縫ってはゆかりの地を
お忍びで探索し、研究をした。そういえば、アンエリッタと出会ったのも妖精がいるという話を聞いて、湖を散策していたときだ。
そんなウェールズの目の前には、少年時代に憧れた冒険小説の主人公のような少年が立っているのだ。
「いやあ、すごいなぁ。コーイチくんは。鉄人でも危ないかもしれないな。」
ぬっ、とウェールズの隣に老人が歩を進めてきた。黒い髪に白いものが混じっているが、矍鑠とした老人だ。
ショウタロウである。
ウェールズが、さきほど船を救ってくれた老人だと気づき急いで挨拶をする。
「気にすることはない。こういうときはお互い様だよ。」
まだこのときはコウメイに説き伏せられてはいなかったショウタロウだが、風の噂でアルビオンの王家が革命の嵐の中にあり、
不利な状況にあるということは聞いていた。おそらくアルビオンから逃げてきた一団であり、ウェールズ王子が杖を持っていなかった
こともあり、平民だろうと親しげに話しかけてくる。
「なに。わしが昔住んでいた国も戦争に負けたことがあってね。だが、そのあと生き残った人々が力を合わせ、国を復興したらしい。」
ショウタロウはバビル2世に聞いた祖国日本を思い浮かべる。想像の中の姿は、あくまで美しい。
「きみたちもこれからが大変だろう。だが、いつか国が立ち直るときがある。それまでは耐えがたきを耐え、忍び難きを忍ぶしかない。
今の君たちは例えるならば白昼の残月なのだから。」
「白昼の残月?」
ウェールズが思わず聞き返した。ショウタロウが頷く。
「そうだ。白昼の残月は、うすぼんやりとして心もとなく見える。月が今にも消えてしまいそうだ。だが、やがてその月は夜を迎え、
ふたたび強く自身を主張し始める。月は満天の星を従え、誰もその存在を無視できなくなる。国を失ったきみたちは、今は日陰の
存在かもしれない。だが、いつか月は輝きだすはずだ。」
かつて白昼の残月と呼ばれていた男が力強く言う。それは、長い間にたどり着いた思いであった。詳しくはネタバレになるので
言えないが、かつてショウタロウと呼ばれた青年は、自らのあだ名「白昼の残月」に回答を見出していた。
ウェールズが力強く頷いた。
「そうだ。白昼の残月。……かっこいいなぁ。」
バビル2世の血で妙な趣味の部分も増幅されたのか、ウェールズ王子は『白昼の残月』なる言葉を大いに気に入ってしまった。
だからなのか、上半分だけの黒い覆面をかぶり続けているのだろう。
「ビッグ・ファイア様。私は伊達や酔狂で言っているのではありません。私はレコン・キスタどもの影に、なにか巨大な悪の存在を
感じているのです。」
バビル2世が真顔になった。ウェールズ王子は知らないだろうが、バビル2世はその悪の正体を知っていた。
ヨミである。
「おそらく我々の力だけではその悪に立ち向かうのは困難でしょう。なにとぞ、お力をお貸しください。」
深々と頭を下げるウェールズに困惑するバビル2世。困ったように孔明を見ると、孔明は笑みを返してきた。
「お受けなさい、バビル2世様。」
「孔明!?おまえまでそんなことを言うのか?」
「よくお考えください。この世界にはバビルの塔はございませぬ。私が提供できるのはバビルの塔の分析力と、アドバイスだけ。
圧倒的な組織力で戦いを挑んでくるであろうヨミ相手には、残念ながら3つのしもべを合わせて考えても不十分でしょう。ここで
取れる手段はただ一つ。そう、すなわちヨミに対抗できるだけの組織を後ろ盾にするしかありますまい。」
「むむむ」とバビル2世が唸った。
「その点では亡国の王子は非常に役立つことでしょう。その御旗の元に新政権に満足できない人間を集めやすく、再度国を
ひっくり返せば一国の支援を受けることになります。これ以上ない存在だといえるでしょう。」
しばらく考えていたバビル2世が、「わかった。」と頷いた。
>使者が蘇るというのですか
誤字みっけ
支援
「たしかに孔明の言うとおりだ。ヨミの野望をこのまま放置しておくわけにはいかん。」
「では。」
「ああ、ウェールズ王子。あなたの申し出を引き受けよう。」
ぱああ、とウェールズ王子の顔が明るくなった。いや、覆面だけど。
「ならばこのウェールズ。今後白昼の残月として忠誠を尽くします。」
孔明がウェールズ改め残月の傍に寄った。
「よくぞ申された。ならばあなたのその思いに応えましょう。ロデム様、服を。」
いつの間にかいたロデムが、女官の姿になって、何かを持って静々と進み出た。
それはスーツと、学帽のような角帽であった。
「こ、これは!?」
「私やバビル2世様の着ている服と、同じ種類のものです。スーツと言いましてな。さあ、召し上がれ。」
ははっ!と服を受け取って、あっという間の早業で着替えた残月。さらに見るからに怪しくなった。
まあ、本人が嬉しそうだし、いいか。
「だが、問題なのはレコン・キスタの出方だ。」
すでに霧もはるか遠い白の国のあるだろう方向を見るバビル2世。
「トリステインに亡命したのはすぐに知られるだろう。なにか策はあるのか?」
「はい」と笑みも爽やかに答える孔明。
「おそらく、レコン・キスタは此度の敗戦を、「生き残った王党派200の奮戦により甚大な被害が出た」と公式発表するでしょう。
おそらく我々は全滅したということにするのは目に見えております。」
間違いありません、と残月が相槌を撃つ。
「そこで亡命政権誕生、の報を聞けば連中は行動を起こすことはできなくなるはず。連中の言い分では全滅した人間が生きている
ということになる。攻撃を行えば自分たちの嘘を白状するようなもの。おそらく無視をするでしょう。しかしそのとき国王や皇太子が
表に姿を出していれば、連中は無視できなくなり、暗殺なりトリステインに戦争を仕掛けるなりしてくる可能性は高いでしょう。ここは
ひとつ、重臣の一人を長として亡命政権を打ち立ててはいかがかと。」
「なるほど。連中に無視をする口実を与え、実際は国王の名の元に謀反や裏切り工作をしかけるのか。」
「それはよいかもしれません。父はすでに老齢。反逆者どもから国を取り返す運動を、表に立ってやるわけにはいけません。」
「だがきみはどうする、残月。」
「わたしはすでに死人の身。表ではなく、裏から亡命政権を支えようと思います。」
「ですが、この国の上層部には以上のことは伝えておく必要があるでしょう。でなければ、亡命政権を口実に戦争を仕掛けられると
パニックになって皆様を敵に差し出しかねませぬ。」
「ならルイズがいいだろう。姫様とは仲が良いようだし、直接伝えにいくには適役だ。さあ、いくぞ残月。」
残月を誘い、ルイズたちのいる部屋に向かおうとするバビル2世。ルイズたちはシエスタの部屋に3人まとめて放り込まれている
はずだ。ギーシュとバビル2世はアルビオンの兵隊5名とショウタロウ老人の家の一室に詰め込まれている。
ギーシュにはロプロスのことをやかましく聞かれたので、また聞かれるのも面倒だ。ほっておこう。孔明がなんとかするはずだ。
「いえ、バビル2世様。私はアンリエッタの元へいくわけにはいけませぬ。」
疑問符を浮かべて立ち止まるバビル2世。残月は続けた。
「今の私は死人。そして亡国の王族。このような人間と結婚しても、アンリエッタが不幸になるだけです。会うわけにはいけませぬ。」
そうか、やはりルイズの持ち帰ろうとしている手紙は恋文だったのか。
「従姉妹には、ウェールズは死んだ、とお伝えください。」
だが、その目は恋の病に冒された患者のそれであった。なぜか久留間慎一な状態のシエスタを気に入ってしまっていたのである。
というか巨乳の半ズボンにやられた。セーラー服状態を見せたらえらいことになっていた可能性もある。
バビル2世の血の影響で、じつは浮気性だったのが増幅されたのだろうか?
「うわあああああ!」
ペドは叫び声をあげて飛び起きた。視界の白い天井と壁と床がぐるっと回転し、天地が正しくなる。
「ゆ、夢か……。」
ペドは自分の身体を擦った。ここはヨミがアルビオンに作った改造人間研究所の一室である。もっとも今はニューカッスルの戦いで
出た負傷者のための救急病院と化していた。ペドは、比較的早く出たけが人であったため、水のメイジによる治癒魔法の集中と、
サイボーグ手術でなんとか命をとりとめたのであった。後から来た人間は、ペド級の負傷者だと助からないと見捨てられているの
だから、ペドは幸運だと言ってよい。
「まったく。やかましいわね。はいはい、お加減はいかが?」
支援いたす!
呆れたような声を出して入って来たのは、白衣の天使の姿をした……なんとフーケであった。
ペドの顔の血がスッと失われた。
「貴様か……。」
「貴様か、じゃないわよ。こっちは何の因果か人手が足りないって、こんな格好で衛生兵の真似事をさせられてるのよ?あんな役立
たずをよこしてくれたあんたの面倒なんて、なんて見なくちゃならないのよ。」
ぶつぶつ言いながら、部屋に入ってくるフーケ。服の効果もあってなんだか可愛いぞ。
「あんたにお客だよ。せっかく案内してきたんだから、すこしは感謝して欲しいわね。」
快活な、澄んだ声が部屋に入ってきた。
「子爵!ワルド君!やあ、大丈夫かい?手紙は手に入らなかったそうだが、ウェールズは討ち取ったらしいじゃないか。勲一等もの
だよ。もっと嬉しそうな顔をしたまえ。もう痛みだとかはないんだろう?」
年のころ30代半ば。一見すると聖職者のような格好をしているが、物腰の軽さから軍人のようにさえ思える。高い鷲鼻に、理知的な
光をたたえた碧眼。カールした金髪の上に球帽をかぶっている
「クロムウェル睨下。しかし、任務のうち1つしか成功いたしていません。私のミスは大きいかと……」
「気にするな。確実にウェールズをしとめたことはあらゆる功績においてもっとも大である。理想は着実に、一歩ずつ進むことで達成
される。」
クロムウェルと呼ばれた男はフーケのほうを見る。
「どうだい、彼女は。以前と変わったところはあるかね?」
「いえ、何も……」
慇懃に頭を下げるペド。しかし、額には脂汗が浮いている。
>黒い髪に白いものが混じっているが
おいおいひいじいちゃん若いな
まあ25くらいで子供作ってその子供と孫が16で子供産んでればまだ70代かもしれないけど
いや、70代で白髪混じりの黒髪ってやっぱすごい気がするな
完全にペドにwww
ペドはこの男が蘇らせたという「土くれのフーケ」を横目で睨んだ。恐ろしいことに、以前と全く変わっていないようである。しかも、
死んだときの記憶まで有しているようだ。
虚無は生命を操る系統。そう言って、クロムウェルはフーケの死体を盗ませて、復活させたのだという。それは、全ての人間は
『虚無』の系統で動くなにかではないか。そう思い、脂汗が耐えなかった。
「ならよい。明日にはヨミ様がご到着なさる。やはりバビル2世の敵はヨミ様でなくてはしまりが悪い。そもそも思うに超能力少年、戦い
挑むは野望の男。宿命運命表裏一体不可避激突、其れもまた良し。」
おっと、と口を押さえるクロムウェル。
「おっと、つい虚無の魔法の副作用が出てしまった。私はこれで失礼するが希望の歩み也。……また会おう、子爵。」
部屋を出て行くクロムウェルの影は、なぜかクロムウェル自身よりも小太りであった。
チリン、と鐘の鳴ったような音がした。
つなぎの回です。前回省略したところの補足を兼ねて。
ちょっと今日は眠気がやばいので急いで投下させてもらいました。
追伸
>>676 この報告は孔明にとってショックだった。
以上です。
>>681 うちの爺さんの基準で考えたが、
よく考えたら白髪染め使ってるのかもしれない。
よく考えなくても使ってるんだろう。ごめん。
おやすみなさい
>詳しくはネタバレになるので言えないが、
気になるお!
>「そうだ。白昼の残月。……かっこいいなぁ。」
童心ウェールズカワユス。
そうか、前回シエスタの活躍に頬を染めていたのは、惚れたとかではなく
「かっこいいなぁ」と興奮していたのか。
乙&GJ!
孔明が敵に回るなんてそれこそ最悪だぜ。
まとめの編集してくださった方ありがとうございます!ではいきます
>>684 80に届く年齢で黒髪で腰も曲がっていない人を知っているから
大丈夫、可能性は否定できない。
巨乳の半ズボンgj
前回のあらすじ
ピョイ〜〜〜〜〜ン。ガシャ〜〜〜〜〜〜〜ン!!
えっと、つまりこういうことね。
ギーシュはあのポリゴンに追い回されたりなんなりいろいろ精神的にも堪えまくった。
んで、その使い魔のご主人様であるこの私に代わりに仕返ししようと。
え、これってとばっちりよね。
「決闘だ!キミを変わりにボコボコにゲフンゲフン……じゃなくてあの使い魔の主人としての
責任を果たしてもらうぞ!」
「あのね。貴族同士の決闘なんて禁止されているんだから駄目にきまってるじゃない。」
「あ……それもそうだな……イャ待て!!キミは確か魔法が使えないんだったな!」
「だからなによ!!結局バカにするだけなの!?アイツに直接仕返しなさいよ!」
「フンッ!魔法が使えない癖に貴族?アッハッハッハッハ!!魔法が使えるから貴族というんだよ
ゼロのルイズ!魔法が使えない君なんか平民同然だバーカバーカ!!」
くっ!コイツブチ殺してやりたいほどムカツク奴だわ!!負けてなんかいられないわよ!
「いいわ。受けてやるわよ。」
「ん〜〜?なあんだって?もっかい言ってくれるかい『ゼロ』のルイズ?」
「受けてやるって言ってるのよこのへタレ!!!」
「ヘ、ヘタレ……その言葉忘れるなよ!ヴェストリの広場で待ってるからな!!!」
やってやろうじゃないッ!
>魔法が使えない君なんか平民同然だバーカバーカ!!
これはうぜええwww
というか……命の鐘?
それだけ言うとギーシュはさっさと広場に行ってしまった。
怒りに髪の毛が逆立ちそうなルイズの前に現れたのはヒョコヒョコと現れたのは
ルイズの使い魔。コンバット越前こと越前康介!!
「アンタ何余計な事しやがってんのよォーー!!!」
ドグシャ!!!
フルパワーで繰り出されたルイズの蹴りが越前の股間を的確に攻めた!
「ハウ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」
「アンタが変な事したせいで私がとばっちり喰らったじゃないのよ!一体ギーシュに何したの!?」
「お……お母さん。」
「質問に答えんかこのバカポリゴーーーーンッ!」
グチョ!!
ルイズの追撃の二発目が炸裂した。何か大事なものを失った気がする越前であった。
「つまり。アンタはギーシュの奴がメイドに嫌がらせしてたのを止めるために仲裁に入ったわけね。」
「そうだぜ。俺は何も悪い事してないんだぜ。ホントだぜ。」
「まあ一応私の使い魔だし信じてあげるわ。」
>部屋を出て行くクロムウェルの影は、なぜかクロムウェル自身よりも小太りであった。
>チリン、と鐘の鳴ったような音がした。
これは…まさか…命の鐘の…!?
大切なもの…
女体化越前!
695 :
685:2007/07/24(火) 01:07:19 ID:???
デスクリ支援
> だが、その目は恋の病に冒された患者のそれであった。なぜか久留間慎一な状態のシエスタを気に入ってしまっていたのである。
>というか巨乳の半ズボンにやられた。セーラー服状態を見せたらえらいことになっていた可能性もある。
お、俺の好意的な見方が……この浮気もん
越前も信じてもらえて嬉しかったのかピョコピョコ動いている。ムササビも佐藤君も嬉しそうだ。
「だけどアンタは私の使い魔なんだからちゃんと働いてもらうわよ。今すぐに」
「今すぐにって。何をするんだい?」
「決闘よ。アンタが追い回したあの金髪よ。私の変わりにブチのめしてきなさい!」
元の原因はそもそも俺だし。それにあの少年にはまだお灸を据えてはいない。
「せっかくだから、俺はルイズの変わりに決闘を受けるぜ!」
ここはヴェストリの広場。ギーシュは決闘するとみんなに言い触らしていたので結構な人が来てる。
さすがに人前でルイズをボコボコにするのはマズイ。適当に降参させてその後はルイズを部屋に呼び込んで…
たっぷりとかわいがってやる……グヘヘと笑うギーシュ君。モンモランシーの事コイツ忘れてんのか?
そしてゼロのルイズはやってきた。かなりムカついてるらしく血管が浮き出ている。グフフ。たっぷりいたぶってやる。
「諸君!決闘だ!」
ウオオオオオ!と周りが絶叫する。対戦相手がゼロのルイズって事であまり盛り上がらないと思っていたが
金を賭ける者が出始めたのでルイズに大穴狙いで賭けてる奴もいるのだ。
青銅のギーシュVSゼロのルイズ。二人の決闘が始まろうとしている。
かに見えた……
支援支援
>>695 つり橋効果じゃない?
かっこいい→女の子だ!→ほれた
みたいな
ナースフーケキター
そして
>「せっかくだから、俺はルイズの変わりに決闘を受けるぜ!」
決め台詞キター
ここはトリステイン学園学園長室。
ここの学園長であるオールド・オスマンは秘書のミス・ロングビルと教師のミスタ・コルベールと一緒に
今まさに始まるであろう広場での決闘を遠見の鏡と呼ばれるマジックアイテムを使って覗いていた。
「う〜ん。ワシはとりあえずグラモンのバカ息子に賭けようかのう。お二人さんはどっちに?」
「私は普通じゃつまらないのでミス・ヴァリエールのほうに。ミスタ・コルベールはどちらに?」
「ええっと私は……じゃなくて止めましょうよ!何生徒の賭けに混じってるんですか!眠りの鐘の使用許可を!」
「こんなアホみたいなことにもったいないわい。レクリエーションだと思えばいいのじゃよなあミス・ロングビル」
「そうですね。しかしオールド・オスマン。何でさっきから私のお尻を触っているのですか?」
「そんな硬い事言わないでよロングビルちゃん♪やわらかくていい尻じゃあ。この調子でムネもおねがいするかのう〜ハウッ!」
バキィッ!
ロングビル怒りのストンピングである。手を踏みつけられたオスマンは苦しそうに。しかし嬉しそうな表情で
手を踏まれて這いつくばっていた。
「年寄りになんてことを!あ、でもいい!やめないで!もっとォ!ああァ!」
本気でこの学園をやめようかと本気で思ったミスタ・コルベールであった。
その時である。鏡で眺めていたコルベールがなにやら異変を感じたようである。なにか鏡の視界のすみっこ。学園の
屋根のほうに緑色のカサカサ動く物体が混じっている。何だこれは?
>>695 きっとアンの時は姫様って属性に惚れたんだよ。
そして今度は半ズボンに惚れた。
こんな職場いやだw
学園長ドM!
「ウキャホワタァァァ〜〜〜〜〜!!!!」
何だ今の声は?この声はまさか……
そのまさかであった。周りが「何だ今の甲高い声は?」と思っている間にそれはやってきた。
シュタ!とルイズの隣になぜか頭上から舞い降りた天使。じゃなくて緑色の悪魔。
ルイズの使い魔コンバット越前である!
ババーーーン!
「ちょ、えええ!!?何でキミがここに来てるんだ!」
「だって決闘は私じゃなくてコイツが受けるからよ。」
「何だと!?キミが決闘を受けると言ったじゃないか!!約束を破るのか!?」
「使い魔はご主人と同然なのよ。よく言うじゃない。それに私は『ゼロ』だから魔法はつかえませんよーだ。」
ルイズはしてやったりと言わんばかりにギーシュに対してアッカンベーをしていた。
これからギーシュにはたっぷりさっきの仕返しをして恥をかいてもらうんだから。
ギャラリー的にはルイズが選手交代したことについては何も文句はない。魔法が使えないことはみんな知ってるからだろう。
だがギーシュを応援するものがほとんどだ。ルイズに賭けてない全員といってもいい。そりゃ食事時にひどい目に
会った生徒も少なくなく恨まれまくりだったため越前はアウェー状態(当たり前だが)であった。
あっかんべーしたルイズ(*´д`*)かわええ
>「使い魔はご主人と同然なのよ。よく言うじゃない。それに私は『ゼロ』だから魔法はつかえませんよーだ。」
>
>ルイズはしてやったりと言わんばかりにギーシュに対してアッカンベーをしていた。
まあ、貴族の癖に品が無い
でも可愛い
デスクリクロス、意外なくらいに読めるのが笑えるなw
「ギーシュゥゥ!!その緑色のバケモノを倒してくれえぇ!!」
「ギーシュ様!その緑の悪魔を退治してください!!」
「俺、ギーシュが勝ったら故郷に帰るんだ…」
ゴキブリ!ダニ野郎!などなど言いたい放題である。一人死亡フラグを立てている少年の名はマリコルヌ。
大丈夫。みんな応援してくれているじゃないか。何も心配なんていらないさ!
それに僕のワルキューレはあんな緑のバケモノなんかに絶対負けはしない!!
「いいだろう。ゼロのルイズの代わりだろうがなんだろうが僕が打ちのめしてやる!ルイズはその後だ!」
「いい?越前。殺しちゃ駄目よ。だからその変な武器は使っちゃ駄目。分かった?『とことんコケにしてやりなさい!』」
「わかったぜ。じゃあ始めようか少年!」
代理選手としてコンバット越前VS青銅のギーシュの決闘がこうして幕を開けた。
「僕はメイジだ。だから魔法を使わせてもらう。」
対する越前は地面に寝そべってクネクネする形で質問に答えた。完全に舐めきっているようである。
「クソッ!なめやがって!!行け!ワルキューレ!!」
「つかえませんよーだ」の部分を釘宮で脳内再生するとより可愛いな
デスクリ支援
まあウェールズも男だし。巨乳半ズボンなシエスタみたらしゃあないだろ。
ギーシュが薔薇の造花を乱暴に振るとそこには甲冑を着た女青銅騎士へと
土が変化して現れた。なるほど。魔法っていったのはオカルトの類ではないようだな。
しかしこの位では驚くにも値しない!
「行っけぇぇ!僕のワルキューレ!!」
青銅の騎士が越前に向かって蹴りを繰り出して……
ボコッ!ドゴォ!!ズゴォ!!!
数発の青銅の騎士の打撃は全段見事越前に命中した。そりゃ寝そべっていればそうなるわな。
「このやろぉ!やりやがったなぁ!グホッ!ボディにモロ入った……やる気失せてきた…」
「なにやってんのよこのバカポリゴン!!ちゃんとやりなさいよ!」
「ハッハッハッ!キミはどうやら見た目や動きが気持ち悪いだけの奴のようだね!さっきは
よくも追い回してくれたね。全力で仕返しするよッ!覚悟したまえ!」
越前に追撃するために再度ワルキューレが襲い掛かる!!小賢しい!!
起き上がった越前は腕を思い切り振り上げると向かってくる騎士に向かって。
シャキン!
チョップで青銅の騎士を切り裂いた!!
せっかくだから支援するぜ!
>対する越前は地面に寝そべってクネクネする形で質問に答えた。完全に舐めきっているようである。
動きの方向性はMrゲーム&ウォッチと同じはずなのにこうまでムカつくのはなぜなんだぜ!?w
>チョップで青銅の騎士を切り裂いた!!
エー、こんな強い奴なのか、やったこと無いからよく知らないけど!
ええええええええええええええええええええ!!!?
(切り裂いた!?ハア!?僕の青銅を素手で切り裂くなんて……)
ギャラリーも真っ二つに切り裂かれたワルキューレを見て喜びと悲しみの歓声が沸き起こる。
ルイズに賭けた人達は歓喜の声を上げている。
「なんだ…アンタやればできるじゃないの!その調子でやっちゃえ!!」
越前本人も驚いていた。格闘攻撃の際シャキンと音はするものの切り裂いたことなんかないし
さっきは夢中で追いかけていたために気がつかなかったがスピード。パワー。共に上昇している。
クリムゾンを握っている時に光っているこの左手の紋章。これが関係あるのか。今はどうでもいい。
あの少年を更正させるために俺は戦う。俺は正義感及び勇気は「平均以上」なんだからねっ!!
「くっ。一体倒しただけで…調子に乗るんじゃないぞバケモノ!!」
ギーシュがまた造花の薔薇を振るとそこには剣や槍で武装したワルキューレが6体現れた。
「どうだ!これだけの数でかかればひとたまりもあるまい!どうだ怖いかーー!!!」
越前は話をまったく聞いておらずそばにいる白い佐藤君と『あっちむいてほい』を楽しんでおられた。
越前とだけ書かれるとジャンプに載ってたテニスの王子様の主人公を思い出すなあ
>越前は話をまったく聞いておらずそばにいる白い佐藤君と『あっちむいてほい』を楽しんでおられた
想像したら夜中なのに吹いちまった。責任取れw
「どこまでも……どこまでもコケにしやがってぇぇぇぇ!!!ワルキューレ!!!全力で
そのバケモノを刺し殺せぇぇぇぇ!!!!!!!!」
ワルキューレは越前を囲むように6体が回り込み全速力で刃を越前に向けて突進してきた!!!!
周りを囲まれているため逃げる道はない!どうする越前ッ!!
グサッ!!!
何かが刺さるような音がした。だがそこにいたのはなんと…
6体共青銅同士で刺し合っていた青銅達。越前ではなく6体同士で刺し合っていたのだ。
越前は刺される瞬間に上にジャンプしてムササビ君にぶらさがって攻撃を逃れたのだった!!
6体ともお互いの全力の攻撃を喰らって崩れていった。
「そんな……そんなばかな…来るな…コッチに来るなアアアアアアア!!!」
「さて少年。覚悟は出来ているかな?」
越前がギーシュに向き合うと(何処から見ても向き合ってる様に見えるが)ゴキブリのような動きで
カサカサカサカサカサカサカサカサカサと俊敏な速さで近づいて
ガシッ!
万力のような力でギーシュの腕を越前はガッチリと掴んだ。
>>714 そういえば戯言のなかで、それは越前リョーマとコンバット越前ぐらい違いますって台詞が
支援
ワルキューレも佐藤君やムササビを攻撃したら一機減ってしまうのだろうか…オゥノゥ
「助けてぇぇぇぇ!!!ごめんなさいごめんなさい許して!!!もうしません!もうしません!!!!」
「キミには…心清い人になってもらうよ。」
周りが唖然とした様子で二人を見ている時。それは現れた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
そう、あの有名な『赤い扉』である。まるで魔界の入り口のようにクチを開けて待っている。
「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」
なにがせっかくなのかさっぱり分からないがそのままギーシュを引き込み扉をバタンと閉めてしまった。
「ファファファファファファファファイヤ!」
「やめてぇ!あ、駄目、それはらめぇぇぇ!!!!」
音だけしっかり聞こえるのが生々しい。ギャラリーが息をのむ中声がやむとギーシュが扉の外に出てきた。
ガシッ!
かに見えたか扉の中から越前にまたまたギーシュは引き込まれた。
「アァ!アァ!アァ!アァ!アァ!アァ!アァ!アァ!アァ!」
「やだぁっ、ひあ、だめえ、アッーーーーーーーーー!!!」
そして中からズタボロ状態のギーシュが飛び出て後ろには頭に腕をくんで腰を突き出している越前が
バァーーーン!という効果音と共に出てきた。
ギーシュ・ド・グラモン KO負け
越前と言えばまず思いつくのは奉行だな
投下終了!なんか変に投下遅れた気がする。
越前の技が知りたいのならニコニコかユーチューブで見てもらうしかないぜ。
支援感謝します!
>そして中からズタボロ状態のギーシュが飛び出て後ろには頭に腕をくんで腰を突き出している越前が
>バァーーーン!という効果音と共に出てきた。
ここだけジョジョっぽいな
赤い扉のスーパーコンボでとどめとはw
しかも追い討ちまでかけてるwww
乙&GJ!越前の舐めきった態度にワロタw
以外にギャグのはずのコンバットルイズがかわいいな。
スパコンのKO時の腕くみまでしっかりやるのねw
ムカついたギーシュだからすっきりしたw
ムササビ君大活躍だな。
投下乙!あの超必で決めるとはwww
>>727 ようするにそれだな
それ見た後SS見たら大爆笑なんだがwww
MUGENってやつか。
サターンの有名なガンシューティングゲームだっていう情報しか知らなかったから
この戦闘の描写の意味がさっぱり全然わからなかったぜ。
大神見てたら他にも狼を召喚した話を読みたくなってきた。
ゼルダの伝説トワイライトプリンセスの狼リンクとか。
でもリンクよりミドナのほうがかわいいな。
>>727 赤い扉の性能がバカすぎるwwwwww
今までどんなキャラかわからなかったけどやっとわかったぜ。
これ見た後相手をギーシュと仮定して想像すると笑えるなw
乙&GJ!
>>727 これまであんまりピンときてなかったんだが、これ見てようやく理解した。
越前マジ怖え…
初めて見たけど、このポリゴンきもつええ
うん。どれだけ怖いのか理解できた。
あのままの顔でまっすぐ高速移動されたら俺多分ちびるw
>>727ありがとう。キャラの把握できたぜ
ナコルルとかシャルロットとかガルフォードとか
ああいう奴らが召喚された時のリアクション気になる
>>735 シャルロットという名前にタバサさんが反応したようです。
そいつはパーフェクト越前だな
これはなんという恐怖
間違いなく決闘を見た学生達はトラウマを抱える
つーか夢に出てきそうで無茶苦茶怖い
出典がMUGENであることを鑑みればインフィニット越前だな…
シャルロットといえば聖剣伝説3
この動画見た後にこのコンバット越前召喚は
ギャグなのかホラーなのか迷ったw
どっちもか。
なあ、ワイルドってパクリだったんだろ。
なんで平気で続けてるの?
別に書くななんて言わないけど、ちゃんと謝罪表明してからだろ?
>>743 それは作者さん同士で話し合うべきことで、俺らが言うべきことではない。
746 :
使い魔の夢 :2007/07/24(火) 02:39:08 ID:???
投下させてござーまーす。
2:50から。
747 :
743:2007/07/24(火) 02:40:05 ID:???
禊ぎが終わってるなら俺も何も言わない。
ただ、あれだけのことがあったのに普通に受け入れられるって何か違わないか?
>>737,
>>741 『ドキッ☆シャルロットだらけの使い魔大戦!』
サムスピ:シャルロット=クリスティーヌ=ド=コルデ(フランス貴族)、召喚者ルイズ
聖剣伝説3:シャルロット(ハーフエルフ)、召喚者タバサ
若草のシャルロット:シャルロット(フランス大貴族)、召喚者ティファニア
ベルセルク:シャルロット・ベアトリックス・マリー・ルホディ・ウインダム(ミッドランド王国王女)、召喚者ロマリア教皇
ガリア王とアンリエッタ、ウェールズ当たりにも一人ずつあてがいたいが、
なかなかネタがない件(´・ω・`)
実際作者、読んでたはずなのに「読んでない」とか言ったからな。
ちょい受け入れがたい。
>>746 ワクテカ
>>750 クイーンワルキューレの部分を読み飛ばしてたor記憶に残っていなかったと解釈した俺は
間違いなくワイルドの使い魔好きです。本当にありがとうございました。
本塔最上階にある学院長室にて、
トリスティン魔法学院の最高権力者であるオールド・オスマンは溜息をついていた。
「あんのコッパゲめ、こんな紙切れ一つで済ませ追って」
溜息の原因はコッパゲ、ではなくコルベールの提出した一通の報告書。
報告書に書かれていたのは
昨日行われた春の使い魔召喚の際にミス・ヴァリエールの召喚した青年の事。
彼女とその青年が『契約』を交わした証明として現われた特殊なルーン文字の事。
そのルーン文字が始祖ブリミルの使い魔『ガンダールヴ』の物であるらしい事。
正直オスマンにとっては、長々と書かれているルーン文字の下りはどうでもよかった。
変人奇人と評されるコルベールの事だ、何かの見間違いに違いないだろう。
気になったのはおまけ程度に添えてあった『ディテクト・マジック』の結果。
微弱ではあったが青年から感じる事のできた異質の力の事。
只の平民でもなければ、メイジでもない。亜人でもなければ、エルフでもない。
彼は一体何者なのか。
胸騒ぎが止まらなかった。
Dead or Alive支援
考えあぐねていた時、ドアがノックされた。
「誰じゃ?」
「私です、オールド・オスマン」
扉の向こうから聞こえたのは秘書であるミス・ロングビルの声だった。
「おおミス、してコルベールのやつめは? 」
「それが午後からお休みを頂きたいとの事で」
「また例の研究とやらか……、ところでミス、寝不足かね? 」
日頃整然としているロングビルにしてはいつになくくたびれた様子である。
「ええ、色々と資料を……ではなく、
オールド・オスマン、ヴェストリの広場で決闘をしている生徒がいるようです。」
「ふむ、誰が暴れておるんだね?」
「一人はギーシュ・ド・グラモン」
「グラモンとこのバカ息子か。おおかた女の子の取り合いじゃろう。相手は誰じゃ?」
「それが、メイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔の青年だそうです」
オスマンの目が鷹の如く鋭く光った。
「教師達は決闘を止めるために『眠りの鐘』の使用許可を求めております」
「アホか。たかが、子供のけんかじゃて。放っておきなさい」
ミス・ロングビルが去る音を聞いて、オスマンは杖を振り
壁に掛かった大きな鏡にヴェストリ広場の様子を映し出した。
使い魔の夢
しぇん!
六体のワルキューレは巧を囲んだまま、沈黙を保っていた。
「……さて、言う事はあるかね? 」
「どういうこった」
「ここで頭を地面にこすりつけて土下座するというのなら、今なら許してあげないこともない」
「誰がするか」
「君は愚かだ」
ギーシュが薔薇を振ると、六体のワルキューレが巧に向かって一斉に襲い掛かった!
許せなかった。平民が理不尽に力ある貴族に蹂躙されるのが。
まるで、その日まで平和に暮らしてきた人々が突然オルフェノクに全てを奪われるようで。
気に入らなかった。魔法を使えないご主人様が『ゼロ』と他のメイジに馬鹿にされるのが。
まるで、人間の心を持ったオルフェノクが「裏切り者」と迫害を受けているようで。
受け入れたくなかった。この世界そのものが。
まるで、そう遠くない未来、何処かの国の物語のようで。
(……何考えているんだ)
全く覚えのない記憶を打ち消して、巧の意識は鮮明になった。
倒れている自分の体は見るのも嫌になるぐらい打傷だらけだった。
六体のワルキューレはかなり奥にいるギーシュの傍に控えていた。
そうだった。この人形どもにボコボコにやられたんだっけか。
「随分と早いお目覚めだったね」
ギーシュの手にはフォンブラスターが握られていた。
届かないと分かりつつ、手を伸ばす。
「変わった形の銃だね、これが君の唯一の頼みの綱という訳か」
物珍しそうにフォンブラスターを見つめた後、ギーシュはそれを遠くに放り投げた。
「……テメェ」
「ほう、まだやる気かい? 」
The people with no name支援
試練
「ギーシュ!」
人ごみの中からルイズが飛び出してくる。
「やぁルイズ、悪いね。君の使い魔をちょっとお借りしているよ」
「いい加減にして! 大体、決闘は禁止じゃない! 」
「それは貴族同士の決闘のみだよ、平民と貴族との間の決闘なんか誰も禁止していない」
「だけど、そ「黙ってろ」」
巧はルイズの言葉を遮った。
「タクミ! 」
初めてじゃないか。こいつが俺を名前で呼んだことって。
「もうわかったでしょう? 平民はメイジには絶対に勝てないの! 」
「うっせぇ」
「そのまま寝ていても良かったんだよ」
ギーシュが軽く挑発したが、巧はそれを無視し立ち上がった。
「バカ! どうして立つのよ! 」
よく見るとルイズの鳶色の瞳が潤んでいる。泣いてるのか、こいつ?
「もういいじゃない、あんたはよくやったわ。こんな平民見た事ないわよ」
なんて目をしてるんだ。見ちゃいられない。
ああ、俺がさせたのか。他でもない俺自身が。
「なぁルイズ」
「な、何よ」
「おまえ、夢ってあるか? 」
「い、いきなり何変な事聞いてるのよ、今はそんなの関係ないでしょ!? 」
……そうか、あるんだな。
ギーシュに目をむけ、歩き出す。
支援
パラダイスロスト……
あれ、そういやガンダールヴはファイズフォンには反応してなかった?
「おやおや、君の武器はあちらだよ」
ギーシュはフォンブラスターの方を指差す。
「お前等の相手なんか素手で十分だ」
表情から笑みを消し、ギーシュは薔薇を振る。
ワルキューレが疾風の如く迫り、巧の顔面を殴打した。
続けて腹、右腕、腰、左肩、右足、再び腹、矢のように攻撃は次々と飛んでくる。
痛みが限界に来たのか、両膝をつく巧。
「続けるかい? 謝ると言うのならここで手打ちにしてもいいのだが」
巧はギーシュを睨みつけて言った。
「お前に頭下げるぐらいなら、死んだほうがマシだ! 」
「そうか、では望み通りにしてあげよう」
目の前のワルキューレの手に剣が握られる。
「タクミー!」
ルイズが叫ぶ。
ワルキューレは剣を巧の頭上にかざし、振り下ろそうとし―
555見てなかったのでよくわからんのが惜しい
支援
噴射音が響くと共に、天からワルキューレの元に弾丸の雨が注がれた!
ギーシュは慌てて薔薇を振り、ワルキューレを後退させる。
「何だ!? 」
その場にいた全てのものが天を仰ぎ見る。
巧だけが分かっていた。今、何が起こったのか。
忘れることはない。撒き散らされたこの薬莢の匂い。あの独特の電子音。
忘れることなんてできない。俺はこいつにこうやって何度も助けられてきたんだ。
ヴェストリ広場のその上空、巧が目にしたのは
バトルモードに変形したバリアブルビークル・オートバジンが
左腕に内臓されたガトリングガン、バスターホイールを構えている姿だった。
支援しつつ質問
ルイズは普通にサイト召喚して他のキャラが他の作品の召喚はスレ違い?
妙な電波受信したんだが
>>765 wikiとレンタルビデオが待ってるよ。
TV版は後半gdgdになってしまったけど、前半(特に夢についての話である7・8話)とか面白いぞ?
後、劇場版は劇場版カブトと同じぐらいガチ。
>>767 まず避難所に投稿して様子見たほうがいいんじゃないか?
ただ個人的には物凄く期待してる。
GJ、けなげな馬人キター!?
しかしアレだ、オルフェノク化するかと一瞬思ったw
>>767 道が空いているではないか。
>767
俺は有りだと思う
772 :
使い魔の夢 :2007/07/24(火) 03:03:16 ID:???
以上です。
次でギ−シュ戦決着です。
支援の方、いつもどうもです。
>>767 スレタイはこんなだけど、べつにそういうのもいいと思うんだぜ。
ジョジョのスレでもアンリエッタが康一召喚した話とかあって面白いし。
反応が怖いなら避難所のSS投下スレに投下すればいいんだぜ。
>>767 まずは避難所に投下しておkそうだったら
コッチで書けばいいさね。
まずい、このままでは巧がヒロインでバジンが主役になってしまう!
>>767 全然おkだろ。
スレタイの「あの作品のキャラがルイズに召喚されました」はそれを厳格解釈してルイズ以外の
キャラが他作品キャラを召喚するのを排除するものじゃなく、要は使い魔という形を借りた(ジョジョ
その他いつくかの作品を除いた)他作品とゼロ魔のクロススレな訳だから。
どこかヒロインっぽいね、このキャラ。
もうすぐ死ぬとか何とか言ってるから儚さを感じるからかなぁ
俺も平成ライダー見たこと無いからよく知らないが
バジンキタァァァァァ!!
555かオルフェノクになるとばかり思ってたわ
780 :
767:2007/07/24(火) 03:10:28 ID:???
意外に反応多くてワロタw
完成させられたら投下してみます
>>778 詳しい話はネタバレになるからwikiを見ろだが、何時死んでもおかしくない身だったりする。
>>751 流石にそれは無理あるだろw
読み直した上で「読んでなかった」発言なんだし。
作者乙w
1日で700以上か
なかなかのペースだな。早ければいいってもんでもないけど。
遅筆な俺にとってはいつ来ても浦島太郎気分だったり…
いや、さっさと書けという意見は至極ご尤もですが、なかなか進まない_| ̄|○
ペースとクオリティを両立なさってる職人諸兄には畏怖の念を禁じえないぜ!
>>786 浦島太郎でもウラタロスでもウラシマンでも良いじゃない。
自分だけの速度で行けば良いさ。
正直非難所があまり好きではない
まぁまぁ、嫌なら見なければいいさ。
住み分けは大事なんだぜ。
元々は胸の内に沸いた黒い感情を吐き出す為の場所だしな。
ふと浮かんだ。DQシリーズ最弱モンスタースライム召喚。
ただしLV99。
パルプンテ習得済み?
はぐれメタル召喚、ルイズが無事契約するまでの死闘の日々を綴る・・・・・・と
またゲームか
4コマ漫画劇場とか言わないよな
DQ5のピエールとか、スラリンとかは?
リュカとかは強すぎるかな?
ちんぽっぽいん
∧ ∧
(*‘ω‘ *) ちんぽっぽ
( )
ムズムズ v v
∧ ∧ ぼいんっ
(*‘ω‘ *) 川
((∩∩)) ( ( ) )
みかんあげるから早く帰るんです!>(;><)っ(;;゚;;) (*‘ω‘ * )))<ぽっぽ
誰か特攻野郎Aチームなどの海外ドラマの主人公を呼び出す豪の者はおらぬか!
そう思ったのなら自分でやるんだ
チャンスだ
>>683 しもべの人GJ!
Gロボ好きにはたまらない展開になって来た。
なぜか魔法学院にERがあって毎回毎回色んな患者が運ばれてくる異世界ファンタジー風医療ドラマ
>802
回復魔法があるから、大学病院みたいなことになってるのか
すげー解釈だな
しかし周辺すげー原っぱじゃないっけ、魔法学院。
ちょっと電波受信
呼び出されたのが…
カナダで修行中の(熊を絞めてる途中)ベーア激
激「ふふふ…お前でちょうど一万匹だ…あれ、何処だ?ここ」
orカナディアンマン
ドラゴンクエストモンスターズ+から、エルボシャスを習得したスライムを……
名作なのに何故打ち切りにorz
エボルシャスじゃなかった?
吉崎観音の作品では1番好き。
>>808 ナチュラルに打ち間違えたことに今気付いたww
そうだよ
勇者は飛べるんだ
だからクリオ君
君も飛んでるじゃないか
吉崎先生つながりで
ケロロ→ガンプラもアニメもない世界で生きていけるとは思えない
タママ→腹黒怖いよ腹黒
ギロロ→元々ガンダールヴじゃなくても武器のエキスパート
クルル→無 理(使い魔的な意味で)
ドロロ→一番マシだけど絶対忘れられる
今,料理人チャウダーは死んだ。これよりワシは
味魔王チャウダーを名乗り修羅に入る!!
の人か、
料理は力じゃない。
料理は心だ。人を幸せにしようとする心だッ!!
色即是空、空即是色。
人は生きるために食うのではない。
食うために生きるのだッッッ!!!
そして、料理で人を幸せに導くのが料理人の務め!
これすなわち、食為天の極意なりッ!!!
の人を召喚お勧め。
>>805 激だって一応聖闘士だからマッハ越えだぞ
10人くらい集まれば神様の攻撃をなんとか防げたし
このスレ読んでて意外とアル・アジフ召喚もの考えている人
多いんだなあ…。
これはもしやバジンがファイズベルトを届けに来たというオチか!
ルイズの精神力でアウターゴッズに関する記述に触れるのは危険すぐると思うけどな。
なんだか難しくてよくわからないと癇癪を起こし、
顔真っ赤にして魔道書を鞭でべしべしやり始めるルイズ
>816
すごくいいじゃないかw
逆にタバサあたりは危険だな。
ルイズに翻訳と写本を頼まれて3日くらい部屋から出てこなくなったら要注意。
アマテラスって異相次元からオロチごとナカツクニに落着したんだから
一応、単独で時空と次元飛び越えられるはずだよな?
双子魔神の時も門をくぐってやってきたわけじゃなかったらしいし
こんだけ強いのに、オロチに何で負けたんだ?(ゲーム内で再現したらマジに秒殺可能なぐらい強いし
そりゃバリアぶち抜けなきゃジリ貧でいつかは押し切られるだろうけどな
グレンラガンからカミナの兄貴召喚。
竜の羽衣は螺旋の巨人ことグレンラガンで
レコンキスタが他に召喚されたガンメンのプラントをもっていればバランスはなんとか
んで、決戦時他のヒロインにカミナが告白されて情緒不安定になったルイズにカミナが愛の鉄拳をして一対七万(ガンメン含む)に
まがりなりにも女の子の形してるから、鞭は出さないんじゃないかな?
口ゲンカで最終的には「うるさい(連呼)」とか。
タチコマ召喚を考えたが、メンテナンスとエネルギー問題で投げた
l^丶
| '゙''"'''゙ y-―, あ ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ いあ いあ
(( ミ ;': ハ,_,ハ ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`'; ';´∀`';, ,
`:; ,:' c c.ミ' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J
/^l
,―-y'"'~"゙´ | それ るるいえ うがふなぐる ふたぐん
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/) いあ いあ
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ ハ,_,ハ
(( ミ ;:' ,:' ´∀`'; ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ :: っ ,っ
(/~"゙''´~"U ι''"゙''u ι''"゙''u
ルイズとアルってツンデレ貧乳コンビだなw
自分が原作全部読み終わって書くのが先かほかの人が書くのが先か
どっちになることやら…。
…夜勤明けで眠いので離脱するが起きたら次スレになってるのかなあ…。
アルよりむしろ、エセルやアナブラ召喚して、
同じロリ貧乳なくせに色気があって妖艶ってところに嫉妬してもらいたい
>>822 「合成オイル」とかいうのが動力源だったらサンプル取り出して錬金でなんとかなりそうだけど、
電気動力だったら難しいな
>>826 アルだと断章がまたバラバラになった状態にして…
っていう弱体化フラグが立てやすいのが魅力
でも、飛翔後のアナブラが来るのも面白いかもなぁ
アル召喚キボンヌってヤツが多かったからためしに書いてみた。
「なんで、なんでこんなところで特訓なんてしなくちゃいけないのよー!!」
トリスティン魔法学院本塔の一番上からルイズの絶叫が響く。
「えぇい、こんなところで大声を出すな、やかましい。
曲がりなりにも汝はわらわの主となったのだから、それ相応の実力をつけてもらわねば困る」
さもそれが当然だと言わんばかりの態度で人外有害図書娘が言う。
ちなみに彼女の希望としては、鬼械神『アイオーン』を使えるくらいにはなって欲しいところなのだとか。
「う〜・・・。魔法を使えるようにするための特訓だってのは分かったわ」
ルイズは半分諦めたようにしぶしぶとだが同意する。
「だけど、なんでこんなところで特訓なの?それとこの服装はなに?」
二人の服装。
それは体操着+ブルマ+白のハイソックスという3種の神器だった。
アルは自信満々に答えを口にする。
「うむ。特訓と言えば大抵、山か高い所と相場がついているのだが、この辺りには山がないので高い所にしたのだ。
服装に関しては、この格好で特訓することが世界の摂理らしい」
嫌な相場と摂理があったもんだ。
続き?筆者の作文能力が低すぎるから無理。
>>829 ……一つだけいっておく
無理なんて簡単に言うなぁっ!
>>829 おいおい、ルイズとアルのブルマ姿をおあずけってなぁ原初の大罪にも匹敵する愚行だぜ?
ぜひ続きをお願いします、いや、せめてブルマでの特訓風景だけでも(*´Д`)=3
>>821 特にこれというキャラでなく、名も無き人外ロリ(やや気弱)にサイトと同じように犬扱いで接するルイズ
アニメ1話の服を乱して馬乗り鞭打ちシーンも、上気した柔肌と甘い悲鳴に変換されいきなり18禁調に
ギーシュが鼻血を吹き、キュルケがどん引きしつつ視線を釘付け、錯乱したルイズがさらに鞭を振り回す阿鼻叫喚
デウスマキナがアイオーンってことはゲームの始まる前の状態のアルが召喚されたのか。
無理とは言わずに続きキボンヌ
しかし、あれに乗ると死亡フラグが…
>>829 でもそのイベントでルイズもマギウススタイルで飛べるようになるんだよな
めっちゃ感激しそうだ
ルイズのマギウススタイルは九朗みたくぴっちりスーツなんだろうか
スタイルが浮き彫りになるも凹凸が少なすぎてルイズ涙目w
だがそれがいい。
アル…気を利かせてパットくらい入れてやれよ
むしろハリボテでカトレア姉様体型に
未来日記の天野雪輝を召還。
使い魔と言う立場には不満を覚えるが、所有者同士の殺し合いが無い分、平穏な日常。
無差別日記とガンダールヴを駆使して生き延びる。
そして、原作8巻の終盤、目の前に現れたミョズニズトルンが言い放つ。
「選んでユッキー。あたしについて生き延びるか、あの女の使い魔として一緒に死ぬか」
アイオーンは搭乗者の魂を燃料に動くから危険だぞ。
アズラットが早死にしたのもアイオーンに魂喰われたからだし。
一回動かしただけであぼーんするジアースより燃費いいよな
先ほどリメDやってて思ったんだが
ウッドロウ召喚したらどうなるんだ、ロイヤルオーラを纏ってるから平民扱いは無いだろう
アイオーンは術者のレベルが低いとそいつの魂が燃料になるんじゃなかったっけ?
アズラットは動かすたびにボトボトだったけど、エドガーは使った後は疲労でぶっ倒れるだけだったし。
問題はルイズがどっち側なのかだよな。
まぁどっちでも碌な目に遭わないことは確かだがな。
>>843 ソーディアンが無いと魔法が使えないってことがばれると平民扱いされそうな気もする
>>845 メイジは杖が無いと魔法が使えないので、問題ない。
杖が無いと魔法が使えない人たちが回りには居ますよ?
>>345 メイジも杖無いと魔法使えないんじゃね?
杖を手放して魔法使ってる奴見たことねぇ
PSPのD2だと魔法普通に使ってたな・・・
それとな・・・ソーディアンの利点ってなんだろうって思い始めたよ
そんな物使わなくても手からエネルギー放射するコングマンとか歌うだけで回復するジョニー
術剣技って言う割にはソーディアンマスター以外でも余裕で使ってるし・・・
魔法は大好きだけどな
ここでFF5のエクスデス召還!
ルイズとエクスデスでダブル「無」の力か
金色のチョコボを召喚してあちこち乗り回す様を思い浮かべた
杖の魔法とソーディアンの魔法の違いは、ソーディアンの魔法は
そのソーディアン装備したソーディアン使いなら誰でも使えるってところかな。
スタンがアトワイト装備すればファーストエイドやアイスニードル使えるようになる。
PS2版ではそのシステム変更されちゃったみたいだが。
虚空からの使者だな、アストラナガン召喚。ルイズは時の番人三代目
>>844 アイオーンの内燃機関アルハザードのランプは、術者の魂を燃やして動くので、レベルは関係無くいつか死ぬ。実際、歴代マスターオブネクロノミコンはほとんどこれで死んでる
まぁ、レベル高い方が長持ちはするかせんが、アズラッドとエドガーの違いは単純に使用時間の差。魔術師としてのレベルは、むしろアズラッドのが上だったハズ
クワバラカズマ召喚。
霊剣を装備するのでガンダールヴのルーン役立ちまくり。
デルフは……まあ、魔法を吸収するための盾にでも。
>>854 エドガーは、魔術師としてはいろんな意味でかなりのハイエンド。
スペルヘリクス、ド・マリニーの時計など、高難易度の魔術の行使が可能。
それなら、素直にデモンベイン使えばいいんじゃねーか?
本編終了後に九朗がほかの女を追っかけ回したんで三行半突きつけて飛び出してきたとか。
>>852 まあマスターとの契約ってのが出来ちゃったからな
キャラ付けとしてはいいと思う
リメDのいいところはコンボに魔法を組み込める仕様だな
もう一つは空中戦最強なのがコングマンだって事か
>855
そういや、デルフって左手用の武器なんだよな。
しかも右手には槍って話もあるくらいだし。
だったら、武器がデルフ+ほかの何かでも全然かまわんわけだ
エドガーって聞くとFF6しか思いうかばん。
女性キャラを口説く口説く。
キュルケやモンモンやロングビルを口説き、ミセス・シュヴルーズすら口説く。
タバサからは反応してもらえず、「私の口説きのテクニックもさびついたかな…?」とつぶやく。
零戦も「武器」だったから操縦できたんだっけ?
>863
その解釈でいい。
そうでないと、サイトが自力で零戦を操縦できるのみならず空戦までやってのけるとんでもないやつになる。
オーフェン召喚はもうあるみたいだけど、キリランシェロ召喚も読んでみたいな
>>862 おいおい、そこは「さすがに犯罪か?」ダロwww
>>865 ここで予想外。
チャイルドマン教室にてもっとも不幸なコミクロン。
>>866 ヤツをなめるな。
フィガロ城にいた幼女は既に口説かれた後だったぞ。
どう見ても幼女なリルムに年齢をわざわざ確認するのもヤバイ。
つまり見た目だけでは射程外と判断しなかったということ。
じゃあ駄作破壊装置召喚で
>>870 おまえ無謀編ちゃんと読んでるか?どう考えても
コッパゲとロボもどき作る→ルイズに爆発食らう→自分で怪我治す→またコッパゲと……
の無限ループ確定だろ。
>>870 どこかの場面で、ゴーレムなりワルドなりヴィンダールヴにフルボッコにされたあと。
ルイズ「あれはコミクロンだったの?」
とか言われるわけだ。
>>873 牙の塔では数少ない娯楽の一つだろw<見せ場
>>869 あの幼女は幼女の方から「へいかけっこんして(意味わかってない)」と言われて、
困ったエドガーが「大きくなったらね」って逃げただけらしいぞ
>>870 タバサのカーチャンを癒して……とか妄想したけど
オーフェン世界の癒しの魔術ってそういうのは無理か
白魔術士ならできそう・・・?
>>984 ひいいい
夢魔の貴族ブラック・タイガーの方がいいのかなあ。
必殺の牛ビームで悪を滅ぼせるらしいし・・・
つーか、オーフェン的には白の専門だよな。
>865
ならばブラックタイガー呼び出すってのもあるぞ
人の音声魔術はESPに近いから無理だな。
有能な白魔術士か、ディープドラゴンでも引っ張ってこない限り不可能な希ガス。
まあ、もかもか室に送れば、過去に逃げ込む暇もなくなるんじゃないかと思わなくもありおりはべりいまそかり。
やっぱキースしかない!
で、思ったんだけどキースとかみたいな不条理キャラは誰か召喚された?
ボーボボとかどうかな
なんだかんだいって女の子に優しいし
首領パッチでも可
>>878 白魔術士かディープドラゴンならできそうだね。
でもアザリーは我流の白魔術でそこまで繊細なことが出来るか微妙だな。
ダミアン・ルーウなら出来るだろうけど性格に難アリだし
不条理キャラを二次創作で書いてもあまり面白いものにはならないからなぁ。
文章のプロでも不条理キャラで笑いをとるのは失敗したりするみたいだし
ボーボボか……
正直、聖鼻毛融合と聖鼻毛領域が再現できるかだよな……
シャンク! のブリアンの本気バージョンなら、どうとでもなるかな<タバサ母
まあ、確実に不可能なわけだが。
奇妙のGERディアボロはある意味不条理キャラな気がする
一番不条理なのは遊戯王の社長。
いやRXだろ
死なないし、まだ進化するし
太陽の子の方だな
>>885 無謀編とか、単発の変人達はともかく
キースとかのレギュラー変態達は回を重ねるとちょっとウザかったもんな。
ゴルゴムの仕業だ!
>>890 以前もてつを話題にでたが、そもそも太陽の子は
「ライドロン!」の一言でお帰りになります><
危なくなると未来からRX自身がやって来るぞ!
無印BLACKでの感動を返してくれー
ストレイトジャケットのレイオット+α召喚とか・・・
ストレイトジャケットは魔法使い過ぎると人間やめる羽目になる世界だからなぁ。
レイオットが凄いやる気なさげに「ふざけんなコラ」とか言いそうだ。
>>889 社長「ギーシュ!貴様など、この俺の果てしなく続く栄光のロードの隅に転がるごみクズにすぎん!
いくぞ!俺は手札よりマジックカード『心変わり』を発動!貴様のワルキューレ一体を俺のモンスターとする!」
ギーシュ「な、何を言って………」
社長「甘いぞギーシュ!俺はさらにこのワルキューレとフレイムを生贄に!
ブルーアイズ・ホワイトドラゴン
『 青 眼 の 白 龍 』 を召喚!!!!!!フゥン!!」
ギーシュ「な!」
社長「プレイヤーへダイレクトアタック!滅びのバーストストリーーーーーーーム!!!!」
2日で一巡か・・・このスレもかなり速くなってきたな・・・
未更新作品のチェックが大変だw
904 :
マロン名無しさん:2007/07/24(火) 13:37:56 ID:BXMDE/cq
チャイルドマン・パウダーフィールド教師かマリア・フォウン教師か肩がゴルゴンかキリングドール喚ぼうぜ
すまん、下げ忘れた
>>900 まて、世界が魔力で汚染されてないから普通に使い放題じゃね?
>>906 いや、使い放題な貴族たちに対してふざけんな、と言いそうだなぁと。
>>904 マリア以外まともにコミュニケーションとってくれるか怪しいやつばっかじゃねーかw
ていうかコルゴン
マリアつながりでGS美神からカオス&マリア……
どう考えても主役はコッパゲだな・・・・・・
>>906 体内に蓄積された呪素の御蔭でレイオットはモールド無しじゃ魔法を使えない+異世界の魔法は知らないし多分扱えない
異世界だから装備の補充にも苦労し、コルベール等に弾と賢者石の錬金と封呪素筒の解析等を依頼。
ホイールマニア2、ライトニングボルトを手に異世界で戦い続ける戦術魔法士な短編を書こうとしてたが力尽きた…orz
つか普段タバサの部屋に入り浸って一緒に読書してる姿しか浮ばないってどーよ?
レキ無しのクリーオウで面白い話を書ける人いたら書いてみてほしい
あとは学生時代のハーティアとか
>>911 何もしない使い魔がいてもいいじゃないかと考えるんだ
>>856 いつも読んでるよー
つれてこられたアマ公って筆神どの位そろってるんだろう
>>911 あれ、呪素って外から取り込まないと増えないかと勘違いしてたか
>>916 呪素は魔法を発動した際に出るもので周囲に拡散するものっぽい
だから呪素が飽和状態の人間は魔法を使った――拡散した呪素に触れた――だけで魔族―メレヴェント―に変質するみたい
つまり魔法士は魔法を使うだけで呪素を発生させてしまうから自分自身も周囲の人間も魔族にしてしまいかねない、
というのがストレイトジャケットの世界観だったっけ。
そうかそうか。4巻までしか買ってないので結構忘れてたな。トン!
知らずに魔法を使い続けて大災害と化したはずだからな。
で、魔族にならないために人型に抑えるための魔法使用用拘束具がストレイトジャケットだったっけ?
>>921 人の姿に留める為の人の鋳型、それが拘束服―モールド―だよ
実際は拡散する呪素を誘導して封呪素筒に誘導して人のままで魔法を扱う為のもの
ただしモールドが破損したり封呪素筒が無い状態で魔法を使うと魔族化する
>>921 いえすざっつらいと。
かつての大災害であの世界の人間の体には許容量ぎりぎりの呪素が溜まっているから
ストレイトジャケット…というか封呪素筒がないと一発で魔族化します。
>>914 疾風まで
どこまでなら〜と考えてたけどオロチ戦前はいろんな意味で連れてくるのに適してた
それ以降の筆神はまぁなくても戦闘に支障ないだろうと思って省きました
光明と月光に関しては世界が違うので使えない等、.そこら辺は細かく設定考えてますが
うまく扱えるかどうか…
素材はいいのでトンデモにならないことだけ注意します
>>816 事情を知らない人が見たら頭かあいそかあいそ♪な人にしか見えません><
避難所に新しくオーフェンで書き始めた人が来てるよ。
もっかい見直したら投下します。
見なおしたらかもん!
1/3
スクライド・零 15
そのころ、
「コイツはずいぶんと反逆のし甲斐がありそうな相手だな、おい」
大胆不敵にニヤリと笑うと、カズマは高さ30メイルほどもあるゴーレムに突き進んでいた。
「ちぃっ、忌々しい壁だね」
ゴーレムの肩に乗ったフードの人物、すなわちフーケは、
本塔の壁にかけられた固定化の魔法に己の見通しが若干甘かったことを思い知らされた。
事前の下調べで錬金が通用しなかったため、
ゴーレムで力任せに破壊する方法をとったというのに
それですら破れないほど強力な固定化とは予想外のことである。
『スクエアクラスのものを複数かけている?』
そう考えざるを得ない。
圧倒的大質量のこのゴーレムで殴っていれば、その内崩せるかもしれないが
今現在品評会に参加している連中が避難してしまえば衛兵が来るのは時間の問題だ。
『潮時を間違えちゃいけないが、もうしばらくなら』
と、3度目の打撃を与えようとしたところでゴーレムがグラついた。
「ルイズの反逆、確かに背負ったぜ。粉砕のシェルブリット!」
カズマの一撃でゴーレムの片足が言葉通り粉みじんになる。
フーケはとっさにゴーレムの手をつき自身の落下を防ぐと何事かと足元を見る。
「ヴァリエールの使い魔! このゴーレムの足を破壊した?」
ギーシュとの決闘を一緒になって見ていたがまさかこれほどとは。
あわてて足を修復しながら考える。
『うまく利用できるかも』
2/3
「再再構成、じゃねぇよな」
最初の一撃で破壊したゴーレムの足に再び土が集まり形をなしていく。
だが先ほどの手ごたえでわかった。強度としてはまさに石がくっついた程度でしかない。
「殴っても壊れるのはそこだけかよ」
シェルブリットでは打撃力が強力すぎて殴った周囲だけが崩れてしまい
全体を破壊することはできないのだ。
真上から叩きつければ破砕できるだろうが、いかんせんそこまでの跳躍力はない。
「ずいぶん余裕があるじゃないか!」
その声とともにゴーレムの右手が迫る。
真正面からのパンチで迎撃。
大質量の腕と人間のパンチの激突の結果、運動エネルギーを無視したかのように
崩れ落ちたのはゴーレムの腕。
しかしフーケの本命はそれではない。
崩れる右腕で視界をふさぎ、残る左腕でカズマを本塔へ殴り飛ばす!
生徒の中でいち早く動いたのはタバサであった。
シルフィードに乗り上空から様子を見ると
ちょうどカズマがゴーレムの足を破壊したところに出くわした。
シルフィードが
「お姉様、あの人すごいのね。殴ってゴーレムを壊してるのだわ。きゅいきゅい」
などと言っているがとりあえず無視して品評会会場に戻ると、ルイズを捕まえ
「カズマがゴーレムと戦っている」
と告げる。
さすがカズマね、などとキュルケが快哉をあげるがルイズはとにかく駆け出した。
3/3
吹き飛ばされたカズマだが、空中で体制を変えると本塔の壁に着地、
壁を殴りつけた反動で砲弾のようにゴーレムに向かって行く。
「弾丸は、曲がらねぇ!」
カズマとゴーレムの腕が交差する。
しかして、ゴーレムは『先ほどカズマが着地した』本塔の壁をぶん殴って穴を開け、
カズマはゴーレムの胸を突き抜けた。
駆け出したルイズだが、タバサとキュルケに引き止められ、
3人でシルフィードの背に乗り塔へ向かうと、上空から様子をうかがう。
「貫通した? あのサイズのゴーレムを?」
キュルケが目の前の光景に信じられないとばかりに声を漏らす。
「それよりアレ、腕を伝って賊が宝物庫に!」
30メイルもあるゴーレムの胸を突き抜ける勢いで跳んだカズマは
完全にゴーレムから離れてしまっているうえに、カズマが開けた胸の穴も修復されていく。
3人は知らぬことだがさっき破壊された右腕の修復もすでに完了している状態だ。
「私たちで捕まえるわよ」
言うが早いか、ルイズは杖を抜き魔法の詠唱を始めた。
ルイズの失敗魔法やキュルケのフレイムボールがゴーレムの表面を吹き飛ばすが、
サイズ的に象に噛み付いた小犬のようなものだ。
フーケが離れた今は修復こそされないものの、
破壊する前に打ち止めになるほどゴーレムは巨大だった。
「出てきたところを狙った方がいい」
タバサがそう指摘する。
狙いが悟られないように、念のため威嚇程度にどっかんどっかんやっていると、
フーケが何か筒状のものを抱えて穴から顔を出す。
が、3人の思惑を斜め上に吹き飛ばすようにゴーレムはフーケをその腕に握ると、
はるか遠くに『投げ飛ばした』。
今回は以上です。
相変わらず短けえ...orz
短いけど『投げ飛ばした』が予想外でGJ!
短くてもいいさ。GJ!
投下乙です
確かにこんな規格外から離脱するには有効かもしれないが、何て漢らしい手を使うフーケw
そう聞くと、ロストグラウンド向けの気質なフーケだなw
確かに、悠長にフライとか唱えてるよりはるかに手っ取り早いし、
飛んだ後に呪文が使えるから予想外の事態にも対処しやすい。
そしてグレンラガン思い出したのはココだけの秘密w。
>>924 トンデモにならないようにするのにもうひとつ注意が…
ラスボスさえ一撃で倒しきる攻撃力出せる一寸は戦闘に参加させない方がいいかも
あのサイズであの攻撃力をどうやったら実現できるのやら
でも、35000回ほど一寸で攻撃をやらなきゃならないけどなw
GJ
フーケもちゃんと考えてるのが良い
顔と声が合ってないなこりゃwww
そういや越前書いてる人越前は本来美形みたいなこといって
いたけどこういうことだったのか。
言葉の使い回しがわかった。これが伝説のクソゲーw
顔つきが精悍なくせに何だこの声は。
OPといい後半の会話といい理不尽と声のウザさの大合唱だ。
この顔立ちならかっこいい人だったのにwww
越前のしゃべり方超UZEEEEEEEEEE!!何で声にあんなに波があるんだよw
ていうか前半の特典ムービーみたいなのの中で、
越前と喋ってるのがどう聞いても腹話術使ってるようにしか聞こえないw
全員同じ声だからねwこのムービーと前に上げてくれた
ムービー二個見るとしゃべり方と技がわかってイイ!
あげてくれた人超GJ!
>>902 フレイムタンのタンとかアイスブランドのブランドってなんだろうな
>>948 タンはフレイムたんのたんで、ブランドはアイス=ブランドーのブランド。
秋田節を1割も再現できねぇorz
スィリー召喚とかやりてぇのに。
フレイムタンは炎の舌って意味じゃないのか。
>>949 >ブランドはアイス=ブランドーのブランド。
ここはジョジョスレじゃねー
ファイアブランドっていう剣が出てくるゲームもあったな
フレイムの舌……
ヒトカゲの舌はおいしいのだろうか
FFTのファイラの呪文詠唱が
「地の砂に眠りし火の力目覚め 緑なめる赤き舌となれ! ファイラ!」
だったから俺もてっきり炎の舌だとばかり
検索すると
>フレイムタン 神話
> 改めて見てみると、「フレイムタン」の検索に対して、googleの推奨ワードにもこれが出てくる。
>てことは、これが神話伝承の武器の「固有名詞」だとか、要はエゴ名や性能データではなくて
>神話が元だと思ってる輩があとをたたないということで、前からそうだろうと思ってたけど
>ディフェンダーだのフロストブランドだのもそんなふうに思われてるんだろうねい。
> 後出のRPGに登場する武器のフレイムタンとは、最初期のD&D系の記述、
>例えばAD&Dの最初のDMGに記述されているランダムアイテムのエゴ名でいうところの
>'Sword +1, flame tongue, +2 vs. regenerating creatures, +3 vs. cold-using, inflammable, or avian creatures, +4 vs. undead'
>に由来する。
> 単なる金属形状や模様の形容のみならず、本当に魔法の炎の舌を放つ旧D&D系のフレイムタンソードは、
>あとづけが入り乱れて混沌としている旧D&D系のルールとしては例外的に、ひとつの攻撃の属性として
>ルールの中枢に組み入れられており、ウェブ(蜘蛛糸の呪文)を焼失させるといった効果が記述されている。
「剣攻撃+1、炎の舌を放つ、再生能力を持つ怪物に対して+2、冷気を使う怪物・可燃性の怪物・鳥類の怪物に対して+3、アンデッドに対して+4」
って感じの意味かな。
そういう武器アイテムが初期の名作RPGに登場していたので、その「炎の舌」という付加属性を
後続のゲームではそのまんま剣の名前として使われ始めたってことかな。
956 :
950:2007/07/24(火) 17:30:00 ID:???
スレ立て初めてだ…何か緊張するな…wwww
957 :
マロン名無しさん:2007/07/24(火) 17:30:11 ID:f6wG4GxB
>>908 チャイルドマンなら出来るかもしれん。問題はこの人が出てくるとギャグというものが消滅することだ。
958 :
950:2007/07/24(火) 17:31:09 ID:???
フレイムたんと聞いて
おkだと思う。新参の人いなかったっけ?
バギからオーガ召喚。
大喜びで7万人と戦いそうだな・・・・・・・そして勝つ。
>>957 特殊能力:ギャグキャラ殺しを持っているからなw
てか唯でさえ強いのにルーン追加されたら……
そういやコミクロン殺してたんだったなチャイルドマン
地獄四人衆というギャグキャラも殺してた。
途中まで完全にギャグっぽいやつらの出るギャグ調の話だったのに、
チャイルドマンがそいつら殺して終わったからビックリした。
アニメ、ヘソだしシャンク、鎖骨。これは御使いの言葉だ。いや、嘘だが。
ならば不死身のギャグキャラのキースと組ませれば良いじゃないか
>>968 違うんだ。
明らかに不死身っぽくても不条理でも殺してしまいかねないから恐ろしいんだ。
鎖骨。
X…もといチャイルドマン先生はガチの人だからなぁ……
鎖骨
ギャグキャラ殺し…"あの"ウエストを殺しかけたアウグストゥスも相当だろうな・・・
ドラゴン状態のチャイルドマン召喚なら、そもそもコミュニケーションの問題考える必要あまり無いぜ。
973 :
マロン名無しさん:2007/07/24(火) 18:40:33 ID:OJJWhGlb
後継者の二人の方が使える幅が広いよな
コルゴンも師匠に似た風味だがまだギャグもいけるな
不条理ギャグ専門だろうが
オーフェンはどっちもいける出来る子
ただ、ガチガチのシリアスでいきたいならチャイルドマンおすすめ
鎖骨
sage忘れ失礼
面白そうなスレだがスレタイのpartは消した方がいいんじゃないか
すまん誤爆した
もう我慢できん…鎖骨って何だぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
>>965 あれはチャイルドマンじゃない
>>966 地獄四人衆、ギャグキャラの皮被った戦闘キャラだったじゃん
普通にアザリー倒しちゃうくらいのレベルで実害も結構出てたはず
しかし、オーフェンやってる人は零式の代わり何にするんだ……?
エビ男マント位しか思いつかないのだが
>>978 果て無き永劫の中でもその輝きを失わず、遍く潜在的無意識において求められる。
つまるところ人が人である限りその幻想を見いださずにはいられないもの。
その因果は留まるところを知らず、ありとあらゆるカオス的因子を巻き込みながらも
停滞することなく、誘蛾灯のごとく人という種をひきつけるもの。
つまりは鎖骨。
>981
キリングドールとか。
もちろん、ルーンはミョズニトニルンで。
>>984 え?なに?殺人ドール?
パッド長と申したか
>>982 ……どっかで見たような見てないような、
印象に残るけど詳細は憶えづらいから写しかオリジナルかイマイチ解らん
>>980 いや、あの時点で既にあざリーが精神交換しているから先生のはず。
>>983 永遠に求めえぬ究極の幻想にして人が目指すべき先にあり、いずれ人が至るべきもの
鎖骨
>>984 戯曲魔王やろうぜ
1000なら皆川作品から召喚
1000ならハルハラハル子召喚
1000ならハチロク召喚
ふと思った、ワルドが何の因果か伝承法手に入れたら一人陣形が組める。
フーケが伝承法手に入れたらとりあえずサンダルが固定装備に。
そんな光景がふと浮かんだ。
そして1000だったらアストラナガン召喚を書く。
1000ならソーディアン・アトワイトを召喚
1000なら砂ぼうず召喚
1000なら富野御大を召喚
1000ならいい加減自分の終わらせる
1000ならブレンパワードを召喚
1000ならティンクルセイバー召喚
1000ならL様召喚
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。