あの作品のキャラがルイズに召喚されました part4
>>1 乙です
また書いたら投下したいがかまいませんねッ!
投下しながらスレ立てとか 乙過ぎる
>>1 乙ですっ!
二巻を読んでこれ当麻大丈夫かなーと不安になりましたw
ではでは投下したいと思います
ギーシュとの決闘からはや一週間が経ったとある日。 当麻はいつも通り(といっても一週間しか経っていないが)の朝を迎えた。床という最低ランクから、シエスタから貰った藁を敷いてのグレードアップを果たした当麻の寝心地は悪くない。 まぁ、彼にはとある日からの『思い出』の記憶がないのだが、硬い岩場で寝たという『感覚』を持っているので、むしろ全く苦ではなかった。 普段から当麻は学校へ早めに登校していた為、ルイズより先に起きるのはごくごく自然な事である。 軽く欠伸をして、体を覚醒させようとストレッチをした後、ネグリジェ姿でスゥスゥという、小さな吐息を立てて寝ているルイズを起こす。 当麻はここに来る前に同じような経験を毎日体験していたのだが、やはり慣れるものではない。が、これは不幸ではないのでオールOKと自分に言い聞かせる。 起こされたルイズは下着をつけ、制服を当麻に着さしてもらう。これもやはり慣れようがない。が、これもまた不幸ではないのでオールOKと自分に言い聞かせる。 その後、ルイズは朝食を食べに、当麻はルイズの洗濯物を洗う事になっている。もちろん洗濯機がないこのご時世、普通の人間なら手洗いなどしないのだが、 当麻は違った。 どういった『思い出』があったかはわからない(大方不幸の一環だろうと理解はしているが……)。しかし、これまたどのように手洗いをすべきか『知識』は得ているので、これまた苦ではならない。 くどいかもしれないが、これも女性の下着を洗う事に抵抗感はあるが、これまた不幸ではないのでオールOKと自分に言い聞かせてる。
そう、つまるところ普通に使い魔として仕事をしているのだ。この時、当麻は今までの『不幸な体験』が役立ったなーと純粋に思えた。 働かざる者食うべからず、一生懸命朝から働く当麻は、平民用の朝食では圧倒的足りなかった。また、ルイズから朝食を貰おうにも朝は時間の都合上あわない。 その為、どうしよかなーと悩みを抱えていたが、それはすぐに解決された。 どうやら、ギーシュの決闘のおかげで厨房で働いている平民から大人気を得たのだ。やはりと言うべきか、彼らも貴族に対して不満はあったらしく、スカッとしたらしい。なのでよく訪れてはご飯を貰ったりする。 その中にシエスタが作った手料理もあるが、特に気にせず当麻は食べっちゃったりする。 とまぁ厨房で本当の朝食を食べた後、当麻は授業中のルイズと合流し、お供を努める。が、補習万歳の当麻にとっては何を言っているのかさっぱりである。 時々隣にいるルイズに質問する事もあれば、簡単な昼寝をしたり、ペン回しに走ったりもする。 それが当麻の日常であった。 しかしながら、肝心の元の世界に戻る方法は見つからない。手掛かりの「て」の文字すら見つからない当麻は、内心どうやったら戻るんだーと泣いちゃったり。 尤も当麻の不幸はこんな程度では済まされない。 それは当麻の一日を紹介した今日の夜に起きた。
なんか最近短いな…… てかこっちに投下してよかったんですかね……?
1000なら幸せか 誰が?
誰がと書いてないので、皆が。
あれからルイズは簡単に医師の問診を受け、問題なしと診断され、朝食前には退室できることとなった。 しかし仮に問診ではなく魔法まで用いた精密検査をしていたなら、大騒ぎになっていた事だろう。 ジェフティのコア、そしてADAと融合したルイズの体内はかなり変質しており、 半OF人間と言っても過言ではないくらいなのだ。 しかし現状、ルイズはそこまで事態の深刻さは把握していなかった。 医務室で彼女の使い魔を名乗る声、「ADA」から、恐らくは自身の有用さについて 説明を受けたが、正直半分も理解する事は出来なかった。 理解できたのは、ADAに実体が無い事。 現状、殆ど何も出来ないという事。 つまりは役立たずであるという事。 ルイズが自らの中で下した結論を率直に告げると、ADAは沈黙した。どうやら拗ねてしまったらしい。 その後、医師と入れ替わるように件の儀式の監督教師であったコルベール師が病室に入って来た。 考えるまでも無く使い魔に関する件だろう。 ルイズは心底不安気に左手のルーンを見せて、ADAの事を説明した。 「――と、言う訳なのですが……」 「……ふぅむ。これは全く前例の無い事象だね」 しきりに首をひねるコルベールだったが、ルイズよりは思考が柔軟そうであると判断したADAが声を発した後、状況は一変した。 最初は飛び上がるほどに驚き、警戒を露わにしていたコルベールだったが、 ADAと言葉を交わすにつれ次第にその声には熱が篭り、最後には感極まって叫びだした。 「素晴らしい! 全く以って信じられん!! いや実に素晴らしい!!」 どうやら彼はADAの意味不明の言語を多少なりとも理解できているようだ。 ルイズにはさっぱり理解出来ず、半ば置いてけぼりな感が漂っていたのだが、 とりあえずコルベール師はADAを使い魔と認めてくれたらしいと判断し、その点だけは心底安堵した。 そして実際にコルベールはルイズの使い魔を十二分に評価し、太鼓判を押してくれたのだった。
>>10 ギーシェかマリコリヌじゃね?
最もあの2人は幸せになってはいけない気がするが。
始祖ブリミルと女王陛下に祈りを奉げ、朝食を摂ろうとして、ルイズは視界の端に妙なものを認めた。 それは数字だった。中空にぼんやりと蒼く輝く数字が、幾つも浮かび上がっている。幾つかは何となく覚えのある数字だ。 疲れているのか、或いは寝ぼけているのかと目をこすってみても、数字は変わらずに浮かび上がったままだ。 その数字の存在にはルイズ以外の誰も気付いていないらしい。 腑に落ちないながらも、気にしない事にして、改めて食事の為にナイフとフォークを取り、鶏肉を切り分けて口へ運んだ。 そして良く噛んで飲み込んだ瞬間、浮かんでいた数字の幾つかが、僅かに上昇した。 「――え?」 そこでようやくルイズはその覚えのある数字が何を表すものかに、思い至った。 それはルイズの身長、体重、スリーサイズといった身体的なデータだった。 特にアルファベット一文字で言えばBの数値は、あまりに切ないものであったため、逆に深く記憶してしまっていたのだ。 しばし呆然としていたルイズだが、すぐに心当たりには思い至った。 「ちょっとADA! これ貴女の仕業ね!?」 『はい。その通りですが、何か問題でも?』 ADAに悪気があった訳ではない。 その朝っぱらから豪勢に過ぎる食事に健康を損なう可能性を見て取ったADAは、 自己診断によって得たバイタルデータをルイズの網膜に直接投射して、常時、健康状態を把握できるようにしたのだ。 ルイズには理解できなかったが、身長や体重スリーサイズ以外にも、 血圧や体脂肪、血糖値や合計摂取カロリーに至るまで、実に完璧に網羅されていた。 「余計なお世話よ! 今すぐ消しなさい!!」 公共の場で、いきなり大声で叫びだした(ように見えた)ことにルイズが気付くのは、5秒後のことであった。
『ギーシュ』と『マリコルヌ』だ・・・ 『ギーシェ』でも『マリコリヌ』でもない! 二度と(ry
結局、いつもより朝食を軽めに済ませたルイズは、教室の中、不機嫌そのものの顔つきで、自分の机についていた。 事情を知らない周囲の生徒は、ルイズの左手に浮かぶルーンを見ると、 何やらひどく痛ましそうな顔をして周囲の者とひそひそと囁き合った。 「無事だったのか……」とか、 「気の毒だが、今度こそクビだな……」とか、 「もうあの爆発は見れないのか……」とか聞こえてくる。 いつもなら真っ先にからかいの声を上げる、ツェルプストーやかぜっぴきまでが、遠巻きに、気遣うように見守っていた。 ぶっちゃけ余計にムカついた。 だが、誤解を解こうとルイズ席を立ちかけたところで、教員がやって来た。 女性教員のシュヴルーズは、ひととおり新入生の使い魔を見て成功を称えると、 一人誰も従えていない(ように見える)ルイズに声をかけた。 「それから、ええと、ミス・ヴァリエール? 貴女に関してはミスタ・コルベールから話を伺っています。 随分風変わりな使い魔を召喚したようですね? ミスタが教員室で大層興奮なさっていましたよ」 「――え」 それを聞いた周囲の生徒が騒ぎ出す。 「失敗じゃなかったんですか!?」 「ゼロのルイズが一体どんな使い魔を喚び出したっていうんだ?」 「でも使い魔のルーンは……」 ルイズの召喚の儀式には皆、立ち会っている。 あの、あまりにも膨大なエネルギーが何なのかはわからなくとも、『とんでもないモノだ』という事くらいわかる。 儀式が失敗でないというなら、一体、彼女は何を呼び出したというのか……? やにわに騒がしくなった教室に、シュヴルーズ師が魔法で場を沈静させる。 「はいはい、もう授業の時間ですよ。彼女の使い魔に関しては私も良く存じ上げませんが、 姿は見えずとも確かに存在するようです。 興味があるなら、後で個人的にミス・ヴァリエールに尋ねてごらんなさい。では――」 そして授業が始まった。
錬金の実技に指名され、周囲の反対の声を黙殺してルイズが 壇上に進むと、突如ADAの声が脳内で聞こえてきた。 『警告。成功率ほぼ0パーセント。貴女の魔力には他者のそれとは異なる要素が見受けられます。 原因が特定できるまで、正規の魔法を行使すべきではありません』 無論それで止まるルイズではない。ADAの台詞の中に何か引っかかる部分があったような気はしたが、 自分の得体の知れない使い魔にまで駄目出しを出されて、ルイズは更にヒートアップした。 そして教壇の上、殆どの生徒が避難するのを尻目に、 ルイズは杖を掲げ、拳大の石ころに向け、詠唱を開始した。 その瞬間、閃光が教室を埋め尽くし――そして収束した。 生徒達が恐れ、そして既に慣れてしまっていた爆発は、いつまでたってもやって来ない。 恐る恐ると、生徒が少しずつ机の下や教室の外から戻ってくる。 ――そして見た。 詠唱の姿勢のまま硬直したルイズの左手のルーンが蒼く輝き、紫電を放っているのを。 やがて発光と放電は徐々に弱まり、収まった。 シュヴルーズ師はどうやら閃光のショックで気を失っているようだ。 ルイズを含め、誰にとっても想定外の現象に静まり返る中、突如、不思議な響きを持つ可憐な声が聞こえてきた。 『対象の完全消滅を確認。昇華でも転移でもありません。原因――特定出来ませんでした』 「だ、誰だ!?」 立て続けに起こる怪現象に一部を除き、再度パニックを起こす生徒達。 そこでルイズが我に返り、自分の使い魔を問い質す。 「……ADA? あんたが何かやったの?」 『ベクタートラップによる圧縮空間を生成。爆発の衝撃を封じ込めました』 またも意味不明の言葉だったが、今回は前半はともかく、後半は理解できた。 と、そこでルイズは、生徒達が左手に話しかける自分に、怪訝な目を向けているのに気がついた。 しかし、どうしたものかと考えるまでもなく、左手が光り、ADAが周囲に聞こえるように声を発した。 『おはようございます。私は当メイジルイズの使い魔、独立型戦闘支援ユニットADAです』 ――――新たな技能『シールド』を取得しました。
ADAキタコレ!!! ひたすらにGJ。 次も期待してます。
シールドゲット! いいなぁいいなぁ、本当にこのスレは良作の宝庫だぜ!
呼び出しはしたものの、パピヨンとルイズの契約は難航すると皆が予測した。 何故なら妖精という種族は人間と、というより普通の生命体とはまるで違う存在である。 例えば「水の精霊」という存在がある。 彼ら、ではなく「彼」は「個にして全。全にして個」であるという。 群体に近い存在でありながら単一であるとも言える。 ばらばらにされようとその意識は一つのままなのだそうだ。 妖精はそこまで極端な存在ではないがそれでも通常の生命体を超越した存在であるのは確かで、 妖精に比べたらエルフの方がよっぽど人間に近い存在である。 まぁそんなことは希少ではあるがハーフエルフが実在する以上当たり前のことだが。 ともかく、そんな超越者である妖精との契約は熟練したメイジでも難しい。 何せ意思疎通ですら苦労を伴うのだ。 ましてや契約しようとしているのは「ゼロのルイズ」である。 これがすんなり進むと予測するメイジは誰一人としていないだろう。 だが意外にも契約はあっさりと結ばれた。 蝶々の妖精さん、パピヨンは、 「どうせ元居た場所ではやるべきこともやりたいことももうなくなった。 こんな刺激的な場所に呼んでくれた礼ぐらいはしてやる。 しばらくだが付き合ってやるよ」 と契約を承諾、そしてルイズのコントラクト・サーヴァントも一発で成功した。 こうしてパピヨンは「ゼロの使い魔」となったのである。 ゼロの蝶々 〜接触編〜
このルイズはメタトロンで出来てるのか? ベクタートラップはADAじゃなくてOFの機能だと思ったんだけど 何はともあれ、ZOEの人乙
[シエスタの場合] ミス・ヴァリエールに呼びつけられたその時、私はちょっとハイになっていました。 ミス・ヴァリエールがパピヨンという名前の蝶々の妖精さんを使い魔として召喚した、という噂を聞いていたからです。 蝶々の妖精さん!パピヨン!なんて可愛らしい響! きっとちっちゃくて可憐で綺麗な羽を背中に付けた可愛い妖精さんに違いない!! 是非一度見てみたい!そして許されるのなら抱きしめてみたりしたい!! 前からそう思っていましたがついにその蝶々の妖精さんと出会える機会に恵まれたのです。 (妖精さんはどうやら言葉も話せるそうだしどうにかして仲良くなって・・・頑張るのよ、シエスタ!) そう心に決めると私はミス・ヴァリエールの部屋のドアをノックしました。 「ミス・ヴァリエール、お待たせいたしました」 私の言葉を受け、部屋の中で誰かが動く気配がします。 自分の鼓動が早まっているのが自分でも感じられました。 そしてドアが開くと!!
>>21 そもそも、エイダのコアユニットもメタトロンを使用したものだぞ?
メタトロンと結合しているOFルイズならベクタートラップ使用するのに問題はない
うは、パピヨンの人続くのかww
「ふむ、中々早いな。流石は貴族に仕えるメイドといったところか」 変態が出てきました。間違いなく変態です。どこからどう見ても変態です。これ見よがしに変態です。 とっさに叫び声を上げなかった自分を褒めてあげたい、というより褒める。よくやった私。 「ああああああの、こっこここはミス・ヴァリエールの、おっお部屋では? ああああなたは、どどどどなたでありましょうか?」 「俺は彼女の使い魔の蝶々の妖精さ、名前はパピ(はあと)!ヨン(はあと)!! 所で呼んだ理由だがご主人様の下着と俺の蝶サイコーなスーツの洗濯を頼みたい」 そういいながら変態はその場でスーツ(?)を脱ぎ、黒パンツ一丁になって私に手渡しました。 私は涙を堪えながら洗濯しました。 正直触れているもの嫌でしたけど変態にどんな難癖をつけられるかわからないので何時もの五割り増し慎重に丁寧に洗いました。 「おお!蝶サイコーな仕上がりじゃないか!気に入った、これからもちょくちょく君に頼もう」 私は迷わず学園長室に乗り込んで告げました。 「仕事止めます」 「駄目じゃ」 (このファッキン爺!!)と思いながら近いうちに絶対に止めてやる、と決心しました。
[タバサの場合] 彼を見た時こう思った。 (自分に似ている、と) だがそれは正しいが同時に勘違いだったことに後で思い知らされた。 「俺に字を教えろ」 彼が最初に私に話しかけてきたのは図書館だった。 彼は本が読みたいがここの文字は理解できないから教えろ、と言ってきた。 私に要求に応える理由はない筈だ。 だが何故か彼が気になった私はこう答えた。 「基礎だけでいいなら」
そんな流れで私は彼に字を教えることとなった。 彼は極めて優秀な生徒だった。 教え始めて数日しかたっていないが既に殆ど習得し終わったと言っていいだろう。 「後は辞書があればなんとかなる」 「思ったより手間取ったな、だが助かった。 礼に頼みの一つぐらいは聞いてやるぞ」 特に頼むべきことはなかったが何となく好奇心でこう言った。 「マスク、外して」 すると彼は今までの飄々とした態度が嘘のように殺気を滲ませた。 それは今までの危険な任務を何度もこなした私が感じたことがないほど強い殺気だった。 そして私の目を覗き込みながらこう言ったのだ。 「それで出来ない。このマスクは二度と人前で外さない。 お前のソレと違ってこれは俺が俺の弱さを超越した証だ」 その言葉は深く私の心に染み込んだ。 そして(似ている)と思った理由もわかった。 私と彼は同じ『仮面をつけた者』だったのだ。 しかし何時しか身に着けていた無表情という私の『仮面』は私の弱さを覆い隠す為の物。 だが彼の『仮面』は弱い自分と決別した証なのだ。 それと同時に彼が唐突に怖くなった。 滲ませる殺気でも見せ付けられた実力の片鱗でもなく、己の弱さすら超越してみせた彼の執念が怖かった。 自分の久しく使われていなかった顔の筋肉が動くのがわかる。 鏡はないがきっと私は脅えた表情をしているのだろう。 そんな私に唐突に彼は告げる。
>>23 メタトロン製なのは知ってるけど、ハードの性能をソフトが使ってると思ってたからさ
「貴様・・・こっちに来てから見た人間の中で一番『いい目』をしてるな」 普通に聞けば私を口説いているとしか聞こえない。 だが彼の雰囲気はとても恋をかたるそれではない。 「お前・・・何か不条理な目にあってるな。だが諦めてない。 普通は無謀で不可能だと思うような何かを成そうとしているな。 その無表情さもその為の『仮面』だ、そうだろう?」 彼の言葉は尋ねる形をとってはいるが確信に満ちている。 私は黙ってうなづく事しか出来なかった。 「少しだが気に入った。字を教えてもらった借りもある。 その『仮面』を俺と同じモノに変えらる自信ができたら来い。 高く遠くまで翔ぶ力を貸してやる」 そう言って去っていく彼の背中を見ながら決めた。 強くなる、と。 上辺だけの強さじゃない、本当の強さを手に入れ、そして高く遠くまで翔ぶ。 母を奪い返し、助けられるくらい高く遠くまで、と。 だから彼に言われたように私の『仮面』を彼のそれと同じものとするべく形から入ってみた。 具体的にはあの蝶々のマスクを被ることにした。 蝶々のマスクを作るのはちょっと手間だが幸い街で似たようなものが売っている店を見つけた。 鞭やロウソクも売られていたりして、何の店かはよくわからなかったが。
タバサなにやってんのwww
[キュルケの場合] あたしがその前日召喚したのはサラマンダーだった。 それ自体には問題は一かけらもない。それどころか大満足だった。 例年ならば使い魔品評会の優勝候補に食い込めること間違いなしの使い魔を呼んだのだから。 だが問題なのはルイズの使い魔だ。 『ルイズが蝶々の妖精さんを呼んだ!』 その話を聞いた時、そんな馬鹿な、と思うと同時に何処か納得していた。 ルイズは確かにどんな魔法であっても使おうとすると爆発ばかり起こす駄目メイジだ。 だけどその爆発の破壊力が、破壊を根本とする火のメイジであるあたしに彼女が規格外のメイジであると告げるのだ。 あたしは確信していた。どういう形であれ彼女は何時かその規格外さを周囲に見せ付ける日が来るだろう、と。 そんなわけで彼女は私の心のライバルとなったのだ。 だから彼女の召喚する使い魔がどんな使い魔なのか彼女の次に気にしていたのはきっとあたしだろう。 (しかしまさか蝶々の妖精さんとはね!) 一応確認するために遠くから見てみたがそれは間違いなく蝶々の妖精さんだった。 毎年使い魔品評会の優勝者が誰かトトカルチョが行われるのがこの学院の生徒の隠れた伝統だそうだが今年は駄目だろう。 損をするとわかりきっていて胴元をやる奴なんている筈がない。 ハルケギニア全土の中でも最高クラスの使い魔をルイズが呼んだのだから。 ルイズの自慢話を聞くことになるのは少し癪だけど私は素直にルイズを褒めることにした。
ちょwwwwwwwwwww キュルケwwwwwwwwww
タバサそれはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇwwwwww
メイジってのはどいつもこいつも目が腐ってるのかwww
「凄いじゃない、ルイズ。あたしのフレイムも中々の使い魔だと思うけど流石にあなたの使い魔には負けるわね。 蝶々の妖精さんの使い魔だなんてもしかしたらトリステインの歴史に刻まれるかもしれないわよ?」 ルイズの反応はあたしの予想したものとはまるで違った。 その顔に浮かんだ笑みは自慢の笑みではなく・・・『自嘲』の笑みだった。 『嘲笑』ならまだわかる、ルイズらしくないとは思うけど。しかし何故『自嘲』? ずっと考え込んでいたがルイズが授業で錬金の魔法を失敗した時、唐突に理解できた。 ルイズは悩んでいるのだ、自分が蝶々の妖精さんに相応しいメイジなのか?と。 ルイズはまだ自分を認められないのだ、蝶々の妖精さんを召喚したという偉業を成したにも関わらず、だ。 その証拠に彼女は蝶々の妖精さんと模擬戦闘訓練をしたらしい。 それを見たものがいうにはとてもメイジとその使い魔が訓練しているとは思えないほど実戦さながらの鬼気迫る光景だったそうな。 (それでこそあたしのライバルよ!!) ルイズは確かにその規格外さをもう見せ付けた。 だがこれで終わりではないだろう。 先ほどあたしはルイズがトリステインの歴史に刻まれるかもしれない、と言ったが歴史どころの話ではない。 彼女は歴史すら超えて伝説に刻まれるようなメイジになるかもしれない。 あたしは彼女に負けないように、いえ、彼女に勝てるように更なる研鑽を積むことを誓った。 ところでやっぱり素敵よね、あの蝶々の妖精さん。 特にあのスーツのセンスがたまらないわ。 他人の使い魔で妖精で・・・でも恋は障害が大きいほど燃え上がる! あたしの微熱が今情熱へと変わっていく!!覚悟してね、ダーリン♪
キュルケ勘違いwww
[(既に接触済みだが)ルイズの場合] 最近わたしは自分が貴族であるという自信がなくなってきた。 目の前にパピヨンがいる、わたしの目にはどこからどう見ても変態よ。 反応を見る限り、学院に仕える平民達も同じらしいわ。 だが!貴族達の目にはパピヨンは蝶々の妖精さんに見えるらしい。 どうしてもからかわれているという疑いを捨てられなかったけどどうやら皆本気でそう思ってるみたい。 最初は彼らを馬鹿だと思った、だがこうまで会う人会う人皆にパピヨンを『蝶々の妖精さんだ!』と言われると、 なんだか間違っているのが自分に思えてくるわ。 先ほどなどついにあの不倶戴天の敵、キュルケまでが・・・ わたしは本当に貴族なのだろうか? もしかして魔法の使えないわたしにはわからないだけで彼は本当に蝶々の妖精さんなのだろうか? さっきの錬金にも失敗したし私はもしかしたら貴族たる資格がないのかもしれない・・・ 悩みで重くなった足を無理矢理動かしながら何とか自室に帰ると。
まさか続きがでるとはw 支援
「戻ったか、ご主人様」 黒パンツ一丁で変態が出迎えてくれた。 うん、間違いない。狂ってるのはわたし以外のセンスだ。 こいつは疑いようもなく変態だわ。 周りからの評価がどうなろうとこいつを殺して使い魔を召喚しなおす。 今すぐに。 「というわけで死になさい」 「どういうわけかは理解出来んが止めとけご主人様。 あんたの今の力じゃ無駄な労力を使うだけだ」 失敗魔法の爆発を精神力が尽きるまで只管に放ったけど結局変態にはクネクネした動きで最後まで回避された。 何時か必ず始末してやる、と心に決めた。 続く(のだろうか?) 続きを求める声が少しだがあったので書いてみた。 シエスタはロッテリや以外やっぱり無理だった。 一人称の文章はあんまり書かないので大変だった。 四人それぞれの特徴を出したかったため原作片手に長時間唸っていたが限界だ、特にタバサ。 こいつで一人称は少し無謀だったかも知れない。 読めば誰かわかる一人称の文章を書ける人は偉大だと再認識。
前回のまとめは前スレ492-494 497です
・流石だよな俺ら
557 564 569 573 585 590
・ゼロの妖精 (SRWOGからフェアリオン)
568
・うめのあやかし (豪血寺一族から豪血寺お梅)
576 578
・マリコルヌ使い魔 (ファーザー)←元ネタ何?
597-599
・ペルソナ・ゼロ
607-608
・となりの鈴木さん
656
・忍たま乱太郎
674
807-808
・とある魔術の使い魔と主
735-736
>>6-7 ・ガイガン逆指名 (ガイガン+キンタロス)
769 786
やべ、面白すぎるww フーケや姫やワルドの反応もだが、vs7万の軍が一番気になるwwww
・High cost of zero 782-784 ・ゼロテリ(仮) (デモベからマスター・テリオン) 795-796 ・マシンロボ〜ルイズと剣狼伝説〜 (マシンロボからロム兄さん) 919-923 ・虚無の唄 song of zero (沙耶の唄から沙耶) 967-971 973 ・ゼロガー (吉永さん家のガーゴイルからガーゴイル) 992
>>28 メタトロンコンピュータじゃないと、あのソフトは重すぎて動作できねえよw
『とある魔術の〜』が結構続いてる割に未掲載だな
46 :
ゼロの蝶々 :2007/07/07(土) 20:38:20 ID:???
何度も手直ししてたから誤字が酷い、
細かい点は脳内補正してもらうとして貼り付けてから気づいた致命的ミスを補完させていただく
>>37 ×目の前にパピヨンがいる、わたしの目にはどこからどう見ても変態よ。
○パピヨンという自称蝶々の妖精さんがいる、わたしの目にはどこからどう見ても変態よ。
小ネタの欄もあんまり埋まってない件<wiki バースディとかスプーとか結構良いのが載ってないのは惜しい。
>>46 気に入ったので、これから前スレの420-424と共にまとめるがよろしいか?
前スレにグレイおじさまの投下が…(´;ω;`)
今気づいたが自分にレスしてるじゃねえか!
>>39 改めて、GJ!
前スレのガー君召喚も良かったな
>>51 総計1000レスからの特定作品の抽出って結構疲れるんだぞw
>>51 使い方を読んでも良く分からない駄目な俺に優しく教えてくれるかい?
とりあえず編集でいいのか。
あと自分の作品の誤字脱字修正したいんだが
これも管理者じゃなくても出来るのかな?
>>53 レス番まとめはあるじゃん。
56 :
ゼロの蝶々 :2007/07/07(土) 20:52:45 ID:???
>>48 wikiにはなれていないのでやってくれるのならありがたいです。
続きを期待してくれる人が少なくても居るのならなるべく応えたいのですが
当初は本当に一発ネタの予定だったのでプロットなど一切存在しない状態です。
なるべく努力しますがジョジョスレ職人なみのスピードは期待しないでください。
ようやく気づいた パピヨンとルイズは爆発つながりってわけか
>>54 あ、そうか。
でもレス番まとめにも見逃されてる奴があるしなぁ・・・
>>56 もう更新済みだったりしてw
・・・あと、ジョジョスレの人たちは比較してはいけない。
彼らは既に別次元の存在と化しているからww
>>54 誤字脱字修正も積極的にやっちゃっておk
そういうものを簡単に修正できるのもwikiの強味だしな
>>58 見逃しあったら言ってくれると嬉しい。
というかどこまで載せていいのか本当わかんないよね。
3レスくらいの短い奴でも作品といえるのかどうかとか。
>>59 ありがとう。
とりあえず自分のだけ直してくるか。
未掲載のは明日かな…
1レスでも長ければ作品ではないだろうか
>>60 5,6行だけの奴とかなら、無視しても構わない・・・・・と思う。
Z.O.E知らないけど読んでて面白かったからまとめに入れちゃった
>>56 いつも楽しみにしてるよ。ゆるゆる頑張ってくれ。
しっかし、ジョジョスレは異常だな…
あそこの職人はホントに同じ時間を生きてるのか疑問に思う。
>>63 問題なし。そうやって有志がやってくれると俺も楽だw
66 :
まとめ :2007/07/07(土) 21:16:37 ID:???
>>61-62 とりあえず今度から少し基準を甘くしてみる。
以前のスレからも発掘しなきゃなぁ。
>>64 最近は一日に2話以上投下する作者が2〜3人在中してるからな。
岸辺露伴が乗り移っているに違いないともっぱらの噂。
投下してもいいカナ?カナ?
Come on!
やっちゃえ男の子!
撃て! 臆病者……撃て!
投下したいのでお早めに
73 :
ドラが使い魔 :2007/07/07(土) 21:33:22 ID:???
でわでわお言葉に甘えて ひょっとしたら、それは神様の悪戯だったのかもしれない 「……ふぁ〜あ」 大あくびをして、彼は草原に寝転がる 「退屈だ…」 最近口癖になった言葉をつぶやくと、眠そうな目で青空を眺めた
あったまでっかでっか?
75 :
ドラが使い魔 :2007/07/07(土) 21:34:00 ID:???
その言葉どうり、彼は退屈だった 少し前までは、彼は親友達とともに大冒険を繰り広げてきた だが、それが最近になってパッタリとなくなったのだ それを境に、親友達と会う機会も減っていった 正義感が強く、射撃の得意なカウボーイは、仕事が忙しいのかほとんど会っていない 真面目で、自分とよく衝突していたカンフー野郎は、医学の勉強に明け暮れており、こちらも会っていない 温厚だが、起こると怖い魔術師も、自分の夢を叶えるため日夜がんばっているらしく やはり会っていない 無口で、さびしがり屋の狼男は、ほぼ毎日遊びにくるものの 今日は風邪でダウンして来られないらしい 子供のように無邪気で、物忘れの激しいサッカー選手も、度々遊びに来るが 今日は大事な試合があるそうで、来ないそうだ そして、ドジでおっちょこちょいだが友情に厚く、 彼が最も信頼する(恐らく上記の彼らも)一番の親友は
ハルケギニア消えたな地球破壊爆弾で。
77 :
ドラが使い魔 :2007/07/07(土) 21:34:52 ID:???
「うわぁ―――――ん!ドラえもぉぉぉぉぉぉぉぉん!!」 「…やれやれ、君って奴は」 ……同じく親友である人物の「子守り」で忙しいようだ 「なぁんか、おもしれぇことないかなぁ…」 そう呟いて、さっきよりも大きく欠伸をする ――無い物ねだりしても駄目なモンは駄目、か ふと、眠気が彼を襲う。太陽を見てみると、ちょうど自分の昼寝の時間だ ということが解った ――ま、それより今はシェスタ、シェスタ。お昼寝だい…… そう思い、彼はまぶたを下ろす ――だからだったのだろうか 彼が、突然現れた鏡のような何かが自分を包み込むのに気付かなかったのは
マタドーラかいw
79 :
ドラが使い魔 :2007/07/07(土) 21:37:17 ID:???
「宇宙の果てのどこかにいるわたしのシモベよ! 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よ! わたしは心より求め、訴えるわ……我が導きに、答えなさいッ!!」 少女の叫び声と共に巻き起こる大爆発 普段ならそれは「失敗」を表すものだったが、今回は違った そう、即ち「成功」である ―― ぐごー、すぴー、ぐがー、すぴー …それの第一声はなんとも気持ちのよさそうなイビキ声だった 「へ…」 爆発を起こした張本人である少女 …本名ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは間抜けな声があたりに響いた 爆煙が晴れるにつれ、徐々に明らかになる音源の姿 ――それは、まるで雪だるまに短い手足が生えたような姿だった ――体の色は赤く、頭には牛のような二本角が生えている ――見たことのない服を着ており、首に付いた蛇腹上の襟巻きには鈴が付いている 彼女の前に現れたのはそんな姿をしたモノだった
エルマタドーラか
ドラえもんズか! 名前思い出せないorz
ザ・ドラエモンズとは懐かしい。 ハルキゲニアじゃ友情テレカの効果も及ばないだろうか。
これは期待せざるを得ない
秘密道具と四次元ポケットをガンダルーヴの力で完全に引き出せるドラシリーズなんかもう最初から破壊の杖と竜の羽衣が揃ってるも同然だなw
ドラえもんズ懐かしいな〜! エルマタドーラならデル公も使えて、ステキだな。 フーケのゴーレムをヒラリマントで投げ飛ばしたり?
こいつは秘密道具使って普通にもとの世界に帰れるキャラw というかマタドーラの秘密道具はレンタル品が多いから帰らないと破産するw
まだマシな方だな。シェスタが好きなキャラとシエスタが出会うのか。 映画で間抜けだったので助かったドラメッド3世とドラリーニョでも面白そうだが。
>>84 ドラえもんの法則:劇場版では往々にして四次元ポケットは紛失したり故障する。
一日一投稿をやろうとすると、どうしても一話が短くなる・・・。
>>72 が投下したら俺も投下するかな。
>>73 やっとドラがきたー!!と思ったらエルマタドーラとは・・・。
俺たちの予想を軽く飛び越えていくなんて。
俺にできないことを平然とやってのけッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!(AA略
シェスタ → シエスタ ギーシェ → ギーシュ マリコリヌ → マリコルヌ ガンダルーヴ → ガンダールヴ
>>86 暇な休日だったみたいだからレンタル未来道具は返却済みジャマイカ?休日まで道具は使わないだろうし
てかヒラリマントあればデルフいらねぇじゃねえかw
92 :
ドラが使い魔 :2007/07/07(土) 21:51:24 ID:???
「な、なにィィィィィィィィィッ!?」 「ぜ、「ゼロ」が成功したァァァァァァァァ!?」 「ありえない…アリエナイィィィィィィィィィ!!」 「暑っ苦しいなここ…出してくださいよ、ねぇ…」 周りから絶叫が飛び交う中、ルイズは 「い…」 ぷるぷると小刻みに震え 「いやったっぁぁぁっぁぁぁあああぁっぁぁぁっぁぁぁぁ!!!!!!!」 ――勝利の絶叫を上げた
>>91 ヒラリマントは大魔王クラスの魔法でも跳ね返せるからな!w
94 :
ドラが使い魔 :2007/07/07(土) 21:54:41 ID:???
「――うるせなぁ」 そう言って目前のモノがむっくり起き上がる 「って、何処だ…?ここ…」 それを見てルイズはそれに駆け寄った 「あ、あんた喋れるのね!?名前は!名前はなんていうの!?」 自分の魔術が成功したことに興奮冷めあらぬ彼女はそれに問いかける 「お、俺は…」 「…俺はエル・マタドーラだぜ、セニョリータ」
これはあまりに期待大
ん・・・
>>90 の1個目は撤回。『シェスタ』と『シエスタ』は発音の違いだけだからな
ルイズはこれで事実上世界を支配しうる力を手に入れたな
しかしレンタル品が。
>>82 友情テレカ?
親友テレカじゃなかったか?
面白くするなら秘密道具はヒラリマント位で止めておいた方が良いかもですね? そして何よりもこれからに期待してGJです!!
以上です
>>91 剣を使う奴ってドラズのなかではコイツだけだったモンで…
藤子Fたっちのルイズやワルドを想像して噴いたw
あれ、書き込めてない? 一応もう一度、以上です
剣と言えば一応ドラも電光丸持ってるけどな。あののび太が宮本武蔵級になる代物を デルフいらねえw
106 :
ゼロガー :2007/07/07(土) 22:07:50 ID:???
「二度あることは三度あると言いますが…」 「本当にお主までやって来るとはな」 「ルルル」 なんやかんやでほぼ原作通りの展開を省略し(ry 皆が寝静まった夜の宿舎の屋上でガーゴイルは「仲間達」と情報の交換をしていた 一番最初にキュルケに召喚されたのがケルプ 二番手がギーシュに召喚されたオシリス デュラハンはタバサに召喚され 最後がガーゴイルという訳である 「それにしても我々四人(?)が揃って異世界に召喚されるとはどんな偶然が作用したのか…」 「理由なら色々考えられるぞ、原作が同じ出版社から出てるとかアニメの脚本家が同じとか」 「ルルル、メタナ発言禁止」 「さしあたって今後の行動の方針だが…」 「それは今更ですな」 彼ら錬金術によって生み出された人工生命の使命は等しく「人の幸せを守ること」である 異世界であろうと使い魔の身であろうとやる事が変わる訳ではない 元の世界に返る方法が見つかるまではこちらの世界で出来ることをやろう そう決意する四人(?)であった
そういえば、マタドーラのひらりマントでドリルを回避してたな。
>>100 最初はそろってると万能すぎて微妙になる可能性も歩けど、どっかである程度解禁しないと折角の爽快感が残念な事になるかも知れない。
いつも秘密道具をフルに使っているわけではないし むしろ前に出した便利な道具を何故使わないというときのほうが多いし 少々、使える道具を忘れていても違和感ない
職人の人乙。 ゼロ魔か…。 魔界行の南雲秋人が召喚されてたら、みたいなのは 途中まで考えたことがあったっけな。 南雲がギーシュの首をへし折った辺りで文才の無さを痛感して止めたが。
ゼロの魔神皇帝を書こうと思ったが文才のなさに俺が泣いた
>>111 問題無いさ、書いちゃえ!書いちゃえ!
俺だって文才ないけどその場ののりで書いちゃってるぜ
おかげで今悩んでるが
そろそろ投下しまー
来たまえ!
「失敗しちゃった☆」 自分の失敗を誤魔化すかのように、ルイズは笑顔でぶりっ子の入ったセリフを吐いた。 彼女-ゼロのルイズ-の使う魔法は、どんなに簡単な魔法であろうと、どんな属性の魔法を使っても全て同じ結果になる。 すなわち、爆発。 つまり、ルイズが魔法を使う=爆発=錬金でも爆発が起きる。 ようは錬金の授業でルイズが爆発を起こしたのだ。それも教室がメチャメチャになるほどの。 そして、今に至る。 「なかなかの爆発であったぞ」 「そんなもん褒められてもまったく嬉しくないわよ・・・」 ルイズが意気消沈に答える。 「落ち込むのはいいのだが、これからどうするのだ?」 「私達だけで教室の片付け。それと私は魔法を使っての片付けは禁止」 もっとも、魔法を使ったところで更に教室が荒れるだけだが。 「そういうわけだから、朝に召喚したマーズ・ピープルだっけ?あれを喚んでもらえないかしら。人手が多いほうが早く片付くし」 「いや、その必要はなかろう。要は教室を元通りにすればよいのであろう」 そう言うとペルデュラボーは右手を正面にかざし、呪文を発動させる。 「ド・マリニーの時計よ」 彼の右手に現れた時計が逆回転をすると、それに合わせるかのように教室の時間が戻され爆発が起きる前の状態に戻された。 「すごい・・・」 ルイズはぽかんと口を開けてただ驚くだけだった。 「なに、この程度のことどうと言うことでもない」 そしてそれを当然のこととして受け止めるペルデュラボー。
「無限の住人」の万次。 大量の武器を服の中に隠し持って居る人なのでガンダールヴの力との相性もぴったり。
ペルデュラボーは凄かった。なにせ壊れたものを直すのではなく、時間を戻すことで壊れる前に戻してしまう魔法を使ったのだから。 それに比べて自分はどうだ。 級友たちにはゼロのルイズと呼ばれ、そう呼ばれるのがイヤで、 そう呼ばれないようにするために必死になって努力をしてもいつも結果は同じだ。 その現実が重く圧し掛かる。 人間、一度マイナス思考に考え始めると、下り坂を転がるボールのようにどんどんマイナス方向に考えが進んでしまう。 もうすぐ『自分は使い魔にも劣るダメメイジ、略してダメイジなんだ』という考えに行き着きそうになりかけた時、ペルデュラボーが口を開いた。 「努力は重ねていくことに意味がある」 「え?」 目の前にいる完璧な魔術師の言葉に耳を傾ける。 「邪神に仕組まれていることとは言え、幾度となく余に倒され続ける魔を断つ剣ですら、ループを重ねるごとに少しずつだが確実に強くなっていった。」 「・・・・・・・」 「努力を実らせることに焦りすぎるな。傷つくことを恐れずに一歩ずつ確実に進んでゆけ。余の天敵たちと同じように。」 彼が初めて自分に関することを言ったような気がしたが、今はどうでもよかった。 「・・・もしかして、励ましてくれてるの?」 「さて、どうであろうな。それで、貴行はどうするのだ?傷つくことを恐れ立ち止まるのか、それとも進み続けるのか」 答えは初めから決まっていたし、今までずっとそれをやって来ていた。 「勿論後者よ。絶対にあいつらを見返してやるまで立ち止まってやるもんか」 「それでよい。それでこそ余をこの世界に喚びだした貴行だ」 そう言い、不敵な笑みを浮かべる主に軽い微笑みを返すペルデュラボーであった。
貴行じゃなくて貴公じゃないか?
今日はこんなところです。 ところで、どなたかセンスのいいタイトルをつけてもらえないかな? 俺はネーミングセンスが壊滅的なんです・・・orz
まとめ掲載時にでも(覚えてたら)修正すれば良い
>>110 新のほうならちょっと優しくなってるからなんとかなるかもと思ったけど、
基本容赦しないから無理だな。
秋せつらとかメフィストとかDとかピエールとか舞依とか大摩とか
姫とか義龍とか(ryならキャラ全員が魅了されるだけでなんとか済むけど
wikiの人、いたらちょっと教えてくれ。または分かる人。 左の項目、長編(または小ネタ)内に新しい項目を作るにはどうやるんだ? 長編or小ネタのページを開いた状態にして「新規ページ作成」? それとも「編集」でリンクを作ってからそのページを編集? wikiの説明は俺には中身が少なすぎる。 初心者のサルでも分かるように説明してくださいお願いしますorz
スプリガン、御御苗優なんかも手がつけらんねーだろうな
ネオゲッター見てたら投下終わってましたか 両作者様まとめてですみませんがGJです 少し短いですが投下します あーたーらしーいあーさがk(ry 早朝、先に目を覚ましたのはミュウツーであった。 ミュウツーは目覚めると軽く身体を動かし、カーテンと窓を開け、着替えを用意し、隅にまとめてあった衣服を宙に浮かべると、洗濯をするため外へと飛んだ。 昨日気絶したルイズを部屋へと運ぶ際に、赤い髪の女性に使い魔の仕事とは何かを聞いていたのだ。 無論キュルケは嘘偽りなくその内容をミュウツーに教えていた。 「・・・これで良いのだろうか」 産まれて初めてしてみた洗濯が終わり、洗いたての洗濯物を高速で回転させながら脱水させつつ、ふと空を見上げてた。 昨晩、目覚める気配のないルイズを見るのに飽きた時にも空を見上げ、月が二つ輝いていたのを思い出していた。 「・・・ここはどこだ」
ぎゃー!また誤字ってる!!ちょっとインスマウスの海にダイブしてくるわ・・・。
>>120 まとめwikiの使い方がよく分からないんで教えてもらえたら助かるかも。
前スレの面白い作品群が載ってないのは寂しいもんがあるんよねぇ。
まず、追加したいページを新規作成する ついで、長編のページを編集して新規作成したページをリンクする
部屋に戻って来ても、ルイズはまだ眠っていた。 洗濯物をそれぞれの引き出しにしまった後、何もすることがなくなったため、ミュウツーは瞑想に耽ることにした。 ―― お話しできるんだから 人間かもね それとも 私のポケモンだったりして ―― ふと、ミュウツーの脳裏に、嬉しそうな笑顔で話しかけくる少女の姿が浮かんだ。
>>126 おお!サンクス!
とりあえず前スレの小ネタ群で目ぼしい奴あげてみる。
しばらく瞑想に耽っていたミュウツーであったが、流石にそろそろ起こした方がよいのではと考えた。 部屋の外から、ざわめきや足音が聞えてくるからだ。 少しの思想の後、ミュウツーはルイズを起こすことにした。 「ご主人、起きろ」 「ん・・・ぉふぁょ・・・」 ようやく目を覚ましたルイズが起き上がると、ミュウツーが目の前に浮いていた。 「あああ、アンタ誰よ!!」 「あなたの使い魔だ、ご主人」 「・・・そっか、昨日召喚したんだっけ」 あくびを噛み殺しながら、ルイズは昨日の出来事を思い出していた。 「・・・着替えさせて」 ルイズは一応言ってみたが、着替えさせてもらえるとは考えていなかった。 だが次の瞬間、なんとミュウツーは服を着させ始めたではないか!これには驚くルイズ。 ふと周りを見ると、洗濯物がなくなっていたり、窓が空いていたりと、仕事が全部片づいているようだ。 (言われなくても全部やってくれるなんて、けっこういいとこあるじゃない) まだ寝ぼけているのか服が宙を浮いているのに気づいていないようだ。
ミュウツーのご主人呼びだけでゴハン三杯はいける
「・・・・そういやアンタ、名前は?」 ルイズの質問にミュウツーは一瞬服の動きを止めた。 「・・・名前?」 ミュウツーは自分の名前を知らなかった。 無理もない、彼は自らの名を知る前に召喚されてしまったのだから。 そのおかげで、一つの島と研究所、それに何十人もの科学者達の命が救われたのだが。 「アンタの名前よ名前、はやく教えなさいよ」 ミュウツーは自分の記憶の中から名前らしいものを探してみることにした。 ―― 私達は みぃんなコピー だからワンじゃなくてツー ―― ―― じゃあ 僕もツー? ―― 少女は自分をツーと呼んだ。 ミュウツーはそれが自分の名前と判断した。 「・・・私の名は、『ツー』だ」 「ツーね、わかったわ。それじゃあツー、ついて来なさい」 丁度着替えが終わり、ルイズは扉の外へと向かった。 「はい、こちら緊急レスキューセンtじゃなかった」 「ギーシュが!ギーシュがぁ!あああああ・・・・」 「ミス、モンモランシー、落ち着いてください。状況を出来るだけ詳しくお願いします」 「血が凄いの!とにかく早く来て!ギーシュを助けて!!」 私はとにかく、パニックを落ち着かせるのが第一だと思いまし
「新規ページ作成」をするとページ名を決めさせられるのでそのページ名へのリンクを一覧ページに作る(
>>126 の方法)
もしくはリンク作ってからリンク先に飛ぶと
「このページはまだ無いから作ってくれ」と言われるので作る
どっちか好きな方法でおk
ギャアミスッた
>>131 の最後の数行のは忘れてくださいorz
説明するのは苦手なんで、他の人が説明してくれて助かったわ(爆)
ミスり過ぎだw っていうか何の為の文章なのか激しく気になるぞww
>>131 >私はとにかく、パニックを落ち着かせるのが第一だと思いまし
一ヵ月後。
そこには元気に二股をかけているギーシュの姿が!
「もう二度とメイドをいびったりなんかしないよ」
デモベの人乙です。 ベルデュラボー(我、耐え忍ばん)なんて魔術名名乗るぐらいなんだから、 やっぱマスターテリオンも最初は魔術てんでダメだったんだろうなあ。
>>116 半不死っていうのが反則過ぎだな。
まあ首を落とされたり焼き尽くされたり真空に晒されたりすれば死ぬと思うけど
>>123 オリハルコンのナイフを愛用してるので、デル公の活躍が危うくなる
>>135 ミュウツーがギーシュをフルボッコにした後のためです
これはボツにすることにしていたのですが何故かこれまでコピってましたorz
そりゃまあミュウツーがフルボッコにすれば、そうもなるわなあ
ちょ・・・誰だ!小ネタに"アレ"を入れたのは!
>>141 アレ?どれd…ってアッー!!!!
著作権の悪魔が!?
>>141 スマン、俺だ。つい出来心で。
ヤバかったら消してくれ<wikiの人
とりあえず前スレの完結小ネタで五個くらい入れてみた。
ひー・・・正直恐ろしすぎるので、消したい衝動が沸き起こってくるけど・・・・ 皆の意見はどうなのかな?かな?
入れてても問題ないだろ あれ?ピザなんて頼んだっけ?
固有名詞入ってないし、大丈夫じゃないかな。かな。
>>144 大丈夫だと思うけど
精神衛生上よろしくないなら消しちゃってもいいと思うんだぜ
お前等何か見えるのか 俺には見えないなァー
読んでる間ずっと頭の中でエレクトリカルパレードが響くけど大丈夫でしょ
>>121 むしろ新の方が容赦ないような…(まぁあまり変わらんかもね)
そして後半に二人ほど危険なのまじってるw
それにしても菊地秀行の美形描写のしつこさは異常(褒め言葉)
そうか。 それではとりあえず残しておく事にしよう・・・今の所は。
亀だがミュウツーの人GJでした まる見えなミスに吹いたwww ところで時々でる少女は誰ですか?
>>137 ベルデュラボーは本来ならループから解放された照夫が名乗る名前だから、
多分ループの中で耐え忍んで来たっていうのを込めたんじゃないかね。
ケンシロウとかラオウがきてもデルフ意味ねーだろうな、拳で語っちまう
>>155 あれはあいつらの戦闘についてこれる武器がないだけ
武器の扱いに関しても達人なはずだからいけるんじゃね?
投下します
こい!
「ミス・ヴァリエールの召喚した使い魔についてはご存知ですね。」 「ヴァリエール家確か……人間の娘を召喚したんじゃろう?ひゃひゃひゃ、全くこんな事は前代未聞じゃて。」 本塔最上階の一室にオールド・オスマンのしゃがれた笑い声が響く。 入学当初から度々ルイズの引き起こす事件はオスマンの耳に入っていたが、これほどの変り種だとは思っていなかった。 「その使い魔の唯一の持ち物がこれです。」 コルベールは古めかしい本を広げてみせる。 開かれたページには十字の上部が円となった図形が描かれていた。 ディディがいつも下げているペンダントと同じものである。 本を覗き込むと、それまでおどけていたオスマンの顔から笑みが消え 代わりに誰よりも長く生きた熟達のスクエア・メイジの姿がそこにあった。 険しい顔つきのまま「ミス・ロングビル、すまんが…」と言ってお気に入りの秘書に退室を命じる。 「アンクというシンボルで生命を表すそうです。現在ではあまり目にする機会がないのですが これの起源は恐ろしく古いものでして……また彼女の身なりも我々と大きく異なっている事から、私はディディを過去から来た」 「ミスタ・コルベール、今なんと申した?」 「ええ、信じがたい話ではありますが、私は彼女を遠い過去から来た人物であると推測」 「違う、使い魔の名じゃ!その娘の名は何と申す?」 老いてなお健在な老オスマンの迫力に若干の戸惑いつつコルベールは答えた。実はただのエロジジイじゃないかと思っていたようです。 「あっああ、本人はディディと名乗っています。」 「ふむ。おぬしの推測は恐らく外れじゃ。」 オスマンはその膨大な記憶を一つ一つ探っていく。黒髪の娘ディディ、生命を表すアンク。 やがてオスマンは一つの言葉に行き当たった。その昔、ディーという名の狂ったメイジが記したという本の一節に。 「……Dは色々なもののD、か……コルベール、あの使い魔には細心の注意を払うのじゃ。 ミス・ヴァリエールは人知を超えるものを呼んでしまったのかも知れぬ……如何な大メイジですら手に負えぬものを……。」
げ、被ったスマンどうぞ↓
お先どうぞー
ああ、すいませんorz 教室の後片付けは遅々として進まなかったが、なんとか昼食の時間には間に合った。 ルイズが席に着くと、ディディも何の躊躇もなく隣に座る。 「って、アンタは床よ!床!」 困った顔をしながらディディが答える。 「ルイズ、あなたいつもそんなに怒ってて疲れない?それに可愛い顔が台無しよ。」 「怒らせているのは誰よ!使い魔のクセに!いいから床に座りなさい!」 「私は平等という事に関しちゃ定評があるのよ。そうやって人が人を獣のように扱うのは間違いだと思うわ。」 「なんですって〜!ごちゃごちゃ言ってると昼食抜きよ!」 「だからそうやって…あ、待って。」 ディディの視界に金髪の少年が給仕の女の子を叱責している姿が目に入る。 ディディは彼女を知っていた。今朝、ディディに朝食を分けてくれたのは今怒られている少女、シエスタだったのだ。 距離は少し離れていたが、会話は何とか聞き取れた。会話と言うより金髪が一方的にがなりたてているだけだが。 どうも話を聞いていると、シエスタは全く非はなく、金髪が権力を盾に無理やり責任転嫁しているようだ。しかし周りは見て見ぬふり。 「ちょっとこっちを向いて私の話を―」 ばんっ ルイズが話を再開しようとした瞬間、テーブルを叩きつけてディディが立ち上がる。 「主よ、人の愚かさの限りなさよ。」 ぽつりとそう呟くと金髪を目指して歩きだした。ルイズがどこへいくの!と叫んだが耳も貸さない。 「大体、平民の分際でだねェ…ん、なんだ君は?ああミス・ヴァリエールの使い魔だったね、今取り込み中だからさっさと」 「いい加減にしなさいよ、威張り腐る事しか能がないゼウス気取り女たらしが。 地獄の第二圏に叩き落されたくなかったなら、さっさとこの子に謝罪しなさい。」 「な、な…。」 予想外の展開に言葉を失う金髪ことギーシュ・ド・グラモンを尻目に、ディディはさらに続ける。 「聞えなかったのかい?それともそのオツムの中には私の飼ってる金魚ほどの脳味噌もないから、私の言葉が理解できない?」 「い、いくら温厚な僕だって、ここまで言われたらただじゃおかないよ。あなたに決闘を申し込む!」
ヴェストリの広場には既に決闘の話を聞きつけた生徒達が集まっていた。 ギャラリーの一人であるマリコルヌが叫ぶ。 「ギーシュ、ちゃんと手加減してやれよw」 「フフそれは相手次第さ。」 誰一人としてギーシュの勝利を疑わない中、ディディが現われた。 ルイズは決闘を何とか止めようとさせているのだが、ディディは聞く耳持たないらしい。 「ちょっと本気なの?怪我する前に謝って!今ならまだ…。」 「本気よ。」 「何でこんなことをするのよ!」 「言ったでしょ、私は平等主義者なの。さ、もう離れていて。危ないわ。」 ディディはルイズを振り払うと、ついにギーシュの前に立った。 「逃げずに来た事だけは褒めてあげよう!」 「あなたもね。」 「あなた?フフ違うね、僕の名はギーシュ・ド・グラモン!人呼んで『青銅』のギーシュ! 従って君にはこの青銅のワルキューレの相手となってもらう!」 ギーシュがバラの造花を振ると、一枚の花びらがヒラヒラと宙を舞い、見る見るうちに青銅の女戦士となる。 「行け!ワルキューレ!」 ギーシュが叫ぶとワルキューレは目にも留まらぬ速さでディディの首からペンダントを削ぎ落とす。 無残に変形したアンクのペンダントを見て、思わずルイズが叫ぶ。 「ちょっと!アンタ本気なの!?相手は丸腰の女の子よ!」 「フフ、それもそうだね。」 ギーシュがもう一度造花を振ると、再び花びらが舞い、今度は剣へと変化する。 「フッ、メイジに対抗するため平民たちが作り出した武器……まだやる気なら、その剣を取りたまえ。」 くねくねとポーズを取りながらギーシュが嫌味ったらしく喋る。 「ディディもう止めなさい!あなた剣なんか使えないでしょう!」 「確かに武器を握るのなんて生まれて初めて。何故かみんな私に大鎌に持たせたがるけど。」 と言い、またもや主人の言葉を無視して、ディディは剣を取った。
一度投下し始めたら、最後までやることをオススメする。 あと、やっぱ投下予告は重要だな。予告なしにやると重複確率が上がる。
異変にもっとも早く気が付いたのは、興味なさげに決闘を見ていたタバサだった。 彼女はディディが剣に触れた時点でそれに気づいた。 修羅場を潜り抜けて来るたび研ぎ澄まされてきた勘が警鐘を鳴らす。 「危険。」 タバサの隣でキュルケが言う。 「ええ、このままじゃあの子、ちょっとやそっとの怪我じゃすまないかも。」 「違う。危ないのはギーシュ。」 「せ…いのッ」 ディディは渾身の力を込めて剣を地面から引き抜く。 が、所詮は女の腕力。抜いたのはいいが、剣の重さに振り回されている。 「重……。」 と言いつつ、ディディは剣を大きく上段に構える。まるで土壇場に立つ死刑執行人のように。 「ハハハ、剣を取った以上もう容赦は――」 そこまで言ってギーシュは凍りついた。 全身を寒気が駆け抜け、顔からは血の気が引き、吐き気までこみ上げてくる。 恐ろしい。 ふらつく足取りで剣を構えるこの少女が途方も無く恐ろしく感じた。 そう感じたのはギーシュだけでなく、その場にいた全てのメイジとその使い魔が震え上がった。何人かは涙を流している。 魔力を操る者の血と獣の本能が、何をしても無駄だ、この少女の剣からは誰であろうと絶対に逃れなれない、そう言っていた。 不気味な沈黙の中、ただ一人、平民のシエスタだけがわけが分からずに困惑していた。 恐怖の源の主たるルイズも例外なく恐怖を感じていたが、衝撃は他の者より少ない。 なぜならルイズはこの感覚に覚えがあったからだ。今より億倍も弱いが、確かに度々ディディにこれと同じものを感じていた。 ザッとディディが一歩踏み込んだ、いやただ単によろめいただけかもしれない。 いずれにしろ、完全に戦意を喪失していたギーシュにはそれで十分だった。 「ま、参った!僕の負けだ!かか彼女には謝る!」 「それまでっ!」 ギーシュが敗北を受け入た瞬間、いつの間にか現われていたコルベールが叫ぶ。 その声を聞いて、ディディは剣を下ろしてその場にへたり込んだ。 途端に恐怖に囚われていた生徒達はハッと我に返る。 急いでルイズはディディの前に駆け寄った。 しかし、ルイズが口を開く前に、「ああ、ルイズ……怖かったわ……。」と言ってディディはその場で気を失った。
ググって調べたけどディディってキャラがどういうキャラクターでどういうことができるのかいまいちよくわからない とりあえず100年のうち一日だけ死という概念が具現化されて人の姿をとったものでOK?
このスレを見てると自分も投稿したい気になってきます。 ネタは幾つか有るんだけどなー、 狙撃兵とか、魔獣20体御一行様とか、炎のまじんとか。 レスの加速具合とか考えると どうしても吸血鬼がいっぱい揃った『あのスレ』を 思い出してどうにも気が引けます。
>>170 あそこは神父に祝福されて何巡もしてるからしゃあないさ。
何が言いたいかってーと、
投下カモン!
つーか投下してくださいお願いします。
すいません、はじめて来たんですけどこれは何とのクロスですか?
>>173 ここはなんでもありっぽい
とらとか王蟲とか著作権の悪魔とかディディとかミュウツーとか
175 :
ゼロの魔王 :2007/07/08(日) 00:22:26 ID:???
取りあえず投下 「ふぅ....これで終わりか.......」 全てのデザートを配り終えて、食堂の隅に座り込む。 「ふふふ....人の役に立つのも....悪くないな....」 そう呟きながら一休みしていると、いつの間にか人垣が出来ているのが見えた。 (・・・・何かあったのか....?) 少し興味をそそられ、見物しに行くと、そこには、顔を赤く張らせた男と、 恐怖で顔を引き吊らせるシエスタの姿があった。 「どうした?シエスタ!?」 人混みをかき分け、シエスタの元に駆け寄る。 「ん?おやおや、君はゼロのルイズが喚びだした、死に損ないの平民じゃないか? 君には関係無い話だ、これから僕がそのメイドに貴族に対する正しい礼儀を教えて上げよう としてる所だ、邪魔物は引っ込んでいたまえ。」 後ろで喋り続ける男を無視し、シエスタに事情を聞く 「何があったんだ?」 「・・・私が香水の瓶を拾って渡そうとしたら、女学生の方が二人、 あの方に詰めよって叩いて走っていったと思ったら、私、私、私....」 軽くパニックになっているらしく、所々分かりにくかったが、簡単な話は読み込めた。
>>169 バビル2世みたいにストーリーの解説サイトがあるといいんだけどなあ
>>174 紛らわしくてすみません
High cost of zeroの元ネタのほうなんですが……
またかぶった?w
ていうか電撃のタバサの人忘れられてるッ!?
今日はいつもにまして投下多くていいな 投下しますよ
「とらさまとらさま」 青い鱗のシルフィードが、背中に乗った小柄な少女に呼びかける。 しかし、その少女は答えない。シルフィードの背びれを背もたれにして、悠然と『テロヤキバッカ』を食べている。 溶けるように青い髪が風にゆれ、食べ終わった『テロヤキバッカ』の包み紙がポイと放り投げられる。 そして、少女は今日30個目の『テロヤキバッカ』に手を伸ばした。 「とらさま! シルフィもおなかすいた、おなかすいた。きゅいきゅいきゅい!」 先ほどから喰ってばかりの少女に、シルフィードは抗議の声をあげた。 ようやく、少女が包み紙から顔をあげる。 「オメエは行く前にずいぶん喰ってたろうが」 「でも食べたい! きゅいきゅい」 しゃーねーな、と呟き、少女はシルフィードの口にぽんぽんと『テロヤキバッカ』を放り込んでやった。今日は機嫌がいいらしかった。 自分が人を乗せるのではなく、何かに乗って飛ぶのは『ヒコーキ』に乗ったとき以来だからかもしれない。 (くっくっく……まあ、肝心なのはそこじゃねえか……) 少女――あるいは、北花壇騎士『雪風』のタバサ――のように見える『それ』は、シルフィードの背中で忍び笑いをもらす。 メガネの下の深い青を湛えた瞳に凶暴な光が宿る。ニヤリと笑う顔は、獲物を前にした獣のそれであった。 「とらさま、吸血鬼は危険な相手よ! きゅいきゅい、シルフィ怖い!」 吸血鬼は太陽の光に弱い点を除けば、人間と見分けがつかない。街一つを全滅させた例もある、凶暴な存在だった。 「でも、シルフィ平気なの! とらさまは強いもの!!」 「くく……ちったあ歯ごたえがなけりゃ面白くねぇさ」 そう言いながらも、少女の青い髪のそこ、ここで、パシ、パシと電光が光る。
るいずととら外伝キタ?
(前にやりあったときはヒョウの野郎が邪魔しやがったからよ……) とことん楽しんでやろう、ととらは固く心に決めた。フーケを捕獲してから二三日たち、ちょっと退屈し始めていたところであった。 とことん楽しんでやろう、とシルフィードも固く心に誓った。なんと言っても今日はあの憎たらしい桃色がいないで、とらと二人きりである。 (ああ、ここで親密さをぐっと高めておくのね! お姉さま、シルフィは頑張ります。きゅいきゅい!!) こうして、一匹の風韻竜と一匹の金色の幻獣は、タバサの受けた任務を果たすために、一路ヴェルサルテル宮殿へと急ぐのであった。 るいずととら番外編 『雷撃のタバサ』 話は今朝に遡る。 「行けないー!? なんでよタバサ! 今日はあなたの精霊勲章授与式でしょうが!」 キュルケの声がタバサの部屋に響いた。 フーケ討伐の手柄を評価され、宮殿からはルイズとキュルケに『シュヴァリエ』の爵位が、タバサには精霊勲章がそれぞれ与えられることになったのだった。 今日はその授与式で、三人は昼から王宮に向かうはずであったのだが…… 「タバサ、せめて理由を言ってよ」 急に「行けない」と言い出したタバサに、キュルケもルイズも困惑していた。二人はまだ北花壇騎士としてのタバサを知らないのであった。 「用事」 「あーもー、だから何の用事よ?」 「……それは――」 口ごもるタバサに、じれったそうにするルイズ。そのルイズの頭の上で、とらがあくびをしながらあっさりと言う。
タバサが電気操る何か召喚と思っていたが これはwktk
「吸血鬼退治だろうが? たばさ」 『吸血鬼』という単語を聞いて、キュルケとルイズに衝撃がはしった。 「―――ッ! 吸血鬼!? ままままさか、ああああの吸血鬼なの!?」 「…………」 タバサは「誰から聞いたの?」と言わんばかりに、とらをその深い青を湛えた瞳で見つめる。 「ふん、しるふぃーどに聞いたのよ」 「と、とらさま! 言わない約束なのね! きゅい!!」 あせるシルフィードが――先ほどから人間の姿で部屋に寝転んでいたのだが――しぃっと指を口に立てる。タバサはじろりと使い魔をにらみ、短く一言 「ごはん抜き」 「お願い、お姉さま、シルフィはお願いします。きゅいきゅい……」 「食べさせてあげなさいよタバサ、使い魔の食事は主人の義務よ。わたしなんか実家に送金してもらったんだから……とらの食費でッ……!!」 そう言ったルイズはギリギリと拳を握る。 『テロヤキバッカ』を食べまくるとらの食費が、16歳の貴族にして乙女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの目下の悩みであった。 そんなやりとりを見ていたとらは、不意に低く笑い出した。そして、ふわりとルイズの頭から降りる。 「くっくっくっく……おい、たばさ。そのケンカよ――」 きゅむ、と、とらの巨体がねじくれ、縮み、姿を変えていく。見る間にとらは、タバサそっくりの青い髪に青い瞳の小柄な少女に変化していた。 「――わしに代わりな!」 にっと笑ったその顔は、タバサに似つかわしくない凶暴な笑顔であった。
「……よかったわ。おかげで、おねえさまは友だちのキュルキュルや桃色と一緒に宮殿に行けたし、ごはん食べさせてくれたし、シルフィはとらさまと一緒! るーるる、るるる、るーるる、るーるーるーるーるー!」 奇妙な節をつけながら、はしゃいでシルフィードが歌う。 ふん、と鼻息を鳴らしながら、とらは再び『テロヤキバッカ』に噛り付く。ぽいと包み紙を捨てながら、とらはタバサのことを考えていた。 (アイツの眼……あの青い眼を見てると、ヒョウのヤツを思い出すな……浄眼を持った符咒師をよ……) それは、あの瞳の色が連想させるのだろうか? それとも、復讐を誓った人間の、寂しそうな背中の持つ匂いをとらが感じ取ったのだろうか…… しかし、学院最強のトライアングル・メイジと、最強の符咒師を連想していたとらの思考は、到着を告げるシルフィードの声で破られた。 「見えた、とらさま、ヴェルサルテルだわ!」 ガリアの首都リュティスは、人口30万を誇るハルケギニア最大の都市である。その東の端に、ガリア王家の人々の暮らす宮殿、ヴェルサルテルがあった。 王ジョセフ一世が政治を行うグラン・トロワから離れたプチ・トロワ。薄桃色の小宮殿では、王女イザベラが上機嫌でタバサの到着を待ちかねていた。 「あの子、きっと震えながらやってくるわ。いい気味!」 と、満面の笑みでわめいている。イザベラは、侍女たちに意地悪く目を細めた。 「あのガーゴイル娘に教えてやったんだよ! 今度のお前の相手は吸血鬼だってね! これだけ恐い相手もそういないだろ? そうだろ?」 『吸血鬼』と聞いて侍女たちは震え上がる。 それもそのはず、あらゆる魔法を駆使してもその正体を暴けないため、人と見分けがつかない吸血鬼は、ハルケギニア最悪の妖魔であった。 イザベラは端正な顔を下品な笑みでゆがめる。タバサが怖がっていると想像するのが、この王女の最大の楽しみであった。 「七号さま、参られました」 「通して」
入り口に立った騎士がタバサの来訪を告げる。イザベラは残忍な笑みを浮かべた。今日こそはタバサの恐怖でゆがんだ顔を……。 「え?」 現れたタバサを見て、イザベラはぽかんと口を開けた。 タバサはいつもの無表情――では、なかった。確かにゆがんでいた、恐怖ではなく、歓喜によって……。 「くっくっくっくっく……」 メガネの向こうの青い瞳は、おどろおどろしい殺気に満ちている。いつものような、非情で冷静な色はどこにもない。 ぎしぃ…… 戦いの期待に吊り上った口元からは、獰猛に剥き出された白い歯が覗いている。 みるみるうちに恐怖にゆがんだのは、イザベラの顔であった。 (こ、こいつ……ひょっとして、狂ったのかしら!?) タバサは、『雪風』の異名をとる、北花壇騎士でも傑出したトライアングル・メイジである。もしそのタバサが、気が狂って攻撃してきたら……! (ももももし、今こいつが攻撃魔法をかけてきたら…………こ、殺されるッ……!!) 魔法の才能ではるかに劣るイザベラが辿るであろう末路は、決まったようなものであった。 殺気を振りまきながら、ずい、と近づいてくるタバサに、イザベラはビク! と体を震わせる。 「よお、相手は吸血鬼だってな……」 「ひ、ひぎぃ!!」 イザベラの口から、王女らしからぬ無様な悲鳴が漏れた。タバサはそんなイザベラは気にとめず、嬉しそうに凶暴な笑みを作る。 「くっくっく……ちったあ手ごたえがありそうじゃねえか……わしはこういうのを待ってたのよ……!」 「ここ、これ、目的地が……書いてあるから……」
>>187 > るーるる、るるる、るーるる、るーるーるーるーるー!」
ちょw 徹子w
>>185 俺もフリーマンヒーローのタイガーとか召喚するのかと思った
イザベラが震える手で差し出す書簡を、タバサはぴっとつまむ。そして、背を向けるとさっさと歩き出した。 「こ、これが最後の任務にならなきゃいいね、シャルロット――――!!」 イザベラが、その小さな背中に向かって懇親の勇気を振り絞った捨て台詞を叫ぶ。腹に力をこめていないと失禁しそうであった。 ……と、タバサが、ぎろりと振り向く。その殺気を帯びた鋭い眼光にイザベラは射すくめられてしまった。へたへたと力が抜ける。 「しゃるろっとぉ……? おい、ニンゲン、間違えるんじゃねぇ……!!」 そうドスの聞いた声で喋るタバサの青い髪が、パリパリと小さな稲光を放った。 (ひい、なんで、なんで、間違えてないのにぃ――――!?) タバサの一瞥で腰が抜けたイザベラに追い討ちをかけるように、目に凶悪な光を宿したタバサが言葉を投げつけてくる。 「わしの名は、たばさよ――――!!」 こうして、たばさ(?)が出て行ったあとには、失禁すると同時に失神したイザベラと侍女たち、そして慌てふためく騎士たちが残されたのだった。 「どうだった、とらさま?」 「上出来だったぜ……ナマエを間違えられたときには、きっちり直してやったしよ」 「わあ、さすがとらさまなの! おねえさまも喜ぶわ!! きゅいきゅい!」 るーるる、るるる、るーるる、と歌いだすシルフィードの背中で、とらは書簡を開く。そこには、目的地である『サビエラ村』の所在が書いてあるのだが…… 「読めねえな……ち、しかたねぇ、しるふぃーど、ちょっと引き返せ。あの王女とやらに聞いてくるからよ――」 ……数分後、プチ・トロワに再びイザベラの絶叫がこだまするのであった。
続く!
相手が悪すぎたなw
俺はこれからとらと戦うことになる吸血鬼が哀れです
>>169 認識はそれで合ってます。
普段は目には見えないけど、死ぬ運命の人の前に現われては殺して周ってる
100年に一度肉体をもって現われる時は、本当にただの女の子なんだけど
運命が味方するというか、生まれてから死ぬまで一切無駄がなく一日を過ごす。
例えばお金を持ってた場合、そのお金をきっちり使い切って死ぬ。
完全に徹子の曲になってて噴いたw
201 :
ゼロの魔王 :2007/07/08(日) 00:52:47 ID:???
「・・・・ふん、貴様の愚行が引き起こした、自業自得の事じゃないか.... それで彼女に八つ当たりするのか?貴様には貴族として、いや男としてのプライドが無いのか....?」 この言葉に相手の男が激高する 「平民がごときが貴族に向かって・・・!もういい!! 君には身を持って貴族の恐ろしさを知って貰う必要があるようだな!!」 「ふん....というと?」 「簡単な事だ....決闘だ!!....といいたい所だが、どうせ怪我を理由に断るんだろう?この臆病も......」 「・・・いいだろう」 この言葉に周りを取り囲んでいた群衆が急に黙り込む。 「ちょっとアンタ待ちなさいよ!!!」 様子を見ていたのか、人混みをかき分け、ルイズが抗議の声を上げながら近づいて来る。 「何考えてるのよ!!平民がメイジに勝てる訳無いじゃない!!」 ルイズの話を無視し、話を進める。 「ハハハッ!ルイズ!君の使い魔は随分聞き分けがいいじゃないか! 場所はヴェストリの広場だ、逃げるなよ!」 そして男はその場から去って行った。 「オルステッド、今からでも遅くないわ、謝って来なさい」 「・・・ここまでしておいて逃げろと?」
High cost of zero上げてみたんだが 何かリンクが上手く貼れない…誰か修正してくれんか。
>>ドラが使い魔 ドラえもんつながりで、大魔王デマオンとかもいいな。 「星よいかづちとなれ!」が強力だし、何より不死身。
>>203 デマオンはドラだから淡白な演出だがマジで強い、強すぎるぞ
星の一つぐらい滅ぼせる
>>202 ぬ・・・おぬし!編集方法を別のモノにしているなッ!?
だるいのでいっぺん削除して、通常の編集方法のモノを新しく作っておく。
たがみよしひさ世界から召還するなら、死神グレイと天の滅日の尊のどっちが面白いだろ??
>>205 なんと。余計な事をした様だすまない。
ほんとwikiは初心者に優しく無いわ。
>>202 ワープロモードで作成されてるね。
[[]]でかこむだけでリンクになるのはatwikiモードで作成した時だけ。
一度作ったページのモードはたしか変更不可なので、直すには
1 まず現在の「High cost of zero」のページのページ名を例えば「削除予定」とかに変更する
2 次にatwikiモードで「High cost of zero」というページ名のページを作成する
3 そして「削除予定」という名前になってるページを白紙へと編集する事で削除する
という手順が必要。
しかし「ページ名を変更」と「白紙への編集」はログインしている者しかできないので、
まとめwiki管理人に頼むしかないね。
>>204 ヒラリマントと満月博士の「回避!」の魔法があったおかげで当たらずに済んだけど、
「星よ雷になれ」で喚ぶ流星が激突したらとんでもないダメージがありそうだもんな。
あ、
>>208 違うや
別に「1」の手順は必要なくて単に削除すればいいだけか
>>201 魔王とサシでやるなんて、DQT以来の快挙だなギーシュ。
ドラは肝心なときにやかんとか出し始めるから困る
直したぞ。
>>212 道具の使い方の天才であるのび太が必要だな。
ドラは地味に全漫画最強ランキングで名前が出てくるようなのが複数ごろついてたりするから困る
>>213 迷惑をかけた。
慣れない事はするもんじゃないな。
wikiの編集って「どこまで1話として扱うか」も迷うな
>>214 ガンダルーヴの力で武器なら使い方が
と思ってたら
道具って判断されて発動しないんだよねw
デマオンはドラえもんの敵キャラでは、単体で考えるとギガゾンビと一、二を争いそうな強キャラだからな。 敵全体で考えるなら鉄人兵団のメカトピアなんだろうけど。
220 :
ゼロの魔王 :2007/07/08(日) 01:16:32 ID:???
「そういう訳じゃない!それにアンタ、怪我治ってないじゃない!!」 「・・・リハビリ程度には丁度いい小物だ」 「・・・・こんだけ忠告したからね!!もう知らない!!!」 業を煮やしたのか、ルイズは怒りながら、走り去って行った。 突然、シエスタに手を握られる 「オルステッドさん......私のせいで....」 「・・・・気にするな....貴方のせいじゃない....それに心配しないでくれ.... 私はあの程度の男にやられはしないから.....」 そう言い、オルステッドはシエスタの手を放し、広場に向かった。 決闘が始まると聞き、野次馬が大勢広場に向かった。 この後、目を覆いたくなる惨劇が起こると誰も知らずに.... ___________________ 今日はここまで、それと雷撃さんGJです
今更だが前スレの虚無の唄がツボった 原作のある意味バッドでハッピーなエンド主義の俺的には続きを期待したい
ふと思ったんだが使い魔と主人は目や耳を共有してるから 電撃の本物タバサもシルフィードごしにやり取りを見ながらヒヤヒヤしてるんだろうな
ギーシュを沙耶と一緒に食べてしまったり、 コルベールを冷蔵庫に保管したり、 キュルケを井戸に突き落としたり、 タバサを人間以外の何かに改造して玩具にするルイズが読みたいと?
投下いきます 規制かかったらたのんます
とらの人上手いな とらが元々ゼロ魔にいたと言ってもおかしくないぐらいの出来だ
>S(強すぎ、勝てたこと自体が奇跡) >デマオン ポセイドン フェニキア 鉄人兵団 >A(強い、記憶に残る、名勝負だった) >ギラーミン ドラコルル 牛魔王 ギガゾンビ ナンジャ族 マフーガ >B(まあまあこんなもん、普通は倒せない可能性あり) >オドローム 昆虫人 天上人 >C(普通、ラスボス最低ライン、なんとか勝てる) >ナポギストラー アンゴルモア 二ムゲ ネコジャラ >D(弱い、正攻法でたぶん勝てる) >ドルマンスタイン ヤドリ レディナ アブジル >E(一般雑魚怪人並かそれ以下、それでもラスボスか!) >ギルモア ハンター 熊虎鬼五郎 ストーム 大長編ボス強さランクなんてのがあった、疑問点多いが ドラえもん系はドラえもんSPや味方側含めると強さがさらに跳ね上がる タイムパトロールは反則だしドラえもんSPは全ジャンル最強スレでビ・ヨンドより上にランクされてたりする
午後の授業は無事終わった。 いや、授業とは無事終わるのが普通なんだが、普通のことが起こらないゆえにゼロの名を冠しているのだろう。 なんだか禅問答のようだがとにかく授業は終わり楽しい放課後である。 食事に関してはマルトーが今日のお礼だといって保障をしてくれた。これで食事抜きということはなくなったし、あのスープとパンという 19世紀の囚人のような扱いをされることはなくなった。 ルイズは「うちの使い魔を甘やかさないでください!」と不満そうだったが、マルトーの耳打ちで素直に方針を転換した。 バビル2世は聞いていた。「胸の大きくなる特別料理を毎食サービス」という甘言を。 男なら(不適切なため削除)が大きくなる料理をサービスする、と言われるようなものである。断る人間など居るはずがない! なにしろ(不適切な表現のため削除)は大事な息子である。 というわけで主従ともどもスペシャルな料理を振舞われることとなった。 バビル2世が一番気に入ったのは元の世界で言うカルパッチョと、たたきを混ぜたような料理であった。 スズキに似た味の魚を薄く切る。 それを遠火で軽く炙る。 上に、酸味のある果物を凍らせたものをたまねぎの千切りのように切って、かける。 そこに醤油によく似た調味料を元に作ったソースをかければ「トツァカッツォ」の完成である。 これの一晩かけて良く冷やしたものは、焼酎によくあい絶品なのだが、残念だがバビル2世は未成年であるし焼酎は存在していない。 「これは旨い!旨いですな!」 単純な料理であるため誤魔化しが効かず、ほんの少しでも身が厚すぎたり炙りすぎたりすれば味が変わってしまう。 「これは白いご飯にも合いそうだな。」 舌鼓を打つバビル2世。 ルイズはというと、先ほどから一種類の料理だけをおかわりしつづけている。非常にわかりやすい。 食後、 「あれだけ食べたんだから明日にでも効き目があるわよね!」 と言っていたが、ないんじゃなかろうか。
「ん?」 洗濯を終えて戻ってくると、部屋の前になにやら赤い物体がうずくまっていた。 バビル2世に気づくと顔を上げ、てててと近づいてくる。 「たしかこれはキュルケの使い魔の、フレイム……うわっ!」 とびかかってこられて、思わず精神動力で弾き返してしまう。 廊下に転がったフレイムが何が起こったのかと目をパチクリさせてこちらを向きなおす。 「あ、しまった。」 だが懲りずにまたすぐ寄ってきたところを見ると気にしていないようである。ただたんに何が起こったのか理解していないだけ かもしれないが。 ズボンを咥えて引っ張る動作をするフレイム。 「ついて来いと言っているのか?」 相手はサラマンダーである。心を読んでも何を言いたいのかわかるはずもないだろう。 使い魔同士の夜の懇談会でもあるのだろうか? 「ルイズの友人の使い魔だ。別に不審なことはないだろう。」 素直についていくことに決めた。
「うん?」 連れられて訪れた部屋は妙に暗かった。 床には火のついた蝋燭が幾本か燃え、壁にゆらゆらとバビル2世の影法師が映し出されている。 全体に甘い香りが漂う。どことなく女性の体臭も混じっている。 「いらっしゃい」 なまめかしい声。聞き覚えのある声だ。 闇になれた目に飛び込んできたのは扇情的な格好をした女性。 キュルケであった。 「げえっ、キュルケ!」 むむむ、と汗を流すバビル2世。 「そんな孔明を見た仲達みたいな反応をしないでよ、ダーリン。ようこそ、私たちのスイートルームへ、ビッグ・ファイア…………。 ギロチン大王だったかしら?」 どこをどうすればそんな間違いをするのだろうか。 「ギロチン大王は違うんじゃないかな?」 「あら、そうだったかしら?わかったわ、ビッグ・ファイア……」 髪をかきあげ、なまめかしい視線を送る。 「いけないことだとは思うわ。でもわたしの二つ名は『微熱』。たいまつみたいに燃え上がりやすいの。」 「ふむ」 つまり、ぼくは誘惑われているのだな。のんびりと確信するバビル2世。 戦闘の場数は踏んでいても恋愛の場数は踏んでいないのが弱点である。ヨミ様に教えたい。 「おわかりにならない?恋してるのよ、アタシ!貴方に!」 妙に芝居がかった仕草をするキュルケ。バビル2世によりかかり、首に手を回してしなだれかかる。 「貴方がギーシュを倒したときの姿……かっこよかったわ。あれを見て微熱のキュルケは情熱のキュルケになってしまったの……」 身体を密着させてくる。学生服のボタンを一つ一つ丁寧に外していく細い指。 吐息が耳にかかり、言葉が直接耳をくすぐる。 されるがままのバビル2世。ようやく、 「じゃ、じゃあ外の彼は誰だい?」 「……え?」 窓へ振り向くキュルケ。 それとほぼ同時に、 「キュルケ!」 と叫ぶ男の声。
ふわふわと宙に浮いて、窓の外に男がいた。 「待ち合わせの時間に君が来ないから来てみれば!………ってあれ?」 キュルケの奥にいるバビル2世に気づいたのだろう。「げぇっ!関羽!」と言い出さんばかりの表情で驚く。 「君は……昼に広場で決闘をしていた。」 ずかずかと乗り込んでくる男。 「いや、会えて光栄だよ。僕の名前はスティックス。以後お見知りおきを。」 腕を出し握手をねだる。バビル2世も握手を返す。 「いやあ、驚いたよ。ドットクラスが操っていたとはいえ、まさかゴーレムを触りもせずに手玉にとるなんて。」 熱っぽく語りだすスティックス。目がきらきら輝いている。 「君はエルフらしいが、よほど場数を踏んでいるんだろうね。僕も将来は魔法衛士隊を目指している身。ぜひとも教えを請いたいと 思っていたところなんだ。なに、そのうち模擬実戦を一手お手合わせ願いたいと思い……」 「キュルケ!」 別の声が窓の外からする。 「その男たちは誰だ!今日は僕と激しく燃え上がるはずだったのに複数にも興味が出てきたのか!混ぜるんだ!」 なぜか服を脱ぎながら入ってくる。何か大きく勘違いをしているようだ。 「「「キュルケ!」」」 今度は3人だ。 「「「恋人はいないって言ったじゃないか!」」」 一斉に強引に入ろうとするため窓で閊えている。なんとか部屋に入ってきたがすでにボロボロだ。 「キュルケ!どういうことな「いつが空いている?そういえば明後日は虚「僕はどこを使えばいいんだ?口でもい「なんなんだこいつらはいった いどういうこ「落ち着け、これは孔明の罠「君の主人には僕が許可をと「裏切ったな!父さんと一緒で僕を裏「実は後ろの穴にも興味が「キュ… 「フレイム!」 サラマンダーがキュルケの命令で炎を吐く。炎と一緒に外へ投げ出される5人。 「さあ、邪魔者はいなくなったわ……」 目をギラリと光らせて、獲物を狙う虎のように迫るキュルケ。 その迫力に、修羅場馴れしているバビル2世が思わず後ずさる。史上最強の敵に違いない。 ガルルルルルと唸り声を上げ、ついにバビル2世を壁際まで追い詰めた。 「愛してるわ……ビッグファイア……」 「ま、待つんだ。ぼくはまだ使い魔としての用事が。」 「ほっときなさいよ……ゼロのルイズなんかよりアタシのほうがよっぽどいいわよ……」
目と目の距離が近づく。唇と唇が今まさに交差しようとするそのとき――― 「キュルケ!」 バタン、とドアを開ける音でキュルケの野望は阻止された。 「あら?」 「る、ルイズ。」 姿を現した少女の背中に、後光が見えた。 「取り込み中よ、ヴァリエール。」 「ツェルプストー、誰の使い魔に手を出してるのよ。」 ずかずかと部屋に入ってくるルイズ。両者の空間がねじれ、歪む。 フレイムが怯えて部屋の隅で縮こまり、丸まっている。 ガルルルル、ギシャーと威嚇しあう二人。まるで犬とサル、ハブとマングース、ゴジラとデストロイヤーである。 この後のことをあえて記述する必要はないだろう。 爆発と炎が学院を揺らし、寝入りばなの教師生徒をたたき起こした。 オスマンは曖昧なまま徘徊しはじめ、使い魔はふたたび混乱して暴れまわった。 学院が落ち着きを取り戻したのはすでに日も高くなってからで、その惨状は寄宿舎がほぼ半壊、負傷者12名、壊れたアイテムが7個、 セクハラの被害者2名、マルトーの抜け毛13本という惨憺たるものであった。 むろん、その日の授業が取りやめになったことは言うまでもない。 また、キュルケの部屋が消滅したため、キュルケはタバサの部屋へ移動のうえ2ヶ月の異性交流禁止がかせられた。 ルイズとバビル2世は、バビル2世がガンダールブかもしれないということで厳重警戒中につき、寄宿舎の瓦礫撤去で済んだ。 どんどんハイレベルなSSが投下されて、この程度の文章で恥ずかしいです。 精進します。
俺なんか沙耶の唄はあらすじとちょっとしたネタバレ見ただけで しばらくストレスでお腹壊して半ばノイローゼになっちゃったんだぜ! そんなわけで出来れば勘弁してほしいかなーなんて、ジャンピング土下座するからお願いします
バビルの人GJ〜
おつです。 このスティックスって奴の反応とその次の奴の反応は、何か新しいな。
想定以上に長引きそうなんで一旦投下。 『メガネをかけた…!?』の巻 続き シエスタの尋常ではない態度に、ルイズの機嫌は急降下した。 (…アイツ、さてはなんかやらかしたわね〜!?) 素早く椅子から身を起こすとマントを棚引かせ早歩きでたった今シエスタが駆けてきた方向へ向かう。 その背中にキュルケが「あらあらアナタの愛しの使い魔が大変そうねぇ〜」と声をかけたが、一顧だにしなかった。 (あの子が言い返してこないなんて、私の挑戦を無視して使い魔を取るなんて不遜じゃなくて?ルイズのくせに…) その態度に不満げに鼻を鳴らすキュルケ。タバサの方を振り返り話しかける。 「面白そうだし私達も行ってみましょうか?」 「……………………」 彼女が無口なのも本から目を離さないのも何時ものことなので、キュルケは彼女が僅かに頷いたのをOKのサインと判断し、 「流石は私の可愛いタバサね〜!」 とタバサの頭を撫で撫で、そしてキュルケが前を向いたと同時にタバサは草もちの咀嚼を再開した。 (……おいしい)
「私は別に構いませんよ。ただ一つ言わせてもらえれば、貴方の誇りは意地を張ることではなく、女性に誠実なことで誇るべきだったし、 貴方の勇気は決闘を申し込むのではなく、過ちを認めて彼女たちに謝罪に行くことに発揮すべきでしたね」 「……その態度!決闘受諾と判断するに充分!!ヴェストリ広場で待っているぞ!!」 現場に着くなりこれである。ルイズは頭を抱えたくなった。 とりあえず頭の中で大至急状況の整理をしつつ、ルイズの脇を通り抜けようとしたギーシュを牽制してみた。 「…ミスタ・グラモン、これはグラモン家のヴァリエール家に対する挑戦と受け取っていいのかしら?」 「ミス・ヴァリエール、これは貴族同士の抗争ではなく、誇りある貴族とそれに不敵にもそれに挑戦する平民との私闘だ」 ―――家の名誉をかけた争いではなく、個人的な私闘である。 「主人と使い魔は一心同体。その使い魔に決闘を挑むというのは、その主人に挑むも同然じゃなくて?」 「一心同体というならキチンと彼に貴族に対する礼節を弁えさせたまえ。僕の言いたいことはそれだけだ」 ―――貴族同士の決闘を禁じる法に触れる行為でもない。 …駄目だ。これだけ圧力を掛けても退かないとなるともうこちらは打つ手はない。 ルイズは広場へ向かうギーシュの背中をしばし見送った後、残る一方の元へ向かった。 「おんや〜?ルイズじゃありませんか。どうしたんです、こんなところで?」 まるでノホホンとした態度のアバン。 ………殺意が芽生えた。
「つまり端的に言ってですねぇ…あるレディにちょっとした手助けをするため、彼女の彼氏を一緒に探してあげたところ、 ちょうど彼氏が別の女子生徒の方とのデートの真っ最中で、結局その彼氏は二人に振られた腹いせに私に決闘を申し込んできた、 とまぁそういう訳です」 アバンの話しの内八割方はルイズの想像どうりだったが、だからと言って状況が好転するわけでもなく、事態は最悪だった。 何故なら正当性がはっきりしすぎてアバンを説得できそうな理由が殆ど思いつかなかったからだ。 ルイズはため息を一つつくと、なるだけ固い表情を作ってアバンに命令した。 「ご主人さまからの命令よ。どうせメイジに平民が勝てっこないんだから今すぐあの男に謝ってきなさい!」 「嫌です」 …正直ルイズも内心そう答えるだろうと思っていた。もし仮にアバンの今まで言ったことを全て信じるなら、 行方不明になった弟子一人(しかも極めて短期間の付き合い)を探すため愛する家族と離れて異世界にまで足を伸ばそうかという男である。 ルイズも未だその全てを信じたわけではないが、「危ないからギーシュに謝ってきます」なんて人間ではないことは殆ど間違いないであろうと確信している。 そして非常に口が上手い。説得するのは元々困難だったろう。 「……なにか勝算があるのね?」 「バッチリあります」 ならもうこれ以上言うことはあるまい。こんな男でも自分の使い魔だ。上手く事が運ぶことを祈るしかない…… ルイズがそう覚悟を決めていると、アバンの方から突然話しを振ってきた。 「そんなことよりもルイズ、ちょっと聞きたいことがあるんですが……」
支援って要るのかね?支援
ドラえもんズの道具では「桃源壷」が怖いよな。
「諸君、決闘だ!!」 ギーシュがそう宣言し、大いに盛り上がる広場。 そこに姿を表すアバンとルイズ。 「逃げずにここまで来たことは褒めてやってもいいが、後ろのミス・ヴァリエールは付き添いか?」 「彼女は一応私の主人ということですからねぇ。彼女にも付き合ってもらう事にしました」 「フン、どうせ決闘が始まれば男と男、一対一の勝負だ。関係ないがね!」 「それなんですがねぇ……」 『貴方にはこのルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと勝負してもらいます』 その瞬間、熱狂に満ちた広間が静まり返った。 「……君は何を言ってるんだ?第一に貴族同士の決闘は禁じられてる。僕とミス・ヴァリエールは決闘できない。 第二に僕が許しがたいのは君であってミス・ヴァリエールではない。僕とミス・ヴァリエールが決闘する理由がない。 今更怖くなって誤魔化したいのかもしれないが……」 「後ろから順にお答えしますが、まずこの決闘をこちらが誤魔化したり断ったりするつもりはありません。 皆さんご承知の通り使い魔と主人は一心同体、私への挑戦は主人であるルイズへの挑戦…少なくとも彼女はそう考えています」 ギーシュの言葉に間髪入れずに答えるアバン。
「最後に、これが一番重要なことですが、決闘の形式としてはあくまで私と貴方ということにしましょう。 決闘が始まれば私はその場を一歩も動きませんが、貴方が負ける前に私が一歩でも動くことがあればこちらの負けを認めましょう。 そして私はルイズの勝利に『命を賭けます』」 あまりの事態にざわめく聴衆、急な展開に逡巡するギーシュ。そんな彼らを嘲笑するように笑みを浮かべたアバンが付け加えた。 「ここまで条件をつけて尚『ゼロのルイズ』に勝てぬと思うなら、もっとハンデをつけてあげても構いませんよ? まともにやれば貴方では万に一つもルイズには敵わないでしょうからねぇ」 その一言でギーシュの覚悟が決まった。 「…いいだろう!その命捨てるというならこの『青銅のギーシュ』の手で散らせてやる!!」 我ながら笑いどころが少なくて書いてても辛かったが投下した。
おつー 別に笑い優先でなくてもいいのでは?w
あくまで家庭教師の立場を貫く気か・・・コレはコレ度面白いね
大丈夫、こっちはアバン先生の嘲笑で濡れ濡れだから
ゑろいな
アバン先生は他人を挑発することにかけては天下逸品w
>>233 ある意味究極のラブストーリーなんだぜ?
俺は大好きだ続きを待つ
沙耶は人によっては受け付けないからな エグイ部分抜きだと沙耶でなくなるし・・・ とりあえず戦争が始まれば食事の問題は解決するよww
果てしなく気持ち悪い話だ・・・
>>193 大分亀になってしまったが……。
相変わらずGJ!!
るいずととら、がまた読めるたぁ思わなかったぜ。
待ってました!
失礼します
幽々白書の桑原和真なんかどうかな。 剣使いだし、相手の動きを見る事で銃弾をも避ける眼力があるし、 戸愚呂兄の槍みたいな技を通さないくらいに皮膚を強化する事もできるし、 攻・避・防揃っててかなり使えそう ルックスがイマイチだからルイズは最初は失望すると思うけど
使い魔って大変だの段 三人がルイズに呼び出されてもう3日になる。もし、普通の人間だったら呼び出された時点でパニックに陥っていたかも知れないが、三人はそれなりにここの生活に適応していた まず、ルイズよりも早く起きて、着替えの服を準備する。洗濯をする。部屋の掃除をする。その他。三人はしっかりと仕事をこなしていた。それなりの理由があったのだ。 ふぁ〜あとあくびをする。今日は乱太郎が最初に目を覚ました。 「おい、起きてよきりちゃん、しんべえ。早くしないとまたご飯抜きにされちゃうよ」 乱太郎はそう言うとはいまだ平和な寝息をたてている二人の体を揺すった。 「もう食べられない。お腹いっぱい。タニシプリン」 「金だ、金が降ってくる。わひゃわひゃ」 どうやら寝ぼけているようだ。可哀想だが無理にでも起こすしかない。三人が仕えることになってしまったこの少女は使い魔が自分よりも遅く起きることを許さない。昨日は一応それが原因で夕飯抜きを宣告された。 乱太郎は眼鏡をかけ、カーテンを開けた。太陽が眩しい。きり丸としんべえがのろのろと起きた 「さてと」 乱太郎はルイズに声をかけた。 「朝ですよルイズさん」
ルイズがベッドから出る前にクローゼットから下着を取り出して手渡し、着替えを手伝う。初めはずいぶん緊張したが慣れてしまった。まだ顔を背けながら作業する乱太郎であったが。 乱太郎が職務をこなしている間きり丸としんべえは部屋の隅に立っていた。完全に目が覚めていないのだろう、かろうじて意識を保っている状態だ。目が虚ろである。 着替えを終えたルイズが部屋から出ていくと乱太郎はぼうっとしている二人をつついて後に続いた。どうやら朝ご飯は抜かれなくて済みそうだ。 ルイズの後について食堂に向かう途中のこと。 「はぁ〜あ、給料くれないんじゃ働く気も起きないなぁー」 「僕お腹すいて死にそう」 しんべえだけでなく三人とも腹ペコであった。何しろ昨日の夕飯を食べていないのだから。ふと思い出したようにきり丸が言った。 「そういや、しんべえあの子のあだ名知ってるか?なんでも『ゼロのルイズ』っていうらしいぜ」 「こら、きりちゃんそれ言っちゃだめ。ルイズさんすごく嫌がってたから」 慌てて乱太郎はルイズをうかがったが聞こえていないようだ。ルイズの機嫌を損ねる事はなるべく避けたい。
でないとまた飯抜きの刑に処されることになる。 「だってよー、魔法使いのくせに魔法が使えないなんてどら焼きが嫌いなドラえもん、サイコキネシスが使えないミュウツーみたいなもんだろ」 乱太郎は止めようとしたがなおもきり丸は続けた。 「あ〜あ、ケチくさい上に魔法が使えないなんてなぁ。なんのために毎日働いてやってんだか」 「ちょっときりちゃん、声が大きいよ。そろそろやめなよ」 「いや、まてよ。魔法が使えない魔法使い・・・・・・、これで歌でも作ったら案外儲かっちゃったりして」 「人は呪文を紡ぎながら魔法を創る〜♪魔法なんて出来ないまま私は生きる〜♪」 きり丸は上機嫌だった。CD化、漫画化、ドラマ化。一体どれ程の儲けになるだろうか。成功すれば億万長者も夢じゃない。 しかし、きり丸の妄想はそこで打ち切られた。何かにぶつかった。どうやら急に立ち止まったしんべえにぶつかってしまったようだ。 「どうしたしんべえ?」 しんべえは答えない。見ると震えながら固まっている。なんと隣の乱太郎もである。二人の視線をたどると・・・・・ルイズがいた。わなわなと震え、青筋をたてている。
どうやら自分は気付かれているとも知らずに言いたい放題喋ってしまったらしい。さすがのきり丸も身じろぎできなくなる。これまでも何度か怒られたことはあったが、ここまで迫力のあったルイズは初めてだ。 「あたしがケチくさいって?そうね、今までご褒美の一つもあげなかったもんね」 ルイズの声は不気味なくらい落ち着いていた。 「ゼロで悪かったわね!」 三人はしょんぼりと食堂の前に立っていた。慈悲深い主人は三人に今日一日食事抜きを言いわたした。
>>258 >どら焼きが嫌いなドラえもん、サイコキネシスが使えないミュウツー
なんでお前らが知ってるんだwwwww
メイドインワリオシリーズのアシュリー
>>249 とりあえず沙耶の唄のストーリー見た
腐り姫で口直ししなかったら死んでいたところだ
よく考えたら俺グロとか強姦とか受け付けないのよね
やっぱ平和で綺麗な話がいいわ
任天堂キャラなら、ゼルダの伝説のリンクがいいなあ。 でもリンクって作品によって別人らしいな。 イケメンであるトワプリのリンクが一番ルイズ受けはいいか?
>>262 『ゼロの使い魔』と『沙耶の唄』で平和な話・・・
つまり百合の形になるな
>>263 任天堂ならマリオだろ
ついでにカービィ、ドンキー、サムス、フォックス、ヨッシー、ピカチュウetcも一緒に
書きあがったので投下してもいいかい?
>>265 その中で面白くなりそうなのはサムスかなあ
ゴーレムを召喚したかと思ったら中から美しいお姉さまが出てきてビックリするルイズが見たい
270 :
マロン名無しさん :2007/07/08(日) 02:58:20 ID:qFZicc6X
すまぬ、某スレでSS投下してたら 書き込みすぎっておこられちゃった… これってもう書き込めないの?
「――異世界?」 「……信じらんねぇか、やっぱり?」 夜 トリスティン魔法学院・ルイズの部屋 ベッドに腰掛けるルイズに、藁の寝床に座り込んだエル・マタドーラは 事情を話していた 「そりゃ、普通はね。だけど…」 ルイズは遠くを見つめ、今日のことを思い出していた 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「ふむ、召喚も成功したようだね。ではミス・ヴァリエール、儀式を続けなさい」 「はいっ!」 コルベールはの言葉に意気込んでそう叫ぶと、ルイズはマタドーラの顔に自分の顔を近づける 「お、オイ、何を・・・」 「いいからじっとしてなさいっ!!」 彼の講義の声も聞かず、そのまま顔を近づける
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 五つの力を司るペンタゴン この者に祝福を与え 我の使い魔と為せ」 契約の言葉を唱え、そして… チュッ っと言う音と共に、2人の唇は触れ合った 「…………………………………………………へ?」 「終わりましたっ!!」 呆然としたマタドーラの声とは裏腹に、ルイズの声はとても弾んでいた 「キ、キスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?」 叫びをあげるマタドーラ
>>270 ……解決方法はわからんが、とりあえず支援だ。
後はちょいと時間置いてから試してみるとか。
>>273 そうか…サンクス!まあ区切りのいいとこで切れたからいいや
彼とてキスの経験がないわけではないのだが、いきなり、しかも初対面の 少女に口付けをされれば驚くのは当然である …と 「!?熱っ!アッチィィィィィィィィィィィ!?」 左手が焼きつくような激痛に腕を押さえて彼は地面をゴロゴロと転がり 「べ!」 偶然にもそばに生えていた木に激突して止まる 同時に彼の手の痛みも消えたのだが、今度はぶつかった頭を抱えてうずくまった 「………プッ」 その光景を見て、生徒の誰かが吹き出した次の瞬間には 「ブワァ――――――ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」 その場のほぼ全員が大笑いしていた 笑っていないのは、いつも無表情のタバサと 呆然としたコルベールと 笑顔から一転、悔しそうな顔でプルプルと振るえ、笑い声に耐えるルイズだけだった
「ヒッヒ…さ、流石は「ゼロ」の使い魔!」 「こりゃ凄い!腹筋がちぎれ飛ぶかとおもったぜ!ギャハハハ!!」 「サイコー!もう、サイコー!」 笑い声はそれからマタドーラの頭の痛みが引くまで続いた 「イテテテ…何なんだ、一体」 そう言って立ち上がるマタドーラがふと、左手を見ると複雑な形の刺青のようなものがあった 「な、何だこりゃ?」 「ほう、珍しいルーンだな」 困惑するマタドーラを他所に、コルベールはそんなことを言っていた 「安心しなさい、コントラクト・サーヴァントも成功だ。おめでとう」 そう言うコルベールに対して、ルイズは少々不満げに頭を下げた 「では皆さん、教室に戻りますぞ」 そう言ってコルベールは生徒たち(ルイズ除く)を連れ、「フライ」の魔法で飛んでいく
「ルイズ、お前は歩いてこいよ」 「お前は『フライ』や『レビテーション』の魔法も使えないんだからな」 「精々その使い魔におぶってもらえよ…無理だろうけど。ハハハ」 何の道具も使わずに空を飛んで行く生徒たちを見て、あっけにとられたマタドーラだったが 「魔法」という言葉に納得した ――こいつらドラメットの同類か?…絨毯なしでも飛べるもんなんだな そんなことを思ってルイズのほうへ顔を向ける 「セニョリータ、君は飛ばないのか?」 「…ううう、うっさいわねぇ!私は飛べないの!いいでしょ別に!」 フン、と顔を背けるルイズ 「じゃあ、飛んでみるか?」 へ?という表情でルイズはマタドーラに顔を向けると 彼は黄色い竹とんぼのようなものを取り出した 「何よそれ?」 「タケコプター」 「…いや、だからなんなのよ」 「頭に付けてみな」
少々不満げだがとりあえず、契約は済んだのだから従っても危害はないだろうと考え ルイズはタケコプターを頭に付けた 「付けたわよ」 「んじゃ、横のボタンを押して」 言われるままにボタンを押すルイズ すると 「え、きゃ、きゃぁぁぁぁぁ!?」 ふわり、と彼女の体が飛び上がった いきなりのことに慌てるルイズ 「おっと」 それを受け止めたのはいつの間にかタケコプターを付けたマタドーラだった 「慌てんなって、自分が跳びたい方向へ行こうとすればちゃんと飛ぶから」 「ほ、本当に…?」 「ああ」 マタドーラの言葉を聞いて、恐る恐る飛んでみる 「…ほんとだ」 「な、言ったとおりだろ」
そ〜らを自由に飛びたいな〜 ハイタケコプターキター
ネタに近い物が出来たんだが投下しても大丈夫かな?
呆然とするルイズに、彼は笑顔でそう言った 「あんた、何なの?」 「さっきも言ったろ、エル・マタドーラだって ところでセニョリータ、君の名前は?」 ルイズの問いにそう答え、問い返す 「わたしは――ルイズ ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」
一つくらい異端なのがあっても良いと思うんだ? 沙耶可愛いよ沙耶
投下終了 多くなっちゃってスイマセンorz
>>284 今気づいた
ルイズの名前にもドラが入ってるw
ドラ魔の人乙 しかし秘密道具は魔法の意味を根底から覆しかねないぞw
ドラの人乙。 んでは投下します。
闇が笑う。 真っ赤に燃え上がった三つの邪眼、それはどこまでも不気味。 「おやおや、大十字君達の世界ではなく違った世界から呼ばれるとは――」 それは、何処にでも居て、何処にも居ない。 闇は目の前に現れた鏡のようなものに触れた。 それは、本来呼ばれざる者。 「這い寄る混沌」 「無貌の神」 「暗黒神」 「闇に棲むもの」 「大いなる使者」 「燃える三眼」 「顔のない黒いスフィンクス」 「強壮なる使者」 「百万の愛でられしものの父」 「夜に吠ゆるもの」 「盲目にして無貌のもの」 「魔物の使者」 「暗きもの」 「ユゴスに奇異なるよろこびをもたらすもの」 「古ぶるしきもの」 様々な呼び方を持ち、特定の姿を持たざることは無い。 「――まあ、僕一人が違う世界に行っても。 僕は他にも居るしね、後は他の僕に任せるとしよう」 闇が向かった先はハルキゲニアと呼ばれる世界だった。
これはまさか・・・
マテマテマテw沙耶より危険だぜそいつはwww
ゼロの邪神 ここはとある魔法学校の広場。 そこで、一人の少女が儀式を行っていた。 「宇宙の果ての何処かにいる私のシモベよ。 神聖で美しく、そして、強力な使い魔よ!! 私は心より求め、訴えるわ……我が導きに、答えなさい!!」 少女の叫びにも近いサモン・サーヴァントの呪文が完成する。 傍らで教師が見守る中、呪文によって鏡のようなものが現れた。 鏡は現れると爆発を起こし、砕け散った。 「せ、成功したのかしら?」 少女は爆発によって起きた煙の中心部へと足を進めた。 煙が次第に晴れてくると、一人の女性が腕組みをして立っていた。 「「「「やあ、君が僕を召喚した魔術師かな?それとも魔法使いかな?」」」」 思わず自分の召喚した使い魔のある一部分に視線が向いてしまった。 同じクラスのキュルケのものよりも遥かに大きい胸。 いや、そんなことはどうでもいいのだ。 やっとサモン・サーヴァントの魔法が成功したのだ、後はコントラクト・サーヴァントの魔法を行えばいいのだが――― 目の前の存在は明らかに、今まで級友達が召喚したどの使い魔よりも強力な存在感があった。 未だに晴れきらない煙の向こうから、燃える三眼がこちらを覗いている。
呼んじゃいけない折笠ボイスー!? というかぶっちゃけ這い寄る混沌が人間に好意的(というか割と無害)なのは エロゲの朝の来ない夜に抱かれてと漫画のエンジェルフォイゾンしか知らない……。
ハルキゲニア\(^o^)/
おかしい、一体自分は何を召喚してしまったのだろうか。 「ルイズ、早くコントラクト・サーヴァントをしなさいよ」 キュルケが急かしてくる。 彼女にはあの全てを見透かすような燃える三眼が見えないのだろうか? 「わ、私が貴女を呼び出した魔法使いよ……」 「「「「ふむ、よかろう。 メイジよ、次は何をするのだ?」」」」 それに、目の前には私の呼び出した使い魔しか居ないはずなのに。 何人もの声が重なって聞こえてくる。 そのどれもが人間の声帯を通して出てくるような声ではないのだから。 そして、煙が晴れた時、 ルイズのSAN値が著しく低下したようです。
>>295 ハルキじゃなくてハルヒじゃね?
あれ?
かの邪神様は人類の敵対者ではないからまだハルキゲニア\(^o^)/ ではない――筈
投下終了? しかしこれ、ルイズがループ喰らいまくって照夫化するフラグだよな……九郎ポジはサイトで。
しかしハルケギニアはナイア様の愉快な玩具になるにー 魂のコイン4枚とマリコリヌの魂を賭ける!
301 :
ゼロの邪神 :2007/07/08(日) 03:33:08 ID:???
しまったぁぁぁぁ、ハルキゲニアじゃなくてハルケギニアだったか? 一応、これで終わりです。 這い寄る混沌は一応、狂気と混沌のために自ら暗躍するので。 レコンキスタとかをグダグダにしたりしそうなんで思いついたしだいです。 とりあえず、フーケ\(^o^)/が先かな。
はるきげにあになるとえちくなるような。
眠いから昼になったら投下します
虚無の書がヤバ目の魔道書にすり替わってそうなんですけどw
九朗召還とかなら原作レイプ確実 逆に邪神様くらいはっちゃけてくれた方が期待できるwww
306 :
ゼロの邪神 :2007/07/08(日) 03:46:17 ID:???
>>304 そのネタもらった。
4属性に属してなさそうな魔道書だとなんだろうな。
ナコト写本だと照夫フラグ一直線だしな。
屍食教典儀か無銘祭祀書あたりかな?
SIRENの須田恭也(うりえんと焔薙と猟銃を装備)。 なにしろ不死だ。 ただ、うりえんは生きてる人間には効かないかもしれないな
意外性で妖蛆の秘密 ゴージャス性でエイボンの書 虚無っぽいのならやはり無銘祭祀書?
>>305 型月と似た様なエロゲ相手に『原作レイプ』もないだろw連中が考えたネタじゃないんだから
どうでもいい。 邪神も沙耶もドラもバビルもwktk
無銘祭祀書だろ……前の持ち主の体格的に考えて。
>>311 そこで零を忘れるなんて……!
ここ何人のSS職人いるんだ?
>>311 の人達やとらの人やミュウツーの人や
小ネタも合わせたら結構な数になりそうだが
まあなんだ、俺にできるのは職人GJ!だけなんだぜ
>>312 (胸が)虚無の暴君かw
ん?こんな時間に誰か来たみたいだ
「良いわ契約してあげる!!」 名前:黒崎 一護 「…あぁ?」 「本来ならこんなこと…一生ないんだからね!!!」 髪の色:オレンジ 瞳の色:ブラウン 「なっ!?」 職業:高校生兼死神代行 兼 使 い 魔 「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!?」 Zero's DEATberry ――ゼロの死神
数分前 彼、『黒崎 一護』はソウル・ソサエティから現世へと帰還する際 彼女、『ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』に召喚されたのである。 「何だよ…ココ…」 「あんた誰よ?」 二人の口から同時に疑問の声が起きる 「!!お前俺のことが視え「ルイズの奴平(ry 「良いから答えなさいよ!!」 この時ルイズはかなり苛立っていた 召喚に成功したと思いきや現れたのは(おそらく)平民の妙な服を着た剣士 これでは失敗にも等しい 「…黒崎 一護!!死神だ!!」 突如その場がどよめき、そしてルイズの目が輝く 「死神!!それ本当!?」 「おう!といっても」 『代行だけどな』といおうとした其の言葉はさえぎられた ルイズの「良いわ契約してあげる!!」の一言で かっとなってやった反省はできない続かない
>>308 それこそハルケギニアがオワタなことになる
鰤か・・・アレは死神編で終わらせとけば良かったのにね
ハリベル様が登場できないじゃないか
>>318 堕辰子の方を呼んで盛大に終わってもらおうぜw
んじゃ、適当にかっとなってやったのを貼ってみようと思う もちろん続かないし続けられないようなもんだが 「…ルイズ。あなた、ここでいったい何をしてるのよ」 私、キュルケ・ツェルプストーは、塔の屋上で佇むピンクの髪の少女に問いただした 日が沈む夕暮れ時、逆光で少し見え難いが、あの髪の色と貧相な体は確かにあたしのライバルである少女の筈であった だが、今目に映る彼女の容姿はいつもの彼女ではないような印象を与えている 学校の制服のマントとは違う、全身をすっぽりと覆う漆黒のマントを羽織り 特徴である筈のその髪は束ねてあるのだろうか、これまた真っ黒で筒のような帽子の中に収まっている そして、化粧にはあまり興味がなさそうだったはずなのに、唇を黒いルージュで引いていた そんな黒ずくめのそいつは、まるで普段のアイツのイメージに合わなくて、異質な雰囲気を漂わせていた そして、振り返ったルイズ――いや、ルイズの姿をした何者か――は、皮肉っぽい左右非対称な表情を浮かべながら、 「君は……ルイズの知り合いか」 と、ルイズの声、だが普段の彼女とは明らかに違うイントネーションの声で答えたのだ
それは、偶々であったのだ 最早、日常とまでなっている筈の風景… キュルケがルイズの召喚した平民の使い魔、才人にアプローチをかけ 彼の主人たるルイズがそれに対して怒りはじめキュルケと口喧嘩を始め 一方で才人は後に行われるであろうお仕置きに戦々恐々し タバサは少し離れた所で読書をしており 使い魔達は陽だまりでウトウトとし ギーシュはモンモランシーと愛を語らっている… そんな微笑ましい光景である そんな日常が少し変化したかな?とキュルケが気づいたのは、才人にちょっかいを出してみてもルイズの姿が見えない事に疑問を持った時だろうか いつもだったら、ルイズがいない隙を見計らって行っても驚異的な勢いで嗅ぎ付けて喧嘩が始まる、というのにだ それも、近頃そんなことが増えてきている感じがしている 家柄的にも性格的にも彼女のライバルである、と思っているキュルケは好奇心にかられて一人、ルイズにいつもよりも強く注意を向けてみることにしたのである 疑問に気づいた時からルイズの様子をそれとなく注意していたのだが、もう一つ気づいたことがあった 普段の日常から時折ふらっと彼女の姿が見えなくなるのである しかし誰もがいなくなるその瞬間を目にしたことは無く、まさしく気づいたらいなくなっていたという状況である これには流石になにかあるだろうと思い、彼女自身に問いただしたこともあるのだが その答えははぐらかしていることも嘘をついている様子もなく、極々自然な応対をされて終わらされてしまった (また、才人にさりげなく訊ねてみるように言ってみたのだが、彼も特に不審に思うことは無いという回答を返していた) 友人であるタバサに頼んで、彼女の使い魔である風竜に探索を任せてみようとも思ったのだが なんとなくルイズに負けたんじゃないか?という思いがあり、キュルケは一人調査を続けていたのであった
そしてとある日の放課後、実入りの無い調査に飽き飽きしていて、 (フレイムに追跡とか全部任せちゃおうかしら…?)と大分意気消沈していた時である ふと、視界の端にルイズが走り去る姿を見た気がしたのだ すぐさま振り返り見るも既に彼女の姿は無かったのだが、その目線の先にはある建物があったのだ それは、この学校を一望できるかのように聳え立つ、とある高い塔であった そしてさらにあまり人の入りが無さそうな塔の入り口が閉じる様子を丁度目撃したのである そんなやっときたチャンスに、 (さて、どんな秘密があるのやら。恥ずかしい秘密だったら思いっきりからかってあげようっと) と大きく意気を盛り上げて(調査に使った苦労を彼女で憂さ晴らししようという考えも含めて)、塔を見上げるのであった しかし、そんな彼女の前にいるモノは、想像していたものとは大きく異なっていて 「ルイズ…あなたって子は、とうとう頭の中身までゼロに…」 キュルケはこの子、何か変な薬でも飲んだのかしら、と思い 呆れて溜息でも、としようとしたのだが、途中で気づいてしまったのだ 彼女が若くして優秀なメイジである以上に、ライバル、悪友として 『あの子はこんな雰囲気を出すことができるような人物ではない』ということを そう気づいた直後、懐の杖をいつでも取り出せるようにして警戒態勢をとる 目線を厳しくして、その目の前のモノに対してどんな細かい挙動をも見逃さないように観察し おおよそ他人には聞き取れないであろうほどの小声で呪文を詠唱しつつである そんなキュルケの様子をゆっくりと眺めていたルイズの姿をしたモノは 「ああ、そんなに警戒しなくてもいい。特に君やルイズには危害は加えないから」 と、あっさり言い放つ しかし、その表情は限りなくあっさりとしており、感情面が豊かな普段の彼女だったらまずありえない様子である それがまたキュルケに警戒感を持たせ、取り出した杖をそれに突きつけながら突き詰める 「アンタ…いったい何者なの?」
不気味な泡か?
不気味な泡だな……先の鰤と合わせて死神連投か。
その問い掛けに対して、それはクスリと苦笑しながらこちらに正面を向けた それは相変わらず異質な雰囲気を漂わせながらこう言った 「…じゃあ最初に言っておくと、僕の名前はブギーポップという 僕はただ、彼女の中から自動的に浮かび上がることしかない そして――」 そして次の言葉と共に 「――世界の敵の、敵だ」 左右非対称の表情を浮かべた …続きませんよ、だって難しい奴ですもん、色々
>>321 ていうか俺としては永井を召還した方が面白いと思う
サイボーグクロちゃん。 ただの猫の使い魔のふりもできるし、 五万の敵ともいい勝負しそう。
確かに不気味な泡は屈指のクロスし難さを誇るw でも違和感がないと言えば無い気もして――要するに期待して良いですか?
覇王を書くっていってた人マダー?
お待ちの覇王愛人じゃないけどここで投下。 「マッハロッドでブロロロロ ブロロロロ ブロロロロ〜 ♪ ぶっとばすんだギュン ギュギュン ♪」 「なんだい、その歌は?」 自分の背中にしがみついて歌うルイズに思わず尋ねる。 「ちいねえちゃんが好きな歌なのよ。意味はよくわからないんだけどね。ちいねえちゃんは身体が弱いせいか、この歌の 自由に飛び回ってる感じが好きなんだって。ちいねえちゃんっていうのは私のすぐ上の姉で……」 楽しそうに、懐かしそうにちい姉ちゃんのことを語るルイズ。 よほど仲がよかったのだろう。言葉のリズムに弾みがある。 今日は皆が大好きな虚無の日、虚無の曜日。つまり元の世界で言う日曜日である。 見事な快晴、それでいて心地よい風が吹く思わず踊ってしまいたくなるような日。 バビル2世はルイズを後ろに乗せて、馬を走らせていた。目標は近くの町。 最初はルイズが馬を操るつもりであったが、ゴタゴタゆれてえらい目にあったので、 「こういうことは使い魔がするべきではないだろうか?」 とバビル2世が手綱を握ることを申し出て、ようやく様になった。 「ジェットボップは ブロロロロ ブロロロロ ブロロロロ〜 ♪ 勇将の武器だ ギュン ギュギュン ♪」 相変わらずルイズは歌っている。2番なのだろうか、3番なのだろうか。 事の起こりは今朝、ルイズが突然 「用があるから出かけるわよ!」 と鼻息荒く宣告したことである。 「いったいなにをしにいくんだい?」 と聞く間もなく、馬に乗って一陣の風となっていた。 『いったい何の用なんだろうか?』 よほど心を読もうかと思ったがまたどやされるのではないかと思い、やめた。 いずれにしろ町に行けばわかることだ。 「そんなことより……」 上空を気にするバビル。 肉眼ではわかりにくいが、光の中を雲をかきわけ進むものが一つ。 「そんなことより、なに?」 「いや、なんでもないんだ。」
>>330 ミーくんは剛くん以外に仕えなさそうだけど家事や戦闘と何でもできるよね
あのメンバーの中で温厚だしキャラだし
チエコやベイビーとかが召喚されたら大変なことになりそう
別にこちらをつける理由もない。おそらく偶然だろう。聞けば大きな町らしいので、そこにあの二人も用があるのだろう。 少し訝しげにしていたルイズであったがすぐに、 「みんなで呼ぼう バロムワン ♪ 必ず来るぞ バロムワン ♪ 超人 超人 僕らの バロムワン ♪」 歌いだす。昨日の今日だ。そっとしておいたほうがいいだろう。 馬が跳ぶ。 丘を越える。 町が見えた。 「思ったより早く着いたわね。」 馬から下りて上機嫌でルイズがいう。それでも2時間は馬に揺られていたことになる。 バビル2世なら全速力で20分ほどの距離だ。 馬丁に馬を預け、大通りに出る。 「ふむ。」 露店や家構えの商店が軒を連ねている。 行商人らしい大荷物の男や、近郊の農夫、荷物を運ぶ馬車、買い物客が忙しげにあちこちを行きかう。 「かなり活気があるみたいだな。」 「そりゃそうよ。トリステインでも結構な都市だもの。」 町の規模はおそらくアメリカはサクラメントぐらいだろうか。101と呼ばれていた時代、バビル2世が訪れた町のひとつだ。 「確か、あの四辻あるピエモンの秘薬屋の近くにあったような。」 キョロキョロしながら目的地を探すルイズ。 秘薬屋が普通に店を構えているのがすごい。 「あ、あった。」 いかにも秘薬屋らしい怪しげな店の横、剣と盾らしいマークを組み合わせた看板のかかっている店へ人ごみを掻き分けて 向かう。途中で秘薬屋にギーシュの二股相手の片方がいるのを見かけたが、ここは何も言わないでおこう。 「武器屋?」 「そうよ。一昨日の決闘を見て考えたんだけど、あれだけ闘えるってことはビッグ・ファイアは護衛が向いてるってことだと思ったの。 だから、強力な武器を買ってあげようって言うのよ。感謝しなさい。」 そして指をつきつけ、 「それだけのことだから!他に他意はないんだから!勘違いしないでね!」
顔を背けて宣告するルイズ。 ぶっちゃけて、他の女にとられそうになったため、人間の持つ独占欲が発露したのである。 そこで贈り物をして自分に気を引きとめておこうとしたのだろう。 わかりやすく言うと、第三者を介することによって恋愛感情の前駆体が発現したというか。うん、余計にわかりづらい。 いずれにしてもバビルもルイズもそれが恋愛に繋がるものだと気づいていない。 石段を登り羽戸を開けて中に入る。 声をかけると出て来たのはいかにも腹に一物ありそうな男。いかにも過ぎて商売がやりづらいんじゃなかろうか。 もっとも値踏みをしているのは向こうも同じようで、下手に出れば組し易しと見たのか、妙に慇懃な態度で接客し始める。 「店一番の業物で、かの高名なゲルマニアの錬金魔術師シュペー卿の傑作で。魔法がかかってるから鉄だって一刀両断でさあ」 かなり大きな剣を店の奥から持ち出してくる。作りは豪奢で刃は分厚く、いかにも切れそうですと主張している。 ふむふむと手にとって鑑定していると、ルイズがわき腹を肘でつついてくる。 「どうなのよ?」 「ん?」 「だから、心が読めるんでしょ。店主の考えを読みなさいよ。」 「ああ。」 別に読まなくてもわかる。明らかに一見の鴨を相手にぼったくる気満々だ。 鞘にしまい、剣を店主に返す。 「もうちょっと別の武器も見たいんだが、奥へ案内してくれないだろうか?」 「へへ、旦那、そりゃあ無理ってもんですよ。」 ずいっと顔を寄せ、ルイズに聞こえないようにしゃべりかける。 「奥にシュベー卿の傑作とやらが並んでいるようだが。おまけに造りかけのものもある。シュベー卿とは店主のことかな?」 目を見開く店主。顔から血の気が一瞬で引き、口をパクパクさせる。 「なに、誰にも言わないよ。ただ黙っている代わりといっちゃ何だが、見せてもらいたいものがあるんだ。」 「はい、はい。」と言って首をガクガク振る店主。 「ちょっと奥で武器を見せてもらってくるよ。ルイズは待っていてくれるかい?」 「使い魔の分際で主人を待たせる気?」不機嫌そうに答えるルイズ。 「でもまあ私は武器のことは良くわからないし、いいわよ、気に入ったのがあれば買ってあげるから。」 予算の範囲内でね!と口には出さなかったが強く念じるルイズであった。
奥へ入ったバビルは置いてあったリベットを何個か掴むバビル2世。 「何かなさる気で?」 「まあ、見ておけ。」 へえ、と訝しげな店主を後ろへ下がらせる。奥に磨きこまれた分厚い鉄製らしい鎧が飾ってあるのが見える。 リベットを指で弾く。 リベットは超高速で吹っ飛び、鉄の鎧にぶち当たって装甲を潰し、貫通する。 ビシッ ビシッ ビシッ リベットをどんどん打ち込んでいく。鉄の鎧はへしゃげ、割れ、潰れて見る間に鉄くずと化す。 「ひぃー!?」 その光景に飛び上がる店主。へなへなと腰が砕けて尻餅をつく。 「鎧を壊して悪かったな。」 「いえ、いえ、いえいえいえ」 がたがたと震えながら祈るような格好で首を振る。こちらを舐めていた気分はどこかへ飛んでいってしまったようだ。 「まあ、禄でもない剣を売りつけようとしたむくいだと思って鎧のことは諦めてくれ。それで話なんだが…」 「な、なんでしょう?」 心から頭を下げてくる店主。その態度が滑稽すぎて噴出しそうになる。 「なに、三つあって、一つはこのリベットをいくつか譲ってくれないか、ということなんだ。」 学園の中に、誰か自分を監視している人間がいる、ことをバビル2世は気づいていた。 今は監視だけだが、可能性としては今後自分に対して攻撃を仕掛けてくる可能性もある。 そのときに超能力をできるだけ使わずに済む武器が必要だ、と考えていた。 奇しくもルイズが自分に武器を買ってやろう、と連れてきた。ならばこの機会を逃す手はない。 「は、はいかしこまりました。こんなものでよければどうぞどうぞ。」 じゃらっと籠一杯のリベットを差し出す店主。鎧の各部をつなぎとめるために使っているのだろう。 つまり鎧の注文があるに違いない。ということは、この店主、見かけと性格はあれだが、腕のいい職人である可能性が高い。 「二つ目は、今後このリベットが必要になったときにそなえて、ある程度の数を用意しておいて欲しいんだ。そのとき…」 リベットを握り、指と掌で粘土のように変形させていく。 その力に再び飛び上がらんばかりに驚く店主。 できたのは椎の実型の、ライフル弾のような形と大きさをした鉄塊。違うのはすでに線状痕が刻まれているということか。 「これと全く同じ大きさで、形にして欲しいんだ。きちんと代金は払う。」
ライフル弾状のものを受け取り、まじまじと見る店主。やはり職人なのだろう、今までの感じが嘘のように消えうせて、 真剣な面持ちで色々な角度からそれを見る。 「………できる、でしょう。これなら、できます。」 頷く店主。やはり思ったとおり腕のいい職人であるらしい。 「最後に。ぼくは一応使い魔だからね。主人の顔を立てなければならない。」 はあ、さようですね、さようでしたね、と忘れていた笑いを思い出したように笑う店主。 「しかし、旦那ほどの方を使い魔にするというのは、あのお嬢様はどのようなお方で?」 「ひょっとしたら、将来歴史に名を残すかもしれないよ。」 「では名前を覚えておかなければなりませんね」と店主が応える。だいぶ調子が戻ってきたようだ。 「それで適当な剣をみつくろってくれないか?リベットの代金はそれに入れておいてくれて構わないから。」 承知しました、と言って在庫の山を掻き分けだす。 やがて奥から古びたボロボロの剣を引き抜いてくる。 ふーっとほこりを吹き飛ばすと、下からそれなりの鞘が姿を現した。 「金貨60程度の代物ですが、旦那ほどの力があれば剣はあまり関係ないでしょう?リベットとあわせて80でいかがですか?」 心を読むが、どうやら値段については嘘をついていないようだ。 「いや、100で構わないよ。ついでに言うと、売るときははじめに多少高く言ってくれるかな?」 ははは、と笑って、かしこまりましたと応える店主。 「旦那は商売のコツってのを多少はわかってらっしゃるようだ。」 ルイズに見せると、ぼろさに最初は拒否感を示していたが、 「200のところをお客様のことですから特別に半額でお譲りいたします」 という店主の一言と、「まあ、ビッグ・ファイアだし、高いものを買ってあげて頭に乗っても困るからね。」という理由により、 予定通り100エキューで売買成立した。知らぬはルイズばかりなり、という落ちがついたが、それはいい。
>>334 おお、確かにミーくんの方が扱いやすそうだ
機械と融合できる能力でゼロ戦と融合することもできるしね。
鰤kayo なんかあのテンポには拒絶反応でるわー
バビルの人GJ、続き楽しみです
>>340 鰤?ギルティギアのブリジット?
あれはかわいいよね
>>341 釘宮ボイスで脳内再生されるんだぜ
しかしバロムワンとはまた古い
食堂に向かう間、ルイズは考え事をしていた。 いくらツーが強力な力を持つ怪物でも、使い魔は使い魔、主従関係だけはしっかりとさせたい。 そう考えていたのだ。 最も、頼んでもいないのに洗濯や着替えなどをしてくれている辺り、すでに主従関係はしっかりとしていると思うのだが。 それでもルイズは朝食の待遇を決定していた。 この時、ルイズが考えを変えたり、食事を提供したりしなければ、 ギーシュとの決闘は避けられたのかもしれなかった。
学年別に分けられたテーブルにはローソクが立てられ、花が飾られ、果物が盛られたかごが乗っている。 『アルヴィーズの食堂』と呼ばれるここは、まさに貴族のための食堂であった。 当然それぞれの席に置かれた朝食も豪華な料理が並んでいた。 ルイズは自分の席へ座ると、辺りを見渡しているミュウツーを呼んだ。 「ご主人、何か?」 すぐに近づいて来るミュウツーにルイズの笑みを浮かべつつ床に指を差した。 ミュウツーは床へ視線を向けると、そこには皿が一枚置かれており、その上には小さなはしばみ草が浮いたスープと、パンが二切れ置かれていた。 「これがあなたの朝食よ。ホントは使い魔は外なの、でもあんたは私の特別な計らいで、床よ」 そう言うとルイズは始祖ブリミルと女王陛下に祈りを捧げ食事を始めた。
鶏肉を食べようとした時、ふと目を向けるとミュウツーは一口も食べていなかった。 それを見たルイズは「仕方ないわね」と鶏肉の皮を剥いで皿に落とした。 「癖になるから、肉は駄目。早く食べなさいよ」 ルイズが言うとようやくミュウツーも食事を始めた。 唐突であるが、あなたは生後間もない赤ちゃんに、ステーキやフライドチキンなどを与えるだろうか? 何日も何も食べていない病人に、トンカツや天ぷらなどを与えるだろうか? 無論、普通なら母乳やお粥などを与えるであろう。 極端な例ではあったが、ミュウツーも同じである。 彼の胃などの消化器官は生まれてから一度たりとも使われたことがない。 ましてや本来人間用に作られた食事が他の生物に合うわけもなかった。
ミュウツーは初めて行う食事に苦労しながらも、堅いパンと鶏肉の皮を飲み込んでみた。 早くも彼の消化器官は悲鳴を上げ始めた。 ミュウツーは体調の異変に苦悶の表情を浮かべながらも、どうにかそれを飲み込み、スープで胃に流しこんだ。 再び唐突だが、こんな経験はないだろうか? 吐き気がするのに水が欲しくなることが。 それは著者の知識では胃の内容物を吐きやすくするために欲しくなるからだそうだ。 ミュウツーも同じであった。 無理矢理流しこんだ食物は逆流し、ミュウツーは胃の中身を全て床にぶちまけた。
食堂は大パニックに陥った。 「ルイズの使い魔が吐いた!」「ルイズが毒を盛った!」「今こそ僕は凱兄ちゃんを超えるんだ!」「タバサにフレイム、逃げるわよ!」「カゲー!」 「ここにいたら殺される!」「忘れたか護、勝利するのは勇気ある者だ!」「押すなよ!絶対に押すなよ!」「早く逃げろ!」 などと阿鼻叫喚が飛び交っていた。 ルイズを含む食堂にいたメイド以外の者全員の脳裏に、昨日の悪夢が蘇っていた。 大地を裂き、視線を向けるだけで物を爆発させ、近寄る者を吹き飛ばし、駆け付けた教師達の魔法さえも跳ね返したミュウツーの力を。 それはルイズも同じであった。 ルイズにそんなつもりはなかった。 自分はただ主従関係をはっきりさせたかっただけなのに。 そんな思いも虚しく、ミュウツーはこちらの方へ手を向けた。 ルイズは再び死を覚悟することになった。
いつまでたっても爆発や衝撃がやってこないので、ルイズは恐る恐る目を開けてみた。 そこには念力で嘔吐物を食器もろとも宙に浮かべ、それを圧倒的な力で圧縮しているミュウツーがいた。 黒い粒になってしまったそれをミュウツーはどこかへ投げ捨て、フラフラとしながらも出入り口へと向かっていった。 「ど、どこ行くのよ!」 ルイズは思わず叫んだ。 ミュウツーは振り向かずに答えた。 「食べることが可能な物を探してくる」 そう答えると足を床に降ろし、その場から歩き始めた。 「・・・怒って、ないの?」 ルイズの質問に、今度はこちらへ振り向いてから答えた。 「ご主人の特別な計らいでくれた食事だ、感謝するべきなのに何故怒らなければならない?」 そう言うとミュウツーは再び食堂の外へ向かって行った。 ルイズはへなへなとその場へ座り込んだ。
…規制喰らった?
生殺しとはこのことか
ごめん終了宣言する前に意識失いました まあそんなわけで今日はここまでです あとは シエスタ遭遇→錬金爆発→決闘→ナーハッハッハーイ という予定で進めていきます
GJ&大丈夫そうなんで投下 「――ここが、今私達がいる場所で」 黒い壁に四角い枠が浮かぶ。檻の様にも見えるそれの中央に、二つの月を纏った青い星が映っていた。 「ここがつい先ほどまで私がいた場所」 白く細い手が壁面パネルの上で踊り、握り拳程度だった青い星がぐんぐんと小さくなっていく。 それは青い星から青い点へと変わり、空いた隙間を埋めるように新しい星が幾つも現れ、やがてそれは 光り輝く大きな渦となった。そして、青い点から大きく離れた一箇所に赤い光点が浮かびあがる。 「銀河連邦の領土は丁度この程度の大きさで」 赤い光点と近い場所から緑色の点が発生し、そのまま大きな円となっていく。 枠の四割ほどを覆い隠した所でそれは止まり、 「そして、これが海賊達の活動範囲よ」 大きな渦がいきなり豆粒ほどの大きさとなり、豆粒大の渦がひしめく枠の中を、まるで塗りつぶす様に 紫色が覆っていた。 サモンサーバントによって星の彼方から呼び出され、今現在、学院の中庭で中破状態にある宇宙船の 貨物室はひどく重い空気に包まれていた。 「過去に海賊達の活動拠点を幾度となく破壊した私には、常に奴らの監視の目が張り付いていたわ。 たとえ目の前で私が突然消えても、死体を確認するまで絶対に調査を止めない執念深い奴らがね」 語るべき事は言い終えたとばかりに溜息をついた彼女――サムス・アランは、積まれていた鉄の箱の一つに 腰を下ろす。
その様子に、自慢の髭をさすりながら難しい顔で話を聞いていたオスマン老が声を上げた。 「…君がこのハルケギニアの地に呼ばれた事で、その宇宙海賊とやらがここまで調査しに来ると?」 いつもの飄々とした学院長はそこにおらず、細く怜悧な眼差しで壁の映像を睨む姿は、偉大な魔法使いの貫禄を 十分に感じさせるものだった。 「ええ。この船のエネルギーパターンは奴らも知っているし、この星系にも奴らの探査端末はあるでしょうから」 「目印であるこの船がすぐに動けないというのならば、いっそ破壊してしまえばよいのでは?」 ひょいと肩を竦めたサムスの姿に、ミス・ロングビルがややきつい声で提案する。 コルベールがまるでこの世の終わりのような顔になるが、そんな事に構わずそのまま彼女は続けた。 「この船は確かに素晴らしいものですが、ハルケギニアに迫る危機と秤にかけて吊り合うものとは思えません。 サムスさんには悪いと思いますが、宇宙からの脅威を少しでも遅らせる為には仕方がないのでは…?」 メガネを指で押し上げ、まるで試す様な声をオスマンとサムスに向けるロングビル。 また重苦しい沈黙が場を包む。重圧で空気が淀み、オールド・オスマンは髭を撫でながら難しい顔のままで、 ミス・ロングビルは眼鏡越しに壁を睨みつけたまま。サムスは手に持った金属製の何かを操作していて、 コルベールは相変わらず落ち着きなく辺りを観察していた。 そして、この大事件の元凶であるゼロのルイズは―― 「あの、それで、私の使い魔はどうなるんでしょうか?」 重圧に耐え切れず混乱した頭のまま、そんな爆弾発言を場に落としたのだった。 ・今日のルイズ 本来の使い魔候補と一緒に宇宙船とかいう物を呼び出してしまい、うっかり間違ってそっちと契約。 タッグを組んだ学院長室の二人による説教の途中、契約の影響で船の指令権がサムスからルイズへと 委譲されているのが発覚。 サムス指導の元でコルベールと共に、宇宙船操作の基礎知識をみっちりと詰め込まれる。
書き捨てばっかりだな。1回こっきりの投下ばっかで萎える。 冷やかしかよ。ゼロ魔読んだことの無さそうなのもいるしな。 とりあえず、ハルケギニアだ。 ハルキギニアって言ってる奴はいい加減にしろ。
>>356 だいたいSSスレなんてそんなものだろ?
JOJOスレの方は異常なんだよ
>>356 そこまでいうならお前が長編書いてみろよ
といってみる
>>358 ん〜〜?お前はどの書き捨ての作者なんだ?
>>359 ミュウツーの人です
まあ自分でも駄文だとわかってますがね
>>357 ジョジョスレも書き捨てばっかだけどなw
みんなで楽しく飯食ってるとこに頼んでもいないのに来て勝手に食って 「こんなまずいもん食わせるんじゃねー」と文句つけてるのと同じレベルだな
どうも自分の投下のせいで空気悪くなったみたいですね しばらくROMるだけにしてみます
ロトの紋章のアルスが召喚された話読みたい。
>>363 何でそうなるんだ?あんたのは書き捨てじゃないだろ。
>>363 適度に過疎ったSSスレの通過儀礼みたいなもんだからあんま気にすんな。
ROMってる間に話を書き溜めておいて、校正にゆっくり時間かけて完成度上げたのを
投下して驚かしてやればいいさ。
鳥つけてくれ
>>356 >とりあえず、ハルケギニアだ。 ハルキギニアって言ってる奴はいい加減にしろ。
「ハルキギニア」って言ってる奴なんて一人もいない件。
他人の書き間違いを責めようとしてるそのお前が書き間違ってる
m9(^Д^)プギャー
ミュウツーの人 これ本当に本人か? 成りすましじゃないのか?
えーと、私はどうすればいいのでしょうか?
トリップつけて
ROMりたいならROMればいいし 投下のせいで荒れたと思ったのでROMりたくないのにROMると言ってたのならおそらく誤解だからROMらなければいい 決断は他人に委ねず主体性を持って自分で決めるのだ
シボ主任科学者召喚。 前に霧亥召喚とか言ってた人がいたけど霧亥じゃ あまりに無口だし陰気だしで話が盛り上がらん。 説明もしなさそうだし。
この程度で空気悪いって言うの? これでだめなら2chできないと思うけど 俺の感覚ずれてんのかな
>>371 他の神職人様達がつけていないのに自分みたいな駄文書いてるやつがトリつけるのはどうかと思う
>>372 それじゃあしばらく原作読み直したりアニメ見直したりベイダー卿にwktkしてきます
まあ月曜か火曜には戻ってくるかもしれませんが
>>374 2chでも板によるわな
バードウォッチング板とか河川・湖沼・ダム板とかワールド音楽板なんか穏やかなもんだ
そういや二期の放送今日だっけ?
そういう〜〜〜じゃ盛り上がらんとか 〜〜は無理そうだなとかって書くのは無駄レスなのでいらん。 自己完結してんなら書くなよ。 せっかくのSSが埋もれる。
埋もれさせないためにまとめがあるんだろ……常考……
朝から変なの湧いてるな
一人でシャドーやってるだけっぽいけどな。
こういう時は投下が一番かな……? ではではしちゃったりします
その日の夜、当麻は顔を洗おうと水汲み場まで赴いた。バシャッ、と冷たい水が当麻の神経を一瞬だが麻痺させる。 タオルで大まかに拭いた後、さっさと戻ろうとルイズの部屋に入ろうとしたその時だった。 ちょうどその向かい側にあるキュルケの部屋の扉が、がちゃりと開いた。 何処のホラーアクションゲームの死亡フラグですかー!? と、心臓が飛び出るぐらい驚きながらもガバッ、と振り返る。 と、出て来たのはサラマンダーのフレイムだった。当麻の存在に気付くや否や、ちょこちょことかわいらしく近づいてくる。当麻は思わず後ずさろうとしたが、壁を背にしている為逃げられない。 「あー、一体私に何か御用でもあるのでしょうか?」 きゅるきゅる、と肯定するかのようにサラマンダーは鳴き、当麻の上着の袖を加える。 「とと、って燃える、燃えるから」 慌てて振りほどこうするが、サラマンダーはさらに強い力でぐいぐいと引っ張ってくる。 そこまでされて、ふと当麻は状況を理解した。 半開きになっているキュルケの部屋、そしてその使い魔であるフレイムが引っ張ってくる。 (何か俺に用でもあるのか……?) キュルケとは召喚された次の日に話した以来、何もしていない。故に当麻は理解が出来ない。 しかし、このままでは当麻の服が破ける&燃えるというデスコンを受けると思ったのか、当麻はとりあえずキュルケの部屋へと入っていった。 そこは光が差し込まない真っ暗な部屋であった。サラマンダーが発する火が、周りをぼんやりと明るく光らせている。 「扉を閉めて?」 久しぶりに聞いたキュルケ言葉通り、ドアを閉める。 「ようこそ、こちらにいらして」 「って言われても……何処にいるのさ?」
>>206 亀レスだけど、グレイの場合は破損している義手・義眼の修復の問題があるから
滅日がいいんじゃないかな
らぐなれくの有無によってストーリーが大幅に変わるけど
途端、パチンとキュルケが指を弾いた。すると、部屋の中に立てられたロウソクが、一定の感覚で灯っていく。 当麻の近くからスタートし、ゴールはキュルケのそば、道のりを照らす街灯のように、ロウソクが燃えている。 (いやいやいやいや何ですかこれはー!?) 当麻にはそれが何となくマズイと体に訴えるのだが、後ろにフレイムが見張りをしている為出るに出られない。何故危険を感じたのかというと……。 ベットに腰掛けたキュルケの姿は、目のやり場に困る姿であったからだ。 ベビードールというのだろうか、そういう明らかな下着だけしかつけていない。 目を丸くして、どうすればいいかわからない当麻にキュルケは、 「そんな所で突っ立ってないで、いらっしゃいな」 と色っぽく言った。 もはや理解不能だー、と頭を回転させる事を投げ出した当麻は、キュルケの言われた通りにするしかなかった。 「座って」 キュルケの元へと近づき、言われるがままに隣に腰掛けた。こういったタイプの女性とこういった交流は……さすがの当麻でも一度もなかった。 「あーえと、本日はどのような件で呼ばれましたのかよくわからないのですが……」 当麻は自分でもわかる程緊張している。いや、だって胸が……胸が……、と目が自然とそちらへ向き、ドクン、と心臓がはっきしと波打つ。 キュルケは大きくため息をついた。そして悩ましげに首を振った。 「あなたは、あたしをはしたない女だと思うでしょうね」 「はぁ……」 「思われても、しかたないの。わかる? あたしの二つ名は『微熱』」 「おぅ……」 「あたしはね、松明みたいに燃え上がりやすいの。だから、いきなりこんな風にお呼びだてしたりしてしまう。わかってる。いけないことよ」 じゃぁ呼ぶなよ! と激しく突っ込みたい衝動を抑えて、再び曖昧な返事を取る。 「でもね、あなたはきっとお許し下さると思うわ」 キュルケは潤んだ瞳で当麻を見つめた。あれ……まさか? と当麻はある事に気付く。 「えとー、これはまさか……」 キュルケは、すっと当麻の手を握ってきた。キュルケの手は温かく、また柔らかかった。
(ま、まさか……) 「恋してるのよ。あたし、あなたに。恋はホント突然ね」 「いやいやいやいやー、ちょっと、ちょっとちょっと待てやぁ! 俺が何をした!?」 からかっているに違いないと、当麻は思いたい。いやだって好かれるような事してないし……、と思ってもキュルケの真剣な眼差しに何かしたかも? と思ってしまう。 「あなたが、ギーシュを倒したときの姿……。かっこよかったわ。彼のゴーレムを一撃で粉砕した時の! そしてあの言葉! 『幻想を壊してやる!』 それを聞いて痺れたのよ。信じられる? 痺れたのよ! これは情熱だわ!」 だー、と当麻は頭を抱える。まさかあそこでフラグを立てたのかー、と今更ちょっぴり後悔する。 「あなたは罪深い人だわ、トウマ。あたしに恋歌を綴らせたり、毎晩夢見るのも、フレイムを使って様子を見たり……」 当麻は困った。こういった体験はなかった為、どのように答えればわからなかった。 すると、キュルケは当麻の沈黙を独自の解釈を得たのか、目をつむり、唇を近づけてきた。 (うぉぉぉおおお、この好意は素直に受け取るべきなのかー) と、ちょっとマズイ方向にいきそうになるその時、 絶妙のタイミングで窓の外が叩かれた。そこには、一人のハンサムな青年が羨ましげに部屋の中を覗いていた。 「キュルケ……。待ち合わせの時間に君が来ないから来てみれば……」 「ベリッソン! ええと、二時間後に」 「話が違う!」 当麻はそんなやり取りん見て思う。ここ三階だよな……。 どうやら貴族達は平気で魔法をバンバン使うらしい。 その確証を得たのは次のキュルケの行動である。 キュルケは煩そうに、胸の谷間に差した派手な魔法の杖を振り上げると、即座に振った。 ロウソクの灯から、炎が大蛇のように伸び、窓ごと男を吹っ飛ばした。 その後、スティックス、マニカン、エイジャックス、ギムリと立て続けにキュルケの部屋になだれ込んだが、全員吹っ飛ばした。 「全員友達……?」 「そ! 友達! 愛してるのはトウマだけ!」 疑わしそうに見ていた当麻に、キュルケは真っ直ぐ唇を奪った。 「む、むー」 抗議の声をあげようにも口を防がれてしまっている。キュルケのキスはそれだけ情熱的であり、もうこのままでいいかも、と思ったその時。 真のラスボスが扉からエンカウントしてきた。
というわけで当麻はルイズに鞭で叩かれる事になった。 「って待て! 時間の進み方がおかしいぞ! 間が全くないぞおい!」 「うるさいわね! あんたは野良犬で十分よ!」 「ってイタァ! 痛いから、それ半端なく痛いからぁぁぁあああ!!」 当麻の絶叫が辺りを響き渡らせた。 この後、タップリ文句を言われた当麻である。 次の日は虚無の曜日、二人は町へ行く事になった。 以上ですー てか他の方々皆さんGJです! どの作品も毎回楽しみにしているし投下が早いのでホント感謝ですorz
>>378 文句つける先のレスくらいちゃんと読んでから文句つけような
おお、なんか夜のうちにずいぶん進んだな。
>>206 尼子ちゃんを忘れないであげて、可哀相だから><;
菊地真とかどうよ。運動神経抜群。少なくとも才人よりは強いだろう ルイズの声が伊織にそっくりなので親近感を持つ。 男だと勘違いされたまんまギーシュに決闘を申し込まれそれに勝ってシエスタに惚れられる。 キュルケに惚れられて押し倒されて唇まで奪われる。
ミュウツーと電王が楽しみ
ていうか何でミュウツーこんなに素直なんだって思ったけど 性格歪ませた原因のサカキさんと会ってないし、使い魔になったからだな
え〜と・・・ドラと忍たま3人組をまとめるが、他にやろうとしてる人はいないな?
し、しまった!忍たまのやつはタイトルが分からん!って事でドラだけ。
>206 「なぁばす」の虚弱探偵で一つw
>>397 つーか、薬がないゼロの世界で、奴は生きていけるのか?
水飲んだらすぐ腹下して熱出して、そのままお陀仏しそうなんだが。
>333 「ちいねえさま」ではないかしらん。
トリのてすと。 続きはがんばる
ふと思った 惚れ薬飲んだら召喚されたやつらを(ry
どうでも良いけどなんでどいつもこいつも酉付ける気すら無いんだ 単発のネタ系ならまだしも長編なら必須だろ
ジョジョスレのノリなんじゃね?
「スクライド・零」の後ろにトリップをつけたら、「名前が長すぎます」と言って蹴られました。 どないせぇっちゅうねん
>>404 ここジョジョスレじゃないんだけど…
長編ならトリップはやっぱ必要なんじゃね
他のSSスレなんてバトロワぐらいしか見たこと無いけど
トリップつけてみるか
まあ成りすまし防止のために酉つけたほうが良いと思うぜ? ミュウツーの人が本物か贋物か気になるしな・・・
>>410 俺は偽者なんじゃないかと思ってる。
書き捨ての話題のときのあの話噛みあってない感じがね。
トリップってーと、例えばこんなのかい?
正確に言うと、 「トリップをつけて投下しようとしたことはあるが、 名前が長すぎると言われたのであきらめてそのまま投下していた」 なんだな。 本文にタイトルを入れると言うことで、今後このトリを使うことにします。
ってか、本来このトリップはこっちで使うべきなんだがw
では自分も
417 :
落第忍者 :2007/07/08(日) 10:47:34 ID:???
ではこれで
>>396 さん、もしよろしければ「ルイズと忍たま」でお願いします。
書くのが遅いので毎日は書けないたも。すみません
最終兵器彼女のちせとか 最終形態だともうメンテもほとんど不要になってそうだし
逆に考えるんだ メンテが必要な奴が呼ばれて時がたつほどに弱っていくほうが面白くなりそうだと ルイズが成長して使い魔が守られる立場に
最終形態でちせだけ呼ばれると、乗せてたシュウジの消失を確認→発狂してハルケギニア滅亡のコンボが発動すんじゃね?
ちせに埋め込まれてたものをルイズが召喚して、 ルイズが最終兵器に
423 :
剣狼の人 :2007/07/08(日) 11:29:48 ID:???
まあゴルディオンクラッシャーで滅ぼす展開もあったからそれはそれでありかとw SSですが第一話は今日の夜に投下します
424 :
沙耶の人 :2007/07/08(日) 11:50:56 ID:???
何か寝てる間に色々言われてたみたいだな。 前の分は小ネタのつもりで一区切りして投下したが続きは一応ある。 続けても良いなら続けたい。でもスレの空気には合わないだろうし、駄目ならやめとく。 尻すぼみだが、プロットは立ててあるので完結はできる、はず。
>>424 続きが読みたいので出来れば投下してくだされ
トリテスー まとめの人GJ!
今日はROMに徹するといっていたのにトリだけテストしに来ました 自分も名前長すぎるそうです ちなみに上のは本人です 投下したらあんなのが来たので自分も含まれているのではと勘違いしていました やはり朝は眠らないとダメですね
誰とは言わないがここの投下人って出たがりだよな SS意外のレスはコテ外した方がもめ事起きないぜ
>>423 そういやそれwikiになかったな
面白かったけど1レスは流石に除外か
>>428 同意。投下時以外はコテ外して名無しの方が、色々いいんじゃないかと。
ところでジョジョにはまだ及ばんが、このスレの速度も尋常じゃなくなってきてるぞ。 今勢い見たら527.75もあった。 初期のジョジョスレくらいあるから、さらに加速する可能性は十分あるw
>>428 大体いつもそうしてる
そろそろ簡単なテンプレでもあったほうがいいのかね
つ 書き手は謙虚に、感想者は冷静に。
『スレは加速する』!
今起きたんで
>>338 からの続き投下します。
「………。」
ルイズが気になったのは、店を出てからのバビル2世の様子であった。
馬に乗る段になっても武器屋の方向をじっと見ている。
「ルイズ、まだ時間に余裕はあるかい?」
「時間?そうね……」
自分の腕前なら3時間はかかるが、ビッグ・ファイアなら2時間足らずでついた。
単純に考えて1時間の余裕がある。
「まあ、30分ほどならいいわよ。何か用事?」
「ええ。」
チラッと武器屋から出た2つの人影を見て、
「ちょっとお腹の調子が思わしくないので。」
ルイズがああと納得する。
そういえば自分も。大きいほうはともかく、小さいほうは馬上で漏らしでもすればたまらない。
「わ、わかったわ。じゃあ30分待ってあげるわ。わたしもさっき途中で気になった商品があったし。」
「まったく、レディの前ではしたないわね」と言ってそそくさと消えていくルイズ。途中何度も振り返り、
「あくまで気になった商品があっただけよ!わかってるわね!」
と主張する。
「さて。」
ルイズが消えたのを見計らって、人影のいたほうを見る。
視界に青と赤の色の髪が飛び込んだ。
「あら?」 剣を手にしたキュルケがルイズが離れていくのを見て、 「おかしいわね。何かあったのかしら」 独り言を呟く、のではなくあくまで横にいる無口な少女、つまりタバサに話しかけているのである。 「……ご不浄」 ああ、とキュルケが納得したように手を打つ。 「ふふん、じゃあこの間にダーリンにこの剣をプレゼントしちゃおうかしら。」 先ほどのシュペー卿の傑作という触れ込みの剣だ。まあ、これは店主を攻められない。商売人とはそういうものだからだ。 「あんなヴァリエールが買ったようなボロボロの剣よりもアタシのほうを選ぶに決まってるわよねって、あら?」 気がつくと消えていたバビル2世に気づく。 「ねえ、タバサ。ダーリンはどこに行ったの?」 「………。」 ふるふると首を横に振る。 「知らない。ただ……」 「ただ?」 「私たちは気づかれていた。」 「え?」 意外な返事に目をぱちぱちさせる。これだけ人がいる中から、2人を見つけ出すことなど不可能ではないだろうか。 それをしたというのか。 「あ、でも心が読めるものね。アタシの熱い情熱を感じてもおかしくないわよね。」 「………。」 違うだろう、とタバサは感じていた。 あの感じは心を読んだとかそういうものではない。 この場にいる人間全ての動きが頭に入っており、その中から特異な行動をしている2人を選びぬいた。そんな感じであった。 「心が読めることと、きみたち2人を見つけたことは関係ない。」 声のしたほうに振り返る二人。 バビル2世がいつのまにか背後に立っていたのだ。 「あら、ダーリン。」 両腕を広げて抱きつくキュルケ。淡々とそれを見ているタバサ。 「奇遇ね。やっぱりこれって愛の力だと思わない?二人の間には運命の赤い糸があるのよ。」 「………違う。」
タバサが冷静に突っ込む。そして、 「………いつから…?」 いつから気づいていたのか、と問う。少なくとも自分の尾行は完璧だったはずだ。 この歳で「死ぬことを前提とした」任務に借り出され、酷使され、汚れ仕事を引き受けてきた。 だからこそ自信はあった。いくら優れていてもよもやほぼ同年代には気づかれないだろうという自信が。 だがひょっとすると、彼は、ビッグ・ファイアは、自分の想像以上の存在ではないかという疑念もあった。 そしてその疑念は的中した。 ならばあとはそのキャパシティを知ることだ。 まともに答えない可能性もある。だが、妙なことだがタバサはビッグ・ファイアが嘘をつかないだろうと信用していた。 信用、それはタバサにとっては縁遠いものであった。せいぜい、キュルケにたいして心を許している程度だ。 それをまだほとんど付き合いのない相手に抱いていることに、自分でも不思議だった。 「来る途中、竜に二人が乗っているところだ。」 「そんなところから!?」 キュルケが唖然とする。高度2リーグ以上の高空を飛んでいたのだ。そんなところにいる人間を識別できる人間がいるはずがない。 「……証拠は?」 当然タバサも疑問に思ったのだろう。 「タバサが前で、キュルケが後ろに乗っていた。」 平然とバビル2世が答える。 「それにタバサは一度使い魔に指示するために頭のほうへ移動した。」 「………正解」 「ダーリン……すっご〜い!」 バビル2世をぎゅっと抱きしめる。困惑した表情でバビル2世は固まる。 「でも、不十分」 その通りだ。使い魔は竜なのだ。タバサが前に出るのは予想できることだ。同じく指示するために頭を寄せることも予想できる。 だからこそさらに確実な証拠が欲しかった。 「ふむ。」 キュルケを手で制し、離れさせるバビル2世。意外に素直にキュルケが従い、腕を離して離れる。 「なら、これは言うべきか迷ったんだが。」 ポリポリと指で頬をかくバビル2世。 「途中で3回ほど、キュルケの胸が当たって、うらやましげに後ろを見てなかったかい?」 「……正解」 ちょっと悲しい正答であった。
shien
貧乳涙目wwww
貧乳はステータスだよ。
タバタンwwwwww
墓穴w
バビルの人GJです 続きwktkしながら待ってます
貧乳だと?慎ましいと言え。
とりあえず投下してから反応を見てみる。 虚無の唄 2 ── ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールは、使い魔召喚の儀式から、さらに周りに向ける態度を硬化させた。 己が呼び出した醜悪な生物の前以外では、全く喋らず笑わず、 自分以外の者を、見るものを凍りつかせるような憎悪をこめた瞳で見るようになった。 たまに会話をできた時さえ、発言の端々に隠しようのない悪意と嫌悪が見て取れる様子に、次第に人は離れていく。 そして彼女は段々と講義への出席率が悪くなり、いずれは退学ではないかと噂され始めた頃の事であった。 学院の宝物庫で、学院長オールド・オスマンの秘書である、ミス・ロングビルらしき死骸が見つかったのは。 本人と断定できたのは前の晩から今まで姿が見えない事と、 彼女の杖が現場に遺留品として残り、生前は彼女をそばに置いていたオスマンに確認が取れたためだ。 ロングビルは四肢を含む体の一部を残し、頭部と内臓を綺麗にそっくり失っていたという。 宝物庫付近には血痕と肉片が散乱していたらしいが、魔法を使った痕跡は見当たらなかった。 彼女はオスマンの秘書を務めるだけあってその実力は高く、本人は隠していたようだが トライアングル・クラス程度の魔力はあったとされる。 そんな彼女が何の抵抗も出来ず、無残に殺されたという事実は学院の魔法使い達を戦慄させた。 学院創設以来の大事件であった。緊急の会議が開かれ、生徒達は全員寮内で待機となっている。 キュルケは召喚の儀以来激変したルイズの部屋の隣には居辛く、親友であるタバサの部屋に避難させてもらっていた。 「一体どうしちゃったのかしらね、ここは。 雰囲気がピリピリしてて気分が悪いわ」
独り言ちたキュルケに対し、横にいるタバサはその話題には特に興味が無いようで、手元の本に目を落としていた。 そっけない態度のタバサに、ふぅ、と溜息をついたキュルケは、ルイズについて考え始めた。 ルイズが召喚に成功するなり、あの醜悪な化物に抱きついた時は、背筋に寒気が走ったものだ。 自分だってフレイムを抱いて寝たりする事もあるのだ、自分の使い魔に対して情が芽生えるのは悪い事ではない。 しかし、ルイズのアレはいき過ぎではないか、とキュルケは思った。 ルイズの使い魔─沙耶とかいったか─に対する態度は、傍目から見ても親愛や信頼などではなく、明らかに依存にしかみえなかった。 しかも出会ったばかりの使い魔に対して。 ─魔法使いがその手足たる使い魔に依存するんて、何かの冗談かしらね? 「ねぇ、タバサ。あなた、ルイズとその使い魔に対してどう思う?」 「……別に、何も」 長くは無い付き合いだが、タバサの表情や感情はそれなりに読める。 その声が普段より硬いものだったことに気づいたキュルケは、続けて尋ねた。 「あなた、何か知っているの……?」 この質問にタバサは結局答えず、沈黙のまま時間は過ぎていった。 ───
あれから一週間以上経ったが、結局ロングビル殺しの犯人は見つからなかった。 中止されていた講義は再開される事となり、クラスでは皆久しぶりに全員が揃った事に喜び、談笑していた。 だが、教室の窓際に近いある一角は、不自然な空間が出来ていて誰も近寄らない。 ルイズだった。キュルケは相変わらず無愛想──を通り越して冷徹な表情をしているルイズの隣に座り話しかける。 「珍しいじゃない。もう講義には出ないのかと思ってたわ」 「……」 「ちょっと、無視?」 「流石に退学は不味いと思ったのよ……沙耶にも言われたし」 こちらに顔も向けず、独り言をするようにぼそり、と答えたルイズ。 そんな態度にも既に慣れたため、少々呆れるだけだったキュルケだが、最後の発言に引っかかった。 ─沙耶にも言われたし 主人が使い魔に諭されるとはどういう事か!と立ち上がり、怒鳴りつけようとしたキュルケだったが その時丁度教室の扉が開き、ミスタ・ギトーが入ってきた。 講義が開始され、渋々と席に着くキュルケに、何の関心も見せないルイズ。 彼女はずっと外を眺めていた。 ギトーの延々と続く風最強、俺最強談義にクラスの全員が倦んだ空気を出し始めた頃、 突然教室の扉が開き、珍妙な格好のコルベールが乱入してきた。 何事かと憤るギトーに対し、コルベールは言った「姫殿下が学院を来訪なさるのです」と。 ──
その日の夜、ルイズは自室で沙耶の胸に包まれ、幸せそうな顔で目を閉じていた。 そんな彼女の頭を撫でつつ、苦笑する沙耶。 仲睦まじそうな二人だが、服を着ているかどうかは、君と僕だけの秘密だ。 「ルイズは甘えんぼだね」 「沙耶にしか甘えないわ」 二人が契約した日から毎晩続くたわい無い会話。 毎日この時間に沙耶と話す事を、ルイズは日々の糧としていた。 相変わらず醜く、喧しく、汚物の臭いを撒き散らす『化物ども』との学院生活は、彼女の心を酷く疲弊させる。 美しい沙耶との語らいは、そんなルイズのストレスを甘く溶かしてくれるのだ。 涼やかな沙耶の声、芳しい沙耶の香り、温かく優しい沙耶の感触、その全てがルイズにとって幸福感へと繋がる。 その時、まどろんでいたルイズの幸せを打ち壊す存在が現れた。急に扉の方へ視線を向け、耳をそばだてる沙耶。 「……誰か、来たみたいだよ」 「ベッドの下に」 人の目に付く事を嫌う沙耶を隠れさせ、自分は身だしなみを整える。 そして部屋に響くノック音。始めに長く二回、それから短く三回……。 その聞き覚えのあるリズムに眉を顰め、ドアを開くルイズ。 外に立っていた『モノ』は素早く部屋に潜り込み、ディテクトマジックを行使した。 そして此方にに振り向き、耳障りな声で話しかけてくる。 「オ久し鰤ne、塁ズ4わcぁ゛ーズ」 酷く聞き取りにくかったが、口調と先程のノックから、ソレが誰であるかをルイズは悟った。 「姫殿下……?」 ───
久しぶりに見る幼馴染は酷く憔悴しているようだった。 感極まって抱きつこうとしたアンリエッタは、その事に気づき問いかける。 「一体どうしたというのルイズ?元気が無いわ」 「……お気になさらず姫殿下。少々学院の課題に煮詰まっていただけです。 姫殿下こそ、何故このような場所に?」 「まぁ!そんな堅苦しい行儀はいらないわルイズ!わたくしたちはお友達じゃない!」 「……一体何用でしょう。『姫殿下』?」 頑ななルイズの態度に、言い様の無い不安を覚えたアンリエッタだが彼女の言う事も確かだ。 まずは用を果たしてしまおうと、この部屋を訪れた理由を説明し始めた。 ─アルビオンの内情不安から、ゲルマニアとの政略結婚でトリステインの地盤を固めねばならないこと。 ─しかし、過去にアルビオンの皇太子に当てた手紙が、公にされれば婚姻を破棄されてしまうような内容だということ。 ─それを貴族派が手に入れる前に何としてでも取り戻し、皇太子─ウェールズに新しい手紙を届けて欲しいこと。 芝居がかった仕草で一気にまくし立てるアンリエッタだが その様子をルイズが冷めた瞳で見つめていたことに気づかなかった。 「──という訳なのです。トリステイン一国で立ち向かうにはアルビオンは強大過ぎる。 ゲルマニアとの婚姻を成立させるためにも、どうかお願いされてくれないかしら。 ルイズ・フランソワーズ?」 「……」 「ルイズ?」 王女の説明が終わっても、無表情で返答しないルイズ。訝しむ王女だったが、 単に余りにも話が長すぎたため、言葉を『訳する』のに手間取っていたのだった。 暫し黙考し、話の筋を飲み込めたルイズは表情を変えずに一言。 「お断りしますわ。姫殿下」 ── とりあえずここまで。
さやかわいいよさや
沙耶かわいいよ支援
ルイズひでぇw
続き楽しみに待ってます。
でも
>>233 みたいなのもいるのでタイトルを名前欄に入れて、嫌ならNG指定してくださいって注意書きしたほうがいいかも。
454 :
虚無の唄 :2007/07/08(日) 14:26:42 ID:???
>>453 okです。
次から↑の名前で書き込みますので苦手な方はNG指定でよろしく。
投下前にも注意いれます。
グロ描写は余り入れない、というか上手く描写できないorz
よってそんなに多くならない予定。
あと3、4回ほどの投下で完結する見込みです。
読んでしまうんですよ、読んだら体調を崩すと知っていても まるで「アレルギーがあるとわかっていても好物だから食べてしまう」ようにね つまり虚無の唄GJ
この流れだとワルドは改造されて沙耶レイプ後殺害される
wikiにゼロテリ(仮)の誤字修正版を入れちゃっても大丈夫かな?
ご自由に。
時々でてるGガンネタだが投下する場合ってここで良いんだろうかね。
その心剣は……そう、今、心剣士ソウマの手の中にあるその剣は、 ゾッとする程重く、 哀しい程に豪奢で、 嫌になる程手に馴染み、、 ……そして、何よりも空虚な、刀身の無い剣であった。 ただ手にしているだけで、少女の経た慟哭が聞こえるような ただ手にしているだけで、少女の流した血が感じられるような、 ただ手にしただけで、少女の聞いた侮蔑が響いてくるような……。 「はははははははっ、流石はゼロの使い魔だ。 魔法の使えない貴族の使い魔は、刃の無い剣を使う剣士ってか?」 いや、実際にソウマの耳にはそんな嘲弄が聞こえてきていた。 『お前達に、この剣とやかく言う資格はねぇっ!』 ……そんな心無い言葉に、馬鹿を自認する心剣士はその歯を強く噛み締める。 そして、涙を流す事もせず、傍らで虚勢を張る少女をちらりと眺め、ソウマは思った。 『……わりぃな、マオ。 俺は、まだ暫くこの世界から帰れそうにねぇ』 ソウマは、手にした心剣を力強く――しかし、優しく包み込むよう握りなおす。 傍らに立つ、その持ち主に、思いが届くことを願って……。
すいません、wikiでのページ作成を間違えてしまいました・・・。 まとめの方、お手数ですがゼロテリのページの削除をお願いします。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは思わず息を飲んだ。 サモン・サーヴァントの魔法で何故か巻き起こった爆発の中から現れたその姿に。見事な立派な体躯の白駒。どこの国の王侯貴族だってこの様な素晴らしい白駒は持っていないのではないだろうか。名門公爵家たるヴァリエール家の三女の自分もお目にかかったことが無い。 その場の一同全てが同じ様に息を飲み、同じ様に考えた。 幻獣ユニコーンよりも立派だとその場の者に直感させるその力と知性溢れるその姿。 「ぜ、ゼロのルイズが成功しやがった……」 「な、なんてこったい」 「ま、負けた……ゼロのルイズに負けた」 「や、やったわ」 動揺が広がる中ルイズは感激に震えていた。ここまで見事な使い魔を召喚出来るとは。 「美しく!気高く!それでいて力強い! まさにわたしの使い魔になる為に産まれたような……――――― ってあら?」 しかしルイズを含めその場の皆がふと気付いた。 あまりに立派なその白駒に気をとられ気付いていなかったのだが……。 白駒には一人の男が跨っていた。赤いハチマキとボロマントを風にたなびかせ、キョロキョロと周りの様子を伺う男が。 爆笑が巻き起こる。 「やっぱりゼロのルイズだ」 「平民を呼び出しやがったぜェー。そこらへん乗馬してたへいみ……ってあんな立派な馬に跨った平民って居るか?」 馬鹿にしようとした面々も少々疑問を拭えない。それほど立派な白駒だった。 「つまりは下の馬はおまけで上の男が呼び出した使い魔……か?」 「いや、逆かもしれないけど……どうなんだろう」 だが跨っている男の格好は正直みすぼらしい。 「やっぱ平民だろ?」 「だよな格好が安っぽい」 「平民を召喚するとか聞いた事ない」 平民平民と周りから言われた事に気分を害したのかその男は大声で怒鳴り返した。 「俺は平民じゃあない!ガンダムファイターだ!」
『……いや、届く、届かせる』 ソウマはそう力強く念じ、手にした剣を構えようと…… 「やめたまえ、諸君」 ……したその時、彼の耳に飛び込んできたのは、そんな意外な言葉だった。 先程まで、ソウマが心剣を抜こうとしている姿に怯えを見せていた少年――青銅のギーシュ――が、今は芝居気たっぷりに青銅の薔薇を鼻に近付けている。 「そこの平民――いや、心剣士ソウマだったな――は、自分の力をこの場に示した。 そう、彼は我らの知らない魔法で、ルイズから剣を取り出したではないか? 今迄は疑っていたが、どこぞの筆頭騎士だったとか言う言葉も、恐らく真実なのだろう。 彼の力は確かだ、きっとどこか遠方の国の貴族なのだろうよ。 なにせ、魔法の使えない魔法使いから、刃の無い剣を取り出したのだからね」 そして、そんなギーシュの言葉に、周囲は爆笑に覆われた。
「ははは、それは違いない」 「主が悪かったな、俺が変わりに剣を貸してやろうか?」 「考えてみればかわいそうな奴だよな、ゼロのルイズなんかの使い魔にされて……」 笑いの渦の中、混じり流れるのは、悪意の篭もった針のような言葉……。 そんな棘交じりの波に晒されたルイズは、何も言えずに俯いて唇を噛み締める。 確かにそうだ、ソウマは私達の知らない魔法を使う遠い異国の剣士で、きっと自分が言った通りの実力を持っているのだろう――彼の手に握られた剣を眺め、ルイズは思う。 自分なんかがマスターじゃなければ、きっとソウマはギーシュなんか敵じゃなかったんだろうと……。 刃の無い剣、魔法が使えない魔術師。 確かに、自分自身であると思えるその剣の姿と、それを握る暖かな掌が少女の心に触れるその感触に……今まで張り詰め続けていたルイズの心が、ついに崩れた。
『……虚勢なんか、もう、張れない』 なにしろ、ルイズの心は、今、ソウマの手の中にある。 『もう、全てが無駄なんだわ』 自分が欠陥品である事をこの上ない形で示され、ルイズは地面にぺたりと座り込む。 そして、その目から涙が零れようとした時…… 「ルイズ……」 そんな優しい声と共に、温かな掌がルイズの桃色の髪を柔らかく撫でた。 「……俺を信じろ」 顔を上げたルイズに、ソウマは至近距離からニカッと笑ってみせる。 「……信じられないのは貴方じゃなくて、よ」 「じゃあ、俺がルイズを信じる。 だから、ルイズはルイズを信じる俺を信じろ」 あまりの言葉にぽっかりと口をあけるルイズに、ソウマはいたずらっぽく片目を瞑ると、立ち上がり、刃の無い剣を恭しく構えた。
「何馬鹿な事言ってんのよ! 止めなさい、刃の無い剣でなにが出来ると言うの?」 ルイズは魔法が使えない。 いままで、血豆が潰れて、杖の柄が赤く染まるまで修練しても、喉ががさがさに荒れて、仕舞に血を吐くまで修練しても、山のような失敗を積み重ねて尚、ルイズが魔法を使えるようになることは無かった。 そんな役立たずを象徴する様な刃の無い剣を、馬鹿はそれが何よりの宝剣の様に恭しく捧げ持つ。 「……馬鹿はいいぞ」 そうして、馬鹿の答えを待つルイズの、耳に届いたのは笑みを含んだそんな言葉だった。 「だからルイズも、馬鹿になれ」 そしてソウマの大きな背中は、役立たずの剣を構えたまま一歩前へと進み出る。 「その剣のままでいいのかね? 何なら、他の者から剣を借りる間、待っていても構わないが?」
余裕めかしてそう告げるギーシュに、ソウマは一転、獰猛な笑みを浮かべた。 「囀るなよ、短小。 器の小ささが知れるぜ?」 「た、短小? 僕は事実を言った……」 「ハッ、短小の上に早漏かよ……お前も大概、救われない餓鬼だな。 目の前にある刃が、お前の目には見えないのか?」 そう自信たっぷりな表情で告げると、ソウマは手の中の剣を構えその目を瞑った。 霊 剣 雪月華 聖龍剣 アマノムラクモ 風雷剣 ブリッツブリンガー 氷魔剣 グラスディアマンド 聖竜刀 逆鱗金剛 獣王剣 獅子王炎舞 そして、究極心剣……ソウマの瞼の裏を流れるかつて手にした剣の中で、やはり特に印象深いのは、彼が最初に手にした霊剣と最後に手にした究極心剣だろう。 キリヤに託した雪月華と、キリヤから現れた雪月華と似た姿をした心剣。 それはきっと、ソウマが手にした他のどんな心剣よりも、ソウマ自身の心の形を忠実に引き写した剣。
『俺は、今はルイズの使い魔……ルイズの剣だ。 だったら、この剣に俺の心刀身を付けられたっていい』 ソウマは、そんな無茶苦茶を一身に念じ、手にした柄からその刃が生み出される様を想像する。 かつて、ソウマの思いが『涙』のソウルピースとして形を成したその時の様に、今自分の思いがこの剣の刃として現れると、あの冴えた月光のような刃が、ルイズの剣の刀身になると……ただ、ただ、信じる。 「な、何ッ?」 そしてソウマは、耳に届いたギーシュの驚きに、会心の笑みで目を開いた。 前の前には、白銀の刀身。 雪解けの春の、明け方に白み行く空に、薄く輝く銀月の様な。 「輝月剣 暁月」 ソウマは、ふと心に浮かんだ名を呟くと、ギーシュへと刃を突きつけた。
割り込んじゃってすいません、気付きませんでした >>縛熱の使い魔さん なんか、ソウマの兄貴をかっこよく書いてみたくて書いてみた。 厨ッぽくなってしまったのに絶望した。 続きは多分書かない。
彼、ドモン・カッシュは正直困惑していた。ギアナ高地で師匠の遺した愛馬風雲再起と共に一月ばかし修行をしていたのだが……。 少々場所を変えようと風雲再起に跨り駆け抜けている真最中、突然目の前に光る鏡のような物が現れ勢い余ってそれに突っ込んでしまったのだ。 先ほどまで少々霞みがかっていた空が突然抜けるように青い。突然の眩しさに目が眩む。 一度目を閉じ再び開けて見ると、取戻せた視界に奇妙なマントを羽織った少年少女が自分を取り囲み何やら動揺している姿があった。 そして『平民平民』と指をさし連呼され、それに腹が立ち怒鳴り返した。 「糞ッ、最近の子供はどういう教育をされているんだ」 このドモン・カッシュ、仮にもネオジャパンを代表するガンダムファイターでありコロニー格闘技チャンピオンであり前回のガンダムファイト優勝者なのだ。子供に囲まれて平民呼ばわりされる憶えなどない。 加えて言えばしばし前のデビルガンダムとの決戦も相まって世界で最も有名な男であると言っても過言ではない。 ドモンの怒鳴り声にその場の一同びくっと硬直する。同時に放たれたその気迫に飲まれたのだ。 猛獣に睨まれた小動物の如く。それは教師の面々も同じことであった。 教師のうち一人、コルベールは動揺していた。決して殺意は無いが現れた男から放たれた圧力に。かつて経験した幾多の戦場でも味わった事がない、スクウェアクラスのメイジからも感じた事がないその威圧感に。比喩ではなくまさに魂が熱く焼かれるような威圧感に飲まれた。 「ここは何処なんだ?」 驚き硬直した一同はその問いに答えることが出来ない。 だがもっとも近くに立つルイズはその声に少し腰を抜かしそうになりながらも声をあげる。 「あ、あああっ、あんた。 質問する時に上からは失礼よ。馬から下りなさいよ」 どうやら話しが判らぬ男ではないらしく、 「それもそうだな。失礼した」 と一言詫び馬から飛び降り目の前に降り立った。 コルベールはその様子を見てほっと胸を撫で下ろした。危険な者では無さそうだ。
「再度聞こう、ここは何処なんだ?ネオ・イングランドかネオ・フランス、ネオ・オランダのコロニー辺りか?」 「は、はぁ?何わけの判らない事言ってんのよ。 ここはトリステイン魔法学院よ」 「ふむ……聞いた事が無いなそのような場所」 考え込むドモンを置いてルイズはコルベールに向って声を荒げて言う。 「ミスタ・コルベール、もう一回召喚させて下さい。どうみても普通の、へ、平民の男です」 先ほどの平民と言う言葉への否定を思い出し少し言葉が詰まるが。 「それはダメだ。ミス・ヴァリエール。それに人間の男だけではないだろう。その立派な白駒もコントラクト・サーヴァントで呼び出されたものだ」 確かにこの白駒だけだったら文句は無かった。むしろ大歓迎、ここまで自分に相応しい使い魔はいないと思う。 正直馬で有りながら今日召喚された使い魔たちと比べても群を抜いている。小さな眼鏡の少女が呼び出していた風竜にも負けない何かを感じる。 けれど何?このいきなり怒鳴り付けてくる平民の男は? 「兎に角ダメだ。決まりだからね。 現れた『使い魔』で今後の属性を固定し、それにより専門課程へと進むんだ。一度呼び出した『使い魔』は変更する事はできない。何故なら春の使い魔召喚は神聖な儀式だからだ。好むと好まざるに関らず、彼等を使い魔にするしかない」 「で、でも!平民の使い魔なんて聞いた事ありません。しかもいきなり二体だとか」 ドモンは先ほどから耳に入るやり取りを聞き更に頭を抱えていた。 使い魔?召喚?それは一体全体何だ。 「風雲再起、お前は師匠とこの様な場所に着た事は有るか?」 「ぶるるるるる」 ドモンの問いに風雲再起と呼ばれた白駒は首を振って答える。 「俺も世界中旅をしたがまったく心当たりが無い……これは一体」
流派東方不敗のルイズが見られるのはこのスレですか支援
「これは伝統なんだ、例外は認められない。古今東西例が存在しないような事かも知れないが春の使い魔召喚の儀式のルールはあらゆるルールに優先する。儀式を続け契約をしなさい」 と、コルベールと呼ばれている黒ローブの男がドモンと風雲再起を指差す。 「お前等さっきから何を言ってるんだ。俺が使い魔だと?」 「あんた達がね……。 感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」 「貴族だ?ジョルジュ達みたいな連中か?」 噛み合わぬ会話のままルイズは事を進める。 「知り合いに貴族がいるのなら判るでしょう?」 我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 言葉と共に杖が振られ、そしてゆっくりとドモンへと近付き顔に顔を寄せようとする。 ススゥー……。 流水の如くの動きで何時の間にかドモンがルイズの側面に居る。ルイズが何度近寄ろうとしても飛び付こうとしても、まるで空気を相手にするが如く逃げられてしまう。 「貴様いきなり何をしようってんだ!」 「逃げないでよ!」 「俺は何をしようとしていると聞いているんだ」 「だから使い魔契約の儀式よ。いいわ、あの馬と先にするから」 ルイズはぷいっとドモンから顔を逸らし風雲再起へと歩み寄る。 「ぶるるるるるるるっ」 頭を高々と上げられ逃げられる。 ぴょんぴょんと必死に頭に飛びつこうとするがルイズの背では到底届かない。
その有様を見て途端に笑い声が彼方此方から巻き起こる。 「さすがゼロのルイズ。契約拒否されてるぜ!」 「二体も呼んどいて契約拒否とかありえねえ」 野次も飛ぶ。 その言葉にルイズは少し俯いて肩を震わせる。 その様子にドモンの正義感に火がついた。 「お前連中にバカにされているのか」 周りに聞こえないように小声で問う。 「そうよ……おかしい?」 「別にそうは思わん。 それより使い魔とは何をするものだ? 答えろ、場合によっては考えなくもない」 言葉で納得させなければこの男と契約する事ができないと判断したルイズは答える。 「使い魔はメイジを守り力になる者よ」 「メイジ?」 「魔法を使う者よ」 「魔法……か」 ドモンは考えた。この少女の様子、嘘をついている様ではない。では魔法とやらの素っ頓狂な話しも決して嘘ではないだろう。 「さっさとしろよ!」 更に野次が飛んでくる。 「喧しい!外野は黙っていろ!」 ドモンは野次一喝し吹飛ばした。 そしてがっくり項垂れ座り込んだルイズに声を再度かける。 「良いだろう。このネオ・ジャパンのガンダムファイター、ドモン・カッシュ。困り果てた少女を捨て置く程情けを持ち合わせていない訳ではない。力になってやろう。お前も良いだろう?風雲再起」 「ぶるるるるるっ」 ドモンの言葉に風雲再起も同調する。
競馬番組の登場馬紹介で、フルメタの「戦うM9」が流れてて吹いた支援
「じゃ、じゃあ」 「ああ、さっさとその契約とやらをするんだな」 「判ったわ……」 ドモンにそっと顔を近づける。 「その前に名前を聞かせてもらおう」 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。 それじゃいくわよ。 んっ……」 唇が重ねられる。 「な!?何をする!契約じゃなかったのか」 「だから契約よ?」 「契約と言うからには契約書にサインするとかそういう事じゃあなかったのか!」 この手の事には疎かったらしくドモンと言う男。激しく動揺する。 そんなドモンを放っておいて続けて風雲再起に近づく。ああこっちだけだったら良かったのに……、少しうっとりしながらそっと手を風雲再起の頬に添える。 「ん……」 風雲再起との契約を済ませ振り向くとドモンが、 「すまないレイン……許せレイン……」 だとか今度は彼が突っ伏してぶつぶつ繰り返している。 「なによなによなによ! そんなにわたしとのキスが嫌だったって言うの?」 「そうは言うがな……俺はこれでも――――――ぐあぁっ!」 むくっと起きて何か言おうとしたドモンだが、左手に熱さと痛みを感じ叫びを上げる。 「な、何事だッ」 「使い魔のルーンが刻まれているだけよ、直ぐ終わるわ。」
右手に左手に贅沢ですね
どうしてこうも投下するタイミングってモンが被るのかね!?w
「ん?はて……」 コルベールと呼ばれていた男がドモンに近付きドモンの手の甲を確め頭を捻る。 「右の手と左の手両方にルーンとは……。しかもどちらも珍しい」 そう、左の手に刻まれしは伝説のルーン。右の手に刻まれ師はキングオブハートの紋章。 言うとさらさらっとその両の手に浮かんだ模様をメモしてドモンの前を立ち去り続けて風雲再起をきょろきょろ見てルーンを探している。 そして一通り見た後、 「よろしい、では皆教室に戻るぞ」 そう言うと宙に浮き上がる。 「何だあれは?」 ドモンの問いにルイズが答える。 「だから魔法よ、 ま ほ う 」 どこか噛み合わぬドモンの言葉にルイズは苛立ちを覚える。 取り合えず蹴り飛ばしたい衝動にも駆られたが、正直先ほどの気迫が怖かったので腹の奥に飲み込んだ。 次々と少年少女達は飛び去っていく、ルイズへとからかいの言葉を投げかけながら。 「ルイズ、お前は歩いてこいよ!」 「あいつ『フライ』はおろか、『レビテーション』さえまともにできないんだぜ」 彼等の去り際の言葉にルイズはまた腕をぷるぷると振るわせた。
ドモンとルイズがあれをやるのか楽しみだw
沙耶の唄キター!!更新楽しみだ にしてもイベント起こらねえwwフラグクラッシャーだな沙耶
>>480 これから投下しますよ〜って宣言しないからじゃね?
他の面々が立ち去ったのを見てからルイズは再度ドモンに問い掛ける。正直まだ納得している訳ではないのだ。 「で、あんたは何なのよ」 「さっきも言っただろう。ネオジャパンのガンダムファイターのドモンカッシュだと」 「だから何それ?」 「ガンダムファイターを知らないのか。とんだ田舎者だな」 「な、なななっ!なんですってぇー!」 トリステイン魔法学院を知らない様子だった男を田舎者扱いして小馬鹿にしてやろうと思った矢先に逆に先に田舎者扱いされてルイズは激昂する。 「良いだろう……教えてやろう。そして見せてやろうガンダムをな!」 ドモンはフッと笑い指を天空高く掲げ吼える。 「こい! ガンダァァァァム!!!!」 パチンッ!! 指が弾かれ乾いた高い音が鳴り響く。 何も起こらない。 静かに……そしてどこか寒く風が吹き抜ける。 「ぶるるるるるる……」 カッポカッポと風雲再起が歩む音とその鼻音だけが響く。 ドモンは『え?』と言った顔で風雲再起を振り向く。 「おかしいな……故障か?」 「ば、馬鹿な事してないで取り合えずは帰るわ。行くわよ」 間抜けな姿に毒気を抜かれ同時に不気味さを憶えたルイズは兎に角さっさと戻る事にした。
とことこと歩き始めたルイズを見てドモンが声をかける。 「お前は飛んで帰らないのか?」 「五月蝿いわね、飛べないのよ!」 ルイズは今までの苛立ちも有って若干強い言葉で返す。 「『フライ』や『レビテーション』とか言う物を持ってないのか」 ドモンとしては何かの重力制御飛行ユニットか何かと考えての言葉だったのだが、それがルイズの逆鱗に触れる。 「悪かったわね!どうせわたしは魔法が使えないわよ」 「ふんっ。まあいい話しは後だ、さっさと行くとしよう。それを持ってないのならば俺が送ってやる。案内しろ」 ルイズが食って掛かろうとしたら、何時の間にか風雲再起に跨っていたドモンが馬上から手を伸ばしていた。 腹が立っていたが、馬でエスコートなんて使い魔としてはまぁ上出来、他には真似出来ないわよね。と思い手を伸ばした。怒り以上にこの立派な白駒に乗ってみたい好奇心も勝ってはいた。 「しっかり掴まれよ。行くぞ風雲再起!」 ルイズを後ろへと放る様に乗せると風雲再起に一声かける。 「え?ええええええっ? す、すごいっ」 まさに急加速。 風雲再起の脚力はルイズが知るどんな馬よりも速かった、速すぎる。 けれどやっぱりこの男、何処かおかしいわ、さっきから言動が不気味だし失礼な事言うし……。全くこの風雲再起という馬だけだったらどんなに最高だったろうかとルイズは心底思った。 爆熱の使い魔 一章『その名はドモン・カッシュ!爆熱の使い魔見参』
取り合えず今回はこんな所。 何かまだキャラの絡みとか上手く行ってなくて弱い感じがするから続きはその辺も改善したいっす。
GJ!次も期待。
キングオブハートきたー!! やっぱりこの後、ギーシュと決闘することになるのかな?ギーシュくん哀れすぎる・・・。・゚・(ノ∀`)・゚・。 >>まとめの人 削除ありがとうございました。 まとめのほうの掲載は、一巻分が書き終わった頃にでも載せさせてもらいます。
>>487 とりあえず竜の羽衣んとこまでいってほしい乙
ワルキューレが素手でぶち抜かれる光景が瞬時に思い浮かぶから困るwww
竜の羽衣じゃなくて竜神像とかになりそうな予感
むしろマスターみたく布d(ry
風雲再起もいるって事はモビルホースも……
頭部を破壊されて失格になるギーシュが居ると聞いてやってきました
寝てる間に虚無の唄キテたよww てっきり初の犠牲者はギーシュか風邪っぴきくんと思ってたんだが。 不覚にも「だが断る」なルイズに惚れそうだ。まあ普通はそうだよなwww
流石にゴッドガンダムは無しか いや、もしかしたら龍の羽衣がガンダムだったりして
コアランダー?だったかなGガンでは。アレで充分だと思うぜ
作者の自由にしてくれたまえ(個人的にはゴッドガンダムの独壇場が見たいけど)
俺の両手が(ry
ガンダルーヴの意味がほとんど無いよドモンw たまに剣も使ってたが基本的に素手だろ、アイツ。 それとも格闘家にとって拳は「武器」なので常時発動か?!
>>496 言われてみれば始めてかもなお願い断るの
承諾しないと物語が進まないから受けて普通なんだがwww
7万の軍勢VSゴッドガンダム風雲再起騎乗か
マスターガンダムだったりして。
ゴッドやマスターがあるのはどう考えても不自然だろ それの持ち主がシエスタの祖父になるんだから・・・ ここは飛ばされても問題なさげなネーデルやマーメイドで
ギアナに置き去りのシャイニングガンダムとか。
別の奴が着てるんだから、羽衣の飛ばされてきてる設定回りもいじれば問題ないんじゃね?
ネーデルタイフーンで吹き飛ばされる軍勢は見て見たいかもw
シエスタの祖父が東方不敗
>>504 つまり、シェスタはマスターアジアの孫か?
何その流派東方不敗使いそうなシエスタは。
512 :
マロン名無しさん :2007/07/08(日) 16:20:49 ID:IL1KWdHE
いやゴッドガンダムとかじゃなくてもさ 名もなきガンダムファイターがシエスタの祖父とかにすればゴッドガンダムほどじゃないにせよドモンも大活躍 ……あれ?ドモンってガンダムいらなくね?
ここはもうアッガイクラスでもよくね
モビルファイターは生身で十分いけます ガンダムなんて飾りです
もしかしたら、呼んだけど遠すぎて翌日に到着とか
旧ザクでもオーバースペック過ぎるww ・・・前スレに某P3主のネタが在ったけど、 エンディング直後じゃなくてOP直前のverが見て見たいな。 ペルソナ能力に気付く前で、だんだん強くなるようなパターンで。 無論、覚醒はギーシュ戦で。 始めから強いパターン以外のノリも欲しいし
517 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:26:52 ID:???
忘れ去られているだろうけど、投下してもいいですか?
こい
ご随意に、皇帝陛下
陛下のご出陣です
522 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:34:41 ID:???
所変わって、ルイズの部屋の前。 そこにいるのはルイズの友人(と周りからは見られている)、その人物の友人、彼女らの使い魔二体、 ボロ雑巾が一枚である。 コンコン。返事は無い。コンコン。もう一度ノックする。 「ルイズー、開けるわよー」 そういって彼女=キュルケが扉を開けると、明かりも点けずに部屋の隅で影と同化しているか のごとく落ち込んでいるルイズがいた。 「……何の用?」 「何の用って、あなたの忘れ物を届けに来たのよ。感謝しなさいよね、私一人じゃ運ぶの無理だから タバサとシルフィードに手伝ってもらったのよ」 「…いらない。焼却炉に棄ててくるか、あんたの魔法の実験台にでもしちゃって」 「せっかく召喚に成功したのにひどい言い草ね。まぁ確かにあんな事言われたらね…さすがの私も同情するわ」 「そうよ。初めて魔法が成功したと思ったら…出てきたのが平民で…しかも‥しかも…グロテスク! なによ、グロテスクって!?貴族である私が!わざわざ平民のアイツに!(…初めての)キスをしてあげるって 言うのに!言うに事欠いてグロテスクですって!?イヤ!あんなのが私の使い魔なんて絶対に嫌!!」
523 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:37:33 ID:???
ボロ雑巾、もといジェラールだって、契約の儀式でキスをすると分かっていればあそこまでの 暴言を吐くことは無かったのだろうが、間が悪いとしか言いようが無い。ジェラールよ、 草葉の陰で歴代皇帝が泣いているぞ。 「…気がついたみたい。シルフィード」 この会話に興味なさそうに、黙々と本を読んでいたタバサがシルフィードにそう言うと、シルフィードは ジェラールを背中から振り落とした。シルファイドも女性の一員として、この男に好感を持っていないのは 当然と言える。使い魔に対する接し方といい、書き手の才覚といい、某SSとは雲泥の差であるorz 「うーん、ふぉこはとこだ‥わはひは一体はひを…」 「あら、気がついたの、怪我は大丈夫?」 「あなはふぁ?…はっ、まふぁかホッフフーケ!おのへ、よくもほんな罠ふぉ!」 「あれ?えーと、あなた何か勘違いをしてない?」 「ええいたまふぇ!見敵必殺!サーチアンフォフェストロイ!くらえ、ヒャラク」 「 や か ま し い ー ー ー ! ! 」
524 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:40:12 ID:???
ルイズのその一声と、契約の力が相まって、ジェラールは見事に硬直した。今なら上に乗って 足場にもできそうである。あと数秒遅かったら、学院そのものが崩壊していたのは確実だ。 この時点でルイズはシュヴァリエ叙勲物の働きをしているのだが、それに気付いたのはこの学院でもごくわずか。 身近な所ではタバサとシルフィードである。 (なに、今の魔力は…スクウェアクラス…しかもかなり強力な…それに私達の魔法とはどこか違うし 杖も持っていない…もしかしてエルフ?………この人、面白そう) タバサがそんなことを考えている間に、ルイズはジェラールの胸倉をつかみ熟練のバーテンダーのように ジェラールをシェイクしながら説教をしていた。 「あんたねぇ!なにを寝ぼけているのよ!しかも何喋ってるか分からないし!大体まずは私に謝るのが先でしょ!? それをちょっっと心配してくれたからってキュルケが最初ってどういうことよ!あんたの主人は私!この私! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!分かった!?返事は!?ちゃんと聞いてんの!?」 「ルイズルイズ、首絞めちゃ返事できないわよ」 「使い魔なんだから、そのぐらい気にすること無いわよ!ジェラール!返事は!?」 「ふぁい…ふいまふぇんてふぃた…たから…手を…ふぁなして…」
支援
526 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:43:26 ID:???
そうしてようやくルイズが手を離すと、ジェラールは大いに咳き込み、記憶の糸を手繰り寄せてみる。 (そうだ、わたしはこの少女に…確かにこの年頃の女性にあんなことを言ったら怒られるのも無理は無いが、 かといってこの仕打ちはやりすぎじゃないのか?しかし抵抗しようとすると左手から力が抜けていくし、 これが呪印の力か。なんと強力な…とりあえず怪我を治そう、喋っても誤解されたらかなわないからな) 「あのルイフ、ちょっとこのけかふぉ」 「はぁ!?怪我!?そんなの自分でどうにかしなさいよ!」 「いや、そのつもりふぁか、一応聞いてみたふぁけふぇ…ふう、それふぇは。けっこう」 ジェラールが唯一使える回復術「月光」を唱えると、彼の周りを柔らかな光が包み、見る見るうちに 顔の腫れ、打ち身、捻挫、肩こり、腰痛、眼精疲労…ありもしない症状まで癒えていく。 (なんだ?月光にここまでの回復力は無かったはずだが。ほぼ倍に近いぞ、これ……ん?) ふと周りを見渡すと、そこにはあっけにとられた二人と二体。タバサも表情こそ変わらないものの、 読んでいた本を地面に落としているのでかなり驚いているようである。
527 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:45:15 ID:???
「…ちょっとジェラール、今のは?」 「ああ、私も驚いてる。月光にこれほどの回復力は無いはずなのに」 「いやそうじゃなくて」 「ん?ルイズは天術を使わないのかい?覚えておいたほうが良いよ、攻撃、回復、補助、 一通り揃ってるし合成術にも関係してくるからね」 「そーじゃなくて!」 「……タバサ。悪いけどあの二人の通訳してあげてくれない?あのままじゃまたさっきの 繰り返しよ、きっと。それにあなただってあの人が使った魔法が何なのか知りたいでしょ?お願い」 「…わかった」 と、いうわけでジェラールは三人(主にタバサ)から自分が連れてこられた世界がどのような物なのか この世界と自分がいた世界との魔法、風習、階級などの違いや、使い魔はどのようなことをするのか などをおおまかながら説明され、やっと状況が飲み込めたようである。ルイズたちも、この男が エルフなどではなく、別世界から来た人間であることを認めたようだ。
支援
529 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:47:34 ID:???
「…なるほど、私がいた世界と似ているようで微妙に違う、これがすこしふしぎと言うやつか。 しかし魔法に関してはこちらのほうが進んでいるようだね」 「どの辺が?さっきあんたが使った、月光…って言ったっけ?あれだってかなりのものじゃない」 「威力では無いんだよルイズ。魔法の幅の広さの問題さ。その最たるのがコモン・マジック、 特にフライ!自在に空を飛べるなんて、ものすごく素晴らしい事じゃないか!」 ジェラールの中に嫌というほど足腰を鍛えて空を飛ぼうとしている何代か前の皇帝の記憶が蘇る。 ちなみにその皇帝は浮遊城に到着してすぐに伝承法のもくずと化した。 「そういった日常生活にまで関わる魔法があるということ、それ自体が世の中にどれほど 浸透しているかの証だろう?私のいた世界は物騒だったからね、日常よりも戦闘に特化した ものばかりだったよ」 その物騒な世界の、最も物騒な国家の、歴代で最も物騒なトップだったのはどこのどいつだ。 「ふーん、そんなものなのかしらね。ところでジェラール、あんたは向こうで何をしていたの?」 「ああ、こ……ゲフンゲフン」 「こ?こってなによ。早く言いなさいよ」 (マズい。実にマズい。今更皇帝だったなんて名乗れるものか。言ったところで爆笑されるか また折檻されるかのどちらかだ。何か良い手は…) 「ジェラール、「こ」何のよ?そんなに主人に対して言いたくないわけ?」 周りを見ればルイズはまたもや不機嫌になり始め、キュルケは二人の様子を演劇でも見る様に 眺め、使い魔二体は目をキラキラさせながら見つめている。タバサもこの時は本から目を 離しているので興味はあるようだ。
SIEN
SIREN
532 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:51:04 ID:???
「こ…」 「こ?」 「こ……コサック兵さ!」 「コサック兵?何よそれ」 「えー、まー、傭兵のようなー、違うようなー、まあそんなところさ。だから武器も術、こちらでは魔法か。 どちらも「それなりに」使えるから、ルイズ、君の護衛は問題なくできるよ」 「コサック兵ね…聞いたこと無いけど、まあ使い魔として役目が果たせるなら別に良いわ。でも不思議ね 魔法が使えるのにわざわざ武器を使うなんて」 「言ったろう?物騒な世界から来たって。さあ、もう夜も更けてきた、今日はこのくらいでお開きにしても いいんじゃないか?」 そう言われて二人と二体は部屋に戻っていき、ルイズは寝支度を始めた。ジェラールは椅子を 借りてそこにもたれ掛かって寝るつもりだ。先ほどの説明の中で床で寝ろ、とルイズが言ってきたが 粘り強い交渉の結果、椅子と膝掛けを勝ち取ったジェラールである。ちなみに洗濯に関しては 「綿や麻しか洗ったことが無いので、絹や毛織物を洗ったらボロボロにしてしまう」と大ウソをついたので 免除されている。
SIESTA
534 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:52:31 ID:???
「ルイズ、まだ起きているかい?一つ重要なことを忘れていたよ」 「なによ?」 そう言うとジェラールがこちらに向かってきたのでルイズも体を起こす。 「昼はすまなかった。いくら知らなかったとはいえ、あんなことを言ってしまって…本当に 申し訳なかった」 「その事?…もう良いわよ。多少あんたに同情するところもあるしね」 「許してくれるのかい?…ありがとう。」 そういってジェラールが微笑むと、ルイズの顔がボッと赤くなる。考えてみれば最初見たときは貴族と 間違えそうになるほどの端整な顔立ちの男に、至近距離で微笑まれたら年頃の娘ならクラッと きても不思議は無い。 「バババカッ!いいから早く寝なさいよ!明日も早いんだから!おやすみ!」 そう言ってベッドに潜ったものの、なかなか寝付けず、次の日に寝坊しそうになるのだが それはまた、別の、お話。
SATSUGAI
536 :
ゼロの皇帝 :2007/07/08(日) 16:54:06 ID:???
以上です。更新も遅けりゃテンポも遅いorz やっと初日終わりって…しかもシルフィードの名前間違ったし…
あー、嘘ついちゃった、ばれたときが怖いですよ、皇帝陛下w
17時に投下しますよー
乙っす 拳で殴るキャラが二人もいる以上、アニキこと大門マサルの出演は望めないか……ッ
ここで話は冒頭に戻る 「でも、あんな道具は見たことも聞いたこともないし…」 「まぁ、そうだよな…」 しばらくの沈黙… 「まぁ、どうでもいいけど…ふわぁ〜あ…じゃあさっきも言ったけど、洗濯、頼んだわよ」 「はいはい、任せ…ってちょっと待て!」 いきなり服を脱ぎだすルイズに、慌てて待ったを掛けるマタドーラ 「ふぇ?何よ」 「いきなり男の前で服を脱ぐのはどうかと…」 「男?あんたは使い魔じゃない」 「……」 彼女の言葉を聞いた彼は、コレは何を言っても無駄だ、と瞬時に理解した 「変なの…じゃあこれ、洗っといてね」 そう言って脱いだ下着を投げてよこすと、パチン、と指を鳴らして明かりを消し ベッドに横になった。はぁ、とため息をつくマタドーラ 男扱いされないというのは悲しかったが、まぁしょうがない。こんななりだもの 「…とりあえず、洗い場にでも行きますかね…」 そう言って彼は部屋のドアを開けた
つか拳を武器にする奴はデルフどうすんだろ? 無理やり買いに行かせると辻褄が合わなくなるし
エルちゃん支援
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「で、洗い場ってのはどこなんだ?」 キョロキョロと辺りを見回しながらマタドーラはこれからのことを考えていた ――もとの場所に帰るにしろ帰らないにしろ、ここでしばらくは暮らさなきゃなんないんだよなぁ エル・マタドーラの持つ秘密道具のほとんどはレンタル品であり、そのうち10分の9は すでに返却済みであった。現在、彼の持つ道具は20個ほど、その内10数個は自前で 残りは全てレンタル品である。時間操作系の道具も「タンマウォッチ」のみでコレもレンタル レンタル品は、直接返さなくても期限が来れば自動的に返却されるため延滞料金の 心配はとりあえずはない ――ま、取りあえずは大丈夫だろ そう思い、曲がり角を曲がろうとして
ゼロの皇帝の人乙です 今のところ三枚目のキャラになっているね 徐々に皇帝らしさが出てくるのかな ゲームが好きだったんで応援しています
>>541 デルフをまったく出さないってのも手だと思う
かわいそうだがw
エルマタは降魔剣持ったら終了のような気がするぜ
>>545 そこで「錆びた剣で木を切れ!」イベント発生ですよ
どん 「うおっ!」 「きゃ!」 誰かとぶつかった 「…はっ、だ、大丈夫ですか?」 「あ、ああだいじょ…」 ぶつかった相手に返事を返そうとして顔を上げたマタドーラの目に映ったのは 黒い髪の上に、ぴょこん、と犬耳が乗ったメイドだった 「……へ?」 数分後… 「へぇ、シエスタはジィさんが犬の獣人だったのか」 「はい…でもマタドーラさん、さっきはほんとにスイマセンでした」 「いいって、いいって。洗濯も変わりにやってもらったんだから、そう気にすんなよ」 犬耳メイド…シエスタと仲良く談笑するマタドーラの姿があった
エルドラ、何気に切実な問題抱えてんなw 原作でもサイトDVDとかレンタルしてないと良いがww
ちょwwwシエスタw
犬耳メイドシエスタ……GJ!
ちょwww犬耳イドwwwww
待ってくれこれはもしかして伏線?
あ、ありのままに起こったことを話すぜ… 俺は、「ドラえもん作品で竜の羽衣の代わりになるものないかなー」 とおもって「アニマル惑星」を見たら、いつの間にかシエスタが 犬耳になっていた…(以下略 以上です
つまりは伏線ということかw
YOU、ザンタクロス出しちゃいなよ!
犬耳メイドは好きですか? 大好きです!
さてさて本日二度目の投下です
とある魔術の使い魔と主 「タバサ。今から出掛けるわよ! 早く支度しちゃって頂戴!」 「虚無の曜日」 キュルケは次の日、再びトウマにアプローチをしようと部屋を訪れたのだが、既にそこには誰もいなかった。 そして窓という枠組みから視界に入り込んできたのは、馬に乗って出ていく当麻とルイズの姿。 なによー、出かけるの? とつまらなそうに呟いたキュルケは、何か閃いたのかルイズの部屋を飛び出した。 そして、今に至る。 本当はタバサが読書に集中したくて無視し続けていた部分があるのだが…… タバサはキュルケの要求をその一言で断った。取られた本を取り返そうとしたが、キュルケは本を高く掲げる。 「わかってる。あなたにとってこの日がどんな日かあたしは痛いほどよく知ってるわよ。でも、今はね、そんなこと言ってられないの。恋なのよ、恋!」 その言葉に、タバサは本当に少しだけ眉が動いた。キュルケも気付かないレベルである。 だが、ここは首を横に振った。理屈がなければ動かない。それがタバサだ。 「あぁもう! 恋したのあたし! それでその人があのにっくいヴァリエールと出掛けたの! だからあたしはそれを追って突き止めなきゃいけないの! わかった?」 再び首を横に振る。なんでそれで自分が出て来るのか、理由がわからなかった。 「出かけたの! 馬に乗って! あなたの使い魔じゃないと追い付かないのよ! だからお願い!」 キュルケはタバサを抱きしめ、泣きついた。すると、ようやくタバサは頷いた。自分の使い魔じゃないと追い付かない。うんそういう理由か、と判断した。 「ありがとう! じゃ、追いかけてくれるのね!」 二人はタバサの使い魔、風竜、シルフィードに跨がってルイズ達を追った。 「剣を買いましょ」 事の発端はルイズのその一言であった。 なんでも、ご主人様を守るのだから武器の一つは持っていた方がいいとの事。 もちろん当麻は断った。魔術師、錬金術師、超能力者などといった化け物達ととある世界で戦ってきたが、使った武器といえば『幻想殺し』のみ。後は素手で戦ってきたのだ。 が、そうは言ってもルイズが信じるか? といえば、答えはノーだった。 まぁ確かにそれ以外は普通のただの人間だから、と当麻自身理解してる為、とりあえず町へ行って剣を買いに行く事になった。
「いやまさか馬に乗るってこんなに腰が痛くなるとは……」 初めて馬に乗った当麻の感想は、もう乗りたくない、だ。 そんな様子を見たルイズは、しかめつらをして喋る。 「情けない。平民はホントダメね」 「だいったい! 町に行くといって馬に乗って! 三時間かかる時点であそこはド田舎だとわたくし上条当麻は反論を述べたいと思います!」 「はいはい、さっさと行くわよ」 当麻のシャツをズルズルと引っ張っていく。 「というか町といってもRPGに出てくる町じゃないですかー、はっ、まさか俺はゲームの世界に侵入したのか、あー待ってルイズ様、とにかく引っ張らないで―――― そんなこんなで当麻達は武器屋に着いた。 「だから時間の進み方おかしい! これじゃ俺が武器屋にたどり着くまでルイズに引っ張られて延々と喋ってたみたいではないか!」 「ほら、さっさと選びなさい」 うぉ、やべ、ホントにゲームフラグなの!? とさっきまでのテンションとは正反対に、ズラリと並ぶ武器に当麻は見入っている。 ルイズは武器にもそのようにテンションを上げる当麻にも興味なさそうに、早く選びなさいよー、と伝える。 そんな二人組を見て、店の主人の目がギラリと光った。そう、カモが来たと嬉しがるように。 武器屋の主がルイズに色々と武器を勧めている間、当麻は置かれている剣を眺め続ける。そして、ふと何気なく乱雑に積み上げられた剣を握った。
そう、握った。その右手で。 忘れてはならない。上条当麻の右手は『幻想殺し』と言い、どんな力でもそれが異能の力であるなら打ち消してしまう。 先の戦いで証明されたように魔力で作られたゴーレムは当麻の右手によって崩された。 そしてもう一つ、それは上条当麻がただならぬ『不幸属性』を持っている事。 さて、とある少年のお話なら、ここで伝説と呼ばれる剣と出会い、それから使い魔の剣として生きていく事になるのだが……。 「なっ、ちょ、まて俺の出番これだけか!? うぉぉぉおおお」 『不幸』にも、すぐにご退場にとなってしまった。 錆びていた剣は、剣先から塵へと変わっていき、ものの数秒もせず完璧にこの世から消え去った。 「………………………………………………あー」 当麻は落ち着け、と何度も言い聞かせる。何が起きたかはわからないが、とりあえずとんでもない事をしたのは確かだろう。 いや、それ以前にこの店の商品を消し去ったのだ。ばれてしまったら殺されてしまう。 ギギギギギ、とロボットのように当麻は振り向く。幸い、向こうは剣の話をしていた為、こちらがしでかした事には気付いていない。 がいつ気付かれるかわからない。そう上条当麻は『不幸』なのだから。 (ならばやる事は一つしかないだろう当麻) そう、逃げるんだ。そしてこんなのはおてのものだろ、上条当麻。 ガシッ! とルイズの手を握る。 「へ……? ってぁぁぁあああ!?」 轟! と最大速度で当麻はこの領域から脱出した。 「何してんの!? 武器は買わないの!」 「買わないんです、つかもう買っちゃったじゃ済まされない事しちゃったんですコンチクショー」 幅五メートルしかない道を、涙目になりながらも走り去っていった。 もちろんキュルケ達も武器屋に入ったが、ルイズ達が何も買っていないとわかり、そのまま帰ってしまった。
以上です! そしてデルフ……お前はよくやった……
速いなw そしてGJ
デルフゥゥゥゥゥ!! ここの作品は掟破りが多すぎるぜww
デルフの扱いヒデェww ベイダーやとら等であまり使われない事はあっても、即退場は初だろwwww
買わないは新しいなwwwGJ
>>565 ・だが断るルイズ
・犬耳メイドシエスタ
・即退場のデルフ
本日分でざっと上げただけでコレだしなw
思ったんだが… シエスタ祖父=マスターアジア だとすると、絶対死なずに生きてるよね
皇帝乙。 風には風神剣があるからデルフはいらない子?
ガンダールヴでないと有効活用できないし・・・ デルフと幻想殺しって能力被ってるし・・・ それにしても悲惨wwGJ
デルフ要らない子になりそうなのは後だれくらい?
キング・オブ・ハートにはいらないな
カズマも要らないだろ 男は拳で勝負だぜ
一応ドモンは原作でも刀を持っていたので買うだろう 使うかは別だがな
ドモンは良いとしてもカズマに武器は要らないな 不自然ってレベルじゃねー
デルフ…君がいなくなったら部屋がガランとしちゃったよ… でも、大丈夫。俺の作品では大活躍させてやるからな… それはともかくなんでフーケって落ちぶれたんだっけ?
ドモンはメンメンメーン!があるじゃん
乳がけしからんと当時の貧乳女王に追い出されました
ぶっちゃけとらもデルフ買った意味があるんだろうか(自重
某スレのフーケみたいにフーケが仲間になったら面白いかも
逆に考えるんだ デルフを剣じゃない何かにすれば良いじゃないかと考えるんだ
つか召喚されるのはどいつもこいつも戦闘力高いのが多いからいなくても平気だろ この世界の魔法も自動ホーミング命中じゃなくて走り回って回避できる程度の強い飛び道具ぐらいだし デルフに必要なのは魔法吸いじゃなくてツッコミ役なのよ 非常識人多いからそういう意味では非常に必要
えっと、OP前P3主人公投下してもいい?
>>582 しかしカズマは自分の拳以外を戦いに使うつもりは無さそうだぞ。
戦いの道具として登場したら使われない、戦いの道具じゃなかったらガンダールヴの力意味無しw
>>577 デルフ=降魔剣だった場合7万の軍勢涙目ということになるな
ドモンなら風雲再起の鞍とか カズマは・・・カズマは・・・
>>586 常識的に考えようぜ
あんなところで降魔剣振ったら結局国は滅ぶ
いいこと思いついた、デルフを君島の銃みたいにアルターに取り組めばよくね?
ドモンは刀の代わりでいい。 シャイニングフィンガーソードとして使えるし、錆びた剣で何か硬い物を斬る修行にも使える。 カズマが武器を使うとしたら、武器=誰かの形見=アルター化に使用して持ち主の仇を討つ、くらいしか思い浮かばん。 君島アアアアアアアアアアアアアア!!
つ「魔法の鎧 スーパーピンチクラッシャー」 つ「宝珠 エタニティエイト」 竜の羽衣 つ「タイムマシーン(宇宙船じゃねーか)」
>>589 お前天才だろ
取り込んでもデルフの意識が残ってればツッコミには問題ないしな
まあ四六時中わめかれて五月蝿いだろうがw
ちょっと待ってくれ アルターを解除したら終了と違うか?
ドモンは刀背負ってるじゃないか 使ってるの見た事ないけど でも爆熱ゴッドスラッシュとかシャイニングフィンガーソードとかあるから多少剣技も心得てると思う
では投下します。 微妙な設定のずれは勘弁してください。
気がつくと、僕は青い部屋に居た。 「おやおや、このように火急のお客人とは珍しい」 目の前にはやけに鼻の長い奇妙な人物がいて、やわらかそうなソファーに座ってる。 丁度テーブルを挟んで向かい合っている形だ。 ・・・誰だろう? それに此処は・・・? 確か僕は自分の部屋で寝ていたはずだった。 一週間後の引越しの為に、先の寮に送る荷物を纏めて・・・疲れたから着替えるのも面倒でそのままにベッドに入り込んで。 じゃぁ、此処は夢の中だろうか? だとすれば、こんな奇妙な部屋に居るのも不思議じゃない気がする。 「然様、確かに貴方様は今眠っておいでだ。ここはベルベッドルーム。意識と無意識の狭間にたゆう部屋。夢と言われれば、確かにそれに近いかもしれませんな。 とは言え、貴方様がただ夢を見ているかといわれれば・・・何しろ、このような形でこの部屋に来られる方は初めてでして」 そうか、やっぱり夢なのか。 ・・・それにしても、妙にはっきりとした夢だ。僕の考えてる事に律儀に答えをくれるなんて。・・・そもそも、この鼻親父は何者なんだろう? 「これは申し遅れましたな。私の名はイゴール。このベルベットルームの主ですな。そしてこちらがエリザベス」 「エリザベスで御座います。エレベーターガールを勤めております」 いわれてみて初めて気がついた。イゴールと名乗った鼻親父の隣に、部屋の色に溶け込むような真っ青の服を着た女の人が居る。 なんだか、古い洋画に出てくるような服だ。不思議なほど整った顔立ちとあわせて、まるで女優か何かのような印象を受ける。 ?・・・エレベーター? いわれてみれば、周囲の壁がどんどん下に流れていく。壊れた時計みたいにぐるぐる回る表示板も、良く見れば階層を表すそれだ。 「さて、貴方様は今世にも珍しい状況・・・世界を飛び越えておいでだ」
サイトでないといらない子になるデルフw
いっそのことルイズに使わせるってのはどうだ
ルーンがないんじゃただの棒だな
夢だけに会話の内容も突き抜けてるな〜。世界を飛び越えるって。まぁ、どうでもいいけど。 「おや、覚えておいでではありませんかな?眠りに堕ちる寸前、貴方様は銀色の光を見たはずです。 それこそが世界を飛び越え、此方の者を彼方へと導く術に御座います。貴方様は何者かに別な世界へと導かれたのです」 言われて見れば確かにそんな事があった気がする。電気を消し忘れたかと思って咄嗟に手を伸ばして・・・そういえばその後の記憶が無いな。 ・・・これが夢だからだろう。何だか突き抜け過ぎてる言葉を聞いても妙に冷静な自分が居る。そして、今のイゴールの言った言葉が真実だと確信する自分も。 「・・・ほう、流石はこの部屋のお客人となられる資格を持つ方ですな。私の言葉を受け入れて、それに動じられないとは。 ともかく、貴方様はこれからいくつかの選択を迫られる事となるでしょう。私どもの役目は、そんな貴方様の助力となる事。 今は理解できないかも知れませんが、ゆめゆめお忘れないように・・・」 そう言うと、急にイゴールの姿が遠ざかっていく。いや、意識が遠くなっているのかな? 最後に聞こえたのは 「では、遠くないその時に、またお会いしましょう・・・」 静かに告げられるそんな言葉だった。そして・・・ 気がつくと、青空が見えた。 あの部屋とは、同じ青でも突き抜けたような青だ。少し周囲が煙っぽいのが難点だけど。 そこまで思って、ようやく自分が何か草場に寝転がっていると気付く。 「・・・?」 やけに周りが騒がしい。身体を起こすと、何やら仰々しいマントか何かを身に付けた奇妙な一団が遠巻きにこちらを見て何か話してる。 直ぐ傍には、何だか顔を真っ赤にしてる女の子が居る。頭の寂しい中年の叔父さんに激しく何か言ってるけど・・・何語なんだろう? 日本語じゃないみたいだけど・・・これも夢なら自動翻訳機能くらいあってもよさそうな物なのに。 「くぁwせdrftぎゅい!?!?!?」 あれ?何だかこっちに来る。すっごい顔が真っ赤だ。怒ってるみたいだ。
カズマのルーンはガンダールヴじゃないというのはスルーか?
いやだなぁ、どうでもいいけどそんなに睨まないでよ。 何、その棒?・・・何か呟いてるけど・・・って何々!? 「ん〜〜〜〜〜〜〜!?」 お、女の子にキス・・・された。 ・・・は、初めてだったのに・・・ っていうか、何だか変だ。夢にしては明らかにリアリティというか、感覚がはっきりしすぎてる。 「azxcv・・mnbghj・・・の魔法、成功したのかしら・・・そこの平民、私のいってる事がわかる?」 え?何だか急にこの子の言ってる事が判るようになったぞ? 「う、うん・・・判るよ。それよりも此処は・・・?」 「コントラクト・サーヴァントは成功かぁ・・・失敗して儀式のやり直しが出来たら良かったのに・・・いやでも・・・」 ・・・僕の話聞いてないね?何だか自分の世界に入り込んでるけど。 「ミス・ヴァリエール、儀式も終わりましたし帰りますよ!」 僕以外の話も聞いてないね?向こうの頭の寂しい人が何か言ってるよ?聞いてないね? はぁ・・・どうでもいいや。 って、何だ!?急に左手が・・・熱いっ!ちっ違う!!痛いっ!!! 「あっあぐっ!!!」 痛い!痛くて何も考えられない!うわぁぁぁぁっっっ!!! 叫ぼうとして、次の瞬間、痛みが嘘のように消える。 な、何だったんだろう?今の痛み・・・確かめようとして左手を見ると、奇妙な模様が左手に浮かび上がってる。
「ルーンが浮かび上がったって事は、本当に成功したのね」 見れば、さっきの女の子が意識的なワープから現世に戻ってきてた。 僕の手に浮かんだ『ルーン』とかいう模様を、嬉しくも無さそうに見つめている。 「これでもうアンタは私の使い魔よ。アンタ、名前は?」 「・・・せめて、もう少し事情を説明してよ。何だかよく判んない。使い魔って?あと、名前を聞くときは先に名乗るのが普通じゃないの?」 僕の言葉に、女の子は面白くも無さそうに鼻を鳴らす。 どうでもいいけど、どうしてこんなに偉そうなんだろう? 「いいわ、どうやら学のない平民みたいだし色々教えてあげるわよ。まず始めに、アンタの主である私の名前をよく心に刻むのよ、いい? 私の名前はルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ!」 長い名前だなぁ。・・・音の響きからすると、フランスっぽいけど・・・ここはフランスなのかな?月光館学園は日本のはずだけど。 分校がフランスにあって、そこに眠ってる間に・・・いや、それは無いか。 そこでふと目の端に空を飛ぶ一団が目に入った。さっきの遠巻きに見てた人たちだ。 ・・・?・・・・・・飛んでる? 目を凝らしても、宙を舞う一団は消えない。消えそうに無い。 ・・・どうでもいいけど。 「さ、まずは私の名前を良く覚えなさい!ほら、アンタの名前言いなさいよ!」 まずはこの女の子の用事を済ます方が先かな?判らない事は多いけど、目の前の事から一つづつ片付けていけばいいし。 「墓場野 鬼太郎。キタローって呼ばれてる。それで、ここは・・・どこ?」 こうして、僕の召喚生活は幕を開けた。
鬼太郎キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ッ!!
ちょwww水木風のルイズ想像して吹いたw
キタローだとやっぱ期待するのはシュラーバだよね サイトなど比べ物にならない物を期待してるぜww
父さん、乙気が!
ここ何でもかんでもみんな踊りを踊ってるくらい召喚してるけど まだ召喚されてないジャンルのキャラいるか?
エロゲ
ともぞうとか
マサルさん
ギャグとか恋愛漫画からとか… 戦えないどころかサイトより弱そうなキャラはあまり召喚されてないなぁ アニメSS総合スレの方ではスクライドのかなみが召喚されてるけど けっこう展開が新鮮かつ癒し系だったw
スーパースターマン
>>613 沙耶はエロゲじゃなくてグロゲーと申すか。
ここでは洋画もまだなかったんじゃない?
セガール呼んで沈黙の使い魔とかかwww
>>620 沙耶は純愛エロだろ
間違ってもグロなどではない
アレは認識の違いなんだよ
>>621 1レスだけだったがターミネーターがいた
ランス召喚wktk
>>612 んー、劇画?長谷川平蔵とか藤枝梅庵とか…
何が面白いかはさっぱり解らんが
ランスアタックは単体で、鬼畜アタックが全体攻撃だっけ? 7万人涙目wwwww
駄文でした。 ちなみに、このキタローはOP前だけど2周目以降な感じです つまりステMAXとか全書フルコンプとかそんな感じ ただ、所持金の関係で全書は使いこなせないかも・・・w あと、コミュ描写とか入れたいとか思ってますw
ランスは型月同様好き嫌いが別れるし18禁展開の有無で評価が分かれるんだぜ
星のコミュMAXでどうなることやら きっと七万人涙目
>>625 あいつ召喚したらただのエロゲになるぞ
キュルケ、タバサ、シエスタ、フーケ、アンリエッタと次々食べられていくがルイズだけはノータッチとか
>>628 クロノトリガー的な状態か・・・
個人的には1週目で徐々に強くなって欲しかったがそれだとサイトと変わらんしなぁ
>>627 数百人相手に単騎で出ると、ランスだろうとあっさり殺される。
ランスでは、1人で7万相手にするのは無理。
魔人になった健太郎ならいけるが
>>629 ランスはエロゲでもかなり好感の持てるキャラだろ
型月みたいな屑ゲーと一緒にするな
ランスは正直いらね アリス作品では最古だがクロスは受けつけない
7万に勝とうと思ったら、魔王ランス召喚とか?
7万を倒せそうな奴っていったら誰?
>>634 サイトでさえあんな強さになったんだからランス様がガンダールヴになったら鬼に肉棒だぞ
ランスは型月並に嫌いですが何か?
>>629 女に手を出さないランスなんてランスじゃないしな
ランスは好きだけど、このスレでやるのは反対
ランスはヒロイン食ってナンボだから正直クロスものには向かないと思う クロス先を文字通りレイプするからな
流れを読まずにやはりここは絶望先生を… 「絶望した!おファンタジーな世界ですら格差社会な現実に絶望した!!」
エロパロででもやってろよ こんなところまで出張してくんな
最近のアリスちっくにゼロ魔を改変すると、 ルイズやタバサは、ランスに手を出される前に香姫のような目に会うな
>>632 ギーシュと言う小僧をシュートしてほしい。コイツは異世界にいて我々には手出し出来ないのだ!
そこで不可能を可能にすると言われる貴方に依頼した訳だ。
勿論ギャラはスイスのナショナル・バンクに振り込んである。頼む、イエスと言ってくれ!
落ち着けるかバーローwwwww
>>634 だから、ランスのシステム的な所が適用されて、7万人相手に全体攻撃の
鬼畜アタックが有効になったらという前提で話をしているわけだが?
それとも一から十まで悉く、詳細に、言葉を尽くして書いてもらわないと
文意を把握出来ないとでも言うつもりか? ド低能のゆとりが。
>>653 沙耶ダメな俺だが不覚にも萌えた
もう1人は知らんがこっちも同類?
>589 その手は使えなくなったかw
>>639 やはり人外魔境な奴だろう。なおかつルイズに従いそうで
ここはエロゲの話をする所じゃないだろ 少しは自重しろ
660 :
ゼロ13 :2007/07/08(日) 18:56:14 ID:???
>>649 「…・・・了解した。」
秋葉原。パソコンを抱えたサイトが店から出てくる。
近くのビルの屋上から、狙撃体勢に入った状態でそれを見ているゴルゴ。
そして現れた光の鏡。
トリガーが引かれる。
弾丸が、サイトの髪をかすめて先に光の鏡の中へ吸い込まれた。
爆発音とともに現れたのは平民の使い魔。
そして叫び声。
一斉に叫び声の方向へ集中する視線。
平民の使い魔をバカにする声などなく、混乱が起こる。
そこには眉間を貫かれ絶命したギーシュと、彼にすがり付いて泣くマリコルヌの姿が。
>>655 好物はわらびもち
沙耶とセット扱いされるので勘違いされるが人食いではない
グロには変わりないけどねww
工エエェェ(´д`)ェェエエ工!? ギーシュがまた死んだwww
ゴルゴ神業すぐるwww
またタラヲネタかよ
モンモンじゃないところがミソwww つまり、依頼ぬ(ry
誤爆した
このスレの二番目の功労者は、間違いなくギーシュ
>>660 「…そうか、成功したか、さすが彼だ。……何?……それは止めておけ、彼のネットワークに触れようとして無事でいた人物、組織はいないのだから。そちらでも、以前一つの村が壊滅した…いや、これ以上は私の口からは言えないな。……そういうことだ。……うむ、それでは。」
つかゴルゴはどこでサイトが召還されると知ったんすかww
>>670 おそらくジョジョスレやこのスレを読んで
ゼロのしもべ11話まとめました。
>>442 みたいにどこからどこまでが何話だとか言ってくれるとまとめやすくて助かりますね
俺的に気になるのはマリコルヌなんだが・・・ アーッな関係だったのでモンモンが依頼したのか?w
イタリア軍25万対7万とか考えてしまった
イタリア軍壊滅!
ヘタリアが負けるわけですね?><
このスレでエロゲオタのきもさを再確認した
>>677 禿同
特に沙耶可愛いとか言ってる奴は病院逝け行けじゃなくて逝け
【病院】 λ..........トボトボ
>>674 なんでか300のスパルタ兵VSが頭に浮かんだ
イタリア軍も何故か兵隊の数が少ないときは強いんだってな
イタリア人100の勇士対7万
イタリア軍か、一人だと厄介だな 11人だとまずい 50人ぐらいだと楽になる 100人になると楽勝
軍系で呼ぶなら第442連隊戦闘団だろ
>>678 いいじゃん。好みなんて人の感性によるんだからさ。
>>682 死傷率314%で7万を壊滅に追いやる、とw
イタリア人は2桁になるととたんに弱くなる 九人の暗殺者チームがきたら7万人なんて楽勝。 [ジョジョスレ] λ.........
>>683 うん、だから678自身病院行ってるじゃないかw
High cost of zero最終回投下します。
まあ何だ ある一定のラインで留まった者と、踏み越えた者の差だな
こいっ!
High cost of zero 1/6 学院長室にて、コルベールが老オスマンにギーシュとディディの決闘を報告していた。 「表向きはミスタ・グラモンが寸でのところでミス・ヴァリエールの使い魔に情けをかけあえて自ら引いた、という事になっております。」 「それで実際はどうなのじゃ?ミスタ・コルベール。」 「……剣を構えた彼女を見た瞬間、とても嫌な予感がしました。…そうですね、例えるなら誰かが私の墓の上を歩いたような…。 恐らくその場にいた全員が感じたはずです。ミスタ・グラモンもそれを感じて引いたようでした。」 「墓の上を歩いた、か…ふむ…ミスタ・コルベール、おおよそその使い魔の見当がついたわい。」 「なんですと!?それは一体!?」 「わしの予想が正しくば……。」
High cost of zero 2/6 「う…うん…。」 日の光を浴びてディディが目覚めた。ぼんやりとした視界であたりを見渡すと二つの人影が見える。 「シエスタ?」 「お目覚めになりましたか。今、ちょうど食事をお持ちしたところです。」 「ああ、ありがと。そういえばお腹ぺこぺこよ。」 「いっいえお礼なんて。こちらご迷惑をおかけしてすみません。」 「私が好きでやったことよ。あなたが気にする必要はないわ。」 「その通りよ。全く何であんなことをしたの!?」 ルイズも二人の会話に加わる。 「見ていられなかったからよ。ただそれだけ。」 「それだけでメイジに喧嘩を売ったっていうの!?……あきれた。」 「でも凄いですよ。よく分かりませんが、ミスタ・グラモンが負けたなんて言うなんて。」 「そうよ、あの時何をやったの!」 ディディは戸惑いつつ答える。 「私は別に何もしていないわ。ただ凄んだだけよ。ああ怖かった。」 ルイズはその説明に納得していなかったが、これ以上話しても埒が明かないと思い、話題を変えた。 「ちょっと、それ食べたら出かける支度しなさいよ。」 「ん?何処に行くの?」 「この首飾りの代わりを買いに行くわ。同じのがあるとは限んないけど。」 そういってルイズはぐにゃぐにゃと変形したアンクを取り出す。 「そうね。それはいい考えだわ。」 ディディはそこであることに気が付いた。 もうアンクは原型を想像するのも難しい。これ、こんなにグニャグニャにされたっけ? 「錬金の魔法で直そうとした。」 「……。」 「でも失敗した。」 「……。」 「爆発で余計に変形。」 「ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと食べてしまいなさい!」
High cost of zero 3/6 「ああ私、馬に乗るの初めてよ、ルイズ!まるで風になったみたいね!」 しかし、ルイズは「あまり喋ると舌噛むわよ。」と言いディディの言葉に取り合わなかった。 ルイズとディディを乗せた馬は町へ向かって駆け抜け抜ける。 「ルイズ。」 「今度は何よ!?」 「シエスタから聞いたわ。一晩中看病してくれたんだって?」 「使い魔の世話はメイジの役目だからよ。」 「ふふ、ありがと。ご存知?あなたって本当、いい人だわ。」 ルイズが「別に好き好んでやったんじゃない」と、言おうとした瞬間ディディが身を乗り出しルイズの頬にキスをする。 ルイズの両手は手綱でふさがっていたため、防ごうにも防げなかった。 「ななな、何するのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 ルイズは叫んだが、今度はディディが舌を噛むわよと言い、ルイズの言葉に取り合わなかった。 町へ到着と探し物はあっけないほど早く見つかった。 通りの端に陣取っていた露店の一つに、アンクの金細工は並べられていた。 ルイズがしゃがみこんでアンクを取り上げる。大きさも見た目も前のと殆ど変わらない。 「これ、いくら?」 露店の店主の男が答える。 「アンタにかい?」 平民の素っ気無い口調に貴族の誇りが反応しかけたが、なんとか押さえつけられた。もう無用な騒ぎはゴメンだ。 「違うわ。こっちによ。」 と言ってルイズはディディを指す。 男はディディをしげしげと眺めたが、やがて何か納得したように言った。 「アンタら綺麗だから代金はいいよ。持ってきな。」 この時は貴族の誇りがルイズを動かした。「それくらい払うわ。」と言うルイズ。 だが、人の好意は素直に貰っておくべきよ、とディディに止められる。 店主に礼を言い二人はその場を後にした。
High cost of zero 4/6 それから時間の許す限り、二人は町を巡り歩いた。 途中で武器屋にも立ち寄ったが、ルイズが喋る剣を気持ち悪がったので何も買わず早々に立ち去った。 「ありゃ?俺の出番これだけ?これはちょっとおかしくねーか?」 「黙っとれ、おめえのせいで客が逃げちまったじゃねえか。」 二人がトリステイン魔法学院に帰り着くと、巨大な門の足元でオールド・オスマンとミスタ・コルベールが待ち構えていた。 これは今更ながら決闘の件を問われる思ったルイズは馬から飛び降りて思わず身構える。 ディディも続いて鞍から降りたが、こちらはいつも通りゆるりと構えている。 「あー、緊張しなくても良いぞ、ミス・ヴァリエール。」 ルイズに一言声をかけると、オスマンはディディに目を向ける。 「初めまして、というべきかの。わしはこの学院の学院長を勤めさせてもらっとるオスマンという者じゃ。 噂よりも随分べっぴんさんじゃなァ。ミス・ディディ……いやミス・デス。」 「……バレちゃった。でも頃合いね。もう時間もないし。」 「もっと早く名乗って下されば、こちらの対応も変っていたのじゃが。」 「わざと隠してたのよ。私の事を嫌ったり、逃げようとする人は多いわ、怖がらせたら悪いじゃない。」 「アンタのような美人から逃げようとするなぞ、居るのかい?ミス・デス。」 「この学院じゃ、あなたが一番私から逃げてる時間が長いわ、オールド・オスマン。」 「ははは、まだまだやることがあるのでのう!」
High cost of zero 5/6 思わぬ事の成り行きにルイズが目を丸くする。 「オールド・オスマン、ディディをご存知なんですか?」 「もちろんじゃとも、ミス・ヴァリエール。彼女の真の名は『デス』色々なものの死、万物の死、じゃ。」 「はぁぁ?」 「古の魔術書にこうあった『100年に一度だけ死は肉体を持ち、人間として生きる』とな。 ミス・ヴァリエール、恐らく数ある化身の一つじゃろうが、おぬしは死を呼び出し、死を使い魔としていたのじゃ。」 「ではあの決闘でミスタ・グラモンが引いたのは――。」 「ふむ、その場にいたものは皆、良い経験をしたの。己の死と向き合い、死の顔を見たのじゃ。」 ディディが口を開いた。 「良い経験をしたのはあなたたちだけじゃないわ、私もよ。ありがとうルイズ。 三日間だけだったけど、とっても楽しかったわ。でももういかなくちゃ。あまり長くはいられないの。」 「何言ってるの?もう学院へ着いたのに、どこへ行こうっていうのよ。」 「ルイズ、あなたなら今度こそ素敵な使い魔を召喚できるわ。あなた達の神が地上を歩いてた頃から世に在ったデスの名にかけて。」 「だから何言ってるのよ!」 ルイズの声はかすかに震えていた。 「また、いつか会いましょう。……でも、私も、死にたくない……ルイズ……。」 そしてルイズ、コルベール、そしてオスマンが見守る中 再び学院の門を潜ることなく、死の化身ディディは息絶えた。 物言わぬ肉体を横たえて。
High cost of zero 6/6 ルイズを初めとするメイジ達たちが住む星の遥か彼方、まさに宇宙の果てのあの世へと続く道をディディの魂は歩いていた。 ディディの本体たるデスは彼女の魂を見つけ、問いかける。 「お帰りなさい。さてお話を聞こうかしら。向こうはどうだった?」 「とても素敵だったわ!授業を受けたり、馬に乗ったり! 男の子とケンカもして怖かったけど、それも含めて楽しかったわ!でも……。」 「始めに言ったわよね?たった三日だけとはいえ生命を得たのなら、死という代償を支払わなくてはいけない。」 「そうね。短い間で死んじゃったとはいえ、得たものはゼロじゃないものね。あ、ゼロといえばデス。」 「何?」 「私、向こうじゃ人間の女の子の使い魔だったのよ!?案外、私たちの弟のドリームも人間に捕まってるのかも知れないわ!」 「あるあ……ねーよwww。」 たった三日間の思い出を語りつつ、二人は彼岸の国へと歩いていく。 真っ赤に目を腫らしたルイズが、ブツブツと何かいいながら前へと進み出る。 「使い魔のクセに主人を放り出して行くなんて……いいわ、あんな奴なんかよりずっと良い使い魔を召喚してやる……。」 使い魔を失ったルイズは特例としてもう一度、召喚とコントラクト・サーヴァントの儀式を許可された。 ルイズは力強く詠唱した。 「宇宙の果てのどこかにいるわたしの僕よ!神聖で美しく、そして、強力な使い魔よ!我が導きに、答えなさい!」 どかんといつもの通り起こる爆発。そして爆煙が晴れたとき、そこにいたのは……。 「なな、何が今度こそ素敵な使い魔を召喚できるよーッ!あの女嘘ついたわねーッ!」 「ちょwwwまた人間wwwwwうぇうぇwwwwww」 「おまwwwwどんだけ平民好きなんだよwwwww」 「らめえww平民召喚しちゃらめらのぉぉぉぉwwwww」 突如、異世界に召喚された平賀 才人は状況を把握できず、キョロキョロと辺りを見ながら 「何?ここどこ?あんたら誰?」と言うばかりだった。 終わり。
Gjだ。 クロス元は知らんが結構いいキャラだな。
完結お疲れ様でした。
GJ 長編では初の完結かな?
GJ! いいシメだった
GJ 知らない作品のキャラだったけど、かなり面白かったです。 で、この後投稿するんだけど、綺麗にまとまった作品の後に投稿するのってかな〜り勇気いるな・・・。
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | | 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 | |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ| . r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ 関係ない . |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ 行け . \ヾ( l ヾ::::ノ |、 j .>,、l _,-ニ-ニ、, |)) ! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、 | | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、 ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、 ..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ ..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄| :.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_ \  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ \ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ | l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
「お前は貴族であるこの僕を侮辱した。僕との決闘を受けてもらう!」 「よかろう、その勝負受けてたとう」 「いい返事だ。ヴェストリの広場で待っているぞ」 そういうとギーシュは食堂から出て行った。 「ちょ、ちょっとペルデュラボー。なんでギーシュと決闘なんてするハメになったのよ?」 騒ぎを聞きつけてきたルイズが慌てながらペルデュラボーに訪ねる。 ことの始まりは数刻前にさかのぼる。 教室の修復が終わったことをルイズが報告に行っている間、ペルデュラボーは学校の散策を行っていた。 「邪神の思惑通りに動かなくていいことがこれだけ素晴しいこととはな・・・」 人知れず彼はこころなし嬉しそうに呟いた。 彼-マスター・テリオン-は邪神の作り出した無限ループの"ゲームの悪役"として無限とも言える長い間囚われ、それの思惑通りにしか動くことができなかった。 しかし今は違う。 『ルイズの使い魔』という多少の拘束はあるものの、自分の意思で行動をすることができる。 この世に存在するもの全てにとってそれは当たり前のこと。 だが彼にとってはそれが、初めて手にすることのできた"憧れ"であった。 その"憧れ"をかみ締めつつ散策を続けていると、食堂に人だかりが出来ているのを目にした。 「どうしてくれるんだ。君のせいで二人のレディの名誉が傷ついたじゃないか」 どうもこの少年は二股をかけていたことがメイドを切欠にばれてしまったらしく、それの責任転嫁をしているようだ。
「そこのお前、なにがおかしいんだ!」 気がつくとどうやら余は笑っていたらしいく、少年-ギーシュ-の怒りの矛先がこちらに向いた。 「美しく可憐な花をより多く手中に留めて置きたい気持ち、分からんでもないが貴公にそれは無理だ」 「なんだと!!」 激昂するギーシュ。 「貴公では器が小さすぎる。小さき器に多くの花を添えようとするその行為、哀れすぎてかえって滑稽。笑いが出てしまう」 「お前、たしかルイズの使い魔だったな。使い魔の分際で貴族であるこの僕を侮辱するのか!」 ギーシュは怒りで顔が真っ赤になり、ふるふると腕が震えている。 「お前は貴族であるこの僕を侮辱した。僕との決闘を受けてもらう!」 「よかろう、この勝負受けてたとう」 「いい返事だ。ヴェストリの広場で待っているぞ」 そういうとギーシュは食堂から出て行った。 そして今に至る。 「謝っちゃいなさいよ」 「何故だ?」 「今ならまだ許してくれるかもしれないわ」 ペルデュラボーが凄いことは分かっている。だがギーシュはドットメイジとは言えちゃんと魔法が使えるのだ。 彼女は、初めて魔法を成功させた"証明"を危険な目に合わせたくはなかった。 「ルイズ、貴公は余があの者に負けると思っているのか?」 ペルデュラボーが感情の見えない声で尋ねてくる。 「そ、そうよ。ギーシュはあんな性格だけどちゃんと魔法が使えるわ」 「ならば余を、このペルデュラボーが勝つことを信じろ。そうすれば、それに答えよう」 「・・・・・・・・・・」 しばしの間沈黙が続いた後、ルイズが重々しく口を開く。 「・・・どうせ止めたってやるんでしょ?なら絶対に勝ちなさい」 「もちろんだとも、我が主」 そしてペルデュラボーも広場に向かった。
ベルセルクのガッツ召喚で、魔法で拘束したあとルイズがムチ打つんだけど どんなに鞭打っても応えない鍛え上げられた肉体に ファルネーゼのように混乱した目でルイズがハァハァしだす話が読みたい
「ずいぶんと遅かったな。遅すぎて逃げ出したのかと思ったよ」 待たされていた間に頭が冷えたのか、ギーシュは実にオーソドックスな挑発をしてきた。 「なに、挑戦者が遅れて登場するのは常に世の常識であろう」 実に非常識な常識で、ペルデュラボーは挑発を受け流す。 「ハンデだ、魔術を使わないでやろう」 その上挑発し返す。 「ふん、ずいぶんとふざけた使い魔だな。その言葉、後悔させてやる」 そしてみごとに挑発に引っ掛かったギーシュは薔薇に模した杖を構える。 「僕の二つ名は『青銅』。従って青銅のゴーレム『ワルキューレ』が相手をしよう」 そう言い杖を振るうとワルキューレを喚び出し、ペルデュラボーを襲わせる。 ワルキューレに殴り飛ばされるペルデュラボー、という未来を信じて。 だが、その未来は音を立てて崩れ落ちた。目の前でありえないことがおきたからだ。 ペルデュラボーがワルキューレをアッパーで、文字通りお空の星にしてしまったのだ。 その場に居合わせた者全員が『キラリーン』という効果音を聞いた気がした。 「う、うわぁあああああああ!!」 このトンでもない出来事を前に、ギーシュは発狂したかのように杖を振るい6体のワルキューレを創り出し、それに再び襲わせる。 しかし、その行為は徒労に終わった。新たに喚び出したワルキューレも一体目と同じ運命に終わったからだ。 「どうした、この程度なのか?」 まるで遊び足りないとでも言いたげな口調でペルデュラボーは訪ねる。 「あ、あぁぁ、うわぁ・・・・」 断言しよう。今のギーシュのSAN値は限りなく0に近い。 すでにギーシュは腰を抜かし目の端には涙を浮かべ、失禁しかけている。 そんな姿をペルデュラボーは一瞥すると 「興が冷めた。この勝負、貴公の負けだ」 そして、余りにもぶっ飛んだ光景に唖然としていたルイズの元に近寄り 「指示通り勝って来たぞ、我が主よ」 そうつまらなそうに報告したのであった。
デモンベインを殴り飛ばすアッパーかwww
番外 この決闘の後、ギーシュは『青銅』のほかに新しい二つ名を手に入れることになる。その名は『へタレ』。 まぁ二股がばれてそれの八つ当たりをしたら還付無きままに返り討ち。これではそうも呼ばれてしまうだろう。 自分で書いておいてなんだけど、自分の思うままに書いていたら実に花の無い決闘になってしまった・・・ 戦闘シーンが書ける人がうらやましいデス。
SAN値ってクトゥルフの呼び声だったか シャドウランだと勘違いしてた
キタローの続き投下してもいい? シエスタと会う所までだけど。 つうか、ペルソナ能力の無いキタローは何でも受け入れるただの人なのが困る。
では投下。 シエスタがお姉さん風吹かしてるのは、キタローの方が年下っぽい感じがするからです。
夜になるのは早かった。 お互いの話がすれ違ったままの会話って、こんなに無意味に時間が過ぎる物なんだ・・・ 結局、僕にわかったのはこれが夢じゃなくて、その上で月が二つもある異世界にこのルイズって女の子に呼び出された事。 元の世界に帰る手段を僕を呼び出したルイズ自身も知らない事。 そして、この頭の固い女の子が僕のご主人様になった事、かな。 平民とか貴族とか魔法使いとかの話は、まぁどうでもいいし気にしない。 ましてや貴族様の家の確執とか何処かの家が痴女の一族とかも、ほんとどうでもよかった。 魔法の世界の人だから科学とかの話が全く通じないのもある意味予想通りだったし。 「いい?アンタは平民で何の力も無いんだから、せめて召使みたいに働きなさい!」 その『ご主人様』は、最後に僕に下着の洗濯を押し付けるとさっさとベッドに入ってしまった。 ・・・いいのかな?これ、僕が洗濯して・・・ 別に変な趣味は無いから、『これ』をどうこうする気はないけど。 僕、全自動洗濯機以外の洗濯の方法知らないんだよね。 そもそも、僕は何が出来るんだろう? 使い魔の能力として教えられた事は殆ど出来ない。 感覚の共有はできないし、魔法の材料の調達もこの世界の事がまだ良くわかってないのに出来るわけが無い。 ましてや主人を守る事なんて、魔法が支配するこの世界ではたぶん無理だ。 剣道や陸上、泳ぎにはそれなりに自信はあるけど、それが通用するとは思えないし。 使い魔としては、失格だよね。
しえん
元の世界に帰るって気は余りなかった。 あの日、ムーンライトブリッジで家族を全員失ってから、僕には帰る家って物が無くなったから。 親戚筋をたらい回しにされるのにはもう飽きたし、引越しが続いた所為で親しい友達も殆ど出来なかったし。 月光館学園にいこうと思ったのも、学費の援助と寮生活が出来るからだったから。 なら、この世界で使い魔として生きるのも別にいいんじゃないか・・・そうも思える。 (何より、決定的な破滅を迎えずに済むしね) ・・・何だろう?空耳かな?誰かの声が聞こえた気がしたけど・・・ まぁ、どうでもいい。今は寝よう。 召使のように働かないといけないなら、明日は早くに起きないといけないだろうから。 『主人の情け』とやらで下着と一緒に押し付けられた毛布に包まって、僕は目を閉じた。 「ちょっと聞いていいかな?洗濯の道具ってどこにあるのか教えて欲しいんだけど」 次の日、まだ日も昇っていない時間に、僕は洗濯場を探して歩いていた。 多分あのルイズの事だから、目が覚める目に洗濯を終えてないと何をされるか。 一応魔法使いらしいし、お仕置きとかされたくないな。 あと、誰かにこっちの世界の洗濯方法を教えてもらわないといけない。 そう思ってふらふら歩いていて・・・見つけたのが、今声をかけたメイドさんだった。
「洗濯道具ですか? 構いませんが、貴方はどなたですか?」 僕と同じくらいの年頃だろうか?黒髪のショートが可愛い。 流石に急に声をかけられて訝しげで、僕の顔をじっと見つめてくる。 「僕はキタロー。今度、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールって女の子の使い魔ってのになったみたいなんだ」 「ああ、貴方が噂の平民の使い魔さんですか?ミス・ヴァリエールの?」 「うん。でも、使い魔ってよりも召使のほうが近いかも・・・」 だって、他の使い魔はファンタジー物でよく出てくるモンスター達が勢ぞろい。 ただの学生だった僕じゃ、そんなすごいモノと同じとは到底言えないよね。 「じゃぁ、私と同じですね。私はシエスタ。この学園でメイドをしているのよ」 「シエスタさん・・・うん、よろしく」 僕の正体がわかったのか、このメイドさん・・・シエスタさんの態度が柔らかくなる。 召使に近い、というのが親近感に繋がったのかな?妙にうちとけた、というか先輩っぽく振舞ってる。 「よろしくね、キタロー君。それで、どうして洗濯道具を探してるの?」 「えっと、僕のご主人が・・・これを洗っておけって・・・」 そういって見せたのは、ルイズが昨日着ていた服。当然下着も入ってる。 「あら、まぁ・・・」 「正直、僕が洗っていいのかも判らなくて・・・それで、洗濯とかに詳しい人に色々聞きたかったんです」 「分かったわ。それじゃ、案内してあげる。他にも何か困った事があったら私に何でも聞いてね?」 僕の困っている理由を理解したのか、シエスタさんは服の塊を手にすると歩き出す。 その後洗濯が終わるまでの間、僕はシエスタさんに色々な話を聞けたのだった。
このシエスタは新しい・・・支援
4分割のつもりが、3分割で今在る分が済んでしまいました。 明日はルイズの朝ごはんと待ちに待ったギーシュ君の見せ場を投下したいです。
お前らは本当にギーシュが好きだなw
スト2かサムスピキャラのが読みたいな
お二人ともGJです! 魔人アッパーツヨスw そして新たなるシエスタがステキな予感だ〜 かく言う私もリリカルな魔法少女のキャラ召還で書いていたりするのだが……物凄い百合w
虚無の唄の読んだが気分悪くなった。 これ、人によっては好き嫌いが激しくてきついわ……。 ランスならまだ読めるんだが……。
確かに、びんちょうタン並みにツライ>虚無の歌
誰かギーシュがスーパースターマンを召喚するss書いてくれ〜
とある魔術は何故にまとめにないんだ?
>>722 もし万が一、別の人だったら謝っておく。
↓↓↓以下同一人物だと過程してのレス↓↓↓
いい加減しつこいよ?
そんなにイヤなら読み飛ばせばいいじゃん。
ここに来る人全員が虚無の唄って作品が嫌いなわけじゃないんだから、黙ってなさい。
>>虚無の唄の人
一部の○○○○の言ってることなんて無視して、作品を書くのがんばってください。
虚無の唄がどんな作品なのか知らないけど、十分面白いSSですから。
>>725 そう思うならまず自分がまとめてやりなよ。
やり方はこのスレに書いてある。
>>727 そういう発言こそ真に空気を悪くすると何故分からないの。
あー、忘れてたけどテリオンは生身で鬼械神と戦えるGガン気質だったw
面白いけどこの先の展開が欝だと知っているからじゃないですか? ちなみに私にとっては表紙に惹かれて買ったはいいが、プレイしたらトラウマになった一作でした
王者の剣取るのは辛かったよな… まあそれはそれとして、人に書いてもらうんじゃなく自分で書いてみる方がいいんじゃね? 自分の想像してるのをそのまま表現できるわけだし。
734 :
ゼロガー :2007/07/08(日) 20:58:19 ID:???
「何だ何だ!?」 「ギーシュが“自分の使い魔”と決闘だってよ!!」 もうすっかりお馴染みとなった恒例のイベント 今回ギーシュの相手を務めるのはギーシュ自身が召喚したオシリスである 事の起こりは昼休み 自室で明らかに複数の女性向けとわかる香水を用意していたギーシュを見て「二股イクナイ」 と諭すオシリスに「主人に説教するとは何事か!?!」とギーシュが逆切れ オシリスも売られた喧嘩を断るような性格ではなく気が付いたらヴェストリの広場でギーシュと対峙していた 自分の使い魔と決闘したところで勝っても負けても恥をかくのはギーシュなのだが 興奮したギーシュは生意気な使い魔を力で屈服させることしか頭に無い (自分は阿呆な主人に当るのが宿命(さだめ)なのだろうか?) “るーるるー”と竹本泉調で心の中で涙するオシリスに向かってすっかりヤラレメカ(?) が定着したワルキューレが迫る さっさと片付けようと青銅のゴーレムに向かって伸ばされた触手を ザシュッ!! ワルキューレの剣が断ち切った
幻想殺しに砕かれちゃったデルフに涙が止まらないのでデルフと相性の良い作品を探してみたが…… 富士見ファンタジア文庫のスカーエッジの主人公、土岐キズナとかどうだろうかと。 その物に込められた人の記憶をダウンロードして使うタイプなので、デルフの以前の使い手によっては相当なモンになりそうな気が。 欠点はガンダールヴで体力、ダウンロードで精神力ガリガリ削るだろうから極めて燃費悪そうな事ぐらいか。
>>735 もうただ純粋に剣使ってるキャラ探せばよくね?
例えば今ゾロ召還すれば雪走が無いからデルフ使ってもらえるなとか
核ミサイルをそうしたみたいに光になるギーシュがちょっとだけ見たかった
ストームブリンガーが召喚されたらデルフ形無し。
>>729 場の空気を悪くしてしまって申し訳ない・・・。
なんて言うか、SS書ける人がSSとは関係がないところで叩かれるってのがどうもイヤなタチでして。
>>736 ツッコミ所は多々あるが間違っちゃーいないよなww
>>740 ドンマイ
気持ちは解るが作者側は控えて欲しいかな
構うだけ粘着するのでスルーが一番さ
志々雄様が国取りをする妄想が浮かびましたw>剣を使うキャラ
というか、大導師殿はだな、全長50Mクラスのスーパーロボットをだな 生身のアパカーで遥か上空まで打ち上げるほどのトンでもぱうあーだぞ。 聖書の獣、■■の落■し■は伊達じゃない。 でもループから開放された照夫さんはけっこう人生を楽しんでるようなので 以外とループ外世界での照夫はいい感じの人かもしれん。
麒麟町ぼうえいぐみの龍美が思い浮かんだ俺は真性orz
剣を使う?・・・・・・ゼンガー親分とか。
剣使うとただでもサイトを置き換えただけなのがますます悪化するからなー
むしろ問題は、ナオンいっぱいな状況に反応しまくりのエセルな希ガスww
やはりここはデルフの形を変えてみようか 槍、斧、手甲、鎧、兜、鞭、蝋燭、ヒール・・・
ふと思ったが意外と足洗い邸の住人達の義鷹あたりだと パワーバランス的にも丁度いいかなとか思ったりする俺がいる
ついでにガンダールヴの効果も変えちまえ、もしくは他の3つの虚無のルーンのどれかにするか
740 名前: 22@ゼロテリ(仮) [sage] 投稿日: 2007/07/08(日) 21:05:11 ID:???
>>729 場の空気を悪くしてしまって申し訳ない・・・。
なんて言うか、SS書ける人がSSとは関係がないところで叩かれるってのがどうもイヤなタチでして。
うわぁ
>>721 なのはなら理想郷かどこかにけっこう進んでるやつがだーいぶ昔からあった気がするぞ
753 :
剣狼のひと :2007/07/08(日) 21:14:00 ID:???
なんとか書けた・・・・ 次回から何日か分けて書くことにします あと二巻買ったよ!
>>737 前にどこかのスレでゾロ召喚のネタが振られていたのだが、ゾロの気質からすると、
契約とガンダールヴのルーンによって得た力は彼にとって偽物の力で、下手すると
左手を切り落として拒絶する可能性もあるとか。
まあ、死んだくいなに胸を張って「世界一の剣豪」と言えるかと行ったら、ガンダールブ
のブスート効果はゾロにとって忌まわしいものかもしれん。
実際、チートなわけだしw
「てんくうちゅうしんけん?何それ?」 ロム・ストールの発した聞いたことの無い単語を不思議に思うルイズ 「悪を断ち、弱きものを守る正義の拳法、俺は亡き父の遺言によりそれを用いて旅を続けていた」 「ふ〜ん・・・、ってそんな話をしている暇はないわ!今すぐ契約するわよ!!」 「契約?何の?」 「主と使い魔の契約よ!今から貴方は私の使い魔になるのよ!」 ルイズは力みながら説明した 第1話 新たなる大地!その名はハルケギニア! 「つまり使い魔とは君たち魔法使いのしもべになること、俺は君に召喚されたから君の使い魔として契約をしなければならない」 「そうよ、物分かりが早くて助かるわ、では早速・・・・」「断る」 「んな!何を言っているの!貴方は私に」 「君達魔法使いが伝統に従うように俺には亡き父の遺言に従って悪を討つ旅を続ける義務がある。それを途中で止めるわけにはいかない」 「そーいうことなら私も言うわよ!召喚のやり直しは出来ないのからもう私には貴方に使い魔になってもらうしか道がないのよ!」 ロムの言い分にルイズは真っ赤な顔をして反論する
兄さん!
>>754 言われて見ればそうだな
となると普通の契約のルーンにすれば良い
異議あり!748の意見で後半の三つはステキ過ぎると思いますw
ルイズは思っていなかった まさか貴族である自分が平民(?)であるロムからここまで拒絶されるとは さらに周りの見回すと既に契約を済ませた級友達はそれぞれ使い魔の自慢話をしつつルイズをニヤニヤしながら見ている 当初の予定なら今頃自慢話の中心にいるのは自分のはず・・・・ しかし現実はそうではなかった ルイズの涙腺は爆発寸前だった (気の毒だが俺は一刻も早く仲間達の戻らなければならない。) ルイズに同情しつつ、ロムは手を空に掲げた (彼女の話からここはクロノスではない事は確かだ。だが彼女は俺をこの世界に呼ぶ事が出来た) (っという事は戻る事も可能なはずだ・・・・、よし、剣狼よ!我に導きを!!) しかし何も起こらない (ばっ・・・馬鹿な!剣狼が現れん!?) 父から受け継いだ狼の紋章を持つ剣、剣狼が今まで自分の下に現れないとはこれまでに無かったのだ さすが多くの修羅場を乗り越えたロムもこれには焦った 「聞きたい事がある」 「何よ!」 ロムは少し青い顔でルイズを見る、ルイズは再び目に涙を溜めていた 「帰る手段はあるのか」 「無いわよ!サモン・サーヴァントは呼び出す事しか出来ないのよ!」 「・・・・本当か?」 「本当よ!嘘付いてもしょうがないでしょ!」 少し思考した結果・・・・ 「わかった、君の使い魔となろう」 「ほっ本当!?本当に本当!!?」 「ああ、ただし帰る手段が見つかったら必ず帰る、それまで俺が使い魔としての働きをする」 ルイズは片手で涙を拭い、胸に手を当て息を吸った 一度は閉ざされたと思われた道に光が差したのだ・・・・・・ 「ではコントラクト・サーヴァントを始めるわよ。そこに座りなさい」 ロムは言われるままに膝を地に付ける、するとルイズは目の前に杖を掲げた
ロム兄さんwww
「我が名は、ルイズ・フランソワーズ・ド・ル・ブラン・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我が使い魔となせ」 (成る程、これが契約か・・・・これで俺は、ってな!?) ルイズは呪文を唱えたあとロムに顔を近づけ、口付けを交わした 「ふう、これで契約は終わりよこれであんたは私の使い魔になったわ」 「・・・・・・・・」 唖然としたロムはルイズの顔をじって見ていた その透き通っている目に思わずルイズは頬を赤らめる 「なっ何よ、ひょっとして照れているの?しょ、しょーがないじゃない!私だって好きでやってるわけじゃないんだから・・・・」 「いや、女に迫られるのは慣れているがいきなり口付けをするのは初めてだと思ってな。意外と大胆なのだな」 ルイズの顔が全面真っ赤になる 「仕方がないでしょこれが儀式なんだから!それより今からあんたは私の使い魔よ!!」 「ああ、出来る限り努力しよう・・・む?体中が・・・・あ、熱い!!」 ロムの左手の甲から文字が浮かび上がる 「それは使い魔のルーンよ、使い魔になった証拠よ」「ふむ、珍しいルーンだな、どれもっと良く見せてくれないか」 コルベールがロムの左手に自分の手を添える、するとコルベールが段々悩ましい顔になっていった (こっこれはどういうことだ!?この平民何かおかしい・・・・!これでは・・・・) 「もういいか?」 「あ・・・・、すっすまん、では皆、教室へ戻るぞ」 ギャラリー達が宙に浮き始め、建物の中へと入っていく。 色々話している声があったがもちろんそれはルイズの事であった 「ルイズの使い魔にはあんな平民がお似合いだな」 そんな声が聞こえた気がする 「なんだ、マスターは飛ばないのか」 「うるさい!さっさと行くわよ!全く、何で私の使い魔が平民なのよ!」 ルイズはまだ怒っていた
ペルソナ3/4までしか投下されてないけど、もしかして規制かかった?
剣狼のないロム兄さんなんてジェットエンジンのないジェット戦闘機。
>>731 俺なんか似たような内容の火の鳥のなんとか編読んで以来のトラウマに直撃ストライクだけど虚無の唄は楽しんでるぜ!
その夜・・・・ ルイズの部屋にてロムは窓から夜空を見上げる 「ふむ、この世界の月は2つあるのか」 「そんなの当たり前でしょ」 「俺の世界には太陽が2つあるが・・・・」 「太陽が2つ!?暑くないのそれ!!?」 「いや、それほどでもない、環境はこの世界とはあまり変わり無い。それに俺が仲間と共に旅をした場所には全てが氷でできた大地もある」 「あんた今までどんな生活してきたのよ・・・・」 ルイズは呆れながらも言う ロムはルイズに自分の世界の事を話していた。自分の事や、世界に住人の事、そして仲間達と共に旅をしていたこと 「要するに貴方の世界の住人は貴方の様に体を鋼で包み、それ所か別の物に姿を変えることができるのね。じゃあ貴方も姿を変えることができないの?」 「できん、俺はクロノス族に属している。クロノス族は人間の姿が基本だ」 (何よそれー!平民の使い魔を連れているなんて馬鹿にされないためにずっと姿を変えさせておこうと思っていたのにー!) ルイズがぶわぶわと長い髪をかきあげる ロムが再び口を開ける 「しかし君を悪人から守ることはできる。天空宙心拳は人を活かす拳だ」 確かにロムは見掛けかしてとても強そうだ 顔立ちも昔家に招待された高名な騎士と似ている しかしその騎士との決定的違いは魔法が使えないという事 もしも悪人が魔法を使ってきたらあっという間に吹き飛ばされてしまいそうだ 「まぁ期待しておくわ、それよりもあんたにやってもらうことは沢山あるわよ!覚悟しなさい!」 「ああ」 ロムがこくりと頷く 「じゃああんたの寝床はそこ」 ルイズが指を床にさしたあとロムに毛布を渡す 「ああ、野宿には慣れている」 それからブラウスのボタンを一つずつ外していき、下着姿となった
「なっ、なにをしているんだ!」 ロムがすっとんきょうな声をあげる 「寝るから着替えるのよ」 「何故人前でやる!」 「別に、使い魔に見られたって何ともないわ」 迫られるのは慣れていると答えたが元々女性自体に慣れてないロムは流石にルイズの行動にまたもや唖然とした 「それとこれ朝までに洗って置いてよね」 っと言って純白の下着類を渡す 「少し、夜風に当たって来る・・・・」 ロムがドアノブに手を掛ける 「あらそう、言っておくけど帰るなんて事は考えない方がいいわよ。明日から雑用三昧だから、それじゃおやすみ」 一度召喚された場所へと戻るロム 「あの時剣狼は確かにこの手にあった、っということは剣狼もこの世界にあるはずだ。」 自分の手のひらを握りしめる 「バイカンフーを呼べば次元を貫いて下の世界へ戻れるはず、きっとクロノスへ戻ることができる」 空に浮かぶ2つの月を見上げる 「ジェット、ドリル、ジム。俺がいなくなった世界で何を思っている?」 共に父が印した狼の印を探す旅を始めた仲間達、夜空を見ていると彼等の顔が浮かび上がる 「レイナは今頃、泣いているのか?」 自分に良くくっついていた可愛らしい妹が大きな月に浮かび上がる 「待っていろ皆、俺は必ず帰って見せる」 そっとドアを開けると薄暗いランプに肢体を照らしながらすやすやと眠るルイズがいた 「だが、俺はこの娘を守る事が・・・今後の日課だな」 ルイズをレイナに照らし合わせながらロムはランプの火を消した
おまけ 金髪の少年がセミロングの髪の少女と共に学院のベランダに出ていた 「確かに君の言う通り今日の夜空は星が多くて美しい・・・・、素晴らしいよカレン」 「ありがとうございますギーシェ様・・・・」 カレンと呼ばれた少女は両頬にそれぞれ手を当ててうっとりしていた 「おお、今蒼い流星が流れたよ」 「私も見えました、まるで妖精が夜の運河を滑るように・・・・」 「カレン、夜が深くてもこの星の輝きの下なら遠く都を探すことができるよ。それに、今は君の顔をしっかり照らされていてとても美しい・・・・」 「ギーシェ様・・・・」 二人は互いの唇を合わせようとする、すると下の方から足音が聞こえる 「誰だ?二人の時間に割り込んで来た無粋な者は」 下を見ているとそこにいたのはあのゼロのルイズが召喚した平民であった (全く、貴族の楽しみに土足入ってくるとは。これだから平民は・・・・) 「あの方・・・・素敵」 (な、なんだってー!) 「あのしなやかな体付きを思わせるスマートな鎧、キリッとした目付き・・・・素敵ですわ・・・・。でもあの人はあのルイズの使い魔で平民・・・・ああ、何この気持ち!?これが恋心!?」 拳を握りしめて男を睨み付ける (あの男平民でありながらこの僕から(何人もいる)ガールフレンドを誘惑するなんて・・・・、・・・・この代償、高くつくよ・・・・) しかしその後酷い目にあうのは自分だったりする・・・・
沙耶が嫌いな人がいるのは分かったけど、何でわざわざ読むのさ? トリップ付けてくれてるのに。
>>161 を見ていて唐突に思いついた。
やあ俺、平賀才人。ひょんなことから異世界に召喚されちまった17歳。
なんだかんだあったけど、段々とこちらの世界にも慣れてきたところさ。
まあ、たまには元の世界に戻りたくなくけどな。
今は近隣情勢が怪しいとかで、使い魔仲間のシルフィードと一緒に学院周辺のパトロールしてるとこ。
「ん?なんだありゃ?シルフィード、ちょっと高度を下げてくれ。」
「きゅいきゅい。」
そこにあったものは片手に松明を掲げた、緑色の巨大な女神の像だった。
「ばっバカな―――!!!!!ここここkkkkkこれは!!!!!!!!!!!!!
こっここここ此処は―――――――――地球だったんだァァァァァァァァァ!!!!」
プラネット・オブ・メイジ、完。
ロム兄さん、お説教タイムですかーw
やたらグタグタな第一話でしたorz 変な文章が沢山あるし兄さん結局名乗りが出来なかったし・・・・
>>757 それじゃ作品が根本的に変わってくるぞ>ルーンを普通にする
ロム兄さんがルイズの着替え見てうろたえてるって事はロム兄さんのヘルメットやら服やらは外れるのか。 レイナがヘルメット外すのは知ってるけどあれはファンサービスだとばっかり思ってた。
>>777 ルーンなんていらんやつのほうが多いし別に良いんじゃね?
>>726 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
まとめで一気読みしようとしたんだがorz
>780 いや、「服が脱げる」光景を見たことがないからあわてた、とか? レイナのヘルメットが脱げるのはファンサービスで正しいはずよ。 つか、アニメの設定画上では髪の毛ないし。
そこで白子の皇帝陛下を…
>>780 原作には露出度の高い女性キャラは結構出てきますけどね
まあ慣れてないシチュエーションって言う意味で書きました
>784 大丈夫、使い主を殺すのは最後だからw まずはギーシュが犠牲になって活力をいただくと言うことでw
>>786 読んだよ
でもそんなの設定いじればどうとでもなるじゃん
ところでよくギーシュをギシェーと間違える人多いけどなんでだ?
ェとュを間違えるんだろうな・・・
でもキェルケはいないよな?
ギーシュだからさ・・・
>>789 もっぺん一字一句読んできたら?
その上でガンダールヴじゃない普通のルーンだって設定を矛盾無く説明できるならいいけど
ただ都合が悪いから変えたんじゃ色々ダメだぞ
つまり、ギーシュなんかどうでもいいと思ってる。
もうキ゜ーツェでいいだろ
×ガンダールブ ○ガンダールヴ ×ハルキゲニア ○ハルケギニア ×ギーシェ ○ギーシュ ×シェスタ ○シエスタ
×ワルド ○ロリコン
シェスタとシエスタは発音的な問題じゃねーかと思ってる
>>795 矛盾なんて一つもない完璧な小説を書くぞーなんて思ってる書き手なんていないだろ
ましてやクロスで
もうちょっと頭やわらかくしてきたらどうだい?
神の頭脳ミョズニトニルン(あらゆる魔道具を扱える)でも、 神の右手ヴィンダールヴ(あらゆる獣を扱える)でも、 いいんじゃねえか、別に。
>>801 馬鹿、クロスだから設定の擦り合わせと不自然な設定改変に気をつけなきゃいけないんだろうが
これは期待せざるを得ない
もういっこ胸にルーンがあるっぽいのを原作で匂わせてるよな
まあまあ、落ち着け諸君。 『バランス』だ。 全ては『バランス』が大事なのだ。
というか今騒いでるのはただの原作厨だろう
なるほど、角度とかも大事なんだな
>>807 まぁ原作の設定をむやみに改変するのは俺も反対だが
この人いちいち煽ってるのがな
クロスなんてぶち壊してなんぼと思ってる俺はどうすれば?(´・ω・`)
そんなコト言うと真っ先にカズマがNGになるな
ガンダールヴって名前の意味が神の左手って意味なの?ルーンの模様じゃなくて? 仮にルーンが同じで右手についたとしてもガンダールヴとはいえないの? よくわからん質問かもしれんが少々切実な問題で…
爆破直前のバスターマシンIII号を召喚。
>>815 まとめにあるマップスクロスより早く終わっちまうよw
>>814 それ原作知らない宣言してるようなものだから自重汁
もともとのガンダールヴのルーンが左手にあったから、左手にないとまずいんじゃない?
>>815 それなら自爆直前のセルと悟空を召喚すれば
不思議の海のナディアのネオ皇帝召喚。 召喚してすぐ動力切れで泊まるんじゃ切ないので、動力源付きの椅子ごと。
>>814 その仮は存在しない。ルーンの場所はそれぞれの虚無の使い魔で固定。
>>814 もともとのガンダールヴも右手にルーンがあったって事にすればいい。
右手と左手の設定入れ替えだな。
825 :
814 :2007/07/08(日) 22:19:46 ID:???
そうだったのか… いやすまん。ありがとう 原作読んでたけどなんかうろ覚えで…どこやったっけ…
>>814 虚無の使い手がひとつの時代に4人いて、
それぞれが1人ずつ別の能力(ルーン)を持つ虚無の使い魔を持ってる。
ルーンの位置は、右手、左手、額、胸。
同じルーンは原作的には同時には存在しない。
存在すると、始祖の虚無の復活に関する予言自体が矛盾してしまうから。
>>814 wikiから引っ張ってきた
虚無の使い魔
かつて始祖ブリミルと共に闘い、その名を伝説に残した4人の使い魔。
それぞれの名は「ガンダールヴ」、「ヴィンダールヴ」、「ミョズニトニルン」。最後の一人の名は不明。
ガンダールヴ
あらゆる武器や兵器を自在に扱える使い魔。その証のルーンは左手に刻まれる為、「神の左手」と呼ばれている。
その本来の役割は敵を倒すことではなく、虚無という強大な力を発動させる為に長い詠唱を行う間、
無防備になってしまう主を守ること。それ故に「神の盾」とも呼ばれる。平賀才人がその役割を担う。主はルイズ。
なお、伝承の中で「聖者エイジス」という人物が「始祖の盾」と呼ばれている。
ヴィンダールヴ
あらゆる幻獣を操る使い魔。「神の右手」と呼ばれているため、証のルーンは右手に刻まれると思われる。
その力を持って幻獣を操り、移動手段として用いていたらしい。「神の笛」とも呼ばれる。
ミョズニトニルン
あらゆる魔道具(マジック・アイテム)を扱える使い魔。額に証のルーンを刻んでおり、「神の頭脳」と呼ばれている。
自身に戦闘能力はないが、その知識と様々な魔道具を扱い、主を勝利へと導く。「神の本」とも呼ばれる。シェフィールドがその役割を担う。主はガリア王ジョゼフ。
不明
伝説の使い魔、最後の一体。記すことさえはばかれるとされ、能力はおろか名前すら分かっていない。
デルフリンガーの発言より、証のルーンは胸に刻まれると思われる。
>>824 地球\(^o^)/
ハルケギニアも\(^o^)/
さて……投下してもいいのかな
ガンダールヴって魔法を使うエルフって意味だよね なんでゼロ魔の作者はこんな名前を武器使いのルーンにしようと考えたんだろう ひょっとして伏線だったりするのかねえ
考えてないんじゃね? キャラの名前とか実在の人物から引っ張ってるし。
>829 存分にやりたまえ
ルーンの自体名前と勘違いしてた…ガンダールヴ やべぇ、どーでもいー複線のために右手につけちゃった。次回で修正せんと…
>>826 ゼロの使い魔は意外なところで伏線が生きてくるしなあ。
エルフ達にとってもガンダールヴは英雄らしいし、 初代もしくは、何代目かのガンダールヴはエルフだったんじゃね?
上の方でガンダールヴじゃなく普通の使い魔ってあったけど、 そしたらルイズは虚無じゃなくなるわけだよな。 ってことは性格変えないとだめになるし、序盤のギーシュとフーケは 戦いになりそうもないし、ワルドに到ってはルイズと結婚しようとしないだろうし、 絶対に原作沿いのストーリーにならないから、かなり難しいな。 相当うまい人じゃないと破綻するぞ。
>>829 例え「駄目だ」と言われても投下するぐらいの気持ちでok
ではでは本日三度目の投下を〜
>>833 いや、だからガンダールヴとヴィンダールヴの位置の設定を入れ替えればいいんじゃね?
とある魔術の使い魔と主 「えーと、今からやらなきゃダメなの?」 「「ダメ(なの)!!」」 時刻は既に夜の時間、今日の満月はいつも通り二つ。 地球のそれより倍の大きさを持つ為、辺りは街灯がなくともそれなりに明るい。 その中で、当麻はキュルケとルイズの二人から襟を引っ張られていた。 二人は相当怒っているようで、当麻のさりげない質問にも必要以上に大きな声で返してくる。 どうしてまたこんな目に……、と泣きながら呟いていると、 「これが世の定め」 と短くタバサが答えを纏めてくれた。 さて何故このようになったのだろうか? 二人が帰ってきて、当麻が腰に手当て、イタタタタタ、と老人っぽく呻いていた時であった。 突如タバサとキュルケが乱入、普段は静かであろうルイズの部屋(正し、当麻が叱られたあの日は別)が、ちょっとした騒動へと変わる。 当麻は、寝床『ニワトリの巣』(命名ルイズ)からのんびりと二人の口論を聞いていた。 いや、その内容は当麻に関する事だとわかっているのだが、どうにも入れそうな空気ではなかった。 だから、当麻は隣で読書に夢中なタバサに二、三会話をしていると…… 「じゃあトウマに決めてもらいましょうか?」 「えぇ、いいわよ」 「え? 俺ですか?」 まさかここで振られて来るとは思わず、当麻はなんて答えるべきか悩む。 「そうよ、あんたでモメてるんだから」 ルイズとキュルケがグッ、とこちらへと視線を向けて……否、ルイズにいたっては睨んでいる。 さて、と当麻は悩む。 (うーん……、どっちを選んでも不幸だよなやっぱり) どちらを選ぶというよりも、不幸か幸かで選ぶ当麻は、何処までも鈍い奴である。 「どっち?」 いつの間にかキュルケも睨んでいる。悩みに悩んだ当麻が出した結論は…… 「まだフラグの量が少ないのでどっちも選べないなー、テヘッ、でどうですフゴロペッ!?」
>>827 wikipediaをwikiて略すのやめれ
>>839 その設定で連載したら、後々でルーンの位置が間違ってるって突っ込む人が必ず出るぞ
ただの魔法の使えないメイジにすれば性格までは変えなくていいのでは? ワルドは結婚しようとはしなくても他にも2つ同行する目的があるからアルビオンはそれほど問題ないだろうし
844 :
833 :2007/07/08(日) 22:30:22 ID:???
このスレ覗いててよかった…知らないまま書き続けて赤っ恥かくとこだった… みんなサンクス
言い切る前に、二人は上条のお腹の真ん中に、手加減無しの蹴りを突き刺した。ズボ!! というこの世界で間違いなくとんでもない音と共に、当麻の体がくの字に折れ曲がった。 「ごふっ。し、質問に答えただけなのに……何でこんな不幸な目に」 「自業自得」 タバサの答えに頷く二人。 その後、キュルケが魔法の決闘を提案し、ルイズがそれに了承したのだ。 嫌々している当麻を無理矢理引っ張り続けて数分。 決闘の地――本塔の中庭へとたどり着くまさにその時だった。 轟! という凄まじいな音が辺り一面鳴り響いた。 四人は一瞬何が起きたのかわからず、呆然と立ち尽くした。 が、タバサと当麻はすぐに状況を理解し動き出す。続いてキュルケ、最後にルイズ。 中庭へとたどり着くのに十秒もかからなかった。そして、そこには巨大なゴーレムが、本塔の外壁を破壊している姿があった。 「またゴーレムかよ! つーかでけぇだろおい!」 「多分トライアングルクラスのメイジね、でもおかしいわね。あそこの『固定化』の魔法なら防げるはずなのに……」 ルイズが呟いている間にも、タバサとキュルケはシルフィードに跨がり、魔法を放つ準備に入る。 そんな中、当麻はあー……、と呟いた。 確か初日、まだ『固定化』という魔法を知らなかった時、あそこに触ったような……気がしないでもない。 ていうか昨日も触っちゃったような…… 「………………………………………………」 出したくもない汗が背中にびっしょりとつく。 いやわかってる。あんな事をしてるのはもちろん盗っ人とかのたぐいってのも。 「ルイズ」 「な、何よ」 「援護頼むわ」 覚悟を決めたのか、当麻は走り出す。例え相手がどれだけでかいだろうと、その右手がある限り。
846 :
795 :2007/07/08(日) 22:31:10 ID:???
>>839 いやだから俺は「普通のルーンにしたら」って書いたんだけどなぁ・・・
>>842 それは「はいはいわろすわろす」で流せばいいんじゃね
それか、wikiのその話のページに「入れ替えてます」って注意書き書いとくとか
フーケは油断していた。『固定化』の魔法がなぜかかかっていなかった為、余裕で突入出来る状態にしたはいいが、予想外のお客さんが現れたのだ。 尤も、『固定化』の魔法を解除したのも、『剣』を破壊した為その話題が省られて早めに来たのも同じ少年のせいであるが…… それでもフーケには自信があった。相手は学生、このゴーレムに任せれば十分であると。 フーケはゴーレムから離れ、宝物庫へと入って行った。 「うぉぉぉおおおお!」 当麻は駆ける。イマイチ把握出来ないが、とにかく敵を倒す為に。 向こうはこちらの特性を知らない、だからゴーレム一匹で対処出来ると踏んだのだろう。 実際、空からタバサとキュルケが火と風を唱えようと、ルイズが失敗した魔法(小さな爆発)を与えようとビクともしない。 そして、当麻を第一殺害対象と見たのか視線が向けられる。 怖い。それが率直な感想だ。 (でもよ……) 己が唯一の武器、拳を握り締める。 (こっちはこれ以上の敵と戦ってきたんだ――!) ゴーレムの拳が振り下ろされる。自分の十何倍も大きい手が襲い掛かる。 それでも当麻は前に進む。周りから制止の声がかけられるが気にしない。 「ぉぉぉぉぉぉおおおおおおッ!」 当麻は叫ぶ。何十倍大きいゴーレムに立ち向かう武器(拳)を突き出す。 拳と拳がぶつかり合った。 本来ならばどう考えても当麻に勝ち目のない勝負。 もちろんキュルケもルイズも目をつむる、タバサだけが表情を変える事なく見つめている。 拳と拳が交えた音がしない。ビキッ、と何かに亀裂が入ったような音がした。そう、ギーシュの時と同じように。 ルイズとキュルケが目を開くと、ゴーレムに打ち勝った当麻の姿がいた。
なんかタイミングやっぱり悪かったようなorz さて、これからフーケさんには頑張って貰わなければ
850 :
795 :2007/07/08(日) 22:35:59 ID:???
wikiの、「ゼロテリ(仮)」になってるけどいいのか? 後から正式タイトル決まっても、このwikiの設定だと自分じゃページ名変更できないぞ
魔法科学の第一人者であるドクターカオス召喚
>>849 GJ!
そら当麻にとっちゃステイルとかミーシャに比べれば大したことねえよなあ。
>>849 心配するな、俺なんかはSS以外は全て読み飛ばしてるから。
つまりはGJ
>>785 >そこで白子の皇帝陛下を…
次元を超える能力を持つドラゴンを召還して普通に帰れるので「仕方なく」のパターンが使用不能
それに長居をしたらストーカー女気質のストームブリンガーがルイズその他をどさくさ紛れに殺すのは間違いない
>>854 と言うか当麻は禁書6巻でゴーレムと戦って倒してるしなぁ。
>>852 カオス単品で召還したら、サイト以下の戦闘力で絶望するルイズがみれそうだw
頭のしっかりしてる時は間違いなく天才なんだけどなー
ドラゴンは今寝てますで封じられるだろ。 まあルイズは混沌の供物になるけど。
カオスは発明できるようになるまでは自分自身の戦闘力が低い。腹から出る怪光線くらいだろ? カオス呼ぶくらいだったら文殊やハンズオブグローリーで色々できる横島とか 身一つからでも魔装術によって攻守バランスとれた戦いが出来るようになる雪之丞とか 式神の力で色々できる冥子とかの方が面白くなりそう。
>>857 1秒間に10発発射の魔術の銛を右手のみで防ぎきってたりもするし。
マサル(キュッポ…キュッポ…) オスマン「ル、ルイズの使い魔君…君は何ををしているのかね?」 マサル「別に〜?いや〜それにしても楽しいな〜僕の開発したマサルガリレイは〜」 オスマン「マ、マシャルガリレイ!?なぁ使い魔君…良ければわしにも…」 マサル「やだね、断るね」 オスマン「何…ただでとは言わんよ…君に…これを譲ろうじゃないか…」 オスマン「ふぅ〜わしの開発したオスマンガリレイは楽しいのう〜」 何でマサルを懐柔したのかは不明
>>860 つまり、契約で冥子と帰すしてプッツンしたのを皮切りに
ゼロのルイズの爆発と冥子のプッツンによる暴走爆破伝説ではじまると?
864 :
ゼロガー :2007/07/08(日) 23:05:21 ID:???
「いやいやあっさり片付くかと思いましたが…」 「なかなかやるではないか」 「ルルル」 ガーゴイル、ケルプ、デュラハンその他大勢が見物する中 ギーシュとオシリスの対決は白熱した一進一退を繰り返す見応えのあるものになっていた オシリスが繰り出す触手の連撃をワルキューレの剣が受け流し、撥ね退け、切り落とす だが斬られた端から瞬時に再生する触手に阻まれオシリスに近づくことが出来ない 真剣な顔で杖を構えゴーレムのコントロールに集中するギーシュの姿を見て好戦的な笑みを浮かべるオシリス 自分の主人が只の阿呆ではなくそれなりの実力の持ち主であることが判ったのはオシリスにとっても嬉しい誤算であった 魔力の有無は持って生まれた資質だが効率よく使いこなすために必要なのはあくまで本人の修練である そして軍人の家系に生まれ肉体的にも精神的にもタフな家庭環境で育ったギーシュはアレな性格は別にして ことゴーレムの操縦にかけてはすでに達人級の腕前に達していた 休み無く攻め立てる二本の触手を巧みに捌きながらじりじりと距離を詰めるワルキューレを突き放そうと束ねた触手で大振りの一撃を繰り出すオシリス ワルキューレは破城槌に等しい一撃を跳躍して躱すと同時に剣を奔らせる ガッ!! 咄嗟に上体を反らせたオシリスを掠めた剣先は胸元を覆っていた装甲を剥がし Fカップはあろうかというオシリスの生乳が大勢のギャラリーの前に“ブルン”と晒される
>856 > ルイズその他をどさくさ紛れに殺す むしろ、皇帝を追い込んでルイズの周辺の人間を殺すようにし向けるw
>>859 起きれば帰れるんだから結局「帰る手段が見つかるまで仕方なくルイズの使い魔に」
のパターンは使えないだろ。SSで多い「気絶してる相手に勝手に〜」ってパターンは使用可能だけど。
なんというサービスシーン… 生乳という字を見ただけでワクワクしてしまった この植物は間違いなくFカップ
あれ、規制かかったのか?
スレの速度が速すぎて有名SS書きの方々の作品を追いかけるのも 『魔獣20体御一行様』を書くのにも一苦労です。 いつになったら投稿できるやら。
書き込めた、投下します
サビエラ村は、ガリアの首都リュティスから500リーグほど南東に向かった、山間の片田舎である。 人口は350人ほど、2ヶ月ほど前から、火のトライアングル・メイジを含む9人が犠牲となっていた。いずれも体中の血を吸い尽くされていた。 間違いなく、最悪の妖魔『吸血鬼』の仕業であった。 タバサに変化したとらとシルフィードは、村から少し離れた場所に降りた。 「どうするの、とらさま? 吸血鬼は人間と区別がつかないわ。村人にまぎれているのかも、きゅい!」 不安そうなシルフィードに、楽しそうな表情でとらが答える。 「そうだな……まずはたばさに言われたとおりに、吸血鬼をおびき出すかよ。 警戒されるから『めいじ』の格好で行くのはまずいか……しるふぃーど、ニンゲンの姿に変化しな」 「わかったのだわ、とらさま!……我をまといし風よ、我の姿を変えよ……」 シルフィードが使ったのは、『先住』の魔法であった。しゅるしゅると風が青い渦になってシルフィードを包む。 そして……渦が消えると、そこにはシルフィードの巨体はなく、代わりに20歳ぐらいの若い女性の姿が現れた。『変化』の魔法である。 「もう、とらさま、女性の着替えは見るものじゃないわ! 恥ずかしい……きゅいきゅいきゅい!」 シルフィードは竜にも似合わぬ恥じらいを見せながら、とらの持ってきた服をいそいそと着込む。(その服はタバサが持たせたものであったのだが。) 理屈から言えば、とらもシルフィードも普段は素っ裸であるはずなのだが……人間の姿に変化したとたん羞恥心に駆られて服を着るシルフィードであった。 「とらさまは便利ね。服を着た状態に変化できるんだから、きゅいきゅい」 「まあな」 とらは来ていたマントをばさりと脱いで、シルフィードに着せる。手にした杖もあっさりと手渡し、自分はかばんを取り上げた。
「しるふぃ、オメエが『めいじ』、わしが従者の役をやるぜ。そうすりゃ、吸血鬼の野郎はわしを狙ってくるだろうからよ……」 「わかりましたわ、とらさま!」 シルフィードはにっこりと頷くと、とらの隣に立って歩き出す。その横を歩きながら、とらはぺろりと舌なめずりをした。 (くっくっく……美味ぇ相手だといいがよ……) 村に現れた騎士とその従者を、村人たちは遠巻きに見つめる。 青い長い髪の女騎士は水色のローブをまとい、節くれだった長い杖を持っている。そして、荷物持ちらしき小柄な女の子が、ちょこちょこその横を歩いていた。 「今度の騎士様は大丈夫かしら……」 「あんな小さな子供までつれて、襲われたらどうするんだろう? あきれた……」 「今度の騎士様は、二日でお葬式かね」 村人たちはひそひそと囁きあう。もっとも、その声はシルフィードにも『タバサ』に変化したとらにも筒抜けであったが。 「もう、村人たちったら、あんなこと言ってる! 失礼しちゃうわ!! とらさまとシルフィをつかまえて! きゅいきゅい」 「ふん、言わせときな……今回の獲物は吸血鬼だからよ……」 シルフィードとタバサの二人が通されたのは、段々畑の連なる、村の一番高い位置にある、村長の家であった。 白髪にひげの村長が深々と頭を下げる。 「ようこそいらっしゃいました、騎士様」 タバサにつつかれて、シルフィードは慌てて名前を名乗る。 「え、えーと、ガリア花壇騎士のシルフィード、風の使い手なの!」 「……はあ。シルフィードさまですか……。いや、これは失礼しました。騎士様ともなれば風の妖精の名前をあだ名につかうのですな!」 そう言って一人合点した村長は、これまでの事件の経過について語りだした……。
とらにきゅいきゅい期待
とらさまキター
「……というわけですじゃ。吸血鬼の操る『屍人鬼』が誰なのか分からず、村は疑心暗鬼ですじゃ。騎士様、なにとぞお力をお貸しくだされ」 「まかせるのね、村長さん。わたしとこの従者のとらさ――いえ、タバサがきっと吸血鬼を見つけ出すのだわ」 そう言って胸をはるシルフィード。と、シルフィードはドアの隙間から小さな女の子が顔を覗かせているのに気がついた。 5歳くらいだろうか、人形のように可愛い金髪の女の子だった。 「まあ、可愛い!」 シルフィードが素っ頓狂な声をあげ、少女はビクンと体を震わせる。「おいでおいで」と呼ぶと、少女は困ったように村長を見上げる。 「エルザ、騎士様にご挨拶なさい」 固い表情で入ってきて一礼する少女に、思わずシルフィードは抱きつく。 「なんて可愛いの! ねえ、とらさ――こほん、タバサ! きゅいきゅい!!」 そう呼びかけられたタバサは、目に妖しい光を湛えながら、ぺロリと舌なめずりした。 「ああ、喰ったら美味そうだな……」 「ひっ!?」 タバサの一言に、少女は泣き出してしまった。シルフィードの腕をすり抜け、部屋を飛び出していく。 「し、失礼しました! あの子は昔両親をメイジに殺され、特別怖がりでして、はい!」 村長が慌てて言う。別にメイジ云々関係なく怖いと思うのだが、村長はフォローにならないフォローを繰り返す。 むしろシルフィードのほうがなだめるのに一苦労してしまうのであった。
「わしは、あの子の笑った顔を見たことが一度もないですじゃ。体が弱くて……外でも遊ぶことができん……そこにこの騒ぎ…… 早く吸血鬼を退治して欲しいものですじゃ……」 (まるで、お姉さまみたいだわ……) シルフィードは思わずトリステインの王宮に向かったタバサのことを思い浮かべる。あの青い髪のご主人も、やはり笑顔を忘れたものであるのだった。 笑うことをすて、冷酷な北花壇騎士として振舞う……そんなご主人が笑顔を取り戻すのはいつだろう? 切ない気持ちで主人を思うシルフィードの横では、青い髪のタバサが低く笑いを漏らしていた。 あたかも極上の料理が出るのを待つように、来る吸血鬼との戦いを待つ―――― ――――その美しい顔に、凶暴な笑みを浮かべて。 タバサとシルフィードは調査を始めた。 犠牲者が出た家を廻ると、どこも被害は同じ……固く扉も窓も閉めているというのに、吸血鬼はどこも壊さずに侵入し、ベッドに寝ている被害者の血を残らず吸っていく。 寝ずの番を行う家の者も、どうしても寝てしまう。どうやら、『眠り』の先住魔法が使われているようだった。 (まあ、確かに若え娘は美味いがよ……血だけ吸ってくってのは、わしとは好みがあわねえだろうな) と、タバサは見当違いなことに頭をひねる。 「どうか、どうか吸血鬼を退治してください……」 「わ、わかったわ。この花壇騎士シルフィードにまかせるがいい! きゅい!」 娘を殺された老夫婦にそう頼まれて、思わず力の入るシルフィードと、ぺロリと舌なめずりをするタバサであった。 外に出ると、騒ぎが起こっていた。 村人たちが物々しい様子で、鍬や鎌を手に携えて歩いていく。火をともした松明を持ったものもいた。 「な、なんなの?」
慌ててシルフィードとタバサは、村人たちを追いかける。村人たちが目指していたのは、村のはずれにあるあばら家だった。 「出て来い、吸血鬼!」 「アレキサンドル! よそ者が! 吸血鬼を出しやがれ!」 口々に叫ぶ村人たちに反論しているのは、40歳ぐらいだろうか、屈強な大男だった。 「誰が吸血鬼だ! いいかげんなこというんじゃねえ!!」 「昼間だってのにベッドから出てこねえババアがいるだろうが! そいつが吸血鬼だ!」 「おっかあは病気で寝ているって言ってんだろ!!」 「うそつけ、日の光で肌が焼けるからだろうが!」 どうやら、青筋をたてて反論している男の母親が、吸血鬼だと疑われているようだった。 「ど、どうするの、とらさま……」 中に吸血鬼がいるときいて、すっかり震えだしたシルフィードがタバサに体を寄せる。 そのシルフィードに、タバサは背伸びをしながら、二言、三言耳打ちした。はっと驚いた表情になったシルフィードは、こくんと頷くと、一歩、前にでた。 「わたしは、ええと、北花壇騎士シルフィード! なの! アレキサンドルとやら、あなたの母親はわたしが調べる! 下がりなさい、きゅいきゅい!!」 アレキサンドルに突っかかっていた村人たちも、驚いたようにシルフィードを見る。 当のアレキサンドルは、騎士の持つ杖――メイジの証である――を見て、一瞬ひるんだが、すぐ怒りをあらわにして、シルフィードに食って掛かる。 「おっかあは吸血鬼なんかじゃねえ! やめろ!」 「調べればわかることなのよ。村人たち、中の老婆を連れてきなさい。本当に人間かもしれないから、丁重にベッドごと運ぶの! 仮にも病人を運ぶのに武器などいらないわ! 早く捨てて老婆を連れ出しなさい! きゅいきゅい!」
村人たちは、はっとしたように武器を捨てると、老婆の寝ているベッドを引っ張り出す。 老婆はぼろぼろの赤い服を着ていた。その老婆――マゼンダ婆さんは、突然のことに戸惑い、「おお、おおおお……」と悲鳴混じりに唸ると、布団を被ってしまう。 「やめろ――! っく、放せ!」 止めようと暴れるアレクサンドルの手は、タバサが尋常ならぬ力でがっちりと掴んでいる。 「それで、えーと、村長のところに運びなさい! わたしが取り調べるわ。村人は皆ついて来るの!」 杖を振って先導するシルフィードにつれられ、マゼンダ婆さんを乗せたままのベッドを担いだ村人たちは、村長の家を目指して歩いていく。 「おっかあ、おっかあぁぁあああ!! ちくしょう、はなせ、放しやがれッ!!」 万力のように締め付けるタバサの手を、アレキサンドルは必死にふり解こうとする。 「そうはいかねえな……ニンゲンってやつは、『カゾク』が殺されるのを見るのを一等嫌うからよ……」 タバサの言葉に、アレキサンドルははっとした様子で、タバサを振り返る。 「てめえ、調べるなんて言いながら、やっぱりおっかあを殺すつもりで――――ッ!?」 「いーや、違うな……」 くぉぉぉおおぉぉぉ…… タバサの口がぼんやりと光り、灼熱の炎が口の中に渦巻いていく。
「死ぬのはオメエさ」 ごッ!!! タバサの口から吐き出された劫火によって、一瞬でアレキサンドルの上半身は消滅した。どすん、と残った下半身が地面に倒れる。 しゅううぅうぅう…… 煙を上げながらちろちろと燃え始める下半身をぐいと掴み、ぽいと家の中に向かって放り投げる。どさっという音を立てて、アレキサンドルの死体は地面に落ちた。 「かわいそーだが、屍人鬼になったニンゲンは二度と元に戻らねえってよ……」 行く前にタバサがそう教えてくれていたのだった。とらはごう、と炎を家に吐きかける。家はアレキサンドルの死体と一緒に燃え上がっていく。 「せめて火葬にしてやらあ……ニンゲン」 とらはそう呟くと、赤々と燃える家に背を向け、小さな体で歩き出した。 (ち、屍人鬼になってたとはいえ、やっぱりニンゲンを殺したと思うと後味がわりぃな……くっくっく、わしは弱くなったかよ? それとも――) まだ、吸血鬼が残っている。 タバサの姿をしたとら――大妖、長飛丸は、村長の家を目指してゆっくりと歩いていく。人を殺すことにためらいを覚えた自分は、弱くなったのだろうか、と自問しながら。 がらがらがらがら………… 燃え上がるあばら家が、炎になめとられ崩れていく。炎に赤々と背中を照らされながら、タバサの姿をした妖怪はふと考える。 それとも……それは、自分がうしおと一緒に過すことで得た、一つの強さなのだろうか――――
ここまで。次で番外編完結できそうです
GJ&早く書けてうらやましい…orz
とらさまおつきゅいきゅい そして続けて投下だ!相変わらずムダに長い。 なんか書き込めたのに反映されなかったんで不安だけどさ。 止まったら支援お願いします。 11話 「それで、ぼくたちをつけて何が目的だい?」 思わずたじろぐキュルケとタバサ。 キュルケは曲がりなりにも軍人の家系である。 タバサはすでに実戦の経験が人並み以上にある。 それが思わず後ずさるような迫力があった。 「な、なにって……」 別にやましいことがあるわけでもないのに口ごもるキュルケ。 「ダーリンがヴァリエールなんかと出かけるから、つい後をつけちゃったのよ。やましいことなんてこれっぽっちもないわ。」 ほらこれダーリンのために買ってあげたのよ、と剣を渡してくるキュルケ。残念だがなまくらである。 どうやら金貨500で購入したらしいが、それでもけっこうぼられていたりする。 「なら、ありがたくいただくことにしよう。」 遠慮ぐらいしろ、と言いたくなるぐらいあっさり受け取るバビル2世。すでに買ってあった剣と2本まとめて腰に挿す。 「気に入っていただけて?ヴァリエールなんかが買った剣よりよっぽどいいと思わない?」 正直どっちもどっちである。が、さすがにそれを言わない程度には常識がある。 それに、なにかの役には立つだろう。 「へえ、いいものもらったじゃない…」 地の底からわきあがるような殺意に満ちた声。 いつの間にか3人の横にルイズが立っていた。 「げえっ!ルイズ!」 「よかったわね、モテモテで。剣までもらえてさ。」 全く祝福していない調子で言う。ずかずかバビルとキュルケの間に入ると、出エジプト記のように二人が後退する。 「こ、好意でくれたものなんだから、そんな風に言わなくてもいいんじゃ…」 「好意ですって?」 ギロッとルイズがバビル2世をにらみつける。正直、ヨミの3倍は怖い。
亀だがとりあえずお尻すのおっぱいで抜いた
「ビッグ・ファイア、アンタ心が読めるくせにこんなこともわからないなんてヴァーッカなんじゃないの!?この淫乱乳牛ゲルマニア女は、 アクセサリーと同じ感覚でアンタを手に入れたいだけなのよ!そのための餌を「好意でくれたものなんだから」ですって?読心魔法 なんて、ビッグ・ファイアにとっては船の車輪、野原の柱みたいな無用の長物もいいところのものなのかしら!?」 「なんですって!?」 目が座るキュルケ。なに舐めた口聞いてるんだこの洗濯板、と言いたげに上から見下ろしながら反論する。 「特殊な趣味の人間にしか相手にされないような、真鍮の柱よりも凹凸のない貧弱ボディの癖によくもそんな口が叩けたわね? 処女膜に蜘蛛が巣をはりそうな境遇で脳がいかれちゃったかしら?仮にも亜人を、人扱いしないような下劣な思想のヴァリエールは 他の人間も異性を道具扱いしてるって考えてしまうのでしょうから仕方がないでしょうけど、普通の人間にとっては愛する人に 尽くしたいという思いは当然のことなのよ?それをわかっているからダーリンは快くアタシの贈り物を受け取ってくれたんじゃないの。 そんな風に自分以外の人間を道具扱いするから、代々ヴァリエール家の人間はへっぽこなのよ。この凹面胸女!」 どさっと本を落とし、拾いもせず固まるタバサ。ルイズ以外にもダメージを受ける人間がここにいた。 「……ごめん、今のなし」 「……こっちこそ、ごめんなさい。」 ダメージを受けたタバサを見てお互い頭を下げあう。 「……よく考えたら、無節操に二人から剣を受け取るビッグ・ファイアがダメなのよね!」とルイズ。 「……そうね。相手が他の女ならともかく、よりによってヴァリエールの剣とってのが気に食わないわね」とキュルケ。 一方そのころタバサは?胸が大きくなるという体操をしていた。 「じゃあここはビッグファイアに決めてもらいましょうか!」 「むむ?」 「そうよ、アンタの剣でもめてるんだから!」 ずんずんずんと左右迫るルイズとキュルケ。確信した、この二人は間違いなく仲がいい! タバサは黙々と体操を続けている。 剣はどっちもどっちだし、決め手にかけている。それにどうもこれは単純にいい剣を選べばいい、という話ではなさそうだ。
「さあ、これで決定権はビッグ・ファイアに移った!」 「アタシとヴァリエール、どちらを選ぶ!」 「答えてもらおう!」 「いざいざいざ!」 「「さあ、幻夜よ!返答やいかに!?」」 「そ、それは……」 「おい、うるせーぞ!/バカ女ども!/」 「あん?」「ぁあ?」 ヤクザが泣いて逃げ出すような形相でバビル2世は睨まれる。 「バカ…?」「女ども……?」 「ち、ちがう!ぼくじゃない!」頭の中でジャーンジャーンジャーンとドラの音が響き渡る。絶体絶命のピンチである。 「……剣。」 胸の前で拝むように掌を合わせて、押して戻してを続けていたタバサが指摘する。つーかこの状況でまだやっていたのか。 「人が寝てるところを起こしやがって……/」 「げぇっ!剣がしゃべった!?」驚愕するバビル2世。ディズニーのアニメか、この世界は。 「おでれーた!/何者だ、おめー!?/今までの使い手連中がかわいく見えるぞ!?/なんてぇ化け物だ!/ どーりで目も覚めるわけだ/」 使い手?使い手とは何だ?いや、それよりも、この剣はぼくの力を見抜いたというのか? 「それって、インテリジェンスソードじゃない?」 知性を持つ剣、インテリジェンスソード。珍しいことは珍しいが、この世界ではそれなりにありふれた存在だという。 「またあなたも変なもの買ってきたわね。」 「知らなかったのよ。こんな気色の悪いもの、すぐに返品するわ。」 どうやら人間並みの思考力をもっているらしい。となると、テレパシーは通用するのだろうか。 試しに、『おい、使い手というのはなんだ?』と送ってみる。『おでれーた!/』とすぐに返事が返ってくる。 『お前本気でなにもんだ?/今までの使い手でこんなことができたやつはいねーぞ!?/』 『いいから質問に答えろ。』 『それはまだ言えねーな。/オレが認めたら、教えてやってもいいけどよ/』 『そうか。別に黙っていてもいい。無理矢理心の中を読んでやるだけだ。』 『ちょ、ちょっと待った!/』 慌てて読心を静止してくる。 『そんなことまでできるのか、おめー!?/わかった、わかったよ!/説明してやるから耳かっぽじって聞きな/』 『隠しているようなら、へし折って塩水に漬けるぞ』 『……説明させてください/』
>>869 運営側(FOX★とか)からの情報によると、
・anime2サーバーにある同人板に謎の大量アクセスがあった。
・それに、同じくanime2にあるアニキャラ板でやってるアニメ最萌投票も重なった。
が原因でanime2サーバーが止まったらしい。
で、アニメキャラ板とアニメサロン板と同人板をex2サーバーに移動させて事態を収集するらしい。
剣の説明によると…。 名をデルフリンガーと言い、6000年前に作られた由緒正しい剣である。 かつてガンダールブと呼ばれた虚無の使い魔が使っていた伝説の剣であるらしい。 もっとも6000年間のことはほとんど忘れてしまっているとのことで、 『塩水に漬けるぞ』 と脅されても、『いや、マジで覚えてないんだって!/ちょ、信じて!/』と繰り返すのみであった。 まあ、知りたいことには答えたのでよしとしよう。 『つまり、ぼくはガンダールブで、ガンダールブを呼び出した魔法使いは』 『ああ、虚無の魔法使いだってことだ。/あのお嬢ちゃんがそうだってのかい?/おでれーた!/』 『で、ガンダールブというのは』 『異世界から召喚されてるのは間違いないな。/おれっちもよくわかんねーけどよ。/で、そのルーンの力で、あらゆる武器を 使いこなすことができるってわけだ。/別名神の左手、あるいは盾。/』 『虚無の魔法というのはどうやれば身につくんだ?』 いままでルイズは爆発こそ起こすことができるが、それ以外は全く駄目である。 考えるに、虚無の魔法を取得するにはなにか特別な方法が必要なのではないだろうか? それはサッカー選手になるのにいくらバットを振っても無理なように、他の4系統と異なり特別な手段を要するのではないだろうか? 『爆発は初期の虚無の魔法だな。/独学で爆発させてるのかい?/おでれーた!/』 なんでも虚無の魔法は、たとえば爆発、幻影、記憶の消失などの効果を持つらしい。もっともこれはごく初段階の魔法であるらしい。 呪文詠唱の長さで威力が決まるが、途中でやめても比例してそれなりの威力は出る。 全て詠唱するにはかなり時間がかかるらしい。 『他の4系統とペンタゴンを組むといえば組むし、こいつ一つで対になっている、とも言えるな。/』 『どうしても覚えたきゃ始祖の祈祷書でも読むんだな』と言うとデルフリンガーは『もう休むぜ、相棒』と眠ってしまった。
剣でも眠るのか、と妙な感心をしていると、 「どうしたのよ?ぼーっとして」とルイズが聞いてきた。 「いや、剣を決めたんだ。」 と言ってデルフリンガーを出すと、ルイズの目が輝き、キュルケはなんともいえない表情をした。 「どうせならしゃべる剣のほうがおもしろいからね。」 今後、この世界や虚無について聞き出すのもそうだが、いつの間にか相棒にされていたからにはしかたがない。 なによりこの世界で3つのしもべのような存在を手に入れたことが大きかった。 『3つのしもべか……』 ロデム、ロプロス、そしてポセイドン。 いったいどこにいるのだろうか?この世界にいるのか、元の世界にいるのか、それすらもわかっていない。 『とにかくここが異世界だということがこれではっきりした。そして虚無の魔法使いであるルイズが僕を呼び出した。』 ルイズを見つめると、なぜか顔を赤くして横を向いてしまった。そして、 「さ、帰るわよ!」袖を掴み、馬まで引きずられた。 『呼び出した以上、ルイズならばぼくを帰すことができるかもしれない。それにはまず始祖の祈祷書とやらを手に入れる必要が ありそうだな。』
そのころ、ガリア王国ラグドリアン湖――― タバサことシャルロットの母親が幽閉される屋敷が傍立つ広大な湖。 その湖の様子が変わった。 魚が突然暴れだし、次々岸に乗り上げて、死んでいく。 まるでレミングスの集団自殺である。 湖の色が中心から茶色くにごりだし、たちまち全体に広がっていく。 泡がぼこぼこと湧き上がる。地震のように湖面が揺れだし、小波が徐々に大きくなって、普段では届かぬような岩を洗いだす。 突然、盛り上がる水面。 暗闇の中、巨大ななにかが湖面へ浮上したのだ。 目が妖しく輝く。なにかと連絡をとっているかのように明滅を繰り返す。 やがて北へ移動し浜へ上陸すると、その異形があらわになった。 20メイルを超す巨人。いや、30メイル近い。 全身に亀の手のような貝がびっしりこびりつき、あるいは藻が生えている。まるで海坊主だ。 それは行く手をさえぎる樹木を意に介せずなぎ倒し、やがて地平線の彼方へと消えた。 残念なことに、この光景を見ていたのは気を病んでいたタバサの母親だけであった。 だが、後に残る巨大な足跡と、なぎ倒された木は周辺住民の間にあっという間に伝わり、ラグドリアン湖の怪物―ラグッシーーとして 後の世で村おこしに使われたのは言うまでもない。 ちなみに12話の間違いでした。 謹んでお詫びいたします。
せんせー質問です、 デルフの台詞に/が入ってるのは仕様ですか?
閃光のショックから意識を回復させたシュヴルーズ師は、 ルイズに対し口頭で軽く注意を済ませ、その日の授業は終わりを告げた。 好奇心からルイズの使い魔について聞き出そうとする生徒達を押しのけ、 ルイズは自室へ向かい、己の左手と向き合った。 『ルイズ。私は左手にいる訳ではありませんが』 「あ、そうなの? でも何となく話しやすいから。 それより、さっきの授業中のこと、詳しく説明して頂戴」 『了解。何について説明いたしましょう?』 「全部よ。まず、あなたに何が出来るのかを教えて」 『了解。今朝にも話したとおり、現在、当システムは前回の戦いによる損傷により、 機能の多くが使用不可能となっています。メタトロンが存在すれば即座に修復させる事も 可能なのですが、この地での入手の可能性はゼロに等しいでしょう。 現在は貴女の魔力、及び周囲の魔力を用いて総力を挙げて復旧中です』 「って、それ初耳よ!? あなた人の魔力を勝手に……!」 聞き流せない言葉にルイズが色めき立つが、ADAは落ち着いたままだ。 『ご安心ください。システムの書き換えが主な作業です。魔力消費はごく微量なものに過ぎません』 また少し理解できない単語が出てきたが、別に体の調子が悪くなったり、 精神が消耗したりと言った自覚症状は確認できないので、とりあえずルイズは納得した。
再びADAが語りだす。 『先程使用した『シールド』も復旧した技能のひとつです。 圧縮空間を展開し、敵の攻撃を防ぐ事が出来ます。 あの場は非常手段として制御を一時的に借り受けましたが、 本来は貴女が使用するべきものです』 「えっ、私が!?」 『はい。私はあくまで戦闘支援の目的で造られた人工知能ですから』 「で、でも……どうやればいいのかなんて、わからないわ!」 『触媒に貴女の魔力を用いますが、系統魔法とは根本から異なる技能です。 システムと一体化している貴女なら、自ずと使用方法は理解できる筈です』 「そんな事言われても…………っ?」 左手のルーンが光り――唐突に、理解できた。 難解なADAの説明は殆ど理解できなかったのに、 理屈や過程をすっ飛ばして、ただ『やり方』だけが頭の中に入ってくる。 左手を正面にかざす。呪文も無く。杖も要らない。ただ手足を動かすのと同じ感覚で。 「あ……」 そこには、例えスクウェアクラスの魔法の一撃であろうとも、 完全に防ぎきるであろう無色の盾が形成されていた。 ――その日、ルイズは興奮して中々寝付けなかった。
ロプロスがアルビオンにいてポセイドンがガリアにいるのか
>>892 第1話を読んでいただければわかるかと思いますが、
デルフは「さあ、はじまるざますよ/」
ロデムは「いくでガンス_」
ポセイドンは「ふんがー!―」
となっているはずです。
しもべは句点のかわりにつかっていたはずですが、ちょい違うので。
まあ覚えている限り使います。
次の日、観客の生徒達が集まる中庭で、ルイズは何でこんな事になったんだろうと空を仰いだ。 要するに、痴話喧嘩に巻き込まれたのだと思う。 本来なら、そんなものになど、心の底から関わりたくなど無かったが、 やや寝不足ながら久しぶりに上機嫌で朝食を頂いているすぐ横で、 よくわかんないけど、浮気がバレて見苦しくメイドに八つ当たりをしているバカがいたら、 罵声の一つもぶつけていいと思う。 だが認めたくないものは認めたくないのだろう。 その気持ちは、それこそ認めたくないが、よく解る。 認めてしまったらそれで終わりなのだから。 相手が平民やゼロなら尚更だ。 とか何とか自爆っぽい事を考えながら口論を続けて、気付いたら、何かそのバカと決闘する事になっていたのだ。 わざわざ状況を、回想の動画つきで説明してくれたADAにツッコミを入れ、 目の前のバカ――ギーシュとか言ったっけ?――に、向き直る。 既に眼前には青銅のゴーレム、ワルキューレが立ち塞がっている。 「どうしようADA?」 左手に問い掛けると、即座に答えが返ってくる。 『現状、有効な攻撃手段は『失敗魔法』による爆破しかありません。 シールドで敵の攻撃を防ぎつつ、詠唱の短い魔法で攻撃しましょう』 「……失敗魔法なんかに頼るのは癪だけど、それしかないか……」 『シールドは攻撃を防ぐ度に魔力を消耗します。敵の攻撃は出来る限り回避する事を推奨します』 「わかったわ。……さっさと片を付けるわよ、ADA」 『了解』
一直線に迫ってくるワルキューレの攻撃を回避。そのまま詠唱を開始する。 五感が研ぎ澄まされている。 前日から薄々気付いていた事だが、やはり集中してみるとよくわかる。 視界の隅々までが明確に把握できる。そして網膜に投射される各種データ。意味は解らずとも解る。 二本のゲージ残量に気をつけながら、敵を殲滅すればいい。 詠唱完了。爆破。青銅のゴーレムは木っ端微塵に吹っ飛んだ。 『ゴーレム、撃破』 「見りゃわかるわ」 しかし改めて見ると本当にえげつない破壊力だ。ADAの分析によると、 戦闘行為による精神の高揚が威力を底上げしているらしい。 一方、ギーシュは、ワルキューレの残骸を見て、眼前の少女に対する認識を改めた。 彼女の失敗魔法は、破壊力だけならライン、下手をすればトライアングルにすら届く。 後手に回っては拙いと判断したギーシュは薔薇の花びらを飛ばし、 一度に操れる最大数である七体を顕現させた。 ワルキューレの突進をルイズは二度まで回避し、三度目の回避が 間に合わないと判断すると、前方にシールドを展開した。 同時に詠唱完了。爆破。固まっていた二体を完全破壊、少し離れた一体を小破させた。 だが即座にギーシュが花びらを飛ばし、破壊されたゴーレムを補填する。 「正直、きみがここまでやるとは思わなかったよ」 回避。回避。シールド。回避。 「だけどこの勝負、僕の勝ちだ」 詠唱完了。爆破。魔力反応消失。増援確認。 「降参するなら今のうちだよ」 シールド。回避。シールド。シールド。シールド。回避。詠唱完了。爆破。増援確認。
『警告。魔力が尽きつつあります。敵リーダーを狙ってください』 汗だくになりながらゲージ残量を確認すると、三分の一を切っている。 シールドを除けば、後一、ニ発が精一杯といったところだろう。 杖を握り締め、一か八か、ワルキューレの後方で悠然と立っているギーシュに狙いを定める。 敵は勝利を確信したのか、攻撃が散漫になってきている。 その隙を突いて、速攻で詠唱を完了させ、魔法を放つ――が。 破壊の光は標的を大きく外れ、遥か後方の壁面に衝突し、轟音と土煙を上げた。 それを見送って、ギーシュが内心冷や汗をかきながら、ルイズを見る。 「終わり、だね。君は本当に良く頑張った。もう――」 その時、不思議な響きを持つ可憐な声が、その場の全員に聞こえた。 『誤差修正、距離計算完了、ロックオンシステム、修復完了しました。これで終わりです、ルイズ』 相変わらず説明は理解できないが、意味はわかる。 既に七体のワルキューレは視界に捉えている。つまりはこれで私の勝ちということだ。 ルイズは、七つのロックオンカーソルに向けて、詠唱を必要としない破壊の光を飛ばす。 七つに分かたれた光の線は、正確に、精密に、ゴーレムの中心を撃ち抜き、全てを殆ど同時に爆砕した。 それと同時、殆ど無意識のうちに、ルイズは猛然と駆け、距離を詰めて己の杖を剣のように一閃した。 そして、敵の接近に気付いて慌てて我に返り、 新たに花びらを取り出そうとするギーシュの手から、杖を弾き飛ばしたのだった。 ――――新たな技能『ロックオン』及び『ホーミングレーザー』を取得しました。
設定に関しては、召喚の儀式や使い魔のルーン、魔法の存在とかを言い訳に、割と都合よく解釈してます。 最終的には、ベクターキャノンやゼロシフトも搭載する……予定。
ADA便利だなぁw
>>891 ガンダール”ブ”ではないガンダールヴだ!
搭載ってアンタ・・・ ルイズがサイボーグじみてきてるっ
ZOEの人、ギーシュが作れるワルキューレは「同時に7体」ではなくて、 「7体作ったら残り精神力が1体連金するには足りなくなる」ですよ…。
>>903 半ば以上サイボーグみたいなもんですが何か
ここは八百万の神が住まうスレかぁ!!(゚Д゚ ) という冗談はさておき、ほんとレベルの高いクロスSSが多いなぁ・・・。
明日の予定が今夜ギーシュ決闘直前まで一気に書いてしまったので投下したいですがよろしいか?
もちろんであります
僕は実の所、朝早く起きるのはそう苦にならない性質だ。 朝早く起きて寝不足のときでも、トイレに行けば大概絶好調になる。 だから、朝の弱いタイプのことはよく分からない。 たとえば僕の主人のような。 「朝だよ、ルイズ」 起きない。全くの反応無し。困ったなぁ。 「ご主人様、起きないと朝食食べ逃したりするかもしれないよ?」 ヤッパリ反応が無い。 ちなみにそのご主人様のルイズは、どう間違った寝相ならそうなるのか?って感じのヨガもびっくりなポーズだったりする。 「・・・このポーズなら口から火を吹いたり出来そう・・・」 「・・・ムニュ・・・・・・ナマステー・・・」 「・・・本当に寝てる?」 何だか微妙な寝言が聞こえた気もするけど、どうでもいい。 仕方ないなぁ、ご主人様には悪いけど朝ごはん食べに行こう。シエスタさんに誘われてるし。 そう思って廊下に出ると、丁度他の部屋から出てきた赤毛の女の人に出くわした。 うわ、何だかすごい『美女』って感じの人だ。スタイルも凄いし・・・同年代なのにルイズとのこの違いは何だろう? 「あら、貴方誰?そこはルイズの部屋でしょ?あの子もついに男を部屋に泊めるようになったのかしら?」 ・・・確かに言ってる内容は間違ってないけど、何か違う気がするのは気のせいかな? まぁ、どうでもいいけど。
「あ、思い出した。あの子平民を使い魔にしたって話だったわね。へぇ、本当に人間なんだ」 感心してるのかただの興味か判らないけど、そんなに無遠慮にジロジロ見回されてもなぁ・・・それに口調が小ばかにしてる気がする。 でも、ルイズをあの子って言えるって事は知り合いってことだろうし、あまり波風立てるのも良くないかな。 「はい、キタローって言います。えっと、失礼ですけどどなたですか?ご主人のお知り合いですか?」 「私はキュルケ。ルイズの・・・そうねぇ、友人ってことにしておいて頂戴。この子はフレイム。私の使い魔よ」 友人かぁ・・・まぁ、ルイズに聞けば判るかな。それよりも、キュルケさんの後ろから現れたモノの方が僕にとっては気になるや。 尻尾に火がついてるトカゲって・・・ヒ○カゲだよねぇ、これ。成長するとどんなポ○モンになるんだろう? 「あら、流石にサラマンダーは珍しいようね。当然よね。好事家に見せたらどれ位の値を付けるか判らないもの」 「いや、そうじゃなくて・・・けっこう可愛いなぁって」 「アラ?」 何となく撫でてみるたけどサラマンダーは嫌がるそぶりも無い。猫をあやす様に喉の下を撫でたら嬉しそうに転がり始めた。 ・・・い、いや、どうでもいいけど壁とかに尻尾の火が点かないのかな?建材も魔法製? 僕がそんな微妙な事に気を取られていると 「貴方、面白いわね。平民じゃなかったら、随分楽しい事になるのに」 そんな声が投げかけられた。あれ?さっきまでの口調とは違うような・・・? 「それに良く見ると・・・いえ、かなりイイじゃない。これは色々楽しめそうだわ」 ・・・何だろう?視線が変わった?・・・何だか、これ以上ここに居ると良くない事が起こりそうな気がする。 それに、そろそろ朝ごはんも食べたいし。
たった2〜3日つながないだけで更新速度についていけなくなるとは・・・。 覚えていない人もいるかもしれませんが 今から投下大丈夫ですか?
「えっと、キュルケさん。僕今から厨房に行くのでこれで失礼します」 「あら、そう?じゃ、行ってらっしゃい」 僕は逃げるようにその場を後にした。・・・多分、僕の判断は正しかったんだと思う。 食堂に向かう途中、寮の方で何か大きな物音が聞こえたから。 更にその後で、寝起きのルイズとキュルケさんの魔法合戦が朝の風物詩だと教えられたから。 良かった、巻き込まれなくて。 逃げなければ良かった。 目の前でおいしそうな料理が並んでいるのに、それを食べてはいけないってのは拷問だと思う。 「何物欲しそうな顔してるのよ。主人を放って自分だけ朝食を食べようとする使い魔が食べられるものなんて在る訳無いでしょう?」 豪勢な朝食をこれまた勝ち誇ったように食べる僕のご主人様。 だからってそんな風に見せびらかすように目の前で料理を食べなくてもイイと思うのに。 そもそも、僕はルイズを起こしたよ?起きなかったのはルイズなのに・・・ 「何か言った!?」 「何も言ってないよ、ご主人様」 確かに、無理やり起こそうと思えば起こせたのは確かだから。 でも、正直に・・・正直に言うと、ルイズの寝相をあれ以上見るのが怖かったんだ。 見てるだけで痛くなる体勢ってあるんだよ? どうしてあの体勢で寝てて眠れて、しかも今平気そうなの? どうでもいい、で済ませたくないくらい気になるんだけど。 でも・・・今はそれ所じゃないなぁ・・・僕、痩せの大食いタイプだから、食べないと辛いんだけど。
「本当は使い魔は外なのよ?ここに居られるだけでも在り難く思いなさいよね」 「いっそ外の方がよっぽどましな気がするよ・・・」 ああ、だからシエスタさんは厨房に直接来るように言ったのかぁ。 そのシエスタさんは食堂中を給仕として忙しそうに走り回ってる。 時折僕の事を心配そうに見てくれてる。・・・あとで、余り物か何かもらえないか聞いてみようかな。 そうこうしている内に、朝食の時間は過ぎていく。 目の前の料理も、僕の口に入ることなく消えていく。 こうして、召喚生活初めての朝食は拷問もどきに取って代わられてしまった。 「これ、ミス・ヴァリエールに判らないようにこっそり食べてね?」 そう言って、シエスタさんが掌に隠れる位のパンを幾つかこっそり渡してくれなかったら、本当に拷問だった・・・ シエスタさん、僕には貴方が女神様に見えるよ。 午前の授業の時間は為になったし大変だった。 この世界の魔法の理論とルイズの異名。何よりその『失敗魔法』の威力を目の当たりに出来たから。 魔法の系統の基本的な考え方と、術者と使い魔のつながり。 それは僕に自分自身が何なのか、という疑問も抱かせた。 使い魔である以上、僕はこの世界で言う四大系統の一つに属するんだろう。 5つ目の系統とかもあるって言ってたけど、それが何なのか判らないのでは、判別しようが無いし。 いや・・・と、そこまで考えて思い直す。 この世界に来る前に見たあの夢。あの青い部屋は、例えば何に属するんだろう? 例えば僕のように異世界から呼ばれた者は、この世界の理論で括られるものなんだろうか? それに、僕の『ご主人様』のあの失敗魔法。 正直、あの爆発力は凄いと思う。あれが只の失敗で済むだろうか? 爆発は、高温と衝撃波、それに乗った破片という、この世界で言えば炎と風と土の系統が混ざり合ってるようなものだと思う。 あれを、虚無の一言で片付けていいんだろうか? 僕の『ご主人様』は何者なんだろう?
「あら?何を考え込んでるの?シチュー、美味しくない?」 「そんな事無いです。あんまり美味しくて、ついぼーっと・・・」 物思いにふけっていた僕を、シエスタさんの声が現実に引き戻す。 嘘は言ってない。朝食を少しのパンでしのいだ僕にとって、この暖かなシチューは最高のごちそうだった。 思わずトリップしそうになった位。ただ、少し前までの授業が気になったのも確かだ。 「本当に?・・・お世辞でも喜んでくれて嬉しいわ」 「本当です。朝もそうだけどお世話になってばかりで・・・何か僕にできる事があったら言ってください」 本当にこのメイドのお姉さんにはお世話になりっぱなしだ。 此処で少しでも恩を返さないとバチが当たる気さえする。 「キタロー君は義理堅いんですね。それじゃ、もう直ぐデザートの時間ですから運ぶの手伝ってくれますか?」 それくらいなら、僕にも出来そうな気がする。何より、シエスタさんの手伝いだ。例え出来なくてもやらないと。 こうして、僕は臨時のウェイターになった。やってみると、案外簡単で面白い。 元々陸上や水泳で身体は鍛えているし、記憶力にも自信がある。ただ、問題は運んでるデザートがやけに美味しそうな事。 この食堂の『客』である魔法使い・・・貴族達はこの時間お喋りに夢中で、無為にデザートの一番美味しいタイミングを逃しているように見える。 本当にもったいない。 そんな事を思っていると、食堂の片隅に人ごみが集まりだした。 食堂のほぼ反対側に居る僕のところにも、怒鳴りつけるような声が聞こえる。 何かと思って覗き込んでみて・・・僕はすぐさまその只中に飛び込んでいた。 そこには、高慢そうな金色の巻き毛の魔法使いに暴言を浴びせかけられるシエスタさんの姿があったんだ。
「なんだ、君は?」 「キタロー君!?や、止めて・・・私は大丈夫だから・・・」 急に飛び込んできた僕を見て、金巻き毛の魔法使いは訝しげに目を見る。 僕はそれを無言で睨みつける。 僕には、シエスタさんが何故この魔法使いに好き放題言われているのか判らない。 でも、今涙さえ浮かべてるこのお姉さんをこのままには出来なかった。 背後からシエスタさんの消え入りそうな声が聞こえるけど、それでも僕は此処をどく気はない。 「お、おい。あれ虚無のルイズが呼び出した使い魔だろ?」 「使い魔なのに平民で、召使みたいになってるアレか?」 「使用人つながりで助けてるんだろ?美しいねぇ・・・二股がばれて修羅場になった誰かとは大違いだな」 「おいギーシュ、お前もメイドに八つ当たりしてないで、この平民使い魔を見習ってみたらどうだ」 ドッと周りから笑いが漏れる。同時に真っ赤になるギーシュと呼ばれた巻き毛の魔法使い。 「ど、どうやらこの平民は貴族に対する礼儀がなっていないようだね」 「・・・そんなの、どうでもいい」 「な、何!?」 「二股がばれて、その憂さを抵抗できない誰かにに当り散らす事しか出来ないような貴族への礼儀なんて、どうでもいい」 「〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」 再び巻き起こる笑いと更に紅に染まるギーシュの顔。 だけど、本当にどうでもよかった。 僕の後ろで・・・震える手で僕の服を握るシエスタさんに比べたら。 「良かろう、君には貴族への礼儀を教えてやる。そのデザートを配り終えたらヴェストリ広場に来たまえ」 そう言い残して友人達と立ち去るギーシュ本人の事すら。 僕には、どうでもいいくらいに取るに足らないものだった。
今夜はこれで打ち止めです。 明日ようやくペルソナ能力発動&コミュ発生ですw
GJ! しかしゼロ魔世界だとペルソナを補充できんよなあ
投下開始します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 場所は変わってルイズの部屋。 「何で「フライ」を使えたの?あなたもしかして貴族?」 「・・・・・」 「答えなさい。マスターの命令が聞けないの?」 「・・・・・」 ルイズは依然として何も話さないカイトに質問をしていた。 それでもカイトは話さない。いや、話せないでいた。 聞こえているし、何を言われているのかも理解できるのだが、 自分の知識に無い物を羅列されても、 「考える」ことを出来るようになった彼でも彼女の言っている意味がわからない。 「フライ」とは何だ。 「キゾク」とは何だ。 「マスタ−」とはこの女のPC名なのか。 自分の世界の知識はあっても何も知らない場所ではまったく役に立たない。 それは何なのか聞きたくても数えられるくらいの「単語」を発することしか出来ない。 「あんたもしかして何も知らないの?」 ルイズがもしやと思ってカイトに声をかける。 一瞬間をおいて、カイトはコクリと頷いた。 「はあ…、何でこんな田舎者を召喚しちゃったんだろ。 もういいわ、説明してあげる」 あきれてため息を吐いたルイズがカイトに説明を始める。
長い時間が過ぎた・・・ 「・・・ということよ!わかった!?」 「・・・・・・・」 ぜんぜん分からない。 しかしここで首を横に振るとまた彼女が怒鳴りそうだった。 仕方なく首を縦に振る。 「まったく馬鹿への説明は疲れるわ」 「・・・」 「ああ、帰りたいって言っても無駄よ」 「・・・」 「それに使い魔をやめるには死ななきゃならないの」 「・・・」 「死んでみる?」 「・・・」 「なんか言いなさいよ!!」 「ハアアアアアアア・・・」 「それ以外に何か!名前ぐらい教えなさい!」 名前とはPC名の事か、それくらいのことなら自分でもしゃべれるだろう。 「・・・・・・カ#ト」 「は?何だって?」 「カイ&」 「聞き取りづらいわ、もう一度」 「カイト」 「カイトって言うのね、あんた。でもしゃべれるならそういいなさい!」 彼の言葉には所々にノイズが入る。 調子が悪いというわけでもなく、もともとこういう仕様なのだろう。
「はあ、今日は疲れたからもう寝るわ」 ルイズはカイトの前で服を脱ぎ、パジャマに着替え始めた。 脱いだ衣類を投げつけ、 「これ明日洗濯しといて」 「・・・・・・」 「あ、あんたは床で寝なさい、それと朝は起こすこと」 「・・・・・・」 「じゃ、おやすみ」 「・・・・・・」 そう言い、布団に入った。 ルイズは絶望していた。 失敗ばかりしていた。 周りからも馬鹿にされ、先生にも可哀相な「目」で見られた。 いつか見返してやる。 血のにじむほどペンを持ち、腕がしびれて感覚がなくなるほど分厚い教科書を 暗唱出来るほどまで読み返した。 魔法も数え切れないほど唱えた。 喉が擦り切れて血が出てきた。しかし、魔法は必ず「爆発」して「失敗」する。 それでも彼女はあきらめない。 だが、現実は残酷だった。 火も、水も、土も、風も、すべての系統の魔法は爆発して終わった。 そんな彼女を世間は笑う。 それでも彼女はあきらめなかった。 悔しいことがあると自室のベッドで一人声をかみ殺して泣いていた。
だが、周りにはそれを出さずに、貴族としてのプライドを無くすことなく持ち続けた。 サモンサーヴァント それは使い魔を召喚する神聖な儀式。 召喚した者は、誇らしげになっている。 召喚できない者は、笑われる。 彼女は引くことが出来なかった。 どんなものでもいい。蛙でも犬でも何でもいい。 しかし出てきたものは爆発とともに現れた「田舎者」だった。 そしてまた周りは彼女を笑う。 まるで何かに取り付かれたかのように・・・ ルイズは悔しさを心に刻みつけながら静かに夢の世界へと旅立って行った。 しかし、この世界のものは誰も知らない。 彼が元々何と噂されてきたのかを。 それは伝説のPK(プレイヤーキラー) 彼にPKされたものは、意識不明になる。 そいつの名前は「トライエッジ」 噂と現実は違ったのだが、その腕は本物。 彼はかつて「死の恐怖」といわれたPKKを圧倒、そして「初期化」させるほどの強さがあった。 彼にとってこの世界の使い魔のほとんどは相手にならないだろう。
カイトは考える。 元の世界に帰らねば、と。 しかし、女神の言葉を思い出す。 「眠りにつく私にはもう必要ないから」 そういわれ、カイトたちは「ハセヲ」に引き取られた。 自動で動いていた自分はもう必要ない。 「世界」の脅威はひとまず去ったのだ。 それに自分がいなくても他に2体の騎士はいる。 彼にはいつの間にか「自我」が生まれていた。 それがあのデータの海に飲まれた際に彼に変化を与えた正体。 カイトは初めてのことに好奇心を覚えていた。 それに1人で出て行っても当てなどない。 タウンにつながるゲートでもあれば別だが。 そして、彼はこう決めた。 ルイズノチカクニイヨウ、と。
数分後ここで突っ立っているのに飽きたのか、カイトは廊下に出た。 寝静まっている夜。彼は道が分からなかったので窓から外に出たあとに屋上へ跳んだ。 カイトは驚いていた。 静かな世界に、風が心地よく彼の体にあたる。 そらには月が2つある。 うろついているモンスターもいない。 自分の世界はいけるところは限られていた。 作られた世界、いける場所も限定され、モンスターがうろついている。 いくらグラフィッカーが頑張ってもデータはデータ。 一瞬金色のよろいをまとったPCが浮かんだが、すぐに意識からなくした。 そういえば、自分の力は大丈夫だろうか? 彼は自分のデータを確認する。 結論から言うと、何も問題なかった。 専用の装備も変わりなく、レベルも上限である150になっていた。 腕輪もつけていたので、あの「チカラ」も使えるだろう。 呪紋もハセヲからもらった魔道書で覚えたスキルは忘れていない。 そして、左手にはいまだ分からない謎の模様。 どうやらこれが使い魔の証らしいが・・・。 ルイズの言葉を思い出す。 使い魔は主人の盾となり守らなくてはならない。 おそらく何も問題はないだろう。 そう思い、また目の前の風景をじっと見つめていた・・・。 こうしてカイトがハルケギニアにきて1日目を終えたのだった。
とりあえずここまでです。 最近仕事が忙しくてネットが出来ないので更新速度が 遅れると思いますが、 忘れないでいてくれると俺が喜びます。 それでは。
b
ゆっくりでいいからお願いします。 しかしもう900超えたか…
>>905 あああああ、やっぱり突っ込まれたー。
ええと、MAXが7体だけだと爆破とシールドだけで普通に勝っちゃいそうなので
ちょっとレベルアップさせました。
てゆーかぶっちゃけ今回はルイズにホーミングレーザー使わせたかっただk(ry
あとギーシュだけじゃなく、味方のネームドキャラは軒並みパワーアップします(予定)
二週目らしいキタローのペルソナはマーラ様と見た!
『メガネをかけた…!?』の巻 続き ヴェストリ広場でギーシュとアバンが舌戦を繰り広げる最中、当のルイズはアバンとの会話の続きを思い出していた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ちょうど説得をルイズが諦めた頃、「そんなことよりルイズ…」と切り出すアバン。 「貴方みんなから『セロのルイズ』と馬鹿にされて、悔しいでしょう?」 「はぁ?なによ藪から棒に。そんなの悔しいに決まってるでしょ!アンタ喧嘩売ってるわけ!?」 「なら丁度良い機会じゃないですか。勝てばまた周囲の評価も変わるかもしれませんよ?」 「何が良いものですが!!せっかく人が!…」 (人がほんのちょ〜〜〜とだけ心配してやってるのに!)とプリプリ怒るルイズを宥めつつ、アバンは言葉を続けた。 「私はね、ルイズ。力というのはいざというときに発揮できればそれで良いと思います。 勿論その為には日々の精進が肝要ですが、何も日頃から殊更周囲に力をひけらかすようなことは必要ない、とね。 でもそのせいで貴方が馬鹿にされ悔しい思いをするんだとしたら……」 「まぁ私もいっちょやらないわけにはいかないですよねぇ〜」 曲がりなりにも男の端くれですから、と続けるアバン。
「勿論それだけじゃないですけどねぇ〜、一つには簡単に謝ってしまえば彼のためにならないだろうというのもあります。 若い頃の失敗はそれ自体は決して罪ではありません。魔法にしても女性との付き合いにしても皆失敗の中からこそ多くのものが学べるのです。 罪というなら失敗を活かせないことこそが問題なのです。教訓にも『過ちて改めざる、これを過ちという』と言うでしょう? 私があの場で事態を誤魔化して彼の行為を認めてしまえば、それは大人としての責務を放棄したも当然ですから」 若干説教癖でもあるのか、話しが長引きつつあるのに嫌な顔をしたルイズの様子に気付いたアバンはオホン、と咳をつきつつ 「ま、まぁもっと穏便に済ませる道を模索しなかったのは事実ですがね」 と話しを纏めた。 「ハァ〜…しかしアンタも相当な自信家ね、良く知りもしないメイジを相手に剣一本で立ち向かおうなんて……」 「何を言ってるんですかルイズ。私が戦って勝っても貴方が皆を見返すことにはならないでしょう?」 「?」 「勿論貴方が戦うんですよ」 頭から地面に突っ込む形でずっこけるルイズ…… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 そのままアバンに「主人と使い魔は〜」とか「名誉ある貴族の子弟なら〜」とか言葉巧みに言い含められ、 あれよあれよというまに承諾させられこの場に立っていた。
あんな男の心配などした自分はなんて愚かな存在だったのだろう… アバンとギーシュの会話などまるで耳に入らなかったが、どうせギーシュも上手いことアバンに乗せられるに違いない… そんなようなことをルイズが考えているいると、案の定ギーシュが「良いだろう!」とかなんとか叫んでいた。 やれやれ、どうやらやるしか無いようだ。 決闘といえばお互いが杖を構えた段階で勝負開始だ。ギーシュが薔薇の花を華麗に振りかざし「僕の名は〜」とか口上を述べ始めた頃には、 ルイズたちは既に作戦(と呼ぶのもおこがましいシンプルなものだが)を開始していた。即ち… ―――良いですかルイズ、私がこの小石のようなものを彼に向かって放りますから… アバンが実に何気ない動作でスッと宙に放った何かが山なりの軌跡を描いてギーシュの方に飛んで行き、 ―――貴方はなるべく短い詠唱で終わる魔法を唱えて… ルイズはレビテーションの詠唱を開始した。 一方ギーシュは敵を侮っていたので完全に油断していた。そもそもこの状況で負ける筈がないのだ。 彼がまずは華麗なポージングを決めつつ一体目のゴーレム(彼はワルキューレと呼んでいる)を錬金を行なっていると、 アバンがまるでパスするよに手に握った小石を投げて寄越した。 これが仮に唸りをあげるような剛速球であれば、むしろギーシュも即座になんらかの防衛手段を実行しただろうが、 ポイ、とかヒョイ、とか音が聞こてきそうな程軽いものだったため何となく眺めてしまい、 (なんだあれ?) とばかりに手を伸ばしてそれをキャッチしようとした。
ヴェストリ広場に集まった生徒たちの多くは皆一様に興奮していた。 『決闘がある』というだけで普段の学園生活ではまずお目にかかれない一大事件になるのに、 さらに当事者が平民と貴族の争いで、しかも一方は『ゼロのルイズ』がまさかの召喚をした平民で、 おまけにそれがギーシュ二股発覚からルイズ参戦に使い魔の命が賭けられたりと神がかり的展開を見せたとなれば、 見ている側はいやが上にも盛り上がる。 そんな広場にあって興奮の色にそまらぬ例外が居るとすれば、 (なんだかとんでもない事になってきたわね〜あの子ったら何考えてんのかしら?) と思案顔のキュルケと無表情のタバサともう一人、複雑な表情な浮かべるモンモランシーだけだった。 彼氏に二股に怒り心頭の彼女ではあったが、彼を本気で見捨てたわけではない。ただ自分の怒りを知ってしっかり反省して欲しかったのだ。 それがどこをどう間違ったのかルイズの使い魔と決闘をすると聞き、急いで踵を返して様子を伺ってみれば今度は相手はルイズ本人だという。 そんなことをして一体何になるのか判らないし、そんな暇があるならまず自分なりケティにきちっと謝罪してほしいモンモランシーだったが、 とりあえず今はまずギーシュの安全を祈りつつ成り行きを見守っていた。 (きっと大丈夫よね、なんたって相手が相手だもの。『ゼロのルイズ』といえば毎回毎回魔法を唱える度に………!?) はっと気付いたモンモランシーが顔を上げたその瞬間!ギーシュが爆風に包まれた。 ―――思いっきり失敗しちゃってください。今回はそれが成功です。
なんという孔明wwww 一応支援
全く話しが進んでいないが一応ここまで書いた。
支援支援支援!
>>919 あの長鼻おじさんは扉があればどことでも世界を繋げそうだけどなw
夢に出るとかしてたし、手段はいろいろありそうだ
なんかいろんな人グッジョブ。 3時間目を放して戻ってきたらたくさんの投下があってビックリした。
ジュン+真紅召喚を誰か書いてほすぃ
なんという今孔明…これはもしかしてギーシュはお亡くなりになられたのでは……
ダイの大冒険を見たことないので俺の脳内ではアバンのビジュアルがシタン先生になってる
アバン先生は中世の音楽家みたいな素敵カールの持ち主。
>>392 シエスタと話して、
(うわーっ、優しくて可愛くて、すごく女の子らしい女の子だなぁ。僕もこんな感じになりたいなぁ)
とか考えながらじっと見て、シエスタが顔を赤くして戸惑ったりしちゃうわけだな
/' ,.ィ / / ,.ヘ/ i l ll l. ヽ | | ! . /./ / l /ヾl ト. l lト lヽ. \l l | l l /! ! l! { { !ヽ. l llヽ. ヽ.` ‐-ゝ! ! !. !.{ ,イ、 lト. l ! l \. ヾ、`‐、._\/;:三ヾ ̄ ヽ! l. |{ ヽ、i \! ヽ、 ヽ `'ー-ゝ-‐ Ti l r 、l ヽ!ヽ { `‐ゝ___ `'ーゝ____-‐_,,.!{ ! ! {i } .} } } `'‐ゝ[i´ l二{ ̄ {" ̄(:゚r゙i ] -‐!l l し'リ ノノノ l リ .l l  ̄ ̄ ! ,ゞ三<--─ ヽ、__/ ヽ、._l___ ノ !〃r' ヽ <.__ { ! !( l } .} } } t___,. !.l l ` リ ノノノ l  ̄ ヽミニシ' __ `T / /´ ̄ ̄ ̄ ! / ,r'-──- 、. ヽ、.___,. イ ,. ‐'´ 、 ` ,.. -┴ヽ、 \ ,.‐'´ \ \
先生何やってんすかwww
今VIPにベイダー卿来てるぞ
>>392 やってみたくなったが原作からひねりが加えづらいのう…
951 :
950 :2007/07/09(月) 01:24:37 ID:???
あー もしかして俺スレ立てか?
うむ、この速度だと950ぐらいにしたほうが無難かも
>>944 /' ,.ィ / / ,.ヘ/ i l ll l. ヽ | | !
. /./ / l /ヾl ト. l lト lヽ. \l l | l
l /! ! l! { { !ヽ. l llヽ. ヽ.` ‐-ゝ! !
!. !.{ ,イ、 lト. l ! l \. ヾ、`‐、._\/;:三ヾ ̄
ヽ! l. |{ ヽ、i \! ヽ、 ヽ `'ー-ゝ-‐ Ti l r 、l
ヽ!ヽ { `‐ゝ___ `'ーゝ____-‐_,,.!{ ! ! {i } .} } } 計 画 通 り !!
`'‐ゝ[i´ l二{ ̄ {" ̄(:゚r゙i ] -‐!l l し'リ ノノノ
l リ .l l  ̄ ̄ ! ,ゞ三<--─
ヽ、__/ ヽ、._l___ ノ !〃r' ヽ
<.__ { ! !( l } .} } }
ヽiェェェェェイ !.l l ` リ ノノノ
ヽ i ヽミニシ' __
ヽニニソ / /´ ̄ ̄ ̄
! / ,r'-──- 、.
ヽ、.___,. イ ,. ‐'´ 、 `
,.. -┴ヽ、 \
,.‐'´ \ \
954 :
950 :2007/07/09(月) 01:32:58 ID:???
>950 乙であります
>>950 殺陣の経験がある真呼んで痛快ヅカアクションにしちまえ
キュルケどころかモンモンもイチコロ
これは新世界の神になる先生
>>954 ヨシェナベどぞー
というか規制時間増えてない?
埋めた方がいいのかしら?
新スレに投下が来てるので埋めましょう
>>881 マゼンダ婆さんの住む家燃やしちゃったー!(ガビーン)
何気にすることはない
>>534 >それはまた、別の、お話。
王様のレストラン?
単発ネタ 名探偵だよ、ルイズちゃん 「最近事件がなくてつまんないわね。ちょっと白骨化してきなさいよ、使い魔でしょ」 「や、やだよ。どんなじょうたいだよそれ」 「わたし事件に餓えてるのよ」 「ム ムリだよ もっと使い魔にできることを望んでよ」 「えー最近学院に変態が出没するようです。何かあったらすぐ教師に報告して下さい」 「ほ、ほら事件だぞ、ルイズ!なにやらハレンチな事件だぞ!」 「変態か…あんたじゃないでしょうね?」 「ちがう!そんななんでもかんでもオレじゃないよ!やめろよ、もう、失礼な!」 「昨日は食堂のシエスタが被害にあったそうです。シエスタ、その時のことを話して」 「全裸のサイトさんが奇声を上げながら追いかけてきました」 「チェ また僕か…。まいったね、どうも」
なんだ、何が元ネタなんだw
埋め投下〜 - 二日目 - 「たった一日、されど一日」という言葉があるが、召喚の儀から一日経ったルイズの部屋は、 その言葉通り昨日までとはまるで違う様子を見せていた。 ベッドのすぐ脇には錬金で作られたトレーニング用のダンベルが転がり、勉強用の木製の テーブル上には金属製の無骨な箱――サムスの船と無線で繋がった急造の端末が備え付けられ、 その側の椅子には青地に黒のストライプが入ったボディタイツのような物が乱雑に架かっている。 どれもこれも年頃の娘の部屋にあるには違和感が強い物ばかりなのだが、そもそもこうなって しまった切っ掛けはルイズの魔法のせいなので文句も言えない。 悶々とした気持ちを抱えた彼女がそのままベッドに潜り込んで、一時的でも全てを忘れたいと 願ったとしても仕方がないだろう。 そして、朝が来る。 端末から目覚まし代わりのビープ音が鳴り、眠りの園から強制的に叩き出されたルイズが、 のたくたとベッドから這い起きる。 まだ半分寝たままの頭で歯を磨いて髪を梳かし、クローゼットを開けようとしてその手が止まる。 どことなく据わった目をゆっくりと椅子へ向け、そこにあるボディタイツを手に取ったルイズは しばらくそれをじっと睨みつけ、やがてもそもそと着替え始めた。 肌着を脱いで生まれたままの姿になった彼女は、その将来性豊か(だと思っている)な身体をボディ タイツの中に滑り込ませる。 弛みだらけのダボっとしたそれは、ルイズがジッパーを閉めた終えると同時に縮み始める。まるで裸で いるようなピッタリとしたフィット感は、彼女のその美麗な眉をしかめるに十分なものだった。 不快感を覆い隠すようにメイジの証ともいえるマントを羽織り、前をしっかりと閉じて姿見を確認した 彼女は、珍妙な格好になってしまった自分の姿に大きく肩を落とした。 落とすついでに、これから取り掛かる地獄のようなカリキュラムまで思い出し、落ち込んだ気分を 溜息と共に吐き出したルイズは、重い足取りのまま廊下へ続く扉を開いた。
969 :
ゼロの宇宙船日記(2/3) :2007/07/09(月) 07:29:57 ID:/mwxQBM+
「さて、どうしたもんかのぅ…」 自慢の顎鬚を撫で、パイプを吹かしながらオールド・オスマンは考える。 ハルケギニアに未曾有の危機が迫っているのだが、そのスケールが大きすぎる為、国に報告したと しても一笑されるだけで終わるだろう。それだけならばまだいいのだが、報告によって強力な技術の塊 である宇宙船の存在が知られた場合、本国は防衛の為の戦力として強制的にでも接収しようとする筈。 幸い、今はただの未確認幻獣として処理出来ているが……。 そこまで考えて、結局はなる様にしかならないと意識を切り替えたオスマン。 煙を大きく吐き出して、ローブの袖から棒状の機械を取り出し、弄り始めた。 「ええと、こうじゃったかの…。あー、ミス・ロングビル。生徒達の様子はどうかの?」 どうやらそれは、サムスから手渡された通信機だったらしい。ザザとノイズが聞こえてしばらく後、 ミス・ロングビルの声が聞こえてくる。 『…一通り見回りましたが、特にこれといった問題は起きていないようです。しかし――』 「む、なんじゃね?」 『ミスタ・コルベールの格好が、その、なんといいますか…』 歯切れの悪いその報告に、ふむと一声杖を振るい、部屋の大きな鏡にコルベールの姿を映し出す。 人の多い食堂の一角で、ピチピチテカテカしたボディスーツを着込んだ変態メガネハゲが座っていた。 混んでいるはずなのにその周囲5メイルに座る人影はなく、運悪く捕まってしまった涙目のウェイトレスに、 メガネを光らせながら何やら熱く語っているようだ。
970 :
ゼロの宇宙船日記(3/3) :2007/07/09(月) 07:31:03 ID:/mwxQBM+
「…彼はなにをやっとんのじゃね?」 『なんでも、サムス氏から提供された船外作業服の素晴らしさにひどく感動したらしく、その素晴らしさを 周囲にも広めようと、学院内のあちこちで啓蒙活動を行っているそうです』 呆れたオスマンの呟きに、どことなく投げやりな声で答えるロングビル。そのあんまりな答えに、 思わず彼は窓の外をゆったり流れる白い雲で現実逃避をしようとして―― (啓蒙活動? 啓蒙活動じゃと? つまりなにか、このどこに耳があってもおかしくない学院であの男は この事をペラペラと喋りまくっとると言うのか? ああもう、ほんとにこの男は! これじゃあ必死に対策を 考えていたわしが、まるで馬鹿みたいじゃないか!) ――あっさりと失敗した。 「ミス・ロングビル、わしが許可する。君の全力でもってそやつを叩きのめし、わしの前に連れて来なさい!」 「…? 揺れた?」 割と勤勉だったおかげで、仮想空間上の船をスティックで動かす段階まで進んでいたルイズは、 船に伝わってきた強い振動に思わず顔を上げる。 そのまま可愛く小首をかしげて、数秒後にはどうでもいい事だと考えすぐに忘れた。 そんな些細な事よりも、今はこのシミュレーションを一分一秒でも長く体験する方が大事なのだ。 「さぁ、かかって来なさい!」 気合を入れた彼女の声と共に、本日23回目のF-ZEROグランプリがスタートした…! ・今日のルイズ 勤勉で飲み込みが早かったおかげで詰め込みの恐怖から開放され、船の操縦を体で覚える為の 仮想体験へと授業が移行。 基本のドッキングからハイスピードチェイスまで、積んであったプログラムを片っ端からプレイする。 投下完了。
朝なのにけっこう人がいそうだな 乙
なぜにF-ZEROなんだw
このスレの埋めも兼ねて投下
さすがにこっちは1000取りとかはなさそうだなw
-ここはどこかの大きな劇場。そして壇上には一人の何か。 さぁさぁ皆様お立会い。 今から語る物語は、今もどこかの世界で本当に起きている出来事。 え、お前は誰だ? あぁ、ごめんごめん、自己紹介がまだだったね。 僕の名前はナ■■■■■・■■ッ■。 本来の僕はとあるゲームの進行役にしてゲームマスターなんだけど、そのゲームの"凶悪な魔法使い"が勝手に休暇に行っちゃっててね。 仕方が無いから、こうやって弁士をやらせてもらってるんだ。 ま、そんなことは今から語る物語にはなんの関係もないんだけどね。 まずはこの物語の主役達の紹介だ。 この物語の主人公にしてヒロイン。 今では『そんなものがあった』程度のことしか伝わっていない伝説の魔法を、いつか使いこなすことが約束された少女。 その名はルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。通称、ゼロのルイズだ。 それに対するヒーローは彼、ペルデュラボー。 本当は僕のゲームの出演者なんだけど、今はこっちに出ているんだ。 彼の役は、ヒロインの使い魔にして騎士。かつての伝説を守護した剣であり盾の再来だ。 -ジリリリリと大きなベルの音が鳴り響く おっと、本当はもっと話したいんだけど、そろそろ物語の開幕の時間だ。 これから始まる物語は、涙あり笑いありの超大作。そんな物語の開幕だ。 それじゃあ、また会おう。
なんか続きそうな書き方がしてあるけど、今回はこんなところデス。 機神飛翔デモンベインを再プレイしたらどうしてもこれが書きたくなったので勢いに任せてやっちゃいました。 それにしても、さっきから窓のほうから視線を感じるなぁ・・・・。 う、うわぁあああ!窓に!窓に!!
まぁ連中の名前は人間には発声できないしなw
とっとと埋めるべ
一応、とある魔術の使い魔と主のページだけ作ったよー
では前半部分を投下したいと思います
当麻が巨大ゴーレムを文字通り粉砕していた頃、フーケは宝物庫の中で捜し物をしていた。 『破壊の本』、それが彼女の狙いであった。 幾多の宝物を触りもせず、ただひたすら目当てとなる本を捜した。と、一番奥に、どう考えても他の本より立派に置かれている本があった。 フーケはその下にかけられた鉄製のプレートを見つめた。 『破壊の本。持ち出し不可』と書かれている。フーケはここでようやく笑みを浮かべた。 フーケは、何の躊躇いもなくそれを手に取ると、急いでゴーレムの元へと行こうとしたのだが…… 彼女にとって、予想外の事態に見舞われた。 ゴーレムが土へと還り、メイジ達が何やら喜んでいる。 (まさか……私のゴーレムが負けたの?) いや、ありえないとフーケは考えを一瞬否定した。しかし、否定した所で今の状況は変わらない。 向こうもこちらの存在には気付いているはず。ならば向こうとの衝突は必須である。 子供でもわかる法則、故にフーケは『破壊の本』のページを開いた。 彼らを倒す為に―― シルフィードから降りて来たキュルケは、真っ先に当麻へと抱き着いた。 「トウマ! すごいわ! やっぱりダーリンね」 ちょ、お姉さん、その胸がわたくしに当たっていまして……と、いいたげな表情で喜んでいる当麻をルイズは、引き離す。 「何するのよ!」 「敵、まだいる」 ルイズの代わりにタバサが答えて、全員は穴が開いた宝物庫へと視線をやる。 と、その瞬間だった。 轟ッ! と風のうねりと共に、何か得体のしれない何かが迫り来たのを彼らは視界に捉えた。 「ッ! 避けろ!」 当麻は右手を突き出すよりも先に、ルイズを押し倒した。当麻の位置では、幻想殺しを発動する前にキュルケとタバサが先に当たってしまうからである。 「え? え?」と、状況がわからないルイズと違って、タバサとキュルケは判断が早かった。 当麻が叫ぶ前から動いていたのだ。実質三人は、同時に三方向へと距離を離れようと飛んだ。 が、それだけでは終わらない。 瞬ッ、とそれが当たり前のように三つの何かへと別れる。いや、もう何かというたとえはよくない。それは風の形で出来た槍であった。まるで自動追尾機能でも搭載しているかのように、勢いが止まる事なく襲い掛かってくる。
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ドン!! と、当麻の右手が、向かい来る槍を打ち消す。今まで電撃の槍を再三に渡って打ち消したという慣れのおかげである。 が、それは一本だけ。 残りの二本は自分達が離れたが故、届かない。 再び彼女らは、ギリギリの地点から足に力を入れて、跳躍する。 ザシュ! と、ズドン! という音を、当麻は左右から聞こえた。 一つは肉が切り裂かれた水っぽい音――槍がキュルケの肩を掠めた。 もう一つはタバサが小さい体のおかげが、上手く当たらずに済んだ。 「キュルケ!」 ルイズが叫び、三人は駆け寄る。当麻とタバサは視線を宝物庫から背けない。一人は魔法を唱え、一人は拳を握る。 「はっ、ルイズに心配される程じゃないわよ!」 キュルケは自分のマントをビリッ、と破り、手際よくそれを巻いていく。 と、 「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」 突如歓喜に満ちた笑い声が場の空気を震わす。 フーケは本を開きながら、とんっ、と床を蹴り、地面に飛び降りる。 地面にぶつかる瞬間、『レビテーション』を唱え、勢いを殺し、羽毛のように着地する。 黒いローブを身に纏ったが、肝心の部分であろうフードだけは被っていない。 「ミス・ロンクビル!?」 その姿は誰もが知っていた。この学園の長、オールド・オスマンの秘書をしているミス・ロングビルであった。 その存在に驚く前に、タバサは呪文を発動した。巨大な竜巻が舞い上がり、フーケに直撃するその瞬間、 向こうが持つ本が光り、炎の竜巻が主を守る為に立ち塞がり相殺する。 「素晴らしいわね、数々の攻撃魔法に自動で敵の魔法を迎撃する魔法。おまけに呪文を唱える必要はないのよ」 ほら、と言わんばかりに本を差し出す。瞬間、再び光り、魔術が発動する。 今度は炎の矢。早さを極限なまでに特化しており、瞬き一つで当麻達ヘとたどり着く。 バシン! とそれを当麻は受け止めた。 誰一人傷を負わす事なく消え去る。 しかし、それは偶然の産物。なんとなく正面から来るであると踏み、発動する前から当麻は手を前に出しただけだった。 (クソッ、どんな術が来るかわからねえ!) 当麻は舌打ちをした。もし違う方向から襲い掛かる術式があったらそれだけで終わる。 その前に何か打つ手を考えなければならない。
「あら? 魔法を掻き消した……?」 が、幸いな事に、フーケが当麻の幻想殺しに疑問を持ち、ページを飛ばし続ける。 チャンスだ、と思った当麻はその間にも作戦会議を行う。 「とりあえず、だ。分散しちゃマズイ。固まってやり過ごすしかないな」 「ねぇ、ダーリンって一体何者なの……?」 キュルケの質問は尤もだった。 ゴーレムを一撃で倒し、全ての魔法を打ち消している。ただの平民なわけがないのである。 「右手」 タバサが当麻の右手を指す。数回の交戦を見ただけでよくわかったな、と当麻は素直に関心した。 「作戦会議かしら? でも、お姉さんは待ってあげない。その前にこれを喰らってみてはいかが?」 気付くと、本の前に二つの魔法陣が展開されていた。直径二メートル強の巨大なそれが重なっている。そこの接点から真っ黒な雷のような物が飛び散る。 そう、そこだけが何か別の空間、異次元へと繋がるような感覚を四人は覚える。 そんな亀裂が見えた。フーケへと近づく輩は永遠のさ迷いを与える絶対防壁であるかのように。 めき……、と亀裂の内側が膨らむ。何かの心音のように一定の感覚で膨らんでいく。 「あ……れ……?」 当麻は知っている。あれを見たのは初めてではない。恐らく記憶を失っている時間の中の体験なのだろう。 しかし、おかしい。その時の記憶は何もない。何もないはずなのに…… なぜかぼんやりとあの白い少女が浮かんだ。 その間にもどんどん亀裂が広がっていき、『何か』が近づいてくる。後ろは見れない。見てしまったら間違いなく死んでしまうと、感じる。 当麻は動けない。震えている、怖いぐらい震えている。恐らく後ろの三人も未知なる恐怖に震えているに違いない。 でも何故だろう、当麻はこの時、同じ体験をしたその時、喜んでいた気がする。 そう、あの白い少女を救えるのではないかと思って 同時、ベギリ――――と、亀裂が一気に広がり、開いた。 その穴から何かが覗き込んだと思えた瞬間、 ゴッ!! と。亀裂の奥から光の柱が襲い掛かって来た。
タイトルが貼れなかったorz とりあえず前半部分終了! 後半はまた夜に投下します! てか……魔導書ツヨイナ
ume
うめ
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埋めこのみかん
梅
流れ速いよね最近。
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ゼロ魔SSはもう飽和状態でこのスレは近くのジョジョスレの尻馬に乗ってるようなもんだから、 飽きるなりなんなりした奴がジョジョスレ離れ出したら一気にガクって速度下がるんじゃねーかな。
-――- 、 , ‐'´ \ / 、 ヽ |l l /〃 ヽ ヽ} | l ', \ .ljハ トkハ 从斗j │ ハ \ l∧}ヾソ V ヾソ ! ! ヽ \ \ __ __ リ.人 v‐┐ /" ト、 ヽ ヽ 埋 {心下ヽ /" >ゝ-'<{ Vl } } ゝ<}ノ \ (:::::Y Y:::::! ヽヘ { { 7´ ̄ ) )::∨::__::ヽ }::\ \丶、 / / /ィ'´ヽ:::::::::ノ /:::::::::ヽ ヽ `ヽ ! ≦∠__ノ:::| /ハ::::/ ゝ、:::::::::`、 リ ノ | .:.:::::::::::l __ヾ\ ≧:::::::::'、ヽ { l_ .:.:::::::::/ >v' l \::ヾ  ̄::::::::::::::::', }> ヽ.:::::::::V | ! l∧::::::::::::::::::::::::::::Vリ i::::::::::::`ドー rL.」 厶::::::::::::::::::::::::::::! l::::::::::::::j ̄ 7:::::├‐ ト、::::::::::::::::::::::::! \::::::/ :/::::::::::! !:::`、:::::::::::::::::::! `/ :/ー‐‐┤ 「¨¨ ヽ::::::::::/ ,′ :/ ! ! レ' ´ ┴‐┴━━━ゝ-┴
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マロン名無しさん :2007/07/09(月) 12:10:15 ID:wK3vdHhy
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