支援だぜ
「やっぱりゼロのルイズだな!使い魔との契約もまともにできないなんて!」
「ゼロのルイズは何をやってもだめだな!」
周囲の人間たちが何か言いながら指を刺して笑っているのが見えた。なぜかトリッシュはすごく『不愉快』な気分になった。
そんな中一人、頭の禿げ上がった男が自分たちに近づいてくるのが見えた。その男を警戒しながらも桃色の髪をした少女を守るかのようにトリッシュが『無意識』にわずかに動いたことをトリッシュ自身も気づいていなかった。
「ふむ……左手を抑えていたようですが…『使い魔のルーン』は刻まれていないようですね。どこか他の場所に……失礼!」
その男はトリッシュをじろじろ見た後、急に気づいたかのように顔を赤くしながら目をそらした。どうやら、この男には目の前にいるスタンドが見えていないようだ。
「…ゴホン!さて皆さん教室に戻りますよ!」
まるで『ゆでだこ』のように顔と頭を真っ赤にしながら、大声で周囲の人間に向かって叫ぶ。
周囲の人間たちは杖を振るうといっせいに宙に舞って城…いや、教室へと飛び立っていった。
支援するッ
爆破するっ!
「ミスヴァリエールと……その……失礼、使い魔くん名前はあるのかい?」
トリッシュのほうを見ながら、目はかなり上空をみているが、男は尋ねてきた。
「トリッシュ。トリッシュ・ウナよ」
おそらく自分のことを言っているのだろうとトリッシュは、トリッシュは自分が恐ろしく落ち着いていることに驚きながらも、短くこたえた。
「では、トリッシュ君、君のご主人様は私が連れて行くとしよう。
使い魔といえど女性に力仕事をさせては、仮にも貴族に名を連ねるものとして恥ずべきことだからね」
男は、そういって横たわっている少女に杖を振るうと、その少女を宙に浮かせた。
「トリッシュ君、君は道がわからないだろうから私も君と歩きながら学院に向かうとしよう。ついてきたまえ」
男はちらちらとトリッシュを見ながら、鼻の下を伸ばしながら、歩き出した。
5部が終わった後のトリッシュなら成長してるから、姉みたいな立場になるのかな。
年下だけど。
乳チラw
ちょwwコルベールロリコンwww
「ミスヴァリエールと……その……失礼、使い魔くん名前はあるのかい?」
トリッシュのほうを見ながら、目はかなり上空をみているが、男は尋ねてきた。
「トリッシュ。トリッシュ・ウナよ」
おそらく自分のことを言っているのだろうとトリッシュは、トリッシュは自分が恐ろしく落ち着いていることに驚きながらも、短くこたえた。
「では、トリッシュ君、君のご主人様は私が連れて行くとしよう。
使い魔といえど女性に力仕事をさせては、仮にも貴族に名を連ねるものとして恥ずべきことだからね」
男は、そういって横たわっている少女に杖を振るうと、その少女を宙に浮かせた。
「トリッシュ君、君は道がわからないだろうから私も君と歩きながら学院に向かうとしよう。ついてきたまえ」
男はちらちらとトリッシュを見ながら、鼻の下を伸ばしながら、歩き出した。
「……トリッシュ、ドウヤラ…私達ハ、マタヤッカイナ事ニマキコマレタノカモシレマセン」
(そう……見たいね……どうするべきかしら、私達は……)
「マズハ情報ヲ集メルコトデス。情報ハ全テノ答エニダドリツクタメノミチシルベデス!」
(そうね……『情報』をあつめるべきね……!)
トリッシュはその男とあるきだした。まずはここがどこかを聞かなくては、そう思いながら。
>>262エロイねw
でもあの姿はトリッシュの精神や才能に影響されてああいう姿になったのだろうか?
なかなかああいうハッキリした女性型スタンドっていない感じだし。
あれ? トリッシュの場合はもしかしてスパイスガールの方に刻まれたのか?
つかスパイスガールの能力がガンダールヴで強化されたからって、柔らかくなる以外に何かあんのか?
親父と同じ時飛ばしの習得とか?
傍目には15歳には見えない件について。
シールを剥がすッ!
>>278 単純にWANABEラッシュが強くなるだけじゃね
>>277 「精神の形」がスタンドだから、最初はストーンフリーも女性型だと思ったんだ。
でも成長していくごとにどんどん男らしくなっていって・・・
>>279 欧米人ってのは日本人から見たら実年齢以上に見えるもんだよ。
その逆も然り。日本人は欧米人から見たら実年齢より幼く見えるもんさ。
なに、ルイズが幼く見えるだって?
それは仕方ないさ異世界人なのだからね。
以上だ…!!
なにぶんまだまだ2chに慣れていないせいでだいぶ手間取ったがどうやら最後まで投下することができたぜ。
トリッシュは原作終了から半年から1年くらいで召還されたことにしている。
あと、刻まれたルーンだが…『一味違う使い魔』
俺が言えるのはここまでだぜ……あとは自分達で考えなッ!
……スマン調子こいてた。あと二回おんなじの投稿したのもスマンかった。
乙!!
色々とGJ!
ところで、これで投下するって言ってた人はもういないのかな?
いないなら避難所の転載するけど。
287 :
183:2007/06/27(水) 22:09:11 ID:???
すまない今から投下する
マリコルヌ・ド・グランドプレ――現在17歳、彼女なし、童貞
この物語は彼の熱き恋のHistoryである!
「ルイズの奴、平民なんか召喚してるぜ!」
「うるさいわね!この風邪っぴきッ!」
「誰が風邪っぴきだ!僕は『風上』のマリコルヌだぞ!」
「マリコルヌ君、時間がないですからちゃっちゃと済まして下さい」
落ちこぼれの同級生を茶化していた一人の生徒が教師に促される。
トリステイン魔法学院と呼ばれるこの場所は貴族の子息たちが集う学び舎である。
ただし、この学院で教えることは魔法学院の名の通り、この世界で絶対的権力を持つ
貴族たちのその立場を支える魔法と言う技術を教える場所である。
今日はその生徒たちの使い魔となり、そして彼らの今後を左右する重要な儀式
『サモン・サーヴァント』が行われていた。
「さて、『ゼロ』のルイズにこの『風上』のマリコルヌが
本当のサモン・サーヴァントを見せてあげよう」
「うるさいわね!失敗するところを見ててあげるわ!!」
「『ゼロ』の君と一緒にしないでもらいたいなぁ」
嫌味にニヤつきながら呪文を唱え、彼の前にゲートが現れる。
しかし一向に使い魔となる生物が現れない。
「あれあれ?風邪っぴきの使い魔さんが出ていらっしゃらないわ?
ひょっとして使い魔になりたい生き物がいないのかしら?」
「う、うるさいな今に出てくるさ!それから僕は『風上』だ!」
それからしばらく待つも一向にゲートを通ってくる気配がない。
周りの同級生たちと教師の視線が突き刺さり、マリコルヌの心に
不安と言う名の雲が広がっていくその時であった。
ゲートの表面に変化が訪れ、一体の生物が姿を現した。
「きッ来たあー!ほら見ろ来たじゃないか!……あれ?」
「ひょっとしてコレって平民じゃないの?」
「君まで平民を呼ぶなんて……どうしたんだいマリコルヌ?変な顔をして」
マリコルヌは自分が呼んだ平民の少女に釘付けとなった
一目惚れというヤツである。
このスレの住人が二重投下かよッ!と思うような奴らだと思っているのか?
住人達はこう思っている。
二重投下かッ!しかし逆に考えるんだ。GJなSSを二話読めたような気になってお得なんだ、と。
>>284 一味違うってそういう意味か
今から楽しみだ
「マリコルヌ君まで平民を呼ぶとは……」
「なによ、自信タップリに言ってこの有様?なっさけないわね」
「本当にどうしたんだいマリコルヌ?顔が真っ赤だよ」
級友の嫌味や心配の言葉など耳に入らず、マリコルヌは女性に見入っていた
露出過多な服装に包まれた、猫科の動物を思わせるしなやかな肢体
気の強そうな顔立ち、その全てがマリコルヌの心臓を震わせ、
脳髄に走った熱い衝撃は彼を燃え尽きさせた。
「マリコルヌ君、早く契約を済ませなさい」
「……ハッ!?サーイエッサー!マリコルヌ契約を行いますですサー!」
息荒くジワリジワリとにじり寄るマリコルヌ、その姿はハッキリ言って変質者のそれだ。
そして少女の唇に自分の唇を合わせようとしたその瞬間!
彼の口に『見えない何か』が突き込まれた!
『テメェー!ナニキスシヨウトシテヤガンダァーッ!コノブタ野朗ガァー!!』
「おぶべッ!?」
『シャブレ!ワタシノ拳をシャブレ!コノドグサレガァッ!!!』
「おごごごご?!」
周りにいた者たちは何が起こったのかわからなかった。
契約を行おうとマリコルヌが顔を近づけたら、何故か口を限界まで開けて
地面に横たわったのだ!
しかし、すぐにそれは間違いと気付いた。なぜならマリコルヌが何もない空中に
手を掲げて必死になって『何か』を掴もうとしていたからだ!
こっちもトリッシュ?
まさかこっちもスパイスガール!?
ミドラーか!?
「マリコルヌ!何をやっているんだね?!」
「なんだか判らんがとにかく彼を助けねば!」
マリコルヌを助けようと教師や生徒が走り出す。
『コッチニクンジャネェー!コノコッパゲガァ!!』
「なんだ?!足が動かんッ!」
「うわわわ!?助けてくれ!僕のモンモランシー!」
『ゴキブリホイホイニ捕マッタミテーニ這イツクバッテロ!』
教師と多数の生徒たちがマリコルヌの手前で突然転んで地面に張り付けられたように
身動きが取れなくなっていた。
それと同時にマリコルヌの口に詰められていた『何か』が僅かに引き戻されるのを
感じ取り、跳ねるようにマリコルヌは飛び起きそして平民の女性に自分の顔を叩きつけた!
「うぶぶ…ぶはッ!な、何よアンタはッー!!」
顔を何かで叩かれた少女はその衝撃で目が覚め、自分が見知らぬ男にキスされている
ことを知って二度衝撃を受けた。そして更に―――
「うあっ!熱ッ!」
胸に焼き鏝を押されたような衝撃を受け、三度に渡る衝撃で気を失った。
「お?おお!身体が動くぞ!」
「怖かったよーモンモランシー。君のその胸の中で僕を慰めてくれえー」
少女が気絶すると同時に張り付けられていた教師たちが起き上がる。
それを見て満足したようにマリコルヌは微笑むと、ファーストキスをしたことを思い出し
その衝撃で気を失った。
GJ!
トリッシュはスパイスガールとコンビで召喚されたとも言えるな
これからの展開に期待してるぜ
なんというWAAAAANABEEEEE
このスレは間違いなく今ぐにゃぐにゃに柔らかい
やっぱりヤバイよなー投下しちゃったけど
エルメェス兄貴にしとけばよかったかな
胸にルーンが刻まれたか。
ま、虚無の使い魔じゃないからカンケー無いがね。
ところでルイズが召喚したのはサイトなのだろーか。
もしくは別のジョジョキャラ?
かぜっぴき主役の人もGJ!
幸せそうなかぜっぴきにフイタw
投下は今度こそ終わりかな?
終わりなら五分後に代理投下行きます。
やべ…先に切れられちゃったwww
G・Jだぜぇーーーおい、この『キレかた』はよぉーーーッ!!
ディモールトいいッ!!
307 :
マロン名無しさん:2007/06/27(水) 22:19:30 ID:SBlEd8DJ
また新たな神父が降臨された…
10時くらいに寝るのが健康だ・・・それはわかっているんだ
だがよぉー(ry
310 :
奇妙な代理:2007/06/27(水) 22:21:20 ID:???
代理投下行きます
101 名前: 奇妙なルイズ [sage] 投稿日: 2007/06/27(水) 21:33:25 ???
ラ・ロシェールで一番上等な宿『女神の杵』
この宿に泊まったルイズ達は、一階の酒場で適当な料理をつまんでいた。
今後の予定などを話していたが、ロングビルはラ・ロシェールにとどまると聞いて、ギーシュが何故ここに止まるのかと質問した。
「私は、ミス・ヴァリエール、そしてワルド子爵が帰還されない場合の連絡役ですから」
ロングビルの答えに「なるほど」と頷いていると、そこにワルドが戻ってきた。
ワルドはアルビオンに向かう船を調達するために出かけていたのだ。
席に着いたワルドから、アルビオンにわたる船は明後日になると告げられる。
「あたしはアルビオンに行ったことがないからわかんないけど、何で明日は船が出ないの?」
キュルケのふとした疑問にワルドが答える。
「明日の夜は月が重なるだろう、『スヴェル』の月夜だ。アルビオンに行くには距離がある。その翌日の朝ならアルビオンがラ・ロシェールに近づくんだ」
キュルケは、タバサのシルフィードに乗せて貰えば良いと考えたが、シルフィードに無理をさせるのは少し気が引ける、おとなしくワルドの言葉に従うことにした。
ルイズも同じ事を考えていたが、本来ならお忍びの任務、タバサの力を借りるのはあまり良くないと思い、何も言わなかった。
ワルドが席を離れると、あらかじめ預かっていた鍵を机の上に置く。
「さて…そろそろ寝るとしようか。部屋は取ってある、ルイズと私は相部屋だ、後は…」
それを聞いたルイズは顔を真っ赤にする。
「そんな、ダメよ! ままままだ私たち結婚してる訳じゃないし、それに…」
「婚約者だからな、当然だろう?それに…大事な話があるんだ、二人きりで話をしたい」
そう言って、ワルドはルイズを連れて部屋へと入っていく。
後に残された四人はしばらく悩んだが、ギーシュは一人、他の三人は相部屋ということで落ち着いた。
ルイズとワルドが入った部屋は、この宿でもっとも上等な部屋であり、そのつくりは貴族の館の私室のようで、豪華な装飾の割には落ち着いた雰囲気のいい部屋だった。
シエンタ
312 :
奇妙な代理:2007/06/27(水) 22:22:24 ID:???
102 名前: 奇妙なルイズ [sage] 投稿日: 2007/06/27(水) 21:33:55 ???
ラ・ロシェールで一番上等な宿『女神の杵』
この宿に泊まったルイズ達は、一階の酒場で適当な料理をつまんでいた。
今後の予定などを話していたが、ロングビルはラ・ロシェールにとどまると聞いて、ギーシュが何故ここに止まるのかと質問した。
「私は、ミス・ヴァリエール、そしてワルド子爵が帰還されない場合の連絡役ですから」
ロングビルの答えに「なるほど」と頷いていると、そこにワルドが戻ってきた。
ワルドはアルビオンに向かう船を調達するために出かけていたのだ。
席に着いたワルドから、アルビオンにわたる船は明後日になると告げられる。
「あたしはアルビオンに行ったことがないからわかんないけど、何で明日は船が出ないの?」
キュルケのふとした疑問にワルドが答える。
「明日の夜は月が重なるだろう、『スヴェル』の月夜だ。アルビオンに行くには距離がある。その翌日の朝ならアルビオンがラ・ロシェールに近づくんだ」
キュルケは、タバサのシルフィードに乗せて貰えば良いと考えたが、シルフィードに無理をさせるのは少し気が引ける、おとなしくワルドの言葉に従うことにした。
ルイズも同じ事を考えていたが、本来ならお忍びの任務、タバサの力を借りるのはあまり良くないと思い、何も言わなかった。
ワルドが席を離れると、あらかじめ預かっていた鍵を机の上に置く。
「さて…そろそろ寝るとしようか。部屋は取ってある、ルイズと私は相部屋だ、後は…」
それを聞いたルイズは顔を真っ赤にする。
「そんな、ダメよ! ままままだ私たち結婚してる訳じゃないし、それに…」
「婚約者だからな、当然だろう?それに…大事な話があるんだ、二人きりで話をしたい」
そう言って、ワルドはルイズを連れて部屋へと入っていく。
後に残された四人はしばらく悩んだが、ギーシュは一人、他の三人は相部屋ということで落ち着いた。
ルイズとワルドが入った部屋は、この宿でもっとも上等な部屋であり、そのつくりは貴族の館の私室のようで、豪華な装飾の割には落ち着いた雰囲気のいい部屋だった。
313 :
奇妙な代理:
103 名前: 奇妙なルイズ [sage] 投稿日: 2007/06/27(水) 21:34:25 ???
「きみも腰掛けて、一杯やらないか? ルイズ」
ルイズは言われたままにテーブルに着くと、ワルドが注いだワインを二人で乾杯した、ルイズは恥ずかしさからか、少しうつむいていたが。
「姫殿下から預かった手紙は、きちんと持っているかい?」
ルイズはポケットの上から、アンリエッタの封書を押さえた。
どんな内容なのか具体的に入ってくれなかったが、恋文に似た思いで書いたのだと想像はつく。
ウェールズから返して欲しいという手紙の内容は、もしかしたら…そこまで考えて頭を振った、今はそんなことを考えても仕方がない。
そんなルイズを心配して、ワルドが語りかける。
「不安なのかい? 無事にアルビオンのウェールズ皇太子から、姫殿下の手紙を取り戻せるのかどうか」
「そうね。不安だわ…だけど……」
そこでルイズはハッと気づく、ワルドの後ろに見える、比較的大きな姿見の鏡に、あの青い色の幽霊が浮かんでいたのだ。
ワルドはルイズの視線に気づき、ふと後ろを見る、しかしそこには誰もいない。
鏡にも何も映っていなかった。
「ずいぶん心配しているのだね…大丈夫だよ。きっとうまくいく。なにせ、僕がついているんだから」
「そうね、あなたがいれば、きっと大丈夫よね」
ルイズは落ち着いたフリをして答えるが、内心は焦りがあった。
心の中で誰かが警鐘を鳴らしている、何かがおかしい、何かが引っかかる。
昔、吸血鬼が居た。
その吸血鬼のカリスマ性とも言うべき、人を『恐怖』させ『安心』させる姿。
あの雰囲気に共通する、何かがあるのだ。
いつの間にか、ワルドは遠くを見る目になって、ルイズに語り出した。
ワルドはルイズとの思い出を語り、そして、ルイズの魔法は4大魔法ではなく、別の魔法…すなわち虚無の魔法に最も近いのではないかと言った。
歴史書が好きだったワルドは、始祖ブリミルの魔法についても調べていた、火炎と油による爆発は、火と土の合成だが、単体で爆発を起こせる魔法は存在しないはずだとまで言った。
それが本当の事かどうか分からないが、ルドが自分を評価してくれているのは分かる。
しかし現実味を感じられない、どこか白ける気すらした。
そして…