,.、,、_,,ノヽヘ.,___ い……………
/ ,r‐''"~ \
,,,ノ 入 {__ ヽ ヽ
>>1乙なんだよ… 新スレは今
{ 《 へゝ,ム, v'ニヽ
}i、ヽ\ { @ノ / 、'Y! }ニ." ̄`>ー---―‐ァァ-―-、 ………………
ヾ._、>-` 'ニ´ ! Vへ \ // ,.l 始まったんだ……
/トl^l@} , l }.、 ヽ ヽ // / l.__
./ l | ,} ・ ,,r一ァ′! / i } }ノ __// , ' \>-
ヽ l.|、 )、 l、/l{. ' / '、/ / ( ̄ ̄´l / 何かわからないが
∧ !ト、 \ Y{ U / / / `}} /! /
>>1が新スレ立てたら
/{ ヽィ \ `丶二/\__/ / ,リ ハ', { 「
>>1乙」してあげなきゃって恐怖があるんだよーーッ
〈 ヽ l._____lヽ.____ノ ヽ /´ \ / /| { ヽ\ `丶、
\ ヽr={二二ニニ!、 ` / Y / | `><乙__\ スレは 今
〈. l._ ‐v'(0 }、ー、_()) | /| | ( /´ ) 始まったんだよーッ!!
V ト、 、(O 「\ヽ\ (| / ! j ,ノ / /
〈/ |! ヽ. | \ー- | ./l { / /|
| /| !', .ト、 ヽ. | || n ノ / / |
| / i ', 〈`丶、 \| |し } / ノ { |
〈 i ヽ } `丶、 } l
>>1乙・雅三 [Ichiotsu Masazou]
(杜王町. 1970〜1999)
第四部
東方仗助 仗助+トニオさん 広瀬康一 アンリエッタの康一
デッドマン吉良 猫草 キラー・クイーン
第五部
ブチャラティ ポルナレフ+ココ・ジャンボ(亀ナレフ) アバ茶 ナラ・アバ・ブチャ組
ディアボロとドッピオ プロシュートの兄貴 リゾット ローリングストーン
ギアッチョ メローネ 俺TUEEEディアボロ ペッシ
第六部
引力徐倫 星を見た徐倫 F・F アナスイ 承太郎DISC ウェザー エルメェス
SBR+その他
リンゴォ マウンテン・ティム 橋沢育郎 ジャイロ+才人
\\''| ''フ --、 七_ l__ゝ ー|ー l 丶丶
//⊥(_i (ノ _) (乂 ) __) 9 ヽ_ノ
,. -─- 、
,. -─- 、 l 感 l
l 感 l ヽ、 謝 ノ
ヽ、謝 ノ / \
____ / \ | |
/ \ | | ,、/> ̄ ̄ ̄´,. -─- 、
/ ヽ  ̄_| |_ ̄ / く l 感 l
l l __\/___ 厶- ''´ ヽ、謝 ノ
l
>>1 l | r‐───‐┐| ,、 / \
. ヽ、 , ' | |
>>1乙 || /└──┐ | |
ヽ、 様 / |│ |│ \┌──┘  ̄ ̄ ̄
. / \ 佝ニニニニニニ..」 ` ,. -─- 、
. /r────‐、ヽ/r r r r r r r r/ ____ l 感 l
│l スレ立て || r r r rュ r r / \ く ヽ、 謝 ノ
│| |│========" ヽヘ. \ / \
└─────‐┘ \ > |____|
>>2 テンプレ張り終わるまで待てないのかこのマンモーニッ!
>>1乙
, -― ――-、
/に (ニ==\
//') に二) (ヽ 新スレを立てやがったなッ!
〃____,r^)__,r、(ニユ| よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
i! ● / /● ヾヽヽ,!
>>1鬱!……
ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi …じゃなくて
>>1モツ!
/⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
\ /::::: >,、 __, イァ/ /
. \ |三/ []「/__ /
`ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/
, -― ――-、
/に u (ニ==\ …は違う…
//') u に二) (ヽ うぐぐ………
〃____,r^)__,r、(ニユ|
>>1己…じゃない……
i! ● / /● uヾヽヽ,!
>>1没でもなくて……
ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
/⌒l,、 __, イー-<
.
お前は次に『
>>1乙か?ひょっとして・・・』と言う!
_. -=ニ::_Z ̄ニ=- .._
/ (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
/: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
/ : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
. l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll
>>8 l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ| 乙か?
l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|
. l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:|
'; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,ィチj゙ :|
/´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|
/ ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′ ',ノl: :j
,r‐{ , \ll : : : : : : : :l: :| :. ∨ノ:|
! ¶′', r、\: : : : :::::l: :| :. .._ /´): :l
¶′ \ ヾ>、\: : : ll: :| :. __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :| : ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :  ̄「V/
¶′ \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
¶′ \ `〈>、 ヽ`:r'"|| ,タ ¶ }
¶′ ¶′ヽ `〈>、ヽ i || ,タ /
ハ、 ∧ ハ /\ /\ /\
,{! ヾ } / !i ヽ ___/\/ \/ \/ \/ |_
. |ソハ !} jレi \
} !/¨ 〃 '{ /
>>8このツギハギがッ!!
ト{´{ .ハ} r'"´} !{ \ 俺をなめてんのか!?
FY'弍{ }' 斥ァ`}ハ /
ヾ{:i /ノ〉` !rソ  ̄|/\/\ /\ /\
. ヽ /'f=ヘ ハト、 _/\/ \/ \/
,ノ´f\='/ノ!ヽ\._ \
/ノ !|`ヽ三イ ヽノノ `'ー-、._ /
>>1乙っていっときながらどうして己とか没とかになるんだこの・・・
/ r'/ | /::|,二ニ‐'´イ -‐''" /´{ \ クサレ脳みそがぁーーーーーーーーーーーッ!!!!!
{ V ヽ.V/,. -‐''"´ i / |/
ヽ { r‐、___ i / ∩  ̄| /\/\ /\ /\
} .ゝ二=、ヒ_ソ‐-、 i__,. '| r‐、 U \/
. | 〉 ,. -',二、ヽ. `ニ二i___ |:| l| |
|'}:} ,/|毒|\丶 i ,::'| 'ー' {
|ノノ |,ノ:::::|ト、 \ヽ ! i }`i´ r|
|_>'ィ毒::::ノ 丶 ハ し-' | ! | |
┌≦:::::::::::::/ lハ | ) U
/ィf冬::::::イ |::.. j: }lハ. |∩ '゙}
すまん、
>>7を書いたのも
>>1なオレだ。
初めてなもんでミスしまくってるOTL。
14 :
来訪者:2007/06/21(木) 22:08:07 ID:???
>>1乙!
ところで初っ端で気が引けるが、投稿させてもらってよろしいですね!
待ってたぜ来訪者ッ!
バルバルバル(ry
関係ない、行け。
17 :
来訪者:2007/06/21(木) 22:10:27 ID:???
育郎が目を覚まし、窓の外を見てみると、どうやらまだ夜明けと言った様子である。
ベッドの方を見ると、ルイズがすやすやと寝息を立てている。
「こうしている、と普通の女の子なんだけどな…」
この少女が魔法使いで、しかも自分をこの世界に呼び出したとはとても思えない。
だが事実は事実。
「とりあえず洗濯でもしよう…」
昨日ルイズが脱いだ下着を、服でくるんで持ち、部屋の外に出る。
ちゅうちゅう(大佐、侵入に成功した)
「うむ、よくやった。そのままミッションを遂行するのじゃ」
職員用宿舎の、とある一室の前で、窓から部屋の中を伺う老人がいた。
その視線の先には、彼の秘書たるミス・ロングビルの部屋に潜り込んだ、
彼の使い魔のネズミがいる。
ちゅうちゅう(大佐、目の前に齧りかけのチーズがある。食べてもいいか?)
「ふむ、時間をかけたかけたくない、無視して進むんじゃ」
ちゅうちゅう(食欲を持てあます)
「よいかモートソグニル。このミッション…
『ミス・ロングビルは黒に限るぞ計画』の困難さと重要性を良く考えるのじゃ。
今からお前は、黒いパンツ意外をかじり、下着を使い物にならなくすると言う、
変われるものなら変って欲しいミッションを必ず成功させねばならん」
ちゅうちゅう(駄目だ大佐、我慢できない)
「むう…早く済ますんじゃぞ」
ちゅうちゅう(了解した…なに!?大佐、まずい!)
「どうしたんじゃモートソグニル!?モートソグニィィィィィィィィルッ!!!!」
「あの、すいません」
「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
部屋の中を覗くのに集中していたため、突如声をかけられ、飛び上がらんばかりに驚く。
すぐさま振り向いて凄い勢いで弁解しだす。
支援する…!
スネークッ!
20 :
ゼロの来訪者:2007/06/21(木) 22:12:20 ID:???
「ち、違う!違うんじゃ!
こ、これはミス・ロングビルの部屋に入り込むいけない妖精さんが見えて、しかたなく…
だから内緒に!って」
そこまで言って目の前にいる少年が自分が見たことのない人間であると気付く
(い、いかーん!見回りの衛兵かと思えば全然知らん顔じゃぞ!?
これならボケたフリをしとくんじゃった!)
「あの、ちょっと聞きたい事があったんですが…」
「き、聞きたい事!?なんじゃね?遠慮呵責なく聞きたまえ!いやもう、バンバンと!
ほらはやく、ワシの気が変らんうちに!」
「はぁ…」
少年の言葉に過剰に反応し、うやむやにしようとするが、そうは問屋が卸さなかった
「ミスター・オスマン…」
声と共に『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』と効果音が聞こえてくる程の殺気が襲ってくる!
「な、なんじゃね?」
後ろを振り返ると、理知的な顔をした女性がパジャマ姿で立っていた。
「そのいけない妖精とはこのハツカネズミではないでしょうか?」
ひょいと、手に持っていたネズミ捕りを持ち上げ、罠に掛かったネズミを見せる。
「う、うむ。ミス・ロングビル、たぶんそのネズミを見間違えたんじゃろ…」
なるべく威厳を持って答えようとするが、声が震えている。
「そうですか、ところでこのネズミはオールド・オスマンの使い魔ではありませんか?」
「何を馬鹿な事を言っとるのじゃ!
ワシのモートソグニルを、そのような薄汚いネズミと一緒にするでない!」
「ネズミさん、YESなら尻尾を振ってください。貴方はモートソグニルですよね?」
「………」
「………ほ、ほれ、ただのネズミが答えるわけ」
「正直に言ったらネズミ捕り用に買ったチーズを全部上げます」
ちゅう!(YES!YES!YES!YES!YES!YES!YES!YES!!)
「OH MY GOD!!(このネズ公、なんて勢いで尻尾をふりおるんじゃ!)」
予想外の展開ッ!
セッコは毎回冒頭にいるが(略
23 :
ゼロの来訪者:2007/06/21(木) 22:13:53 ID:???
「オールドオスマン…」
あまりの迫力に、オスマンはケツの穴にツララをブッ刺された気分を味わっていた。
(このアマ…ワシをやる気じゃ!『マジ』じゃ!
秘書のクセにこのワシを始末しようとしている…
こやつにはやるといったらやる………『スゴ味』があるッ!)
「あの…」
「「ん?」」
その声に二人が振り向くと、この状況についてこれず、困惑した表情をする少年がいた。
「えーと…どなたでしたっけ?オールド・オスマン」
「いや、わしも知らんよ。おお、そうじゃ!少年よ何か聞きたい事があったんじゃないかね?
ならこのミス・ロングビルに聞くがよい。ワシは用事を思い出したんでここらでサラバじゃ!」
「あ、オールド・オスマン!」
飛んで逃げる老人を追いかけようとするが、自分がパジャマ姿であることを思い出し踏みとどまる。
悔しげに空を見上げた後、コホンと咳払いをしてから、少年に向きなおる。
「あの、聞きたい事があるとの事ですが?」
「はい…その、洗濯できる場所がどこにあるのか、あのおじいさんに聞きたかったんですが…
すいません、なんだかお邪魔しちゃったみたいで」
「いいんですよ。こちらこそお見苦しい所を…ところで貴方、見かけない顔ですがどなたです?」
「えーと、僕は………使い魔、だそうです」
「まさか貴方が噂のミス・ヴァリエールの使い魔だったなんて…」
「噂…ですか?」
「ええ、平民が使い魔だなんて前代未聞ですもの。あ、あそこが水場です」
「すいません、わざわざ案内までしてもらって」
「いいんですよ、私も洗濯物が貯まってましたし」
そう言って微笑む。
「そうですわ、せっかくですから、一緒に洗って差し上げます」
「そんな、そこまでしてもらうわけには…」
「遠慮なさらずに、魔法を使えば早く終りますから」
1000 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2007/06/21(木) 22:13:48 ID:???
1000なら神父召喚
ついに神父キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
25 :
ゼロの来訪者:2007/06/21(木) 22:15:48 ID:???
桶の中で回転する洗濯物を感心した顔で見る育郎。時折
「まるで洗濯機だな…」「そうか、魔法が機械の変わりなんだ…」
等とつぶやいている。
それを見て密かにほくそえむミス・ロングビル。
ミス・ロングビルは唯の親切心で育郎を手伝っているわけではない。
(ふふふ、もしかしたらラ・ヴァリエール家のお宝の情報が得られるかも)
ミス・ロングビルとは世を忍ぶ仮の姿。
土のフーケ
彼女の正体は、今世間を騒がす怪盗なのである。
とはいえ、流石にそう簡単にいくとは思ってはおらず、半分以上は好奇心であるのだが。
「ところで貴方はどちらから召喚されたのですか?」
「信じてもらえないかもしれませんが…僕はどうやら異世界からきたみたいです」
(ひょっとして東方からきたの?)
流石に異世界からの来たなどと言われても信じられないので、彼女はそう判断した。
東方といえば、いまや交流もない秘境である。
嘘か真か、東方伝来という触れ込みの『お茶』という飲み物も結構な値で取引されている、
つまりお金になる。
「あの、イクロー君…こう呼んでかまいませんよね?
疑ってるわけじゃないですが、何か証拠はありませんこと?」
「証拠…ですか?」
なにせ着の身着のまま逃げていた身である。
所持品といっても少々の現金以外大した物は持っていない。
(そういえば聞いた事がある…
紙幣の印刷は偽造防止のために最新技術が使われていると…
特に日本の紙幣は世界トップクラス!もしかしたら…)
そう考えてズボンのポケットの中か数枚の紙幣を取り出す。
「これ、僕の世界で使われているお金何ですけど…」
>あまりの迫力に、オスマンはケツの穴にツララをブッ刺された気分を味わっていた。
ゼオライマーか
来るのか? 遂に神父が来るのか!?
い・・・いかんッ!
タダでさえこのスレは神父の祝福を受けているのに!
本人が召喚されたら加速が激しくなってしまうッ!
>>24 このスレに召喚なのか
それともSSとして特殊召喚なのか
どちらにせよ、えらいことになるなw
30 :
ゼロの来訪者:2007/06/21(木) 22:17:52 ID:???
(こ、これはいったい!?)
出された札を見てフーケが驚愕する。
人物像に緻密に書き込まれた紋様と見たことがない文字。これだけらならまだ良い、
問題は真ん中にある、角度を変えると浮かび上がる顔と、同じように角度を変えると、
紋様まで変わる光る部分である。
魔法のアイテムかと思ったが、ディティクト・マジックでも魔力は感じない。
なにより驚かされるのは、まったく同じ絵が数枚存在している事である。
自分でも錬金するのは不可能な代物なのに、それを大量生産するなど…
一般人為や唯のメイジならこの特殊性に気づく事はないだろう。
しかし土のトライアングルメイジにして、多くの宝物を見てきた彼女には、
これが普通の代物ではないと看破する事が出来たのである。
「あの、ロングビルさん?」
「ああ、はい…ちょっと、これだけでは私にはわかりかねますね」
「そうですか…」
「…少し調べてみたいので、一枚預からさせて頂いてもよろしいですか?」
「ええ、いいですよ」
(ラッキー!もーけー!)
「それじゃあイクロー君、またねー!
あ、そうそう、貴方が異世界から来たってあんまり言わない方が良いわよ!へんな誤解を招くから」
そう忠告をして、勿論本心は『他人に儲け話を知られたくないから』なのだが、
とにかくルンルンとスキップしながら去っていくミス・ロングビルを見て育郎は
(なんて親切な人なんだろう…)
と思ったが、それはまあそれだけの話。
育郎君! 詐欺に引っかかってはるー!
騙されている、騙されている
防犯技術の結晶だからな・・・・・・相当なハイスペックだ
それにしてもこのフーケノリノリである
35 :
来訪者:2007/06/21(木) 22:21:01 ID:???
投下終了!
普通っぽい育郎に普通の展開では芸がない!
あえて意外性を狙ったら、長くなってしまった…
おかしい…当初の予定ではもう最初の授業が終ってるはずなのに…
育郎w詐欺られてますよw
まあ紙幣の概念なくても、透かしなんかは高度な技術だってのは分かるわな
乙
ギーシュ戦が待ち遠しいぜ
溶かすのか燃やすのかそれとも焦がすのか
鬼太郎ばりの髪攻撃に期待するぜ
39 :
37:2007/06/21(木) 22:22:24 ID:???
育郎とフーケのフラグたったw
40 :
マロン名無しさん:2007/06/21(木) 22:23:01 ID:DXUESg5h
しかし、最終回の育郎が来たんじゃ、当分、変身する必要はないですな・・・。
なにせ、変身しなくてもライフルの弾道を読み取り、それに対応できる身体能力を
持っているから、ギーシュ戦では変身する必要をかんじられません。フーケが
出てくるまで変身は無しでしょうね・・・。
>>39 使い魔とフーケがフラグ立つのは前代未聞だな
だがそれもいい
変身しなくても鉄を溶かせるからな。
>使い魔とフーケがフラグ立つのは前代未聞だな
つ絶頂の使い魔
日を追うごとに勝手にパワーアップするんだっけか
しかし問題はバオー体なんだよな
成虫になると…
46 :
マロン名無しさん:2007/06/21(木) 22:28:08 ID:DXUESg5h
>>44 そうです。原作では、どんどんパワーアップして、電撃攻撃もできるように
なりましたし。確かにこれを制御できれば世界の軍事バランスを完全に狂わ
せることもできますな。
前スレの1000で神父が呼ばれるってあったが・・・
神父が他人に従うところって想像できないな。
勝手に新たな天国に行く方法を探しそうだな
スティクス神父かも
おいおい、上げてる子がいるぜぇ〜〜
51 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:29:40 ID:???
ハードボイルドラブロマンス戦記(サーガ)ゼロの変態
35分頃からはじまるよ〜
予約がなければ
>>47 ルイズと神父は『友達』になると考えるんだ
>>45 某キノコみたく完全に支配してしまうとか?(無理だろうな
武器扱いとすれば抑制できるかもしれないけど
変態キター
55 :
マロン名無しさん:2007/06/21(木) 22:30:30 ID:DXUESg5h
>>45 ハイ、宿主の体を突き破って何百の卵が拡散するとかいう話でしたよ。
>ハードボイルドラブロマンス戦記(サーガ)ゼロの変態
また初めだけかこの変態ッ!
ぎゃあ変態来ちゃった。
このスレのせいで最近寝不足ですよ
カオスになる覚悟はいいか?
俺はできてる
60 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:34:09 ID:???
「・・・ひまじゃのう・・・」
トリステイン魔法学院校長室。
この部屋の主であるオールド・オスマンが呟いた。
「・・・なんかこう、刺激的なこととかおきんかのう・・・」
「だからって私の尻をさわるんじゃあねえですわ。」
彼の秘書、ミス・ロングビルがオスマンの顔面に肘を入れながら答えたその時、
「い、いろいろ大変な事が!」
光り輝く頭ッ!!コルベールが部屋に殴り込んできた!
「なんじゃ・・・コッパゲ、『始祖ブリミルの使い魔達』ィ〜〜?
そんな本よんどるから頭が後退するんじゃ。」
「ぶっ殺すぞクソ爺ィ!!ここのページを見てくだされば、その呆けた頭も醒めます!」
その本を見た瞬間、オスマンの眼光が鋭くなった。
「ミス・ロングビル・・・すこし席を外してくれんかね?」
ロングビルが退出すると、オスマンは尋ねた。
「それでは・・・詳しく説明してもらおうか・・・コッペパン君。」
「てめぇコしかあってねぇぞコラ!・・・忙しいんで5分で説明します!」
――五分後
「・・・なるほど。で・・・別の用事とは?」
「あ、はい。ヴェストリ広場で生徒達が決闘を始めたというので・・・」
「あ〜ほっとけほっとけ。どうせギーシュとヴァリエールの使い魔じゃろう?たいしたことにはならんて。」
「いえ、それがただの決闘じゃあないらしくて・・・
ギーシュが変身したとか富竹が出たとか変態が出たとかギーシュが富竹になったとか情報が錯綜していまして・・・それに・・・」
「なんじゃメロンパン君、もったいぶるなよぉ〜」
「・・・クラウザーさんが出たという情報が・・・」
「なんじゃとおぉおおおおおおおお!?こうしてはおれん、さっさと見物にいくぞゴルベーザ君!」
「いいですとも!」
ゼロの変態第八話 コードギーシュ〜反逆の富竹〜
まだ俺は『覚悟』ができていないんぞよ
遂に変態が来てしまったか…
いいですともwww
クラウザーさんには反応するのかw
64 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:36:07 ID:???
どいつもこいつも希望に満ちた顔をしている。
「不快だ・・・」
貴様らの所為で何人が辛酸をなめていると思っている?
「不快だッ・・・!」
許さない・・・
「不快だぁぁあああ!!貴様らの全てがァァアアア!!不快指数1000%スパーキングだァアアアア!」
胸のギーシュの顔が叫ぶ。
「富竹ェェ!さっさとこいつらをブチ殺せぇぇええ!!」
「やれやれ・・・イヤな思い出だねェ・・・。」
そういうとカオス(富竹)は胸の薔薇の花びらを一枚ちぎった。
「武装練金!巨大鉈の武装練金、オモチ・カエリィ!!!」
なんとその花びらが巨大な鉈に変化した!
「な・・・なんで『ドット』のギーシュが鉄を練金できるのよ・・・!」
「キュルケ、ギーシュ(アフロ)はマリコルヌが回収した。
アレをギーシュと思うな。あれは富竹・・・じゃあなくてカオスギーシュだ。」
メローネは冷静な口調で言った。
「とりあえず作戦を伝える。オレ達にはあいつの情報が無い。
よってオレが観察するので時間を稼げ!以上!!」
「時間稼ぎはいいのだが・・・別にあいつを倒してしまっても構わんのだろう?」
そういうとボスは突っ込んでいった。
「・・・とりあえずキュルケは距離を取って戦え。ルイズはオレの体力が回復するまでそばにいてくれ。
タバタンはクラウザーさんをエスコートして差し上げろ。・・・征けッ!」
「クラウザーさん!少々お待ちください!!」
そう言うとタバサは去っていった。ズシャァァア!!あ、ボスが死んだ。
らららこっぺぱん
なんという死亡フラグ。
間違いなくボスは死ぬ。
ボス…無茶しやがって…
胸のギーシュを鳴らしてぇ 何故かボスが殺されるぅ
瞬殺www
69 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:38:10 ID:???
「ふん。ちょろいね。」
ディアボロを切り捨てたカオスは目標をキュルケに変えた。
「次は僕に殺らせてくれよ(ニコニコ。『グランセン』!」
腹のギーシュが呪文を唱えると地面から石造りの大砲があらわれ、巨大な岩を発射した!
「くっ・・・!『ファイヤーボール』!」
キュルケの放つ火球は飛んでくる岩を破壊した!
「防げたようだねぇ。じゃ、次は3発。『グランセン』!」
間髪入れずに岩が飛んでくる。・・・がまた破壊されたッ!
しかし今度はキュルケにではない。・・・さっきまで死んでいたディアボロによってだ!
「入江・・・お前はさっき殺したはず・・・」
「あぁ、殺されたさ。ただ実を言うと、オレは元いた世界である男に呪いのようなものをかけられたんだ。
そいつの能力は簡単に言うと『殺した相手を死に続けさせる程度の能力』。死んだら別の場所に
ワープして永遠に死に続ける。ま、絶対死なないって事だし、ワープもだいぶ制御できるようになったからいいけどな。」
カオスの攻撃を避けながらディアボロは続ける。
「だが・・・オレに数多の死の苦しみを与えたあいつだけは許さない・・・!オレの願いとは!!」
「隙だらけだ!死ね!入江!!」
カオスは驚愕した。自分が振り上げた鉈をいつの間にか振り下ろしており、目の前からディアボロが消えていたからである。
「元の世界に戻り、オレの仇を始末する!オレの『時を吹き飛ばす程度の能力』、キング・クリムゾンでな!」
カオスの頭を叩きつぶし、ディアボロはそう言った。
もう死んだwww
ボスぅぅぅッwwww
ボスかっけええええええ
なんかもうネタがぐっちゃぐっちゃでわけわかんねーw
蘇ったwww
こ、こいつはボスじゃない…クラウザーさんだ!
一秒間に十回志望…本物だ!
生き返ったwww
77 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:40:44 ID:???
「すごい・・・ホントに倒しちゃった・・・」
「ホウ、口だけでは無かったという訳か・・・」
「すいませんクラウザーさん!!遅くなりました!!」
使い魔のシルフィードをつれて、タバサがあらわれた。
シルフィードには豪華な椅子が括り付けられている。
「あ・・・もういいぞ。あいつやられちゃったから。」
「・・・いや・・・まだです・・・」
メローネが言った。
「クラウザーさん。すぐにそのドラゴンに乗ってください!タバタンは上空から富竹に攻撃!急いで!」
「え・・・じゃあ言う通りにしてやろう。」
「おおおおおおお!クラウザーさんを乗せるなんて光栄です!!・・・はっ!・・・きゅいきゅい」
そう言うとシルフィードはクラウザーさんとタバサを乗せて飛び立った。
「なぁにやってんだあいつら・・・」
ディアボロはそう呟き、頭に鉈をたたき込まれて倒れた。
富竹がつぶされた顔で笑っていた。
「ザんねンダッタねぇ。ぼくワ悪マデかおにすギ無い。ブレエンは胸ノ彼さ・・・
マ、すぐニ再生するから関係ないけどね。」
「次は本気で行くよ(ニコニコ『グランガ・コブラ』!」
石造りの大蛇がキュルケに襲いかかったが、上空からの突風に破壊される。
「エア・ハンマー・・・沙都子ちゃんか・・・」
「貴様・・・なかなかやるではないか・・・」
「ありがとうございますクラウザーさん!!!」
舞い上がったタバサは『エア・ハンマー』をカオスに連発する。
「くっ・・・!小癪なァ・・・!!」
胸のギーシュが毒づいた。
ボスはどうやら幻想郷にも逝ったらしいな
カオスすぎてついてけねえw
80 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:42:06 ID:???
「メローネ!まだ作戦はできないの!?」
「慌てるな。奴の特徴はつかめた。殺す方法もできている。
・・・体力はちっとも回復せんがな。」
そう言うとメローネはこう叫んだ。
「この中に回復魔法が使えるメイジはいらっしゃいませんかァ!!!」
「そんなんで出てくるわけ無いでしょ!!」
「・・・はい。」
こんなんで出てきたのはモンモランシーだった。
「・・・彼はなんとか生きてたわ・・・あとはあいつを倒すだけ。」
「そうか。それなら話は速い。ベホマでもフルケアでもいいからさっさと全快させてくれ。」
「私の腕じゃあそんなことは無理。・・・待って。私の特殊配合したエクスポーションなら・・・」
ポーションと聞いてイヤな記憶が蘇るメローネ。
「わかった。ホイミでもいいからそれだけは・・・」
「何いってんの!!モンモランシー、こいつにそれ飲ませてあげて。」
「そう言うと思ってすでに準備しておいたわ。
「ヤメテェェエエエエエ!薬草でいいからそれだけはァァァアアア!!」
「君も男なら聞き分けたまえ!さ、ググーッと。」
「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
絶叫と共にメローネは沈黙した。
まさかリアルポーション買って飲んだのかw
ムスカ大佐www
もうなにがなにやらwww
84 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:44:25 ID:???
「・・・何やっているんだあいつら?」
「おい、集中しろ右腕!」
「いや、さっきから出番ないしよぉ〜。ナイフの傷が痛てぇんだよ。
大体俺らの役目って練金じゃん、左腕?出番少なくてどうしようもないわ。」
「まぁ、そうだな・・・」
カオスとキュルケが格闘(といってもキュルケが逃げているだけだが)している間、両腕のギーシュは喋っていた。
「さぁ、とどめだ魅音ちゃん!!」
「復活(リボォォオオオオン)ーーーーー!!」
カオスが振り上げた鉈は粉々に破壊された。
「ふぅ、戻ってくるのに5回も死んじまった。」
「入江ェェ・・・!」
「遊んでるからだよ富竹君(ニコニコ。まじめに行こう。『ラギアント・ジ・ゼモルク』!!」
腹のギーシュがそう唱えると、右腕に巨大な武器があらわれた。
「なに・・・あれ・・・?石柱を発射する武器なの・・・?」
「フン!貴様は石しか使えんのか!そんなものオレのキング・クリムゾンの前では玩具にすぎん!」
突っ込んでくるディアボロに石柱が飛んできた。
「いまだ左腕(ニコニコ!」「おう!」
ディアボロに石柱が衝突する寸前、石柱は練金され鉄の塊になった。
ドグチャァア!直撃して四散するディアボロ!
2発目!何とかキュルケは避ける。
3発目!タバサの妨害により外れる!
4発目!ディアボロに直撃!再び四散!
「・・・当たんないねぇ(ニコニコ」
「ダメじゃあないか、腹。・・・しょうがない。先にレナちゃんとK1君を仕留めるか・・・。」
「そうだね(ニコニコ・・・『グランダム』!!」
ルイズ達が気付いたときにはすでに周囲の地面が彼女たちを押しつぶそうとしていた。
ずぅぅうううん・・・・・
青色一号おいしいです\(^o^)/
ボスも目的(GER殺し)果たせず摩耗して
レクイエム喰らう前の自分殺しするのかな…
キンクリあるのに攻撃当たりすぎだボス。
89 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:46:22 ID:???
「ハッハッハ!さすがに死んだねありゃあ!」
「そうだねぇ(ニコニコ。もう僕だけでもスクウェアクラスぐらいの強さじゃあないかな?(ニコニコ」
「フッフッフ。落ちこぼれのメイジ1人も潰せないなんて、とんだスクウェアクラスね!」
「・・・10割方オレのおかげだろうが」
壁が崩れたかと思うと、そこにはピンピンしているルイズにモンモン
・・・そして変態がいた。
「な・・・」
「オレの残機は108以上あるぞ!!」
驚いているカオスに後ろからディアボロが跳び蹴りを入れる。
「が・・・は・・・」
「チャンスですよ!クラウザーさん!!」
「え?」
クラウザーさんはタバサに突き落とされた。
「ああああああああああああぁぁぁぁぁぁ」
何という偶然!クラウザーさんのギターが富竹に直撃した!
「あ・・・あれは・・・」「48のギーシュ殺しの一つ・・・」「非情なるギター・・・?」
「いやフォームが違う!」「あれは・・・非情なるギターact2だぁぁああああ!!」
ギャラリーが騒ぐ。凶悪な顔が少なからずまじっているが気のせいだろう。
「この・・・クソ共がァ・・・!」
「危なぁい!クラウザーさん!!・・・はっ!きゅいきゅい!」
「食らってくたばれ!!『グランバオ』!!」
カオスの周囲が爆発したが、クラウザーさんはシルフィードのおかげで助かった。ディアボロは死んだが。
クラウザーさんの取り巻きも出現してるのか
ディアボロ死にまくりwww
クラウザーさん大活躍
クラウザーさんTUEEEEEEE
もう理解不能という領域すら突破したカオスっぷりだww
死にすぎです、ボスwwww
96 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:50:11 ID:???
「どうした富竹!さっきまでの威勢はどうした!?」
「く・・・だが何をやっても僕は殺せないよ・・・。」
「ほぅ、核が消し飛んでもか?」
「な・・・」(なぜだ・・・なぜわかった・・・!それよりこの男今何をしているッ!)
カオスがメローネを見つけると、彼が変な構えを取っていた。
「手のひらに二次元闘気(ヲタクイックオーラ)を集中!吹き飛べ!!『ヲタオーラ』!!!」
彼の手のひらから闘気が出たと思うと、カオスの左上半身を消し飛ばした後、どこかへ飛んでいった。
「が・・・ぐぁ・・・!」
「・・・どうやら核は胸の中心部、しかし・・・完全消滅させないとダメか・・・」
「K1君、なぜわかった・・・?」
「無限再生系の敵には付きものだからな。お約束って奴だ。あとはお前は呪文を同時には使えない。
使えるんなら岩を打つ瞬間に練金しているはずだからな・・・。」
(こ・・・この男・・・今の戦闘だけで僕の能力を見破ったのか・・・
ここまでとは・・・大した奴だよ、君は・・・K1君)
「はぁ・・・はぁ・・・それがどうした変態!まだ弱点がばれただけじゃねぇか!
さっさとかかってこいクソ共!ハリー!ハリー!ハリー!ハリー!」
胸のギーシュが怒鳴った。
「それに・・・自分の弱点はよくわかっている。・・・たとえ存在したばかりだとしてもな・・・
両腕ェェ!!」
「「蝶・鉄・壁・練・金!!硬度10!!ダイヤモンドローズ!!」」
「ハァーハッハッハッハ!もう胸に攻撃は効かんぞ!そしてダメ押しィ!!」
「『ギルガドム・バルバドス』!!」
なんと筋骨隆々だったカオスの肉体がさらにマッチョに!帽子が消し飛び、なかから青い長髪が!
「・・・この呪文はねぇ、一度使うと一時間は効果が切れない。その間僕も呪文は使えんがね。
だがそれを補ってなおあまりある戦闘力!まさにぜっつぼ〜うだねぇ(ニコニコ」
「ぶるぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」
もう100行くつもりか!!!!
望むところです
もう何がなんだかwww
テラカオスロワ(カオスルート)を彷彿させる。
100 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:51:47 ID:???
「フン。それぐらいしてもらわないとこちらも困る。それにその程度ではオレの策は覆らん!!
みんな!力を貸してくれ!!」
「フッ・・・よかろう・・・地獄の帝王の恐ろしさ、よぉく見せてやろう!」
「私たちに断る理由があって?」
「・・・当然」
「な、何当たり前のこと言ってるのよ!!」
「そうか・・・みんな・・・ありがとう・・・」
ちwwwwwwょwwwwww
穴子来たwwwwww
神父混じってるwwwww
ダイヤモンドか。誰か承太郎呼んでこいw
変態すぎるw
もう置いてけぼりだよw
105 :
37:2007/06/21(木) 22:52:26 ID:???
穴子と書いてばるばとすぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!!
誰だよこのスレにボヘミアンラプソディを持ち込んだ奴はwwwwww
107 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:52:59 ID:???
「ザァコが何匹か集まったところでぇ、どぅれくらい勝率があるというのだぁ?
千に一つかぁ?万に一つかぁ?億か 兆か それとぅも京かぁ?」
「ケッ。たとえそれが那由他の彼方でも、それを100%にするのがオレだ」
「「征くぞ!!!」」
次号――決着!!
もうわけがわかりませんw
変態自重しろw(ほめ言葉
もうカオスギーシュだけで終わっちゃいそうなテンションだなぁ。
何この今更な少年漫画のノリw
笑いがwwwwww
止まりませぬwwwwww
GJ!カオスすぎwww
それはそうと23時に投下します
113 :
ゼロの変態:2007/06/21(木) 22:55:24 ID:???
次回のHHH(ハードボイルドハートフルヒューマンドラマ)ゼロの変態にご期待ください!
・・・ボスは死にすぎて命がどうでもよくなったようですw
ケイオス!!
変態自重w
116 :
マロン名無しさん:2007/06/21(木) 22:56:32 ID:GlxVQHtY
>>109 これを越えるフーケやワルドなんて想像もつかねぇw
そりゃあ際限なく死に続ければそのうち吹っ切れるわな
これに巻き込まれるフーケやワルドが可哀相だと思ったwwww
なんというエシュロス+デモルト+レナ+パピヨン?
このギーシュは間違いなく総合的に最強。
変態の変態による変態のためのお話、略してHHHか
いい略ですね
ゴメン、sageてなかったorz
ボスの残機ネタってマリオ?
打ち切りはァアアアア!
認めないイイイイ!
本編終了まで駆け抜けよォオオオオ!!
虚無の日。それはいわゆる休日らしい。
おれは今日はのんびり過ごそうと思っていたのだが、ルイズのこの一言によってその願いは砕かれた。
「出かけるわよ」
「いつ?どこに?だれが?なにを?なぜ?どのように?」
おれの5W1Hを無視してルイズは部屋をでる。
畜生!おれに安らぎの日は無いのか!おれの人権は何処に言った!
「もともと犬でしょあんた」
そうだった。
「フーケの時は大活躍だったしね。何か買ってあげてもいいわよ」
よし、すぐ行こう!
意気揚々と城下町にやってきたおれだが…
「イマイチだな」
あまり面白い物はなさそうだ。
俺が来たのは単純におやつが欲しかったからだ。
この世界にはコーヒー味のチューインガムは無いらしい。
そもそもガムそのものが無いんだそうだ(ケーキはあるのになー)。
だから代わりの物でも、と思ったのだがこんな所にまともな物は無いだろう。
厨房で甘い物を探していた方が幸せだった。
さらば我が幸福よ。
まあでも、折角きたので色々と見て回ることにした。
人間切り替えが肝心だ。おれ犬だけど。
通りにある店を見回って遊んでいたがあまり面白い物は見つからない。
やっぱ来なけりゃ良かったかなー。
その時、路地裏に人の気配を感じた。
おれは路地裏を覗き込む。そこには何と…
「ヒック。どうせ僕なんてたいした事ないんだー」
酔っ払いがいた。
あれ?でもコイツどっかで見たような…
「ケティには階段から落とされるしー、モンモランシーには爪を剥がれるしー」
あ、やっと分かった。ギーシュだ。
「挙句の果てには唯一の見せ場すら省略されるしー」
そんなこと言われてもなあ。
「僕も、僕にも、僕にだって!」
お、なんだ?メイジの主張?
「出番が欲しいよー!」
ああ、それなら大丈夫だって、実は今回で七回目の投下になるけど、
お前はそのうち四回も出てるんだぞ。
キュルケが四回、タバサが三回。
ほら、キュルケと同点だ。よかったな。
「イギー、行くわよー!」
お、ルイズが呼んでる。じゃあな。
「何かあったの?」
「うん、人生の負け犬を」
「まったくもう、そんなの見てると頭が悪くなるわよ」
クラスメイトにその言い草は無いんじゃねーの?
支援
ギーシュ堕ちてるwww
さてしばらく見回っていたがふいにルイズが話しかけてきた。
「イギー?何してるのよ?」
おれは銜えていた物を見せる。
「キャベツにリンゴ…どこで手に入れたの?…あっ!市場を通った時に盗んだわね!すばしこいヤツ!」
ルイズに蹴られた。何でだろ。
そのまま蹴られた事を理由に逃げ出し、適当な店を見つけ隠れるため中に入る。
「は〜い、いらっしゃ〜…ってアレ?犬?なんだよ客じゃね〜のか。シッシッ!」
おれを追い出そうとする店員(おそらく店主)。何か腹が立ったので
「おいおい、おれは客だぜ〜?客にそんな態度でいいのかよ?」
「い、犬が喋った〜!?」
おい大声を出すな!
「悪い犬はいねが〜〜〜〜」
ほら来た、大声を出すからだ、まったく。
「主人から逃げるような犬はいねが〜〜〜」
「いませーん」
「なら何故にこんな所にいるど〜〜〜〜」
「ここで買いたい物があるから〜」
必死の言い訳。
「ここで買いたい物?」
「そう、ここで」
「でもここって」
ここって?
「武器屋、よね?」
おいおれ、こんな所で犬が何を買うってんだよ。
「いや、武器が欲しくなったんだ」
「何で?」
「何か買ってくれるって言ったろ?」
「なんで武器なの?」
「ザ・フールだけじゃ辛い時もあるからさ〜」
「┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨」
「口で言うな口で」
釘宮ボイスでこれもアリかもな。
しばしの睨み合いの後、何とか言いくるめて武器を買ってもらえることになった。
でもおれに武器なんか使えるのか?と思っていたその時!
「な〜にが武器が欲しくなっただ。お前なんかその辺の骨でも買ってもらえ」
バカにされた様な声が聞こえてきた。
店主だと思いそっちを睨むが、店主もまた別の方向を睨んでいた。
とりあえず店主が睨んでいる方向を見てみると…誰もいなかった。
だが店主はその空間に話しかける。
「やい!デル公!お前は黙ってろ!」
「ヘン!そんな事言ったって犬に剣なんか振れないこと分かってんだろ!」
支援
この文体は癒されまくっていいね
特にカオスの後だと
おれはその声の主を特定し、ソイツに飛びかかった。
「イテ!何するんだこの犬コロ!」
「うるせー!」
そのままコイツをザ・フールでぶっ壊そうとする
「おでれーた!お前使い手か?」
「そうだ!じゃあ地獄に落ちろ!」
ザ・フールを使おうとするがその剣に何か言われる。
「待て!お前俺を買え!」
「いいぞ!さっさとくたばりやがれ!」
今度こそザ・フールを使おうとするが
「聞いてねーじゃねーか!」
あ、ホントだ。聞いてなかった。
よく話を聞くとコイツはデルフリンガーと言う名前で、意思を持っている武器らしい。
そして握っているヤツの実力も分かるのだとか。
つまりおれは実力者って事だ。良く分かってるなコイツ、気に入った。
「ルイズ、コレが良い」
「コレって…ちゃんと使えるの?」
「大丈夫だよ。で、いくら?」
後半は店主に向かって言った。
「それだったら新金貨で50になります。
あと普通は鞘に入れればおとなしくなりますけど…そいつは勝手に出てきたりしますよ?」
「別にいいぜ」
おれがそう言い、ルイズが金を払う。
これでインテリジェンスダガーのデルフリンガーはおれの物になった。
To Be Continued…
イギーに合わせてちびっこくなってるww
今回はここまでです
デルフは個人的に好きなので出したい、でもイギーには剣が使えそうにない
そんなワケでダガーに変えました
>>136 なんかその犬、イギーにインスパイアされたらしいですよ
>>136 大正解どころかそれを見て思いつきました
白戸三平の忍犬みたいにダガーを咥えるんだろう
ペルソナ自体スタンドにインスパイアされたものだしな
荒木と悪魔絵師が話してたっけ
荒木と悪魔が話してた、に見えた
が何も違和感がない件
>>141 たぶん見えてないだけで、凄まじい死闘を繰り広げてた
悪魔・・・ディアボロ?ボス?
23:30くらいに投下する!
こい!!
ガシャン ゴロゴロゴロゴロ ドン
ガチャ ゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・・
ここに一つの奇妙なゲームが繰り広げられていた。
鬼は石ころ、逃げるは少女。捕まれば即死のデスゲーム、
少女、ルイズは必死に岩から逃げていた。
「ハァ・・・なんで・・・私がこんなめに・・・!」
もうルイズに自分の使い魔に対する情など完全に消えうせた。
彼女を薄情と責めるのは酷であろう。
明確に死を運んでくる死神に、誰が愛着をもてようか。
ダンダンダンダンダン
ルイズは階段を駆け上がる
ガンガンガンゴンガン
ローリングストーンも階段を駆け上がる。
この岩は坂に登ろうと階段を上ろうと執拗にルイズを追いかけてきた。
「もお・・・・・・・・いやあああああああああああああ!!!!」
ストーンとの追いかけっこが始まってはや30分。
もうルイズの体力は限界に来ていた。ここまで逃げてこれたのは一重に彼女魔法を使えなかったことの賜物だろう。
もしちょっとの移動にも魔法を使うようなマンモーニならとっくの昔に石につぶされていたことだろう。
無論魔法を使えばもっと安全に逃げれたかもしれない。しかし・・・
バン!
ルイズは近くの小屋に逃げ込んだ。
「ハァ・・・ヒィ・・・スーーー、ハーーーー」
ルイズは大きく深呼吸し少しでも呼吸を整えようと努力する。
少しでも足を止めれるときに体力を回復せねば・・・
ゴロリ
「ハァ・・・もう・・・なの・・・うわああああああああああああああん」
バン!
入ってきた時と同じくドアを乱暴に蹴飛ばし再びルイズは逃げる。
そこから同じく転がって出てくるローリングストーン。
岩は仮に撒いたとしてもいつの間にかルイズの側に現れるのだ。
「あんたはハイウェイスターかぁあああああああああああ」
ルイズは半ばやけくそ気味に絶叫した。
彼女自身ただ逃げてるだけではダメだと思ってはいるものの、脳にまわすエネルギーも全部筋力に回さねば逃げ切れない。
そして、運命の時が来た。
ドサッ
ルイズの足がもつれて転ぶ。
「あう、あ、あ・・・」
必死に立ち上がろうとするが限界を超えた足腰はもう動かない。ただケタケタと笑うだけ。
ゴロン ゴロン ゴロン ブォッ
そしてついにストーンがルイズに追いつく。
「ちくしょう・・・絶対化けて出てやる・・・このド低脳がああああ!」
ルイズが死を覚悟したその瞬間
ブウン!
突如現れた爪にルイズの華奢な体は攫われる。
「貴族がそんな下品な吐くことでなくてよ、ルイズ」
「キュルケ! それに・・・えっと」
「・・・・・・タバサ」
名前を忘れられてた少女・・・タバサはちょっと不機嫌になりつつもルイズをシルフィードの背中に。
「どうしてあんたが・・・ゲルマニアに帰ったんじゃないの?」
「んー、そのつもりだったんだけどね、タバサに送ってもらうつもりだったし。
まー最後にあんたのマヌケ面見ようと探してたらえらい場面に出くわしちゃったみたいね」
「・・・! そうよ、お願いさっきの礼拝堂に」
「・・・・・・捕まって」
タバサが言うが早いがシルフィードが空中でバレルロールをかます。
その横を
ブオン!
大地から飛び上がったストーンが彼女たちの鼻先を掠めて落ちていく。
「岩の癖になんて跳躍力・・・まるでどこかの波紋使いね。タバサ低空飛行に切り替えて。そっちのほうが安全だわ」
キュルケの指示通りタバサは低空飛行に切り替える。
地上3メートルを猛スピードで駆け抜けるドラゴン。そこに、
これはいいホラー
「見つけたぞ、ルイズ! 昨日はよくもやってくれたな」
そこには昨日岩に脳天勝ち割られたギーシュが怒りの形相で立っていた。
「あの岩は君の使い魔だそうじゃないか。だったらこの傷の借りを返さねばなるまいね。
ああ勿論僕も馬鹿じゃない。岩に喧嘩売ろうなんて真似はしないさ。
しかしその主人たる君には責任を取ってもらおうか!」
いや、君は大馬鹿だ。と言うか空気読め。無理か。ギーシュだからか。ギーシュだしな。
「タバサ!」
ガシ
言うが早いがタバサはシルフィードを使いギーシュを掴み、
「あるぇ?」
そのままを一回転してギーシュをローリングストーンに向けてぶん投げる!
「あひょぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
某ウィリソンフィリップ上院議員のように飛んでいくギーシュ。
ゴシカァン!
そのままローリングストーンに体当たり?をぶちかますギーシュ。
ベキゴキバキボリガキベシャ
しかしストーンは意に介さずそのまま激突してきたギーシュを押しつぶす!
ギーシュ涙目ww
HP半減か
ギーシュは全身の骨をばらばらにされた
しかしギーシュの『運命』は岩に彫られてないため死ねず・・・
そのうちギーシュは考えることをやめた。
「よかったの?あれ」
「大丈夫よ、ギャグキャラは死なないから」
「そういう問題・・・?」
「いいからあんたは自分の心配なさい。いい、作戦は今いった通りよ」
「分かったわ・・・でもキュルケなんでここまでしてくれるの? 私とあんたは・・・」
宿敵同士じゃない、と言おうとしたルイズの言葉をさえぎりキュルケは言った。
「ツェルプストー家は代々ヴァリエール家の恋人を奪い取るのがその宿命よ。
あたしの代だけ死に逃げなんて許さないわよ、ルイズ」
「言ってなさい万年発情女」
「・・・・・・ついた」
彼女たちはシルフィードにのってそのまま『火の塔』最上階にたどり着いた。
ガランゴン! ガランラン!
階下から何かが石の階段を壊しながら近づいてくる。
「いい、チャンスは一回こっきり、練習なしよ。失敗だったらそうね・・・お墓は作ったげるわ。
墓石もちょうどあるし。」
「縁起の悪いこと言わないでよ」
「あっはっは、冗談よ冗談」
いつも通りの軽口を叩くキュルケにルイズは感謝した。
ただ逃げ回ってたさっきまでとは違う。私は運命に立ち向かうのだ。
その結果が如何なるものであったとしても・・・『立ち向かう意思』を持てた。
その誇りこそが貴族には重要なのだ。
死ぬ運命になくてもこれは死ぬだろw
「もっとも・・・誇りを抱いて死ぬつもりもないけどね」
ガン! ガン! ガンガン!
岩の気配がどんどん近づいてくる。そして
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
再びローリングストーンは彼女たちの前に姿を現した。
「今よ!」
キュルケは瞬時の詠唱していた魔法を開放する。
火の二乗。強大な爆炎がローリングストーンを包み込み爆発する!
ドォン!
すさまじい爆音と爆風が辺りを包む。
「・・・・・・・・・」
誰も言葉を発しない。わかっているからだ。こんなもので
ゴ…・・・ゴ
あいつを倒せるわけがない!
ゴロゴロ・・・ゴロゴロ・・・ブオン!
ローリングストーンは多少のヒビを体にいれながらもなおルイズへの突進をやめない。
そしてついにストーンがルイズを捕らえんとしたその時!
ガラ・・・ガラ・・・・ガラガラガラガラ
キュルケの爆炎で塔の一部が崩れ落ちる。
塔の一部と一緒にルイズとローリングストーンも落ちていく。
このままいけばルイズはローリングストーンに殺されるまもなく地面に叩きつけられて死ぬだろう。
しかし、ルイズの目に絶望の色はなく、むしろその口元には笑みすら浮かんでいた。
そうここまではすべて計画通り。あとは彼女が運命を出し抜けるか・・・
「かかったなアホが!」
彼女は落ちながらそう叫んだ。
支援
魔法入りの岩は痛かろう・・・
以上落下・・・もとい投下した!
つーわけで次が最終話です。はたしてルイズは運命を帰れることが出来るのか?
ギーシュの出番はこれまでなのか?
週末には投下するのでお待ちください。
つギー酒
このルイズ達、電波受信しまくりだろ・・・かかったなアホがとか死亡フラグ・・・
GJ!
ローリングストーンこえぇ
異世界から情報まじりはじめてるぞw
HSとか知ってるのかよ
GJ!
次投下します。
来いッ!
「……な! なによあれ……!?」
ルイズは目を見張る。
自分が呼び出した使い魔が人間二人――しかも平民ということで、さらにショックは二乗倍だったのに。
自分を散々おちょくって逃げ出した男が、魔法を使ったとしても、あそこまで遠く跳べるか、と思うほどの大きすぎる跳躍をやってのけた。
「ちょ、ちょっとルイズ! あんた何呼び出したのよ!」
流れ星のように遠くに消えていく男に見とれていたキュルケが、ルイズを振り向かせて問いただす。
「わ、わかんないわよ私だって!」
「あ、あんたどっかの魔法使い呼び出したりとか――、して、ないわよね。」
「だからわかんないんだってば!」
二人でぎゃあぎゃあと問答を繰り返していると。コルベールが近づいて、二人の口論に割って入る。
「ふーむ……。サモン・サーヴァントで魔法使いが魔法使いを呼び出した事実はこれまで一度もありません。……が、無いとは言い切れないでしょうが」
彼は魔法使いではないでしょう。と教師は言った。
「魔法使いじゃ……ない? な、ならミスター・コルベール。あの平民は一体……」
「わかりませんよ、ミス・キュルケ。そのあたりは彼から直接聞いてみるのが一番良いでしょう。ところで、ミス・ルイズ」
不意に名前を呼ばれて、ルイズはきょとん、とした。
「彼をこのまま逃がしていいのですか? 彼も貴方の使い魔でしょう。契約を完了できなければ」
退学ですぞ。と言われ、少女の頭から血の気が失せる。
「た、退学ぅ!?」
「そうです。これは重要な儀式であると同時に、試験でもあります。自分が呼び出した使い魔を使役できない魔法使いに単位など与えられません」
彼を追って使い魔の儀式を完了するか。退学になるか。二つに一つの道。
「あ、あ、あう、あう……。わ、わかりました! 必ず! 必ず儀式は完了させます!」
踵を返して、男の消えて行った方向へルイズは駆け出していく。
全力疾走で追っていく彼女に、頑張んなさいよー。とキュルケは激を飛ばした。
ピザ・モッツァレラ ピザ・モッツァレラ レラレラレラレラ レラレラレラレラ レラレラレラレラ ピザ・モッツァレラ
ゴルゴン・ゾーラ ゴルゴン・ゾーラ ゾラゾラゾラゾラ ゾラゾラゾラゾラ ゾラゾラゾラゾラ ゴルゴン・ゾーラ
ジャイロ支援
「……キュルケ」
彼女の後ろから、声がした
「なぁに? タバサ」
タバサ、と呼ばれた小柄でメガネをかけた少女が、キュルケと向き合う。
「……いいの?」
「どうしたのよタバサ。いいって何が?」
「ルイズ……退学しても」
いいの? と少女は上目で見つめる。
キュルケは、彼女が何を言っているかは理解できるが。
「あっははー。タバサってば何言っちゃってんのよ。私とあいつが犬猿だっての知ってるじゃない」
そう、気持ちとは裏腹に答えた。
確かに犬猿ではあるけれど、いなくなってしまうと、張り合いが無くなる。
それは彼女にとっても、つまらないし、淋しいことだった。
「……」
タバサは、無言であったが、じっと視線を、キュルケに向けていた。
「な、なによぅ。タバサ、その目やめてってば」
「……」
「あぁん、もう。……タバサの、意地悪」
タバサの視線に根負けしたキュルケが、師へと向き直り、
「ミスター・コルベール。使い魔の儀式の途中、契約前の使い魔が逃走した場合――この捕獲を補助することは、違反になりますでしょうか?」
と、尋ねた。
「いいえ。捕獲の補助であれば、何ら問題はありません」
「それでは、わたくしキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは、これより旧友ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの使い魔捕獲の助力に赴きます!」
そう言って、キュルケは、ルイズに杖を盗られて空になった右手を上げる。
「……助力します」
それに、タバサが手を上げる。
「タバサ、別にいいのに。何も貴方まで……」
「か弱い女性ばかりに任せておけません。それではこの僕、ギーシュ・ド・グラモンもお力添えします。二つ名の(青銅)魔法、存分にお見せいたすことにしましょう」
「ギーシュが行くなら」
そう言って、手を上げたのはモンモランシー。
続いてマリコルヌが手を挙げ、その隣の生徒がそれに続く。その隣の生徒も。
気がつけば。学級の全員が、ルイズの助力に賛同していた。
まさに、このときでいえば、最高の包囲網には違いなかった。
ただ――、全員がルイズを心配して参加したのかといえば、そうではなくて。
半分くらい、手に入れたばかりの使い魔を、思いっきり使役してみたかった。という考えも、あったのだが。
またもやこれまで。投下終了ナリ。
……ジャイロでてねーし。
舐めやがって俺がぁークソッ!クソッ!いらつくぜ!
……あ、先日のオスマン茶、なかなかオツでした。
むしろオ茶マンで。
つまりジャイロは善戦するがボコボコにされる・・・
つまり挟み撃ちの形になるな。
GJ!
GJ!俺はもう寝たいんですが構いませんねッ
>>172 何処が挟み撃ちなのか小一時間問い詰めたい
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
今宵もまた神父が光臨してるな
支援準備ィィイイ!
寝たいが支援する!
ニョホッ
気ちがいに刃物、メイジに使い魔
フーケの声を聞いても、自分の方に歩いて来るゴーレムを見ても、ルイズは動く事が出来なかった。
『ディアボロが自分を庇って死んだ』その事実が体から気力を奪い取っている。
今のルイズの頭に浮かんでいるのはディアボロと過ごした日々。
我侭ばっかりだった自分に怒りもせず、何で一緒に居てくれたんだろう?
そう思った瞬間
ルイズは立ち上がり『破壊の杖』の代わりに己の杖を抜く。
呪文を唱え、魔力を込め、自分が出きる唯一の魔法を解き放つ。
解き放たれた爆発がゴーレムの鉄の足を襲った、しかし、傷一つ罅一つ入らない。
それでも、ルイズは止まらずに魔法を放ち続ける。
「小虫が足掻くわねぇ」
無駄な努力をするルイズを嘲笑うフーケ。
絶体絶命なルイズ。
その瞬間
「考え方を変えて使え…と言った筈だがな…」
静かな声が響き剣閃が、ゴーレムの足に走った。
今まさに歩き出そうとしていた所に決まる、完全に完璧な不意打ち。
「え!?」
無様に転倒するゴーレムと肩から落下するフーケ。
受身を取りながら、攻撃を受けた個所を見ると―――
信じられない者が居た。陥没した地面から普通に立ちあがっているディアボロが居た。
相変わらず、腕や足からは骨が飛び出し、腹からは内臓が駄々漏れ、人間の原型を留めているのが不思議な姿
なのに。
「そんなに驚いた顔をしてどうしたんだ・・・・・・え?フーケ」
声は全く平静で、負傷など感じていないかのような足取り
その場に居た誰もが一生忘れないだろう悪夢じみた光景。
「馬、鹿な!?」
あの状態で人間が生きていられるはずが無い、ましてや動く事など不可能なはずだ。
だが、今現在ディアボロは動いている。
人生で始めて感じる未知の恐怖に、ゴーレムを動かす事も忘れてフーケの体が震え出す。
その隙を逃すディアボロでは無かった。
「フーケを捕まえるチャンスだぞ?」
ハッと気付いた時にはもう遅い。
傍らに立っていたルイズから魔法の爆発をくらって、フーケは吹き飛ばされ木の幹に激突して意識も吹っ飛ばされた。フーケ編完である!
「良くやったな」
気楽に喋るディアボロに走って来たルイズ
「そんな事言ってないで!速く学院に戻らなきゃ!」
痛々しげな目でディアボロの傷を見る。目からは涙が溢れている。
シルフィードから降りて来たキュルケとタバサもそれに続く。
「そんなに酷い傷では無い……フーケを縛り上げて戻るぞ」
煩げに手を振って答えるディアボロだが。
その言葉を無視する3人に抱え上げられて強引にシルフィードの背中に乗せられた
「学院に戻って」
タバサの命令にシルフィードが一鳴きすると、そのまま全速力で飛んで行く。
ボス恐ろしすぎ支援
なんというスプラッタなボスwww
なんて筆がはやいんだ!
「相棒……大丈夫なのか?」
「心配いらんと言っているが……あいつ等も心配性な事だ。この世はアホだらけなのか?」
手足の骨がぶち折れて内臓がはみ出てるのに、平静すぎるデイアボロが異常なのだが。
それに突っ込みを入れる者や物はこの場には居なかった。
(ロードローラー並だったな……)
シルフィードに揺られながらも、つらつらとそんな事を考えるディアボロ。
まあ、腹減りもヤバイ所まで来てたから早く戻れるなら良いだろうと考え直し。
(取り敢えずは、万が一に備えて応急処置だけはしておくか)
エニグマの紙からフー・ファイターズのDISCを使用して傷を治す。
プランクトンで治る傷なのかと誰もが疑問に思うが、傷は治っているので問題は無かった。
ルイズ達の心配とは程遠い不死身ぶりを見せているディアボロであった。
学院に戻ってからディアボロは、きゅいきゅいと鳴いて煩いシルフィードを放って医務室に寄らずに厨房に直行した。
そんなディアボロに遅れる事数時間。
学院に戻ってきたルイズ達3人が見たのは、厨房で元気に食事をするディアボロの姿。
「ええ!?大丈夫なのディアボロ!?」
「問題は無い。と言っただろう」
厨房に着いた時には傷は自然治癒していたのである。
適当に答えて無傷の体を見せるディアボロ。
常人なら数ヶ月はベッドで昏睡状態のはずだが、医務室の治療が完璧だと思って強引にルイズ達は疑問を拭った。
このボスはゾンビ映画並みだぜ……
タフとかそういう次元じゃねーぞ!
今来たぜ!
ってもう次スレかよwww
支援っ!
ボスKOEEEEEEE!支援
そして、学院長室でオスマンが事の顛末を聞いていた。
「ミス・ロングビルが土くれのフーケじゃったとはな……全く気付かなかったわい!」
「そうですな学園長」
お前等実は気付いてたんじゃね?との視線を物ともせずにオスマンはルイズ達を褒め出した。
フーケは衛士に引き渡され、破壊の杖は無事に宝物庫に収まり一件落着である。
そしてオスマンは、ルイズ達にシュヴァリエの爵位申請を宮廷に出した事を告げた。
「本当ですか?」
キュルケとルイズは喜びの声を上げた。が一瞬後ルイズの表情だけ固くなった。
「オールド・オスマン。ディアボロには何もないんですか?」
「貴族ではない平民の変態では、な」
平民はともかく、変態は関係無いと思う。
そんなこんなな感じで、ルイズとオスマンが話しているが、正直ディアボロにとっては如何でも良い事である
「……シュヴァリエとは何だ?」
取り敢えず、朝からシュヴァリエが何なのかを聞きたかったので、ここぞとばかりに質問してみる。
「知らないの?王室から与えられる爵位よ、最下級のものだけど。
シュヴァリエは他の爵位と違って、純粋な業績に対してのみ与えられる爵位だから
私達のような年齢で与えられるなんて驚きよ。」
無い胸を張って、そう誇らしげに語るルイズ。ディアボロも疑問が解けて満足気だ。
それを見ながら、オスマンは手を叩いた。
「さてと、今日の夜はフリッグの舞踏会じゃぞ?
この通り『破壊の杖』も戻ってきて、予定通り執り行う事が出来て万々歳じゃよ。
今日の舞踏会の主役は君たちじゃ、用意をしてきたまえ。」
ロードローラー並みかぁ
ってボスHP1かよ!?
奇妙なダンジョンで体得した自己再生能力は異常だなw
三人は一礼するとドアに向かった。だがディアボロだけ部屋から出て行こうとしない。
疑問の視線を向けるルイズに手を振ると。
「先に行け……私はちょっとした用がある」
ルイズの疑問はまだ解けていないようだが、取り敢えず頷いて部屋を出て行った。
「何か、私に聞きたい事がおありのようじゃな?」
「ガン…何とかとは何だ?」
そう問い掛けるディアボロの目の前で、いきなり明後日の方向を見て口笛を吹き出すオスマン。
あからさまに怪しい。
「ふん?まあ、良い……次の疑問だが。あの『破壊の杖』は何処で拾ったものだ?」
「……何でそんな事を聞くのじゃ?」
疑問文に疑問文で返すオスマンを見て、こめかみを引き攣らせるディアボロ。
「あれは私の元居た世界の武器だからだ……それが気になってな」
「『元居た世界』?……なるほど、それなら納得できるのう」
オスマンは溜め息をつくと、遠い目をして語り出した。
森を散策中にワイヴァーンに襲われた事。
そんなピンチのオスマンを『破壊の杖』を使って助けた男が居た事。
怪我をしていた男を学院に運び込んで治療したが死んでしまった事。
最後に残った一本を『破壊の杖』と名づけて宝物庫にしまい込んだ事。
そして、男がうわ言のように繰り返したのが『ここはどこだ。元の世界に帰りたい』だった事。
良く考えると,満腹度こそは無いがDQやFFでも大冒険のディアボロと同じなんだよな。
そこまで喋り終えてディアボロを見詰めるオスマン。
「きっと、彼は君と同じ世界から来たんじゃろうな……」
「…………」
「そして…おぬしの最初の疑問じゃが、そのルーン……」
「これがどうかしたのか?」
ディアボロが自分の左手にあるルーンをオスマンに向ける。
「それはガンダールヴの印じゃ……伝説の使い魔の印じゃよ」
「ガンダールヴ?」
「そうじゃ。その伝説の使い魔はありとあらゆる武器を使いこなしたそうじゃ。
曰く神の盾……もしくは……神の左手ガンダールヴという」
疑問が全部解けたので、そのまま学院長室から退出しようとするディアボロ。
ルイズが何故そんな伝説の使い魔として召喚できたのかは、如何でも良い疑問として片付ける。
ドアを開けようとした時、後ろからオスマンの声が聞こえた
「恩人の杖を取り戻してくれて……ありがとう……!改めて礼を言うぞ
お主がどういう理屈で、こっちの世界にやって来たのか、わしなりに調べるつもりじゃ。じゃが……」
「?」
「何も解らなくても、恨まんでくれよ?なに、こっちの世界も住めば都じゃからな」
帰る手段はあり、帰る気も無い、そんなディアボロはオスマンの言葉を如何でも良い事として聞き流す。
彼にとっては理屈が解ろうが解らまいがどちらでも構わないのである。
>>195 そりゃそうだw
GERのDISC持ち込んでるからな
投下終了
相変わらず最強だなディアボロwww
GJ!!
変態さんのボスも面白いけどこのボスもいいキャラいてますねwww
GJ!
30分に…投下…させていただく…!
今夜も投下祭りか…楽しみにしてるぜ!
かつてヘタレていたジョニィ・ジョースターが
ギーシュを見たら何を思うだろうか
GJ!
ディアボロにとってはこの異世界も
特にどうということもないだろうからな
淡白な反応も頷ける
乙!!ディアボロの人の
筆の速さは異常(ほめてるんだからねっ)
支援するよん
翌朝、何とか動けるようになったロングビルを御者役に、一行は出発した。
馬車といっても、屋根のない、荷車のような馬車である。
襲われたときに、直ぐに迎撃出来るようにとのことだ。
その馬車の上、ルイズは歯ぎしりをし、
かつてないほどの憤りを感じていた。
何たってこんな事になったのか…………馬車に乗っているのは、
ルイズを含めて、四人に増えてしまっていた。
ルイズと、DIOと…………キュルケとタバサだった。
早朝、馬車を待っている2人の前に、
何処から聞きつけたのか、オスマンとともに表れたのだ。
「この2人は、そなた同様、
フーケ拿捕に、貴族の誇りをかけると申しておる。
同行させるのじゃ」
そういうオスマンに対して、まさかNOと言えるわけがない。
ルイズに選択肢は無かった。
結局、ルイズの返答を待つことなく、2人は堂々と馬車に乗り込んだのだった。
「なんであんたがここにいるのよ、
ツェルプストー」
カッポカッポと馬車が行く音が森に広がるなか、
唇を軽くへの字に曲げて不満を漏らしたルイズに、
キュルケはその炎のような髪をかきあげた。
「ふん。
ヴァリエールに抜け駆けなんて、させないわよ。
うわさはとっくに学院中に広まってるわ。
それに、首尾良くフーケを捕らえれば、名を上げることができるのよ?
ベストチャンスじゃない!
ヴァリエールにはもったいないくらい」
ルイズは顔をしかめた。
どうやら2人はフーケを生かして捉えるだけのつもりらしい。
しかし、ルイズはフーケを殺害しに行く。
つまり、板挟みの形になる。
あちらが立てばこちらが立たずだ。
まいったことだと頭を悩ませながら、ルイズはその視線を、
キュルケの隣で黙々と本を読んでいる青髪の少女に移した。
その身長よりも大きな杖が印象的だ。
「で、なんでこの子までついてきてるわけ?」
ルイズの質問に、タバサがついと顔を上げて、
キュルケを指差した。
「心配」
一言そういうと、タバサは再び本を読み始める。
タバサが口数の少ない子であることは、
ルイズもある程度分かってきていた。
だから、その簡潔きわまりない返事に対して、イラつくようなことはしなかった。
しかし、このタバサという少女、馬車に乗ってからというものの、少々挙動不審であると、ルイズは感じていた。
黒いw黒すぎるw
本を読んでいるだけかと思ったら、時々顔を上げて、
DIOの方をチラチラと窺っているのだ。
まさかあのメイドみたいに手込めにしたのではないかと、
ルイズは一瞬冷や冷やしたが、どうやら違うようである。
DIOを見るタバサの目は、脅威と興味がない交ぜになったようなそれであり、
少なくとも好いた惚れたといったものではないことがわかる。
ならば、タバサがいくらDIOに気を向けようが、それはルイズの口を挟む領分ではない。
一方のDIOはと言えば……普段と変わらない。
体格上の理由から、馬車の一番後ろに陣取ることになったDIOは、
ルイズがせっかく買ってやった平民用の普段着を着ることなく、例の如く上半身裸だ。
出発の時、ルイズはこの事にかなりお冠だったが、DIOは一向に聞く耳を持たなかった。
これこそ自分のスタイルだと、言わんばかりだ。
確かに、半裸のDIOは、精密な彫刻のようである。
繊細ながらも力強さを感じるDIOの肉体には、男も女も持ち得ない、
奇妙な色気を感じる。
ほとんど四六時中行動を共にしているルイズにとってはたまったものではないが、
時間が迫っていたせいもあり、嫌々…本当に嫌々ながら放置することにした。
ボスTUEEEEEEEEEEEEE!!!!!!wwwwwww
もしかしたら、HP200近いのかもしれん。
そうじゃないとこの異常な回復力は説明できないw
俺TUEEEEをやるためにコミックスを貯めてたんだ!
俺もようやくGER手に入れたから、俺TUEEEの準備に逝ってくる!
結局半裸なんですねw
久方ぶりにルーンに魔力を注いでやろうとも思ったが、
この旅の終わりには、フーケが待ちかまえているのだ。
どうにも出来なかった。
精神力の消耗は、極力避けねばならないのだ。
DIOのベルトと、深緑色のズボンの両膝とに輝く、ハートマークの飾りが憎らしい。
そのDIOの足下には、以前買った剣が2本とも、無造作に転がっていた。
DIOによると、2本とも持ってきたのは、
片方を『予備』にするためらしい。
つまり、どちらかが折れてしまうかもしれないという事だ。
一体どちらがポッキリ逝ってしまうことになるのか、ルイズは楽しみだった。
ルイズの視線は、デルフリンガに一点に注がれていた。
―――と、馬車でのぶらり旅が退屈になってきたのか、キュルケが、
さっきから何も話さずに手綱を握るロングビルに話し掛けた。
「ねぇ、ミス・ロングビル………、怪我をしてらっしゃるんだから、
手綱なんて、付き人にやらせればいいじゃないですか」
単純な親切心から出たらしいキュルケの言葉に、ロングビルはにっこりと笑った。
「いいのです。この方が、フーケの隠れ家までの距離が、よくわかりますの。
それに、わたくしは、貴族の名を失くした者ですから」
ディアボロの大冒険難しいけどもしろいな。
会社でやるスリルがまたいい…
>>214 またおまえかwww
支援するッ!!
このシリーズは普段悪党の人がいい人に見えてきて困る
キュルケはキョトンとした。
ロングビルは、オールド・オスマンお抱えの、有能な秘書である。
そんな彼女が、貴族でないとは、一体どういうことだろうか?
ロングビルの話によると、 オールド・オスマンは、貴族や平民といった事柄に、拘らない人なのだそうだ。
曰わく、
『ワシは、厳しい。
しかし平等主義者じゃ!
差別は許さん。
貴族、平民、王族、亜人、エルフ……etc.
ワシは差別をせん。
全て、平等に価値が『無い』!!!』
だそうである。
あのオスマンなら、もっともなセリフだと、その場にいた4人は妙に納得した。
興味をそそられたのか、キュルケは少々突っ込んだ話をし始めた。
「差し支えなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」
貴族の名を失うことになった過程を聞こうというのだ。
ロングビルは困ったような微笑みを浮かべた。
言いたくないのだろう。
「いいじゃないの。教えてくださいな」
キュルケは興味津々といった顔で、ロングビルににじり寄った。
いい加減見ていられなくなったのか、そんなキュルケの肩を、ルイズが掴んだ。
キュルケはルイズの方に振り返ると、思いっ切り嫌そうな顔をした。
「なによ、ヴァリエール。
お呼びじゃないわ」
ハートマンwwwwwwwwwwww
キュルケは聞き入れそうにもないが、注意せずに放っておくのも酷だと、ルイズは思った。
「よしなさいよ。昔のことを 『根掘り葉掘り』 聞くなんて………」
何の気なしに口にしたルイズの言葉に、タバサの体がビクンと跳ね上がった。
突然のタバサの動きに、2人はさっきまでの会話をすっかり忘れて、タバサの方を向いた。
見ると、タバサは顔を真っ赤にして、何かを口走ろうとしている自分を必死に抑えているようであった。
それでも無表情なのが逆に怖い。
「タ、タバサ………?大丈夫……?」
ただならぬ様子に、恐る恐るといった感じでタバサに話し掛けるキュルケ。
ルイズはというと、何が起きているのか、サッパリわからず、ポカンとしていた。
しばらく経った後、タバサがふぅと一息ついた。
ゆっくりと2人を見るタバサは、普段と全く変わりがない。
いつも通りだ。
「……なんでもない」
ポツリと呟いたタバサだったが、その言葉には、何も聞くなというような、変な迫力があったので、
2人はその言葉を鵜呑みにするしかなかった。
タバサは再び読者に勤しみ始めた。
ルイズは話を戻すことにした。
あれ・・・ひょっとしてタバサさんキレてます?
乗り移ったかwww
ギアッチョか?ww
支援ッ!!
「とにかく、人が聞かれたくないことを、無理やり聞き出そうとするのは、
良くないと思うわ!」
ヴァリエールに対する反発心から、キュルケはルイズを軽く睨んだ。
「暇だから、お喋りしようと思っただけじゃない」
「ゲルマニアはどうだか知らないけど、トリステインでは、恥ずべきことなのよ」
キュルケは無言で足を組み、イヤミな調子で言い放った。
「ったく、大体あんた、どうしてフーケを捕まえようなんて思ったわけ?
あんたのほうこそ、名誉が欲しいんじゃないの?」
ウシシと笑うキュルケに対して、ルイズは真顔になって答えた。
「私には、どうしても殺らなきゃならない理由があるわ」
キッパリと、突き放すように言うルイズに、キュルケは半信半疑な目を向けた。
「でも、あんた、いざフーケが現れたら、どうせ後ろから見てるだけでじゃないの?
そこのDIOに全部まかせて、自分は高見の見物。
でしょ?」
2人は同時に、DIOを見た。
DIOは、移り変わる景色をただただ暇そうに眺めているだけだ。
ルイズは腕を組んだ。
「誰が逃げるものですか。
私も、魔法を使って何とかしてみせるわ」
やるが殺るになってるルイズ黒いwww
俺も支援するぜ
「魔法?
笑わせないでよ。
あんなのは魔法じゃなくて、ただの爆発よ!爆発!」
当初の話題はどこへやら、
火花を散らす2人は、ギャーギャーと口げんかを始めたが、馬車が森のより深い場所へと入っていくと、
段々静かになっていった。
鬱蒼とする森は、昼だというのに薄暗く、気味が悪い。
ある程度まで進むと、ロングビルが馬車を止めた。
「ここから先は、徒歩で行きましょう」
ロングビルがそう言って、全員が馬車から降りた。
森を通る道から、小道が続いている。
「えっらく暗いわね……」
キュルケの呟きが、森に吸い込まれて消えていった。
言葉のあやではないところがまたwwww
支援するッ!
森を進む一行は、開けた場所に出た。
森の中の空き地といった風情だ。
真ん中に、廃屋があった。
ロングビルによると、あれがフーケの隠れ家……らしい。
五人はむこうから見えないように、森の茂みに身を隠したまま、廃屋を見つめた。
人の住んでいる気配は全くない。
ルイズ達は、ゆっくりと相談をし始めた。
あーでもないこーでもないと策を練った結果、
タバサの案が採用される事となった。
『まず、偵察兼囮が、小屋に出向いて、中の様子を確認。
フーケが中にいれば、挑発して誘き出す。
そこを魔法で叩く。』
奇襲戦法であった。
集中砲火で、フーケを沈めるのだ。
「で、その偵察兼囮はだれがやるの?」
キュルケが尋ねた。
タバサは無言でDIOを指差した。
全員が一斉にDIOを見つめた。
DIOはため息をついた。
「………私か」
タバサがコクンと頷いた。
「いいじゃない。
名案だと思うわ。
というわけで、DIO、行ってきなさい」
DIOは丸腰のまま、気だるげに立ち上がった。
そして、スタスタと小屋まで近づくと、確かめもせずに小屋の中に入った。
4人は息をのんで見守っていたが、暫くすると、DIOが小屋から出てきた。
誰もいなかった時のサインを出すDIO。
全員が茂みから出て、小屋に歩み寄った。
「誰もいないな」
DIOがそういうと、ディテクトマジックを使って罠がないことを確認したタバサが、
小屋の中へと足を運んだ。
キュルケはなぁーんだと、拍子抜けしたような声を出した。
小屋に入ったキュルケとタバサは、フーケの残した手がかりを探し始めた。
DIOは、自分の仕事は終わりとばかりに、
部屋に突っ立っているだけだ。
家捜しを続ける2人だったが、やがてタバサが1つのチェストの中から……、
なんと、
『破壊の杖』を見つけ出した。
「破壊の杖」
タバサは無造作にそれをもちあげると、皆に見せた。
「あっけないわね!」
キュルケが叫んだ。
DIOはというと、タバサが抱える『破壊の杖』見た途端に、
訝しげな表情をした。
ディアボロとDIOが小屋に入るまで無防備すぎて吹いた。
ロングビルと一緒に、小屋の外で待機していたルイズは、
『破壊の杖』発見の報告を受けて、眉をひそめた。
おかしい。
ロングビルの話では、フーケは罠を張って待ちかまえているというではないか。
魔法学院に忍び込み、宝物庫を破るほどの実力の持ち主。
恐らく、自分たちが森に入ったことなんか、とっくにお見通しだろう。
なのに、こうもやすやすと破壊の杖を渡すとは………。
これも、いや、ひよっとしたら、これこそが罠、か?
それにしてもリスキーに尽きるだろう。
フーケの意図を読みかねて、ルイズはうむむと唸った。
ロングビルは、いつもの柔らかなものとは全く異なる鋭い視線で、小屋の様子を慎重に窺った。
3人とも、破壊の杖に目が釘付けだ。
次いで、ルイズを見た。
ルイズはロングビルに背を向けて、うむむと唸りながら、思案に耽っている。
ロングビルには目もくれておらず、自分の世界に入り込むルイズを見て、
ロングビルは薄く笑った。
今、彼女は完全にフリーだった。
自分の作戦がうまくいったと確信したロングビルは、喜びもそこそこに、
最後の詰めを行うため、コッソリと茂みの奥へと足を運んだ。
支援ッ!
DIO様を忘れとるwww
時の加速を止めようなど無駄無駄ァ!
支援
――――その時だった。
突如何者かが、
"グワシィ!!!"
と、凄まじい勢いで自分の肩を掴んだのだ。
ロングビルの体はまるで、『固定化』の魔法でもかけられたかのように、
硬直してしまった。
……………まさか?
いやいやいやいや、そんなバカな。
彼女と自分は、さっきまで、たっぷり15メイルは離れていたはずだ。
彼女であるはずがない。
では、今、自分、の肩、を、掴んで、いる、の、は……………………誰、だと、い、う、の、か?
ゴクッと唾を飲む。
ロングビルは意を決して後ろを振り向いた。
「どこに行くのかな?かな?」
笑顔のルイズが、そこにいた。
to be continued……
以上、『投下した』…!
鉈女がいるぞww
相変わらず黒くていいぜ
GJ!!
乙!!!!!
ってルイズにレ○憑依してるwwww
GJ!
ちょwwww
ここでひぐらしネタっすかwwww
これはある意味ホラーだけどねww
フーケオワタ\(^o^)/
逆に考えるんだ、肉の芽で支配されれば鉈でズタズタにはされないと考えるんだ。
なんというホラー。まちがいなくフーケは失禁する。
こええw
いまのルイズなら殺る、絶対に殺るw
フー茶に期待
ここまで可哀想なフーケは見たことがないw
これはものすごく死亡フラグONだなw
30分から投下の予告だ!
フーケかわいいよフーケ
来いッ
しえんするよー
シェー
こちらもフーケの話題というのが気になるが、もう書いたものは仕方ない!
第七章後半、投下開始する!
25:33
『フリッグの舞踏会』が開催された夜、酔った人々が寝静まった頃。
リゾットは中庭に一人、佇んでいた。
右手でナイフを抜くと、左手のルーンが輝きを発する。その状態でメタリカを発現してみた。
磁力で地中の鉄分を操作すると、地中から無数のメスが出現した。そのうち一つを自分の手前まで引き寄せると、今度は磁力の反発でメスを飛ばす。
メスは弾かれたように飛び去り、石の壁に深々と刺さった。その状態でさらに磁力を使い、メスを鉄分に戻す。
「………メタリカは身体の一部として扱われているらしいな」
スタンド使いがこのルーンを宿せばみなそうなるのか、それともメタリカが普段、リゾットの肉体に潜んでいるからか、
他にガンダールヴのスタンド使いがいないため不明だが、ルーンによる能力向上はメタリカとそれが発する磁力にも及ぶことが分かった。
肉体ほど飛躍的なパワーアップではないが、それでもリゾットは今後の戦術の幅が大幅に広がったことに満足した。
「……試してみるか」
そう呟くと、リゾットはナイフを握ったまま本塔の壁に手を置き、メタリカを発現した。
ミス・ロングビルこと土くれのフーケは冷たいベッドに横たわっていた。
ここは魔法学院の一室。禁固を目的に作られたわけではないが、手には手枷をはめられ、杖はない。
窓はあるものの、高さから言って魔法を使わなければ届かない。
届いたとしてもオールド・オスマン自らが『固定化』した鉄格子が嵌っている。杖もない以上、脱出はまず不可能だ。
左腕がかゆくなったが、そこらにすりつけて掻くのは我慢する。左腕は既についていた。
オスマン曰く「退職金の代わり」らしい。有難くて涙が出る。
どうせ明日、監獄に送られれば裁判を通して極刑にされることはまず間違いない。
今更左腕の一本あったところでなんだというのだ。だがそれでも掻くのは我慢する。
膿んだら辛い。気を紛らわすために考え事をしてみた。
「大したもんじゃないか…。あいつらは」
考えるのは今日、自分を捕まえた連中のこと。特にあのリゾットという男は只者ではなかった。
途中は優勢だったものの、後は最初から最後まで負けっぱなしだった。
正体を見破られ、途中、追い詰めたときも、あのまま学生たちに逃げられていたらいずれは追い詰められたはずだ。
加えてフーケのゴーレムと剣一本で渡り合う技量、ルイズの魔法をいち早く利用する機転。
どれをとっても卒がなかった。
「何だったのかね…結局」
まあ、どうせもう二度と会わないだろうし、あまり考えても分からないだろう、と結論した。
考えることがなくなると、自分が死ぬことで残される人々のことが浮かんできた。
彼女たちは元気でやっていけるだろうか。
そんなことを考えていると、窓の外から声がした。
「フーケか?」
声に聞き覚えがあった。昼間、散々戦い、さっきまで考えていた男だ。窓に眼をやると、鉄格子の向こうにリゾットが居た。
「何かしら? 女性の部屋に夜更けに来るなんて無粋な男だね」
からかい半分にいってやるが、リゾットは取り合わない。
「お前に聞きたいことがあって来た」
「内容によるけど、言ってみれば? 聞いてあげないこともないよ。茶は出せないけどね」
ふと、フーケは気が付いた。ここは塔の十階で、足場もないはず。
なのにこの男はどうやって窓の外にいるのだろうか。
「お前は……マジックアイテムを集めているそうだが……『破壊の杖』のような雰囲気の用途不明のマジックアイテムを…他にも……持っているのか?」
「いや、見たことないね…」
「そうか……」
声に落胆したような様子はなかった。
リゾットキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
>茶は出ないけどね
…いやなんでもないなんでもない。
>茶は出せないけどね
工工エエエエェェェェ
「……次の質問だ。フーケ、ここから逃げたくはないか?」
「はぁ?」
予想外の質問に思わず聞き返してしまう。誰が捕まえた人間が逃がしてくれると思うだろうか。
「そりゃあ、できることなら逃げたいけどね。このままだと死刑なんだから。何だい? 逃がしてくれるのかい?」
「条件次第では……な…」
「変な奴だね。今更逃がしてくれるんなら、あの小屋で逃がしてくれりゃ良かったんじゃないか」
「あの時は捕まえる任務があったからな…」
「……ふ〜ん…」
今だ目的を計りかね、フーケはリゾットを値踏みするようにみた。
「………まあ、逃がすことになっても、…任務の趣旨は守られる。
条件の一つは……『逃がす代わりに二度とトリステインで盗みを働かないこと』だ」
「……それを約束したとして、私が守るって保証はあるの?」
「いや、ない……。だが……この条件を反故にするなら『覚悟』を以って破ることだ。俺はお前が盗みを働いたと知った瞬間、自分の責任において、お前を地の果てまででも追いかけて始末する」
フーケはその言葉にやるといったらやる『凄み』を感じた。基本的にフーケのやり方は目立つ。貴族が慌てふためく様を見るのは、趣味でもあるからだ。
目立たない方法でやることもできなくはないが、いずれは土くれのフーケの犯行と広まるだろう。
そして、フーケは二度リゾットと渡り合って勝てる自信はまったくなかった。今のリゾットは昼間のときよりさらに強くなったように見えたのだ。
「……他の条件は?」
「こっちは任意だが…雇われないか?」
「ごめんだね。ヴァリエール家の我侭三女なんぞに使われるのは真っ平だ」
貴族は嫌いだし、『ゼロ』なんて二つ名をもらう無能に使われるのはもっとごめんだった。
まあ、その無能の魔法に負けたのだからあまり大口はたたけないが。
「いや……雇い主はルイズじゃない……。俺個人だ」
これは新しい展開!!
支援ッ!!
リーダー!?
リゾットはすき放題にフラグをたてまくるから困る
ワルドはでないと考えてよろしいですね!?
「アンタに? …ふざけないで欲しいね。私にこんな風にしたあんたを私は許さない…。
この土くれのフーケのプライドが、アンタに協力するとでも思ってるの!?」
実のところ、二人とも仕事のために戦っただけなので、お互い、そんなに恨みはない。腕を拾ってきてもらったことに関しては感謝すらしている。
だが、即答すると自分を安売りしてるみたいで嫌なので、フーケは渋って見せた。
「やはり…ノーか。無駄だとは思っていたがな…。じゃあな」
なので、あっさりとリゾットは引き下がり、窓枠から姿を消したので、フーケは焦った。
「えっ、あれ!? そうあっさり引き下がるの? ま、待ってよ。……ねえ! もうちょっと駆け引きしてよ…。
わかったわよ。前向きに考えるからもうちょっと話を聞かせてよ!」
慌てて引き止める。リゾットが再び姿を現すのを確認し、フーケは溜息をついた。
「立場ないわね…。まあ、いいわ…。人を雇おうって言うんだから、金はあるんだろうね?」
「ある」
窓枠に金貨の袋が置かれた。音からすると悪くない金額が入っているようだ。
「それに雇うといっても仕事は情報収集だ。お前自身の稼ぎの傍らでやってくれればいい」
「自分でやらないのかい? アンタだって裏社会の水には慣れてるだろ?」
「俺はルイズに恩を返すために学院にいるからな……。情報収集する暇はない」
「なるほどね…」
「それに……」
「?」
「『人脈』は一朝一夕では作れないからな」
「ははん、確かにね」
フーケはリゾットの抜け目のなさに舌を巻いた。
情報を得るための人間関係というのはすぐには形成できない。確かなものにするにはそれぞれの信頼が必要なのだ。
フーケフラグキター。
268 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 01:36:44 ID:UB/R32Jq
だがそれが良い
元の世界で果たせなかった栄光に向かうリゾット。
フーケを雇い、それを丸ごと使用できるようにするというのは、悪くない手だった。特に嘘を見抜くことができるリゾットならば。
「ま、その辺りの事情は理解したよ。で、どんな情報を集めればいいんだい?」
「一つ目は、『破壊の杖』のような使用法や出所が不明なアイテムに関する情報だ…」
「ふぅん。あれと同じようなアイテムね…。一応、理由を聞いていい?」
「あれは、こことは別の世界……俺が居た世界で作られた品物だ」
言った途端、フーケは胡散臭そうにリゾットを見た。
「はぁ? 別の世界? 頭、大丈夫?」
「……信じようと信じまいと…お前の勝手だ。だが、あれらのアイテムに俺が元の世界に帰るための手がかりがあるかもしれない」
リゾットはこれまでと変わらない、淡々とした調子で告げる。嘘なのか本当なのか判断しかねた。
「ふぅん…。まあ、この場でアンタが嘘をつくメリットはないわね…。真偽はさておき、ああいうアイテムの情報ね。任せといて。職業柄、そういう胡散臭い情報を集めるのは得意よ。で、他には?」
「市井の情報なら何でもいい…。この学院は情報が遅れているし、雰囲気を肌で感じることが出来ない。例えば、近々戦争がありそうな雰囲気だが、それが俺たちに関係あるかどうかも分からない……」
「戦争? ああ、アルビオンの内乱のことだね。…貴族が王に対して反乱を起こしたのさ」
フーケの表情に影のようなものがよぎったが、リゾットはあえて追求しなかった。
「………ところでアルビオンというのは国だったな?」
「そうだよ。大陸でもある。それくらい常識だと思うんだけど……異世界じゃなくても遠くから来たんだね、あんたは」
「そう言っている」
「じゃ、そういうことにしておくよ。その程度なら本当に片手間で集められるよ」
「……で…返事は?」
この瞬間、フーケの頭の中では損益計算が始まった。
リーダー……何を目論む……
メリット
・命が助かる。
→これは何事にも変え難い魅力の一つ。
・雇用契約さえ終われば自由の身
→トリステインでの盗みは控えるにしても、後は勝手にやれる。
・金が手に入る。
→当座の資金は魅力的。とりあえずの金づるにはなりそうだ。
・リゾットには好奇心が湧く。身近で調べることができるのはそこそこ面白い。
→人は、どの生命よりも、好奇心が強いから進化したのだッ!(byチョコラータ)
デメリット
・今後、トリステインで盗みの仕事ができない。
→正体を知られた以上、逃げてもしばらくほとぼりを冷まさなきゃならないし、仕事をするならゲルマニアでもガリアでも行けばいい。
・雇い主に報告を入れるため、行動範囲が制限される
→おそらくお尋ね者になるだろうが、変装にはそれなりに自信があるし、遠方に逃げたふりをすれば、お膝元にいた方が見付からないかも知れない。
・面倒くさい
→生活のついででいいと言ってるし、適当にまた酒場のウェイトレスでもすれば勝手に情報は集まるだろう。
…計算完了。
「…悪くない話ね……。引き受けるわ」
「そうか……」
話がまとまったところで、フーケが身を乗り出した。
「それで、どうやって逃がしてくれるんだい?」
そして翌朝…朝もやの中を檻車が通る。その車を遠くに見ながらフーケとリゾットは木立のなかに立っていた。
「簡単なもんだね」
「お前が魔法が使えないと思って油断していたからな……。一応……外からの奇襲には神経を張っていたようだが…、中に入り込まれると弱い…」
実際、計画はあっさりと成功した。メタリカで姿を消して檻車の来る道の脇で待機し、通って来たところで接近する。
そして磁力を使って鍵を物理的に開けたのだ。後はフーケがタイミングを見計らって外に出た。
フーケからみると突然、鍵が開いたのだ。わけが分からなかっただろう。
「ところで、これもはずしてくれると有難いんだけど」
フーケが手枷のはまった両手を掲げた。リゾットは手枷に手を当て、メタリカを使って手枷を鉄分に分解した。
(流石に既存の鉄を解体するのは時間がかかるな……。戦闘ではあまり当にできない…か)
「さっきのといい……。どうやったんだい、アンタ、平民だろ?」
「さあな…」
「やれやれ……。仕方ないね。もっと仲良くなるまで我慢か…。前金はもらうよ」
「ああ……」
リゾットから幾らか金貨を受け取ると、フーケは突然、妙なシナを作った。
「では、これからよろしくお願いしますね、ご主人様」
「その呼び方は止めろ。リゾットでいい」
リゾットがそっけなく返すと、途端にフーケは素に戻った。
「詰まんない奴。少しは機嫌をとってやろうと思ってたのに」
「機嫌を取ろうが取るまいが……、結果さえ出せば文句はいわない…」
「ま、自由でいいけどね。何もなくても週一くらいで定期報告入れに来るから」
さらりというと、フーケは霧の中に消えていった。
「……役に立てばいいんだがな…」
呟いて、リゾットも学院へと歩いていった。
暗殺者と盗賊、二人の結託が何を生むか、あるいは何も生まないのか。この時点では誰もわからない…。
これは斬新
以上で第七章後半を投下した。
情報を集めるのに熱心なリゾットは報酬でフーケを味方につけました。
次回からフーケが協力者のアルビオン編がスタートします。
あ、ワルド? でますよ?
あと、一部の方、茶に反応しすぎですw
これだよ。こういうオリジナル展開を
待ってたんだ。乙&GJ!!
斬新でいいねェ!
ワルドの手駒が減ったな、宿屋での襲撃もフーケが居ないと普通に攻勢に出れるだろうし面白い展開になってきた
>>276 だってこのスレで茶っていったら反応するっきゃないじゃないかwww
フーケと手を組むのは以外だった。でもフーケって原作ではテファのところに
仕送りしてたり以外にルパンよりの怪盗なのかな。
>何を生むか、あるいは何も生まないのか。
一年後、そこには可愛い赤ちゃんが
おら、これからどうなるかワクワクして来たぞ。
>>280 残念、それはタバサの立てたフラグだッ!
リゾットだって殺しを職業にしてたくらいだから善人ってわけじゃあないし
フーケくらいは許容範囲だろう
このスレの住人は茶という言葉に過剰反応する様訓練を受けている・・・ッ
ちょwww リゾットwww タバサフラグにフーケフラグとフラグ立てすぎだwww
素晴らしいぞ鉄の人、
そんな貴方にタバ茶とシエス茶を容器付きで献上しよう。
暗殺チームどころか五部の連中で善人っていないからな
ブチャラティだって麻薬が大嫌いなだけであれこれやってることには変わりないし
今日はフーケの話題が多いな
フラグも鉄とバオー、2つもたってるし
289 :
ゼロの兄貴:2007/06/22(金) 01:54:50 ID:???
リーダー…お前がトップだ…やれ…やるんだ…オレは…リーダーを…見守っているぜ…
あ、兄貴ィィィィィッ!!!!!!
ブチャはジョルノ殴ったときに、自分の方を見てきた乗客に「何だ? 君たちも殴りたいのか?」とか平気な面して言うし、
ミスタは拳銃ぶっ放して周りから咎められたら「映画みてーにデカイ音は出なかったはずだが……苦情なら後にしてくれねーか? 今、忙しいんでよぉー」だし、
ジョルノは……常に真っ黒だから言うまでもないわな
任侠とは言え所詮は裏の世界の住人って事。
フーケが味方になるとは新しいな、とにかくGJだ。
さて一日一回の用事だ。
ルイズかわいいよルイズ
またしても茶を発掘・提供しにきましたよ
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
この展開はGJ!
後からじわじわと効いてくるフラグだな
ルイズがもしこのことを知ったらと思うとwktk
静かだ。SS書きたくなってきたがジョジョ手元にないorz
こんな夜じゃあ茶も中々手に入りません。そうだ、
>>297殿。昨日入ったばかりの茶ファニアはいかがです?
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ茶/選c
⌒ ⌒
まさに茶革命。
>>298 俺もジョジョ手元に無いけどSS書いてる
おかげでこの台詞でいいのかとかすげー悩むorz
リゾット暗躍w
片手間に副業やって一財産稼ぐのも造作なさそう。金は必要だしな
裏チームリゾット第一号は盗賊か
フーケとはどんな関係を築いていくのか楽しみだ
ルイズたちはまだ精神的に未熟で視野も狭いし、世の中の裏表を知らないからな
酸いも甘いも噛み分け清濁あわせ呑んで行動できる大人のリゾットに期待
とにもかくにもGJ!!
・表の顔と裏の顔がある
・金にがめつい
・魔法が使える
・眼鏡
なんかフーケが懲役1000年くらいの大悪党に見えてきたよw
俺なんかジョジョは手元にないしゼロ魔は原作一巻流し読み&アニメちょろっとだが
男は度胸! なんでもやってみるものさ!
じゃあ、俺も一つ茶を進ぜよう。
つ【マチル茶・オブ・サウスゴー茶】
>>299貴様なぜおれがテファが好きなのわかったんだ。
ひとつおねがいします。
初代スレに触発されて読み返せるようにカボスで落としまくった俺がいますよ
茶革命って語呂いいな。さすがだ。
あ、俺もひとつください。
>>299 料金はどれくらい?
もし試飲期間で無料サービスだったら一杯ください。
お前らここはいつからお茶飲み場になったんだwwww
てぃ、ティーレボリューション…!?
なんかすごい強そうな語感だw
ここのスレでテファ出てくるの当分あとだな。
7万VSのあとか。
∧_∧
( ・ω・)つ旦
茶革命ドゾー
茶はこのスレを潤す神秘の飲み物ですよ
一番最初に俺ゲット
テファの茶はミルクティーと予想!m9(`・ω・´)
>>314 それ身体のどっか致命的にやべぇんじゃね?
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:}
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´
>>315君、逆に考えるんだ
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ むしろおめでたいことが起こっていると考えるんだ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
そ れ は な い
よーし!鉄のウザイワルドktkr!
今夜も色んな茶が集まりましたよ。
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ茶/選c
⌒ ⌒
/ ̄ ̄ ̄/|
| ̄ ̄ ̄| |
| 茶 | |
| 庫 | |
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄
携帯からだと、顔がPCでずれてるのか判りませんよ
VS7万どうすっかな
あの装備なら普通に戦っても勝てるし
やっぱ、ルイズを足枷にするしかないか
何だかんだで7万を真正面から潰したSSなんて見たことないから、1作品ぐらいあってもいい希ガス。
俺TUEEEEEEEEEEEEEのボスなら戦場を一部屋と見なして兄貴のDISC→パープルヘイズで一瞬だな
いや、長いか
先に餓死しそうだ
ダメージメッセージ×7万で軽く鬱に入りそうだ
思い出したように投下します
毎日書き込んでるのに後から見ると1スレに3レスしか自分のSSがないのはなんでだぜ?
こい!!
4 考える男、迷う男
隣を歩く主人の歩幅に合わせてゆっくりと歩きながら、デーボとルイズは言葉を交わす。
上半身が裸の大男が筋肉のよくついた背中を丸めて歩く図は、周りを各々のペースで食堂に向かう生徒達に
主従二人を追い越す、追い越されるたびに、彼らの注目と失笑の的となる。
ルイズはそれにいちいち睨み返すのだが、当のデーボはまったく覇気がない。
理由は簡単、学生の従えている生き物の大半に、まったく見覚えが無いからであった。
頭部が不定形の肉塊で出来た犬がいる。ひび割れた闇の中に動く目玉がいる。
甲冑を着込み多数の腕を持つ、巨大なリスのような生き物がいる。タコのような頭をした、緑鱗と翼を持つ太り気味の生き物がいた。
知能が低そうなのが辛うじての救いである。正面からぶつかりあったらまず間違いなく死ぬだろう。そんな力を伺わせる使い魔も少なくな
い。
通常の使い魔としての機能が何もないと見なされた自分に与えられた義務は実に単純なものだった。
ルイズの身の回りの世話をする。死ぬまで。はいともいいえとも答えずにデーボは歩き続ける。
歩きながら考える。歓迎すべきでない生活だ。元の世界に帰る方法はあるのだろうか?
同時に浮かび、頭を圧迫し続けるもう一つの疑問。
帰ったところで、なんになる?
ドジを踏んだフリーの殺し屋、その後の人生が好転する機などない。
信用と相場は底値を割り、かつてのクライアントが牙をむく。国とそれに寄生するあらゆる組織に追われ続け
路地裏で撃ち殺される最期なら万々歳だ。
慣れ親しんだあの地球に殺されるために舞い戻るか。この異常な――異常なのは今や自分か――世界で、使い魔として細々と生きるか。
いや。立ち止まる。なぜ細々と暮らさなければならないのか?ここで、この世界で己が職能を振るえばいいではないか。
どこの世界であろうとも、後ろ暗いところの無い人間はいない。特に権力と財力を寄せて集めたような貴族や、あるいは王族には。
実に幸いなことに、ここは貴族の子弟が集う学院だ。「巣」と呼んでもいいほどにそればかりが蠢いている。
古いコネが無くなった。だが新しいコネクションの種は、目の前にばら撒かれている。
デーボは再び歩き出す。今の彼の頭には、他人の歩幅にまで気を使う余裕はない。ルイズがその後をあわてて追う。
有力そうな、それでいて腐りかけた家柄の生徒に取り入る。最初はなんでもいい、とにかく力を見せつけて、噂を流させる。
つまりは今までとなんら変わりない。殺して、報酬を受け取る。それだけだ。
だが失敗はできない。今度こそもう二度と。慎重に見極めねば、次は無い。
頭を巡らせ、後ろをついてくる少女を見る。たとえばこのルイズだ。家柄でも尋ねようと口を開く。
「あんた歩くの早いのよ!もっとご主人様に合わせなさい!」
出鼻を挫かれ、黙り込む。ルイズはなおも続ける。道も知らないくせに先に行くんじゃないわよ。それにそんな格好で食堂に入れると思っ
てるの?
日常に引き戻されたデーボは自分の体を見下ろす。なるほど、体中に刻まれ、或いは穿たれた傷跡は、そういったものを見慣れない人間に
は
朝から刺激が強すぎるだろう。デーボは身にまとえるものを探しに、手近な空き部屋へと入ってゆく。
空き部屋は物置だった。足が欠けて傾いたテーブルを押しのけ、タンスと壁を繋いでいる蜘蛛の巣を引き剥がし、
油と埃の臭いがするボロ布を引っ張り出しながら、デーボは考える。あのルイズは、自分を召喚したという出来事に大きく劣等感を刺激されているようだ。
日ごろからの劣等感、それはつまり、彼女の魔法使い――まだメイジという単語を知らない――としての実力がさほどでもないものである
か
外野に妨害されて、それを跳ね返すことも出来ないほどに立場が(あくまで相対的に)弱いか。
後者であるならば、彼女の家は力らしい力を持たぬ斜陽の家だろう。
前者ならばどうだ?
ここが貴族専門の学び舎であり、それが魔法を教えるというのならば、魔法の実力こそが家としての格、面目につながっていくのではない
か。
つまり、ルイズの家柄は大したものではないだろう。
結論から言えばデーボは間違っていた。魔法の才が完全に遺伝的なものであると無意識のうちに思い込んでいた。
そして、自分の主の陰日向の努力をもってしての結果であることをまったく考慮に入れていない。
デーボは己の結論に満足して、灰色のボロ布を数度はたいて体に巻く。適当に折りこんで止め、廊下へ戻る。遅いと怒られる。
食堂は、学園の敷地内で一番背の高い真ん中の本塔、その中にあった。
中に入ると、長いテーブルが三つ並んでいるのが目につく。60メートルはあるだろうか、百人は優に座れるだろう。
ルイズたち二年生のテーブルは真ん中だった。蝋燭が立そうよ。てられ、花と果物が彩りとして飾られている。
給仕とメイドが食事を運んでくる。丸々とした鶏のロースト。なにか魚を模ったパイ。ワインまでも。
隣のテーブルには紫のマントを着た生徒の群れが、反対側には茶のマントが、雑談に興じながら食事の開始を待っている。
周りを見渡していたデーボに、何を勘違いしたか得意げに指を立て、言う。
「トリステイン魔法学院で教えるのは、魔法だけじゃないのよ」
「なんだ」ルイズの立てた指を見る。いきなりなんだ。
「メイジはほぼ全員が貴族なの。『貴族は魔法をもってしてその精神となす』をモットーにしているわ」
「魔法学院は貴族学院でもある、か」 食卓の豪華というより豪奢な飾り付けを見ながら応じる。
「そうよ。ホントならあんたみたいな平民はこの『アルヴィーズの食堂』には一生は入れないのよ。感謝してよね」
「ああ」 まったく感謝だ。隔離されては品定めも出来ない。心の内で呟く。
満足げにうなずくと、ルイズはずんずんと進んでゆく。
「席は決まってるのか」 後に付いて行きながら、何の気なしに尋ねる。
「そうよ、あんたの席はこっち。椅子ひいて」
腰掛けたルイズの指し示す指先をたどると、床に置かれた皿が目に入る。小さな肉片の浮いたスープに、パンが二切れ。
ルイズを無表情に見下ろす。なにかしらと言わんばかりの顔でデーボを見上げる。
ロフトの中階に老人が立ち上がる。それを見たルイズは、手振りで床に座るように促す。
老人が朗々とした声で祈りの文句を唱える。偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ――
生徒達の祈りの唱和には加わらず、デーボは目の前の皿を見つめる。次いで自分の着ている衣服を。
気づく。このボロ衣服と貧相な食事は、自分がスタンド能力に気づく前のそれだ。
目障りな奴を片っ端から殺して、一足飛びに裏社会を駆け上がっていった結果がこれか。急に可笑しくなってきた。
食事が始まり、料理をほおばり始めたルイズがふと後ろを振り向くと、使い魔が肩を震わせているではないか。
少し哀れに思い、鳥の皮でも恵んでやろうかとローストチキンと格闘しているルイズの耳に、なんと笑い声が聞こえてきた。
彼女の使い魔はニヤニヤと笑いながら、硬そうなパンをかじっていた。何を考えているのか、理解できなかった。
投下しました。
文の長さが中途半端だったので変な風に分割してしまった。
なんか原作で4ページぐらいしか進んでないや これはピンチですね
慌てて書きたい場面を端折ると後で後悔するってばっちゃが言ってたGJ
GJ!
俺の書く卿や某変態並みにヤルなら端折るのも可
GJ
デーボがこれから裏でのし上がっていくさまが目に浮かぶ
あとフラグを端折って後でそれが必要になる、そんなことが間々あるから気をつけて。
VS7万はチョコラータのグリーンデイなら一瞬で片がつくだろうなww
ジョセフならそんな状況にすらならないだろうな
射程距離は人が多けりゃそれだけ伸びるしな。
7万人分の絶望の表情を大喜びしながら観察しそう。
このスレは神父が時間を進めている時とDIO様が時を止めている時の差が大きすぎるから困る
鉄の人の新展開にはおでれーたw
置かれた状況を的確に把握して情報の為の裏人脈を作るあたり、流石裏社会で管理職やってただけはあるね
ルイズ達に対しても元職業とか素性は一切話していないあたり慎重だな。
アルビオン編が楽しみっス。
鉄の人の展開にも驚いたけど、助けに来たはずのフーケが
既に脱出していてポカーンとなるワルドも見たかったw
つまり酒場の襲撃でフーケが助けてくれるわけだな
鉄の人GJゥ!
茶ブームの発祥は間違いなく奇妙の人
讃えつつ吊し上げたいんですが構いませんねッ!
343 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 07:28:09 ID:5k2kjV9s
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┃
┃パンナコッタ・フーゴ 専用しおり } !/¨ 〃 '{ ピキーン!! ┃
┃ ト{´{ .ハ} r'"´} !{ ┃
┃________________ FY'弍{ }' 斥ァ`}ハ _∧,、_____________○、 .┃
┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ{:i /ノ〉` !rソ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┃
┃ ヽ /'f=ヘ ハト、. 〜今日はここまで敬意を表した〜┃
┃−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
敬意吹いた
続きできた。
ただし今回と次回は日常描写なので動きがあまりありません。
というわけでこっそりと投下開始。
決闘から数日。
私(ミドラー)はここでの生活に順応しつつあった。
朝、ギーシュより少し早く目を覚ます。
豪華な寝床から這い出して大きく伸びをする。
ちなみにこの豪華なベッドは初日に絡んできた三人組の部屋から調達した。
有り金も金目の物も全て失った三人は泣いていたが、命の代金としては安かろう。
今日も一日が、始まる。
着替えて、朝早くから稼動している厨房にまず向かう。
厨房の面々とは良好な関係だ。
決闘直後、まず食堂の大惨事の件をギーシュともども謝りにいったのが良かったのだろう。
オスマンとかいう爺もあれ以来すっかり元のセクハラ爺に戻ったらしい。
平和でいい。避難していた秘書も戻ってきたらしい。全てこの世は事も無し、だ。
厨房に挨拶してお湯を分けてもらう。面倒なのでその場でポットを作って入れてもらう。
相変わらず皆驚く。
厨房で欠けた包丁などを直して以来食器類の修理を請け負っているが、
本日の修理の依頼はないようだ。
部屋に戻る。
タオルを暖めておしぼりを作る。
ギーシュに声を掛けて起こす。
起きなければ揺さぶって起こす。いつもはこの辺で目を覚ます。
まだ起きなければ毛布を剥ぐ。ここまですれば確実に目が覚める。
これでも起きない事態になったらベッドごとひっくり返そう。
まだ半分眠っているギーシュの顔をおしぼりで拭く。
着替えをクローゼットから出して手渡してやる。
脱いだ服を洗濯籠に入れて部屋のすみに置く。洗濯はメイド任せだ。
寝癖をおしぼりで暖めて櫛で梳いて直す。
…まるで出来の悪い弟を世話しているようだ。
決闘した日の晩、ギーシュは部屋で宣言した。
「今の学院はよくない。緊迫しすぎている。
男はどうでもいいが、女性はもう少し気楽でないと辛いだろう。
今回の緊迫した空気を作った原因はひとえにぼくらにある。
だからぼくらは率先して緊張緩和に努めなければならない!」
「とりあえずぼくは、しばらくの間だらけた生活態度で過ごそう。
ミドラーには多少迷惑をかけるが、我慢してほしい。
オスマン師も戻るはずだし、問題はない。
ミドラーも何か日常でやれる事を探して、周囲に溶け込んでいることをアピールしてくれ」
たしかにかつてのピリピリした緊張感はない。
子供が集まる学校としてはこちらのほうがいいだろう。
二人しかいない部屋で、朝からだらける意味があるのか?とギーシュに聞いてみたが、
「常日頃からだらけてないと演技にほつれが出る」
と云われた。
朝食の為食堂へ連れ立って向かう。
横目でギーシュを見る。
目が糸のように細くなっている。まだ半分寝てるのだろう。
確かにこの状態を維持するのは、途中で正気に戻っていては無理だろう。
しょうがないか。
朝食自体は何事もなく進む。
…毎日疑問に思うのだが、あの少年はどうして床で貧しい食事をしているのだろう?
才人www
神父で書きたいと思ったんだが、ホワイトスネイクの描写が難しそうだな…
メイド・イン・ヘブンじゃ強すぎるし、C−MOONの使い方は皆目見当も付かん
そもそもゼロの使い魔の方が原作未読でアニメ版でしか知らないし
…ちょっと考えてみるよ。もし目途が立ったら書いてみる
朝食後、授業に出るギーシュと別れて部屋に戻る。
自分の仕事の準備だ。
ブラシ数本、小型ニッパー(自作)、布数枚、ピンセット(自作)、刺抜き(自作)…
ズボンは大きめの半ズボン、上はブラウスを袖まくりに、裾は縛っておなかは出しておく。
さあ自分も仕事をひとがんばりしよう。
使い魔の建物に向かう。
おめあては…いた!
赤い大トカゲを捕まえて頬擦りする。
細かい鱗が実に気持ちがいい。これを全身で味わうためにおなかを出しているのだ。
一通り頬擦りしてから放す。仕事はちゃんとしなくちゃ。
全身を布で拭きながらチェックする。怪我はないか?汚れは?
「はいちょっと裏返ってくださいねー」
トカゲなので引きずる腹のほうには結構ゴミや汚れが目立つ。綺麗にふき取る。
「はい爪ー、ああちょっとささくれがありますねー、処置しまーす」
爪を磨く、内側の汚れも取る。ささくれはピンセットやニッパーで処置する。
「あーんしてー」
口の中の食べ残しやカスなんかも取る。
のどをさりさりと撫でる。
目を綴じで気持ち良さそうだ。
名残惜しいがほどほどにしておく。これは仕事なのだから。
さあ次はイノシシの子供だ。
あぐらの上に乗せてまずノミ取りから始めよう。
動物のお医者さんだぁ!
投下終了。本日ここまで。
次回、あるいは次々回までは日常描写シマース。
タバサおよびきゅいきゅいとのフラグが必要なので。
GJきゅいきゅいーーーーーーーーーーーーーーーー
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´
,/´{ ミ l /゙トェェェェェィ、 ) | 私の息子のケアもして貰えないかな…?
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ ミドラーくん……
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `……´/ |l ト、 `'
卿自重しろw
卿は現行犯逮捕されても仕方の無い人ですね
358 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 08:30:34 ID:eLZCw4kF
_.. - ―――― - .._
fヾ爻爻爻爻爻爻爻爻シ:::l
lヾミ爻爻爻爻爻爻爻シ:::/l
|ミミヽヾミ爻爻爻爻爻シ::/イ
|ミヾミゝヾ爻爻爻爻シ:::/イl
|ミ( , ベヽ、::::::::::::::::::::ノィ:リ
r‐、(〃^ヽヽ、`¨¨フ/ l|〈ム
l.ヘリ そなラ)`゙ リ'ィ'なフ`' リイl
lヾl `"´ : l `¨´ ノリ
lヾl `"´ : l `¨´ ノリ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´
,/´{ ミ l /゙トェェェェェィ、 ) | 私の息子のケアもして貰えないかな…?
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ ミドラーくん……
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `……´/ |l ト、 `'
ミドラー・・・なんて馬鹿な子・・・まだ地球だと思ってるなんて
――――――――!?――――――――
>>287 一応トリッシュは普通人よりじゃね?生まれってか親がアレだっただけで。
まあマフィアなんだから悪いことしてて当然なんだ
ろうけどな。
卿自重してwwwww
承知した。>世話
ちょうどそっち関係のネタを組み込んでる最中だったんだ。
あの哀れな2年生の名前はジョージに決定。
卿、後悔するなよw
究極カーズ>>高く分厚い壁>>DIO様>>>>三部ジョセフ(シリアス)=承り>>>越えてはいけない壁>>>ヌクサク≧ミドラー
これでFA?
365 :
364:2007/06/22(金) 08:42:29 ID:???
書き忘れ
つまりアレだ知力の話だ
卿は斜め後方にフェニックス・スプラッシュ状態だから除外www
ミドラー≧究極カーズ>>高く分厚い壁>>DIO様>>>>三部ジョセフ(シリアス)=承り>>>越えてはいけない壁>>>ヌクサク
これでFA
ただしぷりちー度
>327
ティンダロスの猟犬、ヨグ・ソトース、(不明)、クトゥルフっすかw
お前らナニを呼び出しとるんじゃwww
>>367を見てから327を読み返しそして理解してデーボに泣いた
邪神様呼ぶとかどんだけレベル高いんだよwwwww
てか世界崩壊フラグ?
>>367 多分、3つ目は魔人ケイブリス(@ランスシリーズ)だとオモwwwww
デーボが最低クラスの使い魔ってことかwwwwww
どんだけレベル高いんだよwwwwww
巨大で腕が多くて鎧を着込むリス…
マジでケイブリスだwww
それに気付く
>>367もテラバロスwww
373 :
372:2007/06/22(金) 11:03:51 ID:???
374 :
アバ:2007/06/22(金) 11:11:50 ID:???
人の居ない時間に書くぜ
375 :
アバ:2007/06/22(金) 11:13:15 ID:???
サーヴァントムーディー
医務室と女給
さっきまで俺は起きていたはずなのに何故だろうか、また暗い闇の中にいた。
しかし今度は身体がある。俺は誰でもない、アバッキオなのだと自覚できる。
ァ…アバ…
闇の中を沈んでいると声が聞こえてきた。
「アバッキオ…終わったぞ…俺達の戦いは…」ブチャラティ?!「アバッキオ…あんたも同じ所にいたのかよぉー何か久しぶりだなぁ〜」ナランチャ…?
何故お前らここにいるんだ?まさか…まさかそんな!
「俺達は倒れたが、命掛けで戦ってきた事はジョルノ達に繋がった。お前も良くやってくれた。ボスを倒す手掛りを得たのはお前のおかげだ。ありがとう。アバッキオ
…アリーヴェデルチ」
声は聞こえなくなった。だが不思議と不安にならなかった。
(ブチャラティ俺はお前に助けられた事、お前と戦えた事を誇りに思ってるぜ…アリーヴェデルチ!
ナランチャは…ドンマイ!)
闇が晴れ、視界が明るくなって行く
「…朝か…」ん?…いや朝ではない。まだ夜だ。というか何処だ?ここは
壁や床が石造りで随分と高級そうな作りの部屋だが、ベッドは簡素だし、何か薬品臭い部屋だ。病院だろうか
よっしゃこいやーw
377 :
アバ:2007/06/22(金) 11:15:00 ID:???
「あ、起きられましたか?」暗がりから声が聞こえる。給仕のような格好の少女がいた。先に見た少女とは違うようだが
「君は?ここは何処だ?」当然の疑問。答えを期待して問う
「あっ、申し遅れました。私はシエスタと申します。こちらの学院で御奉仕させて頂いてます。ここは学院の医務室です。」
彼女シエスタは丁寧なお辞儀をして答えた。
「アバッキオだ…医務室?そうか。俺は気を失ったんだったな」
部屋の隅のソファにルイズが寝ていた。随分疲れた顔をしてるな
「はい。そうです。アバッキオさんは丸1日以上寝てらしたんです」
シエスタがルイズの汗を優しく拭う
「ここまでルイズ様がご自身で運んで来られたのですよ。内緒なのですが、汗だくで『あばっきおが起きない』って必死でいらっしゃいました。
ずっとお側に付いて看病なさってたんですよ。今は疲れて寝てらっしゃいますけど。」
学校の事務員やらにしてはやたら生徒に敬語を使うな。変な感じだ
「昨夜いらしてから朝食も昼食も夕食もろくに取られず授業にも出られずついてらっしゃいました。」
ルイズ…だったか…何故そこまでしてくれたのだろうか。と、いつの間にかルイズが起きてシエスタの背後に立っていた。
378 :
アバ:2007/06/22(金) 11:17:22 ID:???
「しししシエスタ!いいえ平民ッ!ヒヒヒ人の使い魔に何て事話してんのののよ!」
「ヒィあぁっ!申し訳ございませんん!お喋りが過ぎましたぁ〜!プゲラ」ルイズは怒っている
「ああんた!いえ、アバッキオ!別にあんたが心配だったわ わ 訳じゃなくて使い魔居なくちゃ授業出られないだけなんだからね!勘違いしないでね!いいこと?!」
矛先がこちらに向けられた。というか何に怒ってるのかわからん。
「と、とにかく!もう大丈夫ね!医務室だってタダぢゃ使えないんだから!早く出て行くわよ。」
プリプリ怒っているが次は一体何処に行くのか?むっくりと起きて、とりあえず着いて行こうか。
フラ…
ルイズの膝が折れる「あ」倒れ…
ガッシィイー― !!
アバッキオは素早く近付き支える。ルイズは疲労が溜まっているようだ
「大丈夫か?随分世話かけたようだな。礼を言うぜ」「あ?き、気安く触るんじゃ…うぅん・・・もうダメ…部屋に連れて…て」寝てしまった。
部屋と言われてもわからねぇが…シエスタの手を借りるか
379 :
アバ:2007/06/22(金) 11:18:21 ID:???
ルイズをベッドに寝かせる。医務室のソファでは満足な睡眠は取れなかったろう。シエスタに着替えを頼み席を外す。
外には二つの月が浮かんでいた。死後の世界もなく、地球ですらない。魔法の世界ってのも嘘ではなさそうだ。
何も無い…虚無の世界から救いだし生を与えてくれたルイズに対し、恩義がある。夢の中でもブチャラティが言っていた、ボスは倒された。俺の役目は完全に終わったのだ。
果たして、帰る必要は有るのだろうか…
逆にこの世界でこれからどうするのか、アバッキオは物思いに耽り、再び眠りに落ちていった
to be contenued
早くもルイズがツンデレているw
>ナランチャは…ドンマイ
軽っw
382 :
アバ:2007/06/22(金) 11:43:24 ID:???
ワンモアセッだぜ
サーヴァントムーディー4回
博愛乙女登場と爆殺魔法使い『0』
朝 それは健康な人間には爽やかに、不健康な人間には強烈に訪れる。今のアバッキオ、ルイズには後者だろう。
アバッキオがもたれている壁のすぐ隣にある戸が開き、
「あらぁ?こんな所に珍しいモノがねてるわぁ」
朝っぱらからムンとした色気を放ちながら少女 いや、その立派な出っ張り具合から言って、レディーが出てきた。ルイズとは対照的にあまりにも主張の強い胸、褐色の肌、情熱を帯びた瞳。
その全てが男の本能に訴えかけんとする容姿から普通の男子生徒からの人気は高そうだ。
「ここで寝てるって事は…ルイズの使い魔よねぇ…ウフフフ…おばかさんねルイズゥ。ホントに平民召喚しちゃうなんてぇ」
その女性に続いてトカゲが廊下に出た。女性と同じ赤い燃えるような…いや、リアルに燃えてるトカゲだ。
「う…あちぃ」
トカゲの放つ熱気でアバッキオは目を醒ます。
毛布が掛けられていて「寝てる間にシエスタが掛けてくれたのか」気遣いに感謝する。シエスタ自身も疲れているだろう。
そんなアバッキオをよそに「ポソポソ」女性は何かつぶやくとカチリ とロックが解かれた
ニヤリとする途端
383 :
アバ:2007/06/22(金) 11:45:47 ID:???
「オラァ!」バギャム!!
ドアは蹴破られた
「!!ガサだ!?姉様裏帳簿を隠し!!…ん?」まどろみから引き戻されたルイズはよくわからない事を言って起きたが、キュルケに気づき、硬直した。
「な?!キュルケ!?あにゃた何をあっているの!」「あらぁ寝ぼすけさんねルイズ。寝ぼけた顔も相変わらず不細工ね」「にゃ、にゃんらとー!!」「しかも平民召喚したんでしょう?流石はゼロね。私なんかサラマンダーよ。ねぇフレイムぅ」
ゴゴゴゴゴ 空気が震えている
「おい。何をやってんだ」アバッキオが部屋に入ってきた時
「や…やっかましゃー!でで、出てけー!!」
ドカーン
部屋の中から怒声と共に爆発が起きた。アバッキオは爆風に吹き飛ばされた。「グレートだぜ…」黒焦げである
「全く乱暴なんだからルイズは。場所位考えなさいっての」先ほどの女性-キュルケが出てきた。ヒトカゲに守られたのか特に外傷は無い。
「貴方も難儀ね。使い魔さん?」
「…使い間?」「主人で困った事があればウチにいらっしゃぁい」流し目と共にキュルケはフレイムと去って行った。
384 :
アバ:2007/06/22(金) 11:47:05 ID:???
「あんな生物初めて見た…やはり昨日の月は夢じゃなさそうだな。」「ちょ、あんたアバッキオ!着替えるんだから早く手伝いなさい!ご飯間に合わないでしょ」スス汚れたルイズが出てきた。何故か一番損傷が激しいのはアバッキオだった
使い間=小間使いor間者と考えたアバッキオはとりあえず従う事にし、朝食を取りに行った。だが
「・・・何だこれは」巨大なテーブルの上と下のあまりもの格差に言葉を失った。上は豪華なコース、床には汚水の様なスープと渇れたコチコチのパン。
申し訳無さげに食事を持って来たのはシエスタ。昨日の疲労が顔に出ている。よっぽど疲れて居るのだろう
「もういいわ下がって。」ルイズはシエスタを手で追い払った。
「…使い魔は本来食堂に入れもしないんだからね。入れてあげるだけ感謝してほしいわ」
その傲慢ちきな物言いにアバッキオは ピキ と頭の中で音を聞いた
「テメェルイズ…雇い主なら主らしく、もっとまともに飯を用意するのが筋だぜ…俺を失望させんのかよ」静かな反論が返って威圧感を感じさせる。気圧されたルイズはなるべく丸く収まる様に言葉を選んで答えた
385 :
アバ:2007/06/22(金) 11:48:31 ID:???
「そ、そんなの言っても、昨日の治療費が高くついたんだから、その分質素なのは仕方ないわよ」実はこれは嘘。本当は使い魔の食べ物はコレで十分と考えていたのだ。
更に治療費に関しても、医務室の担当メイジは最初から匙を投げていた
「外傷も無いし毒でもない。どうにもならない。生命力に頼るしかない」そう言われた時ルイズは落ち込んだ。折角亜人の変種か何かを召喚できたのに…と
だから始めから金の掛かる治療は受けてなかった。せいぜい生命力を強化する秘法を受けた位でそれだけならルイズには大した額ではなかったのだ
アバッキオは黙してルイズを見ていた
ド ├" ┠" ┣¨ ┝"
「…そうか…そいつはすまなかったな」
静かに…納得した様子のアバッキオはそれを手にして、
ドカッ!!
ルイズのそばの椅子に座った。
「ちょっあんた何かtt「だがッ!俺が言いたいのはルイズッ!俺に床でッ!飯を食わせるッて扱いの事だぜ!!」
ブ ゴ ゴ コ" ]" ゴ…
アバッキオは、自分を救ってくれたルイズに対し恩義を感じてはいたが、それは彼自身が必要とされたからこそ、そこにルイズとの友好な関係があってこそのもの。
恩義があるからこそ、このような扱いを彼は許す訳には行かない。
386 :
アバ:2007/06/22(金) 11:49:51 ID:???
使い魔の激しい剣幕に食堂はにわかに騒然とした。ざわ…ざわ…
「なッ生意気言うんじゃ無いわよ!!誰があんたを養ってやると思ってるのよ!だいt「まだお前に養ってもらった積もりはねぇ」
「いいかルイズ。人を従える…ましてやこういった関係を築くにはよぉ…信頼ってもんが必要なんだッ!
それはッ!目に見えるものだけじゃねぇ!見えない所にも存在する!」
アバッキオは続ける。
「俺がブッ倒れた時にルイズがわざわざ医務室まで連れて行ってくれた事は感謝してるぜ。
だが知ってるか?ルイズがへばった後お前の世話をしてくれたのは!さっきお前が手で追い払ったシエスタだッ!寝て居るお前の汗も拭い、部屋まで送り!寝る為の世話をしたシエスタだ!
それをお前はさっき、手で追い払った!顔も見ずにな!
解るかルイズ!お前は見下してんだ!俺を!シエスタを!そこに信頼はねぇッ!
俺が命をかけるなら!お前みてぇな傲慢ちきよりもシエスタを選ぶぜッ!」
「〜〜〜ッッー――」ルイズは使い魔の思わぬ説教にたじろいだ。同時に平民を見下していた自分の恥ずかしさにうちひしがれた。
この時間は支援も少ないな
ついにお茶が使い魔になりました
説教をするアバッキオがいい感じだな。
ヒント:短編を入れたら3人目
半角の!ってのはちょっぴり見づらいな。
これってもちろん寝てるルイズに
アバ茶飲ませてるんだよねっ。
ねーーーよwwwww
いや逆にル水を飲n(ry
直接、か?
直は(ry
アバ茶を直はエロスだな
エロスというか婦女暴行というか
アバ茶(あばちゃ)
ル水(るみず)
キュル茶(きゅるちゃ)
タバ茶(たばさ)
ギー酒(ぎーしゅ)
マリコル味噌(まりこるみそ)
シエス茶(しえすちゃ)
ほかなにがあったっけ?
ルイズは他の生徒メイジからゼロと蔑まれ、酷いと無能呼ばわりされる。家族にだってそうだ。
落ちこぼれなのだ。魔法を使えない貴族とは。使えるメイジから見下される立場
そんな自分が貴族ですらない平民を見下してプライドを保っていた事を指摘され、結局自分がしていた事はそいつらと変わらないと気付かされた。
知らず知らずルイズは…涙を溜めていた。
「知らない!!アンタなんかここから出てって!」しかしネジ曲がったプライドでは簡単には認められない。ルイズはアバッキオを追い払いプライドを保とうとする
「どうすりゃいいか…テメェで考えな」アバッキオは席を離れた。
(流石ゼロだな さっそく使い魔に負かされてらクスクス)
周りにいた生徒達は囁きあう。
アバッキオにはそんな言葉は意味がなかった。今彼にとって大事な事は、ルイズが信頼に足る人物かどうかだけだし、ルイズが間違っている事に毛ほどの疑いもないからだ。
だかその生徒達は翌日ボコボコで発見された。
その後、マルトーは厨房でシエスタに泣きながら感謝と謝罪しているルイズを見かけ、少しだけルイズを見直したのだった
風邪っぴきのマリコルヌ 再起不能
to be contenued
オスマン茶(おすまんてぃー)
茶ファニアとかいう新製品もあったような。
ちょwwwマリコルヌwwwww
ある意味ギーシュより酷いなこいつの扱いはwwww
アバッキオカッコイいぜ
GJ!
さすが元警官だ
しかし、マリコル味噌はおあづけか
>>407 ちょっと間違いマリコルじゃなくてアバ茶だわ
ケ茶(ケティー)を忘れちゃだめだよ
こんな時間だが投下しちまうぜぇ〜〜〜〜……
こんな時間にこのスレ覗いてる住人は手を上げろッ!
今、観衆達はただ唖然としていた。
魔法も使えないはずの平民は、ゴーレムをことごとく打ち倒すだけではなく、奇妙な『何か
』を使ってゴーレム達の動きを止めるという事までして見せた。
そして今、ギーシュの右手は平民の左手が固く握り込んでいる。生殺与奪の権利を掌握され
た、ということだった。
「ま、まいっ……」
体面を守ることすら忘れて、恐怖に押しやられ「参った」の言葉を叫ぼうとするギーシュ。
……だが。
ビリッと来たァ!
握られている右手から、まるで雷が走ったかのような感覚を受けて、言葉が断ち切られた。
「降参するのはまだ早いぞ。お坊ちゃんにはやってもらうことがある」
(なんだ!? これ以上僕に何をさせようと言うんだ!? 一体、僕に何を!?)
恐怖を通り越して絶望に至りかけているギーシュに、ジョセフはただ静かに言った。
「お前さんが二股かけてたレディ二人と、お前が八つ当たりしたシエスタに今すぐこの場で謝
罪せい。それをせん限り、わしはお前の負けを認めはせん。こいつぁ決闘なんじゃからな、こ
こで死のうがどうなろうが構いやせんよなあ?」
そう言って、ギーシュの眼前で右拳を握り締めるジョセフ。
何気なく見せられる拳は、ワルキューレを破壊する兵器なのだ。もしあれで殴られればどう
なるのか……考えるまでもない。
初めて死に直面した少年は、気付いた時には首を縦に振っていた。
ノ
ノ
会社から( ・∀・)ノ
キタキタキター!
「わ、わかった……謝る、だから手を離してくれないか……僕だって男だ、決闘相手に手を握られたままレディに謝罪するような無様な真似はしたくない。謝るなら、彼女達に向き合って謝りたい……」
「いいじゃろ」
ジョセフはあっさりと手を離す。
「……感謝する」
指の痕さえついた右手を摩りながらも、薔薇は離さないまま。生徒の人垣に視線をめぐらせ、まず金髪の縦ロールの少女を見つけ、大きく頭を下げる。
「僕が不甲斐なかったせいで君を傷つけた! 心から謝罪するよ、モンモランシー!」
続いてもう一人の少女を見つけると、彼女にもまた大きく頭を垂れた。
「ケティ、君の気持ちは嬉しかったが……僕にはモンモランシーがいるんだ! だから君とのお付き合いはここまでにしてくれ!」
そして最後に、シエスタに視線を向けた。
彼の貴族としてのプライドが、果たして平民に頭を下げていいものか悩むが……(平民とは言え、彼女はれっきとしたレディだ)と、ギーシュは意を決した。
「申し訳ない! ええと……」
ちら、とジョセフに視線をやり、小声で「彼女の名前を教えてもらいたい」と囁いた。
「シエスタじゃ」
「シエスタ、こんな事を言えた義理じゃないかもしれないが、僕の八つ当たりで関係ない君にも迷惑をかけてしまった! 心から謝罪を申し入れたい!」
そう言い切ってから、深々と頭を下げる。そして頭を上げて、ジョセフを見やった。
「ミス・ヴァリエールの使い魔。寛大な心に感謝する。……降参を許してくれるか?」
「許す……と言いたいが、シエスタを侮辱されたわしの分も残っておる。成る丈手加減してやるから、歯ぁ食いしばれ」
社会人が戻るのを待っているのでは間に合わない!
ここはおれが支援するしかないッ!
ジョセフの言葉にうぁ、と小さくうめき声が漏れたが、判った、と覚悟を決めて目をつぶり、歯を食いしばった。
人間は殴られれば数メイル吹き飛ぶということを、この場に居合わせた全員が知ることになった。頬を赤く腫らして倒れたギーシュの手からは、薔薇が落ちている。
つまり。
「使い魔の、勝ちだああああッッッ!!」
ド、と広場に歓声の渦が巻き起こった。
「ジョセフさん!」
これまでの経過を懸命に見守っていたシエスタが、弾かれたようにジョセフへと駆ける。
貴族との決闘を終えたというのに、まったくの無傷で立っているジョセフ。平民の自分に貴族が謝罪したという事実。駆け寄ってみて、それが夢ではなく現実だということが、改めて理解でき……込み上げて来る感情を抑えきれず、彼女の両目からは涙がぽろぽろと落ちていった。
「泣くな泣くなシエスタ。こりゃわしの個人的な決闘じゃ、心配かけてすまんかった」
泣きじゃくって言葉の出ないシエスタを、安心させるように頭をぽんぽんと撫でてやり。
それから、今しがた殴り飛ばしたギーシュに視線を向けた。
起き上がるでもなく、ただ空を見上げているギーシュの側へ歩み寄ると、声をかけた。
「生きとるか、色男のお坊ちゃん」
「……色男が台無しになったかもしれないよ。手加減すると言ったじゃないか」
苦笑しながら憎まれ口を叩くギーシュの横に、ジョセフはからからと笑いながらあぐらを掻いた。
「あのワルキューレ達のようにならんかったんじゃぞ? 手加減するのに苦労したわい。どれ、ちっと大人しくしとれ。今からちょいと色男を治してやろう」
そう言うと、ジョセフはギーシュの頬に手をかざし。ゆっくりと練った波紋を送り込んでいく。
今度こそ、ジョセフがほのかに光ったのを観衆は目の当たりにした。
「……なんだ、その光は? 君も……メイジだったのか?」
ぼんやりと問うギーシュに、ジョセフはごく当たり前のように答えた。
「うんにゃ、わしゃメイジじゃないんじゃ。これは生まれつき出来ることじゃからな……魔法と言うのは勉強しなきゃ使えんのじゃろ?」
「……まあその通りだ。それに……君の光は何だか心地がいい。何だか本当に痛みが引いていく気がするよ」
「気がするよ、じゃなくて本当に痛みを引かせておる。なぁに、こんぐらいならすぐ治るぞ。色男のお坊ちゃん」
ジョセフの呼びかけに、ギーシュはまた苦笑を浮かべた。
「……残念だが僕は色男のお坊ちゃんじゃない。ギーシュ・ド・グラモンだ。ギーシュと呼んでくれて構わない」
「そうか。わしは世界で一番カッチョイイナイスガイ、ジョセフ・ジョースターじゃ。なんじゃたらジョジョ、と呼んでくれて一向に構わん。
ところで、さっき謝った中に本命がおったようじゃな。モンモランシー、じゃったか。決闘に負けて恥を晒したついでじゃ。騙されたと思って老いぼれの戯言を聞いてみんか」
訝しげに眉を顰める彼に、ジョセフは耳打ちをする。
最初のうちこそ疑い半分に聞いていたが、少しずつ彼の目が驚きで見開かれていく。
「ジョっ…ジョセフ、そんな手が……?」
「ジョジョでいいと言うたじゃろ。もうこんだけ恥をかいたんじゃ、ざっくりとやっちまえ。言うとくが効果覿面じゃぞ、二度と二股なんぞかけられんようになるくらい懐かれるわい」
「……もし逆効果なら、今度は僕から決闘を挑むぞ。ジョジョ」
不敵に笑うギーシュに、ジョセフは同じく不敵な笑みを返した。
「そん時ゃ、一発くらい殴らせてやるわい。ほれ、終わりじゃぞギーシュ」
気付けば、ギーシュの頬からは痛みがすっかり引いていた。先程宙を飛ぶほど殴り飛ばされたはずなのに、まるで腕のいい治癒魔法をかけられたかのような清々しさだ。
これからしばらくは学院中の笑い者になるだろうが、それはそれで構わない。
あの瞬間に感じた死の恐怖と比べれば、その程度の屈辱なんて物の数にも入らない。
「ところでジョジョ。色男にかまけて泣いてるレディを放って置くのは感心しないな。早く行ってやりたまえ、何と気が利かない」
シッシッ、とわざと邪険に手を振りながら立ち上がるギーシュに、ジョセフは後ろを振り返り、まだ泣きじゃくりながら顔を袖で拭いているシエスタへ慌てて駆け寄った。
厨房へ戻った二人を待ち受けていたのは、決闘を挑んだ直後よりもお祭り騒ぎな厨房の使用人の大歓迎だった。
ジョセフは揚げたてのフライドチキンと上物のワインを堪能したついでに、マルトーに自分好みのアメリカンなファーストフードの作り方を幾つか教えてから部屋に戻る。
ノックしてもしもぉ〜し。
しかし、返事はない。鍵もかかっていない。
そっと扉を開けて中をうかがうと、ルイズは不在のようだった。
ジョセフはとりあえず、部屋の片隅に敷いてある毛布に腰掛けて主人の帰りを待つが、結局ルイズは夕方になるまで戻ってこなかった。
ジョセフは、結局心配になって様子を見に来たルイズが、決闘の経緯を目撃したことを知らなかった。ワルキューレを素手で破壊したのも、ギーシュに敗北を認めさせたのも、ギーシュを波紋で治したのも、全て。
ルイズは部屋に帰ってきてジョセフを見るなり、たった一言、怒鳴りつけた。
「アンタは三日三晩食事ヌキなんだからっっっ!!」
そして足音も荒く、扉を全力で閉めてから食堂へと向かう。
主の出て行った扉を見て、ジョセフは「難しい年頃じゃのう」と他人事のように考えていた。
次の日、モンモランシーが嬉しそうに頬を染めて腕にしがみ付いているギーシュから満面の笑みで「ジョジョ! 君は何と素晴らしい友人だ……心の友と呼んでいいかい!?」と申し出があったのを快諾し、キュルケの全力のアプローチを受けて鼻の下を伸ばすことになり。
そして不機嫌な主人から一週間食事ヌキの罰を言い渡された後、厨房でアメリカン料理の試作品を堪能しながら、シエスタに下にも置かせぬ丁重な扱いをされることに御満悦だった。
「こっちの暮らしも悪くないのう……もうしばらくこっちで宜しくやっちまうかァ!」
実の母親から「この子はいずれとんでもない大悪党かとんでもない大人物になる!」と称されたジョセフ・ジョースター。
彼の人心掌握術は、トリステイン魔法学院に年季の違いを見せつけまくっていたッ!
To Be Continued →
さすがジジイだw
ところで、ギーシュがモンモンに何をやらかしたのか気になる。
すっかり馴染んでるなwww
さすがジョセフ! やってくれるぜw
GJ!
や〜この世界を一番楽しんでるな〜www
変態のような笑いもいいけど、こういった笑いも好きだぜww
ギーシュの腫れた頬に当てた手からこぼれる光
位置的に見つめあう姿勢
美少年と不思議な魅力のある老人
思いきり殴られたせいで涙目になっている美少年
これなんてBL?
兄貴「みんな、今日は特別にお茶を用意したぞ」
奴隷「兄貴の親切には裏があるから怖いな」
DIO「まあとりあえず用意したお茶のリストを見せよう」
アバ茶 ル水 キュル茶 タバ茶 ギー酒 シエス茶
星屑「うおーい! 何だこのお茶のラインナップは!?」
番鳥「6種類しかないから、今日は6人だけのティーパーティーだよニコニコ」
奴隷「6人? 兄貴、DIO、番鳥の暗黒3人と、僕自身である奴隷、そして星屑の黄金コンビで2人」
星屑「最後の1人は誰だい? バランスから見て黄金ギーシュの誰かかな?」
変態「やあ僕に憑依していた諸君、今日はお詫びのティーパーティーを開いてくれてありがとう」
奴隷「変態だあああああああああああああ!!」
星屑「変態だあああああああああああああ!!」
変態「おや、どうしてそんなに驚いたりして?」
兄貴「なぁんでもないさぁ〜。ほら、君の体を借りたお詫びだ。好きなのを選びたまえ」
変態「これは不思議な香りがするティーだね。ド、れ、に、し、よ、う、か、な?」
奴隷(は、ハズレはアバ茶とギー酒の2つ!)
星屑(確率は6分の2! 僕達が飲む可能性は低い、むしろ変態のキャラクターなら間違いなくハズレを引く!)
変態「よしコレにしよう」つギー酒
兄貴「YEAAAH」
DIO「ピシ ガシ グッ グッ」
奴隷「あ、あの2人の反応! まさか! ハズレを引いたのか!?」
星屑「というかこれは兄貴が用意したもの! どれが当たりでどれがハズレか知っているぞ! 後手に回ったら負ける!」
番鳥「僕はこれにしよう」つル水
兄貴「おお、さすが番鳥。ご主人様のを選んだか」
DIO「じゃあ僕はどれにしようかな」
奴隷「いかん! 当たりを引かれるぞ!」
星屑「うおおっ! させるかー! 始祖ブリミルよ! 我に祝福を!」つシエス茶
兄貴「ぬうっ」
DIO「僕が狙っていたシエス茶を!」
星屑「や、やった! 助かったぞ! 奴隷、君も早く!」
奴隷「よ、よ〜し! やってやる、やってやるぞ! モンモランシーのお茶が無いのが残念だが当たりを引いてやる!」
DIO「喋ってる間にキュル茶ゲット」つキュル茶
奴隷「にゃにー!?」兄貴「ははは、これで残る確率は2分の1だな奴隷! さあ、どっちを選ぶ?」
奴隷「う、うう。星屑、助けてくれ!」
星屑「黄金ギーシュたるもの、己に課せられた試練は己自身の力で乗り切るべきだと僕は思うんだ」
奴隷「当たりを引いたから僕を見捨てる気かー!」
兄貴「無様だな奴隷! さて、では僕も選ばせてもらうとするか。一番の当たりであるタバ茶をな!」
星屑「奴にお茶を選ばせるなー!」
奴隷「いいや! 選ばせる! 選ばせて、直前で奪い取る! そうすればハズレは引かない!」
兄貴「えっと、おーいDIO、タバ茶ってどっちだっけ?」
DIO「さあ? 君が並べたんだから君が一番よく知ってるだろう。僕は一部しか覚えてない」
番鳥「僕は最初からル水以外眼中になかったから他は覚えてないよニコニコ」
奴隷「……」
兄貴「……」
奴隷(こ、これは! もしかしたら勝てるかも。兄貴は不幸キャラ! 不運を呼び寄せるつまりアバ茶を呼び寄せる!)
兄貴(だ、ダメだ! 僕が選んだ方がアバ茶になる気がする! ここは奴隷に先に選ばせねば!)
変態「うっぷ、変な味のお茶だった。口直しに別のを飲まさせてもらうよ」つ○○茶
星屑「うおおおおっ! ここにきて意外ッ! 変態がまさかの2杯目だー!」
奴隷「どっちだ!? どっちを取ったんだ!?」
兄貴「しめた! 変態のキャラクターなら必ずアバ茶を選ぶ! つまり、タバ茶はこっちだー!」
星屑「しまった! 奴隷、タバ茶を取られるぞ!」
兄貴「もう遅い! タバ茶は我が手に!」つタバ茶?
奴隷「ぎぃぃぃやぁぁぁ!!」
兄貴「俺はタバ茶を飲むぞ黄金ンン!! グビッ」
変態「ああ、今度のはおいしかった。はしばみ草の苦味が利いてるのが素敵だったね」つタバ茶
兄貴「ブッゲェェェェェェ!!」つアバ茶
奴隷「た、助かった?」
DIO「兄貴がまた死んだか。まあいい、僕はキュル茶を楽しむとしよう」つキュル茶
番鳥「ああ、ル水を飲めるだなんて幸せだなぁニコニコ」つル水
DIO「ブゲロオオオオオオオ!? こ、この味は!?」つオスマン茶
番鳥「グボハッ!? あ、あはは。何だか色がおかしいと思ったら」つマルコリ味噌汁
兄貴「うっ、うう。実は自分だけタバ茶を飲むつもりだったから、他の当たりも実はフェイクなんだ」
星屑「えっ!? ということはこのシエス茶は?」つシエス茶?
奴隷「誰のお茶かは知らないが捨てた方がいいな」
星屑「そうしよう。ポイッ」
変態「キャッチ! もったいないなぁ、僕が飲もう。ゴクリ。ンマーい!」つケ茶
奴隷「えええええええ!?」
星屑「ケ茶だってええ!?」
兄貴「し、しまった! 後で一人でこっそり飲もうと思っていたケ茶を一緒に出してしまっていたとは」
DIO「バカ! アホ! クサレ爺!」
番鳥「さすがの僕も久々にプッツンしそうだよニコニコ」
兄貴「ま、待て。俺達は同じ哀れで不幸な暗黒ギーシュ仲間だろう? や、やめ、ヤッダアアアバアアアアア!!」
奴隷「という訳で僕達は実害無しと」
星屑「ギー酒を飲んだとはいえタバ茶とケ茶を飲んだ変態が一番の勝利者ということか」
変態「みんなー! 今日は僕のためにティーパーティーを開いてくれてありがとう! でもなんで喧嘩してるんだい?」
兄貴「お、おのれ。今度は必ず黄金コンビにハズレを飲ませてやるからな〜!!」
ギーシュがモンモンに何をやらかしたかって?
あなたは18歳以上ですか?
[はい][いいえ]
うんごめん、引いた。さすがに。
ごめん。
なんと言う混沌w
>>428 これでは変態しかいないじゃあないか……!
434 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 15:06:17 ID:OerrC30X
>430
YES!YES!YES!YES!YES!YES!YES!YES!YES!YES!
YES,I AM! チッ、チッ!
ギーシュたちにとっての一番の当たりはモンモラン茶(ティー)なのだろうか。
その夜、モンモランシーはギーシュに呼び出されて体育館裏の体育倉庫前に来ていた。
(省略されました・・全てを読むにはもしかしてオラオラですかァーーー!!?と書き込んでください)
オラオラと書き込んでもこれ以上は禁則事項です☆(すたーぷらちな)
答えは皆さんの心の中にあるんですよと世迷言申し上げながら「逃げる」んじゃよぉーッ!
もしかしてオラオラですかァーーー!!?
>>438 つ[エロパロ板]
いやほら登場人物はあくまで原作準拠キャラのみだし?
うげふっ…
ちょうど遅い昼飯を食いながら覗いてたらマリコル味噌が食欲にダイレクトヒットしたぜ…
口直しにタバ茶を頂きたいッ
なんだか気持ち悪くなってきたww
俺はウ○コの話をしながらカレーを食えるし、カレー食ってる最中にPCでウ○コ画像見てしまっても平気だぜ!
さすがに現物を目の前にしたらカレーどころか食欲そのものが消し飛んじまうけどな!
部屋の中でウ○コするのよ、ペットが室内犬だからorz
その、なんだ。下ネタはほどほどにな?
そろそろ。自重しようwww
逆に考えるんだ、
アバ茶以外→名前をつけただけの普通の茶(味噌汁)
アバ茶→本物
と考えるんだ(AA略
もうそろそろ番鳥こないかなー
ジョセフが国王まで立身出世する物語はここですか
ジイさんはジョジョキャラ屈指の策士だなw
仗助が小銭を稼ごうとして失敗する物語はまだですか
つーか、ジョセフくらい歳を食うと大概の事はどうでもいいって感じだからなw
どうせ一回きりの人生だ!エンジョイしようぜ!
>>449 タバサ相手にチンチロリンか
負けて茶ルフィードを飲まされるんだな
順調にフラグを立てつつあるジョセフに吹いたwwwエロジジイ、三人目こさえるなよwwww
何、ルイズの活躍がイマイチだって?
逆に考えるんだ。
「サブキャラとの交流は済ませた。本編の長い流れで確執から始まり絆へと続くルイズフラグが来る」と考えるんだ。
ツンデレは長期戦だしなー……
ガリア王ジョセフwwww
454 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 16:16:01 ID:rd6+DuGu
今北
ジョセフSUGEEEEEE!
一番幸せな使い魔だなwww
>>451 タバ茶「えー…注目!
今日は、ジョースケ君の初給料日です。
皆さんも経験したように、これは大変喜ばしいことです。
…拍手!」
"パチパチ………パチ…"
ジョースケ(やめろよ!余計なことスンなよ…!)
完全勝利を収めつつギーシュにも気に入られ、男女構わず惹きつけまくりの
ジョースターさん……そこに痺れる憧れると言わざるをえないww
>>455 カイジだっけ。それともウシジマくんか?
ジョースケ、1ヶ月の重労働を経て……
得る!
タバ茶にピンハネされた給料、7エキューを……!
タバサはお小遣いや任務の報奨金をもらえてなさそうだから、サイコロ博打で小遣いを稼いでそうだな。
裏ではタバ茶を売って大もうけっすか
だから茶はもう自重しろ
紳士力が必要なんじゃねの?
かつて、黒猫と言うアレな漫画で、段階が一つ増える毎に性能が下がって行くと言う稀有な武器を持ったラスボスとか。
わざわざ遠距離戦闘タイプになってから接近戦するヒジキとか。
能力が知られるとかなり弱体化するのに余裕を崩さなかったジャシンとか。
つまり、紳士of紳士じゃなきゃあの世界では忍者をやれないんだよ。
誤爆だ
ギー酒よりグラモン茶(ティー)と呼ぶとなぜか高級匂がする
どうしてお前らはそんなに茶が好きなんだよwwww
そりゃあ変態紳士の巣窟だからさ
ケ茶 って誰だ?
ケティー。
ギーシュの浮気相手w
>>468 知力ボーナスは1だけど精神力は19もある何か間違ってるソーサラー。
おおぅケティか
すっかり失念してたぜ
朝から晩まで茶談義て君達。
よく分からん流れを断ち切るべく
投下させてもらおうッ!
来いっ!!!!!!
ルイズは夢を見ていた。夢の中で、ルイズは自分ではない誰かになっている。
誰かになったルイズは、どこか古臭い部屋で仲間と思われる人々と会話を交わして
いた。自分も回りもどこかかすみがかかったようにぼんやりとして、ルイズはそれに
不安を覚えたが、それと同時に不思議な居心地の良さを感じていた。
「――」
仲間達は自分に何かを語りかける。
「―― ――」
しかし、その言葉もまたおぼろげにかすみ、 ルイズの耳には届かなかった。
ルイズはそれが何故だかとても悲しいことのように思えて、なんとか声を聞こうと
するが――聞こうと思えば思うほど、言葉はかすみ、彼らも自分もかすんでゆく。
それでも彼らはルイズに何かを伝えようとしている。酷くかすんで彼らの顔は
分からないが――きっと今の自分である『誰か』の大切な人達なのだろうと、
ルイズは思った。そう思うと、彼らの声が聞えないのがなおさら辛くて、ルイズは
声を張り上げようとする。だけどそれすらもかすみにとけて、そして、世界が、白く、
包まれて。真っ白い闇に、全ては消えた。
――ゾクッ、と寒気がする。誰かに見られているような視線を感じ、いつの間にか
自分に戻っていたルイズはキョロキョロと周りを見渡すが、それらしいものは
何もない。にも関わらず、ルイズの心はアラームを鳴らし始めた。何かよく
分からんがこれはヤバいッ!と思うと同時にルイズの体は浮上を始め、心の
海を上へ上へと上昇し――
意識が覚醒したルイズが最初に見たものは、今にもスタンドを発動させそうな
眼でルイズを見下ろしているギアッチョの姿だった。
「だから言ったじゃあねーか」
バシャバシャと水音を立てて顔を洗うルイズを見ながらギアッチョは言った。
「この時間になったら起きなきゃならねーってことを体が覚えこむってよォ〜〜」
――覚えこまされたのはあんたの殺気と威圧感よ!
と心の中でツッこむルイズである。
「起きる度に殺されかけてちゃ身が持たないわよ・・・」
ルイズはため息をつきながらクローゼットに向かう。ギアッチョに服を持って
来いなどとは勿論言えない。ごそごそと着替えを漁っていると、ガチャリと音を
立ててギアッチョが部屋の扉を開いた。
「・・・どこ行くのよ」
床に座り込んだ状態で首だけ向けて訊くルイズに、
「厨房だ」
と背中で答えるギアッチョ。
「そう・・・それならいいわ だけど教室にはちゃんと来てよね」
ルイズが言い終えると同時にギアッチョは廊下へ姿を消した。
「何よ・・・そんなに早く出て行かなくてもいいじゃない」
と一人ごちるルイズだったが、その原因が自分の着替えにあるとは気付く
べくもなかった。
昨日の決闘の噂は、一日も立たずに学院中に浸透したらしい。ギアッチョの
行くところ常に生徒が道を開け、ギアッチョの後ろには謎の魔法を使う男を
一目見ようと大勢の野次馬が付き従っていた。
――やれやれ・・・シナイ山で啓示を受けた覚えはねーんだがな
ギアッチョは畏怖と好奇の視線に辟易していたが、また同時に奇妙に新鮮な
感覚を覚えていた。ギアッチョの生前は目立つという行為はタブーであった。
暗殺を成功させる為、敵の刺客から逃れる為――何か特殊な場合を除き、
ギアッチョ達暗殺者が目立ってしまうことは決してあってはならないことなのである。
こんなに大勢の人間に注目されるのは初めてか、でなくとも久方ぶりの経験だった。
まぁ実際にはギアッチョがそう思っているだけで、客観的にはギアッチョは暗殺者と
して有り得ないぐらい目立ちまくっていたのだが。暗殺チームで刺客に襲われた
回数にランキングをつけたならば、ギアッチョはブッちぎりで一位だったことだろう。
「あいつじゃなきゃあ10回は死んでるな」とは地味度一位のイルーゾォの言である。
いつのまにか変態紳士の巣窟と化したのか・・・
原因は星屑発祥のタバ茶かな
モンモランティーもあるのかい?
「おはようございます」
シエスタはにこやかにギアッチョを出迎えた。
「ギアッチョさんの分、もう出来てますよ」
悪いな、と答えてギアッチョは厨房に入る。マルトー達と適当に挨拶を交わして
テーブルに着くと、そこには既にギアッチョの為に朝食が用意されていた。
「さぁ食べてくれ!少しならおかわりもあるから遠慮するなよ!」
マルトーはそう言うと意味もなく豪快に笑った。
「いただくぜ・・・ん?」
いざ食事を始めようとしたギアッチョは、窓の外から赤い何かが覗いている
事に気付いた。よくよく眼を凝らすと、そこにいたのはキュルケの使い魔であった。
――あの化け物・・・サラマンダーとか言ったな ご主人様の命令でオレを監視
してるってェわけか・・・ご苦労なこった
ルイズが言っていた、使い魔の視覚と聴覚を共有する力を使っているのだろう。
ギアッチョはスープを飲むふりをしながら、キュルケがフレイムと名付けた化け物を
観察する。どうやら本当に自分を監視しているようだ。脇目も振らずこちらを凝視
している。ガンくれてやろうかとも思ったが、特に迷惑でもないのでギアッチョは
そのまま無視を決め込んだ。
「このままキュルケのヤローの疑いが晴れてくれりゃあ儲けもんだしな」
そう結論すると、ギアッチョは今度こそ目の前のご馳走に専念することにした。
それから数日は滞りなく進んだ。フレイムが四六時中ギアッチョの周りをうろついて
いること以外は特に変わったこともない。ギアッチョ同様早々にフレイムに気付いた
ルイズがキュルケに食ってかかろうとしたが、ギアッチョに静止されて引き下がった。
ギアッチョがキレた回数もたったの3回と、実に平和な日々だった。
>地味度一位のイルーゾォ
地味でもつおいお!
鏡さえあればw
3回で「たった」かよwwwwwwwwww
「明日は街に出るわよ」
その夜、ルイズはそう宣言した。
「授業はねーのか」
と訊くギアッチョに、
「明日は虚無の曜日だからね」
短く答えるルイズ。虚無だ何だと言われてもギアッチョに分かるわけもなかったが、
まぁ要するに休日なのだろうと彼は判断した。何をしに行くのかと尋ねると、
「剣を買いに行くのよ」という答えが返ってくる。
「剣だぁ?誰が使うんだよそんなもんよォォ」
当然の疑問を放つギアッチョをルイズは指差した。
「ああ?いらねーよそんなもん オレは素手が一番力を発揮出来るんだからな・・・
第一ナイフや銃を扱ったことはあっても剣なんざ触ったこともねーぜ」
ホワイト・アルバムはプロシュートのグレイトフル・デッドと同様、直触りが最も効果を
発揮するスタンドである。わざわざ剣を握って片手をふさがらせる必要はない。
そう言うと、
「そ・・・それは・・・えっと、あれよ・・・だから」
何故かしどろもどろになるルイズである。
「・・・そ、そうよ!貴族の使い魔たる者、剣の一つや二つ下げていなければ格好が
つかないの!分かったらつべこべ言わずに寝なさい!明日は早いんだからね!」
そう言い放ってルイズは逃げるようにベッドに潜り込んだ。
ギアッチョは「剣下げてる使い魔なんて見たことねーぞ」と言おうかと思ったが、
ギーシュ戦の感謝を素直に言えないルイズの遠まわしな礼だと気付いて黙っている
ことにした。
「剣で何とかなる敵がいるならそれが一番だしな・・・・・・」
今は平和だがこれから何があるか分からない。スタンドはやはり極力隠すべきだと
判断したギアッチョだった。
3階で平和なのかwwww
>>470 それはお嬢様だ、ザボさんと遊んでなさい
切れているのに平和とはw
イヤ、三回なら少ない筈だろうw
以上、投下した・・・ッ
デルフにギアッチョが切れると予想。
剣が喋る!?!?
GJ!!
GJッ!
SBR読んでて思ったんだがジャイロの鉄球って2個だけだよな?
GJ!
ギアッチョはキレやすいが頭がよく回るヤツだな
ルイズのまだぎこちない態度も実にいい
なるほど新品作ってるのか
>>477 タバ茶の発祥は星屑じゃなく奇妙だぜ。
区別の方法は承太郎召喚が星屑で、スタプラDISC召喚が奇妙だ。
結構壊れるからな、鉄球。
鉄の塊があれば作れるようだ。
鉄を武装錬金してもらえばおk
>>494 あ・・・・・ホントだ
スタプラ=承太郎の方程式が成り立っていたようだ
双方の作者の方、スマン!
GJ!
なにげに純なギアッチョwww
>>496 自在鉄球の武装錬金!!!
サブゼロさんGJ!
ギアッチョは友達になると結構いい奴なのかもな!
ブチ切れられたら嫌だが…
>>500スチャラカ自重しろww
ちと遅くなったがサブちゃんGJ!!
スチャラカ知ってる人意外に多いな
SWのリプレイ全巻そろえてるオレが来ましたよ。
そして卿が一言↓
/⌒´ ̄ヽ
/ 食 も ,)
,-─、 < 器 う l
,___,_ r、彡ヽl を 502 l
./;;;;;;;;;;;;;;;ヽ. ヽ < ,,) 下 ( l
l;;;;;;;r-─、," lニニっ げ ) l
.l;;r´、゙ェ゙,ゝ .l;;;;:::.. l た 504l
y l、_ '~l. l;;;;;:::.. l ま の .l
_,-─/:lーっ<フ~ト,ー-、-';;;;::... l え ノ
.//;; /::l:(ノ,l`、アl ヽ;;;;;ヽ:;;;;;... l、_ _ノ
/;;;;;l;; 了:l゚//l l .:;;l <;;;;;;;;;l:;;;;;;ノ ノ'
俺は卿じゃなくてクマに見えたんだが…
眼科にかかった方がいいのだろうか
それはそうとサブ・ゼロの使い魔の作者殿GJ!
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´
,/´{ ミ l /゙トェェェェェィ、 ) | さて…食後のお茶でも貰おうかな…
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `……´/ |l ト、 `'
>>508 卿、みそ汁が残ってるじゃないですか。好き嫌いはいけませんよ?
にっぽんチャチャチャ!
しっぽり茶茶茶!
『何をお飲みになられるのですか?(ドミネ・クオ・ヴァディス?)』、
>>508卿は『蕎麦汁』だーッ!!
>>508 つ旦
原点に戻ってアバ茶でも飲んでてください
理論上は1分間の間に何兆回も行動ができます。
計算すると光速を軽く超えるな。
全能の壁超えてるカオスフレアも無時間行動対応になってるな。
システム上反撃できるからそうなってんだねー
>>508 つ旦
午後の紅茶ならぬジョジョの康茶でも飲んでください
>>508 つ旦
おまたせしました、ご注文のブチャラ茶(ティ)でございます
>513
どこの誤爆だよw
お前ら茶にそこまで洗脳されたのか・・・
俺はタバ茶でいいよ
じゃ俺はフー茶で
究極の健康飲料
トニオ・茶ラ茶ルディー
>>513 俺、「ディアボロの冒険」やったことなかったら、てっきりそれのシステムかと思ってしまった。
1分間の間に何兆回も行動? 光速越え? どんだけ俺TUEEEEEEEEEEんだよとw
8時から流れを断ち切って投下する。
亀視点じゃない方を
ポルポル支援!!
来いッ!!
いまさらだが399=427?
やっと茶の流れから投下祭りになるのか?
とりあえず自分はまだあまり無いアンリエッ茶頂きます
今日このスレは埋まる。
何故なら週末に入るからだ。
つまり・・・24時間以内で1スレを消費することになる。
ギーシュとの決闘から一週間が過ぎた。たった一週間だったが、ポルナレフの生活は一週間前のそれとは著しく異なっていた。
まず食事だが、決闘の日の夕食前に使用した無断貸借のテーブルクロスを律義にも洗濯し、返しに行くと
マルトーがポルナレフを『我らの剣』と呼び、無断で持ち出したことを許して貰えたばかりか食事の面倒も見てくれることになった。
次に、ドットとはいえメイジを倒した平民として学園中に噂が広まり、決闘を挑まれるようになってしまったのである。
迷惑この上ないと思い、ルイズに了承を得た上で、見せしめとして
1番最初に挑んできたマリコルヌを容赦無く『針串刺しの刑』に処したのだが、それでもまだ収まらなかった。
ちなみにマリコルヌは今日も医務室で寝ている。(全治二週間)
そして、これがポルナレフにとって最も大切な問題なのだが、とうとうルイズに亀の『ミスター・プレジデント』がバレたのである。
初日にルイズの目の前で入ったりしたが、それを見たルイズが混乱したために無視されていた。
(どうやら先住魔法を使ったのだと思っていたらしい。)
しかし、決闘でもそれを利用したりしたため、流石に怪しまれ始めた。
それにポルナレフが気付かないわけが無く、ルイズの部屋の一角に藁を持ち込み、
ルイズが寝息をたて始めるまでそこで寝たふりをし、それから亀の中に入り寝るようにしたのだが、
それも三日で見破られ、亀に入った瞬間、首根っこを掴まれ尋問されることになった。
そして亀の中の部屋を見て、「使い魔が主人と同等あるいはそれ以上の部屋に住むのは許可しないィィィィ!」と言って亀の鍵は没収してしまった。
その後鍵を取り戻すまで藁の中で寝る事になった。
(お陰で鍵を取り上げられてから寝不足気味である。)
マリコルヌwww
ポルポル…不憫な……
なんて傲慢なルイズwまぁ原作っぽいが
早く黄金の精神に目覚めるんだルイズw
「隙だらけだ!小僧!」
「ゲファッ!」
ドサァッと本日二人目がポルナレフの肘打ちを鳩尾に喰らい悶絶した。
ポルナレフはつかつかと近寄っていき、相手の杖を踏み潰した。
ギャラリーから歓声が上がる。
「惜しかったなぁ〜」
「結局またゼロの使い魔の勝ちかよ。」
「ていうかなんでナイフしか持ってないのに勝てんだ?」
「たった一つのシンプルな答えだ。『奴は平民を怒らせた』」
(蛇足であるがギーシュとの決闘でメイジにもスタンドは見えない事ははっきりしている。
だからポルナレフはナイフで戦っている振りをしている。)
一週間もたつと挑んでくる数は少なくなるが、ラインより上が挑んでくるようになったため、睡眠不足も伴って疲労も生傷も絶えなかった。
現に今のは三年生の水のトライアングルだった。
この疲労だと今日はもうきつい。失礼だが今日は止めておこうと考えた。
その時、普通のギャラリーとは明らかに違う視線を二つ感じた。十年以上戦い続けて来ただけあってそういうのには鋭いのだ。
ちらりと数が減り出したギャラリーに目をやると、キュルケの使い魔であるサラマンダー『フレイム』が目に入った。
そういえば最近自分が行く先でよく目にすることを思い出す。
ポルナレフは何だか嫌な気がし、これが一つだな、と確信した。
さてもう片方は…と捜すが見当たらない。気のせいか、と思ったが、視界の端に何か白いものが走り去っていくのが見えた。よく見えなかったが白鼠だったみたいである。
ポルナレフはどちらも特に何も害が無さそうだと推測すると、その場から立ち去って行った。
正直、才人以外の奴がルイズに我慢しているのが不思議だ
ちょっとジョジョキャラはぷっつんしすぎwww
−−−−−−−−−−−
場所は変わって学院長室。
中では学院長オスマンの他、コルベールと秘書のロングビルが三人共壁に掛かっている鏡を見ていた。
「また勝ちましたね。」
「これで何連勝かのう?ミスタ・コルベール。」
「多分二十ぐらいじゃないかと。」
「ふむう…」
彼等が見ている鏡は『遠見の鏡』と言い、離れた場所を見ることが出来るマジックアイテムだ。
三人はそれを通してポルナレフをギーシュとの決闘の時から決闘の度に監視していた。
その理由は平民がメイジに勝ったなどという安っぽい理由だけではない。
一番重大な理由は別にあった。それは一週間前のギーシュとの決闘の時からしばしば目撃されていた物だった。
決闘禁止されてんのに学園は無法地帯か
平民は人間じゃないので決闘禁止の対象にはあたりません
設定厨は非難所にドゾー
−−−−−−−−−−−
「オールド・オスマン!!」
オスマンの部屋にU字禿がトレードマークのコルベール駆け込んで来た。
その時オスマンはロングビルと水パイプの是非を討論していた。
「あーえっと…ミスタ・プラント?」
「コルベールですッ!」
「ああ、スマンスマン、ミスタ・ボーンナム」
ダン!
コルベールが思いっきり壁を殴り付けた。壁にひびが入る。
「私の名前はコルベールだ…プラントでもボーンナムでも無い…コルベールだ…二度と間違えるな…」
「いや、本当にゴメン。ところで何かね?」
「先日ミス・ヴァリエールが呼び出した使い魔についてですが…」
ちらりとロングビルの方を見て
「二人だけでお願いできますか?」といった。
「ミス・ロングビル。スマンが少し席を外してくれ。」
オスマンはロングビルを退室させ、コルベールと向かい合った。
「さて話を聞こうか。ミスタ・コルベール。」
「はい。」
コルベールはポルナレフのルーンのスケッチを取り出した。
「このスケッチはあの平民の左手に刻まれた使い魔のルーンですが、
今まで見てきた様々な使い魔のルーンにこれと同じものを見たことが無かったので、気になり調べて見たのですが、このルーンが…」
今度は机の上に『始祖ブリミルの使い魔達』を置き、しおりを挟んでおいたページを開け、そこに描かれている絵を指差した。
「ガンダールヴのものと一緒なのです。」
オスマンは呆れた。何言ってんだ、この禿は。初めて見るルーンや似ている事ぐらいいくらでもあるだろうが。
「……冗談も休み休みにしたまえ。ミスタ・ペイジ」
「いや、大マジですから!あとコルベールです!」
・・・・・平民は禁止対象外、ってのは公式だがね
それはともかくポルポル哀れw
>ミスタ・ボーンナム
爺自重www
ジョーンズマダー?
血管針攻撃!
このコルベールは間違いなく血管針攻撃をする
ルイズがポルナレフに亀の部屋に入るのを禁止したのは、ルイズがポルナレフのことを恋人だと思って、片時も離れたくないからなのさぁ
ハゲカワイソスw
そういえば、亀の中の冷蔵庫は動き続けているんだろうか。
なんで本格的にぶちのめさないのかね。
何度も決闘挑まれるなんて舐められきってる。
いっそ殺せば。
その時コンコンと誰かがドアをノックした。
「すいません、オールド・オスマン。もう入っても宜しいでしょうか?お伝えしたいことが…」
ドアの向こうから聞こえてきたのはロングビルの声だった。
「いいぞ」
「え、ちょ…」
ガチャリとドアが開きロングビルが入って来た。
「ヴェストリ広場でまた決闘が…」
「またか。全く…校則で禁止しておるのに…で、その阿呆共は誰と誰かね?」
「ギーシュ・ド・グラモンとミス・ヴァリエールの使い魔です。」
最後の言葉を聞き、オスマンは意地悪く笑いコルベールの方を向いた。
「お主が言ったガンダールヴ君の実力を見てみようかのぉ?ミスタ・ジョーンズ」
明らかに挑発しつつ、遠見の鏡を使い決闘を観戦しだした。
途中、左手のルーンが光り二体のワルキューレの腕を切り落とした時の動きにも驚いていたが、(この時コルベールは何度も「ガンダールヴだ!」と叫んだ)
それ以上に鏡に映った『者』がその場にいた三人を驚かせた。
そしてこれこそがポルナレフを監視する理由となったのだ。
「なんでしょうか?これは?」
「さあ…ゴーレムじゃないのですか?」
「ゴーレムかと思うかね?じゃあなんで透けてるんじゃ?」
鏡に映った『それ』は透けていた。隠れるはずの後ろがうっすらと見えるのである。
「ゴーレムじゃないとすれば一体…」
「ガンダールヴですよ!」コルベールが誇らしげに言った。
「きっとガンダールヴの力で…」
「ガンダールヴにそのような力があると聞いた事が無い。それにわしらには見えておるが、どうも広場にいる者達には見えとらんらしい。」
コルベールの意見を全面否定してオスマンが言った。「いずれにせよ、メイジに平民が勝つとは…。わしらでしばらく監視を続けることにしよう。」
>>544 つまりはこういうことか
コルベールが四身の拳使って分裂→血管針攻撃
コルベールは血管芯を髪の毛に見せる魔法を研究してるからな。
さもあらん。
「おかえり、我が使い魔モートスルニル。…ふむふむ。」
「オールド・オスマン、どうだったのですか?」
「やはり『あのゴーレム』は見えんかったらしい。」
ううむ、とオスマンは唸った。
「やはり遠見の鏡を通さないと見えないのですか…。やっぱり本人を呼び出しますか?」
コルベールはどうやらポルナレフがやけに気になるらしい。言葉に力が篭る。
「…しょうがあるまい。あれで宝物庫とかをどうかされても困るしのう…あそこの壁を破れるとは思えんが…」
こうして後日、ポルナレフは学院長室に呼び出されることになった。
なお、コルベール、オスマン両者ともに気付かなかったが、宝物庫という言葉が出た時、ロングビルは少しだけ冷汗をかいていた。
To Be Continued...
投下完了。
どこで止めたらいいものかわからず、今回は自分としてはかなり長くなりました。
その分訂正とか多かったのですが気にしない気にしない。
あ、ポルナレフと亀の設定が入るのはまだ先になりそうです。フーケ戦の中になりそうな予感…
投下完了。
どこで止めたらいいものかわからず、今回は自分としてはかなり長くなりました。
あ、ポルナレフと亀の設定が入るのはまだ先になりそうです。フーケ戦の中になりそうな予感…
血管針攻撃…?何だね…それは?
ポルポル寝床を奪われ哀れ!
アウチ!また二重投稿やってしまった!
新亀さんと素数亀さんて同じ人だったのか
ポルナレフは哀れであってこそポルナレフだ!
>>556 落ち着け! 奇数を数えて落ち着くんだ
奇数は物事を割り切れない間抜けな数字
君に勇気を与えてくれる
出典は某web漫画から
ひょっとしてメール欄の数字の羅列は・・・素数か?
まとめのザブ・ゼロ11まであるのに、5以降が何で更新無いんだ?
>>559 奇数だと簡単すぎてまるで落ち着けそうにない辺りがたまらんな
亀の人GJゥ!
ポル・・・(つд`)
早くいいベッドで熟睡してほしい
GJ!
今回は第三者視点のポルナレフかな
もういい大人なのに学生と決闘三昧とは大変だな
コルベールはガンダールヴ中毒w
2日かけてようやく追いついた俺が来ましたよ、と。
まとめにある過去ログ読めるようにして欲しいな
21時になったら投下開始してもよろしいかな!?
『4時』だ
聞こえなかったか?
『4時』だと言ったんだ
9時でも2時でも無い
・・・・・・・・・・・・
今夜の投下祭りの終息時間だ……!
569 :
568:2007/06/22(金) 20:56:09 ID:???
567とは関係がない、と断言させていただくッ!
更新してから吹いた
>>568 なのはが糞遅い時間で良かったと初めて思ったわ
>>568 終わると思っているのか?今日は金曜だぞ?
オレの予想では1巡したあとも加速し続けて明日の朝10時には20スレ目が立つハズだ!!
結婚! ワルドの真意
「諸君。忠勇なる臣下の諸君に告げる。
いよいよ明日、このニューカッスルの城に立てこもった我等王軍に、
反乱軍『レコン・キスタ』の総攻撃が行われる。
この無能な王に、諸君等はよく従い、よく戦ってくれた。
しかしながら明日の戦いはこれはもう、戦いではなく一方的な虐殺であろう。
朕は忠勇な諸君等が傷つき斃れるのを見るに忍びない。
従って朕は諸君等に暇を与える。長年、よくぞこの王につき従ってくれた。
熱く礼を述べるぞ。明日の朝、巡洋艦『イーグル』号が、
女子供を乗せてここを離れる。
諸君等もこの艦に乗り、忌まわしき大陸を離れるがよい!」
最後の夜、最後のパーティーにて、ウェールズはそう演説した。
だが彼の臣下の中に、与えられた暇を享受しようなどという者は無い。
皆一様に、親愛なる王と運命を共にする覚悟を決めている。
故に、勇敢なる兵士達をねぎらう最後の宴は非常に華々しいものだった。
トリステインからの大使であるルイズ達も目いっぱい歓迎をされ、
最上級の酒、最上級の料理で歓迎を受けた。
パーティー会場の隅でワインを飲んでいた承太郎に、ウェールズが声をかける。
「ラ・ヴァリエール嬢の使い魔の青年だね。しかし人が使い魔とは珍しい」
「……俺はルイズの使い魔になったつもりはない。召喚されたのは事実だが……」
「そうか。ところで……気分でも優れないのかい?」
「いや……」
火傷はまだ痛むが、表情に出さず我慢できる範囲の痛みだ。それよりも――。
「ひとつ聞きたい。なぜ……死ぬと解っていて、戦う?」
承太郎は静かに問う。
>>571 冗談と言い切れないところがこのスレの恐ろしいところだ
何がいいたいかと言うとこのスレは祝福されている!
「俺も命を懸けた戦った事はある……。
だがそれは『守るべき家族』『守るべき仲間』がいたからだ。
そのためなら……命を落とす事になろうとも、悔いは無かったろう。
死んでしまった仲間達も……同じ気持ちだったかもしれない……」
「よい仲間を持っていたようだね」
承太郎の口調から、ウェールズはその友情と悲しみの深さを感じ取った。
「だが……あんた達は違う。貴族の誇りや名誉のために、死を前提に戦おうとする。
なぜだ? 戦って、殺されて、あんた達は何を得る? 何を守れる?」
「名誉を」
「……そうか」
「……我々の敵である『レコン・キスタ』はハルケギニア統一を狙っている。
はるか東方にある『聖地』を取り戻すという理想を掲げて。
だが奴等はその目的のために流されるであろう民草の血を考えていない。
だからこそだ。我等、勝てずともせめて勇気と名誉の片鱗を見せつけてみせよう。
ハルケギニアの王家は弱敵ではないと示さねばならぬ。
奴等がそれで『統一』と『聖地の回復』をあきらめるとは思えない……が……。
それでも我等は勇気を示さねばならぬ、王家に生まれたものの義務として」
「一度だけ訊ねる。亡命する気は無いのか? 部下を率いてこの国から逃げ出し、
戦力を回復させてからもう一度戦うという選択肢もあるんじゃあないのか?」
「戦力を整えるまでの間、我等が関わる地に迷惑をかける事になる。
他国に迷惑をかけてまで、他国に戦禍を広げてまで、戦いを続ける気は無い」
「……よく、解った。そこまで言われちゃあ……俺からは何も言えねえ」
「君もラ・ヴァリエール嬢のように、とても優しい心の持ち主らしい。
ありがとう。こんな我々を気遣ってくれて」
承太郎の淡々とした口調の裏に隠れた優しさに気づいたウェールズは、
最後の客人が彼等であって本当によかったと微笑む。
それに釣られて、承太郎もわずかに微笑を見せた。
「ところで……君、ええと」
「承太郎だ」
「そうか。ジョータロー、君は明日の結婚式はどうするのかね?」
「……結婚……式……?」
結婚という単語が現在結びつく人間がルイズとワルドしかいない事はすぐ思い当たった。
だがなぜ今この場でそんな単語が出てくるのか、承太郎には解らなかった。
「ラ・ヴァリエール嬢から聞いていないのかい?
ワルド子爵に頼まれたのだよ。私に婚姻の媒酌をして欲しいと。
決戦の前にワルド子爵とラ・ヴァリエール嬢の式を挙げる。
最初はそんな事をしていたら『イーグル』号に間に合わなくなると断ったが、
ワルド子爵のグリフォンなら滑空してトリステインに帰る事ができるらしい。
それで引き受けたのだが、ジョータローまでグリフォンに乗る訳にもいくまい?
そこで、どうなのかと思ってね。『イーグル』号で帰るのか?」
「……一応、そのつもりだ」
「そうか。主の結婚式に出られないのは残念だが――」
「いや、違うな」
「どうかしたのかい?」
承太郎はしばし黙考し、何かを思いついた。
「ウェールズ皇太子……。ひとつ、忠告しておきたい事がある」
「忠告?」
火傷に効くポーションをもらってきたルイズは、承太郎の姿を探していた。
廊下の途中の窓を開けて、月を眺めている人影を発見する。承太郎だ。
「あの……ジョータロー。薬、持ってきたんだけど」
「…………」
相変わらずの無言。ルイズは構わず近寄って、学ランをまくり薬を塗りつける。
「……ねえ、ジョータロー。どうしてあの人達、死を選ぶんだろう……?」
「お前さん達貴族の大好きな名誉のためだろう」
「それは……でも……愛する人より、大切なものなの?
残される人の事はどうでもいいの? 結局自分の事しか考えてないんじゃ……」
「…………」
承太郎の腕に塗られる薬の中に、透明のしずくが混じる。
それは、ルイズの頬を伝い落ちたしずくだった。
「ねえ、ジョータロー。あの、私、ワルドと……」
「結婚するんだろう? 皇太子から聞いた……」
「そう……。ねえ、あんたは私が決める事だって言ってたけど……。
でも、やっぱりまだ、早いと思う。まだ未熟で、魔法も使えないのに」
「重要なのは……そこじゃあないはずだ……ルイズ」
「え?」
気がつくと、承太郎が真摯な眼差しをルイズに向けていた。
ややグリーンの瞳が冷たい宝石のように光って見える。
「アンリエッタ姫とゲルマニアの皇帝の結婚は仕方ない……国のためだ……。
だがルイズ、てめーは違う。迷う必要なんざねーはずだ」
「それは……ワルドと結婚しろ、って事?」
「てめーが奴をどう思っているか……。
そして、奴がてめーをどう思っているか……。
それさえはっきり解れば……おのずと答えは出るはずだぜ」
「解らない、解らないわジョータロー」
「…………俺は明日『イーグル』号に乗って帰る……。
先にトリステインで待ってるぜ……」
「えっ?」
承太郎は学ランの袖を戻すと、その場から立ち去ってしまった。
残されたルイズは、理由の解らない涙をこぼし、ワルドの事を思った。
そして、承太郎の事も思わずにはいられなかった。
星屑が一番進んでるね。
質がいいし量や投下日も多い。
あんた最高だよ!
翌朝、ウェールズ皇太子は礼拝堂にて新郎新婦の入場を待っていた。
周りに他の人間はいない。皆、戦の準備で忙しいのだ。
ウェールズも式をすぐに終わらせ、戦の準備に駆けつけるつもりだ。
事が予定通りに進んだら――の話だが。
礼装姿のウェールズの前に、礼拝堂のドアを開けてワルドとルイズが現れる。
二人とも結婚を終えたらすぐアルビオンから脱出せねばならぬ身ゆえ、
着飾る事はできなかったが、ルイズの頭には花の冠が乗せられていた。
「では、式を始める」
しっかりと『聞こえるように』大き目の声で宣言するウェールズ。
彼の前にワルドとルイズが並ぶ。ルイズはうつむいたまま、顔を上げようとしない。
「新郎、子爵ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。
汝は始祖ブリミルの名において、このものを敬い、愛し、
そして妻とする事を誓いますか」
「誓います」
ワルドは重々しくうなずいて、杖を握った左手を胸の前に置いた。
ウェールズは視線を余計な方向に向けないよう注意しつつ、ルイズへと視線を移す。
「新婦、ラ・ヴァリエール公爵三女。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエール……」
朗々と誓いのみことのりを読み上げるウェールズ。
今が、結婚式の最中だという事を改めてルイズは実感した。
相手は憧れていた頼もしいワルド。
二人の父が交わした結婚の約束。幼い頃、ぼんやりと想像していた未来が現実のものに。
ワルドの事は嫌いじゃない。むしろ好いている。好いているはずだ。
なのになぜ、自分の気持ちはこんなにも沈んでいるのだろう。
ジョータロー……彼はもう艦に乗っただろうか?
今ここで言う事を聞かない使い魔の事を、どうして思い出してしまうんだろう。
どうして承太郎の前で結婚すると言ったのか。どうして本当にそうすべきか訊ねたのか。
「新婦?」
心配そうなウェールズの声がかけられる。
これはいいデレ
ルイズは戸惑っている。この結婚が本当に正しいのか戸惑っている。
しかしワルドは、落ち着かせるように諭す。
「緊張しているのかい? しかし、何も心配する事はないんだ。
僕のルイズ。君は僕が守ってあげるよ。永遠に。それをたった今、誓った。
……殿下、続きをお願いいたします」
しかしルイズは、拒否するように首を振る。
「新婦?」
「ルイズ?」
二人が怪訝な顔でルイズの顔を覗き込んだ。
ルイズはワルドに向き直り、悲しい表情で首を振る。
「どうしたね、ルイズ。気分でも悪いのかい?」
違うそうじゃない。でも、こんな気持ちのままじゃ結婚できない。
「日が悪いなら、改めて……」
だから、試そうと思った。試そうと決めた。
ワルド! 本当に愛してくれているなら――ワルド――どうか――。
「私、あなたとは結婚できない」
はっきりとルイズは言った。ワルドの顔が強張る。ウェールズは腰に手を当てる。
「新婦は、この結婚を望まぬのか?」
「はいッ……! お二方には、大変失礼をいたす事になりますが……」
ウェールズの表情に緊張が走る。そして静かにワルドへと視線を向けた。
「子爵。誠にお気の毒だが、花嫁が望まぬ式をこれ以上続ける訳にはいかぬ」
ワルドの両手がガバッとルイズの手を握るしめる。痛いほどに。
「……緊張しているんだ。そうだろルイズ。君が、僕との結婚を拒む訳が……ない!」
「ごめんなさいワルド。憧れだった、恋だったかもしれない。でも今は違う、違うの」
今度はルイズの肩を掴むワルド。表情は冷たく、双眸が鋭さを増した。
支援支援
支援砲撃
「世界だルイズ。僕は世界を手に入れる! そのために君が必要なんだ!」
豹変したワルドに戸惑うルイズ。しかし構わずワルドは興奮した口調で続ける。
「僕には君が必要なんだ! 君の『能力』が! 君の『力』がッ!」
恐ろしい、とルイズは思った。これが、あの優しかったワルドなのか?
違う。ルイズが憧れたワルドは『彼』ではない。
「ルイズ、君は始祖ブリミルに劣らぬ優秀なメイジに成長するだろう……。
今はまだその『才能』に気づいてないだけだ! 君の『才能』が必要なんだ!」
肩を握り潰されるほどの痛みに表情を歪めながら、ルイズははっきりと理解した。
だから今度は、心から拒絶する。試しなのではなく本心本音の奥底から。
「あなたは……私を愛していない、今解った……。
あなたが愛しているのは私にあるという在りもしない魔法の才能。
そんな理由で結婚しようだなんて……酷い……こんな侮辱……最低だわ……」
ルイズは暴れてワルドから逃れようとした。
ウェールズはルイズを引き離そうとワルドの肩に手を置いたが、逆に突き飛ばされてしまう。
その瞬間ウェールズが腰に当てていた手で素早く杖を抜きワルドへ向けた。
「なんたる無礼! なんたる侮辱! 子爵、今すぐラ・ヴァリエール嬢から手を引け!
さもなくば我が魔法の刃が君を切り裂くぞ!」
ワルドはようやくルイズから手を離し、再び訊ねる。
「こうまで僕が言ってもダメかい? ルイズ。僕のルイズ」
「誰があなたと結婚なんか……!」
「そうか……この旅で君の気持ちを掴むために努力はしたが……仕方ない。
こうなっては……『目的のひとつ』は……あきらめるとしよう……」
「目的?」
さっぱり意味が解らないというようにルイズは呟いた。
「そう。この旅における僕の目的は『みっつ』あった。
そのうちのふたつが達成できただけでも、よしとしよう。
まずひとつは君だルイズ。君を手に入れる事……だがもう果たせないようだ。
ふたつ目の目的はアンリエッタの手紙だ。これは手に入れるのはたやすい……」
「ワルド、あなた……」
「そしてみっつ目……」
世界に反応した俺冒険中
支援
『手紙』という単語で今こそ確信を得たウェールズは魔法を詠唱する。
だがそれよりも早く! 二つ名の閃光のようにワルドは杖を引き抜き呪文を詠唱。
ワルドは風のように身をひるがえらせ――突如礼拝堂の壁を破壊されるのを見て、
その瓦礫が自分に向かって飛んできている事を見抜き軌道変更、
ウェールズへの攻撃をあきらめ攻撃の回避を選んだ。
そう、これは『攻撃』だ。
誰の?
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
崩れた瓦礫の向こう、逆行の中に立つ195サントの長身。
マントのようになびく黒い学ラン。
そしてそのかたわらに立つ屈強なる長髪の戦士。
「あっ、ああ……どうして、だって、『イーグル』号に乗っているはず……」
ルイズが驚愕に目を見開く。
「助かった、礼を言う! 君の『忠告』のおかげだ!」
ウェールズが安堵の笑みを浮かべる。
「何ィッ!? 貴様ッ……『ガンダールヴ』! なぜここに!」
ワルドが鬼のような形相で彼を睨む。
「言ったはずだ。『てめーはこの空条承太郎が直々にぶちのめす』と」
空条承太郎! そしてスタープラチナ!
バ―――――z______ン
「第三ラウンドだ。この決闘、受けてもらおうか……ワルド!」
587 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 21:11:08 ID:7FpbZwJJ
承太郎の雄姿が・・・・ムヒョー
承りかっKEEEEEEEEEEEEEE
GJ!
しかしこれだとウェールズが死なないから
原作とはだいぶ違った流れになるだろうな
燃える展開になってきたぜ!!
あんた最高だよ
GJ!!
しまった!?sage忘れてごめんなさい!
承太郎痺れるほどかっこいい! もう時止めでも何でも使ってワルドをぶちのめしてやってくれッ!
GJ。ウェールズは流れ弾かなw
ルーン発動でスタープラチナ・ザ・ワールドが早く見たい。
そういえば、承太郎ルーン発動させたことあったっけ?
さすが承りだ、俺たちに(ry
ウェールズはルイズを守るために死ぬと見た。
作者GJ!
そしてなんというスタープラチナ・ザ・ワールド→オラオラフラグ
承太郎の勇士を見ただけで分かってしまった
星屑ワルドは間違いなくここで再起不能
GJせざるを得ない!
承太郎の登場はまさしくヒーローだな
そしてデレ始めたルイズに期待してもかまいませんねッ!
承太郎の空気を読みまくった完璧な登場に、俺は震えるぞハート!
オーノーズラ、ワルド、オメーはもう駄目ズラ。
もはやフルボッコは火を見るより明らかw
GJ!!承太郎かっこよすぐる
それはともかくおまいらあんまりエピタフしすぎるなよ?w
ワルドに謀殺されなかっただけずっとましだが
結局戦で死に、以降の展開を変えることは無さそうなのが寂しくもある
ローリングストーンはあっさり変えて見せたが。
イルーゾォもあっさり変えたな
次回、このスレ初のオラオララッシュが人体に炸裂する!
果たしてワルドは生き残れるのか?
オラオラですかぁ!?
YES NO
YES!YES!YES!"OH MY GOD"
>>604そこのサイト俺も好きだぜ。
アヴいいいじられキャラ。
>>589 本人死ぬ気なんだからぶっちゃけ変わらんのじゃないか?
生きても4巻最後の展開がなくなって戦争目的がウェールズの敵討ちから国奪回になるだけ。
投下しますー。
++第七話 使い魔の決闘@++
配膳はそう難しい作業ではなかった。
配る作業はシエスタがやってくれるので、花京院は銀のトレイを持って動くだけだ。ただ、上に乗ったケーキだけを落とさなければいい。
シエスタが手際よくケーキを配っていくのを眺めながら花京院は落ち込んでいた。
無神経だった自分への自己嫌悪。
ルイズを傷つけてしまった後悔。
それらがまるで棘のように胸に突き刺さり、花京院を落ち込ませる。
ケーキを配りながらルイズの姿を探してみたが、見つからない。もう部屋に戻ってしまったのだろうか。
「なあ、ギーシュ! お前、今は誰とつきあっているんだよ!」
やけに大きな声が聞こえ、花京院は顔を向けた。
そこには談笑している貴族たちがいた。
中心となっているのは、ギーシュと呼ばれた金髪の少年だ。フリルのついたシャツを着た、いかにもキザなメイジで、バラをシャツの胸ポケットに挿している。
彼はバラを引き抜くと、自分の顔の前で振った。
「つきあう? 僕にそのような特定の女性はいないのだ。このバラのように、多くの人を楽しませるために咲くのだからね」
花京院は思わず顔をしかめた。
格好をつけているつもりなのか知らないが、度が過ぎている。これではもうナルシストだ。
……早く終わらせよう。
花京院が側を通り過ぎようとしたとき、ギーシュのポケットから小ビンが落ちた。
今の花京院がただの使い魔として来ていたなら放っておいただろう。しかし、残念なことに今は給仕中だった。たとえ相手が嫌なやつでも拾ってやるべきだろう。
トレイを絶妙なバランスで維持しながら小ビンを拾った。
支援
>>559 >落ち着け! 奇数を数えて落ち着くんだ
何?
「おい、ポケットからビンが落ちたぞ」
声を掛けてみるが、ギーシュは無反応だ。
面倒なので、ギーシュの前のテーブルに小ビンを置いた。
「落し物だ」
ギーシュは苦々しげに花京院を見つめると、その小ビンをそっと横に押しやった。
「これは僕のじゃない」
その声で、ギーシュの友人たちも小ビンの存在に気付いた。
友人の一人が小ビンを取り上げ、検分する。
「おお? この香水は、モンモランシーの香水じゃないのか?」
「間違いない! その鮮やかな紫色は、モンモランシーが自分のためだけに調合している香水だぞ!」
「そいつが、ギーシュ、お前のポケットから落ちてきたってことは……お前は今、モンモランシーと付き合っている。そうだな?」
確信した友人たちは騒ぎ出した。その声の大きさはうるさいぐらいで、花京院は早く離れようと足を速めた。
その時、入れ違いざまに茶色のマントの少女がギーシュの前に立った。
少女は目に涙が溜め、泣き出す直前のような表情で、口を開く。
「ギーシュさま……やはり、ミス・モンモランシーと……」
「ち、違うんだ、ケティ。彼らは勘違いしているだけで、僕の心の中に住んでいるのは、君だけ……」
ケティと呼ばれた少女は、思いっきりギーシュの頬をひっぱたいた。
涙をその頬に伝わせながら、
「その香水が何よりの証拠ですわ! さようなら!」
まくし立てるようにそう言い、ケティは走り去っていった。
ギーシュは、頬をさすった。
色々な事情があるもんだな、と思いながら花京院が歩き出そうとすると、その横を今度は金髪の巻き髪の少女が通った。
少女は先ほどのケティと同じようにギーシュの前に立つと、厳しい顔つきでにらみつけた。
「モンモランシー。誤解だ。彼女とはただいっしょに、ラ・ロシェールの森へ遠乗りをしただけで……」
弁解をするギーシュの額を冷や汗が一滴伝う。
モンモランシーは腕組みをし、ギーシュを見下ろしていた。
「やっぱり、あの一年生に、手を出していたのね?」
「お願いだよ。『香水』のモンモランシー。咲き誇るバラのような顔を、そのような怒りでゆがませないでくれよ。僕まで悲しくなるじゃないか!」
モンモランシーは何も言わずに、テーブルの上に置かれたワインのビンを掴んだ。
そして、呆けたように固まっているギーシュの頭の上からぼどぼどとかけた。
「うそつき!」
と怒鳴って去っていった。
台風が過ぎ去った直後のように、食堂に束の間沈黙が満ちる。
やがてギーシュはハンカチを取り出すと、ゆっくりと顔を拭いた。
「あのレディたちは、バラの存在の意味を理解していないようだ」
そして、芝居がかった仕草で、首を振る。
成り行きを見守っていた花京院の袖を誰かが引いた。
「……カキョーインさん。行きましょう」
「ああ。そうだね」
ギーシュに背を向けて、歩き出そうとしたところで呼び止められた。
614 :
sage:2007/06/22(金) 21:35:36 ID:mvuK5esN
話きって悪いがジョジョが読めるサイトってないか?
まて、ワルドは『世界』を手に入れるとのたまっている!
『世界』を!
とりあえず落ち着け
「待ちたまえ」
「なんだ」
ギーシュは、椅子の上で身体を回転させると、足を組んだ。そのいちいちキザったらしい仕草に、花京院は頭痛がした。
「君が軽率に、香水のビンなんかを拾い上げたせいで、レディの名誉に傷がついた。どうしてくれるんだね?」
「おまえとさっきの彼女たちとの間にどんな関係があったのかは知らないが……」
ギーシュに指を突きつける。
「二股かけているお前が悪いんじゃあないのか」
ギーシュの友人たちが吹き出した。
周囲で見ていた人たちも、くすくすと笑いをもらす。
「そのとおりだギーシュ! お前が悪い!」
ギーシュの顔に、さっと赤みがさした。
視線を花京院に定めると、言った。
「いいかい? 給仕君。僕は君が香水のビンを置いたとき、知らないフリをしただろう。話を合わせるぐらいの機転があってもよいだろう?」
「どちらにしても、二股はいずれバレたろう。それと、僕の名前は給仕じゃない」
「ああ、君は……」
ギーシュは馬鹿にするように鼻を鳴らした。
「確か、あのゼロのルイズが呼び出した、平民だったな。平民に貴族の機転を期待した僕が間違っていた。行きたまえ」
ゼロのルイズ、という言葉に花京院は反応した。
ゼロ。それはルイズが魔法を上手く扱えないことを嘲笑った言葉だ。
花京院が傷つけてしまった少女への侮辱だ。
それを彼はあっさり言った。何の迷いも無く、はっきりと悪意を込めて。
平民だ、貴族だということはどうでもいい。貴族が勝手に偉ぶっていようと、花京院には関係のないことだ。
だが、彼女に対する侮辱は許せなかった。
「今、おまえはゼロのルイズと言ったな」
「ああ、言ったとも。魔法を使えないものをそう呼んで何が悪い?」
「そうだな。事実だから悪くない……確かに正論には違いない」
花京院はトレイをシエスタに渡した。
そして、正面からギーシュを睨みつける。
「だが、彼女は僕の主人だ。魔法が使える、使えないの問題じゃあない。僕が彼女の使い魔で、僕の主人が彼女である以上、彼女の侮辱を聞き過ごすわけにはいかないな……」
花京院はギーシュのようにキザな仕草で、小馬鹿にしてみせた。
「たとえ相手が口だけのキザな奴だろうと、だ」
ギーシュは目尻を上げると、花京院をにらみつけた。
お互いの視線がぶつかり合い、一触即発の空気が漂う。
先に言葉を発したのはギーシュだった。
「……よかろう。君に礼儀を教えてやろう」
「どこでやるつもりだ? 僕はどこでも構わない」
「貴族の食卓を平民の血で汚すのはしのびない。ヴェストリの広場で待っている。ケーキを配り終わったら、来たまえ」
ギーシュはくるりと身体を反転させ、歩き出した。彼の友人たちもその後に続く。
一人だけはテーブルに残った。花京院を逃がさないために、見張るつもりのようだ。
「さて、早く終わらせようか」
花京院がシエスタからトレイを取り、配り始めようとするが、はさみを握るシエスタの手は震えるだけで、ケーキを掴まない。
不思議に思ってシエスタの顔を覗き込むと、彼女は真っ青になっていた。
手だけでなく、身体全体を震わせながら、シエスタは言った。
「あ、あなた、殺されちゃう……」
「殺される? 僕が?」
「貴族を本気で怒らせたら……」
最後まで言い終えずに、シエスタは走って逃げてしまった。
一人残された花京院は、仕方ないので一人で配ることにした。
多少手間取りながらも全てのケーキを配り、トレイを厨房へ返す。
これで準備は整った。
花京院は一人残ったギーシュの友人に場所を聞き、ヴェストリの広場へと向かった。
To be continued→
支援の人たち、どうも。
やっとギーシュが出ました。ありがとう。
犬の脳卒中
ギーシュ戦は書き手にとっても最初の山場だろうからなー。
がんがれ!
皆律儀に決闘受けるんだなwwww
その場でぶっ飛ばす奴ぐらいいてもよさそうなもんだけど
花京院はクールとは違う
静かな格好よさだな
GJだぜ
ベネ!
原作に忠実でありながら、しっかりキャラを立たせている。
文章のリズムも良いから、読んでいて気持ちが良い。
今夜も茶を持参で応援しに来ましたよ。
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ茶/選c
⌒ ⌒
フーファイターズがそろそろ読みたいのだが、まだなのかな?
いつ見てもこの場面のギーシュはうぜえw
真・半径20mエメラルドスプラッシュ食らってのたうち回ってろww
631 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 22:03:57 ID:qVySjpjS
>>631で某撲殺天使の作者が真っ先に浮かぶ俺はもう駄目かもわからん
せめて雑炊で
すまんあげちまったorz
>>632 そうするよ兄弟
今日も投下の嵐の予感……
GJが止まらない!
……次、投下致します。
こい!
来いッ
待っていた!!!
期待ッ!!
「おいおいおいおいおいおいおいおい! なんだよこれはよぉー どうなってんだよォーーー」
城としか思えない敷地の壁づたいに、ジャイロは逃げまわっていた。こんなどこかもわからない場所で、とっ捕まることはできないから。
とにかく、外に出れば、何とかなる。多分そうだろうと、信じてみたが。
「広いじゃねーかよ」
かなりの距離を走ったり、幾つかの城壁を飛び越えたのに、全く城壁の外に出られないでいた。
「……ったく。こりゃ相当金持ちが住んでんだな」
闇雲に歩いても抜け出せそうにないと悟り、歩みを止めて一休みしようと、壁に背中を合わせた。
――以前味わったような、嫌な感覚を憶える。
念のため――、彼は腰のベルトから取り出した鉄球を回転させ、壁にあてる。その壁に耳をくっつけた。何かを、聞き取るように。
回転する振動が壁から地表に伝わり、物体に反射して戻ってくる。まるでソナーのように。その音を彼は聞き分け、探知する。
――近づいてくる、足音が聞こえた。それも、複数の人間のもの。
「あの癇癪持ちのおチビちゃんだけじゃねえな……。ったく、さっき11人に追いかけられたばっかりだろうが」
同じ目に遭うにしても、早すぎだろオイ。と、そう一人ごちる。
「しょーがねえ。やりあうにしても一人じゃキツイぜ。やっぱ、……逃げるが勝ちだな」
気分が滅入らぬようニョホホと笑い、向かってくる足音の反対側に逃げようとして、振り向けば。
「……なんだ、オメー」
土の中から、巨大な生物が顔を覗かせていた。
愛くるしい瞳がジャイロを捉える。土の中から顔を出してもぞもぞ動いている姿はなかなか愛嬌がある。
ジャイロは本来、かわいいものが嫌いではない。
レース前に荷物を見直したとき、捨てられずに入れたものが、クマのぬいぐるみだったほどである。
だが――、こんな何もわからない世界では、たとえこんなに可愛くても、敵かもしんねーから、やっぱ鉄球ぶつけて気絶させようと、彼なりによく考えて苦渋の末決断する。
そして右手に握っていたものを振り上げたとき。
「よくやったぞヴェルダンデ! さすがは我が使い魔だ!」
上を見る。
……高いところが好きそうな男が一人、建物の壁に突っ立って、彼を見下ろしていた。
640 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 22:14:54 ID:+2/6AwIs
ニョホ
>高いところが好きそうな男
言外にバカ扱いw
「はっはっは! 見つけたぞルイズの呼び出した平民! 君個人には何の恨みも無いが、これも級友を助けるため! 僕の“青銅の魔法”の錆になるがいい!!」
キザったらしい笑い声と、舞台の俳優のような動きで、彼は遥か下にいる男を見下す。
そんな彼の登場に、驚きもせず、どちらかというと呆れたような声で。
「……誰だ、オメー」
そう、尋ねた。
「僕を知らないのか!? ……いや、失礼。君のようなどこぞの辺境の平民には、僕ほどの逸材など耳にも入らぬことなど当然か」
髪をかきあげる仕草をしながら、手に持っていたバラの花を一輪、その胸元に置く。
「よかろう。本来貴族の僕の名前など、平民に語って聞かせるのも勿体無いほどなのだが、特別に教えてやろう。我が名はギーシュ。ギーシュ・ド・グラモン。名誉あるグラモン家の四男にして――」
「どーでもいいんだがよ、おたく」
「ど、どーでもいいだと!?」
「そろそろ、あぶねえと思うんだがよぉー。そこは」
「な、何を言って……」
ギーシュが自身の口上を遮られ。代わりにジャイロに、自身の危険を知らされる。
だからというわけではなかったが、そのときギーシュは、ようやく――自分の 真下 を見た。
既に、彼が右手に握っていた鉄球は無い。
鉄球は回転を伴って城壁に投げつけられていたからだ。
そしてそれは、勢いが衰えることなく、壁を直角に登っていく。
その――、先には。機嫌よくなにやら喚き散らす、ギーシュの姿があった。
鉄球が、直撃する。――彼の左足と、右足の、中間に、残りの勢いを全て衝撃に変えて。
一瞬で顔色が変わった彼は、身動きすら――いや、心臓すら停止してしまったかのように、直立する。
「ニョホ、悪りぃー。玉潰れたか? まあそんときゃあ、カンベンな」
答えなど無く。
彼は城壁の向こう側へ、崩れるように消えていった。
「……なんだったんだ、あいつ」
ゆっくりと弧を描いて戻ってきた鉄球を回収し、その場を放れる。
しかし、彼の犠牲があったからこそ。
包囲網は確実に――狭まっていた。
ギーシュの息子オワタ
息子死亡確認w
ひでえw
すまん……毎回短いなorz
だがスティール氏の言うとおり「真の失敗」だけはしないように努力します。
男として最低の攻撃だッ!!
え?ギーシュ?もっとやってくれッ!!
GJ!
息子がオオゥマイッゴォォォォッッ
ジャイロは俺たちの期待に応えてくれるなw
649 :
506:2007/06/22(金) 22:19:57 ID:???
GJ!
ジャイロが終わったなら投下するぜ!
∧_∧
( ・ω・)つギー酒
ギーシュの息子オワタ記念に一杯ドゾー
ギィィィィィシュ!
まずはギーシュの息子が犠牲に……なかなかの滑り出しじゃあないか
これで満足せずに決闘シーンに漕ぎ着けてさらなる悲劇…ゲフンゲフンジャイロの活躍を期待
なんて事をする!酷すぎるぞ、ジャイロ・ツェペリ!
ギーシュのオカマフラグktkr
ニョホ!
ベッドに寝転びながら考える。
何故自分にはもう一つ腕があるのか考える。こんなことを考えるのはもう何回目だろうか。
いつも答えは出てこない。
わかっていることといったらあまり使いたくないということだけだ。
あの腕がどういったものなのか確かめるために色々実験した。
まず握り拳ほどもある石を粉々に握り潰せる、木の一部分を掴みその部分だけを抉りとることが出来る。
それに動きも速いし他人には見えない。いいじゃないか、凄く便利だ。使いたくない理由にはならない。
ならば何故使いたくないか、答えは感覚だ。
腕を発現させると何かがピッタリと嵌った感じがする……いや、嵌りすぎている。さらに自分の中の何かが曖昧になるような感覚。
それが怖い。自分自身の確固たる自我の一部だけでも曖昧になるのは恐ろしい。
どうしてそういう風になるのかはわからない。だから使いたくないんだ。
幽霊の時には勿論こんなものは無かった。だが生き返ったことにより発現したということは、もしかしたらこれは生前に持っていた力なのかもしれない。
結局考えても答えは出ないので思考を打ち切る。
別のことでも考えよう。
たとえば……そう、ガンダールヴのこととかだな。
ガンダールヴ、メイジの始祖ブリミルの使い魔で世間一般でいう伝説の使い魔、わかっているのはありとあらゆる武器を使いこなしたことだけ、以上。
終わってしまったな。ほかに特に考えることが無い。
疲れているのに眠気が無いのは不便なことだ。どうして眠たくないんだろうな?とりあえず眠くなるまでボ〜っとしとくか。
そういえば忘れていたがデルフは初めて会ったときに私のことを使い手と呼んでなかっただろうか?
たしか呼んでいたはずだ。前に質問しても何も答えなかったんで忘れていたな。
逆に考えるんだ
「玉が一つ増えた」と考えるんだ
使い手というのはきっとガンダールヴのことだろう。
ということはデルフはガンダールヴのことについて何か知っていることになる。一体何を知っているというのだろうか?
聞かなくてはならないな。しかし聞いたとしても答えるかどうかが心配だな。前は答えなかったし。
答えなかった時はとりあえず脅してみるか。
ベッドから体を起こしベッドの脇に立てかけてある剣を引き寄せ剣を抜く。
「どおしたよ相棒?何にも無いのに抜くなんて珍しいじゃねえか。別にいつも抜いてくれないからっていじけて拗ねてるわけじゃねえさ」
声からして拗ねてるように聞こえるぞ。
「聞きたいことがあってな」
「聞きたいこと?何でも聞いてくれよ。なんたっておめえは俺の相棒だ。何でも答えてやらあ」
多分頼りにされているのと喋れることが嬉しいのだろう、声が弾んでいる。
「そうか、じゃあ『ガンダールヴ』。という言葉を知っているな」
知っているということを前提に聞く。
「初めて会ったときにお前は私のことを『使い手』と呼んだな。それは『ガンダールヴ』ことだろう?それについて詳しく聞きたいんだ」
「あ〜……」
何か考え込んでいる様子だ。
「デルフ、お前を買ったときに私は『使い手』のことを聞いたな?あの時お前は答えなかった。だがもう話してくれてもいいだろう?」
「……言っても怒らねえ?」
ガンダールヴって何か怒るようなことなのか?
「ああ」
「偉そうに使い手とか言ってたけど、ぶっちゃけて言えば俺も相棒が何の使い手か何て知らねえんだわ」
そう言いながら笑うデルフをおもいっきり壁に叩き付けた。
659 :
37:2007/06/22(金) 22:25:20 ID:???
ぎ、ぎーしゅぅぅぅぅっ!
大丈夫だっ! 玉が一個のほうが夜は強くなるって、じっちゃが言ってた!
デルフ支援www
>>657 つまりこういうことか
「ギーシュの玉の技術はツェペリの鉄球を上回る」
662 :
506:2007/06/22(金) 22:26:20 ID:???
投下終了。
寄り道ばっかでストーリーが進まんな
ギーシュの玉には衛星が付いてるから大丈夫!
GJ・・・デルフがwwww
逃れようともがいてるようで、妙に馴染んでしまっている気もする。
どっちがホンモノの吉良なのか。これからが楽しみだぜ。GJ!
666 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 22:28:02 ID:+2/6AwIs
サモン・サーヴァントに『爆発して』失敗するルイズは、学院長の取り計らいによりトリスティン魔法学院の二学年として授業を受けている。
本来ならサモン・サーヴァントすら成功しないルイズは、使い魔を召喚するまで進級できないはずだが、オールド・オスマンはルイズの『爆発』に目を付けた。
『彼女はすでに新種の使い魔を呼び出しているのではないか?』
そう言って、オスマンはルイズの進級に反対する教師達を黙らせていた。
実際には、土塊のフーケと戦った時の痕跡から、何らかの使い魔を呼び出していることは予想していたが、その確証はない。
温情と言えば聞こえは良いが、オスマン氏はルイズに、執行猶予を与えているとも言えるのだ。
ルイズは自分部屋で、腕から伸びる半透明の『腕』を見た。
おそらく自分の使い魔であろうこの『腕』は、五体が揃っているのは感覚で理解している、しかし今はまだ『腕』だけしか自由に動かせない。
ベッドに座ったまま、エルフの使う『先住魔法』のことを思い出した。
エルフは杖も使わずに魔法を使うとか…もしかしたら、これはエルフの使う『先住魔法』なのではないだろうか。
この腕は、障害物をすり抜けられるくせに、ものを掴むことができる。
しかも精神を集中すれば、半透明な状態で人に見せることが出来る、これはキュルケとタバサが確認した。
これを使い魔だと主張するにあたって二つの問題がある。
一つは、前例のない『これ』が使い魔として認められるのか分からないこと。
もう一つは幽霊騒ぎの件だ、キュルケとタバサが目撃した幽霊は明らかにこの『腕』だ。
幽霊騒ぎは、トリスティン魔法学院を一時混乱に陥れ、キュルケとタバサ(と自分)を驚かし、ちょっと人には言えないような恥ずかしい目にあわせのだから。
マリコルヌを全力でブチのめした後、二人にこんな事を言われた。
「幽霊の正体があんたの使い魔だってバレたら…全生徒から恨まれるでしょうねぇ〜♪」
「…使い魔の不始末は主人の責任」
キュルケはルイズの弱みを握って気分を良くしていたが、タバサからはシャレにならない殺気を感じた。
とにかく、今のルイズには、部屋でため息をつくことしか出来なかった。
奇妙なルイズが来た
そろそろ“バレ”るか
その晩、ルイズの部屋を誰かがノックした。
間を置いて叩かれる回数に、誰が訪問したのか気づき、客を迎えた。
「こんばんは、ルイズ」
「姫様、今日、ここに来られたということは…」
アンリエッタはいつものようにディティクト・マジックで部屋を調べてから、フードを脱いだ。
子供の頃のように、ルイズの隣に座る。
「ゲルマニアの皇帝に、書簡が届き、その返答が送られてきました。内容は私を正室(正妻)として迎えるとの事です」
「………そう、ですか…」
しばらく、沈黙が流れた。
「…思い過ごしならば良いのですが、一つだけ腑に落ちないのです。わたくしの婚約だけではなく、軍事的な提携に関しての要求書も添えられていたはずなのです、それはトリスティン側に有利な内容です。本来なら…わたくしの婚約だけでは見合わない内容でしょう」
ルイズはじっとアンリエッタ姫の話を聞いていた。
姫が言うには、トリスティン側が望む婚約の条件が、かなり高い状態であること、それにより婚約を引き延ばしできると考えたが、ゲルマニアは条件をすべて呑むということ。
アルビオン貴族派がトリスティンへ侵攻を開始した場合、おそらくゲルマニアは何か理由を付けてトリスティンを見捨て、国力が低下したところでトリスティンに介入、そして王族と貴族をゲルマニアの支配下に置く…
アンリエッタとマザリーニ枢機卿は、ゲルマニアにすら不信感を抱いていた。
ルイズは知らなかったが、アンリエッタはマザリーニのことを嫌っている、しかし今回の出来事はアンリエッタに危機感を抱かせ、図らずしてアンリエッタとマザリーニの政治的信頼は強くなっていたのだ。
一通り政治の話をしてから、アンリエッタはベッドから立ち、懐からトリスティン王家御用達の紙を取り、ルイズのペンを借りて書状を書き始める。
そのときのアンリエッタの表情は恋する乙女のそれでありながら、どこか陰のある姿で、胸の奥の悲痛な思いを一文字一文字に込めているようだった。
「ルイズ、この手紙をアルビオンのウェールズ皇太子に届けて欲しいのです、アルビオンの貴族派は王都を囲む準備を整えたと言われています、王城に攻め込まれる前に…」
「しっ!」
タバ茶はトラウマかw
そういやタバサってその幽霊のお陰で何度お茶を出したことか
ルイズはアンリエッタの言葉を遮った。
扉の外から気配を感じ、誰かが扉の外で聞き耳を立てているのが分かる、これはルイズの感覚ではなくスタープラチナの聴覚だが、ルイズはまだ自覚できない。
アンリエッタをカーテンの後ろに立たせてから、ルイズは扉を勢いよく開けた。
「どわっ!?」
ごろん、と転がり込んできたのは、青銅のギーシュ、正しくは『ギーシュ・ド・グラモン』だった。
転がりつつも薔薇の造花を手に持つ根性は見上げたものだが、ルイズは扉を閉めながら(二股のギーシュがのぞき見のギーシュに格上げね)などと考えた。
「何やってんのよあんた」
ルイズの質問に答えようともせず、ギーシュは立ち上がり、薔薇の花を両手に持ち直してこう言った。
「薔薇のように麗しい姫さまのあと追っておりますれば、こんな所へ……、下賤な学生寮などで万が一のことがあってはと、鍵穴から様子をうかがっておりましたところ…」
「ふーん、要はのぞき見? 重罪よね」
そう言ってルイズはアンリエッタを見る、アンリエッタは困ったような表情でルイズを見たが、『とても楽しそうな』笑顔を見せていたので、アンリエッタはルイズの意図を汲んだ。
「そうですね…公式な訪問ではないとはいえ、先ほどの貴方の言葉を借りれば、私をアンリエッタと知りながら後を追い、そして部屋を覗き見したと言うことになります」
「姫さま、非公式とはいえ姫殿下訪問の御席は、王宮に準じると聞いています、故意に不作法を働いたのであれば侮辱にあたると存じ申し上げます」
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの進言、この部屋の主たる責を負ってのものとして真摯に受け取ります、ではこの者に一級以上の罰を与えねばなりませんね」
ギーシュは顔を真っ青にした。
この世の終わりのような顔とは、こういうのを言うのだろうか、二股がバレた時とは比べものにならない。
ルイズは内心で「やりすぎたかな?」と考えたが、たまには良い薬だろうと思って何も言わなかった。
「ルイズ、この者の名は?」
「グラモン元帥のご子息、ギーシュ・ド・グラモンでございます」
「では…」
展開を急いでいるのか作者殿?
面白ければいいんだぜッ、と
えーっ! 使い魔もいない魔法無能力者一人に敵地への侵入を頼むってどんだけ下種な精神してんだこの姫様は
アンリエッタはギーシュの前に手を出した、貴族の作法で言えば、手に口づけを許すという事だ。
呆然としていたがギーシュだったが、差し出された手の意味に気づくと、さっきまで死にそうに震えていた男とは思えない程うやうやしく、手の甲に口づけをした。
「では貴方に罰を与えます、私の…アンリエッタ姫としてではなく、ルイズの友人としてのアンリエッタに、力を貸して頂きたいのです」
「任務の一員にくわえてくださるなら、これはもう、望外の幸せにございます」
ギーシュの言葉にアンリエッタは微笑む。
「ありがとう。貴方のお父さまも立派で勇敢な貴族ですが、あなたもその血を受け継いでいでおられるのですね。…この不幸な姫をお助けください、ギーシュさん」
「姫殿下がぼくの名前を呼んでくださった! 姫殿下が! トリステインの可憐な『薔薇の微笑みの君』が、このぼくに微笑んでくださった!キャッホー!」
感動のあまり、立ち上がってわめき散らし、後ろにのけぞって転び、後頭部を打つギーシュ。
それを見たアンリエッタは「ルイズの友人もおもしろい人ばかりね、うらやましいわ」と心底うらやましそうに言った。
ルイズは、まるで看守にマスターベーションを見られた徐倫のように、嫌そ〜〜〜〜〜な顔をしていた。
アンリエッタ姫を見送った後、ギーシュは股のあたりを気にしながらヒョコヒョコと部屋に帰っていったらしい。
「そりゃ怖かったでしょうね…」
ルイズは、誰に言うわけでもなく呟いた。
>>680 いつも思うんだがここの住人はギーシュを憎んでるのか?
それとも愛してるのか?
投下したッ!
連続投稿規制に引っ掛かってしまった!
お詫びしたいッ!
684 :
37:2007/06/22(金) 22:41:43 ID:???
ギーシュw
>>682 愛と憎しみは表裏一体
可愛さ余って憎悪100倍
多分こんな感じ
>>682 暗黒ギーシュと黄金ギーシュが混在するこのスレにおいて
どちらか片方のみに片寄ることなど不可能。
オチはギー酒wwwッスカ〜!GJ!
692 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 22:45:49 ID:XFmoAX9b
>>586 これは来るか?来るか!!
スタープラチナ・ザ・ワールド!!
693 :
ガノ:2007/06/22(金) 22:45:50 ID:???
>>682 シティーハンターの海原 神の言葉通りだ。
GJ!
ルイズは着実に成長していってるようでいいな
アンリエッタは幾らなんでも無謀すぎるよな、
別に囮がいるとかなら分かるんだが
682だったものだがここの住人の回答を見て最初ウゲって思った
しかし数分後には回答がほほえましく感じるようになってきたんだ
…俺って病んでいるのかな?
>>696 いやァ・・・なんといいますか
ようこそ・・・『男(ギーシュ)の世界』へ・・・・
>>677 (言えない…最初は二回ぐらいの小ネタのつもりだったから、予定より遅すぎるぐらいだなんて…!)
じゃあメローネのギーシュも愛なのか
700 :
37:2007/06/22(金) 22:54:51 ID:???
あれはカオスねたw
701 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 22:55:55 ID:57+iBKdS
短いけど新キャラ召喚
702 :
ガノ:2007/06/22(金) 22:56:00 ID:???
>>696 _
/-‐-\
ノ ,=u=、ヽ、 __人__人__人__
/~ト=. // \\ ) (
/ヽ_ノノ三 〈 ,/ o二〔咒〕二o `、 〉 ) 場 病 (
, く _/三.__ \_ト、_______,.イ_/ ) 合 ん (
/ ./三./ ノ }三 ハ|テェェv:レェェラレ.、 ) か ど (
/、__ /=/`ー' /三..ヾ〈 「|_|〉 〉ソ ) | る (
/ ,/丶 /三三三. | l'ニミ! |'l ) ッ (
/ /ヽ、 /三三三. - .」\`==-'/i| ) (
/,/ _,∠ -┬―‐┬┬‐=="'' ‐<..,,_|_|"'''‐-、 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒
,.-:「 ;:''' ! :! L..ノノ三- 、_ ハ. iヘヽ、
/|:! ,! ::::-=二王 ̄三 ̄ ̄ `'′入oヽ ´‐\
|:|:! | i'''""" !  ̄ !丁 ヽ三. ト、 ̄o ̄]ニヽ ヽ'''""ヽ
|| ! ! ,| ,;:::-┬―――三'三. |  ̄ ̄ lニヽoヽ__,,,...`、
|| !| | :::: l三|= |三. | ノ_,ヽ. ヽ_,,,.|
ヽ|l,l|l___;;;;;__ノ三!= /三三  ̄ ̄_,,.. -ヽ. ヽ
 ̄ ̄::::三三/= /三三三 """ ̄
ギーシュはただのネタキャラですよ。
>>698 もはや逃れられない運命(連載)に踏み込んだ作者殿に敬意を表する!
なんてこったい
まだ書きかけだったのに
しかもsage忘れで申し訳ない
11時から始める
神父が来るぞッー!
「や…やめろ……」
男は懇願していた。
無敵の能力を手に入れたハズの男が、懇願していた。
目の前のほんの11歳の少年に。
自分がこの手で始末したはずの男の能力を味方につけた少年に。
「エンポリオ……こんなことをッ! ウェザーを止めろ! エンポリオッ!!」
もはや自分の意思で立つことも出来なくなった男のこめかみには、
自分が始末したはずの能力――ウェザー・リポートの拳が押し付けられている。
男の頭蓋骨は、ウェザー・リポートの拳のパワーと床との間でメキ、ミシィと音を立て、今にも押しつぶされんばかりだ。
新キャラ……もしや今月号の……
本当に神父が召喚されるぞ!?
「こんなことをさせるなァーーーッ!! わたしが到達した、わたしの能力は!!」
必死に言葉を繋ぐ男の頭蓋は先程よりも確実にへしゃげ、眼球が飛び出しかける。
しかし、男は言葉を繋ぐのをやめない。
「『神』のご意思だッ! 『神』が望んだ能力なのだッ! 新しい人類が始まり、人間の未来はこれで救われるのだッ!」
「この時の加速が始まったケープ・カナベラル『以前』で……わたしが死んだらッ! 人類の運命が変わってしまうぞッ!!」
そうして言葉を繋ぐ途中、男の頭部がミシリと軋んだ。
ついに頭蓋骨が砕けたらしく、男の頭部からの出血がおびただしくなった。
しかしウェザー・リポートが止まることはない。
それどころか、この男のために失われた多くの命を噛み締めるかのように、よりいっそう拳に込める力を強くした。
男の頭蓋が、更に軋む。
「きっと違う未来になる! ここで死ぬわけにはいかないッ! ケープ・カナベラルの後ならいくらでも命を捧げようッ!!」
「私がここまでやってきたことが起こらないということに変わってしまうんだッ!」
「人々は時の旅で見た運命を見なくなる! 覚悟を知ることがなくなるんだッ! 『覚悟こそ幸福』という言葉を思い出してくれッ!」
「ここで私は死ぬわけにはいかないのだァーーーーッ!!」
このスレの加速っぷりは異常だが職人さんの速筆も異常
いや、俺が遅筆なだけなのかorz
ドミネ・クォ・ヴァディス?
ぷ、ぷっち神父…
あの伝説のそりこみ神父が…
本当に神父キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
たかだか三日いなかっただけでどれだけの加速!!
だから新人のお守りはいやだと言ったんだ、電波もネットもない研修所なんて
果たして、男の命乞いは届かなかった。
そしてウェザー・リポート発言させた少年――エンポリオは、男に死刑宣告を下す。
この男のために失われた多くの命――空条徐倫、空条承太郎、ナルシソ・アナスイ、エルメェス・コステロ、ウェザー・リポート、フー・ファイターズ――
――そして自分の母親――
失われた全ての命の最後を今一度思い出し、エンポリオは叫ぶ。
「わからないのか? お前は『運命』に負けたんだ! 『正義の道』を歩むことこそ、『運命』なんだ!!」
いや。フェイントでチンポリオかもしれんぞ
それを聞くと同時に、男は自分の望みが完全に潰えたことを悟った。
そして、叫ぶッ!
「やめろオオオオ!! 知った風な口をきいてんじゃないぞオオオオオ!!」
直後、男の頭蓋骨が完全に砕け散るッ!
しかし男は、激痛と、怨恨と、屈辱とに身を捩じらせながら、最後の断末魔の叫びを放ったッ!!
「このちっぽくな小僧があああああああああああああああがあああああああぐばああああああああああああッ!!!!」
そして、男の存在はこの世界から消滅した。
男がこれまでに奪った命と同様に、完全に消え去ったのだ。
しかし、それには二つの例外が残った。
一つは、一巡後の世界においても消えることの無かった、ジョースターの血統。
そしてもう一つは――
「や、やったッ!」
「さすがゼロ! 平民を召喚するなんて、俺たちには出来ないことを平然とやってのけるッ! そこにしびれるあこがれ……」
「いやあこがれちゃあダメだろ」
「ですよねー」
自分の周囲でゲラゲラと笑う声に男は目を覚ました。
まず男は突き抜けるほど青い空を見た。
そして、心地よい芝生のにおいを感じた。
そして――
「あんた、誰よ?」
ピンク色の髪を風にたなびかせる少女を、男は見た。
男はまったく状況がつかめなかったが、とりあえず、
「………エンリコ・プッチだ」
そう、名乗った。
721 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 23:09:12 ID:XFmoAX9b
ゼロの世界で神父に勝てるのは・・・いませんな。
ジョジョの世界でもウェザー・リポートやキングクリムゾンにマン・イン・ザ・ミラー(先制攻撃前提)
レクイエムなら勝てると思うのですが・・・。
とくにキング・クリムゾンは奇襲が通じませんから、やはり最強のボスはディアボロでしょうか。
722 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 23:10:36 ID:XFmoAX9b
ゼロの世界で神父に勝てるのは・・・いませんな。
ジョジョの世界でもウェザー・リポートやキングクリムゾンにマン・イン・ザ・ミラー(先制攻撃前提)
レクイエムなら勝てると思うのですが・・・。
とくにキング・クリムゾンは奇襲が通じませんから、やはり最強のボスはディアボロでしょうか。
ボスの未来予知も限界があるけどね
実際、ミスタの弾丸をやわらかくされて食らったりしたし
プッチ神父って途中で名前変わったよね
祝 プッチ召還
さぁ本物の神父がきたぜぇええええええええええええええええ
ギーシュは裏返って死亡か
質問なんですが何故sageが推奨されてるのでしょうか?
上がってスタンド攻撃(粘着質)にさらされるからでしょうか
>>721 以前マロンで各部のボスで最強は誰か議論になった。
ボス同士が戦ったら誰が最強か、とな。
その時の結論は
プッチ>カーズ>DIO>ディアボロ>吉良>ディオ
728 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 23:12:53 ID:XFmoAX9b
すいません。なんか2重投稿になってしまいました。
>>726 今でもアホや中二病がいるのに、これ以上余計なものは引き入れたくないというささやかな願い
今日の分はこれにて
自分が書いた文が他の人から見て読みにくいかどうかが心配
あとだれかゴッドファーザーになってください
>>728 とりあえずsageないか?
そしてプッチ召還おめ
1000の言葉を実行した 貴方に 僕は 敬意を 表する!!
なんとなく名前を考えてみた
ゼロの神父
ゼロと奇妙なエセ神父
ステアウェイトゥゼロ
天国を目指す使い魔 はどうだろ。ひねりなさ過ぎるかな。
>>729 返答感謝
四文字熟語と主張するには無理があるな
メイドインヘヴン
使い魔は素数を数える
ゼロ巡目の使い魔はどうだろう?
ディアボロのやりすぎか?
神に仕える使い魔。ひねりが足りないかな?
天国から来た使い魔
新世界の使い魔 はどうかな。
ゼロ魔世界もプッチにとっては新世界だし。
ああ前スレの995位からの神父召喚投稿を思い出す
静かだったスレが怒号の勢いで連続投稿
いやーすごかった
ソリコミ神父、死んだら驚いた
覚悟をしたい使い魔
神父は異界で人を憂う
とか。
妹弟殺しの使い魔とかどうよ
異世界でも神父は天国を目指すのだろうか?
神父見習いで雑用とかもやってたろうから家事は案外得意かもしれんな。
Delete in Heaven
Delete = 消去 転じて虚無
なんてなw
重力の使い魔
>>747 案外布教に勤しんだりするんじゃないか?
>>741 それをもらいます
あと、文章は今のままで読みにくかったりとか無いですか?
あれば次までに直したいし、無ければ今のままで行きますが
メイド・イン・ゼロ
ゼロ世界だと宗教家の地位ってどうなんだろうな?
結構中世だと教皇が皇帝以上の権力持ってたりしたけど…
魔法が発達したせいであまり神父とかは優遇されていないんだろうか?
投下の前に一回見直そう
誤字が結構あるよ
755 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 23:27:45 ID:IkAiQOt+
>>727 あのスレで勝手にFA連呼してた厨の結論鵜呑みにするなよ
厨云々抜かす前にsageたまえ。
強さ議論ほど無駄無駄無駄ァッ!
なものはないと思うぞ
相手だって人なんだし得意不得意の敵がいるんだぜ?
いくら強くても頭使わないと勝てないからな
要はジャンケンと同じだよ・・・
おっと、無敵の第四手は無しだぞ
神父は人当たりはよさそうだし
これからに期待
強さ議論は既にDIO様が結論を出しているので
投下を呼ぶ魔法の言葉
投下は終わりか、今日はゆっくり休めそうだよかったよかった
そして不眠フラグ
最強ディアボロに追いつけそうなのがボーイUマン
キンクリ最強
オラ寝る!
>>762 週末であることにこれほど感謝する時はない
神父よ、祈らせておくれ
最強?大冒険のディアボロだろ
糸冬 了
エンポリオと神父どっちだ!?
最強は荒木神だろ・・・
龍夢「最萌ハ、オレだろォ?」
>>772 あぁ勿の論だ
おま…いや君はいなくなった今でも最高の使い魔だよ
>>772 君は最高の使い魔だった
唯君の欠点は
ご主人様のルイズよりかわいいと言う事だ
>>772 あのラストはマジでキたぜ・・・
もっとお前の活躍がみたかった
本当に神父召還だと?!・・・ムチャシヤガッテ。
我等は皆、このスレを知った時に眠れぬ奴隷の道を歩み始めた
>>770 何だと…… 馬鹿って言ったな… 人を見下す言い方は良くない!
加速について来れない奴がバカなんだ!
つまり俺もバカか?
>>780 違う
そこはあえて「馬鹿っていったやつが馬鹿なんだよ」といって鼻血澱粉画鋲のコンボにつなげるんだ
あれ?おかしいな?
金曜日なのに遅いぞ?
投下のコメントより雑談で伸びてる気がするなw
786 :
マロン名無しさん:2007/06/23(土) 00:02:43 ID:S3sw/we/
いえいえ、これが普通のペースですよ。今までが早すぎただけかと。
>779
自分もSSを書くことで何かが変わる、眠れぬ奴隷?
こんなもんダロな
あと下げときますね
そうか!神父が召喚されてしまったから
ここに常駐していた分裂神父が一人減ったんだ!
ペースが遅い?
逆に考えるんだ
作家の人たちが現在執筆中で嵐の前の静けさ
と考えるんだ
まあ、実際に俺は執筆中だしな
俺も執筆中だ
俺も
後、やっとスレに追い付いた。
2日ぶり位に
今日は皆がスタートラインに立つ日
明日遠出するから早めに投稿したのが悔やまれる……4時起きだが今から書いちゃうか俺
来いッ!…と言いたいが無理スンナ
アンリエッタと康一は・・・?
>>799!
君の覚悟!僕は敬意を表するッ!!
・・・4時起きは危険だと思うが
俺も早めに投稿しすぎたかな・・・今から書いても
今夜中に投下は出来そうもないけど
×卿は
〇今日はマターリ寝とくか……
vipのジョジョドラが気になるっちゃー気になるが
>>801今ちょうど書いてるところです。でも投下の予定は未定。
爆炎の使い魔 番外編〜平行世界では〜
夜の校舎裏で二つの影が対峙していた。
「私の名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール・・・。
誇り高きヴァリエール家の子女・・・。
パイプを吸うやつは近寄らせない、ワインは嗜む程度・・・。
夜11時には床につき、必ず8時間は睡眠をとるようにしている・・・。
寝る前に暖かいミルクを飲み、30分ほど予習と復習をしてから床につくと、
ほとんど朝まで熟睡よ・・・。赤ん坊のように疲労やストレスを残さずに、
朝 目を覚ませるの・・・。」
「それがどうした?『ゼロ』のルイズ。
まさかそんなくだらないことを言うためにわざわざ呼び出したのかい?僕はまたてっきり愛の告白かと。」
「私は常に心の平穏を願って生きている人間、ということを説明しているのよ・・・。
貴方はいつも私をゼロと呼び馬鹿にしている・・・。わざわざ私の目の前で、ね・・・。
それがどれだけ私にストレスを与えているか理解できるかしら・・・?」
「そんなの僕だけじゃあないだろう・・・?
使い魔呼び出せたからって・・・調子に乗ってンじゃあないぞ!!ゼロのルイズ!!」
「そうね・・・確かに貴方だけじゃあないわ・・・今貴方がここにいるのはたまたまなのよ。
たまたま・・・貴方が一番最初に殺される・・・それだけのコトよ。」
「何をワケのワカンネーことを言っている!?君は頭脳がマヌケか!?
この僕が!直々に!教育してやろう!」
プッツンした彼は杖を振り上げた。
何だかんだいって作者陣も見ながら書いてるのなw
ちょっと待て
吉良に乗り移られてるぞ、このルイズww
「焦らないで・・・。私の使い魔・・・キラークイーンと言うのだけれど・・・。
ちょっとした特殊能力があるの・・・。」
「この状況でおしゃべりかい?ずいぶんとヨユーじゃないか!」
「いえ・・・貴方に私のキラークイーンの特殊能力を教えようと思ったの・・・。
だって・・・どーせ貴方は既にキラークイーンによって始末されてしまっているもの・・・。」
「僕が・・・既に始末されている・・・だって?」
「ええ・・・キラークイーンの特殊能力・・・
それは・・・キラークイーンは触れたものはどんな物でも爆弾に変えることが出来る・・・。」
彼の背後に佇む半透明の異形!!それは彼女達の争いが始まった直後から存在していた!
「こ、こいつはっ!?」
「たとえ杖だろーと・・・フフ・・・なんであろーと・・・。」
カチッ!
ボグオォォン!
「グベラッ!!?」
「これで・・・また一歩・・・平穏に近づいた・・・ワネ、ウフフ。」
「うっ・・・うぅ・・・。」
「一発では・・・死ななかったのね・・・。」
「なにを・・・されたんだ?僕は・・・一体?
どぉーなってるんだぁー!!?た、た助けてくれェー!!」
まさに殺人女王
つまり現実世界でもギーシュはこうなる運命なのかw
「だめだめだめだめだめだめだめ!
貴方は死ななくてはならないの・・・。誰一人として・・・
このキラークイーンの能力を知る者はいてはいけないの・・・。
ああ、それと・・・他にも私のことを大っぴらに馬鹿にする連中がいたわよね?
彼らについて聞いておきたいのだけれど・・・。貴方の取り巻き連中の他には誰がいるのかしら?」
「知・・・知ら・・・ない・・・。」
「知らないってことはないでしょう・・・いいかしら?
しゃべらなければね・・・貴方の恋人も・・・始末するわよ。」
「なん・・・ッだ・・・と!!ぼ、僕の『ケティ』と『モンモランシー』をッ!!」
「早くしゃべりなさいよ。貴方がしゃべれば何もしないわ・・・モタモタしてると誰かここに来るかもしれないじゃない!
名前だけでかまわないわ・・・早く、ホラ!」
「させ・・ない!この・・・『青銅』のギーシュ・グラモンを甘く見るなッ!!」
ドォン!
「貴方!まだ・・・動かせたの!?青銅を!キラークイーン!!」
・・・・・・。
「いない・・・ワルキューレね・・・あんなボロボロだったのに杖を使えるなんて・・・。」
「誰でもいい・・・ルイズは・・・危険だと・・・伝えなければ・・・。」
「ところで・・・聞こえているかしら、ミスタ・ギーシュ?」
「なん・・・だ?いや大丈夫、位置まではバレていないはずっ!あれは罠だ!」
「貴方は今・・・位置まではわからないハズだ・・・そう考えているのでしょうね・・・。
正解よ。確かに私には貴方がどこにいるのかわからない。そして・・・今が昼だったら・・・
私の負けだったでしょうね・・・。」
してねーよwwwwwwwwwwwwwwww
ごめん、誤爆
「落ち着け、ギーシュ・・・あれはハッタリだっ!僕は校舎にたどり着ければいいんだ!それだけなんだ!」
「でも今は真夜中・・・他に出歩いている人なんて・・・いないわ。
体温があるのは・・・貴方と私だけ・・・フフッ・・・シアーハートアタックッ!!」
ギャルギャルッ!!
コッチヲミロ〜!!
「ッ!?なんなんだ!一体!!僕の手がっ!!」
ヲイ・・・コッチヲミロッテイッテルンダゼ
「こ、こいつはッ!コイツはっ!!うわあああああっ!」
ガボオォッ!!
「あごォッ!!」
カチッカチッカチッ・・・カチリ
チュドォオオォン!!
「やれやれ・・・ね。まあ・・・地道に探すことにするわ・・・。
私には・・・力があるのだから・・・もう誰にもゼロだなんて呼ばせない・・・。」
続きはまだかーーーー!
番外編終了です。
思いついたネタを発作的に書いてしまいました。
そんなの書かずに本編進めろ、という方がいらっしゃいましたらとりあえずスミマセン。
本編まだです。
それにしてもこのルイズ、手首好きである
GJ!
スタンドは精神の才能だから、キラークイーンを使いこなすものは
吉良のような精神の持ち主ということになる、のか?
「発現」させるのに必要な精神と使いこなす精神はまた別物だと思われ。
でないと明らかにお前スタンドの性能いかしきれてないだろって連中の存在がおかしくなる。
本編で死ぬかは分からないがこれで死亡ギーシュがひとつ追加されたな
今夜はもう神父は来ないようだな
これで安心して眠れる・・・
これが嵐の前の静けさである事を祈ろう…
一時間もレス無かったのか。珍しいな
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;) 何?これが嵐の前の静けさである事を祈る?
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「すでに嵐の中に巻き込まれてる」と
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ 考えるんだ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
827 :
ゼロの世界:2007/06/23(土) 03:22:29 ID:???
『嵐の夜がやってくる』
すいませぇん、言ってみたかっただけです
小雨のように投下します・・・の前に
>>370 あれは手が滑って修正し忘れたやつでして
× 甲冑を着込み多数の腕を持つ、巨大なリスのような生き物がいる。
● 奇怪な文様が刻まれ卵形の石の円柱を抱く、巨大な半魚人がいる。
やっぱ全年齢板でだすものではありませんでした。謝罪します。
5 光る石、飛ぶ石
朝食を上機嫌で済ませた男を不振の横目で見やりつつ、ルイズは午前の授業に向かう。
隣を歩く使い魔は、いまだ相好を崩したままだ。何を考えている?あの質素極まりない食事が、それでも喜ばしいものだったのだろうか?
そうかもしれない。男の格好に裏づけが取れたような気分になる。
ロクに洗ってなさそうな髪を三つ編みにしている。上半身はさっき拾ってきたボロ布に馴染んでいる。
下半身は――なんだろう、青黒く染めたパンツをベルトもせずに穿いている。
材質はよくわからないが、穴だらけの硬そうな布だ。足の筋肉に張り付いている。動きづらそうだ。
ルイズはこう結論する。こいつは平民の中でも最下層、物乞いの類なのだろう。今朝の殺気は単なる錯覚に過ぎない。
男の穿いているパンツの縫い目、その偏執的な細かさと規則正しさに目がいっていれば、また違ったことになったかもしれない。
だが、それに気づかず教室へ入るルイズであった。
教室のドアを開けルイズと使い魔が中へ入る。先に来ていた生徒が一斉に振り向く。クスクス笑いがあちこちから漏れる。
ルイズはムッとした顔を隠しもせずに、席の一つに腰掛けた。その後ろに使い魔が座ろうとする。
「ここはね、メイジの席。使い魔は座っちゃダメ」 睨みながら言う。
使い魔は大人しく椅子をどけて床に座ろうとするが、無駄に大きい体がジャマになったらしく、窮屈そうに身じろぎした挙句に結局椅子に
座る。
先に来ていたキュルケがこっちを見て笑うのが見える。まったく、これだから平民は。ルイズは頭を振った。これなら犬でも召喚したほう
がマシだった。
皆が様々な使い魔を連れていた。キュルケのサラマンダーは、椅子の下で眠り込んでいる。
真っ白に彩られた羽毛を持つ鳥を、ちょこんと肩に止まらせている女子生徒もいる。
窓の外から赤青二本の杖を持ったクラゲがこちらを覗いている。男子の一人が口笛を吹くと、そのクラゲは頭を隠した。
しめ縄をされた木柱に取りすがるウナギのような生き物もいた。刃を持つ戦車に乗った目の潰れた蛇もいた。
ルイズが彼らの使い魔と自分のそれと比較して鬱々としていると、扉が開き、教師が入ってきた。
中年の太った女性。紫のローブに身を包み、帽子を被っている。表情は柔らかであり、やさしい雰囲気を漂わせる。
「あいつも魔法使いか」 後ろから声が掛かる。
ルイズはあきれる。椅子に体を深く掛け、若干胸を反らせて後ろに言う。
「当たり前じゃない。それから、魔法使いじゃなくってメイジね」
使い魔は分かったような顔をして頷いている。
教師は教室を時間を掛けて見回すと、満足そうに微笑して言う。
「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって新学期に様々な使い魔たちを見るのが、とても楽し
みなのですよ」
邪気のない言葉にルイズは俯く。
シュヴルーズは俯く少女と、その後ろでシュヴルーズに無感情な視線を送る男を見る。とぼけた声で言う。
「おやおや。変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」
教室中が笑いに包まれる。一人の男子生徒が尻馬に乗り、悪口を浴びせる。ゼロのルイズ!召喚できないからって、その辺の平民をつれて
くるなよ!
ルイズは立ち上がりそれに言い返す。しばしの言い合い――相手の欠点を指摘しあう――の後、男子もまた立ち上がる。
暴力的な空気が流れだした所で、シュヴルーズが杖を振る。二人はすとんと椅子に落ちる。
「ミス・ヴァリエール。ミスタ・マリコルヌ。みっともない口論はおやめなさい」
みっともないと言われ、ルイズはうなだれる。シュヴルーズが説教を続ける。
「お友達をゼロだのかぜっぴきだの呼んではいけません。わかりましたか?」
マリコルヌと呼ばれた男子生徒は更に言い返す。僕のかぜっぴきは中傷ですが、ルイズのゼロは事実です。
クスクス笑いが教室に響く。シュヴルーズは厳しい顔で教室を見渡し、杖を振る。笑っていた生徒の口に、赤土の粘土が張り付く。
「あなたたちは、その格好で授業を受けなさい」 喋れなくなった生徒に向かってシュヴルーズは言う。
最初かそうしてくれればいいのにと、情けない気もちでルイズは思う。使い魔はなんの反応も示さない。授業が始まる。
授業の内容自体は簡単なものだった。去年のおさらいである。土水風火と虚無の五大魔法系統、その『土』の系統についての基礎知識。
ルイズはぼんやりと授業の内容を聞き流し、ときおり後ろへチラチラ目をやる。
使い魔は頬杖を突き、若干斜めになりながらも授業に聞き入っている。
「それでは、今から皆さんに『土』系統の魔法である、『錬金』の魔法を覚えてもらいます。
一年生の時にできるようになった人もいるでしょうが、基本は大事です。もう一度おさらいすることに致します」
シュヴルーズは机に石を乗せ、手に持った小ぶりな杖を振り上げる。短く、しかしはっきりとルーンを唱える。石が光りだす。
光が収まった。石は、同じ大きさ、同じ形の金属へと変化していた。
ルイズの後ろから唸り声が聞こえてくる。後ろを振り向く。使い魔が前に乗り出している。ルイズに気づく。
「金か?」 教壇へ人差し指を向け聞く。
「指をさすんじゃないの!違うわよ、真鍮よ。ミス・シュヴルーズはトライアングルクラスのメイジだから……」
伸ばした指をはたきつつ、律儀に答える。
「トライアングル?」 オウム返しに使い魔が聞く。
「魔法の系統を足せる数なことよ。それでマイジのレベルが……」
ルイズが懇切丁寧にメイジのランクについてを教える。もちろん顔は後ろを向いている。
シュヴルーズは教師として、当然それを見逃さない。
「ミス・ヴァリエール!おしゃべりをする暇があるのなら、あなたにやってもらいましょう」
832 :
ゼロの世界:2007/06/23(土) 03:27:25 ID:???
なんという予言…本当に来るとは……
罰として、ルイズが錬金をやらされる羽目になった。クラス中が反対する。それがルイズの気持ちを意固地にさせる。
「やります」 緊張した面持ちで立ち上がり、つかつかと教師の元へ歩いてゆく。
「ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」 シュヴルーズはやさしく言う。ルイズはこっくりとうなづく。
悲鳴と非難が渦巻く。新たに置かれた石を目の前にルイズは精神を集中させる。窓から差し込む光に照らされたその姿は
神々しくまた、愛らしいといっていいものであった。
だが、その姿を見るものはいない。シュヴルーズは目の前の石を見る。ルイズは目を閉じ、ルーンを呟いている。
クラスメートは全員が机と椅子の下に退避する。ルイズの使い魔は、そんな生徒を不思議そうに見る。
杖が振り下ろされ、爆発が石と教壇と生徒と教師を吹き飛ばす。石の破片が飛礫となり、爆風に乗って教室中に突き刺さる。
窓ガラスが割れる。石の机にヒビが入る。
生徒と、彼らの使い魔たちが騒ぎ出す。シュブルーズは失神している。ルイズの使い魔は傷を負い、混乱している。
ルイズ自身は――
「ちょっと失敗したみたいね」 顔についた煤をハンカチで拭き、淡々と言い放った。衣服が破れているが、意に介していない。
クラス中の反発を食らう。ちょっとじゃないだろ!ゼロのルイズ!いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!
ルイズの視界の端で使い魔が身じろぎするのが見える。何か納得しているような表情だった。
投下しました。
コプピペに失敗もしました。
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} (やべ、マジで来たし…どうしよ)
{ .:.: l {: : } `∪ ,._(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ わ、私の予想通りだな
,/´{ ミ l ∪ /゙,:-…-〜、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ あくまの人乙
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
こんな深夜にグッド・ジョブ!
こっちも今執筆中だ!
なんだコプピペって・・・コピペの間違いです。
もう寝ておこう。おやすみなさい。
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
俺は支援するぞ!!
ジョジョォォォ!!!!
いつの間にやら3か4スレも進んでいたのかよ
全部は見ていたがここの書き手ってどんだけ筆が速いのよ、俺なんかまだ五行しか書いてないのに
そして、アルヴィーズの食堂の大きなホールでフリッグの舞踏会が開催された。
着飾った生徒や教師達が、豪華な料理が盛られたテーブルの周りで話している。
舞踏会なんぞ如何でも良かろうなのだー!なディアボロではあったが、豪勢な料理が出ると言う言葉に惹かれてやって来た。現金な物である。
相変わらず服装はそのままであり、貴族の連中から奇異の視線を浴びせられているが、馬耳東風な感じで料理を次々に平らげて行く。
補充より多い消費の速さに目を白黒させながらも働くメイド達。
途中で、黒いパーティードレスを着たタバサと早食いを競い合い、タバサの舌に苦い敗北を味合わせたりした。
そんなこんなで、めぼしい物は殆ど食べ尽くしてしまった事に息を吐くディアボロ。
舞踏会から抜け出て部屋に戻ろうか考えている最中。
ある男がやって来た。
「何の用だ……?」
その男は言葉に反応する事無く、ディアボロの超至近距離まで近付くと、何かを耳打ちする。
「……………」
「ふん?」
伝え終わるとそのままホールから抜け出して行った、女垂らしの彼には珍しい事である。
顎に手を当てて何かを考えていたディアボロだが。
そこに、このパーティー最後の主役であるルイズが姿を現した。
「ヴァルエーリ公爵が息女。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢のおな〜〜り〜〜!」
門に控えた呼び出しの衛士が仰々しく告げる。
で、問題のルイズと言うと、ぶっちゃけ美しいとしか言えない。
長い桃色の髪を纏めて、白のドレスに身を包んだ姿。
普段でも黙ってさえいれば感じられるルイズの高貴さみたいな物を効果的に演出し、小さな顔を輝かせている。
怨みで人間殺すよエボニーデビル♪(エボニーデビル!!)
支援するッ!
ロリが好きな人達には大人気だろうな。と適当にディアボロが考えながらも料理を口に運ぶ。
そして、ホールでは貴族達が優雅にダンスを踊り始めていた。
ルイズの周りにもその姿と美貌に驚いたロリコン達が群がり、盛んにダンスを申し込んだ。
しかし、ルイズはその申し込み全てを丁重にお断りしている。
「……楽しんでるみたいね」
皿に残っている料理の一欠けらさえも舐めるように食べ続けるディアボロを見て、皮肉気にルイズは言った。
「そうだな」
ディアボロは適当に相槌を打ちながらも、残っている料理があるかどうか周りを捜し続けている。
………意地汚いと言うレベルではない。
(豪勢と聞いていたが……味はともかく量が少ないな…)
などと考えているディアボロに、ルイズはスッ、と手を差し伸べて来た。
顔のパーツ全部を真っ赤にして、途切れ途切れな言葉を口にするルイズ。
「踊って、あ、あ、上げても、よよよ良くってよ?
……勘違いしないでよね!あんたと踊りたいわけじゃなくて、相手が居ないから仕方無くなのよ!」
少しでも気を抜けば憎まれ口を叩き出しそうになる舌を気合で押えたダンスの申し込み。
だが、肝心のディアボロはと言うと
(チッ…料理が見当たらん)
完全にスルーされて、プッツンきたルイズ
「なによなによ!ご主人様の頼みが聞けないわけ!?ちょっと!ディアボロ聞いてんの!?」
料理を探すのを止めて、高貴な貴族から何時ものルイズに戻るのを面白そうな顔で眺めているディアボロ。
肩で息をしているルイズ。罵倒の言葉が出尽くしたのだろう。
ふぅ、と溜息を一つ吐くと。
「まあ良いわ……あんたの言った事信じてあげる」
いきなりの言葉にディアボロは率直な疑問を言った。
「何の事だ?」
「別の世界から来たって言った事よ」
「証拠も無いのに信じるのか?」
「確かにそうだけど……あんた言ってたじゃない、使い魔を信じてみるものだって。」
そこまで言ってから、ルイズは少し俯いた。
「………元の世界に帰りたいと思ってる?」
元の世界には、ディアボロが居なくなった事を心配している者が居るかもしれない。
ディアボロも、待っている者の所に帰りたいかもしれない。
ルイズ自身も見も知らぬ別の世界に、いきなり召喚されたら帰りたいと思うのが普通だと思っている。
何時かディアボロは、自分の元から消えてしまうのではないかとの不安も込められた
その言葉にディアボロは
「いや……帰りたいとは思っていないな」
この世界に来てから起こった様々な出来事を思い返しながら喋った。
この世界への興味、それに、ルイズの成長を期待しているディアボロには帰ろうとする気は無い。
そもそも、元居た世界には彼を待っている者などは一人も存在しない。
予想外のディアボロの言葉に、顔が真っ赤になるのを感じたルイズは、バッと顔をうつむけた。
そして、熱が引くのを待ってから、顔を上げ今日一番言いたかった事を伝える。
「その、えっと……フーケのゴーレムから助けてくれて、あ、ありがとう」
そのまま恥ずかしそうに走り去って行くルイズ。
それを見たディアボロは苦笑しながらホールから出て行こうとした、その時。
服がくいくいと言うような調子で引っ張られた。
何だ?とディアボロが振り向くとその先にはタバサの姿。
ここで満腹度を999にするつもりかディアボロ
「リベンジ」
その手が指差す方向にはサラダの山があった。
どうやら早食い勝負の再挑戦がしたいようである。
「ふん……良いだろう」
そんなに時間は掛からないだろうと思いディアボロは承諾。
面白そうな顔をして見守るキュルケが開始の合図をする事になった。
………この世界に来て日が浅いディアボロは知らない事だが。
サラダに入ってる野菜――――『はしばみ草』、それは毒物級の不味さを誇る、学院一嫌われている料理。
何も知らずに食べた女生徒が失神して、そのまま医務室に直行したと言う逸話さえもある程だ。
ディアボロの顔を見たタバサの顔に微妙な黒い物が浮かぶ。
(私の勝ち)
例えどんな早食いが出来ようとも、この不味さには耐えられないだろうと思い勝利を確信する。
何とも腹黒い。
「準備は良いわね?スタート!」
キュルケの号令と同時に、サラダにフォークを突き刺して口に運ぶタバサ
だが、一口食べ終えた所で
「私の勝ちだな」
予想外すぎる声が聞こえた
珍しくも慌てたタバサが急いで隣を見ると、そこには空っぽになった皿+涼しい顔をしてホールから抜け出るディアボロの姿。
何かイカサマをしたのではないかとキュルケに詰め寄るが。
「ディアボロはちゃんとサラダを食べたわよ?」
ディアボロがイカサマをやっていないと知って更に愕然とした。
言い知れぬ敗北感を感じながら、タバサはサラダの山と共に崩れ落ちた。
………知り合ってからまだ日が浅いタバサは知らない事だったが。
ディアボロは腐ったピッツァや消し炭と化した料理さえも食べ尽くせるのである。
苦いだけのサラダなど物の数ではない。むしろ食えるだけでもありがたやであった。
>>しめ縄をされた木柱に取りすがるウナギのような生き物もいた。刃を持つ戦車に乗った目の潰れた蛇もいた。
おい、そこのごりっぱな悪魔ども
ありがたやwww
投下完了
>だが、一口食べ終えた所で
>「私の勝ちだな」
はえーよww
ボスにとっては一つのアイテム扱いならば豆粒だろうがポルポのピッツァだろうが同じ速度で食べきれるからな
マーラー様あ!?
紳士淑女の集まる場所にいちゃいけない人でしょ!!
ところで執筆中でここ覗いてる奴って何書いてるんだ?
共鳴効果を使ってるw
なんという万能
まさに無敵
>>853 それはSSのタイトル?それともただ単に今何をしてるかってこと?
はしばみ草ってタバサ的には美味なんじゃなかったっけ?
さてそろそろ出発しなければならない私が来ましたよ。
四時起き? 結局これ書いてて徹夜でしたよ。
今回は微妙に鬱展開あったりするので注意していただきたい。
>>858 自分にとっては美味いが他人にとっては毒物。
長所を最大限に活かせる戦いを挑んだつもりだったんじゃね
861 :
853:2007/06/23(土) 04:18:25 ID:???
>>857 スマン日本語おかしかった
タイトルを聞きたかった。
「そこでわしは言ってやったッ! 『お爺さん、どうして頭に赤い洗面器を乗せてるんですか』となッ!」
巻き上がる大爆笑。
生徒達だけでなく使い魔達まで大爆笑だ。
授業が終わった後の教室で、ジョセフを囲んでの談笑は今日も非常に盛り上がっていた。
ヴェストリ広場での決闘から数日が経ち、ジョセフを友人と呼ぶ生徒は二桁に達した。放課後にこうして教室でダベり、特に実りのないバカ話をするのが最近の流行だった。
あの決闘騒ぎは学院中の生徒が見物していたため、ジョセフに面白半分に決闘を挑もうとする生徒も多くなるような気配を見せていた。
だがジョセフの友人となったギーシュとキュルケが「ジョセフに決闘挑んだら次はそいつに私達が決闘挑んでブチのめす」と宣言した。
ジョセフ一人ならともかく、ギーシュもキュルケも学院では有名な実力者である。
特にキュルケはトライアングルメイジ。そんな腕利き達と決闘を三回やって生き延びられる自信のある生徒がいるわけもなく、ジョセフは決闘の嵐を見事に避ける事が出来た。
よって放課後は誰に気兼ねすることもなく、ジョセフは友人達と他愛もない話に興じていられるのだ。
しかもジョセフは68年もの間、普通の人間より波乱の多い人生を過ごしてきた人間である。話半分のホラ話と受け止められても、その荒唐無稽さや愉快さは並大抵の吟遊詩人や道化師では足元にすら及ばない。
その評判を聞きつけた生徒が物は試しとやってきて、ジョセフの話術に引き込まれて友人を名乗る事になる……というのが、大凡のパターンとなっていた。
実際、二十世紀中盤のニューヨークで、口先三寸と肝っ玉の太さとイカサマハッタリを駆使してたった一代で不動産王になったジョセフである。中世レベルの貴族子弟を虜にすることなど、文字通り「赤子の手をひねる」ようなものだ。
だがこの場に、ジョセフの主人であるルイズの姿はなかった。