, -― ――-、
/に (ニ==\
//') に二) (ヽ 新スレを立てやがったなッ!
〃____,r^)__,r、(ニユ| よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
i! ● / /● ヾヽヽ,!
>>1鬱!……
ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi …じゃなくて
>>1モツ!
/⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
\ /::::: >,、 __, イァ/ /
. \ |三/ []「/__ /
`ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/
, -― ――-、
/に u (ニ==\ …は違う…
//') u に二) (ヽ うぐぐ………
〃____,r^)__,r、(ニユ|
>>1己…じゃない……
i! ● / /● uヾヽヽ,!
>>1没でもなくて……
ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
/⌒l,、 __, イー-<
. /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
|三 lキヾr-、[] 「! (ニ }
_. -=ニ::_Z ̄ニ=- .._
/ (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
/: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
/ : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
. l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll
l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ|
l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|
>>3・・・
. l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:| 乙か?もしかして・・・
'; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,ィチj゙ :|
/´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|
/ ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′ ',ノl: :j
,r‐{ , \ll : : : : : : : :l: :| :. ∨ノ:|
! ¶′', r、\: : : : :::::l: :| :. .._ /´): :l
¶′ \ ヾ>、\: : : ll: :| :. __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :| : ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :  ̄「V/
¶′ \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
¶′ \ `〈>、 ヽ`:r'"|| ,タ ¶ }
¶′ ¶′ヽ `〈>、ヽ i || ,タ /
5 :
マロン名無しさん:2007/06/12(火) 21:01:52 ID:v0b4CgIx
_. -=ニ::_Z ̄ニ=- .._
/ (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
/: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
/ : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
. l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll
l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ|
l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|
>>3・・・
. l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:| 乙か?もしかして・・・
'; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,ィチj゙ :|
/´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|
/ ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′ ',ノl: :j
,r‐{ , \ll : : : : : : : :l: :| :. ∨ノ:|
! ¶′', r、\: : : : :::::l: :| :. .._ /´): :l
¶′ \ ヾ>、\: : : ll: :| :. __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :| : ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :  ̄「V/
¶′ \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
¶′ \ `〈>、 ヽ`:r'"|| ,タ ¶ }
¶′ ¶′ヽ `〈>、ヽ i || ,タ /
, -― ――-、
/に (ニ==\
>>4>>5 //') に二) (ヽ
〃____,r^)__,r、(ニユ| ………………。
i! ◯ / /◯ ヾヽヽ,!
ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
/⌒l,、 __, イー-<
. /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
|三 lキヾr-、[] 「! (ニ }
, -― ――┛┗
/に (ニニ┓┏
//') u に二) (ヽ 知ってんだよオオォォッ!!
〃____,r^)__,r、(ニユ| 国語の教師かキッスか
i! ●`' ./ /´●uヾヽヽ,! うう…うう… うおお
ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi おっ おっ オメー等はよォォォォ
/⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
\ /::::: >,、 __, イァ/ /
. \ |三/ []「/__ /
>>1乙ッ!
`ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/
ブ、ブチャラティが増殖したァ!?
>>1
スレ立て乙
さすがエルメェスの兄貴…いきなりブチャラティを増やすとはやってくれる。
_. -=ニ::_Z ̄ニ=- .._
/ (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
/: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
/ : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
. l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll
l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ|
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. l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:|
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>>3 /´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|
>>1乙か…… もしかして
/ ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′ ',ノl: :j
,r‐{ , \ll : : : : : : : :l: :| :. ∨ノ:|
! ¶′', r、\: : : : :::::l: :| :. .._ /´): :l
¶′ \ ヾ>、\: : : ll: :| :. __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :| : ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :  ̄「V/
¶′ \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
¶′ \ `〈>、 ヽ`:r'"|| ,タ ¶ }
¶′ ¶′ヽ `〈>、ヽ i || ,タ /
>>1に敬意を表するッ! そして新スレ投下一番乗りはもらったッ!
ブチャラティ増えすぎだwwwww
『ギーシュ危機一髪 その1』
風水。
カードや占星術のような占いとして有名だが、実のところはまるで違う。
風水とは哲学であり、高度に体系化された生の指針である。
風水の達人は、自然界から発生する様々なエネルギーの方角を知ることにより、
人生の決定の際「進むべき道」が分かるという。
土地、家、その中の部屋や扉、家具、小物といった全ての要素が
「健康」「財産」「家族の幸福」その他あらゆる重大事に関わってくる。
戦乱の時代では、城の風水を見てどの方角から攻撃すれば敵を陥落させられるか分かったという。
その逆に城の弱点方向に神社などを建て、
凶のエネルギーを静めれば、城はより強固な守りとなる。
そして!
この方角理論は人体にも存在し……暗殺風水というものが存在する!
風水で攻め込む方角さえ知ることが出来れば、
警戒の有無に左右されず標的に近づくことが可能になり、容易に暗殺を実行できる。
自分は常に吉を進み、相手の凶へと打撃を加える。
神のみに覗くことが許されたはずの因果律を利用して戦う恐るべき闘法!
が、今のドラゴンズ・ドリームにはあまり関係のないことだ。
誰かを暗殺したいわけではない。ドラゴンズ・ドリームには義理も怨恨も無い。
彼は永久の中立を謳い、風水は皆が知るべきものという拘りを持つ。
本来守るべきはずの本体に害があろうが無かろうが、知ったことではない。
凶の方角、ラッキーアイテムからラッキーカラーまで、
役に立つと思われるあらゆる事柄を平等に話して回る。
龍の夢は原作でも結構好きだったんだよナァ〜。
さらに、彼自身に物理的な干渉能力が一切無いため、
そもそも戦闘行為自体行うことができない。
精神エネルギーであるスタンドの例に漏れず、物体は彼を通り抜ける。
そしてこれはスタンドの中でも例外中の例外的なことなのだが、
同じ精神エネルギーであるスタンドをもってしても彼を傷つけることはできない。
これにより彼は永久の中立を守り、
人々が幸福を守るために活動することが可能となる。はずなのだが……。
「オーイ、聞こえネーのか、あんたラよォーッ」
聞こえていなかった。
「オイオイ、そっちに行くんじゃアねェヨ。凶だぜソッチャ」
見えてもいなかった。
広い学園内の方々を飛び回り、ひたすら存在を主張してまわったが、
彼のドラ声に気がついたものは誰もいない。
「アッチョー!」
無意味に尖った牙を見せつけ、襲い掛かるフリをするが、無視される。
「アンちゃんカッコいいネーッ」
学園内にいるのは人間だけではなかった。
見たこともない生き物、生き物でさえない異形が、大人しく人間に付き従っていた。
多足のトカゲ、宙に浮かぶ目玉、片端から声をかけるが気にもとめられない。
「そこのネエサンよォー、オレの声聞こえンだローッ」
ある意味では同族と言えなくもない生物にも声をかけたが、やはり他とご同様。
どちらかといえば「珍妙」「珍奇」お世辞でもせいぜい「かわいい」「愉快」
これらの形容がしっくりとくるドラゴンズ・ドリームとは、
天と地ほども違いのある、いかにも風格ある容貌のドラゴンだったが、
まさか見た目の隔たりで声が届かないわけではあるまい。
凶の方角かwwwwwwww
この学園にはスタンド使いが存在しない。
ドラゴンズ・ドリームがかつて住み暮らしていた水族館は、
石を投げればスタンド使いに当たる場所だった。
それはそれでどうかと思ったが、少なくともここよりはマシだ。
ここには彼の声を聞いてくれるものがいない。
彼の風水を役に立ててくれるものがいない。
ふざけすぎた彼をたしなめてくれるものがいない。
手に入れたことのない自由は彼を戸惑わせ、
感じたことのない孤独は彼を疲弊させた。
無駄と無為を繰り返し、募るは空しさばかりなり。
気のせいか眩暈まで感じるようだ。スタンドに眩暈。お笑い種だ。
ジジイにでも聞かれれば嘲笑われること請け合いだ。
駄目だ。このままではあまりにも駄目だ。何より発展性を欠いている。
やり方と考え方を変えなければならない。
このまま恣意的な動きに終始していては何一つ解決しないだろう。
協力者は必要だが、焦って探さず、一つ一つ積み重ねていけばいい。
今やるべきは風水の確認だ。
ルイズにとっての「凶」を的中させることはできたが、
果たしてあれはきちんと能力が働いた結果のことなのか。
半日の行脚にも多少の意味はあった。
ドラゴンズ・ドリームは確信をもってこう言える。
ここはあからさまな異世界だ。
アメリカでないのはもちろん、おそらく地球でさえない。
杖を振るうだけで空を飛び、炎を出し、本のページをめくる。
口にのぼる固有名詞は意味不明のものばかり。
文明のレベルは低く、テレビもラジオも電話も飲尿療法も無い。
飲尿療法wwwwwwwwwwww
お約束の異なる世界で風水は役に立つのか?
「マ、いいヤナ。とりあえず使ってミヨってネ」
こちらに向かって歩いてくる女に目をつけた。
なかなかの美女だ。狙いを絞り、エネルギーを感じ取る。
緑がかった色の髪、眼鏡、年の頃二十代、おそらく教師。
いや秘書。違う。バイト? 見せ掛け。泥棒? 泥棒か。泥棒が本職だ。
よくもまぁ何食わぬ顔をして平気でいられるものだ。
この学校は、刑務所以下のチェック機能しか無いらしい。
「イイねイイね、調子イイね。ドンドン透けてくるゼェー」
名はマチル……違う、フーケ。土くれのフーケ。
「フンフンフン。カンッペキだネ」
幸運の方角、不幸の方角も遺漏無く見て取れた。
ドラゴンズ・ドリームの力に陰りはない。
ラッキーパーソンはルイズ。
アンラッキーパーソンはルイズの使い魔。
ラッキーアイテムは義手。
アンラッキーアイテムはM72ロケットランチャー。
「……ア?」
アンラッキーアイテムはM72ロケットランチャー。
「……ナンデ?」
その問いに答えられる者はこの場にいない。
「ドッから持ってクンだ?」
アンラッキーアイテムはM72ロケットランチャー。
「アアー……っと」
アンラッキーアイテムはM72ロケットランチャー。
「ケンゾージジイ、今頃ナニやってンだろうナァ……」
ドラゴンズ・ドリームは、遠い目で窓から外を見た。
空は暮色に染まりかけ、上天には二つの月が鎮座していた。
少し泣きたくなった。
飲尿療法は文化だったのか……
とりあえず以上です。
飲尿療法は文化ですってアバさんが言ってました。
というわけでタバ茶はもらっていきますね
GJ!
ここでもタバ茶フラグかw
可愛いなドラゴンズドリーム
乙っ!!!
龍夢可愛いなwwwwwwwwww
いつ誰かに見つけてもらえるんだろう・・・
ルイズが見つけても意味がわからなくてキレそうだが。
ドラゴンズドリーム原作よりも知恵ついてないか?
1000 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2007/06/12(火) 21:35:43 ID:???
, --- _
/ ,. -' , ー 、
i '" / / 、 ヽ ヽ
ン´./ { /ヽ、 |、 _ゝ ヽ. i
i,ィ / ト‐{-、 ヽノ'乏i.、 | |
ヽト、 ヽ〈下j └' "ヽi { 1000なら僕がジョジョキャラを召喚する
/ ー- 、.,、 ヾ、ヽ ´ ! 〉ヽ=、 ルイズ?アスワンツェツェバエでも召喚してろwww
,-──┘ __、,、 ,、 ノ⌒ヽゞ_ゝ-─'"フ ̄レ'
/ヽ `ヽ、! ヽ (ヽ .| |〃ム薔ラ冫' コー-' ヽ〈 ヽ_
/ / 心 ヾj .ヽヽj |`>=ヽ/ /ヽ / ) \;;;;;ー、
./ く 弋ノ |_, -‐、(ヾヽ ン /´ _ /`ー /‐' / ヽ;;;;;;;i
>-、 ,-'_, - ' .ヽ`'ーン. j-‐'´cヾ____/ィ--、___ヽ;;;;;|
ヽ /-、,─< ̄`ヽ、 /ー 、--、./ ,.ィ;;;;;;;;;;;;∧ー┬‐ァベ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ー< ヽ \ `ヽ、 `ヽ___/ ヽ .\/| | ./ .|;;;;;;;;;;;/ヽ', ┴'/_ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
Vヽ、 ヽー 、 ヾー-ヽ  ̄\ヾァ-' .| |/ /;;;;;;;;;/ーヘ>'/、__ ノ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
 ̄  ̄` .7} .| | /;;;;;;;;ノ{ニー// ̄∧ノ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{
虫食いでも召喚するのか
前スレが埋まっちまったんでこっちで言うぜ。
シルバーチャリオッツ復活キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
亀ナレフが万全の状態でチャリオッツ使えたら正面から戦って勝てるスタンドなんざ時間操作系の連中くらいじゃねーか!?
ギーシュが1000を取ったwwww
一人歩きして成長したと見るのが妥当
前スレが一日半をきってたんだが…
前スレ1000がwwwww
なんでこんなにここの職人は茶が好きなんだw
竜夢の人GJ!
あと埋まっちまって言えなかったが白銀亀の人もGJ!
>>31 1.チープトリック
2.ノートリアスBIG
3.エンプレス
4.ヨーヨーマッ!
5.ヌケサク
6.ウルムド・アヴドゥル
さあ選べ
さて、景気付けに投下します
前スレ後半のあらすじ!
ご愛読ありがとうございました。スターダストファミリアー完!
スレ立て完了。
アンケート開始。
亀ナレフ投下開始。
新スレでドラゴンズドリームもほぼ同時に投下されどちらを支援すべきか迷う。
アンケートに何人か答える。
パンティな使い魔(仮)のタイトル案募集。
チャリオッツ復活キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ギーシュがジョジョキャラ召喚してルイズはアスワンツェツェバエを召喚するフラグが立つ。
なんてカオスなんだ。
「召喚成功よ!」
そんな声が聞こえた。
何だ?DIOの手下か?…いや、それはもう終わったことだ。
なぜなら『声』が聞こえてきたからだ『終わったよ……』と
だからDIOの手下がおれに襲い掛かってくるとは思えない。
コイツは別の何かだ。そう思っているといきなりキスされた。
「おいおいお嬢ちゃん、いくらおれがカッコイイからっていきなりは無しだぜ?」
そう言って見る。
どうせ人間にはおれが愛想を振りまいてるようにしか見えないんだ。
人間なんて何を言っても同じさ。
と思ったらおれにキスしてきた女は固まっている。
何だ?と思ったがその疑問は自分で解けた。
「あれ?おれ人間の言葉をしゃべってるぞ?」
と言うことは…
「何を言っているのよこのバカ犬〜〜〜!」
やべえ、聞こえてた!
形兆の兄貴からイギーがキターー!
そういや三部の主人公勢はこれで全員ってことか?
その後何とかおれを追い掛け回した女(ルイズというらしい)をなだめたのはコルベールとか言うハゲだった。
よくやったハゲ。そう思ったが口には出さない。
「さすがはゼロのルイズね。使い魔の忠誠もゼロなのかしら?」
おお!ナイスバディなねーちゃん!
「うるさいわねキュルケ!」
そのナイスバディーなねーちゃんはキュルケというらしい。
あとで無垢なふりをしてじゃれて楽しもう。
その隣にいるのも体は貧相だが顔はいい。こっちも唾を付けておこう。
そんなことを考えているとヤバイ事に気がついた。
おれが顔をしかめているのに気がついたキュルケがルイズにそれを教える。
「使い魔の体調管理もできないの?」
「イキナリこんなことになるなんて思ってなかったのよ!」
「はいはい。ホラ、いってやりなさい」
「む〜〜〜〜〜」
そういいながらこっちに来ておれに話しかけるルイズ。
「どうしたのよ?」
「屁がでそうだ……」
イギーーーーーーーwwwwwwwww
あとは家出少女とホリィさんだな
48 :
素数数える亀:2007/06/12(火) 21:44:08 ID:???
前スレ終わったからこちらに今回の投下のコメント。
チャリオッツ復活は始めっからこうしようと決めてました。
偶然こそが最高のきっかけです。
つかもっかいギーシュか…二回で終わらせようかと考えてたんだけどなあ…
ヤヴァイ、前スレ最後のポルポルかっこよすぎる
まるで挿絵が入ってるようにワンシーンの絵が想像できた
3部ジョースター一行がついに全員集合したな。
5部ナレフがいたり、花京院が3人(1人は一巡後)だったりするがw
エルメェスのタイトルか。うーむ
使い魔の接吻
鉄火肌の使い魔
女囚使い魔
いいの浮かばん
おれは自分の高尚な趣味のために周りを見回す。見つけた。
あの金の巻き髪のやつがいい。
そいつに向かって走り出す。そしてそいつの頭に飛びつき、髪をむしる。
それをしながら屁をこく。ああやっぱりコレは面白い。
おれはそいつの頭を離れた。
「けけけ、決闘だァーーーー!」
うん?何だ?
「何いってんだギーシュ!」
おれが屁をこいたヤツはギーシュというらしい。
「君に決闘を申し込む!」
いきなりだな…だが!
「いいぜ!」
「言ったな!出て来いワルキュー…」
相手がバラを掲げるアレがあいつの武器か?ザ・フールの砂で作った槍でそれを叩き落す。
そして間髪いれずに砂の拳で顔面をブン殴る!
そいつは鼻血を吹きながら後ろに倒れた。痙攣しているし気絶したとみて間違いないだろう。
僅か三行で決着はついた。
「スレの楽しみ?知ったこっちゃないね」
そういって正に外道な勝利宣言をした。
To Be Continued…
ギーシュ・ド・グラモン―その後医務室でケティとモンモランシーが鉢合わせ、二股発覚の末二人から平手打ちをくら
う。
電光石火でギーシュが決闘敗北したあああああああああああああ!?
今回はここまで
イギーの動かしやすさは形兆の比じゃないのでやりやすいです。
これからはイギー視点でかいていくつもりです。
イギーwwwww
デフォルメされてても変わってねえwwwwwww
ギーシュ負けるの早すぎだwwwwwwwww
あ、あとタイトル募集中です
一話目でもう負けちまうとは、ギーシュもずいぶん進化したもんじゃのー。
イギー…なんて自由なんだ
まさに外道
愚者な使い魔で
使い魔は賢い愚者
虚無を守護する犬と砂
イギーの奇妙な冒険
愚者は貴族を哂う
こんな感じでいかがでしょ?
自由なる番犬というのはどうだろう。
普通に『愚者の使い魔』は?
屁が出る使い魔……正直スマンカッタ。
わんこな使い魔
わんわんパニック
使い魔はコーヒーガム(コーヒー味)がお好き
使い魔は愚者
砂の使い魔とか…
だったら愚者の使い魔のほうが良いか
使い魔は髪を毟りながら屁をこくのがお好き
今日のわんこ
砂の獣は掴めない
THE FOOL "0"
虚無と砂と
このバカ犬!
サンド・ドッグ・ファミリアー
>>71 おお、そうだ!タロットで”愚者”はナンバー”ゼロ”!
使い魔とコーヒーガム
イギー:屁こき使い魔、屁ひり使い魔、異世界よ、こんにチワワ
エルメェス:姐御使い魔
ルイズもゼロ、イギーもタロットナンバー0だ……
だったら話は簡単だ。
00(ダブルゼロ)の使い魔というのはどうか。
ドギースタイル・ファミリアー
イギーのコーヒールンバ
コーヒーガム、いくらなんでもトリステインにはないよなぁ。
イギー的には地味に辛いか。
エルメェスのタイトル…使い魔になっちゃう!
これでどうよ
ちょっと厨っぽいタイトルで
百万粒の見えない誇り
とか
前スレのスレ建て時間を見てみたんだが…
>>1 名前:マロン名無しさん 投稿日:2007/06/11(月) 10:18:21 ID:???
>>2007/06/11(月) 10:18:21
実はここだけ漫画サロンじゃなくてVIPだろオイ
おいちょっと待て。今このスレには『何人のゴッドファーザー候補』がいるというんだッッッ!!
>>81 そこで承太郎のようにコルベールに作らせるんですよ。
>>86 お前は今まで食べたパンの枚数を覚えているのか?
>>85 この勢いで書き込みが続くと1日経たないでスレが埋まるな
いぬ噛みっ!
『何人のゴッドファーザー候補』がいるか?
逆に考えるんだ
『全員がゴッドファーザー候補』
そう考えるんだ
【イギー】
Shall We コーヒールンバ?
【エルメェス】
兄貴のキッス、異世界へ大脱走
93 :
マロン名無しさん:2007/06/12(火) 22:06:59 ID:GZtqVBGf
ふと思ったがエルメェスの兄貴が、
キッスのシール張って増やしたものを一個持ったまま召喚されて、
それを向こうではがしたら一体どうなるんだろうか。
、 ‐;、
_,..rー' ```ヾヽ`、ノ i,, 、
i、|` ⌒ヾ 、`、/ ノi ‐'ソ
ト、/ =`ヽ ///__ ヽ  ̄ヽ
'ァl! / 、、 i 〃, ‐、 ヽ |‐、ヾ `)
{i/,ノ | r=---‐ァ |__{. { 、、 il>′
{/ ,ノノ !|..:::. .:')ノ li; } l/ lヽ 1日も立たないでレスが消えるわけないですよ
r''v‐'- .,,`_::__,. -‐''iノ 丶`ヽ ファンタジーやメルヘンじゃあるまいし
|{i ト 、;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l
l>,i l  ̄ ,:::l;:' ̄l |、 ヽ |! |
O'ri!l | 、;/ '/ `O ,!ノ /
|\ヽ -===-‐ /ノ! く 」'′
l``ヽ、\ 'T'' //! _ノノ
|;;|``'〒,ヽ _,/'i'´ |、
,. ィ|;;`;;,、_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_
,.. ィ"i l ヽ'、 ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'/;//;;;ヽ、
─-、‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ``'''-、;○/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ー-=='''ヽ、
大方、案は出た感じがするな。作者さん、いいタイトルはあったかい?
愚か者よ
砂上の楼閣
我輩は愚者である
超犬イギー
ゼロと爆発のキッス
使い魔のシール
、 ヽ i /
,' / ヽ/「t~~Vヽ {
,'/ \_/ ヽi:':'|
/ ,,--' ヽ\ ヽ:':'} ,,-'~
/ / ,__ヽ |l ト' ,,--'~~
./ / /'  ̄ ̄\i|/ ,/´
~~\ / /ノ / ミ `ヽ~
`r{ / ミ / ,、 ,≡≡, ,,ヽ
`ヽ、{ ミl ヽ,,':-…-〜' ).|
ノ i ,,,,i `'``',三,,,'`~ ヽ、
{ ':': l {: : } , `'~~(~~'} ヽヽ なに
>>94?スレが1日で消えるなんてありえない?
) :':イ`iヽ: :iヾ:´ 丶 ; | ,, ト:} 逆に考えるんだ。1日で消してみせる、と考えるんだ。
):':':':':|'人 }: :i ,ニ、ヽ, ; |丶ニ .ヽ)
く ':':':':':i.V'人ト ぇ,-Fテ`,/}}}`f士 ,|´,,_
/':':':':':';='ミ\‐-ニ,, ̄-<´{~`ヽ-一ミ,_,';';)
~くミ川f,ヾヽ ヾ~ヾヽトシヽ| }': ,〈八彡'';')
>,;;`` ヽ丿川j i川|; :',7ラ公 ,>了
~) 〃ヽヽ` `;ミ,rffッ'ィミ,ヽWiヽミ
ゝ ,,〃ヽヽ``` ``'' ,彡'~\リ}j; fミ
~~`{ ;;`` 彡彡 i 、S`
\_, 三彡/-v'`~
'--‐冖,___,--'
エルメェスはそうだな…
『愛と栄光の使い魔』でどうだ
元ネタは単行本からだが。
犬
スタンドドッグ月に哭く
兄貴
虚無の接吻
流れ星イギー
ゼロのパンティ
ウチのイギー(使い魔)知りませんか?
お前等この流れいつまで続ける気だ!?
ゼロ・ゼロ・ワンダフル!
ルイズとイギーのヒストリー
ゼロ×ゼロ
銀牙伝説IGGY
1時間半経たずに100突破だとおォォーーー!!!??
イギーのマジカルアドベンチャー
00(ダブル オー)でいいんじゃね。
ガンダムも始まるし。
このスレはどうなってやがるんだァ!?
神父何人いるんだヨォォォオオオ!?
ルイズ・フランソワーズと愚者の犬
/爻爻爻爻爻爻爻 :ヽ
'´爻爻爻爻爻爻爻爻: : |
>>99 ジョージさん
爻爻爻爻爻爻爻爻シ: : | あんた…なんか
爻爻爻爻爻爻爻シ : : /,_ヽ
爻爻爻爻爻シ : : : : : ヘl,b) ヽ、 ちょっぴりカッコイイん
爻爻シ: : : : : : : : : :/ ゙<,,__ \ じゃあねーかよ…
ミ_ : : : : : : : :_;:-'゙,..-フ \( ヽ ,.ヽ
ミミミミミミー'"´,.-彡//'r ー''゙ノノi ヽ
ミミミミミミミ-、V _,レシノ !ノ ノ ヽ
ミミミミミミミミく  ̄ ノ
`''-ミミミ三三三 ,/
`( r'''ヽ、,.--r-、___,. -'',゙、|、
ヽ-ニ二-‐'ー',.=、,=r''゙ |: :ヽ
/: : : : : |: : : : : (⌒'⌒))ヽノ: : :
/: : : : : : : :ヽ: : : : : \__ノ: `´: : : :
お熱い使い魔(キッス)を受け取りなッ!
2007/06/12(火) 20:54:50
お前ら ちょ っ と 待 て
わたしがスレに送り込んだ神父は・・・・・・
『10人』!
吼えよイギー
分裂のキッス
使い魔の仇討ち御免
使い魔は血統書つきボストン・テリア
しまった。俺は卿の言葉を聞いていながら『逆に考える』ことを忘れていた……!
ゼロとルイズ
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『1時間ちょっとで100を越えた』
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言っているのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ ニュース速報+だとか実況だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなスピードじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしい神父の片鱗を味わったぜ…
リベンジします、殺るまでは
イタズラなキッス
「愛と復讐の使い魔」とかは?
タイトル自重。タイトルだけ加速しても意味無いだろ?
自治房セルフ乙。
126 :
イギー:2007/06/12(火) 22:24:37 ID:???
自由なる番犬
愚者の使い魔(愚者と書いてゼロと読む)
今日のわんこ
この三つが今のところ候補に決まりました。
次の投下までには決めておきます。ありがとうございました。
ガオン来訪者
あ、まちがえた
,. - ――― - 、
/,. '  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ \
/ , ' へ、 _,r‐-、ヽ ',
l l ( (〉 て⌒) lフノ l l ジョースター一行
l l `┐<・)v(・>厂 l l このスレに全員集合!!
l l {( -┴-) } l l
', ヽ / ヾ===シヽ / / 番犬or愚者orわんこ
\ヽ、 _________ ノ ノ
` ‐-------- ‐''´
法皇 一巡 メロン ポルポル 亀 星屑 奇妙 Mゼロ 隠者
r ‐=ニ=‐ 、 ___ ____
/⌒ヾヾヾヽハッッ, | || || || || || ヾ``´ __} rrrf^h^h-、 l ⊂ ニ ⊇l
{ リ |f゙ヽll lレ'ヾ| ミ o (( )仞| l」」エ」lココ.」 | |
} (("`}ノ}ハlヽl リ || `" || ( ァ=ニ二二ニ⊃ {三>≦三}= ニ二二二二ニ_=
{ l l=・〉=・ リう〈 {|=・=ル=・=|} (|=・=ル=・=|) (|=・=ル=・=|)``( リ ・=〈・=l ̄
} ノ l / /川 ノl { | !ヽ 7l L l (Tl r'"L `ヽl(T) lミ 〉 l
{/ l ― /|川 (.ヲハ -"- ハ (.ヲ Zハ. ― ハr ュ (T)ハ ∈∋ ハ(T)_..lヾll{{竺}リl‐- 、
_├rf‐''"´ }、__ / ハ___ハ \.| 00]__―' l_":|))(T)ヽ`= =シ(T)_ レヘ"""/l| ノノ \
/ | || / r''´ ‐- ソ r'"  ̄ o | ヽ ̄ ̄ト、)ー==-(T) \  ̄
おまいらタイトルだけでどこまで加速するつもりだwwwww
なんだかんだで3部の主なキャラは全部出たね
ポルポルならトサカな使い魔だな
自治厨がッ
泣いてもッ
スレを加速するのは止めないッ
アヴさん
やれやれ……今晩の加速はこれまでのようだな。
ならばこれから布団を敷いたり歯磨きをしたり……寝る準備に入らせてもらおう!!
このスレか次のスレでワウム投下予告
137 :
パンティな使い魔(仮):2007/06/12(火) 22:36:01 ID:6V5abe4r
飯を食って帰ってきたら凄いことになってた
とりあえず今上がってるのは
ゼロのパンティ
虚無の接吻
愛と栄光の使い魔
ゼロと爆発のキッス
使い魔のシール
兄貴のキッス、異世界へ大脱走
使い魔になっちゃう!
姐御使い魔
使い魔の接吻
鉄火肌の使い魔
女囚使い魔
これも使い魔
愛と復讐の使い魔
リベンジします、殺るまでは
イタズラなキッス
分裂のキッス
使い魔の仇討ち御免
お熱い使い魔(キッス)を受け取りなッ!
で良いよな?
選べねぇwwちょっと待ってくれwww考えてくれた奴らマジでありがとう!
ワウム?新手のスタンド使いか?
ワムウな
_ ,. - ――― - 、
_ _ /,. '  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ \
_ _ _ / , ' へ、 _,r‐-、ヽ ',
_ _ _ l l ( (〉 て⌒) lフノ l l
ガ オ ン ! _ l l `┐<・)v(・>厂 l l
_ _ _ l l {( -┴-) } l l
_ _ _ ', ヽ / ヾ===シヽ / /
_ _ \ヽ、 _________ ノ ノ
_ ` ‐-------- ‐''´
} ノ l / /川 ノl { | !ヽ 7l L l (Tl r'"L `ヽl(T) lミ 〉 l
{/ l ― /|川 (.ヲハ -"- ハ (.ヲ Zハ. ― ハr ュ (T)ハ ∈∋ ハ(T)_..lヾll{{竺}リl‐- 、
_├rf‐''"´ }、__ / ハ___ハ \.| 00]__―' l_":|))(T)ヽ`= =シ(T)_ レヘ"""/l| ノノ \
/ | || / r''´ ‐- ソ r'"  ̄ o | ヽ ̄ ̄ト、)ー==-(T) \  ̄
『このスレか次のスレ』つまり24時間以内に投下するという意味か!
>>142 冗談だとは思えないのがこのスレの恐ろしい所だな…
なんか今回のスレは雑談メインで埋まりそうな気配がビンビンするぜ…
雑談メインでもいいんじゃない?
俺も書いてる途中だからがんばって急ぐぜ。
キャラは内緒ね
俺は書くのをやめて休憩中だ。
今までペース上げすぎててさすがに疲れた。
休んだほうがいいよ絶対に。
ダルくなってやめるのが最悪パターン。このスレの住人は
そこまで短期じゃないさ
多分
ゼロ魔二期まで一ヶ月も無い訳だがその時はかなり加速しそうだな
さて、ゼロ魔7巻まで借りて読んだ
・・・・・・・どうやってヴァニラにゼロ戦に興味もたそうorz
今晩はdat落ちを気にせずに寝られる……!
男はいつでも子供のままだぜ
>>148 書いてる内の一人だがアニメの方は見たことなんだぜ
そして二期も見れないんだぜ
153 :
マロン名無しさん:2007/06/12(火) 22:48:53 ID:GZtqVBGf
実はアニメルートに突入させようか考え中で第二期の内容次第で決めようと思っている俺がいる。
今日は静かだな。これくらいのほうがいいのかもしれないが。
156 :
506:2007/06/12(火) 22:58:34 ID:???
投下待ちがないなら投下するぞ!
俺のSSをだーーー!
来いッ!
覚悟は出来てる。
こいやああああああああ
「い、いいのです。忠誠には報いるところがなければなりませんから」
左腕を擦りながら、王女は平静を装って頷く。
私自身は何をしたかは憶えてないが普通じゃやばかったことなのか?
そう考えていると突然ドアが勢いよく開かれる。
「きさまーッ!姫殿下にーッ!なにをしているかーッ!」
飛び込んできたのは薔薇を手に持った少年だった。どこかで見たことある気がする。何処だったかな?
「ギーシュ!あんた!立ち聞きしてたの?今の話を!」
そうだ、ギーシュだ。前に決闘したな。あれ以来見かけないから忘れていた。
「薔薇のように見目麗しい姫さまのあとをつけてきてみればこんな所へ……、それで鍵穴からまるで盗賊のように様子をうかがえば……、平民のバカがあんな強引な……」
ギーシュはルイズの質問に答えない。
しかしお前りっぱなストーカーだな。気づかない王女も王女だが……
というか私は強引に何をしたんだ!そこで止めずに最後まで言え!
そんな思いは伝わらずギーシュは薔薇(の形をした杖だったな)を振り回す。
「決闘だ!バカチンがぁあああああ!今度は油断しないぞぉおおおおお!」
丁度いい。私は可能な限り速くギーシュに近づくと顔の正面を思いっきり殴りつけた。
「ぺぎょっ!」
ギーシュは呻き声を上げ床を転がる。
ふー、これで多少イライラは削減できた。こういった時は何かの捌け口がなければいけないな。
感情の整理は実に大切だと思わないか?
「ふぃ、ふぃひょうはぞぉ!」
ギーシュが顔を抑えながら喚く。何を言っているんだ…………?わからないなギーシュ。
「話しを聞いていたそうだが、どうするんだ?これは極秘なんだろ?」
ギーシュを無視しルイズに話しかける。
「……なんで殴ったわけ?」
ルイズはこちらの質問には答えず呆れ顔で聞いてくる。
「逃げられたら不便だろ」
悪びれずに言う。納得できなくもないだろ?
「そ、そうね……、それにしても、今の話を聞かれたのは、まずいわね……」
ルイズはギーシュを無視する方向に決めたようだ。
するとギーシュは顔から手を離し立ち上がる。
「ふぃめ殿下!しょの困難な任務、じぇひともこのギーシュ・ド・ぎゅラモンに仰せちゅけますよう」
ギーシュは力強く言った。鼻血をだらだら出しながら……
「あ、歯が折れてる」
ルイズがそう呟くとギーシュは慌てて手を口にやり確かめる。あ、本当だ前歯が何本か折れてるな。
道理で変な喋りかただと思った。
部屋によくわからない沈黙が訪れた……
支援するっ!
164 :
506:2007/06/12(火) 23:03:38 ID:???
ここまでだ……
短いのは仕事が忙しいからだと思っていただこう!
決してシグルイを読みふけっているわけじゃないぞ!!
本当だぞ!!!!!
ギーシュ無様www
>163
堕ちたな。
ただのゲス野郎の心に。
手フェチと申したか
乙かれ!
あいかわらず吉良はマイペースだよなw
いろんな意味で
この吉良は攻撃力高いな。
あいかわらずギーシュの扱いひどくてワロタw
寝ようと思ったらきてた。GJ!
寝る前にみれてよかったよ。
いや前歯は簡単に折れるぞ。
俺も顔に鞄がぶつかっただけで折れたからな・・・
メイジA「キュルケ、元気ィ?」
メイジB「よう、キュルケ」
メイジC「昼飯かい、キュルケ?」
タバサ「キュルケ・・・キュルケ聞いとくれ・・・
まったくどうなってるんだろうね・・・・・・・・・
彼はルイズの使い魔なんだけどルイズがこの子を殴るんで困ってるんだよ」
キュルケ「そう・・・そいつは大変だね・・・・・・
私からよく言って聞かせるよ・・・・・・
いま、どこら辺に居る?」
サイト「馬用のムチでも叩いてきたんです」
キュルケ「・・・・・・・・・・・・!!」
タバサ「わたしはルイズに長い間つきあってやっている
でも最近何か不安でしょうがない・・・
わたしは恐ろしいのよ
ねぇ、どうなってるんだい?
誰がそんなこと教えてるんだい?
あなたじゃないよねェ〜〜〜〜?
守ってくれるんだよねェ〜〜〜〜キュルケ
あなたはわたしたちの味方だよねェ〜〜〜〜・・・・・・・・・」
キュルケ「・・・・・・・・・・・・
ああ・・・・・・
何とかするよ・・・・・・
何とかするさ・・・・・・」
書いてみた、反省はしている
>>163 グラッツェ…その方法はとても魅力的だが………
止めて置くよ
けれど手段としては『覚えた』ぞ…
ところで亀ナレフのギーシュかっこいいなぁ…
今考えているプロットだとこんなにかっこよくならねぇ…
吉良の問答無用な攻撃にわらタ。
30分に…投下…させていただく…!
176 :
ゼロの兄貴:2007/06/12(火) 23:21:42 ID:???
何?ギーシュがかっこよくならないだって?
逆に考えるんだ『ゲス野郎にして殺しちゃってもいいさ』って考えるんだ
トイレ行って準備しとこう
かっこいいギーシュを書けないなら、皆に愛されるギャグキャラのギーシュを書けばいいじゃない。
強いギーシュや不幸なギーシュはほぼ決まってるが
一番ゲスなギーシュって誰だ?
ベッドの中から携帯で見れば何時でも寝れる体制で見れる
俺ってえらいねェ〜
>>181はパケット代であわてふためくと宣言しよう
ワムワ召還の場合風闘法は強力だよな
近接戦ではまず防げない。
>>182 完璧な計画っスねぇー
定額制という点を除けばよォー
意外!本当の問題は睡眠不足!
『土くれ』のフーケという盗賊がいる。
東西南北、ありとあらゆる秘宝財宝を神出鬼没に現れて根こそぎ頂戴する謎の人物。
今現在トリステイン中の貴族を恐怖に陥れている 怪盗だった。
行動パターンが全く読めず、トリステインの治安を預かる王室衛士隊の魔法衛士達も、振り回されるばかり。
主に『錬金』の魔法を使うフーケに対し、メイジ達は『固定化』の魔法で対処しようとしたのだが、
フーケの魔法は強力で、その壁や扉をあざ笑うかのように土くれに変えてしまう。
また、フーケは30メイルはあろうかという巨大な土ゴーレムを使うことでも知られている。
その技量の高さから、フーケは『トライアングル』クラスのメイジと推測されているが、
男か女かさえ定かではない。
−−−−−−−−−−−
巨大な二つの月が、五階に宝物庫がある魔法学院の本塔の外壁を照らしている。
その五階の宝物庫、巨大な扉の前に1人の人影。
『土くれ』のフーケその人だった。
フーケは以前のように、扉に手を滑らせて、舌打ちした。
「…物理攻撃が弱点?
冗談きついわ。こんなに厚かったら、ちょっとやそっとの魔法うじゃ、
どうにもならないじゃないの!」
ついに神父のバーゲンセールが始まったか?
フーケは日中、コルベールと共に図書室をひっくり返しながら、さりげなく宝物庫の弱点を聞き出していた。
あらかた聞き出した後、フーケは口車に乗せて本の捜索をコルベールに押し付け、
図書室を後にした。
とにかく、物理攻撃が弱点らしい………のだが、自分のゴーレムの力では、壊せそうにもない。
フーケは腕を組んで悩んだ。
そして、チラッと扉の端を見た。
幾つもの小さな拳の跡が、壁に刻まれている。
以前自分が触ったら、脆くも崩れた箇所だ。
あの時は、誤魔化すのに苦労した。
コルベールの話で、フーケは改めてその拳の跡の異常性を認識した。
あれは、つまり、自分のゴーレムよりも、腕力が上だという何よりの証拠だ。
そんな人間がいることに対して、フーケはまだ半信半疑だったが、今はそんな事は問題ではない。
……これを利用しない手はない。
フーケはそう決意すると、宝物庫から離れ、呪文を詠唱し始めた。
長い詠唱だった。
詠唱が完了すると、地に向けて杖を振る。
フーケの薄ら笑いとともに、石造りの地面が音を立てて盛り上がる。
そして、フーケの身長よりも大きな腕がボコリと生えた。
ゴーレムの右腕だ。
右腕だけを錬金で作り上げたフーケは、そのまま杖を振った。
ゴーレムの右腕が、壁のひび割れた部分に向けて、唸りを上げて振り下ろされた。
フーケは、インパクトの瞬間、ゴーレムの拳を鉄に変えた。
たやすく壁に拳がめり込み、バカッと鈍い音を立てて、再び壁が崩れた。
以前よりも若干穴が大きくなったが、どうでもいい。
フーケは錬金を解くと、壁にあいた穴から、宝物庫の中に侵入した。
中には様々な宝物があった。
だが、どうも様子がおかしい。
所々空になったショーケースがあったり、壁掛けにあるはずの絵が無くなっている所もある。
……まさか先客がいたとは−−−フーケは舌打ちした。
なるほど、あれは自分が来る前に、他の盗賊があけた穴だったということか。
…まさか、自分の目的である破壊の杖も、既に奪われた後なのでは、と思い至り、フーケは焦った。
宝物庫の中を駆けずり回っていると、多種多様な杖が壁に掛かった一角があった。
やはり所々無くなっている物があったので、フーケは焦りに焦ったが、
その中に、どうみても魔法の杖には見えない品があった。
全長1メイル程の長さで、見たこともない金属でできていた。
その下の鉄製のプレート には、
『破壊の杖、持ち出し不可』
と書いてある。
フーケは自分の獲物が無事であったことに安堵し、『破壊の杖』を手にとった。
その軽さに驚いた。
いったい何でできているのか…?
しかし、今は考えている暇はない。
杖を振ると、壁に文字が刻まれた。
『破壊の杖、確かに領収いたしました。土くれのフーケ』
よし、と頷いてフーケは『破壊の杖』を抱えるて、その場を立ち去ろうとした。
『……………さん』
不意に、変な声が聞こえて、フーケの足が止まった。
小さくて、ギリギリ聞こえるか聞こえないか位の声量だったが、
怪盗として聴覚も鋭かったフーケの耳は、確かにそれを捉えた。
…しまった、誰か来たのだろうか?
フーケは『破壊の杖』を床に置くと、懐から杖を取り出した。
見回りに来た教師の1人だろうか?
いや違う。
確か、今日の見回りはミセス・シュヴルーズだったはずだが、
彼女が見回りをサボって自室で寝ぼけているのは、確認済みだ。
フーケは息を殺した。
耳を澄ませる。
『…………………ンさん』
カタカタと何かが震える小さな音と共に、確かに聞いた。
少し高い、良く通る声だった。
いいか、この支援は皆の分だ。
今支援が入ったようだが、それはこのスレの皆が支援したと思え・・・
そしてこの支援も皆の分だ!
その声色には、少しばかりの苛立ちがこもっていて、威圧感があった。
本棚の方から聞こえてくるようだ。
フーケは、『破壊の杖』を抱えると、誘われるように本棚に向かった。
古今東西の貴重な本や、禁書が並べられている本棚がいくつも並んでいる。
しかし、異常は見あたらない。
フーケは首を傾げた。
『………………ーボンさん』
また、あの声。
どうやら本棚の向こうから聞こえてくるようだ。
フーケはやけにその声が気になった。
本当は今すぐにでもこの場から立ち去らねばならないのだが、
何かが自分の足を止めるのだ。
フーケは中央にある本棚を調べてみた。
どれもこれも埃を被っているが、いくつか埃が被っていない物がある。
最近動かしたことのある証拠だ。
フーケは震える手で、その本を一冊ずつ傾けていった。
全て傾けると、カチッという音がした。
何事かと思う暇なく、"ゴゴゴゴゴ"と重い音を立てて、本棚が左右に割れ、
続いてその後ろの壁が動いて、奥に小部屋が現れた。
−−−隠し扉だ。
フーケはゴクリと唾を飲み込んだ。
嫌な予感がして、フーケは逃げようと思ったが、自分の意志に反して、足は隠し部屋の中に向かって行った。
DIOキターーーーー!
支援を送るぜ!
ザーボン?
なんかフーケが「志村ー後ろ後ろ!」的な状況に。
中は暗く、ロウソクが辺りを照らしているだけだ。
中央には台座があった。
台座の上には、大きな本が、鎖でぐるぐる巻きにされて安置されている。台座と鎖には、ルーンがビッシリと刻まれている。
フーケはルーンを見て、顔をしかめた。
そのルーンは、どれもこれもが、台座に安置されている本を、罵り、憎み、嘲り、謗り、呪い、縛り付ける内容だったのだ。
一文字一文字から、途方もない魔力を感じる。
おそらく、一文字一文字が、強力な呪縛の層を形成し、
それが何百層と、さながらバームクーヘンのように重なって、結界を為していたに違いなかった。
こんな大魔法が、この世に存在することに、フーケは驚いた。
術者はきっと、途方もない時間と怒りを込めて、ルーンを刻んだのだろう。
しかし、今はそのルーンは光を失っている。
1度封印が破られたのだ。
これほどの結界を破れるものが、この世に存在しているのかと、フーケは再度驚いた。
自分より先に侵入した奴の仕業だろうか?
タイトルは…………異国語のようだ。
見たこともない文字で書かれている。
しかし、フーケには何故かその文字を読みとることが出来た。
邪神の書か!
まぁDIO様ったらいけない人!!
……というより、意味が直接頭に流れ込んできたような感じだったが。
『おかあさんがいない』……?
なんだ、このタイトルは?フーケが本に顔を近づけて、目を凝らしたのと同時に、本がひとりでにガタガタと動きだした。
『…ザーボンさん…!』地獄から響いてくるような声が、部屋に響いた。
本に巻かれた鎖がジャラジャラと音を立てる。
フーケはその声をハッキリ聞いて、背筋が凍り付く思いがした。
バッと顔を離す。
心臓がバクバクと暴れ出し、ハァハァと犬のような呼吸が止まらない。
−−−ヤバい…!
なんだか知らないが、こいつはこの世に在ってはならないものだ。
破壊せねば−−−!
本能の警告に従うままに、フーケは片手に杖を構えた。
本の動きが活発になってきた。
また声が聞こえる。
『ザーボンさん…』
『…ハッ!!!』
『上部ハッチを開けなさい………!』
『り、了解いたしました!!!!!』
どうやら、2人の人間のやり取りのようだ。
上司と部下のような…。
フーケは思わず詠唱を止めて、耳を傾けてしまった。
やり取りが終わると同時に、鎖が切れ、本が宙にすうっと浮かんだ。
本が徐々に開いていく。
ひょっとしてDIOが勝手に取ってきてた本か
私の魔力は53万です
204 :
ゼロの兄貴:2007/06/12(火) 23:45:43 ID:???
遂にポロリーザ様のデスボールがw
これって……DBか?
ちょっ、予想だにしなかった超展開ktkr!?
DB・・・
ダリオ・ブランドー?(ダマレ
フリーザ様!
アイス「お前もガォンしてやる…あのブ男のようにな」
ポル「アヴドゥルのことか…アヴドゥルのことか―!」
早く魔法を唱えなければならないのに、フーケの体は蛇に睨まれた蛙のように動かせない。
本の中から、暗い灰色の肌をした小さな亜人が姿を浮かび上がった。
何かの精霊だろうか?
ネズミを擬人化したようなそのネズミは、人差し指を天に向けて構えた。
すると、指の先に、小さな小さな半透明の球体が出現した。
コインくらいの直径しかないその球体はしかし、フーケに絶大な恐怖を与えた。
フーケは動かぬ体を叱咤し、なんとか杖を構えて、火の魔法を唱えた。
直径数メイルにもなる火球が、空気を引き裂きながら、ネズミに向けて飛来した。
…………しかし、火球が亜人に直撃する前に、ネズミの指先の球体が、瞬く間に巨大に膨らんでいった。
ドンドンと雪だるま式に膨らんでいくソレは、火球が届く前には、部屋全体を占めてしまうほどになっていた。
火球がその球体に直撃する。
しかし、火球は当たり前のように球体に飲み込まれて霧散した。
…………勝負にならない。
フーケは絶望した。
『ホッホッホッホッホ…!』
嘲笑と同時に、ネズミが人差し指をフーケに向けた。
巨大な半透明の球体がフーケに向けて放たれた。球体は、その巨大さに反した高スピードでフーケに直撃した。
ポロリw
フーケは『破壊の杖』を持ったまま、球体に飲み込まれて、そのまま小部屋から吹っ飛ばされた。
尚も勢いを増す球体は、その破壊力でもって、宝物庫の宝を粉々にしながら、
最後に宝物庫の扉を破壊して、森の方へ飛んでいった。
「カカロットよぉぉおおおー!!!!!」
球体に巻き込まれたままのフーケの、未来へ託す悲痛な魂の叫びが、トリステインに虚しく響いた。
−−−−−かくして、『破壊の杖』が強奪されるという、前代未聞の大事件が、
トリステイン魔法学院を襲ったのだった。
to be continued……
意外!それはデスボールッ!ハルケギニア完!
一人ぼっちの最終決戦は名作
以上、『投下した』…!
元凶はDIO様かwwwwwwww
GJ
この本なんなんだwwwww
GJ!
……なんだがこの超展開は度肝を抜かれた
どんなオリジナル展開になるのか今から続きが気になるぜ!
カカロットwwwww
フーケの息子が伝説のスーパー虚無メイジになってDIOを倒す展開ですね><
カオスwww
ザーボンさんがでてこなかったのが残念w
ちょwwwなんだこれwwwwww
もしかしてアニメにこんな話があったの?
GJ!
何だこの続きが非常に気になる引きはw
DIO様の影響がここにもwww
アバッキオSS作ったんだが、投下しても良いですか?
何が何だかわからない…
たがなんというwktk感
>>222 > ちょwwwなんだこれwwwwww
>
> もしかしてアニメにこんな話があったの?
あったよ。
ただしDBではないがな。
DIO様GJ!
さて、00:00より投下しますね〜
229 :
ゼロの兄貴:2007/06/12(火) 23:57:14 ID:???
兄貴のワンポイント解説
フリー格闘ゲームMUGENのキャラ『スプー?』が使用する技
『デスボール』
使用時に
『ザーボンさん…』
『…ハッ!!!』
『上部ハッチを開けなさい………!』
『り、了解いたしました!!!!!』
というやり取りが行われスプー?の中からポロリ(通称ポロリーザ様)が現れ
デスボールを相手にぶつける
DB知らない奴って結構いるんだな。意外だ
231 :
マロン名無しさん:2007/06/13(水) 00:00:32 ID:vBzUJELM
いや、ドラゴンボールは知ってるさ
しかしこの『本』はゼロの方のアニメに有ったの?っていう意味だったんだが言葉足らずだった
いきなりDBネタでなにかと思ったらMUGENかw
原作にはないアニメオリジナルの部分だからな
あと
>>229とのことらしいし
うわ
ID出たw
>>224さん、お先にどうぞ
後に回ります
「諸君!決闘だ!」
「ギーシュが決闘するぞ!あいてはルイズの平民だ!」
(二股をかけるのは勝手だ。だが罪もない人に八つ当たりするのは許せねえ)
アバッキオの心には警官時代の正義感がよみがえりつつあった
(確かに俺は同僚を殺した汚職警官だ。いまさら正義面する資格がないのはわかっている。)
(だが、だからこそッ!もう2度とあんな後悔を繰り返したくないッ!
今度こそは自分の正しいと思った道を歩む!ブチャラティのように!)
「とりあえず、逃げずにきたことは褒めてやろうじゃないか」
「ああ、決めたんだ。もう二度と自分の決めたことからは逃げないってな。どんな矛盾や苦悩があろうとだ。」
どこか遠くを見ているアバッキオの言葉にギーシュは苛立ちを見せた。
「ふん、まあ君の信念がどうだろうと知ったこっちゃないが…まずは目の前の危険に気をつけることだね」
バラを振るい女戦士を瞬時に作り出す。
「ぼくはメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね」
「スタンドッ!?」
今まで見てきた魔法もスタンド並みに常軌を逸したものではあった。
しかし、オートマンタイプの能力はなかったし、物質の形状・質量を変化させ操作する性質は確かに物質同化型のスタンドに近い。
アバッキオが勘違いするのも無理はなかった。
「スタンド?なんだいそれは?君の田舎ではゴーレムをそう呼ぶのかい?」
そんなアバッキオの当惑を、しかしギーシュは鼻であざける。
「さすがは「ゼロ」の使い魔。知識もゼロのようだね。後学のために教えてあげよう。これは青銅のゴーレム「ワルキューレ」さ」
ワルキューレがアバッキオを殴り飛ばす。
「くッ!なかなかのパワーとスピードじゃないか」
(ちッ。ムーディーブルースのパワーじゃ正面から倒すのは無理だな。『保険』をかけといて正解だったぜ)
「いまさら怖気づいたかい?降参するなら今のうちだよ」
(ま、スタンドと同じく「本体」をたたけば良いだけだ。)
「誰が」
人ごみの中からルイズが駆け出してくる
「ギーシュ!もうやめて。決闘は禁止されているはずよ!」
「禁止されているのは貴族同士の決闘だけさ。平民と貴族の決闘なんか禁止されてない。」
「それともルイズ、君はそこの平民が好きなのかい?」
「誰がよ!ただ自分の使い魔が怪我するのがいやなだけよ」
「誰が怪我するって?ぜんぜんきいてないぜ」
アバッキオが立ち上がる。その言葉を誰もが虚勢とおもったが
「…ッ!?」
アバッキオの体には確かに傷はおろか「埃ひとつついていない」。
「ふ、ふん。うまく避けたみたいだね。平民にしてはやる。だがこれならどうだい」
内心の動揺を隠しつつギーシュがさらに六体のゴーレムを生み出す。
ワルキューレ達は一糸乱れぬ動きでアバッキオを取り囲み攻撃する。
アバッキオはなすすべもなく袋叩きに合う。
「はは、さっきのはまぐれだったってわけか」
ルイズが悲鳴を上げる。
ギーシュがルイズのほうを向き、勝ち誇るように宣言する。
「安心しなよルイズ。何も殺すつもりはない。素直に謝れば許してやるさ…ん?」
ギーシュは目を疑った。アバッキオの姿が消えていたのである。
「く、すばしこい奴め。」
一応奇襲を警戒し、ゴーレムを自分の周りに集める。
MUGENネタはわからんw
だが…
「前テレビでやってたんだが、人間って奴は7つ以上の数を一度に数えることはできないらしいな。ゴーレムが一体増えていることにも気づかない」
背後から「アバッキオ」の声が聞こえたかと思うといきなり首を絞められる。
「うぐお・・・」
「これならゴーレムに指示だすどころじゃねえよな。まパワーがないからこうでもしないと落とせないってのもあるがよ」
ワルキューレ達は静止し、ただギーシュの苦悶の声だけが響く
「ま、いってもわからんだろうが『後学のために教えてあげよう』。
オメーの敗因はまず第一にムーディーブルースが”見えてしまったこと”。だからこうしてムーディーブルースを化けさせておいた。
第二にゴーレムたちが「一糸乱れぬ動きをしたこと」。お陰でムーディーブルースを紛れ込ますのが楽だったぜ。リプレイ中は自由に動かせないからな。
おっと、一応うそはついてないぜ。誰の手も借りずに決闘はしたし、『俺』がアバッキオだなんて一言も言ってないからな。
ま、お前だってゴーレム使ってたんだし、別に卑怯じゃないよな」
ギーシュが口泡を吹きながら気絶する。
「ああ、ちとやりすぎたか。今気付けしてやるから待ってろ」
物陰に入ってゆく「アバッキオ」。
そして数秒後アバッキオはどこからか「お茶」を取り出しながら出てくる。
「ほれ。こいつで目を覚ませ」
「腐ギャァァァァァァッッッーーーーーーッ!!!!??!!!」
青銅のギーシュ アバ茶を飲まされ再起不能
出たよアバ茶www
うん、GJ!
アバ茶の洗礼w
俺の腹筋は粉砕寸前w
ふうー。初めてSSを投下しちまった。でも思ったより何てことなかったな。
これでもう俺をROMと呼ぶ奴はいないぜ。
アワレ過ぎて何も言えねえ
歴代ギーシュ一酷いかも知れない
おっと笑い過ぎて茶出しちゃうとこだった
オチが絶妙だww
アバッキオらしくていいなw
GJ!
なにがくるかと思ったらアバ茶かよwwww
俺も腹筋がヤバイ
アバ茶によって目覚めたギーシュはモンモンにモン茶をねだるようになったりして。
アバ茶は神からの贈り物なのにギシュは『腐』とか言ってしまったんだからしょうがない。
待ってる間、推敲してたら
おかしいとこ発見した…
ちょっと遅れます
249 :
マロン名無しさん:2007/06/13(水) 00:12:38 ID:0Ecy5I9G
一応解説しておくと、
まずムーディーブルースをアバに化けさせて、先行させていた(ゴーレムの攻撃を受け付けなかったのはそのため)
次にムーディブルースをギーシュが目を放した隙に、ゴーレムへと化けさせ、消えたように見せかけた。
そのままムーディーブルースをギーシュの周りに戻るゴーレムに紛れこませ、接近し攻撃と言う流れです
一応能力の詳細がばれないように、常に何かに化けさせた状態で戦闘してます。
このSSではメイジはスタンドが見えますが、魔法はスタンドに干渉できないということにしてあります。
もっともムーディーブルースのパワーは人間並みなので、それでも魔法に対しそこまで有利とはいえませんが。
コレが原因でギーシュは貴腐ワインにはまることになるのだろうか
ようやく修正完了
投下します〜
「ふっ。この華麗な僕に相応しい美しく気高い使い魔よ、召喚に応じよ!」
ハルケギニア大陸にあるトリステイン王国、トリステイン魔法学院にて気障な二枚目半の少年が召喚の儀式をしている。
これから起こる最悪の未来を知らず。
ギーシュの『お茶』な使い魔
冒頭に出た彼の名前は、お馴染みのギーシュ。
元帥の父を持つ、グラモン家の四男のギーシュ。
生ハムにぬっ殺されたギーシュ。
DIO様に剣山にされたギーシュ。
二股掛けて逆恨みのギーシュ。
ゼロ魔世界、最高のかませ犬、ギーシュ・ド・グラモンである。
そんなギーシュ君の今の心境を簡単に説明すると、
『キタ――――(゚∀゚)――――ッ!!!!』であった。
ギーシュの彼女のモンモランシーが、カエルを使い魔にしたからだ。
メイジとしての力量が、モンモランシーより明らかに格下のギーシュ。
それでも、彼氏の意地がある。
ギーシュは、モンモランシーよりショボイ使い魔を引きたくなかった。
順当ならギーシュの方が格下になるはずだったが、現実はカエルである。
ぶっちゃけコレより下は中々いない。
ギーシュの勝利は決まったようなものだ。
余裕の表情で、残念がっているモンモランシーを慰める。
「モンモランシー。悲しまないでくれたまえ。君に似てキュートな使い魔じゃないか」
「そうかしら」
「ああ、君にはどんな使い魔でも似合うさ(キラーん)」
「ギーシュ///」
「モンモランシー」
見詰め合う馬鹿ップルを他所に儀式は進み、残るは何回も失敗しているルイズとギーシュのみになる。
ジョルノはどうなったんだ?
二人の世界から帰ってき、儀式に入るギーシュと失敗してもめげずに続けるルイズ。
ルイズの爆発音をBGMにギーシュが呪文を終えた瞬間、一際大きな爆発が起こった。
爆風により飛ばされ、魔法の標準が狂うギーシュ。
それは、偶然にも標準はルイズと重なる。
慣れなのか一人爆発に動じなかったルイズは誰よりも早く、煙の中を確認できた。
(…人間!?なんで平民なんて出てくるのよ。それにもう一方はモグラね)
普通に考え、モグラは土の系統のギーシュの使い魔だ。
必然と残った平民(黒く胸が豪快に開いた服を着た、危険な『お茶』を入れるのが上手そうな男)はルイズの使い魔になる。
諦め恒例のセリフを平民に言おうとしたその時、ルイズを悪魔の囁きが襲った。
(ねえ、ルイズ。本当に、平民なんて使い魔にしたいの?)
平民の使い魔なんて前例がない。
今まで以上にバカにされるのが落ちだ。
(今なら誰も見ていないのよ。モグラと契約しちゃいなさいよ)
甘美な誘惑だった。
現在、使い魔を確認したのはルイズのみ。
後で何を言われようが、知らぬ存ぜぬで通るだろう。
(あんな危険な『お茶』が生きがいっぽい使い魔が欲しかったの?違うでしょルイズ)
もう一度平民に目を向けるルイズ、やはりなぜか危険な『お茶』を入れそうだった。
(それに見て。あのモグラの可愛らしい目。ウルウルしながらこっちを見て、使い魔に成りたがってる)
モグラにそんな気は全くないのだが、段々ルイズにはモグラが誘っているように見えてきた。
(ほらルイズ。勇気を出してモグラの元へ駆けるのよ!)
この間、数秒。
「私が召喚したのはあのモグラよ!間違いないわ!」
ルイズは悪魔に従い、モグラ目掛け駆け出した。
即効で呪文を唱え、問答無用で契約をすませた後、見詰め合うモグラとルイズ。
「あなたの名前は……そうね。『アスワン』よ、気に入ってくれた」
そして、ギーシュ含め、みんなの視界から煙が晴れた先には、モグラと抱き合うルイズと危険な『お茶』を入れるのが上手そうな平民が居た。
「へっ?」
ギーシュの間抜けな声が辺りに響いた。
「ルイズ!これはどういうことだい!」
「あら?どうしたのギーシュ。あなたの使い魔はその平民よ」
気を取り直し詰め寄るギーシュに冷たく言い放つルイズ。
「だが、どうみてもそのモグラは土属性。僕が召喚したはずだ!」
「証拠もないのに失礼なこと言わないでくれる。この『アスワン』は私が召喚したのよ」
モグラを抱きしめ、うっとりした顔で言うルイズ。
「…しかs「さっさと契約したら?平民が待ってるわよw」
ルイズでは埒があかす、今度はコルベールに言い寄る。
「ミスタ・コルベール!平民が使い魔なんて聞いたことありません。やり直s「無理です」
「いいですか。ミスタ・グラモン、この……」
長い説明を受け、平民を使い魔にするしかなくなるギーシュ。
(平民ってことより、男とキスするなんて……)
モンモランシーから微妙な視線が飛んでくる。
(ああ、モンモランシー。そんな目で見ないでくれ)
モンモランシーから顔を逸らしながら、平民にギーシュが近づく。
どうやら意識がないらしい、何の気休めにもならないが。
周りの特に女子からの興味津々の視線に耐えながらギーシュの唇が平民と重なる。
瞬間、黄色い歓声が上がり、余計ギーシュは泣きたくなった。
かくしてギーシュは平民の使い魔を手に入れることになった。
アスワンw
そして、夜。
謎の平民の名前は、レオーネ・アバッキオ。
かつてギャングとして生きた男である。
ギーシュが気に入らないアバッキオは秘策を思いつく。
「まあ、『お茶』でも飲んでくれや」
「君が?反抗的だったのに、ようやく従う気になったのかい?」
一応、使い魔の入れた『お茶』ギーシュは何の疑いも無く飲んでしまう。
「この味は?少ししょっぱいような……ん?この臭いは!?」
アバッキオを驚愕し見つめるギーシュ。
「温いのはだめだったかw」
飲んだ中身を理解したギーシュは、
「…………!!!!」
言葉にならない悲鳴を学院内に響かせた。
投下終了〜
寸前にまさかアバッキオが投下されるとはw
1000を見て書いたのでかなり適当です
マジシャンズ・ゼロの人の後に投下します。
せっかく前スレ1000が予告してるんだし、きっかけにしますね。
GJ
ギーシュ哀れwww
いやいやいやいやいやいやいやw
疑えよギーシュw
そしてこのルイズは私的見解だが今までのSSで一番嫌いだっぜ!
ってひょっとしてアバ茶のがマジシャンズ・ゼロの人?
序盤のルイズは割りと救えないからなぁ…
それも仕方ねぇしなぁ
紛らわしいですけど「前スレ1000に捧げる」は私です
アブは今日はないんで寝ます
最後にみなさんGJでした
了解.では投下します。
投下自体初めてなのでまあ生ぬるい目で見ててください。
どうやら今日は投下はなさそうだな。
某教師の日記
○月○日
先日手に入れた東洋の海草から抽出した秘薬の成果が出たのか、頭皮がむず痒い。
大枚をはたいた甲斐があった。
この海草成分の何が効いたのかを研究すれば、さらなる成果を生み出せるだろう。
淡水で育ち養殖が簡単なものから抽出できれば、この薬だけで巨万の富を築ける。
東洋の生物図鑑のセットを経理に陳情。最優先としておく。
あと、本日は恒例の春の使い魔召喚の日であったが、平民を呼び出した生徒が二人出た。
ルーンが両者独特であった。これも今後の研究対象にメモしておこう。
まだ投下されるのか!?
スレが立ってから4時間しか経ってないのに!?
今250超えてるんだぜ!?
ギーシュ・ド・グラモンは武門の生まれである。
父も兄も立派な騎士であり、ギーシュは彼らに並び立つべく努力していた。
しかし現在の彼はドットメイジ。土の最底辺のメイジでしかない。
一応それなりの術は使えるが、戦力としてはまだまだ未熟。
親兄弟に認められる為にはもっと強力な、戦場でも役に立つほどの力が要る。
認められなければ?
―――知れたこと。血縁上価値ある人質として適当な人脈の娘をあてがわされ、ただの種馬扱いにされる。
他の貴族はいざ知らず、グラモン家は実力でその地位を掴み取った貴族なのだ。
力無い身内は、足手まとい。
だから彼は、使い魔の儀式には悲壮な決意をもって(外面は何事もないかのように振舞いつつ)挑んだ。
そして…
はい?」
ギーシュは困惑していた。
召喚の儀式自体はうまくいった。呪文もつっかえなかったし、手応えだってあった。
一ヶ月前からの特訓(もちろん皆には秘密だ)は無駄ではなかったとほっとしたくらいだ。
―――なのに何故、目の前には
顔面に重傷を負った女が、倒れているのか―――
…級友は静まり返っている。リアクションに困っているようだ。
(ひょっとしたら僕がこの平民に大怪我させたって思われてる?)
「コルベール先生!召喚に失敗したようなのでもう一度やらせて下さい」
とりあえず怪我人を仰向けにしながら云う。目は開いているが意識は無いようだ。
(うわこの平民歯をボロボロに砕かれてる…グロい…)
友人がおっかなびっくり近づいてきて覗き込む。
「…うわ」「…ねえギーシュ、それ生きてるの?」「ぅぇぇ(嘔吐中)」
泣きたくなった。
誰も好き好んでこんなの召喚しねえよと言おうとしたら、コルベールU字禿から駄目押しが来た。
「ダメだ。君のやった儀式には何も問題は無かった。それは君が正しく召喚しそれに応えた使い魔だ。」
「…(心中罵詈雑言の嵐一分間)わかりました先生。では…契約します…」
口がボロボロなので上唇だけにキスをする。
(うう…なんでこんな目に…後でモンモランシーに口直しを…ってアレ?)
ルーンが刻まれていく最中もその女は反応を示さなかった。
精神リンク確立。呼びかけるも思考の反応なし。やっぱり意識が無いのか…
五感リンク確立…ってしぎゃぁぁぁぁぁ!
当然、ダイレクトに重傷の痛みを共有してしまい、気絶した主と使い魔は共に救護室に運ばれる羽目になった。
(コルベール…知っててやったな…覚えてろ…育毛剤に脱毛剤入れてやる……)
この後、ゼロのルイズが再び平民を召喚し契約したがギーシュがそれを知るのは翌日のことであった。
もしかしてギーシュが呼び出したのってミドラーか
ミドラーktkr!
召喚儀式より数時間後―――
治癒魔法で怪我を完全に治癒しても、使い魔はほとんど反応を見せなかった。
名前だけは何とか聞き出せた。『ミドラー』というらしい。
正直、呼び出したのがフレッシュゴーレムやできたてゾンビの類じゃないと判ってほっとしたギーシュであった。
しかし…
(精神リンク、五感リンク共完全に繋がっている。意思ある生き物なら多少の抵抗はあるのにそれすら全くない)
(何か黒いような蒼いような感情が感じられるけど…絶望かな、これは?)
(あの大怪我とこの状態から考えると、どこかの間諜が捕まって拷問を受けていた、ってところか。)
治療してみれば割と整った顔立ちをしている。
怪我に気を取られて気付くのが遅れたがよく見れば服装は踊り子のようだ。
当然彼はそんないかがわしい場所には入ったことは無い。服装をまじまじと見てしまい顔を赤らめたくらいだ。
とりあえずありきたりの服を着せておく。
(間諜ならそれなりのスキルはあるだろうし、意思が回復するまでは我慢するか…)
何とか自分を納得させる。これでただの平民だったらというのは考えない事にして。
「先生、僕の使い魔ですが回復するまで病室に置いてもらってかまいませんか?」
「かまいませんが、ちゃんと世話をしに来るように。明日以降はきちんと連れ回して外界に適応させる事。」
「はい。じゃあお願いします。」
(ああ、できれば見栄えのするグリフォンとかの幻獣がよかったなあ。)
などと暢気な愚痴を漏らしながら自室に帰る。
彼は、自分が呼び出した者がどれだけ危険な存在か全く理解していなかった。
277 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 00:44:46 ID:???
意外ッ!それはミドラーねーさん!!
いや、マジで予想外
召喚翌日 ギーシュの日記
今日は人生最大の厄日だった。
まず最初の講義に使い魔を連れて行けなかったせいで、皆から笑いものになった。
よりによってゼロのルイズも同じ平民を召喚していた(しかもこっちは健康体だ!)ため、同レベル扱いされた。
何たる屈辱か。とりあえず嘲笑した奴の名前はちゃんとメモしておく。
その後食堂で、モンモランシーに派手に誤解された。
下級生のケティと二股かけてると勘違いしたらしい。完全に濡れ衣だ。
情緒不安定になってた後輩の気晴らしに付き合って遠乗りしただけなのに、なんでこんな目にあうのか。
まあその焼きもちが彼女の可愛いところでもあるのだが、公共の面前であの仕打ちはないんじゃないかモンモランシー。
あげく、うっかり話の流れと場の雰囲気でルイズの使い魔と決闘するハメになった。
なんとかこっちが話の落とし所を探して会話を打ち切ろうとしてたのに、あの馬鹿がつっかかってきて引けなくなった。
何も能力がないならせめて社会常識というか会話のマナーぐらい教えとけよルイズ…
なんで僕が他人の使い魔に貴族への服従を躾けなきゃならないのか。
そして最後に
『その使い魔との決闘に負けた』
あの使い魔は残像ができるほどのスピードで動き、僕のゴーレムを両断するほどの剣術を見せた。
悪夢だ。
これで僕はこの学年で(いや、学園全体で、か?)ぶっちぎりの最下位メイジになった。
直前にモンモランシーが誤解したおかげで、彼女まで評価を下げることにならなかったのが唯一の救いか。
死にたい。
>>279 短時間でこのクオリティー…貴様ッ!スタープラチナに描かせてるなッ!?
ギーシュ、哀れな奴…
でもミドラーって本体が近ければムチャクチャ強くね!?
召喚二日目
昨日ギーシュは人生最大の厄日と日記に書き連ねていたが、それは昨日までの人生においての最悪であった。
そして今日、その記録は更新されることになる。
朝、使い魔を伴って授業に出る(朝飯は抜いた。)
教室に入った瞬間、皆の視線が一斉にギーシュと使い魔に向けられた。
(うう…視線が痛い…)
何やらぼそぼそと聞こえてくる全ての会話が自分の噂話のようにギーシュには聞こえてくる。
ミドラーは他人の視線にも全く反応していない。
ため息を付きつつ彼は図書室から借りてきた「精神と魔法」でなんとか対処法を見出そうと奮闘していた。
昼飯時、三年生の三人組がわざわざギーシュのところへやってきた。
教師の遠縁の下級貴族だ。
「ぎゃあーはっはっは、見ろよ相棒!本当に平民召喚してやがるぜぇ!」
「まあ平民に決闘申し込んで返り討ちにされる奴にゃあ似合いジャネーノ?」
「ああ、ガキくせー。」
(こいつら、まだ昔のこと根にもってやがる…)
ギーシュはうんざりして無視を決め込む。
この三人が下級生の女子生徒にからんでいた所を、ギーシュが横から(予定があった様にあらわれて)女性を連れ出したのが確執の始まりであった。
女性には感謝されたが、モンモランシーに誤解されて危うく刺される所だった。
ギーシュは『美しいモノは相応の扱いを受けるべきである』という信条を貫いただけだったのだが…
ギーシュ痛そうだな…
しかしルイズは何を呼び出したんだ!?剣という所からポルナレフかアヌビスだと思うけど
うわあー!?
これは飲みたくねェーッ!
このギーシュなんかイイ奴だな
そしてルイズはサイトを呼び出したのか
ミドラー姉さんは凶悪だぞww
あ、サイトか
どうにもこのスレに居ると呼び出したのはジョジョキャラとしか思えなくなってきた
おっと。
ルイズの使い魔はサイトですよ。
>>283
「ああ!こっちを向けよテメーッ!」
「おいこの女白痴じゃね?」
何も喋らない使い魔の頭にソースをかけながら取り巻きが喋る。
そして致命的な一言を親分格が言ってしまう。
『まあ、こんな奴の主じゃあ知れたモンだろーなぁ!』
ソースをかけられたミドラーが何か反応を示すかと精神リンクを張っていたギーシュは、
絶望や後悔を表す黒と蒼の精神の色が一瞬で怒りの赤一色に変化するのを感じた。
あまりの感情の波に引きずられてうっかり荒ぶる鷹のポーズを取ってしまったくらいだ。
そして彼は、自分の使い魔の意思ある言葉を初めて聞いた。
「DIO様のことを、侮辱したなッ!」
その場に居た全員が(誰?)と感じた。
しかし次に発生した事態のために誰もそんなことを構っていられなくなった。
床の石畳から、妙にカラフルな巨大な鉄の塊が飛び出して三年生を空中にふっ飛ばしたのだ。
「でェーッ!」「あ、兄貴!」
慌てて杖を構え…る前に、残り二人の足元から巨大な鉄のアームが瞬時に生えて二人を壁まで叩き付けた。
もちろん、途上にある豪勢な昼飯を全て巻き込みながら。
その時、その場に居た全ての生徒、全ての教師がミドラーを注視し、同時にほぼ同じ事を考えた。
(魔法を使っているッ!)
(あの女、杖なしで魔法を!)
(先住魔法か!)
天井に叩きつけられた最初の男が、静寂の中べちゃりと床に顔面から着地する。
それと同時に
悲鳴と怒号が交錯し、学院始まって以来の危険な使い魔がその猛威を奮い始めた。
いきなりやったーーーーー!!!
ミドラーツヨスwwww
フォークが踊るように飛ぶ
針金が束ねられたような縄が壁から生えて先生を団子のように縛り上げる
石畳から生えたトラバサミが生徒の足に噛み付く
三年生が呼び出した銅のゴーレムが、数十本の銛で壁に磔にされている
ギーシュは自分の見ているものが信じられなかった。
明らかにこれは―――魔法だ。
スクウェアクラスの速さと強度を誇る、土の練成だ。
しかも杖を持っていない。
もしかして自分は、捕らえられていたエルフの間諜を呼び出してしまったのではないか?
(止めなきゃ)
がくがくと震えながらギーシュはバラを構える。
(止めないと皆殺される)
(ただのメイジがエルフに勝てるもんか教師だって無理じゃないか)
(止められるのは主のぼくだけででも怖い強制力なんてないし怖いそもそもこのエルフぼくを見てないし怖
い怖い怖い―――)
ミドラーって肉芽使ってるのか?それともDIOのカリスマに見せられてる?
ミドラーって考えてみればマジで強いよな〜
ミドラーは飛ばそうとしていた銛を空中で急停止させた。
眼前に、バラの造花をこちらに捧げる様にした子供が飛び出してきたからだ。
記憶はおぼろげにしか無いか、たしかこの子は…怪我を治してくれたような…恩人?
とりあえずこいつは敵ではないと判断する。
「隠れてなボウヤ」
「ららら乱暴はやめたまえ!」
ただの馬鹿のようだとミドラーは判断を下方修正し、とりあえず排除しようと―――
空気が震えるような凄みを食堂の入り口に感じ、反射的に身構えてそちらを見る。
長い白髪、床に届こうかとするほどの白い髭。
横一文字に構えた杖。
人の形をした悪鬼がそこに居た。
「やってくれた喃…」
妙なテンションでオールド・オスマンが囁く。
ミドラーは無言。両者15メイルほど離れて対峙する。
間に挟まれたギーシュはただ、
(空間が軋むようだ…)
と、半ば死を覚悟していた。
複数の物には化けられないはずだが…成長したのか?
ほら格ゲー版だよ
ちょっとまてーーーーーーーーーーーーーーーー!!
なんか濃尾無双として音に聞こえた曖昧なお人が憑依してるぞーーーーーーーーーー!?
虎眼先生!?岩本虎眼先生ですか!?
>>296 その辺は調べたが、厳密には単体じゃないみたい。
剃刀の刃も複数枚あったはずだし、ゲームで水中銃の乱射やってたし。
今回のは変形射出→スタンドをすぐ別のものに表意、を連続でやってると思ってください。
GJ!
タイトルは早めに決めたほうがいいぜ!
誰か名付け親になってください…
>>293 ここではカリスマでひとつよろしく。
ミドラー乙っす
なんかこのギーシュも一風変わったトラブルメーカーになりそうで楽しみだな
GJ!
ちょ、かなりイイ所で終わってるwww
いきなりミドラーVSオスマンかヨwww
続き希望大www
女帝(ハイプリエステス)と青銅
とかいうのはどうだろうか
ギーシュ人気がここまで高いゼロの使い魔関連スレが他にあっただろうか。ってぐらいに人気だな
307 :
305:2007/06/13(水) 01:12:05 ID:???
指定きてたか・・・
更新してなくてスマソ
GJです
こんなの見せられちゃ寝れませんよw
題名は「女皇と青銅」はどうです?
なんか星矢っぽいけどw
青の女帝
ギーシュの使い魔が〜でここまですごい話ができるとは……
前スレの1000いい仕事したな
青に染まる女教皇
ハイプリブロンズ
おおっと名付け親指定のアンカーじゃないっす。
293の質問に答えただけなので、ナチス軍人になりたい人はぜひタイトル案上げてくだされ。
正直、SS書くのも他人の目にさらすのも初めてなんでびびりまくってます。
ギーシュがどれだけ活躍できるのか、俺は見守っているぜ…
忠実なる使い魔
316 :
マロン名無しさん:2007/06/13(水) 01:18:45 ID:09yoT1Ue
>>313 ここの神父さんたちは優しいから大丈夫なんだぜ!
二十五分から投下すると予告しよう
来いッ!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ̄ ̄ ̄ /|
|\_______/ |
| __ ヽ_
| | / / |`'''ー------‐'''''フ
| | / /: :ノ /
__|ヽ \ | ,.-'´: :/ _,.-''´
| :`'ー----‐''´: : ,.-'´ _,.-Tミ ̄ つまりこういうことか?
'‐-、_ \____,. -二-‐<ミ( ) |ミ、
`''‐-、__,._- ,=tラフ ミkノ /ミミ、 『我々は今から投下されるSSを読まない限り
/,.ヽくゞク!T ヽ ̄´ ) ミr'くヽヽミ、i 眠ることを許されない…』
/ / >、-‐|ヘ ノ`''''''´l ミミ| ヽヽ/ |ヽ、
_/ / / ヽ ゞブ 、、、 、ミミノ / ヽl
/ く、 ヽ〃‐‐--ヽ川/ / !
||ヽ ! ''''''ミ、ヽ/ / /
| | | ヾ川川/ i´ /
`' ヽ !ヽ ̄: : / |ヽ /
ジョセフ北アああああああああああああああああああ
アヌビス戦を書いてるもんなんだが…
アヌビスに乗っ取られてる人物の描写って「アヌビスは〜」と書くか
「○○は〜」と操られてる人物で表記するか、どっちが分かりやすいかね?
女教皇は青銅を手に入れる
最初に操られている人物を明記して、それ以降はアヌビスでいいと思う
思考はアヌビスだから
ルイズはベッドの中で夢を見ていた。
トリステイン魔法学院から馬で三日ほどの距離、生まれ故郷での夢だった。
幼い頃のいルイズは屋敷の中庭を逃げり、植え込みの陰に隠れて、追っ手をやり過ごす。
ルイズは出来のいい姉たちと比較されては、物覚えが悪いと叱られていたのだ。
「まったく、ルイズお嬢様にも困ったものだねえ」
「上の二人はあんなに素晴らしいメイジなのに……」
幼い頃のルイズは、いつもこうやって屈辱を受けていた。
召使たちですら、自分が聞いていないと思って、こんな事を言う。
魔法が使えないのは事実だが、召使いにまで馬鹿にされるのが悔しくて仕方がなかった。
ルイズは植え込みの中を移動し、あまり人の寄りつかない中庭に移動した。
中庭には池があり、そこには小舟が浮かんでいる、ルイズは小舟に乗り込んで池の真ん中まで移動した。
叱られたルイズはいつもここに逃げ込む、そして、誰かがルイズの元を訪れるのだ。
「泣いているのかい? ルイズ」
「子爵さま…」
幼いルイズは慌てて顔を上げたが、すぐに顔を隠した、ルイズの元にやってきたのは、憧れの人なのだ。
泣き顔を見られてしまうのはいくら何でも恥ずかしい。
「今日はきみのお父上に呼ばれたのさ」
憧れの人は、幼いルイズを抱き上げようとする、が、突然憧れの人との距離が離れた。
「子爵さま!」
驚いて声を上げるルイズ。
夢の中でルイズは、他の誰かに抱き上げられてしまったのだ。
寝ても…いいかな?
夢の中で子爵は、ルイズが誰かに抱き上げられているのに、何も言わない。
笑顔一つ崩れることがなかった、ルイズはその表情に、一抹の不安を覚えた。
ルイズが自分を抱きかかえている人は誰なのか見上げる
ルイズを抱き上げているのは、どこかで見たことのある銀色…
いや、白金に輝く筋骨隆々とした男だった。
ルイズを抱き上げた彼は、まるで、迫り来る敵を警戒するかのように、ルイズの憧れの人を見ていた。
さて、ルイズが不可解な夢から目覚めて、欠伸をしている頃、オールド・オスマンの秘書であるミス・ロングビルは、宝物庫の状態を調査していた。
宝物庫は、壁も扉もスクゥエアメイジによる『固定化』の魔法がかけられており、トライアングルクラスのメイジではまったく歯が立たない。
それどころか、中にあるもう一枚の扉は、スクゥエアメイジでも一人では破ることも出来ないだろう。
この宝物庫は国家の宝物もいくつか預かっているため、最重要の宝物が収納された奥の扉は、スクゥエアメイジが複数人…おそらく五人以上で固定化の魔法を掛けられている。
教師のコルベールは、物理的な力を使えば破壊することも不可能ではないと言っていたが、『土くれのフーケ』が作り出すゴーレムが力づくで殴っても、破ることが不可能なのは明らかだった。
ふう、とため息をついたロングビルは、宝物庫の扉を小突く。
この中には、国中の貴族が驚くようなお宝が沢山眠っている。
それを盗み出すことが出来れば、国中の貴族はおろか王族にも一泡吹かせられるだろう。
オールド・オスマンの秘書にしては、危険すぎる思考を巡らせるロングビル。
「おい」
そこに、突然声を掛けられた。
驚いて振り向くと、そこには黒マントをまとった長身の人物が立っていた。
薄暗い宝物庫の中で、白い仮面に覆われて顔の見えぬ男に、突然声を掛けられたのだから驚く。
その上マントの中からメイジの証である魔法の杖が突き出ているのが見えた。
「だ、誰かしら?仮面を被ったお客さんなんて、珍しいですわね」
仮面を被った男、声の調子からして男だろう、そいつはわざとらしくサイレントの魔法を唱えると、こう言った。
「『土くれ』だな?」
「………」
警戒するロングビルに、その男は両手を開き、敵意がないことを示した。
「話をしにきた」
「は、話? 何の用でしょうか、私はただの秘書ですわ」
「マチルダ・オブ・サウスゴータ」
ロングビルの顔が真っ青になる、焦りを顔に出してはいけない、そう言い聞かせたが、体が言うことを聞かない。
心臓の鼓動がやけに大きく聞こえる。
しばらくの静寂の後、男は小声で
「再びアルビオンに仕える気はないかね?」
と言った。
黄金の精神ルイズ!
支援を送るぞ!
>>321 そこはアヌビスが操っているのかをわかっているかどうかで変わると思います。
例えば戦いでですけれども
リゾット達が攻撃しているのはアヌビスであるのをわかっているのならば「アヌビスは〜」で良いと思います
しかし、わかっていなければ攻撃しているのは操られている方です
まあ誰の視点なのかが一番重要な気がします。
地の文で表現するならアヌビスで良いと思いますよ。
ルイズは、怖いと評判の教師、ミスタ・ギトーの授業を受けていた。
シュヴルーズ先生やコルベール先生が教室に入ってきても、すぐには静かにならない。
しかしこの先生は別だ、オスマン氏にも『君は怒りっぽくていかん』と言われる程である。
疾風のギトーという二つ名を持つその教師は、長い黒髪と黒いマントを特徴とする。
ハッキリ言って不気味だ。
「最強の系統は知っているかね? ミス・ツェルプストー」
「『虚無』じゃないんですか?」
「伝説の話をしているわけではない。現実的な答えを聞いてるんだ」
このように、いちいち引っかかる言い方をする。
生徒からの人気がないのも仕方がない、特にキュルケはこの教師を嫌っていた。
「火に決まってますわ、すべてを燃やしつくせるのは、炎と情熱…」
キュルケの言葉を遮るかのように、ギトーは杖を抜いて言い放つ。
「残念ながらそうではない、この私にきみの得意な魔法をぶつけてきたまえ」
ギトーはキュルケを挑発するように言う、そこまでされて黙っていられるキュルケではない、全力でぶつけるのつもりでキュルケは呪文を詠唱する。
掌の上に現れた小さな炎が、直径一メイル(m)ほどの大きさになるのに時間はかからなかった。
それを見た生徒達は慌てて机の下に批難し、それを合図にしてキュルケは魔法を放った。
しかしギトーは剣を振るかのように杖を振り、風邪の魔法を放ち炎の玉を霧散させ、キュルケをも吹き飛ばした。
「諸君、風が最強たる理由を教えよう、風は偏在し、すべてを薙ぎ払う。試したことはないがく『虚無』の魔法でも吹き飛ばすことが可能だろう、それが風の魔法だ」
生徒達は机の下から出て、席に座り直す、キュルケも立ち上がり、不満そうにしながらも席に着いた。
「でも、ゼロのルイズなら…」
少々太り気味の生徒、風上のマルコリヌが、ぼそっと呟いた。
それを聞いたギトーは眉をひそめる。
マルコリヌはギョっとしたが、ギトーは眉をひそめたままルイズを見たので、マルコリヌはほっと胸をなで下ろした。
しかし、ルイズの方を見ると、ルイズは明らかな殺意を持った目でマルコリヌを見ていた。
その目つきに驚いたマルコリヌは、ルイズからの『爆破予告』を受けた気がして、失神した。
ギトーの視線がルイズから外れ、教室の扉に向けられると、ギトーは軽く杖を振った。
開かれた扉の向こうで、オールド・オスマンの秘書である、ミス・ロングビルが少し驚いたような表情で立っていた。
ロングビルが「失礼します」と言いながら教室に入ろうとすると、ギトーが「授業中です」と言って咎めた。
「学院長からの伝言をお伝えします、ミス・ヴァリエール、この間の件について、至急事情を聞きたいとの事です。至急学院長室に来てくださるようお願いします」
「は、はい」
ルイズは内心で、助かったと思いつつ、急いで教室を離れるのだった。
支援。
回答ありがとう
アヌビス・○○だと長いんでアヌビス判明後はアヌビスで書くわ
「失礼します」
「おお、ミス・ヴァリエール、待っておったぞ、早速じゃが…」
オールド・オスマンは、ルイズが学院長室に入り扉を閉めると、すぐに扉の鍵を閉める呪文を唱え、次に部屋の音を外に漏らさない呪文、最後にルイズの体にマジックアイテムが仕掛けられていないか探知する呪文を唱えた。
その真剣さにルイズは驚き、硬直していたが、すぐに気を取り直して姿勢を正した。
「ミス・ヴァリエール、まずは謝らせてもらう、事情を聞くというのは嘘じゃ」
ルイズは黙ってそれを聞いた。
「火急の用、それも密命じゃ、今すぐに厨房脇の倉庫から馬車に乗り込んでもらう、食材を調達する馬車なので窮屈じゃが我慢してくれ、馬車には使用人の服が準備されておるので移動中に着替えて、その後は指示を待つんじゃ」
ルイズは驚いた、平民に変装して移動するなんて、まるで命を狙われた没落貴族だ。
しかし、更に驚いたのは、オールド・オスマンの机の上にある一枚の書状だった。
「アンリエッタ姫殿下直々の花押じゃ、この密命は確かに伝えたぞい」
オールド・オスマンは、火の呪文を唱え、そのばで書状を燃やした。
書状を燃やすという行為は、恐るべき不敬であるが、オスマン氏の真剣な表情が『なりふり構わない状態』であることを告げていた。
ルイズはオスマン氏に一礼すると、学院長室を出て、急いで厨房に向かった。
オスマン氏は、学院の生徒が王宮の都合で使われることが好きではない、ふぅ、とため息をつくと立ち上がり、神妙な面持ちで窓の外を見上げた。
ガタガタ、ガタガタと、揺れる馬車の中。
馬車は幌が被さり外から見ることは出来ない。
トリスティン魔法学院の所属であることを示す紋章すら、この馬車には一つも描かれていなかった。
馬車の外で手綱を握っているのは、料理長のマルトーで、中にはルイズとシエスタが乗っていた。
シエスタはルイズの着替えを手伝っていた、マルトーの耳にはルイズとシエスタが楽しそうに着替える声が聞こえてくる。
マルトーはそれを訝しく思っていたが、ルイズの着替が終わりシエスタと手綱を交換すると、いつもシエスタが話す『一風変わった貴族』ルイズのいる馬車の中に入っていった。
ルイズはシエスタが手綱を扱えることに驚いていた、馬に乗るのならまだしも、二頭の馬を操って馬車を引く経験もあるとは思わなかったからだ。
「シエスタって、何でも出来るのかな」
そう呟くルイズに、マルトーが言った。
「貴族様は魔法をお使いになるじゃありませんか」
マルトーは貴族に対してあまり良い印象を持っていない、それどころか毛嫌いしている節もあった。
しかし、シエスタから話を聞いている『ルイズ』の存在は、マルトーにとっても気になる存在だったのだ。
万能の魔法を使い、平民を動物と同列に扱うのが貴族だと思っていたマルトーは、メイジとは思えないルイズの発言に驚いたのだ。
マルトーはルイズのあだ名を思い出し、あっ、と小さな声を上げた。
『ゼロのルイズ』に対して、今の発言は喧嘩を売っているようなモノだ。
マルトーは貴族嫌いではあるが、正面から喧嘩を売るようなマネをして殺されるのは、いくら何でも遠慮しておきたかった。
だが、ルイズの言葉は、自分を責めるモノではなかった、それがマルトーを更に驚かせる。
「塩を錬金できるメイジは沢山居るわ、でも、美味しい食事は錬金できないもの」
この言葉はカトレアからの受け売りだった。
体が弱く、外に出られなかったカトレアに、母親は旅先で作らせたドレスや調度品を土産として渡し、寂しさを紛らわせようとしていた。
しかし、ある日ルイズにこんな事を言ったのだ。
錬金によって、精巧な黄金のオブジェを作り出すメイジもこの世には存在する。
しかし、黄金を加工して糸を作り、見事なカーテンやドレスを縫える職人技は、その微細さ故にスクゥエアクラスのメイジでもなかなか再現できない。
どんなに魔法が優れていても、私は外でルイズのように遊ぶことができない。
本当に魔法は、メイジは、貴族は優れているのだろうか…と。
馬車を走らせるシエスタの後ろ姿を見て、カトレアが一番欲しいはずの『健康』を備えたその姿が、とてもまぶしく感じれた。
マルトーは、驚き、感動し、少し疑った。
ルイズの言葉が、いつも自分が言っている言葉に似ていたからだ。
『料理は食材を美味しくする魔法なんだ』
マルトーはそう言って、自分の料理を自慢していた。
しかし、貴族に心を許せないのは事実、シエスタがルイズに利用されるのではないかと危惧していたのも事実だ。
マルトーは、目の前にいる貴族、『ルイズ』を信用して良いのか、判断できなかった。
馬車が予定の場所に到着すると、そこには王宮の雑務その他をこなすメイド達が使う、小さな馬車が待っていた。
その馬車の手綱を引くメイドは、ルイズにこちらに乗り換えるように告げた。
シエスタに「ありがと」と小声で礼を言って、馬車を乗り換えたルイズ。
馬車の中で彼女を待っていたのは、懐かしい人の抱擁だった。
「久しぶりだ、ルイズ! 僕のルイズ!」
「…ワ、ワルド様…ワルド様!?」
憧れの人に抱きかかえられたルイズは、夢のような再開の喜びに酔いしれていた。
今朝見た夢を忘れてしまうほどに。
支援だッ!
投下したッ!
317は私だッ!
ごめん、もう眠いッ!
GJッ
GJ!
あと少しで一区切り付くので投下するかも
GJ!
この話が一番進んでいるのか?
それにしてもスタープラチナはまだ幽霊扱いか
そろそろ復活キボン
GJ!
このルイズは一番好きだな
何かカリスマ性を感じる
いまからワルド戦が楽しみだ
スタープラチナ・ザ・ワールド→スタープラチナ・ザ・ワルド
ワルドはルイズの使い魔として、スタープラチナに乗り移られるっ!!
じゃあワタシのタイトルは
『女教皇と青銅の魔術師』で。
まとめの人(この人過労死するんじゃない?ゆっくりやってください)よろしく。
最近、このスレを見出したのだが、ルイズ原作まったくしらないんだよな
つーか、ノベル自体読まないし
一応、wikiとかで基本知識は仕入れたけど原作読むべき?
しかし、最近は忙しすぎて死ねるorz
とりあえず、明日は午後までないから夜更かしできるけど明後日からデスマーチだぜ
まぁ、原作知らずに二次創作するとdでもないミスやらかす危険性大だから
読んどくべきだろう
申し訳ありませんが、ちょっと目測をあやまったようで時間がかかります。
なので今夜は投下しないで朝に投下しようと思います。
では、お休みなさい神父さん達
>>346 ただ読むだけならゼロ魔を知らなくとも問題ないかと。
書き手に回りたいなら立ち読みでもいいから読破した上で、
三巻までは手元に置いた方がいい。こんな感じかな
351 :
パンティな使い魔(仮:2007/06/13(水) 01:59:05 ID:0Ecy5I9G
>>346 俺も原作は読んでないが友達にストーリー、キャラの詳細を細かく聞いた上で書いてる。一応。
何も知らなくっても書けるっちゃあ書けるが、やっぱり細かい部分は知っておいて損は無いと思う。
書き手に回る方向性に話題がいってる
どんだけ神父を呼ぶ気だよw
とりあえずアニメでいいから全話見ておけば大体の作品の場面が分かると思う
ただ楽しむなら知らなくてもOKなんだろうけど知ってるからこそニヤリと出来るところもあるしねぇ
354 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 02:23:43 ID:???
大分途中まで原作しらずに書いてたのならここに
とりあえず今は原作ベースに兄貴ならどう行動するかという事を考え書いてる
ジョジョを10知ってるならゼロなぞ1ぐらいしか知らんぜ…
起きていれば、今日3:30に投下する!
寝てしまった場合、校正が間に合わなかった場合は、明日12;00に投下する。
っていったら、信じるか?
それと前々スレの975さん、『ゼロのパーティ』、頂きますッ!
シンプルが良い!
起きていた俺はある種勝ち組
わたしは おまえを しんじる!!
ギャー〜、SSが間にあわね〜
10分ほど待ってくれ。途中だが投稿する!
地面に放ったエメラルド・スプラッシュの威力を見て、こちらへ近づこうとしていた鎧の男は足を止めた。
先ほどまでこちらに敵意を向けていた奴らも、目を丸くしている。
ともかくこの行動で、スタンド使いが今、ここにいないのは確認できた。才人を引っ張る時も、今、エメラルド・スプラッシュを撃った時も、誰も反応しなかったからだ。
ならば結論は一つ。
僕をここに送り込んだ奴は、別にいるッ!
そうと決まれば、急いで本体を探さなくてはならない。
しかし……
「なんだよっ、変な所につれてこられたと思ったら、いきなり宙に浮いたりっ! 訳わかんねぇよ!」
あまりにも非常識な光景に、才人が思いっきり愚痴をたれた。
才人は僕と違い、スタンド使い、いや一般人に襲われても、それをのける術が無い。
多少危険だが、真っ先に逃がすしかない。
僕はハイエロファントの触手を、城壁に引っかけ、もう片方の触手を才人に巻き付けた。
そしてそのまま、定滑車の要領で城壁まで才人を持ち上げる。
「うおっ! なんだよ、これは!」
「黙ってろ! 舌を噛むッ!」
全力で才人を城壁の通路まで押し上げる。あまり力の強くないハイエロファント・グリーンにとっては、殆どパワーに余裕がない。
今、攻撃されれば、僕に身を守る手段はないッ!
しばしの間。
誰もこちらに攻撃してくる気配はない。それどころかほぼ皆が、僕の方には見向きもせず、才人の方を向いて驚いたような顔をしている。
「『フライ』ッ! しかも速い!」
「何で平民が魔法を使えるんだ!?」
「いや、その前に…… 誰か、あいつが杖を抜く所を見たか!?」
其奴等は、人が浮くということとは別の次元で驚いているようだった。
まさかスタンドの代わりに、違う概念があるとでもいうのだろうか?
ともかく、今はここから離れるのが先決だ。
友好的にすまそうにも、僕らはここの奴らに、敵意をもたれすぎている!
そのまま、才人を引き上げたハイエロファント・グリーンに捕まり、自分も城壁へと登る。
「この、火のラインメイジである僕が…… この僕が! 」
地面から立ち上がったマントをつけた奴らの一人が、こちらをにらむ。手には長めの棒ッきれらしきものが握られていた。
其奴は何かをブツブツとつぶやく。すると、杖の先に50cmはあろうかという火球が現れた。
「『フライ』中なら、さっきの妙な技もつかえまいッ! 平民風情がっ、思い知れ! 『フレイムボール』!!」
こちらに向かって火球が飛んできた。
僕は確信する。ここにはスタンドと違う、けれども似たような概念が存在するのだと。
おおお、期待のダブル召喚きたあ!!!
速度は中々に速い。このままではかわしきれないだろう。
だが、このサイズなら……
「かき消せるッ! 『エメラルド・スプラッシュ』ッ!」
僕の捕まっていた触手から、エメラルドの力のビジョンが放たれる。
そのビジョンは、僕を追ってくる火球をうち消し、そのままマントの男に襲いかかった。
「何で『フライ』中に呪文が使えるんだッ!」
マントの男はそういって、僕のエメラルドスプラッシュを全身に浴びる。男の身体は木の葉のように宙に舞い、地面へとたたきつけられた。
下の広場が、一気に騒がしくなった。今ならここから逃げ切れる!
「なぁ、お前、今のどうやったんだ?」
「後で教えます。兎に角、いまは早く……」
下を見る。周りは平らな土地であるが、所々に点在する木々に隠れながらいけば、何とか巻けるかも知れない。
そのとき、後ろから小柄な少女特有の、高い声が聞こえてきた。
「まちなさいっ!」
僕らは、とっさに振り向いて、声の主を確認する。
その声の主は、こちらへ着た時、才人の一番近くにいた、桃色がかったブロンド髪の少女だった。
中途半端ですが、投稿終了です。
急いで書いた所為で、後半スカスカだ…
支援〜
花京院の必死さがいいw
GJ!
花京院のキャラが上手く掴めてるな
GJ!
「火」のメイジか…悲惨マリコルヌみたかったな(ぼそ)
次でルイズにエメスラ当てるのか楽しみですw
人が居るかどうか分からないが
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
期待してますぜ! 旦那!
早起きしたから支援するぜ
370 :
ゼロの番鳥:2007/06/13(水) 04:10:59 ID:???
ルイズの起床より少し遅れる事幾らか。
体中に包帯を巻いて湿布を張り付けたキュルケも全身に痛みを感じながら意識を取り戻した。
朦朧とする頭で窓を眺め、そこから見える太陽の眩しさに意識の覚醒を促される。
体のあちらこちらに感じる痛みに苦しみながらも、キュルケは昨日の出来事を思いかえした。
途端に体の痛みに勝る怒りがキュルケの頭を占める。
(瓦礫に押し潰されて無抵抗な私に2度も暴行を加えるなんて!)
正確には瓦礫に押し潰された後の2発はルイズのした事ではなかったが。
体の痛みと頭の怒りで、割と混乱しているキュルケは気付いていない。
「ルイズゥゥゥゥ!!!この恨み晴らさでおくべきかッ!メェェェェェェーーーーーン!!」
と、どこぞのアメリカインディアンの呪術師のような事を叫びながら体を起こした。
今のキュルケの怨念なら人形を遠隔操作してルイズを暗殺する事も可能かもしれない。
・・・・・・そのアメリカインディアンの呪術師の死体は、とあるデッサンの狂った頭の男との死闘の末にトイレで発見されたのだが。彼はそこにずっと隠れていたのか?それとも偶然トイレで用を足しているときにやられてしまったのだろうか?
まあ、物語とは全く関係無い疑問だ。
体を起こした勢いのまま着替えと化粧を数分で済ませるキュルケ。
しかし、怒り狂ってるとは言え、着替えと化粧を忘れないのはある意味冷静である。
化粧を終わらせた瞬間、自分の部屋から飛び出て、隣にあるルイズの部屋のドアを蹴破る。
番鳥キタコレ
支援します
372 :
ゼロの番鳥:2007/06/13(水) 04:14:16 ID:???
バギャァッ!!
と言う凄まじい音と共に、直されたドアが再度破片と化してルイズの部屋の中に吹っ飛んだ。
ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ
胸元から杖を取り出しながら、破片が散らばる部屋の中に悠々と進入するキュルケの姿。
こことは別世界のレース中に起きた果樹園の決闘の一部を思い出させる。
次の瞬間、何かに気付いたキュルケは慌てて部屋を見回した。
しかし見回しても結果は変わらない・・・・・・部屋はもぬけの殻だったのである、誰も何も居ない。
顔が赤くなるキュルケ。褐色の肌なので良く見なければ分からない事だが。
キュルケの頭の中では、ヤッベェーぜッ!!ドジこいたーーッ!!との言葉が浮かんでいる。
勇んで宿敵の部屋に入ってみれば留守中。
魔王の城に入ろうとしたら、門に本日休業の看板が立て掛けてあったのと同じぐらいの喜劇である。
「え、ええ!?何?どっかに出かけてんの?」
ちょっとテンパりかけたキュルケだが、鞄が何処にも無いのに気付く。
急いで、部屋の窓の外を見る、すると門から馬に乗って出ていく二つの人影が。
目を凝らしてみれば、それはルイズとギーシュである事がわかった。
「ムム!?」
373 :
ゼロの番鳥:2007/06/13(水) 04:15:51 ID:???
ルイズはともかく何故ギーシュも出かけるのか?キュルケは疑問に思った。
更にちょっと慌てているキュルケの目にはルイズとギーシュは仲良く話し合っているようにも見えた。
数秒何かを考えたキュルケは、入る時以上のスピードでルイズの部屋を飛び出した。
タバサにとって、虚無の曜日は大事な物である。
何故ならば、誰にも邪魔をされることなく、趣味の読書に没頭できるからだ。
今日も彼女は朝から本のページに目を移している。
だが、そんなタバサの安息は唐突に破られる事となった。
ドンドン!!
乱暴な音を立ててドアが揺れる。
誰かがノックしている、しかし、タバサはドアを一瞥しただけで軽く無視する。
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!
超速の乱打を受けて、壊れそうな音を立てながらドアが揺れる。
しかし、これまたタバサは無視して本を読み続ける。大物である。
そして――――
ドガッ!
ドアがいきなり物凄い音を立てて開かれた。
鍵が吹き飛び、開かれたドアは前後にグラグラと揺れながら、蝶番がギシギシと嫌な音を立てる。
乱暴な方法で入ってきたのは赤毛の女生徒、キュルケだ。
本来ならこんな乱暴者には得意の魔法『ウィンディ・アイシクル』で体中を蜂の巣にして部屋から叩き出す所だが
キュルケは、タバサにとって数少ない友人である。
それにキュルケは爆発寸前の爆弾のような目をしながらこちらを見ている、ゼーハーゼーハーと荒い息の音がタバサの耳にはっきり聞こえる。
(刺激するのは良くない)
と判断したタバサは溜息を突くと読み掛けの本を閉じて話しを聞く事にする。
374 :
ゼロの番鳥:2007/06/13(水) 04:17:03 ID:???
「出かけるわよ!30秒で支度してちょうだい!」
いきなりにも程がある言葉に
そのキレイな顔をフッ飛ばしてやろうか、とタバサは思い実行に移しかけた
が、持ち味でもある驚異的な忍耐力でそれを我慢する、良い子である。
タバサのジト目に気付いたのか、慌てて話しを続けるキュルケ。
「あのルイズがギーシュと一緒に出かけたのよ!それも2人っきりで!
ギーシュがルイズに何かしないか、心配だからよ!そうなのよ!」
そのキュルケの言葉は100%嘘だろうと瞬時に判断するタバサ
だが、本当の事を話してくれるまで聞くのも時間の無駄だと思い、渋々窓を開けてシルフィードを呼ぶ。
指笛のピューッという甲高い音が空に吸い込まれると同時に、窓から外へ飛び出す二人。
落下するタバサとキュルケ、このままだと地面に衝突して潰れたトマトのようになるだろう。
だが、地面に衝突する前に、タバサの使い魔であるドラゴン―――シルフィードが二人を受け止めて上昇した。
キュルケの指差す方向を見るタバサ
確かにルイズとギーシュの二人が馬に乗ってどっかに出掛けているのが見える。
「追い駆けて」
タバサはシルフィードに命令しようとしたが。
ルイズとギーシュの周りを飛んでいるペットショップが目に入った。
ペットショップに見付かったらややこしい事が更にややこしくなるだろうと思い、即座に二つ目の命令を付け足す。
「あの鳥に見付かっちゃ駄目」
主人であるタバサの命令に、風竜は一声鳴いて応えると、卓越した視力で目標の死角を取りながら追い駆け始めた。
一息ついて本を読み始めようとしたタバサだが、ある事を思い出して隣のキュルケに伝える。
「ドアの修理代」
タバサの呟きはキュルケの苦笑いと共に青空に吸い込まれて行った。
375 :
ゼロの番鳥:2007/06/13(水) 04:18:03 ID:???
投下完了
俺はよ〜馬鹿だからうまく言葉にできないけどよ〜
とにかくGJ!!
番鳥さんGJ!
なんか、キュルケが蜂の巣にされて目玉食われるのが見えるw
__,__
/:::}i::::::::\
./:::;ィ-'-、::::::::::ゝ、_, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/::::::|__ _>;;ヾ::::::z‐' < そのキレイな顔を
ノ゙{◎}ri|゙゚'l. ⌒ い::::::::ゝー- | フッ飛ばしてやる!!
ハ. `ー' ヽ ワ/|リハヾ:::::::: \________/
/lミト、 !、`- "::::::::::::::::::::
/:l_丿:\/:::\:::::::::::::::::::::::
/:::::::::::::/::\::::::::::::::::::::::::::::::ノ
/:::::::::::::∧:::::::\:::::::::::::::::::::::{
/::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::ノ ト:::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
―――どうしてこんな事に
学生服のようなコートを着た男は思っていた
時は少し遡る
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
彼以外の人間が動かない世界でスーツ姿の男にラッシュを叩き込む彼――承太郎
これで杜王町にいるドス黒い悪との決着がつく。そんな事を考えながら承太郎はラッシュを終えこう呟く
「そして時は動きだ―――!!承太郎は驚く
止まった時の中でキラリと光る鏡が突然現われこちらに近づいてきたのだ
スタンド?!バカな、そんなはずは無い
鏡に対処も出来ないまま時は動き出しスーツ姿の男が吹っ飛ぶ
バックしてくる救急車に向かって、否
救急車の前に移動していた鏡に向かって
男は鏡に吸い込まれそして消えた
流石番鳥さん!
俺に出来ない面白さを、平然と表現して見せる!
そこに痺れる! 憧れるゥ!
GJ!
ルイズとペットショップとギーシュはいい関係でいけそうだが
キュルケは自爆しそうでこわいなw
―――どうしてこんな事に
そう考える男はもう一人いた
少しだけ時をバイツァ
ラッシュを叩き込まれたスーツ姿の男――吉良吉影
吉良が目を開けると澄み切った青空が見える
バイツァダストが成功した!喜ぶが吉良はふと気が付く
青空?戦っていたときは雨が降っていたはずだ、雲ひとつない青空のはずが無い
それに何故私は空を見上げている?
立ち上がろうとして手に触れる芝生にさらに違和感を感じる
「あんた名前は?」
何かがおかしいと考え込む吉良に少女が高圧的な口調で質問してきたが無視を決め込む
ルイズにげてええええええええ
ん?少女なんて居たか?
パッと顔を上げた吉良に少女は驚いたがすぐにさっきと同じような態度を取る
「あんた名前はって聞いてるでしょうが!!答えなさいよ!!!」
目の前の少女――ルイズは顔を真っ赤にしながら叫ぶ
「私は…吉良吉影だ」
あまりに煩くそして壊れたおもちゃのように喚くルイズにうんざりした様子で答える
わけのわからない事が多すぎる、ここで吉良はようやく辺りを見回した
そこに広がっていた光景は自分が目指していた平穏な生活とはかけ離れていた物だった
魔法使いが羽織るようなマントを着けた少年少女が吉良を中心に取り囲みこちらに視線を向けていた
その足元や空中に生物学上で分類不可能な生物がうじゃうじゃいた事にさらに驚く
そんな呆気に取られてる吉良の額に何かが当たる
気が付いた時にはルイズの唇が眼前に――
「契約終わりました」
契約?何のけいy
考える間もなく左手に何かが押し付けられるような感覚に襲われる
「うぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!」
自分の手首を切り落とした事があったがそれと同レベルの痛みを覚えていた
やがて痛みは引いていき手の甲にわけのわからない文字が刻まれた
「ふむ、珍しいルーンだな」
中年の男性が観察しそれが終わると授業の終了を告げふわりと浮いてどこかへ飛んでゆく
「スタンドでもマジックでもない……何なんだココは…」
吉良吉影の平穏な生活はまだまだ遠い…
これは続かないのでこの前書いた小ネタの吉良の所で辺りにでも入れといてもらえるとありがたい
>>386 逆に考えるんだ。
去ってしまったSSたちの意思は
さらに『先』へ進ませなければならないと考えるんだ。
投下します。
最初に書いた部分がこの辺。
5-1/7
教室は石造りのいわゆる階段教室だったが、部屋に入るサイズの物だけとは言え、使い魔となった
様々な生物が最後部に並んでいる所だけはジョナサンの「教室」の概念からかけ離れていた。
一部の使い魔はイギリスで見慣れた種類の動物なので猫だ烏だと見分けが付いたが、
古代ギリシアの伝説やおとぎ話に出てくるような妖怪変化の類になると名前はおろか動物なのかどうかも
外見だけでは分からなくなってくる。
ルイズは生徒用の席と立ち並ぶ使い魔、そしてジョナサンを何度か見比べてから、
「椅子に座ってなさい。あんた図体が大きいから立ってると他の使い魔の邪魔よ」
と自分の席の左隣を指差す。
「仰せのままに」
ジョナサンは大きな体を長椅子の端に押し込む。
ルイズがちらりと顔色を伺うが何を考えているかは掴めない。
その後数人の生徒が入ってきた後で、教師と思しき年かさの女性が入ってきた。
教師は「赤土」のシュヴルーズと名乗り、教室に並ぶ生徒達の顔をざっと見回す。
「皆さんが無事に『春の使い魔召喚』を済ませたのを見て、私も誇りに思います。
中には珍しい使い魔を召喚した方もいるようですが」
教室中の視線がルイズとジョナサンに集まる。
「おや?ヴァリエールの使い魔は平民じゃあないか!確かにこいつは珍品だ!」
「さすが『ゼロ』!オレたちにできない事を平然とやってのけるッ、そこにシビれる!あこがれるゥ!」
劇がかった口調で数人の生徒がはやし立て、「ルイルイルイズはダメルイズ…」の
合唱に入ったところでシュヴルーズの杖が振られると、
「使い魔は術者の術の表れ。そして召喚した使い魔はメイジにとって己の半身に等しい存在なのです。
使い魔を侮辱する事はメイジを、そしてメイジの操る魔法を侮辱する事に他なりません。猛省なさい」
途端に歌声が止む。
ジョナサンが肩越しに後ろを伺うと、生徒の何人かがせっせと口中から粘土を掻き出していた。
支援だッ!
5-2/7
「では授業を始めます。皆さんは私とこれから一年間『土』属性の魔法について…」
毎年ごとに繰り返す口上をそらんじながら、シュヴルーズはほぼ満足だった。
教師が生徒にナメられないコツ、それは教室の中では誰がボスなのか、最初にその事を
アホガキどものクサレ脳ミソにはっきりと刻み込むこと。
そのために効果的な手段が授業の障害となる問題児の実力排除。
今年はミス・ヴァリエールをダシにして即座に問題児をあぶり出せたので楽でいい。
決め台詞も噛まずにバッチリ決まった。
ただ今年のクラスにおける最大の不安要素もまた、ミス・ヴァリエールだった。
学業成績は優秀、素行にも問題点は無し、そのくせ実技成績のみ最下位をキープし続けている、
学園創設以来の規格外。
教室全体に目を配るフリをしながら、シュヴルーズは常にミス・ヴァリエールを見張る。
彼女に魔法を使わせる口実を探すために。
授業中もルイズの心中は穏やかではなかった。
ミス・シュヴルーズがバカどもを黙らせた手腕は鮮やかだったが、結局使い魔をダシに
自分が侮辱されたことには変わりはない。
(そもそもこいつが来なければ…)
苦々しく左に座るジョナサンを見ると、ミス・シュヴルーズの講義に神妙に聞き入っており、
更に石を練成し、青銅へと変えた時には相当驚いた様子だ。
(そうそう、少しはメイジに対し敬意を払って欲しいわね)
5-3/7
チャンスが来た。
咳払いを一つ。声を張り上げる。
「ミス・ヴァリエール!授業中によそ見をしているという事は、授業の内容を既に理解しているのですね?」
「あ!はいっ!」
ミス・ヴァリエールは慌てて立ち上がり(いい反応だ)、
「では前に出て、実際にこの石を『錬金』で金属に変えてみてください。青銅でなくとも結構ですよ」
「…もう、あんたのせいよ!」
道を譲る使い魔の平民に言い捨てて、緊張した面持ちで教壇に上がる。
教室からはクスクスと笑い声が聞こえる…かと思ったが不安そうな囁きしか聞こえない。
既に身構えている生徒もいる。
「あの…ミス・ヴァリエールに魔法を使わせるのはやめた方が…」
水を差すのはミス…ツェルプストーか。
どう言い返そうか思案していると、
「やります。やらせてください」
ミス・ヴァリエール自身から申し出がある。
(意欲はあるのね…結構。ではお手並みを拝見)
「ではお願いしますよ」
シュヴルーズは笑みを浮かべる。
5-4/7
駆け出しの「ドット」メイジでも道端の石を卑金属に変える程度なら造作も無い。
(…はずなのよルイズ、集中するのよ…)
頭の中で組み立てた術式を三度見直し、
(青銅でなくてもいいから、鉛でも錫でも亜鉛でもいいから、せめて何か金属に変わりなさい…)
口訣で魔力に術式を刻み、杖を介して石に注ぎ込む。
純粋元素に還元された石が一瞬輝き、
「うわあぁぁぁッ!『ゼロ』が唱えたああぁぁッ!」
教室中の生徒達が慌てふためいて机の影に隠れるのと同時に、
「ちょっとみなさ…」
事情を理解できていないシュヴルーズの目の前で、爆発した。
爆発で生まれた衝撃波は石が乗っていた机の半分をズタズタに引き千切り、
シュヴルーズを黒板まで吹き飛ばし、ルイズに尻餅をつかせる。
砕けた木片は教室のあちこちに飛び散り、窓ガラスを割り、黒板にひびを入れ、
制御が失われた使い魔達に当たり大騒ぎを引き起こす。
何が起こるか予想済みの生徒達は全員が石造りの机のお陰で難を避け、
そんな中で唯一隠れ損ねたジョナサンは反射的に手を前に伸ばし指を広げ、
「おりゃっ!」
眼前に飛んできた木片を挟み取る。
爆煙と埃が収まった時、魔法を掛けられた石は跡形もなく消えていた。
「…失敗しちゃったみたいね」
スカートの裾を整えつつ言うルイズの声は実に白々しかった。
なんか黒いぞこの先生・・・
5-5/7
担当教員のシュヴルーズがのびてしまったため結局授業は中止、元凶のルイズには罰として教室の掃除が命じられた。
「…但し魔法は一切使わないよう頼むよ」
駆けつけた教師は重々しく付け加え、気絶したシュルヴルーズを医務室へと運び出す。
「ありがとよ!『ゼロ』のお陰で楽できたぜ!」
「せいぜい掃除がんばりな、魔・法・な・し、でな」
小馬鹿にする声を勤めて無視。いちいち気にしていたのではこちらが参ってしまう。
「ほら!使い魔なんだからあんたが掃除しときなさいよ!」
ルイズの怒声に立ち上がるジョナサン。
「これは君が受けた罰だ。僕は君を手伝うつもりだが、だからといって授業を中断し
教室を使えなくした君が掃除をしなければ、先生が君に罰を下した意味が無くなる」
「う…わ、分かってるわよそんなの!じゃあ手伝いなさい!」
慌ててルイズは教室の隣にある掃除用具入れに向かうが、足を止めて振り向く。
「あとご主人様に逆らったから昼食抜き!」
5-6/7
二人は暫くの間黙々と手を動かしていたが、そのうちルイズがぽつりと口を開く。
「分かったでしょ?何で『ゼロ』って呼ばれているか」
その声には今までのような覇気は無い。
「どんな魔法を使おうとしても失敗するの。いっつも爆発してばかり。
成功率ゼロ。魔法のセンスゼロ。だから私の二つ名も『ゼロ』のルイズ」
ジョナサンは木片を拾う手を止め、
「…君は魔法が『失敗』したから『爆発』した、と考えているんだろうけれど…」
顔を上げ、ルイズの瞳を真っ向から見据える。
「果たして本当にそうかな?」
「な、何でそんな事言えるのよ?」
「授業の内容を思い出していたんだ」
顔を伏せ、また木片拾いに戻りながら話し続ける。
「人間に個性があるように、メイジの操る魔法にもそれぞれ個性がある。
その個性は大まかには地水火風の四元素、どの操作を最も得意とするか、という形で現れる。
『使い魔は術者の特性の表れ』と言ったのも、召喚する際に得意とする元素の要素を何らかの形で
持ち合わせた生き物を自然と呼び寄せているからだろう」
「あ、あんた…いつの間に…」
机の上を拭くルイズの手が止まる。
5-7/7
「魔法が失敗した時に普通はどうなるのかは知らないが、少なくとも常に『失敗すれば爆発』という
乱暴な結果になるとは思えない。石の『錬金』に失敗すれば石は石のまま、という方がより自然だ」
立ち上がり、拾った木片をゴミ箱へと持っていく。
「そして僕を使い魔として召喚し、契約を成功させた事からも、僕の見る限り君は魔法を使えるし
制御もできていると思う」
「な、何言ってんのよ!あんたみたいな平民を召喚したんだから失敗じゃないの!」
「違う。もし君の言う事が正しいなら、召喚の時も、契約の時も、何かが爆発しているはずだ。
…例えばこの僕自身とか」
両手一杯の木片をゴミ箱に投げ入れる。
「だ、だって、それは練成術と召喚術とでは、原理が…」
語尾を濁らせるルイズ。
「君はこう言った。『魔法を使おうとするといつも爆発する』と」
手に付いた土埃をはたき、もう一度ルイズを見据える。
「だったら逆に考えるんだ。君の魔法は『どんな物でも爆破する』んだ、と考えるんだ」
馬鹿にされた、とルイズはまたまなじりを上げる。
「そっ…そんな魔法聞いた事ないわよ!」
「さあ、その辺は僕も知らない。何しろ昨日召喚されたばっかりだし、魔法についての知識も
せいぜい聞きかじった程度だからね」
腰を反らして伸びを一つ。
「さて、早く掃除を終わらせようか。ご主人様に罰を受けて昼食抜きの僕はともかく、
君まで昼食抜きなんて嫌だろう?」
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;)
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「ジョナサンが私の名台詞が盗った」
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / ! ヽ
>どんな物でも爆破する
キtkrwww
卿、逆に考えるんだ。
名言を盗られたのではなく、卿譲りの名言だと考えるんだ。
GJ!
後、何やってんですかジョースター卿
悔しいんですか卿
今日はここまで。
原作の描写でもシュヴルーズが嫌味を言っているフシがあったので
こんな感じに。DIO編のパクリっちゃあパクリですが。
あと最後のあたりは完全に台詞先行。
GJ!!
ジョナサンやっぱかっけえわ
そして卿wwwww
GJ!
魔法を使おうとするといつも爆発することに
早々に突っ込むあたりはさすがジョナサンだな
知的な感じがグッド!
ジョナサンの父譲りの名言を!
GJ!
>>391 >更に石を練成し、青銅へと変えた時には相当驚いた様子だ。
原作でシュヴルーズが変えたのは真鍮なのだが・・・
なんで青銅にしたの?
凄み
しかしジョナサンはいいこと言うね。
魔法の原理知ってるやつがルイズの爆発みたら
「魔法使えねーのかよダセーw」みたいなことは言わないで
「こいついったいなにやったんだ?」って思うはずなんだよな。普通は。
ゼロ魔世界の魔法使いはあほなのか?wともあれジョナサンGJ!
411 :
マロン名無しさん:2007/06/13(水) 08:38:36 ID:25NJ+ADc
エミヤが召喚される作品で失敗云々の点を指摘されて皆呆然としていたな。完璧スレ違いだが
>>410 それは俺も思った。失敗しても爆発しないの知ってる
連中が爆発したの見たら何者だ!?ってなるよなwww
ゼロ魔世界の貴族は以外にアホなのです。
やられた…やつは…こんなに近くまで…来ていたのか…
血がなくなって…体が冷たくなっていく。俺の出番も…ここまでか……
だがッ!やっと掴んだ奴の正体!皆に伝えなくてはならないッ!
これが俺の最後の…役…め……だ……気づいて………く…れ
そして意識は暗黒へ沈む 何も無い世界に侵され自分自身すら曖昧に消えながら、男は自分の最期に満足していた。
これでいいのだ 俺はやりきったのだ と
暗黒の世界、何も感じられず死んだ事も忘れて、次の生を待つ存在となったソレはふと 気が付いた
体の一部が暖かくなったのだ
あぁ…ここは唇 そう理解した途端、全身が有る事を思い出した。身体に熱が巡る
身体がある事を思い出したが、未だ暗黒の中に居る 何もできない
しかし急に左側の手が強く熱を持ちだした。堪らず叫ぶ
「うぉおお!熱い!何だこれは!」
すると暗黒は晴れ、視界は一面青空に満たされた 人影を除いて
「あんた…だれ?」
突然の光に目をくらませ、彼、レオーネ・アバッキオは眩しい光に包まれた桃色の髪の少女に、何か大きな感情を感じていた。
サーヴァント・ブルース 繰り返す使い魔
君の勇気に敬意を表するッ
アバ茶(ry
アバ茶がやたら多いな。タバ茶の影響か。
アバ茶を君に上げよう!
ジョナサンいいな
紳士的だし
わざわざタイトルをキメてるってこたーよォ
単発じゃあねぇ、続きを書く気があるっつーことだよなあーーーッ!
だとしたら、アンタは名無しから栄光ある作者に!俺らみてぇなチンピラよりもずっと高みに至った!
どうも、昨夜に朝投稿すると約束していた者です
もう朝じゃなくて昼近いじゃねェーか!このスカタンッ!とお思いの方も居るでしょうがこれから投下しますので許してください
シーザーははっきり言ってまだ事態を軽く考えていた。
ここは世界とは隔離された未開の地であり、ここで使われている魔法はアフリカで見られるような一種の呪い(まじない)だと思っていたのだ。
そしてこの城は人が近寄らないような古城を勝手に使用してるのだろうと…その程度に考えていた。
ドラゴンやグリフォンといった空想上の生き物だって自身の知らない生き物をそう呼んでいるのだろうと考えていた。
使い魔だってインドのカースト制度に当てはまるようなもので不思議じゃないと。
『サモン・サーヴァント』と言われていたものは列車や何かしらの交通機関で通る日が少ないのだろうとも考えていた。
つまり、ここで言われた言葉は全てここ独自の物で世界から見ればなんて事はないものだと信じていたッ!
たしかにシーザーは昼間に魔法といった(あるいは呼ばれていた)自分の目では信じられない現象を目の当たりにした。
それでも、科学を持ってすれば解明されるものだと固く信じていた。
その上、魔法と似たようなことが自分にも言えることだったからだ。
即ち『波紋』と『吸血鬼』に『柱の男』の存在である。
人体のエネルギーは呼吸とは切っても切れない関係にある。呼吸によって人体の隅々まで血液に乗って酸素を運ぶからだ。
血中の酸素は体細胞つまりは肉体に関わりがある。
そして肉体に特殊な呼吸法により『波紋』を起こす。この『波紋』により人体のエネルギーを少しずつ少しずつ集めるのだ。
このことを東洋人の言う仙道言われ、『波紋』を使う人間は『波紋使い』と呼ばれている。
そしてこの『波紋』によるエネルギーは生命のエネルギー!ひいては太陽のエネルギーと同じなのだッ!
そして『吸血鬼』と『柱の男』は太陽を弱点とする。
故に!『波紋使い』は『柱の男』を滅ぼせる人類が持つ唯一の手段と言えよう!
そして『柱の男』は何時、何処でどのようにして発生したのかは不明である。
しかし何を食べるのか?それだけはハッキリしているッ!
それは『吸血鬼』である。
吸血鬼は人間を食べ、その吸血鬼を柱の男が食べるという食物連鎖の頂点中の頂点である。
しかし!シーザーにとって我慢ならないのは人間が危険に曝されるよりも、『奴ら』は人間に対して虫ほどにも関心が無いことである!!
それをシーザーが実感したのはあの日、ローマの地下にて友人のマルクを殺された時だ!
マルクは純朴で、未来への希望に溢れていた!それなのに奴ら気にも掛けずに殺しやがった!
シーザーはその時、マルクの仇討ちに燃えていた。
それは漆黒の意思となってシーザーの心を燃やしていた!
しかし彼と出会って考えを改めたのだ!彼…JOJOつまりはジョセフ・ジョースターに!
JOJOのあの時の俺とスピードワゴンさんを逃がそうと捨て身の囮を見て感動したのだ。
俺はあれを見て『真の勇気』というものを知った気がする…それまで俺の頭にあったのは『殺す』という感情だけだった。
だが、JOJOはまず俺達を『生かす』という事を実行したッ!
俺はあの時、目の前の敵を殺すという漆黒の意思に支配されていたがJOJOは黄金のような意思を見せてくれた!
それに報いる為に俺は帰らなければならないッ!JOJO達の元へとッ!!
でなければかっこ悪くてむざむざあの世に行けねェーぜッ!
この様にシーザー自身も信じられないモノを扱っている。その点ではここの魔法使いとそう変わらない。
しかし、今彼の目に映っている物を理解して気が遠くなったッ!
今はもう夜であり月が出ている。只の月ならば良かったかもしれない。
ここは友の居る所から遠く離れた場所であるだけだと思うからだ。
しかし!月は『二つ』有ったのだ!!
割れないシャボンとめげないメイジ
現状確認
シーザーはまず目の前の小さい『主人』に対して自分のことを話した。
勿論『波紋』や『吸血鬼』等は今は関係ない。まずはこの少女に自分の世界の事を理解してもらわねばならないからだ。
「信じられないわ」
「俺自身信じられん」
シーザーはルイズに対して自身の住んでいた『場所』のことを説明していた。
「別の世界って、どういうこと?」
「魔法使いなんて存在しないし、何よりも月は一つしかない」
「そんな世界がどこにあるの?」
「俺が元々居たのはそうなんだッ!」
シーザーは怒鳴った。いや、正確に表現するならば怒鳴ってしまったのだ。
自身の認識していた事態と現在自分に起こっている事態との噛み合わせが非常に大きい事から意図せずつい怒鳴ってしまった。
「怒鳴らないでよ。平民の分際で」
「口を付いたら平民、平民とは随分口が悪いんじゃないかいシニョリーナ」
「だって、あんたメイジじゃないんでしょ。だったら平民じゃない」
「マンマミィーヤ…何なんだメイジだの平民だの…」
「もう、ほんとにあんたこの世界の人間なの?」
「だから違うと言っているだろうに…」
思わず溜息が出そうになる、それも一回や二回なんて数ではなく。
まったく、地図に載っていないのも頷ける筈だ。元々そんな場所はなかったんだからな…
こんな事態に比べたら地球の中心は実は空洞で地底人がひっそりと暮らしているとか
南大西洋の海底には外宇宙から飛来してきた異形のモノが復活する日を夢見ながら待っているといった方がマシだ…
シーザーが溜息をつくとルイズは切なそうにテーブルに肘をついた。
テーブルの上にはランプが置いてあるが、電気を使ってはいないようだ。
それを見たシーザーは本当に異世界なんだなと思った。
「シニョリーナ…」
「何よ?」
「どうか俺を帰らしてくれ…」
「無理」
「何故だ…」
しかし、彼は昼間に説明を受けていたが、今は認めたくない故に聞き返した。
「昼間に説明したわ、使い魔として契約しちゃったのよ。
あんたがどこの田舎モノだろうが、別の世界とやらから来た人間だろうが、契約した以上動かせないって」
本当に現状を確認すればする程帰るということは絶望的らしい。
「そういえばシニョリーナ、使い魔とはどの様に召喚するだい?」
「使い魔は普通『サモン・サーヴァント』でメイジに応じた生き物が召喚されるわ。まったくなんでわたしだけこんな平民なのよ」
シーザーは平民という部分を聞き流し、質問を続けた。
「ならもう一回その『サモン・サーヴァント』だったかい?それをやってくれないか?」
「念のため尋ねるけどどうするつもりよ」
「呼び出すということは来る事が出来るっていうことだろう?ならそれをもう一回通れば元の場所に戻れるかもしれないッ!」
シーザーは名案だ!という風に提案した。少なくとも帰れるかもしれないという具体案が出てきたのだ!
先が全く見えない暗闇に希望という名の光が顔を見せたのだ。これにはシーザーも嬉しかった。
ルイズは一瞬悩んだ後、首を振った。
「………無理よ。『サモン・サーヴァント』は呼び出すだけ。使い魔を元に戻す呪文は存在しないのよ。」
「やってみなくちゃわからないだろう?」
「不可能。今は唱える事もできないわ」
「どうして!」
紫煙
ルイズはこのことを言うべきか言わないべきか悩んだ。
この使い魔は元居たところに強烈に帰りたがっている。そのような人間にこの言葉は残酷ではないのか?とそう悩んだ。
しかし、意を決したように目の前の使い魔に言った。
「……『サモン・サーヴァント』を再び使うにはね」
そこで一旦区切り、また躊躇してしまった。
「構わない、続けてくれないか」
「…一回呼び出した使い魔が、死なないといけないの」
「なんだって?」
シーザーは固まってしまった。いや、固まるざるを得なかった。
「イッペンシンデミル?」
なぜ片言?とシーザーは思ったがこれは尋ねても仕方ない事だ。
「いや、いい……」
その言葉を聞いてシーザーはうな垂れてしまった。ふと視界には左手の甲に描かれたルーン文字が目に入る。
「ああ、それね」
そういえばルイズは説明していなかったのを思い出した。
「これはなんなんだい?」
「そのルーンはわたしの使い魔ですっていう、印みたいなものよ」
ルイズは立ち上がると、腕を組んだ。
よく見ると、目の前の少女は可愛らしいがシーザーは別に子供を口説くような趣味はない。
シーザーの理想はリサリサのような凛とした女性だからだ。
「………わかった。しばらくはキミの使い魔とやらになってあげよう」
「なによそれ」
「文句でもあるのかい?」
「口の利き方がなってないわ。『何なりとお申し付けください。ご主人様』でしょ?」
ルイズは得意げに指を立てて言った。それは可愛らしい仕草ではあったが、言っている事は厳しい。
「なら使い魔はどんなことをするんだ?」
「まず、使い魔は主人の目となり、耳となる能力を与えられるわ」
要点を得ない説明にシーザーは理解できなかった。それが顔に出ていたようでルイズは今度はわかりやすく言い換える。
「つまり使い魔が見たものは、主人も見ることができるのよ」
「ほう」
「でも、あんたじゃ無理みたいね。わたし、何にも見えないもん!」
「キミはついてないようだね」
誰のせいよ!誰の!とルイズは思ったが続けた。
「それから、使い魔は主人の望むものを見つけてくるのよ。例えば秘薬とかね」
「秘薬とは?」
「特定の魔法を使うのに使用する触媒よ。硫黄とかコケとかね」
「へぇ」
シ−ザーはそういうものなのかと感心しながら聞いていた。
「そんなの無理でしょ?秘薬の存在を知らないのに!」
「無理だね」
シーザーは即答した。薬草などの知識はあるがもともと世界が違うのだ。知識にあるのとは違うかもしれない。
「そして、これが一番なんだけど………使い魔は主人を守る存在であるのよ!でもあんたじゃ無理ね…」
敵というのが吸血鬼といったものならばシーザーも自信があったがどんなモノが敵として出てくるかわからない。
「守りきるという自信はないな…」
「だから、あんたにできそうなことをやらせてあげる。洗濯。掃除。その他雑用」
「使い魔どころか召使や使用人だな…」
「仕方ないじゃない。しゃべったら、眠くなってきちゃったわ」
ルイズはあくびをした。
「ではシニョリーナ、俺は一体何処で寝れば良い?」
どうにもソファーなどといった物も無いようだ。そう言った矢先にルイズは床を指差した。
その後、ルイズは毛布をシーザーに投げて寄越した。
これに対して流石のシーザーも腹に据えかねたようだ。
「どうにも誤解されてるようだが俺は犬や猫とは違うんだぜシニョリーナ!」
もういい加減俺は怒っても良い筈だッ!確かに貧民街時代のあの時に比べたら良いかもしれないッ!
だがこの言動は何なんだッ!?俺は自分でもJOJOの言葉を借りるならスケコマシだというの理解してるッ!
寂しそうな女性を元気付けるための嘘ならばついても構わないとでも思っているッ!
けれどそれとこれとは話が違うんじゃないのかッ!?
シーザーは抗議しようと思い口を開こうとしたがそのまま言葉が出ず、呆然としてしまった。
ルイズがいきなり脱ぎ始めたからである。
「…キミはいきなり何をしているんだい?」
キョトンとした声でルイズは答える。
「寝るから、着替えるのよ」
「………目の前に男が居ても平気なのかい?」
「男?誰が?使い魔に見られたって、なんとも思わないわ」
どうやら本当に犬や猫と同じらしいとシーザーは頭が痛くなってきた。
とりあえず寄越された毛布を掴むと頭からかぶり横になった。
もういい加減寝てやる、明日からは情報を集めなければなとシーザーは思った。
どうやって集めようかと考えようとするとその思考を中断するように何かがぱさっと飛んできた。
「じゃあ、それ、明日になったら洗濯しといて」
シーザーは不思議に思って手にとって良く眺めた。
それはレースやフリルのついたキャミソールや下着であった。
本当にこの先思いやられるとシーザーはこれからの未来と現在置かれている状況からつい自身の口癖が出た。
「マンマミーヤ」と。
以上投下した
これで今ある分は全て投下しましたので次からは日が開きます
アバが被るとは(^^;)ミスった
携帯からなうえ、原作を読んでる最中なのでスローに書いていきますわ
ギシュの倒し方は出来てるが伏線をどうするか…むぅ
GJッ!!
このルイズは多少は話をわかってくれようとしているのかね。
にしても犬猫扱いは変わらんわけだがw
GJ!
シーザーの忍耐力がどれだけもつかに期待
今後は運勢が重要かな
ど忘れしたんだが、シャボンカッターの威力とか切れ味ってどんなもんだっけ?
波紋はあくまで対生物能力。相手が波紋に弱い吸血鬼とかなら波紋カッターで切断も可能だろうけど、
人間相手とかだとちょっと深く切り込む程度しかできないと思う。
メスよりよく切れる+波紋効果で火花じゃないの?
そろそろガンダールヴの力の片鱗がメインで出てくるのも見たいな
安易なスタンドパワーアップは難しいだろうけど
ヴィンダールヴが出てくるところまで書ける人いないっぽいし
むしろガンダールヴじゃなくていいんじゃあないか
>>436 ルーン発動時に武器をもったらスタンドも同じ武器を持っているとか
ってゼロ戦どうすんだよ…難しいな。
GJ!
これからのシーザーの災難に今から笑いが止まらん
あれ? でも波紋で石砕いてなかったっけ?
波紋は対吸血鬼用と身体能力強化だと思ってたけど違うのか?
>>439ツェペリさんが
石は砕けたけど、そのあとの鉄の扉は破れなかったな
物理的破壊力には確かに乏しいが、
人体操作(催眠とか心臓麻痺とか気絶とか)もできるから、人間相手でも結構強力な能力だぞ。
回復力もかなりあるしな。
対生物としては強いが非生物破壊には
向いてないってことか
>>441 水とかで繋がってたら直接接触しなくてもいいしな。
頭を使えばやりようは幾らでもあるということか
つまりシーザーの天敵はギーシュなんだよ!(AA略
ゼロ魔世界にも吸血鬼と屍生人はいるしな。
だがやつらはどうも太陽光がヘッチャラくさいんだが…
>>410 ゼロ魔読んでないから適当言うけど、最初はそういう反応だったんじゃね?
それが、どの魔法使っても爆発するだけだから、
「ああ、あれは魔法失敗してるだけなんだ」って認識されたとか。
波紋って地面や壁をつたって攻撃することはできないの?
>>446 何故、「爆発」となるか
それを追求せず、ただ失敗と決め付けるのは頭のいい連中のやることじゃないけどな
>>447 電気に性質が似てるみたいだから無理なんだろう
できる。
切り裂きジャックがジョナサンの使った壁づたいの波紋でやられてる。
ただ、伝導率がいい物質と悪い物質があって、射程距離はかなり左右される。
もしトリスティンにキリスト教クラスの宗教があったら、ルイズは異端扱いされてたかもな
爆発する魔法はない→ルイズが悪魔だから爆発魔法が使えるに違いない、とか
ふと思ったけど、この爆発って火とは違う扱いなのか?
勁や気功に似てるな
>>451 そのレベルにある宗教自身が、虚無の系統を切り札にしたがってるっぽい。
だから多分、ルイズから虚無の片鱗が現れていることを知っていたとしても無視しているんだろう。
普通の魔法は一切使えないが特異な爆発能力だけ
使えるって普通は思うぜ。自分が失敗しても爆発しないのに
逆に爆発使えるのスゲーって思うな俺なら
>>446 小説じゃ「サモンサーバント」以外ほとんど描写されないけど、メイジは呪文詠唱してるんだよ。
だから、メイジはどんな呪文を唱えているか、聞き取れるのね。だから、ルイズの魔法が失敗
しているのはメイジなら即わかる。それこそ、1+1は5ですって絶叫しているようなもんだから
な。おまえさん、そんなこといっている小学生を見て、笑わずに、なぜ1+1が2になるのかを
数学的に説明してあげられるかい? ちなみに俺はできねぇ。そんな能力はない。
さらにいうなら、ルイズは1+1が2であることは理解していて、実際に計算させると1+1は5だって
言い続けるんだぜw
>>452 ルイズの爆発は虚無系統の魔法なので火系統とは違う扱い。外面は似ているので、ルイズは「自分は火系統だ」って親に嘘吐いた。
つまり貴族は頭が悪いって事だな
悪いというより、頭が固いといった方が実情に近いな。
それに、その魔法の力こそが自分たちの権威の象徴なんだから、
柔軟な発想なんか出来なくてもむしろ当然ではある。
>>456 ああ、その例えは絶妙だ。
何度教わった通りにやっても、潜んでいる変な素質のおかげで
1+1は5になっちゃうんだよな。
タチの悪いスタンドに取り憑かれてるも同然だ。
こう考えると、ルイズはヴェルサスに似てるな。
周りが頭でっかちなやつが多いからルイズもかわいそう
といえばかわいそう。理解されないのが一番かわいそうだよな
そこ考えると卿は偉大だよな
>>447 薔薇などの生物は一度波紋を流し込めば、手を離してもしばらく持続するらしい
ライアーさんが実践
鉄などの非生物は直接流し込まなければならないらしい
ストレイツォさんが実践
ダイアーじゃねぇのか?
ライアッーって誰やねん
464 :
462:2007/06/13(水) 13:01:50 ID:???
スマン…
ちとヤッダバァァアアアされてくる…orz
あと切り裂きジャックを壁越しに攻撃してたりしたな。>波紋疾走
地面に波紋流してなかったか?
あと銀の波紋疾走とか…
ふと
「『魔法を使うと失敗して爆発しちゃう』ですって?
逆に考えるのよ
『自分の魔法属性は爆発だ』
と考えるのよ」
とか言うカトレアを思いついた
水の上を歩けたり、壁を走ったりはできるのかな
ツェペリさんとの協力で木の葉集めてハングライダー作れるくらいだから
深仙脈疾走でパワーアップしたジョナサンなら楽勝だろそのくらい
指先で柱を上ったんだから、壁走りは可能じゃない?
ツェペリさんは空飛んでたような記憶が
ジョナサンもシーザーも乙です。
波紋は、間接的にでも触れることが出来れば、電撃(雷)みたいな魔法を食らったのと同じような衝撃を与えられるのかもね。
しかも原作では、ある程度の治療もできるし、木の葉を集めてハングライダーにするし、水を飴細工みたいにあやつるし。
魔法と違って詠唱の必要がないから、これからの展開が楽しみでしかたないよ。
まずはGJ!
アバが集結しはじめ今後のギーシュ会議が楽しみだw
ルイズについては、貴族同士の見栄の張り合いもあると思う
公爵家の娘(遠まわしに公爵)を合法的にバカにできるから
あまり追求しなかった、ってのもあると思う
2:30になったら投稿します。
今までで一番ひどい出来かもしれない。
たのむぜオイw
支援準備
しかし、僕の視線はすぐにその少女の周りへと向けられた。
マントをつけた奴らが、さっきの奴と同じように、こちらに杖を構えていたからだ。
「ちょっとあんた達、あたしの『使い魔』に何するのよッ!」
「うるさいッ! まだ『契約』もしてないだろうが! 第一、『メイジ』だろうが『使い魔』だろうが、平民風情に貴族が遅れを取るなんて、恥さらしも良い所だッ!」
マントをつけた奴らのリーダー格らしき男と、先ほどの少女がなにやら言い争っている。
耳を傾けてみると、使い魔やら、契約やら、メイジやら、全く聞いたことのない単語が、連呼されているのが聞こえた。
良く解らないが、とりあえず、只で返してくれるつもりは無いらしい。
僕はハイエロファントをもう一度ほどき、触手状態にする。そしてそれを城壁の一カ所、一カ所に引っかけ、蜘蛛の巣のように張り巡らした。
再び下を見る。いつの間にか少女の姿は消え、マントをつけた奴らが杖の先を光らせていた。人数こそ10人ほどいるが、さっきの奴より大分、光が小さい。
無駄だと悟りつつ、僕は一応の警告を入れた。
「既にこちらには、そちらを攻撃する用意が出来ているッ! 何もしなければ、こちらも手を出すつもりはないッ」
「今更ァ、後に引けるかァァァァアアアッ!」
杖の光が石、氷、風、火… 兎に角、様々なものに変化し、僕らめがけて飛んでくる。
相手に引く意思は全くないようだ。ならッ!
「伏せてろ、才人! 『エメラルド・スプラッシュ』 INッ! 『法王の結界』ッ!」
僕も全力で応じよう。
人型の時なら裁ききれない量だが、この状態なら問題ではないッ!
先ほどの何倍もの量で発射されるエメラルドの破壊のビジョンは、石も、氷も、風も、火も全てを巻き込んで、奴らに襲いかかる。
相手を殺さない程度に加減はしたが、それでもこの量、もし、まともに食らえば二週間はベットから立ち上がれまい。
土くれはめくれあがり、ものはピンボールのように跳ね、砕け散る。
ほぼ瞬時に、下の奴らは恐慌状態へと陥った。
「ハァ〜…… ハァ、ハァ、ハァ…… 」
「お…… おい、大丈夫かよ?」
「心配入りません。少し、疲れただけです」
しかし、僕の精神力も限界に達している。あと一回、『エメラルド・スプラッシュ』を撃てるかどうか……
今、逃げ損なったら、次は無いッ!
「走ります。才人、ついてこれますか」
「ああ、何とか」
そのまま城壁の上部を駆け抜け、登った時と同じ要領で、城壁の外へと降り立った。
少し離れた位置に森があったのは、実に運がいい。
ひとまずここに身を隠して、それから本体を探し出して、叩く。そうすれば……
「やっぱり、こっちの方にきたわね」
「!?」
いつの間にかいなくなっていた桃色ブロンドの髪の少女が、僕らの目の前に立っていた。
「よくもさんざん逃げてくれたわね……」
そういって、少女は杖を取り出した。どうやらあの力を使うには、こういう棒が必要らしい。
距離は10m程。今はスタンドパワーが惜しい。なら、近づいて取り押さえるッ!
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。このものに祝福を与え、我の使い魔となせ」
杖を取ろうと手を伸ばす。
しかしその手は空を切った。少女の方から、こちらに近づいてきた所為だ。
僕の顔の近くに、少女の顔が寄る。甘いにおいがした。
「あんた、感謝しなさいよね」
少女はさらに顔を寄せてくる。
何を感謝しろというんだ! と心の中で毒づきながら、僕は少女から逃れるように、思いっきり上体をそらした。
……少しそらしすぎた。体勢を崩した僕は、そのまま少女に巴投げをかけるようにしてこける。
「「え?」」
僕の後ろにいた才人は、そのまま少女と頭突きとも取れるような、盛大なキスをして、仲良く地面へと倒れ伏したのだった。
とりあえず投下終了。
あと二回ほど、ひどい出来の回が続くかも知れない。
花京院大活躍だな。
そしてやはりガンダールヴはサイトか。
SS書きがそんな事言うと続き書けなくなるから。
自分でも面白いと信じれ
乙!!自分の作品を卑下しちゃいけないぜ。
ともあれこれからの展開に期待!
面白いからがんばれ
才人&法王の組み合わせは面白いぜ。
原作がどんな風に変わるかwktk
>>481 すまない。弱気になっていたようだ。
今回の回の所為で、プロットからはずれたから、この先どうなるかオレにも解らない。
>>467 俺はプロ兄張りに説教かますカトレアを幻視した。
…そういやトニオさんならカトレアさんの病気もなおせんじゃね?
>>480 まあ、ガンダールヴまで法王に取られたら見せ場0だしな。
486 :
マロン名無しさん:2007/06/13(水) 14:49:06 ID:Zbo4MsyT
逆に考えるんだ。自分でも考えないでストーリーを
続ければいいんだ。(AA略
さすがにそれはないかw
488 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 14:57:36 ID:???
ギーシュ殺ったりモンモンと戦わせたりしても続いてるヤツもいるから問題無い…やれ
キャシャリン並みの説得力だな
言ったからには兄貴のほうもがんばって続けてねw
ゼロ戦出てくるまで続くのはどれだけあるかな
493 :
481:2007/06/13(水) 15:22:20 ID:???
>>484 作者自身が詰らないと思うと、何度書き直しても駄目駄目に感じてしまうからな。
ノリと勢いでルイズを格闘の達人にしちゃったからそれが分かる。
詰まらないって思ってしまうと書きにくくなっちゃうからね
しかし、その不安も必要なものだと思う
不安が有るから納得行くまで足掻くんだし、俺もシーザーをきちんと描写出来てるか不安だしね
けれども俺は充分に面白いと思うよ?
>>484,493
そうですよ
腐った方向に行ったバカもいますし……orz
ただ、言えるのは寝不足状態で書いてはいけません
後悔します
こんな時間なのに職人多いなー。
タイシタ・ヤ・ツーラ
巴投げフイタ
自分を卑下してはいけないッ!
卑下はGJを吹き飛ばすからだッ!
自信を持て。良作にはそれが必要だ。
∧_∧ 腹ボテにしてやんよ
( ・ω・)
(っ っ 。 ピュピュピュピュピュ
/ 二つ ゜。゚ ° 。
( / ̄∪ 。゜ 。 。
不安に思っていても自信満々のふりをするのが良き職人
すまん誤爆だ
>>500 キミの誤爆のおかげでなぜか和んだw
どこに張るつもりだったんだよwww
神父がギーシュと決闘したらどうなるんだろうな
10M飛んで破裂するのか観客にサバイバーのDISCを投げて逃げるのか
もう500を超えている!?
>>504 決闘始める前にちょっといいかなってモンモンあたりに近かずいて視力だの
なんだのディスク化して奪って私に勝ちを譲らなければ
この娘の視力は戻さないってやればおk。
>>506 マジでド外道www
ジョジョキャラらしいっつーかなんつーか。
やれやれ、早ければ明日の朝にでも新スレが立つな
>>504 無視して帰っちゃうんじゃね?
もしくは禍根を断つために徹底的にブチのめして刃向かう気を無くさせるかな
あの神父って漫画見る限りでは
天国へ向かう目的以外のことには極力かかわらないんだな。
まさかDIO様が両刀使いだったとは・・・・・・だったな。
元の世界に帰るのに全力を尽くすか、ハルケギニアで天国を発生させるために動くかのどっちかになりそう。
世界のことを知るためにギーシュから文字に関する記憶を抜き出して調べ物に使うとか・・・
神父に「ケティとモンモランシーで両手に花エンド」な幻覚を見せられてドロドロにされるギーシュ
(ていうかこの能力って正直よくわかんなかったな)
ああそんなのあったね
>>523 いつものああそんなの(ryで無くなったかと思えば
ウェザーになってFF騙してるからな...
>>513でしたぁーーーー!!!何時の間にミスをウワッハハハハッ!
「幻覚を見せる」と「溶かす」は独立して使えたんだな。
セットでしか使えないと思ってたよ。
溶かすってのはDISCにする能力の応用なのかね?
6部キャラ使って書こうと思って
ブックオフで6部全巻そろえたんだが難しいな。
てか読むのにハマッテ書いてねえwww
尿でFFを助けると期待してたのに!
522 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 17:55:13 ID:???
さて…帰ってきたし、ちっと短いがエアロスミス爆撃しても構いませんねッ!
構わんッ! 盛大にやりたまえッ!
524 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 18:00:45 ID:???
フーケ捕縛から数日経ったが未だイタリアへ戻る手段は見つかっていない。
左手のルーンは『ガンダールヴ』の印というもので始祖ブリミルの使い魔で武器全般に精通していたらしく
パンツァーファウストの使い方が分かったのもこれの効果らしかった。
グレイトフル・デッドを使い敵を排除してきたため今まで気付けなかったのだが武器なら特になんでもいいらしく発動するらしい。
「ふん…スピードとパワーが上がっているが…本体に上乗せされる形みてーだな」
デルフリンガーを持ち試してみて確認できたのは
1.本体のスピードとパワーの上昇
2.武器の使用方法が理解できる
この二つだ。
スタンドも同時に発動させてみるが、グレイトフル・デッドの破壊力と精密性とスピード自体は上がっていない。
直触りに関しては、本体が直触りを仕掛ければ済むが片手が塞がってしまう事で攻撃は弾いたりする事は可能だが直は片手のみで行う事になる。
「本体のパワーアップか…スタンドの能力を重視するか…か。両方できりゃあいいんだが、そう都合よくはいかねぇもんだな」
錆を落としながら
(リゾットならメタリカですぐ落とせるんだろうがな)
と思っているとデルフリンガーが口を開いた。
「兄貴ィ、兄貴の横に居る化物は何なんだ?」
「……オメー、スタンドが見えているのか?」
「見えてるというより感じていると言った方が正しいぜ」
「まぁ剣が話してる事自体異常だからな…感じ取れても不思議じゃあねぇが」
「それにしてもおっかねぇよなぁ…夜に他のヤツが見たらぜってー茶ァ出すね」
「違いねぇな」
茶の部分はスルーし、己のスタンドを改めて見る。
下半身は存在せず胴から下は触手が『ウジュルジュル』と言わんばかりに蠢き無数の眼を持ちそこから煙を出しながらにじり寄ってくる化物を夜に見れば誰だってビビる。
ペッシが初めてグレイトフル・デッドを見た時なぞ本気で泣いていた事を思い出す。
もちろん説教に突入したのは言うまでもないが。
茶wwww支援するッ!!
526 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 18:02:20 ID:???
錆落としと印の効果を試し終えると、爆睡かましているルイズを叩き起こし授業へと向かう。
正直興味は無いが『護衛』継続中であるからには一緒に出ておかねばならない。
適当にルイズの近くの席に座る。
さすがにこの段階になって誰もその行為にケチ付けようとする者は居ない。
そこに新手の教師が現れる。
長めの黒髪に漆黒のマントを纏い冷たい外見と不気味さを併せ持った男だ。
「…雰囲気がリゾットに似てるな」
「リゾット?誰それ」
「オレ達のリーダーだ」
男が『疾風』のギトーと名乗った。
外見に反して結構若いらしく、その辺りもリゾットに似ている。
だが、性格そのものはリゾットとは大違いで一々人を挑発するような言い方をする。
(夜道に後ろから刺されるタイプだな)
率直にそう思う。
プロシュート自身、些細な恨みを積もらせ殺されたヤツを腐る程見てきた。
挑発に乗ったキュルケが直系1メイル程のファイヤーボールを作り出しギトーに向け放つが
ギトーは腰に差した杖を引き抜きそのまま剣を振るような動作で烈風を作り出し火球を掻き消す。
その烈風に吹っ飛ばされキュルケがこっちに吹っ飛んでくるが避けるのも何なので一応受け止めた。
それが元でルイズとキュルケが睨み合いを始めるがギトーはそれを無視するかのように解説を続ける。
「『風』は全てをなぎ払う。『火』も『土』も『水』も『風』の前では立つことすらできない
試した事は無いが『虚無』さえも吹き飛ばすだろう。つまり……『風』が最強だぁぁぁ!はらしてやるッ!!」
もちろん様々なタイプのスタンド使いと戦ってきたプロシュートはそうは思わない。
地形、相性、策、他にも色々あるが様々な要因で勝敗が変わる事を身を以って知っている。
グレイトフル・デッドの老化がギアッチョの氷に通用しないがリゾットの磁力では氷を突破できる事を。
そしてまたリゾットが姿を消したとしても自分の能力ならば見えなくとも攻撃できる。
ホルマジオがよく言っていたが要は使い方次第で幾らでも変わるのだ。
527 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 18:03:33 ID:???
ギトーがヒートアップしながら
「カスのくせによォォ〜〜ええ!ナメやがって、てめえ!」
と呟いているがそこに妙な格好をしたコルベールが乱入してきた。
プロシュートが思わず(どこのルイ14世だ)と突っ込みを入れたくなるぐらい不似合いな格好で。
その慌てている様子から見てかなりの大事なのだろうと予想を付ける。
コルベールが授業の中止を告げると教室が歓声が上がった。
「本日先の陛下の忘れ形見、アンリエッタ姫殿下が、本日ゲルマニア御訪問からのお帰りに、この魔法学院に行幸されます」
早い話偉い人が来るから出迎えの準備を生徒全員で行うという事である。
魔法学院の正門を通り王女を乗せた馬車を含めた一行が現れるのと同時に生徒達全員が杖を同時に掲げる。
北の将軍様も驚きのタイミングだ。
オスマンが馬車を出迎え絨毯が敷かれ馬車の扉が開き先に男が先に外に出て続いて出てきた王女の手を取った。
同時に生徒達から歓声が沸きあがる。
「随分と人気があるみてーだな」
「当然じゃない、トリステインの花って言われてるのよ」
だがプロシュートの興味は王女より鷲の頭と獅子の胴を持つ幻獣に乗った羽帽子の男を見ていた。
(マンティコア…いやグリフォン…だったか?メローネがやってるゲームで見た事あるが
貴族ってのはマンモーニばかりだと思っていたが…やりそうなのも居るじゃあねーか)
ルイズやキュルケもその男に視線がいっているのだがプロシュートも見ているため気付いていない。
三者三様の視線が浴びせられている事も気付かず男は去っていった。
528 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 18:04:32 ID:???
夜になり部屋に戻ったルイズとプロシュートだがルイズがベットに腰掛けたまま動こうともせずポケーとしている。
別にプロシュートにとってはどうでもいいのだが何時もと違う様子にはさすがに違和感を感じていた。
しばらく何もしないでいると、プロシュートの顔が瞬時に暗殺者のそれに変化したッ!
(……一人だが…抜き足差し足でこっちに向かってきてるな)
その時ドアがノックされた。
規則正しく長く2回、短く3回ノックされそれを聞いたルイズがハッと気付いたかのように反応した。
だがスデに警戒態勢に入っていたプロシュートの方が早い。
急いで着替えているルイズを尻目にドアを慎重に開ける。
真っ黒な頭巾を被っていた人が部屋に入ってきたのを見た瞬間―――
「きゃ……ッ……ッ…!」
プロシュートが流れるような動きで叫ばれないように口を押さえ押さえ込むようにそいつを地面に押し付けていた。
「…オメーみたいにあからさまに怪しいヤツってのも今時珍しいが
そんな格好で人の部屋に入ってくるって事は賊とみなされても仕方ないって『覚悟』してきてるんだろうな」
言いながら、頭巾を剥ぐがそれより先に何かの魔法を使われた。
「ーーーッ!グレイトフル・デッド!」
何かの魔法を使われたからには老化させるしかない。その結論に達し直触りを仕掛けようとした刹那――
「やめてプロシュート!そのお方は姫殿下よ…!」
慌ててそう叫んだルイズが膝を付いた。
その声に瞬時に反応し直触りを中止する。
頭巾を剥いだ顔を見る、興味が無かったためあまりよく見ていなかったが確かに昼間見た王女だった。
それを確認し、拘束を解くがまだスタンドは何時でも触れられるようにしてある。
アンリエッタが多少苦しそうに、だが凛とした声で言った。
「お久しぶりね…ルイズ・フランソワーズ」
←To be continued
529 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 18:05:29 ID:???
投下したッ!
さぁ次の説教をどうしようw
作者殿GJ!
乙!!
次の説教はアンリエッタにペッシペッシペッシ
をかますところから始めよう
おお〜。兄貴かなり話進んできたね。
乙&GJ!
作者さん乙!
花京院→兄貴と来たので、
そろそろメロン投下してもかまいませんねッ!
戦争に入るなら微妙に強要しているアンリエッタを正すことからはじめるといいんじゃね?
投下しようと思ったときはスデに(ry
アン様イッチャ悪いが原作ではアホの子だかんなw
花京院がサイトより年下だという驚愕の事実にさっき気がついたオレ
537 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 18:13:20 ID:???
ペッシx4は説教というより兄貴のデレの部分だからそれはな…
原作で『革命』を赦さないとか言ってるから『革命』→パッショーネへの『反逆』=それで兄貴マジ切れパターンかなとw
>>537 がんばってくれい兄貴の人。俺アンタの作品
一番好きなんで展開に期待してるぜ
++第三話 ゼロのルイズ@++
花京院典明が目覚めて、初めて目にしたものは昨晩ルイズが投げてよこした下着だった。
横に転がっているそれから視線を外し、起き上がる。
隣にあるベッドではルイズが寝気を立てている。子供らしい、あどけない寝顔だ。
「やっぱり夢じゃないのか」
心のどこかで期待していたことに裏切られる。やはり現実だった。
学生服の乱れを直し、花京院はルイズを起こしにかかった。
肩を叩いてみるが、起きない。
今度は枕を取ってみるが、起きない。
毛布をはいだところで、ようやくルイズが目覚めた。
「な、なに! なにごと!」
「朝だ。ルイズ」
「はえ? そ、そう……って誰よあんた!」
ルイズは寝ぼけた声で怒鳴った。顔がふにゃふにゃで、まだ眠そうだ。
「花京院典明。君の使い魔だ」
「使い魔? ああ、使い魔ね。昨日召喚したんだっけ」
ルイズは起き上がると、あくびをした。それから花京院に命じる。
「服」
椅子にかかった制服をルイズの側に置いた。
だるそうに寝巻きを脱ぎ始めるルイズに背中を向ける。
「下着」
「自分で取らないのかい?」
「なんで取る必要があるのよー」
寝起きのせいか間延びした声で反論する。
ここでもめるのも面倒なので、素直に従うことにした。
「そこのー、クローゼットのー、一番下の引き出しに入ってる」
下着を適当に取り出し、後ろに放り投げた。
ごそごそとルイズが着替える音がした後、
「服着せて」
「それも僕が?」
「あたりまえでしょ」
花京院はややうつむき加減で振り向く。
彼も一応思春期の少年である。多少なりともそういう情はある。さすがに直視するのには抵抗があったのだが……ルイズの身体を見て、すぐに元の表情に戻った。
ルイズの身体はまだまだ未発達だった。いくら下着姿だといっても、女らしい膨らみが全然ないので、焦ることも意識することもない。
着替えを手伝っているうちに、少女の着替えを手伝っているのか、少年の着替えを手伝っているのかさえ曖昧になってきた。
最後にマントの紐を締め、着替えは終了した。
メロン支援〜
兄貴のSSはバトルだけじゃなく日常描写もウマイから応援してるぜ。
ルイズと部屋を出ると、丁度隣の部屋のドアも開いた。
似たような木のドアが開き、現れたのは燃えるような赤い髪の少女だった。ルイズより背が高く、花京院より若干低めの身長で、むせるような色気を放っている。
ブラウスのボタンを上から二つ外し、胸元を覗かせている。褐色の肌はいかにも健康そうだった。
身長、肌の色、雰囲気、胸の大きさ……、全てがルイズと対照的だった。
彼女はルイズを見ると、にやっと笑った。
「おはよう。ルイズ」
ルイズは顔をしかめ、嫌そうに挨拶を返した。
「おはよう。キュルケ」
「あなたの使い魔って、それ?」
ルイズがうつむいて黙り込むと、キュルケはそれを肯定と受け取ったようだ。
「あっはっは! 『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出すなんてあなたらしいわ。さすがはゼロのルイズ」
……ゼロ?
花京院がルイズに目をやると、ルイズの白い頬は朱に染まっていた。
「うるさいわね」
「あたしも昨日召喚したのよ。誰かさんと違って一発で成功だったけど」
「あっそ」
「どうせ召喚するならこういうのがいいわよねぇ〜。フレイムー」
キュルケがそう声で呼びかけると、キュルケの部屋からのそのそと赤い何かが這い出てきた。
それは巨大なトカゲだった。全身真っ赤で、尻尾の先には小さな炎が灯っている。
むんとした熱気に、花京院は顔の前で手を振った。
「それは……?」
「もしかして、あなた、火トカゲを見るのは初めて?」
「ああ、初めてだ。しかし、鎖につながなくて大丈夫なのかい?」
「平気よ。あたしから命令しない限り襲ったりしないわ」
キュルケは顎に手をそえ、色っぽく首を傾げる。
悔しそうにトカゲを見ていたルイズは聞いた。
「これってサラマンダー?」
ルイズの顔を見て、キュルケは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「そうよー。火トカゲよー。しかも見てよこの尻尾。ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダー。とても値段なんかつかないわよ」
「そりゃよかったわね」
「素敵でしょ。あたしの属性にぴったり」
誇らしげに胸を張るキュルケに対抗してルイズも胸を張るが、全く勝負にならない。
ルイズをからかうのに満足したようで、キュルケは花京院に目を向けた。
「あなた、お名前は?」
「花京院典明」
「カキョウイン? 変な名前ね。ふーん」
キュルケは品定めするように花京院を見つめる。
花京院ひどいなw
花京院支援
「まあいいわ。じゃあ、お先に失礼」
赤い髪をかきあげ、さっそうとキュルケは歩き去っていった。
キュルケがいなくなると、ルイズは小さな肩を震わせた。
短い付き合いでも花京院はルイズの状態がわかった。
怒っているのだ。
「くやしー! なによあの女! 自分が火竜山脈のサラマンダーを召喚したからって! ああもう! それなのに私はあんただし!」
「気にしなければいいじゃないか」
「そういう問題じゃないの! メイジの実力を見るには使い魔を見ろって言われてるぐらいなのよ! それなのに……ああもう!」
大げさにうなだれるルイズ。
それを呆れながら眺めて、ふと思い出した。
「ところで、『ゼロ』って君のあだなかい?」
ぴくん、とルイズの肩が上がった。
怒りと不安がないまぜになったような表情を浮かべている。
「な、なんであんたがそれを?」
「さっき彼女が言ってたじゃないか」
「ああ、そうだったわね。ゼロはただのあだなよ」
「でも、どうして?」
「あんたが知らなくてもいいことよ」
急に突き放すような口調でルイズは言った。
頭は悪くは無さそうだったので、身長とか胸のことだろうな、と見当をつけた。
怒らせる必要もないので、その話題はそこで終わらせることにする。
「それより、今からどこへ行くんだ?」
「朝食を食べに行くのよ」
マントをなびかせながらルイズは歩き始めた。
To be continued→
モロだなw
支援の人たちどうもー。
原作に沿いつつゆっくり進んでいくつもりなので、
気長に眺めていてください。
乙ー。
ゆっくりでいいからがんばってください。期待してます
兄貴とメロンの人来てたのか。
乙!
・・・40分に投下させていただく
駄目だ。書く気はあるのだがジョジョ
の戦闘機転利きまくってるの読んでるとうまく書けそうにない。
もうちょっと勉強だ。
俺はとても戦闘機転なんて利かせられそーにないから、もうスタンドのパワーでごり押ししようかと考えてる。
すまん・・・どうやら時間の都合を間違えていた7時40分に投下する
これは前文とでも思っていてくれ
パーティはどうやら食堂の上のホールで行われるようでした
着飾ったルイズの美しさにそれまでゼロのルイズと呼んでからかっていた同級生たちまでもが
群がってダンスを申し込んできます
ですがルイズはそれを全部丁重に断りどうにかこうにかバルコニーに逃げてきました
バルコニーから見えた景色の中に自分の使い魔も含まれていました
「・・・あいつが来るわけないわよね」
なんとなくこういうきらびやかな舞台に来ることを自分の使い魔は嫌っているの
目立ちたくないだけなのかどうなのか知らないが来ないものを期待するほどバカでもない
その使い魔はなにをするでもなく、ただ星を見ていた
7時40分か。その時改めて支援するッ!
おっ、次は帝王の人か。
一時間わくわくして待つことにする。
だったら19時に投下して構いませんね!
兄貴ィ〜舞踏会はキングクリムゾンですかい?
咆哮! 貴族の誇りと黄金の精神 そのB
承太郎は……ルイズの胸よりぺちゃんこになって死んだ……。
揺ぎ無い事実がルイズの精神を追い詰める。
承太郎は『ルイズより強い』……しかし『ルイズの使い魔』なのだ……。
だから『承太郎がルイズを守る』事が当然であるように、
『ルイズが承太郎を守る』事もまた当然なのであった。
だが結局ルイズは承太郎に一方的に守られるばかりで、
破壊の杖を盗み出された時同様足手まといでしかなく、
その挙句――その挙句――挙句の果て――…………。
「ジョー……タロ……」
膝が砕けその場にへたり込むルイズ。
絶望感が足元から這い上がってきて、心身を冷たくさせる。
何もかも終わってしまったようにルイズには思えた。
何も、かも。
だが。
――……やれやれ。どうやら貴族を名乗る『資格』だけは持っているようだな。
承太郎の言葉を思い出す。承太郎が認めてくれたものを思い出す。
承太郎は自分の何を認めてくれたのだろう?
それは――。
「私は……敵に後ろを見せない。なぜなら、私は貴族だから!」
立ち上がり破壊の杖を抱きしめ己の杖を抜く。
破壊の杖が使えないのなら、失敗魔法の爆発を撃ち込むのみ。
何度でも何度でも、ゴーレムを破壊できるまで。
ルーンを唱える。
目いっぱいの魔力を込める。
そしてルイズは解き放つ。
「ジョータロー!」
なぜ、彼の名を叫んだのかルイズにも解らなかった。
彼の名を呼ぶ事に意味があるのか無いのか。
それでも叫ばずにはいられなかった。
ルイズの中の何かが突き動かした。
爆発がゴーレムの鉄の足を襲う。
しかし、傷ひとつヒビひとつ入らない。
それでも、ルイズの心は折れなかった。
そしてこれから起こる出来事を!
ルイズは『起こるべくして起こった出来事』として受け止めたッ!!
最初の異変はどちらだったか。
爆発を受けたゴーレムの足に、少しの間を置いてから突然ヒビが入った事だろうか。
それとも、ゴーレムの足の下……いや、中から聞こえる声と音だろうか。
ゴゴ……オ……オオ……。
「何か聞こえる」
タバサが呟いた。
オオ……オオ……オラ。
「遠くから聞こえるような……」
キュルケは耳を澄ました。
オラ……オラオラ……オラオラ。
「だんだん近づいてくる……!」
ルイズはこれから起こる事を一瞬たりとも見逃すまいと目を見開いた。
「こ……この声は!?」
森の中、木の陰に隠れながらフーケは驚愕した。
馬鹿なッ、この声はたった今踏み潰したはずの……!
オラ……オラ。
オラ……オラオラ。
オラオラオラオラ。
「ルイズ! 伏せて!」
キュルケが叫び、そこでようやく冷静に物事を考える能力を取り戻したルイズは、
慌てて巻き添えを食らわないよう地面に伏せた。
その直後、ゴーレムの鉄に錬金された足が内側から粉砕される。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
鉄を破って出てきたのは見た事もない屈強な男。
肌の色は青く、黒い髪をなびかせ、筋肉の鎧を身にまとった古の戦士を思わせる男。
その男が、後から出てきた見覚えのある男の周囲を回りながら拳を連打する。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラ――――ッ!!」
空条承太郎のかたわらに立つ男の腕は、
まさに承太郎が自分の身体から出していた『腕』そのもの!
これが承太郎の真の能力。承太郎が出せるのは『腕』なんかじゃあないッ。
それはメイジにとっての使い魔の如き存在。
それはまさにクールでタフな承太郎の分身とも言える、屈強なる人型の精神力。スタンド!
「やれやれ。ま……確かに硬い鉄だがぶち壊してやったぜ……」
承太郎が勝ち誇ったように言った直後、
鉄化した右の足首から先を完全粉砕されたゴーレムはバランスを崩して倒れた。
「ジョータロー! 無事だったのね!」
「ルイズ……手伝いな。『派手にキメる』ぜ……」
「任せなさいっ!」
ルイズは輝くような笑顔を見せ、再び杖を振るった。
承太郎もニヤリと笑ってぶっ倒れているゴーレムに肉薄する。
「うおおおッ! スタープラチナ!!」
即座に再生を開始していた足首を、承太郎のスタープラチナが再び殴り飛ばす。
「オラオラオラオラオラオラオラオラーッ!!」
足首からすね、すねから膝、膝から太もも、太ももから股間、股間から下腹部。
下から上へと削り取っていくかのような破壊の行進を続ける承太郎。
そして殴り飛ばされる土はすべて森の中へぶっ飛ぶ威力!
魔力の込められた土は次から次へと森の中へ消えていった!
承太郎の破壊活動を手伝うように、ルイズも呪文を詠唱する。
そして当然のように失敗魔法を放ち、ゴーレムの身体を次々と爆撃する。
スタープラチナの攻撃でヒビの入っていたため、ルイズの魔法でヒビが広がる。
そして崩壊。二人の連携プレイにより破壊速度が再生速度を圧倒的に上回る。
「チャンス」
上空から見ていたタバサが呟いて、承太郎の足跡にエア・ストームを放つ。
するとまだ残っていたゴーレムの土が、質量を大幅に失ったため竜巻に呑み込まれる。
そしてタバサもゴーレムの土を森の中へと吹き飛ばす。
「あらあら。ルイズまで活躍してるのに……私が活躍しない訳にはいかないじゃない」
キュルケもファイヤーボールで空中爆撃を開始する。
狙いはもちろん、承太郎の攻撃でヒビが入ってしまった部分。
ルイズの爆発とキュルケのファイヤーボールが同時に炸裂し、胴体を真っ二つに割った。
承りキターーーーー
支援!!
四人が一致団結して行った攻撃は、もはやあまりにも一方的すぎた。
土くれのフーケが作り出した自慢のゴーレムは、数分と持たず粉微塵にされる。
そこまでやられてはさすがにもう再生不能。
安全を確認したタバサはシルフィードを地面に着地させた。
「さすがダーリン! 無事でよかった!」
真っ先に行動を起こしたのはキュルケで、承太郎の腕にしがみつく。
続いてタバサが承太郎の前までやってきて、顔を見上げる。
「スタープラチナ……それがあの戦士の名前?」
「……まあな。見ての通り殴る蹴るしか能のねー能力だ」
「でも強力」
寡黙同士の会話最長記録樹立の瞬間であった。
といっても二人とも元々ろくすっぽに話す機会など無かったが。
キュルケとタバサに囲まれた承太郎を見て、ルイズはちょっとムッときた。
多分、独占欲のせい。自分の使い魔だから、他のメイジと親しくして欲しくないような。
でも相手がギーシュだったら、どうだろう、とも思ってしまう。
ちょっと前なら、あんな最低最悪な貴族の風上にも置けない男と一緒にいると、
ヴァリエール家の使い魔としての品が下がる……とか思ってたかもしれない。
でも今だと、多分、特に、嫌な感情を持てない気がする。
ギーシュだと大丈夫で、キュルケ達だと何かダメなのは、何でだろう?
その理由を考えていると、ルイズ等の近くの茂みがガサガサと揺れた。
ルイズはハッとして破壊の杖を強く抱きしめて振り返った。
「誰ッ?」
土くれのフーケではないかという警戒心がルイズとキュルケに杖を抜かせる。
承太郎は特に気にした様子を見せず、のん気にタバコを取り出して火を点けた。
タバサはタバコの煙に少し眉をしかめたが、承太郎同様あまり動こうとしなかった。
「わ、わたくしです。ロングビルです」
出てきたのはミス・ロングビルだった。右手に杖を持って、笑顔を浮かべている。
あちこち擦り傷が見られるが結構大丈夫だったらしく、足取りもしっかりしてる。
「ミス・ロングビル! 無事だったんですね」
「心配かけてごめんなさい。それより、フーケのゴーレムはどうなりました?」
安堵の笑みを浮かべて杖を下ろしたルイズに、ミス・ロングビルが歩み寄る。
だが突如としてスタープラチナの腕が伸び、ロングビルの杖を奪いへし折った。
「キャッ!?」
混乱したミス・ロングビルはその場に尻餅をついてしまう。
そして地面についたミス・ロングビルの手の指と指の間に、
へし折られて先端の尖った杖が物凄い勢いで投げつけられる。
「ちょ、ちょっと!? ジョータロー!?」
突然の暴挙にルイズが慌てて詰め寄ろうとするが、
承太郎との間にタバサが杖を割り込ませて動きを制した。
「ちょっと、あんたまで何の真似よ? こいつはミス・ロングビルに失礼を働いたのよ?」
「フン! 承知の上の失礼だぜ。こいつはミス・ロングビルじゃあねえ。
今解った! 土くれのフーケは『こいつ』だ」
一拍の間。
「えぇーッ!?」
ルイズとキュルケが叫んだ。
「それは考えられないわジョータロー!
彼女はオールド・オスマンの秘書なのよ、身元ははっきりしているわ!」
「その通りよ! でも、タバサ、あなた驚いてないのね? 『まさか』なの?」
コクリとタバサがうなずく。
それを見て、キュルケはミス・ロングビル=フーケという図式の過程は解らずとも、
その図式がほぼ間違いないだろう事を確信した。
ミス・ロングビルは――目を丸くし驚いた表情を見せつつ、冷や汗を浮かべている。
「……証拠はあるの? ジョータロー」
ルイズがいぶかしげに問うと、承太郎は静かに、しかし力強く答えた。
「ああ……あるぜ」
一番好きな人きてたw
まさかこの続きはwwwwwww
571 :
マロン名無しさん:2007/06/13(水) 19:07:07 ID:UI/o253v
あのシーンかっ!!
煙きたーーーw
って気になるところで終わるんじゃNEEEEEEwwwww
これはもうアレしかないだろw
ついにくるのかw
△メイジはタバコの煙を吸うと鼻に血管が浮き出る…
「土属性のメイジはタバコの煙を吸うと鼻に血管が浮き出る」に魂のコイン4枚ッ!
ここは作者のななめ上の展開に期待
承「タバコの煙を吸うと鼻に血管が浮き出る」
フ「タバコ?何のことかしら?」
承「忘れてたぜ、この世界には紙タバコが流通してねえってことを」
>>579 なにそのギャグ展開w
そんな承太郎は承太郎じゃねえw
どんな展開になるんだろ。
作者さんの発想に期待だな。
582 :
マロン名無しさん:2007/06/13(水) 19:28:55 ID:4RQj1nx6
時を1秒止めた。つぶされる寸前にな。そして脱出できた。やれやれだぜ……
こういう展開だと思ってたのだが。
それとも、止めたけどそのことはまだ秘密にしているとか?
>>582 運命の車輪のときみたく穴を掘ったんじゃないか?
まぁ、自称ダイヤの堅さのカルシウムの塊もオラオラだけで破壊したしなぁ。
…………つまりこういう事か?
「原作通りの展開じゃつまらんから、斜め上の面白いアイディア考えてこい」…………と。
やれやれだ。こいつぁマジにヤバい最強の注文かもしれん。恐ろしいやつだ。
だがなスターダストには……いや、SS職人には伝統的な物語の発想法があってな……。
ひとつだけ残された戦法があったぜ。
それは! 『逃げる』
587 :
ガノ:2007/06/13(水) 19:32:43 ID:???
スタプラにとって鉄などガラスのようなものよ。
ダイヤは一気に叩けばすぐに壊れるってのは言っちゃ駄目だぜ
ロケラン使わずにゴーレム倒しちゃったなぁ。
それにしてもスタープラチナが殴る蹴るしか能がないとは、承太郎もよく言うぜw
ロケランはラスボスのときに仲間が投げてくれるものだしな
バイオかよw
では投下する
使い魔の男はなにをするでもなく学院の庭で星を見ていました
(・・・俺の野望)
その使い魔、ディアボロは少しばかり構想にふけていました
(俺はなぜ野望の成就を目指したのだったか)
単純な考えでした。彼は己の野望を追い求めていました
ですがそれは失敗に終わり、地獄を経てこの世界に来たのです
不意に自分を打ち倒した金髪の青年の言葉を思い出しました
「生き残るのは…この世の「真実」だけだ…
真実から出た『誠の行動』は、決して滅びはしない…」
ならばこの世界での生は自らが真実に到達したからだろうか
「そしておまえの行動が真実から出たものなのか
それともうわっ面だけの邪悪から出たものなのか」
そうだ。簡単な考えだったのだから答えだって簡単だった
(俺は・・・ただ幸福になりたかっただけではなかったのか?)
お。ボス久しぶりだ。
支援!
星を見上げる使い魔は答えに到達しました
自らを帝王にするという野望はただの幻想だということにして
今の自分は幸福にあろうとそう考えました
この先、この世界で死にGERがまた発動したのならこの答えは一時のものでしょう
ですが今は
「主人ルイズに仕える使い魔であるとしよう
―――なんだ。俺は彼女に好意を抱いているのか」
いたって他人事のようにそう言いました
「きっとお前も同じなのだろうな。ドッピオ」
自らのもう一つの人格に話しかけるディアボロ、返答はありません
「・・・・・だが」
支援せずにはいられない
一つため息をついてディアボロは
「・・・俺は幸福にあるべきではないな」
きっと彼は暖かくあることを恐れているのでしょう
自らの娘が出来たところで野望を成就させようとした自分は殺そうとしました
自分は幸福にあろうとすることは許されない
暖かさを拒絶した自分にはもう訪れさせてはいけない
・・・そう。幸福を得ようとした代償に大量の他者の幸福と暖かさを奪ってきた自分にその権利は無い
「・・・だが、お前はちがう。
ドッピオ、お前には権利はある」
もう一度、もう一つの人格に話しかけます。もちろん返答はありません
「お前は主人格である俺に命令されただけだ。おまえ自身の意思は介入していない
―――もしも、俺が消えてお前が残ることがあるのなら」
お前だけでも幸せになれ、その言葉をディアボロは心の中に止めておきました
ボスにも黄金の精神が!?
特にやる事も無く星を見ていたディアボロの横に
「なにしてるのよ?ディアボロ」
自らの主人が来ていました
「・・・何もしていない。だがよく私だと分かったな」
ふとした疑問を主人にぶつけました
意識変更による多少の肉体の変換はありますが基本的に殆どドッピオと変わらないはずです
「分かるわよ。雰囲気っていうか周りの空気っていうか・・勘で分かるのよ」
「そうか」
会話はそこでとまりました。ディアボロは話すことなんてありませんので基本はルイズからの返答のみです
「・・・ねえ」
ふとルイズに話しかけられました
「何だ?」
簡単な返答を返します
「・・・頑張って、頑張りぬいた人が最後に報われないっていうの、どう思う?」
「それは仕方の無いことだったのだろう。所詮、努力を重ねたところでそれが叶うかどうかなど未知数だ
努力は単に成功率を上げるためにする行動だ」
「・・じゃあアンタはどうなの?」
地獄ッ!
その黄金の体験がボスを優しくさせたッ!
ディアボロの大冒険をやった人間にしてみればあるべき変化だぜ。
ここまで性格が変わってるのにちゃんとボスと思えるところが良いな
「それも同じだ・・・だがそれが他者から奪い作られた努力なら別だ」
「でもアンタはフーケを倒したっていうのに・・・何にもないなんて」
ディアボロは目の前の主がただ報われないのが嫌なだけということを理解しました
そしてこう答えました
「使い魔なのだから賞賛されるのは主だろう。私にはそれで十分だ」
「でも・・!」
「あと賞賛するのであればドッピオにしてくれ
―――私にはその資格はない」
そういってディアボロは寮へ歩いていきました
(それでも・・・アンタだけが報われないなんて)
ルイズには彼の言葉への反発しか生まれませんでした
「絶対に・・・認めない。アンタだけが報われないなんて」
そう言ってその背中を追って行きました
ですがその後を追って部屋に行ってもディアボロはもう眠っていました
「・・このくらいならいいわよね?」
彼以外、誰もいない部屋でつぶやき
「・・今回は助かったわ」
そのお礼の言葉をつぶやきました
投下した
GJ
ボスかわいいよボス
GJ!
ボス…いつまでもついていきます!
デモベっぽいセリフが入ってて燃えた。
このボスが元の世界に戻ったら、GERが再発するのかな?
それとも、ボスにとっての真実に到達したから、GERさえも打ち勝つのかな?
GJ!
GJだ。実際にはボスが改心するなんてありえないと
は思うんだがGERのドS攻撃喰らって黄金の精神手に入れ
たんだな。
ボスがいい人になってる
哀愁が似合う人になってるねw
原作を見てもボスは元々悪いやつじゃないと思う、
ドッピオとか見てそう思う。
こんなんディアボロちゃうわ
そもそもボス転落劇の始まりが
子供にまで麻薬配った事+暗殺チームにあまり報酬与えていなかった
だからなぁ,,,,後者はしょうがないとしても前者はまずかった。
ああジョルノにとっては無関係なじいさん殺すような試練を始めた男の上司というのもあるのか?
流石にこれはないか。
まあGER後だからな。
続きが書けたので投下します。
来いッ!
マフィアで麻薬販売していない方がおかしいと思うけどね
よし来い
濃尾無双のオスマンきたーw
GJッ!
実に読みやすくて楽しいぜ!
>>613 単にイタリア全土で歯向かおうッて奴がいなくなったから、暗チーに報酬やれなくなってだけじゃね?
621 :
ポルポル:2007/06/13(水) 20:28:00 ID:???
だったらワシはその後じゃ喃
麻薬はお金になるからね
マフィアとかギャングとかが麻薬を売買するのは手っ取り早く金になるから
暗殺もスタンド使えばけっこう儲かると思うけどね
食堂の入り口に顔を向けた状態で、ギーシュは硬直していた。
(オスマン師が覚醒しておられる!)
オールド・オスマン。
トリステイン魔法学院院長。
伝説のスクエアメイジ。寿命を克服した超越者。
そして
複数の国から、封印指定されている唯一のメイジ。
どこの国にも厄介なメイジは存在する。
対象が広範囲すぎて戦に使えぬ凍結魔法、天候を司る禁呪、人心を操る禁呪…
そういった魔法の使えるメイジは普通、それなりの役職を与えられて国家の監視下に置かれる。
簡単に云えば飼い殺しだ。魔法を使わせない為の地位と恵まれた生活、そして周囲に配置された監察官。
封印指定、とはそのような待遇を意味する。
ギーシュは父からそのメイジにおける禁忌について聞いていた。
一つの国家の監視下に置かれていたオスマン師はかつて辺境の地で実体化した魔獣と戦い、
三日三晩の死闘の末これを退去させた。後にこの功績により現在の学院長の地位に就くのだが―――
それは半分の理由でしかない。
諸国の為政者は、恐れたのだ。
辺境の村を一つ完全に消滅させ、大きな湖を出現させた魔獣。―――本当にそれは魔獣の仕業なのか?
魔獣の目撃者は数人居るが、既に地形が変わってから駆けつけた者だけだ。
ひょっとしたら―――あの魔獣は、かの英雄が自分の過ちを隠蔽する為だけに―――
真相を知る者は、誰一人生き残っていないのだ。
かくして
元凶となった(あるいは無実の罪を着せられた)異界の本と、
魔獣を退去させた英雄(あるいは狂気の大規模殺戮者)は、
一つの国家では抑えきれぬとして、トリステイン魔法学院にて複数の国家による監視下に置かれた。
ギーシュが生まれる前から続くこの監視は、うまく機能していた。
日々の職務で忙殺し、余計な些事に関わらせない。
続く平和な日々はその鋼の如き精神を曖昧にさせ、最近では色ボケ好々爺と化していた―――はずだった。
数分前までは。
投下がなければ、40分に投下します。
もしよろしければ支援お願いいたします。
(殺される)
ギーシュは確信していた。オスマン師はもはや生徒の姿など見えていない。
あと数秒のうちに、この使い魔を殺す大規模魔法をこの場にいる全てのものを巻き添えにして放つだろう。
そして―――ギーシュは思い当たる。
オスマン師を覚醒させてしまったグラモン家の使い魔。
複数国家の政治的バランスから考えて―――グラモン家の取り潰しは確定だ。
いや、父や兄の命すら危うい。
(駄目だ、それは駄目だ!)
(ここで止めなきゃ駄目だ!考えろギーシュ!)
僅かコンマ数秒、しかし彼の中で最も高密度で思考した、人生最長の一秒未満が始まる。
と思ったら、更新する間にいつの間にかぁぁぁあー。
というわけで、しばらく待ちます。
(オスマン師とミドラー、どちらかを無力化すればこの場は収まる)
(ミドラーだって師がこの上なくヤバイのは感づいてる。オスマン師が殺意を消せば落ち着く)
(そしてオスマン師は明らかにこちらの説得など聞こうとしない。)
(ミドラーの説得、時間が足りない上にミドラーに話しかけようと後ろを向いたらオスマン師が魔法を放つ!)
(では実力行使…魔法でオスマン師を?却下!)
(ミドラーを?ワルキューレ呼ぶ前に瞬殺確定!)
(そもそもどちらかに呪文を始めた時点でオスマン師が殺しにかかる!)
(だから呪文では駄目だ)
(取るべき行動は、オスマン師に使い魔の乱行を謝罪しながら、ミドラーを無力化すること!)
(考えろ、考えろギーシュ・グラモン!)
(ミドラーを、呪文を使わずに、無力化!)
刹那の後、ギーシュは行動を開始した。
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;) 何?子供に麻薬を売ってはいけない?
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「子供に麻薬売らせる」
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / ! ヽ
ここでもスプーなのか!?
キターーーーー!!
ギーシュが格好良くなってるぞ!
どうなるんだーーー?!
>>629 卿は悪人になっても大成しそうなww
支援
卿wあんた紳士ちゃうんかw
「偉大なるオールド・オスマン師に申し上げます!」
(大丈夫、声は震えてない)
体はオスマン師に正対。ミドラーを背後に。万が一にもミドラーの態度で師を暴発させてはならない。
「使い魔の不始末、このギーシュ・グラモンの不徳の致す所であります。」
テーブルの上から栓抜きを掴む
「しかしながら此度の惨状、三人の不心得者が使い魔への暴行を加えたことが発端となっております」
そして、言葉と同時に
―――栓抜きで、自分の左手の小指を、へし折った。
激痛がする。それはミドラーも、感覚のリンクしている使い魔にも伝わる。
「いわば使い魔の自己防衛の末の暴発であります。」
続いて薬指、中指をへし折る。
「本日がこの使い魔の初披露目でもあることを鑑みて、杖をお納めくださいますようお願いいたします」
最後に深々と一礼する。
―――人差し指までへし折った激痛に歪む顔を隠す為に。
ミドラーは、左手を押さえて蹲っている。意識が飛んでいるようだ。
病み上がりで体力が回復してなかったのが幸いした。
ミドラーが万全の体調であったならば、左手程度では気絶しなかっただろう。
激痛に脂汗を流しながら、ギーシュはそんなことを考えた。
「今回の件は不問とする…」
オスマン師の声が食堂に響く。
ギーシュはほっとしたが、続く言葉に全身が凍りついた。
「ただし、皆の前でそれが本当にうぬの使い魔であることを証明せよ」
愕然とするギーシュ。
「しょ、証明ですと…」
「三日後、虚無の日、正午じゃ」
証明できなければ殺す、と言外に含ませてオスマン師は立ち去った。
モンモランシーが何か言いながらこちらに走ってきたが、激痛と絶望に崩れ落ちるギーシュには聞こえなかった。
ディアボロが直接売ったわけじゃないからな。末端が勝手やったと言えなくも……厳しいか。
ていうかギーシュw お前はホンマモンの虎眼流かw
るろうに剣心を思い出した俺は
間違いなく異端
投下完了!
スプーの件はかなり面白かったので流用させていただきました!
DIO様に感謝いたします!
卿ッ!ゆるさねえッ!あんたは今ッ!オレの心を『裏切った』ッ!
GJ!
こえ〜! オスマンこえ〜よ!
メイジ道はシグルイなのか!
乙!毎度オスマンさんは
作者によって性格極悪になるなw
ギーシュとミドラーが二輪でもするのかwww
GJ!
ギーシュ頑張ったな
これから彼には漢になってほしい
つーか、ルイズもサイトも影うせぇぇぇぇwwwww
なんという虎の子
このギーシュは間違いなく武門の家柄
644 :
506:2007/06/13(水) 20:41:58 ID:???
GJ!
今の俺にはあまりも魅惑的な展開だ!
岩本オスマン先生には期待してるぜ!
ゼロの使い魔をシグルイ風にするスレはここですか?
GJです。
うっかりしそうになり、申し訳ないです。
ということで、投下がなければ50分に今度こそ。
デルフリンガー「なまくらと申したか」
デルフリンガー「ちゅぱッちゅぱッ」
指が六本ありそうなオスマンだなw
これはどう考えても岩本オスマン先生の前でギーシュはミドラーと二輪フラグwww
っていうかこういう書き方もあるのかぁ…
ギーシュに何かを憑依させようかしら
康一とギーシュが、ヴェストリの広場で決闘を始めていた頃、
学院長室ではコルベールが泡を飛ばしてオスマン説明していた。
春の使い魔召喚の際に、ルイズが康一という平民を呼び出したこと。
そして、その康一に刻まれたルーン文字が気になり、それを調べると、
『始祖ブリミルの使い魔たち』という文献に、全く同じルーン文字が載っていたことを。
「なるほどのう……」
オスマンは、コルベールが描いた康一のルーン文字のスケッチを見ながら呟き、言葉を続けた。
「して、これは何の使い魔のルーンなんじゃ?」
「それなんですが、ここを見て下さい!」
コルベールは、『始祖ブリミルの使い魔たち』に書かれていた、ルーン文字の項を開いた。
そこには、様々な使い魔に刻まれていたルーン文字が表のようになって載っていた。
その表の中に、康一の手に刻まれたルーン文字と全く同じルーン文字が載っている。
オスマンは、そのルーン文字を見ながら目を見開いた。
「ふむ……。ほほう、これは……」
「もうお分かりかと思いますが、このルーンは何の使い魔のルーンであったか、書かれてないんです!」
オスマンは、長い髭を弄りながら首を傾げた。
「妙じゃのう……。他のルーンは全て名前が記されておるぞ。
ここに書かれている『ガンダールヴ』とかな……。なぜこれだけ記されてないんじゃ?」
何も名前が記されてないルーン文字を指差して質問してくるオスマンに戸惑いながらも、コルベールは質問に答える。
「自分なりに、二つの仮説を立てて見たのですが……」
「ふむ、言ってみなさい」
コルベールは、禿げ上がった頭をハンカチで拭きながら言った。
「まず一つは単純なものでして、単に書き忘れたか、ここの文字だけ剥げてしまったか……です」
「なるほど。して、もう一つは?」
「召喚後すぐに、何らかの原因でその使い魔が死に至ったか……です」
コルベールは、コホン、と咳払いをしてから話を続けた。
「この場合、何の種類で、どんな能力を持っていたのかわからず、名を記すことすら出来なくなりますからね……」
オスマンは瞑っていた目を静かに開くと、悟ったように言った。
「つまり、こういうことか? 『あの平民は未知の能力を持った、未知の使い魔である可能性がある』」
「Exactly(その通りでございます)」
コルベールが頭を下げながら答える。
そんなやり取りが行われてる時、ドアをノックする音が聞こえてきた。
「誰じゃ?」
オスマンがドアの前までいくと、ドアの向こうからロングビルの声が聞こえてきた。
「私です。オールド・オスマン」
「なんじゃ?」
「ヴェストリの広場で決闘をしている生徒がいるようです。大騒ぎになっています。
止めに入った教師がいましたが、生徒達に邪魔されて、止められないようです」
オスマンは、髭が揺れるほど深いため息をついて言った。
「まったく、暇をもてあました貴族ほど、性質の悪い生き物はおらんわい。で、誰が暴れておるんだね?」
『暇をもてあました貴族ほど、性質の悪い生き物はいない』と聞き、
貴方もその一人よ、クソジジィ! と思いながら質問に答えるロングビル。
「一人は、ギーシュ・ド・グラモン」
その名前を聞き、やれやれと言った感じで俯くオスマン。
「あの、グラモンとこのバカ息子か。あんな寄生虫なんぞ、放っておきなさい」
「しかし……」
「おおかた女の子の取り合いじゃろう。相手は誰じゃ? どうせマリコルヌのカスあたりじゃろう」
仮にも自分の生徒を、寄生虫だのカスだの酷い男だ……。などと思いながらコルベールは聞き耳を立てている。
「……それが、メイジではありません。ミス・ヴァリエールの使い魔の少年のようです」
オスマンとコルベールは顔を見合わせた。
カスって…黒いなぁオイ
オスマンもトリスティン無双のメイジからゲス野郎へと変化が激しいなwww
「……なんじゃて?」
「ミス・ヴァリエールの使い魔の少年です。教師達が、決闘を止めるために『眠りの鐘』の使用許可がほしいと……」
オスマンの目が、鷹のように鋭く光った。
「アホか。たかがそんなことの為に、秘法を使えるか。もう一度言うぞ、放っておきなさい」
「……わかりました」
ミス・ロングビルが去っていく足音が聞こえた。
コルベールは唾を飲み込んで、オスマンに質問した。
「オールド・オスマン、まさか……」
「うむ、その『まさか』じゃ。もしかしたら凄いものが見られるかもしれんぞ」
そう言って、オスマンは杖を振った。
壁に掛かった大きな鏡に、ヴェストリ広場の様子が映し出される。
「オールド・オスマン! 危険すぎます! 万が一、あのルーンにとてつもない能力が秘められていたら……」
「その時は私が責任を取ろう。私はただ純粋に、どんなものか見てみたいのじゃよ。キミだってそうだろう?」
コルベールは静かに目を瞑り、軽く頷いた。
オスマンは、鏡の前にあった椅子に座り、ギーシュと康一の戦いの様子を静観し始めた。
封印指定とか萎えるからやめてくれ
そういう設定を使うにしても、別の言葉にしてほしかった
ダッシュの多用もきのこかぶれに見えてしまう
ネタでやってるんだろうしそう神経質になるな
しらんがな(´・ω・`)
>>657 たとえばどんな言葉にして欲しかったんだ?
康一の怒りは頂点に達していた。
目の前いる男、ギーシュは何の関係もないシエスタを傷つけた。
彼女は気絶しただけで済んだが、もし当たり所が悪ければ最悪の事態もありえた。
「よくもシエスタさんを……」
そう言って、康一は怒りの眼差しでギーシュを睨みつける。
一方、ギーシュは突然の乱入者によって完全に動揺していた。
「ぼ、僕のせいじゃない……あ、あんなの予測できるはずがない……!」
ギーシュは、今まで女を泣かしたことは何度もあったが、殴ったりしたことは一度も無かった。
それは、貴族だろうと平民だろうと、美人であろうとブスであろうと例外は無い。
ギーシュにとって、女を殴ったり蹴ったりするのは、この世でもっとも最低の行為であると思っているからだ。
「あ、あれは……あれは不可抗力だ……」
しかし、不可抗力とはいえ、女を殴ってしまった事実は揺ぎ無かった。
康一は、どんどんギーシュに近寄ってくる。
ギーシュの頭の中は、後悔、混乱、恐怖といった感情がぐるぐると交差していた。
「ち、近寄るな……」
ガタガタと震えながら後ずさりするギーシュ。
康一が迫ってくる恐怖に我慢できなくなり、ギーシュの理性が弾けた。
「ぼ、僕のそばに近寄るなああー――ッ!」
>>657 お前のキノコかぶれてるのか?お大事にな
試演
ボス、セリフとられちゃいましたよwwwww
ギーシュに永久死亡フラグが…
鬼でも見たかのような表情で薔薇を振り、ゴーレム達に攻撃を命じる。
一体のゴーレムが康一を攻撃しようとした瞬間、『ドガァァァン』という音と共に、粉々に弾けとんだ。
「あ……ああ……うわぁぁぁああああああー――ッ!!」
二体目、三体目のゴーレムが康一に殴りかかる。
康一が、少し体をずらした次の瞬間、二体目と三体目のゴーレムが『ズバッ』という音と共に、豆腐のように切り裂かれた。
二体のゴーレムは、真っ二つになって地面に転がる。
「く、来るなッ! 来るなッ! 来るなぁぁぁあああああー――ッ!!」
残りのゴーレムで、一斉に康一を攻撃する。
四方を取り囲み、完全に康一の体を捕らえたと思った瞬間、『ドンッ』という音と共に、全てのゴーレムが上空に吹っ飛んだ。
康一の後方で激しい金属音を立てながら、ゴーレムは思い切り地面に体を叩きつけ、バラバラに分解した。
「うぁ……ぁぁああ……」
全てのゴーレムがやられ、無防備になったギーシュを守る者はどこにもいなかった。
ギーシュの頭に絶望の二文字が浮かんだ。
一瞬でゴーレム達を倒したバケモノ、勝てるわけがない……。
そう思いながら、震えていたギーシュの目の前に康一が迫る。
「ひッ! く、来るなッ! 来ないでくれぇぇぇぇええええー――ッ!」
支援
ここはSS批評をするスレじゃないんだ、
チラシの裏にでも書いてろ、な?
既存キャラにオリジン設定、ってのは嫌われやすい傾向にあるぞ
ホルwwwホースwwwww
嫌いな作品があるならスルーしてくれないか?名前欄に作品名入れてくれてるんだからNGにしてもいいしさ
下手に叩くと荒れるだろうしさ
ギーシュは自分の杖である薔薇を投げ捨て、康一から逃げようとする。
しかし、ACT2は既に、ギーシュに『ピタッ』という音を張っており、ギーシュは一歩も動けなかった。
康一は、身動きが取れないギーシュを、鋭い眼差しで睨みつける。
ギーシュは、まるで巨大な鬼か悪魔に見下ろされたような気分になり、全身をガタガタと震わせていた。
「ひぃぃッ! こ、殺さないでくれ……! た、頼む……!」
康一は、命乞いするギーシュを無言でブン殴った。
エコーズではなく、自分自身の拳でギーシュに右ストレートを浴びせていた。
『ピタッ』という音が剥がれ、ギーシュは地面に転がった。
「あが……ぐぐぐ……ぐ……」
「いいかッ! 今のは、シエスタさんを侮辱した分だッ! そしてッ!」
康一は、ギーシュの胸倉を掴んで、さっきよりも強く拳を握り締める。
「これはお前のガラクタに殴られた、シエスタさんの痛みだァー―――――ッ!!」
「うわぁぁぁあああああああああー――――――ッ!!」
康一の渾身を込めた一撃が、ギーシュの顔面ど真ん中にクリーンヒットする。
前歯が一本抜け落ち、ギーシュは顔面を押さえながらもだえている。
康一は、地面を転げまわっているギーシュに馬乗りなった。
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;) 何?封印指定という言葉が嫌だ?
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「その部分だけ気にしなければいい」
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / ! ヽ
雑音は無視
感情で決めることを他人に強要するな
一人で勝手に萎えてろ
「も、もう止めてくれッ! 僕が悪かったッ! 謝るッ! 謝るからもう許してくれぇ……」
情けない声を上げながら、ギーシュは涙を流した。
「僕のことなんてどうでもいい……」
康一は、気絶しているシエスタをチラリと見て言葉を続ける。
「シエスタさんに言った言葉を取り消せ。そしてちゃんと頭を下げて謝るんだッ!」
「わ、分かった……。取り消す! ちゃんと謝るッ! なんでもするッ!」
馬乗りになっていた体勢を解き、康一は立ち上がった。
「本当だな? 嘘をついたら承知しないぞッ!」
「き、貴族の誇りに誓う!」
康一はニヤリと笑って、ギーシュを指差して言った。
「よし、なんでもするって言ったな……。 それじゃあ明日からさっそく……炊事、洗濯、家事の世話を全部やれ!」
「えッ!!」
「フフ……ジョーダン! ほんのジョーダンだって! フフフ……」
ギーシュの肩にポンっと手を置いて、康一はシエスタの所へ向かった。
康一に脅されたギーシュは、涙を流しながら呆けていた。
「……。(じょ、冗談に……き、聞こえなかった……)」
675 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 21:05:55 ID:???
さすが卿は何時も的確なアドバイスをくださるなッ!
とりあえず落ち着けおまえら
卿は相変わらず的確だ。
康一くんの攻撃もまた的確だ。ていうかえげつねw
シエスタを抱え、歩き出そうとする康一の元に、ルイズが駆け寄った。
「コーイチ!」
「どうだい、勝ったぞ……。少しは僕のこと見直してくれたかい?」
「ふ、ふんだ。ギーシュが弱かっただけよ!」
突如、康一に重い疲労感が襲った。膝が抜け、力が一気に抜ける。
「そ、そんなことより、治療……」
「ぼ、僕は後回しでいいからさ……シエスタさんのこと……頼むよ……」
抱きかかえていたシエスタをそっと置いて、康一は地面に倒れた。
意識が朦朧とする康一に、ルイズの叫び声が聞こえてくる。
――そういえば……僕のエコーズACT2は、物理的ダメージはないはずなのに……
どうしてあのゴーレムに対しては爆発させたり、分断させたりできたんだろうか?
しかも……今までにない物凄いスピードで……まあ、今は……休みたい……な――
そんな風に思いながら、康一の意識は闇へと沈んだ。
それと同時に、康一のルーン文字の光もふっと消えた。
広瀬康一――気絶。ルイズの治療を受ける。
シエスタ――大した怪我じゃなかったため、この後、すぐに目を覚ました。
ギーシュ――この後、シエスタに謝りに行った。前歯が一本抜けたため、『歯抜け(マヌケ)のギーシュ』というあだ名がついた。
To Be Continued →
なんというギーシュ
このギーシュは間違いなくチビ
なんと言うタマミwww
このギーシュは間違いなく舎弟。
ということでGJ!
>>668 それなら他の作者氏の作品でも性格が改変されていたり、スタンド使いになっていたりと色々あるだろ。
ぶっちゃけ、オリ設定そのものじゃなくて、きのこ設定に過剰反応してるだけちゃうんかと。
>>670も言うように、スルー力を身につけるんだ。
ギーシュに三頭身フラグが立ちました
康一くんがしっかりと悪者達に好かれますように……。
舎弟になったwww
ギーシュACT2は間違いなく低身長
マンセー信者のみ受け入れるスレはココですか
GJ!
このあとギーシュは背が縮むのか
まあ死亡は免れたから良かったんじゃないのかな
>>681 承知した。俺自身は面白ければなんでもOKだしな
型月すげーな。このスレが荒れるなんて。
以上です。
支援ありがとうございました。
康一君は武器を使わないので、ガンダールヴとは違いながらも、
似たような設定で行こうかなと思いました。
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;) 何?きのこ設定が嫌だ?
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「きのこを好きになる良い機会だ」
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー まあ私はきのこより、 他の食べ物の方が好きだが。
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / ! ヽ
>>685 マンセー信者のみを受け入れるんじゃない。
何を云ったらスレが荒れるかを、想像デキン奴がNGなのだ。
. -―- . やったッ!! さすが
>>672卿!
/ ヽ
// ', おれたちに的確なアドバイスを
| { _____ | 平然とやってのけるッ!
(⌒ヽ7´ ``ヒニ¨ヽ
ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′ そこにシビれる!
/´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {. ヽ _ _ あこがれるゥ!
`r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ ) ( , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
{(,| `'''7、,. 、 ⌒ |/ニY { \
ヾ| ^'^ ′-、 ,ノr')リ ,ゝ、ー`――-'- ∠,_ ノ
| 「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了
, ヘー‐- 、 l | /^''⌒| | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人
-‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ !‐}__,..ノ || /-‐ヽ| -イ,__,.>‐ ハ }
''"//ヽー、 ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿! , -===- 、 }くー- ..._
//^\ ヾ-、 :| ハ  ̄ / ノ |. { {ハ. V'二'二ソ ノ| | `ヽ
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<. / |. ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
/ <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ \ `丶、 |、 \\'ー--‐''"//
\___,/| ! ::::::l、 \ \| \ \ヽ / ノ
693 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 21:11:14 ID:???
てかきのこって何ぞと思ってたが荒きのこ先生の事か
卿! サイコーです!
卿はいつも我々に正しい答えを下さいますね!
きのこ設定とか言われても、何が何だか分からない俺がいる。
どちらかと云うとDIOルイズ氏の三次SSだわな。
きのこ?そんなのシラネ。
>>695 健全に生きていくためには知らなくていいこともあるんだよ
康一くんだけは敵に回しちゃいけないって玉美が言ってた。
投下させていただきます。
かってにやってくれってセカイの話だ
ACTのギーシュが一番原作っぽい
気がする。乙&GJ!!
>>693 荒きのことか言わないでくれw
荒木とフュージョンしたみたいじゃないかw
せいぜい勝手にやってろという世界の話だぜ...
俺は全ての小説楽しむさ...
>>695 知ってるのはアンチと信者だけだ
賢いファンと一般人は知らないフリをする
>>692 お前らいつから卿と知り合いにwwwwww
奈須きのこってホントにアンチと信者の対立が激しいんだな。
まあ、俺もきのこ好きだけど信者はうざいとおもうけどな。
『ギーシュ危機一髪 その2』
「オイ、スゲーぞ、ソコにドロボーいたぞ。ドロボーッ!」
無視。
「マジですぐソコにいたンだって。コレ通報すべきなんじゃネェーの」
無視。
「ロケットランチャー持ッてドロボー退治行こうゼ。ランチャーどこよ?」
無視。
「ドロボーホットイテいいのかよォー。
金も光り物も服もディスクもピザもヤバいモンもゼェーンブ盗られチマウぜ」
一貫して、無視。ルイズはこちらに背を向けたまま黙して動かない。
太陽が地平線に達するまで精力的に動き回ったが、
得るところは失意と疲労感しか無く、
結局はすごすごと振り出しの部屋へ帰ってくることになった。
わざわざ振り出しに戻ることはなかったかもしれないが、
別れて後のルイズが少々気になった。
部屋の大きさは十二畳ほど、南側の窓からは薄く夕焼けが差し込み、
西側には大きな寝台、その上には少女が腰掛けていた。
寝台、ルイズ、その他家具、部屋のもの全てが高級品だったが、
風水的にはもう少し配置を工夫できるような気もする。
正直よくわかないがみんな落ち着こう!
まず深呼吸しながら気を静めるんだ。
ひーひーふーだぞ。
きのこだかフルフルだか知らんがよそでやってくれ
710 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 21:16:54 ID:???
>>701 ああ、型月とジョジョの奇妙な聖杯戦争でジョジョだらけ書いてる荒きのこ先生の事かと思ったんだが違うのかw
ヘブンズドアーッ!
このスレにキノコという言葉は書けないと命令をする!!
そろそろキノコの話はやめようぜ。お前らは神父か?
相変わらずドラゴンズドリームが可哀想だww
龍夢健気wwwwwww
竜夢カワイイww
一家に一スタンド欲しいwww
「ルイズルイズルイズルイズルイズルイ聞いてくれッつーノ。
ダーレもオレの声聞いてくンねーンヨ」
半日間散々繰り返してきたことだが、やはりリアクションは無い。
が、ルイズがスタンド使いであれば応答があったかと問われれば、それも無かったようではある。
ルイズは集中していた。
本を片手に何事かを暗誦している。
何か面白いことでも書いてあるのかと覗いてみたが、
未知の言語がずらっと並んでいるだけだった。読めない。つまらない。
ルイズからの返答は無かったが、扉が乱暴なノックとともに開き、
返事を待たずに二人の女性が部屋の中へ踏み込んできた。
一人は褐色肌の肉感的な女性、もう一人は眼鏡をかけた女の子。
ひょっとして自分の声を聞きつけたのではないかと近寄るが、
やはりドラゴンズ・ドリームは無視された。つまらない。
褐色肌の女性はルイズの前に立ち、立て板に水で話し始めた。
意味の分からない単語を飛ばして聞いても意図は知れた。
実に分かりやすい態度でルイズを挑発している。
時にジェスチャーを交え、時に口調を扇情的に、時に皮肉、時に嫌味、
「ゼロ」「使い魔無しで留年」「退学かも」「背水」「あたしの勝ち」
大きな胸を誇示するようにして屈辱を与えるための言葉を紡ぐ。
つまり、モノの死にやすい線を見ることができる、オリジナルスタンド能力登場のフラグですね。
支援するッ!!
キュルケひでえwww
キノコを最初に食べたものを尊敬する...
そういえばこんな話をしてたなwwww>>神父
だがルイズは気にせず、というか気づかず、黙読を続けていた。
執拗に挑発を続けていた褐色肌の女性だが、
飽きたのか、それとも無視され腹を立てたのか。
不満げに鼻を鳴らし、ルイズに一瞥をくれて部屋を出て行く。
その一瞥からは、表向きの軽侮と苛立ちで覆い隠そうとしていた安堵が垣間見えた。
黙ったままでいた眼鏡の女の子は、
手に提げたバスケットケースをそっとルイズの隣に置き、
褐色肌の女性の後について後ろ手に扉を閉めた。
「ナァーるほど。わざわざバカにしにきた……と見せかけて。
実のところは気合入れにヤッテキタってワケね。
どうやらその必要もナカッタミテェだけどよォー」
ルイズの性格を考慮してのことか、それとも単なる照れ隠しなのか。
「ルイズゥー、ダチに心配かけてンじゃネェーゾ」
昼間の様子を見る限りでは、ルイズは皆から侮られているようだった。
彼女の内に秘めたコンプレックスは、
今日出会ったばかりのドラゴンズ・ドリームにさえ見て取れた。
そのまま内にこもり続けて爆発するばかりかと思っていたが、
ルイズは安易な破滅型というわけでもなさそうだ。
彼女は見た目より――あくまでも見た目よりは――強かだった。
かなり強引とはいえ、コンプレックスをバネにする方法を知っていた。
こっそりと心配してくれている人達もいた。
何かの拍子で噴出すことはあるだろうが、爆発することは無さそうだ。
「無イヨナ?」
ルイズは答えず黙々と本を読み続けている。
「……アルかもナー」
月厨はアホだからしかたないよ
ここで支援しつつ提案が。
避難所に毒吐きみたいなスレ立ててみてはいかかでしょーか。
龍夢支援
お持ち帰りしたいなこいつ
ドラゴンかわいいよドラゴン
>>725 良いかもしれんね。換気扇は必要だよ、やっぱり。
龍夢大人気でワロタ
買j\買j\
\ ∧凹凹∧
___<〃(.lll)W(.lll)>
/ 三三/∠彡 ̄\\`マ
/ 三三/(( レ~\_] [___) <オレヒマダッツーの!
| 三三三l\ヽノミ `、_人__)ヽノミ
| 三三三|xxxx三三|`―┬―′
| 三三|xxx三三|三/\
\ 三三|xxx三三___\
\ 三\__ /
 ̄ ̄ ̄  ̄\/
気付かれない龍夢哀れだな・・・
ドラゴンは6部見ててもかわいいと思った俺は
ドM。よければ避難所に俺立てるぜ。
ルイズがふっと顔をあげた。
ドラゴンズ・ドリームの声が届いたわけではない。
時刻が夜に差し掛かり、夕陽も完全に隠れた。
窓の外を見ると、他の部屋にもポツポツと明かりが灯っている。
二つあるとはいえ、月明かりのみでの読書は難しい。
首を右に曲げ、左に曲げ、眉間を揉みほぐし、伸びをした。
ベッドから立ち上がろうとしたところで、
ルイズの指先にバスケットケースが触れる。
「気づくのオセーって」
怪訝な表情を浮かべ、恐る恐る突つき、恐々蓋を開ける。
中にはパン、ワインの瓶、鳥の足、といった軽食が詰まっていた。
腹の虫が小さく唸る。戸惑いながらもパンを千切り、口に運ぶ。
肉に手を出し、ワインを開けた。次第に大胆さを増していく。
「誰が置いたかも分かンネーモン食うなヨ」
上品なりに勢いよくたいらげていく。
中に好物でもあったのか、口元に小さな笑みを浮かべた。
「ウヒッ」
縦に一回転し、横に半回転、斜めにもう一回転した。
クルクルと回りながら壁をすり抜け、
ドラゴンズ・ドリームは部屋を出る。
「ウヒヒヒッ」
ごくささやかなものではあったが、
出会って以来初めてルイズの笑顔を見た。
力の緩められた頬と桜色の唇、こころもち垂れた柳眉を思い出し、
星空の下、踊るように飛びながらドラゴンズ・ドリームは三度笑った。
「ウヒヒヒヒヒヒヒ……アノ笑顔は『吉』だゼェ〜」
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了 なに?型月厨の使う単語が目障りで萎える?
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;) それは果たして書き手に
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ にどうしても言わなければならないことかな
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:}
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ 逆に考えるんだ 「その発言こそが他人を一番萎えさせている」と
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´
,/´{ ミ l /゙,:-…-〜、 ) | 考えるんだ
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
信者はもういないのに騒ぎ続けるアンチがウザい
健気なドラゴンズドリームにときめきを覚えたw
とりあえず落ち着け
ドラゴンズドリームは俺がもらっていきますね
とりあえず以上です。ケンゾーも好きです。
卿二度目の降臨キターーー!!
やはり卿がJOJOのなかで一番偉大な方だ
乙!ドラゴンドリーム改めてかわいいと思った
ドラゴンズドリーム可愛いな!
正直これからの展開がwktkだぜ!
さて30分辺りから『投下する』が…いいよなッ!?
ドラゴンズドリームをお持ち帰りしたいんですが、かまいませんねッ
竜夢ってかっけーよな。
けど、誰にもみえなくてどうなるんだろう
このまま傍観者ポジションで終わるんじゃなかろうな龍夢w
>>742 こいやーーーーー!!
避難所に毒吐きとりあえず立てておきました。
龍夢キャラ立ちすぎw
龍夢健気www
実体化or視覚可認化が待ち遠しいw
>>744 ルイズとちゅーすれば見えるようになると俺は信じてる。でないと不憫すぎる…
ルイズにとっての厄日を挙げろと言われたら、まず間違いなくこの日が挙がるだろう。
使い魔召喚で手間取った挙句、召喚できたのはよりによって平民の老人。図体ばかりがデカいだけで非常に無知で、この偉大なるトリスティン魔法学院すら知らないどころか、魔法の存在さえろくすっぽ知らないと来たものだ。
あまつさえニューヨークだチキュウだなどと、ルイズが知らないような辺境から来たとのたまう。この世界の何処に月が一つしかない場所があるというのだ。貴族を馬鹿にするにも程がある。
そのくせ随分と聞きたがりで、昼間に召喚してからというもの、日が沈むまであれやこれやと質問ばかりしてくる。子供でも知っているような事ですら何でも聞いてくるので、ウンザリしたルイズは最後になると質問を全て「うるさいうるさいうるさい!」で全部シカトした。
しかしシカトしてしまえば、平民は大人しく黙り込んで外へ出ていった。
これからあのボケ老人を相手にし続けなければならないのかと思うと、ルイズはほとほと嫌気が差した。しかもファーストキスまであの老人にくれてやったというのが甚だ不愉快極まりない。
とにもかくも今日は疲れた。
ルイズは寝巻きに着替えてとっとと寝ようとして、「使い魔が帰ってきたら何処で寝るか」を言い含めなければ安心して眠れないということに気付き……再び怒りを膨らませた。
シャナw
ジョセフにとっての厄日を挙げろと言われたら、まず間違いなくこの日は選外だ。
命懸けの冒険が終わったかと思ったら、突然異世界に召喚されて有無を言わさず使い魔にされるというある意味屈辱的な事態を迎えることになった。
が、究極生物や超常現象との戦いを潜り抜けてきたジョセフにとっては、この程度のアクシデントなど「奇妙な」という冠言葉をつけてやるにも値しない。
むしろ美少女のファーストキスを頂いたのだから十二分に良い日だと断言してもいい、とすらジョセフは考えていた。
ひとまず元の世界に帰還することよりも、この世界でどうやって生活するか。まずはそこから足場を固めていかなければなるまいと考えたジョセフがとった手段は、「弱者のフリをし通す」ことだった。
その為に図体が大きいだけの無知な老人を装えば、世間知らずの主人は疑うことすらせずそれを信じ込んだ。中世貴族そのままの思考パターンで動いている人種には、とにかく「自分より立場が下の人間」だと思い込ませれば非常に都合がいい。
油断させてしまえば、後は態度次第で自分の思うがままに相手の心理を誘導させられる。たった一代でニューヨークの不動産王に成り上がった男の処世術として初歩も初歩。
ひとまず、ルイズへの質問攻めのおかげで現状は大体把握した。ボケ老人が質問してはおかしい事柄は、部屋から追い出された後でハーミットパープルの念視で把握してしまった。
主人がヒミツにしている宝物の隠し場所もバッチリである。
(後は役に立たんフリさえしとれば、厄介事にも巻き込まれんじゃろ。後は……自分の身体じゃな)
ジョセフの波紋では骨折やらの大怪我は治せないとは言え、軽い怪我なら治癒できる。体内を流れるDIOの血も、波紋呼吸を続けていればいずれ浄化することは可能。
ただ一つ、気がかりなことがあるとすれば。
ジョセフは左手の手袋を脱ぎ、義手に刻まれた奇妙な文字……ルーンに視線を集めた。ルイズに言わせるとルイズの使い魔になったという証だということだが、ルーンが刻まれた瞬間から、この鉄の義手は明らかな奇妙さを醸し出す様になっていた。
日常生活に支障がないほど精巧な動作が出来る義手だったが、今では“義手に波紋が留まる”ようになった。波紋は金属に留まることができず、流したとしても即座に拡散してしまう性質があるにも拘わらずだ。
教師であるU字ハゲのコルベールも「これは珍しいルーンだな。なんだキミは左手だけゴーレムなのか?」との言葉であっさり流したせいで、答えに辿り着くのは随分と後のことになりそうだ。
ひとまず校内の間取りも把握し、周囲の地形もおおよそ理解した。一番身近な自分の身体が一番不審だというのが腑に落ちないが。
さすがはジョセフだな
カメラどうしたんだろう
ケツにルーン刻まれたりしないのかな
部屋を出てきた時と現在の月の位置を確認し、やや時間が経ち過ぎた事に気付くと、ルイズの部屋へと戻る。
扉の前へ来るとノックしてもしもーし。
「遅いッ! どこほっつき歩いてたのよッ!」と返事が来てからドアを開けて部屋へ入る。
「いやァすいません、あんまりにも広いんで道に迷ってしまいましてのォ」
頬をポリポリかきながら事も無げに答える。
「アンタ常識ってモンがないの!? 主人が寝ようかって時に側にいない使い魔なんて聞いたことがないわ!」
それから続け様に八つ当たりめいた罵詈雑言を飛ばすルイズだが、何で怒られているのか判りませんよという顔をしているジョセフに盛大にため息をついて、床に敷かれたボロ毛布を指差した。
「もういいわ、疲れた。あんたはそこで寝なさい。あたしも寝るわ。そうそう、そこに服が置いてあるから洗濯しといてね。朝はちゃんと起こすのよ!」
言いたいことだけ言ってしまって、ルイズは指を鳴らしてランプを消し。そのままベッドに潜り込んだ。
程無くして寝息が聞こえてくるのを確認してから、ジョセフは小さくため息をつき。とりあえず毛布の上に座り込んだ。
(んまァなんじゃ。ホントーに何処から何処まで中世貴族そのまんまじゃのォ。一晩かけて言うコト聞かせるようにしちまってもいいんじゃが)
砂にしたんじゃね?
ここの卿はゲスと紳士の差が激しいなw
チョット待てジョセフー! 発禁させるつもりかァァァ!
有体に言えば手篭めにするということである。自信はあるがそれが成功するかは判らない。「勝負というのは始まった時には既に勝てるかどうか決まっているものである」を信条とするジョセフとしては、その考えはまだ非現実的だと判ずるしかない。
失敗するかも知れない手に打って出るほど窮している訳でもない。
それよりも先にやらなければならないことがある。ジョセフは呼吸を整え、波紋を練り始めた。独特の呼吸音が静かな室内に微かに聞こえるが、ルイズは目を覚ます気配もなく昏々と眠り続けている。
まず波紋を集約させた指を壁につけ、指だけで壁を登り、天井にぶら下がって数十分そのままの体勢を維持する。
降りれば水差しからコップに水を注ぎ、逆さにしたコップから水を落とさずにそのまま維持。水面に指をつけてコップから水を抜き取れば、プリンのようにコップの形を維持する水をかじる。
波紋を体内に流していれば食事も睡眠も必要がなくなる。これから特権階級であるルイズが自分をどういう扱いをするのかはかなり想像がつく。
(波紋やっとると老化せんからのォ。あんまりやり過ぎるとワシがスージーより年下っぽくなっちまうからあんまやりたくないが。ま、しゃーないしゃーない)
一晩かけて…まあジョジョったらいけない人!
>一晩かけて言うコト聞かせるようにしちまってもいいんじゃが
オイコラwwwww
ルイズ妊娠wktk
ジョセフの脳裏には、ありし日のリサリサの姿が浮かんでいた。母も結婚してから波紋呼吸を止めた(幾ら何でもずっと年を取り続けないのはおかしいのだが、リサリサは波紋を止めるのにやや未練を残していたようだ)が、それでも大概な若作りを維持していた。
母の再婚相手は、ジョセフはリサリサの弟だと思い込んだまま天寿を全うした。
いつ元の世界に帰る事が出来るかは判らないが、いつか帰る日の為に自分の体を維持し続けなければならない。エジプトへの旅の間も、自分の老化を嫌と言うほど思い知らされた。
いつ終わるとも知れないハードな日々を潜り抜けるために、この波紋は必要不可欠なのだから。
トレーニングを一通り終えて窓の外を見ると、ほのかに空が白くなりかけてきていた。
ジョセフは脱ぎ散らかされたルイズの服を持って、下へと降りていく。
ハーミットパープルを使えば洗濯道具の在り処もすぐに判るが、勝手に出して使っていては元からここで働いている人間もいい気持ちはしないだろう。
両手で服を抱えながら水場の横で腰を下ろしてのんびりと空を見上げていると、若い黒髪のメイドが一人やってくる。ジョセフは彼女にひらりと手を挙げて、声をかけた。
ちょっと待て!
波紋でも一時的に操れるぞ
「おおお嬢さん。すいませんが主人から洗濯を命じられておりましての。すいませんが洗濯道具を貸していただけると有難いんじゃが」
「洗濯道具ですか? 構いませんが……貴方はどなたですか?」
微妙に不審げな顔をする彼女に、ジョセフはニカリと笑って名を名乗る。
「ジョセフ。ジョセフ・ジョースターですじゃ。昨日からミス・ヴァリエールの使い魔となりましての。至らぬ所もあるかと思いますが、宜しくお願いしますじゃ」
ジョセフの自己紹介に、彼女はああ、と合点が行った顔をして手を叩いた。
「ミス・ヴァリエールの! 貴方が噂の平民の使い魔さんでしたか」
「ええ、わしが噂の平民の使い魔ですじゃ。宜しければお嬢さん、お名前などお聞かせ頂ければ嬉しいですがの」
ルイズの前でしていたようなボケ老人のフリではなく、普段通りの明朗快活さで会話を続け。ゆっくりと立ち上がったジョセフの背の高さに、彼女は目を見張った。
「私はシエスタと申します。シエスタとお呼びくだされば結構です」
「おおこれは御丁寧に。ではわしのことはジョセフなりジョジョなりお好きに呼んで下さって結構ですぞ、ミス・シエスタ」
ウィンクもつけて、敬称を付けて彼女の名を呼ぶ。
予想外の呼び方に、ボ、と顔を赤らめて、少しばかりモジモジしながら視線を彷徨わせるシエスタ。
さすがジョジョ一の策士ジョセフ。
「や、やですわ、そんな貴族の方々にするような呼び方なんて照れてしまいます。そんなこと言われたら、私もミスタ・ジョセフとお呼びしなければ……」
「はははは、それは失敬。他人行儀な呼び方をしてしまいましたかの。ではこれからはシエスタ、と呼ぶことにしますわい。シエスタも気楽にわしの名を呼んでもらえれば結構」
「でしたら……ジョセフさん、とお呼びいたします。年上の方ですし」
まだ赤みの消えうせないまま、そうですよね? と言いたげな顔でジョセフを見上げるシエスタ。
「ではそう呼んで下されば光栄ですじゃ。おっと、あまり立ち話で時間を取らせてしまってはいけませんな。ワシも主人の服を洗濯せねばなりませんでな」
「あ、すいません! ではこちらに……」
シエスタに道具置き場へ案内される間も、終始楽しげに会話を続けるジョセフ。
今正にこの時こそが、アメリカニューヨーク仕込の人心掌握術がトリスティン魔法学院で炸裂した、最初の瞬間であった。
To Be Continued →
NYの種馬は伊達じゃねえぜ!
さすが食わせ者のジョセフ
さすがジョセフおじいちゃんだぜ
オスマンと気が合いそうだな。
一緒にキャバクラ行ったり、女買ったりしそうなジョセフおじいちゃんだ。
そのくせ、要領よく汚いことは全部オスマンに押し付けそ
以上ここまで! 食堂にすら行けてないどころかまだルイズが起きてませんがごめんよ!
隠者の紫の念視はこの時点ではふつーに砂の上で幾らでも出来るのでそれで。
なおジョセフは当然ながら手の内を晒したくないので隠してます。
ちなみに18禁にするかって?
スージーに殺されたくないんで原作レベルにしておくぜ!(キラーン)
今日の投下ラッシュはここまでか?ひさびさにゆっくり眠れそうだ
ジョセフならこっちでも承太郎の叔父や叔母を作りかねないから困る
GJッ
さすがはシリーズ1の演技派だな
じゃあ、浮気と隠し子はありえるかもしれないんだな
ボスの哀愁に萌えた
そして龍夢にも萌えた。
60代のおじいちゃんが10代孕ませるなんて。
ジョセフったらいけない子!!
GJ!
ジョセフいいキャラしてるなww 続きを楽しみに待ってますw。
|(>
 ̄ ̄ ̄ ̄゛ ̄ ̄ ̄)丶〃〃 <||>
==== ヽ__イ >____/ <) |
==/..______ __」 | ))) これが人心掌握術の <||>
|\/ ヽ__ゝ)) | 年季の違いじゃ! .<|(>
|《|/ ヽ@ ..> / / A A / />
し// . ̄ ̄ ..|\ ../ ̄○ ̄○. /
|||| ミ  ̄ ̄  ̄/ .<|○ ̄V ̄VV
|||| 〃〃〃〃〃 <||> ∩\
||| ||| ∠ ̄ ̄/ |\ <||> / ||
 ̄ ̄ ̄\ |||||||| ||||||| .| |_.||/ / /
 ̄ ̄ ̄ ̄\ | ..<||> / /
原作レベルってことは、子供つくっちゃうんですかーーー!?
YES!YES!YES!
>>778 なんというダチョウ倶楽部…
ところでここの職人さんって一区切り付いた所まで書いたら投下?
それとも書いたら即投下?
ジョセフの本性に気づいたギーシュに、正しい怒りをもって決闘を挑まれそうだw
それは怒りというよりも嫉妬じゃねえの?
そこをぼけたフリするんだよなw
4部のジョセフのボケ老人っぷりは、
孕ませた女の数を誤魔化すための高度な演技だと未だに信じてる
ボケたフリって便利だな。大抵回避できそうな気がするw
しかし三部ジョセフならまだそれなりにムキムキなんだよな…ボケてるようには見えないような気がしないでもない
795 :
506:2007/06/13(水) 21:54:15 ID:???
23時までに投下してやる!してやるぞ!
ボケてるというよりとぼけてる
寝る準備してたんだぞwチキショー
支援してやるッ!
もってけ!石仮面聴きながら待ってるぜ
>>794 ボケてることと元気そうなことはぜんぜん関係がない。
とリアル近所にアルツな隣人のお婆さんを持つおれは言う
、 ‐;、
_,..rー' ```ヾヽ`、ノ i,, 、
i、|` ⌒ヾ 、`、/ ノi ‐'ソ
ト、/ =`ヽ ///__ ヽ  ̄ヽ
'ァl! / 、、 i 〃, ‐、 ヽ |‐、ヾ `)
{i/,ノ | r=---‐ァ |__{. { 、、 il>′ 『ジョセフさんがボケる』
{/ ,ノノ !|..:::. .:')ノ li; } l/ lヽ
r''v‐'- .,,`_::__,. -‐''iノ 丶`ヽ ファンタジーやメルヘンが現実になっても
|{i ト 、;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l それだけは変わりませんよ
l>,i l  ̄ ,:::l;:' ̄l |、 ヽ |! |
O'ri!l | 、;/ '/ `O ,!ノ /
|\ヽ -===-‐ /ノ! く 」'′
l``ヽ、\ 'T'' //! _ノノ
|;;|``'〒,ヽ _,/'i'´ |、
,. ィ|;;`;;,、_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_
,.. ィ"i l ヽ'、 ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'/;//;;;ヽ、
─-、‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ``'''-、;○/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ー-=='''ヽ、
加速しすぎだろ!? 今日平日だぞ!?
>>794 そこで「自分を客観的に見れねえのか」フラグですよ。
波紋の呼吸で老いなくなったら、ボケる事もなくなるわけだがね・・・
>>801 あの年でテキーラ酒をお届けにまいりましたってやるのかwwwwwwww
なんという策士ジョセフ
この作品のルイズは間違いなく頭脳がマヌケに見える
>>804 バイトまで話が進んだらなんかやりそうだなw
ルイズが間抜けじゃないなんてありえない。
ファンタジーやメルヘンじゃないんですから
>>777 >>777 >>777 いいかお前ら、原作レベルっていうことは…隠し子が出来るレベルまで行けるんだぜ!
そして候補にルイズシエスタキュルケタバサフーケアンr
恐らく完結するのはジョセフが腹上s(ry
今日のギーシュ;モンモンをジョセフに取られて失意で死亡。
__,.......、_ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
,.-´ (こヾ=三ミヽ、 | あたしは香水を |
、、!ミヾ、ミニ゙ー'_ヽミこヽミヽ | 持って参りましたの〜 |
,.-=-イi,レ'rtテヾ!6)リ、ヾ、 ヽ! < |
t////'ヲ_, ::: i''8ヾ)ヾヽ _,.. -、-,.、 | 渡しても .|
/// / 'こ /:: `ヽ(O)r--‐''フ-ニ、/::::|| | よろしいかしら〜 |
レ l」 ゝ<::::::: ノノ(e)-< /-、/`>-、,_ \_________/
,.-'⌒^^(O)ゞ、_,/,.ク(eノー' l--/_,.-‐-、, ヽ `>-、
/ ○o`'ヽ、 /,.(_ノ \-| / )ヽ
/ヽ ヾ oOo O\O ヾ、-、,____,..L.,_ レ'/ ノ
/_,.>、 \ / i _,/ |::`"ブ / r‐-、\/ /
\__//l`iー-ヾ、 _,.-ク"´ ::::/::::::く | / ゙ヾ Yく>
ヾこ"""""ヘ`"""":::::: /こ二-''´:::::::: | // ,.,.-、 /y'゙ /゙
゙i`´ ヽ `'-、三ニ ヾ:: /::::::: ,.く,,_| レ゙,rゞ、ィ'ノ: ∧ヽ
\ l |_ ヾ/∠:::/:::::,.-''/::/<::::::::iヘノ /
ヾ_⊥ぐーt-____/::::://::::/ /゙ \ノ'゙/
なにかとこじつけてギーシュ殺すなw
ギーシュ座談は?
ルイズ座談は?
フーケ座談は?
パラレル座談は?
まだ新しいのは無い様だな・・・
ジョセフの女装に一瞬見惚れてしまい、そのショックで死亡
早くギーシュ死なないかな。
コーラを飲んでゲップが出るぐらい確実じゃ!
ルイズ「はぁ?コーラって何・・・」
ジョセフ:カルチャーショックで死亡
ハーミットで亀甲縛りにされて恥ずかしさで死亡
/⌒i / / //⌒j ./ヽ /
. l l /__/ // _ ./ .l /
. l ノ/ / .!.._/ r┐/ /.
.._ ¨´ / └' ¨´
つ --‐─…─-、,、ミ ̄/`
/ /7 ./¨ヽ-゙‐'"^! i/
/ノ .l ! //i
、.._ U ヽ! ,. 、 r レ'/
...,,二ニ ‐- ==ィ_jノ/f
'"ィ三ミ、ヽTニ(. tィタ!、
ヒ. _,二/ ̄i ト-イ \
>==" ', ,. i. 「.フ
i U ヽ‐-ソ/
//,ム-、∠,.,.二, /`丶、
///‐l.‐r ヽ--〈 / /ヽ,
l i ヽ-'"´ ̄ ̄ r' .// /
l lヾヽ. ´/ ̄ヽ i / //
ド、l i | i l l ノ /、//
ヽ-、、,.,.ノハ / `'
ワシだけか!冷静なのは
避難所に注目ッ
すでに投下は始まっていたッ!?
ギーシュ…ディアボロ並の扱いだな…
もう避難所に今日のギーシュスレが立ってもいいよ
>>822 このスレでやるから面白いんじゃあないか
824 :
イギー:2007/06/13(水) 22:18:45 ID:???
>>821 待て、何で「恋のジョセフ伝説」じゃないんだ。
25分に投下する!!
あ、名前外し忘れた。
支援するッ!
>>825 では君の次に、避難所に投下された康一&アンリエッタを代理投下しようッ
時間帯は…感想が一段落つきそうな、四十五分頃でよろしいか?
「で、お前の話を総合するとだ」
「お前って、あんた何様のつもり?わたしは・・・」
「まあそうカタイこと言うなって。話が進まねえだろ・・・で、ここはハルケギニアとかいう大陸の、トリステインという国で」
「・・・うん」
「この建物は魔法使いの学校」
「そうよ」
「貴族・・・メイジは魔法使いで、平民は魔法が使えない」
「常識よ」
「そんでお前は俺を何かの呪文で召喚して」
「サモン・サーヴァント」
「そうそう、そんで契約を交わして俺を使い魔にしたと」
「そ。左手のルーンがその証。」
「使い魔の仕事は主人の目鼻、耳になることと、薬の材料を集めること」
「一番大事なのは、主人を守ることよ・・・まああんたには全部無理そうだけど」
「つまりこういうことか?『つべこべ言わず、使い魔の仕事に従事しろ』・・・」
「Exactry(その通りよ)!」
「・・・お兄さん怒らないから、本当のこと言ってごら「あんたまだそんなこと言うの!?」
ポルナレフの現実逃避ぎみな問いかけを、ルイズはものすごい剣幕で遮った。
契約が終了したあと、なし崩し的にルイズと、彼女の母校である魔法学院へやってきたポルナレフは、
自分の主人を名乗るこの高飛車な少女からこの世界についての説明を受けていた。案内されたルイズの部屋は、ポルナレフが
想像したような女の子女の子したものではなかったが、フカフカのベッドとアンティーク風の家具が清楚に鎮座しており、
ルイズはベッドに腰かけ、ポルナレフは「そのベッドに手をかけるんじゃねェー!!わたしは上!あんたは下よ!!」
というルイズの厳命により床に座り込んでいた。
しかしポルナレフが気にしなければならないのはそんなことではない。
人が飛んでいくのも見た。飛んでいった集団の中に、明らかに自分の世界に居ない生き物が混じっていたのも見た。
キスの後、左手に妙な文字が浮き上がったのも事実(教師らしい禿の中年は、珍しいルーンとか言っていた。
同時に、指が二本欠けたポルナレフの左手にギョッとしていた)。
映画のセットとかそんなチャチなものでは断じてない、重厚な石造りの建物に自分が今いるのも、紛れもない現実。
しかし、ポルナレフは信じたくなかった。願わくば夢の中と思いたかった。
・・・ことごとくその願望は否定されてしまっているが・・・
「いい加減現実を受け入れなさいよ!っていうか魔法もメイジも知らないってどこのド田舎から来たのよ!?
大体あんたの言うフランスなんて国、わたし聞いたこともないわ!」
「俺の祖国をバカにするな!!・・・いいか、俺はハルケギニアなんて大陸は知らんし、魔法が使える人間なんて聞いたこともない!
それに!!」
ズビシっと窓の外を指差す。
「俺の世界に月はひとつしかない!!」
ド―――――z______ン !!
ガラス窓の向こうには、二つの月が寄り添うように浮かんでいた。
宵闇に煌々と映えるそれらは、ポルナレフが見慣れた月よりもいくらか大きかった。
支援するッ!
833 :
506:2007/06/13(水) 22:30:42 ID:???
康一君の次は俺だな……
時刻は既に夜。先ほどから、ずっとこの調子で言葉の殴り合いは続いている。
基本的に女の子にはやさしいポルナレフだが、ルイズの余りにも居丈高でツンツンした態度につられてヒートアップしてしまっていた。
さすがは犬とも全力でやりあう男である。
「・・・あんたがいた世界ってのは、月がひとつしかないの?ド田舎出身だからって嘘ついてんじゃないでしょうね」
「誓って嘘はついてない。」
「・・・怪しい・・・」
「嘘はついてないって!」
「ボロボロなのが怪しさを倍増させるわ・・・」
なんという堂々巡り・・・
ポルナレフもさすがにくじけそうだった。
「なんでもいいから、元の世界に帰してくれよォ・・・」
というかくじけていた。
泣きそうな声でポルナレフは懇願する。
パニックからではない。純粋に帰りたかったのだ。
敵討ちを果たし、旅を終え。これから彼の希望ある新しい人生が始まるはずだったのだ。
悔しくないはずがなかった。
支援するぜ。しかし寝るに寝れないな。
やれやれだぜ
支援だッ!
まあ帰れてもディアボロと戦って片目が潰れて半身不随になったうえ死(ry
ルイズも、絶対声に出して認めてはやらないと決心していたが、長々とした言い合いからそれは理解できた。
ポルナレフが話す、余りに詳細な異世界の様子。それを如実に示すような物は無かったが、
その話は貴族のルイズにも漠然と『別の世界』を信じさせるに足るものだった。
脱力気味におどけてはいるが、誠実で、嘘をついているようには見えないポルナレフの態度からも、それが『正しい』ことは伺えた。
しかし、ルイズとしてはそれに同情の意を示したり、ましてや元の世界に帰ろうとするポルナレフに協力する、なんてわけには行かない。
もとよりそんな方法も知らない。
こいつを使い魔として、立派に使役できるようにならねばならない。使い魔の契約は使い魔が死ぬまで。それこそ一生モノ・・・
ルイズの決心は固かった。
しかし自負は十分なのであるが・・・いかんせん相手は一歩も引かないし、ルイズにポルナレフをねじ伏せるような弁舌はないしで、結局
情報交換の名を借りた言い争いに帰結してしまっていたのだ。
「無理よ・・・世界と世界をつなぐ魔法なんて聞いたことない」
「そんなぁ!じゃあ何で俺はここにいるんだよ?」
「知らないわよ・・・あぁ、なんでこんな面倒臭い使い魔を召喚しちゃったのかしら・・・」
「こっちの台詞だ、バカ・・・」
ついに言い争いも面倒になって、双方、がくっと頭を垂れる。
『元の世界談義』がダブルKOで終了したのを皮切りに、ちょっぴり頭の冷えたポルナレフは、冷静に自分のおかれた状況を考える。
右も左もわからない異世界に、何の因果かわからないがやってきてしまった。知り合いも居ない。法制度、通貨、交通手段、
全部わからない。おそらく中世に近い世界観であることはかろうじて考察できるが何の足しにもならない。
・・・頼りになるのは、この生意気な娘っ子だけ。ポルナレフは『覚悟』を決めた。
「おい」
「あによ」
「ルイズといったな・・・なってやるぜ、お前の使い魔に」
「なによ、その口の聞き方は。そこは・・・」
「ただぁし!俺が元の世界に帰れる方法を見つけたら、遠慮なく帰らせてもらう。いいな!?」
「いいわ。わたしとしてもそっちのほうが好都合よ。あんたがいなくなれば、新しい使い魔を召喚できるものね」
そう口では言うが内心嬉しくなったルイズは、ふとポルナレフ自身のことについて、話すことを思いついた。
「あんた・・・いろんなとこ怪我してるみたいだけど、やっぱりその『元の世界』で?」
ルイズがずっと気になっていたことを言葉に出すと、不意にポルナレフの顔が暗くなる。
「名誉の負傷だ」
「戦に出たの?あんた軍人?」
「違う・・・」
視線をそらし、遠くを見るような眼のポルナレフは、先ほどまでのコミカルな様子からは想像も出来ない、
何か重厚なものを感じさせた。
支援もする。
寝る準備もする。
支援!このポルポル君は
3部帰りなのか
承太郎たちと別れてフランス行きの飛行機の中でカモンしたはず
把握した
「だが俺にとっては、戦争よりも大事な『目的』を持った戦いだった・・・」
鋭い輝きを放つ眼が、再びルイズを見つめる。
今までルイズが会ったことのある男・・・同級生達や、親が決めた婚約者・・・とは違う、強い意志のこもった
瞳に射すくめられ、ルイズは言葉を無くした。
負傷したことに対する後悔は微塵も伺えない、それだけの『覚悟』を持った瞳だった。
それ以上そのことについて話すのは、今のルイズには出来なかった。
「・・・さ、さてと、喋ったら眠くなっちゃったわ・・・」
誤魔化して話題を切り替えることにしたルイズは、そう言ってベッドから立った。
「ところで・・・俺はどこで寝ればいいんだ?」
「・・・」
ここだっ。ルイズは思った。
使い魔に気圧されるわけにはいかない。上下関係をわからせてやらなければ・・・
ルイズは決心して、ビシィッと床を指差した。
お前は上ッ オレは下だッ!
ルイズが屋根で寝れば全て解決
もし床に寝さしたらこのルイズに貴族の資格はねぇー!
見た目から重傷とわかるポルポルを床に眠らすなんぞ貴族じゃねぇ!
ほかが認めても俺はみとめねぇぞ!
「わたしが下よッ、ポルナレフ!!…あれ?」
普通に野宿三昧だった旅に比べれば、屋根があるだけマシだな
「・・・マジですか?」
「ベッドは一つしかないもの」
ルイズはにべも無く言った。
そして、唐突に着ていたブラウスのボタンに手をかける。
「あ、ちょ、こら!何してんだ!!」
「寝るから着替えるのよ」
「俺がいるだろーがっ!恥じらいってもんがないのかおめーには!!」
「あんたは平民であり使い魔なのよ。使い魔に見られて、恥ずかしがるメイジなんていないわ」
「・・・」
貴族は皆こんな感じなのか。ポルナレフは愕然としながらも、放られた毛布を被って見ざるを決め込んだ。
ルイズ君だっけ・・・?
これでも舌に付けて話でもしようや
つ『トーキング・ヘッド』
重症って言っても
普通に歩いてるし、見た目上は包帯が多いだけじゃね?
>>637 遅レスだが、パラレルワールドってのは、お互い決して交わらないから、パラレルっていうんだぜ?
自分の持ち味を活かすんだ。
応援してる。
>>853 見た目がどうあれ初期ルイズに他人の痛みが分かるはずがない
GJ!!
このスレの加速はここからが本番だから寝られねぇ!!
睡眠不足で目が疲れる。誰かキリマンジャロなんとか還元水くれ。
そういや、本体の体の欠損はスタンドにも反映される?
指とかなくなったらスタンドもずっと欠損したまま?
ゼロの初期登場人物にはDQNしかいないからなあ……
ヤッダバァァアアア!!!!
ごめんね、投下速度が遅くてごめんね。
ーーーーー−ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ、そうそう。明日になったら、これ洗濯しといて」
しばらくして、毛布に何か当たった感触がしたのでそっと覗くと、そこにはホカホカの・・・
「パ・パンティぃーーッ!!?」
「いちいちうっさい使い魔ね・・・」
あわてて毛布を剥ぐと、ネグリジェに着替えたルイズが呆れた顔をしてベッドに潜り込むところだった。
「俺が洗濯するのか?これ・・・」
「普通の仕事は出来ないんだから、あんたの仕事は掃除、洗濯、雑用よ。当たり前でしょ」
>>860 スタンドによるというか荒木の気分によるというか。
ポルポルはすぐに反映されてたみたいだけど、龍夢みたいな例もある。
ルイズ・・・
さすがに手の怪我はわかるだろ・・・
指が欠けてて包帯巻いてるんだぜ・・・
俺はもう寝るが明日の朝までに新スレを迎えそうなので新しいテンプレを貼っておくぜ。
三部キャラが増えすぎなので味方・敵ともに2段ずつに分けてみた。
それと前スレのアドバイスを受けローリングストーンの位置変更。
☆召喚されて活躍中のジョジョキャラ☆
第一部+第二部
ジョナサン シュトロハイム シーザー スケコマシーザー
第三部
空条承太郎 法皇花京院 一巡花京院+平賀才人 メロン花京院
ジョセフ アブドゥル ポルナレフ イギー
DIO様 ンドゥール ペットショップ ヴァニラ・アイス ホル・ホース
ダービー兄 ミドラー
第四部
東方仗助 仗助+トニオさん 広瀬康一 アンリエッタの康一
デッドマン吉良
第五部
ブチャラティ ポルナレフ+ココ・ジャンボ(亀ナレフ)
ディアボロとドッピオ プロシュートの兄貴 リゾット ローリングストーン
第六部
引力徐倫 星を見た徐倫 F・F アナスイ 承太郎DISC ウェザー エルメェス
ドラゴンズドリーム
SBR
リンゴォ マウンテン・ティム
867 :
506:2007/06/13(水) 23:02:58 ID:???
投下は終わってるのか?
康一君は?
下手に人の形してるから使い魔よりも平民の奴隷感覚なんじゃね
たちの悪い貴族にしてみれば平民なんぞ幾らでも使い捨ての利く物だし、
初期のルイズはまごう事無くたちの悪い貴族
むしろツンデレの名目のもと原作においてもサイトの言葉を否定し続ける辺りどこまで行ってもたちの悪い貴族
ここはそんな傲慢野郎なルイズやギーシュがジョジョキャラ達の黄金の精神に触れて、精神的にも貴族になるのを楽しむスレだぜ
>>867 まだ続きをwktkしてる段階だ。
そして、まっこと勝手な話だが、
十五分以降になると代理投下がちと不可能になる。
ギアッチョならとっくにキレてるだろうな
872 :
506:2007/06/13(水) 23:06:27 ID:???
投下がないなら投下するぞーーー!
俺のSSをだーー!
「ギュ、ギュラモン?もしかしグラモンですか?あの、グラモン元帥の?」
沈黙を破ったのは王女だった。さすがに沈黙に耐え切れなくなったのだろう。
頬を引きつらせながらギーシュに聞く。
「ひゃ、ひゃい!むしゅこでございましゅ。姫殿下」
当然声を掛けられギーシュは驚いた様子だったが力強く声を返し一礼する。
ギーシュは顔を赤く染めている。私が殴ったことや歯が折れたことは後回しに決めたようだ。
しかしあれだな。基はいいが鼻血と折れた歯じゃ格好がつかないな。唇も腫れてきてるし。
「あなたも、わたくしの力になってくれるというの?」
「任務の一員にきゅわえてくだしゃるなりゃ、きょれはもう、望外のすぃあわせにぎょざいます」
ギーシュの言葉に王女は微笑む。聞き取りづらくても大体わかるからな。
「ありがとう。お父さまも立派で勇敢な貴族ですが、あなたのその血を受け継いでいるようですね。ではお願いしますわ。この不幸な姫をお助けください、ギーシュさん」
「ふぃめ殿下がぼくのにゃ前を呼んでくだしゃった!ふぃめ殿下が!トリしゅテインの可憐にゃ花、びゃらの微笑みの君がきょのぼくに微笑んでくだしゃった!」
ギーシュは喚きたてるのと後ろに仰け反り気絶してしまった。こいつここまで王女に心酔してたのか?
ギーシュだけでなく他にもこういった奴が多く居るなら王女のカリスマは凄いな。
とりあえずこの場に居る全員がギーシュを無視する。
「では、明日の朝、アルビオンに向かって出発するといたします」
ルイズが王女に宣言する。
ギアッチョぶちギレ=全員凍死orフルボッコ
だから手の付けようがね・・・・・・
「ウェールズ皇太子は、アルビオンのニューカッスル付近に陣を構えていると聞き及びます」
「了解しました。以前、姉たちとアルビオンを旅したことがございますゆえ、地理には明るいかと存じます」
「旅は危険に満ちています。アルビオンの貴族たちは、あなたがたの目的を知ったら、ありとあらゆる手を使って妨害しようとするでしょう」
もうなにも思うまい。もしこの王女に何か言える立場にあっても何も解決しそうにない。
要するにバカなんだ。王女もルイズもギーシュも……
バカは死なないと治らないからな。
王女は突然机に座り羊皮紙と羽ペン(ルイズの物だ)を使いなにやら書き始める。
王女は書いたものを見ると悲しげに首を振る。もう王女を見る目が凝り固まっているのか何から何までうそ臭く見える。
第一印象でここまで人を見る目っていうのは変わるものなのかね?
「姫さま?どうなさいました?」
王女の表情を見て怪訝に思ったのか、ルイズが声をかける。
「な、なんでもありません」
王女は顔を赤らめると、頷きさらに何かを書き足し、なにか呟く。
生憎この位置では何を言っているのかは聞き取れなかった。興味なんてないがね。
王女は羊皮紙を巻くと杖を振る。すると巻かれた羊皮紙に封蝋がされる。羊皮紙は手紙のようだ。
王女がルイズに手紙を渡す。
「ウェールズ皇太子にお会いしたら、この手紙を渡してください。すぐに件の手紙を返してくれるでしょう」
そう言うと王女は右手の薬指にしていた指輪を引き抜くと、ルイズに渡す。
「母君から頂いた『水のルビー』です。せめてものお守りです。お金が心配なら、売り払って旅の資金にあててください」
ルイズは指輪を受け取ると深々と頭を下げた。
「この任務にはトリステインの未来がかかっています。母君の指輪が、アルビオンに吹く猛き風から、あなたがたを守りますように」
ガキに未来を任せるなよ……
…すまん、誰か代わりに康一×アンリエッタの代理投下を…頼む!
878 :
506:2007/06/13(水) 23:10:58 ID:???
やはり平日は神父が少ないな
吉良毒吐きまくりだな
代理投下開始。
前回の康一君…ジョジョアゴで名も無きメイジをブッ飛ばした。
夜も更けた王城の一室。
その部屋の外に幾人もの魔法衛士隊員が集められ、厳戒態勢の守りの中にアンリエッタと康一は居た。
「曲者は捕らえたうえ、杖を奪ってから牢屋に押し込みました。重症ですが厳しく追求する所存であります」
「ではそのようにお願いします。隊長殿」
報告を終え、敬礼をして部屋を去るマンティコア隊隊長。
その足取りは心なしか重そうだった。
ドアが閉まり二人きりになると、アンリエッタは一つ溜息のようなものをつく。
「やっぱり、まだ混乱してますか」
アンリエッタは傍に立つ康一の顔を見て躊躇いながらも言った。
「そう、です…ね。やはりまだ少し」
アンリエッタは襲撃のあと、騒ぎを聞きつけ衛士がやってくるまでのあいだ康一の腕の中で震えていた。
メチャクチャになった私室からこの部屋に移り、現在は傍目から見ると落ち着きを取り戻したように見える。
しかし自分の命が狙われ危うく命を落とすところだったのを考えると、アンリエッタは今必死で王女になりきろうとしているのだろう。
爆殺マダー?
「それと慌しくてお礼も言えておりませんでしたね。私の命をお救い下さり、本当に感謝いたします」
「いやァ、使い魔の仕事ってヤツをやっただけなんで大したことないですよ〜」
いとも気楽に、手を振りながら話す康一に苦笑しアンリエッタはちょっぴり気が楽になる。
狙ってやってるのではないのだろう。
人柄、性格、心。積み重なって生まれた、ほっとするような雰囲気。
改めて、本当に「いい人」だとアンリエッタは思った。
「ところで、質問があるのですが…」
「あぁ、どうやってさっきのヤツをブッ飛ばしたかですか?」
何を聞こうとしているのか、心を読んだようにあっさりと言いのける康一。
どうせ聞かれるだろうと予測していたので、言ってみただけだがアンリエッタは結構驚いた。
「「スタンド」っていう能力なんですよ。ここで言う魔法みたいなものです」
「スタンド…。魔法みたいな、と言うことは魔法ではないのですか?」
ん〜。と困ったような難しいような顔をして康一は首を捻る。
「ちょっと長くなっちゃうんですけど、いいですか?」
小さくコクンとアンリエッタは頷いた。
なんで『魔法』が使えないのに『魔法使い』なんだよォ〜〜〜!
ナメやがってこのガキャァ、ムカツクぜ〜〜〜ッ!
「別の世界から来た、ですか…」
アンリエッタは自分の常識からして、あまりにも荒唐無稽な説明をうけた。
自分の召還した使い魔の平民は別の世界から来た。
その使い魔はスタンド能力というチカラを持っている。
そしてスタンド能力で自分の身を守り抜き、曲者を倒してみせたのだと。
信じられないような話しで、こちらに来て説明を受けた康一と同じような状況だった。
にわかには信じがたい。
しかし彼女は信じたッ!否、信じるより先に信頼があったッ!
今日初めて会った自分を命を掛けて守った。
そんな使い魔への信頼がッ、どんなに荒唐無稽で無茶な話しであろうと、そんなことはどうでもよくさせたのだッ!
そしてこの世のどんなことより確かなことは。
自分の召還した使い魔は、ヒロセ・コーイチは本当に頼りになるヤツだということだけなのだ。
こうして広瀬康一は、どんなお偉方や金持ちよりも頼りになる……アンリエッタの使い魔になったのだ!!
投下速度遅すぎた・・・ご迷惑をおかけしました。
続きは康一×アンリエッタのあとということで。
>>825 吉良・・・第二巻でヒロイン死亡ENDなのか・・・?
規制が全く解除されない。何故か携帯からも投下できないしorz
荒しや悪いことした覚えはないんですが…
短いですが間の話しが出来たので避難所に投下しておきました。
ところでアバッキオのSSがたくさん出てきましたが真面目な話、アバッキオが死ぬシーンは本当に最高だと思う。
「真実に向かおうとする意思」そういう誇り高い精神が、読者も誇り高くあれと言っているような気がしてなりません。
自分の康一君もちょっとでもそういった誇り高さを表せたらと思います。
代理投下したッ!
ペッシ小ネタを投下したいんですがかまいませんね!?
吉良と康一のアンリエッタに対する態度のギャップ……そこにシビれる! あこがれるゥ!
投下したなら(ry
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;) 何?吉良と康一で姫様に対する態度が違う?
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ ご主人様の格の差
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / ! ヽ
GJ!
それにしても、神父沸いてるな〜w
30分に…投下…させていただく…!
来たか! 来たというのか!
この上30分後だと!?
俺は…何時寝られるんだ…
俺の傍に(ry
吉良の思考はあいかわらずだなw
まあ原作でも王女やルイズは思慮が浅いんで無理ないけどな。
友人を戦地に行かせる時点で脳ミソの代わりにクソがつまってるようなもんだなw
>>894 、 ヽ i /
,' / ヽ/「t~~Vヽ {
,'/ \_/ ヽi:':'|
/ ,,--' ヽ\ ヽ:':'} ,,-'~
/ / ,__ヽ |l ト' ,,--'~~
./ / /'  ̄ ̄\i|/ ,/´
~~\ / /ノ / ミ `ヽ~
`r{ / ミ / ,、 ,≡≡, ,,ヽ
`ヽ、{ ミl ヽ,,':-…-〜' ).|
ノ i ,,,,i `'``',三,,,'`~ ヽ、
{ ':': l {: : } , `'~~(~~'} ヽヽ
) :':イ`iヽ: :iヾ:´ 丶 ; | ,, ト:} 逆になって考えるんだ
):':':':':|'人 }: :i ,ニ、ヽ, ; |丶ニ .ヽ)
く ':':':':':i.V'人ト ぇ,-Fテ`,/}}}`f士 ,|´,,_
/':':':':':';='ミ\‐-ニ,, ̄-<´{~`ヽ-一ミ,_,';';)
~くミ川f,ヾヽ ヾ~ヾヽトシヽ| }': ,〈八彡'';')
>,;;`` ヽ丿川j i川|; :',7ラ公 ,>了
~) 〃ヽヽ` `;ミ,rffッ'ィミ,ヽWiヽミ
ゝ ,,〃ヽヽ``` ``'' ,彡'~\リ}j; fミ
~~`{ ;;`` 彡彡 i 、S`
\_, 三彡/-v'`~
'--‐冖,___,--'
この執筆速度・・・露伴クオリティだな
早朝、ルイズ・フランソワーズは、蜂の巣をつついたような喧騒に、目を覚ました。
こんな朝っぱらから騒がしい…
そう毒づいて、眠い目をこすりつつ、耳を澄ませる。
どうやら、外の廊下を学院中の教師たちがバタバタと走っているようだ。
皆口々に何かをわめいている。
ルイズはネグリジェのままベッドを下りて、扉に耳を当てた。
教師たちが『一大事!』やら、『宝物庫に賊が…!』やらといった内容を言い合いながら、
ルイズの部屋の前を通り過ぎ、本塔へ向かっているようだ。
ルイズの顔から、さぁっと血の気が引いた。
振り返って、自分の部屋を見る。
部屋の中は、DIOが宝物庫からパチってきた宝で一杯だ。
…………とうとうバレたか?
ルイズは死にたくなった。
無論、今の今まで問題を先延ばしにしていたのは、ルイズ自身だ。
次から次へと増えていく宝の山に、最初はまずいと思ってはいたが、
次第に感覚が麻痺していき、最終的にどうでもいいやと思い出したのがまずかったか。
激しく後悔するが、もう遅い。
ルイズはソファーに横たわっているDIOを見た。
いつものように優雅に本を読んでいる。
いつもどおりなのだが、今日に限ってやけに腹が立つ。
問題を先延ばしするなよwwwwwww
どうしよう…
……今度こそ、退学か?
それだけは勘弁してほしかった。
どの面下げてヴァリエール家に帰れというのか。
カトレア姉さまに何をされたかわかったものじゃない。
ボロきれのようにされる自分を想像して、ルイズの顔がますます青ざめる。
−−−ええい、ままよ!
追い詰められたルイズはヤケクソになった。
こうなったら仕方がない。
とことんまで逃げきってやろうじゃないか!
ルイズは密かに決意した。
使い魔の不始末は、ご主人様の責任なのだ。
こうして、明らかに方向性を誤った決断を下したルイズは、教師たちが集結しつつある、本塔五階の宝物庫へ向かうことにした。
いずれ、生徒の部屋にもガサ入れが来るに違いない。
それまでに、まずは、敵の戦略を読むのだ。
ルイズは音も立てずに扉を開けた。
すると、後ろからDIOが話しかけてきた。
「…どこに行くのかな?」
ルイズは振り向きもせずに答えた。
「あんたのケツを拭きに行くのよ…!」
ルイズはDIOの反応も待たず、通路にでて、扉を閉めた。
そして、滑るように本塔へと廊下を駆け抜けた。
使い魔に影響され過ぎワロチ
−−−−−−−−
宝物庫には学院中の教師が集まり、その惨状に口をあんぐりと開けた。
まず驚いたのは、トリステイン魔法学院の誇る宝物庫の扉が、
粉々に吹っ飛んで、瓦礫の山になっていたことだ。
中はもっとひどかった。
高価な美術品や秘薬や財宝が、メチャクチャにされている。
一体どれだけの被害になるのか、見当もつかない。
壁には、『土くれ』のフーケの犯行声明が刻まれている。
『破壊の杖、確かに領収いたしました。土くれのフーケ』
もうひとつ、教師たちの目を引いた物がある。
本棚の後ろにある、隠し部屋のことだった。
今まで、目録を作るために宝物庫に入ったことのある教師は大勢いるが、
こんな部屋があるとは誰も聞いたことがなかった。
しかし、その隠し部屋も、メチャクチャに破壊されている。
教師たちは口々に好き勝手なことを喚いていた。
「土くれのフーケ!
貴族たちの財宝を荒らしまくっているという盗賊か!
魔法学院にまで手を出しおって!
随分とナメられたものじゃないか!」
「衛兵は何をやっていた!?」
「衛兵などあてにならん!
所詮は平民だ!
それより、当直の貴族は誰だったんだね!?」
ミセス・シュヴルーズは震え上がった。
リアルタイム投下初遭遇記念支援
昨晩の当直は、彼女であった。
まさか、魔法学院を襲う盗賊がいるなどとは夢にも思わずに、
当直をサボり、ぐうぐう自室で寝ていたのだった。
本来なら、夜通し門の詰め所に待機していなければならないのに。
「ミセス・シュヴルーズ!
当直はあなただったのではありませんか!?」
教師の1人が、さっそくミセス・シュヴルーズを追求し始めた。
あの恐ろしいオールド・オスマンが来る前に、責任の所在を明らかにしておこうというのだろう。
ミセスシュヴルーズはしどろもどろで反論した。
「た、確かにそうですが……み、ミスタ・ギトーこそ、
以前の当直をサボっていたではないですか…!」
シュヴルーズの言葉に、ギトーと呼ばれた教師が、顔を真っ赤にした。
「な、何だと…!あの時は、わ、私は、大切な用事があったからで…!」
教師達は次々と責任の擦り付けあいを始めた。
おまえが悪い!
あなたの方こそ…!
罵詈雑言が飛び交う五階の階段の影から、その様子に呆れた視線を投げかける人物がいた。
ルイズ・フランソワーズだった。
ピンクの髪がふわりと揺れる。
呆れる一方で、ルイズはほくそ笑んだ。
支援ついでに。
>>860 色々な描写を総合して考えるに……
自然治癒しない深刻な負傷は反映されるが、自然に治る程度の怪我は反映されない。
ただし怪我に伴う体力の低下のせいで、スタンドのパワーが落ちることはある。
そして自動操縦型とか一人歩き型とかは反映されない。
……こんな感じ。
どうやら、話題になっているのは『土くれ』のフーケという盗賊のようだった。
ルイズもウワサだけは聞いたことがあった。
そのフーケが、宝物庫を破った犯人ということになっているらしい。
つまり、フーケが忍び込んでくれたお陰で、全てはフーケの罪になるということだ。
宝物庫を破ったのはフーケ。
宝を奪ったのもフーケだ。
ルイズは、会ったこともない盗賊に、取り敢えずの感謝を捧げた。
しかし…………ルイズの表情に影が差す。
このままフーケが逃走してくれれば、それはそれでいい。
オールド・オスマンの立場が悪くなるだけだ。
そんなことはルイズは知ったこっちゃない。
だが、問題はそのオールド・オスマンの…学院側の動きだ。
ルイズは考える。
他の財宝はさておき、フーケがはっきりと犯行声明を出した『破壊の杖』だけは、
貴族としての誇りをかけて全力で取り戻そうとするに違いない。
王室には内密にメイジを派遣して、フーケを捕獲しようとするだろう。
フーケさえ捕らえれば、とりあえずは貴族としての体裁は保たれる。
この惨状は…どうとでもだまくらかせる。
教師の一人二人位は、そのためのスケープゴートにされるだろうが…。
黒いwwww
ルイズ黒すぎるだろうwwwwwww
あの老獪なオールド・オスマンなら、眉一つ動かさずにやってのけるだろう。
そして、もし、フーケが学園側に捕獲されてしまった場合、紛失した宝のありかを聞き出すために、オスマンはフーケを拷問するだろう。
−−−ルイズは親指の爪をギリリと噛んだ。
いくら百戦錬磨のフーケとはいえ、『あの』オールド・オスマンの拷問に耐えられるとは、とてもじゃあないが思えない。
直ぐにゲロするだろう。
そうなるとまずい。
宝を盗んだのがフーケではないとバレてしまう。直に疑いの目は内部に向けられ、自分に捜査の手が伸びてくる可能性がでてくる。
別に、疑われたとしても、ルイズにはシラをきり通すだけの自信があった。
が、この場合それではダメだ。
少しでも疑われるのは避けねばならない。
相手はあのオールド・オスマンだ。
あくまでも100%全てフーケの仕業ということにしなければ…。
そのためには、何とか学院側の先回りをして、『破壊の杖』を奪還して、フーケを始末し、口を封じる必要がある。
『破壊の杖』さえ戻れば、学院側は最低限満足してくれる。
『破壊の杖』の奪還はすなわち、フーケ撃退の証でもあるからだ。
なんというダークサイド
しかし、始末しようにも、
フーケが今どこにいるのか、ルイズにはわからない。
どうするべきか…?
思案を続けていると、誰かが慌てた足取りで近づいてくる音がした。
2人分の足音だ。
さっと身を隠すルイズ。
オールド・オスマンと、コルベールだ。
2人はバタバタと慌てた足取りで宝物庫に入る。
教師は全員、宝物庫に入ったようだ。
ルイズはそう思うと、階段の影から、破壊された宝物庫の扉の影へと身を移した。
瓦礫が上手いことルイズの体を隠した。
ルイズは身を隠しながら、中の様子を伺った。
見ると、オールド・オスマンは『破壊の杖』があった一角には目もくれず、
一直線に本棚の奥の隠し部屋へと向かっていた。
怪訝な表情を浮かべるルイズだったが、隠し部屋の中は暗く、よくわからない。
ルイズは暫く様子を見ることにした。
フーケを抹殺した上で罪を擦り付ける気満々w
ルイズ黒すぎwww
こいつはくせえーッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーッ!
なんという黒ルイズ
流石に今回ばかりはフーケに同情せざるを得ない
−−−−−−−−−−
オールド・オスマンは、宝物庫に駆けつけると、『破壊の杖』が盗まれた現場になど目もくれず、本棚の裏の隠し部屋へ足を運んだ。
油断のない足取りで、奥へと進む。
不気味なほど静かだ。
隠し部屋への通路は、コルク栓を抜いたように、円形に抉られている。
オスマンの脳裏に、忌むべき過去が蘇る。
威力こそ劣るものの、間違いなく、奴の仕業だった。
部屋の中央に到達すると、オスマンは信じられない物を見た。
百余年前、自分が持てる技術を結集した結界が、破られていたのだ。
ルーンの輝きが失われている。
鎖が千切れ、封印していたはずの本が、
床に転がっている。
オスマンの頬に冷や汗が垂れる。
弾かれたように杖を構えるオスマン。
一歩一歩、時間をかけて本に近づく。
−−−本がひとりでにガタガタと震えだした。
その瞬間、オスマンの杖が電光石火で振られ、杖からまばゆい光が放たれ、本に直撃した。
強烈な光に包まれ、本の動きがピタリと止まった。
オスマンは安堵のため息をついた。
これで当座はしのげるだろう。
本を拾い上げて、オスマンはそれを台座に戻した。
だが……と、オスマンは疑問に思う。
それ以前にフーケもう昇天してないか?
917 :
ゼロの兄貴:2007/06/13(水) 23:49:25 ID:???
今書いてるんだけどルイズとアンリエッタのとこは兄貴が入る隙間無いからいかんねぇ
今、丁度兄貴がアン姫が出してきた左手を思いっきり踏んだとこだけどw
『土くれ』のフーケの話は、オスマンも知っていた。
ウワサによれば、フーケは『トライアングル』クラスのメイジらしい。
しかし、これはどうみても『トライアングル』クラスのメイジの手には余る所業だった。
『スクウェア』クラスのメイジ数人がかりの『固定化』を打ち破り、あまつさえこの封印をも破るとは。
実力を見誤っていたか?
そこまで強力なメイジだとは聞いたこともないが…。
いっそ人ではなく、物の怪の類の仕業と考えた方が楽だ。
化け物………オスマンには、1人だけ、心当たりがあった。
確証が持てなかったが、一人の人物の顔が脳裏に浮かぶ。
これは…………もしや…。
−−−−−−−−−−
しばらくして、オールドオスマンが隠し部屋から出てくると、教師達は口々にオスマンに自らに責任がないことをがなり立てた。
オスマンはしばらく黙っていたが、自らの保身しか考えていない教師達に苛立ち、杖で床をドンと叩いた。
「…静まれぃ!」
オスマンの低い一喝で、教師達はシンとなった。
誰かがゴクリと唾を飲み込んだ。
「貴様らの中で、まともに当直をしたことのあるヤツが、何人おる?」
静かなオスマンの問いには、しかし、誰も答えられなかった。
クライマックスが近付いているヨカン?w
「さて、これが現実じゃ。
責任があるとするなら、我々全員じゃ。
この中の誰もが……、もちろんワシを含めてじゃが…、
まさかこの魔法学院が賊に襲われるなど、夢にも思っていなかった。
何せ、ここにいるのは、ほとんどがメイジじゃからな。
誰が好き好んで、虎穴に入るものかと思っておったが、間違いじゃった」
オスマンは、宝物庫の扉にあいた穴を見つめた。
「このとおり、賊は大胆にも忍び込み、『破壊の杖』以下、財宝十数点を奪っていきおった。
つまり、我々は油断していたのじゃ。
責任があるとするなら、改めていうが、我ら全員にあるといわねばなるまい」
オスマンの、杖を持つ手がブルブルと怒りで震えていた。
皆、俯いたまま一言も喋らない。
「……目撃者はおらんのか?」
オスマンの問いに、コルベールが答えた。
「ざ、残念ながら、深夜の突然の出来事だったようで……」
「ふむ……後を追おうにも、手がかりナシというわけか…」
オスマンはヒゲを撫でた。
それからオスマンは、気づいたように再びコルベールに尋ねた。
「ときに、ミス・ロングビルはどうしたね?」
「それが、その…、昨夜から姿が見えませんで」
>「貴様らの中で、まともに当直をしたことのあるヤツが、何人おる?」
>静かなオスマンの問いには、しかし、誰も答えられなかった。
いねえのかよw
ここまで来ると流石にオスマンの管理責任の方が問われるなw
もう教師陣にも肉の芽入ってるんじゃあないか?
「この非常時に、どこに行ったんじゃ」
「さ、さぁ…」
そんな風に噂をしていると、宝物庫に1人の人間がフラフラと入ってきた。
服はボロボロで、ほとんど半裸だ。
全身傷だらけで、酷い火傷も負っている。
呼吸は荒く、右手で左腕を痛そうに押さえて、
右足をズルズルと引きずっている。
歩いた後には、血の後が点々と続いていた。
出血も激しそうだ。
誰がどうみても重傷だ。
ミス・ロングビルだった。
「……オ、オールド・オスマン…」
ミス・ロングビルは、オスマンの前までやっとの思いでたどり着くと、
そこで力尽きたのか、バタリと倒れて、意識を失った。
宝物庫内は騒然となった。
to be continued……
みんな黒いなあ・・・
GJ
フーケ生きてたのね
入れるほど価値の有る教師っているか?
すげえ! ここからどうなるんだ!
ちょwww半裸で重症って
スプーやりすぎ
以上、『投下した』…!
ネクスト・コ○ンズ・ヒント
『肉の芽』
GOOD!
コルベールは使えるだろ。
GJ!
これからの展開が気になる
この時点のコルベールだと使える事証明されて無いだろ
手先が器用な部分とかも見せてないし、メイジとしての能力も発揮してない
一般的なイメージとしてはハゲを気にする気弱なかつらってとこだろうよ
>>906 あれ?
でも5部のポルナレフのシルバーチャリオッツは
五体満足じゃなかったっけ
一応、遠隔操縦型だからか?
ルイズもディオも教師もひでぇ!
でもこのひどい連中が楽しみだな
938 :
L・I・A:2007/06/14(木) 00:02:12 ID:???
やぁ、諸君。今日も加速しているようだね。
DIO氏チャリ乙。もう一番原作からぶっ飛んでるな。wktkwktk
ところで、予約入っているのかな?
デスボール貰つて生きてるフーケのタフネスに憧れるwww
だが生き延びたことが果たして本当にフーケにとって幸せなのかな…?
もう寝ないと
スタンド出したまんまで寝ればいいんだな
学院みんな真っ黒wwww
投下が中途半端に終わってしまったが、スレの流れを乱さぬためにまとめサイトに完全版をアップしたぜ!
住人ーーー!受け取ってくれーーー!
もう寝れるか・・・?
残念! まだ投下は終わっちゃいないッ!
今日もいつもの睡眠不足
来いッ
フーケに全責任押し付けそうな黒いルイズと教師達にわらた。
フーケ哀れw
>>936 というか、ありのまま(ryのとこで手足の指は治ってる
>>936 いや、五部のチャリオッツはよく見ると
右腕が途中から無くて左手で剣を持ってるし、
下半身も描写されてない。
加速は止まらないと何度も言わせないで下さいよ…
神父降臨スレで寝ようなんて無駄なんだ。無駄だから嫌いなんだ…無駄無駄…
ならば938の後に投下しよう。
携帯なんで新スレが立ってからかも…
新スレは950だったっけかな・・・?
「新スレを立てる」なんて言葉は使う必要はねぇ!
「立てた」なら使ってもいい!!
それはマズイだろ兄貴w
>>952 俺もだが携帯の投下はやりづらいなとは思わんか?
じゃあ、投下しよう。
はっきり言って今回は繋ぎなんだ。許してほしい。どれだけの人がwktkしていてくれるか分からんが、たとえ1人でも、『続ける』というのが大事だと思っている。
では、読んでくれ。
第09話 イタリア料理を作らせにいこう!F
「良い匂い・・・・」
本当に良い香りであった。
体力的にも精神的にも疲れきった体は、安らぎを求めて本能のままに足を運ぶ。
門を抜け、本塔に並ぶ程の大きな建物、アルヴィーズの食堂方面に向かっていく。
その過程で何が起ころうとも彼の者達が出会うのは必然か?
伝説は引かれ合う・・・・
「取リ敢えズ、今回はコレで終ワリにシヨウかと思ッテいましたガ、ソウデスネ、何かデザートでモ作って来マショウ」
それを聞いてオスマンとマルトーの二人がベネッ!と言わんばかりに歓声をあげる。
「ア、仗助サンや他の方々の分モ作りますヨ」
微笑みを浮かべながら戻っていくトニオ。
「トニオさん。俺の分もスか?」
仗助が訊ねる。以前、億泰と共に彼の店を訪れた時(恐らく彼らがトラサルディー開店後初の客)は億泰だけがウマいモノを食って、自分が口にしたのは水とカプチーノだけだった。
しかも、彼を敵スタンド使いと勘違いして厨房に忍び込んでしまったせいで厨房中の掃除をする羽目になってしまった。だからいつか機会があれば自分も食してみたいと仗助は当時から思っていた。故に思わず聞き返してしまった。
「勿論デスヨ」
ニコッ
「ヨッシャーッ!」
ガッツポーズ。ちなみに仗助は特に具合が悪かったりする事はないので、トニオの料理は純粋に『あッ、よだれズビッ!』なモノとして楽しめるのだ。
「それでは作っテ来マスノデ」
「トニオさんッ!とびきりウマいの頼むゼッ!」
「オ・カピートォ。かしこまりました」
トニオは厨房の奥へと戻っていく。
「仗助君」
オスマンが呼ぶ。
「トニオ君は何者なんだね?体を治してくれる料理など生まれて初めてじゃ」
「おうよ、あんな料理何処で覚えたんだ?」
マルトーも疑問を口にする。
「それはっスねェ〜〜〜」
対して仗助は、オスマン以外の人間が居る事を考慮して、なるべく当たり障りのない言葉で返す。
トニオは若いながらも様々な国を渡り歩き、エレガントなモノから家庭的な料理。果ては薬草などを使った薬膳料理まで修得している。
体を治す力は、いつしか気付いたら身についていたらしい。だが故郷の人は認めてくれないし、若いうちではチャンスがない。そこで世界を回っている
彼のスタイルは『母カラ娘に受け継ぐヨーナ、素材を活かした、人々の歴史とともに歩んでいる料理をお出』しするのがモットーで、その根底にあるのが、ただ人々に快適な気分になってもらいたいという事など、微妙に脚色した上で色々と答えていく。
オスマンとマルトー、いつの間にか甦ったメイドの少女までが話が進む度に感心している。オスマンとマルトーの中はさらにトニオの株が上がっていく。少女も『尊敬しちゃいます』などと言っている。
逆にコルベールは料理の謎が少々解けたせいか落ち着いている。依然解らない事は多いが謎の解決は精神を安定させていた。
色々と質問され、トニオへの好感度が超インフレ円高ドル安ストップ高最高潮な達した頃・・・・・・
ガチャーーーーーーン!!!
「「「「「ッ!?」」」」」
突如大きな音が聞こえてきた。そして直ぐ後に
「オマエェ〜〜〜〜〜〜〜ソコでナニをシテイルッ!?」
トニオの、優しさなど感じられない大きな叫び声が聞こえてきた。
To Be Continued・・・・・・
>>949 そうだったのか
どうもPS2のゲームに出てきたのと記憶がごっちゃになってたみたいだ。
958 :
L・I・A:2007/06/14(木) 00:25:55 ID:???
すまない、今回はこれだけなんだ。次回にはいつものボリュームに戻したい。
リアル生活と投下、両方やらなくちゃあいけないのが職人のツライ所だぜ
トニオさんついに切れるか!?
いやよくやってくれたッ!
リアル生活を踏ん張ってからでも作品を書いても遅くはないぜ!
961 :
952:2007/06/14(木) 00:33:55 ID:???
スレを埋めがてら投下させていただく!
962 :
950:2007/06/14(木) 00:34:21 ID:???
ルイズは包丁を避けれたのか?
アンリエッタ王女は、薄暗い私室のカーテンを開けようと杖を手に持ったが、カーテンを開けぬまま杖を下ろした。
まだ日は高いというのに薄暗い部屋は、彼女の心そのものだった。
十七歳の少女としての自分は、ルイズを友達だと思っている。
しかし王女としての自分は、これからルイズに困難な任務を押しつけようとしている。
水晶のついた杖をいじりつつ子供の頃のことを思い出す。
『杖を手持ち無沙汰に扱うのはみっともない行為です!』
ルイズと一緒に怒られた、懐かしい思い出だった。
昨日、隣国のゲルマニアに向けて送り出された使者は、アンリエッタとゲルマニア皇帝との婚約を正式な物とする手紙を携えている。
水面下ではアンリエッタとゲルマニア皇帝の婚約、そしてトリスティンとゲルマニアの軍事的な同盟がほぼ決定している。
それをわざとらしく手紙で知らせることで、”感動的な婚約”とやらを演出しようと言うのだろうか。
アンリエッタがゲルマニアに嫁げば、ルイズと友人の関係を維持したまま顔を会わせることは不可能になってしまうだろう。
アンリエッタは、本日何度目か分からないため息をつきながら考える。
ルイズなら主従の関係であっても、私の本心に気づいてくれるはず…
しばらくしてメイドの一人が、アンリエッタに何かを伝える。
アンリエッタは無言で頷くと、メイドは廊下に待機していたもう一人のメイドと入れ替わり出て行った。
「姫様!」
「ルイズ!ああ、ルイズ、貴方には本当に苦労をかけてしまったわ、私のわがままでこんな格好をさせてしまって!」
二人きりになった途端、アンリエッタはメイドに抱きついた。
メイドの正体は言わずとも分かるだろうが、変装したルイズである。
「どうかお顔を上げてください、私は、姫殿下のいやしきしもべに過ぎませ…」
「そんな言い方はしないで!」
アンリエッタが今までとは違う、何か別の悲しみを含んだ声を上げた。
姫は、涙を流していた。
アンリエッタの部屋の奥、寝室のベッドの上で、二人は子供の頃の思い出と同じように並んで座った。
「ルイズ…わたくしは、ゲルマニアの皇帝に嫁ぐことになったのです」
「ゲルマニアですって!」
ゲルマニアが嫌いなルイズは、驚いた声をあげた。
「…しかたがないの。同盟を結ぶためなのですから」
アンリエッタは、ルイズにハルケギニアを取り巻く情勢を話し始めた。
アルビオンの貴族たちが反乱を起こし、王室打倒が画策されているということ。
反乱軍は次にトリステインを、その次にはゲルマニアの王室を打倒しようと目論んでいること。
アンリエッタがゲルマニア皇帝に嫁ぐことで、トリスティンとゲルマニアの同盟を結び、アルビオンの反乱に対抗しようとしていること。
アンリエッタは口には出さなかったが、ゲルマニアとの結婚を望んでいないのは明らかだった。だからこそ、ルイズは何も言えなかった。
「姫さま……」
「王族が、好きな相手と結婚するなんて、夢の中ですら許されないのですから」
寝言で使用人を呼んだ婦人に腹を立て、使用人を罰する貴族もいるのだ。
それを揶揄しているのだろうかと考えたが、アンリエッタの話は揶揄どころの話ではなかった。
「ゲルマニアの貴族はわたくしの婚姻をさまたげるための、ある材料を捜しています…おお、始祖ブリミルよ……、この不幸な姫をお救いください……」
アンリエッタは、顔を両手で覆うと、肩を振るわせた、いつもならその仕草に驚き、アンリエッタを心配するはずのルイズは、自分の内心が冷めているのを感じていた。
「姫さま、姫さまのご婚姻をさまたげる材料ってなんなのですか?」
ルイズは静かに、真剣に話しかけた、アンリエッタは両手で顔を覆ったまま呟く。
「……わたくしが以前したためた一通の手紙なのです、それがアルビオンの貴族たちの手に渡ってしまったら、それをゲルマニアの皇室に届けることでしょう」
「それは、どんな内容の手紙なのですか」
「ごめんなさい、ルイズ、それは貴方に言うことは出来ないのです、もしその手紙がゲルマニアの皇室に渡れば、婚姻はつぶれ、トリステインとの同盟も崩れ…いえ、ゲルマニアやガリアの手で、トリスティンはアルビオンを消耗させる材料にされてしまうかもしれないのです…」
ルイズは、静かに、しかし力強く、アンリエッタの手を握った。
「姫さま…私への密命は、その手紙のことなのでしょう?」
顔を覆っていた手をルイズに握られ、泣き顔を隠せなくなったアンリエッタはルイズを見た。
そこには、いつになく真剣な表情の、アンリエッタの初めて見るルイズが居た。
一瞬の驚きの後、ルイズのまなざしに、アンリエッタは恐怖を感じ、ルイズの手をふりほどいた。
「あ…! わたくしは、なんてことを、なんてことを…わたしは、おともだちに、こんな、ああ、ルイズ、許して!」
アンリエッタはベッドのカーテンにしがみつき、ルイズへの謝罪を続けた。
カーテンが締め切られ、灯りと言えば窓枠周辺から反射して入り込む日の光。
そんな薄暗い部屋の中で見たルイズの瞳は、まるで白金でできた鏡のようにアンリエッタを映した気がした。
それに驚いたアンリエッタは、矛盾に気付いてしまったのだ。
友達としてルイズを頼ろうとしていたアンリエッタは、自分のしぐさが、芝居がかかったモノだと気付いてしまった。まるで同情を買うかのような仕草をした自分が急に恥ずかしく、そして後ろめたくなったのだ。
生まれてから17年、王族としての威厳を備えた祖父王と父王の姿は目に焼き付いている。
それと同時に、華美な言葉を並べ立てて、王族に取り入ろうとする貴族達と、王族の権威を利用しようとする者達を見てきたのだ。
いつの間にか自分にまで染みついていた『謀略』の知識を、ルイズにまで向けてしまった。
アンリエッタはそれが悔しかった。
ルイズは薄暗い部屋の中でも、アンリエッタが悲しみ、そして苦しんでいることが理解出来た。
友達だからこそ理解出来る。いや、友達だからこそ理解出来なくてもいい。
アンリエッタは、貴族達の謀略にまみれて育った、貴族の誇りや責任感を利用して人を扇動する技術も、自然と身につけてしまったのだろう。
だからルイズはアンリエッタの仕草が演技だったとしても悔しくはない。
『騙されても良い』と考えたのだ。
「ラ・ヴァリエール公爵三女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが、貴族として申し上げます」
アンリエッタは、今までに聞いたことのない程の、凛々しいとも言えるルイズの言葉に驚いた。
「始祖ブリミルより血を分けしトリスティンに仕える貴族は、決して失望致しません」
「貴族は、貴族にとって都合の良い猊下(げいか)を祭り上げるものでは決してありません。姫殿下の行為が、トリスティンに危機を招くものだとしても、貴族はその誇りをもって始祖ブリミルに仕え、王家を守護し、領民を守るものだと断言致します」
そして今度は、呆然とするアンリエッタの手を強く握り、語りかけた。
凛々しい表情から一変して、笑顔を見せるルイズ。
「でも今は、アンの友達として、私に出来る限りのことをするわ、だって、私にしか頼めないと思ったから私を呼んでしょう?」
「小さかった頃、魔法を使えない私に、壊れかけた小舟を動かさせて、沈みそうになって、お父様と教育係に叱られたこと、覚えてるでしょ?」
「アンは、実は無茶なことをするお姫様だって知ってるわ!知ってるから、だから泣かないで!」
ルイズの笑顔にアンリエッタは涙を流した。
小さい頃から慣れ親しんだ『おともだちのルイズ』が、そこにいたのだ。
彼女は悲しみではなく、喜びを涙した。
その夜、アンリエッタは子供の頃の夢を見た。
このところの執務と心労が、彼女の眠りを妨げていたが、今日ばかりは違った。
遊び疲れて眠ってしまった子供のように、枕を抱きしめて、つかのまの幸せな夢を見ていた。
ルイズは、憧れの人との再会して抱擁を受けたことと、友達としてアンリエッタと語らうことが出来たことと、覚悟を決めたアンリエッタから重大な密命を受けたことに興奮し、なかなか眠れなかった。
あんまりにも眠れないのでトイレに行った。
キュルケとタバサが居た。
翌日から三人一緒にトイレに行くことになった。
幽霊騒ぎは三人の絆を深めたのかもしれない。
『…やれやれだぜ』
>>927 コルベールはかなり使えるだろ、DIOのためにロードローラーを開発(ry
投下したッ!
ジョースターの精神が強すぎると思ったが、ルイズだってやるときはやる女だと信じているッ!
>>970 いやいやそこはタンクローリーでいk(ry
GJッ!
・・・あ?
スタープラチナ・・・・喋っ・・・え!?
新スレが立ってましたーーー!?いつの間にーー!?
みなさんGJ!
>>972 確かガソリン精製していたから
そっちのほーがいいかな
久々にアブ投下〜
55分に予定です
きっとスタプラはガンダールヴ効果で自律的になったんだよ
奇妙ルイズの黄金の精神が突出しすぎだろ…原作二巻でこれは早熟極まりない
・・・そこに「ゼロのルイズ」はいなかった。誰よりも高貴で勇敢で美しい
黄金の精神を持つ貴族が其処に居た。
実にGJゥ!
>>973 逆に考えるんだ
ルイズが徐倫みたいになってると考えるんだ
GJ!
そして頑張れアブの人
1/5
「……とんだ目にあった。こういうのは、わたしのキャラじゃなんだがな」
まだ違和感の残る首を押さえつつアヴドゥルが言う。
「何よ。何か文句でもあるの!?」
それを嫌味と取ったのか突っかかるルイズ。
「いや、そうではない……しかし、コレを片付けるのか」
「…そうよ。私も手伝って上げるからさっさと働きなさい!」
(普通、逆のような気がするが)
慣れというのは恐ろしく黙って作業に入ろうとするアヴドゥルだが、ルイズの姿を見て止まる。
(なぜ爆発の中心にいて、無事なのは知らんが…。ボロボロの格好のままというのもな)
ルイズに怪我はないらしいが見事に外見はボロボロだ、服には穴が開き、全身を煤で汚している。
いても非力な上、今までの行動から率先して掃除はしないだろう。
また、必死に隠しているようだが、落ち込んでいるのが分かる。
(しばらく一人にしたほうがいいな)
それらを考慮した大人のアヴドゥルは、
「掃除はわたしがやっておこう。まずは着替えて来たらどうだ?」
遠まわしな戦力外通告を出す。
もちろん、そんな言葉の裏に気付かないルイズ。
「なんで、あんたに命令されなきゃいけないのよ!」
「貴族がいつまでもその格好ではまずいだろう?」
「…う。それはそうだけど……」
「着替えが終わってから、手伝ってくれればいい」
「確かに…、先に着替えたほうがよさそうね。いいこと、私がいないからってサボるんじゃないわよ!」
必要の無いキツイ釘を刺してからルイズは教室を出た。
2/5
「なんでこうなるのよ」
ボロボロの姿で自室へ帰りながら、ルイズは落ち込み呟く。
召喚したのが平民とはいえ、初めてまともに魔法が成功し、やっと自分は『本当』の意味でメイジになれたと思った。
誰にも『ゼロ』なんて呼ばれバカにされることもなくなり、輝ける未来が開けると思っていた。
そして……、
(……ちいねえさま)
いつもルイズに優しくしてくれた、姉のカトレア。
ようやく憧れの姉に自分の魔法を見せることができると思っていた分、落胆は大きかった。
(でも、それが何よ!)
この程度で負けるほどルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは弱いのか?
否!
この程度で負けるようなら、とっくの昔に引き篭もっている。
「たまたま、偶然、ちょっと失敗しただけよ!」
少し後ろ向きのような気がするが復活を果たすルイズ。
3/5
元気が出ると、周りのことを考える余裕が出る。
教室でのアヴドゥルを思い起こす。
冷静になると分かったが、どうやら気を使われたようだ。
ちょっと感謝の気持ちはある。
だが、ご主人様が使い魔に心配されるようではだめだ!
(あいつ、余計なお節介なんか焼いて)
ゆっくりだった歩く早さが、段々と早くなる。
そして、部屋に着くなり急いで着替え、体を拭く。
早々と身支度を整えたルイズはアヴドゥルの待つ教師へ急ぐ。
使い魔だけに自分の不始末を押し付けるのを、
(そんなの……貴族じゃない!)
強くルイズは心で否定した。
合流したルイズのがんばりもあり、なんとか昼休み前に掃除は終了した。
アヴドゥルやルイズにとって波乱の昼飯が始まる。
もちろんみんなの大好きな彼にとっても……。
4/5
ルイズの言葉通り、アヴドゥルの昼飯は朝より『少し』豪勢になっていた。
実際には、パンとスープに『ゆで卵』が新しく増えているだけ。
「これで『多め』か」
「何よ。文句あるの?増えただけでも感謝しなさい」
労働による空腹もあり、早々に食べ終えたアヴドゥルは、ルイズが上品に食べているのをしばらく眺めた後、辺りを見回す。
モギュモギュと、何回もよく噛み食べるルイズは食べるのが遅く、もう終わっている生徒が多い。
デザートを食べながら姿や、雑談している姿が多く見える。
その中でも、出入り口周辺でメイドに向かい合う集団が目に留まる。
どうやら、金髪で一人だけ趣味の悪い服の少年が、メイドにクレームを付けているようだ。
今にも土下座をしそうなメイドの姿がおもしろいのか、にやにや眺めている周りの連中。
あまりにもな光景に、注意しようと腰を上げかけた時、メイドの顔が見えた。
「あれは…シエスタか?」
(ますます放って置けなくなったな)
まだ食事中のルイズに、
「少し用事ができた」
一言残し、返事も聞かずアヴドゥルはシエスタに近寄っていく。
私怨
5/5
「その辺にしておけ」
いきなりの声に、シエスタを責めていたギーシュの声が止む。
「なんだ、君は?」
「何があったのかは知らぬが。これは少々やりすぎだ」
涙を浮かべ、土下座寸前のシエスタを見つつ、アヴドゥルは言い放つ。
「貴族なら貴族らしい態度を取れ」
「なッ!?」
『ゼロ』のルイズの使い魔である『平民』に咎められたギーシュに、周りからの野次が飛ぶ。
「そうだぞーギーシュ」
「元々、二股かけてたお前が悪いんだからな」
「もてねぇつらさがお前にわかるか?二股の罪を黙って受けろ!」
最後の……アフロのピザは怨念が篭っていそうだ。
ギーシュも、メイド-シエスタを泣かすほど脅かしたかった訳ではない。
ただ軽く説教し、犯した失態(二股)を誤魔化したかっただけだった。
(それが…どうしてこんなことに)
平民とはいえ、女性の涙に弱いギーシュは心の中で泣いていた。
どうにか話題を変えようとギーシュはあまり無い脳みそをフル回転させ、
「どうやら『ゼロ』のルイズの使い魔は、貴族に対する礼儀というものを知らないようだな」
さらに話を大きくし誤魔化すことにした。
「敬意を払う相手は選ぶんでな」
「よかろう、ならば君に貴族の礼儀というものを教えてやろう」
そこでチラッと視線を周りに送り、
「ヴェストリの広場だ。着いてきたまえ」
言い捨て去って行くギーシュ。
投下終了〜
次でようやく決闘です
…ここまで長かった
マジ赤のパワーバランス考えながら今続き書いてるので
新レスで投下できるかな?
GJ!
2日で1スレを消費してくとはw
恐ろしい速度だな
なんだこのドラマCD版っぽいアブドゥル
GJ!
次回とうとうギーシュ戦か?
頑張ってくれ!
990 :
L・I・A:2007/06/14(木) 01:05:38 ID:???
ヨッシャアァァァァ!!
来たッ!来たッ!
自分としてはスタンド可視を激しく希望するッ!
ギーシュにクロス・ファイアーwww
ドラマCD知りません、どんな風なんですか?
漫画片手に書いてるけど、アブがちっとも似なぇ…orz
おっさんキャラ難しいって、つくづく痛感してます
>>991 異世界じゃ知識人アブさんを演出できないしねw
あなたのアブドゥル好きだ、これからも楽しみにしてるぜ。GJ
993 :
L・I・A:2007/06/14(木) 01:08:28 ID:???
渋くていいじゃあないか
残りは一桁。さぁ埋めろ
ギーシュがアブさんに勝てる筈がない。
青銅を軽く溶かす程の熱をアブさんは放てるんだぜ。
分かれ道
黄金のギーシュ「フフ…やはりこのまま潔く焼け死ぬとしよう」
or
僕らのギーシュ「命だけは助けてくださいイイイイイイィいいいい〜」
1000ならチョコラータ召喚
GJ!
アヴさん好きなんで嬉しいな
そしてギーシュ! ボコボコにされちまいなwww
埋め
1000 :
マロン名無しさん:2007/06/14(木) 01:11:42 ID:BB+W/lGH
1000なら竜夢は俺の物
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。