【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚7人目

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1マロン名無しさん
『キングクリムゾン』プラス『メイド・イン・ヘブン』 二刀流ッ!
時間を消し飛ばしつつ時は加速する。

前スレ 【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔 召喚5人目(正体は6人目)
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1180884646/l50

まとめサイト
http://www22.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1.html
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9292/

☆召喚されて活躍中のジョジョキャラ☆
第二部
シュトロハイム

第三部
空条承太郎 我が名は花京院典明
DIO様 ンドゥール ペットショップ ヴァニラ・アイス ホル・ホース

第四部
東方仗助 仗助+トニオさん 広瀬康一 アンリエッタの康一
デッドマン吉良

第五部
ブチャラティ ポルナレフ+ココ・ジャンボ(亀ナレフ)
ディアボロとドッピオ プロシュートの兄貴 偉大なるプロシュート リゾット

第六部
引力徐倫 星を見た徐倫 フー・ファイターズ アナスイ
2マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:08:54 ID:???
●ジョジョの奇妙なAA集
ttp://jojoaa.web.fc2.com/
ttp://mbspro4.uic.to/user/192427.html
●ジョジョスレUPローダ
ttp://vblave.hp.infoseek.co.jp/

●アニメAA保管庫 ゼロの使い魔ページ
ttp://aa.tamanegi.org/anime/zero-tsukaima/
3マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:10:51 ID:???
最高に>>1乙ってやつだァー!!アアアハハハハハハハハーーーー!!!!!
4マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:19:46 ID:???
           , -―  ――-、
             /に    (ニ==\
         //')      に二) (ヽ   新スレを立てやがったなッ!
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  よく立ててくれたよなぁぁぁぁぁぁ
         i!   ● / /●  ヾヽヽ,!      >>1鬱!……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi   …じゃなくて>>1モツ!
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/


            , -―  ――-、
             /に   u (ニ==\   …は違う…
         //')  u    に二) (ヽ  うぐぐ………
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  >>1己…じゃない……
         i!   ● / /● uヾヽヽ,!  >>1没でもなくて……
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
           /⌒l,、 __, イー-<
.          /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
          |三 lキヾr-、[] 「! (ニ }
5テンプレ作った人:2007/06/08(金) 20:19:52 ID:???
テンプレに不備があった。
前スレで指摘されたんでテンプレに追加するぜ。

第四部
虹村形兆

???
『オラァー』と叫ぶディスク
6マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:23:27 ID:???

            _. -=ニ::_Z ̄ニ=-  .._
        / (:_: ;r'": :/:: ̄:7''ヽ:,r': ̄`ヽ、
        /: : : : : :ヽ、:_(_: : : (:: : : :\,r=‐':"⌒ヽ._
      / : : : : : ; ': : : : : : ̄::ヽ、__/: : : : : l: : :/ミノ
     ' : : : : : / : : : : : : :__:ヽ_: /:: :l: :l: : : : l : ゙‐'ヽ
     l: : : : : :;' : : : : : : (((//゙ハ、 : l: :l : : : l: : : l : ',
.    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : :`Vノ : l: :l: : : ,' : : ;': l:ll
    l: : : : : :l: : : : : : : : : : : l: :/:l :l: :l: :l:: :/ /::/: :;リ|  
    l: : : : : :l : : : : : : : : : : l: :l::ノ: }: :} l / /::/レj:/::|  >>4・・・
.     l: : : : : l: : : : : : : : : : :l: :|/_;イ_;イ_;リ、// .ノ/:| 乙か?もしかして・・・
     '; : : : : l: : : : : : : : : ::l: :|ニニ ‐--ミ`' } ,ィチj゙ :|  
    /´ヽ: : : :l; : : : : : : : : :l: :|z't'ツ"_>`` '" {^~ |: :|  
  / ¶′\: :ll : : : : : : : : l: :| `~¨´ (::"′   ',ノl: :j  
,r‐{   , \ll : : : : : : : :l: :| :.           ∨ノ:|
  ! ¶′',  r、\: : : : :::::l: :| :.      .._ /´): :l
 ¶′   \ ヾ>、\: : : ll: :|  :.       __-了:/::;'
エエエュ┬r 、\ `ヾ>、\:ll: :|   :   ‐.._'´¨´ノ:/::/
―‐ - 、 ̄`<〉、 ヽ、._`^‐-\ト 、 :      ̄「V/
 ¶′   \ `<〉、 \` ー==┬''^ヽ、 ...__ ノ
   ¶′  \ `〈>、 ヽ`:r'"||  ,タ ¶ }
¶′    ¶′ヽ  `〈>、ヽ i || ,タ  /
7マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:24:28 ID:???
            , -―  ――-、
             /に    (ニ==\  >>6
         //')      に二) (ヽ 
         〃____,r^)__,r、(ニユ|  ………………。
         i!   ◯ / /◯  ヾヽヽ,!
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
           ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~`=ーノ
           /⌒l,、 __, イー-<
.          /lilili/ |三/^ oOo,ヽ
          |三 lキヾr-、[] 「! (ニ }


            , -―  ――┛┗
             /に    (ニニ┓┏ 
         //')  u   に二) (ヽ  知ってんだよオオォォッ!! 
         〃____,r^)__,r、(ニユ|   国語の教師か
         i!  ●`' ./ /´●uヾヽヽ,!  うう…うう… うおお
          ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi  おっ おっ オメーはよォォォォ
        /⌒ヽ__ ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~/⌒ヽ
      \ /:::::  >,、 __, イァ/   /
.          \     |三/ []「/__ /   >>1乙ッ!
         `ヽ「ミヾr‐ 、[]「ヾ三/   
8マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:28:30 ID:???
>>1
乙ッ!

しぇっこさんとブチャラティのやりとりもおなじみになってきたなぁ。
9ゼロの吸血鬼:2007/06/08(金) 20:37:13 ID:CEfEuONA
「ささやき いのり えいしょう ねんじろ!」
旧式の召還呪文を唱える。旧式だが伝統ある呪文である。
この呪文では神代のものが呼ばれると言われている。
が、落ちこぼれの魔術師がそんな呪文を成功させられるはずもない。
瞬間、爆発がおこった。
「なんだってのよ!」
爆発を起こした本人が叫ぶと煙の中から地獄の底から絞り出したような声が聞こえた。

「UREYYYYYYYYYYYYYY」

ぞくぞくとした感覚があたりの者たちに伝わって行く。
自分が呼びだしたモノだ、そういった意識が働いたのか、落ちこぼれの魔術師は勇気を振り絞った。
「あんた・・・名前は?私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」
煙の中の影が答える。

「お前が、私をよんだのか?
 そうか・・・私の名は・・・」

煙が晴れ、姿が現れる。
圧倒的な存在だった。そして続ける







「・・・荒木飛呂彦だ」
10マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:38:06 ID:???
ちょっとまてwwwww
11マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:38:11 ID:???
・・・・・・・ッ!
12マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:38:13 ID:???
投下がなければ9時に投下させていただきます。
前スレは埋まりそうなので、こちらに書かせていただきます。
もしよろしければ支援お願いいたします。
13ゼロの吸血鬼:2007/06/08(金) 20:38:41 ID:CEfEuONA
もちろんつづかない!
14マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:39:02 ID:???
9時か。正座して待ってるぜ。
15マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:40:24 ID:???
>>9>>13
おいwww
16マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:41:12 ID:???
>>9
波紋と吸血両方使う無敵の存在キターーーーーーーーーーー!!!
17マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:41:44 ID:???
>>13
お前は天才だ!その発想はなかったよw
18マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:43:03 ID:???
マテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテ
今までイチバン洒落にならんもんよぶなヴォケえ!
19マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:43:17 ID:???
>>13
続けようがねえよwww
しかしなんて発想だ。ジョジョ世界の神(作者)だもんなw
20マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:43:31 ID:???
>>9
神を見たw
21マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:45:26 ID:???
>>1おt………>>9はとんでもないヤツだな。
22ゼロの吸血鬼:2007/06/08(金) 20:46:00 ID:???
こんなに好評を得たのは初めてだぜ!ありがとよ!
23マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:46:45 ID:???
作者召喚w
その発想はなかった
つーか、この人マジで若すぎ(そろそろ50台だったか?
24マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:46:59 ID:???
前スレ1000お前って奴はwwwwwwwwwwwww
25マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:47:22 ID:???
. /.す 良 こ \    /
/ る ス れ   |   /  う ク
    レ は   |  .|   | ン
    の .い    |  |   む
    香 .い    |  \  __/
    り ス    ト、  レ
    が .レ   / ヽ-、/ ̄ ̄\
\    だ ./| ヽ  |  ク   |
  \__  _人丶  <   ン  |
.、`丶 "7ノ、, .、丶、|\ |     .|
. |"'''    ,,''|| | j/.\\___,/
. | / ̄ ̄  || .| レォiナ,.| | || 入.〉
 |/  、,,-< | .j \" レリノリ//
、\ ン<ツ/ ノノ   ./、/レイ/
、丶'| ~ ̄  /  ーー'._ニヘ, |
ヽ\\ ,___,,,,  ._./,:-';>ゝ、
ノ / ー、| ∴  | (_,,ソ'" _,,/ .、
く'    | .  | ′_,,-''"   >
T 丶  | ∵  |      /、
=='' )\ |___|    /人 \
ー<  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : /7 |ー-、
/〉ヽf`丶、/|___,,:-'";;'' /;;;;;;;/、
26マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:51:07 ID:???
プッツンしてるぜ〜……>>9………
おめ〜〜のそのブッ飛んでるセンス…
まじに素人かよ…あんた〜〜!!
27マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:52:39 ID:???
「我が名は荒木飛呂彦」
とかいってポージングしてくれたら勃起しちゃいますねェ〜〜〜
アフゥ〜〜〜・・・
28マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:57:25 ID:???
すいません、回線の調子が悪いみたいなので、
一度再起動するため、9時10分からにします。
わざわざ9時といったのに、スイマセン。
29マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:58:05 ID:???
もうすぐ9時・・・来るッ!
30マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:58:18 ID:???
いいんだよ〜
31マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:59:04 ID:???
神だ・・・・神が>>9に光臨なされたぞwww
32マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:59:38 ID:???
と、思ったら・・・。わかった、待ってるぜ。
33マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:02:47 ID:???
>>9
まとめに本編として載せるか非常に迷うんだぜw
34マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:04:02 ID:???
誰か吉良の親父を召喚してくれよ
35マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:04:15 ID:???
これを載せずして何を載せるってんだおめェ〜〜〜〜〜〜
369:2007/06/08(金) 21:04:55 ID:???
>>33
良ければ小ネタの所に載せてやってくだしあ
37マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:07:53 ID:???
これは載るべきだと思うw
38ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:11:12 ID:???
康一達がマリコルヌに地獄を見せていた同時刻、
本塔の最上階にある学院長室で、ちょっとした騒ぎが起ころうとしていた。
トリステイン魔法学院の学院長を務めるオスマン氏が、白いひげと髪を揺らして、退屈そうにしていた。

「暇じゃのう……」

オスマンは、机に手をつきながら立ち上がり、理知的な顔立ちが凛々しい、ミス・ロングビルに近づいた。
椅子に座ったロングビルの後ろに立つと、重々しく目をつむった。

「こう平和な日々が続くとな、時間の過ごし方というものが……」
「オールド・オスマン」

オスマンが、年季の入ったしわをよせながら重々しく語ろうとするが、ロングビルによって遮られる。

「なんじゃ?」
「暇だからといって、わたくしのお尻を撫でるのはやめてください」

オスマンは口を半開きにして、耳をロングビルに向けながら聞く。

「え? ポッポ ポッポ ハト ポッポ?」
「都合が悪くなると、ボケた振りをするのもやめてください」

どこまでも冷静な声でロングビルが言った。
オスマンは深くため息をついた。そして真剣な顔をしながら語る。

「そういえば、昨日召喚されたという平民の少年はどうしてるんじゃろうな? 後で様子でも……」
「少なくとも、私のスカートの中にはいませんので、机の下にネズミを忍ばせるのはやめてください」

ロングビルの机の下から、小さなハツカネズミが現れた。
オスマンの足を上り、肩にちょこんと乗っかって、首をかしげる。

39マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:12:50 ID:???
支援ッ!せずにはいられないッ!
40ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:12:54 ID:???
「気を許せる友達はお前だけじゃ。モートソグニル」

そう言って、ネズミの前にナッツを振る。

「ほしいか? カリカリの欲しいじゃろう? なら報告をするんじゃ」

ネズミは、ちゅうちゅうと鳴きながら、オスマンに耳打ちした。

「そうかそうか、白か。純白か。よーし、よしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!
 よく観察してきたのう、モートソグニル! 褒美をやろう。いくつ欲しいんじゃ? 二個か?」

ネズミは、顔を横に振って、ちゅーうちゅうちゅうちゅう! と鳴いた。

「三個欲しいのか? カリカリのを三個……。いやしんぼじゃのう! よし、三個くれてやろう!」

ロングビルが眉をぴくぴくとさせながら、その光景を見ていた。

「オールド・オスマン」

オスマンは、ネズミに向かってナッツを放り投げながら聞く。

「なんじゃね?」
「今度やったら、王室に報告します」

その言葉を無視するかのように、オスマンはネズミと戯れていた。
ネズミが手を使わずに、全てのナッツを口でキャッチして、カリコリさせながらナッツを食べている。

「よォ〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよし! とってもいい子じゃぞ、モートソグニル!」

うれしそうにネズミを撫で回すオスマン。
41マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:13:05 ID:???
お、始まった
支援
42ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:14:34 ID:???
その光景を見ていたロングビルは、オスマンの背後に無言の圧力をかける。

「下着を覗かれたぐらいでカッカしなさんな! そんな風に怒ると、余計にしわが増えるぞ。
 これ以上、婚期は逃したくないじゃろう。 ぁ〜〜〜〜、若返るのう〜〜〜、何というスベスベの……」

オスマンが、ロングビルのお尻を堂々と撫で回し始めた。
ロングビルは立ち上がり、無言で上司の顔面を手の甲の部分で引っぱたいた。
バギィッ! 小気味良い音を立て、オスマンは地面に倒れる。
追撃といわんばかりに、ドガドガドガと、オスマンの体中に何度も蹴りを入れ続ける。

「ごめん。やめて。痛い。もうしない。ほんとに。許して!」
「このッ! このッ! このエロじじぃがッ! 思い知れッ!!」

普段の冷静なロングビルとは思えない台詞を言い放ちながら、尚もオスマンに蹴りを入れる。

「あだッ! うげッ! ごげッ! と、年寄りを、きみ。ちょま、まって。折れちゃう! はぐッ!」
「私の清らかな部分を! よくも汚れた指先で! いやらしく撫で回してくれたわねッ!」

ロングビルは完全にプッツンしているようで、目を尋常じゃないほど見開いている。
迂闊なことをしたと後悔しながら、意識が遠くへいきそうになるオスマン。
オスマンが失禁寸前になっていたその時、
ドアがガタン! 勢いよくあけられ、中堅教師のミスタ・コルベールが飛び込んできた。

「オールド・オスマン!!」
「……」

返事がない。
ロングビルは何事も無かったように机に座っているが、オスマンはピクピクと体を痙攣させていた。
いつものことなので、特に気にも留めずにコルベールは話を進める。
43ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:17:07 ID:???
「たた、大変です! ここ、これを見てください!」

『炎蛇のコルベール』の二つ名を持つコルベールは、
白目をむいて気絶しているオスマンを燃やして、強制的に意識を覚醒させる。
そして、図書館にあった書物をオスマンに手渡した。

「これは『始祖ブリミルの使い魔たち』ではないか」

オスマンは何事も無かったかのように、書物をマジマジと見つめている。

「これが一体どうしたと言うんじゃ。
 こんな古臭い文献など漁ってる暇があったら、貴族から学費を徴収するうまい手を考えるんじゃよ。ミスタ……、なんだっけ?」

オスマンは首を傾げた。

「コルベールです! お忘れですか!」
「そうそう。そんな名前だったな。それで、この書物がどうかしたのかね? コルベット君」
「コル 『ベール』ですッ! わざとらしく間違えないで下さい!!」

だめだコイツ……、と思いながら頭を抱えるコルベール。

「とにかく、これを見て下さい!」

コルベールは、康一の手に現れたルーンのスケッチを手渡した。
それを見た瞬間、オスマンの表情が変わった。目が光って、厳しい色になった。

「ミス・ロングビル。席を外しなさい」

ミス・ロングビルは立ち上がり、部屋を出て行った。
彼女の退室を見届け、オスマンは口を開いた。

「詳しく説明するんじゃ、ミスタ・コルベール」
44マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:17:16 ID:???
支援紫煙
45ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:21:37 ID:???
ルイズがめちゃくちゃにした教室の片付けが終わったは、昼休みの前だった。
罰として、魔法を使って修理することが禁じられたため、時間が掛かったのである。
といっても、片づけをしたのは殆ど康一で、ルイズは面倒くさそうな顔で机の煤を拭いただけだった。
新しい窓ガラスや重い机を運ばされた康一はくたくたになりながら、食堂へ向かうルイズの後ろを歩いてる。

「……」
「……」

二人とも無言であった。
ルイズは不機嫌そうにしており、康一は話す気力もないと言った感じで肩を落としてる。
だらだらと歩く康一に我慢できなくなったルイズが、康一に向かって怒鳴りつける。

「ちょっと! 私の使い魔らしく、もっとシャキっとなさい、シャキっと!」

康一は、何も答えずにノロノロと歩いている。

「人の話を聞いてんの? この犬!」

犬と言われた康一は、ムッとしながらも何とか堪え、ルイズの所までスタスタと歩いた。
ルイズの肩に手をポンと置き、散々コキ使われた恨みを籠めながら笑顔で返事をする。

「僕もシャキっとしたいんだけど、何せもう体力が 『ゼロ』 だからなぁ〜」

康一は、『ゼロ』の部分だけ声を張った。
ルイズの眉毛がぴくぴくと動き、歯はギリギリと不協和音を奏でていた。

「いや、本当は僕も急ぎたいけど、体力が『ゼロ』だし、気力も『ゼロ』だからさぁ〜!」
「ふーん、へぇ〜、そーなの。 体力が無いなら仕方ないわね〜」

ルイズは笑顔で、しかし、万力の力を込めるように、拳を握った。
それを見た康一は、ヤバイと思って、後ずさりしながら離れる。
46ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:22:50 ID:???
「さ、さあ〜てッ! 早いとこ食堂に行こ……」

ルイズの右ストレートが、康一の左頬にクリーンヒットする。
バギィッ! という音が、食堂へと続く廊下に響いた。
康一は、明日の食事も全て抜きとされてしまった。


殴られた左頬を押さえながら、康一はシエスタに案内された厨房へ向かっていた。
口の中は鉄の味で充満しており、虫歯になった時のように、ジンジンと痛みが走っている。

「あら、コーイチさん」

厨房の前に到着すると、シエスタが大きな銀のトレイで、何枚もの皿を運んでいる最中だった。
康一は、シエスタのところまで駆け寄り、一礼をした。

「どうも、シエスタさん。朝はお世話になりました。運ぶの手伝いますよ」

そう言って、シエスタの持っていたトレイを持ち上げる。
しかし、片づけで大幅に体力を失っていたこともあり、持ち上げた体勢のままプルプルと震えて動けなくなる。

「あ、あの……無理はなさらないほうが……」

シエスタが康一を心配そうに見つめる。

「だ、だ、だ、大丈夫……です。あ、いや……。やっぱまずいかも……」

シエスタは、康一の両手に重なるように手を置き、トレイを持ち上げるのを手伝う。

「す、すいません……」

シエスタの手に触れていることも相まって、康一は顔を真っ赤にして俯いた。
47ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:24:39 ID:???
「一緒に運びましょう。二人で運べば、お互い楽に運べますから」

そう言って、可愛らしい笑顔でニコリと微笑むシエスタ。
康一は十分の一でもいいから、シエスタの優しさをルイズに分けてほしいと思った。


皿が乗っているトレイを、厨房のテーブルに乗せる。
トレイから皿を下ろしていると、料理を作っていたコックが皿を何枚か要求した。
康一が皿を持っていき、コックが料理を盛って、再び康一に手渡す。
シエスタが康一から料理を受け取り、何枚か大きな銀のトレイに乗せて食堂へと持っていった。
数分後、メイン料理の全てを運び終えたメイドたちは、デザートの時間になるまで昼食を取っていた。

「うーん、やっぱおいしいッ!」

康一も、シエスタを含むメイドたちと賄い料理を食べていた。
今日の賄いはシチューらしく、康一の腹を満たすには充分すぎる程の量が入っている。
シエスタは、その様子をクスクスと笑いながら見ている。

「……? どうしたの?」
「コーイチさんって、本当においしそうに食べてくれますね」
「そりゃあ、本当においしいんですから、自然とそうなりますよぉ〜!」

そう言って、満面の笑みでシチューを頬張る康一。
ルイズに殴られた傷なんて、気にならないくらいであった。

「この後、デザートを運ぶんですよね? 僕も手伝いますよ」
「そんな、そこまでしてもらうわけには……」

既に厨房の仕事を手伝って貰っており、これ以上手伝ってもらっては申し訳ない、とシエスタは思った。
48マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:24:49 ID:???
由花子にシエスタ殺されるなw
支援
49マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:26:13 ID:???
康一に完全敗北してちょっと丸くなったから話すくらいなら許してくれそうだが・・・
ルイズは絞め殺されそうw
50ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:28:33 ID:???
「いえ、朝もご馳走になりましたから、是非やらせて下さい!」
「……わかりました。なら、手伝って下さいな」

康一の素直な瞳を見て、断っては逆に失礼だと思ったシエスタは、デザート運びを手伝ってもらうことにした。
大きく頷き、康一は再びシチューを食べ始めた。


大きな銀のトレイに、デザートのケーキが並んでいる。
康一がトレイを持ち、シエスタがはさみでケーキをつまみ、一つずつ貴族たちに配っていく。

「なあ、ギーシュ! お前、今は誰と付き合ってるんだよ!」

声のした方を見ると、金色の巻き髪にフリルのついたシャツを着た、キザなメイジがいた。
薔薇をシャツのポケットに挿している。どうやら友人らしき人物と話をしているようだった。

「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」
「つきあう? 僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」

あの人、自分を薔薇に例えるなんて、よっぽど自分の容姿に自信があるんだなぁ〜。
などと思いながら次の席までトレイを運ぶ。
特に興味もなかった康一は、すぐに視線を元に戻した。
次の席にケーキを配ろうと康一が移動した時、シエスタが何かに気づき、はさみをトレイに置いた。

「すみません、ちょっと待ってていただけますか?」
「あ、はい」

そう言って、シエスタはさっきのキザな男の元に駆け寄った。
51ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:30:35 ID:???
知り合いかな、と思いながら康一が見ていると、何やら少しモメているようだった。
シエスタは困った顔をして、オロオロとしていた。
何かあったのかと思い、トレイをテーブルに乗せて康一がシエスタに声をかける。

「どうしたんですか?」
「あ、それが……」

その時、一人の女性がキザ男に向かってコツコツと歩いてきた。

「ギーシュさま……。 やはりミス・モンモランシーと……」
「彼らは誤解しているんだ。ケティ。いいかい、僕の心の中に住んでいるのは……」

ギーシュと呼ばれた男がそう言いかけた時、パァンッ! という音が、食堂に響いた。
ケティと呼ばれた女性が、ギーシュの頬を思いっきり引っ叩いていた。

「その香水が貴方のポケットから出てきたのが、何よりの証拠ですわ! さようなら!」

ギーシュは頬をさすった。
康一が何事かと思っていると、康一を押しのけて、また一人の女がギーシュの前に現われた。

「モンモランシー。誤解だ。彼女とはただ一緒に、ラ・ロシェールの森へ……」
「やっぱり、あの一年生に、手を出していたのね?」

モンモランシーは、テーブルに置かれたワインのビンを掴むと、中身をどぼどぼとギーシュの頭の上からかけ、

「うそつき!」

と怒鳴って去っていった。
しばし、なんともいえない沈黙が流れた。
52マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:33:15 ID:???
53ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:33:38 ID:???
ギーシュはハンカチを取り出すと、ゆっくりと顔を拭いた。
そして、首を振りながら芝居がかった仕草で言った。

「あのレディたちは、薔薇の存在の意味を理解していないようだ」

康一は、この人二股かけてたのか、まあ自業自得かな。などと思っていた。
あんまり惨めな姿を見ていると可哀想だったので、康一はすぐにその場を去ろうとする。

「……メイド風情がやってくれたね。君が軽率に、香水のビンなんかを拾い上げたおかげで、
 二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだい?」

シエスタは、体を震わせながら、半泣きで土下座をする。
その光景を見た康一は、ピタリと足を止め、ギーシュの元へと引き返した。

「も、申し訳ございません!」
「謝って済む問題じゃない。キミには責任を取ってもらうとしよう。
 ここのメイドをやめて、今すぐトリステインから出て行ってくれたまえ」

そう言って、ギーシュはシエスタの元から去ろうとする。
それを聞いていた康一が怒りをあらわにしながら言った。

「ちょっと! 何もそこまでする必要はないじゃないですか!」
「ん? 君は確か……ゼロのルイズの使い魔だったか。 使い魔如きが、軽々しく僕に話しかけないでくれたまえ」
54ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:36:08 ID:???
使い魔如きと言われカチンとするが、
それよりも頭に来たのは、ギーシュが自分の責任をシエスタに押し付けてることだった。

「話を聞いていると、悪いのは明らかにキミの方だ! 大体、二股をかけてるのが悪いんじゃあないか。自業自得だよ!」

ギーシュの友人たちが、どっと笑った。

「確かにその通りだ! ギーシュ、お前が悪い!」
「そうだ、お前が悪い!」

それを聞いていた、周りのギャラリーたちも、一斉にギーシュを攻め立てた。

「責任転嫁するなんて、かっこ悪いぞ!」
「この極悪人め!」
「キミが真の邪悪だ」

周りから好き放題言われるギーシュ。
プルプルと振るえ、顔を怒りの形相へと変えた。

「よくも……僕にこんな恥をかかせてくれたな……」

歯をギリギリとならし、康一をキッと睨みつけている。
康一も負けじと、ギーシュを真っ直ぐ見る。

「そうやって、なんでもかんでも人のせいにするのは止めた方がいいよ。
 全てキミが悪いじゃあないか。周りの皆だって、そう言ってるよ」

うんうん、と頷くギーシュの友人とギャラリー達。
55マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:37:16 ID:???
こっそりホワイトスネイクがいるぞwwwwwww
56マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:37:19 ID:???
なんかここだけ見てると周りのギャラリーとは普通に友達になれそうだから困る
57マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:38:15 ID:???
ACTギーシュは真ノ邪悪扱いかw
58ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:39:28 ID:???
「……どうやらキミは貴族に対する礼を知らないようだな。
 よかろう、ヴェストリの広場で待っている。ケーキを配り終えたら来たまえ」

くるりと体を翻し、ギーシュと、その友人たちが去って行った。

「コ、コーイチさん! 逃げて下さい! 殺されちゃいます!」
「シエスタさん」
「悪いのは私なんです! だから、行くのは絶対にやめて下さい!」
「シエスタさん、聞いて下さい」

康一は地面に座り込んでいたシエスタの手を取って、立たせた。
その姿は、体の小さな康一とは思えないほど、凛々しかった。
ドキリと胸をならし、シエスタは思わず視線をそらす。

「僕が逃げるってことはつまり、シエスタさんの名誉を汚すことになります。
 シエスタさんは何も悪くないんです。だから、自分が悪いなんて言うのはやめて下さい」

康一は、真っ直ぐにシエスタを見ながら言葉を続ける。

「それに、僕は彼に解らせてあげなければならないんだ。『お前が悪いんだ』ってね。
 大丈夫。僕は一度殺されそうになったことがあるからね。あんな奴、ちっとも怖くなんかないよ」

そう言って、康一はテーブルに置いたトレイを持った。

「さ、それより、早くケーキを配りましょう。皆さん、お待たせしてすみません」

康一達は、残りのケーキを貴族達に配っていった。


To Be Continued →
59ACTの使い魔:2007/06/08(金) 21:40:40 ID:???
以上です、皆様、いつも支援ありがとうございます。
長くなってしまって、ちょっと時間が掛かってしまいました。すいません。
60マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:40:47 ID:???
GJ!&シルバチャリ乙!
61マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:41:03 ID:???
何という康一。
由花子なら萌え死ぬ
62マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:41:30 ID:???
シエスタで抜いた
63マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:41:32 ID:???
康一に惚れたwwwww
康一カッコヨス
64マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:42:03 ID:???
そりゃ承りも頼りにするってモンだ。GJ!
65マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:42:12 ID:???
すごく……FREEZEフラグです。
66マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:42:41 ID:???
流石承太郎も認める精神の持ち主だかっこいいぜ!

ところでシーザー召喚っていうのを思いついたけどさ
忙しいので時間が有ったら一発ネタとか嘘予告風に書いてもかまいませんかね!?
67マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:43:27 ID:???
>>66
投下したなら(ry
68マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:43:39 ID:???
GJ!
5M入ったら杖ごと潰されるフラグがたったな
まあ、康一君はドロボーやってたジョルノ相手にすら手加減するタイプだから命は安全だろう
69マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:43:43 ID:???
>>66
「書く」と心の中で思ったなら!スデにry
70マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:44:25 ID:???
康一君が成長して紳士になってる・・・
71マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:44:54 ID:???
グット!

ところで私は前スレ497なのだがね、花京院で書いてみたんだが
凄くアレ+捏造やらかしたんだが、投下してもいい?
俺の今後の成長に期待って事で。

良いなら10時頃に。
72マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:46:13 ID:???
自分の体に「ドグォ!」を貼り付けて前進するだけで
ワルキューレも全滅だしな。
勝つのは当然として、その後、どんな男ぶりを見せてくれるか楽しみだ。
73マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:46:40 ID:???
言わせて頂こう!GJと!
康一君は原作での成長が好きだったから、その続きだと思うとワクワクする!
74マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:47:40 ID:???
ギシュ戦の康一って・・・
ACT2で体に『ガキン』とか弾く音貼れば・・・


ギーシュ南無
75マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:48:04 ID:???
丈助と康一君は荒木のお気に入りだからな
76マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:49:03 ID:???
間違いなくこの話のヒロインはシェスタ。
つーかルイズとの仲がこじれまくりだな、康一君。
77マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:49:28 ID:???
>>74
体重の関係上、弾き飛ばされるぞ
ちゃんとボヨヨーンとかも使ってないと意味ない
78マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:52:34 ID:???
ところで疑問なんだが、SSの投下ってすごく時間かかる人とそうでない人がいるよね?
漫画サロンは50秒後に再書き込みできるのに何で数分かかったりするの?
悪く言ってる訳じゃなくそうした方がいい理由があるなら知りたいなぁと思って。
79マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:53:05 ID:???
>>71
何度も言うが投下したなら(ry
80マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:53:21 ID:???
>>78
その場で書いてるんじゃね?
まさに神業。
81マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:53:34 ID:???
荒木の好きなキャラて
仗助 承太郎 吉良 ディアボロ ミスタ ブチャラティじゃなかったっけ・・・
82マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:54:22 ID:???
ケータイ等で手で打ち込みながら投下する職人と
PCでメモ帳等に打ち込んだ後にコピペして投下する職人がいるからだろ。
常識的に考えて。
83マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:56:09 ID:???
もう一つあるだろ。
コピペした際に、文字数制限に引っかかる。
84マロン名無しさん:2007/06/08(金) 21:57:46 ID:???
なるほど、携帯だと時間かかるのか。納得! 納得ゥ!
85マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:00:35 ID:???
10時だ! いつでも投下してくるがいい、雑談と感想をしつつ支援してくれるわッ!!
86マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:00:56 ID:???
鏡の中の世界とか、地下に別世界が存在するのかと言われれば、僕ははっきり『そんなものは存在しません』と答えるだろう。が、超能力者や、幽霊が存在するかと聞かれれば、Yesと答える。
僕……花京院典明は、そういう人間であった。
というのも、僕自身が超能力に当たる力を持っているからだ。
スタンド、ハイエロファント・グリーン。それが僕が、自分の不可思議な力に付けた名前だった。
気が付いたのは小学生にあがる直前ぐらいか。突然、自分の身体から緑色の触手が出てきた。
驚いて両親に泣きついたが、両親には見えていないようだった。
翌日友人に、この話をしたが、やはり見えてはいないようだった。
凄く、寂しくなった。誰も、僕のこの力が見えないのだ。
この世界には、たくさんの人間がいる。しかしその中に、果たして自分と真に心が通じ合う友人は出来るのだろうかと、考えた。
ませていると、僕自身そう思う。気が付けば僕は、グループからはずれていた。
そんな僕の遊びは、一人で出来ること。絵を描くことや、ゲームだった。
87マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:01:08 ID:???
君が投下するのかと思ったぜw
88マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:02:03 ID:???
絵を描くことが趣味であのクオリティだったのか花京院w
89マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:02:28 ID:???
高校に上がって、さらに多くの人間と接することになった。が、相変わらず、僕の力が見える人間はいなかった。
しかしながら、代わりに趣味が合う友人は出来た。
その友人達と、心が通じ合うか? と言われればNoだが、今までの、クラスメートとしての会話しかしない連中と比べれば、ずっとマシだった。
今、僕の目の前にいる平賀才人は、そういう友人の一人であった。

「花京院、どうした? 」
「いえ、なんでもないです」

どうやら彼は、修理したパソコンを取りに、わざわざ秋葉原まで来ているらしい。
そういう僕はといえば、OH!THAT'S A BASEBALLの2を買いに来たのだが。
こうやって、彼とは何度か出くわしたことがある。
今回も、軽く立ち話をした後、いつものように分かれる、ハズだった。



「……!! 」
訳の分からない楕円形の、鏡のような『何か』。そこに、才人が身体を半分ほど埋めていた。そしてその何かは、才人を飲み込むように包んでいく。

「『ハイエロファント・グリーン』ッ!」
とっさにスタンドで才人の身体をつかむ。何度か試して解ったことだが、このハイエロファント・グリーンは人間一人引き上げるのは、わけない程度の力がある。ぐっと力を込め、引き上げようと試みる。

「………!?」
コンセントの穴に、ピンセットを入れた時の様な感覚が全身を襲い、そのまま僕は意識を手放した。
90マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:04:07 ID:???
このスレで才人出てきたのこれが初めてだね
91マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:04:16 ID:???
お、同時召喚
92マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:04:18 ID:???
ん、新作?
法皇は使い魔の続き?
よくわからん。タイトルつけてくれよ。
93マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:05:28 ID:???
>>90
ろはん先生
94マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:05:36 ID:???
>>90
露判先生が居るんだぜ
続いてないけど
95マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:05:55 ID:???
新作みたいですね。カキョーインと
サイトは同い年だったんだな。そういや
96マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:05:56 ID:???
夢だ。こんな事、僕は体験していない。だけどこれは『現実』であり、『既に起こったことだ』。何故か、僕はそう認識した。
『僕』は家族で、夏休みを利用してエジプトに来ている。そういえば、今年の夏休み、エジプトに旅行に行こうと言う話が出ていたのを思い出した。
これはひょっとして未来のことか? それとも平行世界?
そんなファンタジックでメルヘンな事を考えつつも、僕は劇を生で見るように、その記憶をたどっていく。
DIOと名乗る吸血鬼に友達になろうと言われ、DIOの存在感に負けて、精神的に屈したこと。
真に仲間と呼べる人たちに会ったこと。
承太郎と言う男に、助けてもらったこと。
ポルナレフと名乗る男と共に、彼の妹の敵を討ったこと。
アブドゥルという占い師に、承太郎の母についてのコメントをスルーされたこと。
犬…イギーが助っ人としてつれてこられ、それが頼りになるのかと、疑念を抱いたこと。
恐怖を乗り越え、ジョースターと呼ばれる老人と共に、DIOに挑んだこと。
そして……

「マヌケが…… いいだろう……教えてやる。ザ・ワールドの真の能力は、正に世界を支配する能力であることをッ!!」

「メ…ッセージ…で…す… これが…せい…いっぱい…です。ジョースター……さん、受け取って…ください… 伝わって………ください……」

吸血鬼DIOの秘密を暴き、致命的な傷をおいつつも、最後にそれを伝えて死んだこと。
そこで、記憶は途切れた。そしてその記憶の歯車と、僕がガッシリとかみ合ったのを実感し、理解した。
これは『終わった世界』の僕の記憶だと云うことを。
そして今、自分はこの運命からはずれてしまったと云うことを。



次に僕が目を開いた時。そこには身に覚えのない、澄んだ青空が広がっていた。
97マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:07:00 ID:???
この花京院はサイトと同じ時代で同年代らしいな。だがこの程度のオリジナルは問題ないぜ!
98亀を書きたかっただけの人:2007/06/08(金) 22:07:21 ID:???
>>78
自分は携帯からなんだが、一旦メールに書いてから、それを適当に区切って投下してる。
多少間があるのは書き込む段階に最終チェックをいれてるから。
99マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:07:55 ID:???
アブドゥルwwwwww
100マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:08:48 ID:???
もしかしてこ宇宙が一巡した後の新世界の花京院なのではw
101マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:08:52 ID:???
ちょwwwww
根に持ってたww

やばい、投下されるSS読んでたら自分のがちっとも進んでないorz
102マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:10:08 ID:???
投下終了〜。
続き書くとしても、もう絶対1人称では書かない。

とりあえず、花京院の性格を丸くしたかったから、無理矢理一巡させた。
正直、覚悟してる
103マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:10:09 ID:???
>>101
オレもオレも
104マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:10:25 ID:???
『平賀才人』プラス『花京院』 二人流ッ!
105マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:11:59 ID:???
超がつくほどのGJと乙を贈ろう。
新世界での花京院は平和に暮らしてていいな。
ただ果たして旧世界の記憶を受け継いだだけで『恐怖を克服した花京院』と同じレベルになれるか疑問だが。
106マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:12:11 ID:???
>>102
GJなアプローチだ
107マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:13:31 ID:???
GJ&乙!

続くとしたら、亀ナレフの例から考えて2人同時契約か?
108マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:14:09 ID:???
そうなると花京院は何になるのかな? サイトがガンダールヴだとして花京院のポジションは何処だ?
109マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:14:18 ID:???
これでSBRでなくとも「一巡後の世界からの召喚」という新たな可能性が開けた訳だな。
110マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:15:17 ID:???
格ゲーの恐怖を乗り越えた花京院は恐怖の真っ只中だから困る
111マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:18:51 ID:???
乙です。

>>78
自分は、メモ帳にまとめてかいて、
一度チェックをしながら投下してます。
極力レス数を減らそうと思って、たまに行数制限引っかかる場合も……。
あと、サル引っかからないために、あえて時間を置くときもあります。
112マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:24:22 ID:???
ブラフォードとタルカスをわ す れ て い な い か ?
113マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:26:32 ID:???
>>95
アレが同い年!?
…あ、ああ、すまん、何か恐ろしい物の片鱗を味わったような気がしたぜ
114マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:32:46 ID:???
17歳 サイト=ギーシュ=シエスタ=アンリエッタ=承太郎=花京院
16歳ルイズ=モンモランシー=仗助
15歳 ジョルノ=タバサ

17歳枠はカオスだぜ。ちなみにキュルケは18歳。
そして行くぜ! 35分に投下開始だ!
115マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:32:57 ID:???
それいったら承太郎も同じ年だし、仗助たちなんてルイズと歳同じだぜ?
116マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:32:58 ID:???
40分に途中まで投下しても構いませんねッ!

>>103
気づいたらキーボードのF5しか押してないんだぜ
117マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:33:52 ID:???
そして被ったので遅らせます
118マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:34:22 ID:???
>>114
116のために5分で全部上げなきゃな

>>116
なんという連続投稿
ラッシュ速度はやすぎるよw
119スターダストファミリアー 1/8:2007/06/08(金) 22:35:04 ID:???
事件! 王女と盗賊……そして青銅 そのB

三十メイルはあろうかという土のゴーレム。
その手にルイズが掴まっているという事態に承太郎とギーシュは遭遇した。
このゴーレムは何なのか、目的は何なのか、メイジはどこにいるのか。
疑問はあったがルイズは今にも絞め殺さようとしている最中であり、
迷っている時間もためらっている暇も無く承太郎は即断した。

ルイズは承太郎の『腕』の力を知ってはいたが、
『腕』だけでこの巨大なゴーレムに太刀打ちできるとは思っていなかった。
「ジョータロー! 無理よ、あんたは逃げ――えっ!?」
地面がめり込むほどの勢いをつけて、承太郎は跳び上がった。
一瞬でゴーレムの腕の高さまで来ると『腕』を出してルイズを握る指を殴る。
「オォォォラァッ!!」
ボゴンと音を立てて指が粉砕し、承太郎はルイズを『腕』で引っ張り出す。
そしてルイズを生身の肉体でしっかりと抱きしめると、
地面に着地すべく飛び降りる。だがゴーレムが足を振り上げて二人を狙う。
空中では動きが取れないため、咄嗟に『腕』を身体の前でクロスさせて防御する。
強烈な衝撃により承太郎とルイズは塔の外壁に吹っ飛ばされた。
「スタープラチナ!」
ゴーレムの蹴りを防いだように壁への衝突を『腕』で防ぎ、壁の表面をずり落ちる。
「ジョータロー! ルイズ!」
慌ててギーシュが駆け寄ってくると、承太郎はギーシュの目を見、
抱いていたルイズをギーシュに向けて突き出した。
「ルイズを連れて逃げろ」
「どうする気だ、ジョータロー!」
「奴が何者かは知らねーが、このまま放っておく訳にもいくまい」
「無茶だ! いくら君でも――」
再び承太郎は人間とは思えない速度と高さの跳躍をしてゴーレムに迫った。
120スターダストファミリアー 2/8:2007/06/08(金) 22:35:55 ID:???
承太郎の本当の実力がどの程度のものなのか知らないギーシュは、
不安と希望を同時に抱いていた。
だが、自分より前に出てルイズが杖を構えている事には不安を通り越して危機感を抱いた。
「何をする気だルイズ! 奴を挑発するな!」
「うるさい! 目の前に賊がいるっていうのに、逃げる訳にはいかないわ!」
「ジョータローが逃げろと言ったろう!?」
ギーシュがルイズの右腕を掴むと、頬に平手が飛んだ。
「邪魔をしないで!」
怒りのこもった言葉にギーシュは口ごもってしまい、
その間にルイズは杖をゴーレムに向けてファイヤーボールを唱えた。

ゴーレムは巨大だった。あまりの質量を前に、承太郎はメイジ狙いの戦法を選ぶ。
どんなにゴーレムが強かろうと、メイジは生身の人間。
ようするに巨大な土人形のスタンドを操るスタンド使いと戦うようなものだ。
ルイズを助けた時のようにスタープラチナの足で跳躍し、一直線にフーケ本体へ。
だがフーケは承太郎を近づけまいとゴーレムの腕を振るわせる。
しかし遅い! 手が承太郎を捉える前に、承太郎がフーケを捉える!
そうなろうとしたまさにその瞬間!

轟音ッ! ルイズの魔法が狙いを外れ、塔の外壁で爆発を起こしたのだ!

「ぬうっ……!」
「えっ!?」
突然のアクシデンド。承太郎もフーケも爆風から身を守らねばならなかった。
ここで空中にいた承太郎と、ゴーレムの肩にいたフーケの差が生まれる。
フーケはゴーレムの身体にしがみつき、かがんでいればよかった。
だが承太郎は爆風によりバランスを崩し、爆煙で視界をふさがれてしまった。
「オラオラオラオラオラッ!」
爆煙の中スタープラチナの拳がうなるが、爆発のショックでゴーレムが傾いたせいで、
拳の狙いがそれ空を切ってしまった。
121スターダストファミリアー 3/8:2007/06/08(金) 22:36:48 ID:???
「くっ、何が起きて……えっ? 宝物庫の壁が……!」
フーケは承太郎の攻撃から逃れられた事と、宝物庫の壁に今の爆発でヒビが入った事、
この二点に気づいた。
ニンマリとフーケは笑い、さっそくヒビの入った壁をゴーレムのパンチで粉砕する!
さらなる轟音が鳴り響き、承太郎やルイズ達の頭上に瓦礫が降り注ぐ。
「うわっ、あ……!」
ギーシュは身をすくめ、瓦礫が自分に当たらない事を祈った。
だが『自分に当たりませんように』と願いながら見上げてみれば、
人の頭くらいの大きさの瓦礫がこちらに――目の前のルイズの頭目掛けて落ちてきていた。
「ルイズ! 危ない!」
咄嗟にルイズを突き飛ばした直後、ギーシュは背中に強い衝撃を受けて転倒した。
視界がガクンと揺れ、それでもピンクの髪は目立ち、ルイズがどこにいるかは解った。
「うっ……ギーシュ? ギーシュ!」
ルイズが慌てて振り返る。ギーシュはうつぶせに倒れたまま動かない。
最悪の予感がルイズの脳裏をよぎった。
だがすぐにギーシュは顔を上げ、薔薇の杖を掲げ、花びらを舞わせた。
「えっ?」
ワルキューレが七体ルイズの前に出現し、スピアを構えた。

フーケは宝物庫に飛び込みながら、承太郎を危険視し、
狙いのお宝を盗み出すまでの間の時間稼ぎをすべく、すでに行動を起こしていた。
ピンクの髪はよく目立つ。
すぐに狙いをつけてゴーレムの足で踏みつけようとした、
だが一体のワルキューレがルイズを担いで逃げ出す。
「なっ、何するのよ! 放して!」
ワルキューレを操っているのがギーシュであったため、ルイズは激昂して抵抗した。
そうこうしてるルイズの後ろで、もう一体のワルキューレが何とか逃れ、
残り六体のワルキューレはいっぺんにゴーレムに踏み潰された。
ルイズを担いだワルキューレは、地響きによって転倒しルイズをその場に放り出してしまう。
122スターダストファミリアー 4/8:2007/06/08(金) 22:37:44 ID:???
「キャアッ!」
地面を転がって、ルイズはギーシュのすぐ隣に仰向けになって倒れ込んだ。
「ううっ……」
ルイズの視界の中、土ぼこりで汚れきったギーシュがよろけながら立ち上がる。

「ルイズ。君は『薔薇になぜ棘があるのか』知っているかい?」

こんな時に何の話を、とルイズは心の中で毒づく。
薔薇の造花、己の杖を構えながらギーシュは高らかに言った。

「それは『女の子を守るため』さ!」

ルイズを助けようとしたため被害から逃れたワルキューレが、
ゴーレムの足にスピアを突き刺す。
だがゴーレムは何て事ないといった風に足を上げてブンブンと左右に振り、
まるで虫けらのようにワルキューレを振り飛ばした。
ギーシュが一度に出せるワルキューレは七体、もうワルキューレは出せない。
それでもギーシュは一歩踏み出し、ルイズとゴーレムの間に立つ。
「何やってんのよ! 殺されるわよ!?」
「ルイズ、どうしよう。もう魔法を使うどころか、立ってるのがやっとだ……」
「ギーシュ!」
ルイズは立ち上がり、杖を構えた。もう一度、失敗でもいいから爆発を起こしてやる。
今度は狙いを外さない。
狙いは、今にも自分達を蹴り飛ばそうと振り上げられているゴーレムの左足。
だが詠唱する暇が無い、と思い知らされる速度で左足が迫ってきた。
あまりの巨大さに、一発食らえば中庭の外まで吹っ飛ばされてお陀仏だと瞬間的に理解する。
123マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:38:11 ID:???
ちょwギーシュが漢になりつつあるw
124マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:38:27 ID:???
支援支援!
しかし承りとギーシュ同い年…
125スターダストファミリアー 5/8:2007/06/08(金) 22:38:41 ID:???

死ぬ。死んでしまう。
ルイズもギーシュもそう確信し、死の恐怖に心を震わせながら、
瞳は、瞳は確かに『それ』を見ていた。
圧倒的質量を持って迫る『死』という存在の前に回りこんだ『黒い影』を。
黒い帽子、黒い髪、黒い服、黒いズボン。
空条承太郎!

195サントある承太郎の身長だが、それに匹敵するゴーレムの爪先。
土のゴーレムといえどこの速度この質量、受け切る事などできるはずがない!
承太郎の学ランが、強烈な風圧を受けてはためいた。
「オオオオオオッ!」
身動きの取れないルイズとギーシュを背後に、圧倒的破壊力を持つゴーレムの左足を前に、
承太郎は吼えた。その声は闘志に燃え、ルイズとギーシュの恐怖を吹き飛ばす!
「オラァッ!」
バゴンッ! 承太郎の右腕から出た『右腕』がゴーレムの爪先の先端を吹っ飛ばす。
「オラァッ!」
ドゴンッ! 承太郎の左腕から出た『左腕』がゴーレムの爪先をさらにえぐる。

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

左右の拳が残像を残すほどの速さで猛烈なラッシュを繰り出す!
その一発一発がギーシュのワルキューレを容赦なく粉砕する威力!
鉄よりも脆い土のゴーレムは強烈なラッシュに、爪先から踵まで真っ二つに粉砕する。
左右を通り抜ける巨大なゴーレムの足の迫力にルイズとギーシュは驚きながらも、
それ以上に承太郎の『腕』の力強さに驚嘆する。
そしてついに三十メイルあるゴーレムが尻餅をついて倒れ、地響きを起こした。
126スターダストファミリアー 6/8:2007/06/08(金) 22:39:40 ID:???
三人を囲うように舞う土ぼこりの中、承太郎は学帽を深くかぶり直しながら、
こちらを振り向いて『終わった』と言わんばかりの態度を取った。
「やれやれだぜ」
承太郎の口癖。それはまさに『勝利宣言』のようにルイズとギーシュは感じられた。
「た、助かったぁ〜……」
安堵のため気が抜けてしまい、ギーシュは情けない声を上げてその場にへたり込んだ。
土と冷や汗でよごれ、瓦礫で負傷し、ボロボロになってしまったギーシュ。
とても『薔薇』とは呼べないその姿を見つつ、承太郎は静かに声をかけた。
「……ギーシュ。おめーが奴に立ち向かわなければ……間に合わなかった」
「は、はは……もう二度と、こんなのはゴメンだよ……」
疲れたような口調ではあったが、表情はやり遂げた男だけが見せる頼もしさがあった。
そんな彼を見て、ルイズは震える唇をギュッと閉じる。

――最低最悪の侮辱をしたギーシュが、命懸けで自分を守ってくれた。

それだけは揺ぎ無い事実であり、彼の勇気を賞賛し、感謝せねばならないものだった。
だが、感謝の言葉が出てこない。
つまらない意地を張っているのか、ギーシュを認めたくないのか、何も言えない。
正真正銘命を救ってくれた承太郎に対してもルイズは同じような気持ちだった。
自分が何とかしようと魔法を使ったら、失敗して、承太郎の足を引っ張ってしまった。
そしてギーシュに助けられ、承太郎に助けられる自分。
『こうでありたいという自分』と現実のギャップが痛々しく小さな胸を絞めつける。

「ところでギーシュ、メイジがゴーレムを操れる『射程距離』はどの程度だ?」
「メイジの技量にもよるから正確には言えないけど、
 あのゴーレムを操った奴はまだ近くにいると思う……」
「となると……塔の中か?」
127マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:40:00 ID:???
ギーシュと承太郎カッケ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
128スターダストファミリアー 7/8:2007/06/08(金) 22:40:40 ID:???
ゴゴゴゴゴゴ……。
ポッカリと穴の空いた塔の外壁を睨みつけた承太郎は、そちらに向かって跳ぼうとする。
しかし視界の端で起きた変化に視線を向ける。
丁度土のゴーレムの足が修復完了した瞬間だった。
「何ッ……!?」
ゴーレムは即座に立ち上がると、再び塔の外壁に手を伸ばし、手のひらの上に人影が飛び移る。
ニヤリ、とフードをかぶったそいつの唇が笑うのを承太郎はスタープラチナの目で捉えた。
その笑み、まるで「足手まといのお世話ご苦労様」と言わんばかりに嫌味たっぷり。
「野郎ッ……!」
一気にゴーレムの手に跳び移って本体を叩こうかとも思った承太郎だが、
今はルイズとギーシュという怪我人を抱えてしまっている。
下手に動けば、またこの二人を狙われるだろう。迂闊には動けない。
そんな承太郎をあざ笑うように、フーケはゴーレムを動かした。
学院の外へ向けて。
承太郎が追いかけようとすると、頭上に青い影が見えた。
タバサのシルフィードだ。
ようやく品評会会場の連中が騒ぎに気づき、機動力のあるタバサが一番に駆けつけたらしい。
タバサはシルフィードに乗って空中からフーケを追跡する。
承太郎も走って追いかけようとしたが、さすがに三十メイルのゴーレムとは歩幅が違いすぎた。
後ろからゾロゾロと学院関係者や警備の連中も駆けつけてきたので、
スタープラチナの足で跳躍を繰り返して追う姿を見せる訳にもいかない。
「やれやれ……あのゴーレム、一部の特性がザ・フールに似ているらしい。
 土と砂の違いか。奴を追うのはどうやらあのドラゴンに任せるしかねーようだな」
しかし、学院から離れた位置でゴーレムは崩れ去り、その場にフーケの姿は無かった。
その旨をタバサから報告されたオールド・オスマンはどうしたものかと悩むのだった。
そして宝物庫に残された書置きから、盗賊は土くれのフーケだと判明。
129マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:40:44 ID:???
F5連打しかないなこれはもう
130マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:40:55 ID:???
コレはまさに、メロドーアフラグ!
131スターダストファミリアー 8/8:2007/06/08(金) 22:41:34 ID:???
こうしてこの事件は一時の小休止を得る。

盗賊、土くれのフーケによる『破壊の杖』の盗難と逃亡。
アンリエッタが品評会を観覧しに来たため、学院の警備を王女に割いてしまった責任。

このふたつが今後解決せねばならない問題である。
ルイズは宝を守れず賊を逃がした事をアンリエッタに詫びたが、
アンリエッタは警備を割かせた自分にこそ責任があり、
王宮に報告しなければならない事を伝え……ルイズの心は痛んだ。
最悪、アンリエッタの責任問題になりかねない。

不幸中の幸いというか、ゴーレムに握り潰されそうになったルイズの負傷は軽く、
特に治療しなくても少し休んだ程度で普通に動き回れるようにはなった。
だが青銅のギーシュの負傷は重く、ルイズをかばって複数の瓦礫に当たったのか、
打撲だけでなく一部の骨にヒビも入っていたようであり、
衛兵が駆けつけると安堵したのかすぐ気を失い、水のメイジによる治療を受けねばならなかった。
おかげでルイズはまだギーシュに何も言えないでいるが、
自分の気持ちの整理もついていないので、話せる状態でもきっと何も話せなかったろう。

そして翌朝――土くれのフーケと遭遇したルイズと、追跡を試みたタバサが、
オールド・オスマンに学院長室へ呼び出された。
132マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:41:42 ID:???
ギーシュ……お前いつの間に誰かに殺されてシンデレラで化けられてたんだ…漢じゃねぇか…
133マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:44:54 ID:???
ギーシュがマジで黄金の精神を手に入れつつあるな、GJ
134マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:45:20 ID:???
GJ!!

ギーシュも承りもカッコヨス
しかしこれ、ルイズがいなかったら普通に宝守れてたんだな
135マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:45:53 ID:???
次のギーシュ会議が楽しみすぎるwww
136マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:48:21 ID:???
男を上げる。
死亡フラグを回避する。
両方やらなくちゃいけないのが黄金ギーシュの辛いところだぜ。
137マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:49:23 ID:???
ギーシュ!
なんてこった、本当の意味で「貴族」になっちまう!
GJだ!
138マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:52:05 ID:???
承太郎の王道主人公的な熱さで
ギーシュに火が点いたかw

GJ
139マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:52:17 ID:???
相変わらずクオリティー高くてGJ!!
誰か私にボーイUマンをくれ!!

23:00に投下すると予告しよう!!
途中までだけど・・・
140マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:52:58 ID:???
ギーシュかっこよす・・・・ルイズ駄目駄目wwww
141マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:53:30 ID:???
乙。

「ギーシュ・・・おめぇは女っ垂らしだが、中々頼りになるじゃぁねえか・・・
 この世界に来ておめぇと会ったのも、何かの縁かもしれねえな・・・


 そしてやれやれ、間に合ったぜ・・・・・・オラオラオラオラオラオラオラ!!」

までやってくれたら神じゃあないか・・・
142マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:54:22 ID:???
ギーシュかっこいいな。
143使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/08(金) 22:54:27 ID:???
では、その次に投下すると宣言しよう!

星屑ギーシュGJ!
144マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:55:32 ID:???
なんという神ラッシュ
145マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:56:01 ID:???
ACTギーシュにも間田的成長をしてもらいたいな。
背は低くなるが。
146マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:56:34 ID:???
寝るに寝れないな。全部読んでから寝よう
147L・I・A:2007/06/08(金) 22:57:19 ID:???
もう7スレ目か・・・一体何人のプッチが居ると言うんだ?

それはそうと、約束ど通り一本出来上がった。
139の投下と感想のレスを幾らか待ってから投下させてもらう
148マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:58:46 ID:???
つ、次はどのSSが貼られるんだ・・・・?
ど、どのような展開になるんだ・・・・!?
149L・I・A:2007/06/08(金) 22:59:02 ID:???
被った。俺が後ろにまわる
150マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:59:18 ID:???
1、139
2、使い魔の事を呼ぶならそう呼べ
3、L・I・A
151マロン名無しさん:2007/06/08(金) 22:59:29 ID:???
>>145
逆に考えるんだ
「黄金の精神フラグの為ならば身長の10センチや
20センチくらい惜しくはないさ」
と考えるんだ
152506:2007/06/08(金) 23:00:48 ID:???
じゃあ俺がL・I・Aの次か。
153亜空の使い魔:2007/06/08(金) 23:00:58 ID:???
名前欄忘れてたんだぜ・・・・
投下開始!!

生徒達が一同に会した食堂
既に席についている大勢の生徒達の後ろをルイズに従いついていく
「流石貴族、といったところか」
長テーブルに並ぶ豪勢な食事の数々にヴァニラは素直な感想を述べた
視角からの情報と匂いに胃袋が空腹を訴える
「感謝しなさいよ。あんたは特別な計らいでここで食べれるんだから」
後ろを振り返らず、どこか嬉しそうな口調で返すルイズだが
その顔は心の底から込み上げるうぷぷ、という笑いを堪えるのに必死だった
154マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:01:21 ID:???
す、すげえ
3本も投下待ち状態なのか
神父気張りすぎだぜ
155マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:02:49 ID:???
さよならルイズ・・・
さよならギーシュ・・・

暗黒空間に行っても元気でな・・・
156マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:03:17 ID:???
マルコリヌもついでに暗黒空間へ
157マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:04:28 ID:???
まとめさん、仕事が早くて助かるが星屑の最新話が『王女』じゃなく『皇女』になってるぜ。
ページタイトルの修正はログインの必要があるみたいだから俺には手が出せん。
158マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:05:38 ID:???
まとめさん本当に苦労するスレだなwww
がんがってくれ
159マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:08:26 ID:???
キミがSSを全てハリ終わるまで
僕は起きるのをやめない
160マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:09:27 ID:???
>>159
三年寝太郎になっちまうぞ!
161マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:10:07 ID:???
ギーシュよ暗黒空間へ ようこそ
そしてさよなら。
162亜空の使い魔:2007/06/08(金) 23:10:21 ID:???
規制食らったorz


先ずルイズが腰を下ろし、ヴァニラが横に座ろうとするが
「ちょっと、何やってるのよヴァニラ」
「何だと?」
不意にルイズに遮られ腰を浮かせたまま訝しげな視線を向ける
「アンタはこっちよ」
ルイズが指差したのはなんと床ッ!
しかも置かれていたのは硬そうな黒パンと濁ったお湯と間違えられそうな麦のスープ!!
「・・・・・・・」
「使い魔が主人と同じ食事を食べられる訳ないでしょ。アンタはそれ食べてなさい、
よく味
わってね」
最高の笑顔で告げるルイズ
ヴァニラはまた癇癪を起こしそうになるがDIOの顔を思い浮かべ何とか怒りを押し殺す
それを見たルイズは満足そうに机に並んだ朝食を眺め、何時に無く美味しそうだと感じた
―偉大なる始祖ブリミルの女王陸下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします―
(今あってはならないのは『精神力』の消耗だ………くだらないストレス!それに伴う『体力』へのダメージ……………!!)
生徒達の祈りの唱和を聞きながらパンをスープに浸し軟らかくし、そのまま一息に食事を終える
163マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:11:12 ID:???
流石に雑談多いぞw
「自分の代わりに誰かが支援してくれるさ」と考えるんだ。
164マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:11:33 ID:???
ギーシュよう・・・
おめぇ、なかなかグレートじゃねぇーかよぉ・・・
165亜空の使い魔:2007/06/08(金) 23:12:03 ID:???
「あら、もう済んだの。随分早いわね」
肉の刺さったフォークを片手に厭味ったらしく振り返ったルイズに一瞥をくれ
「御蔭様でな。先に部屋に戻るぞ」
くるっと背を向けると食堂から立ち去った
残されたルイズはその背中に軽く舌を出しフォークを口に運ぶが直ぐに顔を顰める
「アイツっ!」
肉の刺さっていたフォークの先端は綺麗に削り取られていた
166マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:13:04 ID:???
なんとかこらえたけど
今にもプッツンしそうだwwwwwwww


このストレスの行き先は・・・・・


アブ「ようこそ・・・・・
暗黒空間へ・・・・・・・・」
167マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:13:40 ID:???
ロードアゲイン!?
168亜空の使い魔:2007/06/08(金) 23:14:08 ID:???
取り敢えずここまで

今ギーシュ戦書いてるんで2時辺りには投下出来るかと
169マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:15:03 ID:???
GJ!
ギーシュの漢レベルが上がったな
やっぱり一筋縄でいかないのがJOJOクオリティ
そして、亜空のギーシュは……
170マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:15:35 ID:???
おまいら頑張りすぎw
171マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:16:18 ID:???
亜空の人乙!
172マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:16:19 ID:???
乙かれさま。肉だけ削るなんてヴァニラったら
いけない人!
173マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:17:58 ID:???
さて、墓石用意しないと
174マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:18:11 ID:???
GJ!
次はF・Fか
175マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:18:24 ID:???
>>173
死体残らないような
まあ、墓標だけで十分なんだろうなw
176マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:18:35 ID:???
星屑「うーん、うーん、痛いよー」
奴隷「大丈夫か星屑」
偉大「怪我をしたと聞いて飛んできたぞ」
絶頂「ほら果物も持ってきたよ」
星屑「わぁ、ありがとう。何だか元気が出てきたよ」
静か「しかしさすがだ。まさかルイズを助けるなんてね」
呼べ「僕達は君を誇りに思うよ」
DIO「だから……・……安心して食べたまえ。僕の手製の『おはぎ』を」
兄貴「うん、こう見えても得意なんだ。『おはぎ』を作るの………………」
番鳥「さあ、いっぱいあるからみんなで食べておくれ…………」
星屑「え!? き、君達まで…………ありがとう」
偉大「待て待て待て。何でハルケギニアの世界観で『おはぎ』なんだ? ちょっと確認」
絶頂「針が入っている。これなんてひぐらし?」
DIO「ヤッバ〜イ! バレた! 逃げよう!」
兄貴「チッ! もう少しだったものを!」
番鳥「それでは諸君、また会おう!」

亜空「醜い。実に醜いなぁ。同じギーシュ同士仲良くできないものか?」
DIO「ヤだなぁ、仲良くするに決まってるじゃないか」
兄貴「そうそう、君は期待の新人なんだからね」
番鳥「僕達で『DIOの館組』でも作ろうじゃあないか」
亜空「ヘルプミー! ヘルプ! ACT! 亀! 助けてくれ!」
ACT「そう言われてもなぁ、触らぬ神に祟り無しって言うし」
亀 「そんな事より僕は亀の中に入ってみたいな、楽しそうだ」
亜空「暗黒空間はイヤだぁぁぁ! 僕も『向こう側』に行きたいぃぃぃ!!」
177マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:18:52 ID:???
GJ
なんという亜空の瘴気・・・DIO絡みだと我慢強いな。
今にも誰かをガオンしそうだが。



しかし思ったんだが、亀ナレフとかヴァニラとかシュトロハイムとか、オジサンキャラも
邪険に扱うルイズはツンデレとかなんとか言う前に社会的常識が(ry
178マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:21:50 ID:???
一般的な貴族は平民なんて野良犬や野良猫程度にしか考えてないわけで
しかも使い魔として召喚したんだからオジサンだろうが何だろうが(ry
179マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:21:54 ID:???
吉良も三十越えだったな。
デッドマンでさらに+何歳なんだ?
180マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:23:01 ID:???
幽霊が歳を取ると思うかね
181マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:25:28 ID:???
ヒャホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオイ
漏れのがまとめに初めて載った!
182マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:25:53 ID:???
>>181
これからもがんばってほしい。
183マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:26:04 ID:???
つ、次はいつ来るんだ!い、いつGJすればいいんだ!
184マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:26:38 ID:???
俺の側に近寄るなァァァーーーーッッッ
185マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:28:36 ID:???
フー・ファイターズはまだか!?
186506:2007/06/08(金) 23:29:49 ID:???
俺は寝たらいけないのかもしれないな
187マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:32:07 ID:???
投下せずに寝ることな許可しないィィィィィィィィ!

ギーシュが死なないことは許可しないィィィィィィ!!
188マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:32:30 ID:???
>>176
兄貴ギーシュは、命をかけて仇を討とうとしてくれるモンモンがいてくれるのだから、人生に悔いなしといってもいいと思っている。
189使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/08(金) 23:32:55 ID:???
 第四話 今にも落ちてきそうな人の下で その@

「すまないが、水をくれないか?」
フー・ファイターズは、ルイズを治療をしていたメイジ(以下メイジA)に言った。
わざわざ能力を見せてまで治療をしたのだ、もちろん敵スタンド使いではないだろうという判断に基づいてだ。
すると、メイジAは、コップをフー・ファイターズに渡して、杖を向けて呪文を唱える。
コップの中には水が溢れた。
(傷を癒し、水を精製する…いったいどんなスタンド能力なんだ…)
疑問に思ったが、余計な詮索は無粋だと思ったので質問はしないでおいた。
「それと、付き添っておきたいので、水のストックを貰えないだろうか?」
一晩中付き添っておこうと思っていたフー・ファイターズは、水が必要なのでメイジAに頼んだ。
「主人思いの使い魔ね。そういうことだったらメイドを呼んでおくから、そちらに頼んでくださいね。」
そういってメイジAは医務室から去っていった。
治療する人が退出するくらいなのだから状態は良いのだと思い、少し安心した。
少しすると、水を注ぐ容器を持ったメイドが入ってきて、自らを名乗る。
「この度は、ミス・ヴァリエールの使い魔のお世話をさせていただく、シエスタと申します。以後お見知りおきを。」
190使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/08(金) 23:33:56 ID:???
 第四話 今にも落ちてきそうな人の下で そのA

「あぁ、宜しく。でも、そんなに畏まらなくても別にかまわないぞ。」
フー・ファイターズは普通に返したつもりだったが、シエスタは驚いた。
一応形式的に挨拶をしただけなのに、使い魔が人語を使って返答してくるとは思ってもみなかったからだ。
そしてあろうことか、シエスタはそのまま気絶してしまったのだ。
せっかくの話し相手だと思っていたフー・ファイターズは少しがっかりしたが、シエスタを床においておくわけにはいかないので、ベッドの上に乗せた。
そして夜は淋しく過ぎてゆく。外を観ていなかった為に、気付かれなかった二つの月と共に…。
日が昇り、石仮面を被った人なら塵になっていくであろう太陽光が窓から射し込んでくる。
その朝日と共にシエスタが目を覚ました。
まだ完全に眠気が取れていなかったのか、現状を理解できずにキョロキョロと辺りを見回している。
視界にフー・ファイターズが入って、シエスタは急に眠気が吹っ飛んだ。
「昨晩は本当に申し訳ありませんでした。お言葉を返して下さったのに気を失ってしまうなんて。」
シエスタは謝った。只管に謝ったのだ。仮にも貴族の使い魔、しかも人語を習得している。
主人の貴族に、〔使い魔の世話をしに来たのに、気を失って寝てた〕なんてことを言われたら、どんなひどい目にあうかわからない。
シエスタは恐怖に駆られていた。しかし、フー・ファイターズは言った。
「別にそんなに謝らなくてもいいんじゃあないのか。こんな姿をみたら普通は驚くだろう。」
フー・ファイターズはシエスタを落ち着かせるよう努めた。驚いた理由に関しては完全に的外れなのだが。
(今まで驚かれなかったのがおかしかったんだ。つまり、今まで見た人間は全員スタンド使いだったということか。)
更にこうも考えた。
(彼女はスタンド使いじゃあない。)
と…

191使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/08(金) 23:35:14 ID:???
 第四話 今にも落ちてきそうな人の下で そのB

「取り乱してすみませんでした。やさしいんですね、フー・ファイターズさんは。」
何とか落ち着かせたシエスタと、しばらくの間、フー・ファイターズは話していた。
それでもって、シエスタと仲良くなったようだった。
「それじゃあ私は仕事があるので帰ります。」
シエスタは退出していった。
「空気の入れ換えでもするか。」
一人になったフー・ファイターズが窓を開けると、人が落ちてきた。
昨日、入り口で見かけた少女だ。とりあえず、銃の手入れをしているやつがいなくて本当に良かった。
フー・ファイターズは急いで余った水を取り、ぶちまけ、窓から飛び降りた。
「この水すべてが私なのだッ!」
少女より下の位置に落ち、空中で自らを広げる。
そう、柔らかい彼ならクッションになれる。
だが、一手遅かった。
すべてを庇いきれず、骨が折れる鈍い音がした。

192マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:36:18 ID:???
Best of you!
193使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/08(金) 23:36:32 ID:???
 第四話 今にも落ちてきそうな人の下で そのC

見たところ、右手と左足が折れているようだ。あからさまにあらぬ方向に曲がっているのだから。
フー・ファイターズは少女を抱え、医務室に運ぼうと立ち上がる。
出血程度であるならフー・ファイターズでも何とかできたが、骨折では話が別だ。
するとそのとき、昨日、門の前でこの少女と一緒にいた少年が現れ、叫ぶ。
「な、何をしているんだ、君はッ!ケティに何をした!」
そう言ってフー・ファイターズから少女を取り上げると、足早に医務室に向かっていった。
その途中に振り返り、こうも言った。
「思い出したぞ。君は確か、ミス・ヴァリエールの使い魔だったね。女性に手を上げるなんて赦さない!」
すごくキレてしまっているようだ。
「…いや、それはちが…」
フー・ファイターズは状況を話そうとするが、それを少年が遮る。
「決闘だ!ケティの名誉にかけて!ヴェストリ広場で待っている!」
結局、フーファイターズは余計ないざこざに巻き込まれてしまった。

to be continued…
194マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:37:08 ID:???
私はオリジナルの展開を進む職人を尊敬するッ!
支援
195マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:38:37 ID:???
GJ!
ちょ、ギーシュ勘違いwww
フーファイターズ災難だな
これからのフーファイターズに期待
196マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:38:40 ID:???
ギィィーーーーーーシュ!!!
乗っ取られるぞぉぉぉぉぉぉ!!!
197マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:38:47 ID:???
二股野郎が何か言ってますがどうなるんでしょうかw
198使い魔のことを呼ぶならそう呼べ:2007/06/08(金) 23:39:10 ID:???
以上『投下した』!

誰かスターブラチラを召喚してくr
199マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:39:15 ID:???
>>193
GJ!!
にしても結局決闘するんかい。まあ決闘はギーシュの存在理由のようなものだしな。
勘違いとはいえ、逆恨みによる決闘ではないから酷いめにはあわないだろうが。
200マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:39:27 ID:???
こっちはこっちで乗っ取られそうだな・・・
201マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:39:28 ID:???
GJ!
これはいい勘違いwwwww
202マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:39:37 ID:???
ギーシュ
自分から地雷原に特攻するのか
毎回毎回大変だなw
203マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:40:55 ID:???
F・Fに攻撃が効くとは思えんな。
それに助ける前に自分増やしてたしな。
204マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:41:40 ID:???
それにしても三時間半で200か
神父働きすぎだってww
え? ザ・ワールドが頑張ってます?
205マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:42:14 ID:???
勘違いも甚だしい決闘といえばいつもと変わらん気もするが…
このギーシュ、ただ者ではない気がする…いつもの二股野郎とは何かが違う
そしてGJ
206マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:42:18 ID:???
ホント、ギーシュによって差が激しいよなw
207マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:42:54 ID:???
そういやこっちのFFはさよならを言ったFFじゃないんだよな?
208マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:43:20 ID:???
わざわざ必要ない被害を受けようとするとはw
ギーシュッ!お前の命がけの勘違いッ!ぼくは敬意を表するッ!
209マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:43:22 ID:???
>>198
ブラチラなら兄貴に頼めば?
次々攻撃で沈めてくれるからw
210マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:43:24 ID:???
乙。
このF.F.はもうカリメロ頭には戻らないのかな
211マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:44:03 ID:???
神父労働基準法違反じゃね?wwww
212マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:45:16 ID:???
明日朝から仕事があるのに眠れないぜ
213マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:45:39 ID:???
今日のギーシュ…FF弾を全身に受けて死亡
214マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:46:20 ID:???
今夜も眠れないぜ
シュトロハイムの人来ないかなー
215マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:46:40 ID:???
もうスレが一巡したのかw
216マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:47:12 ID:???
ディアボロやってたらモンハウきたんだが、加速神父が計13人いた・・・

どうりで早いわけだ
217マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:47:28 ID:???
たった5日で2スレが消し飛ぶのか
神父加速しすぎw
218L・I・A:2007/06/08(金) 23:47:29 ID:???
そろそろ投下してもよろしいかな?
219マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:47:54 ID:???
よろしそうである
220マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:48:25 ID:???
かまわん、書け。
221マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:48:44 ID:???
投下したなら(ry
222マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:50:41 ID:???
ギーシュ「これがさよならを言う僕なんだ・・・」
223L・I・A 第08話:2007/06/08(金) 23:51:16 ID:???
第08話 イタリア料理を作らせに行こう!E

┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙
おかしいッ!おかし過ぎるッ!何だこの料理人はッ!?『何者』なのだッ!?
コルベールは目の前の光景に頭がショートしそうであった。
自慢じゃあないが自分はこれまで沢山の人間を見てきた。だがッ!誰一人として『病気を治す』料理人など見たことがないッ!
彼は何者なのか?
彼は平民なのか?
彼はメイジなのか?
彼は本当に料理人なのか?
コルベールは自問するが一向に答えは出ない。

「さっ、次の料理に行キマショウカ?」
そう考えている間にもトニオは出来上がった料理を運んでくる。
「次はプリモ・ピアット(第一主菜)デス。」
そう言ってテーブルの上に置かれたのは、
『キノコのリゾット――――!!』
『五種類の野菜のソースのペンネリガーテ――――――!!』

224マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:51:18 ID:???
ギーシュ「モンモランシー!明日って今さッ!!」
225マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:51:25 ID:???
ギーシュがFFに乗っ取られる展開を(ry
226マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:52:57 ID:???
データがdだ。

「人生オワタ\(^o^)/」
「なにをやってんだあああああああああ」

本日の投下は無理。
227L・I・A 第08話:2007/06/08(金) 23:53:33 ID:???
●キノコのリゾット
リゾットとは米と具をブイヨン(旨味とスゴ味が一杯のダシ)で煮たもの。イメージとしては粒のはっきりしたようなお粥かおじや。
材料(二人分)
・米 1カップ(200cc)
・オリーブオイル 大さじ1杯
・ニンニク 1かけ
・椎茸 2ヶ
・シメジ 1/2パック
・マイタケ 1/2パック
・ポルチーニ(乾燥) 5g
・玉ねぎ 1/4個
・ベーコン 3枚
・固形スープの素 1個(本来ナラバブイヨンを作っテ欲シイデス)
・バター 大さじ1杯
・パルミジャーノ 大さじ3杯
・塩、コショウ 適量


228マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:53:55 ID:???
FFに乗っ取られたあげく、さいごはFF弾での拳銃自殺か・・・・・・
憐れだ
229マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:54:59 ID:???
>>226
あんたはどの職人なんだーーー!
230slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/08(金) 23:55:50 ID:???
>>229
オレオレ
231マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:56:25 ID:???
あああああブチャラティーーーーーーッッッッ
232L・I・A:2007/06/08(金) 23:57:26 ID:???
●五種類の野菜のソースのペンネリガーテ
ペンネとはパスタの一種。マカロニの様に管状になっている。ペンの先に形が似ている事からペンネ(ペン先の意)の名がついた。

材料(4〜5人分)
・ペンネリガーテ 160g
・オリーブオイル 適量
・ニンニク 1かけ
・トマト 小1個
・ニンジン 中1/4本
・ナス 1本
・ズッキーニ 大1/2本
・新玉ねぎ 中1/2個
・トマトペースト 小さじ2杯
・パルメジャーノレジャーノ 大さじ2杯
・塩、コショウ 適量

233マロン名無しさん:2007/06/08(金) 23:57:52 ID:???
>230
オレ・・・オレ・・・・・・
ハッ

詐欺には引っかからないぞwwwwwwww
234L・I・A 第08話:2007/06/08(金) 23:59:53 ID:???
「おおォ〜〜〜〜またも初めて見る料理じゃのォ〜〜」
オスマンが感嘆の声をあげる。
「学院長サンのはリゾットと言いマシテ、私達の住んでイル所で獲レルお米と言う主食を使ったモノデス。」
「俺の方は何なんだ?」
「マルトーさんのはペンネと言うモノデス。さぁ、お二人とモ召し上がッテ下サイ」
促され、二人は料理を口に運ぶ。
・・
・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「「ゥンンンンンンンまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいッ!!!!」」
この上無きが如く、まさに歓喜の雄叫びを上げる二人。
「こんなッ!こんな食材がッ!この世にあるとはッ!!うますぎブヘェアッ!」
「学院長(様)ッ!」
言葉も言い終わらぬうちにオスマンが突如盛大に血を吐くッ!言わずもがな、パール・ジャムの効果である。
「アヴァッ!ヴェベベベアバババババッ!」
全身から血を噴き出し、痙攣を起こしているオスマンは、さながら頭の逝ってしまった変態だ。くぐもった声も、もはや人類とは思えない。
ドグォッ!
瞬間ッ!彼の胸部が花開いたッ!それはまさに観音開きッ!
「うめェ――――――――――ゲバァッ!!」
同時にマルトー親父も臓物を爆発させ、危険なバイオハザード状態である。
二人の姿は、形容するならまさに『バケモノ』であったッ!!
しかし次の瞬間には
「空気がうまいッ!体が軽いッ!肺の調子が良くなっておるッ!」
「下痢になったり便秘ななったりと最悪だった腹が治ったでよッ!」
見ているコルベール達も開いた口が塞がらない。いや、正確には少女の方は刺激が強すぎたのか気絶している。
「トニオ君ッ!君のような料理人ならメイジだろうと平民だろうと関係ないッ!是非とも雇わせて貰いたいッ!」
「おうよッ!お前ェみてェな奴なら一緒に仕事をしてもいいんじゃあないかと思うぜッ!」
おかしいッ!何なんだのだ!?このやってきた青年と料理人はメイジじゃあないと聞いたッ!ディテクト・マジックでも変な所は見られなかったッ!
なのにこの料理は何なのだッ!?
235slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/08(金) 23:59:53 ID:???
せっかくガンダールヴが目覚めるシーンまで書いたのに・・。
あともうちょいでアリアリだったのに・・・。
236L・I・A 第08話:2007/06/09(土) 00:01:42 ID:???
コルベールが悩みに悩み、思考が渦を巻き、虚空へと旅立っている間にも、構わず話は進んでいく。
「そこの仗助君は使い魔として不自由をかけるかもしれんが、一緒に便宜をはかる事にしよう」
「あ、ありがとうございますッ!ご迷惑をお掛けしますがッ!よろしくお願いしまッス!」
かくして、仗助とトニオのよるべが確保された瞬間であった。
そして、かなり久し振りに言葉を発した様な気がする仗助であった・・・・・




その少女はさ迷っていた。夜の闇の中を。
変な平民を召喚してしまい、その使い魔には契約前に逃げられ、今も学院を、森を、草原を探し回ったが未だに見つからない。
怒りが込み上げてくる。なんなのよ、このルイズ・フランソワーズに大ッ恥をかかせたくせにッ!変な平民のくせにッ!
いくら悪態をついても見つからないものは見つからない。服は汚れ、疲れのせいか空腹も覚えてきた。
「帰ろ・・・・」
もう今日は諦め、明日に掛けよう。もし、それでもダメな時は覚悟を決めよう。再召喚なりそれとも・・・・・
ネガティブになっていく気持ちを抑え、学院へと足を向けたときであった。
「なんだろう?」
なんだか学院の方から良い匂いがする。
「いい匂い・・・・・」
疲れきった体は欲の赴くままに匂いの源へと足を運んでいくのであった・・・・・・・・

To Be Continued・・・・・・
237マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:02:01 ID:???
>>235
黙れ!!
余計に哀しくなるじゃまいか!!orz
238マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:02:29 ID:???
>>235
つムーディーブルースのディスク
239L・I・A:2007/06/09(土) 00:03:28 ID:???
以上、投下完了ッ!
料理に関しては原作に無いものを使用したッ!

忙しいがキッチリと投下していきたいと思う。
240マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:03:40 ID:???
>>235
なんという悲劇……
そしてその何気ない一言でギーシュがガクブルだと思うんだぜ
241マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:03:48 ID:???
ヤバい爆笑したwwwwww
今回も仗助トニオさんの料理食えないフラグがwwwww
242slave sleep〜使い魔が来る:2007/06/09(土) 00:03:54 ID:???
これより執筆を再開するッ!
投下は明日か明後日!
もう断言したからなッ!
「あしたって(ry」はナシだッ!
243マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:04:02 ID:???
>>235
逆に考えるんだ
「ゼロから創り直すよりずっと簡単さ」
と考えるんだ
244506:2007/06/09(土) 00:04:25 ID:???
GJ!次は俺か。5分に投下するよ。
245マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:05:24 ID:???
こい!
このラッシュを乗り切る!
246マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:06:25 ID:???
トニオさん、もう食堂と学園の責任者を料理で『支配』したなDIO以上のスピードと精密性だ…
247使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/09(土) 00:06:28 ID:???
デルフリンガーの錆びは完全には落ちなかった。
錆が落ちたとかそういった感じじゃなく錆が少なくなったといった感じだ。少し見れるようになったといえばいいか。
しかし根気よく続ければ落ちるだろう。今回デルフリンガーに錆び落としの仕方は教わったしな。
部屋に戻りデルフリンガーをそこら辺に置きベッドに寝転がる。
ルイズが帰ってくるのはまだ先だろう。
やはりベッドはいいものだ。床とは全然違う。
眠くなってきたな。もうこのまま寝てしまおうか
そうだな、寝よう。言い訳なんていくらでも出来るさ。
そして目を閉じ意識を手放した。
……だんだんと意識が覚醒していく感じがする。頭がはっきりとしてくる。
目を開け起き上がる。やっぱりベッドだと良く眠れるものだ。
ふと横を向くとそこにはルイズが座っていた。ルイズは何故かは知らないが私に気づいた様子はない。
様子が変だな。
暫らく観察してみると、急に立ち上がったと思ったら再びベッドに座るという動作を繰り返していた。
様子は変だが静かなことはいいことだ。気づかないならもう少しベッドに寝転がっていよう。
そのまま寝転がろうとするとドアがノックされる。ルイズは何も反応しないから無視すればいいか。
ノックは規則正しく、初めに長く2回、短く3回続けられる。何かの暗号みたいな感じだな。
ノックの音を聞いていたルイズは突然顔を上げる。そして急いでドアに近づく。なんだ、ルイズの知り合いか?
ドアが開きノックをしていたと思われる人間が部屋に入ってくる。あたりを伺うように首を回し後ろ手にドアを閉める。
そいつは真っ黒な頭巾をかぶり顔を隠しており、体も真っ黒なマントで覆っている。多分だが女だ。何者だろうか?ルイズの知り合いというのは間違いなさそうだが。
「……あなたは!?」
248マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:06:36 ID:???
トニオさんGJゥ!
じょう…助?誰ですかなそれは
249マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:06:43 ID:???
何という作品のラッシュ。
今夜は眠れない。
250使い魔は静かに暮らしたい:2007/06/09(土) 00:07:26 ID:???
ルイズが驚いた声を上げる。頭巾の女が静かにしろという風に口元に指を立てる。
そして女はマントの隙間から水晶の付いた杖を出し短くルーンを唱え振るう。光の粉が部屋中を舞う。それなりに綺麗だ。
「……ディティクトマジック?」
ルイズがたずねると女が頷く。
「どこに耳が、目が光っているかわかりませんからね」
女はそう言うと頭巾を取る。女の顔はスラリとした顔立ちだった。薄い青の瞳をしていて年も若そうだ。
「姫殿下!」
ルイズが中々の勢いで膝をつく。
姫殿下?この女が王女?コルベールが言っていたアンリエッタ姫か!なんでこんなところにとりあえずベッドの上から下り立ち上がる。
「お久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ」
王女はそう言うと感極まった表情で膝をついていたルイズを抱きしめる。
「ああ、ルイズ、ルイズ、懐かしきルイズ!」
王女は抱きつきながらルイズに喋りかける。
「姫殿下、いけません。こんな下賤な場所へ、お越しになられるなんて……」
ルイズが畏まった声で王女に話しかける。
「ああ!ルイズ!ルイズ・フランソワーズ!そんな堅苦しい行儀はやめてちょうだい!あなたとわたくしはおともだち!おともだちじゃないの!」
「もったいないお言葉でございます。姫殿下」
ルイズは随分と緊張しているようだった。当たり前か。お姫様だもんな。しかし今王女はおともだちとか言ってなかったか?
「やめて!ここには枢機卿も、母上も、あの友達面をしてよってくる欲の皮の突っ張った宮廷貴族たちもいないのですよ!ああ、もう、わたくしには心を許せる
おともだちはいないのかしら。昔馴染みの懐かしいルイズ・フランソワーズ、あなたにまで、そんなよそよそしい態度を取られたら、わたくし死んでしまうわ!」
そんな大げさな……
「姫殿下……」
ルイズは感動したように顔を上げアンリエッタを見る。
なるほど昔馴染みね。二人は昔話に華を咲かせている。
その会話を聞く限りどうやらルイズは子供のころの王女の遊び相手だったようだ。
二人は自分たちの世界に入っている。正直うざかった。
251マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:07:28 ID:???
GJ!
投下よォッ!思考が止まるくらいッ!
興奮しているわッ!早く!
「投下祭り」よッ!
252506:2007/06/09(土) 00:08:52 ID:???
俺の作品が短いのは何時ものことさ……orz
253マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:10:38 ID:???
>>252
          ,... -‐'''ニ ̄三二ヽ
       ,∠二二∠..--――/|         / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
     ∠__――_,,... -‐''"///|    ∠ 506よ… |
     |―三'''" ̄||| ノノ,,ノ//|     ヽ____ノ
     ヽノ  ミ、、/-''""`ヾ//ニト、_     /ミ''ヽ
     ///  /     l  ヾ /^i/// ̄`ーj |.| ト-'┴-
    く〈〈  〔__   |;::: ヽ 〈_//ヘ|j_j_jj_jノ_ノノ/:::
   ./ \_/ヽ| /__,,..-;;;、  2 /  ヽ::::::   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
   /   / |テッvレ`‐'ニ!ツ7   |‐'| !、 .|:::  < 自虐は   |
.   |   |  |  ̄ヽ `‐    / :| |__| o|――-| 作品とスレの雰囲気を悪くすると   |
  |   |   :|  |     l:  | /.o.V'::    | 何度も言ったよ   |
  ヽ.   |   ::::l. └'     l //`―/::::......... | なあ…………     |
  /   |  :::::::::l ^二”`  /二二========= \__________ノ
  ヽ   l:::::::::::::/|__/:::: 〇::
   / ::  ヽ:::::::::| |::::::::::::::::
   `l::::  ::::ヽ::::| |::〇::
   | ::::  ::::::::`ヽヾ::::
.   | ::::   ::::::::::\ヽ――――――


254マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:12:26 ID:???
短くても書いてるからいいじゃん
255マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:14:10 ID:???
うむ、GJ!
短いとかそういう問題じゃない
書けることがすごいんだ
256マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:14:16 ID:???
後、10分後ぐらいにSSを投下しよう!と予告しよう
257マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:16:15 ID:???
ルイズッ!
プライドのためとはいえ疲れ果てるまで仗助を探すなんて
腹が減ったのはお約束だな
258マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:16:25 ID:4VErUlDx
例え短くとも、真実に向かってるかどうかが
真実に向かう意志があるかどうかが重要なのだ
259マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:16:29 ID:???
自虐は止めてくれ…
書きたくても文才皆無な俺がデーボに依頼してしまうからな…!
260L・I・A:2007/06/09(土) 00:16:55 ID:???
やはり、土日前の金曜は強味だな。多少無理がきく御仁が多いみたいだ。
261マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:17:08 ID:???
まだ投下が終わる気配が無いだと・・・!
262258:2007/06/09(土) 00:17:54 ID:???
すまないsage忘れた
263マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:17:55 ID:???
まだ「投下祭り」が続くのかw
このスレはまちがいなく祝福されている
264マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:19:31 ID:???
俺の勘違いかも知れないけどよ〜
五時間たたずで300までいっちまうんじゃないか?
265マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:19:54 ID:???
誰だよ神父培養してんのwwww
266マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:20:19 ID:???
ここの加速は異常だなww
267マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:20:41 ID:???
258って殉職した元警官じゃね?
268マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:21:22 ID:???
加速が止まらないw
269マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:21:52 ID:???
このスレすべてが私なのだッ!by神父
270奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 00:22:47 ID:???
「うーん…」
ルイズはベッドの上で目を覚ました。
どう見ても自分の部屋だ。
しかし何か違和感があった、大事なことを忘れているような気がしてならない。
ベッドから体を起こし背伸びをする、外は明るい、いつもの朝だ。
とりあえず顔を洗い、着替えて、鏡を見て身だしなみを整える、
欠伸をした時、ふと、鏡に誰かが映ったような気がした。
「…?」
ルイズは訝しげに部屋を見渡すが、自分以外は誰もいない。
目の錯覚だろう、そう考えたルイズは眠気が残ったまま部屋から出たが…
廊下を歩く同級生達と、その傍らを歩いたり飛んだりしている使い魔達を見て、
一瞬で目が覚めた。
「あーーーっ!」
ルイズの突然の叫びに一部の臆病な使い魔達が驚いているが、
同級生達にとっては、ルイズの失敗魔法ほどの驚きはなく、またかと言った表情でルイズの前を通り過ぎていった。

と、廊下にある戸がひとつ開く、中から出てきたのは褐色の美女、兼同級生、兼宿敵のキュルケだった。
「朝から騒がしいわねえ、どうしたのよ」
「…………」
放心状態のルイズにかまわず続ける。
「それにしても昨日のうちに召喚出来ないなんて残念ねえ、あ、そうそう、私の使い魔を見せて無かったわよね、この子が私の使い魔、フレイムよ」
キュルケの背後から現れたのは尻尾に火が点いた巨大なトカゲだった。
271奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 00:23:52 ID:???
「火竜山脈のサラマンダー、好事家に見せたら値段なんかつかないわよ?」
「………」
呆然としながらも、視線をフレイムに向けるルイズ。
それを見てキュルケが、今度は馬鹿にした含みを持たず素直に心配する。
「ちょっとあんた大丈夫? まだ時間はあるんだから、サモン・サーヴァントが成功するまで頑張んなさいよ」
「…あんたが同情するなんて、何よ、今日は雪?」
「なに言ってんのよ、『ゼロのルイズ』がどんな使い魔を召喚するのか楽しみなのよ」
クスリ、と何かを含んだような笑みを見せるキュルケに、思わず怪しむような視線を向けてしまう。
「あ、そうそう、あんた後でタバサにお礼言っておきなさいよ、倒れてたあんたを見つけて連れてきたのはあの子と…あの子のドラゴンなんだから」
そう言って、フレイムを連れたキュルケは食堂の逆方向へと歩いていった。
サラマンダーは種類によってはドラゴンに匹敵する使い魔として、高い能力を持つと教わった。
きっと、フレイムを見せびらかすために遠回りして食堂に行くのだろう、
それに比べて自分は使い魔を持つどころか、召喚に失敗。
その上ドラゴンを召喚したメイジもいると聞いて、あまりにも情けない自分に目眩がした。
272マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:24:00 ID:???
前門のキングクリムゾン
後門のM.I.H
273マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:25:05 ID:???
投下終わった後に投下しますね
274奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 00:25:49 ID:???
朝食を取るために食堂に入る、もう既にほとんどのメイジ達は席に着いていた。
先生と生徒を含めた沢山のメイジ達が、ひとときの談笑を楽しんでいた。
周囲から聞こえてくる会話は使い魔の話ばかり。
今年はどんな種族が多かったとか、一番強そうなのは何だとか。
上級生である3年生は使い魔の値踏みを。
下級生である1年生は、使い魔を召喚した二年生への憧れを話し、
同級生である2年生は自分の使い魔自慢をしている。
召喚出来なかったルイズは、自分がバカにされるのを覚悟していたが、
皆自分の使い魔のことで頭がいっぱいらしく、自分のことを噂しているような声は聞こえなかったが、なぜか寂しい気がした。

しばらくして、朝食を終えた生徒達が教室へ移動を始める。
ルイズも教室へと移動し、適当な席に座った。
教室にはクラスメイトが召喚した様々な使い魔達がいて、少し騒がしい。
しばらくすると、土系統のメイジであり教師でもある『赤土のシュルヴルーズ』
がやって来て、授業が始まった。

授業は一年のおさらいと、練金に関する内容だった。
『火』『水』『土』『風』『虚無』
この手の話は、何度も何度も聞かされていた。
もう使い手の居ない伝説の属性『虚無』
ある者はそれに憧れ、ある者はそれを伝説だと笑う、
『ゼロのルイズ』とあだ名されるルイズにとって、『虚無』の魔法が伝説だと言われ笑われるのが、自分への皮肉にも聞こえた。
授業は進み、退屈な時間が過ぎていき…
ルイズは、机に突っ伏して眠ってしまった。
275マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:26:14 ID:???
>>272
そして執筆者はワールドを使用してあまり類を見ない高速執筆、高速投下のラッシュ
276マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:26:39 ID:???
フーファイターズはFFって略してもいいんじゃあないかと思う。
みんな見たらわかるし。
277奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 00:27:12 ID:???
 『………!』
 『…倫……』
 『…!……徐………倫…!』

「ミス・ヴァリエール!」
「は、はい!」
「授業中の居眠りとは何事ですか!」
突然の声に驚き、ルイズは飛び起きた。
こっちを睨んでいる声の主を見て、自分が居眠りしていたことに気づき、ルイズは慌てて謝った。
「す、すみません!」
「…それに、なんですか、その顔は、
練金をあなたにやってもらおうと思いましたが、それ以前の問題ですね。
早く顔を洗ってらっしゃい」
「はい…」
力なく答えて教室を出て水場に行く、水場に備え付けられた鏡で顔を見て、
やっと自分が泣いていたことに気付いた。

なんで泣いたのか分からなかったが、一つだけ思い当たることがあった。
夢の中でルイズは誰かと闘っていた。
その戦いの中で、敵を倒すか、娘を助けるかの二者択一を迫られたのだ。
一瞬の葛藤、けれども深い葛藤の末に、娘を助けることを選んだわたしは、
敵に切り裂かれて…そこで目が覚めた。

この涙は、敵を倒せなかった無念ではなく、娘の無事を願っていたのでは…
思わず涙を流しそうになり、それを誤魔化すかのように顔を洗った。
278マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:28:03 ID:???
そういえばFFってエートロじゃなくて初期のモンスターな姿で登場してるんだよな
279マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:28:32 ID:???
済まないが…


>>273で、「今夜何人目の連続投下」になるんだい?
280亀を書きたかっただけの人:2007/06/09(土) 00:28:48 ID:???
273の次に投下させていただくッ!
281奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 00:29:01 ID:???
投下したッ!
スタンドは目立たなくとも、ジョースター家の黄金の精神がルイズに宿ることを願って投下したッ!
282マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:29:17 ID:???
水があれば何人にもなれるしな。
・・・あれ?めちゃくちゃ強くね?
283マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:29:45 ID:???
俺はてっきり後期の脱エートロかと思ってたりする
284マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:30:58 ID:???
俺はあえて最初の分身かな
285マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:31:31 ID:???
>>279-280

他の職人方の投下が終わるまでディアボロの大冒険やってたらいきなりフリーズ!
保存してなかったから半分消えたぁぁぁ!
今、思い出しながら書いているので、お先に投下してもらってかまいません
286マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:32:30 ID:???
GJ!

>>282
水場でのFFはほぼ無敵だな
勝つには神父の水を熱湯に替えるディスクとか、水そのものを何とかする必要がある
287マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:33:07 ID:???
あ…ありのままに起こったことを話すぜ!

『おれは273までの連続投下に驚いていたら
 書き込み直後にまた増えていた』

な…何を言っているのか解らないもしれねーが
おれも何が起きたのかわからなかった…

頭がおかしくなりそうだった…

確変だとか行列のできる店だとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

もっと恐ろしい親父の片鱗を味わったぜ…
288マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:33:18 ID:???
まて!マジで何人続くんだ!?
289マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:33:39 ID:???
GJ!
承りの記憶は盛りだくさんだな。色々
290亀(ry:2007/06/09(土) 00:35:46 ID:???
>>285
お言葉に甘え、先に投下させていただきます
291マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:36:36 ID:???
スタンド自体の召喚という新分野の開拓!
僕は敬意を表する!
292マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:38:37 ID:???
そういえば最初は二体が独立した知覚を持って兄貴と徐倫を襲ってたなぁ。
スタンドは進化したり弱体化したり変化したり忙しいから困る。
293亀と白銀な使い魔:2007/06/09(土) 00:38:38 ID:???
警告

これは番外編ではなく、亀から見た『白銀と亀な使い魔』を書いたものであり、未読の方は出来れば先にそちらを読んでいただきたい
294マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:40:17 ID:???
遅れたが奇妙の人GJ!
295亀と白銀な使い魔:2007/06/09(土) 00:42:17 ID:???
私はネアポリスのとあるアパートの一室でのろのろ動き回っていた。特に意味はないが、『ボス』と呼ばれた男によって見出だされ調教されて以来、習慣となっているのだ。
そんな時だった。私の目の前に『鏡のような物』が現れたのは。しかし、私は気にせずそのまま入り込んだ。
私なんか中に部屋がある程度しか取り柄はなく、狙われる理由など何もないだろう、と思ったからだ。
大体その時中にいたのは一人の男の『幽霊』のみ。名前は…『ポルナレフ』だったか?確かそんな感じの名前だったと思う。


さて鏡を通り抜けた先にあったのは青く澄んだ空と遠くに見える中世にあった様な巨大な城、そして黒いローブを着た少年少女と禿げた男。
ここは何処だ?奴らは何者だ?そして何で私の方を見て呆けた顔をしているのだ?
お前らそんなに亀が珍しいか?お前らの周りにいるドラゴンやらやたらでかい蜥蜴の方が珍しいと思うが?ってドラゴン?
そう思っているとピンク色のブロンドの長髪で鳶色の目をした少女が嬉しそうな様子で近寄って来て、私を持ち上げた。
これから私に何をするつもりだ?というか誰だ貴様。
そこでようやく中にいた男も異常に気付いたらしく、喋れない私の気持ちを代弁してくれた。
296マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:45:19 ID:???
支援ッ…!
297亀と白銀な使い魔:2007/06/09(土) 00:45:46 ID:???
しかし何か手違いがあったらしく少女はいきなり私を投げ捨て、その衝動で鍵が外れてしまった。
私にとって、鍵が外れようと別にかまわない。むしろ中にいる幽霊を追い出せるのだから、嬉しいことこの上ない。これで私はこの役立たずから解放されるのだからな。
しかし死んだはずの男は天には昇らなかった。
肉体をどういう訳か取り戻したらしい。やれやれ、まだこいつとは暮らしていかねばならないのか。
…こっちには何にもメリットなどないから『共存する』というより『寄生されている』というべきだろうが。

教師らしきハゲに少女が呼ばれ、私はこの隙に逃げようとしたが見事失敗。捕まった、と思うと何か呪文らしき台詞を少女はしゃべり、私にキスをした。
何をしてるんだ、この娘は。イカレているのか?そう思った直後、いきなり私の体を焼くような感覚が襲った。
私はその感覚にじたばたもがいたが隣を見ると中にいた男も苦しんでいた。どうやら感じたのは自分だけではなかったらしい。
その感覚がおさまると例のハゲに見られた後、ハゲは男も見て何か言うと他の少年少女達とどこかへ飛んで行った。
なんなのだここは?私は何故このような所にいる?ていうかあいつらは何者だ?飛んでるぞ!?
こうして疑問だらけのまま私(とあの役立たず独身銀髪眼帯男)の異世界における新たな生活は始まったのだった。


To Be Continued...?
298マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:46:27 ID:???
亀が腹の中で色々と毒を吐いてくれることを期待
299マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:47:10 ID:???
なんて亀だwwwwwwwwwwwwwwww
300マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:48:54 ID:???
ココ・ジャンボ黒いwwwwwwwwwwwwwwwww
301マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:49:53 ID:???
よし! 我輩がこの亀のストーリィの名付け親になってやろう!
ンッン〜……雄大なる大地の主、という意味を込めて!




「我輩は亀である」などどうだッ!?
302マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:50:32 ID:???
まあココ・ジャンボは人間より長生きしてるだろうしなw
若造どもを見下してるんだろうw
303マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:50:49 ID:???
>>301
うまいこというなw
304マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:54:12 ID:???
人間がかなり老化してるのに普通に動いてたあたり、これからも結構な時間を生きるんだろうなあの亀。
305マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:54:18 ID:???
銀のチャリ乙、ん…?

そういや第五部の最後で矢を外して亀の中にしまっていたよな。
ってことはGE+矢でGERになるのか?
レクイエムにするためわざわざぶっ刺して脱皮してという過程がいるのか?
あるいは既にGERでまだまだ刺せますよってこと?
どっちにしろ亀ナレフなら再スタンドとかルイズを使い手に出来そうだな
306マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:56:18 ID:???
GERを使うためには矢が毎回必要なんじゃない?
チャリオッツのときもそうだったし
307マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:57:00 ID:???
亀自身に刺したら、きっと体長100mで火を吐き空を飛べるようになるな。
308マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:57:11 ID:???
>>304
亀って冷血動物だろ?人間と比べて体温が低かったから効きが悪かっただけじゃね?
309マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:58:16 ID:???
>>307
それスタンドじゃねえよwww
310亀(ry:2007/06/09(土) 00:58:58 ID:???
>>301
それを一文目に置こうかと迷った。
311マロン名無しさん:2007/06/09(土) 00:59:16 ID:???
亀のスタンドはあの部屋だろ?
っつー事は・・・

・・・・・大豪邸?
312マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:01:02 ID:???
>>281
そういえば、記憶DISCとスタンドDISCに分かれてるけど
スタンドDISCに情報あったっけ?
313マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:02:29 ID:???
>>311
レクイエムって精神とか魂に関係した能力じゃ無かったっけ?
中に入れたことのある人物、物の魂を記録して使えるようになるとみたね、プレジデントレクイエムは。
314マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:03:51 ID:???
>>312
ヒント:凄み
315マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:03:58 ID:???
>>308
あの時は強めに暖房かかってたんじゃなかったっけ?
変温動物だから人間よりも強く外気の変化の影響を受けると思うんだが・・・
316マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:04:17 ID:???
>>313
もしそういう能力なら、少なくともチームブチャラティーと老化攻撃、カビ攻撃、ペッシが使えるわけか、恐ろしいな…
317マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:04:44 ID:???
スタプラは見ていた。
318マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:04:59 ID:???
>>312
強烈な意識は残るような気もする。
勝手に動き出したウェザーリポートとか。
319マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:05:25 ID:???
>>312
ハイウェイ・トゥ・ヘルには情報が含まれてたはず
320マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:05:48 ID:???
まとめのwikiで新規ページを作成する時は、なるべくアットウィキモードでお願いします
プラグイン使えないとあとで融通利かなくなっちゃうんで…
321マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:06:48 ID:???
そういえば、なぜか帽子を自動操縦で防衛してたな(スタプラ
そこまで大事なのかw
322マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:07:30 ID:???
ココ・ジャンボなら『鶴は千年・亀は万年』の格言通り、
1万年以上生きれるっていわれても驚かんが
323マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:07:35 ID:???
今投下待ちの職人さんいる?
居なければ投下したいんだが
324マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:08:14 ID:???
投下したなら(ry
325マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:08:35 ID:???
わずか五時間で300越えか…。
このスレ、1日たたずにこのDIOのものだな…!
326マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:09:42 ID:???
今夜は「投下祭り」よーー!
つーか、来すぎだよw
この板でもっとも加速してるスレなんじゃないか、これ
327マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:09:53 ID:???
ギーシュにポルポルばりの活躍をさせようかと頑張ったんだが
どうも纏まらないので直前までで寸止めさせて下さい
しかしこれは敗北ではない!私には(ry
328亜空の使い魔:2007/06/09(土) 01:11:33 ID:???
食堂を後にしたヴァニラは相変わらず空腹を感じていた
空腹を感じる、先程は気づかなかったがどうやら今のヴァニラにはDIOの血の効果は及んでいない。つまり吸血鬼ではなくなっているようだ
「血を吸わなくて済むのは助かるが、これからアノ食事が毎日続くようではな・・・」
ヴァニラは思わず溜息を零す。不意に
「きゃっ!」
今後の対策を考えながら廊下を歩いていると厨房から現れたシエスタに気づかずぶつかってしまい、尻餅をつかせてしまった
「ああ、すまない」
ヴァニラは反射的に手を伸ばし、助け起こす
「すいません、ヴァニラさん」
はにかんだ笑みを浮かべ立ち上がったシエスタは深々と頭を下げ
「ミス・ヴァリエールはまだお食事中のようですが・・・・どうかなさったのですか?」
と、首を傾げる
「生憎私に饗されたのはパン一つにスープだけでな、もう食べ終わった」
そう答えるのとほぼ同時にヴァニラの腹が鳴り、なんともばつが悪そうな表情を浮かべる
「そうでしたか・・・・あ、でしたらそこで賄いを食べていかれませんか?貴族の皆様のに比べれば見劣りしますが味は保障しますよ」
「いいのか?それは助かるが・・・・」
シエスタの申し出を素直に受けたいがそれによって彼女に迷惑が及ぶと自分に返って来る事となる
返事を躊躇しているとそれを察したのか
「大丈夫ですよ、残り物ですしそれでも結局多過ぎて残っちゃうんですから」
そういって笑みを浮かべる
成る程、あの人数分からだと残り物でもかなりの量になるだろう
「分かった。世話になる」
ヴァニラも漸く納得しシエスタの後について厨房に入る
329亜空の使い魔:2007/06/09(土) 01:13:02 ID:???
「・・・・美味いな」
案内された使用人のためのテーブルでまともな食事にありついたヴァニラは率直に賞賛を述べる
「本当ですか?お口にあってよかったです」
甲斐甲斐しく給仕をしていたシエスタは嬉しそうに笑みを浮かべる
「これはお前が作ったのか?」
「ええ、私このくらいしか取り得がありませんし」
確かに昨夜の行動を見ているとどこか抜けたところがあるようだがそれを差し置いてもこの料理は美味かった
出された料理を綺麗に平らげるとヴァニラはシエスタに向き直る
「御蔭で助かった。何か礼したいんだが・・・・何かあるか?」
DIO様以外に借りを作るのは私の主義に反する、その思いがヴァニラを行動させた
「そうですね・・・・・では、デザートを配るのを手伝っていただけますか?」
330亜空の使い魔:2007/06/09(土) 01:13:55 ID:???
ケーキの並んだトレイをヴァニラが持ち、シエスタがひとつずつ貴族に配っていく
そんな事をしていると、昨夜ルイズと一緒にヴァニラを探しに来た金色の巻き髪に薔薇をシャツに刺したキザなメイジを見つけた
周りの友人が口々に彼を冷やかしている
「なあ、ギーシュ!お前、今は誰とつき合っているんだよ!」
「誰が恋人なんだ?ギーシュ!」
「つき合う?僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」
昨夜いえなかった文句を言ってやろうかと思ったがあまりの馬鹿らしさにその気も失せた
(薔薇だと?その表現はDIO様にこそ相応しい。お前は路傍の雑草にも劣る)
しかし彼のポケットからガラスの小瓶が落ちるのを見ると、一応教えてやった。
「おい、ポケットからビンが落ちたぞ」
しかしギーシュは振り向かない
無視をしているのか、それとも指摘されたことにすら気づかないヌケサクなのか
ヴァニラはは床に落ちた小瓶を爪先で蹴飛ばした
コッ
ギーシュの踵に小瓶がぶつかり、そこでようやく彼は振り向き足元を見た
「落し物だ」
「これは僕のじゃない。君は何を言っているんだね?」
ギーシュが否定したため、事実彼のポケットから落ちた物だとしても、 これ以上とやかく言わ必要は無いだろうとヴァニラは判断した
昨夜のギーシュではないがこれ以上面倒ごとに関わる気は無い
331マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:14:13 ID:???
ヴァニラせっかくDIOに吸血鬼にしてもらったんだから吸血鬼じゃなくなったら悔やむと思うけど・・・
332亜空の使い魔:2007/06/09(土) 01:14:52 ID:???
だがギーシュの周りの友達が騒ぎ出す。
「その香水は、もしや!モンモランシーの香水じゃないのか?」
「そうだ!その鮮やかな紫色はモンモランシーが調合している香水だぞ!」
「つまりギーシュは今、モンモランシーとつき合っている。そうだな?」
「違う。いいかい? 彼女の名誉のために言っておくが……」
ギーシュが言い訳しようとすると、茶色いマントの女子生徒がやって来て泣き始めた。
「ギーシュ様……やはり、ミス・モンモランシーと……」
「彼等は誤解しているんだ、ケティ。僕の心の中に住んでるのは君だけ……」
パチンッ!
ケティと呼ばれた少女がギーシュの頬を引っ叩くッ
「その香水が何よりの証拠ですわ! さようなら!」
ケティが去った後、今度は件のモンモランシーがやって来た
「モンモランシー。誤解だ。彼女とはただ……」
「やっぱりあの一年生に手を出していたのね?」
モンモランシーはテーブルに置かれたワインをギーシュの頭に振り下ろ・・・・すのではなく中身をドボドボと頭にぶちまける
「嘘つき!」
と怒鳴ってモンモランシーは去り、沈黙が流れた
333マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:16:12 ID:???






さよならギーシュ
334マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:16:49 ID:???
データがとんだりして投下されないことを残念に思っていたら、こんな声が聞こえた。

なにSSが今、投下されないことが残念だ?
逆に考えるんだ、「明日もスレが加速することが約束された」と考えるんだ。
335マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:17:43 ID:???
ガオン!フラグ発生
グッバイ!ギーシュ!
336亜空の使い魔:2007/06/09(土) 01:17:48 ID:???
ハンカチで顔を拭いたギーシュはなぜかヴァニラを睨む
「君が軽率に香水のビンなんか拾い上げたおかげで、二人のレディの名誉が傷ついた。どうしてくれるんだね?」
「お前が二股をかけなければ起き得なかった事態だ」
ギーシュの友達はドッと笑ったが、ギーシュは眉を釣り上げる
「いいかい?僕は君が香水のビンを蹴った時、知らないフリをした。話を合わせるくらいの機転があってもいいだろう?」
「私は無視された後一言も喋ってはいない。ヌケサクが」
「ヌケ・・・・ッ」
ヴァニラの台詞に顔を真っ赤にし、それを見たギーシュの友達がまたドッと笑う
「……いいだろう!君には礼儀というものを教えてあげた方がいいようだねッ!」
「ヌケサク如きに教えられるほど落ちぶれてはいない。礼儀を払うべき相手は心得ている、お前は器ではない」
「まだ言うか…!いいだろう『決闘』だッ!ケーキを配り終えたらヴェストリ広場へ着たまえッ!!」
そういい残しギーシュが友人とギャラリーを引き連れ広場の方向へ向かっていった

ケーキを配り終えるとその頃になって騒ぎを聞きつけたルイズが長身のヴァニラに掴みかからんばかりの勢いで、実際掴みかかろうとした

が届かなかったのだが――詰め寄る
「ちょっと!勝手に決闘の約束なんかしてどういうつもりよッ!?」
「大丈夫だ、お前に迷惑はかけん」
ヴァニラの答えに頭痛でもするのか米神を押さえ
「あー、もう勝手にしなさい!その代わりギーシュにあの変な力使っちゃだめだからねッ!」
もう自分は関係無いとばかりに言い捨てると大股で食堂から出て行ったが、曲がった方向は部屋ではないようだ
「あの、ヴァニラさん大丈夫なんですか・・・・?」
心配そうに見上げるシエスタに「心配するな」と、声を掛けギーシュの待つ広場へと歩いていく
その足取りはどこか楽しんでいるような、軽やかなものだった


To Be Continued...
337亜空の使い魔:2007/06/09(土) 01:19:29 ID:???
取り敢えずここまで
明日頑張ってどうしてもギーシュが活躍できそうになければ
・・・・・言わなくても分かるな?
338マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:20:03 ID:???
ガオンか、ガオンなのかw
339マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:20:22 ID:???
ルイズ、ヤツはやる気だぞ・・・

元々忠告なんて
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
340マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:20:30 ID:???
さようならギージュ
341マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:20:32 ID:???
ガオンフラグキター
暗黒空間の虚無へ消え去るがいいw
342マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:20:32 ID:???
GJ!
ギーシュ、粉微塵回避?
343マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:20:40 ID:???
絶対使う。ギーシュは躊躇無く殺される。
だってヴァニラだもん。
344マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:20:59 ID:???
土属性のギーシュなら細かい砂や石礫をばら撒いて暗黒空間の軌跡が出来そうだけどな
でもポルと違って顔出しのタイミングが計れずガオン(ry
345亜空の使い魔:2007/06/09(土) 01:23:06 ID:???
>>331
それも考えたけどこの状況だとデメリットが目立つので代わりに人身御供で憂さ晴らししてもらうことにしました
346マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:23:09 ID:???
ポルナレフは壁やアブドゥルのおかげでヴァニラが物を飲み込みながら移動してくることに気がついたが、
ギーシュは広場で戦うからな・・・気づくこともなく粉みじんになって・・・
347マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:23:11 ID:???
ギシュのワルQにチャリオツなみのスピードがあると思えない・・・

結論は見えているな・・・
348マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:23:17 ID:???
活躍できなければ『ガオン』
活躍できれば『脛蹴ラッシュ』

ってことか?
349マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:24:08 ID:???
ウ"ァニラのブルマ姿に怯まないシエスタはいい娘。
350マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:25:23 ID:???
>>344
ポルがクリーム見切れたのって、本人の能力もあったけどクリームが結構大きかったのも
理由の一つじゃね?
今の小さいクリームじゃあ、同じ事をやっても認識し辛いのでは?
それでいて殺傷力自体はカワランし、もうガオン決定だろ。
351マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:28:52 ID:???
いくら待っても来ないヴァニラアイスにしびれをきらしてたら、足元にラクガキを発見するギシュを想像した
352マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:29:29 ID:???
死ななくても、腕一本ぐらいはいくかな

器用に杖だけぶっ飛ばすのもできそうっちゃできそう
353マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:29:44 ID:???
>>亀の人
>禿げた男
コルベールって一巻ではカツラしてなかったっけ?
354マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:30:03 ID:???
指の1〜2本は持ってくだろうな
ポルナレフも持ってかれたはずだよな?
355マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:31:04 ID:???
投下もさすがに終わったな。これで今夜も安心して眠ることが出来る
356マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:31:15 ID:???
>>351
この落書きをみて、後ろを振り向いた瞬間、お前はガオンッ!
…もうだめだwwww
357マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:33:26 ID:???
GJ!
これはDIOや兄貴や番鳥のギーシュが喜びそうな展開だな
会議は踊るじゃなくて会議は荒れるが定番になってきたな、ギーシュ
358亀(ry:2007/06/09(土) 01:43:21 ID:???
>>353
え?カツラしてましたっけ?二巻の方でしてるのは確かですが…間違ってたらすいません。
借りて読んだためあまり印象に残ってなかったっぽいです
359ゼロの兄貴:2007/06/09(土) 01:44:42 ID:???
ガオンの方に100ドル…
プッツンの方に…1000ドル…
生還の方に…0ドル…

しかし、このラッシュ続きの中未だ死亡がうちのギーシュだけか…
360マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:47:40 ID:???
後、少しで投下できます!
361マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:49:37 ID:???
兄貴ギシュ−−死亡

呼べ、亜空ギシュ−−死亡フラグ発生中

DIOギシュ−−死亡フラグ継続中
362マロン名無しさん:2007/06/09(土) 01:50:25 ID:???
『投下しない』は『許可』しないぃぃぃぃぃぃぃ!
363ゼロの番鳥:2007/06/09(土) 01:52:49 ID:???
自分の両足をギーシュの両目に突っ込んだペットショップ
あまりの凄惨さに生徒達の大部分が目を逸らして俯く。
見方を変えれば、両目から鳥を生やしている少年と言う何かの戯画染みた姿となっている。
そう思えば笑えるかもしれない。多分。かもしれない。だったらいいなぁ

両目に突っ込んだ勢いのままに足を一気に引き抜くペットショップ!

ドピュギィ!

「ギャアァァァァァァァ!!!」

引き抜かれた後、一拍遅れて。
激痛のあまりに絶叫しながら目を押さえて、地面をのた打ち回るギーシュ

『ギーシュは生まれて初めて心の底から震えあがった
真の恐怖と決定的な挫折に
恐ろしさと絶望に涙すら流した これも初めてのことだった
ギーシュはすでに戦意を失っていた』

ペットショップの足にはギーシュの眼球は・・・・・・無かった
眼球の致命的な破壊はされておらず、秘薬を使えば普通に元通りにする事が可能だろう。
下僕の性能を落とすわけにはいかないペットショップの微妙な優しさだ。
この時点でギーシュは杖を落としており、決闘はペットショップの勝ちとなっていた。
が、そんなのは知ったこっちゃ無いペットショップはギーシュの肩に飛び付き、無理矢理地面に押さえ付ける。
鳥とは思えない力に、地面に叩き付けられた蛙のような体勢で歪むギーシュ。どれだけの力が加わってるのか、服が破れ、皮が裂け、肉が切れる。
364ゼロの番鳥:2007/06/09(土) 01:54:38 ID:???
私は足元の男を見る。
涙と鼻水を流しているのが見えて、何故か苛立たしさを感じた。
早く行動に移さなければ・・・・・・
精神が折れるまで指の爪を一本一本剥がして刳り貫いて行くか?
神経を引きずり出して順番に千切って行くか?
全身の皮を剥いでその下の肉を啄ばん行くか?
手足の間接を指から順番に折って行くか?
鑢で削るように手足を削って挽肉にして行くか?
全身の骨を手足から少しずつ粉砕して行くか?

どれもNO!NO!NO!NO!NO!NO!!時間が掛かりすぎる、それに下僕の価値も下がる。
私が欲しいのは怪我人では無い、五体満足で明日から動ける奴隷だ。
幾通りのパターンが頭に浮かび。次の瞬間、私の記憶に―――

(DI・様から与えられた)(隷属させるための・・・)(肉の・・・・・・)

『少し思い出した』
私の体には下僕を傷を付ける事なく、完璧に服従させるための物がある!
ここで使わないわけが無い、早速使おうとしよう!

私は背筋を伸ばすと、必要な物を口から『吐き出した』

ゲボゲボ・・・・・・ゲボッ!
365ゼロの番鳥:2007/06/09(土) 01:56:14 ID:???

「ゲボゲボ・・・・・・ゲボッ!」

体を振るわせて口から何かを出したペットショップ
『その何かは』は蜘蛛のような形をした肉片だった。
体外に出たその肉片は、何と驚くべき事に触手を出してギーシュの頭部に突き刺さった!
生徒達が見ていたら広場はパニックになっていただろう、だが。
ペットショップの体が影になっていて、角度も悪いせいもあってか、何が起こっているか分かっている生徒は居無かった。
ただペットショップが飛びついた瞬間から、ギーシュが悶え苦しみ始めたとしか理解できない。
白目を向いて痙攣するギーシュ、異常な激痛に失禁し、尿がズボンを汚して地面に流れる

「ガァァァァァァァ!!!」

悶え苦しむ哀れな少年、ペットショップに押さえ付けられた状態では這う事すら出来ない。
肉片・・・・・・『肉の芽』が脳に達した瞬間、ギーシュの震えが止まった。
それを確認したペットショップは満足そうに空に飛び上がると食堂へ戻って行った。
ペットショップが去った事により、周りで見ていた生徒達の時間がやっと動き出す。

「ギ、ギーシュ・・・・・・だ、大丈夫なの?」
「・・・・・・分からない」
366ゼロの番鳥:2007/06/09(土) 01:58:45 ID:???
ギーシュの悪友である風上のマリコルヌと、香水のモンモランシーが心配して近寄っていく。
マリコルヌはともかく、モンモランシーは食堂でギーシュを罵倒していたが、決闘をするギーシュの事が心配だったので一応見に来たらしい。こいつはとんだツンデレである。
地面に転がったまま反応しないギーシュ。割と半泣きになるモンモランシー
レビテーションの魔法を使い、医務室まで運ぼうかと思い始めた時


〜私だ、私だよ。超ヤバイ、マジでヤバイんだよ〜
〜どれぐらいヤバイかって言うと君が言葉を失う位ヤバイんだ〜
〜君は何も言わず聞いてくれんるんだろ?わかっているさ心の友よ〜
〜私には君の力が必要なんだ、返事はする必要はないさ・・・・友よ〜
〜私達には言葉はいらない?そうだろう?なあ『ギーシュ』〜

(●□!?×■!・・・・○▲!)
「ああ、大丈夫だよモンモランシー、マリコルヌ」

目と肩から血を流しているギーシュ。重傷である
なのに、至って平静な声と調子で彼は立ち上がった。

「マリコルヌ。ちょっと目が開けられないから医務室まで案内してくれないかな?」

ちょっと擦り傷をしただけのような態度が、違和感を加速させる。
「ちょ、ちょっと、本当に大丈夫なのギーシュ?」
更に心配になったモンモランシーがギーシュに触ろうとする、が。
「いや、本当に大丈夫だってさ。」
367ゼロの番鳥:2007/06/09(土) 02:00:21 ID:???
照れたような微笑を浮かべるギーシュ、それは何処にも異常が見当たらない普通の笑み。
だが、ここではその笑みは異常であり。モンモランシーとマリコルヌの背筋に悪寒が走る。
「早く案内してくれないかな?」
焦れたようなギーシュ。
得体の知れない不安感に襲われながらも、マリコルヌとモンモラシーはギーシュの手を引いて医務室に歩いて行った。



やっと医務室に辿り着いた世界と思った時。
担当のメイジはキュルケと教師A・B・Cの治療にてんてこ舞いで、手当てされない世界のままギーシュが数時間放置されたのは関係無い話しである
368ゼロの番鳥:2007/06/09(土) 02:01:51 ID:???
投下完了


鋼入りのダンも肉の芽使ってましたし、腹心の部下であるペットショップが持ってても不思議じゃないはず多分。
・・・・・・スタンドが非力で、エンヤ婆とジョセフ抹殺のために持たされてた可能性も否定できないけど
369マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:03:46 ID:???
超GJなんだぜ!!
命がけの投下に僕は敬意を表する!!
370マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:07:11 ID:???
マイク・O自重ww
371マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:12:59 ID:???
GJ!
肉の芽の方か
372ハードボイルド・ギーシュ:2007/06/09(土) 02:14:06 ID:???
短編ですが、構いませんね?
「覚悟」はいいか?オレはできてる
373マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:16:46 ID:???
OKOK
374ロードアゲインの決闘:2007/06/09(土) 02:17:27 ID:???

「少しいい眼光になったッ!!だがまだおまえは『対応者』にすぎない!」
リンゴォが叫ぶ、それに未熟な魔術師が答える。
「うるさいッ!決めるのはおまえじゃないッお互い後には引けない!」
魔術師は腹からの出血が酷い。対するリンゴォは無傷。
それに加え呪文を必要とする魔術師と、腕を上げ引き金を引くだけのリンゴォ。

勝敗は明らかだった。

やはり魔術師が呪文を完成させるよりも早く引き金は引かれる。
ガオンという音とともに鉛玉が発射される。それは魔術師が視認する暇もなく左胸を打ち抜いた。
衝撃で花びらが舞う。終わった、と彼は思った。
リンゴォの目の前にひとひらの花びらが舞う。

「かかっ・・・た」
375ロードアゲインの決闘:2007/06/09(土) 02:19:05 ID:???
花びらが青く輝く。
なにか納得するように胸に生えた物を見る。飾り気のない美しい剣だった。
「最後の最後に『真の勝利への道』を見つけたか・・・願わくばこの『男』に『光輝く道』を」
もう動かない魔術師にしゃべりかける。

「オレはそれを祈っているぞ
 そして感謝する」

呆然と見ていたギャラリーがワッと魔術師に駆け寄る。



「ようこそ・・・『男の世界」へ・・・」



ギーシュ・ド・グラモン
リンゴォ・ロードアゲイン      相打ち(両名死亡)
376マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:20:03 ID:???
死んだ!?
377マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:20:57 ID:???
「ようこそ・・・『男の世界」へ・・・」

これが使いたいだけでした。サーセンwww
378マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:23:47 ID:???
相打ちかい
ようこそ、「あの世」へになっとるw
379マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:24:49 ID:???
「ようこそ・・・『男の世界』へ・・・」

単体で使うとアレなセリフにしか見えないwww
380マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:30:11 ID:???
短編だがこれでギーシュ2人目の死者だw
381マロン名無しさん:2007/06/09(土) 02:37:05 ID:???
ギーシュは死んでこそギーシュ
382亀(ry:2007/06/09(土) 03:00:46 ID:???
まとめの方ですが、『亀と白銀な使い魔』は本編とはまた別ですのでわかりにくいのですが訂正お願いします。
383マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:03:38 ID:???
命令してくれブチャラティ!
『投下しろ』…と!

投下するのは怖いし恥ずかしいけど、
『命令』されればできるんだ!
あんたの命令でオレは勇気がわいてくる!
384マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:05:54 ID:???
ならば『投下』しろッ!拒否は許さんッ!!!
385マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:12:54 ID:???
>>384
だが断(ガオンッ!)

よぉおおおおおしッ!
相当閣下の命令だ! いっせいに投下しろッ!
だが待て…投下に当たって『マロン名無しさん』じゃあ
いまいち呼びにくいッ!
このシュトロハイム自らがゴッド・ファーザーになってやる!
そうだな…
『メキシコに吹く熱風』という意味の!
『ゼロの世界』というのはどうかなッ!
386ゼロの世界:2007/06/09(土) 03:15:54 ID:???
  『召喚の世界』

窓から空を見上げると、二つの月が浮かんでいる。
月が二つあるのは当たり前だが、今日はなんだか、それが不思議な気がした。
明日が儀式の日だからだろうか、そんな気分になるのは。
そのまま月を見上げながら、さり気なくテーブルの端に小さな箱を置く。
「いったいそれは何?」
「君へのプレゼントさ」
「どうしてプレゼントをそんな端っこに置くのよ?」
「君がその美しい腕を伸ばすところを見ていたいからさ」
決まった。完璧に決まった。
「貴方のその気障ったらしいところって、どうにかならないのかしら?」
言いながら箱を受け取る。言ってはいるが、内心満更でもないのだ、彼女は。
さて今宵は、この辺でお暇しよう。焦らすのもテクニックさ。
「あら、もう帰ってしまうの?」
「ああ、もっと君と一緒に過ごしたいけれど、君をいつまでも夜更かしさせるわけにはいかないよ」
387ゼロの世界:2007/06/09(土) 03:17:35 ID:???
「そう…ところで貴方、『浮気』……してないわよね?」
 ギクリ。
「まさかだろ? この僕がそんな仕打ちを君に対して!」
証拠なんかありはしない。だからこそ余計にタチが悪いのだ、女の勘というのは。
「別に疑ってるわけじゃあないわよ。けど、嫌な気にさせたのなら謝るわ。
 そのお詫びと言っては何だけど……」

ポケットの中で小瓶を転がしてみる。ひょっとして、これが渡したかっただけなのか。
そう思うと、なんだかばつが悪かった。

そして翌日、『儀式』が始まった。


いったいこいつに、どんな名前をつけてやろうか!?
いくつか候補は決まっているが、やはり迷うな……。
召喚したばかりのジャイアントモールについてのギーシュの思考は、突如後方で起こった
爆発によって中断せざるを得なかった。
388ゼロの世界:2007/06/09(土) 03:18:58 ID:???
「ゲホ、ゲホッ」
土煙に咽ぶのは、今しがた契約を完了したばかりのキュ(略)・ツェルプストー。
「やってくれたわね…ゲホ、予想通りに、やってくれたわねぇ……」
「いつものこと」
特に動じていないのか、隣に立つ友人(タバサという)はそう言いながら
呼び出した竜の頭をなでている。高速で。
「またしても、またしても失敗かしらね、あの子は」
答える代わりに、タバサは土煙の中を指差した。
「人影」
成程、煙の中に二つの人影、一つはこの爆発を起こした張本人のものと、
もう一つ背格好の高い、確かに人型の影が確認できた。
「いえ…、あれはサラマンダーね」
「?」
タバサにはキュルケが何を言っているのかサッパリ理解できなかった。
「サラマンダーよ…火トカゲ、ヒトカゲ、ひとかげ……『人影』」
そう言うとキュルケは、チラリと何か期待したような表情で、タバサの顔を見た。
少々の思考の後、タバサの発言は――
「かなり大爆笑」
「そう? 後でもっとジワッと来るから気をつけなさいよ。…ところで見て何アレ……」

男が、立っていた。
389ゼロの世界:2007/06/09(土) 03:21:25 ID:???
(何よ何よ、なんなのよ)

想定外。斜め上。いったいこれは、何なのか。成功なのか、失敗なのか。
周囲のどよめきが嘲笑、爆笑に変わっても、彼女はそれに対応するどころではなかった。
目の前に、男が立っている。紛れも無く、『男』…人間の……つまりは――
(平……民?)

(落ち着きなさい、逆に考えるのよ……逆に…)
(…うん、やっぱダメ。無し、アウト、チェンジ!)

「ミスタ・コルベール!」
彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは召喚のやり直しを
要求した。返答はNO! 当然である。この男と契約しなければならない。
それがこの神聖なる儀式の約束事である。しかしルイズにとってそれは――
(ファースト・キスッ! アタシってばわりと純情まっしぐらなのに!!)

気付くと、さっきまで立っていた男は仰向けにぶっ倒れている。
恐る恐る近寄るが動く気配はない。気絶しているのだろうか?
(まあ、起きてる相手よりはやりやすい、かな)
寝ている人間の唇を奪う行為の是非は考えない事にした。

そっと口付けをする。ひげがくすぐったい。男は少し呻いたが、目覚めはしなかった。
ルーンの確認が終わると、みんな帰っていった。『みんな』…彼女以外の。

チラ、と男のほうを振り返る。
(変なヒゲ……ガイコツみたい)
390マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:22:57 ID:???
来たのか?
時を巻き戻すスタンド使い!
391ゼロの兄貴:2007/06/09(土) 03:23:55 ID:???
遂にジョジョワールド最強のダンディが来やがった・・・
392ゼロの世界:2007/06/09(土) 03:28:21 ID:???
シュトロハイムは一斉に投下しろといったが…
『努力』と『ガンバル』の嫌いな俺としちゃあ、
一気に書き込むリスクは抑えたいところ…

今日はこれで『打ち止め』だぜ…
393ゼロの世界:2007/06/09(土) 03:31:37 ID:???
というか……
ものすごい直前に被っちゃって正直ショックだったんだぜ

おっと、誰を召喚したのかは秘密だがね
394マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:33:11 ID:???
逆に考えるんだ
双璧をなすほどの作品に仕上げてしまえば誰も文句は言わないと考えるんだ
395マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:36:12 ID:???
ジョジョに出てくるヒゲキャラはどのくらいいたかな?


まぁ、十中八九、漆黒の意志の人なんだろうけどw
396マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:40:29 ID:???
ひげ…髭…髯…鬚…鬚…HIGE…

そうか!あの男か、あの男なんだな!

ダリオ・ブランd(ガォン!!
397マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:41:57 ID:???
タンクローリーだ!
398マロン名無しさん:2007/06/09(土) 03:55:01 ID:???
ブルり(ry
399マロン名無しさん:2007/06/09(土) 04:12:30 ID:???
もしかしてリンゴォ・ロードアゲインですかー!?
400マロン名無しさん:2007/06/09(土) 04:17:57 ID:???
リンゴォVSワルドのダンディー対決がみたいわぁ
401マロン名無しさん:2007/06/09(土) 04:22:33 ID:???
リンゴォは能力が強いけど、攻撃力ないんだよな
武器で代用できるから問題はないだろうけど
402マロン名無しさん:2007/06/09(土) 06:19:51 ID:???
現在、神父様は休息中です
「明日って今さ」と投下待ちなビチクソ共は
素数でも数えながらお待ち下さい。S.H.I.T!









眠り・鉄の使い魔マダー?
403マロン名無しさん:2007/06/09(土) 06:28:19 ID:???
初投稿するねッ!今だッ!

声がする。
(とうさん?…ツェペリさん?…)
もはや聞く事が叶わないと思っていた声。
「過酷な運命に良く立ち向かった」
「強敵に良く打ち勝った」
(しかしエレナが…ディオは…)
「お前は立派にやり遂げたのだよ、ジョジョ…」
「私達が誇りに思うくらい立派にね…」
(でも僕は…)
「分かっているよ、お前の生命は尽きたのだ」
「だが君の運命はまだ終わっていない」
「更に過酷な運命が待ち受けているかもしれない」
「だが君が受け継いだ精神は常に君と共にある」

空。芝生の匂い。
「あんた誰?」
見下ろす顔。
「君は…ここは…」
「質問を質問で返すんじゃないわよ。名前は?」
「名前…」
記憶の連鎖反応。
思い出す。
自分が何者で、何をすべきか。
「僕の名は…ジョナサン・ジョースター」
404マロン名無しさん:2007/06/09(土) 06:38:08 ID:???
おお、ついに初代ジョジョが来た!!
本物の貴族が見られるかとwktk
405マロン名無しさん:2007/06/09(土) 06:45:42 ID:???
朝からキテター
今思えばジョナサンが一番いじくりやすい
能力かもしれない。原作でも剣使ってるからデルフも
違和感なく使えそう、
406マロン名無しさん:2007/06/09(土) 06:48:20 ID:???
今から「何をするだァ―――ッ!」を出してくるタイミングにwktk
407マロン名無しさん:2007/06/09(土) 07:08:07 ID:???
ギーシュメメタァ!されてしまうん?
408マロン名無しさん:2007/06/09(土) 07:26:40 ID:???
>>406
分からんぞ。
もしかしたらギーシュが、「何をするだァ―――ッ!」の可能性も無きにしも非ず。
409マロン名無しさん:2007/06/09(土) 07:32:57 ID:???
デルフリンガー腰に付けれるな
410マロン名無しさん:2007/06/09(土) 07:49:46 ID:???
永いこと、訂正されなかったあの誤字が見れるのか…ッ!
411マロン名無しさん:2007/06/09(土) 08:00:03 ID:???
ギーシュはズームパンチで顔面がへこむな・・・
412マロン名無しさん:2007/06/09(土) 08:02:18 ID:???
予告無しにブラフォードネタだッ!

ブラフォード「貴様の血をいただくぜッ!」
以外ッ!それは髪の毛!
ギーシュ「ギヤァアアアア」

今日のギーシュ・・・ダンス・マカブ・ヘアーで血を吸い取られ死亡
413マロン名無しさん:2007/06/09(土) 08:25:13 ID:???
リゾットギーシュ「やっぱ、普通に『凄み』に圧倒されて普通に負けたんじゃ話題にはならないのか。
           まあなりたいとも思わないけど」
番鳥ギーシュ「僕の場合、ある意味死ぬより酷い事になってるしねー」(ニコニコ
414マロン名無しさん:2007/06/09(土) 08:38:24 ID:???
>ゼロの世界
口付けの時、ひげをくすぐったがるルイズに不覚にもときめいたwww
ジョジョ×ゼロの、しかも相手があのキャラなのに萌える時が来るとはwww予測不能ッ! 予測不能ッ!!
415マロン名無しさん:2007/06/09(土) 08:52:38 ID:???
ヒゲ!

つまり、ツェペリさんですか?
416偉大なる使い魔:2007/06/09(土) 09:10:58 ID:???
 わたしは、自分の部屋で今までの事を振り返っていた
 わたし達は、フーケを捕まえ無事に破壊の杖を取り戻した
 破壊の杖は、どうやらプロシュートの世界から来た物らしい
 その事から解った事といえば、プロシュートが召喚された以前にも
 誰かが異世界から召喚されてしまった事ぐらいで、むこうの世界に帰る
 手がかりにはならなかった
 しかし、何故わたしが異世界からプロシュートを召喚してしまったのだろう?

417偉大なる使い魔:2007/06/09(土) 09:12:52 ID:???
 わたしが真面目に考えてる隣では
「ダーリン、今日も素敵よ」
 キュルケがプロシュートに迫っていた
 わたしはキュルケに対し、怒りよりも心配が先に出てしまう 
「キュルケ・・・その、彼が怖くないの?」
 キュルケをプロシュートから引き離し、耳打ちする
「確かに彼、敵には容赦ないわね、でも『そこにシビれる憧れるぅ』ってやつよ」
 何それ?
「彼、敵にはそんなんだけど仲間想いの熱い男に違いないわ、コレ女の勘ね」
 なに夢見てんのよ、彼の怖さは・・・わたしは夢を思い出していた

 仲間が殺された時の彼の怒りを
 仲間の強さを疑わない彼の信頼を
 仲間の成長を願い叱る彼の姿を

418偉大なる使い魔:2007/06/09(土) 09:15:06 ID:???
 殺しのイメージが強いが、別に彼は殺人鬼でも快楽殺人者でもない
 人を殺す事が出来る『覚悟』を持った人間なんだ
 わたしは彼のそんな所にばかり気をとられ、今まで気が付かなかった
 それを、よりにもよってキュルケに指摘されるなんて
「ちょっとルイズ聞いてる?」
 いけない、また考え込んでしまった
「聞いてるわ」
「あなた、彼を召喚して悩んでる様だけど、結構似たもの同士だと思うのよね」
「どっ、どこがっ?」
 わたしと彼、一体どこが似ているというのかしら?
「自分の理想の姿を貫こうとする所ね。そこん所は私、あなたを認めているのよ」
 自分でも顔が熱くなるのが判ってしまった
「今日の所はこれ位にしておいてあげる、じゃあねー」
 キュルケが部屋から出て行った・・・まったく、言ってくれるわ・・・

 でも・・・わたしの心には、もう迷いが無くなった
 この使い魔と、これから上手くやっていける
 わたしの心に爽やかな風が吹き込んだ

 偉大なる使い魔   完  
419マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:17:27 ID:???
乙でした・・・
420マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:19:11 ID:???
早朝から乙!
421マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:19:14 ID:???
完…?
これ以上は、お腹一杯なのか?
422マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:20:31 ID:???
アッー!今気づいた!完ってもう終わりか!?
423マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:22:37 ID:???
乙。偉大なる先生の次回作にご期待ください。
424マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:31:18 ID:???
完?完・・・だと?
425ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:42:36 ID:???
>>偉大なる使い魔
乙。

続けて投下する。時間がないので前半だけ。
426ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:43:30 ID:???
第四章 平穏の終焉

リゾットとギーシュの決闘から一週間が経った。
狭い学院の中である。何の武器も持たない平民がメイジに勝利した話は
あっという間に広まり、リゾットは一躍有名人になった。
有名になるということは良かれ悪しかれ注目がされるということで、職業柄、
目立たないように生活していたリゾットにとってはあまり有難くないことだった。
とはいえ、人が生きているということは誰かとつながりを持つという事であり、
リゾットもまたその評価に伴い、いくつか新たな人間関係を形成、もしくは既存の人間関係を変化させていた。

まず、ルイズがいる。
基本的には彼はルイズの従者として雇われているので、一番接触する機会が多い。
朝になれば水を汲んできて起こして顔を洗ってやり、着替えを手伝う。昼は部屋の掃除をしてやり、洗濯する。
とにかく手のかかる雇い主である。
だが、ルイズを世話していると、リゾットが十四才の時に死んだ従兄弟の子を思い出す。
彼女もルイズほどではないが、やはり手のかかる子だった。
妹のようだった彼女の世話を焼いていると思えば、ルイズの横暴もそんなに腹は立たなくなっていた。
ルイズもその辺りを感じているのか、「あんた、最近聞き分けいいわね」と機嫌がいい。
427ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:44:25 ID:???
仕事の中では、雑用、掃除はともかく、洗濯についてはかなり苦心した。何しろ貴族様の服である。
無駄に高価で痛みやすい生地が多い上、ルイズの趣味なのか、やたらフリルがついていたりする。
これらのせいで洗いにくいことといったらこの上ないのだ。
(これならギーシュとの決闘の方が楽なくらいだ…)
というのがリゾットの正直な感想だった。
事実、当初のリゾットは何枚か衣類を破き、その度に食事を抜かれた。

その苦手な洗濯の方面において、リゾットはずいぶんシエスタに世話になっている。
シエスタはギーシュと決闘した日の夜、一人で逃げたことを侘びに来て以来、何くれとなくリゾットの面倒を見たがる。
朝、夜明け前に起きて淡々とこなす訓練の後に差し入れしてくれたり、洗濯の仕方を懇切丁寧に教えてくれたりするのだ。
最初はそれらを断っていたが、あまりに熱心なので、とうとうリゾットが折れることとなった。
そこまでする理由を尋ねてみたが、「貴方は私に可能性を見せてくれた、憧れなんです!」などと瞳を輝かせて言われた。
リゾットは洞察力に優れ、人の演技や嘘を見抜ける分、底意のない純粋な善意に接すると対処に困る。
これが少しでもリゾットを利用しようという意図が読み取れたら蹴りの一つでもくれて追い払うのだが。

シエスタ以外でも学院勤めの平民にとってリゾットは英雄扱いだった。
何しろ、絶対に勝てないとされている貴族に素手で打ち勝ったのだ。
特に厨房のコック長マルトーは『我らが勇者』などとリゾットを呼び、下にもおかない扱いである。
朝の訓練のことをシエスタに聞いたときなどは「達人は努力をひけらかさないものだ」と大層感心していた。
リゾットとしてはどうにもこれらの扱いは居心地が悪い。自分は暗殺者なのだ。
とはいえ、シエスタをはじめとする厨房の人々には、洗濯の仕方の教授や食事を抜かれた時の食事の世話などを受けているため、感謝していた。
もちろんリゾットも世話になりっぱなしではない。皿洗いや薪割りなど、返せることで返す事にしていた。
428マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:44:27 ID:???
>>偉大なる兄貴の人
GJ!そして乙でした

逆に考えるんだ
「引き際を見誤ってgdgdになるくらいなら
 はっきり締めた方が潔くていいさ」
と考えるんだ


また新しい話を書く時があれば、喜んでGJさせて頂こう!
429マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:44:53 ID:???
偉大なる兄貴乙ッ!
ここに一つの物語は終わったのかも知れないッ!
だがしかしッ!
去ってしまった者たちから受け継いだものは、さらに『先』に進めなくてはならない!!
終わった物語を悲しむのではなくて、新たな物語を作る為の希望とすべきだッ!

偉大なる作者に敬意を表するッ!
430ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:45:20 ID:???
あとはギーシュがいる。
決闘以来、ギーシュはリゾットに一目置くようになっていた。
ギャング式に言えば、決闘で倒したギーシュは舎弟扱いしてもいいところだが、
そこまでするのも面倒なので、リゾットも普通に付き合っている。
ちなみにあの時に振られた二人との関係はまだまだ修復できそうにないらしい。
それでもまるでめげずに女性に愛想を振り撒く辺り、意外に大物なのかもしれない。

他に特筆すべき人間関係といえば図書室で会う学院の生徒がいた。
なぜ図書室なのか? リゾットはこちらの世界に来たときから会話には不自由していない。
試しにイタリア語からシシリア語や英語に切り替えて喋っても、周囲には違和感なく通じている。
どうやら使い魔としての特性らしく、口語については自動的に翻訳されるらしい。
だが、文字の方はさっぱり読めなかった。文字が読めないということは情報収集量にかなりの差異が出る。
「成功するためには情報が鍵になる」とはベィビィフェイスの子を作る際のメローネの言だが、リゾットもその点には同感だった。
そこでリゾットは情報収集の前段階として、この図書室にハルケギニアの文字の勉強に来ているのである。
図書室で読むのは子供向けの図鑑や絵本で、絵と名称を記した文字と自分の知識をすり合わせて単語の習得をするのである。
載っている絵からこの世界の技術レベルなども測れ、かなり有用な学習だった。
しかし、そもそもリゾットが知らないものが掲載されていることもある。
そういう単語に当たった場合、リゾットは向かいにいる人物に訊く。
「これは?」
向かいの席で本を読んでいた人物はちらりと視線を走らせると答える。
431ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:46:14 ID:???
「バジリスク」
二人の間にある交流はただこれだけである。
傍から見ると、最初から挨拶もせず、視線も合わせず、無表情のままの二人がたまに単語の名称について問答をするという、理解に苦しむ光景だろう。

そもそもの始まりはリゾットが初めて図書室で文字を勉強しようと思った時にさかのぼる。
リゾットは本を探そうとして、背表紙にある文字すら読めないという重大な事実に気付いたのだ。
何故かその日の限ってカウンターに司書はいなかったため、誰かいないかと探していると読書スペースで生徒を見つけた。
「すまない。聞きたいことがあるんだが、いいか?」
話しかけてみる。ぱらりとページがめくられた。集中しているのか、まるで無反応である。
「おい…」
試しに肩を叩いてみた。今度はちらりとその手に眼をやった。聞いてはいるようだが、無視しているらしい。
「………仕方ない。ここで…待たせてもらう。聞く気になったら返事をしてくれ」
リゾットは彼女の向かい側に座り、静かに時を過ごすことにした。
偏屈な人間と向き合うのには根気が必要なのは暗殺チームリーダーとして身にしみている。
待つくらいなら自分で片端から探せばいいかもしれないが、図書室の大きさと蔵書量は異常なほどで、
ともすれば迷い込んだら出られない雰囲気を醸し出しているため、リゾットは待つことを選択した。
それに、リゾットにとって、待つのは苦痛ではない。
暗殺という仕事は場合によっては待つことも重要であり、
トイレとベッドしかない狭い部屋で一週間、暗殺のターゲットを待ち続けたこともあるくらいだ。
(待っていれば司書が戻ってくるかもしれないしな…)
432マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:48:54 ID:???
なんという神父スレ・・・時は加速しまくり
433ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:49:32 ID:???
そう考えて待つこと約二時間。
気が付くと、向かいの女生徒は今まで読んでいた本は読み終わったらしく、こちらに視線を向けていた。
どうやら用件を聞く気になったらしい。
「初心者の言語学習に役立ちそうな本の場所を知らないか? なるべくイラストがついている奴がいい」
それを聞くと無言で席を立ち、杖と本を持って歩き始める。リゾットも黙ってそれについていった。
ある場所で少女が杖を軽く振ると、本棚から一冊の薄い本が抜き出され、リゾットの手元まで飛んで来た。
「感謝する」
少女はリゾットの言葉に軽く頷くと、席に戻る。リゾットもまた席に戻って本を開いた。児童向け図鑑だった。
知らない単語があり、ダメ元で質問すると、数分くらいして返答が帰ってきた。
それからなんとなく流れで二人の関係が構築されるに至る。
リゾットは向かいに座る蒼髪の女生徒の名前すら知らない。
知っていることといえば本をいつも読んでいる事、自分の身の丈より長い杖を持っていることと、
ルイズと同じクラスにいることと、よく図書室にいることくらいである。
興味がないのもあったが、蒼髪の女生徒はある種のギャングの構成員も持つ、自己に関する質問を拒絶するような雰囲気があるのだ。
大抵、彼らの過去には他人には知られたくない種類の傷がある。
リゾットもそれについては触れない方が良いと分かっているため、素性に関しては詮索しなかった。
434ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:50:29 ID:???
さて、そのキュルケであるが、リゾットは最近、キュルケの使い魔、フレイムに監視されていた。
ルイズのお付で出る授業で魔法の応用性とその限界について聴講しているときや、厨房で食事をしているとき、
果ては図書室で勉強しているときなど、やたら視線を感じたため、さりげなく確認してみたところ、このサラマンダーの存在が発覚した。
(監視して…いるのか…?)
対象に気づかれるようではあまり上手な監視とはいえない。
また、監視だとしても、目的が皆目検討付かなかった。危険は感じないので気づかないふりをして放置する。
いや、むしろ危険だろうが危険でなかろうが、そこに関してはどうでもいいのだった。
リゾットは自分の保身に関する思考が弱くなっていることをまだ気づいていない。
435ゼロと奇妙な鉄の使い魔:2007/06/09(土) 09:51:26 ID:???
以上、投下した。
後半部はできてるので時間があるときにでも。
436マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:52:06 ID:???
さあ投下する作業に戻るんだ
437マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:53:37 ID:???
↓続けてどうぞ!
438マロン名無しさん:2007/06/09(土) 09:58:24 ID:???
GJ!
タバサとリゾットの組み合わせは無かったな
言語の習得など、らしい行動が別環境でまったり見れるのはオーバークロス作品の
大きな魅力だろう。キャラへの理解=愛が必要不可欠だが。
439マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:00:06 ID:???
メタリカは元に戻るのだろうか
440マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:07:48 ID:???
スタンド能力があった方が戦闘に独特さが現れるんだろうが・・・
別に無くてもキャラごとの性格で展開は変化するんだよな。
441マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:15:26 ID:???
リゾットなら、ガンダールヴの力だけで十二分にやってゆけると確信している

原作のサイトを軽く凌駕する活躍を見せてくれるだろう。恋愛面以外で。
442マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:17:02 ID:???
もしこの世界にミドラーが召喚されたら鉱物使いたい放題の最強使い魔になるのだろうか
443マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:18:17 ID:???
GJ!
偉大なる使い魔完結おめでとうございます
鉄の使い魔はとうとうキュルケか
地味に馴染んでいるリゾットww
444マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:34:18 ID:???
錬金で完全に鉄分の混じっていない青銅なんて作れるのか?
445マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:37:05 ID:???
"青銅"を操る術なんだから作れるだろ?
その加減も出来るようになるのが二流。
446マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:41:02 ID:???
すまん、"青銅を操る術"じゃなく"青銅を操る技術があるから"青銅のゴーレムを作れるんだろう。
447マロン名無しさん:2007/06/09(土) 10:45:40 ID:???
兄貴のひとご苦労様でした。
引き際が肝心だからね。放置が一番悲しい。
リゾットはスタンド能力どうなるのかwktk
448マロン名無しさん:2007/06/09(土) 11:23:12 ID:???
偉大兄貴完結乙!面白かったッス
次回作があるならまた心より応援させていただく!
449マロン名無しさん:2007/06/09(土) 11:28:04 ID:???
原作には日常の描写がないのにリゾットの行動、思考、言動に全く違和感のない
鉄の作者さんはスゲーや!!
メタリカがどうなるのかとても先も楽しみにしてる。
450マロン名無しさん:2007/06/09(土) 11:57:55 ID:???
リゾットは傑物だな。優秀なブレーンになる予感。
こちらでもチームをまとめる苦労は背負いそうだが
451403:2007/06/09(土) 12:11:09 ID:???
ジョナサン編その1。タイトル募集中。

監督教官のコルベールはほぼ満足していた。
新2年生のほぼ全員が使い魔の召喚と契約を無事済ませていたからだ。
(なまじ高等な幻獣を召喚されたら契約するだけで一苦労ですからねぇ)
生徒達が自分の力量と特性を見極め、それに見合う使い魔を召喚し、メイジとしての自分自身のあり方を見定める。
これが2年生最初の授業にして伝統の儀式「春の使い魔召喚」の目的だった。
とはいえ、
(まあ、やっぱりというか、予想に反してというか…)
今年度最大の問題児のみ、まだ使い魔との契約を済ませていない、という点だけは不満足だった。
その問題児、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが問題児たる所以は、通常のように
素行不良や成績不振、または対人関係といった人間的な部分には無い。
魔力はあれど術を一切使えないという、メイジとしての存在意義そのものを危うくするほどの欠点を、
彼女が持ち合わせていた事、ただそれだけ。
コルベールの予想通りだったのは、ルイズの召喚魔法が常識外れの結果に終わった事。
コルベールの予想と異なっていたのは、ルイズが一発で使い魔の召喚に成功した事。
そしてコルベールの予想を遥かに超えていたのは、召喚した使い魔が人間だった事。
452マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:18:30 ID:???
支援
453403:2007/06/09(土) 12:19:43 ID:???
「ミスタ・コルベール!もう一回だけ召喚させて下さいっ!」
嘆願、と言うよりもわめき散らすルイズを前にして、
(さてどうしたものか)
極力表情を表に出さないように、コルベールは悩む。
召喚した使い魔が気に入らないという理由でのやり直しなぞ、到底認められるものではない。
それは使い魔召喚という儀式とその目的を、ひいてはトリステイン魔法学園の伝統を、乱す事に他ならないからだ。
一方、自分が知る限り、人間を使い魔として召喚、使役したメイジなぞ聞いた試しもない。
コルベールはより無難な回答を出すことに決めた。
「それは駄目だ。召喚に成功したのなら、それが君の使い魔となるべき者なんだ。例えそれが…」
改めてルイズが召喚した人間を観察する。
がっしりとした筋肉質の若い男。立ち上がると身長は2メルテもありそうだ。
どこか気品のある、それでいて垢抜けない仕草は辺境出の貴族のようにも見える。
杖は持っていない。衣装も見慣れぬ物だ。身分を示すような装飾品も見当たらない。
「…平民だったとしても例外ではない。これがこの儀式のルールであり伝統だと説明したはずだがね」
目に見えて落胆するルイズ。他の生徒達は口々にはやし立てる。
「さあ、契約を済ませ、儀式を完遂するんだ、ミス・ヴァリエール」
召喚した平民のもとへ渋々と戻り、その場に座らせてから、杖を振り、口訣を結ぶ。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ」
唇を合わせようとルイズが顔を近づけると、平民の男が突然立ち上がる。
「な、何をするだァーッ!ゆるさんッ!」
454マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:20:48 ID:???
何をするだァーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
455マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:21:22 ID:???
いきなり名言ktkr
456マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:22:14 ID:???
伝説の誤植がキタwww
457マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:23:38 ID:???
震えるぞハート!
458マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:24:36 ID:???
燃えつきるほどヒート!
459マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:24:45 ID:???
燃え尽きるほどヒート!
460マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:25:22 ID:???
刻むぞ血液のビート!
461403:2007/06/09(土) 12:27:35 ID:???
「ちょっと!じっとしてなさいよ!」
「何てふしだらなんだ君はッ!こんな人目のある所で、見ず知らずの男である僕にッ!」
「あんたは私の使い魔なんだから言うこと聞きなさいよ!」
「僕は紳士だ!愛してもいない女性から誘惑されるなど願い下げだッ!」
「いいから座りなさい!あたしが届かないじゃないの!」
「君の言うことを聞くつもりはないッ!」
まるで会話が噛み合っていない。
(ああ…もうどうしたもんだか)
コルベールは頭を抱える。授業時間はとっくに終わっているのに、これ以上面倒を増やして貰いたくはなかった。

「結構いい男じゃないの、ねぇタバサ?」
赤髪の女生徒キュルケの問いかけに、
「…」
青髪の女生徒タバサは特に答えを返さない。
早々に自分の使い魔と契約を結んだ二人はルイズと使い魔のちぐはぐな口喧嘩の推移を見守っていたが、
「それにしてもいつまでやってんだか」
まるで話が進まないのでいい加減飽きてきた。
「さっさと押し倒してキスしちゃえばいいのにねぇ」
「相手が大きすぎる」
「あなたなら『風の槌』でブッ倒しちゃうんじゃない?」
「手助け禁止」
「あ」
男の眼前で小さな爆発が生じる。
怯んだ男が膝を屈した所でルイズはその頭を両手で掴み寄せ、強引にキス。
「うわお、情熱的ぃ」
にやにやと嫌な笑みを浮かべるキュルケ。
462マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:27:21 ID:???
山吹色の波紋疾走
463マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:28:27 ID:???
ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
464403:2007/06/09(土) 12:32:30 ID:???
ジョナサンは目の前で拳銃を発射されたような衝撃と爆音にもうろうとしていた。
(な、何を…?)
視覚と聴覚が白く塗り潰された中で、頭を掴まれ、唇に何かが触れる。
「はっ、離すんだッ…」
掴まれた頭をふりほどき、どうにか立ち上がろうともがくが、
「うおおおおおお!」
左手に生じた焼け付くような痛みにうめき声を上げ、またその場に膝まづく。

「終わりました、ミスタ・コルベール」
ルイズは複雑な心境で一礼した。
失敗魔法の爆発で使い魔の平民−ジョナサンに目くらましを浴びせ、その隙に契約を成功させたのは
我ながら胸がスカッとする機転だった。
が、そもそもその魔法が失敗だったこと、そして何よりも自分の使い魔がどこの馬の骨とも知らない平民であることは
はなはだ不服でならなかった。
更に悪いことに、コルベールはジョナサンの左手に刻まれた使い魔のルーンを一目見るなり、
「ふむ…珍しいルーンだな」
とだけ呟き、後はまったく関心を払わなかった。
(せめて魔法の系統ぐらい教えてくれても良かったのに)
「ほら『ゼロ』!早く来ないと次の授業が始まっちまうぜ?」
「頑張って走りなさいな!グラウンドは広くてよ!」
「飛行」の魔法で易々と校舎に戻るコルベールと級友達を苦い思いで見送ってから、その光景にぽかんと口をあけて
見とれているジョナサンに
「ほらっ!あたし達も校舎に戻るわよ!」
と声を掛ける。
465マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:33:43 ID:???
安直だけど波紋の使い魔
466マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:34:36 ID:???
さすがジョジョ随一の真面目な紳士だw
467マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:35:32 ID:???
誤植の恥ずかしさは『波紋』で和らげる!(無理だろ
468マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:36:06 ID:???
紳士兼貴族のジョナサンにとってギシュは論外だろうな


よって
今日のギーシュ
たっぷり波紋を流れ死亡
469マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:36:29 ID:???
まさかギーシュに君が!泣くまで!ryをやるのか
470403:2007/06/09(土) 12:37:51 ID:???
とりあえずここまで。
遅筆なので書き溜めるまで少し間が空きます。
ギーシュとの決闘までは考えてあるんですが。
471マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:44:42 ID:???


ゼロの波紋使い・・・とか?
472マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:46:08 ID:???
>>470
GJ!
題名は 使い魔は刻む とかどうだろ
473マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:46:48 ID:???
一晩寝て起きたら、なんだこの投下ラッシュは。
そしてついに来たかジョナサン!楽しみだ。
474マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:48:52 ID:???
ジョナサンて地味に弱いからなぁ。
2部だと雑魚キャラ扱いだった吸血鬼一匹に、それがDIOとは大苦戦だし、
いずれも生前名のある戦士(あるいは犯罪者)だったとはいえゾンビにも苦戦してる。
一番原作沿いにしやすい。
475マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:49:07 ID:???
ゼロの使い魔〜その青春〜
476マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:51:31 ID:???
使い魔波紋疾走(オーバードライブ)とか
477マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:52:45 ID:???
誇り高き使い魔
478マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:54:55 ID:???
ゼロの波紋疾走(オーバードライブ)
479マロン名無しさん:2007/06/09(土) 12:56:57 ID:???
つゼロの紳士
480奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 12:58:25 ID:???
ルイズがサモン・サーヴァントに失敗してから何日か過ぎた。
授業が終わると一人で草原に出て、夜になるまでサモン・サーヴァントを
繰り返し、早朝は皆より早く起きてサモン・サーヴァントの魔法を繰り返す。
コルベール先生は魔法学院の中庭を使っていいと言ってくれたが、
魔法が失敗するたびに爆発するのでは苦情が来ると言って断った。
本当は、失敗する姿を見られれたくないと考えてたのだが。

毎朝毎晩、サモン・サーヴァントを繰り返し、疲労の回復しないまま授業を受ける。
当然居眠りする時間も増えてしまう、
教師に怒られるわ食事には間に合わないわ、さんざんな日々を送っていた。

もしルイズにキュルケにとってのタバサのような、いわゆる親友がいれば
彼女の変化に気付いたかもしれない。
魔法に失敗して癇癪を起こす訳でもなく、泣くわけでもない。
何度失敗しても、何度も何度も挑戦すればいいと、前向きに考えるようになったのだ。

そんなルイズの変化は、眠っているときに見る夢の影響が大きかった。
夢の中で、ルイズは墓の前に立っていた、朝早く墓に花束を供えて、
遺族に気付かれぬよう静かに墓地を去る。
その時のやるせない気持ちは言葉では表現出来ない、
ルイズの姉「カトレア」は病弱ではあるがまだ生きている。
しかし夢の中の主人公は、友達を「失って」いる。
ぶっきらぼうに生きているが、その内心にはとても繊細な面もあった。
481奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 12:59:41 ID:???
ある日のことだ。
早朝、相変わらずサモン・サーヴァントに失敗したルイズが、朝食を食べようと食堂に行くと、かすかな薔薇の香りが鼻孔をくすぐった。

薔薇の香りと言えば、キザで女たらしだと有名な同級生「ギーシュ・ド・グラモン」ぐらいしか思い浮かばない。
案の定すぐ近くの席で、ギーシュとその友人達が楽しそうに笑っていた。
「なあ、ギーシュ! お前、今は誰とつきあっているんだよ!」
「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」
ギーシュは唇の前に指を立てて、こう言った。
「つきあう? 僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」
ルイズは馬鹿馬鹿しいと考えながら、食事が始まるのを待っていた。
食事が終わりに近づき、デザートが配られると、さきほどは楽しそうにしていたギーシュが、女性二人の怒りを買っている姿が見られた。
よくある痴話喧嘩だ、話を聞いていると、ギーシュは二間をかけていたらしい。
「呆れるわね」
ルイズはぼそりと呟いた。

いつものルイズなら、そのまま無関心を決め込むはずだった。
他人の痴話げんかに口を出すような真似はしたくない。
しかし、痴話喧嘩の原因作った「二股のギーシュ」は、
メイドの少女に責任転嫁をし始めた。
いつもなら無視するところだが、その時、何故かルイズは立ち上がっていた。
482マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:00:00 ID:???
ジョジョのファンタジーな冒険
483奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 13:01:05 ID:???
「いいからその辺にしておきなさいよ。二股掛けてたあんたが悪いんでしょう」
「……ミス・ヴァリエール、何を言うんだね、僕は躾のなってないメイドに注意をだね」「注意ってのは貴族の権威を傘にして、自分の責任を押しつけることなの?」
(二万円もするズボンは破けたけど…)と不可解なことを言いそうになったが、ぐっと我慢した。
そこでギーシュは、馬鹿にしたような口調でこう言った。
「使い魔の召喚出来ない君には分からない事だったね。魔法の使えないキミに、貴族の何が分かるというのかい?」
「へえ、魔法を見せなきゃ成金にしか見えない貴方が貴族を語るの?」
 ギーシュの目が光った。
「どうやら、君は魔法どころか礼儀も”ゼロ”なんだね」
「あらそう、誇りがゼロのギーシュに言われるなんて光栄ね」
ルイズははギーシュを真似て、キザったらしい仕草で言った。
「よかろう。君に礼儀を教えてやろう。ちょうどいい腹ごなしだ。
 ヴェストリの広場で待っている。」


ギーシュの友人達は驚いたような顔で立ち上がり、ギーシュの後を追う。
床にへたりこんだメイド、確か名前は「シエスタ」だと思ったが、彼女はぶるぶる震えながら、ルイズを見つめている。
「大丈夫?」
「あ、あのっ、わ、私…」
「ここから先は私の問題だから、お仕事を済ませて、貴方は自分の仕事をしたんだから誇りを持って。ね?」
「……」
呆然とするシエスタを横目に、ルイズはヴェストリの広場に向けて歩き出した。
484マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:01:12 ID:???
ロマンホラー!ゼロの秘伝説

支援
485奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 13:03:43 ID:???
ルイズは何故か穏やかな精神に驚いていた。
驚きながらも、それが自然なのだと思えるような、堂々とした足取りで歩く。
貴族同士の決闘は禁止されているとか、そんなことはどうでもよかった。
怯えたシエスタの目を見て思い出したのは、ルイズの姉「カトレア」の姿。
優しい「カトレア」姉様は使用人達からも慕われていた。
彼女は体が弱く、遠出の出来ない体だったが、
動物たち、使用人達、兵士達からいろいろな土地の話を聞いて楽しんでいた。
彼女は体が弱い分、誰かに守って貰わなければ長く生きられない事を知っている、
だからこそ彼女の周りには、恐怖心ではなく、純粋な気持ちで慕う人が集まるのだ。
ルイズは長女の「エレオノール」姉から貴族の恐ろしさを。
「カトレア」姉からは貴族としての理想を学んだのかもしれない。

メイドに責任を押しつけてプライドを保つ、そんな貴族は笑いものだ。

この時のルイズの後ろ姿を見た友人達は、後にこう語る。
まるで空気が震えているようだった、と。

  ”ド ド ド ド ド ド ド ド ”


486マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:05:06 ID:???
ロマンホラー!ピンクの秘伝説
487マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:06:52 ID:???
なんという黄金の精神

488マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:07:10 ID:???
お前ら落ち着けwww

ルイズ様が戦闘体制に入った!!
489奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 13:07:32 ID:???
投下したッ!

昨日夜からのスレの加速に驚いたたッ!
このスレには神父が居るのか!?

490マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:08:13 ID:???
なんという承り憑依
黄金の精神が乗り移った。。。
491マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:13:08 ID:???
奇妙なルイズのタイトルは『ゼロの奇妙なルイズ』の方がゴロがいいかも
余計なことかもしれないけど
492マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:15:34 ID:???
ゼロの兄貴頑張ってください。
493マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:16:32 ID:???
段々人相が承りに似てきたりして

想像して吹いた
494マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:17:12 ID:???
GJ!
新たなルイズが登場したな
495マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:22:04 ID:???
つ零波紋
496マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:22:32 ID:???
百合! 百合!
497マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:28:04 ID:???
なんかワルド相手に血まみれになりながらもオラオララッシュを叩き込むルイズが目に浮かんだ
498マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:33:12 ID:???
>>496
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}    逆に考えるんだ
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   「スタプラとラブコメ」と
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ        考えるんだ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
499マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:35:26 ID:???
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 神父! 神父!
 ⊂彡
500マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:38:29 ID:???
折り返し地点だな・・・

速すぎwwwwwwww
501マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:38:45 ID:???
ちょwww
もう500ww
神父自重しろ
502マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:47:49 ID:???
墓参りする承太郎の記憶が切ない……。遺族に気づかれぬようってのがさらに切ない……。
このルイズはこのスレのルイズの中でもっとも気高い精神力を持つまでに成長する予感がする。
503マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:47:52 ID:???
加速が止まらない
504マロン名無しさん:2007/06/09(土) 13:53:25 ID:???
まだ24時間経ってねーぞw
505マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:06:28 ID:???
サモン・オーバードライブ
506マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:08:20 ID:???
次スレだ!
SSだ!
まとめだ!
また次スレだ!
うぉおおおさらにさらにさらにぃぃいい!?
507まだ名もない新手のスタンド使い:2007/06/09(土) 14:09:04 ID:???
予告しよう! ここで10分頃に俺が投下するッッ
508マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:12:02 ID:???
新手のスタンド使いだと!?
い……いったい能力は! 奴の正体は何だ!? 誰を召喚する気だッ!?
509まだ名もない新手のスタンド使い:2007/06/09(土) 14:12:10 ID:???
ふぅ〜〜〜〜ッ、危ないところじゃったわいッ。
 ちと刺激的なギャグじゃったとは言え本気で殺されるかもしれんかったのォ)

 救急車の中、空の向こうから魂を引き戻されたばかりのジョセフは包帯を巻かれた胸を撫で下ろしていた。
 既に死亡していた自分にDIOの死体から輸血して蘇生させるという、ある意味今までの冒険と戦いを台無しにしかけないくらいの大博打ッ。
 しかしさしものDIOとは言え、血だけではジョースターの血統を乗っ取ることは出来なかったようだ。
 ジョセフは自分の横のベッドに視線を落とす。スタープラチナと承太郎に吹き飛ばされて完全敗北した、かつてDIOだった男の死骸は今も救急車の中で自分達と共に運ばれている。
 この死骸を太陽光に晒し、復活の芽を完全に摘み取った時こそ、五十日にわたる冒険が真に終わるのだから。

(じゃが念には念を入れておかなければなるまい……)

 ジョセフは知らず知らずのうちに、自らの右手を強く握り締めていた。
 自分の祖父ジョナサンは、吸血鬼となったDIOと戦いその身を打ち滅ぼした……と思った。しかしッ! DIOは首だけとなっても生きていたばかりか、なおもジョナサンへ襲い掛かり、ジョナサンの肉体を奪い取って復活したッッッ!
 DIOの血は果たしてどのような効果を及ぼすのか。これで吸血鬼化するとかDIOに乗っ取られるとかしようものなら、本当に今までの冒険が台無しとなる。
 しかしジョセフには吸血鬼に対する必殺の切り札、波紋がある。

(じゃがなァ〜〜〜〜吸血鬼の血が身体に流れてる人間が波紋使ったら一体どうなるんじゃ? 呼吸が出来なくなって死んだりしたらヤじゃのう)
510まだ名もない新手のスタンド使い:2007/06/09(土) 14:14:59 ID:???
 ちょっと波紋を練ってみる。
「おおっ……ふ」
 少し痛みが走るが、大体大丈夫。死ぬ危険はない。
 だが波紋の効果が自分に及んでいるという事は、少なからずDIOの残滓が自分の中に眠っているということでもある。しばらく血を浄化するためにも、痛みがなくなるまでは波紋呼吸を続けなければなるまい。

「じじい……何してやがる」
 承太郎が訝しげな目でジョセフを睨む。
「うむ。DIOの血が流れておるんでの、念を入れて波紋を自分の体に流そうとな……」

 先程までの文字通りの死闘を潜り抜けた安堵感が、祖父と孫の間に流れたその瞬間ッッ!!

「ッッッ!!!」
「な……なんじゃあこれはァ〜〜〜〜!!?」
 突然救急車の中に現れる、眩く光る“鏡”ッ!!
 新手のスタンド使い!? 祖父と孫に流れ始めていた安堵感は即座に吹き飛び、二人の男が戦士の表情へと変わるッッ!!
 スタープラチナ、ハーミットパープル、二体のスタンドが発動する……が、鏡は承太郎とジョセフではなく、DIOへ向かって動き出していたッッ!!

「!!! スタープラチナッ……」
「いかんッッ!」

 承太郎は自らのスタンドの能力を発動させようとした。しかしジョセフは……

(あの“鏡”が一体“何”なのかはちっともわからんッッ!!
 じゃが…あの鏡にDIOを触れさせてはいかんッッ
 それこそ! 本当に! わしらの旅が台無しになってしまうッッッッ
 それだけはッッッッ させてはならんのじゃあああああ!!!!)
511マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:15:55 ID:???
GJ! 
奇妙なルイズは使い魔なしになりそうなのに今気付いた
どうなるんだ
512まだ名もない新手のスタンド使い:2007/06/09(土) 14:16:53 ID:???
 根拠があったわけではない。
 しかし、ジョセフには奇妙なまでに強い『“鏡”をDIOに触れさせてはいけない』という確信があった。
 DIOが祖父の死体を冒涜した怒りで高まり、時を止めるまでに至った承太郎の精神は……DIOを再起不能にしジョセフを蘇生させたという気の緩みからか……時を止めることは出来なかった!
 だがジョセフの試みは成功したッ!
 DIOの身体をベッドから全て蹴り落とし、代わりに自らが鏡へタックルするように飛び込んだッッ!!

「じじいーーーーーッッッッ」
 時間停止を即座に諦め、鏡に引きずり込まれようとするジョセフを無理矢理に引きずり出そうとするスタープラチナッ!!
 高い精密な動きと俊敏な速度を持つ白金の腕は、凄まじい勢いで引き込まれていくジョセフの腕を掴んだ……が、スタープラチナの力を持ってしても、ジョセフを引き戻すどころか! 引き込まれていく動きを留めるだけで引き込まれていくことには変わりがない!
「手を離せ承太郎ッ! お前まで引きずり込まれたらDIOの後始末を誰がやるんじゃ!」
「ふざけんなじじいッッッ 俺が生き返らせたってのにここでリタイアなんかこの俺が認めねェェーーーッッッ」
「心配するな承太郎! 何があってもわしは必ず帰ってくる! わしが帰らんかったらスージーにはわしは死んだと伝えておけ!」
「帰ってくるとか言ってるのに遺言残してんじゃねェじじいーーーーッッッ」
「落ち着け承太郎! ホリィから父と息子を同時に奪う気かッ」
 その瞬間、スタープラチナの力が思わず緩む! 鏡はジョセフの綱引きに勝利し、一気に彼を引きずり込んだッ!
「ハーミットパープルッッッ!!」
 ジョセフが鏡に飲み込まれようとする瞬間、ジョセフの左腕から伸びた紫の茨が彼の上着と帽子へと伸び、持ち主と共に鏡へと引き込まれる!

「いいか承太郎ッ! DIOの後始末はお前に任せるッ! あ……それともう一つッ!」
513マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:17:06 ID:???
ま、まさかこの流れは…!
514まだ名もない新手のスタンド使い:2007/06/09(土) 14:19:10 ID:???
 もはや今のスタープラチナでは鏡からジョセフを引きずり出せない。それを察した承太郎は、歯を食いしばりながら、鏡から僅かに覗いたジョセフの顔を睨みつけていた。

「なんだじじいッッッ!!」

「楽しい旅じゃった! 孫と旅が出来て、わしゃ本望じゃったぞ承太郎!!」

 その言葉を最後に、ジョセフの身体は全て鏡に飲み込まれ……そして、鏡も、消えた。


「じじいーーーーーーーーーーーーッッッッ」


 承太郎の絶叫が、轟いた。


To Be Continued →
515まだ名もない新手のスタンド使い:2007/06/09(土) 14:21:29 ID:???
以上! プロローグでしたッ!
本編は明日の夜以降になるが構いませんねッ!


あとゴッドファーザー募集中ッッッ!
516マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:21:38 ID:???
3部ジョセフキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
つまりこういう事だな?
ジョセフは東方朋子と浮気をし……さらにルイズとまで浮気をする……つまり……。
ジョースターの血族がさらに増える形になるな。
517マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:21:50 ID:???
今度は老ジョセフだとッ!
518マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:23:02 ID:???
こうやって見たらルイズの召喚行為が凄い悪い事のように見えるな・・・
519マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:23:47 ID:???
渋い? 紳士と淑女? の物語にwktr
520マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:24:07 ID:???
投下ラッシュが激しすぎるぜ!
521マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:26:25 ID:???
星屑承太郎……花京院への墓参りへ行く途中で召喚される。
法皇承太郎……花京院の遺体を紛失したまま日本へ帰還。
奇妙承太郎……神父に殺された後なぜかスタンド+記憶のディスクを召喚されて新世界のニュー承太郎どうなったんだろう?
新手承太郎……せっかく生き返らせたじじいがいきなり召喚されてしまい意味不明。スージーQには死んだと伝えるハメに?

こうして見ると承太郎も相当酷い目に遭ってるな。
522マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:30:07 ID:???
今月中には各部主要メンバーをコンプリートしそうな予感さえするぜ!
老ジョセフなら有りそうで無かった展開が生まれそうでwktk
523まだ名もない新手のスタンド使い:2007/06/09(土) 14:35:46 ID:???
正直に言おう!
DIOが使い魔!? を読んでインスパイアされたので書いてしまった!
老ジョセフは浮気者なのでラブコメも担当出来るしギャグも守備範囲だしで
これ幸いとばかりに書いてしまった!
後の事はほとんど考えていないッ!
あとただの第三部ジョセフでなくてカプコンジョセフになりそうだが許してくれッ!
524マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:36:28 ID:???
ところで題名だが「隠者の使い魔」以外許可しないィィィィ――――ッ
525マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:37:24 ID:???
ゼロの隠者でもいいんジャマイカ
526マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:38:39 ID:???
ジョセフガ来たからには竜の羽衣は墜落が約束された。
527マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:39:01 ID:???
ハーミット・ガンダールフというのはどうだ
528マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:40:44 ID:???
三三三三三三   ミ         三三三三
三三三三三三   ミ        三三三三三三
三三三三三三   ミ _    三三三三三三
三三三三三三   〔|ミlm|___,Θ三三三三三
三三三三./ ,)-__二二-―−´lミ ミミミミミ彡
三三三 /,,/ ̄ ̄ ̄) .、テ‐,-  ヽミ/~ヽミミ彡
三三三 /,,,/ (,,ヽ/ i ~`` ヽミ   lSl |ミミミ彡 ジジイめ、いなくなりやがった・・・
三三 /^ヽヽノ lヽ) _ `   |   _/彡ミ彡<やれやれだぜ・・・
三 / \ ソ.  / }‐- 、       l ヽ彡ミミ
三 l、 \ )(  ノ  ノ⌒       / | ヽミミ \
三 l\ソ、  _/  ヽ__  _ /  |   /三三\
三 \  _/i |‐、三三三三\    /  /三三三
三三lミ  / (三三三三三. ) ∩  /三三三
三∠|ミ/ / .|三三三三l ̄ ̄l l ̄三三三
529マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:41:39 ID:???
みんなセンスいいなw
でも座談会のためにも二文字に略せるのがいいと思う
530マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:42:42 ID:???
選択肢はいっぱいあるんだ
>>523に決めてもらおう
531マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:44:14 ID:???
ゼロと奇妙な隠者とか
532マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:44:54 ID:???
>>530
MIHって怖いよな
533ゼロと奇妙な隠者:2007/06/09(土) 14:46:55 ID:???
>>531が俺の心に届いたッ!

よってこれから俺の名前は「ゼロと奇妙な隠者」だッ!

ありがとうゴッドファーザー>>531ッ!
534ゼロの兄貴:2007/06/09(土) 14:47:27 ID:???
ギアッチョのタイトルならスデにもうゴットファーザーの準備が出来てるんだが…
ギアッチョやる勇者がいないな…

しかし…神父の正体はラバーズのようだな…分裂しすぎだ
535奇妙なルイズ:2007/06/09(土) 14:47:41 ID:???
ジョセフ!ジョセフ・ジョースター!
DIOの血で生き返った途端、無茶な冗談をカマす男だ!
期待に胸がふくらむぜ!
536マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:49:19 ID:???
24時間たってないのにもう半分も埋め尽くされてるよ……
537マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:50:55 ID:???
スレを投下用と雑談用の二つに分ける、という手段も存在するが?
538マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:52:14 ID:???
だが、

ス レ は こ の ま ま で い い
539マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:57:34 ID:???
ギアッチョ超見たいな!!
暴れそうなイメージだけどヤツは結構理知的だと思うんだ。
540マロン名無しさん:2007/06/09(土) 14:59:36 ID:???
>>534
ニュー任務にwktkしております。
541ゼロと奇妙な隠者:2007/06/09(土) 14:59:44 ID:???
初めて投下してみて思ったが、意外と規制キツいのな。
雑談は支援代わりになるのもそうだが、スレの流れが速いと俺みたいに
「この流れなら言える! ぬるp」くらいに気軽に書けるのもいいところだ。
これだけ加速してるとついていくのが大変だが……下手したら一日で1スレ潰れそうだしなw

だ が
そ れ が い い 
542マロン名無しさん:2007/06/09(土) 15:00:41 ID:???
三ミミミミヽヽ川川ミミミ川川川/川ヽ/彡彡彡彡彡彡
 Y _\三三ミミミミミミ川川川川/ ,、彡彡彡/ノ
         ミ三ミミミミ\ヽ川川| L!彡彡三ミノ
          /川ミミミ三ミミミr―'''''‐i彡ノ 川
     三ミ==彡三三三三三 |`'''_i'''´!リ  彡       頂点に立つスレは
    彡三三ミ三彡彡彡彡彡彡ヽ, = /,|リミミミ_      常に一つ!!
   彡彡 ミ三三三三彡彡彡人ミ=`¨´彡ミ= ̄-ミ=
ミ三彡彡彡彡   / ̄i彡彡  \ミ三彡;;;;\ミ\、
三彡彡彡     |   川/...    ';;;;;;'''    |川 ヽ
彡彡       ノ_ 〈川_:::::..    ;|;..    ...川  |
         //  ヽ川:`'‐-----‐''-:;___,,-川...:〈
         i /    /|   ;;   __  ,;;;;;;;;|  ヽ
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543ブラックモアの追跡:2007/06/09(土) 15:02:55 ID:???

ザー   ザー

逃走の足跡を消すように雨が降っている。
土塊の二つ名をもつ女魔術師は内心、ほくそ笑んでいた。
こんなにうまくいくなんて――
しかし突然振ってきた声に、心臓が凍り付く

「スイませェん・・・ミス・ロングビル、どこに行くんですか?」

振り向きざま、声のした方に魔法で岩を飛ばす、だが簡単によけられる。
宙に人間が浮いている。
レビテーション、と思いこの奇妙な男が先日召還された使い魔であること、そして魔術師だった事に驚く。この使い魔のマスターは魔法が使えないからだ。
「何持ってるんです?それですよ。その胸に抱えた『包み』・・・!?」
攻撃されたことが何でもないように聞く。
その態度がしゃくに障った。この使い魔をミンチにしてやろうと思った。
「あら?そんなことわかっているんじゃなくてッ!」
そういいながら大きく杖を振る、すると地響きとともに巨岩がせりあがってくる。
一気に距離をとる使い魔に対して杖を向ける。巨大な、人の手を模した岩石の固まりが使い魔にせまる。

が、信じられないことが起きた。

544ブラックモアの追跡:2007/06/09(土) 15:04:14 ID:???
強固な岩石群でできたゴーレムの腕がボロボロと崩れたのだ。すぐにもう片方の腕も振るが同じように崩れ落ちる。
何が起きたのかわからなかった。頭が変になりそうだった。風の魔術だとか水の魔術だとかそんなチャチなものではなかった。
呆然とする女魔術師に向かって急降下してくる、そして顔を突き合わせる。
「大したものだが随分バカな事をしたものだ・・・ミス・ロングビル・・・
 わたしの『面』がみえますか?」
女魔術師はこの使い魔に初めて恐ろしさのような、得体の知れない何かを感じた。
ただただ驚く事しか出来ない女魔術師にもう一度、焦れたように低い声で尋ねる。

「見えるか?この『面』が?」

何を言っているかわからず、何も言えないでいる女魔術師の沈黙をNOと捉えた使い魔は『包み』を奪い再び上昇して行く。
「どうやらおまえは違うようだ・・・あの方の元へはまだ・・・残念だ・・・」
女魔術師はへ?と間の抜けた声を出す。その様子に憐れみの目を向けながら、使い魔は続ける。

「お前の進退は学園側から通達されるだろう。後の『処理』は学園長が決定する」

女魔術師はいつものとぼけたフリをした老魔術師の顔を思い出す。あの老人を身近で見てきた自分にはわかる。
我が身に降り掛かるであろう陵辱と惨劇を想像し、絶望の声をあげた。


「あ あああっ・・・うあああああああああ」



「土塊」のフーケ    行方不明
545マロン名無しさん:2007/06/09(土) 15:06:28 ID:???
ごめん
SBR大好きなんだ・・・
546マロン名無しさん:2007/06/09(土) 15:10:37 ID:???
乙!単発でも良い物は良い!
547マロン名無しさん
だれかジョニィかジャイロで頼む!