,. -一……ー- 、
/::::{:/::::‐-:、:::丶:\
/:::::/´ ̄ ̄__\、::::l,. -―、
/::::// /:: ̄、:\::::ヽヽ≦、ス=、、
/::::/::|,.イ:l::丶::::::::\:X:::',:::ヽ、 ヽハ ',ヽ
f´ ̄!:::::l:_|_|\::\--/,r=ミ|::::::lヾく:l::', | |
ヒア_|:l::::|::N,≧ミ、トゝ ハ心}!::::::K:ヾニ二ヽ ただの人間には興味ありません。
,r=ヽレ|:|::::l::|{ ト心 `'" !::::::|::!',::|ハ::! ` この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者、波紋使いにスタンド使いがいたら
// |:|:::::ハ!、::ヾゝゞ'′ _'_,.ヘ /::::/:::|_!:l リ あたしのところに来なさい。以上
// !ハ//|:|::ヽ::::丶、__丶 _ノ/|:::/イ::ハヘ!ヽ_
L! /ヘ |:|ミニ='⌒ (⌒ヽ´ _ !イノl/ |:! ! !L_
〈_{ ヾ.,!/ , ´ \ ∨,.‐、| l:| |ノ !
__!\ / __ム V⌒! !:! ! ハ
/__レ-〈 / f´ ヽ. '. __! //./-‐ '´ /
ヽ! |r' \l__ V/ /-‐ /
「 ! { `\_f_ノ∠ミヽ! /
/ ヽ`ヽ.二ニァ'V∠二ハ }},!-'
/ ヽ---/´/レ!ト--'/‐'
/ / ̄ヽ二ノ´l:ヽノ_
r‐! / l:/ `ヾ==、ー-- 、
/ ̄| ヽ./ 〃 /人 `ト、::::\
', / ,!\ |l \ / \:〈
| ′ / | ` |:! / `
L.__ / ! !:ヽ / !
` iー---一'Tー-∨-r‐''´ |
前スレ
もし仗助達がSOS団に入ったら
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1167487472/l50
2 :
マロン名無しさん:2007/05/22(火) 00:23:17 ID:5gXEXuzd
2ゲット
>>乙ッス!
4 :
エスターク:2007/05/22(火) 00:34:18 ID:???
グゴゴゴゴ
クソスレ ワッショイ!!
\\ クソスレ ワッショイ!! //
+ + \\ クソスレ ワッショイ!!/+
∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ +
+ 人 人 人 +
(__) (__) (__)
+ (__) (__) (__) +
. + ( __ ) ( __ ) ( __ ) +
( ´∀`∩ (´∀`∩) ( ´∀`)
+ (( (つ ノ (つ 丿 (つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
>>1
シルバーチャリ乙
ニコニコのハレ晴れユカイ〜ジョジョ第3部が最高すぎる
投下マダー?
11 :
マロン名無しさん:2007/05/22(火) 23:47:40 ID:FDTCNwkO
保守
じゃあ投下されるまで長門を倒せそうなスタンド探しと行きますか。
スティキィ・フィンガーズ(防御無効の全身バラバラ)
クリーム(亜空間にばら撒いてやる)
ザ・ハンド(再生する前に全て削り取る)
ザ・ワールド(時止めしてミンチになるくらい無駄無駄ラッシュを叩き込む)
スタープラチナ(世界同様時止め→オラオラ)
GER(説明不要)
グレイトフルデット(直触り)
ヘブンズドアー(岸部露伴に攻撃できない。それと『明るくなる』と書き込もう)
MIH(圧倒的なスピードで反応やホーミングが追いつかない。徐倫同様バラバラ)
オアシス(グチャグチャにしてやる!)
グリーンディ(カビで粉々)
ホワイトアルバム(ブチ・・・われな・・・・)
>>13 長門は宇宙型ロボットだから不老なんだぜ?
後カビとかも構成情報変えて問題なさそう
キラークイーン(手首以外完全に爆破)
ホワイトスネイク(全情報を抜き出して機能停止もしくは10m進んで破裂しろ!)
ハイエロファント(操る『能力』には逆らえない)
アクアネックレス(同上)
スーパーフライ(本を餌に閉じ込める)
マジシャンズレッド(消し炭にしてくれるッ)
エニグマ(恐怖さえ見つけられれば・・・無理か)
ハイウェイスター(養分を吸い取りきる)
チープトリック(下手をすれば長門に供給されるエネルギーを全て放出できる)
オシリス神(賭けに持ち込めれば勝てる)
アトゥム神(賭けに持ち(ry
マリリンマンソン(賭けに(ry
ハイウェイトゥヘル(死にたくなった)
ダイバーダウン(脳を改造される)
ハイプリエステス(一気に噛み潰す)
ボヘミアンラプソディ(早贄にされて永遠の苦しみを味わう事に)
ベイビィフェイス(細かく分解)
キングクリムゾン(説明不要)
C・MOON(いろいろ裏返ってグチャグチャ)
ノトーリアス・BIG(喰い尽くす)
パープルへイズ(殴られれば最後。問答無用)
ヘビーウェザー(カタツムリ化)
クレイジーダイヤモンド(情報変換されたら『変換された情報を直して戻す!』)
レッド・ホット・チリペッパー(電気の通ってる場所に引きずり込む。又は圧倒的なパワーとスピードでぶちのめす)
リトルフィート(どんどん小さくしてとことん拷問してやるぞ!(裏を返せば長門は素早いので小さくなれば余計に捕まえにくい)
リンズ・ビズ・キッド(見えないゾンビに喰われる)
見えないゾンビに嬲られる長門
>>14 カビやウィルスは消失の時に使ってた遮蔽フィールド
みたいなので簡単に防いだりもしそうだ。
ゴールドエクスペリエンスはむしろ、レクイエムでもない初期バージョンの方が強いだろ
荒木も設定を出さなくなるくらいの脅威だからな>『攻撃をそのまま相手に返す』カウンター能力
長門級の攻撃力が知らずに攻撃したら、一瞬で終わりだぞ
結論:長門はそんなに強くない
まぁハルヒはバトル物じゃないしな。
エヴァンゲリオンと涼宮ハルヒの憂鬱の見分け方
放映開始から10年経ってもファンがいるのがエヴァ 放映前から2chにスレを乱立して騒ぐ工作員がいるのがハルヒ
10年経って続編情報が出てファンを複雑にさせてるのがエヴァ 放送後1年未満で風化がはじまり工作員が焦ってニセ続編情報のスレを乱立したのがハルヒ
人類補完計画など物語に数多くのミステリーがあるのがエヴァ DVDの予約数が5万あったのに発売日の売上が2万というミステリーがあったのがハルヒ
ペンギンという一風変わったマスコットがいるのがエヴァ 女性キャラクターの顔が一風変わった爬虫類なのがハルヒ
セカイ系、無口系ヒロインのブームに火をつけたのがエヴァ アフェリエイトで稼いでいたブログ連合が炎上したきっかけがハルヒ
映画で監督がファンを突き放したのがエヴァ 2ちゃん中に宣伝のマルチポストしまくりで嫌われ突き放されているのがハルヒ
悩み苦しみ弱音を吐き怒られる等身大の少年が主人公のエヴァ 人に迷惑をかけても積み重ねのない薄っぺらの「実は悩んでました設定」で罰をうけないのが涼宮ハルヒ
2chで話題が尽きないせいで専用板ができたのがエヴァ 2chで専用板がほしくて雑談やサッカー実況でスレを伸ばし、さくら板を横取りしようと荒らすも失敗したのがハルヒ
個性的なヒロイン達が魅力的に動くのがエヴァ エロゲーやライトノベルで使い古されたテンプレキャラ達が主人公の気を引くために動くのがハルヒ
監督の好きなロボットアニメの影響が大きく出ているのがエヴァ 逆転裁判やガンダムの映像を丸パクリ、モザイク処理して喜んでいるのがハルヒ
主人公が自分の殻の世界から脱出するのがエヴァ 主人公にキスされてハーレム世界に戻っていったのがハルヒ
物語の印象的な断片を次々カットインするかっこいいOPがエヴァ Berryz工房の踊りをパクッた振り付けをバレるまでオリジナルと言い張っていたEDがハルヒ
わたしは誰がなんと言おうが、ハルヒに感謝している。
大きな話題は話題を呼ぶ。話題に引かれた人は別の話題に結びつける。糸をたどると、また大きな、もっと大きな話題にたどり着く
このスレもそうかもしれない。わたしはただ、感謝するだけだ。
>>24 引いて
ほす
28 :
マロン名無しさん:2007/05/25(金) 22:38:15 ID:qzXWF4pw
この吉良吉影、岡部という教師になりすましもう3日となる。
それにしても教師とは何て面倒くさい仕事をしているのだろう?
岡部という男はそんなに子供が好きなんだろうか?
段々とこの職務の内容も理解してきたというその時だった。
私は昼休みという平穏な一時を過ごしていた時事件が起きた。
「私に付いてきてくれない?」
とても美しい女性が私に話し掛けた、ふぅ〜いいな、顔もよいスタイルもよい
生徒とはいえ申し分の無い女だ。
私はクラス名簿を開いた名は涼宮ハルヒというらしいな、クラスではうるさい事で
有名な女だ、ひっそり咲く植物みたいな平穏無事な人生を歩みたいこの吉良吉影にとって
もっとも邪魔な存在だがこの教師という職業柄付き合ってやる事にする。
さて聞く所によるとSOS団とやらの顧問になってほしいという話だ。
私は2つ返事でOKした、だってそうだろ?SOS団の部室は5人以外入ってくる
事はない、殺すには有利すぎる条件が揃ってるからねぇ〜・・。
29 :
マロン名無しさん:2007/05/25(金) 22:47:07 ID:qzXWF4pw
「ねぇ僕もSOS団に入れてよ〜。」
「駄目よあんたはまだ餓鬼じゃない?」
「そうだジャンケンで決めよう!勝ったら入ってもいよね?」
「ちょ、何勝手に決めてんのよ!」
「いいじゃないかハルヒとっととやって決めてこい。」
「わ、わかったわよ。」
「へへ!じゃあ行くよ!ジャ〜〜〜ンケ〜〜〜ン!!」
30 :
マロン名無しさん:2007/05/25(金) 23:05:54 ID:ZFoheDZ3
〉28 〉29
殺人鬼&ジャンケン小僧ktkrwww
くーず
32 :
マロン名無しさん:2007/05/26(土) 09:42:19 ID:wls8597R
『ちょとアンタなにやってるのよ!』
『ハッ!!な、なんも!み、みてないどぉ!!』
『あら?あんたよく見たら面白い頭してるじゃない!SOS団入りなさい!』
『い、いやどオイラ!』
『いいーじゃない入りなさいよぉ!!(ガシィン)ホラーみんなー』
『痛いどぉー!頭つかまないでくれどぉぉぉー!!』
重チー:しばらくハルヒのオモチャにされて(ツノが一本とれる)再起不能
ハルヒ:しばらく遊んだが、飽きてまたイライラする
33 :
マロン名無しさん:2007/05/26(土) 09:43:44 ID:wls8597R
すまん後付け!
重チーはミクルちゃんの着替えを覗いていたって言う設定です。
もうハルヒとかいうヲタ漫画とくっ付けて考える時点でキモイ
35 :
マロン名無しさん:2007/05/26(土) 10:47:58 ID:bGynq7JR
小林 玉美のザ・ロックは?
ナがトは罪悪感ある?
ハルヒは罪悪感がないか?(...)
長門とハルヒに罪悪感という物はないだろう
ハルヒはあの性格故にそんな物は抱かないだろうし
長門はキョンとハルヒ、それにSOS団を守る為に他の全てを無表情に切り捨てそうだし
ハルヒは内面では色々悩みや後悔、罪悪感を抱えてそうだが
でも、玉美みたいな手口では罪悪感は抱かなさそうだ。
ハルヒは一旦プッツンしたら玉美が何を言おうがボコボコにしそうだな
長門はどうかなぁ・・・
キョンがみくるの入れたお茶を美味そうに飲んでるのを見て自分もお茶入れたり
それ相応の感情と思考はあると思うが、
罪悪感があるとすればキョンに対してだけかな
あんな悪徳商法みたいなやり方じゃハルヒをプッツンさせるのがオチだって
ハルヒは頭の回転が早いからそういうのには引っかからなそう
長門も状況証拠とか洗いに洗っちゃうから問題なし
まぁあくまで玉美が相手の場合であって、ハルヒと長門達が罪悪感を抱く心があるかどうかっつー話になると、スレ違いだから話さんが
ハルヒは礼を言われると罪悪感を覚えるかも
どうしてジョジョ厨はクロスが好きなのかやっと分かった。
痛いからだ。そう。ジョジョ厨はウザいんじゃない。痛いんだ。
>>45 アレだ、大した事したつもりは全然ないのに褒められたりした事は有るか?
結構、申し訳なくなったり腹立ったりするもんだ
>>42 バンドの時に礼言われてたけど、あの時確かに戸惑ってたな、罪悪感か知らんけど。
罪悪感というより、照れじゃないのか?
>>46 兄なんていませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃ無いんですから。
エコーズ1の騒音攻撃に彼ら(彼女ら)はどこまで耐えられるのやら・・・
奈良のMiyokoの引越しコールとか貼り付けられたら俺は耐えられね
53 :
マロン名無しさん:2007/05/27(日) 20:27:25 ID:m+qQVxkw
「君達男の世界に興味はあるかい?」
「何それ?ってか貴方誰?」
「自己紹介遅れたね、名はリンゴォロードアゲインだ。」
「リンゴォさんね、で何男の世界って?」
「君じゃない。」
「へ?」
「そのグレーの髪の女の子に興味がある、君には何の興味もない。」
「何ですって!団長を差し置くなんて許さないわよ!」
「何とでもいうがよい君にはまったく興味は無い黙ってくれないか?」
「・・・。」
「どうだい男の世界に興味はあるかい?本読んでいる君にいっている。」
君達って言ってるやん
リンゴォはそんなキャラじゃないだろ
56 :
マロン名無しさん:2007/05/28(月) 11:54:43 ID:4sQKXMw0
林檎ォがあぶない人に・・・・
SSマダー?
やっぱ一人じゃ厳しいな・・・・・・
ハルヒは基本日常が多いからな
他のラノベみたいにバトルがないからクロスさせにくいだろ
やっぱ某スレみたいに一人のキャラに絞って進めた方が楽で早くいきそうだよな。
某スレの加速度は異常。
某々スレのキモさはまさに異常…
何のスレ?
加速がおこってない方か?
悪い意味で加速がおこってる方じゃね
某スレ…冥土インヘブン
某々スレ…無冥土インヘブン
某スレと某々スレってなに?
察してくれ
新しい職人さんが来ることを祈ってage
ミキタカ「はじめまして。私の名は、ヌ・ミキタカゾ・ンシです。
でも、この星で過ごす時は支倉未起隆という仮の名を使っているので、
ミキタカとでも呼んでください。」
長門「…そう。」
みくる「そ…そんなぁ…うう宇宙人なんてて、いません!」
ミキタカ「おや、あなたはナ・ガトユキゾ・ンシさんですね。
あなたの噂はかねがね耳にしております。お会いできて光栄です。」
長門「…意味が分からない。」
ミキタカ「それと、朝比奈未来流さんは私と名前が似ていますね。奇遇です。
特に「未」のところとか。」
みくる「全然似てません〜〜! それにそんな漢字じゃないですよぉ!」
ミキタカ「それではまた、お会いしましょう。」
みくる「うう宇宙人ととなんか、もう会いたくありません〜!」
キョン「…類は友を呼ぶってやつか。また、ハルヒが妙なクラブなんか作ったおかげで…」
小泉「涼宮さんに聞こえますよ。」
ハルヒ「…」
キョン「…どうした? ハルヒ。」
ハルヒ「…あたし、こういうのって、ついて行けないのよね。」
>>71 ハルヒ「・・・あたし、こういうのって、ついて行けないのよね。」
お前が言えたことかよ!って純粋に思ったwww
75 :
マロン名無しさん:2007/06/02(土) 22:46:27 ID:HxrXqc0j
「紹介するわジョルノ・ジョヴァーナー君よ。」
「嫌です。」
「な、何よ!まだ何も言ってないでしょ!」
「どうせ私達の団に入れとでも言うんでしょ?嫌ですよ。」
「何言ってるのよ!いいから入りなさい!」
「しつこいですね、同じ事を2度いいたくありません同じ事を2度言わなきゃいけない
ってことは貴方が貴方が頭が悪いからですよ。」
「何ですって!もういっぺんいってみなさい!」
「貴方は更に頭を悪くする気ですか?2度言う奴は馬鹿だと言ってるでしょ。」
「私をこんなに怒らすなんていい度胸じゃない!表へ出なさい!」
ジョルノ「ゴールドエクスペリエンス!!」
ハルヒ「行きなさいキョン!!」
キョン「のわぁ!!!」
77 :
マロン名無しさん:2007/06/02(土) 23:34:13 ID:HxrXqc0j
「ジョヴァーナーさんちょっといいですか?」
「何?」
「出来るだけ涼宮さんに歯向かうような真似はしないで貰いたいですね。」
「どうして?」
「涼宮さんは世界の創造主であって涼宮さんのストレスが溜まると閉鎖空間の方に―」
「そんなの関係ありませんね、それはそっちの事情でしょう?」
キョン「服を…脱がせないでっ
感じる…アアッ!」
みくる「(長門さんに治してもらえばいいのに…)」
古泉「性欲を(ry」
長門「(………性欲を…)」
サンタクロースをいくつの時まで信じていたかと、まあ随分とマヌケな質問で
すが、もしそう誰かに聞かれたとしたら、正直に言って最初から信じていなか
ったと僕は答えるでしょう。小さい頃から妙に大人びて冷めた精神構造を持っ
ていた僕は、「サンタクロースなんているわけないじゃないか、ファンタジー
やメルヘンじゃないんだから」と、幼稚園でクリスマスの時に来ていたサンタ
クロースの格好をした誰かを見ていたのを覚えています。恐らく僕がおしゃべ
りか、そうでなければ他人から見て何を考えているかわかりやすい子供だった
ならば、さぞかし生意気でマセたクソガキに見えたことでしょう。ただ、実際
には自分はおしゃべりでも、他人から見て何を考えているかわかりやすい子供
でもなく、むしろその真逆の性格、すなわち友達が少なくて無口で何を考えて
いるのかわからない子供だったので、そのようなことはなかったわけですが。
しかし、サンタクロースを「ファンタジーやメルヘン」と言って信じない子供
だった僕ですが、実は宇宙人や未来人の存在は信じずとも、異世界人や超能力
者の存在に関しては真剣に信じていました。いや、超能力者の存在に関しては
「知っていた」と言うべきしょう。それはどういうことかと言いますと、つま
り僕自身が超能力者というわけなのです。厳密にいえばいわゆる超能力者では
なく「スタンド使い」な訳なのですが、まあその違いに関してのこと、そして
「スタンド使い」とは何なのかにつては、おいおい説明していくことにして話
を先に進めます。
さて、話は変わりますが皆さんは「輪廻転生」あるいは「生まれ変わり」とい
うものを信じますか。新興宗教や西蔵仏教でよく言うアレですよ。まあ、世の
中の人間、特にいわゆる「大人」の大半は、恐らくは信じていないでしょう。
僕も昔は信じていませんでした。ですが、霊魂の存在も含め今は信じています。
なんせ僕自身がその体験者になったのですから。
僕には「前世の記憶」というものが有ります。しかも、どうやらその「前世の
記憶」というものによれば僕は「異世界人」(!)のようなのです。僕は前世
で1988年に死亡したわけですが、現世において僕は198X年に前世と全
く同じ名前、容姿、両親のもとに生まれました。僕の両親が僕が死んだあと生
まれた子供に死んだ僕と同じ名前をつけたわけではありません。今の僕は正真
正銘の一人っ子です。生まれおちてすぐは自意識自体が薄弱でそんなことには
気がつかなかったのですが、少し成長すると急速に前世の記憶がよみがえって
きていて、中学生に上がる頃には、前世の記憶は完全に回復していました。そ
して、改めて、自分がこの世界において異質な存在だということを認識したのです。
かつての僕には高校に上がるまで友人と呼べる人間は一人もいませんでした。
世間一般で言う「友人」にあたる人間は何人か自分の周りにいましたが、その
誰一人として本当の友人と思ったことはありません。何故なら、彼らのうち誰
一人として、真に僕を「理解できる人間」はいなかったのです。いや、両親で
すら、真に僕は「理解する」ことはできませんでした。何故なら、僕は「スタ
ンド使い」ですから。「スタンド使い」でない者に、「スタンド使い」を理解
することはできません。僕は常に「一人ぼっち」でした。
ですが、そんな僕を救済してくれた「友」が少なくとも自分には五人いました。
僕の人生はその五人との出会いで変わったのです。彼らと過ごした期間は非常に
短いものでしたが、彼らと過ごした記憶は僕にとって「黄金の体験」だったのです。
しかし、その彼らと死に別れて十数年。僕は、この世界にいるかもしれない「彼
ら」を必死に探しました。探して、探して、探して、そして気づきました。彼ら
は一人としてこの世界にはいないということに。僕はまた一人になったのです。
前世での反省から、前の時よりも人とのつながりを大切にするようには心がけ
ました。いわゆる「友人」もかつてよりはたくさんいます。それでも僕は一人
でした。恐らくこの先もずっと一人ぼっち何だろうと思っていました。そう、“思っていました”。
そういう事をを頭の片隅で考えながら、何の感慨もなく高校に進んで僕は、
涼宮ハルヒ、そして彼らにであったんだ。
そういえば、自己紹介が遅れましたね、僕の名は花京院、花京院典明といいます。
「法皇の憂鬱」プロローグ 了
とりあえずプロローグです。この花京院は神父の加速の結果生まれたパラレルワールド
に転生したということで・・では
読みにくい
83 :
修正版1/3:2007/06/03(日) 01:01:55 ID:???
サンタクロースをいくつの時まで信じていたかと、まあ随分とマヌケな質問ですが、
もしそう誰かに聞かれたとしたら、正直に言って最初から信じていなかったと僕は答えるでしょう。
小さい頃から妙に大人びて冷めた精神構造を持っていた僕は「サンタクロースなんているわけない
じゃないか、ファンタジーやメルヘンじゃないんだから」と、幼稚園でクリスマスの時に来ていた
サンタ クロースの格好をした誰かを見ていたのを覚えています。
恐らく僕がおしゃべりか、そうでなければ他人から見て何を考えているかわかりやすい子供だったならば、
さぞかし生意気でマセたクソガキに見えたことでしょう。
ただ、実際には自分はおしゃべりでも、他人から見て何を考えているかわかりやすい子供でもなく、
むしろその真逆の性格、すなわち友達が少なくて無口で何を考えているのかわからない子供だったので、
そのようなことはなかったわけですが。
しかし、サンタクロースを「ファンタジーやメルヘン」と言って信じない子供だった僕ですが、
実は宇宙人や未来人の存在は信じずとも、異世界人や超能力者の存在に関しては真剣に信じていました。
いや、超能力者の存在に関しては「知っていた」と言うべきしょう。それはどういうことかと言いますと、
つまり僕自身が超能力者というわけなのです。厳密にいえばいわゆる超能力者ではなく「スタンド使い」な訳なのですが、
まあその違いに関してのこと、そして「スタンド使い」とは何なのかにつては、
おいおい説明していくことにして話を先に進めます。
84 :
修正版1/3:2007/06/03(日) 01:05:20 ID:???
さて、話は変わりますが皆さんは「輪廻転生」あるいは「生まれ変わり」というものを信じますか。
新興宗教や西蔵仏教でよく言うアレですよ。まあ、世の中の人間、特にいわゆる「大人」の大半は、
恐らくは信じていないでしょう。
僕も昔は信じていませんでした。ですが、霊魂の存在も含め今は信じています。
なんせ僕自身がその体験者になったのですから。
僕には「前世の記憶」というものが有ります。しかも、どうやらその「前世の記憶」というものによれば僕は
「異世界人」(!)のようなのです。僕は前世で1988年に死亡したわけですが、
現世において僕は198X年に前世と全く同じ名前、容姿、両親のもとに生まれました。
僕の両親が僕が死んだあと生まれた子供に死んだ僕と同じ名前をつけたわけではありません。
今の僕は正真正銘の一人っ子です。生まれおちてすぐは自意識自体が薄弱でそんなことには気がつかなかったのですが、
少し成長すると急速に前世の記憶がよみがえってきていて、中学生に上がる頃には、
前世の記憶は完全に回復していました。そして、改めて、自分がこの世界において異質な存在だということを認識したのです。
かつての僕には高校に上がるまで友人と呼べる人間は一人もいませんでした。
世間一般で言う「友人」にあたる人間は何人か自分の周りにいましたが、その誰一人として本当の友人と思ったことはありません。
何故なら、彼らのうち誰一人として、真に僕を「理解できる人間」はいなかったのです。
いや、両親ですら、真に僕は「理解する」ことはできませんでした。何故なら、僕は「スタンド使い」ですから。
「スタンド使い」でない者に、「スタンド使い」を理解することはできません。
僕は常に「一人ぼっち」でした。
85 :
修正版3/3:2007/06/03(日) 01:07:02 ID:???
ですが、そんな僕を救済してくれた「友」が少なくとも自分には五人いました。
僕の人生はその五人との出会いで変わったのです。彼らと過ごした期間は非常に短いものでしたが、
彼らと過ごした記憶は僕にとって「黄金の体験」だったのです。
しかし、その彼らと死に別れてもう十数年。僕は、この世界にいるかもしれない「彼ら」を必死に探しました。
探して、探して、探して、そして気づきました。彼らは一人としてこの世界にはいないということに。
僕はまた一人になったのです。前世での反省から、前の時よりも人とのつながりを大切にするようには心がけました。
いわゆる「友人」もかつてよりはたくさんいます。それでも僕は一人でした。恐らくこの先もずっと一人ぼっち何だろうと思っていました。
そう、“思っていました”。
そういう事をを頭の片隅で考えながら、何の感慨もなく高校に進んで僕は、
涼宮ハルヒ、そして彼らにであったんだ。
そういえば、自己紹介が遅れましたね、僕の名は花京院、花京院典明といいます。
「法皇の憂鬱」プロローグ 了
花京院キター!!
死んだ花京院がいるという事は此処は神父死後のパラレルワールドなのか!?
それともハルヒに作られた世界なのか!?
とりあえず期待してます!
新作、そして花京院キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
今からwktkが止まらんぜ!
文体がいかにも花京院っぽいくいいな
これは、超期待wktk!!
…時間差で小学生ナランチャとか期待したら怒られますか?
ぶっちゃけアレ系のコピペかと思ってスルーするとこだった
降臨ktkr―――(゜∀゜)―――――!!
このスレの世界は神父がニ巡させた世界なのかハルヒが作った世界なのかどっちだ?
ハルヒが世界を作った云々の話をエンポリオが聞いたら大爆笑しそうだなw
むしろチンポがプッチ殺した後日本に飛ばされる展開を(ry
エンポリオも高校生くらいになってるといいな んでウェザーリポートもしっかり使いこなしたり余ったDISC持ってたりすんの
時系列的には生まれるかも微妙だけど
アバッキオ「キョン、茶だ。」
やめれwww
99 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/04(月) 23:52:04 ID:gObotLV5
この花京院は恐怖を乗り越えているからかなり強いはず、カマドウマ退治やコンピ研
とのゲーム対決どうなるか気になる。
100 :
マロン名無しさん:2007/06/05(火) 00:03:58 ID:Me577fco
「お茶っ葉を爆弾に変えた、最後の飲食せいぜい味わって飲むといいぜ!」
ドギュン!!
神父が加速させた世界ということは
ジョジョキャラ全員登場もありなんだよな。
ハルヒに引き寄せられたということで
射手座の日にて
花京院
「このゲームでこの花京院典明に!精神的動揺による!ミスは!決してないと!思っていただこう!!」
ポルポル
「今起こったことをありのままに話すぜ・・花京院が圧倒的に押していたと思っていたのに・・・気がついたら長門って女に負けていた
な、何を言ってるかよくわからねーと思うが、俺にも良く分からなかった。
頭がどうにかなりそうだったぜ・・テクだとか裏技だとか。そんなちゃちなもんじゃ断じてねぇ、もっと恐ろしい物の片鱗を味わった気がするぜ
キョン
「なんでお前らがコンピ研側にいるんだよ!!
露畔「なになに名前は朝比奈みくる初潮は15歳のとき3サイズは9X・5X・8X、胸の谷間に星型のホクロがあり初めて男の子とキスするのはいまからあと…未来だとッ!?」
キョン「ちょっと待てェーーーッ、岸辺露畔ンーーーッ!」
104 :
マロン名無しさん:2007/06/05(火) 18:45:07 ID:Me577fco
「ハルヒ〜〜〜〜!!俺も一緒に入れて!入れてくれよぉぉぉ!!長門は俺だ長門
の傷は俺の傷だぁぁぁ!!」
105 :
花京院の人:2007/06/05(火) 21:37:30 ID:???
続きの投下は明日の夜にするつもりです。
おそらくこの次のレスをする人は「明日って今さ!」と言うっ!
「明日って今さ!」
はッ?!
つまりコレは……「今」投下してくれるという事ですねっ!?
いやいや日付が変わった瞬間だろう
実は「明日でいいです?」ってオチじゃないだろな
オチっていうか普通に考えれば約24時間後だろうw
わっふるわっふる
ハルヒたちの中にホリィさんと同じ属性持ちで花京院を萌えさせる人とかいるかなー、とか妄想しながら待ってよう
花京院の中の人はおそらく世界で一番有名な艦長だったからな
射手座の日とかあれだぞ・・・・
>>111 花京院はみくるに萌える気がする
ホリィのこともあるし花京院はおっとり系が好みだと思う
消去法ならそうかもしれんがなんか違うなー
温かいとか自分より周りとかだよなホリィ
意外と鶴屋さんとか
まぁ要は思いやりがある人妻だろ
アレ?オレ間違ってるか?
つまり花京院は人妻スキーと言う事か。
むちゃくちゃやる息子を陰ながら温かく見守るホリィさん≒むちゃくちゃやるハルヒを陰ながら温かく見守るキョン
ハルヒの嫁ということで人妻属性もクリアーしている
承太郎さんが居たら毎日ガルガル言ってんだろうなあ
さて、よい子は6時になったら夜だよな?
夜=テレホじゃなくなったのはいつ頃か
早くしないとおじさん時を加速しちゃうよー
テレホタイムに投下とかw
友達付き合い始めた分引き篭もり要素薄れて光とか知らないのかもな…花京院
125 :
花京院の人:2007/06/06(水) 22:39:17 ID:???
第一話「出会い」
僕がこの県立高校に進学したことに、別に深い理由はなくただ単に家から距離が近いという、
本当に他愛のない理由からです。いや、本当のことを言うと、別に自慢するつもりはありませんが、
自分の学力ならばもう少し上の高校を狙うこともできたかもしれません。ただ、中学三年の冬、
とある事情から成績が芳しくなくなり、安全策を取ってこの高校への進学を決めました。
最初は両親も驚いていたようですが、中学時代の友人が多く通っているからと、説明したところ、
小さいときは友人がほとんどいなかったこともあってか、それならばいいと納得してくれました。
両親の嬉しそうな顔を見た時、少しばかり良心の呵責も感じましたが。というのも
、成績低下の原因というのがまた実につまらないことだからなのです。勉強の休憩がてらに、
とあるゲームをやっていたのですが、これがまた中々難しくやりがいのあるゲームでして、
自分の中のゲーマー魂に火が付いて、ついついやりこんでしまい、学業がおろそかになってしまったというわけです。
まったく僕としたことがこんなくだらないことで・・・・・。やはり受験期に「たけしの挑戦状」を、
ほとんど攻略情報なしでやるなどという無謀なことをするべきでは無かったのか・・・
とまあ、そんな事を考えながら、高校へと続く無駄に長い坂道を登っています。
それにしても長いですねこの坂道。すでにちょっとしたハイキングです。もしここに昔の「友人」がいたらそう・・・・・
「やれやれだ・・・」
そう「やれやれだぜ・・・・」と・・・って、えっ?
驚いてまわりを見渡しますが、当然の事ながら“彼”の姿は見えません。
と言うより、もし彼がこのあたりにいたならば50メートル先からでも解るでしょう。
“彼”は身長がかなり高く、しかもハンサムだったのでかなり目立つ人でしたし。
なによりも声が違います。周りには他にも高校へ向かう生徒がいっぱいいて、
誰が例の言葉を言ったのかはわかりません。
なんだか入学式当日から妙な気分にさせられますね・・・。
今思えば、この日から始まった僕の奇妙な高校生活の予兆だったのかもしれません。
126 :
花京院の人:2007/06/06(水) 22:45:49 ID:???
さて入学式になったわけですが、それにしても男子はブレザー、女子はセーラー服という組み合わせはなかなか珍しいですね。
個人的にはガクランが良かったんですけども。まあ、実にフォーマルで退屈な入学式で、話される面白くもない校長や来賓の
長話を右から左に聞き流しながらそんな事を考えていると、ようやく入学式は終わった模様です。
僕のクラスは一年五組のようで、おそらくこれからクラスメイトになるであろう他の生徒たちと教室へ向かったのでした。
担任の岡部とか言う教師は実に作り物じみた無意味にハイテンションな笑顔を浮かべながら、やはり無意味にハイテンショ
ンで自分が体育教師であることや、ハンドボール部の顧問をしている事などを一通り話し終えた後、
僕たちに自己紹介を促しました。出席番号にそって、それに合わせて男女交互になった席順の通りに自己紹介をしていく他の生徒たち。
カ行の僕は割と早めに来た自分の番を無難に消化しながら、他の生徒たちの自己紹介に一応耳は傾けていました。
そして、サ行も中頃になった時、さきほど坂道で聞いた声とそっくりな声が耳に入ってきたのです。
驚いてその人の顔をうかがうと、そこにあったのはまあ、私の“友人”とは似ても似つかぬ平平凡凡な顔でした。中肉中背、
顔立ちはさっきも言ったように平凡ないわゆる普通の顔で、
強いて特徴を挙げるとすれば目が細めな事ぐらいでしょうか。自己紹介の内容もいたって普通。
見るからに個性的な“彼”とはある意味対称的でした。無論実はそうなのは外見と第一印象だけで、
その内面は意外に“個性的”とわかるのはそう遠くないことなのですが、この時はそんなことも知るはずもなく、
僕はすぐに興味を失って、彼が着席すると同時に目線をそらしました。
しかし、数秒後にはまたその方向を見る羽目になります。
なぜなら、彼の後ろの席にいた人間こそ・・
「東中学出身、涼宮ハルヒ」
そう彼女こそが
「ただの人間には興味はありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
涼宮ハルヒに他ならなかったのですから
127 :
花京院の人:2007/06/06(水) 22:46:41 ID:???
一瞬何が起こったか分からずに、ほとんど脊髄反射で彼女方向に視線を向けました。
そこには、黄色のカチュシャーをした意志の強そうな顔の少女がいました。
長い黒髪を揺らしながら仁王立ちをし、その意志の強そうな瞳で教室を睥睨し、
最後の彼女の真前に座っていた“彼”のポカンと口を開けた間抜け顔を睨みつけて、
そのまま何事もなかったのように着席したのです。
一瞬、冗談抜きに「何を言っているのかわからない・・・イカレテいるのか、この状況で・・・」
といいそうになりましたが、何だか知りませんがとても“ヤヴァイ”予感がしたので、心の中にとどめました。
彼女、涼宮ハルヒが入学当日早々に起こしたこの“非常事態”から、
この一年五組が立ち直るのにはしばらくの時間が必要でした。名状しがたい沈黙が教室に流れること一分弱。
一瞬新手のスタンド使いの攻撃かと勘違いしてしまうような異様な空気は、
何とか再起動した岡部教諭によって何とか正常化したのでした。
これが、彼女“たち”と僕の出会いでした。
今思えば、“彼ら”との出会い以来の運命の転機だったように思えます。
128 :
花京院の人:2007/06/06(水) 22:48:12 ID:???
投下しました。この花京院は「星をみるひと」や「美味しんぼ」や
「デスクリムゾン」や「暴れん坊天狗」とかにも手を出しています。
GJ! おぉ……GJ!
これはキョンも居るという事は古泉のポジションに花京院という事なのか
二人とも池面だし笑顔が似合う感じだし知的な感じだからなぁ
古泉は作中でも重要ポジションだからな。
花京院は機関に入ってないみたいだし、古泉もちゃんといると思う。
GJ!!
てーか花京院なにやってんのさwww
攻略情報無しでたけしの挑戦状とは恐ろしい…
お美事!
お美事にござりまする!
あえて言おう、GJと!
花京院、ゲームのチョイスがディープ過ぎるwww普通のゲーム好きと逆に話し合わないんじゃないかと心配だ。
しかし、途中加入じゃなくて1年4月からだったのか
朝倉や神人とスタンドで戦ったりするのかね、楽しみ
GJ
おもしろいっす
花京院が敬語使うのって年上とか尊敬する人だけじゃね? 本編でも独白は敬語じゃなかったし
まあ敬語のが逆に書きやすそうだけどね花京院w
読みながらニヤリが止まらなかったよwwwwwGJ!
F-MEGAとかは大体PS2くらいのソフトなのかね実際に考えたら
PS4か5でレトロ風に作ったってとこじゃね
GJ!
ポル「ほらこのニンジンの形 星の形…
なんか見おぼえあるなあ〜〜
そうそう わたしの知り合いが
左の乳房にこれと同じ形のホクロを
もっていたな……」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
一瞬たいぞうかとおもた
エロワード・エロリップが来るぞ・・・
ハルヒ「みんな!変なじーさんを見つけたわよ!」
いきなり連れてこられてかなりびっくりしてるらしい爺さんがそこにいた。
瞳の色などから判断して外国人だろう。
キョン「どこが変なんだ。普通の爺さんじゃないか。」
ハルヒ「いや、怪しいわ。
実は超能力者とか、怪物と戦ったことがあるとか、そんな匂いがするもの。」
そんなやつは古泉だけで充分だ。まあさすがのハルヒもそんなすごい爺さんを連れてくるなんてことはないだろう。
ジョセフ「え?ぽっぽぽっぽはとぽっぽ?」
どうやらこの爺さんは相当ボケてるようだな、やれやれ。
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
長門「無視無視無視無視無視無視無視無視無視無視無視!!」
キョン「やれやれやれやれやれやれやれやれやれやれやれ!!」
キョン「やれやれだぜ」
「ふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふも!!」
「ふんもっふ!!」
「セカンドレイドだ!」
花京院の一人称はやっぱ僕か
最初はわたしとか言ってた覚えがある
初期はアヴドゥルさんも俺という一人称だった
DIOもたまに俺とか言うし、精神テンション次第なのかもな
一人称の使い分けぐらいするだろ…常識に考えて…
相手に対して使い分けるならともかくそうポンポン変わらんよ
151 :
花京院の人:2007/06/09(土) 21:11:44 ID:???
続きの投下は月曜日になると思います。ちょっと間があいてしまいますが・・・
どうもすいません・・・
阪中さんのペットがイギーだったら
>>151 ちゃんと続ける気があるってだけで十分だ。待ってるぜ
>>148 DIOは僕と俺と私を使い分けてるフリーザのようなキャラだな
>>151 ワッフルしながらまてるからあんしんしてくれ
>>152見て思ったんだが、イギーとアブドゥルは一緒に生まれ変わっててもよさそうなもんだがいないんだろうか?
死んだ奴、皆生まれ変わってたら周りが敵スタンド使いであふれかえって大変なことにはなりそうだけど・・。
僕はディオだけだろ
16巻ぐらいから殆ど僕だぞ?
登場したての頃はキャラが固まってない可能性があるからな
そこを考慮した方がいいかも
16巻?
とりあえず三部はわたしかこのDIOだぞ、たまにオレ
>>159 スマン。私と僕だけ見て、花京院と間違えたんだ。
孤独だった花京院が旅続けていく過程で打ち解けいつの間にか「僕」へ
と思えばそれだけで少し感動できるな
オクヤスの人は逃亡でグッド?
戻ってくるかは本人以外分からない事じゃないか。
静かに待とうぜ。
4月から忙しくなったんじゃね? 作品なくていいからちらっと書き込んでくれると嬉しいんだけどね
花京院に期待
166 :
花京院の人:2007/06/11(月) 23:29:58 ID:???
すいません。ここんとこ頭痛がひどくて・・・・でも明日の夜には
投下できそうです。黄金の精神でがんばります。
むしろ中の人まで花京院に見えてきた
、 ‐;、
_,..rー' ```ヾヽ`、ノ i,, 、
i、|` ⌒ヾ 、`、/ ノi ‐'ソ
ト、/ =`ヽ ///__ ヽ  ̄ヽ
'ァl! / 、、 i 〃, ‐、 ヽ |‐、ヾ `)
{i/,ノ | r=---‐ァ |__{. { 、、 il>′
{/ ,ノノ !|..:::. .:')ノ li; } l/ lヽ
r''v‐'- .,,`_::__,. -‐''iノ 丶`ヽ 中の人なんていませんよ
|{i ト 、;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l ファンタジーやメルヘンじゃあるまいし
l>,i l  ̄ ,:::l;:' ̄l |、 ヽ |! |
O'ri!l | 、;/ '/ `O ,!ノ /
|\ヽ -===-‐ /ノ! く 」'′
l``ヽ、\ 'T'' //! _ノノ
|;;|``'〒,ヽ _,/'i'´ |、
,. ィ|;;`;;,、_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_
,.. ィ"i l ヽ'、 ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'/;//;;;ヽ、
─-、‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ``'''-、;○/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ー-=='''ヽ、
そっちのがファンダジーだろwww
ファンダジーってなんだw
ファンタジーだろw
172 :
マロン名無しさん:2007/06/12(火) 21:34:58 ID:aVoxfafM
保守
テス
174 :
花京院の人:2007/06/13(水) 00:36:41 ID:???
「そういえばキョンは、涼宮さんに前に話かけてたことがありましたね」
「なんだカキョーインいきなり・・・ひょっとして涼宮に気があるのか?やめとけやめ・・」
「違いますよ、谷口君。ただ、純粋に彼女という人間に興味を持っただけです」
「・・・・とゆーより気になるのは何で谷口が“君”付けで、俺が呼び捨てなんだ・・」
「まあそれはキョンですから」
「まあキョンだからな」
「うんキョンだからね」
「お前ら・・・」
何て会話をしているのは、昼休み時間に机をくっつけて一緒に昼食をとっている、
僕と、涼宮ハルヒと同じ東中出身の谷口、何故か本名で誰にも読んでもらえない×××、通称“キョン”、
そして彼と同じ中学出身の国木田の四人組です。
“昔の”僕を知っている人間なら誰かと僕が机を並べて弁当を食べているなんて聞いたらきっと信じはしないでしょう。
まあかつての僕なら静かに誰とも話さず一人もくもくと食事をしていたでしょうけど。
“生まれ変わってから”は人とのつながりを大切にしようという考えから、前に比べれば積極的に他人と交わるようにしています。
今のところ、僕の“本当の姿”を認識できる人間とは会っていませんが、それでも前みたいな“一人ぼっち”はもうたくさんです。
まあ、僕を認識できる人間が周りにない現状での僕もある意味 “一人ぼっち”なわけですが。
そんな話は置いといて、なんでこういうメンバーで食卓を囲んでいるかというと、
僕がキョンに興味を持って接近し、そこにたまたま谷口と国木田の二人がいたというわけです。
例の口癖が気になってこちらから近づいて行ったわけですが、いささか同年代の少年少女に比べて枯れた精神構造をしている点を除けば
(実はこの認識は的外れだったわけですが)、いたって普通の少年でした。しかし何故か僕はこの少年が興味深く思えて、
ふと気づけば彼の友人も輪の中に入っていたというわけです。
「それはそうとカキョーイン、涼宮について知りたいならキョンより俺に聞いた方がいいぞ。なんせ同じ中学で三年間クラスも同じだったしな」
「へえ・・・それじゃあイロイロ知っているわけですね」
「アイツに奇人っぷりは常軌を逸してる。高校に入ったら少しは落ち着くと思ったんだが・・・・」
175 :
花京院の人:2007/06/13(水) 00:39:02 ID:???
そういうと谷口は涼宮ハルヒについて話しだした訳なのですが、
すると出るわ出るわ。校庭での落書き、屋上にペンキで星マークを描いたり、
学校中にお札を張ったり、教室の机を全部廊下に出したり、妙にモテたり、
彼氏をとっかえひっかえしたりと実に多様な話が出てきました。
これが普通なら「それは半分ぐらい貴方の脚色でしょう」となる訳ですが、
涼宮ハルヒに関しては、それが百パーセント事実であると確信していました。
何故かときかれても別に確証はありません。ただ、彼女ならばきっとそうするだろう、
いやそうするのが当たり前、といった奇妙な確信があったのです。
彼女が奇行をするのは「コーラを飲んだらゲップをしてしまうくらいに」確実だっ!というわけです。
まあそんな事を話していたら昼休みも終わりに近づいていました。
「次、確か教室移動だったよな?」
キョンがそんな事を言います。確かに次は物理の時間だったはずです。
「そろそろ行った方がいいよね」
国木田が時計を見ながら皆に言います。僕らはそれにうなずくと、
とりあえず弁当をしまって次の時間の準備にかかりました。
176 :
花京院の人:2007/06/13(水) 00:41:01 ID:???
物理室へと向かって四人連れ立って階段を上ります。そんな時です、上から一人の少女が階段を下りてきます。
小柄で童顔の美少女です。小動物を思わせるようなかわいらしい雰囲気を持っていて、どこか気弱そうな印象を受けます。
「ウホッ!いい女!」
少女を見るや否や谷口がうれしそうなにやけ面をして口に出してそんな事を言います。
それを聞いた美少女は、ビクッと肩を震わせて急いで階段を降りようとします。
キョン、国木田、僕の視線が谷口に集中します。谷口はしまったーというような顔をしています。
どうやら少女を見た瞬間、思わず本音がポロリと出てしまったようです。
そんな時でした。ふと少女の方に目をやると、少女は急いで階段を降りようとしたせいか、
思わず階段を踏み外していました。転びそうになる少女。
その姿を見た瞬間。僕の足もとから緑色の“蔦”のようなものが目にもとまらぬ速さで飛びだし、少女の足に巻きついて落ちるのを防ぎます。
そして、階段の上でたたらふんだような体勢になった所で、中空を掴んでいた彼女の手を素早くつかんで転げ落ちるのを防ぎました。
はた目から見れば僕が彼女の手を掴んで転ぶのを“自然に”防いだように見えたでしょう。
少女を引き上げて僕は
「大丈夫ですか?」
と、彼女に問いかけます。何が起こったかわからないようでポカンとした表情しています。
しばらく待っていると再起動したようで、あわわわわと顔を真っ赤にしながらあわて始めました。
「す、すすすすす、すいません。あ・・あの・・・わ・・・わたし・・・」
「危ないですから気を付けてくださいね。それじゃあ」
「は、はい・・・・あ、ありがとうございます」
顔を真っ赤にしながら頭をブンブン下げている。正直言えばかなりかわいらしかったのでもう少し見ていたかったのですが、
時間があまりなかったので振り返って再び階段を上ろうとします。振り返った先では、谷口、国木田はほっとしたような、
そしてうらやましそうな表情をしていました。ここで僕が気になったのはキョンの表情でした。
177 :
花京院の人:2007/06/13(水) 00:41:55 ID:???
キツネにつままれたというか、UFOでも見てしまったかのような妙な表情をしていました。
「どうしましたか・・・キョン?」
「いや・・・・何でもない・・・時間がないし早くいった方がいいな」
そう言うと一人階段を上っていきます。谷口と国木田は顔を見合せて不思議そうな表情をしましたが、
すぐにキョンの後を追います。僕も、彼らの後を追おうとして・・
「・・・・気のせいだよな・・・目の錯覚だ・・・」
というキョンのつぶやきが聞こえました。一瞬ハッとする僕。まさか・・・見えて?
「・・・いや・・・それはありませんね」
キョンに限ってそんなことはないでしょう。何せキョンですし。
そう考えなおして僕は三人の後を追うのでした。
投下しました。少し遅れてすみません。朝比奈さん登場させました。
ブラボー!
おお・・・ブラボー!!
グッジョブのGJ!
なんつーかキレのいい文章でつね
机並べて飯食う3人想像したらワロタw
>>180 何度想像しても花京院が浮きまくってるんだよなwww
GJッス!
まぁキョンはスタンドが見えている訳じゃなくて、不自然に体が止まった瞬間を見たんでしょうねー
つーか早くも色々とフラグが立ちましたねw
乙、痛みに耐えてよく頑張った、感動した
キョン、貴様見ているなっ!って風に来るとは
みくるのほうといい、これらのフラグが後々どう聞いてくるのか楽しみだ。
GJ!
しかし普通に学校行って友達と駄弁ってる花京院を想像すると微笑ましくなるw
GJ!!まさかこんな展開になるとはwww
勝手な想像だが花京院と小泉は話があいそうだ。
>185
ピシ ガシ グッグッ とか?
ただブレザー着てる花京院は想像がつかんなw
花京院wwwwみくるwwwwwキョンwwwwwスタンド使いwwww
GJ!!!!!
キョンってスタンド使いだったんだ・・・
花キョン院
すまん言ってみただけ
キョン「我が名は花キョン院典明」
花京院「何言ってんですか」
キョンと小泉はキャラがだぶるな。
>>148 DIOは一ページの内に私と俺を使い分ける器用さを持ち合わせている。
>>182 新世界なのでスタンド使いの素質があるだけでスタンドは見えますよ。
ブラックモアが言ってた。
2巡目じゃなかったっけ? また見える世界になったのかもしれんが
キョンがスタンドを見れるって設定だと荒れそうな気がするな。
本来、何の取り柄も無いのが取り柄だったキョンが
スタンド使いの素質があるという事になってしまう。
となると、キョンがハルヒの側にいるのは、超能力(スタンド)の素質があるからという解釈が成り立ち…
両サイドのファンの反感を買いそうだがと思うが。
>>194 でもキョンは完全に一般人なとこに意味があるんだがな……
スタンド使いなキョンなんて色々とイメージができねぇ
ハルヒをよく知らない人間から見ると、
「あれだけ異能な友人持ちで今さら一般人言われても…」という感じ。
まあスタンドだけ見えるくせに一生スタンドは使えないってのだとキョンらしいかもしれんな
>>199 「どうせ俺なんて一般人」と糸目でお茶を啜ってるキョンが浮かんできた。
キョンは十分異能です
見えるけど使えないそれがキョンクォリティ
まあ早人ポジションが妥当だな。
キョンに運命と戦い抜く勇気があるとは思えないがな。
何かあれば長門エモンに頼ってばっかだし。
長門がキョンのスタンド説
全く役に立たないスタンドってのもあるよね。ホリイの花っぽいやつとか卵エコーズとか
それでも「ハルヒのそばにいるのはスタンド使いだったから」って事になっちまうぞ。
逆に考えるんだ
キョンのスタンドは、破壊力から成長性まで全部Cで、デザインも荒木が寝不足の時に3分で落書きしたような適当なのにされるとおも
スタンド使いのキョンなんてのに異論のある奴もいるみたいだが
あんまりこだわりすぎると、こういうジョジョとSOS団の共演なんて設定自体立ち行かなくなるから温かい目で見ようぜ
スタンド使って、波紋ぶっ放して、鉄球回しながら運命と戦うのもたまにはいいじゃないか
そんなキョンがいるSSがあったってたまにはいいと思うよ
ジョジョキャラがSOS団に入るんじゃなく
ハルヒが望んだからスタンドやスタンド使いの悪役が現れた〜ってのを今執筆中なんだが
そういうのってやっぱりスレチだろうか?
投下したら駄目かな?
長門は宇宙人だからハルヒの側にいて
みくるは未来人だからハルヒの側にいる
当然古泉も超能力者故に、涼宮ハルヒの側にいる
だけどキョンは一般人な筈なのに涼宮ハルヒの側にいる
涼宮ハルヒの消失で古泉が言っているけどよぉ
あなたに何の属性もないのだとしたら、それは本当にあなたを気に入ったという事ですよ
っつー訳でだ。他にもキョンが一般人だからこそ意味があるモノがあって、スタンド使いになっちまうと矛盾が出る箇所がある訳だ
>>210 メインじゃなくても、ハルヒキャラが登場するのならいいんじゃね?
とりあえずプロットだけでも投下プリーズ
>>211 一理あるがもまえほど読みこんでる執筆者は少ない
つまりそういうことだ
>>210と違う人だけど・・
ハルヒとキョンがイタリアでジョルノの偽タクシーにかもられるところから始まる話を書いてみてるんだが・・
これもスレ違いになる?
>>214 どんな状況wwwwww
君のSSを読もうッ!
216 :
花京院の人:2007/06/15(金) 23:03:33 ID:???
すいません。ちょっとここ一週間ぐらい忙しいので投下は来週の土曜日
ぐらいになりそうです。
あと、キョンがスタンド使いか否かなんですが、これに関してはイロイロと
考えてることがあるので、まあこれからのお楽しみということで。ちなみに
私はハルヒはアニメを一応全話、原作を今友人から借りて読んでるところで
す。すでに四巻まで読んでます。
あと、
>>210さんと
>>214さん、頑張ってください。私も楽しみにしてます。
>>216 口調が花京院本人っぽいなwwww
まってます・・・投下・・・
218 :
214:2007/06/15(金) 23:25:38 ID:???
ありがとう、週末で頑張って見せられるようにしてみます
花京院さんの続きも楽しみにしてますぜっ!
>>217 、 ‐;、
_,..rー' ```ヾヽ`、ノ i,, 、
i、|` ⌒ヾ 、`、/ ノi ‐'ソ
ト、/ =`ヽ ///__ ヽ  ̄ヽ
'ァl! / 、、 i 〃, ‐、 ヽ |‐、ヾ `)
{i/,ノ | r=---‐ァ |__{. { 、、 il>′
{/ ,ノノ !|..:::. .:')ノ li; } l/ lヽ
r''v‐'- .,,`_::__,. -‐''iノ 丶`ヽ 本人以外なんていませんよ
|{i ト 、;::: :::::;>‐<:::::: ;ィ′`''i ヽ, l ファンタジーやメルヘンじゃあるまいし
l>,i l  ̄ ,:::l;:' ̄l |、 ヽ |! |
O'ri!l | 、;/ '/ `O ,!ノ /
|\ヽ -===-‐ /ノ! く 」'′
l``ヽ、\ 'T'' //! _ノノ
|;;|``'〒,ヽ _,/'i'´ |、
,. ィ|;;`;;,、_|;;;;;;;;;|||;;;;;| _,.|└;_
,.. ィ"i l ヽ'、 ;;;;;;;:;;;;|||;;;;;;'/;//;;;ヽ、
─-、‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,` ``'''-、;○/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ー-=='''ヽ、
221 :
210:2007/06/16(土) 01:04:53 ID:???
いつも通りの放課後に、いつも通り愉快すぎる若干不愉快な仲間たちの待つSOS団部室の余り立て付けの良いとはお世辞にも言えない戸を開けて入る。
既に俺以外の部員は揃っていて、定位置に座って思い思いのことをしている。
いつもならここで同じクラスでありながら遅れてきたことをハルヒに咎められ、あることないこと偽称・捏造した罵声を聞かされそうなものだが、今日は違う。
ハルヒは長門の向かいに座り何やら真剣な面差しで読書に耽っていた。
これが別の人物なら「ああ真剣に読んでるな。邪魔したら悪いから静かにしていよう」程度に留めておけるものだが、最悪なことにこれはハルヒだ。
世界で何万部も売れてるベストセラーも驚異的なスピードで速読した挙げ句「つまらない」と罰当たりなことを言い放つような奴だ。そんな奴が真剣に何かを読んでいる。少なくとも速読するのを止める程度にはこいつにとって有益なものらしい。
問題はこいつがハルヒだってことだ。
一部の人間にしか理解されないだろう名詞にして形容詞。その実質は神だとか長門曰くの有機情報なんちゃらだとか、とにかくただの高校生が背負うには重すぎる性質をこいつは持ってるんだ。
222 :
マロン名無しさん:2007/06/16(土) 01:06:12 ID:I62Hl3+a
視覚的にはいつも通り穏やかな倦怠風景。だがピリピリと伝わってくる緊張感がことの重要性を俺に伝える。
俺はそれとなく小泉と朝比奈さんのオセロの観戦をする。
朝比奈さん、勝っているのになぜ泣く一歩手前なんですか
「それは…うぅぅ禁則事項ですぅ…」
対する小泉は、いつも通りの微笑み張り付けたまま、俺たちの動向を眺めている
「あらゆる状況において、有利な立場にいる者は不意の反撃を危惧して自虐的な圧力を己に科すものです
何かが起きうる前兆。
ことが真剣であるほど内的圧力は強いのです」
じゃあ不意の反撃とやらをしてみろ
華麗なる逆転を見せてみろ
「それはできません。不利な立場の者もまた、相手の動向を伺い付け入る隙が出来るのを待つしかないのですから」
「これよ!これだわ!!」
先に動いたのはハルヒだった。
全員の視線がハルヒに向く。
視線の先にはそれこそ逆転を極めた弁護士のように不敵に笑うハルヒがいる。
この感覚を何度味わっただろうか?この背中とこめかみから体温が覚めていく感覚。
ハルヒは、当にこの世の真実である!とでも言うように言った。
「あたしたちはスタンド使いになるのよ!」
それが、真実になるのに一日もかからなかった…
223 :
210:2007/06/16(土) 01:13:10 ID:???
しまったあげてしまった…orz
とりあえず花京院さんの助言通り生んでみました。
まだ序章までしかこちらでも書き残してないので完結までに結構かかると思いますが、逃げられないように最初の所だけ投下します。
グダグダなアレかもしれませんが、要望があったら書き続けたいと思いますので、よろしくお願いします
GJ!!! 全力で応援させてもらう!!
225 :
花京院の人:2007/06/16(土) 01:20:39 ID:???
GJ!!頑張ってください
乙! しかし、どうやってスタンド使いになるというんだ・・校庭に悪魔の手のひらでも出てくるのだろうかw
どっちかっつーと矢の方がいいと思うがな
SBRの方だと未だにスタンドの全貌が分からんからな
死人が出るぞwwww
でも(有利というかは分からんが)古泉の>自虐的な圧力を己に科す
を実行してて感動した。
バイミー使いの場合
特定の物質に傷つけられると発現する
親戚に影響されて発現する
生まれ付いて発現している場合がある
バイミーを使えるようになるまで、他のバイミーは見えない
発現しても使いこなせない場合死ぬ
バイミー像自体が、周りの物に物理作用を加える事が出来る
アップトゥ使いの場合
特定の土地に行くと発現する場合がある
聖人の遺体を持っていると発現する場合がある
アップトゥを使える素質があるだけで他のアップトゥが見える
発現に失敗したから死んだという事例はない?
アップトゥ像は周りの物に物理作用を加えない
>>229 悪魔の手のひらでスタンドが発現しなかったら死ぬのではないか。
イケメンはスタンド使いになったから生き延びることができたみたいだし。
>>230 あれは単に悪魔の手のひらが過酷な環境ってだけじゃなかったっけ?
砂漠で力尽きるだけで、悪魔の手のひらに殺傷能力はないだろうね
「入った上にそこで一回死に掛ける」までが条件の可能性もあるけど。
悪魔の掌は「入ったものに試練を与える」ような気もする。
悪魔の掌って結局隕石が落ちた場所じゃなかったっけ?
あっちこっち移動はしているみたいだけど。
まあ、ハルヒの能力で日本まで悪魔の掌が呼び寄せられたってのでもおもしろかもしれないけど
235 :
214:2007/06/16(土) 20:29:58 ID:???
210氏が突撃したのであれば、こちらも動かねばなるまい
不詳214、形になってきたので、オープニング投下させていただきますッ!
『汐華初流乃の憂鬱』
001-太陽とパスタの国 語り部:キョン
001
落ち着け、まずは素数を数えて落ち着くんだ。
俺は自分にそう言い聞かせながら、深呼吸した。
心臓の鼓動がどんどん早くなるのを感じる。
ちらりと隣に目をやってみる。
ハルヒが、流石に少し緊張した面持ちで立っていた。
いつもなら色々うるさいこいつが今日に限ってはかなり大人しい。
ハルヒの沈黙が気まずい。
頼む、いつものペースで巻くしたててくれ、こんなときに限って黙rないでくれ。
俺も何を言ったらいいか、分からないじゃないか。
ハルヒは落ち着かない様子でそわそわと辺りを見回している。
心なしかちょっぴり顔が赤いか?
そりゃそうだろうな、なんせ俺たちは今、たった二人だけで人生初の海外イタリアに来ているんだ。
…さて、ここまできて、俺やハルヒをツンだとかデレだとか言うのが好きな連中が
十中八九意図的に勘違いしているだろうから、何がどうなってるのかを説明しておくとしよう。
236 :
214:2007/06/16(土) 20:31:42 ID:???
002
事の始まりは一月ほど前、放課後の部室での出来事だった。
いつもの5人に加えて、鶴屋さんも遊びに来ていた時のことである。
「今度は古城がいいわね。」
「なにがだ」
その日も我らの団長様は突拍子もないことを言い出した。
「合宿よ、合宿!孤島、雪山の次は何がくるかと考えていたの。
その先に続くシチュエーションがなかなか思いつかなかったのよね。
で、昨日気がついたのよ、次は曰くありげの古城しかないわ、湖の真ん中に立ってるようなの。」
ああ、昨日は木曜映画劇場で「カ○オストロの城」をやっていたからな。
お前がそれを見たのが丸分かりだ。
とすると、怪しげな怪盗の宝探しでも期待してるんだろうか。
が、その前にとりあえず一言
日本にそんなものはない。
仮にあったとしても、それはお前の期待する西洋風デザインのお城じゃなくて
侍と忍者が似合う、純和風造りだ。
出てきそうなのはせいぜい、ねずみ小僧や石川五右衛門くらいのもんだろう。
237 :
214:2007/06/16(土) 20:33:14 ID:???
003
「それくらい分かってるわよ。やっぱり海外に行かないとダメからねぇ。」
「海外旅行なんて、普通の高校生がぽんぽんいけるものじゃないだろう。」
と、まぁここは流石に俺が適度に突っ込みを入れて終わる・・・はずだった。
ところが
「僕の遠い親戚に旅行代理店を始めようという方がいまして、ツアープランのモニターの募集をしていたところなんですよ」
「うちはヨーロッパの本物のお城を別荘に使ってるんだけどどうかなっ!? 」
イエスマンスマイル全開の古泉
そしてたまたま来ていた鶴屋さんのおかげで話はトントン拍子に進み
俺たちは、次の休みを利用して海外旅行に出かけることとなった。
旅費のほとんどは機関と鶴屋家が持ってくれることとなり、
俺たちが実際用意する物といったらパスポートとお土産代くらい。
流石に人として、そこまで世話になるのもどうかと思ったが、
「このハルヒすでにノリノリである」って言う状況と
そんな超超格安で行けるなら一回位は海外に行ってはみたいかな〜、という欲求には勝てず
次の合宿はめでたく海外旅行ということになったのだ。
238 :
214:2007/06/16(土) 20:34:33 ID:???
004
そして旅行当日
毎回毎回、一番最後に登場して奢らされてる身としては
一回位は思いっきり早く行ってみようと思い
目覚ましを予定よりかなり早くセットして万全の体制で当日を迎え撃った。
…つもりだったが気がついたら二度寝してた。
夢でなぜか裸のハルヒと朝比奈さんと長門がが出てきたことは黙っておこう、俺はまだ死にたくない。
ましてその続きを見ようと、わざと粘って寝続けていたなんて知れようものならその場で自害できる自信がある。
フロイト先生も爆笑通り越してドン引きだっつ〜の。
若さゆえの過ちとか、何かそういうのではなく
人間慣れない事ははするものではない、ということだ。と思っておく、うん。そうだ。
ともかく俺は大急ぎで空港へと出発した、
すでに集合時間はおろか、飛行機の時間にすら間に合わないことが分かりきっていたが、とにかく出来る限り急いだ。
ちなみに、妹がまたついていくといい続けていたが、今回は
「パスポートを取って来い、話はそれからだ」
でクールに切り抜けた。
この上でお前にまで構ってられん。
239 :
214:2007/06/16(土) 20:35:52 ID:???
005
「遅い、何考えてんのあんたは!飛行機行っちゃったわよ!」
大急ぎで空港までこぎつけた俺を待っていたのは
怒りのオーラを全身にまとい、遅刻者を鬼の形相で睨みつけるハルヒだった。
今回ばかりは流石に何もいいようがない。
申し訳ございません。
「飛行機…行っちゃったよな」
「当たり前でしょ!バカキョン!!バカ!今すぐここで死になさい!!」
怒りの程はもっともだが、容赦のなさ過ぎるその言動に少しへんだ。
他の皆は、先に予定通りの飛行機に乗って出発したらしい。
「飛行機キャンセルして別のチケット取っといたわよ、エコノミーだけどね」
ハルヒはそういって俺の顔に、チケットの入った袋を叩きつけてきた。
「全く、せっかくファーストクラスをだったのに、あんたのせいで肩身狭くしてエコノミーじゃないのよ」
「だったら先にみんなと一緒に行けばよかっただろ」
「そしたら誰があんたにチケット渡すのよ!、ちょっと押さないでよね、席狭いんだから」
今回ばかりは返す言葉もない。
飛行機の中でハルヒは文句を言い続けていた。
しかし、高校生にファーストクラスは贅沢すぎるだろう、常識的に考えて…
帰りはビジネスクラスでいいですよ、機関のみなさ〜ん?
しばらく、機内のモニターに移された映画をみたり、機内食を食ったり、一眠りしながら、現地への到着を待った。
まさかこいつペアで一日中過ごすことになるとはな。
やっていた映画はまだ日本じゃ公開前の物だったがちゃんと翻訳されていた。
心なしか、そのうちハルヒの機嫌は直っていったようだった。
240 :
214:2007/06/16(土) 20:37:04 ID:???
それから数時間のフライトを終えて、俺たちは空港に着く。
ブラボーおお、ブラボー 初の海外、さらば〜日本よ〜♪
たびだ〜つ〜ふねは〜
ああ、いや、これは飛行機だったな。
やってきたぜ、場所はイタリア、ネアポリス空港。
まさに太陽と地中海の国、イタリア
トマトとピザとパスタが上手そうで楽しみだぜ、ひゃっほい
「所で、ハルヒ知ってるか?昔ホームアローン2という映画があってだな。」
「知ってるわ・・・先週の映画劇場はそれだったもの。」
「今、ものすごい親近感をあの少年に感じているんだが」
「偶然ね、私もよ。でもあの子ってさ、もう私達より年上じゃなかった?」
「だったな、確か 映画自体かなり古かったからな」
「でも、あの子のトラップの才能は見るべきものがあるわね、実際にいたらSOS団にスカウトしてるところよ」
「本当に、いたらな」
…
…
…
鶴屋さんの別荘の所在地はスイスだそうだ。
俺たちはどこで何を間違ったんだ。
←to be continude
241 :
214:2007/06/16(土) 20:38:45 ID:???
今回はここまです、ほとんどハルヒだけでこんなにかかってしまった
※このSSに関して
可能な限り原作のイメージを壊さないよう頑張るつもりですが、
if的なシチュエーションを多く盛り込んでの独自アレンジが著しいことになると思います。
(特に純粋なジョルノファンの方がいたらごめんなさい,ほとんど別人になります)
逆に言うとそういうもんだと思って読んでくれると・・えーと、その、助かる
242 :
214:2007/06/16(土) 20:41:05 ID:???
予告
何気ない行動や、ちょっとした一言が、相手の人生に大きな影響を与えることがある。
少なくても、俺はそのせいでハルヒと一緒にSOS団なんてものに巻き込まれ
朝比奈さんや、長門や、古泉と一緒に毎日放課後やら、休日やらを引っ張り回されるハメになってるわけだ。
でももし、出会うべき時に、出会うべき人と出会わなかったら、人はどうなるのだろう。
俺と出会わなかったハルヒ、存在しないSOS団。
変わらない世界の中で、ハルヒは、そして俺たちは一体どんな道を歩んでどこに向かっていたんだろう。
予定違いの異国の地、イタリアで、ふとそんなことを思いたくなったのはなぜだ。
イタリアに投げ出された俺たちはとある少年と出会った。
「ねぇ、タクシー探してる?」
・ ・ ・
少年の黒い髪が、イタリアを吹き抜ける風になびいていた。
243 :
214:2007/06/16(土) 20:43:17 ID:???
うあ、若干の誤字がありました、気をつけてはいたんですが申し訳ない
乙としか言いようが無いだろ・・・常識的に考えて・・・
>241
GJとしか言いようが無いだろ…常識的に考えて…
ディ・モールト素晴らしすぎるとしか言いようが無いだろ…常識的に考えて…
グッジョブっすよぉぉおおお〜〜〜
ン?黒髪?
・・・まさか、ルカの涙目はハルヒが起こした騒動が原因とか
248 :
花京院の人:2007/06/16(土) 21:42:37 ID:???
GJGJGJ!!
ジョルノではなく汐華初流乃ですか。続きが気になります。
ジョルノキタ―(゚∀゚)―!
最近の流れネ申すぎだろ
ネタの三国時代かw
>>241 物が五部だけにチャリ乙レクイエムといわせて頂こうッ!
252 :
210:2007/06/17(日) 06:12:53 ID:???
おはようございまつ
214氏のGJ新作の後で僭越至極ではありますが続きを投下させて頂きます(=・ω・)
つきましては選別の為に副題を付けたいと思ってます。
執筆の始めから「涼宮ハルヒの(奇妙な)冒険」にしたいと思ってました。
しばらくはハルヒキャラだけのストーリーになりますが、絶対に!
後の方でジョジョキャラも出しますのでどうかお見捨てになりませんよう…!!
それでは涼宮ハルヒの(奇妙な)冒険 序章・告白編投下させて頂きます…
「あたし最初漫画でも描いてあげてもいいかなって思ったの」
尊大にも程があるぞその発言
「教室で谷口君が漫画読んでたじゃない?つまらなそうな顔して読んでたから、読んでみたら本っ当につまらなかったのよ!」
拳をかたく握り憤るが、生憎谷口が読んでいた所すら記憶に上らない。
「こんなんでお金とってるなんて絶対プロじゃない!きっとこんな漫画でも自分では面白いとか思って描いてるんだろうって思ったら、なんか腹立ってきちゃって」
よっぽどつまらない漫画だったのか、経緯を語るハルヒの顔は真剣だ。
一拍置いて言う。
「こんなので漫画家になれるならあたしたちのことを漫画にした方がよっぽど面白いって気付いたの!」
そりゃ面白いだろうな。
とりあえずそのつまらない漫画には編集部にアンケートでも送っとけ。そっちの方が役に立つ。
「あんたバカ?駄作が凡作になるのにどれだけかかると思ってるのよ!」
幾何学模様を人間と言い張るお前が漫画家になるのにどれだけかかると思ってるんだ?
「そんなの才能でどうにでもなるわよ!」
才能でどうにかなるらしい
あらゆる意味であらゆる人を泣かせるセリフだ。
「そうなるとまず内容や絵が概作と似てたらつまらないじゃない?名作っ
自信満々と言った体でつきつけたのは通常とは若干小さめの、いわゆるコミック文庫と呼ばれるタイプだ。
タイトルは「ジョジョの奇妙な冒険」
金色の表紙に無粋な「漫画研究会卒業生寄贈」という黒字が躍っている。
漫研も気の毒といえば気の毒だがなんていうことを…
「スタンドっていうのは簡単に言えば超能力のことよ!」
振り向かずに背後の小泉を伺う。
見たわけではないので確信は無いが気配と経験により小泉がこういう状況で微笑みを崩すような真似をしないのを『理解』している。
「スタンドは一人につき一体!
スタンドはスタンドでしか攻撃出来ない!
スタンドがダメージを受けると本体もダメージを受ける!
…ここまで理解出来た?」
「ああ」
ガソリンスタンドのバイトになれって言うわけじゃないことを心でなく頭で理解した。
「一番大事なのはこれよ…『弓と矢』!」
ハルヒが本の負荷を全く考慮しないで開いて見せつけたページには、木材で作られたと思う年季のいった弓矢が描かれている。
鏃だけが不思議と鋭く、鉄か石か硬いもので作られた物だろうと自然と感じられた。漫画家って凄いな。
「そこは別に凄くないわ。凄いのはこの『矢』で貫かれた相手はスタンド使いになれるってことよ!」
どう?凄いでしょ!とばかりに胸を反らせて上から見下ろしてくる。
そんな両手を上げて喜ばれても俺には凄いねと棒読みで言う気力さえ無かった。
「『弓と矢』を探してスタンド使いになるのよ!」
「気持ち良く妄想してる所悪いがお前とうとう頭おかしくなったのか?」
前から相当異質な思考回路していたことにはこの際だから目を瞑ろう。
「漫画は所詮漫画だ。
なぜ漫画というジャンルが小説・映画をおいて台頭に立つのかわかるか?
漫画は完全な創作物だ。現実とは全くの無関係で、絶対に起こらないことだから面白いと思うんだ。
だからお前の言うスタンドとかいう物は無いし『弓と矢』とかも無い!全くの偶像だ!」
「うるさい!あたしが言うんだから絶対あるのよ!」
「何を根拠に!」
「根拠なんて無いわ!あたしが理由よ!」
なんという新しい法則。あたしが理由。
もはや天災のように対応のしようがない
当たり前のことを言っただけだがどうやら俺はハルヒの機嫌を損ねたらしい。釣り気味の瞳を最大に見開いて眉毛が嫌な感じに釣りあがっている。
「とにかく!『弓と矢』を探し出して悪いスタンド使いと戦うのよ!これは団長命令よ!」
持っていた漫画もろとも拳を机に叩きつけ言い放つ。漫研よ。恨むならハルヒに漫画を渡した奴を恨め。俺は悪くない。
「実に興味深い提案ですが、ちょっとよろしいでしょうか?」
ハルヒの演説が始まってからずっと黙っていた小泉が穏やかに発言をする。
長門は無表情のまま、朝比奈さんだけが場に相応しい動揺を見せている。
ハルヒはしかめっ面のまま、やや面をくらった様子で小泉の言葉を待つ。
小泉は笑顔のまま言った。
「実は僕、既にスタンド使いなんです」
朝比奈さんが爆発した。
to be continued…
ああああ
>>214の続きが途切れてるうう!!!
新手のスタンドか!!何者かのスタンドか!!ザ・ハンド的な!!
とりあえず間をここに投下させて頂きます
………………………………
「そうなるとまず内容や絵が概作と似てたらつまらないじゃない?名作って呼ばれてる漫画を一通り読み倒しておこうって」
それで
「案の定大体面白くなかったわ」
そうか
「発想の時点でつまらないのよね!宇宙人侵略だとか究極拳法使い手だとか、経緯や結果が曖昧で過大だわ!」
きっとこいつがつまらないと思った物にも、名作と呼べる物が絶対にある。
多くの人間から読まれ評価されていることこそがその作品のステイタスなのだから、ハルヒ個人の感想で名作か左右されるわけではない。
まぁ何を言っても無駄だということは分かってるので、何も言わない。
「そんな中結構発想が面白いものがあったのよね。それが、コレよ!」
ババアァーン!と不必要な擬音を背後に浮かせているのは漫画の影響だな。本当に悪い影響を受けてしまったようで頭が痛い。
>>215 本当にすいませんでしたorz
>>257 気になさるな。
今までに無いタイプのクロスの仕方で面白いと思うよ。
かなり勢いが強めだがそれがいいな、ここまでやってくれると新感覚だよGJ!!
『老けない作者』を見て、波紋修行するわよとかじゃなくて良かった
260 :
214:2007/06/17(日) 13:18:09 ID:???
>>256 一瞬何か呼ばれたかと思いましたw
そちらもGJです、本当に漫画文庫からスタートするとは思わなかった
しかし、スタンドの矢ってウイルス進化だから覚醒失敗すると死亡確定だったような・・特にキョンの命の危険が危ないんだぜ
所で、ラストの一文なんですが・・ みくるちゃんは物理的に爆発したのか、感情が爆発したのかが気になります
大丈夫なんだろうか・・w
小泉のスタンドはまさかッ……キラークry
細かいことを言うんだがハルヒは谷口のこと呼び捨てじゃね?
あと小泉じゃなくて古泉じゃね?
263 :
210:2007/06/17(日) 17:11:47 ID:???
誤字とか痛すぎる…
一応友達に見て貰った時に指摘が無かったので簡単な気持ちで投下してしまいましたorz
今まで書いた奴見直してきます…
>>260 じいさん「爆発?物理的に爆発!?
そうじゃ!古泉のスタンド能力は、物体を爆発させ事なんj(ガオン」
確かに変態を匂わせるイケメン紳士ってとこでは共通してるな。
266 :
マロン名無しさん:2007/06/17(日) 19:53:17 ID:R31b0rhc
小泉と古泉俺も気付かなかった
まあジョジョ好きでハルヒはよう知らんからだろうけど。ここに居る人はやっぱジョジョ寄りの人のが多いんかな
ハルヒはアニメだけって人挙手
ノ
>269
ノ
第一話に出てきたしゃべる猫の詳細が皆目不明。
いろんなハルヒダンスだけ見た
原作はキャラクター性は評価できるけど作品としては正直微妙だよな
漫画は言うまでもないしやはりアニメが最良なのか
>>272 まあ彼らの日常を描くタイプだからな。と言っても俺はまだ3巻までしか読んでないけど。
>>273 2巻買ってから読む気おきないんだぜ…
相性もあるのかもしれんが
ハルヒはアニメから入るべき旨が今俺の中で確定した
>>274 四巻の消失はマジで神
けどそれ以外は微妙っつー評価が多いなぁ
消失はいいな。
ハルヒ原作はキャラよりキョンの語りべが好きだったりする
て言うか私の場合
JOJO→まともにチェックしていたのは3部まで。4部以降時々パス。
ストーンオーシャン途中から目を通さなくなる。
スティールボールランもDIOが恐竜になった辺りで萎えた。
ハルヒ→アニメしか観てない。原作もマンガも知らない。
なのであんまり濃い設定持ってこられると
どっちにしろついていけないのですが。
でもこのスレは楽しい。
大賞とか金賞で発刊のラノベってほとんど1巻が一番面白いつーかそれ以降駄作になるのが多い気がする
ネタバレもあちこちで見ちゃってるし今更読む気しないなーハルヒ
つかアニメ見ればほとんどのハルヒネタわかる? アニメ=1巻の内容なのかな
このスレのためのに最低限の分だけは見ておきたいw
読んでないことを主張するのは結構だが、
読んでもいないのに書くのはやめてくれよな
いやすまん読む側として知っておきたいってこと
>>279 ショージキ二巻はあんま面白くないが、色々と見ておいた方が話が分かりやすい
とりあえず、ハルヒマンガ版は正直読む必要がない。
アニメの内容はおおむね原作1〜3巻だが、
「笹の葉ラプソディ」は4巻の「〜消失」に直結しているので、
尺の関係上アニメ化されていない。
>>275 つか1巻のラストが良い感じだったのに2巻でいきなりハルヒがキョンの話を信じてない描写が出てくるからなw
色んな意味でガックリきたww
1巻が一番まとまってね?
4巻は今冒頭読んでます。
>>277 SBR8巻は男の世界満載でマジオススメ
9巻はDioとのガチバトルでマジオススメ
10巻の刺客の正体はサンドマン
>>287 何ネタバレしてんだこのドグサレがああああああ
SBRは今までに無いようなジャンル(レース・バトル・スタンド・人間ドラマ・男の世界・ギャンブル・世界・荒木ワールド)なんでマジオススメ
個人的には8以降神
おっぱいむにゅもあるしな!
SBRは画集と思って買うことにしてる…
画集(笑)
上手い煽り思いつかないなら書くなよw
密かに盛り上がってまいりました
馴染みやすいと言うよりは馴染ませやすいって感じ
多少強引でもそれもハルヒだで何とかできる
まあそれが面白くなるかつまらんかは別なわけだけど
298 :
210:2007/06/19(火) 12:50:35 ID:???
前回は誤字脱字呼称違いのオンパレードで大変申し訳ありませんでしたorz
実はハルヒは原作消失までしか読んでおらずアニメなんてやってないド田舎者で、どちらかというとジョジョに傾倒してる方であります。
「今の発言は矛盾している!」や「○○はこんなキャラではないッ」等の意見もばんばんお聞かせ下さい。
頂いた意見を元に精進していく所存です…
あと、前回の投下の時「朝比奈さんが爆発した」の最後の一文ですが、すいません物理的な爆発ではなく「吹き出した」とかの意味でした。
爆発したかと思ったくらい衝撃を受けたんだぜってのを再現しようとしたんですが紛らわしかったみたいですね…
ごめんなさい!
「僕は実はその漫画を読んだことが無いのですが、涼宮さんの説明によると僕はスタンド使いに該当する能力を持っているようです」
突然のカミングアウトにハルヒは驚愕に顔をひきつらせ、朝比奈さんは青ざめてカタカタと歯の根を震わせている。
長門は無表情。流石の俺も心臓が一瞬止まったかと思ったほどだ。
とうとう『機関』とやらに愛想でも尽きたのかと思えば、告白をする古泉が物憂げな表情に背中に花びらの吹雪という
臭さMAXの幻覚をおまけするので、理性という風が物憂げな表情を吹き飛ばした。
「今まで僕はただの超能力者だと思ってました」
それはそうだろう
「僕は人の心が読めるんです」
それは知らなかった。
つか聞いたこともない。
長門はそれを聞いても無表情。
直前に照らし合わせたかのような落ち着きっぷりなのでこれが小芝居であるのを知っているのかと思ったが、長門の次に部室に来たであろう朝比奈さんはオドオドと対応を決めかねているようだったのでどうやらこれは古泉の即興らしい。
ハルヒはどうにか平静を装うとして腕を組む。
「ふ…フン!やっぱりあたしの考えていた通りね!その微笑みは周囲を騙す為の偽装だったのよ!」
こいつ、分かっていないようで真相の核を突いてきた。
「さあ古泉君!そのスタンドであたしの心を読んでみせなさい!」
まさかの申し出に流石の古泉も多少は狼狽えるかと思ったが、ぴくりともしないのを見るとまさか本当に読めるのか?とも思ってしまう。
こいつならありえそうな話だ。
「では…行きます」
ごくりと唾を飲む俺と朝比奈さんとハルヒ。
古泉は元々細目なのを近視の人がするように目を眇めてほぼ糸目でハルヒを睨んでいる。
むむむむと真剣に読もうとしている…ようなフリをしている。
対するハルヒもむむむむと、逆にこっちが読んでやろうとでもしてるのか、真剣な面を古泉につきだしている。
俺がハルヒの意味不明天変地異みたいな思考回路を読もうものならあまりのくだらなさに毎日の予習・復習をする気力を失うかもしれない。普段からしないから問題はないが
「駄目ですね…涼宮さんの思考回路はプロテクトが堅くて読むことが出来ません」
ふう、と嘆息する。
どうせ最初から読む気など無かったのだろうが。
ハルヒは明らかに落胆したような、一方でほっとしたように顔を崩す。
「ですが…」
くるりと俺の方を振り向き
「あなたの心なら読めますよ」
なんだと!?
それを聞いてハルヒは水を得た魚…もといかつおぶしを見せられた猫のように瞳を歓喜に輝かせる。
「やっぱりね!キョンがそんな複雑な心をしてるわけがないもの!」
自信満々に言い切るがそれなら読まなくてもいいんじゃないか?
何を考えてるんだ古泉
…って何で俺が読もうとしてるんだ。
「あなたは今日お小遣いを貰ってうかれていますね?」
「いや」
貰ってない。
うかれてもいない。
どうやらこれも古泉のハッタリだと確信出来たのはいいが、悪いのはハルヒだ。それを聞き付けて勝気な笑みを浮かべている。
「さすがだわ古泉君!これでキョンが自分だけ甘い汁を吸うことが防げるわけね!」
俺は小悪党か!政治家か!
自分の幸福を楽しむ権利すら無いのか!
「よーーしッ!場所を変えて明日からのSOS団の活動方針を考えましょ!いつものファミレスに行くわよ!」
古泉ィィィィィィィィ!!
「すみません…ここで話していても我々の話はまとまらないと思いましたので、強行手段に出させて貰いました」
我々の、という所を強調して聞かせた。朝比奈さんがうつ向きがちだった顔を上げる。表情はまだ暗い。
長門は無表情。だが俺を見る眼差しは強い。
胸から腹に落ちる暗い思いを嘆息と共に吐き出し、鞄をひっつかむ。
財布の中身をちょっと気にした。
to be continued…
>>298 今回も乙。
誤字脱字を気にする人はあんまり居ないと思うよ。
>「朝比奈さんが爆発した」
少なくとも自分は誤解はしませんせしたよ。
むしろそのくらいの表現の方が面白いと思うぐらい。
想像するとウケルなwwww
爆発見た時はキラークイーンのことかと思った
305 :
264:2007/06/19(火) 18:48:49 ID:???
>>298 皆勢いでふざけて答えただけだともうよ。てか俺も悪乗りした、スマン
306 :
214:2007/06/19(火) 19:49:02 ID:???
>>298 GJです
いやいや、こっちも紛らわしかったですね
8割くらい「吹き出した」の方だろうと思ってたのですが、残り2割でいきなりギャグ路線、古泉が大暴走という可能性も捨てきれなかったものでww
台詞か何かがあれば分かりやすかったかも…あ〜でもどっち道「きゃー」とかだけだったら同じかな
後、あんまり卑屈になることないと思いますよ
楽しめる文章だと思うし、誤字脱字は自分もかなりやってますんで・・(気をつけないとね)
で、今回は真面目に書くと
やっぱり、みくるちゃんの異常なおびえ方が、気になるかも。これは、何か知っているという伏線・・?
それともあまり関係なくてファミレスに行ってからが事件のスタートなのかっ!?
ファミレスのスープの中からチャリオッツが出るかクラッシュが出るか
308 :
マロン名無しさん:2007/06/19(火) 21:01:01 ID:PJw4yqNf
アクア・ネックレスも可
309 :
花京院の人:2007/06/19(火) 21:11:47 ID:???
GJ!古泉は空気読めますからね、どこぞのおじさん(・3・)と違って。
ちょっと最近は忙しくて投下できませんが、できるだけ早くできるように、
サクランボをレロレロしながら頑張ります。
意表をついて、マウンテンシュガー
あなたが落としたのはどっち?
きれいなジャイロのほうです
じゃあ俺は汚いジョニーを落とします
キラークイーンで長門の両腕を同時に爆破する。守りたい方を情報操作で守れ。
今度は残った腕と左足を同時に爆破する。守りたい方を情報操作で守れ。
これを延々と繰り返す。長門が・・・ダルマになるまでな!
>>313 吉良に限って腕から爆破するはずは無い。
315 :
210:2007/06/20(水) 08:45:56 ID:???
>>302-306 いや、正直最初はネタだろうな〜とは思ったんですが
その時補足したら良かったものの迷ってしまい
もしや古泉のスタンドはキラークイーンじゃね?って流れになって
それもある意味面白いかもしれないって思い突っ込むのをやめました。(みくるが爆殺されたとかは流石にアレですが;^^)
色んな意見を見ていて、当初描いてたプロットの内容とも変わってきています。
自分の中で曖昧だった部分が、ここでコイツが出てきたら?実はコイツがキーパーソン!等の意見からヒントを頂いて構想がきちんと固まりました!
今週は仕事が深夜なので、執筆が遅くなるかもしれませんが、空き時間をみて構想を練り固めていきたいと思います。
花京院さんも214さんのも、続編wktkしながらお待ちしてます!
316 :
214:2007/06/20(水) 20:50:08 ID:???
今日は若干落ち着いてるな、今こそ第二弾を投下する好機と見た
というわけで第2話投下させていただきます
『汐華初流乃の憂鬱』
第二話
黒髪の少年 語り部:キョン
001
鶴屋さんの持つ別荘のスイスで合宿
のはずがなぜか二人だけイタリアに着いてしまった俺とハルヒ。
スイスで待ってるであろう他のメンバーに連絡したり、
残念だが、今回の旅行は諦めて、回れ右〜っと日本にUターンしようにも、全く言葉が通じない。
「キョン、日本に帰ったら皆で駅前の外国語教室に通うわよ」
「ああ、今なら喜んで付き合おう、大手が色々評判悪いのも目をつぶるぞ」
その前に日本に帰れればいいけどな…。
「キョン、みてみて、あの人凄いわよ」
空港から外に出て、俺がどうしたもんかとひとまず辺りを見回していた時
ハルヒは、道路の脇で『耳を全部耳の穴の中に突っ込む』という
わけの分からん一発芸を警備員に披露してる少年を見つけ、遠巻きにはしゃいでいた。
「何だありゃあ…」
「今度あんたもチャレンジしない」
それ無理。
317 :
214:2007/06/20(水) 20:51:42 ID:???
002
若干大人しかったハルヒだが,だんだんいつもの調子に戻ってきたようだ。
やれやれ…ま、一緒になって黙り込まれるより良いかもしれないが。
「こうなったら、ここでイタリアを満喫しつつ、大至急スイスに向かうわよ」
満喫するにも大至急向かうにも、色々超えないといけないハ−ドルがてんこ盛りなんだが分かっているんだろうか。
「まずは市内を探索ね。こういう所だったらいつもより面白いものも見つかるハズよ!!」
お前の言う面白い物は日本だろうが、イタリアだろうが多分見つからないぞ。
ふと、さっきの少年の方見ると
そいつはタバコを警備員に手渡していた。
箱のスキマからお札が見えた気がするんだが気のせいか…。
それをボーっと眺めていたら、目が合ってしまった。
そいつが俺たちの視線に気がついて話しかけてきた。
「タクシーかい?」
そいつは俺たちと同じ位の歳だった。
背が高いな、古泉と同じ位か。
イマイチ気に食わないが、イケメン度でも同じかそれ以上だろう。
そいつの「サラサラの黒髪」が風になびいていた。
318 :
214:2007/06/20(水) 20:53:32 ID:???
003
「ねぇ、タクシー探してるの?アルバイトでこれから帰るだけだから安くしときますよ?」
…理解するのに少し時間がかかった。
こいつ日本語しゃべってるんじゃないか?
「ああ、僕は母が日本人でね、6歳までは向こうに住んでいたから。君達みたいな日本人の観光客と話すことも多いんだ。」
良かった、日本語が通じる相手がいたぜ!
「…というわけで間違ってイタリアに着ちまったんだ」
「… … じゃあ市内の観光案内所に行ってみたらどうかな?
えっと…その… 日本語の通じるガイドさんがいるよ。8000円でどう?」
一瞬不自然な間があったのが気になるが、それ以前に8000円は高いような…。
「じゃ、そこまでお願い」
「ちょっと待てハルヒ」
喜び勇んで車に飛び乗ろうとするこいつに俺はストップをかけた。
「なに」
ハルヒがいつものアヒル口のふくれっつらで俺を睨む。
「もうちょっと考えた方が良いんじゃないか、この先ここでホテルを取るんなら金がかかるんだぞ。
それに運転すると言ってたが、あいつ俺たち同じ位に見えるけど、この国の免許はどうなってるんだ?
あとさっき、警備員に金も渡してたろ、何をやっていたんだ?」
「アレは只の駐車場の料金さ、まぁ、そんなにどっちも気にしないで。
でもまぁ、困ってる人から8000円は高いかもね、特別サービス二人で1000円でいいよ」
「1000円、ホント!?やったーついてるわ」
少しは疑え、ハルヒ。
値段設定がめちゃくちゃだろ、明らかに怪しい、それともこれがイタリア流なのか?
319 :
214:2007/06/20(水) 20:55:33 ID:???
004
「キョン、あたしはこの車に乗るわよ」
だからお前は俺の話の何を聞いていたのかと。
「じゃあ、聞くけど、あんたあの行列に並んで」
タクシー乗り場では、まるでどこぞの新型ゲーム機の入荷を待ち並ぶかのように行列が並んでいた。
物売るってレベルじゃねーぞって、思わず叫びたくなった。
客に対してタクシーは多くない。
どう見ても列を消化するのは相当の時間がかかりそうだ。
「タクシーにイタリア語で、日本大使館なり、観光案内所まで行ってっていえるの?」
…頼めるほどイタリア語に堪能だったら、こんな所で苦労してない。
「だったら文句いえる相手の方が良いじゃない、しかも1000円よ、お買い得!」
とどめにハルヒは自信満々の笑顔で言い放った。
「それにあたしの勘だけど、彼は信用できるわ、間違いない!」
お前の勘は良い方向で当たった事がないんだぞ!
「あの行列には声をかけないのか?」
俺は、タクシー乗り場にちゃんと並んでいる人達に視線を移す。
「君達が乗らないって言うんなら…これから かけるつもりだけど…」
320 :
214:2007/06/20(水) 20:57:00 ID:???
005
さて少し考えてみる。
ハルヒには、お得意の無自覚に自分の望みを強引かつ無理矢理に叶える力がある。
この少年が現れたのも、ハルヒの願望が呼び寄せた可能性はある。
だとしたら全イタリア国民に日本語を標準装備するとかの荒技もやりかねない中では、割と常識的なやり口だろう。
でたらめな激安設定も単にこいつの力で値段を変えさせたのかもしれない。
「ホントに1000円なんだな?」
「1000円!その代わり、荷物は君達で積んでよね、チップも無しなんだから」
「ほら、いい人じゃないの!人を疑うなんて心が荒んでるわよ」
お前に言われたくねぇよ、と叫びたかったがやめておいた。
「よし、決まった 荷物は前の座席、お客様は後ろの座席に」
そういうと少年は、先に運転席に乗り込んだ。
荷物を入れるのは…俺の役目だった。
「あ、キョン、あんたの荷物は下にして」
「なんでだ」
「あたしの荷物が潰れちゃうでしょ」
…お前の荷物の方が明らかに大きいんだが。
321 :
214:2007/06/20(水) 21:00:07 ID:???
006
荷物を置き終わった。
俺は助手席にドアに手をかけて、閉める前に念を押しておく。
「なぁ、俺たちこれで友達と連絡がつかないとホントにやばいんだ、ちゃんと正直に送り届けてくれよ」
「はい正直に送り届けます。」
「ただし空っぽのバッグだけですけどね」
あいつはそう言い放って車を出発させた。
もちろん俺たちはまだ乗っていない。
おい、ちょと待て、これは何の冗談だ?
ドリフト決めながらを右折してんじゃない
車はともかく分けを言えーーーーッ!!
←to be continude
322 :
214:2007/06/20(水) 21:01:20 ID:???
予告
ハルヒ「次回、汐華初流乃の憂鬱 第4話!」
初流乃「違います、第三話です」
出会い、運命、、糸、引力
人は如何にして出会うべき人々の元に集っていくのだろう
運命が変わる時、それは新たな出会いを呼び寄せるのか。
それとも出会いが運命を変えるのか。
イタリアに放り出され次々と襲い繰る試練の中、悪逆非道の犯罪者達に
ハルヒの正義の怒りがついに爆発する。
その時、俺達の目の前に現れたのは一体・・?
第三話 『シャイニングウィザード』
323 :
214:2007/06/20(水) 21:03:08 ID:???
今回はここまでです
予定していたシーンとはいえ、またかなり長くなりました。
こっからちょっとづつ展開早くしたいと思ってます
324 :
214:2007/06/20(水) 21:04:20 ID:???
ちなみにまずいないと思いますが
第一話は
>>235からです
未読の方はそちらからどうぞ
ではっ
これはかなり続きが気になる。
GJです!
GJ!
華麗にドリフト決めるジョルノカー想像して吹いたw
327 :
花京院の人:2007/06/20(水) 22:31:38 ID:???
あちゃー・・・・ジョルノやっちゃっいましたね・・・古泉が大変そう。
328 :
花京院の人:2007/06/20(水) 22:33:29 ID:???
すいませんいいわすれてました。GJ!!
329 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 17:07:28 ID:JJBiEjtW
投下期待age
330 :
マロン名無しさん:2007/06/22(金) 22:41:29 ID:tHmR49Bc
age
331 :
214:2007/06/22(金) 23:36:17 ID:???
間が空かないよう、週末でもう一本がんばって投下します
待っててね
いつものように、投下してください…………待ってます……
投 下
333 :
214:2007/06/23(土) 20:36:05 ID:???
汐華初流乃の憂鬱
第3話 シャイニングウィザード! 語り部:キョン
001
やられた…
空港を出て、さてこれからどうした物かと
考え込んでいた俺たちの前に黒髪の少年が現れた。
彼はタクシーとして市内の観光案内所まで俺たちを連れて行ってくれる…そう言っていた。
ところがどっこい、車に荷物を積んだのを確認すると、そいつはそのまま俺が乗る前に
車を発進させて走り去ってしまった。
さっきまで横にいた警備員は何をしている!?
見れば奴らは横向いて知らん振りしいてやがる。
くそったれが、さっきの金はそういうことか!!
「ハルヒ!?」
俺は叫んだ、そうだ、ハルヒはどうなった?
姿が見えない…まさか!
もし、すでに座席に乗り込んでいたりしたら…背筋を冷たい汗が流れ落ちる。
「オイ、ハルヒッ!?」
こんなところで拉致られたらシャレにならん。
複数の男に囲まれて[禁則事項]されたり[禁則事項]されて[禁則事項]が[禁則事項]になったり…冗談じゃねぇーーッ!
「ハルヒーーーーッ!」
334 :
214:2007/06/23(土) 20:37:15 ID:???
002
「っこらあァーーーッ!!まてぇーーーーーーーっ!!」
怒りの雄叫びを上げながら、ハルヒは車に負けじと物凄いスピードでその後ろを追いかけていた。
…
…やれやれ心配無用だったな。
今年のダービーを制したという牝馬はきっとハルヒみたいな奴だったんだろう。
さて、馬とまでは行かないが陸上選手並みの脚力は誇っているハルヒだが、
いくらなんでも生身でアクセル全開の自動車になんて追いつけるはずもなく
アイツは道路をまっすぐ行った先で、へたり込んで叫び声をあげていた。
「もうっ!!今度あったら覚えてなさいっ!!死刑死刑死刑、絶対死刑にしてやるっ!!」
ハルヒ怒りに任せて,手さげバッグを地面に叩きつけていた。
335 :
214:2007/06/23(土) 20:38:33 ID:???
003
「ハルヒ、そんなに早く歩くな」
「うるっさいわね、キョンが遅いのよ!」
ハルヒが不機嫌オーラ全開で、どんどん先に歩いていく。
俺が最初に遅刻して空港に着いた時以上だな
不機嫌力スカウターなんてものがあったら、数値オーバーで機械が爆発しているだろう。
結局俺たちは空港から延々と道路を歩くハメになった。
市内不思議探索イタリア編の一日分位はすでに余裕で歩いたな、これは。
海岸沿いの道路をしばらく歩いていくうちに、ようやく街中らしくなってきた。
海辺に隣接した山間部に、階段状に町が構成され上へ上へと続いている。
これがイタリアの港町か。
ここは港の周辺なのだろう、すぐ横には海が広がりロープで係留された漁船や個人所有のヨットがたくさん並んでいた。
その先に広場になっている場所があったので、そこにあるベンチに座って休憩することにした。
海の見える公園といった所だろう。
近くでは、小学生くらいの子供達がサッカーボールを蹴りあっていた。
「ふぅ、やれやれ…」
「キョン、若いのにだらしないわよ」
無茶言うな。俺は朝、家を出るときから怒涛の超展開の連続だったんだぞ。
お前違ってこんなものが続いたら身が持たん。
336 :
214:2007/06/23(土) 20:39:53 ID:???
004
「いいわ、ちょっとこの辺り探検してくるから、アンタはそこにいなさい」
ハルヒはあっという間に、広場の向こうへ走り去ってしまった。
やれやれ、少しは落ち着けよ…。
俺は辺りの景色をボーッと見ていた。
右手には山の上へ上へと、階段状に構築されているイタリアの港町が展開している。
一方穏やかな地中海が左手には見えた。
皆は今頃どうしているんだろうか。
朝比奈さんは泣きながら俺たちを心配してるかな。
長門は平然としているかな、それとも情報何とか体の力を借りて唐突に助けに来るかな?
そうだと良いんだけどなぁ・・。
そういえば古泉の機関は何をやっているんだろう。
お前ら、ハルヒを見張ってるんだろ、こういう時こそ何とかしてくれよ。
それとも特大の閉鎖空間でそれどころじゃないか?だとしたお気の毒様、だが・・。
広場や町の風景を眺めながら、そんなことを考えている内にハルヒが戻ってきた。
で、不機嫌な顔でまた何か理不尽なことを言い出すかと思ったら、あいつはきょとんとした顔をしている。
「…誰?その子?」
「はぁ、誰って?」
「その子よ、あんたシャツ掴んでるじゃない」
何のことだ、と思ってハルヒの緯線の先を見る。
俺のすぐ横でいつの間にか、小さな女の子が俺の上着のシャツを掴んでいた。
337 :
214:2007/06/23(土) 20:42:11 ID:???
3歳・・いや2歳くらいかな?
大きめの帽子を被ってサングラスをしてるから、顔が良く見えない。
赤いリボンの付いたワンピースを着ているので、女の子だとは思うんだけど。
頬や口元にはファンデーションが口紅がしてある。
こんなに小さくてもしっかり化粧をするのがイタリア流なのか?
「迷子かな、いつの間に俺の横にいたんだ?」
「お父さんか、お母さんは?」
「… …」
「私は涼宮ハルヒ、あなたが掴んでるのはキョン。あなたお名前は?」
「… …」
ハルヒが話しかけると、その子はハルヒから隠れるように黙って俺の後ろに回ってしまった。
「…もう、キョンの方がいいの?」
「ハルヒ、イタリア語じゃないと分からないんじゃないか?」
ここはイタリアだ、日本語を使っても普通は通じないと思うべきだろ。
辺りを見回してみるが、子供を捜している両親らしき人物は見当たらない。
「ねぇキョン、そういえば最初の遅刻の罰金がまだだったわよね」
ハルヒが突然、にやりと笑みを浮かべる。
「あんなのがあったりしたのよ」
ハルヒの視線の先には、落し物でもしたのか、キョロキョロと辺りで何かを探している挙動不振な爺さんが・・・いや、違うアレではないな。
その爺さんのすぐに近くにアイスクリーム屋があった。
・・・あれか。
338 :
214:2007/06/23(土) 20:43:43 ID:???
これで半分です、長すぎるんで一旦ここで区切ります
続きは、12時くらいに再投下します、ではっ
句読点が気になる
GJ!ちょ、まさかジョセフと静か…?www
wktkして待ちます。
341 :
214:2007/06/23(土) 21:34:45 ID:???
あ〜、確かにちょっと句読点が多くなっちゃってましたね
後半を投下する時に、修正版の前半も投下します
…ああ、結局一括投下になってしまったw
いや別に多くないよ
○○だ の後に読点を打っているのが気になっただけ
あんま見ない使い方だから
343 :
214:2007/06/23(土) 21:49:36 ID:???
平仮名が続くところとかは区切った方が見やすいかな?と思ってるうちにそういう使い方になったみたいですね。
日本語としてはあまり正しくないような気もするので…語順とかちょっと気をつけてみます
あとちょと弄ってみましたがホントにちょっとしか直しようがなかったので
やっぱり今回の前半部はやっぱりそのままにしますw
344 :
214:2007/06/23(土) 23:53:28 ID:???
では後半行きます
汐華初流乃の憂鬱
第三話 シャイニングウィザード!
語り部:キョン
後半
006
「…素直に自分がアイス食いたいといえ」
「この子に買ってあげるよ!あたしの方はついでで構わないわ」
結局お前にも奢るんじゃねぇかよ!
「ほら、早く来なさい」
ハルヒはアイスクリーム屋の方に走りだした。
しょうがない奴だな…というか店員はイタリア人だぞ…ちゃんと買えるんだろうな。
…いや、あいつなら買ってくるかもしれないな。
「ちょっとシャツ離してくれるかい?アイスクリームを買ってくるんだってさ」
やれやれ結局俺も日本語で話しかけてるな。
さて、ハルヒにとんでもない注文をされる前に俺も店に向かおうとベンチから立ち上がった。
その時だ
道路から二人乗りのスクーターがアイスクリーム屋の前の歩道に突っ込んだ。
交通事故ではない。
スクーターは真横を通り抜け、再び道路に戻った。
すれ違いざまに後ろに乗っていたほうの男が、アイス屋の前にいた爺さんの手からカバンをひったくったのだ。
345 :
214:2007/06/23(土) 23:55:50 ID:???
007
うお…マジかよ。
何か叫んでる爺さんを尻目に、奴らは道路を横断してきた。
広場を通り抜け港の方に脱出する気らしい。
要するに、このままだと俺達の方に突っ込んでくるって事だ。
「ハルヒッ!」
早くも、広場の出口へ向かおうとしていたハルヒと鉢合わせになった。
ハルヒ危ないーーーーーーッ、と俺は本気で思っただが
当のハルヒはというと、逃げるどころか引ったくり犯たちのスクーターに向かって突撃し
「うりゃあっ!」
必殺の膝蹴りを炸裂させていた。
真正面に突撃したハルヒは、スクーターの前輪カバーを土台に駆け上がり
反対側の膝を運転していた引ったくり犯のコメカミに叩きつけるように真横になぎ払うと
そのまま流れるように華麗に着地する。
通称シャイニングウィザード、知る人ぞ知るプロレスの必殺奥技一つである。
相手は側頭部に膝蹴りをもろに食らって地面に投げ出された。
「うわ、あぶねっ!」
俺は女の子を抱えて大慌てで横に避けた。
操縦者を失った無人のスクーターがバランスを崩し
後ろに乗っていた男を振り落とすように転倒しながら、こっちに突っ込んできたのである。
スクーターはそのままベンチの方に激突して大破した。
なんて恐ろしい事をするんだこいつは…。
346 :
214:2007/06/23(土) 23:58:16 ID:???
ハルヒは仁王立ちで、倒れた相手を指差しながら得意げにポーズを決めている。
「2度も3度もあたしが悪事を見逃すと思ったら大間違いよ!
暗い闇を照らして邪悪を根絶やしにするのが正義の味方SOS団の使命なんだからね!」
あれ、そういう団体だったっけ?
膝蹴りを食らった引ったくり犯は完全に再起不能だ。
なんせハルヒの破壊力Aクラスのキック力に加え、スクーターで出していたスピードが加算されている。
彼が死んでないかの方がむしろ心配なくらいだ。
ヘルメットを被っていればここまでの大惨事にはならなかったろうに。
安全運転って大事だな。
運転免許を取ったらヘルメットとシートベルトは欠かさず装着するようにしよう。
一時停止もちゃんと止まるし、法廷速度もきっちり守るぜ。
「何だ、アイツだと思ったら外れだったじゃないの」
ハルヒは蹴りを入れた相手の顔を覗き込んでから叫んだ。
あのタクシー少年を見つけるまで犯罪者狩りを続ける気かお前は。
「あたしの怒りはこんなもんじゃないわ!これを機にイタリアの悪を一人残らず駆逐するわよ!」
そのつもりだったようだ…当初の目的がどこかに飛んで行ってる。
「ま、それはともかく。
これはあの爺さんに返しておくからな」
俺は爺さんの財布を取り返そうと、スクーターの後ろに座っていた男の方に近づいた。
こっちも気絶してるよな?
ハルヒの蹴りこそ食らってないがスクーターから転げ落ちたんだ。
大ダメージは必至のはずだぜ?
347 :
214:2007/06/23(土) 23:59:21 ID:???
009
が、この辺り俺の認識がまだ甘かったとしかいいようがない。
再三にわたり「大丈夫だろ」で痛い目を見てるんだから学習しておくべきだった。
サングラスの幼女はまだ俺のシャツを掴んで後を着いてきていたんだ。
この状態では、倒れているとはいえ犯罪者にうかつに近づくのは危険だったのだ。
俺の脳みそはカマドウマと同程度だったな。
日本に帰ったらあいつらと軒下でこのことに関して語り合っておこう。
「あwせdrftgyふじこ!」
「うわっ!?」
そいつは俺が近づくといきなり立ち上がってイタリア語で何かをわめきだした。
手には逆手にナイフが握られていた。
朝倉に殺されかけた時の記憶がよみがえり、背筋が寒くなって汗が流れ出てくる。
どうやら彼はまだヒットポイント、もしくはライフゲージが3割近く残っているようだ。
どう考えてもこれはまずい。
あのナイフで襲ってこられたら今度は逃げられそうにない。
それでは俺にしがみついているサングラスの幼女が危なくなる。
あの時は長門に守ってもらったが今度は俺がこの子を…守らないわけに行かないだろうな、この流れだと。
どうする、せめてナイフだけでも何とかしないと!
「キョン!!」
「ダメだ、うかつに近づくな!」
いくらハルヒでもナイフを持った相手に突撃させるのは危なすぎる。
相手はすでに据わった目でこっちにじわじわ近づいてくる。
これは大ピンチだ…そう思ったときだ
348 :
214:2007/06/24(日) 00:00:55 ID:???
010
突然相手の動きが止まった。
「…っか…はっ… …!?」
それだけじゃない
首に何か絡まったのか息も出来ないようだ。
もっとも、それらしき紐やロープはが俺にはさっぱり見えないが…?
「 ハーミットパープル
隠 者 の 紫 ッ!!」
男はそのまま何かに引っ張られるみたいにして、後ろ向きに壊れたスクーターの方に飛んでいった。
「な、なんだ?」
長門か、長門が来てくれたのか?
だが俺の期待とは裏腹に、あの物静かな本好きの少女の姿は見えない。
今ここにいるのは
ハルヒと
サングラスの幼女と
そしてスクーターを追いかけて、ようやくここにたどり着いた爺さんだけである。
←to be continued
349 :
214:2007/06/24(日) 00:01:56 ID:???
次回予告
次回
ハルヒ「汐華初流乃の憂鬱第5話!」
キョン「4話だ!いい加減学習しなさい」
初流乃「日本でも同じ事言ってませんでしたか?」
光り輝く黄金の精神を持ち、運命と戦いつづける誇り高き血統
その名はジョースター一族
彼らがここに集い
そして俺達と出会ったのはどういう巡り合わせなんだろうか?
第4話 誇り高き一族
「俺の、この髪型が、なんだって?」
350 :
214:2007/06/24(日) 00:02:57 ID:???
というわけで今回はここまでです
しかし書く度にどんどん長くなる・・・
少し区切り方考えますw
ぎゃあここでジョジョをさらに出すと言うのか・・!
GJ!
それにしても、予告の「髪型」って…。
いったいこれからどうなってしまうんだ?
ちょwwww
シャイニング・ウィザードってマジでにそっちの意味でかよwww
昔は武藤敬二好きだったから爆笑。
っつかガチでSWでキメるの斉天大聖(軍鶏の)以外で初めてみた。
ハルヒTUEEEEEEE!!
それとGJ!!
354 :
109:2007/06/24(日) 00:23:33 ID:???
住人の皆さんすみません・・・大人はウソつきではないのです・・ただ忘れっぽいだけなのです・・
ー-ニ _ _ヾV, --、丶、 し-、
ニ-‐'' // ヾソ 、 !ヽ `ヽ ヽ
_/,.イ / /ミ;j〃゙〉 }U } ハ ヽ、}
..ノ /ハ 〔 ∠ノ乂 {ヽ ヾ丶ヽ ヽ
ノノ .>、_\ { j∠=, }、 l \ヽヽ ', _ノ
ー-=ニ二ニ=一`'´__,.イ<::ヽリ j `、 ) \
{¨丶、___,. イ |{. |::::ヽ( { 〈 ( 〉
'| | 小, |:::::::|:::l\i ', l く 住人の皆さんすみませんでした!!
_| | `ヾ:フ |::::::::|:::| } } | )
、| | ∠ニニ} |:::::::::|/ / / / /-‐-、
トl、 l {⌒ヽr{ |:::::::::|,/// \/⌒\/⌒丶/´ ̄`
::\丶、 ヾ二ソ |:::::::/∠-''´
/\\.丶、 `''''''′!:::::::レ〈
〉:: ̄::`'ァ--‐''゙:::::::/::::ヽ
\;/:::::::::::::/::/:::::::::::://:::::〉
::`ヽ:::ー-〇'´::::::::::::::::/-ニ::::(
/ \
まあ要するにどういうことかといいますと今日の投下は無理っぽいです。
近日中には何とかなりそうですが。それと214さんGJ!!クレイジーな人がくるっぽいですね。
しかしこれはGJと言わざるを得ない…次回は隠し子か。正にオールスターw楽しみにしてます。
>>354 こちらも楽しみにしてますよーゆっくりで良いですから…といいつつも早く読みたい俺ww
更新を待つこのリアルタイム感が堪らないのだよ。恥ずかしい話だが勃起しちゃう
ジョセフかっこいいよジョセフ
2部と5部はイタリアが舞台だからな
そういや5部のポルポル役って絶対2部絡みだと思ってた
360 :
214:2007/06/24(日) 19:09:31 ID:???
GJGJGJ!!!!!!
最高です更新も早いしぐいぐいと読みすすめさせる展開が絶妙ですね
そこに痺れる憧れるんですがこっちの更新はちょっと待って下さいorz
しかしやっぱりジョジョキャラ出すと勢いが違うなぁ。書いてる展開ねじ曲げたくなる…
俺はなにも見ていない
362 :
210:2007/06/25(月) 00:32:12 ID:???
>>360 すいませんメ欄に210といれて本文に
>>214さんてやるつもりが混乱しました。
ほんとにもう吊ってきますorz
( ゜Д゜) Σ(゜Д゜ )
214・・・?・・・お、俺!?俺がもう一人ッ!? ちがうっこれは・・・スタンド攻撃ッ!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
とまぁ、それはさておき、
お二方も頑張ってください、続き待ってます
あと番号だと紛らわしいようなので、名前変えますね
今後は花京院さんにならって「イタリアの人」でよろしくお願いします
自演かと思ったw
流石にそれはまずいんで名乗り出ましたw
タッチの差でご本人も出てきてくれたので助かりましたけど
ジョセフってカッコイイな
だけどハルノが泥棒していった
いどうなるんだろう?
この流れで一番笑えたのが
>>361のクールすぎる対応w
368 :
マロン名無しさん:2007/06/25(月) 20:05:32 ID:0bijtNzb
「紹介するわ!ドッピオ君よ!」
こんな高らかな声を上げるのはSOS団ではもう決まってる。
朝比奈さんはこんな下品な声を発しになさないだろうし、古泉も・・・あのスマイル
野郎が出すなんて天地が百回ひっくり返ってもありえんだろう長門は問題外だ。
言わずとしれた我が団長涼宮ハルヒだな。
「で?何だって?」
「このバカキョン!ちゃんと話を聞きなさいよ!ドッピオ君よ!ドッピオ君!」
ハルヒはもう言う事は無いだろうとした表情で満足している。おいおい紹介って
そのドッピオ君とSOS団と何の関係があるんだ?
「だから入るのよ!」
何にだ?
「SOS団よ。」
ちょっと待て、未来人や超能力者もいるのにこれ以上増える筈何て有り得ないと思ったが・・・。
俺は古泉の方に無言で顔を向けたが相変わらずの薄ら笑いを浮かべ首を横に振る。
「この人ったら電話も無いのに自分でとぉぉぉるって言いながらか会話してる振りしてるのよ、
面白いから連れて来ちゃった。」
人を捨て猫みたいに拾ってくるんじゃないってんだ、その隣のドッピオ君に後で訳
を聞かなきゃな。
ドッピュオ
370 :
マロン名無しさん:2007/06/25(月) 20:16:22 ID:jddI6FPM
花京院
「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者なんて居ませんよ。
ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」
ハルヒ
「…………」
>>370 ミキタカ「呼びましたか?」
エンポリオ「一巡前から来ました。僕は未来人ですか?異世界人ですか?」
DIO「貧弱ゥ」
>>371 リンゴォ「6秒だけとはいえ、未来人は私ということになるな」
ヴァニラ「ならば亜空間に入ればこのヴァニラ・アイスは異世界人という事になる……」
言い方によっては何にでもなれるなwwwww
イルーゾォなんて鏡の世界の住人だぜ?
なんともロマンチック
お前らクオリティたけーな
ナランチャ
「そういやみんな!…さっきから未来人だとか宇宙人だとかばかりってるけど オ・・オレ!とんでもないこと気がついたぞ!
俺が気づいたから良いようなものの、みんな大変なことを忘れてやしねーか
『超能力者』はどうするんだよ!『超能力者』は!」
荒木「スタンドとはそもそも超能力をry」
ハルヒ「ああ〜〜〜、どこかに面白いこととか人とか転がってないかしら、吸血鬼とか」
キョン「またお前は・・・(来ないでくれよ〜〜、吸血鬼さん、もしくはそれに準ずる何か!!)」
荒木飛呂彦先生「西宮市・・・か・・・静かに過ごせると良いな・・・」
UR(ry
WR(ryと言わなかったお前は正しい
あえてDIOを持ってこなかったところに敬意を表する
386 :
花京院の人:2007/06/27(水) 00:02:40 ID:???
今日は無理ですが、明日水曜日の夜には投下できそうです。
実は本編じゃなくて早くも番外編なんですが・・
荒木「吸血鬼ならここにいるではないか! WRYYYYYYYYYYYYYYYY !!!!」
>>386 いきなり番外編とはw
wktkしながら待ってます
荒木は波紋使いだ
今はな
五部の取材の時に吸血鬼体質が直ってしまった訳か。
391 :
花京院の人:2007/06/27(水) 20:33:05 ID:???
番外編「キーボードクラッシャーナガト」(前編)
その日俺が部室の扉を開けるとハルヒ、古泉、はおらず、いるのは何やら漫画を読んでいる花京院と、
メイド姿でお茶を注ぐ朝比奈さん、
そしていつも通りの無表情で、ただし紙に印刷された活字ではなくパソコンの画面を眺めている長門の三人だった。
「キョン・・・遅かったですね」
「谷口に付き合わされてな・・・ハルヒは?」
「今日はまだ来てないみたいです〜」
ちゃちゃちゃっちゃーちゃっちゃっ
花京院が読んでいた漫画の単行本から目を離してこっちを向いて言ってくる。
それに返事を返しながら我らが団長のハルヒの所在を尋ねたところ、
朝比奈さんが俺の質問に答えてくれる。古泉については聞かないのかって?・・・ヤロウの事なんて聞いてどうする。
「どうぞ〜」
俺がそんな事を考えながら空いてる席につくと、朝比奈さんが俺にお茶を淹れてくれた。
うーむやっぱりメイド服似合ってるな〜。眼福眼福。
「一樹が来てないんですけど、キョンは何か知ってますか?」
ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃっちゃー
ずずーっとお茶を啜っていると再び漫画から目を離して俺の方に顔を向けた。
どうでもいいけどコイツは古泉の事をファーストネームで呼ぶ。
超能力者どうしの共感ってやつだろうか。
「知らないな・・・何か用事でもあるんじゃないか・・・」
ひょっとするとまた何所か不機嫌ななったハルヒのせいで生まれた閉鎖空間の後始末に追われてるのかもしれない。
まあどうでもいいが。
392 :
花京院の人:2007/06/27(水) 20:35:35 ID:???
「これの続きを貸す予定だったんですけどね・・・」
っと言うと花京院は読んでいた漫画の背表紙を見せくる。岸辺露伴の「ピンクダークの少年:星屑十字軍編」だ。
現在、少年ジャンプで好評連載中の漫画で、俺もちょくちょく読んでる。
そういえばハルヒも好きだって言ってたな。朝比奈さんは絵柄が嫌いらしいが。
「・・・古泉って漫画なんて読むんだな・・・」
「かなり好きみたいですね・・実は結構オタクかも知れません・・」
ちゃっちゃっーちゃっちゃっーちゃちゃちゃちゃっちゃっ〜
古泉がオタクかぁ・・・あの「爽やかボーイ」なイメージとまるで似合わんが・・でも最近は隠れオタクっていうのも多いって話だが。
って・・・なんださっきから流れてる妙なBGMは。
音の方向を見るとパソコンのモニターを凝視して、キーボードをせわしなくカタカタと操作している。
顔はいつも通りの無表情だが、どこか真剣というか、切羽詰っているような雰囲気を出している。
あまりにも常態から外れた長門の様子に、一瞬面食らってしまう俺だったが、
気を取り直して長門の見ているパソコンのモニターを横から窺う。すると・・・
「・・・・・マリオワールド・・・・?」
「そう・・・・・」
なんと長門がやっているのはあの懐かしのマリオワールドだった。
そういえば俺も小さい時にやったなぁ・・・・。
個人的にはマリオコレクションの方が好きだったが・・・んっ?何かこれおかしくないか?
何でこんなにブラックパックンが多いんだよ・・・ってうわ、こんな所に隠しブロックおいたら通り抜けできな・・・
ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃっちゃっ
「・・・・・・」
「・・・・・・」
いや、これイロイロとおかしいだろ・・・難易度とか・・・
というかマリオワールドにこんな面あったか?
「ああ・・・それ僕が作ったんですよ・・・」
いつの間にか俺の背後まで移動してきていた花京院が笑いながら言う。
「作った?」
「ええ・・・最近の電子機器の性能はすごいですからね・・・
マリオワールドのデータをベースに僕が改造したオリジナルマリオです」
「難易度がおかしいぞ」
「普通のマリオなんかしたって面白くないじゃないですか」
393 :
花京院の人:2007/06/27(水) 20:36:47 ID:???
花京院が不思議の国のアリスのチェシャ猫みたいな意地の悪い笑みを浮かべる。
またか。コイツの悪い癖だ。ゲーマーとして普通じゃない領域に踏み込んで
すでに三千光年ぐらいの距離に到達してしまっているコイツは、
俺達(谷口、国木田など)に「これ、面白いですよ」とか和やかな微笑みを浮かべながらフツーに
「星をみるひと」とか、「シャドウゲイト」とかシステムとか、バランスとか、
難易度とかが色々と狂ったゲームを貸し付けてくるの。
そんでもって翌日に「何だあのクソゲーはっ!」と怒鳴りつけてやると、
まるでしてやったりというような悪戯に成功した餓鬼みたいな顔をする。
本当に性格が悪い。
「大丈夫ですよ・・・クリアはできます。一通り僕がクリアしてますから」
お前は家でいったい何をしているんだ?そーとーな暇人だな。
そのくせコイツはテストとかで平然と学年上位に食い込んでいるから本当に腹が立ってくる。
ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃっちゃっ
・・・また一人のマリオが散ったようだ。
長門の方に目をやると、早々とコンティニューし直して凄まじいスピードでやり直しをしている。
いつぞやのコンピュター研の時以上に真剣な眼差しだ。
長門がここまで熱くなっているのを見るのは初めてじゃないか?
394 :
花京院の人:2007/06/27(水) 20:39:48 ID:???
ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃっちゃっ
おっ、また死んだらしい。それにしてもここまで長門を苦戦させるとは・・・
花京院、なんてものを作ってるんだオマエは・・・
ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃっちゃっ
また死んだらしい。そう言えばコイツ自分でクリアしたとか言ってたな。
・・長門にもクリアできない奴をどうやってクリアしたんだよコイツは・・・
ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃっちゃっ
・・・また死んだようだ。何か死ぬペースが速くなってきていないか?
ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃっちゃっ
おいおいまた死んだぞ。まさか長門にかぎって集中力が切れるなんてことは・・
ちゃらちゃらちゃらちゃらちゃっちゃっ
・・・心なしか長門の表情に影ができたような気がする。・・・ヤヴァイ。
すごくヤヴァイ、何だか知らないがとても嫌な予感が・・・・
ちゃらちゃらちゃらちゃ・・・ ド グ シ ャ ア
・・・何か変な音がしたな。恐る恐る目をやると、
めちゃくちゃになったキーボードに、それにめり込んだ長門の指が見えた。
(後編続く)
395 :
花京院の人:2007/06/27(水) 20:42:49 ID:???
番外編投下です。長門ファンのかたごめんなさい。
花京院貴様ニコニコをやりこんでいるな
長門切れたwwww
ニコニコとかで改造マリオはよく見るが……あれって第三者の視点からならメッチャ笑えるが自分がやると果てしなくムカつくよなwww
まさか某少年のようになるのかwwww
どうでもいいけどパッド持ってきてやれよ花京院
全く違和感なくてワロタ
馴染み過ぎだろ・・・常識的に考えて・・・
GJです
長門が切れるとは、一体どれほどの理不尽なステージなんだろうw
当然、「チッ!」って言う舌打ちも長門がするんですよね!?
イルカが邪魔なんだよと言わんばかりにw
花京院ホント違和感無いなw
そして統合思念体ですらクリアできないマリオてwwwwww
これが花京院クオリティか・・・
>>398 まりオは64以降しか遊んだ事無いんだけど、あれ公式の隠しステージだと思ってたwwww
まあ公認という気は…しないな出現方法が問題か
涼宮ハルヒ!
彼女の精神は、周りの世界をも微妙に変えるぞ!
408 :
マロン名無しさん:2007/06/30(土) 07:36:17 ID:yo4emrhm
投下期待age
汐華初流乃の憂鬱
第4話 ジョースター一族@ 語り部:キョン
001
「やだっぱぁーーーー!?」
ドグシャアッ
い、今起こったことをありのままに話すぜ。
爺さんが何かを叫んだと思ったら、引ったくりの一人がものすごい勢いで後ろ向きに吹っ飛んでいった…ように見えた。
そいつは丁度、さっきまで自分が乗っていたスクーターにそのまま後頭部から突っ込んで行った。
な、なんだったんだ、今のは。
「キョン…」
「ああ、大丈夫だ。」
ハルヒが少し青ざめた顔で俺のほうを心配そうに見てきた。
おいおい、スクーターに膝蹴り決めた奴のする顔かよ?
だが、その様子ではどうもさっきの「吹っ飛び」は気がついていないようだ。
さて、この爺さんの方だが…。
何か帽子を被り、老眼鏡かな?
小さめの眼鏡をかけていて、ダッフルコートを羽織っている。
口元から顎にかけては真っ白い髭が結構なボリュームで生えている。
年末にサンタのバイトの面接に行けば一発で採用してもらえるだろう。
しかし、お年寄りにしてはずいぶん体が大きいな。
これでも180くらいあるんじゃあないか?
002
ともかく俺は改めて鞄を拾って、爺さんのところに持っていき
この人に何て言ったら良いのかちょっと考えていた。
イタリア人かどうかはともかく、目の色から見て外国人なのは
コーラを飲んだらゲップが出るって言うくらい格実だったからな。
「ぇ〜と、その…」
「お〜静、そこにおったか 君達も大丈夫だったかの?」
っておいおい、普通に日本語を喋りだしてるし、今日はこのパターン2回目だぞ・・・ン静?
俺の後ろをついて回っていた女の子は、その爺さんの方にトテトテと歩いて行った。
003
「での、シーザーの奴と初めて会ったときも、わしはこのイカ墨スパゲティを食っておってなー」
「それで、ヴェネツィアには何をしに行ったの!?」
さて、俺達は街中のレストランで食事で飯を食っている。
本日のメニューは本場イタリアのイカ墨スパゲティー。
俺達と一緒にいるのはジョセフ・ジョースターさんと、その養女の静・ジョースターちゃん。
広場にいた時、いきなり俺のところにやってきた女の子と
ハルヒが蹴り飛ばした引ったくりにかばんを取られた爺さんだ。
広場での一件の後、鞄と静ちゃんを見つけたお礼ということで
ジョセフさんが俺達を食事に誘ってくれたのである
004
ジョセフさんは、静ちゃんに加えて息子に孫と一族かき集めて友達の墓参りにこのイタリアに来たと言う事だ。
二人で市内を歩いている最中に静ちゃんがいなくなってしまい、探し回っているところで鞄を盗られたらしい。
本当なら大変な事態ではあったが、いなくなった静ちゃんはなぜか俺の側にいたし
引ったくり犯はハルヒが必殺のとび膝蹴りで瞬殺したため、あっけなく一件落着となったというわけだ。
…2人組の内の一人はなにやら挙動不審な動きで飛んで行ったのは気になるがな。
しかし、アレはなんだったんだ。
何かに似てたんだよな…ああそうか、前にコンピ研の部長氏に取り付いたカマドウマ!
あいつに襲われた時、長門が吹っ飛ばしたカマドウマの動きに近かった…ってダメだぜんぜん答えになってねー。
005
「それでな、わしはシーザーにこのスパゲティをぶん投げてやったんじゃが…。」
レストランに入ってからずっとジョセフさんの昔話が続いている。
この爺さん、悪い人ではないと思うんだが…正直、内容が退屈とか以前に筋がイマイチ理解不能だ。
生まれ育ったイギリスからアメリカのニューヨークに引越した所までは、何とか理解できたのだが
その後、祖父の友人を殺害した犯人と鉄橋のてっぺんで決闘したとか
実は死んだと思っていたその友人が実は生きていて
しかもなぜかナチスドイツに捕まっており、助けるためにメキシコの砂漠を横断したとか
この辺りでだんだん話の展開が怪しくなり始めてきて
友人がいるらしいナチスの極秘研究施設に一人で乗り込んだ
といい始めた時点で俺はもう聞き流すことにした。
006
大体、どうやって戦ったとかの肝心な所を省いているのでなおさらよく分からない
突っ込んで聞いても
「ポッポ ポッポ、ハトポッポ?」とか
「行 か ん ぞ 歯 科 医 ?」
などとボケた振りをして誤魔化しだすから、なおさらである。
「シュトロハイムは根性のあるやつじゃった」
はいはい分かったからおじいちゃん。
そいつが爆弾で自爆した所まではさっき聞いたぜ、理由はさっぱり理解できなかったけど。
俺とは逆にこれらの単語がクリーンヒットして、目をらんらんと輝かせながら聞き入ってる奴がいる。
「それでっシーザーさんと二人でイタリアでは何をしたのっ!?」
ハルヒだ。
爺さん、あんまりこいつに刺激を与えないでくれ〜後が大変なんだ。
ハルヒ、お前も話半分…いや10分の1でもお釣りが来るからそう思って聞いとけ。
007
さて、爺さんの昔話が盛り上がり絶好調を見せ始めているとき、静ちゃんはというと行儀良く横に座ってジュースを飲んでいた。
最初は孫に見えたこの静・ジョースターちゃんだが
日本に行った時に一人でいた所をジョセフさんが保護し、今は一緒にアメリカで暮しているとの事。
で、結局母親が見つからなかったため養子としてむかえ入れた歳の差80歳の「娘」ということらしい。
俺の後をついて回る静ちゃんを見て
「人見知りする子での〜、キョン君みたいにすぐ馴染む相手というのも珍しいの」
とジョセフさんは言っていた。
最初は何かと思っていたメイクやサングラスは、紫外線対策ということらしい。
「ちょっと肌が弱い見たいでの〜もう少し大きくなれば大丈夫だと思うんじゃが・・」
色々大変みたいだな。
ああ、おいおい、そんな持ち方だとジュースこぼれるぞ…仕方ないなぁ。
長いので今回はここまでです、他少しずつうpしていきます
少々間延びする展開になっちゃってるかも、要反省
来てみたら投下中だったとは
GJ!
GJ!
何気に静の正体バレフラグwktk
あれ?
そういえば次回予告は?
>>419 長めの話は本家ジョジョのように番号振って少し分けることにしました
ジョースター一族はAまでありますので予告はその時になります
421 :
花京院の人:2007/06/30(土) 21:20:06 ID:???
GJ!!キョン・・・・そのお爺さんの話は本当だよwwww
静かにジュースを飲んでる静ちゃんがディモールト可愛いんだよな〜
GJ!次の展開が気になるぜ アクトンベイビー聴きながら保守
>>421 >老人の輝ける昔話を少年が聞く
ウォルター少年と夏の休日って映画思い出して和んだ。
>>409 なんというGJ。
まさか一族登場フラグとはwww
多分みんな知ってるだろ。
知らなかったwwwwこんなシリーズがあったとは…マジで神すぎだろwww
どっかにまとめないかね全部ききてー
私は マガーレスプラッシュ(でよかったかな?)とプラチナデイズが好きだな、
四部好きなんで、じょうすけ・おくやすソングもイイ!
私、ニコニコ深夜か早朝にしか観れんのでリンクは貼れないが、
ハルヒキャラソンにはずれが無いのもあって全体的にレベル高い。
後、小泉マジ似てる。
ニコニコの話してるだけで充分にスレちがいだけど、
最強のヨメ、ディオ様は一度は見とけw あれ最高www
>427は、ようつべだったか、失礼した。
典明モノいいなードライアイ解消だ
ブチャラティものもドライアイ解消できた
ハルヒじゃないが6部の奴は目が潤いすぎた…
ニコ厨うざっ
同意だけど、逆に考えるんだ。煽って荒らすくらいなら無視しちゃえばいいさと考えるんだ。
すまんGJと思った
>>438 実は俺も思ってた。おかしいよねニコニコ登録してない頃はうざったく思ってたのに(´・ω・)
そろそろスレ違いになってきそうなんで俺は引きます。スマンカッタ
ニコニコに登録したいが、俺は携帯ばっかりだからなぁ……
パソコンなんか滅多に使わないし……
動画ネタなんて分からないや。
グラッツェ。でも
人数は多いと言っても登録制だからね・・・。ニコニコは控えた方がいいかも。
なんか何が悪いのかわかってなさそうなところが不安だな
よそでやって袋叩きに遭っても知らんぞ
ほんとにニコ厨は自己中だな
叩いてる方が荒しに見えるからもう止めとけ
スレ違いが叩かれてんのに、叩いてるほうが荒らしとか
その理論がわからんわ
空気悪くなるならまだわかるが
空気悪くなるどころかぶち壊してる
そらニコニコ動画紹介って空気はぶち壊れたが、それは壊れてもいい空気だろ
>425からの流れ
どうでもいいです><
はやくSSが読みたいです><
>>450 逆に考えるんだ。
自分でSSを書けばいいやって考えるんだ。
そもそもニコ動紹介すること自体よくわからんわ。
youtubeにもあがってるんだろ?
会員制のニコニコじゃなくyoiutubeのほう貼るべきだと思う
現在このスレは動画リンクによって荒れた空気となっている
そして地方である俺のところは未だにISDNで動画は全く見ない
つまり俺は何だか知らんうちに動画派閥抗争に巻き込まれて、挟み撃ち喰らってる形になるな
思ったけどキョンの静ちゃんて呼び方ドラえもんみたい
キョンの声がすでに銀さん以外に聞こえないんだけどw
釣り針多すぎてワロタw
>>454 ×動画リンクによって荒れた空気となっている
○ニコニコ見れない奴の僻みで荒れた空気となっている
明らかにウザイのはニコ房でなく、アンチの方。
やっぱり叩いてる方が荒しになったな。
>>456 みっくるんるんがこぼしたお茶がワイアードで釣られて消える映像が浮かんだ。
文章化は出来ない。反省している(´・ω・`)
>>457 今となっては擁護派も荒らしに見える。流れ変えようぜ!
>>457 動画張られて、擁護派とアンチが大暴走が正しいのかもな。
>>457は明らかに釣り
なぜなら、ニコニコ見れるけどスレ違いうざいと思っている人間を無視しているから
釣りっていうなら釣られるなよ・・・
前回のSS投下からここまで透明あぼーん
↓以下、いつもどおりの流れ
464 :
花京院の人:2007/07/04(水) 22:40:34 ID:???
すいません。少し忙しいので投下はしばらく無理そうです。
あと、皆さん長門のキャラ壊すのってどれくらい許容できます?
実は他のところでもSS投下してるんですけど、綾波系のキャラは
ことごとくギャク担当になってしまう・・・・
いやだってあの手のキャラって男だろうと女だろうとキャラ壊すのって
書いてて楽しいんですよ。
一人だけ足が遅くて、基地が爆発するって時に自分だけ置いてかれて涙目になってるくらいまでなら余裕で許容
読むにしても書くにしても壊れたキャラも好きですね。
自分の場合は、系統問わずにキャラ壊しにかかるときがあるのでご了承くださいw
>>463 じゃあ、自分が投下しましょう
最終チェックしたら投下します、しばしお待ちを
ハルヒ「さぁ、はじまるざますよ
初流乃「行くでがんす
ジョセフ「ふんが〜(いかん入れ歯が・・ッ!)
キョン「まともに始めろッ!」
汐華初流乃の憂鬱
第4話:ジョースター一族A 語り部キョン
008
「じじいーッ、何のんきに飯食ってんだッ!静が見つかったなら教えろっ!」
「やれやれ、ま、その分だと大事にならずに済んだようではあるがな」
食事も終わって皆で、最後に食後の紅茶を飲んでいると。
ジョセフさんの言っていた「孫」と「息子」らしき人物がレストランに入ってきた。
どうやらこの二人も、今までずっと静ちゃんを探して歩き回っていたらしい。
だったら俺達と飯を食う前に教えに行ってやれよ、とは俺も思った。
「…で、そのこの二人は一体どうしたんだ?」
「…っえ?」
ああ、どうも。
二人は俺たちをみて少し驚いたようだった。
まぁ、そうだろうな…子供が迷子になって戻ってきてみれば、なぜか俺達みたいなのと一緒に飯食ってるんだから。
「ああ、スマンの、静なら彼らが見つけてくれたよ。涼宮ハルヒちゃんと・・」
「こっちはキョンで良いわ」
「だそうじゃ」
ハルヒ、そろそろ一回位は本名を名乗らせて欲しいんだが。
009
さてレストランに新たに入ってきたこの二人
一人は、30歳くらいで帽子を被りコートを羽織っている物静かな印象の人。
「空条 承太朗だ、うちのじじいと静が世話になったな」
もう一人は、俺達と同じ高校生かな、イタリアにまで来て学生服…そして髪型がなんていうか凄い
突っ張りリーゼント?、なんていうか
昭和
このセンスは平成生まれが社会に進出し始めてる昨今では、もはや絶滅危惧種といっても良い。
ここまで流行を無視して突っ走るのはある種の潔さすら感じる。
そのうち重要文化財に指定される日も近いのではないだろうか。
「東方仗助ってんだ、呼ぶ時は仗助で良いぜ」
歳は俺達より少し上18歳で高校三年生との事。
最初は承太朗さんが息子で、仗助さんが孫と思ってたんだが
どうやら話を聞いているうちに逆らしいことが分かった。
承太朗さんが孫で、仗助さんは息子…なんと65歳の時の子供らしい。
静ちゃんは「娘」だし、子から孫へと下に行くほど歳が逆に上がるという凄い家族構成もあったもんだ。
010
日本語が通じる相手と一緒というのがこんなに心強いとは、日本では絶対理解できなかっただろうな。
食事も終わって、俺達は一旦店を出ることにした。
「いやすまないな、君達が静を見つけてくれて助かったよ。
2度も体験して分かったと思うが、ここらはあまり治安は良くないんでな、面倒な事になる所だった」
「言え、俺達の方も助かりましたから」
この後、承太朗さんが自分達の宿泊しているホテルの方で国際電話かけてくれるとの事。
どうやら、スイスの鶴屋さんの別荘とも連絡がつきそうだ。
これで一件落着だな、ふぅ、全く、とんだイタリア旅行だったぜ。
と思ったらまたハルヒがやらかした。
店を出てすぐである。
いや、今度はハルヒだけじゃないんだけどさ。
011
「それにしてもイマドキ凄い髪型よね」
まぁ、確かに「凄い」事に変わりはないよな、俺もそう思う。
「どこで切ってもらってるんですか?」
この発言でハルヒに悪気があった訳ではないだろう。
俺も無かった。
むしろ、今風ではないが似合ってることに間違いはないし
そういう意味でむしろ褒めたつもりだった、が
「この髪型が・・・なんだって?」
ドドドドドドドド…
え?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ちょΣ(゜Д゜;)
12
まるで封印をとかれた魔神のように,仗助さんの顔が変わっていく。
「俺の、この髪型が、なんだって?」
日本語でおk
「はわわ、こりゃいかん、アイツは髪型のことをけなされるのが嫌いなんじゃ」
ジョースターさん、いくらなんでもあれは被害妄想じゃないでしょうか。
今の発言から何をどう読み取ったら「けなした」になるんだッ!?
「言われるのが嫌だったら、最初から普通の髪型にしてれば良いじゃないの」
ハルヒーーー、火に油を注ぐって知ってるか?
「ストップだ仗助」
「このオレの髪型は誰にも馬鹿にさせねぇーーッ」
後ろから羽交い絞めにして取り押さえている承太朗さんと、暴れようとしている仗助さんがもみ合いになっている。
おいおい頼むから落ち着いてくれ〜ッ!
013
そういえば静ちゃんはどこだ?
危ないから仗助さんから遠ざけないと。
っていない、どこだ?
また迷子になったんじゃあないだろうなっ!?
と、思ったら静ちゃんは怒り狂って爆発寸前の仗助さんの前に立っていた。
うああああああああ何やってるだーーーーーッ!?
じーーーーーーーー
…
…
…
じーっと仗助を見つめてる静ちゃん
…
……
………
じーーーーーーーーーーー
014
「…」
「静どけっーーーーッ」
まだじーっと見つめてる
「うぐ…」
「仗助、おいたはダメだぞ」
「ほら、静が見取るじゃないか」
「うぐぐぐぐぐぐぐぐ…」
「大人気ないぞ仗助」
「お兄ちゃんじゃろうが」
「あ〜、あ〜。わかったッ、おいたはダメなんだろっ」
あの視線が聞いたのか仗助さんはそのまま風船がしぼんだみたいに大人しくなってしまった。
「あ〜やって見つめられると気合が抜けちまうんだよな〜ったくよ〜〜」
静ちゃんはというと、そんな仗助さんを見てからトテトテとジョースターさんの後ろに引っ込んでしまった。
「あ〜びっくりした・・」
流石のハルヒも、プッツン中の仗助さんの迫力に若干肝を冷やしたようである。
見れば、俺達と入れ替わりでレストランに入ろうとしていた…地元の人たちかな?
5人組のグループもそれをあっけに取られた目で仗助さんを見ている。
015
世の中まだまだ広い、ぶっ飛んでる人というのはハルヒ以外にもたくさんいたようだ。
まぁ、何はともあれ、仗助さんの前で髪の毛の話は厳禁か。
…しかしあの五人組も凄いセンスだな。
何あの穴だらけのスーツ、高級なんだかみすぼらしいんだかわかんねぇ。
っつ〜か、先頭のおかっぱの人の馬鹿でかいジッパーもすごい、流行りなの?
あれイタリアの流行りなのか?
真ん中の人なんて頭に卵の殻かぶってるし。
俺のセンスじゃもうついていけそうにない。
いくらイタリアでも彼らはファッショナブル過ぎではないだろうか。
←to be continude
予告
ハルヒ「次回 汐華初流乃の憂鬱」
キョン「5話だぞ」
初流乃「5話ですよ」
ジョセフ「5話じゃぞ」
承太朗「5話だ」
仗助「5話だぜ」
静「じーーーー」
ハルヒとたった二人、孤立したイタリアに放り込まれたキョンは、
ようやくジョースター一家という助け舟にめぐり合えた。
しかし、彼がイタリアにいる限り「安心」の二文字は決して巡ってこない
遠方スイスより、味方であるはずの古泉と機関が仕掛けた狡猾な罠。
キョンは果たしてそれを切り抜け、再び明日の朝日を見ることが出来るのだろうか
汐華初流乃の憂鬱 第5話
-古泉の罠-
「古泉ぃーッ次に会ったときに決着をつけてやるぞッ!」
GJ!
承太郎の存在を確認した途端凄く安心感を覚えるw
これはGJせざるをえない
そしてジョースター一族集合&ブチャチーム登場か
これから面白くなってくるな
読むだけでキョン一人称の難しさが伝わってくる
GJだぜ
始まり方吹いた。
ってブチャチームwwww
仗助気まずいな(´・ω・`)
キョン達を嫌ってなければいいんだけど。
何はともあれGJ!
静ちゃん可愛いよ〜!!
ディモールトGJ!
ジョースター家集合したなwジョリーンもくるか?
484 :
花京院の人:2007/07/06(金) 01:26:04 ID:???
GJ!!ブチャラティーチームが何気にいますね。あと、穴だらけのスーツの
人なんていましたっけ・・・・フーゴ?何それ、おいし・・(うばしゃあ!
このスレが落ちることを「許可」しないィィィィィィッ!!
すげー面白いww
期待してます
ハルヒ二期製作開始が確定 これは今までにもまして盛り上がってくる予感
488 :
マロン名無しさん:2007/07/08(日) 21:53:47 ID:TG1VhLet
「紹介するわ、ジャイロ・ツェぺリさんよ。」
「紹介するって・・・何の事だ?」
「だからさぁ〜その鉄球の技を見せてよ!」
「駄目だな、できるわけがないを4回言うまで教えるわけには行かない。」
「できるわけがないできるわけがないできるわけがないできるわけがない
ハイ!4回言ったわよ!」
「駄目だなそれはカウントにはならない。」
「何よケチ!」
「うるせぇ!ケチじゃねぇ!」
萌えた
ニョホ
ジャ「ピザ・モッツァレラ♪ピザ・モッツァレラ♪」
キ「‥‥‥」
ジャ「レラレラレラレラ♪レラレラレラレラ♪ピザ・モッツァレラ♪」
キ「‥‥‥」
ジャ「つぅー歌よ。どォよ?」
ハ「いいわよジャイロ!気に入ったわ!バンド組む?」
「「マジすかッ!?」」
ジャイロ…不思議となじんでるwwwww
なにやってんだジャイロwww
久々に億泰の話が見たいな…。
495 :
花京院の人:2007/07/12(木) 19:32:51 ID:???
やっと規制が解除されました。ただ私生活が忙しいので投下はもうしばらく
あとになりそうです。ですが、途中で絶対に投げることだけはしません。
おなじく規制食らってました
こっちはもうちょっとでひと段落つきそう何で待っててください
日曜日目標で編集中です
規制大変だな〜一人のせいで大勢迷惑するから困るよな。
職人さん二人とも乙です、待ってます
時間はゆっくりでもかまいませんから投下さえあればGJッス!
粉みじn(ガオン)
妹「兄貴ーーーっ!」
キ「‥‥なんのマネだ?」
妹「えへ。億泰さんのマネー♪」
キ「‥‥そうか」
キ(やけに怖い顔して言ってたが、いつもこうなかのか?)
>>501 ジョジョ絵で浮かんできてこまるwwwwwww
お待たせしました ネタも止まってるようですのでカンフル剤として続き投下します
汐華初流乃の憂鬱
第5話 古泉の罠@
語り部:キョン
001
「いや〜心配したっさ!皆に代わるから元気な声聞かせたげておくれッ」
ここは海沿いにあるリゾートホテル。
ジョセフさんたちジョースター一家が宿泊しているホテルだ。
レストランで一騒動つきの昼食を終えた俺たちは、一緒にここのホテルまで連れてきてもらい
承太朗さんにこのホテルの電話を借りてもらって、ようやくスイスの鶴屋家別荘と連絡がつながったのである。
最初に声を聞かせてくれたのは鶴屋さん
彼女のおかげで向こうでも、皆が沈み込まずにすんだかもしれないな。
…いや、古泉や長門はいつもの調子か…ってそれじゃあ、ほとんど皆いつもの調子ってことじゃねぇか
目に見えて取り乱してそうなのは朝比奈さんくらいか?
002
「キョン君〜、本当にこのままだったらどうしようかと…えぐえぐ」
「大丈夫ですよ、予定より遅れますがちゃんと合流できそうですから」
「本当でうかぁ…ふえええええ」
朝比奈さんは泣き通しだった。
静ちゃん(2歳)の方がよっぽどしっかりしてます。あなたの将来が少し心配になりました。
…ああ、いやもう少ししっかりした特盛りver.の朝比奈さんも見たことがあるから大丈夫なんでしょうけど。
「長門か?そっちは大丈夫だったか?」
「大丈夫」
「俺たちがイタリアに来てたのは知ってたのか?」
「大規模な情報フレアの発生無しでは、細かい座標特定は困難」
「そうか…ま、あとはそっちにいけると思うから待っててくれ」
「分かった」
こいつは相変わらずだな。
ま、その方がむしろ安心できるが。
「いやはや心配しましたよ、まさかお二人だけでイタリアに行かれるとは我々にも予想外でしたから」
だろうな、そんな斜め上の方向に突き進むのはハルヒだけだろう。
「そっちは閉鎖空間とかが凄い事になってるんじゃないのか?」
「閉鎖空間?いえ、そんなものは発生してませんが」
「発生してない?」
「あなたが一緒だからでしょう。二人きりの旅行を楽しみたかったのでは?」
「おいおい、何の冗談だそれは」
「とすると今夜はお楽しみですね」
「スマン、そろそろ切って良いか?切るからな?切るぞ」
「すいません、冗談です、あのちょっと、まだお話が…」
「いいやっ限界だ切るねっ!!さらばだ古泉!!」
イタリアに来てまでこいつの笑えない冗談まで聞いてられん。
003
ゴスッ 後頭部に軽く衝撃が走る
「何勝手に切ろうとしてるの! もう、あたしも皆と話したいんだから、早く代わりなさいよね」
いかんいかん、ちょっと古泉で遊びすぎた。
「大体、こういうときは団長が先でしょ!?」
ハルヒに受話器を取り上げられたので、俺は一旦ロビーのソファーに引き下がってコーヒーでも飲んでいることにした。
でもまぁ、皆は元気そうで何よりだ。
ハルヒと合流したらまた大変だろうから、今のうちにそっちはそっちで羽でも伸ばしておいてくれ。
で、ハルヒはというと
長門のことを心配したり、
朝比奈さんに「大丈夫だから」を連呼したり、
古泉に映画撮影の指示を出していたりしたようだった。
どうやらスイスの古城でジョースターさんの昔話をノンフィクション映画で制作するつもりらしい。
ナチスの秘密基地にひとりで乗り込み、イタリアで修行し、謎の秘法を奪った泥棒をスイスまで追いかけたという奴である。
支離滅裂ながらもハルヒの行き当たりばったりなストーリーよりはましな展開であることが救いか。
さて、これが終わったら次は日本の自宅の方に電話だ。
鶴屋邸からすでに連絡が行ってるらしいから、向こうでは俺達のことを心配してるだろう
一息ついて早々に今度はお説教を食らいそうだ…やれやれ。
004
やれやれ…イタリアにまで来て親父とお袋に説教されるとは…。
たっぷり30分は続いたが、友達がまだ連絡して無いからといって切り上げてきた。
アレは日本に帰ったら絶対続きがある…今からガクブルだぜ。
ハルヒの方もそれは同じだったようで、『そんなんじゃない』の連呼が続いたあげく
最後は受話器を叩きつけるように切って話を打ち切っていた様である。
日本に帰ってから大丈夫なんだろうな?
「まったく、キョンと話させろなんて、何考えてんのかしら…」
どんなお説教だったんだそっちは…そして俺の名前出てるのに強引に切るな、すさまじく不安になるだろうが。
「そっちの話は済んだか?」
「ああ…承太朗さん、すみません。凄い長電話になっちゃって」
「気にするな。それよりこれを渡しておこう」
承太朗さんが差し出したのはホテルのキー
「君達の友達から、部屋を取ってやってくれと頼まれたんでな。それとヴェネツェア経由でスイスまで行く鉄道の切符も、な」
「わざわざそこまでして貰うなんて…ありがとうございます」
「礼なら古泉という奴に言うんだな。金も出してくれるそうだ」
古泉 お前が頼んでくれたのか。
電話切ろうとしてスマンカッタ
費用は機関持ちなんだろうけど、ありがたく受け取っておく。
005
用意された部屋はそこそこの広さで、町を一望できそうな広い窓があり
その近くにくつろげそうなソファーとテーブルが部屋の真ん中にある。
シャワールームも広々として落ち着いて汗を流せそうだ。
部屋の真ん中にはかなり大きめのベッドが一つ。
ふむ、なかなか良い部屋じゃないか。
飛び込みで用意してもらったとは思えない豪華さだ。
この上で何かを要求しようものなら、それは失礼という物だろう。
ああ、失礼という物だ…が
「キョン、変なこと考えないでよ!」
「考えねぇよ…やれやれ」
あの…何でハルヒとオレが一緒の部屋なんでしょうか。
承太朗さん、あなたは何か勘違いしてませんか。
してますね。
ちょっとこれは色々まずいんじゃないか・・・。
俺は隣に立っている同い年のクラスメートを見てそう思った。
ここで一旦区切ります 続きは明日投下予定です
はぁ・・長門の台詞って考えるの難しい(´Д`;)
GJ!
だけど残念な事に承り太朗じゃなくて承り太郎なんだな。
・・うわ、登場時からずっと間違ってましたw
次からは直しときますね
「ヴェネツィア」経由だって?
列車戦に巻き込まれるフラグとみて構いませんねッ!?
兄貴に期待しても構いませんね!?
ペッシはいりませんので
それはそうとGjです!
リゾートホテルがリゾットホテルに見えたwwwww
GJ!続き待ってる!!
人大杉のため携帯からGJ!続き待ってます
515 :
花京院の人:2007/07/16(月) 17:28:46 ID:???
GJ!!ジョルノがいつ再登場するかが楽しみです。
>>514 新潟の地震関係のスレとかで2ちゃんの回線も込んでるのでしょうか?
現地とかであんまり被害拡がらないと良いのですけど・・
とまぁ、こんな時でなんですが、昨日宣言した続きはともかくきっちり投下いたします
汐華初流乃の憂鬱
第5話 古泉の罠A 語り部:キョン
001
「お願いします、もう一部屋取ってください!!」
オレは即効で承太郎さん達の部屋に内線をかけて懇願をした。
内線電話に出たのは承太郎さんではなくジョースターさん。
承太郎さんと仗助さんは用事があって市街に出てるらしい。
「む、不味かったかの? しかし君の友達がぜひとも一緒の部屋にしてやってくれ…」
はははは古泉め、やりおるわ。
まさかこういう展開だったとは予想外だったぜ。
この礼は日本に帰ったら必ず、いや、その前にスイスで会ったときに決着をつけてくれる。
「それに時間も時間だ、今からでは残念だが新たにチェックインというのは難しいのう…」
「そちらの部屋に一緒に入れてもらうわけには行きませんか?」
承太郎さんたちは4人ででかい部屋を一つ取っている。
俺ひとりくらいは横になれるスペースは期待させて欲しい。
この際ソファーでも構わん
「え、いや…す、スマンが、こっちはその…静が色々都合が悪いんじゃ、すまんの」
な、なんだってー!?って言うか色々ってなに?
「それに友達の行為だ ありがたく受け取っておくのはどうだ?若いんだから」
「全然ありがたくありませんよ!!俺とハルヒはそんなんじゃないんですから」
「思えばあの日、わしも思い切って朋子に突撃したからこそ仗助がいるわけで…」
ダメだ!この爺さんでは話にならんッ!
突撃を推奨してどうすんだ。
002
ジョースターさんでは事態打開は見込めない。
あきらめて内線をきり、さてどうしようかとハルヒの方を見ると
何か服を脱ごうとしていた
待て待て待て待て待て、お前は何をやってるんだ。
「シャワー浴びるのよ、もう汗でべとべとなんだもの」
「ここで脱ぐな!シャワー室に行け!」
オレは大急ぎでハルヒをシャワー室に押し込んだ。・・全く。
いやいやいや、違う違う違う問題なのはシャワーじゃないだろこの場合
「いや待て、いきなりシャワーを浴びるとか言うな」
「キョン!」
うわっ、シャワー室に押し込めたと思ったハルヒがまた出てきた。
一瞬裸で出てこられたのかと思い、かなり焦ったが今度は一応バスタオルを巻いていた。
…目のやり場に困ることに違いはないが。
「これ、洗濯頼んどいて、こういう所はランドリーサービスってのがあるはずだから」
そういってこっちに投げ込まれたのは
キャミソール
デニムのミニスカート
ブラジャー…おいおい…
パン‥ … … … …
…
…ふんもっふ!?
003
思考を復帰させるのに10秒ほどかかった
ちょっとまてーーーーーーーーッ!!
お前全部洗濯に出したらこの後どうするんだ!
「バスローブあるから良いのよ、じゃやっといてね」
俺はよくない!!
しかも後始末を男にやらせるなんて何を考えてるんだお前は
毎度の体育の時間の着替えもそうだが、こいつには羞恥心という物が欠落してるんじゃないのか。
「…何、まさか下着フェチだったの?変なことしたら殺すわよ」
「するかッ!」
だから変な事されたくなかったらもう少し考えろよ…。
004
「…チラチラ見ない」
「見てない」
「エロキョン」
「見られて困るなら行儀よく座ってろ」
気まずい
ものすごく気まずい。
誰か助けて。
朝比奈さーん、鶴屋さーん、長門ー!
シャワーから上がったハルヒは、本当に宣言どおりバスローブ一枚でベッドの上に陣取っている。
オレはというと仕方がないのでソファーに座って小さくなっていた。
普通にバスローブ一枚でも相当刺激が強いというのに、
この場合ハルヒは下に何もつけてないのが分かりきってしまっているわけで。
相手がハルヒではあっても意識するなという方が無理がある。
個人的にはこういうシチュエーションは朝比奈さんのほうが希望なんだがなぁ・・。
…でもハルヒも黙ってれば・・いやいやいや、わざわざ気分を盛り上げようとしてどうする。
雑念を捨てろ。
素数を数えて落ち着け、オレ
余計なところを元気にしてる場合じゃあ、ないッ!
視線をそらそうにも荷物を盗まれてるから雑誌や本すらないと来た。
しょうがないんで延々と、ルールサービスのメニュー表だけ眺めてみたりしてる。
イタリア語で全然読めないけどな!
おかげでもう、部屋とか、オレの今後とか全然切り出せない。
005
「キョン、電気消して」
何をするだーーーーッ!?
「あたし疲れたからもう寝るから」
ああそういうことか、いきなり動揺させるなよな
っておい、ちょっと待て、お前一人でベッドを独り占めする気か。
…ああいや、一緒に寝るのは問題ありまくりなのは分かっているんだが
この場合、俺はどこで寝れば良いんだ!?
何か、何か武器はないのか!?
ありませんでした
結局ハルヒにベッドを取られた俺はソファーで寝た。
というより横になった。
006
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「キョンおきてる?」
「何だ」
「こっち来ないでよ、絶対に来ないでよ!来たら殺すからね!」
「行かねぇよっ!」
こんなのが30分おきに繰り返されている、全然寝られん。
これは罠だ 古泉の罠だ!
くっそぅ思いっきりはまっちまったぜ
こんなので一晩すごせるかっつーの!!
←to be continude
予告
古泉「昨夜はお楽しみでしたね・・ふんもっふ!?」
キョン「君が泣くまで!殴るのをっ!やめないっ!!」
初流乃「それで実際はどうだったんですか?」
ハルヒ「そ、その話はおしまいっ 6話行くわよ、6話っ!」
幼い頃に見た夢
倒れた男
駆け寄るギャング
でもそれはただの夢
目が覚めればそこには耐えるだけの日々がまた待っていた。
あの日、あの二人に出会うまで
第6話
イタリアの少年
「今度は僕が語り部です」
というわけで次からジョルノって言うか初流乃再登場です。
お待たせいたしました。
今回はついうっかり無駄にエロに走ってしまった・・・
だが砂漠の砂粒一つほども後悔はしていない・・・
GJ!
やっとジョルノが!
やっぱり古泉かwwww
顔に出さない様にニヤニヤしてるところが目に浮かぶw
GJです
やっと規制解除、そしてGJ!
こういう展開も悪くないな。てかジョセフ自重www
>来ないでよ、絶対に来ないでよ!
…ダ……チョウ……?
30分おきに数回繰り返したのか……
開戦前に随分とお互い粘ったわけだ。
よく頑張ったな少年。
530 :
花京院の人:2007/07/17(火) 10:03:19 ID:???
GJ!!なるほど・・・これが古泉のワナだったわけですか・・・
ちょっと思いついたので幕間のおまけ
古泉「とんだ誤算でした。まさかあの状況下で手を出さないとは、もはや尊敬の域に値します」
新川「やはりスイスまで引き付けてから食事に薬を盛るべきでしたな」
古泉「僕達がいないほうが良いと思ったんですが…早計でしたね」
森「閉鎖空間がすでに日本全土を飲み込みんでいます」
新川「発生規模のレコード更新ですな」
多丸(兄)「ともかく急ごう、超能力部隊は全員集結させた」
多丸(弟)「これで倒せると良いんだが・・」
赤玉A 「こ、攻撃がとおらねぇぇぇぇぇぇ!?」
赤玉B 「俺を踏み台にしたぁーーーッ!?」
赤玉C 「12人の超能力者が3分と持たずに・・・!?」
赤玉(?)D「う、うろたえるんじゃないッ!ドイツ軍人はうろたえないっ!」
ハルヒのツンデレ、キョンのフラグフクラッシュ
二人の間に生じる真空状態の圧倒的閉鎖空間はまさに歯車的フラグ破壊の小宇宙!!
これが「ハルキョン嵐」
ハルヒの心に吹き荒れる神人のトルネード!!
後に機関の者達に「究極神人と終末の3日間」と呼ばれる戦いの始まりであった。
キョン「…なに怒ってんだ?」
ハルヒ「怒ってないわよっ!!着替えるからでけッ!!」
キョン「オレが何したって言うんだよ…(´・ω・`)」
粘るの通り越して何事もなく朝になるのがキョンクオリティ
532 :
マロン名無しさん:2007/07/19(木) 00:34:31 ID:eNOybzZK
保守
実際にそういう事態になったら、
ハルヒは何もなかったことを恥じるのだろうか
悶々と耐えるキョンを無視して爆睡してそうw
ハ「あんたは私のモノなのにぃーーっ!」
キ「がっ!‥‥夢か?」
古「どうしました?」
キ「いや、やけにリアルで嫌な夢を見て‥」
バンッ
ハ「勉強にうってつけの物持ってきたわよー」
キョン、逃げてー!!
何のネタだっけ
思い出せそうで思い出せない
第4部
康一君が由花子に告られたた後に拉致られた時の話
勉強クイズ出されて、外れると石鹸とか消しゴム食わされそうになる奴だよ
おはようございます第6話投下してみますね
汐華初流乃の憂鬱
第6話(-第2話α) イタリアの少年@
語り部 汐華初流乃
001
小さい頃に夢を見た。
目の前で人が倒れている、血がたくさん出ていた。
生きているのか、死んでいるのか分からなかったけど
胸を、銃で打たれているみたいだった。
するとそこに別の男達がわめきながら走ってくる。
明らかにこの怪我した彼を捜している風だった。
………………
どんどんこっちに向かってくる。
男達は僕に聞いた、この辺りで人を見なかったか、怪我をして血を流していたはずだ、と。
僕は言った。
「あっちに行ったよ」
嘘をついた。
恐怖はなかった。
ただ、倒れていた彼に対し
「自分と同じ一人ぼっちでさびしそうだな」
と思ったんだ。
倒れている人の体は、なぜか草が伸びて隠れていた。
男達はそのまま立ち去った。
002
場面が変わる
彼が帰ってきた。
彼は生きていて、そして僕が言ったあの一言を覚えていてくれた。
「君がしてくれたことは決して忘れない」
何で撃たれていたのかは教えてくれなかった。
そして家ではおじさんが僕を殴らなくなり、町では悪ガキどもが僕をいじめなくなった。
あの人はギャングだった。
彼はただ僕を静かに見守るだけだったけど、他人の顔色ばかり伺っていた僕に対して
一人の人間とし、敬意のある付き合いを示してくれたんだ。
・・・
子供の頃にそんな夢を見た。
あんなに鮮明な夢を見たのはそれっきりだ。
あの頃、実際にそんな人と出会ってたら僕は何か変わっていたんだろうか。
ふとそんな風に思う
またいつものか・・年に二〜三回,そんな気分になるんだ。
そろそろ時間だ。
空港へ行って「仕事」をしよう。
この所、稼ぎが悪いからルカの機嫌がすさまじく悪い。
僕はそっと家を出た。
僕の名前は汐華初流乃,イタリア語ではジョルノ・ジョバーナ
でも、ここでは誰も僕の名前を呼ばない…。
003
空港で警備員にタバコを渡す。
箱には、紙幣を少しばかり折りたたんで入れてある。
これから僕がやる「バイト」を見逃してもらうためだ。
僕はここで、主に日本人の旅行者をカモにしろと、ルカに「仕事」をさせられている。
日本語を喋れるから、只ひったくるよりも確実に稼げる、ということらしい。
この自称涙目のルカという
僕だったら恥ずかしくて表も歩けないような二つ名を掲げた
チンピラに付きまとわれ始めたのは中学も半ばを過ぎた辺りからだ。
家からも学校からも追いやられた僕は居場所を探して夜の町をうろうろとしているうちに、
とうとう僕は堕ちに堕ちてそのチンピラの手下に成り下がってしまっている。
盗みで金を稼いぎ、稼いだ金は「敬いの献上品」としてるかに巻き上げられている。
ルカも今すぐ死んで欲しいくらいのくずだが、僕はそれに輪をかけて最低だ…
早いとこ歳を取って死にたいと思うが、今のまま爺さんになったらどうなるかと思うと別の意味でぞっとする。
痛いのも嫌だし、誰か苦しまないで勝つ僕が気がつかないようにさくっと殺してくれないだろうか…。
…無理だな。
あきらめてさっさと仕事しよう。
家にも帰れないに僕は、自分でなんとか金を稼ぐしか道はないんだ。
004
警備員へのお布施もすんで、カモを探そうと振り返ると
空港から丁度出てきたばかりの、二人連れの日本人が入り口のところにいた。
髪が肩よりちょっと伸ばしたくらいで黄色いカチューシャの女の子
…結構かわいいじゃな。
この子の連れという羨ましい立場にいるであろう相手の方は
ちょっともみ上げが長めで若干眼の細い男。
ずいぶん若いって言うか子供っぽい。
ひょっとして僕と同じくらいなんじゃないだろうか。
この歳で、二人でイタリア旅行か?
まぁいいや、他に手ごろそうなのもいないし今日は彼らから『恵んで』もらうことにしよう。
「ねぇ、タクシー探してる?」
僕はこの若い日本人のカップルに声をかけた。
005
僕の手口は比較的シンプルだ。
ついでに言うと、ナイフや銃を突きつけるのに比べれば平和的だと思う。
こうやってタクシー代わりに待ちまで乗せていくと言って
相手に荷物を車に乗せさせる。
後は簡単だ、当の本人が乗る前にさっさと車を出して逃げてしまえば終了というわけだ。
この二人も簡単に釣れた。
何でも、スイスに行く予定が間違ってイタリアに来てしまったらしい。
…普通間違えないだろう常識的に考えて…脳みそがクソになってるのか?
「それにあたしの勘だけど、彼は信用できるわ、間違いない!」
女の子の方がこう言い出したときには、悪いがちょっぴり噴出しそうになった。
やっぱり、かなり頭のほうが痛い子の様だ。
これなら豪快にイタリアとスイスを間違えたのも納得だ。
それまでが男の方が少なからず警戒してたんだが、その一言で結局押し切られた。
あ〜あ、お気の毒様・・・彼氏の言うことを聞いてれば僕にカモられずに済んだのに。
006
「なぁ、俺たちこれで友達と連絡がつかないとホントにやばいんだ、ちゃんと正直に送り届けてくれよ」
若干、心が痛んだ。
いや、今までで気分のよかった盗みなんてものはない。
いつもどす黒い気分になる。
「はい正直に送り届けます。」
…でも仕方がないよ。
僕は余計なことを考えるのをやめた。
荷物が車に載ったのを確認すると僕は、彼らが乗り込む前にアクセルを踏み込む。
車を走らせると、あっけに取られた二人が呆然と立ち尽くす姿がバックミラーで見えた。
これで仕事は完了…さっさとルカに届けて終わりにしよう。
多少稼ぎがしょぼくても持っていけば終わるんだから…。
「…っら」
…後ろから声がする。
何だ?
そう思ってちょっと後ろを確認すると
「まてぇーーーーーーーーーッ!!」
女の子方がものすごいスピードで後ろ追いかけてきていた。
おいおい、冗談だろ!?
こっちは自動車だぞ、何で追いつけるんだ!?
これは安全運転なんかしてる場合じゃない。
僕はアクセルを踏み込み一気にドリフトで右折する。
006
曲がった先は直線道路
ここを一気に飛ばして、空港から離脱する
女の子はそれでも多少は頑張ってこちらに着いて来ていたが、やがて見えなくなった。
ふぅ、やれやれ…
何だったんだ…
強化合宿に来た陸上の選手か何かだったのか?
うんきっとそうに違いない。
念のために、次のコーナーも全速力で曲がって一気にこの場を立ち去っておくとするか
気分もスカッとして少しは晴れるし。
この先のカーブは、雨水を流すための溝がある。
本来ならとてもアクセルを踏んで曲がれないこのコーナーも
この溝にタイヤを引っ掛けることで、車体を遠心力に抵抗させ曲がることが出来る。
その名も必殺、溝落とし!!
日本の漫画からヒントを得た僕だけの独自テクニックだ。
こいつのおかげで深夜の賭けレースじゃ、勝ち星の山を築いているっ!!
ってあれっ…いつの間にか道路が舗装されてるぅーーーーーッ!?
か、金網が置かれてタイヤが引っかからない
ブ、ブレーキをっギャー間にあわねーッ!
キィーーーーーーーーーー
ドッグッシャーーーーッン メメタァ
最悪だ・・事故ッた。
チクショー今日はなんて日だッ!
というわけで、今回はここまで
次回そのAに続きます
このお話のジョルノ(初流乃)は幼い頃にギャングに出会えず、他の三人の兄弟達のように人生にくじけてしまっているという設定です
ふぅ、やっとこの解説までたどり着けた
それと今回は
>>316(第二話)の場面を初流乃の視点からというところからスタートしました。
乙ですたい。
さあてこれからハルノがどう変わっていくか・・楽しみです。
いつも楽しみに待ってますんでがんばってくだしあ。
548 :
マロン名無しさん:2007/07/22(日) 11:54:55 ID:Q9/PsYOJ
GJ! ジョルノの設定が違うのか 先が読めないな
次期待してます
549 :
マロン名無しさん:2007/07/22(日) 13:38:42 ID:6xzMAGKU
GJ!!続き楽しみにしてます!
ジョルノが更に外道になっているwwwww
GJです。楽しみに待ってます・・・投下・・・
551 :
花京院の人:2007/07/22(日) 22:39:44 ID:???
GJ!!なんだかヴェルサスを思い出しますね・・・・ジョースターの黄金の精神に
目覚めて「夢」を見つけられるのか、はたまた単なるゲス野郎になってしまうのか・・
続きが気になります。私の方は今週の土日ぐらいには再開できそうです。
ジョルノ、イニD読んでるんだww
あの、下手でも投下してもいいかな。皆が嫌うだろうキョンスタンドフラグが
立ってるんだけど……大丈夫かな?
>>553 やってみたら?受ければOKだし受けなければ辞めちゃえばいい。
時にキョンにスタンドフラグがあるって事はバトルもやろうと思ってる?
そこでアドバイス。
ジョジョのバトルで絶対にやってはいけない事、
それは同じパターンの攻防を二回以上続ける事。
攻撃が当たるにしろ当たらないにしろ、攻撃が行われたら次のターンではどちらかが対策を講じている。
敵の攻撃を避けつつ対策を講じるなんて事も無い。
攻撃を避けられた側が次のターンで既に避けられないよう対策を講じている(例:DIO戦・吉良最終戦)。
同じく、攻撃が当たったら当たった側も既に対策を講じている。
因みにDIOと承太郎のラッシュ対決はたった二回しか行われていない。
最初はDIOの勝利で二度目は承太郎がDIOの拳を砕いた。
一番同じ攻撃を繰り返したのはヴァニラアイスだと思うが、
それでもアヴドゥルをガオンッしたあとに待ち伏せ→下から→螺旋攻撃とパターンを変えていった。
じゃ、がんばって。
>>554 把握。大変参考になりました。
多分、バトルできるような展開は難しいと思うけど、頑張ってみます。
では、5レスほどいただきます。
「ねぇ! キョン。『矢』を探しましょう!」
放課後の学校の教室。俺の前列に座るハルヒが唐突に切り出した。コイツの唐突さは
今に始まった事じゃないが、今回のは特に酷い。『何の矢』を探すつもりなのか……どうせ、
またろくでもない事が始まるに決まっているのだが、こいつの発言に律儀につっこむのが俺
のプロトコルなので、素直に聞くことにする。
「さて、ハルヒ。まず、何が言いたい? いまいち理解が追いつかないんだが」
ふふん。と優越感に浸ったようにしばし、沈黙するハルヒ。なんだか、俺としては見下されて
いるようで気分が悪い。
「『矢』よ! 『矢』。アンタだって、ジョジョの奇妙な冒険は知ってるでしょ?」
確かにジョジョの奇妙な冒険は、俺も知っている。荒木比呂彦先生原作のロマンホラーの
傑作。その作中において先ほど会話に出た『矢』というのは、主に第3部から登場する超能力
の具現化した存在『スタンド』。これを発現させるための道具の事だ。
まあ、第一部と第二部が一番好きな俺にしては、あまり興味をそそられない話だが……
しかし、こうなると、今度のSOS団の日曜探索はほぼ『矢の探索』という漫画と現実をごっ
ちゃにした。一般人の俺の預かり知らぬ所になるだろう。
俺としては、朝比奈さんとショッピングや、喫茶店でだべってる方がまだマシだと言い切れる
が。
「なによ。その目、私はね。この世界には、まだまだ隠された真実がたくさんあると思うの。荒
木先生が、年を重ねるごとに若くなっているのがその証拠よ!」
何を言っているんだ? 確かに俺も荒木先生が年々若返っている気がするが、俺を巻き込
むのは止めてほしい。頼むから、巻き込むなら古泉あたりにしてくれ。あいつなら喜び勇ん
で、それらしいものを用意するだろうさ。
「問答無用! 日曜日の予定は決定だからね」
言うだけ言って、教室から出て行ってしまったハルヒを見送って、俺は机にぐったりと横た
わった。こうなったハルヒに何を言ったところで無駄だ。大人しく日曜の探索に出るしかない。
俺はふうと、ため息をついた。
部室では、いつもの面子が、いつものようにすごしていた。朝比奈さんはメイド服姿で団長
席にふんぞり返っているハルヒのお茶を用意しているし、長門は読書、古泉はいつもの得体
のしれない笑顔を浮かべて、オセロをテーブルに広げている。今日のテーブルゲームはオセ
ロに決定のようだ。
ハルヒは日曜の探索ツアーのタイムテーブルを作っている。どうやら、朝比奈さんのありが
たいお茶の意味が、まだ奴には理解できていないようだ。
俺も遅れて古泉の正面に座る。オセロは今のところ俺のほうが勝率が高い。全般的に古泉
がテーブルゲームに弱いだけだが、今日も完勝させてもらうことにしよう。
「あ、キョン君遅かったですね。お茶どうですか?」
こんにちは、朝比奈さん。今日も見目麗しいですね。俺の心は今日一番癒されています。
後光がさすかのようなそのメイド服姿を見るために、俺は学校に来ているといっても過言では
ないですよ。
「もう。キョン君、そんな事いきなり言わないで下さい。そのぉ、恥ずかしいですから」
ああ、なんて可愛らしいんだろうか朝比奈さんは、まるで朝日のように輝く笑顔は俺の心の
闇を消し去ってしまいそうだ。
それに比べて、目の前のにやけ面を貼り付けたままの古泉は、俺の黒を白にひっくり返す
のに夢中のようだ。罠とも知らずにな。
「さて、貴方はもうお気づきですか? また涼宮さんが、興味の対象を移したことに」
古泉が、盤上の様子を眺めながら、ヒソヒソと語りかけてきた。
ああ、『矢』のことか? まあ、現実にある物ではないから、問題ないと思うぞ。俺は、古泉
の質問に答えながら、先ほどひっくり返されたばかりの白を黒に戻す。早い段階で角が取れ
たのは、幸運だった。
「いえ、問題は涼宮さんが、本気で『スタンド』の存在を信じ込みつつあるという一点に尽きま
す。涼宮さんは、この世界の事象を自由に変動させることができる。これは貴方も体験済み
だと思いますが」
まあな。だが、ハルヒも最近は大人しいし、そこまで無茶なことは起きないだろうさ。
「ですが、上はあまり良い顔をしていませんよ。実際に『スタンド使い』が街に溢れかえるよう
な事態は、好ましくないですからね」
アルバイトは大変なようだな。まあ、さっさと矢を発見して、ハルヒの興味が薄れるのを待つ
しかないさ。
「機関の方も手はまわしていますが、頭の痛い話です」
などと言っているわりには、たいしたことのなさそうな顔の古泉と、オセロを並べていく。今
日も俺の勝ちで終わりそうだ。
すでにこの時、運命は狂った歯車のように動き出していたわけだが、当事者の俺たちは表
面的に、いつも通りの生活を送っていた。
いまさら悔やんでもしかたのないことだったが、ハルヒが『矢』の探索を言い出したときに懇
切丁寧に、その旨を否定していれば、この後起こる事件に巻き込まれることはなかったかと
思うと、ハルヒの提案に乗ってしまっていた当時の自分を殴り飛ばしてやりたいところだ。
「俺もそろそろ帰るとするか」
古泉は例のアルバイトで、早々に帰宅。朝比奈さんは鶴屋さんに用事があるそうで、こちら
も部室を後にしていた。
渦中のハルヒは「やるわよー!」の掛け声とともに、日曜の探索の下準備のためいつのま
にか姿を消していた。
残るは部室の隅で黙々と読書に勤しんでいた長門と、朝比奈さんフォルダの整理を行って
いた俺のみ。
だいぶ容量を食ってきたことだし、そろそろ朝比奈さんフォルダをCD-Rに焼いて、保管した
ほうがいいかもしれない。
「それじゃ、長門。先に帰るぞ」
辞書ほどもある本をいまだに読み続ける長門に帰る旨を伝える。長門は本から顔を上げ、
無表情のままこちらに視線を合わせた。
「……帰り道には気をつけた方がいい」
なんだ? それは有機インターフェースの勘って奴か?
「違う。現在の状況を分析した上での結果。貴方は、自分が思っている以上に問題に巻き込
まれやすい。気をつけた方がいい」
まあ……な。確かに、俺はハルヒの起こす現象に必ず引っかかるが、今回は日曜まで大丈
夫だと思っているよ。探索の日は日曜日だしな。
「そう。なら、問題ない」
ああ。でも、肝に銘じておくよ。
再び読書に向かう長門をしりめに、俺は部室を後にした。
夕日に染まる学校の下駄箱で靴を履き替えた。学校の外は部活帰りの生徒がちらほら見
えるが、大多数はもう帰った後だ。
とりあえず、校門をくぐる。特にする事もないし、まっすぐ家に帰るのもいいだろう。
自宅に帰る途中の路地で、そう思っていたときだった。
唐突に、風を切るような鋭い音。それはまっすぐに俺の方に向かってきた。当初、点のよう
に見えていたそれは、あっという間に卵大の大きさに変わる。鈍色の塊。
「って、あぶねぇ!!」
夕方になり、多少暗くなっていたこともあって、それを回避するのは困難を極めた。俺の額
にポイントされていたそれは、俺が左に転げるようにしてよけた事で、髪の毛数本を犠牲にし
て、なんとか回避に成功した。
地面に突き刺さったそれは、俺が視線を向ける前に霞のように消えていた。
目の錯覚か?それとも、鳥かなにかだろうか? 鳥ごときで地面に転げ回る男子高校生と
いうのもシュールなもんだ。コントか? 俺は。
猛烈な恥ずかしさに襲われたが、人が見ていなかったことが唯一の救いだ。
額から流れ出る汗を拭おうとしたら、手にべったりと血が付着していた。どうやら、地面に転
がったときに、額を切ってしまったのかもしれない。
これ以上、醜態を晒す前に、早々に家に帰ることにしよう、そう思い。額の傷を手持ちのポ
ケットティッシュでおさえながら、自宅へと急ぐ事にした。
←to be continude
561 :
マロン名無しさん:2007/07/24(火) 21:49:35 ID:H1hi22n/
〉〉546
GJ
GJ。いきなり射られたのかwww
GJ!
ボス…続き待ってます…
564 :
マロン名無しさん:2007/07/25(水) 00:27:36 ID:gD6FkcU4
…期待する…。
>>546 ようこそ・・男の世界へ・・・ ああ、いやなんか色々間違ってますねw
GJです
一体どんなスタンドになるのやら
康一君ポジションのキョンも面白そうですね
ちなみに
>>554は自分も参考になりました。
バトル描写の際には気をつけてみようと思います
キョンが波紋編好きって所に吹いたww
567 :
554:2007/07/25(水) 20:07:40 ID:???
>>555>>565 参考になってよかった。
「SSも書けないド素人が僕に意見するのかね?」と言われるかと。
という事で、どちらも期待してます…頑張って…ください…完結させて……ください…
続きものの投下 3レスいただきます
家に帰り、鏡で額の傷を確認してみることにする。あまり酷いようなら病院にいくことも考え
なくてはならないな。
そう思い。洗面台の鏡に顔を映すとチョッピリ額が切れていた痕があるが、もう出血は止
まっていた。
「まあ、この程度なら安心と言ったところか」
それにしても、結構血が出ていたと思うんだが……気のせいだったのか?
なんとなく釈然としないものは残ったが、気にしすぎるほどのことでもない。夕飯まで自分の
部屋で休むことにしよう。
俺は今だ残る違和感に首を捻りながら、二階へと続く階段をのぼる。階段の一段目に足を
かけた所で、頭にシャミセンをのせたまま階段を下りてくる妹と出くわした。
「キョンくん。おかえり!」
おい。そんな勢いで、駆け下りてくると転ぶぞ。俺がそう忠告したその時だった。案の定、妹
が足を踏み外し、そのままの勢いでこちらに落下してくる。
どうする? 子供とはいえ、20kgはあるものが落下してくるのだ。下手をすれば妹が怪我を
することになるうえ。最悪、頭を打って脳挫傷の危険もある。どうすればいい?
そんな風に悩んでいる間にも、妹は物凄いスピードでこちらに接近してくる。
迷っている時間はない。ここは体を張って受け止めるッ!
俺はキャッチャーフライを取る捕手の様に両手を前に突き出した。瞬間、妹が俺の体に接
触する。
「う、うぉぉぉお。『重い』ッ!! このままだと『勢い』を殺しきれないッ!」
普段運動をしていないせいで、思ったより踏ん張りが利かない。多少減速できたとはいえ、
思った以上のスピードだ。下敷きとなる俺は怪我をする覚悟をしなくてはならない。
俺は、妹をホールドしていた左手を無意識に自分の前につきだす。瞬間、今までにない感
覚が俺の全身を駆け巡った。
まるで、新たなものが生まれる感覚。そう、例えるなら第三の手が生えてくるかのような奇
妙な感覚といって良い。
今、この時この場所で、俺は何かを得つつあった。
俺は体を斜めに傾いだままのおかしな体勢でピタリと止まった。
今まで俺に抱えられたまま目をつぶっていた妹が、それをうけソロリと目を空けた。
「キョンくん? 大丈夫?」
ああ、大丈夫だ。怪我もない。それよりお前は怪我してないか?
「うん、大丈夫。なんともないよ」
それはよかった。だが、階段では気をつけろと前にも言っただろ。
小言を言いながら、ゆっくりと妹を床に下ろす。そして、左手から伸びている物を確認した。
間違いない。紫色をした茨の蔓。それが、階段の手すりに巻きついていた。
どうやら俺は、ハルヒのおかげでまたとんでもない事に巻き込まれちまったみたいだな。そ
れにしても、この様子じゃ『矢』は誰かの手に渡っちまってるってことか……
そしてやれやれ、長門の推論は的中したようだ。日曜日まで大丈夫だなんてノンキしてるん
じゃなくて、大人しく助言を聞いておくべきだったな。
「キョンくん。キョンくん? どうしたの?」
いや、なんでもない。なんでも……な。
←to be continude
572 :
マロン名無しさん:2007/07/26(木) 02:24:54 ID:eFqGcpA3
ハーミットパープル!!
ニヤニヤが止まらないw
ある意味一番キョン向きのスタンドかもww
574 :
花京院の人:2007/07/26(木) 20:32:55 ID:???
GJ!!キョンはなんとなく「隠者」っぽいところもありますね。
いや、あれはジジくさいだけか・・・。
ハーミットパープル!?
進化しないエコーズとかみたいに弱そうなのを想像していたんですが、外れだったようです
何はともあれGJでした
ハーミットパープルが成長したらストーンフリーみたいに寄せ集まって人型になりそうだよな
人型になっても弱そうだw
でもダメージのフィードバックは少なそう。
vs吸血鬼系なら強そうだ
あと念写も進化してエピタフみたいなこと出来そう
ハルヒ「キョン、波紋の修行に行くわよ!」
キョン「スマン、何だって?」
ハルヒ「波紋よ、波紋!」
初流乃編の続き投下です お待たせいたしました。
汐華初流乃の憂鬱 イタリアの少年A第6話(-第2話α
語り部 汐華初流乃
001
空港外れの広場
カバンを盗んだ場所とは、丁度空港をはさんで反対側だ。
僕はそこに車を走らせた。
盗んだ荷物を涙目のルカに『敬いの献上品』として渡すためだ。
流石は日本車 何ともないぜ。
あんなに派手に街灯に突っ込んで
フロントもバンパーもガタガタだってのに問題なく動くッ!
流石はジャッポネ脅威のテクノロジーだな。
次に盗む時もぜひ日本車にしよう(※この車は盗難車です)
002
「で、何だこれは?」
アンタに言われてしたくもない盗みをやって取ってきた荷物ですよ。
涙目のルカが不機嫌な顔で僕を睨む。
指輪やアクセサリーなどの金目の物はこの場でルカが大体持って行く事になってる。
まぁ、結局残った物も後からどこかで換金して献上することにはなるんだけど・・。
ただ、どうやら今回渡した荷物の中には、金目のものは入ってなかったらしい
あの子供みたいなカップルでは無理もないか。
「下着!下着!下着! 下着だけだっ指輪一個ありゃしねぇ、ふざけてんのかテメー」
「と言われても…僕も荷物の中身まで分かりませんから…」
「話を今してんのはこのオレだ!誰が喋って良いといった、このボゲがっ!!」
『ボゲ』ってなんだ『ボゲ』って・・微妙にろれつが回ってないし薬切れかかってない?
あの、ちょっとその辺で一本決めて来ると良いと思いますよ
僕はその間に走って逃げるから、あ、ついでに通報しときましょう。
ちょ、やめて、スコップの持つところなんて顔に押し付けないで
お前の汗とか手垢が染み込んでて臭いんだから。
003
「しかもよぉ…これ女モンだろ?だよなぁ? お前みたいな女装マニアでもなきゃ男が着るなんてありえねー」
…人を勝手に女装マニアにするな。
「こういうときはよー、女も拉致って来いって何度言ったらお前わかんだよ、あ?」
わざとですサーセンwwww
この上でアンタのお楽しみまで付き合ってらんないですよ、まったく。
そんなにしたいならどっかその辺のビッチとやってれば良いでしょうに
ついでに病気でも感染されて死んでくれないかな。
「オレはお前と違って下着だけあれば良い人じゃねぇんだよ!え、この下着フェチが!!」
だから人を女装マニアだの下着フェチだのと変態認定するな。
っていうか、下着フェチはアンタだろ。この間もすっとぼけて盗んだ荷物の下着も持ち帰ったの知ってるんですよ。
「このウスラボゲガッ!!全く、気のきかねーやつだぜっ!!」
ルカが、バッグを投げつけてきた。
中身が飛び出てあたりに飛び散り、下着の何枚かが僕の顔に直撃する。
理不尽なのもいい加減にして欲しい。
そのうち毒でも盛ってやろうかな…科学検出できないような東洋の神秘満載の奴を。
004
ルカは僕の稼ぎが悪かったので自分で稼ぐことにしたらしい。
といっても、汗水たらして働いてるわけじゃない
麻薬を売りさばいたり、他のチンピラ仲間を召集してスクーターをつかって
旅行者の荷物を引ったくったりして金を稼いでいる。
スクーターを新しく「盗んだ」といっていたから今日は引ったくりの方だろう。
戻ってくる前にさっさと僕は退散する事にした。
車をブドウ畑の法に走らせる。
この町の郊外にあるブドウ畑がどこの誰の物なのかはわからない。
只、畑の真ん中に建っているこの民家は、僕が見つけたときには誰も住んでいないようだった。
盗みの類はいろいろやらされていたので、ピッキングで鍵を開けるのは簡単だった。
以来ここを寝泊りする隠れ家として使わせてもらっている。
「なんだ?」
その隠れ家で少しでも小銭になりそうな物はないかと
盗んだ鞄の中の物を整理して確認していていると、丁寧にケースに入れられた写真を見つけた。
誰かと思ったら、昼間にカチューシャの女の子と一緒にいた男の方の写真じゃないか
彼の寝顔を写真にとってある。
ふーん、気が強そうに見えたけど乙女チックなところもあるんだな。
…あの子達、今どうしてるのかな…寝る場所くらい見つかってると良いんだけど…。
005
「おっせぇぇんだよこのウスノロがッ!俺が呼んだら地球の裏側だろうが2秒で来い、2秒だ!」
次の日、ルカに溜まり場になってる店に呼びされて早々にこれを言われた。
道中で愛車(盗難車)はエンジンから大量の煙を吹いてお亡くなりになった。
普通に動いたとはいえ、やはり色々無理があったようだ。
おかげでかなりの距離を歩くハメになってしまった。
当然大遅刻となり、ルカの怒りに油を注ぎまくっている…最悪だ。
見ると僕以外にも取り巻きのチンピラやパシリが5〜6人集められていた。
この店はルカの知り合いと関係があるレストランらしい。
ルカは、ムチウチの人がつけてるようなギプスを首に巻いている。
顔は包帯でぐるぐる巻きだし、鼻が曲がってよく見ると前歯も二本なくなっていた。
昨日、スクーターで引ったくりをやってる時に事故にでもあったのだろう。
まったく、どうせならそのまま死んでくれたらよかったのに…半端にしぶといから困る。
「あっでぇぇぇぇ…あのクソガキ、見つけ出してたっぷり礼をしてやる
…テメーらさっさと探しにいって来い!
下着フェチ!テメーもだ!ぐずぐずすんな!!」
僕の呼び方は下着フェチに決まったようです。
ちなみに昨日まではマンモーニ2号でした。
なぜ2号かというと知り合いの別のグループですでにマンモーニと認定されてる人がいるからだとか…一号さんもお気の毒に…。
名前はペッシとか何とか・・まぁどうでも良い事だけど。
まぁそれはともかく、全然話が見えな…うっわ、スコップが飛んできた、おっかね!
室内で振り回すな、っていうか食堂にそんなもの持ち込むってどうなの、いいの!?
006
「昨日よ、ルカさん達が広場で稼いでるのを邪魔しやがった奴がいる」
ルカよりは冷静さを保っている、手下の一人が教えてくれた
どうやら、昨日手下と一緒に、スクーター二人乗りで引ったくりをしている時
旅行者らしき人物に邪魔されたらしい。
ボロボロなのはその時手ひどくやられたからだとか。
ちなみにもう一人の方は近所のチョコラータ医院に入院している。
・・・自業自得、逆恨みだろ。
で、問題なのはその邪魔者達の容姿なのだが
東洋人の男女、それもかなり若いか…というより子供っぽいくらいだったとか。
男の方は、微妙に頼りなさそうでちょっともみ上げが長い短髪
女の方は、リボン付きの黄色いカチューシャで肩まである茶色かかった黒髪
…あれ?
007
「殺されたくなかったらお前もさっさと探しに行くんだな」
そういって手下のチンピラたちは市内に散らばっていった。
僕は昨日の二人を思い出した。
このまま馬鹿正直に言われたとおりの人物を探したら、かなりの確立であの二人が引っかかるのは明白
このぶんでは「犯人」として連れてこられるだろう。
勘違いにせよ、本当だったにせよあの二人が捕まってつれてこられたらどうなる?
あの年頃の女の子を捕まえておいて「人違いでしたごめんなさい」とはならないだろう。
なによりルカはすでに「誰でもいいから八つ当たりが出来ればそれで良い」って言うモードに入ってる。
彼氏の方も危ない。
(それにあたしの勘だけど、彼は信用できるわ、間違いない!)
(なぁ、俺たちこれで友達と連絡がつかないとホントにやばいんだ、ちゃんと正直に送り届けてくれよ)
彼らはまだ路頭に迷っているのだろうか?
昨日、荷物に入っていた写真が脳裏に浮かぶ
…婦女暴行や集団リンチの片棒まで担がされるのか?
どす黒い気分が再びぶり返してくる。
だが、目を血走らせて怒り狂うルカの前で拒否は出来そうにない。
僕は重い足取りで他の手下のチンピラたちと一緒に市内に向かって歩いていった。
←to be continued
次回予告
ハルヒ「次回!!」
初流乃「汐華初流乃の憂鬱 第7話」
ハルヒ「ちょっと、先に言わないでよッ」
初流乃「だが断る、今後も予告宣言は渡さない!」
キョン「…やれやれ」
悩み、迷う少年の中に心の火種が燻り続ける
それは全てを焼き尽くす炎か、闇を照らす黄金の光か
全てを打ち貫く運命の矢を掴んだ時、彼は一体どこに向かうのだろう
第7話 「引力」
「君は引力を信じるか?」
というわけで今回はここまでとなります
ルカ=引ったくりで若干プロットミスがありました
第三話でチンピラが持っていたのはナイフじゃなくてスコップにすればよかったなぁ・・orz
GJ
ジョルノがヤムチャのようにヘタレてるのが悲しくなるな。
早くジョルノの中の黄金の精神に目覚めてもらいたいものだ。
GJ 続きに期待
引ったくりの相方\(^o^)/オワタ
GJ
チョコラータ医院wwwwww
オワタ/(^o^)\
ルカはいつでもゲス野郎ですね。
GJ
最初から読んでみたらめちゃめちゃオモシロス!定期的にお願いしますw
ディモールトGJ!
続き・・・待ってます・・・
GJ!
続きが気になる!
>ナイフじゃなくてスコップにすればよかった
逆に考えるんだ。
スコップを持ちながらバイクを操りつつ引ったくりするのは難しいとルカなら知っている、と
考えるんだ。
599 :
花京院の人:2007/07/30(月) 23:25:05 ID:???
GJ!!何気に暗殺チームがいますねwwww私の方は明日にでも続きが投下でき
そうです。
>>571 いまさらだがGJ
このままじゃキョンが「学生が…きさまのスタンドが一番…なまっちょろいぞッ!」な事になってしまう
このスレ超ベネ!
>>599 今日中に投下できそうですか?wktk
602 :
マロン名無しさん:2007/08/01(水) 21:43:38 ID:LmudWpnZ
保守
>>571 今頃気づいたんだが、ハーミットパープルって
右手から出るんじゃなかったっけ?
それともキョンのスタンドはハーミットパープルとは別物なのか?
じじいの左手は義手だから右手からしかでないだけじゃね?
スタンドは同じモノは無い。
ハルヒが関わっているから、キョンにハミパが出た可能性もある。
そしたら、SOS団全員でスタンド使い化か?
>>604 左からも出たと思うが。
確かバステト戦で両手から出してた記憶が。
>>606 ジョセフとDIO、四部のネズミは同じだな。
出そうと思えば足からでも出せるぐらいに考えてればいいんでね
似たような能力、って言う組み合わせは何人かいるし
キョンのハミパ?もそれなんじゃないか
似てるけど微妙に違うスタンド
マリオと類似みたいなもんか
>>608 作中で明言されてないし微妙に別のスタンドなんだろ、特にハミパ
>>611 ルイージはマリオとは能力が全然違います><
スレ違いスマソ
USA以外のFCは全部2Pカラーだろ
チラ裏だけど、今日涼宮ハルヒの微笑』で泣きそうになったよ
最初はニコニコの動画で観たけど、うp待ちきれなくて元SSを読み切ってしまった
正直、SSってのを嘗めてた、職人さんがむばってください
キョンに時間系のスタンド持たせても面白い気がする。戦闘にはあまり使えない系の能力で。
自分に降りかかる危機的状況がスロウリィに見える(身体は動かないので避けられない)とか。
まあ、キョンに持たせるなら既在のスタンドじゃないと荒れると思うがな。
>>617 うまくオチをつけてくれると更に嬉しいNE!
ハミパがどちらの手から出てるのか、ジョジョ27巻を見てみた。
DIOから逃げる時は左手、DIOに向かって出すときは右手、
体に巻きつけている時は直接体から出ていたような描写だった。
結論:
>>609
人型スタンドも案外どこからでも出てくる品。
そこらへんはあいまいでよかろう。
>>616 リンゴォの『マンダム』くらいしか思いつかないな
他にあるのか、時間を操作できるけど圧倒的有利になるわけではないスタンドって?
>>616 それなんてゴールドエクスペリエンス食らった人?
>>616 キンクリのエピタフのみとかキョンらしいかも
未来予知できるけど十秒先しか見えない上、
キンクリ自体はないから危険が迫ってきても時飛ばしによる回避もできないw
未来のハルヒの暴走が見えるッ!しかし止める術は無い!
やれやれだ…。
より苦労するだけの能力だよなw
しかしエピタフを額にくってけてるキョンはえらくシュールだ
>>614 FCにはマリオ2なるゲームがあってだな…
昔俺も616に似て物を遅くするスタンドとか考えたっけな
保守るぜッ!
お待たせしました 今週はちょっと時間がかかりましたが続き投下です
汐華初流乃の憂鬱
第7話「引力」-前編-
語り部 汐華初流乃
001
あの二人の日本人…
彼らを探し、当てもなく待ちの中を僕は歩き回っていた。
見つけたところで僕は彼らをどうしようというんだろう…。
ルカに突き出すのか…それとも…?
自分でも何がしたいのかよく分からない。
とにかく僕はあの二人を探し、広場や港の辺りを探し回った。
それから、ケーブルカーの駅辺りを越え、商店が並ぶ大通りにたどり着いた時だ。
ブティックの中に入っていく二人の人物を見かけた。
もみ上げが長い、ちょっと頼りなさそうな少年
綺麗な黒髪と見間違えようのない黄色カチューシャの美少女
…あの二人?
こんなところにいたのかッ!
まずいぞ、この辺りはルカたちの溜り場が近い。
あんな所をうろうろされたのではいずれ見つかるッ!
僕は通行人を押しのけ、その店に向かって走り出した。
が、ふっと視界がふさがり衝撃が走る。
「うわっ!?」
002
しまった、あわてすぎて、丁度手前の店から出てきた人にぶつかってしまったらしい。
お互いに地面にしりもちをついてしまった。
「うあ・・すみません」
僕がぶつかってしまったのは‥黒人の神父…?
この辺りに教会なんてあったかな?
「いや…君のほうこそ大丈夫だったかい?」
僕の足元に銀製のロザリオが落ちていた。
おそらく彼の物がぶつかった拍子に落ちたんだろう。
…しまった、どさくさにまぎれて頂いておけばよかった
そこそこ値打ちが付きそうだし、アレを献上すればルカの機嫌も少しは落ち着いただろうか…。
…ここまで考えて、とりあえず盗みで何とかしようという発想があっさり出てくる自分が嫌になる。
とことんゲスな奴になってる。
僕は申し訳ない気持ちでそのロザリオを拾って彼に差し出した。
「これは大事な物だ、君にあげるわけには行かないな」
ロザリオを受け取った彼に、突然見透かされたようにいわれ、僕はドキリとした。
「…いえ、そんな、それはあなたの物ですし…」
その時の僕は動揺していた…何で分かったんだろうと。
でも、そんなことは大したことじゃない位、この黒人の神父は奇妙な人だったんだ。
003
動揺する僕に神父は平然と、そして奇妙な言動を続けて言った。
「君は…ふむ、あの時存在だけは感じていた『4人目』か…こんな所にいるとは」
4人目…なんだって?
「君は引力を信じるか?人と人との間には引力があるということを
この私に君がぶつかったことに意味があることを?」
「あの、話が見えないんですけど」
「君もわたしに引き寄せられたか…引き寄せられたのは私の方なのかもしれないな」
イタリア語でおk
もしかして、神父といってもヤバい宗教の人か。
それも相当危険なタイプと見た。
さっさと切り上げてあの二人を追いかけるほうがいいかな。
「君にロザリオはあげられないが、代わりにそれをあげよう」
いえ、何もいりませんから失礼します。
「もともと君の父上、ディオ・ブランドーからもらったものだ
君が持っているのが良いだろう、私にはもう必要ないものだしね。」
だから別に特に何もいらな… … って…ディオ…ブランドー…!?
ディオ・ブランドー
一度も会うことなくエジプトで死んだ僕の父の名前。
なんで、見ず知らずの道端でぶつかった危ない宗教の神父の口からその名前が出て来るんだ!
「何でその名前を知っているっ!?」
僕は神父に詰め寄った。
いや、詰め寄ろうとした。
だけどそれより先に僕は自分の右手の違和感に気がついた。
004
… … …
なんだ?
いつの間にか僕は右手に『何か』を握り締めていた。
恐る恐る手を広げ、その『何か』を確かめる。
それはトランプのスペードのような形をしていた。
石で出来ているのだろうか、ナイフのように刃がついている。
気をつけないと手を切りそうだ。
ナイフやカッターじゃないな…なんだろう。
「君が私にどういう印象を持ったかは知らないが、いつか私に会いたいと思ったら
この『矢』に気持ちを念じて呼んでみてくれ…何年先だろうと構わない
いいね…心に留めておいてくれるだけでいい」
「だから、それは一体どういう−−−ッ…!?」
…いない。
僕が再び視線を戻した時、黒人の神父の姿はどこにも見えなくなっていた。
「それと…もし君が何かで悩んでいるのならば、君が正しいと思っている事をするんだ…。
そうすればいずれ運命の方から歩いて来るだろう。
君のエネルギーは正しい方向へと使うのだ」
姿の見えない神父の声だけが最後に聞こえた気がした。
05
矢、父さんの名前、引力。
僕の頭は混乱しきっていた。
考えを整理して冷やしたほうがいいか?
そう思ったが、それはかなわなかった。
なぜなら僕の頭は混乱しっぱなしのまま、体が激しい衝撃とともに吹っ飛ばされたんだ。
「だりゃあーーーーーーーッ!!」
「ひでぶぁ!?」
再び地面に僕は倒れこんだ。
さっきのような、うっかり人にぶつかったという感じではない。
渾身の力を込めて吹っ飛ばされたんだ。
直撃を受けた背中が痛い。
「な、何なんだよ、今度は」
地面に体を打った、泣きたくなる位痛い。
そうして僕が痛みに耐えながら振り向くとそこには
「ふふん、や〜っと見つけたわよっ」
ゴゴゴゴゴゴゴ
怒りに燃えるカチューシャの女の子が仁王立ちで立っていた。
まずいな…あの二人と再会できたのはいいんだが、少しばかり違う意味でやばい事になりそうだ。
←to be continued… 後編に続く
というわけで今回はここまで
前後編ということで、予告は次回終了時に、となります
しかしオリジナルでシリアスっぽい台詞回しというのは難しいですね…
荒木先生はやっぱり偉大だ
乙ッ!
まさかジョルノとプッチが出会うとはww
ジョルノはDIOの息子の中では一番まともなんだよな
6部には登場しなかったけど
GJ!
まさかプッチが来るとは!
このゲス一歩手前のジョルノはこの後成長するんだろうか…
プッチキタwwww
後編!待たずにはいられない!
プッチも来たとはwww
これからどうなっていくんだwww
GJwwwプッチwwwww
なんという引力\(^o^)/
ただ、なんでも屋がプッチ襲ってないからプッチは肌の色が濃いだけだと思ってた・・・。
640 :
花京院の人:2007/08/05(日) 23:17:26 ID:???
GJ!!!!プッチ登場とは意外。しかもこのプッチ、ひょっとすると一巡後
なのか?続きが楽しみです。
あと、投下予告を破って申し訳ありませんでした。
続きはちゃんと近日中に投下します。
GJ!後編wktk
GJ!
後編・・・待ってます・・・。
期待age
>>639 あの手の連中は肌の色というより黒人の血筋を憎悪するのだ。
つかプッチは南米系じゃね
承太郎達からハルヒの話を聞いて興味を持ち、漫画のネタのために露伴がハルヒの学校の
美術教師になる展開ないかなぁ・・・・
そして授業で『リアリティ』のために生徒全員が蜘蛛の味を舐めさせられる。
>>647 ネタのためとはいえ、人見知りで馴れ合いが嫌いな露伴が先生になるかは疑問だが
確かに面白そうだw
それにプラスしてトニオさんが食堂の調理師としてくるのも面白そうw
>>648 無断で調理場に入ったハルヒたちに包丁ぶん投げるトニオさんww
>>647 露伴「『リアリティ』のために知っておかなければならないのだよ」
蜘蛛をペンで刺し、腹をかき回す露伴。
国木田「うええッ!」
谷口「ざ・・・残酷だッ!」
露伴「残酷!?
低学歴の小僧がこの『岸辺露伴』に意見するのかねッ!」
そして極めつけの、
露伴「味もみておこう」
キョン(ヤベーってこの教師ッ!頭イカレてるって!)
そして露伴の調査に乗り出すSOS団。こういう展開ですか?(わかりry
ハルヒ「間違いなくあの露伴ってやつは超能力者とか吸血鬼の類ね
もしかしたら何百年振りかに目覚めた究極生物とか」
キョン「ねーよ」
>>650 低学歴って……現役学生にも当てはまるのか?
(まさかハルヒの学校が三流なのか?)
(モデルとなった高校は普通の公立だけどな)
原作の露伴は何て言ってたんだっけ?
確か低学歴とかは言ってなかった気がするが
低脳?
ど素人。確か。
656 :
マロン名無しさん:2007/08/07(火) 22:00:37 ID:/77HUVqC
カーズ「という訳で釣りに来たのだ」
プッチ「こんなに暑い日に外出など・・」
DIO「ルールはこの釣り堀の魚をより多く釣った者の勝ちでいいな。」
吉良「さっさと始めてさっさと終わらせてくれ。
猫草が魚の匂いを嗅ぎつけて興奮している」
ディアボロ「まったくだ。俺は六畳一間でゲームの続きをしたいのに」
吉良「・・・(貴様と一緒にするな、この露出狂が)」
Dio「開始の合図は、ディオからのワン切りだ。
早く始めるも何もn」
ドッピオ「とおるるるるるるるるるるるるるるるるるるうるるるるるるんッ!ブチ。ツー、ツー、ツー」
Dio「(しまっ・・)」ビュン
びゅん。びゅん。びゅん。びゅん。
吉良「・・」びゅん。
兄弟スレにも同じのが書き込みされてるけど、誤爆だよな?
クソッタレマルチですな
以前、あったんだが長門や朝倉さんが情報変換したものはクレイジーダイヤモンド
で元に戻せるんだろうか?
空間閉鎖もCDでなんとかできるかな?
>>648 トニオさんの料理食って、胸が大きくなる長門
>>660 朝倉「無駄なの♪今この空間は私の情報制御下にある」
仗助「だったら閉鎖された空間の壁をッ!「直して戻すッ!」ドララーッ!!」
そして脱出する仗助。
やっぱ無理があるか・・・・・CDもここまで万能じゃないかもしれん。
>>663 CDの能力で空間閉鎖から脱出できるなら吉良の親父のスタンド能力も破れるはず。
やっぱここは長門に頼るしかないかもしれん。もしくは朝倉さん本人をぶちのめすか。
>>664 頭を貶される以外で仗助が女に手を挙げるか微妙だが・・・・
まあスタンドあれば朝倉さんに対抗できるな
CDはあくまで普通の物理法則に則った「直し」にだろうな
他の能力による空間制御や情報制御まではおそらく無理だろう
667 :
マロン名無しさん:2007/08/08(水) 03:37:36 ID:QQzUk3wl
ホーミング機能つきのバットぐらいなら
一旦壊して直せば情報解除できそうだけど、まあそこらへんまでかな
長門の魔球を承りが時を止めてホームランなんて展開
康一君絡みで由花子をぶちのめす気満々だったあたりを見るに、一概にそうとは言えない
>>666 10年以上も前にちりぢりにされた写真を直してるから、
物理法則云々は関係ないんじゃない?
直せるッ!と確固たる意思があれば直せるんだよ。
いや、あれは劣化して埃や塵になりつつも、もともと写真だった物は部屋に残ってたんじゃないか?
情報操作は性質変化してるっぽいからクレDじゃ無理くね?
というか職人さん次第!
>>664 スタンドで攻撃する前に朝倉さんに「動けねぇ、反則だ」にさせられる仗助
そして長門に
仗助「ナイフで刺されそうなんだぜェーーーーッ!!
得意の情報操作でなんとかしろよォーーーーッ!!」
正直情報操作だけはCDでも無理だと思う
>>674 ハルヒを知らないのであれだが、とにかく
杖助がなすすべなく刺されて、と思いきや、なんらかの処置を既に施していた。
という展開は容易に想像できた。
ジョルノなら朝倉さんにも勝てそう。
>>676 ジョルノはダメージ前提で戦ってくるからな。
あと多分、情報操作しても、スタンドだけなら平気で動いてくると思われる
物を媒介にするようなタイプ以外は
情報操作されたらさすがに勝ち目ないだろ…
ジョルノはレクエイム発動すればよくね?
矢が無いと意味無いんじゃね?
完璧に情報操作完了されたらGERしか無理そうだな。
ずっとグルドの奥の手状態だし。
情報操作されてもスタンドは動かせる設定にすればいいんじゃね?
てか情報操作=動き止めるだけってワケじゃないんだぜ?
情報操作には時間がかかる
朝倉VSキョン見る限り入ってきた者の動きを止める様空間を情報操作したり
トンデモ空間で抜け出せない様には出来ても
対象の存在を消したり情報連結解除するには
また新たに情報操作に時間を掛ける必要があるだろう
685 :
マロン名無しさん:2007/08/11(土) 00:08:09 ID:v8R68nr/
「あたしの名前はミラション、長門っていう女の子が笑わないに100ドル」
「何それ?有希を笑わしたらいいのね?上等よ!」
「この時点で賭けは始まってるわ、あたしは腕を組み見てるだけ時間は30分内。」
「さぁ!笑うのよ有希!」
「・・・・・・・・・。」
「これでどうだ!こちょこちょ・・・。」
「・・・・くす・・・・・・。」
「笑ったわよ!約束の100ドルちょうだい!」
「駄目よ、ルール違反ね。その子は勝手に情報を操作しただけよ。その証拠に
マリリン・マラソンが発動したわ。」
「ちょ・・何これ!・・痛たたたた!」
「おいお前!ハルヒに何をする!」
「あら、貴方も賭けをやってみる?」
「紹介するわ!F・Fさ―」
「ちょっと待て!おいそこのメイド服の女!」
「へ?何ですか?」
「そこのお湯に触るんじゃない!いいか絶対だ!」
「あぁ・・いいよなぁ〜・・・死ぬ前にこんなべっぴんさんを見られて・・もう
未練はねぇなぁ〜・・・。」
「待ってよ!生きてればもっとハッピーな事があるわよ!例えばこの子の胸を
揉むとか・・・・。」
「うわぁ!や・・・やめて下さい!」
「何言ってるの!揉まれなければ死ぬのよ!」
キョン「スタンド使いにまともな奴はいないのか・・・?」
六部に限らずスタンド使いは変態というか変人が多いからな
三部の段階では承りとかアヴとかまだマトモな連中がいくらかいたんだが
部が進むにつれて四部では普通なのは康一君ぐらい、五部六部はもう変態ばっかりで、
SBRでようやくジョニィという比較的マトモなキャラが出て来た
でもSBRには圧迫祭りことスカーレット夫人のようなスタンド使いでもないのに素晴らしい変態がいたりするから困る
>>684 情報連結解除に時間がかかったのは朝倉のプロテクトのせいだろ…
生身の普通の人間じゃ瞬殺だろ
>>688 だったら朝倉はわざわざあんな事せずに速攻でキョンを殺せたじゃないか
>>689 いつでも殺せると思ってたからこその余裕だろ。
動き止めたときに最初からこうすればよかったとか言ってたし。
それに情報連結解除じゃ死体が残らないから使わなかったんだろ。
>>687 ジョニィとかヤリチンな上にホモ疑惑あるじゃねーの
まだホットパンツの方がマシだ
なら逆に朝倉はなんで長門をすぐ消さなかったんだって話しじゃん。
それに長門はちょっとした情報操作にも少し時間がかかるし、生物を消すなんてことには時間がかかるんだろ。
もともと作られた存在の朝倉より普通生きてる人間のほうが消すの難しそうだし
>>691 ホットパンツも、
「ごきげんよう。挨拶はこれぐらいにして用件を言う。これからお前らを木に吊す」
があるからかなり尋常じゃないぞw
>>694 ジョジョキャラがホモくさいのはまあ仕様みたいなもんだよな
特別ジョニィがなよなよしてるってだけで
腐女子が勝手に勘違いしてるだけだろ
ホモなんて無いと思うが
ジョジョを腐女子が見るかとwwwww
オタ漫画なのに
>>698 お前…腐女子の本当の怖さを知らないのか
↓例のスト様コピペ
あーん!スト様が死んだ!
ストさまよいしょ本&ストさまF.Cつくろー!って思ってたのに…
くすん…美形薄命だ…
・゚・(ノД`)・゚・うっうっう…ひどいよお…ふえーん!!
この間「今、時代はストレイツォだ!」の葉書きを出してまだ2週間じゃないですか!
どーして、どーして!?あれで終わり!?嘘でしょ!?
信じられないよおっあんなJOJOごときに殺られるなんてっ!!
ディオと差がありすぎるわっ!!生き還りますよね?ね?ね?
……泣いてやるぅ・゚・(ノД`)・゚・
私はあのおそろしく鈍い彼が(たとえド田舎人でもさ!ヘン!)大好きだったんですよっ!!
ストさまあっ!死んじゃ嫌だああああああっ!!
先生のカバッ!!え〜ん・゚・(ノД`)・゚・
バステト女神戦では意図的に腐に餌をやってるのではないかと疑ったけどな
あそこまで行くとギャグの範疇だと思う。
もっとも、それすら取り込むのが腐女子の恐ろしさなのだが。
ジョジョキャラには変人、変態が多いのはもちろんだがそれ以上にやたら
露出狂が多い。服装のセンスの異端さは五部から異常に増えている。
ジョジョキャラに常識人なんて指で数える程度しかいない。
露出狂はDIO様、柱の男、フーゴ、ディアボロ、アナスイ、ヴァニラアイス(ブルマ履き)
メローネ(全身タイツ)、ラング・ラングラー
これくらいか?あれ?以外と少ない
四部には常識人は多い
ラング・ラングラーはマジで意味不明w
しかもアレ刑務所の中だぜ?
常識人なんてつまらないよ。
常識人?
蜘蛛の味を見る人やモナリザの手を見て勃起する人やキッチンに入られただけでキレる人や鉄塔の中で生活してる人…etc
まあたしかに普通の人もいるがな
710 :
マロン名無しさん:2007/08/12(日) 05:45:25 ID:DTXr5xxC
億泰と花京院の人ォ・・・
待ってます・・・
>>706 四部か・・・
康一君、承太郎は鉄板として、億泰はアホなだけ、噴上はナルシストなだけ、ジョセフはボケてるだけでまだ常識ある方
重ちーも意地汚いのが目立つけど「まだ」マシだろうな
あとシンデレラの人は作中での言動を見る限りでは大丈夫
これぐらいか?
探してみると以外といるな
712 :
マロン名無しさん:2007/08/12(日) 18:24:22 ID:PeTljwYX
トニオさんは厨房入らなかったらいいひとだろ
厨房入る前に手洗えば無問題
714 :
マロン名無しさん:2007/08/12(日) 18:30:51 ID:kJHO9FL3
アブドゥルとか、リゾットとかも比較的まともだろ。
715 :
マロン名無しさん:2007/08/12(日) 18:33:06 ID:PeTljwYX
石鹸でッ
手を洗って下サイッッ
このコマ好きだwww
>>714 リゾットのあの服装でまともといえるのか・・・?
717 :
マロン名無しさん:2007/08/13(月) 00:51:09 ID:g52Zv010
兄貴はまともですよね?
718 :
マロン名無しさん:2007/08/13(月) 00:56:30 ID:aI7isSRM
船の上でブチャを襲撃したヤツの格好が一番狂ってると思う
後頭部www
カタツムリだもんなぁ・・一足先にウェザーにでもやられてたんだろうか
720 :
マロン名無しさん:2007/08/13(月) 01:20:12 ID:g52Zv010
チョコラータの方が変だろ
とりあえずsageようぜ
722 :
マロン名無しさん:2007/08/13(月) 02:44:18 ID:g52Zv010
だが断る
ジョジョの奇妙な夏休み
724 :
花京院の人:2007/08/13(月) 14:18:33 ID:???
明日か明後日には投下できそうです。
どうでもいいけど、最近暗黒ナガト、ヤンデレ長門にはまってしまいました。
本編でもキャラが崩れそうです。
725 :
マロン名無しさん:2007/08/13(月) 14:56:04 ID:4LUl15Sx
ktkr
ボスゥ・・・
待ってます・・・
ジョルノのコロネとハート型に開いた胸元もかなり異常w
>>724 いつまでも待ち続けます
大統領とか相当まともな人なんじゃないのか
今のところゲイでもマザコンでも露出狂でもショタコンでもロリコンでもないし
まあ今までのボスが変態すぎただけかもしれんけど
そもそもボスの器じゃない気もするが
露出が露伴に見えた・・・
>>705 お前は全裸で町を跳び回っていたあの男のことを忘れてしまったのか。
730 :
マロン名無しさん:2007/08/13(月) 23:07:58 ID:aI7isSRM
ストはスゴいよな…。ダイアーさんより目立ってなかったのに
>>727 缶ビールを承太郎飲みして「ブハァーーッ! イエスッイエスッ!」したり
足でマンドリン弾いたり常に足音を立てずに歩いたりと
ファニーバレンタイン大統領もなかなかステキな変態ですが何か
あと大統領が威厳に欠けるってのは同意
ルーシー相手には二回も出し抜かれてるし、聖人の死体は右腕以外全てホットパンツにパクられてるしと、
プッチ神父以上に主人公側に一杯食わされるシーンが多いのが原因かもしれんね
各所で出てるけどボスじゃないんじゃね?
完成し復活した遺体
「貴様らスタンド使いは私が復活するための手段……すなわち捨て駒なのだ!」
「千年王国の支配者は私だーー!」
という遺体がラスボスの世界か?
どう考えてもDIOの方がラスボスの風格だよね
容姿的な意味でも
まあ大統領も最近ピザカッコイイ感じになってるけど
初めて大統領見たとき、そばに立ってたでかい方かと思ったのは俺だけじゃあないはず。
それとワンピースに出てたイガラム?のおっさん思い出した。
言われて気付いたわ、似てるw 一番似てるのはベートーベンだろうけどな
朝倉vs長門で、机が元に戻る描写もあったし、「何か基礎になるもの」が有ればCDは「なおす」事が出来る
つまり、"物体の情報の変換"にはCDは有効と思われる。
ただし、不利なことに変わりは無い
わざわざ変換しなくても、高速で複数の物体を飛ばすことは出来るし、
キョン同様、動きを止められる等されるとやはり勝てない
動きとめられてもスタンドが動けるか動けないかで
朝倉の攻撃をわざと受け、返り血を浴びさせて追尾弾を発射する仗助
仗助ってやる時はやるみたいな感じ
承太郎と狩に行ったときとかちょっとヘタレてたし
仗助「無敵の情報操作で何とかしてくださいよォーーーッ!」
プレッシャーを跳ね返す男、東方仗助! デンデデーンデデッ
>>738 スタンドであのシールドを破れるとは思えない
>>742 アホの億泰がいるじゃないの
関係ないが矢や石仮面は古代人が神に近づこうとして
作り出した物だってSBRの巻末に載ってたな
>743
確かに。
石仮面は古代人カーズが、神という名の究極生命体になる為に作ったからな。
>>742 鋼鉄だろうが巨岩だろうがダイヤモンド並みの硬さの歯でも難なくぶち壊す超々音速の
ラッシュを繰り出すスタプラやそのスタプラのガードを弾き、スタプラに匹敵するパワーを持ち
時速300キロ以上のラッシュを打てるCDなら壊せないはずはないと思う
シールドがシアーハートアタック並の硬さを持たないかぎりな
スタンドのルールを考えれば、シールドがスタンド能力でもない限り防げないだろう
どの道、近距離パワー型は射程がネックになるけど
思念体がスタンドの存在・仕組みを理解していれば、
長門をはじめとする端末たちも、それに対応できるようになるのでは。
スタンドもある種の情報の塊なんだから、解析されれば
情報結合の解除?なんて恐ろしい技を使える思念体一味にとって
それほどの脅威にはならないキガス。
というか、この辺は書き手の初期設定によるのではないかな。
考えれば考えるほど長門ってとんでもない能力の持ち主に思えてくるね。なんでもありというか。
勝てる気がしない(´Д`;)
体もいろいろ変換できる長門にカビやグレイトフルデットやパープルヘイズは
効くのだろうか
あと視覚で発症するヘビーウェザーも
長門VSサイボーグシュトロハイム
同じ半分ロボット同士で。
長門はどこまで細切れの肉片にすれば生命活動を停止するのか。
751 :
マロン名無しさん:2007/08/16(木) 17:26:10 ID:lnGMaxRE
とりあえず承太郎とDIO、ジョルノ、ボスは
先制攻撃すれば勝てそうだ
スタープラチナ→時止めしてオラオラ
ハイエロファントグリーン→内部に進入、内部破裂させる
マジシャンズレッド→跡形も無く灰にする
イエローテンパランス→喰い尽す
ジャスティス→傷を付けて操る
ラバーズ→内部から肉の芽
ハイプリエステス→噛み砕く
ゲブ神→一気に奇襲しSPW財団の男の様に首をもぎ取る
アヌビス神→倒される前に憶える
オシリス神→賭けに持ち込む
アトゥム神→賭けに(ry
ホルス神→巨大な氷で情報屋のように潰す
クリーム→亜空間にばら撒く
ザワールド→時止めして生命活動を停止するまでラッシュを食らわす
第三部で長門を倒せそうなスタンドはこのくらいか
>>752 アトゥムはゲームをハッキングされたら終わりじゃね?
>>752 第4部のスタンド
クレイジーダイヤモンド→情報変換されたら『直して戻す』
ザ・ハンド→頭部を削りとる
バットカンパニー→一斉射撃で粉々に粉砕する
サーフィス→キョンに化けて暗殺
エコーズACT2→声を貼り付ける
エコーズACT3→重くする
レッドホットチリペッパー→電気が通ってる場所に引きずり込む、又は光速のスピードで翻弄
ヘブンズドアー→本にして書き込む
キラークイーン→手首以外を爆破
シアーハートアタック→同じく爆破
ハイウェイスター→養分を全て吸い取る
バイツアダスト→『負けて死ね』
今の所まともに対策できるのは
スタプラ、クリーム、世界、CD、ハンド、ヘブンズドアー、吉良スタンドぐらいか。
てかバイツァダストなら爆弾にされた人物の思考を読もうとしただけで
露伴みたいに爆死するんじゃね?
第5部
GE→殴って感覚暴走、チョコ先生と同様、数ページに渡る無駄無駄ラッシュを食らわす
スティッキーフィンガーズ→アリアリで全身バラバラ
パープルヘイズ→ウイルス込みの打撃でドロドロ
スパイスガール→ラッシュで体をゴムみたいに柔らかくする
ブラックサバス→矢で突き刺す
ソフトマシーン→針で刺す
クラフトワーク→固定してリンチにする
リトルフィート→小さくして拷問
マンインザミラー→鏡の中に引きずり込んで永遠に放置
ビーチボーイ→心臓を抉り出す
ベイビィフェイス→細かく分解する
ホワイトアルバム→『超低音』で粉々
メタリカ→頭にカミソリを発生させ頭部を切り飛ばす
キング・クリムゾン→ポルポルの様にバラバラ
ノトーリアスBIG→喰い尽す
グリーンディ→カビで瞬時に粉々
オアシス→グチャグチャにする
チャリオッツレクイエム→違う生物に作り変えられる
GEレクイエム→説明不要
>>756 バイツァは情報をいかなる方法で伝えても発動するからやっぱ爆破させると思う
759 :
マロン名無しさん:2007/08/16(木) 18:56:21 ID:lnGMaxRE
どんな感じで発動するだろうか・・・
3部はデス13、ハングドマン辺りもいけるか?
>>757 もう長門の倒し方というよりはただの決め技の紹介になってるぞw
第6部
キッス→シールで分裂
フーファイターズ→弾を撃ち込んで操る
ウェザーリポート→雷で焼き殺すか、強力な風圧入りのラッシュを叩き込む
ダイバーダウン→体内改造、又は潜行して破裂させる
ホワイトスネイク→ディスクを奪う、操作系ディスクを差込んで「破裂しろッ!」
リンブ・ビズ・キッド→見えないゾンビの餌食
ドラゴンズドリーム→とりあえずケンゾーが油断しなければ・・・・
サバイバー→SOS団部室で発動、いつものハルヒの逆ギレで終わり
ジェイルハウスロック→痴呆症になる
ボヘミアンラブソディ→架空の作品の住人達に嬲り殺される
アンダーワールド→大事故の記憶で事故死させる
ヘビーウェザー→カタツムリ化
C-MOON→殴って裏返る
メイドインヘブン→圧倒的なスピ−ド差で徐倫同様バラバラ
メイドインヘブンは3年前の七夕までいってハルヒ殺せば長門を存在しなかった事に出来るな
むしろそこまでいくと倒せないスタンドは
どんな理由で倒せないんだって感じだな
以前、長門は不老不死のロボットだからグレイトフルデットは
効かないって結論出たんだよな。
>>764 スタンドは使い手次第でどんな弱小なスタンドでも時と状況によって敵を倒せる
ある意味ハルヒはレクイエム以上に危険な存在
>>767 ハルヒの世界改変にGEレクイエムは反応するのだろうか?
MEHの一巡はジョルノに危害を加えるものじゃないからGEレクイエムは発動
しなかったらしいがハルヒの場合はどうだろうか
>>767 発動に時間がかかるから、余り役には立たないが、無意識で運命操作されたらたまらんな。
で、花京院さんま〜だ〜?
情報統合思念体についてうさんくさい情報を仗助達に教えるミキタカ
そしてその情報が正しいんだかわからないリアクションをする長門
とか言ったりして・・・ハハ
クレイジーダイヤモンドの直す能力ってのは情報変換に対し何処まで有効なのか。
例えば朝倉が果物のリンゴを机に情報変換させたとする。
このとき朝倉が机に「この机は5年前からここに存在している」と情報追記したとしよう。
この場合クレイジーダイヤモンドは再び机をリンゴへ戻す事ができるだろうか。
個人的には明確な答えがなさそうに思える。
>>773 俺馬鹿だからよォ〜解かんないが物が壊れたとか
破壊因子がどうとかのやつは治せるんじゃないかァ〜?
>>747 スタンドのルールを適応すれば、思念体がスタンド使いで無い限り仕組みを理解するなんて不可能だな。
神人って古泉みたいな超能力者じゃなきゃあ傷を負わせられないの?
そうじゃなきゃあ多分ガオンの人やスタプラでも勝てそう
朝倉が「有機生命体の死の概念がよく理解できない」て言ってて、
波紋は生命のエネルギーでスタンドは生命エネルギーが作りだすヴィジョンだから
思念体か端末のどっちかが生命を理解しない限りスタンドには抵抗できないんじゃ?
グレフルの老化とか相性問題はあるにしても。
>>778 波紋 肉体のエネルギー
スタンド 精神のエネルギー(のヴィジョン)
回転 人間の技術
石仮面 肉体のエネルギー(波紋とは反対)
古代人は神に近づこうとしてスタンドを発現させる矢を使った
そして波紋と回転はそのスタンドの能力に追いつくための人間の技術
つまり神様から貰った才能なんかより努力して得た人間の技術がいいんだよ
って事か解からんが大まかな違いはこんな感じ(SBRの巻末より)
>>775 まぁ既存のスタンドルールを当てはめるならそうだけど
思念体ってルール破りの存在でしょ?
だからこういう想像もアリだと思うよ。
ただ、お話的にはスタンドが独立した強い超能力でないと
あんまり面白くなさそうだから、SS作者が思念体を
無敵にする展開は無いと思うけどね。
あとスタンドはスタンド使いにしか見えないし、倒せないってルールだけど、
これはスタンド使いが人間相手に経験則で導いた答えでしかないから、
思念体に適用できるかあやしいよ。
というのも、このルールは「人間の知りうる物理法則では、スタンドへ
干渉したり知覚したりできない」というものでしかなく、人間以上の
知覚その他を有している可能性の高い思念体には、
このルールが素直に当てはまるのか全くの未知のだからだ。
だからこのルール一つで思念体の干渉を完全に否定は出来ないと思うよ。
もちろん肯定も出来ないけどね。
幽霊を見えるような存在なら、スタンドも見ることが可能なんじゃないかと思う。
どのみちSOS団と絡めるなら戦闘はおまけ程度で
人物同士の絡みがメインになるだろうから
そう考えすぎなくてもいいような気もするが
キョンたちが普通に行動してる雪山で長門が倒れてたりするので
どうも単純に長門が人間より圧倒的に強いわけじゃなくて、なんか存在の仕方自体が違うんじゃないだろうか。
水の中で平気で生きてけるからってプランクトンが哺乳類より凄いわけじゃないみたいに。
>>782 そういえば4部は幽霊が出てきたけどスタンド使いの仗助たちは皆見えてたな・・・
でも幽霊のスタンド使いもいるから幽霊=スタンドじゃあないとは思う
本体 古泉一樹
スタンド名 マッガーレ↓スペクタクル
パワーB スピードB 射程距離A
持続力A 精密動作性B 成長性E
能力
ハルヒの生み出した閉鎖空間の場所を感知したり入ったり
赤い球体になることができる。ハルヒが超能力者を望んだ結果、
ランダムに選ばれた人間に能力が目覚める。
赤い球体は閉鎖空間でのみなることができ、射程距離はないが
レーザーを撃つ事などもできる。スタンドとはまた違うが『運命』に選ばれた
というところはスタンドと同じである
>>785 幽霊のスタンドでもリンプビズキットとかスタンド使いにも普通に見えないのもいるしな
>>786 スタンドのビジョンはあるのだろうか・・・・・
聞きたいんだが小泉って
ガ チ ホ モ
なのか?
いろんな所で言われてるんだけど
んなこたぁ無い。
古泉からガチホモをとったらなにも残らない
弄りやすいからそういうネタにされてるだけw
本来は、任務やキョンの事がなければ、むしろハルヒの方を狙っていた物と思われます
>>790 たまに怪しい行動とかするだけ
ジョジョのリンゴォとかと同じ
, '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ
ト.i ,__''_ ! あの程度ではガチホモとは言えないな
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
「スタンド」で一括りに考えるのが間違ってるな。スタンドのルールつったって例外だらけだし
勝てるスタンドもいれば勝てないスタンドもいるんじゃね
戦いの土俵が違うスタンド使いだっているしな。
トニオさんがスタンドを使って直接戦うのなんて無理。
あの人の戦いの場は厨房で、相手は客だし。
今考えたらDIOってけっこう凄いこと言ってたんだな・・・
まさに「王には王の、料理人には料理人の(ry」だな
>>797 というかトニオさんなら戦場が厨房ならスタンド使わなくても
大抵の相手には勝てそうというかなんというか
ディアボロの大冒険ww
801 :
マロン名無しさん:2007/08/18(土) 16:23:33 ID:GdOEpPKs
タダじゃあおきませんッwww
>>800 Lv99スタプラザワールドでフルボッコwww
最初の頃はスリル満点だったな・・
俺はアヌビス×チャリオッツ二刀流×メイド・イン・ヘヴンの4連斬り派だな
トニオさんが凍ったり、吸収されたり、能力封印されたり、柔らかくされたり・・・
古泉「受身の『対応者』はここでは必要ありません」
こんばんわ
程よく、落ちがついてるようなので、ここらで続き投下させてもらいますね
汐華初流乃の憂鬱 第8話 -引力-後編
語り部:キョン
001
古泉の策略にはまり、よりにも寄ってハルヒと二人きりで
ホテル一室で夜を明かすハメになってしまった俺たちは、結局ほとんど一睡も出来なかった。
「…コーヒー入ったぞ」
2つのカップにコーヒーを注ぎ、そのうちの一つを
ソファーに座っているハルヒの前においてやる。
夜明けのモーニングコーヒーってか?
出来ればもうちょっと色気のあるシチュエーションで飲みたかったぜ。。
結局、ハルヒが頼んだ洗濯物が届いたのは、俺たちルームサービスで朝飯を食い終わった後であった。
やれやれ、これでようやく落ち着けるぜ…。
002
ハルヒが着替えた所で、俺たちはロビーで待っている承太郎さんたちと合流し、今日の予定を決めることとなった。
「やぁ、キョン君。昨夜はどうじゃったかの」
みんなの下にやってきた俺たちに対しての最初の一言は、ジョセフジョースター氏の満面の笑みから発せられたこの一言であった。
危うく俺は、昨日ハルヒが見せたシャイニングウィザード張りの膝蹴りをかましかけたが
静ちゃんがいるということと、ジョセフさんも歳が歳と言うことで、自重しました。
ありがとうございます、あの夜のおかげでちょっとばかり成長出来たようです
主に精神的耐久力とかが。
ちなみにハルヒはというと俺と目をあわせようとしない
あれ、何でこんな展開に・・・何もしてないってのに。
「仲がいいのー」
全くこの爺さんは…勘違いも甚だしい。
俺とハルヒはそんなんじゃないんだ!
朝比奈さんだったら喜んで間違われもしようが、ハルヒではあまりありがたみは感じない。
003
承太郎さんの仕事の関係から、俺たちはもう一泊この町で過ごすことになるとの事。
俺たちはもう一泊このネアポリスで過ごすことになるとのこと。
「夕飯は6時過ぎを予定している。一緒に食いたいならその時までに戻ってきてくれ。」
そういって承太郎さんは先にホテルを出て行った。
「ワシらは午前中はホテルで休んで用と思うんじゃが、君らはどうするのかね」
「ちなみに俺はこいつらのお守りだ…服とか見に行きたかったんだけどよー、ま、これが旅費出してもらう条件だから仕方ねーけど」
「あたし達は、今日一日街を見て回るつもりよ、行くわよキョン!」
今日の予定に関して、俺はハルヒに何かを同意した記憶はないのだが・・
言うが早いか、ハルヒは俺の腕を引っ張って外に飛び出そうとしている。
「仲がいいのー」
ジョースターさん、やっぱりなんか勘違いしてるだろ。
仗助さんも微笑ましいもの見る目をするしないでくれ。
004
さて、こうしてハルヒに連行された俺は、市内のあちこっちを回るハメとなっただが
思えば、こいつと一緒に不思議探索なんてのは、あのとき以来だな。
普段はどういうわけか、いつものペアを決める爪楊枝のクジでハルヒに当たったことがない。
俺としてはできれば一緒に町を歩くなら朝比奈さんのほうがいいのだが・・。
さて、イタリアといえば、穴を掘ったら遺跡にぶつかる…そんな明言が実際あるかどうか走らないが、
実際にそれくらい歴史的建造物や古代遺跡が多いことで有名だ。
古代遺跡…ハルヒのなんとも好きそうなフレーズだな。
実際この古い町並みを見ていると、ついうっかり古代生物の生き残りがめり込んでる柱とか
そいつらが落とした世界の命運の半分くらいは左右するようなアイテムを拾うんじゃないか?
という気分になる。
…というより、こいつの場合本当にそういう代物を見つけかねない。
が、当のハルヒは、どうもこの古代ロマンよりも気になるものがあるらしい。
005
「…いないわね…」
「何が?」
「昨日の泥棒少年よ!見つけ出してカバンを取り返すの!」
まだハルヒは犯人を見つけ出してカバンを取り返す、ということを諦めてないらしい。
地元警察にでも任せておけばいいものを・・
どうやらハルヒは、自らの手で犯人を見つけ出して粛清しないと気がすまないらしい。
「見つかるわけわけないだろう…まだ古代人とか探すほうが話が分かるぞ」
「…あんた熱でもある?真面目に不思議探索するなんてどういう風の吹き回し?」
こいつは、俺が真面目に不思議探索に付き合うと今度はこういう事を言い出すから困る。
「戻ってこないと困る物があるのよ」
「困る物ってなんだ?」
「そこはどうだっていいでしょ!ほら、あんたも探すの!顔くらい覚えてるでしょ」
006
午前中いっぱいはこんな感じだった、不可思議な超古代アイテムも、あの盗人少年も見つからず
粘って探しているうちに、ジョースターさんたちは多分昼飯を終えてしまったであろう頃になってしまった。
結局俺たちはなけなしの金で自腹を切って昼飯にマルガリータのピッツァを食った。
なんだかんだといって結局この昼飯も俺のおごりである
「まぁ、いいわ。続きは服とか見ながら探しましょ」
なるほど、それには大賛成だ。
あんな夜は一回で十分だからな、せめてハルヒの服だけでも何とかしてもらわなくては。
俺の奢りで温存した分は、着替え代にでもまわしてもらおう。
さて午後はこうしてブティックや雑貨店が並ぶ商店街を見て回った。
「これ、みくるちゃんにいいわね・・こっちは有希にいいかも、どう思うキョン?」
ハルヒ、お前が手に取っている品をどうこう言う前に、言わせてもらいたい点が二つある。
第一に、朝比奈さんや長門のはいいから、自分が使う分をさっさと決めてくれ。
第二に、折りたたまれて店に並べられている商品とはいえ、パンツやら何やらを見せられて同意を求められても非常に反応に困る。
って言うか、普通のブティックでも気まずいのに、下着がいっぱい並んでるとあっては破壊力倍増である。
「今選ぶわよ 自分のだけ選んでもつまんないの」
やれやれ…付き合わされるこっちの身にもなってくれ。
008
買い物が終わって、二人で店を出た直後だ
「アーーーーーーーーーーーッ!?」
とハルヒがいきなり叫びだした。
で、ものすごいスピードで道路に飛び出すとそのまま
近くいた通行人に向けて唐突にとび蹴りを放った
なにをするだーーーーーっ!?
「だりゃあーーーーーーーッ!!」
「ひでぶぁ!?」
核兵器で滅んだ世紀末に跳梁跋扈してるモヒカンの死に様のような叫び声をあげて
哀れにもいきなりハルヒに蹴り飛ばされたのは、俺たちと同じくらいの年頃の黒髪の少年である。
ン…黒髪?
「な、何なんだよ、今度は」
そういって情けない声を出したそいつの顔を見て俺は驚愕したね
なにせ昨日会ったばかりの忘れようもない顔
あのタクシーの少年だったんだ。
「ふふん、や〜っと見つけたわよっ」
仁王立ちで倒れこんだ少年の前に立ちはだかるハルヒ。
恐るべきことにこいつは本当に犯人を探し出していた。
やれやれ、まさかこいつの能力がトラブル解決の糸口になるとはな
と、一瞬思ってから俺は改めて不安になった。
これって解決の糸口なんだろうか、とな。
まぁ、その不安はかなりの部分で的中しちまったわけだが。
予告
初流乃「次回
ハルヒ「汐華
初流乃「初流乃の
ハルヒ「憂鬱
初流乃「第
ハルヒ「9話ッ
ハルヒ「勝ったッ!あたしの勝ちよ!
初流乃「くッ・・・負けた
キョン「・・・何やってんだお前ら?
役者の揃った舞台の上で
運命の流れは少しずつ、音を立てて動き出す
イタリアの街で再会した三人に
ルカの魔の手が伸びる
次回 汐華初流乃の憂鬱
第9話 逃亡者
「今度騙したらホントに死刑だからねっ!!」
>>628の後編です キョンモードでの直接の続きは
>>503からを参照にしてください
ジョジョっぽさを出そうとすると、一人称だけじゃ辛い時があるから困る(´・ω・`)
後、007が飛んでますが、これは008と番号を間違えただけですので内容は飛んでません、そのまま読んでくれればおkです
ジョジョメインの流から見ると今回はちょっと展開がたるかったかも
初流乃と合流ということでこっからエンジンかけていこうと思いますのでよろしくお願いします ではっ
814 :
マロン名無しさん:2007/08/18(土) 22:16:21 ID:GdOEpPKs
wktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkwktkァァァァァ!!!!!
GJ!ボスッッ
待ってますッッ
そういえば本編のジョルノも最初のほうは
結構親しみやすい奴だったことを思い出したw
なにはともあれGJ
ジョルノはパッショーネに入った後は何か悟った感じになっちゃったからな
ここのまとめは無いのか?
>>22は更新が止まってるみたいだから
GJ!!なんか伏線ぽいものが
続き待ってますよ。
GJ!続き気になるわ〜
このジョルノはまだ黒髪だってことを今更思い出したw
>さて、イタリアといえば、穴を掘ったら遺跡にぶつかる…そんな明言が実際あるかどうか走らないが、
誤字はともかく、穴を掘るまでも無く遺跡だらけです。
普通の民家とか駐車場の石垣が2000年前の遺構なんてのは当たり前でごわす。
マジすか?www
イタリアすげぇ・・・
ローマの下水道は今でも一部が古代ローマ時代の物を使用している。
古代ローマ時代の道路が今でも使われてる場所もある。
古代ローマ時代の橋も普通に使われてる。
イタリアってーのはとんでもねーとこだったんだな
行ったことねーから全然知らんかった
そうでもない
築数百年の木造建築がそこら中に建ってる日本の方がとんでもない
イタリアで重要視される遺跡ってのはある程度形とか遺物なんかが残ってるくらいのもんで
数千年前の民家の礎石とかそんなんは路傍の石ころと同じ様なもん
百年そこらじゃ比べ物にならなくね?
>>築数百年の木造建築がそこら中に建ってる日本の方がとんでもない
そこら中に?
どこに住んでるんだ…
それにイタリアだって中世の建物はごろごろしてる。
いやいや、石造りより木造の方が残ってたら凄いだろって話じゃね?
828 :
マロン名無しさん:2007/08/22(水) 11:58:17 ID:5kD7CKvR
入れてるんだろ
ハルヒ「アタシの体をちょっと巨乳にしてさあ〜 どお?」
そろそろスレタイを
絞めなおす。と。
花京院は何処いったんだ?
続きまだ?
ちゃんと書き込んでくれてるだろ…急かすなよ
億康の人はご一報を
ちょくちょく現れる花京院の人はニセモノなんじゃあないかと推測
だって最近の投下予告には酉があるわけでもないし、二度も三度も投下予告をすっぽかすとは、どうにも考えにくい
ああ、嘘だぜ。
>>835 花京院の人は最初から酉つけてないだろ。
まあ、投下予告すっぽかしてその後レスなしってのが気になるが、なにか事情があるのかもしれないし。
>>837 シブいねェ・・・おたくまったくシブいぜ・・・
億康の人続きマダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しばらく議論が続いてたからほとぼりさめるの待ってるんじゃないのか?
もう冷めてるどころか凍結してるかんじだぜ
>>842 ジェントリー・ウィープス(静かに泣く)
億康の人は自分のサイトで「規制されまくって不安定だから自分のところに張るよ」みたいな事言ってた気がしないでもない。
16話辺りで止まってたけど。
復活希望
>>845 ( ゚д゚))Σ◎パチィン
弾かれたようです
ところで長門の高速言語って喋れない状態でも使えるのか?
もし口が封じられていると使えないのなら、ダークブルームーンやクラッシュで不意打ちして海に引き摺りこめば・・・
>>847 偽テニール船長が不意打ちってどう見ても変質者にしか見えない・・・
みくるビームの時も長門は瞬時に反応したし不意打ち自体が難しいぞ
>>847 トーキングヘッドだっけ。それ使えばいいんじゃね?
850 :
マロン名無しさん:2007/08/25(土) 15:36:11 ID:dniYzh5W
時を止めればいい
>>850 さすがDIO様だぜ・・・まさに世界を支配するスタンド・・・
まあ長門も使えるけどな>時止め
あれは局地的なうえに完全に時間を凍結させてるので攻撃には使えんが
今晩は、続き投下いたします
汐華初流乃の憂鬱 第9話 逃亡者
語り部:キョン
001
「イタタタタタタタ、ちょ、やめて、逃げないから、折れる折れる折れる」
ハルヒに捕まった盗人少年は、背後から腕をねじ上げられて悲鳴を上げている。
ハルヒは目を爛々と輝かせて不敵な笑みを浮かべていた。
「ふふん、やっと見つけたわよ。さぁ覚悟しなさい。どんな罰ゲームがいいかしらね。
昨日からずっと探し回ってる間に5000通りは考え付いてるわよ
手始めにアジの干物をくわえさせて堀の上で野良猫と縄張り争いをしてもらおうかしら、ネコ耳付きで!」
「いや、そんな既知感あふれる罰ゲームをやらせる前にさっさと警察に連れて行こう」
「もちろん連れて行くわよ、でもそんなんじゃあ、あたしの気がすまないわ」
やれやれ…こいつの自業自得とはいえ、これでは話がすすまないな。
「ちょっとまって、盗んだ物は返す、そのあと警察に行っても良い だから話を聞いてくれっ」
「ふふん、何を企んでるんだから知らないけど、そんな手には乗らないわよ?」
002
さてこの盗人少年が何をたくらんでいるのか知らないがどうした物かと思った時だ。
足元に何か、ナイフの刃先ような物が落ちているのに気がついた
「これは、お前のか?」
地面に落ちた矢尻を拾い上げると、ハルヒが興味津々と覗き込んできた。
「なにそれ?ナイフ?? 宇宙人か何かを呼び出せるとか?
それともこれで変身して悪の組織と戦えちゃったりするとか?」
「な訳ないだろう・・・」
「それが・・・僕も先もらったばかりでよく分からなくて…」
困惑する盗人少年はその後急に気がついたように慌てふためきだした。
「っって、それより、君たち、宿は確保できてるのかい?」
「ものすっごっいく労したけどおかげさまで何とか見つかったわよ!!」
その一言で我に返ったハルヒが、思い出したようにさらに腕をねじ上げる。
盗人少年は痛みに耐えかねて悲鳴を上げた
「だ、だったら、早くホテルに戻った方がいいっ・・でないと」
おいおい、でないとどうなるんだ?
物騒なことを言い出すんじゃないだろうな。
大体ホテルに戻るにしても、お前から荷物を返してもらわないと話にならないんだぜ?
003
「ともかく場所を変えよう」
ここは通りの真ん中だ。
通行人もいるし目立ちすぎてる…そう思ってから気がついた。
なんだか、ガラの悪そうな方々の視線をやけに集めていることに。
というより・・・あれ・・囲まれている。
「マズイ…見つかった…だから言ったのに…」
盗人少年の顔からさっと血の気が引いていく。
「何だこいつら…お前の友達か?」
俺たちに熱い視線を向けて囲んでいるのは前方に6人、後方に4人ほど。
イタリア人だからとかで偏見があるわけではないが、どう見ても穏やかに話せそうな目つきの奴が誰もいない
「…なんだかガラ悪そうなのばっかり ロクなのがいないわね」
「ロクなのがいないのは、全く持ってその通りなんだが…」その・・・多分狙われてるのは君達・・」
「おいおい、何で俺達が・・・お前を助けに来たのか?」
「だったらありがたいけど、多分それはない、早くこの手を離して逃げた方がいい
僕が言うのもなんだが、こいつらは結構やばい連中だ」」
004
俺達を囲んだ目つきの悪い奴らの一人が無言で近づくといきなりハルヒの左手を掴んだ。
「ちょっと・・何よ離しなさいよねっ!!」
ハルヒの足が跳ね上がり、そいつの股間を直撃する
蹴られた相手はなんだかよく分からない叫び声を上げてうずくまってしまった
うげ…見てるこっちが痛くなりそうだ、思わず股間を押さえる。
見たら、盗人少年も俺と同じ反応していた。
ちょっとだけこいつと友達になれそうな気がしたが、今はそれどころじゃないぜ。
一人が倒されたのを見て、残りの奴らがいっせいにこっちに突っ込んできた。
「二人とも、こっちだ!!」
盗人少年が叫んだ。
この通りは川に面している。
右手の方にはガードレールやフェンスもなく、直に段差になって、その下を川が流れていた
アイツはそこに飛び降り、コンクリートで作られた、作業用の足場のところに降りていた
「そこから別の通りに抜けられる早く!」
こいつは何なんだ?信用しても良いのか?
だが迷ってる暇はなさそうだ
「ハルヒッいくぞっ!」
「しょうがないわねっ」
005
川辺にある足場を伝っていくと、下水道のようなところに入れる入り口があった。
イタリアは古代ローマの頃から水路が発達していたらしい。
日本の江戸もそうだったらしいのだが、こちらは、元々の構造を
ある程度活かしたつくりになって言うだけあって、町の地下にも用水路のような物が張り巡らされていた。
地下水路には日本の下水道と同様、人が通るための足場が通路のように伸びていて
確かにここを進めば、別の場所に通り抜けられそうだった。
中はかなり入り組んでおり、この盗人少年がいなければ俺たちは完全に迷子になっていただろう
もっとも、そのおかげで、追って来る奴等も撒けているようだが。
「で、なんなのあいつら?あんたとどういう関係?
さ、怒らないから正直に言いなさい」
ハルヒが盗人少年に食って掛かる。すでに十分怒っているように見えるのは突っ込まないでおこう。
「涙目のルカって言う、チンピラの手下だよ」
ずいぶん弱そうなニックネームの悪党もいたもんである。
「何でそいつが俺たちを狙うんだ・」
悪いが、イタリア人に恨みを買った覚えはないような気もするんだが。
「時たま、スクーターで引ったくりをやってるんだけど、昨日日本人の旅行者に返り討ちにあって逆恨みしてるんだ。心当たりはない?」
「昨日…?あ〜、そういえばそんな悪者がいたような気もするわね、あたしが退治してやったけど」
… … ・・・
結局お前かっ!!
また原因がハルヒかと思うと俺は頭が痛くなってきた。
006
水路を抜け、川沿いの足場から街の方に戻ると駐車場に出た。
車が10台ほど並んでいる
「…どうすんだよ、こんなところにきて」
「追われているんだ、仕方がない」
盗人少年は手近な車に目をつけると
針金を駆使してあっという間に、ドアをこじ開け、似たようなやり口でエンジンもかけてしまった。
どうやら、こいつはこの手の違法行為に関してはスペシャリストのようだ。
「このまま、逃げよう。乗ってくれ」
そいつが、今度はまっすぐ俺の目を見ていった。
「今度はきちんと送り届けるから」
「どうするハルヒ?」
正直、ここで馬鹿正直にこいつの車に乗るのはどうしたものか・・
だが、そんな俺を見てか、迷いを吹っ切るようにハルヒが言った。
「良いわ、乗りましょ。でも今度騙したらホントに死刑だからねっ!!」
若干の不安を感じつつも、俺たちは、後部座席に乗り込んだ。
「後でなんで俺たちを助けるのか、色々話は聞かせてもらうぞ」
「分かっているさ」
盗人少年は、一気にアクセルを踏み込んで駐車場を脱出した。
それと同時に、後ろでチンピラたちが這い上がってきてるのが見えた。
ふぅ・・危機一髪だったようだ。
←to be continude
予告
初流乃「汐華初流乃の憂鬱 第10話」
ひとまず危機を脱した僕達だったが
涙目のルカの事聞いたとたん、ハルヒはノリノリであいつと戦うと言い出した。
おいおい、冗談じゃないぞ。
父さん、どうやらこの子もかなり厄介な娘だったようです
僕はどうなるんでしょう・・このままネアポリスにいられるんだろうか。
それと、キョン、その矢尻は僕のだからそろそろ返してほしいんだが・・。
汐華初流乃の憂鬱 第10話 疑惑と信頼とスプライト
すみません、合流したてということで今回も地味気味ですorz
しょうがないんでさくっと行きます
ちなみに、脱出経路に使った川というのは
レイクエムにフルボッコされたディアボロが這い出たあの水路みたいなのをイメージしてください。
(あっちはローマですけど)
あのトンネルみたいなのを抜けて別の場所に抜けて行った・・と
掘るまでもなく遺跡や昔の水路だらけらしいということでネタに使ってみました
GJ!
これは…黄金の精神フラグの味だぜ
GJ!
股間押さえる所で笑わせていただきました!
黄金の精神がやどったら、車を全部変えるのか気になったり
成長したら、黄金の精神になった描写をぜひ書いていただきたいです!
864 :
マロン名無しさん:2007/08/26(日) 02:57:57 ID:sv2Mc67F
突然涙があふれ出て来た
止めようと思っても止まらなかった
GJ・・・
おお…!すごい面白い
GJ!!
>>861 GJ!!ヌゲー面白かったwww
とりあえずハルノはこの先も苦労しそうだな…。
868 :
マロン名無しさん:2007/08/26(日) 21:06:11 ID:Dbc8jrEO
>>ずいぶん弱そうなニックネームの悪党もいたもんである
言われてみれば確かにwwwww
それはそうとGJ!!
続き期待
前回の続き物 4レスいただきます。
部屋に戻るなり、携帯電話を取り出し、アドレス帳からいつもにやけているあの男の電話番号を探
し出す。
電話の無機質な呼び出し音。3コールで聞きなれた声がした。
「はい。なんでしょう?」
いいか、古泉。驚かないで聞いてほしい。いや、こんなふうに言っている俺が一番驚いているんだ
が。そもそも俺は超能力が使えるなんて、普通じゃないと思う。本当だ。世の中の何千人、何百
人って人間は、その存在を手品か何かだと思うのが普通だ。ああ、俺も思ってるさ。今現在も少な
からずそう思ってる。
「落ち着いてください。それと、限定的とはいえ私も超能力者の一種なんですが」
いや、違うんだ。そういう事を言いたいんじゃない。あんな不思議空間のお話じゃない。通常の空
間で、その存在が現れることだ。
「……まさか……まさかですが……貴方は『矢』を見つけたのですか?」
ああ。正確には、それより酷い。やられたよ、貫かれた。能力は言えないが、この事態はかなり厄
介だ。
問題はだ。問題は、この事態をどう解決するかだ。異常なこの状況を打開するアイディアがほし
い。
「ふむ。まさかこのような事態になるとは、予測以上の動きです。いや、もしやこれは意図されてい
ないものなのかも」
どうした古泉。何を言っているんだ?
「いえ、今は確信がもてません。私の気のせいかも知れませんしね」
なんだ? まったく意味がつかめないぞ。……まあ、それよりもだ。今回の日曜探索は今までにな
い危険の可能性を孕んでいる。こう言ってはなんだが、ハルヒは言い出したら頑として遂行するタイ
プだ。必ず、日曜探索は予定通り行われるといえるだろうな。
それまでに。そう、それまでに『矢』をこちらで手に入れる。そして、さっさとこの事態を収束させる。
それからこの事態を打開する。これしかない。
「…………」
力を貸してくれ古泉。今は静かに動き出したい。相手の意表をつきたいんだ。それには、受身じゃ
駄目だ。こちらから打ってでないとな。
「ふふ。いや、これは可笑しい。ッはは」
何が可笑しい? 古泉。俺は至極まっとうな事を言っているつもりだが。
「いえ、何時になく貴方がアクティブなものなので、ついつい可笑しくなってしまいましてね。ッはは
は」
……言ってろ。とにかく、協力してもらうぞ。
「はい。構いませんよ。このような事態になった以上、私達機関の人間も動かざるおえませんから
ね。むしろ貴方を歓迎しますよ。ようこそいらっしゃいました、非日常の世界へ」
ムカツク反応だな。古泉。ハイにでもなってるのか?
「ええ、久しぶりに先の読めません。参りましたよ。これは」
やれやれ……しっかりしてくれよ。古泉。
現在状況
古泉・キョンによる SOS団分隊結成
朝比奈みくる 明日の部活動に使われるお茶の買出し中。平和だ。
長門有希 自室へ帰り読書。二時間ほどこの状態に変化なし
涼宮ハルヒ 日曜探索のスケジュールの作成中。今夜は遅くまで起きているようだ。
『矢』の所有者 キョンを『矢』で貫き。現在所在不明。
備考
杜王町在住の人物一名が西宮市に到着。『矢』を探索する模様。一度こちらの人物に視点を一部
連結し、現状の把握をする。
874 :
マロン名無しさん:2007/08/27(月) 19:26:41 ID:6SOtAA4A
ボクはバスから下車すると近くにあったベンチに座った。ボンヤリと、この町の風景を眺める。思っ
ていたよりのどかな所だと、素直に思った。自分の住んでいた町は、あの事件が起こるまではこん
な風にのどかなところだった。
凶悪な殺人鬼による町の蹂躙。もちろん。問題は解決したけれど、様々な傷痕は未だにボク達の
胸には刻み込まれている。忘れることのないだろう記憶。
ボクは、あの事件を通して成長できた。肉体的な意味ではなく、精神的な意味でだけれども。で
も、それ以上に失ったものの方が大きかった。
夕暮れのオレンジが眩しい。歩く人々の足元で伸びた影に、時の流れを感じる。もう、日が暮れ
る。あっという間なんだ。物事というものは。ぼやぼやしてしまうと過ぎ去ってしまう。
「さて、もう行かなきゃな。頼まれ事は早めにおわらさなきゃ」
ボクは頬を叩いて気合を入れる。そうだ。ボンヤリしている暇はない。さっさと『矢』を探さなきゃ。そ
う心に誓い立ち上がると、ボクの学生服のポケットから学生証が滑り出す。ボクはそれを慌てて拾い
上げた。
学生証に書かれているのは康一というボクの名前。
そう、これはSOS団というちょっとおかしな人たちが『矢』を探し当て、ゆっくりだけど一歩を踏み出
していく彼らSOS団をボクが見守る物語。
←to be continude
すいません。上げてしまいました。
申し訳ない。
構いませんよ
877 :
マロン名無しさん:2007/08/27(月) 19:46:48 ID:Zj7c4933
571の続き?
879 :
マロン名無しさん:2007/08/27(月) 19:52:55 ID:pMzW17+H
>>874さん待ってました!!
GJ&乙ですッ!!留学行く前に見れて良かった。
GJ! ここでは康一君登場かぁ
古泉と機関がどう語句かが楽しみかも
(あと、今回は出てきて無いけど長門とかもどうなるのとか)
882 :
マロン名無しさん:2007/08/27(月) 20:07:17 ID:hH6ilbB+
長門がスタンド使ったりしないかな?
>>882 能力にもよるが、どんな能力にしろ的確に使いそうで手に終えなくなると思うのだが
884 :
マロン名無しさん:2007/08/27(月) 22:20:49 ID:Zj7c4933
スタンドも超能力の一つだからいらんと思う
GJ!
続きが気になるw
そいて、まさかの康一君!?
>>882 スタンドとは精神をヴィジョンとして表した物
本体の願望なども能力に関係している
つまり精神的にハングリーじゃないと強いスタンドにならない
まあ長門だったらその前に情報操作があるしスタンドいらんだろ
>>874 GJ!
最後の人物にもニヤリとしましたw
889 :
マロン名無しさん:2007/08/28(火) 22:45:16 ID:BASnDKCN
GJ!
グレートですよこいつぁ〜
890 :
コネタ:2007/08/31(金) 22:15:51 ID:???
長門「朝倉涼子を敵性と判定。当該対象の有(ry
朝倉「ry)涼宮さんとお幸せに、じゃあ――」
仗助「問題なく直す」
朝倉「あら?」
キョン「直すなーッ!」
892 :
マロン名無しさん:2007/09/01(土) 17:49:03 ID:st9XXU88
なにも死ぬこたぁねーさっきはそう思っただけだよ
長門「ヤツらを探し出すだめに『根掘り葉掘り聞き回る』の…『根掘り葉掘り』。
『根を掘る』という部分は、わかる…凄くよくわかる。
根っこは土の中に埋まってるから…。
だけど、「葉堀り」の部分。
葉っぱは掘れない。
侮られている気がするこの言葉。思考がそちらを向いてしまい、他の事に集中できない。
葉っぱを掘ったら、裏側へやぶれてしまう。
掘れる物なら掘っている所を見てみたい。ペット。
どういう事?どういう事?
葉堀りとは、どういう事?理解不能 理解不能
理解不能 理解不能 理解不能 理解不能
理解不能 理解不能 理解不能 理解不能
理解不能 理解不能 理解不能 理解不能……」
キョン「積み重なった落ち葉なら掘れるだろ?」
長門「あ。理解『可』能」
とてもいい・・・
冷静な外見に反して、心はブチギレな長門。
それがすごくイイんだ・・・
896 :
マロン名無しさん:2007/09/01(土) 23:40:23 ID:st9XXU88
3個か
スモークチーズ3個ほしいのか?
3個・・・いやしんぼめ!!
じょじょ〜ん
じょり〜ん
長門「もしもの時に備え……『念のためバックアップを取っておく』の…
『バックアップ』……ってよォ〜〜。
『バックアップを取っておく』ってのは、わかる……スゲーよくわかる。
バックアップが無かったら何かあった時全部パーだからな…。
だが、「バックアップ」がオリジナルを消そうたぁ事だああ〜〜〜っ!?
何のためのバックアップかっつーのよーーーーーッ!
ナメやがってこのバックアップァ、超イラつくぜェ〜〜〜ッ!!
バックアップだけになったら、そいつがオリジナルになっちまうじゃあねーか!
消せるもんなら消してみやがれってんだ!チクショーーッ。
どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!
バックアップが、どういう事だッ!ナメやがってクソッ!クソッ!」
キョン――長門に滅茶苦茶に殴られ再起不能
>>890 その後もたびたびキョンにちょっかいかけては
返り討ちにされて仗助に直してもらう朝倉を妄想した
仗助「クレイジー・ダイヤモンド!」
朝倉「いつもありがとね、仗助君」
仗助「もう止めたほうがいいと思うんスけどねぇぇ」
しかし、キョンが朝倉に刺されて死に掛けてもしっかり直してくれる仗助
仗助と朝倉のフラグか?
こいつぁ本気でそのSS書いちゃおうかな…?
キョン「次回は超能力が凄いんだって?」
古泉「テレビの前にスプーンを用意してください」
古泉「では行きますよ。マッガーレ」
仗助「問題無く直す」
キ、ハ「すごっ!!」
仗助と朝倉がいっしょに歩いてるのを見て仗助にまで先を越されたと思ってへこむ億泰
大根とか土から掘り出す野菜ってけっこう葉も埋まってたりするぞ
906 :
マロン名無しさん:2007/09/03(月) 17:46:27 ID:aebzAv4o
『キラークイーン』はすでにそのスモークチーズに触っている・・・!!
料理を食べると歯が飛び出たり内臓が飛び出たりする恐怖のレストラン
行ってみたが体に悪い所がなく普通に料理を堪能して秘密がないか
調理場に忍び込み、ばれて団員全員で掃除をさせられるハルヒ達
ただじゃあおきませンッ!覚悟してもらいマスッ!
みくると長門は胸が破裂しそうだ
911 :
マロン名無しさん:2007/09/04(火) 22:09:38 ID:pWxduf4l
なんだかんだでキョンのストレスが解消
912 :
マロン名無しさん:2007/09/04(火) 22:27:03 ID:zKtdH51x
みくるとジョースター一族との関係について
時を操る能力と星型のほくろ
これは一体何を意味するのか?
意外! それは第20部ッ!!
我々はこの星形のほくろに見覚えがあるっ!!
長門をヘブンズで本にすると、思念体全体の情報を読めるんだろうか?
>>915 まあ、できるだろ。
いくら長門でも発動後の割り込みは無理かと。
で、花京院はどうなったんだ?
みくるはジョジョよりもて王って感じだw
ポルナレフ「いや違うぜ!こうだって」
長門「こう…」
ポルナレフ「そうそう!そんでもってこういう風に」
長門「こう…」
キョン(何をやってるんだ?あの二人は…)
ポルナレフ「そうそうそう!それで最後はこうやって…こうやって…こうだ!」
長門「こうやって…こう」
ポルナレフ「ん〜…ちぃいっと違うな。最後はこうだぜ!」
長門「こう…」
ポルナレフ「完璧だぜおいキョン!」
キョン「何ですか?(嫌な予感がする)」
ポルナレフ「行くぜ〜」
パン
2
○
見え
キョン「は?」
長門「パンツー丸見え」
ポルナレフ「YEAAAH!!」
パシ! ピシ ガシ グッ グッ
ポル+長門『ブラボー!おお・・・ブラボー!!』
キョン(何をやりたいんだこの人達は…)
二人ともなにやってんすかwwwwwww
921 :
マロン名無しさん:2007/09/07(金) 00:01:52 ID:nhS3REVB
数分前
すまん長門
後で本買ってやるからな
キョン「どうしたんだポルナレフ・・・デッサンが狂ったのか?」
ポルナレフ「え?うわあああああああああ!」
長門「・・・ユニーク」
まとめサイト欲しいな
ごく普通にポルナレフがなじんでるなw
朝倉「じゃあ、死んで♪」
プロシュート「『死んで』…そんな言葉は使う必要がねーんだ。
なぜなら、オレや、オレたちの仲間は、
その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際に相手を殺っちまって、もうすでに終わってるからだッ!
だから使った事がねェーッ。
朝倉、オマエもそうなるよなァ〜〜〜、オレたちの仲間なら…
わかるか?オレの言ってる事…え?
『死んだ』なら、使ってもいいッ!」
キョン「あの〜、帰ってもいいでしょうか」
プロシュート「『帰った』なら、使ってもいいッ!」
兄貴の言葉が心で理解できた!
もしかしてキョンを助けようとしてないか?!兄貴!!
928 :
マロン名無しさん:2007/09/07(金) 22:58:31 ID:T7dNbgmz
だからお前はいつまでたってもマンモニーニと呼ばれるんだッッ
キョンッッ
古泉「兄貴ィーーーッ!」
>>925 オレたちの仲間ってことは・・・
対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース プロシュート兄貴
ということか・・・
プロシュート「『情報連結を解除した』なら、使ってもいいッ!」
こんばんは 2週間ぶりですが続き投下いたします
前のは
>>854から参照してください
汐華初流乃の憂鬱 第10話 疑惑と信頼とスプライト
語り部:キョン
001
盗人少年の運転する車で、俺たちは町外れのブドウ畑の真ん中に立っている一軒家まで来た。
コイツはここが空き家なのをいい事に寝床にしているらしい。
…世間一般ではそれは不法侵入とか、不法占拠という言葉が当てはまるような気がするのだが。
立て続けによくもまぁ、違法行為のオンパレードを次々と出せるものだ。
コイツのほうがさっきのチンピラ軍団よりよっぽど大物に見えてきそうだ。
俺たちは一回の広間に通され、そこにあったソファーに並んで腰掛けた。
「ごめん、ペットボトルのジュースくらいしかないんだ」
盗人少年が、冷蔵庫からスプライトを3つ持ってくる。
この野郎、つつましく一部屋無断で拝借してる程度かと思ったら人様の家に冷蔵庫まで持ち込んでいる。
というか部屋をよく見たらそのほかに液晶テレビにDVDやプレステ3等がおいてある
…3だぞ、3、バカ高過ぎてこけたので有名な3だ。
その隣にはしっかり、Wiiと×箱360も置いてあった。
これもまっとうに買ってきたんじゃないだろお前。
「・・・ま、そこは良いじゃないか、あんまり気にしないで」
こら、ちゃんとこっちの目を見て話しなさい。
002
「毒とか入れてないでしょうね?」
ハルヒが怪訝そうな顔で、差し出された飲み物を見る。
う〜ん、確かに・・・さっき置きかけてきたやつらの仲間で、このまま毒までは行かないが睡眠薬で眠らされて・・・
という展開も考えられなくは無い。
だがハルヒ
「キョン、ちょと飲んでみて?」
人に毒見をさせようとするのはいかがな物か。
「とりあえず名前を聞かせてもらおうか」
コイツに興味があるわけじゃないが、いつまでも「盗人少年」ではイマイチ呼びにくい。
まぁ、サンタナでもエシディシでも,テキトーに呼ぶのもありなんだろうが、一応、名前を聞いてやることにする。
「SOS団団、長涼宮ハルヒ! ただの人間には興味ないわ 宇宙人、未来人、異世界人、超能力者に知り合いがいたらつれてきないさい!
以上ッ!」
4月、初めてであった時の自己紹介を思い出すそのフレーズで
しかしその時とは比べ物にならないくらい明るい笑顔でハルヒが名乗りを上げる。
・・って言うかお前が名乗ってどうすんだ。
「何言ってるの、こういう時には団長である、あたしが誰よりも先に名乗り出るべきなのよ!」
向こうでは盗人少年が困った顔をしていた。
ああ、なんか、普通の人の普通の反応を見ると心が落ち着く。
俺も相当、ハルヒに毒されているようだ。
003
「…SOS団ってなに・・・?レ、レスキュー隊か何か?」
そうだよなぁー普通の人はまずそう思うよなぁー。
SOSだしぃー。
・・・正直、ハルヒが横にいるもんだから、なおの事説明し難いんだが。
「全くダメダメね、全然違うわ、SOS団は『世界を、大いに盛り上げるための、涼宮ハルヒの、団』よ、よく覚えておきなさい!」
盗人少年は、一人だけ世界が停止したかのように硬化している。
「・・・内容がさっぱり見えないんだけど、って言うかそれ、何語?」
「その辺りを説明しだすときりがないから、話を先に進めていいか?」
ハルヒのノリに任せてると、こいつの名前も知らないままに話が終わってしまいそうだ、軌道を修正しなければ
「ちょっと、キョンこれからがSOS団として大事なところなのに、団員としての自覚に欠けてるんじゃないの?」
等と、行ってごねるハルヒを制しつつ、さっさと俺たちは会話を元の方向に修正する事に専念する。
「君は、団長さんが呼んでいる通りキョンでいいのかな?」
「キョンでいいわ、キョンで」
その後15分にわたる論戦の末…結局今回もハルヒに「キョンでいいわ」で押し通された
…ハルヒ、名前で呼ぶのはもう諦めたが、せめて一回くらいは本名を名乗らせてくれ。
004
「で、お前は?」
「汐華・初流乃 漢字ではこう・・」
コイツは近くにあったメモにボールペンで名前を書き出した。
小さいときは日本で暮していたが、4歳の時に母親の再婚でイタリアに来たらしい
「タクシー乗り場での話し、そこまでは本当だったんだな・・」
「何だ、じゃあ、アンタ偽イタリア人?」
「に・・・偽・・小さいときに引っ越してきただけなのに・・・」
汐華の顔が引きつっていた。
「汐華、じゃあ、聞かせてもらうがお前とそのルカって奴の事とか、お前との関係とかな」
「ルカは・・・まぁ、さっきも言ったとおりこの辺のチンピラを束ねてる…リーダーとかそういうことになるかな。」
「ふふん、悪のリーダーってわけね!」
ハルヒにとってはさぞかし美味しそうなネタの話題だったのであろう
行き生きと目を輝かせ始め、今にもそのエサに食いつかんばかりといった感じだ。
これはマズイな…俺の危機察知レーダーがビンビン反応しやがるぜ。
うまくはぐらかしつつ話を進めなくては、間違いなくハルヒはこの件に首を突っ込むッ!
005
「で、さっきも言っていた通り、盗みや、他に薬を売りさばいたりしてる」
「…薬っておい、まさか」
「麻薬」
…おいおい追い、いきなりヘビーな単語が出てきた。涙目の癖にヤバそうじゃないか。
「金になるなら子供でも平気で売りさばくような最低の奴だよ…分かりやすくいえば悪い奴、さ」
「で、お前はそいつとどんな関係なんだ?」
「僕は・・」
一瞬の沈黙
「…なんなの?早く言いなさいよ」
ハルヒが食って掛かる。
まぁ、大体予想はつくんだが・・。
「君らが思っている通り、子分とか手下とか…そういう関係だよ。
カバンを盗んだのも、あいつへの稼ぎを収めなくっちゃいけなかったからだ」
なるほどね・・
さて、狙われた理由は、さっきここに来る前に説明を受けたので分かっている
引ったくり中にハルヒに撃退されたのを逆恨みしてのお礼参りというわけだ。
「その子分のお前が何で俺たちを助ける。ここのところは納得の行く説明がなきゃ、お前を信用できないって事になるぜ」
「・・・僕もわかんない 半分はその場の勢いだったし」
汐華は、こちらをちらりと見てからか軽くため息をついた。
「・・・ただ、君達を捕まえて酷い目にあわせようなんて事までは我慢できなかったってとこかな。」
「小悪党なりに、良心がとがめたってところか?」
006
汐華は、黙っていた。
どう返したらいいのか、本人も分かりかねてるのだろうか?
良心がとがめた・・ね
「まぁ、いいわ あんたに荷物を取られたのは実際腹立ってるけど
ここで、あたし達に助けを求めてきたってところは、なかなかな関心ね、見る目があるじゃない」
別に助けは求められて無いから。
ハルヒの頭の中ではこいつはすでに、特撮ヒーロー物の中盤以降に出てくるような
悪の組織を裏切ってヒーローに助けを求めに来た怪人、みたいなポジションとして認識してるらしい。
それだと、こいつの死亡フラグが立ちまくりだぞ。
「キョン、不良少年の親分だなんて、こんな目に見えて分かりやすい敵キャラなんてめったにいないわ
SOS団は常勝不敗にして容赦と恐れを知らない猛者ばかりよ。泣いて土下座するまで徹底的に懲らしめてやるわよ!」
「そ、そんなに凄い集団なのか・・?」
「いつもの事だ、話半分・・・あ〜1/100くらいで聞いとけ」
007
ハルヒは全身から「面白い事を見つけた」というオーラを出している。
団員の前以外ではなかなか見せない、100ワットの笑顔リミッターも存分に解除されてるようだ。
が、流石にそのままのノリで突っ込ませるわけには行かない。
玉砕どころか犬死確定だからな。
下手をすれば、そこで屍をさらすのが俺だけというオチにすらなりかねない。
「ハルヒ、落ち着け。いくらなんでも普通の高校生が突撃して勝てる相手じゃないぞ」
ハルヒにしてみれば、生徒会長に次ぐ、学園モノの敵キャラの定番ポジション程度のイメージなのだろうが
ギャング予備軍のような不良チームのリーダーときては、いくらなんでも俺達が戦う相手としては生々しすぎる。
俺たちだったらもっと、こう、世界を支配しようとする吸血鬼とか、
古代遺跡から蘇った超古代文明人とか、超能力で人を襲う殺人鬼とかの方がまだやりやすそうだぞ。
…そんなのの相手のほうが楽ってのもどうなんだろうと思うけど。
008
SOS団結成以来、色々、こいつの繰り出す非現実的なトラブルにこれまで対処してきた俺だった
実際、朝倉みたいなのに本気で殺されかけた事もある。
が、それでももっと現実的にこういう「悪者」と戦おうとするとやはり一介の高校生では厳しいものがあるだろ?
今までだって長門や、朝比奈さんや、古泉の助けでどうにかやってこれたようなものだ。
そして肝心のあいつらはスイスで俺達とは別行動中だ。
突撃するならせめて他の皆と一緒の時にして欲しい・・・こういう時位は宇宙的なイカサマパワーも大いに歓迎したい。
古泉がいれば機関の特殊部隊とかがサクッとやってくれるかもしんないし。
朝比奈さんは…あの可愛らしいお方に,ギャング相手の戦力まで求めるのは酷だな。
スイスで待っててもらおう、うん。
もしくは俺が負傷したらやさし〜く看護してくれる役目、OKそれで行こう。
で、まぁ、それはいいとしてだ。
「なぁ、いっそ警察に洗いざらい離しちまうってのはどうなんだ?
その、お前の盗み関係はこの際誤魔化すにしてもだ
麻薬関係で、しかも今現在、確実にその・・証拠があるとなれば警察だっていくらなんでも動くだろ?」
俺は汐華に提案した。今出来そうな現実的な対策として、な。
「確かにそれでルカを牢屋にはぶち込めるかもしれないけど・・・」
汐華はうつむき気味になって、小さな声で続けた。
「手下も大勢いるし、背後には本物のギャングだってついてるんだぜ。
まず十中八九、報復されるだろうね。
だいたい、引ったくりで返り討ちにあった位で,君達を付けねらうような奴なんだよ?」
009
「はぁ〜、全く、情け無いわね
アタシだったら、来る奴全部を片っ端からやっつけてイタリア全土に平和をもたらしてやるのに」
確かに情け無い返答だが、普通の奴はそんなもんだろう。
警察に行ったくらいでさらっと更正できるんなら、日本だって不良少年の数は半分になってるだろうさ。
「だから、四の五の言わずにやっつけちゃえばいいでしょッ」
そこまでエキセントリックに戦えるのはお前くらいのもんだぞ…。
結局、「ひとまず作戦を立てよう」とかこつけて一旦ハルヒを落ち着かせた俺達は
承太郎さんたちの待つホテルに戻る事にした。
夕飯の時間も近いしな。
彼らにも相談したうえで、長門や古泉ともう一度連絡を取ろう
さっきの続きではないが、宇宙人や機関の奴らなら、国境を越えてでも助けにやってくるかもしれん。
未来人は来てもらってもイマイチ頼りになりそうにないが。
それに、明日にはこの町を出るんだし、最悪でもそのままイタリアを出国してしまえば俺たちが関わる事はもうないだろう。
「ごめんね、僕がかもらなきゃこういうことにもならなかったんだろうに」
正直あまり関係なかったと思う、なんせトラブルがあれば喜んで首を突っ込むのがうちの団長様だからな。
010
「まぁ、それはいいとして」
色々あって、忘れていたが一番大事な事をこいつに言っておかなくては。
「俺たちの荷物は返してもらえるんだろうな?」
「あ〜そうよ忘れてた!あたしの荷物は?」
ハルヒも思い出したように跳ね上がって叫んだ。
幸か不幸か俺達の荷物はほとんど金にならないと判断したらしく、
この家に持ち込んでそのままだったらしい。
2階の部屋で、カバン本体と、散乱した中身が放置されていた。
「ごめん、中身だけ何が入ってる確認してそのままだったから・・」
まぁ、そこについてはもう、咎めはしまい。
さて、それぞれかばんの中身を確認して荷物を回収した俺達は
汐華の・・・というよりこいつがさっき盗んだ車で、承太郎さんたちの待つホテルまで送ってもらう事にした。
「じゃ、カバン運んどいてね」
そういうとハルヒはさっさと、下に降りてしまった。
盗んだのが汐華なんだから、運ぶのも汐華という理屈らしいが。
「でも凄いね彼女は」
汐華が感心したようにいった。
「僕にはその・・、正面切ってるかに喧嘩売るなんて発想はなかったから・・さ」
「アイツが無茶苦茶なだけだ、気にするな・・・それより、場合によってはお前の親玉の事だけでも
こっちで警察に通報させてもらうぞ」
011
それくらいの事はさせてもらう・・というより、善良なる一般人が出来る事としてはその辺りが限界だ。
「ああ、やっちゃってくれ、それに・・・」
少し黙ってから汐華は続けた
「僕もルカとは手を切ろうと思うし」
「そんな事して大丈夫なのか?」
「君達と一緒に逃げちゃったからね・・どっちにしてももう、ルカたちのところに行くわけにも行かないよ。殺されちゃうよ」
汐華はさらっとそう言ったが、これって多分結構覚悟のいる事態なんじゃないかと思う。
なんせ、真正面気って親玉を裏切っちまったんだもんな。
アニメや特撮や映画で、そういった奴の末路はもはや定番になるほどである。
生き残れる線が無いわけではないが
いかんせん、この思いのほか厳しい現実って奴ではやはりどう考えても自殺行為だろう。
敵の本拠地に一人で乗り込んで、全員倒してついでに吉の自爆スイッチを押しつつ颯爽と帰還するぐらい難易度が高いそうだ。
こうなるのを恐れて、今までやりたくもない子分やって盗みを働いていたんだろうに。
「いいんだ、おかげで踏ん切りがついたってやつさ。もっと早くこうすればよかったと思う」
012
「なぁ、俺たちのホテルの部屋に来るか?気休め程度かもしれないが、今日一日くらいは皆で一緒にいたほうが安心だろう。」
「いいのかい?」
汐華がやたら驚いて俺を見た。
「君達の荷物を盗んだんだよ?」
正直、まだお前を完全に信用できるかって言うと、俺にも分からない。
たかだか、まともに会話したのも一時間もなかっただろう。
けど、俺達の代わりにリンチされた挙句に死体で発見された日には流石に寝覚めが悪い。
今ならハルヒも、そこまで文句を言ったりはしないだろう。
またアイツと二人っきりよりは、俺も落ち着けそうだしな。
「僕が運んでおくから、君も下に行っててくれていいよ」
汐華はそういって俺のカバンも受け取ると、二つの荷物を持って下に降りていった。
信用できる奴であっては欲しい・・・かな。
俺は汐華の背中を見ながらそう思った。
←to be continude
予告
初流乃「汐華初流乃の憂鬱 第11話」
ほんの僅かな信頼を頼りに、明日への希望を見出した初流乃
だが、過去という名の鎖を断ち切らぬ限り、悪魔(ディアボロ)の影は背後を追い続けてくる。
自分の命か、友達の命かそれとも・・まだ信用できるかも分からない会ったばかりの奴の命か
決断を迫られた俺に、一体どれを選べって言うんだ!?
「逃げろーッルカたちに嗅ぎ付かれているっ!ここは囲まれているんだぁーッ!!」
汐華初流乃の憂鬱 第11話 走れキョン!ー前編ー
というわけで今回はここまでです
ああ、気をつけてたけど後半若干誤字がorz
>>923 う〜ん、前も時たま似たような書き込みが出てましたが確かに
そろそろこのスレも終わりそうですし、自分のもまだもう少し続きそうだし
ログ置き場くらいは・・・その・・わがまま言うと欲しいかも
取っておいてまで読みたいという方がいればですがw
あと自分のはともかく他の続けている職人さんの物は流れてしまって大丈夫かなぁと思いますし。
帰還を待望されている職人さんもいることですしねぇ。
ペロリ
この味はGJの味だぜ?
グーッド!予想は抜きにして……あぁなんと続きが気になるんだろう!
待ってました!!
GJです!!
この線で良くと、ブチャチームとは敵対して、暗殺チームと共闘することになるのかな?
948 :
マロン名無しさん:2007/09/08(土) 22:19:15 ID:LL+uscFQ
Good!!
GJ!
このままだと4人のジョジョが邂逅を果たすことになるのだろうか
GJ!
待ってましたよ
続きも期待してます
最近のイタリアの人は短時間に良作をどんどん投下してて神だな
GJ!!
952 :
マロン名無しさん:2007/09/10(月) 19:38:44 ID:dBBSTY8l
突然涙があふれ出て来た
止めようと思っても止まらなかった
15日ぶりの涙だった
GJ・・・
イタリアさんッ君に敬意を表するッ
おお…!!これはいい展開だ…!GJです!
誰かがまとめを作るにしても花京院の人と、イタリアの人だけでいい気がしてきた今日この頃
小ネタは欲しくね?
欲しくね?
958 :
マロン名無しさん:2007/09/11(火) 20:58:34 ID:Eaje0lHc
億泰も
承太郎「おい長門…何読んでるんだ?」
長門「…これ」
承太郎「ん…ハイペリオン?ちょっと見せてくれ」
ぱらぱらぱらぱらぱら…
承太郎「ありがとよ、そこそこ面白かったぜ」
長門「!」
キョン「な、長門?どうしたんだ?猛烈な勢いで本をめくり出して…」
>>959 ちょっと意味が解らんorz
10秒位時を止めても意味ないし承太郎に速読の特技なんてあった?
スタープラチナの目で超高速トランプ暗記
長門だって速読出来ると思うぞ
やらないのは間とかを楽しむため
承太郎は、ちゃんと作った本はちゃんと読むと思う。
ところで次スレどうするよ?
966 :
マロン名無しさん:2007/09/14(金) 17:52:43 ID:72htAVx4
まとめほしい
保守
こんばんはー 何はともあれ、今回の続き投下させてもらいに来ました
汐華初流乃の憂鬱 第11話 走れキョン!-前編ー
語り部:汐華初流乃
001
カバンを運びながら僕はキョンに言われた事を思い出していた
『皆で一緒にいたほうが安心だろ』
皆・・・か。
マジで心配してくれていってたのかな。
それとも見張りとか監視とか・・そういうので僕を、目の届くところにおいておこうというのだろうか。
そっちだったとしても文句は言えないな。
だが、このままネアポリス市内を一人でうろつくよりは大勢でいた方がいいかもしれない
それが、『監視』だったとしても。
ただ・・・どちらにしても、一人の名前付きの存在として取り扱ってくれたのは久しぶりだったかもしれない。
そう思いながら僕は、荷物を車に載せるためにドアを開ける。
誰もいないはずの車内、そう誰もいるはずがない・・だが
しゃないにはすでにぞっとするような先客が陣取っていた。
「運転席は満員だぜ…」
「悪いな助手席も座っちまった」
中には、ルカの手下のチンピラたちが陣取っていた
うっげぇ!?な、なんで!?
「あんまり遅いんで待ちくたびれたぜぇ・・・ここ空いてるからよ・・・すわれよ」
後部座席の中央には、涙目のルカが座っていた。
002
「座れって、こっから見上げて話すの疲れっからよ」
ルカは気持ちが悪くなるような微笑で笑いかけてきた。
大体考えが読めるだけに、なまじ切れてるときより背筋が寒くなる。
結局、車の外にも待機していた手下に押し込められるような形で僕は後部座席、ルカの隣に座らせられた。
ルカは僕の方に手を回した。
「な、何でここが分かったんですか…?」
「ん、ああ、ここ? このブドウ畑の秋やってさぁー、知ってる人の家なのよ、なんか入用の時のために隠れ家にしてたらしいんだよ」
「そ、そうだったんですか…すみません、てっきり放置された空き家だと思ってたので」
「はは…まぁそこは良いんだ、大した問題じゃあ、ねぇ、まぁそれよりだ」
…背筋から冷や汗が流れ出てくる。
「いや…上手いこと考えたな。」
「…何のことです?」
「お前の作戦だろ?こうやって油断させてるっていう、確かにやたらと追い掛け回すより楽に捕まえられそうだぜ」
…まずい、二人が家にいることがばれている。
「たださぁ…ちょっと引っ張りすぎじゃないのかな、ん?
こういう時はそろそろ電話の一つくらい入れるもんだろ、ケータイ持たせてんだしよぉ」
「その・・・ちょっと圏外みたいで…電池も切れてまして」
♪曖昧3センチ そりゃぷにってコトかい? ちょっ!
らっぴんぐが制服…だぁぁ不利ってこたない ぷ♪
「おやおかしいな、何で圏外で電池切れのはずのお前のケータイにつながるんだ?ん?」
く…僕のケータイに電話をかけてきやがった!!
・・・いや、最初から分かってコイツ・・・
003
バギャッス!
うっぐ、衝撃とともに目の前が一瞬暗くなる
どうやら殴られたらしい。
「3つのUっていつも言ってるよなぁー、嘘をつかない、うらやまない、敬う
嘘をつく上に敬わないとあっちゃあ、これは友情は長続きしないぜぇ?そうだろ?」
…お前との友情なんか最初からないんだが…
「お〜い、初流乃?」
「ちょっと、車出すのに何分かかってるの」
外でキョンとハルヒの声が聞こえる
どうやら僕の戻りが遅いんで様子を身にきたらしい。
まずい…!
ルカは僕の胸倉を掴むと、冷たくこう言い放った。
「ビンゴォ! 丁度良いあいつらをここまでつれて来い。そうすりゃあ、その『敬い』に免じて今回は許してやるぜ」
なに・・・こいつっ!
「すでに、家の周りにも全員集めている!この車の辺りまででいいから早くやれっ、それで終わりだっ!」
004
どうする…
ここで彼らを連れてくれば僕は助かるんだろうか・・・
いや、そんな保証はもうない
それに・・・
僕は意を決してから、車の外に出ると、3歩ほど彼らのほうに歩み寄る
そして、こう叫んだ
「逃げろーッルカたちに嗅ぎ付かれているっ!ここは囲まれているんだぁーッ!!」
ふぅーッ・・・生まれて始めて、人に逆らったよ…でもまぁ想像してたよりは何て事もないもんだな。
そう思ったよ、後頭部にものすごい衝撃が走るまでは、ね。
←to be continude
予告
なんてこった最悪の事態だ
初流乃は捕まり、俺とハルヒはブドウ畑を逃げ回るハメになっちまった。
このままあいつを見捨てるのか
それとも危険を承知で助けに行くのか・・?
俺は、アイツを信じられるのだろうか
次回「汐華初流乃の憂鬱 第12話 走れキョン!-後編-」
今回はここまでです
短めのところで区切れたので、スレの終わりかけのときですが投下する事にしました
乙!
ジョルノの着メロワロスwwww
あれはないわ…w
乙彼
投下乙
ジョルノやばいな・・
何かルカが怖いよ。
本編じゃ瞬殺されたのに、このSSだと凄味がある。
やべえ、初流乃に惚れそうな俺ガイルwww
それにしても着メロ・・・ねーよwwww
初流乃が原作よりも少年っぽくていい!!
毎回、投下を楽しみにしてますよっと。
979 :
マロン名無しさん:2007/09/16(日) 13:05:06 ID:K3w8OAXK
ジョルノ・・・
らきすたっすか・・・
確かにコロネだけど・・・しかし黄金の精神ッ!
>>977 スタンド持ってなきゃ普通こんなもんだよな
学生がヤクザやギャングに勝てるわけがない
>>980 ヤクザやギャングなんかに勝てるわけがない!
ジョルノのためにも誰か次スレ立てなきゃ!!
983 :
ルカ:2007/09/16(日) 21:12:06 ID:???
↓次スレを立てたら助けてやるよ
うるせえなあぁーー建ててやるよ!
986 :
マロン名無しさん:2007/09/17(月) 07:06:47 ID:MX+ZvkVu
テストってヤツだッ
987 :
マロン名無しさん:2007/09/17(月) 07:08:11 ID:MX+ZvkVu
誤爆ってヤツだッ
988 :
マロン名無しさん:2007/09/17(月) 19:09:08 ID:u6zzj1v7
レスも後13・・・
さて俺は何をするべきかな・・・
D「最高に乙ってやつだ!」
ハ「ちょっと煩いわよ!オッサンは静かにしてよね!」
D「こ、このDIOが…おっ、オッサンだと?」
ハ「そうよ!まだ自分が若いと思ってるのかしら?」
キ(ハルヒ頼むからこれ以上何も言わないでくれ!オッサンだが吸血鬼なんだよあいつは)
>>990 DIOの年齢は吸血鬼になった時点で停止してるんだけどな・・・・・・・
吸血鬼化は大学生の頃だったからたぶん年は19か20ぐらいで停止してるはず
第三部じゃ結構老けてたように見えたけど
一部のディオを承りの前に立たせるとなんか軟派なだけの青年に見えるから
あえて三部のDIOはオッサンぽくしてるんだろ
百年も棺おけの中にいたんじゃ精神的に老けても仕方ない
それが顔にも出てきたのかもねw
老いが声にも出てきたからCV田中信夫なわけだ
ハルヒは自分より年上だとオッサンと言いそうなので
そうゆう風に言ってみました。小説は文化祭までしか見てないので予想です
吸血鬼って悪口も考えましたが、そしたらえらい事になるので
オッサンに、あとは見た目で中年ぽっかたので
祝福でもしておくか
「埋め祭り」よッ!