もしデスノートの夜神月が女だったら

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701マロン名無しさん
ずるり、ずるり。
 床を這う。
 到着したエレベーターに乗るために、月は必死で腕に力を込める。けれど──刺激に目覚めた下半身が、それを裏切る。
 
「降参するなら……ここ、思う存分、掻き回してあげても、いいですよ……?」

 悪魔の囁き。
 理性と本能が、月の思考を引き裂いていく。

「ね……痒いんでしょう……? 可哀想に……こんなに震えて……。降参するなら、今すぐ助けてあげますよ……?」
「……や、だ……っ」

 かろうじて、拒絶の声を上げる。
 閉まりかけたエレベーターの扉になんとか手をかけて、寸前で止めて開かせる。

「でも……ココ、痒くてたまらないでしょう……?」
「──アッ!」

 グッと、何かが入り込んだ。──竜崎の指だ。

(やめてくれ、頼むからやめて)

 浅く入り込んだ指が、痒みを帯びて震える内壁を軽く引っ掻く。その途端、えもいわれぬ快感が月の中心を這い上がり、手と言わず足と言わず、全身から力が抜けた。

「……気持ちいいんですか? お願いするなら、もっと奥まで……してあげますよ?」

 優しげな声。親切を装った言葉。
 全部嘘だとわかっているのに、月の身体が溶けていく。遅れて、追従するように思考も溶けていく
702マロン名無しさん:2007/05/09(水) 20:44:22 ID:???
「どうするんですか?」

 再びの、宣告。

「逃げるのか、降参するのか」

 少し冷たい、嘲りの色をした、竜崎の声。

「降参するなら、可愛くおねだりしてみなさい」

 くすくすと、笑いの混じる竜崎の声。

「逃げるなら……本気を出さないと、ね?」

 ──わかっているくせに。
 もう、指一本動かせないことくらい、わかっているくせに。
 わかっていたくせに。
 最初から……月がやがて薬の力に抗えず、逃げられなくなることくらい、わかっていたくせに。
 わかっていて、遊んだくせに──。

 月の目から、大量の涙が一気に溢れ出した。

   ◆◆◆

「あああぁあぁぁ……!」

 ──耐えに耐えて、それでも陥落する時はあっけなかった。
 とうとう疼きと痒みに堪えられなくなった月は、竜崎に屈した。
 泣きながら助けて欲しいと訴えた月に、竜崎は満足そうに笑みを見せると、エレベーターの中に月を引きずり込み、口淫を強要した。