もしデスノートの夜神月が女だったら

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693マロン名無しさん
「もちろんハンデがありますよ。そのハンデを乗り越えて、この建物内から一歩でも外に出られれば……私の負けです」

 ククク、と竜崎が笑う。 月は嫌な予感がした。

「な――なにを……っ」

 竜崎の手が月の腰を掴んだ。遠慮のない動きで月の奥まった場所を暴き、手にしているチューブの栓を歯で開けた。

「すぐ済みますから、おとなしくしなさい」
「い、いや――あぁっ?」
 プツリとした感触の後、細くてひんやりしたものが月の中に入ってきた。数センチ差し込まれたそれから、次になにかトロリとしたものが月の中に注入されていく。

「や……やめ……」
「――もう全部入りましたよ」

 ほどなく、差し込まれた何かは引き抜かれ、竜崎に押さえ付けられていた月の身体は解放された。慌ててはぎ取られたブランケットを掻き寄せ、月は自分を抱き締めるようにして竜崎の傍から離れた。

「さぁ、逃げる準備はいいですか?……速効性ですからね。効き目が出ると同時に、スタートです」
「……?」