もしデスノートの夜神月が女だったら

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667マロン名無しさん
肩が出る。腕が、胸が、腰が。そして、最後に下半身が。
 ブランケットを奪われて、月は裸体を竜崎の眼前に晒した。
 ──ここに捕らえられて以来、月には衣服が与えられたことがない。
 ひとつは逃亡防止に。
 もうひとつは──脱がせる手間を省くために。

「イヤだ……ッ!」

 足首を掴まれて、悲鳴を上げた。引き戻されて、両腕でシーツにしがみついて抵抗する。だが、長期間拘留され続けている月に、竜崎が負けるわけもなく。

「あ……誰、か……っ」

 引き戻されて、足を広げられて、月は泣き叫ぶ。

「誰か……誰か、助けて……っ!」
「──飽きない人ですね」

 叫ぶ月に、嘲笑が浴びせられた。
 覆い被さった竜崎が、月の顎を捕らえ、目を覗き込んでくる。

「──誰がキラを助けてくれると言うんです?」
「いや……いやだ、竜崎……っ」
「誰が、殺人鬼を救うというんです……?」
「違う……違う、僕は……っ」
「いいかげん、諦めればいいのに?」
「違う、本当に違──イヤだ……ッ!」

 ──広げた足の奥、痛み続けている場所に、竜崎の指が触れた。
 乾いた場所を押し広げるように動く指に、月の悲鳴が上がる。