名門!第三野球部連載中 背番号1

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97代打あらすじ1/3
第十三話「最強の六番打者桑本」

同点の7回裏、1死1,3塁の場面で迎えるのは桑本。
マウンドのあすなろは浮き足立ち、弱気になってしまっています。
海堂は、長い腕をした桑本の弱点を、内角ヒザ元の速球と判断し、要求します。
しかし、あすなろの投げた球は、要求とは違い上ずってしまっています。
初球は桑本が見逃しますが、二球目は、
「いい加減にしやがれ!」
とんでもない唸りをあげてレフトのはるか場外に消えていくファールボール。

「おいチビ」
桑本はマウンドに向かい、バットをあすなろの頭に乗せると、
「おめード頭かち割ったろうか。」
今までケンカでもなんでも負けたことがない自分はあすなろの最高の球をブッ叩かないと気がすまない。
だから二回の時のような球を投げて来いと挑発してきます。
しかしこれは逆効果。さらに弱気になったあすなろは、封印されたパームで逃げようとしますが・・・
98代打あらすじ1/3(その2):2007/04/16(月) 23:14:42 ID:???
フ ワ

ポ ー ン       コロコロコロ
99代打あらすじ2/3:2007/04/16(月) 23:15:43 ID:???
ミットまで届きません。
これを桑本は笑い、海堂は、あすなろを殴り飛ばします。
「誰があんな球なげろと言ったーっ!誰が逃げろと言ったーっ!
 お前はオレのことが信じられんのかーっ!立てっ!もっとブン殴ってやる!!」
あすなろの首根っこをつかむ海堂を、他のナインが必死に抑えます。
「ダメなんです・・」
どこへ投げてもきっと打たれると、あすなろはうつむいて言いますが、
「そんなのあすなろ君らしくないわ」と言うのは夕子。
あの1軍戦で使っていたボールを見せ、
「みんなも忘れるはずがないよね。このボールにみんなの思いがどれだけこめられているか」
夕子はそのボールをあすなろに手渡し、両手でギュッと包み込みます。
男は、いつでも真正面から堂々と勝負だと勇気付けます。

そんなんで抑えられるんなら苦労はしないよなと、それを笑うのは達郎。
「お前みたいな奴に何がわかる」と、これに小西は怒るのでしたが、
その直後、あすなろに向かって
「すまん!」と土下座します。
正直に言うと、小西も、また打たれるんじゃないかと疑っていたというのですが、
あすなろが苦しんでいたのにそんなことを考えていた自分を恥ずかしく思い、
今は違う。あすなろのことを信じている。と言います。
他のナインも続きます。
「オレたちがどんな球でもとってやる」
「そうだ!だから思い切りなげてこいよ。あすなろ!」
100代打あらすじ3/3:2007/04/16(月) 23:16:29 ID:???
『みんなを信じること』を思い出したあすなろは、いつも全力で立ち向かうことも思い出し
「その球だ!!」

桑本が望んでいた球を投げ込みます。
「う・・・・うおおおーっ!!」
ヒザ元の速球に詰まりますが、打球はレフト線際に落ちそうな当たり。
しかしこれを、

 ⊂(゚Д゚,,⊂⌒`つ≡≡≡ ズ サ ー ッ

達郎が飛び込んでキャッチ!浅いフライで、走者もタッチアップできません。

「へっなにもお前たちの仲間になろうと思って飛びついたわけじゃねーんだ
 間に合いそうだから飛びついただけさ!
 しかし泥まみれのユニフォームもオレが着るとオシャレかもな。な?あすなろ」