名門!第三野球部連載中 背番号1

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130代打あらすじ1/2
第十七話「9回裏の対決」
9回裏二死ツーナシング。左足を負傷しているあすなろには、あと一球が限界です。
その最後の一球に、海堂はヒザ元の速球を要求しますが、あすなろは首を横に振ります。
仕方なく、外角低め、外角高め、内角高めを要求しますが、すべて拒否されてしまい、
(まさかここだというのか!?)
ド真ん中に構えると、あすなろは力強く、首を縦に振ります。
これを盗み見た桑本は、不敵に笑います。
「ますますおめーのことが好きになったぜ。チビ。」

海堂はたまらずタイムを取り、マウンドに向かいますが、
ド真ん中に投げるのは当然だとナインに言われます。
「『これが男意気』ってもんなんだな!」と斉藤。
達郎までもが、それが当然だと言い出します。これでは海堂も認めるしかありません。

あすなろのここまでの頑張りと男意気に桑本は
「バックスクリーンに叩き込んでやる」
予告ホームランで応えます。

最後の一球、とんでけ!ど真ん中!
「うおお」
ヘルメットを吹っ飛ばすほどのフルスイングをした桑本。
ボールはセンターはるか上空へかっ飛ばされたました。
131代打あらすじ2/2:2007/04/21(土) 00:14:21 ID:???
「決まったっぺよ。場外にぶっ飛んできえちまったっぺよ。」
と勝ち誇った桑本はベースランニングに入ります。
京本も、「いわんこっちゃねー」と帰ろうとしますが、
ほんとに場外なのか自分には見えなかったと、一軍捕手の人は言います。

第三野球部のナインも、本当に場外なのか半信半疑で上空を見上げます。
センターの高橋はグラブを構えて見上げていると・・・
「あーっ 落ちてくる!ものすごく高いセンターフライだったんだあ!」
落ちてきたボールを高橋が取ってスリーアウト!
桑本を討ち取りました。

当の桑本は信じられない様子ですが、落ちてきたボールは、
皮がボロボロに、はがれている状態でした。あすなろと桑本がぶつかりあった結果、ボールはこんな無残な状態になり、
風の抵抗をモロに受けて、ただのセンターフライになってしまったのでした。

照明も点き、延長だと意気込む桑本ですが、監督は、ここまでだと試合を止めます。
あすなろがもう投げられないのを見ての判断で、桑本も諦めるしかありません。
この練習試合は引き分けという結果に終わりました。
激闘をみせてくれた第三野球部に、客席からも、相手からも、ねぎらいの声がかかります。
桑本もあすなろを肩車し、ロッカーまで連れて行ってくれます。
「しかしたいしたライバルの登場だっぺよ。次に会うときは最初から100%全開しねーとな。」