落ちてきた木材を割り箸にした二人も凄いが、
一瞬で一万本数えたおっちゃんはもっとすげーw
>>952 バカ言え、きちんと数え終わるまでムサシと小次郎が
根気良く待っていてくれたに決まってるだろ
その辛抱強さを何故巌流島では使えなかったのだ小次郎…
>>954 そりゃあにっくき武蔵が挑発したからでしょ
>>950 十兵衛が憧れ、そして380年後に切腹したくなるほど落ち込んだのも無理ないよなw
第176話 武蔵 VS. 小次郎 in 江戸(その4) の巻 1/4
「遅い… 遅い! 遅い! 遅い! 遅い! 遅い! 遅い! 遅ぉ〜い!!」
しびれを切らして小次郎が叫ぶ。
「臆したか武蔵!!」
さざ波寄せる巌流島で、小次郎と立会人たちは宮本武蔵の到着を待っていた。
が、武蔵も刃もいまだ寝ており、どれだけ待っても着こうはずがない。
小次郎は不意に立ち上がり、ふところから懐紙を取り出して何やら筆を走らせた。
紙を刀の先に突きさすと、大きく息を吸い込んで一声。
「伸びろ、物干竿!!!」
浜からぐんぐんと伸びて北九州に到達した切っ先は、
壁を破壊し、長屋を突き抜け、宿で眠い目をこする刃の顔の前で止まった。
刀に刺された紙には、鬼のごとき小次郎の似顔絵とともに一言。
『 おそいぞ 武蔵 』
「や、やべ… 遅刻だ〜〜!!」
刃は眠ったままの武蔵と おつうをひっつかみ、小舟に飛び込んで猛然と漕ぎはじめた。
武蔵を蹴りつけて起こそうとするが、熟睡していて目覚める気配がまったくない。
武蔵に歴史どおり小次郎に勝って生き延びてもらわねば、刃の存在はかき消えてしまう。
ムサシの本を見ると、幸いなことに宮本武蔵が勝つ未来は変わっていないようだ。
「へっ、こーなったらオレが、このまま歴史どおりにしてやるぜ!!」
第176話 武蔵 VS. 小次郎 in 江戸(その4) の巻 2/4
小次郎たちが待ちくたびれて居眠りを始めた頃、
夕陽に照らされる巌流島に、とうとう宮本武蔵が姿を見せた。
が、その正体は高下駄をはいて武蔵の服を着込んだ鉄 刃。
「お、おぬし、変わったな…」 「おめーの気のせいでござるぜ…」
とにかく武蔵に化けた刃は、歴史どおりに小次郎を倒すべくムサシの本を開いた。
ここに書いてあるとおりに行動すれば勝利は間違いないはずだ。
まずは武蔵の上陸直後、二人が顔を合わせるシーンからおさらいする。
遅刻に怒る小次郎に対し、武蔵がいきなり「小次郎、敗れたり」と言う場面だ。
このとき小次郎はいらだちのあまり刀の鞘を海に投げ捨てていた。
刀を鞘に収めることができるのは、戦いに勝って生き残った者だけ。
その鞘を戦う前から捨ててしまった小次郎は、既に心理的に負けているというわけだ。
「か〜〜っ、語るねー、あのジジイも…」
ムサシのご託宣を読んで冷やかすように笑い、刃は小次郎に向かって台詞を発する。
「お、惜しや小次郎! 早や敗れた… り?」
ところが目の前の小次郎は、鞘を捨てたりなどせず、しっかりと砂浜に突き立てた。
話が違う。というわけで、刀を構えた小次郎にストップをかける刃。
ちゃんと歴史どおりやってくれない小次郎に、刃は手ずから段取りを教える。
こうやって鞘を持って、あっちにポイ。で、海にドプン。今度こそバッチリだ!
「戦う前になぜ鞘を捨てる? 惜しや小次郎、早や敗れたり――!!」
第176話 武蔵 VS. 小次郎 in 江戸(その4) の巻 3/4
……当然ながら怒った小次郎は猛然と刃に斬りかかった。
とは言え、このあたりの流れもムサシの本の記述どおりだ。
刃は本を読みつつ、武器代わりの船の櫂(かい)を握って小次郎に挑む。
「襲いくる小次郎の刀をひらりとかわし…」 ヒラ――
「返す刀でハカマの裾を斬られ、」 ズ バ !
「ヨロめいた小次郎の眉間めがけて、」 ヨ ロ ッ・・
「打ちおろすなり!!」
―― ガ ッ !
「フフフ… さすがは武蔵! 我がつばめ返し、よくぞかわした…」
なんと決め手になるはずの一撃は小次郎の刀に受け止められてしまった。
小次郎は物干竿を長々と伸ばし、またしても必殺のつばめ返しを放つ。
ギリギリでかわす刃の下駄の歯を小次郎は切り落とし、
バランスを失って尻もちをついた相手に、大上段から物干竿を振り下ろす。
鋭い長刀は近くの崖もろとも、刃のかかげた櫂(かい)を斬り落とした。
第176話 武蔵 VS. 小次郎 in 江戸(その4) の巻 4/4
「勝負あったな…」
とどめを刺そうと砂の上を悠然と近付いてくる小次郎。
刃はやむなく、歴史をちょっとだけ無視して雷神剣を使うことに決めた。
が、その雷神剣がまたしても鞘の中から消えているではないか。
ナマコ男が、転がった本の表紙を見て悲鳴を上げた。
未来で書かれたムサシの本は、またも小次郎著の 『武蔵やぶれたり』に変化している。
そこには巌流島の決着についてこう書かれていた。
卑怯にも影武者をたて船で寝ていたムサシは、影武者もろとも あっさり斬られ――。
「こ、この影武者って… オレ…?」
間近に迫る佐々木小次郎が、慌てふためく刃の顔をただ冷然と見下ろした。
「ム、ムサシ〜〜〜!!」
頼みの武蔵は船の中でいびきを響かせるばかりだった。
小次郎の強いところが見れて何か嬉しいぞ。
よけた太刀が崖を斬り落としてるスケールのでかさがこの漫画らしくてイイ。
>>962 乙
残すは地底人編にヤマタノオロチ編に信長トーナメントか…
>>962 おつ
信長トーナメントはなくても良かったな・・・
鬼じゃなくなった鬼丸が普通の学生に戻れてたことが驚愕だった
日本支配とかしてたのに
本読みながら小次郎と戦うのは無謀すぎるだろ
信長トーナメントはすっかり放置されてた親父を持ってきて親父越えを目指すというテーマ自体は好きだった。
地球破壊レベルの戦いやったあとに木刀で戦うってのがどうしようもなくショボいのが痛いけど。
今までの剣の性能に左右される展開をバッサリいったのは良かったと思う。>信長御前試合
しかし、改めて思ったのは覇王剣入手以降のテンションのほうが、例外的だったんだな。
かぐや変身後ですらコミカルなノリがあったんだから。
>>966 >>967 今の(連載中スレの)ドクロ編や江戸時代編の刃は剣の力抜きじゃ強敵や剣豪に
自力じゃ少しだけかなわないってパワーバランスだな。
かぐや編やオロチ編のクライマックスで剣の破壊力が大きくなりすぎたから
それ無しで戦う刃ってのは分かるし好きだ
でも明確に
沖田>>>>>>>小次郎、十兵衛
なのはちょっと萎えた。
純粋な剣の腕で言うと、
鬼丸、沖田>>小次郎、十兵衛>刃
って感じなんだよな、信長トーナメントは
しかし小次郎や十兵衛はある意味ファンタジー的な存在だからか
リアル路線の鬼丸や沖田と同じ舞台で戦ってること自体に違和感がある
なんつーか、コナンの世界にナマコ男が出てくるような・・・・
鬼丸の家族はやはり自害してしまったのかな
つか、小次郎ってなんで鬼丸に負けたんだろな。
物干竿が反則にならない限り多少の腕の差は十分ひっくり返せそうなのに。
やっぱ女遊びを控えるなんてらしくないことしたのがまずかったのか…
小次郎が負けたのは沖田だろ?
>>971 ちょw でも確かに、ちらっとでも再登場させてやれば良かったのにな
そういえば金棒博士ももう出てこないんだっけ?
チキチキが最後の出番だったのか?
この後登場する鬼丸は、なんか反則的に強くなってんだよな。
家族から鬼丸みたいなのが出たら恥ずかしくて生きていけんのは確か。
でも鬼丸は日本国王になっていたので、恥ずかしくても周囲からは徹底的にヨイショされる事実
>>975 それ、未だに納得できないんだよな。
鬼時代は鬼になって強くなりました、で分かるけど
鬼じゃなくなったらただの中学剣道部員タケちゃんなのに。
かぐや戦での鬼丸様のかっこよさは異常
でもオロチ編は正直微妙という印象しか覚えてない
刃を本気で相手にしなくなったからじゃね>オロチ編鬼丸
執着しすぎてヘマをするような真似はそれ以前もしなかったけどさ。
レイン経由で「飽きた」って言われちゃあなぁ…対抗心が原因で鬼になったくせに。
完全にシリアス入っちゃって、日本を鬼丸ブランドだらけにして喜ぶみたいな
人間味やかわいさが無くなっちまったんだよw
かぐや以降の鬼丸は日本征服を飛び越して世界征服を狙ってるのはいいんだが、
その結果日本を沈没させようとしたりオロチにして実質全滅させたりと
やり方がえぐくなっちゃったからな…
982 :
マロン名無しさん:2007/04/25(水) 16:45:14 ID:sDcSYwoN
18
出番後半のゲッコーって意外と格好悪いというか、鬼丸に食われまくってたな
あいつも再登場するんだっけ?
ツキカゲはちらっと出てきたような覚えがあるけど
ツキカゲは、バニーかぐや復活後に「姫はその姿の方がよろしいようで」
みたいな事を言うコマがあったよな
剣システムの素晴らしいところは他のバトル漫画で起こってしまいがちな
「真の姿のかぐやよりも強い岩石ソルジャーやスギ花粉ソルジャー」
などという事態を自然に防止できるところ
かぐや編終了と同時に7つの玉とアッサリお別れさせた
作者の潔さには感動すら覚えるw
確かに金銀じゃあ真かぐやとか地球かぐやにはどう足掻いても勝ち目ねーよな。
だが俺はデフレ起こしてても地底編好きだぜ。エメラルドも好きだぜ。
破壊のインフレ自体は好きじゃないんでソルジャー編の初期とか
むしろ八鬼編を思い出して好きなんだけどね。
城、森、天井裏といったありとあらゆる場所でその舞台をフルに
活かして戦ってくれるミクロ的展開の方が想像力刺激されて楽しかったから。
日本回って剣士剣豪と戦ってた頃が冒険めいてて一番ワクワクしたな。
ドカーンボーンと景気よく一面吹っ飛ばしちまうマクロな戦闘は好みじゃないね。
>>987 俺もエメラルドは大好きだぜ!地底編も嫌いじゃない。
でもヤマタノオロチの話からはちょっと・・・
なんてーか暗い。
やっぱり可愛げのないタケちゃんなんてダメだわ
諸刃が好きな俺は異端児かえ?
基本的に死人は出ず、老化しても最後には元に戻るなど終わりよければ全て良しのこの作品で
エメラルド死亡ってのは結構例外的なエピソードなんだよな。
ジュエルの圧倒的な強さ(冷静に考えれば真かぐやよりは弱いはずなんだけど)もあって
地底編はかなり好きなシリーズだ。小次郎や十兵衛もそれなりに出番あるし。
地底人編は刃の
「もうこいつらに作らせたくないんだよエメラルドのような悲しい戦士(ソルジャー)はな
がグッとくるから好きだな
あの時の刃は全編通してもトップクラスにかっこいいもんな。
そしてその後微妙に役立つ物干し竿にワロス
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