1 :
マロン名無しさん:
ファイッ!
2 :
マロン名無しさん:2007/01/13(土) 07:30:03 ID:85rE/4IZ
範馬勇次郎「生きたければっ!けつを開けえええぇぇぇ!!」
三沢光晴「けつを開いて穴を見せれば生かせてくれるんですね」
3 :
マロン名無しさん:2007/01/13(土) 09:13:09 ID:ugxOJ5N4
それは観衆のどよめきから始まった。
「み、見ろよ」「え、まさか」「そ、そんな」「フラグ立ってないぞぉ」「菊池とのシングルなんて滅多にないのに潰す気かよ」
ざわめく観衆はその男から発する獣の匂い脅える様に道を開けた。
遮るものない視界、妖気のように立たせた髪を靡かせ男はそれが当たり前のようにライトグリーンなリングを目指す。
選手コールを終えたばかりのアナウンサーも男の存在に気付き、
「な、なんとリングサイドには、あのオーガこと範馬勇次郎のご来場だぁ。チケットをはたしてお買い上げ頂いてのご入場なのでしょうか。」
観衆の視線が範馬勇次郎に注がれる。勇次郎はズボンのポケットに両手を突っ込み、猫背に緑タイツを履いた男に向け、
「ガチなんだろ。」
その一言で観衆の怒号にも似た歓声が巻き起こる。が、勇次郎はクッククと低い笑い声を上げ、
「戯け共がぁ。なにがガチだ。何がノアだ。ふわふわマットで八百長裸踊りが呆けもはなはだしい。」
その声に会場は静まり返る。アナウンサーはゴクリとマイクに唾を飲む音を響かせた後、
「こ、これは、は、範馬勇次郎がノアへの宣戦布告、いや、もう遅い、今の暴言は闘神プロレスリングマスター 三沢さんが聞いてしまっているのだ。」
プロとして試合を始めようとしていた三沢さんと菊池は、
「三沢さん黙らせてきましょうか。」
「まあ、いいんじゃないの。彼、素人でも有名だし。それにしれもすげぇ髪、えっと、なんだっけ、アレ。」
「静電気ですか。」
「そ、それ。いっつも登場前とか下敷きで擦ってツンツンに立ててんだろうな。」
「はぁ。自分、リングドクター待機させますから。」
菊池がリングから降りると三沢さんは普段使わないマイクを持ち、
「ぶっちゃけるとやるの。やらないの。」
「笑止。」
両靴を脱ぎ捨てノアマットに範馬勇次郎は両手を水平にし、降り立った。
片足数十キロはある鋼鉄製靴を脱いだ地上最強生物 範馬勇次郎に三沢さんは、
(ふわふわと聞いていたが……硬いな。黒曜石で出来てるみたいだな?)
「リングシューズやレガース、サポーターはつけないのかい。」
「生憎、遊びは嫌いなんでね。」
「オーガか、所詮は只の獣だね」
三沢さんは美白な裸体のお肉を揺らし、二、三度飛び跳ねた。
4 :
マロン名無しさん:2007/01/13(土) 09:13:43 ID:ugxOJ5N4
「三沢さんVS菊池戦を急遽取りやめた事をご了承くだい。
それでは本日のメインイベント 三沢さんVS範馬勇次郎 無制限一本試合を始めます。」
「赤コーナー 格闘神 三沢光晴〜〜」
三沢さんがコールを受け、片手を上げ後ろを降り返った途端、勇次郎は襲い掛かった。まさに獣。握り拳など作らずに鷲爪の用に鋭く、三沢さんを襲う。
自他共に認められた圧倒的な力。その掌圧は総てを抉り取れるはずだったが、三沢さんは勇次郎の手首をキャッチすると、
左エルボーを頬に当てた。衝撃音。ジャンボジェット機がアフリカゾウを跳ねたように勇次郎はコールを受けるはずだった青コーナーにめり込んだ。
「ファイト」
声がかかる。三沢さんはゆっくりと勇次郎に寄る。勇次郎が気付いた時、三沢さんはもう3歩ほど歩いて来ていた。
以前自分が他者に言った言葉が思い出される。
(一瞬の気絶で、4度殺していたぜ。)
「ちぃぃ。」
飛び起き、両腕を高々と上げ、
「少々驚いたわ。確かに噂に聞えし破壊力。ダウンって言うのかアレが。ハッハハハ。面白い。だが、もう食っちまうぞ。」
範馬勇次郎の上半身の服が破け、脂肪などない完璧な筋肉体が現れた。ギリシャ石像の様な威厳ある強々しい肉体。更に肉体は変化する。
この男が鬼と言われる由縁、背中の僧坊筋、三角筋、大円、小円筋、広背筋が異常なまでに発達し、見る者をその禍々しさから恐々させる鬼の顔が浮かび上がらせた。
観客はその肉体美に息を呑んだが三沢さんは溜息をついた。
「脂肪のない体ねぇ。ここで闘う意味が理解出来てないみたいだね。」
三沢さんの額は大して動いていないのに汗が滲んでいた。いや、全身からだ。
「フン。この攻撃を受けてからほざくがいい。」
最速動物チーターよりも俊敏に間合いを詰め、三沢さんに打撃を食らわした。
今度は先ほど見たく、反射神経だけで勇次郎の拳を止める事無く、無防備でいた。
5 :
マロン名無しさん:2007/01/13(土) 09:14:20 ID:ugxOJ5N4
(攻撃力はあっても速度はなしか……総てを兼ね揃えた俺の敵では……なにぃぃぃ)
「おっとーー。滑る滑るぞぉ。三沢さんの汗を纏った体は範馬勇次郎の攻撃を寄付けない。」
三沢さんは顔色が変わるオーガに余裕の汗ワイパーを見せた。
(ならば。)
「掴み、引き裂くのみ。」
勇次郎は三沢さん両肩を掴んだ。が、しかし、三沢さんは勇次郎の頭頂部を両手で押さえると両足をマットから離し、
勇次郎の顎を自分の頭頂部に置き、膝をマットに落下させた。
グベキィィ
「出た。チンクラッシャー。あの音からして顎は破壊されたでしょう。しかも脳震盪のオマケつきだぁ。」
顎を押さえ、肩膝を突いた勇次郎を三沢さんは髪を掴み強引に起こし、ロープへ放り投げた。勇次郎の巨体は中を浮く、
(ば、馬鹿なぁ。踏ん張りがきかん。ぐあぁ。)
勇次郎はロープに絡み付けられた。
(む、胸が。折れた。な、何だ、これは只のロープじゃねぇ。人工金剛綿で出来てるみてぇだぁ。)
客席からは失笑が漏れる。そんな中、先ほどセミを終えた小橋選手が現れると、アナウンサー席に着く、
「ああ、プロの洗礼受けちゃたな。まあ、次からはいやでもロープワークするでしょ。
でも、それだけで通用するほどプロは甘かないんだよね。」
「どういう意味ですか。」
「観てればわかりますよ。」
小橋選手は三沢さんに笑いかける。三沢さんは頷き、ロープに絡まった勇次郎を無理矢理解き、反対側へ投げる。
「くっ」
勇次郎は投げ飛ばされた勢いを消す用にドタドタとロープに向かい一歩、一歩踏みしめながら、走り、それでも消えぬ勢いを体を翻し、丈夫な背中でロープを受け、それでも止まらぬ勢いは三沢さん引き寄せられるように向かった。
近づいてきた勇次郎に三沢さんはただ腕を伸ばした。
6 :
マロン名無しさん:2007/01/13(土) 09:15:27 ID:ugxOJ5N4
グゥギャン
「ラリアット一閃。」
「ね、言ったとおりでしょ。でも、すごいですよ。プロでもないのにロープワーク出来るなんて大したもんです。」
鼻骨が砕けた勇次郎は初めて、ロープワークを理解した。あれは走っているのでなく、走らされているのだ。ロープを背で受けるのは衝撃ダメージを最小限に抑えるため、
胸から突っ込めば今の己のようにあばら骨が砕けるだけ。三沢さんが最初に言ったシューズを履くのも判った。ロープへ振られた時の滑り止めにもなるのだ。
「はぁはぁあぁあっは。」
(起き上がれない……体力が……まだ5分経ってないぞ。60キロ以上2時間以上泳げる俺が。)
三沢さんは上から覗き込むように、
「息上がってるね。教えてあげようか。なぜかを。それはさっきも話に出た肉体だよ。」
(体。)
「俺達がなぜ脂肪を付けてるかと言うとこのノアマットで一試合すると言う事は、食事なしアマゾンレンジャーを一ヶ月に値するんだよ。」
「君のその体じゃ、なんか捕食しなきゃいいとこ1週間でしょ。それに俺は痩せろと言われれば出来るわけだしね。」
グッ勇次郎は拳を握りながら、膝付きながら何とか立ち上がる。三沢さんは口笛を吹く。
「さすが、地上最強の生物。でも、花山とキャラが被りつつあるよね。戦い方的にね。」
試すようにエルボーを繰り出す。
「消力。」
両肩、手を下げ、力を抜いた状態で三沢さんの攻撃を受け流そうとしたが、
勇次郎はディファの天井に叩きつけられ落下した。もはや動く事も出来ずにいた。
7 :
マロン名無しさん:2007/01/13(土) 09:16:15 ID:ugxOJ5N4
そんな中、思考だけが勇次郎を取り巻いた。
(なぜだ。なぜ。最強の生物じゃなったのか。ここまで。それに海皇から直に名を受け告いだ俺の消力がぁ。)
「体だけじゃダメなんだよ。」
「どう言う意味ですかね。小橋選手。」
小橋選手は意味もなく握り拳を作り、
「あれですよ。三沢さんは格闘神という事です。いいですか、人間が言われてると通り、トラやライオンなどの野生動物に勝てないかと言ったら勝てるんですよ。
そのために人間は武器を作りましたよね。石斧から始まり剣、槍、弓、銃、爆撃機、核ってね。逆にそんな武器を持ってる人間に動物はまず、勝てません。
しかし、しかし、ですよ。核兵器さえも肘一つで無にする人物がいたらどうします。えっと、勇次郎君でしたっけ、彼はたしか、麻酔銃で行動不能でしょ。
話になりませんよ。でも、あのリング勝者は出来るんですよ。」
「あー、小橋選手なんか人が違ったような説明ありがとうございました。」
三沢さんは一息吐き、
「消力、君の技じゃないよね。それにどれだけそれ練習した。全然モノにしてないじゃん。
君が今まで勝てたのはその体だけ、技ではなく反射神経だけ、何もないんだよ君には。
対等者以上の存在を目の前にした今の君は牙を無くした子犬にも劣るよ。」
ノアマットで大の字になっている範馬勇次郎の瞳は涙で濡れていた。見かねた秋山がノアタオルを投げ入れる。
舞い降りたタオルを三沢さんは掴み、範馬勇次郎の顔に被せ、
「だが、子犬だからこそ強靭な牙が生える。」
ゴングが打ち鳴らされ、勝ち鬨を受けた三沢さんはリングを降りる前に、
「練習は辛いぞ。」
一言、勇次郎の心に響かせ、涙を飲み込みながら頷かせた。
翌日から浅子トレーナーの基、練習に励む 静電 誘次郎 に改名した範馬勇次郎の姿があった。
8 :
マロン名無しさん:2007/01/15(月) 04:20:45 ID:QrUZJg0R
9 :
マロン名無しさん:2007/01/16(火) 03:53:40 ID:XPzMVH2A
三沢さんのエルボーはなぜ三沢のエルボーと言うのか?そう疑問に思った人もいるだろう。
私が思うに、破壊力、スピード、重さなどがある基準以上の肘打ちが三沢のエルボーだ。
人体で最も硬い部類に入る肘を何の躊躇もなく繰り出す、あの鬼のような三沢さん。まさに鬼神。
スレタイは闘神だが、あえて鬼神と呼ばせてもらう。
特に殺人技とも言える三沢のタイガードライバー91は鬼技。両腕を極めながら持ち上げて脳天から地面に叩きつけると言う・・・
最後に三沢のフェイスロック。これは思い出しただけで鳥肌が出てくる。顔面の骨を砕きながら首を極める殺人技。
スリーパーホールドで意識を飛ばさずにあえて痛みと恐怖を植えつける・・・なんと恐ろしい鬼神・・・
勇次郎が勝つが三沢さんを尊敬してると言って去る
そして三沢Jr.がバキに挑む
11 :
マロン名無しさん:2007/01/16(火) 06:52:44 ID:PAu4lPtb
>>3-7 いくら“受けの三沢”でも鬼哭拳を受ける度胸は無かったかwww
>>9 三沢さんがやるエルボーは前腕を相手に当てるもので肘を当てるわけではないよ
今朝の地震は三沢さんのタイガードライバーによって起こったという噂は本当ですか?
>>3-7 互角スレのものだが、あんたセンスあんなw
15 :
マロン名無しさん:2007/01/18(木) 00:00:21 ID:Aiog2WL2
16 :
マロン名無しさん:2007/01/18(木) 00:02:35 ID:Aiog2WL2
17 :
マロン名無しさん:2007/01/18(木) 00:15:04 ID:7h3UbSbf
三沢腹筋しろよ。
18 :
マロン名無しさん:2007/01/18(木) 01:11:12 ID:Aiog2WL2
三沢さんは、相手が巨乳の女じゃないと本気は出さないよ
20 :
マロン名無しさん:2007/01/20(土) 02:01:18 ID:82WF/5QJ
21 :
マロン名無しさん:2007/01/24(水) 20:22:23 ID:MmFOC+Z9
22 :
マロン名無しさん:2007/01/24(水) 20:26:06 ID:fNgq6Kc2
23 :
マロン名無しさん:2007/01/28(日) 17:53:11 ID:uTPotbAO
かっこいい男前
24 :
マロン名無しさん:2007/02/01(木) 23:13:13 ID:92PGiZcL
25 :
マロン名無しさん:2007/02/05(月) 17:58:25 ID:Ic31417T
26 :
マロン名無しさん:2007/02/09(金) 10:56:55 ID:GV8cxG9l
なにい!