話を考えて下さい。俺達が漫画化します。7

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プロットを投下します。
仮題『保育園があぶない』(他、『もしも、保育園が…!?』『ゆりの花咲く季節に』)

curriculum.1 「ダメ保育園ダメ理事長ダメ保育士!」
ここは、私立ゆりのは保育園。
30数年前の卒園式。
一人の園児が総代で答辞を読んでいる。
「ぼくは、おおきくなったら、こまっているひとをたすけられるひとになりたいです。
めぬまひろやす」
ここから巣立った園児で、大人になってから第一線で活躍している卒業生は多い。
まさに名門保育園として名を馳せた…のは、昔の話。
そして、現在…壁は落書きだらけ、園児は保育士の言うことを聞かないと、
見るも無惨な有様。
園児数は定員の半分。これ以上園児が辞めたら廃園。
そして5000万円の借金を抱えていた。
かつての栄光どこへやら、今やゆりのは保育園は倒産寸前の三流保育園…。
ある日、保育園に若い男がやってくる。理事長の甥、井上志郎。
なぜ呼ばれたのかと思ったら、突然理事長を任されてびっくり。
なんと叔母が夜逃げしてしまい、置き手紙で次の理事長に指名されていたのだ。
就職に失敗してフリーター暮らしの彼に、選択の余地はなく、新理事長となる。
女社会の保育園で、白い目で見られる志郎。中には、頭が上がらない従姉もいる。
慣れない理事長の仕事、しかも金策もしなければならない。
債務問題で相談した弁護士から言われる。
「身を粉にして働く覚悟があるなら、伝説の先生を紹介しますが」
487#:2007/01/14(日) 22:26:41 ID:???
そして、本当の主人公がようやく登場。伝説の再建請負人、妻沼博康。
今までに50以上もの法人、会社の再建を手がけている。
彼は顔合わせで、言い放つ。
「私の仕事は、この保育園を建て直すことではありません。
ここで仕事をする資格がない人を切っていくことです」
彼は再建の天才だが、首切りの天才でもあった。
その保育士たちは、子供を任せていいのかと思える者ばかりだった。
新理事長の従姉で園長、『教育は愛だ』という理想主義者の広瀬美雪。
真面目だがドジばかりの大山奈緒。 世間知らずのタカビーお嬢様、上山すみれ。
勝気で反抗的な小坂朋美。 無口で暗く、占いマニアの高木楓。
さらに彼は、言い放つ。
「近々、帰って頂くことになるかも知れません」
リストラの宣告だ。
こうして、伝説の再建請負人と保育士たちの戦端は開かれた…。
<つづく>