荷げっと
和美しゃんげと
ちょw前スレ1000w
オチを付けなくてもいいじゃねぇかw
ネギ・ス不倫グフィールド…
このスレでは「新婚」がテーマなので大人になったネギ先生として登場するです。
登場する時は主に2パターンの性格のネギ先生に別れています。
一つは原作通りの性格。謙虚で誠実、控え目な性格なので良夫になると思われます。もしくは嫁の尻に敷かれるでしょう。
二つ目は粗暴な性格。「子供は遊んで育つ」を完全無視し、本来自由に遊ぶべき時期に肉体・精神共にストレスを与え過ぎたのが原因でそうなったと思われます。
最早ネギ先生の暴走を止められる者は誰も居ないのでしょうか。
神楽坂明日菜…
ネギ先生に浮気されるも健気に頑張る姿から、スレでは「女神」と称されています。しかし人気があるのかないのかわかりません。
昼夜限らず堂々と浮気されているにも関わらずネギ先生のことを信用している。その不憫さが良いとの噂もあります。
原作からは想像出来ない受け身な性格になっています。
しかし馬鹿さは原作そのまま受け継がれているようですが。
宮崎のどか…
原作での清純可憐な面影は一片すらない、ただのストーカーです。
寝取りに人殺しまでなんでもしますが、全てはネギ先生への愛のため。
悲惨さが明日菜さんとは対になっている所が面白いところです。
私もいつかはこうなると思っていました。
新スレ1作目投下。ネギ×いいんちょです。
いいんちょと結婚していきなり雪広財閥の幹部に任命されたネギ。
手始めに傘下の大企業の会社経営を任されることになる。
しかしいくら優秀なマギステルマギになったネギとはいえそうそう会社経営が
うまくいくわけがなく失敗を繰り返していた。
ネギ「あうう・・・いいんちょさんごめんなさい。また損失出しちゃいました・・・」
いいんちょ「お気になさらずに。まだ慣れてないだけですわ。何回失敗してもいい
ですから頑張りましょう。」
ネギ「でも今日だけで500億も損失出して・・・今までの累計で1兆円ぐらい・・・」
いいんちょ「ふふふ。心配は無用ですわ。これをご覧くださいませ!!」
ピッ
モニターに雪広財閥の財政データが表示される
ネギ「こ、これは!!ひええ!!昨日だけで財閥全体の利益100兆円!!」
いいんちょ「ネギ先生がいずれはこの財閥すべての全権をもらうように
なっていますので。今ならいくら失敗してもかまいません。
それにたかが500億ごときわが雪広財閥の下請けの三流会社が
数十社潰れたぐらいのものですから。まったく気にする必要ないですわ。」
ネギ「つ、潰れちゃったら大変じゃないですか!!」
いいんちょ「庶民がどうなろうと関係ないですわ。私たちは住む世界が違うのですよ?
今世界を動かしているのは私たちですのよ?」
ネギ「そ、そうですね!!ありがとうございます!!明日からまた僕頑張ります!!
今度こそ雪広財閥のために!!いいんちょさんのために!!」
いいんちょ「さすがネギ先生!!その意気ですわ!!愛していますわ!!ハアハア!!」
その潰された三流企業に勤めていた元3−Aクラスメート達「・・・・・・・」
あやかひでぇwwww
これで3ーAの復讐劇が…。ついでに美空げと。
>>6 >私もいつかはこうなると思っていました。
面白いとか、散々だなw
>>7 100兆は多過ぎる様な。漫画だからいいのか。
11 :
まとめ:2006/09/22(金) 18:21:43 ID:???
長編を書くときは出来るだけ題名をつけてくださいです。。。
まとめの中の人超乙です!ゲッゲ…
亜子妊娠編は恐怖
15 :
ザジ長編:2006/09/22(金) 21:04:41 ID:???
>>1乙です
>>11了解です
自分もなるべく更新出来るよう頑張ります
前スレ
>>895 刹那「私はどうすれば…」
木乃香のネギへの想いの告白により、思い悩みなかなか寝付くことが出来ない刹那。
刹那「私は…お嬢様…ネギ先生…」
考えれば考えるほど心苦しくなる。
どうしようもない気持ちの靄に憂鬱になる刹那。
─翌朝…
ネギ「ふぁーぁ…お早うございます木乃香さん…。」
木乃香「あ…お早うネギ君♪」
目覚めたネギに挨拶を交わす木乃香。
木乃香「はい、ネギ君。朝ご飯出来とるえー。」
ネギ「いつもありがとうございます。わぁ、今日はハート型の目玉焼きですか?美味しそうですね。」
明日菜はバイトで居ないので、この部屋には二人だけ。
この風景はまるで夫婦のようだった。
カモ「ひゅー…兄貴と木乃香姉さん、新婚さんみたいっスねぇ!」
木乃香「ややわカモ君ったら!///」
ネギ「もぉー何言ってるんだよカモ君。」
顔を赤くさせて突っ込む二人。
しかし木乃香の方は本気で顔が真っ赤になっていた。
カモ「ヘイヘイ、サーセンww」
そんなやり取りをしてる間に明日菜がバイトから帰ってきた。
明日菜「ただいまー。この時期は寒いわねー。
ん?何やってんの?遅れちゃうから早く用意して行くわよ!」
「「「はぁーい」」」
>>16 三人が部屋から出て寮の廊下に出ると、刹那と丁度鉢合わした。
明日菜「刹那さん!おはよー!」
木乃香「せっちゃん、お早うさん。」
刹那「…お早うございます。明日菜さん、お嬢様。」
二人にほほ笑み挨拶を返す刹那。
ネギ「刹那さん…お早うございます。」
他とは違うオリジナル笑顔で刹那に挨拶をするネギ。
しかし刹那は…
刹那「お早うございます。ネギ先生。」
それに対して他人行儀にペコリとお辞儀をし、無感情に早口で返す。
ネギ「え…刹那さん?」
刹那「さぁ、行きましょう。遅刻してしまいます。」
ネギ「…」
続く
貴方は私の腕の中で赤い涙を身体中から流している……これは何?
生暖かい感触が私の腕を通して伝わってくる。
虚ろな瞳で私を見つめる彼……口元には微かな微笑を浮かべて私をじっと見る。
この人は……私を守ってくれたの?何故?貴方と私は何所かで出会った事があるの?
思い出せない…私はこの人と会った事が有るけど思い出せない。
記憶の糸は何所かで途切れてしまっている……私は過去の事を何も知らないんだ。
そうだ……私は……1ヶ月前に病院の天井を眺めていた。
退院したら誰かに…ううん何かに襲われた……人ではない何かに。
ここで死ぬんだって思ったら彼が現れて……助けてくれて……そしたら突然倒れて……
私は彼を抱き抱えて……彼は私を見つめて……微笑んで……
貴方は誰?私は誰なの教えて?
どんどんと彼は冷たくなってゆく、私は思いっきり彼を抱きしめた。
彼も私を抱き返してくれた……なんでこんなに悲しいんだろう?
この人の事なんて知らないのに……この人が誰かも分からないのに。
彼は私に耳打ちをした……「刹那さん……生きてください……愛しています……ずっと……」
私の腕の中の彼はそう言うと動かなくなってしまった。
私は彼をずっと抱きしめていた、徐々に失われてゆく温もりを感じながら……
たまにはリレー方式で書くのはどうだろうか?
何レス分までとか決めて書くみたいな
過疎状態が続くな……ここでゆーな新婚だ!
二人が喧嘩して離婚の流れになればきっと人が来る
カオスにしたから人が来るって…
どんな脳みそしてんだ
このスレもうだめぽ?
何かこのスレはこれ!っていう作品が無いんだよな
「はぁ…はぁ…」
─薄暗い部屋で喘ぎ声と体が擦り合う音が響いている。
カーテンの隙間から漏れる光から今は昼頃と言うのが分かる。
行為に熱中している二人は玄関の音に気付かなかった。
─バタンッ!
「な…何やってんのよッ…!」
彼女はドアを開けた途端物凄い形相でベッドの上の二人を睨む。
「あ…み、美砂さん!」
「あちゃー…見つかっちゃったか。」
ドアを開けられた瞬間、二人は驚いて行為を止める。
「ネギ君…私がパート行ってる間に家でこんなことしてたの…!
しかも……釘宮と…だなんて…!」
美砂は泣きそうになるのを歯を軋りながら堪え、怒りの篭った口調で言う。
ネギは「あちゃー」と言いながら美砂から目を逸らし、釘宮は悪びれる様子も無く服を整えている。
「…なんでよ……どういうことか説明してよ!」
美砂は二人に悲痛に叫ぶ。
「いやーごめんなさい。もう別れるんで許してください。」
「なっ…!そういう問題じゃないでしょ!
ちゃんと理由を…」
サラリと言うネギに憤慨する美砂。
こんな言い訳で許されるわけがない。
しかし…
「えっ………」
ネギの言葉に一瞬固まる美砂。
そんな美砂にネギは更に追い討ちを掛ける。
「はい、離婚届は用意してありますんで。」
「……っ!い、慰謝料払いなさいよ!じゃないと…」
「はいはい払いますよ。いくらで良いんですか?」
淡々と述べるネギに美砂は絶望する。
「………なんでよ…うっ…どうしてこんな……」
そして美砂はついに泣き出してしまう。
そんな美砂にネギは無慈悲にも離婚届けを突き出し、釘宮と外に出て行く。
「美砂さんより釘宮さんが好きになったんですよ。それが理由です。」
「ごめんねー美砂w」
こうしてネギは今回で12回目の離婚を遂げた…
終わり
>>27 SS書いている身としては悲しいが、概ね同意。
どうしたもんかな…
リレー方式で盛り上がる。
このスレにもそんな時期がありました。
一時期リレーが盛り上がりすぎて分岐しすぎたな
34 :
たまには:2006/09/23(土) 21:04:10 ID:???
ネギ「のどかさん、次はアフリカです。」
のどか「はい、せんせー。」
ネギ「…」
のどか「どうしました?せんせー。」
ネギ「…、あののどかさん、これで良かったんですか?」
のどか「え?」
ネギ「人助けのために世界中を周るなんて大変だし…ご両親にも反対されましたし…」
のどか「…私はせんせーのパートナーですから当然ですよ。」
ネギ「でも…」
のどか「それに…」
ネギ「?」
のどか「せんせーと一緒に居られるだけで私は幸せですし///」
ネギ「…///」
のどか「…さ、さぁ行きましょう///」
ネギ「はい!」
がんばって長編か中篇ぐらいのやつ書いてみる面白いかどうかは微妙だが……
>>29 金でなんでもできると思っているネギsふぁふぁ
初代スレの盛り上がりが今となっては懐かしい。
落ち着いてていいんじゃないかな
ちゃんと定期的に投下されてるし
あらすじ。夕映とネギは付き合っていた。そろそろ結婚の予定だという。
しかし、のどかは二人が付き合っているということすら知らされていなかったのだ!
―のどか宅
「うぃー…ヒック…ゆえー…どうして教えてくれなかったのさー…」
帰宅してから30分。すでにのどかのまわりには500ml缶のビールの空き缶が4つ程転がっていた。
「げぷ…ひっぐ…う、うぇ…ううぇぁぁぁん…!ゆえのばかー!!」
―翌朝
「…ぐー…ぐー…うへ!?」
あの後そのまま眠ってしまっていたらしい。あわてて飛び起きてシャワーを浴びようとしたが、今日が
日曜日ということに気付きほっとするのどかたんであった。
「………ネギせんせー…」
日差しが眩しい。時刻は既に11時を回っている。落ち着きを取り戻したのどかは
窓の外を眺めながら現実と向き合っていた。
ハッピーエンドルート「…(やっぱり…ゆえとしっかり話し合おう…)」
バッドエンドルート「…(やっぱり…許せない…私は裏切られた…)」
キ、キ、キ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
まさか続くとは思ってなかったw
>>41 「………ゲッゲッゲ…」
そして、振り向いたのどかの顔は既に"復讐鬼"となっていた!!
つづく!
そういやネギのパートナーになるとしたら裏の世界(w)とかかわることに
なるんだろうけど、やっぱりある程度自分の身は自分で守れなきゃあいけないと思うんだ!
その点武道四天王やアスにゃんは心配ないけどのどかは…。
危険すぎるため自ら封印していた「宮崎流陰殺拳」d(ry
なんじゃそらwww
のどか「夕映、貴様には地獄すら生温い」
夕映「たわばっ」
49 :
マロン名無しさん:2006/09/24(日) 00:15:42 ID:OrrUyhFS
リアルタイム更新
刹那「うぅん…朝だ…jy(ry」
ネギ「ぐー…ぐー…」
刹那「(ニヤリ…)ちゅんちゅん!!」
ネギ「ぬねえ!?」
刹那「あはは、おはようございます♪」
ネギ「なんだ刹那鳥か…zzz」
刹那「………。こけこっこーー!」
ネギ「はんば!?」
刹那「起きた?いつも私のこと鳥鳥バカにするから仕返しです☆」
ネギ「……うるせーーー!!!寝かせろ!」
刹那「ピイチョピーョピヨピヨ!ピッピピ!ピヨピヨ(゚∀゚)!」
ネギ「狂ったか。」
出席番号21番 那波千鶴
千鶴「ネギ君、こっちの服も良いと思いません?」
ネギ「そうですねー。あっでもこっちの方が…」
千鶴「…うふふ、こうしてネギ君とデート出来るなんて久しぶりね。」
ネギ「そうですね…仕事が忙しかったですから…。」
千鶴「今日はとことん付き合って下さいね?」
ネギ「もちろんですよ!あ、すみませーん!」
店員「はい、いらっしゃいませ。」
ネギ「この服なんですが、」
店員「畏まりました。」
千鶴「あ、ネギ君これも良いですか?」
ネギ「あ、じゃあこれもお願いします。」
店員「はい。親孝行な息子さんで良いですねー羨ましいですわ。」
ネギ「え?」
千鶴「…」ゴゴゴゴ…
完
中学生でプラス十歳くらいに見られてるんだから、大人になったらやばそうだと思うんだ
バッカお前どんなに年月経っても外見は変わらないに決まってるだろ
それもどうかとwww
千鶴「そろそろ化粧じゃ誤魔化せなくなってきたわね…」
ネギ「('Д`)…」
千鶴はな、゙変わらない゙んだよ
何十年経っても゙変わらない゙んだ
怖いよww
江戸末期の写真にエヴァと一緒に写っていても違和感がないなw
ネギ「はぁ・・ザジさんはサーカスの興行で聞いた事もない国に行っちゃったし、残してくれたのは名前もわからないペット一匹・・・」
ペット「ちみゃー」
ネギ「む?でもよく見るとザジさんに似てるかも?」
ペット「ちみゃー」
ネギ「・・(ムラムラ)」
ペット「ちみゃー」
ネギ「ちょっと・・・舐めさせてみようカナ・・」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ザジ「―――――」
ネギ「ゲェーッ!いつのまに背後に?!」
>>59 ザジ「……」
ネギ「ザジさん…わぁ!?」
ザジ「……」ペロペロ
刹那の一日
朝7時
刹那「こぉぉぉらぁぁぁぁ!!!!馬鹿亭主!さっさ仕事逝けや!!」
ネギ「ひぃぃぃぃ!!行ってきますぅ!!」
刹那「こらぁぁぁぁ!!朝飯全部食ってから行け!!!!」
ネギ「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
刹那「何朝飯食ってんだよ仕事逝けぇ!!!!
ネギ「そこに痺れるぅ!!憧れるぅ!!」
朝10時
刹那「与作は〜木を切るぅ〜……へいへいほぉ〜へいへいほぉ〜」(掃除機を掛けている)
ネギ「はぁ……最近刹那さん怖いな〜…愛想つかされた?」
昼12時
刹那「ゆうこりん萌え〜!!良純萎え〜……太田はとりあえず田中を大事にしろ」
ネギ「であるかしてここは……(懐かしいな、刹那さんに教えてた頃♪)
昼2時
刹那「草野またWWEかよ!!てかロックの大胸筋は聞き飽きたよ!!まぁロックも俺の旦那のあそこに勝てないな…キャ♪」
ネギ「え〜とこれが俗に言う男性器ですね……(この程度……甘いな!)」
夕方4時
刹那「よしネギ君の為に今日はすき焼きでも作るか……豚肉で」
タカミチ「学園長がすき焼きおごってくれるそうだけどネギ先生はどうする?」
ネギ「僕は真っ直ぐ家に帰ります!刹那さんも待っていますし」
続く
後編は明日投下
刹那のデレキューポン
のどか同人キュボンヌ
レニーデイ×スプリングフィールドキューポンキューポン
ナギとして亜子と、ネギとして別の奴との二重生活
毎日毎日年齢詐称薬使わなきゃいけないから出費がかさんで大変じゃよー
「ただいま、ザジさん」
「…、おかえり」
「今日はフライドチキン買ってきたから一緒に食べましょ」
「…」
「なんで泣いてるんですか」
「鳥さん、可哀想」
(はぁ、たかが鶏のことですぐ泣きやがる。こりゃ離婚だな。)
69 :
お約束で:2006/09/25(月) 17:30:37 ID:???
ネギ「ザジ代わりにこれどうですか?刹那のフライドキチンです」
刹那「コケッー!コケッー!コッコッコッコッコッコッ…コケッー!コケッー!」
ザジ「……」
ネギ「何で笑っているんですか?」
ザジ「おいしそう」
刹那「コケッー!?」
10で神童15で天才、20過ぎたらただのヒト
>>61後編
夜7時
ネギ「ただいま…この匂いはすき焼き!」
刹那「ああネギ君お帰り!今日はすき焼きにしたよ」
ネギ「うわ〜……豚肉でしかも少量?」
刹那「文句あんのかい!!!!てめぇの安月給考えやがれ!!!!!!!」
そう言って刹那はいきなりネギに包み紙に包まれた何かを見せた。
ネギ「ごめんなさい!!!!……ってそれは?」
刹那「旦那が甲斐性無しだからね……へそくりで松坂牛買うはめになっちゃたんだよ?」
ネギ「え……………………」
刹那「高いんだよ〜これ、500gでへそくりパァ〜だよ」
ネギ「刹那さん……ありがとうございます……」
刹那「お礼なんていいよ、私たち夫婦…でしょ?」
ネギ「はい刹那さん…食べましょうか!」
刹那「うん」
ネギ「刹那さん」
刹那「ん?」
ネギ「僕刹那さんと結婚して本当に良かったです」
刹那「……うん私も…ネギ君でよかった」
ネギ「食べましょうか?」
刹那「うん!しっかり食べて稼いで来てよ〜」
終わり
刹那きゃわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!
良かったね、刹那!!!
なんか和んだww
ネギ「う、ぅッ!真名さん!真名さん!愛してますハァハァ」
龍宮「あんっ、ネギ…!激し」
ネギ「真名さん!真名さん!!!ハァハァ」
龍宮「んっ、はぁっ、ネギ?ちょt」
ネギ「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
パンパンパンパンパンp(ry
龍宮「う、ちょ、痛、痛いって、ネギっ、…ッ!ネギ先生ッ!!」
パンパ(ry ピタ!
ネギ「アレ?僕は何を…」
龍宮「おぽぽ」
完
おぽぽ龍宮の真相ktkr
見事に過疎ってるな
誰か神職人降臨しないかな……
ここは全体的な職人のレベルは高いんだけど頭一つ出ている人が居ないんだよな
このかSSは神だよ。
最後のクラスメートの似顔絵を書いているこのかたんは
涙無しでは見られない(∵)カサカサ
―前回のあらすじ。ネギが刹那のところへ走る!
刹那「……………」
明日菜「刹那さん…」
刹那は溢れ出そうになる涙を必死にこらえていた。
楓「刹那…ネギ坊主はまだ子供なんだし…仕方がないでござるよ…」
ネギ「ハァッ、ハァ!刹那さん…!!」
ようやくネギがやってきた。
明日菜「ネギ…!アンタ許さない!」
真名「やはり君もまだまだ子供だったようだな」
一斉に非難を浴びるがネギは気にせずに刹那に近寄っていった。
ネギ「刹那さん…!」
ガバッ!!
刹那「…ぇ?」
つづく
┼ .(´\ /`/`) +
* (ヽ、\ // ,/) *
+ * (ヽ、 \ / /) +
⊂ニ ) _ ∩ ニ⊃ 刹那!刹那!
+ ⊂、 ( ( ゚∀゚)彡 ⊃
(/(/(/ ヽ( ⊂彡 、)ヽ) +
ノ / 、)ヽ) *
(つ ノ
(ノ
過疎ってるけど気にせず前スレ
>>890より
木乃香「ごめんな、ウチが渡した薬のせいで……」
アスナ「いいのよ木乃香……薬まで用意してもらったのに上手く出来なかった私が悪いんだから。」
翌日、訪ねてきた木乃香に昨晩のことを話すアスナの表情は暗かった。
それに同調するかのように親身になって心配する木乃香。
まさかその彼女こそが今回の騒動の黒幕だとは単純思考のアスナに見抜けるはずもなかった。
アスナ「でもどうしよう……ネギのヤツ昨日の事で私に愛想尽かしたんじゃ……」
木乃香「そんなこと無いて、ネギくんはきっとアスナのこと大事に思てくれてるはずや。」
アスナ「そ、そうかな……」
木乃香「そや、また新しい作戦考えてきたんやった。今度こそバッチリやで!」
アスナ「え…で、でも……」
木乃香「!……そやったな……昨日の事もあるし、アスナが信用できんのも無理ないな……」
アスナ「そんなこと。」
木乃香「でもアスナに信じてもらえんのはちょっと胸がキュッとなるわ……」
アスナ「ち、違っ!」
木乃香「ぐすっ、うぅ……もうええんや無理せんでも……」
アスナ「無理なんかじゃないわ!」
木乃香「アスナ……ホンマに?」
アスナ「ホントよ、親友に嘘吐いてどうすんの。だから話を聞かせて、ね?」
木乃香「……うん!」
美しい友情劇、
しかし木乃香は涙を流しつつもドス黒い笑みを堪えるのに精一杯だった。
>>82 木乃香「フフ…それでなー、簡単に信じてもうたんや。」
刹那「………」
木乃香「昔っから思っとたけどあの娘ちょっと頭のネジ足らんのとちゃうかなー。」
刹那「………」
木乃香「単純明快なんはええけどもうちょっと人を疑う……って、せっちゃん聞いとる?」
刹那「ハイ……聞いていますよ……」
帰宅すると嬉々として今回も仕込んできたからくりを話す木乃香。
しかし刹那はそれに時折寂しげな笑みで答えるだけだった。
木乃香「あーあ、今夜も退屈せんで済みそうやな〜」
あらかた喋り尽くすと満足したのか部屋を後にしようとする。
その背中に決意を込めた声で刹那は語りかけた。
>>83 刹那「……お嬢様、昨日も申しましたがもうこのような事はお止めにいたしませんか?」
木乃香「はぁ?何言うてんの?」
刹那「ですから、このような事は……」
木乃香「ウチをあんまり怒らせんで?寝言は寝てからにした方がええよ……」
刹那「お嬢様!!」
木乃香「黙れって言っとるやろ!!」
パンッ
容赦ない平手が刹那の頬を打つ、これもいつもの事だ。
しかしその後に続くいつもとは違う木乃香の静かな声が彼女を戸惑わせた。
木乃香「なぁ、せっちゃん……ウチらはもうあんだけの事してきたんやで。
今回の事よりもっとムゴイことかて数え切れんほどやってきた……今更引き返そうなんて虫の良すぎる話やと思わんか?」
刹那「それは……」
木乃香「………もしかしたら今の言葉、もっと早く言ってくれたら結果は変わってたかもしれんのにな……
ここまで来るまで何にも出来んかったあんたにも責任はあるんやで……せやから最後まで付き合ってな?」
刹那「わ…私は、私は……」
初めて聞く罪の重さを感じさせる悲痛な告白に打ちのめされる刹那。
今までの情けない自身への自責の念も相まってその場に崩れ落ちる。
もはや木乃香の暴走は彼女自身にさえ止めることは出来そうになかった。
age
gj!だがこちらのこのちゃんもブラック…
ネギは満を持して明日菜と結婚した。
明日菜はネギのことを一人前の男として、ネギは明日菜のことを信頼できるパートナーとして見るようになった。
お互いが想いあった仲睦まじい夫婦で幸せな生活を送っていた。
しかし二人にはある悩みがあった。
それは深夜の零時から2時までの間に鳴り続ける電話のことだ。
零時零分零秒ぴったしに鳴り始め、2時0分0秒になるとパタッと止る。
それが二人が結婚した日から始まって、今の今日まで一度も止むことは無かった。
最初はこんな時間に掛かってくるので何事かと電話に出た。
相手は無言。性質の悪い悪戯と判断し意に介さなかった。
しかし二日目、三日目と同じ電話が続く。相手はいつも無言。
いい加減イラつき、電話口で相手に怒鳴ったが、それでも無言。
一週間も続き、まるでタイマーで図っているかのような正確さ、そして沈黙を続ける相手に二人は怒りよりも不気味さを覚えていた。
─プルルルルルル…
午前零時…今夜も着信音が部屋に響く。
「ネギ…また電話なってるわよ…」
「はあ…今夜もですか…。」
二人はベッドから、起き上がり電話の方を見る。
チカチカと光る電話。嫌悪に満ちた表情でそれを見る二人。
「なんなのよ…毎晩毎晩!」
明日菜はほとんどノイローゼになりかけていた。
「…」
ネギは無言で受話器を取る。
「………」
予想通り、無言の相手。ネギは受話器を下ろす。…下ろした瞬間また着信。
いつもならここで電話線を抜く。するとさすがに電話は掛かってこない。
二人は後味悪くしてそのまま寝てしまうのだが…
今回ネギは一層嫌悪感を感じながらもまた受話器を取った。
相手のことが知りたいのだ。なぜこんなことをするのか、目的はなんなのか。
それを知る手段は今はこの掛かってくる電話しかない。
>>87 「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
相手は無言。ネギも無言。これは我慢比べだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
数分が経った…明日菜は心配そうにネギの横に立ち電話を見つめる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
やはり何も言わない。ネギは耳を澄まし受話器の音を良く聞いてみようとした。
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・****」
─今微かに何か聞こえた。ネギは更に集中して音を拾うよう耳を傾けた。
「*********」
聞き間違いではない。意識するとハッキリ聞こえる。
これは…人の声だ。
あまりにも小さいため男か女かまではわからないが、、これはどう聞いても人の声だ。
ネギは更に集中して音を聞こうとするが…
「jwfげwfk」
「う、うわぁ!!」
急に大きい雑音が入り、ネギは驚き受話器を落とす。
「ど、どうしたのネギ…」
ネギは恐る恐る受話器を拾うが、もう電話は切れていた…
のどかww
>>88 「やっぱり…警察に行った方が良いんじゃない?」
ネギの様子を見て明日菜が不安げに言う。
「警察が…こんなことで動いてくれると良いんですけど」
それに対してネギは半ば諦めたように言う。
以前もこういうことがあったが、その時も警察は良い対処をしてくれなかったからだ。
「はぁー…一体なんなのよ…もうっ!」
二人はこの話題ばかりで他の事は話しすらしていない。
恐らくは電話のせいだろう、そんな気になれないのだ。
結婚する前の幸せそうなカップルは見る影も無い。
「誰が…何故こんなことするんでしょうか…」
ネギは憎しみよりも悲しみのような感情になっていた。
ホラーktkr
You! カプラー抜いちまいなYo WWW
93 :
36:2006/09/28(木) 18:51:16 ID:???
投下宣言してから随分日が経ってしまったけど、これから投下
最近の麻帆良市ではある事件が話題になっていた。
それは新婚夫婦を狙った連続殺人事件である。
事件は1週間前から起きていた。
事件の詳細は結婚してから3ヶ月未満の夫婦が殺害されると言うもの。
その手口は猟奇的、まず男性の方は性器を切り取られ心臓を一突き。
そして切り取った夫の性器を女性器に挿入した後心臓をこれまた一突き。
犯人の手口は一貫しており、殺された夫婦はいずれも性行為をしている最中に殺されている。
一体誰の犯行か?手口の鮮やかさから、かなり高度な訓練を受けた人間である事は明らかであった。
そしてプロファイリングの結果犯人は……。
「犯人は30代中盤〜40代前半の男性、結婚暦ありだが妻とは3年程度で離婚。
自衛隊に入隊経験あり、成績はかなり良かったはず、特に格闘術の訓練は。
恐らく離婚してから間もなく犯行に及ぶようになったと推測される
男の性格は割合温厚ではあるが非常に嫉妬深く執着心が強い。
そして新婚夫婦の愛情の深さに対して異常な嫉妬心を募らせ殺害に及んだ。
犯行を重ねた理由は殺人によって性的興奮を覚えた事によるものと推測される。
さて……ネギ警部!君に現場での指揮を頼みたい、いいかね?」
「喜んでお受けします!」これが僕の運命を変えるほどの出来事になるとはこの時、夢にも思わなかった。
>>93 タイトルはこれで
僕はネギ・スプリングフィールド、イギリス警察の刑事です。
5年前僕はイギリスに帰国、そしてそれから1年後マギステル・マギに。
それからさらに1年後、イギリスで起きたある窃盗事件を解決(魔法を使ってですけど)
そしたら警察から手腕を買われスカウト。
最初は特別捜査官みたいな扱いでしたけど色々な事件を解決(ちょっとだけ魔法を使って)
その功績が認められて正式に警官に、しかも階級はいきなり警部と言う優遇ぶり。
そして19歳の時、日本の警察からの要請で僕は警視庁捜査一課特別捜査官として日本に帰ってきました。
今僕は20歳そして……3ヶ月前に結婚、綺麗な奥さんと一緒に暮らしています。
僕は「ただいま帰りました!」と言いながら扉を開けた。
「おかえりネギ、今日もお疲れ様」そう言って僕を気遣ってくれる奥さん。
明日菜・スプリングフィールド、旧姓は神楽坂明日菜さん昔僕が受け持った生徒の一人だ。
明日菜さんは「ご飯出来てるよ!それともお風呂にする?」と言う。
エプロン姿で迎えてくれる明日菜さん…今日も綺麗だな……。
「ネギ?……なんか…変な事考えてない?」
僕はハッとして「そ、そんな事ないですよ!!」と言った。
「本当に〜?」明日菜さんは疑いの視線を僕に向けている。
僕は焦って「ほほほほほ本当でずよ!?」噛んだ……動揺しているのが見え見えじゃないか!!
そんな僕を見て明日菜さんは微笑んでいた「まぁいいでしょう、でどっちにする?」
「じゃあ先にご飯にしましょう」僕もまた明日菜さんに微笑み返した。
いちおう明日菜とネギの新婚生活&殺人事件みたいな感じで……
ミステリー、新婚の割合は5:5ぐらいになるかも…
大作きたー
あまりオリジナルすぎるのは…
まぁ、過疎ってるから少々イイジャナイ
>>90 ─次の日…
今宵も日付が変わる時刻に電話が鳴り響くだろう。
二人は寝る前に予め電話線を抜いておいた。
これまでは犯人が知りたいがためにあえて電話を取っていたが、
昨夜の不気味な囁きを聞いてしまったネギはそんな気がもう起こらなかった。
実際今もあの『声』が頭で何度も再生される。
─ボソボソとしか聞こえないのだが一定間隔で流れる、それなのに電子音では無い明らかに人が発していると感じられる『声』。
「…これで今夜はゆっくり眠れそうですね。」
「うん、全く安眠妨害よねー。久しぶりに爆睡するぞーっ!」
明日菜は幾分か余裕が感じられるが、ネギは顔色が悪い。
「おやすみー」「おやすみなさい」
二人は電気を消し、横になる。
ずばり犯人はのどk
電話線抜いてもかかってきたら
はんにんはサヨ
犯人は売れのこってやさぐれた楓
>>99 午後11時30分…
明日菜は隣で熟睡している。ここ数日まともに眠れてなかったせいだろう。
電話線を最初から切っているので安心しきっている。
しかしネギは表情から不安の色が見え、眠れていない。
(まさか…ね。電話線切っているんだし。)
ネギは不安を抑えきれずも、なんとか寝ようと努めた。
─午前0時…
電話はならない。ネギは安堵の息を漏らしやっと安心できた。
安心し気を緩めると、睡魔が思い出したように襲ってきた。
ネギはそのまま眠気に任せ、深い眠りに入った…。
─午前2時00分
電 話 が 鳴 っ た。
>>103 ─プルルルルルルル
ネギは驚いて飛び起きる。
(そ、そんな…電話線は抜いたはずなのに…)
暗がりの中目を細めて確認する。…やはり電話線は繋がっていない。
─ぷルルルルルルルル
戦慄するネギに容赦なく着信ベルは鳴り響く。
明日菜は…眠っている。
ネギは堪らず明日菜は起こそうと揺するが、全く起きる気配は無い。
(そ、そんな…なんで…)
ネギは恐怖でまともな思考が出来なくなっている。
─プルルルルルルルルルルル
相変わらずベルは鳴り続ける。ベルの音が頭に響く。
ネギは無意識に立ち上がっていた。
電話線が切れているのに電話が鳴る。これだけでもう『不気味』というレベルでは測れない。
しかしネギは電話に近づく。この不快な音を止めるには電話に出るしかない、と無意識に判断したのだろう。
電話のすぐそばに来た。恐る恐る受話器に手をかける。
受話器を持ち上げると、当然だが音は止んだ。
音を止めるならここまででいいが、好奇心からネギはそのまま受話器を耳に当てる。
「…もしもし。」
受話器の向こうから聞こえてきたのは…
「せんせー…?」
のどかキターーーー(゚∀゚)wwww
もしやw
wktk
のどかktkr
>>104 その声はネギが良く知っている声だった。いや、正確には『知っていた声』。
「ネギせんせー…?」
頭を金槌で殴られたような感覚が走った。
気が遠くなる。目の焦点が合わなくなる─。
(…ここは?)
ネギが気付いた場所は外だった。しかも明るい。
周りに人は歩いているが、ネギには気付いていないようだ。
(これは…夢見の魔法?)
誰かの記憶を客観的視点から覗ける魔法、まさしくそんな感覚だった。
ネギは周りを見渡してみる。すると、横断歩道の前で歩いていた人物に目が留まる。
その人物はネギ・スプリングフィールド本人だった。
(これは僕の記憶…?)
確かにこの風景はネギは見覚えがある。
記憶の中のネギはいつもの背広だが少しおめかしをした格好でキョロキョロと落ち着かない様子で周りを見ている。
そのネギの様子からして誰かと待ち合わせをしているのだろう。
そんなことを予想していると、その待ち人が来たようだ。ネギの表情が緊張で強張った表情から気恥ずかしくも嬉しそうな表情に変わる。
(あれ?あの人は…)
両手にで一冊の本を抱きかかえた前髪が長い少女。ネギは彼女を見て懐かしく愛しいような奇妙な感覚に駆られた。
彼女もネギを見つけると、嬉しそうに小走りでネギの方へ向かう。
横断歩道を渡りネギが居る方へ向かう。
─ドカッ…
彼女が横断歩道の丁度真ん中に居た時、大型のトラックが彼女をはねた。
>>108 (え…)
彼女は十メートル程飛んだ。信号無視をし、彼女を轢いたトラックは彼女のことなどお構い無しにそのまま走り去っていった。
記憶のネギが急いで駆けつける。簡単杖を取り出し、人目も気にせず必死に呪文を唱える。
しかし、彼女は手足が不自然な方向に折れ曲がり、頭からは大量に血を流していた。
どう見ても即死。それでもネギは彼女を抱き起こし魔法を使う。
彼女はピクリともしない。
記憶の中のネギの後ろからネギは彼女のほうを見ようと近づく。
その瞬間。 周りの人々や物がまるで時間が止ったように動かなくなった。
誰も動かない異様なその風景の中、記憶のネギに抱きかかえられた少女の首がゆっくりとネギの方を向く。
「…せんせー…私のこと…忘れないで下さい……」
明日で完結。
こえーよwww
いや、目頭が熱くなった。
ネギの新婚旅行中にバイオハザードと大災害。
どっちの方が似合うと思う?
>>109 最近ので一番良い出来
てか未完のがまだいっぱいあるな……
ネギがT-ウィルスでゾンビ化か……いやタイラントか?
T-ウィルスに汚染された学園都市から脱出!!…というのはどうだろう。
面白ければそれで良し。
オナニー小説ならメモ帳に。
オナニー小説の基準がよく分からんなー
ってかそれって新婚関係あんの?
ネギ新婚は今やなんでもあり。コレ常識。
122 :
新作開始:2006/09/29(金) 22:42:41 ID:???
「高畑先生……私、その頃からずっと……
あなたのことが、好きでした」
学園祭2日目夜。雪広あやかと桜咲刹那と長瀬楓が陰から見守る中。
神楽坂明日菜は、彼女の憧れの人、タカミチ・T・高畑に、ついに愛の告白を果たした。
驚きのあまり、目を見開いて固まるタカミチ。明日菜は緊張に震えながら、それでも言葉を続ける。
「あの……それで……
よかったら、付き合ってもらえたらなー、って……」
しばしの沈黙。
明日菜の緊張の中、やがてタカミチはゆっくりと口を開いた。
「ありがとう。アスナ君の気持ち、とても嬉しいよ。――でも、」
明日菜の目が見開かれる。「でも」って!? つまり駄目ということ!?
緊迫した雰囲気に、陰から見ているあやかたちも気が気ではない。
何やらタカミチが喋って、明日菜が首を振っているが、あやかたちの場所からは声が聞き取れない。
そして――
「逃げたでござるな」
「追う……のは野暮ですね」
「ええっ!? ここ5階じゃ!?」
あやかたちの驚きの声も気付く余裕もなく、そしてアスナは跳んだ――
タカミチ・T・高畑に、「お姫様だっこ」された格好で。
123 :
明日タカ:2006/09/29(金) 22:43:24 ID:???
「ちょッ、た、高畑先生!?」
「ハッハッハ。『お付き合い』なんてまどろっこしいことはやめて、結婚しよう結婚。今すぐ結婚しよう。
まぁ日本じゃまだできないが、いやなに世界は広い。
アスナ君の年齢でも合法的に結婚できる国はある。
国籍だけ一旦移して、後からまた日本国籍に戻すような裏技を使ったっていい。
善は急げだ今すぐ結婚しようそうしよう。ハッハッハ!」
「え……えーっ!? そんな……え〜〜っ!?」
タカミチ・T・高畑。温和な仮面の下に、欲望に忠実な側面を隠していた男。
彼は目の前に転がり込んできた逆玉のチャンスに、一気に舞い上がり。
学園祭も職務も放棄して、既成事実作りのために走り出す。
いや、放棄ではあるのだが抜け目はない。素早く出張の扱いを得て翌日には日本を出てしまって。
そのまま、明日菜と結婚してしまった。
あまりの急展開に明日菜は流されるままに目を回していたが、しかし異論などあろうはずがない。
全ての懸念事項はおバカな頭から抜け落ちて、その時明日菜は、間違いなく幸せだった。
異国の小さな教会で、祝福する者も居ないまま、しかし明日菜は確かに、幸せだった。
明日菜タカミチ結婚編 第1話 『再会』
……ちなみに、タカミチと明日菜を欠いた魔法先生とネギパーティたちは、超一味の前に惨敗。
世界に魔法の存在が暴露され、麻帆良の魔法使いは揃ってオコジョにされたが、どうでもいい話である。
出張扱いの高畑先生「だけ」は責任追及されずに済んだしね!
………………。
…………。
……。
124 :
明日タカ:2006/09/29(金) 22:43:58 ID:???
――あれから、5年。
麻帆良学園にほど近い住宅街、朝靄のかかる早朝の街中を、駆ける影があった。
神楽坂明日菜、ならぬ、高畑明日菜だった。
中学生の頃と同じように、肩に鞄をかけて町を駆け、家々に新聞を放り込んでいく。
朝は新聞配達、昼間は工場。夜はガテン系の肉体労働のバイトを2日に1回くらいの間隔で入れて。
その合間合間に家事をこなすのだから、いくら体力自慢の明日菜とはいえギリギリの生活である。
だが体力以上にギリギリなのは、高畑家の家計の方で。
明日菜は新聞を配りつつ走りつつ、憂鬱な溜息をつく。
結婚して、「妻」としての立場になってみると……タカミチは、実は大いに問題のある男だったのだ。
まず、稼ぎが少ない。というより、極めて不安定。
元々教師なんてモノは、収入面では大して恵まれた職業ではない。
なのにその上、休みの多いタカミチは、教壇に立つ時間が短いために給料も減らされる。
肩書きも『臨時講師』でしかないから、正式な教師よりもさらに基本給が目減りしてしまう。
休みといっても遊んでいるわけではなく、『魔法使い』として海外などに出て戦っているわけだが。
こちらも、収入に直結するものではない。多くの場合、ボランティアに近いタダ働きだ。
それでもごくごく稀に、驚くような金額の特別報酬を貰える時もあるのだが……
ここで、タカミチのもう1つの悪い癖が出る。
そうやって得たせっかくの臨時収入を、彼は何も考えずに、パーッと派手に使ってしまうのだ。
維持していくだけでも金のかかる、燃費の悪い高級外車を衝動買いしたりとか。
戦いでボロボロになるから、と言って、高級ブランドのスーツを何着も買ったりとか。
なんだかんだ言って、結局ほとんど家庭に落とさない。
まあ、独身貴族を気取っていた頃なら、どんな金の使い方しようと本人の勝手だっただろうが。
125 :
明日タカ:2006/09/29(金) 22:45:13 ID:???
あるいはタイミング悪く、学園長・近衛近右衛門の失脚が重なったのも大きい。
明日菜の後見人として、学費も含めた金銭面のバックアップをしていた学園長。
明日菜が子供の頃、タカミチと一緒に住んでいた頃は、学園長からの援助で生活を支えていたが……
いまや、その学園長は居ない。
身寄りのない明日菜には、他に金を無心できる相手もなく……
こうして明日菜自身が身を粉にして働いて、なんとか家計を維持している状況だ。
働くといっても、バカで中卒(学費が払えず高校進学は諦めた)の彼女にロクな勤め先があるわけでもなく。
前述したような、複数の安い仕事の掛け持ちで長時間働くことになる。
肉体労働で疲れ果てて帰宅した明日菜は、しばしばタカミチとケンカになる。
口論から次第に発展して、キレやすい明日菜のこと、どうしてもすぐに手が出てしまう。
しかし――明日菜に勝てるはずもない。
元々タカミチは、明らかに格下の不良たちを、笑いながら嬲るように叩きのめす男である。
明らかに実力に劣るネギに対しても、衆人環視の武道会で、容赦なく殴ってしまうような男である。
温和そうに見えて、筋金入りのサディストなのだ。
まあ、あのまほら武道会では、少し「遊び過ぎて」不覚を取ってしまったわけだが……。
そんなタカミチだから、明日菜とのケンカでも一切の容赦はない。
明日菜も咸卦法が使えるのをいいことに、夫婦喧嘩の場で豪殺居合い拳を振るう。容赦なく殴る。
明日菜も死にはしないものの、毎回確実にKOされて。
目が覚めた後に頭が痛いのは、ケンカの余波で壊れた家の修繕費用。
ただでさえ少ない収入が無駄に失われていく。延々と終らぬ悪循環。
多少の困難は愛で乗り切ろう! と、空虚な理想論で自分を励まそうとしても……
なにしろ見えてくるのはこんな側面ばかりだから、明日菜の愛は冷める一方。
夜の夫婦生活も、見かけによらず女性経験の少ないタカミチは、はっきり言って下手。
それでも結婚当初はタカミチにも頑張ろうという努力が見えたが、最近はもうすっかりヤル気が無い。
勝手に腰を振り、勝手に満足して終ってしまう。明日菜は常に欲求不満。
126 :
明日タカ:2006/09/29(金) 22:45:52 ID:???
実は、超一味の起こした事件により、魔法界本国には大きな政変が起きていた。
そしてその影響で、タカミチにとって明日菜との結婚は何のメリットもないものになってしまった。
詳しい話は省くが、例えるなら株に大金注ぎ込んだらその会社が倒産してしまったようなもので。
ともかくコレで逆玉の夢は破れ、むしろ厄介なお荷物を背負い込んでしまった格好。
当初はウハウハだったタカミチも、いまや明日菜に対する愛情はほとんど無い。
ただ性欲処理のためだけに、明日菜を抱く。彼がヤりたい時だけ抱く。無料の娼婦として抱く。
明日菜は料理も下手だし、いまや結婚生活を維持する意味はコレだけだ。
そして明日菜を憂鬱にさせるのは、にも関わらず子宝が得られないこと。
愛情は減ったとはいえ、まがりなりにもある夫婦生活。
なのに一向に妊娠する気配が無い。やり方を間違えているわけでもないのに、全く子が得られない。
ひょっとして、子供が出来ればタカミチの態度も変わるかも……と期待していた明日菜だったのだが。
基礎体温を測り、可能性の高い日に頑張って夫を誘ってみても、全く妊娠の気配すらない。
最近、明日菜は夫に内緒で婦人科の門を叩いてみた。
無毛の陰部をコンプレックスとする彼女は、自分の身体がどこかおかしいのでは、と疑ったのだ。
羞恥に耐え様々な検査を受けたその結果は、「一切異常なし」。
明日菜自身は、健康な身体そのままに、妊娠・出産において何の問題もない。
医師が遠まわしな言い方で示唆したのは、「旦那さんも一回検査を受けてみたらどうでしょう」。
つまりは、男性側に問題のある不妊の可能性が高い、との診断。
だが、あのサディスティックな夫にそれを言い出すのは気が引けた。
「あなたは種無しです」などと言えば、間違いなく豪殺居合い拳だ。今度こそ本気で殺されるかもしれない。
127 :
明日タカ:2006/09/29(金) 22:47:27 ID:???
……朝靄のかかる早朝の街中を、明日菜は新聞を配って歩く。
考えれば考えるほど憂鬱になる。だから考えないようにして身体を動かす。
ヘトヘトになるまで働いている間は、全ての嫌なことを考えずに済む。
ちょっとだけ楽になれる――
「……あれ? 何? っていうか、誰?」
そうして新聞を配っていた明日菜は、とある路地でひとつの見慣れぬモノを見つける。
路地の角。立ち並ぶ家々の塀の隙間にはまり込むようにして転がる、大きな塊。
いやよくよく見ればそれは人間だ。
壁に背を預け、膝を抱えて座り込み、首を垂れて何か長いモノを抱え、眠り込んでいる。
酔っ払いが帰る家を見失って路地で寝てしまったような、そんな雰囲気。
身に纏っているボロ服。ボサボサの茶髪に隠れて見えない顔。手に持っている、長い杖……
…………杖!?
「これって、え……!?」
その、独特の形に曲がった木の杖の形状に思い至り、明日菜は思わず驚きの声を上げる。
バサバサと手の中から零れ落ちる新聞。その音に目を覚ましたのか、その人物がゆっくり顔を上げる。
そこにあったのは、5年前の面影を残しつつ、凛々しい青年に成長した少年の顔。
かつて『年齢詐称薬』で創られたそのままの、彼の父親にも似た整った顔。
彼は未だ少し寝惚けた表情で、顔を擦るとぼんやりと答えた。
「あれ……明日菜さん。おはようございます」
「お……おはよう、ネギ……
ってゆーより、アンタこんな所で一体何やってんのよ!?」
それが、明日菜と、全ての希望を失って放浪するネギ・スプリングフィールドの5年ぶりの再会だった。
NEXT → 第2話 『彷徨』
128 :
明日タカ:2006/09/29(金) 22:48:21 ID:???
7話か8話くらいの展開を予定。
……え? 新婚じゃない? いやまぁ、スタート時点では……(ゴニョゴニョ)
また斬新なのがきたなw
うわタカミチ駄目男w
ネギかっけー!!ケンシロウみたいだw「み、水…」
コリア楽しみフヒヒ
ということでアスにゃんはネギと幸せになってほしい…
はじめて明日菜が幸せになれるのか?
>>109 彼女と顔をあわせた途端、ネギの頭に割れる様な痛みが走った。
(うわぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!)
「せんせー…せんせー」
ネギが苦しんでいる間に彼女の手が伸びてくる。
彼女の手が近づくほど痛みが増し、気が遠くなる。
(ネギ…ネギ…)
朦朧とした意識の中、どこからか声が聞こえてきた。
「…ギ!ネギ!!」
「あ…ここは…?」
「ネギ!!良かった…。急にネギの叫び声が聞こえたかと思ったらそんなところで倒れてるんだもん。びっくりしたわよ」
明日菜がネギの傍らで心配そうに見下ろす。すると、明日菜の目にネギが右手に持っていた受話器が目に入る
「どうしたの?まさか…また電話があったの?」
「…かさん…が…」
「え?」
「のどかさんが…待ってます。すみません、僕行かなくちゃ。」
「な…ネギ、何言って」
明日菜が言い終わる前にネギは急いで玄関へ向かった。
「あ、ちょ、ちょっと待ってよ!ネギ!」
明日菜は急いでネギを追いかける。
明日菜が玄関に着いた時にはネギはもう外に出ていて、どこに行ったか見当もつかなかった.。
「ネギ!」
明日菜の叫びは届かない。明日菜は玄関の前に立ち竦み、ポツリと言った。
「ネギ…本屋ちゃんはもう死んじゃったのよ…」
>>133 「ネギ…どこへ行っちゃったのよ…。」
明日菜は家の入り口前の道路でどうすることも出来ず佇んでいた。
すると、どこからか声がしてきた。どこかで聞いた声…。
「ネギ先生なら多分図書館島へ行きました。」
明日菜は声のした方へ振り向く。入り口付近に人影が見えた。暗闇の中の僅かな街頭の明かりでその人物の無表情が不気味に映えている。
「…お久しぶりです、明日菜さん。」
「ゆ、夕映ちゃん…どうしてここに…?」
そこに立っていたのは元クラスメートの『綾瀬夕映』だった。
「ネギ先生はやっと思い出してくれたようですね…毎晩電話を掛けた甲斐があったかもしれません。」
「え…何言ってるの…どういう…」
「悪趣味な真似をしてしまってスミマセン。しかし私は…ネギ先生がのどかを忘れるなんて許せなかったんです。」
そして、夕映は語り始めた。自分の真意を、出来事の真相を。
>>134 のどかが麻帆良を卒業後、二人は友人たちの協力もあり恋人同士として付き合っていた。
いずれはネギの本パートナーに、ネギと将来を共にするパートナー同士になると誓い合うほどの仲だった。
その日、ネギとのどかは図書館島で一緒に借りた本を返しに行く約束をしていた。
本を返却しに行く、というよりはデートなのだが。返した後、本の感想を聞くため喫茶店で談話というようなスケジュールを立てていた。
図書館島で借りたネギの『オススメ本』ということでのどかは嬉しそうに読み、感想を原稿用紙に書き、その日を楽しみにしていた。
しかし…のどかはネギとの待ち合わせの途中で事故にあった。相手は大型トラック、即死だった。
恋人が目の前で轢かれ惨い現状を目の辺りにしてしまったネギはその場で意識を失い、のどかと共に病院に運び込まれた。
のどかの葬式の時もネギは目覚めなかった。
一週間後やっと目覚めたのだが、目覚めたネギは以前のネギと変わっていた。
まず、ネギの中でのどかは『居ない』事になっていた。『のどか』という名前を聞いても返ってくるのは「誰ですか?」のみ。
そして、無理矢理のどかに関することや事故当日のことを話すと、頭を押さえ倒れてしまうのだ。
医者が言うには、ネギにとってのどかの死はインパクトが強すぎた。
のどかが死んだ事実を認められない自分と、目の前で死を見てしまい現実として受け入れてしまう自分、心の中の激しい葛藤により自我が崩壊しかけた。
しかし、それを防ぐ自己防衛本能により、無意識にのどかに関する記憶を脳が拒否しているそうだ。
そして、それによって脳に負担が掛かり、意識を保つことが出来なくなる、ということらしい。
友人達はネギの身を案じ、のどかのことを思い出させるような真似は止めておいた。
その後、ネギは順調に回復していき、介護のためいつも側に居た明日菜と結婚した。
しかし、夕映はのどかのことを忘れ、明日菜と幸せに暮らしているネギを許せなかった。
毎日同じ時間に無言電話をする。それをすることで、ネギに不安を与える。
単純な嫌がらせだが、自分の手を直接汚さず確実に出来る効率的な嫌がらせ。
>>135 「のどかが死んだからと言って…ネギ先生に幸せになるなとは言いません。
しかし、自分のためにのどかから目を背け忘れ去る、と言うのはどうしても許せなかったんです…。のどかは…あんなにネギ先生のことを好きだったんですから…」
夕映は悲しそうな表情で言葉を続ける。明日菜は何も言えず立ち竦む。
「でも、前日夢にのどかが出てきました。のどかは何も言ってくれず、ただ悲しい顔をするばかり…。
しかし、それで私は気付いたんです。ネギ先生を苦しませるのはのどかを苦しめるのと同じ、と。
だから、昨夜の電話では無言では無くネギ先生に伝えました。『のどかのことを忘れないでほしい。
玄関にのどかと返しに行くはずだった本を置いておくから、のどかとのデートを果たして欲しい』と。
最後まで言い終える前に切られてしまいましたが、ネギ先生はわかってくれたようです。
のどかと返す筈だった本は、のどかが死んだ後図書館島に戻されました。それを私が再び借りてきてネギ先生の玄関の郵便受けに入れておきました。」
その本をネギ先生の手で返すことで、死んだのどかも、ネギ先生も報われると私は考えたからです。」
「そ、そうだったんだ…」
全て言い終えた夕映。急な事実に明日菜は相槌を返すことしか出来なかった。
だが、何かを思い出したように衝動的に口を開く。
「え…昨日って言った?今日じゃない…?」
夕映は怪訝な顔をする。
「…そんな筈はありません、私は今夜は何もしていません…」
「ネギの様子が変わったのはさっきよ!?今夜電話したんじゃないの?」
「し、してません!。」
「え…でもネギは…」
二人はハッとした感じで、開いた玄関のドアの郵便受けを見る。
その中には本が入ったままだった…。
>>136ネギは、夢の中の横断歩道、のどかと待ち合わせの場所…のどかが死んだ場所に居た。
「…のどかさん……!」
車もほとんど通ってない、誰も居ない空間に話しかける。すると空虚の中から声が聞こえてきた。
『こんばんはネギ先生…。』
ネギがいる横断歩道の向こう側にのどかが現れた。これはネギの幻覚なのか、しかし確かにのどかはそこに存在していた。
「…のどかさん…!会いたかったです…。」
ネギは瞳に涙をためのどかの方を向く。
『ずっと…待ってました…』
「グスッ…ごめんなさい…一人にしてしまって…うぅっ…」
ネギは涙を零しながら、横断歩道を渡りのどかに近づく。そんなネギにのどかは優しく微笑み、言った。
『良いんですよ、ネギせんせー…。私のこと…まだ愛してくれていますか?』
「のどかさん…もちろんです、愛していますよ。」
『嬉しい…』
微笑みあう二人。そして、のどかが口を開く。
『それなら…』
『 こ っ ち 側 に 来 て く れ ま す よ ね ? 』
「え…」
横断歩道の真ん中に居るネギが気付いた時にはトラックがすぐ横に迫っていた。
─グシャッ
『せんせー…私達…ずっと一緒ですよね…?』
完
のどか…
普通にこえーしww
また遺体が発見された……今度の遺体は何時もとは違った。
僕は資料の写真を初めて見た時、酷い吐き気と犯人への憎悪しか感じなかった。
遺体は……遺体は……犯人によって『手術』されていた。
夫婦は四肢を切り落とされ夫の手足を妻に、妻の手足を夫に手術用の糸で縫合されていた。
首も切り落とされ挿げ変えられている、髪は乱暴に剃られ頭皮は血で滲んでいた。
そして被害者二人の身体にあるメッセージが描かれていた、次の犠牲者の名前が。
それから数日後、僕はある場所を訪れていた……。
僕が訪れたのは麻帆良学園、昔僕が教師として働いていた所だ。
「お久しぶりですネギ先生」
そう言って僕を迎えてくれたのは桜咲刹那さん、昔僕の生徒だった人。
「1年ぶりですね、本当に久しぶりです……例の事件の事で…」
「分かっています……どうぞこちらへ」
刹那さんはそう言って学園長室に僕を通した。
「ネギ先生久しぶ……いや今は刑事じゃったな」
「お久しぶりです学園長……警視庁捜査一課特別捜査官ネギ・スプリングフィールド、近衛木乃香さん護衛の任を受け参りました」
「何故木乃香が狙われねばならんのじゃ!あの子は結婚どころか付き合っている男も居ないんじゃ」
とにかく学園長は取り乱している、貧乏ゆすりは当たり前、上を向いたり俯いたりの繰り返し。
「学園長!とにかく落ち着いてください、今木乃香さんは?」
「高畑先生が付きっきりで監視してくれておる……警官よりも魔法使いを集めた方がマシじゃ!いや確実じゃ!」
「いいですか?魔法使いは戦闘能力には優れますけど、いざとなった時の制圧力は警察の方が上です」
「魔法使いの強さはネギ君が一番知っておるじゃろう!!」
「だからこそです、室内では強力な魔法は使えないし、犯人を殺してしまって意味がありません」
「格闘はどうだ!古君でも呼んで…そうだ!長瀬君や龍宮君も!!」
「学園長!警察は犯人を捕まえるプロです、今必要なのはいかに犯人を捕まえるかです」
「木乃香はどうでもいいのか!!もしかして木乃香は餌か!!」
「……木乃香さんの安全は保障します!僕の元生徒達に派手に暴れられては犯人確保が難しくなります」
「やはり餌か……木乃香は餌かねネギ君!!」
僕は答えられなかった……無論木乃香さんの安全が最優先。
だけど既に4組の夫婦が殺されている、連続殺人犯の予告殺人を逃す手は無い。
それにこの事件の解決は警察の面子にも関わる。
僕は何とか魔法先生の加入…もちろん本当の身分は明かさずに戦闘術のプロとして推薦した。
当然僕の要求は突っぱねられた、何とか交渉に交渉を重ねてタカミチと刹那さんの同伴だけは許可された。
だけど僕は一つだけ引っかかる事があった。
「刹那さんちょっといいですか?」
「?はい……」
僕そう言って刹那さんと一緒に学園長室の外に出た。
「……あのネギ先生?私に何か?」
「着ているのがパンツスーツってのが刹那さんらしいですね」
「そんな事を言うためにわざわざ?」
僕は頭を降った、そして若干の間を溜めて言う。
「この殺人犯は新婚夫婦のみを狙ってきました、何故未婚者の木乃香さんが?」
「さ、さぁ私には良く分かりません、お嬢様のプライベートまでは」
「護衛の刹那さんが把握していないんですか?危険人物と付き合っているかも知れないのに」
「そんな事はありません!!ネギ先生私を尋問するために来たんですか!?」
僕は刹那さんの右腕を掴んで彼女の指を見た。
「いつ結婚されたんですか?」
「けっ、結婚なんてしていません!!これは…ただのデザインリング……」
「嘘はやめましょうよ?これはエンゲージリングです、それに薬指にはめている」
「……そうです結婚しました…でも結婚ぐらいしてもいいじゃないですか?」
「いいですよ、ただ正直に言って欲しかった、相手が木乃香さんなら……ね?」
「!?」
続く
まさに「!?」な気分だww
とんでもない展開だwwww
>>122-127 GJ!
言われてみればことごとく納得できるような気がする。
あのタカミチが30になっても独身ってのも妙だと思ってはいたが。
「僕は人に愛される資格なんてありませんよ」って、自覚してたのねw
ザジネギの人まだいる?
美しい原作を汚すな
ザジネギは美しいからオヌヌメ
「私がお嬢様と?いくらネギ先生でも今の言葉は聞き捨てなりません」
彼女は顔を真っ赤にして怒っている、当然といえば当然だ。
「この指輪に彫ってあるK・K&S・S、苗字と名前が一緒って結構珍しいんですよ?」
「珍しいだけで探せばいくらでも居るでしょう?それに学園長もイニシャルはK・Kです」
「貴方が学園長と結婚する要素がない、それに学園長はそのデザインの指輪をしていません」
「そりゃあ学園長ではないですけど!!でもお嬢様でもありません!!」
「去年の同窓会の時、刹那さん……木乃香さんと一緒にずーっと居ましたよね?」
「だからなんですか?私はお嬢様の護衛です、それは貴方が一番良く知っているでしょう?」
「ええでもあの時は随分親密な護衛ですしたね」
「どういう意味ですか?」
僕は刹那さんに絶対に言うまいと思っていた一言を言う事にした。
過去に聞いた話だけの話……でもそれは強く印象に残っていた。
「……ボディーガードは時に護衛対象に恋愛感情を抱きます、例えそれが同性であっても」
「ネギ先生!!私を馬鹿にしているんですか!!……くっ!とにかくお嬢様を守る!これでいいでしょう!?」
「駄目です!!確実に犯人を探し出すしか木乃香さんを守る手段はありません!!」
「…………………………………………」
刹那さんは僕の方を向いたまま沈黙した。
苦虫を噛み潰したような表情を見せ、頭を乱暴に掻いた。
「刹那さん!!本当の事を……」
「……はい…私はお嬢様と結婚しています……」
そう呟いた彼女は恨めしそうな顔で僕を見ていた。
刹那さんの口から事の真相が語られた。
これは刹那さんが言った通りの事だ。
……私が二十歳になった時、自分の気持ちが抑えられなくなったんです。
もうお嬢様が好きで好きで堪らなかったんです。
そんな自分の気持ちを必死に抑えてきましたあの日までは……
私は二十歳のお祝いにお嬢様とお酒を飲みに行ったんです…二人っきりで。
その時、私はお酒が意外に強いという事をはじめて知りました。
でもお嬢様はすぐに真っ赤になられて……悪魔が私の中に芽生えたのです。
私はお嬢様に酒を勧めてかなり酔わせました……。
そして私はお嬢様を家まで送ったんです。
でもその頃には私の酔いは醒めて、冷静になって思いとどまった……つもりでした。
丁度その時お嬢様は一人暮らしをなさっていました。
私はお嬢様をベットに寝かせたんです……でもお嬢様が無防備で寝ている。
我慢できませんでした……私はお嬢様の服を脱がせて……自分も脱いで…。
お嬢様が目を覚ました時には二人とも裸でした。
そして私はお嬢様を犯したんです……自分の欲望のまま…。
お嬢様は唖然としていました……ただ「何をしているの?」って聞くだけ。
私は残酷にも「貴方を犯しています」と答えたんです。
そしたらお嬢様は「嬉しい」と答えてくれたんです。
今度は私が唖然として理由を聞きました、すると……。
「せっちゃんと一つになれたんよ?うちとっても嬉しいんや」
お嬢様は笑顔で私を見て今度はお嬢様のほうから攻めてきました。
……まぁ細かい描写は省きますがそんな事がありました……。
それで私とお嬢様は付き合い始めたんです。
付き合ってから3年以上が経ってどっちからでも無く結婚しようと考えたんです。
そして2ヶ月前、結婚指輪を作って二人だけで結婚式を挙げたんです。
もちろん女同士だから戸籍までは一緒に出来ません。
でも戸籍を入れる事だけが結婚の形ではない、そう考えたんです。
「それが事の真相です……満足しましたか?」
「ええ、他に貴方と木乃香さんの事を知っているのは?」
「それなら……明日菜さんとのどかさんだけです」
「ふーん……明日菜さん知ってるんですか!?てか知ってる人他に居るならなんであんなに悔しそうにしていたんですか!?」
「あれだけ秘密にしていた事が簡単にばれてしまって悔しかっただけです、二人ともこの事は絶対言わないと思っていましたし」
彼女はクスリと笑う、僕は一番大事な人に裏切られた気分に浸っていた。
さて気を取り直して、僕の推理はとりあえずこうだ。
まず僕にも言わないなら明日菜さんが他の人に言ってしまった可能性は低い。
のどかさんも性格を考えれば誰にも言っていない……でも『あの二人』に言ってしまった可能性はある。
僕は二人の元生徒を尋ねる事にした。
続く
既成事実作ったのかw
同性婚かー。じつは「どっちかがふたなり」展開じゃなかったんだなw
>>127 朝靄のかかる早朝の住宅街。
中学生の頃そのままに、大量の新聞を肩から提げた明日菜。
『年齢詐称薬』で作った姿そのままに、ボロをまとって膝を抱えたネギ。
思いもかけぬ再会に、2人はしばし見つめ合う。
言葉もなく、見つめ合う――
明日菜タカミチ結婚編 第2話 『彷徨』
超一味の作戦が成功した結果……ネギ・スプリングフィールドの人生は、大きく狂わされていた。
魔法界の極めて重要なルール、「魔法の実在を一般人に知られてはならない」。
その大原則を守りきれなかった麻帆良の魔法使いは、いずれも厳しい処分を受けていた。
オコジョの刑。
一定期間、人間からオコジョに姿を変えられ、収容所にて自由を奪われる、極めて重い刑。
麻帆良の魔法使いたちは揃ってこの刑を受け――ネギもまた、例外ではなかった。
ガンドルフィーニたちは希望的観測を込め、「10歳のネギは刑も軽かろう」と言ってはいたが……
実際には、諸悪の根源・超鈴音の「担任だった」という点が重視されてしまい。
情状酌量はなされたものの、彼の刑期は刀子たちと同等の3年間。
10歳から13歳までの輝けるはずの人生を、彼はオコジョの姿で、収容所に閉じ込められ過ごしたのだ。
だが、ネギにとって本当にショックだったのは、失われた時間のことではなかった。
彼の夢であった、『偉大なる魔法使い(マギステル・マギ)』への道が、完全に閉ざされたという事実。
父に追いつくという夢。人生の目標。生きる目的。
その全てを失った彼は、失意のどん底に叩き落とされて……。
3年後。
模範囚?として最短の時間でオコジョ刑を終え、解放された彼はネカネの所に転がり込んだ。
ネギにとっては、数少ない頼れる身内。頼れる相手。
しばらく彼女の下で厄介になり、今後のことを考えよう、としたのだが……
1ヶ月もせずに、ネギは彼女の家を飛び出してしまった。飛び出すしかなかった。
ネギがオコジョになっている間に、ネカネは、結婚していたのだ。
ネギにとっては知らない男と、新婚丸出しでイチャつき続ける姉。
丁度性に目覚める年頃を迎えていたネギにとって、たまったものではない。
次に飛び込んだのは、ロンドンで占い師をしていたアーニャの所。
ネギと違い、順調に修行を進めていたアーニャ。
彼女はその若さに似合わず、かなり有名な占いの大家となっていて。
ネギはアーニャにチクチク嫌味を言われながらも、彼女の家の居候となった。
大繁盛する彼女の店の、裏方として手伝い雑用をこなし。忙しい彼女の代わりに家事全般をこなし。
いつしかアーニャにとっても大事な存在となり、やがて2人は、自然と深い関係になった。
将来の展望は相変わらず見えなかったが、しかし確かにネギたちは、幸せだった。
……幸せな日々は、しかし長くは続かない。
半年を過ぎ、関係が新鮮味を失い始めると、やがて2人の間にしばしばケンカが起きるようになった。
はっきり言ってしまえば、ネギの立場は偉大なる占い師・アーニャのヒモである。
当初は彼の助けに感謝していたアーニャだったが、いつまでも自立しようとしない彼に次第に苛立ち。
ネギはネギで、このまま『偉大なる魔法使い』になれる見込みの出てきたアーニャに、深い嫉妬を抱いた。
3年間のブランクがあってなお、『魔法使い』としての総合力はネギの方が上である。
それだけの力を持ってなお自立できない彼にアーニャはイライラを隠せず。
それだけの力を持ってなお『偉大なる魔法使い』に成れぬネギは、彼女への八つ当たりを止められず。
半年ほどケンカばかりの日々が続いた後、彼はとうとう、ロンドンを飛び出した。
アーニャの金を(勝手に)持ち出し、ネギは放浪に出た。
行く当てもなく、彷徨った。
英国を出て、欧州を彷徨った。
大都会の片隅で。田園地帯の大きな農家で。港町の安宿で。
行く先々で、彼はすぐに現地の人々と仲良くなった。たいてい誰かが彼を居候として受け入れ、世話をした。
かつて瀬流彦が、「あの子ならどこででもやっていけますよ」と評した通り。
どんな土地でも、彼は馴染んだ。誰もが彼に心許した。
長い苦難の時を経て、絶望と苦悩を知り。明るいだけではない、陰のある危うい表情をも身につけて。
彼の不思議な魅力は、さらに増していた。
少なからぬ女性がこの旅の少年に恋をし、そしてもはや「子供」でない彼は、その一部と身体を重ねた。
男たちも、性的な関係こそ求めなかったものの、おおむね好意的に彼を迎えた。
彼が望みさえすれば、彼はいつまでもその土地に留まり続けることができただろう。
けれど、優しい人々に囲まれ、年上の女性の家で世話になりながらも、ネギの心は満たされなかった。
いくら楽しい時間を過ごしていても、『偉大なる魔法使い』に代わる新たな夢は見出せない。
満たされぬ彼は、やがてじっとしていることが耐えられなくなって、その地を去る。
……まあ、ごく稀に、女性関係が拗れてトラブルになり、慌てて逃げ出すようなこともあったのだが。
欧州。中東。アフリカ。インド。東南アジア。オーストラリア。南アメリカ。北アメリカ。
彼は世界中を彷徨った。
肌の色が違い背負う文化が違っても、彼は誰でも馴染むことができた。溶け込むことができた。
大体彼は、「ガイジン」への偏見強い日本でも普通にやってこれたのだ。元々の適応力は高い。
どの土地でも彼は居場所を見つけ、ロマンスを見つけ、しかし満足することができずに――
そうして1年ほどの間、世界を点々と旅して回った彼が、最後の最後に辿り着いた場所は。
英国から見て、地球の反対側。全ての破滅の元になった、日本・麻帆良学園都市だった。
「……そっか、アンタも苦労してきたんだ」
コポコポとコーヒーメーカーが音を立てる中、明日菜はネギの長い話に大きく頷く。
大きなガレージ付きの、若い夫婦が住むには結構立派な一軒屋。
例によってタカミチが『臨時収入』を注ぎ込んで衝動買いした家。
一括払いなのでローン等の負担がないのは嬉しいが、いささか維持費がかかりすぎるのが難点。
そのタカミチは『海外出張』のためにしばらく留守の予定で……。
新聞配達を終えた明日菜は、行く当てのないネギをこの家に連れてきていた。
そして聞き出した、これまでの経緯。
いや、流石にネギも、アーニャとの関係や、金の持ち出しや、華麗なる女性遍歴については伏せていたが。
「朝ごはんまだでしょ? どうせ私もこれからだし。トーストでいい?」
「あ、僕がやりますよ。この卵使っていいですか?」
明日菜の問いかけに、腰を下ろしかけていたネギは慌てて立ち上がる。
素早く冷蔵庫の中身をチェックして、卵を溶きフライパンを温めバターを溶かし。
明日菜が驚くほどの手際のよさで、焼き上げたのは美味しそうなフレンチトースト。
シャキッとした野菜のサラダと共に、ダイニングテーブルに並べていく。
「……なによアンタ、やたら料理上手くなってない?」
「いやまぁ、どこ行ってもこんなコトしてましたから」
料理も含めた家事は、寄生生活の基本スキル。長い放浪とヒモの暮らしの中で、磨き上げられていた。
明らかに自分よりも料理が上手い様子のネギに、明日菜は少し面白くなかったが。
そのフレンチトーストを口にして、彼女の機嫌も一気に戻る。
「あ、美味しい……! なにこれ!? 焼き加減? なんでこんなに……?」
「シナモンパウダーがあれば、加えたりするんですけどね。コレは結構自信あるんですよ」
思わず声に出して喜ぶ明日菜に、ネギは柔らかく微笑む。
もう子供ではない美青年の微笑に、一瞬、明日菜の心臓がキュン、と震える。
明日菜の動揺も知らず、しかしネギの表情は少しだけ暗くなって。
「……まあ、こんなものいくら上手くなったって、仕方ないんですけどね」
「そんなことないって。男の子だって、料理はできた方がいいに決まってるよ」
「でも、僕は四葉さんみたいに料理人になりたいわけでもないし……。
それ以前に、なりたいものが、今でも見つからない……。
『偉大なる魔法使い』に代わる『夢』が、何も見つからない……。何をすべきか、分からない……」
美味しいフレンチトーストを食べながら、ネギは憂鬱そうに溜息をつく。
女殺しの憂い顔。ネギ本人にその自覚がないあたり、かなり罪作りではあるのだが。
多くの女性を虜にしてきたその表情だけでなく、その言葉もまた、明日菜の心を揺さぶるものだった。
「『夢』、ね……。でもね、ネギ。『夢』が叶ったからって、幸せになれるとは限んないわよ」
「…………?」
「あーあ、私確かに、『夢』を叶えたはずだったのにな……。なんで、こんなことになっちゃったんだろ……。
生活は大変だし、あの人は冷たいし、種なしだし……」
「アスナさん……」
「新しい『夢』なんて、見つからなくてもいいんじゃないかな。無理して探さなくても、いいんじゃないかな。
アンタってば、真面目だから……。今やれることをやっていけば、それでいいじゃない」
明日菜は柔らかく微笑む。半ば自分に言い聞かせるように、呟く。
思わぬ視点を示されたネギは、ボーッと明日菜の顔を見つめてしまう……。
「あっ、洗い物なんてそこに置いておいてもらえばいいのに。後でまとめてやるからさ」
「いえいえ、ご迷惑かけてるんですから、これくらいはやらせて頂かないと」
――朝食後。キッチンで素早く食器を洗い始めるネギ。何か言いたげにその背を見つめる明日菜。
しばらくカチャカチャと食器を洗う音と、水音だけが響く。
気まずい沈黙を破ったのは、ネギの方だった。
「アスナさん――タカミチと、上手く行ってないんですか?」
「まあ……ね。色々と、ね」
明日菜はゆっくりと、洗い物を続けるネギの背後から、彼を抱きしめる。
背中に当たる胸の感触、微かな明日菜の匂い。一瞬、ビクリとネギの身体が強張る。
一瞬強張るが、それでも平静を装って洗い物を続ける。
「あ、アスナさん、急がないとお仕事に遅れちゃうんじゃないですか?」
「……久しぶりに会えたってのに、つれないわね。今日は休みよ、休み。さっき、そう決めたの」
「そんな、サボリはいけませんよっ……!?」
思わず教師だった頃のような口調で、振り返って叱ろうとしたネギだったが。
至近距離で顔を見合わせる格好になって、赤面する。そのまま固まってしまう。
開けっ放しの蛇口から、流れ続ける水音。カーテンの隙間から射し込む柔かな朝の日差し。
2人はそのまま、何か不思議な力に導かれるように、唇を重ねて……。
「……ダメですよ、アスナさん。タカミチに、悪いです」
「いいのよ、あんな人。それよりネギってば……相変わらず、汗臭いわね。お風呂入ってないんでしょ?」
そして明日菜はネギに囁きかける。熱く潤んだ目で、ネギの顔を見上げる。
「……お風呂、入ろっか。久しぶりに、一緒に、さ」
NEXT → 第3話 『関係』
またドロドロ系か…だが、それがいい。グッジョブ!!
この良作が連続できてこのスレも持ち直せるか…
超GJ!!NEXTって…まさかゼロ氏?
こんなネギもイイな…他の生徒の登場も楽しみ
その時だった。
突然、どこからか聞き覚えのある声がした。
??「…ギ先生、ネギ先生………」
ネギ「………え、あれ?」
龍宮「おはよう、ネギ先生」
声の主は元生徒の龍宮真名。よく『仕事』で神社を留守にしがちだが、普段は神社に住んでいる。
龍宮「ずいぶんと気持ち良く寝てたから、起こすのもどうかと思ったんだが」
どうやらネギは回想の途中から眠っていたらしい。
ネギ「いえ、ありがとうございます。また『仕事』ですか?」
まだ覚醒しきっていないネギは小さく伸びをしながら龍宮に尋ねた。
龍宮「ああ、ついさっき帰ってきた所だよ。今回はやや長引いてしまったが、その様子だと間に合ったみたいだな」
ネギ「『間に合った』って、何か予定でもあったんですか?」
まだ寝惚けているのか、力なく返事をするネギに龍宮はくっと失笑した。
龍宮「奥さんが聞いたら泣くぞ、ネギ先生(笑)」
その一言はネギの眠気を完全に吹き飛ばした。そうか、その事だったのか。
龍宮「確か再来週の予定だった筈だが?」
ネギ「お、覚えててくれたんですか!?」
ネギは感激の余り先程までの気の抜けた声から一転して妙にトーンの高い声を漏らしてしまった。
>>164亀更新でゴメンナサイ。話は考えてあるんですが、時間と体力と気力が……
出来る限り更新してきますので、このスレでもよろしくお願いしますm(_ _)m
166 :
マロン名無しさん:2006/10/02(月) 00:25:25 ID:hdkZvRfl
GJage!
凱旋門賞 ロンシャン競馬場
1着 シロッコ
2着 ハリケーンラン
ディープインパクトは8着
馬刺し!決定
ネギ「せつなさぁぁんフヒフヒ」
刹那「やぁんネギ君…必殺羽コキやぁ」
ネギ「おほう?!ひぃーコリアたまらんですたい!」
刹那「へへ…気持ちええやろー」
ネギ「おうおう!ありゃま!もうイッちゃいました!!」
明日菜「羽コキとは…負けた…」
明日菜にはツインテールがあるじゃない!
ネギ「ハァハァ…お次は明日菜さんですね…?さぁ!僕を気持ちよくしてください!」
刹那「ネギくぅーん…ハァハァ」
明日菜「うぅ…ネギ…こんなにネギが大好きなのに何もできないなんて…」
ネギ「明日菜さん…ハッ!そのツインテール…」
がばっ!ごそごそ…
ネギ「コレだ…明日菜さん!」
明日菜「ぐすっ…え…?か、髪をちんちんにしばって…あっ!!」
ネギ「テーレッテレー(゚∀゚)!気持ちイイ!!」
刹那「なんと!髪コキ!悔しいけど負けたえ…」
楓「髪コキとは…負けた…」
楓には尻尾があるじゃない!
ネギ「さぁさぁ、まだまだ僕は"もち"ますよ?コショコショ」
明日菜「こ、コラネギ…どこいじってんのよ…///」
楓「くっ…ネギ坊主…拙者は…(ギリッ…)」
刹那「…尻尾」
楓「…?何か言ったか?刹那」
刹那「楓…お前にはまだ尻尾があるじゃないか…」
楓「(ω)ピコーン!そうか!…刹那…かたじけない…」
ネギ「楓さん…」
楓「ネギ坊主…愛してゐるでござるよ…///」
すっ…
ネギ「ゑ…!/// こ、コレハサイコウダ!」
明日菜「何よ…私の真似じゃない…」
ネギ「違う…!!これは。。伝説の尻尾コキ!!うわ!もうイっちゃう!」
真名「尻尾コキとは…負けた…」
隊長にはデザートイーグルの銃口があるじゃないか!
無茶だ!
赤い夢を見た。自分が血だらけの海に沈んでいる夢。どんなにもがいても抜け出せなくて、何もかも狂ってしまいそうだった。
その時手を差し伸べられた。その大きくて温かい手を掴むと私を血の海から引き上げてくれた。
引き上げてくれた――は言った。
「何があっても助けてやる。だから精一杯生きろ。幸せを手に入れろ。」
――は絶望と混沌から私を救ってくれた。けれども――は私の前からいなくなってしまった。血で汚れた私を拭う前に。
血で汚れた私は極力人を避けた。他人を汚すのが怖かったからだ。
関わりを捨て仕事に徹し、ますます私は汚れていった。やがて孤独感が私を襲った。
そんな時私は温もりに包まれた。彼は私を抱き締めてくれた。
「私は血で汚れすぎている。君みたいに綺麗な者は私に触れない方がいい。」
嬉しいからこそ私は拒絶する。彼を汚したくないから。しかし彼は関係ないと言わんばかりに答えた。
「最初から汚れている人はいません。僕があなたの汚れを洗い流せて見せます。」
彼のすべてが綺麗だった。温かく希望に満ちた光。その光が汚れた私を洗い流していく。
体の血は涙と一緒に流れて消えていった。
「おはようございます真名さん。何かいい夢でも見ましたか?ちょっと嬉しそうですね。」
「まあ、確かに良い夢だったかな。………ネギ君。」
「はい?」
「ありがとう。」
私を救い出してくれた――、ありがとう。
私を綺麗にしてくれたネギ先生、ありがとう。
私は今、幸せの海に漂っている。
おわり
SI(秀逸)!!ネギみたいな男になりたひ…
ネギ「あーさすがに疲れてきた…」
楓「ネギ坊主はホントにかわいいでござるな( ̄∀ ̄)♪」
ネギ「楓さぁーん…パートナーは楓さんで決まりかなぁー」
真名「ぅぐ…(私のきゃわいい子供先生が楓なんぞに…)」
真名の元彼『真名!!デザートイーグルだ!!!』
真名「ハっ!?今の声は…!!そうか!!ありがとう!!」
ネギ「楓さんいいにおい///眠くなってきた…zzz」
楓「ねみもうむ…むにゃむにゃ」
真名「ネギきゅ、ネギ先生!最後に私のテクを見てくれ!!」
ネギ「うへ?龍宮隊長…それはGUNいわゆるてつはう」
真名「コイツで君の珍宝を打ち抜く!!」
ネギ「ひぇ!?うわぁぁぁあぁぁっぁぁっぁっぁっぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁ」
図ぎゅーーーーーーん!!
ネギ「僕の珍宝がぁぁぁllllllllllっぁあっうぇwっぁぁl!がくっ」
楓「あああああああああああ!!!!1!ネギ坊主が死んだぁあっぁぁあっぁあll!!でござる」
真名「ネギは私のモノ。。。きいゃいやいいあい!ウケケエケケ!」
kan
179 :
真名:2006/10/03(火) 01:02:49 ID:???
どっちが本当の私だと思う?
>>153 僕がまず向かったのは閑静な住宅地である……。
そのうちの割合新しい一軒の呼び鈴を僕は押した。
「はい、どちら様ですか?」
少し無愛想な声がドアの向こうから聞こえてくる。
「僕です〜!ネギですネギ」
「ネギ先生!!」
閑静な住宅地が一気に彼女の『ネギ先生!!』の一言に支配されてしまった。
そして小奇麗なドアを勢いよく開けて出てきたのは。
「どうも夕映さん、2ヶ月ぶりです」
綾瀬夕映、昔の僕の生徒の一人だ、とても本が好きでのどかさんとハルナさんの親友だ。
「ネギ先生どうしたですか!?私の家を尋ねてくるなんて珍しいです!」
「いえ…まぁあの刹那さんと木乃香さんの事については?」
「ええ、のどかから聞いたです、何でも同姓婚したらしいですね」
「みたいですね……そのこと他の人には?」
「言っていないです、少なくとも『私』は」
「そうですか……わかりました、では失礼します」
「何でそんな事を聞くですか?」
「それは企業秘密です。申し訳ないんですが言えません」
「……そうですかでは」
僕はその場を後にしようとした……その時、何所からかガラスの割れる音がした。
その時、僕は誰かが皿でも割った音だろうと事に気にも留めずその場を立ち去った。
続く
今週の委員長
「このクラスにはヒロインが多すぎます。」
「これからみなさんには、殺し合っていただきます。」
この過疎状態はなんとかならんのか?
俺が思うにこのスレ長編らしい長編が無い
何か単発から長編派生は有るけど最初から長編として書かれている作品が無い
どのSSスレでも名前だけは有名な作品は結構有る、でもこのスレは以外にこれといった有名作品が無い
てかここ職人が無責任過ぎ、長編ぽいの投下しといてほったらかし
とりあえずどんな形でも良いから書いた作品は完結させる事とかルール作った方がいいと思う。
>>184 184が長編執筆して完結させれば良いんじゃね
まずは自分が率先して示せよ
>>184 ネタスレに質を求め始めたらもう終わり。
>>184 なんだよおめー 仕切ってんじゃねぇよー(小学校風に)
>>161 「お願い、今だけでいいから……」
それは、彼女にとって始めての体験だった。
シャワーの中での、深いキス。
絡め合う舌からの刺激だけで、満足に立っていられなくなる。
「忘れさせて、全てを……」
少年の指が、丁寧に彼女の身体を愛撫する。
優しく、柔らかく、しかし時に意表を突く動きで、少年の指が彼女の身体をまさぐる。
性感帯だと認識すらしていなかった部位に指が触れ、舌が這い。未知なる快感が生み出される。
「ってアンタ、どこでこんなこと覚えてッ……んうッ……!」
やがて湯の中で、2人は深く繋がる。
少年はやがて、その鋭い観察眼と学習能力をもって、彼女の弱い所を把握する。
緩急のある動きに、彼女の瞼の裏に火花が散る。浮遊感に包まれる。高みに昇り詰めていく。
「ネギッ、ネギッ……! タカハ……」
涙と共に漏れた名前に、少年が寂しげな笑みを浮かべたのを、彼女は認識できたかどうか。
そして彼女は、生まれて初めて、失神するほどの性の高みというものを、体験した。
生まれて初めて、女の悦びというものを、思い知らされた。
明日菜タカミチ結婚編 第3話 『関係』
「アスナさん、ごめんなさい……。僕は……」
「んッ……!?」
明日菜が目を覚ました、その頃には――あたりは既に、すっかり暗くなっていた。
寝ぼけ眼で顔を上げ、時計を見上げる。既に夕食の時間にもなろうかという頃合。
現状を把握しきれず、ベッドからのっそり起き上がった彼女は、そして美味しそうな匂いに気付く。
暗いダイニング、その電気を点けてみれば。
明かりに照らされたのは、美味しそうな料理の数々と、置手紙。
『 夕ご飯、作っておきました。ご迷惑おかけしました。もう行きます。
タカミチにも、よろしく言っておいて下さい。 ネギ 』
いい具合に焼けたハンバーグに、付け合せのじゃがいも・人参。
ご飯も炊いて、オニオンスープも鍋ごと温めればいいだけになっていて。
高畑家の冷蔵庫にあったあり合わせの材料だけで作られたとは思えない、素晴らしい夕食。
明日菜自身が作るより、よほど出来がいい。
しかし、肝心のネギの姿は、もうどこにもない。
体力自慢の2人、風呂場から途中でベッドに場を移し、何度も何度も身体を重ね。
数え切れないほど達して気を失った明日菜を寝かせたまま、ネギは料理だけを作り、立ち去っていた。
どこに消えたのか、気配も手がかりも残さず、消えていた。
「……『今だけ』って、言っちゃったしね……ったく、相変わらず妙なところで律儀なんだから……」
不倫相手の夫に対する気遣いの言葉の残る置手紙を、クシャリと握り締めて。
明日菜は小さく、笑った。寂しそうに、笑った。
ネギの残していった、味付け・焼き加減共に絶品のハンバーグは……
広すぎる家の中、1人で食べる明日菜には、しかし少しだけほろ苦く感じられた。
食べながら、何故か涙が溢れ、止まらなくなって。明日菜は小さく、身を震わせた。
――ネギと過ごしたあの1日は、明日菜にとっては夢の中の出来事のようにしか思えなかった。
夢はそして静かに遠のき、また、つまらなくも憂鬱な日常が戻ってくる。
ネギが去った翌日に帰ってきたタカミチは、しかし家に男が上がりこんでいたことなど気付きもせず。
相変わらず空虚に笑い、出張の苦労を一方的に喋り、空気も読まずに明日菜の身体を求めて。
明日菜の溜息にも、零れた涙の意味にも、何も気付かなかった。
「ハッハッハ。アスナ君、気持ちいいかい? 泣くほど嬉しいのかい?
なにしろ久しぶりだからねぇ。ハッハッハ!」
「…………」
高い学習能力と豊富な経験が噛み合い、ベッドの上でも達人となっていたネギ。
その生来の真面目さや他人に尽くす性格なども、全てがプラスに働いていた。
片やタカミチは、女性経験も乏しく、学習能力も低く。本来は要領の悪さを根気で補うタイプだ。
戦いの場ならば洞察力に優れる彼だが、しかし私生活の人間関係においては鈍感極まりなく。
これはもう……明日菜でなくとも、比べるまでもない。
ネギと関係するまでは、無知を盾に「男女の関係など所詮こんなモノなのだ」と思い込むこともできたが。
アレを知ってしまった今、タカミチとの関係は、無感動を通り越して苦痛でしかない。
感情を押し殺し、人形のように夫に抱かれながら、明日菜はぼんやりと考える。
何故、自分はネギを誘惑してしまったのだろうか、と。
何故、自分は彼を欲してしまったのだろうか、と。
答えは出ないまま、タカミチは1人で満足してしまい、苦痛の時間は終る。
「ああ、そうだアスナ君……後でスーツのズボン、直しておいてくれないかな。
出張中にポケットが破けてしまってね。『鞘』がないと、ちょっと困るからさ」
「替えのズボン、まだ残ってなかったっけ……? まあいいや、うん、分かった……やっとく……」
後戯もなしに、萎える仕事関係の頼みごとをする夫の言葉に。
明日菜は全てを諦めきった気分で、裸の背を向けたまま生返事を返した。
ネギがフラリと現れ、そして去ってから半月ほどが経った。
相変わらず明日菜は忙しい日々。長時間の労働に、家に帰れば家事に針仕事。
友達などと語らう場もロクに持てない。そもそも、学生が相手では共通の話題もあまりない。
大学に進学したかつての級友たちの姿を遠目に見ながら、明日菜は額に汗して働き続ける。
……それは、昼間の仕事を終え、夕方の混雑するスーパーで買い物をしていた時のこと。
明日菜はばったりと、1人の知り合いと出くわしていた。
「あれ、パル?!」
「お、アスナじゃん。久しぶり〜♪ 元気してた? 旦那どうしてる?
旦那さん例によって出張続きで、人妻の熟れた身体が疼いてたりするんじゃない?」
早乙女ハルナ。中学時代、3−Aの級友だった親友。
ハルナもまた、ストレートに麻帆良大学に進学した1人だった。
麻帆良大学の美術科に進んだ……まではいいが、在学中にプロの漫画家としてデビュー。
すっかり人気作家となり、今や大学は休学状態、漫画家に専念している、と聞いている。
まあしかし、立場は変われども彼女のキャラクターや性格は全くと言っていいほど変わっていない。
彼女らしいセクハラじみた「挨拶」に、明日菜は軽く苦笑して流してしまう。
「そういうパル先生はどうなのよ? 売れてるみたいだけど、原稿描いてなくていいの?」
「まー、実は結構ヤバいんだけどさー、食べ物くらい買出しておかないとね♪ 気分転換、気分転換☆
あ、そうそう、そういえばさ、ここだけの話だけど……」
相変わらず噂話が大好きなハルナ。
秘密めかしていても大声で、さてどんな下らぬことを話してくれるのか……と思っていた明日菜は。
彼女の口にした人名に、思わず凍りついた。
「アスナ、ネギ君がこっちに戻ってきてるの、知ってる?」
「え……!?」
「2週間くらい前からなんだけどさ。元3−Aのみんなのところを、泊まり歩いてるみたいでさ。
実家とか女子寮とか入ってる子じゃなくて、アパートとかに暮らしてる子のところを」
ハルナの言葉に、明日菜の思考が停止する。
世界中を放浪し、最後に戻ってきた麻帆良学園。確かにネギには、この先行く場所は無いのだが。
まだ、留まっていたなんて。まだ、近くに居たなんて。
それに、元生徒の所を泊まり歩いているって……え?
「私の知ってるだけでも、いいんちょとか、まき絵とか、双子とか、千雨ちゃんとか。
で、みんなな〜んか様子がおかしいんだよねェ。話聞こうとしても言葉濁したりして。
ネギ君もカッコ良くなっちゃったし、こりゃイケナイ関係でもあったかな〜、なんて。グフフ♪」
「ぱ……パルは、ネギと会ったの?!」
「ああ、2回ほどね。私はここしばらく修羅場ってて、ネギ君泊めてあげる余裕なかったんだけど。
今ネギ君、夕映とのどかの所に居るから。あそこ、私が出てってから、1部屋余ってるしさー」
ハルナと同じく、大学に進学していた夕映とのどか。
彼女たちは入学当初、一緒に賃貸マンションを借りて3人でルームシェアしていたのだが……
最近になって漫画家稼業が忙しくなったハルナは、仕事場兼住居である別のアパートに移っていた。
仕事場の方に生活の中心を移した今も、しかしハルナは元ルームメイトの2人と親密な関係を続けている。
「で、この夕映とのどかもチョット怪しいんだよな〜。
この私に対してまで何か隠してるみたいだし、何だか2人で庇いあってるっぽいし。
こりゃ禁断の三角関係? それとも一夫多妻制? ネギ君ハーレム?! ねぇねぇどう思う、アスナ?」
「…………」
眩暈がした。そして、怒りが湧いてきた。
自分でも把握しきれぬ感情の奔流に、明日菜はしばし、言葉を失って立ち尽くす――
NEXT → 第4話 『嫉妬』
明日タカ編書いてる者です。
……エロパロ板行きにならない内容に収める方法に悩み、時間喰いました。
伏字不要な表現の範囲に留めたけど……どうなんだろ。
>>184 どの職人さんも、放置したくて放置してるわけじゃないと思いますよー。
誰だって完結させるつもりはあるはずですから。
リアル生活とかの事情もあるだろうし、スレのこと考えるならあまり苛めない方が良いかと。
これは続きが気になる
またネギが問題なのか……
タカミチ駄目すぎてワロタ
案外そんなもんじゃないかっていう
本編では有能極まりないタカミチのいかにもありそうな欠点を
うまく書いてるのがすごくいいと思う。
200 :
ネギ浮気編:2006/10/04(水) 17:20:26 ID:???
前スレ
>>968 刹那「しかし、こうして見ると実にお似合いカップルですね。」
龍宮「そうだな。先生が子供の頃は姉弟にしか見えなかったが…。」
ネギ「僕も明日菜さんと結婚できて幸せです!」
楓「おやおや、早速惚気でござるかw」
明日菜「…もう。」
ネギと明日菜のイチャイチャ話で、あやかは耐え切れずスッと立ち上がった。
あやか「ちょっと水を汲んできますわ。」
ネギ「あ、そうですか、行ってらっしゃい。」
明日菜「あ、私も手伝おうか?」
あやか「いえ、私一人で出来ますので…」
話が盛り上がっていたので、誰も様子が違うあやかを気に掛けることは無かった。
─川原…
あやか「ネギ…先生…。」
あやかは胸を押さえてうずくまる。
あやか「ダメですわ…ネギ先生には…明日菜さんが…。」
つづく
>>194 ネギかっこよすぎる
!せっかくだから橋の下暮らしとかでさらに悲惨になってほしい
202 :
ネギ浮気編:2006/10/04(水) 23:53:07 ID:???
>>200 ―楽しい時間はあっという間に過ぎて行く…。PM11:00
楓「…おーい、こっち!星がきれいでござるよー」
楓は皆をサイトからすこし外れた原っぱへ案内する。
龍宮「おぉーっ」
ネギ「はぁー…キレイですねー…」
明日菜「うん…(ネギの横顔…やっぱかっこいい)///」
あやか「……(ネギ先生……私は…っ!)」
刹那「そうだ、今日は花火を持ってきたんだ!皆さんやりませんか?」
ネギ「いいですねーっ、やりましょう」
―ネギ達のログハウス前。
刹那「…そーれ♪」
しゅぼっ!パチパチパチ…
龍宮「あちちち!こら刹那!」
一同「「あはははは!!」」
オリジナル笑顔ではしゃぐネギ一行…だが…。
あやか「ふふ……(気持ちを伝えるだけ…それだけですわ…)」
つづく
くるのか?くるのか!?
>>204 毎度のことながら乙。
なんかシュールで良いよw
──電車内
ぽつ…ぽつ……ザーーーッ!
ネギ「げ!雨だ!まいったなぁ…傘持ってきてないや。」
──駅
ネギ「しょうがない。走ってかえるか…」
ちょんちょん
ネギ「ん?…ザジさん!?傘持ってきてくれたんですか?」
ザジ「……。」(こくこく)
ネギ「じゃあ一緒に帰りましょうか。」
ザジ「……。」(ニコッ)
>>194 「ネ、ネギ先生――ですか? アスナさん相手に、隠し立てしても仕方ないですわね。
ええ、お会いしましたわ。先生、ご立派になられて。見違えるようでしたわ。
……ずいぶんとストレートな質問なさいますわね。全く破廉恥な。恥ずかしくはないのですか?
先生をわたくしのマンションにお泊めしたのは事実ですわ。それ以上のことは、ノーコメントです。
でも正直、後悔してますわ……。こんな想いするくらいなら、まだ最初っから出会わなかった方が……。
何故、ですって!? 貴女が……貴女がそんなことだからッ……!
……ゴホン。ともかく、これ以上はお話することはありません。今日のところは、帰って下さりません?」
「あ〜、ネギ君? うん、会ったよ〜?
なんかも〜、カッコ良くなっちゃったよね〜。可愛いだけじゃなくってさ〜。惚れ直しちゃうよね〜。
……や、やだなぁ。何もないってば。何もなかったってば。うん。
え? パルが? そ、そんなことないってば! な、なんでそーゆー話になったかな〜?!
誰にも見られてなかったし、ネギ君が喋るはずないし……あ、気持ち良過ぎて大声出し過ぎたかなぁ?
それとも血がついたシーツ洗濯してるとこ、見られちゃったのかなぁ?
――って嘘ウソ、な〜んも無かったってば! あとバカピンク言わないでよ、このバカレッド!
大体、アスナだって……!
……って、これは言っちゃダメだよね。ゴメン。もう勘弁して、お願いだから、さ……」
「せ、せんせーですか?!」
「ぼ、ボクたち知らないよ〜?」
「なんでそういうことに――え? パルが、ですかぁ?!」
「どうしてバレちゃったたのかな?」
「おねーちゃんが叫んだりするからですよー!」
「それを言うなら史伽だって……!」
「だって私、あんなに痛いとは思わなかったんですもんー。痛いだけじゃなかったですけどー」
「ボクだって痛かったんだぞ! 大体、史伽は最初やる気ないようなこと言っときながらさァ……」
「――ちょッ、おねーちゃんストップ! 明日菜が見てるですってば!」
「……はッ!? あ、アハハ……。ともかくボクらも、これ以上は何も言わないからねッ!」
「もう色々と手遅れのような気もするです……」
「……聞いてるぜ。ネギ先生泊めた奴のところ、訪ねて回ってるんだってな」
明日菜の訪問を受けた長谷川千雨は、不意の来客にお茶も出さず、つけっ放しのPCに向き直る。
どこか拒絶するように、あるいは明日菜の顔を見たくないかのように。
大学に進学する傍ら、プログラミング関連のベンチャー企業を立ち上げていた千雨。
その自室兼事務所は、ちょっと年頃の女の子の部屋とは思えないくらい大量の機器に埋もれている。
「で……アンタはそれを聞いて、どうする気なんだ?
私とネギ先生の関係を問い質して、どうする気なんだ?」
「え、えっとそれは……アイツがその、ロクでもない奴に育っちゃってたら、叱り付けてやろうかと思って……」
背を向けたままの千雨に逆に問い掛けられ、明日菜は言葉を濁す。
確かに改めて聞かれると困ってしまう。自分は一体何をしたいのか。何故、こんなに気になるのか。
「相変わらずの保護者気取りか、このおサルは。こりゃ、アイツも報われねーよな」
「?? それって、どういう……?」
「さっきの質問に答えてやる。ネギ先生は、確かに1晩、この部屋に泊まっていった。
翌朝になって、私が奴を蹴り出した。その後は二度と会ってない。
……これでいいだろ? 他に用が無いなら、さっさと帰ってくれ。こっちは忙しいんだ」
それっきり、明日菜を完全に無視して、キーボードを叩き始める千雨。
コンピューター音痴の明日菜には分からないが、どうやら仕事を始めてしまったようで。
明日菜は小さく頭を下げると、千雨の部屋を出て行く。
背後でドアの閉まる音が響くのを待って、千雨は手を止め、大きく溜息をつく。
「私だってな……寝言で他の女の名前聞かされて、笑って許せるほど人間できちゃいねーんだよ」
明日菜タカミチ結婚編 第4話 『嫉妬』
ネギ・スプリングフィールドは、罪作りな男である。
まず、優しい。
否、誰に対しても、優しくあろうとする。
その場その場で、目の前に居る人に全力投球。相手が望むことを察し先回りし叶えて応える。
……それはいいのだが、彼はしばしば、目の前の相手以外が見えなくなってしまう。
長期的視野を欠いたまま、行動してしまう。
また、真面目な性格であるにも関わらず、流され易いのも大きな問題だ。
教師をしていた頃にも、彼はしばしば生徒たちの問題行為を咎められず、逆に一緒になってやっている。
修学旅行時の宿舎抜け出し&無断外泊、学祭準備の時の宿泊禁止の違反、などなど……。
それでも、教師と生徒、という立場がある間は、彼はある程度の自制ができたのだが。
それでも、『偉大なる魔法使い』という大目標がある間は、彼はそれに相応しい行動を意識していたのだが。
そのどちらも失った今、彼にブレーキをかけるものは何もない。
求められるまま、望まれるままに、彼は……。
誠実であろうとして、しかし不誠実としか呼びようのない行動をし。
責任を取ろうと考えながら、しかし無責任な関係を重ねていく。
……しかし何より罪作りなのは、彼が無意識のうちに、自分自身の欲求や願いを押し殺してしまうことだ。
これが、彼が本心から女性たちを求めたのなら、それはどこにでもいる、単なるプレイボーイだ。
女性たちだって、遊びの関係として割り切ることもできよう。後ろ髪引かれるような想いもしないだろう。
しかし、彼が本当に『欲しい』女性は。彼が心の底から望んだ相手は……。
「お、お久しぶりですー、アスナさん……」
「何の御用ですか?」
賃貸マンションの戸をノックした明日菜を、のどかはオドオドした態度で、夕映は不機嫌そうな表情で迎えた。
通されたリビングダイニングからは、それぞれの私室に通じる戸が3つ。ネギの姿は見えない。
「……まあ、パルから聞きましたですけどね。明日菜さんが色々嗅ぎ回っているらしい、と」
「嗅ぎ回ってるだなんて、そんな」
「どうせあること無いこと、アスナさんに話したのもパルでしょう?
あるいはパル自身、仲間はずれにされた気分なのですかね?」
「ちょ、ちょっとゆえ、そういう言い方って……」
「…………」
のどかも戸惑うケンカ腰の夕映に、明日菜は何と言っていいか分からない。
それでも、しばし躊躇った後、明日菜はその問いを口にする。
「ちょっと聞きたいんだけど……やっぱりネギって、ここに住んでるの?」
「住んでるです。ここ数日、パルが住んでた部屋に泊まってるです」
「その……ネギと2人って、今、どういう関係なのかな……」
「…………」
「その、本屋ちゃんが昔、ネギのこと好きだったのは有名だし……
夕映ちゃんもネギのこと好きだったって、後からこのかに聞いたけど……その……」
「……アスナさんに言わねばならない筋合いのことでは、ありませんです」
「それって……どういうことよ!? 何もないなら、そう言えばいいじゃない! なんで、そんな……」
言葉を濁す夕映。食い下がる明日菜。
そんな2人の横から、おずおずと発言したのは、のどかだった。
「……もういいよ、ゆえ。アスナさんには、話しちゃおう。言いふらすような人じゃ、ないと思うし……」
「ちょッ、のどか!?」
「今、私とゆえは……ネギせんせーと、お付き合い、させてもらっています。その……大人な関係として」
大人しいのどかからの、爆弾発言。
いや、半ば明日菜も予想はしていたが、しかしはっきりと事実を突き付けられると、言葉に詰まって。
「それって……え? やっぱりその……3人で、ってこと?」
「……何か、文句あるですか?」
「将来のことは、まだはっきり決めてませんけど……3人で、そうしよう、って。
私とゆえ、順番に、一緒に、愛してもらおう、って」
夕映は頬を染めつつ、視線を逸らす。のどかは赤面しつつも前髪の間からしっかり明日菜の顔を見つめる。
明日菜は一歩引きつつも、しどろもどろになりつつ言葉を探す。
「だ、だっておかしいじゃないッ! そんな……2人で、1人と、だなんて……2人とも、それでいいの!?」
「……明日菜さんに、それが言える立場ですか?」
視線を逸らしたままでの、夕映の呟き。ギョッとする明日菜。
夕映は顔を真っ赤にしたまま明日菜を睨みつけると、噛み付くように一気に言葉を吐き出す。大きく叫ぶ。
「私たち3人の関係が、一般常識と照らし合わせて異常なものであることは、百も承知ですッ!
ですが貴女にそれを非難されたくはありませんですッ!」
「ちょっ、夕映ちゃん……!」
「私たちも、貴女のネギ先生との想いと関係を『不倫だ』と言って責める気はありませんが……
でもだからこそ、貴女に『だけ』は非難されたくないのですッ!
都合のいい所だけ一般常識を持ち出すダブルスタンダードは、看過できませんです。許されないです!」
「…………!」
「私も、ゆえと同じ考えです。それにきっと、ネギせんせーも……」
のどかの視線が、リビングに面した扉の1つに向けられる。
『のどか』『ゆえ』とそれぞれ札がぶら下がる2枚の扉の真ん中。唯一名札のない部屋。
明日菜は今さらながらに気付かされる。
……誰かが、その向こうに居る。
3人の会話を全て聞きながら、なお、息を潜めて隠れている者がいる。すぐそこに、居る。
「ね……ネギ!? そこに居るの!? 居るんなら出てきてよ!」
「……ごめんなさい、アスナさん。今は、会いたくありません」
思わず呼びかけた明日菜の言葉に応えたのは、他ならぬ彼の声。
しかし彼は頑なに明日菜を拒絶する。顔を見せることすら、拒む。
夕映やのどかの前だということも忘れ、明日菜はその扉に突進するが……鍵がかかっていて。
冷たい戸板を叩きながら、扉越しに明日菜は叫ぶ。
「なんでよ! なんで……! あんなこと私にしておいて……! 忘れられないようなことしておいて……!
なんで顔も見せてくれないのよ、このバカネギッ!」
「――それがタカミチの『代わり』なら、僕は、嫌です。僕だって……もう、『男』ですから」
「!!」
苦々しげな言葉の端に確かに滲む感情、それは嫉妬。
既に『子供』ではない彼の言葉に、明日菜は呆然と立ち尽くすしかなく。
そんな彼女の背に、夕映は冷たく追い討ちをかける。
「……分かりましたですか? もう、帰って下さいです。これ以上、邪魔しないで下さいです。
私たちは、現状に満足しているのです。『赤の他人』にどうこう言われることでは、ありませんです」
――明日菜が去った、マンションの部屋で。
ネギは相変わらず扉の向こう。リビングに残った夕映とのどか。
かなり長い時間、居心地の悪い沈黙が続いた後、のどかがおずおずと声を上げる。
「……せんせー、本当に、いいんですか? アスナさん、行かせちゃって……」
「!! のどか! それは言ってはダメですッ!」
咎めるような、悲鳴のような夕映の叫び。ビクリと扉の向こうで動く気配。
慌てる夕映に構わず、しかしのどかははっきりと言う。
「だってせんせー、ほんとーは、心の中じゃ、アスナさんのことを、まだ……」
「……『読んだ』のですか、のどか!?」
「ううん、『本』なんて使わなくても、それくらい分かるよ……。大好きな人の、ことだもん……。
ゆえだって、気付いてるでしょ……?」
『いどのえにっき』を使うまでもなく、2人に筒抜けだったネギの気持ち。
確かにネギは、夕映のことものどかのことも大切に想っている。想いに応えたいと思っている。
けれども、誰のことを一番に思っているか、と問われれば……。
「……確かに私も、『誰かの代わり』は嫌です。のどかと私、平等に愛してくれるのは嬉しいのですが……
あるいは、ここにもう1人誰かが加わったとしても、許せるよう努力するつもりではいますが……。
ダブルスタンダードは、許されないです。それならいっそ、捨ててもらった方が、気が、楽です」
再び長い沈黙。
やがてゆっくりと、扉が開いて。2人の愛人の前に、ネギが姿を現した。
手に杖を持ち、少し俯き加減のまま。それでもはっきり、彼は想いを口にする。
「…………ごめんなさい、夕映さん、のどかさん。僕は……僕が本当に、欲しいのは……!」
……明日菜が暗くなった家に帰り着いてみれば、そこにあったのは置手紙。
極めて事務的に、急な海外出張が入ったことを告げるタカミチからの連絡。
新婚当初のような、愛の言葉や謝罪の文句は欠片もない。
……それが、最後のダメ押しと、なった。
明日菜は大きく溜息をつくと、何かに吹っ切れたような表情で顔を上げて。
そのまま彼女は家の外に飛び出し、走り出す。
とぼとぼ歩いてきた夕闇の道を、走って戻る。息を切らせて走る。衝動に背を押され、ひたすら駆ける。
もう、迷いはない。未練もない。この想い、彼に伝えねば。
「私を……あんたのちゃんとしたパートナーとして見て、ネギッ……!」
NEXT → 第5話 『約束』
明日菜…ッ!都合のいい女だ!学園祭の時助けてやんなかったくせに!GJ!
ちう…… ・゚・(つД`)・゚・
>>213 これは…グッジョブ!バッドエンドきぼうw
>>216 なんかワラタwなんだよそのネギの表情w
218 :
216:2006/10/06(金) 15:14:08 ID:???
あ、ザジの指が6本になってた…すみません
田中さん
「ロボットは後輩のが先進技術が進んでて高性能でえらいんだぞ覚えとけ」
↑管理人さんとりあえずのタイトルこれでお願いします
>>164 龍宮「しかし先生、授業はいいのか?」
折角の休み時間は全て昼寝に費やされていた。
ネギ「僕、今日はもう授業ありませんから大丈夫ですよ。」
ネギは起き上がり草を払うと、乱れた髪を簡単に整えた。
時計の針は既に2時にかかっている。
ネギ「ところで龍宮さん、今日ウチで夕飯ご一緒しませんか?」
龍宮「嬉しいが、ザジに迷惑が掛らないか?」
ネギ「最近は僕が夕飯当番をやってるんです。朝はザジさんの方が早いからお任せしてるんですけど」
新婚らしい照れた表情でのろけるネギ。
さすがの龍宮もこの時ばかりはネギの厚意を素直に受け取ることにした。
ネギ「他にも茶々丸さん、葉加瀬さん、超さんと四葉さんを誘いますから。7時頃いらして下さい」
どういう選考基準なんだ?
龍宮は喉まで登ってきたツッコミをまた呑み込んだ。
刹那「ふふん♪」
ネギ「どうしたんですか?不気味なくらいご機嫌ですね『ゴキッ!』ギャァァァァ骨がぁぁぁぁ!!」
刹那「だって明後日には新婚旅行よ♪初の海外よ☆ハワイでバカンスよ!」
ネギ「ああ予定が入ったので今度にしましょう」
刹那「……」
ネギ「なんですか?無理ですよ!昨日急な用事を学園長に頼まれたので」
刹那「1ヶ月も前に約束したのに覚えてなかったの?」
ネギ「いや……あの…また今度にしましょう!ねっ?」
刹那「ひどいよ……ネギ君の方から言い出したんじゃない。一緒に行こうって」
ネギ「そんな事言われても仕事を受けしまったんですから……」
刹那「だってその日には予定を入れないって言ってたじゃない!!」
ネギ「わがまま言わないでください!!そんな行きたきゃ一人で行けばいいでしょう!!」
刹那「……最低……ネギ君のバカ!!」
そう吐き捨てると刹那は勢いよく玄関のドアを粉砕して出て行ってしまった。
ネギ「刹那さん!!……って玄関が!!!!!!!!!!!!!!!」
続く
こんなんなのにせっちゃんがかわいく思えてきた。
鬼嫁日記まだ続いたのかw
超「ワタシとネギ坊主のほのぼのは無いのカナ?」
ネギ「超さんのほっぺプニプニ〜」
超「まったくネギ坊主は甘えん坊ネ」
超「ネギ坊主が負けたらこちらの仲間になてもらうネ」
ネギ「ちゃ、超さん…!」
超「私を止めてみるヨロシ!」
ネギ「待ってください!」
超「?」
ネギ「最初から僕は超さんの仲間になりたかったんです!」
超「…な、何!?」
ネギ「超さんのためなら未来がどうなろうが知ったこっちゃありません。オコジョ化だって我慢できます!」
超「ネ、ネギ坊主…どういう…」
ネギ「マギステル・マギの夢だって諦められます!!」
超「…!!」
ネギ「僕は…初めて見たときから…超さんのことが…」
超「な、な、な、…」
ネギ「…鈴音さんって呼んで良いですか?…」
>>228 ワロタw それで迫ったら絶対超は調子狂わせられるなw
>>228 超「(ハッ!?落ち着くネ私!科学に魂を売った私がこんなことで動揺するとは…)」
ネギ「鈴音さん…大好きです!」
超「!?(な、なんて純粋な目を…ネギ坊主…。…いやいや!)ダメネ、私とネギ坊主は血が繋がっている…そういう関係になれないヨ?」
ネギ「え…」
超「(…事実だしネ。何を企んでいるか知らないがこれ以上…)」
ネギ「う、運命だ!!」
超「!?」
ネギ「鈴音さんと血が繋がっていたなんて…僕たちは赤い糸で繋がれていたんだよ!!!」
超「な、なんだって!」
ネギ「鈴音さん!もう僕のパートナーになってください!!!」
超「ネ、ネギ坊主…!!」
「生徒の誰かと結婚しようかな。」
「結婚して下さい!」
「うちにはせっちゃんがおるから無理や。ごめんな。」
「結婚して下さい!」
「私にはお嬢様が…」
「結婚し」
「シャークティがいるから(ry」
「結婚(ry」
「私の旦那は同人誌〜♪」
「結婚(ry」
「血を全部吸われたいのか」
「結婚(ry」
「高畑先生とだったらいいかも」
「結婚(ry」
「ちうが(ry」
「もうこうなったら最後の手段だ!結婚して下さい!」
「おいおい兄貴、そりゃせっぱつまり過ぎだぜ。でも、兄貴とならいいかも…」
誰が喋ってるのか考えてみて下さいね。
>>230 バッドエンド
ネギ「鈴音さん…ダメですか…?」うるうる…
超「ネギ…坊主…だ、ダメネ…私にはやらなければ…(かわい過ぎるヨ…これは…)」
ネギ「…。鈴音さん…っ!///」抱きッ!
超「わぁ!?ちょ、ちょまっ…///」
ネギ「鈴音さん…とっても優しい香りです…」
超「あ…う…ネギ坊主っ…(もー未来とかどーでもいーや)優しくしてヨ…?///」
ネギ「クフフ…やだねッ!」
ドゴッ!
超「あ痛!?」
楓「よくやったでござるよネギ坊主!」
ネギ「ナイスです楓さん!アハハ★僕にかかればこんなアバズレイチコロですよw」
超「そ…んな…ぐすっ…」
ネギ「ちょ、泣いてますよコイツ!男と付き合ったことないんですかねwまぁ犯罪者だしw」
楓「さっさとガンドル当たりに差し出して拷問でもしてもらうでごわす」
完
超GJ
ネギ、小太郎…17歳、マギステルマギ、高校生
―某カフェ
小太郎「あーセックスしてーなぁ…」
ネギ「あはは、ヤった数いま何人目?」
小太郎「えーと、まず千鶴姉ちゃんやろ?で、円、夏美姉ちゃんで、今付き合ってるのが夕映」
ネギ「へぇー、夏美ちゃんと別れたんだ?」
小太郎「あぁ、アイツマジ束縛してくるねん、ウザいから別れたったわ」
ネギ「そっかw一番抱き心地良かったの誰?」
小太郎「そやなぁ、やっぱ円かな。アイツの声マジエロいねんw夕映もあんな顔して感度ええからな」
ネギ「あーあー!やっぱり!いいなぁ。僕もイッパツヤりたいなー」
小太郎「何言うてんねん。お前ならいつでも抱けるやん。お前は一体何人とヤッたん?」
ネギ「え?そーですねぇ…とりあえず初めてが古老師でぇ…えーと…二人目が…多分のどかさん…三(ry」
小太郎「マッジコイツエロいw数え切れへんのかいなw」
ネギ「3−Aのコだけでも10人以上だからなぁ…」
小太郎「お前チョイスがエロいねんw大人しそうなコとかエッチしたことなさそーなコばっかやんw」
ネギ「そりゃあ当たり前だよwあ、一番良かったのはこのかさん!これだけは断言できる!」
小太郎「あぁ、俺もガキの頃本気で恋してたわw」
ネギ「ほんっと良いよ!すっごい柔らかいっていうか、まったりしてるしw」
小太郎「俺もヤリてー!今付き合ってんの?」
ネギ「嫌、なんかウザいから別れたwでも相当色んなプレイしたねw」
小太郎「やっぱエロいコイツwへぇー、あ、夕映から電話だ…マッジウゼぇ」
ネギ「早く出てあげなってw」
小太郎「今はこのかちゃんとヤリたいねん…はぁ…もしもしー?」
夕映『あ、ど、どーもです…///今大丈夫ですか?』
小太郎「あー?うん、大丈夫やけど?」
つづく
なにこれwww wktk
超のグッドエンドも気になるけど、こっちはこっちで興味深い。
彼らには是非ともクラス全員分の具合の感想をお聞かせ願いたいwwww
↑どすけべぇハケーンWWW
238 :
カモネギ:2006/10/08(日) 19:32:29 ID:???
>>231 「兄貴ィ…///」
「いくよ…カモくん…///」
ずぶずぶ…(ネギのキャップちんちん挿入)
「すごい…っ!もう出ちゃうよ…っ!」
「あ、兄貴ーーーっ!!」
がちゃっ
明日菜「ただい……………………」
バタン!
―完―
ぶはwwww
>>234 「…はぁ!?今から?…えぇー…今ネギと遊んでんねん」
『……だめですか…』
「ネギ、今から夕映が俺に会いたい言うてんねやけど、ココ呼んでもええ?」
「あ、うん。別にいいよ」シュボッ…すぱー…
「ほな駅前のスタブに来てや。ネギおるけどええやろ?」
『はい///では今すぐ向かうです』
「はいよー、したっけねー」プッ
「はぁ、マジわけわかんねーし、アイツ…明日でええやん」
「ぷふぅー…まぁまぁかわいいじゃんw」すぱー
「つかお前タバコやめぇや!俺まだ学生やって!勘違いされるやろ!」
「あぁ、そっかそっか。ごめんごめんw」じゅっ、ギュッギュッ…
「ヤレヤレ…そんなことよりこのかちゃんの話聞かせてーなw」
「え?まだ?今日のズリネタにしそうだなぁ小太郎君wつか直接聞く?」パカッ
「マジ?呼んでくれるんか!?あべぇ勃ってきたwこのかちゃんの裸見てぇーー!」
「バカだなぁ小太郎君はwじゃ電話してみるねw」
『プルル…プルルルル…プルルピッ!…もしもし…』
「あ、このかさん、お久しぶりですww」
『………どしたんネギ君…』
つづく…(-∀-)
確かになんか嫌だけど、おもしれぇwwww
―ナギさんへ
ナギさん、お元気ですか?ウチも元気です。十年前の学園祭以来ですね。
あの時の記憶は一生忘れられません。ナギさんとの出会いで私は変われました。
覚えてますでしょうか?「亜子さんの物語の主役は亜子さんです。」という言葉。
私はこの言葉を聞いて凄く励みになりました。進学や就職、そして…自分のコンプレックス。
何度も辛いことがありましたがその度にナギさんの言葉を思い出しがんばりました。
物語には不幸がつきもの。その分幸せが何倍になって返ってくるもの。私に幸せが返ってきました。
私は私の物語の主役に、そしてネギ君の物語のヒロインになりました。どれもこれもナギさんのおかげです。
本当にありがとうございました。またいつか会えると嬉しいです。それではお元気で。
「ただいまー。」
「あ!お帰りネギ君!はい、コレ!」
「何ですか?…手紙?」
「うん。“ナギ”さん宛てや!」
―PS
ホンマにありがとな!ネギ君!
おわり
これはイイ!
イイ!!すごくイイ!亜子良かったねー(T_T)
>>240 「いや、元気かな・って思って…元気なさそうだねw」
『…ちょっと疲れてるんよ…ウチ…。用件はなんなん?』
「あ、今から会えないかなーなんて」
『…ごめん、無理やわ…もうパジャマやし…』
「はは…断るなら断るでいいんだけど…"たまご"が」
『…!!!なんなんそれ?ウチを脅してるん…?』
「いやいやいや!そんなことないって!!でも小太郎君がどうしてもこのかさんに会いたいって…」
『……わかった』
「ごめんね、脅しとかそーゆうんじゃなくてね?どーしても小太郎君が…」
『ええから。どこ行けばいいん?』
「駅前のスタブで待ってるから〜急ぎ気味でよろしk『…プッ』
「…だってw」
「お前…"たまご"ってなんなん?」
「あぁ、このかさんのま○こに卵入れてぬるぬるプレイしたんだよね」
「うわ、エグっ…それは引くわ…」
「んでその時写メ撮ったんだけどw見る?」
「一応見ておくわwww」
夕映「こ、小太郎さんっ!!お待たせしたです///」ハァハァ…
「お、夕映…早かったな」
つづく…
そのプレイはせっちゃんにやるべきだ!
(;´Д`)このちゃんハァハァ
>>245 「お久しぶりです、夕映さん」にこっ
「あ、ネ、ネギ先生…どーもごぶさたです///」
「なに頬赤くしとんねん。あとちょっとでこのかちゃんくるって」
「へ?あ、そうですか…」
このか「ふー、ふー…」
ネギ「あ、このかさん!めっちゃ早かったですねw」
小太郎「どーも、このかさん///(おぉぉぉ!!かわえーーー!やっぱええわぁ…)」
夕映「………」
このか「ネギ君?後で話あるから…水もらうえ…」
そう言いながらネギを無理やり奥に押し込んで座るこのか。
ネギ「小太郎君がこのかさんに会いたいってうるさいんですよ」
小太郎「あ、あぁー?お前そんなに言ってへんやんかー///」
このか「ふーん、何か用?コタ君」
小太郎「え?いや、用ってほどは…///」
このか「コタ君夕映と付き合っとるんやろ?それやのに用あるってウチなんかしたかなー思って」
小太郎「そ、それは…ふひひw」
ネギ「ちょっとこのかさーん…そんな冷たくしたらかわいそうですよー?」
ネギはこのかの胸に手を回し抱きしめる。
このか「ちょ、ネギ君…!ウチらもう別れたんやからそーゆうことやめてや!」
ネギ「まぁまぁwあーやっぱこのかさん最高だわ…胸も柔らかいし良い肉付きだし…」
このか「あぁーもうっ、離れてやぁ…!」ネギをひっぺがすこのか。
小太郎「えぇなぁ…俺も揉みたいなぁ…」
ネギ「やっぱり僕たちやり直しませんかぁ?」
このか「はぁ?何言うてるん…?」
小太郎「あはは!ネギフラれてやんのwていうか怒った顔もかっわいーー♪」
夕映「………(私は…本当に小太郎君と付き合っていると言えるのでしょうか…)」
ゆえカワイソス
こいつらはwww
>>213 暗闇に包まれつつある、賃貸マンションの一室。
残された者たちの、嗚咽が響く。
「グスッ、うぇっ、えぅっ……!」
「泣かないで、ゆえ……」
ネギが部屋を出て行った瞬間、とうとう堪えきれなくなった夕映の涙。
恥も外聞もなく泣きじゃくる彼女を、のどかがそっと抱きしめる。
そののどかの目にも、涙が浮かぶ。
「ごめんね、ゆえ……。私が、余計なこと、言ったから……」
「うぇっ、グスッ、い、いえ、のどかは間違ってないです。間違って、ないですが……グスッ」
のどかが指摘するまでもなく、夕映にも分かっていた。
ネギの心が、本当の意味では自分たちに向けられていないことくらい、とっくの昔に分かっていた。
分かっていて、しかし認めたくなかったのだ。
それでもネギが欲しかったのだ。独占したかったのだ。離したくなかったのだ。
だが、理性を重んじ、内省する力もある夕映が、いつまでもそんな自己欺瞞を続けられるはずもなく……。
遅かれ早かれ、こうなることは決まっていたのだ。
一方ののどかも……のどかは、独占欲の薄いタチである。自分自身の幸せへの執着も薄い。
ネギを愛すれど、いや愛すればこそ、彼を縛ることを望まない。
彼女が願うのは、愛する人の幸せのみ。涙を浮かべながら、彼女は祈りの言葉を捧げる。
「……ネギせんせーたち、幸せになれると、いいね……」
「……そうですね。障害は多いでしょうが、せめて、あの2人には……」
明日菜タカミチ結婚編 第5話 『約束』
暗い道を、明日菜が駆ける。麻帆良の街を駆ける。
新聞配達の時にもしない全力疾走。息を切らして、駆ける。
暗い道を、ネギが駆ける。麻帆良の街を駆ける。
『戦いの歌』も無意識のうちに駆使して、全力で走る。
そして2人が出くわしたのは、街灯に照らされた橋の上。
人気のない歩道の真ん中で、互いの姿を認めて足を止める。
荒い息をつきながら、互いの顔を見つめあう。
「ネギッ……!」
「アスナさんッ……!」
言葉を探す。互いに探す。結局出てきたのは、飾り気のない、ストレートな想い。
「ネギ……私、アンタのことが、好き。ひょっとしたら、最初っからずっと好きだったのかもしれない」
「僕は、アスナさんのことが、好きです。最初っから、ずっと好きでした」
「もう、高畑先生とも別れる。アンタが欲しいの!」
「ええ、僕ももう、誰にも遠慮しません。なんなら、タカミチと戦って、力づくで奪ったっていい!」
2人は荒い息をつきながら、1歩ずつ歩み寄って。
橋の真ん中で、がっしと抱き合った。力強く、抱き締めあった。
誰も居ない道、しかし誰かが居たとしても全く気にしない様子で、2人は互いの唇を貪りあった。
その夜、2人はそのままホテルに突進し、再び身体を重ねた。
最初の時のような、駆け引きも技術も何もない……しかし、想いだけが暴走したような。
獣のように、体力の続く限り、互いの存在を求めあった。
……翌日。
麻帆良学園都市の駅に、2人の姿があった。
再び旅立つネギ。それを見送る明日菜。
「じゃ……また、戻ってきますから」
「うん。待ってる。その間に、こっちも片付けておくわね」
旅立つネギの顔に迷いはなく、見送る明日菜の表情も明るい。
2人は、2人で過ごす未来のために約束を交わし、そのために一時の別れを受け入れる。
あの夜、ネギは明日菜に結婚を申し込み、明日菜もその申し出に頷いた。
けれど、話はそう簡単に行くものではない。
明日菜は既に既婚者で、ネギは職も肩書きもないNEETな放浪者である。
当人同士が納得しても、それだけでストレートに行くものではない。
「……あの人とは、ちゃんと離婚するわ。出張から帰ってきたら、話してみる」
「僕がタカミチと会って話す必要はありませんか?」
「いいわよ、きっと余計に拗れるだけだから。
元々、私からの告白で付き合いだしたわけだしね。自分で撒いた種だもの、自分で清算するわよ。
それよりアンタは、自分のこと考えなさい。
学校に行くことにしてもいいし、仕事を探してもいいけど、ともかく何か見つけなさい。
『偉大なる魔法使い』みたいな大きすぎる夢じゃなくて、とりあえず今取り掛かるような『何か』をね。
とにかく、それなりの立場とかが無いとさ、結婚するにも簡単じゃないわ」
「なら……一旦、イギリスに戻ってみます。お姉ちゃんとも相談したいですしね」
と、こんな会話がベッドで交わされて――かくして、ネギは再び麻帆良を去る。
プラットホームで、2人は再会を誓い合い、潤んだ目で見つめあって――
そしてネギ・スプリングフィールドは、多くの女性の涙を後に残し、海の向こうに去って行ったのだった。
……それから、一週間が経った。
ネギからの連絡は未だなく、明日菜はそして……
「あ、あのさ。ちょっと言いにくいんだけど、その……」
「ハッハッハ、アスナ君から誘ってくるなんて久しぶりだねぇ。ハッハッハ!」
「なッ、ちょッ、違……!」
「照れなくていいよ、ハッハッハ!」
……出張から帰ってきたタカミチに、離婚のことを言い出そうとしても。
言い出しにくい明日菜の言葉は歯切れが悪く、空気の読めないタカミチは全くデタラメに理解して。
別れを言い出すどころか、逆に押し倒されてしまう始末。
懸命に稚拙に腰を振る夫に、明日菜は失望の溜息を漏らしつつ、しかし拒めない。
うんざりするほど嫌なのに、そのことを上手く言い出せない。
ハキハキした印象のある明日菜だが、こと色恋関係となると急に身動き取れなくなる。
強く決意したつもりでも、誰かと約束したつもりでも……いざ、となると、躊躇ってしまう。
この辺、タカミチに恋しつつも行動に移せなかった中学時代と、全く同じである。
ましてや、ネギとの密通、そして自分から告白しての結婚、という二重の負い目があるこの状況では。
とてもではないが、明日菜の側から別れを口にすることができない。
モジモジと、何度も何度も言おうとして、しかし言い切ることができない。
対するタカミチもタカミチで、女性の気持ちなど全く読めない男だから、明日菜の意図が全く分からない。
例の空虚な笑いと何も考えて無いような楽観主義で、ただ笑っている。夫婦の危機に、気付かない。
「……というわけなのよー。あーもー、どーしたらいいのかなー」
『明日菜はホンマに昔っから変わらへんなァ。全く成長なしやで』
魔法バレとそれに続くゴタゴタの影響を受け、京都の父の下に移って魔法の修行をしている木乃香。
電話越しにあけすけな相談を持ちかけられ、しかしその木乃香も困るしかない。
『転移魔法使えばな、今すぐそっちに行くこともできるんやけど……
ウチが行ったかて、役に立てへんしなァ。せっちゃん連れてっても仕方あらへんし』
2週間。3週間。
時間だけが無為に過ぎて行く。仕事に追われる日常が続く。
ネギからの便りは未だ無く、明日菜はタカミチに未だに言い出せず。
そして……時間の経過は、さらなる深刻な問題を明日菜に突きつける。
「……まさか、ね……」
ネギが去って1ヶ月までは、そういって自分を誤魔化すこともできた。
というか、その可能性を本気で考えはしなかった。多少の遅れは珍しくもないわけだし。
しかし2ヶ月が過ぎる頃になると、本気で焦りを感じ始める。
「嘘でしょ?! ってか、どーすんのよ! 離婚もできてないし、ネギとも連絡取れないのに……!」
ついに3ヶ月。もう疑いはない。
相変わらずネギからの便りは無く、タカミチには別れを言い出せず、そして……
来るべきものが、来ない。
月に1度訪れるべきものが、来ない。こんなに遅れたことは、過去に一度もない。
明日菜は計算する。最後に来た日と、普段の周期とを考え合わせると……丁度、一致する。一致してしまう。
ネギを見送った前日、先のことも後のことも考えずに身体を貪りあった、あの日。
いや、それと前後して夫とも関係を持っているから、断言はし難いが……でも、タカミチは。
ネギと再会する前、タカミチとの間の子を欲していた頃に、医師から聞いた言葉が蘇る。
『奥さんの方には、何の異常も……』 『旦那さんも、一度検査を受けられては……』
「ネギ……私、どうしたらいいの……?! もう、私とネギ『だけ』のことじゃないよ、コレ……!」
明日菜は呻く。
己の下腹部、そうと思って見れば確かに僅かに膨らみだしたお腹を押さえ、深く思い悩む……!
NEXT → 第6話 『激情』
ハッピーエンドで終わると思われたがこんな展開とは…六話に超期待
ネギが超HAPPYでASS菜が不幸になるENDもヽ(`Д´)ノ!!!
やべぇこれハッピーエンドあるのかな…
明日菜が子どもと心中しそうだな
流れ読まずに…
木乃香「土とか、食ってみるか」
………………………………
ネギ 「何言ってんですか木乃香さん!?脳に蛆か何かでも沸いたんですか!?」
木乃香「いやなぁ〜うちにはなぁ、インパクトが足りない気がすんねん」
ネギ 「いや!だからって土を食べるとか意味の分からないインパクトはやめてください!!」
木乃香「せっちゃんに、愛される女になるには、それぐらいせんといかんねん」
ネギ 「だから土を食べても…って木乃香さん僕の奥さんですよ!?堂々と夫に不倫宣告ですか!!??」
木乃香「……」
ネギ 「何故黙るんですか!?」
木乃香「かゆい…」
ネギ 「……はい?」
木乃香「かゆい、身体がかゆいんや……」
ネギ 「えっ?かゆい?」
木乃香「かゆい……かゆい」
ネギ 「木乃香さん?」
木乃香「かゆ、うま」
かゆ(゚д゚)うま
>>245 >たまご
てっきり、刹那が生んだ卵を人質にしているのかと。
264 :
マロン名無しさん:2006/10/09(月) 23:55:00 ID:??? BE:1219039889-2BP(0)
たまごでいじめスレを思い出した俺はどーみても(ry
ネギ「本当、鈴音さんは料理も上手だしキュートだし最高の妻です」
超「そんなに誉めても何も出ないヨ///」
でるとしたら愛液くらいですよ
270 :
マロン名無しさん:2006/10/10(火) 21:59:18 ID:??? BE:406346483-2BP(0)
>>202 星空の下で花火を嗜む七人…
ネギ「いやー、花火は良いですねー。まさに日本の風流ですよ!」
龍宮「ロケット花火じゃないと気分は出ないがな。」
ネギ「いやいや、この線香花火の儚さがまた良いんですよ…」
楓「ほー、ネギ坊主もそんなことを考える年になったでござるか…」
ネギ「当たり前ですよ!僕はもう大人で…あつっ!!」
明日菜「あーもうむきになるからよ!ほら、水で冷やしなさい…。」
ネギは慌ててバケツの水に手を入れようとする。
ネギ「は、はいっ!ってうわぁ!」バッシャッ!
あやか「だ、大丈夫ですか?」
刹那「あ〜あ、ビショビショですね。」
明日菜「もう、ほんと慌て者なんだから…ほらタオル!」
楓「ネギ坊主もまだまだ心は子供でござったなー」
一同「ハハハハハハハ!」
ネギ「はは…(ック…)」
あやか「(ネギ先生…)」
続く…
>>270 刹那「…ふー、楽しかったね」
真名「ロケット花火(´・ω・)…」
ネギ「(僕はもう大人だっての…)ふぅ…っと、ごめんなさいっ」
あやか「きゃっ…あ、いえ…こちらこそ…///」
顔を拭きながら歩いたため、傍にいたあやかにぶつかってしまった。
ネギ「(…なんだろ…このドキドキ感…)あ、花火の後片付けなら僕が…」
あやか「そ、そんな…ネギ先生はログハウスに戻っててもよろしいですわよ…?」
ネギ「じ、じゃあ一緒に捨てに行きましょうか…///」
後ろめたさからか、ちらりと明日菜の方を見たが、どうやら気付いてないらしい。
あやか「えぇ…(ネギ先生の方から誘っていただけるなんて…)///」
―ゴミ捨て場
あやか「…その、明日菜さんとは順調ですか?」
ネギ「……はい」
あやか「…?んぅ……はぁー…空気がおいしいですわねー///」
ネギ「ふふ、ここ、ゴミ捨て場ですよぉ?あははは」
あやか「へ?あ、そ、そーでしたわ///私ったら…ホホホ」
ネギ「(うぅ…かわいい…)あやかさん…」
>>272 ネギ「…」
あやか「あ…(先生…凛々しいお顔…)」
ネギ「?なんですか?」
あやか「あ!い、いえ…その…」
ネギ「?」
あやか「(もう我慢できませんわ…!)私…私、ネギ先生のことが!」
ネギ「…」
あやかの言葉を聞いたとたん、顔を暗くするネギ。
ネギ「僕のことが好き、ですか?」
あやか「え…え…?せ、先生?」
ネギ「あやかさんは僕が子供だから好きなんでしょう!?」
あやか「え…」
ネギ「そうだ!いつもそうだ!子供の頃からみんなして子ども扱い!
挙句の果てには教え子にすら餓鬼扱いされる始末!お前らとは頭の出来が天と地ほども違うってのに!
俺のことを知ってる奴らはみんな子供扱いだ!それでも年齢的にも言われて仕方ないと思って耐えてきたのによぉ…!
大人になっても餓鬼扱いされたら溜まったもんじゃねぇ!サウザンドマスターの子供だからってよぉ!!ちくしょー」
最後の方は少し意味が違うが、これまで並みの大人以上に努力したにもかかわらず、いつまでも子ども扱いしてくる周りの環境にストレスが溜まっていたようだ。
普段遊ぶ時期にトレーニングばかりして、精神的にも肉体的にも無理をし過ぎた影響で大人になることに拘っていたせいかもしれない。
あやか「…」
激情して吼えるネギにあやかは唖然としていた。
ネギ「はぁ…はぁ…!あやかサン…あなたもそうでしょう…?僕をあなたの死んだ弟と投影してるんだッ!!!」
>>273 あやかは何も言えず、ただ俯いて立ちすくんでいた。
完全に図星というわけではなかったが、心のどこかで思っていたことだったので堂々と否定出来なかった。
ネギ「…ほら、やっぱりそうだ…。…そうですよね僕は。いつまでたってもみんな僕に対する待遇を変えてくれないんだっ!!」
あやか「せ、先生私h」
ネギ「なら…こうするしかないですねぇ!」
ネギの表情が突然邪悪な顔に変わり、あやかにのしかかる。
あやか「先生!?何を!!?」
ネギ「ククク…大人の関係ですよ…大人にしか出来ないことをやってるんです!!」
ネギはあやかの服を剥ぎ取り襲い掛かった。
あやかは涙を浮かべながらも抵抗せずネギに身を任せた。
ネギは「もう僕は一人前だぁ」などと吠えながらあやかを犯していた…。
─一時間後…帰りが遅いので探しに来た明日菜たちに二人はいつものように、何事もなかったように対応した。
あやかは暗い表情で俯いていた。が、心はどこか満たされていた。
そしてネギは不敵な笑みを浮かべある野望を決意した。
ネギ「(このまま…3-Aの糞女共にも思い知らせてやるよ…体にな!!フヒヒヒヒヒョヒョヒョ!!)」
こうして女を貪るセックスマシーンネギが誕生した。
作者同じ人?
違います
>>274 「はっ!…夢か…。そういえば、そんな理由からだったな…。」
目覚めたネギ。夢で過去を回想し感傷に浸る。
そして、ふと周りを見回してみると、いつもの自分の寝室とは違う白色で覆われた風景が目に入った。
ネギ「…ここは病院か?なんで俺はこんなとこに?」
そう言いながらネギは起き上がろうとするが、腹に痛みが走り顔を歪める。
ネギ「っつ!いてぇ…。そうか…小太郎の野郎め…思いっきりやってくれちゃって…後でぶっ殺してやる!!!」
腹の痛みで自分がここにいる原因を思い出したネギ。痛さを怒りに変え燃える。
ネギ「こうしちゃいられねぇ!とりあえず小太郎をヌッコロして、次のターゲットちゃんを…あだだだだ!」
勢い良く起き上がるが、怒りに走りすぎて痛みを忘れていたため、痛みがぶり返した。
ネギ「ック!俺はこんなとこで倒れちゃいけねぇ…俺の元教え子共を全員俺の性奴隷にするまでは!」
目的が変わっているが(同じようなもんだが)何故か根性を見せるネギ。
??「あー!あかんでー!そんなに動いちゃ。大怪我なんやから!!」
ネギ「!?」
声がする方に振り返るネギ。声の主は病室の入り口に立ってネギの方へ近づこうとしていた。
ネギ「お、お前は…」
亜子「あ…」
続く
>>279 てか刹那はたつみーに恨みでもあんのか?wwww
夕映「ネギ先生、何を飲んでいるのですか?」
ネギ「え〜と…」
夕映「こ、これは超神水!?」
ネギ「夕映さん…良くこんなもの飲めますね…うっぷ」
夕映「だったら何故飲んでいるのですか。」
ネギ「その…夕映さんのこと…もっと知りたいと思って…」
夕映「えっ」
>>282 夕映「そうだったんですか…。…嬉しいです///」
ネギ「えへへ…」
夕映「そういうことなら是非他のジュースも。」
ネギ「え」
夕映「トマトみるくに、抹茶コーラ。私のお勧めはこのアサリオレンジです。」
ネギ「…」
マギステル・マギの修行を終え、成人を迎えたネギが結婚した相手はなんと美砂だった。
意外な組み合わせに明日菜たちネギパーティは驚天動地だったが、結婚してから二人はうまくやっていた。
しかし、そんな幸せも長くは続かなかった…
美砂「ネギくーん、この服かって見たんだけど、どう?似合う?」
ネギ「はい…似合ってますよ。」
買ったばかりの服を着てみてネギに見せる上機嫌の美砂。
それに対してネギは素っ気無く返答したが、美砂は気付く様子も無く喜ぶ。
美砂「やったー。まだ高校生って言ってもイケルかな?w」
ネギ「あの、美砂さん。話があるんですけど。」
突然真剣な声色に変えるネギ。その一言で空気は変わったが、美砂は何の気もなく服を触りながら答える。
美砂「ん〜?」
ネギ「僕たち…離婚しませんか。」
美砂「え…」
その瞬間美砂の動作が静止した。聞き間違いかも、とネギの方を向くもネギの顔付きからやっとその場の空気を認識する。
ネギ「…」
美砂「な、なんて言ったの?もう一度…」
ネギ「離婚、しましょう。と言ったんです。」
冗談という期待を込めて聞き返すが、最後まで言い終える前にネギはピシャッと言い放つ。
美砂「な、なんで…何かあったの?」
ネギ「…」
ネギは顔を逸らし黙する。それを見た美砂は激しく動揺した。
美砂「どうして!?私何かした?…理由を教えてよ!」
ネギの肩を掴み問い詰めるがネギは美砂の手を振り払い、言い捨てた。
ネギ「触らないでください…」
美砂「な、なんで…」
美砂は涙を零し膝を付く。ネギはそれを冷たい目で見下ろしていた。
ワッフルワッフル
続きまだ〜?
>>284 美砂「ねぇ、ちゃんと理由を言ってよ!嫌な事したなら謝るから!」
美砂はネギにしがみ付き涙で顔を濡らしながら言う。
だが、その悲痛な行動をする美砂にネギは冷酷に、軽蔑して言った。
ネギ「…自分の胸に聞いてみたらどうです?」
美砂「え…」
追い討ちを掛けるように更にネギは言葉を続ける。
ネギ「僕はあなたのしたことを黙って許せるほど寛大じゃあないんです。」
美砂「……」
美砂は俯き何も言わなかった。
ネギ「…。3日ほど一人になって頭を冷やして良く考えてみたらどうです?僕はホテルにでも泊まりますから。」
ネギは美砂に踵を返し、玄関から外へと出ていった。
美砂「あ…待っ…」
美砂はネギを追いかけようとしたが、戸惑ってしまいできなかった。
浮気だな!?
使い込みじゃね?
美砂は魔法バレでオコジョ化
なんで夕映は超神水飲んでも死なないんだ?普通は死ぬだろ
夕映「(いつかはネギ先生の小便を…)」
夕映キモッ
>>256 神楽坂明日菜は、天涯孤独の身である。
親を知らない。名も顔も知らない。もちろん兄弟姉妹も居ない。
少なくとも彼女自身が知る限りでは、明日菜はタカミチに保護された孤児。それ以前の過去はない。
幸い、タカミチや学園長といった保護者に恵まれ、友人に恵まれ、孤独を感じることはなかったが……
それでも、彼女はどこかで憧れていたのだ。
血の繋がった家族というものに。血を分けた家族というものに。
そういったものを持たない自分の運命を恨んだり、持っている他の人々に嫉妬したりはしなかったが。
純粋に、真っ直ぐに、彼女は憧れた。寸分の陰も持たずに、憧れた。
学園祭2日目夜、親友の雪広あやかが漏らした家族の話にも、彼女は何の負の感情も抱かなかった。
ただ、本当にいいな、と素直に思ったのだ。
そんな彼女だから……結婚した後、自分の子供を望んだのは、自然な成り行きだっただろう。
初めてできる、「血を分けた家族」。本当の家族。
タカミチとの関係が退屈なものになっても、結婚生活を維持してきたのは、まさにこのためだ。
しかしどうやらタカミチには生殖能力が無い……行為はできても、結果を出すことができないらしく。
それが判明した矢先の、ネギとの密通。そして。
いや、別に明日菜は、この結果を願って関係を持ったわけでは、無かったのだが。
「……この子は、守らなきゃ。私の、初めての『家族』だもん……!」
明日菜は己の下腹部を押さえ、1人誓う。
そこに息づく小さな命に、切ない誓いを立てる……。
明日菜タカミチ結婚編 第6話 『激情』
……そして明日菜がそのことを言い出せたのは、ネギが去ってから4ヶ月が過ぎようという頃だった。
大事な話がある、と切り出した明日菜は、まるで状況を理解してない顔のタカミチの前で、呟いた。
「……その、ね……。ここしばらく、生理が来てないの。……できちゃった、みたい」
最初に口にできたのは、しかしネギとの関係でも、離婚のことでもなく。
己の体調についてのことだった。
夫婦という距離ならそろそろ気付かれてもおかしくない、身体の変化。
ちょっと太った、と誤魔化すのにはそろそろ限界が出てくる。それを先回りしての言葉だった。
……いや、鈍感なタカミチは、それでもしばらく気付かなかったのかもしれなかったが。
ともかく、明日菜が最初に告げたのは、妊娠の事実。
そして、それを聞かされたタカミチは……
「…………! どういう、ことだッ……!?」
ギロリと、睨んだ。
いつも温和に微笑む彼には珍しい、真剣な眼差し。
普段は夫婦間の空気の読めない彼なのに、勘違いして喜ぶこともなく。
彼は殺気すら滲ませて、明日菜を睨む。
「……誰の子だ?! 僕の子のはずはない。一体、誰と……!」
「し、知ってたの!?」
怒りの篭ったタカミチの言葉に、思わず明日菜は口走る。
そう、タカミチ・T・高畑は、己が子を成すことのできぬ身体であることを、既に知っていたのだ。
それを知っていながら明日菜に語っていないあたり、相当な神経の太さではあるが。
そしてタカミチは、明日菜の口走った言葉に、さらに怒りをつのらせる。
「『知ってたの』だと!? つまり君は、僕の身体のことを知っていたわけだね!? 医者でも行ったか?」
「あ……う……!」
「知っていながら――知っていながら、のうのうと、『できちゃったみたい』と来たか!
アッハッハ、これはお笑いだ! カッコウのように、僕に他人の子を養わせるつもりだったか!」
「ち、違ッ、そんなつもりは……!」
笑いつつも目の笑っていないタカミチに、慌てて明日菜は弁解しようとする。
そんなつもりは欠片もなかった。ネギの子をタカミチの子と偽って育てよう、などという考えは。
明日菜はそこまでズルくはない。そこまで頭も回らない。
だが、タカミチは。
パン。パパパン。
いつの間に構えていたのか、その両手はポケットの中。
問答無用とばかりに、空気が切り裂かれる音が響く。腕が動く影すら見えない。
超高速の、居合い拳。明日菜の顔が見えない拳圧に打たれ、吹き飛ばされる。
「うあッ……!」
「……全く。魔法界の政変で血筋が『使えなく』なった上に、こんな仕打ちか。
これならまだ、麻帆良の魔法使いたちを見捨てずにいた方が良かったかな。
連中もトコトン使えない奴らばかりだったけれど、少なくとも裏切りはしなかったからね」
「な……!?」
「君は――僕を本気で怒らせた。これはめったにないことだよ。
自慢していい―― 地 獄 の 鬼 た ち 相 手 に ね 」
左手に魔力。右手に気。……『合成』。
明日菜ですら見たことのないほど濃密な、『咸卦法』の気。
タカミチの顔が、憎悪に歪む。彼の怒りをストレートに現したかのような、凄まじいパワー。
「ちょっ、ま、待って……!」
「……五月蝿いッ!」
轟。
明日菜も慌てて左右の手に魔力と気を集め、咸卦法で身を守ろうとするが……間に合わない。
合成が間に合わず、咸卦法なき生身の身体に、豪殺居合い拳が襲い掛かる。
咄嗟に身を丸めた明日菜の身体が、吹き飛ばされる。
ダイニングの大きなテーブルを破壊しなおも勢い止まらず、思いっきり壁に叩きつけられる。
タカミチのように温和な男が――正確には、「温和な態度を必死に装っている」ような男が、本当に怒った時。
その行為は、しばしば常識の範疇から飛び出してしまう。
無意識のうちに己の感情の暴走を恐れているからこその、温和そうなポーズ。自己暗示による安全装置。
それが崩れた時、彼を止めるものは何も無い。
今までも夫婦喧嘩で豪殺居合い拳を振るうことはあったが、最低限の手加減はあった。
明日菜が咸卦法で身を守るのを待つ余裕があったし、何よりタカミチから先制攻撃したことはない。
あくまで先に明日菜が手を出してから、それを受けた反撃として、叩きのめしていた。
しかしもはや今のタカミチに、そんな気遣いはない。暴力を「楽しむ」遊び心も残っていない。
本気で、明日菜を殺さんばかりの勢いで、拳を振るう。
口から血を垂らしつつ、壁からズルズルと崩れ落ちる明日菜の身体。
……それでも、明日菜は意識を失っていなかった。必死で意識を繋ぎとめていた。
おそらく何箇所も骨折しているであろう身体で、それでもなお、必死で身を守ろうとしていた。
「お、お願い……お腹だけは、お腹だけは叩かないで……」
「……! この期に及んでッ……!」
蚊の鳴くような、力ない明日菜の懇願。
それは逆に、火に油を注いでしまったようなもの。
動けぬ明日菜に、タカミチはさらに拳を振るう。豪殺居合い拳を振るう。
意識して腹を狙い、ガードしようとする腕の上からお構いなく叩く。
一発。二発。三発……。
単発でも十分な殺傷力のある豪殺居合い拳の連打の前に、成す術もなく叩き伏せられ。
そして明日菜の意識は、闇に沈んだ。
――最初に目に飛び込んで来たのは、白い天井。
混乱した頭のまま、彼女は周囲を見回す。
白いベッド。清潔なシーツ。単調な音を刻む医療機器。そして……
「……あ、目ェ覚めたん? どっか痛いとこあらへん?」
枕元に座り、明日菜の顔を覗きこんでいたのは。
京都に居るはずの、近衛木乃香だった。
ベッドから遠い壁際には、今でも木乃香の護衛役をしている刹那の姿もある。
状況が理解できない明日菜は、そして木乃香からこれまでの経緯を聞かされた。
あの日、明日菜から相談を受けた木乃香は、やはり明日菜のことが心配になったのだ。
そこで、木乃香と共に京都に戻っていた刹那に頼み込み、式神を派遣してもらうことにした。
高畑家の様子を、こっそり陰から窺い続けていた『ちび刹那』。
何かあれば『本体』に連絡を……というつもりで派遣されていたのだが。
長期に渡る動きのない展開に、バカで頭の弱い独立タイプの『ちび刹那』は、すっかり飽きてしまっていた。
いつしか彼女は己の任務を真面目にこなさなくなり、明日菜から目を離す時間が長くなり、そして……
タカミチが豪殺居合い拳を振るったあの時、居眠りしていた『ちび刹那』は、その轟音でようやく異変を知った。
『本体』に異変を知らせるのが、かなり遅れてしまっていた。
そうして明日菜の異変を知った刹那は、すぐさま木乃香にその事実を伝えて。
木乃香は練習していた転移魔法を用い、刹那と共に、京都から一跳びに跳躍してきた。
魔法の修行を始めて5年、技術的にはまだまだ未熟だが、魔力だけなら東洋随一の力を誇る彼女。
彼女はすぐさま、瀕死の重傷を負っていた明日菜の身体を治療して。
念のため、こうして麻帆良の病院に収容し、各種の検査を受けさせて。
傷は癒えても目を覚まさない明日菜を、こうして今まで看病していたのだった。
「……そっか。ありがとね、木乃香。助かったわ」
「あんな……明日菜。落ち着いて、聞いて欲しいんやけどな……」
一連の話を聞いて、礼を言う明日菜に、木乃香は浮かない顔で。
厳しい表情を崩さない刹那と一度視線を合わせ、頷きあう。
何やら覚悟を決めて、言葉を切り出す。
言いたくはない、しかし言わねばならない残酷な事実を、親友に。
「明日菜はまだ、ええんやけどな。その……赤ちゃんの方は、な……」
近衛木乃香の力は、絶大だ。世界でも指折りの力を持つ治癒術師だ。
ボロ雑巾のようになり、死に掛けていた明日菜を、傷痕ひとつ残さず治すことができた。
ただし……そんな彼女にも、できないことはある。
彼女だけではない、どんな魔法使いにもできないことがある。
それは、死者の復活。
生と死の境界を踏み越えてしまった者を、この世に呼び戻すことはできない。
これはどんな大魔法使いにも覆しようのない、大原則。
そしてこの大原則は、母胎の中の、未だ産声すら挙げてない小さな生命に対しても、例外はなく……
病院の窓の外で、雨が降り始める。
灰色の空の下、しとしとと降り始めた雨はすぐに土砂降りになり、アスファルトの上で大きな音を立てる。
並んだ病室の窓の中、明日菜たちの叫びも嘆きも悲しみも、全て雨の音に掻き消されて――
雨の降り続ける麻帆良学園都市は、いつしか夜の闇に包まれていた。
いつの間に病院を抜け出していたのか、明日菜自身も覚えていない。
気がつけば、雨に濡れながら、街の中を彷徨っていた。傘も差さずに、裸足で歩いていた。
通る者もない人気のない街を、たった1人、歩いていた。
と――そんな明日菜の前方、街灯の下に傘を差した1人の人影。
彼は思わぬ所での出合いに驚いた様子だったが、すぐに明日菜の所に駆けてきて。
「アスナさん! なんでこんな所に!? こんなに濡れて、風邪引いちゃいますよ!?」
「……ネギ?」
「でも良かった、僕ちょうど明日菜さんの所に行こうと思ってたんですよ。
喜んで下さいアスナさん、仕事見つけてきたんですよ! それも日本でできる仕事を!
イギリスまで戻った甲斐がありました、これで僕らも…………!?」
それは、他ならぬネギ・スプリングフィールド。連絡すら入れず、数ヶ月ぶりにふらりと帰ってきた青年。
明日菜の異常にも気が付かず、ネギは傘を差し出しながら明るく報告する。
そんな彼の言葉は、突然抱きついてきた明日菜によって、途中で断ち切られて。
持っていた傘が、手を離れてフワリと舞う。2人を平等に、冷たい雨が打つ。
「あ……アスナ、さん? ど、どうしたんです?!」
「ごめん、ネギ……。
ネギの赤ちゃん、守れなかった……。私、守れなかったよ……!」
ネギに抱きついたまま、そして明日菜は大声で泣き始める。
木乃香にその事実を告げられてから、実に初めて流すことのできた、熱い涙。
最初は呆然と、事態を飲み込めずにいたネギは……やがて、状況を理解すると。
雨に打たれたまま、明日菜をギュッと抱きしめて。強い意志の篭った目で虚空を見上げた。
普段は誰かを憎んだり恨んだりはしないネギ、その彼の瞳に、確かに激情が宿っていて……!
NEXT → 第7話 『決闘』
ヽ(`Д´)ノ!!!
バトルクル━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!?
明日菜の赤ちゃんがかゆ、うまと言って蘇るキボン
明日菜…このビッチが!
もう原作のタカミチが普通に見られなくなってきた。
タカミチマジ外道。
だから本編では押さえていたんだよ。「自分は愛される資格はない」って自覚してたし。
でもこの話の第一話でタガを外しちゃったからねぇ。
小太郎の声優は田中真弓がいいな・・・でネギは野沢さんに
小太郎「ネギィィィィィ!!」『ボン!!』
ネギ 「小太郎の事かぁ――!!!!」的な
ゆーな新婚まだー?
>>287 ─ネギが出て行った。
その後美砂は茫然自失になり、何かをすることもなく椅子に座っていた。
美砂「…」
静まり返る室内。それによって美砂は孤独感を味わっていた。
プルルルルルル
急に携帯の着信音が鳴る。美砂はそれに少し驚き、携帯のほうへ目を向ける。
─一方ネギは小太郎の家の玄関の前に来ていた。
小太郎「なんや、ネギ。久しぶりやん。何か用か?」
ネギはホテルではなく小太郎の家を宿泊場所として選んだようだ。
両者にとって同い年で同姓の、唯一心を許せる友達、もといライバル。
ネギ「…三日ほど泊めてもらえないかな?」
小太郎「ん〜…別にええで。」
小太郎はなにやら訳ありと悟りネギを快く部屋に迎え入れた。
ネギ「はぁー…女なんか…」
小太郎「なんや珍しく荒れとるなー。よっしゃ!朝まで付きおうたるでー。」
二人は酒も入り愚痴や叫びなどを交えたストレス解消の語らいを始めていた。
ネギ「ったく…僕は大切にしてたってのに美砂さんは…」
小太郎「わかるでー。俺も千鶴姉ちゃんがいつまでも子ども扱いしてきてなー…
ろくに彼女も作れへんのや!!ちくしょー…」
そうか、美砂が非処女だったことに腹を立てたんだな!
なわけねーか
赤松はネギま11巻の読者投稿の夏美がケロロ軍曹のパロディだと気付いてないと思われ
ネギ「夏美さんのご実家に行くなんて、とても楽しみです!」
夏美「でも、なんにもない平凡な家だよ?」
ネギ「またまた〜」
夏美「?」
二人は夏美の実家に着いた。
ちなみにネギは結婚の報告を式場であるホテルで夏美の両親に伝えた為、実家に行くのはこれが初めてだった。
ネギ「あ!お庭だ!やっぱ伍長のテントはボクには見えないんですね。凄いなーアンチバリアは」
夏美「さっきから何を言ってるの?」
ネギ「弟さんはボクの年上になりますよね?仲良くできるといいなぁ」
夏美「・・・小太郎君?それならもう仲良しじゃん!」
ネギ「いいえ。あんなバター犬太郎なんて知りません。冬樹君の事ですよ!」
夏親「??」
夏美「あ。あーネギ君!私の部屋に行こう!(何かヘン!2人だけで話さなきゃ!!)」
ネギ「え?ええまあいいですけど。2階ですね。行きましょう」
夏美「(ナゼ知って・・・)今日のネギ君なんかヘンだよ?どうしちゃったの?そんなに緊張して。私の親には会ったし・・・部屋にはちづ姉もいないよw
」
ネギ「いや〜これからケロロ軍曹にお会いできるとは、夏美さんのご両親に会うより緊張します!大ファンなんです。コミック全部持ってますよ?」
夏美「ケロロぐんs・・・あのマンガね!?」
ネギ「夏美さん例のパワードスーツはケロン軍の最高技術の結晶です軍曹たちに返して上げて下さい」
「いつも軍曹に暴力を振るっちゃいけませんよ」
「軍曹はケロン軍の英雄であります」
「ボクはケロろ小隊に入隊して地球侵略のお手伝いをしたいんです」
「ケロロ軍曹はペコポン人は物を破壊することでしか勝敗をつけようとしないと言われました」
「ボクも悲しいかなその通りだとオモイますです」
「だからケロン軍による平和的な侵略によって地球人類をやりなおさせ
夏美「ネギ君が二次元と三次元の区別がつかない人になってる・・・しかも侵略だなんて物騒な言葉を・・・こりゃ離婚ね」
ネギ「ブツブツクルル曹長・・・応答せよ応答せよ・・・タママ二等兵、西澤邸の様子はどうか・・・ブツブツ」
>249の続きまだー?
W「ご注文は…?」
このか「……」
ネギ「あ、僕おごるwミートソース一つ!」もみっ!
このか「いちいち胸揉まんでやっ、それに勝手に注文せんといてくれる?」
ネギ「だからおごりですってw」ぐいっぱちん!
このか「コラ、ブラ引っ張るなて!」
W「は、ハハ…(めちゃいじられてるwか、かわいい…萌へ〜ウヘヘ///)」
小太郎「あははは!マジかわええなーwええなー…」しみじみ…
夕映「………」
W「そちらのお客様は…?」
夕映「…!!え、えと…私は……」
小太郎「あぁ、お前はハンバーグでええやろ、てかバーグ?」
夕映「は、はい…」
小太郎「もちろん"自腹"、やで」
夕映「…はい」
このか「…コタ君?アンタ夕映の彼氏ちゃうん?」
小太郎「え?そーやけど?それがどした?」
このか「勝手に注文してそれも自腹て…アンタ夕映のなんなん?」
小太郎「夕映がええ言うてるんだからええねんて。な?夕映?」
夕映「ぇ…と…はい…です…」
つづく…
性格変わり杉
ネギコタに一体何があったんだw
つかここのネギ頭悪いの多いな
せっちゃんが幸せになれそうなはないの
鬼嫁は結構幸せそうだぞ
ネギが馬鹿だけど
あれは夫婦そろって別人
>>315 女を垂らしこむと性にばかり栄養が行って頭には行かなくなるのだろうw
>>300 降り出した雨は、長雨になった。
どんより垂れ込めた空の下、麻帆良学園の中心・世界樹前広場にも、歩いている人影はない。。
……いや、しかし天気のことを差し引いても、この時間帯にこの人気の無さは普通ではない。
昼間だというのに、全くの無人。
「……人払いの結界、か。用意周到なことだな」
1人の男が、傘の下で呟く。
タカミチ・T・高畑。白いスーツに身を包んだ彼の顔には、しかし普段の笑みはなく。
ゆっくりと歩みを進めて、やがて巨大な階段の前に出る。
階段の中ほど、広い踊り場には、1人の青年の姿。
着ているスーツが濡れるのも構わず、傘も差さずにタカミチを見下ろしている。
「お久しぶりです、タカミチ。再会を喜ぶ気は、起きませんが」
「ネギ君、君だったのか。『果たし状』とは、なかなか古風な手口だね。
だが――僕も君を許す気はないよ。よくも裏切ってくれたものだ」
男2人の間に、冷たい火花が散る。
タカミチは一歩階段を上りかけて――はッと何かに気づいて、周囲を見回す。
「――誰だ!? 隠れてないで、出て来い! 潜んでいるのは、分かっているぞ!」
厳しい表情で、大声を上げるタカミチ。彼の呼びかけに応え、彼らはゆっくりと姿を現す。
刀子がいる。神多羅木がいる。弐集院がいる。シャークティがいる。ガンドルフィーニがいる。
瀬流彦。教授。高音・D・グッドマン。佐倉愛衣。ナツメグ。ココネ。春日美空。
そして、タカミチが名前すら覚えていないような、元・魔法先生や元・魔法生徒たち。
彼らはネギと共に、ゆっくりとタカミチを包囲するように、雨の中に姿を現す……
明日菜タカミチ結婚編 第7話 『決闘』
「『決闘』と見せかけて、集団で袋叩きか。大した策だな、ネギ君?」
「彼らは、僕と貴方の『決闘』の『立会人』です。
貴方から手出しをしない限り、あるいは逃げ出そうとしない限り、『決着』が着くまで彼らは何もしませんよ」
傘を投げ捨て、ポケットハンドで身構えるタカミチに、ネギは淡々と告げる。
流石にこの数の相手とまともに戦えば、タカミチといえども勝利するのは簡単ではない。
簡単ではないが――しかし、包囲の弱いところを破って、逃げ出すことは不可能ではあるまい。
タカミチはしばし思案する。
周囲の魔法使いたちは、微妙に殺気を孕んだ視線で、タカミチを睨んでいる。
ネギは「立会人」と言ったが、果たして本当に中立の立場の立会人と言えるだろうか。
人間の作った輪を決闘のリングとする、ランバージャックデスマッチ。完全決着を目指す決闘法の1つ。
……結局のところ、逃げ出さずに階段を上ることを選択したのは。
目の前のネギへの怒り、それが勝ったのだ。妻を誑かした間男への怒りが勝ったのだ。
周囲の魔法使いは、何人か手強い者も居るが、しかし大した脅威ではない。手の内も分かっている。
彼らがあくまでネギとタカミチの決闘、という形をとるのならば、そのネギを叩きのめして見せればいい。
決して個人の戦闘力があるとは言えない魔法使いたちは、自然と萎縮するはずだ。
だがそういった計算よりも何よりも、ネギへの怒りが、タカミチの足を前に進めていた。
ネギがタカミチを憎むように、タカミチもまた、ネギを憎んでいるのだ。
「5年前の武道会の時のように行くとは、思わないことだな。今回は僕も、最初から本気で行かせてもらう」
「そちらこそ、僕を10歳の子供のままだと思わない方がいいですよ。
何より貴方は、言ってみれば『サムソン』なのですから」
交わす言葉にも、敵意が篭る。
ネギの口にした聖人の名に首を傾げつつも、咸卦法を練るタカミチ。
彼を待ちうけながら、『戦いの歌』を発動するネギ。
人間の壁となって輪を作る魔法使いたちも、巻き添えや流れ弾に備えて魔法障壁を展開して。
降り続ける雨の中、間合いに入った2人は、大地を蹴って……
激しい戦いが、始まった。
「ハッハッハ! さっきまでの威勢はどうしたね、ネギ君!?」
「……ッ!」
笑いながら、タカミチは拳を振るう。容赦なく振るう。
一発一発が、石畳を割り巨大なクレーターを作り出す豪殺居合い拳。
その連打を前に、ネギはひたすらにかわし続ける。
タカミチも当面「自称立会人」の魔法使いたちを巻き込まないよう、使っているのは打ち下ろしのみ。
2人が動ける範囲も、魔法使いたちの「人間の壁」によって一定の広さに限られる。
つまり5年前の武道会と、条件はほとんど同じではあったのだが。
やはりこの技、威力と効果範囲が尋常ではない。
成長したネギは運動能力も魔力も向上していたが、それだけではこの格差を覆せない。
ただ、逃げる。以前より切れ味の増した瞬動術を駆使して、逃げ続ける。
時折「風花・風障壁」でのブロックを織り交ぜながら、ただただ逃げ続ける。
対するタカミチも、同じく瞬動術で追いかけながら、内心焦りを感じはじめていた。
一見したところ、一方的にタカミチが攻め立てる展開。
しかしこの展開は、ネギにだって容易に想像できたはず。
あの聡いネギが、いくら怒りに燃えていたからと言って、何も用意してないのはおかしい。
何かあるはずだ。何か策を隠しているはずだ。
調子に乗って攻め続けていけば、何か手痛いしっぺ返しを喰らうような、そんな落とし穴が、きっと……。
……攻撃しつつ考え込んでいたタカミチは、そしてわずかな判断ミスをする。
逃げるネギの先回りをしようと、瞬動術で大地を蹴ったタカミチは……「人間の壁」に、近づき過ぎてしまった。
その動きを見て、雨に打たれながら待っていた魔法使いたちが、素早く呪文の詠唱を始める。
決闘からの逃亡を試みた、と見做されたのか? タカミチは慌てて戦場中央の方に飛びのく。
だがタカミチが逃げても、一旦発動された魔法は止まらない。
愛衣の振るった箒から、瀬流彦の突き出した長い杖から、指を鳴らした神多羅木の指先から。
それぞれ放たれた魔力が風を起こし、タカミチが一瞬前までいた空間を吹き抜ける。
風が僅かにタカミチのスーツの袖に触れ、布地を花びらに変えて千切り取る――
「な――ぶ、『武装解除』だと!?」
てっきり『魔法の射手』でも飛んでくると思っていたタカミチは、思わぬ魔法の選択に、驚きの声を上げる。
『武装解除(エクサルマティオー)』。魔法使いにとっては、基本の術の1つ。
相手の持ち物を吹き飛ばし破壊し、文字通り武装を奪うため「だけ」の魔法。
杖を手にしているネギならともかく、拳のみを武器とするタカミチには、本来意味がないはずの魔法だ。
意味がないはず、なのだが……
「いや、まさか……!?」
タカミチの顔が、蒼ざめる。
周囲を見回せば、魔法使いたちは一様に厳しい表情で、感情を押し殺している様子だが。
その目が、僅かに笑っている。「してやったり」という歪んだ喜びが、僅かに滲んでいる。
まさか、こいつら……知っているのか?! 知られてはならぬ「あのこと」を、知っているのか!?
「どっちを見ているんですか?」
「!!」
魔法使いたちに気を取られた隙に、タカミチの背後を取ったネギ。
彼はタカミチに立て直すヒマも与えず、光を纏った渾身の拳を突き出す。
魔法の射手・集束・光の3矢、桜華崩拳。
トラックにはねられたように吹き飛んだタカミチが、雨に濡れた石畳の上を滑っていって止まったのは……
魔法使いたちの、人垣のすぐ傍。越えてはならないラインの、すぐ傍。先ほどと同じ位置。
慌てて立ち上がろうとする彼に、「立会人」たちの手元から無数の魔法が放たれ、襲い掛かる。
『武装解除』。『武装解除』。『風花・武装解除』。『氷結・武装解除』。『全体・武装解除』……。
魔力ある風の奔流が過ぎ去った時、そこにあったのは。
仲間の『武装解除』の余波で、服と装備の一部を飛ばされてしまった何人かの魔法使いの姿と。
あまりの集中砲火に抵抗(レジスト)しきれず、全ての衣服を吹き飛ばされた、タカミチの姿だった。
素っ裸を晒し、雨に打たれながら、呆然と膝をつく、かつての英雄の姿だった。
決闘の開始時にネギが口にした、怪力無双の英雄サムソン。
旧約聖書の中に、その名を見ることができる。
彼はその怪力で、敵対する者たちをことごとくなぎ倒し、無敵を誇っていたが。
ある時、寝物語に請われるままに、己の怪力の秘密がその長い髪にあることを、恋人に漏らしてしまう。
敵対陣営のペリシテ人に買収されていた彼女は、その彼の秘密を暴露。
寝ている間に髪を切られてしまった彼は、その怪力を発揮できなくなり、敵に倒され捕まってしまう――
サムソンを誘惑したデリラと異なり、明日菜は元々そんなつもりもなく、タカミチと結婚したわけだが……
妻となり、夫の衣服を管理する立場になった明日菜は、そして彼の秘密を知った。
正確には、彼が使う、バカバカしくも強力な技・居合い拳の秘密だ。
刀の居合い抜きにも例えられる、ポケットハンドからの神速の居合い拳。
だがその動作は、よくよく見れば居合い抜きとは似ても似つかない。腰や腕の使い方が、全く違う。
全く違うのだが、それでもこの技が居合いと例えられ呼ばれるその理由は。
この技を身につけるための、気が遠くなるほどの反復練習だ。
無心に、拳を振るう。何度も何度も、型にはめた動作を繰り返す。
居合い抜きの剣士が、反復練習によって「頭」ではなく「身体」に正しい動きを覚えこませるように。
ポケットから拳を出して殴って再びポケットに収める、という動作を、バカみたいに何千万回も繰り返す。
解説の豪徳寺が「実際にやってるバカを見るのは初めて」と言うのも、もっともな話。
才能が無かった分、桁外れに根気強かったタカミチだからこそ、習得できた技なのだ。
そして、そんな技だからこそ、知られてはいけない弱点がある。
そのバカバカしくも単純な弱点こそ、この格闘術を使う者が居なくなった最大の理由。
居合い抜きの剣士は、鞘なしには、その神速の抜刀術は振るえない。
鞘があることを前提として、その鞘捌きも含めて、一連の型を身体に覚えこませているのだ。
同じように、居合い拳を使う拳士も、『鞘』抜きにはその技が使えない。
ベッドの上、夜中に妻にわざわざ修繕を頼んでおかねばならないくらい、『鞘』は重要な代物。
すなわち、ポケットハンドに必要な『ポケット』の無い今、タカミチは……!
「……さっきまでの威勢はどうしたんですか、タカミチ?」
「くッ……!」
素っ裸に剥かれ、裸体を雨に打たれるタカミチを、ネギは冷たい視線で見下ろす。
戦いが始まる前、タカミチが推測した通り、周囲の魔法使いたちは「中立」ではない。
それぞれに強い怒りを、タカミチに対して抱いている。
そんな彼らにこの策を授けたのは、ネギだった。
明日菜から聞いたタカミチの「弱点」、一般に知られてない居合い拳の弱点。
『武装解除』程度なら、魔法使いであれば誰にでも使える。
一発ニ発ならレジストできても、無数の攻撃が来ればどれかは決まってしまう。
泣きそうな表情を浮かべたタカミチに、ネギが一歩ずつ歩み寄る。
淡々と、呪文の詠唱を始める。
「ラス・テル マ・スキル マギステル 風の精霊101柱 集い来たりて……」
「う……うわぁぁッ!」
基本の『魔法の射手』ながら、ネギの成長を反映し、ケタ違いな本数を呼ぶ定型句。
タカミチ自身は呪文を唱えられない身だが、ラテン語の文句を聞けば、意味くらい分かる。
そうはさせじと、裸のまま、タカミチは『咸卦の気』をまとったまま、殴りかかる。余裕もなく飛びかかる。
だが――その必死の攻撃も、ヒョイ、とかわされてしまう。
元々、居合い拳のないタカミチは、身体能力が強化されているだけの人間に過ぎない。
5年前も、近い間合いから放たれたタカミチの拳を、ネギは「ただのパンチだ!」と見切って避けている。
10歳の少年の時にできたことが、今再びできないはずがない。
素っ裸で無様に身体の泳いだタカミチのすぐ傍で、ネギは無数の光球を背負って身構える。
無詠唱呪文ではなく、詠唱呪文。武道会ルールでは使えなかった、10矢以上の力を篭めた必殺拳。
「魔法の射手・集束・雷の101矢……『超絶・雷華崩拳』!」
雨降る世界樹前広場に、轟く雷鳴が響き渡る。殺人的な電撃が、裸のタカミチに叩き込まれる。
タカミチの身体は思いっきり地面に叩きつけられ、そして……!
――雨が、降り続けていた。
散々破壊された世界樹前広場。その最も大きなクレーターの中央で……
それでも、タカミチは生きていた。
豪殺居合い拳と並ぶタカミチの強み、それは類い稀なるタフネス。
常人なら即死するような高電圧を受け、全身が麻痺し、立ち上がることもできずにいたが……
それでもなお、生きていた。プスプスと煙を上げながら、それでもなお、生きていた。
「ど……どうした、ネギ君。ま、まだ、終ってないぞ」
「いいえ……もう、終っていますよ。『決着』はつきました」
トドメを刺そうとしないネギに、タカミチは強がりでしかない笑みを浮かべるが。
ネギはつまらなそうに、静かに告げる。「決闘」の終りを告げる。
そしてネギはクルリと彼に背を向け――代わって、「立会人」たちが、その輪を狭める。
「……約束ですから。彼らは、『決着』までは手を出さない、と」
「!!」
「さあ、みなさん……好きにして、いいですよ」
裸で転がるタカミチの顔が、恐怖に歪む。
取り囲むのは、殺気を剥き出しにした、元・魔法先生と元・魔法生徒たち。
5年前の学園祭、超鈴音が引き起こしたあの事件で、オコジョの刑を喰らった人々。
つい先日まで、彼らは難を逃れたタカミチのことを、「彼だけでも助かってよかった」と思っていたが……
明日菜からもたらされた彼の言葉が、彼らの考えをガラリと変えてしまっていた。
『トコトン使えない奴ら』という評価、そして『見捨てなければ良かった』との後悔の言葉。
それはつまり、タカミチが彼らを見下し、状況を理解した上で見捨てていったことを意味していた。
麻帆良の魔法使いたちが陥るであろう苦境を知った上で、1人個人的な幸せに走ったことを意味していた。
それぞれに極限の苦しみを味わってきた彼らは、その感情の格好の捌け口を見つけ、ぶちまける。
「オコジョの刑が解けたとはいえ、残酷な時の流れの前に、いまや私も三十●(ピー)歳……!
彼とも結局切れてしまって……。この怒りと悲しみ、どうしてくれようかと思っていたのですよ……!」
「もう少しで魔法の修行が終るという所で、あの仕打ち……。
世間は未だに『脱げ女』の過去を忘れてくれていませんし……! 私の人生、もうメチャクチャです!」
「……娘がね、転校した先で散々にイジメられたようでね。自殺未遂までやらかしてね。
妻はオコジョの私に離婚届けを叩きつけ、娘と実家に帰ってしまったよ。今でも会うことすらできないんだ」
「タカミチさんだけのせいとは、言いませんけどね。こりゃ、流石に僕たちも頭にきますよ」
「全部分かっててトンズラこくなんて外道な真似、この私でもやらねーっスよ。てか、なめんな」
「絶対、とまでは言いませんが。あの時高畑先生の力があれば、事態は何とかなった可能性もあるのです」
刀子が凶眼を光らせる。高音が涙を滲ませる。ガンドルフィーニが溜息をつく。
瀬流彦が、美空が、シャークティーが、全ての魔法先生と魔法生徒が。
動けぬタカミチに、歩み寄って。その全てを代表し、教授が宣告する。
「1人1発。それぞれの怒りを込めた、渾身の一撃。そういう約束を、決めている。
天下に聞こえたタカミチ・T・高畑の打たれ強さ――どれほどのものか、見せてもらいますよ」
「――!!」
雨が降り続ける中、「1人目」が手にした杖を振り上げて……凄惨なリンチが、始まった。
遠のく意識の中、タカミチは自問する。
自分は一体、どこで間違えたのだろうか、と。
……答えはすぐに見つかった。あの時だ。明日菜に告白された、あの時だ。
あの一瞬、彼は迷った。明日菜の申し出を受けるのか、それとも拒むのか。
別の言い方をすれば――利に走るのか、それとも、義に生きるのか。
本音を拾うのか、カッコをつけるのか。
タカミチ・T・高畑は、長い間苦汁を舐めさせられてきた人物である。
魔法使いの世界に生まれながら、呪文詠唱のできない身体。
魔法界では最下層に位置づけられる身分。努力を重ねても逃れられない偏見。
数々の実績を上げ、戦闘力格付けでAA+という評価を得る立場になっても。
「有名人」にこそ成れたが、未だに正当な扱いを受けられずにいた。劣等感を拭い去れずにいた。
そんな彼だから――目の前に差し出された、一発逆転を可能にする血統に、思わず心動いて。
――ああ。きっと、あの時自分は、「カッコつけて」いれば良かったのだ。
キザに笑って、「僕には人に愛される資格はありませんよ」とでも嘯いていれば良かったのだ。
人並みの「幸せ」が馴染まぬことくらい、とうに分かっていたはずなのに。
紙一重の差だったのだ。あの時の迷い、決断に至る過程には、ほんの僅かな差しか無かったのだ。
どうしてあの時、悪魔の囁きに乗ってしまったのだろう。
カッコつけて明日菜の申し出を断っていたら、今頃、どんな展開が待っていたのだろう……?
裸で雨に打たれながら。殴られ、焼かれ、刺され、斬られ、撃たれながら。
やがてタカミチは笑い出す。割れた眼鏡の下、涙を流しながら自嘲の笑いを上げる。
障壁も展開できない状態で、魔法使いたちの本気の攻撃を受けて無事で居られるはずがない。
それでも彼は笑う。生きている限り笑う。もう1つの可能性に思いを馳せながら、彼は笑い続け――
最後の魔法生徒が「1人1発」のノルマを終えた時。
彼は、ほとんど細切れの肉片と化していた。間違いなく、絶命していた。
……やがて、すぐに発覚した「殺人事件」は、しかしうやむやのうちに迷宮入りとなった。
平然と銃を所持していた者が居ることからも分かる通り、魔法先生たちは地元警察とも繋がりがある。
この程度の揉み消し工作は、簡単なことだった。
彼に恨みを持つ者は山ほど存在し、どこまでも拡散する捜査は、とうとうネギたちに及ぶことはなかった。
そして、ほとぼりが冷めるのを待って――未亡人となった明日菜は、ネギとの婚約を発表した。
15歳のネギとは法的に結婚できないが、しかしそれに準じるものとして。
NEXT → 第8話 『 愛 』
>>327 ネギ「美空さん、久しぶりですね」
美空「あ、う、うん…///アハハ、かっこよくなったねーネギ先生」
ネギ「美空さんも…長い髪、ステキです」
美空「ネギ…先生…」
ネギ「美空さん…」
その後、美空と逃避行したネギ。
なんかこうしてみると、タカミチも可哀想な男ではあるが
間違えたのは明日菜と結ばれたことではなく、利でそうしてしまったことなのかなと。
利害も何も関係なく、天涯孤独の明日菜をずっと育てて見守ってきた、
あのタカミチのままならば、こんなことにはならなかったのかも。
原作でもあったけど、やっぱり本編分岐はデッドエンドこそ面白いよな。
この場合はタカミチに限られたことだけど。
タカミチも外道だが他の奴等も外道だなw
>>314 ――――
小太郎「アハハ!!怒って二人とも帰ってもーたなw」
ネギ「ホント女って馬鹿だよねwはぁー…暇だー」
小「お前女おるんやろ?ソイツんち行こーや」
ネ「えぇー…だって今付き合ってるの真名さんだよ?」
小「マジで!?ちょ、マジで!?どーやってオとしたん!?」
客(あの席のヤツらうるせーなぁ…)(一々うるせーんだよ…しかも内容が下品…)
ネ「いやぁ、ちょくちょく仕事で一緒になってさぁ、それで告った。んでオーケー?みたいな?」
小「アッハハハ!すげー!コイツすげー!」
ネ「たまにはクールな女のコと付き合いたいわけw」
小「ほんまムカつくわぁw俺背178しか無いからさぁ、龍宮姉ちゃん諦めてたんや」
ネ「アハハ、僕は185あるからね」
小「いいっやぁー驚いたわぁー…で、ヤッたの?」
ネ「そればっかりだねwもちろん。てか今日もヤってたしw」
小「いやだってあの龍宮姉ちゃんのセックスってどんなんか気になるやんw」
ネ「それがね………………ぶはっw」
小「ちょ、もったいぶるなや!処女やないんやろ?」
ネ「ぶふっwなんと!w」
小「キモいねんお前!早言えやww」
ネ「処女だったんだよねー!さすがにフいたよw子犬みたいな目で『痛い…///』て言うんだからw」
小「ぎゃっはっはははwww萌える、まじ萌えるww」
客(死ねよアイツら…)(イケメンめ…許さないでぶ) W(はよ帰れやもう2時間だぞ!)
>334
せっちゃんは出さないで下さいね。
イケメンがムカつくことを再確認できました
ネギの麻帆良中学校教員時代はあっという間に過ぎていった。
吸血鬼事件に修学旅行、超の魔法バレ世界など教え子たちと
いくつもの危機を乗り越え成長していった。
その後中学卒業にまでさらに危険で絶望的な目に何度もあった。激しく厳しい死闘を
何度も何度も経験しながら乗り越え、教え子を全員無事卒業させることができた。
その教え子達は厳しい戦いにおいてネギを支えてくれた。
彼女たちがいなければ勝てなかった戦いも当然あっただろう。
中でもいいんちょこと雪広あやかはネギを最も支えてくれた人間だろう。
彼女も時期が進むにつれ魔法のことがバレてしまい、その後仮契約し
ネギパーティとして共に戦った仲間だった。
魔法バレして戦力になってからのいいんちょは凄かった。超強力なアーティファクトと
リーダーシップを発揮しすぐにネギパーティの中心戦力となり、
その後の苦戦必死だった戦いを有利な状況にし何度も勝利に導いた。
他にも学級委員長としてクラスのことをまとめてくれて、何より自分のことを心配して
くれる。そんないいんちょをネギは好きになっていった。
そして中学卒業と同時にネギはいいんちょに告白した。
当然ネギのことを愛していたいいんちょも同じ気持ちだった。
二人は恋人同士になったのだが、教員課程を終えたネギは本国へ帰らなければいけなくなった。
死んでも一緒に付いていくといういいんちょだったが
ネギが本格的にマギステル・マギになるべく修行するということを
考えるとその想いを胸にしまいこんだ。そして二人は離れ離れになった。
マギステル・マギになるための本当に厳しい修行。
教え子との仮契約も全て破棄した。
術者を必要としない完璧なる強さを、父親に追いつき、超える為に、
ネギは全てを捨てて
修行に命をかけた。
>>334 ―――深夜11時。ようやくスタブを出たネギ、小太郎はとあるアパートの部屋の前に居た。
ピンポーーン…ピンポピピンポピピピピンポーン♪
小太郎「ぷっ、クククwめっちゃリズミカルやなwムカツクわほんまw」
??『…誰や?』
小「ゆーびんでーすっ!」
??『……ほんま警察呼ぶえ?』
ネギ「このかさぁーん、開けてくださいよー」
このか『…………死ね』
小太郎「やばいて、マジ怒ってるよ…」
ネギ「さすがにやばいねwじゃあもう一生会いませんから。それじゃ」
このか『…ぇ?』
小太郎「今ちぃちゃい声で『え』言うた!アハハハハw」
このか「……!(ポチポチ)今警察に電話しとるから…」
ネギ「やば!多分本当だ!逃げるよ小太郎君!」
そして7年が経った・・・
いいんちょはこの日麻帆良大学を卒業した。これからは社会人となる、
すでに雪広財閥の幹部のポストが与えられている。
明日からはもうこの学園に通うこともない、
仲間たちとも会うことも少なくなる・・・そして・・・
いいんちょ「ネギ先生・・・」
この7年間、メールも手紙も一通も来なかった。
修行が大変なのは十分承知だった。
「ぼーやがやろうとしていることは誰もやったようなこともない
信じられない荒修行だ。正直もう生きてないかもしれないな。
それならそれで仕方ない。それもぼーやが望んだことだからな。」
そうエヴァが言っていた。しかし希望を捨てるわけがない。
「だが、ぼーやはやり遂げるだろう。たった1年で私と古の修行すべてを
耐え抜いた男だそして何よりお前の為に生きて帰ってくるだろう。
父親を超えてな。」
彼は言ってくれた。「大学を卒業するまでには必ず迎えに来る。」と
最後に別れたあの7年前の世界樹の下で・・・
夕暮れが迫る中、いいんちょは一人で世界樹の下で待ち続けていた。
今日がこのまま終われば二度と会えないような気がしたから。
いいんちょは目を閉じて7年前を思い出していた。
ネギと過ごしたあの中学3年生の1年間。忘れるわけがない。いくらでも思い出すことが出来る。
初めてネギと出会ったあの日から自分の人生は変わった。
もしネギと出会わなければあのバカクラスを中学以降もまとめていくことは不可能だったかもしれない。
人を愛することも知らず親の進めるどうでもいい相手と結婚していたかもしれない。
ネギがいてこその人生。ネギがいてこその雪広あやかなのだと。
心からそう思って生きてきた。
いいんちょ「ネギ先生・・・ネギ先生・・・」
いつの間にか涙が止まらなくなっていた・・・その時。
ネギ 「いいんちょさん・・・」
いいんちょ「!!」
ネギ 「すみません、遅くなってしまって。でもギリギリセーフですよね?」
いいんちょ「あ・・・ああ・・・」
たくましくなった。立派になった。背も伸びて凛々しくなった。声変わりもした
のだろう。でもその言葉遣い、自分を見る優しい瞳・・・
そして何より変わっていないものは・・・
いいんちょ「ネギ先生――!!」
ネギ 「いいんちょさん・・・ただいま戻りました。」
ネギが麻帆良学園の教員課程が終了して麻帆良を去って7年後の2人の再会だった。
そう、ネギは見事にマギステル・マギになり父親を超えたのだった。
そしてその後ネギといいんちょはめでたく結婚したのだった。
>>339 ――次に着いたところは…またもやアパートの前。
小「お前よう覚えとるなー…アパートなんてどれも一緒に見えるわ」
ネ「モテる男はこのくらい当然だよ。クラスメートのほとんどの家把握してるし」
小「変態やなー…感心するわ…」
ネ「では…」
―ピンポピンポ……ピーーーーーーン……ポーーーーーーーン♪
小「長い長いw」
??『ガチャ…』
ネギ「………わっ!!!」
??『きゃぁ!?』
ネギ「あはは、僕ですよ」
真名『くっ……開いてるぞ』
小太郎(ちょ、今思いっきり"女の子"になってたやんw)ボソボソ
ネギ(そこが"萌え"ポイントなんだよね)ボソボソ
―ガチャ
ネギ「ふー…」
小太郎「おじゃましまーす」
真名「!?誰かいるのか?」
ネギ「あ、小太郎君ですよ」
真名「…!!(さっきの…聞かれたか?)」
小太郎「龍宮姉ちゃんが『きゃっ』やてw案外女の子なんやな」
真名「ぐっ…(後で殺しておこう)///」
ネギ「あ、もう寝るところでした?」
真名「いや、さっき仕事から帰ってきたばかりだからシャワーを浴びるとこ」
ネギ「冷蔵庫使っていい?」
真名「あぁ、私の分も用意しておいてくれ、じゃ」
―真名はシャワーを浴びに浴室へ向かった。
小太郎「……お前、龍宮姉ちゃんめっちゃ心開いてるやん!すっご!」
ネギ「あー…苦労したよー…難易度高いのなんの!」
つづく!
343 :
340:2006/10/14(土) 00:43:59 ID:???
>>339 変に割り込んでしまって申し訳ないです・・・
何でネギまの女同士ってもっとギスギスしないんだろう
男の妄想の産物だからか?
なんか嫌シリーズが面白れぇwww
>>342 小太郎「…なぁなぁ!部屋あさらんの?w」
ネギ「えぇー?いいよ別に…」
小「なんやつまらんなー、守りに入ったらあかんで!男は"攻め"や!」
ネ「意味わかんないし…チャーハン作ってるから危ないよ」
小「かぁーー!もうええわ!俺一人で龍宮姉ちゃんの枕の臭いとかかぐかんな!」
ネ「…あんまり調子乗ってると僕も怒るから」
小「(ビクッ)わ、わかっとるわ!」
―真名の部屋
小「ウシシシwたまらんなー、あーゆう子(注:真名)ってどんな趣味しとるんやろ」
「コレ…犬の雑誌やんwなんや犬飼いたいんかwほんっま女の子やなー」
「どれどれ枕の香りは…すんっ………かぁー!!たまらんなぁ…フルーティでええ香りや…」
「机の中は…っと、お!ネギの写真やんw龍宮姉ちゃん…ネギのこと…大好きなんやな…」
………そろそろ真名がシャワーから戻ってきそうなのでそそくさと部屋を出る小太郎。
小「……ハ…ハハハ…(結構まじめに付き合っとるんやな…あの二人…何やっとるんやろ…俺…)」
ネ「あ、戻ってきた。変なことしてないよね?小太郎君」
小「は?するわけないやんwアハハハ」
真名「ふぅー…スッキリスッキリ。お!うまそうなチャーハンだなぁー!」
つづく!
いきなりまじめになりやがったwwwww
>>328 悲劇と苦難は、愛し合う2人をさらに強く結び付けあう。
前夫の暴力から我が子を救えなかった明日菜は、何度も何度もネギに詫び続け。
帰還が間に合わなかったネギは、逆に謝罪しながら明日菜を抱きしめる。
しかし、もうタカミチ・T・高畑は居ない。
彼が亡き後、他に家族もない彼の遺産は、全て明日菜が相続することになって。
この家も、あの車も。貯金の方はあまりないが、当面の生活には困らない。
そして明日菜とネギは、傷を癒すように寄り添って、新たな生活を始めた。
事実上の、2人の結婚生活が、始まった。
明日菜タカミチ結婚編 第8話 『 愛 』
「……そういえばさ、ネギ。聞き忘れてたけど……」
「はい、なんでしょう?」
知り合いに、婚約を知らせる手紙を送った、翌日。
明日菜はふと、ゴタゴタ続きで訪ねそびれていた疑問を口にする。
積極的に家事に励むネギは、楽しそうにお皿を洗いながら彼女に答える。
「ネギ、帰ってきた時に『仕事見つかった』って言ってたよね? 仕事、行かなくていいの?
ってか、日本でできる仕事って、何? わざわざイギリスまで戻ってさ」
どさくさに紛れてすっかり忘れていたが、ネギが故郷に戻ったのは仕事探しのためでもあった。
そして彼は確かに言ったのだ。仕事を見つけてきた、と。
しかし明日菜と生活を始めた彼は、ずっと家事をするばかりで。どこかに出勤したりする様子がない。
今さらながら不審を抱いた明日菜に対し、ネギは爽やかな笑みを浮かべて答える。
「ああ、そういえば言いそびれてましたね。僕、『オコジョ協会』の日本支局の支局長になったんですよ!」
「はぁ?! お、オコジョ協会!? 何よそれ? 日本支局?!」
耳を疑い、思わず聞き返す明日菜に。
ネギはとても楽しそうに説明する。
「オコジョ妖精さんたちの活動をサポートする、オコジョ妖精の組織ですよ。
今まで日本には出張所が無かったんですが、このたび新設することになりまして。
まだ支局と言っても僕1人ですが、オコジョ妖精さんたちのために頑張りますよ!」
「が……頑張るって、その、どんな仕事するの?」
「ん〜、とりあえず、協会本部からの連絡を、日本各地のオコジョに中継したりとか。
日本にいるオコジョがトラブル起こしたら、その調停をしたりとか。
まあ、特に事件が無い限り、一日中家に居られるお仕事ですね。
あ、とりあえずこの家の住所を支局にしておきましたが、構いませんよね?」
……閑職だ。聞いてるだけでも、あってもなくても誰も困らないような、ツマラナイ仕事だと分かってしまう。
明日菜は怒鳴りたい気持ちを必死に抑えて、質問を重ねる。
「……なんでまた、人間のネギがオコジョなんかのために働かなきゃならないわけ?」
「ああ、これ、カモ君……アルベール・カモミールさんからの紹介でして。
カモさん凄いんですよ〜、あれからオコジョの世界で出世して、今や協会の事務局長ですから。
本来は人間は雇わないらしいんですけど、僕、オコジョの刑を受けて一時的にオコジョでしたからね。
特例として採用してくれたんですよ!」
……あのエロガモが、上司!? てか姿が見えないと思ったら、そんなことしてやがったのか!?
ピクピクと頬を痙攣させながら、明日菜は引き攣った笑顔で、さらに問いを重ねる。
「……で、お給料は?」
「え〜っと、当面は、月に〜〜〜万オコジョドルで……」
ブチッ。
とうとう、明日菜はキレる。ネギの襟首を掴み上げ、吊るし上げる。
給料がオコジョドル払いだと!? 人間の通貨ですらない!!
額面にしたって、交換レートを考えたら信じられないくらい安い。
ぶっちゃけ、薄給と愚痴り続けていた臨時講師・タカミチの方が、遥かにマシだ。
タカミチと違って、臨時収入の当ても無いわけだし
「あ、あんた馬鹿!? もっとマシな仕事、ちゃんと探せばあったでしょ!?
学校の先生とかさぁ! 10歳のガキの時だって出来たんだから!」
「やだなぁ、アスナさん。労働基準法やらなんやら、法律が煩くてそんなこと出来ませんよ。
あの時も『偉大なる魔法使い』の修行、という特例だったから認められたわけですしね。
マギステル・マギ候補でなくなってしまえば、僕は何の後ろ盾もないただの若造ですから。アハハハ」
詰め寄る明日菜に、虚ろな眼で、乾いた笑いを上げるネギ。
どうやら何気ない一言が、彼のトラウマを刺激してしまったようで。
忘れがちだが、まだ15歳でしかないネギ。その職探しが大変なことは、中卒の明日菜自身、よく知っている。
「……にしたって、エロガモの下でオコジョ相手の仕事ってのも無いでしょうに……」
「うふふ。マギステル・マギになっていたら……修行を無事に終えていれば、今頃僕は……アハハ」
怪しい笑いを上げ、未だ妄想の世界から「帰ってこない」ネギを尻目に、明日菜は大きく溜息をつく。
どうやらこの様子では、明日菜は今までと同じように仕事をせねばならないらしい。
ネギの給料では、食っていくことすら容易ではない。また、あの労働の日々が続くのか。
思わずうな垂れた明日菜。そこに、来客を告げるチャイムが聞こえてくる。
壊れた様子のネギを放置して、明日菜は玄関に向かう。
「はいはい、誰ですか〜、って……なんだ、パルか」
「聞いたわよ〜、ネギ君と婚約したんだって? 愛の巣作って2人で暮らし始めたんだって?」
ドアの向こうに居たのは、お節介にして噂好きな悪友、早乙女ハルナ。
彼女はいやらしい表情で、ニヤニヤと笑っている。
「いやはや、こりゃ大変だね明日菜もさ〜。旦那死んで間もないってのに。ちょっと忠告しとこうと思ってさ」
「大変って……何が?」
「あ、ハルナさん、お久しぶりです」
1人で何やらほくそえむハルナに、明日菜は訳が分からず首を捻るが。
その明日菜の後ろから、ようやく復活したネギがヒョイと顔を出す。
ネギの顔を見て、ハルナの笑みにさらに黒いものが混じる。
「あ〜、ネギ君。きみィ、随分と罪作りな子だね〜。てか良くもまぁノコノコと戻ってきたモンだわ」
「……はぁ?」
「まぁ、そのうち分かるだろうけど……覚悟しといた方がいいよ〜☆
あの手紙読んで、そろそろ『みんな』も来るだろうしさ〜」
「??」
「ま、この先頑張りなね♪ 明日菜も、別れるなら今のうちだよ♪」
「??」
訳の分からないことを一方的に言い立てて、ハルナはその場を退散する。
彼女の後姿を見送りながら、明日菜とネギは、しばし呆然。
「……どういうことなの?」
「さあ? 僕にもさっぱり……」
混乱する2人。それでもとりあえず、家の中に戻ろうと、扉を閉じかけて……
「ネギ先生!」
「? その声……夕映さんですか?」
閉じかけた扉越しに呼びかけられ、ネギたちは再び扉を開く。
相手を見るまでもなく、その鋭い声は聞き覚えがある。
開けて見て見れば、やっぱり彼女。いや彼女たち。
だが、その姿は……。
「ゆ、夕映ちゃん!? それに本屋ちゃんも!?
どうしたの、そのお腹……って、まさか――!!」
「ご、ごめんなさい、ネギせんせー、明日菜さん……」
「……ネギ先生。私たち2人のこの姿の意味、お分かりですね?」
「あ、あわわ……!」
綾瀬夕映。宮崎のどか。
2人の視線に射竦められたネギは、アウアウと慌てるしかない。
傍にいる明日菜も、信じがたい2人の体型に、目を擦って己の眼を疑う。
マタニティドレス姿の2人のお腹は、ぽっこりと、見間違えようもなく、膨らんでいた。
正真正銘の、御懐妊である。
「ネギ先生が去ってから、私たち2人、揃って妊娠していることが判明しましたです」
「その、一度は堕ろすことも考えたんですけどー、赤ちゃんに罪はないですし……」
「あ……あう……」
「まあ、もう既に中絶のできない週数に突入してるです。もう産むしかないのです。
それで……今さら婚姻関係など望んだりしませんですが……
生まれてくるこの子たちのためにも、認知、してもらえませんですか?」
「この子たちを育てるのに、ネギせんせーに迷惑かけたりしませんから……」
すっかり産む気マンマンの2人の熱意に、明日菜もネギも、言葉を失う。
どう考えても、この2人の子の父親は、ネギである。時期的にも完全に一致してしまう。
さらに、そうして玄関口で話している間にも、次から次へと、来客が現れる。
ネギが戻ってきたというニュースを聞いた関係者たちが、訪れる。
「ああッ、ネギ先生! お喜び下さい、男の子だそうですわよ!
雪広本家からは勘当され、ほんの 数 億 円 だけ持って家を飛び出した身ではありますが……
この子はわたくし、雪広あやかが責任を持って立派に育て上げますわ!
明日菜さんと婚約なされたという今、今さら結婚を望む気はございません。ですが……
ここだけの話、このおサルさんと喧嘩なさったら、いつでもわたくしの所に来て下さって構いませんのよ?」
「ねーねーネギ君、あれから私、ちょっと変なんだー。
生理も来ないし、お腹どんどん大きくなってくるし……レオタード着ると目立っちゃうし……
これ、やっぱり妊娠してるのかなぁ? ねぇネギ君、どーしよー? やっぱ産むしかないのかなー」
「あー、そのなんだ、ネギ先生。
別に私は、ネットで仕事もできるし、シングルマザーでやってく自信もあるんだけどよ……
一応、報告しといた方がいいのかな、って思ってよ。
アンタがダメだ、って言っても、産むからな。私が言いたいのは、それだけだ」
「えへへ、妊娠しちゃったですー」
「ボクも史伽も、それぞれのお腹の中に居るの、双子だってさ♪ 一気に4人だね☆」
「すごく家族増えちゃいますねー。大変ですー」
「まさか2人揃ってデキちゃうとは、ボクらも思わなかったけどねー」
「責任取って……とは言いませんけどー、産んでいいですよねー?」
「ってか、ボクら絶対産むからね? 覚悟してよね、『パパ』♪」
雪広あやかが。佐々木まき絵が。長谷川千雨が。鳴滝風香と鳴滝史伽が。
それぞれに大きなお腹を抱えて、次々に押しかける。
特に、双子が入っているという双子(ややこしい)は、小柄な身体ながら、やたらと大きなお腹をしている。
麻帆良に来てネギが関係を持った女性たちの、実に全員。
怒りに震える明日菜は、乱暴にネギを締め上げる。
「ちょっ……アンタ、何やってんのよー! てか避妊くらいちゃんとしなさいよ!」
「あぶぶ、で、でも、元々そーゆーつもりで宿借りたわけじゃなかったんで、用意が無かったって言うか……」
「にしても、やりようはあったでしょーが!」
明日菜は怒る。
彼が元生徒たちと男女の関係を持っていたことは知っていたが、しかしそのことごとくがこの結末とは。
ってか、百発百中?! 不妊症の前夫も困り者だったが、これはこれで大問題だ。
「どーすんのよ、このままじゃアンタ、15歳で『お父さん』よ!? それも一気に7人も!
いや双子が双子だから、ええっと、9人の子供のお父さんよ!?」
「……あ、僕、子供なら既にいますよ?
こないだイギリスに帰ったら、アーニャが赤ちゃん抱いてましてねー。やっぱり僕の子だそうです。
戻ってくるのが遅れたのも、仕事探しより、アーニャとのトラブルが長引いちゃったからで。
これで10人ですか。いやー、どーしましょうか……まあ、なんとかなると思いますけど……」
あっけらかんと、さらなる事実を明かすネギ。
『偉大なる魔法使い』の夢破れ、自暴自棄になり、しかし一方で、自分の欲望に忠実になった彼。
オコジョの刑を受け、しかしそれでも何とか乗り越えてしまった彼には、ある意味、もう怖いものは無い。
何が起きても、何とかやっていけると思っている。
良く言えば、常に前向き。悪く言えば、何も考えてない。
そんな彼の様子に、明日菜は怒りすら通り越して、呆然と天を仰ぐ。
ああ――未来が見える。容易に想像ついてしまう。
この先も彼女たちは入れ替わり立ち替わり明日菜たちの人生の前に現れて、トラブルを起こすのだろう。
その度にネギはフラフラと、あっちに行ったりこっちに行ったりするのだろう。
あっちこっちに行きながら、それでもネギは、最後には明日菜の所に戻ってくるのだろう。
何故なら、ネギにも後ろめたさがあるから。
明日菜の子を守れず、タカミチを殺してしまったという弱みがあるから。
この2つの大きな傷がある限り、ネギは明日菜から離れられない。
性格は大分変わったが、こういう真面目な部分は全く変わっていない。
そして明日菜は、そうして好き勝手にフラフラ動くネギを、結局は許してしまうのだろう。
毎日ヘトヘトになるまで働いて、ネギの安い給料に文句を言いながら、それでも許してしまうのだろう。
何故なら、明日菜にも後ろめたさがあるから。
ネギの子を守れず、タカミチを見殺しにしたという弱みがあるから。
そして何より――夜のネギのテクニックに、完全にメロメロなのだから。
明日菜はぼんやりと考える。
こんなに腹が立って、こんなに苛立って、こんなに辛い思いをして――
それでもネギから離れられない、この感情。
これが、愛なのかもしれない。
本当の、愛なのかもしれない。
どうやら自分はダメな男としか縁が無い運命らしいが、それでも、愛があれば。愛さえあれば。
「ネギ……愛してる。これからもずっと、愛してるよ」
「え? 何ですか、急に?」
妊婦たちに囲まれて混乱するネギを、明日菜はギュッと抱きしめると。
騒ぎ出す愛人たちにも構わず、キスをした。諦めに満ちた、キスをした。
NEXT → NEVER END ?
……これにて、全8話からなる明日菜タカミチ結婚編を完結とします。
この先、まだまだ騒動は続きそうですが、ひとまずお話の区切りとして。
ここまで長々と駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
最後に。
タカミチ・T・高畑のファンの方、本当に申し訳ありませんでした。
悪気が無かった……と言えば嘘になりますがw、漫画本編の彼は、もっとマトモな人物だと私も信じたいです。
ちょwwwハーレムエンドきたくぁくぁsw!
>>357 乙w相変わらずすばらしい構成力に脱帽!
百発百中のネギワロタw まき絵アホスw
>>357 乙!最後まで楽しませてもらいましたwww
これが真の愛の形なのかっwww
>>347 ネギ「おいしい?真名さん」
真名「あ、あぁ、おいしいよ///」
小太郎「…(夕映…まだ怒っとるやろな。当たり前か……クソッ…)」
真名「おかわりしちゃおっかなー///」
ネギ「どうぞ♪今持ってきます」
小太郎「…クソがっ!!!キャラ変わっとるやん龍宮姉ちゃん!!!コイツどんなヤツか知らへんの!?」
ネギ・真名「「!?」」
小「コイツが今まで何人と付き合うてきたと思ってるん!!?」
ま「えー…と…確か元3−Aのクラスメートの半数以上だったハズだが…」
小「知っとるんかいな!!」ズコーーッ!「ならなんで!!コイツマジ変態なんやで!」
ネ「こ、小太郎君…落ち着いて…!」
小「コイツな!今日もこのか姉ちゃん誘ってエロいことしたんねんで!」
ま「そうか、それはお仕置きが必要だな」
小「なんでそんなおちついてんねん!浮気やで、浮気!!」
ま「ネギ君への愛情が足りないせいだな。すまなかったネギ君」
ネ「そ、そんな…真名さん…やっぱり真名さんは最高です///」
小「ズコーーッ!頭おかしいわお前ら!帰る!」
ネ・ま「「ふーん、じゃあまた明日」」いちゃいちゃ
小「うっ…!!う、うぅ…ひっぐ、うるせバーカ!うわぁぁぁん!千鶴ねえちゃーーん!!!!」
バタン!タッタッタッタ…
ま「ハッハッハ、まさに負け犬だな」
ネ「ウマいwさぁ、邪魔者が消えたところで今朝の続きを…」
ま「んっ…ネギ…君…ハァハァ」
―なんと、スタブの騒動は、真名が仕事から帰ってくるまでの暇つぶしだったのだ!
―完― ご愛読ありがとうございました!
「日本にサウザンドマスターの息子がいると聞いた
その魔法は烏族を断ち切り魔女をも屠り去ると
君ならあるいは!!?
夢をかなえてくれるのでは!!?
こうすれば良かったとか――――
あれを使用ったら勝てたとか――
一点の疑問の入る余地もなく――――――
曇りもなく
真の敗北を与えてくれるのでは!!?
スレ違いだw
刹那、実は付き合っていた。 キボリ
「ハルナさん、僕のパートナーになってくれませんか?」
ネギパーティーとしての旅の途中に突然言われた。勿論嬉しかった。
一緒に過ごしていくうちに好きになっていったのだ。しかしすぐに答えが出せなかった。
親友…いや、寧ろ妹のような二人の気持ちを知っていたからだ。私は悩んだ。しかし答えが見つからない。
「何を悩んでるですか…。私たちの事など気にする必要ないです。」
「そうだよ。私は素直に嬉しいよ。おめでとう、パル。」
「まったく…昔からあなたは自分の事は二の次で私達の心配ばかり…。たまには自分に素直になるです。」
私は涙を流した。あまり人に見せた事のない涙を二人に見せた。
二人に抱き締められた私は涙を流しながら唯々「ありがとう」と言っていた。
「ハルナさん、来月から新連載なんですよね?どんな話ですか?」
「それはね…」
――最愛の夫との出会いと
「女子中学校に…」
――大切な親友達の
「10才の先生が…」
――辛く楽しい日々を描くの!私の夫と親友を世界中に自慢してやるんだ!
――それが私流の感謝の証し…。
おわり
>>370 泣いた。ネギまはパルが書いてたのか…。
しかしちゃんと同人も執筆するパル
過疎だな・・・
376 :
マロン名無しさん:2006/10/15(日) 18:55:59 ID:1P0Uyucl
age
なんか続き書くか…
wktk
どうしても未完になっちゃうんだよなぁ
居酒屋にて
刹那 「うぃ〜あおばがでいじゅ!!、ふ〜んだぁ!!もうどうにぃででももな〜れぃ
(訳 あのバカ亭主!!。ふ〜んだ!!もうどうにでもなれ)
明日菜「刹那さん飲みすぎだよ!ほらほらもう家に帰った方がいいよ」
刹那 「あずなざん!!わだじぐやじいんでるぅ!!ネギぐんがなんもおぼえでないんごど!!」
(訳 明日菜さん!!私悔しいんです!!ネギ君が何にも覚えなかった事!!)
明日菜「よし、あたしからネギにガツンと言ってあげるよ!だから帰ろう?ねっ?」
刹那 「わだじはかえんばい!!ごこにいるぅ!!やだやだやだやだぁぁぁぁ!!」
(私は帰んない!!ここに居る!!やだやだやだやだぁぁぁぁ!!」
明日菜「こりゃどうしたもんかな……そうだ……もしもし……」
1時間後
刹那 「手に入れろ!!ドランゴボ――――――――ルゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
明日菜「刹那さん!お店に迷惑……」
ガラガラ
ネギ 「刹那さん!!こんな所で何してるんですか!?」
刹那 「……何よ文句ある?」
明日菜「そうよ!奥さんとの約束忘れるなんてネギの方が悪いわよ!!」
刹那 「そうだ!!そうだ!!ネギ君最低!!金玉の裏側!!」
ネギ 「(じ……地味に嫌な罵り方だな)とにかく帰りますよ」(刹那の手を引こうとする)
刹那 「触んないでよ!!」(ネギの手を思いっきり振り払う)
ネギ 「刹那……さん」
刹那 「……バカ大っ嫌い!!」(店を飛び出す刹那)
ネギ 「刹那さん!!『ネギ待って!』……明日菜さん」
明日菜「刹那さんがあれだけ怒ってる理由分かる?」
ネギ 「……いえ」
明日菜「刹那さん……癌なの」
続く
なんだよその新展開w
盛大にフイタ
ウソだwでもなんかかわいいせっちゃん…
ネギが十八歳になった記念として同窓会が催されたッ!
明日菜「…っそいわねーあの馬鹿、ひっぐ」
あやか「まぁまぁ、明日菜さん、そーいわずに…ひっ、私がいるじゃないですか、うーい」
明日菜「そぉね…いいんちょに会えたんだから私も…///」
あやか「…明日菜さぁん…」
明日菜「いいんちょ…」
木乃香「あやー…ベタベタしちゃって…肝心のネギ君はまだ来てないってゆーのに」
パル「遅いねーネギ君…料理冷めちゃうなー…」
―すでに予定時間は30分オーバー。この通りすでにデキあがっているものも
多く、ダラダラムードが漂い始めていた。その時!
すぱーんっ!(ふすまが開く音)
ネギ「遅くなりました!ごめんなさい皆さんっ!!」
一同「「ネギ君(先生)!!!!!!」」
美砂「ネーーギくぅーーーん!!!!会いたかったよーー!」
パル「久しぶりーーー!!つーかデカっ!!身長何p!!??」
まき絵「きゃーーー!!!超イケメンになってるぅぅぅ!!!」
元3−Aの中でもとりわけ積極的な3人が我先にとネギに飛びつく。
ネギ「ハハハ…って美砂さん酒臭いですよぉ!」
美砂「あぁ、ごめんごめん!ってありゃ!!後ろの二人は!!」
真名「や、どーも」
超「8年ぶりくらいカナ…///」
一同「「えぇーーーー!!!!」」
照れくさそうに控えめにネギの後ろに立っていた二人。
パル「ネギ君より驚きかも!!絶対来ないと思ってたよー!」
>>18 午前の授業…
まき絵の居眠りや双子の入れ替わり悪戯などを気に止める様子も無く無気力に授業を進めたネギ。
朝の刹那に冷ややかな態度を取られたことが原因だろう。
あやか「ネギ先生、どうかしたのですか?何かお悩みがあるなら私に…&hearts:」
ネギ「いえ…大丈夫です。ありがとうございますいいんちょさん…」
そう言ってネギは教室から出て行った。
いつかの吸血鬼騒動以上の落胆っぷりに3-Aの生徒達は心配する。
桜子「今日のネギ君なんか暗いねー」
まき絵「ほんとー…どうしたんだろ。明日菜知ってる?」
明日菜「うーん、わかんないわね…」
ゆーな「もうすぐ卒業だからネギ君寂しいんじゃない?」
あやか「私、ネギ先生に嫌われたのでしょうか…も、もう生きていけません!」
夏美「ちょ、ちょっといいんちょー!早まらないでーっ」
木乃香「ネギ君…どうしたんやろ…」
それぞれざわざわと思索する生徒達。
その中で刹那は切なそうな表情でネギが出て行ったドアを見つめていた。
夕映「のどか…チャンスでは?」
のどか「う、うん…」
再びせっちゃん特化期間かな
有り難い
10月21日(土) 19:00〜20:55 BSフジ
「グランドコンサート2006」ロンドン交響楽団来日公演
チョン・ミョンフン指揮 ミューザ川崎シンフォニーホールで録画
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 [ピアノ/横山幸雄]
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
誤爆orz
失礼しました。
ネギ先生はどうしてボク達と結婚したの?
ふふ・・・それはですね、ズバリ「やわらかさ」です!
やわらかさ?それなら楓姉やちづ姉は?
わかってませんねー史伽さんは!もうおっぱいとかにこだわるのは古いんです!これから重要なのは「お腹」です!
?
?
クク・・・ロリの適度な弾力のお腹こそが最高の触り心地だと気付いたんだ・・・
ふぇええお姉ちゃんネギ先生の目がヤバイです〜
マズいね。これは本物の「ぺろふぃりゃー」ってヤツだよ
こりゃ離婚ですねー
( ゚д゚)
(゚д゚)そんなのってあり?
出席番号22番 鳴滝風香
主婦A「ちょっと〜、また来てるわよあのカップル!」
主婦B「ほんとお!どう見ても年離れ杉よねーw」
主婦C「ロリコンってやつ?w危険よね〜」
風香「ネギ坊主〜みんな僕たちのこと見てるよ〜?」
ネギ「そ、そうですね(あぁ〜周りの目が痛い…。)」
風香「僕たちお似合いなのかな?でもネギの方が年下だしね〜」
ネギ「はは…(周りの視線の温度を感じてくださいよ風香さん…)」
風香「へへっ、見せつけちゃえ〜」
ネギ「ちょww引っ付かないでwww」
周囲の方々「「「ヒソヒソヒソ…」」」
風香「もー、何照れてんのさ〜」
ネギ「orz(やっぱり離婚かな…)」
千雨と結婚したネギ、ネギは幸せを満喫していた。しかし千雨にはある計画が・・・
ネギ「ちょっと千雨さん!!僕の口座から勝手にお金下ろしたでしょ!!」
千雨「ああ。悪い悪い。ちょっと物入りで。今度言うつもりだったんだ。」
ネギ「それでも20万円もの大金どうしたんですか!?」
千雨「これを買ったんだ。まほネットで。」
ネギ「年齢詐称薬じゃないですか!!それにこんなにたくさん!!どうして
ですかー!?」
千雨「悪いな。結婚したらどうしてもやってみたかったことなんだ。
こればかりは譲れねえ。」
ネギ「そ、そのやってみたかったこととは?」
千雨「2代目ちびちうをデビューさせる!!」
ネギ「な!!」
千雨「私ももう大人になったし初代ちびちうも年取ってなきゃおかしいしな。
そこでちうの2人目の妹として2代目ちびちうを作る!!」
(推定年齢6歳)
ネギ「な、なぜそのようなことを?」
千雨「ちうの新規ファンの開拓のためだ。ロリ層にも萌えを広めておくには
これが一番だからな。くっくっく。これでまたチヤホヤ・・・」
ネギ「が、がんばってくださいね・・・」
千雨「なに他人事みてーに言ってんだ!てめーにも協力してもらうぞ!!」
ネギ「ええ!?僕が!?」
千雨「そうだ!てめーにはちびちうの遠い親戚の英国人コスプレーヤーちびネギ
になってもらう!!」
ネギ「な、なんでですかー!!」
千雨「ショタ層の新規ファン開拓のためだ!!夫婦なんだから協力するよなあ?」
ネギ「い、嫌ですよ!!勘弁してください!!」
千雨「もうてめー用のコスチュームもたくさん用意してるんだ!やれ!!」
ネギ「絶対やです!!」
千雨「くそ!こうなったら奥の手・・・そこで待ってろ!!」
バタン!!←部屋に戻って着替える
ネギ「な、何をする気だろう・・・」
5分後・・・
バタン!!
ちう「ネギく〜ん!!」
ネギ「なな!!」
ちう姿になった千雨。しかも超キワドイエロ萌え衣装。
ちう「私と一緒にコスプレしてくれたらぁ。今晩たぁっっっっぷり
サービスしてあげちゃうんだぴょん!!」
自分でスカートを捲ってポーズを決めるちう。スカートの中はそれはもう・・・
ネギ「ち、ちうたん・・・ハアハアハアハア!!」
ちう「ネギくんオッケー?」
ネギ「もういくらでもやりますよ!!ハアハアハアハア!!ちうたーん!!」
ちう「アン!!焦っちゃだめだよん!先に写真撮ってからだぴょん!!」
(ま、私の魅力にかかればこんなもんだ。それにしてもこいつ
本当にコスプレプレイ好きだよな。ま、私も嬉しいし気持ちいいから
こいつと結婚してよかったな。)
こうして千雨の計画は大成功!!ちうのホームページは過去最大の大盛況となったとさ。
ミッドナイトにハァハァ Gj
超「ネギ坊主…ハァハァ」
397 :
マロン名無しさん:2006/10/19(木) 00:13:09 ID:Plaj11RP
小太郎の新婚生活を考えてみる。相手は誰だ?
エヴァ
小太郎なんて誰も相手にしてないんで
小太郎は誰からも相手にされてないんで
犬とかいって本編から干されててマジうける
小太郎って本編からもフェードアウトされたんだっけ?
なんでこんな所にアンチが出没してるんだ
コタの相手はやっぱ千鶴じゃね?
小太郎嫌いが多いってことじゃね?
夏美の事も思い出してください
まあ、夏美は俺の嫁だけど
じゃあアキラさんは俺が
こういう流れになると必ず現れるなアキラファン…
嫁と公言するなら短編なり長編を書いてみて欲しい
>>221 龍宮は一旦家に帰るから、といって神社に戻っていった。
ネギは彼女の後ろ姿を目で追いながらスーツのポケットから携帯電話を取り出した。
茶々丸「わたしが出ます。座っていて下さい」
ザジ「…………」
自宅の電話が鳴ると、茶々丸が素早く反応した。
身重なザジの気を遣ったのだろう。ザジもこの場は茶々丸に甘えた。
茶々丸「もしもし、スプリングフィールドですが……あ、先生。お疲れ様です。はい………ええ、お元気です」
どうやら相手はネギらしい。
ザジは両腕で抱いていたクッションをソファに預け、茶々丸に目を向ける。
ザジ「…………?」
ワタシ?という表情を見せる。茶々丸はこくりと頷いた。
茶々丸「はい、わかりました。少々お待ち下さい」
受話器を大事そうに両手で持ち、ザジの座るソファまで歩み寄った。
茶々丸は両膝を床に落とし、ザジの胸元に丁寧に差し出した。
ザジ「…………(微笑)」
上目づかいで茶々丸の顔を覗き込むと、少しだけ笑いながら無言の「ありがとう」をした。
ザジネギ最高!もっと読みたい
_ パシ
/´ `フ __ ヾ
, '' ` ` / ,! ;'',,_,,) パシ パシ
. , ' レ _, rミ,;' ノ )))
; `ミ __,xノ゙、,r'' ,,_,,) パシ
i ミ ; ,、、、、 ヽ、//,,_,,)/_,,))
,.-‐! ミ i `ヽ.._,,))
//´``、 ミ ヽ <○ノ <お前だけは許せねぇ
. | l ` ーー -‐''ゝ、,,)) (へ
ヽ.ー─'´) 〉
>>412 ワラタw又は将来のせっちゃん(主婦、52歳)
刹那「ハァハァ」
ネギ「ハァハァ」ずこばこずこばこ
刹那「んっ、ぁん…!ハァ、ところでっ、ネギせんせぇ」
ネギ「は、はい?」ずんずん
刹那「私達が付き(突き)合ってること…お嬢様たちは知っているのでしょーか」
ネギ「あ、そ、そーいえば…知ってるんですかねー?…うぅ!出る!!」どくどく!
刹那「んぅー…!!!」ぎゅっ
―ベランダ
ネギ「…うーんどうなんでしょうねぇ…学園祭終わってから僕たち二人でいるの当たり前になってましたし…」
刹那「…のどかさんも何も言ってこないし…ひょっとすると知らないのかもしれませんね」
ネギ「明日さりげなく明日菜さんに聞いてみますね…あ、もうこんな時間!」
刹那「今日も夜遅くまでえっちしちゃいましたねー///」
ネギ「ハハハ…龍宮さんが帰ってきたら大変だ!それじゃあまた明日〜」デレー
刹那「うん…///また明日ねーっ!」
ベランダから飛び立ったネギ。
―深夜0時…明日菜・木乃香部屋
ネギ「ただいまー…ってもう寝てるか……!!!!!!」
明日菜「おかえり…ネギっ!!!」
木乃香「ネギくぅん…心配したんやえ?」
ちょwww
相変わらず性格考慮しないのが多いな
この過疎状態はなんとかならんのか?
俺が思うにこのスレ長編らしい長編が無い
何か単発から長編派生は有るけど最初から長編として書かれている作品が無い
どのSSスレでも名前だけは有名な作品は結構有る、でもこのスレは以外にこれといった有名作品が無い
てかここ職人が無責任過ぎ、長編ぽいの投下しといてほったらかし
とりあえずどんな形でも良いから書いた作品は完結させる事とかルール作った方がいいと思う。
>>421 なら君から(ry
ごめんなさい、完結させるよう頑張ります。
明日菜「死ねよクソガキ」
木乃香「ネギくぅん…もう帰ってこんでええで」
この刹ネギでSS書こうかと思うんだけどいいかな?
428 :
マロン名無しさん:2006/10/21(土) 01:57:10 ID:pgCaSl15
佐賀しものは何ですか
見つけにくいものですか
カバンの中も 机の中も
佐賀したけれど 見つからないのに
まだまだ佐賀す気ですか
それより僕と踊りませんか
夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか
フッフッフー♪
429 :
ザジネギ:2006/10/21(土) 03:08:15 ID:???
>>410 ザジ「……どうしたの?」
電話越しにザジの声。
ネギ「あ、ザジさん。さっき龍宮さんに会ったんですよ。それで今日の夕飯、龍宮さんと葉加瀬さんも誘って皆で食べようと思うんですけど……」
ザジ「うん」
ネギ「これから買い物して帰るんで、何かリクエストありますか?」
少しの間。
ザジ「……じゃあ、」
電話の向こうから閃いた音がする。
ザジ「みんなで、お鍋にしよう───」
西に日が傾き始めた頃、ネギは学園都市内のスーパーマーケットに来ていた。金髪の少女と二人で具材を物色している。
エヴァ「おい、坊や」
ネギ「あ、春菊嫌いでしたか?」
エヴァ「いやむしろ好きだが……って違うわ!」
ネギ「人数は多い方が楽しいじゃないですか。もしかして嫌でした?」
放課後すぐに自室に戻って寝ようとしたが、拉致に近い形で誘われた。
エヴァ「何故私まで買い物係をやらされているのかと聞いているんだ」
ネギ「『働かざる者食うべからず』ですよ。たまには皆で食べるのもいいと思いますよ」
エヴァ「…………」
ネギ「ザジさんお腹を空かせても待ってますしね♪」
流石のエヴァも言葉に詰まる。
ネギ「ところでお肉は何がいいですか?」
エヴァ「………豚と鶏と鱈」
しょうがない、今日は付き合ってやるかと小さく溜め息を漏らした。
>>429に誤字アリ
誤「ザジさんお腹を空かせても待ってますしね♪」
正「ザジさんもお腹を空かせて待ってますしね♪」
見苦しい事して申し訳ありません
ザジネギイイ!
メンバーがなんかほのぼのする
夏美の誕生日が軽くスルーされた新婚スレであった。
ネギ「夏美さん誕生日おめでとうございます。これ、プレゼントです」
夏美「ありがとう!何かな…」がさがさ…
ニキビクリーム
夏美「嫌なら嫌って言えばいいのに…うわーん!」
ネギ「な、夏美さん!?」
終
ネギ「夏美さん誕生日おめでとうございます。これ、プレゼントです」
夏美「ありがとう!何かな…」がさがさ…
ハー○ルエッセンス
夏美「どうせ癖っ毛ですよ…うわーん!」
ネギ(…もうメンドクセー)
終
夏美はネタがなさそうで、結構あるな
近所のおばさんA「ネギさんち、旦那さんは超絶イケメンなのにみったくない奥さんですよね」
B「ほーんと!そばっかすだらけでみったくない!演劇ヲタなんですって!」
A「なんであんなのと結婚したんだろーギャプギャッピww」
ネギ「…こんにちは」
AB「ぶひーーー!とんずらーー!!!」タッタッタ
ネギ「………」
―家
なっち「あ、おかえりネギ君ー!お仕事お疲れさま!今ご飯作ってるからねー」
ネギ「…ただいま」
なっち「あ、あれ?どーしたのネギ君…元気ないね…」
ネギ「…そんなことないですよ、お風呂入ってきます」
なっち「あ、うん…わかった…(どうみても元気ないよネギ君…)」
―風呂上り
ネギ「ふー、さっぱりんこ、あれ?さっき作ってたのと違うね」
なっち「うん…ビールに合うように作り直したんだ♪ネギ君今日は飲みたい気分かなって思って…」
ネギ「あ、ありがとう…夏美さん///」
なっち「えへへ、元気出してね、ネギ君♪」
完
ネギ「うるせーーブス!!!!」
みったくない
438 :
426:2006/10/22(日) 02:23:57 ID:???
僕はネギ・スプリングフィールド18才です。
僕には好きな人が居ます、その人の名前は桜咲刹那さんなんですが……
3ヶ月前から急に冷たい態度を取るようになって…怒らせるような事をした覚えはないんだけど。
それで2ヶ月前近衛木乃香さんから突然の告白、少し迷ったけど僕はOKして付き合う事に。
でもこの時の僕はあんな事になるなんて夢にも思わなかった……
今日はとりあえずこんな感じで、明日からは本格的な投下スタートします。
少し長くなるかもですがよろしく。
わくてか(゚∀゚)!
女子校で1年間教師、という大変な修行を見事こなしたネギは、そのまま
マギステルマギの修行へと出発するはずだったのだが、彼はまだ10歳。
性格を形成する大事な時期に一人で旅に出るなどしのびないと学園長の
意向で15歳まで麻帆良学園に残ることになった。
大学卒業程度の学力があるネギは、学校へ行く必要が無い。その上今までどおり明日菜の部屋
にいるのはためにならないということで、専用のひとり部屋を与えられエヴァと古菲の
修行を続けろとの命がでた。そして、4年目の春を迎えた!!
「じゃ、行ってくるよ、カモ君」
「おう、行ってらっしゃい」
午後2時半、ネギはいそいそと世界樹広場へち向かう。
午前8時から午後2時までエヴァとの魔法の修行、休憩を挟んで午後4時から7時まで
古菲と拳法の修行というのがネギの日課。
だが実際はさぼりがちなエヴァは週4回会えれば良い方で、必然的に古菲と一緒にいる
ことが多くなっていた。
―世界樹広場
「オー、ネギ坊主!来たアルかー」
「よろしくお願いしまーす!」
古菲、18歳、高校3年生。背も伸びて大分女らしい体つきに
なったが性格は相変わらずである。
つづく!
ここに来て長編が2つスタートか……!wktk
どっちも大作の予感
職人さん頑張ってくれ
「…まーもう教えることないアルが…今日はとりあえずランニングでもするカ」
「そうですね…、ではお先にー」
「あ、待つアルー!」
…3日で一年分を覚えてしまうネギは中国拳法を2年でほぼ極めてしまった。
もはや"戦いの歌"無しでも彼に敵うものはいなくなった。
ここ最近は基礎体力作りなどと言ってこうしてランニングや試合ばかりしている。
「ハァ、ハァ…疲れたー…」
「ふぅーーー…今日はもう終わりアル」
世界樹広場の原っぱにゴロンと大の字になって寝転がるふたり。
「え?もう終わりですか!?まだ一時間しか経ってないですよー?」
「だってもう教えること無いアルヨ?それともまだ私と一緒にいたいアルか?」
「そんなこと無いです!」
「そんなことは無いアルか…わかたアル…」
「ちょ、古老師!ウソですウソ!」
「ニャハハ、ということで今日はココまで!じゃまた後でアル〜♪」
「は、はい…お疲れ様です」
あっさりと帰るくーふぇ。また後で、というのはネギはほとんど料理を
しない。よく気がつくし、マジメな彼なのだが自分のこと
に関しては割と無頓着だ。晩飯は「超包子」で摂り、朝はその晩の残りで…という生活が続いている。
「あーぁ、暇だなぁ…」
ツヅま!
「…お、ネギやんか!」
「あ、小太郎君…と、ココネさん…」
何もすることがないのでブラブラと学園内を歩き回っていたネギは小太郎とココネと遭遇した。
「この時間まだ修行中のはずやんか、何してんねん」
「美空みたいにナル…」
「サボってるわけじゃないよっ、古老師が今日はもう終わりだって…」
「は?なんやまだ女と修行なんてしとんのかいお前!っかー!ダメやなー!」
「ずっと古老師だよ、小太郎君知ってるじゃん」
「ダメダメ女は守るべき存在やで」
そういいながら小太郎はココネの肩に手を回す。
「離レロ…///」
そう言いながらもココネはまんざらでもない様子。この二人はつい1週間前から付き合いだした。
「…え?なんでダメなの?」
「恥ずかしないんかぁ?女は守られるもんやない!守るもんや!!」
「意味わかんないよ…」
「もうガキちゃうんやで!いつまでも友達気分でいたら愛想尽かされるで!ほなな」
「あ…ばいばい…」
言いたいことだけ言ってすっきりしたらしい小太郎は、上機嫌で去っていった。
「…………(結局彼女自慢したかっただけじゃん。まぁいいや…暇だしまだ早いけどご飯食べにいこ)」
ネギは踵を返し、超包子へと向かった。
>>445 ―超包子
「お、ネギ坊主、今日は随分早いネ♪」
「あ、はい、修行がはやく終わったので…」
…出迎えたのは超だった。学園祭の事件のあと、結局未来に戻れなくなった超は
こうして学園内で学業と店舗経営を続けることとなった。
事件の張本人ではあるのだが、魔法使いではないし、ネギの必死の説得のおかげ
でなんとお咎めなしになった!今ではすっかり打ち解けて、以前以上に仲がよい…。
「ゆっくりしててヨ♪いまお姉ちゃんがおいしいご飯つくってあげるからネ☆」
「どーも…」
「…?今日は元気無いネ、どうしたのカナ?」
「そんなことないですよ!アハハ」
「ふーん、ま、いいカ♪いま古の馬鹿よんでくるネ」
「え!?あ、いや!今日は…いいです…」
「?ホントにどしたカ?古と喧嘩でもしたのカナ?」
「いや、そんなことないです!今日は忙しいかなーと思って…」
ツヅま!
>>438 日曜日の朝。
マンションの一室で目を覚ます一人の青年が居た。
彼の名前はネギ・スプリングフィールド18歳。
眼鏡を掛け、赤みがかった髪を持つ端正な顔立ちの青年だ。
魔法使いである彼は1年前、母国イギリスでマギステル・マギになった
その資格を手にすると彼はすぐ日本に帰国した、会いたい人が…愛する人が居たからだ。
その人はネギが教師をしていた頃の生徒の一人、名前は桜咲刹那。
彼が日本を離れたのが15の時、その時ネギと刹那は付き合っていなかった。
しかし互いが互いを意識し合っている関係ではあった。
だが1年前ネギが帰国してからは素っ気無い態度を取るようになり電話を掛けても出ず、メールを打っても返さず。
何が原因なのかと聞いても何も言わず、話し合おうと言って喫茶店で待っても現れず。
そんな日々が続いてネギが落ち込んでいた矢先、昔相部屋だった生徒、近衛木乃香と再会した。
木乃香はネギが落ち込んでいた事もあり慰めるためにデートをした。
それがきっかけになり二人は交流を重ね2ヶ月前、木乃香の方から突然の告白。
ネギは迷いはしたもののOKし、二人は本格的に付き合いだした。
そして物語は日曜日の朝から始まる事になる。
ネギは起きてからしばらくはベッドの上でゴロゴロしていた。
しかし部屋に立ち込める食欲をそそる匂いではっと目を覚ました。
そして完全に目を覚ましたネギは台所に立つ美しい女性の元へ向かった。
ネギは女性を背中から抱きしめ耳元でそっと囁いた。
「おはよう木乃香さん……」
「おはようネギ君」
続く
どの作品も楽しみだ!自分も長編は無理だけど短編書こ
みんなグッジョブ!
最近盛り下がってたが、また持ち直せるかな
俺も滞ってる長編完成させるか
wktk
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;:i,
.!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
lシ ;;;;;;;;;;;;;;;;|
| ,,,,,,,,,,,,...- ;;;;;;;;;;;;;|
| ,,;;;;;;;;;;,、 ,.-='==- 、 ___,,...-'´`゙!
/!´ `ヽ___l }_r'´ ,. !.|
[| ゙! |⌒! | 〉 !
ヽ、| ノ i:.ヽ、 _.ノ ' /
|`ー‐ '´ !::.  ̄ r'"
i, , |::: '1
゙i, |
゙、 ,...____.,,,._ / |`ヽ
゙、 ー ゙ / / ./ ゙、
ヽ / '/ iヽ、
ヽ、 ,../ / ∧ ゙ヽ、
/`゙゙T''" / / ゙ヽ、__
ネギ=スプリングフィールド 15歳
, ,.. -─‐- 、... _
,. ‐''"´ ``'‐.、
,.‐´ `‐.、
/ \
/ ∧∧ヽ.
/ 彡 ' -',ミ >
/ / / / //`'"´´\ し''メ,,_) 、
/ / / / // \ / /ニ=、 i
/ / / / // ゝ' /=-、 l
/ / / / // くヾ -、_ i}
i | / / / / _,,,.,_,,,,,.,,.. i l_,./ `i {l
. | i /__ /,,,,/,, ,.-っ=-、 'j /j | i|
! ! i !' /,.っ‐、 'i! ;;;; j` !|/ )// i l
ヽ!l l/ 'i!;;; j i ::: ._!__'',.‐ i リ_.// i | アスナ(ネギビジョン)
ヽ ト. ::::: ! !_/i |l
|i :::::: :::::: ::::::::::::::::::: /i il l |
il'i::::::::::: /_ 、 ::::::::::::: / ll l
' , /l l
ヽ 、,, ... ... /l l
\ ゛ / |l
\ / l
`i 、._ ,. ' r"
坊主頭のネギが見たい
ネギ「いきますよ…」ぐっ…
ちう「うっ、あぁ…!痛っ…そんなの入んねぇって!」
>>447 ネギのマンションで二人の男女は一夜を共にしていた。
これで身体を重ねるのは2度目、木乃香の方は付き合いだして1ヶ月目にしたそれが『初めて』であった。
一方のネギはそれが初体験ではない、イギリスに居た頃一人の女性と付き合い、その人と体験していた。
しかしそれも1回ポッキリで、その後女性とはすぐに別れ日本に来た。
そして昨夜の行為がネギとっては3回目、木乃香にとっては2回目となっていた。
だが昨夜も一ヶ月前も木乃香はネギの常人離れしたテクニックで普通の女性が体験出来ない様な絶頂を味わっていた。
ネギもまた木乃香との行為に充実感と愛し合う事への快感を感じていた。
二人は何度もお互いを求め何度も絶頂を迎えた、激しく時に狂おしく。
「昨日の木乃香さん……ちょっとエッチでしたよ?」
ネギは朝食を作り終え片づけをしている木乃香を後ろから抱きしめたまま囁く。
木乃香はネギの思いがけない言葉に赤面してオドオドとした様子で口を開く。
「言わんといてなネギ君…恥ずかしいわ……」
「でも……とっても可愛かったです」
ネギの言葉にさらに顔を赤らめる木乃香、片づけをする手もおぼつかない。
「もうやめといてや〜ほらほら朝ごはん!」
「は〜い」
木乃香が話題を反らそうとしてもネギは茶化す様な二つ返事をして、とりあえず食卓についた。
テーブルの上にはだし巻き卵に味噌汁、炊き立てのご飯に浅漬け、アジの干物など純和風の朝食が並んでいた。
「うわ〜おいしそう頂きます!」ネギは上品ではあるが朝食をすごい勢いで食べ始めた。
木乃香は少し不安げな表情で「美味しい?」と聞く。
「とっても美味しいです!!懐かしいな木乃香さんの手料理何年ぶりだろう」
と笑顔で返すネギ、そんなネギを見て微笑みを浮かべる木乃香であった。
続く
>「言わんといてなネギ君…恥ずかしいわ……」
ウヒョー 過疎ってるとこGJ!!
459 :
美砂長編:2006/10/24(火) 01:09:57 ID:???
>>309 「まぁ、千鶴姉ちゃんも俺のことを心配してだろうから俺かて…」
ほとんど酔いつぶれた小太郎は、話の内容がいつの間にか愚痴から惚気に変わっていた。
「…千鶴姉ちゃんはなぁ、俺が餓鬼の頃、見ず知らずの俺のこと助けてくれてなぁ…
なぁ、おい聞いとるかーネギ。」
「あー、うん聞いてるよ…」
絡み酒の小太郎に、もはや完全に聞き手に回り相槌だけを打っているネギ。
「それでなぁ…」
また同じような話を続ける小太郎。
「(…美砂さん)」
ネギは適当に相槌を打ちながら美砂のことを考え窓の外を見ていた。
460 :
美砂長編:2006/10/24(火) 01:11:36 ID:???
一方、美砂はとあるマンションの一室の玄関前に立っていた。
苦渋の表情を浮かべながらチャイムを押すのを躊躇っている。すると、美砂がチャイムを押す前にドアが開いた。
中から出てきたのは若い男。頭髪を黄色に染めピアスをつけている、言ってみればネギとは正反対の軽薄そうな外見。
「なんだよ、来てたんならとっとと入って来いよ。」
男は美砂の顔を見ると意地悪い笑みを浮かべ部屋へ招こうとする。
「呼び出してすぐ来るとは関心関心。」
「…」
美砂は黙って俯いたまま動こうとしない。
「おい、何やってんだよ美砂。早く入って来いって。」
男は美砂の頭に手を乗せ、無理やり部屋へと押し込む。が、美砂はその手を振り払いわずかに怒りが篭った剣幕で言った。
「もう…これっきりにしてよ…!」
「はぁ?…何言ってんだ?」
男は呆れたような口調で言っているが、表情は明らかにイラついている。
「もうこれ以上…」
口ごもった美砂。男はその様子から何が言いたいのか理解したようだ。
「いまさら何言ってんだよ。俺と美砂の仲だろ?」
「昔の話よ!…今は私には…」
「へぇーじゃあ良いのか?あの写真とか…」
「っ!」
美砂は唇をかみ締め男を睨む。男はそれを見て下劣な笑みを浮かべる。
「…それでも、お願いだから…」
擦れた様な声で言った美砂のその一言に男は少し驚いた。
「…しゃぁねーなぁ、そこまで言うなら…」
「ほ、ほんと!?」
「…百万くれたら考えてやっても良いぜ?」
「ひゃ、百…そ、そんな大金…!」
「無理なら良いけど?」
「……わかったわよ。絶対だからね…」
「はいはい。」
そう言うと美砂は男に踵を返しアパートを後にした。
「ククク…‘考えても良い'だからな?悪く思うなよ美砂…。俺を振った罰さ!」
男は美砂の後姿を見送りながら下劣に笑った。
461 :
思春期のネギその4:2006/10/24(火) 01:17:30 ID:Sg5AEWzK
>>446 「まだ夕飯時には早いから暇ダト思うガ…まぁネギ坊主がそう言うなら」
「アハハハハ!き、今日はやっぱり帰りますねー!たまには自分で作らなきゃ」
「あ、ネギ坊主ー!」
あっというまにすっとんで行ったネギ。
「早。…ふーむ、さては…」
超はニヤリとほくそ笑むと厨房に引っ込んでいった…。
―ネギ宅
「……(なんでだろ…急にくーふぇさんと会うのが恥ずかしくなった…)」
「…カモくーん…?」
しかし返事は無い。書置きによるとどうやらまたチャチャゼロのところに飲みに行ったようだ。
ネギはささっとシリアルをかっこむと、することもないのでソファに寝転んいだ。
「うぅーん…(古老師…怒ってるかな……くーふぇさん…)」
うとうとすること数回、いつの間にかネギは自分の股間が膨らんでいることに気付いた。
「あわわ、何を考えているんだ…僕は…///」
ツヅま!
スマソ…
463 :
美砂長編:2006/10/24(火) 01:19:07 ID:???
いや、グッジョブです
美砂の元彼は俺がぬっころした。
お二方長編GJ!
長編が被るのも盛り上がってる証拠かね
468 :
美砂長編:2006/10/24(火) 16:26:38 ID:???
>>460 ─翌朝…酔いつぶれた小太郎をよそにネギはある決意をしていた。
「そうだよね…美砂さんに直接聞いて見なきゃ本当かどうかわからないよね!美砂さんを信じてもう一度…」
小太郎の惚気に触発されたのか、昨日までの怒りは消え美砂を信じることにした。
「あれ…居ない…。」
家に着いたはいいが、美砂が居ない。
「(まさか…まさかね…)」
昨夜の突き放した対応もあり、美砂に対する疑惑のこともあり、色々と心配になるが当ても無いのでどうすることも出来ない。
ネギは家で待機することにした。
「あ、桜子?ちょっとさ…お金貸してくれない?五万くらい…」
ネギが家に帰宅した頃、美砂は元クラスメイトの家を片っ端から訪ねていた。
百万なんて大金は財布に入っている筈ないし、離婚の危機にあるのに、ネギの名義で勝手に金を下ろしてしまうのは常識的に出来る筈も無い。
「あ〜、ネギ君の貯金でも使ってブランド物でも買っちゃったんでしょー!ネギ君かわいそ〜」
「はは…うん、そんなとこ…」
「気をつけなきゃだよー。はい五万。」
「五万?、別に良いけど何かあったの?元気に無いけど…」
「ううん、別に何も無いわよ!ありがとう。」
「…なら良いけど。なんなら相談乗るからね?」
「…ありがとねクギミー」
「クギミー言うな!」
使い道を執拗に催促せず、二つ返事で了承してくれる友人に美砂は心から感謝した。
同窓会用の住所録を使い、大して仲が良かったわけでも無い旧友達の家を周り尽くす美砂。
運良く麻帆良地域に点在していたとはいえ留守もあったり、それでも顔をあわせて頼むと必ず貸してくれた旧友達。
二十数件は周ったというところ。目標額にやっと到達した。
朝から始め今はもう夜になっていた。
美砂はフラフラになりながらも帰路に着いた。
469 :
美砂長編:2006/10/24(火) 16:29:29 ID:???
━プルルルルルル
家の電話が鳴った。ネギは美砂の電話かと、あわてて受話器を取る。
「あ、もしもしネギ君?」
「あ、朝倉さん…」
ネギは落胆した。理由は相手が美砂ではなかったのと、もう一つ。
「ちょっと、忠告だよ。」
「え?」
突拍子も無くいきなり本題に入る朝倉にネギは思わず抜けた声を出す。
「柿崎からさ、お金を貸してって家に来たのよ。そこまで大金じゃないから貸したんだけど、
どうにもなんか平和じゃない雰囲気でさ…」
「…」
「ほかの奴に聞いたら自分のとこにも来たんだって。」
「…」
「聞いてる?」
「そう…なんですか。」
「うん、それでさ、この前にもさ、…ラブホで知らない男と出てきたってあったじゃん?なんかありそうだからさ、」
「…」
美砂の浮気についての話は朝倉から教えてもらったのだ。ネギには聞きたくない内容ばかりなので落胆も無理は無い。
「私が夫婦の間では余計なこと教えちゃった責任もあっての忠告だからね?OK?」
「はい…ありがとうございます。」
ネギは電話を切った。
「…美砂…さん」
ネギは呆然としながら美砂の名をつぶやく。
すると、玄関のドアが開く音が聞こえた。美砂が帰ってきたようだ。
ネギはどうすればいいかもわからず、物陰に身を隠した。
美砂は家に着き、まず自分の貯金を取り出した。少ないがこれで百万円になる。
そして電話を掛けた。ネギはそれを息を潜めて聞く。
「もしもし…私…。…違うわよ!…百万用意できたから…。これから行くわ。」
受話器を切って美砂は急いで外へ出る。
ネギは慌てて美砂を追いかけた。
元彼との修羅場ktkr!?
刹那「なんなら私が斬(ヤ)りましょうか?」
木乃香「お断りだ!」
100万あればたつみーに暗殺を頼めるよなw
たつみーは俺の言うことしか聞きません
修羅場にwktk
>>461 ―翌日。
「はぁー…」
古菲との修行の時間がやってきたのだが、ネギはまだ家を出られずにいた。
「兄貴ー、今日は休みなんですかい?」
「え?あー、いやーそういうワケじゃぁ…」
ネギがうじうじしているうちに集合時間は20分もオーバーしている。
チンコーーン…
部屋に呼び鈴の音が鳴り響く。
「(くーふぇさん!!!ウチにきちゃった!!!)」
ネギは慌てふためいたが、同時に胸があったかくなるような、そんな感情も覚えた。
「は、はーい…」
ドアを開けると古菲が悲しそうな表情で立っていた。
「ネギ坊主……どしたアルか?」
「え?い、いや…その…」
「もう私との修行は嫌になたアルか…?確かに最近全然師匠らしいことできてないアルが…」
「そんなこと…ないです…」
「…そアルか…昨日も…いや、なんでもないアル…。それじゃ今日は休みにするアルから…
修行やめたくなったらいつでも言うアルよ?ネギ坊主はもう…私より強い思うアルし…」
「くーふぇさん…」
「それじゃ…再見…」
「あの…!!待ってください!」
ツヅま!
続けー
>>478 その特徴的な呼び鈴…さてはあの作者だな!?相変わらずGJだ!
でも打ち切りは勘弁な( ´・ω・`)
>>481 打ち切り常習犯と通称が付いたくらいだから不安だな。
>>457 日曜日と言う事もあって朝食後は家で話しでもしてのんびり過ごそうと言う事になった。
出掛けようか?とも話したが昨日は映画を見て外食をしていたので今日は別にいいと言う事で意見がまとまったのである。
とは言っても実は木乃香、初めて行為をしてからは外でのデートが続いていた。
そのため誰の眼を気にしなくてもいいと言う二人きりの状況は以外にも1ヶ月ぶりであった。
それはネギも同じで何を話していいのか?何時もならば何を話そうかとすぐに浮かんでくるのだが……。
「き、昨日見た映画!なんでしたっけ?」
「え、えーと……トリスタンとイゾルデ……じゃないやろか?」
二人はぎこちない会話を続ける。
「そうそう!あれはいい話でしたよね〜」
「でも可哀想……お姫様初めてを……好きじゃない人に奪われて……」
「そうでしたね。あのシーンで木乃香さん泣いてましたよね?」
「なぁネギ君?」
「はい?」と木乃香の言葉に首を傾げるネギ。
「うちはなぁ……ネギ君でよかった」
「えっ?」ネギはさらに首を傾げ頭の上に?マークが出そうな表情をした。
「せやからぁ〜……うちの…初めてを奪ってくれたのがネギ君でよかった」
その木乃香の言葉にネギは顔を真っ赤にしていた。
「や、やだなぁやめてくださいよ!木乃香さんあは、あははは……」
「うれしいんよ……ほんまにうち…うれしいんよ…」
木乃香はそう言ってネギに近付きそっと口付けをした。
続く
映画ネタスマソ
木乃香かわいいです><
GJ!
ネギ…それ以上は木乃香を傷つけるだけだァーーーーッ!
せっちゃんもせっちゃんで…まったく…
486 :
美砂長編:2006/10/25(水) 00:36:53 ID:???
>>469 「(これを渡せば…またネギ君と…!)」
美砂は元彼と縁を切ることでネギと仲直り出来るという淡い期待を胸に抱きあのアパートへ向かった。
━ピンポーン…
今度は迷い無く押す。数秒後男が出て来た。
「はい、百万円よ…。これ。」
「おぉー、たった一日でよく集めたな〜。旦那は金持ちなのか?」
「…。これで縁も切って写真も…」
「はぁ、何言ってんだお前?」
「な、何って…」
「俺は‘考えてやる'って言ったんだよ。勘違いするなよ?」
「な!?そんなの!」
「はは、日本語は上手に使わないとな?」
「そ、そんな…」
美砂はすべてが水の泡になり虚脱してしまった。
「そうだ、今日はゲストが居るんだぜ?3Pだハハハ!」
「へぇーこれが美砂ちゃんかぁ、美人じゃん。人妻だし燃えるなぁ!」
「よし、このカネでなんかオモチャでも買ってくるかぁw」
喪失して無反応な美砂の手を取り部屋に引っ張る。抵抗無く部屋へと引っ張られる美砂。
しかし、横から現れた手によって掴まれた腕が払われる。
487 :
美砂長編:2006/10/25(水) 00:38:22 ID:???
「なんだお前!?」
「そういう…ことだったんですか…」
手を払った人物はネギだった。美砂の後ろに立ち悲痛と怒りの表情で俯いている。
「ネ、ネギ君!?」
ネギを見て美砂が生気を取り戻す。
「なんだよテメーは!」
元彼が連れてきたもう一人の男がネギに掴みかかる。が、ネギはそれを片手で捻り、通路の向こうに吹き飛ばす。
幼少期からスパルタとも言える修行をこなして来たネギにとって一般人は赤子同然だった。
「美砂さん、すみません…美砂さんのこと信じられないで…。」
ネギは申し訳なさそうに悲しく美砂に語りかける。
「お、お、お前が美砂の旦那なのか!?」
男はネギの人外的な力を見て完全に怯えている。
「そうですよ。美砂さんの…夫です。」
そう言ってネギは拳を振り上げる。
「や、やめろ!やめてくれ!」
ネギは男の言葉には聞く耳持たず拳を振り下ろした。
ネギは美砂を強く抱きしめる。美砂は急な展開に戸惑っていたが、もう何も不安はないことだけは理解した。
「ネ、ネギ君私…」
「美砂さん…本当にすみません…」
「…ううん、謝らないで良いよネギ君…」
美砂は心から安心した表情でネギに笑顔を向けた。
488 :
美砂長編:2006/10/25(水) 00:39:12 ID:???
ハッピーエンドで終わったかと思われたが、そう甘くはいかなかった。
ネギに天誅を下された二人。
どちらも死にはしなかったが、かなりの重症で現在は入院しているという。
更に人外的な力を発揮し、人を吹き飛ばしたため、幸い夜で目撃者は居ないが、セメントの壁は凹んでいるため尋常では無い事態が起こったことを第三者に推測させてしまう。
警察では捜査に目処すら付いていない状態だが、魔法界では付近の魔法使いの仕業であることは一目瞭然で、ネギの仕業であることが明らかになるのは難しくなかった。
訳があったとはいえ、本来人を助けることを主にしているマギステル.マギが一般人に暴行を加えるのは許されなかった。
情状酌量を踏まえても、マギステル.マギ剥奪とオコジョ島流しの刑は免れなかったネギ。
父のようになる、という夢も潰えてしまったネギだったが、ネギは後悔していない。
美砂も結局一人になってしまったが、美砂も悲しくは無い。
もう二人の心はつながっているのだから。
お互いにとって必要な存在になったから─。
完
GJ!でも…これはハッピーエンドなのでしょーかー…?
これもまた幸せのカタチさ・・・
彼氏は当然の報いだなw
愛・・・だな。
愛とは脆いものよ…
そういえばゆーな新婚最近見ないけど…もしかして打ち切り?
見ないなぁ…楽しみにしてるんだが
ザジネギもみたい
新婚事件簿、仲冷同人、せっちゃん長編…未完作品達…帰ってきてくれ
wktk
まだー
502 :
ザジネギ:2006/10/25(水) 23:36:50 ID:???
>>429 丁度その頃、葉加瀬の携帯に着信が入った。超包子の店じまいをしている最中のことである。
超「お疲れ様ネ、葉加瀬♪」
葉加瀬「お疲れ様。そっちは大丈夫だった?」
超「強い陣痛もなかったし、無問題ネ」
ほっと安堵の溜め息を漏らす葉加瀬。
超が続ける。
超「そうそう、店じまいをしたらこっちに来るといいヨ」
と、そこに五月が割り込む。
五月「みんなでお鍋にするからね♪」
元3‐Aの料理自慢が言うのだから、料理のグレードに対する期待は否が応にも高まってしまう。
葉加瀬のメガネがぎらりと鈍く光った。
葉加瀬「……是非伺いましょう」
一名様ご案内〜♪
と向こうから笑い声がする。
葉加瀬「ではまた後で」
超「ああ、待ってるヨ」
葉加瀬は後片付けを田中ロボに任せ、足早に広場から離れた。
普段オーバーな感情表現を見せることは少ないが、この時ばかりは彼女の頬も緩みきっていた。
葉加瀬「フフフ…♪お鍋、お鍋っ♪」
自前の原付バイクに跨り勢い良くエンジンを吹かす。
葉加瀬「白菜、鶏肉、銀鱈、湯豆腐……♪」
503 :
ザジネギ:2006/10/25(水) 23:38:07 ID:???
>>502 超と五月が鍋の下ごしらえを再開すると、ザジがゆっくりと立ち上がった。
ザジ「何か……手伝う………」
そんなザジを超がなだめる。
超「ほら、主賓は大人しくしてなきゃ駄目ヨ」
ザジ「…………」
五月の手料理に不満は無い。しかし自分も何かして旦那さまを、ネギを喜ばせたい。ザジはそんな風にやきもきしていた。
茶々丸「…………」
小さなテーブルを挟んで向かいのソファに座っていた茶々丸はそんなザジを見かねて、
茶々丸(今私がするべき最善の行動は……)
ザジ「…………」
茶々丸「…………」
ザジ「…………」
茶々丸「…あの、ザジさん」
ザジ「…………?」
茶々丸「その、お腹を触ってもいいでしょうか?」
ザジ「……??」
504 :
ザジネギ:2006/10/25(水) 23:39:57 ID:???
>>503 あまりにも突飛なことを言われ、ザジはきょとんとする。
だがそれは茶々丸も同じだった。私は何故そんな事を言ったのか?第一に、どうしてそれが最善の回答になるのか?むしろ自分の我が儘では?
だが、
ザジ「…………(微笑)」
ザジは茶々丸の手を掴み自らの大きくなった腹部に当てる。
茶々丸「あっ……」
とくん、とくん、とくん、とくん………。
微弱ながらも感じる、機械の自分にはない躍動感。
最善の……というよりは無意識から出たおねだりに近いものだったが、茶々丸の好奇心は十分に満たされた。コレはコレで良かったのかもしれない。
茶々丸「……ありがとうございました」
ザジ「…………(笑顔)」
すると、その時、玄関の方から扉が開かれる音がした。茶々丸が玄関に向かう。
ネギ「ただいま〜」
エヴァ「フゥ……、おぉ茶々丸か」
買い物袋を両手いっぱいに抱えたネギと主人が立っていた。どうやらこちらも首尾は上々の様子だ。
どうかこのまま平和でいってくれ。そして我らに癒しを…!
>>483 木乃香の思わぬ行動に赤面してしまうネギ。
「あわわわわわわわわ!!こ、木乃香さん!?」
慌てふためくネギの様子を見てむくれる木乃香。
「ネギ君!なんやその態度は!」と思わず口から出てしまった。
「だって木乃香さん!いきなりはびっくりしますよ!」
実は木乃香、恋愛にも積極的だが男女間の行為にも意外に積極的であった。
中学生の頃は刹那との仮契約を求めてキスを迫っていた彼女。
あまりそう言った行為に抵抗は無い様である。
対するネギにはやはり照れがあるようで、時折見せる木乃香の大胆な行動に赤面する事も珍しくは無い。
「いきなりて……んもう知らん!」
そう言ってネギからプイとそっぽを向ける木乃香。
「怒らないでくださいよ木乃香さん……」
とネギが木乃香の肩に手を掛けようとした時……
「うそ♪ネギ君騙された♪」そう言って木乃香はいきなり振り返りそのままネギを押し倒した。
ネギは突然の出来事で何も分からなかった、頭が混乱した。
そんな事はお構い無しと言わんばかりにネギを抱きしめる、強く抱きしめる木乃香。
「ネギ君……今度はうちの番やで?」木乃香は身に付けていたTシャツとジーパンを脱ぎ下着だけとなった。
「木乃香さん!?」さらに頭が混乱するネギ、もう何が何だか分からない。
「ネギ君……頂きます♪」そう言うと下着姿の木乃香はネギの唇を舌で舐めた。
>>506 木乃香はスレンダーな体型をしていた。
出る所はそこそこに出て、引っ込んでいる所は完璧にと言った具合だ。
普通よりも少し痩せ型の華奢な身体ではあるけっしてスタイルが悪いという事ではなかった。
木乃香は白い肌が美しかった、雪のように白くそして淡く儚げな印象を与えていた。
これ程美しい女性は他に居るのか?などと思ってしまうほどに木乃香は美しかった。
そんな女性が自分に、まして下着姿で迫ってきて、焦らない男性などは居ないだろう。
白い肌に合わせたかのような純白の下着を身に付け唇を舐めてくる木乃香。
「ネギ君……好きや…」
木乃香はネギの耳をあま噛みする、そして舐める。
舌はネギの頬を這い、再び唇に戻ってきた。
そして木乃香は激しくネギの口に舌をねじ込んだ、美しさとは裏腹に、獣の様に激しく。
思わず涙目になるネギ、お構い無しにネギの唇を吸い続ける木乃香。
だが急に木乃香はネギから唇を離した、ねっとりと唾液が糸を引き二人の唇を繋ぐ。
しかしその刹那再び木乃香はネギの顔にぐっと自分の顔を近づけた。
「こうゆうんは……嫌い?」
ネギは木乃香の言葉に少し息切れしながらもそっと微笑み。
「いえ……嫌いじゃ…ないです」
木乃香もネギの言葉に微笑を浮かべぎゅっとネギを抱きしめた。
「ネギ君……ずっとうちだけのもんや……離さへん」
ハカセがかわいい(*´Д`)
このかエロいな
>>478 「ど、どしたアルか?」
「え…と…えーーと…」
急に大声を出され、戸惑う古菲。だが当のネギもなぜ呼び止めたのかわからなかったのだ。
「その……」
「ネギ坊主…?」
「ごめんなさい……」
「ん…いいアルよ、それじゃ…」
古菲はネギに微笑むと、駆け足で去っていった。そしてネギは黙って見送った。
本当に謝罪の言葉を告げるためだけに呼び止めたのか…それとも他に何か言いたいこと
があったのか、それは誰にもわからないのであった…。
ただ、昨日の小太郎の一言がネギに影響を与えたのは確か、なはずである。
ツヅま!
古がかわいい
夕日が映える放課後に、自分たち以外誰も居ない屋上に集まっているネギと10人以上の女子達。
夕映、明日菜、茶々丸、古、刹那、まき絵、楓、双子、千雨、のどか、あやか…。
一見なんの関連性も無さそうな集団だが、一つの共通点があった。
それは…
「ネギ…みんなあんたのことを好きで、パートナーになりたいんだって…」
いつもの強気は無く、申し訳なさそうに明日菜がネギに言う。
他の皆も同じような態度だが、どこか切羽詰まった雰囲気を感じる。
「ネギ先生、このままだと私達は友人関係を保てなくなりますです…
責任を取れとは言いませんが…誰が一番なのかを言ってください。でないと丸く収まりません。」
夕映がストレートにネギに言い放つ。
「ぼ、僕は…」
その言葉を聞き、ネギは頭を抱え苦脳する。
皆、やはりまだ十歳だからそんなことを無理に決めさせるのは無理があったかもしれない、そう思っていた。
しかし、ネギが重く口を開く。
「僕が…一番好きな人は…」
全員息を呑みネギの次の言葉に身を構える。
懇願するような目で見る者、自分こそはと気を強く持つ者、緊張のあまり涙ぐむ者。
それぞれのネギに対する強い想いが交差する中、ネギが言った言葉は…
くーふぇさんですっ!!
514 :
続き:2006/10/26(木) 17:25:49 ID:???
>>512 「僕が好きなのは…小太郎君だっ!」
…。
一瞬間が空く。ネギ以外の全員、唖然としている。
「えーーーーーーー!!!?」
予想外過ぎるネギの答えに皆驚きを隠せない。
すると、屋上のドアが開いた。
「…。ネギ…」
現れた人物は小太郎だった。夕日に背く形で立って居るので影が顔半分にかかる。
「小太郎君…」
「ネギ…今の聞いたで…俺もお前が好きや!!」
見つめ合う二人の少年達。
夕日で出来た二人の影はやがて一つのシルエットとなった──。
数年後、ネギと小太郎は契約をした。仮ではない、本契約の方だ。
通常は男女同士がパートナーになるのがセオリーだが、例外が無いわけでもないのだ。
前衛で格闘技を使う小太郎に後衛で強力な魔法を唱えるネギ。
完璧なチームワークで無敵になった二人。
良かったね
完
(;∀;)イイハナシダナー
小太郎かわいいw
うわーw
>>507 麻帆良学園の学園長室で一人の女性と二人の男性が話をしていた。
女性は黒のパンツスーツで非常に生真面目そうな表情をしている。
体型は痩せ型でしかし非常に端正な顔立ちをした女性であった。
彼女の前に立つのは初老が近い眼鏡を掛けた痩せ型の男性と既に老熟し切った風変わりな老人であった。
「そうですか……ネギ君とね……」
「ならば安心じゃわい…彼なら木乃香を必ず守ってくれるじゃろう」
「ええ私もそう思います」
「刹那君もこれで肩の荷が下りたじゃろう……本当に今までありがとう」
「ありがとう木乃香の事を守ってくれて。君には悪い事をした一番大事な時期を護衛と言う仕事に捧げさせてしまって」
「私が無理にお願いして続けた事ですから御気になさらないでください……」
「いや君には悪い事をした……これからは自由に生きてくれ。もし遊びに来たくなったらいつでもおいで歓迎するよ」
「ありがとうございます詠春様……学園長それでは」
刹那はそう言って学園長室を後にした。
その後刹那は当ても無く町を彷徨っていた、ただただ歩いていた。
まだ昼間なのに肌寒い、もうすぐ秋が終わって冬が来る前触れであった。
日曜日の学園都市は結構な人で混みあっていた。
刹那は歩いた、ただただ歩いた、そして着いたのは人気のあまり無い世界樹広場であった。
彼女は世界樹に近付き頭を預けて小声で言った。
「ふ〜……ネギ先生…ごめんね。私……好きだよ?大好きだよ…でも……ごめんなさい」
刹那は小さい嗚咽を上げて泣き出した。
「好きなだけじゃ駄目なの……好きなだけじゃいけないの……ごめんね」
続く
切ないストーリーktkr
今更元のせっちゃんストーリーの方も続けてもおk
522 :
521:2006/10/26(木) 22:59:40 ID:???
最後にクエスチョン付けるの忘れた…orz
今更続けても良いでしょうか?
おk
ガンバッテ
525 :
マロン名無しさん:2006/10/27(金) 23:32:29 ID:1flObKYz
保守age
続きまだー
ナルトのお色気の術のモデルって楓?
マルチ乙
刹那「ネギく〜ん」
ネギ「刹那さん!」
ズコパコズコパコ
そう考えていた時期が俺にもありました
あなたね、結婚というのは男と女だけで決めていい話じゃないの。
家と家が繋がる、ということなの。
そんなね、好きだから一緒になりたいなんて子供みたいなこと言ってんじゃないよ。
しかも反対されたら親と縁を切る? このバカ!
あんたが今そこに居るのは、その親が居てくれたからでしょうが。感謝の心を持ちなさいよ。
いい? あなたが本当にその人と一緒になりたいんだったら、ちゃんと親を説得して、理解を得ること。
そして先祖代々の墓にしっかりお参りをして、許しを得ること。
わかった? でないと…… 地 獄 に 落 ち る わ よ ? !
明日菜が言ってんのかと思ったら、細木数子かよw
くーふぇが甘えん坊になったらしいですね
>>519 二人はまた身体を重ねていた、時刻はまだ10時を回った頃である。
二人は一通りの行為を終えるとそのまま眠りについた。
先に目を覚ましたのは木乃香であった、木乃香は服を着てメモに何かを書き残して、そしてその場を後にした。
メモには『急用が出来たので出掛けます。堪忍な♪』と書かれていた。
ネギがメモを見たのはそれから1時間ほど経ってからであった。
そっとため息をつくネギ、用があるのならば仕方ないと思い外に出る事にした。
紺色の開襟シャツにジーンズ、黒のジャケットを羽織るとそのまま外に出た。
当ても無く学園都市を歩くネギ、眼に写るのは紅葉した街路樹と街を行く人の影。
人々は明るい街の中を歩いていく、ネギは影の一つとなり、雑踏の中の一人として歩く。
彼は人の中に紛れて歩いていく、このまま歩いていくはずであった……
雑踏の中で彼は見つけてしまった、彼にとって大切な人……大切な女性…。
「……刹那さん?」ネギが目にしたのは数ヶ月前に会ったきり顔を合わせていない人。
その美麗な顔は雑踏の中でも浮いていた、「綺麗だ」その一言しか出てこないだろう。
「ネギ……先生…」刹那もネギの姿を確認しているようだった。
ネギは笑顔を送る、刹那は複雑な表情で返す。
そして突如走り出す刹那、しかし方向はネギの居る場所とは正反対であった。
「刹那さん!待って!!」ネギは刹那の後を追った。
刹那も必死に走るがすぐに追いつかれてしまう。
ネギは刹那の腕を捕まえる、刹那は振り向いて、恨めしそうな目でネギを見た。
「刹那さん……やっと会えた…」ネギは彼女を腕を掴んでそう言った。
「やっと捕まえましたよ刹那さん!……どうして逃げたんですか?」
「理由はありません…」刹那は顔を背ける。
「……僕の目を見て、刹那さんお願いだ」
「ネギ先生……私は…あなたの事を思ってなんていないんですよ?」
そんな言葉を聞かされてもネギは強い眼差しで刹那を見つめた。
「離して……離して!!」刹那はネギの手を振り解こうとする、だが離れない。
ネギは刹那を見つめた「僕は二度と貴方を離さない!!この手は離しません!離せません!!」
「聞きたくなんてない!!…貴方の言葉なんて聞きたくない!!」
「僕は貴方の事が好きだ!!世界で一番好きだ!愛している!」
人目もはばからず、気にはせず、大声で気持ちを伝えるネギ。
街行く人は彼等に一斉に目を向け足を止めた。
そして暫くの後、何事無かったかの様に歩き出す。
ネギは強く刹那の右腕を握り締める……その眼光と同じ様に強く。
刹那は口を開こうとしていた……だが唇を噛み締めネギに左手で平手を見舞った。
凄まじい音が街に響く、再び足を止める群衆。
だがネギはそれでも刹那の腕を離さない、見つめ続ける。
刹那は涙を浮かべ始める「分かって……ネギ先生…」
「何故ですか!?……何故いきなり避ける様になったんですか?」
ネギの言葉を聞いた刹那は少し考える様な素振りを見せていた。
そして口から出てきたのは「私…好きな人がいて結婚するんです!!」
「好きな人…ですか……すいません」
「えっ?」ネギの意外な言葉に刹那は驚いていた。
「僕は1年間…日本を離れていました……その間に気持ちが…そもそも刹那さんが僕を好きなんて言うのが僕の妄想」
「ネギ先生……(違うよ私は……)」小声で刹那が呟く。
「すいません…僕変ですね……思い込んでいただけ何て…かっこ悪いや」
「……」無言のまま刹那は俯く。
「じゃあこれで……困らせてしまってごめんなさい」
ネギはその場を後にしようとした……その時。
「待って!!」そう言ってネギを静止したのは刹那であった。
「刹那さん?」ネギは刹那の思わぬ言葉に驚いた。
「……貴方の家に連れて行ってもらえませんか?…お願いします」
それから暫くして二人はネギの家に居た。
ネギは刹那に紅茶を焼き菓子を出してもてなした。
刹那は紅茶を口に運ぶ、その仕草でさえもどこか美しい。
暫くして刹那は紅茶をテーブルの上に戻した。
「……ごめんなさいネギ先生…私自制出来ません」
「えっ?……どういう意味ですか刹那さん」
刹那は椅子からゆっくり立ち上がる、それに合わせて自然にネギも立ち上がる。
「刹那さん……どうしたんですか?」
刹那はいきなりネギを抱き締め口付けをした、刹那の行動に思わず目を丸くするネギ。
激しくネギの唇を奪う刹那、そしてそのままネギをベットのある方に押す。
そして刹那は自分が下になる様にネギと一緒にベットに倒れこむ。
「ネギ先生……私を抱いてください」刹那は高揚した表情でそう言った。
続く
536 :
マロン名無しさん:2006/10/28(土) 18:31:06 ID:ORzpj3ej
つまんね
いや、おもしろいよ
ネギ許さん!
私達双子はいつも仲良し。
小さい頃からいつも公平にはんぶんこ。
おかしにごはんに飲み物…好きなものはなんでもはんぶんこ。
喜びも悲しみもはんぶんこ。
史伽が欲しいものは分けてあげた。
逆に私が欲しいものも分けてくれた。
それはこれからも一緒…。
「お姉ちゃんただい…イヤアアァァァ!!」
「おかえり史伽!」
史伽が見たものは真っ赤に染まる姉の姿と綺麗に半分にされた…
「ネギ先生!お姉ちゃん何て事…」
「史伽ネギ君好きでしょ?私もネギ君好きだから…」
――はんぶんこしよ♪
おわり
風香…ガクブル
この幸せつ憂の者ですが
>ネギは刹那に紅茶を焼き菓子を出してもてなした
の所
>ネギは刹那に紅茶と焼き菓子を出してもてなした
です誤字が多くてすんません。
>>540 こら!イカンだろそーいうのわぁ〜
どうしてもやりたいなら引用注釈つけときなさい
…まぁ、GJだなぁ
いろいろ投下まだー
やっぱ深夜に盛り上がるなこのスレ
でくーふぇいまだー?ゆーなはもしかして完結か?
あれで完結はないだろ<ゆーな
548 :
マロン名無しさん:2006/10/29(日) 01:35:27 ID:WltrDuHL
深夜に浮上
>>535 二人はお互いを求め合った、数ヶ月と言う時間を埋める様に激しく。
狂おしいまでに二人は愛し合った、時間を忘れて……
二人は長くも短い幸せな時間が終わってもベッドで互いを抱き締め合っていた。
ネギの心は好きな人と初めて一つになれた喜びで満たされていた。
刹那も幸せを実感していた、同時に罪の意識も感じて。
「刹那さん……愛しています」
「私もです。でも……これっきりにしてもらえませんか?」
「……好きな人が居るんですよね?」
「あれは……その場凌ぎの嘘でした……私は貴方が好きです」
「なら何故あの時逃げようとしたんですか?」
刹那は戸惑いの表情を見せる、そして暫しの沈黙。
ネギは真っ直ぐに刹那を見つめる、刹那は微笑を浮かべて言った
「こうなる事が分かっていたからです……」
「こうなってはいけなかったんですか?」
「ええ……貴方が日本を離れた時…お嬢様の気持ちを聞いてしまったんです」
「木乃香さんの気持ち?……そうだったんですか……」
刹那の一言で全てを察したネギ、彼女は木乃香に遠慮していたのだ。
「私は貴方が日本を離れて少しして……お嬢様にも惹かれてしまったのです」
「刹那さん……」寂しげでとても複雑そうな表情を浮かべるネギ。
「お嬢様とは付き合うまではいってません、でも好きになってしまった……貴方と同じ位に」
「それはお嬢様も同じだった様です。私の事を愛してくれた、でもネギ先生も愛していた」
「貴方は自分が身を引く事を考えたんですか?」
「はい……私はお嬢様が貴方を好きだと聞いてショックでした、でもうまく行けば丸く収まると考えたのです」
「僕と木乃香さんを付き合わせて、貴方は身を引く……貴方らしいやり方ですね?」
「怒っていますか?」冷静に淡々とネギに尋ねる刹那。
「少し……」
「そうですよね……貴方の帰国の時、私は貴方を避けました。そしてお嬢様には貴方が何か悩んでいると」
「……僕は貴方の名前を出しました…僕は貴方が好きだと」
「ええお嬢様はそう私に言いました……『おめでとう』と言ってくれました」
「なら何故!!……何故ですか?」
「……それだけではないんです……魔法協会が貴方にお嬢様の警護を依頼するという話を聞いたんです」
「僕に?」
「貴方はマギステル・マギですよ?それにサウザンドマスターの息子。おまけにお嬢様とは親しい」
「それで……貴方は」
「ええお嬢様には『私はネギ先生の事は愛していない、だから貴方がネギ先生と一緒になるべき』だと」
「木乃香さんはそれで?」
「かなり迷っていました……でも納得してくれました」
「そんな事情があったんですか……」
「ネギ先生……木乃香お嬢様の事を愛していますか?」
「愛してします……でもそれ以上に貴方を愛しています」
「ネギ先生……私は自分を抑える事ができずに貴方と今こうしています」
「なら!!」
「私の事はこれで忘れてください……お嬢様を幸せにしてください」
せっちょん…まじでこんなことになりそう…
刹那は事の真相と自分の気持ちを言い残して帰っていった。
ベッドの上で服も着ずにたそがれるネギ。
木乃香のことは愛している、気持ちが無ければ付き合いなどはしない。
しかしそれ以上に刹那を愛している自分が居る。
刹那と過ごした時間が忘れられない。
ネギは考えていた、やはり自分が好きなのは……
そんなことを思っていると部屋の鍵を開ける音がした。
扉が開かれる、そこに居たのは……
「ネギ君今起きたん!?もう夜の7時やで!」
そう言ったのは買い物袋を提げた木乃香であった。
ネギの家に入り暗い部屋に電灯を灯してネギに近付く。
「……どうしたん?」
何時もと様子の違うネギに心配そうな表情を浮かべる木乃香。
「いえなんでもありません!すっかり寝過ごしてしまって……」
「大丈夫?顔色悪いえ?」
「そうですか?そんな事ないですよ!」
「そうかぁ?……ほらほら服着てなぁ!すぐにご飯にするで」
「はい!……(刹那さん……僕はどうすれば?僕は貴方が……)」
続く
GJこれからどうなるか楽しみ
いけいけごーごー
>>510 古菲の修行を断って、ぽっかりと時間が空いてしまったネギ。
いい加減カモと話す事もなくなったので一人夕飯の香りがする街へ繰り出した。
「(はぁ…僕…小太郎君に嫉妬してたのかな…)」
「…ネギ先生っ!!」
フラフラと街をさまよっていると、聞き覚えのある声がネギを呼び止めた。
「せ、刹那さん…どーも」
「どーもじゃないですよっ、どうしたんですか?今は古菲と修行してる時間のはずじゃないですか」
「は、はい…」
昨日も小太郎君に同じこと言われたな、などと思いながらネギは事情を全て話した。
意外にもすんなり説明できたのは、こうして誰かに会えることを期待して家を出たからだろう。
「…ふぅーむ…、私も色恋沙汰には疎い方なのですが…普通なことなんじゃないでしょうか」
「普通…?」
「はい、ネギ先生は子供の頃から年上のお姉さんに囲まれて…その上学校にも
行っていない…今まで女の子と一緒に居るのが当たり前だったから…」
「………」
「私なら…こうして自分が好きな男の子…それも超イケメンと一緒に居るのはちょっと恥ずかっぬっぺぇぇ!」
「刹那さん!?///」
「あの、失礼しますっ…///!!!!」
刹那は顔を耳まで真っ赤に染めながら走り去っていった。
「あー…(今好きな男って…)」
そして刹那に悩みをブチまけたネギは、ひとまず空腹を満たしに超包子へと向かった…。
ツヅま!
小太郎に嫉妬!?
ウホルート突入か!
すみません
くーふぇまだー
こっちにもせっちゃん
くーふぇに負けるなせっちゃん
ゆーなぁ!!!!カンムブァークゥゥ!!!!
ゆーな「ネギ君…遅いな…」
ネギ「…ククク…言ってもわからぬ馬鹿ばかり…」
アヌスさ・・あ、アスナさん!
ちょっとネギ!アナルセックスした後だからって名前を間違えないでよ!
でもどうでしたか?初アナルは
き、気持ちよかったわよ・・・
続きまだー
>>552 木乃香は何かを感じたのか夕食だけ作って帰っていった。
夕食はカレーライスであった、ネギはそれを詰め込むとベットに潜ってしまった。
刹那との行為が思い出される、ネギの陰部は反応し海綿体に血が流れ込む。
刹那の身体、木乃香よりも引き締まった美しい身体。
彼女は処女であった、その処女を奪った喜び。
初めての快感に歪む刹那の顔、淫靡な声を上げて自分を求めてきた美しい女性。
弾むように柔らかい白くさらさらとした肌は触っていただけでも気持ちが良かった。
『ネギ先生!熱い!熱い!あぁ……あっあっ…変に……なっちゃう』
『もっと…もっとネギ先生をください』
『はぁ…っつあぁ……ネギ先生……』
『頭が……ネギ先生……もう分かりません……気持ち…良過ぎて』
『はぁっ!っつあぁ…あぁ……あぁ〜あ!!!!もう駄目!!イヤァァァァァ!!!!!!!!』
刹那が漏らした言葉の数々はすべて鮮明にこびり付いて頭から離れない。
けっして許されない禁断の関係となった刹那とネギ。
恐らく結ばれる事はないだろうとネギは思っていた。
それ以前に刹那自身がもうネギを求めてくる事はないだろう、自分を抑える事のできる女性だ。
しかし、だからこそ自分を本能のままに求めてくれる刹那が嬉しかった。
ネギはこの日、眠れぬ夜を過ごした。
続く……ちょっとアダルト過ぎたかな?
だがそれがいい
せっちゃんたまらんですたい!!
GJ
ネギが羨ましい
ネギ&ゆーな ネギ出張編
「出張……ですか?」
「ウム、君には某国の地域紛争を解決してもらいたい。どうやら魔法使いも一枚噛んでるらしくてのう」
「……わかりました」
「気をつけてな、ネギ先生」
失礼します、と学園長室を後にするネギ。
時々ある、魔法教師の出張。無論新婚のネギとて例外ではない。
むしろ“オーバーサウザンドマスター”とまで呼ばれている彼は、
今やタカミチをも抜いての麻帆良魔法集団のエース。
自然、任地先も任務も厳しいものとなる。
しかも、たいていのケースでは出張といっても二人一組で行くパターンになっているのだが、
ネギ、タカミチクラスになると、一人で行くことが半ば不文律となっている。理由は単純。人手不足。
もっとも、今やネギと上手くタッグを組める魔法使いが麻帆良学園にいないというのもあるが。
なんにしても、ネギが悩んでいるのは出張期間。学園長の話を聞くに一ヶ月は見積もらなければならない任務。
(はぁ……)
ため息もつきたくもなろう。やっと再会、結婚できたゆーなと、また一ヶ月近くも離れなければいけないのだから。
「そっか……出張なら仕方ないよね」
ゆーなにその旨を伝えると、諦めたような笑顔を見せる。が、その笑顔が曇る。
ネギと離れる事だけではない、ネギの任務が相当過酷なものであろうことが、ゆーなにもわかったから。
オーバーサウザンドマスターとはいえ、不死身ではない。人が死ぬときなんて、多分あっという間なのだろうから。
「大丈夫ですよ、ゆーなさん」
「あ……」
そんなゆーなを軽く抱きしめる。心配ありませんよと、まるで子供をあやすかのように。
「……もう、年下のクセに生意気。ネギ君」
目の端を擦りながら。気をつけて行って来てね、待ってるから。
そんな思いを込めながら、静かな居間で、ゆーなはそっと彼に口付けた。
「裕奈先生、元気ないですね〜」
「やっぱりネギ先生がいないと寂しいですかー?」
「あーうるさいうるさい! そんなこと言ってるヒマがあったら走る走る!」
「はーい! わかりましたスプリングフィールド先生♪」
「ほっとけー!」
ネギが出張だろうと、ゆーなの教職は当然のごとく行われる。
体育の授業も、その合間の準備も、女子中等部バスケ部のコーチも、いつものようにこなすゆーな。
そこでは、ネギがいないがための寂しさも不安も見せない。
仕事と自分の思いは別。今のゆーなはそこまで割り切れるほど成長していた。
元担任で今は先輩教師である高畑・T・タカミチも、彼のことは心配いらない、安心していいと言ってくれる。
そういうこともあって、ゆーなはいつもと変わらず教職をこなしていた。
が、そうは言っても寂しいときは寂しいし、不安になるときは不安になる。
数週間が経ち。授業もなく、部活のコーチも午前中に切り上げた日曜日の午後。
「ネギ君、元気でやってるかなぁ……」
思わず口に出してしまう言葉。
「早く帰ってこないかなぁ……」
そして、ネギの任務の過酷さを知っていながら、つい零れてしまう言葉。
言ってしまってから、まだまだ私子供だなぁと、ネギ君はずっと大変なのに、と反省する。
しかし。
誰もいない、壁時計の音だけが無機質に響く、陽が差し込む昼下がり。
いつもはエネルギーに満ち溢れている瞳に、じわりと涙が溜まってしまう。
「ネギ君……」
頭を膝に潜らせながら、彼からもらった結婚指輪を両手の指で拝むように持つ。
8年も待ち続けてきた頃と比べれば、一ヶ月などなんともないはずなのに。どうしてこんなに揺れるのだろう。
溜まった涙が零れ落ちそうなまさにそのとき、不意に呼び鈴の音が居間に響いた。
「やあ、裕奈」
精悍といっても彼女の場合差し支えないだろう、褐色の長身美女の突然の来訪。
「龍宮さん!?」
「ヒマしてると思ってな。ちょっと顔出しに来たんだが、邪魔していいかい?」
「う、うんうん! ちょうどヒマしてたし。ちょっと待って、今何か出すから」
「フッ……一応私も手土産は持ってきたつもりなんだがな。昼とはいえ仕事が終わっているならいいだろう」
大瓶を2本程片手で持ちながら、綺麗に片付いてるじゃないかなどと言いながら居間に上がる真名。
その彼女の分と自分の分、2人分のコップを用意して、ソファーを勧めるゆーな。
「それにしてもびっくりしたぁ。いくら家が近いからって、龍宮さんがウチに来るなんてね」
「お前だってウチに来ないだろう。いつだって来ていいんだぞ?」
「あはは……ゴメン。今度遊びに行くから。ネギ君と一緒に」
「楽しみにしてるよ。けど」
魔眼とも呼ばれる真名の眼が妖しく光る。
「ネギ先生がいないからこそできる話ってのもあるだろう。ある意味いい機会だ。今日は存分に飲み明かそうか」
「龍宮さん……、……うん、そうだね! たまには女同士で飲み明かすのも悪くないしね!」
「それじゃ」
「龍宮さん歓迎と、ネギ君が無事に帰ってくることを願いましてー」
結局ネギ先生が頭から離れないんだな。
そう思うと可笑しさを押さえきれず、珍しく砕けた笑顔で真名はゆーなと乾杯した。
「でさあ、こないだなんか私が酔ってるのをいいことにラブホに連れてこうとするし。ホントスケベだよネギ君」
「ハハッ……本当かいそれ。私らと旅してたときはストイックそのものだったんだがな、彼」
「真名……まさかとは思うけど、ネギ君、誰かに手ぇ出してたりしてないでしょーねー?」
「少なくとも私にはな。他は知らんよ正直」
「真名ぁ〜?」
「アッハッハ! まあ実際そこまであからさまなスケベなら、私らの中ではなかったから大丈夫なんじゃないか?」
本当のところは知らないけどな、と釘を刺してまたもやゆーなをからかう真名。
もう飲み始めて何時間経っているだろう。
飲みはじめたのは昼過ぎだったはずなのに、いつの間にか外は真っ暗になってしまっている。
言うまでもなくゆーなと真名は中学時代のクラスメイト。
真名がネギとともに旅に出ていた8年間はずっと会えてなかったわけだが、
ネギが帰ってきたとき、同行していたメンバーで唯一麻帆良に帰ってきたのがこの真名であり、
ゆーなが麻帆良の教師になったことで、
クラスメイトの中でほとんど唯一、近場での何十年の付き合いになったわけである。
だから飲み始めの頃、真名はゆーなに言った。
自分のことは呼び捨てでいいと。これから何十年の付き合いになるヤツにさんづけされるのはくすぐったいと。
「うん……わかった。龍宮……じゃなかった、真名♪」
「ん」
こうして再び杯を合わせて、二人はいろいろな話をした。
運動部仲良し4人組の中に真名という、アンバランスな組み合わせながら
なんだかんだで楽しかった――真名も楽しかったと言ってくれた――修学旅行4班の思い出話とか、
超鈴音に振り回されながらも、終わってみればやはり楽しかった3年の麻帆良祭のこととか、
色々あった中学時代の思い出の数々。
ゆーなの知らない、ネギと真名達の旅の思い出話。
逆に真名の知らない、麻帆良高校、麻帆良大学でのかつてのクラスメートたちの話。
話のネタは尽きることなく、二人の元麻帆中生の話は、陽が落ち星が出てきても、終わる気配を見せなかった。
そして今は、ネギとゆーなの新婚話に花を咲かせていたわけだが、真名があるものを発見し、ニヤリと笑う。
「ははん」
「な、何よ真名ぁ」
「この婚約指輪を見て、先生を思って寂しがってたんじゃないか? 裕奈」
「そ、そそそ、そんなことないってば!」
「図星か……」
「真名ぁ〜っ……ったっ」
すっかり弱りきるゆーなの額を小突いて、真名は少しだけ真摯な笑みをゆーなに向ける。
「教えてやろうか。この結婚指輪には、ちょっとした面白いエピソードがあるんだ……」
まさかのたつみーwゆーなかわいいよぉ…ゆーな…ゆーな…
ってまたやっちゃった……推敲したのに完全に間違えてます。
「婚約指輪」と「結婚指輪」がごっちゃになってます。
まき絵の一人称以来の大ポカですね。まだまだ文章的に間違ってるところもありそうですけど。
正しくは全部「婚約指輪」です。脳内補完して読んでいただければ幸いです。
次回は、ネギがゆーなに贈った婚約指輪のエピソードが中心になります。
いろいろありまして執筆できなくて申し訳ありません。
それでも待っていてくれた皆様方、本当にありがとうございます。
なかなか書けない時期も出てくると思いますが、完結まで頑張りますので
よろしくお願いいたします。
待っていた!
おつ!!
ゆーな氏GJ
もう来ないかと思ってたよ
「ただいま、五月さん」
「それは豚のぬいぐるみ!」
「すいません、ここにいたんですね。」
「それはお相撲さんのバスタオル!」
「ああ五月さん、ここにいたんですか。」
「それはTVに出てる内山くん!
帰ってきたと思えば毎日毎日太ってる人とわたしと間違えて…。
わたしの体型に対する嫌がらせなの!?
もう離婚よ。実家に帰らせていただきます。」
こうして五月とネギは結婚してたった3か月で離婚してしまいましたとさ。
「ただいま、くぎみーさん。」
「くぎみーって言わないでよ!」
「すいません、くぎみんさん。」
「くぎみんも駄目!」
「釘男さん。」
「なんで男なの!?
私の名前ちゃんと言ってよ!」
「えっと、なんでしたっけ?」
「なんで自分の妻の名前を忘れるのよ!?」
もう離婚よ。実家に帰らせていただきます。」
こうして円とネギは結婚してたった3か月で離婚してしまいましたとさ。
「ただいま、亜子さん。」
「おかえり、ネギくん。」
「今日もお願いしますよ。」
亜子は渋々服を脱いで裸になった。
「ああ、この傷を触ってる時が一番癒されるんですよね。ホント亜子さんと結婚して良かった。」
(もしかしてネギくん、うちと結婚したんやなくて、うちのこの傷と結婚したのかな…。離婚した方がええのかな…。)
おまい一人でよく頑張ったなwwGJ!!
傷フェチか。
新たな境地だな。
―ネギ、洗濯物干し中…
ネ「ふんふふーん♪」
せ「くすっ(…ネギ君、ご機嫌やねw)」
「ふんふ、」ピタッ!!
「(あれ…、突然手が止まった…)」
「………」じーーーーーーーー…
「!!(アレ!私のパンツ…///!!!)」
ツクシーッ!ツクシーツクシーッ!!
「(写メってる!!)」ぞわわわ…
「うぉーーい!何やってるん!?」
「!!!せ、刹那さんっ!!」
「ちょっと、今私のパンツ携帯で撮ってたやろ!?」
「な、何言ってるんですか!?」
「ウチ見てたんよっ!?気持ち悪いなー…」
完
>>564 「私は何をやっているんだっっっっっっっっ!!」
深夜、マンションの自室で頭を抱える刹那、その理由は一つ……ネギとの事。
家に帰ってきてまずは後悔した、そして自分を恥じ懺悔した。
あろう事か大親友、それも同性ながら恋愛感情まで抱く相手の男を寝取った。
真面目な刹那にとってはこの痴女と言われてもおかしくは無い行為をした事実が許せない。
「……でも…あの感じは何だろう……罪悪感なんて感じなかった」
二人が一つになった時、刹那の中にあったのは罪悪感や後悔の念ではなく喜びと幸せであった。
あの時、刹那は思っていた『ネギ先生が自分だけの物になってくれたら』と。
自分だけの先生、自分だけのネギ、自分だけの愛する人……。
自分だけを見てくれる優しい……幼いと思っていたのに何時の間にか男性になっていた。
立派な青年になっていた……誰よりも優しく逞しく強い人。
「駄目だよ刹那……自分を抑えて…ひっく……辛いだけだよ…ネギ先生……」
愛している、誰よりもネギを愛しているとそう思い涙を浮かべる刹那。
「なんで…好きになっちゃったんだろう?……辛いよ…苦しいよ……」
ネギの事が頭から離れない、あの時なんでネギの部屋に行ったのか?
分かっていたのに…自分を抑える事ができないと……。
「誰か……助けて…苦しい……死んじゃいそうだよ……」
刹那が苦しみの声を上げた時刹那の携帯電話が鳴り始めた。
刹那は涙を拭い一呼吸置いてから電話に出た。
「もしもし刹那さん?遅くにごめんなさい明日菜なんだけど」
「明日菜さん?……助けて」
明日菜は刹那の呼びかけに「分かった!!」と声を上げ電話を切った。
実は明日菜と刹那はかなり近くに住んでいた、普通の人間の足でおよそ10分ほど。
電話を切ってからまもなく刹那の部屋の呼び鈴が鳴った。
急いで刹那が扉を開けるとそこには息を切らせた明日菜の姿があった。
普通の人の速度で10分の距離を明日菜は3分程度で駆けつけたのだった。
「いや〜20過ぎにもなると走るのはきついね〜」
とあくまでも明るくそして親父臭い事を言う明日菜。
そんな明日菜を見て刹那は少しだけ微笑んだ。
明日菜は長年思いを寄せていたタカミチと3年前にゴールイン、学生結婚であった。
今だにラブラブで現在1歳の女の子が居るとても幸せな家庭を築いている。
明日菜は大学卒業後、家庭に入ろうとも思ったがタカミチに「したい事をしなさい」と言われた。
その一言で現在魔法教師の一員として麻帆良学園で明日菜は働いている。
「明日菜さんお子さんは?」
「タカミチが見てくれてるわ、もうお父さんっ子で困っちゃうよ」
「懐いてくれないんですか?」
「そうなのよ!何かにつけてパパ、パパ、パパ、パパ、パパもう……」
「そうなんですか?」
「で何よ、刹那さんが助けてなんて余程の事でしょう?」
刹那は明日菜の話を聞いている時とは一転、暗い表情をした。
「こんな事……呆れられるかもしれません…ひょっとしたら軽蔑されるかもしれません」
「うん……話して刹那さん」
「私は、私は……今日…ネギ先生と同じベットに居ました」
「!……それってつまりは……」
「ネギ先生と……寝ました、いえ……寝取ったのです…お嬢様から……」
「そう……」
「こんな馬鹿な事、何でしたのか自分でも分かりません」
「うん……」
「明日菜さん、私はお嬢様を裏切りネギ先生を苦しめる事が分かっていたのに……自分を抑える事ができませんでした」
「うん……」
「でも……今は罪悪感を覚えています、けど!!……けどネギ先生と一緒に居た瞬間はむしろ……」
「充実感に満ちていた?」
「はい……ネギ先生と一つになって……全てがどうでもよくなって……」
「そっか……」
「明日菜さん……私はどうすれば?」
「刹那さん……それは本当はいけない事なのだと思う」
「はい……」
「ネギは今苦しんでいると思う……貴方への愛か?木乃香への愛か?」
「……はい」
「これはネギの選択次第としか言えないわ……でも私は……私はネギが選ぶのは貴方だと思う」
続く
ネギが悪い!僕も嫌いじゃないけど好きでもない女と
付き合ってすごく後悔した…というかあの時断っていれば…
かわいそうなことをした……
過疎age
誰か続きまだー
くーふぇいまだー?
ネギくー明日投下します><!
ネギ「どこに入れて欲しい?」
刹那「ん…ん…ここ…ここに入れて」
ネギ「ここ?ここってどこ?言ってごらん」
刹那「言えないよぉ、恥ずかしい…」
ネギ「恥ずかしくないよ、さぁ言ってごらん」
刹那「……こ…」
ネギ「何?聞こえないなぁ。もう一回どこに入れて欲しいか言ってごらん」
刹那「……公明党」
あっあっ・・・ネギ君、私が感じてる所、ちゃんとカメラに捕らえてる?
ハァハァ、はい和美さん。ちゃんと見てますよ?
んんっ!い、イクよ?!ネギ君!んんっ!!
はぁ、はぁ・・気持ち良かった・・・
ふふ・・・ボクもです
さてと!次は現像して、出来上がりを見ながらしよう?
ま、まだやるんですね・・・
(;´Д`)ハァハァ
寂しく過疎ってますね…
明日なんか投下します
未完の職人さん達ゆーな氏のように帰ってきて
くーふぇいさんまだかな?
アッー!
くーふぇたん
クンクン・・・ネギ、あんたまたお風呂に入るのサボってるでしょ!?
うっ、バレちゃった・・・
ほら!私が洗ってあげるから一緒に入りましょう!
んもう・・ほっとくとすぐ入らなくなるんだから・・・
あ、明日菜さん、頭だけじゃないんですか?
体も洗うに決まってんでしょ! ゴシゴシ・・
明日菜さん・・・
ネギ・・・
んー・・またセックスしちゃったわね・・・なんか最近いつもこのパターンね
いいじゃないですか。こんなコトが起こるならお風呂も大好きですよ?
バカ・・・
誰か長編の人投下して、続きが気になる
どれでも
ネギ「和美さん…今夜…その…」もみもみ
和美「えぇ…?ネギ君たらもーHになっちゃって///」
ネギ「そんなぁ…僕たち付き合い始めてもう半年なのに…まだ一回もしてないですよぉ」
和美「うぅ…だって…私…」
603 :
ザジネギ:2006/11/04(土) 03:20:47 ID:???
>>504 茶々丸「おかえりなさい。ネギ先生、マスター」
2人の姿を認め、堅い笑顔で答える。
金髪の少女が顔を紅潮させ、肩を小刻みに揺らしながら両手を差し出す。
エヴァ「スマンがこれを頼む。もう腕が千切れそうだ……!」
両手には頼り無さげに伸びきったスーパーのビニール袋。
右手の袋からは鶏肉や白身魚が顔を覗かせる。
左手は大振りの白菜と春菊。
茶々丸はこくりと頷き、主人が握る袋を受け取る。
更にネギに手を差し出した。
茶々丸「こちらに全て渡して下さい…」
ネギは右手に調味料類、左手に酒ビン、両脇に缶ビール2ダースのフルコース。
茶々丸はその全てを難無く持ち上げ、のしのしと台所に消えていく。
少し遅れてネギとエヴァが居間にたどり着く。
五月「おかえり〜♪」
超「お疲れ様ネ!」
出迎えの言葉と調理班の鮮やかな手つき。ネギの腹の虫が景気良く答える。
ネギ「あぁー………」
ザジ「…………(笑顔)」
ネギ「……ただいま、ザジさん」
ザジ「…………(こくこく)」
>>603 ネギはザジの隣にゆっくりと腰を落とし、ふぅっと安堵の息を漏らした。
ネギ「今日も大事無かったですか?」
ザジ「うん」
ネギ「それは何よりです」
ザジ「うん」
ネギ「お腹も順調みたいですね」
ザジ「ネギ」
ネギ「…はい?」
ザジ「お疲れ様」
ネギ「……はい♪」
完全に新婚世界に浸りきっている2人。
エヴァ(こいつら……)
向かいのソファにどっかりと座り込む姑……もといエヴァンジェリンは完全に置いてけぼりを食っている。
と、その時。
葉加瀬「こんばんはっ!ん〜〜いい匂い!!」
龍宮「開始には間に合ったな」
玄関から賑やかな声が聞こえてくる。
葉加瀬「ザジさん久しぶり!ネギ先生招待してくれてありがとうございます!もう私お腹ぺこぺこで……!」
勢い良く居間に駆け込む葉加瀬。やれやれと龍宮が続く。
差し入れに枝豆とおつまみ各種。20代らしさの欠片も無い中年臭いセレクトである。
>>602もしかして割り込みしちゃいましたか!?
申し訳ありません……
ザジネギ氏GJ
ザジネギ超GJ!皆ほのぼのでかわいい(´Д`)
朝倉は彼氏とアナルでズコズコやってるんだよ
出席番号23番 鳴滝史伽
史伽「ふんふ〜ん、お掃除♪」ガーガー(掃除機の音)
ネギ「ミキティ頑張れ!」
史伽「ネギさん、そこどいて下さいー。お掃除中なんですから。」プチッ(テレビ切った)
ネギ「あ、ミキティが…」
史伽「あー!ネギさん服はちゃんと洗濯機に入れてって言ったじゃないですか!もー…」
ネギ「あ、すみません…」
史伽「…使用済みティッシュもちゃんとゴミ箱に入れてください!汚いなー」
ネギ「はは…ごめんなさい…」
史伽「…まー良いですけど。とりあえず向こうの部屋行って下さい。掃除出来ませんから。」
ネギ「はーい…」
史伽「ちょ!?ネギさん?またお風呂入ってないんですか!」
ネギ「え?あ…すみません…」
史伽「最低です不潔です!早くお風呂に行ってください!!」
ネギ「フヒヒ…サーセン…」
一緒に暮らす、というのは予想以上に大変です
あったら嫌なシリーズ久々にGJ!!
ネギとアキラ、朝食
ネギ「アキラさん、シャツ後ろ前ですよw」
アキラ「んー…え!?ウソ///」
ネ「あはは、アキラさんてホント朝弱いですよねー」
ア「……うん。なんでだろーね」
ネ「大物なんですよ、きっと。どっしりと構えてマイペース!」
ア「何かお相撲さんみたいだな…」
ネ「くすっ、面白いですねぇアキラさんはw」
ア「もー、馬鹿にしてっ」
kan
>>585 「……私なんて馬鹿な事をしたんだろう…悔やんでも悔やみきれません」
「でもね刹那さん。貴方はもう選択してしまったのよ」
「選択……ですか」
「タカミチの受け売りなんだけどね、結婚する時に言われたの」
「なんて言われたんですか?」
「うん、選択の自由は誰にでも与えられた素晴らしい物だけど時に人を狂わせる。
選択を誤れば人は最悪命を落とす、選択は素晴らしいけど残酷……人を生かしもするし殺しもする。
自由だけど……自由ではない、選択してしまってからではいくら後悔しても遅い。
でも人は選択しないと生きていけない、選択してしまったらどんなに後悔する結果でも甘んじて受ける事ってね。
結婚前にするような話じゃないわよね……でもね考えさせられたわ馬鹿なりにね」
「私は……どうすれば」
「それを決めるのは貴方よ刹那さん、ネギはもう選択しているわ。あとは貴方の選択ね」
「私の選択……ネギ先生の選択……私は…」
「最後にタカミチはこう付け足したわ……『この選択はきっと正しい、君は僕が選んだ人だからね』って」
「……ちょっとくさいですね」
刹那は微笑みを浮かべてくすりと笑った。
そんな刹那の言葉と表情を見て明日菜も含み笑いを始めた。
「ふふそうね……ようやく笑ったわね?」
「あっ……」
「私は帰るね……あとはもう貴方一人で大丈夫…だよね?」
「ええ……私も選択してみようと思います……勇気を出して」
明日菜は刹那の言葉を聞くと安どの表情を浮かべて帰っていった。
ネギは眠れぬ夜を過ごした、すでに朝焼けの光がカーテンを通して部屋に差し込んでくる。
光は既に登り切っており眩しいかった、だがネギにとってはこの眩しさはうっとおしいだけであった。
ベットの上で足を揃え腕で抱いている体勢で夜を過ごした、微動だにせず。
時計の針は午前9時、1時間前に教師として再び働いている学園に休みの連絡を入れた。
ただ虚ろな目でどこを見るでもなく過ごす時間は長く感じられた。
そんな虚ろな時間が突然動き出した。
「?…携帯か……!?こ、これって…」
鳴り響いた携帯に表示された番号と名前は……
「刹那さん…刹那さんだ……」
向こうから電話を掛けてくるなど何ヶ月振りだろうか?
ネギはすぐさま携帯を開いて通話ボタンを押した。
電話からは「もしもし」と凛とした声が聞こえてくる。
そして嬉々とした声で電話越しの刹那に話しかける。
「刹那さん!!また話せるんですね?また声が聞けるんですね!?」
「ネギ先生……お話があるんです…私の家に来てもらえませんか?」
「分かりました!住所は変わっていませんよね?すぐに行きます!!」
「でもネギ先生学校は?仕事は……」
「どうでもいいですよそんなの!!すぐに行きます!!」
そう言ってネギは携帯電話を切って昨日着たジャケットを羽織りそのまま家から飛び出した。
続く
おもしろいっ!!
ゴクリ……
ネギ「めし」
ネギ「寝る」
楓「ネ、ネギ…?///今夜せ」
ネギ「寝る」
楓「…(別れよう)」
―日曜日
楓「ネギ…最近調子はどうでござるか?」
ネ「まぁまぁ」
楓「そうか…それは良かったでござる」
ネ「……」
子「おかーさーん、どっかいこー♪」←娘
楓「そうでござるなー、久しぶりに家族でキャンプでも行くかー」
子「わーい!!お父さーん!ごろごろしてないで早く準備してよー」
ネ「……ぐー」
子「おとーさぁーん…おとーさーん」
楓「…お父さんは疲れてるみたいだからお母さんと行こう…?」
子「う、うん…わかった!えへへ、シーチキンおにぎり食べたいなー」
楓「ははは……」
age
くーふぇいまだー?
623 :
マロン名無しさん:2006/11/06(月) 19:30:40 ID:PWPDikny
皆さん続きまだですか
この時期は何かと忙しくて…
今夜また載せるつもりです
ザジネギ癒される…wktk
627 :
ザジネギ:2006/11/07(火) 00:42:07 ID:???
>>604 龍宮「こんばんは」
ネギ「こんばんは龍宮さん、葉加瀬さん!」
ザジ「…………(笑顔)」
超「久しぶりネ!」
五月「準備完了♪」
再会を喜び合う元3‐Aのクラスメイト達。丁度良く鍋の準備も整った。
改めて席につく一同。足の低い円卓をネギ、ザジ、茶々丸、超、葉加瀬、龍宮、五月、エヴァの順に囲んでいる。
円卓の中心にはガスコンロと大きな土鍋。
2人暮らしで出番は有るのだろうかと思わせるサイズである。
箸と皿と飲み物が行き渡ったのを確認してネギが音頭を取る。
628 :
ザジネギ:2006/11/07(火) 00:44:15 ID:???
>>627 ネギ「皆さん、今日も一日お疲れ様でした。こうして集まるのも随分久しぶりです。今夜はたっぷり英気を養いましょう」
エヴァ(何だその挨拶は、…どこぞのサラリーマンじゃあるまいし……)
そういう彼女もあぐらで頬杖をついている。
ネギ「では皆さん」
8人の手が一斉に挙がる。
ネギ、ザジ、エヴァはオレンジジュース。
超、葉加瀬、龍宮、五月はビールに発泡酒、色とりどりのカクテルジュース。
茶々丸も形だけ付き合うと言うのでオレンジジュースを右手に持っている。
ネギ「中等部3‐Aに!!」
龍宮「今日という日に。……変わらない友情に」
五月「お鍋に♪」
エヴァ「春菊と鶏団子に」
葉加瀬「銀鱈と白菜と湯豆腐に!」
茶々丸「…ザジさんの安産に」
超「ラブラブ夫婦に!」
ザジ「…………(照)」
ザジ「……皆とネギに」
一同「カンパーーーーイ!!!」
くつくつと煮える鍋の上で、かちゃんと気持ちの良い音がした。
629 :
ザジネギ:2006/11/07(火) 00:46:04 ID:???
>>628 乾杯すると、堰を切ったようにエヴァと葉加瀬が飛び出した。
双方共に目当ての具に箸を向ける。
茶々丸「マスター、そこはまだ煮えてません」
鍋奉行に就任した茶々丸から一声。
エヴァ「ええぃ!ならば白菜だ!」
葉加瀬「よっ、ほっ、銀鱈、銀鱈♪」
少しは落ち着けないかと龍宮。片や彼女は既に缶ビール3本目に突入している。
超「我ながら至高の味ネ」
五月「はふはふ」
調理班も鍋の出来に満足しているようだ。
茶々丸「どうぞ、ザジさん」
ザジ「ありがとう」
ザジの代わりに具を見繕う茶々丸。
ネギ「おいしいですねザジさん」
ザジ「…………(こくこく)」
元教え子達と鍋をつつく。改めて日本に、麻帆良に来て良かったと思うネギ。
630 :
ザジネギ:2006/11/07(火) 00:48:00 ID:???
>>629 それから2、30分経過した頃。既に飲酒組は出来上がっていた。
酒瓶を手酌しだした龍宮。
一定のペースを守りつつ休む事なく箸を動かす五月。
ケラケラと笑いジョッキを一気飲みする超。
酒と鍋とをせわしなく交互に口に運ぶ葉加瀬。
顔から全身に至るまですっかり桜色に染まっている、いずれも劣らずの酒豪達。
しかし最も厄介なのはエヴァンジェリンだった。
先程から酒を飲み始めたが、どうにも酔いが深い。
エヴァ「うおぃっ、わらしの酒が飲めないってのかぁ?」
ネギ「いや僕まだ未成年ですから……」
エヴァ「うるひゃい!つべこべ言わずに飲みぇ!」
ネギは舌足らずで迫る師匠分に、言い様のない恐怖を覚えた。
今回は長さの関係で4分割しました。
待ってましたGJ!
ほのぼのだ!こっちのちゃおりんは黒くないから好きだ
くふぇーい・・・また打ち切り?
>>613 小奇麗な部屋で座卓を挟んで向かい合わせに座るネギと刹那。
ネギの眼は真っ直ぐに刹那を見つめ、刹那はきょろきょろと眼を動かしていた。
「どうしたんですか。貴方から連絡してくるなんて……でもうれしいです」
「私は……貴方の事がずっと好きでした」
刹那は言葉を発すると真っ直ぐにネギを見つめた。
「それは僕も同じです。一緒に戦って笑って泣いて……貴方と居るのが楽しくて」
「私も充実していました、貴方と明日菜さんのお陰でこの身体についてのコンプレックスも薄れました」
「刹那さんはどうあっても刹那さんです。変わる事のない事実です」
「話は変わりますが……私は3つの事を恐れています」
「3つの事ですか?……僕に話してもらえませんか?」
「ええ……一つ目は貴方と私の関係を他の人達が認めてくれるか?」
「話して認めてもらいましょう!……みんなきっと分かってくれます」
「二つ目はこの身体……もし貴方と私に子どもが出来たらその子は妖怪の血を引き継ぐ事になります。
その子にとっては辛いでしょう。私にはその苦しみが痛いほど分かります。
そんな思いはさせたくありません……私には子どもを守り切る自信がありません」
「二人でなら……きっと僕達の子どもを守れます」
「三つ目は……お嬢様の事です」
「木乃香さん……」
「お嬢様を傷付けることになる……だけではないんです」
続く
GJ!せっちゃん
せっちゃん………GJ!
最近人来ないな……
このスレも末期
このスレ書き逃げが多いからな
やっぱ書いたからには完結させてほしい
きっと職人さんは帰ってくる
完結させた後、その次のアイデアが出てこない
あのな。
たかだか一日二日投稿がないからって過疎とか末期とか騒ぐな見苦しい。
一週間に1回投稿されれば御の字のスレがどれだけあると思ってるんだ。
そのセリフ前にも聞いたな
他のスレの諸事情を持ち出されても困る
各スレに標準人口と言うものがあるだろう…
じゃあこのスレではたった一日投稿が無いだけで過疎だの
大騒ぎしていいのか? ということになるわけだが。
スレの人口云々の問題じゃないだろう。
そんなに気になるのなら、その当人が作品を投稿しろよ。
まあ、過疎だの末期だの萎えることを言うやつが、煽り荒らしの類なら別だが。
もしそうなら、そのような輩の言うことを真に受けた俺が悪い。謝る。
なんにしろ、もうちょっと長い目で待ってやってはくれないだろうか。
各作者にも諸事情があり、生活があり、その中で書いているのだから。
>>635 「それだけじゃないってどういう……」
「関東魔法協会も関西魔法協会も貴方とお嬢様の結婚を望んでいるのです」
「どういう事ですか?彼等に僕と木乃香さんが結婚してメリットでもあるんですか?」
「前にもお話しましたよね?貴方とお嬢様が一緒になれば護衛の必要が無くなる。
でもそれだけじゃない。貴方にはサウザンドマスターの息子としての名がある。
スプリングフィールドの名のもたらす効果は絶大です、彼等はそれを狙っているのです」
「僕の……名前?」
「ええ次のサウザンドマスターの最有力候補は木乃香お嬢様です、その次に貴方。
サウザンドマスタークラスの魔術師二人を自分達の懐に抱えておきたいんですよ協会は。
貴方がお嬢様と結婚すれば恐らく婿養子としての形を取って自分達の側に引き入れるはず」
「木乃香さんもその事は?」
「恐らく知らないでしょう……でも薄々は気が付いていると思います」
「……そんな事が…刹那さんは何でそれを?」
「学園長に聞きました。彼は何としてもそれを阻止しようとしています。
お嬢様には……魔法使いだとしてもしがらみの無い世界で生きて欲しいと願っています。
詠春様ももちろんそれを望んでおられます。その上で貴方とお嬢様の事を祝福しています」
「そんな事になっていたなんて……それなのに僕は……
刹那さんはそこまで考えていたんですね?」
「ネギ先生……私は貴方が好きです」
「刹那さん僕も好きです愛しています」
「私はもう迷いません、貴方を愛している事実は変わらないし変えたくない。
でも魔法協会はそれを許さないでしょう」
「許さないって……」
「全力で私を追ってくるでしょう。恐らく貴方と離れるまで容赦はしないはず」
「そんな!!どうすれば……くそっ!!…マギステル・マギなのに何の役にも立たない!!」
「ネギ先生……残酷かもしれませんが選んでください」
「選ぶ?」
「イギリスの魔法協会に関して言えば貴方は相当の決定力を持っていますよね?」
「ええ……一応それなりの決定権はあります」
「つまり選択肢は二つあります、一つは日本に残りこのまま私とは離れて暮らす。
私とは一切の縁を切ってお嬢様か何も知らない一般の女性と日本で結婚する手です。
もう一つは私とイギリスに行く選択です。イギリスにまで日本の魔法協会の力は及ばないですし
貴方がそれを防ぐ力がイギリスには有ります。
ただ日本にはもう戻れないでしょう。その場合貴方の元生徒には会えなくなるでしょう」
「何故貴方と一緒になると日本に居られないんですか!?
何故他の女性は良くて貴方はいけないんですか!?」
「私が妖怪だからです」
「!?……何言っているんですが!刹那さんは!!」
「妖怪ですよ……彼等から見れば……ね」
「刹那さんは刹那さんです!!」
「貴方がそう言ってくれるのは嬉しいです、でも魔法境界はそうは思っていません。
私は彼等にとって優秀な魔法使いをたぶらかす悪魔の女なんですよ」
「何故そんな事を魔法協会が思うんですか!!」
「私が妖怪の血を引いている……つまり私は妖怪達のスパイと思われているんですよ」
「そんな事あるわけ無いじゃないですか!!」
「もちろんそうです……でも彼等はそう思っている。
優秀な魔法使いである貴方をたぶらかそうとしていると彼等は取るでしょう。
私は以前魔法教会に釘を刺されました『これ以上ネギに近付くな』と」
「……僕を避ける様になったのはそれもあるんですか?」
「ええ……巻き込みたくなかった」
「……刹那さん僕は迷いませんもう決断しました」
「え?」
「逃げましょう!!二人でイギリスまで」
「ネギ先生……いいんですか?恐らく日本には帰ってこられませんよ」
「構いません貴方が居るのなら……木乃香さんもそんなは結婚望んでいないはずです」
「もう一度聞きます。いいんですね?」
「もちろんです。一緒にイギリスに行きましょう刹那さん」
「分かりました……みんなに挨拶をしている時間はありません、すぐに日本を離れましょう」
「はい刹那さん……(皆さん……お元気で)」
刹那とネギは簡単な身支度を済ませるとそのまま日本を後にした。
二人の突然の失踪に関東と関西の魔法協会は当然の如く困惑した。
二人は恐らくは駆け落ちをして国外に逃げ、何所かの地に移住していると魔法協会は推測した。
そして国内外を問わず日本の魔法使いを総動員してネギと刹那の大捜索が行われた。
しかしネギと刹那は行方知れずとなっており結局見つける事は出来なかった。
そして学園長と詠春が麻帆良学園の学園長室で刹那とネギに付いて話したのは二人が失踪した一ヵ月後であった。
「これで木乃香も刹那君も幸せになれるじゃろう」
「そうですねお義父さん、木乃香もネギ君と結婚すれば魔法協会に何をされていたか」
「そうじゃな……今木乃香はどうしておるかね?」
「笑って二人に『おめでとうと言いたい』と言っています」
「そうか……あの子らしい」
「本当に……魔法使いの世界も大変ですねお義父さん……(刹那君ネギ君……上手くやるんだよ)」
そしてネギと刹那の失踪から3年の月日が流れた……
今日はこれで終わりで次の投下でラストです。
今日の話会話シーンばかりですいません、次は会話シーンだけじゃなくするんでご容赦を。
では最終回多分明日には投下できるんで宜しくお願いします。
過疎で不穏な空気の中超グッジョブです!!
このかも結構いいやつじゃまいか GJ!!
木乃香
「…あんな化け物のどこがええねん…」
超GJです!!!
最終回も期待してます!!!!!
>>650 何所までも青空の続く田舎の風景。
そしてその中に佇む一軒の2階建ての家。
草原の中にぽつんと佇む一軒家は小麦色に染まった大地に違和感無く存在した。
そして庭に当たる部分で一人の女性が白いシーツを干していた。
ロングスカートにTシャツの至ってシンプルな格好だがとても美しい女性である。
「ふー……洗濯終了っと」
女性は額を腕で拭うと一息付いて空を見つめていた。
「もう3年か……早いな」
感慨にふける女性の名は刹那・スプリングフィールド旧姓桜咲刹那26歳。
彼女は3年前愛する男性ネギ・スプリングフィールドと共にここイギリスの地に降り立った。
着いた当初追っ手の魔法使いの追跡から逃れる為に片田舎の広い土地に家を建て今まで暮らしてきた。
最近では追っ手の諦めたのかすっかり影を潜めていた。
二人は半年前正式に入籍した、つまり新婚夫婦である。
ネギとは魔法使いの仕事が忙しく中々会えないが帰ってくると惜しみない愛情で自分を包んでくれる。
そんな幸せな生活を送っていた刹那の元を一人の人物が尋ねてきた。
「せっちゃん久しぶりや♪」
一息付いたばかりの刹那に突然声を掛けてきたのは
「こ……木乃香お嬢様……」
刹那の眼前に居たのはネギを奪い取った相手、一度は愛した親友近衛木乃香の姿であった。
木乃香は笑顔で刹那を見つめる、対する刹那はとっさにしゃがみ込み木乃香に対して深い土下座をした。
「お嬢様!!許してくれとは言いません!!憎いでしょう?殺されても文句は言えません!!」
と地面に頭を擦り付けながら泣き始める刹那。
「何ゆうてるんせっちゃん?せっちゃんの事憎い訳ないやん」
その予想もしなかった言葉に頭を上げる刹那、思わず「えっ?」と言う声が漏れる。
木乃香は自身もしゃがみ込んで刹那に視線に合わせると微笑んで
「むしろうちが恨まれてるんじゃいんか思ってたんよ?」
「何故ですか!?私は貴方の愛する男性を奪い取った卑劣な女です!!」
「それはうちやろ?せっちゃんが好きなん知っててネギ君と付きおうたんよ?」
「それでも貴方の大切な人を奪った事実には変わりありません!!
私はこの三年間とても幸せでした。ここでネギ先生と別れる事になっても本望です!!」
「せっちゃんやめい!!」珍しく木乃香が声を荒げ刹那を睨みつける。
刹那は初めて見ると言っても過言ではない木乃香の怒りの表情を見てまた頭を地面に擦り付けた。
「すいません!!……これは全て私のわがままだったんです!!ネギ先生は悪く」
「せやから!!何勘違いしてるん!?うちは怒ってなんて無いで!!」
「……今怒っているじゃありませんか」
「せっちゃんが人の話全然聞かんやからや!!いっつもそうや」
「えっ?」
「中学の頃からうちにばっかり気ぃ遣って!せっちゃんいっつもそうや!!」
「それは私は…お嬢様の護衛ですから」
「今は違うやろ?刹那・スプリングフィールド言う一人の女やないの?」
「知っていたんですか入籍した事……」
「うん……せやからなもうやめてや」
「何を…ですか?」
「……もう自分を犠牲にせんといて……うち辛いねん」
「お嬢様……」
「またお嬢様言う!このちゃんでええゆうとるやろ!!」
木乃香のむくれ顔を見て刹那は微笑んだそして木乃香は。
「やっと笑ろうた……せっちゃん結婚おめでとう」
その言葉を聞いた刹那は「はいこのちゃん」とそっと呟いて再び微笑んでいた。
その後刹那は茶菓子や紅茶で木乃香をもてなした。
二人は日が暮れるまで喋った、3年間の隙間を埋める様に。
刹那は泊まっていっては?と木乃香に声を掛けたが今日のところは街のホテルに泊まり。
明日また遊びに来るとの事であった。
帰ると言い出した木乃香の言葉には訳があった。
木乃香が帰ってから1時間ほど経った時テーブルの上には豪勢な料理が並べられてた。
そしてドアを叩く音が家に響くと嬉々とした表情でドアを開ける刹那。
そこに居たのは「ただいま刹那さん!」と笑顔でいうネギの姿であった。
「お帰りネギ君」と刹那はネギに抱き付き口付けをした。
木乃香が帰った理由は話の途中で刹那が何気なく口にしたネギが今日帰ってくると言うものであった。
木乃香は二人っきりにする為街に引き上げたのだった。
そして食事をしながら刹那はネギに今日起きた事と木乃香から聞いた事を話し始めた。
魔法使いの追っ手は木乃香と学園長が引き上げさせるために色々と手を回してくれた事。
木乃香が関西魔法協会の理事になった事、元3-Aはみんな夢を叶えようと努力している事。
明日菜は3人目の子どもがお腹の中に居る事。
そして木乃香を含む全員がネギと刹那を祝福している事。
「みんな私達の事認めてくれているみたい」
笑顔で話す刹那にネギは自身有り気な表情を浮かべた。
「当たり前ですよ、皆さん僕の生徒だったんですから」
「調子に乗って!」とネギの頭をでこピンで弾く刹那。
「でも木乃香さん許してくれていたんですね……」
「うん……このちゃん明日来るからネギ君も会ってあげてね?」
「もちろんですよ!明日が楽しみだな」
「うん、そうだネギ君」と刹那が満面の笑みを浮かべる。
「なんですか刹那さん?」ネギは刹那の表情に首を傾げた。
「家族が……一人増えたみたい」
刹那の言葉にネギは一瞬驚くも笑顔になり。
「僕達!!お父さんとお母さんになるんですね!!」
「それでね?名前は男の子ならナギ、女の子なら木乃香……駄目…かな?」
恥ずかしそうに自分を見る刹那にネギは微笑んだ。
「素敵な名前ですね!」
「……うん!!……ネギ君」
「はい?」ネギは再び首を傾げる。
「大好きだよ……」顔を赤らめる刹那を見てネギは微笑み。
「僕もです」そう言った。
二人はお互いに微笑みあって愛する人と一緒になれた幸せを改めて実感していた。
終わり
長々と駄文に付き合って頂きありがとうございました
ラストがなんかしょぼいですが……本当にすいません
ラストはすっきりと締めたかったのでこんな形になりました
すっきり過ぎますね……
実は懲りずに次回作の構想があったりします
またお邪魔する事もあると思うのでその時は宜しくお願いします
本当にありがとうございました
GJ!乙でした
せっちゃんが幸せになれて良かった
GJ!
なんというか、これはイイですね。読んだ人を幸せにするお話ですよ。
お疲れ様でした。次回作も期待してます。
まぁあれだ
グッジョブ!
乙です。こうしてみるとやっぱネギ×刹那ってあってるなあと思う。
意外だったのは最後に妊娠発覚。3年あればヤりまくって2人ぐらい産んdsy4
ブラボー!!
斬新な展開にこの男東郷感動した!!
せつネギが一番だって!絶対
ネギせつ!ネギせつ!ネギせつ!
職人が減っただけで住人は居たんだな
671 :
カオス:2006/11/11(土) 14:45:22 ID:???
亜子「ほら、あんよがじょーず、あんよがじょーず…」
ネギ「帰ったぞゴラァ!」
赤ん坊「ひ、びえーん!」
亜子「あ、あんた! そんな大きい声ださんで…」
ネギ「うるせー! マリンちゃんが不調だから惨敗だったんじゃ! 手前らのせいじゃあ!」
亜子「あ、あんた! それはおしめ代」
ネギ「リベンジじゃあ!」
ざくっ、ぷしゅー
ネギ「ぷ、へ…な、なんじゃあ、こりゃあ…あみばっ!」
亜子「なんで…なんでこんなことに…」
るるるーるー
くー「まさか…クラスメイトを逮捕するとは思わなかたアル」
亜子「アキラ…あの子を、頼むな…」
アキラ「…うん。今更10人も11人も変わらないから…任せて」
朝焼けのなか二人はいつまでもだきあっていた
投下は嬉しいが黒ネギは困る
また黒ネギだらけになってもな
燃料投下は歓迎すべし
てかアキラwww
ネギ「………」
鳴滝姉妹「?」
ネギ「どっちがどっちだか判んない……離婚しよう」
鳴滝姉妹 (;゚д゚)(゚д゚;)
ネギ「………」
さよ「?」
ネギ「今更だけど幽霊は無かったかな。塩かけよう」
さよ「ちょwww成仏wwwwww」
ネギ「………」
美空「ん?」
ネギ「この人誰だっけ……とりあえず家からつまみだすか」
美空「な め ん な」
五月さんは肌がぷにぷにしてますねー
……ちょっと頬擦りしても良いですか
あぁ、気持ちイイ!!
ハァハァ、五月さん!五月さんっ!!
その後二人は離婚した。
「豚足と私を間違えた」
―ベッド
アキラ「んんっ…ネギくぅーん…」←寝言
ネギ「アキラさんてこんなに甘えん坊だったんだ…別れよう…」
アキラ「ネギ君、今度のキムチおいしい?」
ネギ「ええ、まぁ」
アキラ「今回のはちょっと自信があるんだ///」
ネギ(知らねーよ……でもキムチ旨いから良しとするか)
あれ?楓の誕生日は?
期待上げ
ネギ「楓さん、誕生日おめでとう」
楓「あ、ありがとうでござる!ネギ」
ネギ「今日は楓さんの年の数だけ中出ししてあげるよ」
パンパンパン
楓「ん、ん、あっ、あっ、んあっ!あひっ!」
ネギ「くは〜、今月あと3人かよ、さすがにつらいか?あの色黒女なんて年の数程度じゃ済ましてくれなさそうだしなあ」
楓「ネギぃ!すきぃ、しゅきなのお!んあぁっ!」
ネギ「(はいはい)僕も大好きだよ、楓(こいつ体だけは上物だかんなあ)出すよ!楓のアナルのなかに精子ぶちまけるよ!」
楓「あひぃぃっ!出てる…!精子ビュルビュルゥ!楓ケツマンコでいっちゃうのぉぉぉ んひぁぁ!」
ネギ(うるせーよ、ござるの池沼あほ女!てめーは所詮ダッチワイフなんだよ、あ〜早くデカ女のマンコに突っ込みてえ)
楓「ハア…ハア…、 ネギ…………愛してる……」
ネギ(俺が愛してるのはせっちゃんだけなんだよ、てめーは黙ってマンコ向けてろ!)
(あの色黒にはなんか珍しい魔法銃でもプレゼントするか…、んでそいつをマンコにぶちこんでやるぜ!)
(関西女にはナイフで新しい傷でも増やしてやって…、チビはもう売り飛ばすか、飽きたし)
ひでぇ
でもせっちゃん編に期待
外道ネギが復活しやがったw
楓「また今度でござる」
ネギ「はい、楽しかったです(てか、具合よかったです?)。また来ますよ(マンコに突っ込みにな)」
ネギ「ふぅ…、あいつマジ言語障害かよ。まあ丁度良い人間オナオールだ」
「おっ!マンコはっけ〜ん♪」
アキラ「ふう…」
ガバッ むにゅ
アキラ「キャッ!!!」
ネギ「アキラさんのおっぱいむにゅむにゅぅ〜」 グにゅむにゅ プルンッ
アキラ「ひあっ!ネ、ネギ先生!?どうして!?」
ネギ「セックスしよ〜、アキラさ〜ん」
アキラ「せ、せんせっ…、ここ公園だよちょっ、おっぱい出ちゃってるってぇ!」
ネギ「おマンコも出しちゃいましょう、それともお尻の穴がいいですか?とにかくパンツ下ろしますよ、よっと…、じゃあお尻に入れちゃいますね」
ズブ グチュウ…
アキラ「イゥゥッ!!?ひぐ…、まだ…濡れて…ない…y」
ネギ「あ〜ギュウギュウだよぉ、アキラ〜」 ズプ チュプ ヌプ
外道め
アキラ「せん…せぇ、ん、私、あんっ、ここで裕奈と、んぁ、待ち合わせ、してて」
ネギ「ハア、ハア、ハア…、後どれくらいでくるんですか、ハア」
アキラ「え…?あの…、あと10分くらいで…あぁぁん」
ネギ「じゃあその間ヤっちゃいましょう。あっちの草陰行きますか、」
アキラ「………」
裕奈「ほいっと…、アキラはまだ来てないか…」
アキラ「裕奈…」
裕奈「アキラ!っと…ネギ君!?帰ってたの?」
ネギ「はい、一週間ほど前に。お久しぶりです裕奈さん
アキラ「そこで…たまたま会ったんだ…」
裕奈「アキラ…?顔赤いよ!大丈夫!?」
アキラ「だ、大丈夫だから!あ、これ約束の…、あの私、急用出来ちゃって、ゴメンね行くね!」
裕奈「え!?う…うん、いいよ、またねー! …変なアキラ、」
ネギ「裕奈さん、ひさしぶりですね(アキラには一発しか中出し出来なかったしこいつ犯すか)」
裕奈「んん…、んっ、んぐ…、んあ」 ピチャ ペロ チュ
ネギ「ぅぁ…裕奈、出すよ!裕奈の可愛い顔にぶっかけるよ!!」
ドビュゥッッ! ビュッ ビュ ビュ ビュル ル…
裕奈「んあああ…、あっ、はあぁ、あぁ、」
ネギ「次はオマンコいきますよお〜!裕奈のキツキツマンコにチンポいれちゃうよお〜!」
裕奈「…ぁ…はあ…はあ…、ネ…ネギ君?アキラとも…こんなことしてたの?」
ネギ「そんなまさか!裕奈さんのことが好きだからですよ!!(アキラのやつとはアナルセックスしかしてないしね)」
裕奈(……………うそつき。…でも、…嘘でも好きだなんて言われたら…私…)
ネギ「あ〜!裕奈のマンコたまんないよお〜!(こいつもアナル開発してやるかな〜、ぅおっ、出る!、出るぞ)」
ガタン ゴトン ガタン ゴトン
アキラ(あ…、やだ…、お尻から…あれが…垂れて…、電車の中なのに…)
きっとネギは今頃裕奈と… そう考えるとアキラの目じりにはどんどん涙が溜まってきた
アキラ「ヒッ…、グスッ、う…ひう…ふえぇっ…」
?「お、おい、ちょっと姉ちゃんどうしたんや…、ってアレ?アキラ姉ちゃん!?」
もしや今度は小太郎の毒牙がアキラを
犬イラネ
小太郎ではなく亜子
新婚スレなんだから当然このネギにも嫁さんがいるわけだよな
ひさしぶりにのどか
のどか「アキラさん、アキラさんはネギ先生のことどう思ってるんですか?」
アキラ「ふぇ!?ど、どうしたの宮崎さんいきなり…」
のどか「いえ、なんだかネギ先生にすごく優しいですし、もしかして…って」
アキラ「うぇ…、あの…、そ、それはまだ子供だし私たちがしっかり見てあげなきゃっていう…、…?何?その本…」
イドの絵日記 〜 な、なんでいきなりこんなこと…、そ、それはネギ先生可愛いしカッコいいし大好きだし…、
でも本屋ちゃん先生に告白したらしいし言えないよお。でも絶対私がネギ先生捕まえるもん、
ネギ先生 好き 好き 好き … 〜
のどか「…」 ふるふる…
アキラ「み…、宮崎さ…っ!ひっ!!な…な、何それ?ほ、包丁!? ッキャッ!!あぶなっ!!」
のどか「ゆ る さ れ な い ですぅぅぅ!!!!!卑しい…!卑しい卑しい!!!ゼンゼエはわたざなあああいいぃぃ!!」
アキラ「ひぃぃ!や、やめt!!助け…うあぁぁっ!!あ…、熱いぃぃっ!」
のどか「ミギィィィィ!ミギギギィィィ!!あなたにはそのまま死んでもらいます!クスクスクス」
アキラ「ひぇ…、あ、ひぃぃぃい!!ち…?血!?おなかから…、ぁ…、い…痛…ぁ 痛いぃぃぃぃぃ!!!!!」
のどか「ふしゅるるるるるるるぅぅぅぅぅ」
ごめん、スレ違いだね、ところでこれもスレ違いに入りそうだけど小太郎×アキラって需要ある?一応ネギも出すんだけど、
ない
それはない
「ネギの新婚生活を考える」だから微妙な線だな…
俺は大丈夫だと思うけど
そういえば言おうと思ってたんだが次スレからはスレタイ変えないか?
せめてネギま と入れようぜ。ネギまだと検索しても引っかからないから
番外編とタイトルつければいいんじゃね
697 :
691:2006/11/12(日) 21:57:46 ID:???
>>688 >>689 >>692 >>693 把握…
てか外道ネギの方もぜんぜん新婚じゃなかったね、楓の誕生日レス見た後に適当にやり始めた奴だったから…、
いちおう刹那と新婚だけどお互い忙しくてぜんぜん会えてないってことにしようと思ってはいたんだけど、
>>686の続きひとつ書いて終わらせるね、
少々スレ違いでも盛り上がれば良い
遠慮なくやってくれ
明日からまた執筆始めるか…
アキラ「ふぇ?…グス…こ…、小太郎…君?」
小太郎「な、なんやなんやどないしたんや? っあ!とりあえず降りるで、ホラ、」
駅からほんの少し歩いた人気のない空き地、
小太郎「ほんまどないしたんやボロボロ泣きおって…」
アキラ「…、 ねえ…、男の人ってみんなHができればだれでもいいの?」
小太郎「な、なな何言うてんねんいきなり!?そないなことないで!体やないで女は!(ちゅうか俺童貞やからわからんし)」
アキラ「そう…、じゃあ…単に私が愛されてないだけなんだね、私はきっとだれにも愛されないんだね…」
小太郎「なっ、そんなことない!そ…ってわああっ!な、何脱いでんのや!(た、縦スジ…つるつる…)」
アキラ「だって…ヒグッ…、こんなことされても…愛してるんだよ…グスッ…ホントに…愛してるんだよ…」
一糸纏わぬ姿のアキラの太ももにはネギの精液が大量につたっていた、
アキラ「暇つぶしみたいに私のお尻を犯して…、それでも愛してるのに…、先生は私を見てくれない」
「ねえ、小太郎君もHしたいだけなんでしょ…、いいよ、どこでも犯して…、私の価値はそれだけなんだもん、ねえ犯して」
小太郎「ア…、アキラ姉ちゃん…」
ちょっとトイレいってくる
小太郎(な、なんやこれ…、アキラ姉ちゃんが裸で…、姉ちゃんのおマンコ…、おマンコ…)
アキラ「ねえ…、私はこうすればいいんだよね…、誰も…愛してくれないもん、」
小太郎(落ち着け小太郎!詳しくは分からんが姉ちゃんは今傷ついてるんや!男として俺が救ってやらんと)
アキラ「ほら、オマンコもお尻の穴もどっちもいいよ、はやくチンポちょうだい…」
小太郎(おお男として、男として…、ってダメや男として…、股間が!股間が!犯したい犯したいマンコに突っ込みたい中出ししたい)
アキラは四つんばいになり小太郎に尻をむけ自分の秘部を指で広げだす、肛門からは精液がいまだに滴っている。
小太郎(あああああ童貞卒業童貞卒業童貞卒業ってだめやダメやSEXできる童貞卒業できるうおおマンコマンコってだからダメや踏ん張れ俺ええ!)
…ファサ 「!?」 全裸のアキラに小太郎の着ていたジャケットがかぶせられる
アキラ「…、体も…駄目…なの…?体でも愛してくれないの!?本当に誰も私を…」
小太郎「違う!…違うんや…、アキラ姉ちゃん。」
いつの間にかアキラが悲惨なキャラになっているぞ?
なんだこの話はw
エロスwwww
小太郎「誰かんことを好きになると、そいつのことしか見えんくなる、それは悪いことやない」
アキラ「…」
小太郎「だけど、そいで自分の好きな奴が自分のこと見てくれへんかったら世界で自分がひとりぼっちになってまう」
アキラ「…」
小太郎「せやけど…、せやけど違うんや!必ず見てくれてる人はおるんや!たとえ自分がその人んこと見とらんでも、」
アキラ「だれかが…?」
小太郎「そや!アキラ姉ちゃんのこと知っとる誰かが…、ネギのことは俺は知らん…、けど勝手に愛されてへんなんて言ったら失礼や」
アキラ「じゃあ…、…じゃあだれっ!?ほんとにそんな人いるの!?無責任なこといわないでよぉっ! 」
小太郎「/// 少なくとも一人…、ここにアキラ姉ちゃんのことホンマにカワエエ思っとる奴は…、おるで」
アキラ「…え」
小太郎「無責任にいうとるわけやない、俺はずっと…、見てたで、姉ちゃんのこと。体とかやない、大河内アキラをみてたんや…」
アキラ「小太郎…君…」
小太郎「/// ああーっ!もうええやろ!とにかく姉ちゃんは一人じゃない、誰も一人じゃない、だから悲しいし嬉しいんや!」
アキラ「…」
小太郎「ほら、家まで送ってったるわ(ちくしょお、童貞捨て損ねた、くそぉっ、姉ちゃんのおマンコ、マンコ、マンコ)」
アキラ「…ぅ、 ふぇっ、 ひぐっ、 う…、 あり…がと…ぐすっ…ぅ…」
小太郎「ほらいくで、(犯り損ねたあああ、今更マンコだせなんて言えるわけないし…、でもまあ…、姉ちゃんも俺をみてくれたし…、ええか)」
〜完〜
GJ!!ここ最近で一番エロかったwww
小太郎が説教しだしてワロタ
ネギに天罰あたえろよww
710 :
ザジネギ:2006/11/14(火) 00:24:58 ID:???
>>630 エヴァの攻勢が続くなか、ネギはふと左に目を向ける。
ザジ「…………」
目が座り首はかくん、かくんと上下している。
ネギ「ザジさん、そろそろ休みますか?」
ザジ「…………(こくこく)」
小さく頷くと、ネギの左肩にもたれる。
一息吐き、右手で膝を、左手で肩を抱き上げるネギ。いわゆるお姫様だっこの形である。
龍宮「お〜」
葉加瀬「見せつけてくれますね〜」
ほとんどオッサンと化した二人組。
普段知的で物静かな印象が強いだけに酔った反動が著しい。
ザジはネギの両手の中でもうとうとしながら
ザジ「……おやすみ」
とだけ呟いて寝室に戻っていく。
それから程無くして、五月が空いた鍋を持ってキッチンに引っ込んだ。
葉加瀬「あの2人がくっつくなんて…中等部の時は考えもしませんでした」
龍宮「まぁ、意外性はナンバーワンだったな」
超(……くっついてくれたお陰でここに子孫がいる訳だがネ)
残された一同は酒の周りが調子づいてきたのか、昔話に耽っている。
711 :
ザジネギ:2006/11/14(火) 00:26:33 ID:???
>>710 葉加瀬「でも確かネギ先生って、卒業式のあと宮崎さんに告白されたんですよね?」
龍宮「……噂では、な」
今までも元3‐Aの間では一種のタブーとされてきた話題である。
エヴァ「自分を頼ってくれる者より、何も言わずに……自分を受けとめてくれたあいつを選んだんだろう」
先程までの泥酔から醒めたエヴァが呟く。
一同「…………」
沈黙が場を支配した。それぞれ顔は紅潮しているが揃って真面目な表情である。
ネギ「あれ、何か静かですけど……」
不意に話題の主役が戻ってきた。
ネギ「どうしたんですか?」
事情を知らない当人は首を傾げている。
超「イヤ!なんでもない、なんでもないヨ?」
取り繕ったような、しどろもどろな応対をする面々。
と、そこに。
五月「おじやだよ〜♪」
先程までキッチンにいた五月が戻ってきた。
エヴァ(ナイスタイミング)
龍宮(まさか…見計らっていた?)
超(なんとか難を過ごしたネ)
葉加瀬(おじやとはまたオツですね……)
茶々丸「…………」
救いの女神が舞い降りたかのような瞬間。彼女達には五月から後光が差しているようにさえ見えた。
GJ!!!漫画もこうなればいいのに…
ザジネギさんGJ!!!
まさにあなたはこのスレの救世主
浮上
職人さん来てー
誕生日ラッシュ前に書き溜めてるのか?
716 :
夕映の妄執:2006/11/15(水) 19:53:11 ID:???
じゃあ明日ネギ×夕映を書くとしよう、そのまえにcrazy夕映でもかいてみるか
どうして…、 どうしてこんなことになってしまったのか
「ゆえぇぇ!ゆえ!ゆえ!ゆえぇぇ、出してっ!なんで!?なんでどうしてっ!こんなっ!」
なぜ私は10年来の親友を死刑台に立たせているのだろうか…
「ゆえ!ゆえ……、ゆえぇぇ………、 なんで…?」
分かっているくせにくせに…、 全て分かりきっている…
愛の結果なのです
愛が生み出したのです
この憎しみを
憎しみは愛から生み出されるのです
どこにでもあるような話です。
「のどか 結婚おめでとうです…、あなたが憎い」
「ゆ…え……」
717 :
夕映の妄執:2006/11/15(水) 20:26:25 ID:???
「苦しいんです!辛いんです!許せないんです!」
夕映は堰を切ったようにのどかに思いを吐き出す
「許せない!あなたが…ネギ先生が…この醜い私自身が…」
のどかは信じられないものを見たというような目で夕映を見つめる。事実のどかはこの状況と夕映の言葉を信じられないでいる。
「もう耐えられないんです!親友を憎むことが!こんなに醜い私であることが! …だから終わりにしたいんです」
つい一ヶ月前に宮崎のどかとネギ・スプリングフィールドは結婚をした。元3−Aのメンバーも結婚式に参加し、祝福をした。
もちろん綾瀬夕映も二人を祝福した。結婚の話を最も早くのどかに聞かされたのも彼女である。
「おめでとうですのどか!二人がうまくいって私もうれしいです」
「ホントに!?よかった…、ありがとう〜」
「なんですかそれは!?私が喜ばないと思っていたのですか!?」
「え…、あ…!そうじゃないけどお…」
「…たしかに昔はいろいろありましたが、今はあなたとネギ先生を応援してるです」
「あ………、ありがとお、ゆえぇ〜」
この出来事が綾瀬夕映の心の闇を後押しした
そして今、夕映はこの麻帆良の地下で自分の愛を終わらせようとしている
とても不完全な形で
愛と憎しみの狭間に揺れて
718 :
夕映の妄執:2006/11/15(水) 21:27:12 ID:???
麻帆良の地下に広がる巨大な施設群、そのひとつに超大規模な魔力発生装置が存在する。
大容量の電力を魔法プログラムで変換し魔法的性質を付与、そのエネルギーの電子中に本物の魔力をわずかにを溶け込ませる装置。
その電魔混在の力は溶け込んだ魔力をつなぎとして特定の放出装置と組み合わせて本物の魔力と変わらず使用できる。
正確にいうと電気を使った魔力増幅器である。麻帆良の学園結界はこの力を使って成り立っている。
幾重ものケーブルとパイプが伸びた巨大な装置。綾瀬夕映と宮崎のどかはその上にて対峙していた。
二人とも足元には魔方陣。夕映の体には大量の魔導具が。のどかの足元の魔方陣からは光が伸び彼女の身動きを封じている。
「私は自分のことを分かっています。のどかに勝てることなんて何もない。だからっ……、先生のことを…あきらめました」
夕映はゆっくりと語りだした。
「でもっ!…でもホントはなにもわかってなかった自分のことなんて…。あきらめきれない、我慢できない」
「…夕映」
「のどかを憎みたくないからあきらめた…。なのにあなたは私の前でも構わず先生とイチャついて…」
「…」
「知っていたんでしょうっ!あきらめきれていなかったことをっ!私の心を読んで!」
「ち…、違うよ」
「私を笑いものにしていたんでしょうっっ!!こんな性格の悪いチビが先生と釣り合うはずがない、惨めな奴だ、と」
「違うよゆえぇぇ!」
「そろそろネギ先生が来ますよ、あと少しで全てが終わります…、終わるのです」
「のどかさ〜〜〜〜ん!!!」
「話をすれば…」
「ネギせんせえ!!」
カオスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
720 :
夕映の妄執:2006/11/15(水) 22:35:35 ID:???
18歳にして最高の魔法使いの一人に数えられるネギ・スプリングフィールド、彼はすぐにこの場の異常性を感じ取った。
彼は自宅の書き置きを見た瞬間この場所へ全力で急いだ。夕映の書いたものである。
彼をここまで動かした理由、宮崎のどかは捕縛型と思われる術式に捕まっている。そして彼を呼んだ夕映は…
「!!!」
「あらためて結婚おめでとうございます、先生…」
「…夕映さん……、その体は…、その魔力は…」
「気づきましたか、さすがですね。まずは状況を説明します、その場から動かないでください」
夕映はこの地下施設の状況を説明しだした。
夕映の足元にある複雑なプログラム魔法陣は夕映が半年がかりで作り上げたものである。
その魔法陣により、学園結界に送られる魔力が夕映の体を通り抜けている。
夕映がケーブルの一部となっているのである。そのため彼女の持つ魔力は人間の域をはるかに超えるものになっている。
そして夕映から数メートル離れた場所に囚われたのどか。彼女を捕縛している魔法陣と夕映の魔法陣は線でつながっている。
のどかを包む結界型魔法陣は夕映からの魔力で機能しており達人でもやすやすとは破壊できない。
そして夕映がプログラムを変更すればその魔力は結界の中にもいきわたり中の物を焼き尽くす。
「ネギ先生、あなたには選択をしてもらいます。昔できなかった…選択を…」
721 :
夕映の妄執:2006/11/15(水) 23:15:12 ID:???
「夕映さんっ、何が望みなんですか!なぜこんなことを!」
「いたって単純なことです。私はあなたを愛していた。のどかはあなたを愛していた。あなたはのどかを愛した。それだけです」
「…っ!」
「あなたがこの国に来てから4年ほどたったころでしょうか…、私とのどかはあなたに選択をせまった」
夕映の言葉はネギに青春のひとコマを思い出させる。
3−A時代、のどかと夕映は親友であり、同時に同じ男性を好きになった者同士であった。
先に告白をしていたのどかに気兼ねしていた夕映もついにはネギに告白をすることになった。
しかし、まだ子供のネギにはっきりとした返事を返すことはできなかった。二人もそれは理解していた。
だが少しずつ…、少しずつ時が経つにつれて二人の間がぎこちなくなっていく。
ネギは明らかに二人を意識している。周囲にもそれが分かった。
3年後、二人は話し合った。先生も少しは大きくなった。はっきり決めてもらおう。どちらがいいのかを。
そして選ばれなかった方は潔く身を引こう。そう決めて二人はネギを呼び出した。しかし…
結局ここでもネギは答えを出さなかった。
「やっぱり僕…、まだ良く分からないんです…」
「あなたは答えを出さなかった。でも私とのどかとの間の緊張は限界だった。…だから私はあなたから少し遠ざかった」
「…」
「するとあなたはすぐにのどかとイチャツキだした…。ええ!そうなってほしいから私がそうした!私の望んだ通りのことです!」
「…」
「だけどすぐに自分が惨めになりました!あなたが決めてくれたことだったらまだ受け入れられたのに…。私は…」
夕映は激しい口調でネギに呪詛の言葉を吐きつける。
「夕映…さん…」
「もう一度言います。ネギ先生、あなたにはあの時の選択をもう一度してもらいます…、今度こそ!」
722 :
夕映の妄執:2006/11/15(水) 23:56:52 ID:???
「私の体を流れる魔力を私が直接使うことはできません。しかし同時に私の体に生半可な魔法は通用しません」
夕映の体を流れる魔力はあたりのケーブルが集積された先のものであり、とてつもない量となっている。
「先生、いくらあなたでも私やのどかの結界をどうこうしようとしたら数十秒はかかるでしょう」
夕映が冷酷な声で告げる
「あなたがそのような行為にでたら即のどかを殺します。妙な魔法構築を始めてものどかを殺します」
「ゆ…、ゆ…え…」 のどかが震える
「あなたが周りの装置を破壊して魔力の供給が切れたとしてもケーブルに残った魔力が流れきらないうちにのどかを殺します」
ネギの顔を汗が伝う
「どうしろと…いうんです…」
「私を殺せばのどかは助かります。先生が私に全力で魔力を叩きつければ瞬間に流れている私の魔力を超えて私を消し飛ばせるはずです」
「…なにを!?」
「私を取り押さえるとかのどかを助けるとかいうなら時間がかかる。ですが破壊のみを目的とするならばあなたにはできるはずです」
「…」
「私とのどかをつなぐ魔法陣のラインを破壊しても駄目ですよ。残りののどか側の魔力がのどかを焼き殺すようになっています」
「ゆえっ!もう…、もうやめてよっ!ゆええ!」
「私だけを一気に貫けば魔法陣の効果は消えます。流れる魔力はケーブルに戻るので他に被害はでません」
「あなたを殺すか…、 のどかさんを見殺しにするか…」
「そのとおりです。元生徒を殺すか妻を見殺すかです。まあ簡単ですね。答えは決まっています。私はそれを待ち望んでいます」
「…夕映さんっ!お願いします!!思いとどまってください!まだ間に合います!」
「この期におよんで何をいうですかっっ!!全て手遅れです!あの時から!ここまでした私になにを求めますか!」
「ゆえっ!私たちに出来ることはもうないの!?」
「ひとつだけですっ!!私に答えをだしてくれればいい!もうこの世界で醜い私を見ていたくない!安息をくださいっ!!!殺しなさいっ、さあ!!!」
夕映誕生日なのにカオスとは
724 :
夕映の妄執:2006/11/16(木) 00:05:31 ID:???
「生徒に手をかけるなんて出来ませんっ!今でもあなたは僕の生徒です!お願いだ、やめてくれ夕映さん!」
「ならのどかが死ぬだけです!そしてあなたはのどかの焼け焦げた死体をみた後に結局私を殺すでしょう、同じことです!」
「もうやめてよゆえぇーっ!イヤだよこんなのおぉっ!」
夕映が足元の魔法陣に自分の杖をかざした
「もう終わらせるですっ!! 5秒数えます!猶予です!5秒数えたらのどかを殺します!あなたは私を殺すしかない!」
「ゆええええええええええぇぇっ!!!」
━ゴクリ…
726 :
夕映の妄執:2006/11/16(木) 00:17:00 ID:???
「ごおぉぉぉっ!」
私はこれでやっと救われる…
「よんんんっ!」
憎んでもまだ愛してる
「さんんんっ!」
愛しいるのに憎んでいる
「にいいいいいいいっっっっ!!!」
なんて醜い私… ああ、先生の体に魔力が宿っていく
「いちいいいいいいいいいいっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
こんなわたしなんて消えてなくなってしまえばしまえばいいのに… これで叶うんですね…
「死ぬですっ!のどかあああああっ!!!!!」 グオンッ!!!
瞬間、とてつもないエネルギーが麻帆良の地下で炸裂した!!
727 :
夕映の妄執:2006/11/16(木) 00:58:12 ID:???
…え?
一瞬間、夕映の思考は停止する…
眼前では激しく輝く光…
凄まじいエネルギーが炸裂している…
ネギ・スプリングフィールドのいた場所で!
「ネギ……………先生…?」
「せ…、せんせえ………?」
夕映の魔法陣とのどかの結界、共にその力は失われていた。つまり魔力が消えている。
単にケーブルが途中で切断されたのなら、その場所から夕映までの魔力を吸い上げて使うことができる。
夕映は結界内を焼き尽くす魔法をかけた、しかしのどかは生きている。魔力が全てどこかに吸い取られたとしか思えない…
「吸い…取られた………? …まさか先生っ!!!」
夕映が何かに気づいたとき、光が収まった場所には衣服は焼け焦げ、ボロクズのようになったネギが倒れていた…
……!
729 :
夕映の妄執:2006/11/16(木) 01:24:29 ID:???
夕映はネギが何をしたのかを気づいた
「私の場所までの全ての魔力を自身までっ!?」
ネギがいた場所のすぐ横には夕映が上にのっていた大ケーブルの上流の内の一本が走っていた。
彼はそのケーブルから夕映までの全ての魔力、さらにそこからつながるほかの末端ケーブルの魔力全てまでを逆流させ自身に流し込んだ。
そして一度に転送量を超えて流れた魔力は各ケーブルを焼き切ることとなった。
一般に魔力を構成する粒子にはより巨大な粒子のまとまり、大きな力にひきつけられるといういわゆる引力が存在する。
そしてケーブルを流れる魔力は莫大な量だが、実際の純魔力は少なく、電気を変換した擬似魔力の中にうっすら分散しているだけである。
擬似魔力の粒子は非常に軽く引き付けやすい。だからこそそれに少量の魔力を加えるだけで膨大な魔力を操作出来るのである。
さらにケーブル内ならば逆流といえども、力任せにという方法においてなら大気中よりもはっきりとした道筋があるため魔力をひきつけやすかった。
これらの要因がネギに味方した。サウザンドマスターの魔力を受け継いでいる彼はケーブルに腕を突き刺し全ての潜在魔力を解き放った、死を覚悟して。
魔力を吸い上げるといってもとてつもない量である。それを体にとりこんでいたらすぐに限界となって死んでしまう。
そこでネギは自身の体の直前で向かってくる魔力と自身の魔力をぶつけ合い体が焼け焦げようとも中和させながら魔力を吸い続けた。その結果…
「せんせえっ!せんせえっ…!ネギせんせえっ!! 目を開けてーっ!!!」
のどかがネギを抱きかかえて叫ぶが彼の目は空きはしない。ネギはすべての魔力を完全に出し切り絶命していた。
「いやあああああああっっ!!!!!センセエ――――――――ッ!!!!!!!」
うわぁぁぁl!!
731 :
夕映の妄執 :2006/11/16(木) 01:52:02 ID:???
巨大な魔力の爆発、そして学園結界のおよそ1.6秒の消滅(別施設の予備電源に切り替わった)
それらの大事件はすぐさま学園内の魔法使い達を地下施設に呼び寄せた。
学園内で世界史教科を教え、裏では魔法先生内でも凄腕の龍宮真名。彼女はこの時最も早く現場に駆けつけた者である。
彼女はそこでかつての担任教師を抱きしめ泣き叫ぶ元クラスメイトとそれを呆然と見つめるその親友の元クラスメイトを見た。
彼女には全く何が起こったのかわからない。すぐに同僚で体育を教えている長瀬楓もやってきたがやはり困惑していた。
「楓…、 ネギ君は…、もう…」
「……!!! そうで……ござるか……」
二人とも肩を震わせていたがしかしこの状況の究明が先である。二人は話せる状態に思えないのどかはそのままに立ち尽くす夕映に向かった。
そして驚愕する。
「私が…………、 殺したです……」
「「!!!!!」」
「大切な人を… わだっ…ぁ…私…が…ぅ…ぁぁ… 殺じ…ぅ…まし…ぁっ……だぁ うぁ…、ぅえっ、あっ…、ぁあ…、…あぁぁぁあっ!!! 」
あ、ああ………
733 :
夕映の妄執 :2006/11/16(木) 02:52:58 ID:???
夕映は何もかもをそこで話し始めた。ここで起こったことも、そうなるに至った感情も、自らに対するさまざまな思いも、
のどかはその直前にやって来た瀬流彦、弐集院、高音に先に地上へと連れていかれ、ネギの遺体も一緒に運び出された。
龍宮と楓は夕映の話をじっと聞き続けた。嗚咽をもらしながらの途切れ途切れの悲しい話…、それを聞き続けた。
夕映の話が終わり、さらに夕映が泣き止むまで待った後、二人は彼女を地上へと連行した。
ひどく赤い夕日に照らされた3人の表情はひどく暗く、そして悲しみにあふれていた。
地上では魔法関係者50人以上が集まり、現場検証、復旧作業、隠蔽工作などに追われている。
3人が魔法使い監禁用の施設に向かおうと歩き始めたとき…、
のどかがいた…、涙も彼果てた目にひかりはなく…、ただ夕映をじっとみつめていた。
夕映の表情がわずかにおびえたように変わったことを楓は感じた。誰も何も言わず横を通りすぎる。
通り過ぎる瞬間、龍宮はのどかが何かいうだろうと思った。例えば 『ネギ先生を返して!』 だなどと…。
誰も何も言いはしない…
龍宮は悔いる。 ああ、私はバカだ…。宮崎が一番わかっているんだ…、過ぎ去ったものは戻ってこない、もう二度と…
しばらく歩いた後、夕映が「一人で歩けるです…」とつぶやいた。逃亡を防止するためでもあったが逃げる気もないだろう。
二人はそう思い、夕映の腕に絡めていた自分の腕をほどいた。
すると二人より少し前にでた夕映が振り向いた。 二人に向かってではない。 のどかに、そして眠るネギに向かって…
「私はバカです…。自分が愛すことしか気にしなかった…。愛されているということに気がつかなかった…」
ガバッ!
夕映が腕を上げ自分の頭に突きつけた!その先には杖が握られている。初めて魔法を習ったときの小さなカワイイ杖…ネギにもらったあの…
龍宮が…、楓が手を伸ばす。普段ならこんなことはなかった。相手の体を隅まで調べ、隠しもった武器も取り上げる。
しかし、事件が事件、二人は動揺していた。現場到着時夕映が手に持っていた杖を取り上げただけで済ましてしまっていた。
「あやせええええっっ!!!!!!」
ドンッ! …宮崎のどかはネギの遺体を見つめながらそんな音を聞いた
〜完〜
やっと終わったぁぁ、
連続で投稿し続けてごめんなさい、
7時くらいに思いついてすぐ書き始めたから変な所あるかもしれんけど勘弁してね
今度夕映の誕生日ものも書くよ
GJ!!!!!
グッジョブ!
久しぶりのカオス話面白がったです。
「ゆえ お誕生日おめでとう…」 グサッ!
「!」
なんで…、 こんなことに…
今日は私の誕生日。ネギ先生と結婚してから初めての誕生日。
1ヶ月前から中東へ旅立っている先生も今日の夜までには必ず帰ってくると電話で言ってくれた。
だから、さほど上手くもないくせに豪華な料理に挑戦してみて…
ちょっと焦げちゃったけどきっと美味しいって言ってくれると思って…
外は肌寒いから家の中をとっても暖かくして待ってたのに…
おなかの赤ちゃんと一緒に…
「いぐうぁぁぁっ!」
「キャハハハハハハハハハ!痛い?ねえ、ゆえ痛い?」
床に倒れこみ悶える夕映の姿はのどかの下卑た笑いを誘った。
「いっ…、あっ、あ…あか…あ…、赤ちゃんがぁぁぁぁ!!!」
「クスクスクス…、大丈夫だよゆえ、刺さったの端っこの方だから。失敗しちゃった」
明るく話しながらも右手に持った果物ナイフからは赤い血が滴っており、ひどく不気味だった。
「の…、のど…かぁ…、なんで…?」
「…?何言ってるの、夕映?夕映が悪い魔女だからに決まってるじゃない!私は聖なる魔法使い!悪を倒すんです!」
「…ぐぅ…、の……、のどか?」
「さあ、今度はしっかりと真ん中に突き立てなくちゃ、クスクスクスクス」
またカオスか
まともな新婚ないの夕映には
宮崎のどかは思い込みの激しい少女だった。
男性恐怖症な彼女。女子にすらはっきりとものを言えない彼女。本が大好きな彼女。
彼女の世界においては空想が多くの割合を占めた。
つまり、彼女にとって自分の心の中の出来事のほうがより現実なのだ。
夕映もネギ先生のことが好き、そう知ったときのどかは自分が負ける筈がないと強く思った。
夕映は良い友達である。そう親友だ。だが私は夕映よりはるかに勝った存在だ。
チビで偏屈で変わり者、成績も私のほうがはるかにいい。ネギ先生は私の物…、
なのに!先生は夕映と!
ありえない!きっと先生は惑わされているんです!あの悪魔、夕映に!
滅ぼさなくては!私は現代のジャンヌダルク!聖女なのだから!
のどかは心からそう信じきっていた
カオスもいいね
うん、いいねいいね
「この聖なるナイフでまずそのおなかの赤ん坊を滅ぼします。あなたの処刑はそのあとです」
「おね…がい…、あの人との…、大事な…赤ちゃ…なの…、のど…か…」
「黙れええエエエエエエエエ!この悪霊があああああああああああ!!!!!!!」
激昂したのどかは力いっぱいナイフを振りかざした。
「やめてえええ!!」
ブンッ!
ガギィィ…ィィ…
「!!!な…なんなのこれ!?」
のどかのナイフは夕映の腹に当たる直前で不思議な光に阻まれた。
そのオーロラのような色彩の光は夕映の腹から湧き出ていた。
「あ…、赤ちゃん…?」
ネギの血を受け継いだ小さな命が自らを守ろうとしていたのだ。
「ぬうううっ!この悪魔があああっ!いあっ!うあっ!死ねえっ!」
ガッ ガギィィ ギィンッ
のどかはむしろ自分こそが悪魔のような形相で夕映の腹にナイフを向かわせるも全て光に防がれる。
「くそがぁぁぁっ!ならばっ!夕映を先に殺すまでですうぅぅっ!!!」
ガバァッ
のどかは大きく腕を振りかぶると今度は夕映の首に向かってナイフを振りかざそうとする。
「うしゃあああああああっっ!!!」
ガシッ!
「!!?」
「夕映……?これは…いったい……」
「ネギ先生ー!!!」
命の力とはなんと凄まじいものだろう
夕映のおなかの子供が放った光は家路へと急ぐネギに十数q離れて伝わったのだ。
タクシーで家へと向かっていたネギは何かを感じ取り、すぐにタクシーを降りて転移魔法を使った。
そして今…
「せ、せんせえ!?」
魔法で家の中に現れたネギは事情は分からずとも直感的にナイフを持ったのどかの手を押さえ込んだ。
「のどかさん…?いったい…、何…っっ!夕映っ!お前血が!」
ネギは血を流した夕映を見た瞬間慌てふためきのどかの手を離してかけよった。のどかが後ろにのけぞる。
「くそっ!なんだ!どうなってんだっ!今回復かけるからな!」
「先生!のどかに…、のどかに気をつけてくださいっ!」
「なっ!?まさかのどかさんっ、あなたが!?」
「あああ…、せんせえ可哀想…、まだその魔女に心を奪われてるんですね。」
「のどかさん…、いったい何を…」
「すぐに夕映とその悪魔の子を八つ裂きにして先生を救い抱いてあげるです!愛し合った頃を思い出してえぇ!」
「先生!それはもうのどかじゃないっ!!!」
のどかはナイフを体の前に構えなおしてからネギの傍らの夕映に向かって走り出す。
「ミギギギギィィィィィィッッ!!! キングクリムゾンッ! 死ねですゆえええええっっっ!!!!!!!!!!」
狂ったような叫び声を上げて突っ込んでくるのどか。その手の凶刃は愛する妻に向けられている。
しかし…、のどかは自分のかつてのクラスメイトである。
だがっ! 今ネギが最も守るべきものはっ!
「私が一番ネギ先生を愛しているんですううううううう!!!!!」
「無駄ぁっ!!!」 ドグボォッッ
「ゲッ…ボォ…ォ…、ネ…ネギせん…せえ…ぇ…?」
ネギの拳はのどかの腹に非常なほどめり込んでいた
「僕の家族を傷つけるものは誰であろうとも許すことは出来ません…、たとえあなたでもっ!」
ネギの怒りが爆発する
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
ドガドゴドゴゴバゴガガギゴバゴガドガドギャゲガガギゲガドガゴガゲガァァ!!!!
「おば嗚呼げがばぐべえエエエエエエエエアg場くぁw背drftgyふじこぉおおおおおおおおお!!!!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァァァァァッッ!!!!」
「いびばっばばああああがっがごげぎゃッッヤッダーバアアアアーーーーー!!!」
「WRYAHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!」
「おばぐばちゅみみみいいいいいんワールドォオォォオ!!!!!」
「無駄ァァッ!!!!!」
「ゼンゼエェェエェッッ!!!!!」
ドガッシャアアアン
ちょwwwwwwwwww
ドダァッッ
「げぼおぉッ…、ガハッ………」
家の扉をぶち抜いて玄関前までふっとんだのどかは血を噴出しながら動かなくなった。
「ネギ先生!!!」
「夕映っ!大丈夫か!!」
「ええ、ずいぶん楽になりました」
「あ…ご…があ、あ…あっっ…、わだ…、じは…聖女…なのに…」
のどかが血だらけの体を起き上がらせながらネギたちに呪いの言葉を吐く。
「なん…で……?なんで悪魔のくせにあなたたちはそんな…、そんな暖かそうに…、まるで自分達が正義みたいに…」
「のどかさん………」
のどかは叫びと血とを吐き出しながら玄関からその眼前の道路へと走り出す。
「どいつもこいつも有罪ですうっ!ゆえもっ、せんせえもっ!わだじは聖女おおおおっ!!!」
パッパァーーーーッッ!!
道路に飛び出したのどかを大型トラックのライトが照らした。
ああ… ここはきっと… 幻の世界なんだ… これで… 私は… ホントに聖女に…
グシャアアアッ…
運ちゃん「大型トラックだッ!ウリイイイイイヤアアアアアッー!ぶっつぶれよォォォッ!」
- 事件から数ヵ月後
夕映は元気な男の子を生んだ。
夕映は事件直後、すぐネギにつれられて病院へ向かった。傷は塞いだが母体は敏感である。
だが幸い赤ちゃんへの影響はなく、その後は出産まで無事に至った。
むしろ体よりも精神的な傷が大きかったがそこはネギが支えた。
事件は魔法界が処理、宮崎のどかの精神錯乱による突発的犯行とされた。
犯人宮崎のどかは錯乱状態で道路に飛び出し、トラックにはねられ即死。
だがその顔は口の端がつり上がったまるで笑っているかのような気味の悪いものだった。
〜完〜
パル「〜と、できた!『夕映の妄執』、『のどかの妄執』二本立て、悲劇の恋愛SS!」
夕映「なにが出来たんですか?」
パル「ってわあっ!夕映!いつの間に…」
夕映「今のどかと来たところです…。で、なんですか?それは…」
パル「ああ〜、なんでもないなんでもない」
のどか「どうしたの〜?」
パル「ただの同人のプロットだからさ〜、なんでもないよ」
(さすがに本人に見せるのまずすぎるなこれは…)
〜本当に完〜
ごめんなさい連続でカオスものばっかやっちゃって…
夕映誕生日おめでとう!ごめんね!
明日は真名か…、真名は小ネタをのんびりやるか、
まさかの大どんでん返し!やられた…まさかパルオチとは…GJ!
GJ!!
>>749 GJですぜ!!
夕映の誕生日に関わらず亜子×ネギを投下したいんですがよろしいでしょうか?
一応0時回ってからにはするつもりですが……。
>>752 もちろんoKです!wktk
あれ?今更だったかな
>>752ですが今日の朝から投下開始します、期待している人が居たらすいません。
ちなみに名前蘭がタイトルです
ちょwwwwいきなりタイトルがカオスwwwwwwwww
一目でカオスとわかるタイトルで吹いた
カオス大杉
ヤッダーバアアアアーーーー=!!
トウカします
クッキ「なぁ〜ぅ」
ビッケ「にゃーん」
クッキ「なぁ〜」
ビッケ「にゃー」
クッキ「うなぁぁぁぅ!」
ビッケ「にゃ、ファーーッ!」
クッキ「なぁぁー…」
桜子「ありゃ、交尾失敗かー」
ネギ「桜子…僕らもそろそろ交尾を」
桜子「去勢されたくなければ黙れー。あんたびしょぬれの野良犬臭がするんだよ♪」
ネギ「え、エェェーーークスタスィーーー!」
>>760 ホントに新婚かよwww
真名ちゃん誕生日おめでとう!
ネギ真名書きます。今度はほのぼの路線でいくつもり、
のんびりと投下していきます。
盛り上がってきた…
職人様グッジョブ!
遅くなりました!!投下開始です。
一人の女性が仏壇の前に置かれた骨壷に手を合わせている。
女性は眼に涙を浮かべ一人でぶつぶつと何かを呟いていた。
線は細いが美しい女性であった、色の薄い髪と赤い瞳が特に目を引いた。
彼女の名前は和泉亜子23歳、彼女は復讐を誓っていた愛する人の為に……。
事の始まりは一周間前、彼女は愛する人から結婚の申し出を受けた。
二人はその時点ではまだ肉体関係ではなかった、しかし彼女の傷の事を彼は知っていた。
そして今夜二人で初めての時を過ごそうと誓い合った……誓い合った3時間後、午後7時彼は死んだ、殺されたのだ。
道路の真ん中で彼は死んだ、彼が死んだ道路は戦争でも起きたかの様な状態になっていた。
彼の遺体は異常とも言うべき損傷を受けており、全身が切り刻まれバラバラになる一歩手前であった。
亜子は遺体を見る事が出来なかった、いや彼女でなくても見ようとする者は居まい。
司法解剖を執り行った医師でさえ気が遠くなる様な思いをしたそうだ。
とても常人が見て耐えられる物ではないだろう、血液恐怖症の彼女は尚更である。
警察はこの異常な事件を猟奇的殺人と断定して調査を行ったが証拠は何一つ出なかった。
遺体の損傷や道路の破損状況を考えると対戦車ライフルでも使ったのではないか?等と言う有り得ない結論しか出せなかった。
とりあえず警察はその線を探ったものの発砲音を聞いた者は居ないし薬莢の類も現場には落ちていない。
何よりも普段人通りの多い場所で彼は死んでいた。
普段ならば人がごった返している筈なのにたまたま死亡推定時刻には誰も居なかったのだ。
何時も人通りの多い場所に事件の起きた夜だけ誰も居なかった、そして現場は激しく破壊されていた。
警察は頭を抱えたが亜子には分かっていた、こんな芸当が出来る人達が確かに存在する事。
そしてそれは自身の友人達である事……。
続く
投下乙!!期待!!!
(真名の口調が女の子してるのはネギの前だからです)
麻帆良の住宅街の中でもひときわお洒落で立派な家、
若くて超イケメンな旦那とセクシーでモデルのような妻の新婚夫婦が住む家、
そんな一戸建て住宅のリビングでは小刻みな振動が続いていた。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ…、ああ…、イイよ…、ギュウギュウに締まってるよ真名ぁ…」
「あっ、はあっ、あっ…、ああ…、………ね、ねえ遅れちゃうよ学校…ぅあんんっ!あーっ!あっ、イイ!」
裸にエプロンを身につけただけの格好で龍宮真名は甘い声を出していた。
「新婚なんだし少しぐらいダイジョブだよ…、それにもうすぐイクよ、真名のマンコやらしすぎだよ…」
そして偉大な魔法使いネギ・スプリングフィールドはその真名の片足を上げ、自分の息子で彼女の体内を味わっていた。
「もう…、あいかわらずエッチなんだから…んっ、あ、ああ!私ももうすぐいっちゃうっ!ホントにいっちゃうっ!!」
…………………
「じゃあ行ってくるよ、真名」
「いってらっしゃいのキスするの〜」
「フフ…、さっきさんざん下の口でキスしたくせに、」
ネギが真名を抱きしめる
「ん…」
二人は玄関でしばしの別れを惜しむキスをした。
「いってきます!」
「いってらっしゃ〜い!」
ついさっき注がれたばかりの精液を足に伝わせながら真名は笑顔でネギを見送った。
ただの痴女じゃねーかww
「さて、とりあえず色々片付けないとな」
ネギを見送った後、体を洗って服を着た真名はまず寝室の掃除をやり始める。
昨夜の戦闘は特に激しいもので、シーツはぐしゃぐしゃの染みだらけ、辺りには下着やティッシュが散乱している。
実は昨夜は挙式以降初めての愛の営みであった。
ネギはもちろんのこと、真名も今や裏の業界ではそのパートナーとして名が知られている。
式を挙げた後、イギリスや魔法界などに顔を出し挨拶をしたり今後のことを話したりと大忙しであった。
そして式から2日たって初めて新居で寝ることが出来たのだ。それが昨日のことである。
二人は堅苦しい空気からやっと解放されたことからまるで野獣のように求めあった。
そして今朝は慣れないキッチンで真名が作ったハムエッグとソーセージを頬張りながらネギが
「真名もソーセージが欲しいんじゃない?」
と言い出したことから先ほどの光景が始まった。
まあ真名も真名で
「ソーセージじゃい〜や///」
「じゃあフランクフルトをごちそうしよう」
「えへへ〜/// じゃあ奥までたっぷりごちそうして…」
などとのやりとりをしていた。
そもそも裸エプロンの時点で誘っているとしか思えない。ネギもキッチンで揺れる真名のヒップを見ていたことで息子が反応してきたのだ。
770 :
真実:2006/11/18(土) 06:00:31 ID:???
真名「お、おかえり〜ネギぃ〜」にこ〜っ
ネギ(不気味だ…ひどい笑顔…っていうかひきつってる?別れよう)
>>555 ―超包子
「ち、ちゃおさぁーん…」
「ン?ネギ坊主…どしたカ…」
超が浮かない顔をしたネギを心配そうに出迎える。
「世話が焼けるご先祖様達ネ…」
超は軽くため息をつくと、エプロンをはずしてネギの隣に座った。
「大丈夫、いまは夕飯時で忙しいから古はネギ坊主に構ってる暇はないヨ」
心配そうな顔でちらちらと厨房を見るネギに言う。
「そ、その…古老師怒ってました?」
「そんなことカ、そーネ…ちょっと悲しそうな顔してたカナ?」
「そーですか…古老師…」
「…………」
「………」
「………もー、直接会って話すネ!ウジウジして良い男が台無しヨ!」
超はネギの頭をこつんと小突くといそいそと厨房へ走っていった。
「古老師…くーふぇさん…」
―夜8時…騒がしかった店内も少し落ち着きを取り戻してきていた。
つづま!
待ってました!
超(・∀・)イイ!!
773 :
ザジネギ:2006/11/19(日) 17:59:59 ID:???
>>711 五月の機転により難を逃れた一同は、不思議そうにしているネギをよそに土鍋おじやを頬張っている。
ネギ「えっと、皆さん、さっきのは……」
エヴァ「そんな事より食わんのか?」
超「恨みっこ無しの早い者勝ちネ!」
この3‐A特有の勢いがどうにもならないことは元担任として身に染みて良く知っている。
諦めたネギも仕方なくおじやを頂くことにした。
それからまた少し経った頃。
葉加瀬「ほらほら先生もお酒飲みましょうよ!」
ネギ「え……だから僕まだ未成ね」
龍宮「堅いことは言いっこなしだぞ」
この際ネギを完全に潰してしまうつもりなのだろう。
酔っ払いの瞳がぎらりと光る。
ネギ「本当に無理ですって……ちょっと!勝手に注がないで下さい!?」
五月「まーまー♪」
茶々丸「先生、飲み過ぎなければ特に問題はありません」
ネギ(……茶々丸さんまで!?)
八方を塞がれたネギは、がっくりと肩を落とした。
抵抗しても無駄か……
一杯だけなら……
覚悟を決めたネギはグラスを握りしめた。
774 :
ザジネギ:2006/11/19(日) 18:01:51 ID:???
>>773 意を決したネギは、グラスに口を当てる。
ネギ「…………!」
ネギ「あぁーーー………」
強めのカクテルジュースを一気に飲み込むと、低い溜め息を漏らした。
五月「おお〜!」
龍宮「へぇ、良い飲みっぷりじゃないか」
わっと歓声があがる。
このまま流されるとロクな目に合わない事は3‐A担任当時から何度も経験している。
既に顔から全身にかけて独特の熱っぽさが伝わるのを感じている。
ネギはもう勘弁して下さいと言おうとした。
が、しかし、
茶々丸「どうぞ……」
間発入れず2杯目を注ぐ茶々丸。
唯一の助け舟にまで見放されたネギは、力無く頷く。
2杯目、3杯目……一向に終わる気配は無い。
エヴァ「こっちもだ、早く!」
対抗しているのか、負けじと隣に座る五月に酌してもらうエヴァンジェリン。
一時は酒の気が引いたかように見えたが先程にも増して勢いがある。
775 :
ザジネギ:2006/11/19(日) 18:03:50 ID:???
>>774 7杯目を終えた時、遂にネギは陥落した。
ネギ「ううぅ……もう無理です……………」
エヴァ「フッフッフ。まだまだ甘いぞぉ、ぼぉ〜や♪」
得意気に勝ち誇っているが、明らかに彼女の方が酔っている。
頃合いを見計らって葉加瀬が切り出す。
葉加瀬「この辺でお開きにしましょうか」
龍宮「主役も潰れたことだしな」
早速片付けを始める一同。
茶々丸「先生、大丈夫ですか?……先に寝室にお戻り下さい」
弱々しくふらつくネギの肩を持ち、支える。
ネギ「ありがとうございます……皆さん、部屋も布団もありますから今日は泊まっていって下さい……ぅぅぅ………」
既に前後不覚状態のネギはかなり辛そうだった。
龍宮「そいつは助かる。君ももう休んだ方がいいな」
五月「おやすみなさいネギ先生♪」
ネギは小さく頷くとふらふらと歩き出す。
茶々丸に肩を借りてザジが眠っている寝室に消えていく。
エヴァ「う〜ぃ、ヒック!」
立ち上がる気力も無くテーブルに突っ伏すエヴァンジェリン。
彼女の周りにはビンと缶が山となって積み上がっている。
ザジネギ氏GJ!!
いつも読んでて和みます
777 :
マロン名無しさん:2006/11/20(月) 00:07:55 ID:8brp+AtA
いいねいいね
GJ!
こーゆう展開大好きだ!!
>>771 ―厨房
「古ー、ネギ坊主が話あるて、こっちはもう落ち着いたから行ってやってヨ」
「…え?えー…、でも私のコト避けてるみたいアルし…」
古菲はネギが超包子にきていることは知っていたが、気まずさから
わざと厨房の中の仕事ばかりやっていた。
「お前が仕事終わるの待ってるネ、どちらにせよ今後修行を続けるかどうか
も話し合わなければならないのダロ?」
「…うん、そアルな。ちょっと行ってくるアル」
……
「…ネギ坊主っ、は、話ってなにアルかー?」
必死に平静を装う古。しかし明らかに不自然だった。
「くーふぇさん!」
それとは反対に古の顔を見て一気に明るくなるネギ。
「修行サボってのん気にディナーとはネギ坊主も随分と偉くなったアルなー」
そんな冗談を言いながらネギの隣に座ろうとする古。
「あ…!」
「…、ネギ坊主…」
ネギは無意識に隣に座ってきた古と間隔をあけてしまっていた…。
「ご、ごめんなさい!違うんです!」
焦って謝るネギだが、古の顔からいつものオリジナル笑顔は消えていた。
しばしの沈黙の後、古がゆっくりと口を開いた。
「ネギ坊主…?修行のコトアルが…もうやめにしないアルか?」
「…え?」
「ネギ坊主はもうとっくに私より強いアルし…これ以上私とやっても伸びないどころか
足手まといになってしまうアル…」
「そんな!そんなことないです!」
「…それに……ひっぐ…」
ついに古の目から涙がこぼれた。
「うぅ……くーふぇさんっ!!!」
「ひゃあ!?」
ネギは古菲抱きしめた。
「ネ、ギ坊主…!!!///」
「くーふぇさん…泣かないでください…」
突然抱きしめられて真っ赤になる古。ましてや異性に抱きしめられたことなど
ない古はどうしてよいかわからず固まっていた。
つづま!
(//∀//)くーかわいいッス
くー好きの俺にはたまりませんなぁ
くー「あ、雪アル!積もれー積もれー♪」
ネギ「は、はは…(…お父さん)」ぐすっ
くー「!!ネギ坊主…」
…ぎゅっ(ネギの手を握るくー)
ネギ「く、古老師!?///」
くー「無神経だたアル…ホント私て馬鹿アルな…」
ネギ「そ、そんなこと!僕の方こそ気を使わせてごめんなさい…
あ、くーふぇさんの手…あったかいですね」
手をかさねるネギ
くー「へ…?(なんでこんなドキドキしてるアルか…///)」
刹那「…くしゅん!…さすがに寒くなってきましたね」
ネギ「うぅ〜寒い〜、刹那さん、上着貸してください」
ガバッ!!
刹那「あぁ!ちょっと!!」
ネギ「まだ寒い…刹那さんは下着だけでも十分ですよね?」
ガバッ!!!ガバチョ!
刹那「そんなーー!!」
寒空のもと、靴下と下着だけになった刹那。
ネギ「あったかあったか♪さぁ刹那さん、仕事行きますよ?なに突っ立ってるんですか」
刹那「………そんなネギ先生が好き…///」
……
…
ゆう「…っくはぁぁぁ!!!」
がばっ!
刹那「…夢?か……」
ネギ「おはよーございます刹那さん、あのあと熱だして気絶したんですよ」
マギステルマギという者は、ナギスプリングフィールドを頂点にわずかな人数しか存在しない。。。
女子中学生ハンターと比べると、比率を見てもわかるようにマギステルマギは、A級の魔法使いと言えよう。
しかし、マギステルマギが命を懸けているか!?
女子中学生ハンターは魔法協会に背を向け、オコジョ懲役2年、執行猶予4年という名の銃を、こめかみに当てながら戦っているのだ!
ところで今日は
11月22日(いい・夫婦の日)
そして日付が変わった─…
職人さんまだー
>>764 亜子が最初にした事は元同級生への聞き込みであった。
彼女達が知っている事を聞いて回った、そしてある一人の人物に辿り着く事となる。
「お前が尋ねてくるとは……珍しいな」亜子が辿り着いた人物とはかつての同級生エヴァンジェリンである。
亜子は自分の恋人が死んでからは自身の持てる力をフルに使ってありとあらゆる事を調べた。
現場の異常なまでの破損状況と恋人の損傷具合から考えうる、どんな小さなでも可能性を調べていった。
そして特殊な異能集団である魔法使いの存在を知り、エヴァが高額の賞金首であった事を知ったのだった。
麻帆良学園敷地内にあるログハウスの中で亜子とエヴァはテーブルに向かい合わせに座っていた。
「茶でもどうだ?あっ!…今日茶々丸は居ないんだったな……」
「ええよお茶は……エヴァちゃん…魔法使いなんやろ?」
「!?……それはどういう」さすがのエヴァも言葉を濁す。
「調べたんや、考えうる全てを……うちの恋人を殺したのは魔法使いや、それ以外は考えられん」
「なるほど……執念か…はたまた奇跡か……よく一人で調べ上げたな、それとも協力者が?」
「居ないでそんなもん、あの現場の状況はあんた等みたいな連中にしか出来ん芸当や」
「それで調べたわけか……で私にどうしろと?」
「現場写真を見せるからそこでどんな魔法が使われたか?見解を聞かせて欲しいねん」
亜子がそう言うとエヴァは重い腰を上げ亜子に近づき耳元で囁いた。
「構わんがもう引き返せんぞ?それでもいいのか?」
「もちろん覚悟は出来てる…聞かせてな闇の福音と呼ばれた貴女の意見を」
「いいだろう……」エヴァはさっきまで座っていた椅子に付きそっと微笑んだ。
続く
あと2,3話で新婚生活編になるのでお待ちを……
仕事帰りシリーズ真名編
真名「うぃっきしっ!うぁ゙ー、寒いな…」
ネギ「…そんな格好してるからですよ…」
真名「仕方がないじゃないか…仕事着なんだk」
ファサッ…(真名の首にマフラーをかけるネギ)
真名「……ありがとう」
ネギ「さーいそいで帰りましょうっ、雪でも降りそうな寒さです」
真名「…昔はこんなにちっちゃかったのにな。踏んづけてしまいそうなくらい」
ネギ「あはは、そうでしたっけ」
完
二人ともGJ!!
>>790犯人誰だろ
キャラスレの見すぎで刀子先生が犯人に思えてきた
>>791ネギの冬用仕事着プレゼント編へ続いて
795 :
ザジネギ:2006/11/23(木) 21:30:35 ID:???
>>775 ほとんどの後片付けが終わった。
しかし、最大の難関は未だテーブルに体を預けたままでいる。
葉加瀬「エヴァさ〜ん、起きて下さい」
エヴァ「うぅん……むぅ……」
目を醒ます気配は無い。
葉加瀬「お布団の準備、出来てますから早く移動しましょ?」
エヴァ「こっちに持ってきてくれぇぇ〜〜………」
微妙に噛み合っていない。
先程からこの問答が繰り返し続いている。
そこへ、ネギ達の寝室から茶々丸が戻ってきた。
茶々丸「…………」
葉加瀬「丁度いい所に。ちょっとエヴァさんを、」
葉加瀬が言い切る前に茶々丸はこくんと頷き、主人に近寄る。
茶々丸「失礼します」
エヴァ「んぁ?」
エヴァを抱き上げるとゆっくりと細心の注意を心掛けつつ寝床に運んでいく。
まだ現実と夢を行き来しているエヴァが気持ち良さげにむにゃむにゃと何かを唱えている。
796 :
ザジネギ:2006/11/23(木) 21:33:04 ID:???
>>795 エヴァを背負った茶々丸を先頭に、2階の大部屋に移動する龍宮達。
龍宮「いつ来ても無駄にでかい家だな……」
ネギ曰く「3‐A全員が入れる家」らしい。
スプリングフィールド邸は夫婦2人暮らしの割にかなり大仰な構えをしている。
玄関から入ると異国情緒溢れる人形(魔除けのお守りらしい)が出迎え、すぐ横に2階へ続く階段がある。
階段の壁に作られた窪みには趣味の良い古道具やアンティークの類が並べられていて、いずれも埃の欠片すら見当たらない。
掃除の行き届いたシステムキッチン、パーティを開けそうなリビングは吹き抜けになっていて、ここにも2階へ続く階段がかかっている。
ネギとザジの寝室の他に、同じ間取りの部屋が2つと来客用の大部屋が2つ。
寝室の隣は魔導書(表向きは英国の古書)や多くの本が棚に整然としている書斎となっている。
床は全面鮮やかな木目の板張りだが、一階に畳敷きの和室も存在する。
トイレは上下階に1つずつ、風呂も旅館顔負けの大浴場である。
庭には青々とした家庭菜園や観葉植物が立ち並び、見ているだけで時間を忘れさせる優雅さがある。
797 :
ザジネギ:2006/11/23(木) 21:35:19 ID:???
>>796 上流の家族が住むような、豪邸と呼ぶにふさわしいつくりである。
マギステル・マギとなったネギは、今までの功績と高い将来性が認められ、麻帆良学園土木建築部の協力のもと弱冠17歳でこの大豪邸の主となった。
部屋に辿りつくと、茶々丸が背負っていたエヴァを布団に寝かしつけた。
用意してあった浴衣に着替え布団に落ち着く。
超「さて、この人数で集まるのも久しぶりネ」
龍宮「流石にまだ寝るには早いな」
五月「…既に脱落者もいるけどね」
さながら修学旅行の夜中の雑談である。
まず話のタネとなったのは、ネギの介入により中断した、元クラスメイト宮崎のどかの話題だった。
龍宮「今頃どうしてるんだろうな」
茶々丸「…現在は綾瀬さん、早乙女さんと都心の大学に通っています」
葉加瀬「ふーん……」
やはりどこか沈んだ雰囲気が漂う。
実際、のどかは高校に進学してから特に目立って落ち込んでいる様子は無かった。
ザジへの恨み言も吐かず、帰郷したネギの話題にも自然に参加していた。
痛々しい程気丈に、明るく振る舞っていた。
798 :
ザジネギ:2006/11/23(木) 21:37:12 ID:???
それ故にクラスメイト達の間でそれ以上言及することは一切禁止とされている。
当人達の問題である以上、酔った勢いとはいえこれから先を語るのも気が引ける。
そう判断した一同は、すぐ次の話題に切り換える。
五月「そういえば、産まれてくる子供の名前って誰か聞いた?」
龍宮「ザジが「秘密……」って言ってたな」
茶々丸「一日中ザジさんの傍に居ましたが、結局判りませんでした」
ザジは夫のネギにも教えていない。
まず男の子なのか女の子か、それも判明していないのだから。
議論が熱を帯びていく最中、ただ1人、超だけはうわの空だった。
超「…………」
龍宮「…そういえば、超」
超「………ん?」
龍宮「子孫のお前なら知ってるんじゃないか?」
超「…………」
五月「ああ」
葉加瀬「成程」
言われてみれば、ネギの子孫が存在するなら確かに自分の先祖の名前を知っている筈である。
……だが、超は、
超「こればっかりは言えないヨ」
ザジ「…ンボゴマンボゴ」
サジネギ良い
のどかが出てきてカオスにだけはならないで
>801
「せんせー…ネギせんせー……」
ここで空気を読まずにネギとのどかのカオスなストーリーを投下してみますw
ただし結構長くなりそうな「バトルっぽいもの」があるんで、スレ違いギリギリかもです
まあネギとのどかが結婚したころの話なんで、そこは勘弁してくださいw
あとこのかファンの人は絶対に見ないでください←これが一番大事
第1話 無茶な仕事 <the mission>
ここに、3人の魔法使いと2人の戦士、計5人がいる。
1人目はネギ。
弱冠18歳にして、一人前の魔法使いとして働いていた。
まだ危険な仕事を受けることは無いものの、その実力はベテランの魔法使いにも劣らない。
彼は天才なのだ。「サウザンドマスターの息子」という肩書きに負けない、立派な活躍をしていた。
2人目はのどか。
ネギの正式なパートナーである。彼女とネギはのどかが中学3年のころから愛し合っていた。
最初はのどかのほうから告白してきた。彼は教師と生徒という立場から、返事をするのを控えていた。
しかし、二人で一緒に行動するにつれ、ネギの思いは高まっていった。ネギの女性に対する欲求が芽生えてきたというのもある。
彼の理性はその欲求を抑えることは出来なかった。
その後二人は付き合い始め、ついにのどかが高校生のときに二人は最後の一線を越えてしまう。
その事実を知っていたのは、ハルナやゆえを含めごくわずかであった。
そしてその愛は冷めることなく、今日にまで至ったのだ。
3人目はアスナ。
彼女が魔法関係の戦士となった理由は簡単だ。
彼女にはもともと身寄りが無い上、契約無しでも十分強くなった。何よりアスナには、魔法無効化能力もある。
せっかく他人に無い能力を持っているのだから、魔法の世界で戦士として活動したいとのことだったのだ。
4人目は刹那。
彼女は今もなおネギに勝る実力があった。
そのため若くして、ネギの所属する小さな部隊の副リーダーを勤めていた。
今はこのかの護衛の任務を終えている。
5人目はこのか。
彼女は修行の末、立派な魔法使いとなった。
そして近衛詠春の娘ということもあって、若くして魔法協会のトップに近い地位を得ていた。
ネギの所属する部隊のリーダー、その人である。
カオスがくるッ!!ほのぼのの準備をしなければッ
ところでここ数年、日本の魔法使いの間にはやや緊迫した状況が続いていた。
思想の違いなどの複雑な理由から、再び西と東が睨み合いをしていたのである。
「冷戦状態」とまではいかず、今はまだほとんどトップの人間のみしか気にしていない程度であった。
だが今思えば、これが今回の事件のそもそものきっかけなのだろう・・・。
ちなみに上述の5人は所属する団体の関係で、このかや刹那も含め全員東側の味方をせざるをえなくなっていた。
ネギとのどかはそんな状況とは裏腹に、幸せな日々を送っていた。
二人はすでに入籍を済ませ、やや高級なマンションに住んでいた。
ネギ「じゃあ、いってくるよ」
のどか「いってらっしゃい」
朝、いつものようにのどかはネギを笑顔で見送った。
今はまだ、のどかとネギは一緒に仕事をすることは無い。
まだ本格的な魔法使いの仕事を始めたばかりのネギに、パートナーが必要なほど危険な仕事は与えられない。
何よりのどかは、まだ魔法使いとしては未熟なため、危険な仕事に送り出すことができないのだ。
のどかは今魔法使いとしての修行をしているものの、それ以外は一般人と同じようなごく普通の妻として生活をしている。
昼間は魔法使いの修行をしてネギより先に帰宅して、夜は普通に彼と夕飯を食べ、そして普通に一緒に眠る。
今の生活に辛いと思うことなど何一つない。
二人一緒にいることの幸せに比べれば、そんなものは小さく感じられたのだ。
ところが突然の悲劇が二人に襲い掛かる。それはネギの上司・・・このかが引き起こしたものだった。
魔法使い達は、ほとんどは大きな団体に所属し、そこからさらに何個もの小さな部隊に分かれて活動をしている。
先ほど紹介したが、その部隊のリーダーがこのか、副リーダーが刹那なのである。
ある日、このかは突然ネギを呼び出した。ネギの新しい仕事が入ったというのだ。
ネギ「今度の仕事は何なんですか?」
このか「ネギ君は、あの山岳地帯を知ってるやろ?」
ネギ「・・・・・・はい」
このか「どうやらそこに、突如謎の化け物が出現したとの情報が入ったんや。そこでネギ君には、この化け物を退治してきてほしいんや」
ネギ「何ですって!?」
ネギが驚くのも無理はない。なぜならそこは魔法使い達にとって恐れられている場所となっていたからだ。
その山岳地帯の森では「魔法使いの魔法の能力が制限されてしまう」という謎の現象が起きているのだ。
その原因は、さまざまな仮説が提唱され、研究が行われているが、いまだに不明である。
いくら優秀とはいえ、ネギのような経験の少ない者を、本来そのような危険な場所に派遣するのは禁止されている。
しかしこのかはそれを知っていて、ネギにそのような仕事を与えた。
さらに、ネギにはもう一つ問題があった。
ネギ「失礼ですが、僕のパートナーはまだそのような仕事が出来る状況ではないと伝えていたと思うんですが・・・」
実は、ネギのパートナーであるのどかはまだ戦場に出るための許可が正式におりていなかった。
ところが・・・
このか「ああ。本屋ちゃんのことならわかってるで。その件は大丈夫や。
代わりのパートナーとしてふさわしい人材はすでに用意してあるんや」
ネギ「え?」
このか「・・・アスナや」
ネギ「アスナさんが!?」
このか「そうや。急で悪いんやけど、3日後に行ってもらうで。深い森の中やけど、その化け物がいつ人を襲うかわからへんからな。
以上や、何か質問はあるん?」
ネギ「あの・・・アスナさん以外のメンバーは?」
このか「いないんよ。ネギ君とアスナの二人だけや」
ネギ「そんな! なぜですか!?」
このか「今回の任務は極秘なんだ。多くの人間に知られたくないんや」
魔物退治はなるべく多くの魔法使いを集めて実行する・・・それが本来のやり方だ。
一体なぜ、こんな無茶苦茶な仕事を押し付けるんだ・・・
その日、ネギは暗い気持ちで帰宅した。
のどか「おかえりなさい」
ネギ「あぁ・・・ただいま」
のどか「・・・・・・先生、どうかしたんですか?」
のどかは未だに、ネギのことを「先生」と呼ぶ。
付き合う前からずっとのどかはそう呼んでいたし、ネギもそう呼ばれていたため、今更呼び名を変えようとはしなかったのだ。
ネギ「実は、新しい仕事が入ったんですが・・・」
二人はソファーに座り、ネギは依頼された仕事の内容をのどかに告げた。
のどか「・・・・・・そんな! 酷い!」
その内容の理不尽さに驚き、のどかは声をあげた。
ネギ「まぁ、しょうがないよ。このかさんに頼まれたら断れない」
のどか「あの・・・それで、大丈夫なんですか」
ネギ「大丈夫って?」
のどか「だって・・・先生が死んじゃったら・・・・・・」
ネギの力がいくら強くなったとはいえ、魔法が著しく制限された中でのバトルである。命を失う可能性もある。
実際、魔物を倒そうとして魔法使いが命を落とすのは、決して珍しいことではない。
それは、戦う魔法使いの宿命である。
のどか「もし・・・もし、先生に何かあったら私・・・・・・」
するとネギは、隣に座っていたのどかを強く抱きしめた。
ネギ「心配しないで。きっと無事に帰れます」
のどかにネギの優しい温もりが伝わってくる・・・。
そして彼女もネギを抱きしめた。
のどか「・・・約束ですよ。絶対、無事に帰ってきてください。」
ネギ「・・・・・・はい」
二人は時を忘れ、しばらくそのまま抱き合っていた。
――――ネギはいきなり立った死亡フラグを乗り越えることができるのか!?
次回、第2話 アスナとの絆 つづく
すいません
>>804と
>>806タイトル入れ忘れました
GJ!ネギの新婚を語る上
812 :
811:2006/11/24(金) 08:40:25 ID:???
死亡プラグってなんだよorz
どれが死亡フラグなのかわからない俺ガイル
絶対帰ってくるってやつ?
半年ROMれ
815 :
ネギと史伽と…:2006/11/24(金) 21:55:53 ID:IeNPkiqh
史伽「楽しかったですね〜ネギ先生♪」
ネギ「そうですね、史伽さん…。」
ネギはこの日3-Aの生徒の一人鳴滝史伽に誘われ、彼女とデートの最中だった…
ネギ「じゃあそろそろ帰りませんか、時間も遅いですし…」
史伽「う〜ん…あっ先生、あれは何ですか?」
史伽の指差した先には明らかに場違いなドアがあった
ネギ「何でしょうか…微かに魔力は感じるんですが…。」
史伽「ネギせんせ〜このドア開くみたいですよ〜。」
ネギ「史伽さん…迂闊に開けたら……」
史伽「あれ…?」
ネギ「しまった…!!」
ネギ達は完全に開かれたドアに吸い込まれてしまった…
ネギ「ここは…一体……」
ネギが目を覚ますと、そこはラブホテルの一室を連想させる空間だった…しかし部屋中氷のように冷たく、部屋そのものもまるで氷のように透き通っていた。ベットは暖かいが、その色は冷たい色をしていた。
816 :
ネギと史伽と 第2章:2006/11/24(金) 22:10:24 ID:IeNPkiqh
>>815 ネギ「あれ…史伽さんは…?」
史伽がいない事に気付き、ネギは部屋中を探したが史伽が見つかる事はなかった…
ガチャリ
シャワー室のドアが開いた
ネギ「史伽さん…その姿は…」
ネギの目の前に現れた史伽は一糸纏わぬ姿をしていた…
史伽「ネギ先生、この部屋…寒くないですか?」
ネギ「確かに寒いですが…史伽さんは平気なんですか?」
史伽「何故か解らないですが、平気みたいです…。」
ネギ「………。」
史伽「ネギ先生、私を…抱いて下さい…。」
ネギ「史伽さ…ムゴッ!?」
それは突然の出来事だった…史伽はネギの唇を奪い、目の前のベッドに押し倒した
ネギ「史伽…さん…。」
史伽「ネギ…先生…。」
そして二人は…互いの身体を重ねた…
次に目を覚ました時……、
二人は学園の世界樹の下にいた…
それでどうなったんだw
818 :
マロン名無しさん:2006/11/24(金) 22:29:05 ID:IeNPkiqh
そこまで言うなら期待させてもらいましょうか
820 :
ザジネギ:2006/11/24(金) 23:44:33 ID:???
>>798 龍宮「……どういう事だ?」
怪訝そうな顔で超を覗きこむ。
ふっ、と小さく溜め息をついてから超が語り出す。
超「『シュレディンガーの猫』を知っているカナ?」
葉加瀬「未知なる可能性…?」
超「そう、世界に存在する無数の未知は誰かが口にした時点で1つに集約スル。世界は常に分岐を繰り返し、未知なる可能性を生み出し続けるネ」
顎を枕に乗せて超は続ける。
超「ここで言うのは実に容易いネ。しかし言ったら最後、下手したら子孫にまで影響しかねない……という訳ダ」
少しばかりの沈黙。
茶々丸「つまり……」
五月「産まれてからのお楽しみ?」
龍宮(……よく分からん)
しかし、はぐらかされればされる程好奇心が刺激されていく。
その後も、
中学時代の数々の思い出。
ネギ達の夜の私生活。
10年後20年後のスプリングフィールド家の予想。
…など、様々な話題で沸き上がっていった。
821 :
ザジネギ:2006/11/24(金) 23:46:47 ID:???
>>820 五月、龍宮、葉加瀬が夜明けを待たずに寝落ちていく。
茶々丸「起きていますか?」
超「起きてるヨ」
残ったのは超と睡眠を必要としない茶々丸。
そして。
エヴァ「……他は寝たか」
いつの間にかエヴァンジェリンがむくりと体を起こしている。
茶々丸「!……起きていらしたのですか」
エヴァ「ああ、私を誰だと思っている。これでも真祖の吸血鬼だぞ」
とはいえ、調子に乗った挙句へべれけになって酔い潰れていたのもまた事実である。
エヴァ「聞きたい事がある。……超」
超「ン?」
一拍置いて質問を続ける。
エヴァ「母体の……ザジの奴は大丈夫なのか?」
茶々丸「それは一体………」
エヴァ「難産になったり、万が一に下手な事になったりしないだろうな?」
超「…………」
罰が悪そうに押し黙っている超。
エヴァの言葉にも次第に熱がこもる。
エヴァ「どうなんだ?」
超「………それも言う訳にはいかないネ」
wktk!ザジは原作でもワケアリっぽいからなぁ…
823 :
マロン名無しさん:2006/11/25(土) 04:35:02 ID:YdAZPhie
>>823 わざわざageてまで言わんでも
というか多数の職人さんもそんなに経験ある訳じゃないだろ
825 :
ネギと史伽と… 第3章:2006/11/25(土) 15:36:17 ID:YdAZPhie
>>816 ネギ「ん…ここは……。」
史伽「世界樹の下…ですね…。」
風香「お〜い、史伽〜。」
明日菜「ネギ坊主〜。」
ネギ「明日菜さん。」
史伽「お姉ちゃんも…。」
明日菜「二人共何処行ってたのよ〜探したのよ。」
ネギ「すみません明日菜さん…。」
明日菜「ほら行くわよ。」
史伽「ネギ先生〜またね〜。」
風香「今度はボクとデートしてね〜。」
ネギ「風香さん、史伽さん、また寮で〜。」
深夜……
少女「おかあ…さん……何処……」
史伽「ん…誰かいるの……。」
史伽は目を覚まし、声の方へ歩き出した…
―2−A初期
ハカセ「ふんふふーん♪」
美砂・木乃香「おはよーハカセさん!」
ハカセ「おはようございますー(うぅ、ちょっとこの人達ニガテなんですよねー…)」
美砂「それなんていう乗り物ー?楽しそう♪」
ハカセ「これはセグウェイと言って電気で走る立ち乗り2輪車なんですよー」
円「別に私は知ってるよ」
ハカセ「あ、あはは…そうでしたか(美砂さんに言ったのですが…)」
木乃香「ええなー、ウチも乗りたいなぁ」
ハカセ「もちろんいいですよ、気をつけてくださいねー(私の作った機械に興味をもってくれた…
これでお友達になれたらいいな…)」
スッ…
木乃香「いくでー♪ブンブン♪」
ハカセ「あ、あの、セグウェイはアクセルではなく体重移動でいd
木乃香「うるさいなー///知っとるわ!」
ぐぐっ…ヒュイーーン…
木乃香「動いた!あははは、こりゃラクチンでええわー♪」
美砂「次私ねーーー!いいでしょハカセさん?」
円「私はいいわ、なんかヲタくさくてキモいし…」
ハカセ「はは…(ちょっと横暴な人たちだけどお友達になれそうですー)」
―数分後
美砂「やっほー♪」
木乃香「あーん、そろそろウチに貸しぃやぁー」
ハカセ「……(そろそろ返してもらわなきゃ…遅刻しちゃいます…)」
円「アホくさ…私先行くわ。あんたら遅刻するよ!」
美砂・木乃香「あ、やっばー!」
美砂「んじゃ二人乗りで行かない?」
木乃香「ええなーそれ!……っと、ちょっと危ないけどモウマンタイや!」
びゅーーーーん……
ハカセ「……あはは…ってちょっと!!!待ってくださいよー!!」
827 :
826:2006/11/25(土) 15:41:59 ID:???
誤爆しましたー、失礼!
828 :
ネギと史伽と… 第4章:2006/11/25(土) 16:04:02 ID:YdAZPhie
>>825 少女「えぐっ…うぐっ…お母さん…何処……」
史伽(少女…こんな夜中にどうして……)
少女「うぐっ…うっうっうっ…」
史伽「どうしたんですか?」
少女「お姉ちゃん…誰…?」
史伽「お姉ちゃんの名前は史伽…鳴滝史伽って言うですよ。」
史伽の名前を聞いた途端、少女は泣きやみ、史伽に飛び付いてきた
少女「フフフッ…お母さん、見〜つけたっ♪」
史伽「ちょっと…史伽はお母さんじゃ……えっ!!」
史伽が少女を見ると、少女の体が自分の身体に少しづつ取り込まれていた
少女「フフフッ…♪」
史伽「あなたは…一体……」
少女「私はマローネ…これからもよろしくね、お母さん♪」
自らをマローネと名乗った少女は、史伽の体…正確には史伽のお腹に入っていき…完全に取り込まれていった……
>>828 グッジョブ。
ただメール欄にsageと入れたほうが良いかも
>>828 史伽「マローネ…もしかして昨日見た映画の……えっ!!」
史伽は胎内の暖かなぬくもりに気付き、自分のお腹に手を当てた……
史伽(「暖かい…夢かもしれないですが、この温もりを…守ってあげたいです。」)
史伽はお腹を撫でながら、部屋に戻っていった……
自室にて…
史伽「明日も早いですからもう寝ないと……おやすみなさい。」
……………
史伽は夢の中でも、自分の胎内に宿った命に思いを馳せていた…
史伽(「これからはずっと…お母さんが一緒ですよ…。」)
そして夜は明け…史伽は新たな命を宿した……
マローネ・スプリングフィールド?
832 :
マロン名無しさん:2006/11/25(土) 18:19:04 ID:YdAZPhie
>>831 > マローネ・スプリングフィールド…そればネギと史伽と…゙内でネギと史伽が見た映画の主人公の名前です。
元ネタは企業秘密ですよ。
しかし…自分で書いといてなんだが……史伽があんなに母性本能丸出しだと、他のクラスメイトにばれてもおかしくないのだが……一番最初に史伽の妊娠に気付きそうなのは一体誰ですか?
さよ
GUNj先生
836 :
マロン名無しさん:2006/11/25(土) 19:28:56 ID:YdAZPhie
>>834 納得です…彼女は幽霊である故に壁をすり抜けたり、他人に憑依したり出来るので、史伽に憑依すれば一発ですね。
他に気付きそうな子は……
>>835 前スレで大活躍したガンドルフィーニ先生
さっちゃんも結構めざといですぜ
そういや最近ガンjと種無しタカミチ出番無いな
842 :
マロン名無しさん:2006/11/25(土) 20:18:05 ID:YdAZPhie
あんま楽屋ネタ披露しすぎるのも考えものですよ
>>830 翌日の放課後
ネギ「ふう…今日も終わったか…。」
史伽「ネーギせ〜んせい♪」
ネギ「史伽さん…いつにも増してご機嫌ですけど、どうしたんですか?」
史伽「フフフッ…今はまだひ・み・つ〜♪」
ネギ「………?」
カモ「オイ兄貴、史伽っちが行っちまうぜ……兄貴?」
ネギ「………。」
カモ(「兄貴の奴…なんか考え込んでるな…」)
>>844 エヴァ「ん…あれは鳴滝史伽……何をしてるんだ?」
茶々丸「盗聴してみます。」
史伽「今会ったのがネギ先生、マローネのお父さんですよ。」
マローネ(「お父さん…ネギ先生が、私の……。」)
史伽「そうですよ、お母さんはお父さんが大好きだから…マローネもきっと…お父さんの事を大好きになるですよ…。」
マローネ(「うん…お父さんの事を話してる時のお母さん、すごく嬉しそうだった…。」)
史伽「ふふふっ…帰るですよ、今日も明日も…きっと楽しい日になるですよ。」
茶々丸「盗聴…終わりました…マスター?」
エヴァ「鳴滝史伽が…ぼーやの子供を…」
茶々丸「マスター?」
エヴァ「しばらく様子を見るぞ…場合によっては、手を打たねばなるまい…行くぞ茶々丸。」
茶々丸「わかりました…。」
翌日から…エヴァと茶々丸が史伽の行動を観察し始めたがなかなか証拠を掴めず、4ヶ月が過ぎ…史伽のお腹も少し膨らんできました……
>>808 第2話 アスナとの絆 <the partner>
次の日から、大急ぎで準備が始まった。
ネギ「お久しぶりです。アスナさん」
アスナ「久しぶりね。まさかこんなことで一緒になるとは思いもしなかったわ」
久しぶりにアスナと再会し、二人の顔から笑みがこぼれた。
その後、すぐに魔物退治の練習として、二人一組の実践的な訓練が行われた。
その結果はすばらしいものだった。二人の息は完全にあっていて、まったく無駄の無い完璧な動きだった。
二人合わせた実力は、本来のパートナーであるネギとのどかのコンビより優れていたように思える。
二人の訓練を見ていた者は、その凄さに思わず声をあげ、さらには拍手までした。
しかし、その中で一人だけ厳しい顔をして二人の訓練の様子を見ている者がいた。
刹那である。
ネギはそんな刹那の姿に違和感を覚えた。刹那は何かに納得のいかないような、そんな不思議な顔をしている・・・。
訓練が終わった後、ネギとアスナは夕食をとりながらしばらくぶりに話しをした。
アスナ「にしてもあんた、ずいぶん強くなったわね」
ネギ「まぁ、本国でだいぶ扱かれましたからね」
アスナ「それって、私に全然手紙とかくれなかったころの話?」
ネギ「・・・はい」
ネギは数年前、本国で行われる「特殊訓練」に参加していた。
それは魔法使いとして優秀な人物を育てるための特別プログラム。
外部の人間と手紙などのやり取りはできるものの、約2年間もの間ほとんど拘束され、厳しい訓練を受け続ける。
本来はある程度のベテランが個人の意志で参加するのだが、ネギが16歳のとき、本国からぜひ参加してほしいとの誘いが来たのだ。
ネギは少しでも早くこの訓練に参加したいと思っていたので、のどかのこともあったが、迷った末に参加することとなった。
のどかもネギの意志を尊重し、それを許した。
そのため二人はしばらく別れることになったが、のどかはネギが帰ってくるその日までネギをじっと待ち続けた。
時々やって来るネギの手紙を励みにして・・・。
そして2年後、ネギは婚約指輪を持って、のどかのもとへ帰ってきたのだ。
アスナ「あんたががんばってるってのはわかってたけど、正直寂しかったんだよ・・・あのころは・・・」
ネギ「寂しいって・・・まさか、「夜が」ですか?」
不安そうにネギは言った。
あまりにはっきりとそれを言うネギに、アスナは驚かされた。
二人の脳裏にあまり綺麗ではない思い出がよみがえった。
アスナ「ち、違うわよ! ただ単にあんたがいなくて、普通にちょっと物足りないなーって思っただけよ!」
ネギ「あ、ご、ごめんなさい! 変なこと言って!」
アスナ「・・・いや、私こそ謝るべきだよね。あんたに変なトラウマ作っちゃって。
あんたには本屋ちゃんがいるのに、あの時私ったら、酔っててあんたを無理やり・・・」
ネギ「いえ、そんな、あれは断れなかった僕の方だって・・・」
重いムードが二人の周りを包み込んだ。
ネギ「ま、まぁ今はやめましょ! そんな話し!」
アスナ「そ、そうよね、こんなときに! しばらく忘れましょ!」
二人は無理やり作り笑いをして、その場をごまかした。
そして3日後。
その日の朝、玄関の前でネギを送るのどかの表情はいつもと違っていた。
のどか「じゃあ・・・気をつけてくださいね」
ネギ「はい。いってきます」
二人は軽く口付けを交わし、ネギは家を出て行った。
ネギの後姿を、のどかは心配そうに見送っていた。
そのさらに数時間後
ネギとアスナは例の森の中にいた。
二人は今、倒すべき敵を探している最中である。
本当だったら、のどかのアーティファクトを使って簡単に目標を見つけられるのだが、
この森の「現象」は魔法道具でさえもその能力を大幅に制限させてしまうのだ。
ただ、たとえこの森にその「現象」がなかったとしても、のどかは戦場に出向く許可が下りていないのだが・・・
ここで本契約によって得たのどかの能力(アーティファクト)の一つを紹介しよう。
それは簡単に言えば、「いどのえにっきの強化版」である。
しかしその有効範囲は「いどのえにっき」とは比べ物にならないほど広い。
さらに、相手の名前を唱えなければ考えを読めないという制限もない。
そしてこれは「人間や魔物を探知するレーダー」としても応用が可能である。
まさに魔法使いを補助するパートナーにふさわしいアーティファクトである。
今のネギたちは、残念ながらその便利アイテムを使うことはできない。
仕方が無いから、この広い森の中を歩いて探すしかないのである。
常人にとってはとても耐えられない厳しい作業であろう。
しかし今までさまざまな訓練を経験したネギやアスナにとって、そんなことはあまり苦ではなかった。
森に入ってから、さらに数時間ほどたったころである。二人は崖の上にいた。
ネギ「(いた! あれに間違いない!)」
ネギはその崖の近くの森の中に、一匹の魔物を確認した。
本当は何日もかけて探すつもりだったのだが、まさかほんの数時間で見つかるとは思いもしなかった。
ネギの見つけた魔物は、聞いていた情報にピッタリ当てはまる。
基本的な体型は人とほとんど同じ。身長は約2メートル。腕と足が桁外れに太い。そして右手の爪が異様に発達している。
ネギとアスナはお互いの顔を見て、一回だけ静かに頭を縦に揺らした。
これから何をすべきかは、何も言わずとも二人ともわかっていた。
二手に分かれて魔物を挟み撃ちにしようとしたのだ。
ネギとアスナは、魔物に対して対照的な位置に移動した。そして静かに、魔物に近づいていく。
先に魔物に発見された方は、ひとまず自分の防御に徹底する。
それを魔物が攻撃している間に、反対側から気づかれなかった方が攻撃しようという作戦だった。
こうすることによって魔物は混乱し、その隙をついて攻撃できるチャンスが増える。
作戦通りに二人は分かれ、そして魔物に近づいていった。
この魔物の強さは未知数だ。決して油断してはならない。できれば一撃で倒したいものだ。
そんなことを考えながら、一歩ずつ、慎重に近づく・・・。
すると、魔物がアスナの存在に気づいたようだ。アスナがいる方へすばやく顔を向けた。
そして低い声で相手を威嚇するように鳴き、アスナがいる方向へ走っていった。
ネギ「今だ!」
ネギはすぐさま呪文を唱えた。
いくら魔法が制限されてるとはいっても、今のネギの魔法は強力だ。京都での修学旅行のころと同じ程度は出せる。
ネギはその魔物に向かって「雷の暴風」を放った。
巨大な光線がネギの杖から放たれ、大きな音が辺りに響き渡る・・・。
・・・ところが、ネギの放った魔法は魔物にまったく通用しているようには見えなかった。
その魔物は何事も無かったのようにじっと立っていた。
ネギ「な!?」
それに気づき、ネギもアスナも驚く。
敵を驚かせる作戦のはずが、こっちが驚く結果となってしまった。
その隙をつかれ、アスナは魔物に左手で首を掴まれてしまう。
アスナ「うっ!」
ネギ「あ、アスナさん!」
そしてその魔物はものすごいスピードで、アスナを人形を投げるかのように軽々とネギへと投げつける。
ネギ「(早い! だめだ! よけられない!・・・)うあっ!!」
ネギは投げつけられたアスナにぶつかり、その場に倒れた。
だが一方、アスナの勢いは止まることを知らず、さらに後ろへとなすすべもなく飛ばされていった。
ネギ「(いけない! 後ろには崖が!)」
ネギ「アスナさん!!!」
ネギは急いで崖へと走る。アスナは崖の下へ落ちてしまったのか!?
・・・いや、違う。アスナは崖の端にギリギリでしがみついていた。
ネギはアスナを助けようと、アスナのもとへ向かった。
アスナを死なせたくはなかった。どうしてもアスナを失うのは嫌だと思い、必死でアスナのもとへ走った。
しかし、アスナを助けることだけに気が集中してしまい、自分の周りの状況をよく見ていなかった。それはあまりにも初歩的なミスである。
先に気づいたのはアスナの方だった。ネギが崖にしがみついているアスナの手をとると・・・
アスナ「ネギ!! 後ろ!!!」
ネギ「え・・・」
先ほどの魔物は何の気配も感じさせず、ネギの後ろに立っていた。
機械のような冷たい目でネギを見下ろしていた。
そしてその表情を一切変えず、ネギの背中を強く蹴飛ばした。
ネギはアスナの手を掴んだまま、崖の下へと落ちていった・・・。
ネギもアスナも、今まで厳しい修行や訓練に耐えてきた。
決して甘ったるいものではない。少しでも強くなるために、身をボロボロにして頑張ってきたのだ。
その結果が、これである。
ほとんど何もできないまま、一瞬で勝負がついてしまったのだ。
――――果たして二人の命は!?
次回、第3話 みんなの願い つづく
いやぁ面白ですなぁ…まさかゼロ氏?
>>845 まき絵「あれ〜史伽ちゃん。」
史伽「まき絵ちゃん、どうしたの?」
まき絵「何編んでるの?」
史伽「おくるみですよ、誰のかは秘密です。」
まき絵「???」
明日菜「あっ、まき絵〜学園長が呼んでるよ。」
まき絵「あっ…ごめん今行く、史伽ちゃんまたね。」
史伽「またね〜。」
風香「史伽…ボク達も…。」
史伽「うん…そろそろ行こう…。」
タッタッタッ…
やっと風香が出てきたw
>>852 教室前廊下
史伽「………?」
風香「どうしたの史伽?」
史伽「ううん…誰かに見られてる様な気がして…。」
風香「大丈夫?…少し顔色が悪いけど……。」
史伽「そんな事ないですよ…体の調子はむしろいいですよ。」
風香「ならいいけど…。」
そんな感じで鳴滝姉妹が散歩してる頃、茂みの影には……
エヴァ「茶々丸……。」
茶々丸「ええ…マスターの推測は当たったみたいですね。」
エヴァ「まさか本当に鳴滝史伽が妊娠しているとはな…。」
茶々丸「私の計算では4ヶ月と三週間といったところですね。」
エヴァ「恐らく史伽は5ヶ月にはいってからネギ先生に妊娠を告げると思うからな…そろそろ私達も行動を起こさなければな…行くぞ茶々丸。」
茶々丸「わかりました…。」
>>854 その頃ネギは……
ネギ「あった!!、何々……星降りの間…この部屋は満月の日に稀に現れ……えっ!?」
カモ「どうしたんだよ…何々…純粋な愛による契りを交わした時、少女は新たな命を宿す…って、兄貴……まさか!!」
ネギ「あの日から4ヶ月位過ぎている…行くよカモ君!!」
カモ「お…おう!!」
ネギ達は鳴滝姉妹の元へ急いだ……
カモ(「今日の兄貴…なんか普通じゃなかったな……史伽っちとなんか関係があるな…」)
夕映「ハッ……!!」
のどか「どうしたの、夕映?」
夕映「嫌な予感がするです…のどか!!行くですよ。」
のどか「う…うん……。」
コタロー「あれは…のどかねーちゃん、これは何かあるな……。」
タッタッタッ…
コタローはのどか達の後を追った……
夫婦とは何か?
「おはよう、せっちゃん」
朝、私をそっと起こしてくれる彼女。美しい長髪に眩しい笑顔、それを見て私は思い出す。
高校卒業の時私達は生涯のパートナーになろうと誓った。しかし女同士など世間が認めるはずもなく、当然のごとく反対された。
私達はある晩に近衛家を抜け出した。駆け落ちである。夜の大空を飛び人の少ない静かな場所を求めた。
空から見た町はとてもちっぽけで、世間体の無意味さを改めて知った。
「おはよう、せっちゃん」
「おはよう、このちゃん」
私はもう『お嬢様』とは呼ばない。私達は主従関係でなく夫婦だから。どんな時も支えあう夫婦だから。
夫婦とは何か?
どんな形であれ、愛し合い辛く困難な人生を共に歩んでくれるパートナー。
私達はそう思っている。
おわり
>>791 ―12月…
「ただいまー」
PM8:00…、ネギが仕事を終えて帰ってきた。
「おかえり」
真名は台所に背を向けたまま返事をした。
「…これは?」
食卓のイスに大きな紙袋がおいてあることに気付いた。
「ネギの冬用コートだよ」
「…買ってきてくれたんですか?」
「あぁ、そろそろ春用のコートじゃ寒いだろう?」
「真名さん……」
「ひゃっ…!?///」
相変わらず背を向けたまま返事をする真名を抱きしめるネギ。
「僕、真名さんのこーいうところ大好きです♪」
「……まったく」
―食事中
「そーいやコート買うとき勘違いされて困ったよ」
「背も僕と同じくらいですし男装でもするのかと思われたんでしょーね」
「女の店員だったんだが妙に目が輝いていて気色悪かったな…」
アキラ(店員)「龍宮さん………ハァハァ…私のことなんか覚えてないだろうな…」
アキラはホントに神出鬼没だなww
エロパロ、ちうザジ、いじめに続いてここでもたつアキが!
>>853にツッコんでおきますが、風香は第3章の時点で既に出てます。
前スレの初期から長々と続いてきたザジの新婚&出産話ですが、今週末で一応完結となります。
さすがに4スレ目までなだれ込むと新規さん(作者も)が話が掴めなくなりそうなので……
今夜から掲載していきたいと思いますので、最後までお付き合い頂けたら幸いです。
最大のwktk
>>855 そして舞台は学園都市へ…
風香「流石にちょっと疲れたかな…。」
史伽「そこのベンチで休んでいくです。」
鳴滝姉妹は公園のベンチで休む事にした…
風香「ほわわ〜、ちょっと寝ていい?」
史伽「別にいいですよ。」
風香「じゃあ…お休み〜。」
史伽「フフフッ…おやすみです。」
史伽は風香が完全に寝た事を確認すると少し目立ってきたお腹を撫でながら、子守歌を歌い始めた……
史伽「ゆ〜りかご〜の〜う〜たが〜♪ 聞こえてく〜るよ〜♪ ね〜んね〜こ〜ね〜んね〜こ〜ね〜んね〜こ〜や〜♪」
ピクン!!
史伽の胎内で胎児のマローネが、少し早い胎動を始めた…
史伽「フフフッ…お母さんのお腹は、居心地いいみたいですね……。」
風香「お母さん?…史伽……まさか!!」
865 :
ザジネギ:2006/11/27(月) 22:40:59 ID:???
>>821 エヴァ「……………それは」
超「…………」
エヴァ「一体どういう意味だ…!?」
今にも掴みかかりそうな凄まじい剣幕。
しかし、超は静かに答える。
超「言った通りネ」
結果は『その時』が来るまでは超にも分からない。エヴァもこの話は聞いていた。
エヴァ「……フン」
これ以上の問答に意味が無いのを悟ると、エヴァは小さい溜め息を漏らした。
茶々丸「マスター…」
エヴァ「これ以上は話すだけ無駄だ。もう寝る」
超「……オヤスミ」
翌朝、空もまだ薄暗い内に茶々丸が起き上がる。
昨夜の賑やかさはどこかへと完全に消え失せていた。
薄闇をせわしなく飛び回る小鳥のさえずりだけが広い邸宅に響き渡り、そして掻き消えていく。
茶々丸「…………」
同室の彼女達はまだぐっすりと寝ている。
それぞれかなり酒量を過ごしていたので、まだ起きる気配は無い。
そこで茶々丸は、先にネギ達を起こそうと彼らの寝室に向かった。
866 :
ザジネギ:2006/11/27(月) 22:42:54 ID:???
寝室の扉を、とんとんと小さくノックする。
ザジ「……はい」
返事を確認してから、ゆっくりと扉を引く。
茶々丸「おはようございます、ザジさん」
そういって少しだけ部屋に入るとぺこりと頭を下げる。
ザジ「……おはよう(微笑)」
ネギ「ふあぁ……おはようございます茶々丸さん」
ザジは既に覚醒していて、ダブルサイズのベッドから上半身を起こしている。
その隣でまだ少し寝惚けているネギは薄目で眼鏡を探している。
現在午前6時前。
この夫婦の朝は比較的早くから始まる。
茶々丸「これから朝食の支度をするのでもう少し休んでいて下さい」
そういってまた小さくお辞儀をして1階のキッチンに降りていく。
ネギ「ザジさん」
ザジ「…………?」
柔らかい日の光が差し込むなか、ネギが瞳を輝かせている。
ネギ「またザジさんの夢を見ました。昨日の朝は卒業式の時の、昼には世界樹の下での時の事を」
ザジ「…………」
ネギ「そしてさっきは、麻帆良に帰ってきた僕がザジさんにプロポーズした時の夢を」
ザジ「…………!」
一瞬驚くとザジの表情に、気恥ずかしいような感激したような笑顔が浮かんだ。
867 :
ザジネギ:2006/11/27(月) 22:46:01 ID:???
>>866 ネギ「夢で自分の告白を聞きましたけど、何かちょっと恥ずかしかったです…」
そう言いながらにこにこ笑うネギ。
ザジ「……今度は僕が貴女を、僕の生涯を懸けて守っていきます………」
それは成長したネギのとても力強い告白。
世界樹の下でどうしようもなく辛い思いをした時。
少女は、泣きじゃくる少年をもの言わず抱き締めてくれた。
何も言わず、何も咎めず。
ただただ聖女のように優しく、包み込むかのように。
ネギ「覚えててくれたんですね……嬉しいです」
ザジ「うん」
ネギ「でも驚きましたよ。あの後、その、夜の時……」
目を逸らし、しどろもどろに言うネギの真意を察し、ぽっと頬を赤くするザジ。
ネギ「まさかザジさん、その時までHどころかキスの経験もなかったなんて……」
異性と体を重ねた経験は彼にもなかったが、
ネギは10歳にして数々の少女達のファーストキスを奪ってきた。
キスしただけで中学生のように瞳を潤ませたザジのリアクションは逆に大きな衝撃をネギに与えた。
ネギ「その時この子を授かったんだから、それはそれで良い思い出ですよね♪」
ザジ「…………(照)」
ちょっと活発になてきたWKTK
>>850 第3話 みんなの願い <the wish>
気がつくと、ネギは見覚えのある部屋で横になっていた。
意識が朦朧としていて、これが夢なのか現実なのかもわからない・・・。
のどか「先生!!」
ハルナ「あ、起きた!?」
声のするほうをみると、そこにはのどか、そして夕映とハルナがいた。
夕映「刹那さん! ネギ先生が起きました!」
そういうと、刹那が部屋に入ってきた。
刹那「気がつきましたね。ネギ先生」
思い出した。ここは刹那さんの家だ。でもなぜ僕は刹那さんの家で寝ているんだ・・・。
・・・そうだ。僕は森で魔物と戦って、崖から落ちたんだ。
その後アスナさんは崖下へ落ちている最中に僕の手を放して「杖を使って飛べ」と言った。
「現象」のせいでちゃんと飛ぶことは出来なかったけど、落ちる速度を下げることはできた。
それによって、少しだけゆっくりした速度で崖下にある川の中へ飛び込むことができた。
でもアスナさんは、そのままの速度で川へ落ちた・・・。
ネギ「!! アスナさん、アスナさんは!?」
刹那「・・・わかりません」
ネギは川へ落ちた後気を失い、そのまま下流へと流された。
そして岸に打ち揚げられ、そのまま丸一日近くたったところで発見されたのだ。
しかし、アスナの姿は発見できなかったようだ・・・。
ネギは病院での検査の結果、奇跡的に大きな怪我は無く、意識ももうしばらくしたら回復するだろうとのことで、
特別な許可を得て病院の近くにある刹那の家で寝かせることにしてもらったのだ。
刹那の家の方がネギにとってリラックスできる環境だし、何よりのどかが24時間そばにいることができる。
アスナが消息不明である事実を聞いて、ネギは愕然とした。
ネギ「じゃ、じゃあアスナさんを助けに行かないと! まだ生きているかもしれない!」
刹那「それはダメです」
ネギ「ど・・・どうしてですか?」
刹那「このかお嬢様が、あの山岳地帯を焼き払おうとしているんです」
ネギ「な! どうして!?」
刹那「先ほど、お嬢様がそれを提案しようとしているのを直接聞きました。
これ以上あの山岳地帯について研究しても、何かを得られる可能性はあまり高くない。
それにあの場所を悪意を持った連中が利用したら、魔法使い達はかなり不利な状況においやられるかもしれない。
そして『「魔法が制限される現象」は、森の木から何らかの物質が放出されていて、
それによるものではないか』という仮説があったでしょう?
その仮説を盾に取り、「あの森を焼き払えば、その現象が無くなるかもしれない」と言い、爆撃するとのことです・・・」
刹那の話によれば、魔法協会と空軍が協力開発した最新式のステルス戦闘機を使うのだそうだ。
魔法と科学の結晶であるその戦闘機は、レーダーに映らないばかりか、姿そのものも肉眼では見えなくすることが出来る。
これにより、一般人には誰にもバレることなく無数の戦闘機を森に送ることが出来る。
さらに認識阻害の魔法などを使い、周りの人間達に「森が焼かれた」という事実を隠す。
広大な森を焼き払うことを一般人に知られることなく遂行する・・・それはかなり大掛かりだが、決して不可能では無いことである。
ネギ「で、でも、まだアスナさんが死んだって決まったわけじゃ・・・」
刹那「お嬢様はアスナさんが死んだと思っていますし、実際アスナさんが生きている可能性は限りなく低い」
ネギ「じゃあ・・・じゃあ僕が助けに行きます! まだ時間はあるんだし、ひょっとしたら助け出せるかもしれ・・・」
夕映「ネギ先生!」
ネギの発言をさえぎるかのように、夕映は叫んだ。
夕映「・・・お願いです、刹那さんの言うことを聞いてください」
その言葉に、ネギは衝撃を隠せなかった。
ネギ「そんな! じゃあ夕映さんは、アスナさんを見殺しにしろって言うんですか!?」
ハルナ「そうじゃないでしょ!」
そこにハルナも割り込んできた。
ハルナ「あのさ、もし先生がここで無茶をして本当に死んじゃったら・・・のどかはどうなるの!?」
のどか「ハ、ハルナ・・・」
ハルナ「そりゃアスナのことは、・・・私だってすごく悲しいよ。でものどかのことも考えてあげてよ!
のどかがどれだけ先生のこと思ってるか・・・のどかにとって、今更先生のいない生活なんて考えられないって思わないの!?
先生が意識不明で発見されたって連絡が入ったとき、のどかがどんな顔したのか想像できない!?」
話しによると、のどかはネギがいない間、夕映とハルナを家に呼んでいたのだそうだ。
家でみんなで話しをしているときに連絡が入り、三人で急いでやって来たのだ。
ネギは何も言い返せなかった。
・・・確かにそうだ。のどかはネギと人生を共に歩みたくて、周りの反対を押し切りこの危ない世界へ飛び込んだ。
のどかにとってネギを失うことは、これ以上無い耐え難いことであろう。
ネギにものどかを守り、愛し続ける義務がある。
この世界では仲間を失うことは決して珍しいことはない。それはネギもわかっていたはずである。
しかし現実にアスナのが死んだかもしれないという状況に立たされて、気が動転していたのだ。
ネギ「刹那さん! どうしてですか!?」
刹那「え?」
ネギ「どうしてあの仕事を僕達に任せたんですか!?
あの仕事は、本来たった二人で・・・しかも魔法使いの僕にやらせるようなものではないとわかってたんでしょう!?」
刹那「・・・ええ」
ネギ「じゃあなんで!」
ネギは泣きそうな声で怒りを刹那にぶつけた。
ネギが刹那を攻めているのには理由がある。
魔法使いの部隊は、リーダーと副リーダーが互いに責任を取り合っている。
そして今回のように個人に任務を任せるようなときには、必ずリーダーと副リーダーが相談し、誰に任せるかを決めるのだ。
だから例えば、今回の場合はこのかと刹那が話し合いの結果、ネギとアスナに仕事を任せたということになる。
ちょっと考えてみれば、魔法使いのネギと魔法無効化能力のあるアスナを
わざわざ「魔法が著しく制限されている地域」に送るのはおかしいことだ。
ネギはそんな二人の決断に対して腹を立てていたのだ。
ところが・・・
刹那「実はこの任務を先生に任せたのは、お嬢様の独断なんです」
ネギ「え? どういうことですか?」
刹那「お嬢様は私と話し合いを何もしなかった。実際私が今回の任務の件を知ったのは、先生達が引き受けてからのことだったんです」
それでわかった。アスナと二人で訓練しているとき、刹那が納得のいかないような顔をしていたのはそれが理由だったのだ。
ネギ「そんな! それじゃあ規則違反じゃないですか!?」
刹那「そうです。しかしお嬢様はそれを堂々とやっている。お嬢様より上の人間が少ないから、取り締まることが難しいんです。
そしてその「お嬢様より上の人間」は、ほとんどが西との揉め事の処理で精一杯なんです・・・」
ネギはショックだった。
人を助けるために働いている魔法使いのトップの人間、さらには自分の元教え子が、平気な顔をして不正を犯している・・・。
刹那「じゃあ、私は仕事があるので、これで失礼します。落ち着くまで、しばらくここで寝てたほうがいいです」
刹那は暗い表情で部屋を去った。
刹那が去ったあと、しばらくの間ネギは横になって黙っていた。
近くでそれを見ていたのどかにはすぐわかった。「きっと今、ネギはアスナのことで頭がいっぱいなのだろう・・・」
――――ネギに重い現実がのしかかる・・・
次回、第4話 ネギのわがまま つづく
>>851 残念ながらはずれです。でもゼロ氏と間違えられるってのはちょっとうれしかったりw
木乃香ひどいなw
文章力高いよwktk
>>864 ガサガサ…
エヴァ「こんな所にいたのか…。」
史伽「エヴァちゃん…どうしてここに?」
エヴァ「話したい事があってな…鳴滝史伽…お前は妊娠してるな……」
史伽「えっ!?…どうしてそれを…。」
ガサガサ…
茂みの中から茶々丸が現れた……
茶々丸「失礼かと思いましたが、史伽さんの行動を観察させてもらいました…。」
史伽「数か月前から誰かに見られてる気がしたのは、茶々丸さんが私を観察してたからなんですね…。」
エヴァ「流石に何時気付かれるか、ヒヤヒヤしたがな…。」
史伽「もう隠せそうに無いですね…エヴァちゃんの言う通り、私は妊娠してるです…もうすぐ5ヶ月になるですよ。」
エヴァ「………。」
茶々丸「………。」
風香「やっぱり…そうだったんだ……。」
史伽「お姉ちゃん…隠していてごめんね……。」
佳境wktk
-カラオケ
ネギ「たまには夫婦でカラオケってのもいーですねー♪」
真名「あ、あぁ…(酔った勢いできてしまったが…)」
ネギ「…ピーレーディーゴー♪…ふぅ、次は真名の番ー!」
真名「あ、う…えーと…まだ曲が決まってないんだ、すまん」
ネギ「そ、そうですか!ではもう一曲…(真名…つまらなそうだな…もしかして…)」
-そしてネギが2曲めを歌い終えた。
真名「えーと…うーん…」
ネギ「真名…ひょっとしてカラオケ苦手でした?」
真名「……すまない…正直苦手なんだ…」
ネギ「…ありがとうございます♪」にこっ
真名「…?なぜお礼を?」
ネギ「いえ、正直に言ってくれたからですよ☆」
真名「…そ、そうか」
ネギ「フフ…また新たな弱みを見つけちゃった♪久々に慌てた真名を見ちゃいました」
真名「く…///」
ネギ「真名たんハァハァ」
真名「ネギきゅんハァハァ」
ラブラブだなww
真名かわいいよ真名
879 :
ザジネギ:2006/11/29(水) 01:25:32 ID:???
>>867 暫くの間、無言で互いを見つめあう。
まるで世界に自分達しか居ないかのようにじっと見つめ合うネギとザジ。
他の一切を排して自分の愛しい人だけを見つめて続けた。だから、
まだ気付いていなかった。
少しだけ開いた扉から覗いている者たちの存在に。
葉加瀬「朝からいちゃついてるなんて……」
五月「なんというか…」
龍宮「新婚さん丸出し、だな」
ネギが気付いたのはそれから更に数十秒も後の事だった。
扉を隔てた先に妙な雰囲気を感じ取ったネギは視線を向ける。
だが、時は既に遅かった。
いつの間に目覚めていたのだろうか、気持ち良く寝ていた筈の3人がこちらを覗いている。
ネギ「あ、あ、あ………」
口をぱくぱくさせ、言葉にならない。
五月「おはようネギ先生」
葉加瀬「昨日は良く眠れましたか?」
龍宮「朝食の準備が出来たみたいだから、呼びに来たんだが……」
ネギの顔が真っ赤に染め上がっていく。
ザジ「…………」
逆に呆気にとられ、ただぽかんとしているザジ。
どうやらお邪魔だったらしい。
失礼しました〜♪
ぱたんと扉が閉められ、ぱたぱたと足音が遠ざっていく。
880 :
ザジネギ:2006/11/29(水) 01:28:56 ID:???
>>879 ネギ「別に変な事してた訳でも無いし……」
ザジ「…………(こくこく)」
ネギ「見られちゃマズいって訳でも無いんですけど……」
ザジ「…………(こくこく)」
ネギはふぅ、と溜め息をついてから体を起こした。
無表情にネギを見つめるザジ。
ネギ「……僕らも行きましょうか?」
ザジ「…………(こくこく)」
差し出された手を掴みベッドから起き上がる。
1階に降りると、客人達は既に全員テーブルについていた。
エヴァ「やっと起きてきたか」
超「待ってましたネおふたりサン♪」
どうもこの2人も事情を察知しているようだ。
薄く口を開き愉快そうにネギ達を出迎える。
食卓に並べられていたのは日本らしい純和風な朝食。
白飯にワカメ、葱、豆腐の味噌汁。鮭の塩焼きと厚焼き玉子、きゅうりの浅漬け。
それら全てが茶々丸がこしらえた品々である。
ネギとザジは目を輝かせて席に座ると両手を顔の前で合わせた。
そして、全員で声を合わせた。
いただきま〜す!
ネギが少しだけ赤くなっていたのには誰も気付かなかった。
881 :
ザジネギ:2006/11/29(水) 01:31:48 ID:???
>>880 龍宮「…大したものだな」
葉加瀬「素晴らしいです茶々丸。まさかこれ程とは想定外でした」
五月「このお漬物、すっごく美味しいよ♪」
エヴァ「こりゃますます手放せなくなったな……」
超「本格的にウチで働かないカ?」
ネギ「ホントすっごい美味しいです!ね、ザジさん!」
ザジ「…………(こくこく)」
茶々丸「ありがとうございます」
絶賛の嵐。どこか茶々丸も誇らしげである。
笑いと驚きの声が響く朝食が終わりに近付いた頃。
前触れも無く、遂に『その時』が訪れようとしていた。
ネギ「ごちそうさまでした!」
茶々丸「お粗末さまでした。食器は私が片付けます」
ネギ「お願いします。ザジさん、美味しかったですね…」
しかし、ザジからの返答は無かった。
ネギ「……ザジさん?………ザジさん!?」
彼女はテーブルに伏せたまま苦しそうに震えていた。
ザジ「………ネ……まれる………」
腹部を押さえながら消え入りそうな声で何かを伝えようとしている。
ネギ「どうしたんですか、ザジさん!?」
騒ぎに気付いた龍宮達が洗い場から戻ってきた。
それと同時に、ふっとザジが床に倒れ込んだ。
ザジ「…ネギ……産まれる………!」
とうとう出産!Wktk!
>>875 風香「史伽……。」
夕映「その話…聞かせてもらいましたよ。」
のどか「史伽ちゃん…本当に…。」
史伽「のどかちゃん…夕映ちゃん……。」
カモ「今まで妊娠を隠してきた訳は…堕ろせと言われるのが恐かった…そうだろ、史伽っち。」
史伽「うん…産みたい……私は……この子を産みたい!!」
カモ「安心しな史伽っち、ネギの兄貴に限ってんな台詞は言わねえ…むしろ産んでほしいと言う筈だぜ!!」
史伽「カモ君……うん、私…ネギ先生に話して来るです。」
史伽はネギの所へ行こうとしたが…
夕映「待つです、史伽さんにこの子を産ませる訳にはいかないです……この子は…私が産むです。」
史伽「夕映ちゃん…今…なんて……」
夕映「この子は私が産む…そう言っただけです。」
コタロー「どうしたんや…みんなでこんな所に…。
史伽「……や…です…。」
夕映「!?」
史伽「嫌です…この子を渡すのは……絶対に嫌です!!」
史伽はその場を走り去った…
???
夕映が史伽の子を産む??
887 :
ザジネギ:2006/11/30(木) 00:02:54 ID:???
>>881 朝の穏やかな空気が一気に緊迫したものへと変わっていく。
突然の非常事態にネギの思考が錯綜する。
何故急に産気づいたのか。
先程まで確かにザジは平然としていた。
そもそも予定日までまだ2週間近くあったのだ。
どうしてこんなに早く。
どうすればいい?
何をすればいい?
混乱するネギ。そこに、
エヴァ「うろたえるな!」
師匠の一喝がネギを貫く。
葉加瀬「慌てたら負けです、ネギ先生!」
茶々丸「既に病院には電話しました。10分後にはこちらに到着するそうです」
緊迫した空気の中、明確な強い意思を持って行動する元生徒達。
夫でありながらこの事態に慌てふためいていた自分が情けなかった。
ネギは発奮するかのように表情を引き締める。
そしてザジに駆け寄り上半身を抱き起こす。
ネギ「ザジさん、大丈夫ですか!?」
ザジ「ネ……ギ…」
意識が朦朧としているザジに呼び掛け続けるネギ。
ネギ「安心して下さい、僕がついてます!!僕があなたを守ってみせます!!!」
力強く、更に力強く彼女の名を呼び続ける。
888 :
ザジネギ:2006/11/30(木) 00:04:51 ID:???
>>887 ザジ「ネギ…………うううぅぅっ!!」
また大きな陣痛の波が押し寄せる。
ザジ「ネギ………ネギ…………………」
目を閉じてうわ言のようにネギの名前を呟き、そして完全に意識を失った。
ネギ「ザジさん!しっかりして、ザジさんっっっ!!」
丁度その頃、遠くの方から救急車のサイレンの音が聞こえてくる。
家の前でサイレンが鳴り止むと、救急車に待機していた数人が担架を持って駆け入ってくる。
「スプリングフィールドさん!遅くなりました!このまま病院の方に搬送させて頂きます!!」
彼らも随分焦った風である。
手際良くザジを担架に乗せ、外の救急車に運んでいく。
「旦那さまとお連れさまにもご同行願えますか?」
ネギ達は決然とした態度で了承した。
救急車が全速力で走る中、意識の無いザジの手を握り続けるネギ。
その間も医者達は状況を事細かに病院側に連絡している。
沈黙が続く最中、何か考え込む様にしている超。
瞳の焦点はザジの手と握り締めるネギの両手に集中していた。
超(賽は投げられたヨ………)
先祖の一大事に何もしてやれない歯痒さを噛み締めながら、ただ目を細める。
889 :
ザジネギ:2006/11/30(木) 00:08:26 ID:???
>>888 病院に到着すると、救急車から担架が勢い良く飛び出す。
ネギ達もそれに続く。
分娩室。担架に乗ったザジが中に運ばれていく。
ネギ達は手前の長イスに腰掛け赤く点灯した『手術中』の文字を見つめ続ける。
「スプリングフィールドさん、少しよろしいですか?」
不意にそちらを向くと、ザジを担当していた産婦人科医がバインダー片手に立っている。
「非常に申し上げにくいのですが、奥さんは今かなり危険な状態です」
前触れも無く2週間も早まった出産日。
初産であることや、
体力面での問題。
最悪の場合、奥さんとお子さん両方を助けるのが…或いは両方………。
医者は沈痛な表情で重々しく告げた。
五月と葉加瀬が肩を抱き合い念じる様に目を瞑る。
腕を組み肩をこわばらせながらも無理に平静を装う龍宮。
エヴァと超も、思い詰めた表情のままじっとしている。
ネギ「ザジさん……ザジ………」
ネギが弱々しく繰り返す。
そこへ、突然、廊下の向こうから、はっきりと、
「──ネギ先生!!!」
聞き覚えのある声にはっとして振り向くネギ。
そこには、息を切らせた宮崎のどかが立っていた。
まさかまたのどかが…!!wktk
891 :
マロン名無しさん:2006/11/30(木) 03:27:32 ID:sQ1A+X5Z
過疎age!ザジネギおもろい
>>885 ネギと史伽と… の著者として、orzですわ…
ネギザジを見たんですが、ネギと史伽と… にも超が影で関わってると思うんですが…
そういう事を言わない方が……
てか絡ませるのは無理臭い気が
>>883 風香「あっ…史伽!!」
タッタッタッ……
夕映「史伽さん…逃がさないですよ……のどか!?」
のどか「ゆえ…ごめん…」
ドフッ!! のどかのボディーブローが夕映のみぞおちに決まった……
夕映「のど…か…」(ドサッ……)
コタロー「………じゃあ、俺も史伽を追うわ…。」
コタローは史伽を追いかけて行った……
エヴァ「行ったか…さて…宮崎のどか、綾瀬夕映は気になる事を言ってたな…。」
のどか「うん…『この子は私が産むです。』夕映はそう言ってた…。」
エヴァ「そうか…なら夕映は、禁断の魔導書を読んだのだな…使おうとしていたのは……児移しの術法か…。」
のどか「こうつしの…術法…?」
エヴァ「ああ…その名の通り、胎児を別の子宮に移す為の魔法だ…。」
>>894 のどか「胎児を…移す…?」
エヴァ「ああ…恐らく夕映はその魔法で史伽のお腹の子供を自分の胎内に移し、そのまま育てようとしたのだろう…自分の子供として、その子を産む為に……。」
のどか「夕映…そこまで思い詰めてたんだ……。」
エヴァ「全く…そんな事をしても、ネギが自分に振り向くとは思えないがな…。」
のどか「エヴァンジェリンさん…。」
エヴァ「行くぞ…史伽が気掛かりだ…。」
のどか「う…うん…。」
エヴァ「茶々丸…夕映を頼むぞ。」
茶々丸「わかりました…マスターも気をつけて…。」
エヴァ「ああ…行くぞのどか…。」
のどか「は…はいっ。」
気絶させるレベルのパンチって体重何キロだよw
「ザジネギを見たんですが〜」って、全然話のベクトル違うがなw
夕映は殴られて気絶したのではなく漏らしたため気絶した
>>873 第4話 ネギのわがまま <the egotism>
ネギはそのまましばらく眠っていたようである。
目が覚めると、時刻はすでに夜の9時を回っていた。
ネギはなんともいえない心境だった。夢の中にアスナが出てきたのだ。
初めて日本に来てからずっと一緒に過ごしてきた、その思い出が夢の中で走馬灯のように駆け巡った。
彼女の楽しそうな笑顔、怒った顔、頼もしい後姿、そして誰にも知られてはいけないあの日の夜・・・
それらがネギの頭に焼きついて離れようとしない。
彼女はとても頼もしい存在だった。
自分が困っていた時にいつも助けてくれた。
それはある意味父親のような存在だった。
自分の憧れている、目標としている存在に・・・
思えば、彼女がいたからこそ今のネギがあるといえる。
そうだ・・・僕はいつもアスナさんに助けられた。
なのに僕は、アスナさんに一体何をしてあげたんだ?
アスナさんが助けを求めているかもしれないときに、ただ何もせずに見殺しにするというのか・・・
できない。そんなこと僕にはできない! アスナさんを助けに行きたい!
しかしだからといって、のどかさんのためにも助けに行くことは許されない・・・。
ネギはベットから起き上がった。
複雑な心境だった。
のどかはその部屋にはいなかった。
実際のところ、ネギはハルナの言ってたことの方が明らかに正しいと思っていた。
愛すべき妻よりも、生きているかどうかわからない人のために命をかけるだなんて・・・
こんなわがままを許してくれるはずがないだろう。
頭ではそう思っていたのだが、しかしネギはどうしてもアスナを助けに行きたかった。
刹那の家の中を探すと、のどかはすぐに見つかった。
居間のソファーにじっと座っていたのだ。
ネギがのどかに話しかけようとしたとき、あることに気づいた。
ネギの戦闘時に必要な装備品が、机の上にきちんと並べられていた。
その中には、先ほどの戦闘で紛失してしまったものまで、きちんとそろえられている。
ネギ「あ、あの・・・どうしたんですか? これ」
するとのどかは静かに答えた。
のどか「私がさっき、家まで帰って取ってきました」
ネギ「え? どうしてですか?」
のどか「・・・行きたいんですよね。アスナさんを助けに」
ネギはその言葉に驚きを隠せない。
なぜのどかに自分の考えていることがわかったのか? まさか・・・
のどか「アーティファクトを使ったんじゃありませんよ」
ネギは再び驚かされる。予想が外れ、しかもまた自分の考えを見抜かれた。
そして続けてのどかが言う。
のどか「先生・・・私は先生と長い間いつも一緒にいたんですよ。先生の考えてることなんてすぐにわかります。
ネギ先生は、私のことを一番に思ってくれているのもわかっています。
でもアスナさんのことも別の意味で、ネギ先生にとってとても大切な人なんですよね。
いつも自分を助けてくれた恩人として・・・苦しいことを一緒に分かち合ってきた仲間として・・・」
ネギは自分のことが情けなく思えてきた。
自分は愛すべき妻がいるにもかかわらず、アスナのことが忘れきれずずっと彼女のことを考えていた。
ところがのどかは、彼女自身のことよりもネギのことを考えていた。ネギの望みを第一に考えていた。
それに気付き、ネギは何も言うことができなかった。
のどか「ネギ先生は優しい人だから、生きてるかもしれないアスナさんを放っておくことができないんでしょ?
・・・助けに行ってあげてください。私は、先生が悲しんでる顔なんか見たくないんです」
のどかの目には涙が浮かんでいた。
ネギ「ごめんなさい、のどかさん。僕のわがままを聞いてくれて」
のどか「いいえ・・・」
するとのどかは顔を下げ、自分の指で涙を拭った。
のどか「ただし、一つ条件があります」
ネギ「なんですか?」
のどかは再び顔を上げ、真剣な目でネギを見つめ、その口を開いた。
のどか「私も一緒に連れて行ってください!」
――――のどかの条件にネギはどう答えるのか!?
次回、第5話 二度目の森 つづく
のどかええ娘…泣ける…(´Д⊂)
905 :
ザジネギ:2006/12/01(金) 01:09:50 ID:???
>>889 ネギ「のどかさん!?」
「お〜〜い!」
更に2人、一拍遅れてその場に駆けてくる。
ネギ「夕映さんにハルナさん!?」
夕映「お、お久しぶりです……ネギ先生」
ハルナ「朝から急に、電話がっ、かかってきてさぁっ」
3人ともぜいぜいと息を荒げている。
ネギ「何で皆さんがここに?今は東京の大学で……」
茶々丸「先日、大学が休みでこちらに戻ってきていると聞きましたので……」
どうやら先程病院に電話する時に茶々丸が連絡していたらしい。
ハルナ「夜にでも先生の家にお邪魔するつもりだったんだけどね。『病院に来て下さい』って言われたから」
夕映「ザジさんが急に産気づいたって……」
大方の事情は茶々丸から聞いているらしい。
のどか「それで、ザジさんの容態は!?」
龍宮「非常に危険、らしい」
敢えて目線を合わせず下唇を噛み締め肩を揺らす龍宮。
皮肉にもそれが事態の深刻さをより一層リアルなものとしている。
ネギ「僕、僕は……ザジさん………」
真っ青な顔で弱気を漏らすネギ。
彼の眼前に立ち、目を瞑ると軽く息を吸い込むのどか。
そして鋭く目を開き、ネギの頬めがけて張り手を見舞った。
906 :
ザジネギ:2006/12/01(金) 01:12:45 ID:???
>>905 その場に居た全員の視線が一点に集中する。
のどか「ネギ先生……何を言ってるんですか!?」
見た事の無い圧倒されるような力強さを纏ったのどかの言葉。
ネギ「……あ………」
ネギは返事すらまともに返せなかった。
のどか「先生は、強くなるんじゃなかったんですか!」
麻帆良学園中等部卒業式の後の出来事。
10歳のネギは「もっと強くなりたい」という単純でいて盲目的な信念を持っていた。
とても前向きでいて、後ろを振り返る一分の隙もなかった。
そんなネギを好意と羨望の眼差しでずっと見ていたのどか。
しかし、のどかは気付いていなかった。
その少年は、自ら背負った重圧に潰されかけていた事。
そして、無意識に誰かに救いを求めていた事。
それに気付き、手を差し延べたのはザジだけだった。
この瞬間、のどかは理解した。
私はあの時、先生に甘えてばかりいました。
だから先生の抱えていた苦しさや悲しさに気付かなかった。
いや、目を背けていた。それから逃避した。
自分の為に。そうする事でネギ先生を失ってしまいそうだったから。
だから、ザジさんを見て分かったんです。
人を愛するという事の、本当の意味を。
907 :
ザジネギ:2006/12/01(金) 01:15:10 ID:???
>>906 のどか「ザジさんは私にこう言いました」
のどか「『大丈夫。必ず帰ってくる。そう信じてる』」
のどかの顔を覗き込むネギ。その目から大粒の涙が溢れている。
のどか「ザジさんは待ってたんです。あなたが立派な魔法使いとして帰って来るのを。7年間もずっと」
約束した、強くなって帰ってくる。
愛した人の優しさに応える為に。
一同が静かにのどかを独白に耳を向けていた。
そこに、分娩室の扉がバンッと音を立てて開いた。
「ネギさん、奥さんがあなたの名前を呼んでいます!」
はっとして振り返るネギ。
龍宮「行ってやるんだ」
五月「ネギ先生!」
ハルナ「ネギ君!」
茶々丸「ザジさんの所へ」
エヴァ「もたもたするな!」
夕映「急ぐです、ネギ先生!」
葉加瀬「先生!」
超「ネギ坊主!!」
のどか「ネギ先生」
きりっと顔を引き締め、ネギが清々しい笑みを浮かべる。小さく1度頷き、
ネギ「………はいっ!!」
素直な声を響かせる。
再び扉が閉まり、ぺたんとその場に座り込むのどか。ダムが決壊するように溜めていた涙が流れだす。
のどか「頑張って下さい…ザジさん……先生………」
彼女もまた、清々しい笑みを浮かばせている。
908 :
ザジネギ:2006/12/01(金) 01:17:26 ID:???
>>907 ネギ「ザジさん!!」
救急車の時と同じように、ぎゅっとザジの手を握り締める。
ザジ「ネギ……」
ネギ「大丈夫です、僕はここにいます!」
ザジ「………うん…」
呼吸を整え、一定のリズムに合わせる。
「2人とも、頑張って下さい!もう少しです!あともう少しですよ!!」
看護師が懸命に2人を励ます。
と、その時、
ザジ「ネギ……」
手を握る力が急に緩む。再度意識を失おうとしている。
ネギ「ザジさん!」
僕はずっとあなたの傍にいます!
もうこの手を離しません!
あなたを絶対に守ってみせます!!
あなたを……愛しています!!!
分娩室の外の廊下、夕映とハルナがのどかを抱き寄せている。
のどか「わたし、ちゃんと言えたよね?先生に、ちゃんと心から伝えられたよね?」
嗚咽を上げ泣きじゃくるのどか。無言でそれに応じる夕映とハルナ。
その時、赤く点灯していたランプがふっと消えた。それに遅れて扉が開いていく。
全員が息を呑む。
扉が開ききると、そこにはネギが立っていた。
ネギ「皆さん、元気な女の子です!ザジさんも無事です!!」
ネギを含めた全員が瞳に涙を蓄えながら喜びの歓声をあげた。
次回いよいよ長かった出産編の最終回です。
今日ちょっと遅くなったので(いつもの事ですが……)明日は早めに仕上げたいと思ってます。
あと少しだけネギとザジ、3‐Aの面々にお付き合い下さい。
良かったーー!ザジGJ!
>>895 その頃史伽は…
史伽「随分遠くに来ちゃったです…あっ!!…ネギ先生〜。」
ネギ「史伽さん…こんな所にいたんですか…。」
史伽「ネギ先生、話したい事があるです…私のお腹には…ネギ先生の赤ちゃんがいるです…もうすぐ5ヶ月になるですよ。」
ネギ「えっ…本当ですか?」
ネギは驚きを隠せない、いきなり自分の生徒に妊娠を打ち明けられた事実に打ちのめされたのだから……
史伽「本当です…私は、この子を産みたいです。」
ネギ「………世界樹に行きませんか、話はそこでしましょう…。」
史伽「そうですね、一緒に行くです。」
ネギは史伽を連れて、世界樹へ向かった……
>>912 カモ「兄貴…一体どこ行ったんだよ…。」
カモはネギを探しに来て、世界樹に来ていた…
カモ「ん…あれは兄貴…史伽っちもいるな…。」
史伽「覚えてますか…世界樹の伝説を…」
ネギ「世界樹の下で告白をすると、思いがかなう…ですよね…。」
史伽「その通りです…この子…いえ、この子達は…世界樹が私にくれた大切な命だと思っているですよ。」
ネギ「世界樹がくれた…大切な命…。」
史伽「私は…妊娠した事を私自身の運命として受け止めました…先生も…運命を受け入れて…。」
ネギ「史伽さん…」
史伽「えっ…!?」
そして……
wktk
>>913 ネギ「僕にはまだ難しい事は解らないけど、この子達は僕の子供だというのは解る、僕はこの子達を…守りたい…。」
史伽「ネギ先生…私も思いは同じです…。」
ネギ「だから…この子達を…僕の子供を…産んで下さい…。」
史伽「ネギ先生…。」
史伽の瞳は涙で潤み、今にも涙がこぼれそうだった……
史伽「その言葉を…ずっと……待ってたですよ……。」
ネギ「史伽さん…。」
史伽「ふつつか物ですが…これからよろしくお願いするです♪」
ネギ「こちらこそ、よろしくお願いします。」
ネギと史伽は、互いの唇を合わせ…氷の様に冷たくも熱いキスを交わした……
そしてそれを、カモが見逃す筈は無かった……
>>915 カモ「よっしゃあ〜このままいくぜっ…仮契約(パクテイオー)!!」
世界樹が輝きだし、光りの柱が上がる!!
エヴァ「あれは……?」
のどか「コタロー君、あの光は……?」
コタロー「世界樹に行くで…ネギ達はそこにおる!!」
のどか(コクッ…)
光の柱が消え、ネギ達は唇を放した……
史伽「ネギ先生、私達本当に結ばれたんですね。」
ネギ「そうですね…?、史伽さん…子供達って…もしかして!!」
史伽「ふふふっ…赤ちゃんは双子ですよ、これからがすごく楽しみです。」
ネギ「………」
カモ「アーニキー、すごく嬉しそうだな〜オイ!!」
ネギ「カモ君…来てたんだ。」
カモ「史伽っちとの仮契約もうまくいったしよ〜至れり尽くせりだぜ♪」
ネギ.史伽「えっ!?」
>>916 ネギ「カモ君…今なんて…」
カモ「兄貴見てみろよ〜史伽っちの仮契約カードを、何とキラカードだぜくぅ〜生きててよかった〜。」
カモ「も〜カモ君ったら〜。」
史伽「フフフッ…。」
少年「見つけたよ…ネギ君。」
ネギ達の近くに見慣れぬ少年が立っていた…
ネギ「君は…誰?」
アッシュ「僕はアッシュ…ナギに言われて、ネギ達を守りに来た…これからもよろしく。」
ネギ「父さんが……うん、これからもよろしく。」
史伽「私は鳴滝史伽です、アッシュ君…これからもよろしくです。」
アッシュ「よろしく…史伽さん。」
のどか「ネギせんせー、史伽ちゃ〜ん…」
ネギ「フフッ…行きましょう皆さん。」
翌日…史伽の妊娠はクラス全体に知れ渡り、騒ぎになったものの学園長の提案により丸く収まった……
そして半年が過ぎ、史伽は臨月を迎えた……
もう何が何だかw
>>918 アッシュ君はマローネと同じく元ネタありのオリキャラです…元ネタは企業秘密ですが……
>>917 世界樹の前にて…
タカミチ「ここにいたのか、ネギ君…。」
ネギ「タカミチ…アッシュ…。」
アッシュ「学園長の提案には驚きだけど…そのおかげでネギは御咎め無し、本当にすごい人だね…。」
タカミチ「はははっ…流石に普通は考えないよね、史伽ちゃんの子供をクラス全体で育てるという提案は…。」
ネギ「はははっ…タカミチ、どうしてここに?」
タカミチ「それはね……来た来た…。」
史伽「ネギ先生〜検診終わったですよ〜。」
ネギ「史伽さん、結果はどうだったんですか?」
史伽「順調そのもの、何時産まれてもおかしくないって…シェンナさんが言ってたですよ。」
ネギ「そうなんですか…史伽さんは僕の部屋で産みたいって言ってましたね。」
史伽は膨らんだお腹を撫でながら、嬉しそうにこう言った…
史伽「フフフッ…ネギ先生には私の出産に立ち会ってもらうですよ。」
ネギ「あはは……行きましょう、史伽さん。」
ネギは史伽を連れて、学園都市部に行きました…
>>908 慌ただしかった出産日から、ちょうど2週間が過ぎようとしていた。
陽当たりの良い、とある病室。
ネギ「やっと退院ですね」
ザジ「うん」
ネギ「退屈でしたか?」
ザジ「……ちょっと」
ネギ「家に帰ったらパーティですよ」
ザジ「うん」
出産の報はその日の内に麻帆良学園の教師、生徒達全員に知れ渡る事となった。
代表して学園長やタカミチ、クラスの生徒らがお祝いに来てくれた。
しかし、疲弊しきったザジは出産直後から2日間眠り続けた。
現在面会許可が下りているのはネギと世話役を買って出た茶々丸だけである。
ネギ「ところでザジさん」
ザジ「…………?」
急な質問に子首を傾げるザジ。
ネギ「子供の名前の事なんですけど」
ザジ「…………」
決めている、とは聞いていたものこの時まで誰も聞いていなかった。
耳元でザジが小さく囁く。
ザジ「………………ザギ」
聞き取れなかったネギは困惑の表情を浮かべる。
ザジ「この子の名前。私達の名前を合わせたの………ダメ?」
正直な話“そっち”の路線で来るとは思ってなかったネギは呆気にとられている。
ネギ「ザギ…ザギちゃんか……いや、良いですよ!うん」
ある意味でとても彼女らしい。ネギは迷う事なくその提案を承知する。
しかし、気掛かりが1つ。
ネギ「でもザジさん、2人目以降の名前はどうするんですか?」
当然と言えば当然の疑問である。
ザジ「…ネジ、かな?」
ネギ「……3人目は?」
言葉に詰まるザジ。どうやらそこまで考えていなかったらしい。
ザジ「3人目…………欲しい?」
上目遣いネギを見つめるザジ。頬が赤らんでいく。
一瞬だけ考え、即座に返答するネギ。
ネギ「欲しいです。出来ればもっと」
その言葉に、ザジは驚いたような、安心したような不思議な表情を見せる。
ザジ「……ネギ」
ネギ「はい」
ザジ「……頑張ろうね」
照れ臭そうな、しかし満面の笑顔。
ネギ「はい♪」
負けじとこれ以上ない笑顔で返すネギ。
互いにじっと見つめあう。
ザジ「ネギ……愛してる」
ネギ「僕もです……愛してます。ザジさん」
暖かい陽光が2人を包んでいく。心地よい時間がゆっくりと、ゆっくりと流れていた。
ザジさんとネギ・出産編 完
923 :
作者:2006/12/01(金) 20:43:16 ID:???
如何だったでしょうか?
最初は前スレのみで終らせる予定でしたが、実生活との折り合いがつかずかなりのロングランになってしまいましたw
話の流れは最初に決めていたんですが、いざ文章に起こしてみると随分と長く……orz
多数の稚拙な表現やら読み返してみると恥ずかしくもあり、嬉しくもあり。非常に楽しく好き勝手にやらして頂きました。
続編の予定はまだありませんが、プロローグでもその内に書こうと思ってます。
最後になりましたが、幾多の職人の方々やまとめサイトの運営者様方、そしてここまで読んで下さった住人の皆様。
本当にありがとうございました!
長い間乙でした!やっぱりザジネギはイイ!癒される
また一つ連載が減ってしまった。寂しいなぁ…
GJ!!長編乙でした
次は誰かwktk
確かザギって、前に名前候補で誰か挙げてたな
そっちの路線かw
すごく良かったです
また気が向いたら書いて欲しいですわぁ
>>920 史伽「ネギ先生〜このベビー服かわいいです〜。」
ネギ「史伽さん…あんまりはしゃがない方が……。」
史伽「あっ…このぬいぐるみもかわいいです〜。」
ネギ「……買っちゃいましょう。」
史伽「うん♪」
ドラッグストアにて…
ネギ「おむつに…おしゃぶりに…え〜と、なんだっけ?」
史伽「歯ブラシとウェットティッシュ、それに哺乳瓶ですよ、ネギ先生。」
ネギ「あっ…そうでしたね、すみません史伽さん。」
史伽「えへっ♪」
そして寮に帰って来た……
>>928 ガチャリ…
史伽「ただいまです〜。」
アッシュ「お帰りなさい、買い物はどうだったんですか?」
ネギ「必要な物は揃いましたし、値段も安くすみましたよ。」
史伽「ネギ先生、私のお腹…触ってみるです。」
史伽はネギの腕を掴み、その手をお腹にあてた
ネギ「動いてる…もうすぐ会えるんですね、僕と史伽さんの子供達に…。」
史伽「フフフッ……。」
ドクン…
史伽「あっ…痛っ…。」
ネギ「史伽さん…どうしたんですか?」
史伽「ハァ…ハァ…ネギ先生…赤ちゃん…産まれるです…」
>>923 乙!最後までほのぼので優しくなれたきがする
>>929 ネギ「えっ…まさか、始まったんですか!?」
史伽「うん…陣痛が……始まったみたいです…。」
カモ「兄貴っ!!」
ネギ「うん…アッシュとカモ君はシェンナさんを呼んで来て…早く!!」
アッシュ「わかった、行くぞカモ!!」
カモ「おうよっ!!兄貴、史伽っち…待っててくれよ。」
ネギ「うん…お願いね、アッシュ…カモ君。」
アッシュ「なるべく早く戻るから…。」
タッタッタッ…
アッシュ達はシェンナの診療所に向かった……
>>931 ネギ「史伽さん…立てますか?」
史伽「なんとか……立てるですよ……ううっ!!」
ネギ「史伽さん、早く僕のベッドに。」
史伽「はい…です…。」
明日菜「ネギ坊主!!、事情はアッシュから聞いたわよ。」
木乃香「私達も手伝うえ、ネギ君は史伽ちゃんの所に。」
コタロー「男だったら、この辺でビシッと決めろや!!」
ネギ「ありがとう…史伽さん、僕がついてますからね……。」
史伽「ネギ…先生……。」
>>790 エヴァは亜子の取り出した写真を眺めすぐにそこで何が起きたのか気が付いた。
「これは……風の魔法…それも高度な強力な一流の魔法使いによる物だ」
「風……エヴァちゃん風の魔法使いって具体的にはどれぐらい居るの?」
「さぁな世界中に居るだろう、だがこいつは超一流の魔法使いだ」
「ふーんじゃあエヴァちゃん。エヴァちゃんが知ってる風の魔法使いの名前教えてや」
「それは出来ない相談だな、いくらお前が魔法に付いて知っているとは言ってもおまえ自身が魔法使いでは無いからな」
「ケチやな〜これでどうや?」
突然亜子は懐から拳銃を取り出しエヴァの頭に向けた、エヴァの顔も真剣な物になる。
「そんなおもちゃで私を倒せるとでも?」
「おもちゃやないで、ワルサーP99装弾数16発9mmバラベラム弾対応のポリカーボネート性高性能拳銃や」
「随分物騒な物を持っているな、だがお前に撃てるのか?」
「9ミリは反動が弱いから大丈夫や、それにエヴァちゃん今は魔法使えんのやろ?ただの子供が拳銃相手に勝てるつもり?」
「そんな日本では到底手に入らない銃を何故お前が持っている?お前何かと繋がりがあるんじゃないのか!?」
エヴァの問い詰めに亜子は笑顔で「彼氏の形見や」そう言った。
「!?貴様の彼氏は一体何者だ?……何故銃など」
「そんなん知らん、エヴァちゃんうちを舐めたらあかんよ?」
「お前は何者だ!?本当に亜子か!?どうなんだ!!それにお前の彼氏とか言う男の正体は!!」
「知らんねん、でも優しい人やった、だからここまで来たんや真相が知りたくて」
続く
また少ししたら投下します
GJ!!亜子怖すぎww
GJ!
亜子が怖いのはこのスレの伝統か
ネギまで銃といえば…ガンドルか!亜子はガンドルと不r(ry
>>933 「分かった風の魔法使いだな……私が知っている中でこれ程の風が使えるのは」
「誰エヴァちゃん?はやく教えてや」
「お前達の元担任ネギ・スプリングフィールドだ……」
「ネギ君……」エヴァには亜子が若干動揺したかに見えた。
しかし亜子は何故か先程よりも強い意思を瞳に浮かべ何かを決意したようだった。
「ありがとうエヴァちゃん、うちの仇はネギ先生やったんや」
「待て亜子!!それ以外にも風の魔法使いはたくさん居る!私が知っている中では奴だと言う意味だ!!」
「可能性が高いんなら……とことん突き詰めるまでや」
「貴様自分の担任を敵に回すつもりか!?それにあいつはお前の勝てる相手ではない!!」
「勝てる相手や無い?それは敵として戦った場合やろ?もしとことん信じている相手に裏切られた場合はどうやろ?」
「貴様何を考えている!!!!答えろ和泉亜子!!!!」
「さぁて……何を考えているんやろな?自分でも分からんわ」
「貴様は何を考えていようが私が、坊やには指一本触れさせない!!」
「まぁええんやけどな、エヴァちゃんぐらいの傷害はど〜って事無いわ」
「なんだと?答えてみろ亜子何所が大した事無いか!!」
……パァーン!!!!
「こういう事や、じゃあなエヴァちゃん」
今日の分は終わりです。
また明日投下します。
俺のエヴァ様が……
真祖だから大丈夫
まぁ死にはしないだろうけど……
GJ!ハラハラする