1 :
マロン名無しさん:
このスレはガンガンのキャラによる、リレー小説企画です。
テンプレは
>>2以降に。
2 :
マロン名無しさん:2006/09/16(土) 01:29:23 ID:VeRCG0cL
----基本ルール----
全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が勝者となる。
勝者のみ元の世界に帰ることができ、加えて願いを一つ何でも叶えてもらえる。
ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。
開催場所は異次元世界であり、海上に逃れようと一定以上先は禁止エリアになっている。
----放送について----
スタートは真夜中の0時から。放送は朝6時と夜18時の1日2回、12時間ごとに行われる。
つまり初回放送までの間のみ6時間となる。
放送は各エリアに設置された拡声器により島中に伝達される。
放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去12時間に死んだキャラ名」
「残りの人数」「主催者の気まぐれなお話」等となっています。
----「首輪」と禁止エリアについて----
ゲーム開始前からプレイヤーは全員、「首輪」を填められている。
首輪が爆発すると、そのプレイヤーは死ぬ。(例外はない)
主催者側はいつでも自由に首輪を爆発させることができる。
この首輪はプレイヤーの生死を常に判断し、開催者側へプレイヤーの生死と現在位置のデータを送っている。
24時間死者が出ない場合は全員の首輪が発動し、全員が死ぬ。
「首輪」を外すことは専門的な知識がないと難しい。
下手に無理やり取り去ろうとすると首輪が自動的に爆発し死ぬことになる。
プレイヤーには説明はされないが、実は盗聴機能があり音声は開催者側に筒抜けである。
開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
なお、どんな魔法や爆発に巻き込まれようと、誘爆は絶対にしない。
たとえ首輪を外しても会場からは脱出できないし、禁止能力が使えるようにもならない。
開催者側が一定時間毎に指定する禁止エリア内にいると首輪が自動的に爆発する。
禁止エリアは3時間ごとに1エリアづつ増えていく。
3 :
マロン名無しさん:2006/09/16(土) 01:30:15 ID:VeRCG0cL
----スタート時の持ち物----
プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を配給され、「ザック」にまとめられている。
「地図」「コンパス」「着火器具、携帯ランタン」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「支給品」
「ザック」→他の荷物を運ぶための小さいザック。
四次元構造になっており、参加者以外ならどんな大きさ、量でも入れることができる。
「地図」 → 舞台となるフィールドの地図。禁止エリアは自分で書き込む必要がある。
「コンパス」 → 普通のコンパス。東西南北がわかる。
「着火器具、携帯ランタン」 →灯り。油は切れない。
「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
「食料」 → 複数個のパン(丸二日分程度)
「飲料水」 → 1リットルのペットボトル×2(真水)
「写真付き名簿」→全ての参加キャラの写真と名前がのっている。
「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
「支給品」 → 何かのアイテム※ が1〜2つ入っている。内容はランダム。
※「支給品」は作者が「作品中のアイテム」と
「現実の日常品もしくは武器、火器」の中から自由に選んでください。
銃弾や矢玉の残弾は明記するようにしてください。
必ずしもザックに入るサイズである必要はありません。
また、イベントのバランスを著しく崩してしまうようなトンデモアイテムはやめましょう。
ハズレアイテムも多く出しすぎると顰蹙を買います。空気を読んで出しましょう。
4 :
マロン名無しさん:2006/09/16(土) 01:31:24 ID:VeRCG0cL
【本文を書く時は】
名前欄:タイトル(?/?)※トリップは必要ありません。
本文:内容
本文の最後に・・・
【名前 死亡】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。
【残り○○人】※死亡したキャラが出た場合のみいれる。
【本文の後に】
【座標/場所】※時間表記は基本的に本文での描写のみ。状態表には必要ありません。
(本文でも具体的な時刻表記はなるべく避けましょう)
【キャラクター名】
[状態]:キャラクターの肉体的、精神的状態を記入。
[装備]:キャラクターが装備している武器など、すぐに使える(使っている)ものを記入。
[道具]:キャラクターがザックなどにしまっている武器・アイテムなどを記入。
[思考]:キャラクターの目的と、現在具体的に行っていることを記入。
以下、人数分。
━━━━━お願い━━━━━
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活はどんな形でも認めません。
※新参加キャラクターの追加は一切認めません。
※書き込みされる方はスレ内を検索し話の前後で混乱がないように配慮してください。
※参加者の死亡があればレス末に必ず【○○死亡】【残り○○人】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※具体的な時間表記は書く必要はありません。
※人物死亡等の場合アイテムは、基本的にその場に放置となります。
※本スレはレス数500KBを超えると書き込みできなります故。注意してください。
※その他詳細はスレでの判定で決定されていきます。
※放送を行う際はスレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。マナーはスレでの内容により決定されていきます。
※主催者側がゲームに直接手を出すような話は極力避けるようにしましょう。
5 :
マロン名無しさん:2006/09/16(土) 01:32:07 ID:VeRCG0cL
1、コテは厳禁。
(自作自演で複数人が参加しているように見せるのも、リレーを続ける上では有効なテク)
2、話が破綻しそうになったら即座に修正。
(無茶な展開でバトンを渡されても、焦らず早め早めの辻褄合わせで収拾を図ろう)
3、自分を通しすぎない。
(考えていた伏線、展開がオジャンにされても、それにあまり拘りすぎないこと)
4、リレー小説は度量と寛容。
(例え文章がアレで、内容がアレだとしても簡単にスルーや批判的な発言をしない。注文が多いスレは間違いなく寂れます)
5、流れを無視しない。
(過去レスに一通り目を通すのは、最低限のマナーです)
バトロワSSリレーのガイドライン
第1条/キャラの死、扱いは皆平等
第2条/リアルタイムで書きながら投下しない
第3条/これまでの流れをしっかり頭に叩き込んでから続きを書く
第4条/日本語は正しく使う。文法や用法がひどすぎる場合NG。
第5条/前後と矛盾した話をかかない
第6条/他人の名を騙らない
第7条/レッテル貼り、決め付けはほどほどに(問題作の擁護=作者)など
第8条/総ツッコミには耳をかたむける。
第9条/上記を持ち出し大暴れしない。ネタスレではこれを参考にしない。
第10条/ガイドラインを悪用しないこと。
(第1条を盾に空気の読めない無意味な殺しをしたり、第7条を盾に自作自演をしないこと)
6 :
マロン名無しさん:2006/09/16(土) 01:32:53 ID:VeRCG0cL
基本的なロワスレ用語集
マーダー:ゲームに乗って『積極的』に殺人を犯す人物
ステルスマーダー:ゲームに乗ってない振りをして仲間になり、隙を突く謀略系マーダー
扇動マーダー:自らは手を下さず他者の間に不協和音を振りまく。ステルスマーダーの派生系
ジョーカー:ゲームの円滑的進行を助けるために主催者側が用意したマーダーもしくはステルスマーダー
リピーター:前回のロワに参加していたという設定の人
配給品:ゲーム開始時に主催者側から参加者に配られる基本的な配給品。地図や食料など
支給品:強力な武器から使えない物までその差は大きい
またデフォルトで武器を持っているキャラはまず没収される
放送:主催者側から毎日定時に行われるアナウンス
その間に死んだ選手や禁止エリアの発表など、ゲーム中に参加者が得られる唯一の情報源
禁止エリア:立ち入ると首輪が爆発する主催者側が定めた区域。 生存者の減少、時間の経過と共に拡大していくケースが多い
主催者:文字通りゲームの主催者。二次ロワの場合、強力な力を持つ場合が多い
首輪:首輪ではない場合もある。これがあるから皆逆らえない
見せしめ:お約束。最初のルール説明の時に主催者に反抗して殺される人
拡声器:お約束。主に脱出の為に仲間を募るのに使われるが、大抵はマーダーを呼び寄せて失敗する
7 :
マロン名無しさん:2006/09/16(土) 01:33:43 ID:VeRCG0cL
NG協議の対象となる基準
1.ストーリーの体をなしていない文章。(あまりにも酷い駄文等)
2.原作設定からみて明らかに有り得ない展開で、それがストーリーに大きく影響を与えてしまっている場合。
3.前のストーリーとの間で重大な矛盾が生じてしまっている場合(死んだキャラが普通に登場している等)
4.イベントルールに違反してしまっている場合。
5.荒し目的の投稿。
6.その他、イベントのバランスを崩してしまう可能性のある内容。
上記の基準を満たしていない訴えは門前払いとします。
例.「このキャラがここで死ぬのは理不尽だ」「この後の展開を俺なりに考えていたのに」など
ストーリーに関係ない細かい部分の揚げ足取りも×
8 :
参加者まとめ:2006/09/16(土) 01:35:04 ID:VeRCG0cL
5/6【ハーメルンのバイオリン弾き】○ハーメル/○フルート/○サイザー/●ホルン/○ギータ/○ヴォーカル
6/6【ヴァンパイア十字界】○ローズレッド・ストラウス/○ブリジット・アーヴィング・フロスハート/○比良坂花雪/○刃蓮火/○エセルバート高橋/○小松原ユキ
6/6【マテリアル・パズル】○アクア/○御風/○リュシカ/○ジール・ボーイ/○カイザード/○夜馬
5/5【スパイラル〜推理の絆〜】○鳴海歩/○鳴海まどか/○アイズ・ラザフォード/○竹内理緒/○カノン・ヒルベルト
5/5【鋼の錬金術師】○エドワート・エルリック/○アルフォンス・エルリック/○ロイ・マスタング/○アレックス・ルイ・アームストロング/○エンヴィー
4/4【ソウルイーター】○ソウル=イーター/○ブラック☆スター/○椿/○デス・ザ・キッド
4/4【PON! とキマイラ】○笠置八満/○乙部清丸/○相田千津/○エル
2/3【フラッシュ! 奇面組】●似蛭田妖/○天野邪子/○雲童塊
2/2【魔法陣グルグル】○キタキタ親父(アドバーグ・エルドル)/○ジュジュ・クー・シュナムル
2/2【里見☆八犬伝】○犬塚信乃/○犬坂毛乃
2/2【清村くんと杉小路くんと】○清村緒乃/○杉小路高千穂
2/2【TWIN SIGNAL】○シグナル(A-S SIGNAL)/○エララ(AE1-α ELARA)
1/1【屍姫】○星村マキナ
1/1【突撃!パッパラ隊】○しっとマスク1号
1/1【PHANTOM DEAD OR ALOVE】○トム
1/1【PAPUWA】○アラシヤマ
1/1【ジャングルはいつもハレのちグゥ】○マリィ
1/1【王様の耳はオコノミミ】○虎ノ宮キイチ
52/53
GJ!
>>8に
○=生存/●=死亡
を追加したほうがいいかと思われ
>>8修正
○=生存/●=死亡
5/6【ハーメルンのバイオリン弾き】○ハーメル/○フルート/○サイザー/●ホルン/○ギータ/○ヴォーカル
6/6【ヴァンパイア十字界】○ローズレッド・ストラウス/○ブリジット・アーヴィング・フロスハート/○比良坂花雪/○刃蓮火/○エセルバート高橋/○小松原ユキ
6/6【マテリアル・パズル】○アクア/○御風/○リュシカ/○ジール・ボーイ/○カイザード/○夜馬
5/5【スパイラル〜推理の絆〜】○鳴海歩/○鳴海まどか/○アイズ・ラザフォード/○竹内理緒/○カノン・ヒルベルト
5/5【鋼の錬金術師】○エドワート・エルリック/○アルフォンス・エルリック/○ロイ・マスタング/○アレックス・ルイ・アームストロング/○エンヴィー
4/4【ソウルイーター】○ソウル=イーター/○ブラック☆スター/○椿/○デス・ザ・キッド
4/4【PON! とキマイラ】○笠置八満/○乙部清丸/○相田千津/○エル
2/3【フラッシュ! 奇面組】●似蛭田妖/○天野邪子/○雲童塊
2/2【魔法陣グルグル】○キタキタ親父(アドバーグ・エルドル)/○ジュジュ・クー・シュナムル
2/2【里見☆八犬伝】○犬塚信乃/○犬坂毛乃
2/2【清村くんと杉小路くんと】○清村緒乃/○杉小路高千穂
2/2【TWIN SIGNAL】○シグナル(A-S SIGNAL)/○エララ(AE1-α ELARA)
1/1【屍姫】○星村マキナ
1/1【突撃!パッパラ隊】○しっとマスク1号
1/1【PHANTOM DEAD OR ALOVE】○トム
1/1【PAPUWA】○アラシヤマ
1/1【ジャングルはいつもハレのちグゥ】○マリィ
1/1【王様の耳はオコノミミ】○虎ノ宮キイチ
51/53
5/6【ハーメルンのバイオリン弾き】◎ハーメル/○フルート/◎サイザー/●ホルン/◎ギータ/○ヴォーカル
6/6【ヴァンパイア十字界】◎ローズレッド・ストラウス/○ブリジット・アーヴィング・フロスハート/○比良坂花雪/○刃蓮火/○エセルバート高橋/◎小松原ユキ
6/6【マテリアル・パズル】◎アクア/○御風/○リュシカ/○ジール・ボーイ/○カイザード/○夜馬
4/5【スパイラル〜推理の絆〜】○鳴海歩/○鳴海まどか/○アイズ・ラザフォード/●竹内理緒/○カノン・ヒルベルト
5/5【鋼の錬金術師】○エドワート・エルリック/○アルフォンス・エルリック/○ロイ・マスタング/○アレックス・ルイ・アームストロング/◎エンヴィー
4/4【ソウルイーター】○ソウル=イーター/◎ブラック☆スター/○椿/◎デス・ザ・キッド
4/4【PON! とキマイラ】○笠置八満/○乙部清丸/○相田千津/○エル
2/3【フラッシュ! 奇面組】●似蛭田妖/◎天野邪子/○雲童塊
2/2【魔法陣グルグル】◎キタキタ親父(アドバーグ・エルドル)/◎ジュジュ・クー・シュナムル
2/2【里見☆八犬伝】○犬塚信乃/○犬坂毛乃
2/2【清村くんと杉小路くんと】◎清村緒乃/○杉小路高千穂
2/2【TWIN SIGNAL】◎シグナル(A-S SIGNAL)/○エララ(AE1-α ELARA)
1/1【屍姫】○星村マキナ
1/1【突撃!パッパラ隊】◎しっとマスク1号
1/1【PHANTOM DEAD OR ALOVE】○トム
1/1【PAPUWA】◎アラシヤマ
1/1【ジャングルはいつもハレのちグゥ】◎マリィ
1/1【王様の耳はオコノミミ】◎虎ノ宮キイチ
50/53
◎=登場済み生存キャラ/●=死亡済み/○=未登場キャラ
13 :
12:2006/09/16(土) 01:47:18 ID:???
巨大なお世話超ごめん
これ以上結婚するのはなんだからしばらく書き込み自粛する
5/6【ハーメルンのバイオリン弾き】◎ハーメル/○フルート/◎サイザー/●ホルン/◎ギータ/○ヴォーカル
6/6【ヴァンパイア十字界】◎ローズレッド・ストラウス/○ブリジット・アーヴィング・フロスハート/○比良坂花雪/○刃蓮火/○エセルバート高橋/◎小松原ユキ
6/6【マテリアル・パズル】◎アクア/○御風/○リュシカ/◎ジール・ボーイ/◎カイザード/○夜馬
4/5【スパイラル〜推理の絆〜】○鳴海歩/○鳴海まどか/○アイズ・ラザフォード/●竹内理緒/○カノン・ヒルベルト
5/5【鋼の錬金術師】○エドワート・エルリック/○アルフォンス・エルリック/○ロイ・マスタング/○アレックス・ルイ・アームストロング/◎エンヴィー
4/4【ソウルイーター】○ソウル=イーター/◎ブラック☆スター/○椿/◎デス・ザ・キッド
4/4【PON! とキマイラ】○笠置八満/○乙部清丸/○相田千津/○エル
2/3【フラッシュ! 奇面組】●似蛭田妖/◎天野邪子/○雲童塊
2/2【魔法陣グルグル】◎キタキタ親父(アドバーグ・エルドル)/◎ジュジュ・クー・シュナムル
2/2【里見☆八犬伝】○犬塚信乃/○犬坂毛乃
2/2【清村くんと杉小路くんと】◎清村緒乃/○杉小路高千穂
2/2【TWIN SIGNAL】◎シグナル(A-S SIGNAL)/○エララ(AE1-α ELARA)
1/1【屍姫】○星村マキナ
1/1【突撃!パッパラ隊】◎しっとマスク1号
1/1【PHANTOM DEAD OR ALOVE】○トム
1/1【PAPUWA】◎アラシヤマ
1/1【ジャングルはいつもハレのちグゥ】◎マリィ
1/1【王様の耳はオコノミミ】◎虎ノ宮キイチ
50/53
◎=登場済み生存キャラ/●=死亡済み/○=未登場キャラ
>1
乙ー
なんとか2まで生き残ったね
この調子でガンガン行きたいなぁ
さよならを言おう。
あの楽しかった日々に。
あの充実していた日々に。
あの日あの時を過ごした友人たちに。
僕はもう迷わない。
だから言うんだ。
さようなら青春。
さようなら。
さようなら。
さようなら。
〜〜〜〜〜
ゲーム開始から、2時間46分経過した。
既に殺し合いは行われているのだろうか。本当に人が死んでいるのだろうか。
確かめる術はない。外を出歩くのも恐れ多い。
殺し合いの真っ最中であったとしても、未だその現実を知らない当事者二名は、狂気を纏わず。
「エセル、お茶が入ったよ」
「ああ、ありがとう杉小路君」
どことも知らぬ孤島の民家にて――一人の少年が、一人の少年にお茶を出していた。
お茶を出した方の人物は、杉小路高千歩。
とりがや高校三年、サッカー部在籍の極々一般的な少年。
杉小路からお茶を受け取ったのは、エセルバート高橋。
人間と吸血鬼の混血で、『ダムピール』と呼ばれる特殊な種族の少年である。
「うぇ、このお茶物凄く苦いんだけど……」
「戸棚の奥深くに閉まってあったものだからね。でもまぁ、飲んで飲めないことはないでしょ?」
二人が知り合ったのは約一時間前。出会いは道端でばったり、だった。
幸運だったのは、どちらの少年もゲームには乗り気でないということ。
互いに敵意がないことを確認した二人は、その後すんなりと同盟を組むことになった。
「ヤカンもあったからね。まだまだおかわりはいっぱいあるよ」
「ちょっと杉小路君! ひょっとして支給された水、まるまる一本お茶にしちゃったの!?」
今は、情報交換を終えた後のほんのブレイクタイム。
情報交換といっても、杉小路が提供できる情報に有益なものは何一つなかった。
だがエセルの齎した情報――それは、どれも杉小路にとっては信じがたいものばかりだった。
まず第一に、エセルの居た世界では、杉小路の世界では御伽話とされている『吸血鬼』が実在しているという話。
杉小路のイメージする吸血鬼とは若干違うようであったが、その存在は十分脅威であるという。
特に同じこのゲームの参加者であり、純潔の吸血鬼であるローズレッド・ストラウス――通称赤薔薇は、相当な危険人物らしい。
エセル自身、赤薔薇については不明な点が多いのだが、間違いなく参加者の中では最強と見て取れるらしい。
吸血鬼。そして吸血鬼の血を引くダムピールなる種族。なんとも壮大なファンタジーに思えた。
だが驚かされたのはこれだけではない。
なんとエセルの居る世界では、現在進行形で異星人からの侵略を受けているというのだ。
吸血鬼に加えて宇宙人。ファンタジーから一転してSFの領域だった。
「う〜ん……でもなんか口が寂しいね。お茶菓子が欲しいけど、さすがに食料は置いてないみたいだし……」
「あ、だったら杉小路君にこれを分けてあげるよ。お茶菓子には向いてないかもしれないけど、おやつくらいにはなると思うから」
そう言ってエセルが取り出したのは、自分の支給品。
談笑するテーブルに撒かれたそれは、大小様々、棒付き、キャンディタイプなど、各種多様に揃えられた、大量の飴だった。
これがエセルの支給品。なにに使うか分からない、そもそも食用以外に使い道があるのかお菓子メーカーに問い合わせたいくらいの品物。
合計すると、百個以上はあるだろうか。このアメは。
「これは……明らかにハズレアイテムだね」
「いや、まぁ……はぁ。いつの間にか愛用の武器も取られちゃってたし、本当災難だったよ……」
テーブルに並んだアメの大群を見て、エセルは自嘲気味の笑みを浮かべる。
彼の愛用していた武器、レディ・ビアンカの鎌は今は手元にはない。おそらく、主催者側がゲームを盛り上げるために没収したのだろう。
「そういえば、杉小路君の支給品はなんだったの?」
「え? 何言ってるのさエセル。さっき君が飲んだじゃないか」
アメ玉を適当につまんで口に放り込む杉小路。
コロコロと口内で弄ばれるアメ玉が、歯に当たって音をたてた。
「飲んだ? ひょっとしてお茶のこと? でもあれはこの家に置いてあったんじゃ……」
「そうだよ」
エセルの疑問にあっさりと答える杉小路。
疑問はまだ解決されていない。支給品がお茶でないとしたら、いったいなんだというのか。
「僕はお茶の他に何も飲んでないけど……」
「飲んだよ。お茶ごと。ゴックリと」
杉小路が笑う。
いつも親友に向けている、イタズラを楽しむ子供のような笑みを。
苦しむエセルに向けて。
「杉、小、路、君……?」
「ストリキニーネって知ってるかい?」
息が苦しい。
胸が痛い。
「僕の世界では、けっこう有名な毒物なんだけど」
「なに、を……」
苦しむ形相を尻目に、杉小路は笑顔で喋る。
エセルになにを飲ませたのか。エセルが飲んだお茶に、なにが含まれていたのか。
「致死量を摂取すると、呼吸困難や循環障害起こすらしいんだ。どうやらダムピールにも効果あるみたいだねコレ。君の言ってた赤薔薇って人にも効くかな?」
「毒……? まさか君は僕を…………うっ!?」
エセルの眼がぎょろりと回転した。
白目をむけ、完全に倒れ伏す。
杉小路は、立ったままで。
苦しい。
息が出来ない。
呼吸困難?
まさか。
誰がこんな。
杉小路君が?
でもどうして?
ひょっとして、
騙された?
「……すいません…………ふう、はく……ブリ、ジット……」
最後に仲間の名を言い残し、お茶を飲んだ少年は、死んでしまった。
あとに残ったのは、お茶を汲んだ少年だけだった。
「ごめんね」
一言そう言って、倒れたまま二度と起き上がることのない少年の身体に、毛布をかけてあげた。
せめてもの供養として、一分間の黙祷。
やった。
やってしまった。
毒殺なんて清村にもやったことのない悪ふざけを、知り合ったばかりの少年に。
後悔は、ある。
戸惑いも、ある。
でも、
後悔は、しない。
戸惑いも、しない。
これを当たり前と割り切って、生きていこう。
〜〜〜〜〜
――清村……楽しかったんだけどな
思い出す。とりごや高校での、おもしろおかしかった青春の日々を。
――清村で遊んだり、清村と練習すると見せかけて弄ったり、清村のシュークリーム勝手に食べたり、清村を車で突き飛ばしたり
――あれ? なんか清村で遊んでいた記憶しかないや。
高三のサッカー部だからといって、スポーツに情熱を注いでいるわけでもない。
杉小路の日々は、ほぼ清村とのおふざけで構成されていた。
怒る清村、キレる清村、覚醒する清村、すぐ甘いもので釣られる清村、色んな清村。
「はは、このアメも甘いや……」
口いっぱいに広がる甘ったるい味は、親友の清村が好んでいた味だ。
「でも変だな、ちょっとしょっぱいや……あ」
包みを確認すると「塩味」と書かれていた。
殺人を働いて、あの日常と決別を図った自分。
もう元には戻れない。決めたんだ。戦うと。
日常を取り戻すため、青春を取り戻すため。とりごや高校に戻るため。
――清村ならたぶん大丈夫だよね。なんたって、いつも屋上から落ちてたし。そして即復活するし
〜〜〜〜〜
民家を出て、次なる目的地を捜す。
エセルの死体を残した民家を振り返り、念仏を唱えて出発。
――もう、振り返らない
少年は決意した。
生きるために戦うと。
そのためなら、親友とも戦うと。
日常を取り戻したい一心で、
杉小路くんは、一世一代の『悪ふざけ』に挑む。
【D-09・民家/一日目/3:20】
【杉小路高千穂@清村くんと杉小路くんと】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:荷物一式×2(水1本消費、残り3本)、お茶っ葉、ストリキニーネ@スパイラル〜推理の絆〜、アメ(たくさん)@マテリアル・パズル
[思考]:1、優勝して元の世界に帰る。
2、あくまでも一般人を装う。
3、赤薔薇との接触は避ける。
【エセルバート高橋@ヴァンパイア十字界 死亡確認】
【残り49人】
>>17の8行目
「杉小路高千歩」を「杉小路高千穂」に修正。いきなりすいません。
杉小路くんとエセルを投下。
ギャグ路線のキャラが多い中、杉小路くんはあえてシリアスにしてみました。
深夜の断崖絶壁に二人分の溜息が漂う。
ここは地獄の一丁目。殺し合いという名のゲームが行われている、絶海の孤島。
そんなフィールドの一角、島南東の崖沿いで。
日常と非日常を隔てる暗い海を目の前に、二人の少年が再びの溜息をついていた。
「私は女だ!」
「あんた、いきなり何言いだすんだよ・・・」
地の文に突っ込む少年・・・もとい、少女に白い目を向ける学生服の少年。
住む世界すら異なる二人の若者。彼等の出会いは数十分前に遡る。
ゲーム開始直後。崖の上に飛ばされた鳴海歩は、自らの支給品を前に頭を抱えていた。
本来ならば、義姉であるまどかや、首輪を解除できる可能性のある理緒等を探すため、
すぐにでもその場を駆け出し、島中を走り回っていただろう。
だがしかし・・・彼の支給品はいわゆる、『当り』には程遠い物だった。
いや、正確には使えない物というわけではない。
ただ単に、その道具の持つ効果が歩の常識の範疇を超えている事。
そして何よりも、それの形状と使用法が歩をげんなりとさせていた。
「・・・一応、試しておくか」
数分の苦悩の後。歩は意を決してその支給品―おしゃべリップを口に近づけ・・・
「何をしてるか、この変態が〜!」
という叫び声と同時に衝撃。歩の悲愴な決意は、後頭部への一撃によって中断された。
「・・・本当に悪かった。知り合いの事を思い出して、つい、いつものように・・・」
時間は戻って現在。とりあえず、互いにゲームに乗る気が無いことを確認しつつ・・・
歩へ無慈悲な一撃を食らわせた少女―信乃は、凄い勢いで平謝りしていた。
ちなみに、先ほどの衝撃は少女が放った飛び蹴りによるものらしい。
その知り合いは、相当頑丈な奴なんだろうなと思いつつ、
「いや、別に気にしてないし」
と、歩は返していた。やがて・・・
「なあ、こうしててもなんだし、一緒に行動しないか?」
という信乃の提案をのむ形で、パーティが結成されることになった。
目的は二つ。知り合いを探す事と、ゲームを止める事。
「そうと決まれば、早速出発しよう!歩、まずはどこに・・・」
「ああ、その前に。あんたの支給品を見せてもらいたいんだけど」
その言葉に、信乃は露骨に嫌そうな顔をする。
「い、いや、私のは戦闘に役立つような物じゃないし」
しきりに隠したがる信乃に、歩は白い目を向ける。
そうして、しばらく無言の非難が続いていたが、
やがて、視線に耐え切れなくなったのか、信乃はおずおずとそれを取り出した。
「ぬいぐるみだな」
「わざわざ口に出さなくても」
信乃が鞄から出した物。それはつぶらな瞳のぬいぐるみだった。
殺し合いという場にはそぐわない、その風貌と雰囲気・・・明らかに『外れ』だった。
役に立たないぶん、口紅より酷いかもしれない。和むが。
「わ、笑うな!」
「いや、笑ってないし」
そう言う歩の顔には、笑みが広がっている。
そして、信乃からぬいぐるみを受け取ると、その額に書かれている文字を眺めた。
「浪漫・・・桜か。一体、」
どういう意味だと、歩が言いかけたその時、世界がぐるりと一回転する。
驚愕の表情を浮かべる信乃の顔が、恐るべき速さで下方へと消え去る。
自分が投げられたのだと気づいた時、歩の首元は着物を着た少女によって押さえつけられていた。
「私の友に何をしているんですか?」
上から降って来る冷たい声と視線。
『へ?』
歩と信乃の声は見事にハモっていた。
それから数分後。なんとか少女をなだめすかせた二人は、この日三度目の溜息をついていた。
目の前には、テディ・ベア―彼女の言うところの『心の友』を抱えた少女。
比良坂花雪と名乗った、その彼女の目には・・・
『ガラの悪い少年が、心の友を崖下に投げ捨てようとしている』ように見えたらしい。
全くもって心外だと思う歩をよそに、信乃は花雪を仲間に加えようと勝手に話を進めていた。
「人数が多い方が効率はいいでしょうし、私は構いません」
「じゃあ、一緒に知り合いを探すって事で決定だな」
「ええ。それから、このローズレッド・ストラウスという人物には注意したほうが・・・」
そうして、しばらくの話し合いの後。
少女二人の話が纏まったことを確認し、歩はおもむろに口を開く。
「とりあえずは知り合いを探すことを先決に、その上で首輪解除の方法を探す。
探す人物は、まず俺の知り合いは鳴海まどか、アイズ・ラザフォード、
それから竹内理緒にカノン・ヒルベルト。
そして花雪の知り合いの、
ブリジット・アーヴィング・フロスハート、刃蓮火、エセルバート高橋・・・」
「・・・小松原ユキ、という人物もお願いします。
彼女はこんなゲームに乗るような人物ではありません・・・記憶どおりならば」
花雪の曖昧な言葉に引っ掛かりを覚えつつ、歩は話を進める。
「わかった。ともかく、知り合いはその4人。それから、信乃の仲間の犬坂毛乃・・・」
「ああ、一応頼りにはなる・・・あんまり、合わせたくないけど」
「・・・まあ、ともかく。探すべきはこの9人。
そして、要注意人物がこのローズレッド・ストラウスって事でいいんだな?」
その言葉に花雪が頷く。
「今、必要な情報はこの位か・・・よし、それじゃあそろそろ・・・」
「そういえば、花雪さんの支給品ってなんだったの?」
歩の言葉を遮って、信乃が疑問の言葉を発する。
その問に、花雪は鞄から支給品を取り出すことで答えた。
『・・・・・・・・・』
沈黙。場が一転して静寂に包まれる。
・・・花雪が取り出したもの。それは、怪しいラベルのついた、3本の栄養ドリンク。
深夜の断崖絶壁に二人分の溜息が漂った。
【G-2崖沿い/一日目/1:10】
(パーティーの共通思考)
1、知り合い9名の探索
2、赤薔薇に警戒
3、首輪を解除する方法を探す
【鳴海歩@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康、脱力
[装備]:なし
[道具]:荷物一式、おしゃべリップ@魔方陣グルグル
[思考]:1、まどか等との合流
2、首輪の解除
3、ゲームを止める
【犬塚信乃@里見☆八犬伝】
[状態]:健康、脱力
[装備]:なし
[道具]:荷物一式
[思考]:1、毛乃との合流
2、首輪の解除
3、主催者の打倒
【比良坂花雪@ヴァンパイア十字界】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:荷物一式、テディ・ベア(浪漫桜)@ヴァンパイア十字界
神丹酒(ソーマ)×3@屍姫
[思考]:1、ブリジット等に協力を求める
2、小松原ユキに会ってみたい
3、赤薔薇を警戒(協力を仰げるなら協力する)
4、首輪の解除
5、ゲームからの脱出
お二人ともGJです!
意外なとこからマーダー出たな、GJ!
それと不運は螺旋の如くの方、話は笑わせてもらったんだがG-2って断崖絶壁か?
お二人ともGJ!
一般人乗り気だなぁw
あ、予約したキタキタ親父のやつですが、ヴォーカルの支給品が被ったためちと修正してからの投下になります
GJです!
あ、うちも支給品被ってたw
なんかギャグキャラのマーダー比率が高いな。
普段過激なツッコミを受けているから感覚が麻痺しているのかなw
マリィ、竹内理緒、アラシヤマ、天野邪子、杉野小路・・・
うん、八割がギャグキャラだw
男限定だが、しっとマスクも忘れるな。
あれでも職業軍人だし、サバイバル戦ではかなり手強いはずなんだが
まるでそうは見えないのが恐ろしいところだ。
>>31 指摘サンクス。たしかに、よくよく見ると岩場(?)っぽいので、現在地を修正。
>>29の現在地をG-2からE-9に修正します。
それに伴って、
>>25の三行目、
『島南東の〜』を『島東部の〜』に修正。
ご迷惑をおかけします。
◆wKs3a28q6Q
マリィ、キタキタ親父、ヴォーカル
◆K3kVpQM1R2
ミカゼ、エル
◆z3GbDMvu.k
エンヴィー、椿、マキナ
>>24 杉小路ィィィィィ!!
いいキャラになりそうだ
GJ!
>>29 キャラわかんないけどGJ!
なんだか支給品おかしなの引く奴多いなぁw
>>38 乙
改めて見ると死者が出そうな組み合わせだな・・・
「うわああああ!」
マシンガンの銃声と大地を揺るがすが如し悲鳴が響き渡る。
「また外した。この銃、照準おかしいのかなぁ?」
F-4とG-4の境界線辺りの荒地を南に向かい逃げる者一人、追う者一人。
逃げるものはこの場にそぐわないセーラー服を着た少女。しかし、身のこなしが一般人とは違う。
何度も何度も修羅場をくぐり抜けて来た動きだ。
対して、追うものも少女。コチラはぱっと見忍者のように見える。動きが違う。
「ほらほら、頑張って避けてくださいよ〜」
追っている少女―その名を椿と言う―は心底愉しそうに追いかけている少女に対して声をかける。
それと同時に手に持つマシンガンで弾をばらまく。
追われている少女―星村マキナ―は激しく戸惑っていた。
「何なのよあの娘!?声かけようとしたらなんでいきなり攻撃されるのよ!」
そういうマキナの手に握られていたものは拳銃だ。何発か撃ち返すが、その倍は弾丸が撃ち返される。
マキナは、椿に何が起こっていたのか分かっていなかった。
まぁ誰かも分からないような奴の事を分かれと言うのには無理があるが……
椿は鬼神復活の影響を少なからず受けていた。
そして、ブラック☆スターにも会えない、ソウルにも会えない、キッドにも会えない。
そんな不安で限界ギリギリの所に、銃を持った少女の出現で何らかの線が切れ、
狂気を受け入れてしまったのだ。恐怖に対抗するために……
そんなことは露知らず、二人は走る。一人は殺すために、もう一人は生き残るために……
弾丸の応酬をしている内にマキナの目の前に人影が現れた。暗くて顔を確認することはできないが。
(あの人には悪いけど囮になってもらおう。)
そう考え、現れた人の横を通り過ぎようとした刹那、首に激しい痛みが訪れ、意識が途切れた。
10mほど開けて追いかけていた椿には全てが分かった。
その人影にマキナは首を飛ばされたのだ。
首を飛ばした人影はマキナの拳銃を奪い取り、椿に向け発砲した。
が、全てを避け椿は撃ち返す。
人影は弾丸の嵐をくぐり抜け、撃とうとしたが、弾切れのようだ。
椿はここがチャンスと人影に銃口を向ける。
その瞬間日本刀が飛んで来た。
「あわわっ!」
紙一重だった。後コンマ一秒遅かったら、間違いなく首に突き刺さっていただろう。
「危ないね。貴方は強そうなのでここは引かせてもらいます。」
言うが早いか、椿は逃げ出した。
人影は、それを追おうともせず、自らの屠った死体の荷物を物色していた。
「あのクソピエロ殺すには日本刀だけじゃちとキツイからねぇ。銃ってのは渡りに船だよ。」
そこにいたのは、ピエロ殺害宣言をしたホムンクルスであるエンヴィーがいた。
「でも、あのマシンガン娘を逃がしたのは誤算だったね。あれがあったら楽々だったのに。
っと、コイツは鋼のおチビさんが持ってた銃じゃない。ま、結局撃てなかったんだけどねぇ
ハハッ。人間なんて脆いもんだよ……さて、もっと武器欲しいもんだね。探しに行きますか。」
【G-4,F-4の境界線あたり/一日目/1:10】
【椿@ソウルイーター】
[状態]健康、鬼神化?
[装備]イングラムM11@屍姫
[道具]荷物一式
[思考]うふふふふ………
【エンヴィー@鋼の錬金術師】
[状態]健康。怒り。
[装備]刀×12@ソウルイーター
FN M1910(28発)@鋼の錬金術師
[道具]荷物一式
[思考]オル・ゴールをぶっ殺して脱出する。
そのために武器(特に銃器)を集める。
邪魔する奴は容赦しない。
(オル・ゴールが主催者ではないことは知りません。)
【星村マキナ@屍姫 死亡確認】
【残り48人】
マキナは、田神景世死亡前の状態でした。(もう死んでますが念のため……)
エンヴィー、椿、マキナを投下しました。
問題があれば修正、破棄致しますのでご意見ご感想お待ちしています。
>>1 遅ればせながらスレ立て乙です。
マ・・・マキナァァァァァァ!!
予想外に退場が早かったが、まぁ仕方ないか
GJでした!
そして以外にも身近な支給品(短剣やら毒やら)での死者が多いのね
>>43 GJ
鋼勢がなかなか出ない中エンヴィーは序盤から大活躍だね
>>45 更新も掲示板開設も乙ー
午前零時三十二分。
この三十分で参加者の大半は行動方針を決めており、中にはこの三十分で既に死体と化した者すらいる。
そんな中、この三十分でスタートすることすら許されなかった男がいた。
男の名はヴォーカル。
首輪だけでは完全に力を押さえきれないため、ルール説明時に反逆されると多大な被害を被ると考えた主催者の腹心・ベースにより、全身を鎖で巻かれた超問題児である。
「うらァァァァッ!」
全身を特殊な鎖で拘束された状態で放り出されたヴォーカルが、自力でその身を拘束するものを首輪と鉄鎖封印結界魔法のみとし、狂気の島に解き放たれたのが零時三十二分のことだった。
魔力を込めた鎖を破壊するのにかなりの力を消費したため、ヴォーカルはかなりご立腹である。
勿論怒りの対象は自身を鬱陶しい魔力の籠った鎖でぐるぐる巻きにし、さらに以前クソムカつく鉄鎖封印結界魔法をかけてきた瞑法王・ベース。
何より一番許せないのは箱の鍵をぶち壊していざケストラーをぶっ殺そうとしてたところで、いきなり箱を奪って行きやがったことだ。
そしてそこで突然記憶が途切れ、次に目を覚ました時にはこの有り様だ。
「クソ……」
ケストラー復活は願ったり叶ったりだし、ケストラーの子供とは闘り合ってみたかった。
だからこそ、あのときはベースの掌で好き放題暴れまわった。
それなのにアイツは……!
「クソッ……!」
だがまぁ、正直な話その時はまだ楽しかった。
魔力が封じられたとはいえ自分に敵う者なんていなかったし、サイザーも遊び甲斐があったからだ。それに、何より人間なら何人でもぶっ殺せた(禁止されてたのに魔族も結構殺してたが)。
だが、今回は状況が違う。
「ナメやがってクソがァァッ!」
鉄球に続いて首輪をつけられ、自由に暴れまわることができなくなった。
強いと自惚れた奴をこけにすることも、思う存分人を殺して楽しむこともできない。
力を制御された奴をこけにしてもイマイチ面白くないし、そもそも殺せる人数があの場にいた奴らだけなんて少なすぎる。
「俺はァ……ヴォーカル様だぞォォッ!!」
憂さ晴らしすら満足にできそうにないだなんて、実にクソッタレだ。
沸き上がる怒りを拳に込め、身近な大岩へと叩き込む。
ドゴォ、という派手な音と共に大岩が砕け散っても、ヴォーカルの怒りは収まらない。それどころか新たな不満が生まれる結果になった。
「クソッタレが……何が首輪だ、ふざけやがって」
跡形もなく粉粉にし、ついでに地面にクレータを作るつもりでぶん殴った。にも関わらず、大岩は砕けたものの破片が残っており、作られたクレーターも予想より遥かに小さなものであった。
どうやら首輪の力は思ったよりも大きいらしい。
「ベースの野郎……ケストラーより先にぶっ殺してやる」
ケストラーに勝つには鉄球を取ることが必須条件なため、首輪の件がなくともケストラーより先にベースを殺す気ではあったが。
やり場の無い怒りを発散させるため鉄球と左腕を結ぶ忌々しい鎖をガジガジと噛む。
それから、少しばかり考える。
弱い人間を殺すのは大好きだが、一体一体チマチマやるのは面白くない。クソムカつくケストラーの息子とその仲間や、自分を強いと過信してる雑魚ならともかく、真性弱者は大量虐殺してなんぼである。
何もできずに多数が殺され、必死に逃げる者も一か八かで攻撃してくる者も最終的には死体へと変わる。それが醍醐味なんじゃないか。
「あー、クソッ、武器くらいはまともなもんが入ってんだろうなぁ」
趣味の人殺しを満足に楽しめない状況下でも、面白い武器さえあればそいつで遊ぶことができる。この島の戦いなんざ所詮は首輪が外れるまでの前哨戦だ、遊びながらでも優勝出来らぁ。
「………あぁ?」
一番上に入っていたコッペパンをくわえながらザックの中身を引っくり返す。おかしなことに、武器が一切見当たらない。
不機嫌そうにコッペパンを真っ二つにし、口にくわえていた方を勢いよく吐き捨てる。武器が見当たらないことも不満だったが、コッペパンの味自体も気に入らなかったようだ。
支援
「ベースの野郎……このゲームで用済みになった俺を始末しようってか……
おもしれぇ……優勝させる気がそっちにあろうがなかろうが関係ねぇ、参加者もお前らも全員纏めてぶっ殺してやるぜェ!」
ヴォーカルの瞳に、狂気と狂喜が同時に宿る。
ようやくぶっ壊し甲斐のあるものを見付けた。
見てやがれベース、テメェの思惑はぶっ潰してやる。
無論、オル・ゴールの奴は殺す。
ベースの野郎もぶっ殺す。
犬っころも……そういやゲームに巻き込まれてたな。何かしら企んでそうな奴だったし、企みがバレてこのゲームに放り込まれたってとこだろう。とりあえずこいつも殺す。
サイザーの奴は……何で生き返ってんだ?人間に剣が渡るのを恐れてわざわざ魂を反したってことだろうか? だっせーの。
まぁ、遭遇したらもういっぺん殺すか。コイツといいギータといい過去にあしらったことがある奴がいるが、基本的にそういう奴を嬲っても面白味に欠けるんだよなぁ。
あ、やっぱ訂正。サイザーの奴はなかなかのイイ女だし、ケストラーの娘ということもあるしもう一度くらいなら面白いかもしれない。
そういえばいやがるんだったな、ケストラーの息子も。こいつはただ殺すだけじゃつまらないし……あの王女様もここにいたことだ、目の前で王女をぶっ殺し、本気を出させたうえで嬲り殺してやる。
「くく……なかなかおもしれェじゃねぇか」
クソ不味いコッペパンやコンパスは放置。
地図なんて煩わしいもんも邪魔くさいザックと一緒にこの場に放置。
コッペパンと共に入っていた他のパンも不味いだろうと決め付けこの場に放置。
さぁ、身軽だ!
どこから行こうか。できるなら楽しめそうな奴がいる方向がいいが、生憎首輪の影響か気配みたいなものが感じづらい。
とりあえず適当に殺して回ろうとして━━鎖外しに夢中だった時にも聞いた、間の抜けた呼び声が耳へと飛び込んできた。
E-05━━島のど真ん中で、その二人は向き合っている。
両者の感情は共に“歓喜”と言い表せるが、その根底にあるものは真逆の思惑であった。
支給品であるメガホンを近くに放置し、無警戒にも奇怪な踊りを披露する男━━キタキタ親父は、自分の呼び掛けにこんなにも早く答えてくれた者がいた事実に歓喜し、
その踊りを偽りの笑顔で見つめている褐色肌の少女━━マリィは、同じエリアにさらに獲物がいたことに歓喜している。
キタキタ踊りを広めるためだとか言って無防備にも目の前で踊り出したのを見て、また随分と狩りやすい獲物だとマリィは思った。同時に、“やはり神は私に生き残ってハレと再会してほしいんだわ”とも。
クネクネと動かれると一撃で仕留められないため、踊り終わるのをじっと待たなければならないのが辛いが、欠伸をグッと噛み殺して下着に差した短剣を取り出す準備をする。
先の殺人を隠すため短剣の存在は秘密にし、自身の支給品は殺害した男の鞄に入っていた毛皮みたいな被り物だと偽っておいた。その被り物も、油断を誘うため相手の見える場所に放置してある。
付属の説明書によると毛皮のような被り物はなかなかに便利なものらしいが、比較的身近な品である短剣の方が確実性があると思ったからだ
ようやく退屈なダンスタイムが終わり、何やらダンスのことを話し始めた目の前の親父を刺し殺すため、ゆっくりと笑顔のままで立ち上がる。
下着から抜き取った短剣に全神経を集中させ、確実に初撃で仕留めるようもう一度頭でシミュレートする。
非力なため初撃を外すと厳しい状況となるが、この脳天気な親父なら一撃で殺せる。
その確信に背中を押され、二度目の殺人を犯そうと駆け出し━━━そして、轟音を耳にした。
「え?な、なに?」
予想外の邪魔に集中力が途切れてしまった。
思考が冷静な殺人鬼のソレからただの少女のものへと切り替わる。
非情に徹するためハレへの想いや殺害の手順確認で占められていた脳味噌が、途端に危険信号を出してきた。
そして、ようやくマリィは自分のように呼び掛けを聞いた殺人鬼が集まる可能性にようやく気付いた。
何故、今まで気付かなかったのだろう。
いや、悔やんでも仕方ない。とにかく今はこの親父を殺し場を離れるのが先決━━
改めて短剣を握り直し、何故か背後を向けた親父に向かい短剣を振り上げる。
が
『みなさぁぁぁん! すでに一名、ダンスショウへの参加が決まりましたぞぉぉぉ!
それを記念して、今回は特別に早めに集まった方には私がダンスレッスンをすることを決めましたぞぉ!
さらに飲み込みが早かった方は、なんとバックダンサーになれます、是非お集まりくださいませぇぇ!!』
突然の大音量に、思わず振り上げた腕が止まる。
マリィにはわからないことだが、キタキタ親父はダンスレッスンを餌に戦う気のない参加者を集め、殺し合いを放棄し共に踊ることを選んだ勇者(と書いてバックダンサー)達と踊りで戦いを終わらせようと思いついたらしい。
後継者探しも兼ねてるようだが、キタキタ親父のダンスレッスンに魅力を感じるものがいるのかは甚だ疑問である。
まぁ、だがこの島では何が起こるかわからないものだし、そういう奇特な人が一人くらいはいるかもしれない。
実際、どう考えても自殺行為でしかないはずのスピーカー告知が彼の寿命を伸ばすことになるだなんて、ベースですら予想だにしてなかっただろうし。もっとも、そんなサプライズはマリィ以外にはどうでもいいことなのだが。
ただそのマリィにとって、この不運はたまったもんじゃなかった。愛すべき未来の夫の不運でも移ったのだろうか?
まさか二度もしくじることになるなんて……
しかし、マリィの不幸はまだ終わらなかった。
「ハーッハッハ!」
何かが、すごい早さで飛んで来た。いや、正確には“跳んで”来たのだが。
とにかく、すごい勢いで飛来したそれは足を地面につけながらも慣性のままに数メートル進み、地面と足との摩擦により勢いが完全に殺される前に半ターンしてマリィと向き合うと心底楽しそうに口元を歪めた。
「くく……よォーお二人さん!ダンスパーティーをやるんだってぇ?」
左腕と鉄球を鎖で繋いだその男は、おどけるような口調で話す。実際はダンスショーなのだが、どっちでもいい気がするのでつっこまない。
「その割にゃ物騒なモンを構えてるねぇお嬢ちゃん」
鎖の男━━罪人ヴォーカルはにやっと笑い、マリィの手の短剣を見る。その一言にビクッと反応し、数歩ばかりゆっくりと後退した。
「おいおい連れねぇなぁー、一緒に踊ろうぜぇ。ほら、アン・ドゥ」
マリィが反応するより早く、ヴォーカルはマリィの背後に回り込む。そしておちょくるように腰に手を回すと適当なダンスを踊り始めた。
「…………ッ!」
反射的に、ヴォーカルを突き放した。
ヴォーカルはなかなかのイケメンだったが、マリィにはそんなこと関係ない。だってマリィは愛するハレだけのものだもん。
「ひゅう、気ぃ強いねぇ。この状況にビビってんのかなぁ、お・嬢・ちゃん」
明らかに小馬鹿にした物言いにカチンとくるが、飛びかかる気にはなれなかった。
幼く可愛い女の子が、こんな猛スピードで飛んでくる奴に勝てるはずがない。目の前の男は、あのダマ婆ちゃんに匹敵する化け物だ。
「あぁん? どうちまちたぁー? その短剣でかかってきてもいいんでちゅよぉー?
くく、そんな根性、お嬢ちゃんにあるわけねぇかァー!」
心底楽しそうに笑うヴォーカル。この状況では目に止まるもの全てが獲物になるため、白髪しか狙わないダマ婆ちゃんより遥かに危険かもしれない。
ましてや今はグプタやウイグルといった犠要員もいないのだ。
マリィにできることは、愛するハレと再会するため目の前の男に殺されないよう祈ることだけだった。
そして━━
「………あ?」
意外な形で祈りは届いた。
「なかなかやりますな! どうです、キタキタ踊りをやってみませんかな?」
バックダンサー兼後継者候補を見つけたとでも思ったのか、突然キタキタ親父がヴォーカルの目の前で踊り出す。
「………」
殺る気と遊び心に満ち溢れいた男から、気力やら殺気やらいろいろな者が消滅した。真っ白になってキタキタ親父を見つめている。
ヴォーカルにとって、キタキタ親父の存在は魔闘家が球状の魔物になることに匹敵する対処に困る萎え要素らしい。
まぁ、盛り上がってる時にいきなり珍妙な踊りの勧誘をされて萎えるなと言うのが無茶な話なのだが。
頭をポリポリと掻きながら、とりあえずキタキタ親父を殺しとこうかと右手に力を集中させ━━キタキタ親父の背後に置かれたメガホンの存在に気がついた。
自分も、そして目の前で逃走する隙を窺っている少女も、あのスピーカーに引き寄せられた。
なら、あれを利用すれば楽に獲物を集めれるんじゃないだろうか?
殺すのは、楽しめるほど人が集まってからでいい。
いや、数は集まらなくてもそれなりに遊べそうな奴が来たらでいい。
ゲームに乗ってベースのクソ野郎に踊らされる形になるのはムカつくが、虐殺を我慢するのは体に良くないからな、うん。
ここは己の欲望に素直になって、優勝することでベースの思惑をぶち壊すことにしよう。
「……おもしれぇ、いいぜ、ダンスは大好きだからなァ」
耳障りなピアノの音が北東の方から聞こえてきた。
そっちに行って殺して来ようという考えは浮かばない。
それどころか、顔を強張らせたマリィの手を取るとピアノのリズムに合わせて楽しげにダンスを踊り出す。
「ハハハッ、ノって来たぜェ……楽しもうじゃねぇかァッ」
脳天気な変人に見守られ、策を巡らす少女の手を取る罪人の笑顔は、かつてスコア国の少女に話しかけた時と同じ邪悪なものであった。
【E-05/00:47】
【ヴォーカル@ハーメルンのバイオリン弾き】
[状態]テンション上がってきた。おとなしくしてる分には問題ないが、フルパワーで戦い続けると二時間で寿命。
[装備]なし(ベースによりつけられた鉄鎖封印結界魔法は無傷状態)
[道具]なし
[思考]1.参加者は全員殺す。オル・ゴールも殺す。ベースも殺す。ケストラーも殺す。つーか俺以外全員殺す。
2.スピーカーでキタキタ親父に参加者を集めさせ、大量虐殺が楽しめそうな数が集まり次第虐殺開始。
3.嬲り甲斐のある奴が現れても本性を現し虐殺を始める。
4.ケストラーの息子(ハーメル)は直々に殺したい。
[備考]※F-04荒地に小さなクレーターができてます。その近くには半分に千切れたパンと、支給品である二日分の食料(リュシカのパン数種類@マテリアル・パズル)、それ以外の支給品が散らかってます。
※鍵が壊されたパンドラの箱をベースが回収した直後のヴォーカルなので、ハーメルの実力を知りません。またギータの裏切りにはあってませんが何かしら企んでる奴だとは見抜いています。
※黒幕がケストラーかベース、もしくは両方だと思ってます。また、黒幕は自分を優勝させる気がないとも思っています。
※マリィがマーダーであると確信。
※自分が死ぬとは思ってないので、警戒心は皆無です。
【マリィ@ジャングルはいつもハレのちグゥ】
[状態]健康。やや焦燥
[装備]短剣@魔方陣グルグル
[道具]武器以外一式×2
[思考]1.ハレと再会するため優勝し、元の世界に帰る。
2.ヴォーカルを危険視。ここから離れたい。
3.キタキタ親父にゲームに乗ったことがバレてないか微かに心配。
[備考]※似蛭田妖の支給品である清丸の被り物@PON!とキマイラとはマリィ&ヴォーカルから数メートル離れた位置に置いてあります。
※二人分の荷物をひとつのザックに詰めています。
【キタキタ親父@魔法陣グルグル】
[状態]無駄に健康。テンション上がってきた。
[装備]なし
[道具]武器以外一式
[思考]1.キタキタ踊りを参加者に広めることでこのゲームを終わらせる。
2.夜明けと共にダンスショーを行う。
3.争う気はないことのアピールも兼ねてバックダンサーを探す。ついでに後継者も…
4.一時間毎に宣伝を行う予定。
5.ヴォーカルとマリーは「大事な仲間」と書いて「バックダンサー」。
[備考]※支給品であるメガホンは踊りの邪魔にならないようキタキタ親父のやや後方に置いてあります。武器以外の入ったザックはマリィのザックの横に置いてあります。
※争いを止めて誰もが我先にと自分の元へ来るようダンスレッスンの告知を00:40にメガホンでしました。
二人とも乙!
マキナがマーダーになると思ってたがいい意味で裏切られたな、二人とも頑張れ
超頑張れ。
ちょwww親父生きてるwwwwいや本当に今日は裏切られまくりだwww
58 :
◆wKs3a28q6Q :2006/09/16(土) 18:47:09 ID:uIsXzFJC
予約していたキタキタ親父&マリィ&ヴォーカルを投下しました
ヴォーカルが鎖で拘束されてたのは寿命を減らす意味と、OPで反発しなかった理由のこじつけです
実際ベースもケストラーもいないのに、ヴォーカルを野放しにしたらかなりの被害を受けるでしょうし、ベースならやるかなということで
>>42 GJ!
順調にマーダーが生まれてきてますね
>>45 乙です
>>49 支援感謝
エドワード・エルリックとリュシカを予約させていただきます。
>>57 キタキタ親父は退場するかと思ったんですけどね。
確かにいい意味で裏切られたwww
うは、GJ!
ヴォーカルがキタキタ親父殺害するのを見てマリィ逃亡かと思ったらwww
マキナもマーダーとして椿VSエンヴィー戦で漁夫の利得るとかかと思ったらwww
予想を裏切る展開GJ
フルートとアームストロング少佐を予約します。
前略。
お父さんお母さん、お元気でしょうか。
いきなりですが私、相田千津は、殺し合いのゲームに参加させられることになってしまいました。
もうホント意味不明です。むしろどうして私が!って心境です。誰か私を助けてくださいよ。
ごめんなさい。こんな手紙を書いたって、どうにもならないことは分かってるんです。
殺し合いには友達や好きな男の子も参加してて、さらには知らない人もいっぱい。全部で50人くらい。
そんなにたくさんの人を殺して生き残るなんて、私にはできません。
かといってこの短い人生、自らの手で断ち切る度胸もありません。
願わくば、こんなゲームからは脱出したい。でも私にそんな力はない。
誰か私を助けてくれないものか。そう悩んでいた矢先でした。
ザックを、見つけたのです。
あのピエロが殺し合いをするためによこしてくれた支給品。
中には水や食料、コンパスや地図など、サバイバルには欠かせない道具の数々が詰まっていました。
そんな中に異彩を放つものが一つ、いや五つ。
食料とは別に、なんとも綺麗な色をしたとうがらしが入っていたのです。
もしかして、これが私に支給された武器? うっそーん……
と項垂れつつも、私はつい、好奇心で、ホンットに単なる好奇心で、
何気なく、そのとうがらしを口にしてしまったのです。
「ウニョラー!」
その瞬間、私は自我を失いました。
ああ、なんて不幸。お父さん、お母さん、こんなアホな娘の不幸をお笑いください。
ていうかもうヤダー! 八満助けてー!
【青とうがらし】
別名、バーサーカーペッパー。
人間が食べるとあまりの辛さのため、凶暴な別人に変貌してしまう!
〜グルグル博物誌より〜
【D-1/一日目/0:15】
【相田千津@PON!とキマイラ】
[状態]ウニョラー化
[装備]なし
[道具]荷物一式、青とうがらし×4@魔法陣グルグル
[思考]ウニョラー!
[備考]※千津は現在凶暴化しています。自我はほとんどない状態です。
※ウニョラー化は一種の呪いであり、元に戻るには解呪の儀式が必要ですが、このゲーム内では強い衝撃を受けると元に戻ります。
相田千津を投下しました。
65 :
金髪連盟:2006/09/17(日) 17:40:27 ID:???
F-1の草むらの中に手を打ち合わせる音が響き渡り、
ワンテンポ遅れて溶接用工具のようなバチバチと言う音が響き渡る。
その音と共に、金髪の少年が、左手を義手である右手に当て、
そのまま左手を刀を抜くように引いていく。
右手の義手の一部が引きずられるように伸び、鋭い刃に変化する。
「いちおう、錬成はできるみたいだなぁ。」
そう言った、金髪で瞳も金色、右手左足が鋼の義手義足、
『機械鎧』(オートメイル)の少年の名はエドワード・エルリックと言う。
最年少で国家錬金術師となった、天才少年だ。
ただひとつそんな少年にも弱点と言うかコンプレックスが一つだけある。
それは、『身長が低い』ということだ。
「だぁぁれが豆粒ドチビかぁぁぁぁぁ!」
失礼。この少年、チビなど背が低いと言うことを示す言葉には過剰反応するので注意が必要だ。
「まったく……あのピエロ、口では力を制限したって言ってたけど、
マジなのか?どうもそうは見えないんだが。」
エドワードは刃の出来ぐあいを試そうと思い、木の細い枝を払う。
「……あのピエロの言ってたことはマジみたいだな。」
エドワードの機械鎧に出現していた刃には刃こぼれが起き、
枝は切れると言うより、折れると言った方が正しいと言う有り様だった。
とりあえず、機械鎧に出来た刃を元通りに戻す。
「錬金術はまともに使えねえし、支給品は訳分かんねえし。どーしろってんだよ!」
そのまま大の字に草むらに倒れ込む。
「でも、参加者には、アルと、大佐と、小佐がいるし、合流出来れば、どうにかなるか。
それとエンヴィー。コイツには要注意だな。他は知らん奴らばっかりだな。」
気持ちに区切りを付け、寝ていた状態から飛び起きて荷物をまとめる。
「で、結局コイツは何なんだ?」
回りに散らかしていた食糧や水、地図に名簿を片付け、最後に残った支給品を持って呟く。
一m強の棒。柄がついており、柄から上には解読出来ない文字がびっしりと書き込まれている。
「どう使えってんだよこんなもん。振り回すしかないだろが。」
渋々棒を持って歩こうとした時、いきなり目の前に人が飛び出して来た。
66 :
金髪連盟:2006/09/17(日) 17:41:38 ID:???
「うっわぁ!な、なんだアンタは!」
飛び出して来た少女はムスッとした態度で、
「アンタじゃありません。リュシカっていうちゃんとした名前があるんです。
そんなことをいうあなたこそ誰ですか?」
と話す。
「俺はエドワード・エルリック。エドって呼んでくれ。
あとリュシカさんだったっけ?このゲームに乗る気はあるのか?
あるんだったら俺もみすみすやられる気はないんでな。それなりに抵抗させてもらうぜ?」
と話しかけながら支給品の棒を構える。
「まさか〜。乗ってるわけ無いじゃないですか。」
(なんかぽわぽわした娘だな。)
「ならいいや。それとリュシカさんとやら、あんたコイツが何だか分かるか?」
どこを見てるか分からない様な目で答える。
「えーっと、見たことあるよーなないよーな……」
(どっちなんだよ!)
「ま、まぁどうでもいいや。リュシカさん、
とりあえず、知り合いが見つかるまで、一緒に行動しないか。一人よりも楽だぜ。」
「そうですね〜。いいですよ。」
「決定だな。あと、アンタの知り合いと、知っているヤバい奴。教えてくれ。あ!あと支給品もな。」
ここにきてやっと目が覚めたのかなんなのか、顔がシャキッとし始めた。
「えーっと、まず知り合いは、御風さんと、アクアさんと、ジールボーイさん、カイザートさん。
この人達は、強いし、頼りになるし、何よりも信頼出来ます。
あとヤバい奴っていうのは夜魔さん。この人は強くて危ないです。
支給品はこれです。何だか分からなかったんですけど、エドさん分かりますか?」
そこまで言って、少女はあるものを取り出した。
67 :
金髪連盟:2006/09/17(日) 17:42:21 ID:???
「なんだ?これ。」
エドもお手上げのようだ。
(銃は銃なんだろうけど、なんなんだこの文字は?)
リュシカの手に握られていたモノには銃に文字が自分の持っている棒のようにビッシリと書き込まれていた。
「とりあえずその銃は俺に貸しといてくれ。替わりにこの棒を渡しとくぞ。」
「わかりました〜。」
(にしてもなんなんだ?この銃は。クッソ、わからないことだらけだぜ。)
そんな感じで、金髪二人、金髪連盟は知り合いを求め、南へ歩き始めた。
【D-9/一日目/0:26】
【リュシカ@マテリアル・パズル】
[状態]健康
[装備]ハートオブメモリア@マテリアル・パズル
[道具]荷物一式
[思考]1、アクア、御風、ジール・ボーイ、カイザードと合流。
2、その後はみんなで考える。
【エドワード・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]健康。困惑。
[装備]M945経文銃(70発)@屍姫
[道具]荷物一式
[思考]1、アル、大佐、少佐と合流して脱出。
2、エンヴィーと夜魔とか言う奴には注意。
3、この銃何なんだ?
二人ともGJ!
順調に出揃っていくな
エドワード・エルリックとリュシカを投下しました。
>>63 GJ!
今後が楽しみです。
リュシカは緑髪なんだが…
まあどうでもいいか
前スレ埋まるまでは感想雑談は向こうでしようぜ。作品投下はこっちでいいけど。
リュシカは確かに緑髪。金髪連盟はおかしいんで修正してください。
あと夜魔じゃなくて夜馬ね。
>>70 >>72 すいません。間違えました。指摘ありがとうございます。
題名を『金髪連盟』から、『魔法使いと錬金術師』に変更します。
>>73 修正サンクス。
あと先週木曜日にミカゼとエル予約した人はどうなったのかな?
期限は決めてないけど、遅くなるようなら一言欲しい。
◆K3kVpQM1R2
ミカゼ、エル
◆vczIDQv38c
フルート、アームストロング
◆wKs3a28q6Q
トム、アル、しっとマスク
そこは島の南西端。一人の少女がトボトボと歩いていた。その足取りは重く、左手でザックを
引きずり、右手では絶えず流れ出る涙を拭っている。目の前で母を失ったばかりの少女―フルートは
ただ漠然と歩いていた。どこへ行こうとも何をしようとも考えているわけでない。一度でも歩みを
止めてしまったら二度と動き出す気力を持てないと感じていたのだろう。
「何で……グスッ……どうして……ヒック……」
暖かく優しかった母の思い出そして無残な最期が頭の中でグルグルと繰り返され、最悪の心境へ
泥沼のように落ち込んでゆく。他の事を考えようとしても頭が上手く働かない。この馬鹿げたゲームの
目的とか、ハーメルとサイザーが二人がかりで止められなかった相手とか、これから自分はどうなって
しまうとか、何もかもがどうでも良い事のように感じられた。泣きながらどれだけ歩いたことだろう。
ゴツン。
不意に硬い物にぶつかった。ずっと俯いていたからだろう。建物、一軒家の壁へと衝突したらしい。
「…………」
しばらくフルートは俯いた頭を壁につけたままだったが、壁を背にして寄りかかりズルズルと座り
込んでしまった。虚ろな瞳で地面を見つめボソリと呟やく。
「……このまま朝を迎えて……私も……殺されちゃおっかな……」
最期まで自分を守ってくれた母には申し訳無く思うが、何もする気力が起きなかった。このまま
朝を迎えれば、誰かが自分を見つけ殺すだろう。どうせ自分には何も出来ない。ハーメル達でさえ
敵わなかった相手なのだから。仕方ないんだ、そうフルートはゆっくりと瞳を閉じた。
(眠れば夢で会える。お母さん、死んじゃっても許して……くれるよね?)
―――♪――♪―――♪
『いーえ許しません。あなたはまだ自分の出来る事を何もしていないでしょう?』
「…?!」
ハッと顔を上げ、辺りを見回すが誰もいない。ふと夜空を見上げると綺麗な星空が広がっている。
星の光の中に、母の面影を見た気がした。星の光は次々と思い出を映し出す。
(そうだ……村のみんながいて、ハーメルがいて、ライエルさんがいて、サイザーさんがいて、
みんなみんないて……)
自分は一人ではない。何故そんな簡単な事に気が付かなかったのだろう。先程の惨劇の時も母の為に
立ち向かってくれた仲間がいたではないか。自分にも誰かの為に何か出来るはずだ。
―――♪――♪―――♪―――♪――♪―――♪
(聞こえる……バイオリンの音だ……初めて聴く曲だけど何だか暖かい……え、バイオリン?!)
我に帰ったフルートは勢い良く立ち上がり辺りを見回すが人影は無い。星明りに照らされた影が
大地に写されていた。バイオリンを持った人影が。フルートは軒下を飛び出すと屋根の上を見上げた。
何故屋根の上なのか、細かい事を気にしてはいけない。ハーメルと煙は高い所が大好きなのだ。
―――♪――♪―――♪―――♪
「ハーメルッ!!」
屋根の上には特大バイオリンを弾く軍服姿の巨漢が立っていた。つぶらな瞳に輝く頭、カールの
掛かった前髪とヒゲがキュートだ。
「すまない起こしてしまったかね? それと寝起きで急な運動をするのは危ないと思うが大丈夫かな?」
穏やかな口調で巨漢の男は派手にスッ転んだフルートへ問い掛けると、身体に似合わぬ身軽さで
屋根から降り立ち大きな右手を差し伸べた。左手にはフルートの見慣れた特大サイズのバイオリンを
握っている。
「そ、そのバイオリンって……」
「うむ。この豪快なサイズ、ズッシリとした重量感、心に響く音質。どれをとっても素晴らしい。
さぞかし名のある名匠の作品に違いない。だがよほど乱暴に扱われていたのか傷が多いな」
惚れ惚れとした様子でバイオリンを見つめた男の言葉が濁る。
「そ、そうですね……でも良くそれ弾けましたね」
「我がアームストロング家に代々伝わる弾奏術を持ってすれば雑作も無い事。これはサイズも丁度良く
むしろ弾きやすいくらいであるな。普通の物は小さすぎて困る」
男―アレックス・ルイ・アームストロングが多少意味の食い違った事を話している。
そのバイオリンは魔器とか魔楽器と呼ばれる類のもので、演奏者の技量如何では精霊を呼んだり、
聴く者の力を引き出したりする事が出来る。当然、素人に扱えるものではないはずだ。たぶん。
(コレって演奏さえ出来れば、簡単に扱えるものだったけ?)
そうフルートがバイオリンを覗き込んでいると頭に水滴が落ちた。見上げればアームストロングが
大粒の涙を流して泣いている。
「よく見れば先程の娘ではないか! 辛かっただろう悲しかっただろう! もう大丈夫である!
この胸で思う存分泣くと良い!」
泣きながらバッと両腕を広げるアームストロングに対して、大丈夫と必死に断るフルート。本当は
まだ大丈夫でも何でもないのだが、他人に泣かれるとこう答えるしかない。逆にフルートの方が
オロオロしてしまう。少なくとも先程の自殺願望は吹き飛んだだろう。
「そうか。だが早まってはいけない。敵は強大である。仇を討つにしても……」
「いえ、それはいいです。今は……仇の事よりもみんなを助けたいんです。みんなを捜して一緒に
こんな所から帰ろうって。多分、それがお母さんの望みでもあると思います」
「ううむ、なんと健気な娘だ。よし分かった(ムンッ!)このアレックス・ルイ・アームストロング
(ハッ!)全力を持って(ヌンッ!)!協力しようではないか(ビシッ!)」
何故か上着を脱いでポージングしながらアームストロングが協力を申し出た。実際の所、彼も
ゲームに乗る気は無いので同じ手段を取るしか道は無かったのだが。
「ありがとうございます。このバイオリンさえあればハーメルも……って、ここにあるって事は
今はアイツ手ブラじゃない! バイオリンが無かったらアイツただのロクデナシじゃないのぉぉぉ!」
突然頭を抱えて悶えるフルートをアームストロングが驚いた様な呆れたような眼で見ている。既に
悲劇のヒロインの座はどこかへ投げ捨てたようだ。
「そのハーメルという者が本来の持ち主という訳か。どのような人物なのかね?」
「ええ、まあ一応、たまには勇者とか呼ばれたりしてる事もある訳ですけれど」
「ほほう勇者か。さぞかし立派な人物なのだろうが、楽器の扱いを見る上では……」
「いや、あの、その楽器は大気圏突入しながらとか、海の底とかでも弾けたりする丈夫な楽器で
弾いて良し、投げて良し、飾って良しの三拍子揃った戦闘用魔楽器なんですよ」
言うに事欠いて適当な言葉を並べる。一部ライエルのピアノと間違えているような気もするが、
ハーメルの人格を普通に伝えるのは良くないと判断したのだろう。
「楽器で戦闘とは激しく間違っている気がしないでもないが、とりあえずその彼を捜せば良いのかね?」
「ええ、あのアレックスさんの方は?」
「名簿を見た限りでは三人だが全員国家錬金術師クラスだ。まあ大丈夫であろう」
どうせ誰と先に会うかは分からないとアームストロングは付け加えた。
「では早速出発するとしようか。もう『このまま朝を迎える』必要はなくなったのであろう?」
「……そうですね。じゃあ行きましょうか」
まだまだ辛い事もあるけれど、とりあえず次回へ続く時は空を見上げてこう言うのだ。
「―――北へ」
【F-1/一日目/3:05】
【フルート@ハーメルンのバイオリン弾き】
[状態]健康(泣き疲れてる)
[装備]なし
[道具]荷物一式、支給品(未確認)
[思考]1、ハーメル、サイザーとの合流
2、出会った人は出来る限り助けたい
3、みんなでゲーム脱出
【アレックス・ルイ・アームストロング@鋼の錬金術師】
[状態]健康
[装備]ハーメルのバイオリン@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]荷物一式
[思考]1、フルートに協力。
2、マスタング大佐、エルリック兄弟と合流。
3、ゲームを脱出して事件を解決する
フルート&アームストロング少佐を投下しました。
実際に少佐がバイオリン弾奏できるかどうかは分かりません。
多分出来るんじゃないかな、で書いています。
よお、いつまで意地張ってんだよ。
「何の事だよ」
早くこっちに来いよ、強くなれるぜ?
「いかねえよ、理性は飛ばさない」
お前おかしいぜ、狂ってるぜ
「はあ?」
わかんねえ奴だな、狂ってんのはこのゲームなんだよ、TPOに合わせろ、理性を飛ばせ
「説得力なさすぎだろ?お前この島でもダブルスーツじゃねえかよ」
お前どうやって生き残るつもりなんだ、職人無しでお前に何が出来る?
「……せぇ」
仲間と合流?ハッ!今のお前じゃ足手纏いにしかならねぇだろ?オイラに任せろよ
「うるせぇ!」
……まあいいさ、また明日話し合おうぜ、いきな。
「チッ」
ぽっかりと開いた洞窟の中に夢から覚めた少年の舌打ちがこだました。
「フフフ…」
そして少年の心の中で小鬼が笑う。
【D-8/洞窟内/1:12】
【ソウル=イーター@ソウルイーター】
[状態]健康
[装備]イサカM37(ショットガン)
[道具]荷物一式
[思考]1、仲間と合流したい
2、取り敢えず様子見
ブラック☆スターとギータ、椿を予約します。
前スレ999
>エンヴィーとかも再生できないことに気付く描写が欲しいな。
>不死身を過信して簡単にアボンでは萎える。
確かこいつらは再生回数制限みたいなの無かったっけ?
>>85 そうだっけ?
アクアの制限案とごっちゃになってない?
一応回数制限はある、ただ十回より少ないって事はなかったよーな。
・エンヴィー・・・複数の命を持っており、数回殺さないと死なない(詳しい数は不明)。
なお、なんにでも変身可能。人型はもちろん、その気になれば化け物にまで。
とりあえず一度死んだら再生はなし?
前スレに出てきた制限案、因みに現状では能力低下&変身能力が使用不能が確認されてる。
変身不可まではやりすぎだろ。
エンヴィーの個性まで殺してる。
普段強いエンヴィーがどうやって弱体化をカバーしてマーダーするかに
期待していたんだが少数派なのかな?
変身状態を維持するのに消耗が激しいとかでも面白いかもね。
91 :
◆wKs3a28q6Q :2006/09/22(金) 20:43:02 ID:OS+/FkGL
>>90 それなら必要なとき意外は節約するだろうしいいかもね
すみません、アルの首輪描写を鎧内部の血印付近に融合という形にしそれに伴って修正してたら予想以上に時間がかかってしまいました
さらに推敲し直した所おかしな表現や矛盾点などが出てきてしまい、まだ投下出来そうにありません
もし可能でしたらアル&トム&しっとマスクの予約を24時間延長させて頂けないでしょうか
無理or24時間たっても投下がこないようでしたら一旦予約を破棄という形にさせていただきます
序盤なのに迷惑をかけて申し訳ありません
sage忘れほんきでごめん
マキナタンの後追ってくる
(さて、どうしたものか)
ワイルドキャット・トムは西の方向に昇る煙を見ながら考える。自分はこれからどうするべきだろうか。
もちろんそれは乗る乗らないの話ではない。
湾岸戦争の時ならともかく、今や人殺しの世界から離れた一介の戦闘気乗り(ファイター)だ。戦闘中毒ではあるが、殺人狂までは堕ちてない。
両者共に殺し殺される前提でいる戦争での空戦と違い、拉致したうえで無理矢理させられる殺し合い。そんなものは御免である。
まぁ、だからと言って無抵抗で殺される気など更々無いのだが……
(脅しにコイツは使えないか……)
チラリと廊下を挟んだ向こうの部屋━━居間の方へと視線を向ける。視線の先には、黒焦げになったちゃぶ台。
(厄介な物を支給されたな)
アメリカかロシアの新兵器だろうか?この剣は振るう度に高圧電流を発生させるらしい。
まぁ、どの国の兵器だとかどういう仕組みなのかだとか、そんなことはどうでもいい。問題なのは扱いにくさと殺傷能力の高さだ。
こんな手の抜きにくい武器、くらった相手はまず死ぬだろう。
使うべき相手は慎重に見極めねば……
(無抵抗の者には使わない……だが、やる気の奴になら容赦はしない)
己の意思を確かめるためもう一度心の中で呟くと、スタート地点である民家を後にした。
「えーっと……」
アルフォンス・エルリックは無防備にも道のど真ん中で地図を広げていた。
敵意がないことを伝える呼び掛け(ダンスショーを開く、とか言ってたけどそれはさすがに冗談だろう。
もしかしたらダイレクトに反対派を募ったら首輪を爆破されかねないからそう言ったのかもしれない)に応えるためE-08から道なりに来たのだが、運悪く分かれ道に出てしまったのだ。
どうやら地図によると分かれ道は北へ行く道と西へ行く道に分かれているらしい。
たぶん、もっと西に行けばいいと思うが……
「え?」
突然前のめりになり、成す術もなく組み敷かれる。
「暴れるな、悪いようにはしない」
右手を取られて地面にうつ伏せにさせられた段階で悪いようにされてる気がしないでもないが言わないでおいた。おとなしく相手の言うことを聞く。
「先に言っておくが俺の支給武器はその鎧をも無効化できる。加減ができないので使いたくはないが、向かってくるなら容赦はしない」
つまり、向かっていかない限りは殺さないってこと?良かった、こんなおかしなゲームに乗ってない人で。
「あ、あの、僕殺し合う気なんて……」
鎧の中身を大男と判断していた襲撃者━━トムは、その声色に少しばかり衝撃を受けた。
「子供……?」
鎧から発せられたのは幼さの残る声。まさか、中身は子供なのか?
「チッ………悪かったな」
仕方なしに拘束を解く。
首輪もついてないようだし、この鎧が支給品なのだろう。
ピエロが現れたあの場に鎧の奴がいたことは覚えている。
参加者の持ち物で武器になるものは没収され支給品に回されるとみて間違い無いようだ。
現にファントムを独房にぶち込む際に預かった銃が、最初に集められた時には腰に差さっていたにも関わらず民家のトイレに飛ばされた後はどこにも見当たらなかった。
おそらく支給された剣━━雷王剣という名前らしい━━も誰かの私物だ。こんなヤバい兵器を常日頃から持ち歩いてる奴は警戒しといた方がいいだろう。
「あ、行かなくちゃ……」
あぁ、こんな考察意味のないことだな。今一番大事なのは目の前の子供だ。
やる気があったり助からない傷を負っているならともかく、無傷無抵抗の民間人を見捨てれはしない。このゲームに乗る気がない者は自軍の者に等しい。
「行くって、どこに行く気だ」
「あ、さっき呼び掛けが
「却下だ」
相手の意見を途中で棄却。所詮は民間人の考えることか……
西にいるのは呼び掛けをした者だけではない。先程の民家から見えた煙も、何かを破壊したような轟音も、そして先程やりすごしたマシンガンの発砲音も全てここから西でのことだ。
西に行くのは得策ではない。
「そちらへ行くのは得策ではない」
「で、でも……」
「……悪いが、これでもお前より遥かに場数は踏んでいる。死にたくなかったら従ってもらおうか」
鎧を着ているから強気なのかもしれないが、軽率な行動は控えてもらわねばならない。
「……まさか、見捨てるって言うんじゃ……」
……見捨てる?
湾岸戦争でショットガン・トムと恐れられたこの俺が、死ぬのが怖くて呼びかけを無視している。そう言ってるのか?
「……ハッ」
━━いや、その通りじゃないか。
生き残るために安全な方向に行く?いつからそんなチキンになったんだ俺は。
このまんまじゃあの馬鹿どもに笑われちまうな。
「そうは言っていない。ただ、あれだけ大々的にやれば自ずとこのゲームを終わらせようとする者が寄って来るだろう」
だが、やはり呼びかけに応える気にはならない。
あれだけ大々的にやったんじゃ間違いなく強力な武器を持った殺人者に襲われてチェック・メイトだ。最初の呼びかけから少しばかり経っているし、自分達が辿り着くころには殺人鬼も辿り着くだろう。
本当なら応戦しても良いんだが、民間人━━はっきりというなら足手まといを連れて行くのは得策ではない。一応保護という形を取った民間人を自ら戦場に放り込むわけにもいかないし、かといってこの場に残すわけにも行かないだろう。
「なら、俺達がやるべきことは呼びかけに応えることじゃない。あの放送に応える勇気のない無力な者を保護することだ」
愛機を失い墜落した者は、その場にいる戦えない者を守ることを優先すべきだ。そしてコンバット・レスキューが━━助けが来るまでは何としてでも生き残る。
その鉄則はこの状況下でも変わらない。
「……うん」
鎧キッド(本名を聞いてないのでこう表現しておく)の返事はピアノの音に遮られた。
「ピアノの音……?」
「……近いな……」
このシチュエーションでピアノの音。それも気の抜けるような曲調の。
「……罠……だろうか……」
「でも人集めにしては危険だし……ゲームに乗った人じゃない、と思うけど……」
確かに殺人者がやるにしてはリスクが高く間抜けな罠だ。よっぽど返り討ちにする自身があると言うのなら別だが……やはり少しばかり不自然だ。
かと言って戦う気のない者の人集めにしても納得のいかない部分が多い。そもそも近くで呼びかけがあったにも関わらず改めて人を集める理由がわからない。
「……行ってみる、か」
自動的に音楽の鳴る装置でもない限り、そこに誰かいるのは確かだろう。だとしたらあれこれ考えるより実際に行ってみた方が遥かに早い。
殺し合う気の無い者なら殺人鬼が来る前に演奏をやめさせて保護。
もし殺し合いをする気の奴だったら、そのときはこの雷王剣で……
「俺が先に行くから、はぐれない程度に離れてついて来い。相手が襲ってきたら身を低くしていろ」
それだけ言うと、返事も待たずにさっさとトムは行動を開始した。
どこか高圧的な物言いでイマイチ信用できるかわからない人だが、この男━━そういえば自己紹介をしてなかった。あの人何って言うんだろう━━に付いて行こうとアルは決めた。
呼びかけをする勇気のあるには者は他の誰かが手を差し伸べれるので、自分達は呼びかけに応えることすらできない者を探して保護しよう。
アルにとってこの考え方は目から鱗だった。
今思うと、自分は兄や友人━━ロイ・マスタング大佐やアレックス・ルイ・アームストロング少佐だけを探そうとしてた。放送に応えようとしたのも彼らを探す“ついで”とも言える。
でも、それじゃぁダメなんだ。それはつまり怖くて声もかけれない人を見殺しにすることと同じなのだ。
積極的に動き回ってるであろう兄や友人たちは、自分なんかより遥かに強い。自分さえ死ななければ間違いなく再会できる。
ならば自分は隠れている人を探そう。怖くて動けなくなってる人を。血印さえ無事なら死なない体だ、恐怖のあまり襲ってきても受け止めてあげられる。
生身の体じゃないから、初撃を防げる。相手を説得する時間が作れる。
他の誰にも出来ない、鎧の体の持ち主だからこそできること。
(甘いって言われちゃうかな……)
瞳を閉じて、仲間を想う。それからピアノの人に会ったら人があまり居なそうなところを重点的に探そうと提案しようとして━━
「あれ?」
早くもその後姿を見失ってしまったことに気づいた。どうやらボーっとしすぎたらしい。
迷子の迷子の鎧ちゃん(と書いてはぐれメタル)は、ピアノの音がする方へと駆けていった。
駆ける途中、ピアノの音が止んだことに一抹の不安を感じながら。
「俺モテちゃったー俺モテちゃったーイケメン殺ったーらーモテちゃったぁ」
どがぁっ!!
「………」
トムが音の発生源に辿り着き最初に目にしたのは、竜のような精霊があまりにも不愉快な替え歌に全身でツッコミを入れているところだった。
あまりにも予想外の光景に間抜けにも口が半開きになる。
「……とりあえず俺が
話しかけてみる、と言おうとして振り返る。鎧キッドおらんがな。
「………」
何から思えばいいかわからず再び硬直。とりあえず即効いなくなった鎧キッドにゲンナリしておく。
「誰だ!?」
精霊に体当たりを食らわされ地面に転がっている軍服の男が突然声を上げる。こんなんでも一応は兵士ですから、物音や話声がしたら気付きます。
トムにしても居場所がバレることは想定内。軍服を着込んでるところを見るに軍人だろう、背後を取ることは容易ではないと判断し最初から正面切って突っ込むつもりだった。
多少のリスクは伴うが、武器が強力である事実がトムの背中を後押ししている。
負ける予定など一切入っていない。
「両手を挙げておとなしくしろ、悪いようにはしない」
威嚇として雷王剣で近くの木を黒焦げにする。相手の兵士は目を丸くしていた。
(こんな新兵器を見せ付けられたら驚いても仕方がないか)
冷たい目を向けたまま、抵抗はまず無いだろうと判断する。
だが、目の前の男は雷王剣の威力に驚くどころか雷王剣のことなどもはや頭になかった。
目を丸くし驚いた後、怒ってるんだか笑ってるんだかよく分からないが口元を不敵に歪ませ、そして吐き捨てるように呟いた。
「くっくっく……勝ち組イケメンめ……この俺が成敗してくれるわァッ!」
つまり男は殺したかったイケメンがいきなり現れたことに驚いていたのだ。そして男は欲望のままに深く考えずに殴りかかる。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!」
ちなみに疲れてるためか、はたまた存在自体頭から無くなってるのかピアノを武器には使ってこない。
いやまぁピアノを武器にするのもどうかとは思うが。
「なッ!?」
が、突っ込んだ男━━宮本幸弘の「時間をかけてゆっくりと顔面の形を変えてやる」という思惑に反し、戦いはあっけなく幕を閉じた。
宮本の視界がグルリと回る。
容赦なく背中から叩きつけたため、一瞬呼吸すらできなかっただろう。
トムは悶える男を冷たく見下ろした。疲労困憊な者を無力化するなど造作も無いことだ。
「悪いが……やる気ならば容赦はしない」
相手の胸を踏みつけながら、投げ飛ばした地面に捨てた雷王剣を回収する。とっさに斬り殺さなかったのは地上での殺し長い間やっていなかったからだろう。
できるなら無駄な殺しはしたくないところだが、殺る気の者は“無駄な殺し”に含まれない。
「言い残したいことがあるなら聞いてやる」
家族か友人、恋人への伝言があれば聞いてやる。それがトムなりの慈悲の気持ちだった。
「……ハンッ、誰がお前みたいな奴に」
胸を踏まれ、雷王剣を掲げられ、ちょっと本気でヤバいかなと宮本は思った。
それでも、イケメンに屈することなどあってはならないのだ。しっとマスクは世界中のモテない男の希望の星なのだから。
「ムカつくぜ、お前みたいな自分が偉いオーラ全開の奴はよォ……そんなにイケメンは偉いのか!?俺達不細工は息をするのも許されないのか!?」
溜っていた不満を最期にぶちまける。モテない男の世界代表として。
「何でお前達が人生を楽しむんだ畜生!俺は……俺達はコンビニのレジ係とすらろくに触れ合えないのに!お前にわかるか、手を差し出したのにお釣りをレジに置かれる俺の痛みがッ!」
宮本の言葉は、主張は、きっと誰にも届かない。それでも叫び続けた。
「どいつもこいつも水島水島……俺の何があかんのだ!顔か!?所詮は顔なんか!」
……不平不満をここぞとばかりに喚いているだけな気もするが、そう表記するとおそろしくカッコ悪いため違う表現をさせてもらう。
宮本は全宇宙から集めたモテない男の塊の叫びを最期の瞬間まで偉そうなイケメンにぶつけようと━━駄目だ、どう表記してもカッコ悪い。
「あー畜生こんなことなら無理矢理にでもエッチしとくんだった!年齢イコール彼女いない歴であまりの純白さに魔法使いに転職できるわ!
どうせお前みたいな奴は抱いた女の数とか競ってんだろ!?死ね!病気移されて死ねッ!」
なんかもう色々と最悪である。
「言うな……」
「………へ?」
だが、この最低な叫びは確実にトムの心にダメージを与えていた。
「年齢のことは言うなァ〜〜ッ」
まったく予期せぬリアクションに、さすがの宮本もポカンとする。
「俺だってなぁ、モテなくてこの歳まで彼女いないわけじゃねぇんだよぉ!女の子からはクールで厳格でカッコいいって評判でさぁー……でも厳格すぎて近寄りがたいのか誰も告白してこないんだよなぁー……だからって今更厳しい姿勢変えるわけには行かないじゃん?」
酒を呷ろうとふらふらとデイパックの中身を漁りに行くワイルドキャット・トム。無論酒の類は入っていなかった。
それでもトムの愚痴は続く。酒に逃避できない分いつもより悪質かもしれない。
「結局人生で告白されたのなんてあん時だけだもんなぁー……あの頃に戻れるなら即OKしてエリート街道歩むのに……ホントなんで俺こんなとこに居るんだろ」
何故だろうか。もはや宮本の中に自分を投げ飛ばしたクソイケメンへの憎悪は無かった。
むしろ奇妙な仲間意識すら覚える。
「あぁーッ、やっぱりあん時にOKしておけばぁぁ〜ッ!もう見栄張らないから待ってくれよキャロライーーーンッ!!」
あぁ、何でしっかり相手を見極めようとしなかったのだろう。
顔は良いかもしれないが、目の前の男はモテないのだ。近寄りがたく、人間的に弱すぎるから。
彼は、こちら側の人間━━仲間じゃないか。
「よし、お前をしっと団に加えてやろう!」
だったら好都合だ。こいつを利用してモテまくってやる。
冷たい印象はこのゲームにおいて致命的だ。第一印象は最悪だろう。
しかし!そんな危なそうな奴を従え美少女を守る性器、いや正義の味方しっとマスク!
カッコいい!カッコ良すぎる!これで惚れないわけがない。
しかもこの男は強いためヤバそうな奴を押し付けることが出来る。攻撃はアイツ、美女を守るのは俺。完璧な布陣である。
「うわぁぁぁぁぁん、キャロライィーーーンッ」
聞いちゃいねぇ。
まぁいい、先にどこ移動するか決めとくか(ちなみに男の声だったため先ほどの呼びかけは完全スルー)
最初の会場にいた女の子は可愛い娘揃いだったため、一人の犠牲も出さずに集めたいところだ。
気の強そうな姉ちゃんに母を殺され脅えていた少女。女子高生なんてのもいたな。今からハーレムの完成が楽しみだ。
「よかった……」
妄想の中で高笑いをするのに夢中で気付かなかったが、いつの間にか周りの木木に馬鹿でかい鎧が紛れ込んでいた。
その首は項垂れるしっとマスク2号━━はすでにいるから……えぇい、数えるのが面倒だ。新米ということでしっとマスクシード(仮)でいいや。とにかくそのしっとマスクシード(仮)の方に鎧の首は向いていた。
「えっと、僕やる気はな
「クックック……」
両手を挙げ戦う気のないことを示しているらしいがまるで無視。宮本の興味は鎧から発せられた声へと向けられていた。
「安心しな、やる気はねぇよ。それどころかそっちの兄ちゃんを仲間にしてやったところさ」
「は、はぁ……」
本来なら鎧を剥いでイケメンなら殺し、キモメンならしっとマスクシード2号として利用するつもりだった。
だが、中身が大男だという予想に反し聞こえてきたのは可愛らしい声。
宮本の脳みそは瞬時に中身を女と判断し、しっとマスクハーレムの住人にすることを決めたのだ。
やや幼すぎる感じもしたが、子供なら子供で女を落とすのに利用できる。
「そうそう、ピンチになったら正義の味方しっとマスクが助けに来てくれるだろうからその邪魔くさい鎧は脱いじゃいなよ」
中身を拝みたい宮本に対し、鎧っ娘(仮)の方は何故か頑なに拒んでくる。
まぁ、仕方あるまい。一回ピンチをしっとマスクが救えば安心して鎧を脱いでくれるだろう。いや、それどころか服まで脱いでくれるかもしれない。
「クックック……俺の時代が来た!ざまぁみろ水島、今度の主役はこの俺だぁぁぁぁ!!」
アルフォンス・エルリックは困っていた。
ピアノの音が途切れたので戦闘でも始まったのかと思い慌てて駆けつけてみたら、何やら間抜けな光景が目に飛び込んできたじゃないか。
先程まで厳格な雰囲気だった男は地面にうつ伏せ何やらぶつぶつ呟いてるし、目の前の軍服の男は鎧を脱げと言ったり突然笑い出したりと色々と意味不明である。
とりあえず目立った外傷は無いので殺し合いは行われてなかったと思うし、悪い人ではないんだと思うが……
殺し合いをしてるのではという不安は杞憂に終わったが、それとはまた別の嫌な予感を感じるのであった。
【E-05/1日目/01:10】
【ワイルドキャット・トム@PHANTOM DEAD OR ALIVE】
[状態]健康・ちょっと傷心で自棄気味
[装備]雷王剣@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]武器以外一式
[思考]1.キャロライィィィィィン!!
2.あの時キャロラインの告白にOKしとけば今頃は……
3.戦力を持たない者は保護。やる気の者に容赦はしない。武器を持ってる相手には無力化してから声をかける。
4.雷王剣の持ち主を名乗る者が現れても素直に剣は返さない。持ち主を名乗る者は要警戒。
[備考]※人としては弱い男ですが戦士としては強い男ですので、襲撃があればすぐに立ち直ります。
※アルの支給品を鎧だと思っています。アルの中に子供が入っていると思っています。
【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]健康・やや困惑
[装備]不明(本人確認済み)
[道具]支給品一式
[思考]1.他の参加者が探し回らなそうな所を優先的に探し周り、そこから動けず脅える参加者がいたら保護。
2.どんな理由があっても人は殺したくない。
3.トムにやや引き気味。宮本にドン引き。
[備考]※体内の血印のある位置に首輪が同化しています。外から見ただけでは首輪の位置はわかりません。
【しっとマスク1号(宮本幸弘)@突撃!パッパラ隊】
[状態]疲労・幸先のいいスタートに上機嫌
[装備]黄金のピアノ@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]武器以外一式
[思考]1.美少女を助けラブロマンス。
2.イケメン(モテる奴)は皆殺し。不細工でもモテる奴は殺す。
3.強い奴はトムに任せる。
4.アルの鎧の中身を見たい。
[備考]※声だけ聞いて勝手にアルの中に女がいると思い込みました。
[備考]※それぞれ他の二人の名前を知りません。
※D-07の民家の居間に、黒焦げになったちゃぶ台があります。
>>103 GJ!意外な流れでワロタ。
ただ、タイトルはつけたほうがいいと思う。
遅れましたがアル・トム・しっとマスクを投下しました
アルの声ネタ(アニメネタ)が不味かったら言ってください
タイトルは【軍人達の思惑〜鎧と(不)愉快な毒男達〜】です
ちなみにトムが見た煙はリオが焼け死んだときのものということで
作中じゃアラシヤマの炎は(ギャグで使われたりが多いため)数コマあれば鎮火されるので煙自体はそんなに長い時間上らないと思われます
あ、それとまとめサイトの方、参加者名簿で【PHANTOM DEAD OR ALIVE】が【PHANTOM DEAD OR ALOVE】になってますよ
久しぶりの投下GJです。
そしてトムw! 激しくワロタw
ファントムデッドオアアライブは最近読み返したんだが、あーそういやあったねこういうエピソード。
酒は入っていなくともこの荒れっぷり。トムの下積み時代が眼に浮かぶようだ。
改めて乙でした。
すみません、やらかしました
推敲の時に誤字発見や位置確認、それから原作との対比に力を注いでしまったためか時間に関する矛盾を見落としていたようです
該当箇所→トムが民家で煙を目撃したあと南下。アルとの会話後ピアノ演奏が聞こえてくる
アラシヤマが理緒を殺害したのが0時42分で、しっとマスクがピアノを弾き始めたのは0時45分
いくらアメリカ海軍ナンバーワンのトム隊長とはいえあの距離を三分以内で移動するのは不可能ですよね…
明日は緒用があるので修正作を投下するのは月曜日か火曜日になりそうです
ですが予約してからかなりたっての投下作の修正ですので、アルorトムorしっとマスクを投下したい方は投下して下さって構いません
そこは本来のルールである早い者勝ちということで……
ご迷惑おかけして申し訳ありません
新作GJ。
アルも単行本のオマケで再三「女の子にモテたい、彼女が欲しい」って
騒いでたから十分しっと団に入団できるなW
1エリアの移動にどのくらいかかるんだろ……
>>109 1エリアの辺の長さが200m
常人の歩行速度平均が分速74m
つまり平坦な場所だったら端から端まで約3分
ただし、地形や体力なども総合して考えると約3〜6分かな?
狭いなぁ……視界の開けたところなら、かなり遠くまで
色んな人の顔を確認できるじゃないか。普通の視力があれば
むしろ、左下のは気にしないほうがいい気がしてきた。
地図製作者さんがよければ、書き手の自由でいんじゃね?
出来れば1kmまたは2km程度は欲しいな。
狭すぎるとエリアぶち抜きで狙撃されかねんし。
あげとくぜ
レスd
>>112-113 だよなぁ…
>>110-111から見るとかなり狭そうだし…
ちなみに1〜2キロだと一エリア横断にどのくらいかかるんだろ?
単純計算で30〜60分くらいか?
今更の事だが参加者が凄く偏ってるな。
古い作品が少ないとかじゃなくて作品毎の参加者数。
一人だけ参戦のキャラ(マキナと)が死んでもショックを受けるキャラがいないし。
なんとかならなかったんだろうか?
はっはっは、キタキタ親父なんてニケやククリが参加してても追悼される気が
全くしないぜ!
まあそーゆー巡り合せだと思って我慢シル!
逆に考えれば終盤マンネリしそうな追悼描写が厳選されるんた
何事もプラス思考が大事という事だな。つまらん事を言ってスマンかった。
漫画喫茶あたりで未読作品を勉強してくる
◆YJuNONiKIA
鳴海まどか、夜馬
◆z3GbDMvu.k
ブラック☆スター、ギータ、椿
マジで1エリア横断にどのくらいかかりますかね?
20〜30分とみて修正していいんでしょうか?
あと、今日中に修正作の投下は無理っぽいです
申し訳ありません
いつの間にかまとめサイトに支給品一覧が!!!!!111!!!!
管理人さん乙
>>121 意見総合すると、30分〜1時間くらいみたいだな。
ただ、地形とかキャラとかで修正はいるけど。
124 :
伝統:2006/09/26(火) 18:28:12 ID:???
「このゲームを抜ける為に、協力して頂けませんか?」
「ええ、いいわよ」
エララは自分の幸運に感謝していた、思い切って声を掛けた相手はすんなりと共闘を受け入れてくれたのだ。
「所で少しだけ聞いてくれる?」
切り株に座った犬坂毛野がまるで世間話の様に声を掛ける。
「何でしょう?」
「私は少しだけ迷ったの、ゲームに乗るか信乃ちゃんたちと脱出を目指すか」
凄く嫌な予感がした。
「そこで木の枝で占ったのよ、右に倒れたら脱出を目指す」
毛野が立ち上がる、その瞳にエララがみたどんな闇よりも暗い闇を宿らせて。
「左に倒れたらゲームに乗って優勝するって」
慌てて身を翻そうとするエララだったが毛野が武器を構え発射する方が早かった。
「枝は左に倒れたわ」
頭部を吹き飛ばされたエララの身体はその言葉と同時に倒れた。
【E−2/2:40】
【エララ@ツインシグナル 死亡確認】
【犬坂毛野@里見☆八犬伝】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:荷物一式 、食料二人分
[思考]:1目指せ優勝
2でも信乃ちゃんだったら一回ぐらい見逃してもいいかも
※毛野の支給品M72A2バズーカは弾切れの為放置されました
序盤だとこの程度の作品でも通すのかなぁ……
まぁ、別に矛盾とかはないからねぇ…
ただ、個人的にはもうちょいエルルの心情を補完してほしかったな
地図作成者ですが、
>>112さんのおっしゃる通りにしていただいて構いません。
ですが、できれば1kmほどで考えていただけるといいかと思います。
>>124 毛乃の名前が間違ってますよ。
あと、
>>126さんの言うとおり、もう少しエララの心情を補完していただきたいです。
今手元にある八犬伝の1、5、6巻を確認したが犬坂毛野であってるだーよ
うーん…言いたくないが、俺は毛野に違和感持った。
いきなり一発のみの支給品を、ぱっと見非戦闘人物に対して使うような奴じゃないと思う。
妖怪相手に非戦闘員の仲間抱えて生き延びてのけたキャラだし(原作初登場周辺)、
打算は打てるタイプじゃなかったか。
個人意見ばりばりだが、マーダー化の意思決定が棒倒しなんて博打も博打ってのが…
タイトルから見て推測だが、原作の桐山とかけらっしゃる?
死神ヨマ。
『女神の三十指』と呼ばれる魔法使い集団の中でも、トップ5に入る実力を持つのが彼だ。
「う、あああああ……」
彼が持つ魔法、『アデルバ』はありとあらゆる物を光で飲み込み、滅ぼす。
『光刺体』と呼ばれる光のドレスを纏えば、全ての打撃攻撃を無効化するほどの防御力を得る。
「……ああ、あああああああああああああああああああ!!!」
落とした城は数知れず。気に入らない奴は即プッチン。
その所業、正に死神の如し。
鬼神の肩書きを持つジール・ボーイすらも圧倒する夜馬の魔法は、本来ならば無敵に近い能力を秘めていた。
しかし、そんな彼にも一つ、弱点がある。
それはなんなのか、彼の行動を分析すれば、正体はおのずと見えてくる。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
叫び散らしながら、島中を疾走するヨマ。
その顔は汗でびっしょりと濡れ、視線は定まらず、喉は渇き果てていた。
恐怖している。何に。
殺し合いを強要されたことによる不安ではない。
未知なる敵にでもない。
時刻に、である。
天を黒く染め上げるは、神のイタズラか、はたまた主催者の計らいか。
一日目開幕時の時刻は、午前零時ジャスト。つまり――深夜である。
夜に光がないのは当然のこと。闇があるのも必然。
だから、夜に恐怖し、光を求めているのである。
死神ヨマ。光の魔法使いである彼は、極度の暗所恐怖症である。
開幕から十分ほど走り、夜馬は光の灯る一件の民家を見つけた。
あそこなら、夜から逃げられる。夜馬は脚を加速させ、民家に駆け込もうとする。
「止まりなさい!」
だが、そんな夜馬の前に思わぬ生涯が現れた。
暗闇から飛び出したのは、銃を構えた一人の女性。
黒のロングヘアに、タイトなスーツとスカートを着こなしたOL風の風貌。
夜馬の見慣れぬ格好だったが、そんなことはどうでもいい。
「う……」
自身の姿に後ずさる夜馬を見て、女性は銃を下ろした。
「……ごめんなさい。やっぱりいきなり銃を向けるのは失礼だったわね」
銃を向けたのは、威嚇のつもりだった。
わき目も振らず叫び、暴走している参加者に、いきなり丸腰の姿を見せるわけにはいかない。
だがヨマの錯乱する姿を見る限り、威嚇を行ったのは失敗に思えた。
「……う……あ」
女性を前に完全に言葉を失ったヨマは、思考が一旦停止し、
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
再び発狂。女性の脇を全速力で駆け抜けてしまった。
「ちょ、待ちなさいあなた!」
女性が声をかけて止めようとするが、ヨマは走りをやめない。
そのまま奥に位置していた民家に駆け込み、即座に鍵をかけて閉じ篭ってしまった。
しまった。と女性は後悔した。
あれほどの怯えているとは思わなかった――いや、いきなり殺し合いをしろと言われたのだ。あれくらいの錯乱を見せても無理はないか。
とにかく、怯える相手に銃を突きつけたのはまずかった。
「開けなさい! 私はあなたに危害を加えるつもりはないわ!」
民家のドアをノックしながら説得を試みるが、ヨマが応答する片鱗は感じられない。
「…………っ」
10分ほど粘ってみたが、光の灯る屋内からとうとう返事が返って来ることはなく、女性は諦め、その場から立ち去ろうとした。
「あら?」
ふと、民家の入り口の傍に、キラリと光る落し物を見つけた。
剣だった。おそらくは支給品――民家に閉じこもってしまった男性のものだろう。
「……このままここに置いておくってのもなんだし、かといって渡そうにも取り合ってくれないし……」
しばらく考えてから、その剣は自分が預かっておくことにした。
いつか、時が経ったらまた彼の様子を見にこよう。
「……歩」
民家を後にした女性が思うのは、同じ境遇に置かれてしまった最愛の義弟のこと。
ブレードチルドレンや鳴海清隆を廻る戦いがようやくの終焉を向かえ、やっと安息の時が訪れたと思ったのに。
(歩に残された時間は少ない。あの子のためにも、こんなふざけたゲームは中断させなくてはいけない)
ゲームの破壊を志すも、具体的にどうすればいいのかは閃かない。
かつて名探偵と呼ばれた彼女の夫、鳴海清隆なら、もっとうまくやれただろうか。
(……ここに清隆さんはいない。私は、私の力で歩むのよ)
鳴海まどかは思いを胸に秘めたまま、希望を探して彷徨い歩く。
その後方、民家の中では、取り残されたヨマが一人滾っていた。
(コロス……夜が明けて、闇が晴れたら全員コロス……邪魔な蟻共は皆殺しだ……!
プチプチプチ、プチプチプチ…………プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチ――)
闇が消え、光が現れるとき、死神は野に放たれる。
【C-6民家/一日目/0:20】
【夜馬@マテリアル・パズル】
[状態]:暗闇に対する恐怖
[装備]:孤龍@ヴァンパイア十字界
[道具]:荷物一式
[思考]:1、夜が明けるまで隠れる。
2、皆殺し。
【C-6/一日目/0:20】
【鳴海まどか@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康
[装備]:麻酔弾専用ハンドガン@スパイラル〜推理の絆〜
[道具]:荷物一式、金妖@ヴァンパイア十字界
[思考]:1、歩他、協力者を探す。
2、ゲームの中断。
3、頃合を見計らって、もう一度夜馬に接触してみる。
※夜馬の支給品、孤龍&金妖@ヴァンパイア十字界は、二刀一対のセットで支給されました。まどかが拾ったのはその内の一本です。
遅くなって申し訳ないです。
夜馬&まどか投下しました。
乙!まあどっちのキャラもよく知らんのでそれ以上は言えんが。
>>136 乙です
ヨマ、夜は誰にも見られたことなかったのに可哀相に・・・
夜が明けるまでは最弱のマーダーだなw
>>124 殺すのは文句ないんですが、もう少し心理描写をお願いします
ケノがちょっと不自然すぎる
せめて武器の残弾数を増やしてください
一発で終わる支給品を考えなく使うのは変
何処のロワから来てどれだけ目が肥えてるのか知らんが
上見てたらキリねーよ?
特に過疎ロワなんて。
本人乙
いや、別に上を見てるわけじゃないっしょ
そういう奴は「駄作。帰れ」「つまらん」とか非建設的なコメントしか残さないし
142 :
伝統:2006/09/27(水) 06:56:13 ID:???
ほんじゃ一端破棄するよ。
正直シグナルの資料がさっぱり集まらんから時間掛りそうだし。
143 :
伝統:2006/09/27(水) 19:01:11 ID:???
描写が足りず、申し訳ありませんでした。
今から修正したいと思いますので、お待ちください。
>>142は偽者です。
>>136 GJ!
ヨマはわからんが、まどかはらしく書けてると思う。
>伝統作者氏
とりあえず、騙りが増える前に鳥つけたほうがいいと思うよ。
どちらが本物かはわからないけど。
「このゲームを抜ける為に、協力して頂けませんか?」
「ええ、いいわよ」
エララは自分の幸運に感謝していた、思い切って声を掛けた相手はすんなりと共闘を受け入れてくれたのだ。
「所で少しだけ聞いてくれる?」
切り株に座った犬坂毛野がまるで世間話の様に声を掛ける。
「何でしょう?」
「私は少しだけ迷ったの、ゲームに乗るか信乃ちゃんたちと脱出を目指すか」
凄く嫌な予感がした。
「そこで木の枝で占ったのよ、右に倒れたら脱出を目指す」
毛野が立ち上がる、その瞳にエララがみたどんな闇よりも暗い闇を宿らせて。
「左に倒れたらゲームに乗って優勝するって」
慌てて身を翻そうとするエララだったが毛野が武器を構え発射する方が早かった。
「枝は左に倒れたわ」
頭部を吹き飛ばされたエララの身体はその言葉と同時に倒れた。
【E−2/2:40】
【エララ@ツインシグナル 死亡確認】
【犬坂毛野@里見☆八犬伝】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:荷物一式 、食料二人分
[思考]:1目指せ優勝
2でも信乃ちゃんだったら一回ぐらい見逃してもいいかも
※毛野の支給品M72A2バズーカは弾切れの為放置されました
偽物がいますが、私が本物です。
修正をする気はありません。必要を感じませんし、やる気にもなりませんから。
没でもいいです。
もっとうまい人に期待します。
>>147 本人だと認定してお願いします。
ただいま、書き手不足に悩まされている状況ですので
できれば修正していただきたいのですが、お願いできますでしょうか。
一度書き上げた作品ですし、修正する分には手間もそれほどかからないような気がしますので……
一応
>>142の漏れが本物なんだがな、まあこんな荒れ要因になっちまった以上
完全に破棄するよ、申し訳ない。
今日新宿巡ってみたけど外伝置いてあるネット喫茶が一軒だけ…厳しいな。
いっそトリは必須にするか?
IDすら出ないんだし
気軽に投稿出来なくなりそうだが、仕方ないな
せめてIDが出るなら日付変わる前に議論になった作品の作者に捨てトリつけるよう頼めるんだがなぁ
>>150 ただでさえ、過疎スレなんだから実力のない書き手には遠慮して欲しいな。
なんか矛盾してないか?w
281 :Classical名無しさん :06/09/27 22:12 ID:BT.jYcyQ
ガンガン荒らしてるんだけど反応が薄いな。
人が少ないのか、大人なのか、どっちにしても荒れ耐性はついてると思う
トリップなんざどうでもいい
そういうことだな、トリップなんざ一作ごとに変えればいい
なら【修正問題のことを考え鳥必須。自信ない人は捨て鳥推奨】でFA?
コテにすると下手をすれば粘着がつく。
ALL捨てトリで充分でしょ。
【鳥必須。捨て鳥推奨】
……なんかいろいろ違和感を感じるw
291 :Classical名無しさん :06/09/27 22:46 ID:caWKGP4k
またガンガンの話題ですまない
何だか鳥必須でALL捨て鳥とかよくわからない流れになってるんだが、ツッコミ入れる場面だよな?
それか捨て鳥必須を「Wow!それ妙案」って思う奴がいるんだろうか…
285 :Classical名無しさん :06/09/27 22:19 ID:caWKGP4k
って誰だよ転載した奴
このタイミングだと俺がしたみたいじゃねぇか
293 :Classical名無しさん :06/09/27 22:50 ID:sKCu1.h6
>>291 逆に何がまずい?
修正の際に本人確認は必要。
でもそれ以降も同じトリップをつけてコテ化すると場合によって粘着アンチがつく。
IDでようがでまいが妥当な措置だと思うけど。
ドラクエなんかは少し違うけど似たシステムだし。
294 :Classical名無しさん :06/09/27 22:53 ID:caWKGP4k
>>293 そうだったのか……
ぶっちゃけ粘着には文体で速攻バレそうな気もしたし、何より面倒だと思ったんだ
まぁ、そういう意見があるならガンガンの鳥制度の行く末は黙って見守ることにするよ
意見d
とりあえず【伝統】は破棄でFA?
「このぉおおゲームを抜ける為に、協力してぇぇぇぇ゛頂けませんか?」
「ええ、いぃぃぃっよぉおお゙わよお゛お゛お゛ぉ」
エララは自分のぉおお幸運に感謝してぇぇぇぇ゛いぃたのぉおお、思いぃ切って声を掛けた相手はしゅんにゃりと共闘を受けいぃれてえぇぇぇえくれたのぉおおら。
「所れ少しらけ聞いぃてくれるのぉおお?」
切り株に座った犬坂毛野がまるれ世間話のぉおお様に声を掛けるのぉおお。
「何れしょう?」
「私は少しらけ迷ったのぉおお、ゲームに乗るか信乃ひゃぁんたちと脱出を目指しゅか」
凄く嫌にゃ予感がしたのぉおお。
「そこれ木のぉおお枝れ占ったのぉおおよお゛お゛お゛ぉ、右に倒れたら脱出を目指しゅ」
毛野が立ち上がるのぉおお、そのぉおお瞳にエララがみたどんにゃ闇よりも暗いぃ闇を宿らせて。
「左に倒れたらゲームに乗って優勝しゅるのぉおおって」
慌てて身を翻そうとしゅるのぉおおエララらったが毛野が武器を構え発射しゅるのぉおお方が早かったのぉおお。
「枝は左に倒れたわ」
頭部を吹き飛ばしゃれたエララのぉおお身体はそのぉおお言葉と同時に倒れたのぉおお。
【E−2/2:40】
【エララ@ツインシグナル 死亡確認】
【犬坂毛野@里見☆八犬伝】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:荷物一式 、食料二人分
[思考]:1目指せ優勝
2れも信乃ひゃぁんらったら一回ぐらいぃ見逃してぇぇぇぇ゛もいぃぃぃっよぉおお゙かも
※毛野のぉおお支給品M72A2バズーカは弾切れのぉおお為放置しゃれましたのぉおお
あれだよな、マップにある家の大きさや家の配置を想像する事で
大体、一マスの大きさが分かりそうだよな。
島全体を見ると、あまり密集していない家が、一マスに3軒並んでるんだから、
家あたりの大きさは結構あるとして良く、大体一マス縦横2.5kmぐらいあるんじゃねーか?
いや、マップの左下を無視してって言われたからさぁ
適当に意見出してみただけなんだけど、これぐらいだと、一日二日かけて動くのに丁度よくね?
本気出して走れば2kmって大した時間じゃないと思うし
参考 →
ttp://www5.ocn.ne.jp/~h-rikkyo/hyoujun.htm いい感じだと思うんだよね。
表の見方がいまいちよくわからない俺は負け組み
あと、まだエリア幅も定まってないし所要時間によっちゃアルとトム遭遇までを大幅改変しなきゃいけないし
>>93-103は一旦破棄した方がいいですかね?
172 :
170:2006/09/28(木) 00:35:21 ID:???
1500mを走るのに早い人で4分20秒と言う感じらしい。
遅い人でも9分あれば十分。200mでも12分あれば余裕。
さらに、起伏などを考慮に入れても急げば十分に余裕を持って30分を切れるはず>1マス横断。
もちろん、終盤になって体力を失ってきている場合は話が変わってくるだろうけど
道沿いの草むらとかだとどうなんだろ…
キャラの性質上トムは警戒しながら移動(急ぐ理由もないしたぶん徒歩)するだろうし、40分ぐらいかなぁ…
情報d
時間ギッリギリだなおいorz
あと破棄した方がいいのか
>>171にも意見くださると助かる
ギリギリならセーフだぜ!まあ気になるなら多少時間を修正すればいいんでない?
おk
修正できたんだけど、無駄に長ったらしいからまための掲示板に修正作品投下スレで建てようか?
それともこっちへの投下でいいの?
書きたいけど原作を知らないからキャラが多くて手を出し辛いって意見を良く見かける。
逆に書かないけど詳しいって人もいると思う。ここで「参加者紹介」をしたらどうだろうか?
正直な話、全参加者を把握している人は少数派だと思うんでさ。
もちろん書く時は原作を読んでからだけれど、全く知らないキャラを調べるよりも、
簡単にキャラを掴んで「こんなネタをやりたい」とかの方が原作にも手を出しやすいと思うだ。
投下も途切れ途切れだし、話題に上がらないキャラ達を取り上げてやってくれよ。
漫画喫茶をハシゴしても全然見つからない漫画もあるんだ。
詳しい人、原作を好きな人、マジで頼むよ。
>>175 こっちでいいんじゃないか?別に議論とかしてるわけでもないんだし。
>>176 一応、まとめ掲示板にキャラと支給品の紹介投下用スレがたってる。
・・・誰も書き込んじゃいないが。
>>177 おk
展開自体はさして変わってないからこっちでいいか迷ったけどこっちに投下するよ
題名は前回と同じく【軍人達の思惑〜鎧と(不)愉快な毒男達〜】で
(さて、どうしたものか)
ワイルドキャット・トムは外の様子を窺いながら考える。自分はこれからどうするべきだろうか。
もちろんそれは乗る乗らないの話ではない。
湾岸戦争の時ならともかく、今や人殺しの世界から離れた一介の戦闘気乗り(ファイター)だ。戦闘中毒ではあるが、殺人狂までは堕ちてない。
両者共に殺し殺される前提でいる戦争での空戦と違い、拉致したうえで無理矢理させられる殺し合い。そんなものは御免である。
まぁ、だからと言って無抵抗で殺される気など更々無いのだが……
(脅しにコイツは使えないか……)
チラリと廊下を挟んだ向こうの部屋━━居間の方へと視線を向ける。視線の先には、黒焦げになったちゃぶ台。
(厄介な物を支給されたな)
アメリカかロシアの新兵器だろうか?この剣は振るう度に高圧電流を発生させるらしい。
まぁ、どの国の兵器だとかどういう仕組みなのかだとか、そんなことはどうでもいい。問題なのは扱いにくさと殺傷能力の高さだ。
こんな手の抜きにくい武器、くらった相手はまず死ぬだろう。
使うべき相手は慎重に見極めねば……
(無抵抗の者には使わない……だが、やる気の奴になら容赦はしない)
己の意思を確かめるためもう一度心の中で呟くと、スタート地点である民家を後にした。
「えーっと……」
アルフォンス・エルリックは無防備にも道のど真ん中で地図を広げていた。
敵意がないことを伝える呼び掛け(ダンスショーを開く、とか言ってたけどそれはさすがに冗談だろう。
もしかしたらダイレクトに反対派を募ったら首輪を爆破されかねないからそう言ったのかもしれない)に応えるためE-08から道なりに来たのだが、運悪く分かれ道に出てしまったのだ。
どうやら地図によると分かれ道は北へ行く道と西へ行く道に分かれているらしい。
たぶん、もっと西に行けばいいと思うが……
「え?」
突然前のめりになり、成す術もなく組み敷かれる。
「暴れるな、悪いようにはしない」
右手を取られて地面にうつ伏せにさせられた段階で悪いようにされてる気がしないでもないが言わないでおいた。おとなしく相手の言うことを聞く。
「先に言っておくが俺の支給武器はその鎧をも無効化できる。加減ができないので使いたくはないが、向かってくるなら容赦はしない」
つまり、向かっていかない限りは殺さないってこと?良かった、こんなおかしなゲームに乗ってない人で。
「あ、あの、僕殺し合う気なんて……」
鎧の中身を大男と判断していた襲撃者━━トムは、その声色に少しばかり衝撃を受けた。
「子供……?」
鎧から発せられたのは幼さの残る声。まさか、中身は子供なのか?
「チッ………悪かったな」
仕方なしに拘束を解く。
首輪もついてないようだし、この鎧が支給品なのだろう。
ピエロが現れたあの場に鎧の奴がいたことは覚えている。
参加者の持ち物で武器になるものは没収され支給品に回されるとみて間違い無いようだ。
現にファントムを独房にぶち込む際に預かった銃が、最初に集められた時には腰に差さっていたにも関わらず民家のトイレに飛ばされた後はどこにも見当たらなかった。
おそらく支給された剣━━雷王剣という名前らしい━━も誰かの私物だ。こんなヤバい兵器を常日頃から持ち歩いてる奴は警戒しといた方がいいだろう。
「あ、行かなくちゃ……」
あぁ、こんな考察意味のないことだな。今一番大事なのは目の前の子供だ。
やる気があったり助からない傷を負っているならともかく、無傷無抵抗の民間人を見捨てれはしない。このゲームに乗る気がない者は自軍の者に等しい。
「行くって、どこに行く気だ」
「あ、さっき呼び掛けが
「却下だ」
相手の意見を途中で棄却。所詮は民間人の考えることか……
西にいるのは呼び掛けをした者だけではない。
何かを破壊したような轟音や、先程出た民家の方から聞こえてきたマシンガンの発砲音。いずれもここより西から聞こえてきたものだ。
おそらくは殺し合うことを選んだ者がいるのだろう。
「そちらへ行くのは得策ではない」
「で、でも……」
「……悪いが、これでもお前より遥かに場数は踏んでいる。死にたくなかったら従ってもらおうか」
鎧を着ているから強気なのかもしれないが、軽率な行動は控えてもらわねばならない。
「……まさか、見捨てるって言うんじゃ……」
……見捨てる?
湾岸戦争でショットガン・トムと恐れられたこの俺が、死ぬのが怖くて呼びかけを無視している。そう言ってるのか?
「……ハッ」
━━いや、その通りじゃないか。
生き残るために安全な方向に行く?いつからそんなチキンになったんだ俺は。
このまんまじゃあの馬鹿どもに笑われちまうな。
「そうは言っていない。ただ、あれだけ大々的にやれば自ずとこのゲームを終わらせようとする者が寄って来るだろう」
だが、やはり呼びかけに応える気にはならない。
あれだけ大々的にやったんじゃ間違いなく強力な武器を持った殺人者に襲われてチェック・メイトだ。最初の呼びかけから少しばかり経っているし、自分達が辿り着くころには殺人鬼も辿り着くだろう。
本当なら応戦しても良いんだが、民間人━━はっきりというなら足手まといを連れて行くのは得策ではない。一応保護という形を取った民間人を自ら戦場に放り込むわけにもいかないし、かといってこの場に残すわけにも行かないだろう。
「なら、俺達がやるべきことは呼びかけに応えることじゃない。あの放送に応える勇気のない無力な者を保護することだ」
愛機を失い墜落した者は、その場にいる戦えない者を守ることを優先すべきだ。そしてコンバット・レスキューが━━助けが来るまでは何としてでも生き残る。
その鉄則はこの状況下でも変わらない。
「……うん」
鎧キッド(本名を聞いてないのでこう表現しておく)の返事はピアノの音に遮られた。
「ピアノの音……?」
「……近いな……」
このシチュエーションでピアノの音。それも気の抜けるような曲調の。
「……罠……だろうか……」
「でも人集めにしては危険だし……ゲームに乗った人じゃない、と思うけど……」
確かに殺人者がやるにしてはリスクが高く間抜けな罠だ。よっぽど返り討ちにする自身があると言うのなら別だが……やはり少しばかり不自然だ。
かと言って戦う気のない者の人集めにしても納得のいかない部分が多い。そもそも近くで呼びかけがあったにも関わらず改めて人を集める理由がわからない。
「……行ってみる、か」
自動的に音楽の鳴る装置でもない限り、そこに誰かいるのは確かだろう。だとしたらあれこれ考えるより実際に行ってみた方が遥かに早い。
殺し合う気の無い者なら殺人鬼が来る前に演奏をやめさせて保護。
もし殺し合いをする気の奴だったら、そのときはこの雷王剣で……
「俺が先に行くから、はぐれない程度に離れてついて来い。相手が襲ってきたら身を低くしていろ」
それだけ言うと、返事も待たずにさっさとトムは行動を開始した。
どこか高圧的な物言いでイマイチ信用できるかわからない人だが、この男━━そういえば自己紹介をしてなかった。あの人何って言うんだろう━━に付いて行こうとアルは決めた。
呼びかけをする勇気のあるには者は他の誰かが手を差し伸べれるので、自分達は呼びかけに応えることすらできない者を探して保護しよう。
アルにとってこの考え方は目から鱗だった。
今思うと、自分は兄や友人━━ロイ・マスタング大佐やアレックス・ルイ・アームストロング少佐だけを探そうとしてた。放送に応えようとしたのも彼らを探す“ついで”とも言える。
でも、それじゃぁダメなんだ。それはつまり怖くて声もかけれない人を見殺しにすることと同じなのだ。
積極的に動き回ってるであろう兄や友人たちは、自分なんかより遥かに強い。自分さえ死ななければ間違いなく再会できる。
ならば自分は隠れている人を探そう。怖くて動けなくなってる人を。血印さえ無事なら死なない体だ、恐怖のあまり襲ってきても受け止めてあげられる。
生身の体じゃないから、初撃を防げる。相手を説得する時間が作れる。
他の誰にも出来ない、鎧の体の持ち主だからこそできること。
(甘いって言われちゃうかな……)
瞳を閉じて、仲間を想う。それからピアノの人に会ったら人があまり居なそうなところを重点的に探そうと提案しようとして━━
「あれ?」
早くもその後姿を見失ってしまったことに気づいた。どうやらボーっとしすぎたらしい。
迷子の迷子の鎧ちゃん(と書いてはぐれメタル)は、ピアノの音がする方へと駆けていった。
駆ける途中、ピアノの音が止んだことに一抹の不安を感じながら。
「俺モテちゃったー俺モテちゃったーイケメン殺ったーらーモテちゃったぁー」
どがぁっ!!
「………」
トムが音の発生源に辿り着き最初に目にしたのは、竜のような精霊があまりにも不愉快な替え歌に全身でツッコミを入れているところだった。
あまりにも予想外の光景に間抜けにも口が半開きになる。
「……とりあえず俺が
話しかけてみる、と言おうとして振り返る。鎧キッドおらんがな。
「………」
何から思えばいいかわからず再び硬直。とりあえず即効いなくなった鎧キッドにゲンナリしておく。
「誰だ!?」
精霊に体当たりを食らわされ地面に転がっている軍服の男が突然声を上げる。こんなんでも一応は兵士ですから、物音や話声がしたら気付きます。
トムにしても居場所がバレることは想定内。軍服を着込んでるところを見るに軍人だろう、背後を取ることは容易ではないと判断し最初から正面切って突っ込むつもりだった。
多少のリスクは伴うが、武器が強力である事実がトムの背中を後押ししている。
負ける予定など一切入っていない。
「両手を挙げておとなしくしろ、悪いようにはしない」
威嚇として雷王剣で近くの木を黒焦げにする。相手の兵士は目を丸くしていた。
(こんな新兵器を見せ付けられたら驚いても仕方がないか)
冷たい目を向けたまま、抵抗はまず無いだろうと判断する。
だが、目の前の男は雷王剣の威力に驚くどころか雷王剣のことなどもはや頭になかった。
目を丸くし驚いた後、怒ってるんだか笑ってるんだかよく分からないが口元を不敵に歪ませ、そして吐き捨てるように呟いた。
「くっくっく……勝ち組イケメンめ……この俺が成敗してくれるわァッ!」
つまり男は殺したかったイケメンがいきなり現れたことに驚いていたのだ。そして男は欲望のままに深く考えずに殴りかかる。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!」
ちなみに疲れてるためか、はたまた存在自体頭から無くなってるのかピアノを武器には使ってこない。
いやまぁピアノを武器にするのもどうかとは思うが。
「なッ!?」
が、突っ込んだ男━━宮本幸弘の「時間をかけてゆっくりと顔面の形を変えてやる」という思惑に反し、戦いはあっけなく幕を閉じた。
宮本の視界がグルリと回る。
容赦なく背中から叩きつけたため、一瞬呼吸すらできなかっただろう。
トムは悶える男を冷たく見下ろした。疲労困憊な者を無力化するなど造作も無いことだ。
「悪いが……やる気ならば容赦はしない」
相手の胸を踏みつけながら、投げ飛ばした地面に捨てた雷王剣を回収する。とっさに斬り殺さなかったのは地上での殺し長い間やっていなかったからだろう。
できるなら無駄な殺しはしたくないところだが、殺る気の者は“無駄な殺し”に含まれない。
「言い残したいことがあるなら聞いてやる」
家族か友人、恋人への伝言があれば聞いてやる。それがトムなりの慈悲の気持ちだった。
「……ハンッ、誰がお前みたいな奴に」
胸を踏まれ、雷王剣を掲げられ、ちょっと本気でヤバいかなと宮本は思った。
それでも、イケメンに屈することなどあってはならないのだ。しっとマスクは世界中のモテない男の希望の星なのだから。
「ムカつくぜ、お前みたいな自分が偉いオーラ全開の奴はよォ……そんなにイケメンは偉いのか!?俺達不細工は息をするのも許されないのか!?」
溜っていた不満を最期にぶちまける。モテない男の世界代表として。
「何でお前達が人生を楽しむんだ畜生!俺は……俺達はコンビニのレジ係とすらろくに触れ合えないのに!お前にわかるか、手を差し出したのにお釣りをレジに置かれる俺の痛みがッ!」
宮本の言葉は、主張は、きっと誰にも届かない。それでも叫び続けた。
「どいつもこいつも水島水島……俺の何があかんのだ!顔か!?所詮は顔なんか!」
……不平不満をここぞとばかりに喚いているだけな気もするが、そう表記するとおそろしくカッコ悪いため違う表現をさせてもらう。
宮本は全宇宙から集めたモテない男の塊の叫びを最期の瞬間まで偉そうなイケメンにぶつけようと━━駄目だ、どう表記してもカッコ悪い。
「あー畜生こんなことなら無理矢理にでもエッチしとくんだった!年齢イコール彼女いない歴であまりの純白さに魔法使いに転職できるわ!
どうせお前みたいな奴は抱いた女の数とか競ってんだろ!?死ね!病気移されて死ねッ!」
なんかもう色々と最悪である。
「言うな……」
「………へ?」
だが、この最低な叫びは確実にトムの心にダメージを与えていた。
「年齢のことは言うなァ〜〜ッ」
まったく予期せぬリアクションに、さすがの宮本もポカンとする。
「俺だってなぁ、モテなくてこの歳まで彼女いないわけじゃねぇんだよぉ!女の子からはクールで厳格でカッコいいって評判でさぁー……でも厳格すぎて近寄りがたいのか誰も告白してこないんだよなぁー……だからって今更厳しい姿勢変えるわけには行かないじゃん?」
酒を呷ろうとふらふらとデイパックの中身を漁りに行くワイルドキャット・トム。無論酒の類は入っていなかった。
それでもトムの愚痴は続く。酒に逃避できない分いつもより悪質かもしれない。
「結局人生で告白されたのなんてあん時だけだもんなぁー……本当ならエリート街道まっしぐらだったんだよな……ホントなんで俺こんなとこに居るんだろ」
何故だろうか。もはや宮本の中に自分を投げ飛ばしたクソイケメンへの憎悪は無かった。
むしろ奇妙な仲間意識すら覚える。
「やっぱりあん時にOKしておけばぁぁ〜ッ!もう見栄張らないから待ってくれよキャロライーーーンッ!!」
あぁ、何でしっかり相手を見極めようとしなかったのだろう。
顔は良いかもしれないが、目の前の男はモテないのだ。近寄りがたく、人間的に弱すぎるから。
彼は、こちら側の人間━━仲間じゃないか。
「よし、お前をしっと団に加えてやろう!」
だったら好都合だ。こいつを利用してモテまくってやる。
冷たい印象はこのゲームにおいて致命的だ。第一印象は最悪だろう。
しかし!そんな危なそうな奴を従え美少女を守る性器、いや正義の味方しっとマスク!
カッコいい!カッコ良すぎる!これで惚れないわけがない。
しかもこの男は強いためヤバそうな奴を押し付けることが出来る。攻撃はアイツ、美女を守るのは俺。完璧な布陣である。
「うわぁぁぁぁぁん、キャロライィーーーンッ」
聞いちゃいねぇ。
まぁいい、先にどこ移動するか決めとくか(ちなみに男の声だったため先ほどの呼びかけは完全スルー)
最初の会場にいた女の子は可愛い娘揃いだったため、一人の犠牲も出さずに集めたいところだ。
気の強そうな姉ちゃんに母を殺され脅えていた少女。女子高生なんてのもいたな。今からハーレムの完成が楽しみだ。
「よかった……」
妄想の中で高笑いをするのに夢中で気付かなかったが、いつの間にか周りの木木に馬鹿でかい鎧が紛れ込んでいた。
その首は項垂れるしっとマスク2号━━はすでにいるから……えぇい、数えるのが面倒だ。新米ということでしっとマスクシード(仮)でいいや。とにかくそのしっとマスクシード(仮)の方に鎧の首は向いていた。
「えっと、僕やる気はな
「クックック……」
両手を挙げ戦う気のないことを示しているらしいがまるで無視。宮本の興味は鎧から発せられた声へと向けられていた。
「安心しな、やる気はねぇよ。それどころかそっちの兄ちゃんを仲間にしてやったところさ」
「は、はぁ……」
本来なら鎧を剥いでイケメンなら殺し、キモメンならしっとマスクシード2号として利用するつもりだった。
だが、中身が大男だという予想に反し聞こえてきたのは可愛らしい声。
宮本の脳みそは瞬時に中身を女と判断し、しっとマスクハーレムの住人にすることを決めたのだ。
やや幼すぎる感じもしたが、子供なら子供で女を落とすのに利用できる。
「そうそう、ピンチになったら正義の味方しっとマスクが助けに来てくれるだろうからその邪魔くさい鎧は脱いじゃいなよ」
中身を拝みたい宮本に対し、鎧っ娘(仮)の方は何故か頑なに拒んでくる。
まぁ、仕方あるまい。一回ピンチをしっとマスクが救えば安心して鎧を脱いでくれるだろう。いや、それどころか服まで脱いでくれるかもしれない。
「クックック……俺の時代が来た!ざまぁみろ水島、今度の主役はこの俺だぁぁぁぁ!!」
アルフォンス・エルリックは困っていた。
ピアノの音が途切れたので戦闘でも始まったのかと思い慌てて駆けつけてみたら、何やら間抜けな光景が目に飛び込んできたじゃないか。
先程まで厳格な雰囲気だった男は地面にうつ伏せ何やらぶつぶつ呟いてるし、目の前の軍服の男は鎧を脱げと言ったり突然笑い出したりと色々と意味不明である。
とりあえず目立った外傷は無いので殺し合いは行われてなかったと思うし、悪い人ではないんだと思うが……
殺し合いをしてるのではという不安は杞憂に終わったが、それとはまた別の嫌な予感を感じるのであった。
【E-05/1日目/01:30】
【ワイルドキャット・トム@PHANTOM DEAD OR ALIVE】
[状態]健康・ちょっと傷心で自棄気味
[装備]雷王剣@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]武器以外一式
[思考]1.キャロライィィィィィン!!
2.あの時キャロラインの告白にOKしとけば今頃は……
3.戦力を持たない者は保護。やる気の者に容赦はしない。武器を持ってる相手には無力化してから声をかける。
4.雷王剣の持ち主を名乗る者が現れても素直に剣は返さない。持ち主を名乗る者は要警戒。
[備考]※人としては弱い男ですが戦士としては強い男ですので、襲撃があればすぐに立ち直ります。
※アルの支給品を鎧だと思っています。アルの中に子供が入っていると思っています。
【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]健康・やや困惑
[装備]不明(本人確認済み)
[道具]支給品一式
[思考]1.他の参加者が探し回らなそうな所を優先的に探し周り、そこから動けず脅える参加者がいたら保護。
2.どんな理由があっても人は殺したくない。
3.トムにやや引き気味。宮本にドン引き。
[備考]※体内の血印のある位置に首輪が同化しています。外から見ただけでは首輪の位置はわかりません。
【しっとマスク1号(宮本幸弘)@突撃!パッパラ隊】
[状態]疲労・幸先のいいスタートに上機嫌
[装備]黄金のピアノ@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]武器以外一式
[思考]1.美少女を助けラブロマンス。
2.イケメン(モテる奴)は皆殺し。不細工でもモテる奴は殺す。
3.強い奴はトムに任せる。
4.アルの鎧の中身を見たい。
[備考]※声だけ聞いて勝手にアルの中に女がいると思い込みました。
※ピアノ演奏は01:20頃終わりました
[備考]※それぞれ他の二人の名前を知りません。
※D-07の民家の居間に、黒焦げになったちゃぶ台があります。
投下終了
時間はこんなもんでいいでしょうか?
>>189 修正乙です。時間はそれで大丈夫だとおもう。
うわー……まとめ見てまたミス発見……
三人のいるのは最初にしっとマスクの演奏会があった場所なのでE-05でなくD-6でした……
お手数おかけしますが修正しておいていただけないでしょうか
本当に申し訳ありませんでした
題名『この世で一番ずるい生物は人間です』
「はー、やっぱしそう上手くはいかないか」
あたしは一度その場を離れたが荒地でこの死んだ女が他の装備を持っているかもしれない
と思い至り一旦戻ってきていた。
そうして調べたが結局めぼしいものが見つからず再びこの場を離れようとしたが
そのときふと悪戯心が働いた。
そうして、己の心行くままに女の指をちぎり口の中に放り込み、飲み下す。
すると、この女の情報と姿が自分の核の賢者の石に刻まれる。
なるほど、どうやら自分は相手の情報を自らに取り込まないと変身することができない
らしく。そして、この女はどうやら屍姫という死体を媒介とした戦闘人形であり執念が
続く限り、どれほどの傷を負っても戦うことができるらしい。
だが、首を跳ねられたとはいえまったく動く気配さえ見せない。
そうして、思い至ったのが不死性の制限をされていること。これなら執念深そうな
顔立ちをした女が一撃で死んだのが納得できる。
そして、おそらくは自分もそうであるかも知れないと考える。
木を蹴った際にできた傷はすでに塞がっているが『ホムンクルス』と『死んだ人間』
両者とも『生きていない人間』という点では共通しているし、奴が殺し合いをさせたい
のならばこの島に働いている妙な力で不死性を制限するぐらいはやってのけるだろう。
とりあえずは、人間がもっとも殺しにくい女の姿を真似て服を奪い取る。
これなら、この女の知り合いと会っても油断させることが可能だろう。
そうしていると向こうから歩いてくる人影を見つけた。
ホムンクルスの身体能力のおかげで相手より先に発見できたため近くの岩陰に隠れること
にする。
「くそー、シアンの奴、あんとき妙だと思ったがこういうことだったのか」
どうやら、ただの雑魚らしい。
「にしても、まさかこんなことになるとはな、チャートの試練か?にしちゃあ妙だよな」
相手は単独であることを確認、さて銃でさっさと終わらすか、それとも剣でざっくり行くか?
「いや、まさかヴァイスやらおっさんの悪戯か?にしちゃあ手が込んでるわなぁ」
決めた。剣であいつの体を切り刻む。そちらの方が愉快な命乞いが聞けそうだ。
「うお!女の首なし死体!まさか本物か?相田の奴じゃないだろうな」
背中を見せた。今だ!そのまま相手に向かって剣を振るう。
「あ、百円」
だが、相手にしゃがみこまれてそのまま剣は空を切る。
「ち、なんだよ。ただの石か………って、うお!!」
相手と目が合った。だが、このまま押し切ってやる。
「ち、これでも喰らえ!」
相手が顔面に向かって何かを投げつける。だが、あえてそれを噛み砕きわざと音をたてて
飲み下す。
「クックック、殺されたくなかったら豚の真似でもしな。そうすりゃ見逃してやるよ」
もちろん、見逃してやるつもりもないが。
だが、向こうはなぜかニヤッと笑った。
「何が可笑しい?恐怖で気でも違ったかい?」
「ハッ、テメーがゲームに乗っているなら、俺の勝ちだぜ親友」
「なにをわけの分からないことを。切りき……ガッ!?」
そのとき、突然頭が痛くなった。毒か?だが、ホムンクルスにそんなものは通じないはずだ。
「クックック、いいことを教えてやろう。お前が喰ったのは品行方正マジメになる
果物なんだよ。さあ、善人になって先公みたいに俺の言うことを聞け!」
「わ、私はそんなものにはな、なりません」
「ナリマセン〜?おいおいずいぶん口調が穏やかになったじゃねえか」
そんなばかな、私は好きなように変身するのは好きだが、こんなふうにゼンニンニナド
ナリタクナイ。
「さて、親友。目が覚めたら俺と仲良くしてくれよ」
フザケルナ。アナタノイウコトナドキキタクナイ。アレ、アタマガマッシロニ………。
目が覚めた。頭がなぜかすっきりする。
目の前には男の子がいる。誰だろう?
「おう、起きたか親友」
親友?自分のことだろうか、だが私は彼のことを知らない。
「そんな顔するなよ。俺は会う人間を親友にしなくちゃ気がすまない性格なんだ」
「そうなんだ。私はエンヴィー。ホムンクルスのエンヴィー」
「ほむんくるす?なんだそれ?」
しまった。ホムンクルスのことを話したら彼と親友になれない。
「ああ、いいんだ。人間誰しも聞かれたくない過去の一つや二つあるって」
いい人だ。私のいいたくないことをこれ以上聞かない。
「俺は笠置八満っていうんだ。よろしくなエンヴィー」
そういって右手を差し出してきた。私はその手を握り返す。
「じゃあ、一緒にあいつらを………」
なぜか、いきなり抱きしめられた。そして、彼の右手が私の背中をくすぐる。
なにをしているんだろう?
そのとき、背中に彼が何をしているか気付いた。
このてのやつらはぜったいうえからおれたちのことをみおろしている。
へたなことをするとくびわをばくはつさせられるぞ。
なるほど、彼の言うとおりだ。そんなことも思いつかなかった自分が馬鹿らしい。
「とりあえず、他にやることも思いつかないからお互いの知り合いを探そうぜ」
とりあえず、そういう風に動いとくのが一番なので私も承知する。
「でも、この人を埋めてあげないとかわいそうだよ」
「………なあ、こいつて相田千津っていう髪を肩まで伸ばした女子生徒じゃないよなぁ?」
どきりとした。でも、彼女の髪はロングだったはずだ。恐る恐る首の方を指差す。
「…ロングか、相田じゃねえな。身体つきもちがうし」
あれ、なんで私は死んだ彼女がロングだと知っているんだろう?
アレ、頭が痛い…。思わず頭を抑える。
「おい!無理に思い出すな!」
そうして、彼は肩を掴んで私の瞳を覗き込む。
「大丈夫だ。俺の言うとおりにすればきっとうまくいく。嘘じゃない」
たしかに、彼の爛々と輝く瞳はとても嘘を吐いてるような輝きじゃない。
「とりあえず、お前の持ってる剣でこの子を埋めてあげようぜ。動くのはそれからだ」
私は彼と一緒に彼女を埋めてあげることにした。
【G-4,F-4の境界線あたり/一日目/2:00】
【笠置八満@PON!とキマイラ】
[状態]健康。
[装備]刀@ソウルイーター
[道具]荷物一式 、品行方正マジメになる果物×8@PON!とキマイラ
シアンに宛てた手紙@PON!とキマイラ
[思考]1、乙部清丸、相田千津、エル達を探す
2、エンヴィーを利用して自分の身を護らせる
3、ゲームから脱出する
[備考]主催者たちがチャートのように天から監視していると思いこんでいる。
シアンに宛てた手紙は支給品の説明書代わりです。内容は
『品行方正マジメになる果物は原作では元々真面目な人には効果がありません。
効果は1日だけ。また、本人の性格が実の効力を上回った場合副作用で蕁麻疹
のような症状が出て高熱が発生し1日寝込む』といったことが書かれてあります。
【エンヴィー@鋼の錬金術師】
[状態]健康。星村マキナの姿になっている。品行方正マジメ化
[装備]刀×11@ソウルイーター
FN M1910(28発)@鋼の錬金術師
[道具]荷物一式
[思考]1、笠置八満のいうことを聞く
2、八満の仲間を探す
3、オル・ゴールを倒して脱出する
[備考] 笠置八満のことを親友だと思いこんでいます。
*ゴールが主催者ではないことは知りません
主人公なのになかなか出番のなかった笠置八満を書いてみた。
自分でもちょっと問題作だと思うから通していいかどうかのみなさん
の判断を聞きたいです。
あと、
>>189さん修正乙
おもしろい!
変身能力の制限もいい感じ。
ただ3日間の戦いにしてはちょっと実の数が多い気がしなくもない。
どうでも良い事なんだが、参加者と同作品のアイテムが支給されてる事に少し抵抗を感じた。
話は面白いと思う。GJ。
既に指摘されている支給品の残数を減らすか、効果時間の短縮(数時間で解除とか)が望ましいかも。
食物系だけどマーダーの無力化と善人化いう点では毒物より強力だしね
豚のマネ・・・・ルカ様!
了解しました。品行方正マジメになる果物を8個から4個に変更します。
次回リレーする人はそのように補足してください。
まさかこう来るとは…すげー面白かったです。
八満さり気なく腹黒だな。自分の手は汚す気がないあたり流石w
でも2、3日の戦いで一日寝込むのはきついかな
手紙はもう中身変えようがないから仕方ないとして、
実際の蕁麻疹発症は数時間程度とかのが良いかも。
効果時間自体は…展開次第でいくらでも短くできそうだから別にいいかな。
203 :
狂気に凶器:2006/09/30(土) 19:48:46 ID:???
海岸沿いを歩き二つほどエリアを抜け、G-3あたりの海岸で休んでいる二人組。
二人組の内、人間離れした顔の男が話しかける。
「ところでブラック☆スター殿。サイザーを殺すと言うからには、何かしら作戦が有るのでしょうな。」
その男―名をギータと言う―は手に持った拳銃を持て遊びながら、へりくだった態度で聞く。
「ひゃっはぁ!当然だぁ。まずは俺様の登場シーンだが……」
ブラック☆スターと呼ばれた男……いや少年は自信たっぷりに答える。
結局は『作戦なんてない。』と……本当にコイツは役に立つのだろうか?
ギータは心の中で溜め息をつく。
「どうした?黙りこんで。俺様のBIGさに今更気づいて声も出ねえのか?」
「え、ええ。まぁそ……」
ギータの言葉がそれ以上つむがれることは無かった。
なぜならばギータはその瞬間銃声が響き、全身に鉛弾を撃ち込まれ、絶命していたからだ。
それは、素人目でも死んでいると分かるほどだった。ましてやブラック☆スターは暗殺者である。
人の生き死に位はぱっと見で分かる。(まぁギータは人じゃないが……)
なのでブラック☆スターはギータを殺した奴を殺すために、支給品である投げナイフを構えた。
「暗殺道其の一。闇に紛れ息を殺し目標の隙をうかがうべし。」
ブラック☆スターはナイフを持ったまま、物陰へと飛び込む。
「暗殺道其の二。目標と同調し目標の思考、行動を推測せよ。」
ブラック☆スターの呼吸法が変わる。
(次、飛び出して来やがる。)
「暗さ……」
ブラック☆スターが声を上げようとした瞬間、別の声が発された。
「暗殺道其の三。目標が自分の存在に気付く前に相手を倒せ。」
(この声。まさか、椿か!?)
そう思った途端、ギータが絶命した時と同じ、命を奪う銃声と言う音が響く。
ブラック☆スターは銃声と同時に風切り音を立て、ナイフを投げつける。
お互いの初弾は避けられる。
だが、二発目、三発目と撃ち、投げ、攻撃を重ね壮絶な殺し合いは続く。
204 :
狂気に凶器:2006/09/30(土) 19:49:22 ID:???
「椿!」
ブラック☆スターの必死の呼びかけの間も淡々と銃を撃つ。
「なんでこんなことしてんだ!目ぇ覚ませ椿!」
「ふ、ふふふ。なんでこんなことしてるかって?簡単よ。怖いから。
ただそれだけ。それ以外になにか理由があるの?」
怖いよりむしろ愉しんでる風な口調で椿は始めて会話を成立させる。
その会話の最中も闘いは続いていた。
このいつまでも続くかと思われるほど実力の拮抗した闘いは、
ブラック☆スターが逃げ出すことで終わりを告げた。
「ひゃっはあ!待ってろよ椿!今は分が悪いから退くが、俺様が絶対正気に戻してやるからなぁ!」
そう言い残して……
その場に残された椿はブラック☆スターを追うでもなく、笑っていた。
ブラック☆スターが逃げたその時、銃口を向け、引き金を引いたが弾は出なかった。
ブラック☆スターは銃の弾切れの時を狙い、逃げたのだ。
椿はそう思うと自然と笑みがこぼれた。
「ふふふふふ……あっははははは!……それよりも武器なにかしら?使えるのだったら良いなぁ。」
自らが命を奪った死体の手にあるものを見て、狂気乱舞する。
ソレの手に握られていたのは、デリンジャーと呼ばれる小型拳銃だった。
その銃を我が手に握り、残弾を確認した。
その後ギータのザックの中にあった鉛弾を自らのザックに放り込み歩き出した。
新たな獲物を求めて……
205 :
狂気に凶器:2006/09/30(土) 19:50:40 ID:???
【G-3/1日目/2:50】
【ブラック☆スター@ソウルイーター】
[状態]ダッシュ。
[装備]投擲ナイフ(4本)@鋼の錬金術師
[道具]荷物一式。
[思考]待ってろ椿!俺様が絶対元に戻してやる!
【椿@ソウルイーター】
[状態]鬼神化。
[装備]イングラムM11(125発)@屍姫
デリンジャー(20発)@屍姫
[道具]荷物一式
[思考]うふふふふ……
【ギータ@ハーメルンのバイオリン弾き 死亡】
【残り47人】
ブラック☆スター、ギータ、椿を投下しました。
投下遅れてスイマセン。
問題などがあるようでしたらご指摘ください。
>>206乙
だけど、車に乗っているジルボーイを視力がよさそうなブラック☆スター
がスルーしていて、自分の記憶がたしかなら剣士としての力量がたしかにある
はずのギータがなすすべもなくやられたのも矛盾がある気がする。
あと、完璧に個人的意見だけどマーダー候補があっさり死んだのが気になった。
あと、『この世で一番ずるい生物は人間です』も一日寝込むのはきついと思う。
GJ
ギータあぼんはまぁ仕方ないとしても、ジールボーイ組と遭遇しなかった理由の補完は欲しいところだよね
GJ!
剣士として確かな実力があるギータが反応できなかったのはいささかファンとしては残念だが、どうせ剣を持ってないから反応したとしても防げずに死んでただろうねw
>>206乙
>>207さんと
>>202さんの言うとおり蕁麻疹の効果はきつすぎるかな。
というわけで、持ち物から手紙を消して品行方正マジメになる果物×4の効果を
『品行方正マジメになる果物は元々真面目な人には効果がありません。
効果は1日だけ。また、本人の性格が実の効力を上回った場合副作用で2時間ほど
蕁麻疹のような症状が出て高熱が発生します』に変更します。
あと、八満とエンヴィーを予約するのを忘れてごめんなさい。
もしよければ雲童塊と犬坂毛野を予約してもよろしいでしょうか。
全然おk
むしろまだ動いてない奴を動かしてくれるのはありがたい
まあギータはギータで放って置くと勝手にやたら強くなるからな、漏れが最初に
セットで出したのも黒星使うギータとか見たかったのと魔女フラグでサイザーVS
椿&ブラック☆スターの両天秤だったし。
って見事に両方潰れてるYO!
C−2を出発点として犬坂毛野は崖に沿ってC-4を移動していた。
「さて、なかなか信乃ちゃんは見つからないな〜と」
毛野は自分の仲間である犬塚信乃を見つけ、彼女と共にあの妖怪を
倒すことを目的としており。敵がいても町中ならこの道具をつかえば逃げ切れるためC-6
に行き自分と信乃を守らせる味方を確保するつもりである。
「にしても、なんで私と信乃ちゃんだけなのかしら?
攫うなら、大角とか弱い順から攫えばいいのに」
そして、南総を救うための『智』の犬士である毛野はあの妖怪の背後にいたのか妖怪軍の
頭領玉梓だと疑っていなかった。そのため犬士を貶めるための罠だと思い込んでいた。
「は〜、せめて荘助か道節でもいてくれれば心強いのに、村雨でもないとやってられない
わ。ま、あの子の霊力の高さなら村雨の代わりにはなるかしら」
そう母親を殺された少女の顔を思い浮かべていると前方に月明かりに照らされた人影を
見つけた。使命のため死ねない彼女は、敵か見方か相手の対応によっては交渉から
殺害までのあらゆる手段を頭の中で模索する。
そうして、相手の出方を伺っていると、相手から魔力の高まりと共に湯気のような物が
出てきた。
「クックックックック、アッハッハッハッハ。俺はスーパーサイヤ人だ!!」
そうして物凄い速さで突っ込んできた。彼女は後ろに飛んだが今まで自分が
立っていた場所にできた穴に目を丸くし、相手をあの馬加以上の力をもつ相手だと認識する。
「あなた、ゲームに乗ってもあいつらが約束を守る保障はないわよ!」
あらかじめ考えていた台詞を整った顔立ちの青年に強く言い放つ。
「うるせえ!この力があれば色男組や番組、御女組、奇面組をぶっ飛ばすどころか
オリンピックのメダルを総取りすることだって出来るんだ!!」
だが、手にした力に相手は酔いしれているらしく毛野の言葉は届かず殴りかかって来た。
この手の相手に対しては毛野の『舞』により正気を戻させることも不可能ではないが
現在連撃を顔に傷がつかないように紙一重でかわしている状況ではそんな隙などない。
「ハッハッハ、どうしたどうした!服が破れてエロイ格好になっているぞ!」
彼の連撃は振るうごとに加速していき服を破き、肌を傷つけていく。
このままではいけないと思い、ある秘策を実行する。
「お、おとこ!?」
毛野のはだけた胸をみた男が叫ぶと彼の体から発生していた熱が止まった。
「えい!」
今がチャンスだと思い、相手を崖下に蹴飛ばす。
相手は真逆さまに落ちていく。それを確認した毛野はその場を後にしようとした時
後ろで爆発音がした。慌てて振り向くと燃えるような熱い右腕に胸倉を掴まれた。
「ク!?」
相手を見るとそれは先刻落ちたはずの青年が宙を浮かんでいた
「ハッ、よくもだましてくれたな。落っこちろや!」
そうして、毛野は海に投げつけられた。だが、冷静に自らに支給された道具、空飛ぶ板を
背中にあて相手にばれないように落下速度を抑え海に突っ込む。
海水につかる傷ついた体の痛みをこらえながら1分ほど潜り続け顔を出す。
「どうやら、死んだと思われたみたいね」
そして、敵がいないことを確認すると海の上で板に座る。
「飛べるのは便利だけど。これじゃあ登れないわ」
事前に試したところ5間(およそ10m)までしか飛べないことが分かっていたので溜息
をつく。浮かび上がったところから5間かそれとも地表から5間かどちらにせよ先刻の
青年と鉢合わせになるわけにいかないので少々離れた場所から島に入らなければいけない。
しかも、その後は再び空を飛べる敵にも警戒しなければいけないため再び徒歩である。
「めんどうくさいわね」
いっそのこと、この板に乗って信乃を急いで探しに回ろうかとは思ったが現に空飛ぶ敵が
いたので、その考えを脳内で否定する。
「信乃ちゃんは大丈夫かしら?」
おそらくあの敵は本来なら普通の青年かもしれずこの状況下と与えられた武器
の威力で自発的に乗ってしまった人間かもしれないと考える。
なので、真面目すぎるため非情になりきれない部分がある彼女が、見ず知らずの人間とは
いえ彼のような守るべき人間に剣を向けられるかどうか心配である。それにあの場には
荘助のような実力者や船虫ほどの妖怪もいたのも不安である。
「待っててよ信乃ちゃん。女の子を守るのは男の役目なんだから」
そうつぶやくと、女形の彼はその場から移動した。
【c-3/一日目/2:00】
【犬坂毛野@里見☆八犬伝】
[状態]服があちこち裂けている。顔以外の体のあちこちに傷がついている 、ずぶ濡れ
[装備]空飛ぶボード@PON!とキマイラ
[道具]道具一式
[思考]1.信乃ちゃんと合流して守ってあげる?
2.C-6の町に行く
3.仲間を集めて信乃ちゃんと自分を守らせる
4.主催者を倒す、または信乃ちゃんとゲームからの脱出
[備考]※主催者が玉梓だと思い込んでいます
【雲童塊@フラッシュ! 奇面組】
[状態]テンション上がってきたぜ―――――――――――――――――――ッ!!
[装備] マテリアル・パズル『パイナップルフラッシュ』の壷@マテリアル・パズル
[道具]道具一式
[思考]1.ゲームに乗って優勝する
2.色男組、番組、御女組、奇面組をぶっ飛ばす
予約していた二人を投下。問題があるようなら撤回します。
とりあえず、このスレのテンションが足りないからこんなタイトル。
ごめん。間違えた【C-4/一日目/2:00】 に変更。
あと、まとめさん
>>210のように修正お願いします。
おぉ、GJ!
奇面組連中は濃いなぁ……w
肉体派のマーダーがそんなに多くないし活躍してくかもね
乙、元々原作って制約があるからマーダーは作り難たいんだよな、
お調子者の奇面組メンバーは軽々と乗ってくれるから困る。
GJ!
移動用至急品がまた増えたなw
陸の車に空のボード
いい感じじゃないですか
>>221 マーダーがギャグ陣揃いなのに違和感がないからまた困るw
御風とロイ・マスタングを予約させていただきます。
>>218 新作GJです!
今気付いたがC−4にもC−3にも崖無いんじゃね?
ただ明確に崖っぽい地形は島の右側に集中しちゃてるんだよな。
「クックックックック、アッハッハッハッハ。俺はスーパーサイヤ人だ!!」
そうして物凄い速さで突っ込んできた。彼女は後ろに飛んだが今まで自分が
立っていた場所にできた穴に目を丸くし、相手をあの馬加以上の力をもつ相手だと認識する。
「あなた、ゲームに乗ってもあいつらが約束を守る保障はないわよ!」
あらかじめ考えていた台詞を整った顔立ちの青年に強く言い放つ。
---
ここら辺もう少し細かく描写キボン
>>220〜
>>225レスや感想を感謝します。
>>225了解しました。以下のように修正しますからまとめさんは収録時
にお願いします。
「クックックックック、アッハッハッハッハ。俺はスーパーサイヤ人だ!!」
そうして物凄い速さで突っ込んできた。毛野は後ろに飛びかわしたが相手が今まで自分が
立っていた場所に突っ込んだ際に出来た牛でも軽く収まりそうな穴に目を丸くし、相手を
あの馬加以上の力をもつ相手だと認識する。
「あなた、ゲームに乗ってもあいつらが約束を守る保障はないわよ!」
あらかじめ考えていた台詞を見慣れぬ黒い服を着た整った顔立ちの青年に強く言い放つ。
あと、毛野の[思考]1の部分にある?を消しといて下さい。
>>224すみません、地図を読み方が分かり難くて。
青い線は海に接した砂浜でそれ以外の線は高低さがある崖だと思っていました。
実は問題がなければまとめさん収録お願いします。
支給品に魔法器具があるならジルの魔石やヨマの杖は没収されてないといかんだろう。
支給品に回されなくても普通は没収されるけどね
しかしこれまでの作品では思いっきり魔法は使用できる仕様という罠。
魔法器具は素質のあるマテリアル使いにしか使えない。
仮に雲童に素質があるとしてもマテリアル使いじゃないから使えるかは微妙だし
使えたとしてもそれはもう雲童専用のアイテムになっちゃうよね。
他の奴は使えない。
ジルボーイの三獅村祭は制限されてはいるけど体に埋め込まれていたため
盗られなかった。リュシカは魔法を使ったとは明記されていないけど
「魔法使いと錬金術師 」ではエドの前に
『渋々棒を持って歩こうとした時、いきなり目の前に人が飛び出して来た。』
といったかんじ(どうとでもとれそうな文章だけど
ヨマはまだ使ってない。ひょっとしてヨマは最弱マーダー?
ま、なんだかんだでそこらへんはフレキシブルにすればいいし
誰かの支給品に魔法器具の杖を入れてヨマに持たせればいいし。
ヨマはアデルパ使用前提の文が作中にあった。
使用できるはず。
案としてはこんなもんか?
1.テンション上げようぜ―――ッ!!を修正or破棄
2.バッド・タイムに杖没収の修正を入れる
3.修正なんていらない
一度通ったもんを修正するのは賛成できないなぁ
バットタイムの夜馬は錯乱しとるから単にアデルパが無いのに気付いて無いのかも。
で、誰でも使えるように加工されたのか? >パイナップルフラッシュ
マテパキャラの魔法は個性の領域だから没収は嫌だな。
その辺微妙だよね…
ハーメル勢の楽器しかり、マテパの魔法しかり、武器が元の持ち主しか使いこなせないとか…
個性といえば個性だけど、そういった武器ばかりだと武器のメインが実在するが重火器か刀になっちゃうんだよな
今まで普通に魔法つかってきてるし、別にいいんじゃね?
カイザートの魔石も回収されてないだろうし(あいつの場合はどうせ使えないけど)
魔法器具は主催者がいじくって誰でも使えるようにしたとか
誰でも使えるよう改造されたに一票
どうせ元の持ち主参加してないんだしw
ハーメル勢の楽器もいくつか出てるんだし、問題ないと思う
アクアも飴玉は取られてるしな
今までのマテパ勢も魔法がないからって個性がないわけじゃないし(むしろ濃かったりする)
漏れも誰でも使えるに一票、つうかライエルのピアノをしっとマスクが使ってるし。
別にピアノやバイオリンは特定の個人にしか使えないというわけではなかろう。
魔曲を使えんというだけでしょ。
精霊召還は魔曲か微妙だよな…
明らかに魔曲を使っている描写だと思うけど(猫ふんじゃッたで精霊出したり、ホルンの声が聞こえたり)。
案としては、
1、魔法器具や武器は基本的にスタート時に没収されている(体の一部とかは別)。
2、各作品の専用特殊道具は、全キャラ使用可能。ただし使いこなせるかは描写次第。
(魔曲は楽器演奏出来ないキャラには使えないとか)
って感じでどうかな?
ええ、見逃してたなー。魔曲使ってんの?
別に道具が特別だからじゃなくてあいつらの弾き方が特別なんじゃないのか?
む、それでいいニダ。
でもサイザーの召喚は無しニダ、アレはキャラが増え過ぎニダ。
○○は特別と言い出したらきりがなくない?
塊だってドルチルに波長がにてた(つまりはバカ)だから使えましたってのが通ることになる
へー、ま、それでいいんならいいや。
そういえば話は変わるけど◆pR4njkxJiI さんの毛野と塊の話が通って
◆z3GbDMvu.kさんの御風とロイ・マスタングの話が投下されれば残っているのは
【ヴァンパイア十字界】のブリジット・アーヴィング・フロスハートと刃蓮火
【スパイラル〜推理の絆〜】のアイズ・ラザフォードとカノン・ヒルベルト
【PON! とキマイラ】の乙部清丸【TWIN SIGNAL】のAE1-α ELARA
あと、各作品から出てない支給品は【王様の耳はオコノミミ】、【突撃!パッパラ隊】
【フラッシュ! 奇面組】、【TWIN SIGNAL】だったりする。
ピアノのインパクトが強過ぎてライエルがいると思いこんでた俺は負け組み
>>252 俺もライエル途中まで書いて参加していないことに気が付いた。
御風モナー
って予約済みか、失敬。
結局ヨマとリュシカの魔法器具は没収?
ヨマは魔法なくてもカイザート瞬殺できるくらいの実力は持ってるが、それだとジール・ボーイに対抗できないな…
位置的にジールに会う前に誰かしらと遭遇するから、武器を奪えば問題ない
みんな自身の武器がない状況で機転を効かせて頑張ってるんだ、ヨマだってきっとなんとかなる
つうか夜馬の持ってるアイテムどーみても当りだと思うんだがな。
ハーメル兄妹なんて玉とチョコだぞ。
>>260 確かになw
一時期血族説が信者間で出たヴォーカルも支給品パンだしなぁ
あれ?むしろヨマって割りと良い立場?
まあ、里見☆八犬伝の村雨ほどじゃないだろうけど、結構霊力を秘めた剣だし。
一本落としているけど。というわけでエララさんを予約してみます。
263 :
MIRA:2006/10/05(木) 00:21:40 ID:???
狂っている。道化師の話を聞き女性型HFRであるAE1-α ELARAはそう思った。
「まったく、因果と言いマショウカネェ」
カチカチと、小さく刻まれる金属音に、ニコニコと道化師は笑いながら女性に近づいて
いく。彼が何をするつもりか予測できた彼女はとっさに飛び込もうとタイミングを伺う。
「来ないで!! 来るなぁッ!!」
「以前の戦いの幕開けは、大魔王の妻であり、大魔王の子の母であったパンドラ様が。
務められたようなモノでしたカラネー。ですから、今回の幕開けは――」
すっと、道化師の指が動く。チャンスだと思い運動能力を全開にしシグナルを
話しかけてきたオーキッドと名乗る少年に渡し飛び掛ろうとする。だが、
『system error』
その文字が頭に浮かぶと共に体の制御が利かなくなり崩れ落ちる。そして、
強い光が網膜レンズを焼き、おもわず目を瞑る。
「シグナルさん!!」
腕の中にあるシグナルを離さないようにと抱きしめる。そして光が収まったのを
感じゆっくりと目を開ける。そこは暗い樹林の中であった。
「大丈夫ですか?シグナルさん」
そう問いかけ腕の中を見る。だが目に入ったのはただのザックであった。
「そんな!」
彼女は愕然となった。古い型とはいえ、彼女はAナンバーズであり気付かれずにシグナル
を取り出すことなど不可能だからである。
「これからどうしましょう?」
最後に見た。女性の首が吹き飛ぶ光景を思い出し首に付けられたものを触る。
264 :
MIRA:2006/10/05(木) 00:22:46 ID:???
そして、とあることに気付き彼女は驚く。
「これは『MIRA』!?」
彼女は内帰性調律鉱態、通称『MIRA』を調整する機会が多いため首輪の素材に
MIRAが使われているとすぐに分かった。
とりあえず、彼女は現在どうすることも出来ないと思いシステムを自己検査することに
した。そして、判明したのがロボット三原則と0:00前の一部の記録データが消去され
ているということだった。そして、彼女が導き出した答えは、自分がMIRAを使ってこの
首輪を作ったかもしれないということである。MIRAを使えば、この首輪自体がただの爆発物
という意味以外にも、もっと複雑な意味を与えることが可能である。例えば、情報を蓄積
する事ができる性質を使って特定の場所に行けばとあるプログラムが発動する。
特定の言葉を言えばとあるシステムが作動する等である。
だが、彼女はそれに怯むでもなく激しい憤りを感じていた。
「彼に使われているMIRAも信之介さん達から与えられた私の能力もこんなことに使われるものではありません!」
そうして、今は彼女が守るべき立場である人物を思い浮かべる。
とりあえず、MAPと名簿のデータを記録するのと平行して自分の持ち物を確認する。
そして、確認できたのはザックに入っていた支給品と拳銃と予備の弾丸6発であった。
彼女は使う気はなかったが置いて行くのも他の人が危険であると思いザックの中に戻す。
そして、なんとしてでもシグナルと合流し彼らの企みを防ぐことを決意する。
「シグナルさん待っていてください。今助けに行きます」
そうして、彼女は歩みだした。
265 :
MIRA:2006/10/05(木) 00:23:34 ID:???
【G-7/一日目/0:30】
【エララ(AE1-α ELARA)@TWIN SIGNAL】
[状態]異常なし
[装備]なし
[道具]道具一式 、マグナム[スターム・ルガー](残弾6発)PHANTOM DEAD OR ALOVE、
マグナム弾6発
[思考]1.シグナルさんと合流して守ってあげる
2.戦えない人の保護
3.首輪の解除
4.主催者の企みを阻止
[備考]MAPと名簿のデータを記録しました。首輪の素材に内帰性調律鉱態『MIRA』が
使われていることに気付きました。
笠置八満のことをオーキッドという名前だと思っています。
おぉ〜、今後脱出派に貢献できるかwktk!
GJでした
予約していたエララさんを投下。首輪のことに関わることなので
展開的にここの人達に受けいられなかったり矛盾があった場合は破棄するつもりです。
あと、八満が話しかけていたのはシグナル達という設定。一番この島で高そうだし。
MIRAは確かに首輪に使われててもおかしくないな。
問題は書き手のどれだけがMIRAを把握しているか、だ。
俺は知らんが、どの道自分に終盤まで書かせてもらえる文章力があると思ってないので問題なし>MIRA
GJでした
>>267GJ。とりあえず、MIRAの性質をwikiで見つけたので張ってみる。
金属でありながら、特定の刺激によってゴム状・光ファイバー状など様々な非金属的形態変化を
起こすことができ、自身で情報の蓄積も行う物質。音井信之介によって発見・命名された。
作中で使用されている、又はされる事になる機体は【A-S SIGNAL】シグナル、【A-A ATRANDOM】アトランダム、
【A-C CODE】コードの3機。形態変化を起こすその特性から、自己修復や機体の縮小・拡張、
さらには融合までできる。シグナルが”ちび”に変形できるのもMIRAのこの特性のため。
また、MIRA自体が情報を蓄積する事ができる為、ロボット本体の電脳に格段の容量が
確保されるメリットも生まれ、ロボットの電脳に「無意識」まで作り出す事も可能。
この様に、その性能には目を見張るべきものがあるが、
未だ解明されていない部分が多く、取り扱いには依然慎重を規する必要がある。
加工しやすいARMSってとこでおk?
>>272 ARMSは知らないけど、ロボット工学を習ったAE1-β EUROPAと
バージョンアップでMIRAの調整能力が付け加えられたAE1-α ELARA
これを発見した音井信之介ぐらいしか扱えなかったけ?
なので、非常に扱いにくい。特殊金属で単独で高性能ロボットを作れる若い天才
科学者でも扱いかねてるし。このロワだとロケットに対して脅威の頭脳を見せた
赤バラと単独でビックメカポン太を作った清丸ぐらいしか扱えなさそう。
案外爆弾を外すのにMIRAの素材が関係なかったらブレチルでも何とかなりそうだけど。
もしかしたら青の秘石にもなんとかできるかもしれん
いろいろ創造しちゃった玉だし
あ、手足がないから知識が有っても解除は無理か
カノン,ジュジュ,カイザート,ジール・ボーイを予約させて頂きますよ。
ところで、
>>223さんが予約してから1週間ほど経つけど予約の期限って
いつまで?
>>223さんに書くなというわけではないけど過疎っているからといって
予約したまんまだとまずい気がして。ミカゼたちを書くわけではないけど
連絡はほしいです。
なんか思ったより予約長い人が多いね・・・
ここらで正式な期限を決めておいた方がいいかな?
長いと思ったらシカトでいいんじゃね?所詮は何の拘束力も無い予約だし。
ブリジットとアイズ予約
>予約期間
三日くらいがいいんじゃない?
長くても五日くらいで
>>277 ないのかよw
なぜ、ミズシロ火澄に殺された僕は生きているのだろうか?
この地に放り出されてからそれをまず考えた。
最初はHELLにでも連れて来られたかと思ったが心臓は現に動いているため現実とは
認識できた。そして、染み込まれた習性により装備を確認することを優先し、よく
分からない道具と地図、コンパス、着火器具、携帯ランタン、筆記用具、水と食料、名簿
時計を見つけた。そして、なんとなく名簿を見てそこに書かれてあった名前を見て愕然
とした。そこには、アイズと理緒の名前が書かれてあったからだ。
知らない名前も書いてはあったが知っている名前が四人も書いてあることを考えると
同姓同名の別人でなく本人達であると考える。
そして、決意する。運命に打ち勝つため、彼らを死なせないため、歩君を生き残らせ
彼らをここから脱出させることを。そのためには味方が必要だ、僕の命など彼らのために
は捨てるつもりではあるが奴らを出し抜くためには足りないのだから。
そう考え人を探すために移動しているとベスンッという何かがぶつかる音と
形容しがたいもの凄い音、そして男の怒鳴り声が聞こえた。
身を隠しながら近づいていくと車と三人の人影が確認できた。一人はアニメの主人公の
ような格好の男で、一人は刺々しい格好の男で、一人は見た目が理緒ほどの歳と思われる
少女である。どうやら、二人の男が言い争っているようだ。
「ジール・ボーイ!!貴様!悪か!?悪なのか!?
とっさに後ろに飛ばなければ捻挫ではすまなかったぞ!」
「すまんカイザート。ブレーキが外れた」
「ブレーキが外れただと!!なるほど、貴様の力ならありえるな」
「分かってくれたか」
どうやら、会話の流れからして男二人は知り合い同士らしい。
「やはり、貴様も正義なんだな!」
「……まあな」
おそらく殺し合いにのっているわけではないと判断しこちらから声をかけようとする。
「「そこにいるのは誰だ!!」」
だが、こちらが物陰から姿を現す前に二人が叫び戦闘態勢をとる。
仕方がないので僕は両手を上げ敵意のないことを示しながら近づく。
「そこで止まれ!!俺は女神の三十指が一人、イマリ国の正義の勇者カイザートだ!!
貴様は何者だ!!悪か?!」
「始めまして、僕はカノン・ヒルベルトと言います。ゲームには乗っていません」
「そうか、俺はジール・ボーイ、殺し合いには乗っていない。
こっちはカイザート。その少女が……」
「ジュジュよ。まずは、あなたの支給品を見せなさい。私達はこれと鎧と大砲よ」
さすがに手放しで信用をされるとは思っていなかったがここで隠していても
しょうがないので二つセットと思われる大小の道具をザックから取り出し見せることにする。
「む、あれは!」
「知っているのか、カイザート?」
「間違いない!あれはお好み焼きという東の国の料理に使われるコテという
調理器具だ!よくサクラコが使っていた!」
どうやら、僕は武器ではなくハズレ道具を支給されたようである。
「人をさがしているんですけど、あなた達は他に誰とも会いませんでした?」
「いや、俺は今ここにいる3人以外にはに会っていない」
「俺もだ!」
「私もよ」
「そうなんですか、とりあえず、あなた達と同行させてくれませんか?」
彼らと同行出来れば移動範囲が格段に広がりアイズ達を見つけられる可能性も高くなる。
「それはいいが、一つ聞かせてくれ、君は誰を何のために探しているんだ?」
「…鳴海まどかさんという女性の警察官を探しています、殺し合いにのる人じゃないし
身体能力は高いから合流しておきたいんです」
僕としては、あまりいい印象を持たれていないであろう彼女を優先的に探すつもりはない
がアイズ達を探していることを彼らに話していいか見極める必要もあるのでとりあえず
鳴海まどかというカードを提示する。
「む、正義の味方としてか弱い女性は放っておいてはいかん。すぐに探すぞ!!」
「まだ、ブレーキの修理が終わっていない」
「さっさと直しとけジール・ボーイ!!」
どうやら、故障中の様らしい。何か工具がないかと思い車に近づく。
そして、運転席から車の後ろの方に走る妙な二筋の溝を見つけた。これは何だろう?
「それは俺が車を止めるため両足で踏ん張って止めた後だ」
「はい?」
まさかと思い足を見る。それは泥や砂で汚れていた。
そのサイズは地面にできた溝にぴったりと合う。
信じられないが死んでしまった僕が生きていたり一瞬で人間をテレポートさせるよりは
現実的ではあると思い、気を取り直してトランクの中を調べる。
工具箱があったため、ジール・ボーイがねじを数本だめにしながらブレーキを直す。
そして、誰が運転するかでもめたがカイザートは右足を捻挫しており、
ジール・ボーイは全員が承知せず。ジュジュは論外であったため消去法で
僕が運転することになった。そして、それぞれの目的のために僕達は北に
向かって出発した。
【H-4砂利道/一日目/1:35】
【ジール・ボーイ@マテリアル・パズル】
[状態]:健康。右後部座席に乗っている。
[装備]:なし
[道具]:荷物一式
[思考]:1、夜馬やゲームに乗った者を倒す
2、仲間を探す。
3、アクア、御風、リュシカと合流し、主催者を倒す
【カイザート@マテリアル・パズル】
[状態]:右足首を捻挫。左後部座席に乗っている
[装備]:古器鎧@魔法陣グルグル
[道具]:荷物一式
[思考]:1、正義のために行動する
2、仲間を探す
3、主催者、夜馬、ゲームに乗った者を倒す
【ジュジュ@魔方陣グルグル】
[状態]:健康 。助手席に乗っている
[装備]:なし
[道具]:荷物一式 、火遁一号(残弾八発)@里見☆八犬伝
[思考]:1、仲間を探す
2、祭壇と聖水が欲しい
【カノン・ヒルベルト@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康 、運転中
[装備]:杉小路くんの愛車@清村くんと杉小路くんと
[道具]:荷物一式 、コテ大とコテ小@王様の耳はオコノミミ
[思考]:1、仲間を探す
2、鳴海歩、アイズ・ラザフォード、竹内理緒を命に代えてもこの島から脱出
させる
[備考]車には工具箱が積まれています。
予約していたのを投下。
カノン視点で書いてみました。無難に動かして、ブラックスター達と合流
しないようにしてみました。判定よろしく。
乙!!
理緒がもう死んでるからな。カノンが不憫だ…
乙
つーか現在最強クラスのパーティじゃね?
支給品コテてw
GJ!
最強パーティだけにヴォーカル&マリィとか厄介な強マーダーにぶつけられそうで怖いw
287 :
紅い、悲劇:2006/10/09(月) 14:51:53 ID:???
バトルロワイアルという名の狂った遊戯が、道化師の手により開幕した直後。
その悪趣味な舞台の一角に一人の参加者が降り立った。
月光の差し込む森の中に、静かに佇む妙齢の女性。
背中に向けて流れる金髪は月明かりを受けて、美しく輝いている。
露出度の高い豪奢なドレスを身に纏うその姿は、舞踏会に向かう貴族の娘といった風貌である。
殺し合いという舞台にそぐわない姿をしたその女性――ブリジット・アーヴィング・フロスハートは、
先程起こった事態とそれに伴って入手した、様々な情報の整理を行っていた。
この馬鹿げたゲームのルールの事、自らの首に巻きついた首輪の事、その首輪で死んだ女の事、
そして、果たして自分はこのゲームにのるべきなのかどうかと言う事・・・
「茶番(ファルス)だな」
しばしの沈黙の後、ぽつりとそう呟く。
こんなくだらない事に付き合う理由などはどこにも無い。
蓮火とエセルを探し出し、首輪を解除し、忌々しい道化師を殺せばいい。
さしあたって、あの道化自体にそれほど脅威を感じなかった。
もし裏に何者かが居るとしても、(おそらく、十中八九存在するだろうが)
道化師を倒す過程で戦略を練ればいい。
(むしろ、赤薔薇がどう動くかが一番の問題か)
赤薔薇――彼女の敵であり養父でもある、最強のヴァンパイア。
星人フィオの襲来により、彼とは一時の休戦協定を結んだものの、
それはアーデルハイトの封印を解くという、極めて打算的な条件がついてのことである。
状況が変わってしまったこの地では、協定が無効になっている可能性も考えなければならない。
赤薔薇がゲームにのるか否か・・・どちらにしろ、注意すべきには違いない事実だった。
(・・・ともかく、まずは蓮火とエセルを探すべきか)
手元の鞄を開き、中に手を差し入れながら、ブリジットは考える。
そして、もう二人。黒鳥の五十代目、比良坂花雪。
四十九代目の小松原ユキ・・・もっとも彼女が自分達の知る人物と、
まったく同じであるという保障は何処にも無いのだが。
288 :
紅い、悲劇:2006/10/09(月) 14:53:51 ID:???
と、そこまで考えたとき、鞄の中に入れられたその右手が、何かグリップのような物を掴んだ。
おそらくは支給された武器なのだろうと思い、鞄からスッと引き剥く。
薄く開かれた隙間から引き抜かれたそれ――ごく一般的な形をした鈍器を月光に照らし・・・
「!?」
そのまま、ブリジットは勢いよく横に飛び退った。
それとほぼ同時に、正面から軽い爆発音のような物が響き、背後にあった樹木に穴が一つ穿たれる。
地面を転がりながら体勢を整え、銃弾が飛んできた方向へ向き直る。
そこには、闇の中へと消える銀髪の少年の姿があった。
(ゲームにのった人間か・・・)
おそらくは、一発で仕留め切れなかったので逃走したのだろう。
罠の可能性も無いわけではない、追う必要性は無いだろうと判断する。
そして、ブリジットは体についた泥を払いながら起き上が・・・ろうとして、
自分の手にしたバットに赤いものが付着している事に気がついた。
森の中をジグザグに進みながら、アイズ・ラザフォードは先程の出来事を思い返していた。
支給されたコルトガバメントを手に、周囲の探索を開始したアイズは、
それから数分もしないうちに、あるものを発見した。それは、金属バットを手に佇む金髪の女。
(ゲームにのった人間か・・・)
月光に照らされたバットにおびただしい血痕を確認し、アイズは躊躇せず銃の引き金を引く。
脱出の障害になりえる者の排除。その目的で放たれた弾丸は、
しかしその役目を果たすことなく、女の背後にある樹木へと突き刺さったのだった。
(できれば、首輪を入手したかったところだが・・・まあ、仕方ないだろう)
少年は駆ける。首輪を解除し、知り合いらと共に脱出するために。
希望を絶やさぬために。自らの誤解に気づかぬままに。
289 :
紅い、悲劇:2006/10/09(月) 14:54:37 ID:???
【E-2北部/1日目/0:20】
【ブリジット・アーヴィング・フロスハート@ヴァンパイア十字界】
[状態]:健康、頭を抱えている
[装備]:ちんちくりんステッキ(金属バット)@ジャングルはハレのちグゥ
[道具]:荷物一式
[思考]:1、銀髪の少年(アイズ)を追い、誤解を解く
2、刃蓮火、エセルバート高橋を探す
3、比良坂花雪と小松原ユキに接触
4、首輪を解除し、道化師を倒す
[備考]※赤薔薇が敵対するかどうか判断しかねています
※ユキの存在は主催者側の罠の可能性が高いと考えています
【E-2南部/1日目/0:20】
【アイズ・ラザフォード@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康
[装備]:コルトガバメントM1911A1@鋼の錬金術師
[道具]:荷物一式
[思考]:1、ゲームに乗った人間の排除
2、首輪を入手し解析、解除する
3、知り合いと共にゲームからの脱出
[備考]:※金髪の女(ブリジット)がゲームにのっていると誤解しています
ブリジット、アイズ投下しました
リアル遭遇ktkr!
GJ!
アイズはマーダーキラーか……
順調に出揃ってきてるね
>>290GJ
二人とも乗っていないのに…この誤解が後々どうなるか楽しみです。
でも、アイズもカノンも報われないな。りおが乗っていてしかもすでに
息絶えているなんて。
そういえばリオは乗ってたね…
これでアイズが誰かを誤殺でもした日には……
GJでした
294 :
愛故に疾走:2006/10/09(月) 18:02:57 ID:???
刃蓮火がこの地に降り立ち、最初に思ったこと。
「面倒くせぇ……」
正直、それしか感じなかった。
自分が死ぬかもしれないという恐怖よりもまず、なんでこんなことをせねばならないのだ、という不満が先に押し寄せてきた。
誰を殺すつもりもない。もちろん、殺されるつもりもない。
あのピエロの指示に従うのも癪だったということも重なり、蓮火はとことんまでゲームに消極的だった。
ただでさえ、元居た世界は今、異星人の来訪で大変な事態になっているのだ。
こんなところで茶番に付き合っている暇はない。
そんな彼の考えは、支給されたザックの中に入っていた――参加者名簿を見たことで一変される。
このゲームに参加している53人の中には、見知った知人が五人もいたのだ。
「赤薔薇……!」
真っ先に目に付いたのは、宿敵ローズレッド・ストラウスの名前。
思い人、小松原ユキを殺害されて早数年。未だ復讐を果たせていない相手が、このゲーム内にいる。
蓮火はこの境遇を、おもしろい、と感じた。
元居た世界では、星人フィオの来週により有耶無耶になった赤薔薇との決着だが、この世界ではそれを阻むものはいない。
異星人の脅威がないこの地こそ、赤薔薇との決着を着ける絶好の戦場なのかもしれない。
赤薔薇とはいずれ決着をつける。小松原ユキのことも含め、いつかは打倒しなければいけない相手だ。
殺し合いのゲーム――なんとも御誂え向きな余興じゃないか。
295 :
愛故に疾走:2006/10/09(月) 18:03:31 ID:???
蓮火は来るべき赤薔薇との決戦に士気を高め、さらに名簿に目を通す。
赤薔薇の次に目に入ったのは、同士であるブリジット、エセルの名。
彼等とは争う理由がない。ゲームにも乗らないとは思うが、可能なら合流しておくべきか。
それは、小松原ユキの生まれ変わりであり、赤薔薇打倒の切り札でもある、黒鳥憑きの比良坂花雪も同じこと。
彼女を死なせるわけにはいかない。
赤薔薇を抑え込むための戦力としてはもちろん――ユキと生き写しの姿を持つ彼女に死なれては、生きた心地がしない。
(当面の敵は赤薔薇だけか……ブリジットの奴は反対するだろうが、関係ねぇ。
せっかく巡ってきたチャンスだ。赤薔薇……今度こ、そ)
滾る闘争心を燃やしながら、蓮火は最後に、信じられないものを見た。
小松原ユキ。
赤薔薇に殺され、
復讐を誓った、
あの女性。
最も愛し、
最後までこの手で抱き止めた、
あの女性の名前が、
296 :
愛故に疾走:2006/10/09(月) 18:04:28 ID:???
蓮火は名簿をクシャクシャに握り締め、そのまま明後日の方向目指して駆け出していってしまった。
居場所など分からない。
が、きっとこの島のどこかにいる。
小松原ユキが。
死んだはずの彼女が。
ただ、愛する彼女を求めて。
走らずにはいられなかった。
【G-6/一日目/0:10】
【刃蓮火@ヴァンパイア十字界】
[状態]:健康、動揺
[装備]:村雨@里見☆八犬伝
[道具]:荷物一式
[思考]:1、小松原ユキを捜す。
2、赤薔薇と決着をつける。
3、ブリジット、エセル、花雪との合流。
4、邪魔をする者には容赦しない。
刃蓮火を投下しました。
>>297GJ
小松原ユキに対する蓮火の反応がよかったですよ。
でも、蓮火に村雨か…、赤薔薇やばいな。
>>290 GJ
割りと周囲に人がいないか二人が今後誰に遭遇するのか予想ができない
勘違いは悲劇の引金になりやすいからwktk
>>297 元ネタ知らないから感想言えないけど、GJでした
ガンガンロワ的に死者の生前の話は有り?
前後に矛盾が生じない程度の話なら個人的に有りでいいかなと思うんだが……
>>299ありにするしかない。
原作だと小松原ユキが死んでから50年後に比良坂花雪が原作に登場。
(蓮火達はダンピールだから人間より長生き
他にも話の流れ的に鳴海まどかがカノンが死んだことを知っていないといけない。
でも、星村マキナなんかはゾンビ状態で参加していたりするしオル・ゴールは
死者蘇生もできたりするから問題なかったりする。
302 :
299:2006/10/09(月) 19:42:33 ID:???
>>300 わかりにくかったみたいですまなかった
>>301の言う通りのことが聞きたかったんだ
ラノワでよくある補完話みたいな感じでさ
例えば一発退場したマキナが椿と遭遇する前の話とか、ギータ視点の話とか、そういうの
303 :
300 :2006/10/09(月) 19:52:54 ID:???
>>302ごめん勘違いした。
いいと思うよ、これまでのストーリーを破談させない程度の話なら。
>>293 >これでアイズが誰かを誤殺でもした日には……
誤殺した相手が歩かブレチルだったら兎も角、
他のキャラを誤殺しても大して気にし無さそうな感じが…
理緒が既に死んでるのを知ったら、マーダーキラーから
マーダーにシフトしそうだな。
目的とか全て投げ出しそう。
俺はスパイラル良く知らないんだが、
アイズと理緒は恋仲なの?
>>305 全然。
強いて言えば、アイズにしてみれば理緒は
他のブレチルと比べるとまだ大事にしているというか、
執着心があるというかって感じだな。
まあ、基本的にアイズはブレチルは皆大事で、
他の人間の事は屁とも思っていない(一部例外有り)
って感じだけどな。
似たような感じで、カノンはアイズが一番大事で、
それ以外はどうでもいい(表面上仲良くするが)
って感じ。
まあ、ブレチルは全員異母兄弟(この中ではアイズが一番最後)なんだが。
ありがとう。
全員血縁だったのか…。
>>307 父親の精子を母親の卵子に体外受精とかだったと思う。
御風、エル、鳴海まどか、天野邪子を予約します。
ポポッポッポッポッ ポポッポッポッポッ ポポッポッポッポッポッポッポッ
『みなさぁぁぁん! すでに一名、ダンスショウへの参加が決まりましたぞぉぉぉ!
それを記念して、今回は特別に早めに集まった方には私がダンスレッスンをすることを決めましたぞぉ!
さらに飲み込みが早かった方は、なんとバックダンサーになれます、是非お集まりくださいませぇぇ!!』
―――――奇面組のパクリでもいるのかい?
警察署二階で獲物を待ち構えていたときおっさんの声やピアノの音が聞こえた。
おそらく、メガホンか何かを使って呼びかけていると思ったが無視することにした。
「アタシが殺りに行かなくたって誰かが殺るさ。メガホンとかは死亡フラグなんだからね」
そう呟き、獲物が現われるのを再び待つことにする。そして貧乏臭い格好の男が声の方に
行こうとするのを見つけた。チャンスだと思い、男の頭に狙いをつけて引き金を引いた。
パパパパ!
だが、その男はこちらの方を見ることもせず着弾地点からすばやく飛び跳ねた。
「な、銃弾を避けた?!」
そして、こちらに向かって駆け出してくる。
「チィ!墜ちろ!墜ちろ!堕ちろぉぉぉぉぉ!!」
パパパパパパパパパパパパパパパパ!
だが、相手はまるで疾風のごとく迫り、銃弾の嵐を掻い潜ってくる。
そして、男は建物の入り口に飛び込んだ。
――――――弱そうに見えて、こいつは化け物かい?!
そう思ったが逆に逃げるチャンスだと思い、二階から飛び降りなんとか着地する。
「待て――――――ッ!!」
だが、男が何時の間に追いついたのか二階の窓から実を乗り出しこちらに跳躍してきた。
「馬鹿が!!」
空中では避けようのないそいつに向かって銃を構えようとした。
ギィィィィィィィィン!
だが、高速で飛来してきた鈍い色をした何かが右腕から銃を弾き飛ばす。
「クッ!」
傷ついた右腕を左手で押さえながら後ろに向かって逃げ出そうとする。
だが、何時の間にか回り込まれた。
「悪いな。俺は脚には自信があるんだ」
相手はベアトラップにロープがついたような物を構えながら言った。
「降参しろ!!俺はゲームには乗っていない。アクア達と合流できれば脱出できるはずだ」
だが、降参しろと言われて降参するつもりはないし脱出も目指すつもりはない。
あくまで、優勝狙いの自分に情けなど無用である。
「ハッ!さっさと殺しな!情けなんて受けないよ!!」
「俺はこんなことに付き合うつもりなんてない、降参してくれ!」
だが、向こうは甘ちゃんではあるが決して構えを解くつもりはないらしい。
――――――こうなりゃ玉砕覚悟で突っ込んでやる。
そう思ったとき男の背後の方から何かが聞こえた。視線を少しずらし相手の背後の方を見る。
「パパさま―――――!!ママさま――――――ちゃい姉さま―――――!!
でか姉さま――――――!!どこ――――――!?」
見えたのは泣きじゃくる紫色の髪のオレンジ色の服を着た少女がこちらに近づいて来る様子だった。
男は気付いてはいただろうが先にこちらを無力化しようと、腰を落とし飛び掛って来ようとする。
「パァ…あっ!!」
そのとき少女が転んだ。その瞬間にチャンスだと思い銃に飛びつく、
男は後ろに気を取られたのかタイミングをずらしたらしく、僅かにこちらに
飛び掛かるのが数秒遅れた。かまわずに右腕の痛みを堪えながら引き金を弾く。
パパパパパパパパパパパパ!
「がああああああああああああ!!」
「い、いやあああああああああ!!」
そして、男は叫び声を上げながらその場から動かず死のダンスを踊り、銃弾でロープが
千切れたベアトラップとぼろぼろのザックを落とし仰向けに倒れた。
「…チッ、子供を守って死ぬたぁ、かっこいいじゃねえか」
正義感の強そうなやつだと思い、少女に射線を合わし避ければ少女に当たるように
狙えば庇うと予想した、だが避けることができない人間を殺してしまったことが
なんとも後味が悪い。そうは思うものの今はバトロワ編で情けなど入れる余地はないと思い直す。
そして、銃声と男の死により気絶したらしい少女をみる。
――――――さて、どうすっかね?
そして、少女を殺すことに迷いを抱いている自分に気付く。
――――――今更だねぇ。
そうして、少女に止めをさす為に立ち上がり一歩踏み出す。
「うおおおおおおおおおおおお!!」
だが、突然男が飛び起き少女を抱え走り出した。
「まだ、生きてた?!」
反射的に銃を向け引き金を弾いた。
カチ。カチ。カチ。
「チッ、弾切れかい」
そのまま、銃を放り捨てる。
もうすでに相手は見えなくなっており追いかける気も起きなかった。
そして、後に残された武器と少女が気絶した際に落としたであろうザックを拾いあげ
中身をみる。そこには拳銃が入ってあった。
「ベアトラップとグロックか。サブマシンガンの代わりにはなるかねぇ」
そう思い、傷ついた体を休めるため荷物をまとめ警察署内に戻ることにした。
――――――さて、どうする?
一通り町を探索し、もう一度民家に隠れている彼と接触しようかと思っていたとき
ピアノの音やマシンガンと思われる銃声、妙な踊りの呼びかけ等がが聞こえてきた。
まずは、銃声を調べるべきだとは思ったが南から聞こえてきた
ピアノの旋律が歩の顔を思い出させてしまったことと民家に篭る人物を放っておいても
いいものかと思い、どう動くか決めあぐねていた。
「とにかく襲われているかもしれない人を助けないと」
そう結論を下し銃声のした方へ行こうとすると物凄いスピードで近づく何かが見えた。
とりあえず、物陰に隠れて様子を窺う事にする。
走ってきた人物は街中に入ると力尽きたように倒れた。その青年は血塗れになっており
自分の血で染まった何かを抱きかかえているようだった。私は慌てて駆け寄る。
「あなた!大丈夫?!」
だが、これまで死体を見慣れてきた私にとってはこの出血量と負傷ではとてもではないが
助からないだろうとは思ったが彼のぼろぼろの姿を見るとそう言わずにはいられなかった。
彼は焦点の合わない瞳でこちらを向き、息も絶え絶えに唇を動かす。
「ハァハァ……あ…あんたが……の…乗ってい…ない…な…ならこ…この子を…た…頼みま…。
そ…それ…と…あ…アクア達……や…約束…ま………も………………」
そう言い残してそれっきり彼は喋らなくなった。私は目をそっと撫で彼の瞼を閉じさせた。
「分かったわ、あなたの遺言は叶えてあげる」
そして、腕の中にある子供を取り出す。どうやら彼の血で全身が濡れているようだが命に
危険があるような傷はなく気絶していたためそのまま手近な民家の中へ運びベッドの上に
横たえる。そして、彼も民家の中へ引きずり上着を被せ、掌を合わせ冥福を祈ることにする。
そして、彼らを襲った相手を捕まえようとは思ったが、この子を放っていけないとは思い。
まずは、この子の安全を確保することを優先した。
【D-5警察署内/一日目/1:10】
【天野邪子@フラッシュ! 奇面組】
[状態]:投げベアトラップにより右腕負傷、少し疲れた
[装備]:グロック 17(残弾17発)@突撃!パッパラ隊
[道具]:荷物一式×2、タバコ数箱 、投げベアトラップ@TWIN SIGNAL
[思考]:1、体を休める
2、ガンガン殺す
3、優勝を狙う
[備考]:邪子は現状を現実ではないバトロワ編だと思っています
弾切れのイングラムM10サブマシンガンと
銃弾の雨でぼろぼろになった御風の荷物は【D-5警察署付近】に放置。
投げベアトラップはロープ部分がなくなっています
【C-6とD-6の間の民家/一日目/1:25】
【エル@PON! とキマイラ】
[状態]:御風の血で血まみれ、気を失っている
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:1、パパさま―――――!!ママさま――――――ちゃい姉さま―――――!!
でか姉さま――――――!!どこ――――――!?
【鳴海まどか@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康 、スーツの上着を着ていない、シャツの袖が血に濡れている
[装備]:麻酔弾専用ハンドガン@スパイラル〜推理の絆〜
[道具]:荷物一式、金妖@ヴァンパイア十字界
[思考]:1、この子の安全確保
2、ピアノの音とマシンガンの音と踊りの呼びかけのする方向を調べたい
3、歩他、協力者、アクアという人物を探す
4、ゲームの中断
5、頃合を見計らって、もう一度夜馬に接触してみる
[備考]まどかの服の上着は御風の遺体に被せています。
まどか達がいる民家の前には血だらけの御風を引きずった跡があります。
【御風@マテリアル・パズル 死亡】
【残り46人】
御風、エル、鳴海まどか、天野邪子を投下。
…本当なら、御風が邪子から逃げるまでで切った方がよかったかもしんない。
描写に問題があるか判定してください。
GJ!
ミカゼ退場はまぁ妥当だったと思うよ
参加キャラ多い作品から序盤の間引きに使われるのはよくあることだし
GJ!
ただマシンガンの予備の弾丸の様なものは無かったのでしょうか?
そこだけが気になりました。
えーage
GJ!
俺もマシンガンの予備マガジンが気になったかも
確か理緒のにはついてなかったっけ?
新作乙!
ミカゼ死ぬの早え!
好きなキャラだが後半まで生き残っても役に立ちそうにないから、ここで退場が妥当か…
>>318〜
>>321レスありがとうございます。
天邪鬼に御用心!だと予備マガジンのことが書かれていなかったので
ないと判断しました。
でも、他の人の作品もあまり予備マガジンのことに触れられていないといっても
雷神剣等が出てるなか、銃に予備マガジンがないのはきつそうなので
『御風の運命は女性によって回る』をいったん破棄して明日にでも修正作を
投下します。修正内容は誤字や道具欄の予備マガジンの追加です。
ミカゼー!……GJと共にちょいショック。
気になったんだけど、この時のミカゼは仮面あり?なし?
まぁ死んでしまったからあんまり関係ないが……では修正がんばってください。
デス・ザ・キッド、キイチ、千津、ロイを予約します。
乙!
ミカゼ好きな人多いな。俺もショックだが。でもミカゼらしい死に様で良かった。
アクアはショック受けるだろうな…ああ見えて結構精神的に弱いし…
「ネックはこの“首輪”か」
自身の首筋に指を当て、男は歯がゆそうに呟いた。
青の軍服に身を包み、童顔に備わる瞳で虚空を睨みつけるこの男――人読んで『焔の錬金術師』ロイ・マスタング。
階級は大佐。得意技は発火。目標は大総統。嫌いなものは、理不尽な死。
かつてロイが現地で経験した大戦――イシュヴァールの内乱では、罪もなき人々が、将来を期待された子供達が、労わるべき老人達が、イシュヴァール人であるという理由だけで虐殺された。
その戦争に不快を覚えつつも、初めから最後まで戦場に立っていたロイ。
だからこそ、無駄に流れる血があってはならない。そう思うのだ。
(成分は鉄か……いや、何か違うな。もっと特殊な金属で出来ているように思える。
だがこの程度の首輪、錬金術なら簡単に細工できる。
それこそ、両手をパン!と合わせるだけで錬成をこなせる『鋼の』なら、こんな首輪などまるで意味を成さない。
主催者側は錬金術を知らないのか、もしくは錬金術が通じないよう仕掛けが施されているか……)
誰もいない荒野のど真ん中、首輪に対する対象法を考えながら、ロイは大胆にも一人歩きを続けていた。
空を見れば、既に朝日が昇り始めているではないか。
遭遇すれば協力関係が築けるであろうエルリック兄弟、アームストロング少佐はもちろん、要注意人物である『ゲームに乗った者』とも出会いはない。
ともかく、この首輪が厄介だ。
なんとかゲームから脱出するにしても、首輪に繋がれた状態では満足に逃亡も図れない。
錬金術を使っての形状変換による解除……一見容易にも思えるが、十中八九罠が潜んでいると見ていいだろう。
鎖に繋がれた犬は、その鎖を引きちぎれないからこそ飼い犬なのだ。
「ならば、その鎖を繋いでいる杭を引っこ抜けばいい」
そうすれば、飼い犬は飼い主の下を離れる。
要するに、この首輪の盲点を付けばいいのだ。
それにはまず、首輪を知ることが重要だ。
まさか自分の首に繋がった状態の首輪を調べるわけにはいかないが、脱出への第一手として、首輪の解析はなくてはならない。
とくれば、残された手段は一つ。
『他参加者の、首輪を入手する』
『=死者から首輪を拝借する』
もちろんロイ自身は、脱出のために誰かを殺すつもりはない。
どこかで無償で首輪が手に入れば幸運だが、どう覆してもそれは誰かが死んだことに変わりない。
首輪の入手=誰かの死。
誰かが死ななければ、脱出の糸口は掴めない。
「八方塞か……む」
一瞬、眩しく照らす朝日に目を眩ませたロイは、前方に人影を見た。
物凄いスピードでこちらに向かってくる。
見たところ女性のようだが、そうとは思えないほどの荒々しい走りだった。
豪快に走り飛ばしてきた女性は、ロイの眼前まで迫ってきたところで停止。
やたらと大きく目を開き、ロイに注目している。
歳は十代、女性というよりまだ少女か。
それでも女性は女性。敬意を払わなければ。
「やあレディ。私の名前はロイ・マスタング。堅苦しい格好をしているが、私に交戦の意思はない。できれば、どこか静かなところでお話でもしないかな?」
「…………」
紳士的な振る舞いで接してみるが、少女から返答はない。
数々の女性を手駒に取ってきた軍内きってのプレイボーイであるロイも、この少女の扱いには手詰まりのようだ。
なにせ、少女は今『呪われている』のだから。
「ウニョラー!」
少女が喋った――と認識したが、言語が理解できない。
う、ウニョラー? 脳内のありとあらゆる言語文化を調べてみても、該当する単語は見当たらない。
彼女の造語か? それとも最近流行の挨拶か何かだろうか?
ロイが一秒間ほど混乱で沈黙していると、
「トッピロキー!」
再び少女が叫び、襲い掛かってきた。
ウニョラーに続き、今度はトッピロキーときた。
明らかに人間が喋る言語ではない――いったい彼女は何者?
混乱を増すうち、ロイは襲い掛かってきた少女、『青とうがらし』の呪いにかかってしまったバーサーカー千津の猛攻を受けることになる。
「いた!? イダダダダ!!?」
「モッチョレー!」
ひっかく、かみつく、ほえる。
レディには似つかわしくない荒々しい攻撃の数々に、ロイの混乱は加速する。
そして、残念な結果に辿りついた。
(なるほど……この『どこかの秘境民族』らしい少女は、ゲームに乗る道を選んだということか)
千津を、敵、と認識したのだ。
ロイは、自身の喉元目掛けて突っ込んできた千津の腕を捕獲。
そのまま大きく身体を捻り、千津を投げ飛ばしてしまった。
「ウニョロー!?」
地にスライディングし、おでこに擦り傷を作る千津。
その痛々しい姿に心を痛めたロイだったが、これも防衛。致し方ない。
「甘く見ないでくれたまえ。女性に暴力を振るうのは吝かではないが、君がゲームに乗っているというのであれば仕方がない。
発火布はないが、私はこの若さで大佐の地位にまで上り詰めたの天才(自分で言うのもなんだが)。
軍隊格闘もお手の物だ。炎が起こせないからといって……無能と思うな!!」
地面にスッ転んだ少女相手に、ズビシッと指差す軍人の姿は、それはそれは大人気なかったという。
ロイが、「決まった。これで彼女が戦意をなくしてくれれば幸いだが……会話はどうするべきか。さすがの私でもウニョラー語(仮名)は分からんぞ」と思ったその矢先、
ダンッ、と。
ロイの両足を狙って二発、銃弾が打ち込まれた。
「グゥッ!?」
急に襲ってきた痛みに悶絶し、膝を折るロイ。
まさか、敵の増援――それとも彼女に仲間が!?
痛みで思考が定まらない中、銃を撃った張本人は、既にロイの背後にいた。
「……ッだ、れだ、おまえ達は!?」
「フン。強姦などに名乗る名前はないわ」
「そうだヤ! そうだヤ! モテないからって犯罪に走っちゃいけねーヤ! 早くその姉ちゃんから離れるヤ!」
背後にいたのは、二丁拳銃を構える黒スーツの少年と、後方にツバの付いた見慣れぬ帽子を被る少年。計二人。
「こ、この私を強姦……その上モテない無能だと!?」
「ヤ、無能は言ってないヤ」
どうやら、この二人はロイを強姦と間違えて襲ってきたらしい。
状況一片、三対一。だが、事情を説明すれば十分に分かり合えるはずだ。
と、ロイが口を開こうとしたその瞬間。
「ウニョラー!!」
転んだ千津が起き上がり、奇声を上げた。
目まぐるしい勢いで三人を見渡し、そのうちの一人、帽子の少年目掛け、
「え」
襲い掛かった。
「わぁぁぁぁ! なんだヤこの姉ちゃん! なんか、なんかこっち来てるヤァァァァァァ!!?」
「トッピロキー!」
ロイから帽子の少年にターゲットを代え、千津が襲い掛かる。
反射的に足が動き、迫ってくる千津から逃げた。
「お、追ってくるヤァァァァ!!」
帽子の少年が逃げ、千津が追いかける形で二人の影がどんどん遠くなっていく。
その後姿を見て、黒スーツの少年は銃を収めた。
「まったくあのバカは、何を遊んでいるんだ」
やれやれと言わん表情を浮かべ、黒スーツの少年は二人を追いかけるべく走り去ろうとする。
背を向けた少年に、ロイは弁解を諮ろうと一言言おうとするが、
「ま、待ってくれ! さっきのことなんだが、実はごか……」
ドンッ!
と銃声再び。
ロイを沈黙させる目的で放った銃弾は、ロイの頬スレスレで地面に消えた。
「ハン。貴様のような強姦、殺す価値もない。 だいたいなんだその軍服は。
てんでバラバラ、統一感の欠片もない。もっと左右対称を心がけたデザインにするべきだ」
いや、なにそれ?
黒スーツの少年は鼻でロイを嘲笑い、その場をダッシュで走り去っていた。
後に残されたロイは、両足を負傷しているため走ることもままならない。
少女に襲われ、強姦に間違われ、挙句ファッションについてまで貶されたロイ。
風が虚しさがを運ぶように、ひゅう〜っ、という音が鳴った。
「わ、私は無能でも強姦でも非モテでもないぞ……」
その言葉を聞いてくれる人は誰もいなかった。
虚しい。
【C-2・荒地/一日目/5:10】
【デス・ザ・キッド@ソウルイーター】
[状態]:健康
[装備]:コルトM1911×2@鋼の錬金術師
[道具]:荷物一式
[思考]:1、キイチを追う。
2、ソウル達を探す。
【虎ノ宮貴一@王様の耳はオコノミミ】
[状態]:健康
[装備]:発火布@鋼の錬金術師
[道具]:荷物一式
[思考]:1、よく分からないけど、とにかく追いかけてくる姉ちゃんから逃げるヤ!
2、とりあえずキッドについて行くヤ
【相田千津@PON!とキマイラ】
[状態]:ウニョラー化、おでこに擦り傷
[装備]:なし
[道具]:荷物一式、青とうがらし×4@魔法陣グルグル
[思考]:ウニョラー!
[備考]:※千津は現在凶暴化しています。自我はほとんどない状態です
※ウニョラー化は一種の呪いであり、元に戻るには解呪の儀式が必要ですが、
このゲーム内では強い衝撃を受けると元に戻ります
【ロイ・マスタング@鋼の錬金術師】
[状態]:精神的疲労。両足に銃創(歩行はなんとか可能。無理をすれば走ることも可能)
[装備]:なし
[道具]:荷物一式 、支給品(本人は確認済み)
[思考]:1.少年達の誤解を解きたい。
2.エド、アル、アームストロングとの合流。
3.首輪の解析、解除。
[備考]:※千津をゲームに乗ったマーダーと思い込んでいます。
あんまり予約した意味がなかったかも。
キッド、キイチ、千津、ロイ投下しました。
ポポッポッポッポッ ポポッポッポッポッ ポポッポッポッポッポッポッポッ
『みなさぁぁぁん! すでに一名、ダンスショウへの参加が決まりましたぞぉぉぉ!
それを記念して、今回は特別に早めに集まった方には私がダンスレッスンをすることを決めましたぞぉ!
さらに飲み込みが早かった方は、なんとバックダンサーになれます、是非お集まりくださいませぇぇ!!』
―――――奇面組のパクリでもいるのかい?
警察署二階で獲物を待ち構えていたときおっさんの声やピアノの音が聞こえた。
おそらく、メガホンか何かを使って呼びかけていると思ったが無視することにした。
「アタシが殺りに行かなくたって誰かが殺るさ。メガホンとかは死亡フラグなんだからね」
そう呟き、獲物が現われるのを再び待つことにする。そして貧乏臭い格好の男が声の方に
行こうとするのを見つけた。最初の石畳のフロアで自分の隣にいた狐のお面を被った男に
似ていると思ったが、チャンスだと確信し男の頭に狙いをつけて引き金を弾いた。
パパパパ!
だが、その男はこちらの方を見ることもせず着弾地点からすばやく飛び跳ねた。
「な、銃弾を避けた?!」
そして、こちらに向かって駆け出してくる。
「チィ!墜ちろ!墜ちろ!堕ちろぉぉぉぉぉ!!」
パパパパパパパパパパパパパパパパ!
だが、相手はまるで疾風のごとく迫り、銃弾の嵐を掻い潜ってくる。
そして、男は建物の入り口に飛び込んだ。
――――――弱そうに見えて、こいつは化け物かい?!
そう思ったが逆に逃げるチャンスだと思い、二階から飛び降りなんとか着地する。
「待て――――――ッ!!」
だが、男が何時の間に追いついたのか二階の窓から身を乗り出しこちらに跳躍してきた。
「馬鹿が!!」
空中では避けようのないそいつに向かって銃を構えようとした。
ギィィィィィィィィン!
だが、高速で飛来してきた鈍い色をした何かが右腕から銃を弾き飛ばす。
「クッ!」
傷ついた右腕を左手で押さえながら後ろに向かって逃げ出そうとする。
だが、何時の間にか回り込まれた。
「悪いな。俺は脚には自信があるんだ」
相手はベアトラップにロープがついたような物を構えながら言った。
「降参しろ!!俺はゲームには乗っていない。アクア達と合流できれば脱出できるはずだ」
だが、降参しろと言われて降参するつもりはないし脱出も目指すつもりはない。
あくまで、優勝狙いの自分に情けなど無用である。
「ハッ!さっさと殺しな!情けなんて受けないよ!!」
「俺はこんなことに付き合うつもりなんてない、降参してくれ!」
だが、向こうは甘ちゃんではあるが決して構えを解くつもりはないらしい。
――――――こうなりゃ玉砕覚悟で突っ込んでやる。
そう思ったとき男の背後の方から何かが聞こえた。視線を少しずらし相手の背後の方を見る。
「パパさま―――――!!ママさま――――――ちゃい姉さま―――――!!
でか姉さま――――――!!どこ――――――!?」
見えたのは泣きじゃくる紫色の髪のオレンジ色の服を着た少女がこちらに近づいて来る様子だった。
男は気付いてはいただろうが先にこちらを無力化しようと、腰を落とし飛び掛って来ようとする。
「パァ…あっ!!」
そのとき少女が転んだ。その瞬間にチャンスだと思い銃に飛びつく、
男は後ろに気を取られたのかタイミングをずらしたらしく、僅かにこちらに
飛び掛かるのが数秒遅れた。かまわずに右腕の痛みを堪えながら引き金を弾く。
パパパパパパパパパパパパ!
「がああああああああああああ!!」
「い、いやあああああああああ!!」
そして、男は叫び声を上げながらその場から動かず死のダンスを踊り、銃弾でロープが
千切れたベアトラップとぼろぼろのザックを落とし仰向けに倒れた。
「…チッ、子供を守って死ぬたぁ、かっこいいじゃねえか」
正義感の強そうなやつだと思い、少女に射線を合わし避ければ少女に当たるように
狙えば庇うと予想した、だが避けることができない人間を殺してしまったことが
なんとも後味が悪い。そうは思うものの今はバトロワ編で情けなど入れる余地はないと思い直す。
そして、銃声と男の死により気絶したらしい少女をみる。
――――――さて、どうすっかね?
そして、少女を殺すことに迷いを抱いている自分に気付く。
――――――今更だねぇ。
そうして、少女に止めをさす為に立ち上がり一歩踏み出す。
「うおおおおおおおおおおおお!!」
だが、突然男が飛び起き少女を抱え走り出した。
「まだ生きてた?!」
反射的に銃を向け引き金を弾いた。
カチ。カチ。カチ。
「チッ、弾切れかい」
空のマガジンを取り出し新しいのと交換する。
だが、もうすでに相手は見えなくなっており追いかける気も起きなかった。
そして、後に残された武器と少女が気絶した際に落としたであろうザックを拾いあげ
中身をみる。そこには拳銃が入ってあった。
「ベアトラップとグロック、それにマガジンが2つかい。幸先は悪かぁないね」
そう思い、傷ついた体を休めるため荷物をまとめ警察署内に戻ることにした。
――――――さて、どうする?
一通り町を探索し、もう一度民家に隠れている彼と接触しようかと思っていたとき
ピアノの音やマシンガンと思われる銃声、妙な踊りの呼びかけ等が聞こえてきた。
まずは、銃声を調べるべきだとは思ったが南から聞こえてきた
ピアノの旋律が歩の顔を思い出させてしまったことと民家に篭る人物を放っておいても
いいものかと思い、どう動くか決めあぐねていた。
「とにかく襲われているかもしれない人を助けないと」
そう結論を下し銃声のした方へ行こうとすると物凄いスピードで近づく何かが見えた。
とりあえず、物陰に隠れて様子を窺う事にする。
走ってきた人物は街中に入ると力尽きたように倒れた。その青年は血塗れになっており
自分の血で染まった何かを抱きかかえているようだった。私は慌てて駆け寄る。
「あなた!大丈夫?!」
だが、これまで死体を見慣れてきた経験ではこの出血量と負傷ではとてもではないが
助からないだろうとは思った。だが、彼のぼろぼろの姿を見るとそう言わずにはいられなかった。
彼は焦点の合わない瞳でこちらを向き、息も絶え絶えに唇を動かす。
「ハァハァ……あ…あんたが……の…乗ってい…ない…な…ならこ…この子を…た…頼みま…。
そ…それ…と…あ…アクア達……や…約束…ま………も………………」
そう言い残し、それっきり彼は喋らなくなった。目をそっと撫で彼の瞼を閉じさせた。
――――――私がもう少し速く動いていれば。
そうは思ったが落ち込むよりも先にやらなければいけないことがあると思い、気を取り直す。
「分かったわ、あなたの遺言は叶えてあげる」
そして、腕の中にある子供を取り出す。どうやら彼の血で全身が濡れているようだが命に
危険があるような傷はなく気絶していたためそのまま手近な民家の中へ運びベッドの上に
横たえる。そして、彼をこの場に放っていくのも無惨だと思い、子供のいる部屋とは別の
部屋へと引きずり上着を被せ、掌を合わせ冥福を祈ることにした。
そして、彼らを襲った相手を捕まえようとは思ったが、この子を放っていけないとは思い。
まずは、この子の安全を確保することを優先した。
【D-5警察署内/一日目/1:10】
【天野邪子@フラッシュ! 奇面組】
[状態]:投げベアトラップにより右腕負傷、少し疲れた
[装備]: イングラムM10サブマシンガン(残弾40発)
[道具]:荷物一式×2、タバコ数箱 、投げベアトラップ@TWIN SIGNAL
グロック 17(残弾17発)@突撃!パッパラ隊、
グロック 17の予備マガジン×2、イングラムM10の予備マガジン×2
[思考]:1、体を休める
2、ガンガン殺す
3、優勝を狙う
[備考]:邪子は現状を現実ではないバトロワ編だと思っています
銃弾の雨でぼろぼろになった御風の荷物と空のマガジンは【D-5警察署付近】に放置。
投げベアトラップはロープ部分がなくなっています。
【C-6とD-6の間の民家/一日目/1:25】
【エル@PON! とキマイラ】
[状態]:御風の血で血まみれ、気を失っている
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:1、パパさま―――――!!ママさま――――――ちゃい姉さま―――――!!
でか姉さま――――――!!どこ――――――!?
【鳴海まどか@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康 、スーツの上着を着ていない、シャツの袖が血に濡れている
[装備]:麻酔弾専用ハンドガン(残弾15発)@スパイラル〜推理の絆〜
[道具]:荷物一式、金妖@ヴァンパイア十字界、麻酔弾専用ハンドガンのマガジン×2
[思考]:1、この子の安全確保
2、ピアノの音とマシンガンの音と踊りの呼びかけのする方向を調べたい
3、歩他、協力者、アクアという人物を探す
4、ゲームの中断
5、頃合を見計らって、もう一度夜馬に接触してみる
[備考]まどかの服の上着は御風の遺体に被せています。
まどか達がいる民家の前には血だらけの御風を引きずった跡があります。
【御風@マテリアル・パズル 死亡】
【残り46人】
別に書かんでもいいよ>残弾
ぶっちゃけSSで誰かが「弾切れだ!」とか言い出すまで弾が続くで何の問題があるのやら。
どーせその銃が暴発しようがジャムろうが矛盾が無ければ通しだし。
両者共にGJー
ロイから早くも死臭がorz
>>332も
>>317も乙
あとは出ていないのは乙部清丸だけか
それとまだ判明していない支給品はロイとアルと赤バラとフルートと
E-9のシグナルの荷物ですか………書き手さん早い者勝ちですよ。
吹いたwロイ無能だなwww
ロワで両足怪我は致命的だな…どうなるやら
しかしそんな可哀想なロイより千津の今後が気になってしまう千津ファンの俺
ロイよりもキイチの今後が気にな(ry
何だかんだで今のところ銃がメインウエポンになってるね
理緒以外は比較的身近な武器で殺されてるし
能力バトルが以外に少ないからかね
最序盤で両足怪我をして最後…とまでは行かなくても終盤戦に残ったら伝説級。
死亡フラグやねえ。
そういや回復系の支給品とかってまだ出てないんだっけ
まぁ、回復系は出ても持ち主に補正かかるぐらいだからなぁ
今携帯だからわからんのだが、探知機系はもう出たっけ?
支給品には規制かからないんじゃないのか?
魔法器具とかおもっきしかかってますがな
支給品の威力にもよるんじゃね?
まぁ、規制かけなくても使えるものを出すのが好ましいけどさ
完全なハズレアイテムってコテぐらいしかないんだな
アメ・チョコ・パンと食料系は三つもあるのにw
いや、まだフラッシュ! 奇面組からアイテムが出てないからフルートか赤バラ
あたりに妙なハズレアイテムが支給されるかもしれん。
そういえば、いきなりワープとかさせられて森の中とか没個性な場所に飛ばされた奴は現在地を把握できてるんだろうか…?
その狼は、とても賢い狼でした。
羊を襲うと人間達に撃ち殺される。
そう考えた狼は、羊に成りすましてチャンスを待つことにしました。
自分の身は安全なように策を練り、そして羊になりすまして群れに紛れることに成功しました。
だけど、本性を表して羊を噛み殺すより早く、他の頭の悪い狼に羊と間違われて食べられてしまいました。
これは、そんなくだらない物語。
超獣王(ウォーリア・キング)ギータは、魔界軍王の中で最も地位の低い男━━“雄”と表記した方が良いのだろうか━━だった。
機動力No1の元妖鳳王(ホーク・キング)サイザーや力自慢の幻竜王(ドラゴン・キング)ドラムの攻防を収めることはできるが、やはり純粋に戦闘するとなると先述の二人や魔界軍王のトップである瞑法王(ヘル・キング)ベースの足元にも及ばないだろう。
自分を圧倒した勇者ハーメルがドラム相手には苦戦を強いられたことや、サイザーの部下であるオカリナ相手に敗北を喫してしまったことからも、ギータの戦闘力は軍王で一番低いと言える。
だが、ギータにとってそんなことは何ら問題ではない。別に直接対決で敗北しようが、最後に笑うことができればいいのだ。
現にギータを圧倒する力を持ったドラムも、瀕死のところをギータに襲われとどめを刺された。
生き残るために必要なのは力ではなく知恵。更に言うならばうまく他人に取り入る能力と裏切るタイミングを見極める能力なのだ。
それを武器に今まで立ち回ってきたギータにとって、誰が一番強いかなどどうでもいいことなのだ。
ギータの中で重要なことはただひとつ。
最後の最後に笑う者こそ自分である。ただそれだけだ━━
(さて、どうしますかねぇ……)
知将と呼ばれ、油断ならない奴と称された魔界一の剣客は、今までになく焦っていた。
サイザーの魂を奪還され、企みがあることを大魔王に気付かれ、そして“聖杯”にされたと思った直後にあの場所にいた。
その事とオル・ゴールが進行をしていたことから考えると、自分が生かされているのはおそらく大魔王ケストラーの意思。
ケルベロスの力や吸収したドラムやサイザーの能力は奪われた。
そんな自分がわざわざ生かされ、そして殺し合いの場に投げ出された理由……
ラストチャンスを与えられた、という可能性も無いわけではない。だが、おそらく目的は……
(聖杯の効果を高めるための当て馬、といったところですか……)
馬ではなく犬ですが、と心の中で呟きながら参加者名簿に目を通す。
大魔王が求めた最上級の聖杯━━勇者に天使、そして魔界一の実力者にして暴れ者。極めつけはスフォルツエンドの血筋である聖女の親子まで参加している。
聖杯のメインディッシュにはまさに打って付けのラインナップだ。
だとするとおそらく、ホルンが見せしめにされたのはフルートの聖杯としての価値を高めるため……。
(しかしまさか、あの男が参加しているとは……)
全敗を喫した勇者ハーメルよりも要警戒の男・罪人ヴォーカル。
あの雨の日に命を奪ったはずの男が、この島のどこかにいる。
聖杯として目をつけられるであろうことは予想していたが、まさかオル・ゴールが裏切り自分が手を下したことがバレるとは……いや、それ以上にあの状態であの男が生きていたことが驚きだ。
まぁだが過ぎたことを引きずっていても仕方がない。今はこの先生き残ることを考えよう。
そのためには策と手駒が必要だ……
(あの四人以外は名前すら聞いたこともない方ばかりですねぇ……雑魚、でしょうか……だとしたら何故不味いはずの雑魚なんかを……)
そこまで考えて、思考を中断させた。
聞き覚えのない声━━つまりは無名の雑魚(仮)の声が聞こえてきたからだ。
声といっても呼びかけてのようなものではなく、盛大な独り言。
(よほど自分に自身のある馬鹿、か……?)
だとしたら有り難い。その手のタイプの扱いには慣れている。
取り入ることに関しては自信有り。優勝狙いの者だろうがゲームに抗う者だろうが上手く利用してやる。
念のため支給されたデリンジャーをいつでも抜けるようにしておく。
手に持っていてもいいのだが、警戒心を強められても面倒だし、何より法力などではなく機械の力でのみ動く武器の威力など信用ならなかった。
機械文明がスラーでしか発達しておらず、そのスラーがミサイルや超金属などを主に使用していたため、銃などスラーの発展過程で生まれた過去の産物程度の認識しか出来なかった。
「いやぁ〜、凄い! 私のような者でもわか
豚もおだてりゃ木に登る。まずは相手の凄さに感服した振りをして近づこうとして
「む、何だお前、さては俺のファンか!?」
おだてる前から目の前の豚は木に登っていることを知った。
「いやぁブラック☆スター様の様な大物とご一緒できるとは光栄の至りでございますなあ」
聞いたことねぇよ。そう思っても口には出さず、媚びへつらいながらも策を練る知将・ギータ。
ここで本性を表すような馬鹿ではない。
利用できる内はデカイ顔をさせておけばいい。
「お前の股間も俺の器ほどじゃないがBIGだぜ、ひゃっはっは」
そう、賢い者ならそうするのだ。だから今はこのふざけたジョークに耐えるんだ、ギータ!
(まったく……どこぞのアホ勇者とドラムを足して戦闘力を引いたらこんな感じになるんですかねぇ……)
ゲンナリしながら思い出す。
長い人生(この場合“犬生”と言うべきだろうか)で最も不名誉な異名『ちん○こ軍王』を付けてくれやがった、あの忌々しい勇者ハーメルのことを。
(どうしましょうかねぇ……この単純馬鹿をハーメルやヴォーカルにぶつけるのもありですが……)
自分のギャグに満面の笑みを浮かべるブラック☆スターをチラリと見る。
ダメだ、こんな奴で勝てるとはとても思えない。
殺し合いをさせるために寿命からは逃れさせられたであろうヴォーカルが、真っ先に自分を殺しに来る可能性がある。そのときに剣も無く手駒も無いでは嬲り殺しだ。
ヴォーカルは攻められない限り近寄らないほうが良い。もしかしたらハーメルとの決着を優先し、勝手にくたばってくれるかもしれない。
(勝手に致命傷をもらってくれるまでヴォーカルからは逃げ続けた方がいいでしょうね……)
頭が悪く、遊び好きなあの男なら放っておいてもガンガン人数を減らしてくれそうだ。
それよりも優先的に間引くべき者は……
「私の方には何人か乗りそうな連中が参加しておりますなぁ、例えば最初に突っ掛かっていった二人とか」
あの二人だ。
徒党を組まれたら厄介な上、自分の正体をバラされでもしたらブラック☆スターのようなアンチ殺し合いの者を利用できなくなる。
そうなってしまっては終わりだ。ただでさえ今までと違い逃げ帰る場所も休める場所も無いのだ。
慎重に、狡猾に手駒を増やし生き延びねば……
「いやいや、人間は勿論魔物でさえも巨大な存在は許せないという性格の持ち主でしてねぇ、私も何度も殺されそうになったものです」
これは本来ヴォーカルに当てはまる特徴なのだが、あの二人を悪役に仕立てるにはこのぐらい大げさな方が良い。
ブラック☆スターの仲間とやらを中心にあの二人の悪い噂が広まれば、幼少の頃の迫害の記憶を引きずる二人には効果覿面だろう。
「いくつもの国を滅ぼしていましてねぇ、特に羽の生えた妹の方は『ハーメルンの赤い魔女』などと」
あの二人が精神的な攻撃に弱いのはオル・ゴールが証明してくれた。
ハーメルに関してはフルートの存在が支えになりいまいち効果が得られない可能性があるが、逆にフルートが死ねば放っておいても自滅してくれそうだ。
それならば、優先して悪役に仕立て上げるべきはサイザー。
特に『ハーメルンの赤い魔女』は彼女にとってタブーだ。こいつを広めまくってやる。
「安心しろギータ、そいつは必ず俺様と椿が殺ってやるぜ!」
いきなり肩を掴まれ、危うく攻撃しそうになった。
いきなりのぶっ殺し宣言は意味がわからないが、とりあえずサイザーを悪者に仕立て上げることには成功したらしいことは読み取れたので、攻撃はしなくて正解だったと思う。
こんな奴にあのサイザーが殺せるとは思わないが……まぁ、策によってはなんとかなるだろう。
「ついに俺の時代が来たぜ!ひゃっはぁー!」
結局唐突のサイザー殺人宣言の理由はわからなかったが、目の前の男がどうしようもない馬鹿だということだけはわかった。
下手したらサイザーを殺すと宣言したのも新米勇者の単なる売名行為かもしれない。
(参りましたねぇ……この馬鹿をなんとか使える駒に仕立て上げなくては……)
現在地は南端のエリア。地図によるとしばらくの間は細い陸地を行かねばならない。
ブラック☆スターのような馬鹿はともかく、ヴォーカルのような危険人物にあったら不味い。
参加者との接触は逃走経路が確保できる島の中央部あたりに着いてからだ。
それなら襲われたとしても最悪ブラック☆スターを囮に逃走することができる。
「いやぁ、頼もしい! それではさっそく移動を開始するとしましょう」
にこにこと笑顔を浮かべ、ブラック☆スターに移動を促す。
逃げ場のないこのエリアでこれ以上騒がれたら堪ったもんじゃない。
彼らには知る由もなかったが、あと十分この場に留まって彼らには知る由もなかったが、あと十分この場に留まっていたらジール・ボーイの暴走運転で轢き殺されていただろう。
更には海沿いに歩くことにしたため、エリア中央を横断したジール・ボーイと遭遇せずにすんだ。
もっとも、彼はギータの求めるヴォーカルクラスに対抗できる駒にもなりえたため、一概に良かったとは言えないのだが……。
「な、なんだ!?」
バババババ、という連続した銃声に、H-04までやってきた二人は足を止めた。
最もギータはソレが銃器によるものだとはわからなかったが、支給された兵器か誰かの技の音だろうことは予想がつく。
位置は恐らくG-04かG-05……要するに、ここからそう遠くない北の方角からの音なのだ。
(まさかこんなに近くで戦闘が起こってるとは……こちらの手駒はデリンジャーとかいう武器と馬鹿が一人……どうしますかねぇ……)
考えをめぐらせている間に更に数回銃声が鳴り響き、ブラック☆スターは駆け出して……
「……って、ブラック☆スター様!?」
呼び止められ、ブラック☆スターは不満そうな顔をギータへと向ける。
「何だ? BIGNな俺様は今から戦場にかっこよく現れ、悪を倒さなくちゃならないんだ!」
行く気だよコイツ。
多分、得意の作り笑顔も今は不自然に引きつっているだろう。
ブラック☆スターのあまりの馬鹿さ加減にウンザリしながらも、何とか引きとめようと策を練る。
折角の手駒を手放すにはまだ早い。
「ブラック☆スター様は全参加者の希望です。
あのおぞましい音を何とかしたい気持ちもわからなくも無いですが、どうやら音は二種類……つまりは両者共に相手を殺す気でいる悪です。
そのような場所に貴方様のような期待を背負った方がわざわざ赴かなくても……」
「安心していいぜ、BIGな俺様が負けるはずないだろう?」
(こいつ……よくもまぁそこまで……)
幻竜王(ドラゴン・キング)になる実力を併せ持っていたドラムと違い、噂ひとつ耳にしたことがない三流戦士のくせにその自身はどこから来るのか……
(そういえばこの男、やたらと武勇伝を語っていましたねぇ……)
自分万歳なナルシズム前回のガキ。大声で喋る雑魚。それがギータのブラック☆スターのイメージ。
おそらく、目立ちたいだけの馬鹿と見て間違いないだろう。
よほどの馬鹿じゃない限り通用しそうもないが、一応目立ちたがり屋という性質を利用してみることにした。
「それよりも先ほどあった呼びかけに応えることを優先しましょう。
恐らくは力がないながらも勇気を振り絞り、ダンスショウという形で戦闘の中止を嘆願したしたのでしょうねぇ。
彼らの前に颯爽と現れ、導いてくれるヒーロー……う〜ん、まさにBIGなブラック☆スター様のためにあるような役目ですな」
無論そんなハイリスクな地へ赴く気などなかった。
おかしな時期にブラック☆スターから呼びかけに応えるよう提案されるよりは、先にこちらから提案したほうがいいだろうと思ったのだ。
先に方針を固めさせておけばこちらも策を練りやすくなる。
呼びかけがあった地にしても、適当に理由をつけて遠ざけるか、どうせ呼びかけをした馬鹿は殺されるだろうから“終わった”後に向かうとするか……いずれにせよおかしなタイミングで向かわれるよりは少ないリスクですむ。
遠ざけるとブラック☆スターが不満を爆発させそうなので、殺人者が去りリスクの下がった頃に向かう方針が今のところ一番いいかもしれない。
「ひゃっはぁ! そうだな、ギータの言うとおりだ!」
どうやらよほどの馬鹿だったらしい。
最悪音が止むまで時間を稼いで、それから呼びかけのあった地に向かうつもりでいたのだが……まさかこうもあっさりブラック☆スターが納得してくれるとは。
あまりの頭空っぽぶりに、さすがのギータも言葉が出ない。
(……サイザー抹殺のこと、忘れてやしないでしょうねぇ)
この馬鹿ならその可能性もありえる。
ブラック☆スターの頭の中はもはや呼びかけた者の所へかっこよく現れることしかないんじゃないかという気さえしてきた。
だんだん大きくなる不安を抑え、再び卑屈な笑みを浮かべる。
「……どうやら、あちらも終わったようですねぇ。
もしかしたら勝利を収めた方が襲ってくる可能性がありますし、このまま海沿いを行き東の方を重点的に警戒するとしましょうか」
音が止んだ。
付近のエリアで行われた戦闘は、時間にすれば数十分のことだった。
(あの連続した音を出す者は、恐らく威力の低い何かをハイスピードで繰り出した音……
決着まで数十分かかっていたことから見ても、急所に当てない限り死に至らしめることの出来ない技、もしくは武器と見てまず間違いないでしょうな……
だとしたら、最悪奇襲をかけられてもなんとかできる……)
そして彼らは歩き出す。その後に待ち受ける運命を知らずに。
「ブラック☆スター様、そろそろ休憩にしませんか?」
ギータの提案で、二人は海岸で休んでいる。
早く行きたいとごねるんじゃないかと心配していたが杞憂に終わった。
本人曰く、何か考えたいことがあるらしい。
ギータは現在地を確認したついでに先ほどの連続した八方音の聞こえた大まかな時間と方角を記載する。
それからブラック☆スターに見張りを頼みデリンジャーの説明書を読み始めた。
何やらブラック☆スターが話しかけてきているが無視し、デリンジャーの使い方を頭の中に叩き込む。
標準を合わせて引き金を引くだけの簡単な仕組みだとわかり、改めて支給品の無能さに落胆した。
こんなもの一万個あったところでコレクションの雷王剣や氷槍剣の足元にも及ばない。
それどころかスラーの連中の兵器にも遥かに劣る代物だ。
「ところでブラック☆スター殿。サイザーを殺すと言うからには、何かしら作戦が有るのでしょうな」
どうにか威力を上げる術は無いものかとデリンジャーを眺め、もう一つの駒に問いかける。
もちろん、へりくだった口調にすることは忘れない。
「ひゃっはぁ!当然だぁ。まずは俺様の登場シーンだが……」
無いだろお前。ていうか考え事って何かと思ったら登場の仕方かよ。
(……はぁ……どうやら予想以上に使えないようですねぇ……)
ポーンはクイーンには勝てないが、采配しだいでは戦況を動かす大きな鍵となる(もっともそれはポーンが犠牲になる前提での話なのだが)
だからといって、その他の有能な手駒を犠牲にするリスクを背負ってまで生かしておく価値があるのだろうか?
「どうした?黙りこんで。俺様のBIGさに今更気づいて声も出ねえのか?」
「え、ええ。まぁそ……」
嫌な予感が頭をよぎる。
ブラック☆スター様、貴方、さっきから話しかけてきてるけど、見張りは━━?
下半身の目がソレを捕らえたのは、上半身に無数の鉛玉が撃ち込まれた後だった。
先ほど聞いた連続した銃声が、夜の海岸に響き渡る━━
(ちぃぃっ、まさかこんなに早くやられるとはッ……)
超獣王(ウォーリア・キング)ギータ。彼には誰にも行ってない秘密があった。
知将として魔界軍王に君臨した“上” の体の他にもう一つ、下半身に犬の形の体を持っているのだ。
それがギータの切り札であり、奇襲をかけられても乗り切れるという根拠でもあった。
もし上半身が死んだらそのまま死んだふりをして戦闘をやり過ごす。
そして首輪付きの上半を何とか首輪ごと切り離し、後は残り一人になるまで禁止エリアとやらに隠れていればいい。
禁止エリアとやらが設定される前に上半身が殺られたのは計算外だったが、それなら禁止エリアが設定されるまで死んだふりを続ければいいだけの話だ。
そしてギータは、完璧な作戦を遂行するために死体になりきろうと力を抜き、そして━━
(な……ッ!?)
ギータの最大の失敗は、『銃器はスラーが発展させた機械兵器の弱体化したもので、法力を使えない者が護身用程度に持つ程度のもの』という認識を最期まで改められなかったこと。
マシンガンの認識すら先ほどの音のせいで『決着に数十分もかかった、威力の低い連射性だけの武器、もしくは技』と過小評価してしまっていた。
だから、マシンガンの威力で上半身がのけぞり、力を抜いた前足が地面を離れたことは予想すらしていなかったことで。
下半身の視界に夜空が映り、襲撃者に晒されたもう一つの体の腹にそのまま鉛玉が撃ち込まれる。
魔族の中で最も多く勇者達の前に立ちはだかり、最後の最後まで狡猾に生き続けるはずだった二つの体を持つ知将・超獣王(ウォーリア・キング)ギータの最期は、あまりにもあっけなく、そして間抜けなものとなった。
【G-3/1日目/2:50】
【ブラック☆スター@ソウルイーター】
[状態]:ダッシュ
[装備]:投擲ナイフ(4本)@鋼の錬金術師
[道具]:荷物一式
[思考]:待ってろ椿!俺様が絶対元に戻してやる!
【椿@ソウルイーター】
[状態]:鬼神化
[装備]:イングラムM11(125発)@屍姫
デリンジャー(20発)@屍姫
[道具]:荷物一式
[思考]:うふふふふ……
【ギータ@ハーメルンのバイオリン弾き 死亡】
【残り 46人】
死亡キャラの話としてギータを投下しました
一応知将なのに作戦一切考えないで死ぬのもなぁと思ったのでこういう流れにしましたが良かったでしょうか?
矛盾点等あったらご指摘願います
>>366乙
下半身がメインの体だったのに油断した所為で…。
まあギータらしい最後だったかもしれない。原作だと少年剣士に負けてたし。
>>365 乙。ちん○こ軍王に合掌
>>367 しかも下半身はケストラーの血吸って高笑いしてる最中に後ろからビームで一発だからなww
>>366 ギータ……戦略立ててただけに哀れさ倍増だよ……w
まぁなんにせよ乙
進んでるキャラと進んでないキャラの時間差が徐々に現れてきたね
>>365 乙、とってもギータらしくていい感じです。
結局ギータは最後までブラック☆スターの実力を見抜けなかったか…
まあ素材があれじゃしょうがないんだがw
>>369現在こんなかんじ
まだ1時にも達していない。
蓮火、ユキ、エララ、赤薔薇、ハーメル、アラシヤマ、ヴォーカル、マリィ、キタキタ親父、エド、リュシカ、
ブリジット、アイズ、アクア、清村
1時から2時まで
ジール・ボーイ、カイザード、ジュジュ、カノン、邪子、エル、まどか、トム、アル、しっとマスク1号
ソウル、歩、信乃、花雪、サイザー、シグナル
2時から3時まで
エンヴィー、八満、毛野、塊、ブラック・スター、椿
3時から
杉小路(3:20)、キッド、キイチ、千津、ロイ(5:10)
死者
妖、理緒、マキナ、御風、ギータ、エセル
まだ出ていない
乙部清丸
>>371 ホルン様のことも時々でいいから思い出してあげて下さい
あと30:05のフルートマッチョコンビも
何か西側は割りとまったり進行してるのに中央から東にかけては激戦区だな
マシンガンが南北にいるはステルスはいるわ……
ハーメル、なんかあまり持たない気がしてきたぞww
隣で便器抱えてる娘さんと合流すればそうでもないでよ>ハーメル
あの便器みて切れなければの話だが。
>>373 二人になってもマーダーに勝てそうもないのが涙を誘うなww
喋る玉と吸い込める奴がいなさそうな便器ってww
そういえばユキってブラックスワンがくっついているんかな?
もしそうなら、ステラの魂が二人いることに…ま、そうであってもなんとかなるか。
最後の清丸を予約します。
ごめんコテ忘れた。清丸を予約します。
ロト紋とかいれて2nd立てるか
そういやなぜロト紋がいないか不思議だった。
異魔神とかもろ主催者に使えるのに。
>>379 誰か入れるから自分が入れる必要はないだろうと考えてたら誰も入れなかった
島の南西、海より1メートルほど離れた海上に浮上する物体があった。
それは、屋台のように見え屋根には風見鶏が、船底には三つほどの球体が、船尾には
プロペラが、船首には大砲が付いており、左舷には大安売りという文字が書いてある。
その船に乗る白衣を着た少年が落ち込んでいた。
「はぁ〜、これじゃあゼロ戦にすら勝てやしない。
機能としては未知の物が使われているんだけどなぁ…」
そう言いながら天災科学者―――乙部清丸は船の上で項垂れていた。
「まあ、与えられた物で我慢するしかないか」
そう、気落ちしたそぶりを見せながら、残念そうに顔を――――――ニヤつかせた。
彼は理解していた。自分達は普通ならここでは自由などないと。自分達の意思で殺しあう
ことを主催者達に普通なら強要されているということを。
そして、普通でない自分は強要されたからといって彼らに従う道理などあらず
むしろこんなことに巻き込んでくれた彼らに制裁を加えなければいけないということを。
「まずは、生き残るために利用できる奴を探すとするか」
そして胸中で呟く、この首輪を外すための道具を探すということを。
だが、声には出さない。盗聴か監視かどちらかか両方の機能をこの首輪につけるのは
自分ならばぞうさもないことでありその機能によって自分達は見張られており
なおかつ殺しあうさまを眺めているだろうと検討をつけているためである。
―――♪――♪―――♪―――♪――♪―――♪―――♪――♪―――♪
そう考えていると、バイオリンの音色が聞こえてきた。
(なんだ?バイオリンの音か?どういう意図があるんだ?)
とりあえず、どういう意図があるかを脳内で検討する。
まずは音色に乱れがないことから冷静な人物であると想定する。
正義感のある人物が敵を誘き出すためか弱い人間もしくは仲間を集めるために
弾いている、腕に覚えがある乗った人間が人を集めるために弾いている、
ただ単に馬鹿がバイオリンを支給されたため弾いている、etcetc………。
そこまで考え清丸は考えることを止め船の上に寝転がる、情報が少なすぎる現在では
考えたところで正しい答えなど導けないからだ。
そして、現在のところ自分の持っている情報と行動方針を整理する。
現在位置: 地図の縮尺と島からの距離からI-1、バイオリンの音色が聞こえてきた方角は北。
首輪:何らかの監視装置つきと思われる、使われている金属の種類と構造は不明
死体からか、非協力者を排除する等で入手する必要あり。
現在は手が出せない。
G-2で説明書を見ながら1時間ほど船体を調べて判明したこの船の機能
武装:バクレツダケというものを発射する主砲、弾数は10発、
威力は及第点、命中精度は……たぶんまあまあ。
性能:船の時速は40キロ、ただし旋回性能、瞬発性能共に悪し。
防御力は精々9mmを防げる程度。
人間を10人前後は乗せれるだろう。
動力源は魔力というものらしい。
名簿に載っていない人物
襲ってくる人物:排除もしくは逃走。
非戦闘能力者:利用価値がなくなるまでは共に行動しても現在問題なし。
味方となる戦闘能力者:頑張って戦ってもらおう。
あのフロアで確認できた名簿に載っていた知り合い。
エル:シアンちゃんの妹、シスコン、乗るかどうかは不明、っていうか餓鬼。
相田千津:クラスメイト、etcetc、道徳的には乗らないただし精神的に壊れなければ。
役にもたたないし障害にもはならない、どうでもいい存在。
笠置八満:腐れ縁、金のためならなんでもする。
そこまで考え、馬鹿がこの状況でどう動くか読みきれないことに気付く。
(小学校からの腐れ縁なんだけどなぁ)
溜息をつく、金にはがめつい邪悪な奴だが、なんだかんだでちょびっと男前な所がある
のだあの馬鹿は。
とりあえず、知り合いは向こうが生きていれば遭遇できるだろうと見切りをつけ
このまま放送があるまで動かないことにする。
わざわざ動いて消耗するよりは放送で禁止エリアや死者の名前が呼ばれるまでは
温存しておいた方が有利なためであり、禁止エリアの設定の仕方によっては
人の動きが読めるかもしれないためでもある。
そして、乙部清丸は横になったまま素数を数えながら放送を待つことにした。
【I-1海上/一日目/3:15】
【乙部清丸@PON!とキマイラ】
[状態]健康。
[装備]アダムスキー&トマの船@魔方陣グルグル
[道具]荷物一式
[思考]1、とりあえず放送までは動く気がない
2、利用できる人物を探す
3、首輪を外す
4、主催者に制裁を加える
[備考]首輪に何らかの監視装置があると考えている
バクレツダケは残り10本
清丸はこんな感じでどうですか?期待を外してあんまり動いていなかったりするけど。
あと、H-8にある目みたいなのは工場ですか?ちょっと気になって。
レスがつかないけど問題があるようなら「天才少年科学者」を
撤回させようと思うんですがどうでしょうか、みなさん。
反応ください。
スマソ。それからGJ!
キャラはわからないからなんとも言えないけど、描写的には問題ないと思うよ。
GJー
俺も元ネタわからないけど、別に問題はないと思います
早くも空気キャラになりそうだw
GJ!問題ないですよ。
うろ覚えだけど、確かけっこう子悪魔的な性格のキャラでしたよね。
後半まで残って、杉小路くんと対決とかしたら面白そう。
似た性格なのに思考はむしろ逆って感じだし。
>>386GJ
首輪解除の最有力参加者だな。
>>390 小悪魔というか学校のすべての先生の弱みを握っていたり、他人をすぐ実験台に
したりして、周りに「僕を敵に回さない事が君たちの人生の80%ほどのテーマだね」
を素で言う中学生。
>>386 GJ
このロワにしては珍しく冷静かつ理知的なキャラだな。
原作は知らないけど、他のキャラを上手く利用して動かしてくれそうだ
>>388〜
>>392レスあり
撤回とか変なことを言ってすみません、これはこのまま通しということでこれからも精進します。
そろそろキタキタ親父たちどうにかしないとなぁ
放送は今のところスルーされてるけど、この先毎時間呼びかけされたら鬱陶しいしなぁ…
全マーダーに囲まれる素敵な親父はまだ見られないのですか?
近くにいる強参加者とヴォーカルがぶつかったりすればその余波でメガホン
もおしゃかになるでしょう。でも、ハーメル勢を自分は書けない○| ̄|_
>>396 俺なんか書けるペアがもう残ってないorz
自己リレーはいつぐらいからおkにする?
あぁ…やっぱ素直にキタキタ親父殺しとくべきだった……
、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
/⌒` 三ミヽー-ヘ,_
__,{ ;;,, ミミ i ´Z,
ゝ ''〃//,,, ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
_) 〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
>';;,, ノ丿川j !川|; :.`7ラ公 '>了
_く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.) なにペアの片方を知らない?
ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)
く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
):.:.:.:.:|.Y }: :! `二´/' ; |丶ニ ノノ
) :.: ト、リ: :!ヾ:、 丶 ; | ゙ イ:} 逆に考えるんだ
{ .:.: l {: : } ` ,.__(__,} /ノ
ヽ ! `'゙! ,.,,.`三'゙、,_ /´ 「新境地を知るチャンスだ」と
,/´{ ミ l /゙,:-…-?、 ) |
,r{ \ ミ \ `' '≡≡' " ノ 考えるんだ
__ノ ヽ \ ヽ\ 彡 ,イ_
\ \ ヽ 丶. ノ!|ヽ`ヽ、
\ \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
\ `'ー-、 // /:.:.} `'ー、_
`、\ /⌒ヽ /!:.:.|
`、 \ /ヽLf___ハ/ {
′ / ! ヽ
地図を見ると、清丸の位置がどうにも離れすぎていると思うんだが。
ていうか海上じゃ誰も手出しできないじゃん。
支給品に船っていうのはやっぱマズイのでは?
発想自体はすごくよかったと思うけどなぁ
海に避難って手段は考えたこともなかったわ
ただやっぱ肉眼で「海に何かある!」ぐらいの認識ができる距離にした方がよかったかもね
まぁいざとなったら潮の流れで地図外に叩き出せば(ry
地図外に流されていくとなると清丸が一気にヘタレ化しそうな予感w
地図外って普通は禁止区域で首輪爆発とかするんじゃないのか?
清丸のあれは空飛ぶ船だよ。ついでに原作ではカイザードの支給品の鎧にあっさり
撃ち落された。
地図の外に出たらそりゃ爆発するだろう
放送になったらI-1を禁止エリアに指定すれば動くさ。
そういえば、空に浮ける人や支給品が多いから似たようなことが
出来る人は多いよね。
(赤バラ、ダンピール勢、毛野、カイザート、サイザー、シットマスク、塊
飛びすぎたらドカンにしないと不味いな
ずっと銃の射程外に浮かれたら困るし
>>406とりあえず、赤バラは1m、空飛ぶボードは10mの高さ制限があるみたい。
アクア、リュシカ、清村、エド、アル、トム、嫉妬を予約させていただきます。
結構大人数の予約ですな、期待してまつ
D-6の森に3人の人影があった。
「ワァハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」
「キャロライィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!」
そのうちの一つ、アルフォンス・エルリックは名も知らぬ大人二人が作り出す妙な空気に
困惑していた。
だが、このままではいけないと思い、まずは自分から動こうとした。
「………あの〜、とりあえず自己紹介でもしま…」
「クアハッハッハッ!見える!見えるぞ!!俺様にも美少女達が見えるぞ!!!」
大笑いしていた宮本は突然笑うのを止めそんなことを言い放ちピアノを背負い走りだした。
アルは突然の事態についていくこともできなかったが、このままではいけないと思い
もう一人の大人に一緒に追うように頼もうとした。
「ぼさっとするな!さっさと追うぞ!」
だが、そういうふうに返されたためなにか納得できないものを感じたが
とりあえず宮本を追いかけることにした。
そして、D-7を少し過ぎた頃に彼らは複数の人影を見つけた。
「よっしゃ――――――――――――!!美少女発見!!」
宮本がそう叫び、アルとトムの目は集団の中に女性らしき人影を確認する。
「……野生の勘か?」
「…さあ?」
宮本のあまりの正確な直感に走りながら呆れる二人だがとりあえず彼が暴走する前に
止めようと走るスピードを上げる。
「うが――――――――――――ッ!!」
だが、宮本が人影たちに突進しようとしたとき妙な光が発生しそこから生えた棒が彼の
顎に直撃する。
「な!?ありゃあいったい!?」
トムは宮本が反撃されたことではなく見慣れぬ攻撃に驚き、足を止める。
「にい――――さ―――――――ん!!」
だが、アルは足を止めるでもなくそのままの勢いで2番目に小さな人影に飛びついた。
その人影はあっさりと鎧を避けそのまま音を立てながら地面をスライディングする。
「避けるなんて、酷いよ兄さん!!」
「あほか!!避けなきゃ潰れちまうだろうが!!」
そのときなぜか兄弟以外の時が止まった。二人が怪訝に思っているとほぼ全員が
異口同音に叫んだ。
『兄弟?あんたが兄?嘘だ――――――――――――――――――――――――!!』
「うるせ――――――――――――――――――――――――!!」
鋼の錬金術師の叫びが木霊した。
その後、彼らは全員が敵意がないことを訴えてから近くの民家に行き、リュシカとアルを
見張りに立て情報交換することとなった。アル達が遭遇する少し前に四人は偶然出会ったこと、全員が
全員それぞれ違う世界から呼び集められたこと、アクアによれば全員が異世界の人間同士で意思を疎通
させる魔法がかけられていること、エンヴィーと夜魔には注意すること、
他の人間にはまだ遭遇していないこと等のさまざまな情報を交換した。
その過程で、アルが男だと分かり宮本がムンクになったりエンヴィーの能力を聞き
「やってやるぜ――――――――――――――――――――――――ッ!!」
等と言ったが全員無視することにした。
そして、おもむろにエドがペンで紙に何かを書き始めた。
〔首輪に盗聴器が仕掛けられている可能性がある。これからの会話は筆談でしてくれ〕
地面に書かれた文字を見て全員が顔を青ざめる。
だが、真っ先にアクアが文字を書き始める。
〔たしかに、あのいやっみたらしい奴ならそれぐらいやる可能性はあるね〕
彼女の仲間のティトォならば思いつきそうなことであり敵であるアダラパタならば
それぐらい仕掛けるため彼の言葉は彼女にとっては確信に近いものがあった。
〔でもよ、そんなことが分かってもこいつをどうやって外すんだよ〕
〔たしかに、知り合いに機械工作ができる奴なんざいるのか〕
それぞれ仲間がいない男達にとっては首輪に関しては知らない人間を当てにするしか
ないため懐疑的である。
〔俺とアルが錬金術で解除してみる〕
〔錬金術っていうと銅を金に変えたりするやつのこと〕
〔なら、とっとと外してくれ。これつけてると杉小路に悪戯されてるみたいでいやなんだよ〕
〔あんたは黙ってろ。で、それをしないってことは能力制限てやつで不可能ってことかい〕
〔それもある。だが錬金術師が五人もいるんだ、向こうもそれなりに対策はしていると
考えた方がいい〕
〔ならどうすんだ。こいつを引っぺがさないと俺のラブロマンスはどうなるんだよ〕
エドは宮本の意見を無視しそのまま文字を書き連ねる。
〔錬金術はおおまかに分けて理解、分解、再構築に分けられる。首輪を理解して
分解できれば何とかなる、ただしそれには誰かの首輪を実験台に使う必要がある〕
その場に沈黙が訪れる、それは失敗すれば誰かが死ぬということに他ならないからだ。
〔首輪はエンヴィーのを使う。奴はホムンクルスだし、あいつには因縁がある。
首輪関連のことは俺達に任してくれ〕
そして、エドは重い空気を掃うかのように立ち上がり両手を叩く。
「さて、俺とアルは大佐達を探さないといけないからあんたらとは別行動だ」
「おい、ガキ二人じゃあぶないぞ」
「国家錬金術師をなめんな。俺達には錬金術がある」
そういうとエドは両手を合わせてから地面に右手で触れる、すると、槍が生えた。
「…先刻宮本を倒した魔法か」
「まあそんなもんだ。それに銃も支給された、そういやアル、お前の支給品は
なんだったんだ?」
入り口で見張っているアルに問いかける。
「清酒男盛りって言うお酒が10本ほど入ってたよ」
「酒瓶か…まぁ、そんなんでも俺達にとっては武器になるから心配はいらねえよ」
「ん?あの鎧が支給品じゃないのか」
清村が疑問を口にだす。だが、それはこの場の全員が思っていたことでもあった。
エドは自分の迂闊さを呪いながらどう誤魔化すべきか考えた。
「キヨムラ、あんた細かいことを気にするんじゃないの、そんなんじゃモテナイよ。
トムとミヤモトを見てごらん全然気にしてるそぶりなんざ見せないよ」
だが、アクアが助け舟をだし、トムは他人の事情に深入りするつもりがなく
宮本は男には興味などないためそれ以上の追及はなかった。
「じゃあ、あたしたちはこの街を調べるよ」
「そうか、なら俺と宮本はあの呼びかけがあった場所を調べる」
トムとしては子供だらけの面子は心配だがタカシよりは見所や力があると考え
戦力としては安定している大人二人であの放送のあった地点を調査すべきと考えた。
「ああ!?なんで俺が美少女達と離れてそんなことをしなきゃならんのだ」
だが、宮本としてはせっかくのラブロマンスを味わうチャンスを棒に振る気等ないので
トムの提案を否定する。
「ミヤモトお願い」
アクアが目を潤ませながら懇願した
「ガァハッハッハッ!!宮本様に任せたまえ!!行くぞトム!!」
「こら!待て宮本!チッ、とりあえず7時までにはC−6の街の方に戻る!!」
そうして、彼らは外に走って行った。
後に残された男二人はケロッとしている少女を見て、こいつ悪魔だなどと思いはしたが
ややこしいことになりそうなので黙っておくことにした。
「ねぇ、あんた飴作れる?」
「飴?なんでだ?」
「飴がないとあたしゃあ魔法が使えないんだよ」
「…そういうことは先に言えよ」
エドは呆れながらザックからパンとペットボトルを取り出すと
それに錬金術を施し口の広がったペットボトルに入った飴玉を作り出しアクアに渡した。
「適当に作ったから味は保障しないぞ」
「サンキュー。これさえあれば夜魔だろうが主催者だろうがぶっ飛ばせる」
「あいつらをぶっ飛ばすのには賛成だがその前に…はい」
エドは右手をアクアに差し出す。
「なにさ?」
「錬金術は等価交換、俺が使った分の材料よこせ」
「あ、そう。はい」
ぬいぐるみを手渡す。
「なんだ、こりゃ?」
「爆弾、と言っても説明書によると威力は小規模なんだけどね」
「爆弾ねぇ、まぁ等価交換てことにしといてやるよ」
「じゃあ、あたしたちは行くから。あんた達も7時には街に戻ってきなさいよ。
行くよ!リュシカ、キヨムラ!」
「おう」「はい、分かりました」
そうして、彼女達も外に出た。
「俺達も行くぞ、アル」
「うん、兄さん」
そうして、民家からは誰もいなくなった。
【D-7/1日目/3:00】
【アクア@マテリアル・パズル】
[状態]:健康
[装備]:ペットボトル一本分の錬成飴玉
[道具]:荷物一式
[思考]:1、街を探索
2、ミカゼ、ジール・ボーイ、杉小路、エドの仲間と合流
3、エンヴィーと夜魔には注意
4、主催者達を倒す
5、ひょっとしたら存在変換はできないかも……?
【リュシカ@マテリアル・パズル】
[状態]:健康
[装備]:ハートオブメモリア@マテリアル・パズル
[道具]:荷物一式
[思考]:1、御風、ジール・ボーイ、カイザートと合流
2、仲間を集める
3、エンヴィーと夜魔には注意
【清村緒乃@清村くんと杉小路くんと】
[状態]:健康
[装備]:轟天乱馬@マテリアル・パズル
[道具]:荷物一式
[思考]:1、アクア達について行く
2、アクアの仲間、杉小路くんと合流
3、エンヴィーと夜魔には注意
【エドワード・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[装備]:M945経文銃(70発)@屍姫、錬成槍
[道具]:荷物一式、荷物のパン一つとペットボトル一本消費
爆弾内臓型ねこのぬいぐるみ@スパイラル〜推理の絆〜
[思考]:1、エンヴィーを探す
2、大佐、少佐と合流
2、仲間を集める
3、エンヴィーと夜魔には注意
4、主催者達をぶっ飛ばす
【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:荷物一式、清酒・男盛り(十本)@フラッシュ! 奇面組
[思考]:1、兄についていく
2、仲間を集める
3、他の参加者が探し回らなそうな所を優先的に探し周り、そこから動けず
脅える参加者がいたら保護
4、どんな理由があっても人は殺したくない。
5、エンヴィーと夜魔には注意
[備考]:体内の血印のある位置に首輪が同化しています。外から見ただけでは
首輪の位置はわかりません。
【ワイルドキャット・トム@PHANTOM DEAD OR ALIVE】
[状態]:健康
[装備]:雷王剣@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]:荷物一式
[思考]:1、放送のあった地点の調査
2、仲間を集める
3、戦力を持たない者は保護。やる気の者に容赦はしない。
武器を持ってる相手には無力化してから声をかける。
4、エンヴィーと夜魔には注意
【しっとマスク1号(宮本幸弘)@突撃!パッパラ隊】
[状態]:元気100倍
[装備]:黄金のピアノ@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]:荷物一式
[思考]:1、美少女を助けラブロマンス。
2、イケメン(モテる奴)は皆殺し。不細工でもモテる奴は殺す
3、強い奴はトムに任せる
4、エンヴィーを捕まえていろいろやってもらう
5、放送のあった地点の調査
うは、エド組被ったw
GJ!
ただ、ペットボトルで飴ってつくれるのかな……
無難やってみました。錬金術で飴を作れるのかどうかとか、キャラ把握とかの
指摘などをよろしくお願いします。
ちなみに
>飴 (あめ) はデンプンを糖化して作った甘い菓子。または、砂糖やその他糖類を溶融の後冷却して
>固形状にしたキャンディなどを指す。
>近畿地方を中心に、のど飴などの愛称として「アメちゃん」と呼称される事がある。
とWIKIに載ってあったのでパンの糖質等と水を使って作った設定です。
GJー
なるほど、それなら飴ぐらい練成できるかもしれませんね
しっかしトム隊長……子供だらけの面子は心配と言うけど、戦力的には貴方の方が遥かに格下ですよ……w
そしてトムと宮本のダメな大人コンビが死亡フラグを立てましたなw
ていうかこの二人がキタキタ親父に遭遇したらダメな大人スリートップが勢揃いw
パンの他の材料も混じってるだろうから、ほんとに不味そうな飴だなw
>>421 だなwww
しかもコッペパンだとしたら飴の色は茶色なわけだ
食品としての価値はないな
>>417>>422レスあり
自分でも不純物混ざりまくりな不味そうな飴といま気付いた。
あとまとめさん、まとめる際に修正依頼します。
>>411の
〔それもある。だが錬金術師が五人もいるんだ、向こうもそれなりに対策はしていると
考えた方がいい〕
の五人を四人に変更をよろしくお願いします。
てか、読み直しが甘え○| ̄|_
GJ!
エドアル開始三時間にして再会って、感動の欠片もないなw
そして早くも7人の脱出派チーム誕生か……
展開早すぎな気もするけど、みんな別行動するなら全員無事ってわけにはいかないか
>>424 トム・アル→ヴォーカル&マリィの元へ(多分一番天国に近い)
アクア組→ヨマや邪子のいる街の方へ(割りと危険)
だからな……練金兄弟以外は壊滅もありえるw
426 :
425:2006/10/20(金) 00:31:56 ID:???
よりにもよってアルとしっとを間違えるなんて……orz
パン味キャンディ喉に詰まらせて死んでくる
アクア・リュシカ・清村の三人組を見て、
本来なら清村のポジションにいるはずのミカゼを思い出してしまった……orz
しかも街にはミカゼの遺体が…。まどかに遺言っぽいのが残されていたりするし。
赤バラと毛野も確実に街に向かってるからC-6で混戦が予想されそう。
街の混線にキタキタ親父━━この二つが序盤の山場か
位置的にハーメルあたりも街組に絡むかもな
しかし足ぶち抜かれてるのに他に比べそこまで危なそうな感じがしないロイはある意味すごい
西側マーダー少ないからな
とりあえず個人的に山場に突入する前に書いとかなきゃいけない面子
ブリジット,アイズ:周りの時間が進んでいて銃を持っているから外と遭遇しそう
赤薔薇:本拠地を探している、ヴォーカル達とも近い
蓮火:ユキを探し回っている、ヴォーカル達とも近い
後は東側の1時前の面子ぐらいですか?
age。
書きたいけど大学のレポートとか等の所為で時間とモチベーションがたりねえ!
甘ったれた事言いやがって。
大学のレポートとSSのどっちが大事だと思ってやがる
まとめさん、毎度更新乙です
一つ聞きたいことがあるのですがライターは取り上げられているとして支給品の中に
>>3で「着火器具、携帯ランタン」 →灯り。油は切れない。
があるとのことですが、これはこのロワにも適応されますかね?
基本的には適用だあね、あんまり無茶な使用法をするなら改めて議論になると思うが。
まぁ、素直に懐中電灯にしとけ感もあるが、懐中電灯のない世界のやつらもいるからな…
ハーメルンのバイオリン弾き,マテリアル・パズル,魔法陣グルグル,
里見☆八犬伝,鋼の錬金術師あたりが懐中電灯を知らない組ですか?
とある参加者にタバコでも吸わせようかなと。
錬金術師は知ってんだろ
19世紀くらいのえげれすがモチーフだろ、アレ
油が切れない、ってなってくると空気読めない書き手が
無限の油を使った必殺技とか出しそうで怖い。
「着火器具、携帯ランタン」 →灯り。油は切れない。
↓
「マッチ箱(マッチ棒15本入り)、携帯ランタン」 →五日分の鯨油
にでも変更する?
ランタンの変わりになりそうな発光系の魔法アイテムとかない?
もしくは光る石とかそういうの。
面倒ならいっそ懐中電灯でもいい気がするけどね。
知らなくても「こうやって明かりを付ける」って説明書があればいいし。
もしランタンにするなら、魔法で油がランタンの外には出ないようになってるとか。
無限に油が沸いてくるランタンならそのくらい有りだろう。
PON! とキマイラから、魔獣のカードなんかがある。
基本的に光るだけが能力なはずなので(作中だと用途があり攻撃できるものもある)
足元ぐらいは照らせると思う。
…素直に懐中電灯がいいかもしれない。
ふと、懐中電灯に説明書つければいいんじゃないかと思った。
「ありがとー」
「……」
チョコも知らない変わったおねーちゃんは僕にチョコを二つくれました、親切なおねーちゃんで良かったです。
折角ですからおねーちゃんと一緒に食べようと思いましたが首を振ってお断りされました、そういえばさっきか
ら随分無愛想な気がします、しょうがないからエララちゃんと食べようと思います。
エララちゃんとはこの島に来る時に逸れてしまいましたがそれ程大きい島ではないのでその内会えると思います。
「エララちゃーん!」
暫く待ってみましたがお返事はありません、もっと南の方かもしれません。
「エララちゃーん!!」
もう少し大きな声で呼んでみましたがお返事無し、今度はもう少し西の方でよんでみます。
「エララty」
(ばっ馬鹿!状況がわかってるのか!)
むぐぐ、いきなり口を塞がれました、さっきのおねーちゃんです、何とか腕を外そうとするけどおねーちゃんも
力が強くて上手く外れません、さっきザックを引き摺った時にも感じましたが僕の力が落ちてるせいかもしれま
せんが。
「状況って何ですか?」
「お前、あの道化師の話を聞いてなかったのか?」
「寝てたのでっす」
もう良い子は寝る時間なのです、今もですけど。
おねーちゃんは盛大な溜息を付くと『ゲーム』について説明してくれました。
最後の一人になるまで殺し合わないといけないんだそうです。
「ケンカは痛いですよ」
「ケンカじゃない、殺し合いだ」
「悪いことをしたらおあやまりにならなきゃいけないんですよ」
私に言うな、フン」
おねーちゃんはかなりなげやりです。
嫌です、駄目です、無茶苦茶です、エララちゃんは看護用ロボットなのにこんなゲームに参加させていい訳が有
りません、それにこんな所で冬眠状態になったら誰も修理してくれません。
凄く悲しくなって来ました、視界がぼやけてしゃっくりが込上げ…ってチョコです!お姉ちゃんがもう一個チョ
コを出してくれました!あむあむ、美味しいです!
「お前はエララという奴に会いたいんだな?」
「あい」
「私も手伝ってやる、手伝ってやるからもう騒ぐな」
「あと信彦も探してほしいのです、それといち抜けたする方法も」
「信彦は名簿に載ってないぞ」
あれ?おねーちゃんはまた溜息を付いてます、何かお悩みでもあるんでしょうか?
「お前の名前は?」
「シグナルでっす、おねーちゃんは何て言うんですか?」
「サイザーだ、所でお前のザックは?」
「邪魔だから捨ててきました」
だって僕の身長より大きいものズリズリ引き摺って移動するなんて絶対嫌です、支給品も美味しくなさそうで
したし。
「ばっ場所はわかるか?」
サイザーおねーちゃんは顔に縦線を入れながら地図を出してきました、ひょっとして僕何か悪い事したんでしょ
うか?
「この辺でっす…ごめんなさい」
「フン」
サイザーお姉ちゃんは少しだけ微笑んで僕の頭をクシャっと撫でると、背中のザックを腕に引っ掛けました、
凄いです、お姉ちゃんの背中に大きくて白い翼が広がります、コードの翼よりずっと綺麗です。
「サイザーお姉ちゃんはお鳥だったのですか?」
「サイザーでいい」
言いながらサイザーは僕を胸元に抱え込みます。
「私は…魔族だ」
次の瞬間には僕達は夜空を舞っていました。
野原にザックが一つ置いてある、口は半開き、膨らみ具合から見て中身は殆んどそのまんま、何枚かの紙が散らばっている。
「これはどーみても怪しい、いくら支給品がスカでもこんな見え透いた」
「罠じゃないだろ」
私に突っ込みを入れたのは鳴滝歩、風で飛ばされて来た紙を眺めてる。
「そんな事は無いぞ、これ見よがしに置いてあるリンゴとバナナを食べると妙な所にワープさせられた
り、妙な壷を送りつけられてその中に吸い込まれたり」
「あんたそんな罠に一々引っ掛かってたのかよ?」
「いやその…」
ってそんな呆れたよーな目で私を見るなー!
「か、花雪はどう思う?」
話を逸らすためにさっきから黙っている花雪に話を振ってみる。
「参加者の中にそんな罠を仕掛けそうな方がいましたか?」
確かに船虫達は参加してないみたいだけど。
「でも私達が知らない奴も沢山参加しているぞ」
「ヴァンパイア王は殆んど力押ししかしてこなかったので私はこういった話ではお役に立ないかと」
微妙に視線を逸らす花雪、いやお前の方が馬鹿っぽいぞ。
「罠で普通ここまでやらないだろ」
溜息を付きながら歩は私達にも紙を見せる、それは色々と書き込まれた地図だった。
「これは太陽と雲か?」
「こちらの方にはエララちゃんと書いてありますね」
「地図の重要性以前にゲームを理解していない奴でなければこんな真似は出来ないだろ」
そういって歩はさっさとリュックを拾い上げる。
その時微かな羽音が聞こえた、結城の城が落ちた時にも聞いた音、荘助と一緒に崖から落ちた時にも聞い
た音、稲村の城でも聞いた音、私は何気ないふりをしながら歩と花雪に耳打ちする。
(おい、妖怪がいるぞ)
(どこにいるかわかるか?)
(私も羽音を聞いただけだから…)
ちらりと南の方を伺う、何本か木が生えてるからその内の一本だと思うが、どれかまではわからない。
(どういたしますか?)
(情報が足りない、接触して情報収集するべきだろ)
(相手は妖怪だ、人間と交渉なんかしないぞ)
(では制圧した後に尋問してみては如何でしょうか?)
(相手は飛べるんだろ?まともに捕まえんのは無理だよ)
こうして私達は少し長めの作戦会議に入ったのだった。
野原に人間が三、四人いる、シグナルの話だとここにザックが落ちてる筈だが多分回収されたのだろう。
「フン」
支給品は諦めざるを得ないだろう、途中で大きな羽音を立ててしまったが幸い三人がそれに気付いた様子は無
い、気付かれていたとしても私には追い付けないだろうが。
だが月の明かりだけで相手の顔を確認するには私の降りた木では遠過ぎる、大声を出せば声で判断できるだろ
うが流石にそんな偶然は期待できない。
本来なら素直に声をかければいいだけの話だ、私とシグナルが人間に見える外見をしていれば。
ふとスラー近くの町に入った時の事を思い出す、あの時フルートは両手を鋏に代え八本の足を器用に操り実に
奇妙な“タカアシガ二のワルツ”を踊ったものだった、タカアシガ二のセレナーデだったかもしれないが。
挙句私とオカリナも見世物にされたが、ハーメルに言わせれば私達は変態パーティとして認知され余計なトラ
ブルを起こす事無く宿を取れた…らしい。
そういえばあいつは今何をやってるのだろう?あいつならきっとこんな時でもあのおちゃらけたノリで解決し
てしまうのではないだろうか?
軽く頭を振って余計な考えを頭から追い出す、いないハーメルの事を考えても仕方がない、私は私に出来る事を
するだけだ。
「シグナル、暫く待つぞ」
「慎重すぎじゃないですか?」
「フン、私もお前も人ではないからな」
あせる事は無い、私達は顔か声が確認できればいいのだから。
【E-9/エリア中心付近/1日目/2:42】
(パーティーの共通思考)
1、知り合い9名の探索
2、赤薔薇に警戒
3、首輪を解除する方法を探す
【鳴海歩@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:荷物一式×2(ただしシグナルの地図は使用不能)おしゃべリップ@魔方陣グルグル
[思考]:1、まどか等との合流
2、首輪の解除
3、ゲームを止める
4、謎の鳥妖怪と情報交換したい
【犬塚信乃@里見☆八犬伝】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:荷物一式
[思考]:1、毛野との合流
2、首輪の解除
3、主催者の打倒
4、支給品が当たりなら交戦、外れなら逃亡したい
【比良坂花雪@ヴァンパイア十字界】
[状態]:健康
[装備]:神丹酒(ソーマ)×3@屍姫
[道具]:荷物一式、テディ・ベア(浪漫桜)@ヴァンパイア十字界
[思考]:1、ブリジット等に協力を求める
2、小松原ユキに会ってみたい
3、赤薔薇を警戒(協力を仰げるなら協力する)
4、首輪の解除
5、ゲームからの脱出
6、相手が有利な状況では交渉したくない
(人ならざるもの/2名)
【サイザー@ハーメルンのバイオリン弾き】
[状態]:健康。鬱
[装備]:板チョコ×47
[道具]:荷物一式 (ザックを背負った状態では飛べない為腕に持ってます)
[思考]:1、シグナルをエララと合流させる
2、その後は暫く独りになりたい
3、エララ、ハーメル、フルートがいないと判断できた時、或いは攻撃を仕掛けられた時点で撤退、
【シグナル@ツインシグナル】
[状態]:健康、チビ状態 、少し眠い
[装備]:チョコ×2
[道具]:無し
[思考]:1、エララと合流
2、エララの情報が欲しい
遭遇ktkr
GJ!ついに東が動き出して来たな
本当は『会戦前夜?』なんだが名前が長過ぎると…まあこれはこれで
GJ!
サイザー達といい拡声器組といい町組といい、序盤から大人数での混戦が勃発しそうだな
GJ!
しかしハーメル勢は見事に離れ離れにされてんだな
果たしてサイザーはハーメルかフルートに会えるのか……
人がいないなー。
そういえば、支給品不明な人が結構残っているね。
誰にどんな物が支給されたか予想しないかい?
支給品ネタで一つ考えてるのがあるんだが、全体に影響あるからまだ出せないんだよなぁ……
不明なのってフルートと誰だっけ
いざとなりゃ一人ででも書き切ると言ってた人に任せれば大丈夫
結局あの人はどの書き手なんだろうな
>>457 フルート,ロイ・マスタング,ローズレッド・ストラウス,シグナルの4人。
微妙にハズレ武器を引かされてそうな気がする。
他の書き手の方が着手される気配がないのでハーメルを予約します
絶望をぶちまけた箱の底に残っていた小さな希望。
この島でも人々の希望となれるかはわからないが、その希望は絶望から仲間を救出すべく(よ〜〜〜やく重い腰を上げ)動き出した。
「そろそろだな」
黒衣を纏ったその小さな希望はゆっくりと顔を上げる。
地を這うことを中断した希望の光は、青い色の小さな玉を握り締めた。
「そらっ」
宙を舞う青色のその玉は、支給品という形で無情な殺人ゲームに放り込まれた青の秘石。
彼(と表現するのが正しいのかわからないが)は今、その希望の光(になるかも知れないクズ勇者)である黒衣の青年の目となり周りを見渡している。
『きちんと垂直に投げんか馬鹿』
堂々と掲げられると相手にも存在がバレてしまうが、遭遇と同時に攻撃された場合にも被害は秘石を掲げていた腕一本ですむ可能性が高く、即死の恐れすらある顔面に攻撃されるリスクがなくなるだけマシだろう。
最初に青の秘石はそういって言いくるめようとしたのだが、バイオリン引きにとって腕は大事だなどという本音か建前かわからない理由で却下された。
青の秘石は腕でも攻撃されたくないと言う臆病な思考から却下したのだろうと考えたが口には出さなかった。ハーメルの性格が実に厄介なものだということは嫌と言うほど実感したし、これ以上面倒事は御免である。
そんなこんなで折衷案として出たのが、垂直に投げられた青の秘石が誰かいないか確認し、誰もいないようならハーメルは匍匐前進で一定距離を進むという現在実行中の粗まみれの策だった。
ちなみに誰かが居た場合のことはまだ考えていない。
というのも、彼らのスタート地点が半島のようなところの先端であったため後戻りをすることはできず、かといって避けて通ることも地形的にできそうにない状況だからだ。
誰かを見つけたらどうするかは相手と周りの状況を見てから決めるしかないだろう。
最もこの場に留まっても仕方がないし、背後を警戒する必要がないからこその荒業なので、とりあえずこの方法が使えなくなるC-08あたりまで行ってから次のことを考えようという方針だ。実にいい加減で穴だらけな方針である。
「で、誰かいたか?」
数十回目となるこの質問には、仲間とバイオリンを発見していないかという想いとヤバそうな奴に会いたくないという想いが同時に込められている。
だから青の秘石は喋りたくなかった。仲間でもなく、バイオリンを所持してるわけでもない人間が、数メートル先に居たという事を。
ただでさえ低い士気をこれ以上下げるようなことを言いたくはない。
『……一人、いたな』
かと言って避けて通れるとも思えない。
相手がそれなりの手練れの場合、エリアの端を通ったとしてもまず見つかる。
ハーメルの匍匐前進技術は訓練を受けた軍人でない割りに優れているが、所詮は素人レベルのもの。
徒歩に比べるとスピードは格段と下がるし、物音を消すことも出来ていない。
ついでに言うなら気配を消す技術すらないようなので、それこそパプワ島に居たガンマ団クラスの者ならあっさり気付いてしまうだろう。
どの道避けれそうにないのなら、前以って作戦を立てさせた方がいい。そうすればある程度ハーメルの取る行動が予測できる。
ハーメルと組ませるにしろ鞍替えするにしろ、ハーメルの予想外の行動で場をコントロールできなくなると面倒だ。
「……女、か?」
深刻な顔して女かっておま……この状況でナニ考えてんだ大馬鹿者、と言おうとして青の秘石は思い出した。
ハーメルの仲間は皆女だったはずだと。
『あぁ。最も羽を生やした鎧の女でも田舎くさい帽子をかぶった女でもなかったがな』
聞いていたハーメルの仲間の特徴は、見かけた女には当てはまらなかった。
「そう、か……」
なんだかんだでわかりやすい男だ。
うなだれるハーメルを見て、青の秘石はそう思った。感情を隠すのが苦手なあたり、リキッドの奴と少し似ているかもしれない。
「う〜ん……どうすんぢゃい」
落ち込んでいる暇はない。今はまず目の前の危機を乗り越えないといけないのだ。
ハーメルはまだ遭遇を回避することを諦めてはいなかった。
一応、何か策がないか青の秘石に聞いてみる。
『さぁな。向こうは背を向けているし適当に無力化でもすればいいんじゃね』
青の秘石の返答はいい加減だった。
『ぶっちゃけ今の手駒じゃ策の練りようもねーし』
それにはハーメルも素直に同意する。
今のハーメルにはバイオリンも無ければ鍋も着ぐるみもダイナマイトさえも無いのだ。
どないせいっちゅーんじゃ。
「相手がヤバイ武器持ってたら即死じゃねぇか……やっぱりここはゲームが終わるまで北端に隠れて……」
『便座の上に紙を広げて何やら頭を捻っていたし、便器が武器っぽいぞ』
色々とシュールな光景である。
ちなみに便器と聞いてもハーメルの頭にパンドラの便器の存在は浮かばなかった。
あの時の一連のやりとりはハーメルにとって忘れてしまいたい過去━━人生の黒歴史なのだ。
「……なら、あれしかないか」
真剣な顔つきで前方を睨み付けるハーメル。
よほどの策でもあるのだろう。先程とは一変、姿勢を低くすることを止めスピードを付けて前進している。
(この状況で策が練れる程度の頭脳と冷静さは併せ持っている、か)
便器と睨めっこをする女とではどちらがマシかを考えながら、青の秘石はハーメルに訪ねる。
『どんな策だ?』
気配を消すことも音を立てぬよう注意することもなく、ひたすらに駆ける。
これではまず相手に見つかる。
駆けているのは何かしら有利な位置を取るためだろうか?
そこまで考え、青の秘石は女の居た方角を伝えていなかったことを思い出す。ハーメルの進行方向は女の居る方角からから30度ほどずれていた。
「お前をぶん投げて注意を引き付けてる間にオレが逃走する」
『なるほど、私がぶん投げられ…………待たんかいコラ』
青の秘石が抗議するよりも早く、疾走するハーメルの右手が振りかぶられる。
無論、その手の中には青の秘石が。
「そぉぉら行けぇぇぇぇッ!」
南西方向に走り抜けようと南東の方角に向かって青の秘石を全力で投げつける。
青の秘石が茂みに突っ込んだ音を聞きつけ、相手が慎重にそのあたりを探している隙にエリアの端を駆け抜けるのだ!
「悪いな玉! お前の犠牲は無駄にはしない!」
小さな希望・ハーメルは走る。
青の秘石がどこに飛んでいったのかも確かめず。
武器無き勇者・ハーメルは走る。
青の秘石でのミスリードに成功し、自分の居場所はバレていないと思い込み。
外道な男・ハーメルは走る。
青の秘石が小松原ユキの後頭部に直撃したとは思いもせずに。
【B-09/1日目/03:00】
【ハーメル@ハーメルンのバイオリン弾き】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:武器以外一式
[思考]:1. とりあえず見ず知らずの女から逃げ切る。
2.自分のせいで誰かが死ぬのはもう見たくない。
3. バイオリンを手にしたい。仲間と合流したい。
[備考]:※原作でオル・ゴール編以前の時間軸のハーメルなので、勇者としての意識は目覚めていません。
また、ヴォーカルの存在も知りません。
※サイザーを仲間と認識しているか敵と認識しているかは次の書き手の方にお任せします。
※バイオリンにバイオリンミサイル等のギミックは未搭載です。
※魔族化をコントロールしきれてません。
【小松原ユキ@ヴァンパイア十字界】
[状態]:悩んでる
[装備]:パンドラの便器@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]:荷物一式
[思考]:不明。パンドラの便器の使い道を考える?
[備考]※秘石はコツンと当たった程度なので怪我等はまったくありません。
※秘石を投げる際のハーメルの掛け声は普通に聞こえていたのでどの方角から石が飛んできたのかもわかっています。
ハーメルを投下しました
ユキが秘石を投げた者と接触を図ろうとするのかは次の方にお任せします
ちなみに希望の光は原作でのポジションのことであってロワ内での救世主ポジションを確定させてるわけではありませんので
チラシの裏
タイトル、長すぎるって言われたからカットしたけど、名前欄の字数制限って何文字なんだろ…
チラシの裏終了
乙、ハーメルのヘタレっぷりにワロタw
そーいやハーメルの初キッスはオリンじーさんとだったのーw
一番好きだった頃のハーメルはこんな性格だったなぁ……
GJだし、この頃のハーメルのキャラは大好きなんだが、脱出ルートになってもケストラーに勝てなくないかこれ
ヴォーカル戦までのハーメルは格上相手には頭下げて全力で命乞いする駄目人間だし
>>467GJ
へたれ勇者だな。ユキは合流しておかない方がいいかもしれない。
>>469 逆に考えるんだ。ロワ内でヴォーカルクラスの敵と戦えば成長するかもしれないと考えるんだ
この企画マーダー少なくね?
現在生存しているマーダーは8名、生存者は48名だとおもた
一人五人で充分間に合うな
戦闘へのスタンスはこんな感じか
【マーダー】
7/9 ○椿/○ヴォーカル/●ギータ/ ●竹内理緒/○しっとマスク1号(宮本幸弘) /○相田千津
○雲童塊/○夜馬/○天野邪子
【ステルスマーダー】
2/2 ○マリィ/○杉小路高千穂
【身を守るためなら殺す】
15/15 ○アラシヤマ/○エドワート・エルリック/○鳴海歩/○犬塚信乃/○比良坂花雪/○刃蓮火
○ブラック☆スター/○デス・ザ・キッド/○犬坂毛野/○ロイ・マスタング/○アイズ・ラザフォード
○カノン・ヒルベルト/○ジール・ボーイ/○カイザード/○ワイルドキャット・トム
【絶対殺したくない】
3/5 ○アルフォンス・エルリック/○サイザー/●エセルバート高橋/○鳴海まどか/●御風
【不明】
16/19 ●ホルン/○乙部清丸/○エンヴィー/●星村マキナ/●似蛭田妖/○エル/○虎ノ宮貴一
○エララ(AE1-α ELARA)/○ソウル=イーター/○小松原ユキ/○フルート/○笠置八満
○アレックス・ルイ・アームストロング/○ジュジュ・クー・シュナムル/○ローズレッド・ストラウス
○ブリジット・アーヴィング・フロスハート/○アクア/○リュシカ/○清村緒乃
【論外】
2/2 ○ハーメル/○キタキタ親父(アドバーグ・エルドル)
戦闘になったら過失の殺害もあるだろうし、まぁこんだけいりゃ十分なんじゃね?
現状で戦闘が起こりそうなところ。
E−5:ヴォーカル、マリィ、キタキタ親父、しっとマスク1号、ワイルドキャット・トム
ヴォーカルが有力株、マリィ等の他マーダーもいるがヴォーカルが他と争っているうちに
逃げることも可能か?
C−6:夜馬、アクア、リュシカ、清村、まどか、エル
夜馬が有力株、アデルパなしとはいえ夜馬の戦闘力からいってアクア以外はズガンされかねない。
そのアクアも御風の遺体があるので戦闘できる状態かどうか。5:00ぐらいに朝日が
昇るので夜馬には期待したい。
E−9:鳴海歩、犬塚信乃、花雪、シグナル、サイザー
マーダーがいないとはいえ吸血鬼と妖怪には敵意を抱いている信乃と花雪
がサイザーに敵意を抱く可能性あり。
といったところですか?
そんなもんだね
見事に集団戦だなぁ
書くの難しいだろうけど期待せざるをえない
>>475 キタキタ親父ってそんな名前だったのかww
名前といえば鳴海歩が犬塚信乃と犬坂毛野に反応しないのはいかがなものかと思った。
博学な彼のことだから滝沢馬琴の南総里見八犬伝のことを思い出してもいいんじゃないかと。
ちょうど犬士が女装してるし。
本人と合流してるし、もうとっくに各自の世界観の話はしてるんじゃなかろうか。
しかし犬士たちだとわかったところで脱出の役には立たないので
(特に信乃は村雨を使うのとツッコミと男装以外は特技無いし…)
割とどうでもいい情報ってことで別に考察してないだけかも。
あと犬士のこと知ってそうなのは…清丸、杉小路、まどかあたりかな。
偽名と疑われるフラグにはなるかもな
物語から名前をとったとおぼしき二人
ステルスマーダーが潜り込み犠牲者が出た時にジョーカー扱いされるとか
なあに、フルートなんて楽器そのまんまの名前もあるw
ローズレッドも「赤薔薇かよ!」って一般人からツッコミ入りそうな名前だよな、よく考えると。
ソウル=イーター「魂喰い」も直訳すぎ、ていうかすごく警戒されそうな名前だし
ブラック☆スターって「つのだ☆ひろかよ!」って感じだし
似蛭田妖、天野邪子、雲童塊もひらがな読みだとかなりツッコミ入るし
アラシヤマも京都の地名からだし
まぁ「キタキタ親父」と「しっとマスク1号」に比べればずっとマトモだがw
改めて見ると常識的な名前の方が少ないのねw
「エドワード」ぐらい普通だと逆に警戒されたりしてなw
名前ネタか…何か作品を考えてみるかな。レポート終わったら。
頑張れよ、期待している
エルリック兄弟、杉小路、ソウル予約します
ちょっと時間かかるかも
期待あげ
期待してます!
危うくエルリック兄弟と杉小路にとりかかるとこだったぜ……
期待。この面子だとどうなるか分からないな。
期待上げ。
期待あげ
494 :
マロン名無しさん:2006/11/04(土) 18:02:51 ID:s7rky5uX
ほしゅ
いくらなんでも
>>488遅くないか?
連絡くらいほしいものだが
すいません、大分遅くなってしまいました
これから投下します
あとかなり長いです
これで最後にしよう。そう思った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
がしゃり。がしゃり。
鎧の音が響く。
普段はあまり気にしない、気にならないくらい慣れてしまった音。
そんな音が今更気になるのは、この森が静か過ぎるから。
ウィンリィが改良した兄さんのオートメイルと違って、ボクの鎧は隠密行動に向かないみたいだ。体も大きすぎるし。
音に怯えて弱い人たちが逃げちゃったら困るなぁ。いっそのこと全身に包帯でも巻いて、音が鳴らないようにするとか…駄目だ、もっと怖がられちゃうよ。
ボクらは今、北東を目指している。キヨムラさんたちが西の街へ、ミヤモトさんたちが南の呼びかけの方へ向かったからだ。
それに、地図を見ると北東は岬になっている。もし襲われてる人がいたら、他に逃げ場が無い地形。早く見つけて守らなきゃ。
そんな風にボクが言うと、兄さんは呆れたような顔で、国家錬金術師は慈善事業じゃねぇんだぞ、とか、まず自分が生き残ることを考えろ、とか、
そんな文句を言った後、大きな溜め息をひとつ付いてから、北東の方角へ歩き出した。
袋小路から虱潰しに探した方が効率が良いからな、なんて更に呟きながら。
「ねぇ兄さん。キヨムラさんたちやミヤモトさんたち、大丈夫かな? 大佐や少佐も」
ボクは前を行く兄さんに声をかけた。
「大丈夫だろ、たぶん。一人を除いて軍人や魔法使いらしいし。
というか、本当に殺し合う奴なんかいるのか疑問になってきたぜ」
「うーん、それは確かに…」
今まで出会った相手といえば、変だけど危険ではない人ばかりだ。
ゲームに乗るのはエンヴィーや夜魔って人くらいなんじゃないかな…?
そんな風に考えてしまうくらい、ゲームに乗っていない人との遭遇率が高い。
何せ5人、参加者のうち約1/10だ。この1/10以外は全員危険、なんてことはまずないだろうし。
「場合によっては、乗った奴の捕獲を最優先した方がいいかもな」
特にエンヴィーを、と言いながら、兄さんは首輪を爪先でコツコツと突いた。
「その方が犠牲者は少なくなるし、そんなに乗ってる奴がいるとは思えな…」
言葉が途切れる。
理由はボクにもわかった。音だ。
がさり。誰かが草を掻き分け踏み歩く音。こちらに近づいてくる。
ボクらは瞬時に構えを取った。先ほどまでの弛緩した空気が一気に引き締まる。
真っ直ぐこちらに向かって来る音。相手はもうボクらを見つけている。ゲームに乗っていないのか、それとも遠距離用の武器が無いのか。
かなり近づいてから音は止まった。呼びかけてこないところを見ると、大佐や少佐ではないようだ。
槍を構えたまま兄さんが呼びかける。
「オレ達はゲームに乗ってない。あんたもゲームに乗ってないなら、両手を上げて出て来い。
出て来ないならゲームに乗ったと見なして攻撃する」
返答は、沈黙。
再び森が静寂に包まれる。
数分が経ち、出てくる気がないのかとボクらが思い始めた頃。
がさり。ようやく音が動き出した。
草を掻き分け、ボクらの前に姿を現したその音は―――
にゃー。
「…は?」
ボクと兄さんは固まった。
猫。
しかもただの猫じゃない。というか猫だけじゃない。
犬やら猫やら狸やら、愛らしい動物たちが山になって重なっている。
そんな動物たちがボクらを見つめ丸いしっぽをふりふりしきゅーんと切ない声で鳴きやわらかそうな耳をぴくぴくさせぷにぷにの肉球をこちらに差し出しふかふかの背中がぷるぷるうわぁ撫でt
「アル!」
はっと我に返る。
どうやらボクは無意識のうちに動物達に近づいていたらしい。いつの間にか兄さんよりも前に出ていた。
いけないいけない。こんな不自然なの、誰かの罠かもしれないじゃないか。そう、こんな不自然な動物たちがふわふわでふかふかのぷにぷにのもこもこの
「ア・ル・フォ・ン・ス!!!」
はっ!
既に手を伸ばせば届きそうな位置に動物たちはいた。
いけないいけない離れないと…。
今度こそボクが自分の意思で体を動かそうとしたその時、
動物達の山からにょきっと人間の手が生えた。
「うわああああぁ!?」
「アル! 大丈夫か!?」
び、びっくりした!! 何!? 何何!!??
いや不自然だと思ったし罠かもとも思ったけど! 思ったけどさ! 動物達で和んでるところにいきなり手は反則だよ! しかも中から! びっくりするよ! 心臓止まっちゃうよ! ってボク心臓無いけど!
驚いて後ずさったボクの前で、動物達がぴょんぴょん跳ねて山から離れていく。
その跳ねる様子も可愛い、ってそれはともかく、その山の中心から姿を姿を現したのは―――両手を上げた男の人だった。
黒い髪。小柄で、兄さんより少し大きいくらい。人の良さそうな顔立ち。
「この通り、ぼくもゲームになんか乗ってないよ。
ぼくは杉小路高千穂。よろしくね」
その人は両手を上げたまま、にっこりと明るく笑った。
そして真顔になり、真面目な口調でこう切り出す。
「お互いに戦意が無いのを確認できた所で、とりあえず情報交換でもしようか。
どこか落ち着ける場所があるといいんだけど、探すのも時間が掛かるし、仕方ないからここで…」
「って、普通に話を進めるな! さっきの奇行についてのフォローは無しかよ!!」
あまりの出来事によって硬直した脳がやっと動き出した直後、全てを脇に置いてとりあえずツッコミを入れる兄さん。
「はっはっはっはっは」
「はっはっは、じゃねー!」
「気にしない気にしない。あんまり細かいこと気にすると大きくなれないよ?」
「んな…っ!?だぁれが豆粒ドチビだぁー!?」
暴走し出した兄さんとは逆に、ボクは少しずつ冷静になってきた。
確か今、スギノコウジタカチホって言ったよね? 年齢も同じくらい、服装も似てるし、もしかしてこの人…
「もしかして、キヨムラさんの友達のスギノコウジさん?」
「…清村を知ってるの?」
兄さんと口論していた、というより兄さんを一方的におちょくっていたスギノコウジさんが、真面目な顔でボクを見た。どうやら正解だったみたいだ。
知り合いの知り合いだったことも手伝い、信頼できると判断し合ったボクらは、簡単な自己紹介をし、早速情報交換することにした。
「本当に信頼できるのかよ、こいつ」
…訂正。さっきのことを根に持っている人が一人。
拗ねたような顔でそっぽを向いている。
「大丈夫だよ兄さん。キヨムラさんも言ってたじゃない、いい人だって」
「『すごく変でハタ迷惑な奴』だろ。全くその通りだったな。
あと『悪い奴ではない、たぶん』とも言ってたけど、いい奴だとは全然言ってない」
「そうかな? たぶんキヨムラさんって、兄さんと同じタイプだと思うな。
だからキヨムラさんが悪い人じゃないっていうなら、たぶんいい人なんだよ」
「ちょっと待て。どういう意味だそれ」
スギノコウジさんが笑う。兄さんが睨み付けるも、スギノコウジさんはボクらの方は見ていなかった。
いつの間にか猫を抱えて、顔を伏せて猫を眺めて、清村らしいな、なんて言いながら撫でている。
う、いいなぁ、ボクも抱っこしたい…。
結局兄さんが折れたので、今度こそ情報交換が開始された。
スギノコウジさんは今のところ誰にも会っていないそうだ。
支給品はいっぱいのアメ。そういえばアクアはアメで魔法を使うとか言ってたっけ。とにかく、スギノコウジさんにとってはハズレのアイテムだったらしい。
ボクらも自分の持つ情報を話す。自分や仲間たちの能力や持ち物のこと、魔法のこと、注意すべき人たちのこと。途中で紙を取り出し、首輪についても説明する。
兄さんは、こっちの情報が多すぎて等価交換じゃない、なんて文句を言ったけど、それでもちゃんと説明をするあたりがらしいと思う。
「等価交換かぁ。ぼくのあげられるものなんて、アメか民家で見つけたお茶くらいなんだけど。
いる?」
「あ、いえ。ボクらはいいですよ。
それよりアクアにあげてください。アメが多ければ強力な魔法が使えるらしいし」
スギノコウジさんはこれからキヨムラさんの所へ向かうらしいし、ちょうどいいだろう。
「そうだね。清村も甘党だから喜ぶだろうし」
小さく笑う声は、とても楽しげだった。
情報交換の後、キヨムラさんたちの所まで送ります、とボクは提案したんだけど、スギノコウジさんは首を横に振った。
ほんの少し移動するだけのぼくを護衛するよりも、どこかで震えている誰かを助けてあげた方がいい。そう言って優しく笑う。
やっぱりいい人だ。最初は驚いたけど、あれだけ動物が懐いてたんだ。動物に好かれる人に悪い人はいないよ。
それにしても、武器がないなんて危なくないかな? ボク達みたいに武術の心得があるわけでもなさそうだし。
「ねぇ兄さん。何か武器渡してあげようよ」
「お前な…等価交換じゃないにも程がある。
第一、槍も銃も素人には扱いが難しすぎるし、爆弾なんて文字通り自爆しかねない」
前半はともかく後半は兄さんの言う通りだ。どうしよう…。
ボクは少し考えてから―――両の掌を合わせた。
その手を脇腹に当てる。青白く弾ける光。練成反応だ。
「アル! 何してんだよ!?」
兄さんが慌てた時には、既にボクの手には小振りのナイフが握られていた。
「うわぁ…すごい、魔法みたいだ」
スギノコウジさんはキラキラした子供みたいな目でボクを見ていて、なんだか照れてしまう。
「良かったらこれ、持って行ってください」
「いいの?」
「どうぞ。あ、でもこの世界の制限でちょっと脆いみたいだから、あまり多様しないでくださいね。
どうしても危なくなった時にだけ使うようにしてください」
「わかった。何から何までありがとう」
兄さんが後ろで何か言ってるけど気にしない。いいじゃないか、ボクがあげたいと思ったんだから等価交換じゃなくても。
本当はもう少し大きな剣とかがいいんだろうけど、流石にそれは大穴が開いちゃうから無理。これならちょっと鎧が薄くなるだけだから大丈夫だよね。
護身用には少し頼りないけど、これが今のボクにできる精一杯だ。
「それじゃあ、気を付けてくださいね」
「うん、ありがとう。二人も気を付けてね」
笑顔で手を振り、スギノコウジさんは森の中へ消えていく。
その姿が完全に見えなくなってから、兄さんは降ろしていた荷物を担ぎ上げた。
「よし。オレ達も行くぞ、アル」
「うん」
「それにしても…またただの変な奴だったな」
兄さんが呆れたような大きな溜め息を付く。
「そうだね。やっぱりゲームに乗る人なんて、エンヴィーと夜馬くらいなのかな」
こうしてボクらは、再び北東へ向けて進み出した。
がしゃり。がしゃり。
静かな森の中に、再び鎧の音が響く。
空が白みだした。夜明けが近い。
それでも未だ暗い森に、北東へ向かう鎧の音が―――
にゃー。かりかりかりかり。
「………」
「………」
無言。沈黙。にゃー。かりかり。にゃにゃー。
「……アル?」
ゴゴゴゴゴゴゴ、という効果音が聞こえそうな声。
なんかボク、鎧だけど冷や汗が出てる気がする。
振り返った兄さんの表情は、そりゃあもう、まさしく鬼のようで。
「さっさと元の場所に戻してこいっ!!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そいつはめちゃくちゃ頼りなさそうな奴だった。
見るからに弱そう。武器も持ってないっぽい。あと地味。
洞窟を出てから数時間、俺はやっと他の奴を見つけた。
静かに背後から近づく。そいつは俺に気付かない。
慎重に進み、そいつがようやく振り向いた時には―――遅い。鎌になった俺の右手は、あと数センチでそいつの首筋を切り裂ける距離にあった。
「…っ!?」
何が何だかわからない、という顔で俺を見つめる。
俺の顔を見て、俺の鎌を見て、鎌が生えてる俺の腕の付け根を見て、それで事態が飲み込めたらしい。
そいつは両手をゆっくりと上げた。
俺はできる限り低い声で、できる限り怖く聞こえるように言う。
「お前はゲームに乗ってんのか?」
「…見ての通りだよ。乗らないし、乗る力もない」
その言葉は少し震えていた。
改めてそいつを観察する。黒髪。小柄な身長。筋肉の付いてなさそうな腕は、言葉と同じで震えていた。
クロナみたいなのもいるから断言はできないけど…どう見ても強そうには見えない。
鎌を離す。安堵したそいつが大きく息を付いた。
「チッ…」
らしくないぜ俺。
こんな奴をこんな風に脅すなんて、全然COOLじゃねェだろ。
鬼にあんなこと言われたせいで焦ってんのか?
「…いきなり悪かったな。俺はソウルだ。
椿、デス・ザ・キッド、ブラック☆スターって奴を探してる。知らねェか?」
「ぼくは杉小路。その三人には…たぶん、会ってないと思うよ」
「たぶん?」
なんとなくはっきりしない言い方だった。
そいつは言いづらそうに口を開く。
「…君は、ゲームに乗ってないんだよね?
それに、その人たちも乗るような人たちじゃないんだよね?」
「ああ」
「そっか、良かった…」
よく見ると、そいつ、杉小路の腕はまだ震えていた。そして震える声で続ける。
「……また、ゲームに乗った人なのかと思った」
「お前…会ったのか? 乗った奴に」
「うん…。荷物を確認してたら、いきなり襲われたんだ。
慌てて支給品を投げつけて逃げたんだけど…」
その時の恐怖を思い出したのか、杉小路の体が大きく震えた。
「どんな奴だった?」
「よく、わからない。暗かったし、すぐに逃げちゃったから。
ただ…すごく大きくて、鎧を着てたと思う」
「鎧?」
「うん。混乱してたけど、それは間違いないと思う。
それに音がしたんだ。
がしゃり、がしゃり、って。鎧の軋む音が」
杉小路は続ける。
襲われたのは一時間くらい前だったこと。支給品は猫のぬいぐるみだったこと。そして、杉小路を襲った鎧のいる場所。
杉小路は森の中、北東の方角を指さした。
わざわざ行ってまで倒すべきか、少し迷う。
迷った瞬間浮かんだのは、ここにはいないパートナーの姿だった。
クソマジメで気の強い奴。めんどくせェ、と心の中で呟いたら、マカはすかさず本の角を俺に向けた。
なにソウル、びびってるの? 逃げ回るなんてCOOLじゃない、って自分なら言うくせに。
「うるせぇ。…仕方ねェーな」
だからマカチョップは勘弁しろ。
こうして俺は、北東に向かうことにした。
足手まといにしかならない杉小路は置いていく。
あいつが身を守れるか疑問だけど…あいつも男だ、何とかするだろ。俺についてくるより安全だしな。
暗い森の中には、明るくなりつつある空の光はまだ届かない。
暗いと言うより黒い。そんな闇だと思った。
―――お前こそ自分を守れるのか?
―――危なくなったらオイラを呼びな。
―――会いたいんだろ? 仲間達に。
―――帰りたいんだろ? パートナーのところに。
鬼の声が聞こえる。
―――理性を飛ばせ。理性を飛ばせ。理性を飛ばせ。
―――――――狂え。
聞こえた声は、全部無視した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ソウルの姿が見えなくなってから、ぼくはナイフを取り出す。
その手は少しも震えてはいなかった。
「隙があれば、って思ったんだけど。難しいなぁ」
ふぅ。小さく溜め息を付く。
さて、これからどうしよう?
清村たちの所へ行こうか?
信頼させるのは簡単そうだけど、人数が多いと色々厄介だ。
誰か他の少人数で行動してる人を探そうか?
でも誰もが信頼してくれるとは限らない。彼らのような人たちばかりだといいんだけど。
彼らのようないい人ばかりなら…。
「…ごめんね」
思わず唇が動いた。
ごめんね、エセル。
ごめんね、アルフォンス。
ごめんね、エドワード。
ごめんね、ソウル。
ごめんね―――清村。
謝るのもこれで最後にしよう。
言葉に引きずられてしまう。当たり前だと思えなくなる。
だから、これで最後にしよう。そう思った。
いつの間にか明るくなり出した空気の中で、握ったナイフが鈍く光った。
【D-8/1日目/4:30】
【エドワード・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[装備]:M945経文銃(70発)@屍姫、錬成槍
[道具]:荷物一式、荷物のパン一つとペットボトル一本消費
爆弾内臓型ねこのぬいぐるみ@スパイラル〜推理の絆〜
[思考]:1、北東の岬へ向かう
2、エンヴィーを探す
3、大佐、少佐と合流、仲間を集める
4、エンヴィーと夜魔には注意
5、主催者達をぶっ飛ばす
【アルフォンス・エルリック@鋼の錬金術師】
[状態]:健康、右脇腹の装甲がやや薄くなった(血印に影響は無い位置)
[装備]:なし
[道具]:荷物一式、清酒・男盛り(十本)@フラッシュ! 奇面組
[思考]:1、兄と北東の岬へ向かう
2、仲間を集める
3、他の参加者が探し回らなそうな所を優先的に探し周り、そこから動けず
脅える参加者がいたら保護
4、どんな理由があっても人は殺したくない。
5、エンヴィーと夜魔には注意
[備考]:体内の血印のある位置に首輪が同化しています。
外から見ただけでは首輪の位置はわかりません。
【ソウル=イーター@ソウルイーター】
[状態]:健康
[装備]:イサカM37(ショットガン)
[道具]:荷物一式
[思考]:1、北東に行って鎧を倒す
2、仲間と合流したい
【杉小路高千穂@清村くんと杉小路くんと】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:荷物一式×2(水1本消費、残り3本)、お茶っ葉
ストリキニーネ@スパイラル〜推理の絆〜、
アメ(たくさん)@マテリアル・パズル、ナイフ
[思考]:1、行き先を考え中
2、あくまでも一般人を装う
3、赤薔薇との接触は避ける
4、優勝して元の世界に帰る
投下完了
もっと改行数考えれば良かった…
次から気をつけます
うぉぉぉ、超GJ!
ステルスマーダーの本領発揮って感じだな
北東ってことは外道勇者との遭遇の可能性があるわけだな……
しかしまぁ杉小地に比べて同じステルスマーダーのマリィは運がないよなぁw
GJ!
杉小路くん、ナチュラルすぎw
前回のエセルの件がある分、いつやらかすかとヒヤヒヤしたよ
ソウルもヤバそうなフラグが進行中で、この先が楽しみだ
清杉の動物達と、アルの動物好き設定の使い方もうまかったね
>>510GJ
杉小路くんはマジ卑怯、このまま外道までランクアップしそう。
序盤なのに激戦必死な展開!?
すいません、
>>509の状態表修正します
【杉小路高千穂@清村くんと杉小路くんと】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:荷物一式×2(水1本消費、残り3本)、お茶っ葉
ストリキニーネ@スパイラル〜推理の絆〜、
アメ(たくさん)@マテリアル・パズル、ナイフ
[思考]:1、行き先を考え中
2、あくまでも一般人を装う
3、赤薔薇、エンヴィー、夜馬との接触は避ける
4、優勝して元の世界に帰る
すまないが、各作品の参加時期を教えてくれないか?
コミックス何巻くらいを読めばいいか教えて欲しい。
キャラによってもまちまちな気がするから、何巻くらいってのは無いと思う。
ハーメル(キャラの方)は16巻ぐらいまでの設定らしいけど、ヴォーカル出るのはそれ以降なんだよなぁ……
明記されてるor描写で確定してるキャラって誰が居たっけ
スパイラル参加者は11と12巻から(カノンを味方と考えてなおかつ生存に疑問を持っていないので
ただし、まどかだけは15巻から(歩の体の寿命のことを知っているから
PON! とキマイラは八満がヴァイスのことを口に出しているから7巻から。
ただし、他の参加者も1〜7巻までスタンスは変わらない(エルだけ2巻以降から登場
里見☆八犬伝は信乃が6巻から(壷妖怪の話をしていたので
毛野は3巻以降から(その辺りから初登場
ヴァンパイア十字界だと小松原ユキは一巻で死亡
自分が知っている範囲だとそんな感じ
マテパ、誰も死んだはずのカイザートに触れないな…と思ったが
よく考えたらアクア側はそのこと知らないんだな。
ヨマは自分が殺したから知ってるけど、今の状態じゃどうでもいいことだろうし。
だからカイザートは10巻から11巻くらい(11巻で殺される)だとして、他キャラはいつでも良いと思う。
登場時期はバラバラだけど、10巻からならみんな出てる。たぶん。
ソウルイーターの椿は狂気の波長受けてるから6巻の鬼神復活以降。
ソウルの黒血について出るのは3巻以降だったはず。
シグナルのエララさんはMIRAを扱えるから、5〜8巻のリュケイオン編以降。
>>519 ミカゼならカイザートが死んだことを知っていなかったけ?
なんかゴーレムつかうのとコモレビから森で修行していたときに
聞かされていたような気が……ミカゼ死んじゃったからどうでも
いい気がするけど。
>>518 カノンはいつだったか「火澄に殺されたはず」みたいな事言ってるから
13巻(カノンが死んだ巻)からだと思う
そうなると、他の連中の言動に違和感が多少たりともある事になるが…
スパイラルに関しては補完が必要かもな
同作品のキャラが別々の時間軸から連れて来られててもいいんだよな?
清杉は正直何巻でも変わらないな
二人が出会った直後でさえなければ
ヴァンパイア十字界は、ユキ以外のキャラは異星人襲来後っぽいな。
ハーメルはオル・ゴール編以前だから11巻以前だろ?
まあ12巻でもまだオルと直接会ってないからいーかなーとか思ってタカアシガニ
出してしまったのは秘密だw
オル編以前ってのはオル編真っ最中も含むんだと思われ
ハーメルのキャラがオル戦第二ラウンド(スコアでの暴走イベント)終了後著しく変わるんだし、それこそ第1ラウンドなら終えててもいいんじゃない?
思ったんだが、別の時間軸から連れてこられたんじゃなくて
記憶を操作されてる、っていうんじゃ駄目だろうか。
ゲームを面白くするために色々弄られてるとか。
その方が別の時間軸から呼び寄せるより説明付けやすいし
いざと言う場合「記憶を取り戻す」という選択肢があれば
色々展開を広げられそうな気がする。
>>527 生きてるやつらはそれでいいんだが・・・問題は原作で死亡してるキャラだよな。
生き返らせて記憶改変よりは、死ぬ前の時間軸から連れてきた方が手っ取り早い。
というか記憶改変の場合、能力的な成長とかも退化させる必要性がでてくるぞ?
バトルマンガ勢は考え方や知識だけでなく時期によって能力まで左右されるからちと厳しい気がする
うは、リロればよかったorz
便器に顔突っ込んでくる
ふと気付いた参加者の間違い
カイザード→カイザート
犬坂毛乃→犬坂毛野
PHANTOM DEAD OR ALOVE→PHANTOM DEAD OR ALIVE
俺の方が間違ってたらすまん
ファントムのは前誰か指摘してなかったっけ
カイザードは素で間違えてたorz
ちょっと相談したいことがあります。意見をいただけるとありがたいです。
アクア達の戦闘終了までの構想があるんですが、そこまで書くと長くなりそう…。
なので、戦闘入る前までで止めて他の人に渡すか、
それとも戦闘終了まで書ききるか悩んでます。
前者は便宜上「戦闘入る前まで」と書いてますが、実際は戦闘直前でなく
この流れで行くと次は戦闘かな?ってところで止めるつもりです。
次の書き手さん次第ではバトル回避も選択できるあたりで止めます。
予定としては、戦闘前が5〜8レスくらい、戦闘後が10〜15レスくらいかな…
と思うんですがかなり適当な計算なんで不明。
こんな相談してますが、まだ全然書いておらず、どちらにせよ投稿は来週になりますので
その前に投下する書き手さんがいれば遠慮せずしてください。
他ロワの大人数バトルじゃもっとレス数使ってたりするし、やりたい方をやればいいと思いますよ
>>533 汝の欲するままにせよ
いや真面目な話他ロワだとそれ位長いの時々あるから気にせでよかよ。
537 :
533:2006/11/09(木) 23:43:14 ID:???
意見ありがとうございます。
大丈夫なようなので、戦闘終了まで書く予定で進めたいと思います。
マテパのアイテムが結構多いので勝手に補足。
マテパ世界における魔力(マテリアル・パワー)とは、全ての存在に宿っているエネルギーのこと。
生物の場合は霊気(オーラ)とも言う。DQでいうHPでありMPであり体力であり魔力。
そして全ての根本となる単体エネルギー。
わかりやすく言うと、魔力(マテリアル・パワー)は見えない原子みたいなもので、
その魔力が集まることによって物質のエネルギーが形成されている。
魔力が多い(高い)と、人間離れした能力を持つことがあり、「マテリアル使い」と呼ばれる。
例えば、常人より力が強かったり、動物の言葉がわかったり、念力が使えたり、大食いだったり、
そういう変な能力や特徴を持つのは魔力が高いから。脚力の超強いミカゼもマテリアル使い。
他作品で言うと、お好み焼きの声が聞こえるキイチはたぶんマテリアル使い。
身体能力の高い雲童塊も結構魔力が高かったりするかもしれない。
しかしマテリアル使いは魔力を自在に扱えるのではなく、
魔力が高いからたまたま何らかの能力を持つようになっただけ。魔法使いとは違う。
魔法(マテリアル・パズル)とは、単体エネルギーである魔力を組み合わせて
全く新しいエネルギーや法則を作り出すこと。これを自在に出来る人を魔法使いという。
炎を回復エネルギーに変えたり、速度を凍らせるという法則を作り出したりする。
アクアの場合はアメの魔力を破壊エネルギーに変換する。
魔法を使うには、魔力が高いのが最低条件。それ以外にも才能と修行が必要で、
才能が無いと、100年修行しても魔法は使えず、
才能があっても、何十年も修行して自分の魔法を編み出さないと使えない。
(例外として、血筋で自然と魔法が使える一族もいる。)
しかしマテリアル使いも、魔法の力が込められたアイテムを使うことによって
魔法やそれに類する力を使うことができるようになる。
これが支給されているアイテム。
魔力の組み合わせを道具が全部やってくれるので、使用者は魔力を込めるだけでOK。
結論を言うと、ゲームでいうMPとかとマテパの魔力は違うので、
一見魔力がなさそうで支給アイテムが使えなさそうでも
実際使ってみたら結構戦えるかも?ということ。
ガンガンキャラは大抵超人とか変人とか変態とかだったりするので
殆どのキャラはマテリアル使いだと思う。
東の方から突如として響いてきた声にストラウスは眉をしかめて立ち止まった。
森の中で思案しているときに聞こえた、参加者達をダンスへと誘う男の声。
三十分ほど前に耳にしたのと同じその声が、今再び夜空の下に響いていた。
(どういう事だ?)
その、ある意味間の抜けた呼びかけを受け赤薔薇は考える。
最初の呼びかけから数十分、既に何者かからの襲撃を受けていてもおかしくはないと思うのだが・・・
(ゲームに乗った者が現れなかったのか、それとも強力な味方でもできたか。あるいは・・・)
あるいは、放送者本人が相応の実力者なのか。
殺し合いの会場で、自らの位置を教えるような人物である。その可能性もありえなくはない。
(どの可能性にしろ、接触を図るのも悪くはないか)
このような場で、堂々と殺し合いに乗らないことを放送するような人物である。
(弱者を呼び集めようとする悪質な罠の可能性もあるが)
あちらの思惑はどうであれ・・・
あの人物を仲間に引き入れておけば、対外的な信用度はそれなりに増すだろう。
平和主義に傾倒し、最低限の防衛すらも禁ずるような人物ならばデメリットの方が大きいが・・・
(本音を言えば、本拠地を優先したいところなんだがな)
あと数時間で日が昇ることに加え・・・支給品とやらもあまり使えるような代物ではなかった。
できれば、他の参加者との接触は最低限に抑えたいところだが・・・
「ままならんな・・・情報も戦力も足りん・・・」
そんな事を呟きながら、ストラウスはすぐ近くに現れた気配に向けて声をかける。
「そろそろ出てきたらどうだ?・・・こちらはゲームには乗ってない」
赤薔薇の声に反応したかのように木立が微かに揺れ、茂みから大鎌と機関銃を所持した一人の男が出てくる。
その姿を眺めながら、赤薔薇は懐に・・・正確にはそこに仕舞いこんだ本に手を伸ばす。
『エクスカリバー』という簡素なタイトルのついたその本には、何の力も存在はしなかったが・・・
それでもそれなりの分厚さはあるので、投げつけて不意を突く位はできるだろう。
そして、赤薔薇が本を片手に身がまえた所で・・・男は口を開いた。
「わてもゲームには乗ってはおりまへん。武器が二つあるのは・・・
降りかかる火の粉を払った結果、といったところでっしゃろうか」
赤薔薇の不信げな瞳に男――アラシヤマはそう説明する。
少しの思案の後、赤薔薇は肩を竦めながら『いいだろう、信じよう』と答えた。
「そうどすか、それはおおきに・・・ところで聞きたいんどすが、わての友達を知らんどすか?
トージくんという名前なんどすが・・・」
「・・・いや、心当たりは無いな」
「・・・そうどすか・・・おおきに・・・」
赤薔薇が横に首を振ると、アラシヤマは軽い溜息を吐きながら例を言う。
そして、東の方・・・放送が聞こえてきた方向に向かい歩み始めた。
「ほんまに、何処へ行ってしもうたんやろな・・・トージはん・・・」
「もし、よければ・・・そのトージという人物、私も共に捜そうか?」
赤薔薇の問い掛けに・・・ぶつぶつと独り言を呟きながら歩いていたアラシヤマの動きがぴたりと止まる。
「ほ・・・ほんまどすか?」
「ああ・・・一人より二人で捜したほうが効率がいいだろう?
そのかわり、私の知り合いを捜すのを手伝ってもらえれば・・・」
物凄い勢いで振り返って接近してきたアラシヤマに、赤薔薇はたじろぎもせず答える。
「大丈夫どす、わてに任しといてください。・・・あ、わてはアラシヤマどす」
「・・・ローズレッド・ストラウスだ」
「ストラウスはんどすか、よろしゅう。
・・・ああそや、ストラウスはん、碌な武器もっとらんようどすな・・・どっちか取っといてください」
赤薔薇が名乗り終えるか否かのうちに、アラシヤマは大鎌とウージーを差し出す。
こうして赤薔薇が巨大な鎌を受け取り、珍妙な同盟は誕生したのであった。
【D-4東部/1日目/1:00】
【ローズレッド・ストラウス@ヴァンパイア十字界】
[状態]:健康
[装備]:サイザーの大鎌@ハーメルンのバイオリン弾き
[道具]:荷物一式、『エクスカリバー』の本@ソウルイーター
[思考]:1、本拠地(日中、休息できる場所)を探す
2、ブリジットらとの合流、トージの捜索
3、島からの脱出、もしくは主催者の打倒
4、呼びかけをしていた人物(キタキタ親父)と接触してみたい(かなり消極的)
[備考]:※主催者の能力(死者の復活)に少し興味を持っています
※本拠地を発見するまでは、他の参加者との接触は控えたい考えです
※トージを人間だと思っています
【アラシヤマ@PAPUWA】
[状態]:健康
[装備]:ウージー(25発)@スパイラル−推理の絆−
[道具]:荷物一式
[思考]:1、ストラウスの知り合いの捜索
2、ゲームからの脱出。やる気の者には容赦しない……と思う
3、この島に来るまで側にいたはずのトージくん(デッサン人形)を探す
書く人が居なかったようなので赤薔薇とアラシヤマを投下。指摘ヨロ
GJ!
誤字があるようだけど、内容はいいと思いますよ
欲を言えばアラシヤマには仲間(友達)ができたことにもっとはしゃいでほしかったがw
GJ!
呼び掛け組はかなりカオスなことになりそうだな
乙!
アラシヤマはきっとこの後大喜びするんだよ。シャイだからまだ抑えてるだけでw
赤薔薇についてはよく知らないが、トージが人形だと知ったらドン引きだろうな。
1時ってことは場合によってはモテナイ軍人コンビよりも早くヴォーカルのとこにたどり着くわけだな
ただの虐殺になるだろうと思われたヴォーカルイベントがこの二人が絡むことでガチンコバトルになるかもな
GJ!
赤薔薇知らないけど、結構計算高いキャラなんだな。
意外と激情型のアラシヤマとはいいコンビになるかも。
これで呼びかけ参加者は、
キタキタ親父、マリィ、ヴォーカル、トム、しっとマスク、赤薔薇、アラシヤマか…
でもダメ軍人コンビは3時出発だから、もしかしたら二人が到着する頃には全部終わってるかも。
しかしまぁかつて呼びかけにこんな第人数が集まったロワがあっただろうかw
喪男二人が到着したころには4時ぐらいになってるんだよな
それまでに終わってる可能性は大いにある
早くも戦力外に見られてるショットガントムに全俺が泣いたw
やはり一般人とファンタジーの壁は厚いんだな
まぁ、戦闘機が支給されてないし足手まといオーラがつくのも仕方ないけどね
知名度低そうだし、現在までの行動が行動だからな。
今のところダメな大人にしか見えないw
こうなったらかっこいいトムを
>>550が書くんだ!
検索してたら赤薔薇の台詞で
「わからないか?これが千年以上前私が同族からも恐れられた理由だ。私は、太陽を克服したヴァンパイアなんだよ」
ってのを見つけたんだが…赤薔薇って日光大丈夫なの?
少々力が弱まるぐらいで日光浴びても戦闘出来るヴァンパイア
ストラウスの特徴
・ヴァンパイアの国の元王様
・日光平気のヴァンパイア
・数10km先まで迫った核ミサイル3基を魔力放出で撃墜
・数時間で地球〜月面の往復路を飛行した
・同じ原作者のキャラで例えるとスパイラルの鳴海清隆のような策略家タイプ
・モテる
・見た目は微笑みを絶やさない優男
・歯がうくような恥ずかしい台詞連発、気障っぽいポエマー
・元恋人が絡みと激情家な面も
・やるべき事さえ済めば殺されても構わないらしい
・アロハが正装
・アイスが好物
・走るポーズは右腕と右足が同時に前に出る
ダンピールも日光に当たっても力が弱まるだけで平気だったけ?
ヴァンパイア十字界作中の説明では、日光平気なのはストラウスとアーデルだけ
残りは灰化する
>>556 となると蓮火とブリジットは5時ぐらいまでに建物の中に入らないと灰化するということで
OK?
あれ…?
軽く立ち読みした俺の記憶だと、
蓮火が朝日に照らされたユキの死体を発見してたような気がするんだが…。
ダンピールは弱体化するけど灰化はしない。
まあ灰にはならんけど力は大幅に低下するから昼間はどっちも屋内にいるのが
理想的ではある。
書きたいけど時間が取れない無念age
実を言うと
>>533さんの作品の状況の結果によって他の人の動かし具合を考えて
いたりする。
なので
>>533さんにプレシャーを掛けるようで悪いけど頑張ってください。
知ってるキャラがこぞって知らないキャラと絡み始めた
引き出し少ねぇな俺orz
自分にプレッシャーかけるためにも予約。
でも日曜くらいまでかかるかも。
>>562、遅くてごめん…
#以降って5文字までしか認識しないのか。
別の捨てトリにするつもりだったのに…。
四文字じゃなかったか?
>>566 ま じ で ?
かぶらんように必死こいて八文字の鳥考えた俺馬鹿杉orz
いや、確証はないけどさ。
昔、某スレでアイシル……とかいうトリキー使ってる馬鹿がいて、
それでアイシル以下は何を使っても、トリップが変わらんかったものでな。
まぁ、あれだ、トリップ考えるときは特殊文字使って短めでいいんじゃね?
もしくは、見知らぬ国のトリッパー
半角で8文字まで、全角で4文字までだよ
570 :
マロン名無しさん:2006/11/16(木) 01:39:17 ID:lMRYlfxT
ほっしゅ
572 :
マロン名無しさん:2006/11/17(金) 20:00:38 ID:mwY5HiEC
ほしゅだよ
573 :
マロン名無しさん:2006/11/18(土) 21:29:26 ID:7TJpr79Q
ほしゅ
止まったなこのスレ
人消えた?
明日あたり予約作品が来る
ヴォーカル組とアラシヤマ組がどうなるかによって微妙に周りへ影響がある(主にトム達に)から、そこらが処理されたらまた地道に続くと思われ
最悪自己リレーとかになるかもしれないけど。
アクア組とヴォーカル組以外なら書く気はある。
バンパイア勢さえなんとかなれば書きたい組がいくつかあるんだけどなぁ……
最後まで書き手がつかない場合は最悪自己リレーするつもりだったけど、位置の都合やらで書けないキャラにも手を出す必要が出たからなぁ……
前スレであれだけ息巻いた人は何処行ったのやら
一人でも書き上げる宣言した書き手はどの人なんだろうな
捨てハンで複数投稿してるか、序盤の名無しの人か、最初からトンズラかあたりが有力候補
とりあえずハッタリかけて始まってしまえばあとはどうにかなると思ったんだろう
全く浅はかだ
初代スレの1といい、無責任な奴ばかりだな
まだ見捨ててない書き手っているのか?
>>581 ここにいるけど、展開に悩んでいる。
とある集団に一人ほど遭遇させて激戦にさせるか後でもう一人合流させて
趣味に走るかを悩んでいたりする。
>>581 俺のやった展開が足引っ張っちゃってるっぽいから責任取ろうとバンパイア探し回ってる
バンパイアとスパイラルだけ書けない…
給料出たら買おうか悩み中
バンパイアはshare……
いや、なんでもない
すいません、最後まで終わりませんでした。
とりあえず前編まで。
後編は明日か明後日には投下します。
暗い室内をランタンが照らし出す。
人々の持つ、暗闇に対抗しうる唯一の手段。しかしこんなもので世界を覆う闇は晴れない。
おそらくキャンプなどでは楽しく胸弾むのであろうその明かりは、限りない暗闇の中ではとても頼りなく、
今にも絶望に飲み込まれるのを震えて待っているかのようでさえある。
その明かりを持ちながら、どこか独り言のように、清村緒乃は呟いた。
「しっかし誰もいねーなぁ。こりゃみんな呼びかけの方に行っちまったのかむおぶぁっ!?」
直後、後頭部を殴打される。
奇声を上げつつ目の前の壁と熱烈な顔面キス。いい音が響いた。
「でかい声出すんじゃないよ。どこに殺人者が潜んでるかわかんないってのに」
腰に手を当て、呆れたようにそう言ったのはアクアだった。もちろん殴ったのも彼女である。
確かに清村の声は大きかった。一般人であり、未だ危険な目に合っていない清村は、いまいち危機意識が足りない。
足りない、のは確かなのだが、
「だからっていきなり殴ることはねぇだろ…」
全くもって正論である。
緑髪の少女、リュシカが心配そうに手を差し伸べる。
「大丈夫ですか、シオムラさん?」
「ああ大丈…誰だ塩村って!?」
「だから大声出すなって」
「ぶぉっ!?」
「アクアさん、シオムラさん死んじゃいますょ…」
午前三時半。まだ朝日が昇らない時間。
ボケたりツッコんだり理不尽にツッコまれたりしながら、三人は民家を見て回っていた。
D-7では目ぼしいものは発見できなかった。現在はD-6を探索中だが、この家でも成果は無く、三人は次の家へと足を向ける。
気になることは色々ある。
何で自分たちが巻き込まれたのかとか、杉小路は…まぁたぶん大丈夫だろうとか、
魔法とか錬金術とかって何だろうとか、アクアはちょっと理不尽すぎるだろうとか。
しかしそれより清村には、とにかく今一番気になることがある。
「…リュシカ」
「はい。何ですかシオムラさん」
「清村だ。
なぁ、何でさっきから、俺の方を何度も見てるんだ?」
そう。仲間になってからというもの、何故かリュシカは清村をちらちら見ているのだ。
「あ、ごめんなさい!
わざとじゃないんですけど、なんかちょっと…不思議な感じがして」
「不思議?」
「少し前、三人で旅をしてたんですょ。
アクアさん、っていうかアクアさんたちと、あたしと、それから、 」
なるほど、と清村は思う。
つまり、居るべきポジションに別の人がいるから違和感を感じる、と。
しかも清村と同じく男で、アクアにどつかれる役だったらしいから尚更だろう。
(…よく耐えてたな、そいつ)
仲間のことを語るリュシカの表情は楽しげで、話を聞く清村の顔も思わず綻ぶ。
清村がふいにアクアを見ると、やはりその表情も柔らかく見え
バキッ!
「ぶえー!!??」
殴られた。
「何見てんだい、気持ち悪い」
理不尽だ。とてつもなく理不尽だ。杉小路と同レベルかそれ以上だ。
清村は顔も知らない少年に親近感を覚えた。というか同情した。
「そこのあなた達!」
突如聞こえた女性の声。清村たちは動きを止め、反射的に振り向く。
そこにいたのはロングヘアーの女性だった。
右手に銃を持っているが、こちらに向けてはいない。
「…また子供?」
苦々しげな呟きが三人に届いた。女性の表情が曇る。
「私は鳴海まどか。
ゲームに乗っていないわ。信頼して」
右手から銃が落下する。清村たちのことは疑っていないらしい。
もっとも、アクアのような幼女を疑うことの方が難しいかもしれないが。
「あたしたちは乗ってないよ。でも、あんたのことはまだ信頼できない」
アクアが言う。右手にアメ玉を持って。
銃を捨てたのに何故警戒を続けるか。それは、まどかの服に血が付着していたからだった。
「この服じゃ仕方ないかもしれないわね。
信じてもらえないかもしれないけど、これは、人を抱き起こした時に付いた血よ」
「そいつが証言すれば信じるさ」
「無理よ。亡くなったの、もう」
清村とリュシカの表情が固くなった。
「女の子を庇ってね。
女の子は生きてるけど、気絶してたから状況は覚えてないわ」
まどかは語る。噛み締めた唇は本当に悔しそうで、悲しそうだった。
それでもアクアは女性を見据えている。どんなことにも惑わされず、真実を見極めようとする目だった。
けれど、
「最後まで、助けた女の子と、知り合いのことを気にかけてたわ。
…獣のお面を被った男の子だった」
それを聞いた瞬間、目を見開き、右手の飴玉が―――音も無く地面に落ちた。
床には血の跡が続いていた。
「…嘘」
遠い外から、三人の目の前まで、血の跡はずっと続いていた。
「…嘘です、こんな、こんなの」
床よりもずっと血塗れの体が、三人の目の前にあった。
「起きて…起きてください…! お願いです、起きて…!」
リュシカが揺さぶる。揺さぶられるまま動くだけの体。
「嘘ですよね、こんな、嘘だって…言ってください…!」
リュシカの涙が落ちる。何も言わない体。
「…嫌、嫌ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
清村は、目の前の光景が信じられないでいた。
血塗れの少年。生気を失った肌。むせ返るほど充満した血の臭い。さっきまで笑っていた少女の絶叫。
その全てが、これが現実だと清村を殴るのに、脳はそれを受け入れようとしなかった。
目の前の死を簡単に受け入れるには、清村の世界は死から遠すぎた。
これが本当に、生きて、アクアやリュシカと笑っていた仲間なのか。この血塗れの体が、本当に―――
「……ミカゼ」
泣き叫ぶリュシカの後ろで、アクアが、何かに耐えるように呟いた。
エルはまどかの足にしがみ付いていた。隣の部屋から聞こえる絶叫に怯えていた。
まどかはエルの頭を優しく撫でてやる。
「…どうしてあの人泣いてるの?」
「大切な人がね、いなくなっちゃったのよ」
「エルみたいに、姉さまやパパさまやママさまとはぐれちゃったの?」
「はぐれるのとは違うの。会えないところに行っちゃったのよ。
…もう、二度と会えないの」
かなりの時間が経過した後、三人はまどかとエルの待つ部屋へ入ってきた。
俯いたリュシカは、一時間前とは別人のようにボロボロだった。清村に支えられてやっと立っている。
俯いたアクアは、涙一つ流していなかった。
部屋にあったベッドと椅子にそれぞれが座ると、まどかはいくつかのことを語りだす。
殺人者が血の跡を追ってくると思い、待ち構えたが、誰も追って来なかったこと。
その後、ミカゼの庇った女の子、エルが目覚めたものの、ショックでその時の記憶を失っていたこと。
近くの民家に誰かが怯えて隠れていること。
もう一度声を掛けに行こうとしたところで、偶然アクアたちを見つけたこと。
言葉は三人の上をただ通り過ぎていく。まともに話を聞ける状態ではなかった。
それを知っていてまどかは続ける。
「辛いのはわかるわ。でも今は、少しでも時間が惜しいの。
こうしている間にも、誰かに危機が及ぶかもしれない。もちろん私達にもね」
「そんな…簡単に割り切れるわけ…」
弱弱しく呟くリュシカを、まどかは真っ直ぐ見つめる。
「割り切らなくてもいい。でも聞いて。あなたや誰かの生き残る確率を、1%でも上げなさい。
それが、残された者のやるべきことよ」
そして少し俯き、膝の上で拳を握り締めてから、再び顔を上げた。
「…それと、彼から伝えるように頼まれた言葉があるの」
「ミカゼさんから…?」
「アクア達に、約束…あとはよく、聞き取れなかったの。
まも、まで言ってたから、守るとか、守れとか、たぶんそういう意味だと思う。
でも私には、何て続けようとしたのか…」
「わかるさ」
全員の視線がアクアに集中する。
ミカゼの名を呼んで以来、アクアが初めて声をあげ、顔を上げた。
「そんなもん、聞かなくたって分かる」
そこにあったのは―――怒りだった。
アクアはベッドから降りると、そのまま扉から出て行く。
「アクア!?」
「ちょっと、どこに行くつもりなの!?」
全員が慌てて廊下に出る。玄関へ向かうアクアが見えた。
「待って、アクアさん!
ミカゼさんを殺した人と戦いに行くんですょね!?
だったらあたしも…」
「来るな」
追いかけようとしたリュシカの足が止まる。
「戦いになんか行かない。だからここで待ってな」
アクアは一度も振り向かない。
玄関の扉が開く。そこから見えるのは闇だけだった。
「あたしはぶっ壊しに行くんだ。
殺人者も主催者も全部だ。みんな全部ぶっ壊してやる!!」
「アクア!」
声では止められない。アクアは闇の向こうへ走って行く。
「くそっ…」
清村が追いかけようとするが、誰かに裾を掴まれた。
「あ、あたしも、行きます!」
リュシカが必死の形相で縋り付いていた。
フラフラのリュシカを連れてアクアに追いつけるか。一瞬悩んだが、次の瞬間にはリュシカの手を引っ張って駆け出していた。
「行くぞリュシカ!
まどかさんはエルと隠れててくれ!」
まどかが何かを叫んだが、清村の耳にはもう届かなかった。
キター!
意味がわかんないけど他ロワにならって「支援」
何て言ったか?
わかるさ。
あいつの言うことくらいわかる。
約束守れなくてごめん、だ。
馬鹿ミカゼ。
出来ない約束なんて、最初からするんじゃないよ。
全部、ぶっ壊したくなるだろ。
【C-6とD-6の間の民家/一日目/4:20】
【アクア@マテリアル・パズル】
[状態]:怒り
[装備]:ペットボトル一本分の錬成飴玉
[道具]:荷物一式
[思考]:1、殺人者をぶっ壊す(殺すつもりかは不明)
2、ミカゼ、ジール・ボーイ、杉小路、エドの仲間と合流
3、エンヴィーと夜魔には注意
4、主催者達をぶっ壊す
5、ひょっとしたら存在変換はできないかも……?
【清村緒乃@清村くんと杉小路くんと】
[状態]:精神的に動揺中
[装備]:轟天乱馬@マテリアル・パズル
[道具]:荷物一式
[思考]:1、アクアを追いかける
2、アクアの仲間、杉小路くんと合流
3、エンヴィーと夜魔には注意
【リュシカ@マテリアル・パズル】
[状態]:泣き疲れ、精神的にかなりのダメージ
[装備]:ハートオブメモリア@マテリアル・パズル
[道具]:荷物一式
[思考]:1、アクアを追いかける
2、仲間を集める
3、エンヴィーと夜魔には注意
【鳴海まどか@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康 、スーツの上着を着ていない、シャツの袖が血に濡れている
[装備]:麻酔弾専用ハンドガン(残弾15発)@スパイラル〜推理の絆〜
[道具]:荷物一式、金妖@ヴァンパイア十字界、麻酔弾専用ハンドガンのマガジン×2
[思考]:1、エルを守る
2、アクア達を追いかける?
3、ピアノの音とマシンガンの音と踊りの呼びかけのする方向を調べたい
4、歩や協力者を探す
5、ゲームの中断
6、頃合を見計らって、もう一度夜馬に接触してみる
[備考]まどかの服の上着は御風の遺体に被せています
まどか達がいる民家の前には血だらけの御風を引きずった跡があります
【エル@PON! とキマイラ】
[状態]:御風の血はベッドのシーツで拭いてもらった
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:1、まどかに頼りきり
2、姉さまたちに会いたい
投下終了。
>>594はタイトル入れ忘れましたがSSの一部です。
GJ!!
誰かしら欠けそうな雰囲気が辛いな……
アクア……
600 :
マロン名無しさん:2006/11/20(月) 12:57:39 ID:nALqRnWv
GJ!
悲劇キター!
リュシカもアクアも痛々しいくらいに悲しみが伝わってくるよ
この先シオムラくんがミカゼポジションに立てるかどうかに期待
ヴァンパイア十字界でちょっと質問があります。
ブラックスワンを持つ花雪が前にミサイルを霊力を撃ち落そうとしていたけど。
(結局赤薔薇が魔力で撃ち落した。
ガンガンは読んでいるけど記憶がそこの部分があいまいだからブラックスワンの霊力で
遠距離攻撃が可能かどうか知りたいです。
基本的にブラックスワン持ちが格闘戦が多くて…
黒白鳥の効果が魔力無効化だから魔力使う相手には接近戦が効果的なだけ。
黒白鳥憑きが代を通じて高めてきた霊力はダムピールにも劣らない威力がある。
……と、説明されているが作中でどれくらいのことができるのか描写は全くない。
まぁ、6巻でミサイル撃ち落しを試みたところを見ると、音速以下の速度の物を1km圏内で撃墜できる程度
の遠距離攻撃はできるのではなかろうかね。
赤薔薇の魔力攻撃の劣化版と考えて充分だと思う。
>>602さんありがとうございます。
もう一つ質問があります。
サイザーって遠距離攻撃のバリエーションが少なかったですよね。
精霊使いだけど鎌なし、ワルキューレなしだと遠距離攻撃の手段が皆無?
ない。
元々自分が飛び道具な人だから戦術的にも必要ない。
高速で飛翔しての斬撃が持ち味。
「……多数決で武力制圧をすることにして……これは……当たりなのか?」
「…思わず道節に使いたくなる効果だな……そんな道節なんざ見たくないが」
「……ハズレではないでしょう……猫型ロボットが持つインチキ道具としか思えませんが」
『これで射抜かれた者は憎い人ほど愛しくなっちゃうアーチェリー』
三人が機械で出来た弓矢と付属する説明書を交互に見ながら呆れ顔を浮かべる。
説明書を読む限りでは決してハズレではないが微妙な能力の弓矢である。
「普通に弓矢としても使えるようですね」
「俺は弓なんかは扱えないがあんたはどうだ?」
「…まあ、剣ほどではないが父上に扱かれたこともあるから射ることは出来るが
……飛んでいる相手となると…」
「とりあえず、射ってみてはどうでしょうか?
向こうが動いて隙さえみせれば私の両腕の霊力で制圧してみせましょう」
花雪がブラック・スワンの両腕を二人に見せながらそう答える。
「たしかに、このままあの妖怪と睨み合っていても仕方がないしな。
私が隙を作ってみるから向こうが接近してきたら連携で仕留める。遠距離で攻撃してきたら私が援護、花雪
が防御、歩、私、花雪の順で北にある民家まで撤退……これでいいか?」
「そうですね、後はこちらの体勢や連携が整っていない以上は各人生き延びることを優先しましょう。
とりあえず歩さんは下がっていて下さい、現状あなたの力では足手纏いですので」
花雪は辛辣ではあるが現実的な言葉を言う。だがそれが真実故に鳴海歩は知恵を絞る。
「それは一番俺が理解している……だがその前にやることがある」
そう言いながら、左手に矢を右手に口紅を握り締める。
「チッ!奴らこっちに気付いているな」
「そうなんですか?」
サイザーとシグナルの二人は木の上から野原にいる三人の様子を窺っていた。
だが、三人がそこから動かずに密談をしているため察知されているとサイザーは想定する。
「おい!本当にお前はろぼっととかいう属性で法力や魔力などを持っていないんだな!」
「はい、僕とエララちゃんはロボットですよ」
相手の声こそはっきりと聞こえなかったがサイザーの闇に慣れた目は人影が三人であることと
三人とも魔族ではなく人間であり自分の知っている面子ではないことをおぼろげながらも確認した。
そして、シグナルは非人間でありながら魔力や法力もないためエララもそうであった場合は向こうと人数が
合わない、なのでサイザーはここから離脱しようとする。
そうしていると集団から一人が北の方に離れていく。
――――何か仕掛けてくるのか?
そう思い身構えているといきなり発生した光が目を焼く。
「な!?」
サイザーは慌てて飛び立とうとするが耳に風を切る音が聞こえ体を反らす。
「矢です!!」
「言われなくても分かっている!!」
そして避けた先に霊力の塊が襲ってくる。それも難なく避けるが再び矢が襲ってくる。
「クッ!連続攻撃か!?」
だが最初は不意を突かれたがパターンが単調であるため妖鳳王たる翼にとっては避けきることは造作もない。
とりあえずは海の方へ下がりながら迫ってくる攻撃を避け続ける。
そうしてF-9の海に近づいたときに迫ってきた矢を避ける。
『ドッカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!』
――――何!?
いきなり聞こえてきた声に不意を突かれバランスを崩す。
次に迫ってきた霊力の塊は何とか避けるが後に続く矢がサイザーに迫る。
この状況はすべて鳴海歩が立てた作戦である。
弓矢の効力を本物だとした場合、矢がつき刺されば相手を従属させる可能性があるため
まず歩が離れランタンで相手の位置を確認し暗闇に隠れる形となる信乃が矢を射る、
続けて花雪の霊力をぶつける、再び矢を射る。それで仕留めれなくても単調な攻撃に慣れてきた
相手に罠を仕掛ける。
それはおしゃべリップを塗った唇を矢に付け相手を驚かすという手段でこれにより
隙が出来た相手を射るという作戦である。この場合弓矢の効力が発揮されなくても相手を
撃ち落せる可能性もあるため女二人もこの作戦には賛同した。
そして、偶然にもランタンが目晦ましの効果を発揮し三人はイニシアチブを取る。
逆に遠距離攻撃の手段を持たないサイザーは回避に専念したため簡単に策に嵌ってしまった。
――――クッ!避け切れん!!
サイザーは何とか避けようとするもその美しい羽に矢が突き刺さろうとする。
だが、矢が突然現れた黒い何かに撃ち落される。
「踏み込み足りないんですよ!」
その物体はシグナルが投げたチョコであった。
伸縮している状態とはいえ最新機の彼にとってはこの程度の芸当は可能である。
「すまん、助かった」
「フフン、おねーちゃんは僕がいないと駄目ですねぇ」
更なる追撃を避けるため海へ逃れようとする。
「アァァァァアアァァァァァァァァアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
「何だと!?」
だが、突然サイザーの後ろに影が迫り剣を振り下ろしてくる。
それに気付き右腕にあるはずの鎌で防ごうとするが
――――しまった!!
彼女は思い込んでいた。幼き頃から敵を葬ってきた鎌を持っているものと、
そして知らなかった『守る戦い』をしてこなかった故に誰かを守る不利の危険さを
――――どうする!?
このまま右腕のシグナルを盾にすれば一撃を防げるということは理解できていた。
だが、そのままシグナルの盾となるべく敵に背を向ける。
生き残ることに疲れていた彼女は、シグナルとした約束だけでも果たしたかった。
そのためには自分の命を盾としなければいけないことを冷静に理解する。
――――私は誰も助けることができなかった……せめてお前だけでも……!!
背中に衝撃が走る。
――――どこだ!ユキはどこだぁ!!!
刃蓮火は駆ける、かつて死なせてしまったパートナーを見つけるために。
疾風のごとく走るその姿は常人の目では捉えられぬほどであり、その表情は悪鬼のようであり瞳も
ぎらぎらと血走っている。
そうして、島を当ても無く不規則に進みエリアF-9に入る。
――――あれは?
そしてダンピールの瞳は見た。空中に浮かぶ異形の影とそれと交戦する小松原ユキと思しき人物が率いる
複数の人物を。
――――あいつは、たしか比良坂花雪。
そして、異形に弾かれた矢が花雪に向かう。
難なく花雪はそれを弾き飛ばし異形へとその身を躍らせようとする。
だが、その光景を見た蓮火の脳裏にかつての光景が思い起こされる。
それは赤薔薇によって小松原ユキが串刺しにされた悪夢。
「アァァァァアアァァァァァァァァアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
「何だと!?」
我知らず叫び異形へと花雪よりも速く飛び掛かる。
そして源氏に伝わる破邪の剣『村雨』による強力な一撃を振り下ろす。
「うあ!!!!」
だが、島を走りまわり疲労しきった体では満足な一撃を放てずにその両羽を切り落とすのみにとどまる。
「堕ちなさい…妖魔よ」
そのまま花雪があらゆる魔を消滅させる『黒き白鳥』で追撃をかけ異形の女を吹き飛ばす。
「……手加減は難しいですね」
そして異形の女は吹き飛ばされ、地面にバウンドし崖下の海へと落ちていった。
「うお!?」
花雪はその身体能力によって地に降り立つが蓮火は疲労のため着地に失敗し背中を打ち付ける。
「ッ……くっぅぅぅそぉぉぉ」
「立てますか?」
蓮火が痛む体に耐えながら起き上がろうとすると花雪が手を差し伸べる。
――――チッ!疲労しすぎだ!何やってんだ俺は!
とりあえず差し伸ばされた手をとるか掃うかを考えていると別の女が叫ぶ。
「ああああああああああああ!!それ私の村雨!!!」
侍の格好をした人物が迫ってくるがその胸を花雪に押し止められる。
「離せ花雪!あれは私の剣だ!!」
「……信乃さん少々お待ちを、彼は私の知人です。決して悪いようにはしませんのでここは私に」
「でもなあ」
「そんなに私が信用できませんか?」
「……分かった任せる」
不承不承ながらも信乃は引き下がる。
そして、状況を見守っていた歩が追いついてくる。
「二人とも先刻の敵はどうなった?…そいつは?」
「敵は海に入ったため見失ってしまいました、申し訳ありません。ですが私のブラック・スワンと
あの霊剣を受けた以上は流石に死亡したかと思われます。
彼は刃蓮火、私の知人ですので任せてください」
「そうか……じゃあ俺達は矢を回収してくる、後おしゃべリップを使って木にメッセージを
付けようと思うんだが…」
「なら刃蓮火が小松原ユキを探しているということと私がローズレッド・ストラウスを
含む他の人物を探しているということ、とりあえずD-9の民家で休息をすることもお願い致します」
「ああ分かった」
そして歩と信乃は共に矢の回収に向かい比良坂花雪と刃蓮火がその場に残される。
「さて、これで二人きりですね」
「……ああそうだな」
そのまま二人の間に沈黙が下りる。先に沈黙を破ったのは花雪の方であった。
「小松原ユキを探しておられるのですね」
「……………」
「ならば私たちと共に協力しませんか?」
蓮火は少しの間沈黙を保っていたが沈黙に耐え切れなくなり呟きを漏らす。
「……ありえねぇ。普通に考えて死人が生き返るわけなんてねえよな。きっと同姓同名の別人なだけだ。
……俺がこんなに疲れているのは赤薔薇の野……」
「会いましたよ」
蓮火の心臓の鼓動が跳ね上がる。
「……ブラフはよせよ」
「嘘ではありません。この目ではっきりと見ました、というより鏡合せのようにあのフロアで出会いました。
向こうは特に驚いてはいませんでしたが」
「……嘘だ」
だが己の言葉に反し蓮火の心は嘘だと思えなかった。
「ですが、あなたは嘘ではないと思っています。ならば絶対に彼女を見つけねばなりません。
…そう彼女が再び死ぬ前に」
「……………」
「悪い話ではありません。ブリジット達を見つけるにもヴァンパイア王を探すにしても他の協力者を
探すにしても人手は必要です。…ヴァンパイア王を倒すにしても」
「…赤薔薇の野郎は生かしておくんじゃなかったのか?」
「私が欲しいのはフィオを倒せる力だけ、それをヴァンパイア王以外で補える可能性がこの島にはあります。
もっともまだ見つけてはいませんが」
彼女はブラック・スワンの呪いから逃れられぬ以上いずれはヴァンパイア王を駆逐せねばいけない身である。
故に精神的な動揺があり花雪にユキの面影を見出している蓮火は彼女の言葉を虚言とは思えない。
「……分かったよ。お前達と一緒に行動してやるよ」
「助かります、とりあえずはD−9の民家で休息をすることにいたしましょう。
お互い疲労を残したまま行動するわけにはいかないでしょうし」
「いいだろう。だがこの剣は渡すつもりはないぜ」
蓮火は鞘に収められた村雨を杖代わりにして立ち上がる。
「いいでしょう。か……彼女には私から言って聞かせます」
「彼女?……奴は男装してたのか?」
二人が消えた方向を見つめる。
「……とにかくあの二人と合流するか」
そうして四人は合流し体を休めるためD−9の民家へと向かう。
だが四人は知らなかった。
サイザーが純粋な魔族ではなく天使の血を引いておりシグナルを抱えていたことなど。
(不穏な一行/4名)
【E-9/中心付近/1日目/4:00】
パーティーの共通思考
1、知り合い8名の探索
2、赤薔薇に警戒
3、首輪を解除する方法を探す
4、とりあえずD−9の民家に行く
[備考]:サイザーが死んだものと思っている
【鳴海歩@スパイラル〜推理の絆〜】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:荷物一式×2(ただしシグナルの地図は使用不能)おしゃべリップ@魔方陣グルグル
[思考]:1、まどか等との合流
2、首輪の解除
3、ゲームを止める
[備考]:おしゃべリップでE-9エリア中心付近の木に情報が残されている
【犬塚信乃@里見☆八犬伝】
[状態]:少し疲れた
[装備]:これで射抜かれた者は憎い人ほど愛しくなっちゃうアーチェリー@突撃!パッパラ隊
[道具]:荷物一式
[思考]:1、毛野との合流
2、村雨を返してほしい
3、首輪の解除
4、主催者の打倒
【比良坂花雪@ヴァンパイア十字界】
[状態]:少し疲れた
[装備]:神丹酒(ソーマ)×3@屍姫
[道具]:荷物一式、テディ・ベア(浪漫桜)@ヴァンパイア十字界
[思考]:1、ブリジット等に協力を求める
2、小松原ユキに会ってみたい
3、赤薔薇を警戒(協力を仰げるなら協力する)
4、首輪の解除
5、ゲームからの脱出
【刃蓮火@ヴァンパイア十字界】
[状態]:疲労しきっている、少し落ち着いた
[装備]:村雨@里見☆八犬伝
[道具]:荷物一式
[思考]:1、小松原ユキを捜す
2、赤薔薇と決着をつける
3、ブリジット、エセルとの合流
4、邪魔をする者には容赦しない
――――どうしましょう?
F-8の海岸付近にいるエララは迷っていた。
G-7からここまで反時計周りで島を探索しようと思い進んできたがに聴覚センサーで捉えた音声が
気になり立ち止まっていた。それはアドバーグ・エルドルが流したダンスの誘いではあるが
遠すぎたために彼女には内容がはっきりとは分からなかった。当初の目的を変更するかを迷ったが
とりあえずもっと近づけば分かると思い音声の聞こえてきたE-5の方角に行こうとすると別の音が聞こえた。
エララがそちらの方を向くと真っ暗な水面が見えるだけである。
何かあるかもしれないとエララが身構えていると海から砂浜に何かが打ち上げられる。
「フン!チョコレート・パワー全開です!!」
「シグナルさん!?」
それはエララが探しているシグナルと見知らぬ女性であった。
「あ!エララちゃ〜〜ん!!」
そのままシグナルは涙を浮かべエララの胸に飛び込む。
「怖かったよぉ!おねーちゃんが襲われておはねちょん切られて!治してよエララちゃ〜ん」
無論シグナルがそう言う前に患者に駆け寄る。
「少し離れていて下さいシグナルさん」
「グス……うん分かった」
とりあえず、意識があるかを確かめる。
「もし、もし、私の声が聞こえていますか?」
「…………」
どうやら気を失っているらしい。次にセンサーで体を調べる。
肺の中に水は溜まっていないことと脈拍、心音共に弱まってはいるが問題がない状態であることを確認する。
そして濡れた服を脱がし破った自分の服とハンカチを使い手当てをする。
―――――でも何故羽を切断されたような傷があるのでしょうか?
そういったことなどが気になったものの近所にはバンパイアの住人も住んでいるため
そういった体質だと思い気にしないことにした。
「おねーちゃん大丈夫だよね!!」
「何とか大丈夫です」
実際にサイザーは危機からは脱しているためエララはシグナルへとにこやかに微笑む。
とりあえず体温の下がった彼女の体を温めるために自分の肌で温めることにする。
医療用でありAナンバーズ特有のジェネレーターを持つエララにとっては
患者の体温を暖めることなど造作もない。
ただし本来のAE1-αの用途とは違うため自身にも負担が掛かるという問題もあるが…
「エララちゃーん!僕も手伝う!」
「とりあえずシグナルさんは御自身の体と彼女の服を乾かして下さい」
「分かったー」
そう言うとサイザーの服を持ち上げ広げながら辺りを駆け回る。
エララはとりあえずこの女性が気が付くまではこのままここで待機しようと考え
彼女の体を強く抱く。
(人ならざるもの/3名)
【F-8/砂浜/1日目/4:20】
【サイザー@ハーメルンのバイオリン弾き】
[状態]:気絶、濡れた服を脱がされている
左半身打ち身と怪我、両羽切断(各負傷はハンカチやエララの衣服で応急手当済み)
[装備]:無し
[道具]:荷物一式、板チョコ×47
[思考]:1、シグナルをエララと合流させる
2、その後は暫く独りになりたい
【シグナル(A-S SIGNAL)@TWIN SIGNAL】
[状態]:結構疲れている、チビ状態
[装備]:無し
[道具]:無し
[思考]:1、体とサイザーの服を乾かす
【エララ(AE1-α ELARA)@TWIN SIGNAL】
[状態]:現在サイザーを暖めている、サイザーの怪我に当てたため服が一部を損失している
[装備]:なし
[道具]:道具一式、マグナム[スターム・ルガー](残弾6発)@PHANTOM DEAD OR ALIVE
マグナム弾6発
[思考]:1、サイザーの治療
2、シグナルとサイザーを守る
3、戦えない人の保護
4、首輪の解除
5、主催者の企みを阻止
[備考]:MAPと名簿のデータを記録しました
首輪の素材に内帰性調律鉱態『MIRA』が使われていることに気付きました
笠置八満のことをオーキッドという名前だと思っています
現在サイザーを暖めているため機能不良に陥る可能性あり
ごめん。趣味に走った部分がある。
展開がまずいようならば破棄します。
……バトンを誰かに譲った方がよかったかな?
あと予約せずに投下してすみません。
質問に答えて頂いた604さんと602さん、ありがとうございます。
サイザー……GJ
俺はこの展開でも全然いいと思うよ?
あと、予約はあくまで自由なんじゃなかったっけ
GJ!
歩は戦力としては使えなくても、戦略ならかなり高レベルだな。
サイザーは羽無しか…痛々しい。
アクア組ですが、途中でものすごく躓いてます。明日は無理そう…。
23日までに投下できなければ、前作含めて一旦取り下げます。
伸ばし伸ばしになってしまって申し訳ないです。
>>620 別に前作は撤回しなくてもいいと思うよ。
最悪他の書き手でも続きは書ける状況だとは思うし。
別に11月23日じゃなくても12月23日に投下してもいいし。
>>617乙
結構同作品同士が出会う展開は多いけど、エララさんだと真っ先にキタキタ親父の
所に行きそうだから動かさない展開に持ち込むのがいいか。フラグ持ちだし。
結構な人数も動かしたのは乙。
新作乙!
ロワらしい勘違いの衝突だなぁ。
花雪たちとエララたちの異形に対する反応の違いで
世界観の違いを改めて感じた。面白い。
しかし、蓮火と花雪の反応を見ると、
退魔能力の高い人間以外には男に見えるという信乃の体質は健在か。
伏姫の執念恐るべしw
GJ!漏れが想定していた展開より随分幸せな状況だなサイザー、羽は失ったが
バンパイア組やマーダーとのバランスを考えれば妥当な処置か。
建設的な話をしたいので話題を振ってみる。
現在放送まで(放送が6時に流れると仮定して)に動かしておかねばいけない
面子のことを考えてみる。
必要度S(絶対に必要であり1話では片付きそうにない
ヴォーカル:マリィ:キタキタ親父:赤薔薇:アラシヤマ:トム:しっと
■E-5に集まるため激戦が予想される。
必要度A(必要だけど何とか一話で片付くかもしれない
ジール・ボーイ:カイザード:ジュジュ:カノン
■車に乗っているので移動距離が稼げる。
エド:アル:ソウル:杉小路
■鋼の兄弟をソウルが追っているので戦闘の可能性あり。杉小路は放っておいてもよし?
ブリジット:アイズ
■追いかけっこ中?他の参加者と遭遇する可能性あり?
エンヴィー:八満
■最悪放送まで放っておいてもよさそうな気がするも周りに結構な人数がいるので
後1話ほしい。
ブラック☆スター:椿
■別々に移動しているので2人の動きによっては他の参加者と絡める可能性あり。
フルート:アームストロング
■まだ他と絡めそうだけど無理ならなんとか放送まで引っ張れる?
ハーメル:ユキ
■上と同文。ハーメルンのバイオリン弾きは対主催の要のはずなのに
主人公とヒロインが大きなイベントに絡めそうにない?
必要度B(別に放送まで放っておいても問題無し。書きたい人はお好みで
清丸
■海の上で待機。序盤は無闇に動く気がないので放っておける。
歩:信乃:花雪:蓮火
■民家にエセルの死体があるものの花雪と蓮火にとっては重要度が低い。
塊
■とくに話題に上らない。絡めそうな面子はいないでもないけど……
放送までほっといてもよし。
4:20/サイザー:シグナル:エララ
5:10/キッド:キイチ:千津:ロイ
…放送までの道のりは長し!
街組と絡めそうな面子は
>>620さんにプレッシャーを掛けるようで
悪いけどあえて紹介しなかった。書き手さんfight!
フルート達は時間が3:05で、一番近くにいるアイズが0:20だからな……
3時ごろまでアイズがあのへんをうろついてるか、だよなぁ……
トムとしっとも到着前にアラシヤマ組がヴォーカル組と先にぶつかると到着した頃には戦闘が終わってる場合があるからアラシヤマ組が投下されるまで投下できない気がする
誰もたどり着いてなくてもマリィがヴォーカルに仕掛けるかもしれないし
ユキはハーメルを追うか否かくらいの投下はあったほうがいい
ふと思った。バンパイア組を書けないって言っている人が多いけど、
30代ぐらいの人がこのスレには多いんだろうか?
バンパイア書けないが10代
分厚い雑誌で置く場所とるから読む作品減ってからは単行本派になったんだよ……
同じような理由で途中で雑誌派やめた奴がいると予想
年齢は関係無い気がするなぁ。
単に単行本派が多くて、尚且つヴァンパイア読んでる人が少ないだけじゃないか?
マテパ、スパイラル、鋼、ソウルイーター、清杉、オコノミミあたりも結構最近の作品だし。
なお、古い参加作品でも、
ハーメルンが1991〜2001年、グルグルが1992〜2003年、ポンキマが1997〜2001年、
シグナルが1992〜2001年、パッパラ隊が1991〜2000年、八犬伝が1997〜?年。
7、8年くらい前ならリアルタイムでどの作品も見れる。
ガンガンの当時の中心購買層が中学生(と某単行本にあったので)だと仮定し、
更に古い作品で「こんなの知らねぇよ!」って意見が殆どないところから見て、
14歳(中学二年)+7〜8年=21〜22歳くらいがこのスレには多いのではないかと思う。
実際、同時期にやっていた某ガンガン作品のスレで年齢を聞いた時は20代前半が多かった。
自分は21歳。ヴァンパイアはよく知らないのでこれから探す予定。
ちなみにガンガンは創刊が1991年なので、
当時から中学生として読み始めても20代後半か30代前半くらい。
創刊から読んでる人は少数だろうから、30代はむしろ少なそうな気がする。
奇面組、フラッシュの分しか読んでないけど大丈夫かな?
ジャンプの分も読もうかと思ったけど無理。多すぎ。
>>631 大丈夫だと思うよ。奇面組キャラの心象を深いところまで突き詰めないなら
普通に学生やっている連中だからある程度捏造してもいいだろうし。
(邪子は不良だけど
とは言いつつも自分もアニメの再放送とFLASHしかしらないんだけどね。
28歳男としては、3年とハイスクールも読んでもらいたい。
明らかにギャグの切れがフラッシュと違う。
>>631 ロワで書く分には大丈夫。邪子も塊も性格やらは同じ。
作中の変更点も基本的には制服とかが時代に合わせたものになっただけだし。
邪子は良い家の娘で親に反発して不良してるとか、結構頭は良いとかのエピがあったな。
成績は奇面組以下だけど(白紙答案&サボりのため)。塊は全然変わってねぇw
ファンとしては633の言うように全盛期の奇面組を読んで欲しいとは思う。
3年は流石にネタが古い感はあるがハイスクールは今でも実用に耐えうるギャグだ。
塊も邪子も不良数人を余裕で撃退出来るくらいは強かったりする
塊の方は普通に戦うんじゃなくアクロバティックに跳ね回るやり方(『エアマスター』のような動き)
もう退場した妖と同じレベルだけど
そう考えると奇面組みは色々とバランスいいな
塊はパイナップルフラッシュに向いてる性格だし、邪子も武器が大当たりだし
使う機会が無かったし扱いづらそうだが妖には清丸の被り物と奇面組勢は武器に恵まれてるな
ハーメル勢なんて武器がろくでもないものばかりなのにw
まだフルートの支給品が残ってるぜ!
射撃系なら自分で使えるし、打撃武器なら少佐に渡して・・・
フルートの方が怪力かもしれないけどw
ときどきでいいから射撃系を支給されたにも関わらずまったく活躍できなかったちん○こ軍王のこと(ry
まぁ、実際銃が当たったら大佐が持つか撃ち方教えるかするだろうけど
なあ一つ疑問に思ったんだが、
アームストロング少佐の太い指で普通の銃の引き金引けるのか?
そういえばマキナや理央、ミカゼなんかは住人に死を惜しんでもらえたのに、ち○ぽこ軍王は三話も出たのに惜しんでもらえなかったねw
>>640 その発想はなかったわ
どうなんだろ
鋼本編で射撃とかしてたっけ?
>>642 してないけどハガレン以外の小説やら漫画だと、体重100キロを優に超える
巨漢やら、ゴツイ体格の傭兵やらがマグナム銃やらコルトガバメントやらを
撃っていた覚えがある(ただし、デリンジャーみたいな小さめの銃を撃っていた記憶はない
少佐と大体同じ体格のグランが平然と撃ってたから大丈夫だよ
大丈夫。
指を入れるところを無理矢理広げて使うから。
日付は越えると思いますが、なんとか今夜中に投稿できそうです。
あと少々お待ちください。
色々応援くださった方々、ありがとうございました。
期待してます
遅くなりましたが投下します。
まずい。
思ったより足が速い。いや、思ったより俺達が遅いのか。
リュシカの手を引いて走りながら、俺は焦っていた。
見失う心配はない。血の跡を辿ればいい。
数時間前、あいつの体から流れ落ちた血。明るさを増す空の下で、嫌になるほどはっきり見える。
アクアは迷うことなく犯人のところへ向かっているだろう。
くそ。見失った方がまだマシかもしれない。
リュシカの呼吸は俺の何倍も荒かった。
置いてくるべきだったかもしれない。俺が一人ですぐに走って、すぐにアクアを捕まえて、すぐに民家に戻る。そうするべきだったかもしれない。
少し後悔したが、今更どうしようもない。
リュシカが素直に民家に戻るとは思えない。必ず一緒に行くと言うだろう。何より、話し合う時間がもったいない。
俺はリュシカの手を引いて走る。今のリュシカの最高速度で。
----------
血塗れのザックが血溜まりに落ちている。
ここが終点。
ここがミカゼの撃たれた場所。
顔を上げれば、二階建ての四角い建物があった。
ミカゼの血を踏んだ誰かの足跡は、その建物の中に続いている。
『マテリアル・パズル』
手の中のアメ玉に魔力が集中する。
イメージする。破壊を。許せないもの全部をぶっ壊すことを。
ミカゼを殺した奴。ふざけたゲームを開いた主催者。守られなかった約束。血の臭い。真っ赤なお面。動かない体。笑わないミカゼ。変わらない事実。100年前に手を離したあたし。また失った、あたし。
壊したい。壊す。
――ぶっ壊す!
アメ玉の魔力を分解する。組み立てる。
全く別の力に変化したそれが、あたしの手の中に現れる。
木の影から建物を見上げる。人影は見えないが、別に構わないと思った。
誰かいるなら誘き出してぶっ壊す。誰もいないならこの建物をぶっ壊す。ミカゼを撃った奴。ミカゼが撃たれた場所。全部気に入らない。
何もかもを破壊するために作り上げた魔法を、あたしは使う。
思い切り投げたアメ玉は、緩く弧を描いて飛び、建物へぶつかり――
『スパイシードロップ!!』
閃光。轟音。
壁が砕ける。
舌打ちをする。
くそ、威力が落ちすぎだ。この程度しかぶっ壊せないなんて。
あたしはペットボトルの中のアメ玉に魔力を込め始めた。
----------
狐の面を被ったボロボロの少年が、ひたすら走り続ける。
暗い暗い真っ暗な闇の中を、全身から痛々しく血を流しながら、ひたすら走る。
腕の中の小さな少女を守りながら、走る。後ろから撃たれながら、走る。
腕を、足を、脇を、腹を、心臓を、頭を撃たれながら、少女を守って走る。走る。走る。
少年は撃たれながら走る。誰かが少年を撃っている。
誰かが笑いながら少年を撃ち続ける。
撃っているのは、あたしだった。
地響きのような轟音に、あたしは浅い眠りから叩き起こされた。
少し休むつもりが、いつの間にか寝ていたらしい。
ソファーから体を起こし、慌ててあたりを見回す。とりあえず見える限りに異常は無い。
銃を持って立ち上がった時、二度目の破壊音が轟く。警察署全体が揺れるような音。下だ。
爆弾を支給された奴がいるのか…。厄介だね。
再び爆音。
これだけ続くってことは誤爆じゃない。たぶん下で戦闘中だ。
銃があったとしても乱戦はきつい。ここで待機して、片方が殺られたところで、疲れきった生き残りを殺る。それが順当だ。
―――でも、待たない。
あたしを無視して見せ場のバトルシーンをやろうってのかい? 気に入らないね。どっちもあたしがブッ殺してやる!
イライラしながらそう思った。
イライラする。くそ、さっきの夢のせいだ。
いつもの癖でタバコに手を伸ばす。そうだ、火はねぇんだっけ。
くそ、ますますイライラしてきた。
また破裂音。
撃ち殺してやろうと、窓から下を覗く。
「…誰もいない?」
確かにこっちから聞こえたはずだ。二度目はあっちから、三度目は警察署の裏手から、さっきの音はこっちから。
他の窓も覗いて、全方位を確認する。やっぱり誰もいない。どうやら争ってる奴らは外にはいないみたいだ。
破壊音が響く。
今度は内側、一階から。
イングラムを構えて階段へ向かう。
幸い、階段は一つだけだ。後ろから襲われることはない。
誰かを見つけ次第、殺す!
そう意気込んで階段を下りたあたしは…呆然とした。
「何だい、こりゃ…」
辺りを見回す。
あちこちから朝日が射し込んでいる。扉から。窓から。―――壁の大穴から。
大人が楽に出入りできるほどの大穴が、あちこちの壁に開いている。風通しが良すぎて寒いくらいだ。
壁だけじゃない。地面にもクレーターができ、そこらにあった机や受付のカウンターが粉々に砕かれている。
よっぽど激しい争いでもしたのか、それとも爆撃主がよほどノーコンだったのか。
イングラムを隙なく構え、警戒を強めながら、あたしは違和感を感じた。
何かがおかしい気がする。何だ? 何がおかしい?
ふと、足元に落ちている丸いものに気付く。同じものが離れた壁際にも落ちている。
丸くて薄く茶色いもの。拾い上げる。少しベタついて、甘い匂いがする。アメ玉、か?
その甘い匂いを嗅いで、違和感の正体に気付く。
火薬の匂いが全くしない。
あれだけの爆発があったのに、なんで…
「その銃で、ミカゼを殺したのかい?」
はっとして声の方に銃を向ける。アメ玉がまた足元に落ちる。
即座に撃とうとして―――躊躇した。
小さな女の子だった。あの少女ほど幼くはないが、どうしても思い出してしまう。
女の子は堂々と歩いてくる。ギラギラと睨み付けてくる目。
「答えな。
その銃で、お面の奴を殺したのかい?」
さっきの夢を思い出す。
また湧き出したイライラが、あたしに銃を構えさせる。
「ああそうさ! 殺ったさ! だったら何だってんだよ!?」
引き金に掛けた指を動かそうとした瞬間―――
『スパイシードロップ』
全部が真っ白になって、全部の音が吹き飛んだみたいになって―――
後は、よくわからなかった。
次に気付いた時には、階段の上の踊り場の壁に衝突して、全身がボロボロになっていた。
----------
「アクア!」
「アクアさん!」
キヨムラさんとあたしがアクアさんを見つけた時には、もう全部終わっていました。
あたしと同い年か少し上くらいの女の人が、壁にもたれてぐったりしています。怪我と建物の様子を見て、あたしはすぐに、アクアさんの攻撃のせいだってわかりました。
「まさか、殺して…」
キヨムラさんが慌てて言った時、女の人が小さく呻きました。
壁の穴を見て、あたしは、アクアさんが手加減したんだってこともわかりました。
「この人が、犯人、なんですか…?」
「本人がそう言ったんだ。間違いないだろ」
銃を階段の下へ蹴飛ばすアクアさん。
あたしはなかなか信じられませんでした。。
ミカゼさんを殺すような、あんな酷いことをする人は、きっとあたしたちとは全然違う、すごく怖くて悪い、夜馬みたいな人だって、なんとなくそう思い込んでいたんです。
でも目の前の女の人は、ちっともあたしたちと変わりません。
髪が長くて、細くて、美人で、少し目元はきついけど、笑ったらきっと可愛いんだろうなって、そう思えるような女の子です。
ぼんやりしていたその人の目の焦点が合っていきます。
「くっ…」
痛むのか、少し体を丸めます。
とても苦しそうなのに、あたしたちを見つけると、キッと睨み付けてきました。
「…情けなんて、いらない。殺すなら、さっさと殺せ!」
抵抗する様子はありません。体が全然動かないみたいです。
「やかましいぞ、ガキが」
アクアさんが女の人を睨み付けます。女の人よりもずっと怖い目つきでした。
「もう一度聞く。
あんたが、狐のお面の奴を殺したんだね?」
「そうだって、言ってんだろ!
あんたら、仇討ちに、きた、んだろ?
へっ、格好いいじゃ、ねぇ、か…。
ほら、さっさと殺して…仇、討てよ!」
「うるさい。あんたに選択権は無い。
あんたは…
……リュシカ?」
気が付いたら、あたしはアクアさんより前に出ていました。
「…どうして、」
気が付いたら、あたしの口は動いていました。
「どうして、そんなこと言うんですか!?」
あたしは、すごく、悲しい気持ちでした。
「はっ…無様に生きるより、さっぱり死んだほうがマシだろ…」
「じゃあ、どうして、どうして…っ、
どうして、ミカゼさんを殺したんですか!?
どうして、ミカゼさんを殺したのに、そんなに簡単に諦めるんですか!?」
生きたくても、生きられない人もいるのに。
「ミカゼさんは、強く生きたいって言ったミカゼさんは、もう生きられないのに!
そんなミカゼさんを殺して、どうして…!」
アクアさんとキヨムラさんが何か言ってる。
あたしの頭の中はぐちゃぐちゃで、全部何も入ってこない。ただ、悔しいのと、悲しいのが、内側でどんどん溢れて止まらない。
視界が滲む。女の人がよく見えなくなる。
「そんな簡単に死ぬ気になるのに…っ、どうして、どうして、生きたいって言ってたミカゼさんが、ミカゼさんは…
どうして、ミカゼさんを殺してあなたが生き残ったんですか!?
どうして…っ」
「黙れっ!」
女の人が、背中に回していた手をあたしに向けた。
その手には黒い何かが握られていたけれど、涙でぼやけてあたしにはよく見えなかった。
----------
あたしは自分の迂闊さを呪った。制限のせいで手加減しすぎた。
アメ玉は一階にしか撒いてない。今からアメ玉を投げても間に合わない。
引き金にかかった指が、動く。
迷う暇は無かった。
『スパイシードロップ!!』
魔法がが発動する。
殺人犯を壊すため、この建物を壊すため、内部にばら撒かれていた無数のアメ玉全ての魔力が、爆発した。
----------
正直、何がなんだかわからない。
女を止めるために走り出そうとした瞬間、工事現場の100倍くらいの轟音がして、震度10じゃないかってくらいの振動がきて、足元が崩れて、俺はすぐ隣にいたアクアに慌てて手を伸ばして腕を掴んで、すごい衝撃がきて―――――
気が付いたら瓦礫の下だった。
何がなんだかわからない。
----------
「一体、何があったの…?」
崩れ、瓦礫と化した建物を見つめ、私は立ち尽くしていた。
三人が心配で、結局追ってきてしまった。
ミカゼくんの死体を見た時に思った、動いておけば良かったという気持ち。
後悔はもうしたくない。そう思ったのだ。
しかし待ち構えていたのは、轟音と、振動と、この瓦礫の山。
「まどか…」
エルちゃんが不安げに私を見上げる。
私は、エルちゃんを高い草叢へ連れて行き、頭を優しく撫でてやる。そして、出来る限り優しい笑顔を作って言う。
「エルちゃん。私は少し様子を見てくるわ。
すぐに戻ってくるから、ここで良い子で待ってて?」
エルちゃんは泣きそうな顔をしながら、それでもこくりと頷いた。
「アクアちゃん! リュシカちゃん! 清村くん!」
呼びかけに答える声は無かった。
もしかしたら、ここにはいないのかもしれない。とっくにどこかに避難しているのかもしれない。
そんな都合の良い希望を考える。
けれど、事実というのは往々にして最低なものだ。
私は最悪の可能性を考えなければいけない。そして、最悪の可能性から彼らを救う方法を考えなければいけない。
尚も探し続けていると、背後から足音がした。
「…誰!?」
振り向く。眩い朝の光。
逆光の中でシルエットだけが見えた。
私は、反射的に銃を構えようとして―――止めた。
それが誰だかわかったからだ。
また怯えさせてはいけない。
あの暗闇の中、彼はとても銃に怯えていたから。
銃をしまって私は近づいた。
「安心して。私は、ゲームに乗ってないわ」
私がそう言うと、彼は右手を上げて、その右手には、彼が落としたものとよく似た剣が握られていて―――
視界が赤く染まる。何かが私に降りかかる。生温かいもの。鉄のような臭い。ぬとりとした感触が気持ち悪い。血だ。目の前で真っ赤な血飛沫が吹き上がっている。誰かの左肩が真っ赤に染まっている。緑の髪が揺れ、小さな体が崩れ落ちる。私の方に倒れこむ。私は受け止める。
「リュシカぁぁぁ!!」
清村くんの声が聞こえて、それでやっと、私はその人物がリュシカちゃんだと気付いたのだった。
----------
どうしてこんなに寒いんだろう。左側は焼けそうなくらい熱いのに。どうしてこんなに暗いんだろう。もう朝なのに。どんどん暗くなってくる。
まどかさんが何か叫んでる。生きてる。
良かった、間に合ったんだ…。
ああ、でも、ごめんなさい。まどかさん。あたし、何も聞こえないです。
さっきアクアさんとキヨムラさんの言ってること聞かなかったから、バチが当たっちゃったのかな。
ごめんなさい、アクアさん。ごめんなさい、キヨムラさん。
どんどん暗くなってく。怖い。
ミカゼさんもこんなに怖かったのかな。それとも、ミカゼさんはあたしよりずっと強いから、大丈夫だったのかな。
怖い。
怖い。
ティトォさんに会いたい。
会えたら怖くないのに。
ごめんなさい。
一緒にいたいって言ってくれて、嬉しかったのに。ごめんなさい。
怖い。
一緒にいたかった。あたしも、一緒に、生きて、ティトォさん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…
----------
「なんてことを…!」
リュシカちゃんの体が崩れ落ちる。けれど、それを悲しんでいる暇はなかった。
私はすばやく後ろへ下がると、ハンドガンを男に向かって構えた。
けれど、全部遅かった。
私が銃を抜いて構えるまで、ほんの数秒。その時にはもう、数十センチ先に男の顔があった。
速すぎる!
そう思うのと同時に、腹部が熱くなる。
男の右手の剣は、根元まで私に埋まっていた。次いで激しい激痛。体から、足から力が抜ける。
致命傷だ。私の中の冷静な部分が分析する。わかってしまった。
もう、駄目だ。
「まどかさん!!」
―――駄目だ。けれど。
私は最後の力を振り絞る。足に力を込める。
まだ、倒れるわけにはいかない。
私は男にしがみ付いた。剣が更に深く刺さったのがわかったけれど、大した問題じゃなかった。
「清村くん! 逃げなさい!」
背後にいるであろう清村くんに叫ぶ。最後の力を振り絞る。
「逃げて! 歩に、鳴海歩に伝えて!
生きなさいって!
最後まで、一秒でも、長く、生きて…希望を、閉ざさないで、って…!!
清村、くん、も…生きて…」
誰かが瓦礫を踏みしめ、走り去るのがわかった。
次いで、火の付いたような子供の泣き声。
声はあっという間に遠ざかった。
いや、それとも、もう私の耳が聞こえないだけだろうか?
手も足ももう感覚がなかった。ただ、この男を行かせないという意地、もうそれだけしかなかった。
ごめんね、エルちゃん。約束、守れなかったね。
私の後ろには、まだ生きられる子たちがいる。清村くんは生きている。歩も、きっと生きている。
私は終わる。
でも、希望はまだ、終わっていない。
ごめんね、歩。生きて。生きてね…。
----------
気絶したアクアを抱え、俺は走り出した。
一気に森まで走りぬけようとして―――突如聞こえた泣き声に、急ブレーキをかける。
エルが泣きながらこちらに歩いてきていた。
俺は有無を言わさずエルを脇に抱きかかえ、再び加速する。
「やだぁ! まどか、まどかぁ!!」
止まれとその声が訴えていた。
俺は止まらず全力で走る。
くそ!くそ!くそっ!
爆発の後、何がなんだかわからなくて、瓦礫から抜け出して、気絶したアクアを抱えてぼーっとして、リュシカが無事なのを見てほっとして、けれど次の瞬間駆け出したのを見て、それでも何がなんだかわからなくてぼーっとしてて。
リュシカが斬られたあの瞬間まで、俺はただ、ぼーっとしていただけだった。
ちくしょう。
何も、出来なかった。
目の前にいたのに。こんなに走れるくらい、体は何とも無かったのに。
リュシカもまどかさんも、俺は見ているだけだった!
「…ちきしょう……!」
一度だけ言って、歯を食いしばって、俺はもう何も言わないことにした。
今は一言分の呼吸さえ惜しかった。
この腕の中で生きている二人を守るために。
まどかさんの最後の言葉を伝えるために。
リュシカとまどかさんの想いを無駄にしないために。
俺は、走る。
----------
男が誰かを抱えて逃げたのが見えた。
どうでも良かった。
わざわざ追いかけて殺すのも面倒だと思った。
殺し続ければそのうち会うだろう。
思うのは、最初に集められたあの場所。城。そう、あそこはおそらく城だった。
参加者達を皆殺しにすれば、きっとまたあそこに戻されるだろう。そしたらあの城にいた奴らも殺す。皆殺す。
あの城を手に入れる。
死神が行く。行き先はどこでも構わなかった。誰に出会おうと殺すだけなのだから。
(殺す…殺してやる…邪魔する蟻は…皆殺し…プチプチ…プチプチプチプチ…プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチ…プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチ―――)
----------
朗らかな朝の光の中に、残ったものは。
瓦礫の山。二つの死体。
そして、
「う、う…」
瓦礫の中に埋もれたおかげで、死神に見つからずに生き延びた少女が、一人。
目に見えるものは、それだけだった。
【D-5警察署跡地付近/1日目/5:40】
【アクア@マテリアル・パズル】
[状態]:気絶中、怪我の程度は不明
[装備]:ペットボトル1/3の錬成飴玉
[道具]:荷物一式
[思考]:1、不明
2、ミカゼ、ジール・ボーイ、杉小路、エドの仲間と合流
3、エンヴィーと夜魔には注意
4、主催者達をぶっ壊す
5、ひょっとしたら存在変換はできないかも……?
【清村緒乃@清村くんと杉小路くんと】
[状態]:背中と右腕に打撲
[装備]:轟天乱馬@マテリアル・パズル
[道具]:荷物一式
[思考]:1、逃げる
2、アクアの仲間、杉小路くんと合流
3、エンヴィーと夜魔には注意
【エル@PON! とキマイラ】
[状態]:泣いてる
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]:1、まどかぁ!!
2、姉さまたちに会いたい
【天野邪子@フラッシュ! 奇面組】
[状態]:投げベアトラップにより右腕負傷、気絶、怪我の程度は不明
[装備]:グロック 17(残弾17発)@突撃!パッパラ隊
[道具]:荷物一式×2、タバコ数箱 、投げベアトラップ@TWIN SIGNAL
グロック 17の予備マガジン×2、イングラムM10の予備マガジン×2
[思考]:不明
[備考]:邪子は現状を現実ではないバトロワ編だと思っています
銃弾の雨でぼろぼろになった御風の荷物と空のマガジンは【D-5警察署跡地付近】に放置
投げベアトラップはロープ部分がなくなっています
【夜馬@マテリアル・パズル】
[状態]:健康
[装備]:孤龍@ヴァンパイア十字界
[道具]:荷物一式×2、金妖@ヴァンパイア十字界
麻酔弾専用ハンドガンのマガジン×2、麻酔弾専用ハンドガン(残弾15発)@スパイラル〜推理の絆〜
[思考]:1、参加者も主催者も皆殺し
2、最初の城を手に入れる
※イングラムM10サブマシンガン(残弾40発)、ハートオブメモリア@マテリアル・パズルは瓦礫の下に埋もれています。
※建物の爆破、及び崩壊の音が、かなりの範囲に響き渡りました。
投下完了。
色々ごたごたしてしまってすみません。
次回からはこういうことがないよう気をつけます。
状態表に追加。すいません。
【リュシカ@マテリアル・パズル 死亡】
【鳴海まどか@スパイラル〜推理の絆〜 死亡】
起きててよかった!超GJ!
ただ死亡者の名前と残り人数はあった方がよかったかな
そうだ、残り人数もあった
重ね重ねすいません…
【リュシカ@マテリアル・パズル 死亡】
【鳴海まどか@スパイラル〜推理の絆〜 死亡】
【残り44人】
>>670GJ!!
びっくりするほど悪夢の連続だ。
5人の心理描写がよかったです。
(ただ視点が変わっては戻りだったのが自分はすこし気になりましたが,でもGJ)
チクショー!寝てたー!!リアルタイムで読むつもりだったのに!!
乙、いい感じでマーダーが動いてるな、ヴォーカルは寿命&最強候補との戦闘
だから夜馬にはがんがって欲しい。
それにしても時間のばらつきが大きくなって来たな
漏れも《人ならざるもの》のネタなんか考えずに他のパート書かんとナー
テラGJ
視点云々はむしろ俺はこのぐらいめまぐるしく変わった方が面白い
夜魔には勿論期待だが、生き延びた邪子にも密かに期待している
爆竹ってどんな音がするんだかいまいちよくわからねぇ……
一気に使えばマシンガンの音みたいになる?
ごめん誤爆
今読み返して気付いたんですが、
>>654の13行目が
>信じられませんでした。。
と、「。」が二つ重なってしまっていました。
まとめさん、収録時には一つに修正してください。
度々すいません。よろしくお願いします。
過去投下作品で誤字発見してしまった…orz
そういう場合はどうしたらいいんですかね
GJ
死神の面目躍如だな!
てかさ、ふと思ったんだが、赤バラやヴォーカルやジルとかって、銃弾で殺せる設定なの?
現在通りだと銃弾では何らダメージ与えられそうに無いが、何処まで弱体化してるのやら
ギータをマシンガンで殺せたからな……
油断した隙をついて撃つ→出血で地道にダメージ とかなら出来そう
>>679 ジール・ボーイなんか最新兵器の集中砲火の中で無傷って描写があるからなぁ・・・
ギャグ参加者のしっと仮面なんかドロドロに溶かされようが致死性のウイルスに
感染しようが生きているぜ!キタキタ親父も魔王ギリの攻撃にさらされても生きてるし。
……書き手が説得力のあるやり方で殺ればいいのではなかろうか?
さじ加減間違えたら大変かもしれないけど……
ほとんどギャグキャラよりの扱いで、戦闘力もあくまで一般人レベルで、頭も首輪外すほど頭も良くない……
そんなマリィとトムに幸あれ
つか、基本的に説得力無きゃ殺しにくい奴ばかりだしね
邪子とかも頑張ってるじ軍人ならシリアスモードにさえなれば活躍出来るだろ。
問題はシリアスさせてくれない現状だが
だが、トムはF14トムキャットを乗り回すエースパイロットだから
対G耐性はかなりあると思われる。……荒くれものどもを纏める隊長なのに
こんなに評価が低いのはスタートで情けないところを見せてしまっただから
だろうか……
相対する相手もヴォーカルだし。せめてもうちょっとかっこいいところをみせればなぁ……
とりあえず使い慣れた得物が絶対に手に入らないのが悲しいとこだなw
F14ってこと?
うん
さすがに戦闘機支給はいろいろまずいからなぁ
各参加者の愛用品等
ハーメル:ハーメルのバイオリン
サイザー:サイザーの鎌
ギータ:雷王剣
比良坂花雪:テディ・ベア
刃蓮火:孤龍・金妖
アクア:アメ
リュシカ:リュシカのパン数種類
竹内理緒:麻酔弾専用ハンドガン、ウージー、ストリキニーネ、爆弾内蔵型ねこのぬいぐるみ
ロイ・マスタング:発火布
ブラック☆スター:椿
乙部清丸:清丸の被り物
犬塚信乃:村雨
杉小路高千穂:杉小路くんの愛車
シグナル:チョコ
星村マキナ:イングラムM11、デリンジャー
ワイルドキャット・トム:マグナム[スターム・ルガー](ファントムのだけど事前に持ってた)
虎ノ宮貴一:コテ大とコテ小
こじつけや一人支給品でないものもあるきがするけどこんな感じだと思われる。
他にもロイの支給品が謎なので彼の支給品に期待。
某ロワでは、スパロボでもないのに巨大ロボが支給されてたわけだが。
>>687-689 戦闘機が支給されるとしたら・・・
まともに対処できるのは赤薔薇とヴァンピール達、
アデルパありの夜馬・・・あとはサイザーくらいか?
>>690 ブラック☆スター:椿ってw
>>690 本人以外にゃただのお荷物なアイテムが多いなw
発火布とかチョコとかアメとかバイオリンとかどないせいっつーんじゃw
>>691 あのロボと違い戦闘機はある程度助走付けれる場所がないと飛べないから出てきてもしょうがないぞw
ヘリならOKなんだがな
あげ
とりあえず、元から持ってたり最近買ったりして、↓の通り結構原作を揃えたんだが、
もし他に「このキャラ書くなら○巻は持っといた方がいい」ってのがあったら教えてくれ。
あとヴァンパイアの異星人来襲って何巻?とりあえずそのあたりから買おうと思ってる。
【ハーメルン】1〜21.23〜26 【ヴァンパイア】1 【マテパ】1〜16 【スパイラル】8〜13 【鋼】1〜10
【ソウルイーター】1〜7 【PONキマ】1〜7 【奇面組】1〜3 【グルグル】1〜12 【八犬伝】4
【清杉と】1〜4(「清杉よ」は1〜2) 【SIGNAL】6 【屍姫】未購入 【パッパラ】8 【PHANTOM】未購入
【PAPUWA】1〜5 【旧ハレグゥ】1〜10(「新ハレグゥ」は1) 【オコノミミ】1
ちなみにスパイラル1〜2巻、シグナル移籍前まで、八犬伝全巻、旧パプワ全巻は立ち読みしたことある。
それ以外はコミックス持ってない部分の内容は全く知らない。
ファントムはどこの本屋にも置いてなかった…。
最近、レンタル漫画屋さんが出てきたりしてないか?
うちの近くにあるレンタル屋でハーメルが全巻置いてたんだが。
そういう情報交換してみるのはどうよ?
ちなみに、うちの近くのレンタル屋は
横浜市営地下鉄『新羽』駅付近。
大阪の寝屋川駅(だったと思う)のブックオフにファントムが数巻置いてあった記憶がある。
(電通大の近く)
ヴァンパイアは6巻までの設定
(ただし赤薔薇の立場が二転三転するのでガンガン自体を読んでいないと
赤薔薇の最終目標がよめないので同作品の面子と絡ませにくいかもしれない。
699 :
マロン名無しさん:2006/11/27(月) 12:30:07 ID:pkgzFMR4
保守的
そういえば善人になる果物の効果ってどのあたりの参加者に効くと思う?
効いてもおかしくないけど、効かないかもしれない→マリィ・邪子
多分効く→ブレチル・しっと
効きそうだが、同時に弾き返しもしそう→ヴォーカル・夜魔・清丸・オルゴール
こんなとこかな?
弾き返すのは有りなのか?
たとえ有りだとしても、エンヴィーに効いてるんだから
肉体的には一般人の清丸には確実に効くと思う。
夜馬も…アデルパ無しでそこまで耐性高いかなぁと疑問。
ヴォーカルやオルゴールあたりは弾き返すのも有りえそう。
一瞬、善人で超爽やかなヴォーカルを想像して背筋が寒くなった。
弾き返すというか、欲が効力を上回る、だね
爽やかに全裸で天使の羽つけたヴォーカル想像して吹いた
>>702 原作で八幡が効果を覆してるから、それだったら清丸だっていけるだろう
反動で寝込むだろうけど
705 :
702:2006/11/27(月) 23:20:30 ID:???
ごめん、実の効力無効化ってことかと思った。
清丸も上回るのは確実だろうね。
「命の限り好き勝手」な奴だしw
>>703 どう見てもファントムです。本当に(ry
>>698 とりあえずヴァンパイア7巻まで買ってみたんだが、
この後も赤薔薇の最終目的って変化する?
>>707 うん。隠し事が皆にばれちゃったから方針変更。
8巻でそれが明かされる……けど。
ストーリー物として7巻までを読んでこの作品を好きになったのなら
8巻以降を読むのは苦痛かもしれない。
マジか。
7巻まで読んで、思ってたよりストーリー面白くて
やっぱり絵柄で読まず嫌いはいかんなぁと思ってたところなのに…
現時点では7巻までしか出てないよね?
後のストーリー知りたいけど、ここで聞くのは流石にタブーだろうか。
>>709 タブータブーw
ていうかまだバンパイア集めてないんだが、そんなにコロコロ変わるんじゃなかなかバンパイアには手を付けれそうにないな……
何度も質問して悪いけど
>>708の言い方だと、7巻で隠し事がバレたから、そこで最終目標が変化したってこと?
ということは、赤薔薇をアーデルハイト復活以前からの召喚だと考えれば
バレる前の最終目的(7巻で明らかにされたこと)で通用する?
>>711 そういうことだな。
というか、行動方針とか見てる限りでは全員、アーデルハイト復活前からきてる感じだな。
ほとんどのキャラが赤薔薇を危険人物扱いしてるし。
正確にはフィオ襲来後、アーデルハイト復活前てなかんじ。
ユキだけは一巻なんだが・・・
バンパイア勢複雑っすね
それはそうと、一応は50話行きそうなロワなんだしもうちょいwikiの内容増やしてもいいかと思うんだけど、どう思う?
わざわざ別ページは作らないけど、説明のところに他ロワを真似て特色(支給品に銃器が多いこととか)とか進行状況(残り人数)書いたりとか
特色=ギャグマンが出身のマーダーが頑張ってるw
特色=呼びかけに人が沢山集まる
その二個は確かに特色だなw
呼びかけに六人も向かうとか異常w
あと首輪の制限により特に耐久力が低下する
そういや制限って首輪にかかってるのかな
それとも世界自体?
個人的には前者希望だけど
首輪のはず
鉄鎖封印結界魔法の応用じゃないかな
ていうか首輪にしないとオルゴールにも制限かかっちゃうかもしれないし、首輪外せても世界から脱出できなくなる
wiki更新してみた
あんな感じでいいかな?
特色=序盤で知り合いと遭遇しやすい。
例[アクア、リュシカ、ミカゼ][カイザード、ジールボーイ][シグナル、エララ]
[レンカ、花雪]
乙!
かなりいいと思う
昨日交流スレ見てて思ったんだが、ケストラー主催はやっぱり強すぎる。
ぶっちゃけ全参加者が制限なしで戦ってもたぶん勝てない。
別に最終的に優勝ENDでも構わないんだが、脱出ENDの可能性も少しは欲しい。
なので一つ提案。主催者変更しないか?
幸い、現在のところケストラーは出てないので、今から変更しても問題はないと思うんだ。
自分としてはベースがいいと思う。
ケストラーと同じく強敵だけど、一部キャラなら勝てないこともなさそう。
ケストラー復活前なら使える魔力にも限りがあるし、
万が一一般人のみが生き残っても、リュートがいるから勝てる可能性はある。
開催理由は新しい聖杯探しとか。
本当はもっと弱い主催がいいんだろうけど思いつかない…。
首輪の効力からしてベースが協力してるのは確実だし。
ベースが上司の許可なく、勝手に主催してるのか?
上司復活の為に聖杯集めしてんだろ
ここで弱い主催者にすると流れが一気に打倒エンドに転がりそうなんで反対
俺はロワ完遂派だがベースに一票
脱出可能な状況で各作者がやりたいエンドに向けて舵を取り合うのが醍醐味だし
ケストラーでも特に問題無いような
十字界の女王封印術なんかうってつけだし
>>727 むしろ序盤の今だからこそ変えても大丈夫だと思う。
後半ならそれこそ即打倒END決定だろうけど、
今ならどっちにでも転べるように調節できる。
>>729 >十字界の女王封印術
あれは外部協力がなきゃ無理じゃないか?
それにヴァンパイアキャラ生き残られないと無理だし。
現状、強キャラにマーダー寄りのキャラが多いわけだから対主催になったとしても生き残りメンバーはぼろぼろのはず
主催はもうちょい弱体化した方がいい(ケストラーのままにしても箱から出たてで半身ない時とか)
ジャンプが今主催強すぎってので揉めてるし
>>729 あれ何千人規模の霊力がないと無理。
魔力持ってる奴は一杯いるが、霊力持ってる奴は少ないだろこのロワ。
ダムピールと黒白鳥、後は拡大解釈でフルート、ジュジュ、くらいじゃないか?
ケストラーでいて欲しいなあ…
黒幕:箱の中から指示を出すケストラー
とかどう?
ヴォーカル編では箱の中にいながらも城を破壊して見せたし
ケストラーって箱の中でも力使えるのか?
ベースたち魔族への魔力補給もできる?
そのへんどうもうろ覚えだ、すまん
供給は不可
ただヴォーカル編では「寝返り」とやらで城を壊した
そのときはベースの魔法(確か攻撃魔法のヘルズスタンプ)で鎮めた
それから箱の中からベースに指示を出したりは普通に出来るみたい
つまりケストラー黒幕でも直接戦う必要は無いのかな。
ベースを倒す、もしくはある程度消耗させれば、魔族たちは箱と一緒に
ハーメル世界の北の都に帰るだろうから、脱出の最低ラインはそのあたりか。
(もちろん、書き手のアイデア次第でケストラーを倒したり、逆に脱出後に返り討ちされても構わない)
さっきから脱出のラインを低くしようとしてるが、
別に優勝や全滅反対派ってわけじゃないので、そのあたりはわかってくれ。
まぁ制限はずした赤薔薇とアーデルハイトなら勝てるんだけどね。
まぁ、確かに箱の中に入れとくかシコード戦くらいの半身モードで戦わせとけば臨機応変にできそうだね
今のところハーメルキャラはオルゴール編〜ヴォーカル編あたりの出展と取れる行動が多いし、完全復活してなくても矛盾はない
ケストラー主催でも勝てる方法を考えてみる。
・ハーメル覚醒で何とかする
原作でも単独の力では適わなかった。仲間(非参加)と協力してギリギリ封印し直せただけ。
・ヴァンパイア王の赤薔薇ならなんとか
個人的にはケストラーに勝てないと思うんだが、強さ議論は不毛なので置いておく。
勝てたとしても、脱出派は赤薔薇を生き残らせなきゃ脱出させれないことになるので
赤薔薇死亡時に某のように揉める可能性がある。
・ブラックスワンの魔力防御なら何とか
同上で揉める可能性が高い。
・それ以外のキャラでケストラーとバトル
勝てそうなキャラははっきり言っていない。
制限解除→ギャグ描写OKなら、一部ギャグキャラが何とかするかもしれない。
・外部からの協力で何とかする
有りなのか…?とりあえず無しということにしておく。
結論
無理そう。
>>740 ケストラーに単独で惑星破壊は不可能だろう? 常識的に考えて……
とりあえず「特定キャラでないと勝てない」は不味い
生存が保証されちゃうし、殺すと荒れるし
いっそ半身or箱で動けないことにしたらどうだろうか
そうしたら一般人はわざわざケストラーに特攻しかけなくても首輪はずしてトンズラの手段確保するだけでよくなる
ケストラーが一定の範囲(主催のいる建物か何か)から動かないなら追ってくるのはベースやオル・ゴールだけだから何とかなる
惑星破壊だの常識的だのの話になると、本当に某のように不毛な話になってくる。
というかケストラーも赤薔薇も、強さに底が見えないんだよなぁ。
どっちも能力の単位がでかすぎていまいち計りづらいし。
本気になったらなんでも出来そうな気がする。
なので、
>勝てたとしても、脱出派は赤薔薇を生き残らせなきゃ脱出させれないことになるので
>赤薔薇死亡時に某のように揉める可能性がある。
できればこっちだけに注目して欲しい。
>>741 ケストラーの強さは破壊力よりも全然死なないダメージ受けないの不死身に近い生命力だと思う
「憎しみでケストラーは殺せない」的な設定だからこそ封印エンドだったってのもあるし、下手したら「負けないけど勝てない。反撃の余地を与えず攻撃し続けるが殺せない」という千日手に入ってしまう
>「憎しみでケストラーは殺せない」
これは設定か?
ケストラーが箱or半身なら、ベースも出来る限り側を離れないだろうから、
もし脱出しても追ってくるのはオル・ゴール+一部魔族くらいかもしれない。
リュートレベルの聖杯になりうるキャラがいれば別だろうけど。
そう考えると、書き手によってかなり臨機応変な展開ができそうだ。
箱入りケストラー一番の利点。
どうしても、ケストラー完全版が見たければ、後から出せばよい。
お前頭いいな
いやマジで
>>745 パンドラがそう言ってた
>>746 箱ん中設定を俺以外に受け入れれそうな人がいてよかった
IDでないから自演に見えそうだからレスしとく
>>747 だよね
それこそロワで死んだ奴聖杯にしたら完全復活しましたでいいわけだし
>>744 惑星破壊級の攻撃受けても生きてるんならそりゃ凄いな、けすとら
とりあえず
*主催は現在は箱or半身ケストラー
*今後完全体になるか、脱出の場合どういう対応を取るかなど、
細かいところは書き手に任せる
*もちろん脱出せず、優勝や全滅エンドでもOK
ってことでいいかな?
ID出しておく
754 :
マロン名無しさん:2006/11/30(木) 02:23:34 ID:FJGs+4OJ
この板、生来IDが見えぬ!
756 :
マロン名無しさん:2006/11/30(木) 02:26:49 ID:5q5zH8UF
意義なし
ID出しとく
参加キャラや主催が気に入らないからリスタートしようぜ!!
758 :
735:2006/11/30(木) 02:28:15 ID:J9OXiKxD
ごめん…
ケストラー出たら同時に参加者リミッター解除でいいじゃん
760 :
753:2006/11/30(木) 02:30:23 ID:J9OXiKxD
今度は名前欄間違えた
俺はもう駄目だ
そういうときは寝るのが一番だぞ
無理すんな
人が多い時間帯になったら反対意見もくるかもしれんしな
リミッター解除しても勝てないよ
だから赤薔薇さまなら勝てるって。
赤薔薇マンセー!
そこまであからさまな煽りだと誰も乗ってくれないぞ
良い子だからもう寝なさい
わりとしつこい自演嵐だな
あんま夜更かししてないで寝ろよ
んじゃおやすみ
誰が黒幕でも良いじゃん。主催者打倒エンドなら、マーダーや首輪を解決した自転で
ほぼ脱出派の勝ち。そこから対主催で進めてハードル上げるくらいなら、適当な理由を付けて
黒幕とは戦わずに済ませた方がマシ(ベースは何とかしないといけないけど)
それこそケストラーのハリボテの裏側からランコと飛影が声色を使ってても良いくらい
問題なければどんな終わり方でもいいじゃん。脱出だろうが優勝ENDだろうが
なんとかまとめてしまえると思う。
ところで、自分は書き手なんだけど他の書き手に質問。
時間が取れないからこんなに過疎ってるんだよな?
完結させる気はあると言って下さい。
>>767 もちろん。
年末は色々忙しいからなぁ……もうちょっと経てば、俺含め他の書き手も戻ってきてくれると信じてる。
>>767 知らない作品が多々あるから、一人で完走する自信はない
ただ「俺は一人でもやったるぞー!」って書き手がいるなら協力したい
俺は一人でも最後まで書ききるよ
遅筆なので一人だと5年くらいかかるかもしれないが
そしてジュジュ一行予約
後で他キャラも追加予約するかも
捨て鳥の人キターーーーーー!!
期待
みんながあきらめかけてたときに ◆pI1J4ZIUCQ がやってきたー!!
そこにしびれるあこがれるー!!
期待!
773 :
マロン名無しさん:2006/12/01(金) 19:19:01 ID:Ku+wprAq
ほしゅをするを
774 :
マロン名無しさん:2006/12/02(土) 21:42:59 ID:i0pAnTJw
ほ〜しゅっ
完結まであと8年はかかると見た
1人ででも書ききるって言った人いるから未完にはならない
この時はまだ誰も思いもよらなかった。
ガンガンロワが数十年経ってもまだ完結しないガラスの仮面状態になる事に
この時はまだ誰も気付いていなかった……
主催逃亡→次のプログラム開始→反主催が主催を追い詰める→主催逃亡→次のry
の犬夜叉ループを十年以上続けるなど
そのネタをガンガンでやるなよ
キャラ紹介テンプレ考えてみた。
【名(迷)台詞】は後からどんどん付け足していっても面白いかも。
【仲間(及び関係)】or【敵(及び関係)】は、たとえば刃蓮火なら
【敵(及び関係)】ローズレッド(ユキを殺された) みたいな感じで。
【戦闘能力】は【攻撃力】【防御力】【素早さ】以外の戦闘に役立つ能力全て。
【出展作品】
【名前】
【年齢/性別/属性】
【家族構成】
【原作での役割・所属】
【恋愛】
【一人称/口調】
【見た目】
【性格】
【名(迷)台詞】
【仲間(及び関係)】
【敵(及び関係)】
【特技・必殺技】
【身体能力】
【攻撃力】
【防御力】
【素早さ】
【戦闘能力】
【殺人経験】
【備考】
【出展作品】ジャングルはいつもハレのちグゥ
【名前】マリィ
【年齢/性別/属性】8〜11歳/女の子/人間
【家族構成】兄(父と母は他界、ハレの母が一時期母代わりだった)
【原作での役割・所属】ジャングルの学校に通う、主人公ハレと幼馴染みなヒロイン
【恋愛】ハレと両思い(?)で一途で熱烈
【一人称/口調】あたし/普通の乙女口調(「〜でしょ」「〜だわ」「〜かな」など)
【見た目】幼女・首筋までの長さのの黒髪・色黒
【性格】普段は明るく元気いっぱいで心優しい少女。ぐーたら兄の影響で結構しっかりしている。
しかし思い込みが激しく、特に恋愛が関わると暴走しやすい。
(しかも後で冷静になった時、暴走中のことは大抵忘れている)
【名(迷)台詞】「あたし赤ちゃんが欲しいの!!
だってね!やっぱり子供さえ出来ていればハレがどこで浮気をしようが
結局最後はあたしの所に帰ってくるって感じでしょ!?」
【仲間(及び関係)】特に無し(非参加者ではジャングルの仲間達など)
【敵(及び関係)】特に無し
【特技・必殺技】裁縫(洋服作り)・おしゃれ・妄想による暴走(?)
【身体能力】ジャングルで暮らしてる分、普通の幼女より結構上くらい
【攻撃力】普通の幼女より少し上
【防御力】普通の幼女より少し上
【素早さ】普通の幼女より少し上
【戦闘能力】特に無し
【殺人経験】無し
【備考】『ハレへの愛情は時が経つにつれて深まり、新5巻ではついにハレに
「いつかマリィに殺される」と恐怖を抱かせる迄に至った。軽い顔で恐ろしいことをよく言う。』
とwikiにあるが、実は書いてる奴はそこまで読んでないのでよく知らない。誰か補完頼む。
お、いいねこういうの
投下までの繋ぎに保守代わりにするには十分な話題だ
マリィは……紹介って行ってもギャグ出身だからこのくらいでいいんじゃない?
俺も明日辺りに単行本引っ張り出して誰か紹介するかな
全く新作来ないな
最初の放送すらまだだと言うのに
11/24が最新か……
どう考えてもキタキタ親父組が足を引っ張ってるな……
意外性だけで生かすからこうなるんだ
キタキタが生きてるのが原因じゃなく、そこに集まってる面子が問題なんだろ?
このロワで一番書き難い赤薔薇とか向かってるみたいだし。
最強候補のヴォーカルと赤バラ
原作じゃ不死身ギャクキャラの親父としっとマスク
…めちゃめちゃ書きづらいな
どうしても書き手が付かないようなら考えてみるか…
そして原作が手に入りにくいと噂のトム
さらには全員違う作品から
確かに書きづらそうだな……
手をつけようにも知らない作品あるし……
書き手が書けるぐらい詳細なキャラ紹介をしてみたらどうかな?
名前、性別、年齢、外見の特徴、喋り方の特徴、
印象に残る場面、印象に残る台詞、戦闘力
ぐらいあれば、書けるかも知れん。
その情報に加えて、スキャン画像が数ページ分あれば書ける…かも
【出展作品】スパイラル〜推理の絆〜
【名前】 鳴海歩
【年齢/性別/属性】16歳/男/人間
【家族構成】兄(清隆:行方不明) 、義姉(まどか)、母(精神を病み入院中)、父(母の付き添い・別居中)
【原作での役割・所属】私立月臣学園に通う高校1年生。
兄の行方を捜すため、ブレード・チルドレンの謎に迫る主人公。
後にブレード・チルドレンを救う『神』となる
【恋愛】義姉(まどか)に片思い。とりあえず同年代以下は守備範囲外
【一人称/口調】俺/時折歯の浮くような気障な台詞を臆面もなく言ってのける
【見た目】固めの髪質で前髪は右分け。揉み上げが長い
【性格】全てにおいて完璧な兄や全く愛情を注がなかった両親の影響か、暗くひんれくれており、自分に自信を持たない。
そのくせ他人に憎まれ口を叩く事も非常に多いが、自分の幸せよりも他人の幸せを優先する性格。
清隆曰く、「頑固で融通が効かない嫌なヤツだが、変に律儀なバカでもある。負け犬根性染み付いちゃってる」との事
【名(迷)台詞】「これが推理の旋律か」「俺は何も信じない」
「俺はねーさんを誰より愛してる。一人の女性として愛してる」 等
【仲間(及び関係)】参加者では鳴海まどか、竹内理緒、アイズ・ラザフォード
【敵(及び関係)】参加者ではカノン・ヒルベルト(厳密に敵といい難いが)、非参加者では鳴海清隆
【特技・必殺技】料理・家事全般(その他読唇術等の技能も使用可能)
【身体能力】普通の男子高生より上
【攻撃力】普通の男子高生より上
【防御力】普通の男子高生より少し上
【素早さ】 普通の男子高生と同等レベルあるいは少し上
【戦闘能力】常人よりは高い方で、銃の命中率も高く、不意打ちとはいえワンパンでアイズをK.Oさせたほど
【殺人経験】無し(何度か殺人を迫られた事はある)
【備考】正確には母親によって作り出された『鳴海清隆のクローン人間』であり、
16年以上前のクローン人間製造技術が不完全な事もあって、常人よりも短命(19〜20歳までしか生きられない)
余談であるが、単行本1巻〜5巻、6巻〜10巻、12巻〜最終15巻と性格が二転三転している
誰かヴォーカルとツインシグナル二人の紹介お願い
【出展作品】スパイラル〜推理の絆〜
【名前】アイズ・ラザフォード
【年齢/性別/属性】17歳/男/ブレード・チルドレン
【家族構成】異母兄弟としてブレード・チルドレンが数十人
【原作での役割・所属】ブレード・チルドレンのリーダー格。
表向きは世界的ピアニストという社会的地位を獲得している。
物語当初は鳴海歩と敵対関係にあったが、後に歩を信頼・協力関係になる
【恋愛】無し
【一人称/口調】俺/基本的に無口で必要以上の事を喋らない
【見た目】肩まで伸びるほどの銀髪。碧眼。
【性格】冷徹と言えるほどに冷静沈着で普段は表舞台に出ないが、
仲間であるブレード・チルドレンの事になると表舞台に出る事を辞さない。
目的の為には手段を選ばず、関係の無い者も平然と巻き込むダーティーさも併せ持つ。
基本的に同胞であるブレード・チルドレン至上主義で、それ以外に興味を示す事は殆ど無い。
また、笑う事も殆ど無い。
【名(迷)台詞】「チェックメイトだ」「俺は言葉に出すだけで取り戻せるものなど持っていた覚えはない」
【仲間(及び関係)】ブレード・チルドレン全般、鳴海歩(後者は利害が一致した状態に近い)
【敵(及び関係)】ハンター、ウォッチャー全般(共に非参加者)
【特技・必殺技】ピアノ、ポケットから煮干やメロンを出す
【身体能力】常人より上
【攻撃力】常人より上(少なくとも素手でパソコンのディスプレイを粉砕可能)
【防御力】常人より上(作中でカノンに心臓付近を刺されて数日後復帰したり
歩に一撃で叩き伏せられたりとむら有り)
【素早さ】常人より上
【戦闘能力】具体的詳細は不明だが、他ブレード・チルドレン同様に修羅場を潜っている為、ある
【殺人経験】有り(主にハンター。一般人に関しては作中で確認できる限りでは殺人未遂)
【備考】今は亡き裏社会の実力者『ミズシロヤイバ』の息子(ブレード・チルドレン。正確には試験管ベビー)の一人。
物語開始当初は語尾に「ぜ」が付いたりどこか狂気じみた笑みを浮かべる事も多々あった。
歩共々、性格が二転三転したキャラ。
【出展作品】ハーメルンのバイオリン弾き
【名前】ヴォーカル
【年齢/性別/属性】不明(人間の基準だと高齢?)/男(?)/魔族
【家族構成】無し
【原作での役割・所属】物語中盤の主人公ハーメルの敵。魔族の大罪人。
【恋愛】無し
【一人称/口調】オレ/乱暴で倣岸不遜な言動が多い
【見た目】紫暗の髪に2本の角が生えている。服装はボンテージ系で足枷が付いており、
足枷の先端に魔力抑制用の鉄球が付けられている
【性格】乱暴で好戦的かつ倣岸不遜。ハーメルはもちろんの事、
その父で大魔王であるケストラーをも嫌い、反逆した事がある。
また、結構派手好きで洒落っ気もある。
【名(迷)台詞】「こうなったらもう優しくねぇぜェ〜〜〜!」
【仲間(及び関係)】非参加者であるがオル・ゴール(子分にしたと本人は思ってる)
【敵(及び関係)】ハーメル一向
【特技・必殺技】腹の中に第2の口があり、食い尽くす。
魔力を開放する事で絶大なパワーを得る(代償として魔力切れによる自己崩壊を起こす)
【身体能力】魔物の中でもかなり高い部類
【攻撃力】魔物の中でもかなり高い部類
【防御力】魔物の中でもかなり高い部類
【素早さ】魔物の中でもかなり高い部類
【戦闘能力】魔物の中でもかなり高い部類
【殺人経験】一国家の国民を一夜にして大量虐殺するのは序の口で同胞である魔族にも牙を向く
【備考】実は書いてる奴は覚えている範囲内でしか書いていないので誰か補完頼むorz
乙!読んでるだけで面白いなー。
あと用語集もあるといいかもね。
【ブレードチルドレン@スパイラル〜推理の絆〜】とか【ダムピール@ヴァンパイア十字界】とか
その作品固有の用語はもちろんだけど
【魔法(マテリアル・パズル)@マテリアル・パズル】とか【錬金術@鋼の錬金術師】とか
一見普通の単語でも、その漫画特有の設定があるやつは解説要るかも。
後で書いてみようかな。
【出展作品】ハーメルンのバイオリン弾き
【名前】ヴォーカル
【年齢/性別/属性】不明/男/魔族
【家族構成】不明(ファンの間ではケストラーの息子説があるが、作中では明記されていない)
【原作での役割・所属】ケストラーにもハーメルにも敵意を持つが、ケストラーを箱から出すまでは魔族側につくことにした。
【恋愛】無し
【一人称/口調】俺/作者が割りといい加減なのでたまに変わるが、基本的に汚い男口調。
【見た目】二本の小さな角が生えている。左手に大きな鉄球が鎖で繋がれている(ベースの鉄鎖封印結界という戦闘力が十分の一になる魔法で、鉄鎖を傷付けることができればその力は解放される)
【性格】自分が一番。負けず嫌い。強さを自覚しているためか戦闘中によく遊ぶ。挑発大好き。
【名(迷)台詞】「ぶっ殺してやるぜぇ」
【仲間(及び関係)】そんなもんいない。強いて言うなら一時ベースからオル・ゴールを手駒として借りたことがある。
【敵(及び関係)】ハーメル(憎きケストラーの息子。殺してやりたい)、サイザー(憎きケストラーの娘。おちょくった挙げ句ぶち殺した)
ケストラー(何故か異様な執着を見せたがその伏線は回収されず)、ベース・ギータ他魔族(利用されていると自覚。反旗翻す気満々)、ホルン他人類
【特技・必殺技】技は無い。飛んで殴って蹴って飛ばし技乱れ撃って等、明るく楽しく元気よく戦う。
【身体能力】ケストラーとベース他魔界軍王総出でようやく封印できた程の強さを誇る。オーボウ曰く「天井知らずの化け物」。
【攻撃力】ギータ自慢の軍隊をものの数駒で壊滅させる攻撃力。
【防御力】通常の魔族化ハーメルの攻撃なら防げる。
【素早さ】空の女王サイザーをもしのぐ機動力。
【戦闘能力】上記の他一本あれば城を落とせる威力を持つ剣を何本も刺されたのに生き延びる生命力も持つ。
【殺人経験】人も魔族も大量に。
【備考】作中でも自分の寿命に気付くことができなかった。
>>794 【出展作品】PHANTOM DEAD OR ALIVE
【名前】キャロライン
【年齢/性別/属性】不明/美少女/士官学校元生徒
【家族構成】士官の娘
【原作での役割・所属】トムがモテないことを突っ込まれた時に思い返す女性。士官学校時代にトムに告白するが、
格好つけたトムが少しジラしてからOKしようと「僕は戦闘機が好きだから」と答えたところ、
「そうですよね……そんな気はしてました」とあっさり身を引きトムの心に深〜い傷を付けた。
【恋愛】トムに片想いをしてたが身を引いた
【見た目】ロングヘアー
【名(迷)台詞】「さよなら!」
こうですか?わかりません><
【出展作品】スパイラル〜推理の絆〜
【名前】竹内理緒
【年齢/性別/属性】17歳/女/ブレード・チルドレン
【家族構成】異母兄弟としてブレード・チルドレンが数十人(父・母は死亡)
【原作での役割・所属】ブレード・チルドレンの一人。
普段は私立月臣学園2年に在籍している。
物語当初は鳴海歩と敵対関係にあったが、後に歩を信頼・協力関係になる
【恋愛】無し(?)
【一人称/口調】私orあたし/ブレード・チルドレン以外に対しては敬語
【見た目】灰色のツインテール。小学校高学年ぐらいの身長・体系
【性格】普段は明るくドジっ娘として振舞っている。しかし、それは周りを欺くための演技のようなもので、
実際はプライドが高く、目的の為に犠牲を出す事も辞さないという冷徹な部分も併せ持つ。
気心知れた仲間内に対しては比較的歳相応に明るく振舞っている。
【名(迷)台詞】「はう〜」「これでも去年より3ミリ大きくなったんだよ!胸だって…」 「神様なんていませんよ」
【仲間(及び関係)】ブレード・チルドレン全般、鳴海歩(後者は利害が一致した状態に近い)
【敵(及び関係)】ハンター、ウォッチャー全般(共に非参加者)
【特技・必殺技】爆弾の製造・解体、その他モデルガン改造武器製造技術
【身体能力】常人より上
【攻撃力】常人より上(詳細は不明だが、爆弾や拳銃を獲物とする)
【防御力】常人より上(歩の推理から逃れるために自らの胸部を爆破して生存した事有り)
【素早さ】常人より上(?)
【戦闘能力】浅月香介曰く、「自分や亮子よりも強い」との事
【殺人経験】有り(主にハンター。一般人に関しては現時点で作中で確認できる限りでは殺人未遂)
【備考】ブレード・チルドレンの一人で、カノンの妹、アイズの姉に相当する。
ブレード・チルドレンの中ではアイズ共々特殊な地位にいるようで、鳴海清隆の依頼で、
彼の目的の障害となる者を闇に葬ってきた事がある。
【出展作品】スパイラル〜推理の絆〜
【名前】カノン・ヒルベルト
【年齢/性別/属性】17歳/男/ブレード・チルドレン
【家族構成】母、異母兄弟としてブレード・チルドレンが数十人(父は死亡)
【原作での役割・所属】ブレード・チルドレンの一人でありながらハンターに転向した男。
普段は私立月臣学園2年に在籍している。
当初は鳴海歩と敵対関係にあり、全てのブレード・チルドレンを滅ぼそうとしたが、
歩達に敗北。ウォッチャーの施設に軟禁されるも父ヤイバの弟である火澄によって殺害される。
【恋愛】無し
【一人称/口調】僕/基本的に穏やかな言動
【見た目】長身。茶髪。
【性格】普段は温厚で洒落た一面も見せるが、一度逆鱗に触れると
女子供に対しても容赦なく暴行するといった攻撃性を持つ。
また、精神的に不安定な面があり、特に幼馴染でもあるアイズに対しては尋常ならざる依存心を示す。
他のブレード・チルドレン以上に『殺戮の絶対者』への変貌を恐れ、「ブレード・チルドレン以外は殺さない」
というルールを作るほどである。
【名(迷)台詞】「グッドなホリデーにラブデートかい?」「アイズ…共に滅びよう」 「ネ、ネコ耳!?いや、結崎ひよの―――」
【仲間(及び関係)】無し(作中)
【敵(及び関係)】ブレード・チルドレン全般、鳴海歩、結崎ひよの(非参加者)
【特技・必殺技】技はないが、 圧倒的戦闘能力・身体能力を有する
【身体能力】他ブレード・チルドレンより上(建物の5階から飛び降りて無傷)
【攻撃力】他ブレード・チルドレンより上(サブマシンガンを片手で操る)
【防御力】常人より上(?)
【素早さ】常人より上(?)
【戦闘能力】反射神経が戦闘に特化しており、脊髄反射だけで戦闘体制→戦闘→殺害の動作を自動で行える
【殺人経験】有り(主にハンター。アイズ達ブレード・チルドレンに対しては殺人未遂)
【備考】最強のブレード・チルドレン。
「ブレード・チルドレン以外は殺さない」というルールを設けてはいるが、
「殺さなければ何をやっても良い」とも考えているようである。
>>794 用語集としてどうぞ
【ブレード・チルドレン】今は亡き裏社会の実力者『ミズシロヤイバ』が
自らの遺伝子を残すために生み出した試験管ベビーの子供達。
ヤイバの血が流れているため、頭脳・身体能力・才能等全ての面において常人を遥かに凌駕する。
但し、二十歳前後になると父であるヤイバ同様に『殺戮の絶対者』という人格に変貌し、これまでの人格が全て消去されてしまうらしい
(「らしい」というのは、作中で似たようなケースはあったものの、ブレチルが二十歳になっておらず、確定事項でないため)
そういった経緯からヤイバが作り上げた組織は
殺戮の絶対者になる前にブレチルを滅ぼすハンター
ブレチルを支援・保護・休載方法を模索するセイバー
ブレチルの動向を監視・観察するウォッチャーに分裂し、
ハンターに付け狙われる事になったブレチルは全員でないにしろ、次第に殺戮者になっていった。
【出展作品】PHANTOM DEAD OR ALIVE
【名前】ワイルドキャット・トム
【年齢/性別/属性】35歳/男/人間
【家族構成】不明。インディアンの中でも勇猛果敢なシャイアン族の末裔
【原作での役割・所属】マンマルーク国サウスウイング基地傭兵部隊の部隊長。
元アメリカ海軍NO.1戦闘機乗りで、湾岸戦争ではショットガン・トムと恐れられていた
【恋愛】軍の高官の娘に告白されるが、格好つけて焦らそうとしたせいで身を引かれる。ファントム曰く「モテもしねーのにかっこつけるから」
【一人称/口調】オレ/基本は命令口調だが、上司相手に「いやーこってますねー司令。いやートムと言いまんねん。よろしゅー」とゴマすり口調で接したことも
【見た目】長い銀髪を後ろで束ねている。テンガロンハットを装備。タカシ曰く「一見見た目は厳しそうで怖い」
【性格】イーグル曰く「軍人としては強いが人としては弱い男だ…」
【名(迷)台詞】「お前は勝負に勝ったのだ。誇りに思え…魂を強くする」「戦場(そら)をなめるなッ!!」「キャロライーン!!」
「司令室呼ばれていつも文句言われるのはオレなんだからなーっ!お前らがこんなことばかりしてたら…ヒラに格下げされるんだぞ!」
「そーして築き上げたんだ…青春捧げてな…だから…今年に35になるが…ガールフレンド一人もいないんだぞぉ!」等
【仲間(及び関係)】ファントムを始めとするマンマルークの傭兵達、敵国だが繋がりのあるトーネード(いずれも不参加)
【敵(及び関係)】カークランドの傭兵達(不参加)
【特技・必殺技】戦闘機がないと使えない
【身体能力】徒手格闘の教官で、何人ものゲリラを葬って来た
【攻撃力】首を絞めたり頭から相手を落としたりと実現可能な方法でしか人は殺せないため、軍人レベルの上程度か
【防御力】不明
【素早さ】軍人の中でもかなりのもの
【戦闘能力】アメリカ海軍ボクシング大会を何度も制したファントムを圧倒したので、肉弾戦もかなりのものと思われる(ただしあくまで『凄い人間』レベル)
【殺人経験】戦争中に大量に(主に戦闘機で)
【備考】F−14トムキャットに乗ればほぼ敵なしの凄い人。だが、戦闘機が無いロワにおいては人間レベルの最強という割と微妙な戦力
イーグル曰く、「腕は一流…指揮力も高いが…せちがらい人生を歩んできたよーだな」
【出展作品】突撃!パッパラ隊
【名前】宮本幸弘/しっとマスク1号
【年齢/性別/属性】28歳(?)/男/軍人
【家族構成】不明
【原作での役割・所属】主人公の所属するスットン共和国の最前線部隊「パッパラ隊」の一員。
アベックやモテる主人公に対する担当&過激なギャグの被害者担当。
【恋愛】彼女いない暦28年。美人と見れば惚れるが当然アッサリ振られる。
【一人称/口調】俺/だらしない男風(ビビッてる時は軍隊口調)
【見た目】普通の軍服、髪型は軍人らしく丸刈り(剃り入り)
【性格】多少は常識人だがモテないことにコンプレックスあり、女性へのアタック&
イケメンへの攻撃は過激になる(他の隊員にも共通している事だが)。
弱い敵には強気、強い敵には逃げ腰&降参な職業軍人。
【名(迷)台詞】「そういや俺たち軍人だったっけ?」「なんでアイツばかり!」
「誰かが嫉妬に狂う時! しっとマスクは現れる!」
【仲間(及び関係)】パッパラ隊の皆さん、しっとマスク2号、しっとマスクズ、美人
【敵(及び関係)】これもパッパラ隊の皆さん、世の中のアベック、イケメン
【特技・必殺技】普通に銃器弾薬、戦車・戦闘ヘリなどの特殊車両も扱える上、
格闘戦も常識の範囲で強い(周囲が化物レベル又はギャグだけ)。
【身体能力】成人男性より少し上(ただし女性が絡む時は数倍?)
【戦闘能力】ギャグやってばかりだが、パッパラ隊は最前線を任される最強部隊であり、
軍人としてはかなり有能な部類に入るらしい。
【殺人経験】最前線で毎日ドンパチやって殺してます(主要キャラ除く)。
「戦争やってんだから、そりゃ死ぬって(笑)」「すんません、やられちゃいました」
【備考】嫉妬の炎が燃え上がると覆面が装着され、しっとマスクに変身する。
プロレスラーのように覆面とレスリングパンツ、ブーツを着用(後は裸)。
アベック撲滅に魂を燃やす、無駄に熱い漢。存在自体がギャグの為か、ギャグ的な攻撃は
あまり通じない。格闘戦では詳細不明の嫉妬パワーでやたら怪力&打たれ強い。
世の中の嫉妬パワー吸収し、エネルギー波を放ったり嫉妬玉を作ったり。
片手で戦車を持ち上げる主人公とガチで遣り合えるパワーが出せる。
ただし女性のキツイ一言で敗北する事もある(逆切れしてパワーアップもある)。
【出展作品】TWIN SIGNAL
【名前】チビシグナル
【年齢/性別/属性】3才設定/男性設定/人間型MIRA製シリウス搭載ロボット
【家族構成】音井家及びA-pやその他のロボットと同居している
【原作での役割・所属】
アトランダムナンバーズA-S SIGNALであり主人公、戦闘型ロボットとして開発された。
……ただし、この状態だとただの幼児である。この形態のときがMIRAが一番安定する。
【恋愛】エララが好き、吸血鬼の女の子にも好かれている
【一人称/口調】ぼく/子供の口調
【見た目】三歳児の男の子で髪は青色の長髪(長髪なのは放熱措置のため)
【性格】チョコが好き、やさしい、少しなまいきなところがある。
【名(迷)台詞】
「じゃあ「もーしません」って言えばいいんですよ」「えー?じゃあカルマくんは誰に許してもらえるんですか?」
【仲間(及び関係)】
アトランダムナンバーズ開発関係者及びアトランダムナンバーズはA-Qシリーズ及びクォンタム博士を
除きすべて見方である、音井信彦の兄と設定されているがこの状態のときは弟扱いされている。
【敵(及び関係)】
A-Qシリーズ及びクォンタム博士にAナンバーズや人間型ロボットの抹殺計画の対象とされている。
【特技・必殺技】質量保存の法則を無視した変形をする。泣いたらうるさい。
【身体能力】Aナンバーズの最新型なので高いとは思われるが見た目相応ほどしかない
【攻撃力】鎧を引っぺがしたり体格差5倍ほどのワニをぶん投げたりできるのでパワーはある
【防御力】MIRAで出来ているので魚や吸血鬼に齧られても大丈夫なぐらい頑丈ではある、だが結構痛がり。
【素早さ】小さいせいか結構すばしっこい。
【戦闘能力】基本的に一般人と比べて高い程度しかない。
【殺人経験】なし
【備考】音井信彦がクシャミをすると青年型に変形する。なお幼児型は青年型の記憶を覚えている。
お化けとかを怖がらない、というより誰に対しても恐怖を抱いたことがない。
【出展作品】TWIN SIGNAL
【名前】シグナル
【年齢/性別/属性】16才設定/男性設定/ 人間型MIRA製シリウス搭載ロボット
【家族構成】音井家及びA-Pやその他のロボットと同居している。なお他のAナンバーズからは弟扱いされている。
【原作での役割・所属】アトランダムナンバーズA-S SIGNALであり主人公、戦闘型ロボットとして開発された。
【恋愛】エララに一目惚れしている
【一人称/口調】ぼく/熱血漢の青年な口調
【見た目】細身の青年、髪は青い長髪、ジャケットを着ている
【性格】熱血漢で情に厚い、まっすぐで一本気がある
【名(迷)台詞】
「信彦はぼくの兄弟だ弟だ!!」「ぼく達は道具なんかじゃないんだ。こんなことは許しちゃおけない」
「愚か者への警告!弱き者への救援合図!そう!ぼくの名はシグナル!」
【仲間(及び関係)】
アトランダムナンバーズ開発関係者及びアトランダムナンバーズはA-Qシリーズ及びクォンタム博士を
除きすべて見方である。
【敵(及び関係)】
A-Qシリーズ及びクォンタム博士にAナンバーズや人間型ロボットの抹殺計画の対象とされている。
【特技・必殺技】
格闘能力、特殊な波長の光を吸収してエネルギーを発する結晶体『シリウス』を動力源として搭載しており
伸縮しそれ自体が記憶能力のある特殊金属『MIRA』で構成されている。自己修復が可能
MIRAの特性を利用した変形によるパワーアップが可能
【身体能力】
不調の状態でも男性一人ぐらいを山を越えたところにある隣町まで運べる。
塔から落下するエララをアクロバティックな動きで助けたことがある。
【攻撃力】
三倍ほどのサイズのロボットと力比べをしても負けない。
【防御力】
落石の直撃を受けても機動力に影響がない。
人間なら即死する可能性のある高い崖から落ちても打ち付けた部分以外はダメージがなかった。
【素早さ】銃弾を素手で叩き落したりマシンガンの雨、レーザーを避けたりできる。
【戦闘能力】
ロボットプロレスに影響された音井教授が造ったので格闘プログラムが組まれている
最新型の戦闘用ロボットであるのでAナンバーズ以外のロボットに敗北したことがない。
【殺人経験】なし(ロボットを破壊したことならある)
【備考】音井信彦がクシャミをすると幼児型に変形する。なお青年型は幼児型の記憶を覚えていない
お化けが怖い。熱血漢な兄貴みたいなプログラムを施されている。
【出展作品】TWIN SIGNAL
【名前】エララ
【年齢/性別/属性】17才設定/女性設定/人間型看護専門ロボット
【家族構成】
現在は養父と暮らしている。なお、エモーション『A-E EMOTION』を元にして製造されており、
エモーションを姉、ユーロパ『AE1-β EUROPA』を妹としている。
【原作での役割・所属】
アトランダムナンバーズAE1-α ELARAでありヒロイン、主に人の治療やロボットの整備をする。
【恋愛】シグナルに惚れられているが本人は気付いていない。
【一人称/口調】私/丁寧な女性の口調
【見た目】金髪の長髪を持つ、ゆったりした服を着ている
【性格】優しい女性の性格、ただしドジなところや思い込みの激しい部分がある。
【名(迷)台詞】
「けんかはダメです〜〜ッ!!」
【仲間(及び関係)】
アトランダムナンバーズ開発関係者及びアトランダムナンバーズはA-Qシリーズ及びクォンタム博士を
除きすべて見方である。
【敵(及び関係)】
A-Qシリーズ及びクォンタム博士にAナンバーズや人間型ロボットの抹殺計画の対象とされている。
【特技・必殺技】医療技術及びロボットの
【身体能力】女の子一人を抱えたまま助走なしで10mの距離をジャンプできる。
【攻撃力】かまどを作れるぐらいの石を一片に抱えられる。
【防御力】瓦礫の崩落から大人の男を庇うぐらいの頑丈さはある。
【素早さ】普通の人間よりは高いと思われる。
【戦闘能力】普通の人間よりは高いと思われる。
【殺人経験】なし
【備考】ロボットの中で唯一MIRAを取り扱える機能を搭載している。
7巻までやwikiで調べた設定。まちがってたらごめん
ちびシグナルはMIRAの人格
全巻+ファンブック持ってるから補完して良い?
補完よりもSS!!!
といいたいところだが、OKだ!
むしろ大歓迎だ
SS書きたいが、放送がある前にこれ以上サイザーグループをうごかすのはまずいだろう。
それとも、放送を考えて投下しても良いか?
【出展作品】TWIN SIGNAL
【名前】ちびシグナル
【年齢/性別/属性】3才設定/男性設定/人間型MIRA製シリウス搭載ロボット
【家族構成】音井家及びA-Pやその他のロボットと同居している
【原作での役割・所属】
アトランダムナンバーズA-S SIGNALであり主人公、戦闘型ロボットとして開発された。
……ただし、この状態だとただの幼児である。この形態のときがMIRAが一番安定する。
当初は起動時のミスにより起きたバグだと思われていたが、実はその正体はシグナルのMIRA本体。
【恋愛】エララが好き、吸血鬼の女の子にも好かれている
【一人称/口調】ぼく/子供の口調
【見た目】三歳児の男の子で二頭身、アメジスト色の長髪(長髪なのは放熱措置のため)、アメジストの瞳。
【性格】チョコが好き、やさしい、少しなまいきなところがある。たまに性格がおやじ臭くなる。癒し系ならぬ「いやしい系」(本人談)
【名(迷)台詞】
「じゃあ「もーしません」って言えばいいんですよ」「えー?じゃあカルマくんは誰に許してもらえるんですか?」
【仲間(及び関係)】
アトランダムナンバーズ開発関係者及びアトランダムナンバーズはA-Qシリーズ及びクォンタム博士を
除きすべて見方である、音井信彦の兄と設定されているがこの状態のときは弟扱いされている。
【敵(及び関係)】
A-Qシリーズ及びクォンタム博士にAナンバーズや人間型ロボットの抹殺計画の対象とされている。
【特技・必殺技】質量保存の法則を無視した変形をする。泣いたらうるさい。
【身体能力】Aナンバーズの最新型なので高いとは思われる。
QUICKとの戦闘時、パンチを避けたり蹴られても両足で着地できる程度の身体能力はある。
【攻撃力】鎧を引っぺがしたり体格差5倍ほどのワニをぶん投げたりできるのでパワーはある
【防御力】MIRAで出来ているので魚や吸血鬼に齧られても大丈夫なぐらい頑丈ではある、だが結構痛がり。
【素早さ】小さいせいか結構すばしっこい。
【戦闘能力】基本的に一般人と比べて高い程度しかない。
【殺人経験】なし
【備考】通称「ちび」
音井信彦がクシャミをすると青年型に変形する。なお幼児型は青年型の記憶を覚えている。
お化けとかを怖がらない、というより誰に対しても恐怖を抱いたことがない。
そういやキタキタ親父組に絡む面子以外は放送突入できるんだよな
つっても死人出そうなあの組を放置して放送行くわけにもいかないが、他グループを動かしたい人もいるだろう
そこで提案なんだが、いっそ放送の間隔を12時間にしちゃわないか?
>>810 >>791が紹介してほしいと言っているからいいんでないの?
ひょっとしたら他の参加者と遭遇させたい人がいるかもしれないし。
出展作品】TWIN SIGNAL
【名前】シグナル
【年齢/性別/属性】16才設定/男性設定/ 人間型MIRA製シリウス搭載ロボット
【家族構成】音井家及び<A-P>やその他のロボットと同居している。なお他のAナンバーズからは弟扱いされている。
【原作での役割・所属】アトランダムナンバーズ<A-S> SIGNALであり主人公、戦闘型ロボットとして開発された。
そのナンバーから一部から『エース』とも呼ばれる。
【恋愛】エララに一目惚れしているが、エララの兄のコードに妨害されている。
【一人称/口調】ぼく/熱血漢の青年な口調
【見た目】細身の青年、アメジスト色の長髪、アメジスト色の瞳。足や腕に金属質の部分がある。ジャケットを着ている
【性格】熱血漢で情に厚い、まっすぐで一本気がある
【名(迷)台詞】
「信彦はぼくの兄弟だ弟だ!!」「ぼく達は道具なんかじゃないんだ。こんなことは許しちゃおけない」
「愚か者への警告!弱き者への救援合図!そう!ぼくの名はシグナル!」
【仲間(及び関係)】
アトランダムナンバーズ開発関係者及びアトランダムナンバーズは<A-Q>シリーズ・QUICK及びクエーサー博士を
除きすべて味方である。
【敵(及び関係)】
<A-Q>シリーズ・QUICK及びクエーサー博士にAナンバーズや人間型ロボットの抹殺計画の対象とされている。
【特技・必殺技】
格闘能力、特殊な波長の光を吸収してエネルギーを発する結晶体『SIRIUS』を動力源として搭載しており
伸縮しそれ自体が記憶能力のある特殊金属『MIRA』で構成されている。自己修復が可能
MIRAの特性を利用した変形によるパワーアップが可能 <A-C> CODEとの融合し、高い戦闘能力を持つ『シグナル・コード』となる。
電脳空間においては、本来ならばコードしか使用できない、切ったプログラムを消滅させる『細雪』を使いこなせる。
【身体能力】
不調の状態でも男性一人ぐらいを山を越えたところにある隣町まで運べる。
塔から落下するエララをアクロバティックな動きで助けたことがある。
だが、エネルギー源である『SIRIUS』を失うと、通常通りの戦闘を行うと、エネルギー不足に陥る。
(ちなみに『SIRIUS』は左胸にある)
【攻撃力】
三倍ほどのサイズのロボットと力比べをしても負けない。
主な攻撃はキック・パンチ。
【防御力】
落石の直撃を受けても機動力に影響がない。
人間なら即死する可能性のある高い崖から落ちても打ち付けた部分以外はダメージがなかった。
【素早さ】銃弾を素手で叩き落したりマシンガンの雨、レーザーを避けたりできる。
【戦闘能力】
ロボットプロレスに影響された音井教授が造ったので格闘プログラムが組まれている
最新型の戦闘用ロボットであるのでAナンバーズ以外のロボットに敗北したことがない。
【殺人経験】なし(ロボットを破壊したことならある)
【備考】音井信彦がクシャミをすると幼児型に変形する。なお青年型は幼児型の記憶を覚えていない
お化けが怖い。熱血漢な兄貴みたいなプログラムを施されている。
新しい素材を使い、見た目だけではなく感情面・思考面においても人間のようなロボットとなっている。
一応シグナルも補完したが、信彦が居ないしシグナルは出番がないんじゃないか?
>>814 良いなら考えるが。
用語解説
【MIRA】
シグナル他数体に使用されている特殊金属。
正式名称「内帰性調律鉱態」
自在に変形し、記憶能力を持つ。
(この為、SIRIUSを動力源としているシグナルは小さな傷なら自己修復できる)
取り扱いが難しく、今のところ扱えるのは音井教授及び<AE-1α>・<AE-1β>のみ。
【SIRIUS】
シグナルのエネルギー源である結晶体で、正式名称は
「斉調化陽光郡の集束による珪素質性動力再生晶体」
別名「光変換性偏軸結晶」
太陽光を吸収して、内包する情報をそのままにエネルギー化する。
MIRA同様、取り扱いが難しい。
【出展作品】TWIN SIGNAL
【名前】エララ
【年齢/性別/属性】17才設定/女性設定/人間型看護専門ロボット
【家族構成】
トッカリタウンでは養父と暮らしていたが、シンガポールでは製作者であるDr.カシオペア・兄のコード『<A-C>CODE』、姉であるエモーション『<A-E>EMOTION』、
双子の妹であるユーロパ『<AE-1β> EUROPA』、ユーロパの恋人のアトランダム『<A-A>ATRANDOM』と暮らしている。
【原作での役割・所属】
アトランダムナンバーズ『<AE-1α> ELARA』でありヒロイン、主に人の治療やロボットの整備をする。
【恋愛】シグナルに惚れられているが本人は気付いていない。
【一人称/口調】私/丁寧な女性の口調
【見た目】亜麻色の長髪と緑の瞳を持つ、桃色のリボンつきの帽子を被り、ゆったりした服を着ている。身長158cm、体重45kg
【性格】優しい女性の性格、ただしドジなところや思い込みの激しい部分がある。芯が強い。
【名(迷)台詞】
「けんかはダメです〜〜ッ!!」
【仲間(及び関係)】
アトランダムナンバーズ開発関係者及びアトランダムナンバーズは<A-Q>シリーズ・QUICK及びクエーサー博士を
除きすべて味方である。
【敵(及び関係)】
<A-Q>シリーズ・QUICK及びクエーサー博士にAナンバーズや人間型ロボットの抹殺計画の対象とされている。
【特技・必殺技】医療技術及びロボットの修理・MIRAを扱える
【身体能力】女の子一人を抱えたまま助走なしで10mの距離をジャンプできる。
【攻撃力】かまどを作れるぐらいの石を一片に抱えられる。
【防御力】瓦礫の崩落から大人の男を庇うぐらいの頑丈さはある。
【素早さ】普通の人間よりは高い。
【戦闘能力】普通の人間よりは高いと思われる。
【殺人経験】なし
【備考】エモーションのプログラムを元に、ユーロパと双子として作られた為、この3人は三つ子のような関係でもある。
自ら好んで戦闘する事は殆ど無く、どちらかというとよく敵を説得する。
【MIRA】 の最終行を
取り扱いが難しく、今のところ扱えるのは音井教授及び<AE-1α>のみ。
に変更。
ところどころにある『クォンタム博士』や『クエーサー博士』はDr.クエーサーの誤り。
紹介って、どのキャラ紹介しても良いのか?
それとも、割と古い作品だけ?
どのキャラでもOK
放送間隔を増やしたところで取り残されるのは同じだし
アイツ等なんとかならんもんかね?
ハチマン辺りを動かそうかと思ったりしたけど
鰤とアイズの動きに制約が出来そうだから下手にうごかせねえ。
>>770さんが誰を絡めるかも不明だしなあ…
このロワだとシグナルは
信彦以外のクシャミにも反応するってことになってたはず。
初めて聞いたな。放送でオルゴールに声色を使わせてクシャミさせたら面白そうって
ネタなら記憶にあるんたが。無理に変身させなくても、て雰囲気だったと思う
934 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2006/09/15(金) 10:36:08 ID:???
そういや信彦参加してないね。
シグナルは誰のくしゃみでも変身できた方がいいかな?
935 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2006/09/15(金) 10:44:05 ID:???
まあそれでいいとは思うんだよな、所でシグナルは一巻しか持ってないんだが
青年シグナルは最後までお化け苦手なんだろーか?
974 名前: マロン名無しさん [sage] 投稿日: 2006/09/16(土) 07:38:17 ID:???
シグナルの変身なんだが…放送毎にオル・ゴールが信彦の声でクシャミする
などとゆー外道な事を考えたり考えなかったり。
>>825なようなそうでもないような。
書き手さんに任せるってことでいいんじゃね?
どちらでも困るようなキャラじゃないし。
ネタだかどうだか分からないような少数のやりとりで原作設定を変更されてもな
SS内でそういう展開があるなら大歓迎だが、まだ書かれてないなら
原作準拠が普通じゃないか?
アクアみたく「他の二人は投票されてなかったから登場できない」なら
まだ納得いくんだけどなぁ。
仮に「ちび」で投票があったなら、アクアと同じだから納得できる。
でも「シグナル」で投票されて「ちび」しか登場できないっていうのは、
なんというかちょっと納得できないような…。
831 :
マロン名無しさん:2006/12/08(金) 22:00:22 ID:+qJ3Z0M7
1.アニメロワに書き手が引っ越した
2.元々書き手が(ほぼ)いなかった
3.実は書き手はたくさんいる。もうすぐ膨大な数の新作ラッシュでウハウハ
正解はどれだ
>>832 4.親父組を動かせないので他の組の話を考えても投下できない
に1票
>>832 少なくとも俺はアニロワには引っ越さなかったぜ
被りまくったからな!
>>833 たぶんこれが大正解
固定書き手は捨てハンの人(予想)を含め3〜4人か……
赤薔薇とアラシヤマ予約
キタ───って、志村ーッ!トリップトリップ!
スマン
改めて赤薔薇・アラシヤマ予約
ドドンマイ(AAry
超期待してまつ
さて、親父が絡まないところを見るに、喪男コンビの葬式の準備が必要になりそうだなw
【出展作品】王様の耳はオコノミミ
【名前】虎ノ宮キイチ
【年齢/性別/属性】16歳/男/人間
【家族構成】小学生の妹(両親は他界)
【原作での役割・所属】高校一年生にしてお好み焼き職人な新潟在住の主人公
【恋愛】クラス委員長の沙和(巨乳)といい感じ?・お金持ちの小学生にも好かれている
【一人称/口調】オレ/語尾に「ヤ」を付ける中途半端な関西弁(ヤを付ければ関西弁だと思っている)
【見た目】黒髪、○神タ○ガース柄の半纏と野球帽(横被り)、黒いエプロン、首にタオルをかけてる、つっかけサンダル
【性格】明るい馬鹿。お好み焼きのこと以外は何も考えてない。
(学校の机を勝手に改造して鉄板にして、授業中にお好み焼きを作ってるほどのお好み焼き馬鹿)
【名(迷)台詞】「なんたってオレには、お好み焼きの声が聞こえるもんヤ!」
「学校の授業より大切なこと…それがお好み焼きヤーっ!!」
【仲間(及び関係)】妹や友人たち(非参加)
【敵(及び関係)】お好み焼きでバトルしてる強敵たち(非参加)
【特技・必殺技】お好み焼き作り(お好み焼きの声が聞こえる)
【身体能力】【攻撃力】【防御力】【素早さ】たぶん一般男子高校生レベル
【戦闘能力】【殺人経験】無し
【備考】新潟風お好み焼きを作り、日本一のお好み焼き職人になるのが夢
お好み焼きの材料と鉄板が無ければただの高校生(ちなみに他の料理はまるっきり駄目)
841 :
マロン名無しさん:2006/12/11(月) 14:07:31 ID:oNReGjm1
ほしゅしてみる
ここを立てるのは尚早だった。
一度過疎った時点で落とせばよかったのに。100時間誰も書き込まなきゃ落ちるんだから。
そして改めて時機を見て立て直せばまた違った展開があったろうに……
バカが保守しつづけたもんだから半端に延命しちまってこの体たらくだ。
今からでも100時間誰も書き込まないことを提案するよ。
こういう奴よくいるよねw
ガンガンあげ!
あがってねー!
てか、
>>842の言う通りだな。
お前等書き込むなよ!絶対書き込むなよ!
お前ら初心に戻りすぎ
戻るのは初代スレ後半までにしてください
>>842 この程度の状態を乗り切れないならいくらやり直してもダメ
詰んでる将棋をどうやって乗り切るんだ
盤ひっくり返すくらいしか手はないぞ
これを詰むというなら、どうせ盤ひっくり返してやり直しても同じように詰むよ。
それに、リレー小説には飽きはあっても詰みはない。
ガンガンあげ!
1人ででも書ききってやるって豪語してる書き手もいるのに、何故台無しにしようとするかな
そりゃあ話す事が無くて暇なだけなのさ。
>>848は他ロワの迎えた真の詰み状態を知らないってことでFA
『対処』
「チッ」
ブリジット・アーヴィング・フロスハート、彼女はあれから一時間余り逃亡者の捜索を行っていたが未だ襲撃者
を見付ける事が出来ずにいた、彼女の敗因は自身の能力制限について無知であった事、最初に魔力で相手の
行方を探ろうとして時間を無駄にした為初動が遅れたせいだった。
ともあれ、これからどうするかを考える、名簿には自分の名前と写真があるが、確実に自分だと判断できる程
長々観察されていたのなら自分が気付かない筈は無いだろう、だとすれば相手が認識するであろうポイントは
@武器、A服装、B髪型の三点。
「血塗れでは他の参加者と交渉するにしても不利だな」
金属バットを放り出し自分の手を剣に変え、すっぱりと自分の金髪を切り落とす。
「思ったより消耗が大きいな、服装は…現状ではどうにもならん」
次に襲撃者が何処へ行くかを予想、一番可能性の高い町へ行く事を断念する。
付近の民家を拠点とするべく改めて北上するブリジットだった。
【E-2北部/1日目/1:25】
【ブリジット・アーヴィング・フロスハート@ヴァンパイア十字界】
[状態]:健康、短髪
[装備]:無し
[道具]:荷物一式
[思考]:1、D−2の民家に移動
2、刃蓮火、エセルバート高橋を探す
3、比良坂花雪と小松原ユキに接触
4、首輪を解除し、道化師を倒す
5、途中で死体があれば服の交換を検討。
[備考]:※赤薔薇が敵対するかどうか判断しかねています
※ユキの存在は主催者側の罠の可能性が高いと考えています
※ちんちくりんステッキ(金属バット)@ジャングルはいつもハレのちグウ
はE−2の何処かに放置
GJ!
これで残すは親父達か……
そこを乗り切れば無理矢理にでも放送いけるな
北東組もなんとか動かせそうっちゃ動かせそうだが
>>858 時間近いなおいww
自演してるみたいじゃまいか
西側で動けるのは支給品不明のフルート組がいたな、そういえば
取り敢えずもまいらがアイズ様なんぞどーでもいいと思ってるのはよくわかった。
漏れもナーw
アイズって結局原作で何やったっけ?
なんか色んな場所に意味ありげに現れて
神だの悪魔だの言いながら傍観してた記憶しかない。
>>861 失敬な。爆弾仕掛けたりしたじゃないか・・・理緒の作った。
役立たず王決定戦にエントリーできそうなほど何にもしてないのなw
ハーメルやしっとは現状の役立たず状態から汚名を返上し活躍できるようになるのかしらん
原作でアイズがやった事
・初登場で自分のリサイタル会場に爆弾を仕掛ける
・煮干
・ボール投げて当てる
・カノンに刺される
・奇跡の生還
・カノンに撃たれる
・歩に殴られる
アイズの見せ場ってどこですか?・・・orz
ちょw役立たずにも程がwwww
でも出番だけはたぶん歩とひよのとまどかの次くらいに多い罠
>・ボール投げて当てる
こう書くとアレだが漫画では格好良かったのにw
重傷人のクセして戦闘もできたりしたし。
まあ、基本的にへタレですが。原作だと。
あとこれも追加>原作でアイズがやった事
・火澄編での富樫・虎丸的ポジション
・歩賛美
話が進むごとに登場当初のDQNっぷりがなりを潜めたな
スパイラルは作中では凄い持ち上げられてるけど、よくよく考えたら具体的な事はほとんど何もしてないキャラ多いイメージ
清隆とか、清隆とか
城平氏の特徴なのかなぁ
スパイラルもヴァンパイアも、表現としてはなんかすごい感じなんだけど
それで結局読者が見える限りで何したの?っていうと
なんかそれ程でもないというか、いまいちよくわからない
まぁ清隆やらヤイバやら赤薔薇やらは、実際に何したかが大切なんじゃなくて
舞台装置として必要って感じなんだろうな
ストラウス予約まだー?
よくも悪くものんびり行こう。過疎ってるのは今更のことではないし。
さてと、あげるか
予約したのに全然投下できなくてごめん
19日に投下する
age
877 :
マロン名無しさん:2006/12/19(火) 19:34:58 ID:X/O/2t10
ほしゅ……
保守
('A`)
>>874 せめて、延期するとか一言書いていってくれよ・・・
882 :
マロン名無しさん:2006/12/24(日) 12:46:49 ID:PCNR2AX+
上げますね
赤薔薇予約した者だが、スマンが予約を一旦取り消す。
ネタは有るが、なかなか纏まらない。
ついでに単行本を紛失したので、買って来て、誰も予約してなければまた予約する。
お前この二週間以上なにしてたの? PCも携帯も使えなかったの?
今さら連絡いれるくらいなら永遠に消えててくれよ。
885 :
マロン名無しさん:2006/12/25(月) 04:46:05 ID:sVCu6BMD
荒らしとマルチポストはスルーで。
書き手は必ず帰ってくる
年末年始くらい催促無しでマターリいこうや
帰って来るのは年明けでかまんだろ
889 :
マロン名無しさん:2006/12/28(木) 22:59:09 ID:oZvcYQyr
補習
さげ
(゜□゜)
保守がてら
【出展作品】「南国少年パプワくん」「PAPUWA」
【名前】祇園仮面アラシヤマ
【年齢/性別/属性】28歳(PAPUWA)/男/人間
【家族構成】不明・師匠はマーカー
【原作での役割・所属】「南国少年」ではガンマ団所属の元殺し屋で主人公のライバル→仲間
「PAPUWA」ではお仕置き集団ガンマ団の戦闘員で主人公サイドの仲間
【恋愛】同僚の妹にほのかな好意を寄せられている様子
【一人称/口調】舞妓風の京都弁。一人称「わて」、語尾に「〜どす」「〜え」を多用
【見た目】黒髪黒目、長い前髪で右目が隠れている
【性格】根暗、引きこもり、対人関係に乏しい、親しい(と思い込んでいる)人以外には冷淡だが、パプワ島へ行ってからは多少の変化あり
【名(迷)台詞】「おたべは京都のクロワッサン」「フッ…子供だろーとわては容赦しまへんで…」 「日々ストレスで胃を痛めとるわてにとって、血ィ吐くなんて朝メシ前どすえ!」
【仲間(及び関係)】ガンマ団の同僚たち(非参加)
【敵(及び関係)】心戦組・山南派(非参加)
【特技・必殺技】自分自身が発火して火を敵に放つ。平等院鳳凰堂極楽鳥の舞、炎龍拳など
【身体能力】軍人としては上級程度
【攻撃力】発火能力で、数秒で池の水を干上がらせた描写あり
【防御力】ガンマ砲を食らっても死なない
【素早さ】木々の枝の上を飛びまわれる程度
【戦闘能力】(自称)ガンマ団ナンバー2、超能力持ちとしては中の上
【殺人経験】作中に描写はないが、24歳までは殺し屋
【備考】人間の友達が居ないため、デッサン人形に「トージ」と名づけて友人として扱っている。本当は人間の友達も欲しい。
こんなかんじ?
2007年内に完結しますように
ネンガ様は大念星の術を使った
全てが吸い込まれて終わった
糸冬
終わらんよ
1人ででも書ききると言ってのけた書き手もいるし
じゃあ、新作SS期待保守
【出展作品】「ヴァンパイア十字界」
【名前】ローズレッド・ストラウス
【年齢/性別/属性】約1000歳/男/ヴァンパイア
【家族構成】正妻(封印→復活)、義理の娘。(前妻とその娘は死亡)
【原作での役割・所属】元はヴァンパイアの王だったが、国を滅ぼした女王を復活させようとしているとして、ダムピール達やブラックスワンに狙われていた。
【恋愛】女王と義理の娘とブラックスワン(敵)に好意を寄せられている。当人は前妻を愛している
【一人称/口調】一人称「私」王様口調
【見た目】金髪碧眼、肩まで届く程度の髪、中肉中背
【性格】責任感が強く、家族や血族を大切にする。王として、大きな目的(平和)の為の多少の犠牲は眼を瞑る。割と達観
【名(迷)台詞】
【仲間(及び関係)】レティシア(悲参加)
【敵(及び関係)】ブリジット(赤バラの義理の娘だが、ダムピールのリーダー)、花雪(ブラックスワン)、蓮火(ダムピール・ユキを殺された)、エセルバート(ダムピール)、小松原ユキ(ブラックスワン)
(非参加)
【特技・必殺技】惑星間飛行
【身体能力】
【攻撃力】星を砕く
【防御力】ヴァンパイアなのに、太陽光下・宇宙空間にて生存可能
【素早さ】
【戦闘能力】
【殺人経験】あり
【備考】
だれか空欄頼む
897 :
マロン名無しさん:2007/01/04(木) 00:52:42 ID:cEKC3Vjo
ほしゅる時
898 :
マロン名無しさん:2007/01/05(金) 21:06:19 ID:iLX0CkY9
はっはっはっ
またage保守する阿呆が出没するようになったか。
誰も書かなくなって過疎りだしてからだな
普通に人いる時は出没してなかった
902 :
マロン名無しさん:2007/01/08(月) 12:58:35 ID:LB4Q9wTz
ん
書き手、完璧逃げたな
904 :
マロン名無しさん:2007/01/10(水) 00:42:03 ID:YQcjHy2i
そんなことはない
嘘だ!
あなたはそこにいますか?
もういいよ。保守するな。
赤薔薇とアーデルが本気で月と同じ大きさの宇宙船を楽勝で壊して「大した疲労もない」以上、ケストラー以上は確実になった。
もう破綻したよ、このロワは。ケストラーに何十万のリトル・モーラを一瞬で撃墜する力があるならやってみろ。
908 :
マロン名無しさん:2007/01/12(金) 17:22:32 ID:tRVebXEK
まけるものか
909 :
マロン名無しさん:2007/01/13(土) 18:28:34 ID:qFCFj/ww
おわらんよ
910 :
マロン名無しさん:2007/01/14(日) 20:26:27 ID:3tuqp9l4
つづく
>>907 ラノベでもメフィストが一参加者になってるし、まだ続行不可能な破綻じゃないよ
912 :
マロン名無しさん:2007/01/16(火) 17:34:50 ID:YHxgiY2Q
保守
そもそも参加者>主催者のロワなんかいくらでもあるしww
ていうか厨設定自体(ry
まあ書かない奴がどんだけ無責任にほざいたところで無意味なんだけどねw
逃げた書き手の方が遥かに無責任だよ、特にあの人。
「一人でも完結させる」と言った奴>>(越えられない壁)>>読み専>その他書き手
このぐらい責任に差がある。
出て来て下さいよ、一人でも完結させてくれるんでしょう?w
あいつがそんなことを言い切って率先して開催に踏み切ったんだよな。
口だけにも程があるだろ。
ここらで一旦、幕を下ろしたらどうかね? 参加作品の選考あたりから道を誤っていた気もするしな。
ぶっちゃけた話、需要が無いから過疎るわけで、需要があればまたいつの日か開催されるだろうよ。
えーでもまだ破綻してないとか終わらないとか言ってる人がいるよー?w
客観的に見て、破綻はしていない
が、スレが復活することも絶対にないw
破綻だけが潰れる原因じゃないんだ、諦めとけw
あきらめたらそこで試合終了ですよ
1人でも完結させる書き手がここにはいるじゃないか
自分は何もしないで他力本願でも存続させようとは素晴らしい乞食根性だな
それにそんな奴がいるんなら連れて来いよ
俺はage保守してた馬鹿がそうなんじゃないかと思ってるんだがね
何事も諦めが肝心さ。お前らは良く頑張ったよ。このままスレがなくなってから半年くらいして
「先生、ガンガンでロワがしたいです」とか言えるのなら、もう一度スレを新しく立ち上げてみるといい。
その時はもっと落ち着いて準備して開催できるはずだ。そうすれば今回の二の舞にはならないと思うよ。
んじゃ追悼がてらよかったSSの話や改善すべきだった点をsage進行で嘉太郎か
>>924 いや、現状を乗り越えられんようでは、何回やってもちょっとの不満で頓挫しそうだが
>>922 そいや大口叩いたその馬鹿の鳥って判明してたっけ?
>>927 じゃあ頑張って乗り越えてくれ。
何もしない奴が偉そうに。
やり直せば今度は上手くいくと思ってる方が救えないよ
口だけで結局は他力本願な奴こそ救えない。
やり直さなくていいから永久に消えようぜ。
なんだ、スレが進んでるから覗いてみれば荒れてるな。
ま、現状からすると終了意見は妥当かつ順当だな。
どうしても続けたい人たちはしたらばでやればいいと思うよ。
読み手によるバトロワスタート?
せっかくだし1000くらいは行っとくか。
936 :
マロン名無しさん:2007/01/21(日) 11:58:15 ID:4dNSpvOM
ふっき
梅
ume
939 :
マロン名無しさん:2007/01/22(月) 20:42:59 ID:IbCEhNqR
次やるなら1年はブランク開けようね。
まだ続き書きたいな
書けば? まだ60レス残ってるよ?
942 :
マロン名無しさん:2007/01/25(木) 18:43:16 ID:iVXyFrhh
おもいだした
1000まではいっとこう。
944 :
マロン名無しさん:2007/01/28(日) 21:33:03 ID:7F1gZmFA
ほしゅ
ume
牛歩のように
ほ
ただ1000のためじゃなく。
今書いてるの終わったら一本書くよ。
継続のためじゃなく最期の手向けに。
sage
950 :
マロン名無しさん:2007/02/04(日) 23:41:33 ID:r+2uf4OF
けいぞくちゅう
saげ
952 :
マロン名無しさん:2007/02/08(木) 11:39:31 ID:MYiu7c0J
ふっかつのとき
さ
いむ