今年6月には「30代未婚男」が出版された。主著者の大久保幸夫リクルートワークス
研究所長(45)は「結婚できない男」が話題になる理由を「数年前から未婚で子どものいない
女性の問題ばかりがメディアをにぎわしてきたが、なぜか男性はさほど問題にならなかった。
考えてみればおかしな話で、ようやく今、そこに気づいたのではないか」と語る。
同書によると、男性未婚率は90年代から急速に伸びている。30代前半で約半分、同後半でも
4分の1だ。00年の国勢調査の42・9%という数字をもとにしている。ずいぶん多いが、都市部に
なるとさらに高い。30代男性500人を対象にした調査で、「一生結婚するつもりはない」と回答
したのは5・8%という数字もあり、2050年には、50歳の男性未婚率は「3分の1に上りそう」という。
これほど多くの男性がやがて独居老人になるとしたら、やはり人ごとではない。(
>>2-10につづく)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/news/20060912dde012040042000c.html