ネギま対好きな作品・オリ小説スレ

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1マロン名無しさん
ネギまと好きな作品(映画でもゲームでも何でもOK )でリレー方式小説を書いてください。
じゃあ後はよろしく
2マロン名無しさん:2006/07/26(水) 19:56:38 ID:???
ネギ「出たなショッカー!!」
3マロン名無しさん:2006/07/26(水) 20:06:28 ID:???
「イーッ!!」
4マロン名無しさん:2006/07/26(水) 21:17:49 ID:???
迫る〜ショッカー〜地獄の軍団〜我等を狙う黒い影〜世界の平和を守るため〜
来たぞ〜我等のガオガイガー♪♪
5マロン名無しさん:2006/07/26(水) 21:41:28 ID:???
ネギまである必然性が無いよな
この流れは
6マロン名無しさん:2006/07/26(水) 21:57:06 ID:???
日本極東の島国・・・俺達はくせぇ野朗共を追ってこんな所に居る。

学園長  「お〜お、来たかね、超常現象調査局の面々」
???  「なんでこんなとこに来なくちゃいけねぇんだ?」
???  「口が過ぎるぞ!私はブルームです、彼は・・・」
???  「ヘルボーイだ、レッドって呼んでくれ」
学園長  「ブルーム教授それからレッド、して事態は深刻なので?」
ブルーム 「悪魔達がこの麻帆良市内に20匹、いずれも強力な悪魔です」
ヘルボーイ「で俺達がそいつ等とダンスパーティーしに来たって訳だ」
学園長  「これは大変失礼なんだが・・・・・・彼も悪魔なのでは?」
ブルーム 「ご安心を彼は人間として育てられ人間として生きたいと願っております」
学園長  「分かりました・・・あなた方のパートナーを紹介しましょう、入りなさい」

学園長室のドアが開くと背の小さい金髪の少女が部屋に入ってきた。

エヴァ  「何の用だ?じじい・・・?悪魔か」
ヘルボーイ「うそだろ?こんなガギンチョ相棒に出来るかってんだ」
エヴァ  「誰がガキだと・・・チョンマゲハゲ」
ヘルボーイ「ガキ!!」
エヴァ  「ハゲ!!」
ヘルボーイ「チビ!!」
エヴァ  「チョンマゲ!!」
ブルーム 「やめなさい!!二人とも」
学園長  「(大丈夫かの?・・・・・・この面子)」
 
7マロン名無しさん:2006/07/26(水) 23:48:21 ID:???
ネギ「・・・はっ、夢か。変な夢だったな」
8マロン名無しさん:2006/07/27(木) 00:11:50 ID:???
その時、さよが虚になった!
9マロン名無しさん:2006/07/27(木) 00:12:27 ID:???
朝倉「焼き払え!」
10マロン名無しさん:2006/07/27(木) 00:24:29 ID:???
そのとき、異変が起こった。
11マロン名無しさん:2006/07/27(木) 00:35:59 ID:???
ネギ「元気玉!!」
12マロン名無しさん:2006/07/27(木) 00:36:59 ID:???
タカミチ「気円斬!!」
13マロン名無しさん:2006/07/27(木) 00:44:22 ID:???
のどか「DB厨氏ねよ」
14マロン名無しさん:2006/07/27(木) 00:50:18 ID:???
ヘルボーイはエヴァ共にログハウスに行く様にブルームに命じられた。
ログハウスに着くと茶々丸がエヴァとHBの為に紅茶の準備していた。

エヴァ  「何故貴様の様な奴と組まねばならんのだ?」
ヘルボーイ「俺もガキと組む趣味はねぇんだけどな」
エヴァ  「それで?お前達は何がしたいんだ?本当の目的はなんだ?」
ヘルボーイ「あぁ〜ネギ・スプリングフィールドだっけか?」
エヴァ  「!」
ヘルボーイ「そいつと接触するのが俺の仕事だ」
エヴァ  「奴はまだ子供だぞ?」
ヘルボーイ「だが魔法使いだろうが、お前も吸血鬼の真祖だっけか?」
エヴァ  「よく知っているな・・・」
ヘルボーイ「アメリカ舐めんじゃねぇよ・・・」
エヴァ  「貴様はネギに何をするつもりだ?」
ヘルボーイ「ナギ・・・」
エヴァ  「!!」
ヘルボーイ「悪魔を使役しているのナギって男だ・・・知ってるだろう?」
エヴァ  「ナギがこの町に来ている?」
ヘルボーイ「俺達はそいつを探しているんだ」
エヴァ  「そうか坊やは餌か・・・」
ヘルボーイ「察しがいいじゃねぇか」
エヴァ  「ふん貴様よりはな(ネギが来ている訳が無い・・・)」
15マロン名無しさん:2006/07/27(木) 01:12:41 ID:???
そしてのどかは死んだ
16マロン名無しさん:2006/07/27(木) 07:45:34 ID:???
あげ
17マロン名無しさん:2006/07/27(木) 22:26:55 ID:???
エヴァ  「さて・・・どうしたものかな・・・」
ヘルボーイ「エヴァ、とりあえずネギに会わせてくれ」
エヴァ  「いいだろう丁度ここに来る事になっている」
ヘルボーイ「なら待たせてもらおうか・・・!」
エヴァ  「どうした?アッ!!茶々丸!!」
茶々丸  「なんでしょうかマスター」
エヴァ  「こんな物を家に入れるな!!」

エヴァの手には首根っこを掴かまれた猫が持っていた。

茶々丸  「そんな風にもったら・・・」
ヘルボーイ「可哀想だろうが!!!!!!!!!」
エヴァ  「えっ!!」

ヘルボーイはエヴァから強引に猫を奪い優しく抱き抱えた。

ヘルボーイ「猫はこう抱くんだ」
エヴァ  「あ・・・ああ」
茶々丸  「手馴れていますね、猫がお好きなんですか?」
ヘルボーイ「ああ、俺の部屋には何十匹も猫が居るぜ」
茶々丸  「羨ましいです、毎日楽しいですか?」
ヘルボーイ「ああ、猫に子供なんか出来た日にゃ親の気持ちになるぜ」
茶々丸  「いいな・・・」
エヴァ  「!そんな顔で私を見るな!!」

18マロン名無しさん:2006/07/28(金) 02:15:42 ID:U1t6kclF
ヘルボーイって何?
19マロン名無しさん:2006/07/28(金) 07:08:42 ID:???
地下研究室に三人の影があった。
超「では早速実験を始めるネ。」
刹那「一つ確認するが本当に安全なんだろうな?」
超「ワタシを誰だと思ってるネ。無事終了すれば現実に戻れるヨ。」
超の実験とはバーチャルトレーニング。仮想空間での戦闘シュミレーションの実験。
これが成功すればより実践に近い修行ができ戦闘力が大幅に上昇する。
超「でわ刹那サン。このカプセルに…」
カプセルに入ると手や足、頭など体のあらゆる所にコードを取り付けられた。
すべて付け終えるとカプセルの蓋がゆっくりと閉じられた。
超「準備OKネ。ハカセ、CD-ROMを。」
ハカセ「えーとこれですね。」
ハカセは無造作に置かれているケースから一枚のCDを取り出しパソコンのトレイを開けた。
超「…!!ハカセそれじゃないネ!!」
ハカセ「えっ!?」
超が叫ぶも時既に遅し。CDはパソコンに吸い込まれていった。
ハカセ「…な、何のCDだったんですか?」
ハカセが恐る恐る聞く。その質問に対し超は溜息を一つ吐くと口を開いた。
超「…ゲームネ。」
ハカセ「え?」
超「とあるゲームネ。…まぁ刹那サンにとってはいい訓練になるはずだから結果オーライネ。」
20マロン名無しさん:2006/07/28(金) 07:09:15 ID:???

刹那「ここは…?」
刹那は山道に立っていた。気付いたらここにいた。
刹那「服装も神鳴流のだし…取り敢えず実験は成功か…。」
だが刹那は腑に落ちない事があった。それは超から聞いた場所と違う事だ。
超が言うには市街地戦を想定した場所と聞いたのだが、見れば木ばかりである。
刹那「考えても仕方ないし、取り敢えずあるこう。」
しばらく歩くと道が二手に分かれている。左は橋。下は綺麗な川が流れている。
真ん中は普通の道。遠くに微かに鳥居が見える。右には畑?らしき物。大根が植えてある。
どの道にしようか迷ってる時橋の方から悲鳴が聞こえた。見ると一人の女性が四人の男に追われていた。
刹那(訓練でこんな事?でも一般人を守りながら戦うのもアリか…。しかし皆着物とは。やはり何かおかしい。)

すず「だ、誰かたすけてー!」
坪八「へっ。逃げられねーよ。」
必死で逃げるすずという娘。女性が男四人から逃げるのは至難の業だ。ましてや動きづらい着物を着たらなおのこと。
すず「い、嫌っ!!」
坪八「まったく。手間取らせやがって。」
追い詰められたすずをヒョイと担ぐ坪八という男。上半身裸で刺青だらけ。頭には一発と書いてある。明らかにソッチの人だ。
刹那「まてっ!!」
チンピラ1「あ〜ん?なんだテメェーは!?」


21マロン名無しさん:2006/07/28(金) 09:43:52 ID:???
期待アゲ
22マロン名無しさん:2006/07/28(金) 10:18:09 ID:???
>>19->>20
侍シリーズネタ?
23マロン名無しさん:2006/07/28(金) 16:42:03 ID:???

                ,-‐,,ii||||||||||||ii、-、
 `゛!!!iiiiiiiiiiiiiii;;;;;;;;;;,,,,,-‐/ i||||||||||||||||||||||||i ヽ‐-、,,,,,;;;;;;;;;;iiiiiiiiiiiiiii!!!"´
    '''''!!!!!|||||||||||||/   i|||||  |||||||||||||||||i   ヘ|||||||||||||!!!!!'''''
       ''''''''!!!!!I/   ||||||  ||||||||||||||||||   `iI!!!!!''''''''    /Vー-へノ\ノ\ノ\ノ\
           ヽ,   !|||||||||||||||||||||||||!"   〈      ノV               \
─────----了     ゛!!||||||||||||||!!"     `ヽ---─く
 |    |    | `ゝ.__       ̄Y ̄     ___ノ   ノ   
 |    |    |  ,| ]下ミ ̄`。、_|_;'。´ ̄7エ"┬| |  ノ絶対に許さんぞ虫けらども
 |    |    |  |└、 トミミi─'´<_,l、三´,E=|#ナノ |  )  
 |    |    |  | | `ヽトミ||^=====^|E彡/  ' | | |<じわじわとなぶり殺しにしてくれる!
、 |    |    |  | | ーヾミ||]⌒i⌒「|ソ‐'-─/ / |  )   
  ヽ、  |   /^‐━, \_ `、`===='',/  _/ /\ |  └、
    ヽ、 | /ノ―、='、 \_二二`─´二二_/    \   Vヽ
      ヽ/´ /  / ̄`i、    ̄|| ̄        / \    ヽ/ ̄ ̄ヽノ⌒Vー-、/⌒V
      ノ  丿   l   | `i---┼-----------'´
      |   〈 l   〈 〉  |
      ゝ         ,/
24マロン名無しさん:2006/07/28(金) 17:30:27 ID:???
超  「・・・う〜んやっぱり刹那さんには侍がマッチするネ」
ハカセ「超さん一杯ゲームソフト持っているんですね」
超  「・・・・・・これ色々なソフトに入れ替えたら面白そうネ」
ハカセ「・・・・やっぱりやりたくなりますよね〜」
超  「何にするネ」
ハカセ「これはメタルギ・・・」
超  「それは大人の事情でダメネ」
ハカセ「えーと・・・・・・グランドセフトオー・・・」
超  「それは多分色々な規制に引っかかるネ」
ハカセ「えー・・・魔法先生ネギ・・・」
超  「それは意味無いネ」
ハカセ「えーとこれはどうでしょう大神・・・」
超  「それもメタルギアと同じ理由でダメネ」
ハカセ「えーと・・・バイオハザード・・・」
超  「刹那さんが行くとラクーンシティーも消滅せずに済みそうだからダメネ」
ハカセ「テイルズオブジア○スとかどうですか!!」
超  「それはロード地獄ネ、ロード時間でご飯が食べられるネ」
ハカセ「・・・・・・あっ!これどうです」
超  「・・・なるほど・・・面白そうネ」
ハカセ「1、2、3、新どれにします?」
超  「結局和風ネ・・・まいいネ、侍が進んだら適当に任せるネ」
ハカセ「そうですね」
超  「じゃあよろしくネ」


25マロン名無しさん:2006/07/29(土) 00:13:19 ID:???
刹那   「私の事などどうでもいい!!その手を離せ」
チンピラ1「離さなかったらどうするんだぁ!!あぁ?」
刹那   「この場で成敗してくれる!!」
坪八   「やってもヴぁbcjdhjhfjdfjjdhrjhj」
刹那   「!?」

刹那の周りの景色が突如テレビの砂嵐の様になった。
そして周りの景色が安定するとそこはさっきまで居た場所ではなかった。
そこはまるで昭和のノスタルジックな景色になっていた。

刹那  「今度はなんだ?ここは・・・昭和か?市街地戦といっても昭和の町並みでやって意味があるのか?」
??? 「待て!!逃がさないぞ!!」
??? 「待てと言われて待つ奴がいるか!!来い!!モンスター!!」
刹那  「・・・へっ?」
??? 「よ〜し!!来るんだ鉄人!!」
刹那  「へっ?」

刹那の足元から轟音が響いてきた、刹那が急いでその場から飛びのくと地面が割れ巨大な何かが飛び出してきた。
それは樽から手足が生えたような格好をしたロボットであった。
そして空からは巨大なロボットが飛んできた。
巨大なロボットは地面から出たロボットの近くに着地した。

刹那  「なんだこりゃ〜!!!!!!」
??? 「正太郎今日こそは決着をつけてやる!!」
正太郎 「望むところだ!!行くぞ鉄人!!」
鉄人28号「ガオォォォォォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


26マロン名無しさん:2006/07/29(土) 00:53:22 ID:???
>>20

チンピラ1「あ〜ん?なんだテメェーは!?」
いかにも頭の悪そうな奴がチンピラの定番の台詞を吐く。
刹那「その人を放してください。」
チンピラ2「なんだテメェ。正義の味方気取りかぁ!?」
刹那「悪い事はやめてください。」
チンピラ3「うるせぇ!やっちまえ!!」
あくまで冷静に相手を刺激しないよう丁寧にお願いしたが所詮相手はチンピラ。そんなのが通用するはずがなかった。
お約束の逆ギレである。チンピラ三人が刀を抜き襲いかかって来た。
刹那は目を瞑り夕凪に手を掛ける。深く息を吐き目が見開かれる。同時にチンピラ達の動きが止まった。
そして力なく倒れていく。それは一瞬の出来事だった。そしてそのまま刹那は坪八を睨みつける。
坪八「チッ。しょうがねーな。」
坪八は刀を抜くと一気に間合いを詰めてきた。
坪八「オルラァァー!!!」
下段の構えからの変則的な突き。予想以上の突きのスピードに慌てて防御する刹那。
ガキィィッ!
攻撃は止めたもののかなりの衝撃だ。手にかなりの痺れが残った。
刹那(凄いパワーだ!これは中途半端な防御はでき…)
冷静に分析していたが突如襲った腕の衝撃で中断された。坪八は突きの体勢から回し蹴りを放ったのだ。
坪八の蹴りは刹那の腕に当り構えが崩された。完全な無防備状態でさらに馬蹴りで上に飛ばされた。
刹那「ぐっ!!」
下では坪八が既に切り上げる体勢を作っていた。
刹那(空中では避けれない!いや、避ける事を考えるな!攻撃が最大防御だ!)
27マロン名無しさん:2006/07/29(土) 01:04:32 ID:???
刹那が坪八相手に手こずるかな?
28マロン名無しさん:2006/07/29(土) 01:34:06 ID:???
>>26
刹那はそのまま一回転して坪八に切りかかった。重力、落下スピード、回転の勢いで凄まじい威力の攻撃。
坪八「!!」
予想外の相手の対応に咄嗟に横っ飛びで避ける坪八。
坪八「おめぇ中々やるじゃねーか。普通なら今のであの世行きだぜ?」
刹那(たしかに今のは危なかった。さっきのチンピラとは全然格が違う。ここは本気でいかなくては・・・。)
そう思い気を練り始める刹那。しかし・・・。
刹那(気が練れない!?そういえば翼も出せない?何故だ!?)
坪八「オラァ!」
刹那「!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

超「・・・これを繋いで、よし!出来たネ!」
ハカセ「うわぁ本当に刹那さん戦ってますね〜。」
巨大なスクリーンに映されたのは刹那の戦闘場面だった。
ハカセ「大分てこずってますね〜?空飛んだり『○○剣!』みたな奥義使えば良いのに。」
超「いや。それは無理ネ。このゲームに空飛んだり衝撃波みたいなシステムはないネ。」
どうやら超の作った機械は忠実にゲームを再現させようとしているらしい。
ハカセ「という事は・・・。」
超「気は使えないって事ネ。つまり今の刹那サンは女子中学生の身体レベルのそれネ。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
29マロン名無しさん:2006/07/29(土) 02:35:50 ID:???
辺りに金属音が響き渡る。
刹那「くっ!」
坪八「オラオラ!どうしたぁー!」
先程の重い攻撃とはうって変わって素早い連続攻撃。刹那は防戦一方だ。
刹那(攻撃は軽いが一発でも喰らえば二発、三発と一気にやられ・・・ん?)
大分目が慣れてきていくらか余裕ができたのか、刹那はあることに気付いた。
刹那(攻撃にパターンがある?)
試しに防御してみる。
坪八「オラ!」
坪八は刹那を押し体勢を崩す。
刹那(やっぱり!という事は次は突きか切り上げ。横に避ければ・・・!)
予想通り坪八は切り上げた。攻撃が分かれば避けるのは容易い。刹那は迷わず横に避けた。
坪八「何!?」
刹那はそのまま坪八の喉下に刀を突き付ける。
坪八「ま、参った!勘弁してくれ。」
刹那「・・・まあいいでしょう。」
ゆっくりと夕凪を鞘に納めると坪八も立ち上がり刀を納める。
坪八「へへっ。ありがとよ。アンタ強えーな。名前は何て言うんだ?」
刹那「桜咲刹那です。」
坪八「そうか・・・。どうだ刹那、おめぇ黒生家に来ね―か?」
刹那「黒生家とは何ですか?」
坪八「ここら一帯を治める武家だ。どうだ、一緒に来ね―か?」
刹那(武家ということはやはり現代ではないようだ。しかしまだ情報が少なすぎる。ここを治めると言うことは
   おそらく色々な情報が手に入るはずだ。)
刹那「いいでしょう。行きましょう。」
それを聞いた坪八は嬉しそうだった。
坪八「よ〜し決まりだ!それじゃ後で屋敷に来い。じゃあな。」
そう言い残すと坪八はとっとと帰ってしまった。
30マロン名無しさん:2006/07/29(土) 18:38:04 ID:???
刹那何気に悪党ルート選んでるしWW
個人的には2の方が好きなんだが
あと1,2,3、新って何の事?
31マロン名無しさん:2006/07/30(日) 01:05:10 ID:???
こころ〜オナニーに例えよう♪
手嶋、案外微妙だよ♪演技も顔も
後はよろしく
・・・・・・なんか侍とかヘルボーイとか鉄人とか・・・マニアックなスレだな
・・・立てたの俺だけど
なんかこう・・・だれか・・・ネタプリーズ
32マロン名無しさん:2006/07/30(日) 01:23:59 ID:???
???  「いいか?ここだぞ」
???  「こんな所に本当に入るのか?ダニー」
ダニー  「嫌か?ラスティー」

ラスティーと呼ばれた男はハンバーガーを口にしながら言った。

ラスティー「ここに本当に凄い物が眠っているんだろうな?」
ダニー  「間違いないさ・・・調べはついている」
ラスティー「麻帆良学園・・・楽しめそうだな・・・」
ダニー  「さて・・・・・・行くとするか」
ラスティー「教師として入り込むなんて大丈夫か?」
ダニー  「なに心配ない、ほんの数日だ」
ラスティー「じゃあ俺は仲間集めと行くか」
ダニー  「決行は」
ラスティー「2週間後」


33オーシャンズ・ネギ:2006/07/30(日) 11:56:43 ID:???
「コンコン」
学園長「入り給え」
ダニー「失礼します」
学園長「君がネギ先生の代わりの・・・」
ダニー「ダニー、ダニー・オーシャンです」
学園長「実に日本語が堪能でいらっしゃる、随分と勉強されたので?まるで日本で生まれ育ったかのようですな」
ダニー「いえとんでもない、まだまだですよ」
学園長「勉強熱心な方だ、貴方の担当は3-Aです、早速よろしくお願いします」
ダニー「分かりました」
「コンコン」
???「失礼します」

学園長室の扉が開かれるとそこには黒い長髪をした少女が立っていた。

学園長「木乃香すまんな」
木乃香「ええよ、この人がネギ君の代わり?」
学園長「ああそうだ、教室まで連れて行ってやってくれ」
木乃香「分かったわ、え〜と・・・」
ダニー「ダニーです、ダニー・オーシャン」
木乃香「ダニーさん・・・私は近衛木乃香です、よろしゅう」
ダニー「ああよろしく」
木乃香「じゃあ行きましょう」
ダニー「ああ」

34オーシャンズ・ネギ:2006/07/30(日) 12:15:42 ID:???
3-Aの教室まで木乃香に案内されるダニー、そして程なく教室に着いた。
木乃香はダニーよりも先に教室に入った、そしてそれから少し間を置いてからダニーが入った。

「ガラガラ」
ダニー  「おはようございます」
一同   「おはようございます!!」
ダニー  「皆元気がいいな!僕が少しの間君たちの担任になる、ダニー・オーシャンだよろしく」
木乃香  「(どうや明日菜好みやろ?)」
明日菜  「(あ、あたしには高畑先生が・・・でもかっこいい・・・)」
???  「ダニー」

ラスティーが教室に入りながらそう言った。

ダニー  「?・・・!!ラスティー!!どうした?」
ラスティー「君だけじゃ大変だろうからと学園長に補佐を頼まれた」
ダニー  「!・・・そうか・・・皆僕の親友のラスティーだ」
ラスティー「君たちの副担任だ、よろしく」
亜子   「(・・・かっこいい・・・)」
朝倉   「(うわ〜こりゃまた美形とダンディーが揃ったね〜・・・いいネタになるかも)」
龍宮   「(・・・あの二人どこかで見たことがある・・・どこで?)」
刹那   「(?なんだか・・・あの二人・・・雰囲気が先生といった感じではないな・・・)」
明日菜  「(なんかラスティーさんも大人っぽい・・・)」
木乃香  「(明日菜・・・完璧惚れとる・・・)」
のどか  「・・・(ネギ先生大丈夫かな?)」
長瀬   「(あの二人やな感じはしない・・・だけどなんでござるか?この不信感は?)」
古    「(刹那たちの様子がおかしいアルね?・・・なんでアルか?)」 

35オーシャンズ・ネギ:2006/07/30(日) 16:31:42 ID:???
午後8時、金曜日
場所、市内アパート
ダニー  「なんでお前が入って来たんだ?」
ラスティー「しょうがないだろ、あれだけでかい所お前1人で調査するのは無理だろう」
ダニー  「確かにな・・・だが目標は研究所の中心部にある、後はあの学校の地形を把握して逃げ道の確保だ、それぐらいは1人で出来る」
ラスティー「つまり?」
ダニー  「お前は何とかして研究所に潜入しろ、そして研究所の基本構造を見て来い、逃げ道の把握は俺が1人でやる」
ラスティー「分かった、そういえば明日の便でライナス達が着くがどうする?」
ダニー  「ライナスにはネギとか言う奴の調査をしてもらう、それからソールには大富豪として見合いに参加して貰う」
ラスティー「どうする気だ?」
ダニー  「あの学園長飛んだ食わせ物みたいでな・・・あいつの首根っこを押さえる役を頼むんだ」
ラスティー「男同士のお見合いか?まさかあの爺さんそっちの趣味があるのか?」
ダニー  「まさか、見合いにもライナスを使うソールの息子としてな、見合い相手は近衛木乃香だ」

ラスティーはダニーの発言に目を丸くした。

ラスティー「おいおい、子供相手にライナスか?随分とロリコンの設定だな」
ダニー  「あの爺さん孫の見合い相手を年中探しているらしい、ラスティーでも問題ない、とりあえずは決行の日にあの爺さんが学校付近に居ない事が大切だ」
ラスティー「頭を押さえたとして・・・この学校黒い噂が絶えないらしいぞ、極秘裏の軍事兵器の開発とか暗殺者の育成をしているとか、噂とは言えこれも念頭に置いた方がいいだろう」
ダニー  「噂か・・・よしそこら辺は俺が洗うとしよう、後はメンバーが揃ってからだ」
ラスティー「そうだな・・・とりあえずは明日か・・・」
36マロン名無しさん:2006/07/30(日) 19:42:06 ID:???
侍プリーズ
37マロン名無しさん:2006/07/30(日) 22:18:31 ID:???
誰でもいいからなんか書いて・・・・・・
ネギまの小説が読みたくて死にそうだ!!!!
38マロン名無しさん:2006/07/30(日) 23:49:07 ID:???
侍到来期待アゲ
39マロン名無しさん:2006/07/31(月) 00:09:43 ID:???
>>29

坪八が去って行くのを見送った後刹那は重大な事に気付いた。
刹那「あ!場所聞くの忘れてた!どうしよう・・・。」
既に坪八の姿は見当たらず困り果ててたが刹那はある事を思い出した。
刹那「そういえばさっき助けた人!大丈夫ですか・・・ってあれ?」
すずが心配になり振り向いたが既に居らず辺りには倒れたチンピラ達だけであった。仕方なく刹那は坪八が去って行った方角に向か
って歩く事にした。歩いて行くと神社があり、その石段に二人の男がいたので刹那は屋敷の場所を教えて貰った。

〜黒生屋敷〜

「やっと着いた。お、あれは坪八さん。」
屋敷に着くと門の前に坪八が待っていた。
「よお刹那か。早く鉄心様に挨拶して来い。」
「鉄心様?」
「おう。この一家の大親分だ!」
刹那は中に入り屋敷に向かった。屋敷の縁側では二人の男女が話しをしていた。
男はいかにも大将といった感じでその圧倒的な威圧感が遠くからでも伝わってくる。
女の方は美人なのだがどこか腹黒そうな感じである。やがて二人は刹那の存在に気付き話を中断させた。
邑咲「ん?あんたかい?坪八が言ってた奴は?」
刹那「あなたは?」
邑咲「あたしかい?あたしは邑咲(むらさき)。立場は・・・見りゃわかるだろう?」
そう言って妖艶な、しかしどこか悪そうな笑みを向けた。
鉄心「うむ。良い目をしておる。しかし真に剛の者か・・・。」
邑咲「ならここで試合してもらえば?」
鉄心「ふむ、そうだな。」
邑咲「相手はあたしが決めてもいいかい?」
鉄心「・・・任せる。」
刹那(勝手に話進められてる・・・。)
邑咲「知床!!」
40マロン名無しさん:2006/07/31(月) 00:48:57 ID:???
>>39

知床「お呼びで?」
呼ばれて出てきたのは綺麗な七三分けの思慮深い感じの中年男性。
邑咲「こいつの相手をしてあげな。」
知床「承知。」
知床がこっちに向かって歩き刹那の正面に立つと刀を抜いて構える。
刹那「ちょ、ちょっと待って下さい!」
知床「問答無用。武士ならば刀を抜け。」
刹那「話しても無駄みたいですね・・・。仕方ありません。」
刹那も夕凪を抜き構え、お互い睨み合う。刹那は動かない。いや正確には動けないのだ。
刹那(脇構えか・・・。やり辛いですね・・・。)
脇構えとは刀を後ろに回し右脇に構える。この構えは相手から見ると刀が隠れて間合いがわからなくなる。
つまり迂闊に近寄れないのである。
知床「来ないならこちらから行くぞ。」
じりじりと間合いを詰めてくる知床に対し刹那は腰を落として迎え撃つ気だ。
刹那(間合いがわからないなら相手が動いた瞬間を狙う!)
ゆっくりと近づいてくると突然止まった。しかし明らかに遠い。刀は愚か槍ですら届かない距離だ。
刹那(何をするつもりだ・・・?)
知床の左手が動き刹那の体が一瞬ピクリと反応する。その左手を額の前に持ってくるといきなり上半身を回し始めた。
刹那(な、なんだあれ!?大丈夫なのかあの人?)
呆気に取られてると突然の気合と同時に左手が前に突き出された。同時に何かの衝撃で刹那は吹っ飛ばされた。
刹那「ぐはっ!」(何だ今のは!?飛び道具か!?)
起き上がると既に上半身を回していた。
刹那(神鳴流には飛び道具は効かない。次は見切る!)
知床「ハッ!!」
刹那(来た!・・・・何も飛んで来ない!?ぐっ!)
またも飛ばされる。困惑の色を隠せない。
41オーシャンズ・ネギ:2006/07/31(月) 00:53:03 ID:???
土曜日午後12時30分
寮、食堂
レース「まったく今朝着いたばかりだと言うのに・・・」
食堂のテーブルに向かい合わせにダニーと老人が座っている。

ダニー「そう言うなよソール、さて・・・ターゲットはもうすぐ昼食を取りにここに来る」
ソール「分かった・・・ライナスは大丈夫なのか?」
ダニー「アンタと俺の演義指導のおかけでプロ級だ、心配ない」
ソール「まったく・・・この歳で日本語を覚えるのは苦労したぞ」
ダニー「そう言うな、とにかく研究所にはとんでもない技術が眠っているらしい・・・そいつを頂く」
ソール「売る気か?」
ダニー「売れればな」

ダニーとソールが離している近くの席に見覚えのある顔の少女達が座った。
少女の一人は嬉しそうにしかし少し顔を赤らめながらダニーの名を呼んだ。

明日菜「オーシャン先生ここでお食事ですか?」
ダニー「まあね、彼はレイガン・サーバント僕の古くからの友人でね」
明日菜「よろしくお願いします、あっ日本語分からないですか?」
ソール「大丈夫だよ、日本語には慣れているから、宜しくね、所で君たち近衛木乃香と言う子を知らないかい?」
木乃香「うちが木乃香です」
ソール「おお君が!!よかったやっと見つけた」
???「父さん!!こんな所で何しているの!!」

英語で若い男性がソールに話しかけた。

ソール「息子よ!!お前の結婚相手木乃香さんを見つけたぞ!!」
一同 「えぇ〜!!!!けっ、結婚!?」

4241:2006/07/31(月) 00:56:33 ID:???
>>40
割り込みすいません!!
次からは気を付けます
43マロン名無しさん:2006/07/31(月) 01:03:23 ID:???
>>42
全然いいですよ。こっちは間違えて消してしまったのでしばらくはどうぞ。
>>30
自分は1しか持ってないので。あと>>24は自分じゃないので1、2、3、新が何のことか
44マロン名無しさん:2006/07/31(月) 01:20:20 ID:???
>>43
じゃあ駄文ですがつなぎ代わりに書かせていただきます。

あと>>30は実は僕です、すいません
ちゃんと自己解決しました1,2,3、新は鬼武者みたいですね。
家にある鬼武者、見て気付きました
45オーシャンズ・ネギ:2006/07/31(月) 01:33:30 ID:???
ダニー 「(派手だな・・・全く)ようライナス元気にしてたか?」
ライナス「ああダニー、それよりも父さん!!大声で恥ずかしいよ」
ソール 「すまない、だがお前の将来のお嫁さんを見つけて嬉しくなってしまったんだよ」
ダニー 「全く・・・やりすぎは『失敗』の元だぞ」

三人の会話は非常にテンポの速い英語で展開されていた為、明日菜たちには何の事かさっぱり分からなかった。

明日菜 「英語もペラペラ・・・かっこいい・・・」アメリカ人なんだから当たり前だ
木乃香 「結婚・・・うちが・・・あの人と?」
刹那  「・・・よ・・・よかったですね、お嬢様・・・」
木乃香 「せっちゃん!!うちなんも知らん!!あの人の事も全然知らん!!」
ダニー 「実は君のお爺さんとお見合いの約束をしていてね、それでレイガンは下見に来たのさ」
明日菜 「そうですか・・・えっ!!」
木乃香 「おじいちゃんうちに一言もそんな事言われへんかった・・・」
ダニー 「僕もついさっき聞いてね、内心驚いているんだよ」
木乃香 「うち・・・うち・・・まだ中学生や!!だから早いと思う・・・結婚とか」
ダニー 「恋に年齢は関係ないさ」
明日菜 「そうですよね!!」

明日菜の声に熱が篭る。

ソール 「・・・嫌かね?」
木乃香 「・・・考えさせてください」

46マロン名無しさん:2006/07/31(月) 03:17:22 ID:???
>>40

刹那(何だかわからないが念力か何か?ならば撃たせる前に切る!)
覚悟を決め一気に距離を詰め刀を振り下ろす。知床は刀を前に出し防御の体勢をとるが刹那にとっては好都合だった。
いくら仮想空間だからといっても人を殺すのは抵抗があった。この攻撃で相手の刀を折れればいい、そう思っていた。
キィィン
刀と刀が当たる瞬間、知床は刀を曲げ刹那の攻撃を受け流した。刀を折ろうと力強く攻撃したのが仇となり完全に体勢が崩れた。
刹那(しまった!!)
後ろ向きで膝をつく形となった刹那に容赦なく刀が振り下ろされる。
ガキィィッ!!
知床「!」
刹那は刀を上に揚げ間一髪防いだ。そのまま全身のバネを使って一気に刀を弾くと素早く体勢を戻す。
刹那(坪八さんとは違いかなり冷静。やっかいだな・・・。)
そう考えている内に一気に間合いを詰めて来てすれ違い様に一発。刹那は咄嗟に防御するが知床はそのまま後ろに回りこみ回転斬り。
それをしゃがんで避けるとそのまま足に向かって切り払う。それを知床はジャンプでかわしそのまま刀を打ち下ろす。
刹那は防御をするとそのまま鍔迫り合いになった。
知床「やりますね。しかしまだまだ。」
知床は刹那の腹に蹴りを入れた。
刹那「がはっ!」
後ろに蹴り飛ばされ噎せる刹那。尚も悠々と近づいてくる知床。状況はかなり不利だが刹那の顔は自信満々だった。
刹那(見つけた!知床さんに勝つ方法。さっきの坪八さん例もあるし大丈夫!)
知床「む!?」
立ち上がりまた距離を詰める刹那。初太刀と同じように切りかかる。
47マロン名無しさん:2006/07/31(月) 03:20:02 ID:???
>>46

知床「無駄な事を・・・。」
又も防御の構えをとる。そして刀がぶつかる瞬間知床は受け流そうと体を捻った。しかし!
刹那「今だ!」
刹那も刀が当たる瞬間に動き止めた。おかげで体勢は崩れず、逆に知床は受け流そうとしたため無防備になってしまう。
知床「なっ!くっ・・・。」
急いで体勢を立て直そうとするが刹那の蹴りが腕に命中し刀が遠くへ飛ばされた。
邑咲「それまで!!」
それを見た邑咲が止めをかける。そして近づいてくるといきなり50円を渡してきた。
邑咲「あんたなかなかやるわね。これはほんのお駄賃だよ。」
刹那(5円札!?て事は今は明治くらいか?あれ、この時代の円ってとんでもない大金じゃぁ・・・。)
今の状況を理解して困惑している刹那に知床が話しかけてきた。
知床「見事だった。桜咲殿。何故私が受け流すと気付いた?」
刹那「えーとですね。まず一つ。受け流しが非常に上手い。無駄なく動き尚且つ相手を大きく崩す事ができました。つまり慣れてい
   るということです。次に鍔迫り合いの時です。押し合いになりやすい鍔迫りは自然と足を下げ踏ん張るものですが知床さんは
   足が開いてました。これは押してきたの素早く左右に避けて受け流すためだと思ったからです。」
知床「なる程。素晴らしい洞察力だ。」
刹那「あ、ありがとうございます。」(後は所詮プログラム。必ずパターンはあるからです。)
知床と話していると邑咲が何かを思い出したように話した。
邑咲「そうだ知床。アンタこれから宿場に行くんだろ?だったらこいつも連れてっておやり。」
知床「そうですね。桜咲殿、後で神社まで来て下さい。」
そう言い残し立ち去る知床。そして神社と聞いて知ってる場所で安心した刹那だった。
48オーシャンズ・ネギ:2006/07/31(月) 10:44:04 ID:???
土曜日某時刻
学園長室

学園長 「孫が失礼な事を申し上げたようで・・・申しわけありません」
ソール 「いやいや、こちらが無理にと進めた話ですからな」
ライナス「父がお騒がせしまして、すいません」
学園長 「貴方も実に日本語がうまい」
ライナス「恐縮です、ですがお孫さんには本当に申し訳ない事を・・・」
ソール 「お前もいい年だ、そろそろ嫁の一人でも探さないとまずいだろう」
ライナス「ですが・・・いきなりそんな事を言われても」
ソール 「木乃香さんが気に入らないとでも言う気か?」
ライナス「まさか・・・僕は一向に構いません・・・その・・・可愛いし・・・でも歳が」
ソール 「お前はもうすぐ30だがそれくらいの歳の差は大した事はない・・・だが近衛さんが嫌と仰るならこの話は無かった事に」
学園長 「こちらはOKです、むしろ大歓迎ですよ、こちらこそいいので?あんな子供で」
ソール 「いいですとも、では近衛さんよろしくお願いします」
ライナス「・・・お、お願いします」

土曜日某時刻
アパート
ライナス 「イェーイ!!」
ソール  「はっははは!!小増も大分うまくなったじゃないか!!」
ダニー  「俺の演技指導のお陰だな」
ラスティー「これで第一段階は終了か、じゃあ俺は明日研究所の様子を見てくる」
ダニー  「ライナスお前も行け、何とかあそこの設計図を入手しろ、どのルートで探っても手に入らなかった」
ライナス 「任せてよ」
ソール  「残りのメンバーは?」
ラスティー「明日全員来る・・・そしたら作戦開始だ」
49マロン名無しさん:2006/07/31(月) 12:41:14 ID:???
人いない…( ´・ω・`)
50マロン名無しさん:2006/07/31(月) 13:25:03 ID:???
じゃあしばらくアゲ進行で
511:2006/07/31(月) 14:10:06 ID:???
ネギま絡みならどんな作品でもOK
初心者大歓迎これからSS書きたいと思う方普段から書いている方どんどん書いてください
52マロン名無しさん:2006/07/31(月) 16:05:24 ID:???
>>51
おまえが書け
53マロン名無しさん:2006/07/31(月) 16:10:02 ID:???
俺は無理
54マロン名無しさん:2006/07/31(月) 16:17:04 ID:???
侍!!侍!!ワクテカ
55マロン名無しさん:2006/07/31(月) 21:06:13 ID:???
誰か投下マダー?
56オーシャンズ・ネギ:2006/07/31(月) 23:19:42 ID:???
日曜日、某時刻
中等部寮
ダニー 「ライナス、しくじるなよ」
ライナス「任せてよ」

ダニーの前を明日菜、木乃香、刹那が歩いている。
木乃香と刹那の顔は暗く落ち込んでいた、そしてその原因を作った男達はこの三人に狙いを定めていた。

明日菜 「どうするの?」
木乃香 「うん・・・」
刹那  「・・・」
ダニー 「やあ」
明日菜 「!あっ!!オーシャン先生!!どうしたんですか?」
ダニー 「こいつがこの寮を見たいと言ってね、?木乃香君、刹那君浮かない顔をして、どうしたんだい?」

木乃香はライナスをチラッと見ながら顔を伏せた、そして刹那もそんな木乃香を見て顔を伏せた。
ダニーは少し戸惑いの表情を作った、しかし心の中では不敵な笑みを浮かべていた。
近衛木乃香と桜咲刹那二人の関係をダニーは熟知していた、そして昨日の彼女達、特に刹那の反応を見てダニーは確信した。
「この二人はただの友人ではない・・・古くからの顔見知りもしくは特別な関係」と読んでいた。
そしてダニーの読みは見事的中していた、桜咲刹那・・・日本の裏社会に置いては有名な存在・・・彼女がプロである事は調べが付いていた。
そして彼女が恐らくはこの計画のもっとも大きな障害になるであろう事もダニーは予測していた。
彼女を封じる一番の手は既に情報筋から手に入れた、近衛木乃香・・・彼女を抑える事が計画の大きな障害の内2つを取り除く事になる。
そしてまだ残るはずの障害も体調を崩している、ネギ・スプリングフィールドどんな物かは不明だが高度な戦闘訓練を積んでいる事だけは分かっている。
だが彼は自滅した、そして自滅している間に計画を進めなければならない、作戦の決行は一週間縮められた、あと5日作戦はもうすぐだ。
盗み出す、最高機密の技術・・・・・・茶々丸を奪う。
57オーシャンズ・ネギ:2006/07/31(月) 23:48:10 ID:???
日曜日某時刻
麻帆良学園、研究所
スーツの上に白衣を着た男、眼鏡を掛け茶のボサボサ頭いかにもな風貌の男
科学者に変装したラスティーである。
研究所、外観はそうでもなかったが中に入るとそこはハイテクの巣窟であった。
扉を開けるとすぐに巨大なドーム状の場所に出た、そして眼鏡を書けた少女がそこで何かを弄っている。

ラスティー「すいません、超さんと言う方はどちらに・・・」
ハカセ  「うわっ!!び、びっくりした・・・貴方は?」
ラスティー「ああすいません、私はスミスです、アメリカの機械製造会社『オフィース・ネオ』の社員です」
ハカセ  「オフィース・ネオあの有名な?」
ラスティー「ええ・・・しかし参ったな・・・ここにハカセさんと言う科学者の方は居ますか?」
ハカセ  「私がそのハカセです」
ラスティー「貴方が!?いや〜実にお若い!!」
ハカセ  「・・・はぁ・・・」
ラスティー「貴方を我が社に迎えたいのです!!その話を超さんに」
ハカセ  「わ、私が!?」
ラスティー「ええ!!貴方の才能を生かしてみませんか?」
ハカセ  「私が・・・オフィース・ネオに・・・」
ラスティー「貴方が凄いロボット開発したとか・・・えーとたしか・・・茶々丸」
ハカセ  「!!・・・え、ええ(どうして茶々丸の事を?)」
ラスティー「その茶々丸を見せて頂きたい」
ハカセ  「えーと・・・少し待ってください今ここには居ないんです」
ラスティー「居ない?」
ハカセ  「ある人の所で働いているんです、その人の所から今呼びます」
ラスティー「素晴らしい!!実用段階なのですね、大変恐縮ではありますがここの研究施設を見せて頂けないでしょうか?」
ハカセ  「ええどうぞ案内します」
ラスティー「(もう動いているのか・・・糞、盗みにくい・・・いやむしろ好都合か)ではよろしくお願いします」
58マロン名無しさん:2006/08/01(火) 00:49:45 ID:???
>>47

神社に着くと知床と子分が二人いた。
知床「よく来てくれました。さあ行きましょう。」
刹那「どこへ行くんですか?」
知床「宿場にある小さな飯屋だ。仕事内容は着いてから話す。」
刹那(飯でも食べながら仕事の話でもするのかなぁ・・・?)
知床「油断だけはするなよ!」
子分達「へい!!」
刹那(油断?・・・どうやら仲良く食事という訳ではないらしい。)

〜宿場〜

宿場に着くと刹那達はT字路で作戦会議を始めた。
知床「ではあなたはここで見張りをしててください。」
子分2「へい。」
刹那「あの、何故見張りを?」
刹那は怪訝そうな顔を浮かべて知床に尋ねた。
59マロン名無しさん:2006/08/01(火) 00:50:45 ID:???
>>58

知床「我々を付け狙う組織があるのです。その名も『赤玉党』。」
刹那「なんですか?その赤玉党と言うのは?」
知床「最近この、六骨峠に現れた士族達の集団です。・・・さあ目的地はすぐそこです。行きましょう。」
知床に案内されとある店の前で止まる。
知床「ここです。しつこく居座るこの店の連中を立ち退かせなくてはいけません。」
刹那「えっ?立ち退くって・・・」
言いかけた時には店内に何かがひっくり返る音と悲鳴が聞こえた。刹那が慌てて駆けつけると子分が暴れていた。
更に刹那はある人物を見て驚愕する。先ほど助けた女性がいたのだ。
すず「あ、あなたは・・・!」
刹那(さっきの人!?この店の住人だったのか!?)
??「むぅ〜、黒生家の新しい用心棒でござるか・・・。」
刹那(もう一人は・・・!!!!)
刹那はもう一人の方を見て固まった。15年間生きてきた中でこの仰天っぷりは間違いなくベスト5入りだろう。その人物とは・・・
刹那(黒人+アフロ+着物+ござる言葉でとってもファンキーだとーーー!?)
あまりのインパクトに少し壊れた刹那だったがすぐに落ち着きを取り戻す。そして状況を理解する。
刹那(これが武家のやる事か!?これではチンピラではないか!こんな罪もない人達を・・・。)
知床「さあ、あなたもやるのです。」
刹那「・・です。」
知床「いやです!こんな事、あなた達は間違っています!」
6059ミスった。恥しくて死にたい:2006/08/01(火) 00:57:18 ID:???
>>58

知床「我々を付け狙う組織があるのです。その名も『赤玉党』。」
刹那「なんですか?その赤玉党と言うのは?」
知床「最近この、六骨峠に現れた士族達の集団です。・・・さあ目的地はすぐそこです。行きましょう。」
知床に案内されとある店の前で止まる。
知床「ここです。しつこく居座るこの店の連中を立ち退かせなくてはいけません。」
刹那「えっ?立ち退くって・・・」
言いかけた時には店内に何かがひっくり返る音と悲鳴が聞こえた。刹那が慌てて駆けつけると子分が暴れていた。
更に刹那はある人物を見て驚愕する。先ほど助けた女性がいたのだ。
すず「あ、あなたは・・・!」
刹那(さっきの人!?この店の住人だったのか!?)
??「むぅ〜、黒生家の新しい用心棒でござるか・・・。」
刹那(もう一人は・・・!!!!)
刹那はもう一人の方を見て固まった。15年間生きてきた中でこの仰天っぷりは間違いなくベスト5入りだろう。その人物とは・・・
刹那(黒人+アフロ+着物+ござる言葉でとってもファンキーだとーーー!?)
あまりのインパクトに少し壊れた刹那だったがすぐに落ち着きを取り戻す。そして状況を理解する。
刹那(これが武家のやる事か!?これではチンピラではないか!こんな罪もない人達を・・・。)
知床「さあ、あなたもやるのです。」
刹那「・・です。」
知床「何?」
刹那「いやです!こんな事、あなた達は間違っています!」
61マロン名無しさん:2006/08/01(火) 01:05:02 ID:???
>>58
>>知床「いやです!こんな事、あなた達は間違っています!」
想像したら吹いたwwww
62オーシャンズ・ネギ:2006/08/01(火) 10:28:23 ID:???
>>56同時刻、中等部寮
??? 「ファァァァァク!!!!」
ダニー 「なんだ・・・!?フランク!?」

ダニーにフランクと呼ばれた男は巨大な体躯の黒人であった。
ゆっくりと、だが確実にこちらに歩を進めてくる。

フランク「ライナス!!俺の金をどうした!?」
ライナス「貴方の金の事なんか知りませんよ」
フランク「ライナス・・・ガキの頃50ドル貸したろう?」
ライナス「あれはくれたんでしょう?」
フランク「・・・この野朗!!」

フランクがライナスに掴みかかり明日菜たちの方へ押し飛ばした。
明日菜と刹那がライナスの身体を支える、だがフランクが走ってライナスに殴りかかる。
ライナスはこれをかわし、カウンターをフランクのアゴに見舞った。
フランクの黒い顔は怒りで真っ赤に染まり叫びながらライナスに掴みかかった、二人は明日菜たちの前で殴り合っている。
フランクとライナスは何度も明日菜や刹那にぶつかる、あまりに馬鹿馬鹿しいこの喧嘩を止めようと木乃香が二人の間に入る。
だがそんな木乃香をフランクは殴り飛ばす、その直後フランクの身体は宙を舞った。
「ドスン!!」重い音を立て、フランクは地面に仰向けになっていた、そしてその顔を覗き込んでいたのは刹那であった。
その表情は怒りに震え今にもフランクを殺しそうな勢いであった。

刹那  「貴様・・・お嬢様に何をするか!!」
フランク「あ・・・ああソーリー」
ダニー 「フランク今日は帰っておけ、お前下手すると殺されるぞ」
フランク「・・・ライナス覚えていろ」

フランクはゆっくりと立ち上がり明日菜たちの前から走って消えた。
ダニーは安堵の表情を浮かべ明日菜たちを見ていた。

63オーシャンズ・ネギ:2006/08/01(火) 19:47:52 ID:???
日曜日9時
アパート
フランク「痛ってぇなぁ・・・あいつ・・・」
ダニー 「過剰にやり過ぎなんだよ、まったく・・・ライナスどうだ?ちゃんと」
ライナス「もちろん盗んだよ、彼女達の携帯電話、これでネギ・スプリングフィールドの居場所を突き止めるんだっけ?」
ダニー 「明日菜の電話をよこせ、それは返しに行くから」
フランク「俺が身体を張ったってのに返すのか?」
ダニー 「彼女はネギ・スプリングフィールドと同棲しているらしい」
ライナス「あの歳で教師と同棲?やばいんじゃないの?」
ダニー 「だな、でこれを返しに行くついでにネギに会って来る」
フランク「携帯なんて使わないで普通に見舞いに行けばいいだろ!」
ダニー 「俺はネギの代わりに短期でこの学校の教員としてきた、短い期間しか居ない俺が面識も無い奴の所に顔を出すのは不自然だ」
フランク「たしかにな」
ダニー 「その為の携帯電話を返すという口実、そしてその口実を作る為のお前達が喧嘩をした、あの状況なら携帯電話を落としても不自然じゃない」
フランク「わかったよ・・・ラスティーはどうした?それに他の連中は」
ダニー 「時期が来れば会えるさ」
64マロン名無しさん:2006/08/01(火) 23:23:59 ID:???
>>60

子分「テメェ―裏切る気かぁっ!」
知床「おのれ・・・!」
刹那の反抗に対し即座に刀を抜き容赦なく襲う二人。
刹那(店の中で戦うのはマズイ。一先ず外へ・・・)
体術などで応戦しながら何とか外に出ると刹那も刀を抜き構える。
子分「ぬうぇい!」
力任せの攻撃。そんなものが通用するはずもなく刹那は難無くかわしそのまま後頭部に一撃。
倒れてく様を見ていた刹那だが突然の背後からの殺気にすぐにその場から飛びのく。
遅れて刹那の正面にいた子分が吹っ飛ぶ。知床の念力だ。
知床「チッ・・・。」
刹那「もうその技は効きません。」
知床「小癪な。」
次々と念力を飛ばす知床だがそのすべてを避けながら徐々に近づく刹那。
刹那(見えないなら感じるんだ!知床さんからの殺気を感じて・・・、あと少し・・・。あと少しで私の間合い。)
その時知床の念力が止まった。その一瞬を見逃さず一気に切りかかる。


―――――何故だ!?


刹那はうつ伏せに倒れていた。頭がグラグラする。
刹那(な、何故私は倒れている?)
65マロン名無しさん:2006/08/01(火) 23:25:00 ID:???
>>64

あの時、刹那が切りかかろうとした瞬間、知床は鳩尾に一撃を入れた。更に首筋への手刀で崩れ落ちる刹那。
彼は狙っていた。念力を止めたのも刹那が攻撃する一瞬の隙を突く為の罠である。伊達に黒生家の参謀を務めてない。

背後には刀を逆手に持ち今にも突き刺そうとする知床の姿が見える。最早あきらめたその時刹那の耳に聞き覚えがある声がした。

―せっちゃん!

刹那(お嬢・・・様・・・?)
やがて知床は刀を振り下ろす。刹那にはそれがスローモーションに見えた。

―諦めたらあかんよ!がんばって、せっちゃん!

刹那「おおおおぉぉぉ!」
ガッ
知床「!!」
刀は刹那には刺さらず地面に突き刺さった。刹那は咄嗟に身を捩ってかわしたのだ。
しかしかわしきれず背中に横一文字に傷ができた。焼ける様な痛みに耐えながらも必死に立ち上がる。
刹那「はぁはぁ・・・グッ・・・!」
鳩尾、首筋への手刀、背中の傷でフラフラになりながらも相手を睨め付ける。その目はいまだ光を失っていない。
知床「そんな状態で避けるとは・・・。しかもその溢れんばかりの闘志。一体何故!?」
刹那「・・・私には大切な人がいます。」
静かに、しかしはっきりと話し始めた。
刹那「・・・その大切な人を護るため私は剣を持ちました。」
知床は黙ってそれを聞いている。
刹那「・・・その人の笑顔のため、その人の下に帰るため・・・。こんな所で負ける訳にはいきません!!」
66マロン名無しさん:2006/08/01(火) 23:25:46 ID:???
>>65

刹那から発せられる闘志で知床の額に冷や汗が出てくる。本能的に足が下がり距離を取ろうとする。
刹那「はあぁぁぁ!!」
目にも止らぬ攻撃で知床は避けるのが精一杯だ。
知床(何と言う速さ!それに一発一発が重い!このままでは・・・!)
防御に集中しすぎて腕を上げている。刹那はそこを見逃さず脇腹に強烈な蹴りを入れた。
知床「ぐはぁっ!」
思いっきり横に吹っ飛ばされ尻餅を着く。なおも攻めてくる刹那をを近寄らせまいと切り払う。
バキィィン!!
攻撃と攻撃が激しくぶつかり知床の刀が折れた。そして刹那は知床の眉間に剣先を突き付ける。
刹那「はぁはぁ・・・勝負・・・ありましたね。」
知床「・・・なぜ殺さない?」
刹那「大切な人の笑顔を護る為です。」
知床「?」
刹那「その人は人殺しなど望まない。私が人を殺してしまったらその人は悲しむ。そんなのは見たくありません。」
さっきとは打って変わって優しい目で語る。
知床「・・・フッ。やはりあなたは素晴らしい。仲間にできないのが惜しい。」
刹那が刀をしまうと、知床も立ち上がり立ち去る。
知床「仲間にできない以上あなたは敵です。・・・この借りは必ず返して貰います。」
刹那「・・・はい。」
去り際に知床が言った言葉に静かに返事をする刹那だった。
67オーシャンズネギ:2006/08/02(水) 14:00:00 ID:???
日曜日午後9時30分
アパート
ラスティー「はぁ・・・」
ダニー  「おかえり・・・」
ラスティー「皆はどうした?」
ダニー  「ホテルに引き返したよ」
ラスティー「子供のお守は疲れるな、おまけに訳の分からん専門用語のオンパレード」
ダニー  「ご苦労だったな、で?」
ラスティー「茶々丸はもう実用段階にあるらしいが直接見る事は出なかった、何でもある所でメイドをしていて手が放せないとかでな」
ダニー  「そうか・・・しょうがないな俺は寮に行って来る、留守は任せた」
ラスティー「何しに行くんだ?」
ダニー  「少女の落し物を届けにね」
ラスティー「『盗った』んだろ?」
ダニー  「・・・いや・・・『落し物』だ」
ラスティー「そうか・・・」
ダニー  「行って来る」
68マロン名無しさん:2006/08/02(水) 22:22:21 ID:???
侍侍ワクワクワクワク
でage
69マロン名無しさん:2006/08/03(木) 23:56:17 ID:???
アゲアゲ・・・来ないな侍・・・
70マロン名無しさん:2006/08/04(金) 00:08:57 ID:???
>>66

知床がいなくなって集中が切れたのか全身の力が一気に抜けその場に膝をつく。
それを見て先程の黒人アフロが急いで駆け寄って来た。
??「大丈夫でござるか!?さあ、これを・・・!」
刹那「・・・ひよこ・・・まんじゅう?」
??「さあ、早く食べるでござる!」
何故今この状況でひよこまんじゅうを食べなくてはいけないのか?と思ったが彼の気迫に負けて仕方なくそれを頬張る。
刹那「・・・あむ、もぐもぐ。・・・!!?」
その時刹那の体に異変が起きた。先程の戦闘の疲労、背中の痛みが無くなったのだ。よく見れば傷が塞がっている。
刹那「ありがとうございました!私は桜咲刹那という者です。」
??「拙者は『ドナルド・ドナテロウズ』。みんな“ドナドナ”と呼ぶでござるよ。」
刹那「ではドナドナさん。さっきのひよこまんじゅうはいったい?」
ドナドナ「食べると元気になあるでござるよ。拙者も怪我したりすると大根やそこら辺のキノコを食べるでござる。」
刹那「へ、へぇ・・・そ、そうなんですか・・・。」
ドナドナ「それとたまに毒キノコがあるから注意するでござるよ。」
刹那「はぁ・・・。気を付けます。」(ゲームみたいだな・・・。)
超が何故こんなゲームみたいな設定を作ったのか(本当にゲームの中にいるとは知らない)考えてると店の中から声がした。
71マロン名無しさん:2006/08/04(金) 00:10:46 ID:???
>>70

すず「あ、あのぉ・・・本当にありがとうございます。」
刹那「いえ、そんな事ないです。それよりお怪我はありませんか?」
すず「はい。おかげ様で。」
すずは眩しい程の笑顔で答えた。その笑顔につい見とれてしまう刹那だった。
刹那(って何を見とれてるんだ私は!わ、私にはお嬢様という人が・・・ってそういう問題では・・・!)
やはり刹那にはそっちの気があるのだろうか、とにかくテンパっていた。
そこに外国人特有のオーバーリアクションでドナドナが話し掛けてきた。
ドナドナ「それにしても強いでござるな!あの知床に勝つなんて!是非今後もすずさんを助けてやってほしいでござる!」
すず「ちょっとドナドナさん!」
刹那「別にいいですよ。困った事があったら相談してください。」
すず「そうですか・・・。あ!じゃあお礼に何か食べてってください。今片付けますからちょっと待っててください。」
刹那「あ、手伝いますよ。」
ドナドナ「拙者も手伝うでござる!」
三人が協力して片付けたので数十分で終わった。ご飯を食べながら刹那はこの六骨峠や宿場の状態、
そして地図を見せてもらい周辺の地形などを把握した。そしてしばしの雑談の後ドナドナは家に帰っていった。
刹那「そういえばドナドナさんてどこに住んでるんですか?」
すず「確か橋の下に住んでると聞きましたけど・・・。」
それってホームレスでは?と思う刹那だった。
空が暁に染まってゆく。この先刹那に待ち受けているものは?それは誰にもわからない。
7270:2006/08/04(金) 00:15:53 ID:???
プライベートの都合で3〜4日投下できません。すいません。
こんな作品でも期待してくれる人がいて嬉しい限りです。その期待に答えられる様頑張ります。

>>オーシャンズ・ネギwktkです。
73オーシャンズ・ネギ:2006/08/04(金) 00:34:48 ID:???
読者と職人増やしたんでアゲ進行で>>70さんGJ!!
コンコン
ガチャ
明日菜「は・・・い・・・オーシャン先生?」
ダニー「いや明日菜君さっきは悪かったね」

明日菜の顔が真っ赤に染まる、なぜ私の部屋にオーシャン先生が?いやきっと木乃香の事だろう
そんな思考を巡らせている明日菜の顔を覗き込むようにしてダニーが優しく語り掛ける。
その手には携帯電話が握られていた。

ダニー「明日菜君・・・」
明日菜「はっはい!!」
ダニー「落し物気を付けないとダメだよ、日本も大分物騒になっているみたいだしね」
明日菜「携帯・・・あ・・・ありがとうございます先生」
ダニー「そういえばネギ先生は居るかな?僕は彼と一度も会った事無くてね」
明日菜「はい居ますよ、ネギ〜お客さん!!」
ダニー「(呼び捨て?日本は目上の人間には敬語を使うはずだが?)」
ネギ 「はい・・・」

部屋の奥の二段ベットから降りてきたのはなんと10歳の少年であった。

ダニー「・・・!?!?!?えっ!!」
明日菜「?どうしたんですか」
ダニー「そうか弟さんか!明日菜君大人をからかうのは良くないよ」
明日菜「?こいつがネギですけど?」
ダニー「こ・・・子供じゃないかまだ・・・」
明日菜「そうなんですよ!!まだまだガキで〜」
ダニー「日本は・・・この歳でも教員資格が取れるのか!?」
ネギ 「(・・・誰だろうこのおじさん・・・眠いな〜)」

74マロン名無しさん:2006/08/04(金) 10:09:47 ID:???
羽美が現れた!
「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪」
75マロン名無しさん:2006/08/04(金) 11:38:17 ID:???
>>74
呪詛返し
76マロン名無しさん:2006/08/04(金) 11:44:51 ID:???
割合伸びてるスレだけどこれ書いてる人以外に住人いるの?
77マロン名無しさん:2006/08/04(金) 23:01:09 ID:???
絶対に侍再投下までは落さない!!アゲ
一度でいいから書いてみたいネタ・・・キアヌ対ネギ!!
を書くんでよろしく
78マロン名無しさん:2006/08/05(土) 11:27:50 ID:???
保守
79オーシャンズ・ネギ:2006/08/05(土) 17:20:07 ID:???
日曜日午後11時10分
アパート
ダニー  「ネギが子供・・・」
ラスティー「若いとは聞いていたが子供だとはな」

ダニーは驚いていた、まだ10歳の少年が教師として働いている事実に

ラスティー「どうだったネギの様子は?」
ダニー  「回復しかけている、このままだと作戦決行の頃には直っているかもしれん」
ラスティー「さてどうするか・・・茶々丸が人の家で働いているという事は盗みやすくはなったわけだが」
ダニー  「問題でも?」
ラスティー「・・・どうやら茶々丸って言うのは兵器としての機能が多いらしい」
ダニー  「兵器?戦争用のロボットか?」
ラスティー「そうらしい、どうなる事やら・・・盗んでも何の価値も無いかもしれないぞ?」
ダニー  「兵器となると売り捌くのは難しいな」
ラスティー「武器商人が挙って買いに来るとは思うぞ?」
ダニー  「武器商人とは関わらん方がいい・・・」
ラスティー「・・・どうする?」
ダニー  「作戦は・・・・・・続行だ」
ラスティー「だが相手はハイテク兵器だぞ?どう捕まえる?」
ダニー  「ハイテクだからこそ落とし穴がある」
ラスティー「どうする気だ?」
ダニー  「明日茶々丸に会う・・・・・・事を起すのはそれからだ」
80マロン名無しさん:2006/08/06(日) 15:33:42 ID:???
保守
81マロン名無しさん:2006/08/07(月) 12:35:50 ID:???
>>71

夕方になり刹那は地図の確認がてら辺りを散策する事にした。まず刹那が向ったのはのは川だった。
川に着くと橋の上に人影が見えた。特徴的なアフロ、間違いなくドナドナだ。
ドナドナは何やら一人でブツブツ呟いてる。刹那は気になって近付いてみた。
刹那「何してるんですか?」
ドナドナ「おお、刹那殿。実は今ある人に捧げる愛の句を考えてたでござるよ。」
刹那「へぇー、素敵ですね。」
ドナドナ「でも中々いいのが思いつかなくて・・・、そうだ!刹那殿ならきっといいのを思いつくはずでござる!」
刹那「へ?」
ドナドナ「拙者が最初の句を考えるから刹那殿は最後の句を考えてほしいでござる。」
刹那「ちょ、ちょっと待っ・・・」
ドナドナ「いくでござるよ。」
どうしてこうも無理矢理なのか?外人は皆こうなのか?そんな考えを他所にドナドナは俳句を詠み始める。
ドナドナ「秋の川〜、あなたとともに・・・」
刹那(どうしよう、俳句なんて作った事ないから・・・。)
とりあえず刹那は今の俳句を自分と木乃香で照らし合わせて続きを考える事にした。

その1

木乃香「せっちゃん川が綺麗やね。」
刹那「そうやね。あっ!このちゃん見てトンボ!」
木乃香「ほんまやね。捕まえてみよか?」
言うが早いか木乃香は走り出した。それを見て急いで追いかける刹那。
刹那「あ!まってよ。」
〜数分後〜
刹那「ふぅ・・・。走ったらお腹空いたなぁ」
木乃香「ふふふ、せっちゃんのために料理作ったんよ。」
そういって木乃香が出したものは・・・
『秋の川、あなたとともに、“オムライス”』
刹那(絶対だめだ!川でオムライスってなんだ!?他のを・・・)
82マロン名無しさん:2006/08/07(月) 12:40:52 ID:???
>>81

その2

木乃香『うちな、結婚する事になったんよ。』
木乃香の衝撃の告白。刹那はおめでとうとしか言えなかった。所詮は主従関係、わかっていたが・・・
刹那「はぁ・・・」
川原の土手に座りため息を吐く。この川は昔よく木乃香と遊んだ場所だ。
その頃の記憶が次々と思い出される。自然に目から水滴が落ちてきた。
刹那「このちゃん・・・」
『秋の川、あなたとともに、“夢のあと”』
刹那(うう、悲しすぎる・・・。とても愛の句とは思えない。次・・・)

その3

木乃香と刹那は川沿いを散歩していた。幼い頃よく遊んだ場所だった。
木乃香『うちら大きくなってもずっとずっと一緒にいような。』
刹那(お嬢様はもう覚えてないだろうなぁ・・・)
そんな昔の事を思い出していると突然前を歩いてた木乃香が止まった。
刹那「どうなされましたか?」
83マロン名無しさん:2006/08/07(月) 12:42:14 ID:???
>>82

木乃香「なあせっちゃん。うちが昔ここで言ったこと覚えとる?」
刹那「そ、それって・・・」
木乃香「あの時の言葉は本物や。ずっと・・・一緒にやで?」
刹那「このちゃん・・・」
木乃香「せっちゃん・・・」
二人はどちらからともなく抱き締めあった。強く、しっかりと・・・。
『秋の川、あなたとともに、“愛つむぐ”』
刹那(これだ!これしかない!)

刹那「“愛つむぐ”です!」
ドナドナ「おお、さすが刹那殿!とってもいい句が出来たでござる。」
ドナドナも大変気に入った様子で刹那も満足している。しかしその満足感も彼の言葉で一気に崩れる。
ドナドナ「・・・やはりこんなものではなく行動で示した方がいいでござる。」
刹那「・・・!」(私の苦労はいったい・・・必死で考えたのにこんなものって・・・。)
真っ白だった。刹那はしばらくその場に立ち尽くしていた。
84マロン名無しさん:2006/08/07(月) 17:56:27 ID:???
>>81-83
GJ!
85マロン名無しさん:2006/08/07(月) 19:45:42 ID:???
無性にこれのネタが書きたくなった。

「それでは今日の授業を終わりにします!」授業終了のチャイムと共にネギはそう言った。
「(今日も終わった…?)宮崎さん何を読んでいるんですか?」のどかはなぜか顔を紅くした。
「い、いえ!!な、何でもないです!本当に」ネギは首を傾げた「すいません、何を読んでいても宮崎さんの自由ですよね」
のどかは慌てて弁解した「いえ違うんです!!…その…海賊の本です」
「海賊…あの海賊ですか?…ワン○ースみたいな冒険物ですか?」「いえ違います」
「?」ネギは再び首を傾げる「実際に居た海賊の話みたいです、木乃香さんが面白いとの言っていたので私も買ってみたんです」
「なんて話ですか?」「『伝説の海賊ジャック・スパロウの反省』です」
「普通『反省』じゃなくて『半生』ですよね?」「…そういえばそうですよね…」

「ただいま帰りました」ネギが明日菜の部屋のドアを開ける。
「ああお帰り」「お帰りネギ君」二人はのどかの読んでいた『ジャック・スパロウの反省』を読んでいた
「…それ、流行っているんですか?」「これなぁシリーズ化されとんねん」
「シリーズ…ですか?」「うん『ジャック・スパロウの反省』『ジャック・スパロウの後悔日記』『ジャック・スパロウ伝説の県』」
「…全部漢字が悪い方にミスタイプされていませんか?」「そうかな…面白いえ?」(特に伝説の県って・・・どんな話だろう?)
86オーシャンズ・ネギ:2006/08/07(月) 20:46:32 ID:???
月曜日午後5時

ダニー  「全員集まったな・・・いいか決行は金曜日の午後7時茶々丸を奪う」
ソール  「見合いは6時からスタートだ、だがライナスを欠いた状態で盗めるのか?」
ラスティー「今回は俺が行く、ライナスいいかは不測の事態を考えて計算した、見合いは何としても10時までは持たせろ」
ライナス 「了解」
フランク 「この作戦上手く行くのか?」
ダニー  「俺が色々下準備をしている、いいか目標はここログハウスだ、ここに茶々丸が居る
       だが金曜日だけは学園内を決まったコースで巡回することが分かった
       ここが狙い目だ、この巡回時、茶々丸の機能を停止して奪う」
ライナス 「上手くいくの?」
ダニー  「いかなきゃブタ箱行きだ、いいか皆チームワークが大切だ、茶々丸を何として奪う!!」
ラスティー「ああ行くぞ皆!!」
一同   「おう!!」
ダニー  「待っていろ茶々丸、必ず盗み出してやる!!」

第一部終了
駄文失礼、ネタ思案にかなり時間が掛かりそうなんでここで一旦切ります。

87オーシャンズ・ネギ:2006/08/07(月) 20:49:21 ID:???
言い忘れた侍さん後はよろしくお願いします!!
88マロン名無しさん:2006/08/07(月) 22:37:35 ID:???
侍ワクワク
89マロン名無しさん:2006/08/07(月) 23:12:02 ID:???
パイレーツ・ネギ・カリビアン

「木乃香さん、伝説の県てどんな話なんですか?」ネギは特に疑問に思った伝説の県について聞いた
「え〜とな…あらすじはジャック・スパロウが伝説の県を探す話や」「…その伝説の県って何県ですか?」
「埼玉県や」木乃香は物凄い事をあっさりと言った。
「へぇ〜…って!それいつのお話ですか!?」「17世紀」これまた普通なら疑問に満ちている答えをあっさりと言う。
「埼玉県まだ無いですよ!!」「いいじゃない小説なんだから」明日菜は呆れ顔で言った。
「だってこれ実話なんでしょう?」「だから埼玉県に来たんでしょ?」
「明日菜さんだから埼玉県は17世紀にはありません!!」「ネギ君夢無いな〜有ったかも知れへんよ?」
「絶対ありませんよ!!埼玉県が出来たのはもっと後です!!」「わかんないでしょ!!外人がそう思ったのかも知んないじゃん!!」
明日菜の激が飛ぶ「何で西洋人が埼玉県なんてバリバリの日本語使うんですか!!」
「…気分よ!!」「明日菜の言うとおり気分で埼玉県って付けたのかも知れん」
「だからなんでありえない事をさも真実のように語るんですか!?僕は教師です!!そんな間違った歴史考証を生徒に覚えさせる訳にはいきません!!」
「いいじゃないそれに誰が埼玉県って付けたのかなんて、アンタ分かんの?」「ジャック・スパロウでない事は確かです!!」
「なによ!!歴史は常に変化すんのよ、あんたガキなんだから新しい発見には順応に対応しなさいよ!!」
「何無茶苦茶な事言っているんですか!!もう勘弁してください…」「あっ!!何その『この人可哀想』みたいな目は!!」
「別に…」「むかつく!!絶対埼玉県は外人が付けたんだから!!」「それはありえません!!」

この馬鹿馬鹿しくもありえない論争は朝まで続く事となる。
90マロン名無しさん:2006/08/08(火) 00:46:22 ID:???
17世紀酒場
「いい話でしょう?」黒いフードを纏った男がいかにも海賊と言った風貌の男に話しかける。
「俺さぁこう言う変な話あんまりしたくないのよね、分かる?」
「いえ…ジャック・スパロウ…貴方は欲しい筈だ、魔法の知識そして最高の宝が…」
ジャックは頭を掻きながら答えた「そりゃ手に入るなら欲しいさ、だがその為にあんたを信用しろと言うのはちょっとな…」
「私は信用出来ないと?…ジャック…危ない事をするわけではない」
「危険は大歓迎ですが、アンタみたいな胡散臭いのはごめんだ」
「…よく言うよ…ジャック・スパロウ貴殿の顔もはや、この冒険に乗り出す気満々と見える」
ジャックはにやりと笑う「いいだろう!!未来か!どんな物か見せてもらおう!!」
(ここでパイレーツのテーマ曲が流れる)
「ならば行きましょうぞ未来へと!!ジャック・スパロウ!!!!」
男は懐からガラスの玉を取り出した「これを準備が出来たら割ってください、但し行き場所は海の上です、お忘れなく」
「海か丁度いい海賊にはもってこいの場所だ!!明日には準備を済ませこの玉を割らせてもらう」
「ジャック・スパロウ…貴殿の来訪楽しみにしています」男はそう言い残すと酒場から出て行った。
「・・・・・・・・・ノリで引き受けちった・・・・・・まぁいいか」



91マロン名無しさん:2006/08/08(火) 01:01:53 ID:???
21世紀酒場
「いい話でしょう?」黒いフードを纏った男が黒いトレンチコートを羽織った男に話しかける。
「魔法ね・・・悪いがそっちの趣味は無いね」
「ジョン・・・ジョン・コンスタンティンつれないな、貴方は今以上の力を手にするのですよ」
「力か・・・それよりも酒と金が欲しいね・・・お前みたいな糞野朗を追い返す為の銃もくれると有り難いんだがな」
「噂以上の皮肉屋だ・・・アンジェラとはその後どうだい」
「ふん人の事より自分の心配したらどうだ?このままお前を地獄に送ってやってもいいんだぞ?」
「ジョン・・・冷たいな我等は友だ、仲間だ・・・違うかね?」
ジョンは微笑しながら答えた「仲間?ふふ違うね、俺にとってのアンタは唯の糞野朗だ、男の尻を追い回しているな」
「ジョン傷つくなそんな言い方・・・この玉を割れば過去へと行ける・・・それではそれ程昔へは飛べないが我等の欲する物が有れば自由に時代を行き来できる」
フードの男はテーブルの上にガラスの玉を置いた、ジョンはそれを手に取り見つめた。
「過去に行って何になる?俺は過去には用はない」
「貴方はまだ天国行きが確定したわけではない・・・過去に戻り自分の自殺を止めればこんな苦労をせずに済む」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうかもな」
「考えてはもらえないか?」
「・・・考えるだけだ、それだけ」
92マロン名無しさん:2006/08/08(火) 12:23:36 ID:???
全部に期待アゲ
93マロン名無しさん:2006/08/08(火) 12:47:19 ID:???
連載作品
作品増えてきたんでちょいとまとめ。

刹那・侍世界冒険「連載中」
桜咲刹那はハカセと超が作った仮想訓練装置を使おうとするがハカセが間違えて訓練用のプログラムではなく
侍と言うゲームのディスクを入れた事により刹那はゲームの世界に飛ばされる。
そうとは知らず完璧にゲームと住人になりきっている刹那の冒険記。

オーシャンズネギ「第一部終了、第二部執筆中?」
あの犯罪ドリームチームが目をつけたのは麻帆良学園に存在する最高機密の最新技術『茶々丸』
茶々丸がどんな物かも知らずに盗もうとするダニー・オーシャン一味の活躍を描く。

パイレーツ・ネギ・カリビアン「連載中」
麻帆良学園に存在する魔法と宝を狙っているジャック・スパロウとジョン・コンスタンティン。
さらには謎の組織まで登場する宝物争奪戦。

ヘルボーイ「恐らくネタ思案中?」
紅い悪魔ヘルボーイがナギ・スプリングフィールドの使役する悪魔を追って日本に来る話。

他にも作品募集中ドンドン職人さん書いてください。
94マロン名無しさん:2006/08/08(火) 13:15:16 ID:???
もっと職人欲しいんでアゲ
パイレーツ・ネギ・カリビアン

港町ポートロイヤル
「本当にこんなんで未来に行けんのか?…やっぱり騙されたかな…」ジャックは掌で玉を転がしている。
「……これを割ると未来に行ける……信じられないな……いやいや夢を追い求めるのが海賊ってもんだ…よな?」
誰とも無く訪ねるジャックであるが当然の如くスルーされたが一人の男がジャックに近付いてきた。
「ジャック何をしているんだ」「ウィルか、愛しのエリザベスとは仲良くやっているか?」
ウィル、ジャックの船の元船員の息子でありジャックの友人…と言えるかもしれない。
ウィルは微笑した「よく言うよジャック、君こそよろしくやってそうじゃないか…?その玉は?」
「ああこれかなんでも未来へと行ける玉だそうだ」ジャックは満面の笑みを浮かべた
ウィルはジャックを心配そうに見る「大丈夫か?あ、頭の病院なら確かあっちに」
「違う!違うんだよウィル…こいつは本物だ、俺の感がそう言っている」「当たった事あるのか?」
「まぁ5回に1回当たればいいほうかな?」「それは感と言えないじゃないか?」
「…細かい事気にするな、いいか俺はこいつを明日割る、考えてもみろこれは人から貰った物だが怪しい薬や爆薬も入っていない」
「だから?」「だからこれを割っても何のデメリット無いってことさ、つまりメリットだらけ損は一切しない」
「本当に?」「割って未来に行ければ御の字、行けなくてもこいつが唯のガラス玉である事を証明するだけだ」
「……でなんで君はここに居るんだ、まさか僕を誘いに来たわけじゃないだろう?」
「ああ準備が必要なんだよ、そいつの手伝いが欲しいだけだ…俺達親友だろう頼むよ」
「しょうがない準備だけだからな」「助かる!!いやわが友よありがとう!!(まぁ船の上ではよく事故があるからな…)」
95マロン名無しさん:2006/08/08(火) 14:43:34 ID:???
侍投下まだ?
96マロン名無しさん:2006/08/08(火) 15:45:29 ID:???
音楽アップするんで職人さん好きな音楽をこの場面はこの曲みたいなのに使ってください
読む人は音楽の指定があればそれをその場面で流しながら読むと面白いかも?
あとこれ個人的趣味で選んだ奴なんでこれが良いとか有ったらアップしてちょ
リクエストしても誰かがアップしてくれるかも?

パイレーツ・オブ・カリビアン、テーマ曲
http:www.youtube.com/watch?v=foZnvtzvly8

Faint
http:www.youtube.com/watch?v=pEG4zLKU5Ls

曲名不明(知ってる人教えて)
http:www.youtube.com/watch?v=QJ6NS-ur1h0
http:www.youtube.com/watch?v=ySx0nj78K40


  

97マロン名無しさん:2006/08/08(火) 15:54:35 ID:???
98マロン名無しさん:2006/08/08(火) 20:56:50 ID:???
侍今日は来ないの?
99遅れてすいません:2006/08/08(火) 21:16:22 ID:???
>>83

しばらくその場に立ち尽くしていたがハッと我に返り散策を続ける。
刹那「確かこの川を歩いて行けば『高炉』に着くはず。」
30分程歩いたか、ようやくそれらしき建物が見えてきた。遠くからでもその建物がいかに大きいか解る。
もう少し近づいて見ようとした時、怒鳴り声と金属音が聞こえた。刹那は咄嗟に近くの岩場に身を隠した。
刹那は顔半分だけ出し様子を窺うと坪八とチンピラ三人がいた。坪八はそのチンピラの一人と戦っていた。
坪八「おらおら!そんなもんか!?」
チンピラ1「クッ!ウオォォォ!」
チンピラ2「いいぞ!そこだ!」
チンピラ3「兄貴!頑張れ!」
刹那(何だ?稽古でもしてるのか?それにしても真剣でやるなんて危なくないのかなぁ・・・。)
坪八「やめだやめだ!オメェじゃ相手になりゃしねぇ!」
チンピラ「す、すまねぇ。兄貴・・・。」
どうやら稽古は終わったらしい。刹那はあまり関わりたくなかったのでこっそりその場を後にしようとした。しかし、
刹那「へぶっ!」
近くの石に躓いてしまい盛大にこけてしまった。当然それに気付かないはずがない。
坪八「ん?なんだ刹那か。」
刹那「ど、どうも・・・」
真っ赤になった鼻をさすりながら涙目で答える刹那。
坪八「丁度いい所にきたな。今から俺の稽古に付き合え!」
刹那(ああ、まただ。また強引に話を・・・。明治の人は皆強引なんでしょうか・・・?)
坪八「さっさと刀を構えろや!」
悲しみに暮れる刹那を無視するかのように怒鳴り散らす坪八。
100オーシャンズネギ頑張って下さい:2006/08/08(火) 21:18:02 ID:???
>>99

刹那「はぁ・・・。さっさと終わらせて帰ろう・・・。」
坪八「ああ!?“さっさと終わらせる”だとぉ!?」
刹那「え!?いや、あの、そのぉ・・・」
小声で呟いたのだが予想以上に地獄耳だったらしい。もう稽古で済みそうにない。
坪八「ぶっ殺す!!」
刹那(マズイ!この人目が本気だ!)
身の危険を感じすぐさま刀を抜く。坪八はすでに攻撃を開始している。
坪八「三発!」
回転を加えた一撃。幸いモーションが大きくガードは間に合い反撃をしようとした。が、すぐに坪八の追撃が来た。
坪八「二発!」
そのまま返しの右から左のへ切り払う。先程のと違い出が早く隙がない。
坪八「一発!!」
刹那「うわっ!」
最初の攻撃より更に回転の勢いをつけた攻撃。あまりの衝撃にガードをしても吹っ飛んでしまった。
坪八「へっ!どうした!?早く終わらせるんじゃなかったのか?」
刹那「・・・くっ。・・・痛っ!」
突然の頬の痛み。触れてみるとぬるぬるしている。そして手にはベットリと血がついていた。
刹那(いったい何故・・・?)
辺りを見ると何か小さな破片のような物がキラキラと輝いている。
刹那(!!・・まさか刃こぼれか!?)
慌てて自分の刀を見るが別に以上はなかった。
刹那(という事は坪八さんの・・・。ならば・・・!)
101パイレーツ期待してます:2006/08/08(火) 21:19:03 ID:???
>>100

刹那は立ち上がると坪八を睨みつける。
坪八「お?ちったぁ本気になったか?」
刹那「本気を出すまでもないですね。あなたの技は見切りましたから。」
坪八「んだとぉ!?調子乗ってんじゃねーぞ!!」
刹那の挑発にまんまとひっかかり先程の技を放つ。予想通り坪八の刀が刃こぼれしている。
刹那「なんでいつも裸何ですか?」
坪八「うるせぇぞ!!」
――破片が飛ぶ
刹那「風邪ひかないんですか?そういえば何とかは風邪ひかないらしいですよ。」
坪八「ぶぅぅっ殺ーーーす!!!!」
――更に破片が飛ぶ
刹那(そろそろかな。)「坪八さんって意外と弱いですね。」
ブチッ
坪八「死ねやーーーーー!!!!!!」
パキィィィン!
坪八「あ。」
ついに坪八の刀が折れた。刹那の作戦勝ちである。
坪八「・・・ぐ、卑怯だぞこの野郎!」
刹那「いやぁ、まともにやり合ったら危ないし、それに私女ですから野郎じゃ・・・」
坪八「うるせぇ!!この・・・、覚えてやがれ!!」
チンピラ1「覚えてろよ!!」
チンピラ2「覚えてろよ!!」
チンピラ3「・・・ごめんな。」
それぞれ捨て台詞を吐いて去ってしまった。刹那は自分の刀に目をやる。
刹那「やはりタダでは済まないか・・・。」
見ると夕凪も刃こぼれしている。刀が折れる程の攻撃を受けて何もならない方がおかしい。
刹那「たしか『一本松』の近くに刀鍛治があったて言ってたな。そこに行こう。」
刹那は急いでもと来た道を戻った。宿場の戻ると怪しい人物がうろついていた。刹那の波乱は続く・・・。
102パイレーツ期待してます:2006/08/08(火) 21:22:16 ID:???
>>100

刹那は立ち上がると坪八を睨みつける。
坪八「お?ちったぁ本気になったか?」
刹那「本気を出すまでもないですね。あなたの技は見切りましたから。」
坪八「んだとぉ!?調子乗ってんじゃねーぞ!!」
刹那の挑発にまんまとひっかかり先程の技を放つ。予想通り坪八の刀が刃こぼれしている。
刹那「なんでいつも裸何ですか?」
坪八「うるせぇぞ!!」
――破片が飛ぶ
刹那「風邪ひかないんですか?そういえば何とかは風邪ひかないらしいですよ。」
坪八「ぶぅぅっ殺ーーーす!!!!」
――更に破片が飛ぶ
刹那(そろそろかな。)「坪八さんって意外と弱いですね。」
ブチッ
坪八「死ねやーーーーー!!!!!!」
パキィィィン!
坪八「あ。」
ついに坪八の刀が折れた。刹那の作戦勝ちである。
坪八「・・・ぐ、卑怯だぞこの野郎!」
刹那「いやぁ、まともにやり合ったら危ないし、それに私女ですから野郎じゃ・・・」
坪八「うるせぇ!!この・・・、覚えてやがれ!!」
チンピラ1「覚えてろよ!!」
チンピラ2「覚えてろよ!!」
チンピラ3「・・・ごめんな。」
それぞれ捨て台詞を吐いて去ってしまった。刹那は自分の刀に目をやる。
刹那「やはりタダでは済まないか・・・。」
見ると夕凪も刃こぼれしている。刀が折れる程の攻撃を受けて何もならない方がおかしい。
刹那「たしか『一本松』の近くに刀鍛治があったて言ってたな。そこに行こう。」
刹那は急いでもと来た道を戻った。宿場の戻ると怪しい人物がうろついていた。刹那の波乱は続く・・・。
103マロン名無しさん:2006/08/08(火) 21:24:12 ID:???
連投すいません。他の職人さん頑張って下さい。
104マロン名無しさん:2006/08/08(火) 22:29:05 ID:???
侍さんGJ!!
パイレーツ・ネギ・カリビアン

ポートロイヤル停泊所ブラックパール号内
暗い船室の中では女性がウィルが談笑していた
「ジャックまた何か企んでるんじゃない?」端正な顔立ちの女性がウィルに声を掛ける。
女性は動きやすそうなシャツとズボンを着ている、サイズ以外はウィルと大差ない格好だ。
女性の呼び掛けにウィルは微笑した「どうかなエリザベス・・・彼の事だ、君は付いて来ない方がいい」
「そうかも知れないわね・・・でもあたしは海賊の恋人よ!どこまで付いて行くわ・・・もちろん貴方にね」
「エリザベス・・・嬉しいけどでも・・・わかった一緒に行こう・・・多分ろくな所じゃないだろうがね」
「ええそうね、きっと」エリザベスは笑いながら答えた。
「お〜実にお暑い、あ!いや俺に気にせず続けてくれ」ジャックはいやらしい笑顔を浮かべる。
エリザベスは微笑した「人の前でイチャ付く程分別の無い女じゃないわ」
「おっと失礼、そうか人の船の船室で、この船の主の許可無くイチャ付くのは確かに分別ある行動だな」
ウィルは少し申し訳なさそうに言った「悪かったよ怒らないでくれ」
「・・・・・・気にするな!さてじゃあ行くぞ!!」ジャックの手にはガラス玉が握られていた。
「ジャック待て!!」ウィルが叫ぶも時既に遅しガラス玉はジャックの手から離れ地面に叩きつけられていた。
ガラス玉が割れると中から眩い閃光が現れジャックたちを包んだ。
105マロン名無しさん:2006/08/08(火) 22:56:26 ID:???
「これなんだ!?敵を煙に巻くのに最適じゃないか!!ああ勿体ない!使うんじゃなかった」
「勿体ながっている場合か!!何をしたんだジャック!!」ウィルはジャックの余りに軽率な行動に怒りをあらわにした。
「さぁ?言われたとおりにこの玉を割っただけだ」ジャックは床で粉々になっているガラス玉を指差す。
「やっぱり付いて来なければよかったかも・・・」エリザベスは激しく後悔した。
ジャックは意気揚々と船室から甲板へと続くドアに手を掛けた「さぁ行こう新世界へ!!」
ジャックは扉を開けた「見よこれが未来の海だ!!!!!!これが!?」見事な乗り突込みを披露したジャック。
なんと目の前に有るのは巨大な建物であり、船の下には沢山の人が集まって来ている、そう海どこか陸地であった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
「え?じゃない!!!!ジャックお前何してくれたんだ!!!!え!!言えよ!!」ウィルはジャックの胸ぐらを掴み揺すっている。
「怒るなちょっと場所を間違えただけだ・・・多分な」
「多分場所を間違えた?ここは海どころか陸地じゃないか!!船に何の意味も無いぞ!!」
眼鏡をかけた少年が大声で話しかけてきた「あの!!お名前は!!この船退かせませんか!?
「君は?」「僕はネギ・スプリングフィールドです!!貴方は!?」
(ここでテーマ曲)「俺の名はキャプテン・ジャック・スパロウだ!!」なぜか日本語で話すジャック
「なんで言葉が変わっているんだ?『俺はジャック!!』話そうと思えば元の言葉で話せるな・・・まぁいいか」
「日本語を喋るようにしないと後が大変だからな・・・じゃあなジャック」遠くでジャックを見つめる男はそう言い残して姿を消した。
106マロン名無しさん:2006/08/08(火) 23:17:23 ID:???
「よっと!」甲板から地面に飛び降りるジャック。
「おやおや素敵なレディがたくさん居るじゃないか、ああネギ君ここは何所だね?」
ネギはいきなり話しかけられて焦った「えーと、あの、ここは、えーと、さ、埼玉県麻帆良市です!!」
「ふーん、ここで良いのか?・・・確か会った時『まほ』がどうとか言ってたしな」
突如明日菜と刹那がジャックに向かって走ってきた「何者だ!!貴様!!」
ジャックは刹那が腰で構えている剣に目をやった「いい剣だ、だが使えるのかな?」
「何?貴様こそちゃんと戦えるのか?」刹那は殺気を込めて睨んだ。
「おお怖い!そんなんじゃ男どころ女にも、もてないぞ!!」
「なに!!」刹那はジャックへの怒りが余計に激しくなった。
「女が剣に打ち込む理由は二つ、一つは強くなりたいから、もう一つは高嶺の花相手に恋をして
 その相手との恋が決して報われないにも関わらず諦めきれない為、気分を紛らわす為に剣に没頭しているかだ」
「な・・・そそそそそそそそそそそそそんな事無い!!!!!!!!!!!!」露骨に動揺する刹那。
「せっちゃん何してるん?」近くで様子を見ていた木乃香が刹那に話しかけてきた」
「お嬢様・・・・・・・・・・・なんでもありません」
「おやおや麗しき剣士少女のお相手登場かな?」刹那は夕凪をジャックの喉に突き立てた。
「貴様・・・この場で成敗してくれる!!!!」



107マロン名無しさん:2006/08/08(火) 23:36:12 ID:???
「ああ俺はこう言うは嫌いなんだよな、ああお嬢さん何とか言ってやってください」
ジャックは木乃香を指差した「確かに・・・せっちゃん証拠も無いのに疑ったら、この人可哀想やで」
「あ・・・いえ別に疑っているわけじゃ!!唯そのびっくりしただけで・・・」
ジャックは木乃香に手を差し出した「お嬢様どうかこの私を許してください・・・ぜひ御近付きの印に握手を・・・」
「ええよ♪うちは近衛木乃香です、よろしゅう」木乃香は笑顔で握手に応じた。
ジャックは素早くその手を掴み木乃香を引き寄せた。
左腕で木乃香を首を羽交い絞めにし右手でピストルを引き抜く、そしてピストルを木乃香の頭に突き付けた。
「お嬢さま!!!!!!」「せっちゃん!!!!!!!」
「ああ若いっていいね・・・とネギ君ここに有る宝全部頂こう!!」カチャ「ジャックそういう事は僕嫌いなんだ」
ウィルがジャックの頭に銃を突きつける「ああ・・・ウィルどうすればこの銃を下ろしてくれるのかな?」
「その子を離してから銃を下ろす」「はぁ・・・海賊はもっとこう華麗にやらないとな・・・放すよ放せばいいんだろう」
ジャックは木乃香を刹那の居る方に突き飛ばした「きゃっ!」「お嬢様!!・・・貴様!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャックは微笑した「ほらな?ああなるんだよ、剣に生きる馬鹿は・・・お前そっくり」
「確かにお宝奪って、とんずらの方がいいかもな・・・どうする?」
刹那は夕凪を抜き戦闘体制を取っている「応じようじゃないか・・・お前は下れ」
ジャックは腰の剣を抜いた。

108マロン名無しさん:2006/08/08(火) 23:59:46 ID:???
(テーマ曲流れっぱなし)
「行くぞお嬢ちゃん」「来いこの海賊風情が!!!!」
二人の剣がぶつかり合う、素早い剣による攻防ジャックが突けば刹那は体ごとかわし、夕凪でジャックの胴を薙ぎ払う。
ジャックはそれを剣で受けると身体を捩りながら刹那の顔に突きを放つ。
刹那は突きを剣で弾きジャックの首に剣を突き付けようとする。
ジャックは身体を回転させながら避けると刹那の背後を取り後頭部を目掛け薙ぎ払う。
刹那はしゃがみながら、これを避け同時に剣でジャックの顔を薙ぎ払おうとする。
ジャックは剣で突きを受け流し刹那の顔を殴りつける、刹那は不意を打たれたのかジャックのパンチをもろに受け、仰け反った。
ジャックこの隙を逃さず刹那の剣を弾く、刹那の手から夕凪が離れる。
ジャックは武器を持たない刹那の喉に剣を突き付けようとするも刹那の蹴りを鳩尾に食らった。
「おう!!」思わず声を上げるジャック、次の瞬間には夕凪を手にした刹那が襲い掛かってきた。
刹那はジャックの首を切り落とそうと薙ぎ払う、もはや本気である。
ジャックはこれを剣で受け再び刹那の顔を殴りつける、思わず怯んで目を閉じてしまった刹那。
すぐに目を開けるとジャックが刹那の頭に銃を突き付けていた「・・・汚いぞ」
「海族なもんでね・・・似たような台詞を言われたことがあったな・・・誰だっけ?」
「・・・やるならやれ」刹那は覚悟を決めていた「せっちゃん!!馬鹿な事言わんで!!」
ジャックは微笑んだ「いいのか?」「・・・やれ」
「そうかじゃあ、お嬢さんさようなら〜」「・・・(ごめんね・・・このちゃん)」
「せっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!」『パァーン!!!!』
109マロン名無しさん:2006/08/09(水) 00:16:15 ID:???
>>108訂正
×ジャックは剣で突きを受け流し刹那の顔を殴りつける
○ジャックは剣でこれを受け流し立ち上がろうとした刹那の顔を殴りつけた
すいません
110マロン名無しさん:2006/08/09(水) 00:38:39 ID:???
一般人相手にてこずるかな?気とか使って殴ったら普通死ぬぞ。
まあ映画見てないからジャックってのが一般人か知らないけど…。
111マロン名無しさん:2006/08/09(水) 00:50:48 ID:???
>>110
ある意味超人
漫画でたとえると太公望みたいなキャラかな、頭脳で乗り切るタイプ、剣の腕も達人クラスだし。
ただ反射神経とか動体視力は人間の域を出ていない人、銃弾弾きとかは当然出来ないし、とんでもない運動神経があるわけでもない。
ただ打たれ強いは強いかな?それに戦い慣れているから殴られたりしても体の位置調節してダメージ半減とかしてそう
少なくともそこらのアクション物の主人公よりは強いと思う。
112パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/09(水) 11:31:00 ID:???
「何ビビッてるんだ」ジャックの銃は空を指していた、銃口からはまだ煙が立ち上っている。
「……何故撃たない?」刹那は情けを掛けられた事に腹を立てていた。
ジャックは微笑えむ「さぁな、お前が殺さないで! って顔したからかな?」
「貴様、馬鹿にしているのか!」刹那の顔は怒りで真っ赤に染まっている。
ジャックは銃と剣を納め船へと歩き出す「待て!」刹那はジャックを静止した。
「何故待つ必要がある、俺に惚れたのか?」ジャックは眉をひそめながら言った。
「貴様!」「もうやめてせっちゃん!」木乃香が殺気立っている刹那に声をかける。
「お嬢様、情けを掛けられて黙っている事はできません!もう一度勝負しろ、ジャック・スパロウ!」
ジャックは指でバツマークを作った「勝負は付いたろ? 俺はもう一勝負するなんて嫌だ」
「逃げるのか卑怯者!」刹那の怒号にジャックは笑みを浮かべた「海賊だからな、卑怯は褒め言葉だ」
「なんだと……これなら殺された方がマシだ!」刹那がそう言うのと同時に、木乃香が刹那の頬を叩いた。
刹那は思わず頬を押さえる「せっちゃんのばか!」見ると木乃香が目に涙を溜めていた。
殺された方がマシと言う刹那の言葉に木乃香は抑え様の無い怒りを感じていた。
「あの木乃香さん?」ネギが心配そうに木乃香を見る。
木乃香は突然校舎のある方向へと走りだした「ちょっと木乃香!」明日菜は木乃香の後を追う。
その場には刹那とネギ、そしてジャックと刹那の戦いを見守っていたギャラリーが残された。





113マロン名無しさん:2006/08/09(水) 13:54:41 ID:???
侍何時に来るかな・・・ワクワク
114マロン名無しさん:2006/08/09(水) 18:42:24 ID:???
>>102

宿場に戻ると妙な格好した男がうろついている。
刹那(もうこれ以上面倒なのには関わりたくない!)
男が後ろを向いた瞬間を狙って動いた。極めて目立たず、静かに、そして迅速に。
だがこれはゲームの中。そんな努力は無意味だった。もっとも刹那はゲームとは気付いてないのだが・・・。
男「ん?おい、そこのお前。」
刹那(な!?奴は後ろに目があるのか!?)
そんな事考えるうちに男が近づいてきた。一見すると小悪党の下っ端、簡単に言えば小物面。しかし刹那か衝撃の事実を知る。
刹那「貴様、何者だ?」
男「“貴様”だとぉ?俺は警官だぞ?天下の『井ノ頭茂吉』だぞ?口の利き方に気をつけろ。」
刹那(警官!?こんな胡散臭い男が!?)
井ノ頭「さて、廃刀令出ているこの時期に帯刀するのは立派な犯罪だ。だが俺様とても優しい。罰金さえ払えば見逃してもいい。」
刹那「い、いくらですか・・・?」
井ノ頭「ん〜、そうだな。二十円くらいかなぁ?」
刹那「な、そんな大金おかしいでしょう!?」
憎たらしい笑みで理不尽極まりない要求をする井ノ頭に流石に怒った刹那。
井ノ頭「ヒィッ!き、貴様!警官に怒鳴るとは・・・。次職質中に何かしたら死刑だぞ!」
刹那「す、すいません。」
井ノ頭「ったく・・・。そうだなぁ、金を払えないなら・・・。」
今度はいやらしい目つきで刹那を舐めるように見始める井ノ頭。正直気持ち悪い・・・。
井ノ頭「体で払って貰おうか・・・。」
井ノ頭が刹那の肩に手を乗せるが、あまりの気持ち悪さについ手が出てしまった。
刹那は井ノ頭の手を払い除けそのまま右ストレートを浴びせた。
115マロン名無しさん:2006/08/09(水) 18:43:12 ID:???
>>114

井ノ頭「ヒギュゥ!」
綺麗に顔面に入り盛大に吹っ飛ぶ井ノ頭。その姿は非常に情けない・・・。
刹那「ハァハァ・・・ハッ!しまったつい・・・!」
井ノ頭「き、貴様ぁ!俺様をコケにしやがってぇ!死刑だ、死刑だ!!」
完全に頭に血が上っている。井ノ頭は腰から拳銃を抜くと容赦なく発砲してきた。
だが神鳴流に飛び道具は効かない。すぐさま夕凪を抜くとすべて防いだ。それを見て驚愕の色を隠せない井ノ頭。
刹那「私に飛び道具は効きません。ですからその銃を下ろしてください。」
井ノ頭「ぐっ、ぬむむむ!嘗めやがって・・・!『ホセ』!ホセエェェェ!!」

 「ぬ う ぅ ぅ ぅ あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ! ! ! ! !」

突然の叫び声。声の方向を見ると屋根の上に男がいた。男は屋根から飛び降りると井ノ頭に近づいた。
刹那(で、でかい!!本当に人間か!?)
2mは軽く越す身長、手首足首に手錠を着け、上半身裸。二人揃って更に怪しさが増した。
井ノ頭「ホセ!二人でこいつを倒すぞ!」
ホセ「うおおおい!!」
刹那「私は危害を加えるつもりはありません。ですからすぐに立ち去ってください!」
ホセ「うもぉ?おら帰っていいだか?」
井ノ頭「バカ!帰っちゃ駄目だ!」
どうやら頭は弱いみたいだ。しかし油断はできない。二人掛りで一人は拳銃。もう一人は良くわからない金属棒。
しかも見るからにパワータイプ、加えて夕凪も刃こぼれを起こしいつ折れてもおかしくなかった。
刹那(この状況を打破する方法は唯一つ!大将を狙う!)
一直線に井ノ頭に向おうとした瞬間、目の前に金属棒が迫っていた。咄嗟に上体を反らして紙一重でかわした。
116マロン名無しさん:2006/08/09(水) 18:45:02 ID:???
>>115

しかしホセの攻撃の風圧だけで体がよろめき、そのまま倒れてしまった。
刹那(なんてパワーだ!こんな攻撃受けたら刀所か骨まで折れるぞ!やはり人間技じゃない!!)
考えてるとこに次の攻撃がきた。ホセは大きく振りかぶっている。
刹那(でも所詮パワーだけ!!スピードなら・・・!!)
刹那はホセの攻撃を受け流した。攻撃はそのまま地面に当たり激しい砂埃が巻き起こる。
井ノ頭「あのバカ!これじゃ何も見えん・・・!どこだ!出てこ・・・」
コキッ
井ノ頭「へ?」
乾いた音と共に右腕に違和感が走る。恐る恐る見ると腕があらぬ方向に曲がっていた。
やがて自分に何が起きたのか理解すると激しい痛みが襲ってきた。
井ノ頭「ひいぃぃぃぃ!う、腕があぁぁぁ!」
刹那「スピードなら私の方が上です。さあ、降参してください。」
井ノ頭「く、くそぉぉ!退くぞ、ホセ!」
ホセ「うおおいっす!」
井ノ頭「この鬼!悪魔!どうせおまえ何か今に死んじまうだ!」
なんとも低レベルな捨て台詞。最後まで情けない男だった。
刹那(ちょっとやりすぎたかな?でもすぐ治るように折ったし大丈夫か。)
改めて鍛治屋を目指す刹那。もう日は沈みかけている。闇が近づくと共に刹那にも次なる試練が近づく・・・。
117パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/09(水) 18:57:27 ID:???
麻帆良学園、中等部3-A教室
「それでは授業をはじめます」ネギがそう言うと同時に突然ネギの隣に黒いコートを着た男が現れた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
「誰ですかあなたは!?」ネギは黒いコートを着た男に聞く。
「・・・俺はジョン、ジョン・コンスタンティン・・・貴様!」エヴァを指差し、いきなり激を飛ばすジョン。
「な、なんだ?ジョン?コンスタンティン?・・・・・・ああ貴様は!!」エヴァは席から飛び上がった。
「エヴァンジェリン・A・K・マグダウェル直接有った事は無いな、だが今こうして会えて嬉しいよ」
「貴様が無敵のジョン・コンスタンティンか噂は聞いているぞ、この悪徳霊媒師!!」
エヴァとジョンが言い合っていると突然教室のドアが開かれた「なぁ食い物無いのここ?」ドアを開けたのはジャックであった。
「・・・・・・(なんか凄いややこしくなって来たわね)」明日菜はため息をついた。

授業終了後学園長室
「貴様のようなエセ魔法使いになぞ私は倒せんぞ!」「よく言うよ、この吸血鬼の糞野朗!」
「なぁ食い物無いのここ?」「ジャックなんか皆お取り込み中みたいだね・・・」「ウィルあたし今物凄く後悔してる」
「うるさぁぁぁぁーーーーーい!!!!!!」明日菜の怒号が飛ぶ。
学園長は苦笑いをしている「・・・ああジョン・コンスタンティン、ジャック・スパロウ、ウィル・ターナー、エリザベス・スワンか」
「なあじいさん、この糞野朗の始末に困ってんなら俺が引き受けてやるぜ」ジョンはエヴァを指差した。
「なんだと貴様!リク・ラク」エヴァンジェリンは魔法の指導キーを唱え始めた。
ジョンは微笑した「お前魔法使えないんだろ?魔法使いのくせに」
「・・・殺す!!殺す!!殺す!!殺す!!殺す!!」エヴァは完全にキレていた。
「さてどういう事か説明してもらおうか学園長さん」ジョンは学園長に今自分が置かれている状況について聞いた




118116:2006/08/09(水) 18:59:38 ID:???
誤字脱字だらけ・・・。まだまだ未熟ですね。次回はちゃんと見直します。すいません。
119パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/09(水) 21:22:38 ID:???
>>116GJ!!凄んげえ良い!!
私は相変わらず面白い話しを書くことが出来ない・・・でも書くけどね!

「こちらが聞きたいんじゃが、あなた方は何しに来たんじゃ?」
ジャックは我先に答えた「魔法、そしてそれに関連するお宝・・・俺はただ宝が欲しいんだ」
「俺も同じだ、自分の罪を清算できる物があると聞いて来た、2005年からな」ジョンは微笑しながら言った。
「何と!2005年から・・・ジャックは何所から?」「17世紀だと思います本に書いてありました」明日菜がジャックの変わりに答えた。
「本?」学園長は訝しげな表情を浮かべた。
明日菜は頷いた「ええ『ジャック・スパロウの後悔日記』です、それにこの人は17世紀の人だって」

「そういえば剣を振り回すやんちゃお嬢様は何所に居るんだ? お宅等どういう教育してんの?詫びの一つも入れて貰いたいね」
ネギはジャックに向かって頭を下げた「すいません、でも分かってあげてください、刹那さんは一生懸命なだけなんです」
「・・・いやださっさと宝を貰おうか?それとも奪うしかないのか?」そう言ってジャックは銃を抜いた。
ジョンも懐から金色のショットガンを抜いた「お前とは意見が合いそうだな、学園長渡せないと言うなら奪わせてもらおう」
学園長は冷静である「知らんのだ・・・もしかしたら騙されておるのではないか?」
「だとしてもここには何かが眠っている事に間違いは無いだろう」ジョンも冷静である。
「忘れ物だジョン」男の声がいきなり学園長室に響くとジョンの前に大きな鞄が現れた。



120パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/09(水) 22:35:23 ID:???
「忘れ物ね・・・ふん、よく言うよ」ジョンは鞄を手に取った。
「あの声・・・俺が聞いたのと同じ声だ・・・」ジャックは驚きを隠せなかった。
「同じ奴にスカウトされたみたいだな・・・ジャックなんか感じないか?」
「?俺何も感じないぞ・・・ジョン・・・コンスタンティン」ジャックはふざけた態度で言った。
ジョンは微笑した「いやジャック・・・何かかが入り込んでいる、今は放課後だな?こいつ等をたたく」
「こいつ等ってどいつ?・・・・・・なんか臭いな、エリザベス屁をこいたろ」ジャックはニヤニヤと笑っている。
「し、してないわよ失礼ね、貴方じゃないのジャック!!」エリザベスは激怒した。
「これは・・・硫黄の匂いですね」ネギは冷静に分析した。
「エリザベス、硫黄の匂いがするのか?」「失礼ね!!」エリザベスの顔は怒りで真っ赤になっている。
「硫黄か・・・懐かしい連中に会えそうだな・・・・・・」ジョンは笑みを浮かべた。

「硫黄の匂いってどっかで聞いた事があるような・・・」ネギは首を傾げた。
「悪魔には硫黄の匂いを放つ者が居るらしいが死ぬ時のはずだ、第一何故この学園に悪魔が?」エヴァも大きな疑問を抱いているようだ。
ジョンはショットガンを構える「何にせよこの馬鹿共を追っ払って・・・飯にしよう」
ジャックも腰の剣を抜いた「名案だ、俺も今回は手伝うか・・・」
「僕達も手伝います」「そうね行きましょう」ネギと明日菜もやる気の様である。
「僕も行くよ、エリザベス君はここで」「嫌よ・・・貴方と行くわ、どこまでもね・・・」
エリザベスとウィルを見て「(あたしもあんな風に高畑先生と・・・)」と思う明日菜であった。




121マロン名無しさん:2006/08/09(水) 23:51:24 ID:???
なんかパイレーツとか知らない人が居るみたいなんでもっとマイナーなコンスタンティンの解説を。
ネタバレありなんで映画を見たいという人は見ないでください。
コンスタンティン(アメリカ作品日本公開2005年)

幼い頃から人間界と地獄、天国の住人の区別の付いたジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)
15歳の時その得意な能力によりノイローぜとなり自殺を図る。
結果としては自殺は失敗したが2分間だけ自殺に成功し地獄を見る事となる。
そのおぞましい様子に恐怖するジョンであったがキリスト教の最大の禁忌自殺を図った事により地獄行きが決定してしまう。
それから20年ジョンは悪魔祓いを生業とする探偵となっていた。
理由は一つ地上で規則に違反した悪魔や天使を地獄に送り返す事により神の温情を受ける為だった。
神はそんなジョンの自分本位の行動を認めようとはせず、さらにはヘビースモーカーであるが為に肺癌となり余命一年と宣告される。
失意のどん底のジョンの元に女性刑事アンジェラ(レイチェル・ワイズ)が自分の妹の不可解な死について調査をして欲しいと頼む。
最初は依頼を断わった物のアンジェラを追う大量の悪魔達を見てジョンは驚愕する。
アンジェラの後を付けるとそこには数百の悪魔が居り自分達に襲い掛かってこようとしていた。
ジョンはこの悪魔を聖具を使い撃退する物のジョンは今まで起こった事が無い事が起きる・・・そう考えていた。
122マロン名無しさん:2006/08/10(木) 00:22:00 ID:???
>>121
アンジェラの依頼調査に乗り出すジョンアンジェラは自殺と断定された妹の死が納得できないとジョンに言う。
そこで地獄にアンジェラの妹の存在を確認しに行くジョンであったが確かに地獄にアンジェラの妹は居た、つまり自殺。
だが事件調査中ジョンの2名の友人が殺害される、その手口は明らかに人間による物ではなかった。
ジョンはアンジェラを連れ二人の残したメッセージの答えを知る人物の元へと向かった。
危険なので車で待機する様指示されるアンジェラであったが自分も調査をするとジョンの後を追う
その頃、ジョンは主犯格のハーフブリード(悪魔のこと)を追い詰める。
だがハーフブリードは微笑し「自分の役目は果たした」と言い残すそれと同時にアンジェラがジョンの下の辿り着く。
ハーフブリードを倒し二人が駐車場を目指していると突如アンジェラが悪魔によってさらわれる。
ジョンは相棒のチャズを連れ友人であるパパミッドナイトの元を訪れアンジェラの居場所を突き止める。
しかしそこには数十体のハーフブリードも居た、ジョンは捨て身の特攻とチャズの機転によりこの状況を打破しアンジェラを救おうとする。
だが既に敵の目的は達成された後であった、敵の目的はマモンの地上への降臨・・・。
123マロン名無しさん:2006/08/10(木) 00:40:35 ID:???
>>123
ジョンはチャズと協力しアンジェラにとりついたマモンを悪魔払いする事に成功。
だがその直後チャズが何者かによって命を奪われる。
怒りに燃えるジョンであったがジョンの前に姿を現したのはジョンの監視役、古い付き合いの天使ガブリエルであった。
ジョンはガブリエル相手に手も足も出ずに敗退する。
だがジョンは自分の命を犠牲にして最強の悪魔、魔王ルシファーを召喚する。
ルシファーの前では赤子同然のガブリエルは一瞬にして倒される。
ルシファーは死ぬ前に何か願いは有るかとジョンに尋ねる、ジョンはアンジェラの妹を天国送ってくれと頼むのであった。
ジョンの願いを叶えたルシファーは意気揚々とジョンを地獄へと連れて行こうとする
だがそれと同時に天国からの迎えもやってくる、自己犠牲それがジョンが天国に行くための条件。
ジョンはルシファーに自分では無く、アンジェラの妹を天国に移すように願った為に天国行きが確定したのである。
だが納得の出来ないルシファーは強引にジョンの肺癌を摘出し延命させた、ジョンは再び地上で生きる事となったのである。
数日後アンジェラと共に夜景を見るジョン、二人の恋は始まろうとしていた。
しかし二人はお互いに距離をとる事を選んだ、ジョンはアンジェラが去った後、夜景を見ながら禁煙ガムを口にするのであった。

124123:2006/08/10(木) 01:01:01 ID:???
あらすじ分かりにくいかもしれないと言うか、分かりにくいっすね。
結構ストーリーが複雑なんですが大筋はこんな感じの物だと思っていただければ。
あとジョンの武器聖具ですねこれも分かりにくいんでサラッと書いちゃいます。

聖なるショットガン
聖具(時計、十字架、杖、ライト、火炎放射器)を組み合わせて完成するジョン最大の武器。
銃身自体が十字架の形をしており高位の悪魔も銃身に触れただけで蒸発する。
さらには全体にラテン語の呪文が描かれており銃自体は金で出来ている。
銃弾も金で出来ており悪魔に撃ち込むと瞬時に蒸発する。
まさにジョン・コンスタンティン最強の武器である

聖なるメリケンサック
メリケンサックに聖なるも糞もあるか!!といった突っ込みは厳禁。
最高位の悪魔も聖なるメリケンサックで殴られると顔が砕け散るほどである。
接近戦ではショットガンの打撃に次いで強い武器。
余談ではあるが悪魔浄化の儀式の時にも使えるらしい(十字架の代わり?)
125マロン名無しさん:2006/08/10(木) 01:10:58 ID:???
>>124
解説続き

ドラゴンの息
ジョンが友人に無理を言って手に入れさせた武器。
その名の通りドラゴンのブレスが封じ込められており悪魔を瞬時に焼き尽くす。
聖なるショットガンのパーツの一つであり銃身の真下に取り付けられる。
ただ純粋な攻撃力は聖なるショットガンの方が高く原作の映画では一度使ったきりである。
ちなみにそのたった一度の使用も敵の悪魔にダメージさえ与えられなかった。

聖水アンプル
聖水を封じ込めたアンプル、敵に投げ付けて使用する。
使用感覚は悪魔用の手榴弾といった所である。
持っているだけでも下等な悪魔は近付く事が出来ない。
ちなみにジョンが持っているのはヨルダン川の聖水。

侍さん明日も投下楽しみしています!!
126マロン名無しさん:2006/08/10(木) 01:19:02 ID:???
新職人到来期待アゲ
127パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/10(木) 13:57:08 ID:???
保健室金曜日午後6時
「ここに居るな、ハーフブリードの糞野朗」ジョンは一人ごとを言うのが癖になっているようだ。
保健室の扉を勢いよく開けるジョン、なかには誰も居ないまるで海の底の様な静寂が保健室を支配していた。
ジョンはゆっくりと保健室の中に入る、革靴の音が静寂を破って寂しく響く。
放課後の保健室、聞こえるのは自分の足音と呼吸音だけ、ジョンは暫し自ら立てる音の余韻に浸っていた。
ジョンはふと窓の外を見る、美しい夕日が学園を照らしていた。
「綺麗だな、日本の夕焼けは・・・俺も爺臭い事考えるようになったな」微笑むジョン。
「人間ノ分際デ我等ニ楯突クノハ、オ前カ?ジョン・コンスタンティン」不気味な声が保健室を支配していた静寂をぶち壊す。
「・・・お前な、風情ってもんがないのか?」ジョンは呆れ顔で言った。
「ジョン・コンスタンティン・・・・」不気味な声は確かに聞こえるが声の主の姿はない。

ジョンは袖を捲り上げた、両腕には何かの紋章が描かれていた、ジョンは両腕の紋章合わせる。
「光の中に現れよ、光の中に現れよ、光の中に現れよ」ジョンは呪文の詠唱を始めた。
すると空間が歪みあの不気味な声の持ち主の影が徐々にあらわになっていく。
そして空間の歪みが元に戻るとミイラのような生き物が姿を現した。
まさにそれは異形の者であった、頭は鼻から上が存在せず身体も背細っているが腹だけが異様に膨れている。
「貴様が言葉を話せるとはな下等悪魔が」ジョンは捻くれた笑顔をを見せる。
「シャァァァァァァァァァァァ!!」悪魔は聞くに堪えない声で鳴いた。


128マロン名無しさん:2006/08/10(木) 20:25:51 ID:???
今日はもう誰も投下しないの?
129マロン名無しさん:2006/08/10(木) 20:30:31 ID:???
今日はとか言うがまだ時間あるぞ。それに職人も忙しいんだろ。根気よく待とう。
130パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/10(木) 22:19:48 ID:???
「さてこれで終わりだ、悪魔の糞野朗!」ジョンはショットガンを悪魔に向けて放った。
だが悪魔は素早い動きで銃弾をかわす、外れた銃弾は保健室の壁に大きな穴を開けた。
「くそ!」ジョンは悔しそうな声を上げ再びショットガンを構える。
だが悪魔は保健室のドアを破り校舎内へと逃げて行った、すぐに後を追うジョン。
「この馬鹿!!」ジョンはショットガンを乱射する、だが悪魔は巧みに動く、弾は悪魔ではなく校舎の壁に大穴を開けていた。
「カチン」乾いた音が銃声の中響く「弾切れか糞!」ジョンは懐から予備の弾装を取り出し装填する。

「うまいな・・・ん?」突如林檎を齧っているジャックが悪魔の前に現れた。
悪魔はジャックを見ると突然飛び掛る、ジャックは素早く剣を抜き悪魔の首を切り落とした。
「うん修行不足だな・・・お分かり?」ジャックは林檎を齧りながら首の無い悪魔に皮肉った。
ジョンは首を切り落とされた悪魔に近付いてきた「助かった・・・うまそうな林檎だ」
「食うか?」ジャックはジョンに食いかけの林檎を進める「頂こうか」ジョンは林檎を受け取り齧る。
「うん、良い林檎だ」「だろ?ジョンこいつは一体なんだ?うわっくせぇ!なんだよ、こいつ風呂入ってないのか!?」
「そいつがエリザベスの屁の正体だ」ジョンは林檎を齧りながら微笑んだ。
「アンタとは気が合いそうだ、ジョンでこの臭い野朗はこいつだけか?」
「多分な」「こいつ本当に悪魔か・・・なんかこうもっとカッコの良いもんだと思っていたが」
「現実なんてそんなもんさ」ジョンは芯だけとなった林檎を悪魔の腹の上に乗せる。
そしてジョンは林檎ごと悪魔をショットガンで撃ち抜いた「そして現実は想像以上に呆気の無いもんだ」
悪魔は林檎と共に灰になっていた「それがお前への唯一の手向けだ」ジョンは微笑した。
131パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/10(木) 23:19:31 ID:???
「(うわ・・・モロ怪しいでござるな・・・)」ジャックとジョンを壁に隠れて見つめる長身の少女。
「(一体何なんでござるか?・・・もしや敵のスパイ!・・・誰がこんな所にスパイを?)」思考を巡らせる少女。
「隠れてないで出て来い・・・2人共だ・・・」ジョンが誰とも無く呼びかける。
「ばれていたでござるか・・・拙者長瀬楓でござる」楓は壁の影から姿を現した。
続いてジャックの真後ろにこれまた長身の少女が姿を現す「龍宮真名だ、宜しく」

「ガキが何の用だ?もう夕方だ、そろそろ家に帰った方がいいんじゃないか?」ジョンは捻くれた笑みを見せる。
「(・・・捻くれていそうな人でござるな・・・しかし)何で日本語がそんなに流暢に?日本の方でござるか?」
「なに?・・・あいうえお・・・なんだこりゃ!!馬鹿野朗!!!!・・・何でだ!?」驚くジョン。
「あいつの手土産らしい、気付かなかったのか?」ジャックはジョンに言った。
「まあいい、コミニケーションには困らないな・・・でお前達は?」ジョンは少し困惑しているようだ。
「こちらは名乗った、あなた方の事が聞きたいでござる」
「お嬢ちゃん、大人の言う事は聞いといた方がいいぜ、にしてもでかいな」ジャックは舐める様に楓と龍宮を見た。
「(こいつは唯の変態か?)こちらとしてもあんた達が何なのか聞きたいだけだ」龍宮は冷静に言った。
「嫌だね、お前達に名乗る必要は無い、ぞれとも渋好みか?あいにく俺にはロリコンの趣味は無いんでね」ジョンは微笑した。
「こっちも渋好みの趣味は無いでござるよ・・・何故名乗らないのでござるか?」
「それに付いても答える義務は無い・・・さて学園長の所に引き返すか」ジョンはジャックを見て言った。
「そうだなじゃあお嬢さん方、さいなら〜」ジャックはふざけた態度を見せるとジョンと共にその場を後にした。
「学園長の知り合いでござるか?」「にしても変わった連中だな」二人は思っていた、変な男二人組みだな・・・と。

132パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/10(木) 23:31:41 ID:???
燃え尽きました・・・後は侍さん宜しく・・・今日はもうネタが思い浮かばない・・・
133パイレーツさんGJです!:2006/08/11(金) 00:00:17 ID:???
>>116

刹那「ここか・・・。」
やっとの思いで鍛治屋に着いた刹那だったが、既に日が暮れて夜になっていた。
刹那「ごめんください。」
恐る恐る店に入ると男がいた。名前は『堂島軍二』年齢は30代くらいで大柄、筋肉質。眼鏡を掛けてる。
堂島「ん〜、客か・・・。ここは刀を鍛える工房だ。なんの用だ?」
刹那「実はこれを・・・。」
刹那は夕凪を差し出した。堂島は黙って受け取ると夕凪を抜いた。真剣な顔で刃こぼれを調べている。
堂島「・・・三十八円かかるが、いいか?」
刹那「はい。お願いします。」
刹那は内心ホッとしていた。すずの話によると以前一人の侍が代金を踏み倒したが、そのまま帰らぬ人となったらしい。
現在手持ちは五十円。もしも先程の井ノ頭に罰金を払っていたら・・・。考えるだけでも恐ろしい。
堂島「わかった。少し待ってくれ。すぐに終わる。」

〜1時間後〜

堂島「おわったぞ。・・・いい刀だな。大事に扱え。」
刹那「はい!ありがとうございます。ではこれを・・・。」
刹那は約束のお金を渡すと夕凪を掲げその刀身を見る。先程のボロボロの刃が嘘のように綺麗に磨き上げられている。
その職人技にしばらく見惚れてると急に得体のしれない胸騒ぎを感じた。
刹那(なんだ、この感じ・・・?すずさん?)
134マロン名無しさん:2006/08/11(金) 00:01:25 ID:???
>>133

堂島「他に用は・・・」
言いかけたその時、刹那は猛スピードで店を出て行った。
堂島「なんだよ、いっちまいやがった。」
呆れた表情で後ろ姿を見送る。
堂島「・・・いい目をしてた。それにかなりの達人だ。俺より強いか?フッ。」
空を見上げる。綺麗な満月が地上を照らしている。
堂島「彼女なら“奴”を止められるかもしれないな。」
何か決意めいた表情でそう呟いた。

宿場に着くと店の前ですずが立っていた。
刹那「はぁはぁ・・・。すずさん!!」
すず「・・・!!刹那さん!?大変です!ドナドナさんが・・・!!」
誰の目から見てもすずの気が動転してるのは明らかだった。刹那はまず彼女を落ち着かせる事を優先した。
刹那「落ち着いてください。それでドナドナさんがどうしたんですか?」
すずのパニックぷりにただ事ではない事を感じた刹那は静かに、真剣な眼差しで問い掛けた。
すず「はい。実はドナドナさん、一人で黒生屋敷に忍び込んだみたいなんです・・・。」
刹那「何故そんな事を!?」
すず「わ、私にもわかりません。でももし見つかったらただでは済みません。
   ・・・お願いです!ドナドナさんを助けてください!もう刹那さんしか頼れる人がいないんです!」
正直な話、無事に帰れるか刹那自身もわからなかった。一度屋敷に入った事はあるが、かなりの人数がいた。
加えて坪八や知床などの手練も何人かいる。圧倒的に不利だった。
刹那「わかりました。すずさんは安心して待っててください。」
それでも彼女を安心させるために強がりを言った。彼女の眩しい程の笑顔を護るため決心した。
そんな二人のやりとりを見ている影が二つ・・・。
黒ザコ1「あいつ俺達に楯突くつもりだ!」
黒ザコ2「どうする?いま殺っちまうか?」
黒ザコ1「いや、まずは屋敷に報告だ!」
どうやら今回は今までのように簡単に済みそうにない。ドナドナは無事なのか?刹那は無事に帰ってこれるのか?
先程までの綺麗な満月とは打って変わって不気味に見えた・・・。
135マロン名無しさん:2006/08/11(金) 00:04:41 ID:???
諸事情によりまた3日ほど休みます。本当にすいません。
パイレーツさん、おもしろいです。今度自分もその映画見ようと思います。
136パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/11(金) 00:19:22 ID:???
>>135
侍さんGJ!
何とかやってみますが新職人そろそろもう一人ぐらい欲しいっすね。
私も今はネタがありますが後10レスぐらいでまた考える期間欲しいですしね。
このスレ見てる人でもどっかのスレで職人やってる人でも良いんで誰か職人よろしくお願いします。
短編でも長期でもいいんでお願いします。
137パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/11(金) 10:47:34 ID:???
学園長室午後6時20分
学園長室にはネギと明日菜そして時を越えて来た四人が居た。
「さてジョン・コンスタンティン、ジャック・スパロウ今日の所はお引取り願いたい」学園長はため息を付きながら言った。
「構わないさ・・・だが泊まる場所ぐらい用意してくれるんだろうな?」ジョンもため息を付いた。
「・・・ネギ先生、明日菜君・・・泊めてやってはくれんか?」学園長は両手を合わせる。
「いいですよ、ネギあんたは?」「僕も構いません・・・でも木乃香さんが」
「それはわしの方から言っておく、ではまた明日」学園長の顔はほっとしていた。

中等部寮、明日菜、木乃香の部屋午後8時50分
3人はテーブルを囲み談笑していた。
「コンスタンティンさんは何所の生まれなんですか?」ネギは少し嬉しそうだ。
「俺はロスの生まれだ、ずっとロスで暮らしてきた」ジョンは禁煙ガムを噛みながら答えた。
明日菜はその様子を見つめていた「煙草吸わないんですか?」
「一度肺癌になってね、それからやめたんだ、15の時から吸っていたからね、中々止められそうに無い」
「今はもう大丈夫なんですか?・・・その癌は」明日菜は恐る恐る聞く。
「ああ・・・今は何とも無い・・・ただここが2年昔かと思うと不思議な気分だよ」
「なんか凄い人生送って来ていそうですね・・・」ネギは10歳の少年とは思えない程しみじみとしていた。
「ネギ、そういえばお前魔法使いみたいだな」ジョンはあっさり言った。
「!?そ、そそそそそそそそそそそそそんな事ありませんよ!」ネギは動転していた。
「安心しろ俺もそっち側の人間だ、まぁ俺の殆どが独学に近いがね」
「コンスタンティンさんも魔法使いなんですか!?」ネギは唖然としていた。

138パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/11(金) 12:12:35 ID:???
「どの時代でも月は綺麗だな」陸に上がったブラックパール号の甲板でジャックは呟いた。
「ジャック・スパロウ」男の声がジャックの名を呼んだ。
ジャックは辺りを見回すがそれらしい人影は無い「何所に居る!」
「ここだよ」ジャックの目の前にあの黒いフードの男が現れた。
「!?・・・・・・あんたは奇術師か何かか?」ジャックはふざけた態度で聞いた。
「いや・・・だがあんたには用は無くなった・・・ここで死んでもらう」黒いフードの男は静かに呟いた。
「ここではやり合いたくない・・・降りろ」ジャックは目で甲板の下校庭のグランドを指した。
「いいだろう」黒いフードの男が相槌を打つと二人は同時に甲板から飛び降りた。

ジャックは着地すると同時に剣を抜きフードの男を切り付けた。
男はそれをかわすとジャックの顔を殴りつける、ジャックは身を捩りながらパンチを避けフードの男の腕を切りつける。
キーンと高い金属音が校庭に木霊する、二人は同時に間合いを取った「なんだ手に鉄板でも仕込んでんのか?」
「俺は徒手空拳が得意でね、剣を持った相手にはこれ位しないとな、怪我をするかもしれない」フードの男は身体でリズムを取っている。
「案外臆病だな、だがこれで終わりだ」ジャックは銃を抜き撃鉄を起した。
「噂どおりの汚い男だ、素手の相手に銃を使うか・・・正々堂々戦え!!」
「嫌だね、汚いと言われる筋合いは無い、負けるかもしれない勝負はしない性質でね」
ジャックはそう言うと同時に引き金を引いた、弾丸はフードの男目掛けて真っ直ぐ飛ぶ。
再び金属音が響いた、男の腕には銃弾が軽く食い込んでいた。
だが腕に食い込んでいた銃弾はすぐに地面に落ちた、フードの男は何と手甲で銃弾を防いだのである。
「嘘だろ」ジャックは唖然とした「これは現実だ・・・そしてお前はここで死ぬ」

139パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/11(金) 13:50:39 ID:???
(テーマ曲流れっぱなし)
「お前の事は有った時からいけ好かないと思っていた・・・ここで死ぬのはお前だ」ジャックは剣でフードの男を指した。
「行くぞ!伝説の海賊ジャック・スパロウ!」「掛かってこい!このインチキ野朗!」

剣を構えジャックはフードの男に突撃した、男は突っ込んでくるジャックに合わせてフックを放つ。
ジャックはこれを剣で受け男の胴を薙ぎ払う、男は手甲で斬撃を受けると連続でパンチを放った。
全てのパンチをジャックは剣で受け流すとお返しにと言わんばかりに連続で斬撃を叩き込む。
男もジャックの連撃を防ぎ右フックと左フックを同時に放つ。
ジャックはしゃがんでフックを避けると立ち上がる勢いを生かしたアッパーを男のアゴに食らわせた。
さすがにこれには不意を打たれたのか男はモロにジャックのアッパー(カエルパンチ)をモロに受けた。

思わず仰け反る男、ジャックは間髪入れずフードによって隠された男の顔に突きを放つ。
男はジャックの攻撃をスウェーしてかわすと上体を起こす反動でラリアットを放った。
ジャックは剣でこれを防ぐもラリアットは物凄い衝撃でジャックは思わず後ずさりした。
男は踏み込んで一気にジャックとの間合いを詰め再びラリアットを放つ、ジャックは剣でラリアットを防ぐが腕に痺れが来る。
フードの男はすぐさま左腕を振り上げジャックに向けて振り下ろした、ジャックは身体を回転させがならこれを避け男の後ろを取った。
後ろを取ったジャックは素早く男の背中を切り裂いた「グワァァァ!!」男の悲鳴が上がる。
「覚えておけジャック・スパロウ」男はそう言い残すと突如消えてしまった。
「覚えておけ?嫌だね俺忘れっぽいの、お分かり?」ジャックは微笑みながら言った。
140マロン名無しさん:2006/08/11(金) 19:44:31 ID:???
今日はもう投下終わりか・・・
141マロン名無しさん:2006/08/11(金) 22:55:48 ID:???
保守age
142パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/11(金) 23:21:53 ID:???
金曜日午後9時、明日菜の部屋
「魔法と言っても俺のは闇に隠れる連中を炙り出したり出来るだけだ」ジョンは微笑しながら言った。
「へぇ〜そう言えばコンスタンティンさん、その大きな銃は何ですか?」ジョンの手元にある銃をネギは目で指した。
「これか、友人の忘れ形見だ・・・聖なるショットガン、こいつが一番悪魔には効く」
「形見・・・亡くなられたんですか?」ネギは恐る恐るジョンに聞いた。
「・・・・・・俺のミスで殺しちまった・・・今でもあいつの事は忘れられない、変わり者だったがな」
「そうですか・・・すいません変な事を聞いて・・・」ネギは申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「気にするな・・・にしても10歳で先生とはな、アメリカでも聞いた事がない」ジョンは若干苦笑いした。
「僕もびっくりしているんです・・・けど慣れました」ネギは笑顔で返す。

ネギたちが談笑していると突如部屋の扉が開かれた。
「ただいま・・・ふう〜疲れたわ・・・」着物を着て正装をした木乃香が部屋に帰ってきた。
「お帰り・・・お見合いどうだった?」明日菜は結果を知りたくてたまらない様だ。
「・・・断わってきた・・・お休み」木乃香はそう言い終わると着物のままベットに入ってしまった。
「木乃香・・・お休み(・・・やっぱり今朝の事気にしているのね・・・ジャック・スパロウ!!)」明日菜からはオーラのような物が立ち上っていた
「・・・・・・明日菜?・・・なんか変な物が出ている気がするんだが・・・」若干ビビッているジョン。
「こ・・・怖い・・・ジョンさん何とかしてください・・・」ビビりまくるネギ。
「みんな行くわよ!!」いきなり立ち上がる明日菜。
「行くって?」恐る恐る聞くネギ「決まってんでしょう!!ジャック・スパロウのとこへ殴り込みよ!!!!」明日菜は町中に聞こえそうな声で叫んだ。
143パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/12(土) 15:55:38 ID:???
金曜日午後10時、ブラック・パール号甲板
「あいつは何なんだ?まったく・・・月が台無しだ」ジャックはフードの男の襲撃に対してぼやいていた。
「頼もー!!!!!!」町中に響きそうな大声、ジャックは思わず耳を塞いだ。
「な、なんだ!?・・・ジョン、ネギと昼間のお嬢ちゃん3人か、何のようだ?」
明日菜が連れて来たのは刹那、ネギ、ジョン、木乃香であった。

「ジャック・スパロウ!!あんたに再戦を申し込むわ!相手は刹那さん!!どう?」明日菜は甲板に立っているジャックを指差す。
「面倒臭いからやだ、大体俺はそいつと戦うメリットが無い、お分かり?」ジャックは両手を広げて叫んだ。
「そっちは無くてもこっちには有るのよ!!正々堂々戦いなさい!!そうすれば絶対刹那さんが勝つに決まってる!!」明日菜は自身有り気に言った。
「正々堂々やって俺が負けるなら、俺にとって戦うメリットは無い!それに正々堂々やる必要も無い!」ジャックも自身有り気に叫んだ。
「ほんっと汚い奴!!あんた正々堂々戦う勇気も無いの!?卑怯者!エッチ!馬鹿!」関係の無い罵倒まで飛ばす明日菜。
「汚いは俺達海族の褒め言葉だ!いいか?世の中正々堂々やって負けるんじゃ意味が無い、汚い手を使っても勝った奴が生き残るんだよ!」ジャックはそう叫んだ。
一理有るかも知れない、そう思う明日菜であったが「だけど正々堂々やった方が気持ちいいじゃん!!」そうジャックに向かって叫んだ。
「お前達は子供だからな!世の中がどういう物か知らないだけだ!・・・しょうがない、今回だけだぞ!」ジャックはそう叫ぶと甲板から飛び降りた。
「刹那さん!!がんばって!!」明日菜は刹那の背中を叩いた。
「・・・(明日菜さんがこのちゃんとの事気にしてくれているんだ・・・)お願いしますジャック」刹那はそう言うと静かに夕凪を抜いた。
「はいはい銃は無し、剣だけの勝負でいいんだな?よし来い」ジャックも素早く剣を抜いた。

144ジョジョ&ネギの奇妙な冒険:2006/08/12(土) 22:43:30 ID:???
―――この物語は謎の矢にまつわる1人の青年と少年、31人の少女の運命を追う冒険たんである!
 
Part1 吸血鬼エヴァンジェリン
 
 

145パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/12(土) 23:15:25 ID:???
(テーマ曲流れっぱなし)>>144楽しみです
ネギ達が見守る中、先に仕掛けたのはジャックであった、刹那の懐に飛び込み突きを放つ。
刹那は突きを受け流しジャックの足を薙ぎ払おうとする、ジャックはジャンプしてこれを避ける。
ジャックは落下の衝撃を利用して剣を振り下ろす、ジャックのジャンプ力は一般人のそれであるがそれでもジャックの体重が乗った攻撃は重かった。
刹那はジャックの攻撃をモロに剣で受けた、高い金属音が辺りに木霊する。
そのまま刹那とジャックの剣は鍔迫り合いとなった、刹那は渾身の力を込めてジャックの剣を押し出す。
思わず後ずさりするジャック、刹那はその隙を逃さず一気にジャックの懐に飛び込んだ。
刹那が飛び込んでくるのを見て、すぐに態勢を立て直すジャックであったが、刹那は既にジャックの喉元に夕凪の刃を立てていた。
氷の様に冷たい鉄の感触がジャックの喉元に伝わってくる、刹那の顔は少し明るくなっていた。

「ありがとうございます、ジャックさん」刹那は剣をジャックの喉元から離し、そう言った。
「ありがとうだと?気にするな、俺も楽しかった、その若さでその太刀筋は見事としか言えない、だが甘いな」
「何が甘いんですか?」刹那は思わず首を傾げた。
「こういう事さ」ジャックはいきなりに銃を抜き、刹那の頭に突き付けた。
「汚い!!銃は使わない約束でしょう!」明日菜の怒号が飛ぶ。
「剣での勝負は付いた、だから次は本気の勝負をしようじゃないか」ジャックは冷静に言った。

146パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/12(土) 23:44:35 ID:???
(テーマ曲そのまま)
「ジョンさん止めて下さい!!」ネギはジョンに向かって言った。
「いやネギ、ジャックの言う事の方が正しい、刹那は敵を信用しすぎた」ジョンは冷静に言った。
「・・・・・・私が甘かったという事ですね・・・(この距離だとかわすのは無理かな・・・)」刹那は微笑した。
「さてお前は俺の言うことを聞かなきゃならない立場だな」ジャックはいやらしい笑顔を見せる。
明日菜は顔を真っ赤にして叫んだ「あんたねぇ!!負けたくせになに偉そうな事言ってんのよ!!」

「やめてジャックさん!!お願いこれ以上せっちゃんをいじめんで・・・」木乃香は涙目になりながら叫んだ。
「いじめてはいない・・・そうだ!この・・・ああ刹那、こいつを殺してほしく無いんなら・・・」
「何?うちなんでもするから!!」木乃香の発言に刹那は驚いていた「お嬢様!やめてください!!」
「服を脱げ、全部だ」ジャックはあっさりと言った。
「!!ジャックさん!!お願いしますそれだけは勘弁してください!私はどうなってもいいですから」
「分かったわ!服を脱げばええんでしょ?着替えて来てよかった・・・着物のまんまやと脱ぐのに手間が掛かるしな」
ちなみに着物のままだと動き難いという事で明日菜が木乃香に着替えを進め、普段着に着替えてからジャックの元へと来たのであった。
「早くしてもらおうか?」ジャックは薄ら笑いしながら木乃香を見た。
「今脱ぐわ」木乃香は笑顔で言った、「やめてくださいお嬢様!!ジャックさん私を撃ってくれ、なんなら私が裸になる!!」
「それじゃあ面白みが無い、そうだろうジョン!」「そうかもな・・・(少しやり過ぎだとは思うが・・・)」
木乃香はまずTシャツに手を掛けた、ゆっくりとTシャツを脱ぐ、そして脱ぎ終わったTシャツを明日菜に投げる。
「ちょっと持ってて」笑顔で言う木乃香、まだ未発達ではあるが美しいラインの上半身があらわとなる。
「いいねぇ〜まだ若いが・・・中々いい」微笑むジャック。

147パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/13(日) 00:08:56 ID:???
「次は下着だ!さぁと『ガッチャン!!』ったほおが・・・い・・・い」突如倒れこむジャック。
「ジャック・・・女の子に何強要してるのよ・・・最低」エリザベスが倒れたジャックの背後に現れた。
「あ・・・あの貴方は・・・ジャックさん気絶してもうたけど・・・」木乃香は心配そうに言った。
「ああ、あたしがこれで殴ったの」砕けた酒瓶をチラつかせるエリザベス。
「(む・・・昔の女の人って豪快・・・)助かりました、えーとエリザベスさん」明日菜は頭を下げる。
「いいのよジャックの暴走はしょっちゅうだから・・・でも嫌いにならないで、これでもいい人なの
 今朝ジャックのせいで喧嘩していたみたいだから私もジャックも気にはなっていたんだけど」エリザベスは気まずそうにした。

「・・・・・・せっちゃん」木乃香は静かに刹那に近寄った。
「は・・・はい」刹那は俯いてしまった。
「二度とあんな事言わんでよ!あたしを撃てとか、殺された方がいいとか」木乃香はむくれている。
「は、はい・・・・・・二度と言いません・・・」刹那は俯いたままである。
「よし!ほな一緒に帰ろせっちゃん」木乃香は笑顔になっていた。
「・・・はい!このちゃん」刹那は顔を上げ微笑んだ。


148マロン名無しさん:2006/08/13(日) 01:32:17 ID:???
>>144
もしネギまキャラにスタンドが発現したら
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1154522813/
職人様、是非こちらに!!
SS不足で、このままではスレが落ちてしまいます!!
149144:2006/08/13(日) 02:42:55 ID:???
>>145 >>148
期待しないで待っていて欲しい
150マロン名無しさん:2006/08/13(日) 09:29:58 ID:???
>>148
そこは考案スレだと思ってた
151マロン名無しさん:2006/08/13(日) 10:21:09 ID:???
今日当たり侍投下再開か?
152マロン名無しさん:2006/08/13(日) 10:22:45 ID:???
今日当たり侍投下再開か?
153マロン名無しさん:2006/08/13(日) 17:58:20 ID:???
>>151>>152
スタンド登場記念age
154マロン名無しさん:2006/08/13(日) 21:19:41 ID:???
侍投下終了してから3日経ったよね?経ったよね?
侍カムバーック!!
155携帯からスマソ。侍です。:2006/08/13(日) 21:45:11 ID:???
すいません。投下しようとしたらアクセス規制くらってました。いつになるかわかりません。
156マロン名無しさん:2006/08/13(日) 22:05:12 ID:???
そんな!!早く帰ってきてくれ侍!!
157マロン名無しさん:2006/08/13(日) 22:09:41 ID:???
誰か!!なんか投下してくれ!!
新職人来てくれ!!
158マロン名無しさん:2006/08/13(日) 22:10:33 ID:???
短編でもいいから!!
159マロン名無しさん:2006/08/13(日) 22:14:13 ID:???
そんな必死にならんでも…。
160マロン名無しさん:2006/08/13(日) 22:20:49 ID:???
侍さんは携帯からならカキコできるんだよね?
でしたら定期的に感想よろしくお願いします。
早く復帰してください、楽しみにしています。
161マロン名無しさん:2006/08/13(日) 23:09:26 ID:???
ジョジョまだかな?
162マロン名無しさん:2006/08/14(月) 01:07:22 ID:???
このスレ根強く残ってるな。100行かずに落ちると思ってたwwwww
163パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/14(月) 10:33:48 ID:???
ブラック・パール号船室 金曜日午後11時

「エリザベス・・・お前なぁ、何をしてくれたんだ・・・」ジャックは後頭部を抑えながら椅子に座っている。
そんなジャックを見てエリザベスは呆れ顔で言う「ジャックが女の子に服を脱げとか強制するからこういう事になるのよ」
「そりゃ悪かったな・・・でも島の女達はああすると元気になったもんだ!」
「何所の話しそれ?・・・・・・分かった、貴方行き付けのあの島ね?」エリザベスはまた呆れ顔になった。
「悪いか?どこに行こうと俺の自由だ、にしても宝どころか魔法とやらもまだ目にしてないぞ・・・やっぱり騙されたか?」さすがのジャックも苦笑いである。
「でも元の時代に帰るには宝が必要なんだろう?魔法も必要だと君は言ってたじゃないか、なのにこれっぽっちもその形跡は無い」ウィルは酷く落胆していた。
「ウィル魔法や時を操る宝なんて存在しないと言うがじゃあ俺達は何でこんな所に居る?」ジャックは微笑んだ。
「そうよ!ここに来れるはずもないわ、つまり時を書ける秘宝ってジャックが持っていたあの玉なのよ」エリザベスは喚起の声を上げた。
「そうだエリザベス、奴は俺にそんな貴重な玉をあっさりよこした・・・って事は少なくともあの玉はまだあるって事だ!それにそんな玉を使ってでも探したい宝だ!物凄いに違いない!」
「そうよね、ジャックそうよ!きっと凄い宝がこの場所にはある!」
「エリザベス・・・そうだな考えてみれば奴はそんなに貴重な物をジャックに渡した・・・それ程までに欲しい宝なのかもしれない」ウィルの顔にも笑顔がこぼれる。

「・・・ただな奴は俺を裏切った・・・つまりはこっからは宝物争奪戦になる、覚悟しておけ」
「裏切った・・・そう言っていたな・・・!そうだ奴を捕まえるだけでもいいんじゃないか?」
「どういう事だウィル?」ジャックは首を傾げた。
「奴を捕まえて玉の使い方を吐かせればいい!そうすれば宝を手に入れなくても帰れる!」ウィルは自信満々といった具合である。
「どの道それには宝に辿り着く必要があるな!・・・『あの男』の言う事信じてみるか」ジャックは微笑した。


164マロン名無しさん:2006/08/14(月) 14:40:15 ID:???
>>134

刹那「さて、着いたのはいいけど・・・」
黒生屋敷に着いた刹那だが予想以上の見張りの多さに困り果てていた。
刹那「できれば正面突破は避けたいが・・・、そうだ!確か裏口があったはずだ!そこからなら・・・」
昼間、屋敷に入った時見つけた裏口。早速見張りに見つからないように裏口まで行ってみたが・・・。
刹那「し、閉まってる!?」
相当ショックだったのか、その場にがっくしとうなだれる刹那。どうやら裏口を開けとくほど間抜けではなかったらしい。
刹那「はぁ・・・。これだけはしたくなかったけど仕方ない。ドナドナさんとすずさんの為だ・・・!」

〜正面門の物見櫓〜
雑魚「ふぁ〜、眠ぃ〜。・・・ん?おい!誰かいるぞ!!」
刹那(正面突破だ!!)
雑魚「この野郎!!」
見張りの叫び声に反応して続々と集まってくる黒生の雑魚たち。あっという間に刹那を囲んでしまった。
雑魚「終わりだ!全員かかれー!!」
合図と共に一斉に切りかかるが刹那はまだ動かない。
刹那(落ち着け、集中するんだ。流れを読め。隙を見つけろ!)
十数の刃が刹那に迫る。まだ動かない。
165マロン名無しさん:2006/08/14(月) 14:40:58 ID:???
>>164

刹那(・・・・・・ここだ!!!)
迫りくる刀全て最小の動きでかわす。そのまま反撃に移る。
刹那「はああぁぁぁぁ!!」
雑魚「な!?がはっ!!」
ある者は気絶させられ、ある者は骨を折られ、ある者は命に別状はないがしばらく動けない程度に手や足を斬られた。
雑魚「つ、強ぇ・・・。」「化け物だ!」「おい!早く中の奴らにも連ら・・・うぐっ!」
次々と倒されていく雑魚たち。連絡しようとした者も首筋への手刀で失神させられた。
刹那「すいません。こうするしかなかったので・・・。」
門の付近の敵は片付き中に進入する。庭など至る所に見張りが巡回していたが、隙を見つけ各個撃破していく。
屋敷内に入とこれまた一味違った緊張感が走る。果たしてどの部屋にドナドナがいるのか?
部屋は複数ありどの部屋からも人の気配がする。
刹那(一体どの部屋だ?・・・このままでは埒があかない。ええい!ままよ!)
刹那は一つの部屋のふすまを思い切って開けた。そこに立っていたのは・・・、
ドナドナ「刹那殿!!何故ここに!?」
刹那「ドナドナさん!助けに来ました!」
ドナドナ「む、かたじけないでござる・・・。」
運良くドナドナがいる部屋を探し当てた。とりあえず無事という事がわかり安心した。
刹那「一体何故こんな事を・・・?」
ドナドナ「昼間の店での騒ぎは覚えてるでござるか?」
刹那「・・・はい。」
ドナドナ「何故あんな事されてもここに居座るのか、うちは貧乏だから宿場を出る事ができないでござる。」
刹那「・・・・・・。」
ドナドナの熱弁に刹那は黙って耳を傾けていた。そしてドナドナは後ろにある金庫を指差しながら喋った。
166マロン名無しさん:2006/08/14(月) 14:41:40 ID:MEWxIBg0
>>165

ドナドナ「この金さえあれば・・・。みんなでここを出られるでござる!」
彼は真の侍だろう。そこらで偉そうに歩いている奴なんかよりはるかに立派だ。
刹那「フフ、あまり無茶をしないでください。・・・すずさんが心配してましたよ。」
ドナドナ「すまないでござる・・・。」
刹那「さあ、気付かれないうちにここを脱出しましょう。」
ドナドナ「あ!勿論金庫は持って帰るでござるよ。」
刹那が先頭に立ち、後ろには金庫を抱えたドナドナがついて来るという形だ。
ここにくる途中に敵は刹那が殆ど倒したので帰りはスムーズに行けるはずだったのだが・・・。
坪八「刹那!てめーらが盗っ人か!」
門を出たところで又してもこの男と出会ってしまった。
坪八「ここを通りたかったら俺を倒していくんだな!!」
刹那(またこの人か・・・。)
坪八「行くぜ!刹那ァ!今度こそ負けねぇ!!」
二回も戦い、いいかげんパターンも癖も覚えてしまった刹那。相手になるはがなかった。
坪八「うらぁ!!・・・うごぉ!!」
カウンターでもろ顎にヒット。もしこれがボクシングの試合だったらすぐにレフェリーストップだったろう。
刹那「本当に何度もすいません・・・。」
ドナドナ「刹那殿!そんな奴ほっといてさっさと逃げるでござるよ!」
ようやく黒生屋敷を脱出した二人。後は一本松を越えるだけとなったが又しても刹那達の前に立ち塞がる者が・・・。
167マロン名無しさん:2006/08/14(月) 14:43:12 ID:???
上げてしまった。本当にすいません。待たせた人、投下こんだけですいません。
168マロン名無しさん:2006/08/14(月) 14:44:55 ID:???
キャラ名「台詞〜」 

はいい加減に止めてほしい。
169マロン名無しさん:2006/08/14(月) 14:54:09 ID:???
>>168
貴重なご指摘ありがとうございます。分かり易くしようとしたんですけど逆に見辛いですね。
他の方も是非指摘などあったらどんどん教えてください。
170マロン名無しさん:2006/08/14(月) 15:13:53 ID:4ar802pt
わざわざやおい板から出張してきてやったぞコラ。
好き勝手いいやがってロリコンブタ共が。
あのなあ、BLなんてものは太古の昔より認められているもんなんだよ。
ねぎまだなんだ知らねーが、こんな非現実ハーレム漫画のほうがよっぽど有害なんだよw
テメエらのキッショイ価値感でBL否定してんなボケ。
171マロン名無しさん:2006/08/14(月) 15:16:40 ID:???
IDが802か。惜しいな。

そのレス内容で801なら神だったのに。
172マロン名無しさん:2006/08/14(月) 15:33:58 ID:4ar802pt
>>170
まあ、落ち着いてw
言いたい事はわかりますけどね。
男同士の恋愛ってのは、もうほとんど文化ですもんね。
それをムキになって否定してるのは一部のオタク系の男のみですな。
(俺はいちおう男ですよw)
173マロン名無しさん:2006/08/14(月) 15:38:12 ID:???
何がやりてーんだてめーは
174マロン名無しさん:2006/08/14(月) 15:57:57 ID:???
荒らしはスルー
175パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/14(月) 17:48:23 ID:???
侍さんGJ!
麻帆良市内某所、土曜日午前0時30分

夜の麻帆良市、昼間は学園都市として若い世代が跋扈している街ではあるが夜ともなれば誰も居ない。
そんな静寂が支配する街をジョン・コンスタンティンは一人歩いていた。
「来たなコンスタンティン・・・ジョン・コンスタンティン」ジョンに玉を渡した男が突如ジョンの前に現れた。
「何してやがる・・・裏切り者が」ジョンは懐に手を入れる。
「ジョン・・・ジョン争う気は無い、我々はただ楽しみたいだけだ、時代をそして人生を」男はフードこそ被っている物のその顔に笑顔が浮かんでいるのは想像に難しくは無かった。

「なに笑ってやがる、この糞野朗、お前がハーフブリードなのか?それともただの馬鹿なのかそれはどうでもいい
 重要なのはお前達の目的だ!何が目当てだ!宝では無いのは分かっている、何が欲しい?金か?女か?それとも男か?
 いいか糞野朗、お前は俺達が必要なんじゃない、この時代の何か誰かが重要なんだろう?だからお前も俺もジャックもここに居る」

「随分と長い演説ありがとうジョン、そうだ我等の目的はある人物、一人はもう既に達成した丁度1週間前にな・・・今は日付が変わっているから正確には8日前か?」
「そんな暑そうなもん着込んでないで姿を見せたらどうだ?この糞野朗」ジョンは強気の態度に出る。
「ジョンジョンジョンジョン・・・ふふ・・・ジョン北を目指せ」フードの男は指差した。
「・・・反対だぞ、北はあっちだ」ジョンは正しい北の方角を男に教えた。
「・・・えっ!あっち!?・・・・・・ま・・・まぁジョン細かい事は気にするな・・・じゃ」男はジョンの目の前から姿を消した。
「・・・手品師か?・・・いや道化だな」ジョンは深夜の街で高笑いした。
176マロン名無しさん:2006/08/14(月) 20:40:53 ID:???
>>169
侍さん個人的には台本形式好きです、が読み難いという方が居るなら
行間を空けると違うと思います、私の文章も大した物じゃありませんが例えば・・・

刹那「台詞」
刹那は剣を抜いた。よりは・・・

刹那「台詞」

刹那は剣を抜いた。の方が見やすいとは思います

ただあんまりやりすぎると改行多すぎと出るので大体4個程度の区切りで行けば読みやすいと思います。
生意気に意見してしまってすいません。
177マロン名無しさん:2006/08/14(月) 20:54:32 ID:???
侍ってタイトル無いの?
あった方がいいと思う

178マロン名無しさん:2006/08/14(月) 23:42:38 ID:???
ジョジョ引き抜かれたくさいな。
>>148何してくれてんだよ・・・こっちも職人少ないのに・・・
179マロン名無しさん:2006/08/15(火) 00:06:24 ID:???
侍です。
>>176ありがとうございます今度は意識して書いてみます

>>177自分の未熟な作品に名前などおこがましいかと思ったんですがつけた方がいいですかね?
と言うよりもここまで続くとは思わなかったので名前考えてなかったんで・・・。
180ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:07:24 ID:???
スイマセン。予告から投下に随分時間がかかってしまいました。
 
冒頭が明らかに4部のパロなのと、説明文が多い所はご容赦下さい。
181ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:09:16 ID:???
━━━僕が日本に来てから、はや4ヶ月近くがすぎた
 
━━━去年は サッカーのワールドカップの合同開催の
   年とかで 日本や韓国の
   マスコミは大さわぎだが
   たいていのプレーヤーは 落ち着いている
   気分では ないにしても
   いつものようにプレーに集中、全力で練習をして
   ワールドカップを迎えたそうだ
 
━━━ぼくの名前は―――(できたら…覚えて貰えるとうれしいです)
 
    ネギ・スプリングフィールド (数えで) 10さい…
   ぼくの場合は教師の正式採用と
   これからの先生としての行動への期待と不安で
   胸がいっぱいの4ヶ月だった
 
 
   ……
   生徒や学園を巻き込む
   奇妙な事件に出会うまでは…
 
 
『空条承太郎!
  ネギ・スプリングフィールドに会う』
182ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:12:50 ID:???
「ネギ君ありがとー!また明日ねー」
「はいまき絵さん!さようならー」
 
いつも元気いっぱいなまき絵と挨拶を交わし、ネギはいつも通りの放課後の予定に向かうために歩を進めていた。
すでに木乃香たちは到着しただろうが、
ネギは職員会議のためにいつもより長引いた。そろそろ麻帆良祭が近いためである。
やっと職員会議が終わり、ちょうど学校を出ようとした時に、部活に出ていたまき絵と鉢合せした。
聞けば部活が長引いてしまったらしく、いつもの仲良し4人組は先に下校してしまったらしい。
ネギはそのことを聞いて、またいつぞやのように変質者に襲われたら危険だな、と思ったので途中まで御一緒したのだ。
 
(遅れちゃったよー師匠怒ってるかなー……うう……こわいなー…)
 
夏至に近付いているせいか日が長くなっているようで、あたりはまだオレンジ色に明るい…
黄昏刻というやつだ。
 
(そういえば、この時間帯ってお化けと逢いやすいんだって
 ゆえさんが言ってたなー……)
 
183ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:16:09 ID:???
>>182
 
      ドシィィイン
 
「あわわ」
 
走りながら他の事を考えていたせいで、人とぶつかってしまった。
『ドライバーの皆さんは脇見運転などせずに安全運転を心掛けて下さい』なんて言葉がネギの脳裏を掠める。
 
      バラバラ バラ
 
勢いもついていたせいもあって、ネギは尻餅を、
肩にかけたカバンは衝撃で辺りに中身が飛び散ってしまった。
 
      ドギュ   ドギュ
 
…かと思われたが何事もなっていなかった。転んだはずの自分もなんともなっていない。
 
「えっ……あ、あれ?今」
 
あれ?おかしいな…たしかに今転ぶつかってんだはずだぞ?
カバンの中身だって外に飛び散ったはずなのに……と困惑するネギに唐突に声がかけられた。
 
「よそ見しててすまなかったな……
 この町の地図をみていたんでな」
 
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
 
そこにはワイルドな風貌をしている、ラグビー選手ばりにガタイのいい男が立っていた。
顔は東洋系で彫りが深く、日本人だ。といわれればそう思うかもしれないが、でもどこか日本人ばなれした風貌の男だった。
 
184ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:25:01 ID:???
>>183
 
(うわー……おかしなおかしな帽子を被っている人だなー)
 
ネギは……身長やぶつかったこと、相手の謝罪に対する言葉より何より
―――その頭にある、おかしなバッヂのついている帽子に心が反応した。
 
だが、ネギとてイギリス紳士……帽子のことは頭の片隅に置き、謝罪するしようとするが………
余計な事を考えていたせいか、いかんせん『一手』遅かった。
 
「あ…こちr
     「ひとつ尋ねたいんだが……
 君は麻帆良学園の生徒かい?」
「(む〜〜〜っ  話してる最中だったのに……)
 はい
 学園関係者ですけど……(なんのようだろ?  …この人)」
「……………そうか…ならよかった
 『エヴァンジェリン』……  という生徒を知っているか?
 知らなきゃ知らないで構わないんだが……」
「マスt……いや、エヴァンジェリンさんなら、僕のクラスですけど……
(師匠になんのようだろう? このひと)」
「……?……ここは共学校なのか?
 …女子と男子に別れているって聞いたが………」
 
男は少年のいう『僕のクラス』の意図はわからないようで、少年の言葉に困惑している
185ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:32:26 ID:???
>>184
 
ひょっとしたら「エヴァンジェリンは『2人』いたッ!」という考えまでもが脳裏に浮かんでいるかもしれない
 
「え……えーと、僕の受け持ちのクラスって意味です」
「……………………………………」
 
男はネギの言葉に更に困惑する
男は『言っている事がわからない……………
 からかっていやがるのか?……………この少年…………』くらいのことを思っているかもしれない……
それくらいネギの言葉の意味は不可解だったのだ。
………一方、
 
(どうしたんだろこの人……急に黙っちゃったよ)
 
ネギの方も困惑していた。
自分が親切に教えてあげたら、急に男は押し黙ってしまったのだ。
ネギとしてもこの男の態度は不可解なものであろう
 
……しばらくの沈黙のあと、ネギから口を開いた
 
「あn
  「それは………君が『担任』だって意味か?……それとも…
「僕が、担任教師だってことです!」
 
が、またしても『一手』遅かった。
再び言葉を途中で遮られるが、
男の言葉の後、伝えたかったことは伝えられたので今度は特に気にしなかった。
186ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:40:25 ID:???
>>185
 
「…………その生徒の住所がわかるか?
 たずねてこの町にきたんだ…」
「(師匠の知り合いかな?)
 僕もマ……いや、エヴァンジェリンさんの家に
 これから行くので
 案内も兼ねてご一緒に行きませんか?」
「いや、大切な用事なので住所だけ教えてくれればいい…
 明日、『日中に』会いに行くよ」
「(にっちゅう?……日曜って言おうと思ったのかな?
 明日は日曜日だし)
 そうですか、じゃあ僕はこれで……」
 
ネギはその男に住所を告げてその場で別れた。
男が自分達や師匠に危害を加えるのではないか?ということはネギも考えたが、
とてもこの男がそのような人間とは思えないようなくらいに知性的で物静かだったので、
古い知人か誰かで遠くから師匠たずねてきたんだなと思って、急いで地獄の特訓の待つログハウスへと向かう事にした。
 
←『空条承太郎 
    ネギ・スプリングフィールドに会う!』  そのAへ
187ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/15(火) 00:44:33 ID:???
……ということでひとまず今回の分は終了です。
 
他スレとのどっちつかずの態度で色々と迷惑をかけてしまいましたが、
何卒ご容赦下さい。
 
それでは……
188マロン名無しさん:2006/08/15(火) 00:51:14 ID:???
GJです。続きwktkしてます。投下の間隔が長いのは何故?待ちきれないですぜ。
189パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/15(火) 10:47:28 ID:???
ジョジョさんGJ!
>>175土曜日午前12時40分、ブラック・パール号船内
「ってわけだ・・・そいつに言われてこの世界に来たんだ」ジャックはイスに座ったまま苦笑いしている。
「その人を信じたの?本当に財宝は『北』にあるの?」エリザベスは首を傾げる。
「北・・・どうやって行く?ブラックパールは陸に上がった魚だ、このままじゃここから動けない」
「ウィルこの船はここに置いて行くしかない、俺達の目的はあの玉だ、あれを手に入れてここに帰ってくる」
「珍しいなブラックパールを置いて行くなんて・・・」ウィルの顔には驚きと戸惑いが浮かんだ。
「仕方が無いだろう、本当なら海に出るはずだったんだ、そのまま船で行けたが」
「確かにこれだけ大きい船を人の力で運ぶのは不可能だ・・・別の手を使うしかないのか・・・」
「ウィル、ジャック何とかならないの?この船を置いていくのは私も少し・・・」

「心配要らないよ」ブラックパールの船室に突如黒いフードを被った少年らしき者が姿を現した。
「誰だ!ウィル!エリザベス!・・・船を壊すなよ」ジャックはそう言いながら剣を抜く、ウィルとエリザベスも同様に素早く剣を抜いた。
「落ち着いてよ・・・僕は味方なんだからさ、キャプテンジャック・スパロウ」
「・・・ちゃんと分かっているじゃないか!悪い奴じゃない、そう俺はキャプテンだ」
「ネギ・スプリングフィールド、桜咲刹那、近衛木乃香、神楽坂明日菜この4人を明日、船に乗せるんだそうすれば僕がこの船を海まで運んであげる」
「本当に?」ジャックは剣を構えながらも興味有り気に聞いた。
「もちろん!その4人がこの船に乗っていればいい、時間は明日の午後5時までそれまでにネギ達を乗せてくれ、但し一人でも指定のメンバーが書けたらこの話は無かった事に」
「分かったいいだろう、約束だ」ジャックはそう言うと剣を納めた。
「じゃあまた明日・・・」少年はそう言い残し姿を消した。
190マロン名無しさん:2006/08/15(火) 12:05:47 ID:???
>>148です。
私の身勝手な行動で不快な気持ちにさせてしまった全ての人達、特にジョジョの作者氏に心から謝罪させていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。
191マロン名無しさん:2006/08/15(火) 12:44:13 ID:???
>>190
そちらのスレも応援しているのでがんばってください。
192マロン名無しさん:2006/08/15(火) 18:06:51 ID:???
そろそろ職人の今日の分の本格的な投下始まるかな?
193マロン名無しさん:2006/08/15(火) 21:10:51 ID:???
誰か投下まだ?
194マロン名無しさん:2006/08/15(火) 22:29:27 ID:???
侍いつも来るのに今日は来ないな・・・
195パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/16(水) 00:24:38 ID:???
土曜日午前8時30分ブラック・パール号船内
「さて皆さん!集まっていただきありがとうございます」ジャックは深々と頭を下げた。
「なぁ・・・・・・本当に信用できるのか?その・・・あ〜ガキは」ジョンは訝しげな表情でジャックを見る。
「大丈夫だ!宝は必ず有る!そして船もお嬢さん達のお陰で動く、お分かり?」
「何で私達がこの船に乗るんですか?それに・・・なんだか嫌な予感が・・・」刹那は若干焦っている。

船内にはネギ、木乃香、刹那、明日菜、ジョン、ジャック、ウィル、エリザベスそして・・・
「なんで私達もアルか?」「たしかに・・・何で付いていかなくちゃならないんだ?」
「二人とも・・・面白そうだからいいではないか、北海道に行くとは聞いていなかったでござるが・・・」
何故かクー、楓、龍宮も同乗していた「お嬢さん方は強い・・・らしい?じゃないか、だからさ」
「何で強い人間が必要なんでござるか?よほどの危険があるのでござるか?」楓は冷静に聞いた。
「そうだ!世の中危険がいっぱいだ!それにこの規模の船を動かすにはそれなりの人数がいる」

「つまりそれなりに腕っ節の立つ奴じゃないと船を動かせないんだ、操舵はジャックがするにしても
 マストの上げ下ろしやマストの方向調節、それに速度を出すならオールを出して漕がないといけない」ウィルは丁寧に理由を説明した。
「北海道なら飛行機で行けばいいアル」珍しくまともな事を言うクー。
「いや飛行機だと武器が持ち込めない、つまり不利になるんだろう」ジョンは微笑した。
「よく分かっているなジョン、そうだかなり不利になる、この船が唯一の選択肢だ」ジャックもジョンに微笑み返す


196パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/16(水) 00:25:57 ID:???
「何で武器が・・・本当に宝が欲しくて北海道に行くんですか?」ネギは首を傾げる。
「この中の誰かが必要なんだろう?連中にとってはな」ジョンはジャックに微笑みかける。
「はぁ、そうだ・・・この中の明日菜、ネギ、木乃香、刹那この四人を船に乗せている事がこの船を動かす最低条件らしい」
「ジャックさん!?あたし達を騙そうとしましたね!・・・ってジョンさんなんでそんな事知ってるんですか!?」明日菜は驚きの声を上げる。
「俺も同じ話を持ちかけられたんでな、うまく同乗させてもらったわけだ」
「ジョンさん・・・騙しましたね?」刹那は剣に手を掛ける。
「だったらどうする・・・俺も地獄行きは御免なんでな、ここに居てもらう」
「お断りします、どうしてもここから出す気がないなら・・・」刹那は剣を素早く抜いた。
「ここに居ろ・・・外はどの道危険だ・・・」ジョンは静かに呟く。

「よく分かっているね、ジョン・コンスタンティン、外は危険がいっぱいだ」
黒いフードの少年が突如船室に姿を現した「よう約束は果たした」ジャックは剣を抜く。
「何のまね?」少年の声は明るいものであった「早く船を海に連れて行ってもらおうか」ジャックは少年を剣で指した。
「ジャック船長・・・怖いな、今すぐやるよ・・・・・・」ラテン語で呪文を唱える少年。
「!?(凄い魔力だ!この人一体・・・)」ネギはあまりの力に驚愕していた。
「・・・・・・終わったよじゃあ」少年はそう言うと突然姿を消した、そしてその直後物凄い衝撃と着水音が船内に響いた。
全員があまりの衝撃で倒れこむ、しかしジャックはすぐに立ち上がり船室と甲板を繋ぐドアを開けた。
日差しが船内に差し込む、そしてそれと同時に「・・・海だ!!!!」ジャックの目の前には広い海が広がっていた。



197マロン名無しさん:2006/08/16(水) 00:40:43 ID:???
age・・・ジョジョはあんだけ投下したから今日は来ないと思ってたけど
侍はどうしたんだ?指摘受けて台本から小説に直し中か?
198マロン名無しさん:2006/08/16(水) 00:46:25 ID:???
>>パイレーツ
とうとう海に出ましたね。これからの展開期待してます。
>>197
それもありますがまたアクセス規制になってました。僕何か悪い事したんでしょうかorz
199マロン名無しさん:2006/08/16(水) 01:01:59 ID:???
>>198
多分荒らしさんと似たようなホストなんじゃないでしょうか?
荒らしさんと似たようなホストは全部規制されますし・・・数日中には誤解が解けると思いますけど・・・
200マロン名無しさん:2006/08/16(水) 02:26:15 ID:???
>>195-196
GJです!
いつも楽しみにしています。

みんなパイレーツ氏にももっと敬意と謝意を示すべきじゃないか?
201パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/16(水) 11:11:26 ID:???
>>196趣味で書いているんで敬意と謝意なんてとんでもないですよ。
  でも楽しみにしてくれる人が居るのは私としても嬉しいです。

「メア・ウィルガ!」ブラックパール号の甲板でネギはラテン語の呪文を叫ぶ。
「どれぐらい掛かるんだ、杖が着くまでには?」ジョンはネギの隣に立った。
「ジョンさん!この魔法知ってるんですか?やっぱり魔法使いなんですか?」
「いやラテン語で『杖よ』って言ったろ?俺もラテン語の意味ぐらいは分かる、悪魔を祓う時にはラテン語で呪文を唱える必要があるしな」
「そうなんですか、知らなかったな・・・あっ!杖が着くまでの時間でしたよね・・・やっぱり2時間は掛かると思います」
「2時間か・・・気長に待つとするか、そうだお前には必要ないかも知れんが持っていろ」ジョンはネギに向かってアンプルを投げる。
ネギはアンプルを受け取ると中身を覗き込む「?これは水ですか?・・・なんだろう不思議な感じがする、守られてるみたいだ」
「そいつは聖水だ、それを持っていれば下級な悪魔なら近付いてこなくなる、お守りみたいなもんだ」
「ありがとうございます!」満面の笑みを浮かべるネギ。

「浮かれちゃって・・・なんか親子みたい」明日菜はネギとジョンを見て微笑んでいた。
「そうですね、ネギ先生にはお父さんが居ないんですもんね・・・嬉しいんだろうな」刹那は寂しげな表情を浮かべる。
「刹那さん?どうしたの?」明日菜は刹那の顔を心配そうに覗き込んだ「・・・なんでも有りません」刹那は首を横に振った。

甲板に有る船長用の操舵場所にジャックは居た「さて・・・久しぶりの海だ」
ウィルがジャックの隣で剣を研いでいる「いつになったら出るんだ?」
「北に行くには向かい風だ、向きが変わるまでは待つつもりだったが・・・あと1時間それで船を出す。
「みんなに伝えてくるよ」そう言ってウィルは甲板に下りて行った。
「さて・・・どうなるか・・・」ジャックは静かに微笑んだ。




202パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/16(水) 11:30:40 ID:???
>>201から1時間半後
「あっ来ました」ネギが空を指差す「あれがお前の杖か」ジョンは若干驚いていた、まさか本当に来るとはと思っていた。
ネギの杖はかなりのスピードで飛んで来る「よっと」杖をキャッチするネギ。
「そいつは持っていると何かになるのか?」ジョンの質問にネギは「これを使うと魔法が安定するんです」
「そうか意外に面倒だな魔法使いも」ジョンは冷静に言った。
「あはは・・・そうかもしれませんね・・・」ジョンの言葉に苦笑いするネギ。

「結局2時間近く待っちまったな、よーしマストを張れ!!」ジャックの指示が飛ぶ。
甲板に居るウィルとエリザベスがロープを引きマストを張る。
マストを張りながらウィルは叫んだ「ジャック!!風はまだ・・・!追い風になった」
ジャックは満足げな表情を浮かべる「そろそろ頃合いだと思ってな!!よしガキ共!!船の中に入れ邪魔だ!!早くしろ!!もたもたするな!!」
ジャックの指示にネギ達は「はい!!!!船長!!!」と思わず叫んだ。
ネギ達はそのまま走って船室を目指した「ジョン!!」「なんだ!ジャック」ジャックの呼びかけに足を止めるジョン
「ガキのお守は任せたぞ!!」ジョンは笑みを浮かべる「しょうがない!!」ジョンはそう叫ぶと船室に入って行った。
「碇を上げるぞジャック!!」ウィルが甲板で叫ぶ「よし上げろ!!さぁブラック・パール・・・水平線まで連れてけ」ジャックはコンパスを開きながら言った。
203パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/16(水) 11:32:49 ID:???
ブラックパール号船内
ネギ達は船内でこじんまりとしていた「・・・・・・あっ!」
「どうしました明日菜さん?」ネギは首を傾げながら聞いた。
「あんまりに迫力があって忘れてたけど・・・うまい具合にジャックに乗せられたんじゃない?」
「どういう事ですか・・・・・・あ〜!!!!僕達結局船から降りなかった!!」
「しまった!!またやられた!!!!糞・・・三回も騙したな!!!!」刹那の顔から殺気が出ていた。
「(こ・・・怖いでござる!!)ま・・・まぁこれも何かの縁でござろう、共に行くのも悪くないと思うのだが」
「確かに気にはなりますよね・・・じゃあ皆さんさえ良ければこのまま行きますか?」ネギは船内に居る全員に聞いた。
「おう!!」一同の声が船内に木霊する「やれやれ・・・」ジョンは微笑んでいる。

一方ブラック・パール号甲板の甲板では・・・
「風が弱いな・・・ジャックこの距離をこの速度で行っていたら・・・何日も掛かる」ウィルは日本地図を手にしながら言った。
「確かにな・・・どうするか、強い風が起きればな、この船ならあっという間だ」
「どうするの?」エリザベスは不安げな表情を浮かべる「ジャック・・・どうするんだ?」
「・・・ネギ・・・ネギ呼んで来い!!」ジャックはエリザベスを指した。
「ネギって男の子よね・・・分かったわ、すぐに呼んでくる」エリザベスは船室目指して走り出す。
「何をする気だ?」ウィルは訝しげな表情をする「なに・・・魔法の威力を見せてもらうのさ」ジャックはいやらしい笑みを浮かべた。


204マロン名無しさん:2006/08/16(水) 16:55:44 ID:???
ごめんなさい>>201>>196の所は>>200の間違いです。
すんません今で気付きませんでした^^;
205マロン名無しさん:2006/08/16(水) 19:02:23 ID:???
ジョジョは今日当たり投下再開!!と言ってみる
206マロン名無しさん:2006/08/16(水) 23:45:55 ID:Ys6ZDl8z
今日はパイレーツだけ?(T_T)しょぼーん
207ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/17(木) 00:00:19 ID:???
今日当たり投稿再開!!………はっ
 
なんか、主人公は登場しないわ、キャラ説明多いわでgdgdだけど、ご容赦を。
 
次の次くらいにバトル入る予定だけどどうなることやら…
208ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/17(木) 00:02:28 ID:???
『空条承太郎 
   ネギ・スプリングフィールドに会う!』 そのA
 
 
━━━少し前
 
ネギがいないログハウスに不機嫌なうなり声が響く
声の主はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル……「人形使い」「闇の福音」「不死の魔法使い」など様々な二つ名を持つ、自称『最強無敵の悪の魔法使い』のロリ吸血鬼だ。
 
「ええい!
 ぼーやはいつまで待たせる気なんだ!
 ……………弟子の分際で私をこんなに待たせおって……っ」
 
ネギがまだ来ないことにそうとう苛立っているらしく、ログハウスの中をうろうろと歩き回っている。
理由は修行に遅れて来ることへの苛立ちだけではないかもしれないが……
 
「…そんなにネギ先生が待ち遠しいのですか? マスター」
 
そんな彼女をマスターと呼ぶ少女(?)…茶々丸がいる。
一見しただけではそうとはわからないが、
彼女は、超科学が可能にした人工知能に、魔法動力が体を駆け巡る……科学と魔法のハイブリッド、高性能自立型人型ロボットなのであり、
しかもエヴァンジェリンの従者なのである。
 
「スッカリ恋スル乙女ジャネーカヨ 御主人」
 
そして、そのロボの頭の上でカタコトで口うるさく喋る、B級ホラー映画にでも出てきそうな悪趣味な人形。
この殺人人形……もとい、チャチャゼロは茶々丸の姉で、エヴァンジェリン最初の従者なのだ。
が、エヴァンジェリンの魔力が底をついている今は、ただの喋る置き人形と化している。
209ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/17(木) 00:04:58 ID:???
「なっ…?
 ち、ちがうわっ」
 
エヴァンジェリンはその方向のツッコミが苦手のようだ。
今まで数度となくゼロと茶々丸からこういうツッコミを受けているが、まともにくらってばかりで、簡単に受け流すということがあまり見られない。
 
「そーなんか、エヴァちゃん?」
「ちょっ…… お嬢様! 」
    「だからちがうと何度(ry」
 
エヴァンジェリンに話しかけるこの少女、名を近衛木乃香といい、関西呪術協会の長の孫であり、当学園の学園長の孫である。
腰まである黒髪と京都弁が日本を思い出させてくれる。
 
そして、木乃香をお嬢様とよぶのは桜咲刹那。
彼女は木乃香の護衛であり、幼馴染であった。
麻帆良に入学してからしばらく、その出生から来るコンプレックスでお嬢様から遠ざかっていたが、この度の修学旅行でそのわだかまりがとけ、昔のように仲良く喋れるようになったのである。
 
「でもたしかにネギ君遅いなー」
「そうですね…
 もうそろそろ来てもいい筈なんですが…」
「急イデテ ダンプニデモ衝突シタンジャネーカ
 アノガキ」
 
皆が心配する中チャチャゼロが不吉な発言をする。
…実際はロードローラーよりも危険な男に激突したが。
210ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/17(木) 00:10:57 ID:???
>>209
 
「ちょっと
 縁起でもないこと言わないでよ!」
 
長い髪を頭の両極で縛っているオッドアイの少女、神楽坂明日菜がその不吉な言葉を、
自分自信の中にもある不安を一喝するが、
 
「デモヨ アノガキガコンナニ遅レルッテコトハ  ナンカ有ッテモ不思議ジャネーダロ」 
 
再び出るゼロの不吉な言葉。
 
    ド―――――z______ン
 
 
「……………………………………」
 
…まるで時が止まったかのようにその場が静まり返る。
ネギならばダンプくらい魔法でどうにかしそうだが、『ひょっとしたら……』という考えがその場にいた全員の頭をよぎる。
…それくらい『ネギが数時間遅刻する』ということは、まれなことなのだ。
211ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/17(木) 00:16:30 ID:???
>>210
 
      『ガタン』
 
突然のエヴァの立席でその静寂が途切れた。
 
「どちらへ行かれるのですか? マスター」
「…トイレだ」
 
茶々丸へそう耳打ちし、その場を離れようとする。
いろいろなことを考えていて、全く今のやりとりを聞いていなかった木乃香が茶々丸と同じことを言った。
 
「エヴァちゃん どこいくん?」
「トイr
   「ネギ先生を捜しに行かれるのだそうです」
 
茶々丸から木乃香に説明が入る。
 
「な…っ? ちがうってコラ!」
「エヴァちゃんそうなんかー   うちも一緒に行こうか?」
「な… ならばお嬢様
 わ、私も御一緒します」
「……しょうがないわね 私もいくわよ」
 
みんなやはりさっきの言葉が気掛かりだったようで、一斉に席を立ちエヴァンジェリンの側に立ち並ぶ。
212ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/17(木) 00:17:41 ID:???
>>211
 
「ええい!どけ!
 …本当に、トイレなんだよ!!」
 
……果たして吸血鬼がトイレに行くのかはなはだ疑問だが、鼻水がでるくらいだがら(自主規制)も、でる可能性はあるだろう。
…だから『ドーダコーダ』いうわけではないんですがね。
 
     ガチャン
 
と、丁度そのときエヴァンジェリン邸のドアノブが回った。
 
 
←『空条承太郎
    ネギ・スプリングフィールドに会う!』 そのB
213ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/17(木) 00:25:25 ID:???
というわけで終了です。
 
>>188>>189
応援して下さっている皆さんありがとうございます。
パイレーツさんGJです。つーか書くペースはえーなおい!
 
>>190
つ□ まあ、そんなに気にしない方がええよ。と
 
>>205
……はっ
 
>>207
早速誤植。
投稿→投下
214マロン名無しさん:2006/08/17(木) 01:09:35 ID:???
>>206
>>200みたいな人達はきっとそういう態度にムカついてんだと思うぞ。
荒れの原因になるかもだし、本音は胸にしまっときなよ。
215マロン名無しさん:2006/08/17(木) 02:51:52 ID:???
元ネタ分からんからパイレーツつまんね。
216マロン名無しさん:2006/08/17(木) 10:09:27 ID:???
>>215
パイレーツ・オブ・カリビアンを今時知らないのも珍しい。
コンスタンティンはマニアックで分からん
217マロン名無しさん:2006/08/17(木) 11:18:08 ID:???
パイレーツとJOJO見たことないし、侍持ってないけど楽しんで見てるよ。
218マロン名無しさん:2006/08/17(木) 12:10:20 ID:???
>>217
それはつまり全部面白いでOK?
219マロン名無しさん:2006/08/17(木) 15:29:39 ID:???
>>214
その言い方だとツマランってことは否定してないように聞こえるぞ。
220マロン名無しさん:2006/08/17(木) 16:20:24 ID:???
>>219
パイレーツは元ネタのコンスタンティン同様、賛否両論だな。
好きな人は結構はまるけど、読む人を選ぶ作品になっている気がする。
てか面白いって思う人どん位居るんだろう?
221マロン名無しさん:2006/08/17(木) 17:12:10 ID:???
>>215
元ネタが分からんから、つまらんはないだろう・・・
てか今の流れパイレーツ以外の職人も投下しずらいと思う。
実際今日は誰も投下してないし。
222パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/18(金) 01:06:52 ID:???
土曜日午前11時、ブラック・パール号甲板

「あの話って・・・なんですか?」船室から甲板に出てきたネギは恐る恐るジャックに近付く。
「お前魔法が使えるそうじゃないか、ある男から聞いた」ネギの顔が青ざめる「な・・・何の事ですか?」
ジャックは舵を取りつつ微笑む「焦るな、何も悪用しようってんじゃない、ただちょっと風を起して欲しいんだ」
「風・・・ですか?何で僕が風の魔法を得意とする事を知っているんですか?貴方は一体何者です?」
「俺は海賊だ、それ以上でも以下でもない、ただ一つ注意した方がいいのは海賊だから敬遠しない事、しかし信用もしない事」
「どういう意味ですか?・・・僕には意味が分かりません、それに一つも僕の筆問に答えていません」
「質問には答える必要がないから答えない、そして人間関係で大切なのは距離感だ、近付き過ぎても離れ過ぎても駄目だ」

「・・・貴方は一体・・・」「俺からも質問だ」
「何ですか?・・・魔法について聞いても僕は答えませんよ」ネギは強気であった。
「何故付いて来た・・・付いて来る必要は無かった、なのに何故だ?お前達は何故この船に居る?」
「・・・ここだけの話ですが、この船悪魔に狙われていますよ」ネギは微笑む。
「ほう・・・あの時の奴か、でそれを退治でもしてくれるのか?」
「ジョンさんの指示です・・・杖を待つ間に言われました、ここに残った方がいいと、そうした方が僕達も貴方を守りやすいと」
「俺を守るのか?このキャプテン・ジャック・スパロウが子供に守られる?お笑い種だな」
「皮肉を言うのは構わないです・・・だけど僕達は貴方を信用していない・・・正直僕はジョンさんに言われなければここに残るつもりはありませんでした」
「それも自由だな・・・さてお喋りはここまでだ、風を起してもらおうか?」
「分かりました・・・」ネギは渋々杖を構えた。

223マロン名無しさん:2006/08/18(金) 01:32:22 ID:???
>216
名前ぐらいは知ってるよ。
パイレーツ・オブ・カリビアンは、見たことないから内容がサッパリ分からないだけで。
>221
パイレーツさんの内容がつまらない。とかじゃなくて
侍シリーズも投下ないし、自分が読む作品ないからつまらないって事です。
224マロン名無しさん:2006/08/18(金) 01:41:16 ID:???
つまらないから読んで無い。
じゃなくて、
分からないから読んで無い。
ということかな?
225パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/18(金) 01:46:46 ID:???
土曜日午後12時、ブラック・パール号甲板

「気持ち良い!!こんな船でも凄いスピードが出るんだ!!」明日菜は船首で両手を広げ叫んでいた。
船首には他に木乃香と刹那も居た、だがさわやかな顔のしている木乃香とは対照的に刹那は重い表情をしていた。
「早いな・・・(この気配・・・複数居る、この気はなんだ?今までに感じた事が無い不浄の気・・・)」
「気持ちいいな、せっちゃん・・・どうしたん?具合でも悪いの?」神妙な顔をした刹那を心配し木乃香は声をかけた。
「!・・・いえ何でもありません」いかにもな作り笑顔を見せる刹那、それを見て「変なせっちゃん」と木乃香は呟いた。

一方甲板の中心では武道四天王の内刹那を除いた三人がこれまた神妙な顔をしていた。
「この気は・・・感じるか龍宮?」「感じた事のない気だな、まるで人と悪魔を合わせてた様な・・・クーフェイはどう思う?」
「わたしにはよく分からないアルが・・・あまり良い感じはしないネ、これは一体何者アルか?敵アルか?」

楓は遠くを見ていた「わからんでござる・・・ただ注意するに越した事は何でござるな、幸い武器はちゃんと持ち込んであるし」
「いざとなればここで戦闘か・・・ジョンとか言うオッサンとジャック、エリザベスにウィルこの4人をどう守るか・・・」龍宮は一層深刻な顔になった。
「ジャックに関しては汚い手を使ったとは言え刹那を追い詰めている、ジョンは魔法使いらしい、それも凄腕のようでござる、ウィルとエリザベスこの二人もジャックに並ぶ剣の達人らしいでござる」
「戦闘員としては十分すぎるというわけか・・・もしも敵だった場合厄介な事になるな」龍宮は小声で言った。
「そうは言っても一般人のレベルを出てはいないでござる、所詮は普通の人間の強いレベル・・・拙者達なら問題ないでござろう」
「本当にそうだといいがな・・・だが桜咲を追い詰めたジャックには注意が必要だな」龍宮は深刻な表情を浮かべる。
「むしろ注意すべきはジョンかもしれないでござる、あの男まるで考えが読み取れない・・・まるで心を闇で覆っているかのようでござる」
「奴の名は聞いた事がある・・・無敵のジョン・コンスタンティン、西では最強の悪魔祓い師」龍宮は微笑した。
「ジョン・コンスタンティン・・・何を企んでいるでござるか?」そう言うと楓も微笑んだ。
226パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/18(金) 02:25:33 ID:???
「せっちゃん!タイタニックやらへん?」神妙な面持ちの刹那にいきなりタイタニックを要求する木乃香。
「タ・・・タイタニックって・・・あの・・・あれですか?こう・・・」
「うん!あの両手広げて抱き合うシーン良かったやん!!」木乃香は目を輝かせている。
「そうですね・・・(あれ途中まで(開始から10分)しか見てないんだよな・・・イマイチ覚えていないし・・・)」
「・・・分からへんの?せっちゃん、もしかして見た事ないの?」木乃香の表情は少し落胆していた。
「いえ!!見ました見ました!!あのあれですよね!!えーと・・・(分かんない・・・)」刹那は思い出そうとして唸っている。

そんな刹那を船首の先に押し出す木乃香「ちょっと・・・このちゃん?」
「両手広げてせっちゃん」「はい・・・こうですか?」言われたとおり両手を広げる刹那。
そして両手を広げる刹那を優しく包むように抱きしめる木乃香「こ・・・このちゃん?」刹那の顔は既に真っ赤になっている。
「(あたしはお邪魔ね♪)」静かにその場を後にする明日菜。
「・・・せっちゃん・・・この後どうなるか知ってる?」刹那の耳元で囁く木乃香。
「!・・・い・・・いえ、知りません」もはや刹那の顔はトマトの様に真っ赤になっていた。
「この後・・・二人はキス・・・するんよ」「キ・・・キ・・・キ・・・キ・・・キス?」刹那は息を呑んだ。






227マロン名無しさん:2006/08/18(金) 09:53:10 ID:???
>224
そうそう、言い方が悪かったね。
ごめんなさい。
228侍〜SETUNA〜:2006/08/18(金) 11:57:55 ID:???
>>166

無事屋敷の脱出を成功した刹那とドナドナ。今は店に帰るため全力疾走中である。
「はぁはぁ…、これで…、これですずさんもここを離れられるでござる。刹那殿、もう一息でござるよ!」
「はい、後はこの一本松を越えれば……。」

―――ぞくっ

「「!!!」」

突然の寒気に二人は足を止める。いや、正確には動けなかった。今までの敵とは明らかに格が違う“殺気”によって。
毛穴から嫌な汗が吹き出てくる。息が苦しい。いままで仕事をしてきたがこんな経験初めてだった。
「この殺気は…あの一本松から…。」
「…だ、誰でござるか!?」

ドナドナの呼びかけに反応し一本松からゆっくりと影が出てきた。月明かりに照らされその正体が露わになる。

(黒生鉄心……!!)
「ん?お主は…まあいい。たった二人で屋敷に忍び込むとは敵ながら見事。」
「それは…どうも…。」
何とか平静を装って答える刹那だが、どうしても顔が引き攣ってしまう。汗がポタポタと足元に落ちていく。
「その度胸に免じて……」

溢れんばかりの殺気に鳥や動物達は本能的に逃げ出した。刹那も咄嗟に刀に手を置く。

「ワシに勝ったらこの場を見逃してやろう!」

周りの空気が一気に変る。刀を抜くと共に放たれた鬼迫によって。
229侍〜SETUNA〜:2006/08/18(金) 11:59:02 ID:???
>>228

「うわあぁぁぁぁ!」
先に切りかかったのは刹那。いつもの流れるような攻撃でなく、恐怖を打ち消そうと冷静さを欠いた攻撃。
それでもやはり剣の腕は達人レベル。上下左右斜めの激しい攻撃の嵐。並の者なら防ぐのも敵わないだろう。並の者なら…。
「中々の冴え。しかしまだ荒いな。」

すべて攻撃を鉄心は表情一つ変えることなく防いでいる。さら攻撃のスピードを上げる。
常人なら何が起きてるのか理解出来ないほどの激しい攻防。鉄心は嵐の様な猛攻の中、刹那の腕を掴むと一気に投げ飛ばした。
刹那は攻撃の勢いと相まって背中から激しく叩き付けられた。

「がはっ!!」
「刹那殿!…おのれぇ!!」

ドナドナが真っ直ぐ向って行くと思いきや、刀と刀が触れる数p手前で突然左右にステップをとる。
そのフットワークを使い刀を掻いくぐるように懐に潜り込むと喉もと目掛け突き上げた。

「そいやあ!」
「…ふん、甘いわ!」

半歩横に動く。たったそれだけでドナドナの突きをかわしのだ。そのまま鉄心は刀の柄でドナドナの側頭部を殴り飛ばした。
「…ッ!!何のこれし…」
立ち上がろうとするドナドナだがすぐに尻餅をついてしまった。三半器官を揺さぶられ平衡感覚が一時的に麻痺しているのだ。
「ドナドナさん!!」
「余所見をしてる暇などないぞ、刹那!」
「!!!!」

見ると鉄心が刀を振り上げ高く跳躍している。その姿は天にも昇る龍を彷彿させる。その龍の如き一撃が刹那を襲う。
「ぬぅぅん!」
230侍〜SETUNA〜:2006/08/18(金) 11:59:44 ID:???
>>229

―――ガキィィン

「ぐぅっ…!!」
何とか防御するも勢いは止らずそのまま刹那の左肩に刀がめり込んだ。
(強い、強すぎる…!このままでは……)
更に腕を切り落とさんと力を入れようとする鉄心に何かが高速でぶつかった。その隙を見てすぐさま距離を取る。
(クッ、致命傷ではないが上手く動かせない…。それにしても一体何が…?)

―――ピューーー!

ドナドナの指笛と共に次々と飛んでくる“何か”。それらはすべて鉄心に向って飛んで行く。
「ぬえぇぇい!小癪なッ!」
(あれは…鷹?)

鷹の攻撃で時間を稼ぎようやくまともに動けるようになったドナドナはまた鉄心に向っていった。
今度はブレイクダンスの要領で連続で回転切りを放った。
「ほほう。お主、型にはまらずおもしろい攻撃をするな。…だが!」
鉄心は回転を見極めドナドナの腕を踏んで回転を止める。そのまま腹に蹴りを加えた。

「ぐほっ!!」
「まだまだ修行不足!ワシの相手ではないわ。」
「げほっ、ごほっ!まだまだぁぁ!」
蹴り飛ばされて尚も攻めるドナドナ。避けられては殴られ、避けられては投げられる。それでも攻めるのをやめようとしない。

(何故…戦うんですか?実力の差は歴然なのに…、何故…?)
必死で戦うドナドナを見て刹那は彼のある一言を思い出した。
231侍〜SETUNA〜:2006/08/18(金) 12:00:16 ID:???
>>230

『すずさんのためなら命を張ってでも守るでござるよ!』

(……私は馬鹿だ!知床さんにあんなに偉そうに言っときながらなんだこの様は!? いつからこんな弱くなったんだ!
 敵の強さに恐怖して逃げる臆病者に!?何のために剣を振ってきてんだ、桜咲刹那!!)
刹那の中で何かが変わった。

(お嬢様やみんなを守るためじゃないか!!)

「お主のその気迫、見事なり!お主のことは一生わすれんぞ!」
既にボロボロのドナドナに最期の攻撃を加える。しかしそれは当たることはなかった。何故ならドナドナが消えたからだ。
「何!?」
見ると刹那がドナドナを抱えていた。ゆっくりドナドナを降ろすと耳元で囁いた。

「ありがとうございます。おかげで目が覚めました。」
そう伝えると刀を鉄心に向けキッと睨みつけた。
「みんなを守るため、お嬢様を守るため。私はあなたに勝ちます!」
(…?急に雰囲気が変わりおった。迷いも恐怖もない…。)

刹那の変わり具合に少々驚く鉄心だがそれ以上にこの勝負に対しての期待感がより一層強まった。
「ぬははは!!面白い!ワシも本気で行くぞ!!」
満月の下、対峙する二人。一人はここを治める最強の侍、一人は皆を守る神鳴流の女剣士。
激闘の第2ラウンドが今始まる…!
232マロン名無しさん:2006/08/18(金) 12:24:55 ID:???
侍〜SETUNA〜GJです。
タイトル良いんじゃないでしょうか、個人的には好きな感じです。
段々と佳境に入って来ましたね、続きwktkしてます。
233パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/18(金) 16:45:59 ID:???
「(・・・キス・・・そこまで再現するのか・・・いやいや!!わたしは何を想像しているんだ!!)」
「どないしたん?せっちゃん」木乃香はきょとんとした表情を浮かべる。
「いえ!な、なんでもありません!(どうしよう・・・・・・・そうだ!!)ね・・・ネギ先生の所へ行ってみませんか?ほらちょっと心配ですし」
「・・・?うちは構へんよ、ほな行こか」木乃香は熱い抱擁から刹那を開放するとすぐに手を取りネギの居るメインマストまで走り出した。

一方その頃ブラック・パール号船内
「・・・なんだこの気配は・・・ハーフ・ブリードか?」ジョンはブラック・パール号の牢屋のある部屋に居た。
「あんたは地獄に落ちる・・・絶対にな、ふふふふ」不気味が声が船室に木霊する。
「なに笑ってやがる、お前一つ聞きたいんだがここに人間は居なかったか?」
「人間など知らん、貴様の勘違いだろう・・・それとも俺がその人間を食ったとでも言う気か?」悪魔の姿は全く見えない、声だけが響いている。
「いや・・・血の匂いがしない、それに人間を食らうほど落ちたハーブ・ブリードが俺の監視役によこされるなんて事はない」
「そういやガキが2人居たな・・・けどよジョンいいのか?この船、敵さんに狙われているぜ」

「お前の仲間か?それとも別の奴か?お前は今どこに付いている?一体どれだけの勢力がこの計画に乗っているんだ」
「ジョン、どこまで知っている?この計画について・・・いいだろう、明日までには片を付けなければならない、さもなくば我等悪魔の世が消え失せる」
「そりゃうれしいね、これでお前達の尻拭をしなくても済む』ジョンは姿の見えない相手に皮肉った。
「人間も終わりだ、この地上も終わり、天国も地獄と化す・・・悪魔でさえ地獄と感じる世界が訪れる」
「何なんだ!お前達で無いなら誰がこの作戦を指揮している!!フードのあの男は誰だ!!」
「誰も口にしてはいけない・・・誰も口にしてはいけない・・・お終い・・・皆死ぬ・・・殺される・・・あの人の名前は・・・北に行けば分かる」



234パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/18(金) 17:11:29 ID:???
「何を恐れている?お前達悪魔が恐れるのはなんだ!!」ジョンは姿の見えない相手に叫ぶ。
「ネギ・スプリングフィールド、ヘルマンと戦い勝利した少年・・・彼でも『闇の君主』には勝てない」
「『闇の君主』?・・・誰だ?そいつはお前達の側ではないのか?一体何のつもりだ?この計画の本質も分からない」
「ただ単に地上を支配するだけだ・・・もはや人間の手に負える事態ではない・・・皆死ぬ」
「地上の支配?なぜ神は止めない?神ではなくともお前達のボスがそれを許すのか?あのルシファーがそれを許したのか?」
「ルシファーも神も敵わぬ・・・ただ一人奴に勝てる者も北の地で行方を眩ませた・・・」
「ただ一人勝てる者?それは誰だ?神をも凌駕するのかそいつは?神を超えた者が居るのか?」
「そうだ・・・あの『闇の君主』に敵うのはただ2人、1人は剣を抜いた者、その資格を手にする、もう一人は神」
「剣?・・・それが時代を超える宝か?それとも武器か?」ジョン訝しげな表情を浮かべる。

「『青鈍色の剣』・・・『神器』・・・『門』・・・『太陽』・・・」不気味な声は何の関連性も無い単語を羅列した。
「『太陽』?『門』・・・『神器』?何の話だ?それが何の関係がある?」
「人間が勝つために必要な物・・・それがあれば人は勝てるかもしれない・・・」
「何の事だ?・・・お前達天界の奴等が人間に何故これ程の情報をよこす?それほどまでに神も恐怖しているのか?」
「そう『闇の君主』に勝てる神は一人だけ・・・その昔太陽の力で人々を闇から救った最強の神」
「最強の神?誰だそいつは?答えろ・・・黙ってないで答えろこの糞野朗!!」
それを最後に声は聞こえなくなった。
235マロン名無しさん:2006/08/18(金) 17:27:33 ID:???
侍〜SETUNA〜 GJ!
些細な事なんだけど、侍〜SETSUNA〜にしたらどうだろうか?ただSが入っただけだけど
236侍〜SETSUNA〜:2006/08/18(金) 18:12:59 ID:???
>>パイレーツさんGJ!北で何が待っているのか?続きwktkです。
>>235確かにその方が良いかも…。気付きませんでした。自分英語苦手なんでorz

と言う訳でしばらく投下できなかった分、もう一度投下します。
237侍〜SETSUNA〜:2006/08/18(金) 18:13:44 ID:???
>>231

第2ラウンドは意外にも静かに始まった。お互いに刀が当たらないギリギリの距離を保ち、隙を窺う。
時には目で牽制したり気で圧したりした。しかしそこは達人同士、なかなか隙を見せない。
(…ふむ、隙のない良い構えだ。この娘中々やりおる。ここは一気に行くか…)
(さすが…。まったく隙がない。ならば無理やり隙を作る!)

一本松から飛び立つ鳥の羽音を合図に二人は同時に飛び出した。
刹那はフェイントを織り交ぜながら素早い連続攻撃を叩き込む。
「はぁぁぁ!!」
「ぬぅ…!何のこれしき!!」
鉄心はそれらを冷静に対処するとお返しと言わんばかりに背筋の凍るような鋭い技を放った。

刹那は持ち前の身軽さを生かし攻撃をかわすと鉄心の腹に肘鉄を入れた。
カウンター気味に入り堪らず後ろによろめいた。その隙を逃さず一気に間合いを詰め、突きを放った。
「貰っ…」
「甘いわー!!」

予想以上に立ち上がりが早く鉄心も突きを繰り出す。その刀は真っ直ぐに刹那の眉間に向っていった。
(逃げる事を考えるな!倒す事を考えるんだ!臆するな!前に出ろ!)
刹那は首を捻りながら前に出た。切っ先が頬に当たる。
(もっと前にっ…!!)
238侍〜SETSUNA〜:2006/08/18(金) 18:14:40 ID:???
>>237
更に首を捻ると刀は頬を掠めていった。そしてしっかり踏み込み腕を前に突き出した。
「何っ!?…ぐッ!」
刹那の突きは鉄心の左肩を貫く。そのまま蹴り飛ばし刀を抜いた。
「ごほっごほっ!……ぬははははは!あの瞬間に前に出るとは。お主面白い奴よのぉ!」

「…もう十分でしょう。もう終わりにしましょう。」
「何を言う?ワシもお主もまだ戦えるではないか!それにこんな面白い勝負、終わりにするには惜しい!」
「しかし…!!」
「行くぞ!!」

そしてまた打ち合いが始まる。刀と刀がぶつかる度、金属音と共に火花が散る。
両者一歩も退かぬ互角の戦い。そんな攻防が10分以上続いた。
「はぁはぁ……」
「フゥフゥ……」

二人の体にはあちこちに切り傷ができ、体力も限界だった。
「ふふふ…お互いに体力の限界。次で決めるぞ!」
「はい!」
お互いに間合いを取り力を溜めた。

「黒生家奥義!」

「神鳴流奥義!」

溜めた力を一気に解放し二人は駆け出した。

「 百 鬼 夜 行 ! 」

「 百 烈 桜 花 斬 ! 」
239侍〜SETSUNA〜:2006/08/18(金) 18:15:16 ID:???
>>238
……
………
…………

満月は二人の人物を映していた。少女の喉下には折れた刀、大男の眉間には月光に照らされて鈍く輝く刀の切っ先。
しばらくの沈黙。数分後、男の口が開く。
「見事!ワシの負けだ…。剣を交える事が久々に楽しく思えたわい。また会おうぞ!」
刀を納めて立ち去る。その威風堂々たる姿、正に武士の中の武士。

戦いが終わり急いでドナドナの下に行く刹那。
「大丈夫ですか!?しっかりしてください!」
そこで刹那はある事を思い出した。
「そうだ!食べ物を食べれば!たしかキノコが…」

キノコはあっさり見つかったがここである問題が起きた。
(どれが毒キノコだろう…。)
沢山採ったはいいがどれが毒キノコか解らず迷っていた。この状態で毒を食わせたら間違いなく死ぬ。
しかし急がねばこのまま死んでしまう。迷った末に一番小さいキノコを選び口に押し込んだ。

(お願いします!神様、仏様、お嬢様!)
「もぐもぐ……うんっ!?」
「!!!」
「…………復活でござる!!」
240侍〜SETSUNA〜:2006/08/18(金) 18:16:17 ID:???
>>239
運良く“アタリ”を選んだ刹那。傷も塞がりピンピンしている。
「はっ!そう言えば鉄心は!?」
「何とか勝利し、帰って行きました。」
「あの男に!?凄いでござるな…。」

「フフッ、ドナドナさんのおかげですよ。」
「……?それにしても凄まじい男でござったな。」
「…はい。……さあ、帰りましょう!すずさんがあなたの事心配してますよ。」

無事帰還した二人。当然のごとくドナドナはすずに怒られた。
しかしそれは心配だから、そして彼の優しさをしったから怒ったのだ。
刹那は例によってひよこまんじゅうを食べ回復するとすずの所で泊めてもらう事になった。
布団に潜るとそのまま死んだように眠る刹那。すずは優しく布団を被せてやる。

「刹那さん、ありがとうございました。おやすみなさい。」

激動の一日が終わった。刹那はしばしの休息をとる。まだ見ぬ明日へ向けて…。

〜一日目終了〜
241パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/18(金) 20:39:13 ID:???
侍さんGJ!!続き楽しみしています

「敵船補足、76ミリ速射砲、12,7ミリ機関砲、間もなく射程内、ミサイルロック完了です」ハイテク装備に囲まれた船室で男の声が木霊する。
「よしそのままの距離を保て・・・帆船にしては早いな振り切られる事は無いだろうが注意しろ」あのフードの男が船室で指示をする。
「大佐宜しいので?あの船には桜咲刹那が乗っておりますが・・・」船室の多数の男の内一人がフードの男に聞く。
「敵に渡すぐらいなら殺してくれるわ、いいか敵は所詮木造船、速射砲の一撃で沈む、こちらは特殊合金の装甲に最新鋭の迎撃装置だ、だが油断はするな」
「大佐、油断も何も10秒頂ければあの船を海の藻屑に出来ます!!」装備担当の船員が叫ぶ。
「いくら時代遅れとはいえ大砲の直撃を受ければ此方とて無傷とは行くまい・・・それに向こうには魔法使いが居る常識は通用しない、あくまで捕獲目的である事を忘れるな」
「はっ!!」船内の男達が一斉に敬礼する「よし行くぞ推力最大!!メインマストをへし折ってやる!!」

ブラック・パール号
「・・・!!な・・・なんだありゃあ!!!!デカイ・・・しかも鉄で出来ている!!!!」ジャックは望遠鏡から見える船の姿に驚愕していた。
「あれは・・・最新鋭の駆逐艦!!何でこんな木造船相手にあんな物が!?」龍宮も双眼鏡を覗きただただ唖然としていた。
「不味いでござるな・・・もしも戦闘目的で来ているのならこの船だと一分持てば良い方でござるな・・・」さすがの楓も冷や汗を流していた。
「あの戦艦に何百年も前の大砲が効くとは思えないしな・・・」刹那は木乃香を船室に入れ龍宮達の隣に居た。
「任せてください!!いざとなれば僕の魔法で!!」ネギは杖を構え刹那たちに歩み寄った。
「ネギ先生無理だ・・・あれは恐らく特株合金製の装甲・・・下手な魔法では歯が立たない」龍宮の額には冷や汗が滲んでいる。
「そんな・・・でもやってみなければわかりません!!」ネギは覚悟を決めている様だった。
「まだあちらの目的が戦闘だとは限らないが・・・もしもそうだとしたら・・・勝ち目は無い」龍宮は苦し紛れの微笑をした。




242スレまとめ その2:2006/08/18(金) 21:45:51 ID:???
侍〜SETSUNA〜「連載中」
桜咲刹那はハカセと超が作った仮想訓練装置を使おうとするがハカセが間違えて訓練用のプログラムではなく
『侍』と言うゲームのディスクを入れた事により刹那はゲームの世界に飛ばされる。
現在の状況→ 現在宿場ルートで一日目終了。

パイレーツ・ネギ・カリビアン 「連載中」
麻帆良学園に存在する魔法と宝を狙っている海賊ジャック・スパロウと悪魔払いジョン・コンスタンティン。
フードの男に言われジャックはジョンとネギ達と共に北を目指し海に出るが…?
現在の状況→ 目の前に突如現れた謎の組織の駆逐艦!ネギ達はこのピンチを乗り切れるか!?

ジョジョの奇妙なネギま!「連載中」
あの空条承太郎が麻帆良にやってきた!目的はエヴァンジェリンらしいが…?
現在の状況→ エヴァンジェリン宅に来客!ネギ?承太郎?それとも…?

オーシャンズネギ「第一部終了、第二部執筆中」
あの犯罪ドリームチームが目をつけたのは麻帆良学園に存在する最高機密の最新技術『茶々丸』
茶々丸がどんな物かも知らずに盗もうとするダニー・オーシャン一味の活躍を描く。
現在の状況→ 遂に作戦決行!彼らの手口とは!?第二部に続く…。

ヘルボーイ「作者忘れてる?」
紅い悪魔ヘルボーイがナギ・スプリングフィールドの使役する悪魔を追って日本に来る話。
現在の状況→ 打ち切り?

ここが違うとかあったら報告お願いします。
243パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/19(土) 10:18:50 ID:???
「76ミリ速射砲!発射用意!」大佐の指示が船員に飛ぶ。
「目標敵船メインマスト、76ミリ速射砲装填完了、いつでも撃てます」一人の船員が叫ぶ。
「よーし撃『ドーーーン!!!!!!』!?なんだ!!」突如船内に激しい爆音と衝撃が響いた。
船内に緊急警報が木霊する、そして船室は一気に非常灯の明かりで真っ赤に染まっていった。
「大佐!!機関室にば・・・化物が!!ああ!!こっちに来る!!撃て!!撃て!!」突如無線連絡の声が船室に木霊した。
「早い!!当たらない・・・来るな・・・来るな!!あああああああああああ!!!!!!」
「くそ!!!!大佐援護を!!援護を!!この化物がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!うわぁぁぁよせ!!あぁぁぁぁ!!!!」
「死にたくない!!わぁぁぁぁぁ!!!!助けてくれぇ!!大佐あぁぁぁぁぁ!!!!よせぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「くそ!!大佐援護をください!!とんでもない奴だ・・・来るな・・・来るなよ・・・あっちへ!・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!殺される!!殺される!!助けっ!ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
大佐は無線機を取る「何があった!?どうしたんだ!?」「・・・・・・」無線機からの応答は無い。

「大佐こちら弾薬庫!!今の警報と爆発音は!?・・・?なんだお前は?おい来るな、来るな」弾薬庫からの無線が入る。
「どうした?・・・こいつはなんだ?・・・!?あ・・・あ・・・あ・・・くそ!!大佐ああああああああ!!!!」
「くそ!!!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!・・・『ザーーーーーー』」その言葉を最後に無線が途絶えた。
「・・・探せ!!!仲間を殺した糞野朗を探してぶっ殺せ!!!!」大佐はそう叫ぶと無線機を握り潰した。
「了解!!全乗組員に告ぐ!!現在この駆逐艦内に正体不明の敵による襲撃あり!!全員フル装備で警戒に当たれ!!これは訓練ではない!!繰り返すこれは訓練ではない!!」船員の一人が無線機越しに指示を出す。
「いいか!!不審者を見つけたら指示を待つ必要は無い!!その場で撃ち殺せ!!」大佐の指示が警戒警報の鳴る船室に響いた。



244パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/19(土) 19:29:49 ID:???
ブラック・パール号甲板
「どうしたんだ?いきなり爆発するなんて」ジャックは望遠鏡で船の様子を見ていた。
「妙だな、あの規模の駆逐艦で爆発事故とは・・・何があった」龍宮も双眼鏡を覗いている。
「とにかく逃げましょう、ジャックさん!風を起すので舵の方よろしくお願いします」
「分かった頼んだぞネギ!さて全速前進(・・・連中何があった?北には何があるんだ?)」ジャックは思考を巡らせながら舵に手を掛ける。
やがて強い風がマストに当たる、ネギの魔法による風はブラック・パール号を力強く押して行った。

30分ほど船が進むともうあの駆逐艦はブラック・パール号からは見えなくなっていた。
ジャックは地図を見ながら舵を取っていた「このペースだと明朝までに着けばいい方か・・・腹減ったな」
「・・・・・・」甲板ではネギが遠くを見ながら黙り込んでいた「どうしたんネギ君?」木乃香は心配してネギに声をかける。
「いえ、あの戦艦の人たち大丈夫だったかなって・・・結構凄い爆発でしたから・・・」ネギはその場に座り込み俯いてしまった。
「ネギ君・・・きっと大丈夫やみんな・・・重い怪我はしたかも知れへんけど、死んだ人は居ないと思うで」微妙な慰め方をする木乃香。
「・・・・・・・・・・・・そ・・・そうですね」微妙な慰めにネギは苦笑いを浮かべた。

ブラック・パール号船内
「どうなる・・・北か・・・何が待っているのか『闇の君主』・・・一体何者だ?」ジョンは船長用の船室で椅子に座りながら『闇の君主』について考えていた。
「何をしているんだ、コンスタンティン」ジョンが思想に耽っているといきなり龍宮が船長室に入ってきた。
「お前か・・・何か用か?」「あんたはアメリカでは最強の悪魔祓い師らしいじゃないか」龍宮はジョンに歩み寄る。
「それがどうかしたか?何故俺の名前なんて知っている?ひょっとしてオカルトマニアか?」
「ジョン・コンスタンティン、最強の悪魔祓い師にして無敵のジョン・コンスタンティンの二つ名を持つ男、そんな男がなぜ日本に?」
「知りたいか?」ジョンは微笑むと椅子から立ち上がリ龍宮に歩み寄った。



245パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/19(土) 19:33:55 ID:???
侍さんジョジョさん続きワクテカしてます。
>>243無茶苦茶読みにくいですね・・・!マーク多用しすぎたな・・・
246侍〜SETSUNA〜:2006/08/19(土) 22:59:29 ID:???
>>240

「……ん。………朝…か?」
刹那は目を覚ました。最初はいつもと違う風景で驚いたが、自分は今仮想空間の中に居る事を思い出した。
とりあえず顔を洗おうと部屋を出るとすずがご飯の準備をしていた。

「おはようございます。」
「おはようございます。相当疲れてたんですね。随分寝てましたよ?」
「え?そうですか?…今何時くらいですか?」
「ん〜?今昼過ぎたくらいですかね?」
「え!?そんな馬鹿な…!」

急いで外に出て太陽を見ると日が少し西に傾いていた。夏休み中の学生ならこんな事当たり前なのだが…、
(しまった。朝の修行ができなかった…。)
刹那の一日は朝の修行から始まるのだが、今日は出来なかった。真面目な彼女にとってはかなりのショックだ。
(とりあえず今からでも修ぎょ…)

―――ぐぎゅるるる〜〜

「………。」
「ふふふ、ご飯にしますか?」
「……はい。」
人間空腹には勝てないのである。刹那はかなり遅めの朝ごはん、と言うより昼ごはんをご馳走になった。

「ふ〜、ご馳走様でした。すごく美味しかったですよ。」
「はい、ありがとうございます。」
(さて、ご飯も食べたし…。修行に行こう。)
そう思い外に出ると見覚えのある人物が立っていた。
247侍〜SETSUNA〜:2006/08/19(土) 23:00:22 ID:???
>>246

「あ!堂島さん。こんにちは。」
「おお、刹那か。実はお前に話したい事があるんだ。」
「話したい事…ですか?」
「ああ、重要な事だ。…立ち話もなんだ。店に入ろう。」

もともとの恐い顔が一層険しくなる。それを見てただ事じゃない事を悟った刹那は大人しく聞くことにした。
「どうぞ。」
すずが二人分のお茶を出した。堂島はそれを一口飲むと語り始めた。
「今の六骨峠の状況は理解しているか?」

「はい、大体の事は…。」
「そうか、なら話は早い。…実は黒生家と赤玉党が争っているのは訳がある。」
(そう言えば知床さんが赤玉党が絡んでくるとかいってたなぁ…。)
「赤玉党にこの六骨峠を支配しろと進めている奴がいる。そのせいで両者が争っているんだ。」

「……その者とは?」
堂島は深く息を吐くと少し強めの口調で喋った。
「…その男の名は『日向』!」
「…彼は一体何故そんな事を?」

「奴は昔、京の町で暗躍していた忍者だ。…政府の手先としてな。俺も何度か奴と戦りあった事がある。」
「……すずさん、この人は一体何者?」
「さあ…鍛治屋を営んでる事しか…。」
「俺の事はどうでもいい!!」
248侍〜SETSUNA〜:2006/08/19(土) 23:01:01 ID:???
>>247

一応小声で聞いたのだが堂島に聞こえてしまい怒られてしまった。
「もし日向を倒せばこの辺もしばらくは落ち着くだろう。刹那!手伝ってくれ!」
堂島は立ち上がり、真剣な眼差しで刹那を見た。
「いいでしょう。この町のためになるなら手伝いましょう!」

自分の目に狂いはなかった。そう思い少し嬉しくなる堂島だった。
「よし!奴は政府と繋ぎをつける為橋に向ってるはずだ。今から行くぞ!」
「はい!」
二人は急ぎ橋に向った。

「所で堂島さんの武器は?見たところ刀を持ってないようですし…。」
「ああ、俺の武器はこれだ。」
そう言って自分の腰を指差した。腰には刀を鍛えるトンカチの様な工具があった。それを見て刹那は思った。
(……ある意味凶器だ。)

「見えたぞ!!」
そうこうしてる内に橋が見えてきた。二人が橋を渡ろうとしたその時…!
「…ッ!!敵!?忍者!!」
橋の真ん中くらいに差し掛かった時に複数の忍者に囲まれた。そして神社方面の道から一人の男がやって来た。

「久しぶりだな…、日向。」
遂に現れた日向。奴を倒せば六骨峠も平和になる。そう信じて刀を抜く刹那。
しかし二人は知らない。既に別の魔の手が近づいている事を…。
249パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/20(日) 01:21:19 ID:???
>>244
「な・・・なんだ?コンスタンティン」龍宮は思わず後ずさりした。
「知っているか?こんな言葉があるんだよ『人は誰でも、多い少ないかは別にして、ある一点で狂っている』」
「なんだそれは?」龍宮は思わず首を傾げた。

「人間はな皆狂っている皆だ、だがそれに気付かない、人間はそれに気付こうとしない何故か?
 それに気付くと自分が異常だと認識しなければならない、だから防衛本能の一つとして自分の異常さを認識しようとはしないんだ
 人は皆異常であり狂っている、俺もお前もだ、だが本当に自分の異常さに気付かない者も居る
 こいつ等は自分を正常と認識、周りを異常と判断する、それは言わば一つの答えであり現実逃避だ、それを答えと思い込む
 そいつ等が後の天才や犯罪者だ、いいか歴史に名を残す芸術家と狂人は紙一重だ、英雄と殺人鬼も紙一重だ
 その違いは唯一つそいつを取り巻く環境だ、環境がそいつの異常さを異常と捕らえるか才能として捕らえるかだけだ
 あの有名なジャック・ザ・リッパー、あいつもあの殺人行為を戦場で行ってみろ一気に英雄だ、後の世代まで語り継がれる
 だがそれを普通の人間に行った、奴の環境は戦場ではなく日常だった、だから異常者として語り伝えられてきた
 分かるかお前も異常だ、身体中に銃器を隠している、それはお前の不安であり恐れ異常さの現われだ、お前も異常だ
 ネギも異常だ、そして俺も異常者だ、こんなわけの分からない物使って悪魔祓い?笑えるよな、笑いたきゃ笑え
 どうした笑えよ?そうさお前は俺を笑う事が出来ない、何故か?お前も俺に等しい異常者だからだ
 俺達は皆狂っている、そしてそれに気付かずに、いや気付いても気付かない振りをして生きている、それが人間の真実であり本質だ」

龍宮はジョンの言葉を聴き唖然としていた「・・・・・・異常か・・・私はそうかもしれない、でもネギ先生は違う」
「どう違う言ってみな?お前も俺もネギも刹那も木乃香もジャックも・・・ジャックは普通に見ても異常だな・・・」
「そうかもしれないけど・・だけど皆に好かれる異常もあるんじゃないか?・・・よく分からないな」龍宮は微笑む。
「・・・そうかもな・・・お前の言いたい事は分かる・・・だけどな大人の世界はこんなもんだ」ジョンは微笑しながら呟いた。 
 
250パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/20(日) 01:43:07 ID:???
「・・・俺はいつからこんな事をするようになったんだ?海賊か・・・」ジャックは舵を取りながら遠くを見つめていた。
「あのジャックさん・・・」刹那が一段下の甲板からジャックに歩み寄ってきた。
「ジャックでいい、どうした?俺の事は嫌いなんだろう?今すぐでも殺してやりたいはずだ」
「いえ・・・・・・貴方にはいろいろ教わった気がします、私はお嬢様を守っているつもりでした」
「そうか・・・つもりねぇ・・・今はどうなんだ?何でそんな事を俺に言うんだ?」
「私は命を捨ててもお嬢様を守る気でいました・・・だけど気付いたんです、私が死んでしまったらもうお嬢様を守れない、生きているからこそお嬢様を守る事ができる」

「自分の命も大切にって事か・・・いいんじゃないか?だけどな・・・人間なんてのは裏切り上等だ」
「裏切り・・・上等ですか?・・・裏切られた事があったんですか?」
「ああ・・・仲間に裏切られて・・・無人島に置き去りにされた・・・3日間酒だけ飲み、死を待つ生活」
「・・・・・・そんな事があったんですか?・・・でもウィルやエリザベスと言う素敵な仲間が居るじゃないですか」
「悪いがもう誰も信用していない、あいつ等の事も・・・俺はもう裏切られるのはごめんだ」
「ジャック・・・・・・私は絶対裏切りません!!貴方の事を裏切りません!!ネギ先生も明日菜さんもこのちゃんも皆裏切りません!!」
「・・・・・・そうか・・・ありがたいな・・・・・・刹那ありがとう」ジャックは笑みを浮かべた。

「はい!そういえばいつ頃北海道には着く予定なんですか?」刹那はジャックに聞いた。
「そうだな・・・このペースだと明日の朝になるか・・・」
「そうですか・・・何かやれる事があったら言ってください」
「ああ・・・とりあえずあいつ等と遊んでいろ、今は大丈夫だ」ジャックは微笑んでいた。



251パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/20(日) 02:15:56 ID:???
侍さんGJ!!
>>249ジョンの長台詞パクリのオンパレードですね・・・以後気を付けます
252マロン名無しさん:2006/08/20(日) 16:05:31 ID:d/IU6Mr8
ジョジョ続きまだ?
253マロン名無しさん:2006/08/20(日) 23:17:41 ID:???
今日一個も投下無いけど皆どうした?職人ネタ切れか?
254パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/21(月) 01:33:05 ID:???
某所、某時刻
「で『闇の君主』あれをどうお考えで?・・・合衆国大統領」会議室に何人かの男達が座っている。
「我々としてもあれの復活は何としても阻止したい所・・・だが如何せん対策が取りづらい」大統領と呼ばれた男は眉間にしわを寄せていた。
「アメリカ、イギリス、フランスとしてはこの事態の早期収拾を望んでいます、我等イギリスとしては武力行使も止む終えないと・・・」
「しかしこの事態は我等日本が何とかすべき事態だ・・・だがどうするべきか『あの方』はもう・・・」日本の総理大臣は椅子に深く腰掛けた。
「『あの方』は死んだので?」「いえ合衆国大統領あの駆逐艦襲撃・・・あれがもしかしたら『あの方』の可能性も」
「日本国総理・・・『あの方』は『闇の君主』を倒せるので・・・彼にそんな力は残っているのですか?」フランスの首相が呟く。
「一度は『闇の君主』を倒したお方だ・・・全盛の力を取り戻して頂ければあるいは・・・」合衆国大統領は言った。

「さて・・・魔法界にはどれほど期待できるのかな?英国首相」合衆国大統領が微笑んだ。
「魔法使いなどと言うくだらない存在に頼るほど我が国は落ちぶれていない」
「『闇の君主』『あの方』・・・もしもぶつかり合えば人間の世界は造作も無く滅ぶ、我等日本としては『あれ』の使用を」
「!!『あれ』を使うのですか!?な、何て事を!!世界を滅ぼす気か?」イギリスの首相は思わず椅子から立ち上がる。
「『闇の君主』が蘇れば世界は滅ぶ、どの道どう転ぶかは分からん、ならば『あれ』を使ってでも何とかするべきだ」日本の首脳も立ち上がる。
「日本国総理!!英国総理!!落ち着いて・・・アメリカとしても場合によってはあれを使わざるおえないだろう」合衆国大統領はゆっくりと立ち上がる。
「・・・あなた方には申し訳ないが我等日本としては『あれ』を使うしかない」総理大臣はゆっくりと呟いた。




255パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/21(月) 01:34:26 ID:???
侍さん、ジョジョさん続きwktkしています。
256マロン名無しさん:2006/08/21(月) 09:42:34 ID:???
侍とジョジョ居なくなったの?
257パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/21(月) 13:02:08 ID:???
某時刻、総理官邸

総理官邸には十数人の高官達が集まり緊急の極秘会議が行われていた。
「総理本当ですか!?『あれ』を使うのですか『分子結合破壊兵器ロンギヌス』を」高官の一人が叫ぶ。
「止むを得まい・・・もはや我々に希望は無い・・・『闇の君主』が蘇れば日本は一気呵成に滅んでしまう」
「ですが・・・確かにあれは指定された範囲にある全ての物質の分子結合を破壊できます、でももし暴走すれば地球の分子結合をも破壊しかねません!!」
「それに『ロンギヌス』は元々大量の産業廃棄物を分子レベルで破壊し処理を容易くする為の道具です、兵器ではありません」
「第一まだ始動実験もろくに成功していない、超小型の『ロンギヌス』が範囲1メートル指定であったのに範囲1キロの物質を消滅させたのをお忘れか!」
「そうだ!『ロンギヌス』は運命を切り開く未来ではない、破壊をもたらす悪魔の兵器だ!!あんな物は今すぐ廃棄処分にすべきだ!!」
「だが『ロンギヌス』の威力なら闇の君主など恐れるに足りぬ・・・使うべきでないか?」
「何を言っている!!『闇の君主』相手に安定した効果を出すには中型以上のロンギヌスが必要だと言っていた、2×2メートル以上のサイズだ」
「馬鹿な!!1キロ四方の物質を消し去った『ロンギヌス』でさえたったの50×50センチの装置だったんだぞ!!」
「そうだ!!中型の『ロンギヌス』など使って暴走してみろ!北海道はおろか東北地方が消し飛ぶぞ!!」

「作戦に使用するのは最大サイズの『ロンギヌス』だ」総理は冷静に言い放つ。
「最大サイズ・・・総理・・・貴方は最大サイズが暴走した時のシュミュレーションをお忘れか!!」
「そうだ!!万が一暴走したら・・・地球の30%は消滅するのですぞ!!お分かりか!!」
「そうなれば地球は滅亡する!!日本の総理一人の独断で『ロンギヌス』の使用は認められません!!」
「アメリカ大統領も納得済みだ・・・もう後には引けない・・・『あの方』の生死が不明な今こうするより他に手は無い」
高官達が会議していると「失礼するアル」チャイナドレスに身を包んだ少女が突如会議室に入ってきた。
「君は?ここは子供の来る場所ではない!!どうやって入り込んだ!!」
「違うよ・・・彼女は超鈴音『ロンギヌス』の起動を安定させる為に来てくれた科学者だ」総理は立ち上がりながら言った。
258パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/21(月) 16:33:51 ID:???
超は若い研究員に連れられ『ロンギヌス』の研究室へと向かっていた。
「で分子構造破壊兵器とはどういう物か?こっちには情報が全く来てないネ」
「分子構造破壊兵器ロンギヌス・・・人間が生み出した最悪の兵器です・・・原爆や水爆をおも越える」若い研究員は頭を抱えた。
「具体的にはどういう物か教えて欲しいネ、特に分子構造破壊の原理を」
「ロンギヌスは・・・そもそも最近アメリカがある物の開発に成功したんです」「ある物?」超は首を傾げる。
「人工魔力」「人工・・・魔力?そんな物どうしてアメリカが!?」
「兵器転用ですよ、魔力を自在に操る事が出来れば世界の勢力図が大きく変わる」「そんな事のために人工魔力・・・浅はかネ」

「はい、その人工魔力によって生み出されたのがロンギヌスです、元は産業廃棄物処理のために開発された超振動発生装置でした。
 分子レベルで物体に干渉し処理のし難い廃棄物を分子レベルで砕きこれを焼却、完全にこの世から消滅させるための『道具』でした。
 それがアメリカから持ち込まれた人工魔力の技術・・・ロンギヌスは物体に干渉する前に自分の体が分解されてしまう致命的な欠陥を抱えていました。
 当たり前といえば当たり前なのですが・・・そのロンギヌスの盾として人工魔法は使用されました、つまりは自身の分解を防ぎ廃棄物質の分解のみを可能とする。
 結果としては成功でした、自身が分子干渉されずに廃棄物質の分子構造破壊に成功したのです。
 そもそも本来ロンギヌスは廃棄物をロンギヌスのボディーに入れ分解する物でした、しかしこの振動を兵器転用できないかとある科学者が言った。
 そして現実の物となった、ロンギヌスの超振動を人工魔力に乗せ、辺り一面に超振動を伝える、超振動を帯びた魔力に触れた物体は消滅。
 ですが致命的な欠点が一つ生まれたんです、それが人工魔力の不安定・・・人工魔力の暴走によって全てを破壊する時もあれば何も破壊しない時もある。
 それがロンギヌスの欠点、でもロンギヌスが安定した性能を発揮すれば世界の勢力図は日本に傾く事となるでしょう、だけどそれはあってならない」

「でもこれからロンギヌスは完成に向かうネ・・・それが私の受けた指令ネ・・・すまないネ」超の言葉を聞いた研究員は涙を流していた。

 
 

 
259パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/21(月) 17:06:08 ID:???
北の地のどこか、某時刻
「報告します!!ブラック・パール号はこちらに向かって前進中、明朝10時にはここに辿り付くでしょう」迷彩服を着た男が目の前に居る『化物』に言った。
「そうか・・・だがあいつはどうした?あちらから仕掛けてきたのに返り討ちにも出来ないとは情けない!!」
「落ち着いてください、あの馬鹿はもうじき戻ってきます、どうせ突っ込むぐらいしか脳の無い奴でしょうし」『化物』の隣に黒いフードの少年が現れた。
「お前か・・・ニコール大佐の船は沈めたのかい、アンソニー」『化物』はその巨体をゆっくり起す。
「いえ私ではなく・・・あいつが生きておりました・・・船が奴が沈めました」アンソニーは片膝をついて言った。
「あいつが生きているのか・・・人間共もわれらの動きに勘付いてきておる・・・注意せねば・・・よし少佐下ってよい」『化物』はそう言いながら伸びをした。
「はい失礼します!!」そう言って迷彩服の男はそのまま化物の居る部屋を後にした。

「目標はジャックが順調に運んでおりますが・・・ジョン・コンスタンティンいささか厄介な相手かと」アンソニーは片膝をついたまま言った。
「ジョン・コンスタンティンか悪魔祓い師であったな、西洋では最強でも東洋の物の怪には通じぬ事分からせてやる」
「ジャック・スパロウには・・・『あの男』の手が回っていたようです」
「本当かアンソニー!?」「はい・・・残念ながら・・・それとニコール大佐はこちらの目的に気付いているようです」
「侮りがたいなニコール・・・殺してしまえ、奴の腕は本物だ注意しろ」
「はい・・・・・・本当にあの娘の血が必要なので?『桜咲刹那』の血が・・・」
「そうだ・・・半分は妖怪、半分は人間こんな貴重な血は他に無い・・・何としても我等が主君復活の為にあの娘を!!」
「分かりました・・・あの娘を釣るのは簡単です、お任せください」アンソニーはそう言うと立ち上がりどこへとも無く消えて行った。
260パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/21(月) 17:09:48 ID:???
燃え尽きた・・・あんまり進展ないけど
侍さんジョジョさん後はよろしくお願いします。
261マロン名無しさん:2006/08/22(火) 00:13:21 ID:???
まだジョジョ投下再開しないの?
早く読みたいんだが・・・age
262マロン名無しさん:2006/08/22(火) 10:56:51 ID:???
ジョジョと侍もしかして打ち切り?
早く投下再開してくれ
263マロン名無しさん:2006/08/22(火) 13:07:48 ID:???
夏休みも終わりだから二人(ジョジョ、侍)とも旅行にでも行っているのかも知れない
264マロン名無しさん:2006/08/22(火) 13:32:09 ID:???
ここでオーシャンズ再開とか言ってみる。
265パイレーツことオーシャンです:2006/08/22(火) 13:46:40 ID:???
台本形式からの直しとパイレーツでしばらく無理です・・・すいません。
266侍〜SETSUNA〜:2006/08/22(火) 15:33:26 ID:???
>>248

この端整な顔立ちの男こそが二人が倒すべき相手『日向小次郎』。日向はゆっくりと近づき堂島を睨んだ。
「…来たか。鬼軍二。」
この状況を予想してたのか、久しぶりの再開に別段驚くような様子はなかった。
「なんの用だ?………と聞くだけ野暮だな。」

「罪の無い人々を苦しめるのはヤメロ!!………と言うだけ野暮だな。」
「その通り…。言いたいことがあるならその刀で示せ!」
日向が刀を抜くと同時に周りに居た忍者が一斉に襲い掛かってきた。
(くっ…、動きがかなりトリッキーだ。攻撃が読み辛い。)

縦横無尽に飛び回り、離れたと思えば手裏剣が飛んでくる。
(…だが、楓と比べたら全然弱い。スピードも十分ついて行ける!)
次第に技のパターンが解り全て避けていく。そして反撃に移ると次々と手や足を斬りつけて行動不能にした。
(よし、後は日向さんだけ…)

そう思い日向に意識を移そうとした瞬間、後ろから殺気を感じた。振り返ると忍者が目の前に迫っていた。
(まだ残りが…!攻撃が浅かったか!?くっ、防御が間に合わ…)
忍者の刀が振り被られると、突然刹那の視界に大きい手が入ってきた。その手そのまま忍者を掴んだ。
「堂島さん!」

堂島は掴んだ忍者を自分の金鎚に引っ掛けるとそのままジャイアントスウィングの要領で投げ飛ばした。
忍者は頭か橋の下の川に落ち、辺りに鈍い音が響くと物言わぬ体となった。
「あ、ありがとうござ…」
「バカヤロウ!!何でトドメを刺さなかった!!?」
267侍〜SETSUNA〜:2006/08/22(火) 15:34:08 ID:???
>>266
刹那が礼を言おうとした時、堂島が物凄い形相で怒鳴ってきた。
「わ、私は人殺しなどしたくありません…。」
「そんな甘えた事戦場で通じると思っているのか!?殺らなきゃ殺やられるぞ!!」
「ですが……!」

「フッ!!」
「!!」
口論の最中に日向が刹那に切りかかってきた。
「戦闘中に口論とは随分余裕ですね。」

目にも止らぬスピードで斬撃を繰り出す日向。刹那は防御するので精一杯だ。
いや、刹那ならこの攻撃の嵐でも反撃できるかもしれない。しかしそうしないのには訳がある。
今のギリギリの状態で反撃すると手加減できない。つまり殺す事になる。だが刹那は人殺しなどしたくない。
しかし先程の堂島の言葉が頭によぎる。

『殺らなきゃ殺やられるぞ!!』

(そんな事わかってます!わかってますけど……。)
「全部防ぐとは中々やりますね。だが…!」
日向は全身のバネを使って切り上げた。防御した刹那だったがあまりの勢いに尻餅をついてしまった。
「しまった…!!」

日向は高々とジャンプして刹那に切りかかる。絶体絶命と思ったその時又しても堂島が刹那を助けた。
「チッ!鬼軍二か…!」
日向はバク転で距離を取ると堂島を睨み付けた。
「刹那…。よく見とけ。これが本当の真剣勝負だ…。」

刹那は鳥肌が立った。堂島から発せられる気、昨晩の鉄心とはまた違った殺気によって。
この気は“相手を倒す気”ではない。“相手を殺す気”だ。
対する日向は涼しい顔をしている。これが当たり前だと、言わんばかりに。
(これが…幕末を生き抜いた…侍……。)
268侍〜SETSUNA〜:2006/08/22(火) 15:35:50 ID:???
>>267
お互いにじりじりと間合いを詰めていく。
「そう言えば、昔の決着がついてなかったな。鬼軍二。」
「……そうだな。」
半歩近づく。

「今日こそ決着をつける!」
「……ああ。」
更に半歩近づく。
「…………行くぞ!!」

同時に踏み込み同時に技を放った。刀と金鎚が激しくぶつかり合う。スピードと手数は日向だが、
それを補うパワーと洞察眼で対応する堂島。勝負は五分五分だった。
「…ッ!」
その時、日向の攻撃が堂島の肩に当たった。すかさず好機と見て追撃を狙う。

「貰ったぞ!!」
首を刈り取らんと横に振る刀を予測してたかのように堂島はそれを上に弾いた。
「何ッ!?」
「おまえを殺すために俺はあえて斬られた。…お前の負けだ!」

弾いた勢いで回転して攻撃を放った。がら空きの胸に向って。
(…ッ!!不味い!!)
日向は咄嗟に身を引いて威力を和らげようとするが所詮は焼け石に水だった。

―――ボゴオォォン!!

凄まじい音と共に日向の体がまるで大型トレーラーに撥ねられたかの様に吹き飛ぶ。
回転力に加え、堂島の腕力。即死にならなかったのは日向の咄嗟の反応のおかげか。
しかし内臓は滅茶苦茶、折れたアバラがあちこちに刺さりどちらにしても死は免れない。
堂島は倒れている日向に歩み寄ると静かに見下ろした。
269侍〜SETSUNA〜:2006/08/22(火) 15:36:37 ID:???
>>268
「小次郎…。」
「よせ、鬼軍二…そんなツラは似合わん。それに俺らは任務を遂行しただけだ。」
「何!?」
「さらばだ!地獄で会おうぞ!!」

そう叫ぶと懐から黒い球体を取り出した。それを見た堂島は全速力でその場を離れて刹那に叫んだ!
「伏せろ!!!」
「え!?」

―――ドゴォォォ!!!!

爆発が晴れる。そこにいた日向は跡形も無く消えていた。
「………日向さん。」
「これが勝負だ。負ければ死。…覚えておけ。」
周りを見ても生かしていた忍者達はすべて自害していた。

「昔はもっと酷かった。俺達は数多くの犠牲の上に成り立っている。だからその犠牲のためにも生き抜かなきゃいけねぇ。」
堂島の思いを刹那は黙って聞いてた。
「皆死ぬ覚悟は出来ている。それを生かして覚悟を台無しにするのがどういう事か…わかるか?」
刹那には答えられない。この問題に対して何が正解なのか。たった十五年しか生きていない自分にとって重すぎるのだ。

「まあいい。それにしても任務とは…?」
堂島は先程の日向の言葉を思い出し考えていた。
「……まさか宿場か!?」
二人は急いで宿場に向った。その途中刹那は色々な事を考えていた。

(ネギ先生はどう思うだろう?アスナさんや龍宮、楓、エヴァンジェリンさんは?)
先程の堂島の話した事について。必死に答えを探していた。
(もし私が人を殺したら…お嬢様は……。)
彼女の葛藤は続く。
270侍〜SETSUNA〜:2006/08/22(火) 15:37:20 ID:???
>>269
〜その頃宿場では〜

すずが外に出て夕焼けを眺めていると声を掛けられた。
「おい、お前。ちょっと一緒に来てもらおうか?」
「な、何のようですか…?」
制服をみにまとい、帽子を被っている。政府の役人だ。

「いいからついて来るんだ!」
役人は強引にすずの腕を引っ張った。
「や、やめて下さい!」
「ええい!大人しくしてろ!」

役人は無理やりすずを担ぐとそのまま去って行った。

連れ去られたすず。政府軍の目的は何なのか?果たして二人は間に合うのだろうか?
271パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/22(火) 23:23:01 ID:???
>>266>>270、GJ

午後11時30分ブラックパール号
出航から約12時間が経過し日は完全に落ち暗闇に包まれていた。
その暗闇を切り裂くようにブラックパール号は北へと進み続けていた。
「静かだな、あんまりいい感じがしない」ジャックは手にしたコンパスと空に輝く星、そして自分の感のみで暗黒の支配する海に立ち向かっていた。
ジャックが一人で暗黒の海に立ち向かっていると「よう」ジョンが船室から姿を現した。
「どうした?眠れないのか、子守唄でも歌ってやろうか?」「いや遠慮しとく」ジャックの問いにジョンは微笑みを浮かべ答えた。
「この船は何所に向かっているんだろうな」突如ジャックが呟く「北だろう?」ジョンは操舵用の甲板に上がりながら聞いた。

「そうじゃない、俺達は北に何があるか知らない、お前は知っているんだろう?ジョン」
「・・・俺も詳しくは知らない、ただ簡単にこの世を滅ぼすだけの力を持った化物・・・そしてこの中の誰かがそれに関係している事」
「誰なんだその相手の親玉に関係しているのは?第一なんで俺に運ばせる、自分で迎えに来た方が確実だろうに」
「お前何の迷いの無くあの4人を乗せたじゃないか・・・まったくこうなる事を考えてなかったのか?」ジョンはいささか呆れ顔である。
「いや何となくは・・・ただな俺が元の時代に帰るのも宝を手に入れるのも連中が必要なんだ、それはジョンあんたも同じだろう」
「確かにな、だから俺もこの船に乗っている、しかし世界の滅亡ね・・・まったくな俺も苦労人だよ」
「苦労は絶えないな・・・お互いに、しかしネギには驚いた、まさか本当に魔法が使えるとは」
「ジャック知らないでネギに魔法を使えと言ったのか?随分だなお前も」ジョンは苦笑いしながら言った。
「実はな玉を渡された直後に奇妙な男に会ってな、そいつが教えてくれたのさ」
「奇妙な男?あのフードの・・・」ジャックは首を横に振った「違うんだよあいつじゃない」
「じゃあ誰だ?あの男以上に奇妙な奴は中々いないぞ?そんなに奇妙だったのか?」
「ああ・・・だがな、玉を受け取ったすぐ後だった、その男は俺を呼び止めた」ジャックは未来に来る事を決めたその経緯を話し始めた。



272パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/22(火) 23:27:56 ID:???
訂正
最後のジャックの台詞「ああ・・・だがな」の所「だがな」はいりません。
すいません誤字だらけで、以後気を付けます。
273パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/23(水) 01:50:21 ID:???
17世紀ジャック、フードの男との会談直後
「何言ってんだがなあの男、乗りで貰っちまったが別にいらねぇな、これ」ジャックは玉を見つめ呟いた。
港を目指してジャックが歩いていると「やあ、キャプテン・ジャック・スパロウ」黒いフードを着た男が突如ジャックに声をかけてきた。
「あんたな、ひつこいと女に嫌われるよお分かり?・・・分かったあんた・・・ひょっとして男色家か?」
「ノーノーそんな事は無い、さっきの男とは別人だよ・・・ネギ・スプリングフィールドを探すんだ未来でね」
「ネギ?なんだそりゃ?ふざけた名前の野朗だな、俺が何でそんな奴探さにゃならんのよ?」
「魔法と宝の話は本当だよ、それに未来に行くのに必要なのはその玉を割る、それだけだよ?恐れる事はない未来に行き証明するんだ君の存在と強さを」
「そうかい・・・確かに玉割るだけか・・・いいだろう、騙されたつもりで割ってみるよ」ジャックは微笑みながら呟いた。

「・・・って訳だ」ジャックは何故か誇らしげである。
「随分お前も・・・単純だな・・・まぁ人それぞれだしな、俺も案外お前の事を笑えないのかもしれない」ジョンはそう呟くと船室へと戻って行った。
「そうかい・・・眠いな・・・ねむ・・・い・・・って寝ちゃ駄目だ俺!!」ジャックは自分の頬を両手で叩いた。

ブラック・パール号船室
「行くです!のどか、このままこの中に隠れている訳にも行かないです」布を被った緊急脱出用のボートから小さい声が聞こえる。
「だけど・・・出て行って・・・怒られないかな?・・・勝手に付いて来ちゃったし」
「大丈夫です!とりあえずネギ先生に会えれば『バッ』」突如勢いよくボートに被さっていた布が取り去られた。
「!!」驚き思わず抱き合う少女が二人ボートの中に居る、二人とも震えており怯えている様である。
「お前達は誰だ?」そう言ってジョンは聖なるショットガンで二人の少女を狙っていた。
274マロン名無しさん:2006/08/23(水) 11:45:39 ID:???
定期age
275パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/23(水) 17:44:37 ID:???
北海道、自衛隊基地、午前12時00分

会議室に自衛隊の高官、日本政府高官さらには二人の少女、アメリカ人が数名会議を行っていた。
「いいか今から24時間後『グングニル』が使用される事が決まった」革のジャケットとジーパン、ボタンダウンのシャツを着たアメリカ人が言う。
「しかし『グングニル』のシステムは安定しないと聞いたんだが・・・(この人なんでこんな日本語がうまいんだ?)」自衛隊の高官が聞く。
「それは問題ないネ、システムは安定してるし範囲設定も問題なくなったネ、ハカセ他に問題は?」超鈴音が説明する。
「後は問題無しです、ただこの兵器・・・『グングニル』やや威力の方が落ちています
 安定重視でおまけに急ピッチで改造したので振動量と魔力量を抑えるしか手がありませんでした」眼鏡をかけた少女ネギのクラスの生徒の一人ハカセがそう言った。
「それでも高層ビルを粉砕するぐらいの威力はあるんだろう?」革ジャンの男がハカセに聞く。
「問題はありません、それぐらいの威力はありますし『グングニル』の振動発生装置から半径500メートルに存在する物質なら分解できない物はありません」
「よし決行は明日の午前12時00分、とりあえずは解散!!」革ジャンの男がそう言うとその部屋に居た全員が席を後にした。

「待ってくれ、超、ハカセ」革ジャンの男は超とハカセを呼び止める「なんですか?」ハカセは首を傾げた。
「こんな凄い翻訳装置どうやって作ったんだ?お前達はただの女子中学生じゃないな?」革ジャンの男はただただ感心していた。
「こんな所にいる時点で普通じゃないネ・・・あなたもそうでしょ?ジャック・バウアーさん」超は微笑を浮かべた。
「そうだな、たしかに俺も普通じゃないな・・・さてもう寝た方がいい」ジャックは優しく呟く。
「おやすみなさい」「おやすみネ」二人はそう言うと会議室を後にした。
「明日は忙しくなりそうだな・・・いや今日も今から明日の装備点検しないとな・・・また24時間働き通しか?」ジャックは会議室で一人微笑んだ。
276パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/23(水) 18:22:25 ID:???
ジョジョさん投下再開楽しみしています。
侍さん面白いです、続きが早く読みたいです。
277マロン名無しさん:2006/08/23(水) 20:32:46 ID:???
ジョジョ今日当たり投下再開といってみる
侍投下頻度落ちたな・・・
278マロン名無しさん:2006/08/23(水) 22:42:55 ID:???
定期age
なんかもう一作品ぐらい欲しいよな。やっぱり連載5本は欲しいな。
279マロン名無しさん:2006/08/23(水) 23:31:29 ID:???
今日の侍投下まだ?
280マロン名無しさん:2006/08/24(木) 01:00:34 ID:???
ここ職人以外の住人居るの?なんか読者の感想とかGJとかのカキコ無いけど?
281マロン名無しさん:2006/08/24(木) 01:17:10 ID:???
前はちらほらいたが今は侍とパイレーツだけじゃね?
282ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/24(木) 01:23:13 ID:???
『空条承太郎
   ネギ・スプリングフィールドに会う!』 そのB
 
   『ガチャン』
 
ドアノブが半回転し、軋みながら扉が開く。
いつものドタバタギャグに水をさした音の正体はこの男……いや、少年…『ネギ・スプリングフィールド』のものだった。
 
「はあ、はあ……す、すみません師匠……遅れました」
 
あれから必死にに走って来たのであろう。髪は乱れ、額には汗。ワイシャツは汗で背中に張り付いている。
彼が息を吸う度に大きく体が上下している。別にやましいことがあってハアハアしているわけではない。断じて無い。
 
「『遅れました』?………アホかーーーッ」
 
エヴァンジェリンの右ストレートがネギの左頬に炸裂!
まともに殴れば少なくとも腕の骨ぐらいは…………いや、10歳の少年ぐらいは白目を剥かせる破壊力はあるはず…
いや、ある。実際に「ぺぷぅ」と言う摩訶不思議な声を立てて一瞬向こうの世界へと旅立っていた。
 
「そんなことわかっておるわ!
 わけを言え!わけを!」
「え、えっと……師匠の知り合いの人にここまでの道を尋ねられました」
「私の知り合い?……誰だ?何と名乗っていた?格好は?見た目の年齢は?」
「えーっと、名前は――――」
 
ネギはあの時あった男の事を思い返す…
格好はスーツに奇妙な帽子、身長190以上。年齢は……20代から30代。名前は――
283ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/24(木) 01:25:49 ID:???
>>282
 
「うん?」
「…聞き忘れました」
「アホかーーッ」
 
…本日ニ回目のストレートパンチ。今度はネギの右頬に左のストレートである。
またネギは白目を剥く。(白目を剥くのはマンガの演出だという声は聞こえません。聞きません。)
 
「名前も聞かないで知り合いだということがわかるかーーッ
 それに何で知り合いだと思ったんだ!はけ!」
 
エヴァンジェリンはネギね襟首を掴んで前後に激しく振るう。この攻撃……使う相手を間違えなければ効果はばつぐんだ。
ゆさゆさと頭を振るわれたネギはたどたどしくともその理由を言うが……理由はとてもエヴァンジェリンを納得させるようなものではなかった。
 
「『なんとなく』……だと?」
 
言わずもがなで本日三回目のストレートを浴びる。あたりまえだ。
 
「それで……『ここ』は教えたのか?……」 
 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
 
「はい! そのh『アホかーーッ!!』 ぷひゃぁ」
「貴様 そのことが…何を意味するのかわかっているのか? え?」
「あううぅぅぅ」
「答えんか!」
 
答えないとドンドン踏むのが強くなるわよぉ〜〜と、倒れたネギを上から踏み付けている。
 
284ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/24(木) 01:28:54 ID:???
>>283
そんな尋問のようすを端に見ながら明日菜達は『その男』のことについていろいろと話あっていた。
『どんな顔か』あるいは『どんな格好』、または『何が目的か』……そして、『前の男のように「悪魔」でないのか』……
 
結局、ネギに訊かねばわからぬようなのでエヴァンジェリンの尋問が終わるのを待つ事にした。
 
 
←『日曜の朝の訪問者』 その@へ
285ジョジョの奇妙なネギま!:2006/08/24(木) 01:31:21 ID:???
すいません……投下が大幅に遅れました……
夏、燃え…尽…きまし……た。では……
286マロン名無しさん:2006/08/24(木) 01:33:21 ID:???
さんざん人を待たせやがって!GJだこの野郎!
287マロン名無しさん:2006/08/24(木) 01:34:33 ID:???
しばらく投下しないのか?でもGJ早く帰ってこいよ
288マロン名無しさん:2006/08/24(木) 01:39:15 ID:???
>>281は読者?てか何か読んでるだけでカキコしない人が多そう
289パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/24(木) 11:32:44 ID:???
>>273
「私達は・・・ネ、ネギ先生の生徒です!」二人のうち背の小さい少女が震えた声で呟く。
「ネギの?・・・確かに服装が上の連中と同じだな・・・よしついて来い、ネギに会わせてやる」ジョンは二人に向けていたショットガンを下ろす。
「本当ですか!?」二人の少女は同時に叫ぶ。

ネギの寝室は船長室に毛布を敷いただけの簡素な物であった。
静かな寝息を立てているネギ「『コツコツ』・・・ん?」複数の革靴が地面を蹴る音で目を覚ました。
「よう」ジョンが船長室に二人の少女を連れて入ってくる。
「・・・!?宮崎さん、綾瀬さん!何でこんな所に!?」ネギの目の前には自分の生徒宮崎のどかと綾瀬夕映の姿があった。

二人は何故こうなったのか経緯を説明した・・・と言っても理由は単純。
ただネギが心配で船に忍び込んだら何時の間にか海に出ていて帰れなくなっていたと言う物。
二人の話が終わると「何でこんな事をするんですか!!」ネギが珍しく声を荒げる。
「で、でもただ心配だっただけで・・・」のどかは小さい声を喉の奥から絞り出すように言った。
「だからって!これから行く所はとっても危険な場所なんです!宮崎さん達に付いて来られても・・・」
「ネギ先生・・・迷惑ですか?」夕映が真っ直ぐネギを見つめる。
「・・・・・・はい迷惑です・・・僕の事を心配してもらうのは嬉しいですけど・・・これは危ないんです」
「・・・・・・この船は何所に向かっているですか?」夕映は俯いてはいるがしっかりとした口調で言った。
「北海道です・・・そこから船か飛行機に乗って帰ってください・・・お金は僕が立て替えます」
「分かったです・・・」さすがの夕映も若干落ち込んでいる。
「私は・・・帰りません!!」突如のどかが船内中に聞こえそうな声で叫んだ。
290マロン名無しさん:2006/08/24(木) 21:32:54 ID:???
またパイレーツだけ?
291マロン名無しさん:2006/08/24(木) 22:07:16 ID:???
荒れるからよせ
292マロン名無しさん:2006/08/25(金) 09:38:13 ID:???
さて……そろそろとんでもない事してくれた職人について語ろうか?
293マロン名無しさん:2006/08/25(金) 09:52:25 ID:???
もういいよ
294マロン名無しさん:2006/08/25(金) 09:54:10 ID:???
何かあったの?
295マロン名無しさん:2006/08/25(金) 10:09:24 ID:???
パイレーツがいじめスレで盛大に叩かれてた。
296マロン名無しさん:2006/08/25(金) 10:17:44 ID:???
パイレーツはいじめスレの住人にうまい具合いに乗せられた感じがする
297マロン名無しさん:2006/08/25(金) 10:25:42 ID:???
見てきた…パイレーツ…いじめに生半可な気持ちで手を出すな。
叩かれるだけ。
298マロン名無しさん:2006/08/25(金) 10:31:15 ID:???
いじめとバトロワは中途半端な腕だと叩かれるだけ
299マロン名無しさん:2006/08/25(金) 11:49:54 ID:???
まあこっちに飛び火した訳でもないしいいんでない?
300マロン名無しさん:2006/08/25(金) 12:26:42 ID:???
たしかにそうだな。つー訳でいつも通り投下ぷりーず
301マロン名無しさん:2006/08/25(金) 13:00:34 ID:???
パイレーツです。
皆さんに大変な迷惑を掛けて申し訳ありません。
ただ何の気に無しに投稿してしまって、それがこんな事になるとは夢にも思いませんでした。
こちらの住人と職人の方にも不快な思いをさせてしまってすいません、しばらく頭冷やしてきます。
本当にすいませんでした。
302侍〜SETSUNA〜:2006/08/25(金) 15:38:20 ID:???
パイレーツさん、気を落さず頑張って下さい。こちらでの投下待ってます。
自分は最近忙しくてパソコンに触れなかったので今日の夜あたり投下しようかと思います。
パイレーツさんが抜けてる間を埋められるよう頑張ります。
303侍〜SETSUNA〜:2006/08/26(土) 01:28:42 ID:???
>>270
「はぁ…はぁ……すずさん!!」
宿場に到着した二人はっすずの店に飛び込んだ。
「すずさん!?…堂島さん!すずさんがいません!!」
「くそっ!どこだ!……ん?」

堂島が何かに気付いた。その視線の先には政府軍がいた。
「まったく『玉川』殿も人が悪いよな。」
「ああ。あんな可愛い娘俺たちにも楽しませて欲しいよな?」
「今の話…もしかして…って堂島さん!?」

堂島はゆっくりと政府軍に歩み寄っていった。その表情は怒りに満ち溢れている。
「…おまえら、すずをどこへやった?」
「ん?誰だ貴様?」
「何だ、まだ残っていたのか?」

「すずをどこへやったのかと聞いている!!」
堂島は声を張り上げると同時に腰から金鎚を抜く。
「貴様!政府に楯突くつもりか!?」
それを見て政府軍も刀を抜く。更に騒ぎを聞きつけて大量の政府軍がきた。

「刹那!この政府の糞共を倒してすずを助けるぞ!」
「はい!!」
「かかれーー!!」
掛け声と共に一斉に向ってくる政府軍。しかし堂島は臆する事無くむしろ自身も政府軍に向っていった。
304侍〜SETSUNA〜:2006/08/26(土) 01:29:18 ID:???
>>303
まさに戦場だった。次々と倒れていく政府軍。激しい音と共に叫び声や悲鳴が聞こえてくる。
その中心に居るのは堂島。掴んでは投げ飛ばし、金鎚を容赦なく振り回しなぎ倒していく。
それを見て刹那は理解した。堂島が『鬼軍二』と呼ばれる所以を。
(でも…私は鬼にはなれない……。)

政府軍の一人が刹那に斬りかかってきた。これを難なくかわし、首筋に手刀を入れる。
次々と敵を戦闘不能にさせていき、ようやく半分くらいになってきた。
「後もう少しだ!行くぞっ!」
「はい!」

二人の猛攻は止らずついに残り六人となった。その内四人が堂島、二人が刹那に掛かって行った。
堂島はあっさりと四人を退けた。刹那も一人は気絶させ、もう一人はうつ伏せで腕を取る形で尋問していた。
「私の質問に答えてください。すずさんをどこに連れて行きましたか?」
「さ、さあ…?どこでしょう?…って痛てててててて!!!」

刹那は腕を思いっきり捻った。そして先程よりも強い口調で質問する。
「もう一度言います。すずさんをどこに連れて行ったんですか?」
「わ、わかった言うから!屋敷だ!黒生屋敷だ!」
それを聞き刹那は手を離した。

……刹那は気付かない。背後の建物の屋根にいる存在を。
「だそうです。屋敷に向いましょう!」
敵はゆっくりと刀を逆手に持ち替える。そして刹那の心臓目掛けて…!
「よし行く……!!刹那後ろだ!」

「え!?」

―――ドスッ!
305侍〜SETSUNA〜:2006/08/26(土) 01:30:50 ID:???
>>304
政府軍の放った攻撃、当たったのは…
「ど、堂島さん!!!」
堂島の右肩には刀が貫通していた。堂島は刹那を庇ったのだ。
「しくじったか!」

政府軍は刀を引き抜きトドメをさそうと振り被った。
「死ねーーー!!!」
(これまでか……)
堂島は最早武器を持つことができず、諦めて目を瞑った。



(……攻撃が来ない?)
ゆっくりと目を開ける。見ると敵は振り被ったままピクリとも動かない。更に視線を落とすと心臓に刀が刺さっていた。
刀は堂島の背後から伸びていた。ゆっくり振り向くと…
「刹那…か……。」

刀を引き抜くと敵はその場に崩れ落ちた。
「大丈夫…ですか?」
「ああ。心配ない。」
「…堂島さん。私…人を……。」

刹那の刀を持つ手が、足が震えている。
「無我夢中で…気がついたら……刀を……。」
「おまえは悪くない。むしろよくやった。おかげで助かった。」
「でも…私は…殺した……。この手で…。お嬢様に会わせる顔が……。」
306侍〜SETSUNA〜:2006/08/26(土) 01:31:24 ID:???
>>305
明らかに気が動転していた。このあまりにもリアルな世界に。仮想空間という事も忘れて。
「お前の言うお嬢様はそんな薄っぺらい人間なのか?」
「…え?」
堂島からの意外な発言に思考がついて行けない。

「そのお嬢様はお前がちょっと間違った事しただけで見捨てる様なクズなのか?」
木乃香の事をクズ呼ばわりされ流石の刹那も黙っていない。
「ッ…!お嬢様はそんな人じゃ…!!」
「だったらいいじゃねえか。」
「え?」
「そのお嬢様は優しいんだろ?他人を思いやれるほど。」
「はい…」

少しは納得したがどこかまだ踏ん切りがつかない様子。それをみて堂島は更に言葉を続ける。
「じゃあもし人を助ける事ができずお前も死んだら?その方がお嬢様は悲しむんじゃないか?」
堂島の問いに俯き気味に考える。暫くすると刹那は顔を上げた。その表情は何か決意染みた物があった。
「……………わかりました。私はすずさんを…みんなを守るため心を鬼にします。」
307侍〜SETSUNA〜:2006/08/26(土) 01:32:45 ID:???
>>306
それを聞いて堂島は満足そうに頷く。
「では行きましょう。」
「その事何だが…刹那。先に行け。俺は怪我を治療してから行く。」
先程刹那を庇った際に出来た右肩の怪我。血が止め処なく流れている。

「すいません。私のせいで…。」
「気にするな。おまえのせいじゃない。さあ、早く行け!すずが危ない!」
「はい!では…!」
刹那は走る。走りながら先程のやり取りを思い出す。そしてここにいない木乃香に謝った。

(すいませんお嬢様。皆さんを守るため、私は鬼になります…)

―ウチはいつでもせっちゃんの味方や。だから迷わずがんばってな。

声が聞こえた気がした。愛しいお嬢様の。その声に後押しされ刹那は走る。皆を守るため。すずを助けるため…。
308侍〜SETSUNA〜:2006/08/26(土) 01:35:02 ID:???
結局日付変わっちゃいました…。後半少しグダグダで訳解らないかもしれません(汗)
次回はしっかりとしたの書きます。
309パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/27(日) 01:11:21 ID:???
自衛隊基地、午前12時30分

自衛隊基地の中、暗い部屋で一人の男が電話を掛けていた、ジャック・バウアーである。
「はい・・・分かりました・・・ええ明日には・・・はい、はい・・・ええでは」バウアーは受話器を置いた。
「いよいよ明日か・・・・・・グングニル・・・・・・」バウアーは暗い部屋の中で俯いた。

ブラック・パール号船内
「のどかさん?・・・・・・危ないですからとにかく!」ネギの問いかけにのどかは顔を上げて叫ぶ。
「危ないのはネギ先生も一緒です!!私は残ります!ネギ先生の近くにいます!ネギ先生を守りたいんです!」
「のどか・・・・・私も残るです、ネギ先生とのどかを守るです」夕映も顔を上げしっかりとした口調で言う。
「でも、二人にもしもの事があったら僕は・・・僕は・・・担任として・・・」
「ネギ二人がそうしたいならさせてやれ」ジョンがネギに近づく「ジョンさん?」ネギは首を傾げた。
「その代わりこれは二人が選択した道だ、二人がどうなろうと知った事じゃない、いいか二人ともこのまま残って死んでも傷ついても誰も同情なんかしないぞ」
「ジョンさん!!そんな事を言っては言られませんよ、僕は担任として二人を安全な場所に避難させなきゃいけないんです!!」
「お前は担任だろうが何だろうが二人の人生にまで干渉する権利はないし、教師にそこまでの義務は無い」
「教師には義務は無いって・・・・・・僕は教師です二人を守らなきゃいけないんです!!」

「このまま一生お前が二人の面倒見る気か?ああ?それは出来ないだろう、二人はお前の元を何時かは去っていく」
「でも・・・・・・でも!!僕は教師なんです!!二人の生徒いえ31人の生徒を守る義務があるんです!!」ネギはジョンに向かって叫ぶ。
「いいか?それはお前が勝手に守っている気になっているだけだ、この二人は一生お前の世話になるわけじゃない。
 それともお前はこの二人と結婚でもする気か?」ジョンはネギの顔を覗き込みながら言った。
「!!・・・・・・それは・・・・・・」ネギは顔を少しだけ赤くして背けた。
「まぁそこまで俺もお前に干渉するつもりは無い、あとは好きにしな」ジョンはそう言い残し甲板へと向かった。




310パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/27(日) 01:52:04 ID:???
「・・・・・・夕映さん、のどかさんとりあえず寝ましょう、話は明日」ネギはそう言って毛布に潜り込んだ。
「・・・のどか」「なに夕映?」「私達は何所で寝るですか?」「・・・何所で寝るんだろう」
「のどかさん、夕映さん、毛布がその机の上に何枚かあるのでここに敷いて寝てください」ネギが毛布の中から声を出す。
「分かりましたです」「じゃあおやすみなさいネギ先生」のどかと夕映は毛布を手に取りネギから少し離れた場所に寝た。
ブラック・パール号上陸予定時刻まであと約9時間

午前6時、自衛隊基地、演習場ブラックパール号上陸予定時刻まであと約4時間

「全隊準備急げ!!いいか!!敵はよく分からん謎の連中だ!!こんないい加減で不確かな情報しかない!!だが装備と自分の訓練してきた腕を信じろいいな!!」
演習場には数百人の自衛隊員が整列しており自衛隊の上官が彼等に作戦概要を教えていた。
「目標はここから北に18キロの地点に存在する遺跡だ、その中に今回のターゲットが潜伏している、まずは歩兵部隊による突入内部の敵の掃討作戦を開始する。
 作戦開始は午後7時丁度だ、突入後敵の掃討が完了次第遺跡をグングニルで消滅させる。
 但し掃討までの所要時間は5時間だ、5時間以内に掃討完了できなければ撤退、グングニルによる分子破壊に移行する
 以上が作戦内容である質問のある者は!!」上官の呼び掛けに自衛隊員は微動だにしない。
「よし作戦開始準備に掛かれ!!」上官の指示が飛ぶと同時に自衛官達は一斉に解散した。

午前6時、遺跡
遺跡の一室、そこには化物とアンソニーが居た、そしてアンソニーは化物に跪いた。
「もうすぐ来る・・・・・・迎えに行って来ます」アンソニーが化物にそう言うと何所へとも無く消えた。
「頼んだよ・・・・・・もうすぐだ、もうすぐ、もうすぐ、もうすぐ、もうすぐ、もうすぐ、もうすぐ、我が主君復活の時!!」化物は高笑いをして部屋から消えた。
311パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/27(日) 01:53:46 ID:???
投下再開しました。
本当に皆さんにはご迷惑を掛けました。
312マロン名無しさん:2006/08/27(日) 02:42:15 ID:o7qXMNsw
たまに寝付けないのもいいもんだ
久方振りの投下GJ!
313龍宮真名無頼控:2006/08/27(日) 12:23:35 ID:???
 気が付けば、仲秋。
 あれだけ江戸で歌いつづけた蝉も少しずつ静かになりつつあり、季節は秋へと移ろうとしていた。
 時は未の刻。どこかの小路を刀を帯びた浪人者が歩いていく。
 名は龍宮真名。歳はまだ若く。輪郭もすっきりとした顔立ちである。しかし、小股の切れ上がった女と呼ぶには憚られる。どこかこの端正な顔立ちにも影が付きまとっているように見えた。
 
――ここか。
 何処まで歩いたであろうか、真名はようやく歩を止めると、自らの正面――暗闇の中に移る武家屋敷を見つめた。
 そして、辺りを見廻し、人気が無い事を確認すると、塀を踏み越えて内部に進入していった。
――寝静まっているのか、物音一つしない。
 庭に降り立った真名に聞こえるのは自らの呼吸の音だけである。
 真名は位置を確認しつつ、昼間に見た屋敷の構図を思い出しながら目当てとする場所に静かに進んでいった。
 そして、目的の場所の障子を静かに開けた。中には薄暗いよくわからぬが、女が一人眠っている。先程まで香を焚いていたのだろう。白檀の香りがした。
 真名は刀を静かに床に置くと、寝ている女の掛け布団を剥ぎ、胸元に手を差し入れ、体を隅々まで愛撫し始めた。
 これにはさすがに眠っていた女も気づき「曲者」と叫ぼうとしたが、どういうわけか心地よさからか声に力が入らぬのであった。
「静かになさったほうが幸いです。家中の者が起きます。なに、特に何の事は無い。あなたの操を頂きたいだけでございます」
「えっ」
 暗がりの中で娘はあまりの事に驚いているようであった。
「無駄に、抵抗なさるのも恥と弁えなさるが良い」
 真名はそれ以上何も云わず、娘の寝巻きを剥ぐとその上に覆い被さった。
 褥にはかすかな喘ぎ声が響く。
314龍宮真名無頼控:2006/08/27(日) 12:30:26 ID:???
 娘はさすがに初めてであったのか、硬直して震えているだけだったが、真名はお構いなしに胸の汗ばんだ肉を手でしなやかに包み、また時に口付けし、赤子の様に吸い。存分に弄んだ。
――成るほど、これは花の散らし甲斐がある。
 顔は相変わらず薄明かりの中では判別しにくかったが、そこそこ美人の顔立ちであると想像ができ、何より娘の体の線が細いが、
中々に所々の肉付きが良いふっくらとしている肢体と、いかにも年頃の娘と云った趣の柔肌の香りと感触が、真名のたまにしか出ることの無い欲情をかきたてたのである。
 やがて真名が足を開かせ、指三本を用い下の観音を淫らに愛撫すると、娘は我慢できぬのか切なく息を悶えていたが、
 真名の技に屈したのか、低く「ああっ」とうめいたあと、ぐったりと息を吐くだけとなった。
 事が終わり、乱した衣服を整えた真名は愛刀を腰に据え、外廊下に通ずる障子を静かに開けた。
――先程までは薄曇であった空に月が光って居る。その月明かりが、褥を静かに照らした。
 どうやら、自分の感に間違いはなかったようだ。真名は自嘲した。
 先ほどまで自らが犯していた娘は確かに――麻帆良藩江戸家老、学問指南役明石教授の娘、裕奈であった。
――美しい娘だ。
 そう思いながら、真名はしんと静まり返った渡り廊下を歩き、この屋敷の主人、明石教授の寝間の障子を開けた。
 布団には一人の男が寝ている。歳若く三十路と見た。顔は細く、才覚を感じさせるような面構えをしている。
 男は床の間の侵入してきた者に気づいたのか、目を開け呟いた。
「何者だ……」
「私、龍宮真名と云う無頼の者。本日は少し依頼された仕事を果たしに参りました」
「仕事と……? 私を斬るつもりか」
 明石教授は一寸前と打って変わり布団から飛び上がるや後ろに仰け反った。
「おっと、人を呼ぶのは無しにして頂きたい。呼ぶ前にご家老の首が飛ぶでしょう。
それに、今日の目的は貴方を斬りに来たわけではない。何、大した事ではございません。ただ先程――ご家老のご息女には操を捨てて頂きましたが」
「なっ……ふ、不埒なうつけものが」
315龍宮真名無頼控:2006/08/27(日) 12:36:08 ID:???
 わなわなと震える明石教授の絶句にも暇なく続けた。
「しかし、その時にご息女が身に付けていらした面白いものを見つけました。これはなんでございましょうか」
 そうして真名は意地悪く云うや否やは胸元からきらりと光る鎖につながれたものを明石教授の前に差し出した。
 ――それはぜうすのくるすであった。
「耶蘇教は未だお上によって禁制の筈。それを麻帆良藩家老が隠れ切支丹であったなどと言うのは良くて切腹。
悪く麻帆良藩は御家お取壊しと相成りましょう」
 左様。江戸二百年。未だ日本は鎖国であった。
 ましてや江戸に近い麻帆良藩の家老が隠れ切支丹であったなどと云うのは大事件である。
 恐らく切腹どころでは済まず、一族郎党根絶やしにされる。それが幕府の切支丹に対する態度であった。
「……何が望みだ」
 沈黙の後、苦虫を噛み潰した顔をしながら明石教授は問うた。
 その顔は困惑以上に深い落胆の色を示していたようであった。
「いえ、何のことはありません。近衛近右衛門の藩政の邪魔はしないで頂きたいと申し上げておきます。
要は頭を丸め隠居なさって頂きたいのです。また、私は雇われの身でこれが終われば無様な浪人者。
それに、密告による恩賞など、はなからそんなものは野垂れ死にが相応しいこの無頼者には不要と存じております。
ただし、今、私の云ったことを破られますと……後は申し上げるまでもないでしょう」
「やはり、近衛の手のものか……」
「要件はお伝え致しました。追っ手を出すも出さぬも好きになさるが良い」
 真名はそれだけ云うと明石教授の返事を待つ事無く、踵を返し先程通った渡り廊下にゆらりと足を運んだ。
316龍宮真名無頼控:2006/08/27(日) 12:39:52 ID:???
 そして、数間進み、先程の裕奈の寝間で立ち止まった。
 それは真名の奥底にどこかあの娘の顔を拝みたいと云う気持ちがあったからかも知れぬ。
 障子は先程と変わらず真名が月明かりを入れるのに開いたままとなっている。
その中に居る裕奈は先程の絶頂による気絶から目覚めたのであろう。ぼんやりとし、乱れた着衣はそのままとなって居る。
 廊下に真名の姿を認めるや、
 そのまま、じぃと真名の顔を――先程、自分の閨に夜這いに入り、初めての操を奪った者の姿を凝視した。
「先程は失礼を致しました。許しは乞いますまい」
「……貴方様のお名前は」
「もうお会いすることもありますまいが……龍宮真名とでも名乗っておきましょうか」
「龍宮様……」
 真名は裕奈が自分を見る目がどこか潤んでいることに気づいた。
 しかし、真名はその目を見るや、疾風、庭を駆け、隠密さながらの跳躍で塀を踏み、その姿を消した。
――あのような純な娘ですら隠れ切支丹であるのか。
 真名は操を奪う際、娘が蚊のような声で「ぜうすさま」と囁いたのを思い出し、心に疼痛を覚えていた。
 それは彼女の出生の秘密にも関ずるが、ここでは深くは語らぬ。
 
――恐らく、明石教授は追っ手を送ってくるであろう。
 何しろご禁制の切支丹を信仰していたという秘密を暴かれたとあっては生かして返してはおけまい。それが、好敵手である近衛の者であれば尚更だ。
 しかし、真名は先程明石教授に語ったようにそんなものを告発するつもりは毛頭なかった。それは幕府に限らず、雇い主である近衛近右衛門に対してもであった。
近衛からは藩内の政敵である明石教授に対し何らかの弱みを握って、脅迫せよとは言われていたが、
実は明石一族が隠れ切支丹であったとは真名自身予期していなかったのである。
 真名としては娘の裕奈を犯した後、誘拐でも行い、明石教授を脅す算段であった。元々無頼で死生観の無い女である。
 そんな汚れ仕事にも慣れている上、何の感慨も無かった。しかしぜうすのくるすを発見した事で状況が変わった。
ぜうすのくるすを使って脅迫したほうが手間がかかるまいと考えたわけである。
317龍宮真名無頼控:2006/08/27(日) 12:42:16 ID:???
――やはり、来たか。
 屋敷を辞してからさして時間は経っておらぬ。真名が人気の無い裏路地を抜けたところで、
 後ろからバタバタと駆けて来る足音が聞こえた。
 恐らく、八人ほどであろうか。真名は振り返り際に徒党に問うた。
「麻帆良藩江戸家老、明石教授の配下の方々とお察しするが」
 いかにも屈強と形容すべき武士達からその問いに対する答えは無かった。彼らはただ黙って殺気を放ち白刃を抜き始めた。
 真名は影を帯びた表情ながらにぃと笑う。
「明石殿の心配は分かる。だが、私は不用意に当家を潰すつもりも無益な殺生をするつもりも毛頭無い」
 真名は続けた。
 「だが、それでも来ると言うのなら」
 話しながら、ゆっくりと刀が鞘から解き放たれた。
「この龍宮真名の円月殺法……とくと味わえ!」
 云うや否や、刀を下段から上段に回し、ゆっくりと円を描き始めた。
 ――それはまるで頭上の満月の如し。
 その妖しさは対峙している者の心を惑わし、追っ手は誰一人斬りかかるものがなかった。
 そして、描ききった次の刹那。
 一人がその妖しげな動作に答えきれなくなったのか、刀を上段に構え、真名の許へ全身全霊を込めた叫びと共に駆けた。
 そして、その後ろにもう一人が続く。
 しかし真名はその第一の男の白刃をなんの取りとめもなくゆらりと身を翻すや、
避けの動作とはうって変わった俊敏さで胴を薙ぎ、振り向き様に背中を一閃。
 続けて向かってきた第二の男に至っては何時、真一文字に斬ったのが分からぬ程の速さで、
男は真名から数歩歩いたのち、首が胴体からボトリと落ちた。
 その光景は見る者に恐怖を与えた。
 男の首元から何尺も吹き出た血飛沫を体に受けながら、真名はゆらりと郎党の方に向きなおし、何の事は無いといった表情で――しかし、静かに重く云った。
「さて、お手前方の中でこうなりたいと思うのであったら、迷わず前へお出で願おうか。私が冥府への案内人となろう」
 
 残った六人が断末魔の叫び共に無想正宗の贄となるには、そう時間はかからなかった。
318龍宮真名無頼控:2006/08/27(日) 12:46:35 ID:???
嘘次回予告

「なんや〜〜あんさん〜〜――ただものじゃおまへんな、何者や」
 柳生とも違う流派の二刀流の女は先程のゆったりとした口調から一転し、重く、はっきりと口にした。
「名乗るほどのことは無い。だが、お前ほどの手錬れを今殺るのは惜しい。引け」
「そうでおますな。お互い雇われの身さかい」
 だが、お互いの脳裏にはどこかでまた、相対する運命を感じずにはいられなかった。
 それは修羅場を潜って来た身から成る経験と、勘によるものに他ならなかった。

 南蛮より持ち込まれたというぜうすくるすとの聖骸布、
 隠れ切支丹越前屋の云ういんへるのとは。乞うご期待。
319マロン名無しさん:2006/08/27(日) 13:02:05 ID:???
新職人キター!元ネタわからんけど続きwktk!
320パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/27(日) 14:20:23 ID:???
続きワクテカです!
元ネタは眠狂四郎ですか?(字が違うかも)
321パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/27(日) 15:40:35 ID:???
午前9時30分、ブラック・パール号甲板、上陸予定時刻まであと30分

間もなく上陸予定時刻になるといった所で船内に居る者は全員甲板に出ていた。
「見えてきたぞ・・・・・・あれが北の地か」舵を操るジャックの声が甲板に響く。
「ついに来た・・・・・・北海道・・・・・・」ネギはこぶしを握り締め北の海に浮かぶ地に目をやった。
「ネギ先生私達はネギ先生について行きます」のどかははっきりとした口調で言った。
「ネギ・・・本屋ちゃんの思い、受け取ってあげなよ」明日菜はそう言ってネギの頭を撫でた。
「・・・・・・分かりましたでも何か有ったらすぐに引き返してください」さすがのネギものどかと夕映の決意に折れた様だ。
「はいネギ先生!!」「分かったです」夕映とのどかの声は明るい物であった。

「さて皆さん防寒具は持ちましたか!」ネギが叫ぶと「今は夏よ?いくら北海道でも暑いわよ」明日菜が呆れ顔でネギを見た。
「そう言えば・・・そうですね」ネギは少し落胆していた「いや遺跡の近くは永久凍土になっているから寒いよ」突如少年の声が甲板に響いた。
「誰ですか!!」のどかと夕映を除くメンバーが身構えただが声の無視の姿はない。
「どこに居るのよ!」明日菜は姿の見えない相手に苛立っている。
「ここさ」声のする方へと皆が目をやる「俺?」舵を取っているジャックは自分を指差した。
「やあスパロウ船長」ジャックの背後に現れたのは黒いフードの少年アンソニーであった。
「後ろですジャックさん!!」ネギの叫ぶと同時に「じゃあねスパロウ船長」アンソニーは7又に分かれた剣を振り上げた。
ジャックは余りに突然の出来事に全く動こうとしないいや動けないと言った方が正確である、剣がジャックの身体を切り裂く・・・
322パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/27(日) 15:42:35 ID:???
それと同時に大量の鮮血が甲板に散る「ジャック!!」皆の叫びが響く。
「い・・・いつの間に・・・・・・おのれ・・・・・・」そう言って倒れたのはアンソニーである。
「どうなってやがる・・・助かったのか?」ジャックの身体は血で染まっているがそれはアンソニーの返り血であった
「ぼ〜うとすんない!こののろま!!間一髪だぜェ」ジャックの目の前には純白の狼が居た。
「お前が喋ったのか?犬?」ジャックは恐る恐る狼に話し掛けようとするが「ああ!!!!!!!!!!!」甲板から驚きの声が上がる。
そして狼は甲板から飛び降りネギに飛び掛った「うわ!やめてくださいよアマテラスさん!」ネギの嬉しい悲鳴が響く。
「ワンワンワンワン!!」狼ではなく大神アマテラスはネギの顔を舐めまくっている。
「アマテラスさん!!よだれが!!よだれが!!」若干ネギの喜びが苦しみに変わっていった。

「ひさしぶりだなァネギ坊主!!皆元気にしてたかァ!・・・でもあれから一週間しかたってないのかァ?」小さな妖精イッスンが言う。
「そうですけど・・・良かった無事だったんですね!!てっきり何か有ったんじゃないかと・・・」ハンカチでよだれ塗れの顔を拭くネギ。
「心配すんなァネギ坊主!!・・・と言いたい所だが色々問題があってなァ・・・」
「問題・・・ですか?」ネギはすこし憂鬱そうな顔をした。
「ああ・・・実はな・・・刹那姉が狙われているんだァ・・・そのことを伝えるためにおいら達もお前達を全力で追ったんだが追いつけなかったァ」
「私が?・・・・・・狙われている?」刹那は驚き目を丸くした。
「そうらしい、だが何で刹那姉なのかが分かんねぇんだァ・・・とりあえず上陸してからだァ!全てはそれからだ」

323パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/27(日) 15:46:28 ID:???
本日分投下終了です。
もう少ししたら長い戦闘パートに入れると思います。
324マロン名無しさん:2006/08/28(月) 12:20:56 ID:???
age
325マロン名無しさん:2006/08/29(火) 00:07:33 ID:???
アゲ
326パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/08/31(木) 01:02:30 ID:???
>>322
「オン!!」船上に突如声が木霊し光が何所へともなく飛んで行く。
「逃がしたかァ!!キュウビの式神が!!」イッスンは悔しそうな声を上げる。
「式神・・・・・・イッスンさんあの人は?」怒りの声を上げているイッスンに恐る恐る話しかけるネギ。
「あいつは・・・どうでもいいだろうそんな事!いいか刹那姉はとにかく狙われているんだァ注意しろよ!」
「分かった・・・一寸とアマテラスは一緒に来てくれるんでしょ?」
「刹那姉悪いなおいら達もちょいと野暮用が有るからこれで失礼させてもらうぜェ」
「そうですか、ちょっと残念です」落ち込むネギにイッスンは「心配すんなァ!また会えらァ!」
「そうですよね!また会えますよね!」
「そうだィ!じゃあとりあえずおいら達はこれで行くけど何か有ったらすぐに駆けつけるからなァ!」
327マロン名無しさん:2006/09/01(金) 16:59:26 ID:???
過疎ってんな、誰でもいいから投下して!!職人全員逃げた?
328マロン名無しさん:2006/09/02(土) 14:52:21 ID:???
保守
329パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/03(日) 16:50:54 ID:???
首相官邸、午前9時45分
「結果としてはロンギヌスシステムは使用せずにグングニルシステムの採用を決定したのですな?」
「いかにも合衆国大統領・・・だが不安要素も多い、分子結合を破壊するロンギヌスと分子の構造自体を破壊するグングニル」
 似て非なる物、最早我々にはグングニルの槍以外の手は残されていない
 爆弾と同じ方式のロンギヌス、とは違いグングニルはロンギヌスシステムをミサイル弾頭の中に封じ込めた物
 一撃の威力では劣るが安定性に関しては、超博士のおかげで兵器として信頼できる物になっている」

「しかしどうするんだ?ロンギヌスも極秘裏に使用するのだろう?」
「仏首相、何の為にジャック・バウアーをアメリカから呼び寄せたか・・・お分かりか?」
「しかしだな・・・しかし・・・本当にいいのか?」
「最早犠牲無しにはこの任務は全うできない、世界の平和と一人の子どもの命、天秤に掛けるならば世界だ」
330マロン名無しさん:2006/09/04(月) 15:02:11 ID:???
ネギま+HELLSINGを投下したいのだが良いだろうか?
某クロスオーバーに触発されたとはとても言えn(ry
331マロン名無しさん:2006/09/04(月) 17:28:34 ID:???
新しい職人大歓迎!!
この流れで刹那とかジョジョとか時代劇とかも復活しないかな
でも某クロスオーバーって一体……
332マロン名無しさん:2006/09/04(月) 18:42:26 ID:???
333マロン名無しさん:2006/09/04(月) 19:12:46 ID:???
>>332
GJ!!
おもしろいかった!けど単発?もっと読みたい
334マロン名無しさん:2006/09/04(月) 21:11:51 ID:???
GJ!!とage
335マロン名無しさん:2006/09/04(月) 22:02:39 ID:???
俺と↑を書いた人は別人なんだが、↑の設定を受け継いで書きたいと思います。
336パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/04(月) 22:16:03 ID:???
色々ありまして少ししか投下できないで、すいません!
これからどんどん投下したいと思いますのでよろしくお願いします

午前10時00分、ブラックパール号甲板、ブラックパール号上陸!

ブラックパール号はアマテラスと別れた直後に北の地、北海道のすぐ近くまで来ていた。
「よし!ああウィル、エリザベスはここに残れ船を守るんだ、ネギとジョンと・・・その他大勢は俺と来い
 ああお嬢ちゃん二人はここに残れよ」ジャックがネギ達を集めこれからの行動について説明していた。
ジャックは三つ編みにした髭を擦り甲板を歩きまわる「よしそろそろ行くか」
陸地まではさすがにまだ距離があるためにジャックは人数分の小船を出し北海道への上陸を目指した。

5分もするとジャック達は晴れて北海道に上陸した、ネギ達にとっては丸1日ぶりの大地であった。
ジャック達が上陸した海岸は小さく身を隠すには最適といった所である。
「さてあの犬がくれたこの地図・・・によると・・・この近くだな、イワクリ神殿か」ジャックはアマテラスから受け取った地図(いつだ?)を見ている。
「・・・・・・よし何班かに分かれよう!その方がいい!えーと俺と・・・ジョン、ネギと色黒と明日菜は俺チーム
 刹那と・・・のっぽ二人と木乃香は・・・そっちチームでどうだ?」ジャックは意味も無く自信たっぷりと言った様子である。
「ジャック船長・・・桜咲が狙われているのだから船長、ネギ先生、神楽坂さん、近衛さん、桜咲、ジョンの方がいいんじゃないか?
 私達は私たちで調査をする、あくまで敵の狙いが桜咲である以上別行動は避けたいのだが・・・」
「黒いのっぽ姉ちゃん・・・いいか俺達はなるべく早く目的を達成するべきだ、だから二手に分かれたほうがいい
 ならのっぽ二人と色黒嬢ちゃんの三人でどうだ?これなら文句は無いだろう?」
「分かったそれで行こう」内心納得の行かない龍宮ではあったがジャックの提案に渋々納得した。
337パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/04(月) 22:43:11 ID:???
「いいでござるか?もう少し食い下がっても良いのでは?」楓が渋い顔の龍宮に耳打ちした。
「ああだがこいつと話しても結局は堂々巡りにしかならない、ならいっそ無難な案に納得した方がいい」
「しかし・・・むしろ拙者達とネギ坊主でチームを組んでジョンとジャックは二人で行ってもらうのは?」
「いや納得しない、何故ジャックはネギ先生を自分のチームから外さないのか?これが全てを物語っている」
「つまりはネギ坊主が必要と言うことでござるか・・・なら刹那はいっそ置いてゆかぬか?」
「あいつが納得するか?絶対自分も行くと言い張る、近衛に言って貰えば何とかなるかも知れんが・・・」
「木乃香さんが乗り気でござるしな・・・敵が仕掛けてこないのを祈るばかりでござる」
龍宮と楓の内密な話を見てある男が声を上げた

「・・・ジャック!俺はあの三人と行く!」ジョンが突然チーム移転を切り出した。
「構わないがどうしてだ?」ジャックはあまりに突拍子も無いジョンの発言に目を丸くしていた。
「なんとなくだ・・・あの三人をあのまま行かせるのは危険だ、俺が付いていく」
「ああ分かった、それで刹那本当に行くのか?相手はお前が狙いなんだぞ?」
「私は・・・私が狙いと言うのなら・・・私の方から仕掛けてやる!!」刹那には確固たる決意があった、自分を狙う理由は分かる。
半分が妖怪、半分が人間の身体そしてその希有な血、滅多に無い珍しくも忌まわしい血。
そして刹那自身そんな忌まわしい血の中でも最も忌まわしい白い翼を持つ少女であった。
つい最近まで自分を卑下していた醜い化物とだが明日菜やネギ木乃香も理解もあってそのような感情が浮かぶ事はなかった。
だが今回自分を狙うのは妖怪、半分は自分の仲間、しかも相手は神に匹敵する妖怪、神であるアマテラスが討ち損じていた妖怪。
恐らくは先の戦いで討ち損じた式神、イッスンの口から出たキュウビの四文字。
338パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/04(月) 23:06:52 ID:???
そこからでた結論は一つキュウビは生きている、あれほどに強大な妖怪が生きている。
アマテラスでさえ殆ど歯が立たず結局は無限墨と呼ばれるアマテラスの力を一定時間無限にする貴重な道具を使い何とか退けたのであった。
アマテラスは弱くない、この場にいる全員を相手に10秒以内に勝利する事も可能であろう。
それでさえアマテラスの本気ではない、今では力が衰えているが全盛期の頃は月を1日と掛けずに滅亡させた八岐大蛇と対等に戦うほどであった。
昔月には現在の地球よりも進んだ文明があった、そんな月が1日と持たずに滅亡したのである。
一つの星を滅ぼした八岐大蛇相手にアマテラスは戦い倒した事もある、それ程の力がアマテラスには有る。
現在の力はその時の10/1か20/1程度のもの、それでさえ人間では歯が立たない。
そんなアマテラスが討ち損じるほどの妖怪、八岐大蛇と同格の妖怪そんな妖怪が自分を狙っている。

刹那の頭の中にはある感情が芽生えた、今この場では絶対に起こりえない感情、喜び。
自分を必要としているの神にも等しい存在、そんな存在が自分を必要としている。
自分はひょっとしたら神に選ばれたのかもしれない・・・そんな感情が彼女の思考の奥底に存在していた。
だがそれは有ってはならない事だ、考えてはいけない事、分かっていながらもそんな思考が自分の中に存在している。
刹那は最近は起していなかった自己嫌悪の闇に再び捉えられそうになっていた。
339パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/04(月) 23:09:45 ID:???
>>335
期待しています!
他の職人さんも暇が出来たらまた投下してください
340NEGISING:2006/09/04(月) 23:15:16 ID:???
ある晴れた夏の日の麻帆良学園、学園長室。

いつもと全く同じに見えるこの場所に、しかし明らかに異質な"それ"は居た。

「よく来てくれたのう。」
学園長が机の前に立つ"それ"に言う。
「元はと言えばこちらの不始末だ……………
それに、以前標的の足止めをしてくれた時の借りもある。まとめて返すのには丁度良い。」

"それ"は長髪の青年の姿をしていた。
しかし、この真夏の晴れた日に血のような真紅のロングコート、同色の帽子にサングラスという異様な服装。
極めつけはこの傍若無人な態度。
ここに他の人間が居ればこの態度を先ずたしなめたであろう。

「あれは偶然じゃったんじゃがのう。
まぁともかく、依頼を請けてくれた事に礼を言わせて貰おうかの。」
「状況を確認しよう。依頼内容はこの学園内に侵入した"標的"の殲滅、及び"標的"からの生徒防衛。」
「うむ。」
「"標的"の数は6、侵入してから約二日経過、今の所学園内での被害はなし。」
「そうじゃ。」
「しかし学園周辺では行方不明者が続出、また、付近の病院は輸血用血液パックの盗難にあっている。これで全てだな。」
「いかにも。貴方についての最低限の事は教師たちに教えてあります。
では、お願いしますぞ伯爵。それと、学園内での案内をする者を呼んで置いたので、その者と行動を共にしてもらいたい。」
「アーカードでいい。案内?」
341マロン名無しさん:2006/09/04(月) 23:39:40 ID:???
GJ!!
342NEGISING:2006/09/05(火) 00:00:42 ID:???
『コンコン』

学園長室のドアをノックする音が響く。
「来たのう。入りなさい。」
「失礼します。」
『ガチャ』
そこに居たのは………少年。

赤みがかった髪に、メガネを掛け、スーツを着ている。
「はじめまして、ネギ・スプリングフィールドと申します。」
「このネギ先生に、学園内の案内及び任務の補佐を任せてある。先程も言ったが、基本的にはこのネギ先生と行動を共にして欲しい。」
「アーカードさん、よろしくお願いします!」
ペコッ、と頭を下げるネギを見てアーカードは
「成程。かのサウザンドマスターの息子か。確かにいい物を持っている。」
「父さんを知っているんですか!?」
ネギが驚いた様子で問う。
「風の噂で、な。面識は無いが。」
「そうですか………」
アーカードの返答を聞くや、先程とは一転してしゅんとしてしまった。

「…………では、ネギ先生。アーカード殿の補佐をお願いしますぞ。」
「! は、はい!」


学園長室を出て数分。アーカードがネギに問いかける。
「ここには『闇の福音』が居るそうだなネギ先生?」
「?……あぁ、師匠のことですね。」
「彼女に師事しているのか?」
「はい、魔法について教えて貰っています。
343NEGISING:2006/09/05(火) 00:27:11 ID:???
「それは運が良いな。彼女は私を何度か殺せる程の使い手だ。さぞかし上達も早いだろう。」
「はい!それはもう…………え゙!?こ、殺……!?」
「手始めに彼女の所に行こうか。情報が手にはいるかも知れん。」
「は、はい………」






とりあえず今回はここまでで勘弁して下さいorz
344マロン名無しさん:2006/09/05(火) 00:39:22 ID:???
>>343
GJ!!面白い、次回投下楽しみにしています
345マロン名無しさん:2006/09/05(火) 00:45:38 ID:???
少し盛り上がってきたな
346マロン名無しさん:2006/09/05(火) 01:05:25 ID:???
新職人到来とパイレーツ完全復活!!
この調子で刹那とジョジョ帰ってこないかな?
347ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/05(火) 01:28:48 ID:???

|゜)
| ノシ
|゚Д゚) 
| ヾ
| (゚Д゜ )
|   ノシ
| ( ゚Д゚)
|  ヾシ
| ( ゚Д゜)
|  ヾシ
|Σ( ゚Д゚ )
 
          ヾシ
HELLSINGキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ GJ!
 
すいませェん。夏の後のゴタゴタとかあってまだ時間がかかりまァす。
でも明日か明後日には投下できると思いますんでェ………すいまェせん
 
。。。ヾシ 。。゚゚
゜(゚Д゚) ゚゚゚
。。ヽ||ゝ。゚゚。。
。゚゚ノく ゜。。゚
 ゚゚゚゚゚゚
348侍〜SETSUNA〜:2006/09/05(火) 01:34:11 ID:???
進路やら学業やらパソコン修理やらで執筆できませんでした。
明後日あたりからまた投下再開しようかと思います。
パイレーツさん、ジョジョさん、NEGISINGさん頑張ってください。期待してますよ。
349マロン名無しさん:2006/09/05(火) 01:38:16 ID:???
GJ!神が来た!
その昔自分が立てたネギまVSヘルシングスレを思い出した。
350マロン名無しさん:2006/09/05(火) 02:42:58 ID:???
赤松健にロックマン2のボスキャラを書かせたら
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1157368539/
351パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/05(火) 17:27:42 ID:???
イワクリ神殿、午前11時30分

極寒の地にその巨体を預けるイワクリ神殿、ジョンは正面入り口からネギ達は裏口から潜入する事になった。
3人の少女と1人の男がこの神殿に足を踏み入れた「寒い!寒い!寒い!!日本ってこんなに寒いのか!?まだ初夏だろう?」
「ジョン殿ここは北海道でござる、それのここは隙間風が酷い割に日も全くささない、外は何故か吹雪いているし」
外は楓の言うとおり酷い吹雪によって支配されていた、長い年月を経た神殿はあちこちの壁にヒビが入りその隙間からわずかな雪と風が流れ込んでいた。
厳しい寒さとは対照的にイワクリ神殿の中は驚くほどの静寂に包まれていた。
4人の男女はあまりの静寂に耳鳴りを覚えた「静か過ぎる・・・気を付けろよ」

「分かったジョンでどうする?固まっていくか?」龍宮は既に愛用のデザートイーグルを両手に持ち構えている。
「・・・そうだな、別れないか?俺と中国人、お前とその目の細いのでどうだ?」
「・・・(ちょっとむかつくでござる)良いでござる、クーフェイは?」も
古は多少考えながらもすぐに決断した「私もそれで良いアル、よろしくアルえーと・・・ショーン」「ジョンだ」
「さてと、まぁいずれは他の奴等とも合流するだろうから気楽に行こうか」ジョンはショットガンを構え歩き出す。
「ああ!!待つアルよ!!置いてくなアル!!」急いでジョンの後を追う古。
「さて拙者たちもぼちぼち行くでござるか?」「そうだな、よし!」龍宮と楓も薄暗い神殿の奥へと進んで行った。
352パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/05(火) 22:06:59 ID:???
ジョンと古は傾斜の高い坂道を登っていた、外界からの光は無くジョンのライターの火が無ければすぐに暗闇に支配されてしまうだろう。
「く、暗いアルな・・・オバケでも出そうな雰囲気アル・・・」古はジョンのコートの端を掴み辺りを見回していた。
ジョンは古を見て楽しそうに言った「後ろに居るかも知れないぞ・・・おばけが」
「や、やめるアル!!こ、怖くなんかないアルよ、私はそんな臆病じゃないアル!!」
「そうかい・・・後ろだ!!」「ヒィィィィ!!!!!!」思わずジョンに抱きつく古。
「冗談だ、お前も子どもだな」「ひ・・・ひどいアルよ・・・」暗闇の中でも彼女が涙を目に溜めているのは分かった。
「悪かったな・・・いや本当にさ、悪かった・・・」ジョンは若干申し訳なさそうな声を出した。
「ぐすっ・・・ひどいアル・・・最低アル・・・男としてどうかと思うアル」古の恨み言はこのあと30分続く事となる。

「にしても暗い寒い坂がきついで三重苦でござるな」楓と龍宮もジョンとは別ルートで坂を歩いていた。
「ああLED持ってきて正解だな、ここまで暗いとはな、おまけにライトで照らしても頂上が見えない・・・」」
「なんと言う場所でござるか・・・なぁ龍宮」楓は急に神妙な口調となった。
「どうした?」あまりに突然楓の態度が変わったので若干驚く龍宮。
「アマテラスとは・・・信用できるのでござるか?・・・拙者はどうしてもあの犬が信用できない」
「私も全幅の信頼を置いていると言えば嘘になるが・・・ネギ先生が認めた相手だ大丈夫だろう」
「ネギ坊主は人が良すぎる・・・もしもあの犬に取りつかれているのなら・・・あの犬を倒すほか無い」
「?何を言っているんだ?アマテラスは信用に十分足る相手だと思うぞ?」
「そうかもしれないでござる・・・でももしも敵であったのなら・・・拙者たちに勝ち目は無いでござる」
353パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/05(火) 22:23:12 ID:???
「長瀬?お前ずっとそんな事考えていたのか?」
「ああ、あの戦い・・・拙者たちを一撃で倒した相手をアマテラスはほんの数秒で倒した」
「ああ学園長先生がそう言っていたな、圧倒的な強さだと」
「それが気に入らんのだ、あれほどの力を持ちながら何故人間の味方をするのか?」
「何を言っているんだ?アマテラスは味方で信用できる、何故アマテラスを敵にしたがる?」
「拙者は・・・あれほどの力を持った奴が人間それも一人の少年を守るためにあそこまで戦うのかが理解できない」
「ネギ先生のことか?・・・単純に好きなんだろうネギ先生のことが」
「神は・・・決して一人の人間に干渉してはならない、そして運命を変える事も許されない」
「?なんだそれは、お前の持論か?」
「いやこれは古くから伝わる・・・何と言うか神の掟みたいな物らしいでござる」

「神の掟か・・・掟よりも重要な事もあるさ・・・人間は皆ある一点では多い少ないは別にして狂っている」
「?それはおぬしの持論か龍宮?」
「いや・・・・・・ある男の受け売りだ・・・私はそう思うんだよ、狂っている皆、時代によってその基準が違うだけ」
「狂っているか・・・・・・拙者も狂っているかもしれないでござる」
「だけどさ・・・だけどきっと掟とか狂っているとかそんな事どうでも良くて人は生きていくしかないんだよな」
「そうかもしれないでござる」二人の少女は暗闇の中で小さく笑った。

354侍〜SETSUNA〜:2006/09/06(水) 00:22:50 ID:???
>>307
「刹那殿!!!!」
ちょうど刹那が一本松にさしかかろうとした時ドナドナに呼び止められた。
「すずさんがさらわれたのは本当でござるか!?」
「はい…。」
「おのれ!おのれおのれおのれぇぇぇぇ!!!罪のないすずさんを連れ去るなんて…!刹那殿助けに行くでござる!」
二人が駆け出したその時、前方から大量の政府軍がやってきた。
「貴様等が宿場で暴れていた浪人だな!覚悟しろ!」
政府軍は一斉に刀を抜き襲い掛かってきた。対して刹那達も臆することもなく正面からぶつかって行った。

「どけぇぇー!すずさんを返すでござる!」
まさに鬼神の如き動きを見せるドナドナ。この二人の前では政府軍など雑魚同然。
「ええい!なにをしている!相手は二人だ!どんどんかかれぇぇい!!」
しかしたとえ雑魚といえど数は揃えている。徐々に体力が消耗していく二人に対し次々と新手が襲い掛かってくる。
最初こそ政府軍を圧倒していたものの少しずつ、だが確実に押され始めていた。
(…!!数が多すぎる!このままでは……!)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「超さん、ちょっと刹那さん危ないんじゃないですか?」
研究室のモニターの前いる葉加瀬と超。モニターには刹那の戦闘場面が映し出されている。
「ん〜、さすがに普通の体じゃ限界カ。このまま死んで本体に影響が出ても困るし…。」
考えながら超はカプセルで眠っている刹那に目をやる。時折苦しげに唸ったりしている。
355侍〜SETSUNA〜:2006/09/06(水) 00:23:22 ID:???
(一応死なないようには出来てる筈だガ…万が一という事もあるネ……。)
「…仕方ない。少し手助けするとしようかナ。」
超はおもむろにキーボードを叩き始めた。
「間に合えばいいけどネ…。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

状況は劣勢だった。あちこちに傷ができ体力、精神力をかなり消耗していた。
「キリがないでござる…!」
「ですが増援の数が減ってきています。あと少しです、頑張りましょう!」
刹那の言うとおりだった。最初は一人切れば三人援軍のペースが今では三人切ってようやく一人援軍来るまでになっていた。
ゴールが見えてくると楽になるのが人間の心理。勢いは徐々に刹那達に傾いていき、そして数十分後…

「はぁはぁ…これで…全部でござるな?」
「ふぅ…はい…恐らくは……。」
「よし…行くでござる!」
急ぎ屋敷に向かおうとしたその時敵の第二陣がやってきた。
「まだ援軍が…!」
徐々に集まってくる増援を見てドナドナは何かを考えていた。しばらくした後ドナドナは決意めいた表情で刹那を見た。
「刹那殿…。拙者はここで敵を喰い止めるので先に行ってて欲しいでござる。」
「な、何を言っ「刹那殿!!!!」
356侍〜SETSUNA〜:2006/09/06(水) 00:23:52 ID:???
ドナドナが大声で刹那の言葉を遮る。そして一転して穏やかな表情で話し始める。
「大切な人を守れない。拙者にとってそれは死ぬより辛い事でござる。刹那殿にもこの気持ち分かるはずでござる。」
それを聞いて刹那の頭の中に木乃香の姿が思い浮かんだ。もし自分なら今のドナドナと同じ事をするだろう。
「何、拙者だって死ぬのは嫌でござる。だから必ず生き残る。心配せずに先を急ぐでござる。」
この人は自分と同じ。だから分かる。一度決めた事は曲げない頑固な所、大切な人の為ならどんな無茶もする所。
「……わかりました。ですが死なないでください。すずさんもあなたが死ぬ事は辛いはずですから。」
「承知したでござる。」
「…ではまた会いましょう。」

刹那が駆け出すと後ろからドナドナが叫んだ。
「刹那殿ー!すすさんを頼んだでござるー!!」
刹那は振り返ると自信に満ちた表情で小さく「はい」と答え、走り去って行った。
「…!!逃がすな!!殺せー!!」
数人の政府軍が刹那に襲い掛かろうとした時一羽の鷹が飛んできて政府軍の行く手を阻む。
「なんだこの鳥は!?」
「お前たちの相手は拙者でござる!!」


ドナドナのおかげで難なく政府軍の包囲網を突破できた刹那は、全速力で屋敷に向かった。
(ドナドナさん。あなたの覚悟、絶対に無駄にはしません。)
本物の侍魂を持った外国人の彼が託した思いを無駄にしないために。刹那は走る……。
357マロン名無しさん:2006/09/06(水) 02:13:09 ID:ptEoieNW
GJ!!とアゲ
358ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/06(水) 21:27:32 ID:???
/ /  ⌒// // /
// ‖ \/ /
γ~ヽ ‖   /
υヾシ ‖   /
 (゚゚ホ)∂
〃ヽ/ =ゞ
 ノ∧\
 く /
゚ ゚ポポ ゚゚ ゚
 
スイませェん…ようやっと投下でェす。
359ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/06(水) 21:28:44 ID:???
『日曜の朝の訪問者』その@
 
 
日曜日ーーAM8:00ーー
窓に多量の水滴がついている。窓の外は雨だ。
今日は朝から雨が降っている。小雨だが太陽のないどんよりとした天気を作り出している。
   コト
空条承太郎はルームサービスのコーヒーをテーブルの上においた。あまり美味いコーヒーではなかったが寝覚めには十分なものだった。
 
承太郎はテーブルの上の写真立てに目をやる。
そこにはDIOとの決戦前に取った5『人』の仲間達との写真が納められている。……もっともこの中で生きている仲間は自分を含めて3人。
そして、その内の1人もここ数年連絡がとれない。元気にしているとよいのだが……
 
承太郎は感慨深く写真を手に取り見るとまたテーブルの上においた。
 
「やれやれ………『吸血鬼』か……」
 
『吸血鬼』…古代の石仮面が作り出す恐るべき怪物。身体能力は人間を遥かに凌駕するが、代わりに太陽の下にはでてこられない。また、特異な呼吸法が作り出すエネルギー『波紋』も弱点としている。
承太郎はこの『波紋』をもたないが代わりに、精神の力が生み出す生命力溢れる像のある『スタンド』をもつ。『スタンド』は様々な特種能力を持ち、
承太郎の『スタンド』……『星の白銀』は時を数秒止めるという史上最強の能力をもつ。
そして、かつて戦った『吸血鬼』DIOも同じ能力の『スタンド』を持っていた。
360ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/06(水) 21:31:25 ID:???
>>359
さて、なぜ承太郎ほどの男がこの麻帆良学園にいるのか?………ずばり『吸血鬼』の為である。
かつてのDIOとの戦いの後、承太郎はつまらない用事で行ったある地方都市で『スタンド』の関わった事件に遭い、『弓と矢』というものが『スタンドの発現』にかかわっているということを知った。
この『弓と矢』に射抜かれた生物の発現する『スタンド』の中にDIOをも超えるスタンド使いがいるかもしれない……そう考えた承太郎は世界各地を飛び回ってありとあらゆる『弓と矢』の情報を調べた。
その情報の中に何故かこの麻帆良学園で起こった『吸血鬼騒動』が含まれていた。
そして、それを発見した承太郎は噂の真意を確かめるべく単身麻帆良学園へと飛んだのだ。
 
「やれやれ………いやな雨だぜ……」
 
雨の時はあまりよいことがない。水のスタンドに追い詰められたこともあるし、殺人鬼と戦ったこともある、そして何より……『吸血鬼』の弱点である太陽が姿を隠してしまうからだ。
とは言っても何もしない訳にはいかない……
承太郎は傘を持ってホテルの一室を後にした。
 
←『日曜の朝の訪問者』そのAへ

361ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/06(水) 21:35:56 ID:???
今回の投下はこれで終了です。
また数日後くらいに投下する予定ですので……では
 
/ /  ⌒// // /
// ‖ \/ /
γ~ヽ ‖   /
υヾシ ‖   /
 (´`)∂
〃ヽ/ =ゞ
 ノ∧\
 く / ⌒⌒⌒
゚ ゚ポポ ゚゚ ゚
 
362ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/06(水) 21:41:09 ID:???
ぬはっAAズレたッ
363パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/06(水) 22:22:19 ID:???
ジョジョの奇妙なネギま!GJ!

>>353
同時刻、イワクリ神殿ネギチーム

ジョンや龍宮が各々調査をしている頃ネギ達は固まって神殿の最上階を目指していた。
「なんか暗いよね・・・幽霊とか出たりして」冗談のつもりでおどけてみる明日菜であったが
「やめてくださいよ〜うぅぅぅ」ネギが今にも泣きそうな情けない声を上げる。
「(本当にガキなんだから)にしても上まで結構かかりそうね、ライトで照らしても天井が見えない」
「そうだな、だが地道に行こう、急いでも何も変わらんよ」列の最後尾に居るジャックは異常なほど落ち着いていた。
「・・・(キュウビ何所だ?早く来い!私が倒してやる)」刹那の表情は暗闇の中とはいえ隣にいる木乃香にははっきりと見て取れた。
「・・・(怖い顔・・・どうしたんやろ)せっ・・・」木乃香は話し掛けようとしてやめた、刹那の顔は話しかけるのを躊躇させるほどの物であった。
「さて、光がもっと欲しいな」ジャックが口にした瞬間神殿の暗闇を光が打ち消した。
あまりに突然の出来事に身構えるネギチーム、しかし辺りを見回してみても何も居ない。
ネギ達は自分達が持つ武器をしまいそのまま光の支配する神殿を歩き始めた。

時同じくして
「暗いな、この調子だとオイルが切れるな」ジョンは舌打ち混じりに言った。
「本当に暗いアル・・・ライトは無いアルか?」古は今だにジョンのコートを掴みながら歩いている。
「有るぞ、ほらこれ」そう言ってジョンは自分の持つショットガンの銃身に付いている金のライトを指差した。
「それを使うアル!!何電池代ケチっているアルか!!」古の怒声が神殿に響く。
「大声を出すな、今点けるから待ってろ」ジョンがライトを弄ると明るい光でジョンと古が行く道が照らし出された。
「行くぞ」ジョンはライトで道を照らしながら今だ暗闇が支配する神殿を進んで行った。
「待つアルよ〜」


364パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/07(木) 23:07:44 ID:???
ジャックたちが急な坂道を登っていると突然(スパロウ・・・止まれ私と決着をつけよう、この事件も真相も教えてやる)
突如ジャックの耳に入ってきた声それは他のメンバーには聞こえていない様であった「・・・・・・お前達先に行け」
「?ジャックさんどうかしましたか?」ネギは先頭を歩くジャックが突然立ち止まった事に違和感を感じていた。
明らかに今までとは様子が違う、額のバンダナには汗が滲み体も小刻みに震えていた。
「小便だ、早く行けこの場で脱ぐぞ?」ジャックはおどけた表情で後ろにいるメンバーに声をかける。
「嫌だ!だめ!脱がないで!ネギほらほら行くよ」明日菜はネギの背中を押し坂道を上っていく。
「・・・・・・」「せっちゃん・・・ほら行こう?」木乃香も刹那の背中を押し半ば強引に歩を進めた。

そしてジャックはネギ達の姿が見えなくなったのを確認してから剣を抜いた。
「どこだ!!お前とは決着をつけようとこの時代に来た時から思っていた!!」
ジャックが叫ぶ中ジャックの目の前に黒いフードの男が現れた「ジャック・・・私はニコールだ」
「ニコール?へぇそうかい、あんたの目的はなんだ?俺か?ネギか?ジョンか?それとも刹那か?」
「私の目的は強い心、そしてその肉体、どちらかといえば肉体の方かな?」
「強い心と・・・肉体だと?そんなものを使って何をする気だ?お前達は何のためにここに居る?」
「私は身体を求める者そして心を求める者、命を求める者・・・少し前にある機関がある計画を立てた」
「ある計画?それに俺達が関係しているとでも言うのか?俺に何の関係があるんだ?」
「『グングニルシステム』『ロンギヌスシステム』の奪取・・・そして機関の復活」

365パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/07(木) 23:21:08 ID:???
「機関?なんだそりゃあ?俺に何の関係がある?」
「君にも少なからず関係しているのだよ最も君は覚えていないだろうがね」
「俺は・・・覚えていない?・・・何をだ!俺は何を忘れたんだ?」
「記憶・・・戦いとそして友の記憶、君とバルボッサの戦いは作り直されたものだったんだ」

「作り直された?俺とバルボッサの記憶が?どうやって作り変えたんだ?」
「過去に干渉し作り変えた、そしてその修正に『グングニル』と『ロンギヌス』が必要なのだ」
「『グングニル』と・・・『ロンギヌス』?一体何の事だ?」
「この世界は干渉とは無縁になっているんだ、その影響が出てきている」
「干渉・・・影響・・・『ロンギヌス』・・・『グングニル』」

「そう『ロンギヌス』は運命の槍、そして『グングニル』は全てを貫く槍」
「運命の槍と全てを貫く槍・・・そんな物が・・・そんな物が・・・俺と何の関係がある?」
「全ては繋がっている・・・そしてその鍵となるのがネギ・スプリングフィールド」
「ネギが・・・鍵?何の鍵だ?」
「鍵を開けるために必要な鍵を封じている鍵、その鍵を手に入れるための鍵だ」
366パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/07(木) 23:40:57 ID:???
「・・・・・・・・・・・・もう1回最初からいいか?」ジャックは笑顔をニコールに向ける。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・すまない俺もイマイチよく分かっていない」
「・・・・・・それでいいのか?」
「やむおえまい、だがネギは頂く、それが我がリーダーの命令」ニコールは懐から黒いトンファーを取り出した。
「我等はこれでしか語れぬ人種よ・・・ジャック・スパロウ俺との勝負受けるか?」
「・・・いいだろう、勝ったらもっと情報を貰うぜ?」ジャックは剣をニコールの顔に向ける。
「久しぶりの勝負だ・・・無論本気の・・・と言う意味だがな、貴様との戦い殺しては不味いと思い手を抜いていた、無礼を許してくれ」
「出来れば今こそ手を抜いて欲しいぜ」ジャックの皮肉を聞きニコールは微笑んだ。

次の瞬間ニコールはトンファーを回転させながら目にも留まらぬスピードで踏み込んできた。
ジャックはスレスレの所で攻撃をかわした・・・つもりであった「『メキメキ!!』ゴフッ!!馬鹿な」
ジャックの身体にはトンファーは当たっていない、だが明らかにトンファーの延長線上にあるジャックの胸は棒で叩かれた様になっていた。
アバラの有るであろう部分は綺麗にへこんでおりジャックは口から血を流していた。
「甘いな、何もに見えている物が全てとは限らないさ『気延真突牙棒』さぁどうかな?」
「ああ・・・アバラが・・・糞!!何をした、この糞野朗・・・」ジャックの口からは、なおも大量の血が流れていた。
「気でトンファーを延長しただけだ、最も気で出来たトンファーの打撃力は半端ではないがね」
「くそっ・・・見えない武器か・・・やられたぜ」
「いやお楽しみはこれからだ、たっぷりとトンファーの真髄味わってもらおう」
367パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/07(木) 23:44:33 ID:???
今日の分投下終了です、ほかの職人さんの作品楽しみにしています
368マロン名無しさん:2006/09/08(金) 00:14:51 ID:hOi+itgB
今回の投下、GJです
ここまで、槍について出ていると、あながち、自分の予想はずれてなさそうですね
369パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/08(金) 00:23:38 ID:???
すいません>>363の最後尾を歩くジャックは一番先頭を歩くです
凡ミスすいません
370パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/08(金) 20:21:24 ID:???
>>366
「ふん、他愛ないわ、これがあのジャック・スパロウか」
ニコールの目の前でジャックは血塗れになって倒れていた、ピクリとも動かず、か細い呼吸音だけが聞こえてくる。
「さてこいつはもう何の価値も無い、だが殺す理由も無いか、しかし邪魔をされるぐらいなら・・・殺しておこうか」
ニコールは気でコーティングしたトンファーをジャック目掛け振り下ろした。

ジョンと古はいまだに長い坂道を登っていた、だが暗闇の中でジョンは自分達とは違う異形の気配の感じていた。
「(・・・・・・何か居る)おいクーフェイ気を付けろ、何か居るぞ」
「分かっているアル・・・何所に居るアルか?」
「さぁねぇ、だが凄いパワーだ・・・この感じは一体なんだ、まるで存在しないのに存在しているような」
ジョンと古は自分達以外の存在を感じていた、だが・・・「・・・・・・?消えた・・・アルか?」
「・・・らしいな、一体なんだったんだ?」ジョンと古は奇怪な気配に戸惑いつつも暗闇の中、歩を進めた。

「ジャックさん何しているんだろう?いくらなんでも遅い」ネギは後ろを振り返り確認したがジャックの気配はない。
心配そうなネギを尻目に明日菜は「大丈夫よ、そのうちひょっこり現れるわよ」
「そうだといいんですけど・・・僕迎えに行ってきます!」ネギは振り返りジャックと別れた方向へと走り出した。
「ちょっとネギ!!・・・行ってみる?」明日菜は木乃香を刹那を見て言った。
「そうやね、ネギ君一人だと心配やし・・・行こか、ね?せっちゃん」
「ええ・・・そう・・・ですね・・・(何故来ないんだキュウビ、私はここだぞ?)」
明日菜達もネギを追い坂道を下って行った。



371パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/08(金) 23:17:47 ID:???
振り下ろされたトンファーがジャックに迫る…しかしトンファーは急にその動きを止めた。
「……生きたいかジャック・スパロウ?どうだ生きたいか?生きたいだろう?そうだ、生きたいと言え」ニコールは倒れ込んでいるジャックに向かって言う。
「……そうだな…生きたいな……だがお前に生かされるのは御免だ……」囁くような声でジャックは答えた。
「そうか惜しいな、ジャック・スパロウ、まぁいい貴様には牢獄に入ってもらおうか」
「牢獄……」ジャックがそう言った直後ジャックの身体は闇に包まれ、闇が消えると同時にジャックの身体も消えていた。
「これでいい、すべては計画どおり、ジャック・スパロウが居なくなれば所詮はガキの集まりか……いやもう一人居るな……ん奴等か」ニコールはそう言い残しその場から姿を消した。

そしてその直後「ジャックさん!!居ない!……何所行ったんだろう、ジャックさん!!」ネギ達がジャックを探しに戻ってきた。
「どこに行ったんだろう……もしかして誰かにやられたとか……あたし達置き去りにされたとか!?」
「明日菜さん落ち着いて!!でも確かにあの人ならやりかねませんね、僕も明日菜さんの言うとおり置いてきぼりにされたんだと思います」
「でも……むしろ置いてきぼりにされたのはジャックさんの方じゃないんか?」
木乃香の発言にネギは「そう言えば……そうですよね……わざわざ独りになって自分を危険に晒すような人には見えません」
「じゃあ誰かにやられたの?誰に?誰がジャックを……」
「キュウビですよ……きっとキュウビが……むしろアマテラスがジャックを」刹那の発言に一同は目を丸くした。
「そんな!!アマテラスがジャックさんをさらっても何にもなりませんよ、それにアマテラスさんは僕たちの味方です」
「ネギ先生……私はあの時もアマテラスには不信感を抱いていました、あんなに都合よく現れてあんなに都合よく敵を倒し私達の信頼を勝ち取った。
 それがもしアマテラスの計画だとしたら……私はずっとそう考えてきました、アマテラスは本当は敵でキュウビこそが私達の味方なのではないか?」

372パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 01:14:34 ID:???
「アマテラスさんは味方です……僕は信じています……アマテラスさんは僕達を命懸けで守ってくれました」
「ネギ先生が信じたい気持ちは分かります……でも私は……ネギ先生お嬢様をお願いします」
「えっ?刹那さん?……何をする気ですか?答えてください!!」ネギの問い掛けに刹那は答える事無く羽根を広げ宙に浮いた。
「ごめんねこのちゃん……さようなら」そう言って刹那は飛び去ってしまった。
「せっちゃん!!なんで?……どうして?……なんで行くんよ!!何でうちを置いて行くんよ!!せっちゃんどうして?」木乃香はその場に崩れ落ちた。
「刹那さんどうしたんですか?ここに来てからずっと変ですよ……」ネギはそっと木乃香を抱きしめた。

イワクリ神殿の入り口にアマテラスとイッスンが佇んでいた「来たなぁ……刹那姉」
イッスンがそう言った直後、神殿の開けた空間その上から天使のような姿をした少女が降りてきた。
「アマテラス待っていたのか?……予想できていたんだな、私がお前ではなくキュウビを信じるようになる事を」
「信じたくはなかったさァ……でも刹那姉の気は明らかにおかしかったァ、キュウビに狙われている事を話した直後に嫌な感じがしたァ」
「既にその時私の心は犯されていたのだな……迂闊であった……しかし今ではキュウビの事が愛おしくも思える」
「刹那姉そいつは呪いだァ!!奴の幻術によって正気を失っているだけなんだァ!!目ェさませェ!!」
「例え幻術でも今の私には真実だ!!お前を倒せと私の心が叫んでいる!!そして私は私が思うように行動する!!」
「なんで!!くそォ!!何時幻術に掛かったんだァ?……もしかして幻術じゃなくて刹那姉の心を……刹那姉は本当においら達の事を?」
「行くぞアマテラス今の私は普段とは比べ物にならないぞ?」刹那は歪んだ笑みを見せる。
「落ちちまったのか?闇に暗黒に……仕方ねェ!!アマ公本気で相手して目ェ覚ましてやれェ!!」
373侍〜SETSUNA〜:2006/09/09(土) 03:07:17 ID:???
GJ!!もしかしたら楓も幻術に?続き楽しみです。
さて、投下しようかと思ったら停電が起きて原稿すべてパーになって少し鬱気味ですorz
しかも長文だったから余計ショックが…。なるべく早く復帰できるよう努力します。
374シルミド-from麻帆良-(プロット):2006/09/09(土) 09:57:55 ID:???
課外授業で、目的地に向かうバスに乗っていた麻帆良学園2ーAの生徒たちとネギ。
そのバスが突然、軍服を着た集団にバスジャックされる。
突然発せられたガスで、ネギと生徒たちは気絶してしまった。
目を覚ますとそこは、見知らぬ島の浜辺。いつの間にか軍服に着替えさせられていたことに驚く生徒たち。
全員いる…と思ったら、ネギがいない。
ふと見ると、目の前に、軍服を着た美女たちが立っている。
やがて隊長らしき女性将校が姿を現す。
「ここは実尾島(シルミド)だ。お前たちにはこれから、604部隊の隊員になって訓練を受けてもらう。目的は、”北”の独裁者の首を取ってくることだ。それ以外に、お前たちが生きて帰る方法はない」
反抗する生徒たちだが、女性兵たちにはまるで歯が立たない。さらに追い討ちをかけるように、ネギは死んだと聞かされる。
悲しみに暮れる間もなく、地獄の訓練が始まった。生徒たちから名前は奪われ、番号で呼ばれる存在となった。
第一班長、8号=明日菜、第二班長、20号=楓、第三班長、29号=あやかとなった。
過酷な訓練にもかかわらず、一人の脱落者もなかった。音を上げて逃げる者もいなかった。もとより逃げる場所などないのだから。
訓練の中、次第に教官兵と訓練兵たちの間に芽生えてくる友情。
そして、ついに作戦決行の日がやってきた。1年の特訓を経て、604部隊、通称シルミド部隊は無敵の特殊部隊となっていた。
だが、いざ決行という時、突然上層部から作戦は中止との指令が下る。
”北”と”南”が、対立から対話路線へと移ったためだ。
さらに、無用の長物となったシルミド部隊を抹殺せよ、との指令が下る。拒否すれば教官兵も抹殺される。殺す、殺したくないと、対立する教官兵たち。それを偶然聞きつけてしまった8号。
それまでの友情も、師弟愛も一瞬にして消えてしまった。壮絶な殺し合いの果て、教官兵は全滅、シルミド部隊も29号を始め、8人の命が奪われた。
シルミド部隊は首都へ向かい、拉致されて兵士にされたことを大統領に直訴しようと決意する。
375シルミド-from麻帆良-(プロット):2006/09/09(土) 09:58:41 ID:???
シルミドを脱出し、バスを乗っ取り、首都へと向かった。
だが、すでに首都への道路には、軍の鎮圧部隊が待ち受けていた。
降り注ぐ銃弾の雨の中、隊員たちは次々と倒れ、残った者も虫の息だった。
そこへ連れて来られた者がいた。それはネギだった。彼は生きていたのだ!!
今まで軟禁状態にされていたが、教え子たちの最期を見せるために連れて来られたのだ。
負けを悟ったシルミド部隊は、乗客を降ろし、血で自分の名前をバスの壁、床板に書き付ける。
1年間名乗ることを許されなかった名前を。
「神楽坂明日菜」「近衛木乃香」「宮崎のどか」「長瀬楓」…
そして、誰からともなく歌が始まる。
♪紺碧広がる 麻帆良の空は 希望満ちたり 我らの心
それぞれの手には、手榴弾が握られていた。
「みんな、僕です!ネギです!やめて、死なないで!!死ぬなー!!」
次の瞬間、バスは炎に包まれた。ネギの悲痛な叫びは、爆発音にかき消されていた…。
そして…。
この事件は共産ゲリラの犯行とされ、闇へと葬られていった…。
376パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 12:19:08 ID:???
ちょっと今日は連投します(間は開くかもしれません)。
侍さん気を落さずに、何とか侍さんの繋ぎがんばってみます。

開けた空間に二人の戦士の怒声が響く「雷鳴剣!!」「アマ公行けェ!!」暗闇の支配するこの神殿の中で光と光とぶつかり合う。
「っ!強ェ!!刹那姉ってこんな強かったっけか!?」イッスンが驚くのも無理は無い、圧倒的なキャパティシーを誇るアマテラス相手に対等に戦っている、これだけでも賞賛に値する。
しかし刹那は己の力をアマテラスに合わせ湯水の如く使ってもまだ余力をいや全く衰えが無い。
「こんな事ってありかよォ!!アマ公と同等の力を持っているのかァ!?……いやアマ公がいくら力が衰えているからって神である事には変わりねェ」
「この力……すばらしい……力が溢れてくる……神と同等の力を私は手に入れたのか?……キュウビ……感謝するぞ」
「……アマ公気付いているとは思うが刹那姉の力……気でも妖気でも魔力でもねェ……これは一体……もしかしてあいつ等の言った事が現実に?」
「アマテラス私は貴様を超える力を手に入れた……さぁ!!決着をつけてやる!!」
「世界の繋がりが戻る時、闇の繋がりもまた戻る……心弱き者は……いや刹那姉は強い!!強い心の持ち主だァ!!」
「黙れ犬が!!貴様のような屑に言われる事など……聞く事など無いわ!!貴様がネギ先生を誑かしているのは分かっているのだ!!」
「ちょっと待てェ!!おいら達がネギ坊主を誑かしている?ふざけんなァ!!お前こそ闇に囚われて本来の自分を見失っているだけだァ!!」

「貴様と話していても所詮は水掛け論だ!!くらえ!!百列桜華斬!!」刹那の剣から凄まじい連撃が放たれる。
アマテラスは連撃を難なくかわす、だが既に刹那はアマテラスの後ろに回りこんでいた。
刹那は剣を振り上げアマテラスに振り下ろす、だがアマテラスは斬撃を身を捩りながらかわし同時に刹那の腹に蹴りを入れた。
勢いよく吹き飛ぶ刹那、すかさずアマテラスは剣に力を溜め追撃を掛けようとする。
刹那は羽根を広げ体勢を立て直し突っ込んでくるアマテラスに対して最大級の技を発動しようとしていた。
「神明流決戦奥義……真・雷鳴剣!!」巨大な電撃が刹那の剣を包んでゆく。

377パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 14:12:43 ID:???
「アマ公!!最大の力を出せェ!!『天叢雲剱』の力を見せてやれェ!!」アマテラスは剣に力を込めた、凄まじい電気と光が刀身を包み込んでいく。
真・雷鳴剣と天叢雲剱は非常に似ていた、互いに凄まじい電撃を纏い敵を切る、単純ではあるが絶大な威力を誇る技。
二つの電撃を帯びた剣がぶつかり合う、すると神殿を支配していた闇を眩い閃光が切り裂いた。
光は昼間の太陽よりも激しくそして荒々しく神殿を照らしている、互角の威力、二人の剣から電撃と火花が散り金属と金属が擦れ合う音が響いていた。
しかし徐々にアマテラスの剣が押されていた、普通に考えれば有り得ない事だ。
アマテラスの剣『天叢雲剱』は神器と呼ばれる神の武器、その中でも最強に位置する神器である。
いくら夕凪が名刀と言えど所詮は人間が作った武器、神器とは各が違う。
しかし天叢雲剱は夕凪に押されている、この神の武器と人間の武器の差を埋めるほどの力を刹那は持っていたのである。

「アマテラスこれで終わりだ!!私はお前を超える力を手に入れたのだ!!」刹那は邪悪な笑みを浮かべる。
「刹那姉!!目ェ覚ませェ!!おいら達と刹那姉は友達だろう!!おいらはもう戦いたくねェ!!」
「黙れ!!人間の敵が!!お前達は人間の敵だ!!木乃香お嬢様を……このちゃんを誑かした悪魔め!!」
「刹那姉!!もうやめろォ!おいら達は皆の事が大好きだァ!!刹那姉の事も明日菜姉の事も木乃香姉の事もネギ坊主の事も」
「それがどうした!!貴様に……人を愛する資格は無い!!貴様などにネギ先生やこのちゃんを愛する資格は無い!!」
「誰も……もう誰も傷付けたくないんだァ!!おいら達は人々の犠牲の上に成り立っている、皆おいら達の為に命を掛けてくれたァ!!おいら達はその人達の犠牲に答える!!」
「勝手にすればいいさ!!だが私たちを巻き込むな!!このちゃんまで傷付ける気か!!」
「刹那姉!!頼む剣を退いてくれ、そして帰るんだァ!!後はおいら達で片を付けるから頼む!!」
「ここまで巻き込んでおいて今更帰れだと?それこそ神の傲慢よ!!ここで死ぬがいいアマテラス!!」

378パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 14:33:38 ID:???
「糞っ!!言ってる事が矛盾してやがる!!どうにかして……うわっ!!アマ公しっかりしろィ!!」
アマテラスの剣はなおも押され続けていた、徐々に刹那の真・雷鳴剣が天叢雲剱を飲み込んでいく。
「……なんでお前は本気を出さないんだァ!!やられちまうぞォ!!」
「クゥーン……ワンワン!!…………………」イッスンにアマテラスは語り掛ける。
「でもこのままじゃお前がやられる事になるんだぞォ!!それじゃあ意味が無いだろう!!」
「ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン!!!!!!!」
「嫌だを連呼するなァ!!お前はガキかァ!!」
「ふん別れの挨拶は済んだか?ならばこれで終わりだ!!アマテラス!!イッスン!!」

刹那が叫ぶと同時に真・雷鳴剣の電撃がさらに巨大になった。
どんどんと天叢雲剱を飲み込んでゆく電撃、さすがのアマテラスもこの攻撃には苦悶の表情を浮かべていた。
だがアマテラスは苦悶と同時に決意の表情を持っていた、アマテラスは全身の力を剣に込める。
するとアマテラスの剣を凄まじい電撃が包んでゆく、それは真・雷鳴剣に勝るとも劣らない大きさであった。
徐々に真・雷鳴剣を押してゆく天叢雲剱の電撃「くそっ!!やはやアマテラスの力は凄まじいな、だが負けん!!」
二つの電撃は混ざり合い凄まじい閃光を放ちどんどんと膨れてゆく、そして電撃は爆音を上げ大爆発した。
379パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 16:49:37 ID:???
「真っ暗だ……なぁニコール全てを語ってくれんじゃないのか?」闇が支配する……いや闇その物の中にジャックは居た。
ジャックの問いかけに闇の中からニコールが姿を現す「聞きたいか?」
「ああ……せっかくだしな……何が目的だ?俺の記憶……そして機関、話してもらおうか」
 
「ああ、そうだな……1900年ある機関がロシアに建設された、その名もMH機関。
 MH機関は魔法の総合的な研究と兵器転用を目的としていた。
 だが研究は思う様に進まなかった、魔法使いは皆研究への協力を拒んだ。
 それはそうだ、人体実験と化学実験の繰り返し、普通の人間でも狂人でも協力する者はいない 
 協力したのは頭のおかしい科学者だけだった。
 そして歳月は過ぎ第二次世界大戦が勃発、機関は一時閉鎖に追い込まれた。
 大戦の終結から10年、東西は緊迫した冷戦関係となっていた、表向きはな。
 裏では魔法を使用した兵器開発が続けられていた、もちろんアメリカそして日本、ドイツ、フランス、イギリスとな。
 そして魔法兵器を生み出すに足る絶対的な方法を見つけた、それは吸血鬼の利用。
 我々は吸血鬼の魔力を引き出しそしてそのメカニズムを解明していった。
 60年間実を結ばれる事がなかった研究に希望の光が見え始めた吸血鬼に人権など無い、人体実験はやり放題まさに最高だ。
 そしてさらに20年の月日をかけ完成したのが人工魔力、人が作り出した最高の発明だ。
 自然界で偶発的にしか現れない才能有る魔法使いを人工的にそれこそ一般の兵士が魔法を使えるようになる。
 これ程のアドバンテージは存在しない、一人の兵士が戦車以上の火力を有するのだ。
 だが膨大でそして通常の魔力よりも暴走のしやすい人工魔力を普通の人間が使えるわけも無かった
 そんな事実が明らかになっても研究は続いた、そしてある一つの結論が出た。
 強靭な肉体の持ち主、強靭な魂ならこの人工魔力を操れる、そしてMH機関は強靭な肉体と魂を持つ人間を探し始めたのだ」
 
380パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 18:54:49 ID:???
「この研究はある世界に触れる事で完成する……実はな、ここ以外の世界が有る。
 君は知っているだろう?我々が欲しいのは『心無き者』その『抜け殻の身体』
 ……そして世界を解き放つに必要な『鍵』それを手に入れるための鍵がネギ・スプリングフィールド。
 そして世界の壁を打ち壊すのが『グングニル』と『ロンギヌス』世界を繋げ有るべき姿に戻す。
 いいか?世界は元々一つだったのだ、それが『鍵を持つ者』によって封じられた。
 この神殿は世界と一つに繋がっている、心弱き者は心を闇に飲まれる。
 既に桜咲刹那は闇を心囚われている、だが彼女の血は純で無ければならない。
 それがキュウビが桜咲刹那を狙う理由だ『闇の君主』復活には汚れた血よりもむしろ純粋な血が必要だ。
 どうだジャックこれが真実の内のごく一部だ」

「何故君主の復活には純粋な血が必要なんだ?悪い化物に刹那の純粋な血?」

「『闇の君主』もまた純粋な存在、汚れた血ではなく禁忌とされた純粋な血。
 光に満ちた清らかな血が必要なのだ、今の刹那では駄目だ。
 だがむしろ中途半端な悪ではなく純粋な悪となればそれもまた君主に力を与える。
 『闇の君主』は世界が繋がる事を恐れている、私は世界を繋ぎ再び闇でこの世を満たすのだ!!

「考えている事は一緒か……狂っているぜあんた等」
「何とでも言えジャック・スパロウ……ここを出たければ好きにしろ」
ニコールは再びその身を闇に隠した。

 
381パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 19:18:13 ID:???
とりあえずここで切ります。
また午前0時過ぎたら投下再開します。
382パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/09(土) 22:44:10 ID:???
予定よき早いけど投下再開

「くっ……アマテラス……はぁはぁ……やってくれたな…さすがは神その力……やはり凄い」
刹那とアマテラスが起した大爆発で神殿の最下層は瓦礫の山となっていた、床は砕け壁は粉々になっていた。
「……アマテラス何所に居る?……私はここだぞ?来い!!!!!!」刹那の怒声が瓦礫の山となった神殿に響く。
「アマテラスには退場願う……最もこの瓦礫の何所かに埋まっているんだろうがな、つまりは何も出来ない」
「貴様は……誰だ?」刹那の目に飛び込んで来たのは黒いフードに身を包んだ男、ニコールであった。
「ニコール……私はニコールだ……桜咲刹那お前はどっちに転ぶとしても純粋、この場でけりを付けよう」
「今の私に……人間が勝てるとでも?ふふ……ははははははは!!それこそ傲慢よ!!」
「ふん、ついに理性を失ったか、貴様を今ここで心無き者にしてやってもいいがとりあえずは殺す」
「出来るのか?神をも凌駕する私を人間が倒す?それこそ貴様の思い描く妄想に過ぎんわ」
「それでもいい……『闇の君主』だけは復活させるわけにはいかん……はぁ……」
「!?(この男……人間か!?何てパワーだ……信じられん……アマテラスに比べれば劣るが……それでも凄い)」

ニコールは懐からトンファーを取り出した「行くぞ『華円回天壁樹』!!」
ニコールはトンファーを高速で回転させる、すると回転するトンファーの先端に気が集まりやがて円を作り出した。
「行け!!」ニコールはトンファーを回転させたまま二本同時に振るった、気で出来た円は真っ直ぐ刹那に飛んでゆく。
刹那は羽根を広げ飛びこれをかわす、だが円は急に方向転換し刹那に向かってくる。
「ちっ!!」刹那は木を夕凪に混め一つの円を叩いた、夕凪と触れた瞬間円は消え去ってしまった。
もう一つの円も同じ要領で消し去る「相殺したか……これならどうだ『幽攻離楽変糸』!!」
ニコールが叫ぶとトンファーから気で出来た長い鞭が飛び出し「行け!!」刹那に向かって振るわれた。
刹那は気の鞭をかわそうとする「速いっ……!!っ!!」だが気付いた時には刹那は右の羽根を切り裂かれていた。
383パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/10(日) 01:09:45 ID:???
ジョンと古は相変わらず暗い坂道を登り続けていた、二人は何所まで続くか分からない坂道と先程の気配が再び現れた事に苛立っていた。
「……この気配は一体なんだ?現れたり消えたり、俺達を弄んでいるのか?」
「分からないアル、でも殺気は感じないから今すぐに襲ってくる事は無いと思うアル」
「そうか…(おい、このまま付け回されるのは御免だ、俺が気配に一発撃ち込んでやるから殴るなり蹴るなりしろ)」
ジョンの囁くような指示に古は首を小さく縦に振って答えた。
古が首を振ったその刹那ジョンは気配に向けてショットガンを放った、ただ弾が当たった音はしない、外れた様である。
「くそっ!!ゴフッ!」ジョンは何かによって殴り飛ばされた「糞!!」殴られたことに腹を立てたジョンはショットガンを闇雲に連射した。
「うわっ!!当たるアル!!当たるアル!!味方に当たるアルよ!!」古の悲鳴が神殿に木霊する。

古が叫んでいると突如神殿が光に包まれた、何時間か振りに見る光に思わず目を瞑る古とジョン。
「ようやく光がついたか……全く僕暗いの嫌いなんだよね」ジョンと古が目を開けるとそこにはフード付きの長く黒いコートを着込んだ若い男が現れた。
男葉若く顔は端整で綺麗に整っていた、髪は黒く短髪である、そして目は金と銀のオッドアイであった。
「誰だ!?」ジョンの問い掛けに若い男は答えた「僕はジュリアよろしく。MH機関の者だよ、っと君たちはまだ知らないんだったね」
「MH機関?聞いた事が無いぞそんなもん、とりあえず動くな動くと撃つぞ」ジョンはジュリアにショットガンを向ける。
「やめてよジョン……僕君を殺したくないんだよね」ジュリアは舌なめずりしジョンを見つめていた。

384パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/10(日) 01:12:34 ID:???
中途半端ではありますが今日の投下は終了です。
ではまた
385マロン名無しさん:2006/09/10(日) 20:43:30 ID:???
上げ
386侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 07:57:56 ID:???
今夜11時投下予定ですが今回の投下で最終回になります。
これから忙しくなり執筆が困難になるので一気に投下という形になります。
見直しはしてますが文がおかしかったり誤字脱字があるかもしれませんが御了承ぐださい。
ではまた今夜。
387侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 22:58:39 ID:???
>>356
「まさか本当に乗っ取られていたとは…。」
屋敷に着いた刹那は呟いた。あの黒生家が簡単にやられるとは俄かには信じられなかった。
しかし昨晩と違い見廻りが全員政府軍だった。それが何を意味しているのか、刹那は理解した。
「そんな事より今はすずさんだ!急がねば…!」
ゆっくりは出来ない。刹那は正面突破を試みた。当然見張りが集まってくるが足を止めることなく次々と倒していった。


屋敷奥の庭にすずはいた。両腕は動けないように縛られ両足にほそれぞれ縄が巻き付けてある。
そのロープの端はそれぞれ牛と繋がっている。
「フフフ、これはなかなかの上玉だな…。」
「美しい娘です。ですが『玉川』少佐、牛裂きにするのには少々勿体無いかと……」
この玉川少佐と呼ばれる男、名は『玉川上水』。この六骨峠攻めの軍の総司令官である。

その玉川はかなり歪んだ性癖を持っている。玉川は不気味な笑みで答えるとすずを見る。
「何を言う。美しいからこそ牛裂きが似合うのではないか…。」
「ヒッ…!イ、イヤアアァァァァ!!誰か助けてぇぇぇぇぇ!!!」
玉川の不気味な顔、自分がこれからされる事、それらを知りすずは悲鳴を上げた。


「…!!今のはすずさんの…!どけぇぇ!!」
すずの悲鳴を聞きスピードを上げた。後はこの坂を登るだけとなった時、見覚えのある人物が倒れていた。
暗くてよく判らなかったが目を凝らして見てみるとその人物の正体が判った。
「坪八さん!?」
388侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:00:01 ID:???
刹那は坪八を抱き起こすと必死に呼びかけた。
「坪八さん!!しっかりしてください!坪八さんっ!!」
「んぁ〜…。あ!てめぇ刹那!何してんだここで!?」
「実はすずさんが政府軍に連れ去られて…。」
「何!?すずが!?」
「はい…。所で他のみなさんは?」
「わからねぇ…。いきなり政府軍が襲ってきたからな。恐らく…。」
「そうですか…。」
それを聞き刹那は悲しい表情をする。自分を強くしてくれた鉄心や知床がいなくなってしまったからだ。
刹那は心の中で二人に別れを告げた。“ありがとう、さようなら”と。

「坪八さんは何故こんな所で倒れてたんですか?」
「ん?ああ、俺も上で戦ってたんだがうっかり足滑らせちまって塀から落ちちまった。」
「……やっぱり間抜けなんですね。」
つい口を滑らせてしまった。おかげで坪八は相当ご立腹のようだ。
「うるせぇぞ!!それよりとっととすずを助けに行くぞ!!」
坪八は勢いよく立ち上がると夜空に吼えた。
「よっしゃー!!政府の犬共に“一発”喰らわせてやるぜ!!」
この二人を止められる者は最早おらず一気に玉川の下に辿り着いた。

「何だ貴様等…?」
「よお、すず。助けに来たぜ?」
「刹那さん!!」
「ちっ、俺は無視かい…。おい、てめぇ!人の女に手ぇ出すたぁいい度胸じゃねえか!この落とし前きっちりつけて貰おうか!」
「ふん、時代遅れの侍風情が…。たった二人で来た事を後悔するがいい。…やれ!」
玉川の合図と共に大量の政府軍が集まった。そして今までの敵と違い身長が全員高く、あのホセぐらいある。
389侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:00:53 ID:???
「へっ!図体がでかけりゃいいってもんじゃ…」
「坪八さん!横に…!!」
「!!!!」
刹那の咄嗟の声に反応し横に坪八は飛んだ。すぐ横をキレのある素早い斬撃が通る。
「(予想以上に敵が素早い…!)坪八さん気を付けて!!」
「おうよ!ドリャァァァ!!」
スピード、体力など並以上の敵に二人は苦戦する。しかし負けるほどの相手ではなくまだまだ有利だった。
徐々に増えてく死体の山に流石の玉川も焦りの色を隠せない。それを坪八は見逃さなかった。
「おうおう!政府の奴等も腰抜けばかりだな!全然相手になんねーぜ!」
「くっ…!調子に乗りおって!よかろう、時代遅れのやり方で侍の時代に終止符を討ってくれるわ!」
坪八の挑発に乗り玉川も刀を抜いた。後はこの大将さえ倒せばこちらの勝ちである。しかしここで予想外の事が起きた。

それは玉川が予想以に強かった事。伊達に大将を名乗っていなかった。そして大将自ら戦う事になり敵の士気が上がった。
勢いというのは恐い。戦力が劣っていても勢いがあれば勝つ事もできる。刹那達は確実に押されていた。
「ちっ!鬱陶しいだよ!!」
坪八が相手の防御をお構いなしに強引に切り付けると、火花が散り刀の破片が飛んだ。
(くそっ!!刀がもたねぇ…!)
(一向に減る気配がない!何か…何か手は……!)
作戦を練る一瞬の隙を敵は逃さず斬りつける。間一髪屈んで回避したがそれを読んでたかの様に蹴り上げた。
「ぐっ…!(モロに貰ってしまった!上手く…立てない…!)」
蹴りは見事顎に入り刹那は足元がおぼつかない状態だが、失神にならないだけマシだった。刹那はフラフラになりながらも戦った。

「刹那!!…てめぇ!!」
刹那がうまく戦えない分坪八は奮戦した。しかし戦えば戦う程刀の負担が上がるのは当然の事。
―ガキィィン!
「やべっ!…ぐふ!!」
とうとう坪八の刀が折れてしまい、その隙に顔面にパンチを貰ってしまう。
390侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:01:57 ID:???
「坪八さん!!」
「余所見してる暇などないぞ?」
「しまっ…!がはっ!」
坪八に気を取られた隙に玉川の回し蹴りが脇腹に炸裂し、吹き飛ばされた。

「随分手こずらせおって…。」
刹那と坪八は背中合わせの状態で敵に囲まれていた。刀はすべて二人に向けられており動く事が許されない状態だった。
「ちっ!こんな所で終わりかよ…。」
「よし、やれ!」
号令と共に全員が刀を振り上げた。
(ここまでか…すいませんすずさん、ドナドナさん、堂島さん…。)
刃が一斉に刹那達に向かっていく。刹那にはスローモーションに見えた。

(死を悟ると時間がゆっくり進むというアレかな…。)


――ドクンッ


(…!!違う!これは……!!)


「な、何だ!?」
玉川は理解できなかった。何故味方が倒れているのか?何故敵が立っているのか?

(力が…戻っている…?)
試しに集中してみると確かに気が練れた。
(ここに来た時に封じられていたのに…何故?)

―それは数分前の事だった。
391侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:03:33 ID:???

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


研究室で超はパソコンに何かを入力していた。
「超さん早くしないと刹那さんが…。」
「もう少し待つネ。…………………よし完成ネ!ハカセ、これをそこに差し込むネ!」
「…これって○クション○リプレイじゃないですか?」
「大丈夫。中身は私のお手製ネ。」
超の手作りと聞いて不安になりながらも差込口に○クション○リプレイを差し込んだ。
すると突然画面に「Error」の文字が出てきた。

「超さん!これ…!」
「大丈夫!想定の範囲内ネ!!」
すかさず超は高速でキーボードを叩き始める。画面は意味不明の文字列によって埋め尽くされていく。
「もう少し…もう少しヨ…!」
そして電子音が響くと同時に超は勢いよくEnterを押し叫んだ。
「できたネ!!」
「すごい!ほかのキャラとは動きが全然違います!成功ですね!!」
「ああ。(とりあえず間違えてゲームに転送してしまったミスはこれでチャラネ。)」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


力が戻った刹那に普通の人間が敵うはずがなかった。援軍はことごとく倒され遂に玉川だけとなった。
「残るはあなただけです。覚悟してください。」
凛とした態度で言葉を投げかける刹那。しかし玉川はこの危機的状況で自信満々といった表情だった。
「ふん。いい気になるなよ。」
玉川は自分の足元に刀を向けた。いや、正確には足元の近くにいる人物に。
「すず!!この野郎っ…!」
392侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:04:34 ID:???
「動くなよ。妙な動きを見せたら娘の命はないと思え。」
「くそっ…!」
「もうすぐ本隊が到着する。それで貴様等も終わりだ!ふぁははは―」
突然玉川は突き飛ばされたかのように後ろに倒れてしまった。急いで立ち上がろうとするがうまく立てない。
仕方なく首だけ起こすと目の前には足があった。しかし見上げても何もない。困惑の色を隠せない玉川は違和感に気づく。

“下半身がない!”

もう一度前に立っている下半身を見る。そして自分の下半身があった場所を見る。交互に、何度も…。
そうしている内に自分の状況を理解し、途端に激痛が玉川を襲った。
「うわぁぁぁ…!!ああああああああ!!!」
痛みから必死にもがく玉川だが徐々に動きが鈍くなり、そして動かなくなった。
「終わったか…。」
「刹那さん!!」
拘束から開放されたすずは刹那の胸に飛び込んだ。
「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」
「すみません…。私なんかのために…。私…私……。」
「おう。いい雰囲気のとこ悪りーがそんな暇は無いみたいだぜ…。」

下を見れば先程までの何十倍の政府軍が近づいて来ていた。恐らく玉川が言っていた本隊だろう。
「早く逃げましょう!」
「よし!とっととトンズラしようぜ!行くぞ刹那!……刹那?」
逃げようとする二人に刹那は後ろ向きのまま静かな声で答えた。
「……行ってください。」
「刹那…さん…?」
「ここは私が喰い止めます…。」
393侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:05:08 ID:???
「な、なに言ってんだてめぇ!?」
「そうです!刹那さんも一緒に逃げましょう!」
「私が喰い止めとけば確実に逃げ切れます。」
「でも刹那さんは…。」
「私はこの世界の人間ではないのです。だからみんなとは一緒に居られません。」

「そんな事関係…!」
「…行くぞ。」
「坪八さん!!どうして!?」
「残るって言うんならしょうがねぇ。オラ行くぞ!!」
「いや!離してください!…刹那さん!!」
無理やりすずを抱え連れ去ろうとする坪八。そしてその場を去ろうとした時坪八が刹那に怒鳴った。
「おい!刹那!てめぇには借りがある。だから死ぬんじゃねーぞ!!」
「…はい。」
刹那は振り返り優しい笑みで答えた。

坪八達が居なくなった調度その時政府軍が到着した。
「いたぞ!あいつだ!」
「一人だけ?……!!た、玉川少佐!?おのれぇ…殺せ!!」
斬りかかって来る敵に対し刹那は静かに目を閉じた。そしてカッと目を見開くと翼を出した。
美しい純白の翼が月明かりに照らされより一層神秘的に見え、敵の何人かはその美しさに見惚れていた。
「私は神鳴流剣士桜咲刹那!皆を守るために、参ります!」
「この化け物が!掛かれー!!」

刹那が飛んだ後立っている者はいなかった。そして刹那は遥か上空に上った。
上空に着き満月を見る。今まで不気味に見えていた満月も今夜は綺麗に見えた。
刹那はこの二日間の出来事を思い出していた。様々な人と出会い、そして戦った二日間。
苦しくもあり、何より楽しかったこの二日間。刹那は最後に心の中で皆に聞いた。
394侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:06:30 ID:???
(すずさん、ドナドナさん、堂島さん、坪八さん、鉄心さん、知床さん…。私は強くなれましたか?)

――刀を構え一気に下降した。

「神鳴流奥義、極大雷鳴剣!!」

――視界が真っ白になった。


………



「ん……。」
「目が覚めた見たいネ。」
「ここは…元の世界…か。」
あたりを見回すとそこは確かに研究所だった。
「すまなかったネ。ハカセの手違いで別の世界に送ってしまって。」
後ろには申し訳なさそうな表情のハカセが立っていた。
「別の世界とは?」
「ん?ああ、ホントはこっちの実践プログラムだったんだけどこのゲームのディスクを入れてしまったネ。」
超の差し出したディスクは青色をしていて『侍』と書かれた物だった。

「道理で…。」
「いや〜ホントすまなかったヨ。次はちゃんとこっちでやるから…。」
「いや、もういいです。そのゲームのおかげで私は色々な強さを学びました。」
目を閉じればつい先程の事のように思い出される日々。あの世界で刹那は沢山の事を学び吸収した。
「そうかい?…まあ、結果オーライでよかったヨ。」
「はい。では私はこれで…。」
「ウム。気をつけて帰るヨロシ。」
刹那が帰り超は一人考えていた。
395侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:08:12 ID:???
(なかなか面白かったネ。ん?このゲーム…。)
超は何かのゲームを見つけるとすぐに携帯を取り出し電話を始めた。
「もしもし?楓サン?実は…」



刹那は外に出て久々の地上の空気を大きく吸い込んだ。まだ昼時で太陽がじりじりと体を照り付ける。
「せっちゃ〜ん!」
遠くから愛しのお嬢様の声が聞こえる。
「せっちゃん今から遊びに行かへん?」
「いいですよ。」
いつもならお嬢様からのお誘いは嬉さと恥かしさで慌てふためいてしまうが、今日は落ち着いた優しい笑みで返す。
「…なんか今日のせっちゃん雰囲気が違うな〜。何だか頼れるというか、大っきく見えるというか…。」
「ありがとうございます。」
「…ほな行こか?」
「はい。」

刹那は歩き出した。まだ見ぬ未来に向って

この先なにがあるか分らないけれど不安は無い

あの世界での経験が後押ししてくれるから

刹那の心はこの青空のように清々しさで一杯だった





                          ――完――
396侍〜SETSUNA〜:2006/09/11(月) 23:09:51 ID:???
あとがき

最初の頃は単発で終わると思っていたのですが、あれよあれよという間にこんな長編になってしまいました。
自分は他スレで単発ネタなら何度も投下してますが、このような長編は初めてだったので至らない所があったかもしれません。
しかしこのスレの住人の厳しい指摘や暖かい意見で自分は又一つ成長することができました。ひたすら感謝です。
次回作については今の所考えておりません。取りあえず一名無し読者としてこのスレにいるつもりです。
しかし何かきっかけがあればまた投下させて貰おうかと思います。その時はまたよろしくお願いします。
最後に長くなりましたが住人の皆様、職人様。自分の作品に付き合っていただき本当にありがとうございました。
いつまでも良スレでありますように…。Good Bay!!
397パイレーツ:2006/09/11(月) 23:30:36 ID:???
GJ!!です!!
侍〜SETSUNA〜とてもおもしろかったです!!
次回投下また楽しみにしています!!お疲れ様!!
398マロン名無しさん:2006/09/11(月) 23:57:21 ID:???
GJでした!!ちゃおりんが楓に電話したのは次回の伏線かな?とにかくお疲れさまでした。
ところでまとめサイトとか作らんの?
399パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/12(火) 00:04:18 ID:???
>>383
「ジョン・コンスタンティン、僕の能力は自分の骨密度をいじるというごく単純なものだ」
「そうかい、自分持ち札をばらすとは案外バカだなお前も、それとも……俺達を舐めているのか?」
「物体には目には見えない亀裂が必ず入っている、この亀裂を無くし自らの骨の密度を凝縮する事でどんな金属よりも頑丈な骨ができる」
「そんな嘘っぱち誰が信じるアルか!!所詮は骨!!私が砕いてやるアル!!」古は拳を振り上げジュリアに突撃した。
古の正拳突きがジュリアの胸にヒットした、すると『メキメキ』と嫌な音が神殿に響き渡る
「あぁぁぁぁ!!!!!!こ……拳が!!」古の悲鳴が亀裂音の直後に神殿を支配した。
古は自分の拳が砕けたショックと痛みでその場に蹲った、ジュリアは倒れた古の顔を踏みつける。

「クーフェイ!!」ジョンは骨の無い部分を狙ってショットガンを放った、弾はジュリアの肉を裂き身体の中に入って行った。
だがジュリアは笑みを浮かべジョンを見ている「こんなもの効かないよ、言い忘れたけど僕は自分の細胞分裂の速度も支配できる」
「つまりは……どんな傷を与えても瞬時に回復するって事か……化物だな」ジョンがそんな事を言っている間にジュリアの身体の中から金の弾が出て来た。
「ジョン……それと僕にはある特殊な武器が備わっているんだ」ジュリアの顔に笑みがこぼれる。
「何が出来るって?」ジョンがそう言った瞬間ジュリアの手の甲を突き破って長い爪のような物が姿を現した。
「これは僕が肋骨を加工して作った爪だよ、僕の筋肉と連動していて自由自在に出し入れできる」
「ちなみに……本来あるべき場所の肋骨はどうした?」ジョンは怪訝そうな顔つきで聞いた。
「ああチタン製の特殊な骨に僕自身の骨を被せてある」ジュリアは笑顔で返す。
「よかった!急所になるべき場所が一つ減ったわけだ……」
「さてジョン銃を捨てるんだ。でないとこの綺麗な顔に傷が付いちゃうよ?」

400パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/12(火) 00:05:50 ID:???
>>398
まとめサイト作ろうとしていますが……wiki形式で宜しいでしょうか?
出来れば皆さんで編集していきたいので
401パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/12(火) 01:05:06 ID:???
まとめスレのURLです。
私はあんまりこういう事が得意でないので皆さんのお力を借りたいと思っています。

http://www16.atwiki.jp/amaterasu/peges/6.html
402パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/12(火) 01:08:26 ID:???
すんません間違えました。

http://www16.atwiki.jp/amaterasu/pages/6.html
403マロン名無しさん:2006/09/12(火) 01:13:46 ID:???
オリキャラありなんだ…。
404マロン名無しさん:2006/09/12(火) 01:26:34 ID:???
他作品とのコラボスレって事なのにオリキャラを出すのはいかがなものかと。
ストーリーにあまり関わらなければいいかもしれないが、重要な役割を持っちゃうとかなり萎える。
405パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/12(火) 01:32:14 ID:???
概要更新しました。
ちょっとチェックしてみてください。
今の所は誰でも編集できるはずなので皆さん編集の方よろしくお願いします
406パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/12(火) 02:02:44 ID:???
「だんだん思い出してきたぞ……にしても似た様な事を二回もしているなんて不思議な感覚だな」
ジャックは相変わらず闇の中に居た、不思議な事に闇の中ではジャックの傷が見る見るうちに治っていった。
「とりあえず傷を治してからだな……でもあんな奴相手に俺は勝てないしな……ネギ坊主達と潰し合うのを待つか?」

「くっ……油断したアル……」古はジュリアに制服の襟を掴まれ足がつかない高さまで持ち上げられていた。
「さてどうする……?ありゃりゃ妖怪たちが嗅ぎ付けたか……じゃあねジョン、クーちゃん」ジュリアはそう言い残し闇に消えて行った。
ジュリアが消えた瞬間古は激怒し腕を振り回した「くそ!!待つアル!勝負しろアル!卑怯者!デバガメ!出っ歯!すかしっ屁!」
「よせ!手を見せてみろ……こりゃひどいな、全く……無茶するからこんな怪我するんだぞ」
ジョンはポケットからハンカチを取り出し古の右手に強く巻きつけた。
「痛いアル……」「我慢しろ!固定しとかないと後で治りが悪くなる」
「……(ジョンって近くで見るとかっこいい……アル)」

「さてけりを付けよう刹那!!……ちっ!キュウビの奴嗅ぎ付けおったか、またの機会にな!!」
「待てこの野朗!!勝負しろ!!」刹那の叫びを無視して闇に消えるニコール。
刹那が叫ぶ中大量の瓦礫の中で蠢く者が居た、狼の遠吠えそれが聞こえた瞬間瓦礫は消し飛び中からアマテラスが姿を現した。
「痛ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!アマ公おいらを庇うどこか盾にしたなァ!!!!」
「貴様等生きていたのか?この外道共が!!我が剣の錆にしてくれるわ!!正義は我にあり!!」
「糞!!前よりも酷くなってやがる!!しょうがねェ!アマ公……!?糞あいつが近くに!?」
「アマテラス来い来い来い来い来い来い来い来い来い!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「二人相手じゃ勝ち目が無いアマ公!!霧隠で一旦退却だァ!!」イッスンの指示と同時に濃い霧が神殿に立ち込め霧が晴れるとアマテラスの姿は何所にも無かった。

407マロン名無しさん:2006/09/13(水) 02:09:51 ID:???
連載作品募集中age
408パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/13(水) 18:24:11 ID:???
午後2時30分イワクリ神殿、自衛隊突入作戦まであと4時間半。

巨大なホールのような場所に突如純白の狼が姿を現した。
「ふぅ〜危ねェ!危ねェ!って考え無しに走ってきたけどここ何所だァ?」
アマテラスとイッスンが辿り着いたホールはとにかく広かった、天井は遥か高く床もとてつもなく広い。
しかしこのホールは若干不思議な構造をしていた、まずホールの壁一面にびっしりとドアが取り付けられている事。
遺跡の中である筈なのに何故か照明が大量に取り付けられておりホールの中は眩しい程であった。
「坂を登りきるとこんな所に着くのかァ……前はこんな場所有ったっけか?」

「アマテラス!!」巨大なホールに不気味な声が響きアマテラスを呼んだ。
「その声は……キュウビ!!てめぇ!!刹那姉に何しやがった!!お前の仕業だろう!!何所に居る!!」
イッスンの問い掛けに答える様にアマテラスの目の前に巨大な狐が、九本の尾を持つ狐が姿を現した。
「ここだ……アマテラスあの娘は自ら身を落としたのだ暗黒面にな」キュウビから不気味な笑い声が漏れる。
「暗黒面に刹那姉自ら落ちた?……ふざけんな!!お前の言う事には騙されねェ!!」
「それはいいが……アマテラス勘違いしている様だから教えてやるがここは本丸ではない」
「……どういう……意味だ……」イッスンはキュウビの発言にいささか動揺していた。
「ここは囮よ、我が君主はもうここには居ない、居るのは私と……人間達」キュウビが気味の悪い声で吠える。
すると無数のドアから迷彩服に身を包み重火器を手にした男達が乱入してきた。
「人間……アマ公……100人は居るぞ……こいつ等一体……」
「ロシアの雇われ部隊だ……お前達目的はこいつだ!!抜かるなよ!!」キュウビはそう言い残し消えて行った。


409マロン名無しさん:2006/09/13(水) 20:07:05 ID:???
ヘルシングってどうしたんだろう?あれ単発?
410パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/13(水) 22:34:57 ID:???
闇の中ジャックスパロウは寝転がり気持ちよさそうにしていた。
「ここ結構居心地いいんだよな……ずっと居ようかな……」
「……こら!まだ居たのか?」闇の中からニコールが姿を現した、既に呆れ顔である。
「ここ結構居心地良いし。俺面倒臭いのもう御免だし。お前さん達とネギ坊主が潰し合うまではここに居る」
「……おいネギとは仲間……だよな?」さすがのニコールも釈然としない表情でジャックを見る。
「ああさっきまではな。だがもうやめたガキのお遊びに付き合って命を落としたくない」
「お前が巻き込んでおいてよく言う…まぁお前が居なくなればこちらとしても脅威が一つ減る」

ニコールは懐から何かを取り出し寝転がっているジャックに投げた「…あの玉か」
「そうだ、それで元の時代にブラックパール号ごと帰るんだな。そうすれば追いはしない」
「どうやって使うんだ?どうすれば元の時代に正確に戻れる?」
「最初は私が遠隔操作していたが……君のコンパスと同じさ、求める場所へと行く事を心に強く念じるのだ」
「それだけ?それだけか!?もっとこう……んん!!凄いのを期待していたんだが」
「真実は以外に単純で呆気の無い物だよ……さてここから出る時も一緒だ。強く思えばお前の好きな場所に降り立つ事ができる」
「そうか……この時代にある宝頂きたい」ジャックはようやく身体を起しニコールを見据える。
「ならば願え、そして手に入れるがいい『青鈍色の剣』を宝剣クシネトリカを」
「宝剣……クシネ……トリカ……俺を連れて行け」ジャックはそう言い残し闇に消えていった。



411パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/14(木) 00:25:39 ID:???
午後3時イワクリ神殿、自衛隊突入まであと4時間

ネギ達の足取りは仲間を二人も同時に失ったショックでおぼつかない物であった。
ゆっくりと坂道を登るネギ、その後ろには声を殺して泣く木乃香とそんな木乃香の肩を抱き慰めている明日菜の姿があった。
「……この坂を上り切ればきっと刹那さんやジャックさん…皆に会えますよ!」
「ネギ……(ガキの癖に我慢しちゃって……一番寂しいのはアンタでしょ?)」
ゆっくりではあるが確かに地面を踏みしめ歩くネギ達そして坂を登り切り巨大な扉の前に着いた。
「着いた……?銃声?……中からだ!!」ネギは急いで扉に近寄り押すがビクともしない。
「く…っ!駄目だ……明日菜さん木乃香さん離れて!!この扉を吹き飛ばします!!」
「嘘でしょ!?……嘘じゃない…離れて木乃香!!」明日菜と木乃香はすぐさまネギから離れた。

「ラス・テル・マ・スキル・マギステル、ウェニアント・スピーリトゥス・アエリアーレス
 フルグリエンテース・クム・フルグラティオーニ・フレット・テンペスタース・アウストリーナ!!」
呪文を唱え終わるとネギの掌から巨大な暴風と雷が混ざり合うように飛び出た。
轟音を立て扉に直撃するネギ最大の攻撃呪文『雷の暴風』、巨大な扉は『雷の暴風』の直撃によってその巨体を軋ませていた。
やがて扉の軋む音は激しくより強くなりついには巨大な破裂音を上げ扉は砕け散った。

「行きましょう!!」ネギの掛け声と同時に巨大な穴が穿たれた扉を通りその向こう側へと歩を進めるネギ達。
「!?……これは」巨大な扉の向こう側はこれまた巨大なホールとなっていた、そしてそこには。
「死んでいるの?……ネギ…木乃香…こんな事って……」100以上の人間が血塗れになって倒れていた、そしてその中心に居たのは。
「アマテラスさん?」

412パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/14(木) 20:27:40 ID:???
「アマテラスさん……なんでこんな事に?……どうしたんですか?」
ネギはあまりの光景に絶句していた、何故こんな場所に人間が?それも大人数でそして自動小銃やグレネードなどの重装備で。
「安心しろネギ坊主……皆気絶しただけだァ……全員命に別状はねェ……もうここには『闇の君主』は居ない」
「!?何所に行ったんですか!!教えてください!!」
「ネギ坊主……おいら達はあいつと1回戦っている。だからどんな気を放つかも分かる……奴は麻帆良市に居る」
「!?麻……麻帆良に?…ここに来た意味は無いって事ですか?僕たちがしてきた事は無意味だったんですか?」

「……お前達は急いで引き返せェ……ここにはキュウビが居る、おいら達はそいつを討つ!!」
「僕も残ります!!僕も残ってアマテラスさんと戦います!!」
「そうよ!!あたしも残るわよ、この前みたいに一緒に戦いましょう!!あの狐野朗にあたし達の実力見せてやるわ!!」
「うちも残る!!せっちゃんを探さんといかんのや!!だからうちも残る」
「駄目だァ……ここは恐らく捨てられている、どうせ神殿ごとおいら達を殺す腹だァ」
「でも!!僕たちが居た方が……みんなで居た方が安全です!!」
「お前達を危険に晒せねェ!!頼む!!言う事を聞いてくれ!!」
「……アマテラスさん……お願いします…僕の大切な人を守らないといけないんです!!」
「……ネギ…お願いアマテラス、イッスン!!一緒に戦わせて」
「明日菜姉おいら達はおいら達が居ない間の麻帆良の守りを任せたいんだァ」
「でも!!……でもみんなは!!まだここにはたくさんの仲間が居るのよ!!」
「おいた達が責任を持って探す!!だからお前達は帰るんだァ!!そして大切な街を学校を守るんだァ!!それがお前達の役目だァ」
413パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/14(木) 23:02:35 ID:???
ジャックは気が付いたら闇の中ではなく広い部屋の中心に居た。
ジャック背後には祭壇のような物があり祭壇には剣が刺さっていた。
美しい文様を持つ柄と透き通るように美しい真っ直ぐ伸びた刃。
「これは……綺麗な剣だ、これが宝剣クシネトリカ…『青鈍色の剣か』…」
「その剣は私が貰う」声の聞こえた方へと身体を向けるジャックそこに居たのは
「刹那……なんでこんな所に居るんだ?ネギ達はどうした、置いてきたのか?」
「この剣が私の力を増してくれる…これがあればアマテラスを殺せる…お前もなジャック・スパロウ」
「……(感じが違う…今までとはぜんぜん違う。この殺気はこの歳で出せる物か?)」
「どうした黙ってしまって?この剣は私が頂く。もし黙ってこの場を去るなら寿命が少し延びるぞ?」

イワクリ神殿から5キロの距離、自衛隊の作戦本部が設置されていた。
「はいはい……なんですって!!こちらは敵の陽動?…くそっ!!はいはい分かりました」
電話を掛けただただ驚いているバウアーを見た自衛官が声を掛ける「どうかしました?」
「はいはい麻帆良市ですね……すぐに向かいます…」ジャックは携帯電話を切るとすぐに神殿とは逆方向に歩き始めた。
「どうしたんですか?こっちが陽動って…作戦の変更が?」自衛官はバウアーに状況説明を求めた。
「こちらは敵の陽動だ、麻帆良市に既にテログループのリーダーは潜伏している、こっちに居るとの情報はデマだったんだ」
「なんですって!!でもどうしてそんな事が分かるんですか?」
「麻帆良市に謎の生命体と所属不明の部隊が突如現れた、今麻帆良市は戦場と化している警察では歯が立たず自衛隊とアメリカ、イギリス、フランスの軍が協力をしてくれるそうだ」
「支援が着くのは何時ですか?アメリカやフランス軍が……」
「今から24時間以内に部隊を編成して日本に送るらしい。俺もテロの可能性有りとの事で現場で陣頭指揮を取る事になっている」
「そうですか……ここはどうするんですか?」
「今すぐグングニルで爆破しろとの命令だ。作戦開始時刻は午後4時、俺は今すぐに麻帆良市に向かう」
414パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/14(木) 23:34:14 ID:???
本日分投下終了です。
多分明日でラストの投下となると思います。
415パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 11:00:56 ID:???
午後3時30分イワクリ神殿、グングニルによる攻撃まであと30分

相変わらず坂道を上り続ける古とジョン、だがジョンは天性の感からか異様な雰囲気を感じていた。
「……なんか嫌な予感がするな、そう思わないかクーフェイ」
「そうアルか?でも手が痛いアル〜これで戦うのはちょっときついアル」
「お前等ァ!!」突然神殿に甲高い声が木霊し思わず身構えるジョンと古。
「待て待てェ!!おいら達だァ!!」ジョンと古の目の前に突如純白の狼が姿を現した。

「アマテラスか?どうしたんだこんな所で?ひょっとしてはぐれたのか?」
「違う!!とにかく説明している時間はねぇんだァ!!ここから早く出ろォ!!外で軍隊が何かしようとしてやがる!!」
「軍隊?何をしていた?そいつ等は一体何を?…何人だ?」
「日本人だァ多分自衛隊とかって奴らだが様子がおかしい…年中こっちを見てやがる」
「どういう事だ?…ここに何か仕掛ける気か?」ジョンが首を傾げているとイッスンが急かす様に言った。
「闇の君主はここには居ねェ!!どの道ここにはもう用がないんだァ!!ここには何もない!!」
「……あの男達は陽動か、だとすれば……よしクーフェイ戻るぞ」
「分かったアル…でもネギ達はどうしたアルか?ここに居るはずアル」
「少し前にここから出て行くよう言ったァ!!今頃は外に居るはずだァ!!」
「よし行くぞ!!クーフェイ」ジョンは古を伴って神殿の坂道を下り始めた。
「あとは……楓と龍宮かァ!!アマ公匂い辿って急げよォ!!」

416パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 11:14:31 ID:???
午後3時40分イワクリ神殿、グングニル攻撃開始まであと20分
「にしても長い坂道でござるな……暗いし」
「そうだな……いつまで続くんだこの坂道…」
「お前等ァ!!」龍宮が声のする方向のライトを向けるとそこにはアマテラスが居た。
「どうしたんだアマテラス?お前も今到着か?」龍宮ライトを下ろしアマテラスに近付く。
「ネギ達とジョンはこっから脱出したァ!!ここには何も無い敵の罠だったんだァ」
「何!?証拠はあるのかアマテラス、いきなり言われてもな……どう思う?長瀬」
「確かにそうでござる拙者はお主が味方とはまだ信じていないでござる」
「はァ!?そんなこと言って場合じゃねぇんだよォ!!頼むおいら達を信じてくれ!!」
「……この様子だと本当か……分かったアマテラス私は信じよう……長瀬もそれでいいな」
「しかし!!こいつを全面的に信用するのは……外に罠が仕掛けられているかもしれないでござる!!」
「長瀬!!なら『私』を信じてくれ!!頼む!!外に出よう!!」
「……分かったお主の言葉……信じるでござる」そう言って楓と龍宮は神殿を後にした。
「……あと残っているのは刹那姉とジャックかァ……行くぞアマ公!!」
417パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 11:44:02 ID:???
午後3時45分イワクリ神殿剣の間、グングニル攻撃まであと15分。

「……もう何十分も会話が無い。少し話さないか?」
剣の刺さった祭壇を挟み刹那とジャックは立っている。
「そうだな……だがお前に話す事など無い……お前はここで死ぬ私は生きる」

刹那はゆっくりと剣を抜く、それを見たジャックも渋々といった様子で剣を鞘から引き抜いていた。
「何で闇に落ちた……お前がそんな風になったらお嬢様が悲しむぞ」
「貴様に何が分かる……私達は女同士だ、いくら私が愛してもその愛が返ってくる事はない!!」
「俺には分かる!お前達は愛し合っている、確かな絆で結ばれている。お嬢様もお前の事を愛している」
「知った風な口を聞くな!!私は化物だ!!人間じゃないんだ!!私は化物だ!!醜い汚らわしい化物だ!!」
「あの子はお前をそんな風に思っていない!!お前の事を一人の刹那と言う人間として愛している」
「戯言を言うな!!お前などに何が分かる……化物の中でも異端視され里を追われた私の気持ちが分かるものか!!」
「ああ俺には分からない!!だが木乃香はお前の事をきっと理解してくれる!!」
「黙れ!!うるさい!貴様に何が分かる!!人間でもない化物にもなりきれない私の気持ちが分かるもんか!!」
「刹那!!お前はそんなに醜い存在だと思っているのか!?お前は俺が会った女の中でも一番綺麗だ」

ジャックの言葉を聞き刹那は羽を広げた「これでもか?」
「ああ綺麗だ……俺が見てきた中でもお前が一番綺麗だ……特に今のお前はさっきのお前よりも綺麗だ」
「嘘をつけ!!この姿を見て美しいだと?ふざけるな!!お前は私を馬鹿にしているのか!?」
「違う、本当に綺麗だ……まるで天使だ」ジャックは微笑みながら刹那を見つめた。
「天使だと……私が天使……本当に…見えるの?うれしい…でももう引き返せない」



418パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 12:09:15 ID:???
午後3時50分イワクリ神殿剣の間門、グングニル攻撃開始まであと10分

アマテラスとイッスンは巨大な門の前に居た「ここに刹那姉とジャックの野朗が居る!!」
坂道の最上階巨大なホールのさらに上、そこに剣の間はあった。
下から続いていた坂道は上を目指すごとに広がり今やちょっとしたグランドほども有る。
「この向こうに……アマ公一閃でぶった切れ!!」イッスンがアマテラスに指示したその時。
「お止め!!我が相手になろうかアマテラス」キュウビがアマテラスの背後に姿を現した。
「てめェ……まだ邪魔する気かァ……アマ公!!もう容赦すんなよォ!!こいつを今すぐに倒す!!」
「できるかな?アマテラス」「やってみるさァ!!なぁアマ公!!」「ワン!!」

「刹那……お迎えが来たみたいだぞ。どっちに付くんだ?アマテラスか?それとも闇か?」
「決まっている……化物に相応しいのは闇だ……私は闇を行く」
「そうか」ジャックはそう言って刹那に近づいた、剣を構える刹那だがジャックの異様な雰囲気から剣を繰り出す事ができない。
そして刹那の目の前にジャックが立つ「なんだ……何がしたいジャック?お前は私の敵……」
刹那がそう言いかけた直後ジャックは刹那に口づけをした、包み込むように優しく。
暫しの間口付けを交わした後ジャックはゆっくり唇を離し刹那の顔を見つめる。
「な、何をするんだ!?」あまりに突拍子も無いジャックの行動に刹那は顔を紅く染ていた。
「俺が世界で一番美しいと思った女性にキスをした……それだけだ」ジャックは刹那に背を向け歩き始めた。
刹那は唇を押さえたまま暫しの間放心していた「……お前は不思議な男だな……ジャック・スパロウ」
「俺に夢中にならなかった女は居ない……お前もどうだ?」
「遠慮しておく……さて決着を付けようかキャプテン・ジャック・スパロウ」
419パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 12:10:45 ID:???
ここで一旦切ります
何時間か後投下再開します
420パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 16:55:34 ID:???
午後3時55分自衛隊作戦基地、グングニル攻撃開始まであと5分

大勢の自衛官達が忙しく動く中一人の自衛官がイワクリ神殿を双眼鏡で見ていた。
「……よしそろそろグングニルの発射時間だ。着弾までの予想時間は?」
「約30秒です。着弾から超振動フィールド形成までは約1分、フィールド形成完了直後に分子構造破壊開始です」
「破壊完了までの時間は?それとロンギヌスの使用はどうなった?」
「破壊完了まで約1秒、ロンギヌスは麻帆良市での使用が決定され今から輸送される所です。今回の攻撃はグングニルのみです」
「ジャック・バウアーに頼まれた攻撃結果のレポートの準備は?」
「既に完了しています。それとこの基地はこのまま破棄。今すぐに移動を開始、本部に帰還しろとの事です」
「分かった……よし撤退命令を出せ!!レポートは私自ら取る、全員車に乗り込み撤退!!」
「了解しました!!撤退命令が出たぞ!!テントや資料は破棄。装備品だけ持って撤退開始!!」
「了解!!」自衛官達は一斉に叫び自分の手荷物を持って車に乗り込む。
「さて破壊の槍の威力見せてもらおう」

午後3時58分ブラックパール号グングニル攻撃開始まであと2分
杖による高速飛行でブラックパール号に着いたネギ「はぁはぁ……急いで二人を呼び寄せないと」
ネギはパクティオーカードを使い明日菜と木乃香をブラックパール号に召喚した。
「……ふぅ……ネギ遅い!!あたしどうなるかと思ったよ……」明日菜はその場に座り込み息を切らせている。
「ねぇネギ君!!せっちゃんは?せっちゃんは呼び出せんの?ねぇネギ君!!」
「ごめんなさい……試してはいるんですけど全然応答がなくて……」
ネギ達が甲板ひと息ついていると「……ネギ君!?みんなはどうしたんだ?」船内からウィルが現れた。
「ウィルさん!!僕にも良く分からなくって……何が何だか……みんなともはぐれちゃうし」
「何があったかのか説明してくれ!ゆっくり落ち着いて……」

421パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 17:10:13 ID:???
午後3時58分イワクリ神殿外約300メートル、グングニル攻撃開始まであと2分

イワクリ神殿の外出口から約300メートルの地点をジョンと古は全速力で走っていた
「走れクーフェイ!!息が切れても走るんだ!!……自衛隊の連中が居ない」
「それがどうしたアルか?なんかまずいアルか?」
「軍隊が部隊を撤退させる状況は?」
「……お腹……痛くなったとか……お腹すいたとか?」
「お前バカだろ?」ジョンは呆れ顔で古を見る。
「あっ!!その言い草はひどいアル!!謝るアル!!私は馬鹿じゃないアル!!」
「いいか!?軍隊が撤退する理由は主に二つ。一つは部隊が壊滅寸前の時、もう一つは自軍の兵器の被害が自軍に及ぶ可能性のある時だ」
「つまりは?」
「どっちに転んでもやばいんだよ!!走れ!!とにかく走って、できる限り離れるぞ!!」

後方300メートル
イワクリ神殿から出て来たばかりの龍宮と楓は状況が飲み込めていなかった
「……居たでござる!!……なんであんなに必死に走っているのでござるか?」
「やばいんじゃないか?ここから離れないと……」
「……拙者達も走ろう!!」
「同感だ!!」龍宮と楓も全力で神殿から離れる

422パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 17:33:30 ID:???
午後3時59分自衛隊本部、グングニル攻撃開始まであと1分

自衛隊の将校達が作戦会議室に集まり一つのケースを見つめていた。
「5,4,3,2,1では作戦開始時刻となりましたのでグングニルの発射を致します」
自衛官の一人がケースを開く中は精密機械でびっしり埋め尽くされており赤いカバーによって守られているボタンが一つ有った。
ケースの中にあるカードリーダーにカードキーを差し込むとボタンを覆っていたカバーが外れた。
「この犠牲が……世界平和の為にならん事を」自衛官はそう言ってカバーによって守られていたボタンを押した。

午後4時00分イワクリ神殿、グングニル着弾まであと30秒

「うわっ!!」アマテラスの純白の身体がキュウビによって地面に叩き付けられた。
「ははははははははははははは!!人間共グングニルを使ったな!!これでお前達も終わりだ!!」
「グングニル?一体何の事だァ!!お前等……何をしたァ!?」イッスンがそう叫んだ直後、神殿に凄まじい衝撃が伝わった。
「ふん!!あと一分でここは消滅するぞ!!おとなしく逃げる事だなアマテラス!!」
「グルルルルル」アマテラスはその身体を起し背中に背負った剣を振りかざしキュウビに走り寄る。
キュウビも背中の剣を振りかざしアマテラスの剣にぶつけた、激しく鍔迫り合いをするアマテラスの剣とキュウビの剣。
二つの剣は擦れ合い火花が散っている、二つの剣は鍔迫り合いを重ねると徐々に刃が赤く焼け付いていった。
「ここでお前を倒す!!それがみんなの願いだァ!!おいら達はみんなの思いを果たす!!」
「ここで死んでもいいのか!?今更言っても、もう手遅れだがな!!」
「おいら達の思いはネギ坊主達が受け継いでくれる!!……だから皆の為にもここでお前を倒す!!来いキュウビ!!これが最後の戦いだァ!!」
423パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 17:48:07 ID:???
午後4時00分イワクリ神殿剣の間、グングニル着弾分子構造破壊まであと1分

ジャックと刹那は素早い剣の押収をしていた、お互いの剣が狙うのは敵の急所のみまさに殺し合いである。
「聞こえたか?俺達がここで争っている場合じゃないようだぞ?」
「ジャックもう結果は出ている!!私はここでお前を倒し生きる!!」
「まだ分からないのか!!木乃香やネギ達まで死んじまう!早く助けに行かないとな」
「今からでは間に合わないそれにどうせネギ先生が死のうと私の知った事ではない!!」
「そこまで腐ったのか!?この馬鹿野朗!!お前の愛する女が死にそうな時に何諦めてんだよ!!」
「もう木乃香の事など興味ないわ!!私は私以外の人間は信じないと決めたのだ!!」
剣の押収と共に繰り返される言葉の押収だがそれも終わる時が来た。

「刹那!!くっ!!」ジャックが刹那を呼んだ瞬間ジャックの剣は弾き飛ばされていた。
「しまった……」刹那はジャックの喉元に剣を突きつける。
「これで終わりだ……楽しかった……ありがとうジャック……」刹那は剣を収めクシネトリカの刺さる祭壇へと向かった。
「もう……引き返せないのか刹那……終わりなのか?」
刹那はクシネトリカに手を掛け「……そうだ」そう言って祭壇から引き抜いた。
「さらばだジャック・スパロウ……二度と会えない……」刹那は俯き剣の間の門へと歩き出す。
「……いや刹那……また会えるさ」ジャックの言葉を聞いた刹那の顔は微笑んだようにも見えた。
刹那はクシネトリカを持ち剣の間から出て行った。


424パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 18:04:15 ID:???
「刹那姉!!その剣はクシネトリカ!?」剣の間から出て来た刹那を見てイッスンは驚愕した。
「行こうキュウビ……さらばだアマテラス」そう言ってキュウビと刹那は消えていった、残されたのは……。
「ようワンコにチビ元気だったか?」ジャック・スパロウとアマテラス、イッスンであった。
「チビじゃねェ!!……悪かったなァ…巻き込んじまってェ」
「気にするな自分で蒔いた種だ……自分で刈れって事だろう」
アマテラスはジャックに近寄って行く「あんたボインは好きかァ?」
「ボイン?……大好きだ」

自衛隊本部に衛星モニターによるイワクリ神殿の映像が映し出されていた。
グングニルの着弾点から徐々に魔力の空間が広がり魔力の空間が広がりきった瞬間イワクリ神殿は。
「イワクリ神殿消滅を確認……残留物体……確認できません」
「成功だな、犠牲は伴ったかも知れんが脅威の一つが取り除かれた」
「麻帆良市の現在の状況ですが……麻帆良市は依然戦場いえ地獄のようです」
「グングニルのシステム安定が確認された……後は向こうに任せるしかない」
425パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 18:20:28 ID:???
午後4時01分イワクリ神殿600メートル先

ジョン、古、楓、龍宮はイワクリ神殿の消滅を間近で見ていた。
「なんだったんだ今の爆発は!?あそこに居たら助からなかった」
「ジョン……これからあんたの感は全面的に信じる事にするアル」
「どうする……あの中には刹那やジャックが居るんだろう?」
「いやあの……あの攻撃に巻き込まれたのならば生きている可能性はゼロでござる」
「刹那……ジャック……嘘だと言って欲しいアル」古は目に涙を溜めている。
「とりあえずブラックパール号に引き返そう……話はそれからだ」

午後4時10分麻帆良学園、学園長室

学園長は火の手の上がる街を窓から眺めていた、するとタカミチが学園長室の扉を開いた
「学園長……敵の進行は止まりません……襲われるのも時間の問題です」
「魔法界も事態を重く受け止め特別に人間の部隊との共同作戦の許可が出た」
「つまりは戦うのですね?……何故こんな事に」タカミチは頭を抱えてうなだれた。
「ここでぐずぐずしていても仕方がない、今いる魔法先生や魔法生徒を総動員して敵の撃破に当たる。
 本国からの支援が来るまでは最低でも3日、3日は何としても我等だけで耐えねばならん」
「敵の部隊の中心は妖怪らしいです……僕たちが一週間前に戦った妖怪たち、それをも凌ぐ強さ」
「最早遅いか……人類は滅びるしかないのかのぅ……なんとも言えん気持ちじゃわい」

426パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 18:37:06 ID:???
午後5時30分ブラックパール号

ブラックパール号にはジャックと刹那、アマテラス、イッスンを除くメンバーが集まった。
ジョン達は自分達が見た光景をありのままに話した。
驚愕するネギと明日菜そして「嘘や……せっちゃんが死んだなんて……嘘やぁぁぁぁぁぁ!!」泣き崩れる木乃香の姿があった。
「刹那さんが……死んだ?アマテラスさんもジャックさんも…イッスンさんも死んだ?そんな……」

崩れ落ちるネギそんな時木乃香の携帯電話が鳴り響いた、泣きながらも携帯電話を取る木乃香「……おじいちゃん?」
「どうかしたんですか?」ネギの問い掛けに木乃香は「帰ってきちゃ駄目ってどういう事?」
「木乃香さんどうしたんですか?」再度問いかけるネギ。
「ネギ君?居るよ……ネギ君に代わってっておじいちゃんが」木乃香はそう言ってネギに携帯を渡す。
「はい学園長……僕です……えっ!?戦争が?……そういう事ですか!!……麻帆良が妖怪達に?」

明日菜はネギの顔が青ざめてゆくの見て「どうかしたのネギ?戦争って?」
「分かりましたええ…ええ船で引き返します…分かりました…着くのは明日の今頃になるでしょう、はいはいでは」
「どうしたのネギ?何があったの?麻帆良で何があったの?」明日菜が俯いたままのネギに聞く。
「妖怪達が麻帆良に戦争を仕掛けてきて魔法使いを総動員して戦っているらしいんです」
「麻帆良で……戦争?」明日菜を始めその場に居る全員が困惑の表情を浮かべる。
「ウィルさん!!すぐに船を出してください!!全力で麻帆良に戻って戦います!!」
そう言ったネギの表情は既に決意に満ちていた。

427パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 18:58:48 ID:???
午後6時30分、総理官邸

政府の高官達が総理官邸に集まり現在の状況について話し合っていた。
「で麻帆良市をどうする気ですか?ロンギヌスで消し去るのが手っ取り早い」
「何を言っている!?いいか?そんな事してみろ!それこそ自衛隊の秘密兵器がどうとかマスコミが騒ぎ出すぞ」
「だがこのまま手を拱いて見ている訳にも行きません!!我々の軍事力を持ってしてもあの集団には敵いません」
「妖怪たちの戦闘能力は兵士100人分に相当すると言っても嘘ではないでしょう、強力な妖怪ともなれば通常兵器は効きません」
「だがここで各国との関係悪化するのは避けたい……どうしたものかな……」
「とりあえずはアメリカ、フランス、イギリスの協力を受けましょう」
「そういえばあの工作員は……ほらあの……」
「ジャック・バウアーかな?彼ならあと数時間で着くだろう、前線での指揮を取ってもらう」
「そうか……彼の実力は本物なのか?いささか信用しがたい…」
「彼の経歴はまさに汚点なし素晴らしい物です、カウンター・テロリスト・ユニット、CTUも今回特例として協力してくれるようです」
「CTUか……あそこはエリートの中のエリートが集まる場所と聞く。潜入、破壊工作、制圧全てがトップクラスのプロ集団だ」
「CTUとアメリカ、フランス、イギリス軍と魔法使いの連中も協力するそうだ……さてこの連合軍が妖怪達に歯が立つのかどうか……」
「最初は魔法使いでもぶつけて様子を見ては如何かな?所詮は訳の分からん頭のおかしい連中の集まり、死のうが生きようがどういう事はない」
「今のお言葉はさすがに耳に余りますぞ?魔法使いは重要な強力な戦力だ、活用しない手はない」
「とりあえずは総理ご決断を」
「連合軍の制圧か」
「ロンギヌスによる爆破作戦か」
「……………………連合軍による制圧作戦だ、麻帆良学園長に連絡を取ってくれ」
428パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 19:40:52 ID:???
午後9時00分ブラックパール号

「くっ!凄い風だ!!なんて荒々しいんだ!」ウィルはネギの起す風で舵を取るのがやっとであった。
「急がなきゃ!!……僕がアマテラスさんの分まで戦うんだ!!みんなを守るんだ」
船内では明日菜と木乃香が休んでいたほかのメンバーは皆船の操作をしている。
「木乃香元気を出して、きっと刹那さんは生きているよ……もうすぐ会えるよ!」
「うん……ありがとうな…明日菜でも……もうせっちゃんは居ないんや……もう帰ってこんのや」
「木乃香……(刹那さん…きっと…帰って来るよね?)」

午後9時10分、空
「はいはい……陣頭指揮は私が取ります。ええ何とかやってみます」
「ジャック・バウアーさん何か召し上がりますか?」
「ああ……カロリーメ○トあるか?」
「今お持ちします」
「……さて少し眠るか」

午後9時50分総理官邸
「今や戦争だ、人間と妖怪の、この地球の支配者を決める戦争だ」
「総理我々はこの先どんな道へと進んでゆくのでしょうか?」
「どの道……どう転んだにせよ双方に大きな犠牲が出る、それは止める事ができない」
「この選択は合っているのでしょうか?我々の選択は果たして真実へと続く道なのでしょうか?」
「分からんよこればっかりは私にも分からん……だが滅ぶのがどちらにせよ地球にとっては些細な事だな」
「?どういう事ですか……総理時間です、我々の運命は…総理の手に委ねられました」
「自衛隊に襲撃命令を出せ!!妖怪共を灰にしろ!!」
「了解しました」
「これでよいのか?もう私には分からない滅ぶのは人間か妖怪か……それとも双方か。
 誰に分からない、だが我々は進むしかないのだな。この道が正しいと信じて、戦うしか選択は残されていない」
パイレーツ・ネギ・カリビアン―終―
429パイレーツ・ネギ・カリビアン:2006/09/15(金) 19:54:02 ID:???
今日は連投すいません。
長々書いてきたパイレーツ・ネギ・カリビアンこれで完結です。
色々このスレにもご迷惑を掛けた事がありました、でも職人や住人の方々の暖かい励ましで何とか復帰できました。
長編を書くのはこれで二度目ですが、毎度毎度読者の皆さんのご指摘や応援は本当に嬉しく思います。
これからはまとめサイトの管理に力を入れたいと思いますのでよろしくお願いします。
最後まで読んでくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました。
他の職人の方々の作品楽しみにしています。
またちょくちょくこのスレに現れるかもしれません。
その時までさようなら。ここがいつまでも良スレでありますように。

430 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 00:37:41 ID:YZVkxvuX
半日もの及ぶ連投ご苦労様でした
「大神VSネギま」から、またさらに続くようで、是非、また何処かで続きをよろしくお願いします。
侍さんも先日終了し、段々と、作品の連載が減りつつある中、どうしようかと迷ってはいましたが、決心しました!
何時、投下出来るか未定ですが、自分の決めた、ある小説の元ネタで、書かせて頂きます。パソコンの状態が良くなれば、可能だと思います。
ただ、2ch初心者で、ID、出来ればアドレスを入れたくない、ということ了承して頂きたい。
さらにネギま!については、全く知らない上で、これまでの作品、某閲覧者編集ウェブ上百科辞典で、おおまかに人物背景が分かりました。
が、それでも時系列等、さっぱりなので、プロットのため、相談を伺いに、そのカキコミをするつもりでいます。
こんな、悪状況での連載になってもよろしいでしょうか?
出来れば、携帯からでトリップつけて頑張りたいと思います。
長いカキコミ、すみませんでした
431マロン名無しさん:2006/09/16(土) 00:40:47 ID:???
>>430
大歓迎!よろしく!!
432 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 01:04:10 ID:YZVkxvuX
ありがとうございます!
まだ元ネタは今発表すると、面白みが薄れると思うんで、しませんが、
「涼やかな麻帆良の夜の夢」(仮)
をサブタイトルにいかせてもらいます。
ヒントは、まだ未完結の日本のミステリー作家のSFファンタジーです。
ジャンルにこだわらない、映画化作品も幾らかある作家の人、でしょうか。
上手く両方の原作に合わせられるよう、努力します。
では、また日の昇り切った後で。
Have a good dream!
433NEGISING:2006/09/16(土) 12:44:19 ID:???
>>429
お疲れ様でした!
ゆっくり休んで下さい。


約10日ぶりに投下したいと思います。
('A`;)時系列の矛盾についてのツッコミはしないで下さいお願いします………

じゃないと銃剣神父出せないので………
434NEGISING:2006/09/16(土) 13:51:29 ID:???
所変わって学園の一角に建つ一軒家、その一室。

椅子に座り本を読む少女と机を挟んで椅子に座る人形、部屋の掃除をするもう一人の少女。

読書中の彼女は一見普通の少女だが、その正体は強大な魔力と様々な技能、そして数多の知識を持つ吸血鬼の最上級種たる真祖。
人形は遥か昔から少女に付き従いし魔法使いの従者。
部屋の掃除をする少女はこの学園に来てから出来た従者。
もっとも彼女も人間ではなく、魔道機関を心臓部に使用し、感情を持ち、人間と同じように思考、行動し、現在とある男性に恋をしているという、某社の開発部門の人間が聞いたら卒倒しかねない超性能である。
また、現在進行形でバージョンアップされており、人間になる日もそう遠くないかもしれない。

そんな穏やかな空気の中、読書中の少女━エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル━は突然顔を上げた。
その顔は不快感を隠そうともしていない。
「ドウシタンダゴシュジン?」
「マスター?」
人形━チャチャゼロ━と少女━絡繰茶々丸━が疑問の声を上げる。
「いや………今猛烈に嫌な予感が………」

トントン

「師匠〜!聞きたい事があるんです〜!」
ノックの音の後に弟子の声が聞こえてくる。
「なんだ坊やか………鍵は開いている、入れ」
「はい」
435NEGISING:2006/09/16(土) 14:59:13 ID:???
ガチャ

ドアが開く。
そこに居たのは弟子と………


「こんにちは。『闇の福音』」
血のような真紅を纏った青年。
「!!!貴様ッ………アーカード!!!」
敵意をみなぎらせエヴァが叫ぶ。
「かのサウザンドマスターに呪いを受けたと聞いていたが………クックク、なんともお似合いじゃあないか。」
「黙れ………消し飛ばされたいか?」
エヴァの言葉で気温が急激に下がったような気がする。
ネギも殺気に圧され、無意識に腰を低く落とし戦闘体勢を取る。
全身から冷や汗が出る。
しかしアーカードはそんな重苦しい空気をものともせず、楽しそうに言う。
「あの時の続きか?私は構わないがそちらはいいのか?」
「問題ない……場所を変えるぞ。坊やもついて来るんだ」
「は、はい!」
「お前の戦い方の参考になるだろうから、良く見ておくんだ。」
エヴァがネギを見て言う。
「いい師匠を持ったなネギ君。吸血鬼への対処法も学べるだろう」
「う、うるさい黙れ!」
エヴァが照れたように言う。
先程の重苦しさは一時的にせよ消えていた。
436NEGISING:2006/09/16(土) 15:05:11 ID:???
ここで一度切らせて頂きます。
もしかしたら今日中にまた投下するやも……
437マロン名無しさん:2006/09/16(土) 15:17:57 ID:???
GJ!さて流れが180度変わるかもしれないが自分も投下してもよろしいかな?
438マロン名無しさん:2006/09/16(土) 15:32:46 ID:???
NEGISING、GJ!>>437どうぞどうぞどんどん投下してください
しばらくまとめに専念しようと思っていたんですがオーシャンズ・ネギの事すっかり忘れてました(^^;
数日のうちにオーシャンズ・ネギ第2部投下再開です。
それまでは予告を……

オーシャンズ12VSネギ
ついに作戦決行日!!茶々丸を奪うために奔走するオーシャンズ一味だが予期せぬ自体の続発?どうするオーシャン!!

こっちは大分先になりそうだけど予告だけ……

NEGIMAファイナルディシジョン
あの事件から1週間、麻帆良は戦場と化していた。
ネギは妖怪対人間の壮絶な戦火の中ひたすらに戦い続ける。
次々と倒れ死んで行く仲間達、自らの生徒の裏切り、戦火の中での思惑、そして政府の陰謀……
激しさを増す戦争の中はたしてネギはどういった選択をするのか?
そして世界の覇権を握るのは妖怪か?人間か?それとも……

―――世界は選択によって作られ、選択によって滅ぶかもしれない―――


439笛先生ジャガま!:2006/09/16(土) 15:49:02 ID:???
いつもの笛科の教室にいつものメンバー。ジャガーは教卓の上に寝そべり、ピヨ彦は読書。
ハマーは鏡を覗き、高菜はパソコンを開き、しゃっくはどうしていいか分らず、ただ机に座っている。
そんないつもの風景。そして次のジャガーの一言でいつも通りドタバタが始まる…。

ジャガー「……ほしい。(ぼそっ)」
ピヨ彦 「ん?ジャガーさん何か言った?」
ジャガー「生徒がもっと欲しいぞコノヤロー!」

―ドゴォ!

ハマー 「メッサー!!」
ピヨ彦 (なんでハマーさん殴ったんだー!?) がびーん!
ジャガー「俺は考えた!何故この笛科がこんなにだらけているのか…。それは生徒がいないからだ。緊張感がたりんぞ!チミタチィ!」
ピヨ彦 「てゆーかジャガーさんが授業しないからでしょ…。」
ジャガー「バッカモーん!!」

―ドゴォ!

ハマー 「ヘブチッ!!」
ピヨ彦 (なんでハマーさんばっかり…。)
ジャガー「とにかく決めた!これから勧誘しに行く!みんな準備しろ!」
ピヨ彦 「まあ別に仲間が増えるのはいいかも…。」
ジャガー「よし!出発だー!!」
全員  「おおー!」
440笛先生ジャガま!:2006/09/16(土) 15:54:35 ID:???
〜数時間後〜

ジャガー「まずはここ行ってみようか…。」

『麻帆良学園女子中等部』

ピヨ彦 (ええーーー!!) がびーん!
ジャガー「よし、入ろうか。」
ピヨ彦 「ちょ、ちょっと待ってよジャガーさん!」
ジャガー「ん?どうした?」
ピヨ彦 「どうしたじゃないよ!女子校に勝手に入るのは不味いって!」
警備員 「こらー!」
ピヨ彦 「ほ、ほら!警備員が来ちゃった!」
警備員 「関係者以外勝手に入っちゃ…」
ジャガー「セイ!!!」

―ドゴォ

警備員 「へぶん!!」
ジャガー「ふ〜。」
ピヨ彦 「“ふ〜”じゃないよ!なにしてんの!?」 ガビーン!!
ジャガー「だって捕まったら大変だろ?」
ピヨ彦 「殴るほうがヤバイよ!」
ジャガー「大丈夫。いざとなったらハマーの仕業にすればいい。」
ハマー (ええーーー!) がびーん!
ジャガー「ま、取りあえず逃げるぞ〜!」
ピヨ彦 「ま、待ってよ〜!」
441笛先生ジャガま!:2006/09/16(土) 15:55:48 ID:???

『3−A』

ジャガー「よし、教室まで辿り着いた。さてどうするか…。」
ハマー 「ジャガー殿。ここは拙者に任せて欲しいでござるYO。」
ジャガー「…はぁ〜、じゃあがんばってこいよ…。」
ハマー 「なんだYO!その“全然期待してない”みたいな態度!?」
ジャガー「所詮ハマーだしねー。」
ピヨ彦 「ねー。」
ハマー 「“ねー。”じゃないYO!くそっ!見てろ!拙者のハンサムフェイスで虜にしてやるYO!」

―ガラガラ

ハマー 「ヘイYO〜俺の名はハマーだYO。笛科入れYO〜てかアドレス教えろYO〜彼女募集中〜、よろしく!」


―ズバッ!グサ!ターン!バキッ!ズガガガガガ!   ぽいっ


ピヨ彦 (すごい悲惨な姿で帰ってきたーーー!!) ガビーン!
ジャガー「じゃあ行こうか?」
ピヨ彦 「ちょ、待ってよ!やっぱ不味いって!!ハマーさんこんなになっちゃったし!」
ジャガー「なに言ってんだ。今のはハマーが悪い。あんな登場されたら俺だって首の骨コキッだぞ?」
ピヨ彦 「怖いよ!何言ってるんだよジャガーさん!」
ジャガー「お邪魔しまーす。」ガラガラ
ピヨ彦 (ああもうどうにでもなれ…。)
442マロン名無しさん:2006/09/16(土) 16:01:41 ID:???
こんな感じです。台詞ばかりなのはギャグ系はテンポが大事だからといいわけ。
最初は少し長いかもだけど第一話が終わったら一話完結ものを投下してく予定
443マロン名無しさん:2006/09/16(土) 16:13:56 ID:???
GJ!ギャグ無かったんで新鮮です!続きwktkしています!
444 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 17:56:25 ID:YZVkxvuX
どうも。
昨日の通り、ネギまについての質問です。
侍さんの作品で、木乃香と刹那が、河原にいたエピソードがありましたが、あれは、原作であったものでしょうか?
あったのなら、時系列と、どんな地形・環境・場所なのか教えて下さい。
よろしくお願いします
445マロン名無しさん:2006/09/16(土) 18:55:42 ID:???
>>444
あれは原作には無いはず、多分刹那の妄想
446 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 19:10:42 ID:YZVkxvuX
<<445
ありがとうございます。
では、麻帆良市に河川は何か通ってますかね?
さっきの質問と同じ説明も、できたらお願いします
447マロン名無しさん:2006/09/16(土) 20:59:59 ID:???
河川はあるかと思います。
パイレーツの最初の方にも書いてある通り麻帆良市は埼玉県つまりは内陸部です。
海はありませんが河川は通っている可能性が高いです。
図書館島と呼ばれる麻帆良学園の図書館は巨大な湖の上に浮かんでいる事からもどこかの河川に繋がっている可能性は高いと思われます。
448 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 21:39:59 ID:YZVkxvuX
>>447
丁寧な説明、ありがとうございます。
いい参考になります。
そのようなら、ちょっとだけ、原作を崩さずに、オリジナルで何か付け加えられそうです。
多分、ほとんど元ネタ知らない人が多いかと思うんで、概要を発表したとき、なるべく分かりやすく投下します。
449マロン名無しさん:2006/09/16(土) 22:38:56 ID:???
とりあえずsageよう。メール欄に「sage」って入れるんだぜ?
450 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 22:55:05 ID:???
「sage」でしょうか?
入れたらどうなるんかな…
451 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 22:57:14 ID:???
IDが消えてる!?
452マロン名無しさん:2006/09/16(土) 23:03:55 ID:???
メ欄にsageっていれないとスレが上がる。上げると目立つけど代わりに荒らしに目をつけられたりするから気を付けろ。
詳しくは初心者板や総合案内行ってこい。俺様優しいだろ?
453マロン名無しさん:2006/09/16(土) 23:10:41 ID:???
>>451
メール欄にはどんな言葉でもいいから入れておくとID消えますよ
あとメール欄に何も入れないかageと入れるとスレッドの順位が一番上に来ます
sageと入れるとスレッドの順位は変わりません
知ってたらごめんなさい
454 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 23:25:33 ID:???
なるほど、確かに消えてる。
ほんとに2chについて、分かっていないことが多くて。
とりあえず、概要について今日まとめて、元ネタ発表を明日します。
知らない住人の方、機会を見つけて、1巻だけでも読んでみてください。値は張りますが、活字が苦手でも、読めりこと、請け合いです。
こんなこと言うのは、自分の概要が上手く出来るか不安で…
455 ◆88iRI/GPdU :2006/09/16(土) 23:34:46 ID:???
でもって、繰り返しすいません、質問です
木乃香と刹那は京都からの幼馴染で、刹那が従者であることは、分かりましたが、いつから仲が良くなったんでしょうか?
ちょっとパケット代が怖くても続けます。
456マロン名無しさん:2006/09/16(土) 23:48:25 ID:???
>>455
木乃香と刹那は会ったときから仲が良かったんだけどある事件がきっかけで刹那の方から避けるように。
確か幼少期川で遊んでいたら二人一緒に溺れてしまい木乃香を守る事が出来なかった刹那が自分自身を許せなくて
自分から木乃香を避けるようになったとかって話だったと思います。
で中学1年の頃再会(小学校に木乃香が行き始めた位から交流が途絶えたはず。ちなみに木乃香は小学校4年ぐらいまでは学校に行っていない)
でもって修学旅行で和解して現在に至るみたいな感じです。
後刹那が木乃香を避けていた理由は刹那が出てくる作品に殆ど書いてありますが自分が妖怪であるというコンプレックスも含まれています。
さらに刹那は妖怪の中でも最も忌み嫌われる、簡単に言えば化物に化物扱いされていたって事です。



457456 :2006/09/16(土) 23:56:48 ID:???
言い忘れました。
彼女が忌み嫌われている理由はその白い羽根です。
これが刹那の妖怪の種族にとっては最も縁起が悪いんだか醜く見えるだかで
里から追い出されて神鳴流の道場に預けられたって設定です。
そこで剣の修行をして一流の剣士に。
ちなみにネギま世界の強さランキングは生徒限定だと(あえてネギも含む)

刹那(本気モード)>ネギ=刹那>楓>龍宮>古>明日菜ぐらいですが結構順不同です。


458 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 00:12:34 ID:???
うー・・・
夏を取り入れたかったんですが、
時系列から無理でしょうか?
修学旅行の時期か・・・
でも、川のエピソード使えそうです
ありがとう!
459マロン名無しさん:2006/09/17(日) 00:29:58 ID:???
>>458
原作はまだ6月までしか行ってないんで夏のエピソード自体原作のネギまではこれからですね。
ちなみに物語の開始が1月その後ネギがクラスを持って繰り上がってまだ6月。
って事でネギまでは夏らしいエピソード今んとこやっていません。
460マロン名無しさん:2006/09/17(日) 00:31:39 ID:???
>>458
原作はまだ6月までしか行ってないんで夏のエピソード自体原作のネギまではこれからですね。
ちなみに物語の開始が1月その後ネギがクラスを持って繰り上がってまだ6月。
修学旅行が確か3月か4月ぐらいのはず。
って事でネギまでは夏らしいエピソード今んとこやっていません。
461 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 00:42:45 ID:???
ってことは、また話を整えなきゃならないと。
「涼やかな」っていうのは、夏の夜のイメージ
で入れたんですが・・・
どうしようかな・・・
462マロン名無しさん:2006/09/17(日) 00:54:09 ID:???
>>461
あんまり原作の時事列に拘らないでもいいんじゃないでしょうか?
私も時事列無視しまくりで書きまくってますしw
でもまだやっていないと言う事は裏を返せば自由に書けると言う事ではないんでしょうか?
それにネギまはタイムマシンネタが公式にあるので上手く使えば夏にタイムワープ出来ると思いますよ
463 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 01:04:01 ID:???
夏の時期だからこそ、というのを考えているんで、
無視して書きましょうか
ちなみに、夢ネタってあります?
無いなら、超っていう生徒を使ってしまおうか・・・
464マロン名無しさん:2006/09/17(日) 01:08:15 ID:???
取りあえずスレがもったいないから聞きたいことがあればまとめサイトで聞け。http://www16.atwiki.jp/amaterasu/pages/6.html
それと頼むからsageてくれ。
465 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 01:15:19 ID:???
すいません、今になってメ欄おかしいことに気がつきました
大変失礼しました
466笛先生ジャガま!:2006/09/17(日) 01:34:02 ID:???
>>441
ネギ  「ひっ!な、何ですかあなた達?いまは授業中ですよ?」
ジャガー「ん?なんで子供がいるんだ?」
朝倉  「その子はこの学校の先生で私達の担任だよ。」
全員  「な、なんだってー!?」

ジャガー「ま、別にいいや。」
ピヨ彦 (いいんだ…。) がび〜ん
楓   「して、拙者達に何の用でござるか?」
全員  (あ、忍者だ…。)
刹那  「答えによっては少々痛い目を見てもらいます。」
ピヨ彦 「ちょ、ジャガーさんヤバいよ!なんか武器持ち出したよ!」
ジャガー「安心しろ。俺がなんとかしてやる。」
龍宮  「さあ、何の用か答えろ。」
ジャガー「ふふふ、俺の名はジャガージュン市。実は君達を笛科に勧誘しに来た。」

クラス 「はあ…?」「笛科?」「そんなのあったっけ?」
ジャガー「俺は笛が好き。お前らも笛が好き。だから笛科に入れ。」
ピヨ彦 (この人滅茶苦茶言い出したー!!) がびーん!
あやか 「なんですか、その怪しい勧誘は!?そんなこと委員長の私が許しません!」
ジャガー「なんだよ、固い奴だなぁ。あんまり怒るとニャンピョウに背筋なぞられるぞ?」

ピヨ彦 「意味分んないよ!ホントすいません!」
あやか 「とにかく早く出て行かないと警察を…」
しゃっく「あれ?あなた雪広あやかさんですよね?」
あやか 「あら、あなたは確か高幡さんの息子さん?」
467笛先生ジャガま!:2006/09/17(日) 01:34:31 ID:???
ピヨ彦 「あれ?知り合いなの?」
しゃっく「はい。父は音楽家でよく雪広家の演奏会に呼ばれたりしてましたから。」
ジャガー「じゃあ話は早い。今日から全員笛科だ。」
あやか 「だからなんでそうなるんですか!?」
このか 「まあええやんか、いいんちょ。それに面白そうやし、おじいちゃんに頼んで作って貰おう。」
学園長 「話しは聞かせて貰ったぞい。」
ネギ  「が、学園長!?」
学園長 「さて、ジャガー君といったかな?部活動として笛部なら認めてもいいが?」
ピヨ彦 「すごいよジャガーさん!オッケーだ…」
ジャガー「断るっ!!」

ピヨ彦 「えええええーーーー!!!???」 ガビーーン!!
ジャガー「笛部だと!?なめやがって!嬉しいわけないだろ!いやむしろ嬉しいぞこの野郎!」
ピヨ彦 「お、落ち着いて…。」
ジャガー「これが落ち着いてられるか!?笛部だぞ!?最高じゃないか!明日放課後ここに集合だからな!」

―ガラガラ  ピシャッ

全員  (……何なんだアイツ?) がび〜ん

次回予告!初の笛部活動で修羅場が!?
468マロン名無しさん:2006/09/17(日) 01:35:29 ID:???
>>465
多分まとめサイト携帯からも使えます
コメント欄を質問コーナー兼にしたのでとりあえず質問はまとめサイトにて皆さんもよろしくお願いします
469 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 02:00:46 ID:???
やっとこさ、概要の一部が完成しました。
元ネタは、あの「ブレイブストーリー」・「模倣犯」の
原作を書いた女流ミステリ作家、宮部みゆきさんが2001
年に最初に出版された、ファンタジーアクション、
「ドリームバスター」です。
ドリームバスターIN麻帆良市
THe midnight of coolly dream 〜涼やかな夢の夜〜
ご期待ください!!
470概要 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 02:06:55 ID:???
地球と存在する時間軸にある、ある太陽系の惑星、その星の固有言語で‘テーラ’とば
れる星は、汚濁な海とわずかな陸地からなる、環境の悪い惑星であった。
そのため、陸地を取り合う争いが絶えることが無かった。結果多くの国が形だけのようなものとなり、五つほどの強国が連合政府を作り出した。「海洋開発」という大きい目標を掲げて。(しかし、それでも内戦は続き、辛い記憶を国民に残すこととなる。)
ただ、人口の減少が著しく、人材不足が生じた。開発の問題を目の当たりにし、ある研究を以って解決しようとする。
―――人間を不死化させる。
優秀な人材を、死ぬ前に頭の中身を人格ごと取り出し、別の頑丈な肉体に入れ替える。
しかし、その結末は現状を悪化させ、その「プロジェクト・ナイトメア」は失敗に終わる。災厄を生みだして。
DB(ドリームバスター)という賞金稼ぎを生み出し、シェンと名のる少年を日本人の夢の中にJack inさせることも。
471オーシャンズ12VSネギま:2006/09/17(日) 02:18:51 ID:???
古くぼろぼろのアパートの中に11人の男女が並び、その内の一人がパソコンの画面を支持棒で指しながらある計画についての説明をしていた。
「いいか作戦概要を話す、質問は後で聞くからとりあえずは黙って聞いてくれ。
 まずは茶々丸を奪う方法だが所詮は電子機器の塊だ、人間様の前ではただの木偶の坊。
 そこで使うのが『EMP』パルス爆弾だ、こいつは野球ボールよりも少し小さい程度だが半径3メートルの電子機器は間違いなくショートする。
 そして茶々丸が機能停止をしたら俺とラスティーで車に運び入れる、車はダミーを入れて5台。
 それと茶々丸には何人かの人物が警備のような形で付く事がある、それでこれだ。
 対テロリスト用鎮圧兵器『スタングレネード』と『スモークグレネード』こいつで五感を全て奪う。
 使用するタイミングはラスティー同時だ、同時に使用する。
 EMPはボタンを入れてから爆発するまでのタイムラグが3秒、スタン、スモークは5秒だ。
 タイミングが命だ合わせろよ、タイミングがずれれば茶々丸が反撃する可能性もある。
 車の操縦はお前等兄弟にかかっている任せた、さらに混乱を招くためにC4で軽く学園を爆破する。
 それから不測の事態に備えて本来趣味じゃあないが麻酔銃とクレイモアも用意した。
 ライナスとソールは計画通り学園の頭脳の足止めだ、適当な所で抜けてこっちに来い。
 これ以外にももしも不足の事態になれば自己判断で行動しろ、ダメ押しで茶々丸輸送時には電磁パルス発生器を絶えず稼動する。
 無線、携帯電話一切使えない。車の回路の強度に合わせてぎりぎりの威力にしてあるが何が起こるかわからない。
 茶々丸はアジトに着き次第解体開始だ、直せる範囲でばらしてアメリカに着いたら組み立ててオークションにかける。
 これが一通りの作戦概要だ、これ以外の事は後で質問を受け付ける」
夜通しでこの作戦会議は続いた。



 

472オーシャンズ12VSネギま:2006/09/17(日) 11:41:26 ID:???
>>467
GJ!盛大に笑わせてもらいましたwwww続きwktkしてます。
>>470
読んだ事は有りませんが知ってますよドリームバスター。
今度買ってきて読んでみます、投下のほうも楽しみにしています。

今日から本格的な投下再開しますが第2部結構短いです。
うまく行けば数日中に終わると思うのでよろしくお願いします。
投下は夕方からスタートしたいと思います。
473 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 12:26:27 ID:???
>>472
ってことは、どんな話か分かってるみたいですね。
今日の日中は、概要投下出来そうにもないので、知らない住人の方、少し調べてみてください。
あと、主人公は、一応、木乃香にしました。中編ぐらいにする予定です
プロットができたので、概要が終わったら、投下開始します。
474 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 12:47:05 ID:???
すいません、概要見返したら、冒頭が脱字だらけでした。
テーラとは、地球と同じく、太陽系の惑星で、存在する時間軸が違う、別の天体と考えられているという説定です
つまりは、地球より先に生まれ、既に滅びた、もしくは、地球より後に存在する星だろうと、今のところ、作中ではそうなっています。
475笛先生ジャガま!:2006/09/17(日) 15:41:36 ID:???
前回ジャガー達は笛部としての活動を認められ、3−Aは放課後自主的(強制的)に参加した。

ジャガー「おう!みんな集まってるな?」
全員  「は〜い……。」 ず〜ん
ジャガー「ん?どうした元気ないぞ?」
美砂  「だって笛って…ねぇ……?」
円   「何かパッとしないとゆーか……。」
ジャガー「……コンチクショー!!」
全員  (ビクンッ!!!)
ジャガー「いつだってそうだ…。音楽でたて笛ってだけでみんな馬鹿にしやがって……!」
ネギ  「いや…あの落ち着いて……」
ジャガー「そんなに……そんなに嫌なら吹かなきゃいいだろー!!」


全員  「えええーーーー!!」 ガビーーーン!!
ジャガー「俺は…この学校を去るよ……。」
ゆーな 「……先生。……私…笛吹きたい…だから行かないで……!」
全員  「…私も!」「僕も!」「ウチも!」「拙者も!」
ジャガー「お前ら……馬鹿だよ…。大馬鹿者だよ…。でも先生お前らみたいな馬鹿…大好きだぜ?」
全員  「せんせー!!」

ピヨ彦 (………何だこれ) がび〜ん

次回予告!ナンバーワンネットアイドルは誰の手に…!?
476オーシャンズ12VSネギま:2006/09/17(日) 16:17:13 ID:???
麻帆良学園の中を数人の少女と一人の少年が歩いていた。
「見回りは面倒だな……でお前等どういう風の吹き回しだ?一緒に来るなんて」エヴァは後ろに付いて歩く三人の少女と一人の少年に目をやった
「なんかね……こう一緒に居なくちゃいけない気がしたの。ねぇ〜刹那さん木乃香」
「はい……明日菜さんの言う通りなんか嫌な予感がして、それで今日はエヴァンジェリンさんと一緒に見回りを」
「なんか気持ちが悪いな……この所変な来客も多いしな、まぁ足手まといにはなるなよ」
「はい!でも皆で見回るのもなんか楽しいですね。茶々丸さんはどうですか?」
「はいネギ先生。私も楽しいですマスター」エヴァの隣を歩く茶々丸はどこか嬉しそうであった。
そんな茶々丸を見てほのかな含み笑いを見せるエヴァ「まぁ……たまにはいいか」

談笑しながら見回るネギ達を物陰に隠れ見ている二人の男が居た。
「……金の生る木発見……距離は約10メートル、ダニー行くか?」
「まずはお前がピンを抜け、2秒後に俺がEMPのスイッチを入れる。タイミング合わせて投げるぞ」
「了解だ、じゃあ『そこに居るの誰ですか!!』……見つかった?」思わずダニーを見やるラスティー。
「みたいだな……あの声は刹那か……さすがだ。仕方がない出て行くか……俺の合図でピンを抜け……」
ダニーの言葉に静かにラスティーは頷き手榴弾をポケットにしまった。
二人は同時に物陰から姿を現した「よう!!みんな元気か!!」
「オーシャン先生!?どうしたんですかこんな時間に!?」明日菜は驚きの声を上げた。
477オーシャンズ12VSネギま:2006/09/17(日) 16:20:47 ID:???
ダニーとラスティーが姿を現すとエヴァは尋問するように問い詰めた。
「貴様等やっぱりこそこそ嗅ぎまわっていたか!何者だ!」
「ちょっとエヴァちゃん!オーシャン先生はそんな変な人じゃ……きっと私達を心配して」
「明日菜さん気を付けて!!この人達……気配の消し方がプロです」
「プロ……殺し屋か何かって事?」明日菜はの顔は一気に青ざめていった。
「よしてくれ、そんな阿漕な商売じゃない……エヴァ『ピン』には気を付けろよ?」
「何を言っている?茶々丸、刹那こいつ等を取り押さえろ」エヴァが茶々丸に顔を向けた瞬間。

ダニーとラスティーが同時に茶々丸に何かを投げ付けた「!?これは……EMP?」
茶々丸が呟いた瞬間突如茶々丸が崩れ落ちた、思わずエヴァも声を上げる「!?茶々丸どうした!?」
「茶々丸さん!!」ネギが茶々丸を抱き起こそうとすると眩い閃光、頭に響く強烈な音、大量の煙が同時にネギ達の感覚を支配した。
「ゴホッゴホッなんですかこれは!!ゴホッゴホッ息ができない……」ネギは煙を大量に吸い込んだらしく咽込んでいた。
「坊や!!茶々丸!!刹那!!明日菜!!木乃香!!無事か?」
「私は大丈夫!!木乃香と刹那さんは?」「私とお嬢様も大丈夫です!!エヴァンジェリンさんは!?」
「私も平気だくっそぉ催涙ガスか!姑息な真似を!!」
やがて煙は晴れネギ達は何十秒かぶりに新鮮な空気を吸う事が出来た。
「目がチカチカする、耳が痛い……あれ?茶々丸さんは?」ネギの言葉で辺りを見回す一同であったが茶々丸は。
「居ない!!くっそぉ!!茶々丸が狙いだったのか!!追うぞ!まだ遠くへ入ってないはずだ」
エヴァの掛け声で一斉に走り出したネギ達。
478オーシャンズ12VSネギま:2006/09/17(日) 16:45:56 ID:???
>>475
どんどん生徒達が毒されてる……GJ!
>>474
概要と作品の投下wktkしてます。

オーシャンズの今日の投下はこれで終了です。
この作品は多分あと20レス程度で完結すると思います。
あとまとめスレにある短編作品についてですがここで告知したい事があります。
現在続きを書いてくれる人を募集中です。
特に完成度の高いシミルドと龍宮時代劇は作者さんがここに居ないと判断されるため続きを書いてくれる人を募集しています。
この作品の設定を埋もれさせるのはとても勿体無いと感じての募集です。
もしも打ち切り作品の続きを書いてくれるという方がいらっしゃりましたらまとめサイトのコメント欄にその旨を書き込んでください。

479予定 ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 19:16:19 ID:???
とりあえず、遅くなってから、概要投下します。
ただ、明日は用事があるんで、書き込めないです。
今日の内に概要終わらせて、あさって、わけあって学業がないので、本編投下させてもらいます。
原作に忠実に、木乃香、もしくは別の生徒の一人称、D・B視点の三人称が語りです。
480続き ◆88iRI/GPdU :2006/09/17(日) 23:41:01 ID:???
>>470

その災厄とは、実験機‘ビッグ・オールド・ワン’の暴走による爆発と環境の変化、時間をかけて手に入れた海底の鉱物資源‘スタッフ’のエネルギーを使用し、
被験者として、凶悪な犯罪を行なった六十人の死刑囚が選ばれる。
しかし、その暴走により研究施設は周囲を巻き込み蒸発、その研究者や、職員、政府の要人、そして六十人の被験者さえ遺体は見つからずじまいだった。
その旧連邦が倒れ、‘新連邦’が発足。
その周囲を調べ続けた結果、直径二キロに及ぶ、‘抜け穴’が生じていることが判明する。そして、そこへ、金目当ての案内人(シーカー)が災害対策本部とは別
に、飛行艇(バレンシップ)に乗り込み、不気味な光に溢れた穴に飛び込んでいった。
ほとんどの案内人は戻らずじまいだったが、運よく戻ってきた者は、ある発見をした。
―――別の世界、地球につながっている。案内人の警備をしながら、災害対策本部にあるおかしな情報が集まりつつあった。
481続き ◆88iRI/GPdU :2006/09/18(月) 00:10:55 ID:???
ちょっと最後に付きましたが気にしないでください

さらにその出来事の起こる前、案内人の警備をしながら、災害対策本部にあるおかしな情報が集まりつつあった。
‘抜け穴’に光電子探知装置が、人間の脳波に似た微弱な電流の波形をキャッチするらしいといわれ、かすかなノイズほどのものであったが、本部はある考えを打ち出した。
不幸にも、「プロジェクト・ナイトメア」が部分的に成功したのではないか。
「プロジェクト・ナイトメア」というのは、もともと、悪夢のような旧連邦以前の記憶を消し去るためのもの、だからこそ、英語でナイトメアの単語を使う。
記憶、そして、人間の人格・思念・人格は結局、電気信号であり、その信号を発するための電力は人体が作り出すと研究者は考えた。
信号をひとまとまりの統一された集合として留める媒体をつくり、電力を供給する動力源を組み込む。先に言った、スタッフを使用していたのだ。
暴走したとき、システム内部で大量のスタッフが瞬時に気化し、偶然にも死刑囚の五十人の電気信号をひとつひとつの固体に留めてしまう。
爆発の熱エネルギーを持ち、‘抜け穴’をつきぬけ、スタッフと同化して運ばれていった。
482続き ◆88iRI/GPdU :2006/09/18(月) 00:58:34 ID:???
そして、その行く先を知り、新連邦は危険な囚人がそっちで暴れることは確実、なにより、こちらで太刀打ちできない武装で戻ってこられるかもしれない。
新連邦は案内人たちに、凶悪犯に懸賞金をかけ、元締め機関「ロッジ」をつくり、逃亡した凶悪犯を捕まえさせることにしたのだ。
プロジェクトは分離したものが、もとの人格と同じだといえれば成功であるわけで、個人を特定できる特殊な脳波測定技術「ガッシング」を用い、捜索する。
本部の研究者たちは、逃亡者は肉体が無く、人間として犯罪はできないと考えた。
ならばどうするか、何を目指すのか。
人間の肉体を乗っ取ることを狙うだろう。そして、その入り口に電気信号である「夢」を使うだろう、と。
そして、賞金稼ぎたちをシップごと電気信号化し、‘抜け穴’に贈る装置を開発した。
平行して、特定の地域の文化文明を翻訳できる装置、ミーム・マシーンを開発。
その段階で、「賞金稼ぎ公用語」が出来上がった。
広く使われている言語「英語」から、
賞金稼ぎが探査する夢を見ている地球人を「D・P」(ドリーミング・パーソン)
その夢の「場」を「DF」(ドリーミングフィールド)
DFで探知される夢の生み主とは違う脳波を「B・N」(ブレイン・ノイズ)で、これが逃亡犯のガッシング脳波であれば、そのDFに凶悪犯がいる証拠となる。
そして、案内人から賞金稼ぎに格上げされ、本名を名乗っていない者を「D・B」
つまりは、ドリームバスター、である。
そしてこの作品のメインのD・Bは、十六歳のシェン、年齢不詳のマエストロ。

こちらの二人がでてきます。長い概要、迷惑であったと思うのですが、作中で語るほうが長くなるだろうと考えこうさせていただきました。
本編もよろしくお願いします。
483オーシャンズ12VSネギま:2006/09/18(月) 18:46:12 ID:???
今日は午後9時以降の投下となります
D・Bさん明日の投下楽しみにしています
484続き ◆88iRI/GPdU :2006/09/18(月) 21:06:11 ID:???
概要はほとんど、一巻の要約なんですが、
今それ以降の巻が、今、手元ないために少し忘れて
いました
もしかすると、パラレルの世界と、話の中
で言っていたかもしれません。
不注意、申しわけありませんでした。
オーシャンズwktkですよ!
485オーシャンズ12VSネギま:2006/09/18(月) 23:15:21 ID:???
茶々丸を抱え走るダニーとラスティーであったが……
「重いっ!こいつ馬鹿みたいに重いぞ!糞!腰が痛い……」
「ダニー我慢しろ!俺も重い……こいつなんでこんなに重いんだよ!そこだ、そこから校庭に出られる」
ダニーとラスティーは茶々丸を抱えまま校舎から出た、出口付近には白いライトバンが5台止めてある。
そのうちの一台に近付くダニーとラスティー「持っていてくれ俺が開ける」
そう言ってラスティーは茶々丸をダニーに預け上着のポケットから鍵を取り出しライトバンのトランクを開いた。
「よし乗せるぞ!」ラスティーとダニーは茶々丸をライトバンに乗せると自分達も同じ場所に乗り込んだ。
「お前等兄弟の腕を信用しているからな!よし同時に出せ」ダニーの指示で車は5台同時に走り出した。

ダニー達を追って校舎から出てくる面々であったが「待て!ってどれだ!?」同時に走り出すバンを目にしたエヴァが叫ぶ。
「同時に追うにしても一人は木乃香だしな……坊や魔法で容赦なくあのバンをぶっ壊してやれ!!」
「そうな!!無茶ですよ!!とにかく僕は……どれか追います!!」ネギはそのまま杖に乗って飛び去ってしまった。

「ふぅ何とか盗んだが……ラスティーそう言えば、木乃香ってライナスと一緒じゃないのか?」
「どうやらすっぽかされたな……可哀想に……」バンの中でライナスに同乗する二人であった。

お見合い会場
「もうすぐ木乃香が来ると思うので!ちょっとお待ちを!」
「いえ息子も私もずっと待っていますからお構いなく」
「そうですよ(……作戦とはいえ、なんだろう?この虚無感、憤り……)」

486D・B真帆良 ◆88iRI/GPdU :2006/09/19(火) 16:42:00 ID:???
やっと投下です。夜にまた。D・B視点で始まります

薄汚れた大気の空を、プロペラがうゆゆゆゆゆゆゆんとかき混ぜる音で、計器類だらけの狭い操縦席は満たされていた。
「なぁ、マエストロ、外の稼動音が聞こえてるぜ。だいぶ、ポンコツになっちま―――」
「うるさいわい。だまって整備しておれ!」
イラついた低い声が室内に響き渡り、シェンはいつもどおり次の行動察する。
たぶん、マエストロが使用中のドライバーが、ドアから飛んでくるだろう。
そんでもって、壁に深いみぞをつくるだろう。ジジイがそんなことばっかやってっから、整備することになるンだぜ?
もちろん彼が避けたためにそのとおりになる。
彼らの日常のジャック・イン前の出来事だ。
ペグソンがBNを見つけたために、ロッジのお達しでジャック・インの命がかかり、準備を始めている。
シェンは、そんな状態でシップの四角い窓をコッソリと覗き込む。
ミクバシティの荒れ方は尋常じゃない。大災厄以来、街並みは荒廃して、復旧作業もままならない。
廃墟と化すところ、ならず者が住み着くところ、気味の悪い突然変異した虫が巣くうところ、最悪物件なら何でもござれだ。
ここから見える唯一の川、デイン川すら汚濁のたまり場だ。
―――まぁ、大体作業終わってるからな。
「マエストロ」
デッキから、
「なんじゃ、また何か言い足りんか」「今日のジャックポイント先の地名、どこだったかな?」
がんっ、今度は操縦席かよ。
「それぐらい覚えておかんのか、サイタマケンのマホラシと言うておいてあるじゃろうが」
「名前は、近衛木乃香でよかったよな」「そうじゃ」
 声がイラつき始めた。短気はそんするぜ、ジジイ。
「それを手動算出すンのが大変なんだよね、誰かやってくンない?」
 お、操縦桿がへこんだ。
487D・BIN真帆良:2006/09/19(火) 22:54:07 ID:???
顔を撫ぜる涼しい夜風、聞こえてくるのは制服の衣擦れの音と、川が流れる水の音だけだった。
最近夜遅う帰ってきとるから、こんな夢見るんやろうな。
図書館島が見える河川敷で、外灯が照らす中、木乃香は車さえ通る音もしない、夜中の散歩をしている夢を見ていた。ふとんに入った記憶もある夢を。
やけにはっきりした夢やわ。ウチ、こんな夢見たような記憶もあるしな。
そんなことをしみじみと考えながら、地を踏みしめ踏みしめ、黙々と川沿いを歩き続ける。
気持ちええなぁ。寝転がってみよか。
ゴロンと地面に大の字になると、わずかに欠けた白い月が目に飛び込んでくる。その見事さにしばし感嘆とする木乃香。
きれい・・・、ほかの皆にやネギ先生に見せてあげたいくらいや。
あれ、星の数が増えとらへんか?
スカートを波立たせながら立ち上がる。周りが暗い。月明かりだけの視界。
いったいどうしたんや。・・・外灯が消えとらへんか?
暗闇の中、自分が一人でいるという感覚。それは木乃香にとって、恐怖に
感じ取られた。
なんや・・・怖い!いったいどうしたんや!?
あれは・・・・・せっちゃん?
数メートル間を空けて、刹那が確かに立っている。
ただ木乃香にとって疑問は二つだけ、
何でせっちゃんは装束、着込んでるんやろう?何で刀を抜くんやろう?

今日の投下終了です。
読んでる人今いないんでしょうか・・・
ほかの職人さんの投下も頑張ってください
488マロン名無しさん:2006/09/19(火) 23:11:47 ID:???
すいません!オーシャンズのネタとファイナルディシジョンのプロット制作で感想書けませんでした!
GJですよ!!次回投下楽しみにしています
489 ◆88iRI/GPdU :2006/09/19(火) 23:25:47 ID:???
そうでしたか、次の投下楽しみにして待ってます。
笛先生も頑張って下さい。
でも、職人以外の住人の人のカキコミがなかなか無いですね。
490マロン名無しさん:2006/09/19(火) 23:26:43 ID:???
細かい事言うけど真帆良じゃなくて『麻』帆良な。でもまあ楽しみにしてるよ。
491 ◆88iRI/GPdU :2006/09/19(火) 23:43:29 ID:???
ほんとだ、自分でも“麻”のつもりで書いてたんですが、気付きませんでした。
とりあえず、次の投遅れそうです。
492オーシャンズ12VSネギま:2006/09/19(火) 23:43:41 ID:???
ネギは杖に乗り5台のライトバンの内の一台を追っていたがある不審な点に気が付いた。
「あの車挙動が変だ、凄くふらついている……よし!!」ネギは掌をバンのタイヤに向け無詠唱魔法の射手光の一矢を放った。
光の矢は素早くバンのタイヤを貫き破裂音と共にバンはスピンをして転倒した。
火花を散らしながら横滑りするライトバンだったがしばらくすると摩擦熱のせいかボディーから黒煙を上げ停止した。
ネギは杖に乗ったままライトバンに近付き様子も見るも「おかしい……人の気配がない」
杖から降りライトバンを覗き込んでもやはり誰も居ない「どうやって車を……もしかして魔法使い?」

所変わってダニーのライトバン「くそっ!一台やられた!」モニターを覗き込んで悔しがる助手席に座った痩せ型の男。
「やられたか……パルスを開放した状態だといくらお前でも制御しずらいか」
「ダニーどうする?とりあえずはパルスを切るか?EMPをモロに食らったんだ、再起動はありえないと思うがな」
ラスティーの発言を聞き若干考え込むダニーであったがすぐに結論を出した。
「仕方がないパルスを切ってリモートコントロールを安定させよう……強力な電波でもやはり駄目だったか」
「よりパルスを切るぞ……」ラスティーがパルス発生器に手をかけた瞬間。
「……おい!何で車の速度を落とすんだ!?」ダニーは運転手の体格のがっちりした男に話しかける。
「すまないダニー……ガソリン切れだ……」
「ガソ…リン……切れ?……なんで出て来る時に確認しないんだこの馬鹿がァ!!」
493オーシャンズ12VSネギま:2006/09/20(水) 00:01:39 ID:???
バンの速度はどんどん落ち、遂には道路の真ん中で停止してしまった。
停止してすぐにダニーは判断を下した「どうするどうする……よし!茶々丸を運び出せ!このバンはここに乗り捨てる」
「捨ててどうする!?歩いてこの糞重いロボットを運べってのか?」
「いいかお前のミスだ!!燃料は確認しろと何度も言ったはずだ!おいリモコン車を一台こっちに回せ」
「一つは馬鹿みたいに足の早い二人組みに追跡されている……もう一つはかなりここから距離がある……こいつだ!こいつなら十分でここに付く」
「よしそいつを回せ!ここに居るのはまずいから茶々丸を運びながらだ、よし降りろ」

「はぁはぁ待ちなさいよ!!早い……」明日菜と刹那も適当なバンを追っていたが所詮は走っての追跡、限界が見え始めてきた。
「何とか追いつければ一気にボディーを切り裂けるのに……」さすがの刹那も息が上がっている。
ライトバンと二人の距離は徐々に離れてゆく……と突然ライトバンのタイヤがパンクし激しくスピンをして停止した。
「明日菜さん!刹那さん!」上空からネギが二人の名を呼んだ。
「ネギ!助かったわ!」明日菜と刹那はスピンして停止したライトバンの中を覗き込むも。
「誰も居ない……なにこれ?」明日菜は驚きのあまり目を丸くしている。
「どうやって車を……誰も乗っていない車を走らせていたんでしょうか?」
「どうやら殆どの車はダミーみたいです!僕は別の車を探しますので二人は休んでいてください!
 何かあればパクティオーカードで呼び出します!」上空のネギの言葉に明日菜と刹那は頷いた。
ネギは二人の頷きを確認すると杖で飛び去ってしまった。
494オーシャンズ12VSネギま:2006/09/20(水) 00:18:58 ID:???
エヴァと木乃香はネギや明日菜達とはまた別の方向へと向かったバンを追っていた。
「あの連中どこに行った?くそ!今日に限って何故満月でないんだ!?」
「エヴァちゃん言うてもしゃあないよ。とにかく走ろう」と言っても木乃香は身体能力に関して常人であるし今のエヴァも10歳の少女同然である。
「見つけたらバラバラに切り刻んで犬の餌にしてくれるわあの小増ども!!」

ダニーとラスティーさらに運転手の兄弟は茶々丸を担いで運んでいた。
といっても弟の方はリモコンカーの操作をしているため茶々丸を担いでいるの実質三人である。
「車はまだか?」ダニーは呻き声を上げながら聞いた。
「あと7分弱……こっちも移動しているからね、もうちょっと待ってくれ」

上空からバンを探すネギ「他のバンは……あっ!マスター!木乃香さん!」
「ん?坊やか……」エヴァと木乃香の元へと降り立つネギ。
「ダミーのバンを二台は潰したんですが……本物のバンは見つかりません」
「やられたな……見事に手玉に取られた……くそ!この闇の福音!吸血鬼の真祖と呼ばれたこの私が!!」
「落ち着いてくださいマスター」ネギがなだめようとするも。
「悔しい!!あんな人生のいろはも知らんようなガキの集団に私の従者を取られるとは!!一生の不覚だァァァァァァァァ!!」
エヴァが地団太を踏んでいると突然何かが横切った「……白いライトバン」ネギは思わず呟いた。
「追え!!坊や追うんだ!!追って殺せ!!塵にしてこい!!」
「(無茶苦茶な……)わかりました!!」ネギは杖に跨りライトバンを追った。
495オーシャンズ12VSネギま:2006/09/20(水) 00:22:26 ID:???
今日の投下終了です
多分明日で最後の投下となります

>>489
大抵の人は見ているだけだと思いますよ、実際私もそうでしたし
次回の投下来週ぐらいになってしまうんでしょうか?続き楽しみにしています
496 ◆88iRI/GPdU :2006/09/20(水) 00:33:35 ID:???
>>495
ネギまについて、知らないことがまだまだ有るため、指摘してもらえた方が 矛盾なく出来そうなので。
土曜にある行事で振替えだから投下しましたが、学業が大変なために、投下ペースが緩慢になります。
497マロン名無しさん:2006/09/20(水) 22:40:42 ID:???
ジョジョの続きが気になるんだがもう投下しないの?
498マロン名無しさん:2006/09/21(木) 10:50:35 ID:???
age
499マロン名無しさん:2006/09/21(木) 17:57:37 ID:???
今日の10時以降オーシャンズラストの投下します
他の職人さんの作品楽しみしているんで暇が出来たらまた投下してください
500D・BIN麻帆良:2006/09/21(木) 21:57:24 ID:???
オーシャンズラストwktk!!!
でも、今日の投下危ういです…
501オーシャンズ12VSネギま!:2006/09/21(木) 22:15:57 ID:???
なおも茶々丸を担いで走るダニー達「よしよしもうすぐだ」弟がモニターを眺めて呟く。
ダニーが後ろを振り向くとリモコン制御のライトバンがこちらに向かって走ってくるのが見えた。
「よしそろそろ止めろ、茶々丸を積むぞ……」ダニーがラスティーと兄弟に指示した瞬間ライトバンのタイヤが破裂した。
ライトバンはそのまま横転し横滑りしながらダニー達の方へ滑り込んでくる。
思わず硬直してしまう4人であったがライトバンは4人にぶつかる手前で停止した。
「なんでパンクした?」ダニーは目の前のバンを見て唖然としていると「僕がやりました」と少年の声が耳に入ってきた。
少年は横転したバンの後ろから現した「ネギ……スプリングフィールドか……こりゃ一本取られたな」

「観念してくださいオーシャンさん……茶々丸さんを返して下さい」
「……(……子ども相手に銃は使いたくないな)ガキにしちゃ上出来だ」
「何でこんな人を悲しませる事をするんですか?その人の大事な物を奪うなんて最低です」
「その大事な物も人を傷付けて手に入れている奴が居るんだよ、それにこいつは一種のゲームだ」
「ゲームでそんな事をするなんて最低です!遊びでそんな事をするなんて……僕には許せません!!」
「これは俺の人生をかけたゲームだ。誰にも邪魔をする権利も資格も義務もない」
「でも茶々丸さんは僕の大切な生徒です!!だから返して下さい!」


502オーシャンズ12VSネギま!:2006/09/21(木) 22:40:36 ID:???
「生徒?この木偶人形がか?」ダニーはネギの言葉を聞き含み笑いをした。
「もしもう一度そんな事を言ったら僕は絶対に貴方を許しません!!」
そう言ったネギの表情は裏の世界で数々の修羅場を潜り抜けてきたダニーを凍りつかせるほどであった。
「……そうかそんなに大切か?このロボットが……いやお前にとっては生徒か…………………降ろせ」
ダニーは目で他の3人に合図した「しょうがないな……」ダニーとラスティーと兄弟の兄はゆっくりと茶々丸を道路に下ろした。
茶々丸を置いた瞬間に4人は走り出してその場から姿を消した。

ネギはすぐに地面に横たわる茶々丸に走り寄り抱き抱えた。
「茶々丸さん!!しっかりしてください!目を開けてください!起きて……起きて下さい!!」
ネギが茶々丸を抱き抱え必死に呼びかけていると「坊や!!捕まえたか!?」エヴァの声と数人の足音が聞こえてきた。
「マスター……茶々丸さんが起きません……全然起きてくれないんです……」

麻帆良学園の工学部、茶々丸は研究所に運び込まれハカセと超による修理を受けていた
そして朝日が研究所の窓に差し込んできた頃「……『システム再起動、電子頭脳に異常なし』……皆さんどうしたんですか?」
茶々丸の目に飛び込んできたのは全員が目に涙を溜めているネギ、明日菜、刹那、木乃香、エヴァであった。
「よかった茶々丸さんもう起きてくれないのかと思いましたよ!!」思わず茶々丸に抱きつくネギ。
「ネ…ネギ先生!?」茶々丸の顔は何故か赤くなっているようにも見える。
「まぁEMPもそれ程強力な物じゃなかったからシステムや記憶メモリーには異常はないと思うネ」
「ありがとうございます超さん!!ハカセさんも……本当によかった……」ネギはしばらく茶々丸を抱きしめて放さなかった。



503オーシャンズ12VSネギま!:2006/09/21(木) 22:52:47 ID:???
エピローグ

あれから3日ダニーとラスティーは成田空港に来ていた、茶々丸の事は諦めこれから南の島へバカンスへと行く所だ。
ダニーはおもむろに「しっかしロボットが生徒だったり、10歳のガキが先生してたり変わった国だなここも」と言った。
「確かになこんな国だとは夢にも思わなかったよ……なんか忘れてないか?」
「そうか?よし行くぞ」ダニーとラスティーはそのまま発着場へと歩いていった。

お見合い会場
「………………………あと…5分お待…ちくだ…さい…もうす……ぐ、ま…孫が来ま…す…から」
「私達は…いつ…ま…でも待って…いますぞ」
「ぼ…僕もです………………………(なんだろう?この忘れ去られた感…そしてこの虚無感は?)」

終わり
504オーシャンズ12VSネギま!:2006/09/21(木) 22:59:03 ID:???
さてオーシャンズ終了です
中断しといて手口はオーシャンズ11のパクリという体たらく……本当にすいません
まとめサイトも管理人の癖して人に任せっきりで……本当にすいません!!
本当に最後まで読んでくださった方ありがとうございました
まとめサイトのほうは何とか更新がんばります
それではまた会える日まで
505マロン名無しさん:2006/09/22(金) 01:06:11 ID:???
乙です!オーシャンズおつかれ様でした。
まとめサイト更新、頑張ってください!
506マロン名無しさん:2006/09/22(金) 13:29:40 ID:???
土曜日になればNEGISINGもジョジョもドリームもジャガーも来るさ……きっと来るさ!
507NEGISING:2006/09/22(金) 19:57:14 ID:???
遅れてすみません。
明日投下させて頂きます。
オーシャンズお疲れ様でした!
508D・BIN麻帆良市:2006/09/22(金) 21:46:39 ID:???
前のように、長いうえに、ごてごてと文章表現がくっつきますが、何とか書きました。投下します。

一瞬の沈黙を破ったのは、「せっちゃん」と、木乃香が呼びかける声でなくて、「お嬢様」と、刹那が呼びかける声でもない、鋭い摺り足の音だった。
そして、宙から舞い落ちるしずくの色も、また二つだけ、
赤い鮮血の色と涙の色。
「せっちゃん……何で………泣いてるん?」
血があふれ始めた肩口を押さえながら、木乃香は刹那に問いかける。
月明りで照らされた、刹那の顔は大量の涙で濡れていた。
しかし、返ってきた返答は、質問とは全く関係ないもの。
「夕凪の刃の餌食となるがいい。さもなくば、逃げろ、私を楽しませるために」
刀を木乃香の顔に突き出し、あふれる涙のある、無表情の顔向けた。
周囲の視界が突然真っ白になったとき、
「せっちゃん……」
残忍な刹那の言葉と行動に、木乃香は吐き気と恐怖にかられ、後ろの地面を踏もうとあとずさる。
509DBIN麻帆良市:2006/09/22(金) 21:52:49 ID:???
―――左足が踏んだ、グニャッとした感覚。
そのまま、長い黒髪を散らせながら、今度も月の光を直接仰ぐ。
後ろに倒れた木乃香は、泥水のような液体に、落ちたようにつかる。
「……!!!」
肩口の切り傷が、尋常でない痛みを訴え、声にならない叫びをあげる。
気付けば、仰向けの木乃香に、刹那が白い翼を広げ、沈まないように馬乗りになっている。
肩より高く刀を星空に向ける刹那。
その後の動きが、木乃香にはコマ送りのように見えた。
肩から刀が降りてくる。
肩より下に落ちるとき、肘下だけが曲がって落ちてくる。
手首が胸より下がって落ちてくる。そして、腹よりも。
―――――さらに、両断された手首が、木乃香の腹の上の水面に落ち、波紋を作り出して、消えた………
いつの間にか、刹那の頭のてっぺんを見ている。
いつの間にか、誰かが刹那を大声で呼んでいる。
だんだん刹那から上へ上へと遠ざかりながら、木乃香は自分自身が叫んでいることに気がつく。
そして、誰かが抱き上げながら、自分を空に持ち上げつつあることにも。
「お嬢ちゃん、そんなに叫ばなくても大丈夫だ。助けに来てやったんだから」

パソコンしばらく使えないので、ケータイで投下するから、また時間が空きます。
510マロン名無しさん:2006/09/22(金) 23:02:37 ID:???
GJ!次の投下楽しみにしています
511マロン名無しさん:2006/09/22(金) 23:27:07 ID:???
>>507
明日の投下楽しみにしています!
512マロン名無しさん:2006/09/23(土) 10:02:05 ID:???
NEGISINGwktk
513マロン名無しさん:2006/09/23(土) 21:02:49 ID:???
NEGISING投下まだかな?
514NEGISING:2006/09/23(土) 21:48:52 ID:???
バンッッ!!!!!!




突然の轟音と共にドアが吹き飛ぶ。
同時に、室内を駆ける二つの影。
一方はネギの方へ、もう一方はアーカードの方へ向かう。

「ネギ大丈夫!?」
「無事ですかネギ先生!?」

影の正体はネギを守る様にして立つ少女━神楽坂明日菜━と、アーカードの首に刃を突き付ける少女━桜咲刹那━の二人だった。
自分の身を案じる言葉に対しネギは
「………………………………え?」
………沈黙。



「プッ……ククク………つまり整理、するとだ、お前らはこのアーカードにネギがなにかされる、と思ったのか?プフフフッ」
「うう…………」
「失礼しました……」
「確かに、こんな、プッ、暑い季節にロングコートは、ククッ、変態だな……は、腹が痛い」
結局、ただの勘違いだったわけである。

「気にしないでくれお嬢さん。」
アーカードが返す。
「は〜……やっとおさまった。そういえば坊や、何でここに来たんだ?」
「あ、はい。実は………」
515マロン名無しさん:2006/09/23(土) 22:16:48 ID:???
NEGISING、GJ!!
516ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/23(土) 22:34:34 ID:???
やれやれ……しばらくみないうちに……だいぶ替わっちまったな…
 
『NEGISING GJ!』
『侍、パイレーツ&オーシャンズの職人さん お疲れ様』
『D・B、ジャガーの職人さんには期待しております。ようこそ……「ネギま!の世界へ」』
『期待して追られた人 お待たせしました。』
 
4つ同時にいわなくちゃあならなあのが「ジョジョ」のつらいところだな…
「覚悟」はいいか?俺はできてる
517ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/23(土) 22:37:25 ID:???
『日曜の朝の訪問者』そのA
 
 
同日――AM8:30――
 
「マスター これはどこに」
「ああ、その辺に置いておけ
 あと、そこの魔法薬をとってくれ」
「ハイ マスター」
 
日曜の朝だというのにエヴァンジェリン邸は騒がしい。
いつもは静かなこの家だが今日は何故かやたらと忙しそうだ。
 
「まて茶々丸  それはこっちだ 『クシュン!』
 そうだ…ネピア」
「ネピアはしまいました マスター」
「何ッ  『クシュン!』 誰がしまえといっクシュン!」
「くしゃみでなんといっているかわかりません」
「貴様 このボケロボめっ『クシュン!』」
 
多少のロスはあるものの次々と作業をこなしていく2人。
その『仕掛け』もついに終盤になる。
 
「ああ、その電球は床から―――そうだな  80cmくらいのところに置け」
「はい マスター
 
 ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・
518ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/23(土) 22:38:45 ID:???
>>517
 
・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・
 
          これで完了しました」
 
ついに仕掛けは完成する。
念のための………魔力がほとんど落ちているエヴァンジェリンにとっても『最終手段』だ。
 
「でも マスター いいのですか?
 これを使うと少なくともこちらにも相当な被害が及びます」
「わかっている 念には念を、だ
 これを使うことになるか否かはそいつ次第だ」
 
 ぼーやと会った長身の男……なぜその男が私を尋ねて来たのか……
 タカミチか学園長の知り合いの魔法使い? いまさらになって賞金稼ぎ? 
 ……もしやナギがその男を通じて連絡を
 
 ………まあ、深く考えてもしかたあるまい、奴が来るのを待つだけだな
 
 
それから十数分後……エヴァンジェリン邸の扉が叩かれた。
 
←『嵐』その@へ
519マロン名無しさん:2006/09/23(土) 22:41:44 ID:???
ネピアwwwwひさびさGJ!!
520NEGISING:2006/09/23(土) 22:49:26 ID:???
「成程。六体の吸血鬼か。だがおそらく下級種のみか、いいとこ中級種だろう」
「?何故ですか?」
ネギの疑問にエヴァが答える
「学園に入った時には感付かれている、だがそれからは見つかっていない。つまり、逃亡時には力が感じられる程だったのが、隠れている今は力が感じられない。この程度なら坊やで充分だろう」
「本当ですか!?」
「ネギ先生、私逹も手伝います」
「あんただけじゃ心配だしね」
「いいんですか?………ありがとうございます、刹那さん、明日菜さん。じゃあ早速………」
「待て」
早速出発しようとした三人をアーカードが止める。
「『闇の福音』、お前は一つ勘違いをしている。もう一つ、その条件に合致する場合がある」
アーカードの纏う雰囲気が変わる。心なしか、サングラスで隠れているはずの眼も鋭くなっている気がする。
「……………!?ま、まさか!?」
エヴァが気付いた。いや、気付いてしまった。最悪の事態に。
「六体の内訳は、中級種三体、上級種二体。そしてロードクラスが一体」
「馬鹿な!?何故よりにもよってロードクラスを逃がした!?答えろ!!英国国教騎士団HELLSING『ゴミ処理係』不死者(ノスフェラトゥ)アーカード!!!」
521ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/23(土) 22:50:55 ID:???
4つ同時といったばかりなのに…… スマン ありゃ ウソだった
 
訂正させてもらうぞッ!
 マロン名無した――――――ちッ!
 
 
『NEGISING GJ!』
『侍、パイレーツ&オーシャンズの職人さん お疲れ様』
『D・B、ジャガーの職人さんには期待しております。ようこそ……「ネギま!の世界へ」』
『期待して追られた人 お待たせしました。』
『まとめwikiとは……ご迷惑をおかけする。』
 
5つ同時にいわなくちゃあならないのが「ジョジョ」のつらいところだな…
「覚悟」はいいか?俺はできてる
 
 
 
このまま明日になればまた投下する……
SS投下の原因はたったひとつだぜ… …マロン名無し…
 
・・・・・・ シンプル
たったひとつの単純な答えだ………
 
『ほんとはひとつだったのを2つにした』
522D・BIN麻帆良市:2006/09/23(土) 23:23:03 ID:???
どうも、ジョジョさん、NEGISINGさん、GJです。
御二方とも気合い入れて頑張って下さい!新入りの自分ですが、力を込めて投下していきます
夢の中でシェンと出会った木乃香。彼女を襲った刹那の正体も、明らかになります。
523NEGISING:2006/09/24(日) 00:06:51 ID:???
エヴァは今までにないくらい取り乱していた。

逃がした吸血鬼の中によりにもよって、自分と同格、能力等の相性次第では敗北すらあり得るヴァンパイアロード━真祖、またはその直系━がいるというのだ。
常人はおろか魔法使いでも、生半可な腕では餌にしかならないだろう。
平たく言えば、輸血パックとあまり変わらない。


また刹那も、不死者という単語に反応してアーカードを再び敵として認識しようとしている。
そんな中でアーカードが言う。
「当初、こちらが追っていた吸血鬼は全部で十六。
奴はその内自分の腹心を除く十体全てを囮に使って逃亡を図った。動きは掴んでいたのだが、戦力を読み誤った。私は十体を殲滅後、もう一方に向かった。こちらに居ると思われていたロードが居なかったからだ。
そちらの処理に向かった者は駆逐され、現在傷の回復に専念している。学園に今潜伏していられるのはロードの魔力によるものだ」

「……そのロードって、どれくらい、強いの?」
明日菜がつまりながら問う。
「………全開の私と正面からやって互角だ。能力等の相性もあるから、やってみなければわからない。
基本的な能力としては、強大な魔力、驚異的な再生能力による不死性、圧倒的な膂力、身体を霧や蝙蝠に変え、吸血鬼の天敵であるはずの日光や銀を克服した化け物だ!
こうなれば僅かな時間も惜しい!行くぞアーカード!坊や逹も来るんだ!今のままでは上級種にすら勝てはしない!」

「半鳥の剣士よ。私は敵ではない。これから敵………化け物との戦い方を教える」

この言葉を聞いて剣を下げる刹那。心なしか、その顔は青ざめていた。
524NEGISING:2006/09/24(日) 00:15:42 ID:???
D・Bさん、ジョジョさんお疲れ様です。






敵吸血鬼の構成ですが、少々のオリジナルが入ります……
HELLSING最強の敵が今の所、某狂神父なので……
そして>>521さん、そんな貴方に






「恐怖の片鱗!」
525一応まとめwiki”管理”人:2006/09/24(日) 00:29:58 ID:???
GJ!!みなさん大量投下乙です!
526笛先生ジャガま!:2006/09/24(日) 01:34:07 ID:???
話しはジャガー達が麻帆良に乗り込んだ時に遡る…。

高菜(…!!あれは…!No.1ネットアイドルの『ちう』!!)
ちう(ん…?何だあいつ人の事ジロジロ見て。……あれ?どっかで見た気がするなぁ。どこだ?)
高菜(眼鏡を掛けて目立たないようにしてるけど私には全てお見通し!まずは一歩リードね!)
ちう(どこだったけなぁ…。食堂のおばちゃんでもないし…。)
高菜(ここでどっちがNo.1かはっきりさせようじゃない…!)くいっ(親指を立て表出ろのジェスチャー)
ちう(なんだあいつは…あんま変なのと関わりたくないんだが…しょうがない……。)

〜教室の外〜

ちう「な、何のようですか…?」
高菜「ふふふ、ここで会ったが百年目…忘れたとは言わせないわよ…。」
ちう「何の事ですか?私あなたと会った事なんて…」
高菜「とぼけてんじゃないわよ!私がNo.1ネットアイドルの座を頂くわ!」
ちう「ネ、ネットアイドル…!?ああ!おまえ確か…!」
高菜「ふふ、やっと気づいた見たいね。」
ちう「ランキングビリの『チムリー』!」
高菜「ビ、ビリじゃないわよ!一応下に二人ほど…」
ちう「下にいる二人の『萌えゾウ』と『デブナショフ』は お っ さ ん だ ぞ ?」



高菜「ちっくしょおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

高菜完敗――

次回予告!季節外れの怪談話!?
527笛先生ジャガま!:2006/09/24(日) 01:36:17 ID:???
改めてうすた先生のギャグセンスとパイレーツや侍さんの投下速度に脱帽
528D・B本日投下予告:2006/09/24(日) 08:38:24 ID:???
>>527
笛先生、GJです
確かに最速の速さ、逆立ちしようが、ムーンウォークしようが、マネ出来ない…
とりあえず、この前の投下が、他と比べて短いので、wikiで加筆しておきます。
529マロン名無しさん:2006/09/24(日) 13:06:30 ID:???
>>527
GJ!!
530マロン名無しさん:2006/09/24(日) 15:59:25 ID:???
NEGISINGさん各話のタイトルはこっちで決めてもよろしいでしょうか?
もしもこの話はこのタイトル!みたいのがあれば教えてください
531マロン名無しさん:2006/09/24(日) 17:18:22 ID:???
D・Bとジョジョwktk
532マロン名無しさん:2006/09/24(日) 21:07:38 ID:???
投下まだ?
533ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/24(日) 21:17:55 ID:???
wktkしてもらっているとこにすまないが……
こちらの不手際で『嵐』その@を消してしまった
 
なんとか思い出して書いてみるが今日中に投下できるかどうかわからない……
 
本当にすまない。
534マロン名無しさん:2006/09/24(日) 21:42:48 ID:???
>>533
気を落とさずにじっくり書いてくれ
535D・BIN麻帆良市:2006/09/24(日) 22:06:53 ID:???
すいません、今急いで原稿作ってます。ケータイだから遅くて、プロットにも変更加えてなかなか終わりません。
今日投下出来るかな………
536まとめ”管理”人:2006/09/24(日) 22:25:09 ID:???
>>535
焦らずにじっくり書いて投下してください
ついさっきファイナルのプロット完成したんで繋ぎ代わりにファイナル投下します。

537NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/24(日) 22:50:24 ID:???
世界は人の選択によって成り立っている、選択が世界を作る。
しかし時代は変わり、選択はすべての人間に平等に与えられる物から、一部の人間にのみ許される行為となった。
大多数の人間はごく少数の彼等が決める選択の中で生まれ、生き、戦争に駆り出され彼等ごく一部ための捨て駒となり盾となる。
もはや人間の大多数に選択の余地は無く、政府という名のカルマが提示した、極めてごく小さな環境でのみ生きる事が許される。
人間の根本的人権は剥奪され彼等の駒となり道具となる。
彼等はそれを赤ん坊の玩具の様に扱い、壊れ行く様を笑顔で見つめる。
世界は壊れ始めている、いやもう壊れきっているのかも知れない。
選択とは自由に行われる事であり、これは人間の基本的な本能にして全てを司る絶対的な物。
しかし選択は時に世界を混沌へと導き、破滅をもたらす悪魔へと姿を変える。
人の選択は未来を創る行為、しかしそれは戦争と言う破滅への階段を上る事をも司り、全てを壊す事も意味している。
選択は人を破滅に導くのか?だがそれでも人は選択をせねば生きて行けない存在でもある。
選択は全てを救う可能性と核兵器をも凌駕する破壊を与える可能性を秘めた諸刃の剣であると共に誰にでも認められた自由な物でもある。
時に選択は何の変哲も無い人間によって決められ世界を変える…例えそれが破滅であろうと選択してからではもう遅いのだ。
しかし世界は選択よってしか創る事が出来ない、破滅と分かっていても人は選択するしかないのだ。
それこそが人間の本質であり真実である。
誰も覆す事のできない真実である。
538NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/24(日) 23:09:34 ID:???
ここは以前麻帆良市と呼ばれていた場所である。
今の呼び名は戦場の2文字、これが今の麻帆良市の名前である。
兵士達は瓦礫の中を突撃銃を構えながら歩み進んでゆく。
時たま人間とは形容し難い異形の者達が彼に襲い掛かりその血肉を食らう。
それが現在の麻帆良市、日常の風景である。

「ブラボーαチーム作戦開始ポイントに到着した!指示をくれ」
「αリーダー目標は確認できるのか?」
「確認できる白い巨大な翼の少女……間違いない」
「αリーダー健闘を祈る」
「……よし作戦開始撃て!!」

瓦礫の山によって形成された遮蔽物から、突撃銃を構えた男が十数人、一人の少女を包囲している。
突撃銃は一斉に火を噴き少女の身体目掛け鉛の弾丸を放つ。
少女は両手に下げた剣を抜き一瞬にして姿を消す。
その瞬間一人の兵士に首が飛ぶ、そしてその首が宙に浮いた瞬間また一つ首が宙を舞う。
一人の兵士が声を上げようとするが少女が彼の首を刎ねる、その声が発せられる事はもう二度と無い。
それから数秒で十数人の兵士は皆首を失い花びらのように血を噴出し戦場を彩った。
少女は自らの剣に付いた血を眺め、微笑みを浮かべ飛び去って行った。

「αリーダー応答せよ!αリーダー!」
無線機からの通信はむなしく虚空に響いた。
539NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/24(日) 23:13:44 ID:???
今日はこれで投下終了です
ジョジョさんD・Bさん頑張ってください!wktkして待っています!
540D・BIN麻帆良市:2006/09/24(日) 23:17:28 ID:???
上の方で、小生意気な、少し気取った少年の声が聞こえた。
「…………え?」
ショックの残る木乃香を覗き込んでいる顔がある。肉声の通り、まだ産毛の残る少年の顔だ。間違いなく子供だ。
目鼻立ちはぱっちりしていて、尖った顎。赤味が強い髪はショート・ボブで長い。肩まで垂れて届く赤いハチマキを巻いているのが見える。
「とりあえず、シップ着陸させる前にどっかに降りるからさ、ちょっとの間空中散歩な」
と、音にかき消されないよう大声で言い、親指で真上を指す。
さっきから聞こえるこの音って、これ?
巨大なプロペラが木乃香の頭の上で回っている。その風が、濡れていたはずの髪をなぶる
。どうやら、長いロープをどこかに引っ掛け、吊られているようだ。しかも、しっかり飛んでおらず危なっかしく、フラフラ揺れながら進んでいる。
これってウチの夢?いったいどうして…
「ああ、そうだよ嬢ちゃん、あんさんの夢やがな、ってな感じかな」
ニヤッとそこで折れ曲がった、針金のように整った唇を曲げて笑う。
「なんで、ウチの考えてることが分かるん?っていうか、マネせんといてよ」
さすがにつられて笑いそうになってくるけど、それどころではない。
目の端に涙が残っているけど、緊張した顔を向け返す。
「あんたの夢の中にいる間は分かるんだけど、別に変に思わないでくれよ。自動操縦
なんだけど、操縦桿が傾いちまって、フラついてるけど気に―――」
またも唐突に視界が真っ白になる。
「せっちゃん!!!」
あの刹那が、切れた右手首をそのままに、二人をたたき落とそうと目の前まで加速をか
けて飛んできた。
「せっちゃん、大丈夫!?なんで―――」
だが。
刹那を見下ろす木乃香の視界に一筋の目に写る閃光。
それは真っ直ぐに刹那の背中から入り、羽を散らせながら、刹那は真っ逆さまにドロドロの溜まり場に落ちていく……
「!、せっちゃああ−−−−ん!!!!」
「だから、叫ばなくても大丈夫だって。しかも泣いてるし」
そう言っておきながら、少年はさらに続けた。
「あれはあんたの刹那っていう知り合いじゃないぜ。
嬢ちゃんを乗っ取ろうと、クライカンが仕掛けたトラップだからな、心配いらない。俺らはD・Bだよ、嬢ちゃん。そいつを捕まえるために、あんたのDFにジャックインしたんだ」
541D・B:2006/09/24(日) 23:26:04 ID:???
なんとか間に合いました。
所々変なんなってますが、急ぎすぎた結果です(-_-;)……
やっぱり、シリアスな場面はファイナルさんに敵わないな…
凶悪犯は原作の関係でオリキャラです。
542NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/25(月) 00:36:07 ID:???
D・BさんGJ!!これから展開どうなるんでしょうか?続きwktkです!
543マロン名無しさん:2006/09/25(月) 01:41:48 ID:???
ネギま!と他作品をコラボさせてSSを作るスレです。以下のルールを守ってより良いスレを作りましょう!

1.基本的にsage進行。落ちそうになったらたまにはageて
2.荒らし、煽りは徹底スルー。反応する人も同じです
3.他作品なら何でもあり(漫画、小説、ゲーム等)。但しここは全年齢板なのでアダルト系の作品は御遠慮ください
5、基本的にオリキャラは無しですがやむを得ずの場合は事前に知らせましょう
6.職人にも事情があるので催促などしない。
7.指摘と中傷は別物。指摘歓迎、中傷不愉快
8、何か質問などあればまとめサイトのコメント欄に

前スレ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1153909477/

まとめWiki
http://www16.atwiki.jp/amaterasu/pages/6.html

ネタはあっても文章が書けないという人、気にせず投下して下さい。腕は書いてく内に上がるもの。
無限の組み合わせを考えるのは皆様です。それでは夢のコラボの世界へどうぞ…。


取りあえずテンプレ。かなり適当だから変更、もしくは別の考えてくれ
544マロン名無しさん:2006/09/25(月) 10:54:32 ID:???
>>543
テンプレ乙です
非常に分かりやすいと思いますしこのまま変更無しで他の皆さんもいいですか?
あと次スレ立てるタイミングですが……
多分このまま行けば1000行く前に容量が500KB超えると思うので480KB超えたら次スレでいかがでしょう?
545マロン名無しさん:2006/09/25(月) 11:34:33 ID:???
ネギま!と他作品をコラボさせてSSを作るスレです。以下のルールを守ってより良いスレを作りましょう!

1.基本的にsage進行。落ちそうになったらたまにはageて
2.荒らし、煽りは徹底スルー。反応する人も同じです
3.他作品なら何でもあり(漫画、小説、ゲーム等)。但しここは全年齢板なのでアダルト系の作品は御遠慮ください
5、基本的にオリキャラは無しですがやむを得ずの場合は事前に知らせましょう
6.職人にも事情があるので催促などしない。
7.指摘と中傷は別物。指摘歓迎、中傷不愉快
8、何か質問などあればまとめサイトのコメント欄に
次スレは>>980踏んだ人。もしくは容量が480KBになった時

前スレ
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1153909477/

まとめWiki
http://www16.atwiki.jp/amaterasu/pages/6.html

ネタはあっても文章が書けないという人、気にせず投下して下さい。腕は書いてく内に上がるもの。
無限の組み合わせを考えるのは皆様です。それでは夢のコラボの世界へどうぞ…。           

次スレについて追加しといた
546マロン名無しさん:2006/09/25(月) 17:36:24 ID:???
テンプレ乙です、今夜ファイナルまた投下します
547ジョジョの奇妙なネギま!:2006/09/25(月) 20:12:58 ID:???
『嵐』その@
 
 
強い風と雨で家に窓の軋む音が響く、その中でも一際強く響く音がある。
まるで唐木を柱に打ちつけている、そんな音がドアからきこえる。
 
(来たか… )
 
茶々丸はエヴァンジェリンのそばに、その機械の体を構えて、エヴァンジェリンは左手に試験管のような魔法薬を備え、音の主に問いかける。    …あくまでも静かに、落ち着きをはらって。
 
「…アランか? こんな天気なのに 服は大丈夫か?」
 
 もちろんアランなどという人間の知り合いはいない。これはただの鎌だ。
 訪問者が敵意を持ったものなら話を合わせようとするだろうし、ただ私に用があるのなら否定するだろう。
 
少し、ほんの少し考えるかのような間を置いた後訪問者からの返答がきた。   だが、   その答えは、エヴァンジェリンにとって意外なものだった。
想定していなかった、意外な訪問者だった。
 
「違います 
 僕ですマスター ネギです 」
「………………………………………………………は?」
 
エヴァンジェリンの思考は停止した。本当にほんの数瞬であったが、確実に意識が飛んだ。地球上を7周半はした。
そして、飛んだ意識は戻ったきた。
 
「ああ……ぼーやか  今開ける 」
 
そして、エヴァンジェリン邸の扉は、開かれた。
 
←『嵐』そのAへ
548マロン名無しさん:2006/09/25(月) 20:22:34 ID:???
ジョジョさんきた!乙です!
549NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/25(月) 21:03:25 ID:???
ジョジョさん乙です!

暗い部屋の中から男達の話し声が聞こえてくる。
部屋の中には拳銃を持った数人の男が少女二人を囲む形で立っている。
二人の少女はパイプ椅子に手足を縛り付けられ口にはタオルを捻って作った猿ぐつわを噛まされている。
男達に囲まれた二人の少女は全裸でそのうち眼鏡を掛けた少女は涙を流して必死に何かを叫ぼうとしている。
もう一人の中国系の少女はいたって冷静であり、ただ下を俯き黙っている。

二人の少女を囲む男達は何か相談をしているような様子であった。
男達は全員を黒いスーツで身を包み、黒いネクタイを締め、黒い皮手袋をつけていた。
顔からして東洋系と白人、二つの人種が丁度半分程度の割合でそこには居た。
少女達を囲んでいる内、白人の男が中国系の少女の猿ぐつわを外す。
男が猿ぐつわを外したその刹那、少女は男に唾を吐き掛け微笑した。

「生意気なお嬢さんだ。あと5年…いや3年も待てば結構なもんになりそうなのに惜しいな」
男は顔に付いたつばをスーツの袖で拭き取ると拳銃を眼鏡を掛けた少女に向けた。
「やめるネ!ハカセには何も罪も無いネ!殺すなら私一人にするネ!」
中国系の少女がそう言った瞬間、眼鏡を掛けた少女の頭は撃ち抜かれていた。
「最低ネ……お前達は人間の屑ネ!糞!!放すネ!お前達を殺してやる!!」
「うるせぇな」中国系の少女の猿ぐつわを取った白人はそう言って彼女の頭も撃ち抜いた。
「超鈴音と葉加瀬聡美の死亡を確認、遺体は麻帆良市に廃棄せよとの事だ」
数人の男達は無言で超と葉加瀬の遺体を担ぎ上げ、暗い部屋を後にした。

550NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/25(月) 21:43:07 ID:???
「ラス・テル・マ・スキル・マギステル、魔法の射手!光の49矢!」
炎と血の匂いそして異形の者達に支配された戦場で一人の少年が叫ぶ。
すると少年の周りに光が大量の現われそれが少年の眼前に居る妖魔達の身体を次々と貫いてゆく。
光の矢で貫かれた妖魔達はその身体を花びらに変え虚空に消えていった。

血と火薬、人の肉の焼ける匂いが絶えず充満している戦場に甘ったるい花の匂いが立ち込める。
宙を舞う花びら、そしてその香しい匂いはまるで夢の中に居るかのような錯覚を与える。
そんな戦場に居る一人の少年は赤味がかった髪と眼鏡を掛けていた、服装はスーツの上にローブの様なコートを羽織っている。

「ネギ数が多い!一旦退こう」一人の男が赤味がかった髪の少年に呼びかける。
「はいジョンさん、一旦引いて体勢を立て直しましょう……それにしても何て数だ」
ネギは黒いスーツに黒いコートを羽織った男、ジョン・コンスタンティンの方を向き頷いた。
ネギとジョンは自らの眼前に居る数百…いや数千の妖怪達から逃れる様に走り出した。
妖怪達も黙って見過ごす訳も無くジョンとネギを追い一斉に走り出す。
時たまジョンがその腕に持つ黄金の散弾銃で妖怪達の群れを撃つがせいぜい一、二体の妖怪を倒すのが限界である。
妖怪達は仲間が転じた花びらを蹴散らしながら迫ってくる。

「しつこいですね……もうすぐ…もうすぐだ」
ネギとジョンは必死に走るが妖怪達も諦めない…だが突如妖怪達がまばらではあるが花びらになり始めた。
「援護か!助かった…ネギ行くぞ!!」ジョンとネギの視線の先にはアサルトライフルを妖怪達の群れに向けて撃っているたくさんの兵士の姿が見えた。
兵士達は瓦礫の影に隠れながら妖怪達を狙い撃ちしており次々と妖怪達は花びらになっていく。
「ここは任せて早く行ってください!もう少しで他の魔法使いの方がみえますから安心してください!」
一人の兵士がネギとジョンにそう言った、ネギとジョンは兵士の言葉に頷き、その場を後にした。
551NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/25(月) 21:46:20 ID:???
今日の投下はここまでで……他の職人さんの作品wktkして待っています。
552マロン名無しさん:2006/09/25(月) 22:08:47 ID:???
ディシジョンさん乙です!
553 ◆88iRI/GPdU :2006/09/25(月) 22:25:05 ID:???
ファイナルさん乙です。
原稿の見直しを、ちゃんと全巻手元に置いてしたいので、しばらく間を空けます。
まさか、超と葉加瀬が………この先かなり気になります。こっちでは、二人とも活躍の場がある予定。
554NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/26(火) 18:32:03 ID:???
今夜も投下します…多分9時過ぎに
555NEGISING:2006/09/26(火) 20:04:14 ID:???
>>530
すみませんが、タイトルをお願いします………
(-_-;)御手数おかけします
556NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/26(火) 21:58:19 ID:???
戦場から少し離れた場所にある負傷兵収容所には絶えず人が行ったり来たりしている。
ここでは火薬の匂いこそあまりしないものの、血の匂いは一段と濃く普通の人間であれば鼻を塞いでいる所だろう。
収容所には重傷者から軽傷者まで数え切れないほどの兵が絶えず運ばれてくる。
ここで命を落とす者も居れば簡単な治療を受け再び戦場に赴く者も居る。
そんな負傷兵収容所に一人の少女が姿を現した。

髪は黒く長髪、その長髪を頭の左側で縛っている、服装は袖が無く背中の大きく開いた巫女の衣装に似た物であった。
両手に刀、右手には複雑な文様が刻まれた剣、左手には自身の身の丈ほどもある白木造りの刀を持っていた。
かなり奇抜な格好で負傷兵収容所を歩く彼女を一人の兵士が呼び止めた。

「すいません…魔法使いの方ですか?あの所属を言って頂けますか?」
「私の所属ですか?……貴方方の敵…妖怪の一味ですよ」
少女はそう言うと背中から美しい白い羽を広げ羽ばたいた。
白い羽毛が宙に舞い鮮やかに空を彩る。
思わず兵士もその天使が舞い降りたかの様な光景に釘付けとなった。

「美しい……まるで天使だ…」兵士の言葉に刹那は眉間にしわを寄せた。
「私が天使か……皮肉を言うな!!」刹那はそう言い放つとそのまま自分に見惚れている兵士の首を刎ねた。
兵士の首は白い羽が舞う宙へ飛び、程無くして冷たい地面にぼとりと落ちた。


557NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/26(火) 22:01:52 ID:???
今日はこれで終わりです、少なくすんません
558マロン名無しさん:2006/09/27(水) 13:25:02 ID:???
まとめWIKIの打ち切りはだれか続き書かないのか?
559マロン名無しさん:2006/09/28(木) 00:04:09 ID:???
age
560マロン名無しさん:2006/09/28(木) 11:04:09 ID:???
昨日は投下できないくてすんません
今日夜に投下します……何時になるかは分かりません
561マロン名無しさん:2006/09/28(木) 14:02:01 ID:PWfTEQmE
ネギまの小説があるURL教えて 
562マロン名無しさん:2006/09/28(木) 14:44:35 ID:???
ここは誘導スレじゃない、てか何が言いたいのかよく分からん
ここのまとめサイトのURLの事か?
563マロン名無しさん:2006/09/28(木) 15:33:36 ID:PWfTEQmE
ごめん、日本語おかしかったねw。小説が載ってるページを教えて。
564マロン名無しさん:2006/09/28(木) 16:03:27 ID:???
age厨には教えないし、個人サイトを晒す事になる。だから半年ROMれ厨房。
565D・BIN麻帆良市:2006/09/28(木) 21:00:23 ID:???
>>650
wktkして待ってます!
なかなか練り上げておけたので、土曜の夜に投下予定。
…あと、最近知りましたが、工房って問題ないですよね……?
566565:2006/09/28(木) 21:02:58 ID:???
>>560です、間違えました…
567NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/29(金) 00:50:40 ID:???
刹那はゆっくりと負傷兵が収容されているテントを目指した。
一歩一歩をかみ締めるように刹那は歩を進める。
彼女がテントまで後10歩と言う所で彼女の背中に冷たい感触が走った。
ゆっくりと振り向く刹那、そこには見覚えの有る顔が存在した。

「よう刹那1週間ぶりか?」
ジョン・コンスタンティンが彼女に背中にショットガンを突き付けていたのである。
「お前が二人も人を殺すとは驚きだぜ、ネギには悪いがお前にはここで死んでもらう」
「そう……でも私にそんな物は効きませんよ?」
「こいつは祝福された金の聖具を溶かして作られた弾だぞ?妖怪のお前がただで済むと思うな」
「そう言うなら、貴方の強さ見せてくださいよジョン」

刹那はそう言ってジョンに回し蹴りを見舞った。
だが刹那の足は空を切り、すかさずジョンは刹那の顔に銃を向ける。
だが刹那は冷静に空を切った足を振り上げジョンの持つ銃に振り下ろした。
ジョンの銃はガチャリと音を立て地面に落ちる。
急いで拾おうとしたジョンだが、既に刹那の剣が彼の首筋を捉えていた。

「気も使えない貴方が私に勝とうと言う、それこそが傲慢ですよ?」
「いやどうかな?案外危険は身近に有るんだ、そうだよなネギ」
思わず刹那はジョンの視線の先を見る。
刹那が見たのは杖に乗り掌に魔力を溜めたネギの姿であった。
568NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/29(金) 01:09:54 ID:???
「驚きましたネギ先生……貴方まで人間の味方をするのですか?」
刹那の言葉を受けネギは苦虫を噛み潰したような表情を一瞬浮かべた。
だがすぐにその顔は刹那への敵意をあらわにした物になった。

「もうやめてください刹那さん!これ以上罪を犯すのならば僕は…貴方を」
「どうしますかネギ先生?」
ネギはゆっくりと空から降りる、そして自らが乗っていた杖を刹那に向けた。

「僕は貴方を……倒します……それが僕の教師としての義務です」
「貴方が忠を尽くすべき相手は誰ですか?」
「忠を尽くす相手?」
「私は自分に忠を尽くしました……貴方はどうですかネギ先生!自分に忠を尽くすのか?政府に忠を尽くすのか?」
「……僕が今、忠を尽くすべき相手は貴方です…桜咲刹那さん」
「私に忠を尽くしても何も帰ってはきませんよ?……」

二人の間に沈黙が流れる、しかしこの沈黙は刹那の手によって瞬く間に破られた。
刹那は音も無くそして人間の動体視力が捉え切れぬ程のスピードでネギの懐に入り込む。
ネギは冷静に無詠唱魔法の射手、光の一矢を刹那の胸に放った。
光の矢は至近距離から放たれたにも拘らず刹那はこれを宝剣で叩き切った。
宝剣の斬撃によって光の矢は僅かな光を残して消えていく。
だがそれと同時に刹那の前からネギの姿も消えていた。

569NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/29(金) 01:16:58 ID:???
今日はこれで投下終了です。
D・Bさん厨房とかはいわゆる比喩表現で使われているのであって本当に中学生が嫌われているわけではありません。
極論で言えば70歳の厨も居ますし15歳のSS神職人も居ます。
厨という表現はマナーが守れない奴を一括りにした表現ですので実際に中学生がどうとか言う問題ではありません。
工房だろうと厨房だろうと消防だろうと大房であろうと浪人生であろうと関係ありません。
ここはマナーさえ守れていればどんな年齢の人でも大歓迎です。
あんまり年齢がどうとか気にしないのが一番です。
なんか説教臭くてすんません。
570D・BIN麻帆良市:2006/09/29(金) 01:30:20 ID:???
GJです。
やぁ、なんかもう、分からないことばかりですいません。
あんまりどうのこうのと書くと、痛い目に遭いそうなので、次から気をつけておきます…
571NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/29(金) 16:17:21 ID:???
今日の夜9時過ぎに投下します
572NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/29(金) 20:49:58 ID:???
「どこに行った!?」
刹那は辺りを見回すもネギの姿はどこにも無い。
自分の周囲には居ない……はっとして刹那は自らの頭上に目をやる。
刹那が頭上を見上げた瞬間、空から光が雨の様に降り注いできた。
光の雨は瞬く間に刹那の体を包み込み次々に弾けていく。
地面からは土ぼこりが上がり、刹那の姿は見えなくなっていった。

「さすがだな……あれだけの魔法を短時間で」
ジョンは自らの足元に落ちた銃を拾い上げる。
「ジョンさん!大丈夫ですか!?」

そう声が聞こえた瞬間、ネギがジョンの隣に立っていた。。
ネギは先程と比べると若干息が上がっており、額には脂汗が滲んでいる。
「大丈夫か?」
「はい大丈夫です!これぐらいは何ともありません」

ネギとジョンは互いに示し合わせ、土ぼこりの立ち上る場所に歩み寄って行った。
ジョンはショットガンを構え、ネギも杖を向けながら歩いている。
じりじりと土ぼこりに近付いて行く二人……だが突如二人は首筋に冷たい物を感じた。
思わず足を止める二人そして振り向くと。
「お二人ともまだまだ甘いですね、こんな単純な手に乗るなんて」
冷たい感触の正体は刹那の剣、クシネトリカと夕凪であった。
573NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/09/29(金) 20:51:11 ID:???
今日はこれで終了です、少なくてすいません。
574マロン名無しさん:2006/09/30(土) 20:58:23 ID:???
D・B投下まだ?
575D・BIN麻帆良市:2006/09/30(土) 22:29:52 ID:VAjozZNh
遅くなりました、では投下します。
576D・BIN麻帆良市:2006/09/30(土) 22:35:19 ID:???
「とりあえず、込み入った話は落ち着いた場所ですっから、大声出したり、暴れたりしないでくれ。な?」
確かに、文字通り地に足が着かず、恐怖に駆られている。
なだめられて落ち着いたので、なんとか周りが飲み込めてきた。
まだ真下に川があり、高く宙に浮いている。
どうやら、右手で腰を抱かれて、左は何か握ってるから添えられているだけだ。
問いただしたいことはたくさんあったが、落とされては大変なので、開きかけた口はさすがに閉じられない。半開きになる。
「そう、黙っててくれればいいから」
さらに続けて、
「そう、黙っててくれればいいから」
さらに続けて、
「マエストロ、俺らだけでも降りれる場所は確認出来るか?」
よく見れば、口元に細い棒のようなもの。それに話かけている。耳にイヤホンのようにはまるところまで伸びている。どこかSF風のマイクのようだった。
深みのある低い声が何か言ったのが漏れてくる。
「了解、広い場所にシップ止めて、そこで落ち合おう」
クライカンって何?シップ?DF?マエストロって、師匠って意味のはずや。それに“ドリームバスター”って何や?
困惑した木乃香と少年を吊りながら、上の何かかはフラつくのを止め、上昇しつつ真っ直ぐ飛んでいく。


「さて、嬢ちゃん。名前はなんて言うんや?」
シェンは怯えた顔を、上がった息を戻させるためにそう言って、覗き込んだ。
「近衛、近衛木乃香や」
びびって震えてやがる。かなり難しいサルベージミッションになりそうだ。
「そうか、俺はシェンだ。シェン。言えるか?よろしくな」
「よ、…よろしゅう」
577D・B:2006/09/30(土) 22:50:39 ID:???
…あ、ミスりました、気に止めないでください。
いつもどおり、展開が遅くてすいません。
…あと、もし侍さんがいるなら、
土下座して言います、本当にすいません!!!平謝りに見えるかもしれませんが、大変失礼なことをしていることに気がつきました…
カブったところを見つけてしまったのですが、このまま書くべきでしょうか?
変更すると輪をかけて、次投下まで時間がかかります。
では、おそくなってまた…
578577:2006/09/30(土) 23:21:35 ID:???
書き忘れました
原作が進むごとに細かい設定が変わるんで、混乱してたんですが、ほんとはD・Pの名前は分からないことになってます。
WIKI編集のときにいろいろ直しておきます
579マロン名無しさん:2006/10/01(日) 00:20:02 ID:???
多少内容がかぶっても大丈夫でしょう
GJ!!
580マロン名無しさん:2006/10/01(日) 00:48:18 ID:???
パクリと被りは違うから平気じゃね?それに侍はいちいちそんなの気にするほど狭い人じゃないと思うし。
だから頑張れ。
581D・B:2006/10/01(日) 01:02:46 ID:???
カブるというか、既視感感じるかと思ったので。どうせなら、それでネタ取ってしまおうかなぁ
さすがに連投無理になりましたが、こうコメント貰えるだけで、うれしいです
また今度!Have a good dream!
582NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/01(日) 17:42:44 ID:???
「とりあえず、お二人とも武器を捨てて蹴ってください」
首筋に剣が当たるこの状況で、二人は逆らえるはずもなくそれぞれ杖と銃を足元に落とした。
ネギはそっと杖を蹴るもののジョンは苛立ちからか盛大にショットガンを蹴り飛ばした。

「いいでしょう、さてどうして欲しいですか?」
どうして欲しい?もちろん解放して欲しいに決まっていると二人は思ったが……
「ああ解放しろとかは聞けませんよ」
やっぱりなとジョンは呆れ顔になり、誰か助けてと願うネギ。

「やっぱり死んでもらいましょう」
刹那は二人の首から剣を離す、無論二人の首を切り落とすためにである。
さすがのネギも、この至近距離で刹那の剣をかわすのは難しい。
さらに自分は逃げる事ができても瞬歩や縮地といった技の使えないジョンは見殺しにする事となる。
もう駄目だとネギが思ったその時『ピスピス』という奇妙な音がネギの耳に入ってきた。
そしてその直後、女性の悲鳴、そしてまた『ピスピス』と言う音が聞こえてくる。
ネギが思わず振り向くとそこには血塗れになった刹那が踊り狂っている姿があった。

刹那の腕、足、羽、腹、背中、肩に次々と穴が開いていく。
その度に身体は赤く染まり血が噴き出してくる。
どうなっているのか?と不思議に思うネギだが血塗れで踊る刹那から目が離せない。
やがて奇妙な音はやみ、その場で刹那が倒れこんだ。
それから程無くして、やっとネギは奇妙な音のした方向へと目をやる。
そこでネギが見たのはアメリカ人の男が銃を持って近付いてくる光景であった。
583NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/01(日) 17:47:10 ID:???
今日はこれで終了……明日からなんとか元のペースに戻します
584マロン名無しさん:2006/10/02(月) 11:19:33 ID:???
age
585マロン名無しさん:2006/10/02(月) 22:19:08 ID:???
最近職人さん来ないな……
586D・BIN麻帆良市:2006/10/02(月) 23:49:43 ID:???
おとといの自分のシェンのセリフと、デシジョンさんの刹那のが被ってますね、頭だけですが。
>>585
とりあえず、気長に待ってみてください。
自分も含め、ほとんどの職人さんがテスト前の学生の方だと思うので、ちょこちょこ原稿まとめるのが精一杯ですんで。
587NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/03(火) 01:13:38 ID:???
「刹那さん!!」
ネギは地面に倒れこみ呻っている刹那を抱き起こす。
刹那の体から流れる血がネギの衣服に染み込むがそんな事はお構い無しに抱きしめる。

「今すぐそいつを離せ!!」
そう言って近付いてくるのは30代後半の欧米人。
髪は金髪、顔立ちは割りと端正な方であるが鋭い眼光をしている。
服装は黒い開襟のシャツにジーンズ、シャツの上には防弾チョッキを着込み、その手にはサイレンサー付きのUSPコンパクトが握られている。

「貴方は何者ですか!?何でこんな事を……」
「俺はCTUのジャック・バウアー捜査官だ!!お前は!?」
「僕は魔法戦術部隊、第8小隊隊長ネギ・スプリングフィールドです!」
「俺は同部隊所属のジョン・コンスタンティンだ!」
ジョンは若干自分が忘れられている事に腹を立て少し大きめな声で言う。

「聞いた事がある、ジョンにネギだな?よしとりあえずその女から離れるんだ!!」
「嫌です!!刹那さんに何をする気ですか!?」
「殺しはしない!尋問するだけだ!!」
「今すぐに手当てをしないと死んでしまいます!!」
「いや!!尋問が先だその女から離れろ!!……早く離れろ!!」
「嫌です!!『ネギ……先生……』!?刹那さん!?」

刹那はネギの顔を見つめる物悲しげな目でじっと……
「退け!!!!」刹那は一言そう言ってネギの腕の中から飛び去っていた。
ネギの腕に残ったのは血の生暖かい感触と真っ赤に染まった羽毛だけであった。
588NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/03(火) 01:15:55 ID:???
「くそぉぉぉぉぉぉ!!何で逃がした!!」
バウアーは顔を真っ赤にしてネギに詰め寄った。
「僕は自分の生徒を殺させはしません!!元に戻って欲しいだけです!!」
ネギの言葉に間髪入れずにバウアーは、ネギの胸倉を掴み、締め上げた。

「この糞ガキが!!お前個人の問題なんてのはどうでもいい!!これは戦争だ、甘ったれるな!!」
激しい剣幕で怒鳴りつけるバウアーに対して負けじとネギも反論する。
「僕の生徒を殺させはしません!!例え誰であれ」
ネギの狂気にも似た表情に思わず怯むバウアーであるが、よりいっそうネギの胸倉を締め上げる。

「だから甘ったれるなこのガキが。お前個人の考えはどうでもいい、これは国の存亡を駆けた戦いだ」
「何であれ僕は自分の生徒を殺すことは出来ません!絶対に誰も死なせない!!誰一人として死なせない!!!!」
「あの化物女は敵だ!!お前の知っている奴じゃない!!」
「刹那さんは刹那さんです!!」

ネギの言葉を聞いたバウアーは小さく声を上げて笑い出す。
バウアーはゆっくりとネギの胸倉を離し軽く整えた。
そして子どもをあやす様に視線を低くしてネギの顔を覗き込む。

「裏切られて可哀想だな」
バウアーは茶化すような口調でネギの顔を覗き込んで笑っている。
「……ネギ補給基地に帰ろう」
ジョンは複雑そうな顔をしてネギを手招きする。
ネギは俯いたまま自分の杖を拾い上げトボトボと歩き出した。
589NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/03(火) 01:17:43 ID:???
兵士と言えど人間だ、休息は必要不可欠である。
そんな兵士が来るのは補給基地である。
武器弾薬の補給、簡単な治療、簡素な食事や仮眠などを執り行っている施設である。
前線からはかなり遠く比較的安全に休息できる、言わば砂漠の中のオアシスのような存在である。

そしてそこには休憩所で椅子に座りながら休んでいるネギとジョンも居た。
ネギは軽い傷の手当を済ませすっかり意気消沈していた。
『裏切られて可哀想だな』
バウアーの言葉が耳から離れない、あの哀れむような馬鹿にしたような物言いが離れない。
『これは戦争だ、甘ったれるな!!』
だがバウアーの言っている事は正論だ、戦争……曲げる事の出来ない真実。

突如始まった戦争、これは誰の選択した事なのか?誰が選んだのか?
誰かが望んだが為に、こんな不毛でくだらない殺し合いになっている。
戦争と言う名の大儀の元に利益を得る人間が居るからこそ戦争は起きる。
そういった人間の頭に有るのは、金を手に入れる事と人間の死を娯楽として楽しむ狂った感覚である。
兵士をチェスの駒の様に操り陣地の取り合いをする。
戦争は彼等にとっては合理的なビジネスであり、快楽と欲望を叶える手段なのだ。

………………………だが、それが彼等の正義でもある。
正義の価値観は人それぞれ違う、自分の正義、自分の信念。
そしてそれらに忠実に生きる事が自分に忠を尽くす事になるのだ。
例え他の人間には絶対悪だとしても当人にとっては正義なのだ。

「暗い顔をしているな」
すべてを信じる事をやめたかのような顔をするネギの前に長い金髪の少女が姿を現した。
「マスター……」
590NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/03(火) 01:20:40 ID:???
D・Bさん被ってましたか!?すいません!!
そんなつもりは無かったんですが……
他の職人さんも暇ができたらチョコチョコ投下してください。
591D・BIN麻帆良市:2006/10/03(火) 01:58:00 ID:???
GJです!
いえ、偶然の一致にただ驚いただけで、レスの無駄遣いみたいな感じになってしまいました。
592NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/03(火) 19:04:41 ID:???
「何を落ち込んでいるんだ?お前らしくも無い」
そうネギに語りかけるのは彼の師匠エヴァンジェリン。
吸血鬼の真祖にして最強の魔法使い『だった』少女。
現在はネギの父親ナギによって施された登校地獄と言う呪いのせいで魔力を押さえ込まれている。

「マスターその格好は?」
「ん?ああ、これか深い意味は無い」
彼女はこの場には不釣合いな麻帆良学園の制服に身を包んでいた。
エヴァは懐かしいものを見る様な目で自身の制服を眺めている。

「なんとなくな……少し前はこの制服を着るのが嫌でしょうがなかったが、急に着たくなってな」
「そう……ですか」
「さて坊や手当てが済んだのなら行くぞ。さっさといつのも生活に戻ろう」
「いつもの生活?……みんなと一緒に……」
「そうだ、みんなでバカやってた頃に戻れるさ」
「でもマスターは魔法が使えないじゃないですか?どうやって戦うんですか?」
「アホかお前は?今この状態で麻帆良学園どころか市内全体の送電がストップ、学園も半壊状態、呪いの力も相当薄れている」

ネギの表情は先程とは打って変わって輝きだした。
「マスターじゃあ!?」
「ああ、全力とまでは行かないかも知れんがかなりの魔力を使う事ができる」
「よかった!!行きましょうマスター!戦争を終わらせに」
「ああそうだな、お前も来るかジョン?」
「俺は足手纏いにしかならないのが良く分かった、ここで待たせてもらう」
ジョンは一応笑って見せるが明らかに、へたくそな作り笑いにエヴァは腹を抑えた。

「ッ……笑い方の練習を私が帰ってくるまでにしておけ」
元々気難しいジョンは挑発的なエヴァの態度に気分を悪くしていた。
「お前も思った事が表情に出ないよう練習しておけ」
593マロン名無しさん:2006/10/03(火) 19:13:59 ID:???
ごめんなさい今日はこれで終了です
594ファイナルディシジョン:2006/10/04(水) 17:10:10 ID:???
今日の九時以降投下します
595ファイナルディシジョン:2006/10/05(木) 00:54:19 ID:???
すいません今日は投下できなくなってしまいました
明日からまた投下できると思います
596ファイナルディシジョン:2006/10/05(木) 23:10:49 ID:???
本当にすいません、いつ投下できるか分からなくなってしまいました
なるべく早く復帰します
597マロン名無しさん:2006/10/06(金) 09:06:44 ID:???
待ってます
598マロン名無しさん:2006/10/07(土) 00:50:30 ID:???
ジョジョはまだか?
599マロン名無しさん:2006/10/07(土) 15:22:50 ID:???
過疎ってるな。こんな時こそ新職人到来してほしいな
600D・B:2006/10/08(日) 11:48:10 ID:???
出来れば、明日投下します
601マロン名無しさん:2006/10/09(月) 00:38:31 ID:???
久方ぶりの投下wktkして待ってます
602マロン名無しさん:2006/10/09(月) 01:24:21 ID:???
落ちてきたからage
603マロン名無しさん:2006/10/09(月) 13:16:21 ID:???
D・B投下は夜かな?wktkだぜ
604D・BIN麻帆良市:2006/10/09(月) 14:35:29 ID:???
シェンは彼女を下ろしたあと、左手の刀を背の鞘に戻し、はずしたロープを腰に吊り下げた工具の脇に巻いておいた。
そして、その彼女はコンクリの橋の上、音を立てて離れていくバレンシップを見上げていた。
いつかのオバハンD・Pの言葉を借りるなら、「ものすごくでっかいブリキのバケツが、逆さまになって」、「バケツの底の部分に、ちょうどヘリコプターみたいなプロペラがついている」。
そんなシップだ。で、見上げながら自分の今現在この状況に困っている。宙に浮いてたときからずっと。
親切なことにまだまだダンマリだ。こりゃしばらく元に戻れねぇな。
だから、橋の柵に乗りかかって、暗い水面の川を覗き込みながら待ちぼうけになっている。
汚水が垂れ流しになっていて、別段きれいな川とは言いがたい、こっちのやつよりはマシではあるけれども。
――テーラの大災厄の被害の傷跡が、これだけではっきり再確認できる。
「あの・・・・これってホントにウチの夢・・?」
後ろから、やっと口を開いて声をかけられた。っても、口は最初から開きっぱなし。
立ち直りは早い方のようだ。

「川の上で言ったとおり。譲ちゃんの夢で、俺らはD・Bで、あんたの夢に巣食ってるクライカンってやつを捕まえるためにここにいる」
「クラ――」
「クライカンが何かって聞くなら、十数人の人間を海に沈めて殺した殺人犯だ」
けっこう面食らっている。
「『何』とか『それ』じゃないぞ。そいつが譲ちゃんを乗っ取ろうとしている」
不安で何も言えないらしい。何が疑問なのかそこは汲み取って、
「・・・」
「あんたの知り合いが」
にしては変な姿だった。見聞きした、あの天使のようだった。
「襲ってきたのはクライカンが仕掛けた罠で、脅したりして譲ちゃんを精神的に参らせて乗っ取るつもりなんだ」
やっぱり空想的が好きな学生、といったところなのだろう。だが“場”はいたって現実的なのだからおかしい。
「罠?幻みたいな、『影分身』みたいな・・・」
カゲブンシン?―――おもったとおりだ。
詳しい話はめんどくさい、ジジイが着いてからにしよう。
「オレの方の知り合いが来るまで待っててくれ」
聞きたいことは一晩の夢では語り尽くせないかもしれないが。
いわゆる不思議チャンは黙って首肯した。
605D・BIN麻帆良市:2006/10/09(月) 14:37:36 ID:???
やっと投下できました。
連投は・・・すみません出来ません。展開が遅すぎる・・・
606マロン名無しさん:2006/10/09(月) 15:01:54 ID:???
久方振りの投下GJだぜ!!
次回投下楽しみにしているぜ
607NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/10(火) 00:37:10 ID:???
戦場で最も戦いの激しい場所、最前線。
もはやここで戦う者は敵がどうと言うよりも自分が生き残る事だけを考えて行動する。
次々に人が死に次々に新しい兵が投入される。
死体はうず高く積まれ、地面は真っ赤に染まり、辺りは酷い臭気によって支配されている。
まさしく死体製造所とでも形容すべき状況である。

「28匹目!」
人と妖魔の断末魔をかき消すように叫ぶ声は少女の物であった。
その手に持つのは巨大な剣、身の丈ほどもある幅広の剣。
長い髪をツインテールで鈴の付いた髪留めで止めている。
服装は制服、麻帆良学園の制服である。
何より目を引くのはそのオッドアイ、左右の眼の色が違うのである。
緑と青、美しい眼に花となり散る妖魔の姿が映る。
彼女は神楽坂明日菜、ネギの生徒の中でも最もネギとの付き合いの深い生徒である。
手に持つはネギの契約の証ハマノツルギ、魔力を断ち切るアーティファクトである。

「はぁぁぁ!!これで30アル!」
「34、35、36、37、38、39!」
明日菜の近くで二人の少女が妖魔相手に奮戦する。
小柄でカンフー映画に、出てくるような服を着た少女は素手で妖魔を打ちのめす。
鋭い拳は妖魔の体にめり込み致命傷を与える。
もう一人、大柄で迷彩服を着込んだ少女は両手に大型拳銃を持ち、踊る様に連射している。
放たれた弾は全て、妖魔の急所目掛けて正確に、寸分の狂いも無く飛んでゆく。
二人の名前は古菲と龍宮真名、体術が古菲、射撃が龍宮である。
この二人と長瀬楓、桜咲刹那は麻帆良学園武道四天王と呼ばれておりその実力は凄まじい物である。
だが刹那は妖怪勢力に行ってしまった為、事実上一人欠いた状態となっている。
そして武道四天王の一人長瀬楓は……。


608NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/10(火) 01:05:08 ID:???
「全く面倒な仕事でござるな〜よっと!」
背の高い、まるでモデルのような体型をした少女が廃墟と化したビルの中を進む。
少女は忍装束に身を包み、軽快な動きで廃墟の中を駆けて行く。
長瀬楓、武道四天王の一人である。

楓が進む30階建てのビル……いや『ビルだった物』と言った方が正しい。
天井は最上階から1階まで所々吹き抜けになっており、日の光が埃まみれの床に降り注いでいる。
もはや建物とは呼べぬ廃墟を楓は一人進んでゆく。

「にしてもぼろいでござるな、本当に妖怪が居るのか?」
彼女はある命令を受けてこの廃虚ビルを探索に来た。
この廃墟ビルには妖怪達の出入りが頻繁に、確認されており調査してほしいとの命令が軍から出た。
楓の実力は恐らく熟練した工作員も目を剥くほどの物である。
戦闘力も陸軍一個小隊以上と言っても言い過ぎではない。
それ程の戦力この緊迫した状況で軍が見逃すはずも無く、莫大な報酬で彼女を雇った。
無論彼女も自分の住む街が、戦場となっているのを黙って見過ごせるわけも無く、軍に入る事を即決した。
それは古菲や龍宮、明日菜も同等の理由でこの戦場に居る。
それに加え、古菲は格闘能力の高さを見込まれて、龍宮は莫大な報酬で、明日菜はその得意な能力で。
それぞれがそれぞれの理由を持ち、信念を持ち戦場に居る。

「(これと言った気配は無いでござるな)」
彼女が15階の偵察を終え上の階に行こうとした時。
「!!誰で『ゴッ!』」
突然の襲撃にさすがの楓も動く事ができずに何者かの攻撃をモロに食らってしまった。
彼女は襲撃者に後頭部を強く叩かれその場に倒れ込んでしまった。
薄れ行く意識の中、彼女は誰かに抱き抱えられるような感覚を最後に覚えた。
609マロン名無しさん:2006/10/10(火) 22:57:24 ID:???
過疎ってる・・・
610マロン名無しさん:2006/10/11(水) 00:14:55 ID:???
侍帰ってこないかな
611マロン名無しさん:2006/10/11(水) 23:48:49 ID:???
今日投下無さそう
612NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/12(木) 01:16:12 ID:???
明日菜、古菲、龍宮はたったの三人で妖怪達に戦いを挑んでいる。
最初三人は偵察の任を帯びて、陸軍2個小隊と行動を共にしていた。
ただの偵察任務のはずが妖怪達の奇襲を受け、一気に戦闘になってしまったのだ。
妖怪達の奇襲で隊列は乱れ2個小隊は全滅、残った少女三人が妖怪達と戦う事となった。

「数が多すぎ!きりが無いわよ!!」
明日菜のぼやきも無理は無い。
実際問題、彼女達が相手にしているのは数百匹の妖怪達。
普通の人間ならば数秒で肉を食い尽くされている所である。
事実彼女達と同行して来た2個小隊の兵は、既に全員が肉を食われ骨だけになっている。

それでも彼女達は戦い続けた、いや戦わねばならぬ状況であった。
妖怪達は彼女達の逃げ道を塞ぐように迫り、次々に襲い掛かってきた。
明日菜達の戦闘力は常人とはレベルが違う、だが妖怪達もまた強者。
戦闘は妖怪達の数の多さもあり、既に1時間近くの長きに渡っていた。

「ふぅふぅ……凄い数アル、いっつ!!」
長時間の戦闘で疲れきった古菲は一瞬の隙を見せてしまい、一匹の妖怪に右の肩口を噛まれてしまった。
常人ならば気付かないほどの小さな隙、その隙を突いて妖怪は彼女に噛み付いたのだった。
ナイフのような牙が古菲の肩の肉に食い込んでいく。
筋肉の繊維一本一本が千切れていく感触、牙が骨に当たる感覚。
その痛みは15歳の少女が耐えられるレベルの物ではなかった。

「うぁっ!……うぅ、っ!離せこの糞妖怪!」
古菲は妖怪の首を捕まえ、力任せに投げ飛ばす。
肩口に食い込んでいた牙は彼女の肩の肉を切り裂きながらも何とかはずれた。
だが力任せに引き剥がした為か肩口からはかなりの流血が見られる。

「痛ったいアルな、これはお返ししなきゃアルね」
古菲は赤い肩口を押さえつつも笑顔で構えた。
613NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/12(木) 01:19:49 ID:???
「古菲!!大丈……『ドン!!』!?」
一瞬ほんの一瞬、古菲に気を取られた龍宮。
だがその一瞬のうちに彼女は脇腹に衝撃と強い違和感を覚えた。
彼女は恐る恐る違和感の元に目をやる。
そこで目にしたのは自身の脇腹が何かに貫かれている様子であった(これは……『手』?)
彼女の腹からは気色の悪い手が飛び出ている、目の前の異様な光景を冷静に分析する龍宮。
彼女は悟ったかの様にあくまで冷静に、認めたくは無い、だが認めねばならない結論を出した。

「妖怪?……ゴフッ!……ふふ短い人生だったな」
龍宮の口元からは糸の様に細く、血液が流れ出ていた。
ゆっくりと『手』は龍宮の腹から引き抜かれていく。
止めど無く流れ出る鮮血、傷口を中心に銃弾の様に素早く駆け抜ける激痛。
徐々にぼやける目の前の光景と共に感じるのは薄れ行く痛みと意識。

「龍宮さん!?」
「真名!!!!やめるアル……やめろ!!」
二人が見た時には手を赤く染めた妖怪が龍宮の身体目掛けて鋭い爪を振り下ろしていた。
龍宮の背中に妖怪の爪が食い込む……寸前、妖怪は花となり傷付いた龍宮の身体を包み込んだ。

「大丈夫ですか!?……一人やられたのか」
そう言って一人の男が花びらの上に横たわる龍宮に駆け寄る。
彼に続くように次々に戦闘服に身を包んだ男達が明日菜と古菲の前に姿を現わした。
二人は一瞬状況が飲み込めなかったが、彼等が自分達の援軍である事を理解するのにそう時間は掛からなかった。
援軍の数は数百人以上にのぼり、各人が次々に妖怪の群れに突っ込んでいく。
兵士達による突撃銃や拳銃、さらには無反動砲などの攻撃で、次々に花びらに姿を変え瓦礫の地面を彩る妖怪達。

「もしかして助かったの?私たち」
「そうみたいアル……でも龍宮は……」
怪我をした肩口を強く握り締める古菲。
血が溢れる事も気にせずに、彼女は怒りに任せて自分の肩を強く握り締めていた。
614NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/12(木) 01:21:30 ID:???
今日の分投下終了です。
明日も投下する予定なのでまた明日。
615マロン名無しさん:2006/10/12(木) 14:01:28 ID:J6EsaBqL
  
616GT編、復讐鬼ベビー編:2006/10/12(木) 14:05:16 ID:???
かつて魔法使いどもに滅ぼされた人種のやつらが残した寄生型生物ベビーがネギまのキャラをどんどん操っていって
最後には小太郎に寄生して「小太郎ベビー」になって猛威を振るう。
最後はアスナの涙で覚醒するネギ、みたいな話を誰か作ってくれ。
DBGTのベビー編のパクリで。ちなみに小太郎ベビーはえらくゴツくて顔はやばくなる。
617マロン名無しさん:2006/10/12(木) 14:23:01 ID:???
>>616
小太郎なんかに寄生してもやられるだけだろ
もう少し強いヤツじゃないと
618マロン名無しさん:2006/10/12(木) 14:43:55 ID:???
ベビーはネギまキャラに寄生するよりもそのまま戦った方が強いと思う
基礎戦闘力1億以上は確実に有るだろうし
まぁGT基準の戦闘力じゃなくて設定だけの借りパクなら別にいいだろうけど
619マロン名無しさん:2006/10/12(木) 18:58:22 ID:???
>>618そりゃそうだけど、まあ設定が面白そうだからってことじゃない?
そんなこと言ったらこのスレでネギまとバスタード戦ったらすぐ終わっちゃうし。
小太郎寄生だったら、ライバルに寄生ってことでいいんじゃないと思ったが。
まあベビーが寄生すればごはんよりベジータのが強くなるぐらいだからいいんじゃない?
んで「我ら一族の敵、にっくき魔法使いどもめ!!」とか言ってたらいい感じ。
620マロン名無しさん:2006/10/12(木) 19:09:20 ID:???
上のDB各キャラの役回りはこんな感じかな?(セル編〜ブウ編Z基準で)

悟空(ナギ)父(途中退場)
悟飯(ネギ)息子(最後の最後で覚醒)
べジータ(エヴァンジェリン)性格的なとこで
ピッコロ(タカミチ)ライバル?の息子見守る系
トランクス(刹那)剣士系&まじめ系(キャラ的に似てる気がする)
クリリン(小太郎)とりあえず小太郎はこれが妥当な役回りかな?そこそこの活躍はする親友系
天津飯(龍宮or高音)足止め大活躍系(龍宮シャークティ辺りとの戦いから)or自信過剰で年下の付き人居る系(高音)
ヤムチャ(古菲)努力の割にはヘタレ系(四天王では一番劣るし)但し主人公の師匠的な役割から亀仙人ポジかもしれない。
餃子(愛衣)付き人系(天さん=お姉さま)
ブルマ(超鈴音)ポジション的なところから
人造人間系(茶々丸と楓)茶々丸はまぁ当然の如く。小太郎がクリポジに付くと18号は楓かな?
ランチ(龍宮)戦闘力抜きで語るなら一番妥当なポジション
亀仙人(学園長or古菲orエヴァンジェリン)見た目学園長、武術的観点で古菲、総合的師匠な観点ではエヴァンジェリン
ベビー(?)強キャラがいいかと、原作通り行くならべジータポジのエヴァだが……

とりあえず均等にキャラが出てくるセル、ブウ編基準で当ててみた。
GTはインフレ激しいし悟空以外のキャラは殆ど戦力外だからやり難かったスマン。
小太郎は個人的にはクリりンポジション(原作でもほぼ同様なポジションだし)
ベビーが同化するキャラは強さの意味でもタカミチ以上のキャラがいいんじゃねぇかと。
後は明日菜か、主人公の力の覚醒に一役買うタイプだから……

人造人間16号(悟飯スーパーサイヤ人2覚醒キー)クリリン(悟空スーパーサイヤ人覚醒キー)
界王神(ブウ編、悟飯潜在能力解放役と遠回しなスーパーサイヤ人4覚醒キー)界王様(悟空に後の切り札、元気玉を教える)
パン(悟空スーパーサイヤ人4覚醒キー)

かな?妥当なのはパンポジションだな、てかその他は皆おっさん。
まぁ明日菜おっさん好きだし別にいいけど。
621マロン名無しさん:2006/10/12(木) 19:18:50 ID:???
>>620乙。なるほど。Zっぽいネギまだと、なんか殴りあいになっちゃうからイメージとは違うんだよな。
GTぐらいだったらちょうどいいかな。てかエヴァがベジータか。
ああ、そうだ。エヴァは昔敵だったってことは、ベジータもそうだ。
だから寄生されるのはエヴァでいいかも。ベビーの邪悪さにマッチしそうだし。
622マロン名無しさん:2006/10/12(木) 19:26:56 ID:???
とりあえず設定だけ考えてみた。

ベビー→かつて魔法使いたちに殺された一族が作り出した寄生能力のある機械生命体。
    極めて利己的な性格。全世界を自分達の一族にしようとする。そして、魔法使いや吸血鬼への復讐を狙う。

超→寄生されてベビーの秘書になる。最後には満月の1000倍の光を人工的につくり、大吸血鬼ベビーを誕生させる。

エヴァ→かつてトップクラスの実力を誇った魔法使いなので、ベビーにも知られている。寄生されてエヴァベビー(ベビーエヴァのが語感いいか?)になる。
    寄生後は目が機械的になり、最終形態は眉毛なしの醜い姿になる。大吸血鬼にも変身する。
623マロン名無しさん:2006/10/12(木) 19:56:39 ID:???
>>622
うーん俺としては秘書は超より葉加瀬の方がアリだな。超はむしろ戦闘がガチでいけるし、タカミチとも互角っぽい。
いずれエヴァがベビーになるなら茶々丸とのからみを考えるとよりいいとオモ。
624NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/12(木) 22:32:28 ID:???
流れ読まずに投下です

補給基地。
ネギはエヴァンジェリンと戦場へ行く事が決まった直後、簡単な食事をしていた。
黙々とレーションを食べ続ける多国籍の兵士たちに混じっての食事。
ネギは決して美味いとは言えないレーションを少しだけ無理をして腹に詰め込む。
いざ戦場へと赴こうとした矢先、一台のジープがネギの目の前に止まった。
中からは数人の軍の医療班と思しき集団が慌てながら担架を下ろしている。

「脈拍低下!出血が酷いし、内蔵もやられている……糞!!」
そう口走りながら軍の医療班数人が慌ただしく担架を走らせる。
目の前にいるネギなど、お構い無しに担架を走らせる。
ネギは一旦その場から飛び退くが、尋常ではない様子に思わず担架に載っている人物に目をやると……

「龍宮さん!?」
「ネギ!あんたこんな所に居たの?」
「ネギ坊主!真名が……真名が……っ!」
そう言って二人の少女がジープから降りてきた。
二人はネギが良く知る人物、同居人の神楽坂明日菜と武術の師匠古菲。
少女達は沈んだ様子でネギに近づいてくる。
普段の二人の性格を考えれば、有り得ない落ち込み様である。
しかしネギには二人が何故落ち込んでいるかすぐに分かった、分かったが認めたくは無かった。
事実を認めてしまえば大切な人が遠くへ行ってしまうかもしれない、そう思ったからだ。
ネギは頭の中を白紙にする、決して何も考えないようにした。
何も無い事にすればひょっとしたら、それにまだ駄目と決まったわけではない。
そう考えねば、そうでなければ考えてしまう大切な人の……。

「ありゃ死んだな、助からねぇや」
ネギの近くで食事を取っていた兵士の言葉、彼としては何気のない言葉だったのであろう。
だが必死に死と言う単語を切り離していたネギに届く残酷な言葉。
絶対聞きたくはなかった、考えたくもなかった言葉。
見ず知らずの兵士の一言がネギの頭を混沌として渦巻いていた。
625NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/12(木) 22:39:22 ID:???
今日のところはこれで投下終了です。
ところでネギまGT編はリレー方式で書くと言うのはどうでしょうか?
何レスで完結とか有る程度決めればダラダラしないと思うんですがどうでしょう。
626マロン名無しさん:2006/10/13(金) 01:01:38 ID:???
木乃香「土とか……食ってみるか」
刹那 「何言ってんですかお嬢様!?故郷の京都が懐かしくなって脳に蛆でも沸いたんですか!?」
木乃香「うちにはインパクトが足りない気がすんねん」
刹那 「いやだからって何で土を食べるんですか!?普通引きますよ!と言うか私は引きますよ!?」
木乃香「でもせっちゃんには背中から羽根が出て物凄いインパクトがあったやん、うちにはそういうインパクトが足りない気がすんねん」
刹那 「はぁ……あっ!明日菜さん」
明日菜「やっほー木乃香、刹那さん」
刹那 「明日菜さんそれは?」
明日菜「ああタカミチ先生から貰った海苔よ」
刹那 「へぇ〜これはいい海苔ですね」
木乃香「うちにも見せて♪……のぉぉぉぉぉりぃぃぃぃぃじゃねぇかぁ!!!!!!!!!『ゴッ!!』」(刹那に頭突き)
刹那 「海苔ですけど〜!!」(額から出血)
木乃香「こんなもんでどないせっちゅんじゃ!!こうなったらやっぱり土食うしかねぇ!!赤土持って来い!!」
刹那 「落ち着いてお嬢様!!明日菜さんハマノツルギで、ハマノツルギでお嬢様の尻をぶっ叩いてください!!」
明日菜「無理……私には無理」
木乃香「こうなったら尻からゴジラを出してやる!!!!」
刹那 「やめてお嬢様!!痔になる確実に痔になる!!」
木乃香「破れかぶれじゃ!!!!絶対生んでやるふ〜ん!!!!」
刹那 「産めませんから!!人間はゴジラを産めませんから!!力むとまた痔になりますよ!!」
木乃香「こうなりゃも1回痔になってやる!!インパクトは有るだろう」
刹那 「痔にはインパクトありません!!」
木乃香「こうなりゃインパクトの有る切れ痔に!!ふ〜ん『プチ』いでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、切れた!!!!!!!!!」
刹那 「ギャァァァァ!!!!!!!!!!物凄い血が出ている!!!!!!!!!!!!!」
木乃香「もっと切れろ!!!!!!!!!!!『プチ』インパクトォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

木乃香のインパクト有る切れ痔は全治1年でした、終わり
627マロン名無しさん:2006/10/13(金) 17:25:31 ID:???
復讐鬼ベビー編面白そうだから早く誰か投下してくれ。元々の案を出した人は投下しないのか?
628マロン名無しさん:2006/10/13(金) 18:09:06 ID:2ayC0dTF
ドクターミューとかのとこはGTでもつまらなかったからなしでいいよな?いきなりベビーからで。
629マロン名無しさん:2006/10/13(金) 18:38:27 ID:???
いいっしょ。必要になれば出すでおk。
630マロン名無しさん:2006/10/13(金) 18:41:31 ID:???
http://www.imgup.org/iup273854.jpg.html
エヴァベビー描いてみた。下手でごめん。
631マロン名無しさん:2006/10/13(金) 18:45:54 ID:???
いいんでない?
ただドラゴンボールのキャラは出さない方がいいと思う。
ベビーもドクターミューが作ったってよきは魔法使いが作ったとか別の奴が作った事にした方がいいかも。
632第一話 邪悪な寄生生命体ベビー:2006/10/13(金) 18:54:09 ID:???
アスナ「・・・どうしたの?なんか嫌なことでもあったの?」
ネギ「・・・とんでもなく邪悪な存在がいるような気がするんです・・・」
アスナ「考えすぎじゃない?まあ最近変な奴多いけど・・・」
これは、地球最悪の危機を予感していたのかもしれない。こんな平和な会話は続かなかった・・・。




所変わって、ある国にある地下研究所である。ここはどうやら、かつて魔法使いに利用されていた頭のいい一族が存在していた場所である。
いま、ここに最悪の邪悪生命体が復活する・・・。

「・・・・魔法使いはにっくき敵・・・・吸血鬼・・・いまいましい吸血鬼め・・・
 この世をすべて俺の一族に変えてやる・・・そして魔法使いどもも消してやる・・・」




続きは誰かたのむ。俺じゃあこの程度が限界だ。
633第一話 邪悪な寄生生命体ベビー:2006/10/13(金) 19:05:42 ID:???
学園では平和な時間が続いた。続くように思えた。だが、今日はいいんちょうの様子がおかしいのだ。
海外旅行から帰ってきたらしいのだが、学校に来てから一言も喋らない。不気味な目でずっとどこかを見ているようだった。

アスナ「・・・ちょっと あんたおかしくない?今日変よ」
いいんちょう「・・・・・・・・」
アスナ「ねえ、聞いてるの!?答えなさいよバカ!!」
いいんちょう「・・・・この体は大したことはなさそうだ・・・・」
アスナ「はぁ!?意味不明よ!!頭ぶったの!?」
いいんちょう(・・・・この町の住民をまずは・・・いや、隣町からだ・・・ここには強力な人間が多い・・)
アスナ「ちょ・・・ちょっと・・・」
いいんちょう(兵力を集めてからここの強力な奴らを乗っ取るとするか・・・・)
634第一話 ◆wijnRsN0vY :2006/10/13(金) 19:12:22 ID:???
トリップつけました。俺の話が鬱陶しくなったら、俺のトリップを指してやめさせればいいです。

そういうと、いいんちょうは何処かへ行ってしまった。だが、もう下校時刻だったので、だれも止めはしなかった。
明日からは夏休みだ。ちょうどみんなが自由に動ける。そのことはいいんちょうにとって最高だった。
24時間自由に行動可能だからだ。

いいんちょう「・・・・今日はこの町のとなりから行くか・・・くくくく」

アスナ、このか、刹那は隠れながら後をつけた
アスナ「なんかぶつぶつ言ってる・・・本当におかしくなったのかしら・・・!」
635第一話 ◆wijnRsN0vY :2006/10/13(金) 19:23:02 ID:???
委員長(後をつけられてる・・・こいつのクラスメイトか・・・チッ!!俺が乗っ取ってるのがばれたら大変だ
    よし、卵を植えつければいざというときこいつをしもべにできる!それまでは楽しい学園生活を遅らせてやろう)

なんと委員長は体を乗っ取られていたのだ。そして、アスナたちに気づかれぬよう、寄生生命体はあやかの体から抜け出した。卵を残して・・・・。

委員長「・・・あら?わたくしは一体・・・?」
委員長は寄生された後から現在までの記憶はないらしい。そして、委員長は普通に家に帰っていった。

このか「ねえ、家に戻ってくみたいや。別にあやしくなくないんとちゃう?」
アスナ「そうね・・・今日はたまたまおかしかったのかしら」
刹那「まあ、今日は解散しましょう」
3人は、今日のことは大したことじゃないと去ってしまった。
このとき、なんとかしていれば最悪の事態を避けれたかもしれないのに・・・。
636マロン名無しさん:2006/10/13(金) 21:46:48 ID:bGQNyOE3
翌日も平和だった。平和な町。アスナとネギは町を歩いていた。すると、委員長に出くわした。
どうやら、たまには家の高級な食事だけでなく、屋台のラーメンなどの普通なものを食べてみたかったらしい。
当然、アスナたちは昨日のことを聞く。

アスナ「ねえ、昨日どうしたの?基地外みたいだったわよ。」
委員長「き・・・基地外ですって!?私はいつも上品ですわ!!!」
ネギ「・・・まあまあ・・・・でも昨日は様子がおかしかったですよね」
委員長「そうなんです〜!!というか、記憶が消えてるんですよネギ先生!!」
アスナ「ハァ!?」
委員長は記憶がないことを話した。
ネギ「海外で何かあったんですか?」
委員長「そういえば、なにか小さい赤ん坊みたいな生き物を見ましたわ!!あんな生物みたことないですわ!」
ネギ「あ・・・赤ん坊ですか。」
委員長「その後宿泊先に行ったのですがそこから記憶がないんですの。」
ネギ「他に変わったことは・・・・」
委員長「先生に会えないことがわたくしには異常なことでしたわ」
アスナ「このバカ女」
委員長「な・・・なんですって!?」
ネギ「まあまあ・・・」
またいつもの喧嘩が始まった。こんな平和な光景。いつまでも続けばよかった。
だが、悪魔は確実に力を拡大していた。


==隣の町==
???「ふん!この町の住民にはほとんど卵を植えつけた。あと10の町を配下にすれば確実だろう。
    そしてからあのマホラとかいう町だ。あそこの強い奴らも俺のしもべにしてやる。
    ふははははは!!!」
マホラの隣の町はどうやらこの生命体に寄生されたようだ。
その後、この生命体は1日おきに1つの町を配下にしていった。そして、10日がたった・・・・。
637マロン名無しさん:2006/10/13(金) 22:24:53 ID:???
http://www.imgup.org/iup273978.jpg.html
また絵描いた。今度はSS4っぽい覚醒ネギを描いてみた。
638マロン名無しさん:2006/10/13(金) 23:01:38 ID:???
>>636
続きwktk!
>>637
違和感ないな GJ
639NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/14(土) 00:38:29 ID:???
>>633->>636
GJ!続きwktkです!
>>637
スーパーサイヤ人4ネギ違和感ないですね〜GJです!

今からファイナルディシジョン投下します。
640NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/14(土) 00:39:48 ID:???
「ネギ、龍宮さんなら大丈夫だよ……絶対死なない」
「ええ僕も信じています。龍宮さんは強いですから」
「私のせいアル……私がやられたから気を取られて…私が死ねばよかった……」
「やめてください!!……そんな事言わないでください…」
ネギは古菲の胸倉に掴みかかった、必死に涙をこらえて古菲に訴えかける。

「ネギ坊主……」
「誰なら死んでいいとか、いけないとかそういう事じゃないんですよ!?」
「…………すまないアル……傷の…手当てをしてくるアル」
古菲は肩口を押さえトボトボと医療用テントに向かった。

「ネギ……あんた」
「すいません……つい大声を出してしまいました」
「……どこか行くの?」
「ええエヴァンジェリンさんと一緒に戦いに行くんです、もっとも正規の任務ではないですが」
「ネギ私も行くよ」
「明日菜さん……でも」
「連れて行ってやれ、明日菜は役に立つだろう」
そうネギに声を掛けたのは彼の師匠エヴァンジェリンであった。

「!?マスター……でも!!」
「本人は行く気だ。どうせ言っても聞かないだろう、それに妖怪共にはマジックキャンセルが有効だ」
「でも!明日菜さんを危ない目に合わせる事は」
「いい加減にしないかこの甘ちゃんが!!使える戦力は使うそれが戦争だ、覚えておけ!!」
「……分かりました……」
「ネギごめんね……私も戦いたいの」
641NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/14(土) 00:42:10 ID:???
ネギ、明日菜、エヴァンジェリンは戦場へと赴いた。
本来ならば違法行為であるが魔法部隊の中でも高い地位にあるエヴァンジェリンが上層部に半ば強引に許可させていた。
もっとも実際に取り付けたのはエヴァンジェリンの単独行動の許可であったが……。
とにかく一応正規の手順を踏んだ正式な作戦行動である、失敗は許されない。
上層部……と言うよりはエヴァンジェリンが決めた事ではあるが任務は二つ。
一つは妖怪軍本拠地の探索、もう一つは妖怪の掃討である。

「まだ昼間なのに薄暗い……」
「明日菜、気を付けろよ、視界がいいとは言えない。奇襲の可能性もある」
エヴァンジェリンの予想は的中した、それもそう言った直後に。
瓦礫だらけの学園都市、その瓦礫の影から1匹2匹と妖怪たちが姿を現す。
気が付いた時には十数匹の妖怪達に完全に包囲されており逃げ道はない。

「囲まれたか……戦闘準備!リク・ラク・ラ・ラック・ライラック、氷神の鉄槌!!」
「はい!!ラス・テル・マ・スキル・マギステル、魔法の射手!風の13矢!!」
「アデアット!行くわよ!!」
まずはエヴァの魔法が妖怪数匹を襲い氷付けにする。
ネギの魔法の矢も数匹の妖怪に向かって飛び、その身体を貫いた。
明日菜も巨大な剣と化したハマノツルギを構えこれまた数匹の妖怪の群れに突っ込んでいく。
ハマノツルギを操る明日菜の剣筋は、多少粗いものの鋭く妖怪を捕らえていく。
明らかにネギ達の方が優勢かに見えたが……

「しまったこんなに隠れていたのか!?糞罠か?」
エヴァンジェリンが見たのは自分達を囲む数十匹の妖怪の群れであった。
彼等の殺気立った視線は明らかにネギ達に向けられていた。
そして妖怪は一斉にネギ達に襲い掛かる。
642NEGIMA・ファイナルディシジョン:2006/10/14(土) 00:44:53 ID:???
今日はこれで終了。
そろそろ容量増えてきたんで次スレの事考えようと思うんですが
2スレ目のタイトルはどんな感じのがいいですかね?
そろそろ決めておいた方がいいと思うのですが……
643マロン名無しさん:2006/10/14(土) 10:27:27 ID:???
??「わぁおじょーちゃん紳士なわしと是非大気圏突入をー」
木乃香「やぁー! こんといてー!」
??「わしとララァの秘密を探るんじゃよ」 刹那「お嬢様に何をする!」

 ギャワーーー!

ネギ「今の悲鳴は…!? あれは木乃香さんに刹那さん、それに…まさか…」
刹那「ハァハァ…や、やってしまった…」
木乃香「…し、死んでまったん?」
 コクりと頷く刹那。木乃香は真っ青になる。
ネギ「皆さん! 何をしてるんですか?」
 がたがたと震える木乃香。
刹那「な、なんでもありませ」
??「う、うぐ、こ、殺す気ですかぁーー!」
刹那「な!? 確かに死んだはずじゃ」
ネギ「ファーザーさんは不死身ですから」
ファーザー「そうなのかにゃー?」
ネギ「ええ。ほら(ザクッ)」
刹那「なっ」 木乃香「きゃーー!!」
ファーザー「ヴぐ…こ、殺す気かぁーー!?」
ネギ「あはははははは(サクサクサクサクサク)」


モテモテ王国より
644マロン名無しさん:2006/10/14(土) 15:53:22 ID:3XiYU34R
このスレどっちかっていうと、ネギまと他の漫画の合作スレだな。
645マロン名無しさん:2006/10/14(土) 16:22:09 ID:???
>>642
〜○時間目にするのがセオリーだと思うんですけど
ほかに何かありますか。あまり知らない自分が言うのもなんですが
646第一話 ◆wijnRsN0vY :2006/10/14(土) 16:42:39 ID:???
今日、ネギとアスナは出かけることにした。たまには気晴らしにということらしい。だが、ネギはトイレに行きたくなったようだ。
ネギ「ちょっとするから待っててくれませんか?」
アスナ「しょうがないわね!速くしなさいよ!!」
そういって、トイレへ行った。アスナは待っている・・・。






==マホラ裏道==
まき絵「ふふふ・・・ベビー様の全世界ツフル化計画の第一歩がこの町のようね。」
亜子「そうや。それに偉大なるベビー様は理不尽な魔法使いという人種をこの世から消し去るつもりや。」
祐菜「それに、あたし達のクラスのほぼ全員がベビー様のしもべになった。これは幸運なことね。今ベビー様は町の人間をしもべにしているわ。
   ベビー様のしもべになれるなんて、これほど喜ばしいことはない・・・。」

何と、あの寄生生命体は3Aのほとんどの人間に寄生していた。そして其の名はベビー。

647第一話 ◆wijnRsN0vY :2006/10/14(土) 16:43:52 ID:???
いいんちょう「しかし、私達ではあまり強くないですわ。刹那さんたちといった超人系な御方たちに洗脳するのも大変でしょう。」
のどか「まあ大丈夫ですよ・・・。ベビー様は偉大な御方だから・・・・。」
双子「偉大なるベビー様は世界を手に入れちゃうよ!!だからあたし達は手伝わなきゃね!」
委員長「其の通りですわ!!あたし達も力になりましょう!!」

一同は恐ろしいほどベビーを崇拝していた。もはや以前の3Aではない。





648第一話 ◆wijnRsN0vY :2006/10/14(土) 16:44:45 ID:???
葉加瀬(・・・ベビー様はエヴァンジェリンの肉体をもっとも欲しがる・・・彼女を乗っ取ることが、魔法使いで吸血鬼である彼女への最高の復讐であるでしょうから・・・
     そして強さで言ってもそれがベスト・・・ベビー様の野望は命をかけて成功させる!!!)
ハカセはその頭脳をベビーのために使うと誓った。もっとも、操られているのだから誓ったと言えるのか・・・・。
そして、裏道には徐々に一般市民が集まってきた。みなベビーに乗っ取られたのだ。
そして、最悪の、いや、洗脳された彼らから見れば最高であろう。
ついに武道派4人の刹那、古、龍宮、楓、超までもベビーの僕になってしまった・・・。これで3Aはエヴァ、茶、アスナ、ネギ以外全員が洗脳されてしまった。
(*武道四天王や超が洗脳されるとこは面倒なので書きませんでした。書きたい人は勝手に書いてください)

葉加瀬「ベビー様はエヴァンジェリンの肉体を欲しがっている!我々の命を犠牲にしてでも奴の肉体を手に入れる!!」
一同(3A&一般人)「おおぉぉぉぉ!!!!」
一同は狂っていた。
649第一話 ◆wijnRsN0vY :2006/10/14(土) 16:45:17 ID:???
のどか「あのぉ・・・ベビー様は今誰の体に潜伏しているんですか・・・?」
刹那=ベビー「俺様はここにいる。」
一同「ベビー様!!!」
刹那=ベビー「こいつは刀が得意なようだな!使える!エヴァンジェリンも乗っ取れる!!」

ベビーはいままで傷口から侵入していったようだ。だから、傷口が作りやすいとのことだ。

龍宮「しかし、エヴァンジェリンの強さは半端じゃない。本気になれば我々4人と超とその他でかかっても・・・」
ベビー「安心しろ!ちょっと傷口作ればいいんだ!再生能力があってもな!1秒ほど傷口があけば大丈夫だ!
    だから全員死に物狂いでエヴァンジェリンの動きをとめろ!」

こうして、エヴァンジェリン乗っ取り作戦は行われようとしていた。

第一話 完

次回予告(次回予告アレンジバージョンのチャラヘッチャラが流れる。嫌な人はGT版で想像して)
こんにちは!僕ネギです!アスナさんと出かけて、トイレにいったんですけど、なんかみんな変なんです!
べビー様とか言ってるんです。なんのことでしょう?でもそんな風に軽く考えてたらとんでもないことになってしまいました!

次回、NEGIMA Z(GTでもいい)、「野望完成!?乗っ取られたエヴァンジェリン」
絶対見てください!
650其之二 ◆wijnRsN0vY :2006/10/14(土) 17:21:37 ID:???
そのころネギはトイレ、アスナは待っていた。
アスナ「遅い!!人を待たせてるの考えれないのかしら!!」
そのときである。
このか「アスナ〜」
アスナ「このか!!何しに来たの?」
ここでまあ、いろいろと雑談をする。そしてこのかは意味の解らないことを言った。
このか「なあ、ベビー様のとこいかん?」
アスナ「はぁ!?赤ん坊にでも会いに行くの!?」
このか「ちがうねん!ベビー様や。いい人やで」
アスナはこのかがいつもと違う雰囲気を出してるのがわかる。目が邪悪な感じがするのだ。
アスナ「や・・・やめとく・・・・・ちょっと大丈夫?なんか変よ・・・」
このか「変じゃないで。ベビー様に会ってから気分ええで。なあ行こう」
そういうと、無理やり連れて行こうとした。危険を感じ、アスナは逃げようとした。しかし、回りには委員長、まき絵、双子がいた。そして、町の人間もいた。
このか「なあ行こうで。うちらベビー様のおかげでいい気分なんや。」
邪悪な目でみんなはいる。この異様な雰囲気は何なのだろう。
アスナは逃げることだけを考えた。しかし、周りはおかしくなった人間だらけ。絶体絶命のとき、ネギが駆けつけた。
ネギ「聞いていました。みなさん様子がおかしいです。どうしたんですか?」
委員長「先生、先生もベビー様のところへ行けばいいですわ!」
まき絵「そうだよーネギくん!いいことばっかりだよー!」
ネギ「みなさん、ベビー様って何なんですか?そんな怪しい人のところ行きません!!」
町の人間「言うことを聞きそうにないな。無理やり連れて行くか」
このか「ごめんなネギくん。でも、行けば、行ってよかったって思うで。」
委員長「さあ、掛かりなさい!!」
一同はざっと50人はいた。危機を感じたネギは、魔法をうまく使い逃げた。

651其之二 ◆wijnRsN0vY :2006/10/14(土) 17:32:53 ID:???
ネギ「なんですかベビーって・・・」
アスナ「知らないわよ!!みんなおかしいんじゃないの!!?」
二人は混乱しながらも、状況を必死に理解しようとしていた。そのとき、そこにあの男が現れた。
タカミチ「私が教えよう」
アスナ「あ!!先生!!何を教えてくれるんですか!!?」
ネギ「・・・・なんか気分がよくなってますねアスナさん」
アスナ「うるさい!!で、何のことですか!?」
タカミチ「ここ最近、いろんな町の住民がおかしいんだ。ベビー様と言っている。そうだろ?
     それである日、この町の人間や学園の人間が集まってるのを見ていたんだ。
     危ないからばれないようにね。」
タカミチは、そのことを話した。刹那がベビーに寄生されていることも・・・。
アスナ「そ・・・そんな・・・」
ネギ「でもなぜベビーはマスターに恨みが・・・」
タカミチ「わからない・・・ただ、私は今からこの洗脳を解放するために海外へ行ってくる。
     特殊な薬をね。それがあれば洗脳は解けるだろうから。でも2〜3日ほどかかる。
     いいかい、それまで絶対洗脳されてはダメだぞ。エヴァンジェリンたちを探してともに行動したまえ。
     君たちだけでは危ない。」
アスナ「わ・・・わかりました」

こうしてタカミチは海外へ行った。2人は隠れながらエヴァたちを探しに行った。
652マロン名無しさん:2006/10/14(土) 18:09:09 ID:???
光る風を追い抜きフライ・アウェイ〜
体中にきらめくパノラマー
顔を蹴られた地球が怒って、火山を爆発させる〜
溶けた氷の中に、マスターが居たら、僕殺されないかな?
チャラヘッチャラ!何が起きても気分はへのへのカッパ〜
チャラヘッチャラ!胸がバチバチするほど騒ぐ桜花崩拳!!
チャラヘッチャラ!お子さま先生でも任せておけ〜
チャラヘッチャラ!今日もみんなと授業だぁ!!がんばるぞ〜
スパーキング!!!!あぁ〜

勝手にテーマ曲作ってみた。何とか語呂は合うと思う。
653マロン名無しさん:2006/10/14(土) 18:57:04 ID:???
【コラボ】ネギま!VS他作品SSスレ【合作】
654マロン名無しさん:2006/10/14(土) 21:41:39 ID:G3m3A7b/
age
655マロン名無しさん:2006/10/14(土) 22:16:40 ID:???
「返してよ」美空は相手を睨み付ける。「嫌だね」
「その手に握ってるのは私の物だから、返してって言ってるの」
強制的に奪われたそれは、つい先程まで美空の物だった。「あげる」という約束はしていない。
「お前は私に借金をした。それは分かっているよな?」答えられまい、とでも言いたいのか、龍宮の口元が歪んだ。
そこには、罪悪感といったものは滲み出てはいない。
「あれは、だから……必ず返すって言ってるでしょ。それにトイチって、そんな法外な利益、認められてない」
「最近、幽霊を見たことはないか?」龍宮の予想外の質問に、美空が一瞬、びくりと肩を震わせる。その反応を、
思い当たるふしがある、と踏んだのか、龍宮が口元に更に自信を浮かべて、続ける。
「スタンド能力、と言うらしいな」
うすうす感じてはいたのだ。自分と同じ境遇の者が近くにいる、と。しかし、何度か戦ってきたが、うまくやれば
この能力は最強に近い、と美空はふんでいた。
龍宮がスタンドを出現させた。両手と思しき場所と、両肩に巨大な銃を携えていて、ギターのネックの様な頭に付いた
六つの目とは別に、胸元にあるサッカーボール程の巨大な眼球が、薄気味悪い。
「言っておくが」龍宮の顔は自信に溢れていた。「私は負けたことがない」
「おあいにくさま」私も、と美空が言ったところで、龍宮は嬉しそうに微笑んだ。
「それは良かった。我ながら、このスタンドは少し反則なんじゃないか、と思っていたところだ。だがしかし、
 それでもまだ君の強さを疑っている。そこでだ、君に少し、ハンデをやろうと思う」
なめられたものだ、と言ってやりたいところだが、それは正直、有り難かった。最初の一撃さえ決めてしまえば、
もう勝ったも同然なのだ。
656マロン名無しさん:2006/10/14(土) 22:18:29 ID:???
「最初の一撃を許そう。もし君の持つ能力がサポート系ならば、好きなだけ準備する時間をやろう」
よし、と美空は心の中でガッツポーズをする。これで絶好の条件が揃った。
「オーケー、“一撃”ね」龍宮にじりじりと躙り寄るが、龍宮は表情ひとつ変えずに、ただその場所に仁王立ちで
佇んでいる。眼前1メートルにまで迫ってから、美空がスタンドを出現させた。大丈夫、ここは不意打ちをされる
場面じゃない、と、心を落ち着かせる。もうとうに射程範囲に入っているが、龍宮のタフネスさを考えたら、一撃
では足りないかもしれない。
美空が腕を振り上げると、同時にスタンドも右手を空に掲げた。そのまま龍宮目がけて振り下ろす。しかし、その
腕は龍宮によって受け止められていた。
「馬鹿が、そうやすやすと最初の一撃をくれてやると思ったか」
美空はその言葉を聞いて、頬を緩めた。もう一撃は入っているのだ。
657マロン名無しさん:2006/10/14(土) 22:33:52 ID:???
「お前は……誰だ」確かに、龍宮はそう言った。
私の勝ちだ。美空はそのまま、呆然と立ち尽くしている龍宮に連打を浴びせた。スタンドのパワー自体はそれ程で
はないが、数メートル吹っ飛んだ龍宮を見て、これはただでは済まない、と勝ちを確信する。何より美空のスタン
ドは、パワーを気にする必要がないのだ。一度決めてしまえば、何度でも相手に叩き込めるからである。
呻き声を上げながら立ち上がろうとする龍宮に、美空は再びスタンド能力を発動させた。
「何が……起こったんだ」
体中の出血部位を押さえながら、龍宮が上体を起こす。状況を把握しようとするその口元から、先程と同じ言葉が
漏れた。「お前は……誰だ」
今の打撃で、龍宮との距離は十メートル程開いた。美空は距離を縮めるべく、龍宮に歩み寄る。
「気を付けて、近くにスタンド使いがいる」美空はそれだけ言うと、手の届く範囲に入った龍宮に、再び打撃を
浴びせかける。今度は先程より遠くへと飛んで行った。
そろそろ終わりか、と思ったが、龍宮の体力が並はずれている事は知っている。よろよろと打撲箇所を押さえながら、
龍宮は俯せの状態から身体を起こす。
もう一度、同じ事を繰り返す。それだけで、勝てる。「お前は……誰だ」
「気を付けて、近くにスタンド使いがいるの」
そろそろ最後か、と思いながら、射程圏内に入ろうとする。
「止まれ」
予想外だった。龍宮のスタンドが銃口をこちらに向けているのだ。こんな事は今までなかった。予想外といえば、
相手もそうなのだろう。少しやり方を変えなければならない。
「お前は誰だ、と聞いている」美空のスタンドの効果で、龍宮はそんなことを口にした。美空は心の内で、そんな事
聞いても無駄だよ、とほくそ笑んだ。
658マロン名無しさん:2006/10/14(土) 22:34:58 ID:???
「私は美空。落ち着いて聞いて。私もあなたと同じ、スタンド使いなの。」
「お前のスタンドは何だ」
賢い質問だ。しかし、聞いたところで、私には勝てない。
「単なるパワータイプのスタンドよ。この辺りに私の探しているスタンドがいるって聞きつけて、偶然あなたとその
 人が戦っている所を見つけたの」
下手に能力を捏造して、やってみろ、とでも言われたら疑われてしまう。自分のスタンドを発動させるまでなら、幾ら
でも嘘を吐けるのだ。当たり障りのない事を言っておけば、短い間なら幾らでも言い訳は効く。
「下手な嘘を吐くな」龍宮にそう言われても、美空は動じない。シミュレーションの範囲内だ。「私はそんなヤツと
戦った記憶なんてないぞ」
「落ち着いて聞いて。敵の能力は、相手の記憶から完全に消え去る能力なの。大丈夫、私は味方だから」
これを聞いて、大概の相手は自分を信用する。相手は、今聞いた能力が美空のものだという考えには至らない。寧ろ、
得体の知れない能力を聞かされ、不安になる。そこに、味方と偽って近付けば、再び記憶を消せる。
これが、美空の戦い方だった。
659マロン名無しさん:2006/10/14(土) 22:56:57 ID:???
「敵の能力は一人にしか使えない。私がいれば、あなたを助けられるけど、そっちに行ってもいいかな」
龍宮は、最初訝しそうな視線を送ってきていたが、美空の説明を聞いている内に、段々と顔から疑いの様子が薄れて
いった。
「効果範囲はどれぐらいか分かるか」
「とりあえずそのおっかない銃、下ろしてくれるかな」
「いーや、私の質問に答える方が先だ」
心の中で舌打ちしつつも、ここで引き金を引かれる訳にはいかない、とチャンスを伺う。
「多分、2メートルかそこら」
「ならば、3メートルまで近付け。そこから、もし敵が見えたら私に合図を送るんだ」随分用心深い。射程距離内に
私を近付けさせないということは、私がその能力者かもしれない、と疑っているのだろう。ここまで考えて距離を取
られた事はなかった。賢い敵は厄介だ。これは急いで勝負をつけなければならない。
ゆっくりと、距離を縮める。龍宮は、ある程度信用してくれたのか、こちらに背を向けて辺りの様子を慎重に見回し
ている。チャンスだ、背後をこちらに向けている。馬鹿め。
美空が2メートル以内に近付き、再びスタンドを発動させた。これでもう、龍宮の記憶から、完全に私は消え去った。
これで、終わりだ。
そう勝ち誇った美空は、激痛を訴えた腕を見て、悲鳴を上げた。銃弾が掠れ、出血していたのだ。
660マロン名無しさん:2006/10/14(土) 23:05:06 ID:???
>>655‐658
ブラボォ…おお、ブラボォー!
えっと…新規の作者さんなのでしょうか。
震えるような作品。GJです。
661マロン名無しさん:2006/10/14(土) 23:26:50 ID:???
>>659
見た目程大した怪我ではないが、それよりも美空は、何故看破されたのか、そして、銃口を向けられた恐怖でパニック
に陥っていた。
「ど、どうして……」そう声を絞り出すのが精一杯だった。絶対に破れる筈のない能力が破れたのだ。
「どうしてだかは知らないが、私が引き金を引いたということは、貴様は敵だ、ということだ。詳しく知りたいのなら、
 能力を解除しろ」銃口は完全にこちらを向いていた。おまけに距離も取っている。『どうして』の一言で全てを悟った、
そう考えても過言ではないと思わせる程に、龍宮の目は鋭く、全てを射抜いている様な錯覚を起こさせた。

「私のスタンドは、目だ」龍宮は、そう説明した。「360度、全てを見渡せる」
美空がスタンドを解除させると、龍宮はメモ用紙にさらさらと何かを書き込み始め、それを手の中に握った。
『もし、記憶がなくなったような違和感を感じた場合、目の前の短髪の女は敵だ』美空の完全な敗北だった。
「私はお前の説明を聞いて、一つの可能性に気付いた。お前がその能力者である可能性にな。そこで私は、記憶を消された
 状態の私に、ひとつの命令を下した。背後から襲って来る者を撃て、と」
美空の能力は、相手の記憶から任意の人物の記憶を完全に消し去る能力。自分が関わった状況までは完全に消せるが、
それ以外のフォローはない。つまり、今龍宮が言った“命令”までは消せないのだ。
662マロン名無しさん:2006/10/14(土) 23:27:37 ID:???
「お前の記憶をすっ飛ばしてなお、お前を撃てるように、わざと背後を取らせた。それが、私が自分に課したスイッチだ。
 もし、その条件が満たされた場合、例えどんな状況であっても、私は敵を撃てる」
美空は項垂れ、敗北した事に落胆を感じていたが、龍宮の機転に感心もしていた。自分には、敗北の可能性はない。
そう自惚れていたが、それは逆に、面白みに欠けると、心のどこかでそう思っていた自分に気付かされたのだ。
自分の能力には対処法がある、それはまた、可能性を伸ばす事にも繋がるのだ。龍宮はそれを、教えてくれた。
「それじゃあ、こいつはもらって行くぞ」
「そ、そんな……」
「別に、あんみつぐらいどこにでも売ってるだろう。それにな、お前トイチって言ったのはギャグだぞ、分かっているのか。
 百円をトイチにしたところで、十日で百十円だろうが。まさかお前、たかが百円を十日も返さないつもりだったのか?」
663マロン名無しさん:2006/10/14(土) 23:30:41 ID:???
第一話終わりです。
>>660
アリガトン。
664マロン名無しさん:2006/10/14(土) 23:41:14 ID:???
乙!新職人ktkr。「弓と矢」じゃなくてあんみつかよww
665マロン名無しさん:2006/10/15(日) 00:40:17 ID:???
容量が480KBを超えたので新スレ立てた
とりあえずテンプレの記載が終了したらこっちに直リン貼るわ
666マロン名無しさん:2006/10/15(日) 01:31:41 ID:???
次スレ
ネギま対好きな作品・小説スレ2時間目

http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaioon/1160840287/

テンプレ追加したい事があれば書いておいてくれ。
こっちは雑談として使う?それとも埋まるまで投下続ける?
667マロン名無しさん:2006/10/15(日) 01:35:53 ID:???
668マロン名無しさん:2006/10/15(日) 06:57:55 ID:???
>>663
ギャグの部分とシリアスの部分のコントラストって言うんですかね〜〜〜〜〜〜
紀州梅の蜂蜜漬け、堤下のデブに対するあの痩せてる奴、ジーコに対する中田!
GJ!
 
669マロン名無しさん:2006/10/15(日) 18:24:50 ID:???
埋め
670マロン名無しさん:2006/10/15(日) 22:19:47 ID:???
埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め
埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め
671マロン名無しさん:2006/10/15(日) 22:23:53 ID:???
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
EEEEEEYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY

勢いでやった。反省はしていない。
672マロン名無しさん:2006/10/15(日) 22:37:02 ID:???
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

勢いでやった。反省?してない
673マロン名無しさん:2006/10/15(日) 22:42:42 ID:???
ファイナルはもう少しキャラの台詞に気を付けて欲しい。ネギまキャラは糞野郎とか下品な言葉はつかわない
674ファイナルです:2006/10/15(日) 22:58:13 ID:???
>>673

今自分が書いた物を読み返してきましたが……ひどいですね(^^;
今日も楓が下衆野朗とか言ってますね……ごめんなさい。
これからはネギまキャラにはなるべく丁寧な言葉使いをさせるよう努力します。
それとご指摘ありがとうございます。
675マロン名無しさん:2006/10/16(月) 00:24:49 ID:???
短篇まとめ頼む
676ファイナルです:2006/10/16(月) 00:42:29 ID:???
実は今日から田舎に帰省しなければならないので更新はちっと難しいです。
とりあえずできる範囲でやってみます。
677マロン名無しさん:2006/10/16(月) 23:23:34 ID:???
地獄少女(閻魔あい)に頭が上がらないエヴァ
678マロン名無しさん:2006/10/16(月) 23:24:54 ID:???
誤爆した
orz
679マロン名無しさん:2006/10/17(火) 19:36:11 ID:???
ああああああかさたなはまやらわあかさたなはまやらなあかしは
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ
あかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわあかさたなはまやらわ

埋め!
680D・B:2006/10/18(水) 00:01:05 ID:???
コメ欄がいっぱいになってきてるんで、こっちに質問をカキコしていいでしょうか?
681マロン名無しさん:2006/10/18(水) 00:15:40 ID:???
どうぞ、こっちは質問に使った方が埋まっていいかと
682D・B:2006/10/18(水) 00:43:45 ID:???
では、
@木乃香は料理好きらしいですが、実際に食事は作ってるんでしょうか?
A刹那の神鳴流の装束は常に背中は開いてるんでしょうか?
B夕凪の形状等いろいろと教えてください。
C麻帆良学園のいわゆる教務室ってどうなってますか?
まとめて質問すいません。
ここまで書くと話の内容だんだんと読めてるとは思いますが、よろしくお願いします。
683質問補足:2006/10/18(水) 01:59:56 ID:???
Cはつまり、普通のものと、何か違うところがあるかってことです
684マロン名無しさん:2006/10/18(水) 07:53:08 ID:???
@毎朝同室のネギとアスナの朝食を作っとるよ
A羽が出しやすいように開いています
B通常の刀より長い、俗に言う野太刀ですね。鍔は無く斬鉄剣のでかくしたかんじ
C多分一緒。適当ですまん
685マロン名無しさん:2006/10/18(水) 11:51:06 ID:???
いえ、十分ですよ
686マロン名無しさん:2006/10/19(木) 00:48:20 ID:???
これは質問というか、ただ聞きたいだけなんですが
D・Bは一人のメインキャラ視点になっていて、各話ごとに違っているんですが、それだとバランスが取れないです。
なんで、話の内容に合わせて変えています。
これからは整えていくつもりですが、分かりにくいですか?
687マロン名無しさん:2006/10/19(木) 01:03:01 ID:???
キャラクターをちゃんと理解していれば、混乱する事はまず無いと思います。
書き手にとっては非常に難しい手法ですが私個人としては、とても好きな手法です。
読んでいて楽しいですよ。
688マロン名無しさん:2006/10/20(金) 00:25:49 ID:???
はい、ありがとうございます(_ _)m
とりあえずは1レス毎ではややこしくなり兼ねないので、2〜4毎ぐらいにしておきます。
数日の内の予定が、PCがぶっ飛んだのでケータイに覚えている限りで書いて、急いで投下する次第です。
長引いてばかりですいません
689マロン名無しさん:2006/10/20(金) 00:38:18 ID:???
>>688
ゆっくりじっくり書いてください。
wktkして待ってます。
690マロン名無しさん:2006/10/21(土) 09:47:49 ID:???
埋め
691マロン名無しさん:2006/10/22(日) 16:06:48 ID:???
埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め埋め
692マロン名無しさん:2006/10/22(日) 23:57:46 ID:???
普通にやっても埋まらないな
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
693マロン名無しさん:2006/10/23(月) 00:08:48 ID:???
なんだろうなぁ…ファイナル文は上手くはなってきたんだがどうも好きになれない…。
なんか胸がモヤモヤするというかストレス溜まるというか。好みの問題だろうけど、まあ頑張れ。
694マロン名無しさん:2006/10/23(月) 19:28:21 ID:???
ume
695マロン名無しさん:2006/10/23(月) 21:14:46 ID:???
梅ついでにどの作品が好きか質問
俺はジョジョの奇妙なネギま!
696マロン名無しさん:2006/10/24(火) 00:32:20 ID:???
NEGISHINGと侍。次いでジョジョかな
697マロン名無しさん:2006/10/24(火) 12:04:49 ID:???
侍…かな?
698マロン名無しさん:2006/10/24(火) 22:47:44 ID:???
埋め
699マロン名無しさん:2006/10/25(水) 00:46:26 ID:???
埋め
700マロン名無しさん:2006/10/25(水) 01:10:53 ID:???
うめ
701マロン名無しさん:2006/10/25(水) 01:47:24 ID:???
埋め上げ
702マロン名無しさん:2006/10/25(水) 16:19:03 ID:???
埋めついでに質問
みんなはネギま!とどんな作品のコラボがいい?
703マロン名無しさん:2006/10/25(水) 17:27:07 ID:???
仮面ライダーSPRITSかうしおととらを是非に
704マロン名無しさん:2006/10/25(水) 18:15:34 ID:???
急なドラゴンボール投下ストップ…何かあったのか?
705マロン名無しさん:2006/10/25(水) 18:53:05 ID:???
どうでもいい
706マロン名無しさん:2006/10/25(水) 19:06:15 ID:???
>>705
あんまよくないだろう。GT期待してんだが・・・
最近辛口意見の人増えた?
707マロン名無しさん:2006/10/25(水) 19:19:24 ID:???
まあそれだけいろんな人が集まってきたと言う事だろ。
嬉しい反面、変なのが湧かないか心配だな。
708マロン名無しさん:2006/10/26(木) 00:29:56 ID:???
なんか現行スレが過疎ってる。急にどうしたんだ?
709マロン名無しさん:2006/10/26(木) 15:28:07 ID:???
埋め
710マロン名無しさん:2006/10/26(木) 20:28:18 ID:???
埋め
711マロン名無しさん:2006/10/27(金) 18:36:50 ID:???
埋めついでに。アニメ版の刹那が原作と性格全然違う件について
712マロン名無しさん:2006/10/28(土) 16:56:23 ID:???
埋め
713マロン名無しさん:2006/10/29(日) 16:17:06 ID:???
なんか面白い埋め方無いかな?
714マロン名無しさん:2006/10/30(月) 15:36:24 ID:???
埋め
715マロン名無しさん:2006/10/30(月) 22:11:01 ID:???
次スレ荒れてるなぁ…
716マロン名無しさん:2006/10/31(火) 21:03:34 ID:???
誰か埋め用に短篇投下して
717マロン名無しさん:2006/10/31(火) 23:20:51 ID:???
短編用埋め

「ふはははは!貴様らの血をいただくぞ!」
「おいテリーマン。あのお嬢ちゃんは何を言っとるのかのう」
「そう言えば聞いた事がある・・・日本の都市”麻帆良”に伝説の吸血鬼がいる・・・と」
「よくわかってるじゃないか!その通りだ。我が名は闇の福音エヴァンジェリン。吸血鬼の真祖なるものぞ!」
「ゲェーッ吸血鬼の超人!!!それによく見たら空も飛んでおるではないかーッ!」
「いかんこのままでは無関係な一般人まで巻き込んでしまう!キン肉マン、俺たちでなんとかしよう」
その時突如現る影
「おわぁ何じゃ一体!?」
「申し訳ありません。マスターが迅速に行動に移せるよう拘束させてもらいます」
あーっと何ということでしょうか これはウォーズマンの必殺技パロ・スペシャルだぁーーーーーーーーー!
「大丈夫かキン肉マン!ヘイ、ロボ超人はお引取り願おうか!」
おーっとテリーマン、テキサスコンドルキックでカットインッ!
「・・・・・予定変更。ターゲットの変更の許可を要請します」
「茶々丸!その星マークはまかせたぞ!私は本命を頂く!」
「ぬかせ〜正義超人の友情パワーを見せちゃるわい!」
(ぬう・・・言葉の意味はわからんがとにかく凄い自信だ!)
遂に火蓋は切って落とされた!ザ・マシンガンズVSはぐれ人外コンビ!!

あくまでも埋め。だってこれはネタだから。
718マロン名無しさん:2006/11/01(水) 01:47:24 ID:???
ワロタwwww
719マロン名無しさん:2006/11/01(水) 02:00:34 ID:???
便乗して短編用埋め

エヴァンジェリン「得体の知れぬ者が入ってきたと思ったら、貴様か、脳噛」
ネウロ「おお福音ではないか。貴様も日本にいるとは聞いていたが、こんなところで出会うとは思わなかったぞ」
弥子「え!?この可愛い子と知り合いなの!?」
ネウロ「気をつけろ弥子、この女、なりは少女でもれっきとした吸血鬼だ。油断していると血を吸われてしまうかもしれんぞ」

つづかない
720マロン名無しさん:2006/11/01(水) 20:43:27 ID:???
梅酒
721マロン名無しさん:2006/11/02(木) 00:19:36 ID:???
がんばって埋めるぜ!
722マロン名無しさん:2006/11/02(木) 13:07:46 ID:???
また次スレが荒れている
723マロン名無しさん:2006/11/02(木) 22:14:15 ID:???
通行人A「綾波さん、サインして下さい」
亜子「うち綾波ちゃうで」
724マロン名無しさん:2006/11/02(木) 22:23:10 ID:???
刹那「素子師匠、稽古をお願いします!」
アキラ「…素子じゃない」
725マロン名無しさん:2006/11/03(金) 09:34:50 ID:???
景太郎「しのぶちゃ〜ん」
のどか「わたししのぶちゃんじゃありません」
726マロン名無しさん:2006/11/03(金) 09:37:45 ID:???
四葉五月、Miss味っ子の称号を得る!
…あんまり嬉しくないです
727マロン名無しさん:2006/11/04(土) 00:32:23 ID:???
なかなか埋まらないな
728マロン名無しさん:2006/11/04(土) 11:22:48 ID:???
今日俺が一気に埋めるから他の人次スレ行ってくれ
かなり過疎ってるし……
729マロン名無しさん:2006/11/04(土) 13:48:41 ID:???
まぁ外道な埋め方ではあるが…
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
730マロン名無しさん:2006/11/04(土) 13:50:11 ID:???
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
731マロン名無しさん:2006/11/04(土) 13:50:47 ID:???
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
732マロン名無しさん:2006/11/04(土) 13:52:52 ID:???
よし埋め完了だぜ…我ながら何て外道な埋め方だ
733マロン名無しさん:2006/11/04(土) 13:54:32 ID:???
あれまだ書けるのか?よし
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734マロン名無しさん
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