【ネット】 女流作家の「子猫殺し」エッセイ、ネットで批判の嵐…日経新聞に連載★6
・8月18日付け日経新聞(夕刊)に掲載された、直木賞作家・坂東眞砂子さんのエッセイが、
ネット上を騒然とさせている。「私は子猫を殺している」というのである。
騒ぎになっているのは「こんなことを書いたら、どんなに糾弾されるかわかっている」という
文章ではじまる「子猫殺し」と題されたエッセイ。タヒチに住んでいる坂東さんは、家の隣の崖の
下の空き地に、子猫が生れ落ちるやいなや放り投げているという。
内容は以下のとおりだ。
猫に言葉が話せるなら、避妊手術など望むはずがないし、避妊手術を施すのが飼い主の責任
だといっても、それも飼い主の都合。「子種を殺すか、できた子を殺すかの差だ。避妊手術の
ほうが、殺しという厭なことに手を染めずに済む」。そもそも、「愛玩動物として獣を飼うこと自体が、
人のわがままに根ざした行為なのだ。獣にとっての『生』とは、人間の干渉なく、自然のなかで
生きることだ」。人間は、避妊手術をする権利もないし、子猫を殺す権利もないが、「飼い主
としては、自分のより納得できる道を選択するしかない」。
最後は、「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択
した。もちろん、それに伴う殺しの痛み、悲しみも引き受けてのことである」と締めくくられる。
坂東さんの予想通り、エッセイへの批判や怒りがネット上で噴出している。
「坂東眞砂子・掲示板」では批判や罵詈雑言で溢れ、掲示板のなかで坂東さんのファンだった
という人も、「もう、坂東先生の本は買いません。今まで大切にしてきた本も、すべて焼き捨てます。
それが、先生に殺されてきた何の罪もない猫ちゃんたちへの、私ができるせめてものことだから
です」と書き込んでいる。
J-CASTニュースでは、エッセイを掲載した日経新聞の担当部署に電話で取材を申し込んだ。
しかし、書面で「該当のエッセーについてはメールで数十件の反響があった」という返答がきただけで、
それ以外は答えてもらえなかった。(抜粋)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2349351/detail