米国獄中編、超重要局面
二代目(アンチェイン・セカン)VS刃牙、
激突ッッ!!
表紙 刃牙が蟷螂拳の構えをしてる。バックに「鬼を討つ!!」
第25話/若き獅子
◆米国大統領G・ボッシュが
若きゲバル率る独立の声に
明らかに不快な表情を・・・!!
ボ「空母でも出してさァ・・・」 空母の絵。
「島の上空をジェット機でさァ」「2度3度往復してさァ 地上スレスレで・・・・・」
「シュパァー」と手でそのイメージをジェスチャーするボッシュ。
その話を聞いている閣僚たち。
「イッパツだろあんなちっちゃい島ァ・・・・・・・・・・」
「お言葉ですがプレジデント」
その発言を聞き、明らかに不快な顔をするボッシュ。
?「独立は基本的には」「尊重されるべき事柄です」
「リーダーと島民の思惑が統一されているならば――――」
ボ「ジェームズ副官」
「ここは国民が見守るカメラの前ではないのだよ 空気読めっつーの」
「いいのかねアメリカ合衆国から 亡 命 者 を出しても」
ジェ「亡命・・・?」
ボ「独立ではない」と唾を飛ばしながら発言するボッシュ。
「これは2万人の国民が亡命するということなのだよ」
汗をかきながら論ずるボッシュ。
「いいのかね世界の範たる合衆国がそんなことで」
?「さし当り・・・・・・・・」
「島へ軍を投入しましょう」と黒人の閣僚が発言する。
ボ「!」
?「名目はクーデター制圧有無を言わせない」
「メディアはどーにでもコントロールできる」
ボ「君には期待していたよ」「レイ長官」
レ「国防長官 軍配備までの時間は」
国防長官「大統領の御指示ならば今日にでも」
ボ「これだよ」「これこそが開拓精神だよ」と喜びで打ち震えながら言うボッシュ。
ボ「!」
ボッシュの真後ろにいる人物がボッシュの肩を掴む、肩を揉むように。
?「おやめなさい」
その人物はセカンとは別人で、白人。
だが、顔はどことなく似ている。
ビックリしているボッシュ。
SPが異変を察知し、懐から拳銃を抜こうとするが、
?≪ フ リ ー ズ ッ ッ ≫(動くな)
ピタッと動きを止めるSP。
?「動くと――――」
「プレジデントの頚椎が360°捻転することになる」
「警護の3名は――――」「後ろ向きに壁に密着して手を挙げたまえ」
閣僚たち「・・・・・・・・・・・・」冷や汗ダラダラ。
?≪ ハ リ ア ー ッ プ ッ ≫(早く)
と叫ぶ。
言う通りにするSP。
ボ「き・・・・・・・・君は・・・・・??」
?「カモミール・レッセン」「モチロン あなたの身辺警護のスタッフ」
「そして―――――――」
「今話題の小ィ〜〜〜さな島の出身者」
「J・ゲバルの部下です」
ざわ・・・・とざわつく閣僚達。
カ「我々はささやかな独立を望んでいるだけです」
「それを静かに見守って頂きたい」
ボ「君は今武器を使用していないが」
「つ・・・・通用するつもりかね」と冷や汗を流し、震えているボッシュ。
カ「合衆国50州」
「現在わたしを含め各州2名の配備がすでに完了している」
「そしてその全員が――――――」
(たった一人で 素 手 のまま ハ イ ジ ャ ッ ク )
(及び 原 子 力 発 電 所 の奪取が可能です)
ジャンボジェット機、原子力発電所の絵。
カ「モチロン このわたしを含めて」
とイキナリカモミールはボッシュの肩に右手を置いたまま、倒立前転をし、
円になっている会議机の中に入る。
カ「失礼・・・・」とリモコンを手にとり、ピッとスイッチを入れる。
ボッシュの裏にあるデカいモニターがブンと電源が入る。
それを見やるボッシュ。
!
ちんこ
《あんなにガンコだった寒波もいつしかなりを潜め》
なんとそこに映っているのはゲバル。
《ここ―――――カリフォルニアにもようやく》
《人肌のそよ風がそっと耳元で囁いてくれてる気がします》
(こ・・・・・・ッこれはッッ)
ボ「わたしの家じゃないかッッ」
《本日わたくしは》
《アラバマの農家出身の田舎者》
《G・ボッシュという人の家を訪ねてみました(はぁと》
ボ「ど・・・・・・ッッどーゆーことだッ??」
《おじゃましま〜〜〜す》
《・・・・・・・・・・・・》
《まいったなァ〜〜〜〜〜・・・・・・・》
《奥様を中心に家族で笑顔のウェルカム》
《イッツアメリカンスマイル(はぁと》
ボッシュ夫人を中央に二人の男の子が両脇にいる。
ボッシュ夫人は汗だらだら。男の子は笑顔。
+ ,,r''~;;;;ノ";;;;;ヽ
,i';;;;;;;;,r"~~ゞ、;;ヽ
,l;;;;;;;,r"__〜_,,,,'i;;ヽ
,l;;;;;l "''"_,、 _、,'l;;;i +
i;;;;;;l ' ̄ノ ヽ ゞ;l
ゞ;;;,, r `__"_ヽ ,|;/
ヽ;;;iヽ、~`'''''" /;;ヾ だってあの状況なら攻撃が来るって
ゞ/`r、_-,,,,,,r"ノ'' 5秒ぐらい前に常人でもわかるもん
/ 、 、`\
/ __ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
《ムダに広いリビングには吹き抜けからの陽光が・・・・》
《アラバマの太陽と両親を思い出します》
《両親に感謝し》《家族を愛し》《国を愛し》
ドスとソファーに腰掛けるゲバル。
《人類を愛す(はぁと》
ボ「け・・・ッッ警備は」
《ボウヤパパ好き?》と男の子の首に手を回しながら聞くゲバル。
もう一方の手は夫人の肩に回っている。イヤそうな夫人。
ボウヤ《ダイスキー》
《ミーーーートゥーーーーー(はぁと》
ゲバルのムカツク笑顔。
《いかがだったでしょう ボッシュ邸》
庭でそうレポートするゲバル、後ろには何人も警備の人間が倒れている。
ボッシュの青ざめた面。
《思い上がりきった人生を振り返り》
《ふと立ち止まって己の盲点をかえりみる》
《ムダではない気もいたします》
冷や汗ダラダラの閣僚達の面、面、面。
《じゃ・・・また》と後ろを向き去るゲバル。
そこで ブンッとモニターが消える。
カ「モチロンこれはリアルタイム」
リモコンのスイッチを切るカモミール。
「我々と合衆国は 対 等 です」
テンパっているボッシュ。
カ「権利の侵害がない限りあなたの安全は わ た し が 守る」
「お考えを・・・・・・・」
◆武器持たぬゲバル軍団、
その自由ゆえ、あらゆる場所に存在可能!!危険!!
巻末コメント
梅雨到来。
俺の花粉シーズンは終わり。