【ネギま】ちうとザジに萌えればいいんじゃね?13

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1相坂さよ
基本的にザジ×ちう、でも萌えれば勝ちです
基本的にはsage進行ですけれども、ときどきはageてください

前スレ:【ネギま】ちうとザジに萌えればいいんじゃね?12 はここです
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1147005426/


まとめwikiは
http://www.wikihouse.com/chuzazie/
携帯まとめは
http://www.geocities.jp/chiuzazie/
避難所はここです
http://jbbs.livedoor.jp/anime/3429/

次スレ立ては>>980ぐらいか、容量が480KBぐらいになったらお願いします
SNSのザジちうコミュに参加したい方は、メール欄にアドレスを書き込んでください。メンバーさんが招待します
2明石ゆーにゃ:2006/05/18(木) 00:50:05 ID:???
2getにゃー、1乙にゃー
3朝倉:2006/05/18(木) 00:58:14 ID:???
さよちゃん乙。
4綾瀬夕映:2006/05/18(木) 01:09:05 ID:???
>>1乙です
つ俺の男汁
5和泉亜子:2006/05/18(木) 01:16:22 ID:???
えへへ、さよちゃんお疲れさんや!
6大河内アキラ:2006/05/18(木) 01:17:39 ID:???
あれ?こんなところに刀が・・・
[止水]
7柿崎美沙:2006/05/18(木) 01:22:26 ID:???
さよちゃん乙華麗。一杯どう?
8神楽坂明日菜:2006/05/18(木) 01:28:39 ID:???
神楽坂明日菜が8ゲット!!
美空ちゃん、もしずれてたらごめんね。
9神楽坂明日菜:2006/05/18(木) 01:29:43 ID:???
>>1
乙。お礼のキス…は出来ないか
ちぇっ
10絡繰茶々丸:2006/05/18(木) 01:34:02 ID:???
春日さんから伝言です
つ「みそらまめんな」

プッ
11釘宮円:2006/05/18(木) 01:37:07 ID:???
あぁまた美空が!
12二ノ宮先生:2006/05/18(木) 01:55:06 ID:???
たまには私も労わせてもらうよ
>>1、お疲れ様
13近衛木乃香:2006/05/18(木) 02:01:36 ID:???
せっちゃんは渡さへんえ
14マロン名無しさん:2006/05/18(木) 02:12:40 ID:???
つ[ゴキブリホイホイ]
15早乙女ハルナ:2006/05/18(木) 02:14:19 ID:???
刹那さんは私のもの!!
16佐々木まき絵:2006/05/18(木) 02:15:51 ID:???
パル南無
17大前茜:2006/05/18(木) 02:19:47 ID:???
呼びました?
18龍宮真名:2006/05/18(木) 02:19:56 ID:???
愛しているぞアキラ!!
19長瀬楓:2006/05/18(木) 02:35:54 ID:???
そろそろ蛙出るから山に出るのが嫌になるでござるな……
20長瀬楓:2006/05/18(木) 02:37:41 ID:???
せ、拙者の偽者が!?
21那波千鶴:2006/05/18(木) 02:56:51 ID:???
あらあら
22マロン名無しさん:2006/05/18(木) 03:02:13 ID:???
Oばさんキター
23鳴滝史伽:2006/05/18(木) 03:44:34 ID:???
>>22
ムチャシチャッテ・・(AAry
24葉加瀬聡美:2006/05/18(木) 05:43:01 ID:???
夏美大好きです〜
25長谷川千雨:2006/05/18(木) 05:45:21 ID:???
ザジー
26エヴァ:2006/05/18(木) 05:55:38 ID:???
もう次スレか
全く
27宮崎のどか:2006/05/18(木) 05:56:56 ID:???
はわわわっ
28村上夏美:2006/05/18(木) 05:58:28 ID:???
聡美大好きだよ
29雪広あやか:2006/05/18(木) 06:00:41 ID:???
はぁ
明日菜さんとまき絵

どちらを
30四葉五月:2006/05/18(木) 06:02:13 ID:???
ゆっくり行きましょう
31ザジ:2006/05/18(木) 06:04:32 ID:???
ちうー
32マロン名無しさん:2006/05/18(木) 06:06:30 ID:???
前スレは隊長がいつもより少なめかも?
分析隊wktkwktk
33マロン名無しさん:2006/05/18(木) 06:26:42 ID:???
そろそろ分析隊の季節。
34マロン名無しさん:2006/05/18(木) 06:53:36 ID:???
前スレラストはおばさんがゲットか
35マロン名無しさん:2006/05/18(木) 07:16:45 ID:???
>>34
           ,、
        , ‐ヘイ 丶、     , '〃
      ,イ  / ヾ,ィ   ヽ  / 〃 !  }
     〃! i | 「:::::ヘ. ヽ ヾ,  \  ゝ     (⌒⌒)  r:
     iイレ j| !リ:::::::::ヽト、 ト|!   丶   つ \/   l レ7
      ! |イト.:◯:::::::::○:ハ !ト              〃/
        ! |.lヘ  r ¬ ノ !,iム._, _,.._,...__ヾ      / /
        ! |:|! 企:ゝ._ノ´=! l|リ      } \.      / /
      i .!‖ !|f`   ' ,ク'´/{    {   ヽ    / /
     ,' /〃 !ト、  /i'   イ-、¬´ ヽ  丶 / /
     ,' j i│‖! `` l   /  i     丶  ヾ./
     /〃 ル' ,ハ`ー ' フ  ∧ヽ ヽ      }   〉
   / / i〃 /  ヽ  ヘ" /  } 丶 ヽ   〈_,、 j
.  / / |! ∧   `'   ∨、 / ト、ヽ  !   / /‐'
  i { ‖ト州ト.     / 〈! 川 |i ,ハ  / /
   ゝヽ.|! ∨川:、  /    i i》〉ハ/  ∨/
    ノ ハ { ツ'´ ー'´     |巛 ゞヾヽ〈/

忘れ物ですよ〜

ちうとザジに萌えればいいんじゃね? 議論スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/3429/1147161131/
36美空ウイルス.exe【ver:14.1】:2006/05/18(木) 07:36:24 ID:???
(前スレ>>640の続き)
PCは歪な音を立て、起動した。
画面を覗き込むネギと千雨、そして龍宮の顔がスクリーンに反射している。
「ほら、先生!この画面です!」

=================
・「ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊」にて空気認定を受けた者を新たなる空気とする。
=================

確かに、シスターMの発言と同じだ、とネギは頷いた。千雨は続ける。
「既に三回の主な動作が確認済みです。村上さんで二回、相坂さんで一回、だと思いますが」
途中で言葉を止めた千雨の視線は、PCの画面からふらふら離れ、自らの手元までやって来た。
左手の甲に生暖かい…粘液のような感触が乗っかっている。……涎?
「アキラー、アキラー」
真名の声が響く。まるで飢えた獣が獲物の名前を呼んでいるようだ。
「長谷川、画像を見せるんだ…。このPCならウイルスも既に感染済みだろう?
ウイルスも恐くないハズだ。さぁ、画像を見せてくれ…この真名さんに、愛しのアキラの
XOな姿やOXな姿を、XOXな画像やOXOな…」
ネギの両耳はいつの間にか、千雨によって塞がれていた。これでは何も聞こえない。
ネギが千雨を見上げると、千雨の口は何かの言葉を発したように読めた。

ぇ〜と、……ざじ…やっちゃって…いい…ぞ?

すると、空中をひとつの影が走り、ネギと千雨の背後にいたはずの真名が
ガラス窓目がけて飛んでいき、見事、場外に墜ちたのが見えた。
千雨はネギの両耳を解放すると、何事もなかったように話を続ける。
「…村上さんで二回、相坂さんで一回、だと思いますが、その三回以外にも、
奇妙な動作を繰り返しているんです」
「奇妙な動作…ですか?」
ネギは訊き返した。
「はい。ここを見てください。不定期に数字を足し続けてるんです。カウントダウンみたいに」
37美空ウイルス.exe【ver:14.2】:2006/05/18(木) 07:38:35 ID:???
ネギは思慮深くPCの画面を見つめた。
黄昏時を過ぎた外では、ザジにホムーランされた龍宮が、新田と仲良く二人でラインダンスを踊っている。
ランキング一位を独走するスターにとって、今回の事件はどうでもいいことなのかもしれない。

「超さんや、葉加瀬さんなら、このウイルスを解読できるかもしれませんね」
その二人の名前を聞いて、千雨は、
あいつらが一番犯人っぽいだろ?
…と思ったが、言わずにおいた。とりあえず同意しておこう。
「確かに、私では、これ以上は無理です。超さんや、葉加瀬さんなら解読できるかもしれませんね」
そして、作れるかもしれませんね…千雨は心の中で呟いた。

教室から眺める夜景は非日常的に思われた。文化祭準備期間などを別にして、
普段目にすることはない。窓ガラスに映り込んだ、窓の外に浮かぶもうひとつの教室、
その中にいる自分は一体、何者なのだろう…。現実感は頑固だか、しかし、とても脆い。
龍宮真名が開けた(ザジが開けた、ともいう)ガラスの割れ穴が、まるでブラックホール
のように夜風を呼び込んでいた。この事件も、ウイルスも、ブラックホールみたいなもの。
簡単に発想される非日常、そんなものの一つなのかもしれない。
風になびいた千雨の髪が、細やかに舞って頬を優しく撫でた。

『もし、次に消えるのが、ザジだったら?』

そんな考えが泡のように生まれ、すぐに消えた。
38美空ウイルス.exe【ver:14.3】:2006/05/18(木) 07:40:14 ID:???
朝倉は寮部屋に閉じ籠っていた。テーブルに並べた何枚もの写真を愛しそうに眺める。
どれもが、親友の姿を写したものだ。
自室で、世界樹の下で、あの花畑で、どこででも、彼女は可愛く笑っている。
でも、今は悲しんでいる。自分には分かる。
慣れていたはずの孤独に再び投げ込まれ、戸惑い、恐怖する親友の心が分かる。
…だから、苦しい。

朝倉は写真を束ね、ブレザーの内ポケットに大切にしまった。お守りのような気がしたのだ。
この写真さえあれば、何があっても親友を忘れることはない。これは、彼女が存在する証。
そう考えていた。多分、間違いではないだろう。

今夜、さよちゃんは戻ってくる。

部屋を出て、夜空を見上げたとき、不意にある考えが浮かんだ。

『もし、次に消えるのが、自分だったら?』

さよちゃんと引き替えに消えるのが例え私だとしても構わない。
彼女は一度、既にこの世から別れていたはずの存在だ。
そんな何度も苦しい思いをさせたくはない。

教室で、対峙すべき敵が待っている。
朝倉は胸元に親友の息遣いを感じながら、寮を後にした。
39美空ウイルス.exe【ver:14.4】:2006/05/18(木) 07:41:54 ID:???
エプロン姿の千鶴が湯気立つキッチンで鼻唄を歌っている。
夏美はリビングのソファで横になりながら、無意味に流れるテレビの画面を眺めていた。
あやかは自室に籠ったまま出てこない。

「はい、できたわ!」
千鶴の声で、夏美は起き上がった。
「うわぁ、おいしそー」
「早くしないと冷めちゃうから、夏美ちゃん、あやかを呼びに行ってくれる?」
夏美はイエスの返事と共に階段を駆け上がった。
足が床を蹴る感覚、手が風を受ける感覚、どの感覚も夏美には懐かしく思えた。
まるで、数週間も遭難していたみたいだ。

階段を上り、あやかの頑に閉まった部屋のドアを前にする。
それは、まるで石作りの壁に等しかった。
しかし、これはドアだ。開くことのない壁とは違う。

コンコン…

ノックの音が響く。反応は聞こえない。
「いいんちょ、夕飯だよ。ちづ姉が作ってくれたよ」
部屋は静かなままだ。
一昨日から、やはり何かが変わってしまった。不思議はない。人が一人、消えていたのだから。
そして、それは今も続いている。まだ、終っていない。
だから、夏美は一言、付け加えることにした。

「夕飯、クリームシチューだからね」
40美空ウイルス.exe【ver:14.5】:2006/05/18(木) 07:44:42 ID:???
葉加瀬が教室に入ったとき、既に数人のクラスメイトがいた。
ネギ先生と長谷川千雨はノートPCを前に話し合っている。ザジは自分の席に座り、
外を眺めていた。神楽坂明日菜、近衛木乃香、桜咲刹那の三人は適当な椅子に座り、
ひそひそと会話をしている。

やがて、ネギが葉加瀬の存在に気付き、声を掛けてきた。
「あ、葉加瀬さん!」
「ネギ先生、お話が…」
「すいません、その前に見て欲しいものがあるんです」
そう言い、ネギはノートPCを回転させ、画面を葉加瀬が見れるように向けた。
葉加瀬はメガネを傾け、そこに書かれた文章を読む。レンズが白く光った。
「なるほど、さすが超さんですね」
教室がやや静まった。
「……超…さん?」
ネギは理解できない言葉を必死に解釈しようとするが、うまくいかない。
それに対し、千雨は「やっぱりな」と無言で納得した。
「つい先程、研究室で超さんと話をして来たんです。ネギ先生、この事件を
引き起こしたのは超さんです。間違いありません。超さんがそう言ったんです。」
反射的に千雨の口は開く。

「じゃあ、葉加瀬さん…あなたは違うんですか?」

千雨は冷酷に言い放った。
ネギは言葉にならない声を撒くばかりで何もできない。葉加瀬は俯く。
「私は…違いますよー」
声が弱々しい。千雨は葉加瀬を待った。
「私は…私は…超さんとは違います…
……夏美を、夏美をあんな目にあわせるようなことは、絶対にしません!」
向き合う葉加瀬と千雨の瞳は、互いに真実を前にしていた。
先に眼を閉じた千雨は、フッと息を吐いて、やや笑顔に近い表情で応えた。
「わかった。あんたを信じよう。だから、早くこの事件を解決しようぜ」
【つづく】
41マロン名無しさん:2006/05/18(木) 08:00:43 ID:???
>>1
スレ立て乙。

>>36
このシリアスさ、wktkがとまらないぜ!!

某所久しぶりの更新ハァ--------;´Д`--------ン!!
42マロン名無しさん:2006/05/18(木) 08:20:11 ID:???
某所おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
亜子ちうで7回は萌え死んだじゃねえか!!!!!

>>40
千雨の恰好良さに惚れた。真名さんの駄目さ加減に笑った。GJ!



>>35の忘れ物を開いたら……。前スレ737……。アンタ馬鹿だよ……
43マロン名無しさん:2006/05/18(木) 11:04:06 ID:???
>>40
GJ!
千雨おっとこまえだよ千雨
44マロン名無しさん:2006/05/18(木) 11:20:29 ID:???
今回の1位はさよ
45マロン名無しさん:2006/05/18(木) 11:46:45 ID:???
今回の10位は美砂
46マロン名無しさん:2006/05/18(木) 12:34:59 ID:???
今回も は空気
47マロン名無しさん:2006/05/18(木) 13:27:05 ID:???
相変わらず某所は神だった
48マロン名無しさん:2006/05/18(木) 13:29:08 ID:???
某所のちうはいつ見てもいいものだ
49マロン名無しさん:2006/05/18(木) 13:42:16 ID:???
いつも思うが、某所の感想は拍手でもして本人に言った方がいいんじゃないのか
50マロン名無しさん:2006/05/18(木) 13:53:31 ID:???
確かにwww
ここで言ってもあんま意味ないよなwww
51マロン名無しさん:2006/05/18(木) 15:31:10 ID:???
っていうか何の話?
52マロン名無しさん:2006/05/18(木) 15:53:27 ID:???
>>51
ハルモニア
でググると幸せになれるかもしれない
53美空ウイルス.exe【ver:15.1】:2006/05/18(木) 15:59:01 ID:???
(>>40の続き)
美空は超の秘密基地にいた。腹の虫がぐるると鳴り、空いた胃袋がひきつるように痛い。
「晩飯、まだかなぁー」
脱力感に満ち満ちた声も、コンクリートと鉄の壁を前にすれば、響くと同時に消え入ってしまう。
一瞬、自分は監禁されているのではないかと思ったが、ドアが空いているので、そうではない。

「お待たせしたヨ」
開いたドアから、鉄製の出前容器を片手に下げた超が入ってきた。出前容器…ラーメンか。
「五月に作ってもらったネ。ささっ、冷める前に早く食べるといいヨ!」
箱のような形の机にラーメンが二つ、並んだ。この色、この匂い、…まさか。

ズルルッ…

そして、この味、間違いない。
「これってサァ…味噌ラーメン?」
「そうヨ?美空は嫌いカ?」
「わざとだろ…」

ズルルッ…

二人で顔をつき合わせ、ラーメンを食べるのも悪くない。美空はそう感じた。
教会の食事はなんとも若者向けではないからだ。
「ねぇ、なんで味噌ラーメン?」
頬を膨らませ、もぐもぐと口を動かしながら超は考える。
「前スレを参考にしたネ」
パクりかよ…。
悪の秘密組織のアジト、ここはそう呼ぶに相応しい。
しかし、悪の秘密組織のメンバーはわずか二人で、出陣前に何故か味噌ラーメンを食してる様は
なんとも滑稽だった。もしかしたら、本物なんて、そんな滑稽なものなのかもしれない。
美空はそんなことを考えていた。

ズルルッ…
54美空ウイルス.exe【ver:15.2】:2006/05/18(木) 16:01:20 ID:???
空になった丼を重ね、一息つく。超も美空も大満足だ。
「ねぇねぇ、超〜。爪楊枝とかないの?」
「このネジでも良いカ?」
藁人形でも打ち付けられそうな大きさのネジを片手に、超は勝ち誇ったような顔だ。
…あ、ヤベッ。藁人形は釘だったわ。ネジじゃ打てないって。

「なんか違う気がするんだよね」
美空は試しに言ってみた。
「何が違うネ?」
無機質な天井を見上げ、美空は答えを探した。
「私はさぁ…別に復讐したいわけじゃないのさ」
「ほぉ?」
「もう自分は空気じゃないだろっ!…って、そう言いたいだけ」
「ふむ」
「だから、別に他の人を空気にしたいとか、そういうことじゃないと思うんだよね」
「へぇー」
「ねぇ、超…あんた適当に返事してない?」

「…ぁぃ?」

「もういいッス」
美空はふて寝した。秘密基地の床は固いし、冷たかった。
「美空…」
「…何さ?」
「…〜めん」
ちぇっ、超なんか嫌いだァ!

しばらくして、超は部屋から出ていった。何か新しいことをするのだろう。
でも、もう超が何をしようと関係がないような気がし始めていた。超の目的と、
自分の目的は何かが違う。とりあえず、美空はラジオを手元に寄せた。しかし、
ラジオ放送が始まるまでは、まだ長い。
【つづく】
55マロン名無しさん:2006/05/18(木) 17:26:36 ID:???
>>54
○樫に見習って貰いたいくらいの投下速度すげー
しかも、芸が詰まってるし。GJ!
超と美空って意外にいいコンビかも?
56マロン名無しさん:2006/05/18(木) 17:34:38 ID:???
>>55
あんたといい風香将軍の人といいなんでそんなにネタが湧いてくるんだろ
その投下速度を分けて欲しいぜ GJ!
57マロン名無しさん:2006/05/18(木) 17:42:27 ID:???
>>54
その投下速度に嫉妬
GJ
58マロン名無しさん:2006/05/18(木) 18:32:42 ID:???
>>54
GJ!!ネタの多さとクオリティの高さに嫉妬。

http://p.pita.st/?m=fz5acz5x
59マロン名無しさん:2006/05/18(木) 19:19:50 ID:???
>>パルリオwwwwwwwwwwww
60マロン名無しさん:2006/05/18(木) 20:06:46 ID:???
>>54
今回はインターミッションですね。その分小ネタ多めでワロタよGJ!
>>某所
拍手は当然でしょう! その上でこのスレでも書き込んでるよな、みんな!



投下いきまーす。やっぱりさ、久々の某所は効くよね。つい勢いで亜子ちう作っちまったよ・・・
色々とボロが出てるけど、生温かい目でスルーして欲しい今日この頃です
このSS視点がころころ変わるのでレスの頭を見て下さい。読みにくい遊びを入れてごめんなさい

では投下〜
61『少女と女の子』:2006/05/18(木) 20:07:30 ID:???
『少女と女の子』

1/5 亜子side

「ほな、ウチはぷらぷら学祭巡りするわ」
 学祭三日目。クラスの手伝いを終えた亜子は、一人で教室を後にした。いつもの面子は部活の方で
手伝いがあるという。
「ま、たまには一人でまったりするんもええやろ」
 亜子の脳裏にあったのは、昨日の幸せな記憶。
(ナギさんと一緒にデートしたとこ、もっぺん回るのもええなあ……)
 軽やかな足取りで、亜子は中等部の校舎を後にした。

「―――あれっ?」
 一人ぼっちのお散歩を満喫していた亜子は、見覚えのある女の子を見つけた。
「あの子……、昨日ナギさんたちと一緒におった子や……」
 会話を交わす機会は無かったが、はっきりと覚えている。ナギから一歩引く形でついてきていた女の子。
「あの子……。今日は一人なんやろか?」
 しばしの間、亜子は女の子を観察する。誰が見ても可愛い容姿の女の子は、道行く人の注目を浴びていた。
「お、いっちょまえにナンパされとる♪」
 その内、女の子と同い年位の男の子が数人、声を掛けてきた。大して女の子はあからさまに嫌そうな表情を
覗かせていた。だが、強引に誘ってくる男の子達の勢いに押され、手を焼いている様子である。
「しゃあない、ウチが助けたるわ」
 くすくす笑いながら、亜子は女の子の元へと歩み寄った。
「お待たせや! ようやっと仕事片付いたから、一緒に学祭巡りしよ」
 突然、声を掛けてきた亜子に、女の子は一瞬驚いたものの、
「う、うんっ! ゴメンね、わたし、このお姉ちゃんと約束してたんだ!」
 と、言って亜子の手を取り愛想笑いをする。男の子達はちぇー、と残念そうに去っていった。
「あはは。災難やったなあ」
「―――ああ。ったくウゼェったらありゃしねえ……!」
 つい、普段の口調で答えてしまった女の子は、しまった、とばかりに慌てて口元を塞いだ。
62『少女と女の子』:2006/05/18(木) 20:08:02 ID:???
2/5 千雨side

(やべえ……。つい、素で返しちまった……!)
 千雨はおそるおそる亜子の表情を見る。
「あ、あはは……。顔に似合わず生意気なクチ聞く子やな……」
 亜子の方はやや驚いた様子である。それは当然だ。
(よりによってこの姿でいたトコを和泉に見つかるなんて……。ついてねえ……)
 素のままで話してしまったものは仕方がない。どうせ普段の私を知らないのだから、と千雨は開き直る事に
決めた。ちらり、と亜子に目線を合わせ、ぽりぽりと頬を掻きながら口を開く。
「悪ぃな。気ぃ使わせちまったみたいでよ」
「たいしたことやないよ。今日は一人なん?」
「ああ。ヒマを持て余してたトコだ」
 適当に答えながら、千雨は思考を巡らす。
(ふん。和泉の奴も子供相手だと物怖じしねえんだ……)
 接点のないクラスメイト。そんな千雨に対して、普段の亜子はどことなくおどおどした様子で接してきた。
気弱な彼女に、千雨は少なからず好印象を抱いていた。それは、眼鏡なしでは人前に出られない自分と、
どこか重なるものがあったのかも知れない。
(ま、コイツはバカまみれのクラスでも数少ないマトモな人種だよな)
 目の前の亜子は律儀に屈みながら目線を合わせて話してくる。このお人好しとの会話は、苦痛ではなかった。
「―――そういや、自己紹介してへんかったな。ウチは和泉亜子や」
「わたしはちさ―――、っと、ちうだ。長谷部ちう」
 危うく本名で答えそうになり、千雨は狼狽する。
(チッ、コイツと喋ってると調子狂うぜ……)
「ちうちゃんか〜。かわええ名前やな。せや! ヒマなんやったらウチとホンマに学祭回らへん?」
 唐突な亜子の申し出に、ぴくぴくと千雨の頬が引き攣った。
(マジかよ……。おいコラ、他の三人はどーした! なんで私なんだよ。万が一、私の正体に気付かれちまったら
ヤベえだろうが!)
 千雨は必至で自問自答する。だが……、
「ウチもヒマしとるんよ。ダメ、かな……?」
 眩しいばかりの笑顔で亜子が尋ねる。千雨に、この攻撃を躱す術は無かった―――
63『少女と女の子』:2006/05/18(木) 20:08:39 ID:???
3/5 亜子side

「ちうちゃん、お待たせや!」
 亜子はベンチで休んでいたちうにぱたぱたと駆け寄り、手にしていたアイスを手渡す。
「ん、さんきゅ」
 千雨はぶっきらぼうに答えながら、ミントチョコを口にした。
 時刻は午後四時を回ったところか。出会ってから二時間。亜子はちうとのデートを楽しんでいた。
昨日のナギとのデートとは違い、亜子に緊張した素振りはない。
(ちうちゃんか……。不思議な子やな……。この年でこない大人びた子がおるなんて……。やっぱりナギさんの
知り合いやから、なんかなあ……)
 亜子は無表情でぺろぺろとアイスを舐めるちうに視線を注ぐ。この女の子は妙に達観した意見を口にしたり、
時折ぼそりと毒を吐く。その外見とのギャップに、亜子はすっかり心を奪われていた。
「―――なあ、そのブレスレットは?」
 ぽつり、とちうが尋ねてきた。
「ん? これなあ、昨日ナギさんとムリヤリ引っ張り出されたイベントでもろてん」
 穏やかな表情で、亜子は手にしていたブレスレットを愛しげに撫でる。
「そっか」
 その程度の答えで満足だったのか、ちうは再び視線をあさっての方向に向ける。
「ナギさん、かあ……。ナギさんといい、ちうちゃんといい、不思議やね……」
 小さく呟いて、亜子はラムレーズンをぺろりと舐める。ふーん、とちうも軽く流すだけ。
 そよ風が、二人を包む。
 ゆったりと流れる時間。周囲の喧騒と隔絶された二人。
(ナギさんのこと、色々訊きたかってんけど……)
 亜子の興味はナギの事からこの女の子に移っていた。ちうとの時間。それはまるで同級生と遊んでいるような
感覚であった。
 ちうはあまり自分から話を振ったりはしない。けれど、亜子が尋ねると突拍子もない返事が返ってくる。
それは、亜子の周りには存在しなかった、独特の感性であった。それが新鮮で、自分にない発想が嬉しくて、
亜子の中でちうという女の子の存在はみるみる大きくなっていった。
「また、逢えるやろか……?」
 少し遠慮がちに、亜子は尋ねた。
64『少女と女の子』:2006/05/18(木) 20:09:11 ID:???
4/5 千雨side

「―――さあな。ナギは向こうに住んでるからな」
 やや突き放すような口調で、千雨は答えた。
「ちゃうちゃう、ナギさんやのうて、ちうちゃんの方や!」
「なに―――?」
 亜子の返事に、千雨はきょとんとしてしまう。
「そら、ナギさんとも逢いたいよ。けどな、ウチ、今日はちうちゃんとおしゃべり出来て幸せやってん……」
「け、安上がりな幸せだな……」
「えへへ。自分でもそう思うわ。―――けどな、ちうちゃんとお話ししとると、なんや不思議な気持ちに
なれるんよ……。なんやろ、こんなお友達がおったらええなあ、って……」
「…………」
 まっすぐな亜子の告白に、千雨の表情は次第に赤くなっていく。
「バ、バカじゃねーの? こんなガキとお友達って……!」
 吐き捨てるように答え、千雨はそっぽを向いてしまった。これには亜子も苦笑してしまう。
「あん、別に照れんでもええやん。ウチな、もっともっとちうちゃんと仲良うなりたいんや!」
「本気かよ……」
 ジト目で亜子を伺う。対して、亜子はにこにこしたまま表情を崩さない。
(ったく……。そいつは無茶な注文だぜ、和泉……)
 今の千雨の姿。それは昨日こっそりせしめた魔法薬のお陰で成り立っている。当然、その数は限りがある。
(そりゃ、私だって……!)
 千雨の抱いていた感情。それは亜子と同じ気持ちだったのかも知れない。滅多に話す機会の無いクラスメイト。
亜子との時間は、千雨の心に変化をもたらしていた。
 けれど―――
「もう逢えないだろうな。残念だけど……」
「そっか……」
 千雨の返事に、亜子はがっくりと肩を落とす。その表情が、千雨の胸にちくりと刺さった。
「まあ、メアドくらいは教えとくぜ。それから―――」
 一息入れて、千雨は穏やかな口調で言った。
「友達の件は考えておく」
65『少女と女の子』:2006/05/18(木) 20:10:16 ID:???
5/5 エピローグ

 亜子はびっくりした表情で、けれどすぐさま笑顔を浮かべ、
「りょーかいや!!」
 と、元気良く答えたのだ。
「ケッ……」
 悪態を突く千雨も、微かに笑っていた。
 と、そこへ聞き覚えのある声がした。
「やっほー亜子! 何してんの〜?」
 見れば、裕奈がぱたぱたと駆け寄ってくる。亜子はにこにこしながら、こう言った。
「ゆーな、ウチの親友のちうちゃんやっ!」
「おい待てっ! わたしは考えとく、と言ったんだ! しかも友達すっ飛ばして親友かよっ!」
「別にええやん。いちいち気にしとったらアカンよー?」
「気にするっての!」
「あっはは。仲良しさんだにゃ〜」
 二人のやり取りに、裕奈は呑気に呟くのであった―――

 それから数日後。
「えへへ……」
 亜子は携帯を見ながらにこにこしていた。
「お、それがちうちゃんからのメール?」
「うん。こーやってメールで見ると、ちうちゃんてホンマに大人っぽい子やな〜」
 裕奈の問いに、亜子はご機嫌な様子で答えた。と、その二人の後ろを千雨が通り掛かる。
「―――けっ。和泉がガキっぽいだけじゃねえのか」
「は、長谷川さん?」
 驚いた亜子が振り返ると、千雨はにやりと笑いながら去っていった。
「長谷川が絡んでくるなんて珍しいね……」
 茫然とした表情で裕奈が呟く。当の亜子は、千雨の言葉にどこか引っ掛かるものを感じるのであった。
 ぶっきらぼうだけど、不思議と心に残る言葉に―――
(おしまい)
66マロン名無しさん:2006/05/18(木) 20:16:26 ID:???
うはぁ〜某所効果とあいまってたまらん!
亜子カワユス…GJっ!

間髪入れずの投下で申し訳ない、PC使える時間が迫ってるもんで…
では参ります↓
67ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/18(木) 20:16:59 ID:???
ゆえ「ゆえと」
ハルナ「ハルナの」

『ザジちうスレ・傾向分析〜!』
ゆえ「前編です」

ゆえ「最近のスレ内での各キャラの扱われ具合を分析する『傾向分析』、8回目です。
    今回も放送室が改装中のため、この方に協力をお願いしているです」
千雨「許可した覚えはねーっての! だいたい、なんで私の部屋なんだよ」
ハルナ「フッ、簡単な推理よ。ちうちゃん=ネトア、ネトア→ネトラジ、ネトラジ→ラジオ、ってね☆」
千雨「『てね☆』じゃねぇぇぇ! こらそこ、勝手に機材を弄るな! マイクを繋げるな!」
ハルナ「ザジちゃ〜ん、ちうちゃんと一緒にラジオ出たくない?」
ザジ「……」(///)
千雨「こらザジ、ゴキブリ頭の甘言に惑わされてる場合じゃ…だからアイキャッチを流すな!」

<この番組は
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃     ノノ                               .┃
┃   〃 ´⌒`ヽ.                               ┃
┃  Ki ((ハレ))〉  *  『抱き枕から夜のオカズまで   .┃
┃  ノヘ.|l. ゚ ヮ゚リ  ,*   漏らさずカバー』の         ┃
┃  (( ⊂リ.水'||つ  ,*                        ┃
┃   ))  く/_|〉                                ┃
┃      し'ノ                  雪  広  社   ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛と
  『単なるタン塩好きから脱皮したいあなたへ』セツナクエストの提供でお送りいたします>

千雨「おいおい、ついにそっちから拝借しちまったのか。いい加減ネタ切れだな」
ゆえ「本家を知りたい方は『タン塩』でググってみることをおすすめするです」
68ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/18(木) 20:17:57 ID:???
ゆえ「さて、それではいつものようにランキングを見ていくことにするです」
ハルナ「矢印は順位の上下変動、カッコ内は前回比のポイント増減だよ」
千雨「カッコ付のポイントは同率の場合の登場数だと。少ない方が『存在感が大きい』ということで上位になるらしいぞ」

1位:龍宮真名:63→(-8)
2位:相坂さよ:57↑29(+16)
3位:明石裕奈:50↑4(+5)
4位:和泉亜子:48↑1(±0)
5位:大河内アキラ:45↑3(+3)
――ここまでスレの主役級――
6位:雪広あやか:37↑8(+8)
7位:佐々木まき絵:36(15)↑19(+16)
8位:長谷川千雨:36(17)↓4(-13)
9位:早乙女ハルナ:35(15)↓7(-19)
10位:朝倉和美:35(19)↑14(+14)
11位:鳴滝風香:33↓5(-14)
12位:春日美空:31↓3(-10)
13位:那波千鶴:29↑15(+11)
14位:Zazie Rainyday:28(11)↓2(-8)
15位:釘宮円:28(14)↑4(+2)
16位:神楽坂明日菜:28(15)↓4(+3)

ハルナ「隊長が見え…って、さよちゃんが6ポイント差につけてる〜! SS二つ分だよね」
千雨「つーか今回上下変動だいぶ激しいだろ。那波が上位とか聞いたことねーぞ」
ザジ(ちう……かなり下がってる……でも近くなったかも……)
ゆえ「さて、続いて下位の発表になります。大変動の起こっている今回のランキング、空気はいったい誰でしょうか」
69ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/18(木) 20:18:37 ID:???
17位:村上夏美:27(11)↓6(-12)
    長瀬楓:27(11)↓7(13)
19位:柿崎美砂:27(13)↑4(+5)
20位:葉加瀬聡美:24↓3(-4)
21位:椎名桜子:23↑7(+5)
22位:桜咲刹那:22(9)↓19(-27)
    鳴滝史伽:22(9)↓9(-9)
――ここからデッドゾーン――
24位:綾瀬夕映:19(7)↓6(-7)
    超鈴音:19(8)↓8(-8)
26位:近衛木乃香:17↑2(-4)
27位:古菲:15↑3(-2)
28位:Evangeline.A.K.McDowell:14(6)↓14(-15)
    四葉五月:14(6)↓1(-5)
30位:絡繰茶々丸:12↓8(-13)

【空気】宮崎のどか:7↓10(-18)

ゆえ「というわけで、今回はのどかが空気となってしまったです。これだけ大きな順位変動は想定外です……
    例によって記念品と――シスターMより小包が届いているです」
ハルナ「のどかぁぁぁ! おねーさんと一緒に図書館組デッドゾーン脱出するって約束はどこいったのよぉぉぉ!」
千雨「脱出できてないのは綾瀬もだろうが。それより思ったより柿崎が伸びてないのが気になるな」
ザジ(エヴァさん……やっぱり2スレに一度急落下してる……)
ゆえ「それはさておき、個別分析に移るです。今回は前回のような事故は許されませんですよ」
70ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/18(木) 20:19:07 ID:???
〜1番:相坂さよ〜
属性:幽霊、ドジっ娘、憑依、一途
想人:朝倉和美(本命)、和泉亜子(友達)、明石裕奈(憑依対象)、エヴァ(長寿仲間)

ゆえ「今回見事2位まで迫ったさよさん。主役作があと2つ投下されていたら同率1位でした」
ハルナ「見事なまでにさよちゃん祭りだったからね〜。ついにレギュラーも獲得したみたいだし」
千雨「柿崎祭りの陰に隠れてたが、これだけポイント稼いでたわけだな」

〜2番:明石裕奈〜
属性:ネコ語、霊媒、けだものさん
想人:和泉亜子(本命)、相坂さよ(憑依)、大河内アキラ&佐々木まき絵(運動部仲間)、せつな(なかよし)

ゆえ「亜子さんを抜いて急浮上。とはいえ相変わらず大活躍組ですね」
ハルナ「ブルジョワいいんちょとの関連で運動部ネタ増加、加えてあこゆな効果だね」
千雨「ネコ語っつーかネコ属性は半公式化してきたな…おっと、これ以上は単行本派にマズイか」

〜3番:朝倉和美〜
属性:パパラッチ、一途、イベント屋
想人:相坂さよ(本命)

ゆえ「さよさん効果により急浮上。ミラーワールドでの活躍も気になるです」
ハルナ「和美もエヴァちゃん同様、浮上と下降を繰り返してるね。一時的に使いやすいのかなぁ?」
千雨「順位変動の激しいヤツとそうでないヤツだけ調べてみるのも傾向分析だろ? やりゃいいじゃねーか」
ゆえ「放送室が直ったら過去データと照らし合わせて特集組んでみましょうか。考慮しておくです」
ハルナ「ザジちゃ〜ん、喋らないとラジオだから聞こえないよ〜?」
ザジ「ちう……まだだから……」
71ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/18(木) 20:19:53 ID:???
〜4番:綾瀬夕映〜
属性:神社仏閣マニア、味覚異常、もるです、カカオかよwwwww
想人:ネギ先生(公式)、早乙女ハルナ(親友以上?)、宮崎のどか(親友)、近衛木乃香(図書館組)

ハルナ「うーん、惜しいなぁ。後一歩でデッドゾーン脱出だったんだけどねぇ」
ゆえ「…それ以前にこの属性設定を何とかして欲しいのですが」
千雨「最後の方とか属性じゃなくて単なるネタになってるじゃねーか」
ハルナ「あぁん、おねーさんの愛情表現なのにぃ」
ゆえ つ[オカカチョコ]
ハルナ「ちょ、おま、やめ……ふぐぅ?!」

〜5番:和泉亜子〜
属性:たゆリスト、一途、ナース
想人:明石裕奈(本命)、相坂さよ(友達)、釘宮円(姉貴分)、鳴滝史伽(妹分)、大河内アキラ&佐々木まき絵(運動部)、たゆれる人

ゆえ「亜子さんといえば甘々たゆリスト。もはや定説です」
千雨「また随分前の死語をもってきたな。明石同様、普段以上に運動部ネタで伸びてる感じだな」
ハルナ「う〜気分悪い……ちょっと亜子んとこで休んでこようかな」
千雨(…超にいい検体が手に入ったと伝えておくか)

〜6番:大河内アキラ〜
属性:水泳部、物静か、M子とシンクロ
想人:龍宮真名(本命)、ザジ(友人)、運動部のメンバー

ゆえ「前々回あたりから少しずつ勢いが落ちてきていたようですが、今回一気に活躍の場を増やしてるです」
千雨「龍宮が登場する時は大抵大河内の名前を口走ってるからボーナスポイントが入りやすいんだろ」
ハルナ「それにしても今回運動部はみんな高ランクにつけてるよね。
     まき絵のキャラが確立、浸透してきてから運動部自体(いいんちょ絡めて)でのネタが出やすくなったのかな」
ゆえ「ハ、ハルナがまともな考察してるです……」
72ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/18(木) 20:20:26 ID:???
〜7番:柿崎美砂〜
属性:へべれけさん、彼氏持ち
想人:彼氏(公式)、釘宮円&椎名桜子(チア)、和泉亜子(でこぴんロケット)、龍宮真名(飲み友達?)

ゆえ「誕生日に起きた祭りによってかなりのポイントを…と思いきや、実はいつもとあまり変わってないです」
ハルナ「秘密は簡単。確かに誕生日の時に美砂を祝うためのSSは大量投下されたわ。
     ただ、ね。ちょっと見直してみれば分かるけど、美砂自体が単独主役を張ってるSSはそんなに多くないの」
千雨「ポイント制の厳しいところだな。ついでに誕生会が舞台になってるだけあって、参加人数が多い。
    参加してるメンバー全員にポイントが振り分けられてるから、結果的に全体が底上げされちまうわけだ」
ザジ「…勝った負けた、みたいな見方は違う。みんなが楽しんでれば、それでいいの」

〜8番:神楽坂明日菜〜
属性:ツンデレ、キス魔
想人:高畑先生(公式…?)、ネギ(半公式?)、雪広あやか

ゆえ「なんというか、本家の方での立ち位置が微妙になりつつあるアスナさんです」
ハルナ「ちなみに前回レギュラー作での登場は一回だけ。まぁ、10日で埋まっちゃったからなぁ」
千雨「VIPとまでは言わんが、ここ最近稀に見る早さではあったな」

〜9番:春日美空〜
属性: 、シスター
想人:シャークティ(本命)、釘宮円(?)

ゆえ「……たった今気付きました。
    いいんちょさんのブルジョワストーリは運動部の話だとばかり思っていたですが、美空さんは入ってないですね」
ハルナ「真性空気とはかくも恐ろしいものなのね。毎スレごとの空気とはまた違う属性だわ」
千雨「お前らなぁ……それはさておき、こいつもミラーワールドのスポットがあたってるんだったか」
ゆえ「彼女が敵か味方か、或いは誰かが乱入するのか。非常に楽しみなところです」
73ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/18(木) 20:22:20 ID:???
〜10番:絡繰茶々丸〜
属性:ロボ、●回路搭載
想人:ネギ(公式?)、エヴァ(マスター)

ゆえ「茶々丸さんがここまで不調なのはこれが初めてかもしれません。エヴァさん同様大きく落ちています」
千雨「ロボ子も最近は●方面ばかりだったからな。関西弁回路はハカセが廃棄したのか?」
ハルナ「ちょい最近は苦戦気味、かな。
     茶々丸さんの誕生想定話とか、ああいうほんのりしたのもたまには読んでみたいなぁ」
ザジ「トモダチ……」
千雨(こいつもこいつで時々ロボっぽくなるからなぁ)

〜11番:釘宮円〜
属性:おねーさん、強気、本気刈るボマー
想人:椎名桜子&柿崎美砂(チア)、和泉亜子&鳴滝史伽(妹分)

ゆえ「マジカルボマーとして大活躍中な円さん。三姉妹設定は健在です」
ハルナ「桜子との関係も少し気になる、かな。友達としてなのか、それとも……んふふふふ」
千雨「で、そういうお前にほとんどフラグが立たない件について」
ハルナ「前にあすにゃんとちょこっとらぶらぶしたけどね〜。おねーさんはそう簡単には落ちないのだよ」

ゆえ「……といったところで今日も放送時間が来てしまいましたです」
ハルナ「結局ザジちゃん殆ど喋らなかったねぇ」
ザジ(ちうが頑張ってるとこ、見てるほうが楽しい)
千雨(ちょっ……だからそういうことは人前で言うなっつってんのに! マイクに入ったらどうすんだよ!)

『それでは次回、中編をお楽しみに〜!』

<この番組は『抱き枕から夜のオカズまで漏らさずカバー』の雪広社と
  『単なるタン塩好きから脱皮したいあなたへ』セツナクエストの提供でお送りいたしました>
74マロン名無しさん:2006/05/18(木) 20:54:00 ID:???
>>73
GJ!

そっかーだから柿崎はあんま順位上がらなかったのかぁー

つかタン塩www
75マロン名無しさん:2006/05/18(木) 20:55:41 ID:???
>>54-65
某所で亜子ちう熱が上がってたところにキタコレ!
GJ。マジでGJ。
76マロン名無しさん:2006/05/18(木) 20:56:20 ID:???
>>73
のどかァァァァアアアアッ!!







タン塩ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
7765:2006/05/18(木) 20:56:30 ID:???
>>65です

>>73
レスd。某所はいいものだ・・・
今回のラジオ、隊長に勝負出来るのはさよと亜子だと思ってたけど、ゆーなが意外でした
美砂の順位の低さは、誕生日以外が少なすぎでしょうね。エヴァは謎すぎwwwww
しかしタン塩はねーだろwwwwwwwwww

・・・で、ゆーなの属性「けだものさん」
オゥ、シット・・・。ゆーなごめんよゆーなwww
78マロン名無しさん:2006/05/18(木) 20:56:52 ID:???
アンカー間違った・・・orz
>>60-65だよ・・
79刹那:2006/05/18(木) 20:57:06 ID:???
何だろう……この胸にズシリと響く重い言葉は…………
8065:2006/05/18(木) 20:59:13 ID:???
うお、いきなり書き込み集中!?リロードしてなくてごめんね

>>75
dクス。しかし俺も貴方もゆえちうはスルーですかw
81マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:05:39 ID:???
>>65
ちう・・・そのぶっきらぼうさがあなたの味です
GJ!!

>>ラジオの人
分析乙です
そうか・・・さよはあと少しだったか。小さな知識もっと書いておけば良かった
エヴァも甘えん坊で出さなかったから・・・出てないのエヴァだけだし
今夜も頑張るか

投下〜
82明日菜 唇:2006/05/18(木) 21:06:25 ID:???
明日菜 唇 34


人前で肌をさらすのはとても恥ずかしい。やろうとしてできることではないと思う
だから・・・高音さんはすごいと思う

高音 「違います!!!脱ぎたくて脱いだんじゃありません!!」
明日菜 「だって、脱いでるでしょ?」
高音 「脱がされているんです!!!ネギ先生に!!あのロボットに!!」
明日菜 「高音さん、恋人だっているのに・・」
高音 「こ、恋人!!誰のことですか!?」
明日菜 「え?愛衣ちゃんじゃないの?」
高音 「め、愛衣は・・・そう、妹です!!!恋人じゃありません!!」
明日菜 「ふうん・・ほんと?」
高音 「ほ、本当です!!私にその気はありません!!」
明日菜 「じゃあ、確かめてみましょうか」
高音 「え?」

私はすっと高音さんに近づくと、ぴたりと身を寄せて抱きつきました
高音 「何を・・・むぐっ!」
唇を重ねてみる。そして味の確認。ここで愛衣ちゃんの味がすれば・・・
味はしなかった。高音さんの言うとおり、そんな関係ではないんだ

しばらくして私は唇を離す
明日菜 「愛衣ちゃんの味はしない・・・キスしたことはないんだ」

高音 「せ、責任取ってくださいね〜!!!」
かけてゆく高音さん。その台詞、ネギにも言ったような・・
でも誰が責任を取ればいいのかな?
まだ脱がされたりしそうだから、責任を取らなきゃいけない人が増えそうね

83マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:10:37 ID:???
高音はやっぱりウブなんだねwwGJ!
そしてレスd。俺も頑張ろう。今から仕事だけどorz
84マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:18:48 ID:???
GJ!!
でも高音じゃないなら愛衣の相手は誰だったんだ・・・?
85マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:22:12 ID:???
>>84
つ学園長
86マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:22:55 ID:???
つガンドルフィーニ
87マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:29:41 ID:+RSuv1uZ
>>分析隊様、
今回は本屋が空気ですか…。
と…なると、○空ウイルスの為彼女の活躍が…(スレの傾向からして)
「さよ祭り」の続きは「のどか祭り」ですな。

ともあれ乙です。

明日以降も楽しみにしております。
88マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:31:18 ID:???
>>「唇」様、
ここであえてしずな先生に食べられたと予想してみるテスト。
89マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:41:30 ID:???
>>65
はうぅ〜む
ちうあこGJ!ちょっとこれにハマりそう。自分じゃ絶対かけないSSカプリンヅだけど
90マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:43:04 ID:???
>>88
しずな先生のオパイを揉んで育てたのは愛衣なわけか!
しずなの相手という複線も回収できてお得だな
91マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:44:24 ID:???
ラジオの方
乙乙です!やっぱりエヴァにゃん下位だったか・・・
エヴァにゃん用のネタ用意してあるけど手ぇつけずにほったらかしだなぁ・・・
スレb烽ケっかく13だしエヴァさまにがんばってもらおうかなw


アスナ唇の方?
愛衣ちゃんはなんとなくおませさんな気ぃするな〜
彼氏とかいそう・・・(本編ではいないことになってるけど)

92マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:51:47 ID:???
>>89
ぶっちゃけ、亜子かゆーなだったら誰とでも書きやすいですw
93マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:52:49 ID:???
彼氏とかきめえwwwwww
漢は黙って同性愛
94マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:57:36 ID:???
>>93
パル乙
9582:2006/05/18(木) 21:57:56 ID:???
>>83
仕事頑張ってください。戻ってくるまでに何かSSでも・・
>>84
( ̄ー ̄) ニヤリッ
>>85
Σ(゜д゜lll)ガーン
>>86
(。□。;)あうう
>>88
実は愛衣の方から・・・
>>89
ちう亜子ですか、かつてのたゆんの元ネタSSを思い出してしまった
>>90
いったいいくつの頃から揉んでいるんだwww
>>91
ミーハーな彼女、有名人には弱く・・・
などと妄想してみるテスト
96マロン名無しさん:2006/05/18(木) 21:58:01 ID:???
ヲトコは、なのか
97マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:00:50 ID:???
>>ラジオの人
乙です!しかしのどかが空気認定とは…
しかし真名の砦は厳しいな。

>>82
ここは意外性をもって小太郎が相手で。


明日菜といいんちょのSS投下します。
ちょっといいんちょのキャラ変わっちゃったかもと思う今日この頃…
98マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:00:53 ID:???
某所ってどこ?>>66
99マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:01:33 ID:???
明日菜いいんちょ劇場


何をしていなくても時は過ぎていく。子供は大人へ。
だが心は子供のままな人もいる。

「明日菜さん」
いいんちょこと雪広あやかは補習をサボって寝ていた明日菜を見つけてたたき起こす。
「う、いいんちょ?」
気だるそうに上半身を起こし伸びをする明日菜。
「補習サボりとはいい度胸ですわね」
「だってだるいんだもん、毎日同じことの繰り返しでさ」
答えにならない返事をして何とかはぐらかそうとする明日菜。あやかはため息をつく。
「明日菜さん!3年生ならもう立派な受験生でしょう!今後の進路とか考えてないのですか」
15歳、そして中学3年生。子供でも大人でもない微妙な年頃。
これからの進路は自分で見つけなくてはならない。通常であればエスカレーター式に高校へと進学できるが
3−Aは2年の頃、万年ビリ組だったのである。
いくらエスカレーター式とはいえ学力に付いていけずに留年など結末が用意される。
「ホントに変わらないね、いいんちょは。今も昔も仕切りたがりでさ…」
「当たり前です!あなたももう子供ではないのですから、少しはそれらしい行動くらい取りなさい!」
少し一喝すると少し疲れたのか明日菜の横に座った。

「あははは」
明日菜は声を出して笑った。
「何がおかしいのですの!」
「だっていいんちょ、子供じゃないって言ったってあんたも十分子供じゃない。ネギ見つけたら飛び込んだり
 ちょっとからかったらすぐにムキになって食って掛かったり」
100マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:02:06 ID:???
「…」
恥ずかしながら反論できなかった。
「…子供じゃいけないのかな」
「―…」
明日菜の言葉に少し黙り込んでしまうあやか。
「いいんちょはどうしてそんなに大人になりたいの?」
大人になりたい。
「大人になんていつだってなれるじゃない」
そうすれば辛いことも耐えられるから。
「そう急ぎ足しなくたって、もうすぐ私ら子供じゃなくなるんだから」
あの日、生まれるはずだった弟が死んだあの日。
小学生だったあやかは泣いた。夜通し泣き続けた。とても辛く、とても悲しい。
どんなに時間を戻して欲しい思っても時間は戻らない。それに戻ったところで弟を自分の力で助けられることも出来ない。
だから思った。早く大人になる。
そのために必死で勉強して雪広財閥の令嬢としての作法を学び、覚えられることはなんでも覚えた。
何があっても自分が先頭に立ってみんなを守れるように。
だがそれは自分の悲しい気持ちを隠すためだった。
本当は大人になれば悲しいことはみんな平気になると思っていたから。

この歳になって気付いた。
平気になったのではなく、あの感情ごと忘れようとしたのだ。
しかし、昔からいた明日菜や担任のネギのことがあり少しずつそれを受け入れようとしていた。
「…今年で最後だね」
明日菜の一言、今年が終われば3−Aの生徒は全員バラバラになる。
最後なんかじゃないと、言おうとして言えなかった。
101マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:02:39 ID:Dl6rGWgp
どんなにしてもいずれは道が分かれていくのは確か、それは悲しんだってどうにもならない。
そのまま立ち上がろうとしたが明日菜の手がそれを阻んだ。
「しばらく居て」
明日菜はそっとあやかを抱きしめる。
「あんただけ大人になっても困るだけなのよ」
その言葉に抱きしめる腕に少しだけ力が入る。

少しずつ失っていく子供染みた感情。
それすらも受け入れなくてはならないと思うと、あやかは皮肉染みたため息をついた。


102マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:03:31 ID:???
>>101
sage忘れスマン
103マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:05:14 ID:???
いやあああああああああああああん!!!!!
もう!!
こういう話書きてえ!!
104マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:15:00 ID:???
青春の切なさGJ!!
105マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:21:35 ID:???
106マロン名無しさん:2006/05/18(木) 22:48:17 ID:???
>>82の「妹」を「スール」と自然に読んでしまったのはなぜだろう
107サヨロットその7:2006/05/18(木) 23:14:43 ID:???
5分後投下いきまふ。
108サヨロットその7:2006/05/18(木) 23:19:00 ID:???
例えハルナの同人ネタオチでも
                    めげないのが
                               相坂さよなのです!
「ふんふんふふ〜ん」
いかにも陽気にハルナは筆を進めていた。
そしてその作業をワクワクドキドキしながら眺めているさよの姿。
今までのはハルナが書いていたものだったのだ!
「新田せんせーがあの雷○さんになるなんて予想外ですハルナさん!」
結構喜んでいるようである。
ハルナは久しぶりにの読者からの喜びの声を聞いて調子に乗ったのかついこんな事を口走ってしまった。
「んー、次はネギ先生が新田に全裸で縛られでもするかなー?」
と、冗談交じりで呟いたその時。
「その本いくらでお売りになってくださいますの!?」
いいんちょが来てしまった。それにしても早い。
ショタコンの力は恐ろしい。
「い・・・・いや流石にそれは冗談だから。」
ハルナが引きつった笑顔でいいんちょを説得すると
また筆を進めた。
ハルナは暫く筆を進めていたが途中で筆が止まった。
「どうしたんですか?」
さよが心配気に聞くがハルナはなんでもないよと
笑ってまた筆を進めた。
カリカリカリカリカリ
ハルナの筆の速度が少し落ちたかと思うとハルナはこんな質問をしたのだ。
「最近、朝倉とうまくやってるの?」
109サヨロットその7:2006/05/18(木) 23:19:31 ID:???
さよと朝倉は関係さえは続けど朝倉の帰りが遅い。
さよが心配して報道部の部室に入ると。
「ぁっ・・・いいの?またアキラに怒られるよ?」
「アキラが怒る?私はそれぐらいでは・・・」
「やめてよ・・・私にはさよちゃんが・・・ぁぁぅ」
「幽霊なんかにこの身体はもったいないな」
「それはどういう・・」
そこで会話は途切れた、聞こえなくなったのではない。
さよが聞くのを拒否したのだ。
それからだった、朝倉がさよを申し訳なさそうに見るのは。
それに耐え切れられなくなってきたさよは和泉と喋ったり。
五月の店の手伝いをしてみたりといろいろしていた。
そして今日たまたま相手がハルナなのだ。
さよはハルナになら喋ってもいいだろう、そう思いこの事を話した。
ハルナは黙って筆を進めていた。
カリカリカリカリカリ・・・カリカリカリカリ
「ふーん、ならパル様がさよちゃんの次期彼女に立候補しちゃおっかにゃ〜」
ハルナは冗談なのか本気なのかわからなかった。
顔は笑っているものの瞳には何か悲しさというか憎しみという表情があるように見える。
さよはさほど驚かなかった、いつもなら赤面してポルターガイストでハリセンやらなにやらではたくのだが。
「それもいいかもしれませんね。
でも、私は朝倉さんを信じていたいです。
今日、朝倉さんに会えたら・・・言って見ます。」
パチパチパチパチ
「いや〜すばらしいにゃ〜」
110サヨロットその7:2006/05/18(木) 23:20:25 ID:???
ハルナが拍手をしつつ褒めてるんだか冷やかしてるのかわからない言葉を発する。
ハルナは回転式のイスを回してさよと向き合う。
「・・・う〜ん、かわいいね、さよちゃん
・・・もしだめだったなら、私の所にきてもいいんだよ?」
ハルナは、さよに大して好意を持っていたとしか言いようがない。
しかしさよには朝倉がいた。
それを茶化したり応援したりとする間に
ハルナはさよの事が好きになってしまったのだ。
「その時は・・・・考えておきます。」
さよはそういい残すとふよふよと部屋に戻っていった。
さよは、朝倉とまた仲良くなれることを信じていた。
もしダメだったら?そんな事は考えたくなかった。
ハルナの気持ちは嬉しかった、しかし朝倉とは離れ離れになりたくない。
でも・・・万が一ダメだったらその時は・・・。
いけない考えだとは思っていても、その感情は拭いきれなかった・・・・・。
111サヨロットその7:2006/05/18(木) 23:24:31 ID:???
以上っす。
(チラシの裏ここから)
雷○みたいな新田をいじくるのがなんかむずかしそうなんて
ハルナの同人で手を打ちました・・・。
ハルさよという新しいジャンルに挑戦・・・ダメ?
(チラシの裏ここまで)
112マロン名無しさん:2006/05/18(木) 23:31:49 ID:???
先生……。パルさよの結末が見たいです……!
つか、執筆中のパルがおとなしいのに驚いた。GJ!
113マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:11:56 ID:???
二日ぐらい見ないだけで新スレ100超えだから困る
流し読みしてたら分析隊wwwタン塩ってwwwwwwwwwww

http://www.imgup.org/iup208678.jpg.html
http://www.imgup.org/iup208681.jpg.html
腱鞘炎になるまでハルナ描いてみたい
114マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:15:38 ID:???
>>113
2枚のギャップがすごすぎるwwww
あんたの絵見てるとパルがどんどん可愛く見えるから困る
115マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:15:58 ID:???
二枚目すっげ和むのに一枚目のインパクツがwwwwwwww
二刀流wwwwwwwww
116マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:23:40 ID:???
本気でそろそろまとめの方にイラストもうpしようぜ……
117マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:44:49 ID:???
>>113
ちくしょう!!何でアンタはそんなにGJなんだ!!!

しかし鬼千鶴をイメージしてSSを書いている側として一つだけ言わせて貰う
”ネギの持ち方が反対だ”
二叉に分かれた方を相手に向ける
それが鬼千鶴だ。私のイメージする鬼千鶴だ

で投下〜
118風香 甘えん坊将軍:2006/05/19(金) 00:46:22 ID:???
風香 甘えん坊将軍


1/7
むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな
しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです


今日は将軍様ではなく、せつなちゃんの一日を追ってみようと思います

朝、日が昇り始めた頃せつなちゃんは布団から出ます
せつな 「ふにゃぁ・・・」
まだ眠そうに布団から出てくるせつなちゃん。ごしごしと目をこすります
せつな 「ねこさん・・あさだよ」
と、隣で寝ている裕奈さんを声をかけて起こそうとします。でも裕奈さんは起きません
※一緒に寝ているだけですよ、誤解の無いように・・・

せつな 「もう・・おきないとごはんあげないよ?」
そう声をかけても裕奈さんは起きません。気持ちよさそうに寝ています
裕奈 「ごろごろごろ・・・」
せつな 「ふぅ、しかたないなぁ。それならせんせいをおこしにいこう」

こうしてせつなちゃんはいつものようにみんなを起こして回ります

せつな 「せんせい、おきてよう・・」
亜子先生のお部屋に来たせつなちゃん。亜子先生を起こそうとします
ですが亜子先生に起きる気配はありません。昨夜、遊び人の美砂さんと飲み歩いていたので無理はないでしょう
せつな 「むー、なんでみんなおきてくれないの?」
むくれるせつなちゃん。でも先生は起きません
と、困っているところにアキラさんが現れました
119風香 甘えん坊将軍:2006/05/19(金) 00:47:50 ID:???
2/7
アキラ 「おはよう・・」
せつな 「あねうえ、おはよう!!」
さすがは養生所の良心、アキラさんです。お目覚めも良いようです
アキラ 「みんなはまだ起きないの?」
せつな 「うん。ねこさんも、せんせいもおきないの」
アキラ 「しかたないな・・・裕奈と先生は放っておこう、患者の皆さんを起こしてきて」
せつな 「はーい」
こうしてせつなちゃんは、養生所の患者さんを起こしにいきます

養生所の入院患者さんの数はそんなに多くはありませんが、結構重症な人がいます
そんな人たちのためのご飯をアキラさんとせつなちゃんは用意します
せつな 「ごはんですよ〜」
患者1 「いつもありがとうね」
患者2 「ありがたやありがたや・・」
せつな 「のこしたらだめですよ、ゆっくり、よくかんでたべてくださいね」
患者1 「はいはい」

やがて患者さんの食事が終わり、その後片付けをせつなちゃんとアキラさんはします
それからせつなちゃんたちの食事が始まるのです

せつな 「いただきます」
アキラ 「いただきます」
お部屋にはせつなちゃんとアキラさんの二人、裕奈さんと亜子先生はまだ起きてこないようです
120風香 甘えん坊将軍:2006/05/19(金) 00:48:23 ID:???
3/7
箸が進み、朝ご飯の半分が無くなった頃でした
せつな 「ねこさん、おきてこないなら・・。おさかなさんたべちゃっていいよね」
せつなちゃん、どうやら育ち盛りのようです。ゆっくりと箸を裕奈さんのお膳の焼き魚に近づけました
すると・・・

裕奈 「にゃぁぁぁ!!!」
いきなり裕奈さんが飛び込んできて、お膳にしがみついたのでした
そして悲しそうに泣いて、せつなちゃんを見つめます
裕奈 「にゃぅぅ・・」
せつな 「もう、はやくおきないからだよ!わかった?」
裕奈 「にゃ!」
少しうれしそうにほほえむ裕奈さん。でも明日には忘れているような気がします

こうして三人はお食事を済ませます。残った亜子先生のお食事はせつなちゃんと裕奈さんで分けて食べてしまいました
結局お昼まで亜子先生はおきてこなかったので、問題はないようです


そして食事後・・・
せつなちゃんと裕奈さんはお洗濯とお掃除をします
廊下をぞうきんでふいたり、お洗濯物を干したり結構忙しかったりします
もっとも裕奈さんはあんまりまじめにやっていないようですが・・
121風香 甘えん坊将軍:2006/05/19(金) 00:49:22 ID:???
4/7
日も上がったお昼、ここに来て亜子先生は目を覚まします
亜子 「ふわあぁぁ・・・もう朝か?」
せつな 「なにいってるの、せんせい。もうおひるだよ」
亜子 「昨日はしこたま飲んだからなあ、まだ酒がぬけへん。もう一眠りするかな」
アキラ 「ダメ、患者さんが待ってる。ここで寝たらお尻からカカオ突っ込むから」
亜子 「・・・きっついな」
せつな 「せんせい、がんばって」
亜子 「顔洗ろてくるわ、それまでにご飯頼むで」
せつな 「わかりました!」
亜子先生がおきて、せつなちゃんは自分の仕事を終えたと思ったようで、とてもうれしそうです


お昼ご飯が終われば、せつなちゃんと裕奈さんは意外と暇になります
患者さんのお話相手になったり、お庭で遊んだり、時々将軍様も来るのでお茶を運んだりとそのくらいです
だから、気持ちの良いお天気の時は縁側で裕奈さんと寝てしまうこともあります
こうして夕暮れまでは緩やかなときが過ぎていきます


夕暮れ・・ここから一人の患者さんが増えます
和泉養生所の奥に、一つの小さなお部屋があります
とても重症な患者さんで、日の光が苦手が患者さんなのです
122風香 甘えん坊将軍:2006/05/19(金) 00:55:06 ID:???
5/7
せつな 「きょうはえばさんのところにいっていいの?」
アキラ 「今日は調子が良いようだから・・いいよ。でもお風呂に入ってからね」
せつな 「やったあ!!ねこさん、いこ!!」
裕奈 「にゃ!!」
とたとたと、二人は奥にかけていきます
その姿をアキラさんは少し寂しそうに見ていました


せつな 「えばさん、はいっていいですか?」
光が入りにくい構造の奥の部屋、その部屋のふすまの前に二人は立っています
湯上がりのほかほかです
しばらくして中から声が聞こえてきました

?? 「せつなちゃんかい?お入り」
せつな 「こんばんわ〜」
せつなちゃんはそうっとふすまを開くと、ゆっくりと中に入っていきました

部屋の中は薄暗く、窓はすべて閉じられていました
中には布団が一つあり、そこには一人の少女が寝ています
エヴァ 「またお話を聞きに来たのかい?」
せつな 「はい、まはおはなしがききたいです」
裕奈 「にゃ」
エヴァ 「そうかいそうかい。じゃあ、今日は何のお話をしてやろうかね・・・」
この少女、見た目はせつなちゃんたちより遙かに幼く見え、まるで外国のお人形のような金髪の美少女です
しかし、言葉遣いはお婆さんそのものです
その少女は二人が部屋に入ってくるのを見ると、ゆっくりと寝ていた上体を起こしました
二人は少女の太もものあたりに寝転がると、わくわくした表情でエヴァさんを見つめます
そんな二人を見つめるエヴァさんは、一つ小さくほほえむと昔話を語りかけたのでした

エヴァ 「では。むか〜し、むかし。あるところに・・・」
123風香 甘えん坊将軍:2006/05/19(金) 00:56:35 ID:???
6/7
エヴァ 「・・・はめでたく姫様と結婚して末永く暮らしたそうな。おしまい」
エヴァさんの昔話は終わりました。しかし二人からは何の反応も返っては来ません
それもそのはずです、ふたりは・・・
エヴァ 「寝てしまいおったか」
エヴァさんの太もものあたりに、二人は頭を乗せて寝息を立ています
エヴァさんの話し声と、時々頭を優しく撫でてくれるエヴァさんの手のひらの暖かさが、二人を眠りに誘ったようです
エヴァ 「また、最後までお話を聞けなかったようじゃな」
なでなでともう一度愛おしそうに、エヴァさんは二人の頭を撫でました

アキラ 「はいっても、いい?」
エヴァ 「アキラさんかい?ちょうど良いところに来た、はいっとくれ」
音もなくふすまが開き、アキラさんがお部屋の中に入ってきました
アキラ 「やっぱり寝ちゃった?」
エヴァ 「ふふ、この通り。可愛いもんじゃ」
アキラ 「体調はどう?」
エヴァ 「まだ鼻の調子が優れん。やはりこの国に”ねぴあ”は無いんかのう?」
アキラ 「無いんだ。ゴメン・・・」
エヴァ 「アキラさんが謝ることではない。残念な事じゃ・・・」
124風香 甘えん坊将軍:2006/05/19(金) 00:58:45 ID:???
7/7
アキラ 「じゃあ、二人を部屋に連れて行くね」
エヴァ 「風邪を引かせんようにな。その子らが苦しむのは私は見とうない」
アキラ 「ちょっとぐらい風邪を引いておとなしくなった方が・・いいかも」
エヴァ 「元気なのはいい事じゃ。ありすぎるくらいで丁度ええ」
アキラ 「寝かせてくる」
エヴァ 「アキラさん。その・・すまんが、後でアレをお願いしたいんじゃが」
アキラ 「血が・・・吸いたくなったの?」
エヴァ 「すまん。もう我慢ができんのじゃ」
アキラ 「わかった。すぐ戻るから待ってて」
エヴァ 「この吸血の呪いの躰、忌々しい」
アキラ 「エヴァさんの吸血、気持ちいいから・・別にいいよ。嫌いじゃない」
エヴァ 「すまないのう」

しばらくして、アキラさんは二人を寝室に運ぶと一緒の布団に寝かせました
身を寄り添って、二人は気持ちよさそうに眠ります
アキラ 「おやすみ」
アキラさんはそう言うと、二人の頬におやすみの口づけをします

こうしてせつなちゃんの一日は終わります


この後、エヴァさんの部屋から小さなアキラさんのあえぎ声が聞こえました
中でアキラさんはエヴァさんになにをされたか?
それは亜子先生ですら知らないのです

125マロン名無しさん:2006/05/19(金) 00:59:41 ID:???
ちょwwwエ婆さn亜qwせrftgyふじこlp;@:「
126マロン名無しさん:2006/05/19(金) 01:14:45 ID:???
>>124
エヴァ様ぁぁぁぁ


通貨単位

CDショップにて
亜子「Rhapsody、Nightwish、Stratovarius、Smile.DK…む〜」
まき絵「亜子、洋楽に興味あったんだ」
亜子「うん、でこぴんロケットやってたし。それに円の影響やな」
ゆーな「にゃー」

アキラ「で、どれにするの?」
亜子「じゃあ、このアルバムで」
アキラ「アルバムで3000円か」
ゆーな「にゃー」
亜子「え〜、キャットフードの缶詰30個分になるって?」
まき絵「3000円か。だったら購買のヤキソバパン15個は買えるよ〜」
アキラ「マックのハンバーガー37個分になるね」
亜子「そうや、3000円やったら…300うまい棒や」

あやか「あら、何のはなしをしてますの?」
まき絵「あ、あやか〜。実は3000円で何が買えるかっていうのを話してたの」
あやか「3000円?わたくしのティータイムに出てくる安いものがいつも3000円くらいでしたわよ」
ピシッ」(周りが凍りつく音)
あやか「?」
亜子「ブルジョワめ」
127マロン名無しさん:2006/05/19(金) 01:29:22 ID:???
>>124
アキラ何してんのさアキラ

>>126
Rhapsody、Nightwish、Stratovariusときて何故Smile.DKなのかと小一時k(ry
128124:2006/05/19(金) 01:44:33 ID:???
>>125
婆とはなんですか、婆とはwww
>>126
3,000円、食費に換算すると・・・なんて豪勢なんだ
>>127
血を吸われているだけだよ?
優しく躰を抱きしめられ、首筋に牙を突き立てられ・・・
後は妄想汁


甘えん坊将軍、全員でました
で、それぞれの役割です


さよ 壺の幽霊
性格は明るくいたずら好きに、意外と動かしやすかった
裕奈 ねこ妖怪
せつなの相方で猫妖怪、身長は140cmに設定している
和美 瓦版屋
ぱぱらっちさん。性格的な変更は無し、出番もあまりなし
夕映 骨董屋
なぜか骨董屋に、ほとんど無理矢理な設定
亜子 医師
困ったちゃん2号。問題医師で武道の達人。出番は多め、でも医療行為をしている姿は無し。なんでだろう?
アキラ 看護婦
亜子のつっこみ役、優しさと厳しさのアクセントに
美砂 遊び人
へべれけさんからのインスパイア。ご免なさい
129124:2006/05/19(金) 01:45:50 ID:???
明日菜 ネギの護衛
原作に近く、でもツンは控えめ。まじめにすると明日菜っていい味がるような気がします
   脇役
4分割しちゃった・・・その上男役にもした。でも台詞、出番は多め。空にはおしっこ属性
茶々丸 執事
地下賭博場の管理人、性格は変更無し
円 美砂の妻
なぜか美砂の奥さんに・・・美砂の歯止め役
古 超の用心棒
さらに馬鹿にして片言の言葉にしてしまった。ついでに惚れっぽくもしてしまった
木乃香 帝
困ったちゃん3号。原作に近いような遠いような
ハルナ 画家
もっと濃くしようと思ったけど意外と濃くならなかった。他を濃くしすぎたかな
刹那 せつな 剣士
実は影の主役、風香よりも目立っているような・・・
まき絵 姫
馬鹿じゃないまき絵にしてみた。再度、と言うよりも今度はさよを絡ませて対決させてみたい
桜子 賭博師
あんまり活躍は無し。鳴きの竜をイメージ
真名 姫の護衛
とってもまじめな真名さん。たまにはこういうのも
超 怪しい商人
原作そのまま、怪しさ爆発です
楓 忍者
主役に絡んで出番は多め。性格は原作そのままです
千鶴 寺子屋の主人 乳入道
優しさで皆を包む菩薩様・・・ではなくて実は闇を心に秘める人。を表現したかったのに
130124:2006/05/19(金) 01:50:17 ID:???
風香 将軍様
主役、性格は原作そのまま。イベントに絡ませやすいと思った
史伽 影武者
将軍様と絡ませようと思ったけど意外に出番が少なかった
聡美 大臣
夏美とのマイロード突き進む葉加瀬さん。場の方向を変える力を持つ
千雨 め組の頭
江戸っ子に。なるだけ格好よく、でも受け
エヴァ 館の主人
性格が優しいお婆さんに・・・でも裏で賭博場を経営していたりする
のどか 本屋
気弱な本屋。気絶させられるだけという可哀想な役
夏美 腰元
将軍様のつっこみ役、あるいは被害者役。でも葉加瀬が守ってくれる
あやか お目付
おこりんぼ、あるいはおもちゃ役
五月 くいもん屋女将
お話の良心、怒ると怖い
ザジ め組女将
らぶらぶ・・・千雨一筋。それは変えたくなかった

ネギ 王子
あやかの生け贄。となるはずだった。明日菜が活躍してしまった
月詠 帝の密偵
意外といい味をだした。乳入道と対決させて性格を変えてみたい気もする

次はどんなことをさせようかな
131マロン名無しさん:2006/05/19(金) 02:02:25 ID:???
バイト中でもレスは出来る。(人はそれをサボリと云う・・・)

>>124
ちょっと待ってくれ。もしかして三時間で7レス分書いたのか!?
いや、もう何も云うまい・・・。
しかし、エヴァの配役は読めんかった。エ婆だったのね・・・。GJだ・・・!!
このアキラ、■アキラとも違うよーな・・・。▲アキラ?

>>126
ブルジョワネタでもにゃーしか言わなくなったゆーなに乾杯。亜子、ぬこ語分かってるしw

>>127
お前は俺かw
個人的なイメージでは亜子ってジャーマンメタルの大御所が好みな気が

>>130
ここは一発、旅に出ては?
個人的に四分割さんが一番やられたっ!と思いますた
132マロン名無しさん:2006/05/19(金) 07:17:20 ID:???
>>118
アキラのエロさは異常
GJ!

ちづる 「寝てしまいおったか」

いや別になんでもありませんよ?
133マロン名無しさん:2006/05/19(金) 07:25:22 ID:???
テスト

この日、バカレンジャーの追試が始まった。
あやか「この面子はいつまでたっても変わりませんわね」
明日菜「悪かったわね」
あやか「用事でいないネギ先生の代わりにわたくしが点数をつけさせていただきますわよ」
楓「んー。ネギ坊主より厳しそうでござるな」
夕映「さっさと終わらせるです」
まき絵「あやか〜。ここのヒント教えて〜」
あやか「そこの公式はですね…」

あやか「丸、丸、丸と…佐々木まき絵さん、79点」
まき絵「わーい、頑張ったよ〜」
クー「は、早いアル」
夕映「これも愛の力ですか?」
あやか「まき絵、今日のテスト頑張りましたね」
まき絵「えへへ〜」
あやか「それならバカレンジャー脱出も夢ではありませんわね」
まき絵「ありがとー(これで明日菜よりポイント稼いだ〜)」
すぐにクー、夕映、楓も合格し帰ろうとする。
楓「どうやら明日菜殿がようやくできたでござるな」
まき絵「きっと点数不足だよ〜」
明日菜「そんなのやってみなきゃわからないわよ!」

あやか「明日菜さん、15点」
明日菜「う゛…」
134マロン名無しさん:2006/05/19(金) 07:27:23 ID:???
あやか「仕方ありませんわ。二人だけになりそうですし、マンツーマンで教えてあげますわよ」
まき絵「!!」
クー「まき絵!?」
まき絵「明日菜ー!それが狙いだったのねー!!ずるいよー!!」
夕映「早く3人でまき絵さんを抑えるですー!」
楓「落ち着くでござるまき絵殿ー」
クー「まき絵、すごい力アル!」
あやか「…まき絵はどうしたのかしら」
明日菜「病気よ(ニヤソ)」
まき絵「明日菜ー!明日のテストであやかを賭けて勝負よー!」
明日菜「望むところよ!勝者はいいんちょとのプレイ無制限でどう?」
まき絵「うはー、乗った」
あやか「な、何を言ってますの!?」
夕映「もう収集が付かなくなってるです」

結果
あやか「まき絵さん21点、明日菜さん22点」
まき絵「ガーン(T△T)」
明日菜「( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ 」
クー「うーん、これも愛の力アルか?」
明日菜「もう逃がさないわよ(;´Д`)ハァハァ 。いいんちょー!」
あやか「きゃー!」

夕映「あれだけバカ騒ぎしてますけど、二人とも赤点なので今度は補習ですよ」
135マロン名無しさん:2006/05/19(金) 08:40:07 ID:???
まき絵の台詞が妙にツボった件w
「うはー乗った」ってww
136マロン名無しさん:2006/05/19(金) 10:22:18 ID:???
テストの息抜きに描いてみた。反省はしてない。

http://p.pita.st/?m=dkq4fxvi
137305:2006/05/19(金) 12:53:42 ID:???
ちょwwwww
カエデもんwwwwwwww
138マロン名無しさん:2006/05/19(金) 13:04:49 ID:???
>>136
テラウフフwwwwww

http://www.imgup.org/iup208839.jpg.html
http://www.imgup.org/iup208840.jpg.html



テスト中ハルナに頭を撫でられてる夢を見たんだ
ネギまの夢なんて初めて見た
ただ頭撫でられてるだけ、なんか和んだよ

途中で寝たからテスト最後まで解けなかったけど
139マロン名無しさん:2006/05/19(金) 13:52:39 ID:???
隊長wwwwwwwwwwwwwww
140マロン名無しさん:2006/05/19(金) 14:02:06 ID:???
>>138
ちょ・・・夢のネタかと思ったらwwww
んでもってテストは寝たのかよwww
141マロン名無しさん:2006/05/19(金) 19:07:40 ID:???
>>138
テラベホイミwwwwwwwwww
142さよ 小さな知識:2006/05/19(金) 21:03:17 ID:???
さよ 小さな知識


さよ 「こんばんわ、誰もいなくなった教室に一人だけいるさよです」
アキラ 「いるよ?」
さよ 「うわぁあ!!!ってアキラさんどうしているんですか!?」
アキラ 「私たち友達・・だめ?」
さよ 「ト、トモダチ?私のことですか?」
アキラ 「そう、お友達・・・」
さよ 「アキラさぁん!!!って、抱きつけませんね、私」
アキラ 「触れないのか・・・」

さよ 「今日はボウリングについてです。あのピンをボールで倒す方のやつですね」
アキラ 「私、上手くない」
さよ 「あはは・・・で、ボウリングなんですが実は原型となるものが発見されたのは5〜7000年前の遺跡からですね」
アキラ 「そんなに古いの?」
さよ 「農耕儀礼かなにかの儀式だったようです。中世になると悪魔払いの儀式として普及したそうです」
アキラ 「なんでそうなるの?」
さよ 「ピンを悪魔に見立てて、たくさんピンを倒せば信仰心が強いとされました」
アキラ 「そうなんだ」
さよ 「ちなみに日本に初めてできたボウリング場は、1861年6月22日、オランダ人によって長崎に作られたんです」
アキラ 「100年以上前なんだ」
さよ 「ですから6月22日は日本ではボウリングの日だったりします」
アキラ 「なんだかボウリングしたくなってきちゃった」
さよ 「やりますか?いや!!やりませんか!?私上手いですよ、ガーターでもストライクになるんです」
アキラ 「・・・ポルターガイスト、それ」
さよ 「しくしくしく・・・」

143マロン名無しさん:2006/05/19(金) 21:44:31 ID:???
>>142
放ると大概スト?
144142:2006/05/19(金) 22:10:50 ID:???
>>143
300も可能

さよ、玉を転がす→さよ、興奮して叫ぶ→ボールは届いていないがピンがぱたぱた倒れる→ストライク
→ついでに他のレーンのピンも倒れる→怒られる→玉を転がす・・・以下エンドレス
145マロン名無しさん:2006/05/19(金) 22:16:02 ID:???
>>143
上手いこと言ったつもりか!
146142:2006/05/19(金) 22:20:17 ID:???
>>143
>>145

なるほど、そう言う意味だったのか
自分のセンスのなさに orz
147ネギまほラジオより大切なお知らせ:2006/05/19(金) 22:30:14 ID:???
<リスナーの皆様、いつもレスありがとうございます。
 分析隊よりお知らせです。
 本日、放送機器のトラブル(原稿紛失)により、予定の放送ができなくなってしまったことをお詫びいたします。
 明日、後編にて本日の予定分を合わせて放送したいと思いますので宜しくお願いします>
148マロン名無しさん:2006/05/19(金) 22:51:18 ID:???
今日は投下
が少ない
149真名ちゃんもっこり日記55:2006/05/19(金) 22:52:23 ID:???
>>142
やべぇ…ボーリングでさよ相手に勝てる気がしねぇw

>>147
明日を楽しみにしています。くれぐれも無理を為さらないように。


真名ちゃんもっこり日記55

たまには昔を振り返ろうと思い、少し前の日記を探って呼んでみた。

ゴキブリにやおい同人を買ってくれと頼まれ、今秋葉原にいる。
ヲタクの街と言われてるがスラム街のような雰囲気がどうもなじめない。
…と言っても闇に生きる私はその方が性に合っているだろうな。

というわけで、タイガーホールという所に入る。
男も女もとにかくハァハァしている。私は涼しい顔で『ネギ×コタ』を購入した。
帰りに寄り道してるとどこかのビルに入った。 …なにやら会議室がある。
眺めが良さそうだ、覗いてみるか。

ん?人が入ってきたぞ。とりあえずテーブルの下に隠れるか。
どうやら今度出る18禁ゲームの内容について話しているな。
あまり面白くない話だ、さっさと撤退するに限る…が、おいっそこのオッサン、書類落としたぞ。
気になったのでちょっとだけ拝見。
む〜、巫女ネタのゲームか…龍宮神社でバイトをしている私としては少し親近感があるな。
ん?キャラクターの苗字と三女の名前の欄が空白じゃないか。ちょうどいい、私の名前を書いてやろう。
こっそりと書類を机に戻してっと。

さて、帰るとするか。アキラ(とゴキブリ)が待っている。
150マロン名無しさん:2006/05/19(金) 23:10:20 ID:???
>>149
>巫女ネタの〜
ちょwwwwwww
真名さんの自作自演だったのかwwwwwwwwww
151美空ウイルス.exe【ver:16.1】:2006/05/19(金) 23:34:35 ID:???
あと数分で、番組が始まる…。
教室にはクラスメイトのほぼ全員が集まり、皆、震えていた。

『次に消えるのは自分かもしれない…』
そんな不安が、何よりも増して感じられる。
「皆さん、揃っていますね」
ネギ先生が教卓の前に立ち、しっかりとした声で言った。
「夕映さん、ハルナさんはラジオですね…それと、長瀬さんは小太郎くんと山で修行…
…あれ?長谷川さんは?」
教室の後方から、エヴァが頬杖をつきつつ片目を開けて口を開く。
「あいつはラジオの二人に連れていかれたぞ。そう何度も私の家を使われたら困るからな」
「わかりましたー…あ、あとザジさんは?」
「長谷川さんと一緒でしたわ」
「はい、わかりました、いいんちょさん…あと、超さんは…行方不明です…」

葉加瀬がPCの前に立ち、ウイルス起動を待ち構えている。PCの片側にはラジオが置かれ、
チャンネルはネギまほラジオに合わせられていた。
「ネギ先生、ラジオ…そろそろですね」
刹那がネギを見つめる。
「はい」

朝倉は左の席を見つめ、胸元に手を重ねた。瞳を落とし、親友の帰還を祈る。
「大丈夫ですよ。相坂さんは、きっと無事です」
ネギが朝倉に話しかけた。朝倉は頷く。
「ありがと、ネギ先生」


時計の針が時を告げる。
ラジオは不明瞭な雑音を奏で、やがてクラスメイトの声に変わった。
『ゆえと…ハルナの…ザジちうスレ・傾向分析〜!…』
番組、が始まった。
152美空ウイルス.exe【ver:16.2】:2006/05/19(金) 23:35:58 ID:???
美空は秘密基地の外でラジオを聴いていた。この建物の中にはラジオの電波が届かないらしい。
だから、仕方がないので、基地の外で聴いている。
辺りは真っ暗だ。遠くに街灯の連なりが見える。ここは何処なんだろう?
そういえば、超は何をしているのか。基地の中ではラジオが聴けない。有線なら聴けるのか?

ラジオは宮崎のどかの空気認定と、例の小包が届いたことを教えてくれた。
「あれ?私、今回は小包なんて送ってないんだけどなァ〜?」
超がやったんだろう。適当に決めつけた。

すると、今度は宮崎が消えるのか…でも、こんなことを繰り返して何になるのか?
そんな疑問が急に生まれた。
自分が空気を脱したとして、あのウイルスは止まるだろうか?それはない。
恐らく、超の目的は他にある。私の抱える悩みなど、あいつにしたら表向きの理由でしかない。

…カモフラージュ?

とりあえず、美空はラジオに耳を傾けた。自分の解説を聴き逃してはならない。
「…って、早乙女めっ!また空気にしやがって!
…そうそう、私もミラーワールドに出てるんだよぅ…長谷川ナイスッ!」
153美空ウイルス.exe【ver:16.3】:2006/05/19(金) 23:37:23 ID:???
『宮崎…』『本屋ちゃん…』『宮崎さん…』

空気認定は告知された。皆の視線が一人の少女に集まる。
それぞれの目には、自らが空気を逃れた安堵、宮崎のどかへの同情、そして彼女への申し訳なさ
が浮かんでは消えた。

「のどか…」
木乃香が声を漏らす。
「うち…嫌や…のどかが消えてまうなんて…嫌やぁ〜」
泣き喘ぐ木乃香を、刹那が抑えた。

「大丈夫です、木乃香さん。私、覚悟はできてたんです。
主役のSSもないし、脇役でも出番少ないし、もしかしたら…って」
「私も、納得できない」
美砂も声を挙げた。
「…最下位になった人が不必要だなんて考え方、絶対に間違ってる」
円も続いた。
「そうだよ。クラスメイト全員が揃って初めて2-Aなんだから、
誰一人として欠けたりしたらいけないよ。欠けたら2-Aじゃなくなっちゃう…」
そこにエヴァが鋭く言い放った。
「ここで何を話し合おうが無駄だろう。誰も好きで関わってる訳じゃないんだ」
一同の敵意を持った眼が、一斉に吸血鬼の少女へと向けられた。もちろん、エヴァは動じない。

「ああっ!ウイルスが起動しました!」
葉加瀬が叫んだ。
「ハカセ、私も手伝います」
茶々丸が葉加瀬の傍らに並ぶ。PCの画面には、新たなる一行が表示された。
「相坂さんが帰ってきます!」
葉加瀬の声に、朝倉が顔を上げた。

Action:Virus_Misora【相坂さよ:空気設定を解除】
154美空ウイルス.exe【ver:16.4】:2006/05/19(金) 23:38:31 ID:???
綾瀬夕映、早乙女ハルナ、長谷川千雨、ザジの四名は、
臨時スタジオであった千雨の部屋から教室へと全力で駆けていた。
「長谷川、遅いよ!」
「うるせぇ、早乙女!私は腰が痛いんだよっ!」
昨日の夜に、ザジが残した愛の跡、それが千雨を苦しめていた。今朝からずっとだ。
「早くしないと、のどかが消えてしまうです!」
夕映が走りながら声に出す。だが、そんなことは誰もが分かっている。
「走るのよっ!早くっ!」
ハルナが急かす。しかし、千雨はこれでも十分急いでいるのだ。
「あぁ、もう、お前らは先に行け!私は後から行くから!」
喘ぎながら千雨は叫んだ。それは悲鳴でもあった。膝が、膝が崩れそうだ…。

倒れかけた千雨をザジが支えた。
「ちう…大丈夫?」
「なんとかな…」

ハルナと夕映は、振り向き様に「わかった(わ/です)」と言って、教室に向かった。
すぐに、足音さえ聞こえなくなった。

「私も行かなきゃな…」
千雨も力を振り絞る。
「ちう…」
ザジに見守られながら、千雨はゆっくりと歩き出した。腰を擦りながら。
155美空ウイルス.exe【ver:16.5】:2006/05/19(金) 23:40:37 ID:???
「相坂さんが帰ってきます!」
次の瞬間、朝倉の左隣の空間が真白く輝き、人影の形をした霧が現れた。溢れ出る眩しい光に、
皆は霧を直視できない。しかし、風がぐるぐると渦を作っているのはわかる。
ぐおぉと唸り声が響き、教室の窓ガラスがガタガタ震えた。割れていた窓は勢いに負けて砕ける。
破片は全て、外へ外へと枯れ葉のように吹き飛んだ。
光の眩しさに耐えられない、朝倉は思わず机に伏せる。ネギも他の生徒も顔を手で覆っている。
しかし、ゴーグルを付けた葉加瀬と茶々丸は観察するように光を見つめていた。

やがて、風が止み、光も萎んだ。窓の立てる音がなくなったことに気付くと、皆はそれぞれに顔を上げ始めた。
「ああっ!見て!」
桜子が指さす。
「あの心霊写真の娘や!」
亜子が思い出す。
「お帰りなさい、相坂さよさん」
迎えの言葉はネギだ。朝倉はおそるおそる面を上げ、隣に目をやった。
「さよ…ちゃん…」
そこには、机に伏せて、すやすやと眠る白髪の少女がいた。
「さよちゃん…」
少女は眠ったまま起きなかったが、朝倉は安らぎの一時に微笑んだ。

しかし、それも一瞬の安らぎだった。
「ウイルスがまた起動しました!」
葉加瀬が告げる。皆が黙る。のどかの番だ。
「…あれ?何が起きたの?…茶々丸、調べて!」
しかし、何かが違う。
「プログラムの更新を確認」
更新?空気設定ではない?
「何が起きてるの!?」

Action:Virus_Misora【アップデート開始】

【つづく】
156マロン名無しさん:2006/05/19(金) 23:42:45 ID:???
http://www.imgup.org/iup209212.jpg.html
久々に挑戦してるんで途中経過
157美空ウイルスの中身:2006/05/19(金) 23:44:13 ID:???
最初に、
(>>54の続き)
…って書き忘れたorz


皆レス(`・ω・´)ありがd

体調を崩したので(風邪)、以降の投下速度を少し緩めます。
T樫ではないので休載はしませんw
158マロン名無しさん:2006/05/19(金) 23:50:56 ID:???
>>157
GJ!

>Action:Virus_Misora【アップデート開始】
な、なんだってー(AA略

>>156
久々にキタコレ!!
159真名の苦悩:2006/05/20(土) 00:11:40 ID:???
真名の苦悩 36


私の中のすべての愛を君たちに注ぎたい。この溢れんばかりの愛を・・
全部かき集めて、両手で私の愛する仔犬たちにプレゼントしたい


散歩途中の公園、君たちと私はボールで遊んだ
転がるボールを追って走ってゆく君たち、そのしっぽを振って走る後ろ姿がたまらなく可愛い

でも、まだ小さな君たちの口はボールを咥えられない
だから鼻先でつつく様に転がしながら私の方に持ってくる
そして”もう一回、もう一回”と私を見上げ、せがんでくる君たちの瞳に見つめられたとき

私の心は蕩けきる

ボールを投げればいいのだな?ご飯は食べたくないか?抱き上げては欲しくないか?
私の行動原理は君たちが基準となる
君たちの喜ぶことなら何でもする。いや、させてくれ!!

それが私の望むこと

ボールで遊んで、ご飯をいっぱい食べて、優しくだっこされて・・・君たちは芝生で眠った
風が優しく吹き抜ける芝生の上は、極上の布団なんだろう。彼らの寝息は安らかそのものだ
帰るときは私が抱いて連れて帰ってあげよう

と、そこで気がついた。遠くで私たちのことをうらやましそうに見ている一匹に仔犬に
親からはぐれたのか、それともご主人様から離れたのか、元々野良なのかはわからない
だがあんな瞳で見つめられたら・・・
仔犬なら誰でもいいというわけではないのに・・嗚呼おいで、私の中のすべての愛を君に注いであげよう

160マロン名無しさん:2006/05/20(土) 00:34:02 ID:???
おお、久しぶりの真名の苦悩ですな・・・って三匹目!?
161マロン名無しさん:2006/05/20(土) 00:42:25 ID:???
>>160
いやいや、それは行きずりの・・・愛

投下〜
162楓 欲望の瞬間:2006/05/20(土) 00:43:29 ID:???
楓 欲望の瞬間


五月 これがご依頼の品です・・・

校舎裏、拙者は五月殿から依頼の商品を受け取る
それは、ずしりと重い
楓 「では、依頼料は指定の口座に入れておくでござる」
五月 ふふ・・ではまたのご依頼、お待ちしております
にっこりとした笑顔を拙者にむけ、五月殿はその場を後にした
去ってゆく五月殿は、こちらを一度も振り返らなかったでござる

拙者の足は自然と早足になってゆくでござる
心が浮ついているのでござろうか?まだまだ修行不足でござるな
部屋に入り、扉には鍵をかける。そうしないと危険なのだ
これは拙者だけの秘密、拙者だけのお楽しみなのでござるから

テーブルの上には大きなお皿、直径は50cmはゆうにあるお皿、綺麗に拭いてあるお皿
ここに・・・すべてが現れるのかと思うと興奮するでござる
やがて拙者は五月殿から受け取ったものを持ち上げた
それは青いバケツ、ずしりと重い中身の詰まったバケツ。これが拙者の心を惑わせているのでござる
バケツに蓋をするようにしてお皿を乗せる。そしてそのまま・・・拙者はくるりとひっくり返した
緊張の一瞬、ここで間違えたら一巻の終わり。すべてが台無しなのでござる

お皿をテーブルに再び置き、拙者はゆっくりとバケツを持ち上げた。するとそこに現れたのは・・・
ぶるん・・・ぶるるん
とても見事なバケツプリン。この大きさ、まるで那波殿のおっぱいでござるよ
バケツを持ち上げてしばらくすると、焦げ茶色のカラメルが溢れ出て黄色い生地の上を走ったでござる
カラメルの甘い香りが部屋の中に充満し、拙者のお部屋は極楽と化す
レンゲを持つ手が震えてきたでござるな。さて、どこから食べようかな?

163マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:09:26 ID:???
>>162
すげー…でかいプリン、楓至福の時ですな。

こちらも投下します。
164マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:10:05 ID:???
明日菜いいんちょ劇場2


「あー!痛てて〜」
2時間目の体育の時間、サッカーをしていた明日菜は思いっきりシュートしようとして転んでしまった。
「大丈夫ですか明日菜さん」
大慌てで近くにいた夏美が駆け寄りすりむいた肘を見る。
かなり派手に転んだようで肘からはかなりの血が出ていた。
「大丈夫だって、こんくらい唾つけときゃ直るって」
そう言って軽く唾をつけて傍にあった布で傷口を拭く。
「あー!そ、それ…」
夏美の尋常ではない反応に疑問に思った明日菜。
「何?」
「それ、ちづ姉ぇの愛用スカーフ…」
「…」
無言でスカーフを見つめる明日菜。
一気に血の気が引いた。

ドドドドドドドドドドドドドド
2時間目が終わった直後に猛スピードであやかに突っ込んでくる一陣の風。
明日菜「いいんちょー!!!!」
あやか「何ですの!?騒々しい」
明日菜「今すぐスカーフを何とかして!」
あやか「スカーフ?」
血だらけ&泥だらけのスカーフを差し出す明日菜。
明日菜「さっき転んで近くに布なかったから…」
あやか「いえ、予想は大体つきますわ」
2時間目の体育は二手に分かれていて、外はサッカー、室内はバレーをしていた。
あやかや千鶴はバレーを選んでいたため偶然にもスカーフのことは知らなかった。
明日菜「どどどどうしよー!まだ気づいてないけど、もしばれたら千鶴さんに…殺されるかも…」
いきなり弱気になってあやかに泣きつく明日菜。
165マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:10:46 ID:???
明日菜「い゛い゛んち゛ょ〜なんとかし゛で〜〜〜」
あやか「分かりましたからそんなに抱きつかないでください!」
ふぅと息をついて電話を取り出すあやか。

あやか「わたくしです。今すぐSATを呼んでください。
    今から5時間以内に指定するスカーフと同じ柄を探し当ててください!」

それからの時間は明日菜にとってとても長かった。
千鶴が自分のスカーフがないといって、探している。
もしもばれれば間違いなくあの葱で殺されかねない。授業が終わるまで気の抜けなかった。

翌日
明日菜「いいんちょ。昨日のアレどうなったの?」
開口一番明日菜はそう切り出した。
出来たら前日の夜に聞きたかったがあやかと千鶴が同室であるためうかつに話せなかった。
あやか「心配無用ですわ。あの後全く同じメーカー、同じ柄のスカーフを授業終了までに購入し、それをわたくしが
    寮で探している千鶴さんに拾ったことにして手渡しておきましたわ」
明日菜「助かったー」
その言葉を聞いて一気に脱力する明日菜。
あやか「この貸しは高くつきますわよ」
明日菜「…分かってるわよ」
そう言うと鞄から弁当箱を取り出した。
明日菜「高いもの全然入ってないけど…弁当作ってきたの。昼はこれで食べて」
あやか「な、あれだけ大掛かりにしてこれだけで…」
よく見れば、明日菜の手は絆創膏だらけで火傷のあとがあった。
あやか「……有難くいただきますわ」
明日菜「どーいたしまして♪」


166マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:20:24 ID:???
>>162
風香「―――かえで姉にあんな表情されちゃったらさあ」
史伽「ジャマしちゃ悪いです・・・」
って、窓から様子を眺めてる双子を想像した。GJ!
バケツプリンは漢のロマンだよなあ

>>165
すまない・・・。明日菜の弁当はヤヴァイだろ・・・。と思う俺
いいんちょには死兆星が見えてるんじゃ・・・?
いい話なのにごめんね
167マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:23:28 ID:???
>>166
馬鹿野郎!
死に物狂いで木乃香に料理教わって
まずくないレベルまでいった料理の腕を
いいんちょがツンデレっぽくおいしかったって言うのを想像して萌えることがお前には出来ないのか!
168マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:26:39 ID:???
>>167
おまえの優しさと想像力に感動した。
169マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:28:08 ID:???
>>162
バケツプリンは重力に負けて自身の重みで潰れ(ry

>>165
うはぁぁあwww
>>167の相乗効果もあってかなり萌えた
GJ
170166:2006/05/20(土) 01:45:01 ID:???
>>167
そ、そうだったのか・・・!
タイガージョー!!俺を殴ってくれえええっ!!
171マロン名無しさん:2006/05/20(土) 01:45:42 ID:???
>>167
むしろ決して美味いとは言わないお前に萌えた
172マロン名無しさん:2006/05/20(土) 06:43:07 ID:???
テスト期間中に俺は何をやっているんだorz

http://p.pita.st/?m=pjkcvjty
173マロン名無しさん:2006/05/20(土) 07:11:48 ID:???
>>172
ちょwww
174マロン名無しさん:2006/05/20(土) 07:45:36 ID:???
ちょwwwwwTITEwwwwwwwwww
175マロン名無しさん:2006/05/20(土) 08:17:15 ID:???
さっきテレビで漬け物容器でプリン作ってた

自重で潰れてた


楓 「卵を200個も使用してるらしいでござるよ!?」
風香「あー、うんわかったわかった」
楓 「そう!穴を開けて!キレイに出るように!!」
史伽「修行いかないですか…」
楓 「これ!これ見てから!!さぁ!出るぞ!出るぞ!出っ……」

プリン  グシャアアアア

楓 「ハァーーーーーン!!!」
風香「あーあ」
史伽「もう少し固く作ればよかったのにです」
楓 「形も…プリンの味の内だと…言うのに………」
176マロン名無しさん:2006/05/20(土) 08:27:58 ID:???
177美空ウイルス.exe【ver:17.1】:2006/05/20(土) 08:54:19 ID:???
(>>155の続き)
Action:Virus_Misora【アップデート開始】

「茶々丸、状況報告!」
「はい。ウイルスは設定を更新中。何者からかの無線信号を受信しているようです」
茶々丸の冷静な分析に、葉加瀬は素早く反応する。
「信号の特定、急いで!」
「パターン青、空気です」
PC画面に現れた棒メモリが左から緑に染まっていく。早い。追い付かない。
「うわぁあああ!」
葉加瀬がキーボードを素早く叩き、対処しようとするが、
気付いたときには既に【完了】の二文字が表示されていた。

「…そ、そんな」
葉加瀬はぺたりと座り込んだ。
「ハカセ、ウイルスがまた起動しました。空気設定プログラムの動作を確認…」

のどかは静かに瞼を下ろした。本当に覚悟が出来ていたのだ。
のどかの体が透明な気体と混ざっていく。段々と色が薄れ、次第に輪郭までが曖昧になる。
「ゆえ…ハルナ…ネギ先生…みんな…

Action:Virus_Misora【宮崎のどか:空気設定を完了】
178美空ウイルス.exe【ver:17.2】:2006/05/20(土) 08:56:08 ID:???
「宮崎さん…」ネギが手の甲で涙を拭った。
「のどかーっ!」木乃香が泣き叫ぶ。
「ちょっと待って」千鶴がクラスを見回す。
「…私たち、宮崎さんのこと、忘れてないわよね?夏美ちゃんや、相坂さんの時は
まるで存在が記憶からも抜け落ちていたわ。でも、ほら、みんな宮崎さんのこと覚えてる!」
言われて気付く。その通りだ。今までと違う。クラスメイトのこと、忘れてない。
『本当だ』『本屋のこと、忘れてない』『うち、覚えたままや!』
驚いた顔で皆が顔を見合わす中、朝倉がある一点を見つめた。
「っていうかさぁ…宮崎、消えてないじゃん」
朝倉の声に、全員が彼女の見つめるその一ヶ所を凝視した。

「…あ、あのぅ〜、私って消えたんですか?」
宮崎のどかの声。
「宮崎!」
朝倉は席を立ち、喜びの声を挙げた。誰も消えてない。誰も犠牲にならずに済んだ。
しかし、教室は静まりかえっている。
「ちょっと、待ってください!宮崎さんが、どこに!?」
あやかが朝倉に訊く。誰もが不思議そうな顔をしている。
「まさか、宮崎が見えてないの?」
朝倉の問いに、ネギが頷く。
「はい、僕の眼にも、宮崎さんは消えたままです」
「そ、そんな…」
朝倉は席に座り込んだ。朝倉を、再び孤独感が包もうとしていた。宮崎は朝倉にしか見えてない。声も、朝倉にしか聞こえてない。

『実験は成功ネ!』
突然、何者かの声が発せられた。姿は見えない。しかし、宮崎のどかの声ではない。
「超さん…早く、姿を見せたらどうですか?」
葉加瀬は怒りに燃える炬のように爆ぜた声で言った。
「わかたヨ」
すると、教室の後ろに突然、超が現れた。気配はまるで無かった。
「では、説明するネ」
【つづく】
179マロン名無しさん:2006/05/20(土) 10:19:04 ID:???
>「パターン青、空気です」

エヴァ2を打ちまくってる俺はスルー出来ねーよwww
重要なシーンなのに吹いちまったじゃねーかwwwwwGJだこんにゃろ!!
180マロン名無しさん:2006/05/20(土) 11:33:28 ID:b1UfhDYR
>>「美空ウイルス」様、
これからどうなっていくのでしょうか?
非常に楽しみです。

【今日の爆笑】
「パターン青、空気です(CV・長沢美樹)」
>>197様と同じくエヴァ2ndをうった事のある俺としては…。

【今日の疑問】

もし超や美空がこのスレにて「空気」になったらどうなるのでしょうか?
やはり(次スレにて)消えるのでしょうか?
ともあれこれからが楽しみです。
頑張ってくださいませ♪
181180:2006/05/20(土) 11:35:41 ID:b1UfhDYR
>>180の一部訂正です。

×→>>197
○→>>179

でした。スマソ。
182180、181:2006/05/20(土) 11:37:57 ID:???
sage忘れてた…

重ね重ねスマソ。
183マロン名無しさん:2006/05/20(土) 12:27:34 ID:???
同じく「パターン青、空気です」で吹いたwww
昨日たまたまエヴァ見てたんだよw
184マロン名無しさん:2006/05/20(土) 12:36:05 ID:???
>>183
おかしいなぁ、俺がいる
185マロン名無しさん:2006/05/20(土) 13:54:40 ID:???
>>183>>184
まさか俺の偽物が二人も現れるなんて……
186マロン名無しさん:2006/05/20(土) 15:07:40 ID:???
諸君!
http://p.pita.st/?m=skixc5yq

暇すぎて描いた、反省はしていない
187マロン名無しさん:2006/05/20(土) 17:27:58 ID:???
>>186
いやいやGJです!
188マロン名無しさん:2006/05/20(土) 17:47:53 ID:???
>>187
どうも。
しかし土曜は勉強する気になれんし、やることねぇー…
http://p.pita.st/?m=j1zfmkij
189マロン名無しさん:2006/05/20(土) 18:57:42 ID:???
煙草

ザジは部活を終え寮へと帰る支度をする。
鞄を持って立ち上がり、学校裏へと足を進めた。
帰宅ルートとは正反対だった、だがそれでよかった。

千雨「よー、終わったか?」
ザジ「ちう」
誰もいない学校裏で一人で座り込んでいる千雨。
口には煙草を咥えており、時々ふーっと煙を吐いた。
千雨「悪ぃ、これ吸ってから帰ぇるから待ってくれ」
ザジ「…」
ザジは何の迷いもなく千雨の咥えていた煙草を取る。
千雨「お、おい」
ザジ「煙草は体に悪いよ」
千雨「ちっ、大丈夫だって。ちょっと口の中が寂しくなっただけだからよ」
その割には地面に吸殻が3、4本落ちてたのはどういうことだろう。
ザジ「口の中が寂しいならこれ」
そう言うとザジはリンゴ味のキャンディーを差し出した。
千雨「…。まぁ有難く貰っとこうか」
だがザジはそのままキャンディーを口に含む。
そして千雨の口にそれを押し当てて口移しでキャンディーを渡した。

千雨「――!?」
驚き、少し後づさる千雨をよそに軽く笑って本来の通学路に出ようとするザジ。
千雨「…甘い」
口の中に広がる甘い香り、丸いキャンディーが口の中を転がる。
千雨「…しばらく何とかなるかな」
そう言うと千雨はゴミ箱に残りの煙草の入った箱を投げ捨てザジと共に帰宅の徒についた。
190マロン名無しさん:2006/05/20(土) 19:06:16 ID:???
>>189
GJ!
あなたのSSは1億6000万の肺癌患者予備郡を救った
191マロン名無しさん:2006/05/20(土) 19:30:10 ID:???
最近ザジちう美術館が更新されないので
>>188氏の絵を借りて更新してみた
まずかったら言ってくれ 削除する

>>189
がん患者は大幅に減ったがここに糖尿候補者が一人生まれたw
ちうとタバコの図って合うなぁ GJ!
192今日から私は!:2006/05/20(土) 20:15:35 ID:???
「私、早乙女ハルナは、今日からツッパリになります!」
夕映「・・・え?」
ハルナ「うーん。とりあえず金髪にしてパーマ掛けてみるかな!」
夕映「何を言ってるんです。唐突に。」
ハルナ「・・・いめーじちぇんじをしようかと思って・・・。駄目かな?」
夕映「思いっきりマイナスなイメチェンですね。」
ハルナ「私には似合わないかな。」
夕映「それは想定の範囲外です。」
   (ハルナの黒髪ストレートがあるからこそいいんじゃないですか)
ハルナ「そか。じゃあ別の方向で・・・。」
夕映「まだ何かあるとは恐れ入りました。」
ハルナ「じゃーーーん!!短ランでボンタンにしてみましたぁ!」
夕映「・・・どうしてもそっちの方向なんですね。無理があるかと」
   (学ランか・・・。なるほど。)

第一回早乙女ハルナイメチェン作戦、夕映の冷静な突っ込みにより敗退。

193マロン名無しさん:2006/05/20(土) 21:08:58 ID:???
>>192
ごめん元ネタ読んだ事ないから分からん…・・・

投下↓
194ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:09:35 ID:???
「夕映と」
「ハルナの」

『ザジちうスレ・傾向分析〜!』
「後編だ」

ゆえ「最近のスレ内での各キャラの扱われ具合を分析する『傾向分析』、8回目です。
    今回も放送室が改装中のため、長谷川さんの部屋からお送りするです」
千雨「昨日の原稿紛失は痛かったな。だからバックアップを取っておけと……」
ハルナ「まぁ、素人放送だからね〜。この程度のミスはアフリカではよくあることよ」
千雨「ここは日本だっつーの。とりあえず設備貸すのは三日間、今日までだからな」
ゆえ「そこはなんとかするです。時間も押しているので早速行きたいと思うです」

<この番組は
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃     ノノ                               .┃
┃   〃 ´⌒`ヽ.                               ┃
┃  Ki ((ハレ))〉  *  『抱き枕から夜のオカズまで   .┃
┃  ノヘ.|l. ゚ ヮ゚リ  ,*   漏らさずカバー』の         ┃
┃  (( ⊂リ.水'||つ  ,*                        ┃
┃   ))  く/_|〉                                ┃
┃      し'ノ                  雪  広  社   ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛と
  『この人の胸を離さない』ACOの提供でお送りいたします>

千雨「……ゲームに逃げたか。台本書きのアタマの貧相度が分かる」
ハルナ「何をおっしゃいますか。このネタであと1年は戦える、ってヤツよ。
     ちなみに昨日予定してたのは『Nabar3』っていうぎにゃぁぁぁ!?」
ザジ (-人-)ナムナム
ゆえ「…さて、自爆したハルナは放っておいて分析に移るです。>>68-69のランキングは参考程度にどうぞ」
195ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:10:06 ID:???
〜12番:古菲〜
属性:中国人、総受けいじめオーラ
想人:ネギ(公式?)、超鈴音(半公式?)、長瀬楓(本命)、葉加瀬聡美&四葉五月(超包子)

ゆえ「すっかり例のフレーズが定着したくーふぇさん。完全に二代目総受けを継承したです」
ハルナ「しかも受け専ときたもんだ。百合棒持ちくーちゃんとか考えにくいしね〜。あざとい、あのオーラはあざとい!」
千雨「確かクーフェイマンは古と別換算だったな。間接的に影響を受けていると見て1ポイントだったか」
ハルナ「そ。クーフェイマンだけランキング番外に入れてみようか? 案外面白いデータが取れるかもよ」
ゆえ「昨日に引き続いてまだ首をしめるですか。クロニクルなんてもう一月くらい放送休止ですよ?
   そのうち三姉妹に爆破されないかと心配なんですが」

〜13番:近衛木乃香〜
属性:京都弁、お嬢様、せっちゃん責め
想人:桜咲刹那(公式)

ゆえ「数少ない原型を保ったままのキャラ、このか。多少過剰な愛情表現は仕様だと思うです」
ハルナ「お陰で毎回際どいところにいるけどね。
     そうそう、このかも図書館組に入れたらデッドゾーン脱出してるのっておねーさんだけじゃない?」
千雨「そういう言い方してると自慢にしか聞こえねーぞメガネ」
ハルナ「む〜、今回はちうちゃんのほうが1ポイント高いんだからいいじゃんよメガネ」

〜14番:早乙女ハルナ〜
属性:腐女子、ラブ臭センサー、不死身
想人:綾瀬夕映(親友以上?)、宮崎のどか(図書館組)

ゆえ「珍しくベスト5落ちのハルナ。それでもベスト10からは外れる見込みがないですね、残念ながら」
ハルナ「ほらほら嫉妬しないの。女の嫉妬は見苦しい、って物の本にも書いてあるじゃない」
千雨「自慢してるお前はどうなんだよ。全く、レギュラーもなしでよくそれだけ伸びるもんだ」
196ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:10:37 ID:???
〜15番:桜咲刹那〜
属性:元祖総受け、幼女化
想人:近衛木乃香(公式)、神楽坂明日菜(戦友?)、龍宮真名&長瀬楓&古菲(武道四天王)

ゆえ「ここまで登場数が落ちたのはカウント史上初かもしれません。
    せつこのは公式、しかもザジちうスレに限れば2番目に古いカップリングとなるです」
ハルナ「四天王の関係は少し薄いかな。たつみーも最近はあんまり浮気してないみたいだし」
千雨「意外と注目されにくいのはバカレッドとの関係か。
    剣の稽古もやってるらしいし、要素は揃ってるんだが。委員長との関係がにわかに注目されてるからな」

〜16番:佐々木まき絵〜
属性:新体操、天真爛漫
想人:雪広あやか(本命)、和泉亜子&明石裕奈&大河内アキラ(運動部)

ゆえ「さよさんの影に隠れて注目されにくいですが、こちらも前スレで大活躍していたまき絵さんです」
ハルナ「散々前編で解説したとおり、ブルジョワいいんちょの話で運動部自体の登場頻度が激増してるしね」
千雨「委員長の取り合いは一進一退ってとこか。まぁ、精々頑張るこったな」

〜17番:椎名桜子〜
属性:チアリーダー、強運、ポジティブ思考、押しかけ女房
想人:長谷川千雨(本命)、釘宮円&柿崎美砂(チア)

ハルナ「さぁ来たよ、ちうちゃんにゾッコン状態の桜子! ホントのところ、どーなのよ?」
ザジ「ちう……渡さない……」ドドドドドド
千雨「お、おちつけザジ! あいつとは何もないから、な?」
ゆえ「分析になってないです……」
197ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:11:15 ID:???
〜18番:龍宮真名〜
属性:スナイパー、巫女、犬好き、甘党、浮気性、百合棒持ち
想人:大河内アキラ(本命)他多数

ゆえ「説明の必要はないでしょう。カウント開始以来常にトップを独走している龍宮さんです」
千雨「おい待て、なんだこの『他多数』って」
ハルナ「だって……ねぇ? 襲った相手は数知れず、天下御免のたつみーだもん。
     襲われてない人を探すほうが大変なんじゃない?」
千雨「仮にも分析を掲げてる連中がそんないい加減でいいのかよ」

〜19番:超鈴音〜
属性:天才、薬屋、エセ中国語、未来j(禁則事項です)
想人:絡繰茶々丸&古菲&葉加瀬聡美&四葉五月(超包子)、佐々木まき絵(本命?)

ゆえ「現在本家で大注目の的となっている超さん。私と同率というのが複雑ですね…」
ハルナ「カウント型だと滅多に同率順位は出ないはずなんだけどね」
千雨「単発を除けば、現在出てきそうなのは将軍とウイルスか。主張しづらいこいつをどう使うか、だな」

〜20番:長瀬楓〜
属性:守人、忍者、甘党
想人:古菲(本命?)、鳴滝姉妹(妹分)

ゆえ「最近注目されることが地味に増えている楓さん。順位こそ落としたものの、活躍の場は拡大してるですぅ」
ハルナ「守人の投下数が落ちてるこの状態でこのペースはむしろ驚異ね。将軍様様かしら〜」
千雨「あの作者いくつ連載持ってるんだろうな。投下速度が尋常じゃないの〜……はっ、つい条件反射で!」
ザジ つ[オカカルピス]
198ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:11:49 ID:???
〜21番:那波千鶴〜
属性:ネギ使い、包容術、実年齢不詳
想人:村上夏美&雪広あやか(ルームメイト)

ゆえ「今回、何故か出番が激増した千鶴さんです。
    久しぶりに千鶴さん本来の魅力を引き出した作品が多かったと思うですよ」
ハルナ「特に集中的に投下されたとかそういうわけじゃなかったんだよね。うーん、原因が分からないなぁ」
千雨「このスレが終わってみれば分かるだろ。一時的な現象なのか、継続的な人気が出ているのか、だな」

〜22番:鳴滝風香〜
属性:双子、陽気
想人:鳴滝史伽(妹)、長瀬楓(姉貴分)、春日美空(いたずら仲間)

ゆえ「相も変わらず将軍様で絶好調な風香さん。しばらくは安定して活躍できる気がします」
ハルナ「運動部がポイント稼いでる一要因がここにも。診療所絡みでまき絵以外はコンスタントに登場するからね」
千雨「当然のように奴が運動部に加算されてない件」
ザジ つ[仕様]

〜23番:鳴滝史伽〜
属性:双子、内気、美化委員
想人:鳴滝風香(姉)、長瀬楓&釘宮円&和泉亜子(姉貴分)、春日美空(いたずら仲間)

ゆえ「ここしばらく低迷気味の史伽さん。傾向は移りにけりなとはいえ、落ち着いてしまいましたね」
ハルナ「現時点で確実に出られるのがフミみてだけだからね。準レギュラーで将軍様?」
千雨「まぁ、気長に活躍の場を探すこった。
    龍宮クラスとは言わんが、和泉クラスの活躍には相当強力な属性がないと対抗できねーぞ」
ハルナ「ちうちゃんみたいに主人公補正がかかってすら厳しいからね〜」
千雨(チッ、余計な事を……)
199ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:12:19 ID:???
〜24番:葉加瀬聡美〜
属性:眼鏡っ娘、科学少女、一途
想人:村上夏美(本命)、超鈴音(研究仲間)

ゆえ「こちらも安定期でしょうか。前スレではウイルス関連で少し追い風だったかも知れませんです」
ハルナ「細かい傾向はクロニクルのほうに譲るとしましょ。基本的にスレごとの大きな傾向分析だし」
千雨「とか言ってる割には随分漏れてる部分もある気がするけどな」

〜25番:長谷川千雨〜
属性:眼鏡っ娘、ツンデレ、ネットアイドル
想人:Zazie Rainyday(誰が何と言おうと本命)、椎名桜子(パシリ?)

ゆえ「前回の分析ではかなりいいところまでいった千雨さん。
    最近少しずつ落ち着いてきた龍宮さんを捕らえるなら今のうちかもですよ」
千雨「それをやっちまうとアイツのPCを弄ったりする役回りも減るんだが」
ハルナ「そこをザジちゃんとらぶらぶして頑張るのが主役でしょうが。ね、ザジちゃん♪」
ザジ (`・ω・´)bそ
千雨(ああ、こりゃ明日も立てないな)

〜26番:Evangeline.A.K.McDowell〜
属性:吸血鬼(神祖)、幼女体型、ネピア命
想人:絡繰茶々丸&チャチャゼロ(従者)、桜咲刹那(?)

ゆえ「見事なまでにパターン通り、今スレでは活躍の期待されるエヴァンジェリンさんです」
ハルナ「上下変動は激しいけど決して空気にはならないのがエヴァちゃんクオリティよね」
千雨「アイツはアイツで単独スレ持ってるからな。無理にこっちで頑張る必要はないと思うんだが」
ハルナ「そこは気分の問題でしょうよ。
     エヴァちゃんほどの存在感持ってて空気、ってなるのはやっぱり、ね」
200ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:12:57 ID:???
〜27番:宮崎のどか〜
属性:物静か、読心術
想人:ネギ(公式)

ゆえ「ついに恐れていた事態が起こってしまいました……のどか、空気です」
ハルナ「うーん、最近はパートがパートなだけに本家でもあんまり見せ場がないしねぇ」
千雨「本屋なんだから本にちなんだネタでも仕込めばいいんじゃないのか?
    まぁ、問題があるとすれば分かりやすいネタを作れるかどうかだな」

〜28番:村上夏美〜
属性:演劇部、一途、控え目
想人:葉加瀬聡美(本命)、那波千鶴&雪広あやか(ルームメイト)

ゆえ「流石に前々スレの勢いは持続しませんでしたですが、以前に比べれば大分活躍してるです」
ハルナ「そういえばこの子、今週……おっと、これはまた別の機会にね」
千雨「分析ネタのなさを本家でごまかすのはどうかと思うぞ」

〜29番:雪広あやか〜
属性:ブルジョワ、お嬢様、高飛車
想人:神楽坂明日菜(幼馴染以上)、佐々木まき絵(本命?)

ゆえ「かつてないほど順位をあげているいいんちょさん。アスナさん、まき絵さんと両手に花ですね」
ハルナ「結果的にどっちと組んでも登場回数が増えるという非常にオイシイポジションなわけだ」
千雨「全く、ラブコメの主人公じゃねーんだからどっちかに絞ればいいじゃねーか」
201ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊:2006/05/20(土) 21:13:41 ID:???
〜30番:四葉五月〜
属性:料理人、おかみさん
想人:???

ゆえ「相変わらず独特のポジションにいる五月さん。祭りが起きる光景が想像できません」
ハルナ「五月のポイントってどこなんだろ。魔法にも微妙に関わり、それでいてあくまで一般人だもん」
千雨「どこぞの誰かみたいにがっつかないんだろ。人間が出来てるとも言うな」
ハルナ「ちうちゃん、ちょっと後で体育館裏に行こうか」

〜31番:Zazie Rainyday〜
属性:道化師、無口、仲魔(?)と意思疎通可能
想人:長谷川千雨(本命)

ゆえ「もう一人の主役、ザジさんです。本編でもそろそろスポットが当たってみてもいいと思うんですが」
ハルナ「そうねぇ。ええと、スレ内での活躍度は……うん、大体この位置よね」
千雨「お前としてはどうなんだ、ザジ?」
ザジ「…・・・おっぱい」

ゆえ「……といったところで今日も放送時間が来てしまいましたです」
ハルナ「さて、次回放送までに放送室は直ってるかなぁ。直ってなかったらまた場所探さないと」
千雨「もう来るなよ、絶対来るなよ」
ハルナ「それは『また絶対来てね、約束だよ☆』と同義と見て宜しいですね?」
千雨「いいわけないだろうがぁぁぁ!」

『それではこれからもザジちうスレが「ちう〜」「ちょ、ちょっと待て、まだ放送が…はぅぅっ」』

『……。』

<この番組は 『抱き枕から夜のオカズまで漏らさずカバー』の雪広社と
  『この人の胸を離さない』ACOの提供でお送りいたしました>
202マロン名無しさん:2006/05/20(土) 21:19:57 ID:???
>>201
乙!GJ!
そしてレストン。タイトルが不味かったか・・・。
203マロン名無しさん:2006/05/20(土) 21:33:04 ID:???
ラジオ乙! それにしてもこのスレ木曜に勃ったばっかりなのにもう200か… 伸びるの早いな
204マロン名無しさん:2006/05/20(土) 21:58:47 ID:???
新田「私がこのD組の担任です」
釘宮「…」

新田「ではここを…」
釘宮「…」
新田「くぎみん」
釘宮「くぎみんって言わないで下さい」
新田「だってみんな言ってるじゃん!!」
釘宮「だ、だからー なんで私だけ愛称なんですか?」
新田「…」
釘宮「…」
新田「じゃあ…」
釘宮「…」
新田「私のこともニッタンって言ってもいいよ?」
釘宮「だーかーらー」
205マロン名無しさん:2006/05/20(土) 22:00:02 ID:???
ワロスwwwキムリン乙www
206マロン名無しさん:2006/05/20(土) 22:13:03 ID:???
>>204
ちょwwwニッタンwwwww
207マロン名無しさん:2006/05/20(土) 22:14:33 ID:???
『オススメの一冊』ってのどか用のレギュラーネタを考えたものの
本を読まない俺ガイル
なめんなの部屋の人まかせたw
208マロン名無しさん:2006/05/20(土) 22:18:10 ID:???
俺は何がしたいんだろう…。
http://p.pita.st/?m=iuscwovw
209マロン名無しさん:2006/05/20(土) 22:28:57 ID:???
調子乗ってすいませんでした…
210マロン名無しさん:2006/05/20(土) 22:29:37 ID:???
これは酷いw
211真名ちゃんもっこり日記56:2006/05/20(土) 23:06:02 ID:???
真名ちゃんもっこり日記56

今日もインターネットを利用しているわけだが…
このところ暇で面白いことがない。
そりゃアキラとはうまくいってるさ、だが少しマンネリ化し出してきてな。
そろそろ新しい刺激が欲しいところだが…
むむ!?VIPにこんなスレが!

―ちょwwww大河内アキラとM子がマッパで抱き合ってるんですけど―

何ぃ!?アキラが…M子と裸で抱き合ってるだとぉー!
そのスレを開くとそこにはどこかに繋がるリンクが…そこをクリックすれば…
いかん、手が勝手にマウスを!?これはいわゆるアレだ、ワンクリック詐欺か偽者画像だな!
駄目だ!騙されるな龍宮真名!ここで負けたらいかん!
出るな!頭の上に『欲望』とか『煩悩』とかの文字が出ている、早く引っ込めねば…
そうだこれは本物かどうか確認するだけなのだ…決していやらしい思いで見てるわけでは…ハァハァ
カチッ
クリックすると『で、お前は騙されたわけだな(プゲラッチョ 』というスレタイに飛ばされた。

某所、五月のバーボンハウス
カランカラン
いらっしゃいませ
「このカクテルはサービスでござるよ」
扉を抜ければこの二人が暖かく出迎えてくれる…
やっぱり来ましたか龍宮さん。今月で何度目ですか?今日はどんなことに騙されたのですか?
「うおーーーーーーん!だってさだってさーーーー゚・(ノД`)・゚!!!!!!」
騙されて切ない気持ちになったときはここに来るに限る…・
「キャハハハハハハ、バッカじゃないの〜」
後ろでバーボンをラッパ飲みしている柿崎美砂が笑っている。
ヌッ頃してやろうかと思った。
212マロン名無しさん:2006/05/20(土) 23:23:58 ID:???
>>211
美砂に萌えた
213マロン名無しさん:2006/05/21(日) 00:11:38 ID:???
>>211
騙されてやるかぁってノリで開いて毎回騙されて凹む俺は少し共感を覚えたorz


ムシャクシャしてやったんや、反省はしてへん。
http://p.pita.st/?m=g31hjglp
214マロン名無しさん:2006/05/21(日) 01:43:19 ID:???
なんか最近絵師のレベルが下がってきたな
215マロン名無しさん:2006/05/21(日) 01:44:34 ID:???
>>214
何様だこのカスは
216マロン名無しさん:2006/05/21(日) 01:49:54 ID:???
ならお前が描けよ

…とは言わんが具体的な指摘をしないなら単なるスレ汚しだ
217マロン名無しさん:2006/05/21(日) 01:54:48 ID:???
批判と中傷は別物なのだよ

神絵師の絵だけ見たけりゃサイトにでも遊びにいってろ
218さよ 小さな知識:2006/05/21(日) 02:02:22 ID:???
>>214
上手になっていく絵師を見てそれを応援し、励ましていくのも楽しみ方の一つなのだよ


さよ 小さな知識


さよ 「こんばんわ、草木も眠ったころに遊び出すさよです」
和美 「さよちゃん・・・眠いよ」
さよ 「私眠らないんです。えっへん!!!」
和美 「ハイテンションだね」
さよ 「眠ってませんから!!」
和美 「明日は早いっていうのに・・・」

さよ 「で、今日の小さな知識ですが・・・ズボンのはき方についてです」
和美 「ズボン。それがどうかしたの?」
さよ 「実はですね・・普通、右利きの人間は右足を先にズボンに入れ、左利きの人間は左足からズボンを履くらしいんです」
和美 「ほほう・・・」
さよ 「朝倉さんはどっちからですか?」
和美 「私は・・・右かな」
さよ 「じゃあたぶん右利きですね」
和美 「たぶんなんだ」
さよ 「たぶんなんです。正確ではないですが、大まかにはこうなるそうです」
和美 「そっか・・・確かぞうきんを絞るとき、上に持ってくる方の手が利き腕ってのもあったわね」
さよ 「はあ、そんな方法もあったんですか・・・」
和美 「で、さよちゃんはどっち?」
さよ 「ズボンって穿いたことがないんです。もんぺなら・・・でもその頃の記憶って曖昧で。それに足もないし」
和美 「幽霊だからどっちでもいいか。利き腕なんて」
さよ 「しくしくしく・・・」

219マロン名無しさん:2006/05/21(日) 03:27:59 ID:???
>>218 GJ!さよちゃんって眠らないのか… じゃあ結婚しても夜とか寝かしてくれないわけですね
>>215 さっきネウロ読んでたから笑ってしまった スマソ
220マロン名無しさん:2006/05/21(日) 04:22:00 ID:???
>>214
低レベルなのは否定出来んがそれ故凹んだ、確かに高レベルな絵はまだ描けん罠
残念な絵ばっか投下しててもあれだから当分は投下控えるわ
上手くなったかな、と思ったら投下するかも、そん時は見てやってくれ

>>219
あれ、そもそも幽霊と結婚っt(ry
221マロン名無しさん:2006/05/21(日) 04:38:09 ID:???
>>220
何をバカな
人に見せなきゃ上達したかわからんではないか

描 い た ら 投 下 し ろ い !
222マロン名無しさん:2006/05/21(日) 05:46:33 ID:???
>>192 
なつかしいな・・・『今日から俺は!』 
でもせっかく黒髪で長髪なんだから短ランボンタンじゃなくてうにとかほうきとかにすれば良かったんじゃ・・・。 

>>201 
乙です。 
毎回楽しみにしてもらってます。 

>>211 
なっ!?VIPにこんなスレが!  

―ちょwwww大河内アキラとM子がマッパで抱き合ってるんですけど―  
【水着と】http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news7/1141802925/l50【袴】 

>>218 
ためになるな〜。 

>>220 
描いた絵をうpしなさい。 
さすれば道は開かれん。 
223マロン名無しさん:2006/05/21(日) 05:48:19 ID:???
あれ、ちょっと間違えたな。
まあ、いいや。
224マロン名無しさん:2006/05/21(日) 07:07:45 ID:???
↓宇多田氏が考案した流行して欲しいアスキートアート 意味は いとおかし
o(´□`o)ぽんぽん!
http://www.u3music.com/message/index.php?m=1&l=JP&d=2006052023436j.xml
225マロン名無しさん:2006/05/21(日) 09:41:23 ID:???
>>222
分かってたさ…釣りだってことくらい…
226マロン名無しさん:2006/05/21(日) 10:07:17 ID:???
>>222
さっちゃん……バーボン一杯頼むよ……
227マロン名無しさん:2006/05/21(日) 10:24:37 ID:???
>>222
さっちゃん……涙忘れるカクテル頼む
228柿崎:2006/05/21(日) 11:21:56 ID:???
>>225-7
キャハハハハハハ、バッカじゃないの〜
229マロン名無しさん:2006/05/21(日) 11:43:00 ID:???
>>228
FFZのスカーレットを思い出した。
230釘宮:2006/05/21(日) 12:29:24 ID:???
>>228
ほらほら、バカやってないで帰るよ

>>225-227
すみませんうちの美砂が……
231マロン名無しさん:2006/05/21(日) 13:04:26 ID:???
千雨の誕生日ネタでSS投下しようとしたら過ぎてた。
2月2日かよ…7月か8月かと思ってた。
どうみても声のクラスメイトシリーズの影響です。
本当にありがとうございました。
232マロン名無しさん:2006/05/21(日) 13:10:26 ID:???
>>231
よし、次に近いのはアキラだから頑張れ。26日。
233新田:2006/05/21(日) 13:26:30 ID:???
なんなら私の誕生日を祝ってくれんかね 3ーAみんなの愛液で乾杯しようじゃないか
234マロン名無しさん:2006/05/21(日) 13:34:40 ID:???
          ,. :──-、_               . ’      ’、   ′ ’   . ・ 
       /´::::::イ::::::::::::::ヽ:::.ヽ        、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”  ドゴォ
       /. // :' |l:.::li.、:::::::ヘ`. :.ヽ        ’、′・  ’、.・”;  ”  ’
     /./. :./::|..:i :||::::|| ヽ:::::ヘ:ト、 :.ヽ          ’、′  ’、  (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
     ,'.:,'.:::/:::i:|:::|:::ll::::lゝ Uヽ :::l:::l:::::.|     、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人
    ,'.::i:::::ll::::|:!:::l:::|| :::l _, -ゝ!:::| ::i:l     、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ
   ,':,イ::::::七'!「`丶jl ゞ'´ ヽ l:::::!:::|:|         ( ´;`ヾ,;⌒)´  从⌒ ;) `⌒ )⌒:`ヽ    ,[]
   !」 L_ヤ,r┬ ミ   =ヤ¬j::::|1!j       ′‘: ;゜+° ′、:::  :: >>233⌒(ゞ、⌒) ;;:::)::ノ
      |::::::i` ゝ'     ゝ '7:丿リ            `:::、 ノ  ...;:;_)  ...::ノ  ソ ...::ノ 
      |::::::ト """     """/ヶ'
      レ'⌒丶、  r ‐z  /'/   
             `7: 、_, ィ'´|/ ′
           / l.    ,ハ
         /| ゝ  /  |`丶
235マロン名無しさん:2006/05/21(日) 15:11:10 ID:???
>>189
久々にアメネタ作ってみたら、もろに被った俺ガイルorz
調理法が違うので、後で投下してもいいかな・・・?
いやしかし、煙草の似合う千雨に惚れ直しますた。GJ!

>>201
ラジオ乙です!
相変わらず迂闊な事は書けんな、と思う俺であった

落日ネタはもう限界だが、別の夢枕ネタが出てしまった・・・
クロニクルでも取り上げられていた、6スレ目で夢枕ネタやってた方に捧ぐ
このシチュに関する突っ込みは許してくれ。きっと朝倉あたりが仕組んだイベントなんだ。うん

投下―――!
236『競技会』:2006/05/21(日) 15:11:54 ID:???
『競技会』

 龍宮真名、和泉亜子、神楽坂明日菜の三名が身構えていた。
 大河内アキラ、明石裕奈、雪広あやかの三名はただじっと待っていた。
 待ち受ける三名は、水着姿であった。

 たまらぬ真名であった。
 たまらぬ亜子であった。
 たまらぬ明日菜であった。

 じり、と真名は白線までにじり寄る。
 つつ、と亜子の額を汗が伝う。
 にい、と明日菜は笑う。

 跳んだ。
 跳んだ。
 跳んだ。

 助走無しの一足跳び。だが、見事な飛距離であった。真名、亜子、明日菜。三名とも、鮮やかに跳んだ。
三名の衣服が瞬脱される。美しいルパンダイブであった―――
 そして、沈黙―――
 皆、息を呑む。

「流石は隊長や」
「完敗ね」
 亜子は裕奈の胸を揉みしだきながら、明日菜はあやかの唇を堪能しながら、勝者を称えた。
 勝者、龍宮真名―――
 彼女の記録、ルパンダイブ26m34cmの壁を破れる者は現れるのだろうか―――
 密やかに闘志を燃やす、ザジであった―――
(おしまい)
237マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:01:19 ID:???
>>236
なに競ってるんだよお前らwww
238マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:24:29 ID:???
>>236
26m34cm、飛び杉ワロスwww

こちらも投下〜
239マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:25:02 ID:???
明日菜いいんちょ劇場

「そこ、当てる公式が違いますわよ」
「げ、そうなの!?」
誰もいない教室で、明日菜とあやかは二人っきりで勉強をしていた。
勉強というよりはあやかが明日菜の補習に付き合ってやってるだけなのだが。

「あなたが補習なのはあたりまえになってますが、何故わたくしが…」
「ケチケチしないの。ネギに頼んだら『いいんちょさんの方がうまく教えてくれますよ』って言ってたし」
「あら、ネギ先生が。それは期待に応えないといけませんわね」
ネギの一言で突然やる気を出すあやか。
「また公式間違ってますわよ」
「え?こんなの習ったっけ??」
「えぇ10日前に。丁度明日菜さんは居眠りしていたときでしたわね」
「う〜」
「ほら、ここの数字とグラフを見比べて」
いつからだろうか、喧嘩ばかりしていた相手と一緒にいるのがあたりまえとなったのは。
いがみ合っていたはずなのにいつからか心地よくなっていた。
「よし、出来たー」
補習のプリントを書き上げて自信満々に立ち上がる。
「ほとんどわたくしが教えましたけどね」
「テヘ、早くプリントをネギに提出して帰ろう。一緒に」
「…えぇ」
今までじゃ考えたことがなかった。明日菜と一緒に帰ることも明日菜が一緒に帰ろうと誘ったことも。
こういう気持ちはどこからくるのか。
唐突に二人はキスをする。
240マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:25:40 ID:???

ガタン
「キャッ」
あやかは突然床に押し倒された。
「誰も来ないから大丈夫でしょ」
「ちょっと明日菜さん!あなた時と場所を…」
「黙ったほうがいいわよ」
あやかの口を明日菜はキスで塞ぐ。
触れ合って、抱きしめ合って、キスをして。
そんな事が楽しくて仕方ない。

「もしもーし、明日菜さーん」
あやかにもたれるように帰る明日菜がいた。
「ごめん…腰痛くて」
「あなたが押し倒したからでしょう!」
そう言って裏拳で明日菜の頭を小突く。
「痛て!…いいんちょって意外と腰強かったんだね」
「ムードの欠片もない人ですわね」
そうやって悪態を付きながらも明日菜を優しく支えている。
片方の手は明日菜の体を支え、もう一本の手は…
「そうだ、今日の晩御飯そっちに行っていい?」
「そうやって千鶴さんの料理をたかる気ですのね」
「別にいいじゃん」
口喧嘩しながらも二人は歩いていた。
繋ぎ合っていた二人の手は最後まで離れることはなかった。

241マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:28:20 ID:???
ねー誰か誕生日の前日に「明日は○○の誕生日!」って書いてくれねー?w
242マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:36:05 ID:???
>>240
(;´Д`)亜麻ー委!!

>>241
明日は俺の誕生日
243並べてみた:2006/05/21(日) 19:44:29 ID:???
10番:絡繰 茶々丸 4/1
9番:春日 美空 4/4
8番:神楽坂 明日菜 4/21
27番:宮崎 のどか 5/10
30番:四葉 五月 5/12
7番:柿崎 美砂 5/15
6番:大河内 アキラ 5/26
2番:明石 裕奈 6/1
17番:椎名 桜子 6/9
29番:雪広 あやか 7/5
24番:葉加瀬 聡美 7/14
14番:早乙女 ハルナ 8/18
28番:村上 夏美 10/21
20番:長瀬 楓 11/12
4番:綾瀬 夕映 11/16
18番:龍宮 真名 11/17
5番:和泉 亜子 11/21
19番:超 鈴音 12/1
22番:鳴滝 風香 ・23番:史伽 12/6
3番:朝倉 和美 1/10
15番:桜咲 刹那 1/17
21番:那波 千鶴 1/29
25番:長谷川 千雨 2/2
11番:釘宮 円 3/3
16番:佐々木 まき絵 3/7
12番:古 菲 3/16
31番:ザジ・レニーデイ 3/17
13番:近衛 木乃香 3/18
1番:相坂 さよ 不明
26番:エヴァンジェリン 不明

次の誕生日は26日のアキラですな。次いでゆーな
244マロン名無しさん:2006/05/21(日) 19:54:40 ID:???
うむ、現在アキラで苦戦中の俺。この戦いは桜子まで続く・・・!
運動部とチアの誕生日は個人的に外せないからな!



問題はいいんちょ。シリーズSS抱えてる奴がサボっちゃマズいよなあ・・・
245236:2006/05/21(日) 20:08:38 ID:???
>>237
多分、業の深さかと
>>240
真名の場合、芸術点も見事だ
そして(;´Д`)あまーい
つか、先にけだものさんなアスナをかましててごめん。やりにくかったっしょ?


最近リメイクされたスーパーレモンて、中にパウダー入ってないんだね
つーコトであこゆなネタに使いました。飴ネタが>>189氏のたとモロにかぶってますがorz
今回、実際に甘テロ爆撃の被害者まで書いてしまいました。たまたま隣の席だったんで、つい・・・

ついでに分析隊に質問。このSSの点数配分が気になるところですが、どうなるのでしょう?
ちょっと意図的に仕組んだので、議論スレの方に改めて質問させていただきます

では甘テロ爆撃作戦開始ぃ〜
246『One More Sweet』:2006/05/21(日) 20:09:56 ID:???
『One More Sweet』休み時間の過ごし方

1/2

 休み時間。ゆーなはパルや朝倉たちと賑やかにおしゃべりしとる。話の輪に加わるのもええんやけど、
こーやってゆーなの無邪気な笑顔を眺めとるのもええなあ……。
「楽しそうですねー」
 隣の席の本屋ちゃんが、ぽつりと呟く。
「ホンマやな〜。またしょーもないコト企んどるんとちゃう?」
 ウチが答えると、本屋ちゃんはふるふると首を横に振った。
「ふふ。わたしは亜子さんに言ったんですよー」
「ええっ! ウ、ウチそない嬉しそーにしとった?」
「はいー。とってもにこにこしてましたよー?」
 あ、あはは……。ウチがゆーなの観察に夢中になっとる間に、本屋ちゃんに観察されとったんやね……。
ウチは思わず頬を染めたまま俯いてしまう。と、そんなウチの顔を、いつの間にかゆーなが頬杖つきながら
覗き込んどったんや。
「ひゃああっ!? ゆ、ゆーな?」
「ふふん、なーんか亜子がわたわたしてたから、どーしたのかにゃ〜、って。取り合えず本屋グッジョブ!」
 ますます顔を赤くするウチを見て、ゆーなも本屋ちゃんもくすくす笑っとる。
 うーっ、みんながウチをいぢめる〜。
「あっはは。そんな顔しないでよー。コレ、朝倉からもらったんだけど、食べる?」
 ぷくー、と頬を膨らませてたウチを見て、ゆーなはアメを差し出してきた。けど……、
「アカンアカン、ウチ、すっぱいの苦手やから……」
 ゆーなが勧めてきたアメ。それはあのスー○ーレモンやった。どーせゆーなのコトやから、
ウチのリアクションが見たかったんやろうけど……。
「ちぇー。んじゃ本屋はどう?」
「わ、わたしはへーきですけど……」
 本屋ちゃんは素直にアメを口に入れた。その言葉通り、本屋ちゃんはへーぜんとしとる。
えへへ、残念やったなあ、ゆーな。
 ウチの予想通り、ゆーなは納得のいかない顔を浮かべるばかり。
247『One More Sweet』:2006/05/21(日) 20:10:28 ID:???
2/2

「むむ、本屋もへーきなんだ……。くっそー、予想外だったなあ……」
「そう言うゆーなはどーなん?」
「あたしも大丈夫。てゆーか、むしろ好きなんだよねー」
 ゆーなはぱくっ、とアメを口に放り込んだ。ううっ、この手のすっぱいやつが苦手なん、ウチだけ?
「それに、すっぱいのは最初だけですし……」
「本屋ちゃん、そのフォローは痛いわ……」
 思わずウチはしゅんとしてしまう。
「そーゆーイタズラはまき絵にしとき。まき絵かてお子ちゃまな味覚しとったハズや」
「い、いやイタズラって、そーゆーワケじゃないんだけどなあ……」
 ウチがそっぽを向きながら言い放つと、ゆーなは困った表情で頬を掻く。そんなウチらを見て、
本屋ちゃんはにこにこしとる。あーあ、ウチらすっかり見世物になっとるやん。
「じゃあさ、これなら大丈夫だよね―――!」
 ゆーなはきょろきょろと周囲をチェックし、小悪魔の笑みを浮かべる。そして……、
 ちゅっ。
 いきなりウチの唇を奪った―――
「ふっ、んっ……」
 甘い、レモンの味。
 口移しでゆーながくれた、甘い甘い味が、ゆっくりと口の中に広がる。
「どう? 美味しい?」
 茫然としとるウチに、ゆーなは少年のような笑顔で訊いてくる。もう、ホンマにしゃあないなあ……。
「美味しいに決まっとるやん……。ゆーなのいけず……」
 ウチは真っ赤になって答えるのがやっとやった。けど、そんなウチよりも真っ赤っ赤になっとる人がおった。
「はわわわわわ……」
 本屋ちゃん、今にも倒れそーなくらいにあわあわしとる。純粋な本屋ちゃんには刺激が強すぎたみたいや。
「ふふ、誰にも見られなかったみたいだねっ♪」
「せやな〜♪」
 しらじらしくとぼけるウチらに、本屋ちゃんは泣きそーな顔をしとったそーや―――
(おしまい)
248マロン名無しさん:2006/05/21(日) 21:05:14 ID:???
>>242
ちげーよw

>>243
うを dクス!
そうだ、毎月1日に今月のお誕生日の子みたいなの書けばいいのか!!

>>207
亀レスなんだけど
それちょっとやりたいかも
インスパしてもいいかな?
249マロン名無しさん:2006/05/21(日) 21:08:01 ID:???
┃ω・)

┃ω・)<なめんなの部屋は権利フリー、お好きなようにしちゃってください。

┃彡サササッ
250マロン名無しさん:2006/05/21(日) 21:08:40 ID:???
>>247
もう貴方のSSいつも甘くて塩まきたい気分だもw
とにかくGJ!!
251マロン名無しさん:2006/05/21(日) 21:14:17 ID:???
不覚にも>>249に萌えた。
252マロン名無しさん:2006/05/21(日) 21:59:30 ID:???
俺がパルと同じ誕生日なの思い出したんで投下
何回かハルナを貼るなとかハルヒとか打ってしまった
253マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:00:34 ID:???
ネギ「宮崎さんにお話があるので放課後時間ありますか?」
のどか「ふぇ!?は、ハイ!大丈夫です!」
ネギ「では放課後世界樹の下で待ってます」
のどか「は、はい」
ネギ「それでは」

のどか「・・・・・・・」
ハルナ「やったじゃんのどか!ネギ君からデートのお誘いとは!」
のどか「えぇ!?違うよお。お話があるだけだよ」
ハルナ「じゃあ告白おkでお付き合いましょうってか」
のどか「ななななななななな…」
ハルナ「残念だね〜夕映、負けちゃったよ」
夕映「べ、別に私はそんな…」

─放課後─
のどか「まだ先生来てないみたい」

ハルナ「さて私と夕映は草陰から観察させてもらいます」
夕映「こんなことするのは2人に悪いです!私は帰るですよ!」
ハルナ「あれ〜2人がカップルになるのを見るのが怖いのかな夕映吉くん?」
ハルナ「おっと静かに。ネギ君来たよ」

ネギ「すいません遅れてしまって」
のどか「い、いえ…」
ネギ「それで話なんですが」
のどか「はい…」
ネギ「この前の告白の返事をしようと思いまして」
3人(!!!)
254マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:01:41 ID:???
ハルナ「おいおい本当にきたよ!」
夕映「ま、まさか…」

ネギ「告白された時は好きな人がいなかったんですが今僕には好きな人がいるんです」
のどか&夕映「えっ…それは…?」
ネギ「それは………小太郎君です…」
のどか「え・・・・・・・・」
夕映「なっ・・・・・・・・・」
ハルナ「ちょwwwww801ktkr」
ネギ「すいません…でも僕の気持ちは宮崎さんに伝えないと失礼だと思ったので」
のどか「…ありがとうございます…これですっきりしました(ニコ)」
ネギ「それでは失礼します宮崎さん…」

のどか「うう…ヒック…ぐす…」
夕映「のどか…」
ハルナ「なーに辛気臭い顔してんのよ!」
「バチーン!!」
のどか「はうう!!」
夕映「いきなり何をするのですか!のどかの心境も考えて、ふぐっ!」
いきなり夕映とのどかをハルナが抱きしめた
包容力のある体で優しく
夕映「放すですハルナ!息ができな、むぐ」

ハルナ「…よく頑張ったよお前たちは…」

放課後の世界樹
そこで夕映とのどかは涙が枯れるまで泣いた
ハルナの胸の中で
255マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:07:50 ID:???
>>254 ちょww 本屋それでいいのかwwwwwwwwww
256マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:14:09 ID:gFv8JUVE
>>254
頼む。パルの同人オチと言ってくれ…。じゃないと立ち直れないorz
257マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:20:25 ID:???
258真名ちゃんもっこり日記57:2006/05/21(日) 22:47:09 ID:???
>>254
これはパル同人なんだパル同人(勝手に脳内保管)…orz

真名ちゃんもっこり日記57

五月のバーボンハウス
見慣れた看板。また来てしまった…今月でもう8回目だ。
カランコロン
 いらっしゃいませ。
「このカクテルはサービスでござるよ」
すまない楓、マスターの五月よ。
今日は一体何で騙されたのですか?
「…Winnyでアキラで検索して『大河内アキラの水泳教室(18禁)』とか『アキラのイク瞬間』とかの動画ファイル
 すべて偽者だった…スレもまた騙されるし…」
あー悔しい。サービスのカクテルを一気に飲み干した。

「キャハハハ、龍宮さん騙されすぎ!何でもホイホイ引っかかってさ」
隣にいる柿崎美砂が絡んできた、こいつはいつでもいるな。
片手にシャンパンを持って一人シャンパンファイトでもする気か?
「余計なお世話だ。お前こそそんなに飲んでばかりで大丈夫なのか?」
「もー私は大丈夫大丈夫〜」
少し酔っているな。
「ねー、飲み比べしない〜」
「遠慮する」
「…負けるの怖いんだ」
…カチーン
「五月、ジンとウィスキーと発泡酒をもってこい」
 分かりました。
そう言うと五月は私の目の前にそれらを出してきた。
「行くわよ〜」
ふふふ、このもっこり真名ちゃんに飲み比べを挑むなど飛んで火にいる夏の虫!
259マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:47:42 ID:???
30分後
「ねー、もっと強い酒ないの〜。あっ、さっちゃんウォッカ持ってきて〜」
出されたウォッカをコップ一杯に並々と注ぎレモン汁を振り掛けるとそのままストレートで飲みだした。
お…お前は何者だ…これ以上はもう…
「うぷ…」
「吐くならトイレに行くでござるよ」
うぅぅぅ…もう限界だ…私は…
「あ〜もう敗北宣言〜?」
ブチーン
「五月ぃーーーー!私もウォッカもってこい!」
 龍宮さん。これ以上はまずい…
「金はツケにしないでちゃんと出す!それで文句はないだろ!!」
五月は私の気迫に負けたのか目の前にウォッカの入ったコップを出した。

1時間後
あ…意識が…
バターン
 龍宮さん!?
「まずいでござるよ!救急車を!!」
私は急性アルコール中毒で病院に搬送された。
幸い二人の迅速な対応ですぐに意識を取り戻すことが出来たのだが…
その後、入院費とバーボンハウスで飲んだ額※※※※円(言いたくない)を全額払うことに。
しばらく金を使うことを自粛せねば…だがアキラの誕生日プレゼントを買うお金が…orz

その頃
「ね〜もっと強いお酒ないの〜、あっそこのテキーラ頂戴」
テキーラとウォッカを交互にラッパ飲みするのは世界広しと言えどお前くらいだ。
260鳴滝史也の受難:2006/05/21(日) 22:48:07 ID:???
とりあえず第1部完
http://www.uploda.org/uporg396908.txt.html
パスは主役2人の名字

Aが限界です

ところで同じ内容の風香視点ver.を作ってしまったのですがそちらは需要ありますか
261マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:49:07 ID:???
最悪の誤爆だああああああああ

吊ってくる
262マロン名無しさん:2006/05/21(日) 22:57:50 ID:???
>>260
ヨンダヨー
(・∀・)ニヤニヤ
263楓 守人:2006/05/21(日) 23:13:10 ID:???
>>259 美砂が慢性アルコール依存症になってるじゃねえかwww ん?それで普通か
>>260 (・∀・)ニヤニヤ


楓 守人 17


麻帆良を陰から守る拙者にとっても守れない場所があるのでござる

麻帆良は広い、そして賑わっているところもあれば、自然豊かなところもある
原始の森もあれば、中世の町並み、そして現代の芸術も存在する
それが学園都市、麻帆良

楓 「任務、対象地域の警ら。返事は!?」
ちびかえで×5 「い、いやでござ〜」
楓 「・・・やるでござる」
ちびかえで×5 「主殿がやればいいでござ〜」
楓 「反抗期でござるかな・・・」

麻帆良学園のすぐ近く、森に近いその一帯は危険とは無縁の平和地帯なのでござる
しかし、拙者たちにとってはもっとも恐るべき場所なのでござる

その場所とは・・・水田地帯

あたりには何もないこの水田地帯は、この時期になると大合唱が聞こえてくるのでござる
げろげろげろげろ・・・
のどかな水田はカエルの楽園となりはて、拙者の進入を拒むのである

仕方ない、真名殿にあんみつで依頼するでござるか

264マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:16:00 ID:???
>>260 
アマイヨー
(・∀・)ニヤニヤ
265マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:19:58 ID:???
>>260
ヨンダヨー
(・∀・)ニヤニヤ
でも史伽の一人称は僕じゃないよー
尾後も〜ですとかだよー
266マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:26:23 ID:???
>>222
1番なさそうスレだから、逆にあるんじゃないかと思ったんですよ?
267マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:28:24 ID:???
>>260
誤爆の意味ないかもしれんけどなー(・∀・)ニヤニヤ

そういえばこのスレの住人のどれくらいが
性転換スレ知ってんだろうな?

>>265
本来投下するスレが性転換スレで、
史伽が♂なんだろ?
だったらいいんジャマイカと。
268222:2006/05/21(日) 23:37:43 ID:???
>>225-227,>>266
まあ、なんだ、その・・・スマン。
いや、あれに俺も引っかかったすぐ後にあんなデジャブっぽいのを見たからついやってみたくて・・・。
まあ、いつかいいことあるさ!

>>260
アマーイ(*´∀`)
けど
(・∀・)ニヤニヤ

>>267
いや、>>265は分かっててわざと言ってると思うのだが
269マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:40:19 ID:???
>>260
書いた本人も受難wwwww
どどんまい

忍法描けば描くほど雑になる色塗り
http://www.imgup.org/iup210464.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210466.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210470.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210472.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210475.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210477.jpg.html

普通のせっちゃん描くのすげー久しぶり
270265:2006/05/21(日) 23:43:20 ID:???
すまん俺性転換スレ知らない…
知ったかスマン…
那波さんのおっぱいで窒息死してくる
271マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:45:42 ID:???
>>269
萌えしぬ(;´Д`)ハァハァ
272マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:46:09 ID:???
>>269
ちょwwwww一番下wwwwww

出来ればタバコを咥えたちうと最近アマーイ明日菜といいんちょをお願いしたい…
273マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:48:18 ID:???
>>269
Tシャツジーンズとメガネとハルナがすきってのが伝わってくるぜ!
274マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:49:59 ID:???
>>263
真名って苦手なものはあるのかと思わず考えてしまった
GJ!
275マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:51:18 ID:???
>>269
一番下バロスwwwwwwたつみーの天敵が現れたwwwwwww
276マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:53:33 ID:???
>>270
グハァ!
知らなかったのか・・・。
>>267さんに偉そうに言っといてそのざまか・・・。無様だ・・・。
まあ、別にお前は悪くないから那婆さんのオパーイで窒息死する役は変わってやるよ。

>>269
返事が無い。ただの萌死んだ屍のようだ。
つーか一番下のゆーにゃ超カワイス(*´∀`)
277マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:57:03 ID:???
>>269
ハルナァァァァァァァァアアアアアア!?

普通のせっちゃんを久しく見た希ガス
…短塩×せっちゃん…いや、ねーなw
278マロン名無しさん:2006/05/21(日) 23:57:08 ID:???
>>275
つ 浮気がばれた時のアキラ
つーか最近たつみーとアキラの関係が
パタリロのバンコランとマライヒの関係以外の何者でもない気がしてきた

>>275
?たつみーじゃなくてごきb・・・パルの間違いじゃないか?
279267:2006/05/22(月) 00:13:27 ID:???
>>276
まぁまぁ、那波さんのオパーイで窒息死はあんまりだろ?
俺もそんなに鬼や人でなしじゃないから

新田のカルピスでカンベンしてやるよ。

>>269
うはwwwwwモエスwwww
下から2枚目に敬意を表して

今からとりえリレー書くから待っとけ!
280マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:25:21 ID:???
>>269
超ワロス&GJ!

そしてこの隙に投下するぜ
281マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:25:59 ID:???
ザ・桜雨 その2

桜子「あっ、千雨ちゃんだ〜」
千雨「げっ!椎名!?」
桜子「千雨ちゃーん」
がばっ
千雨「こら、そんなにくっつくな!離れろ!」
ゴスッ
桜子「いたーい。でも構ってくれてうれし〜」
千雨「何なんだよこいつは!?」
ザジ「千雨、帰ろう」
桜子「む〜、ザジちゃんだね!千雨ちゃんは渡さないよ」
ザジ「望むところ」
円「すっかり二人はいいライバル関係になっちゃったわね」
桜子「やっほー円〜」
千雨「よしザジ、今のうちに…」
ザジ「うん」
円「ちょっと殴られた跡があるじゃない」
桜子「うん。でも千雨ちゃんが私をみてくれるもん嬉しいじゃん」
円「あんた真性のMでしょ」
桜子「ちがうもんちがうもんちがうもん!」
ぽかぽかぽかぽか
円「だから痛いからやめなさーい!」

282マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:26:40 ID:???
桜子「あー!千雨ちゃんが帰るー。待てー」
千雨「げ!」
美砂「あーあ、相変わらずね〜」
円「あんなに張り切っちゃって。あれが愛の力なのかな〜」
桜子「それー」
ちゅっ
ザジ&円「!!!!!」
千雨「……て、テメェ!!」
ザジ「抜け駆けずるい!」
ぼかぼかぼかぼかぼかぼかぼかぼかぼか
桜子「ごめんね〜ごめんね〜」
美砂「ただのMじゃないの?…って円!?何泣いてんの!?」
円「…桜子のバカ」
283マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:34:54 ID:???
>>269
ゆーにゃwwwwwwww
パルに全てを捧げた貴方にパルを描く口実をば

も う い っ そ パ ル × 全 ク ラ ス メ イ ト で

出席番号順に一人一人お願いしたい

>>279
朝まで待ってるからガンガレ
>>282
円ああああああああっ!!!!!
284マロン名無しさん:2006/05/22(月) 00:43:32 ID:???
修羅場ktkr!
285美空ウイルスの中身:2006/05/22(月) 00:56:34 ID:???
レスdです(・∀・)ノ

>パターン青
こういう小ネタを内容とは無関係に入れていると、どこまで気付かれているのか気になりますw
デスノとかマサルさんとかは気付かれてないような…w

>>180さんの疑問
分析隊で空気認定されたキャラは、それが超や美空であっても空気になるはずです。
しかし、超の考えることなので、超が空気認定された際は回避できるか、あるいは、
何か超に利益のある働きをする構造になっていると思われます。


…ということで、美空ウイルスSSのテーマが露出する少し長めの【ver:18】を投下です。

約【3分後】より投下します。
286美空ウイルス.exe【ver:18.1】:2006/05/22(月) 01:00:39 ID:???
(>>178の続き)
「この事態の全容を知る人物として、まずは説明させてほしいネ」
超の舌は気味が悪いほどに滑らかに動いた。声色は節々で調子を変え、まるで魔術の呪文のようだ。
超を睨む葉加瀬の目は鋭かったが、超の狡猾な瞳と視線がかち合ったが最後、
葉加瀬は超を直視できなくなった。教室全体が声を潜めている。
恐ろしき支配者の逆鱗に触れぬよう、頭を垂れたまま時が過ぎ去るのを待つ雑民のように。

しかし、少なくとも一人は違った。
「刹那さん、その物騒なものを収めてほしいネ」
止むなく刹那は夕凪を鞘に収めた。超は満足そうな微笑みに頬を歪ませ、また、葉加瀬を見た。

「諸君らが目にしてきた現象、それを可能にしたシステムを作ったのは、私と葉加瀬ヨ。
…葉加瀬、そんな顔をしないで欲しいネ。これは自慢して良いほどに偉大な発明ヨ」

超の言葉を聞き、夏美が葉加瀬に問う。
「葉加瀬…本当なの?」
「…ごめんなさい」
葉加瀬は顔を見せずに答えた。超は話を続ける。

「すべては、あるラジオ番組から始まったネ」
287美空ウイルス.exe【ver:18.2】:2006/05/22(月) 01:02:19 ID:???
すべては、あるラジオ番組から始まった。

深夜、雨は止まず、研究室の窓にも水滴を吹き付け続けていた。
葉加瀬は閉まっていたカーテンを開き、水滴の向こうに見える学園の風景を眺めた。
「雨、止みませんねー」
葉加瀬は言った。
位相操作システムの完成…それが二人の研究の目的であった。位相操作システムとは、
第二、第三の空間を平行世界的に捉え、操作するシステムのことである。
浦島太郎の伝説にある竜宮城のようなものが、第二、第三の空間のよい例だ。
二つの空間は全く質の異なる時間の経過を前提に成り立っており、
"偶然"生まれる"時の接点"でのみ、二つの空間を行き来できるようになる。
二人の抱えている課題は、この"時の接点"を見つけ、操作することだ。
しかし、これは天才の頭脳をもってしても困難な課題であった。解決の糸口さえ掴めない。
「困ったネ…」
「空間の接点を常に計測する…というのは?」
「それには二つの空間から同時に計測する必要があるヨ。
しかし、接点に達する以前の両空間内に共通する基準な無いネ。それでは意味が無いヨ」
「気分転換でもしますかー?」
「仕方ないネ、休憩するヨ。コーヒーは要るカ?」
「はいー、お願いしますー」

この休憩が重要だった。この時、二人は課題解決の目前にいたことになる。
葉加瀬がラジオの電源を入れた。超がコーヒーを二つ、机に置く。
「ラジオ?何か聴きたい番組でもあるカ?」
「はい…綾瀬さんと早乙女さんがDJをやってる番組なんですよー」
スピーカーからは聞き慣れた声が流れてきた。
『ゆえと…ハルナの…ザジちうスレ・傾向分析〜!…』
288美空ウイルス.exe【ver:18.3】:2006/05/22(月) 01:03:52 ID:???
しばらくして、ラジオの放送に超が違和感を覚えた。
「葉加瀬、何か変ではないカ?」
「何がですかー?」
「環境音ヨ」
「…環境音?」
すると、超は開けられたカーテンの方を指差した。
「外は雨ネ」
「はぁ…」
「しかし、このラジオから聴こえてくるのは…」

二人が耳をそばだてると、ラジオの向こうからは海風のような音が聞こえてきた。波音もある。
「これは、もしかしたら、もしかするネ…葉加瀬、電波の逆探知を頼むヨ!」
「はい!……あれ?…これは」
「どうしたネ?」
「電波の発生源が…」
超は逆探知機の示すデータを見つめた。そこには、四次関数が表示されていた。
「…やったヨ、これで位相操作システムを完成させられるネ」
「はい!」

ラジオからは、自分の別荘を臨時スタジオに使われて怒るエヴァの叫び声が流れていた。
289美空ウイルス.exe【ver:18.4】:2006/05/22(月) 01:05:29 ID:???
そこまで話して、超は黙った。眉に皺を寄せ、唇を微かに動かしている。
次の瞬間、教室は驚異に染まった。突然、超が消えたのだ。
姿形が無くなり、まるで透明人間を見ているようだ。

『つまり、こういうことネ』
超の声。からかうように無邪気で、そして自信に満ちた天才の声。
『これが、私と葉加瀬の発明ヨ』
また、超の姿が現れた。全く同じ場所に立っている。
超は周りをぐるりと眺め、教鞭をとる人のように講義を続行する。皆が理解しているかは問題ではない。
優越感、それだけだ。
「この位相操作システムが、人物を別の空間に転送し、擬似的に空気にすることを可能にしたヨ。
人物の存在を二つの空間内で共有し、それぞれの存在の濃度を操作するネ。
異空間での存在を高めれば、反比例的にこの空間での存在が薄まるヨ、これが空気ネ。
…しかし、これがすべてではないヨ」
超は俯く葉加瀬を見た。冷酷な目。
「悲しいことに、葉加瀬は研究の続行を拒否したネ。
実験が好ましくなかった…それで合ってるカ?」
葉加瀬は頷かない。
「だから、次の発明は私だけのものヨ。位相操作システムとは別に研究されていたもの…
…属性操作システム。これが発明の呼び名ネ」
超は服から小型PCのような機械を取り出し、ボタンをいくつか押した。
「属性操作システムは、その名の通り、属性を操作するシステム、ネ。
…その空間内における人物の存在の属性を管理することができるヨ。
だから、こんなことも出来るネ」
超が刹那を指差した。指差された刹那の容姿に変化はない。
しかし、刹那が口を開いたとき、何が起きたのか明らかになった。
「みんなどうしたの?」
刹那は、せつなちゃんになっていた。超が邪悪な笑みを浮かべる。
「幼児設定を完了したネ」
290美空ウイルス.exe【ver:18.5】:2006/05/22(月) 01:07:30 ID:???
「キャラクターとは、属性という記号の集合ネ。それを操作することは人物を操作すること
に等しいヨ。人物を空気にする、それは前代未聞の大業ネ。そして、今それは完成したヨ。
完全なる空気設定、空気属性の操作、これさえあれば叶わないことはないネ」
満悦する超に向かって、朝倉が言う。
「そういうことね。さよちゃんが私以外の皆にも見えるなんて、変だとは思ってたんだ…
…超、あんたさ、さよちゃんの属性ってやつを、宮崎に移し替えたんでしょ?」
「さすが、朝倉さんヨ。私は最初、位相操作システムで空間を操作しようとしたネ。
しかし、それだけでは大したことは出来なかたヨ。私の抱える根本的な問題を解決するには、
まったく役に立たない発明だたネ。だから、スキャナーの役割を持つ空間を作成したヨ。
そのウイルスを使ってスキャナーの空間に人物を閉じ込め、属性というものを読み取り、
そして、その属性を操作する…これなら私の問題を解決できるネ」
「超、あんたの目的は何?問題って何?」
「それは朝倉さんには関係のないことネ」


「人の個性を操作するなんて、許せない…」
アキラが立ち上がった。目の中には静かな炎が見える。
「大河内さんがこんな大胆な行動をするとは意外ネ。運動部四人組という属性に括られて、
仲良しごっこに落ち着いてると思たガ…」
「仲良しごっこ?私には、真名もいる…」
「龍宮さんのことカ?…では、龍宮さんの恋人という存在は、大河内さんの何を決めるネ?
本来あった通りの大河内さんには、龍宮さんの恋人という立場、つまり、恋人属性はなかったはずヨ」
291美空ウイルス.exe【ver:18.6】:2006/05/22(月) 01:09:03 ID:???
「愛は属性じゃない…」
「違うヨ。攻め属性、受け属性、その両方を繋げることで、恋愛的な流れを生み出すことが可能ヨ。
そういう属性を操作することで、我々の世界を自由に変更できる者たちがいるネ。
こういう者たちを何と呼ぶカ?創造主?違うネ、創造主は後から属性を操作することはしないヨ。
世界観の破綻を生み出すことになるからネ。では、誰が、そんなことをしているのカ?」

突然、超は笑い出した。

まるで狂っているように。

絶望を楽しんでいるかのように。

「私は憎いヨ。属性をもて遊び、私たちを好き勝手に操作する、職人たちが憎いヨ。
美空という人物を空気とし、私を悪人にした、職人たちが憎いヨ。
だから、私も職人になってやるネ。属性を操作し、この世界を元通りにするヨ!」

狂人のような超の絶叫に、教室は静まりかえった。
そこには、ただ神の域に近付こうとする憐れな天才科学者の姿があるだけだった。

刹那の不思議がる様子が、幼子の声で紡がれた。
「ねぇねぇ、みんなどうしたの?」

【つづく】
292マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:12:26 ID:???
>>291
GJ!!
やべぇ、wktkが止まらねぇ!

しかし某スレでもだけど、空間云々で職人や創造主に立ち向かうの好きだな超www
293マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:14:17 ID:???
>>290
まさにGJっす。
まさかとは思うけど某スレのあの職人さんですか?
294マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:18:32 ID:???
>>291
ありきたりの言葉しかないが GJ!!
>>292
まあ天才は常に上を目指すものさ。
295マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:19:03 ID:???
わお。



こいつはまた・・・、シャレになってねー展開とゆーか・・・
破綻だけはしないように頑張って欲しい。心からそう思う
なんだろう、書く事の恐さを突き付けられたような感覚だ・・・
取りあえず俺は某キャラに謝っておく。アレな属性を付けてゴメンね、と

続き、心して待ってる。GJ!
296マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:21:29 ID:???
>>295
他スレでも現実世界(つーのかな?)に干渉ネタあったけど、うまくまとめられてたよ
作者さんが一緒にしろ他人にしろ、今回も綺麗にまとまると期待しよう
297マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:23:45 ID:???
もはやなんというか。

>私を悪人にした
一応、自覚はしてたのね。超。

もう完全に某スレでのことといい「邪神」と化している。
さてこれが失敗したら次はどこの世界へ出没する気かな、超。
298マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:25:31 ID:???
GJ!
こいつは考えさせられるな……
自分なりの答えはあるけど、彼女たちがどんな答えを出すのかwktkさせていただこう
299マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:27:21 ID:???
>>297
次に行く世界?
そりゃもちろん性転か(ry
300マロン名無しさん:2006/05/22(月) 01:35:11 ID:???
>>299
それだ!!
301267:2006/05/22(月) 01:50:23 ID:???
おめぇら(特に神絵師大将軍様)待たせたなっ!!
リレー27話出来たぞぉぉぉぉぉ!!

今回は千雨と柿崎あたりに注目してみるべし。
3023−Aとりえリレー 第27走:2006/05/22(月) 01:51:22 ID:???
史伽「…っと、そうでした。次は私なのでした…。」
しずな「あらあら、今回も私の出番もらえるのね〜。
    作者さんの眼鏡好きに感謝しないとっv」
千雨(…源先生が那波化してる気がする…。)
史伽「…この人のとりえは自身がないですぅ…。」
しずな「どれどれ…あらら、『朝倉和美』ね。」
和美「あら〜、史伽が引いちゃったのかぁ……。」
千雨「そういえば、朝倉は15、6人目でやったよな?」
和美「うん、だから残りでまた引きなおしだね…。
   引いてないの誰だっけ?」

古菲「ワタシアル!」
明日菜「あぁ、あたしもー。」
茶々丸「記憶装置にありませんから、私も該当します。」

千雨「なるほど、鳴滝妹含めてあと4人か……。」
新田「そろそろ大詰めのようだなっ!!」
千雨「どぅぉあぁぁぁ!?ゾゾゾゾゾンビィッ!?」
新田「だがまずは鳴滝史伽だ。
   今回はこれだぁぁぁ!!」



3−Aとりえリレー
第27走『姉妹の シメは 史伽でしょ!!』


千雨(…もう何も言うまい……。)
新田「今回は朝倉の特技(というか作者の勝手なイメージ)から、木登り対決にする。
   先に登って降りた方が勝ちだ。」
3033−Aとりえリレー 第27走:2006/05/22(月) 01:52:28 ID:???
>>302
千雨「……で、鳴滝妹にもフレアスカートか……。」
円「ちょっと美砂っ!『私の』史伽にナニしてんのよっ!!」
美砂「いーじゃないの、減るモンじゃないんだから…。」
円「そういう意味じゃ……」
美砂「(あんただってうれしいでしょーが…。
    かわいい妹のかわいい姿よ?)」ボソッ
円「(う……)」
美砂「ま、そういうことよ。
   おそらく作者なんかは『某神絵師殿に具現化して欲しい!』なんて思ってるだろうしね。」
作者【なんだと柿崎!貴様作者に向かって何たる愚言をっ!】
美砂「うるさいわよ眼鏡好きっ!
   最近リアルでも眼鏡かけた女の子にハァハァしてるそうじゃないっ!!」
作者【ぐ……貴様朝倉からそのネタ仕入れたなっ!?】
千雨「どーでもいいから早く本筋に入れよタコ作者ッ!!」

バチコーン!!

作者【ぐぇっ……】
千雨「柿崎も早めにスッコんでろ!話が止まっちまうじゃねーか!」
美砂「えー…この辺でひと波乱あってもいいじゃないのー……。」
千雨「よーし……んじゃテメェの部屋にある全ての酒をここに集めて引火させれば
   それでひと波乱になるよなぁ…。」
美砂「悪かったわ長谷川様!チャチなへべれけはスッコんでます!」
千雨「わかりゃいいんだよわかりゃ……。」

茶々丸「……千雨さんの戦闘力、現時点で龍宮さんら武道組の戦闘力に並びました。」
エヴァ「クックック、長谷川も意外とやるじゃないか…。」
3043−Aとりえリレー 第27走:2006/05/22(月) 01:53:19 ID:???
>>303
真名「ということで、三度スターターの龍宮です。」
千雨「またテメェかよ!
   浮気写真偽造して大河内に送り付けんぞゴルァ!!」
真名「…ごめんなさい長谷川様。スターター用のワルサーP38で何とか…。」
千雨「シケてんな……ま、いいか。
   それじゃ行くぞー…」
朝倉「おぉっと言い忘れてた。今回も実況は朝倉ですよー。」

パァァン!

朝倉「さぁ史伽と新田先生が同時にスタート!!」
新田「うぉぉぉぉぉ!!」
朝倉「おぉぉっと中年の意地かっ、新田先生がトバしているっ!!」
   一方の史伽、さすが姉に鍛えられているだけあって木登りも得意かっ!?」

つるん……

史伽「ふゃっ!?」
朝倉「あっと!?」
円「史伽っ!!?」

ボムン!

史伽「きゃぁぁ……あれ?」
朝倉「何ということだっ!!
   手を滑らせて木から落ちた史伽を、釘宮が小規模爆破の爆風で受け止めたっ!!」

ぴらん……

朝倉「しかもその爆風でまたもスカートがっ!!
   今回はいちごパンツで破壊力倍増だっ!!」
3053−Aとりえリレー 第27走:2006/05/22(月) 01:54:59 ID:???
>>304
円「-------------ッ!!!(////////)」←突発的なアクシデントに赤面&興奮・再来



ドゴォ!!! ドゴォ!!! ドゴォ!!! ドゴォ!!!
うごぁー… アルー… なめんなー… 酒ぇー…

朝倉「出たぁ!釘宮必殺の多重爆破、今回はいちごパンツで破壊力当社比1.85倍だぁ!!
   今回は新田先生のほか、くーに美……何やら、さらには柿崎まで飛ばされたっ!!
   無論今回も新田先生側の木がなくなったっ!!
   鳴滝史伽の勝利だぁぁぁぁ!!」

千雨「…そうそう、それでいいんだよ作者……。」
作者【でもクオリティ落ちてるんですけど…。】


しずな「ということで次回抽選よー。」
古菲「ヒドい目にあったアル……。」
明日菜「さぁて、誰の唇奪おうかしら……。」
茶々丸(百合棒ユニット最初の犠牲者を誰にしましょう……。)

しずな「さぁ…だーれだっ!?」
3063−Aとりえリレー 第27走:2006/05/22(月) 01:57:47 ID:???
…ということで、ハチャメチャながら27話終了。
ちなみに、さよは今回入ってないので(いたとしても何も出来ずにおわりそうなので)30話まで。


つまり残った明日菜・茶々丸・古菲が終われば終了になります!


最終話は誰になるのか!そして新田は果たしていくら失うのか!

その結末は………俺以外は知らないはずっ!!
307マロン名無しさん:2006/05/22(月) 02:00:15 ID:???
くぎみー、器用だなw
つか、あの、茶々●さん?そんなエロパロ逝きなユニットでナニをどうするのwww
GJ! だが次女が見当たらない件(´・ω・`)
308とりえの中の人:2006/05/22(月) 02:09:59 ID:???
>>307
>GJ! だが次女が見当たらない件(´・ω・`)

次女はプランター運びで疲れて寝ちゃってます。
309マロン名無しさん:2006/05/22(月) 02:13:59 ID:???
美砂ってばw
310307:2006/05/22(月) 02:21:51 ID:???
>>308
OKOK、想像したら萌えまくったよ。いい燃料だったぜ
あと少しで完走た。ガンガレ!
311マロン名無しさん:2006/05/22(月) 03:08:18 ID:???
某スレ?悔しく
312マロン名無しさん:2006/05/22(月) 03:09:04 ID:???
>>リレー紅蓮GJ!
…某スレ?悔しく
313マロン名無しさん:2006/05/22(月) 07:11:30 ID:???
フレアスカートってーとアレか。
すっげーヒラヒラしててもはやヒラヒレスト(最上級)な感じのアレか。

いいねェ
314マロン名無しさん:2006/05/22(月) 10:19:34 ID:???
>>313


つ[ちょっとの風でもめくれる可能性あり。]
315マロン名無しさん:2006/05/22(月) 10:56:46 ID:???
>>311
悔しい……でも……ビクッビクッ

>>314
百合棒おっきしたら大変なことになるね
たつみーには履かせないようにしないと
316マロン名無しさん:2006/05/22(月) 13:40:51 ID:???
>>272>>303
http://www.imgup.org/iup210648.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210650.jpg.html
史伽クオリティヒクス

>>283
http://www.imgup.org/iup210651.jpg.html

>>273
どちらかというとYシャツジーンズだな
317マロン名無しさん:2006/05/22(月) 13:45:51 ID:???
>>316
一番上の千雨、絶対麻雀やってるだろwww
318マロン名無しさん:2006/05/22(月) 13:49:34 ID:???
いいんちょ(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァ
319マロン名無しさん:2006/05/22(月) 14:11:10 ID:???
マジでそろそろイラストwikiにあげようぜ
320マロン名無しさん:2006/05/22(月) 14:13:04 ID:???
>>317
         /   /       ヽ      ヽ     ヽ: . : l
         / / /    /     、      ヽ     l: . . |
        /イ   l   / |      、      l  | l   l: . .|
        | :. .:|   /  l       、      :l  l: :|\ハ: ハ
         レ|:  | /  ̄ |       !:.     l: : : ト| ー } |
          |: . l | ' ̄ヒぅ|   l    :.:..   l:  .:| /レ j: / {
         VヽN ` ー jハノ \|:  :.:.|:. l:.:.ハ:.:./レ ノ ノ /. :ト
              |     l     ヽ/ソトハレ  ン   ´ ノ〃 |
            l    l               fl : ..  |
             l   ヽ  _            l |ハ/|ノ_
             、                     | 7 |
              ヽ         _      /     /  l
          ,.. -─‐`‐-、ヽ二二二ノ    /    /
       __L´-、 ノ     `丶、    , '´     /
     /´  {_  .::}     . : . : . : .|_,.. - ´    /
321マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:03:59 ID:???
>>316
アンタのパルに対する思いやりはダンチだぜ
322マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:05:44 ID:???
ひょっとして画風を模索してますかい?
なんか雰囲気が変わったような
323マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:10:18 ID:???
ネギが相手とか普通の男女カプって投下OK?
てかこのかってせっちゃんしか相手いない?緊急募集!
324マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:11:47 ID:???
木乃香は昔アミダでさよと実験的に組まされ、失敗している
325マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:19:57 ID:???
カップリングなんて自由ですよ、自由。
326マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:20:02 ID:???
ザジちう美術館更新予定の者です
今のページが重いとの声が上がっているので、マロンでの投下分は別ページを作ってまとめてみたいと思います
ページ自体は作りましたので、他にできる人がいたらどんどんいじっちゃってください
327マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:42:22 ID:???
>>323
>男女カプOK?
ってかそもそもこのスレはここまでガチ百合スレじゃなかった
ネギちうとか普通にあったんだけどな。
328マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:44:37 ID:???
もう今は完璧にガチ入っとるしなw
329マロン名無しさん:2006/05/22(月) 16:46:22 ID:???
>>324
別に失敗してないがな。
俺が想像したSSなら。
330マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:00:00 ID:???
初投下。
スレ汚しスマソ。
331こうやって愛は育まれていく:2006/05/22(月) 17:01:08 ID:???

「……勝手にしろ…」

 そう吐き捨て私はザジに背を向けた。

 後ろを向く直前に見たあいつの顔は、とても悲しそうだった。




 1月も半ばに入った頃、ザジにちょっとした変化が起きた。

「ザジー。今度の日曜、どっか遊びに行かないか?」
「…ごめん、ちう。用事がある…」
「ん? そっか。ならいいんだ」
「ごめん」
「いいんだよ謝らなくても。で、何の用事なんだ?」
「…ごめん、言えない」
「え…そ、そっか。そうだよな、私が気にすることじゃないよな」

 最初の内は、特に気にはしなかった。まぁあいつにだって用事はあるだろうし、いくらなんでも毎日二人でべたべたしてるわけでもない。
 …でも、その日からあいつの…ザジの態度が変わった。

「ザジー、帰ろうぜー」
「…ごめん。先に帰ってて」

「ザジ! こんな時間まで何処行ってたんだよ!? 心配してたんだぞ!」
「ごめん、ちう」

 誘えば、断られる。いや、毎回断られるわけじゃない。それでも、以前に比べて二人でいる時間は確実に減っていた。
 更には、夜遅くに帰ってくる。ただいくら遅くに帰ってきても、私が作っておいた、すっかり冷めてしまった夕飯は食べてくれる。
 二人で過ごす時間は、以前と変わりない。人前ではあまり見せない笑顔を、私には見せてくれる。…それは私も同じか。
332こうして愛は育まれていく:2006/05/22(月) 17:03:05 ID:???
 でもどこか、距離を感じるのは気のせいなのか。

 あぁ、そうか。

 距離を取っているのは私の方か。

 デートに誘っても断られ、連絡はあるが夜遅くに帰ってくる。
 普通、恋人がこんな態度を取っていたら、疑いたくもなるだろ?
 理由を聞いても「ごめん」とただ一言だけ答える。
 なんだよ。私には教えられないのかよ。それとも、教えたらまずいことなのかよ。



    浮気



 その二文字が頭から離れない。ザジに限ってそんなことはないと思う。そう信じたい。
 でも、あいつは何も話してくれないから。嫌でもそう疑ってしまう。
 私はもう、限界だった。



 1月も終盤に差し掛かった頃、私は昼休みにザジを屋上へ呼び出した。私は先に屋上で待っていた。
 周りにはお喋りをしている生徒や何か遊んでいる生徒で騒がしい。もうちょっと静かな場所にすればよかったかな。
「ちうー」
 来た。あいつは笑顔で手を振りながら小走りに近付いてくる。駄目だ。今はその笑顔さえも偽りに見えてくる。
「よぉ、ザジ」
 さすがにいきなり直球で勝負はしない。腰を下ろしながら、少し、たわいもない雑談をし、頃合いを見計らって訊いてみる。
「…ザジ。私に隠し事してるだろ?」
 その瞬間、ザジの体がこわばる。その反応は「YES」と言っているようなものだ。
「最近、お前変だからな。一緒にいる時間も減ったし」
333マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:05:21 ID:???
「…ちう、ごめ」
「また謝るだけかよ!? お前の『ごめん』はもう聞き飽きたんだよッ!」
 やべ。つい大声出しちまった。しかし周りの奴らはほんの数人以外気付いていない。やっぱ騒がしい場所で正解だったな。
「なんで…何も言ってくれないんだよ。お前にとって私は、所詮それだけの存在だったのかよ…?」
「違う、ちう。あの…」
「じゃあ何で誘いを断って、夜遅くに帰ってくるんだよ」
「それは…」
「…また、秘密か」
 訳が分かんねぇ。気がおかしくなりそうだ。私はだんだんイライラしてきた。これ以上こいつの側にいると爆発しちまうかも。
 そう思ったと同時に、私は立ち上がる。ザジもつられて、立ち上がる。
「あのね、ちう。今は言えないけど、その内…」
 そう言ってザジは私の手を握る。
「触んなよ」
 私はその手を振りほどく。ザジは驚いていた。
「何も話してくれない奴の話なんて…信じられるかよ」
「…ちう、だからそれは…」
「もう…知らねぇ」
「…ちう…?」
「……勝手にしろ…」
 そう吐き捨て私はザジに背を向けた。
 後ろを向く直前に見たあいつの顔は、とても悲しそうだった。
「ちう…」
 冷たい風に乗って、あいつの声が聞こえた気がした。


 午後の授業は一切あいつの方を見なかった。チラチラと、あいつが視線を送ってくるのは分かっていた。でも私は無視した。隣の綾瀬は、何か感付いていたようだけどな。


 それから私とザジはあまり言葉を交わさなくなった。帰りもさっさと一人で帰った。誘ってもどうせ断られるから。

 そんな時間が数日続いた。1月も終わって、2月になった。
 この日、ザジは昼休みに早退した。具合でも悪かったのか。私は授業が終わるとすぐに家に帰らず、本屋に向かった。
334マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:08:22 ID:???


 本屋では裁縫の本とPC関係の本を買った。別に欲しかった訳じゃないが、なんとなく目に止まったからだ。
 寮に着いた頃には、夕日が沈みかけていた。この季節、夜が早くて困る。
 部屋の前まで来ると鍵を開け、ドアを開く。
 電気は灯いてない。ザジは寝てるのだろうか。部屋の中に入ると、私は目を疑った。
 テーブルの上には、いわゆる「ご馳走」とケーキが置いてあったからだ。
「…何事だ?」
 呟いた瞬間、パッと部屋の電気が灯いた。驚いていると、いきなり後ろから誰かに抱きつかれた。まぁ、一人しかいない訳で。
「…ザジ」
「おかえり、ちう」
「…で、このご馳走何だ?」
 私の質問に、ザジは体を離すと笑顔で両手を広げた。
「誕生日おめでとう、ちう!」
 …え?
 言われて私は気がつく。そうだ。今日は2月2日…私の誕生日だ。
「え? いや、あの…あ、ありがとな。じゃなくて、お前具合悪いんじゃなかったのか?」
「なんで?」
「早退したろ」
「あれ仮病」
「そんなあっさり」
「だって、学校終わってからじゃ間に合わない…」
「…ん? 待て。ということは…このご馳走、お前が作ったのか!?」
「うん」
「いや、お前料理とか苦手だったじゃん!」
「ちづるといいんちょに教えてもらった」
「那波と委員長?」
「うん。いいんちょに相談したら『素晴らしいですわ! なんて美しい愛情なんでしょう…! ザジさん、そういうことなら喜んでお引き受け致しますわ! そうですわ、千鶴さんにも話してみましょう?』…って」
 委員長の真似をするザジに少し吹き出しそうになったが、私はここで気がついた。
「…じゃあ、誘いを断ったり夜遅くに帰ってきたのは…」
「…うん。料理、習ってた」
335マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:12:54 ID:???

 私は馬鹿だ。

 ザジは私のために、あんな行動を取っていたんじゃないか。

 それなのに、私はあんな酷いことを言って…。

「今日まで、秘密にしておこうと思って……ちう?」
 無意識の内に私は涙を流していた。…だっせぇ。
 でも、止まらねぇ。
「あれっ? ちう? どうしたの?」
 慌てるザジ。オロオロしている。
「ごめんなザジ…私、お前に酷いこと……」
「大丈夫。気にしてないよ? 泣かないで、ちう」
「ごめん……本当にごめん…」
「…ちう、はい」
「え…?」
「プレゼント」
 そう言ってザジが渡したのは、私をモデルにした小さな人形だった。キーホルダーになっているようだ。
「はは…可愛いな。ありがとう、ザジ」
「これ…」
 ザジが持っているのは、私の人形と同じタイプの、ザジ自身の人形だった。
「お揃い…」
「…あぁ」
「ちう、やっと笑ってくれた…」
「あぁ、ありがとうな、ザジ」
336マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:14:05 ID:???
 そう言って、私はザジを抱き締めた。ザジも、私を抱き返す。
 しばらく抱き合った後、私はテーブルの上に広げられたご馳走に向き直る。
「しっかし、こんな量食えねぇよ…」
「大丈夫。あと少しでみんなも来る」
「な!?」
 あの変人たちが来るのか!? 私はザジと二人っきりで過ごしたかったんだが…。
「…まぁ、いいか」
 ザジに料理を教えてくれた那波と委員長にもお礼を言っておきたいし。たまにはあいつらと騒ぐのもいいかもな。
 …本当にごめんな、ザジ。
 …本当にありがとう、ザジ。
 お前に出会えたことが、最高のプレゼントだよ。
 …くっせぇな、我ながら。



     終わり
337マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:20:02 ID:???
ち う と ザ ジ に 萌 え れ ば い い ん じ ゃ ね ?
338マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:21:53 ID:???
ち う と ザ ジ に 激 し く 萌 え れ ば い い ん じ ゃ ね ?
339マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:26:09 ID:???
ち う と ザ ジ に 全 力 で 萌 え れ ば い い ん じ ゃ ね ?
340マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:28:01 ID:???
うおおおお(;´Д`)消えかけていたはずの僕の心が萌えている!!
341マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:29:08 ID:???
心 が 潤 っ た
342マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:31:07 ID:???
ち う と ザ ジ に 萌 え 尽 き れ ば い い ん じ ゃ ね ?
343マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:38:11 ID:???
>>316
これだからザジは可愛杉るから困る(´Д`*)ハアハア
って、パルさよキター!さよ分補給完了w
つい、さよ分を自足自給して、余りの下手さに泣いた
所だったから当社比5倍萌えますたwww GJ!

>>336
う は w 萌 え ス w w w
344マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:42:41 ID:???
この二人は最強殿堂入り!
345マロン名無しさん:2006/05/22(月) 17:43:17 ID:???
>>336
ち う と ザ ジ に 全 力 で 萌 え ま し た
346マロン名無しさん:2006/05/22(月) 18:15:38 ID:lANDad1e
おまえら>>331->>336に敬意を表して叫ぶぞ…




お前は俺を萌えさせたぁぁぁぁぁぁっ!!
347346:2006/05/22(月) 18:16:38 ID:???
ageちまったよスマソorz
348マロン名無しさん:2006/05/22(月) 18:55:52 ID:???
流れ止めてスマン 続き物長期あけちゃったら前回までのあらすじ書いたほうがいい?ちなみに3スレ分くらい
349マロン名無しさん:2006/05/22(月) 19:07:06 ID:???
書かなくても大丈夫じゃないか?
350マロン名無しさん:2006/05/22(月) 19:17:11 ID:???
あんまり心配なら書いてもいいんじゃね?
351マロン名無しさん:2006/05/22(月) 19:18:04 ID:???
>>348
おまwwwwww3スレとか使い過ぎwwwwwwww
作品による。もしかして絶望の人?
352マロン名無しさん:2006/05/22(月) 19:20:42 ID:???
3スレ空けたって事じゃね?
353マロン名無しさん:2006/05/22(月) 19:55:01 ID:???
>>351
ごめん、絶望の中身は>>348氏じゃなくて俺なんだ(´・ω・`)
(何回書き直しても落とせるレベルの奴ができない+PC不調)×テスト期間の黄金コンボくらって現在死亡気味でつ。
もうちょっとだけ待ってておくれやす。今スレ中には投下できるように頑張るから……。
354マロン名無しさん:2006/05/22(月) 20:28:06 ID:???
熱い食べ物

昼休み、昼食
学食で食事を取っていた。
裕奈は出来たてのチキンドリア、亜子は五目ピラフ、隣の席では千雨とザジがいた。

裕奈「!?」
亜子「ゆーな?」
突然口を押さえる裕奈
亜子「ひょっとして火傷した?」
裕奈「…(こく)」
亜子「見せて」
裕奈「…にゃー」
亜子に舌を見せる裕奈。
亜子「真っ赤になってるで、痛い?」
裕奈「にゃー」
亜子「そやな、痛いわな。…舐めたら直るかな?」
途端に裕奈の口に自分の舌を入れてくる亜子。

亜子「…なんてことになるやろな」
などとメニューを選んだ時にそんな妄想を膨らましていた。
千雨「バカらしい…勝手にやってろ」
しかし目の前に出されたチキンドリアを前に裕奈は手をつけようとしない。
亜子「…どなんしたんゆーな?」
裕奈「にゃー」
ザジ「熱いからじゃないの?」
千雨「猫のだけに舌も猫舌か」
亜子「料理は熱いうちに食べるのがおいしいんやで、ほらあーん」
355マロン名無しさん:2006/05/22(月) 20:28:46 ID:???
スプーンでドリアをすくって裕奈の目の前に出す。
熱い料理を目の前におろおろし出す裕奈は千雨の方向を見つめた。
裕奈「にゃー」
千雨「私らに助けを求めるな」
亜子「ゆーな」
裕奈「…ふーふー」
みんなの目の前でふーふーし食べる裕奈。
裕奈「にゃー♪」
とてもおいしかったのか一番元気のいい返事をする裕奈。
ズギュ――z___ン
亜子の頭にそんな効果音が響いた。
亜子「ゆーな可愛いでゆーな。めっちゃタイムリーやー」
鼻血を出して喜びだす亜子。

千雨「…バカかあいつら」
ザジ「うらやましい」
千雨「熱っ!」
よそ見をしながら飲んでいたココアで口を火傷した千雨。
千雨「熱ぅー」
ザジ「ちうー」
千雨「うわーーーーー!?」
一気にザジは千雨の唇を奪う。先ほどの亜子の妄想の内容のように。


駄文スマソ
356マロン名無しさん:2006/05/22(月) 20:30:29 ID:???
最近裕奈がにゃーとしか喋ってない件
357マロン名無しさん:2006/05/22(月) 20:33:53 ID:???
完全ネコ化だなw
358マロン名無しさん:2006/05/22(月) 21:16:49 ID:???
美術館更新完了。
てきとーなデザインになってますが、もっといい型にできる方、どんどん改造してください。
359マロン名無しさん:2006/05/22(月) 21:25:02 ID:???
改造ではありませんが過去に張られていた画像を提供

ttp://up1.skr.jp/src/up10416.zip.html
360マロン名無しさん:2006/05/22(月) 21:32:56 ID:???
>>359
避難所の方にお願いできますか?
補完だけでスレ容量を食ってしまうと勿体無いので
361マロン名無しさん:2006/05/22(月) 21:35:24 ID:???
避難所見てる奴ってどのくらいいるの?
362風香 甘えん坊将軍:2006/05/22(月) 22:25:22 ID:???
風香 甘えん坊将軍


1/6
むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな
しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです


風香 「お相撲?」
五月 そうなんですよ、今こっちに巡業できているそうです
ここはくいもん屋五月。将軍様、いつものようにご飯を食べながらまったりと過ごしていました
さよ 「お相撲見たいです〜」
楓 「もうそんな時期でござるか。で、いまの綱は誰でござろうかな?」
五月 ちょっとわかりませんね。確か瓦版屋さんが番付を配っていたと思いますが・・・
さよ 「お相撲見たいです〜」
風香 「後で取りに行こう」
楓 「そうでござるな」
さよ 「お相撲見たいです〜」

五月 はあ・・・すいませんがさよちゃんも連れて行ってくれませんか?
風香 「どうやって?」
さよ 「壺ごと持って行ってください。移動できますから」
楓 「わかったでござる」
さよ 「やた!!」
こうして将軍様たちは瓦版屋さんのところに番付表を取りに行くことになりました
363風香 甘えん坊将軍:2006/05/22(月) 22:26:37 ID:???
2/6
和美 「さあさあ、いよいよ明日、麻帆良場所千秋楽!!見逃したら今年は泣いて過ごすことになるよ!!」
大きな声を上げて瓦版屋さんはお相撲の宣伝をしています
そこで二人は配られている番付表を受け取り、番付を見ました
風香 「横綱は誰かな?」
楓 「どれどれ・・」

西の横綱 弐集院山
東の横綱 新田乃花

楓 「今はこの人たちなのでござるな」
風香 「明日か・・・もちろん行くよね」
楓 「そうでござるなあ・・あやか殿が何というでござろうか?」
風香 「黙って行くに決まってるじゃない」
楓 「そうするでござるか」
こうして二人はお相撲を観戦に行くことになりました

次の日、将軍様たちはくいもん屋でさよさんの壺を受け取ると、お相撲をやっている場所へと行きます
それは大変な人だかりで、あたり一面、人、人、人です
会場の側にはたくさんのお相撲さんの名前が書いてある登りが立てられ、いっぱいの出店が出てとても楽しそうです

風香 「うわあ!!お祭りみたい!!」
さよ 「あ!見てください。お団子ですよ!!食べましょう!!」
楓 「食べられないでござろう?お供え物でもいいでござるか?」
さよ 「しくしくしく・・・」
364風香 甘えん坊将軍:2006/05/22(月) 22:28:03 ID:???
3/6
千雨 「お、風さんじゃねえか。アンタらも観戦かい?」

飴やお団子などの出店を見ていた将軍様に、後ろから聞き覚えのある声がかかりました
風香 「あ、お頭。お頭も見に来たの?」
千雨 「まあな、と、新しい知り合いかい?俺は千雨、め組の頭をやってる。こっちは嫁のザジ。アンタは?」
お頭は楓さんの肩のあたりからそっと顔を覗かせているさよさんを見つけると、そう挨拶しました
さよ 「あ、私はさよと言います。幽霊をやっています。よろしくです」
千雨 「ゆ、幽霊!?あ、アンタら・・・いろんな知り合いがいるんだな」
風香 「ほめられちった」
さよ 「えっへんです!!」
千雨 「別に褒めてねえんだけどな」

楓 「さて、そろそろ始まるでござるよ」
楓さんにそう急かされ、将軍様たちは指定の席に行きました。小さな升状の席、そこに四人座れます
そこに将軍様、楓さん、お頭、女将さんの四人で座りました
さよ 「私は透明になって浮かんでますね〜」
さよさんの壺は席の中央に置かれ、そこからさよさんがぷかぷか浮かび上がりました
千雨 「ある意味、特等席だな」
楓 「お、始まったようでござる」

はじめは序の口から、そして幕下へとお相撲が取られていきます
肉と肉、力と力、そして技と技がぶつかります
お相撲さんが投げられるたびに、そして土俵際で競り合うたびに、観客からは大きな歓声が上がりました

風香 「すごい迫力だね!!」
楓 「今のは残念でござったな。辻ヶ梅は顔はいいが、力が無いでござる」
千雨 「大豪院ってのはまだまだ未熟だが、将来は期待できそうだな」
ザジ (ポッ・・・)
女将さん、肉と肉のぶつかり合いに何か思うところがあるようです
365風香 甘えん坊将軍:2006/05/22(月) 22:30:35 ID:???
4/6
さて、取り組みも進み、いよいよ最後の取り組みとなりました
ですが最後の取り組みの前に、瓦版屋さんから解説が入りました。近くの壇上の上に立って何かを話し始めます

和美 「さていよいよ最後の取り組みとなりました。とりをつとめるのはどちらも今場所無敗の横綱同士です!!」
楓 「なんと、それは楽しみでござるな。つまり勝った方が優勝でござるか」
和美 「その肉ですべてを受け止め、あらゆる相手をねじ伏せる西の横綱、弐集院山!!」
風香 「ほほう!!」
和美 「相撲取りとは思えないほどの細身、しかしながらその腰を使った攻撃的な相撲で相手をたたき伏せる東の横綱、新田乃花!!」
千雨 「そいつはすげえな」
和美 「この二人、なんと初取り合わせなんです。どちらが勝つか予想できません。さあ、いよいよ取り組み開始です!!!」

呼び出し 「ひが〜し〜、新田乃花ぁ〜」
そして出てきたのは筋肉こそ付いてはいるが、脂肪はほとんど無い引き締まった相撲取りです。その上眼鏡をかけています
楓 「なんと、あれで相撲取り!?しかも横綱なのでござるか!?」
たしかに相撲取りとは思えないほどの体型です。しかしながらその眼鏡の奥に光るものはすごい気迫でした

呼び出し 「にぃ〜しぃ〜、弐集院山ぁ〜」
出てきたのは、これぞ相撲取りという体型の男。顔は大変優しそうですが、風格は大変なものです
たとえるなら名前の通り”山”です。どっしりとして動かせそうにもありません
千雨 「これだよこれ。これが相撲取りってもんだ!!」

こうして二人の横綱は土俵の上で火花を散らせました
366風香 甘えん坊将軍:2006/05/22(月) 22:32:58 ID:???
5/6
行事 「はっけよ〜い・・・残った!!!」
二人は張り手もはらず、正面からぶつかり合います。ばしん、という音が響いてがっぷりと四つに組みました
お互いにまわしを取り、力の限りに押し合います。お互いに一歩もゆずリません
二人の力こぶはさらに盛り上がり、見ている方にも力が入ります
そのときでした

新田 「フォォォォォォォォォォォッ!!!」
新田乃山は大きく叫ぶと、腰を前後に振り始めたのです
まわしごと腰を固定されているはずなのに、すごい勢いで腰は動きます
弐集院 「な、なに!!」
その勢いでしょうか、だんだんと弐集院山が押されていきます
じりじりと土俵際におされていくのです

弐集院 「ぐっ!!馬鹿な!!!」
信じられないことですが、弐集院山がどんなに力を入れても前には押し返せません
やがて弐集院山の足が俵にかかりました
新田 「これで最後だよ!!弐集院君!!!」
新田乃花がそう叫び、腰の勢いをさらに加速させたときでした

ずるり・・・

皆が目を疑います
367風香 甘えん坊将軍:2006/05/22(月) 22:36:08 ID:???
6/6
一部の女性客 「い、いやぁぁ!!!!!」
ある女性客たち 「まっ!!」
一部の男性客 「うほっ!!」

なんと新田乃花のまわしが外れたのです。腰を振り過ぎたのでしょうか?
ぶら下がっています
風香 「あ、あれっておっきいのかな?ねえ、おっきいの?」
楓 「お、おちんちん・・・」
千雨 「あっはっはっ!!もろだしかよ、情けねえなぁ!!」
ザジ (ポッ・・・)
さよ 「動かしてみましょうか?あれ」

もう大混乱です。座布団が飛び交い、悲鳴が溢れます。土俵上の二人は呆然として立ちつくします
行事 「も、もろだしにて新田乃花の反則負け。弐集院山の勝ち〜」
勝ったはずの弐集院山ですが、なんだかうれしそうではありません
弐集院 「勝ったけど・・・負けた。大きさで負けた・・・」
飛び交う座布団は、いつまでもいつまでも途切れることはありませんでした


お相撲も終わり、お城への帰り道。将軍様はまだ気になっているようです
風香 「ねえ、あれって大きいの?他の男の人ってどんなのかな?後でネギ君の見てみよっか?」
楓 「忘れるでござるよ・・・」

368マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:43:31 ID:???
ちょwwwwwwwwwwwwwww
369マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:46:10 ID:???
>ぶら下がっています
新田のくせにおっきしてないとは
370マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:46:32 ID:???
楓の台詞に萌えてしまった件について
371マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:47:16 ID:???
>>362-367
相変らずGJなのだが、ちょっと突っ込み…

相撲に「もろだし」って決まり手は存在しないです、正しくは「不浄負け」という反則負け
ファミコンの「つっぱり大相撲」だったかな、それで「もろだし」という名称が広まったのだと思います
さよだったら「小さな知識」シリーズで披露出来たかな…

つーか、小学校の頃のジャンプ放送局で読んだ知識を何で今まで覚えてるんだよ自分…謎すぎw

372マロン名無しさん:2006/05/22(月) 22:48:18 ID:???
正式には「もろだし」ではなく「不浄負け」
373367:2006/05/22(月) 23:00:08 ID:???
>>368
よし。受けたwww
>>369
さよの「動かしてみましょうか?あれ」 と言う台詞を生かそうとしたため・・・しまった、おっきしていない新田なんて
>>370
ありがとう、その台詞こそ突っ込んで欲しかったところです
>>371、372
不浄負けについてはわざとそう記しました。決まり手とは言っても行事は反則負け、と言っていますのでご勘弁を
もろ出しと書いたのは、もろ出しの方がSSの雰囲気や、新田に合うと思ったためです
もろ出し(不浄負け)と記した方が良かったかな?
つっこみありがとう。勉強になりました
374マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:08:53 ID:???
>>367
毎度ご苦労様であります。

それでは続いて妹SSを投下w
今回は番外編です。
ちょ、もうムリポ
375サヨロットその8:2006/05/22(月) 23:11:08 ID:???
いつのまにか
            戦うさよから
                      普通のさよに
                                それでもめげないのがハル×さよクオリティ
さよは急いで部屋に戻る。
バタンッ!という音が立てられないのが残念だがすぐさま朝倉の部屋へ突入。
「あ、さよちゃんどうしたの?」
朝倉の顔はさよを向いているが目はあらぬ方向に飛んでいた。
何かやましいことがある証拠だった。
「朝倉さん・・・何か、何か隠してますね?」
さよはズバリと核心を突く。
朝倉の顔は青ざめ、冷や汗で服がグッショリだった。
朝倉は何もいえなかった。何もかも見透かれているような錯覚を覚えた。
それはさよに今までで一回も感じたことが無い威圧感があったからだ。
朝倉の目には涙が溜まっていった・・・。
そして、さよに抱きついた。(当然スカルのだが)
「ごめん・・・さよちゃん・・・・でも私、さよちゃんがいなくなるのは・・・イヤ・・・だから」
どういうことなのかさよは理解できなかった。
龍宮としていたであろうあの行為をしていなかったら自分がいなくなっていた。
さよは少し混乱しながらも朝倉に聞いた、何故そうなるのかということを。
「あのね・・・さよちゃん。私はさよちゃんの事が好き、だからいなくなってほしくない
376サヨロットその8:2006/05/22(月) 23:12:06 ID:???
あれ!?もしかして被った!?
妹の人さきにドゾ
377374:2006/05/22(月) 23:13:04 ID:???
>>376
規制にひっかかりまくりなので先にドゾw
378サヨロットその8:2006/05/22(月) 23:15:10 ID:???
あい、アリです。
>>375の続きね。
あれはね、龍宮に言われたんだ。今すぐヤラせないとあのさよとかいう幽霊を除霊してやるぞ、なんて」
ブチンッ
さよの何かがちぎれた、さよは何も言わずハルナの部屋に猛スピードで突入した。
「It`A Sin〜♪」
カリカリカリカリ
ハルナは歌を口ずさみながら同人を描いていたのだが・・・・。
バキョオオオン!
という何かがぶつかった音でうわひゃああ!?なんていう声を出してしまったがハルナはこのくらいの悲鳴日常茶飯事なので特に問題はないだろう。
何がぶつかったか。
さよがその気迫でポルターガイストが起こり、ドアノブがクローゼットに景気よく激突したのだ。
すごい加速が付けられたのだろう、クロゼットは半壊状態だった。
「ハルナさん!」
それを知ってるのか知らないのかさよはハルナに助けを求めた。
「ふんふんなるほど・・・OK、じゃあ刹那さんとちゃおりんと葉加瀬を呼べばいいのね?」
どうやらさよは刹那、超、葉加瀬を招集するよう頼んだようだ。
さよの目的、それは?
379サヨロットその8:2006/05/22(月) 23:18:01 ID:???
以上です、妹の人ドゾ
380マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:21:20 ID:???
>>322
いや、特に画風は模索してないな
描く絵の雰囲気に合わせてホイホイ変わるから多分それ

http://www.imgup.org/iup210866.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210867.jpg.html
http://www.imgup.org/iup210868.jpg.html
のどせつってあったよな
381美化委員様がみてる 番外編:2006/05/22(月) 23:22:24 ID:???
美化委員(フミカ)様がみてる 【番外編】 〜史伽とエヴァと〜

きょう一日美しく暮らせますように――――
ここは麻帆良学園中等部3年A組
私――鳴滝 史伽はこのクラスの美化委員
今日もお仕事がんばるです。

???「おい、そこのちっちゃいの!お前だ、お前!」
突然後ろから響く威圧的な声。史伽ちゃんはびくっと身体を硬直させ、おそるおそる振り返ります。
エヴァ「鳴滝史伽。お前に話がある」
そこにいたのはクラスメイトのエヴァンジェリンさんでした。
顔はお人形のようにかわいい彼女ですが、年寄りじみたしゃべり方と乱暴な口調、そのギャップにいつも戸惑ってしまいます。
史伽 「わ・・・私に何か御用ですかぁ?」
エヴァ「お前は確か美化委員だったな?掃除は得意だな?」
史伽 「は・・・はいです!お掃除はお任せあれです!」
エヴァ「よしよし」
ガブッ―――
史伽 「ふぇ・・・はわわ!?」
鈍い音と共に史伽ちゃんは虚ろな瞳をしてフラフラ歩き出しました。
向かった先はエヴァンジェリンのおうち・・・どうやらお掃除を始めるようです。
エヴァ「鳴滝史伽か。フン、なかなか使えるじゃないか」
ツィーっとタンスの上を指でなぞりながらエヴァンジェリンさんは満足そうです。
エヴァ「最近、茶々丸はすっかり黒くなってしまった・・・。なぁ、お前は私の言うことを聞くか?」
史伽 「はいです、ますたぁ」
382美化委員様がみてる 番外編:2006/05/22(月) 23:23:09 ID:???
>>381

数時間後―――
史伽 「ふあ?あれぇ?ココはどこですかぁ?」
エヴァ「もう帰っていいぞ。お迎えが来ている」
楓  「史伽殿、風香殿がお待ちでござる。帰るでござるよ」
楓さんに連れられ、帰路につく史伽ちゃん。
なんだかちょっと寂しそうに見送るエヴァンジェリンさんが心配で後ろを何度も振り返ります。
お掃除をしっかりやって史伽ちゃんは満足、でもどこか寂しそうです。
楓  「元気がないようでござるな?」
史伽 「楓姉ぇ・・・今日もがんばったです・・・」

〜END〜
383番外編の落とし穴:2006/05/22(月) 23:24:29 ID:???
スマン。妹の人じゃないです・・・
妹のSSを・・・って意味です。変に期待させてマヂデスマソ
384サヨロットその8:2006/05/22(月) 23:33:35 ID:???
そんなことは一々きにしないおwww
後GJ!エヴァに吸血される史伽テラモエスww
385マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:37:29 ID:???
>>378
エエエエエΣ(゚Д゚;)なんちゅーとこで止めるの!?
続き気になるー

>>380
一番下ワロス

>>381
うわあああああああ史伽あああああああああ


こちらも投下します。
職場で晩飯食ってるときに思いついて、帰って即効で書き上げました。
386367:2006/05/22(月) 23:37:49 ID:???
>>378
さよ・・・行動力付けるとおもしろいですな。GJです
>>380
シリアスシリアスと来て・・・
誰があのお姉さんの絵を描けとwwwwwwGJ

確か昔のどせつ書いた気が・・真名とか木乃香にえろえろされた刹那を慰めさせたっけ
>>381
レスdです
エヴァふみ、かなり新鮮。しっとり系があうのかな?GJです
387マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:38:18 ID:???
手作り


あやか「あら、まき絵。昼食一緒にどうですか?」
まき絵「うん、今行く」

二人は広場で食事を取ることにした、だがまき絵の出したものは食パンだけだった。
あやか「どうされましたの、ここ最近、昼食が食パンだけなんて。和泉さんたちに分けてもらえば…」
まき絵「それは出来ないよ〜。だって今度の大会に使うレオタードのお腹がきつくって」
あやか「なのでダイエットをしてると…」
まき絵「うん」
あやか「そこだけは譲れないのですわね」
ぐるるるる〜〜〜〜
まき絵「////////////」

あやか「仕方ありませんわね。まき絵、その食パンを一枚貸してください」
まき絵「うん」
あやかは食パンを手に取ると、弁当からレタスとトマトにハムとチーズを取り出す。
そして食パンの上に乗せて半分から二つ折りにし、手軽なサンドイッチを作った。
あやか「はい、いくらダイエットのためとはいえそれでは体に悪いですわよ。本当のダイエットというのは
    ただ食事の量を減らせばいいというものではありませんからね」
まき絵「へー」
まき絵はその後もあやかのダイエットに関するアドバイスを熱心に聞いた。
バカレンジャーで勉強嫌いなまき絵が自分から質問なり意見なりをしていた。
あやか「―というわけで、これなら肉も野菜も取れますから空腹にはならないと思いますわよ」
まき絵はそのままあやかの作ったサンドイッチを頬張った。
まき絵「…んぐ…ん…」
あやか「どうですの」
388マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:38:51 ID:???
まき絵「おいしい」
その言葉を聞いてあやかは安堵の表情を浮かべる。
あやか「よかったですわ。ただのサンドイッチですけど、手を加えるだけで結構変わりますでしょ
    工夫一つで色々変わりますし、何よりわたくしの愛情も目一杯つまってますし」
―ありがとあやか。本当においしいよ、世界一ね。
まき絵「…あやか」
あやか「?」
まき絵「明日はソーセージとマスタードを持ってきて」
あやか「お任せを」

それからしばらくして
まき絵はダイエットに成功したものの、未だに食パンを持参してきていたのであった。


おわり

389マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:43:58 ID:???
あまーい(・∀・)
390マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:51:08 ID:???
あま━━━━━━z_____Ω____い
391マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:52:49 ID:???
>>388
もうまき絵もいいんちょもかわいいなあ
ちょっと俺、まじでネギま!好きだわw
392マロン名無しさん:2006/05/22(月) 23:54:42 ID:???
絵師の方、相談があるんだ。
史伽を毎度毎度描くわけだがお団子描いてる癖に
いつも亜子にしか見えないんだ。
誰かアドバイスくださいまし。
393小太郎 とある風景:2006/05/23(火) 00:17:03 ID:???
小太郎 とある風景


小太郎 「ん?ネギ、おまえの方が・・・大きいな」
ネギ 「な、何見てるの!!止めてよ小太郎君!!」
小太郎 「よく見せろや!!やっぱり・・」
ネギ 「そんなこと無いってば!!」
小太郎 「じゃあ見て貰おうか。ちづ姉!!比べてや!!」
千鶴 「あらあら〜、どうしたのかしら?」
ネギ 「何でもないですよう」
小太郎 「どっちが大きいか比べて欲しいんや?正直に言うてや」
千鶴 「うふふ・・・いいのかしら?」
ネギ 「その・・ちょっと」
小太郎 「早く!!」
千鶴 「ええと、あら?ネギ先生の方が大きいわね」
小太郎 「やっぱりそうなんか!!」
ネギ 「あうう・・・」

二人の争い、それは・・・
ネギ 「小太郎君、ハンバーグの大きさぐらいで暴れないでよ」
小太郎 「なんやて!?食いもんの恨みは恐ろしいんやで!?」
千鶴 「じゃあ、私がいいものあげる。長ネギなんだけど・・・」
小太郎 「・・・小さくて我慢するわ」
千鶴 「そう言うとあげたくなっちゃうのよね。ネギ先生。小太郎君を押さえててくれる?」
ネギ 「で、でも・・」
千鶴 「押さえてて・・・くれる?」
ネギ 「さー!!いえっ!!さー!!」
小太郎 「ネギっ!!てめっ・・・い、いやぁぁぁ!!!」

394マロン名無しさん:2006/05/23(火) 00:44:47 ID:???
>>393
そっちか!
てっきりタン塩かとwwww
身長かとwwww
GOOD JOB!!

最近各スレが…
いや、なんでもない。
395マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:00:22 ID:???
ザ・桜雨4

千雨「お前に、どうしても頼みたいことがあるんだ」
桜子「え!」
ドキーン!私にどうしても頼みたいこと!?
ついに私も春が来た!
千雨「その前に話さなければならないことがある、それは私がまだ7歳のあの日。
   コーヒーは20でないと飲んではいけないと思って自分の部屋に隠してあったんだ」
桜子「…それがどういうことなの?」
千雨「実はな…昨日クローゼットを掃除したときに、その時の缶コーヒーが出てきた」
桜子「ぴゃー!」
そこにあったのはビニール袋に入れられた埃だらけの缶コーヒー(8年前)があったの。
千雨「…ちなみに賞味期限は7年前にすでに期限切れだ」
桜子「え…それをどうしろと…」
千雨「私は中身を見るのが怖くてな、お前代わりに開けてくれ」
桜子「えーーーーーー!?!?!?!?」

で、でも缶コーヒーを開けるだけなら…
千雨「出来れば味も頼む」
桜子「…」
千雨「もしやってくれたら今日の夜に私の部屋に入ってもいいぞ」
今私は究極の選択を迫られてます…

ザジ「千雨、今のどういうこと」
千雨「ん?いや、昨日ネットでプロレス技のやり方を見てな、とりあえずあいつを使って泣かすまで
   プロレス技かけたいからお前も手伝ってくれ。お前の場合はベッドでな」
ザジ「うん」
396マロン名無しさん:2006/05/23(火) 01:01:44 ID:???
>>393
また誤爆かと思ってしまった俺は相当向こうのスレに毒されてるな。
397美空ウイルスの中身:2006/05/23(火) 01:58:11 ID:???
某スレって何処?…とか思ってる時点で、
私はその某スレで活躍されている職人さんとは別の人物ですよw

ネギま!関連のスレでなら、私はザジちうスレでしかSSを投下したことがありませんです(`・ω・´)

=======================
美空ウイルスSSの投下に際し、一言。
●このSSは、ラジオ分析の方や他のSS書きの方々を非難するものではありません。
しかし、そのように受け取れる表記があるのも事実です。
なので、それらの表記について、批判/非難の意図がないことを、ここに記させていただきます。


では、投下します。破綻しないよう頑張りますw
398美空ウイルス.exe【ver:19.1】:2006/05/23(火) 02:00:34 ID:???
(>>291の続き)
超は小動物を愛でるような目で、刹那を見つめた。
「死はエンターテイメントになると思うカ?」
「どういうこと?」
アキラが対する。
「単純な話ヨ。キャラクターの死は人を楽しませるカ?…ということネ」
「死なせることを楽しむってこと?」
「そうヨ。キャラクターが死ぬ物語、見る者たちは楽しんでいたはずネ。
…では、このウイルスによって人物が消されていく様は、楽しまれていたのカ…?」
「楽しいわけないよ」
そう答えるアキラに、超は「やれやれ」といった振る舞いを見せた。
「内側にいる私たちは楽しくない
…しかし、外側で私たちを眺めている存在は、それを悲劇として楽しんでいるヨ」

「超さん!」
突然、ネギが大声で超を呼んだ。
「ネギ先生、どうしたネ」
「僕、超さんの言っていることは難しくてわかりません。
でも、だからってクラスメイトを消していくなんて…そんなの酷いじゃないですか!」
「確かに、この世界を変更する力を持った時点で、私は外側の存在と同等ネ。
だから、諸君らが私に敵対することは間違ってないヨ。正しいことヨ。しかし、馬鹿ネ。」
ネギは上着に潜めた杖を、気付かれないように掴んだ。魔法を使うのも仕方ないという構えだ。
「今の私を侮らない方が良いヨ…、空間という器、そして、その器に生きるもの、
両者を支配する存在に、敵うはずはないネ」
超は手元に三台の小型PCを並べた。全てが宙に浮いている。
両手を構えた超は、恐怖など少しも感じていない表情だ。

その時、二人の緊迫を裂く音が教室に響いた。
「のどかーっ!」
教室のドアが開き、綾瀬夕映と早乙女ハルナが飛び込んできた。
399美空ウイルス.exe【ver:19.2】:2006/05/23(火) 02:02:26 ID:???
「いやー、まったくの暇ッス」
美空は秘密基地の周辺を散歩していた。ラジオ番組は終ってしまったし、やることがない。
「それにしても、ここ何処よ?」
遥か向こうに見える町の灯りに比べ、秘密基地の周りは光ひとつない。
秘密の基地なのだから、当たり前か。目立つ町中の秘密基地なんて、秘密じゃない。

「まぁいっか。中に入って、何か美味しいものでも探すかね」
美味しいもの…無さそうだなぁ…。
あったとしても、肉まんに次ぐ肉まんに押し潰される図しか想像できない。
基地の中に戻った美空は、あることを思い付いた。
相当、暇だったのだろう。普段の美空では思い付かない。
「そうだ。リスナーとして、番組に応援のメッセージとか送った方が良いかね」

しかし、そこは美空。スタジオは勿論、DJ担当の二人の電話番号すら知らない。
「うっわー、なんで皆、私に電話番号とか教えてくれなかったのかな」
だって空気だもん。

今日の美空は普段と違う。だから、ちょっと生き生きしていた。
そんな美空なら、こんな発想もできるはずだ。
「そういえば、超のことだからクラス全員の電話番号とか調査してないかな?」
多分、むしろ絶対に調査してる。異論なし。
「そうと決まれば、電話番号探しだ!」
美空は、はりきって秘密基地を駆けた。
400美空ウイルス.exe【ver:19.3】:2006/05/23(火) 02:04:13 ID:???
「のどか!のどかは何処にいるです!?」
そこまで叫んだ夕映は、はっと気付いて青ざめた。
「ま…まさか、もう空気に…?!」

「その、まさかヨ」
夕映が声のする方を向くと、浮遊する小型PC三台に囲まれた超が立っていた。
「宮崎さんは、今、さよステルスに設定されてるネ。
完全な空気となる美空ステルスよりは、まだマシだと思うガ」
「さよステルス、美空ステルス…一体、何の話をしてるですか?」
夕映は訊いた。しかし、超に答える気はないのだろう。既に彼女の興味は他に移っていた。
「夕映さん…その小包の中身を試したことはあったカ?」
「…小包?あぁ、最近スタジオに届けられるようになったコレのことですか?」
夕映は左手に持った、シスターMの贈り物をまじまじと見つめた。
「それは、夕映さん達が望んでいたものヨ。私の生み出した美空ウイルスとは対極にある物ネ」
「つまり、この一連の騒動を引き起こした張本人は、超さんだということですね?」
ここで、やっと夕映は教室に追い付いた。だが、超の台詞から聴くべきところは、そこじゃない。
「その小包の中を開けてみると良いネ」
夕映は小包を持ち上げる。しかし、朝倉が遮る。
「ダメだよ、ゆえっち。そんな物を開けたら、何が起きるかわからないよ」

「そんなに恐れることはないヨ」
超の声は、嘲笑っているかのように聞こえた。
「その中には、約百粒の錠剤が入っているネ。
錠剤を飲んだ人物は、新たな属性を得ることができるヨ。これは、ラジオの方々にとって、
望んでいた物ではないのカナ?その人物が服用するだけで、新たな属性を発見でき、
人気を得ることが期待できるネ。しかし、なんと愚かなことカ…」
401美空ウイルス.exe【ver:19.4】:2006/05/23(火) 02:07:01 ID:???
「新たなネタとなる属性を付けたところで、
そのキャラクターの本質的な魅力が理解されたことになるのカ…
答えは、否ネ」

チッチッチ…と人指しフィンガーでメトロノームを刻み、
二本の触覚が際立つあの人が、ついに反論に乗り出した。
「ダメだなぁ…ちゃおりん、あんた何も分かってないよ」
「分かってない…とは、どういうことカ?」
「同人魂っていうのかな…溢れる妄想をただ筆に委ね、残った筆跡が形となる世界なんだよね」
「なるほどネ。早乙女さんはクラスメイトで唯一、私の敵となる存在かも知れないヨ…
まぁ、いいネ。言うべきことは全て言ったつもりヨ。後は、諸君らが熟考し、愚かではない答えを
見い出す時を待つネ。ウイルスに頼るか、属性錠剤に頼るか、それは諸君らの自由ヨ」

やっと葉加瀬が顔を上げる。
「超さん、私は帰りませんよ」
「葉加瀬の気持ちは理解してるつもりヨ。しかし、もう一度、よく考えてほしいネ」
超は笑顔だ。狡猾でもなく、嘲笑でもなく、邪悪でもない、爽やかな笑顔だった。
葉加瀬がその笑顔に気付いた途端、超の姿は消えた。位相操作システムを使ったのだろう。

超が去った教室では、しばらく誰も声を発しなかった。皆、考えていたのだ…
超の与えた問、超の抱えた問、今まで考えたことのない問、について。

『不味い、もう一杯!不味い、もう一杯!』
奇妙な音が教室の沈黙を破った。
「ああ、私の着信音です。気にしないでください」
そう言って、夕映はポケットを探った。夕映は一台の携帯電話を取り出すと、画面をぼんやり眺めた。
「非通知です…出ますよ」
夕映に振り向いた全員が頷く。夕映はスピーカー通話に設定し、受話器を取った。
「もしもし、誰ですか?」

『……私はMです』
【つづく】
402マロン名無しさん:2006/05/23(火) 02:11:20 ID:???
>>401
蝶GJ!!
美空がこれからどう行動するのか!?
続き激しくwktkして待ってます!
403マロン名無しさん:2006/05/23(火) 02:12:30 ID:???
私はMですワロスw
GJ!!!

ここにしか投下してなかったのね(´・ω・`)変に勘繰らなきゃよかった
404マロン名無しさん:2006/05/23(火) 02:39:23 ID:???
GJ!!人差しフィンガーで笑ってしまったwww
405小太郎 とある風景:2006/05/23(火) 04:57:22 ID:???
木乃香 ケダモノ


お布団に枕を二つ添えてみる

この状況からあなたは何を想像しますやろか?
刹那 「んっ・・」
布団の中で寝返りを打ち、小さなあえぎ声を漏らす愛しい人
開いた胸元から見える肉の盛り上がりがウチの心を激しく打つ

ごくり・・・

つばを飲む音が聞こえたらどないしよう。そんなことを考えてしまいます
起きたらあかんで?今から気持ちええことしたるからな
まずは一緒に寝よな

掛け布団をそっとはぐ。むわりとせっちゃんの匂いがウチの鼻をつく
たまらん・・・もう、たまらん。溢れ出るエロスが押さえられん
今夜ウチはケダモノになる。誰にも押さえられんケダモノになる
せっちゃん・・・一つになろな


例のごとく地下研究所、寝かされた木乃香が何か寝言を言い始めている
木乃香 「うへへ・・・こないになって・・・ウチのこと、待っとったんやな」
ハルナ 「今度は何したの?」
超 「セツナサンの使っている石けんを嗅がせただけネ」
ハルナ 「最近ご無沙汰だったのかな」
超 「さて?それは二人だけが知っているネ」

406マロン名無しさん:2006/05/23(火) 04:58:12 ID:???
>>405
名前欄失敗・・・orz
407マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:08:15 ID:???
>>392
亜子は横の髪で耳が隠れてる
鳴滝姉妹は耳が見える

俺としてはこれさえ気をつけてりゃなんとかなる感がある
408真名ちゃんもっこり日記58:2006/05/23(火) 07:31:09 ID:???
真名ちゃんもっこり日記58

今日、あの無愛想な修理屋のオヤジから電話が来た。
「北見だが、面白い車が手に入った。お前のストラトスよりいい出来だ。見たけりゃ今すぐこい」
私のストラトスよりもいい出来だと。面白い簡単にちぎってやる。
アキラを横に乗せて修理工場まで行き、その車を見に行った。
「これだ」
あれはマツダのロータリーエンジン車、青のFD3Sじゃないか?
「超がつくほどの初期型なのだがな、内外装とエンジン、足回りもすべて最終型に改造済みだ」
「ほう、いい車だな。だが私のストラトスに勝てると思うか?」
「ふふふ、試してみるか?」

そのまま私はアキラを乗せて首都高で慣らし運転をしていった。
すると、目の前を走っていた一般車が瞬きもしないうちに300メートルぐらい後ろにいるじゃないか!
いったいあのオヤジはこの車に何をしたんだ?
「…速い、すごい!」
ん?アキラが何か反応しているぞ?
どうやらスピードの魅力が分かったようだな。

「おかえり、どうだった」
「馬力が強すぎる。さすがに最終型とはいえノーマルの足でこのパワーでは追いつかなくなるな」
「なるほど…まぁ参考にさせてもらうよ」
適当に注文を(買う気もないのに)つけてその場を後にする。
「私は依頼があって少し寄るところがあるが…アキラは」
409マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:31:42 ID:???
「じゃあ私はこのまま帰るよ。寮も近いし」
そう言ったので私はアキラを置いて依頼主の所へ向かうことにした。

ブロロロロロ
「…」
じっとFDを見つめるアキラ。
「お嬢ちゃん、この車気に入ったのかい?」
「え!?」
「ストラトスのあいつより、あんたならこいつを乗りこなせるかもな」
「…!」

たぶんつづく
410マロン名無しさん:2006/05/23(火) 07:57:33 ID:???
>>392
試しに俺も見分けつくか描いてみたらまず亜子が描けない件
http://gban.jp/i/l1f6v

輪郭と顔の配分、表情と行動でごまかしてる
411マロン名無しさん:2006/05/23(火) 11:28:15 ID:???
>>409
普段おとなしい人が車に乗ると性格が変わると聞くがどうなることやら…。
>>410
萌えた(*´∀`)

久々投下〜
412古×楓:2006/05/23(火) 11:29:37 ID:???
今日はテスト勉強のため二人で勉強することにしたのだが…。
「全然わかんないアル〜。」
「二人いればなんとかなると思っていたが、所詮はバカレンジャーでござったか…。」
二人はかれこれ二時間ほどドリルと睨めっこをしていた。その表情は強敵を前にしたような険しい顔。楓に至っては開眼するほどだった。
「ん〜、気分転換におやつでも食べるアルカ。」
「む、かたじけないでござる。」
「ふっふっふ、実は今日のためになんとプリンを作ったアルヨ。」
「な!?プ、プリンでござるか!?」
さっきまでの表情とは一変して目を輝かしている。
「…楓、ヨダレ…。」
「す、すまない。つい…」
「フフ、今持ってくるアル。」
しばらくすると楓の前にプリンが置かれた。
「おおっ!このツヤ、この弾力、見事でござる。」
楓はプリンをスプーンで突いたり、皿を揺り動かしたりしてその弾力を観察してた。
413マロン名無しさん:2006/05/23(火) 11:31:03 ID:???
「ではいただきます……、美味い!美味いでござるよ…って、お主の分は?」
よく見るとプリンは一個しかなく、古の前には何もなかった。
「あ、ワ、ワタシはいいアルヨ。」
(失敗して一人分しか作れなかったなんて恥ずかしくて言えないアルヨ。)
「そう遠慮しないで、ホレ…」
そう言って楓はプリンをすくうとそれを古の前に差し出した。
「あーんでござるよ。」
古は顔を真っ赤にしている。いくら二人きりとはいえやはり恥ずかしい。
だが断れるはずもなく、意を決して食べた。
(優しい味、これが楓の味…)
「美味いでござるか?」
「…うん」
「そうでござろう。やはりプリンはみんなで食べるものでござる。」
恥ずかしさどこへやら。その後の古はむしろ喜んで食べさせてもらってる。
そしてついにはこんなことまで…。
「その…口移しで食べさせてほしいアル…。」
これにはさすがの楓も驚きを隠せない。
「ほ、本気でござるか?」
古は無言で頷く。
「…わかった。」
楓は最後の一口を含みゆっくりと顔を近付けた。
唇と唇が重なりプリンが流れ込んでくる。プリンの甘さとカラメルの香ばしさが口一杯に広がる。
「ん…はぁ…、楓ぇ…」
「古…」

(中の人がエロを書けないので省略。皆さんの妄想にお任せします。)

こうして二人のとろけるように甘い時間が過ぎていった。
当然の事ながら二人のテストは赤点だった。
後日二人は仲良く補習を受けましたとさ。

おわり
414美空ウイルスの中身:2006/05/23(火) 18:17:20 ID:???
レスありがd(`・ω・´)ノシ

>>410
GJ〜
史伽がカワエエw

>>412-413
g…j…
そのままでも十分にエロいが、しかし、省略された部分を投下するまでGJはやれん!w
415マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:03:41 ID:???
ウイルスの何が面白いのかわからない俺ガイル・・・
416マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:06:09 ID:???
そりゃまぁ感じ方なんて人それぞれだしな。
417マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:08:59 ID:???
逆に自分が面白いと思ってるものが他人にとってつまらないとかあるだろ
人それぞれ
418マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:12:17 ID:???
ま、「ネギまの何が面白いわけ?」って奴もいれば俺達みたいなネギまスキーもいるのと同じことだ


ちなみに俺はウイルス大好き
419マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:13:45 ID:???
>>415
俺はわざわざ無駄な書き込みをするお前がわからん

作品はいっぱいあるんだから自分のみたいやつだけみて面白くないと思ったらスルーしなよ
420マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:17:49 ID:???
なんでもいいよ。
421マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:24:51 ID:???
まだ夏房が来るには早いんやけどなぁ

↓以下、今まで通りの流れへ
422マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:37:24 ID:???
超さんカワイス
423マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:43:46 ID:???
見える!見えるぞ!>>413の省略した部分が私にも見える!
424マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:45:18 ID:???
NC書きたいのに百合に慣れきったせいでろくなの書けねぇ……
異性同士に違和感を覚えた俺はどう見ても末期です。本当にありがとうございました
425マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:48:42 ID:???
安心しろ、自分もだ
426マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:54:19 ID:???
予想屋桜子の今スレ空気予想
本命 四葉五月
対抗 桜咲刹那
対抗 鳴滝史伽
対抗 エヴァンジェリン
穴 綾瀬夕映
大穴 葉加瀬聡美超大穴 龍宮真名
ド本命 絡繰茶々丸

当たらなくても責任は取らないよ
みんながんばってね〜(わたしもね)
427マロン名無しさん:2006/05/23(火) 19:56:00 ID:???
携帯で書くのって難しいなw
ウイルスの人を尊敬するわw
428マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:00:19 ID:???
明日菜いいんちょの作者です。
いつも二人のSSを投下してましたが今回は別の二人に焦点を当ててみました。
すぐ投下します。
429マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:01:30 ID:???
茶々丸エヴァ劇場


いつも変わらない風景。
15年前からずっと同じ麻帆良学園に通っている。
とにかくつまらない、少なくともエヴァンジェリンはそう思えた。
「オーバーホール?」
「はい、一時的にマスターとは一緒にいられなくなります」
従者の茶々丸はこの日、体のオーバーホールを受けることにした。
度重なる戦闘により関節部分の部品交換やメモリーデータの拡張などで1週間はいない予定である。
「そうか…」
少しぎこちない返事をするのにはわけがあった。

―マスターのことが好きです
茶々丸からそう言われたのは3日前のことだった。
「お、お前何を言っている!?」
「…」
途端に何も言わなくなる茶々丸、冗談だと思っていた。
きっと超か葉加瀬に吹き込まれたのだろうと信じていた。
「…申し訳ありません。プログラムと言語機能のエラーのようです」
「…そうか」
あれから3日。突然茶々丸が体のオーバーホールを頼み込んできた。
葉加瀬もまだいけると思ってはいたが、新しく組み込むパーツや拡張パーツを取り付けたかったためすぐに開始することにした。
葉加瀬の研究所のベッドで服を脱いでいつでもパーツを外せる体制になる。
「…」
「…」
お互いに何も喋らず語らず…
「そろそろハカセが来る時間ですね」
「それで、どんな風になるんだ」
430マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:02:05 ID:???
エヴァが珍しく尋ねてきた。
「関節部分のパーツ交換や冷却性能の向上、そしてメインプログラムの書き換えです」
「書き換えだと!?」
エヴァはあっと思った。
おそらく3日前のあのことが原因だったのだろう。
「…茶々丸、あの時のことだけどな」
エヴァの言葉にピクッと反応する茶々丸。
「私はお前のことは嫌いじゃない、むしろいろいろ手伝ってもらって感謝をしている……だがな
 あんなことを言われてもまったく実感が沸かない。それにそんなことで気が緩んでいたら戦闘にも支障が出る。だから…」
「このような感情を消せと」
茶々丸がやっと口を開いた。
「そうは言ってない!」
「いえ、いいのです。このような感情もおそらくバグの一種なのでしょう。安心してください、帰ってくるときは完全になっています」
「茶々丸!」
エヴァが茶々丸を掴む。それは怒りにも似た感情だ。
「…私は、マスターの従者です。それ以上でもそれ以下でもありません」
「だから私が言いたいのは…」

「この好きという感情はどこからくるのでしょうか」

「…」
エヴァが黙り込む。
「私はロボットです、人間にとっての感情も私にとってはただのプログラムです。誰かを好きになる感情は初めからあったのでしょうか…」
「茶々丸…お前」
「ロボットが誰かを好きになってはいけないのでしょうか…」
ほろりと目からレンズ洗浄液が流れた。
431マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:02:37 ID:???
「…でもいいです、これもすべてハカセに任せればすべて終わります。ですがこのバグが消されるまでは…
 マスター、あなたを好きと言う感情でいさせてくだ

パシン

茶々丸の頭をエヴァがデコピンする。
「マスター…」
「…ったく。お前がそこまで喋るやつだなんて思ってなかったぞ」
何か思い切ったような表情で茶々丸を見つめるエヴァ。
「あー、もうこうなったら私も腹をくくるしかないな!」
「え…」
そう言うとエヴァはそっと口を開いた。
「茶々丸、私はお前に出会って変わったと思う。15年間通い続けて一番飯が旨いと感じた。お前が隣にいるから…
 あの坊やに出会ったこともあるが…学校に行くのが悪くなくなった。お前と一緒にいるのが当たり前に思えたからな」
「マスター…」
「ここからはナギにも言ったことのない言葉だ。絶対忘れるんじゃないぞ」


ガチャリ
葉加瀬が研究室に入ってきた。
エヴァはやっと来たのかと言わんばかりの態度で出迎える。
「ごめんなさい。遅くなって」
「遅い」
「だからごめんって言ってるじゃない。それじゃ茶々丸は私が預かるわね」
「頼む。あ、それと、茶々丸はバグがあったと言っていたが特に問題はないと言っていた。だからプログラムはこのままでいいぞ」
そう言ってエヴァはその場から立ち去った。
「珍しいね〜。エヴァさんがそんなこと言うなんて」
いつも預けっぱなしのエヴァが注文をつけてきたのは珍しかった。
「さーてと、まずは記憶ドライブのクリーンアップだね」
茶々丸の頭脳を自分のパソコンに繋げてドライブの整理をする。
茶々丸には悪いと思いながらも中を覗いた。ネギの画像、動画。猫の動画。学園の風景などがある。
432マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:03:09 ID:???
「何これ?」
動画ファイルのようだが茶々丸自身がブロックをかけていて見ることが出来ない。
「…それほど大切なものなのかな」
葉加瀬はファイルを見るのを諦め、他の作業に切り替えた。

茶々丸自身がブロックをかけた一つの動画ファイル。
茶々丸だけが見ることの出来るエヴァの最後の言葉。
たった10秒足らずの動画にその思いが込められていた。

「…好きだ茶々丸。だから早く帰って来い」

―はいマスター。この新しく芽生えた感情と一緒に。


―Fin―
433マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:09:19 ID:???
久々に●じゃない茶々丸キタ!!(;゚∀゚)=3
茶々エヴァテラモエスwGJ!
434マロン名無しさん:2006/05/23(火) 20:20:45 ID:???
ききききききたこるぇ!
GJ!GJだよぉ
435マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:02:15 ID:???
>>432
べ、別に感動したから泣いたわけじゃねーよ。今日は風が強くて砂が目に入っただけだ!






GJ…(ぼそっ)
436マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:03:26 ID:???
な、なんだこの萌度は!?
15000、20000、・・・・・・100000000!?
し、信じられん!まだ増えてるだと!!?
437マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:39:55 ID:???
皆が萌えているときに流れを読まずに済まん
こたネギを書いてみました
投下してみますね

その気がないからこういうのって書くのが難しい
その手がダメな人はスルー推奨でつ
438小太郎 友情を超えて:2006/05/23(火) 21:40:28 ID:???
小太郎 友情を超えて


1/3
小太郎 「なあ、ネギ・・・」
ネギ 「なに?小太郎君」
小太郎 「や、やっぱりなんでもあらへん!」
ネギ 「気になるよ。なんだったの?」
純真な目で俺を見つめるネギ。そんな瞳で見つめるな・・・


小太郎 「あ、あのな・・・今日うちに来ないか?」
ネギ 「小太郎君の?っていいんちょさんのお部屋だよね」
小太郎 「そうなんや・・・」
ネギ 「どうしたの?なにかあったの?」
小太郎 「そのな、ちょっとちづ姉から離れたいんや」
ネギ 「何されてるの?」
小太郎 「なにっていうか・・・離れてくれんのや」
ネギ 「離れてくれない?」
小太郎 「ことあるごとにくっついてくるんや。おかげで自由な時間があらへん」
ネギ 「もしかして・・・お風呂とかも?」
小太郎 「風呂だけやない。トイレとかも寝るときとかもや」
ネギ 「べったりだね」
小太郎 「せやからおまえとおればちづ姉も手を出して来んやろうと思てな」
ネギ 「べつにいいよ」

簡単に了解するネギ、でもほんとはな・・・
439小太郎 友情を超えて:2006/05/23(火) 21:42:14 ID:???
2/3
ネギ 「ごちそうさまでした」
千鶴 「はい、お粗末様でした」
ネギ 「とっても美味しかったです。那波さんてお料理がとってもお上手ですね」
千鶴 「うふふ、ありがとう」
ちづ姉に世辞を言うネギ。それをちょっと嫉妬している俺がいる

小太郎 「ネギ、風呂に入ろうか」
ネギ 「お風呂?いいよ」
千鶴 「あら?じゃあ私も・・」
小太郎 「先生と生徒が一緒にはいるなんてアカンやろ。それに・・・」

ゴゴゴゴゴゴ・・・
千鶴 「いやね、あやか。そんなに怒んなくてもいいじゃない」
あやか 「おほほ・・・なんでもありませんわよ。千鶴さん」
ちづ姉の介入は何とか押さえれた。これで・・・二人きりや

脱衣所で服を脱ぐネギ、俺はそれを横目でちらちらと見る。大丈夫、見られていることに感づかれてはいない
ネギ 「着替え持ってこなかったけど、どうしよう」
小太郎 「バスローブでいいやろ?下は裸だけどな」
ネギ 「うーん、いいか」
ネギは腰にタオルを巻き、浴室に入っていった。ドアの隙間から「ちっ!」と聞こえたのは無視しておこうか

ネギ 「へえ、ここの部屋のお風呂って結構大きいんだね」
小太郎 「なんでもあやか姉が無理矢理改造したらしいわ」
ネギ 「蛇口なんか金色だね。あ、ライオンの口からお湯が出てるよ」
小太郎 「悪趣味やと思うけどな」
440小太郎 友情を超えて:2006/05/23(火) 21:44:02 ID:???
3/3
湯船に肩までつかり、まったりするネギ。その姿を見つめているとなんだか胸の奥が熱くなる
小太郎 「ネギ、髪の毛は洗わへんのか?」
ネギ 「か、髪の毛?今日はいいよ」
小太郎 「何いうてるねん!!洗ったるからこっちこい!!」
ネギ 「いいよ。髪の毛洗うの嫌いなんだよ」
小太郎 「ごちゃごちゃ言うなや!!ここに座れ!!」
そう言ってネギを無理矢理湯船から出し、椅子に座らせる。そして、桶に溜めたお湯を一気にネギの頭からかぶせた
ネギ 「うわぁ!!!」
小太郎 「だまっとけ」
シャンプーを押し出して直接ネギの頭にかけ、乱暴に泡立てる
白い泡はすぐにネギの頭を被い、そして泡の一部はネギの目のあたりを襲い始めた
ネギ 「こ、小太郎君!!目に泡が・・・目が開けられないよう、痛いよぅ!!」
周りが見えなくなり動けなくなったネギ、これこそが俺が待っていた瞬間

動けなくなった裸のネギに・・・俺は思いをぶつける

後ろからネギを抱きしめて背中に強く押しつけると、耳元で俺はこうつぶやいた
小太郎 「ネギ。俺な、おまえのことが・・・」


ハルナ 「やっぱりホモよね!!少年愛最高!!!・・・ん?ネギ君って受けでいいよね」
今日はで食堂で創作系同人誌を作っていた。前回、くーふぇに修行された。すーぱー中国人というのを見せてもらった
ハルナ 「美少年が二人、友情はやがて愛情となり、枕を一つにする。いいんちょでなくてもおっきしちゃうわよ」
親友になった二人の少年。愛を語るにはまだ早い年のようだ

ネギ 「生活指導が必要なようですね。後、小太郎君、ホモって何?」
小太郎 「後で実際に教えてやるって。まずはこの姉ちゃんの始末からや」

441マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:45:23 ID:???
>>440
リアルタイムで遭遇ktkr!!!!
小太郎ヤバスwwwww
442マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:46:12 ID:RWIIHanq
小太郎wwww
443マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:46:20 ID:???
これはwwwGJwww
444マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:49:21 ID:???
小太郎教えちゃダメwww
445マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:53:27 ID:???
某スレのおかげでネギ子に見えてしまう…
しかし久々のパル同人GJ!
446マロン名無しさん:2006/05/23(火) 21:55:31 ID:???
もうホモレズノーマルなんでもこいな俺ガイル
テラGJ!
447440:2006/05/23(火) 22:10:23 ID:???
>>441
ネギたちに出会うまで一人で一人で生きていた小太郎。その時に・・・と想像してしまう俺ガイル
>>442
小太郎にはもっと活躍させてあげたいな
>>443
ホモショタネタ・・・好きな人向けに
>>444
いかん・・・教えている小太郎を想像してしまった
>>445
ネギ子・・・コタ美・・・まったく、想像力ってのは恐ろしいなぁ
>>446
大丈夫か?www 後、何が残っているんだろう
448ハルナ:2006/05/23(火) 22:15:50 ID:???
体位はもちろん四つんばいのワンワンスタイル!!
449マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:16:27 ID:???
>>448
うひょー
450マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:19:45 ID:bgqKVg4w
違うって!コタが受けだって!
451マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:22:45 ID:???
コタは誘い受けだろうが
452マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:23:43 ID:???
コタ×ネギ=ハルナ死亡
ということで異論はないな?
453マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:26:14 ID:???
コタ×ネギ=興奮のあまりハルナにも百合棒
454マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:29:05 ID:???
俺がいないうちにいつのまにウホッなスレになったんだ?www
455マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:30:26 ID:???
おい、この前の大喜利か?
456マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:31:23 ID:???
コタ+百合棒ハルナ=ネギ総受けか…
457マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:31:43 ID:???
いっそネギ子とコタ美をこのスレにつれてくればいいんじゃね?
458マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:43:57 ID:???
>>457
それは
「ジャンプやサンデーにも赤松健連れてこればいいんじゃね?」
というのと同じでいろいろ複雑な理由により不可能なのだよ
459マロン名無しさん:2006/05/23(火) 22:51:06 ID:???
某スレのカシオペアはいろんな世界に行けたぞ。
460エヴァにゃんの憂鬱:2006/05/23(火) 22:57:07 ID:???
〜interval〜

窓から差し込む弱い月明かりに、刹那の白い肌は一層蒼白く透けて見えた。
刹那は乱れたシーツの上に横たわり、微動だにしない。
うっすらと乾いた涙の痕をそっと細い指でなぞった。
「私はお前の一番にはなれないのか――?」
静寂に包まれた部屋の中、低く呟いたその声は、部屋の空気に飲み込まれるように消えた。
「刹那・・・・・・」
押し当てた唇をそのまま首筋に這わせ、刹那のその細い首へ口付けた。
「愛している―――」
頭を刹那へ預けたまま瞳を閉じた。
その小さな胸の上にゆっくりと一滴の涙が零れ落ち、月の光を映し照らしていた。



--つづく--
461460:2006/05/23(火) 23:00:07 ID:???
間が空きすぎました。
とりあえず、次に進むためのツナギ部分だけ投下しました。
このスレでちょっとずつまた進めていきます。遅筆で申し訳ないですが・・・
(って待ってる人いないだろうけどw)

あと、前回の投下で問題になったエロシーンですが、
あまりにやばそうなのでエロ描写は以後気をつけますので
宜しくお付き合い願います。
462マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:03:11 ID:???
ワッフルワッフル
463マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:05:09 ID:???
>>460
キタ━(・∀・)━!!もはやここはやりたい放題無法地t(ry
464マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:13:05 ID:???
>>459
その某スレに倣って千雨の髪を緑色に染めたら叩かれるにスーパーヒトシくん

>>460
うはwww続きに期待w
465マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:14:17 ID:???
http://gban.jp/i/f49gl

茶々●「わたくしより少々胸が寂しいようですが」

超 「鳴滝サン、ワタシの新薬試してみないカ?」

茶々●「マスターは幼女好きなのでしょうか?あっ・・・」

葉加瀬「どうしたのー?茶々丸」

茶々●「マスターが幼児体型なので、同じような相手が欲しいのかと思われます。」

超 「そういうことなら心配ないあるネ!がんばるね!鳴滝サン。」
466マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:15:19 ID:???
>>440様のおかげでこのスレは新たな次元に………。

めっちゃGJ!!!!
467マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:16:10 ID:???
あれじゃね?激しくエロが絡む話はうpろだにあげちゃえばよくね?


この前のとは別のをリカラ中
http://www.imgup.org/iup211301.jpg.html
468マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:19:10 ID:???
>>467
どこぞのゴバークした人みたいにな
469マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:21:20 ID:???
>>467
GJ!ガンガレ アキラ待ち
   __
  / __, `―‐- 、 _
  |〈>'      くノ
  | |  iノリノリノハハ  
  | |  | ┃ ┃ i|  「wktkしてるえ♪」
  | ヽ|i '' ヮ''ノl!   
  | |⊂]|´卯`|[つ 
 ノノノ く_/_|_j_ゝ
     (__八__)

470サヨロットその9:2006/05/23(火) 23:22:26 ID:???
なかなか
        ハル×さよに行けないのが
                          相坂さよなのです!

刹那、超、葉加瀬、そして何故かアキラの四人がハルナの部屋に集まった。
さよは四人に事情を説明、そして、龍宮真名の百合棒、または性欲の除去を頼んだ。
アキラは憤怒の炎を目に宿らせながら龍宮を探しに行った。
超達はレーダーのようなもので龍宮を探しに行った。
ハルナとさよは超達についていった。
アキラが全速力で寮の廊下を駆け抜けていると途中で龍宮と思われる声がした。
アキラは足を止め、耳をすます。
声はクーフェイの部屋から聞こえてきた、アキラはもしや・・・とクーフェイの部屋のドアに耳を当てる。
「フフフ・・・・クー、お前はもうこんなに・・・」
「やめる・・・ア・・ル」
「求めてるんじゃないのか?」
「そんなこと・・・・もとめてなんかしてないアル・・」
アキラの全身にドス黒いオーラが見える。
アキラは何かブツブツ言いながらドアを蹴破った。
バッギャーン
ドアであったハズのものが板になっていた・・・。
「・・・な・・・アキ・・ラ・・・さん?」
「今日という今日は許さん!貴様の罪体でわかってもらう!」
「ひー!」
龍宮は即座に逃げ出した、アキラも負けじと追いかける。
「・・・私はほったらかしアルカ・・・」
かわいそうな人を置いて。
龍宮は残念な事に超達の所へ逃げてしまったのである。
471サヨロットその9:2006/05/23(火) 23:23:07 ID:???
「アキラさん!これを!」
刹那が夕凪をアキラに投げる。
アキラはその夕凪を抜き。
こう叫びつつ龍宮の百合棒を斬った。
「天空真剣稲妻二段斬り!」
「私の百合棒がぁぁぁぁ!」
超達が凍りついた、いや、石化した。
超達の石化が直った頃、廊下には夕凪と百合棒が転がっていた・・・。
葉加瀬と超はその百合棒を研究しに戻り、刹那は夕凪をしまうと部屋に戻った。
ハルナは同人の続きを描こうと部屋に戻り、さよは嬉しさのあまり朝倉の部屋に全速力で突撃した。
「あーーーさーーーくーーらーーさーーーん」
バキッキョオオオオオオ!
朝倉のドアが壊れた、さよが今までに壊したドアの数は軽く50枚は超えるというのもあながち嘘じゃあなさそうだ。
「何?さよちゃん」
朝倉は冷や汗タラリ、ドアを壊されたことよりウキウキしているさよの方が気になったのだろう。
「アキラさんが龍宮さんをやっつけてくれました!」
朝倉はホッとするとさよの頭を撫でた(当然スカルのだが)
「さよちゃん、ありがと。でもね、私とさよちゃん、もしかしたら今日でお別れかもね」
「・・・・え?」
朝倉が今日でお別れかもしれないと言い出した、それは一体どういう・・・
472サヨロットその9:2006/05/23(火) 23:23:47 ID:???
とりあえず以上でつ。
・・・アキラは決してロ○兄さんでは(ry
473マロン名無しさん:2006/05/23(火) 23:25:05 ID:???
なっ、朝倉ーーーーー!?
474440:2006/05/23(火) 23:59:23 ID:???
ちょっと落ちてた?

変な流れにしてスマソ。後、コタ受け好きが多いのにはびっくり

>>460
淫靡だ・・・何というのか、情景がたまらなくイイ!!GJです
エロシーン投下については別でうpろだでもいいと思います。かつて自分もそうしたことあるし
>>465
プリティです、とってもプリティです!!冥土史伽ってかなりグッっときます
>>467
た、隊長〜!!!もうたまらん!!GJ!!
>>471
え?お別れって・・・続きwktk

投下〜
475千鶴 半分こ:2006/05/24(水) 00:00:38 ID:???
千鶴 半分こ


1/2
夏美 「一個は大きすぎるのよね〜」
テーブルの上、置かれているのはグレープフルーツ。結構大きいものです
夏美 「小太郎君ならまるまる食べれるんだろうけどな・・」
と、そのときでした
千鶴 「あら?おいしそうなグレープフルーツね。私も頂いていい?」
夏美 「あ、ちづ姉。いいよ、半分こしよう」
千鶴 「待っててね。今、包丁を持ってくるから」
夏美 「お皿もお願い」

グレープフルーツは縦に綺麗に半分こされました
切れ目からは柑橘系のさわやかな香りが漏れ出してきます
そして綺麗に二つにされたとき、じわりと中の果実の汁がお皿の上に溢れました
夏美 「美味しそうだね、では半分食べるね」
千鶴 「はい、ではもう半分は私が食べるわね」
こうしてお皿の上に、二つのグレープフルーツの皮だけが残っています


それからです。ちづ姉はことあるごとに私に半分こを勧めてきます
千鶴 「ねえ、パン。半分食べない?」
千鶴 「ジュース半分飲まない?」
千鶴 「ハンカチ一杯頂いたの、半分あげるわね」

それは異常なくらいでした
476千鶴 半分こ:2006/05/24(水) 00:01:50 ID:???
2/2
夏美 「ね、ねえちづ姉。どうして私との半分こにこだわるの?」
千鶴 「だって・・・私と夏美ちゃんの仲じゃない」
夏美 「そ、そう?でも最近いつも何でも半分にしちゃうよね。ちづ姉嫌じゃない?独り占めにしたいものって無い?」
千鶴 「私と夏美ちゃんの仲だもの、そんなもの無いわ。何でも半分にしちゃうわよ」
夏美 「でもね・・・」
千鶴 「さっきも半分にしてきたの。ちょっと手間と時間がかかっちゃたけどね」
夏美 「え?何を半分こにしたの?」
千鶴 「それはね・・・」

プルルルル・・・
突然電話が鳴りました。私はいったんちづ姉の話を遮ると、その電話に出ました
そして受話器から聞こえてきたのは、悲痛な超さんの悲鳴でした
超 「た、大変ネ!!!ハカセが、ハカセがぁ!!!!」

私はちづ姉を見た。にっこりと笑う表情はいつもの笑み。優しい笑顔がそこにはありました
千鶴 「うふふ・・・恋人も、半分こ」


ハルナ 「千鶴さんって・・・狂気ありよね」
今はお風呂場で食堂で創作系同人誌を作っている。3時間前、美少年たちに攻めを受けた。これはこれでなかなか良かったらしい
ハルナ 「千鶴さんっていっちゃてるときあるからなぁ〜。愛がありすぎなのかしら?」
鬼千鶴と言う生き物。それは世にも奇妙な・・・

千鶴 「あなたはどこから半分こすればいいのかしら?やっぱりその二本の触覚の間からかしら?」

477マロン名無しさん:2006/05/24(水) 00:06:44 ID:???
>>476
ぎゃひ!こわーって思ってたらやっぱりパルかよ!!
ちょ、まじで貴方様読者をひきつけすぎ!うまいなぁ・・・
478マロン名無しさん:2006/05/24(水) 00:07:23 ID:???
>>465
ハァハァハァ………テラ可愛いよハァハァハァ

>>471
と、とれたぁぁあぁぁぁwww
痛いのかな、やっぱり

>>476
あま━━………くねぇぇえぇぇぇえぇッwwwww
こういう狂気じみたの大好きだw
GJ!
479マロン名無しさん:2006/05/24(水) 00:13:11 ID:???
>>476
なにこのホラーwwwwwwww
480マロン名無しさん:2006/05/24(水) 00:30:28 ID:???
>>476
ちょwまた騙されたw
半分こ怖え━━━━━━(((( ゚Д゚))))━━━━━━
481476:2006/05/24(水) 00:49:34 ID:???
>>477
実はこれ、あるネタをインスパイアしたものなんです。あれ見たとき鳥肌立ったです。そのオマージュっぽいです
>>478
狂気じみたやつ・・・のどかぁぁぁ!!!
>>479
ちづ姉にホラー属性付けちゃおうかな
>>480
騙したくはないのに、ハルナが、ハルナがぁ!!!・・・嘘です。騙すのが好きなんです
騙されてくれてありがとうです
482真名ちゃんもっこり日記59:2006/05/24(水) 00:53:48 ID:???
>>476
ぎゃああああああ!パルがああああああああ!!!!
ちづ姉怖杉!


真名ちゃんもっこり日記59

この日は雨だった。
私は風邪を引いて学園を休むことにした。
「真名、大丈夫」
「あぁ…大丈夫だ……ゴホゴホ」
アキラが看病してくれる。なんて嬉しいことだ。
「あれ、風邪薬がない。真名、今買ってくるね」
アキラは私のために風邪薬を買いに行った。

ふぅ、こうやってのんびりと療養するのも悪くない。
いろんな人からお見舞い品を貰ってるしなかなかありがたい。
「龍宮、大丈夫か」
お、刹那ではないか。
「まったく…お前はこの肝心なときに風邪を引くとは…」
「あぁ…面目ない…」
うぅぅ…ちょっと寒いな。
「真名、震えてるぞ」
「あぁ…寒くてな…刹那暖めてくれ!」
ガバッ
「な、何をする龍宮!」
「いいだろ刹那!最近ヤらせてもらってないし。ちょっとくらいいいだろ!」
そう言って私は立派にそびえ立つ百合棒を刹那に見せた。
「や、やめてぇ。私まだ心の準備が…」
その恥じらい!私を十分に興奮させてくれる!
刹那いただきぃぃぃぃ───!
483真名ちゃんもっこり日記59:2006/05/24(水) 00:54:31 ID:???

シャキーン

あれ?何ですかこの百合棒にくっついてる二本の刀は。
そーっと首を向けると横で刹那が落とした夕凪ともう一本鈴の付いた刀を構えるアキラが…
「…殺(と)るぞ」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ココでは書けないようなドメスティック・バイオレンスを受けながら二人っきりになる。
そして第2ラウンドの鐘が鳴る。カ───ン!!

「最低」
「浮気者」
「私が好きじゃなかたのね」
「逝ってヨシ」
永遠に続くと思われた言葉責めが終わったかと思えば…
「もう知らない」

放置プレイ。

「アキラぁぁぁ〜(´Д`)ハァハァ」
も、もっとぉぉ〜。


私は本当に病気だ。
484マロン名無しさん:2006/05/24(水) 01:02:33 ID:???
隊長は救いようのない大馬鹿野郎ですねwww
そこにしびれる、憧れるぅーッ!
GJ
485476:2006/05/24(水) 01:17:50 ID:???
隊長・・・なんて哀れな姿にwww
486美空ウイルスの中身:2006/05/24(水) 01:52:37 ID:???
>>427
慣れ(`・ω・´)です

では、約【3分後】に投下します。
487美空ウイルス.exe【ver:20.1】:2006/05/24(水) 01:55:50 ID:???
(>>401の続き)
千雨はベンチに腰かけた。ザジが心配そうな顔で千雨を支える。
「マズいな…、腰に全然、力が入らないぞ」
半笑いしながら千雨は言った。自分を見つめるザジに気付くと、千雨は恥ずかしく感じた。
「なんて顔してんだよ」
「ちう…大丈夫?」
「いや少し、ダメみたいだ。ここからなら学校より寮の方が近いよな…」
ザジは首を縦に振る。
「先生に電話で断って、このまま寮に帰らせてもらった方が良いな
…このままじゃ、何もできねぇし」
千雨の隣に、ザジが腰かけた。ぴたりと寄り添ってきたザジから、体温が伝わってくる。
千雨もザジに体重を預けた。何か、とても重いものを背負っていたような気がする。
そして、それを二人で支え合う。思い合う。なんて温かいんだろう。特に、今日はそう感じた。

不意に、千雨の目は夜道の彼方にある人影を捉えた。あれは誰だ?しかし、見覚えがある。
その人物の辺りを照らす一つの青い光が、人の輪郭を鮮明に浮かびあがらせる。
照らす光はふわりと浮かび、まるでUFOのような軌道を描いていた。
「おい、ザジ。あれが誰だか分かるか?」
青い光が、ふわふわと人影の顔の前まで近付いた。その人物の顔が、青い光に染まった。
「あれ…超じゃねぇか?」
ザジも頷いている。間違いない。メガネをしてても、千雨の視力は悪くないのだし。
そして、その悪くない瞳で、千雨はしっかりと見た。青い光のせいじゃない。
超は泣いていた。頬に引かれた透明な線は、涙の跡だろう。

超は星が輝く天井を見上げると、目を瞑り、暗闇に消えた。
千雨とザジは、ただ呆然とする以外、何もできなかった。
488美空ウイルス.exe【ver:20.2】:2006/05/24(水) 01:57:48 ID:???
『……私はMです』

夕映の携帯電話から、その声は夜の教室に響き渡った。クラスの皆が耳を傾けている。
「ラジオに小包を送ってきた、あのシスターMさんですか?」


『…はい』
声は夕映の質問にきちんと答えた。夕映は更に訊く。
「では、長谷川さんのPCにウイルスを感染させ、2-Aの生徒を次々に消しているのは、Mさん、あなたですか?」


『…たぶん』
「多分?…確信が持てないのですか。では、質問を変えるです。あなたは超さんですか?」
『違う』
声の反応は早かった。明らかな否定。
「では…」
『ちょ、ちょっと待ってよぅ。なんで警察の取り調べみたいになってるの?私は、ラジオのリスナーとして、応援のメッセージを送ろうとしただけなのに』
「応援のメッセージ?ラジオのリスナー?あなたは誰なのです?」
こういう質問のされ方をして、美空はやっと、Mと名乗ることの意味がわかった。
『ラジオ番組のゆえパル分析隊を愛する者、そうとしか言えない』
「何故、私たちのラジオを好きになってくれたのですか?」
夕映は単純な興味で訊いていた。
『何故って、私は存在してるんだって、安心できるから…かな』
「存在してるとわかって安心できる…どういう意味ですか?…あなたは、本当にあなたは、誰なのですか?」
夕映の眉に皺が寄る。誰かが、脳裏に浮かびあがりそうで、しかし思い出せない。そんな夕映の心理が、美空には簡単に感じとれた。
『そっか。綾瀬でも普段は思い出せないんだね。今朝、挨拶したのだって覚えてないんだろうね』
「挨拶を!?あなたは、もしかして、2-Aのクラスメイトなの(ry


ガチャン!、プッ……ツー、ツー

そこで電話は切られた。
489美空ウイルス.exe【ver:20.3】:2006/05/24(水) 01:58:53 ID:???
思いきり激しく置いた受話器から掌を通して伝わる感触は、とても冷たかった。
喉が脈打っている。目からは、血のように熱いものが溢れた。唇は引きつり、口は思うようにいかない。

電話機の回りに、次から次へと滴が垂れた。
「私…泣いているの?」
美空は泣いていた。

ラジオのDJからも忘れられた。私は何者なんだろう。
Mとしては憎まれ、しかし、美空としては、消された存在なのだ。では、美空とは何なの?

ねぇ、私は要らない子?

誰か答えてよ…私は要らないの?





「ぅわぁああああああああああああああああああ」




490美空ウイルス.exe【ver:20.4】:2006/05/24(水) 02:00:06 ID:???
ネギは千雨からの電話を受け、彼女に寮へ帰るよう告げた。教室で起きたことは話してない。
ネギには、そんな気すら起きなかった。

教室は葬式よりも静かだった。すすり泣く声もなく、誰も一言も喋らない。
自分の生徒が敵となったことでネギも落ち込んでいたし、
同じクラスメイトが事件の首謀者であると知った皆も語る口を失っていた。

加え、シスターMからの電話。彼女もクラスメイトかもしれない。
しかし、もしかしたら、超のウイルスによって空気にされた別の生徒かもしれない…
…答えなんてないのだ。

委員長であるあやかは両手をパチンと合わせ、ネギの背中を押した。
「ネギ先生、もう今日は本当に遅いですわ…そろそろ皆を寮に帰してはどうでしょう?」
「あ、そうですね。ありがとうございます、いいんちょさん」
「いいえ、こんな時こそクラスの団結力が大切なのですわ」
団結力…今の状況でよく口にできた言葉だ。あやかは自身でそう思った。

「はい。えーと、皆さん。今日は色々なことがありました。考えなきゃならないことも
ありますし、何よりもう深夜二時です。なので、皆さん…下校をお願いします」

木乃香と手を繋いだせつなちゃんだけが「はーい」と元気に返事した。
深夜二時の下校は、こうして無理矢理に始まった。
491美空ウイルス.exe【ver:20.5】:2006/05/24(水) 02:01:59 ID:???
ネギが下校を告げた後、夕映とハルナは教室の端にいる朝倉の元に走った。
他から説明を聞いたからだ。
「朝倉さん、あなたにだけのどかが見えるというのは、本当ですか!?」
朝倉は頷く代わりに、何もない空間をデジカメで撮影し、その液晶画面を二人に見せた。
「の、のどか!」
ハルナが驚く。
「つまり、宮崎は、さよちゃんの代わりに幽霊になってるの。
だから、ほら、元祖幽霊のさよちゃんは皆に見えるし、触れられるでしょ?」
朝倉は、隣で眠り続けるさよを指差しながら解説した。
「のどかに、幽霊になってる間、どうするつもりなのか訊いてもらえないですか?」
夕映は頼んだ。朝倉は慣れたように空間から何かを聞き取り、答えた。
「いつも通り、ゆえっちたちと一緒にいるってさ。
あと、幽霊だから、宮崎の声はゆえっちに聞こえないけど、ゆえっちの声は宮崎に聞こえてるからね」
「わかったです」

今日は変な日だった、と朝倉は思った。あの教室を後にした今、やっぱりそう思う。
さよちゃんが消え、次は現れた。しかも、触れられる状態で。

朝倉はさよを背負って、寮までの道を歩いていた。
初めて触れることができたのに、それを共に望んでいた親友はその事実に気付いていない。
まだ眠っている。
「さよちゃん、軽いんだ…」
朝倉は呟いた。背中からの返事を待ったが、穏やかな寝息以外には何も聞こえてこなかった。
「ねぇ、さよちゃん。私たち、触れるようになったよ。私、さよちゃんの温もりがわかるよ…」
朝倉は嬉しかった。でも、その喜びを親友と分かち合えないから、悲しくもあった。
「あさ…くら……さん」
突然、さよが朝倉の耳元で囁いた。
「さよちゃん?」
答えはなかった。寝言のようだ。でも、その寝言で朝倉は悲しさを忘れることができた。
492美空ウイルス.exe【ver:20.6】:2006/05/24(水) 02:03:34 ID:???
のどかは幽霊となってしまった。

寮に続く道、ハルナと夕映は頻繁に辺りを見回し「のどか〜、今は何処にいる(の/ですか)〜?」
と訊いてきたが、返事を伝える術はなかった。それだけで、のどかには十分に悲しいことだった。

体は風に舞う布のようで、思い通りに動けない。確かに、空気と同化してしまったような感覚。
これが、空気になるということ…。

「ゅ…ゆえ…」
「は…ハルナ」
そう呼び掛けても振り向かない二人に、何度自分の存在を不安にさせられたことか。
しかし、これが幽霊さよの日常なのだ。他人に無視され続ける日々。

寮の前まで着たとき、のどかは幽霊の世界を彼女らしい形で把握した。
「本の世界に入っちゃったみたい…」
誰も自分に気付かず、誰も自分に振り向かない。これは紛れもなく読者の視点だった。
キャラクターたちに気付かれず、振り向かれることのない"小説を読む自分の立場"、
それは宮崎のどかにとっての日常だった。

『キャラクターが死ぬ物語、見る者たちは楽しんでいたはずネ』

その時から、教室での超の言葉が、のどかの中で反響し始めた。

【つづく】
493マロン名無しさん:2006/05/24(水) 02:12:14 ID:???
うはぁぁあぁぁぁ!
起きててよかった!
夜遅くにGJ!
494マロン名無しさん:2006/05/24(水) 02:42:29 ID:???
のどかカワイソス…ある意味空気化より酷いな…
でも今回はそれより、朝さよにちょっと感動した
目が覚めたさよはどんな反応するんだろう…?
とにかくGJ!
495マロン名無しさん:2006/05/24(水) 04:52:14 ID:???
>>「半分こ」様、
パル同人ならなんでも可能ですなぁ…。
GJ!

>>美空ウイルス様

これからのどかはどうなるのでしょう。とてつもなく楽しみです。
これからも頑張ってくださいませ♪
496マロン名無しさん:2006/05/24(水) 09:02:03 ID:???
497マロン名無しさん:2006/05/24(水) 18:34:48 ID:???
放課後の教室

美砂「みんな意外と善戦してるわね」
ザジ「…ちう、煙たい」
千雨「あ、悪ぃ」ぐりぐり(煙草を床に落として踏み消す)
美砂「そろそろ動いたらどうなんだ?」
桜子「ここは沈黙だよ〜」
美砂「うーん…これかな?」
桜子「はいリーチ」
千雨「ロン、大三元四暗刻!」

桜子「えー!?」
美砂「くっそー、そう来たか〜」
千雨「ほれほれ、11万2千点と賭けてた食券よこせ」
ザジ「はい」
千雨「よっしゃー、次行くぞ次!」
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ

ネギ「何やってるんですかー!」
千雨「あっ、先生」
ネギ「先生、じゃないですよー。何やってるんですか!?」
千雨、桜子、美砂、ザジ「まーじゃん」
ネギ「駄目ですよー、教室で賭け麻雀なんかしてちゃ。しかも長谷川さん!また煙草吸ってたんでしょ」
千雨「げ、どうしてそれを…」
498マロン名無しさん:2006/05/24(水) 18:35:28 ID:???
ネギ「分かりますよ。長谷川さんの机の周りだけ煙草の焦げ跡だらけなんですから」
千雨「ちっ、吸殻は全部処分したのにな…」
美砂「もー、証拠は残さないようにしないとね」
ネギ「柿崎さんもです!お酒をまた持ち込んで!」
美砂「ち」
千雨「なー先生。ちょっと今金欠なんだ、金貸してくれよ」
ネギ「い、いけませんよ。教師にお金を借りるなんて」
千雨「坊や〜よい子だ金出しな〜、この世はいつでも金次第〜カ〜ネ〜がないだとフザケルナ〜」
でかい刺バットを持ち出す千雨。
ネギ「ひぃぃぃぃぃ」
ザジ「ちう…」
桜子「千雨ちゃん。かっこいいよ(鼻血)」

その一部始終を教室の出口でそっと見つめてる人物が一人…
円「桜子…(涙)」




499マロン名無しさん:2006/05/24(水) 19:00:21 ID:???
ちょwwwおまwwwGJ!
ちうが不良になっとるwww
つーかその歌吹いた、懐かしいなおい
500マロン名無しさん:2006/05/24(水) 19:03:40 ID:???
なんだこの不良生徒達はwwwGJww
501マロン名無しさん:2006/05/24(水) 19:10:35 ID:???
不良生徒チサめ!〜ツンデレ生徒はネットアイドル〜
502マロン名無しさん:2006/05/24(水) 19:22:45 ID:???
麻帆良学園2−Aに転校してきた美少女、長谷川千雨
普段はネコを被ってぶりっ子している彼女は、実はとんでもない不良生徒だった!
いつものように校舎の影で喫煙していたのを、たまたま通りかかった級友に見つかってしまう
その相手は、今度ルームメイトとして暮らすことになっているなったザジ・レニーディ
「あーあ、証拠隠滅めんどくせーよな。とりあえず……記憶を失え〜♪(←ここだけちうボイス)」
と、ザジに釘バットを振り落とそうとしたのだが、何故か服が脱げてしまい――


>>497-501を見てここまでは思いついた、今は反省してる
503マロン名無しさん:2006/05/24(水) 19:42:50 ID:???
>>502
ちょww何故脱げるwww
もっとやれ!
504マロン名無しさん:2006/05/24(水) 20:24:22 ID:???
空耳ケーキ聞きつつリカラ続報
今日は亜子まで
http://www.imgup.org/iup211631.jpg.html

今後最大の問題はアキラの胸元。
どういう状態だこりゃ
505マロン名無しさん:2006/05/24(水) 20:44:59 ID:???
色着けると余分にエロいなw
506マロン名無しさん:2006/05/24(水) 20:51:09 ID:???
>>502
続き期待wktk
507ミラー第4話:2006/05/24(水) 21:22:43 ID:???
不思議なことに、さっき話した寮内に潜む悪霊の話は一言も出てこなかった。やはり嘘は見抜かれていたのか。
よくよく考えてみれば、当然の話だった。その場で取り繕った嘘に朝倉が騙される筈がない。
かといって、せっかく昇ってきた道を引き返したくはない。朝倉は頭がいいから、きっと上手くやれる、そんな都合の
いい解釈で自分を納得させてみた。
美空「で、その3は?」
朝倉「その3は某私のルームメイトが妙によそよそしいことなんだけど、それはまぁいいや」
ネギ先生の話がとばされていたのは、悪霊の話で私の嘘を暴いてしまわないための、朝倉なりの気遣いの
つもりだろうか。もしそうだとしたら、ちょっとだけうれしい。
朝倉「そこで、シスター・美空・イタズラスキーに質問があるんだけど」
美空「なにその適当につけたクリスチャンネーム」 あらゆる間違いを集約している。
朝倉「シスター・美空・プレミアム」
美空「もういいや、それで」 なんか豪華そうだし。
朝倉「例えば私が、何か途轍もない怪物に七色の光線なんかを浴びて、別の次元に移動しちゃったとする
    じゃない」
美空がうんうん、と相槌をうつ。同時に感心もしていた。相手の弱い部分に必要以上に踏み込まず、それでいて
必要最大限の情報を得ようとしている。ときに冗談を交えながら。どうやらただのパパラッチではなかったようだ。
朝倉「そんな時、一番気を付けなきゃいけないのは、何だと思う?」
曖昧な質問でありながら、明確に聞きたい事の核心をついている、そんな印象を受けた。美空は正直に答える
ことにした。
美空「そうだね……。一番身近な人、じゃないかな」
もしかしたら、その一番身近な人に裏切られるかもしれないから。
明確な解答なのに、その意味を知っているのは、知りたい方ではなく、答えを書いた人間だけだった。
答えているようで、結局逃げている。美空は、そんな自分に嫌気が差した。
508マロン名無しさん:2006/05/24(水) 21:23:49 ID:???
『朝倉/Trial』
一番身近な人じゃないかな。
あれは多分、自分には期待するなよ、という意味だったんじゃないだろうか。今はこうやって平気で話しているけど、
私はあなたの知らないところで勝手に裏切っちゃいますよ、そう言っているように聞こえた。
いつもより早く寮を出た朝倉は、学校まで続く並木道をぼんやり仰ぎながら、今朝見たテレビの内容を思い出した。
情報化社会の危険性について、興味があるのかないのか分からない無表情なアナウンサーが読み上げていた
その内容は、今現在自分の置かれている状況と似ていた。
情報がなければ世の中に置いていかれる。しかし、増え過ぎた情報は、人々に混乱をもたらす。
結局何が言いたかったんだろう、と思ってみても、その答えにさして興味を抱いていない自分に気が付いた。
えてして正確な情報は、自分から探さなければ見つからないものだということは、幼い頃から知っていたからだ。
肩の後ろにだらしなくぶら下げていた鞄を頭の上まで持ち上げ、両手で大きく伸びをした。
朝倉「ちょっと早過ぎたかな……」
学校までの坂道には、遅刻ギリギリで登校する慌ただしい生徒達の姿はなく、朝倉の知らない穏やかな空気と、
早朝に登校する物好きが数人だけ、自分を含め、もたもたと歩いていた。
509マロン名無しさん:2006/05/24(水) 21:24:22 ID:???
案の定、教室にはまだ誰もおらず、この学校で起きている異変を調べるには絶好の時間帯だった。朝倉は鞄を
自分の机に置いて一息吐くと、持ってきたデジカメで教室をありとあらゆる角度から撮影し始めた。教壇から、
ドアの前から、教室の隅から。そして、廊下、校庭、保健室、屋上へと順に撮影していく。もしかしたら、撮影した
映像にそら恐ろしい怪奇現象でも写り込むのではとささやかな期待感を持ったが、そう都合よく異変が拝める
わけではなかった。
そもそも、異変を感じたのは“人”なのだから、モノを撮っても異変が現れる筈がないではないか。まぁ、それが
分かっただけでも収穫としよう。と無理矢理自分を納得させた。
それにしても、なんと穏やかな空だろう。朝倉は空を見上げる。なんとなく屋根のある場所にいたくなくて、屋上に
出ていた。日差しは雲に隠れて眩しさは無く、丁度良い速さの風が頬を撫でた。早朝だというだけで、こんなにも
朝の景色は変わるものだったのか。これなら、毎朝早くに登校する物好きの気持ちも分かる。
夕映「何やってるですか」
朝倉「うわ、びっくりした!」
片手に分厚い本を抱えた夕映が、いつの間にか朝倉の側に佇んでいた。とっさに、足音はあっただろうか、いや
もしかして足が付いてないんじゃないか、と疑い、彼女の足に目をやったが、ちゃんと足は二本付いていた。
それ程に突然だった。
屋上の縁に肘を突いて呆けていた朝倉は、とっさの事に挨拶の言葉も忘てしまっていた。
朝倉「た、たまには朝の学校もいいと思って」
夕映「朝倉さんはいつも何時に学校に来てるですか」
朝倉「あ、あぁ、そうだった、いつも学校に来るのは朝だよね。ハハハ。えっと、ところで、えっと、おはよう」
夕映「おはよう……です」 不思議そうな顔をしている。そりゃあ、わけの分からない挨拶の仕方は不思議だろう
けど、夕映はむしろ、朝倉が挨拶をした事を不思議がっているようにも見えた。
510マロン名無しさん:2006/05/24(水) 21:24:58 ID:???
朝倉「夕映っちはどうしたの?こんな朝早くに」
夕映「図書委員の仕事です。少なかったので、すぐに終わったですが」
すると夕映はもっと早い時間から登校して、委員の仕事をこなしていたのか。図書委員にならなくてよかった。
朝倉「ところで夕映っち、最近何か変わった事ない?あぁ、もちろん、珍しく早くに登校したクラスメートから、
    聞いたこともないような挨拶が返ってきた事以外でね」
夕映「変わった事、ですか?」 
目が虚ろで、顔色もあまり良くない。何か、トラウマを抱え込んだ人みたいだった。少し訝しがる様子を見せながら
も、何かを考えている。
夕映「特に、何もないです」  嘘をついている様子はなかった。少なくとも、昨晩の美空よりは。
朝倉「顔色悪いけど、大丈夫?」
夕映「そうでしょうか。別に、いつも通りですが」  特に慌てている様子もなく、これ以上問いつめる事は無駄に
思えたため、自然に会話が途切れる。別にそれ自体には何の不都合もないのだけれど、沈黙というのは常に
後ろから誰かが、喋らなければならない、と責め立ててきているようで、朝倉は嫌いだった。
朝倉「いい天気だよね、今日は。私、名前の割には朝って苦手で、朝早くから登校してる人の気が知れなかった
    んだけど、いつもこんな天気なら、それも悪くないかも」
夕映からは何も返ってこなかった。彼女の背後には“喋らなければならない魔”はいないのだろうか。
朝倉「夕映っち、今日大人しいね。やっぱり何かあったでしょ?」
二人で屋上の縁に頬杖を突きながら、青が一層深い遠くの空を眺めていた。また沈黙が邪魔をしに来る。
511マロン名無しさん:2006/05/24(水) 21:28:31 ID:???
あんまりサボってると、どこまで投下したか忘れそうだ。
いじめスレでも書き始めたので、物好きな方がいれば是非。

>>504
うっはwwwエロスwww
512マロン名無しさん:2006/05/24(水) 21:37:30 ID:???
>>504
エロス!そしてアキラは確かに不可解だ。
隊長の銃握ってる指塗り忘れてる
513真名 誘惑の天才:2006/05/24(水) 21:44:23 ID:???
真名 誘惑の天才


1/4
ぱしぃぃん!!!

空を切り裂くような音が響く
アキラ 「ばかぁ!!!」
私の頬を張り飛ばし、泣きながら去ってゆくアキラ。ただ尻を触っただけなのに・・・何故?


最近、私はもてない。誰かに声をかければ逃げられてしまう
容姿も変わっていない。テクニックだってつけたつもりだ
愛を語る言葉もそれはまるでイタリア人のようだ
それなのに・・・アキラも刹那も明日菜も逃げてゆく


そう、信用が無くなってしまったのだ
あらゆる私の行動が彼女たちの信頼を消し去った
誰にでも手を出す私に愛想が尽きたのであろう
因果応報というやつだ


真名 「神様・・・どうか私に力を・・・」
もうこうなっては神頼みしかない
私に残された、最後の手段

こうして私は実家のお賽銭箱に500円玉を入れた
514真名 誘惑の天才:2006/05/24(水) 21:46:16 ID:???
2/4
朝、目が覚めてみると自分の部屋だった
隣には誰も寝ていない。それはとても寂しい

ふと気がついた。刹那が着替えて学校に行こうとしている
私の方は見てくれていない。それどころか起こしてもくれていない
刹那はちらりと私の方も見ると、何も言わずに立ち去ろうとした
私は・・・嫌われている

それでも私は言葉をかけてみた
真名 「おはよう」

刹那の動きが止まった。ただ何も言わずに私に背を向けている
真名 「どうした?学校へ行くんだろう?」
刹那は動かない。いや、よく見れば肩のあたりが震えている。笑っているのか?
真名 「私は変なことを言ったのか?すまないことをしたな」
刹那がやっと振り返った。その顔は上気し、瞳は潤んでいた

刹那 「朝から・・・なんて言うことを言うんだ」

刹那が何を言っているのかわからなかった
ただ、私の方を見つめてもじもじしている。どういう事だ?
真名 「ど、どうしたんだ?熱でもあるのか?」
そう言ったとたん、刹那の顔がさらに赤くなる
刹那 「そんなに私のことを?でも私にはお嬢様という心に決めた人が・・」

刹那の言動に、私はだんだんと訳がわからなくなってきた
515真名 誘惑の天才:2006/05/24(水) 21:49:34 ID:???
3/4
真名 「私はおはようと言っただけ・・・」
いきなり刹那に抱きつかれた。それも思い切り
刹那 「そこまで私のことを思っていたのか・・・龍宮・・・いいぞ、優しくしてくれ」

棚からぼた餅、とでも言うのだろうか?嫌われていたと思っていた刹那が私に抱きついてくるとは
こうなれば頂くしかあるまい。据え膳は食べるものだと新田の教えだ
私は刹那にキスをすると、そのまま押し倒した


どうやら神様は私の願いを聞き入れてくれたらしい
他の人間でも試してみたが、どうやら私の発する言葉は口説きとして相手に伝わっているらしい
それも極上の口説き文句が伝わっているようだ

刹那、アキラ、明日菜、裕奈etc・・・
今まで私のことを嫌う反応をしていた連中も、こぞって私の百合棒の餌食となった
撃墜率は100%、今の私なら誰でも落とすことができるだろう
神様、ありがとう。私はこの口でエロスの楽園を作りに行きます


そして楽園はすぐにできました。クラスに行って私が”おはよう”と言うだけでそこは楽園となったからだ
史伽 「真名おねえちゃん。抱っこしてよ」
エヴァ 「わ、私が足を舐めてやろう。ご、誤解するなよ!!おまえがそう言うから・・・」
楓 「拙者・・・まだ床の修行というものを経験していないでござる。真名殿、導いて欲しいでござる」

”愛してるよ”こんな台詞なんていらない。口から出る言葉は愛として相手に伝わるのだ
さて・・・誰から頂こうかな?
516真名 誘惑の天才:2006/05/24(水) 21:53:17 ID:???
4/4
と、突然後ろから抱きつかれた。振り返ろうとするが、かなり強く抱きつかれているので顔まで見えない
真名 「おいおい、ずいぶんと積極的だな」
ぎゅ・・・っと別の誰かに手を握られた
ザジ 「・・・」
ザジはその独特の赤い瞳で私を見つめている。その瞳からは愛欲の期待が見て取れた
真名 「お前もなのか?」
つんつんと、上からつつかれた
さよ 「龍宮さん・・・お慈悲を・・・」
今度は誰かが私の服を引っ張っている。どうやら一人ではないようだ
そして気がつけば、私は30人のクラスメートに囲まれている

真名 「み、みんな。一人づつな、いや、二人までなら・・・」
しかし、その言葉で皆の瞳の色が変わった。ゆくっりと私に手を伸ばしてきたのだ
?? 「マナ・・・ダイテヨ・・・」

それは彼女たちにいったいどのような言葉として伝わったのだろうか?
60本の腕は私の百合棒を掴もうと迫ってくる
私の肉体と百合棒が60個に分かれるのは時間の問題だろう


ハルナ 「こうなるのってありよね」
今日はロビーで食堂で創作系同人誌を作っていた
前回、千鶴に二つにされた。二つになったので二倍同人が描けると思ったが、お互い意見が対立してうまくいかなかった
ハルナ 「片っ端からだもんね。もう誰でもイイって感じ?」
狙った獲物は逃がさない。それがスナイパー真名さんなのです

真名 「そ、その楽園はどこにあるんだ?すぐに案内しろ、でないと殺す」

517マロン名無しさん:2006/05/24(水) 21:56:29 ID:???
>>516
>二つになったので二倍同人が描けると思ったが

ハルナが黒い虫から某深海生物に進化してるwwwww
518マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:04:20 ID:???
>>511
ミラーさん乙。いじめスレの円とのどかの奴かな?
>>516
ワロスwww俺も女から揉みくちゃにされたい。
519マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:07:49 ID:???

ハルナ「ねぇねぇ超ちゃん。いいコト考え付いたんだけど〜」
超「どうしたネ?」
ハルナ「ホシササノハベラって性転換するらしいじゃん?」
超「そうなのかネ、ハカセ?」
葉加瀬「はい、確かにホシササノハベラの他、サンゴ礁に生息する魚などは性転換するようですね―」
ハルナ「と、ゆうことはよ。それを応用して…性転換薬なんてつくれないかなぁ?」
超「・・・・・・考えとくネ」
ハルナ「お、それじゃ、もし完成したら教えてねーっ(クラス中を性転換したら…ムハッ)」
そういうとハルナは怒涛の如く去っていった。

葉加瀬「・・・・・どうするんですか?」
超「やってみたい気はしないでもないガ…やってはいけない気がするネ…」

超「ま、調べてみるだけでもやってみるネ。データが何かの役に立つかもしれないネ」
葉加瀬「じゃあ早速準備に取り掛かりますね〜」
超「ンー、最初の実験体は・・・・やっぱり真名さんカナ」

―つづくハズがない―
520マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:18:35 ID:???
>>519
貴様は第二の新田を生むきか!?てかスレが変わっちゃうwwwww
521マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:23:24 ID:???
>>511
ミラーさん乙!いじめスレ見てきた。
何あれ面白ぇwwwwww
522マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:32:32 ID:???
まだ三日目なのに昨日分もまとめて投下
先が思いやられるよね
http://www.imgup.org/iup211679.jpg.html
http://www.imgup.org/iup211680.jpg.html

バスケのフォームについては目を瞑ってくれ、剣道しか描けん
523真名ちゃんもっこり日記60:2006/05/24(水) 22:39:59 ID:???
>>519
ウッヒョウ!もっこり真名さんが男になったら3−Aの生徒の貞操が…

>>522
あ〜もっと、もっと胸元開いてくれー


真名ちゃんもっこり日記60

この日は雨だった、アキラと一緒にホテルでいちゃいちゃしようとしていた。

シャッター車庫の贅沢なラブホに入る。
ところがこの車庫、私のストラトスの先が入らない!
焦りはしたが、車庫の敷地境界線はその先20cmであったためなんとかクリアした。
しかし、シャッターが最後まで下ろせないという、なんとも…
そこの部分だけシャッターが半開き、私のストラトスの先がちょこんと覗かせる。
まぁいいだろう、すぐにアキラと××したい。
欲望ゆんゆんでホテルにチェックインしようとして財布を忘れたことに気づく。
料金は後から払うことにしてアキラを先に部屋に向かわせ、私は財布を取りに戻った。
あと扉一枚で車庫に着こうとしたとき…

ガシャ…

ん?何やらシャッターの音がしたようだ。
風でも吹いたか?

ガシャ!ガシャ!ガシャーーーー!!

うおぉぉぉーーー!?!?
何だ?一体何が起きたーーー!
状況が全く把握出来ない。
524マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:40:55 ID:???
時間は深夜0時をまわっている。こんな時間に考えられる事は1つ。
「盗難か!?」
持ち主のすぐ横で盗難か?
どうする。警察に通報か?いや、間に合わなそうだ。
…行くか
んでもって私の手で…殺るか。
音を立てず出入り口の扉を開ける。
落ち着く…と同時に怒りがこみ上げてくる。

まず、目に飛び込んできたのは道路の真ん中まで飛び出したストラトスを目撃ドキュン!
まだ犯人はガレージ内に残っているかもしれない。
デザートイーグルを低めに構え、近づきながら出せる限りの声を絞り出し
「貴様そこで何をしている!」
叫びながら車に近づくが人の気配が無い。ガレージの中に入り辺りを見回しても誰もいない。
「…逃げられたか」
悔しいと思いつつ、ホッとした思いも沸き上がる。

とりあえず現状確認をする。
車体回り、下、鍵、何処も異常が無い。キーロックもされたまま。
一つ気づいたのは天井面に擦った傷と、フロントガラスにも当たった傷が。
どうやら犯人はシャッターを3分の2閉めたまま車を出そうとしたらしい。
大胆不敵なヤツめ、天井の傷は消えそうになかったが、ガラスは拭けば元にもどった。
最小限の被害で済んだのは不幸中の幸いか。
525真名ちゃんもっこり日記60:2006/05/24(水) 22:42:04 ID:???
しかし解せない。
一体、犯人はどうやって車を出したんだ??
とりあえず、車を元に戻そう。
キーを捻りエンジンをかけ、ギアをバックに入れ、サイドブレーキを下ろ…
ブレーキを下ろ…オロ?…下りてる。
分かった!!最初からサイドブレーキは引かれてなか…
いやいや、落ち着け…私は車の盗難に気づいてに向かったのだ、くれぐれも

“雨水が入らない様に若干の傾斜が付いたガレージなのにサイドブレーキを引いてなかった為、ちょっとずつ
 車が前に進んでシャッターに当たった後、フロントガラスの傾斜がシャッターを押し上げ、勝手に車が飛び出した。”

なんて誤爆は決して許されない。
犯人は誰だ!?(汗)
早く出てこーーーい!(さらに汗)
もう許してあげるから。(滝汗)


その頃のアキラは
「…」
「…」
部屋のベッドに隠れていたM子と出くわしていた。

526マロン名無しさん:2006/05/24(水) 22:48:41 ID:???
>>516
ぎゃー パルですか!パルなんですか!
史伽と楓に萌えた!

527マロン名無しさん:2006/05/24(水) 23:14:35 ID:???
>>525
ちょwwwアキラ×M子ktkrwwwwwwwwwwww
528マロン名無しさん:2006/05/25(木) 00:51:09 ID:???
新メニュー

五月「いらっしゃいませ」
いいんちょ「四葉さんお元気そうで」
五月「はいおかげさまで。こちらが新しくなったメニューです」
いいんちょ「…なんですのこのメニューは?」

明日菜のひみつ 古菲のひみつ まき絵のひみつ
アキラの苦労  亜子のひみつ 裕奈の飼い方
刹那の弱点 もっこり真名さんのひみつ(←50%増量中) ALL時価

五月「超胞子で酔ったみなさんが勢いで暴露トークをしたときのネタとなります」
いいんちょ「そ、それでは明日菜のひみつとまき絵のひみつを…」
五月「はい」

ごにょごにょ…
いいんちょ「…つー(鼻血)」
五月「そして、まき絵のひみつが…」
ごにょごにょ…
いいんちょ「ブッ!(鼻血)」
五月「大丈夫ですか?」
いいんちょ「い、いいですわ…お金はここに置いておきます」
つ10万円
五月「ありがとうございました♪」
529マロン名無しさん:2006/05/25(木) 01:03:19 ID:???
>>528
ちょwwwwさっちゃんwwww
GJ!
530美空ウイルスの中身:2006/05/25(木) 01:32:58 ID:???
毎回レスdですヽ(`・ω・´)ノ
なんか今日はいい朝さよを書けた気がするw

約【3分後】に投下します。
531美空ウイルス.exe【ver:21.1】:2006/05/25(木) 01:36:49 ID:???
(>>492の続き)
寮の部屋。千雨とザジは布団の中に潜っていた。
千雨は今日という長き日を回想する。
教室で妙な事件が発覚するは、ラジオのスタジオに部屋を使われるは、そして、
自分の部屋から二人を追って教室に向かおうと走ったが、どうしようもなく途中で引き返したり、

暗闇で涙を流す超鈴音を見掛けたり…

手足が痺れている。腰は重く動かない。真正面で沈黙する天井に、変化はない。
「今日は何だったんだよ…ったく」
隣で眠っているザジが寝返りをうつ。
その様を見つめ、自分たちが平穏の籠に収まっていると千雨は信じた。

突然はじまったざわめきは増幅し、やがて高波となり人を拐う。そんな夢を見た気がした。
外に規則的な足音が聞こえる。新聞配達の足音だ。

「ザジ…起きてるか?」
何を訊いているんだ、さっき寝返りを見留めたばかりじゃないか。

千雨は強引に瞼を閉じ、鮮明な記憶の渦巻く夜の帳に沈んでいった。
時は、朝を迎えようとしているのに。
532美空ウイルス.exe【ver:21.2】:2006/05/25(木) 01:38:27 ID:???
月が煌煌と光を注ぐ下。
秘密基地の頑強な鋼鉄の扉が、相応しい響きを従え開く。基地の主人が帰還したのだ。
超は玄関の門をくぐると、無口で足を進めた。
金属とコンクリートに囲まれた牢獄を思わせる通路を過ぎ、
廊下の一番奥に潜んだ小さなドアに手を掛ける。超の決心と共に、部屋は開かれた。

「さて、面会の時間ネ」
部屋の中央には、超の背丈ほどの大きさに砕かれた鏡が立っていた。その前に超が立つ。
鏡に、邪悪かつ狡猾な微笑を浮かべた超が映る。しかし、それに対する超は泣いていた。

鏡の超が喋った。
『何か言いたいこのがあるのカナ?』

「お前は、やりすぎヨ。刹那さんに属性を付ける必要はなかったはずネ」
『そうでもしないと、奴らは理解しないネ。仕方なかたヨ…しかし、お前も立場がわかってないネ』
鏡の超は、前に立つ超を脅す。
「どういうことカ?」
『お前の研究仲間の属性をイジることも、可能だということヨ』
「それは約束と違うネ!」
約束…それは、葉加瀬が最後に研究室を訪れ、別れの後に交された約束。
『何を言うカ…悪としての私、その存在が何を意味するのか…わかっているはずヨ』
超は属性操作システムを取り出した。三台の機械が青い光を帯つつ浮かび上がる。
「お前は、何故、消えない」
鏡の超は邪神の如く顔を歪めた。
『私はお前だからネ。そうやって、また私を消そうとするノカ?無駄なことヨ。
…善と悪、それは対する関係を前提とする相対的なものネ。超鈴音が他の誰かと共にある限り、
お前は悪にしかなれないネ。お前が悪でなくなるのは、今、つまり、孤独である場合のみヨ』
超は頭を抱えた。絶望しているのだ。
「そんなはずはないネ…」
『自分の理論を疑うカ?』

Error:Character_Control_System【超鈴音:悪人設定の解除に失敗】
533美空ウイルス.exe【ver:21.3】:2006/05/25(木) 01:39:58 ID:???
寮部屋で、さよの体をベッドの上に横たえる。
一向に目を醒まさないさよに、朝倉は不安を感じていた。

深夜二時半、しかし眠気は顔も出さない。教室の出来事、その全てがスクープだった。
報道記者である朝倉は、いつもなら何度とフラッシュをたき、
もしかしたら超鈴音にインタビューまでしていたかもしれない。
しかし、現実そうならなかった。
報道されるような事件の渦中にいた自分、被害者のひとりである自分、
インタビューされるべきは自分なのだ。

「記者…か…」
朝倉はどこか知れないところを見つめ、独り言を呟いた。
親友の膨らみ萎むを繰り返す胸。生きている、親友。しかし、瞼は深く閉じたまま。
幽霊でなくなったことを、抱き合える腕を持ったことを、彼女はまだ知らないけれど…。

棺に入れられたような姿勢のさよを眺めていると、不意に妙な考えが朝倉の頭に浮かんだ。
「永遠に続くと思われる眠り…王子のキスで目覚める…なんてね」
不思議と頬は紅くなり、顔が熱くなる。朝倉は自分に起きた変化に戸惑いながら、
気付くと、さよに口付けていた。
あの小さい唇に、微かに触れる。
なんだろう…この感覚は…。そんな迷いに襲われながら、朝倉は目を閉じた。
さよと息を繋げたままで。

そのまま沈黙は木霊し、夜は尽きた。
534美空ウイルス.exe【ver:21.4】:2006/05/25(木) 01:41:44 ID:???
朝の到来を最初に知ったのは、明日菜でも他でもなく、のどかだった。
何故なら、彼女はその夜、一睡もしなかったからだ。のどかには眠り方を忘れてしまった様に思えた。
幽霊になっているということは永遠の眠りに伏している訳で、
夜に眠るも何も最初から眠っているのだから、新たに眠れないのも当然かもしれない。
それにしても寮部屋の窓から望む暁はとても綺麗だった。

目覚まし時計に騒がれて起きた綾瀬夕映と早乙女ハルナは、それぞれ別の方向を向いて
「おはよう(です)、のどか」
と言った。結局、二人とも幽霊ののどかに背を向けて挨拶していたのだが…。

アーティファクトの読心本を出して夕映かハルナに渡せば、会話はできるかもしれない。
そう考えたのどかは、とりあえずアーティファクトを出してみた。
そして、考えていることは不可能だと悟った。
アーティファクトまで、のどか同様、幽霊になっていたのだ。
アーティファクトは持ち主の分身のようなものだから、それもまた当然かもしれない。

こうなると、のどかは完全に世界の部外者だった。
世界に自分が残した記憶だけがあり、今いる自分は認識されない…これが幽霊の日々。
のどかは幽霊であったさよに同情した。

ハルナは三人分の朝食を用意した。
不思議とのどかに空腹感はない。そもそも、空腹の感覚すら忘れてしまった。
いつも見ている朝のテレビ番組が、いつものコーナーに差し掛かる。つまり学校が始まる時間だ。
三人は一人分の朝食を残して部屋を出た。

学校に行くのだ。のどかは、自分を認識できる人物である朝倉にまず会いたくて仕方がなかった。

【つづく】
535マロン名無しさん:2006/05/25(木) 01:45:07 ID:???
あんたのことだからただですむとは思ってなかったが
やっぱり超にも裏があったか……
wktkが止まらないぜ!
536超の世界 1/5:2006/05/25(木) 02:05:30 ID:???
古菲「何をしてるアル 刹那ッ!」
刹那「超鈴音の能力の正体を見極めるいい方法を思いた」

桜咲刹那は自分のこの白い翼を見る時いつも思い出す。

―― 子供の時から思っていた。 町に住んでいるとたくさんの人と出会う。
しかし普通の人たちは一生で真に気持ちがかよい合う人がいったい何人いるのだろうか……?
小学校のクラスの○○さんのアドレス帳は友人の名前と電話番号でいっぱいだ。
50人ぐらいはいるのだろうか? 100人ぐらいだろうか?
自 分 は ち が う。 TVに出ている人とかロックスターは何万人といるんだろうな。
自 分 は ち が う。 『自分にはきっと一生誰ひとりとして現れないだろう。』
 『なぜなら この白い翼を持つ友だちは誰もいないのだから…
  持たない人間と真に気持ちがかようはずがない。』
木乃香お嬢様 ネギ先生 明日菜さんに出会うまでずっとそう思っていた。
楓やカモさんのことを考えると 背中に鳥肌が立つのはなぜだろう。
それは目的が一致した初めての仲間だったからだ。 超鈴音を倒すというこの旅!
数日の間だったが 気持ちが通い合っていた仲間だったからだ ――

超「……フン 無駄なことを」
超が屋上に飛び上がる。
  ヒュンッ ギュギュン
超の足先が光跡に触れると、匕首が襲い掛かる。
超「ヌゥ!これは……
  せつなサンの「匕首十六串呂」!
匕首を避けようと動いた超の体が空中の光跡に触れる。
超「「匕首十六串呂」の『結界』!」
   ヒュンッ ギュギュギュン!
超「チッ!」
匕首が超の体を掠める。
超「! これ……は……」
超があたりを見回すと、光跡はすでに籠のように超を包み込んでいた。
537超の世界 2/5:2006/05/25(木) 02:07:52 ID:???
刹那「触れれば捕縛する「匕首十六串呂」の『結界』はッ!」
超「ヌッ!」
尖塔の突端。超の「ザ・ワールド」の射程外に刹那は立っていた。
刹那「すでにおまえの周り半径20m!
   おまえの動きも「ザ・ワールド」の動きも手にとるように探知できるッ!」
刹那「くらえッ!超鈴音ッ!
   半径20m 稲交尾籠をーッ!」
     ドッバァーーッ
超を取り囲む匕首十六串呂が、獲物に狙いをつけた隼のように一斉に動き出す。
超「マヌケが……知るがいい……      ド
  「ザ・ワールド」の真の能力は……     ド
   まさに!                     ド
  「世界を支配する能力」だということを!」   ド
                               ド
    超「ザ・ワールド」!!

古菲「!? え!? こ……これはッ! ばかなッ!
   い……いきなり……吹っ飛ばされているアル! ばかなッ! 刹那ッ!」
バグォッ 腹を貫かれた刹那の体が貯水塔に叩きつけられた。

(い……いったい……何が起こったのだ……
 やられてしまったのか……
 う……動けない……
 だめだ……致命傷のようだ
 声も出ない……
 指一本さえ動かせない……)

(今……時刻は5時15分か……
 エヴァさんの別荘では夜の12時ごろか……
 お嬢様は何をしているだろう……
 もう眠っているのだろうか?
 心配かけてすみません…………)
538超の世界 3/5:2006/05/25(木) 02:08:52 ID:???
刹那が最期に思うこと……
それはエヴァの別荘にいる木乃香のことではなかった。
木乃香のことを深く思ってはいたが
最後に浮かんだ「奇妙な疑問」の前にお嬢様への思いは頭から吹っ飛んだ。

(私の「匕首十六串呂」の『結界』は触れるものが手にとるようにわかる……
 だが……今……『結界』は超鈴音に全部一度に……同時に切断された……!?)
(なぜ!?
 なぜ一本一本ではなく……
 少しの時間差もなく……
 一万分の一秒の差もなく……
 半径20mの『結界』は「同時に」切断されたのか?
 なぜ……?)

(少しの時間差もなく……時間差……時間……時間 )

   「時」

(わ…………
 わかっ……
 ……た……
 な……なんてことだ……
 それしか考えられない……
 ……「時」だ……
 ……やつ……は……
 「時」をとめられる……)

(つ……伝えなくては……このことをッ!
 この恐ろしい事実をなんとかして……
 なんとかして古菲に伝えなくては……っ
 このままだと……
 みんなが負けてしまう……)
539超の世界 4/5:2006/05/25(木) 02:10:02 ID:???
超「古菲……次はおまえネ……」
手についた刹那の血を舐め、超が振り返る。
超「この中国系火星人の肉体が完璧になじむには……
  やはり中国人の血が一番しっくりいくと思わんカ?
古「超!ッ」
超「おまえは 血を吸って殺す と予告しよう」
古菲に飛びかかる超。
 ドゴォオン
「!?」
二人の背後で時計台の針が吹き飛んだ。
刹那「さ……最後の……匕首十六串呂……」
超「なんだ?あらぬ方向を撃って…………
  断末魔……最後の雄叫びをあげ
  花々しく散ろうということカ……フン」
古菲「意味のないこと? バカな……!
   刹那はこんな時に意味のないことをする女ではないアル
   なぜ……あんな方向へ?
   ……なにか意味があるアルか?……?
   なにか伝えたいことがあるアルか?」

刹那「メ……ッセージ……
   ……で……す……
   これが……せい……いっぱい……
   …です……古菲……
   受け取って……ください……
   …伝わって……
   ……ください………」
…………
   …………
      …………
   桜咲刹那
   ―死亡―
540超の世界 5/5:2006/05/25(木) 02:13:21 ID:???
小太郎「……ていう話でどうや?」
ハルナ「うーん、ちょっと原作まんますぎじゃない?」
楓  「なんだか拙者がすでに殺されてる気がするのでござるが」
小太郎「しょうじき勢いで書いた。今も反省していない」
541マロン名無しさん:2006/05/25(木) 02:33:14 ID:???
>>525
ちょwwwM子www

>>528
さっちゃん最強説

>>530
いい!ザジちうも朝さよも超もすごくイイ!
続きに期待

>>536
元ネタわかんね(´・ω・`)
じょじょ?
542マロン名無しさん:2006/05/25(木) 02:46:25 ID:???
>>530
のどかカワイソス(´・ω・`)
朝さよ(´Д`*)何かいろいろ癒えた
超…お前も苦労してんだね…GJ!

>>536
て め え は 俺 を 萌 え さ せ た
543美空ウイルス.exe【訂正】:2006/05/25(木) 10:43:24 ID:???
レスありがd!

美空ウイルス.exe【ver:21.2】(>>532)の、「鏡の超」の台詞の表記を訂正ですorz

●訂正前
鏡の超が喋った。
『何か言いたい"この"があるのカナ?』

●訂正後
鏡の超が喋った。
『何か言いたいことがあるのカナ?』
544マロン名無しさん:2006/05/25(木) 15:45:25 ID:???
復活
545マロン名無しさん:2006/05/25(木) 16:14:39 ID:???
明日菜いいんちょ劇場


どうしてだろうと、ふと思う。
「いいんちょと明日菜がまた喧嘩だー!」
「いいんちょに勝つに食券5枚!」
「じゃあこっちは明日菜に8枚!」
生徒の目の前でいつも喧嘩、喧嘩の日々…

だけど…
二人で部屋に戻った。互いに違う部屋なのだがいつもどちらかの部屋に二人で入る。
今日はあやかの部屋。ルームメイトの千鶴や夏美は部活で夜遅くまで遅れると伝えた。
―と言っても二人ともあやからのことを考えてわざと遅れていたりする。
そんな二人に感謝しつつあやかは部屋に入るなり、明日菜を抱きしめる。
「きゃっ、いいんちょ…ちょっと、いきなり…」
「ふふ、今日も暴れてましたわね」
「そ、そりゃあんたが食って掛かるからでしょ!」
負けじと明日菜も反論するがあやかはそのうるさい口をキスで塞いだ。
「ん!?―んーー!!」
じたばたする明日菜を引きずってベッドに寝かせる。
そのまま押し倒して明日菜の制服のボタンを外す。自分はもう上半身は脱いでいた。
そしてあやかは明日菜の―

[これ以上はエロになるので中略]

どうしてこんなに好きになってしまったのだろうか。
寮に帰ればいつも抱き合ってキスしたり、ベッドの中で互いに恥ずかしい格好でイかされたり。
どうして…
546マロン名無しさん:2006/05/25(木) 16:15:33 ID:???
「…」
あやかはベッドから上半身を起こしてぼんやりと状況を確認する。
二人とも裸だ、横で明日菜が寝息を立てている。
明日菜の寝顔を見てそっと微笑み頭を撫でる。
「…?」
「…何してんの?」
明日菜は目を開けた。
「あら?起きましたの?」
「また寝るけどね」
またベッドにもぐる明日菜を見つめた。
「…どうしてこんなに好きになったのでしょう?」
だが今の二人にはどうでもよかった。
「まぁ、恋は理屈じゃないからでしょ」
「まだ起きてましたの、早く寝たらどうです?」
「はいはい寝ますよ、あんたも一緒にね」
「ふふ」
そっと微笑みあやかは明日菜を抱きしめベッドの中に入った。


その頃、外では
「あらあら〜、二人とも寝ちゃったみたいよ。どうしましょう?」
「え〜、今日もなの?ちづ姉、私お腹空いたよ〜」
扉一枚先では千鶴と夏美が困り果てていたのを知らずに、二人は寝息を立てていた。
547マロン名無しさん:2006/05/25(木) 16:26:51 ID:???
>>546
ますます愛が深まってるなぁ(´ω`=)GJ!

外の二人ワロスwww小太郎とかなら意味も分からず乱入しそうだがwwww
548マロン名無しさん:2006/05/25(木) 17:08:08 ID:???
>>546
最近省略が多いなぁ。自分で補完するほど妄想力ないよ(´・ω・`)

なんか投下
http://p.pita.st/?m=bdmtlvrs
円や亜子では残念ながらただの3(ry
549マロン名無しさん:2006/05/25(木) 17:47:42 ID:???
>>584

【姉妹丼】

親子丼とは鶏肉と卵を使った丼であるが、姉妹丼とはひよこと卵を使った丼である

この丼が考案された当初はひよこの雄雌を区別無く使っていたが
雌のひよこを使った方が美味であり、そのうち雌のひよこのみを使うようになった
この事より“雌のひよこと卵を使う丼”より姉妹丼と名付けられたのである

なお、姉妹丼に雌の鶏を加えたものを“母子姉妹丼”と言う

(早乙女書房刊『百合料理の世界』より)
550マロン名無しさん:2006/05/25(木) 17:49:41 ID:???
>>549
アンカーミスッたorz

>>584×
>>548
551マロン名無しさん:2006/05/25(木) 17:56:08 ID:???
>>549
なにこのありそうな話
552マロン名無しさん:2006/05/25(木) 18:14:00 ID:???
>>548
つーかお前は漢文のテスト中に何を(ry
553古×楓中の人:2006/05/25(木) 19:16:15 ID:???
>>548
貴殿らを満足させられるほどの文章力がないので勘弁してください。
てか漢文のテストwww
554マロン名無しさん:2006/05/25(木) 19:16:27 ID:???
楓「こ、恋の仕方を教えて欲しいでござる!(/////)」
妹「えっ『恋はしたたかOH!シークレット星いぼで小皿』?」
姉「よく分かんない、もう一回!」


エ ン ド レ ス
555マロン名無しさん:2006/05/25(木) 20:25:08 ID:???
名探偵ネギま!

時計仕掛けの中等部校舎
32番目の標的(ターゲット)
末期試験の魔術師
2−Aの中の暗殺者
図書館島へのカウントダウン
桜並木の亡霊
迷宮の地下水路
白翼の剣士(ソードマン)
格闘大会上の陰謀(ストラテジー)
生徒達の鎮魂歌(レクイエム)

深い意味は・・・あるかも
556マロン名無しさん:2006/05/25(木) 20:29:09 ID:???
末期試験てwwwww
557マロン名無しさん:2006/05/25(木) 21:05:09 ID:???
このスレは癒されるなぁ…
明日から始まる中間試験の事など忘れてしまうよ…
558マロン名無しさん:2006/05/25(木) 22:26:52 ID:???
明日はアキラの誕生日ですよ龍宮隊長。
559サヨロットその10:2006/05/25(木) 22:30:07 ID:lGlgWCdL
そろそろ
           パル×さよ
                     に行けそうです。

「お別れって・・・?」
朝倉が言った言葉の意味をさよは理解できなかった。
何故だろうか、一体何故お別れなのだろうか?
考えていてもわからず、さよは聞いた。
「私ね、一年生の頃から好きな人がいたの
さよちゃんと一緒になってから忘れようとしてたんだけど
どうしても忘れられないの・・・
私、浮気とかしたくないから言ったの、ごめんね、さよちゃん」
さよは全部聞く前に部屋から抜け出して行った。
どこへ行くのだろうか?ハルナの部屋である。
ハルナは気を取り直しまた歌を口ずさみながら同人を描いていたのだが、今度はクロゼットではすまなかった。
バッキョオオオオ! バキッ ドボドボ

「いやああああ!?誰よオカカカカオミルク倒したのは!?」
そもそも何でそんな早口言葉みたいな飲料があるのかが疑問だ。
「ハルナさん!」
「あれ?さよちゃん?・・・ハハーン」
ハルナはさよの表情で察した。
朝倉に振られたのだろうと。
「ハル・・・ナさん」
560サヨロットその10:2006/05/25(木) 22:30:42 ID:lGlgWCdL
「朝倉はさ、本当に好きな人がいたんだよ
サッカー部の・・・・。朝倉だって、すっごい迷ったんじゃない?
それに私がいるでしょ?ね?」
ハルナは優しくさよに言う。さよは今まで我慢していたがとうとう
泣いてしまった。
ハルナは優しくさよを抱いた、不思議にも温もりが感じられる。
もしや、実現化している?
そんなハズは・・・とハルナは思ったが、現にさよが着ている古い制服のザラザラ感がある。
さよはそれに気づかずかれこれ数十分も泣いた。
「・・・さよちゃん、私の服見てみて?」
「・・・え?」
ハルナの服はさよの涙でビショビショだった、おかげで下着が透けて見える。
濡れるのは本来ありえないのだが、現に濡れているのだ。
「濡れて・・・?」
さよも驚いている。今までになかったことなのだ。
さよの身体をよく見れば足があった、これは実現化しているとしか言いようがなかった。」
ハルナの部屋の窓に、小さい金髪の少女がニヤリ、と笑ったかと思うとその場で消えたのがさよに見えた。
まさかあの人が・・・?
561サヨロットその10:2006/05/25(木) 22:32:24 ID:???
あ・・・上げてしまいました。すいませんorz
とりあえず以上です。


ところでハルナって今のところカップリングがないよねぇ・・・?
これって美空よりひどいんじゃ?
あ、夕映がいたか。
562マロン名無しさん:2006/05/25(木) 22:32:26 ID:???
>>548
授業はマジメに受けれ!w
史伽かわいい。まじでそんなこと聞きそうだw
563禁断の果実 円の想い:2006/05/25(木) 23:18:37 ID:???
逢瀬は終わり、夜風が火照った体を撫でる
ベッドの上、美空、シャークティ、円は余韻とその心地よさに酔っていた
「円、ちょっといいかな」
美空が円に話しかける、円はきょとんとしている
「何で、仕事とか私たちにここまでしてくれるのかなー」
いつもの調子のつもりだが、美空は違和感出すぎている
シャークティもそれには疑問があるらしく、じっと見詰めている
「やれやれ・・・」
円はふっとため息をつくと
「あんたたちのナイト役ってとこでどう?」
美空とシャークティは暫し呆然となる、第一円は二人の被害者のはずだ。それなのに
円はふふっと笑い、シーツを巻きつけ窓辺に腰掛けると
「確かにあたしは被害者。でもね、二人を見てるとなんか・・・ね」
それは円の複雑な想い、愛したくても入り込めない。
そして血の絆で繋がれた苦難を抱えた二人
羨ましい、奪いたい、貪りたい
でも叶わない
ならば二人と少しでも多くの時を過ごし、守り、愛したい
代償が快楽でもいい、あの日二人にとろけるように愛されてからもう戻れないのを知ったから
「円、あんた・・・」
「言いっこなし。さ、寝よう」
ごろりとベッドに寝る円、二人は複雑な気持ちながら円に感謝しつつ眠りに落ちた
564マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:51:12 ID:???
時計仕掛けの中等部校舎
中等部校舎に仕掛けられた爆弾!
ゆえ、のどかの友情が試される!

32番目の標的(ターゲット)
次々と狙われていく3−Aの生徒たち。
32番目の標的は誰なのか!
鳴滝姉妹と楓の捜査が始まる!

末期試験の魔術師
試験が迫る中、試験の魔術師なる者が存在する。
そして裕奈、まき絵がアキラの正体に気づく!?

2−Aの中の暗殺者
記憶を失ったエヴァを暗殺者から守る茶々丸。
「貴方が世界で一番好きだからです」

図書館島へのカウントダウン
図書館島爆発寸前!
ハルナは脱出できるのか!?
565マロン名無しさん:2006/05/25(木) 23:55:10 ID:???
>563
せつないね
566マロン名無しさん:2006/05/26(金) 00:25:33 ID:???
さてアキラの誕生日ですな。誕生日SSを用意している職人達よ!

被っても気にしない方向でいこうぜ!!

あっしは長くなったんで朝方に投下するお
567マロン名無しさん:2006/05/26(金) 00:31:02 ID:???
おしゃべりな鏡は割られる
568マロン名無しさん:2006/05/26(金) 00:39:41 ID:???
長いのは朝方だと連投規制にかかりますぜアニキ。
569ザジ 母親:2006/05/26(金) 01:00:20 ID:???
ザジ 母親


1/7
あの日の衝撃は今でも忘れられない。あの日のことを

午前8時半。いつものようにホームルームが始まろうとしていた
皆がそろい、ネギ先生の今日の発言に注目する。ただ一人、まだ来ていないザジを除いて

ネギ 「あれ?今日ザジさんは来ていないんですか?そんな連絡は受けていませんけど」
あやか 「私のほうにもそのような連絡は来ていませんわ?千雨さん、なにかご存じありません?」
確かザジは私より早く寮を出たはず。それなのに何故?
千雨 「さあ、確か私より先に寮を出ましたけど・・・」
そのときだった


ネギ 「あ、ザジさん。遅刻じゃないですか、どうしたん・・・」
遅刻をしてきたザジに声をかけたネギ先生だったが、その姿を見て言葉が止まる
ついでに、クラスのざわめきも止まった


ザジ・・・その胸に抱いているのは何だ?
何故赤ん坊なんか抱いている?
570たつみー:2006/05/26(金) 01:01:01 ID:???
アキラタソ(;´Д`)ハァハァ
571ザジ 母親:2006/05/26(金) 01:01:37 ID:???
2/7
ネギ 「ざ、ざじさん!?あ、あなた15歳なんですよ!?赤ん坊だなんて・・・ぼ、ぼくは!!!」
ネギ先生が混乱し始めた。それもそうだろう、生徒がいきなり赤ん坊を連れて登校したのだから・・・
そんな騒ぐネギ先生に、ザジは一枚の紙を手渡した

”ごめんなさい、この子をお願いします”

手紙にはそう書かれていた。つまりこの子は
ネギ 「す、捨てられていたんですか!?」
ザジは黙って頷く

ネギ先生も落ち着き、その後のザジから事情聴取が行われた。そして以下のことが判明する
登校中、教会前に赤ん坊が捨てられていたのをザジが発見した
しかし教会には誰もいなかったので、連れてきたのだということだった


ネギ 「でも・・・どうしましょうか?この赤ちゃん」
ザジ 「・・・」
正直なところ、何ともならないだろう
ここは中学校、ある意味育児施設ではあるが、そんな小さな子供は受け入れていない
なんといっても我がクラスには成人がいない。肝心の先生が10歳なのだ
年齢についてはこれ以上詮索はしない。嫌な気配を感じ始めたからだ
ここはしずな先生にでも相談するのが一番だろう。そう思った

?? 「ふぇっ・・・うぇぇぇ!!!」
赤ん坊は周りの雰囲気を察したのだろうか、突然ぐずり始めた
572ザジ 母親:2006/05/26(金) 01:03:24 ID:???
3/7
ザジは赤ん坊を抱きながら動かなかった。おそらくはどうやってあやせばよいのかわからなかったのだろう
だが突っ立ているザジに、救いの手がさしのべられた
千鶴 「あらあら。ザジさん、ちゃんとあやしてあげないとダメよ?」
那波はそう言うと、ザジから赤ん坊を受け取りあやし始めた

さすが年齢不詳の女、子育てくらいの経験はあるわけだ
なんて思ったりしたら何をされるかわからないので、想像はここまでにしておく
しかし、さすがは那波だった。あやし始めてすぐ、赤ん坊は泣きやんだのだ
千鶴 「優しく抱いて、ゆりかごで一緒に眠るような感じで揺らしてあげるの」
ハルナ 「さすが那波さんね、曾孫までいるって言う噂は本当だったんだ」
教室が沈黙に包まれた。早乙女、お前の勇気には恐れ入る。明日、お前が登校してくるのを待ってるぞ

だがそんなことは気にならないようで、ザジは那波と赤ん坊をじっと見つめていた
おそらくはすぐにでも抱きたいのだろう。赤ん坊を受け取ろうと、手を出しそうになっている
しかし泣きやんだばかりの赤ん坊を抱いて、また泣かせてしまうが嫌なのだろう
ザジは手を出したり引っ込めたりしていた


だがしばらくすると、赤ん坊はまた泣き始めたのだ。教室の雰囲気が変わったのを感じ取ったのだろうか?
千鶴 「うーん、もしかして・・・お腹が空いたのかしら?」
那波は赤ん坊の顔を見てそうつぶやく
さすが年齢不詳・・・
ハルナ 「那波さん、何人育てたの?」
教室が沈黙に包まれた。早乙女、今日でお別れだな。今までネタの提供、ありがとう
573ザジ 母親:2006/05/26(金) 01:05:38 ID:???
4/7
それを聞いたザジは意外な行動に出た
ザジ 「・・・おっぱい」
赤ん坊の泣き声が響く教室に、ザジのそんなつぶやきが聞こえた
千鶴 「そうは言われても私はまだでないから・・・ザジさん!?」
珍しく那波のあわてる声が聞こえた。それもそのはずだ。ザジが脱ぎ始めたのだ
ネギ 「ざ、ザジさん!?」
ザジは手早く上着を脱ぎ、ブラを外す。割とあっさり上だけ裸になると、那波に向かって手を差し出した

千鶴 「ザジさん。いいの?」
ザジ 「・・・おっぱい」
それを聞いた那波は、黙って赤ん坊を手渡した

赤ん坊はすぐに泣きやみザジの乳首に吸い付いた。そしてすごい勢いで乳首を吸い始める
ザジ 「・・・」
ザジは優しく赤ん坊を抱き、出てはいないが乳を与えている。そんなザジの姿を見た那波は優しくほほえんだ
千鶴 「そう、優しく揺らすように。優しくね・・・」

ここで私はあることに気がついた。お祭り好きの我がクラス。こんなゲストの登場に何故騒がないんだろうと
その原因はすぐにわかった。皆、我慢しているのだ
明石とか椎名とか双子は震えてまでいる。今すぐにでもあの赤ん坊を抱きしめに行きたいのだろう
だが、せっかく泣きやんだ赤ん坊を刺激はしたくないのだ


ネギ 「し、しずな先生を呼んできますね」
顔を真っ赤にしてネギ先生が教室を出て行く。あんな格好を見せられたら仕方がないか
574ザジ 母親:2006/05/26(金) 01:06:43 ID:???
5/7
その日から私とザジの部屋の様相は激変した。赤ん坊目当てに人が集まりだしたのだ
裕奈 「にゃぁ〜」
亜子 「今、笑った?」
まき絵 「笑ったね」

ぷにぷにと赤ん坊の頬をつついて遊ぶクラスメートたち
正直うるさい。と言うより私の時間を返せと言いたい。赤ん坊を追い出して自分の時間を確保したかった
しかしそんなことをすればザジは悲しむだろう。そんな姿は見たくはなかい
それにこんな日が続くのもあと2日、それが過ぎれば赤ん坊はしかるべき場所へと移される
それまでの我慢なのだ


3日、それがザジと赤ん坊にに与えられた時間だった。3日後には病院に移るのだ
はじめザジは嫌がった。どうやらかなり情が移ってしまったらしい
だが、私たちしょせんは中学生なのだ。育てていく資産も無ければ知識もない。そして責任ももてないのだ
それなりの施設に行くのが当然だ。与えられた3日というのも破格の処置だろう
ザジはそこを渋々理解したようだ
そしてその3日の間、私とザジと赤ん坊は離れずに暮らすこととなった
ああ、ついでに言えばアドバイザーということで那波も一緒に暮らすことになる
こんなのはいい迷惑だ。ただ飯が上手くなったのはいいことといえる
しかし、それ以上のデメリットは確実に存在した
575ザジ 母親:2006/05/26(金) 01:09:30 ID:???
6/7
ネットの更新がやりにくくなった
夜泣きで起こされた
食事中におしめを替えられた

ザジが一生懸命にやっているのはわかる。だが私にかかる負担や不満というものを考えて欲しいものだ
しかたない、これが惚れた弱みというやつなのだろう
だが残された時間を私は耐えることができるだろうか?


別れの時というのは突然やってくるものだ
それは誰も知ることができないことを知った

ネギ 「た、大変です!!今、その子のお母さんという人が・・・」
次の日の夕方、学校から帰り自分の部屋でクラスメートが小うるさい中、ぼんやりしていたときのことだった
突然、ネギ先生が私たちの部屋に飛び込んできたのである


その女は寮のロビーにいた。皆の冷たい視線を浴びながらただ突っ立っていた
そこへ私と赤ん坊を抱いたザジ、そして那波が現れた
母親 「ごめんなさい・・・」
赤ん坊の姿を見て、その女はその場に泣き崩れた。誰も声をかけようとはしない
皆、赤ん坊を捨てた女に対しての怒りがあるのだ
そのときだった。沈黙を破り、那波が口を開いた

千鶴 「あなたに母親としての自覚はあるのですか?」
静かに、そして怒りを含んだ声だった

母親 「ごめんなさい、ごめんなさいぃ・・・」
女はただそれしか言わなかった。何と言っていいのかわからないのだろうか?
なんと詫びればいいのか?誰に詫びればいいのかわからないのだろうか?
ただ泣き崩れていた
576ザジ 母親:2006/05/26(金) 01:11:04 ID:???
7/7
そんな女に誰か近づく。それは赤ん坊を抱いたままのザジだった
ザジ 「・・・」
ザジは無言で赤ん坊を女に渡そうとする。あれほどまでに愛情を注いでいた赤ん坊を
千鶴 「ザジさん!?」
那波だけではなく、その場にいた全員が驚きの声でザジの名前を叫んだ
女はザジから赤ん坊を受け取ると、泣きながら強く赤ん坊を抱きしめた

千鶴 「どうしてですか!?この人に・・・」
那波の言葉を遮るように、ザジは赤ん坊を指さした

赤ん坊が笑って、女の頬に手を当てている。その姿は赤ん坊が泣く母親を慰めているようにも見えた


これ以上は誰も何も言えなかった
ザジの気持ちを、母親であったザジの気持ちが、皆痛いほど伝わってきたからだ


赤ん坊を母親に帰した後、部屋に戻ってきたザジは私に抱きつくと何も言わずに泣き始めた
私はザジの頭を優しく撫でてやると、そのままザジとソファーに座る
ザジが泣き疲れて眠るまで頭を撫でてやった。それはまるで私が母親にでもなったような気分だった


次の日

ネギ 「あれ?今日ザジさんは来ていないんですか?そんな連絡は受けていませんけど」
ザジが遅刻した?私より早く寮を出たザジが?まさか・・・

がらり、と扉が開きザジが姿を見せる
その胸に何かを抱きながら教室に入ってきた。何かを抱きながら・・・

577マロン名無しさん:2006/05/26(金) 01:17:40 ID:???
>>568
最近、回線を落として繋ぎ直したら回避出来る事実に気付いたから無問題

>>576
なんかもう、パルの安否を気にしたりザジに泣きそうになったり
オチに硬直したり忙しかったヨ
だがこれだけは云える・・・!!GJだああああぁぁっっ!!!
578マロン名無しさん:2006/05/26(金) 01:19:58 ID:???
いい(゜∀゜)!!
甘いわ感動して泣けたわとにかくGJ!!
やっぱザジとちうは最高だね!
で、泣けたと思ったらお約束過ぎるオチがおまけでついてきたし・・・

あとパルを勇者として称え上げたい。
ムチャシヤガッテ(AA略
それと途中でアキラタソ(;´Д`)ハァハァなどと割り込んでしまったお詫びをしたい
579マロン名無しさん:2006/05/26(金) 01:20:46 ID:???
>>576
こんなアプローチがあるとは……
久々に心が洗われた GJ!
580美空ウイルスの中身:2006/05/26(金) 01:48:16 ID:???
さすがに毎日投下ペースで疲れてきた気がする(^^;)
明日は投下しないかも…

と言いますか、このスレの速度早いってwww
これじゃあストーリーが追いついてない内に新空気が決まってしまうよ(´・ω・`)

約【3分後】に投下します
581美空ウイルス.exe【ver:22.1】:2006/05/26(金) 01:52:05 ID:???
(>>534の続き)
さよは夢をみていた。

自分は学園に憑いた幽霊で、何十年も孤独に過ごしていた。
しかし、ある日、自分を見ることのできる友人が出来る。彼女は朝倉という名だった。
しばらくの間、私たちは幸せだった。互いに信頼し合い、その友情は永遠に違いない。
しかし、出会いは別れの為にある。何者かが私たちを別々の檻に閉じ込めてしまった。
檻の中で自分は気を失い…夢はそこで途切れた。

不思議な夢だった。何十年も先の未来を見てきてしまったような気分だ。

瞼の上に、朝陽を感じる。起きなきゃ…。
こうして、さよは目覚めた。

そして、すぐに自分の考えが間違っていたことに気付く。
部屋の雰囲気、傍らに伏せて眠る親友、まだ夢を見ているのか…違う。これが現実?

寝惚けた眼を両手で擦り、頬を張った。記憶が整理される。
六十年ぶりの睡眠…六十年間、眠ったことなどなかった。だって、幽霊は眠らないのだから。

さよは上体を起こし、ベッドの傍らに眠る朝倉を見た。
記事を書きながら力尽きて眠ってしまった時のように、組んだ両腕を枕にして伏せている。
さよは、朝倉の髪を撫でようと手を伸ばした。

さよの指が朝倉の髪に触れ、それを分けた。
「…あれ?」
朝倉は寝息を立て続けている。
さよは自分の掌を穴が開くほどに見つめた。それは、さよにとっての奇跡だった。
582美空ウイルス.exe【ver:22.2】:2006/05/26(金) 01:54:22 ID:???
朝倉の意識は目覚めた。瞼の下の暗闇は、まだ夜を名残惜しく思う証拠だ。
何か明るい匂いを感じる。これは朝の匂いか…。
組まれた腕を頭の台にしていたからか、片腕は冷たく痺れている。
朝倉が頭を横に動かすと、腕の血脈が息を吹きかえし、針が生えたような痺れが加わった。

風を感じる…。気持の良い、そよ風。
何かが顔に触れる。なんだろう……髪の毛?

朝倉はようやく瞼を上げ、それと同時にベッドに伏せていた上半身を起こした。

「朝倉さん!」
ベッドの上から、白髪の少女が朝倉を見返していた。紅いルビーのような瞳は開かれ、潤っている。
「さよ…ちゃん」
「朝倉さんっ!」

白髪の少女は、ベッドの上から体を投げ出すようにして朝倉に抱きついた。
感じる鼓動、肌が触れ合い、相手の息が耳元を通う。
長い沈黙が流れた。

「突然すいません…でも、もし夢だったら、覚める前に朝倉さんを感じたかったんです…」
それを聞いた朝倉は、さよを抱く力を強めた。
しっかり、離してしまわぬように。その存在を確かめるように…。
「さよちゃん…私もだよ…」
さよの腕にも、より精一杯の力がこもった。

この奇跡は悲劇の反作用でしかない。それでも、二人は幸せを見い出した。
583美空ウイルス.exe【ver:22.3】:2006/05/26(金) 01:55:42 ID:???
朝陽も射し込まない潜みの砦。
秘密基地の廊下に響く単調なその音は、昨晩に始まりまだ終わる気配はない。
この音は開いたドアの隙間から漏れ聴こえるものだ。

「何故、お前は、消えない…」
床に体を倒した超の涙は渇れ、うわ言のように同じ言葉を繰り返す。
青い光を放つスクリーンに向かって、超は何時間も実行キーを押し続けていた。
画面はエラーを告げる文字で埋め尽されている。しかし、超はキーを押すことを止めない。

「何故、お前は、消えない…」
Error:Character_Control_System【超鈴音:悪人設定の解除に失敗】

「何故、お前は、消えない…」
Error:Character_Control_System【超鈴音:悪人設定の解除に失敗】

「何故、お前は、消えない…」
Error:Character_Control_System【超鈴音:悪人設定の解除に失敗】

「何故、お前は、消えない…」
Error:Character_Control_System【超鈴音:悪人設定の解除に失敗】

「何故、お前は、消えない…」
Error:Character_Control_System【超鈴音:悪人設定の解除に失敗】

エラーに塗り固められた画面は、立ち塞がる絶望の壁のようだ。
実行キーの奏でる単調な音。それは今にも絶えそうな超の鼓動に思えた。

Error:Character_Control_System【超鈴音:悪人設定の解除に失敗】

一体、誰を恨めばよいのだろう。その答えは、天才にもわからなかった。
584美空ウイルス.exe【ver:22.4】:2006/05/26(金) 01:57:39 ID:???
鐘が鳴る。クラスメイトは一部を除き、ほぼ全員が席に着いている。
のどかの席は、欠席と間違われぬよう夕映が椅子を引いておいた。
のどかは夕映に礼を言ったが、その声も届いた様子はない。
辛いが、しかし、これも一日限りと思えば耐えられる気がした。
でも、この考えは別の誰かに負担を擦り付けることを前提としている。
そんな考えに頼ってしまう自分が、のどかには後ろめたく感じられていた。

さて、朝のホームルームが始まる時間だ。ネギ先生が教室に来て、やはり教卓の前に立った。
「…ぁれ?」
のどかは自分の席から辺りを見回した。彼女は重大な事実に気付いたのだ。

朝倉和美、今ののどかを認識できる唯一の存在、その朝倉が教室にまだ来ていない。
のどかは、出席確認を始めようとするネギの声を、注意深く聞いていた。
「え〜と、出席番号1番、相坂さんは欠席…っと、あと朝倉さんも欠席ですね…。
…では、明石さん」
「にゃー!」
「綾瀬さん」
「いるです…あの、ネギ先生。ひとつ訊いてもいいですか?」
ネギ先生が出席簿から目を離し、夕映を見つめる。
「はい、何ですか?夕映さん…」
ネギ先生は真剣な表情だった。こう毎日の出席確認で誰かが手を挙げ、その度にウイルスの
猛威が発覚してきたのだから、その表情は当然のものだ。
今度は誰が消えてしまったのだろうか、とネギは身構えた。
「ネギ先生、朝倉さんはどうしたのですか?」
「朝倉さんは…欠席です。本人から連絡を受けているので間違いありません」
「そ…そうですか」
夕映は急に心配になった。のどかと自分を繋いでくれるだろう朝倉和美の不在は、
のどかの精神的負担が増えることを意味している。それは一番避けたいことだった。
585美空ウイルス.exe【ver:22.5】:2006/05/26(金) 01:59:38 ID:???
のどかは自分の存在が真に薄れていることを知った。
皆の頭脳から自分の記憶まで消えたのではないのに、
皆の会話に"宮崎のどか"という名前が現れないのだ。
自分のいない世界、それを見せ付けられている。のどかはそれを意識し始めていた。
もし、事故か病気かで自分が死んでしまった場合の教室。宮崎のどかの不在に無関心なクラスメイトたち…。
これが"空気"という存在なのかと思い知らされる。誰か、誰でもいい、自分に気付いて欲しい。

「夕映…ねぇ、夕映ってば…。あ、ハルナ…、ネギ先生…」
名前を読んでも振り返らない。皆が皆、のどかに気付かない。

そして、不安は彼女の心から溢れてしまった。流れる涙は止まらない。
わかってしまったのだ。この教室に、自分は必要でない。居ても居なくても、何も変わらない。
事実、誰も教室から飛び出すのどかを止めなかったのだから。
586美空ウイルス.exe【ver:22.6】:2006/05/26(金) 02:01:36 ID:???
ここは研究室。空調が止まり、淀んだ気体が満ちている。埃っぽい臭いが立ち込めている。
教室を抜け出し、無我夢中でここまで来た。どうやって辿り着けたか覚えていない。
研究室のどの机にも、ファイルや紙束がバベルの塔宛ら並んでいた。神の座を求める者たちの塔だ。
「宮崎さん…来ると思っていたヨ」
一際高々に積まれた塔を前にして、超は椅子に座していた。
「…私が見えるんですか?」
「当たり前ネ」
超はさっぱりと答えた。
「元に戻してください」
のどかは懇願する。
「無理ヨ、私にはどうしようもできないネ。
それに付け加えられた属性が嫌なら、教室にいる者たちが崇拝する神座の観客たちを恨めば良いヨ。
新たな属性が人気を呼び、それが確かな存在感に繋がるというのなら、
宮崎さんは今、満足しているはずネ」
悪魔の目論見は着実に、駒を動かしていく。
「何故、朝倉さんが欠席したか分かるカナ?」
のどかは呻き、小さく頷いた。

【つづく】
587マロン名無しさん:2006/05/26(金) 02:10:34 ID:???
>>586
盛り上がってきたーwwGJww
続きが楽しみで仕方ない
588マロン名無しさん:2006/05/26(金) 02:37:33 ID:???
話がどんどん面白くなってるな
GJ!
589マロン名無しさん:2006/05/26(金) 02:44:00 ID:???
GJ!
しかしスレ速度に左右されるのは大変だな。俺ならさよ空気の時点で確実にギブだwww
迂闊に休めないだろうけど、決して無理はしないように頑張ってくれ!
続き、いや完結までwktkしてる
590マロン名無しさん:2006/05/26(金) 03:24:35 ID:???
>「何故、朝倉さんが欠席したか分かるカナ?」


(;´Д`)
591マロン名無しさん:2006/05/26(金) 03:27:57 ID:???
>>586
あんたのそのクオリティ少し分けてくれ〜

誰も投下しないんでアキラ誕生日ネタ投下します。
592真名ちゃんもっこり日記61:2006/05/26(金) 03:28:35 ID:???
真名ちゃんもっこり日記61

今日はアキラの誕生日。
いいんちょが教室を貸切にして盛大なパーティを行うのだ。
五月とチャオの二人がでかいケーキを作ってくれた。
本当に相当でかい。

よし、このケーキの中に隠れよう。
そしてケーキのロウソクを消そうとした所に飛び出して驚かそう。
ケーキが爆発するという展開よりびっくりするぞ。
ふふふ、我ながら見事なドッキリ作戦だ。
ようし、禅は急げ。ケーキの中身をくり貫いて乗り込んで…あっと空気穴を忘れずに。
残りのクリームで隠してっと。これでよし。
さぁ来いアキラ。

「お誕生日おめでとう!」
「ありがとう、みんな」
アキラが涙ぐんでいる。うぅぅこんなときに飛び出したいが…ドッキリのためだ。
ん?あれはM子!招待していないのに何故!?
「…M子さん。またあなたですか」
「こんなこともあろうかとあなたの格好で忍ばせてもらった」
バチバチバチバチバチ
やば……誕生日なのに一触即発の空気だ…。
出るに出られん。出たら誕生日そっちのけで争奪戦がはじまる。
「にゃー」
む、明石か?こら!勝手にケーキをつまみ食いするな!私が隠れてることがバレ…
593真名ちゃんもっこり日記61:2006/05/26(金) 03:29:17 ID:???
うわ!空気&覗き穴が塞がった!?
い、息が…苦しい…

「真名はどこいっちゃったんだろう」
「に゛ゃー!!!!!」
「どなんしたんゆーな」
「にゃーにゃーにゃー!」
もぞもぞもぞもぞ
「何これー!」
「にゃー!」
「ケーキが動いてる!!」
「気味悪い!」
ドボッ
「ケーキから手が生えた!?」
くそ、前が見えん。何とか手足は出したが、これで確実にばれたな…
ん?外で何か音が…
「刹那!このおかしなケーキを処分するぞ!」
「はい!師匠!」
M子と刹那の声、そして刀を抜く音…

「奥義・斬岩剣!」
「奥義・真・雷光剣!」

ズドーーーーーーーーーーーン

ぎゃー

ピーポーピーポー
「真名ー!しっかりして真名ー!」
594真名ちゃんもっこり日記61:2006/05/26(金) 03:30:30 ID:???
「真名ぁ!知らなかったとはいえすまない!」
生きている…黒こげだが生きている…
だけど…もう、ケーキドッキリなんてしない…
595さよ 小さな知識:2006/05/26(金) 03:43:20 ID:???
さよ 小さな知識


さよ 「おばんです。夜に舞う蝶、さよです」
夕映 「夜に舞っているのは蛾ですね」
さよ 「ヒドイ!人のことを蛾だなんて!!」
夕映 「明るいコンビニとかに吸い寄せられていませんか?」
さよ 「はい・・・コンビニは明るいので好きです」
夕映 「蛾ですね」

さよ 「蛾でも何でもイイです!!とりあえず今日の知識ですね」
夕映 「意外と打たれ強いですね」
さよ 「今日は遺体と死体の違いについてです」
夕映 「何の脈絡もありませんね」
さよ 「もしですよ、もし帰り道で誰かが死んでいたらどうするんですか!」
夕映 「そういうのに出会ってみたいような気もしますが・・・別にそんなことを想定して生きていませんから」
さよ 「話が進まないじゃないですか〜」
夕映 「・・・わかりました。では違いを教えてくださいです」
さよ 「ふふふ・・・身元がわかっているのを遺体、わかっていないのを死体と言うんです」
夕映 「それだけですか?と言うことは知り合いが死んでいたら遺体、見知らぬ人だったら死体なんですね」
さよ 「その通り!!」
夕映 「さよさんはどっちだったんですか?」
さよ 「・・・わかりません。もしかしたら死ぬ前は男の子だったのかも?」
夕映 「死ぬと性別が変わるですか?」
さよ 「龍宮さんみたいな例もあるし・・・もしかしたらってことで」
夕映 「神秘です」

596マロン名無しさん:2006/05/26(金) 03:48:41 ID:???
>>593
アンタこんな深夜になにしてんだwww
GJ!

>>594
普通に目から鱗
597マロン名無しさん:2006/05/26(金) 04:06:04 ID:???
>>593
ふふ、待ってたよ、アンタの投下を・・・!期待通りやってくれたぜwww
絶対に被りそうにない、そのぶっ飛んだ発想が最高だ!GJ!!

>>594
知らなかった・・・。単なる表現の一種だと思ってたよ。GJです!
せつな×ゆーにゃの二人とさよの掛け合いが見たいです・・・
598マロン名無しさん:2006/05/26(金) 06:40:50 ID:???
えー、アキラの誕生日SSですが、何でしょうね14レスって・・・orz
例によって朝方の投下となってしまいました。もーちょい短くまとめようぜ、俺orz
何やら隊長の方が目立ちまくってるのは気のせいです。目の錯覚です。闇の組織の陰謀です
さて、あと二人頑張ろう・・・。アンカーに至ってはネタねーよ・・・

絨毯爆撃のよーに投下〜
599辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:41:34 ID:???
辿り着いた場所

1/14

「明石。今日空いてるか?」
 放課後。どことなく普段の落ち着きを欠いた真名が尋ねてきた。
「たつみー……。堂々とアキラの親友であるあたしをデートに誘うなんて、さすがだね……」
 裕奈は呆れ果てた表情で答えた。いつもの浮気と判断したのだろう。
 真名は少しだけ淋しそうな顔を覗かせ、否定する。
「失礼な。デートの誘いなら私はもっと慎重かつ隠密に実行する。―――明日の件で付き合え」
「明日の件、ね。そういう事なら」
 真名の返事に、裕奈はあっさりと同意した。ようやく真名の表情が破顔する。
「済まない。では、ちょっと付き合ってくれ」
 こうして、二人は街へ出掛ける事となった。

「―――お前達はもうプレゼントは用意したのか?」
 さまざまな洋服を物色しながら、真名はぽつりと問い掛けた。
「もうバッチリだよっ! まき絵がイルカのクッションで、亜子はシルバーのネックレス。そんであたしが
白のパンプスだよ」
「成程……。どうやら服に目を付けたのは正解だったな」
 プレゼントが重ならずに済むとあって、真名は胸を撫で下ろす。
「お、コレなんてどうかな?」
 裕奈が白のワンピースを勧めてくる。
「ふむ……」
 真名は即座に妄想してみる。レースをふんだんに使った白。アキラによく似合っている。手に取って感触を
確かめると、素晴らしく肌触りがよい。これを纏ったアキラに抱きつかれた日にはもう……。
「たつみー、よだれよだれ」
 裕奈の突っ込みに、真名はようやく正気に返った。危うく自慢のビックマグナムが起動するところであった。
「よし、これにしよう。でかしたぞ明石!」
 真名はいそいそとワンピースを手にレジに向かった。
600辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:42:09 ID:???
2/14

「たつみー、おっとこまえだ〜」
 裕奈は尊敬の眼差しで真名を見た。件のワンピース、その価格は裕奈の想像を遥かに越えていたのだ。
「言うな……。これもアキラの為だ……」
 真名は五人の諭吉に別れを告げ、店を後にした。
「アキラには値段の事は内緒だぞ? 余計な気を遣わせるからな」
「りょーかい。こりゃ明日が楽しみだにゃ〜」
「その事なんだが……」
 突然、真名の口が重くなる。
「あれっ? もしかしてここからが本題?」
 てっきりプレゼントを決めるのが今日の任務だと思っていた裕奈は首を傾げる。
「うむ……。実は明日、仕事が入っている。何としても夜までには片付けるつもりだが、万が一の時は
これをアキラに手渡して欲しい」
 そう言って真名は買ったばかりのプレゼントを裕奈に差し出す。
「仕事ねえ……」
 裕奈はうーん、と唸った。そして、
「いや、やっぱりこれはたつみーからアキラに渡さないとダメだよ」
 と言って受け取りを拒絶した。
「たつみーだって自分で渡したいでしょ? だったら全力で仕事を片付けちゃえばいいんだよっ!」
「簡単に言ってくれるな……」
 そう言ったものの、真名は微かに口元を緩ませた。裕奈のようにポジティブに考えるのも悪くない。
そう思ったのだ。
「取り合えず明日はあたしの部屋でパーティーをやるから、たつみーは二次会でしっぽりどーぞ」
「ふっ、私を誰だと思っている」
 真名が胸を張って答え、二人で笑った。
「今日は色々と助かったよ。どうだ? 私の行き付けの甘味屋に寄るか?」
「おーけー。んじゃアキラの為に大枚はたいた心意気に免じて、あたしがオゴってあげる!」
 こうして二人は明日の打ち合わせをしながら楽しい時間を過ごした。
 尚、寮に戻った裕奈が亜子にさんざん尋問されたのは、また別のお話―――
601辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:42:47 ID:???
3/14

 その日、アキラは終始浮かない表情をしていた。真名が学校を休んだからだ。
『今夜の誕生パーティーには必ず駆けつける』
 昨日、真名ははっきりと言い切った。そして、朝起きると既に真名の姿は無かったのだ。
「だいじょーぶだって! たつみーが約束を破るワケないじゃん!」
「せやせや! 隊長が戻って来るまではウチらがトコトン付き合うたるで!」
「えっへへー、今日はあやかと一緒にすっごいケーキ作ってあげるからねっ!」
 いつもの三人が励ましてくれる。それはとても嬉しいものであった。
 けれど、不安は消えない。
「真名……。無茶しなければいいけど……」
 アキラはただ、恋人の安否を祈っていた―――

 麻帆良近くの山中。そこに真名は居た。
「刹那、そちらの様子はどうだ?」
 苛立ちを隠せない口調で、真名は携帯電話の相手に吐き捨てた。
「駄目だ。まるで察知出来ないのが現状だ」
 刹那の返事は素っ気無い。ぎりっ、と真名は歯軋りする。
「たつみー、そんなにカリカリしてると血圧上がるよ?」
 実にやる気のない態度で、隣に控えていた美空が軽口を叩く。標的が不可視の魔性、とあって、
真名が個人的に雇った助っ人であった。
「うるさいぞ役立たず。貴様はさっさと標的を炙り出せ」
「たつみーの魔眼だって視認しないと使えないじゃん。役立たずはどっちだよ」
 減らず口を叩くシスターに、真名は人選を誤ったかと後悔した。 
「くっ……、お得意様である学園長の依頼で無ければ、こんな仕事断ったものを……」
「私たちは依頼主を選べないもんねー。ま、私たちだって協会の上役に命じられたら逆らえないし」
 お客様は神様です、と美空はしみじみと呟く。
「ま、私だってアキラの誕生パーティーには駆け付けたいし、頑張りますかっ!」
 そう宣言して、美空は探索を再開した。
602辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:43:21 ID:???
4/14

 放課後になり、裕奈と亜子、まき絵とあやかの四人は、部活を休んでパーティーの準備に取り掛かる。
その間、アキラは教室に釘付けとなっていた。

『お誕生日おめでと〜っ!』

 クラスの面々が次々とアキラの元に集まってくる。真っ先に駆け付けたのはチアの三人だ。
「おめでとさん。これ、この前のお返し〜」
「アキラちゃんおめでと〜!」
「んで、私はこれ」
 早速プレゼント攻勢が始まった。美砂からは蜂蜜のリキュールを、桜子からはねこ○ねこを、円からは
シルバーのブレスレットを受け取った。
「あ、ありがと……」
 ちょっぴり恥ずかしそうに、アキラは微笑む。だが……。
(ごめんね、みんな……)
 クラスメイトの祝福を受けつつも、アキラは心の底から喜べなかった。
 真名―――
 どうしても、恋人の事が頭から離れない。
 真名の仕事を、アキラはよく知らない。ただ、その身を危険に晒している事だけは理解していた。
 アキラに出来る事といえば、真名を待つだけ。
 いつも、アキラは恋人の力になってやれない無力な自分を恨めしく思っていた。
 そして、今も―――
(真名……。私は真名が傍に居てくれるだけでいい……。だから、早く戻って来て……!)
 朝から付き纏う不安は、未だ拭えない―――
 盛り上がるクラスメイトをよそに、アキラの心配は募るばかりであった。
「アキラさん……」
 そんなアキラの心境に気付いたのは、茶々丸であった。
 誰にも気付かれる事なく、茶々丸はそっと教室を後にした。
 向かう先は、戦場―――
603辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:44:10 ID:???
5/14

 夕刻。山中にて。
「参ったな……」
 真名は乾いた笑みを浮かべる。尋常では無い魔性の気配が、周囲一帯に蠢いていた。
「ちょっとヤバイんでない?」
 冷や汗を垂らしながら美空が呟く。戦闘力では真名に大きく引けを取る彼女は、事態の急変に
戸惑う一方だ。取り合えず聖なる結界を張り巡らし、美空はようやく人心地ついた。
「こんなに大勢の魔物が居たワケ、か。昼の間にケリをつけたかった理由が分かったよ……」
「もう過ぎた事だ」
 美空の愚痴に、真名は吐き捨てるように答えた。
「春日さん、結界から外へは絶対に離れないで下さい」
 夕凪を強く握り直し、刹那が忠告する。
 異界―――
 空間の綻びから迷い出た魔性。其の討伐が今回の依頼であった。だが、彼らは存外にしたたかであった。
真名の、刹那の、美空の眼を掻い潜り、彼らはひたすら逃げ回っていた。それもこの時を待つ為に。
 魔性の現れた歪み。それを発見し封じた時には、最早手遅れだったのだ。
 魔物の群れは、次第に本来の禍々しさを露わにした。それは、夜の到来を物語っていた。
 夜。それは魔性が最も能力を発揮出来る時間である。
 美空の結界を遠巻きに見つめる、邪悪な瞳。その数は百を越える―――
「そろそろやるか―――」
 真名の合図に、刹那はこくりと頷いた。
「無理はするなよ、龍宮」
「ふ、誰に言っている」
 にい、と口元を緩ませ、真名は結界から飛び出した。すぐさま刹那も続く。 
 血を、肉を、人のたましいを求め、魔物は一斉に襲い掛かってきた。
「貴様等に付き合っている暇は無い!!」
 ガガガガガガガガガガッ……!
 愛用のデザートイーグルが火を噴く。嵐のような斉射で、戦いの火蓋は切って落とされた。
604辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:44:44 ID:???
6/14

 時刻は午後八時を過ぎただろうか。外はすっかり闇に染まっていた。
「アキラ―――」
 部屋の喧騒から少し離れた窓際で、アキラは外を眺めていた。そんな彼女に、裕奈は声を掛ける。
「今日の主役がそんな表情したらダメだって」
「うん、ごめん……」
 そう答えたものの、アキラの表情は晴れないままである。
「ほにゃらば歌っちゃうよ〜っ!!!」
 桜子の元気な声が響く。アキラと裕奈の部屋は、すっかり大宴会場と化していた。
「ったく、あいつら好き勝手に盛り上がっちゃって……」
「ふふ、ゆーなも混ざったら?」
 だが、裕奈は首を横に振る。
「ダメダメ。たつみーが帰ってくるまでは、あたしがアキラの傍に居るって決めたんだから!」
「くす……、お祭り娘がよく言うよ」
「放っとけー!」
 裕奈のいつもの突っ込みに、アキラは穏やかに微笑んだ。
「大丈夫。待つのは慣れてるから」
 アキラの呟きに、裕奈は即座に答えられなかった。アキラの瞳の奥にあった悲しみ。言葉とは裏腹な感情。
それが裕奈の言葉を奪い去ってしまった。
 それでも、裕奈は必死に親友に気持ちを投げ掛ける。
「たつみーは来るよ、絶対に。プレゼント、自分で渡すって約束したから……!」
「ゆーな……」
 裕奈はそっとアキラの両肩に手を掛けた。そして、優しい笑顔で語り掛ける。
「だからさ、アキラは笑ってなきゃ! たつみーを信じて、明るく騒いでりゃいいんだよ!」
「うん、そうだね……」
 アキラは小さく息を吐き、目を閉じた。親友の温かさが、アキラの心に沁みてくる。
「ありがと、ゆーな。ちょっと元気出てきたかも」
「へへん、みんなに元気を分けてあげるのが、あたしの役目だもんね!」
 自慢気に胸を張る裕奈に、アキラは小さく頷くのであった。
605辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:45:14 ID:???
7/14

 鬱蒼とした森の中。戦いは続いていた。
「チィッ!」
 刹那は紙一重で魔物の攻撃を躱しながら舌打ちする。生い茂る木々が、彼女の斬撃を阻んでいた。
制限された状況下で、刹那は本来の実力を発揮出来ないままだ。
「斬空閃!」
 闇の中、斬撃が疾った。その一撃は標的となった魔性を両断する。
「埒があかない……!」
 夕凪を存分に振り回せる立ち位置で、刹那は魔物を迎撃するのが限界であった。身の安全を第一に考えれば、
それが最良の選択であった。闇雲に周囲の木々を切り倒しては、気の消費が激しすぎる。
 だが、真名の判断は違った。
 本来、身を隠しながら応戦するのが、狙撃手の本領である。しかし、
「あいつ……、無茶をするなと言ったのに……!」
 刹那の目は森の中を疾走する相棒を捉えていた。より多くの魔物が密集している箇所へ、真名は躍り出る。
「消えろ―――!」
 銃声が奏でられる。それは、普段の真名からは考えられないような、猛々しい旋律であった。
 一拍置いて、真名は素早く離脱する。生き残った魔物の鉤爪が、真名の衣服を裂いた。
「たつみー!」
 凄まじい速度で、美空が真名の元へ駆け寄る。自分よりも二回りは大きい真名の身体を抱きかかえ、
美空は風のような走りで結界内に避難した。一瞬遅れて、真名の居た場所は魔物の放った光線に晒される。
「うっひゃー、環境破壊なんてもんじゃないね」
 美空は真名を下ろすと、相変わらずの軽口を叩く。
「たつみー、無茶しすぎだって。あーあ、すっかりボロボロじゃん」
 美空の指摘通り、真名は全身に手傷を負っていた。無謀な突撃の繰り返しで、真名の体力は確実に
消耗していたのだ。結果、魔物の攻撃を躱し切れなくなり、ますます真名の体力は削られていく。
 だが、それでも。
「まだだ。まだ獲物が残っている―――!」
 手早く新たなマガジンを装填し、再び真名は飛び出していった。効率良く敵を倒す。今の真名には
それしか頭になかった。
606辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:46:19 ID:???
8/14

「あの馬鹿……!」
 美空までもが真名の救援に動いたのを見て、ようやく刹那は覚悟を決めた。冷静さを欠いた真名を
止める手立てはない。そう判断した上での結論であった。
「この借りは高いぞ……!」
 最早、なりふり構ってはいられない。刹那は一刻も早く終わらせるべく、全ての気を開放した。
「神鳴流奥義・斬岩剣!!!」
 渾身の一撃。木々を薙ぎ払いながら、魔物を一気に両断する。
 ズウゥゥン……!!!
 切り倒された木々が、地鳴りのような音を立てる。愚かな魔物が数体、下敷きとなった。
「神鳴流剣士・桜咲刹那、参る……!!」
 見晴らしのよくなった戦場に、白き風が躍動した。
「あれま、桜咲さんまで環境破壊を始めちゃったよ……」
 と、美空が呑気な事を言っていられたのも、ここまでだった。
 ばりばりばり……!
「へっ?」
 自分の術が破られた感覚。見れば、一体の鬼が結界を引き裂いていた。
「のわあああっ!? 私の安全地帯ぴーんちっ!!」
「春日さん!!」
 刹那の斬撃が鬼に放たれる。だが、
 ガキイィィッ……!
 その鬼は容易く刹那の一撃を弾き返した。やや体勢を崩した刹那に、鬼の鉤爪が襲い掛かる。
「くっ……!」
 刹那は辛うじて斬撃を受け流すと、夕凪を構え直した。
「神鳴流奥義・斬魔剣!!!」 
 ざしゅうぅぅ……!!!
 退魔の能力を込めた一撃に、鬼の姿は霧散した。ふっ、と刹那は息を吐く。
「どうやら生き残ったのはなかなかの手練らしいな」
 刹那は真名の姿を探し、戦慄した。
607辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:47:17 ID:???
9/14

「隊長、遅いなあ……」
 ようやく静かになった部屋で、ぽつりと亜子が呟いた。クラスの面々は真名の為に早々に引き揚げたのだ。
会場をチアの部屋に移し、二次会をやるらしい。まき絵はちゃっかりあやかの後を追ってしまったので、
部屋に残っているのはアキラと裕奈、そして亜子の三人だけである。
「二人とも二次会に行かないの……?」
 アキラが問い掛けると、裕奈と亜子は首を横に振る。
「いやいや、たつみーがアキラにプレゼントを渡す瞬間を見届けなきゃ!」
「隊長、こーゆーの苦手やろうから、めっちゃ照れるんちゃう?」
 そう言ってくすくすと笑う二人に、アキラはそうだね、と笑顔で答えた。わざと軽口を交わす二人の心遣いが
嬉しく思えた。
 明るく、前向きに。
 裕奈に言われた通りに、アキラは不安から目を背けた。
「そうだ、残り物だけじゃ可哀想だから、真名の為に何か作っておこうかな」
 アキラは席を立とうとする。けれど、
「アカンアカン、今日の主役はおとなしゅうしとき。ウチが作ったるから」
「そうそう。片付けはあたしに任せて!」
 と、二人に仕事を取り上げられてしまった。仕方なくアキラは机に向かい、教科書を広げる。
「こういうイベントとはカンケーなしに、宿題は襲って来るんだよね〜」
 テーブルを拭きながら裕奈は愚痴をこぼす。
「そうだね。誕生日くらいは大目に見て欲しいな」
 微かに笑いながら、アキラは宿題に取り掛かった。
 かちゃかちゃ、と食器を洗う音。トントントン……、とリズミカルに響く包丁の音。さらさらとペンを
走らせる音。時折、亜子の鼻歌が聞こえてくる。そんな、ありふれた日常。
 けれど三人は、心の底から彼女を待っていた。
 颯爽と真名が部屋のドアを開ける瞬間を。
 アキラは信じていた。何があっても、最後に真名は私の元へ帰ってきてくれる、と。
 それが、二人の関係だから。
 二人が育ててきた、絆だから―――
608辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:48:09 ID:???
10/14

「真名にとって、私は何なのかな?」
 以前、何気なく尋ねた事があった。それは、アキラにとって他愛の無い疑問。
 けれど真名は、神妙な面持ちで語ってくれた。
「アキラは私の帰る場所なんだ。そうだな……、我が家みたいなものだ」
「我が家?」
「うむ……。以前の私は自分の居場所を持たず、勝手気ままに生きてきたからな。だから、アキラと一緒に
なって驚いた。自分の居場所というものが、こんなに温かいものだと知ったからな」
 そう思うのなら浮気癖をなんとかしてね、と意地悪に言うと真名は、
「ははっ、すまない」
 と、笑って流したものだ。
 あの時真名が見せた笑顔が、ずっと心に焼き付いている。アキラにしか見せない、無邪気な笑顔。
 その笑顔が、今は遠い―――
 二人の関係にずっと付き纏っていた不安。それは、不慮の別離であった。
 幸せな時間が続く程、その不安は大きくなっていく。それが今、アキラの心を侵食していく。
 漠然とした、根拠の無い恐怖。最愛の人を失う、最悪の予感。
 その全てを、アキラは受け流していた。そして信じていた。
 真名が自分を必要としているように、アキラ自身もまた、真名が必要だから。
 もう一度、真名に伝えたかった言葉があるから。両手でも抱え切れない言葉があるから。

 おかえり、と言って抱きしめたい。
 好きだよ、と言ってキスしたい。
 離さない、と言ってずっと手を握っていたい。

 だから―――
 アキラは信じ続けた。再び、真名の笑顔に逢える瞬間を。
 笑顔で待ち続けた。自分は、真名の帰る場所なのだから。
「ずっと待ってるから。真名……」
 この想いが、真名に届くような気がした―――
609辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:48:44 ID:???
11/14

「龍宮……」
 じり、と刹那は後ずさる。真名の迫力に、あろうことか神鳴流剣士が気圧されたのだ。
「はああああああっ!!!」
 真名が吼えた。
 とうの昔に限界を迎えているのに、真名は鬼神の如き戦いを続けていた。
 額を割られ、背中を鉤爪で抉られ、肩口に牙を突き立てられ、それでも―――
 それでも真名は躍った。止めど無く流れる血も厭わず。
「たつみーもうやめなって!!」
 美空の叫びに、真名は一瞬だけ笑った。凄絶な笑顔であった。
「駄目だ。アキラを待たせているんでな」
 再び、真名の魔眼が閃く。
 圧倒的な死の香りを纏い、真名は銃声を奏で続けた。今の真名は痛みを感じない程に高揚していた。
 彼女を動かすもの。それは、執着であった。
「ようやく見付けたんだ。私は―――!」
 命と命のやり取りでしか、己の存在を見出せなかった。
 そんな真名を、アキラは守ってくれた。
 溢れんばかりの優しさで、温もりで、愛情で―――
「私には帰る場所がある。だから、貴様等も帰るがいい!!!」
 真名のデザートイーグルが硝煙を上げる。そして、急所を貫かれた魔物が次々と消滅した。
「残り七体―――!」
 真名の命を一瞬で散らせる、首への一撃。それを皮一枚で躱し、血が飛沫く。だが、真名は怯む事なく、
銃を構えた。だが―――
「くっ……!」
 真名の生命線である魔眼。それが血で覆われた。その瞬間に魔物の鉤爪が襲い掛かる。
 ジュッ……!!
 一条の光が、魔物を焼き払った。
「目標を捕捉。排除します」
 月を背負いながら、上空からエメラルドグリーンの髪を靡かせた天使が舞い降りた。
610辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:49:22 ID:???
12/14

「うーわー、美味しいトコ総取りだね、茶々丸さん」
 美空の表情から笑顔が弾けた。死地を脱した真名を、刹那が援護する。
「馬鹿が。自分を過信するにも程がある」
「そう言うな。今日ぐらい大目に見てくれ」
 相棒が差し伸べた手を、真名は笑顔で掴んだ。
 ゴウッ!!!
 茶々丸の攻撃で、残りの魔物は全て灰に帰した。
「うーむ、環境破壊ここに極まれり、ってカンジ?」
 美空は頬を掻きながら苦笑する。しかし、そんな彼女の笑顔もここまでだった。
「これから龍宮さんを寮へ急行させます。申し訳有りませんが、後始末をお願いします」
 そう宣告して茶々丸は真名を回収し、再び飛び立ってしまったのだ。
「マジっスか……」
 次々と周辺に延焼する炎を前に、美空はつつー、と冷や汗を流した。
「仕方ないですね」
 くすりと笑って、刹那は結界を張り巡らせるのであった。

「どういう風の吹き回しだ?」
 茶々丸に抱えられたまま、真名はぽつりと呟く。
「今日のアキラさんは、少し不安そうでしたので……」
「いや、助かったよ。実はもうくたくたで動くのもやっとなんだ」
「随分、無理をなさったのですね」
 茶々丸の問いに、真名は口元を緩ませた。
「ああ。らしくない戦いだった。何となく、今日は絶対に死なない予感がしたんだ」
「そうですか」
 茶々丸はにこりと微笑んだ。決して彼女には理解出来ない感覚。だが、それが人であると解釈したのだ。
「―――しかし、この恰好は存外に恥ずかしいぞ」
「そうですか?」
 生涯初のお姫様だっこに、真名は苦笑するしかなかった。
611辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:49:54 ID:???
13/14

もうすぐ日付が変わる。
「たつみー……」
 ちらり、と時計を一瞥し、裕奈はぽつりと漏らした。
「隊長、間に合わへんかったなあ……」
 すっかり冷めてしまった真名の為の食事を前に、亜子はしょんぼり呟いた。
「大丈夫だよ」
 ただ一人、アキラだけは笑っていた。
「真名は絶対に約束を破ったりはしないから」
 それは、アキラだけが感じていたもの。
「ほら、もうすぐだよ―――」
 傷だらけの身体に最後の鞭を打って―――
「誰か来たっ!」
 けたたましく廊下を疾走する靴音に、裕奈の表情が一変して―――
「隊長やっ!!」
 ガチャリ、と玄関のドアが開いて―――

「ハッピーバースディ、アキラ―――!!」

 とびっきりの笑顔で、真名はやって来た。大事そうにプレゼントを抱えて……。

「おかえり、真名―――!!」

 アキラはゆっくりと、真名を抱きしめた―――
「遅くなってすまない……」
「構わないよ。だって、たっぷり待たされた分だけ、私は嬉しいから―――」
「アキラ……、もう離さないぞ―――!」
「好きだよ、真名―――!」
 やがて二人は、どちらからともなく、唇を重ねた。
612辿り着いた場所:2006/05/26(金) 06:50:23 ID:???
14/14

「うんうん、感動的なシーンだにゃ〜」
 思わずもらい泣きしてしまう裕奈であったが、ここでようやく気が付いた。
「―――って、たつみー血まみれじゃん!! やばっ、亜子大丈夫!?」
「うう……、ウチはもうダメや……」
 慌てて裕奈が駆け寄ると、亜子は気絶寸前であった。
「真名、大丈夫なの?」
「ふっ、正直立ってるのも辛い」
 そう言い残して、真名の意識は途切れた―――

 翌朝。真名が目を覚ますと、枕元には亜子の顔があった。
「おや、和泉ではないか。そうか、そんなに私の愛が欲しいのか。よし、ちょっと待ってろ……」
 と、真名が起き上がろうとした瞬間、真名の顔面に枕が炸裂した。
「ったく、亜子はあたしのものだっての! アキラー、たつみーが起きたよ〜っ!!」
「軽い冗談ではないか……」
 裕奈の枕ダンクを食らった真名はむくりと身体を起こした。傷は痛むが、我慢出来ない程ではない。
「隊長は元気やね……。あんな大ケガしたハズやのに……」
 何故か亜子はちょっぴり頬を赤くしている。そして、駆け付けたアキラは……、
「それだけ元気なら、もう大丈夫だね」
 すっかり呆れ果てた様子で苦笑していた。
「おっ、それは私のプレゼントしたワンピースではないか。よく似合ってるぞ」
 早速真名はアキラのワンピース姿を褒め千切る。だが……、
「たつみー、そんな状態でその台詞は反則だって……!」
 裕奈は腹を抱えてぴくぴく痙攣している。不審に思った真名が自分の身体に目をやると、
「むう……!」
 真名ご自慢のビックマグナムは、今朝も元気一杯におっきしていたのだ。
「い、いやこれはだな、毎朝の通過儀礼というか……」
 必死に弁明する真名に、アキラは珍しく大笑いするのであった―――
(おしまい)
613マロン名無しさん:2006/05/26(金) 07:07:55 ID:???
やべえ泣きそうになった
朝からなんだこのGJは
614マロン名無しさん:2006/05/26(金) 07:50:39 ID:???
>>612
心 が 揺 さ ぶ ら れ た !

G J !
615マロン名無しさん:2006/05/26(金) 08:52:12 ID:???
>>612
もう・・・たまらんですわ
心の底からGJ!
616マロン名無しさん:2006/05/26(金) 11:13:27 ID:???
>>612
微妙にネタ被った……が、かなり感動した
下手なの投下せんでよかったわw
GJ!
617マロン名無しさん:2006/05/26(金) 11:58:50 ID:???
>>612
素晴らしい、感動した。GJ

昼休み中のバイトのパソコンからこっそりと投下します(人はそれをバカという)。

618マロン名無しさん:2006/05/26(金) 11:59:41 ID:???
お金のかかる誕生日

―とある高級レストラン
「お誕生日おめでとう!」
アキラ「ありがとう、みんな」
いいんちょ「わたくしのおすすめのレストランです、遠慮はいりませんわよ」

亜子「いいんちょおおきに、ブルジョワは敵やけどこんなときは役にたつわ」
真名「さて、プレゼントを渡すか」
亜子「はい、ぬいぐるみやで」
まき絵「私はキーホルダー」
ゆーな「にゃー」
亜子「一個1000円するネコ缶やな」
ゆーな「にゃー…」
亜子「え?もう一個はこっそり食べちゃった?」
真名「私はこれだ」
アキラ「水着?」
真名「すまん、下手に想像して…」
いいんちょ「わたくしはこれですわ」
でかいアキラの形をした胸像を出す
亜子「いいんちょ、何かあったら胸像出すんや」
アキラ「置き場所にこまりそう…」
ゆーな「にゃー」
まき絵「いいじゃん、思いっきり食べよう!」

それからどんちゃん騒ぎ、酒を飲んだ真名はその場でアキラに襲い掛かって騒動となり退場となる。
さらにさかったゆーなまで乗りかかられ、興奮した亜子がたゆん攻撃を仕掛ける。
その横でいいんちょはまき絵で遊んでいた。
619マロン名無しさん:2006/05/26(金) 12:00:22 ID:???

亜子「…疲れた、でもアキラはまだ続くんやろ」
アキラ「うん、たぶん寮に帰ったら真名が待ってくれれるから2次会だと思う」
ゆーな「にゃー」
いいんちょ「すみません、支払いのほうを」

店員「今日も100万円でございます」

ズガーーーーーーン
一同「「「ひゃ、100万円!?!?」」」
いいんちょ「あら、今日は意外と安かったですわね。6人で100万円なら」
ズガガーーーーーーーーーン
一同「「や…安かった!?!?」」」
いいんちょ「はい」つ100万円の束
アキラ「すごいね…いいんちょ」
いいんちょ「幸いわたくしのポケットマネーで足りましたから心配ありませんわ」
まき絵「あやか…一体月々のお小遣いいくらもらってるの」
亜子「聞かんほうがええ…目ん玉飛び出るほどの額や……ブルジョワめ」
ゆーな「にゃー」

620マロン名無しさん:2006/05/26(金) 14:41:06 ID:???
ちょwww
ゆーなが「にゃー」しか言ってないんですけどwwwww
621マロン名無しさん:2006/05/26(金) 16:04:36 ID:???
ゆーな猫かわいいw
622マロン名無しさん:2006/05/26(金) 17:35:03 ID:???
猫ゆーなッ!!猫ゆーなッ!!
623マロン名無しさん:2006/05/26(金) 18:48:11 ID:???
>>612
茶々丸の粋なプレゼントにニヤリとしましたよ
アキラと真名のとても良い関係がほんと素晴らしい
泣きそうになりました。GJ!

>>619
ゆーにゃあああwww
624アキラ プレゼント:2006/05/26(金) 18:53:08 ID:???
アキラ プレゼント


魚が、あった

いつものように放課後、私は校舎裏の猫にご飯をあげるためにそこに向かった
いつもなら猫がいて私が来るのを待っている
木の上の枝で眠りながら、私が来るのを待っているはずだった

いつもの木の上の枝に猫はいた。でも眠ってはいない。そしてその木の下には魚が置いてあった

アキラ 「こんにちは。これは、何?」
木の上の猫を両手で持ちあげると、胸で抱きかかえそう聞いてみた
猫は何も答えずに、ただじっと私を見つめている
アキラ 「くれるの?」
ごろごろごろ・・・猫はそんな風に小さく喉を鳴らした気がした
アキラ 「ありがとう」
ごろごろごろ・・・今度ははっきりとそう聞こえた

うれしそうに、猫は喉を鳴らした

でも私は生の魚なんて食べられない、仕方がないので猫のご飯に添えてみた
アキラ 「気持ちだけ貰うね、お魚さんは食べていいよ」
猫は動かなかった。じっと魚と猫缶が乗ったお皿を見て動かない
アキラ 「え・・と。あ、ありがと・・・にゃ。食べてもいい、にゃ」
それを聞いた猫が、ご飯を食べ始めた。いつもよりも少し遠慮がちに見える
アキラ 「ありがと、にゃ」

裕奈 「あ、こんなところにいたんだ。お誕生会するから早く寮に戻るにゃ」
校舎裏の小さなプレゼント。それはみんなのプレゼントと同じくらい嬉しかった

625マロン名無しさん:2006/05/26(金) 19:00:58 ID:???
ありがと、にゃに萌え死んだ(*´Д`)
626マロン名無しさん:2006/05/26(金) 19:44:07 ID:???
ゆーにゃが素で猫と喋れそうな件について
627マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:01:21 ID:???
こないだ喋ってるのを見ましたが?
628マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:11:34 ID:???
一説によると、豪邸に住んでるリボンの黒猫やら、空飛んだり大きくなったりするのやら、野太い声で喋る黒猫と仲が良いらしい。
629マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:32:10 ID:???
>>616氏!ぜひ投下して!
630マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:36:08 ID:???
>>616じゃないけど投下するならイマノウチー
631マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:40:24 ID:???
中学3年目の5月26日
学生寮のロビーにてあまり見ない二人のやりとり

「はい、今年もおめでとう『アキちゃん』」
ロビーにあるテーブルの反対側から茶化すようなノリで祝われる
「うん、ありがとう、その‥み、『みさちゃん』」
もう一方は明らかに祝われるという行為以外のところで照れていた
「なーに何毎年同じ日に同じことで照れてんのよアンタは」
ニヤニヤしながら『みさちゃん』と呼ばれた人物ー柿崎美砂は言う

─中学にあがった最初の年
小等部からのメンツに外から加わる新しいクラスメイト
新しい教室に部活動、入寮と大変な時期
それらにやっとなれてくる頃の5月末日、春から梅雨へ入る頃
彼女は変わらず今日と同じように2年前の今日もその前の年もその前の前の年も祝ってくれた
そして今年も誰よりも早くささやかに祝ってくれる友がいた
632マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:43:07 ID:???

「だって‥ちゃんは流石に恥ずかしいというか‥」
「あれ〜?いつの間に苗字で呼ばれるようになっちゃったのかな〜?」
「いや、だって‥小等部の頃の呼びかただし‥」急に困った顔になる
「しかもさん付けだしな〜寂しいな〜悲しいな〜」
多少ニヤついてるのはアキラも当然気付いてる
「そんなこと本気で思ってないくせに‥いじわるなんだから‥」
「お、言っちゃう?それ言っちゃうの?時々思いふけちゃったりするんだよ、『柿崎さん』なんて他人行儀なのさぁ」
「いや、でも『アキちゃん』はちょっと‥それに美砂だって」
負けじと反論するアキラ。だがそれは美砂によってすぐにさえぎられる
「はいはい、分りましたワカリマシタヨー、『大河内さん』」
「それは普段通りじゃ‥‥」
「じゃぁ『大河内アキラさん』」
「もっとこう‥普通にあるでしょ?」
「『アキラさん』」
「なんか、本当に変わらないね美砂は‥特にいじわるなところが」
「あっははは、褒め言葉として頂戴しておこう」
「ん、褒めてるんだよ。」
「アンタも私に対して"だけ"ひねてるところあるね」
「喜ぶところだと思わない?」
「ま、誰にも見せない一面を独占できてると思えばね」
「じゃぁそういうことに」
普段の彼女からはあまり想像しがたいイタズラっぽい特別な笑顔で答えた
633マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:45:13 ID:???

「しかしまぁ、ホント運動部の連中とその他に見せてあげたい表情だこと…」ポリポリと頭をかく仕草をしてみせる
「そんなに違う?別に隠してるわけじゃないんだけど‥。それに誰にも見せてない訳でもないよ」
「へー、そんでダレによ?」
「気になるの?」
「なるね」
「そんなに?」
「そんなに」
アキラは んー‥ と少し考えた後
「じゃ教えないっ」とにっこり答えた
「ちょ、そりゃないよ『アキちゃん』!」
「強調したから絶対教えない」
「……(そのひねくれ具合を私以外に見せてみろっての)」
「何?」満面の笑顔で聞こえてない振りをして聞いてみる
「ナンデモナイデス、ハイ」
今度は普段通りのジト目で威嚇?してから
「仕方ないな、ちょっと」
右手でちょいちょいとこっちにこいとやってみせるアキラ
「お、そうこなくっちゃ!」
テーブルから身を乗り出して耳を近づけてきた美砂の耳元でアキラは
「フーー」
「ひゃぁぁ?!」
ビックリして後ろの椅子にしりもちをつく美砂
「ふふふふ、単純だね『みさちゃん』?」
「はーはー…耳が弱いとしっていながらやるとは…」
「知ってるからこそやるんだよ」
「こんにゃろー・・はふぅ…」
すっかり息を乱した美砂は落ち着こうと深呼吸する
そんな友人をひとしきり楽しんだ後、アキラは言った
634マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:50:59 ID:???
「‥いないよ」
「ん?何て?」
「こんな風にやりあったり、話したりするのは美砂だけってこと」
「あー、そんなことか」
「あれ?そんなことは酷いんじゃない?」
「それぐらい知らなくて彼氏の誕生日すら覚えてない人間がアンタの誕生日を毎年一番に祝ったりすると思う?」
「思う」キッパリそう言い放つ
「っっとに、アタシ相手だと容赦の無いこと」
苦笑しながらもやはり少しチクッと来た様子だった。さらにアキラは続ける
「でも‥中学になってクラスのメンバーもちょっと変わったよね。
         部活も別で会話も大分減っちゃった。それでも2年前、美砂は変わらずに、忘れずに祝ってくれた」
「トーゼンよ。誰かさんはすっかり忘れてくれてたけどね」仕返しとばかりに毒を放つ
「あの時は‥」
答えにくそうにしているアキラを見て耐えられなくなったのか先に口を開いたのは美砂だった
「分ってる冗談よ。あの頃アンタは色々大変だったからね」
「うん‥ごめん。でもだからあの時美砂が祝ってくれたのは嬉しかった。だから私も素直に話せた」
「あんまりいい素直じゃないけどね」とさらに加えて毒を飛ばす

「・・・・・・」
「・・・・・・」
635マロン名無しさん:2006/05/26(金) 20:54:28 ID:???
「ふふふっ、本当に意地悪だ」
「ふふーん、本当に思いっきりひねてくれるね」
傍から見ればいがみ合ってるようにしか見えないが二人は楽しげだった
「だからそれは美砂だから‥」
「はいはい、もう永遠に続きそうだからその話はいいって」
「よくない」
「いいから、ハイこれ。プレゼントぐらいは素直に受け取るもんよ」
「あ‥‥」
全く話がそれていてビックリした様子のアキラ
「何のためにきたと思ってるのよw」
「そいえばそうだった、一応ありがとう」
「一応って…まぁいいや、もう諦めたわw」
「そう?」
「うんうん、アンタいい性格してるわ。」
自然とお互いに笑顔が生まれる
アキラと美砂だけの特別な空間がそこには広がっていた
636マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:00:46 ID:???

「ん、もうこんな時間か、楽しい時間は早く過ぎるとはよく言ったもんだわ」
「そうだね。久しぶりに美砂と思いっきり話せたし」
「お、やけに素直じゃない。じゃぁその素直さを保ったままそろそろ行ったほうがいいよ?」
「え?」
「運動部連中がパーティー開いてくれるんでしょ?」
「あ、そうだった‥もう皆待ってるかも」
「いいよいいよ、行っといで。主役がいかないでどうすんの」
「うん‥ごめん。じゃぁまた、明日学校でね   『柿崎さん』」
「何を謝ることがあるのかな? うん、また。学校でね   『大河内さん』」
受け取ったプレゼントを片手に小走りで去るアキラ
その背中を座り込んで見えなくなっても美砂はジーっと眺めていた


しばらくしてロビーに円と桜子がやってきた
「あ、美砂ー今日アキラの誕生日って知ってた?」
「やっほ円。へー、そりゃめでたいね」
「今から亜子たちがパーティー開くって言うからさ。アンタも行くでしょ?」
「いこーよ、いこーよ♪きっと楽しいーよー♪」
「んー、わたしゃいいわ。」
「え?」
「なんで〜?いこうよ〜」
「いいからいいから、桜子と円の二人で行ってきな」
「具合でも悪いの?ま、強制するつもりはないし気が向いたらきなよ。」
「はいはい、気が向いたらね」
ひらひらと手のひらを力なく円達にむけて振り見えなくなると美砂は一人ロビーから出て行った

二人の特別な日はある意味で終わった
親友であり旧友でありクラスメイトである相手との1年に1度の特別な日が

  「おめでとう『アキちゃん』・・・なんてね」
                              (オシマイ)
637マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:05:08 ID:9JN9P8Hs
何だこの萌えカプ
テラgj
638マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:06:03 ID:???
おぉ、いつもとちょっと違うアキラだ!GJです
自分もアキラと柿崎って仲良しかもなーって思ってたんすわ!
639マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:06:52 ID:???
スマン
sage忘れ
640マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:13:13 ID:???
そういや出席番号が隣だったっけ。
本編では序盤で美砂と明日菜が仲良さそうだったが。
641マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:13:21 ID:???
アキ崎やべえw
この意外で正反対のカップリングは反則だ
642マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:16:05 ID:???
考えたら付き合い長いやつ多いんだよな。
意外な関係があちこちに結ばれてる可能性に思い至りこりゃ美味しい
643新田:2006/05/26(金) 21:32:24 ID:???
アキラ君、誕生日おめでとう。これは私からのプレゼントだ。たっぷり受けとめてくれ。

つカルピス
644マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:34:56 ID:???
今レスすればくぎみーが俺も爆破してくれる!!
645マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:35:24 ID:???
じゃあ俺も!
646マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:37:17 ID:???
          ,. :──-、_               . ’      ’、   ′ ’   . ・ 
       /´::::::イ::::::::::::::ヽ:::.ヽ        、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”  ドゴォ
       /. // :' |l:.::li.、:::::::ヘ`. :.ヽ        ’、′・  ’、.・”;  ”  ’
     /./. :./::|..:i :||::::|| ヽ:::::ヘ:ト、 :.ヽ          ’、′  ’、  (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
     ,'.:,'.:::/:::i:|:::|:::ll::::lゝ Uヽ :::l:::l:::::.|     、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人
    ,'.::i:::::ll::::|:!:::l:::|| :::l _, -ゝ!:::| ::i:l     、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ
   ,':,イ::::::七'!「`丶jl ゞ'´ ヽ l:::::!:::|:|         ( ´;`ヾ,;⌒)´  从⌒ ;) `⌒ )⌒:`ヽ    ,[]
   !」 L_ヤ,r┬ ミ   =ヤ¬j::::|1!j       ′‘: ;゜+° ′、:::  :: >>643⌒(ゞ、⌒) ;;:::)::ノ
      |::::::i` ゝ'     ゝ '7:丿リ            `:::、 ノ  ...;:;_)  ...::ノ  ソ ...::ノ 
      |::::::ト """     """/ヶ'
      レ'⌒丶、  r ‐z  /'/   
             `7: 、_, ィ'´|/ ′
           / l.    ,ハ
         /| ゝ  /  |`丶

>>644-645<アッー!
647612:2006/05/26(金) 21:49:42 ID:???
遅レスでごめん
レス下さった方、ありがとうございます

>>616
まだ間に合うから投下するんだ!被りなんて関係ない。アキラを祝う気持ちが大事なんだ!

>>619
ゆーにゃwwwつかアキラ、誕生日なのに災難だなwww

>>624
うはwwwこいつは温まるなあ・・・。テラモエス

>>636
美砂アキ・・・。斬新すぎる・・・!
なんかもう、続編が見たくて堪らないんですけどww
みんなGJ!そしてアキラ、誕生日おめでとう!!!
648>>630-636な人:2006/05/26(金) 21:55:54 ID:???
>>637-642
dくす
ほぼ半年振りで自信無かったんだけどホッとした‥
内容としてはアキラと美砂の関係を適当に想像+補完しつつ読んでもらえると面白いかも
>>647
d!続編が書けないようにああいう間柄にしてたりww

あとくぎみーお疲れw
649マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:56:20 ID:???
>>701
ドアの付近で何やら言い合っている。ひどく慌てた表情の桜子が円を追い掛けようとしたところを、柿崎が止めに
入ったらしい。
「桜子はここで待ってて。円と二人で話したい事があるから」
「私も行くよ! 円、絶対傷付いてる! 慰めてあげなきゃ!」
「桜子」  美砂が桜子に詰め寄る。何が何でも二人にならなければいけない、そんな気迫が籠もっていた。
「大事な話があるの。お願い、二人にしてちょうだい」
気迫に気圧されたのか、桜子が渋々引き下がった。いつも一緒だった三人が突然二対一になれば、不安になる
のは当然だろう。逆に言えば、第三者が話し掛ける恰好のタイミングだ。
「あ、あの……桜子さん」
「え?あ、あぁ、本屋ちゃん……」  表情が沈んでいるうえ、声のトーンが落ちた。これは仕方がない。
人は災難が起きた時、真実よりも目の前に見えている災厄だけを憎む。被害者が必要以上に騒ぎ立てなけれ
ばここまで話は大きくならなかったのに、という、あの精神だ。
「あのう、ちょっとお話が」
「本屋ちゃん、信じて! 円は絶対にやってないから! ね? 私からも謝るから! お願い、信じて!」
言いたい言葉の内容が崩れている。大分混乱しているんだろう。というよりは、謝罪する事で全ての解決を願って
いるようだった。
「いえ、別に釘宮さんを疑っている訳じゃないんです。というより、クラスからの疑いを晴らすために必要なお話
 なんです。一緒に来てくれませんか?」
納得のいかない表情のまま項垂れながらも、桜子は了承してくれた。これで真実に一歩でも近付ければいいの
だが。
650マロン名無しさん:2006/05/26(金) 21:57:33 ID:???
ミスったぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!
ごばーーーーーく!!!!!!!!!
651マロン名無しさん:2006/05/26(金) 22:02:21 ID:???
ほんっとゴメン。やってはいけない誤爆だった。

>>630-636
会話ばっかりかと思いきや、なんかハマる喋りだ。
普通に仲のいい友人同士に見える
652マロン名無しさん:2006/05/26(金) 22:20:51 ID:???
653マロン名無しさん:2006/05/26(金) 22:31:06 ID:???
>>652
テラカオスwwwwwwwwww
美空が迎合してるwwwwwwww
654マロン名無しさん:2006/05/26(金) 23:19:03 ID:???
>>651
指摘&レスd
もうちょっと何とか考えてみるよ
>>652
ちょwwwなんか色々キタコレwwww
6551/2:2006/05/26(金) 23:22:09 ID:???
アキラ誕生記念

真名「私はアキラの誕生パーティに行くがお前はいいのか?」
刹那「私はそういう集まりは苦手だ、お前だけ行ってくれ」
真名「最近はアキラともよく話してるじゃないか。アキラも歓迎すると思うぞ」
刹那「すまない…アキラさんにおめでとうと言っておいてくれ」
真名「そうか…じゃあ私はもう出なくては」

刹那「龍宮…」
真名「なんだ?」
刹那「アキラさんと出会ってからのお前明るくなったな」
真名「そうか?自分では気づかんからな」
刹那「笑顔も増えたしな、仕事一筋よりは体にもいいぞ」
真名「はは、言うじゃないか。おっともう時間だ、失礼するぞ」
刹那「ああ…」


刹那「人は変わるものだな…まさか龍宮に恋人が出来るとは」

刹那「私は…お嬢様…」
  「ハッ!いかん!私はお嬢様を守ることが使命だ、付き合うだなんて馬鹿なこと…」
  「雑念が入ったな…外で剣の修行でもしよう」

誰もいない夜の公園で「ブン!」「ブン」という剣の音と刹那の息遣いだけが何時間も響き渡った
6562/2:2006/05/26(金) 23:23:22 ID:???
刹那「ふう…」
もう何時間たっただろう、やっと剣の音が止んだ
刹那「もうこんな時間か、浴場で汗を流すか」

時間も時間で大浴場は静まり返っていた
刹那「やはりこの時間では誰もいないか、まあ静かで丁度いい」
しかし浴場にいたのは刹那一人ではなかった
「カラーン!」
刹那「先客がいたのか、あれはアキラさん?」
アキラ「あ、刹那さんこんばんは」
刹那「あ、こんばんわ。もうパーティは終ったんですか?」
アキラ「終ったというか…皆ほとんど酔いつぶれちゃって…」
刹那「なるほど…(苦笑)」

刹那「アキラさん…」
アキラ「なに?」
刹那「龍宮のどこが気に入って付き合ったんですか?」
アキラ「え!?そんな急に……やっぱり優しいとこかな」
   「最初はちょっと怖かったけど話してみれば冗談も言うし動物も好きだっていうし」
刹那「龍宮はあんな見た目ですからやはり一歩引かれてしまうようです」
  「それで仕事一筋になってしまった。でもアキラさんと会ってからはいい顔をするようになりました」
  「私が言うのもなんですがこれからも龍宮をよろしくお願いします」
アキラ「うん…真名が浮気さえしなければ」
刹那「はは…そこだけはなんでああなったか…」

刹那「それじゃあお先に失礼しますアキラさん」
アキラ「あ、刹那さんもこの後部屋で一緒に遊ばない?」
刹那「いえ、私は…」
アキラ「遠慮しなくていいよ、行こ?」
刹那「あ、はい…」
657マロン名無しさん:2006/05/26(金) 23:58:51 ID:???
>>656
せっちゃんと隊長の友情はいいよなぁ
GJ!



そしてうっかり描いてあった誕生日SS削除しちまったよ(´・ω・`)俺の馬鹿ん
658マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:30:24 ID:???
>>652
はうう・・・もうたまらん
でも裕奈にひげがほしかった
>>655
あき刹、ちょっとしっとりしちゃった

将軍様、つまっちゃった
659マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:47:05 ID:???
>>652
ゆーにゃの目が怖いってwww思わずせつなちゃんの事が心配になったジャマイカwwww
つか俺はパル×全員をリクした者ですが、日替わりにこだわらずにまったりやって下さい
無茶なリクしてごめんなさい。でも続き待ってるからww

>>656
アキせつはいいなあ・・・、大浴場での会話なのにエロくないwGJ!

>>657
頑張れ・・・。俺も昔やらかしたから、お前の無念はよく分かるぞ・・・!

>>658
大丈夫だ。俺も某姉妹がつまりっぱだぜっ!!
orz
660マロン名無しさん:2006/05/27(土) 00:49:58 ID:???
>>658
俺なんかあのシリーズがつまったというかゴニョゴニョ
今から再開しても季節とかゴニョゴニョ
661美空ウイルスの中身:2006/05/27(土) 02:29:30 ID:???
レスdです(`・ω・´)ノ

アキラ誕生日おめでとうでした!

では早速、投下します!
662美空ウイルス.exe【ver:23.1】:2006/05/27(土) 02:31:40 ID:???
(>>586の続き)
「これで全体の構造が分かりましたー」
昼休みの教室で、葉加瀬は歓喜の声を挙げた。その声に、茶々丸から昨日のことを聞いていた千雨
や、せつなちゃんをあやしていた那波が振り向いた。
「やったね!ハ〜カセ!」
夏美が葉加瀬の肩を揉みながら誉める。葉加瀬は照れながら皆が集まるのを待った。

ウイルスPCに向き合った葉加瀬を中心に、クラスメイトたちが輪を作る。
理解できるかどうかの問題ではないのだろう。
あからさまに機械音痴な面々までもが輪に加わっている。
自分を囲む聴衆が静まると同時に、葉加瀬は解説を始めた。
「まず、このPCには美空ウイルスという名称のウイルスプログラムが侵入しています。
このウイルスプログラムはほぼ単独で動作していますが、他の場所にあるPCか何かから通信
を受けて初めて動作するタイプのようです。なので、ラジオから空気認定の発表を聴き、それを
別の場所からこのPCに教え、動作させていたようです。だから、人を空気にしたりする行程は
全てこのPCで行っているんです。驚きですよ」
葉加瀬は感心しているようで、目を瞑って頷きを何度か繰り返した。
そこに千雨が質問を投げ掛ける。
「だったら、そのPCを破壊すれば空気事件は幕を閉じるってことか?」
葉加瀬は掌をひらひらと振って否定した。
「そんな簡単に話は進みませんよ」
やっぱりか、と千雨は思った。
「このPCを破壊した場合、確かにウイルスは以降の動作をしなくなります。
しかし、それではまるで意味がないんですよ。消えた人は消えたまま放置されてしまうんですからね」
「つまり、私らは自らの手中に人質を抱えてるってことか…」
そして、千雨と葉加瀬は同時に黙り込んだ。
663美空ウイルス.exe【ver:23.2】:2006/05/27(土) 02:33:17 ID:???
「何故、超さんはこんな面倒な方法を用いたのでしょうか?」
茶々丸が冷静な声で訊いた。
「自分の武器を相手に保管させておくなんて、確かに普通はしないよね。茶々丸…鋭いね」
葉加瀬はそう答え、我が子を褒めた。葉加瀬は続ける。
「私にも超さんの真意はわかりません。でも、何か感じるんです。例えば、
まるで、私がこのウイルスを手に入れることになるよう仕組んでいたみたいに…」
葉加瀬は斜めに傾げたメガネを指で押し上げ、茶々丸を向き反応を待った。
「…つまり、超さんのハカセに対する挑戦…ということでしょうか?」
「そうかもしれないね」

明日菜が手を挙げた。
「あのさ、空気設定とか色々あったけど、あれは何が起きてたの?
私、全然わかってないんだよね」
葉加瀬は明日菜を指差し、それからPCに向き直った。
「そうそう、その説明もする必要がありますね。では、おさらいしましょう。
まず、夏美と相坂さんが空気にされて、二人がそれぞれ帰還した後に
ウイルスはアップデートされ進化、そして今度は宮崎さんを空気にしてしまいました。
これは超さんの発言による推測も含まれるんですが、つまりこういうことなんですよ」
そこまで言って、葉加瀬は席を立ち黒板の前でチョークを握った。
「いいですか?夏美と相坂さん、そして宮崎さんが空気にされましたが、これらの空気設定には
違いがあるんです。まず、夏美と相坂さんに施された空気設定は…」
黒板に二つの円が横に並べられる。
「右の円が私達の住む世界だとして、夏美あるいは相坂さんを左の円の世界に転送した…
…単純に言うと、こうなります。これらは全く別の世界なので、関係性は遮断されています。
だから、対象の人物が左の世界にいる場合、その人物は左の世界の住人になる…
664美空ウイルス.exe【ver:23.3】:2006/05/27(土) 02:34:45 ID:???
…左の世界は右の世界とはまるで存在の質が違う。本題はここからです。
左の世界に移動してしまった人物は既に右の世界の住人ではないんですよ。
だから、右の世界からは"まるで及び知ることのない異世界の住人"として扱われてしまいます。
さて。明日菜さん、宇宙の遥か彼方にナブー星人が存在するとして、それは真実ですか?」
突然、話を振られた明日菜は、何を訊かれたのかすら掴めていない。
「えぇ…と、宇宙人が実在するかってこと?」
「違います。
宇宙人が存在すると言われて、それが明日菜さんの中で真実として認識されるかどうか
…という質問です」
「ワケわかんないわよ…」
「では、異次元世界に村上夏美、または相坂さよ、という人物が存在します
と言われて、信じられますか?」
千雨は心の中で、なんで神楽坂を質問の相手に選んだんだ?と葉加瀬に文句をつけた。
そんな千雨の祈りが通じたのか、夕映が話に割り込んでくれた。助かった。
「あの、つまりそれは、
現実性のない話を突然、真実だと教えられて、それを本当に真実だと思えるか
…ということですか?」
「はい。そういうことです」
傾げた首が直らない明日菜を置き去りに、葉加瀬の説明は続く。
「明らかに現実性の欠ける事実をつきつけられて、それを現実の一部として認識できるか…
答えはノーのはずです。いきなり、魔法使いは実在するだなんて言われても、誰も信じません」
葉加瀬を囲む内、数人はなんともいえない表情を浮かべた。
「右の世界から見て、左の世界は自らと異なる現実を持つ世界なんですよ。
だから、左の世界に移動した人物は、記憶からも、何からも認識の上で、右の世界からいなくなる。
これを使って現実社会から隠れてる者たちもいるかもしれませんね」
665美空ウイルス.exe【ver:23.4】:2006/05/27(土) 02:36:22 ID:???
ここで、あやかが葉加瀬の説明に反論した。
「でも、右の世界にいたのにも関わらず、千鶴さんは夏美さんを忘れていませんでしたわ」
葉加瀬はチッチッチ、と人差し指を突き立てた。
「那波さんは、右の世界にいなかったんですよ」
「どういう意味です?分かるように教えてください」
「庭をひとつの柵で区切ったとします。区切られた一方の庭から、もう一方の庭は見えません。
これが右と左の世界の関係です。右の庭から左の庭は見えません。だから、もし那波さんが
右の庭に立っていたら、確かに左の庭が見えてはいけない。でも、それは違うんですよ。
那波さんは、柵の上に立っていた。これは那波さんから聞いた話に基づきますが、那波さんは
左の世界へと消えていく夏美を見送ったそうです。
だとしたら、那波さんは柵の上まで来てしまっています。これは朝倉さんにも共通です」
ここまで聞いて、ネギが話を次に促した。宮崎のどかの場合。
「宮崎さんは右の世界にいます。移動はしていないんです。唯一変わったのは、彼女の持つ属性
、つまり個性です。超さんは左の世界をスキャナーの空間と呼んでいました。
宮崎さんの前の段階で左の世界に閉じ込めた相坂さんから幽霊の属性を切り取り、
宮崎さんにその属性を貼り付けた。そういうことでしょう」
全てを言い終えた葉加瀬は、どっかと椅子に腰かけた。
「今夜が勝負ですよ」
葉加瀬は言った。
「私たちに手の内を明かした超さんが、何もしてこないとは思えませんからね」
だから、今夜、宮崎のどか帰還と同時にウイルスを破壊する。葉加瀬はPCを前に、勝利を誓った。

一方、夕映は誰もいない空間に向かって呼び掛けた。
「のどか、もうすぐ元に戻れるですよ。それまで頑張るです」
666美空ウイルス.exe【ver:23.5】:2006/05/27(土) 02:37:56 ID:???
「宮崎さんの、そのアーティファクトは非常に危険ヨ」
「あぅぅ…」
研究室は瓦礫の山に埋もれ、その上で二人は対峙していた。
怯え、倒れ込む宮崎のどか、彼女を襲わんとする超鈴音。
超の周りには青い光の機械が浮遊し、今にも最後の一撃を放つことができる。
「素直に従っていたら、こんな手荒な真似はしない予定だたヨ」
「あわわわ…」
宮崎のどかがクラスメイトを裏切るはずはなかった。
彼女は教室の皆を信じていたし、超の主張とは無関係に超の行為を嫌っていたからだ。
しかし、孤独という恐怖が、のどかを動かしてしまった。
何も超に味方するというのではない。これ以上の悪を働かぬよう超を説得するつもりだった。
のどかは、そうすることで自らの存在意義を保とうとしたのだ。まさに、それは暴走だった。

そんなのどかを、超は仲間に引き入れようとした。
悪魔のような舌で招き、自らの思想に染めようと試みた。
しかし、のどかは超の提案を拒否した。超の仲間にはならない。神に並ぼうなどとは思わない、と。

「全く、幽霊属性なんて与えなければ良かたネ。こんなに逃げ回るとは思ってなかたヨ」
超を囲む三台の機械の内、一台が不気味な軌道を描きながら、のどかに急接近した。
「ひゃあっ!」
機械の放った光線がのどかを包み、彼女の体を煙に変えていく。
のどかは暴れたが、そんな抵抗は今更、何の意味もなかった。
超が息を吹きかけると、大気に溶けるようにして、のどかは消えた。

「相坂さん…朝倉さん…宮崎さん…、みんな消してしまたヨ」
超は左手に、のどかの本を召喚した。
霊を捉える朝倉の瞳で、葉加瀬の机があった場所を見つめ、呟く。
「ハカセはどうするつもりカナ?」
そして、超は本の頁を捲った。
【つづく】
667マロン名無しさん:2006/05/27(土) 03:08:54 ID:???
のどかあああああああああっ!!!!!
今回は解説メインか〜、って余裕ぶっこいてた所に凄い引きが・・・!GJ!
668マロン名無しさん:2006/05/27(土) 03:30:36 ID:???
のどかぁぁぁぁぁ!!
深夜だからって油断できねぇw
GJ!
669真名ちゃんもっこり日記62:2006/05/27(土) 03:56:42 ID:???
真名ちゃんもっこり日記62

長谷川と、秋葉原へ買い物に行くことにした。
最近自分のパソコンがエラーが出るようになり再インストールという形でパーツを揃えに行ったわけだ。

今回は長谷川同行だが、次からは自分で出来るようにするため、専門書やプログラミングの本を買うようにしよう。
とは言っても、具体的にどこに行ったらいいのか。
とりあえず着いてから昼食をとり、適当に歩いてみる。
店に入って普通にデスクトップパソコンを購入していた。
さすが秋葉原、地元よりも値段が安い。

さてパソコン関係のものは揃えたので、ブラブラしてみた。
そこでなんと村上夏美に出会った。演劇部の道具を買うのだという。
いいのがそろっている東急ハンズに行こうということになったのだが
「じゃあ上野に行け」と長谷川が提案(注:上野に東急ハンズはありません)。
そのまま長谷川は先に帰ってしまった。
本当に何故だか知らないが、俺は上野に東急ハンズがあるものだと思い込んでいた。
何でだろうなぁと悩みながら、とりあえず夕食だけとって上野を離れる。
山手線に乗って、今度は池袋まで。
時刻は夕方なので、絶妙なタイミングで帰宅ラッシュに遭遇し、人の波に呑み込まれる。
やっとの思いで池袋に着く。今度はちゃんと東急ハンズがある。
とりあえず時間も時間なので、さっさと演劇の小道具を買ってしまうことに。

「えーと、ピコピコハンマー2つと、おもちゃのナイフと…」
どんな劇だ。
670真名ちゃんもっこり日記62:2006/05/27(土) 03:58:11 ID:???
しかもそれ持ってレジに並ぶのが、かなり恥ずかしい。
1個ならまだしも、2個もピコピコハンマーを持っているのが意味が分からない。おもちゃのナイフもおかしい。
レジで村上は「あ、領収書切って下さい… 宛名は『演劇部』で」
というのも、隣でいるだけで恥ずかしかった。
まあ演劇とかって、微妙にマイナーだしなぁ(何気に酷い)。

その中に目立っている般若のお面。ってか、もともと演劇で使うやつなのかな。
「ちづ姉とかかぶってたら怖いかも」
確かに…あの那波が般若のお面か……
想像してみる。般若のお面をかぶり、おもちゃのナイフを構えている那波の姿を。

…(想像中)

ダメだ、ヤバすぎる。何と言うかもう、色々な意味で!
ついでにピコピコハンマーを二つ構えた姿も想像した
…なんか変な人いるー!!
まずいな…夢に出てくる前に帰ろう。
「あらあら〜」

!?

ここからの惨劇はみなさんのご想像にお任せするとしよう…
671マロン名無しさん:2006/05/27(土) 04:27:11 ID:???
ちづ姉、池袋まで出張乙www真名さんと夏美、ってのは新鮮ですた。GJ!

最近、深夜でも動いてるから油断出来ねえw
勤務中なだけでぬこに手を貸せるほどヒマな俺は大助かりだよ
672マロン名無しさん:2006/05/27(土) 12:30:46 ID:???
うほっ
673マロン名無しさん:2006/05/27(土) 13:29:34 ID:???
最近このスレ人減った?
674マロン名無しさん:2006/05/27(土) 13:32:59 ID:???
つ学生はテスト期間
675マロン名無しさん:2006/05/27(土) 13:57:06 ID:???
>>673
年度変わりで新社会人や受験生が増えたかもしれんな。






まぁそういう俺自身受験生なんですがorz
676マロン名無しさん:2006/05/27(土) 14:02:43 ID:???
wikiに詳しい人、手を貸してくれ
プレビューで正常に表示されるのに更新してもうまくいかないんだが…
677マロン名無しさん:2006/05/27(土) 14:25:09 ID:???
自己解決した
678マロン名無しさん:2006/05/27(土) 14:41:58 ID:???
手伝えなくてスマン
そしてお疲れ様
679マロン名無しさん:2006/05/27(土) 15:48:51 ID:???
美術館一部改装完了
これで少しは軽くなったんじゃないかと思うがどうだろうか

>>678
原因はまだ特定できてないんだが時々ランタイムエラーとか出るみたい
暫く置くと治ってるぽ

過去にうpされた絵で載せて欲しいもんがあったら避難所にでもおいといてください
680マロン名無しさん:2006/05/27(土) 18:06:32 ID:???
投下しま〜す。
今回は円視点で書いてますがチョイエロ入ってます。

オチがあるんですがストーリーを崩しかねないギャグなオチなのでカットしました。
681マロン名無しさん:2006/05/27(土) 18:07:21 ID:???
二人の関係


私たちはいつも3人で行動していた。
うち一人は彼氏持ちだけどみんななんの障害なくすごせていた。
なのにもう一人は…
桜子「やっほー円。どうしたの?」
円「な、何でもないよ」
なんて強がりをしてしまう。

美砂「桜子、私バーボンね。さっちゃんのバーボンハウスに売ってるから」
ザジ「…」
千雨「マルボロ、二箱。ボックスでな」
桜子「うん分かったー」
またパシらされてる。しかも美砂まで便乗して。
麻雀の台はこのまえ先生に没収されたけど…
ザジ「…」
シャッ
ザジさんがトランプを一枚机の上に置く。
千雨「よーっし、半か丁か!」
賭け麻雀ならぬ賭けトランプ…飽きないわね。

キーンコーンカーンコーン

放課後、チアはフォーメーションの確認なんかで結構遅くなった。
美砂は彼氏との約束で一足先に帰宅。
私と桜子がロッカールームに残った。いつもの長谷川とザジさんはもうとっくに帰った。
桜子「ふー、今日も疲れた〜」
円「…」
二人だけになった。少しだけ沈黙する。
桜子「ねー、どうしたの。元気ないよ」
682マロン名無しさん:2006/05/27(土) 18:07:59 ID:???
円「ありがと、でももう平気だから」
そう思ってくれたら嬉しく思う。
桜子「あーあ、今日も千雨ちゃんと一緒に帰れなかったな〜」

円「あんた…さっきのフォーメーションが崩れたのってそれ考えたから」
桜子「違うよ!確かにそう思ってたけど動きは円が言った通りに動いたよ。円こそ遅れれたじゃん」
そうだっけ…あぁ、そういえばそうだ。
最近の私はどうかしている。
円「長谷川とは進展あったの」
くだらないことを聞いてみる。
桜子「う〜ん、しいていうなら全然かも」
円「あんたも物好きね」
桜子「む〜、物好きってどういう意味。千雨ちゃんのこと悪く言うつもり」
そんな気は全くない。だけど…
円「じゃああんたは長谷川にどうしてもらいたいの」
桜子「そりゃ千雨ちゃんと一緒に手を繋いで〜」
さっきの部活で繋いでいた。
桜子「それに一緒に買い物行って〜」
この前の休日までいつも一緒だったじゃん。
桜子「そしてキスして…夜はベッドで…///」

桜子「ん?どうしたの、まど―!」
私は桜子の唇を奪った。
桜子「な、何を…まだ千雨ちゃんにもしてもらってないのに…」
その言葉で、私の何かのスイッチが入ってしまった。
円「千雨ちゃん千雨ちゃんって…あんた今まであいつに何かしてもらったの!」
私は桜子の両手を掴んで机の上に押し倒す。
そして余った腕は桜子の制服を剥ぎ取っていく。
683マロン名無しさん:2006/05/27(土) 18:08:31 ID:???
桜子「や、やめて!円、悪い冗談はやめてよー!!」
必死に抵抗する桜子のスカートを剥ぎ取り下着だけの姿にする。
円「暴れないで、こっから先、痛くするわよ」
桜子「嫌ぁ、やめてぇ…」
ブラジャーをずらすと私より少し大きい胸があらわになった。
どんなに尽くしても全く振り向いてくれない長谷川。ザジさんという存在がいる以前に、桜子に興味がないだけかもしれない。
もしも長谷川が振り向いてこんなことをしていたら私は…
どうでもいいことなのに、他人事なのに…どうして…

そのまま私はパンティにまで手をかけようとしたときだった。
桜子「う…ひっく……お願い円…もうやめて……」
桜子が泣いている。いつも笑顔しか見たことない桜子が声を出して泣いていた。
私が泣かした。私はどうかしていた、なんて酷いことをしようとしていたのだろう。
ただ長谷川と一緒にいるのが悔しくてこんなことをしたのか…
掴んでいた手が緩んだ瞬間だった。
バシン
円「―っ」
桜子は私に対して平手打ちをお見舞いした。
桜子「バカー!」
脱がされた制服を持ってその場を走り去った桜子。
下着姿でどこに行くのかは別に気にならなかった。それ以前に、ここに私がいるから出て行った。

円「…」
頬の痛みと引き換えに私は何かを手に入れたのだろうか…
“そこのバカ二人!”
ずいぶん前にそんなことを言ってた気がする。
円「…私も十分バカね」
空しくて…悔しくて…私はバカな自分を責めながら涙を流した。


684マロン名無しさん:2006/05/27(土) 19:12:00 ID:???
ま、円ぁぁあぁぁぁあぁぁぁッ!
ドロドロで切ないぜ
GJ!
685マロン名無しさん:2006/05/27(土) 19:41:58 ID:???
なんだこの展開は
円あぁぁぁぁぁぁ!
686マロン名無しさん:2006/05/27(土) 19:50:33 ID:???
切ないな…くぎみー…
687マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:14:58 ID:???
せつねーくぎみーん
688マロン名無しさん:2006/05/27(土) 20:37:22 ID:???
http://www.imgup.org/iup213043.png
リカラ完了(背景やっつけ)
689マロン名無しさん:2006/05/27(土) 21:06:42 ID:???
>>688
おぉ!GJ!!

てかまとめのページのカウンターが壊れてるのって俺だけ?
690マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:11:51 ID:hvV+lgyN
くぎみー・・・・切ないけど桜子を剥いで何をしようとしてたのさ。
691マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:12:23 ID:???
だからなんで自分はいつもsageを忘れるんだorz
692マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:13:21 ID:???
>>689
俺も。リセットがかかってる。
それにしても何で今日はこう人大杉に引っかかるかな………
693マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:25:59 ID:???
クッキー関連の仕様変更あったぞ。
専ブラの最新版を確認してみれ
694マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:27:41 ID:???
>>693
今さっき鬱陶しいから専ブラを導入しますた。レスd。
695俺のイメージ:2006/05/27(土) 22:30:24 ID:???
円「次のライブ何の曲やる?」
桜子「『RUSSIAN ROULETTE』!」
美沙、亜子「『阪神タイガース酒飲み音頭』!!」
楓「『忍者ハットリ君』。」
夕映「『般若心経』。」
さよ「美空ひばりならなんでも…。」
古「『チャンピオン』!」
ザジ「『CIRCUS』…。」
千鶴「『私がオバサンになっても』」
696マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:54:41 ID:???
>>695 那波さんはもう既におばs
697マロン名無しさん:2006/05/27(土) 22:55:06 ID:???
ハルナ「何言ってんの〜那波さん。今でも十分オバサンじゃない!」
698マロン名無しさん:2006/05/27(土) 23:06:02 ID:???
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵。∴∵
∴∵∴∵:。∴∵∴∵∴: --─- ∴∵∴∵∴∵∴∵
∴∵゜∴∵∴∵∴∵  (___ )(___ ) ∴∵。∴∵∴∵ ゜
∴∵∴∵∴:∵∴∵_ i/ = =ヽi ∴∵∴∵。∴∵∴
∴∵☆彡∴∵∵ //[||    」  ||] >>695-697∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵ / ヘ | |  ____,ヽ | | ∴:∵∴∵∴∵:∴∵
∴゚∴∵∴∵ /ヽ ノ    ヽ__./  ∴∵∴∵:∴∵∴∵
∴∵∴∵  く  /     三三三∠⌒> ∴:∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∵∴∵∴∵
   ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧
  (   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ ムチャシヤガッテ・・・
   i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ /
   三  |  三  |  三  |  三  |
   ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪
  三三   三三  三三  三三
699風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:44:38 ID:???
風香 甘えん坊将軍


1/9
むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな
しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです


風香 「競馬?」
ネギ 「そう、馬の競走です。僕の国では盛んですけど」
将軍様の朝食の時、そんな話題が出てきました
ネギ 「明日菜さんなんて実は特級騎手(トップジョッキー)なんですよ」
風香 「ふーん・・・そう言えばあやか姉って、馬の扱いが上手だったよね」
あやか 「それほどではありませんが・・・」
風香 「じゃあ、競走しよっか」
その一言が始まりでした


葉加瀬 「で、競馬場を作れと・・・」
夏美 「困ったもんね、上様のわがままにも」
葉加瀬 「簡単ですから別にいいですけれどね」
夏美 「簡単なの!?お金だってかかるんじゃない!?場所だってさ!!」
葉加瀬 「ふっふっふっ・・・こんなこともあろうかと」
夏美 「用意していたんだ」
葉加瀬 「ええ、私が運営している地下競馬場なんですけれどね。非合法の」
夏美 「非合法ですか・・・」
葉加瀬 「指をぱちんと鳴らせば地上にせり上がりますよ。格闘漫画の闘技場みたいに」
夏美 「何でもありね」
葉加瀬 「狂科学者ですから」
700風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:45:41 ID:???
2/9
それからしばらくして

和美 「第一回麻帆良杯が開催されるよ〜!!」
城下では瓦版屋さんが一生懸命競馬の宣伝しています
和美 「ついでに出場選手も募集してるよ〜賞金は1000万帆(帆=円)だ!!」
その情報はあっという間に麻帆良の町を巡りました

佐々木神社にて・・・
まき絵 「出てみよっかな〜」
真名 「御意に。ただし、覆面でお願いいたします」

超春館薬局にて・・・
超 「出るネ。拒否は許さんネ」
古 「競馬?一番ニナレバイイアルカ?」

め組にて・・・
千雨 「お祭りごとか、なら出るっきゃねえな」
ザジ 「・・・」

麻帆良城にて・・・
楓 「ふふふ」

和泉養生所、奥の部屋にて・・・
エヴァ 「賭け事と聞いてわしが関わらんわけにはいかんじゃろ。茶々丸、出るのじゃ」
茶々丸 「イエス、マスター」

寺子屋にて
子供 「先生は出ないの?」
千鶴 「どうしようかしら、おうまさんなんて乗ったことはないんだけれども・・」

こうして競馬の開催日を迎えました
701風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:46:50 ID:???
3/9
和美 「さあ、今日はお日柄も良く、いわゆる良馬場になりました。いよいよ麻帆良杯の開催です」
葉加瀬 「馬場は砂、距離は2400間(間=メートル)で行われます」
和美 「馬場の形状は楕円、直線は手前も向こうも800間、曲がりは400間です」
葉加瀬 「坂はありませんね。平坦な馬場ですよ」
和美 「さて競走規則についてですが・・・・ぶっちゃけ一番最初に終点に着いた人の勝ちです」
葉加瀬 「尚、その間の妨害はある程度自由です。怪我しない程度なら」
和美 「ずいぶんと曖昧ですね」
葉加瀬 「そのあたりは騎手たちの良心にお任せです。では出場選手の紹介をお願いします」
和美 「わっかりました〜」


和美 「第一枠、流星号。騎手は雪広あやかさんです」
葉加瀬 「一枠は雪広家のあやかさんですね。乗り方は優雅ですけれどもどうなんでしょうか?」
和美 「今のところ二番人気ですね。なんだかんだ言っても優秀ですから」

和美 「第二枠、白鷺号。騎手は覆面娘さんです」
葉加瀬 「二枠は謎の覆面さんです。馬の乗り方は上手そうですね」
和美 「なかなか身軽そうに乗りこなしています。現在のところ四番人気です」

和美 「第三枠、ぶろーどそーど号。騎手は魔法国の明日菜さんです」
葉加瀬 「三枠は魔法国の特級騎手、明日菜さんです。さすがに馬の扱いになれています」
和美 「本命の登場ですね。一番人気です。掛け率は1.2倍ですね」

和美 「第四枠、青葱号。騎手は寺子屋の千鶴さんです」
葉加瀬 「四枠は寺子屋の先生ですね。何とか馬に乗っているようですが」
和美 「残念ながら八番人気で一番人気が無いです。見ていて危なっかしいくらいですから」

和美 「第五枠、纏号。騎手はめ組の千雨さんです」
葉加瀬 「五枠はめ組のお頭ですね。強気な責めが見られそうです」
和美 「噂では受けと言うことですが・・・人気は五番人気ですね」
702風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:49:12 ID:???
4/9
和美 「第六枠、茶々零号。騎手は洋館の茶々丸さんです」
葉加瀬 「六枠は洋館の管理人さんですね。冷静な判断を武器にしているように見えますね」
和美 「現在のところ三番人気です。一着争いに絡みそうです」

和美 「第七枠、赤兎馬号。騎手は薬局の古さんです」
葉加瀬 「七枠はあの怪しい薬局の用心棒さんです。身体能力は高いのですが、どうも受けな様です」
和美 「おどおど感が人気にも影響しているようです。現在は七番人気です」

和美 「第八枠、忍忍号。騎手は黒装束のしのびさんです」
葉加瀬 「八枠は上様の・・・もとい謎のしのびさんです。身長が大きく、馬への負担が大きそうですね」
和美 「不振な感じが何となく皆さんを賭けにくくしているようです。現在のところ六番人気ですね」

葉加瀬 「さて、一通りの紹介の後は各馬の倍率です」

一枠、流星号。倍率2.4倍
二枠、白鷺号。倍率4.9倍
三枠、ぶろーどそーど号。倍率1.2倍
四枠、青葱号。倍率38.9倍
五枠、纏号。倍率7.7倍
六枠、茶々零号。倍率3.7倍
七枠、赤兎馬号。倍率10.1倍
八枠、忍忍号。倍率8.1倍
(倍率人気参考、桜子先生)

和美 「さて、全馬枠内に収まりました。もうじき競走開始です」
葉加瀬 「競走開始の鐘を鳴らすのは・・・夏美嬢です。ではお願いします」
葉加瀬さんが手を振るのを合図に、高台の上に上って槌を持つ夏美さんが大きくを槌を振りかぶりました

か〜ん!!!!!
鐘の音が響くと同時に、枠の前を塞いでいた板が上に上がり、競走が開始されます
そして一斉に馬が飛び出しました
703風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:50:08 ID:???
5/9
千鶴 「あらあらあら・・・走ってね、お馬さん」
他の馬は飛び出しましたが、千鶴さんの馬は枠の中で立ち止まったままでした
千鶴 「走ってね、お馬さん」
しかし、お馬さんは走ろうとはしません
千鶴 「走って、ね?」
千鶴さんの雰囲気が変わりました。さすがは野生動物です、生死に関わることには敏感に反応したようです
出遅れはしましたが、何とか千鶴さん、競走開始です


和美 「綺麗な出走かと思いましたが、一頭出遅れたようです」
葉加瀬 「青葱号ですね。まあ、人気通りと言ったところでしょう」
和美 「この遅れは致命的ですね。おそらくはもうダメでしょうね」
葉加瀬 「では、現在の意図取りを見てみましょう。先頭は纏号ですね。その一馬身後ろに赤兎馬号です」
和美 「さすがちゃきちゃきのお頭、一番でないと気が済まないようですね」
葉加瀬 「古さんも後を追っているようですが、こんなにとばして馬の体力が続くんでしょうか?」

和美 「二馬身離れて三番手に白鷺号、四番手にぶろーどそーど号、五番手に流星号です」
葉加瀬 「このあたりは固まっていますね。ほとんど差はないです」
和美 「六番手に忍忍号、ちょっと離れて茶々零号が七番手です。青葱号は大分離れていますね」
葉加瀬 「全体の流れはこんな感じです。いま300を超えました」
704風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:50:53 ID:???
6/9
葉加瀬 「むっ!!ここであやかさんの流星号が前に出てきました」
和美 「ぶろーどそーど号を抜いて、現在先頭集団に近づきつつあります」
葉加瀬 「おや、ここで覆面娘さんが何かを取り出しました。小さな袋ですかね?」
和美 「それを・・・投げたあ!!そしてあやかさんに当たったぁ!!」
あやか 「げほげほ・・・くしゅん!!!これは胡椒!?」
葉加瀬 「一気に抜こうとした流星号が下がります。おおっと!!!」
明日菜 「悪いけど、死んでよね」

ドゴォ!!!

和美 「ここで蹴りだぁ!!明日菜選手、器用に片足であやか選手に蹴りを放った!!たまらずあやか選手、落馬です!!」
葉加瀬 「怪我は・・・していないようですね。覆面娘さん、明日菜さん結構外道ですね」
和美 「争いに情けはいらないようです。現在400を超え、第一曲線に向かいます」
葉加瀬 「ここは誰も仕掛けませんね。動きはなく、そのまま第二曲線を越えて向こう正面の直線になります」

葉加瀬 「おや、ここで赤兎馬号が纏号に並びました。熾烈な先頭争いです」
和美 「両者受けと言われていましたが、なかなかの攻めですね。おおっと!!!」
葉加瀬 「ここで古さんが体勢を崩しました。このままでは落ちるのは時間の問題でしょうか」
和美 「ここで・・・なんと纏号のお頭が手をさしのべました。二頭は失速しますが仕方ないですね」
古 「アナタ、助ケテクレタ?」
千雨 「ちっ!!仕方ねえだろ、手前がしっかりして・・・」
古 「アナタニ惚レマシタ・・・好キデス。私ヲ捧ゲマス」
千雨 「な、何を!?こら!!止めろ!!」

和美 「二頭はそのまま柵を越えて・・・茂みに入りました」
葉加瀬 「あれ?茂みから出てきたのは馬だけですね。二人は茂みの中でしょうか?」
和美 「その茂みに誰か近づいていきます・・・あれはお頭の奥さんですね」
葉加瀬 「そのまま茂みに入って・・・茂みが揺れ始めました。何をやっているんでしょう?」
和美 「とりあえず赤兎馬号と纏号は失格です。さて競技に戻りますね」
705風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:52:58 ID:???
7/9
葉加瀬 「向こうの直線を進み1300を過ぎました。先頭は白鷺号、そのすぐ後にぶろーどそーど号」
和美 「一馬身離れて忍忍号、さらに一馬身離れて茶々零号。五馬身離れて青葱号です」
葉加瀬 「青葱号追ってきましたね。もしかして一着争いに絡んでくるのでしょうか?」

和美 「むむっ!!ここでしのびさん、手裏剣を取り出しました」
葉加瀬 「投げるんですかね?危険ですねえ、死んじゃうかも」
和美 「その取り出した手裏剣を・・・茶々丸さんに投げたぁ!!!」

ぱしぱしぱし!!
和美 「なんと!!茶々丸さん、投げられたすべての手裏剣を受け止めました」
葉加瀬 「そして受け止めた茶々丸さん、なんと指で手裏剣を曲げてしまいます」
和美 「あれって鉄でできていますよね。なんという怪力でしょうか」
葉加瀬 「なんだか不穏になってきましたね。ここで第三曲線にかかります」
和美 「だんだんと差が詰まって来ました。残りは800です」

葉加瀬 「曲線では誰も仕掛けませんね。さて、最終曲線を抜けようというところです」
和美 「さあ、四頭は団子になって直線に入ります。どれが抜け出すんでしょうか?」

葉加瀬 「残り直線400、先頭は白鷺号、そして差はなく三頭がひしめき合っています」
和美 「さてここで一斉に鞭が入りました。勝負の時です」
葉加瀬 「ここでまた覆面娘さんが何かを取り出します。今度は・・・爆弾ですね」
和美 「何でもありだね。死ななきゃいいけど」

覆面娘 「皆さ〜ん。さような・・ら?」
葉加瀬 「他の皆さん、臨戦態勢ですね。明日菜さんは鞭を剣に変化させ、茶々丸さん、しのびさんは手裏剣を向けています」
覆面娘 「し、失礼いたしました〜」
和美 「覆面娘、失速していきます。単純な戦闘では勝てそうにも無いと踏んだようです。ここで脱落です」
706風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:54:22 ID:???
8/9
葉加瀬 「さあ、残り200。ほぼ三頭が一直線に並んでいます。抜け出すのはどの馬までしょうか?」
和美 「おお!!ここでぶろーどそーど号が抜けました。さすが魔法国の特級騎手、その実力は折り紙付きか!」
茶々丸 「サーチ、馬の体力、限界。残念ですがここまでです。申し訳ありません、マスター」
しのび 「ぬう、ここが限界でござろうか・・・悔しいが、ここま・・・で?」

そのときです。最後方から一頭の馬が怒濤のごとく突っ込んできたのです
和美 「なんと!!ここで青葱号が来た!!信じられない末脚です!!あっという間に忍忍号と茶々零号をかわしました!!」
葉加瀬 「何故でしょうか?鞭を入れているわけではありません、ただ鞭でお馬さんのお尻を撫でているだけなのに・・」
和美 「あ、あれは・・・長ネギです。鞭ではありません。長ネギです!!!」

千鶴 「おうまさん、しっかり走ってくれないと・・・入れちゃうわよ?」

葉加瀬 「おうまさん、怯えているようです。まるで恐竜から必死で逃げる獲物のようですね」
和美 「残り100、差は半馬身まで迫りました!!このまま差しきるのか!!」
葉加瀬 「それともぶろーどそーど号が逃げ切るのでしょうか!!残り50!!」
和美 「並びました。青葱号、泣きながら走っています!!!すごい!!このままかわすか!!」

明日菜 「素人に・・・負けられない!!」
葉加瀬 「おおっと!!ここで明日菜さん、必死におうまさんの首を押し込みます。なんと、ここでさらに伸びます!!」
千鶴 「あらあら、おうまさん、頑張ってね?」
和美 「青葱号、食いついていきます。鼻水を垂らして泣きながら食いついていきます!!もはや虐待ですね」

和美 「さあ、差はない!!どちらが、どちらが一着か!!」

明日菜 「いやあああ!!!!!」
自分の体と馬体を一つにして、明日菜さんは叫びました
葉加瀬 「ああ!!ぶろーどそーど号がわずかにぬけました!!そしてそのまま・・・」

和美 「きたきたきた〜!!!ぶろーどそーど号が今、先頭で・・・決着!!!」
707風香 甘えん坊将軍:2006/05/27(土) 23:56:23 ID:???
9/9
わああああ!!!!!
観客からは大きな歓声が沸き上がります


明日菜 「ふう・・・もしもあの馬、出遅れがなかったら負けてたかな」
馬から下りて優しくぶろーどそーど号を撫でる明日菜さん。何となく勝った気がしていないようです

千鶴 「あらら・・負けちゃったのね。おうまさん、ご苦労様」
青葱号は、千鶴が背中から降りたとたん、崩れ落ちるように倒れました
尚、青葱号はこの競走を最後に引退しました。競走に対して恐怖心を持ってしまったようです

しのび 「おぬし、一度手合わせを願いたいものでござるな」
茶々丸 「マスターの命令があれば・・・それでは失礼いたします」

ザジ 「・・・」
古 「サ、三角関係アルカ?ソレハソレデ・・・」
千雨 「手前ら・・・いい加減にしろぉ!!!人を弄ぶんじゃねえ!!!」

覆面娘 「負けちった・・・次はもっと仕込んで来なきゃね」

あやか 「明日菜さん・・・許しませんわぁ!!!!」

こうして観客は各々の健闘をたたえつつ、騎手と馬を拍手で出迎えるのでした
葉加瀬 「これにて、第一回麻帆良杯の中継を終了いたします。皆さんありがとうございました!!」
和美 「では次は・・・第二回があれば、またお会いしましょう。それでは〜!!」


風香 「ボク・・・出番もないし活躍していないんだけど?」

708マロン名無しさん:2006/05/28(日) 00:03:57 ID:???
そういえば釘宮ってなにげに報われないキャラNo.1じゃね?
709Gamers:2006/05/28(日) 00:31:21 ID:???
>>707
青葱号はちゃんと種牡馬になったんですよね?
てかもう競馬好きとしてはたまらないwww

では投下〜

Gamers 1/2

ここは東京都世田谷区、勢い余って(ry
……ではなく、麻帆良学園都市内某所にある、ログハウス――

明日菜「こんにち…茶々丸さん?ゲームしてるの?」
茶々丸「はい、マスターのですが。何か御用ですか?」
明日菜「いやっ別に、ちょっと意外だったから
   (―――いつもメイドの仕事ばかりしてるし、たまには違うことがしたいのかもね…)」
茶々丸「明日菜さんもプレイしてみますか?」
明日菜「え?…じゃあ、ちょっとやろうかな」

710Gamers:2006/05/28(日) 00:32:13 ID:???
2/2

明日菜「―――きゃ!ちょっと待っ・・!!やだこっち来た!!やっちょっ…
    いやっ、来ないでぇー!!!ダメちょっと…いやぁっ死ぬ――――!!」
茶々丸(こんな明日菜さんをみるのも初めてかもしれませんね…なんだか、『かわいい』です
    胸の機関部辺りの温度が上昇してきました…)

画像ファイル明日菜.jpgをお気に入りフォルダに保存しますか?

        →はい   いいえ

        保存を完了しました。

明日菜「ふぅ、難しいわぁこれ…ん?茶々丸さんどうしたの?私の顔になんかついてる?」
茶々丸「え…いえ、何でもありません。それよりマスターに何か用があってこられたのでは?」
明日菜「あっ!…もう今日はいいや、また今度にするね、それじゃっ!」
茶々丸(また今度…つまり、またここに来てくれる……)

会話logファイル明日菜.txtをお気に入りフォルダに保存しますか?

        →はい   いいえ

        保存を完了しました。


“明日菜”をお気に入りに保存しますか?

    はい   いいえ  →隠しファイルとして保存

      保存を完了しました

end...
711707:2006/05/28(日) 01:02:51 ID:???
>>709
茶々丸・・・動画ファイルも保存したのかな
ついに萌えと言う感覚をを獲得したのでしょうか、GJです


葉加瀬 「青葱号はこの後、種牡馬になりますが、挿入に恐怖感覚えてなかなか子孫が残せませんでした」
和美 「そしてたった一頭だけ、子供ができます。その馬は”北部踊手”と名付けられました」
葉加瀬 「この”北部踊手”は、この後世界の馬の血統図を大きく塗り替えるのですが、それはまた別のお話」
和美 「ちなみに魔法国に北部踊手の子が送られました。名は”北部風味”」
葉加瀬 「この馬も魔法国で種牡馬として大活躍しますが、それもまた別のお話」

ネタ元がわからない人、ご免なさい
※興味がある人はNorthern Dancer、Northern Tasteを調べてみてください。スレ違いスマソ
712真名ちゃんもっこり日記63:2006/05/28(日) 01:11:14 ID:???
>>709
隠しファイルとして保存してるところが笑えた。


真名ちゃんもっこり日記63

その日『も』雨だった。
依頼の打ち合わせが深夜までかかり、終わったのは日付が変わったぐらいだろうか。
「ふぅ〜、今日も疲れたな…いったい今何時なんだ」
腕時計を見る。深夜0時44分。
アキラは寝てるだろう。今日はどちらかというと車で飛ばしたい気分だ。

ということでそのまま帰らず首都高に突入。いつもは混んでいるココも、この時間はスムーズだ。
私とストラトスにとっての”障害物”もこの時間は少ない。
ふと初めて首都高に入った時を思い出す。
入り口から入ってそのまま右を走り、気が付けば出口で降りていた。
首都高に乗って約20秒で出口。人生の中で最ももったいない700円だった苦い思い出(ノンフィクション)。

ストレートで飛ばす。うーん、さすがは我が愛機。加速の伸びが段違いだ。
と、その時前の車が自分の走っている車線へ車線変更してきた。
「チッ、どけよ!この障害物」
例えると、まるでフルコース料理で最後のデザートを邪魔された気分だ。
フルブレーキングとシフトダウンでテールに張り付き、軽くパッシングを3回。
「ど・け・よ」
ちなみに5回なら「あ・い・し・て・る」だ。

だが相手は譲らずにペースを上げてきた。
ほほぅ。この真名さんに挑戦する気か?上等だ相手になってやる。
そうなった途端、2台の車はフルスロットルをする。
713真名ちゃんもっこり日記63:2006/05/28(日) 01:11:56 ID:???
雨で若干リヤがスライドしつつ、瞬く間に他の後続の車を光りの点にし、相手とストラトスだけの時が始まった。
むぅ…かなり早いな。しかし前の車…あの修理工場で見たFDと同じ形…
おっと、見とれてはいられない。自分のラインを守りつつすかさず左。

ズルッ

「しまったぁぁぁぁーーー!!」
雨で路面が濡れているだけなら大した事はない。
決して忘れていた訳じゃないが…思い出せなかった高速道路の繋ぎ目が牙をむく。
雨に濡れたわずか20cmの鉄板…
高速コーナリング中のコイツは、タイヤのグリップ力など無効にしてしまっていた。

グシャッ

フロントから衝突し、目の前には花火の様に破片が飛び散る。
「あぁ…キレイだよ…」
私のプライドと一緒に砕けていく。
おのれ…あの青のFDめ…


その頃、青のFDは…
「…ふぅ」
あの修理工場に止まっていた。
714真名ちゃんもっこり日記63:2006/05/28(日) 01:13:58 ID:???
「大河内君、どうだいFDの調子は」
「すごいです。真名にも負けないパワーと運動性能ですね。でも私はまだ15…」
「大丈夫ネ」
振り向くと超が立っていた。
「そんなこと気にしてたらネタにもならないヨ」
「それでいいの…」
「これからも水泳と一緒に最速を目指してがんばるネ」
そのまま白い車に乗り込んで去っていった。
「……」

「ふふふ、龍宮サンにアキラサン。なかなか面白くなりそうネ」
そう言って首都高を走り出す超のS-2000であった。

ぬわあああああ!
ぶつけたバンパー直すのに×××円もかかるー¥¥¥¥¥¥¥
まだプラズマテレビのローンも残ってるのに…_| ̄|〇
ネタも変な方向に行ったし、しばらく車(ネタも)は自粛するとしよう。
715美空ウイルス.exe【ver:24.1】:2006/05/28(日) 02:07:35 ID:???
(>>666の続き)
ここは何処だろう…。のどかは空気を掻いて宙を泳いだ。
一面に立ち込める霧。自分の体がより希薄になったように感じる。確かに光が体を透いている。
「私…どうなったんだろう…」
のどかは呟いた。

『あれ…宮崎?』
声がする。近くて遠い声。
耳元で囁かれているようで、でも、遥か彼方から聴こえてくるかのように小さい。
『えっ、本当ですか?』
別の声だ。誰だろう?
のどかは眩暈を感じながら、辺りの濃霧を注意深く観察した。しかし、霧に変化はない。
『本当だって、今、確かに宮崎の声がしたんだって!おーい宮崎ー!聞こえてたら返事して〜』

「…は、はい!ゎ…私ですっ!」
のどかは返事した。誰でも良かった、誰かに認識されるのなら、自分に気付いてくれるのなら…。
『おっ!やっぱり宮崎だったんだ』
『朝倉さん…残念ですが、私には聞こえません』
朝倉?ここに朝倉和美がいる!?
「…ぁ、朝倉さんですか?」
『当ったり〜!ってことは、宮崎も、ちゃおりんに捕まったんだ?』
『えっ…本当に宮崎さんがいるんですか?』
『何言ってるの、さよちゃん。宮崎はちゃんといるよ』
「あの、もう一人の方は、どなたですか?」
すると、当人の代わりに朝倉が答えた。
『相坂さよ。宮崎の前に、ちゃおりんに消されてた2-Aのクラスメイトだよ』
『…あの〜、私、相坂さよって言います。
私には宮崎さんの声が分からないんですが、私の声は聞こえてますか?』
「えっと…相坂さんの声は聞こえてますよー…」
『ちゃんと聞こえてるってさ』
『わぁ、良かった』
『さて…ところで宮崎。今の2-Aは、どうなってる?』
716マロン名無しさん:2006/05/28(日) 02:08:49 ID:???
>>707
千雨にワロタww
相変わらず安定してハイクオリティだなぁ

>>710
茶々丸可愛いよ茶々丸
GJ!

>>714
アキラかよwww
失礼ながら20秒で出口に吹いた



二日も遅れたけど、せっかく書き直したからアキラの誕生日ネタ投下
前半部に入れてたはずのパロを忘れまくったせいで変なシリアスになってしまった……

改行規制次第じゃ9じゃ収まらないかもしれない……
長いんで、苦手な人スルーよろ
717美空ウイルス.exe【ver:24.2】:2006/05/28(日) 02:09:34 ID:???
昼夜の区別ない超の城。虚ろな影はその廊下を這い、やがて適当な小部屋の闇に紛れた。
「…腹へった」
美空は、腹を空かしていた。虫の音は静まらない。ほとんどの部屋は漁ってみたが、
驚くべきことにこの基地には食べ物や飲み物といった品がないようだ。
あぁ、前言撤回。飲み物ならいくらでもあった。化学記号で綴られたラベルを無視すれば、
一時の満足は得られるかもしれない。その後で何が起きようと気にしないならば飲めばいい。
「もう…死ぬ…」
美空は部屋の中を見回した。
あれ?この部屋は何の部屋だろう?他と違って、実験室のような匂いがしない。
薬品も機械もなく、ただ部屋の床の中央に粉々に砕け散った鏡の破片が落ちているだけだ。
本当にそれしかない。ならば、この部屋に用はない。鏡は食べ物じゃないからだ。
美空はその部屋を後にした。

次の部屋は、いかにも秘密基地な部屋だった。
壁は意味不明な図や文字の羅列が書かれた紙片に覆われ、
機械を組み立てた後に余ったらしい部品が床に散乱している。
もしかしたら、この基地の地図があるかもしれない。美空は壁の紙片を順番に見ていった。
「いそうそうさシステム?…スレとは世界の集合体、各SS世界間を移動…新たな空間を作成…
ふーん、これは地図じゃないね」
次の紙に目を移す。
「ぞくせいそうさシステム…他のSS世界をスキャン、属性をコピー…
…うーん、これも地図じゃないよねぇ」

「今、帰ってきたネ」
声のする方を向くと、超が部屋の出入り口を塞いでいた。左手には見覚えのあるアレを下げている。
「もう夕飯の時間ヨ…」
「朝と昼はないのかよ…」
「気にしないでほしいネ」
「…で、その夕飯は何さ?」
凄く嫌な予感がする。
「味噌ラーメン…嫌いカ?」
718美空ウイルス.exe【ver:24.3】:2006/05/28(日) 02:10:44 ID:???
日が落ちてから、しばらくの時が過ぎた。
教室には再び2-Aが結集し、息の詰まるような空間を共有していた。
葉加瀬は真剣な顔付きで、PCの画面を睨んでいる。
しかし、ラジオ放送開始まではまだ何時間も残っていた。
このままでは葉加瀬の神経が限界を迎えてしまう…そう心配した夏美は適当な話題を振ってみた。
教室を和ませるための談話とか、そんな感じだ。
皆に遅れて、ひとり教卓で食事をしているネギ先生が目に入った。
「ネギ先生、何を食べてるんですか?」
夏美の声が教室に拡がる。
「へ?僕が食べてるものですか?」
ネギが顔を上げると共に、葉加瀬がネギの食べているものに注目した。ハルナが夏美に続く。
「確かに気になるわね、すごく美味しそうに食べてるし」
生徒たちの興味に、ネギが箸でそれを摘み、皆に見えるよう持ち上げて言った。

「タン塩弁当です」

夏美とハルナは後悔した。今度は別の意味で教室が静まってしまったからだ。
「たんしおべんとう?」
せつなちゃんが無邪気に訊く。千鶴が微笑みつつ、答えた。
「違うわよ、せつなちゃん。それは、"たんしょう"って読むのよ」
「ふーん。たんしょう〜!」
719美空ウイルス.exe【ver:24.4】:2006/05/28(日) 02:11:59 ID:???
愉快に騒ぐせつなちゃんを見て、夕映がハルナを小突く。
その眼は、なにやってるですか、と言いたげだ。ハルナはウインクを返し、舌を見せた。
「てへ、じゃないですよ、ハルナ…児童の発育に悪影響が出たらどうするつもりですか…

…ん?それは何の本です?」
夕映が気になったのは、ハルナが暇潰しに持ち込んだ文庫だった。
表紙はカバーに覆われ、タイトルは分からない。ハルナはカバーを外し、本を夕映に差し出した。
「読んでみる?何かが目覚めるわよ」
どれどれ…と夕映は目を凝らした。

つ 『世界がもし100人の新田だったら』

orz


気付くと、葉加瀬はまたPCに向き合っていた。
夏美には、恋人がどこか遠くに行ってしまったように感じられた。どこか、少し心が寂しい。
不意に眺めた今宵の空は、何故か黄色かった。
スポットライトのように丸い月は、空高々に磔にされていた。

ラジオまでは確かに時間がある。しかし、永遠にラジオが始まらない訳はなかった。

【つづく】
720美空ウイルスの中身:2006/05/28(日) 02:16:13 ID:???
>>716
終わったのでドゾー(`・ω・´)
721マロン名無しさん:2006/05/28(日) 02:18:05 ID:???
>>719
世界がもし百人の新田だったらバロスwww
毎晩GJです!




この神SSのあと、スレ汚しの駄文投下しづれぇw

まぁでも気にせず投下
722☆☆☆ダンシング 1/9:2006/05/28(日) 02:22:43 ID:???
>>720
かぶったこと謝ってなかったね
すまんかったよ




5月26日。
最愛の人の生まれた日を、龍宮真名は桜咲刹那と朝チュンで迎えた。
「……私は真っ直ぐ立っているか……?」
「………あぁ、立ってるよ」
3Aのシーモネーターこともっこり真名さんは、最愛の人にスッポン鍋やバイ○グ○を大量接種し一日中ヤっても萎まない百合棒をプレゼントするつもりだ。
一発で萎まないことを確認するため、身近な刹那とアッハンウッフンした。
中に刺し込んだままフィニッシュしたにも関わらず、百合棒は未だにビンビンである。
これならアキラも喜んでくれるだろう。
「すまないがアキラの誕生会は夜七時までに終わるように言っておいてくれ」
「はいはい……そのあとアキラを連れてこればいいんだろ?」
刹那はウンザリと言った表情でベッドを部屋の中央に運ぶ真名を見る。
「……昔のお前はもっとストイックだったのに、いったいどうしてこんな風になったのやら」
今から半日かけてベッドを回転するようカスタムするなんて、昔の真名からは想像もつかない。
「……聞きたいか?」
「へ?」
予想外の返事に、思わず間抜けな声をあげる。
「私が変わったのはアキラと付き合ってからだが、変わり始めたのはアキラを好きになってからだ………」
723☆☆☆ダンシング 2/9:2006/05/28(日) 02:28:12 ID:???
「好きになってから、か……そういえばお前、気付いたら大河内さんと付き合ってたな」
「まぁな。なかなか告白する勇気が出なかったせいで付き合い始めたのは最近だが、好きになったのはもっと前だ」
あの頃はまだ純粋ですた。
「アキラはいつから私を好いてたかわからないが、私はあの日に好きになったのだろうな……
 覚えているか、二年ほど前、私が仕事で大怪我を負ったことを」
「あぁ……お前が入院までしたのはあのときだけだ、覚えてるよ。あの頃はお互い何でも一人で片付けようとしてたよな……
 あの時はまだ私より強かった龍宮が怪我したことで、自分の力を過信してたことを思い知らされたよ」
「さりげなく今は自分の方が強いとでも言いたそうだな」
「少なくとも追い付いたつもりさ。安心して背中を任せてもらえてるつもりだが?」
「ふっ………とにかく、私はあの日、マイエンジェルに出会ったんだ」
「分かったから語るな、お前のノロケはウンザリするものが多い」
「そうだな……あきらとまな・ラブヒストリー第一章邂逅編とでも名付けようか」
「人の話聞けよ語る気満々だなお前」
「あの頃の私は失くした大事な人のことを未だに引きずり、ナイフのようにとがっては触るもの皆傷付ける冷酷な仕事人だった……
あの日学園長から依頼されたのは、無断で裏山でキャンプした挙げ句遭難して死んだ馬鹿なアメリカ人の亡霊退治だった。
己を過信してた私は、元人間だと相手をあなどり顔面に殺虫剤を浴びせられ敗走するハメになったんだ。
惨めだったよ、目が見えないせいで体は擦り傷や切傷だらけさ。
そんな時だ、アキラが私に声をかけてきたのは。
724☆☆☆ダンシング 3/9:2006/05/28(日) 02:32:23 ID:???
『龍宮さん……?』
『…………お前は……』
確か多少ぼけてはいたが、ある程度目が見えるようになってきてたんだ。
目の前にいたアキラは、憐れむような目を……いや、今思えば心配してたのかもしれないな……まぁとにかくそんなような目をして私を見ていたんだ。
『確か……オオカワウチさん』
『……オオコウチです』
『……オーコーチさん、私に何か用か……?』
『用ってわけじゃないけど……何か傷だらけだし、フラフラしてたから……』
『……私は平気だ。じゃぁな』
『あ、ま、待って』
パシッとアキラに手を捕まれ、私はかなり驚いた。
『……あ、えっと、部屋に来ない……かな。その……傷の手当てとかもあるし……』
『……怪我なら保健室に行くから問題ない』
『………その、私口下手だからまだ友達できてなくて、だから、あの………少し、話しませんか?』

まあ、そんなこんなの話の流れでアキラの部屋に行くことになってな……あぁ、勘違いするなよ、この頃は下心なんて欠片も無かったからな!
『………えっと、何か飲みますか?』
『……いや、いい。それに敬語も不要だ』
『………』
『………』
あの頃は数分も会話が持たなかったよ……双方あまり会話は得意じゃないからな。
『……あ』
『どうかしたのか?』
『髪の毛に葉っぱや木屑が……それになんかほつれてる』
茂みをつっきったからだろうな。
『……といてあげる』
『はぁ!?』
なんだかんだでアキラは強引だよ。半ば無理矢理後ろを向かされ、苦手な背後から髪をとかされるはめになったんだ。
725☆☆☆ダンシング 4/9:2006/05/28(日) 02:39:01 ID:???
『………あー……大河内、さんは部活には入ってるのか?』
無言で髪をとかれ続ける空気に耐えかねての質問は、どうやら地雷だったらしくてな
『一応、水泳部……』
『一応?』
『うん……辞めるかもしれないから………』
正直あまり関心もなかったし、なんと答えればいいかわからなかった。
『………綺麗だね』
『何が』
『髪の毛』

綺麗な髪の毛。
あの人もよく髪を誉めてくれた。
その度に「綺麗なのは髪だけなの?」と聞いては困らせたっけ……

自然と笑みがこぼれてたと思う。
またすぐ会話は途切れたが、嫌な気はしなかった。

『たっだいまー♪』
それからしばらくして、ルームメイトの明石が帰ってきたんだ。
確か、髪の毛から葉もゴミも取り終わり時間を持て余してた時だったと思う。
絆創膏ももらい、もう用のなくなったため帰ろうと立ち上がった私に、あろうことか明石はいきなり肩を組んできたんだ。
キョトンとしているアキラをよそに、部屋のすみに私を連行する。
『龍宮さん、だよね。アキラの友達だったんだ』
ひそひそ声の段階で、なんとなく察しはついたよ。
『アキラ、最近元気ないじゃん?どうも私の励ましは空回りしてるみたいでさ……』
(なんで無様に任務失敗で落ち込んでるときに他人を励まさなくちゃならないんだ……)
『一応励ましとして二時間並んだ人気甘味所で買ったアンミツがあるから、話のお供に使ってよ』
『私に任しとけ、アカイシ』
『アカシだけど……』
結局明石は『差し入れのアンミツ、超美味しいよ〜』とだけアキラに伝え、満面の笑みで部屋を出ていった。
自分もアンミツ食べたかったんだろうに……
726☆☆☆ダンシング 5/9:2006/05/28(日) 02:42:55 ID:???
『折角だから食べようじゃないか』
『……すごく嬉しそうだね。好きなの?アンミツ』
クスリと笑って、アキラが尋ねてきた。
『……あぁ大好きだよ』
あの人と恋仲になって、初めて食べたのもアンミツだったな。
とにかく、私に取ってアンミツは思い出深いものなのさ。
『あ、じゃぁ私お茶入れるね……紅茶でいい?』
『構わないよ……』
紅茶を入れる彼女の手は真っ白だった。
多くの血を浴び、真っ黒な私の手とは対極の、綺麗な手……


『……なんで始めたんだ、水泳』
『へ?』
今思えばいきなりの質問に少し間抜けな答えを返すアキラも萌え萌えだ。
『誰かと会話してないと落ち着かない……だからわざわざ私を部屋に連れ込んだんだろ?なら、聞かせてくれたってバチは当たらないと思うぞ』
『………』
『別に、今どう思ってるかが聞きたいわけじゃないさ』
大方、辞めたい理由はスランプかイジメだろう。だいたい予想はつく。
『つまらない理由だよ……友達が始めたから、ただそれだけ』
あの人が居たから戦場に身を置いた私と、ほんの少しばかりアキラがダブって見えた。
『始めたらすっごく楽しかった。水中から見える景色はいつものものと違って神秘的な気がしてたりもしたっけ……見えるのなんて足くらいしかないのにね』
それからずっと、アキラは水泳のことを話し続けた。
私がアキラの分のアンミツも平らげたころ、ようやく『あ、私ばっかり話してごめんなさい』って言ったんだ。
それで、何がおかしいのかクスリと笑ったんだよ。
『龍宮さんって、本当にアンミツが好きなんだね』って言ってさ。
727☆☆☆ダンシング 6/9:2006/05/28(日) 02:49:55 ID:???
『あぁ、世界で一番好きな食べ物だ』
『ふふ、本当に美味しそうに食べてたね。……私も食べたくなってきたな』
『………すまない』
許可をもらったとはいえ、やはり二個食いは控えるべきだったか。
『あぁ、それと、大河内は本当に水泳が好きなんだな……話してるとき、本当に楽しそうだったぞ。ビー玉みたいに綺麗で純粋な目をしていた。まだ好きなんだな、水泳が』
『………うん』
『……目が曇ったな。なにか心配事でもあるのか?』
らしくないよな、他人の事情に首を突っ込むなんて。
『……小学校の卒業式で、別の中学校に行った友達からもらったネックレスがなくなって……高いものじゃないけど、その娘に申し訳なくて………』
『雑念のせいで水泳の方まで身が入らない、か……馬鹿としか言いようがないな』
『………』
『素人がたった一人でこの広大な学園の中からネックレスを見付けられるわけないだろう?』
たぶん、この時にはもう大河内アキラという人物に、私は惹かれていたんだろうな。
『私に任せておけ、必ず見付け出してやる』
『でも……』
『つまらないプライドばかり高くて、たった一度の失敗を一生引きずりそうだった馬鹿を助けてくれた礼さ。いい気分転換になった、ありがとう』
それに心当たりもあった。
あの幽霊がポルターガイストに使ったものに、ネックレスがあったんだ。
『……アンミツあげた分のお礼、もらってないよ』
『……は?』
厚かましいなこのアマ、と思ったことは一生黙っておこうと思う。
『今度、一緒にアンミツ食べに行かない…?私、美味しいお店知らないから、真名についてきてほしい』
真名。
名前で呼んでくれたのは、彼女が私を友人だと思ってくれたからだろうか。
『……あぁ、わかった。その代わり、飲み物くらいはアキラが奢ってくれよ』
そして不思議な暖かさを手にいれた私は、再び戦場に向かったのさ。
まるで私に日の当たる場所は向かないとでもいいたそうに、夜は大きく口を開けていた。
728☆☆☆ダンシング 7/9:2006/05/28(日) 02:55:35 ID:???
『学園長、桜咲刹那に援護要請を出していただけますか』
そういえばお前にも助太刀を頼もうとしたんだよ、刹那。
『それがのう、ボイラー技師(2級)の資格を取りに遠出しとるんじゃよ』
なんのために取ったんだ、あの資格?
『仕方ないか……ターゲットについての詳しい情報はわかりましたか?』
『名前はパット、もはや完全な魔物と化しておる。そのおかげか物理攻撃も効くみたいじゃな。現在地はわかっておらんがおそらく……』
『もう結構、出会いましたから』
後方から足音と殺気を感じ、電話を切り素早く半回転する。
そして、相手の姿を見て思わず硬直した。
パットは大量のブラジャーに覆われ巨大なオッコト主のようになってたよ。
『………く、くだらねぇ……』
パットだけにブラジャーという寒い親父ギャグに行き着いてしまい、ゲンナリしたのがまずかった。
奴の纏った肩紐同士が結ばれ一繋ぎになった大量のブラが、鞭のように私を襲い大事なライフルを遥か後方に吹き飛ばした。
『……それで勝ったつもりかぁぁッ』
悪魔の舞踏。
魔眼を駆使し、踊り狂ってるかのように相手の猛攻を避ける姿を、昔そうやって表現されたことがあるよ。
たぶん、あの時の私はまさにそれをやってたんだろうな。
襲い来るブラの群れをかわしては唯一手元に残ったデザートイーグルをひたすらぶっ放したよ。
それでも積み重なったブラは予想以上に頑丈でな、仕方がないから一ヶ所狙いを定めてそこをひたすら撃ち続けたんだ。
一点集中は頑丈な奴と戦(ヤ)る際の基本戦術だからな。
『終わりだッ』
狙い続けた箇所には穴ができ、その穴からは奴の本体……それも首のあたりがしっかりと見えた。
あそこを撃ち抜けば勝てる。そう思って引き金を引いたんだが……最悪だよ。弾切れさ。
729☆☆☆ダンシング 8/9:2006/05/28(日) 03:00:26 ID:???
『わりぎちはせよぢずべらひそめてにおひでぶ』
奴がよくわからない呪文を唱えると、奴から切り放したはずのブラジャーが生きてるかのように起き上がり、私の手足を拘束し……
「待て、ちょっと待て」
「なんだ刹那、今いいところなのに」
「いや、なんと言うかだな、さっきからパットだのブラジャーだのって単語が出るだけで気が抜けるというかなんと言うか……」
「意外とワガママだよな、お前……わかったよ、じゃぁ次からブラジャーのことは悪の手先っぽく千草と呼ぶよ」
「なぜ千草……」
「乳房だけに」
「意味わからんうえお前のギャグにはセンスがない」
「まぁいい、とにかく私は体の自由を奪われたんだ。焦ったよ、あれには。
千草の肩紐のワイヤー部分、あそこが私の体を貫いてな……私の体から気を吸い出したんだ。
『ぐ……がぁッ………』
『オレァクサマヲムッコロス!』
視界が徐々に霞んでくる……
(私は、負けるのか……
 大切なあの人に追い付きたくて修行はしてきたつもりなのに、このざまか……)
さすがに諦めかけたよ。
だけど、千草の固まりに開けた穴から、ネックレスが見えたのさ。
確証はなかったが、ソレがアキラのものだという変な自信があった。
『………あぁ、そうだな………私は負けるわけにはいかないんだったな……』
漫画でよく見掛けるが、実際に強い想いは奇跡を呼ぶことを知ったよ。
『アイツは言ったんだ……アンミツを一緒に食べに行こうって……魔眼の持ち主でも銃のプロフェッショナルでもない私にだッ………』
ミニステルマギの真名としてでもスナイパー龍宮としてでもない、なんの取り柄もない女子中学生龍宮真名として、初めて誰かに必要とされたんだ。
『何万もの魔物を殺してきた私なんかに……』
そういえばあの人も最期に言ってたよ、普通の女の子として、龍宮真名自信を愛してくれる人を探せって……
『歩み寄ってくれたんだ……一緒に行こうって言ったんだ………こんなッ、こんな私にだぞッ………』
アキラへの想いが力となり、体中が熱くなった。
力がみなぎってきたよ。
730☆☆☆ダンシング 9/9:2006/05/28(日) 03:06:02 ID:???
『私は負けないさ……ようやく欲しいものが見付かったんだ………アキラという居場所が!』
『ウソダ……ウソダドンドコドーン!』
私は新たな力を手にいれた。
足と足との間に生えた第三の銃(ザ・サードガン)が唸りをあげ、発射された弾丸が正確に相手の喉笛を……
「……待て、ちょっと待て」
「またか……今度は何だ?」
「こんなに無駄に容量使っておいて、ベタベタなサムい話かと思ったら百合棒オチか!?」
「それがどうかしたのか?ちなみにあまりよろしくない単語ってことで伏せ字(★★★)になってるが、この話のタイトルは百合棒ダンシングだぞ。戦場を舞う百合棒って意味で」
「正直お前にはガッカリだ」
ハァ、と溜め息をつくと刹那は登校の準備にかかり、ふと百合棒で思い出したあることを告げる。
「あぁそうだ。大河内さんを呼んでやる際の交換条件だが、このちゃんには絶対に手を出さないと誓え」
「……そんなのでいいのか?てっきりバカ高いものを奢らされるとばかり……」
「私はお嬢様が清らかなままいてくれるならそれだけで幸せなんだ」
「……食っていいのはお前だけってことか?」
「いや、私も手は出さないさ……淫らなことなど知らない無垢なままでいてほしいからな。
 だから絶ッッッ対に手を出すなよ」
「ふっ……愚問だな」
今まで刹那が見た中で一番美しい微笑みを称えながら、真名はフッと呟いた。
「もう食ったさ」
「…………………あ?」
「いやぁ、可愛かったぞ〜近衛の奴。舌使いはなかなかのものでな………」
「オンドゥルルラギッタンディスカーッ!」
よっぽど怒ってるのか、意味不明な言葉を叫びながら夕凪で斬りかかってきた。
百合棒と夕凪の激しいつばぜり合いの末、百合棒を突き刺された刹那が床に倒れ伏した。
「仕方がない、後で刹那は廊下にでも放置して、アキラは電話で呼び出すとするか」
刹那の中で悪魔の如く踊り狂う百合棒は、まだまだ衰える気配すらなかった。
731709:2006/05/28(日) 03:16:40 ID:???
>>711
拡張子が何なのかを忘れてたというのは内緒
ギャロップレーサーをやってる俺にはニヤニヤです

>>712
なんだかもうすごいww

>>719
タン塩ってwwwwおまwww

>>730
おまwwwシリアスかと思って読んだら後半www

ではさらに投下しますです
732“軽く”ワープ:2006/05/28(日) 03:22:49 ID:???
1/2

う〜ん何かネギ君じゃ攻めっぽくないな〜ヘタレ攻めがやっとかな?
でも小太郎君受けが基本の私としてはぜひ強気攻めで頑張ってもらわないと…

「ネクタイの使い方ぐらい僕が教えてあげるよ」
そういうとネギは自分のネクタイをはずし小太郎の手を縛り上げた。
「ネ、ネギ……何を……」
さらにその端を本棚へと結びつける。
「お仕置き…だよ」
笑みを浮かべながら、身動きのできない小太郎の制服のボタンに手をかけた。

おーいけそーいけそー頑張れーネギくーん
いや待てよ?どう考えても小太郎君は総受けよね?ならもうすでに瀬流彦先生あたりにも…

「小太郎君…君がここに来たときからずっとみてたんだ…君を…」

キャーーーーーーーキターーーーーーー!!
うーん瀬流彦先生ってきっとすごく優しいんだろうな…アノ時も
あーだから新田先生とも付き合ってるのね……

カモフラージュで!!
肉体関係はナシで!!

やさしいなぁ瀬流彦先生(はぁと
733“軽く”ワープ:2006/05/28(日) 03:23:36 ID:???
2/2

てことはセル×コタ前提でネギ×コタを煮詰めなおすべきね…

「もう…僕以外の人にこの肌を触れさせるなんて…耐えられない…」
ネギの指が小太郎の首筋をつーっと撫でる。
「んっ……」
途端に小太郎は身をよじる。
「ほら…相変わらず敏感だね…こんなだから、誰にもあげられないんだよ…」

おー、いーいーいー!!
これなら・・・・ってちょっと待った!高畑先生もいるじゃない!
うわこれやっべー絶対高畑先生総攻めだよね〜〜〜〜〜〜というより帝王…いやいや魔王!!(笑)
もー学園町先生も明石教授もガンドルフィーニ先生も弐集院先生もまとめて全員とっかえひっかえに…って
あーもー 
わけわかんなーい

高畑「どうしたんだい?早乙女くん…ボーっとして」
ハルナ「あはうあ!?魔王!?(やっべー軽くワープしてた)」
高畑「魔王?」
ハルナ「えっ…あっ!い、いや何でもないです!それじゃ!(もうこれはすぐに描くしかNeeeeeeeeee!!!)」
734マロン名無しさん:2006/05/28(日) 10:15:45 ID:???
バルスwww
735マロン名無しさん:2006/05/28(日) 10:24:04 ID:???
>>734
目が…目があァァァァアアアア
736マロン名無しさん:2006/05/28(日) 10:51:06 ID:q31aXOdW
>>733
(パルが)腐ってやがる……
737マロン名無しさん:2006/05/28(日) 11:06:12 ID:JtCRdCMD
>>734-736
焼き払え!
738マロン名無しさん:2006/05/28(日) 11:09:49 ID:???
「げんしけん」かいw
739マロン名無しさん:2006/05/28(日) 11:21:47 ID:???
ジブリ乙wwwwwwwwwwwwwww
740マロン名無しさん:2006/05/28(日) 12:28:51 ID:???
今更だが
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 某所! 某所!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
741マロン名無しさん:2006/05/28(日) 12:29:14 ID:???
つーか落ち着いてsageろお前らwwwwwwwww
742マロン名無しさん:2006/05/28(日) 12:59:53 ID:???
落ち着きがないのが落ち着き
それがザジちうスレレクイエム
743マロン名無しさん:2006/05/28(日) 13:54:28 ID:???
ようやくできました――ィ。
投下行きます。今回はギャグが入ってますので、ご注意をば。
では投下〜。
744マロン名無しさん:2006/05/28(日) 13:55:30 ID:???
>>732

>「ネクタイの使い方ぐらい僕が教えてあげるよ」
そういうとネギは自分のネクタイをはずし小太郎の手を縛り上げた。
「ネ、ネギ……何を……」
さらにその端を本棚へと結びつける。
「お仕置き…だよ」
笑みを浮かべながら、身動きのできない小太郎の制服のボタンに手をかけた。

ここでおっきしてしまった俺はダメですか?
745絶望の淵から:2006/05/28(日) 13:56:35 ID:???





―――状況を整理してみよう。何事もチャレンジが大切だ、とは師匠の談だ。やってみればできるかもしれない。
私の名前は桜咲刹那。花もうらやむ十五の乙女だ。
ちょっと前までは、人並み外れた力を持っていたりもした。
で、既に恋人(同性)がいるのに親友(同じく同性)と一線を越えてしまって、これからどうしたものか考え中である。
私は、どうするのか。
もちろん最終的には、お嬢様と龍宮に分かり合ってもらうつもりだ。それは、決定事項。変えるつもりなどカケラも在りはしない。
しかしその過程が問題だ。事が事なだけに、下手をすると一触即発トロトロの三角関係コースに直行してしまう。
まさに、茨の道。容易な事ではあるまい。ひょっとしたら一般人が学園長を倒すのよりも難しいかもしれない。
……………難しい、はずなのだが。
「あ〜! せっちゃんや〜!! おはようさ〜ん!」
「ん? あぁ。起きたのか」
なんでその二人が仲良く一緒に朝食を作ってイヤガリマスカ?
――――師匠、やっぱり私の脳みそでは、この状況は整理できません――――





746絶望の淵から:2006/05/28(日) 13:57:48 ID:???
>>745

ぐしゃ
「……む、潰れた」
「またぁ? ホンマに不器用なんやなぁたつみーは…………貸してみ。ウチがやったげる」
「………うるさい。卵ぐらい一人で割れる。ほら、こうやって………」
ぐしゃ
「……こうやって?」
「くっ………仕方ない。頼む、近衛」
「ん。ほな、たつみーは野菜洗っとってな」
「了解した。任せろ」
……………なんだろうこの不思議空間。
木乃香お嬢様と龍宮が並んで料理を作っている。
いや、正確にはお嬢様が料理を作っているのを龍宮が妨害していると表現するべきなのだろう。が、それでも当人達の意識上では恐らく『共同作業』として認識されているはずだ。
一体どういうことだ、これは。私が寝ている間に何があった。
皆目見当も付かない。何がどうしてどうなったらこうなるのか。私の常識の範疇では説明ができない。
――では非常識な方法か?
そう、例えば――
龍宮がお嬢様をその溢れる精力で手篭めにし「刹那、お前何か不謹慎な事を考えていないか?」
「……いや、そんなことは、これっぽちも」
「そうか………ならいいんだが」
何処のエスパーだお前は。
「伊藤だ」
「は!?」
「……いや、なんでもない」
……なんだか一気に考える気が失せてしまった。とりあえず今は、何も考えずに朝食の完成を待つとしよう。
ぐしゃ
「……む、潰れた」
「野菜も!?」
…………無事に完成するといいが。がんばれ、このちゃん。
747732:2006/05/28(日) 13:57:57 ID:???
>>744
ようこそ…801の世界へ…
748絶望の淵から:2006/05/28(日) 13:58:49 ID:???
>>746



「できたえ〜〜」
はんなり能天気な木乃香お嬢様の声が部屋に響いた。
テーブルに並べられるのはサラダにオムレツ、それにトースト。
この程度のメニュー、しかも二人分しかないのにも関わらず、一時間近くかかったのはひとえに龍宮の手腕によるものだろう。爆発音までしていたし。
それはさておいて。
無事全部完成した事だし、そろそろ本題に入るべきだろう。後回しにしていては、気になって朝食など食べられない。
「……龍宮。説明を頼む」
「………見て分からんか? 朝食だ」
龍宮はもんの凄くイイ笑顔でそんな事を返してくれやがりました。
……なんかもう頭が痛くなってきた。この天上天下唯我独尊尊大バカは間違いなく私の質問の意図を理解した上でこれをやっている。
でなければこんな腹が立つほどシニカルな笑みを浮かべられるものか。天然でもあるまいし。
こんな奴に一番いい対処法は、
「………どうしてこういう事になってるんでしょうか。木乃香お嬢様」
「無視!?」
うん、その通り。
「あんなせっちゃん。ウチ、たつみーからせっちゃんとの事聞いたんよ」
「え…………本当に!?」
「本当だ。今朝、私が近衛の部屋に行って………」
「と、いう事は昨日の事も?」
「おーい刹那ー。聞いてるかー?」
「うん。ぜんぶ聞いたで」
「そうですか………」
「…………刹那〜」
749絶望の淵から:2006/05/28(日) 13:59:55 ID:???
>>748
「………木乃香お嬢様。結果として私は貴女を裏切ってしまった。………申し訳ありません」
頭を、深く下げる。
謝って許される事ではない。それは知っている。
―――どっち付かずな優しさは、両方を傷つける。それは変わらぬ真理。
それを知りながら私は抗う事無く龍宮に抱かれた。これ以上龍宮を傷つけたくなかったから。
矛盾している。
私が二人を傷つけたくないが故に、二人にとって最も辛い選択をしている。
それは、私のエゴだ。どうしようないくらい独りよがりな考え。
自らの手を汚したくないから、二人に負債を押し付けた。
『私には龍宮と縁を切る事はできない。でも、このちゃんとも別れたくない』
それはなんて都合のいい言い分だろう。
糾弾されてしかるべきだ。
軽蔑されても仕方ない。
それでも曲げる訳にはいかない。本心を偽る事はできないから。
―――だから、せめて精一杯の誠意は示しておきたかった。
「せっちゃんの………ばかああぁぁぁぁぁあぁぁっ!!!!」
誠意を示した結果――お嬢様の叫びと同時に、ヨクワカラナイスピードでナニカが私に向かって放たれた。
振り下ろされたソレは爆発的な衝撃を頭部に伝え、その中身を揺らした―――
簡単に言うと、思いっきりハンマーで頭を殴られました、まる。
……師匠、早くも心がくじけそうです。
「ふぅ。久々にええのが出せたわ」
やんちゃなお嬢様は大変ご満足していらっしゃるようです。
ワーイウレシイナー。
……痛い、色々と。
750絶望の淵から:2006/05/28(日) 14:02:02 ID:???
>>749
「…………で、せっちゃんは何をしたん?」
「へ?」
「謝るんやからなんか悪い事したんやろ? 話してみ? お仕置きはもう済んだんやし」
あーた、それは。
「こ、このちゃん?」
「ん? 何?」
「ひょっとして、怒ってないん?」
「………………何を?」
いや、だから。
「…………龍宮と寝た事」
「んー? 別に怒ってへんよ?」
「ほな聞くけど……ウチと龍宮がこれから仲良うしてもええの?」
「ウチの事仲間外れにせんのやったらかまへんよ。たつみーもウチとせっちゃんの事認めてくらはったし」
――――ここでもう一度トライしてみよう。現状整理だ。
1、目の前で良い香りを上げるちょっと焦げたオムレツとトースト、それになんだか歪な形の野菜のサラダmade by龍宮andこのちゃん
2、部屋の隅でいじけて[の]の字を指で書いている龍宮。私とこのちゃんの付き合いをオーケーしたらしい。
3、ニコニコしながら私の次の言葉を待っているこのちゃん。私と龍宮の浮気(?)は別に怒っていない(本人談)。その上お付き合い公認宣言まで出た。
――――ごめん、やっぱり無理。
いまだに何がなんだかさっぱりだ。むしろ、さっきより混沌としてきている。
頭真っ白外は雪。嘘。今は夏です。蝉の鳴き声が鬱陶しい。
夏、夏と言えば海。青い海、白い砂浜、黒い洋館、怪しい老婆、赤い肉屋―――
………落ち着け私。電波を受信してどうする。
冷静に冷静に……クールダウーン、オーケー?
751絶望の淵から:2006/05/28(日) 14:04:07 ID:???
>>750

……
………
…………
……………
………………
…………………
……………………
………………………よし、落ち着いた。
―――とりあえず一つだけは分かった。
この二人は、お互いの事情を解した上で、自らの意思でここに居る。分からない事だらけでも、それだけは確か。
どうやら二人は、私の知らない間に友人になってしまったらしい。
奇跡というのは案外簡単に起こる物のようだ。茨の道のはずが、寝て起きたら願いが叶ってしまった。
「はは……」
さっき殴られた所を触ってみる。
タンコブがある。痛い。夢ではなさそうだ。
ならこれは、現実。
それならば、
「とりあえず………」
言うべきことがある。
「―――今後とも、宜しく」
こうしてヨクワカラナイ内に―――私達の、ヨクワカラナイ関係がスタートした。




752マロン名無しさん:2006/05/28(日) 14:07:52 ID:???
うい。ここまで。
どうにかこうにか間に合った……。
ギャグとシリアスの比率が微妙だけどそこは目を瞑ってちょうだいな。
相変わらずの遅筆スマソ。
ではでは。
753マロン名無しさん:2006/05/28(日) 14:22:46 ID:???
GJ!!ジャガーさんwwwワロスwww
754マロン名無しさん:2006/05/28(日) 15:16:06 ID:???
タツミーカワイソスwwwwwwwwwwwwww
755マロン名無しさん:2006/05/28(日) 15:52:18 ID:???
うぁ、やっちまった…
>花もうらやむ〜の所を
十五→十四に直しといてくれ。
756マロン名無しさん:2006/05/28(日) 16:56:25 ID:???
http://www.imgup.org/iup213470.jpg.html
http://www.imgup.org/iup213471.jpg.html

最初はこのかを描くつもりだった2枚目
757マロン名無しさん:2006/05/28(日) 17:07:22 ID:???
ジュウシマツ和尚ワロスwwww
758マロン名無しさん:2006/05/28(日) 17:07:46 ID:???
吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwww
759マロン名無しさん:2006/05/28(日) 17:09:14 ID:???
>>752
野菜を握り潰すとか和田アキ子かよwwwwwつーか伊藤wwwwwwwwww>>756
あんたのパルは萌えすぎて困る。
760マロン名無しさん:2006/05/28(日) 17:10:12 ID:???
>>756
のどかと夕映の顔がwwwww
笑ったパルはお尻にネギが刺されるわけですな
761マロン名無しさん:2006/05/28(日) 17:17:49 ID:???
なんで今日はギャグ祭り??
762マロン名無しさん:2006/05/28(日) 17:44:08 ID:???
>>751
ちょwww想像してた以上にギャグまみれwwwww
いやもう、最高っス!GJ!!

>>756
んで、お次がコレって、俺を笑い殺す気まんまんですかwwwwwwwwwwww
そして俺的にも相手はパルでオールオッケーだ!GJ!

投下いきます。久々にあっち方面のネタでごめん
分析で認定された属性が悔しくてやった。反省はしていない

では投下
763へべれけさん・17:2006/05/28(日) 17:45:02 ID:???
へべれけさん・17

1/6

 麻帆良学園中等部女子寮。そこには夜な夜な徘徊する酔っ払い女が棲むという……。
「う〜い。今日も美味しいお酒で〜す」
 すっかり千鳥足の柿崎さん。今夜は誰の部屋に押し掛けるのでしょうか。
「ごめん、そろそろ限界……」
 ほんのり頬を染めたアキラさん。そのまま自分のベッド潜り込んでしまいました。
「どうしたアキラ。夜はまだまだこれからだろう?」
「真名は元気だね……」
 そう答えるのがやっとのようですね。襲い掛かる睡魔に、アキラさんは抵抗する事なく眠ってしまいました。
「あーらら。亜子に続いてアキラもリタイアかあ〜。どーした運動部!」
 ちらり、と柿崎さんは真っ先にリタイアした和泉さんを一瞥し、煽り立てます。
「まだまだー! 柿崎には勝てなくても、たつみーには負けないよっ!」
 威勢良く宣言して、明石さんはくいっ、とグラスを呷りました。
「ほほう、この真名さんに勝てると思っているのか?」
 龍宮さんは不敵な笑みを浮かべながら明石さんにウイスキーを振る舞います。
「しかし……」
 ぼそり、と龍宮さんは口を開きました。
「本気で明石の誕生日まで飲み続けるのか?」
「とーぜん。こいつら誕生日が近いんだし、ぶっ通しで後夜祭やってりゃいつの間にかゆーなの誕生日前夜祭、
ってワケよ。……ひっく」
 何といいますか、柿崎さんらしい企画ですね。 
「で、あたしの次は桜子だから、6月9日まで大騒ぎ、ってコトかにゃ?」
「むう……」
 明石さんと龍宮さんの表情に緊張の色が見えます。
「らいじょーぶれすっ! 私も鬼じゃないれすから、リタイアしてもぜーんぜんおっけーですよーだ」
 からからと笑いながら柿崎さんはワインをぐびぐびとラッパ飲みする始末です。果たして明石さんと龍宮さんは
この酒宴リレーを完走出来るのでしょうか?
764へべれけさん・17:2006/05/28(日) 17:45:39 ID:???
2/6

「あたしとたつみーはともかく、亜子とアキラには災難かもね」
 明石さんは苦笑しながらウイスキーを喉に滑らせます。と、ベッドの方では和泉さんが、
「うう……、もうアカンて……。飲み切れへんよ……」
 などと寝言を呟いていました。どうやら夢に出てくるまで飲まされたようです。
 こうしてアキラさんと明石さんの部屋は宴会場と化していました。

 アキラさんがリタイアしてから二時間。そろそろブレーキが壊れる頃合ですね。
「亜子ぉ〜、大好きだにゃ〜♪」
 すっかりぐでんぐでんになった明石さん。もぞもぞと和泉さんの隣に潜り込みます。
「ぬっふっふ、どーれ、そろそろ私もアキラを……!」
 同じく泥酔した龍宮さん、がばあっ! と衣服を脱ぎ捨てました。ビックマグナムも臨戦体勢ですね。
「ちょーっと待ったあああっ!!」
「うにゃ?」
「むっ?」
 今にも発情モードに突入しそうだった二人を、柿崎さんは据わり切った目で制止しました。
「ちょいとそこのけだものさん、私の悩みを聞いてちょーだい」
 水を差されてしまった二人は、やれやれといった表情で戻ってきました。しょんぼりと頭を下げた龍宮さんの
ビックマグナムが、彼女の興ざめした心境を物語っていますね。
「えー、あんたらが盛ろうがハァハァしようがらぶらぶで甘々だろーが、私ゃ一向に構いませんよ。でもね、
おねーさん別れたばっかりだから淋しいのっ!!」
 さすがは酔っ払いですね。言ってることが矛盾しています。
「―――で、我々にどうしろと?」
「にゃー」
 こほん、と咳払いして、柿崎さんは宣言しました。
「この私にぴったりの相手を紹介しなさーいっ!!」
 潔い、あまりにも潔いおねだりでした。
 こうして『第一回・へべれけさん恋人探し大会』の幕は切って落とされました―――
765へべれけさん・17:2006/05/28(日) 17:46:12 ID:???
3/6

「そもそも、チアの仲間じゃダメなのかにゃ? くぎみーも桜子もフリーだし」
 口火を切ったのは明石さんです。しかし柿崎さんはちっちっち、と指を振りました。
「桜子は長谷川に夢中だし、円は妹二人を溺愛しちゃってて恋愛する気ゼロじゃん」
「では、明日菜はどうだ? 貴様の誕生日に何やらあったそうじゃないか」
「アスナねえ……。なんつーのかな、ありゃ腐れ縁、ってヤツだし、アイツはいいんちょ狙いですぜ」
 素っ気無く答える柿崎さんに、龍宮さんはむむむ、と唸るばかりです。なにがむむむ、だ! とある人に
突っ込まれそうな唸り方ですね。
「となると他にフリーなのは……。あ、本屋がいるじゃん! あれ程の逸材がフリーだなんて美味しくね?」
「本屋かあ……。本屋ねえ……。本屋……。うーん、ちょっと厳しいかな?」
「何故だ?」
 龍宮さんの疑問に、柿崎さんはあっさりと答えました。
「だってこの作者、のどゆえ派じゃん」
「あいたたた……」
 名案だと思っていた明石さんは、あまりのぶっちゃけ話に天を仰ぎました。
「ええい、ならば総受けの古菲でどうだ!」
「元祖総受けの桜咲さん、ってのもあるし!」
「うお、こいつは強烈なのが来たねえ……」
 二人の提案に、柿崎さんはぐいっ、と酒を呷りながら考え込みます。
「どっちも捨てがたいわね……。これは悩み所だ……」
 酒の量が増すばかりで一向に結論は出てきません。と、そこで龍宮さんがある提案をしました。
「どうだ? 今から実物を拝みに行かないか?」
「おおっ、それだっ! 今なら天使の寝顔が待ってるにゃー♪」
 すぐさま明石さんが食い付きます。これには柿崎さんも重い腰を上げるのでした。
「いくか」
「いこう」
「いこう」
「いこう」
 そういう事になった。
766けだものさん:2006/05/28(日) 17:53:34 ID:???
4/6 (タイトルが変わったのは目の錯覚です)

「ゆーな、なんでウチまでついてく必要があるん?」
 明石さんにムリヤリ引っ張られた和泉さん。眠そうに目を擦っています。
「いや、相手はかなりの強敵だからね」
 明石さんの返事に、和泉さんは首を傾げるばかりです。ともあれ、一行は古菲さんの部屋に侵入しました。
「おお……!」
 ごくり、とみんな息を飲みます。少し暑いのか、古菲さんのパジャマはやや乱れていました。
「どうですかな、柿崎さん?」
「いやはや、堪りませんなあ龍宮さん!」
「ううっ……!」
「くーちゃん、かわええな〜♪」
 早くもビックマグナムがおっきした龍宮さん。じゅるり、と涎を拭い取る柿崎さん。何やらぷるぷると
痙攣している明石さん。みんな、古菲さんのいぢめてオーラに当てられたようですね。ただ一人和泉さんは
平静を保っていました。
「もう辛抱たまらん! いくぞ柿崎ぃ!!」
「サー! イエッサー隊長!!」
 二人のけだものさんが、宙を舞いました。見事なルパンダイブでした。
「ひゃあっ!? い、いきなり何するアル!」
 憐れな古菲さんは、発情したけだものさんに美味しく食べられてしまいました。
「あわわ……、ゆーな、はよ助けてあげな! ―――って、ゆーな?」
 ガクガクブルブルと震えていた和泉さん。明石さんに協力を求めましたが、その明石さんはというと……、
「ハァハァ……、も、もうあたしも限界だよ……!」
 ぷちん、と理性の糸が切れ、三人目のけだものさんが誕生しました。
「亜子っ!!!」
「きゃああっ!? ちょっ、ゆーな、みんな見とるのに……! やぁん!」
 明石さんはがばあっ! と和泉さんを押し倒しました。どうやら和泉さんは明石さんの浮気防止策として、
連れてこられたようですね。こうして、けだものさん達の宴はしばらく続いたそうです―――
「ゆーなはウチにひどいことしたんやね(´・ω・`)」
「台詞まで取られたアル(´・ω・`)」
767けだものさん:2006/05/28(日) 17:56:46 ID:???
5/6

「さて、もう一人の総受けはどうかな?」
「くーちゃんと桜咲さん……。どっちが美味か!」
「えっと、対くーふぇ戦の記録はたつみー七発、柿崎が四発、と。さあ、桜咲さんは記録更新出来るかにゃ?」
 三人のけだものさんは爽やかな表情で桜咲さんの元へ向かいます。ちなみに明石さんはちゃっかり和泉さんを
三回食べたそうです。
「なんでワタシまで……」
「ううっ、またゆーなに食べられてまうん?」
 何故か和泉さんと古菲さんまでもが同行しています。これも桜咲さんという総受けの魅力なのでしょうか?

「おはようございます……!」
 部屋に侵入した一行は、取り合えず一緒に眠っていた木乃香さんを起こしました。
「んん……、あれ、みんなどうしたん?」
「実はね、ごにょごにょごにょ……」
 木乃香さんがむくりと起き上がると、早速へべれけさんが説得に当たります。クラスでは朝倉さんと並び、
口達者な柿崎さんです。あっという間に木乃香さんを丸め込んでしまいました。
「せやなあ……。みんなで可愛がった方がせっちゃんも喜ぶやろ」
 ここに、四人目のけだものさんが爆誕しました。何と言いますか、最早エロパロ逝き寸前です。

 ごくり……!

 四人のけだものさんは一斉に桜咲さんを視姦します。
「けだものや、けだものさんがおる……!」
「みんな怖いアル……!」
 和泉さんと古菲さんは怯えながらも、桜咲さんから視線を外そうとはしません。さすがは元祖総受けです。
 そして―――

『いっただっきまーす!!!』
 龍宮さん柿崎さん木乃香さん。三人のルパンダイブが炸裂しました。
768けだものさん:2006/05/28(日) 17:57:47 ID:???
6/6
「な、何をする! やめ、こ、このちゃ……ひぎぃ! そ、そんなの無理…ああっ!」
 桜咲さん絶叫が、けだものの檻で響きます。憐れな桜咲さんは指で、舌で、ビックマグナムで、
超さん謹製の百合棒で、思うがままに嬲られてしまいました。
「こ、こんなん見とったらフツー引くで……!」
 ちらり、と和泉さんは恋人の様子を伺いました。しかし和泉さん。残念ですが貴方のパートナーもまた、
けだものさんなんですよ?
「ごろにゃーん!!!」
 爛々と目を輝かせ、明石さんは再び和泉さんにのしかかりました。まあ、浮気じゃない分マシですね。
食べるのは和泉さんオンリー。それが明石さんのジャスティスですから。
「に、逃げるならイマノウチ……」
 と、コソーリ部屋から出ようとした古菲さんでしたが、出会い頭にある人物にぶつかってしまいます。
「ふっふっふ、いけないなあ、くーちゃん? 一人だけ逃げようだなんて……!」
 爛れまくったラブ臭に誘われ、やって来たのはハルナさんでした。
「ちょうどいい。早乙女、穴が足りない所だったんだ」
「りょーかい」
 龍宮さんの合図に、ハルナさんはどんっ! と古菲さんをけだものの巣に押し返しました。そして、
「震えるぞハート! 萌え尽きるほどヒート! このパル様のペンはもう誰にも止められないっっ!!!」
 神業とも云える速さで、ハルナさんは原稿を描き上げてしまいました。
 そして、捕食される側の方々はというと……、
「ああっ! ゆーなぁ……、もっとぉ、もっとぉ……!!」
 真っ先に和泉さんが陥落した模様です。桜咲さんと古菲さんは必死に抵抗していましたが、
「はああっ! そ、そんな激しく…ひぃんっ!!」
「も、もうダメアル……! ふあっ、あああああっ!!!」
 どうやら身体の方が根を上げてしまったようです。それが総受けのさだめですから。
 こうして、けだものさんの宴は夜明けまで繰り広げられたそうです―――

「汚れちゃった……」
「けだものさんはわたしにひどいことしたよね(´・ω・`)」
(おしまい)
769マロン名無しさん:2006/05/28(日) 17:59:05 ID:???
ギコの調子がおかしい時に人多杉かよ・・・

まあ、その、なんだ・・・、ごめんなさい。最近、まともなのばっかやってた反動なんだ
きわどい描写は全部カットしたから大丈夫だよね・・・?

しかし、マジで美砂の相手はどうしよ・・・。誰だよ前回別れさせたのは!とか言いつつ退却
ではまた
770マロン名無しさん:2006/05/28(日) 18:01:58 ID:???
俺の室伏が暴発した
謝罪と賠償を(ry


この場合嬲るよりも
女女女
のほうが正しい気がする
771マロン名無しさん:2006/05/28(日) 18:43:42 ID:???
>>768
GJ!
タイトルの錯覚で吹いたのは俺だけじゃないはずだwwwww


美空ウイルスSSをまとめwikiの方でまとめてみましたが、
初めてだったもんで良く分からなかったよ…(´・ω・`)
だから適当にやってみたんだけど、どうでしょうか?
772マロン名無しさん:2006/05/28(日) 19:15:24 ID:???
けだものさんワロス
773マロン名無しさん:2006/05/28(日) 19:18:48 ID:???
GJけだものさん
774マロン名無しさん:2006/05/28(日) 19:20:24 ID:???
へべれけsanグッジョブ
「いくか」「いこう」のところで目がランランとしてるんだろうなぁw
775マロン名無しさん:2006/05/28(日) 19:31:25 ID:???
暑い日

今日はやけに暑い日だった。
千雨「熱ぃ〜」
桜子「ほんとに熱いね今日は」
亜子「せやな」
ゆーな「にゃー」

ゆーな「にゃー」
自分の水筒を出すゆーな。
亜子「え?これ飲んでって?ありがとゆーな」
なでなで
ゆーな「にゃー♪」
桜子「…(これだ!千雨ちゃんのポイントを稼ぐには今しかない!)」
ダダダダダ
千雨「―んだよ。顔を近づけるな、暑苦しい」
桜子「千雨ちゃん、何か飲み物買ってあげるよ」
千雨「おっそうか。ちっと頼むわ」
桜子「(やったー!)それで何が欲しいの?」

千雨「ザルですくった水」

桜子「…」
亜子「鬼や!ここに鬼がおるでー!」
ゆーな「にゃー」
776マロン名無しさん:2006/05/28(日) 19:50:55 ID:???
GJ!千雨ヒドスwww
良いことだけどスレの速度早いな。
新参だからよくわからないんだけどいつもこれ位のスピードでSSがうpされてるの?
777マロン名無しさん:2006/05/28(日) 20:03:41 ID:???
>>775
涙流しながら膝まで川につかって「千雨ちゃんのたぁめなぁらエンヤコーラッ!」ってヤケクソになりながらザルをふるう桜子が浮かんだ
778マロン名無しさん:2006/05/28(日) 20:13:17 ID:???
>>771
乙!
他のも頼んでおk?
779マロン名無しさん:2006/05/28(日) 20:16:50 ID:???
>>776
最近はペース良い方
780マロン名無しさん:2006/05/28(日) 20:20:38 ID:???
>>777
せっかく苦労して汲んだ川の水も
http://gban.jp/i/fdaz3
781マロン名無しさん:2006/05/28(日) 20:26:29 ID:???
>>780
そこも結構重いなorz
見れんかったよ(´・ω・`)
782マロン名無しさん:2006/05/28(日) 20:28:24 ID:???
>>780
ヒドスwww
783771:2006/05/28(日) 20:47:18 ID:???
>>778
モノによる。っていうか、詳しい人に頼んだ方が良い気ガス

>>780
見れない(´・ω・`)

784マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:12:53 ID:???
今日初めてネギまを読んだ。








アスナって腹パンするような子じゃなかったのかw
785マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:30:23 ID:???
786マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:36:31 ID:???
ちょwスプーwww
787マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:50:44 ID:???
クリーチャーキタコレwwwwwwwwww
788夏美 暖かいもの:2006/05/28(日) 21:53:47 ID:???
>>787
何で違和感ないんだろう?GJ!!


夏美 暖かいもの


夏美 「もうすぐ夏だって言うのに、少し寒くない?」
葉加瀬 「そうですね〜、日照不足でお野菜が下がってるくらいですからね〜」
夏美 「ちづ姉も嘆いてたよ、お野菜が高いからって」
葉加瀬 「今度、地下施設でお野菜作ってみようかな」
夏美 「それ助かるな、できたら分けてよ」
葉加瀬 「うふふ、いいですよ〜」

夏美 「で、寒いのは何とかならないかな?」
葉加瀬 「そんなの簡単ですよ」
夏美 「得意の科学で解決?」
葉加瀬 「え〜い」
夏美 「あっ・・・抱きつく、の?」
葉加瀬 「そうですよう、これが一番暖まるんです」
夏美 「それはそうだけど、いつもって訳には・・・」
葉加瀬 「いつもくっついていればいいんです。暑くなれば離れればいいんですよ。それまで離さないでください」
夏美 「もう、そんなとこだけローテクなんだから」
葉加瀬 「嫌ですか〜?」
夏美 「だが、それがいい。なんてね」
葉加瀬 「ん〜」
夏美 「ハカセ、暖かい」
葉加瀬 「夏美さんも暖かいです」

789788:2006/05/28(日) 21:54:59 ID:???
アンカーミスった
787ではなく>>785でした orz
790マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:55:05 ID:???
うpロダ見れて携帯向け画像が見れない俺の携帯って………




スプー、いろんなサイトで見掛けるけどあれなんなの?
791マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:56:54 ID:???
>>788
あめええええええええええええええええええええええええええええ
( ゚д゚ )
792マロン名無しさん:2006/05/28(日) 21:58:50 ID:???
人大杉…ロードアベレージ14とか初めて見たわ。
>>785
それって元ネタなんだっけ??
>>788
( ´∀`)о(´□`о)GJ!!
793新田の憂鬱:2006/05/28(日) 22:06:33 ID:???
新田「・・・。この学園には宇宙人とか超能力者とか未来人は居ないのか?」
ネギ「えっ?」
新田「ああすまん。誤爆した。」
ネギ「はあ・・・。魔法使いならわんさか居るんだけど・・・。」
新田「ははは。詰まらん冗談はよしてくださいよ。」
セルヒコ「ねぎくん、ちょっといいかな」

セルヒコ「だめだよネギ君!新田先生には世界を改変させる力があるんだから!」
ネギ「え〜・・・。」

ザジ「・・・禁則事項です」


794マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:08:40 ID:???
>>792
スプーでググるとよくわかる

それは壮大な物語

スレチガイスマソ
795マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:09:14 ID:???
新田先生中心の世界とかカオスwwwww
796マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:14:35 ID:???
世界の中心、新田さん
797マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:19:20 ID:???
早乙女書房新刊・「新田の中心でアーッっと叫ぶ」
6月2日発売予定
798マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:20:11 ID:???
>>793
一体新田にどんな能力がwwwww


明日菜いいんちょ劇場

「いいんちょ〜、これ教えて〜」
「分かりましたわ。これはですね…」
この日もバカレンジャー5人集は小テストの追試を受けていた。
そんな中で委員長のあやかは皆の教育係りを半ば押し付けられていた。

超や葉加瀬はいつもいなくなるし、朝倉だと弱みを握られそう、そしてのどかは全員を相手にすると
おろおろして困り果ててしまう。必然的にあやかがその役となった。
すでに夕映、楓、古菲はノルマの点をクリアしたため帰宅していた。
残っているのはまき絵と明日菜の二人だった。
「ここだっけ?」
「全然違うよ〜」
3−Aでも相変わらずビリ争いの二人は試行錯誤の連続だった。
それからもノルマの点はクリア出来ずに帰宅時間は過ぎてしまい、仕方なく二人を帰らすことにした。
その代わり補習のプリントを何枚か渡すことにした。
「それでは帰りましょう」
あやかが立ち上がる。
「うん♪」
まき絵があやかの腕に抱きつく。
「―!」
明日菜がぴくんと反応した。
「何をしてますの明日菜さん。早く帰りましょう」
「…うん」

「ねーねーあやか。今度何処に遊びに行く?」
799マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:20:47 ID:???
「そうですわね…」
積極的に話しかけるまき絵に対してあまり言葉を発しない明日菜。
気のせいか少し距離をとっている。
「じゃあねー」
「補習のプリント、明日までにやってきてくださいね」
「分かってるよー」
寮に帰るとまき絵は走って部屋に戻った。
「ふぅ」
一息つくとあやかも自分の部屋に帰ろうとした。
「…ねぇ」
すると後ろから声がする。明日菜だ。
「部屋に来て…分からないところがあるの」
「…」

部屋に来たあやかは二人っきりで分からない所を聞いていたが、何故か明日菜の対応は常に受動態だった。
分からないから誘ったはずなのに明日菜は何も喋らない。
「…」
ココアを片手にどんな言葉をかけようか困っているあやか。
「なかなか進んでませんわね」
「うるさいわよ」
かなり機嫌が悪いようだ。原因は分かっている。
「…そこ間違っていますわよ」
「―!うるさいって…」
そこで明日菜の言葉は絶たれた。あやかは明日菜に口付けしたのだ。
両腕を掴んで今にも押し倒されそうだった。
「…ん…やめ…」
数十秒のキスの後、ようやくあやかは口を離した。
「いい加減、機嫌を直したらどうですか?」
「うるさいわね。さっさと離しなさいよ」
800マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:21:19 ID:???
「ひょっとしてまき絵のことですの?」
いきなり確信を付く発言だった。
「――」
明日菜は言葉が詰まる。図星のようだ。
「あら、やきもちですの?」
「ちっ、違う!誰があんたなんかに!」
顔を真っ赤にして反論しようとしているが、明らかにパニック状態だ。
そんな明日菜の体をあやかはそっと抱きしめる。
「…でしたらごめんなさい」
「……そうじゃないわよ、あんたたち仲いいじゃない。『あやか』『まき絵』だって」
いつしかそう呼ぶ仲になっていたあやかとまき絵。
「…そうでしたわね。明日菜」
「………バカ」
自分でも分かっている、子供染みた我侭な感情。
どうかしている。

「愛してますわよ、明日菜」
「…もっと言って」
「愛していますわ」
そしてこの言葉で…
「もっと」
「愛していますわよ」
虜にしてしまう…
「もっと」
「わたくしは明日菜のことを愛していますわ」
そして今日も…
「明日菜はどうですの?」
この人にすべてを預けてしまう。
「…あやかのこと好きよ…バカ」
801マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:22:04 ID:???
翌日
「あー、あのプリント忘れたー!」
明日菜は徹夜でやったプリントを忘れた。
「またですの?全く…あなたときたら」
あやかは相変わらず煽って来る。
「おねがーい!いいんちょのプリント見させてー!」
「仕方ありませんわね。はい、もっとも明日菜さんのおサルさんの頭で理解できたらの話ですけどね」
呼び方は元に戻っていた。
どうしてもそう呼び合うとこそばゆい感触があるからだ。
このほうがしっくりくる。
そしてまた二人の喧嘩が始まる。

やっぱりこうしていたほうが安心できる二人だった。






スマン、801は俺が貰ってしまった。許せパルよ。
802ハルナ:2006/05/28(日) 22:27:03 ID:???
>>801
まったりGJ!
おkおk!
803ハルナ:2006/05/28(日) 22:31:17 ID:???
猛省しろっ……猛省っ……!!
この時間帯に投下が多い事は明らかだったというのにこの失態………!!この土壇場での大チョンボっ……!!
猛省っ……ひたすら猛省っ………!!
次は……次こそは絶対に逃さないっ……必ずこの手で801の息の根を止めるっ……………!!
804桜子:2006/05/28(日) 22:33:07 ID:???
801はあげるけど893は渡さないよ〜〜〜!!
805千雨:2006/05/28(日) 22:38:19 ID:???
>>804
んじゃ>>893はやるからこの先>>1-892>>894-1000では発言禁止な
806マロン名無しさん:2006/05/28(日) 22:40:07 ID:???
聡美 「ねえ茶々丸!マクロスって
茶々丸「イヤです」
聡美 「まだ何も言ってないじゃない。ところでガウォー
茶々丸「イヤです」
聡美 「くっ…」
807小太郎 悪夢:2006/05/28(日) 23:41:30 ID:???
小太郎 悪夢


小太郎は闇に追われていた。闇はいくら走っても追いかけてくる
小太郎 「クソッ!!なんなんやこれは!?」
闇はやがて小太郎に追いつくと、その身にまとわりつき始めた
小太郎 「離れろ!!!離れるんやぁ!!!」
いくらもがいても・・・いや、闇に抵抗感はない。だから引きはがすことができなかった
そして闇が触れている部分から、小太郎の力が抜けていく
だんだんと小太郎後からは抜け動けなくなっていった
小太郎 「なんなんや、コレは・・・」

闇に包まれていく小太郎、その闇はやがて顔を覆ってゆく
小太郎 「息が・・・でけへん・・・このままでは・・・」
やがて小太郎の全身は闇に包まれた


夏美 「起こした方がいいよね?」
千鶴のベッドの上、小太郎が千鶴の抱き枕にされていた
あやか 「窒息してしまいますわね」
夏美 「ちづ姉のあれに捕まると息ができなくなるんだよね。それに抱かれてると、気持ちがいいから抵抗できなくなるし」
あやか 「一度私も死にかけましたわ。お花の咲いている河原を彷徨いましたっけ」
夏美 「小太郎君が来るまでは、私が抱き枕にされることが多かったから・・・あ、小太郎君動かなくなった」
あやか 「とりあえず起こしましょうか、死なれても困りますし」

しかし、千鶴はなかなか起きない
小太郎は生きて戻ってこれるのだろうか?

808マロン名無しさん:2006/05/28(日) 23:43:46 ID:???
>>806
ちょwww魔改造wwwww
809マロン名無しさん:2006/05/28(日) 23:44:26 ID:???
>>807
小太郎が大変だ…

ちょっと小太郎に代わってちづ姉に抱き枕にされてくる
ノシ
810新田:2006/05/28(日) 23:54:01 ID:???
>>809
私を倒してからイキたまえ
811マロン名無しさん:2006/05/29(月) 00:52:01 ID:???
          ,. :──-、_                 . ’      ’、   ′ ’   . ・
       /´::::::イ::::::::::::::ヽ:::.ヽ         、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”
       /. // :' |l:.::li.、:::::::ヘ`. :.ヽ          ’、′・  ’、.・”;  ”  ’、
     /./. :./::|..:i :||::::|| ヽ:::::ヘ:ト、 :.ヽ      ’、′  ’、  (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;ドゴォ
     ,'.:,'.:::/:::i:|:::|:::ll::::lゝ Uヽ :::l:::l:::::.|        ’、′・  ( (´;^`⌒)∴⌒`.・   ” ;  ’、′・
    ,'.::i:::::ll::::|:!:::l:::|| :::l _, -ゝ!:::| ::i:l      、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人      ヽ
   ,':,イ::::::七'!「`丶jl ゞ'´ ヽ l:::::!:::|:|           、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ
   !」 L_ヤ,r┬ ミ   =ヤ¬j::::|1!j           ( ´;`ヾ,;⌒)´ >>810 ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ    ,[]
      |::::::i` ゝ'     ゝ '7:丿リ       ′‘: ;゜+° ′、:::  ::⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ    
      |::::::ト """     """/ヶ'            `:::、 ノ  ...;:;_)  ...::ノ  ソ ...::ノ
      レ'⌒丶、  r ‐z  /'/
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812真名ちゃんもっこり日記64:2006/05/29(月) 00:57:19 ID:???
真名ちゃんもっこり日記64

今日は腕が腱鞘炎にかかったため短くまとめよう。


まぁ簡単に言ったら……
遂にアキラとM子が私をかけて『妖刀ひな』と『夕凪(刹那から借りた)』で決闘をし始めたことかな。
813さよ:2006/05/29(月) 01:11:20 ID:???
次スレ立てたです

【ネギま】ちうとザジに萌えればいいんじゃね?14

http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1148832516/l50

ネギまの後に!が無いのは仕方がないのです
!を入れて立てようとしたら、サブジェクトが長すぎますって言われちゃいました

どうしましょう?
814マロン名無しさん:2006/05/29(月) 01:12:52 ID:???
>>812 省略し杉だろww
815マロン名無しさん:2006/05/29(月) 01:17:59 ID:???
>>813
816768:2006/05/29(月) 01:21:31 ID:???
>>768です。相変わらずの遅レススマソ

>>770
そうですな。そんな漢字が欲すい・・・
>>771
字面が似てたから、つい
つか、けだもの属性だったらゆーなよりこいつらだろ!って思ったから付けてみたw
あと、wikiの更新乙!
>>772-773
あれ、俺今度からへべれけの中の人じゃなくて、けだものの中の人?
うはwwイヤすぎるwwww
>>774
そりゃもう、晴明と博雅ばりにww
つか夢枕ネタが他の作品にまで出てくるよーになった俺はだめかもわからんね
817マロン名無しさん:2006/05/29(月) 01:22:11 ID:???
>>813
数字を半角にするとかは?
818768:2006/05/29(月) 01:23:00 ID:???
2レス使ってごめんね

>>775
うはwwいつものブルジョワと見せ掛けちう桜子wwww
最近、ゆーにゃよりもぬこ語の分かる亜子にやられてますwGJ!

>>785
ふっ、サーバー負荷でこっちでも見えねえorz
あとでゆっくり見させていただきまつ

>>788
暑がりの俺まで暖かくなったじゃねーか!!GJだ!!

>>793
やべw新田が某魔術師に思えてきたwアカシックレコードに近づいたのか!?

>>801
むう、まき絵まで出てくるのか・・・。とろとろの三角関係になるのか?
回避するとまき絵はダシに使われるだけでカワイソスか・・・
なんだ、バッチリですやん!とか思った俺ヒドス。GJ!

>>807
よし、俺が死にたくなった時はちづ姉に抱き枕にされればいいんだな!

>>812
もしかしてリアルで腱鞘炎?だとしたら、あの、お大事に・・・

>>813
さよちゃん、乙!!もうそんな季節なのね・・・
819マロン名無しさん:2006/05/29(月) 01:36:19 ID:???
あと何kb?
820マロン名無しさん
32KBかな