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マロン名無しさん:
本田 三十五歳になって、仕事がないという立場になると「一人でできることなんて、しれている」と気づかされました(笑)。みさくらさんも、会社でやってらっしゃるんでしょ?
みさ うーん、正直な話、まだ学校みたいな感じなんですよー。わたしはイラストレーターの先生のアシスタントをやっていたことがあるんですけど、
その時いっしょにやっていた仲間の人たちは今、もう一人もいないです。
本田 あー。
みさ みんな、実家に帰っちゃいました・・・・・。悲しかったです。今勤めてる会社は、それに対してけっこう真剣に考えてくれた。
もちろんいい環境というのもいっぱいあると思います。でも、イラストレーターさんの師弟制度みたいなものの中に、
若くて繊細な子の心が挫けてしまうような環境が生まれる可能性もなくはないんじゃないかと・・・・。
じゃ、ウチはそれとは違う方向から、みんながのびのびと、堂々と絵を描くことができるようになる環境について考えてみようって。
どんな状況でも自分の考えをきちんと発言できるような性格の絵描きさんを育てたいという思いで、会社をやっているんだと思います。